<1> **あ【亜】** 《名》 ●「亜細亜」の略。「大東―」「欧―」 ●「亜爾然丁{アルゼンチン}花」の略。 [参考]日はふつう単独では用いない。表記「ア」とも書く。 《接頭》 ●次ぐ。準じる。似ている。「―寒帯」 ●[理]無機酸で酸素原子の割合が少ないことを表す。「―硫酸」「―硝酸」 **あ** 《感》驚いたり、急に思いついたりしたとき、思わず言う語。あっ。「―、痛い」「―、今思い出した」。 **ああ** 《副》あのように。「―いう(=あのような)人はきらいだ」「―した(=あのような)ことが時々ある」 ―言えばこう言・う《句》どう言ってもそれに対して言いのがれを言う。 **ああ** 《感》かるく承知の返答をするときに言う語。[親密な間柄や、対等または目下の人に対して使う]「『ついでに手紙を出して来てください』『―、いいよ』」 **ああ【嗚呼・噫】** 《感》物事に嘆き・悲しみ・喜びなどを感じたとき、また、何か思いついたときに発する語。「―悲しい」「―、用事を思い出した」 **ああ・いう** 《連体》あのような。ああした。 **アーカイブズ** 記録やデータなどの保管所。アーカイブス。[▽archives] **アーガイル** 二色以上の菱形{ひしがた}の編み込み格子模様。セーター・靴下などに用いる。アーガイルチェック。[参考]スコットランドの旧州名から。[▽argyle] **アーキテクチャー** ●建築物。建築学。また、建築様式。●コンピューターシステム全体の基本的な構成上の考え方や構成仕様。コンピューターの基本設計思想。[▽architecture] **アース** 《名・他サ》感電を防ぐために、電気器具と大地との間に電路をつくり、電気を大地に逃がすこと。また、その装置。接地。[▽earth(=地球・大地)] **アーチ** ●大きな重みがかかるようなとき、上部を弓形にして支えやすくした建物。迫り持ち。●骨組みの上を、青葉でおおった門。運動会などの飾り門に使う。緑門。[▽arch(=弧・弓形)] ―ダム 大きな水圧にたえるように上流側を弓形につくったダム。アーチ式ダム。[▽arch dam] **アーチェリー** 西洋式の弓。また、それを用いた競技。洋弓。[▽archery] **アーティスト** 芸術家。アーチスト。[▽artist] **アート** ■《造語》「芸術(特に美術)に関する」の意を表す。「モダン―」「ポップ―」 ■《名》「アート紙」の略。[▷art] ―し【―紙】 [多く写真の印刷などに用いる]表面がなめらかでつやのある上質紙。アートペーパー。 ―ディレクター 映画・演劇や広告デザインなどの美術面を監督する人。美術監督。[▽art director] ―ペーパー →アート紙。[▽art paper] **アーバン** 《造語》「都市の」「都会的な」の意を表す。「―デザイン」「―ライフ」[対]カントリー。[▽urban] **アーベント** 夕方から開かれる音楽会・映画会・講演会などの催し。[▽(独)Abend (=夕方)] **アーム** ●腕。腕状のもの。「ミシンの―」「―ホール(=袖ぐり)」●「トーンアーム」の略。レコードプレーヤーのピックアップで、カートリッジを支える腕木。[▽arm] ―チェア ひじかけいす。安楽いす。[▽armchair] **アーメン** 《感》キリスト教で、祈りや賛美歌の終わりにとなえる語。エーメン。[▽(羅)amen (=確実。まことに)] **アーモンド** バラ科の落葉高木。果実は卵形で熟すと裂開する。核を食用や薬用とする。扁桃{へんとう}。巴旦杏{はたんきょう}。アマンド。[▽almond] **アーク・とう【アーク灯】** 炭素棒・タングステン棒などを電極とし、アーク放電によって光をだす電灯。アークライト。[参考]「アーク」は、arc(=弧・弓形)。 **アーケード** ●[洋風建築で]柱列によって支えられた弓形の構造(アーチ)が連続したもの。拱廊{こうろう}。●[商店街で]日よけ・雨よけのため屋根をつけた道。「―街」[▽arcade] **アール・ヌーボー** 一九世紀末から二〇世紀初めにかけて、フランスを中心におこった新芸術派の様式。植物模様や曲線が特色。[▽art nouveau (=新芸術)] **アール・ブイ【RV】** 略語集(RV)。 **あい【相】** 《接頭》●(動詞などについて)「互いに」「いっしょに」の意。「―半ばする」「―知る」「―等しい」●(動詞について)行儀のよい、改まった言い方にする語。「―済みません」「お世話になります」 ―を掛・ける《句》野球で、打球がホームランになる。ホームランを打つ。 **あい【愛】** ●人やものに対して、報いられなくてもつくしたいと思ったり、自分の手もとにおきたいと思ったりする、温かい感情。慈しむ心。大切に思う心。「兄弟―」「芸術への―」●人をしたう心。特に、異性をしたう心。恋。「―を告白する」●[宗]神仏の慈しみ。めぐみ。なさけ。「み仏の―」 **あい【藍】** タデ科の一年草。秋、紅色の小さな花を穂状につける。茎や葉から濃い青色の染料をとるために、古くから栽培された。●あい①からとった染料。●「藍色」の略。紺色と青色の中間の色。インディゴ。 **アイ** 《造語》「目(の周り)」「目に似た形・性質」の意を表す。「カメラー」「キャッツー」[▽eye] ―キャッチャー 商品の広告などで、人目につき、注意をひくように表したもの。[▽eye catcher] ―シャドー まぶたにぬる化粧品。[▷eye shadow] ―バンク 角膜移植のため、角膜を保存・提供する機関。角膜銀行。目の銀行。[▽eye bank] ―ライン [化粧で]目のふちにかき入れる線。目ばり。[▷eye line] **あい・あい【藹藹】** 《形動タルト》[文]●草木がしげっているようす。●うちとけてなごやかなようす。[四字]「和気―」 **あいあい・がさ【相合い傘】** 一本のかさを二人でさすこと。相がさ。[親しさを表す] **アイアン** ゴルフクラブのうち、ボールを打つ部分が鉄(金属)製のもの。主に近距離用。[対]ウッド。[▽iron] **あい・いく【愛育】** 《名・他サ》だいじにかわいがって育てること。 **あい・いれ・ない【相容れない】** 《連語》[二つのものの考え方・立場・内容などが]相反していて、いっしょに成り立つことができない。「両者の考え方には―・ないものがある」[注意]「相入れない」は誤り。 **アール** 《名・助数》メートル法の面積の単位。記号a。[参考]一アールは一〇〇平方メートルで、約三〇坪。[▽are] **アールエイチ・いんし【Rh因子】** 略語集(Rh因子)。 <2> **あい・いん【合印】** 帳簿や書類などを引き合わせたしるしに押す印。合判。合印。「―を押す」 **あい・いん【愛飲】** 《名・他サ》〔アルコール飲料などを」いつも好んで飲むこと。「ワインをーしている」 **あい・うち【相打ち・相討ち・相撃ち】** 〔剣道などで〕同時に相手をうつこと。転じて、勝負がつかないこと。「両者ーとなって倒れる」 **アイ・エス・オー【ISO】** 略語集(ISO)。 **アイ・エム・エフ【IMF】** 略語集(IMF)。 **アイ・エル・オー【ILO】** 略語集(ILO)。 **あいえん・か【愛煙家】** たばこを吸うのが好きな人。 **あいえん・きえん【合縁奇縁】** 人と人との関係で、気が合う同士と合わない同士とがあるのは、常識では考えられない不思議な縁によるものであるということ。[類語]縁は異なもの。 **あい・おい【相生い】** ●〔同じ根から〕木が二本に分かれて生長すること。また、同じ種類の二本の木が途中からくっついて生長すること。●〔「生い」を「老い」にかけて〕夫婦が共に長生きすること。表記②は「相老い」とも書く。―の・まつ【一の松】《連語》「相生い」の状態で生長した松。夫婦の和合と長寿の象徴とされる。 **アイ・オー・シー【IOC】** 略語集(IOC)。 **あい・か【哀歌】** 悲しい気持ちをよんだ歌。悲歌。エレジー。[類語]哀詩。挽歌。 **あい・かぎ【合鍵】** あるかぎのほかに、その錠をあけるために作られた別のかぎ。 **あい・がさ【相傘】** 「あいあいがさ」に同じ。 **あい・かた【合方】** ●謡曲のはやし(方)。●〔歌舞伎で〕せりふに合わせたり、せりふの間に入れたりして調子をつける三味線。●〔歌い手に対して〕三味線をひく者。一般に、伴奏(者)。 **あい・かた【相方】** ●相手。特に、漫才の相手役。●客の相手の遊女。表記②は多く「敵娼」と当てる。 **あいがも【『間、鴨・合、鴨】** ●カモ科の鳥のマガモとアヒルとの交配種。食肉用などとして飼育する。●[俗]アヒルの肉。 **あい・かわらず【相変わらず】** 《副》前と変わらず。いつものとおり。「一元気だ」「本年もよろしく」[参考]「相も変わらず」は、進歩のない状態を少しさげすんでいう言い方。「相も変わらず独り暮らしだ」 **あい・かん【哀感】** もの悲しい気分。[コロ]「ーをもよおす」 **あい・かん【哀歓】** 〔文〕悲しみと喜び。悲喜。「一交交至る」[コロ]「―を共にする」[類語]哀楽。 **あい・がん【哀願】** 《名・他サ》同情を求めて、切に願いたのむこと。また、その願い。「―を聞き入れる」[類語]哀訴。嘆願。 **あい・がん【愛玩・愛、翫】** 《名・他サ》〔心を慰めるものとして〕大切にしてなでまわすようにかわいがること。〔多く、小さいものなどにいう〕「――動物」「一物」 **あい・き【愛機】** その人が愛用している飛行機・写真機など。表記楽器など器具の場合は「愛器」と書く。 **あい・ぎ【合着・『間着】** ●下着と上着の間に着る衣服。●「合服」に同じ。 **あいき・どう【合気道】** 「武道の一つ。関節わさを主とし、攻撃よりも護身・自衛を目的とする。 **あいきゃく【相客】** ●その場所で、たまたま居合わせた客。飲食店などで同席した(初めて会う)人。●宿屋で同じ部屋に泊まり合わせた客。 **アイ・キュー【IQ】** 「知能指数」に同じ。 **あい・きょう【愛『敬・愛、嬌】** ●にこやかでかわいいこと。[コロ]「ーのある顔」[句]「男は度胸、女は―」[参考]もとは仏教語「愛敬相(=仏の慈相)」から。●〔表情・言動などが〕こっけいで心をなごますこと。「―者」●あいそやおせじ。[コロ]「―をふりまく」●〈「ごー」の形で〉売り物や催し物にそえるもの。おまけ。サービス。座興。「ごーに一曲歌おう」「ほんのごーです」 **あいきょう【愛郷】** 生まれ故郷を愛すること。「―心」[類語]懐郷。 **あいきょうげん【『間狂言】** 能楽で、狂言師が出て演じる部分。また、その役柄。 **あい・ぎん【愛吟】** 《名・他サ》好きな詩歌をいつも口ずさむこと。また、その詩歌。[類語]愛誦。 **あい・くち【合口】** ●物と物との合わせ目。●つばのない短刀。九寸五分。どす。匕首。表記②は「匕首」とも当てる。●話が合う・こと(相手・間柄)。[コロ]「彼とはーがいい」 **あいくるし・い【愛くるしい】** 《形》〔見た目が〕非常にかわいらしい感じだ。〔幼いものや若い女性などに対していう〕「―・いお下げの少女」「―・い笑顔」 **あい・けい【愛敬】** 《名・他サ》〔文〕敬い親しむこと。敬愛。「―の念」[注意]「あいきょう」と読めば別語。 **あい・けん【愛犬】** ●かわいがって飼っている犬。「―ポチ」●犬をかわいがること。「―家」 **あいこ【愛顧】** ひいきにして引き立てること。ひいき。[コロ]「ごーを頂く」[参考]ふつう、目をかけられる側から使う語。「ごー」の形で用いられることが多い。多く商人・芸人などが使う。[類語]恩顧。 **あい・こ【相子】** 互いに勝ち負け・損得がないこと。あいもち。「これでおーだ」「じゃんけんぽん、―でしょ」表記かなで書くことが多い。[類語]引き分け。 **あい‐ご【愛護】** 《名・他サ》かわいがってだいじにすること。「動物一週間」 **あい・こう【愛好】** 《名・他サ》ある事やある物を愛し好むこと。「音楽を―する」「果物を―する」 **あいこう【愛校】** 自分の学校を愛すること。「―心」 **あいこく【愛国】** 自分の国を愛すること。「―心」「―者」[類語]憂国。 **あい‐ことな・る【相異なる】** 《自五》互いにちがっている。「―・る主張」 **あいことば【合い言葉】** ●互いが味方や仲間であることを知らせあうために、前もって決めておくことば。「山」に対し「川」とこたえる場合の、「山」と「川」の類。●主義・主張を端的に表す標語。モットー。「『人間解放』を一にする」 **アイコン** コンピューターで、プログラムの機能やファイルの内容をディスプレー上に絵柄で表現したもの。▽icon **あいさい【愛妻】** ●妻を愛し大切にすること。「―家」●愛し大切にしている妻。[類語]恋女房。 **あいさつ【挨拶】** 《名・自サ》●人と会ったとき、別れるときなどにとりかわす儀礼的な動作やことば。また、そのことばを述べること。「時候のー」[コロ]「ーを交わす」●〔儀式・会合などで〕相手に敬意や謝意を表すために改まって述べることば。また、そのことばを述べること。「開会のー」「―状」●返事。応対。「つっけんどんでーのしようがない」「一言の上もない」●[俗]やくざの世界で、仕返し。「おぼえていろ。必ずーするからな」●〈「御にー」の形で〉〔俗〕相手の失礼な言動に対し、皮肉をこめて言い返す語。おどろいた言い分。「まあ、ずいぶんな御ーだね」 <3> 「まあ、ずいぶんな御―{あいさつ}だね」 **あい・し【哀史】** [実際にあった]あわれな物語。また、あわれで悲しい歴史。「女工―」[類語]悲話。哀話。 **あい・じ【愛児】** かわいがっている、その人自身の子供。いとし子。[第三者からいう語]「彼は―をのこして旅に出た」[類語]寵児{ちょうじ}。秘蔵っ子。 **アイ・シー【IC】** 「集積回路」に同じ。 ―カード ICを組みこんで、データを電子的に記録するカード。 **あい・しゅう【哀愁】** もの悲しい感じ。「―を帯びた音色」「―が漂う」[類語]憂愁。 **あい・しゅう【愛執】** ●[仏]欲望にとらわれて、心がはなれがたいこと。愛着{あいじゃく}。●愛情にひかれて、縁をきれないこと。愛着。 **アイ・シー・ユー【ICU】** 略語集(ICU)。 **あい・しゃ【愛車】** その人が大切に乗っている自動車。 **あい‐じゃく【愛着】** 《名・自サ》●[仏]俗界の欲望にとらわれて思いきれないこと。●「愛執{あいしゅう}」の古風な言い方。 **あい・しょ【愛書】** ●本が好きなこと。「―家」●好きな本。愛読書。 **あい・しょう【哀傷】** 《名・他サ》悲しみに心をいためること。[参考]人の死には、現代ではふつう「哀悼{あいとう}」を使う。 ―か【―歌】 人の死をいたみ悲しむ歌。 **あい・しょう【愛唱】** 《名・他サ"》好んで歌うこと。「―歌」 **あい・しょう【愛称】** 本名や正式の呼称のほかに親愛の気持ちをこめて呼ぶ特別の名。ニックネーム。[類語]あだ名。 **あい・しょう【愛唱・愛誦】** 《名・他サ"》詩歌などを好んで口に出してとなえること。「牧水の歌を―する」[類語]愛吟。 **あい・しょう【相性・合性】** ●陰陽五行説からみて、二人の性{しょう}(=生年月日を五行に配したもの)がうまく合うこと。「―を気にする」●つきあってゆく上で、性格がうまく合うこと。「―がいい」 **あい・じょう【哀情】** 悲しく思う心。悲しい気持ち。 **あい・じょう【愛嬢】** かわいがり大切にしている娘。まなむすめ。[他人の娘にいう][類語]令嬢。[対]愛息。 **あい‐じょう【愛情】** ●相手に注ぐあたたかな心。愛する心。「娘に―を注ぐ」●異性を恋いしたう心。「ほのかな―を抱く」[類語]情愛。慕情。恋情。 **あい・じるし【合印】** ●組み合わせをまちがえないようにつぎめにつけておくしるし。●裁縫で、二枚以上の布を正しくぬい合わせるためにつけておくしるし。[表記]②は「合標」とも当てる。 **あい・じん【愛人】** ●恋人。●情婦、情夫の類を婉曲{えんきょく}にいう語。[類語]情人。いろ。 **あい・す【愛す】** 《他五》愛する。[対]新愛。 **アイス** ■《造語》「氷」の意を表す。「―ボックス」 ■《名》●氷。●「アイスクリーム」「アイスキャンデー」の略。●冷やしてあること。「―コーヒー」[対]ホット。●[俗]高利貸し。[参考]アイスキャンデーの訳語「氷菓子」と音が同じであることから。[▽ice] ―キャンデー 果汁などを細い棒のまわりにこおらせた氷菓子。アイススティック。アイス。[▽iceとcandy からの和製語。] ―クリーム 牛乳・砂糖・卵黄などに香料を加え、まぜ合わせてこおらせたもの。アイス。[参考]俗に「アイスクリン」ともいう。[▽ice cream] ―コーヒー 冷やしたコーヒー。[▷iced coffee から。] ―スケート スケート②。[▷ice skating から。] ―ピック 氷を細かくくだくための、錐{きり}形の道具。氷割り。[▷ice pick] ―フォール 氷河が滝のように急傾斜したところ。[▽icefall] ―ボックス 「クーラー②」に同じ。[▽icebox] ―ホッケー スケートをはいて氷の上でするホッケー。六人ずつの二チームで、スティックを用い円盤状のパックを相手方のゴールに入れ合う。[▷ice hockey] **あい・ず【合図】** 《名・自サ》[前もってきめた]動作・音あるいは小道具などで、ある意志を知らせること。また、その知らせ。サイン。「目で―する」「―を送る」[類語]目配せ。合い言葉。 **アイスバーン** スキーコースなどで、雪におおわれた山の傾斜面が氷のようにかたくなっている所。また、そのような状態。[▽(独)Eisbahn] **あい・する【愛する】** 《他サ変》●かわいがる。いつくしむ。「両親に―・されて育つ」●[その価値を認めて]大切にする。「文学を―・する」●[ある異性を]恋しく思う。「夫を―・する」●親愛の情をもつ。「―・する友」「私の―・する詩人たち」●強く好む。「酒を―・する」=愛す。[類語と表現] >類語と表現「愛する」 「家族を愛する・彼女を愛する・国を愛する・音楽を愛する」のように、それぞれ愛の対象は異なり、意味もそれぞれ肉親愛・性愛・祖国への愛・芸術への愛と微妙に異なるが、その底には愛の対象に価値を認め、それを貴重なものと見なすという共通性がある。価値の評価は人によって異なり、そのため、愛の対象となるものも人によって異なる。その意味では、愛は極めて個人的なものであり、一般には無価値とされるものをも人は愛することができる。逆に、それまで無価値であったものでも、愛した瞬間に価値が生じる場合もあり、価値の評価と愛の先後関係は必ずしも明確ではない。 かわいがる・いつくしむ・いとおしむ・いとしがる/(名)寵愛{ちょうあい}・溺愛{できあい}・熱愛・盲愛・偏愛/好む・好く・愛{め}でる・愛好する・大切[大事]にする・好き好む/恋する・恋{こ}う・惚れる・慕う・恋い慕う ◇[愛の種々相]純愛・性愛/(名)恋愛・恋慕・愛慕・思慕/相思相愛・恩愛・仁愛・敬愛・慈愛・博愛・友愛・人類愛・母性愛・父性愛・肉親愛・夫婦愛・師弟愛・郷土愛 [副詞的表現]蝶よ花よと・目の中に入れても痛くないほど(かわいがる)/死ぬほど・骨まで・心底{しんそこ}(は)・心から・永遠に・いつまでも(愛する)/ぞっこん(惚れる) **あい・せき【哀惜】** 《名・他サ》[文]人の死などを悲しみおしむこと。「―の念にたえない」[類語]哀悼。 **あい・せき【愛惜】** 《名・他サ》●愛し大切にして、手放すことをおしむこと。「亡夫の―したカメラ」●名残おしく思うこと。「過ぎ去った日々を―する」 **あい・せき【相席・合い席】** 《名・自サ》[食堂などで]見知らぬ人と同じ卓の席にすわること。 **あい・せつ【哀切】** 《名・形動》ひどくあわれで、もの悲しいこと。「―をきわめた話」「バイオリンの―な響き」 <4> 『あい・ぜん【愛染】** [仏]愛欲にとらわれる心。煩悩咒。●「愛染明王、気」の略。 **―みょうおう【一明王】** 真言密教で愛欲をつかさどる神。三つの目と六本の腕をもち、怒りの相を表す。 **アイゼン** 登山で、靴の底にとりつける滑り止めの金具。鉄製のわくにつめがついている。鉄かんじき。[参考]」「シュタイクアイZEN(ディ Steigeisen)」の略。 **あい・ぜんご・する【相前後する】** 《自サ変》●〔いくつかの物事の〕順序が逆になる。●「いくつかの物事が〕間を置かずに続く。[参考]「―・して」の形で用いることが多い。「―・して留学する」 ***あい・そ【哀訴】** 《名・他サ》同情を求めるようになげき訴えること。また、その訴え。「窮状を―する」「―状」[類語]哀願。愁訴。 ***あい・そ【愛想】** (「愛相(=にこやかなようす)」の意という。「愛想弥」の転)●人に対する対応のしかた。また、人に対するにこやかで親しみのある態度や面持ち。[コロ]「ーがよい」●〔客に対する〕好意を示したもてなし。〔「おー」の形も多い]「何のおーもありませんで・・・」◎人に対する好意・親しみ。●〈多く「おー」の形で〉相手を喜ばすことば。おせじ。「おーがお上手ですね」●〈多く「おー」の形で〉〔料理屋などの〕勘定。=愛想諒。 **―づかし【一尽かし】** 相手にいやけがさしたり、愛情をなくしたりしたことを示す態度やことば。[コロ]「ーをする」 **―わらい【一笑い】** 吃。相手の機嫌をとるための、へつらった笑い方。おせじ笑い。[コロ]「―を浮かべる」 **―が尽・きる**《句》あきれて、好意や親しみがもてなくなる。いやけがさす。 **―もこそも尽き果・てる**《句》あきれて、すっかりいやけがさす。[参考]「愛想が尽きる」を強めたことば。 **――を尽か・す**《句》相手にいやけがさしてとりあわないようになる。 **アイソ【ISO】** 略語集(ISO)。 **あい・そう【愛想】** →あいそ(愛想)。 ***あい・ぞう【愛憎】** 〔人に対する〕愛と憎しみ。「夫婦間の―をえがく長編小説」「一劇」 ***あい・ぞう【愛蔵】** 《名・他サ》大切にして、しまっておくこと。「ーする品々」「一版」 **あい‐そく【愛息】** かわいがり大切にしている息子。〔他人の息子にいう] [類語]令息。[対]愛嬢。 **アイソトープ** 〔水素と重水素のように〕原子番号が同じで質量数(原子量)のちがう元素。同位元素。同位体。イソトープ。▽isotope **あいだ【間】** ●二つのものではさまれた部分・中。また、そのはさまれた範囲。合間。「人との人とのーに割り込む」「木立の―に星が光る」●へだたり。間隔。〔空間的な場合にも時間的な場合にも使う〕「学校と家の一は約一キロ」「―をおいて拍子木が聞こえる」ある限られたひと続きの時間。「留守をしていた―の出来事」●関係。あいだがら。「二人のーを割く」●仲間同士などの中。また、ある物事の、うち。「学生の―で評判の小説」関係のうち。「夫婦の―には子供がなかった」 **あい・たい【相対】** は第三者を入れず、二人さし向かいで物事をすること。 **―じに【一死に】** 相愛の者どうしが合意のうえでいっしょに自殺すること。情死。心中影。あいたいし。[参考]江戸時代の心中を禁じる法律(御定書百箇条)で用いられた語。一 **ずく【―『尽く】** 両者納得の上で物事をとりはからうこと。「―で事を決める」 **あいたい・する【相対する】** 《自サ変》〔二つのものが〕互いに向かい合う。「両者―・してにらみ合う」●反対の立場にたつ。対立する。「意見が―・する」 **あいだ‐がら【間柄】** 徳●〔血族・親類または友人・師弟など〕人と人との関係。「男女の―」[類語]続き柄。●つきあいの程度。「時々手紙をやりとりするー」 **あいだ‐ぐい【間食い】** 読、《名・他サ》食事と食事の間に菓子などを食べること。間食し。 **あいた・しゅぎ【愛他主義】** 他人の幸福・利益を目的として行動する主義。利他主義。[類語]博愛主義。 **あい‐ちゃく【愛着】** 《名・自サ》〔ある物・物事に〕心がひかれて思いきれないこと。愛執炊し。[コロ]「ーがわく」2回「―を感じる」[参考]➡愛着こと。[類語]執着。未練。固執。 ***あい・ちょう【哀調】** あわれを感じさせるような物悲しい調子。「―を帯びた歌」 ***あい・ちょう【愛聴】** 《名・他サ》レコード・CDや放送を、好んで聴くこと。 ***あいちょう【愛鳥】** ●かわいがって飼っている鳥。●鳥をかわいがること。「――週間(=バードウイーク。五月一〇日から一週間)」 **あいつ【『彼『奴】** 《代名》《「あやつ」の転)●(他称の人称代名詞》軽蔑または親しみの気持ちをこめて言う語。やつ。きゃつ。「――なんか大嫌いだ」●《遠称の指示代名詞)あの物。あれ。〔乱暴な言い方〕」「いつか預けた―を返してくれ」 **あいつい・で【相次いで】** 《副》一つのことが終わると、またすぐ次に。次々に。「事件が起こる」 **あい・つ・ぐ【相次ぐ】** 《自五》〔類似の物事・事件などが〕後から後から続いておこる。「―・ぐ空の事故」 **あいづち【相槌・相鎚】** 〔鍛冶ぃなどで〕相手とかわるがわる打ち合うつち。また、その相手。表記「合槌・合鍵」とも書く。 **――を打・つ**《句》相手の話に調子を合わせて受け答えをしたり、うなずいたりする。 **あいて【相手】** ●ある物事を行うとき、それをうける一方の人。また、いっしょに物事を行う人。「相談―」「彼を一にする人はだれもいない」[類語]相棒。相方。仲間。パートナー。●相対して争う人。(10)「ここからは、おれがーになる」[句]「―にとって(=相手として)不足はない」[類語]競争者。敵手。ライバル。 **ーかた【一方】** 相手のほう。相手の人。 **―ど・る【一取る】** 《他五》相手②とする。「国を―・って訴訟を起こす」 **アイディア** ●あるよい効果を生みだす思いつき。着想。●〔哲〕観念。イデア。=アイデア。▽idea **アイディアリズム** ●〔哲〕世界を(物質やその働きからでなく)精神や理性などから説明しようとする主義。観念論。唯心論。[対]マテリアリズム(=唯物論)。●理想主義。▽idealism **アイ・ティー【IT】** 略語集(IT)。 **一かくめい【一革命】** 略語集(IT革命)。 **アイ・ディー【ID】** 略語集(ID)。 **ーカー** ド略語集(IDカード)。 **あいでし【相弟子】** 同じ先生の学ぶ者。また、その関係。兄弟弟子。[類語]同門。 **アイテム** 〔雑貨・洋服などの〕品目。また、品物。[連]「マストー(=必須の品目)」▽item **アイデンティティー** ●自分が自己自身であると感じる場合の、その感覚や意識を言う語。自己の存在 <5> うす。「ーな気分」[表記]「曖昧」は当て字。 **アイデンティティー** ●自我の認識。自己証明。自己同一性。主体性。「―の喪失」「―の確立」●組織体で、それを他と区別し特徴づけるもの。独自性。「国家の―」[▽identity(=同一性)] >評論文キーワード アイデンティティー 一、「アイデンティティー」は「自己同一性」「自我同一性」と訳されることもあり、「自分が自分であること」または「自分が本当に自分らしく存在している」という確かな意識をいう。一般に青年期の大人になる過程で獲得されるべきものとされる。 「自分はどんな存在か」「これからの人生をどう生きるか」などの問いをもち、自分なりの答えを見いだすことで、アイデンティティーは確立される。 二、アイデンティティーは自分自身だけでつくられるものではなく、家族や社会(学校や職場など)での他者との関係によって規定される面もある。 その意味で「アイデンティティーの確立」とは、社会の中での役割や存在意義を、他者との関係を通じて発見し、確認する行為、自分の「存在理由」を見いだす行為ともいえる。 三、アイデンティティーは自分としての連続性や統一性が揺らいだ際に、その喪失の危険がある。 家族を失って天涯孤独となったり、長年勤めた会社を退職したとき、「自分が自分である」という意識を失い、アイデンティティーの喪失感にさいなまれたりする。 なお、アイデンティティーは「個人」だけでなく「民族」や「国民全体」に対しても用いられる。 **あい・とう【哀悼】** 《名・他サ》人の死を悲しみ心を痛めること。「―の意を表す」[類語]哀惜。愁傷。 **あい・どく【愛読】** 《名・他サ》[ある書物などを]好んで読むこと。「魯迅を―する」「―書」 ―しょ【―書】 好んで(くり返し)読む本。 **アイドリング** 《名・自サ》機械、または自動車のエンジンを回転させること。特に、自動車を停止したままでエンジンを低速回転すること。[▽idling] ―ストップ 《名・自サ》[大気汚染の原因となる排気ガスの発生をおさえるために]停車・駐車中のアイドリングをやめること。[▽idling と stop からの和製語。] **アイドル** ●崇拝される人・物。敬愛の的。また、人気のある歌手。「クラスの―」「一歌手」[▽idol(=偶像)] **あい・なかば・する【相半ばする】** 《自サ変》相反した二つのものが、半分ずつの状態を保つ。五分五分である。「功罪―・する」 **あい・なめ【鮎並・鮎魚女】** アイナメ科の魚。海岸近くの岩の間などにすむ。体長約三〇センチメートルで、体色は緑色をおびた褐色。食用。あぶらめ。あぶらこ。 **あい・な・る【相成る】** 《自五》「成る」のあらたまった言い方。[おもに手紙に使われる]「新緑の候と―・りました」「無断欠席は―・らぬ」 **あいにく【生憎】** 《副・形動》(「あやにく」の転)[何かしようとしたときに、たまたまそれができない状態になって]ぐあいが悪いようす。「―砂糖を切らしている」「―な天気」[表記]「生憎」は当て字。 **アイヌ** 主として北海道に居住する先住民族。かつては樺太(=サハリン)・千島(=クリール)にも居住し、固有の言語・風習・文化を持ち、独自の歴史を築いていた。[▽Ainu(=人)] **あいの‐こ【合いの子・間の子】** ●種類のちがう生物の間に生まれたもの。雑種。●[卑称]人種・民族などのちがう両親の間に生まれた子。●どちらともつかない中間のもの。 **あい・の・す【愛の巣】** 愛しあっている者が二人だけで暮らす住まい。「―を営む」 **あい・の・て【合いの手・間の手・相の手】** ●邦楽で、歌と歌の間にはいる、三味線だけで奏される部分。●歌・踊りなどの調子に合わせて入れる手拍子やかけ声。●人の話や動作の合間にさしはさむことばや動作。「―を入れる」 **あい・の・むち【愛の鞭】** 《連語》相手のためを思ってあたえる厳しいことばや体罰のたとえ。 **あいのり【相乗り】** 《名・自サ》●(乗り物に連れでない人と)いっしょに乗ること。「タクシーにーする」[類語]同乗。乗り合い。●そのときの都合で、共同で物事を行うこと。「企画に―する」 **あい・ば【愛馬】** ●かわいがっている馬。「―に乗る」●馬をかわいがること。「―精神」 **あい・はん【合判】** ●「合印{あいじるし}」に同じ。●二人以上の人が連帯で押す印。 **あい・ばん【合判・間判・相判】** ●ノートなどの紙の大きさの一つ。仕上がり寸法が縦約二一センチメートル、横約一五センチメートル。A5判の大きさ。●写真乾板で、小と中の間の大きさ。縦約一三センチメートル、横約一〇センチメートル。 **アイビー・スタイル** アメリカ東部八大学(アイビーリーグ)の学生の間に流行し、一般化したスタイル。背広はなで肩で、えりは細く、三つボタン。アイビールック。[▷Ivy と style からの和製語。] **あいびき【合い挽き】** 牛と豚の肉をあわせてひき肉にしたもの。 **あいびき【逢い引き・媾曳】** 《名・自サ》恋をしている者どうしがこっそり会うこと。[やや古風なことば]「―を重ねる」 **あいびょう【愛猫】** ●ネコをかわいがること。「―家」●かわいがっているネコ。「山川家の―」 **あいふ【合符】** 駅などで手荷物を預かった証拠としてわたす札。 **あいぶ【愛撫】** 《名・他サ》体などをやさしくなでさすること。「頬を―する」 **あい・ふく【合服・間服】** 春や秋に着る洋服。合着{あいき}。 **あい・ふだ【合札】** ●金銭や品物を預かったとき、それと引きかえにわたす札。●割り符。 **あいべつりーく【愛別離苦】** [仏]八苦の一つ。親・兄弟・夫婦など、愛する者と別れる苦しみ。 **あい・べや【相部屋】** [寮・宿・病院などで]二人以上が同じ部屋になること。同室。[類語]相宿{あいやど}。 **あい・ぼ【愛慕】** 《名・他サ》愛し、したうこと。「―の情」[類語]恋慕。 **あい・ぼう【相棒】** (「駕籠{かご}を前後でかつぐ相手」の意から)仕事などをするとき組みになる相手。また、いつも行動を共にする相手。「―は元気かい?」 **あい・ぼし【相星】** 相撲の取組で、勝ち星の数が対戦する相手と同じであること。[類語]同点。 **アイボリー** ●象牙{ぞうげ}(製品)。●象牙色。アイボリーホワイト。●象牙色の光沢のある厚い洋紙。[▽ivory] **あい・ま【合間】** 継続している物事の切れ目。ひま。手すき。[おもに時間的な切れ目に用いる]「勉強の―にテレビを見る」 **あいまい【曖昧】** 《形動》●物事がはっきりしないよ <6> うす。「―な表現」[類語]不確か。うやむや。あやふや。●表向きとはちがって、いかがわしいようす。「一茶屋(ひそかに娼婦を置いて客をとる料理茶屋)」[参考]②は、他の語と複合して使う。 **あいまいもこ【曖昧模糊】** 《形動》〔話の内容などが」あやふやではっきりしないようす。「実情はーとして計りがたい」 **あいまって【相俟って】** 《連語》〔二つ以上のものが〕互いに力を出しあって。「両々ー」[注意]圓「相待って」は誤り。 **あい・まみ・える【相『見える】** 《自下一》会う。また、互いに顔を合わせる。 **あいみ・たがい【相身互い】** 絞り(「相身互い身」から)同じ(苦しい)境遇にあるので互いにその立場がわかること。また、同情して助けあう・こと(間柄)。「苦しい時は―です」表記「相見互い」とも書く。[類語]お互い様。 **あい・もち【相持ち】** ●一つのものを互いに持ち合うこと。共有。●費用などを等分に出すこと。あいこ。マシノ **あい・もつ【愛物】** ●〔ある品物を〕好んで(いつも)使うこと。「―のバイク」 **あい・よく【愛欲・愛慾】** [仏]欲望に心をとらわれること。●異性に執着する(性的な)欲望。〔多く罪悪の意をふくめる〕[コロ]「―におぼれる」[類語]性欲。情欲。 **あい・よつ【相四つ】** 相撲で、取り組む二人の得意なさし手が、右ざしまたは左ざし同士であること。「右の一」囲けんか四つ。 **あいらく【哀楽】** 〔文]悲しみと楽しみ。四字「喜怒―」[類語]哀歓。苦楽。悲喜。 **あい・らし・い【愛らしい】** 《形》小さいものや幼い子供などの魅力に心ひかれるようす。かわいらしい。可憐だ。「目のくりくりしたー・い少年」 えんきん **アイリス** アヤメ科アヤメ属の植物の総称。ダッチアイリス・ジャーマンアイリスなど。イリス。▽iris ***あい・れん【哀、憐】** 〔文〕同情して、なさけをかけること。あわれみの心。「―の情」 ***あい・れん【愛、憐】** 〔文〕かわいがり、なさけをかけること。いつくしむ心。「―の思いに堪えない」 **あ・いろ【『文色】** (「あやいろ」の転)〔文〕●模様。●ものの様子・区別。また、物事の筋道。文目や。〔多く下に打ち消しの語を伴う〕向「もののーも分からない」 ***あい・ろ【隘路】** ●けわしくせまい道。せまく通りにくい道。●物事をする上でさまたげになるもの。「販売政策上の―」[類語])難関。障害。支障。ネック。 **アイロニー** 皮肉。風刺。また、反語(法)。イロニー。▷irony **アイロニカル** 《形動》皮肉なようす。反語的。▽ironical **アイロン** ●布地のしわをのばすのに使う鉄製の重いこて。[コロ]「ーをかける」[類語]ひのし。●髪の毛をちぢらせる鉄製のこて。▽iron (=鉄) **あい・わ【哀話】** かわいそうな物語。[類語])悲話。 **あい・わ・す【相和す】** 《自五》〔文〕●互いに親しむ。仲良くする。[句]「琴瑟―・す」●互いに呼応する。調和する。「―・して歌う」 **あい・やど【相宿】** 同じ宿に泊まりあわせること。同宿。[類語]相部屋か。 ***あ・う【会う・・逢う・遭う・『遇う邂う】** 《自五》●約束して対面する。面会する。「一○時に友人と―・う」●偶然に人と出会う。「旧友にばったりと―・った」●よくない物事に出会う。ぶつかる。1回「ひどい目に―・う」[文]《四》。[類語と表現・使い分け] **―うは別れの始め**《句》知り合った人とは、いつかは必ず別れねばならないということ。[参考]白居易の詩から出た、人の世のはかなさを言うことば。 ***あ・う【合う】** 《自五》●〔二つ以上のものが〕集まって一つになる。「二つの川の―・う地点」[類語]合わさる。会する。(5)合併。合一。結合。ドッキング。●つりあいがとれる。「収入に―・った生活」[類語]即する。(5)調和。適合。●一致する。「呼吸が―・う」「ピントがー・う」[類語]()合致。符合。整合。●正しいものに一致する。「答えが―・う」へふつう「―・わない」の形で〉引き合わない。「割りに―・わない」「詫ぁびを入れるだけではー・わない」[文]《四》。《接尾》●互いに・・・する。「話し―・う」・・・していっしょになる。「落ち―・う」図《四》。 >類語と表現「会う」 *約束して「会う」場合と、偶然に「会う」場合とがある(喫茶店で彼と会った/デパートで隣の奥さんに会った)。ともに「~と会う/~に会う」の言い方ができる。「~と会う」は、対等の相手を表すので、双方が移動して一定の場所で「会う」といった趣が強くなる。「~に会う」は、方向性をもった相手を表すので、主体が相手の所に移動して「会う」といった趣が強くなる。そのため、「先生とお会いしたくお宅へ伺います」よりは「先生にお会いしたくお宅へ伺います」のほうが、礼にかなった、より適切な表現となる。 [約束して会う] ()面会・対面・会見・面接・面談・引見・接見・再会/顔を合わせる・面と向かう・落ち合う・待ち合わせる・一堂に会する/()密会・逢ぁい引き・デート・ランデブー/忍び会う・逢瀬っを楽しむ [目上の人・身分の高い人に会う]謁見[拝謁・拝眉」いただく・お目にかかる・お目通りを願う・お目文字がかなう・まみえる・尊顔を拝する・警咳に接する・拝顔の栄を賜る・謁を賜る [偶然に会う]行き合う・出会[合]う・出くわす・巡り会[合]う・ぶつかる・かち合う・来合わせる/(す)鉢合わせ・邂逅認・遭遇・逢着・直面/奇遇・一期一会 **アウター・ウエア** 上着類の総称。外衣。アウター。アウトウエア。[対]インナーウエア。▽outerwear **アウタルキー** 〔経〕自給自足経済。特に、自国で必要とする物資を、すべて自国またはその政治勢力圏で自給自足する経済体制。▽Autarkie **アウト** ■《名》●野球で、打者または走者がその資格を失うこと。[対]セーフ。●テニス・バレーボール・卓球などで、打ち込んだ球が相手コートの線外に出ること。団イン。セーフ。●ゴルフで、一ハホールのゴルフコースの前半の九ホール。囡イン。●〔俗〕一般に、失格。不成功。駄目。[対]セーフ。日《造語》「外の」「はずれた」の意を表す。「―シュート」「チェックー」▽out **コース** <7> 競走・競馬などで、円形の競技場の外側の走路。●野球で、打者にとって遠いほうを通る球の道。①②インコース。▽out と course からの和製語。 **―コーナー** | 野球で、ホームプレートの中央から打者に遠いほうの側の角切。外角で。アウトサイド。インコーナー。▽outside corner から。 **―サイド** ●外側。外面。●〔野球で〕外角。アウトコーナー。①②インサイド。▷outside **―ソーシング** ●企業などが業務の一部を、外部に委託すること。●海外から安い部品を調達すること。▽outsourcing **―ドア** 屋外。「ースポーツ」囡インドア。▽outdoor **―プット** 《名・他サ》出力装置を用いてコンピューターから情報を取り出すこと。また、その情報。出力。団インプット。▷output **―ライン** ●輪郭(の線)。●物事のあらまし。大要。梗概。「事件の―」 outline **―ロー** 決まりを破り、道理に従わない乱暴な人。無法者。▽outlaw **アウトサイダー** 仲間に入らない人。局外者。門外漢。[対]インサイダー。▽outsider >使い分け「あう」 会う(逢)〔約束してあう意で、一般に広く〕客と会う・人に会う・恋人と会(逢)う・立ち会(合)う 会う(『過・逢・「邂) 〔偶然にあう」駅でばったり恩師に会った・巡り会(合・逢・遅) う・出会(合)う 遭う(『遇)〔難にあう〕災難に遭う・にわか雨に遭う・ひどい目に遭う 合う〔合致する。互いに・・・する〕計算が合う・目が合う・体に合った服・割りに合わない・落ち合う・話し合う [参考]「恋人と逢う」「旧友と巡り逢う」など、恋人や親友との出会いの意では、文学などでは、「逢」が好まれる。「出あう」は「人と出会う/本と出合う」のように使い分けることもあり、「立ちあう」は「競りに立ち会う・立会演説会/剣で立ち合う・相撲の立ち合い」のように使い分ける。「山道でクマにあう」などは、多くかな書き。 **アウトバーン** ドイツの、高速自動車専用道路。▽ィAutobahn (=自動車道) **アウフヘーベン** 《名・他サ》〔哲〕二つの対立・矛盾する概念を合わせて、より高い概念に統合・発展させること。止揚しょ。揚棄まう。▽Aufheben **アウトレット・ストア** 特定のブランドの在庫品を、格安の値段で販売する店。アウトレット。アウトレットショップ。▽outlet store (=直営店・系列小売店) **あ・うん【阿吽・阿匠】** (悉曇忌の字母の最初の音アと最後の音ウンから)はく息と吸う息。呼吸。[参考]梵語 a-hūm の音訳。 **―のこきゅう【一の呼吸】** 《連語》共に一つのことをしようとするときに互いが感じる微妙な心の動き。 **あえか** 《形動》〔雅〕かよわいようす。[参考]古典では、もろさを感じさせる美しさをいう。「目な光」のもささい **あえ・ぐ【喘ぐ】** 《自五》●苦しそうにせわしく呼吸する。息をきらす。「―・ぎー・ぎ坂を登る」●生活・暮らしに苦しむ。「不況にー・ぐ」[文]《四》。 **あえず【『敢えず】** 、《連語》《「敢ぁふ」の未然形+打ち消しの助動詞「ず」。動詞連用形、または動詞連用形+「も」につく) ●こらえることができない(で)。[連]「涙せきー(=こらえきれないで)」●完全には・・・しきれない(で)。「言いも!」>「全国大山 **あえて【『敢えて】** は、《副》《「敢ぁふ」の連用形+接続助詞「て」)〔しなくてもよいことを〕無理に。わざわざ。しいて。「一言おう」●《下に打ち消しの語を伴って)特別に。必ずしも。「―おどろくに足りない」 **あえ・な・い【『敢え無い】** 《形》《「ない」は接尾語)結末などがあっけなく、もろい。「―・くも敗れ去った」[コロ]「―・い最期」 **――く・なる**《句》死ぬ。亡くなる。〔婉曲的な言い方〕 **あえ・もの【『和え物寵物】** 野菜・魚介などを、みそ・酢・ごまなどであえた料理。社 **あ・える【『和える・奮える】** 《他下一》野菜・魚介などを、みそ・酢・ごまなどとまぜあわせて調理する。「ウドを酢みそで―・える」図あ・ふ《下二》。 **あ・えん【亜鉛】** 〔理〕青白色で光沢のある金属元素。トタン板を作り、真鍮・洋銀・青銅などの成分となる。ジンク。元素記号Zn。「硫酸」 **―か【―華】** 〔理〕亜鉛を空気中で酸化させた白色の粉末。顔料・塗料・医薬品などに用いる。酸化亜鉛。亜鉛白。 **あお【青】** ■《名》●晴れた日の空や海のような色。色の三原色の一つ。青色。ブルー。〔沈静・清涼の気分を起こす]「白鳥は悲しからずや空の―海の―にも染まずただよふく若山牧水〉」[類語と表現「色」]〔青に類似のものとして〕緑色。さらに広く、月の光の色、病気のときの顔の色など。「山も野も―」●馬の毛並みで、黒色。また、黒い毛色の馬。あお毛。〔俗に、馬一般の代表名としても用いる]「―にまたがる」●青信号。安全・進行を示す。「――になってから渡る」[対]赤。漠字の部首「青・青」の称。《接頭》●「青い色をした」「青みをおびた」の意。「―海原」「―白い」「未熟な」の意。「―臭い」「―二才」 **――は藍より出でて藍より青し**《句》弟子が、その先生よりすぐれたものになるたとえ。出藍っの誉れ。[参考]青色の染料はアイを原料とするが、できた染料はアイよりも青いことから。〈荀子・勧学篇〉 **あお・あお【青青】** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)いかにも青いようす。また、一面に青いようす。「―とした海」「ーと広がる麦畑」 **あお・あらし【青嵐】** 〔文]青葉のころにふく、さわやかな風。青嵐然。[類語]薫風災。目前 ***あおい【葵】** ●アオイ科の植物の総称。高さは一川をこえ、夏に花をつける。●フタバアオイの葉を図案化した紋所。[参考]徳川家の紋は三つ葉葵で、江戸幕府の象徴とされた。 ***あお・い【青い・蒼い・碧い】** 《形》●青の色をしている。「―・い海」●緑色である。「―・い梅の実」●青に似た感じの色で、薄暗いようすだ。「夕もやが―・くかかる」●[病気のように]顔に血の気がない。顔色が悪い。[コロ]「―・い顔の病人」〔心配や恐怖で血の気を失うようすにも用いる][参考]青くなる。●未熟であるようすだ。「―・いことばかり言う」図あを・し《ク》。→次ページへ使い分け **―・くなる**《句》不安や恐怖を強く感じて血の気を失う。「大金を落として―・くなる」[類語]青ざめる。 **あおいきといき【青息吐息】** 苦しいとき、がっかりしたとき、困りはてたときなどにでる息。また、その息がでるような状態。「資金不足でーだ」 **あおい・とり【青い鳥】** 懐身近にあるのに気づかない幸福。[参考]メーテルリンク作の童話劇の題名から。 <8> うす。「株価・物価などが〕天井知らずに上がること。「―の株価」 **あお・いろ【青色申告】** 所得税・法人税を申告する制度の一つ。青色の定められた用紙に書く。おもに事業所得に適用され、種々の特典がある。 **あおうなばら【青海原】** 青々とした広い海。 **あお・ごま【青馬】** ●毛が黒くて、つやのある馬。●[古]白馬。また、葦毛{あしげ}の馬。●「白馬{あおうま}の節会{せちえ}」の略。[表記]②③は、「白馬」と書く。 ―の・せちえ【白馬の節会】 宮中の年中行事の一つ。正月七日、紫宸殿{ししんでん}の庭に引き出された白馬を天皇が御覧になった後、群臣を集めて宴をもよおす儀式。白馬節会。 **あお・うめ【青梅】** まだ熟さない緑色の梅の実。 **あおえ【青絵】** 陶磁器に、青色をおもに用いてかいた絵。また、その陶磁器。呉須{ごす}。[参考]赤絵。 **あお・えんどう【青豌豆】** 完熟する前に収穫したえんどう豆の緑色の種子。食用。青豆。グリンピース。 **あお・がい【青貝】** ●貝殻の内面が青白く光る美しい貝。ヤコウガイ・オウムガイ・アワビなど。[参考]螺鈿{らでん}の材料にする。●アワビの貝殻の内側をみがいたもの。ボタンなどに用いる。 **あお・がえる【青蛙】** ●体が緑色のカエルの総称。アマガエル・トノサマガエルなど。●アオガエル科のカエルの総称。モリアオガエル・シュレーゲルアオガエルなど。 >使い分け「あおい」 青い(蒼・碧) [緑・水色をふくんだあお色]青(蒼・碧)い空・青い梅・青信号・言うことがまだ青い・青(蒼)ばえ・青(碧)い海・指に光る青(碧)い玉・青(蒼)い月光・青(蒼)い顔 [参考]「青」は三原色の青を中心としたあお色一般を指し、広く用いられる。「蒼」は草色から深青色で、血の気のない衰弱した色合い、「碧」は浅緑色から濃青緑色の、翡翠{ひすい}のような色合い。 「青い空」は日本で普通に見られる青空、「蒼い空」は特に四月ごろの春の淡い青空、「碧い空」は突き抜けたような青空である。的確な表現を期す場合、「サファイアのような」などの色合いを示す形容が必要となろう。 **あお・かび【青黴】** もち・パン・果物などに生える青緑色のかび。[参考]青かびの一種から抗生物質のペニシリンがつくられる。 **あおがり【青刈り】** [肥料や飼料にするため]稲・麦・豆などを、葉の青いうちにかり取ること。 **あおき【青木】** ●青々とした木。なま木。[対]枯れ木。●常緑樹。●ミズキ科の常緑低木。葉はつやのある楕円形。冬に実が赤く熟す。庭木にする。 **あおぎり【青桐・梧桐】** アオギリ科の落葉高木。樹皮は緑色、葉はてのひら形で大きい。夏、うす黄色の小さな花をつける。街路樹や庭木にする。材は家具などに使う。梧桐{ごどう}。碧梧{へきご}。 **あお・ぐ【扇ぐ・煽ぐ】** 《他五》うちわやおうぎで風を起こす。「扇子で―・ぐ」「七輪を―・ぐ」[図]《四》。 **あお・ぐ【仰ぐ】** 《他五》●上の方を向いて見る。「天を―・ぐ」「霊峰富士を―・ぐ」[類語]仰向く。仰のく。仰ぎ見る。見上げる。[名]仰視{ぎょうし}。●たっとぶ。尊敬する。「長兄を師と―・ぐ」●命令・教え・助力などを求める。請う。「指令を―・ぐ」「援助を―・ぐ」●尊敬してある地位についてもらう。また、敬いむかえる。「総裁に―・ぐ」「女王の臨席を―・ぐ」●[毒・酒などを]一息に飲む。あおる。「杯を―・ぐ」[文]《四》。 ―いで天に愧{は}じず《句》→俯仰{ふぎょう}天地に愧じず。 **あお‐くさ・い【青臭い】** 《形》●青草のようなにおいがする。●未熟である。幼稚である。「―・い文章」 **あお‐こ【青粉】** ●金魚鉢・池・湖沼などに繁殖して、水を緑色にする藻類。●青海苔{あおのり}②の粉末。 **あおさ【石尊】** 緑藻類アオサ属の海藻の総称。岸に近い浅い海の岩につく。食用また飼料用。 **あお‐ざかな【青魚】** 背中の青い魚。サバ・イワシ・サンマなど。 **あお・ざ・める【青褪める・蒼褪める】** 《自下一》[顔色が恐怖・病気などのために]血の気を失う。「約束を忘れて―・める」[類語]青くなる。 **あお・しお【青潮】** 海面が青白くにごる現象。プランクトンの大量発生による酸素不足が原因とされる。 **あお‐じそ【青紫蘇】** シソの一種。茎・葉は緑色。おおば。香味料に用いる。[類語]赤紫蘇。 **あお‐じゃしん【青写真】** ●設計図・統計表などを青地に白く焼きつけた写真。青焼き。ブループリント。●[多く設計図に用いられることから]未来の構想。「―をえがく」 **あお‐じろ・い【青白い・蒼白い】** 《形》●青みがかって白い感じだ。「月光が一面を―・くそめる」●[顔などに]血の気のないようすだ。「―・きインテリ(=行動力に欠けた知識人をあざけって言う語)」 **あおしんごう【青信号】** ●「進んでよい」「安全」を表す青緑色の信号。青。●物事を進行させてよいという合図。「新政策断行の―」[対]②赤信号。 **あおすじ【青筋】** 皮膚の表面に青くすきとおって見える静脈。 ―を立・てる《句》[こめかみに青筋が浮きでるほど]興奮しておこるようすの形容。「―・てておこる」 **あおぞら【青空】** ●青く晴れた空。青天。碧空{へきくう}。[類語]青天井{あおてんじょう}。●屋外。野外。[接頭語的に使う]「―教室」「―駐車」「―市場」 **あおた【青田】** ●稲が青々と生育している田。●まだ稲が実りきらない田。[参考]白田・黒田。 ―がい【―買い】 ●収穫高を見積もって稲をとり入れの前に(田畑に生えているままで)買うこと。●企業が人材や若い労働力を獲得するために、卒業前の生徒・学生と早くから就職の契約を結ぶこと。[参考]俗に「青田刈り」とも。 **あお・だいしょう【青大将】** ナミヘビ科のヘビ。体は暗緑褐色。全長一~二メートル。人家の近くにすみ、ネズミ・鶏卵などを食べる。無毒。 **あお・だけ【青竹】** 切り取って間がない青い竹。 **あお‐だたみ【青畳】** 青々とした新しい畳。[参考]青々とした海面や田畑の形容にも使う。「―を敷いたような海」 **あお・だち【青立ち】** 稲が、時期が来ても未熟のままで生えていること。また、その稲。 **あお・でんしゃ【青電車】** 路面電車で、その日の最終電車の一つ前の電車。青電。[参考]行き先標識に青いランプをともすことから。[類語]赤電車。 **あお・てんじょう【青天井】** ●青々とした空を天井にみたてた語。青空。「―の下で遊ぶ」●株価・物価などが <9> 物価などが際限なく値上がりする状態。「株価は―だ」 **あお・な【青菜】** 青い色の(新鮮な)野菜。菜っぱ。 **――に塩**《句》〔青菜に塩をかけるとしおれることから〕元気をなくしてしずんでしまうようす。 **あお‐にさい【青二才】** 年が若く経験にとぼしい、未熟な男。〔軽蔑・卑下の気持ちをこめて使う〕 **あおに「よし【青『丹よし】** 《枕》「奈良」にかかる。「―ならのみやこは咲く花の匂ふがごとく今盛りなり〈万葉集〉」 **あお・の・く【『仰のく】** 《自五》あおむく。 **あお・の・ける【『仰のける】** は《他下一》あおむける。 **あおのり【青海苔】** 緑藻類アオノリ属の海藻。沿岸の浅い海に生える。乾燥品は香りが高く、食用。 **あおば【青葉】** 〔初夏の〕生いしげったみずみずしい若葉。新緑。「―の目にしみる候」 **あおばえ【青「蠅蒼蠅】** ●イエバエ科のハエ。大形で体が青く光る。●うるさくつきまとう人をののしって言う語。 **あおばな【青、洟】** 子供などが垂らす、青みをおびた鼻汁。あおっぱな。 **あお‐びかり【青光り】** 遠《名・自サ》青緑色に光ること。「―する石」 **あお‐びょうたん【青、瓢簞】** くまだ熟していない青いひょうたん。青ふくべ。●顔色が青ざめて活気のない人をあざけって言う語。 **あおぶくれ【青膨れ・青、脹れ】** 《名・自サ》顔の色が青く、むくんでいる・こと(人)。 **あおへん【青偏】** 漢字の部首「青・青」の称。 **あお・まめ【青豆】** ●大豆の一種。実が緑色で大つぶのもの。●青えんどう。グリンピース。 **あお・み【青み】** をほかの色にふくまれた青い色。また、その程度。[コロ]「―を帯びたガラス」[類語]青さ。●料理で、吸い物・刺身・焼き魚などにそえる緑色の野菜。表記②は「青味」とも書く(「味」は当て字)。 **あお・みどろ【青味泥・『水『綿】** 緑藻類ホシミドロ科の薬も。緑色で糸状をなし、どろどろしている。川・沼などに多い。あおみどり。 **あお・む・く【『仰向く】** 《自五》〔顔や物の前面が〕上を向く。あお向きになる。あおのく。「―・いて寝る」「少しー・いた鼻に愛敬いきがある」囲うつむく。 **あおむけ【『仰向け】** は、あお向いた状態。あおのけ。あお向き。[対]うつぶせ。 **あお・む・ける【『仰向ける】** 《他下一》〔顔や物の前面を〕上に向かせる。上に向ける。あお向けになる。あおのける。「顔を―・けて嘆息する」「あごを―・けた不遜な態度」[対]うつぶせる。うつむける。 **あおむし【青虫】** をチョウ・ガなどの緑色をした幼虫の総称。特に、モンシロチョウの幼虫。毛やとげがなく、アブラナ・キャベツなどを食害する。[類語]いもむし。 **あお・もの【青物】** ●青色の野菜。また、野菜類の総称。蔬菜。「――市場」●「イワシ・サバなど〕皮の青い魚。[参考]光り物④。 **あお・やき【青焼き】** 「青写真①」に同じ。 **あおやぎ【青柳】** ●青々としげったヤナギ。●〔東京の方言〕バカガイのむきみ。すしなどに使う。 **あおり【煽り】** ●あおること。特に、強い風によるはげしい動き。[コロ]「爆風の―を受ける」●強い働きのおよぼす影響。余勢・余波(による衝撃)。「ストの―」 **―を食・う**《句》そばにいたため、または近い関係にあったため、思わぬ災難や影響を受ける。あおりを食らう。「閉山の―・って人口が減る」[類語]そばづえを食う。 **あおり【『障『泥・『泥『障】** 馬の腹の両わきにおおうようにたらす皮革製の泥よけ。のちに飾り用。 **あおり・た・てる【煽り立てる】** 《他下一》「煽る」を強く言う語。特に、さかんに煽動究する。 ***あお・る【呷る】** 《他五》〔酒などを〕勢いよく一息に飲む。あおぐ。[コロ]「酒を―・る」[文]《四》。 ***あお・る【煽る】** 《他五》●うちわなどを動かして風を起こし火勢を強める。「炭火を―・る」●「風が物を〕ゆり動かす。「強風に―・られる」〔物を〕はげしい勢いで動かす。「ドアを―・って室内に入る」●おだてそそのかす。けしかける。たきつける。「購買欲を―・る」●物事を活気づける。[句]「相場を―・る(=株をむやみに売買して相場を狂わせる)」[文]《四》。 ***あか【垢】** ●汗・あぶら、あるいはほこり・ごみなどが、皮膚の上皮細胞とまじってできる汚れ。「―を流す」「―で汚れた下着」けがれ。よごれ。「俗世の―」 ***あか【淦】** 船底にたまった水。「―をくみ出す」[参考]「閼伽」の転。船乗りが「水」と言うのをきらって言いかえたことば。 **水あか。また、湯あか。「やかんのー」** ***あか【赤】** 《名》●血のような色。色の三原色の一つ。赤色。レッド。[参考]の興奮の気分を起こす。ゆ朱・だいだい・茶色などもふくめて言う。[類語と表現「色」]●「―の」の形で〉明らかな。全くの。[連]「―の他人」〔俗]共産主義者。社会主義者。[参考]革命軍の旗が赤いことから。●赤信号。危険・停止を示す。「―になったらわたるな」[対]青。●校正で、赤字。朱。「―を入れる」●銅。あかがね。要記◎は「銅」とも書く。●漢字の部首「赤」の称。《接頭》●「赤い色をした」「赤みをおびた」の意。「――さび」●「全くの」「明らかな」の意。「―はだか」「―恥」 ***あか【閼伽】** 仏に供える水。また、それを入れる器。[参考]梵語 arghya (=功徳水化学)の音訳。功徳水は八種の功徳をもつ水。 **あかあか【明明】** 《副》 《「――と」の形も》〔光が照っていて〕いかにも明るいようす。「ライトがーとともる」[類語]皓々。煌々弱。 **あかあか【赤赤】** 《刷》《「―と」の形も)いかにも赤くあざやかなようす。1回「火がーと燃える」 **あか・い【赤い紅い】** 《形》●赤日①の色をしている。「火が―・く燃える」●赤みをおびている。明るい茶色である。また、だいだい色である。「―・い髪の毛」「―・い夕日」●健康で血色がよい。〔興奮したり、のぼせたり、恥ずかしがったり、酒に酔ったりしたようすにも用いる][参考]赤くなる。●[俗]共産主義者である。左翼的である。図あか・し《ク》。 >次ページ使い分け **―・い気炎を上げる**《句》女性が気勢を上げる。 **―・くなる**《句》恥ずかしがったり、酒に酔ったりして、顔色が赤い色になる。「冷やかされて―・くなる」 **あかい・しんにょ【赤い信女】** 未亡人。夫が死んだときに、生きている妻の戒名なもその墓石にほりこむ場合、朱をいれておくことから。 **あかい・はね【赤い羽根】** 共同募金に寄付した人にわたす赤く染めた羽根。 **あかいわし【赤、鰯】** ●塩づけにしたイワシ。[参考] 9 <10> 赤茶けていることから。●[①に似た]赤くさびた刀。 **アカウンタビリティー** 行政・企業などが、社会に対して活動内容・収支などについて説明する・責任(義務)。説明責任。▽accountability **あかえ【赤絵】** 陶磁器に、おもに赤色を用いてかいた絵。また、その陶磁器。「――の皿」[参考]青絵。 **あか・えい【赤、鯛・赤、鱝】** アカエイ科の海魚。一し形で平たい。全長約一片。背面は赤褐色。尾のとげに毒がある。卵胎生。食用。 **あか・えぼし【赤鳥『帽子】** 赤ぬりのえぼし。えぼしはふつう黒ぬりである。[句]「亭主の好きなー」 **あか・がい【赤貝】** フネガイ科の二枚貝。浅い海の泥の中にすむ。殻は黒褐色で肉は赤い。食用。 **あかがえる【赤蛙】** アカガエル科のカエルのうち背面が赤褐色のものの総称。ニホンアカガエル・ヤマアカガエルなど。 **あか・がし【赤樫】** ブナ科の常緑高木。高さは一〇~二〇。材は赤く、堅い。用途は広く、船舶・車両・建築などに利用される。 **あかがね【『銅】** (「赤金」の意)〔文]銅。あか。[類語]くろがね(=鉄)。こがね(=黄金)。しろがね(=銀)。 **あか・かぶ【赤、蕪】** カブの品種のうち、表皮の赤いもの。赤かぶら。 >使い分け 「あかい」 赤い(紅・『朱・『丹・赭・緋) 〔赤色から赤い色合いをした黄・茶系統の色まで〕赤い夕日・赤い血・赤信号・赤(朱・丹)い柱・赤(丹)く焼いた土器・赤(紅)い頬・赤(紅)い唇・赤(紅)勝て白勝て・赤(紅)き血潮・赤(赭)ら顔・赤(緋)いマント・燃えるように赤(緋)い服 [参考]「赤」は三原色の純粋な赤を中心としたあかい色で、一般に広く用いられる(赤いトマト・赤い靴・赤犬)。「紅」は鮮やかな赤色(=ベに色)、「朱」は黄みがかった深い赤(=朱色)、「丹」は丹砂の色で浅い赤(いわゆる「丹塗ぶり」の「丹」)、「緒」は赤土色、「緋」は火のように鮮やかな赤である。 **あかがみ【赤紙】** 《紙の色が赤いことから) 〔俗〕旧軍隊の召集令状。また、差し押さえの紙。 **あかぎ【赤木】** ●皮をけずった木。[対]黒木。●材の赤い木の総称。スオウ・カリン・シタンの類。 **あがき【『足掻き】** あがくこと。「最後の―」「悪―」 **―が取れ・ない**《句》〔方法・手段がなく〕どうしようもない。 **あかぎれ【皸輝】** 寒さのため、手足の皮膚に脂気がなくなり、深くさける症状。[類語]ひび。 **あ・が・く【『足掻く】** 《自五》《馬などが前足で地面をかく意から) ●動きにくい体を自由にしようとして、もがく。じたばたする。「縄をほどこうと―・く」●苦しみなどからぬけ出そうと、気をもむ。あくせくする。「実績をのばそうと―・く」 **あかげ【赤毛】** 赤みをおびた髪の毛や馬の毛。 **あか・ゲット【赤ゲット】** 都会を見物に行く田舎者。おのぼりさん。また、なれない洋行者。〔多く、あざけりの気持ちがこもる〕語源明治時代、地方から都会に行くのに、多く赤い毛布を身に着けていたことから。「ケット」は「ブランケット(=毛布)」の略。表記「赤毛布」とも当てる。 **あか‐ご【赤子・赤『児】** 赤ん坊。〔やや古風な言い方〕 **――の手を捩ねじるよう**《句》力のない相手をたやすく負かすことのたとえ。また、たやすくできることのたとえ。赤児の手をひねるよう。 **あかざ【藜藿】** アカザ科の一年草。高さ約一局。若葉は紅紫色で食用。茎はつえにする。 **あかざとう【赤砂糖】** 精製していない、薄茶色の砂糖。[類語]黒砂糖。 **あかさび【赤錆】** 鉄の表面にできる赤茶色のさび。 ***あかし【『灯】** (「明かす」の連用形から) 〔文]ともしび。あかり。また、灯明。「みーをともす」 ***あかし【『証】** (「明かす」の連用形から》確かなこと、身の潔白などを証拠だてること。また、その証拠。「愛のーを求める」[コロ]「身の―を立てる」 **あか‐じ【赤字】** ●〔記帳するとき、不足額を赤色で書くことから〕収入より支出が多いこと。欠損。[コロ]「―を出す」[対]黒字。●〔赤色の鉛筆やインクで直すことから〕校正で訂正した字。朱。1回「原稿にーを入れる」 **―こくさい【―国債】** 国家が財政の赤字をうめるために発行する国債。赤字公債。 **アカシア** ●マメ科の常緑高木。原産地はオーストラリア。初夏、白または黄色の蝶は形の花をつける。材は家具・建築用。●「はりえんじゅ」の俗称。街路樹などに用いる。にせアカシア。[参考]日本では多く②を「アカシア」とよぶ。=アカシヤ。▽acacia **あか・しお【赤潮】** も微生物や藻類誘などが一時に大量にふえて海の水が赤く見える現象。貝類・海藻類・魚類などに害を与える。にが潮。くされ潮。 **あか‐じそ【赤紫蘇】** シソの一種。アントシアニンという色素をふくむ赤紫色の葉は、梅干しや漬け物の色づけに用いる。[類語])青紫蘇。 **あかし・ちぢみ【明石縮】** 絹で作った高級なちぢみ織りの布。夏用。あかし。[参考]兵庫県の明石地方で産出したことから。 **あか・じ・みる【垢染みる】** 《自上一》あかがついてよごれている。「―・みたシャツ」 **あかーしんごう【赤信号】** ●「止まれ」「危険」を表す赤色の信号。赤。●行く先の危険、物の不足などを知らせるしるし。「健康の―」団①②青信号。 **あか・しんぶん【赤新聞】** 社会の裏面や有名人の私生活などを興味本位に書く低俗な新聞。イエローペーパー。語源もと赤みがかった紙を使ったことから。 ***あか・す【飽かす】** 《自五》●あきさせる。「人を―・さない話術」「~に―・して・・・する」の形で〉たっぷりあるのをよいことにして、おしげもなく使う。何「金に―・す」=飽かせる。《四》。 ***あか・す【明かす】** ■《自五》夜をねむらないで過ごす。[コロ]「一夜を―・す」 [類語](5)徹夜。《四》。■《他五》かくれていたものを明らかにする。[コロ]「秘密を―・す」 「種を―・す」[類語]公にする。(5)公表。暴露びく。《四》。[使い分け「あく・あける・あかす」] **あか・す【『証す】** 《他五》 《「明かす」と同語源》確かなこと、身の潔白などを証拠だてる。「身の潔白を―・す」表記「明かす」とも書く。《四》。 <11> あかまつ【赤松】** マツ科の常緑高木。幹は直立して あかーず【飽かず】** 《連語》あきないで。あきもせず。いつまでも。「―ながめる」 **あかずの【開かずの】** 《連体》開いたことがない。また、なかなか開かない。「―間{ま}」「―踏切」[表記]「明かずの」とも書く。 **あか・すり【垢擦り】** あかをこすり落とすこと。また、そのために使う布など。 **あか・せる【飽かせる】** 《他下一》飽かす。 **あか・せん【赤線】** ●赤い色の線。●「赤線地帯」の略。 ―ちたい【―地帯】 [俗]法によって売春が認められていた店が多く集まっていた地域。赤線。警察で、地図の上に赤い線を引いて示したことから。一九五八年に廃止。 **あか・だし【赤出し】** 豆みそで作ったみそ汁。また、そのみそ。[表記]「赤出汁」とも書く。 **あか・ちゃ・ける【赤茶ける】** 《自下一》[日に焼けたり色あせたりして]赤みがかった茶色になる。あかっちゃける。「―・けた畳」 **あかちゃん【赤ちゃん】** 「赤ん坊」を親しみをもって呼ぶときに用いる語。 **あかちょうちん【赤提灯】** 赤い提灯をつるした、大衆向きの飲み屋。一杯飲み屋。あかぢょうちん。 **あか・チン【赤チン】** 「マーキュロクロム水溶液」の俗称。すり傷などの手当てに用いた。[参考]赤いヨードチンキの略。水銀化合物なので日本の製薬会社は製造を中止した。 **あかつき【暁】** (「明時」の転)●[雅]まだ夜が明けずほの暗いころ。明け方。夜明け。[類語]あけぼの。●あることが実現・成就した、その時。「成功の―には盛大に祝いましょう」 **あかつき・やみ【暁闇】** [文]ぎょうあん(暁闇)。[参考]陰暦で各月の一四日ごろまで。 **あがったり【上がったり】** 《「たり」は文語の助動詞》商売・勢いなどがふるわないでだめになること。お手上げ。「不況で商売は―だ」[表記]一般にかな書き。 **あか・つち【赤土・赭土】** 鉄分をふくんだ(粘土質の)赤い土。赭土{しゃど}。 **アカデミー** (古代ギリシャでプラトンが教えたアカデメイア学園から)●学芸に指導的な人々の団体。学士院。翰林院{かんりんいん}。●大学や研究所の総称。[▽(仏)académie (英)academy] ―しょう【―賞】 アメリカの映画芸術科学アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)の映画賞。毎年三月に、過去一年間の最も優秀な作品・男女優・監督などに対して贈られる。一九二八年に創設。オスカー賞。[参考]「オスカー像」のある物。 **アカデミズム** ●伝統的・保守的・閉鎖的な学風。官学風。●形式だけで内容が伴わない非現実的な学問の傾向。[▽academism] **アカデミック** 《形動》●[実際的なものを無視した意をふくんで]学究的。●[権威・伝統・形式などを重んじる意をふくんで]官学的。[参考]①②とも悪い意味にも使う。●学術的なようす。「―な編集方針」[▽(仏)académique (英)academic] ―ハラスメント 研究・教育の場における、地位や権力を利用したいやがらせ。[参考]「アカハラ」とも言う。[▽academic と harassment からの和製英語。] **あか・てん【赤点】** 《赤色で書くことから》落第点。「テストでーを取らないようにがんばる」 **あか‐でんしゃ【赤電車】** 路面電車で、その日の最終電車。終電車。赤電。[参考]行き先標識に赤いランプをともすことから。[類語]青電車。 **あか・とんぼ【赤蜻蛉】** トンボ科の昆虫のうち、やや小形で体の赤いものの総称。アキアカネ・ナツアカネなど。むらがって飛ぶ。あかねとんぼ。 **あがな・う【購う】** 《他五》[文]買い求める。「古書店にて一冊を―・う」[類語](名)購入。[文]《四》。 **あがな・う【贖う】** 《他五》あやまちや罪を許してもらうため金品を出す。また、代わりのものでつぐないをする。「死をもって罪を―・う」[文]《四》。 **あか・なす【赤茄子】** 「トマト」の古い言い方。 **あかぬけ【垢抜け】** 《名・自サ》あかぬけること。素人くさくなくなること。 **あか・ぬ・ける【垢抜ける】** 《自下一》都会風に洗練されて、やぼなところがなくなる。[「―・けた」の形で使うことが多い]「―・けた身だしなみ」「―・けた芸」 **あかね【茜】** (「赤根」の意)●アカネ科のつる性多年草。根は赤黄色で染料または止血剤に用いる。●あかねの根で染めた暗赤色。あかね色。「空が―に染まる」 **あかねさす【茜さす】** 《枕》「日」「昼」「照る」「君」「紫」にかかる。 **あか・の・たにん【赤の他人】** 《連語》自分と全く関係のない人。 **あか・はじ【赤恥】** ひどい恥。大恥。あかっぱじ。「―をかく」 **あか・はた【赤旗】** (赤色の旗の意)●[源氏の白旗に対して]平氏の旗。[対]白旗。●革命派・共産党・労働者などの旗。●危険信号を示す旗。 **あか・はだ【赤肌・赤膚】** ●皮がすりむけた、赤い肌。●あかはだか。すはだか。●山に草木がなく、山肌が露出していること。 **あか・はだか【赤裸】** 何も身にまとわない、全くの裸。素裸{すはだか}。まっぱだか。全裸。 **あか・はら【赤腹】** ●ツグミ科の鳥。頭から体の上部はオリーブ色で腹の両わきが赤い。本州中部以北で繁殖し、冬は暖かい地方に渡る。●「イモリ」の別称。●「ウグイ」の別称。 **あか・びかり【垢光り】** 《名・自サ》着物などの、あかのついた所が、こすれて光ること。 **あか・ふだ【赤札】** (赤い札の意)見切り品・特価品・売約ずみの品などにつける(赤色の)札。 **あか・ぶどうしゅ【赤葡萄酒】** 濃い赤色のぶどう酒。肉料理に適する。赤ワイン。 **アガペー** キリスト教で、神の愛。また、自己を犠牲にして表される愛。アガペ。[対]エロス。[▽agape] **ア・カペラ** [音]●無伴奏の合唱曲。●伴奏がないこと。「―で歌う」[▽a cappella (=礼拝堂風に)] **あかへん【赤偏】** 漢字の部首「赤」の称。 **あか・ぼう【赤帽】** ●赤色の帽子。●(赤色の帽子をかぶっていることから)駅の構内で旅客の手荷物を運搬した人。現在はない。 **あか・ほん【赤本】** ●江戸時代の草双紙の一つ。おとぎ話の絵本で、赤色の表紙を用いた。●装丁が粗悪で、内容が低級な本。 **あかま・いし【赤間石】** 山口県南西部に産する、赤褐色・紫色などの凝灰岩。すずり・庭石などにする。あかま。 **あかまつ【赤松】** マツ科の常緑高木。幹は直立してのび、樹皮は赤褐色。材は堅くてくさりにくい。建築・土木用。また、紙の材料にする。雌松{めまつ}。 <12> **あかみ【赤み】** ほかの色にふくまれた赤い色。また、その程度。「―を帯びる」「顔にーがさす」[表記]「赤味」とも書く(「味」は当て字)。[類語]赤さ。 **あか・み【赤身】** ●魚肉などの赤い部分。また、赤い肉(の魚)。マグロなど。[対]白身。●木材の中心にある質の密な赤みがかった部分。心材。[対]白太{しらた}。 **あか・みそ【赤味噌】** 赤茶色のみそ。仙台みそ・信州みそなど。味はからい。[類語]白みそ。 **あか・むけ【赤剝け】** 《名・自サ》皮膚がすりむけて赤くなること。また、その赤くなった部分。 **あか・め【赤目】** ●充血した目。●[白ウサギなどのように]虹彩の色素が少ないため、血の色がすけて赤く見える目。●「あかんべ」に同じ。 **あかめ・がしわ【赤芽柏】** トウダイグサ科の落葉高木。葉は、てのひら形。芽は紅色。夏、黄色の小花をふさ状につける。樹皮は薬用。 **あか・める【赤める】** 《他下一》赤くする。赤らめる。[図]あか・む《下一二》。 **あが・める【崇める】** 《他下一》尊いものとしてうやまう。尊敬する。「神を―・める」[図]あが・む《下二》。 **あか・もん【赤門】** ●朱塗りの門。●[東京大学正門の南にある旧加賀藩前田家の赤い門から]東京大学、特に、旧制の東京帝国大学の俗称。「―派」「―出」 **あから‐がお【赤ら顔・赭ら顔】** [日に焼けたり、酒焼けしたりして]赤みをおびた顔。 **あからさま** 《形動》かくさずはっきりしているようす。露骨。おおっぴら。「―に非難する」[表記]「明白」「明ら様」とも書く。 **あから・む【明らむ】** 《自五》夜があけて空が明るくなりだす。「東の空が―・む」[文]《四》。 **あから・む【赤らむ】** 《自五》赤みをおびる。赤みがかる。「顔が―・む」「つぼみが―・む」[文]《四》。 **あから・める【赤らめる】** 《他下一》顔に赤みをおびさせる。「顔を―・める」[図]あから・む《下二》。 **あかり【明かり】** ●光。●ともし火。灯火{とうか}。「―をともす」●電灯などの光。ライト。「―をつける」[表記]②③は「灯り」とも書く。 **あがり【上がり】** ■《名》●あがること。高くなること。「株価の―が激しい」[対]下がり。●[物の]できあがり。また、できばえ。[連]「いっちょうー」●利益。収入。「店の一{いちにち}の―で生活する」●上手になること。上達。「手の―が速い」●すごろくで、最後の場所に入って競技に勝つこと。また、その場所。また、トランプ・マージャンなどで勝つこと。「スペードのエースが出たら―だ」●「上がり花」の略。■《接尾》●「続いていた物事が終わって間がない」の意。「病み―」「雨―」●(職業・身分などを表す語について)「以前に・・・であった・こと(人)」の意。「軍人―」[参考]の低い地位から高い地位になった場合に、やや軽蔑していう。やくざくずれ。 **あがり・かまち【上がり框】** 家の上がり口の床に横にわたした木。あがりがまち。 **あがり‐ぐち【上がり口】** 部屋や階段にあがる所。あがりくち。 **あかり・さき【明かり先】** [自分から見て]光のさしてくる方。「―に立つ」 **あかり・しょうじ【明かり障子】** 光を取り入れられる、木の枠に紙をはった障子。[古風な言い方][類語]ふすま障子。 **あかり・とり【明かり取り】** 室内を明るくするために日光をとり入れる窓。明かり窓。 **あがり・はな【上がり端】** 庭や土間や入り口から座敷へあがったすぐの所。端近{はしぢか}。 **あがり‐ばな【上がり花】** いれたばかりの茶。出花{でばな}。また、茶。あがり。[参考]料理屋などで使う。 **あがり・め【上がり目】** ●目じりの上がった目。「―、下がり目、ぐるりと回して猫の目」●物価や勢いなどが上がる傾向にあること。のぼり坂。「物価は―にある」[対]①②下がり目。 **あがり・もの【上がり物】** ●神仏へ供える物。●「食べ物」「飲み物」の尊敬語。召し上がり物。●田畑からとれる物。収穫物。 **あがり・ゆ【上がり湯】** 浴槽に入ったあとや、風呂をあがるときに体を流し清めるため、別にわかしてある湯。おか湯。かかり湯。 **あが・る【上がる】** 《自五》●高い方へ移る。●低い所から高い所へ移る。のぼる。「階段を―・る」「壇上へ―・る」[対]おりる。●[体の一部が]上の方へ動く。「手がまっすぐ―・る」[表記]「挙がる」とも書く。[対]①②さがる。●煙・火・太陽・月や旗・たこなどが空中に高くのぼる。「煙が―・る」「日の丸が―・る」●海・川などから陸に移る。上陸する。「一か月ぶりで船から―・る」[表記]③④は「揚がる」とも書く。●ふろから出る。●[座敷や部屋の中へ]入る。「ちょっと―・っていきなさい」●[⑥から転じて]遊郭などに遊びに行く。[表記]は「登楼{あが}る」などと当てた。●[地位が]上へ行く。進む。「初段から二段に―・る」●入学する。進級する。「中学に―・る」●神仏に供えられる。「お神酒が―・っている」[対]⑧⑨さがる。●(血が頭にあがることから)心が乱れる。過度の緊張によって、正常の言動がとれなくなる。「マイクの前に立つと―・る」[表記]は「逆上る」とも当てる。●[収入・利益・効果などが]収められる。生み出される。「アパートから家賃が―・る」「効果が―・る」●「行く」「訪ねる」などの謙譲語。うかがう。「ご相談に―・る」 ●抽象的な事柄が・積極的な(望ましい)ほうに進む。●勢いが加わる。増す。「速度が―・る」「意気が―・る」●価格が高くなる。「物価が―・る」[表記]②は「騰がる」とも書く。●物事の調子・状態などがよくなる。「文名が―・る」[句]「腕が―・る」●大きな声・音などが、おこる。「祝砲が―・る」「喚声が―・る」 ●物事が終わりになる。●仕事がし終わる。作品ができる。「仕事は八月中に―・る」「染色がきれいに―・る」●けいこごとなどで、一つの作品を習い終わる。「三ヶ月で『さくら』が―・った」●・・・の費用ですむ。まかなえる。「旅行は三万円で―・った」●すごろくで、最後の場所に入る。また、トランプ・マージャンなどで勝負がつく。「トランプの七並べでまっ先に―・った」●雨がやむ。晴れる。「雨が―・って虹が出た」●続いていたものがなくなる。「脈が―・った」●魚が死ぬ。植物がかれる。「川が汚染されて魚が―・った」[図]《四》。 ■《接尾》●その動作が終わる。・・・し終わる。「染め―・る」●その動作・状態が極点に達する。すっかり・・・する。「縮み―・る」「のぼせ―・る」「晴れ―・る」[図]《四》。 ■《他五》「食べる」「飲む」などの尊敬語。めしあがる。「たくさん―・ってください」「お酒を―・った」[文]《四》。 <13> >使い分け「あがる・あげる」 上がる(『騰) 〔下から上へ移る意で、一般に広く〕地位が上がる・物価が上(騰) がる・利益が上(挙)がる・効果が上(挙) がる・雨が上がる・躍り上がる・出来上がる・のぼせ上がる 挙がる〔もち上げて目立たせる。検挙する〕手が挙がる・文名が挙がる・犯人が挙がる・証拠が挙がる 揚がる〔空中に高くのぼる。わきあがる〕たこが揚がる・国旗が揚がる・水死体が揚がる・喚声が揚(上)がる・天ぷらが揚がる 上げる(幅) 〔下から上へ移す意で、一般に広く〕棚に上げる・顔を上(挙) げる・気炎を上げる・苦しげに上(幅)げる・スピードを上げる・作り上げる・染め上げる 挙げる「はっきり分かるように示す。出しつくす〕右手を挙げる・該当者の名前を挙げる・式を挙げる・例を挙げる・犯人を挙げる・兵を挙げる・全力を挙げる 揚げる〔高くかかげる。浮かぶ。場所を移す〕気球を揚げる・旗を揚げる・水揚げ・陸揚げ・引き揚げ者・天ぷらを揚げる [参考「上/挙」の使い分けは微妙で両者ともに使える場合がある。「利益を挙げる・効果を挙げる・頭を挙げる」などでは、はっきり分かるようになる意をふくんで「上げる」と区別することもある。また、「手が挙がる/上がる」では、前者は挙手の意に、後者は挙手の意のほかに上達する意でも使う。なお、もたげる意で「「撞」をあて、意気が上がる意で「「昂」をあてることもある。一般に、「・・・て(で)上げる」の形では、「買ってあげる・してあげる」のようにかな書きにすることが多い。 ***あが・る【挙がる】** 《自五》 ●犯人・暴徒などがつかまる。検挙される。「容疑者が―・る」●証拠が見つかる。「証拠が―・る」[文]《四》。[使い分け] ***あが・る【揚がる】** 《自五》熱い油で煮たものができあがる。「魚のフライが―・った」[図]《四》。[使い分け] **あかる・い【明るい】** 《形》〔物がよく見えるように〕十分光を・だして(通して)いるようすだ。また、光がさしている状態である。「―・い部屋」②〔性格・表情・状態などが〕楽しそうな感じである。朗らかである。「心が―・くなる」●やましいことや、かくしごとがなく、正しい。「―・い政治」●〔将来などに〕期待がもてるようすだ。「―・い未来」〔色が〕にごりがなく、鮮明だ。くすんでいない。「―・いブルー」●ある物事についてよく知っている。くわしい。「この辺の地理に―・い」団①~⑥暗い。[図]あかる・し《ク》。[類語と表現] >類語と表現「明るい」 *光があって物の形や色がよく見える状態が「明るい」である。江戸時代に使われ始めた語で、それ以前は「明し」と言った(「赤し」と同語源)。光があると遠くまではっきりと見通せるから、不安も解消し隠し事などもできなくなる(明るい希望・明るい社会)。陰りのない表情や性格もまた「明るい」である。「~に明るい」の形で使うときは、「~にくわしい」の意となるが、くわしく知るためには物事がはっきりと見えていなければならないからである(数字に明るい)。 [光がある]明かり(薄明かり・窓明かり・月明かり・星明かり・川明かり・雪明かり)・明るみ・明るさ・晴朗・薄明・黎明・光明・陽光・残照・夕照 ◇[副詞的表現] 燦然歳・燦々説・皓々・煌々・耿々・杲々 [と輝く]・赤々・明々 [と光がともる]/目が眩むほど「明るい」 「はっきりとしている」くっきり・鮮やか・鮮明・澄明・明瞭。・明白・明々白々・明晰い・瞭然物・歴然・判然 [心理・性格]朗らか・明朗・闊達・陽気・快活・活発・元気/外向的・外交的・社交的・活動的・楽天的/晴れ晴れ・生き生き・伸び伸び **あかる・む【明るむ】** 《自五》明るくなる。「雨が止んで、空が―・む」《四》。 **あか・ワイン【赤ワイン】** 赤葡萄酒。 **あ・かんたい【亜寒帯】** 寒帯と温帯の中間の地域。短い夏と、長い冬が特徴。針葉樹林帯。[参考]現在はふつう、「冷帯」という。 **あかんべ** (「赤目」の転)指で下まぶたを引き下げ、赤い部分を見せること。また、それと同時にいうことば。小さい子供をからかったり、軽蔑・拒否の気持ちを表したりする動作。あかんべい。あかんべえ。「―をする」 **あかんぼう【赤ん坊】** 《体が赤みがかっていることから)生まれてまもない子供。あかんぼ。赤ちゃん。[類語]赤子。乳児。乳飲み子。みどりご。嬰児い。 ***あき【安芸】** 旧国名の一つ。今の広島県の西部。芸州紫。 ***あき【明き・空き】** ●あいている・こと(場所・時間)。[類語]すきま。空白。●欠員。「定員のーがある」 ***あき【秋】** 夏の次の季節。穀物や果実などが実る季節。多く物事が終わりに近づいていることにたとえる。[次ページ類語と表現] **――の鹿は笛に寄る**《句》《秋は鹿の交尾期であるため、雌鹿の鳴き声に似た笛をふくと雄鹿がだまされて近寄って来ることから) 恋に身をほろぼすことのたとえ。また、弱点には乗じられやすいことのたとえ。 **――の日は釣瓶落とし**《句》秋の日の暮れやすいことのたとえ。 ***あき【飽き・「厭き】** あきる。いやになる。〔多く「ーが来る」の形で用いる〕(70)「ーが来ないデザイン」 **あきあき【飽き飽き・厭き、厭き】** 《名・自サ》これ以上続けるのがいやになること。すっかりあきること。「受験勉強にはもうーした」[類語]うんざり。 **あき・あじ【秋味】** り。「鮭」の別称。アイヌ語「アキアチップ」の転という。 **あき・おち【秋落ち】** ●最初に予想したよりも、秋になって米の収穫量がへること。●予想したよりも豊作であったため、秋になって米の価格が下がること。秋下げ。「―相場」因秋高。 **あき・かぜ【秋風】** 秋にふく風。[参考]「さわやかな、しかし無情な風」の感じをふくむ。[対]春風。 **――が吹・く**《句》恋人間の愛情がさめる。秋風が立つ。[参考]「秋」を「飽き」にかけていう。 <14> **あき・がら【空き殻】** 中身がなくなった外側のもの。「あさりのー」「スナック菓子のー」 **あき・かん【空き缶】** 中身を出した、からの缶。 **あき・くさ【秋草】** 秋に花がさく草。 **あき・ぐち【秋口】** 秋めいてくるころ。初秋。[注意]春・夏・冬には「・・・ぐち」とは言わない。 >類語と表現「秋」 *四季の第三位。暦の上では立秋(八月七、八日ごろ)から立冬(一一月七、八日ごろ)の前日までを言う。生活感覚では、お盆が過ぎて朝夕の涼しさを実感するころから、木枯らしが吹き始めるころまで。爽やかな風は稲穂をなびかせ、は山を彩るが、やがて秋冷は極まり、さえわたる月の光も草にすだく虫の声も、人の心にもの寂しさをもたらす。実りの秋に衰退の始まりを見る(中世の秋)。 [月の異称・陽暦では九~一一月、陰暦では七~九月]陰暦七月・・・文月琴・・孟秋・初秋・七夕月/陰暦八月…葉月・仲秋・月見月/陰暦九月…長月季秋・晩秋・菊月・紅葉月 [二十四節気]立秋(八月七、八日ごろ)・処暑い(八月二三日ごろ)・白露(九月七、八日ごろ)・秋分(九月二二、二三日ごろ)・寒露(一〇月八、九日ごろ)・霜降祥(一〇月二三、二四日ごろ)・立冬(一一月七、八日ごろ)・小雪,(一一月二二、二三日ごろ)、白」 ◇[雑節・節句]二百十日(八月三一日、九月一日ごろ)・二百二十日(九月一〇、一一日ごろ)・重陽韓の節句(九月九日)・彼岸(秋分を中日とする七日間) [手紙の挨拶]九月・・・秋涼の候・新秋の砌・朝夕にようやくしのぎやすさを覚える頃に/一〇月…秋冷の候・清秋の砌・日増しに秋も深まる頃/一一月・・・晩秋の候・向寒の砌・朝夕はひときわ冷え込む頃 **あき‐ご【秋『蚕】** 夏ごろから晩秋までに飼うカイコ。秋蚕。[参考]春蚕。・夏蚕。。 **あき・さく【秋作】** 秋に栽培(または成熟)する作物。特に、稲。団春作。ん。 **あき・ざくら【秋桜】** 「コスモス」の別称。 **あき・さめ【秋雨】** 秋にふる雨。秋の雨。秋雨。[参考]冷たくしとしとふり続き、さびしい感じをさそう。[類語]秋霖。因春雨。 **―ぜんせん【一前線】** 九月中ごろから一〇月中ごろにかけて、日本の南岸沿いに停滞し、長雨などの原因になる前線。秋霖しゅう前線。 **あき・しつ【空き室】** 住む人や使う人が決まっていない部屋。空き部屋。空室い。 **あき・しょう【飽き性厭き性】** 何をしてもすぐあきる性質。あきっぽい性質。[類語]移り気。浮気。 **あき・す【空き巣】** ●(鳥のいない巣の意から》留守の家。●「あきすねらい」の略。留守の家をねらって盗みを働く・こと(人)。「―にやられた」 **あきた・いぬ【秋田犬】** 秋田県原産の代表的な日本犬。体は大きく、耳は立ち尾を巻く。性質は穏和で落ち着きがあり番犬に適する。天然記念物。あきたけ **あき・だか【秋高】** 「秋高相場」の略。予想したよりも不作であったため、秋になって米の価格が上がること。[対]秋落ち。 **あきたり…ない【飽き足りない・嫌い】** 《連語》十分満足しない。あきたらない。「現状に―・ない」 **あき・た・りる【飽き足りる】** 《自上一》十分満足した気持ちになる。〔一般に打ち消しを伴って用いる〕[類語])満ち足りる。[参考]飽き足りない。 **あき・ち【空き地・明き地】** 建物などが建っていない土地。使っていない土地。空地っ。 **あきつ【秋津・蜻蛉】** 「トンボ」の古称。[参考]古くは「あきづ」と言った。 **あきつしま【秋津島・秋津州蜻蛉州】** ■《名》「日本の国」または「大和の国」の別称。あきつしまね。目《枕》「大和ば」にかかる。「ささきれいしい **あきつ‐ぽ・い【飽きっぽい】** 《形》すぐにあきるようすである。あきやすい。「―・い性質」「―・い人だ」 **あぎ・と【腭門腭・顎腮】** 〔文〕●あご。おとがい。●魚のえら。 **あきない【商い】** 誇●《名・他サ》〔もうけるため〕品物を売り買いすること。商売。「―に出る」●売り上げ。また、売上高。「人出の多いときはーも多い」●「取引所で〕売買取引。「不況で―は閑散としている」 **―は牛の延はだ**《句》商売をするには、牛のよだれのように、細く長く切れめなく、気長に辛抱することが大切だということ。 **あきな・う【商う】** 籍《他五》商売をする。売り買いする。「輸入品を―・う」[文]《四》。 **あき・なすび【秋茄『子】** 秋の終わりごろに実のなるなすび。味がよいとされる。秋なす。 **――嫁に食わすな**《句》秋のなすびは・おいしい(体が冷える)ので、嫁に食べさせるな。姑が嫁を・いびる(大切にする)ことのたとえ。秋なすは嫁に食わすな。 **あき・の・おうぎ【秋の扇】** 《連語》●秋が来たために不要になった扇。●男から愛されなくなった女。班女説が扇。故事漢の時代、成帝の愛妾、班婕妤靴が、自作の詩の中で、帝の愛のさめた身を秋の扇にたとえたことから。《怨歌行〉 **あきのそら【秋の空】** 《連語》●秋の季節の空。また、秋の天候。[参考]「すがすがしい」「変わりやすい」などの意をふくむ。●異性に対する愛情が変わりやすいことのたとえ。[句]「男心とー」 **あき・の・ななくさ【秋の七草】** 日本で、秋にさく代表的な七つの草花。萩・尾花(薄料)・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗(または、朝顔)。[参考]春の七草。 **あきばしょ【秋場所】** 大相撲本場所の一つ。毎年九月に東京の国技館で行われる。九月場所。 **あきばれ【秋晴れ】** ●秋に、空がすんですがすがしく晴れわたった状態。●不安・わだかまりなどがなく、すがすがしい気分のたとえ。「嫌疑が晴れて心はーだ」 **あき・びより【秋〈日和〉】** 秋らしいよい天気。秋晴れのよい天気。[類語]小春日和。 **あきべや【空き部屋〉】** 「空き室」に同じ。 **あき・ま【空き間・明き間】** 〔人が使っていない」あいている部屋。空き部屋。空き室。 **あき・め・く【秋めく】** 《自五》秋らしくなってくる。「日一日と―・いてくる」 **あき・めくら【明き『盲】** 〔卑称〕●目はあいているが、物の見えない人。●文字の読めない人。 **あき・や【空き家・明き家】** 人が住んでいない家。ま <15> た、借り手の決まっていない借家。 **あき・やすみ【秋休み】** 〔学校などの]秋の休業(期間)。秋期休業。 **あきゅうど【『商人】** 《「あきびと」の音便)→あきんど。[参考]歴史的かなづかい「あきうど」の表記も一般に行われる。 **あきら・か【明らか】** 《形動》はっきりしていて疑いのないようす。「―に彼の負けだ」[類語]明白。自明。一英 **――に・する**《句》はっきりさせる。 **あきらめ【諦め】** あきらめること。思い切り。断念。[コロ]「ーがつく」[コロ]「ーが早い」 **あきら・める【明らめる】** 《他下一》〔文〕〔説明して」あきらかにする。はっきりさとる。「事の真相を―・める」[図]あきら・む《下二》。 ***あきら・める【諦める】** 《他下一》〔もうだめだと]望みをすてる。断念する。思い切る。「彼女への愛を―・める」[図]あきら・む《下一一》。[類語と表現] >類語と表現「諦める」 *「諦める」は、物事を明らかにする意の古語「明ゅらむ」から出た。「物事を諦める」と言えば、現代語では「断念する」の意しか表さないが、元来「諦める」は望みを実現できないことが明らかになって初めて使いえたことばであった。「明らむ」と「諦める」の意味のつながりをほとんど意識することのない現代では、納得もそこそこに、あっさりと諦めたり早々と諦めたりすることも多いが、納得ずくで「諦める」のであれば、「諦め」もまた〈肝心〉となるのである(諦めが肝心)。 ()断念・観念・諦観・覚悟・放棄・泣き寝入り/見切る・見限る・見送る・思い切る・放ぇる・放り出す・投げる・棄てる・投げ出す・投げ捨てる・悟る・観■じる/諦め・諦念・お手上げ [動詞表現]見切りをつける・手を引く・匙いを投げる [副詞的表現]きっぱり(と)・あっさり(と)・潔く・渋々・やむなく・泣く泣く [諦める」 **あ・きる【飽きる・「厭きる】** ■《自上一》《文語四段動詞「あく」から転じた語) ●十分満足して、これ以上はいらないという気持ちになる。「―・きるほど食べてみたい」[類語](5)食傷。飽食。飽満。●〔多すぎたり、同じことが続いたりして〕もういやだという気持ちになる。「ロックにはもう―・きた」[類語]倦ぅむ。鼻につく。(5)飽き飽き。うんざり。退屈。倦怠説。《接尾》「興味がなくなるほど十分に・・・する」「いやになるほど・・・する」の意。「見―・きる」「食べー・きる」宜斐。 **あきれ・かえ・る【呆れ返る】** 秘《自五》完全にあきれる。〔「あきれる」を強めた言い方〕「―・ってものも言えない」[類語]あきれはてる。。が、雨でんき **アキレス・けん【アキレス腱】** ●ふくらはぎの筋肉をかかとの上の骨に結びつけている筋け。歩行に重要で、切れると歩けなくなる。●弱点。欠点。「守備がこのチームのーだ」故事ギリシャ神話の英雄アキレウスは不死身で快足であったが、唯一の弱点であるかかとを射られて死んだことから。 **あきれ・は・てる【呆れ果てる】** 《自下一》それ以上あきれようがないほどあきれる。〔「あきれる」を強めた言い方〕「不真面目な態度に―・てる」[類語]あきれ返る。 **あき・れる【呆れる”惘れる】** 《自下一》物事の・意外な(ひどい)ようすにおどろいて、なすべき処置に迷う。あっけに取られる。「ごみの多さに―・れる」「―・れるほどの手ぎわのよさ」[図]あき・る《下一二》。→[類話と表現] **あきんど【商『人】** (「あきびと」の音便「あきうど」の転)「商人」の古風な言い方。あきゅうど。 **――の空誓文**《句》商人の言うことは駆け引きが多くて誠意が少ないことのたとえ。南海電 ***あく【悪】** ■《名》〔罪・不正・不道徳など」悪いこと。また、悪い人。「―の権化だ」「―の温床」 10「一をなす(=悪事を働く)」[対]善。●[芝居で〕敵役物き。悪役。《接頭》「悪い」「好ましくない」の意。「一条件」「感情」 **メール** **※あく【『灰汁】** ●水に灰を入れた上澄み。アルカリ性を呈し、洗濯・染め物などに使う。あくじる。●「ずいき・ゴボウなどの〕植物にふくまれている、しぶみの成分。[コロ]「ワラビのーを抜く」〔性質や文章などにある〕個性のあるしぶとさ。どぎつさ。[コロ]「―の強い人」表記③は、かな書きが多い。「悪の強い人」と書くのは誤り。 **―が抜・ける**《句》〔人の趣味・性格・容姿などに〕いやみやあくどさがなくなり、洗練される。 >類語と表現「呆れる」 *人は悪いことにも良いことにも呆れることができるが、ふつう、呆れるのは、物事や人の様子を非常識だと感じて、軽蔑したり愛想をつかしたりするときである。「彼には呆れた・土地の値段には呆れる」という言い方には、非難や憤りがこもる。れると、茫然自失してものが言えなくなる(呆れてものも言えない・呆れてことばも出ない)が、このことから逆に「開いた口が塞がらない」と、口の状態を述べて、軽蔑・愛想尽かしなどの心を表表現する。 ・呆れ返る・呆れ果てる・驚き呆れる・恐れ入る/あっけに取られる・愛想が尽きる・愛想もこそも尽き果てる・開いた口が塞がらない・啞然でとする・呆然とする・茫然(呆然)自失する ***あ・く【開く・空く・明く】** 《自五》〔戸・幕・口など」しまっているものが(自然に)ひらく。「窓が―・く」[注意]「つぼみ」などがひらくときには使わない。団しまる。●〔ある場所を」占めるものがなくなる。からになる。「席が―・く」「酒びんが―・く」●欠員になる。「委員のポストがー・く」●使わなくなる。「アイロンが―・いたら貸してください」●ひまになる。[コロ]「時間がー・く」向「手が―・く」②~⑤ふさがる。[文]《四》。■《他五》あける。「口を―・いて寝る」「[参考]ややくずれた言い方。[文]《四》。[次ページへ使い分け] **――いた口が塞がら・ない**《句》おどろきあきれてものが言えないようす。 **あ・く【飽く・厭く】** 《自五》〔文]飽きる。[参考]文章語や西日本の方言などで使う。[文]《四》。 **―きも飽かれもせ・ず**《句》相手をいやになりもしないし、相手からいやと思われもせず、互いに愛する気持ちに変わりがないようす。)、辺千歩へくれ <16> >使い分け「あく・あける・あかす」 空く〔からになる。あきができる〕席が空く・間が空く・手が空く・空き時間(以上は「明」とも)・空き地・空き家 明く〔明らかになる。期間が過ぎる。片がつく〕目が明く・背の明いた服(以上は「開」とも)・らちが明かな 開く〔閉じていたものがひらく」ドアが開く・店が開く・開いた口が塞がらない 空ける〔からにする〕ウイスキーを空ける・手を空けて待つ・家を空ける(以上は「明」とも) 明ける〔中身が見えるようにする。期間が終わる〕穴を明ける(以上は「空」とも)・夜が明ける・年が明ける・梅雨が明ける・秘密を打ち明ける 開ける〔閉めていたものをひらく」玄関を開ける・店を開ける・ふたを開ける・こじ開ける・押し開ける 明かす〔夜を過ごす。明らかにする〕一夜を明かす・語り明かす・秘密を明かす・鼻を明かす・解き明かす [参考]からになる、すきまができている意味の「空・明」は両用されるが、名詞では「空」を優先させて使う。「引き出しを開ける/空ける」では、前者は引き出しそのものを引っ張り出す意、後者は中身をからっぽにする意。「一升瓶を開ける/空ける」では前者は栓を抜く意、後者は中身をからにする意。水泳などで「水をあける(=引きはなす)」は「空・明」も用いるが、一般にかな書きされることが多い。 **アクアラング** 潜水器具の一つ。圧縮空気をつめたボンベと、それを潜水者に送る器具とからなる。水中呼吸器。水中肺。スキューバ。[参考]者aqua (=水)と英lung (=肺)から。商標名。▽Aqualung **アクアリウム** 水族館。▽aquarium (=水槽) **あく‐い【悪意】** ●〔人に害を与えようとしたり人をにくんだりする〕悪い心・感情。悪気。○○「―を抱く」1回「ーに満ちたまなざし」②〔相手にとって〕悪い意味。悪い見方。「話を―にとる」〔法〕法律上の関係の発生・消滅などに影響を与える事実を知っていること。たとえば、盗品と知りつつ買うことなど。「―の占有」[対]①~③善意。 **あくいん【悪因】** 〔文〕悪い結果を生じる原因。因善因。 **あくいん・あっか【悪因悪果】** [仏]悪い行いをすると、それが原因となって必ず悪い結果が生じるということ。因善因善果。 **あく・うん【悪運】** ●悪いめぐりあわせ。不運。非運。「―に泣く」●悪いことをしても、その報いを受けずにすむ強い運。○○「―が尽きる」[コロ]「ーが強い」 **あく・えき【悪疫】** 〔文〕悪性の流行病。 **あく・えん【悪縁】** ●よくない縁。●別れようとしても、別れられない結びつき。くされ縁。[おもに男女間の関係についていう〕「―を断ち切る」 **あく‐か【悪貨】** →あっか(悪貨)。 **あくがた【悪形】** 歌舞伎ょなどで、悪人の役。悪役。敵役だき。 **あく‐かんじょう【悪感情】** 〔他人に対し「と」〕不愉快な気持ち。悪感や。1回「―を抱く」囡好感情。 **あく‐ぎゃく【悪逆】** ●人の道にそ泣いた、ひどい悪事。四字「―無道」●古代の律に定められた罪名で、祖父母・父母などを殺す罪。八虐ちぎの一つ。 **あくぎゃく・むどう【悪逆無道】** はなはだしく人の道からはずれた、ひどい悪事。悪逆無道。[参考]「悪逆」を強めた言い方。 **あく‐ぎょう【悪行】** 悪い行い。悪事。悪行。「―のむくい」「[句]「―の限りをつくす」[類語]非行。因善行。 **あく‐ごう【悪業】** 〔仏〕悪い行い。特に、悪いむくいを受ける、前世でおかした悪事。悪業。「前世の―のむくい」因善業。不 **あく‐さい【悪妻】** 〔夫から見て〕悪い妻。网良妻。 **――は百年の不作**《句》悪妻をもつとその夫は一生不幸であるということ。「悪妻は六十年の不作」とも。 **あくさい【悪才】** 悪事をする才能。「―にたける」 **あくじ【悪事】** ●悪い行い。悪行。[コロ]「ーを働く」●悪いできごと。災い。災難。「何か―の起こりそうな気配がする」因①②善事。好事。 **――千里を走・る**《句》悪い行いはたちまち知れ渡る。悪事千里を行く。「好事門を出ぃでず(=よい事はなかなか人に知られないが)、悪事千里を行く〈北夢瑣言〉」より。 **あく‐じき【悪食】** 《名・自サ》ふつうは食べないような変わった物を食べること。[類語]いかもの食い。悪物食い。 ***あく・しつ【悪疾】** たちの悪い病気。治りにくい病気。[類語]業病にうび。 ***あく・しつ【悪質】** 《名・形動》●品物の質が悪いこと。粗悪。「―の酒」[対]良質。●名の悪いここ。〔行為などにいう」「―ないたずら」[類語]悪性。悪辣。 **アクシデント** 思いがけない(不幸な)出来事。事故。災難。「―に遭う」▽accident ***あくしゅ【悪手】** 碁や将棋で、自身を石の打ち方や駒ものさし方。 ***あく・しゅ【握手】** 《名・自サ》●〔親愛・仲直りなどを表す挨拶でとして〕互いに手して別れる」●協定を結んで互、ご協力「両国が固いーを」」 ***あくしゅう【悪習】** 悪い習慣。[コロ]「―に染まる」[参考]多く、個人的な事柄にいって言う。[類語]悪癖。悪風。悪弊。团良習。 **あく・しゅう【悪臭】** い「――が鼻をつく」[類語]異臭。[対]芳香。 **あくしゅみ【悪趣味】** ●品の悪い趣味。「―なネクタイ」●他人に迷惑や害を与えて喜ぶ好み。「他人をからかって喜ぶなどは―だ」 **あく‐じゅんかん【悪循環】** 〔Aが悪くなるとBも悪くなり、Bが悪くなればさらにAが悪くなるというように〕互いに関係しあって悪い状態がくり返されること。「―を断ち切る」[コロ]「―におちいる」[類語]いたちごっこ ***あく・しょ【悪所】** ●〔けわしい山道など〕危険な所。難所。●悪い遊び場。特に、遊郭。「―通い」 ***あくしょ【悪書】** 内容が愚劣で、読んで害になる本。「一追放」囡良書。 **あく‐じょ【悪女】** ●性質・心の悪い女性。[類語]毒婦。●みにくい女性。[類語]醜婦。醜女。 **――の深情け**《句》みにくい女性は、美人よりもかえって情愛が深い。〔愛されてありがた迷惑なときに言う〕 **あく‐しょう【悪性】** 《名・形動》●性質や心情などが <17> 悪いこと。[類語]性悪い。●〔酒色にふけるなど]身持ち・素行の悪いこと。[注意]「悪性数」は別語。 **アクション** ●活動。行動。動作。「――を起こす」[映画・演劇で〕俳優の、演技としての身のこなし。特に、動きの激しい演技・場面。「―映画」▽action **ープラン** ある企画や施策を実行に移すにあたり、その方針や手順などを具体的に述べて示したもの。行動計画。実施計画。▷action plan **あく・しん【悪心】** 悪い事をしようとする心・考え。「―がおきる」[類語]悪念。悪意。[対]善心。 ***あく・せい【悪性】** 《名・形動》●物事の質が悪いこと。「ーインフレ」●病気などのたちが悪いこと。「―のインフルエンザ」「―腫瘍(=癌)」[類語]悪質。2良性。[注意]「悪性やし」は別語。 ***あくせい【悪政】** 人民のためにならない悪い政治。「―に泣く」[類語]苛政。因善政。仁政。 ***あく・せい【悪声】** ●ひびきの悪い声。また、他に不快感を与えるような声。団美声。●悪いうわさ。悪口。〔古風な言い方〕 **――を放・つ**《句》相手の悪口を言う。 **あく・ぜい【悪税】** 不当に課せられる税金。[類語]酷税。 **あくせく【齷齪偓促】** 《副・自サ》 《「あくさく」の転。副詞は「―と」の形も) [熱心すぎたり、気が小さかったりして」力や精神をそのことだけに用いるようす。[コロ]「ー(と)働く」[類語]こせこせ。[対]ゆうゆう **アクセサリー** ●衣服の飾りになる付属品。ブローチ・ネックレスなど。●自動車・カメラなどの機器の付属品。▷accessory **アクセス** 《名・自サ》●ある目的地に至る方法・交通手段。「空港への―」●コンピューターで、記憶装置から情報を呼び出したり書き込んだりすること。公文書や公の情報を入手したり利用したりすること。▽access (=接近) **―けん【―権】** (right of access)●公共機関に情報公開を求める権利。●国民が新聞・放送などのマスメディアに自分の意見をのせることを求める権利。 **アクセル** 自動車の加速装置。足でふみこんで操作する。[参考]「アクセレレーター(accelerator)」の略。 **あく・せん【悪銭】** ●原料の粗悪な貨幣。悪貨。ロン不正な方法で得た金銭。[類語]あぶく銭だ。 **―身に付かず**《句》悪銭②は浪費しがちで、残らない **あくせん‐くとう【悪戦苦闘】** 《名・自サ》激しく苦しい戦い。「―して勝つ」●死にものぐるいの苦しい努力。「彼の人生は―の連続だった」 **アクセント** ●単語の発音で、社会的習慣として決まっている、音節の強弱または高低の配置。また、その一部を強くまたは高く発音する部分。「関西風の―」●〔デザインなどで〕全体の調子をひきしめるため、ある部分を特に目立たせること。また、その部分。10「胸元に赤いバラの―を置く」●物事の重点。強調(すべき点)。[コロ]「外交問題に―を置く」▽accent ***あく・そう【悪僧】** ●戒律に反した、悪い行いをする僧。●[文]武芸などにすぐれた、荒々しい僧。 ***あく・そう【悪相】** ●悪いことをしそうな人相。凶悪な人相。「犯罪者然とした―」●不吉なしるし。 **あくた【茶】** 〔文]ごみ。ちり。「ちりー」。 **あく・たい【悪態】** 激しい悪口。にくまれ口。悪たれ **―を吐く**《句》激しく悪口を言う。 **あく‐だま【悪玉】** 悪い心の人。悪人。特に芝居などで、悪人の役。因善玉。江戸時代の草双紙ものさし絵で、悪人を表すのに顔をまるくかき、その中に「惡」の字を書き入れたことから。[参考]善玉(図)。 **あく・たれ【悪たれ】** ●悪いいたずらや乱暴をする・こと(人)。〔ふつう、子供に言う」「―小僧」●悪たれ口。悪態。「―を言う」 **ーぐち【1口】** にくまれ口。悪態。[コロ]「―をきく」 [コロ]「―をたたく」 **あく・た・れる【悪たれる】** 《自下一》〔子供が〕無理をいって乱暴をする。●悪たれ口をきく。にくまれ口をたたく。 **あくたろう【悪太郎】** いたずらや乱暴をする、悪い男の子。〔やや古風な言い方〕 **アクチュアル** 《形動》現実的。実際の。「――な社会問題」▽actual **アクティブ** ■《形動》能動的。積極的。活動的。アクチブ。「―な性格」団パッシブ。▽active 《名》活動家。▽aktive **あく・てん【悪天】** 〔文〕荒れ模様の悪い天気。悪天候。荒天忘。「――をついて出かける」[対]好天。 **あくど・い** 《形》●色や味などがしつこい。くどい。「―・い柄のシャツ」[類語]どぎつい。濃厚。●物事のやり方が度をこして、たちが悪い。悪らつである。「―・い連中」[注]「悪どい」と書くのは誤り。[図]あくどし《ク》。 **あく・とう【悪党】** ●わるものの仲間・集団。「―の一味に加わる」●わるもの。「小―」[類語]悪漠。悪人。” ***あくどう【悪童】** いたずらや乱暴をし、また、ませている子供。いたずらっ子。[類語]わんぱく。悪太郎。 ***あくどう【悪道】** ●通行しにくい悪い道。〔古風な言い方〕[類語]難路。悪路。●〔仏〕現世で行った悪事のむくいとして死後に行くという、苦しみの世界。地獄道・餓鬼道・畜生道の三つ。因善道。 **あくとく【悪徳】** 道徳にそむいた悪い行いや精神。「―商法」「―におぼれる」団美德。 **あくなき【飽くなき】** 《連体》どこまでも満足することのない。「―欲望」 **あく‐にち【悪日】** 〔何事をするにも」運の悪い日。悪日。凶日。 **あく‐にん【悪人】** 悪い心の人。わるもの。[類語]悪漢。悪党。团善人。 **あく・ぬき【灰汁抜き】** 《名・他サ》〔ゴボウ・ホウレンソウなどの野菜類を水にさらしたりゆでたりして」あくをとること。 **あぐ・ねる【倦ねる】** 《自下一》〔思わしい結果が出「ず」続けてするのがいやになる。もてあます。あぐむ。〔多く動詞の連用形につけて使う」「思い―・ねる」「探しー・ねる」 **あく・ねん【悪念】** [文]悪い心。「―がきざす」[類語]悪心。悪意。 **あく・ば【悪罵】** 《名・他サ》下品なことばで人をののしる・こと(ことば)。ひどい悪口。「敵対者を―する」「一を浴びせる」[類語]罵倒で。 **あくび【『欠伸・『欠】** 眠くなったりあきたとき、または退屈なときなどに、自然に口が大きくあいておこる呼吸運動。○「ーが出る」1回「―をかみ殺す」●漢字の部首「欠」の称。 **あく・ひつ【悪筆】** 字が下手な・こと(人)。また、下 <18> 手な字。拙筆。团達筆。 **あく‐ひょう【悪評】** 悪い評判・批評。悪声。「―のせいで危機におちいった」1回「―が立つ」[類語]不評。囡好評。 **あくびょうどう【悪平等】** それぞれの特質を正当に評価しない、形の上だけのまちがった平等。 **あくふう【悪風】** 悪いならわし。悪弊。1回「―に染まる」[類語]悪習。[対]美風。良風。 **あくぶん【悪文】** 意味のわかりにくい、下手な文章。[類語]拙文竹。[対]名文。 **あくへい【悪弊】** 〔社会の害になるような〕悪いならわし。悪風。[類語]悪習。 **あく・へき【悪癖】** 悪いくせ。[類語]悪習。 ***あく‐ほう【悪報】** ●[仏]悪事をしたむくい。因善報。●悪い知らせ。凶報。「―が届く」 ***あく・ほう【悪法】** ●[文]悪い方法。●「人のためにならない〕悪い法律。[句]「―も法なり」 **あくま【悪魔】** ●仏道の修行をさまたげる悪神。魔。●人の心をまよわし、悪い道にさそおうとするもの。ユダヤ教・キリスト教では「サタン」と言う。堕天使。「―の誘惑」[類語]魔王。魔物。 **―しゅぎ【―主義】** (diabolism, satanism)因習的な道徳に反逆し、人間のもつ醜悪・怪異・暗黒などの面をとりあげ、その中に美を見いだそうとする文芸上の一傾向。ポー、ワイルド、ボードレールなどによって代表される。 **あくまで【飽く迄】** 《副》《「あきるまで」の意から)どこまでも。徹底的に。「――(も)闘い抜くぞ」「海はーも青い」[類語]とことんまで。 **あく‐みょう【悪名】** あくめい。 **あく・む【悪夢】** 悪い、おそろしい夢。不吉な夢。10「―にうなされる」[参考]多く、夢でしか起こりえないような悪いことや、おそろしい現実のたとえに用いる。「―から覚める」「―にも似た一週間」[類語]凶夢。 **あぐ・む【倦む】** 《自五》物事をしとげられないで、どうしてよいか困る。同じ状態が長く続いていやになる。もてあます。あぐねる。〔多く動詞の連用形につけて使う」「考え―・む」「待ち―・む」[文]《四》。 **あくめい【悪名】** 〔ある人・物・場所などについての〕悪い評判。悪名。[類語]醜聞愁。汚名。因美名。 **―たか・い【一高い】** 《形》悪いものとしてその名が世間に知れわたっているようすだ。「―・い独裁者」 **あく・やく【悪役】** ●〔演劇・映画で〕悪人になる役。悪形愆。敵役だ。「憎々しげにーを演じる」人からきらわれるような悪い役回り(におかれた人)。 **あく・ゆう【悪友】** ●悪い友達。ためにならない友達。良友。●〔反語的に〕わけへだてのない付き合いのできる仲のよい友人。「彼は大学時代からのー」 **あく‐よう【悪用】** 《名・他サ》〔本来の目的に反して〕悪いことに使うこと。「学生証を―する」因善用。 **あぐら【胡坐胡『座】** 《「足ぁ座」の意)股を開き、両足を組んで(楽に)すわること。また、その姿勢。 **―ばな【―鼻】** あぐらをかいたように、横に張った鼻。 **―をか・く**《句》●あぐらの姿勢ですわる。「鼻が―・く(=鼻が平たく横に張る)」●あるものにたよってのんきに、また、ずうずうしく構える。「三百議席に―・く」 **あくらつ【悪辣】** 《形動》物事のやり方に人情味がなく、たちの悪いようす。あくどいようす。「―なやり口」[類語]悪質。 **あぐり・あみ【『揚繰網・『網繰網】** 巻き網の一種。長方形の網を二そうの船でひきまわして魚を囲み、網の下の方からくりあげてとらえる。 **あく‐りょう【悪霊】** 悪いたたりをする死者の魂。怨霊えり。悪霊。[類語]死霊。もののけ。 **あく・りょく【握力】** 手で物をにぎりしめる力。 **アクリル** ●「アクリル酸」の略。●「アクリル酸樹脂」の略。●「アクリル繊維」の略。▽acrylic から。 **―さん【一酸】** 〔理〕最も簡単な構造をもつ脂肪族不飽和酸。刺激臭のある無色の液体で、有機合成原料として広く用いられる。アクリル。 **―さん・じゅし【—酸樹脂】** 合成樹脂の一種。耐水・耐酸・耐アルカリ・耐油性がある。電気の絶縁材料・安全ガラス・合成ゴムなどに利用。アクリル樹脂。アクリル。 **―せんい【―繊維】** 化学繊維の一つ。手ざわりがやわらかく、弾力・保温力がある。アクリル系繊維。アクリル。苦J~ **あくる【明くる・『翌る】** 《連体》《下二段動詞「明く」の連体形から。日・月・年などの語につけて)ある時から見て、次の。翌翌。1回「1年」1回「事件はその―朝に起きた」 **あく・れい【悪例】** 〔あとで悪い結果を生じるような〕悪い例。「―を残す」 **あく・れい【悪霊】** →あくりょう。 **アグレッシブ** 《形動》攻撃的。積極的。「決勝戦でみせたーなテニス」 ▽aggressive **アグレマン** 大使・公使など、外交使節を派遣するとき、前もって相手国に求める承諾。▽agrément **あくろ【悪路】** 行き来しにくい、悪い道。「―に難渋する」[類語]難路。 **アクロバット** 軽わざ師。軽わざ。特に、体を極端に屈曲して行う曲芸。「―飛行」▽acrobat **アクロバティック** 《形動》軽わざのようであるようす。曲芸的。アクロバチック。「――な動き」▽acrobatic ***あけ【明け】** ●夜が明けること。夜明け。団暮れ。●〔ある期間が〕終わること。また、終わったすぐあと。〔接尾語的に使う〕「連休―」「年季―」 ***あけ【『朱・緋】** 〔文〕●朱の色。緋色欲ぃ。●赤色。 **――に染・まる**《句》血まみれになる。 **あげ【上げ】** ●上げること。〔多く造語成分的に使う〕「手の一下げをくり返す」●相場が高くなること。「平均株価一○円の―」①②下げ。●着物の桁や丈が長すぎるとき、肩や腰の部分をぬって作るひだ。ぬいあげ。表記③は「揚げ」とも書く。 ***あげ【揚げ】** ●油で揚げること。また、油で揚げたもの。〔接尾語的に使う〕「精進―」「薩摩っ―」●豆腐を油で揚げたもの。あぶらあげ。 **あげ・あし【揚げ足】** ●相撲・柔道で、宙にうきあがった足。●ことばの上での失敗。まちがえたことばじり。 **―を取・る**《句》人のことばじりや言いまちがえをとらえて、皮肉を言ったりやりこめたりする。 **あげ‐あぶら【揚げ油】** 揚げ物に使う油。ごま油・大豆油・なたね油など。 **あげ・いた【上げ板・揚げ板】** ●〔物を入れるため〕板の間の一部の板を取りはずしができるようにしたもの。あげぶた。●ふろ場などの流しの上に置く板。 **あげ・おろし【上げ下ろし】** 《名・他サ》●上げることと、下げること。上げ下げ。[句]「箸のーにも小言を言う」●荷物などを積むことと、降ろすこと。積み降ろし。「荷物の―」表記②は「揚げ降ろし」とも書く。 **あげ・かじ【上げ、舵】** 引航空機を上昇させるため <19> の、かじのとり方。[対]下げ舵。 **あけ・がた【明け方】** 夜が明けようとするころ。夜明けがた。あかつき。[類語]有り明け。早朝。未明。黎明{れいめい}。払暁{ふつぎょう}。[対]暮れ方。 **あけがらす【明け烏】** 夜明けに鳴くカラス。また、その鳴き声。[参考]共寝する男女の朝の夢を破り、現実に引きもどすつれないもののたとえ。 **あげ‐く【挙げ句・揚げ句】** ●連歌・俳諧{はいかい}の最後の七・七の句。結句{けっく}。[対]発句{ほっく}。●ある物事をした、すえの結果。[表記]②は、ふつうかな書き。[類語](名)結局。 ―の・はて【―の果て】 《連語》「あげく②」を強めた言い方。とどのつまり。 **あけくれ【明け暮れ】** ●朝と晩。朝夕{ちょうせき}。●日々(の生活)。●明けても暮れても。いつも。[多く、副詞的に使う]「―育児に余念がない」●《名・自サ》[同じことをくり返して]毎日を送ること。「研究に―する」 **あけ・く・れる【明け暮れる】** 《自下一》(夜が明け日が暮れる意から)●月日がすぎていく。●[同じことをくり返して]日を送る。「実験に―・れる毎日」 **あげ・さげ【上げ下げ】** 《名・他サ》●上げることと下げること。上げ下ろし。[類語]昇降。●潮が満ちることと、引くこと。●音楽で、音を上げたり下げたりすること。●人をほめたりけなしたりすること。 **あげ・しお【上げ潮】** ●干潮から満潮までの、海面が上がる間。また、その間の潮の流れ。満ち潮。さし潮。[対]下げ潮。●物事が盛んになったり、運などが向いてきたりすること。「事業がーに乗る」 **あけ・しめ【開け閉め】** 《名・他サ》あけたて。 **あげーず【上げず】** 《連語》[日と日の]間をおかないで。「三日にー」[表記]ふつうかな書き。[注意]「・・・にあけず」「・・・をあけず」は誤り。 **あけすけ【明け透け】** 《形動》包みかくしがなく、はっきりしているようす。「―な物言い」[表記]かな書きにすることが多い。[類語]露骨。 **あげ・ぜん【上げ膳】** 客などの前に食事の膳を置くこと。 ―すえぜん【―据え膳】 自分が作ったり手伝ったりしなくても食事が食べられること。「―のもてなし」 **あげ・ぞこ【上げ底】** 箱や折りなどの底を高くして、実際より中身が多そうに見せてある・こと(もの)。「―の菓子折り」 **あげ・だし【揚げ出し】** かたくり粉をまぶした豆腐またはナスなどを、軽く油で揚げた料理。特に、揚げ出し豆腐のこと。 **あげ・たて【開け閉て】** 《名・他サ》戸や障子をあけたりしめたりすること。開閉。あけしめ。「ドアのー」 **あげだま【揚げ玉】** ●かぶとの頂上にある飾りの金物。[表記]「上げ玉」とも書く。●てんぷらを揚げたときにできる、ころものくず。天かす。 **あげ・ちょう【揚げ超】** [経]「引き揚げ超過」の略。ある一定期間の政府の収入が支出より多くなること。民間の資金が政府に吸い上げられるので、民間の金融情勢を圧迫してデフレの傾向になる。[対]散超{さんちょう}。 **あけっぱなし【開けっ放し・明けっ放し】** 《形動》《名》あけたままにしておくこと。「ドアをーにするな」●心に包みかくしがないようす。あけっぴろげ。開放的。=あけはなし **あけっぴろげ【開けっ広げ・明けっ広げ】** 《形動》《名》●すっかりあけてひろげること。●あけっぱなし②。「―な性格」=あけひろげ。 **あげ・つら・う【論う】** 《他五》●可否・理非について、取り立てて言う。論じる。「事の理非を―・う」●まちがいなど細かな点を取り立てて言う。「書類の不備を―・う」[文]《四》。 **あけて【明けて】** 《副》年が改まって。新年になって。「―四〇になります」 **あげ・て【挙げて】** 《連語》すべてを一つにして。すべて。こぞって。[副詞的にも、また上に集合名詞を伴って「・・・を―」の形でも使う]「―主催者側に責任がある」「国を―祝う」[類語]残らず。全部。ことごとく。 **あけても‐くれても【明けても暮れても】** 《連語》(夜が明けても日が暮れてもの意から)毎日。始終。いつも。「―お金の心配ばかり」 **あげに【明け荷】** 大相撲で、関取が道具・着物などを入れて運ぶための長方形の箱。 **あけ・のこ・る【明け残る】** 《自五》夜が明けても、まだ月や星が残っている。「―・る星の数」[対]暮れ残る。 **あけの「みょうじょう【明けの明星】** 夜明け前、東の空にかがやく金星。あかぼし。[対]宵の明星。 **あげは・ちょう【揚羽蝶】** アゲハチョウ科のチョウの総称。特に、ナミアゲハ。ナミアゲハは、はねは緑がかった黄色で、黒い筋のまだらがある。あげは。 **あけ・はな・す【開け放す・明け放す】** 《他五》窓・戸・障子などを残らずあける。また、あけたままにしておく。開放する。あけはなつ。あけはらう。 **あけ・はな・つ【開け放つ・明け放つ】** 《他五》[文]「あけはなす」に同じ。 **あけ・はな・れる【明け離れる・明け放れる】** 《自下二》夜がすっかり明ける。明けわたる。 **あけ・はら・う【開け払う・明け払う】** 《他五》●「あけはなす」に同じ。[表記]はふつう「開け払う」と書く。●家や部屋の中にあるものをすっかり取り除いて、他へ移る。「屋敷を―・う」[表記]②はふつう「明け払う」と書く。[類語]明け渡す。 **あけ・ばん【明け番】** ●宿直・警備などの勤務を終えて退出する・こと(人)。●勤務についた翌日の休暇。●半夜交替の勤務で、後半(明け方)の番(の人)。 **あけび【木通・通草】** アケビ科のつる性落葉低木。山野に自生。春、うす紫色の花をつける。果実は楕円形で、秋に紫色に熟す。食用。やまひめ。 **あげ・ひばり【揚げ雲雀】** 空高く舞い上がるヒバリ。 **あげーぶた【上げ蓋・揚げ蓋】** 「あげいた①」に同じ。 **あけぼの【曙】** (「明け仄{ほの}」の意)●[雅]夜がほのぼのと明け始めるころ。明け方。[類語]朝ぼらけ。朝明け。有り明け。かわたれどき。暁。●時代・生活などが新しく始まる時。「古代文明の―」[類語]黎明期。 **あげ・まき【揚巻・総角】** ●昔の子供の髪形の一つ。二つに分けた髪を左右の耳の上で丸く輪にする。角髪{みずら}。総角{そうかく}。●「揚巻結び」の略。ひもの結び方で、輪を左右に垂らし、中心を石畳に組んで結ぶもの。●「アゲマキガイ」の略。ナタマメガイ科の二枚貝。暖かい地方の浅海にすむ。食用。[参考]出入水管の形があげまき①に似ることから。 **あげ・まく【揚げ幕】** 能の舞台で、鏡の間と橋がかりとの境目に下げる幕。また、歌舞伎で、花道の出入り口にかける幕。切幕。 <20> **あけ・むつ【明け六つ】** 〔文]明け方の六つ時。今の午前六時。卯ぅの刻。また、その時にならす鐘の音。[対]暮れ六つ。[参考]巻末「時刻・方位・干支」。 **あげ・もの【揚げ物】** 野菜・魚肉類などを油であげること。また、その食べ物。 **あげ・や【揚げ屋】** 昔、遊里で、置屋から遊女を呼んで遊んだ店。 ***あ・ける【明ける】** 《自下一》●夜が終わって、朝になる。[コロ]「夜のー・けないうちに出発する」[類語]明るむ・[対]暮れる。●新年になる。[コロ]「年がー・ける」[類語](年が)改まる。②〔ある期間が〕終わる。5回「会長の任期が―・ける」[図]あ・く《下二》。[使い分け「あく・あける・あかす」] ***あ・ける【開ける・空ける・明ける】** 《他下一》●[戸・幕・ふた・本など〕しめてあるものを開く。「ドアを―・ける」「ふたを―・ける」囲しめる。とじる。●[ある場所を〕占めていたものを取り除く。空間・余白をつくる。「壁に穴を―・ける」「席を―・ける」「会計に穴を―・ける」囲ふさぐ。●中にあるものを他へ移す。からにする。「びんの中身を―・ける」「家を―・ける(=不在にする)」〔他に約束などをせず」暇をつくる。「三〇分ほど体を―・けてくれ」[図]あ・く《下二》。[使い分け「あく・あける・あかす」] **―けて悔しい玉手箱**《句》期待していたのに、予想がはずれて失望することのたとえ。「[参考]浦島太郎の伝説から。 ***あ・げる【上げる】** ■《他下一》●高い方へ移す。●低い所から高い所へ移す。「荷物を棚に―・げる」団さげる。おろす。●〔畳・床など〕敷いてあるものをのける。○○「布団を―・げる」〔体の一部を〕上の方へ動かす。上向きにする。「顔を―・げる」「手を―・げる」さげる。おろす。表記③は「挙げる」とも書く。[煙・火、旗・たこなどを〕空中に高くはなつ。「アドバルーンを―・げる」●海・川などから陸に移す。「貨物船から荷を―・げる」表記④⑤は「揚げる」とも書く。◎食べた物をはく。もどす。「車に酔って―・げた」表記は「嘔げる」とも書く。●座敷や部屋の中に入れる。「客を奥の間に―・げる」[①から転じて〕芸者などを呼びよせて遊ぶ。「芸者を―・げて遊ぶ」表記は「揚げる」ども書く。●地位を高くする。昇進させる。「地位を―・げる」[対]さげる。入学させる。進級させる。「娘を大学に―・げる」●神仏に供える。たむける。([コロ]「線香を―・げる」[コロ]「経を―・げる」囡さげる。●〔子供を〕つくる。もうける。「三男一女を―・げる」[図]あ・ぐ《下二》。→[使い分け「あがる・あげる」] ***あ・げる【揚げる】** 《他下一》熱い油の中に入れて調理する。「トンカツを―・げる」[図]あ・ぐ《下二》。[使い分け「あがる・あげる」] **あげ・わた・す【明け渡す】** 《他五》〔家・部屋・土地などを〕立ちのいて他人にわたす。1回「城を―・す」[類語]明け払う。 **あげ・わた・る【明け渡る】** 《自五》夜がすっかり明ける。明けはなれる。[コロ]「夜が―・る」 **あご(顎腭頤】** ●人・動物の口腔を上下から囲み、顎骨を中心として作られた部分。食べ物の咀嚼だや、発声に役立つ。類語上顎いう。下顎が。●あごの下の部分の外面。下あご。おとがい。 **――が落・ちる**《句》食べ物がとてもおいしいことのたとえ。ほっぺたが落ちる。 **―が干上が・る**《句》収入の道を失って生活ができなくなる。生活に困る。「稼がなくては―・2 **―で使・う**《句》《あごを動かして人に命令する意で)いばった態度で人を使う。「年上の社員を―・う」 **―で蠅を追・う**《句》病気などで、顔にとまったハエを手で追いはらう元気もないほどおとろえているたとえ。 **―を出・す**《句》ひどくつかれる。へこたれる。 **――を撫な・でる**《句》物事が自分の思い通りになって得意になっているようす。 **―を外・す**《句》大いに笑うことのたとえ。 **あごあし‐つき【顎足付き】** 〔俗〕食費と交通費が支給されること。「―で招待される」 **あこう‐だい【赤『魚、鯛】** フサカサゴ科の魚。深海にすむ。体は濃い赤色で、口が大きい。食用。 **アコースティック** 《名・形動》その楽器の自然の音であること。電気的に音を増幅していないこと。「ーギター」▷acoustic **アコーディオン** 蛇腹がある、箱形のふいごを伸び縮みさせ、リードを振動させて音を出す楽器。鍵盤點(またはボタン)をおして演奏する。おもに軽音楽の伴奏楽器。手風琴ふっ。アコーデオン。▷accordion **あこがれ【憧れ・『憬れ】** あこがれること。また、その心。憧憬いう。「―の人」「―の的」 <21> ***あさ【麻】** ●クワ科の一年草。夏、うす緑色の小さな花をつける。茎の皮から繊維をとる。実は「おのみ」と呼ばれ、食用。大麻誌、。麻苧、。●麻から作った、さらさらした感じの布。 **あこが・れる【憧れる・『憬れる】** 《自下一》〔実現性はうすいと知りながら、自分がなりたいもの、欲しいもの、行きたい所などに〕強く心をひかれる。思いこがれる。「豊かな暮らしにー・れる」「ピアニストにー・れる」[図]あこが・る《下二》。 **あこぎ【阿漕】** 《形動》《「同じことがたび重なること」の意から転じて)あくどく欲ばり、思いやりのないようす。「―なことを言う人だ」[類語]貪欲だ。語源「阿漕」は「阿漕ヶ浦」の意で、現在の三重県津市東南部の海岸。古くから禁漁地であったが、ある漁師がたびたび密漁して捕らえられ、海にしずめられたという伝説をふまえる古歌「あふことを阿漕の島に引く網のたびかさならば人も知りなむ〈古今六帖・三〉」から。 **あご・ひげ【顎鬚】** あごに生えるひげ。 **あご・ひも【顎紐】** 動かないように、あごにかける帽子のひも。 **あこや・がい【阿古屋貝】** ウグイスガイ科の二枚貝。あたたかい海にすむ。養殖して真珠の母貝とする。たまがい。真珠貝。あこや。 ***あさ【朝】** 夜が明けてしばらくの間。また、正午までの間を指すこともある。[対]夕。[類語と表現] >類語と表現「朝」 *古くは、朝一昼―タと移る昼を中心とする時間区分の始まりを「朝」と言い、タベー宵―暁—朝せと移る夜を中心とする時間区分の終わりを「あした」と言った。現代の口頭語では、「あした」は「翌日」の意に転じたが、「朝」は「夕」に対する語として、今なお古代の意味領域をしっかりと保っている。 [日常語]明け方・夜明け・午前中・昼前・けさ・朝っぱら [雅語]朝・暁・曙・朝明け・朝ぼらけ・朝まだき・有り明け・かわたれ時・東雲 [文章語]鶏鳴・早暁・早朝・天明・払暁・分暁・未明・黎明・晨旦烈・晨朝 [動詞表現]夜が去る・夜が明ける・夜が明け渡る・夜の底が明るむ・東の空が白いむ・大地が目覚める關壓服合。。あと(時)。明け方。 **――の如し**《句》〔麻糸がもつれるように〕ひどく乱れていることの形容。 **――の中の蓬。**《句》まっすぐな麻の中に生えれば、曲がりやすい蓬もまっすぐに伸びる。善良な人と交わると自然に感化されて善良になるたとえ。〈荀子・勧学篇〉 **あざ【字】** 町や村をさらに小さく分けた区域。大字と小字だぁがある。字等。「昔前のよさと得新的元 ***あざ【「痣】** ●色素の増加、血管の増殖によって皮膚にできる赤・青・紫などの斑紋説。●体を強く打ったあとなどに皮膚に現れる斑紋。 **あさ‐あけ【朝明け】** 朝になって、空が明るくなる・こ **あさあみ【朝網】** 〔魚などを〕その日の朝にとること。また、その日の朝にとったもの。フ **あさ・い【浅い】** 《形》●くぼんでいる所の底や奥までの距離が短いようすだ。「川の―・い所で遊ぶ」「―・い皿」「椅子に―・く腰をかける」●色がうすいようすだ。「―・い緑」●物事の程度や分量が少ない。[コロ]「傷は―・い」1回「経験が―・い」1回「付き合いが―・い」[対]①~③深い。●日数があまりたっていない。特に、春になってから間がない。1回「入社してまだ日がー・い」[コロ]「春―・い山里」[図]あさ・し《ク》。日米。 **あさ・いち【朝市】** 朝開く、野菜・魚などの市。 **あさ・うら【麻裏】** ●裏地に使う麻布。●「麻裏草履咪」の略。平らにあんだ麻の組みひもを渦巻き状に裏につけた草履。知】 **あさ・お【麻、苧】** ●麻の繊維からとった糸。麻糸。●麻。 **あさ・おき【朝起き】** 《名・自サ》朝早く起きること。早起き。[対]朝寝坊。 **―は三文の徳**《句》早起きすると何かしらよいことがある。早起きは三文の徳。 **あさがえり【朝帰り】** 《名・自サ》よそで(遊んで)夜を明かして、朝自分の家に帰ること。「仕事が多忙で今日もーだ」[参考]」もと、遊郭からの帰りを言った。 **あさがお【朝顔】** ●ヒルガオ科のつる性一年草。夏の早朝、じょうご形の花が開く。つるは左巻き。●キキョウ・ムクゲの古称。●じょうご形をしたもの。特に、男便所の小便をうける陶器。 **あさ・がけ【朝駆け・朝、駈け】** 《名・自サ》《朝早く不意に敵をせめる意から》新聞記者などが取材で朝早く他人の家を不意に訪れること。[連]「夜討ち―」因夜討ち。 **あさかぜ【朝風】** 朝ふく(さわやかな)風。団夕風。 **あさがた【朝方】** 朝の早いうち。早朝。团夕方。 **あさ・かんむり【麻冠】** 漢字の部首「麻・麻」の称。 **あさぎ【浅、葱】** あさぎ色。表記「浅黄」とも書く。 ***あさぎ【浅黄】** ●うすい黄色。●浅葱。 **あさぎいろ【浅葱色】** (「淡い葱の葉の色」の意から)緑がかった、うすい藍色。あさぎ。 **あさくさ・のり【浅草海苔】** ●紅藻類ウシケノリ科の海藻。色は紅紫色。内海に多い。あまのり。●あさくさのりを干して作った食品。[参考]江戸時代、隅田川の川口であった浅草で多く作られた。 **あさ・ぐろ・い【浅黒い】** 《形》皮膚の色、特に顔の色がうす黒い。 **あさげ【朝、餉】** 朝の食事。朝食。朝餉。「――に向かう」「やや古風な言い方)囡夕餉・昼餉。 **あざけ・る【嘲る】** 《他五》ばかにする。「ひきょう者を―・る」「失態を―・る」[類語]そしる。[文]《四》。 **あさ・ざけ【朝酒】** 朝から酒をのむこと。また、その酒。「朝寝、一、朝湯の暮らし」 **あさ・さむ【朝寒】** 秋の朝方のうすら寒さ。また、そのうすら寒い感じ。団夜寒。 **あさ‐じ【浅、茅】** り [雅〕まばらに生えたチガヤ。また、丈の低いチガヤ。 **―う【―『生】** [雅〕あさじが生えている所。 **―が・はら【ーが原】** 〔雅〕あさじが生えている野原。 **―が・やど【ーが宿】** 〔雅〕あさじの生えている荒れはてた家。 **あさしお【朝潮】** も朝、満ちてくる潮。団夕潮。 **あさ・すず【朝涼】** 夏の、朝の涼しいとき。 **あさ・せ【浅瀬】** 海や川などの浅い所。 **――に徒波験**《句》思慮の浅い者ほどさわがしいたとえ。 **あさだち【朝立ち】** 《名・自サ》旅に出るため、朝早く出発すること。団夜も立ち。 <22> **ああさちえ――あし** **あさだこん【浅知恵】** 深く考えない、あさはかな考え。「しょせんは小僧っ子の―」 **あさつき【浅葱】** ユリ科の多年草。細長い葉とラッキョウ形の鱗茎は食用。 **あさ・づけ【浅漬け】** ●生干しにした大根を塩づけにしてから、こうじ・砂糖・みりんを加えてつけた漬け物。べったら漬け。●大根・ウリ・カブ・ナスなどを塩だけで短時間つけたもの。 **あさって【『明『後『日】** 《「あさて」の促音化) 明日の次の日。明後日{みょうごにち}。 **あさ‐っぱら【朝っ腹】** 〔俗〕(「朝食前の空腹」の意から)朝早いとき。早朝。表記ふつう「朝っぱら」と書く。 **あさ・つみ【朝摘み】** 〔野菜や果物などを〕その日の朝に収穫すること。また、その日の朝に収穫したもの。 **あさ・つゆ【朝露】** 朝、おりている露。朝の露。朝露{ちょうろ}。 **あさ・で【浅手・浅『傷】** 〔文]軽い刀傷。うすで。[対]深手{ふかで}。 **あざと・い** 《形》●あまり考えは深くないが、小利口である。「―・く立ち回る」●やり方があくどいようすだ。どぎつい。「―・い商法」[古]あざと・し《ク》。 **あざ・な【字】** ●〔学者・文人などが〕本名のほかにつけた名。[参考]もとは中国の風習。[類語]別名。別称。通称。あだな(渾名)。あざ(字)。●作り名。 **あさな・あさな【朝な朝な】** 《副》〔文〕毎朝。「―小鳥の声で目覚める」[対]夜な夜な。 **あざな・う【『糾う】** 《他五》〔文〕縄をよりあわせる。なう。[句]「禍福は―・える縄のごとし〈史記・南越伝〉」[古]《四》。 **あさなぎ【朝凪】** 朝、海辺で陸風と海風が交替するとき、しばらく無風状態になること。[対]夕凪。 **あさな・ゆうな【朝な夕な】** 《副》《「――に」の形も)〔文]あけくれ。あさゆう〔くり返されるようす〕。「ーに亡き母をしのぶ」 **あさ・ね【朝寝】** 《名・自サ》朝おそくまで寝ていること。[対]朝起き。―ぼう【一坊】《名・自サ》朝おそくまで寝ていること。また、そのくせのある人。 **あさ・はか【浅はか】** 《形動》物事に対する考えが浅いようす。「―な考え」[類語]浅薄。軽薄。表記「浅墓」とも当てる。 > **類義語の使い分け** > [浅はか・軽薄] なんという浅はか(軽薄)なふるまい > [浅はか] 浅はかな知恵で計画を立て、失敗する > [軽薄] いつも流行を追いかけている軽薄な男 **あさめし【朝飯】** 朝の食事。朝食。あさげ。朝飯{あさはん}。[対]昼飯・晩飯。―まえ【―前】●朝起きてから朝食までの間。「――に一仕事終える」《名・形動》「朝飯を食べる前にでもできるほど」たやすいこと。「―の仕事」「彼をだますなどはーだ」 **あさーばん【朝晩】** ●朝と晩。●いつも。〔多く副詞的に使う〕「父の冥福ごを―いのる」[同]②朝夕。 **あさひ【朝日・旭】** のぼってまもない太陽(の光)。[参考]勢いのよいものなどのたとえにも使う。[類語]旭日。[対]夕日。―かげ【―影】〔雅〕朝日の光。 **あさぶろ【朝風呂】** 「朝湯」に同じ。「―に入る」 **あさぼし【朝星】** 明け方に見える星。 **あさぼらけ【朝『朗け】** 〔雅〕夜が明けはじめて空が明るくなるころ。[類語]あけぼの。朝明け。 **あさまし・い【浅ましい】** 《形》《動詞「あさむ」からの派生語)●姿・形などがみじめで情けないようすだ。「―・い姿を見せて恥ずかしい」[類語]みすぼらしい。●心・性質・態度などがいやしくて情けないようすだ。「―・い行い」[古]あさま・し《シク》。 **あさ・まだき【朝まだき】** 〔文]夜があけきらず、うす暗いころ。早朝。〔副詞的にも使う〕「―に人影とてない」「―、東の空が白むころ」 **あざみ【『薊】** キク科の多年草。山野に自生。葉のふちにとげがある。夏、多く紅紫色の花をつける。 **あさ・みどり【浅緑】** 〔若竹のような〕うすい緑色。 **あざむ・く【欺く】** 《他五》●うそをついて相手をだます。「仲間を―・く」「予想を―・かない(=予想どおりの)出来ばえ」「―・かざる(=真実の)告白」〈「・・・を―・く」の形で〉・・・と思いちがいさせる。・・・にも負けない。「昼を―・くネオン街」[類語]①②まどわす。たばかる。[古]《四》。 **あざやか【鮮やか】** 《形動》●はっきりしているようす。特に、色・形などがはっきりして美しいようす。「墨痕{ぼっこん}―に書く」[類語]清らか。くっきり。鮮やか。ありあり。鮮明。●〔技などが〕きわだって見事なようす。手ぎわがよいようす。「――に一本決める」[類語]すばらしい。華々しい。目覚ましい。立派。 **あさ・やけ【朝焼け】** 太陽がのぼるとき東の空が赤くそまること。[参考]俗に、雨の前兆とされる。[対]夕焼け。――は雨、夕焼けは晴れ《句》朝焼けはその日に雨が降る前兆で、夕焼けは翌日晴れになる前兆であるということ。 **あさ・ゆ【朝湯】** 朝からわかしてある、ふろ。また、朝からふろにはいること。朝ぶろ。「――を楽しむ」 **あさ・ゆう【朝夕】** ●朝と夕方。「―はめっきり涼しくなった」●いつも。毎日。あけくれ。〔多く副詞的に使う」「―いっしょに暮らす」[同]①②朝晚。 **あざらし【『海豹】** アザラシ科の動物の総称。寒い地方の海などにすみ、魚を捕食する。あしはひれ状で、前あしは小さい。海豹{かいひょう}。 **あさり【浅、蜊】** マルスダレガイ科の二枚貝。淡水がはいる浅い海の、砂の中にすむ。食用。 **あさ・る【『漁る】** 《他五》《もと、魚や貝をとる意》●えさ・獲物をさがし求める。「犬がごみ箱を―・る」●ある物を得ようとさがしまわる。「古本を―・る」[古]《四》。 **アザレア** ツツジ科の園芸種の一つ。花は八重で大形。オランダツツジ。セイヨウツツジ。▽azalea **あざ・わら・う【『嘲笑う・『嘲う】** 《他五》ばかにして笑う。あざけり笑う。「失言を―・う」[類語]せせら笑う。[古]嘲笑{ちょうしょう}う。 **あし【葦:蘆:葭】** イネ科の多年草。水ぎわに生える。秋に穂を出してうす紫の花をつける。茎からすだれを作る。「悪{あ}し」に通じることを忌んで「よし」とも言う。[参考]弱い人間のたとえに用いられることがある。[句]「人間は考える―である」 **あし【足】** ●動物の体で、体を支え、歩くはたらきをする部分。表記哺乳動物には「肢」、昆虫には「脚」を多くあてる。人の場合は「脚」があてられるが、「足」も多く使われる。●足首から先の部分。「―の甲」[対]手。 <23> 手。●物の下について支える用をするもの。「机のー」「顕微鏡の―」表記③は、多く「脚」と書く。●物の下・末の部分。「山のー」「垂線の―」●一つの漢字の、字体の構成要素の称。下に分けた下の部分。表記⑤は「脚」と書く。●歩くこと。走ること。「―で調べる」「―が弱い」表記は「脚」とも書く。●雨・雲・風などの動いていく状態。特に、降っている雨のすじ。「雨の―がかすかに見える」表記は、多く「脚」と書く。②おとずれること。[コロ]「客のーが遠のく」〈「そのーで」の形で〉ある所へ出かけたそのついでに。「友人の家に行ったそのーで買い物をして帰る」人が移動するために使う交通機関。乗り物。「――の便が悪い」●〔犯罪者などの〕逃げた道すじ。足どり。「―を追う」「おー」の形で〉金銭。おかね。[参考]足があるようによく動くことから。表記には、ふつうかな書きにする。 >類語と表現「足」 *二本の足で立って歩き始めた時、人は初めて「人」となった。人は足で、体を支え、大地を踏みしめ、思うままに動き回り、走り、駆け、跳び、跳ね、蹴り、踊り、跨ぎ、そして躓き、転ぶ。すべて「足」に深くかかわる動作である。「足で探した珍本・足で調べたレポート・足で書いた特だね」など、「足の動作」以外にも「足で~」と言うことができる。いずれも慣用句の例で、「労をいとわずに動き回って」の意に転じた。「足で(=俊足を利し稼いだヒット」などもある。 [腰から下の部分=脚]あんよ・おみ足・両足・両脚・双脚・片足・隻脚・右足・左足・下肢・上腿・下腿・大腿・もも・太もも・内もも・股様・内股・がに股・鰐脚・歴・向こう脛・弁慶の泣き所・はぎ・ふくらはぎ・こむら・ひかがみ・膝・膝頭・膝小僧・諸膝・片膝 [足首から先の部分] 足首・くるぶし・きびす・くびす・かかと・足裏・土踏まず・足の甲・足指・爪先 [人工の足] 義足・義肢 [動物の足]前足・後足・後ろ足・前肢・後肢 **―が有・る**《句》走り方が速い。脚力がある。 **――が地に着か・ない**《句》 ●興奮や感動で落ち着きがなくなる。「出発を明日にひかえて―・ない」●理論だけが先に立って実地に合わない。また、基礎が確立していない。「―・ない計画」が本気钱升山の歌 **―が付・く**《句》逃げた者やかくれた者の行方・足どりがわかる。また、犯罪事実が現れ出る。 **―が・出る**《句》支出額が予算額をこえる。赤字になる。損をする。 **―が早・い**《句》●歩くこと、また走ることが速い。●食べ物がくさりやすい。「豆腐は―・い」●商品の売れ行きがよい。「この種のおもちゃは―・い」表記は「速い」とも書く。顔 **――が棒にな・る**《句》〔歩き続けたり、立ち続けたりして〕足がひどくつかれる。 **―が向・く**《句》思わず知らずその方へ行く。く **――に任・せる**《句》あてもなく気の向くままに歩く。また、足の力が続く限り歩く。 **―も空**《句》●足が地につかないほどあわてふためくこと。●うれしくて、心が落ち着かないこと。同①②足を空。 **―を・掬われる**《句》すきや油断につけこまれ、失敗させられる。 **――を洗・う**《句》悪い仲間とのつきあいをやめる。また、ある(好ましくない)商売・生活からぬけ出す。「どろぼう稼業から―・う」 **――を入・れる**《句》それまで関係のなかった人が、その物事に関係するようになる。「古典芸能の世界に―・れたのはもう三十年も昔のことだ」下べりなるちた合あす **――を奪・う**《句》交通機関をとめて通勤・通学・旅行などをできなくする。「事故が行楽客の―・った」 **―を限りに**《句》脚力が続く限り。歩ける限り。「―父の行方をさがした」 **―を掬・う**《句》相手のすきにつけ込んで失敗させる。 **―を擂り粉木に・する**《句》足がすりへるほど、あちこち歩き回る。 **――を伸ば・す**《句》〔ある所まで出かけて〕さらに続けてその先まで行く。表記「足を延ばす」とも書く。 **――を引っ張・る**《句》〔非難したり陰で工作したりして〕昇進や成功のじゃまをする。また、物事のなめらかな進行をさまたげる。「野手の失策が投手の―・った」 **――を棒に・する**《句》何かを求めて、足がつかれ果てるほど歩き回る。 **――を向・ける**《句》●その方面へ行く。●恩人(偉い人)に対し、感謝(尊敬)の心を表さないような行動をとる。〔多く、打ち消しの形で感謝(尊敬)の心を表す」「恩人に―・けては寝られない」 ***あ・し【『悪し】** 《形シク》〔古〕悪い。[句]「よきにつけ―・しきにつけ」[連]「―・しからず」〔現在では、「よし」とともに対句的に用いたり、一語化した複合語の中で用いたりする〕 [連]「よしー・し」[連]「折ー・しく」 ***あじ【味】** 【飲食物などが〕舌にふれたときの感じ。「―がよい」 10「―を見る(=味加減を調べる)」物事の趣。面白み。魅力。●体験から得た感じ。[コロ]「快楽の―を覚える」《名・形動》気がきいていて手ぎわがよいこと。しゃれていること。[コロ]「―なことをするじゃないか」[次ページ類語と表] **――のある**《句》物事に趣があるようす。面白いと思える要素を有するようす。〔連体詞的に用いる」「――演技」 **――のない**《句》物事に趣がないようす。面白いと思える要素が欠けているようす。〔連体詞的に用いる」「―映画」 **―も素っ気も無・い**《句》趣やうるおいがない。無味乾燥である。 **―を占・める**《句》やってみたことがうまくいって(利益を得られたので)、面白みを覚える。「かけに勝って―・める」 **―をや・る**《句》気のきいたことを手ぎわよく行う。味なことをする。 ***あじ【終】** アジ科の魚の総称。マアジ・ムロアジ・シマアジなど。日本近海の暖海に群れをなしてすむ。「ぜいご」という一列のかたいうろこがある。食用。特に、マアジ。 **アジ** 「アジテーション」の略。感情にうったえて主義主張を説き、人々に行動を起こすようにし向けること。扇一動。「一演説」[参考]動詞化した語が「アジる」。 **―を取ら・れる**《句》障害物があったり、酒に酔ったりして、足が思うように進まなくなる。「泥に―・れる」 **―を抜・く**《句》今までの関係をたつ。 **―び** <24> 大衆を扇動するためのびら。扇動びら。表記「アジビラ」とも書く。 **―プロ** 大衆の感情にうったえて、特定の主義・思想(特に左翼思想)を広めること。扇動的宣伝。[参考]「アジテーション」と「プロパガンダ(=宣伝)」の略からの合成語。 >類語と表現「味」 *味の表現の主役は、形容詞である。人は、五感の一つ、味覚によって、甘い・辛い・酸っぱい・苦い・塩辛い(五味)などの味を知る。五味が混じり合い、これに味の濃淡や歯触り・舌触り(触覚)、香り(嗅覚)、色(視覚)や料理の冷温などが作用して、人は複雑な味を感じとり、うまい・まずいなどの総合的な判断を得る。感覚・感情を表す「痛い」「悲しい」などが、感じる主体を中心として感じを述べるのに対し、「甘い」「辛い」などは、多く感覚を引き起こす〈物〉を中心として述べる(私は悲しい/お菓子は甘い)。 [味加減]風味・味わい・うま味・塩梅・塩加減・下味・隠し味・後口・後味・大味・小味・風味・持ち味 ・「よい味・悪い味]うまい・おいしい・美味・醍醐でい味・滋味・珍味/無味・まずい [五味]甘い・甘ったるい・甘み・甘口・甘味・辛い・辛み・辛め・辛口・甘辛い・塩辛い・しょっぱい・塩気・薄塩・甘塩・鹹味・苦い・ほろ苦い・苦み・えぐい・えがらい・えがらっぽい・渋い・渋み・酸っぱい・酸い・酸味べ・甘酸っぱい [濃い味・薄い味」しつこい・こってり・まったり・くどい・脂っこい・こくがある・濃厚・薄め・薄味・薄口・あっさり・さっぱり・水っぽい・淡泊 「オノマトペかりかり・こりこり・さくさく・しこしこ・しゃきしゃき・しゃりしゃり・つるつる・ばりばり・ぱりばり・ほくほく・もちもち **あしあと【足跡】** ●歩いたあとに残る足の形。●にげた道すじ。[コロ]「犯人のーをたどる」●業績。日「偉大なーを残す」同③足跡。 **アジェンダ** ●協議事項。●行動計画。▽agenda **あしおと【足音跫音】** ●歩くときの足の音。1回「ーが近づいてくる」近づいてくるものの気配。「冬のー」 **――を盗・む**《句》足音がしないようにする。「―・んで部屋に入った」 **あしか【『海「驢】** アシカ科の動物。おもに太平洋に群れをなしてすむ。体長二~三局。あしはひれ状で、前あしは大きい。 **あし・がかり【足掛かり・足懸かり】** ●登るときに足をかけて支えにするもの。[類語]足だまり。●物事をするときの糸口。手がかり。「発明のーをつかむ」 **あしかけ【足掛け】** ●物に足をかけること。②〔相撲・柔道などで〕相手の足に自分の足をかける技。〔期間を数える場合に〕一年・一月・一日に満たない始めと終わりの端数をそれぞれ一とする数え方。「―三年」[参考]年齢の「数え年」の数え方と同じ。[対]満様。丸ま。 **あし・かせ【足枷】** ●昔の刑具で、罪人が自由に歩けないように、足にはめさせたもの。足枷で。●自由をしばるもの。「商売の―になる」[類語]①②手枷。首枷。 **あし・がた【足形・足型】** ●足の形(をした物)。●ふんだり歩いたりしたあとにつく、足の形。あしあと。「雪の上にくっきりと―が残る」●足袋・くつなどを作るときに使う、木製の型。表記③は「足型」と書く。 **あしがため【足固め】** ●《名・自サ》足をきたえること。足ならし。●《名・自サ》物事の基礎をしっかり固めること。「成功への―をする」●柱をしっかりたてるため、床下の柱と柱の間にとりつけた横木。表記③は「足堅め」「脚堅め」とも書く。●柔道・レスリングなどで、相手の脚部の関節をいためたり、おさえつけたりして自由をうばう技。商名だ。 **あしからず【『悪しからず】** 《副》相手の気持ちを考えないで物事をしたときなどに使うことば。悪く思わないで。よろしく。「―御了承下さい」 **あしがらみ【足、搦み】** 柔道などで、相手の足に自分の足をからませてたおす技。野が出る。 **あしがる【足軽】** ふだんは雑役に従事し、戦の時には歩兵となった雑兵。。江戸時代には武士階級の最下位におかれた。 **あしき【『悪しき】** 〔文〕 ■《形シク》《文語形容詞「悪し」の連体形)悪い。「――前例となる」[対]良き。《名》悪いこと。悪いもの。「―を捨てる」[対]良き。 **アしき・しゅうきゅう【ア式蹴球】** サッカー。[参考]のアソシエーションフットボール(association football)の訳から。Rugby football を「ラ式蹴球」というのに対して用いる。 **あじき・な・い【味気無い】** 《形》→あじけない。 **あしきり【足切り】** 入学・入社試験などで、一定の水準に達しない者を切り捨てること。 **あし・くせ【足癖】** ●足のおき方・歩き方などのくせ。「―が悪い」●相撲で、足を使って相手をたおす技。「技。「―を得意技にする」 **あし・くび【足首・足、頸】** くるぶしの上の、少し細くなった部分。[対]手首。 ***あしげ【葦毛】** 馬の毛色で、白い毛に黒色・茶色などがまじっているもの。また、その毛色の馬。 ***あしげ【足蹴】** ●足でけること。●ひどいしうち・扱いをすること。1日「仲間を一にする」[注意]「足蹴りにする」は避けたい。 **あし‐げい【足芸】** 上向きに寝て、手を使わず足だけで演じる曲芸。足わざ。 **あじけ・な・い【味気無い】** 《形》物事にあじわいが感じられず、つまらない。おもしろみがない。「―・い日々の暮らし」「この世が―・く感じられる」[参考]」「味気でない」は、やや古風な言い方。 **あしこし【足腰】** 足と腰。「―をのばして休む」 **あし‐ごしらえ【足、拵え】** し歩きやすいように足につけるものを準備したり、その具合を整えたりすること。「大雨に備えてーをして出かける」 **あじさい【『紫『陽『花】** 謗アジサイ科の落葉低木。梅雨のころ、小さな花がまりのように集まってさく。花の色は土質などによって、青や青紫、赤紫などになる。別称、七変化。四片饺。 **あしざま【『悪し様】** 《形動》事実よりも悪いようす。「―にののしる」 **あし・しげく【足繁く】** 《副》ひんぱんに通うようす。10「師匠のもとへ―通う」 **アシスタント** 仕事の手助けをする人。助手。回「―を務める」[類語]ヘルパー。▽assistant **アシスト** 《名・他サ》●手助けすること。補佐。「長官をーする官僚」●サッカーやホッケーで、味方の選手に球を回してシュートさせること。▽assist <25> **あしずり―あしもと** **あしずり【足摺り・足『摩り】** 〔腹がたったとき、くやしいときなどに〕地面をはげしく踏み鳴らしたり、足をすり合わせたりすること。じだんだ踏むこと。「―をしてくやしがる」 **あした【『明日】** (もと、「朝{あした}」の意)今日の次の日。あす。明日{みょうにち}。[「あす」よりくだけた言い方]――は明日の風が吹く《句》明日はまたちがうなりゆきになるのだから、あまりくよくよせずに、なるがままするのがよいということ。 **あした【『朝】** 〔雅〕●あさ。早朝。「―浜辺をさまよへば、昔のことぞしのばるる〈浜辺の歌・林古渓〉」[対]夕べ。●明くる朝。翌朝。――には紅顔ありて夕べには白骨となる《句》《人は、朝元気であってもその夜には死んで骨にならないとも限らない意で)この世は無常で、生死の予測ができないことのたとえ。〈蓮如上人御文章〉――に道を聞かば夕べに死すとも可なり《句》朝に人間としての正しい生き方について聞くことができれば、たとえその夜に死んでも本望である。〈論語・里仁〉 **あし・だ【足駄】** 雨降りのときにはく、歯の高いげた。高げた。―がけ【―掛け】あしだを足につっかけてはくこと。―を履・く《句》実際の金額よりも高い金額をつけて、その差額をかせぐ。げたをはく。 **あし・だい【足代】** 外出のとき、乗り物に要する費用。交通費。「―がかかる」[類語]車代。車馬賃。 **あし・だまり【足「溜まり】** ●足をかけて支える所。●〔ある目的を達するために〕しばらくとどまる所。(行動の)根拠地。「駅前の旅館を―にして近郊を歩き回る」[同]①②あしどまり。 **あし・ついで【足『序で】** 出かけたついで。「―に立ち寄る」 **あし・つき【足付き・脚付き】** ●器物に足がついている・こと(もの)。●歩いたりするときの足の運び方。足どり。表記②はふつう「足つき」と書く。 **あし・つぎ【足継ぎ】** ●さらに高い所に届くように脚部をつぎたす・こと(もの)。●踏み台。 **あじ・つけ【味付け】** 《名・自サ》味をつけること。また、つけられた味。「―を見る」「―のり」 **あしで【葦手】** 「葦手書き」の略。アシが乱れ生えているような形に、字体をくずして書くこと。また、そのように書いたもの。[参考]色紙に和歌などを書くときに用いた。 **アジテーション** アジ。▽agitation **あしで‐まとい【足手纏い】** 《名・形動》物事をするとき(手足にからみつくように)じゃまになる・こと(人)。あしてまとい。「仲間のーになる」[注意]「手足まとい」は避けたい。 **アジト** 左翼運動・労働運動などの扇動指令本部。また、グループなどの秘密集会所。かくれが。[参考]「アジト」は「アジトプンクトagitpunkt」の略か。 **アシドーシス** 新陳代謝の機能に障害があって、血液中の酸とアルカリのつりあいがこわれ、血液が酸性になること。また、その症状。酸毒症。アチドージス。[対]アルカローシス。▽Azidosis **あし・どめ【足留め・足止め】** 《名・他サ》●外出を禁じること。禁足。また、移動できないようにすること。「―を食う」●染色のむらを防ぐこと。 **あし・とり【足取り】** 相撲の技で、相手の足を両手でかかえてたおし、または土俵外に出すもの。 **あしどり【足取り】** ●歩くときの足の運び方。足つき。「ふらついた―」[類語]歩調。●犯人などの歩いた道すじ。「ーをたどる」[コロ]「ーを追う」●取り引き相場の高低のぐあい。「―表」 **あじ・な【味な】** (形容動詞「味」の連体形) **あしなが‐ばち【脚長蜂・足長蜂】** スズメバチ科アシナガバチ属の昆虫の総称。あしが長い。 **あしなみ【足並み】** ●〔二人以上の人が、いっしょに歩いたり走ったりするときの〕足のそろい方。[コロ]「ーが乱れる」●多くの人の考え方や行動のそろい方。[コロ]「春闘のーがそろう」[コロ]「野党共闘のーが乱れる」[類語]①②歩調。 **あし・ならし【足慣らし・足馴らし】** 《名・自サ》●競技や登山などにそなえて、足をきたえること。足固め。●準備行動。「入試の―」 **あしば【足場】** ●足をかける所。●高い所で作業をするために、丸太などを組んで作る、足をふみかけるもの。足がかり。[コロ]「―を組む」●物事をするときの(精神的な)よりどころ。「出世の―を失う」「海外進出の―を築く」[類語]手づる。●交通の便。「―がよい」 **あし・ばや【足早・足速】** 《形動》歩く足の運び方が速いこと。「―に立ち去る」 **あしはら【葦原】** アシが生いしげっている野原。葦原{いげん}。 **あしはらい【足払い】** 柔道で、足で相手の足をはらってたおす技。あしばらい。「―をかける」 **あしはら・の・みずほの‐くに【葦原の、瑞穂の国】** 「日本国」の古称。[参考]「アシがしげり、穀物が豊かにみのる国」の意。 **あしび【『馬『酔木】** あせび。 **あしひき‐の【足引きの】** 《枕》「山」「を(峰)」にかかる。[参考]後世「あしびきの」とにごる。 **あしびょうし【足拍子】** 足を動かしてとる拍子。[コロ]「ーをとって歌う」[対]手拍子。 **あしぶえ【葦笛】** アシの葉をまるめて作った笛。よしぶえ。[類語]草笛。 **あし・ぶね【葦船葦舟】** ●アシをつんだ船。●アシでつくった船。●水に浮いているアシの葉を船にたとえた語。 **あし‐ぶみ【足踏み】** 《名・自サ》●立ちどまったまま両足をかわるがわる上げ下げして地をふむこと。●物事が進展しないで同じ状態であること。「株価は―状態だ」[類語]停滞。停頓。 **あしべ【葦辺】** 〔川などの〕アシの生いしげったあたり。 **あし・へん【足偏】** 漢字の部首「足」の称。 **あし・まかせ【足任せ】** ●目的地を決めず、気の向くままに歩くこと。「―の気楽な旅」●足の力が続くかぎり歩くこと。 **あし・まめ【足『忠『実】** 《名・形動》めんどうがらずに出歩くこと。「―に図書館に通う」 **あしまわり【足回り】** ●足のまわり。足もと。●自動車などの車輪部分やその周辺装置。 **あじ・み【味見】** 《名・他サ》少し食べたり飲んだりして、味のぐあいをしらべること。「みそ汁のーをする」 **あしもと【足元・足下・足『許】** ●立っている(歩いている)自分の足のまわり。「―に気をつけろ」●歩くときの足の運び方。足どり。「―がおぼつかない」●相手の弱み。弱点。「―につけこむ」「―を見られる(=弱点を見すかされる)」●地位。身分。「大名の―にも及ばない」 <26> ああじゃりーあずさ ている)足の近く。「―に気を配る」 ●身近な所。「―に忍び寄る不幸」 ●置かれている立場・状態。[コロ]「―を固める」歩くときの足のすすめぐあい。歩きぶり。「―がふらつく」[表記]「足もと」も多く用いられる。―から鳥が立つ《句》●手近な所で思いがけない事件が起こる。●急に思いたって物事を始める。―に火が付く《句》危険が自分の身にせまるたとえ。―にも及ばない《句》あまりにもすぐれていて、とても及ばない。全然比べものにならない。[参考]「足元へも寄り付けない」「足元にも追いつかない」などとも。―の明るいうち《句》●日の暮れないうち。●自分の立場が不利にならないうち。「―に手を引く」―へも寄り付けない《句》「足元にも及ばない」に同じ。―を見る《句》人の弱みにつけこむ。足元を見すかす。「人の―・見て、安く買いたたく」 **あじゃり【阿、闇『梨】**〔仏〕●徳が高く、師とあがめるべき、えらい僧。●天台宗・真言宗で、宣旨{せんじ}によって任じられる僧職。また、その位を得た僧。[参考]梵語ācārya (=軌範師)の音訳から。=あざり。 **あし・ゆ【足湯・脚湯】**ひざから下を湯につけること。脚湯{きゃくとう}。「―を使う」[類語]腰湯{こしゆ}にも。 **あしゅ【亜種】**生物分類学上の単位の一つで、種の下の位。おもに、同一種の中で、ある集団が他の集団と一定の差をもつときに用いる。 **あしゅら【、阿修羅】**古代インドの神。仏教では仏法の守護神。バラモン教では嫉妬し、心や猜疑{さいぎ}、心が強く戦いを好む悪神。修羅。[参考]梵語びんAsura の音訳。 **あし・よわ【足弱】**《名・形動》歩く力が弱い・こと(人)。「―の老人」 **あしらい**●もてなすこと。取り扱い。待遇。〔接尾語的にも用いる〕「客の―は気骨が折れる」「人―がうまい」●とりあわせ。「ステーキの―にパセリを使う」 **あしら・う**《他五》●取りあつかう。応対する。受け答えする。●相手をばかにしたり、軽くみたりしていい加減にあつかう。一句「鼻で―・う」●〔美しく〕とりあわせる。配合する。「刺身にミョウガを―・う」《四》。 **アジ・る**《他五》〔俗〕扇動する。「群衆を―・る」[参考]「アジテーション」の略「アジ」を動詞化した語。 **あじろ【『網代】**「あみしろ」の転。(「網の代わり」の意)●竹や柴を編んで川に立てつらね、末端に簀{す}をおいて魚をとらえるしかけ。●竹・ヒノキなどをうすく細くけずり、斜めまたは縦・横に編んだもの。垣根・天井などに用いる。 **あじわい【味わい】**●食べ物のうまみ。風味。●物事のおもしろみ。趣。「―のある筆」[類語]妙味。 **あじ・わ・う【味わう】**《他五》●飲食物の味をみる。味をためす。また、味のよさを楽しむ。「珍味を―・う」●物事のおもしろみや意味を感じとる。鑑賞する。玩味{がんみ}する。「名詩を―・う」●苦しさ・楽しさなどを感じとる。体験する。「人生の悲哀を―・う」[注意]「味合う」「味あう」は誤り。文《四》。 **あし・わざ【足技・足業】**●相撲の内がけ、柔道の大外がりなど、足を使って相手をたおす技。●「足芸」に同じ。[表記]多く、①は「足技」、②は「足業」と書く。 **あす【〈明日〉】**●今日の次の日。あした。明日{みょうにち}。●近い将来。 **――は我が身**《句》他人に起きた不幸が近い将来自分自身にも起きるかもしれないということ。また、いっそうなるかわからないということ。 **――をも知れぬ**《句》あすには死ぬかもしれない。近い将来どうなるかバにぶい。あす知れぬ。「―命」 **あすか【『飛鳥】**●「飛鳥時代」の略。聖徳太子の摂政時代。六世紀後半から七世紀中ごろまで。仏教美術が栄えた。●「飛鳥地方」の略。大和朝廷のあった現在の奈良県明日香村付近の地域。 **あずかり【預かり】**●預かること。特に、預かったことを証明する書き付け。預かり証。●〔大相撲などで〕勝負が長びいて、勝ち負けがつかないとき、勝負の決定をしないでおくこと。「この一番は―にする」 **あずかり・しら・ない【『与り知らない】**《連語》かかわりあいがない。関知しない。「私の―・ないことだ」 **あずか・る【『与る】**《自五》●かかわりをもつ。関係する。関与する。「この仕事の成功には彼の努力が大いに―・っている」●〔相談や分配の〕仲間に加わる。「分け前に―・る」●好意・恩義などを受ける。こうむる。[コロ]「おほめに―・る」[表記]③は「預かる」とも書く。《四》。 け前に―・る」 **あずか・る【預かる】**《他五》●人から・たのまれた(任せられた)ものの保管や世話をする。「荷物を―・る」[類語] (5)受託。●(めんどうな)物事の処理などを任せられて引き受ける。「台所を―・る」●引き受けて保留にしておく。「発表を―・る」●勝負の中に入ってその取りさばきを任せられる。「けんかを―・る」●勝ち負けを決めずにおく。「勝負を―・る」文《四》。 **あずき【〈小豆〉】**マメ科の一年草。夏、蝶形の黄色い花をつける。長さ約一○センチのさやの中に、七~九個の暗赤色・白色などの種ができる。種は、あん・和菓子の材料にするほか、赤飯などに使う。 **―がゆ【―「粥】**白米に小豆をまぜてにた、かゆ。[参考]邪気をはらうといわれ、正月一五日に食べる風習がある。 **あずき・いろ【〈小豆>色】**誇黒みをおびた赤色。 **あずけ【預け】**●あずけること。〔ふつう他の語につけて使う〕「一物」「―主{ぬし}」●「おー」の形で〉犬の前に食べ物をおき、許しを出すまで食べさせないこと。転じて、計画や約束だけで、物事の実行が中止されている状態。「旅行はおーを食っている」 **あずけ・い・れる【預け入れる】**《他下一》〔銀行・郵便局などに〕預金や貯金を目的として、お金を払い込む。[対]払い戻す。 **あず・ける【預ける】**《他下一》●人にたのんで、物の保管や世話をしてもらう。「貴重品を―・ける」[類語]託する。(5)供託。寄託。●相手に体をもたせかけるようにする。また、相手のなすままにしておく。「体を―・けて寄り倒す」●〔めんどうな〕物事の処理を人に任せる。「帳場を―・ける」●勝ち負けの決定を人に任せる。「勝負を―・ける」図あづ・く《下二》。 **あ・す‐こ【『彼『処・『彼『所】**《代名》あそこ。 **アスコット・タイ**幅の広いスカーフ風のネクタイ。アスコット。▽ascot tie[語源]イギリスのアスコット競馬の観客の間で始まった。 **あずさ【梓】**●カバノキ科の落葉高木。五月ごろ花をつける。材で弓を作った。よぐそみねばり。●「キササゲ」「アカメガシワ」の別称。●中国で版木に使った <27> あずさゆあせび 木。版木。―に上・す《句》版木にほって印刷する。出版する。上梓する。 **あずさ・ゆみ【『梓弓】**■《名》アズサの木で作った弓。■《枕》「張る」「射る」「引く」などにかかる。 **アスター**キク科シオン属の総称。シオン・ヨメナなど。[参考]一般に「アスター」と呼ばれているものはエゾギクのこと。▽aster **アステリスク**〔文章で]注釈を要する箇所などにつける印「*」。アステリ。アスタリスク。▽asterisk (= 星 **アストラカン**●ロシアのアストラハン地方に産する子羊の毛皮。また、その縮れた毛に似せて織った布地。●手編み用毛糸の一つ。▽astrakhan **アストリンゼント**酸性化粧水の一つ。アルコール分が強く皮膚をひきしめる。アストリンゼン。▽astringent(=収斂性の) **あすなろ【『翌檜・『羅漢、柏】**ヒノキ科の常緑高木。葉は鱗片{りんぺん}状で、ヒノキに似る。材は耐湿性に富み、建築材・船舶材。ひば。あすひ。あすなろう。[語源]「明日はヒノキになろう」の意。 **アスパラガス**ユリ科の多年草。葉は退化し、細い茎が広がって葉のように見える。初夏に淡黄色の花をつける。若い茎を食用にする。アスパラ。▷asparagus **アスパラギン・さん【アスパラギン酸】**(aspartic acid)〔理〕アミノ酸の一種。多くのたんぱく質中にふくまれる。人体細胞の代謝に役立ち、エネルギー源として重要。 **アスピリン**アセチルサリチル酸の商標名。解熱・鎮痛に使う白色の粉末。▽Aspirin **アスファルト**原油精製の際に得られる炭化水素を主成分とする黒色の物質。水にとけないので道路の舗装・防水などに使う。土瀝青{どれきせい}。▽asphalt **アスペクト**●外見。様相。●文法で、動詞の表す動作・作用が時間の流れに対してどのような様相にあるかを記述する文法形式。相。たとえば「咲きかける(開始)」「咲いてしまう(完了)」「咲き続ける(継続)」など。▷aspect **―ひ【一比】**(aspect ratio)縦横比。画面や画像の縦と横の比。 **アスリート**スポーツ選手。特に、陸上競技の競技者。▷athlete **アスレチック**運動競技。体育。スポーツ。アスレティック。「フィールドー」▷athletic **―クラブ**体力増強や美容のための会員制組織。アスレティッククラブ。▽athletic club **あせ【汗】**●暑い時や激しい運動をした時などに汗腺{かんせん}からでる排泄液。体温を調節するはたらきもある。[類語]汗水{あせみず}。●物の表面に一面に生じる水滴。―をか・く《句》●汗が出る。●物の表面に水滴が生じる。「やかんが―・く」●食べ物が古くなって表面がべとついてくる。「かまぼこが―・いてきた」―を流・す《句》●[風呂などで〕汗を洗いおとす。●体を動かして一生懸命に物事をする。 **あぜ【畦・『畔】**●田と田の間に土を盛りあげて作った境。くろ。●鴨居{かもい}や敷居の、溝と溝の間のしきり。 **アセアン【ASEAN】**[略語集](ASEAN)。 **あ・せい【亜聖】**聖人に次ぐ理想的な人。また、聖人とされる孔子に、に対して、孟子や顔回に対する敬称。 **あずま【『東】**●〔古〕●日本の東部地方。京都から見て東の国。時代によって範囲がちがう。●逢坂{おうさか}の関以東。●遠江{とおとうみ}以東。●箱根山以東。関東地方。東国{あずまぐに}。●特に、京都から見て、鎌倉・江戸。[表記]「吾妻」「吾嬬」とも書く。 **―うた【一歌】**古代、東国地方の歌。東国の民謡を母体として方言を使い、素朴な生活感情を表した短歌。 **―えびす【―▶夷】**〔古〕東国の人。関東人。[参考]「東国の野蛮人」の意で、多く京都の人が粗野な関東武士をあざけって言った語。 **―おとこ【―男】**●〔古〕東国の男子。●江戸(東京)の男性。「―に京女(=男はたくましい関東の男がよく、女はやさしく美しい京の女がよい)」[対]京女。 **―くだり【一下り】**昔、京都から東国へ行ったこと。また、特に、鎌倉に行ったこと。海道下り。 **―げた【一下『駄吾妻下『駄】**台に畳表を張った女性用のげた。 **ーコート【吾妻コート】**女性が外出するとき、和服の上に着るたけの長い外套。 **―や【一屋・『四、阿】**軒を四方へふきおろし、柱だけで壁のない小屋。庭園の休憩所などに使う。亭{ちん}。 **あ・せいそうけん【亜成層圏】**成層圏の下にあって、気温・気圧・空気の成分などが、成層圏に似た大気の層。地上から七~八キロのところ。 **あぜ・くら【『校倉】**角または円形の長材を井桁{いげた}に組み上げて壁とした倉。ふつう、高床。「正倉院の―」 **あせ・じ・みる【汗染みる】**《自上「》衣服などが汗でよごれる。「―・みたシャツ」 **あせしらず【汗知らず】**皮膚につけて汗や水分をすいとらせる粉。[参考]もと、商標名。 **アセスメント**(影響)評価。査定。[参考]環境アセスメント。▽assessment **あせ・する【汗する】**《自サ変》汗を出す。汗をかく。また、精を出して努める。[コロ]「額に―・して働く」 **あせ・だく【汗だく】**《名・形動》〔俗]ひどく汗をかいていること。「―で働く」[類語]汗みずく。汗みどろ。 **アセチレン**〔理〕高温と強い光を出して燃える無色の有毒気体。カーバイドに水を加えて作る。溶接・灯火用、または合成樹脂製品の原料。▽acetylene **アセテート**酢酸繊維素を主原料とした半合成繊維。弾力性に富み、軽い。絹のような光沢がある。アセテート人絹。アセテート繊維。▽acetate **アセトアルデヒド**〔理〕刺激のあるにおいをもつ無色の可燃性の液体。水銀塩を触媒{しょくばい}としてアセチレンと水から合成する。酢酸、工業薬品の原料として重要。アルデヒド。▽acetaldehyde **あせ・とり【汗取り】**汗をすい取らせるため、肌にじかに着る(和風の)下着。 **アセトン**〔理〕アセチレンなどからとれる、無色で特有のにおいのある引火性の液体。ヨードホルム・クロロホルムなどの原料。溶媒としても使う。▽acetone **あせ・の・けっしょう【汗の結晶】**《連語》苦労して得た成果。勤勉努力の所産。 **あせ・ば・む【汗ばむ】**《自五》汗でじっとりする。「―・むほどの陽気」 **あせび【『馬『酔『木】**ツツジ科の常緑低木。山地に自生。春、つぼ形の小さな白い花が房になってつく。葉は有毒。あしび。[参考]馬などが食べると体がしびれ、酔ったようになることから、「馬酔木」と当てた。 <28> ああせまみ――あだ **あせ・まみれ【汗『塗れ】**《名・形動》汗でびっしょりぬれること。「―のシャツ」[類語]汗だく。汗みどろ。 **あせ・みず【汗水】**水のように流れ出る汗。〔苦しい労働の形容に使う〕1回「―たらして働く」 **あせ・みずく【汗『水漬く】**《形動》汗でびっしょりぬれているようす。汗みどろ。[類語]汗だく。汗まみれ。[表記]現代仮名遣いでは「あせみづく」も許容。 **あぜみち【畦道】**細い道になっているあぜ。 **あせ・みどろ【汗みどろ】**《形動》「汗みずく」に同じ。 **あせ・も【汗疹・汗、疣】**急にたくさんの汗が出たあと、皮膚にできる小さい湿疹。子供に多い。あせぼ。 **あせり【焦り】**焦ること。焦る気持ち。「敵のーをさそう」1回「―の色が見える」 **あせ・る【焦る】**《自他五》早く思いどおりにならないかと、いらいら気をもむ。「―・っても無駄だ」1回「功を―・って失敗する」[類語]いらだつ。せく。文《四》。 **あ・せる【褪せる】**《自下一》(「浅ぁす(=海・川などの水が少なくなる)」意から)●色・つやなどがうすくなってあざやかさをなくす。さめる。「服の色が―・せる」●器量・熱意などが、おとろえる。「情熱が―・せる」図あ・す《下二》。 **アセロラ**キントラノオ科の低木。原産地は熱帯アメリカ。サクランボ大の果実は深紅色に熟し、ビタミンCを多くふくむ。食用。▽acerola **あ・ぜん【「啞然】**《形動”》あきれて、ことばにつまるようす。「みなーとして立ちつくす」 **あ・そ・こ【『彼『処・『彼所】**《代名》《遠称の指示代名詞)●話し手が、自分からも相手からも遠く離れている場所を指し示す語。あの場所。〔相手も知っている〕例の場所。「―に人がいる」「―は今日は休みだ」●〔傍観せざるを得ない〕あの局面・段階。「病状が―まで進んでいようとは思わなかった」「―でやめておけばよかった」同②あすこ。 **あそば・す【遊ばす】**■《他五》●遊ぶようにさせる。「子供を―・す」●〔場所・道具・機械・労力などを〕有効に使わずにおく。「機械を―・しておく」●「する」の尊敬語。なさる。〔自動詞的にも使う〕「お嬢様はお琴を―・します」冈《四》。《補動》(「お」+動詞連用形、(「マ)」+)動作性名詞などにつけて)「・・・する」意の最上の尊敬語。・・・なさる。〔女性が会話に用いる〕「早くおいでー・せ」「ご覧―・してお喜びでした」図《四》。 **あそばせ‐ことば【遊ばせ言葉】**「ごめんあそばせ」のように、語尾に「あそばせ」をつけて言うことばづかい。[参考]「あそばせ」は「あそばす」の命令形。 **あそび【遊び】**●遊ぶこと。「悪い―」「子供の―」●楽しむだけで他に役立たない行い。「前衛映画は監督の―だ」「陶芸はほんのお―です」●酒色にふけったりかけ事をしたりすること。遊蕩{ゆうとう}。「―がすぎる」●仕事がなくぶらぶらすること。「きょうは雨で―だ」●だれたところ。たるみ。「この小説はーが多すぎる」◎物事のゆとり。余裕。[コロ]「彼の芸には―がある」●機械の部品と部品の結合部分にあるゆとり。「このハンドルはーが少ない」「ーを持たせる」 **あそびごころ【遊び心】**真面目なだけでなく、余裕やいたずらっぽい所がある気持ち。「―のある設計」 **あそび‐ごと【遊び事】**〔本気でする事柄ではなく〕なぐさみにする事柄。 **あそび・にん【遊び人】**●決まった職業をもたず、ばくちなどをして暮らしている人。[類語]ごろつき。ばくちうち。●遊ぶことの好きな人。また、遊び上手な人。 **あそび・ほう・ける【遊び呆ける・遊び、惚ける】**《自下一》ほかの事を忘れて、夢中になって遊ぶ。 **あそ・ぶ【遊ぶ】**《自五》●〔体を動かして〕好きなことをして楽しむ。「おもちゃで―・ぶ」●仕事や有意義なことをしないでぶらぶらする。「―・んで暮らす」●酒色にふける。「花街に―・ぶ」●〔場所・道具・機械・労力などが〕有効に使われないでいる。「土地が―・ぶ」「注文がなく機械が―・ぶ」●〔文〕ある土地へ行ってそこの風物などを楽しむ。「一日、吉野山に―・ぶ」●〔文〕他郷に学ぶ。遊学する。「フランスに―・ぶ」●野球で、投手が故意にストライクではない球を投げる。「一球―・ぶ」文《四》。[類語]と表現さ〔十歳】 **あだ【仇寇・『賊・讐】**《「あた」の転)●うらみをいだいている相手。かたき。敵。1回「親の―を討つ」●うらみ。「―に思う」●悪意をもった仕打ち。仕返し。句「恩をーで返す」●害をするもの。1回「親切が―となる」――は情け《句》うらみに思っていたことがかえって励みになり、結局は情けになること。―を恩で報・いる《句》うらみのある人に情けをもってむくいる。[対]恩を仇で返す。―をな・す《句》●害を加える。●失敗の原因になる。わざわいする。「放言が―・して出世しない」 **あだ【『徒・『空】**《名・形動》●むなしいこと。むだ。○○「せっかくの温情が―になる」●いいかげんなこと。うわついていること。句「ーやおろそかに思うな」 **あだ【、婀、娜】**《形動》〔女性の〕なまめかしく美しいようす。色っぽいようす。「―な姿の洗い髪」 **―め・く**《自五》〔女性の姿・動作が〕なまめかしくみえる。色っぽく思われる。図《四》。 > 類語と表現「遊ぶ」 *仕事や勉強から解放されて「遊ぶ」ときは、のびのびと好きなことをして楽しむ。散歩に出かけ、おしゃべりに興じ、あるいは趣味に時を過ごす。余裕と再生の象徴としての「遊び」(よく学びよく遊べ・遊び心)である。仕事や勉強を忘れた「遊び」は、不真面目と怠惰の象徴となり、しばしば非難の対象となる(遊びほうける・遊興にふける)。「遊ぶ」のは人ばかりではない。「遊んでいる機械」と言えば、「有効に使われていない」の意。「他郷に遊ぶ」「漱石門下に遊ぶ」の「遊ぶ」は、他の地へ行くの意が「学ぶ」に転じたもの。「遊一学」の一体化が面白い。楽しむ・戯れる・もてあそぶ・ふざける・遊びほうける・遊び興じる・遊び戯れる・遊び暮らす・遊興にふける・酒色にふける/ (5)遊楽・豪遊・遊興・清遊・来遊・遊覧・周遊・回遊・巡遊・遊歴・漫遊◇「色々な遊び]砂遊び・水遊び・野遊び・雛砂遊び・川遊び・船遊び・雪遊び・ままごと遊び・悪遊び・夜遊び・色遊び・女遊び・大尽遊び/飲む打つ買う[副詞的表現]のんびり(と)・のびのび(と)・ゆったり(と)・ゆうゆう(と)・ぶらぶら(と)・こそこそ(と)・嬉々として・心置きなく・夢中になって・童心に返って <29> ア アダージーあたため **アダージョ**楽曲の速度を表す標語の一つ。「ゆるやかに」の意。アンダンテよりおそく、ラルゴより速い。アダジオ。▽adagio **あたい【価・値】**●商品のねだん。ね。また、代金。〔やや改まった言い方〕●ねうち。価値。「千金の―」●〔数〕文字や式が表す数量。「zの―を求める」[表記]①は「価」、②③は「値」と書く。 **あたい【『私】**《代名》《「あたし」の転。自称の人称代名詞)〔俗]わたし。〔「あたし」よりくだけた、方言的な言い方で、多く女の子が使う〕 **あたい!する【値する・価する】**《自サ変》●〔あるもののねうちに]相当する。「賞賛に―・する」同「万死に―・する」●「あることをする〕ねうちがある。[コロ]「一読に―・する」 **あた・う【『能う】**《自五》〔文〕できる。可能である。「感嘆おく―・わず(=感嘆しないではいられない)」[参考]の古くは打ち消しの語を伴って用いられたが、外国語の訳語にあてたところから打ち消しの語を伴わなくても用いる。「―・う限り頑張るつもりです」の終止形・連体形では、発音は「アトー」となることが多い。その場合現代かなづかいでは「あとう」と書く。「ぁたうる限り」とするのは誤り。区《四》。 **あだ・うち【「仇討ち】**《名・自サ》昔、自分の主君・肉親などを殺した人を仕返しに殺してうらみを晴らすこと。かたきうち。「―を遂げる」[類語]報復。復讐~。 **あた・える【与える】**《他下一》●自分が所有している物を他人に渡してその人の物とする。また、自分の支配下にあるものを他人に渡してその人の自由に任せる。くれてやる。授ける。〔やや形式ばった、また、もったいぶった場合に使う〕「握り飯を―・える」「尊敬下さる。賜う。謙譲差し上げる。丁寧上げる。●もたせる。あてがう。「仕事を―・える」「―・えられた(=問題として提出された)直線AB」●〔損害・恥・恩義などを〕こうむらせる。「被害を―・える」「衝撃を―・える」図あた・ふ《下一二》。 **あだ・おろそか【『徒『疎か】**《形動》《下に多く打ち消しの語を伴って)いいかげん。なおざり。あだやおろそか。「この御恩―にはいたしません」 **あたかも【「恰も・『宛も】**《副》●《多く、下に「・・・のよう」の意を表す語を伴って)まるで。さながら。「―黄金のようにかがやく」「―死せるがごとし」●ちょうど(その時)。「時―春爛漫説のころ」[参考]①②とも美文調の言い方。 **あたかも・よし【恰も『好し・『宛も『好し】**《連語》(そのうえ)ちょうどよいことに。「時―」オと入り **あたくし【『私】**《代名》《「わたくし」の転。自称の人称代名詞》〔俗〕わたくし。〔「あたし」より丁寧で、「わたくし」よりはくだけた言い方。おもに女性が使う〕 **あだ‐ごと【『徒事】**〔文〕意味のないつまらぬこと。はかない事柄。「―にうつつを抜かす」 **あだ‐ごと【『徒言】**〔文〕誠意のないことば。 **あだ・ざくら【『徒桜】**〔文]散りやすい桜。[参考]はかないもののたとえに用いる。やけ跡。 **あたし【『私】**《代名》《「わたし」の転。自称の人称代名詞》〔俗〕わたし。〔「わたし」よりくだけた親しみのある言い方で、おもに女性が使う〕 **あたじけ・な・い**《形》〔俗]けちである。しわい。また、貧弱である。「安い会費の―・い会合」〔古風な言い方〕 **あだし‐ごころ【『徒し心】**[文]浮気な心。 **あたたか【暖か・温か】**《形動》●物の温度が、冷たくなくてちょうどいいようす。「母の手は――だ」●気温が、寒くなく気持ちがいいようす。〔服などを着たときの感じにもいう〕「―な日ざし」「毛皮のオーバーはーだ」●情がこもっているようす。愛情があるようす。「―な心」「―なまなざし」●〈「懐絵がーだ」の形で〉使える金銭が豊かにある。 > 使い分け「あたたかい・あたたかだ」 **温かい**「熱くも冷たくもなく気持ちのよい」温かい御飯・温かい家庭・温かいもてなし・温かい心・懐が温かい **暖かい**〔暑くも寒くもなく気分のよい〕暖かい気候・暖かい冬の日差し・暖かい部屋 [参考]「温」は、触感ならびにそれに類する抽象的な事柄に使う。「暖」は、気象・気温に使う。形容動詞「温かだ・暖かだ」も同様に使い分ける。 **あたたか・い【暖かい・温かい】**《形》《「あたたか」が形容詞化した語)●物の温度が冷たくなくて、気持ちがいいようすだ。「―・い御飯」「―・い息」[因]冷たい。●気温が寒くなくて、気持ちがよいようすだ。〔服などを着たときの感じにもいう〕「―・い春の日」「―・いコート」[参考]季節に適した言い方として、春は「暖かい」、夏は「暑い」、秋は「涼しい」、冬は「寒い」という。●好意が感じられるようすだ。愛情がある。「思いやりのある―・いことば」「―・い家庭に育つ」[対]冷たい。●「懐絵が―・い」の形で〉使える金銭を十分にもっているようすだ。[対]寒い。区あたたか・し《ク》。[類語]と表現 > 使い分け「あたたかい・あたた > 類語と表現「暖かい・温かい」 *ふつう春の日の摂氏二〇度ぐらいの気温の状態が、「暖かい」であるが、酷寒が続いたあとは、摂氏五度でも「暖かい」と言うことができる(暖かい春の日差し/暖かい日和で何よりです)。つまり、寒さを忘れさせる心地よさがあれば、気温の高低にかかわりなく、「暖かい」と言える訳である。思いやりのある心もまた「暖かい(温かい)」である。心地よさを通り越すと「暑い/寒い」となって、不快の表現となる。 ◆あったかい・温暖・温和・うらら・うららか・ぬるい・ぬくい・生ぬるい・生あったかい・微温的/ぬくみ・ぬくもり・陽気・春風駘蕩{しゅんぷうたいとう} [オノマトペ]ほかほか・ぽかぽか・ぬくぬく・うらうら **あたたま・る【暖まる・温まる】**《自五》●温度・気温などが高くなって、あたたかになる。ぬくもる。ぬくまる。「ふろに入って―・る」「空気が―・る」[類語]暖をとる。[対]冷える。●情けにうたれる。愛情が豊かに感じられる。「心の―・る話」●「懐絵が―・る」の形で〉金銭が豊かになる。「臨時収入で懐が―・る」文《四》。→次ページの使い分け **あたためる【暖める・温める】**《他下一》〔温度を高くして〕あたたかにする。ぬくめる。「スープを―・める」[類語]熱する。冷やす。●「旧交を―・める」の形で〉絶えていた付き合いなどを、もとのようにする。●「物事を同じ状態に保ったり完全なものにしたりするため、公にせず」自分の手もとにおく。「構想を―・める」●〔俗〕こっそり自分のものにする。「公金を―・める」図あたた・む《下11》。 <30> あ アタッカーあたま > 使い分け「あたたまる・あたためる」 **温まる**「熱くも冷たくもなくほどよくなごむ。情けにうたれる〕体が温まる・ストープで温まる・心温まる話・懐が温まる **暖まる**〔気温や温度がほどよく上がる〕部屋が暖まる・暖まった空気 **温める**〔冷たさをやわらげる。自分の手もとにおく〕スープを温める・鳥が卵を温める・旧交を温める・構想を温める **暖める**〔温度をほどよく上げる〕室内を暖める [参考]ほどよい温度や雰囲気、性質のなごやかさに「温」、気温や温度に「暖」と「応の区別はできるが、「『異字同訓』の漢字の用法」(国語審議会)では、一般に「温かい心」とするところを「暖かい心」と示すなど、その使い分けには微妙なところがある。 **アタッカー**●球技で、攻撃の役割を担う選手。●登山隊で、支援隊に対し、頂上まで登りきる隊員。▽attacker **アタック**《名・他自サ》●スポーツなどで、攻撃すること。●困難なことに挑戦すること。特に、登山で、登攀{とうはん}するのに困難な山頂や岩場にいどむこと。「冬山にーする」▽attack **アタッシェ・ケース**厚さ五センチ前後の小さな角型の提げかばん。アタッシュケース。[参考]」「アタッシェ」は大・公使館員の意。▽attaché case **アタッチメント**機械・器具などの付属品。特に、カメラに取り付ける補助レンズ。アタッチメントレンズ。▽attachment **あだ‐っぽ・い【婀娜っぽい】**《形》女性の姿がなまめかしい感じだ。色っぽい。「―・い姿態」 **あだな【『徒名・「仇名】**[文]男女関係についてのうわさ。浮き名。「―が立つ」 **あだな【「渾名・『綽名・譚名】**人の特徴を表した、本名のほかにつけて呼ぶ名前。ニックネーム。あざな。[表記]「仇名」と書くこともある。[類語]愛称。 **あだなさけ【『徒情け仇情け】**その場かぎりのはかない恋。かりそめの情事。「ぬしと一夜のー」 **あだなみ【『徒波仇『浪】**〔文]風もふかないのにいたずらに立つ波。[参考]変わりやすい心や、うわついた行いのたとえに用いる。「夫婦の間に―が立つ」 **あだ・ばな【『徒花】**●さいても実を結ばない花。むだ花。[参考]実質・実効を伴わないもののたとえにも用いる。「善行がーに終わる」●さいてすぐ散ってゆく花。[参考]主に、桜についていう。また、はかない恋のたとえに用いる。「恋の―」●季節外れにさく花。 **あたふた**《副》(「―と」の形も)あわてていそがしく行動するようす。「―と立ち去る」[類語]倉皇{そうこう}。 **アダプター**機能をふやしたり、調節したりするためにとりつける器具。▽adapter **あたま【頭】**《名》●人や動物の首から上の部分。特に、顔をのぞいた、内部に脳をふくむ部分。かしら。-うべ。「―をなでる」●物の上部。また、物の先端。「鼻のー」●髪の毛。●頭脳・心のはたらき。ものの考え方。●順序のはじめの部分。また、いちばん上に立つ人。かしら。「列の―から三番目」●人の数。頭かず。「客の―ーは二〇人ほどだ」■《接尾》「当たり」「ずつ」の意。「一人一一○○○円集める」[類語]と表現の人件 **―が上がら・ない**《句》勢力や権力におされたり、引け目があったりして対等になれない。「兄には―・ない」 **―が痛・い**《句》●頭痛がする。●解決法がなくて困る。 **―が固・い**《句》自分の考えにこだわって、柔軟な対応ができない。融通がきかない。 **―が切・れる**《句》頭の回転が早く、判断力や決断力にすぐれる。 **―隠して尻隠さず**《句》悪事・欠点の一部をかくして全部をかくしたつもりでいるのをあざけったことば。 **―が下が・る**《句》感服する。「彼の努力には―・る」 **―が低・い**《句》他人に対してへりくだったていねいな態度をとる。「彼はだれに対しても―・い」 **――が古・い**《句》考え方が時代遅れである。 **―から水を掛けられたよう**《句》思いがけない不気味なことに出会って、ふるえあがることの形容。「頭から水を浴びたよう」とも。 **―から湯気を立・てる**《句》ひどく怒っているようすの形容。「―・てて怒る」 **――に浮か・ぶ**《句》考えつく。思い浮かぶ。「ゆかいな光景が―・ぶ」 **――に・来る**《句》〔俗〕〔怒り・悲しみ・不満などのために〕平常心を失う。また、非常にしゃくにさわる。「身に覚えのないことを言われて、―・来た」 **――に血が上・る**《句》かっとなって激しく興奮する。逆上する。 **――の上の蠅も追え・ない**《句》自分自身の始末さえできないたとえ。頭の上の蠅も追われない。 **――の黒い鼠**《句》その家に住んでいながらその家の物をぬすんだりする、油断のできない人のたとえ。 **――の天辺から足の爪先まで**《句》体の最上部から最下部まで。また、全体にわたっているようす。すっかり。全部。「―新興宗教にこりかたまっている」 **――を押さ・える**《句》勢力がのびないように、力で押さえる。 **――を抱・える**《句》心配事・悩み事などがあって、ひどく考えこむ。非常に悩む。「赤字の拡大に―・える」 **――を刈・る**《句》髪の毛を頭皮に近いところまで切って短くする。 **――を下・げる**《句》●おじぎをする。「深々とー・げる」●あやまる。降参する。●感心して尊敬する。 **―を使・う**《句》よく考える。頭の知的な働きを用いる。「―・って解決する」「―・う仕事に就く」 **――を突っ込・む**《句》●頭(前部)がめりこむ。●かかわりを持つ。首を突っ込む。「鳥類の研究に―・む」 **――を悩ま・す**《句》あることを解決するために、あれこれと考えをめぐらす。「毎日の献立づくりに―・す」「会の運営に―・している」 **――を撥ねる**《句》人に与えるべき利益の一部を自分のものにする。上前{うわまえ}転をとる。ピンはねする。 **――を捻る**《句》いろいろと考えて工夫する。頭を搾れる。 **――を丸・める**《句》頭髪をそって僧・尼になる。出家する。 <31> あ あたまう――あたりめ ――を擡・げる《句》●〔隠れていたことが〕表面に出てくる。「疑問が―・げる」●勢力をもってくる。台頭する。 > 類語と表現「頭」 *人の首から上で、髪の毛の生えている部分が、「頭」であるが、表面だけでなく内部をも「頭」と言うところが、顔などとは大違いである(頭を打つ/頭が割れるように痛い・頭を使う)。「頭では分かっている」なども、考える働きをもった頭について言うものだ。頭は中身が問題という訳で、「頭がいい・頭が固い・頭が古い」と言えば、脳の働きや考え方の意で、もっぱら人の理性に注目した言なる。「頭に血が上る・頭に来る」となると、理性を失った状態で、激しい感情の表現となる。 ・頭望・ず・かぶり(=かむり)・つむり(=つぶり)・おつむ・頭部・前頭(部)・後頭(部)・側頭(部)・頭頂(部)・脳天/石頭・金槌頭・才槌頭・毬栗頭/胡麻塩に頭・白髪へ。頭・散切頭・禿げ頭・禿頭紫・坊主頭・丸坊主・くりくり坊主・白頭・髪・頭髪/脳・大脳・小脳・頭脳・脳細胞・前頭葉・側頭葉・後頭葉・知能・知力・考え/首・心・首級・し・生首 **あたま・うち【頭打ち】**物事が限界にきて、それ以上あがる見込みのない状態。「生産高は―の状態だ」「株価がーになる」 **あたま・かず【頭数】**人数。「―をそろえる」[注意]「とうすう」と読めば別の意。 **あたま・かぶ【頭株】**仲間の上に立つ人。おもだった人。かしらぶん。 **あたま・から【頭から】**《副》〔細かい点をよく考えないで〕最初から。のっけから。てんから。「―信用しない」 **あたま・きん【頭金】**買い取り契約を結ぶ際に、買い主が売り主に支払う手付け金。 **あたまごし【頭越し】**●他人の頭の上を越してある物事をすること。●あるものに直接働きかけて、その中間のものを無視すること。「―の外交」 **あたまごなし【頭ごなし】**相手の言い分をきこうともせず最初からおさえつけること。[コロ]「ーにしかりつける」 **あたま・だし【頭出し】**《名・他サ》録音・録画テープやCDなどで、必要箇所の最初の部分を探し出すこと。 **あたま‐でっかち【頭でっかち】**《名・形動》●体に比べて頭が大きくふつりあいな・こと(人)。●上部が下部に比べて大きい・こと(もの)。●知識だけが豊かで実行がともなわない・こと(人)。「―な大学生」 **―尻つぼみ**《句》始めは勢いが盛んで、終わりはおとろえること。竜頭蛇尾{りょうとうだび}。頭でっかち尻すぼみ。 **あたま・わり【頭割り】**〔金や品物を〕人数に応じて平等にわりあてること。「費用をーにする」[類語]割りかん。 **アダム**〔旧約聖書で〕神エホバが最初に造った男性。[団]イブ。▽Adam **あだや・おろそか【『徒や『疎か】**《連語》→あだおろそか。 **あたら【『可惜】**■《連体》〔古〕おしむべき。もったいない。「―夜」「―身命」■《副》〔文]もったいないことに。おしくも。「――若い命を散らす」 **あたらし・い【新しい】**《形》●〔物ができてから、また物事が始まってから〕あまり時間がたっていない。「―・い家」●「野菜・魚などがとれたてで〕生き生きしている。「魚が―・い」●今までにそういうものがなかった。はじめてのものだ。「―・い企画」●〔今までになく]現代的・進歩的である。「考えが―・い」[団]①~④古い。[図]あたら・し《シク》。[類語]と表現「古い・新しい」 **――い酒を古い皮袋に盛る**《句》新しい内容を古くからある形式の中におさめる。[参考]「内容も形式もともに生きない」意に多く用いる。〈新約聖書・マタイ伝九〉 **あたらず・さわらず【当たらず障らず】**《連語》どこかにさしさわりのあるような言動をさけて、どっちつかずの態度をとるようす。「―の生返事」 **あたらない【当たらない】**《連語》→当たる **あたり【当たり】**■《名》●当たること。命中。的中。[表記]「命中」「的中」の意では、「中たり」と書くこともある。●物事の結果が希望どおり、予想どおりになること。また、催しなどが成功し、好評を博すること。「公演が―をとる」[因]①②はずれ。●およその見当。「犯人のーをつける」●ふれたとき、または相対したときの感じ。「ローがいい」「―の柔らかい人」●〔野球などで」打った球のぐあい。また、打撃の調子。「強い―」[コロ]「ーがとまる」●碁で、あと一手で相手の石がとれる状態。●つりで、魚がえさにさわること。[表記]は「魚信」とも当てる。■《接尾》●「・・・に中毒すること」「・・・によって体がそこなわれること」の意。「食――」「暑気―」[表記]ふつう「中たり」と書く。●「・・・について(の割合)」の意。「一戸ー二〇〇円の寄付」 **あたり【辺り】**●あるものに近い所・範囲。また、その同囲一帯。「肩の―が痛い」[類語]付近。周囲。●時・場所・人物などの大体を表す語。〔具体的な例につけて接尾語的に使う〕「来年――」「彼―が適任だ」[類語]頃が。など。―を払・う《句》(勢いであたりの人をはらってしまうほどである意から)まわりの人々を圧倒する。堂々としている。「威風―・う」 **あたり・げい【当たり芸】**俳優などが演じて、非常に好評を得た芸。 **あたり・さわり【当たり障り】**!他のものを刺激するような影響。さしさわり。[コロ]「―のない意見」 **あたり‐ちら・す【当たり散らす】**《自五》不愉快なことがあって、関係のないまわりの人につらく当たる。八つ当たりする。「子供に―・す」 **あたり・どし【当たり年】**●作物(特に果実)のみのりのよい年。「イチゴのー」[類語]豊年。●よいことの多い年。また、幸運にめぐまれた年。 **あたり・ばこ【当たり箱】**すずり箱。[参考]の商家で「磨{す}する」が財産などをするに通じるのをきらって言ったことば。同種のことばに「当たり鉢(=すり鉢)」「当たりめ(=するめ)」などがある。忌いみ詞にと。 **あたり・ばち【当たり鉢】**すりばち。[参考]あたり箱。 **あたりまえ【当たり前】**《名・形動》●そうあるべきこと。当然。「冬は寒いのがーだ」[類語]妥当。順当。●特に変わったことがないこと。普通。「ごくーの[語源]「当然」の誤記「当前」を、訓読みにした語。 **あたり・め【当たりめ】**するめ。[参考]当たり箱。 <32> あ あたりや――あつあつ **あたり・や【当たり屋】**●〔相場・かけごとなどで」運がよくてよくもうける人。●野球で、安打をよく打つ打者。●〔俗)走っている自動車にわざとぶつかって、見舞い金や賠償金などをだましとる人。 **あたり・やく【当たり役】**ある俳優が演じて、好評を得た役。[類語]はまり役。適役。 **あた・る【当たる】**■《自五》●ぶつかる。「ボールが窓に―・る」[類語]かち合う。(計)衝突。●ふれる。さわる。「荷物の角が足に―・る」●光・熱・雨などの作用や効果がおよぶ。また、およぶ範囲にいる。「日が―・る」「ストーブに―・る」●任務として引き受ける。従事する。「外部との折衝に―・る」●小言を言ったり、いじめたりする。つらいめにあわせる。「部下に―・る」●さぐりを入れる。それとなく交渉する。「引き受けるかどうかー・ってみる」●あるものと照らし合わせて確かめる。調べる。「辞書に―・る」●ある時・場合などにであう。直面する。「出発に―・って一言注意する」[表記]⑧は、ふつうかな書き。[参考]」「・・・するに当たって」の場合は、かな書きにすることが多い。●正しくあてはまる。相当する。該当する。「その非難は―・らない」「川下が南に―・る」●〈「・・・するに(は)―・らない」の形で〉・・・する必要はない。・・・するにおよばない。「遠慮するには―・らない」●・・・という間柄にある。「義理の弟に―・る」●立ち向かう。「力を合わせて敵に―・る」●・・・の方向にある。「家から西に―・る山」●順番などが回ってくる。わりふられる。「そうじ当番に―・る」●ねらったとおりになる。命中する。的中する。「弾丸が―・る」「予報が―・った」「試験の山が―・る」[表記]は「中たる」とも書く。[類語](計)必中。●よい結果になる。成功する。「今年はスイカが―・った」「企画が―・る」●くじなどで賞品などをもらう。「抽せんで一等に―・った」●暑さ・食べ物などが体にさわる。中毒する。「暑さに―・って寝こむ」[表記]は、ふつう「中たる」と書く。文《四》。→使い分け■《他五》「剃ぇる」「こする」「磨{す}する」などの忌ぃみ詞。「ひげを―・ってもらう」「墨を―・る」[参考]商家で「する」が財産などをするに通じることをきらって言った。文《四》。 **―って砕けろ**《句》成功するかしないかわからないが、思いきってやってみよ。当たって砕けよ。 **―らずと雖も遠からず**《句》予想や推測がぴたりと当たってはいないが、だいたい正しい。〈大学〉 **―るも八卦。当たらぬも八卦**《句》占いは当たることもあるし、外れることもある。 **―るを幸い**《句》手に当たるのを幸いに。手当たり次第に。「―敵を投げとばした」 > 使い分け「あたる・あてる」 **当たる**(『中)〔ふれる、相対する、あてはまる、命中するなどの意で、一般に広く〕ボールが当たる・原典に当たる・任に当たる・罰が当たる・つらく当たる・当番に当たる・衝{しょう}に当たる・商売が当(中)たる・予報が当(中)たる・的に当(中)たる **あたる**(『中)〔体にさわる。中毒になる〕暑さにあたる・フグにあたる **当てる**(『中・宛)〔ある物にふれる、くっつける、成功するなどの意で、一般に広く〕胸に手を当てる・日光に当てる・継ぎを当てる・的に当(中)てる・漢字を当(宛)てる・株で当てる・仲のよさに当てられる **充てる**〔充当する。わりあてる〕小遣いに充てる・余暇を読書に充てる **宛てる**〔・・・に出す〕兄にあてた手紙・あて名 **アダルト**おとな。成人(向けであること)。「―ファッション」「ービデオ」▽adult **ーチルドレン**肉体的・精神的な暴力を加えたり、過保護であったりするの親のもとで育ち、精神的後遺症に悩む人。略称AC。▽adult children **あたわーず【『能わず】**《連語》〔文〕できない。不可能である。「賞賛おく―」[参考]能{あた}う。 **あ・たん【亜炭】**炭化の程度が低い石炭。熱量が少ない。亜褐炭。 **アチーブメント・テスト**児童・生徒の学習した結果を(客観的に)判定するテスト。学力検査。アチーブ。▽achievement test **あちこち【『彼方此方】**■《代名》いろいろの場所をさす語。ほうぼう。「副詞的にも使う」「―で見られる風習」「――に誤字がある」■《名》物事がくいちがうこと。順序が入り乱れること。「話が―になる」=あちらこちら。あっちこっち。 **アチドージス**アシドーシュ **あちゃらか**深い意味もない、こっけいなせりふやしぐさで笑わせる低俗な芝居。どたばた喜劇。ナンセンス喜劇。「――喜劇」「――趣味」[参考]西洋風の現代趣味を意味した「あちら(=西洋)化」からという。 **アチャラーづけ【アチャラ漬け】**大根・カブ・レンコン・ゴボウなどをうすく切り、砂糖・塩などにトウガラシを加えた酢につけたもの。[参考]」「アチャラ」はペルシャ語acharで、ポルトガル語を通して日本に入った。[表記]「阿茶羅」と当てた。 **あちら【『彼『方】**■《代名》《遠称の指示代名詞》●話し手からも相手からも遠くはなれた場所の方向をさす。あの方向。「――に見えるのが槍ヶ岳」●あちら⑦に当たる場所をさす。あの場所。あそこ。「――は日かげです」●遠くの方にある物をさす。あれ。「―を下さい」[参考]の「あそこ」「あれ」より敬意が強い。①「あっち」ともいうが、「あっち」より丁寧な言い方。●《他称の人称代名詞。遠称)ある特定の人をさす。あの人。あの方。「―はどなたですか」[注意]②は、ふつう「あっち」とは言わない。また、「あの人」より敬意が強い。■《名》●外国。特に、欧米諸国。「―の生活様式」●あの世。冥土。[参考]日は「あっち」より丁寧な言い方。 **―こちら【一、此『方】**《代名》あちこち日。■《名》あちこち目。 **―立てれば此方にもが立たぬ**《句》一方によいように計らうと、他方に悪くなる。物事の両立しがたいたとえ。 **あつ【圧】**押さえつける力。圧力。○○「ーを加える」 **あっ**《感》おどろいたり、深く感動したりしたときなどに発する語。あ。「―、しまった」 **―と言う間**《句》きわめて短い時間のたとえ。「―に大きなビルが建った」 **――と言わ・せる**《句》おどろかせたり、感心させたりする。「世人を―・せた大発明」 **あつ‐あげ【厚揚げ】**豆腐を厚めに切って、油で揚げたもの。生揚げ。 **あつあつ【熱熱】**《形動》〔俗〕●ひどく熱いようす。「―のおでん」●夫婦・恋人などが熱愛しているようす。「―の仲」 <33> あ あつい――あっけら **あつ・い【厚い】**《形》●一つの面から他の面までのへだたりが大きいようすだ。「―・い壁」「―・い紙」句「面の皮が―・い(=あつかましい)」[類語]分厚い。厚手。厚ぼったい。●真心・好意・恩恵などの程度がはなはだしいようすだ。「友情に―・い人」「労に―・く報いる」[類語]深い。懇ろ。深厚。●あることに対する気持ちが強い。特に、信仰心が深いようすだ。「神を―・く信じる」[対]①~③うすい。●病気が重いようすだ。「―・い病の床につく」[表記]④は「篤い」とも書く。[図]あつ・し《ク》。 **あつ・い【暑い】**《形》〔不快なほど〕気温が高い感じだ。「しめきった―・い部屋」[団]寒い。[図]あつ・し《ク》。 > 類語と表現・使い分け > 類語と表現「暑い・熱い」 *ふつう夏の日の、気温が高い状態が「暑い」である。「寒い」の対語で、ともに不快を表す(夏は暑く、冬は寒い/暖房がききすぎて暑い・冷房が強すぎて寒い)。「暑い」は、ふつう「寒い」と同様に気温に対する体感について用いるが、「熱い」は、固体・液体・気体を問わず、物質にふれたときの温度の感覚について言う(熱い手・熱いスープ・熱い風)。「暑い」がもっぱら不快をいうのに対し、「熱い」は積極的に快・不快に注目した言い方をしない。 [暑い]蒸し暑い・暑苦しい/暑気・炎暑・激暑・厳暑・極暑・酷暑・残暑・大暑・熱暑・猛暑/炎天・日盛り・油照り・かんかん照り/熱帯夜・真夏日・不快指数 ◇[暑さの形容]厳しい・激しい・猛烈な・耐えがたい・むんむんする・むしむしする・うだるような・焼けるような・喘ぐような・蒸し風呂に入ったような・汗ばむような「暑さ] [熱い]高温・高熱・炎熱・極熱・暑熱・焦熱・灼熱勢・熱々勢・熱っぽい **あつ・い【熱い】**《形》●温度が高い状態だ。●温度が高すぎてふれることができない状態だ。「―・いみそ汁」高い。●〔心臓・血潮・目頭・息・涙などが〕情熱のために燃えるように感じられる。1回「―・い血潮」句「目頭が―・くなる」●感情が激しくなっているようすだ。「国の未来を―・い思いで語る」「ゲームに―・くなる」●愛情を注いでいるようすだ。ほれている。[コロ]「あの二人は―・い仲だ」[図]あつ・し≪ク》。→[類語]と表現「暑い・熱い」・使い分け > 使い分け「あつい」 **暑い**〔不快なほどに気温が高い〕暑い夏・暑い地方・暑苦しい夜・蒸し暑い日 **熱い**〔ある物の温度がきわめて高い。痛みや感情が激しい〕熱い湯・鉄は熱いうちに打て・熱い痛みが走る・熱い血潮・熱い思い・お熱い仲 **厚い**(『篤・▼淳)〔あつみがある。人情がこまやか〕厚い本・厚い化粧・手厚い看護・利の厚い仕事・厚(篤・淳)い人情・厚(篤)い信仰心・厚(篤)く御礼申し上げます **あつい**(『篤)〔病状が重い〕病があつい・あつい病の床にふしている **あつ・いた【厚板】**厚みのある板状の木材・鋼板・ガラス。[因]薄板。 **あっ・か【悪化】**《名・自サ》物事の状態が悪くなること。「情勢が―する」[囡]好転。 **あっ・か【悪貨】**〔地金の〕質が悪い貨幣。[因]良貨。 **――は良貨を駆逐する**《句》名目上の価値が等しく、品質に優劣のある二種の貨幣が同時に流通すると、良貨は貯蔵されて、悪貨だけが流通する。[参考]イギリスのグレシャムの唱えた経済法則(=グレシャムの法則)。 **あつかい【扱い】**■《名》●扱うこと。処理。使用法。「貴重品の―に気をつける」●〔人の〕扱い方。なし。待遇。応対。「客の―が上手だ」「ひどいーを受ける」■《接尾》●《人を表す名詞につけて)「あたかも・・・のように扱う」の意。「邪魔者―」「子供―」●(役職名につけて)その人の待遇がその役職にあるものとして扱う意を表す。「部長――」[類語]心得。待遇。 **あつか・う【扱う】**《他五》●気をくばって、ものをあつえん【圧延】《名・他サ》回転するローラーの間に金属材料を通し、板・棒・管などの形にすること。使用・操作する。取り扱う。「パソコンを上手にー・う」●仕事として受け持つ。処理する。とりはからう。「会社では事務を―・う」「次の会は交通問題を―・う」●人を待遇する。もてなす。「客を大切に―・う」「相談役として―・う」文《四》。 **あつかまし・い【厚かましい】**《形-》自分の目的や利益のためには遠慮や恥を知らないようすだ。ずうずうしい。「―・いことを平気でするやつだ」「―・いお願いですが・・・」 **あつ・がみ【厚紙】**厚みのある紙。特に、ボール紙。[団]薄紙。 **あつ‐がり【暑がり】**《名・形動》ふつうの人以上に暑さを感じやすい・こと(人)。「―な男性」[団]寒がり。 **あつ・かん【熱燗】**酒のかんを熱くすること。また、その酒。「―にする」「―で飲む」 **あっ・かん【圧巻】**書物・楽曲・催し物などの中で、最もすぐれている部分。また、多くのものの中で、最もすぐれているもの。「この絵こそ出品作品中の――だ」[類語]傑作。出色。ぴかいち。[周源]昔、中国で巻(=官吏登用試験の答案)の最もすぐれたものを、一番上にのせたことから出た語。 **あつーかん【悪漢】**〔男性の〕わるもの。ならず者。[類語]悪党。悪人。 **あっき【悪鬼】**人に害を与える、おそろしい鬼。 **あつぎ【厚着】**《名・自サ》衣類を必要以上に重ねて着ること。[類語]重ね着。[団]薄着。 **あつくるし・い【暑苦しい・熱苦しい】**《形》●暑くて息苦しい感じだ。息苦しく感じるほど暑い。「―・い部屋」●装いや雰囲気などが暑く感じられたり、わずらわしく感じられるようすだ。「見た目が―・い」 **あっけ【呆気】**〈「―に取られる」の形で〉事の意外さにおどろきあきれて、ぼんやりする。[コロ]「目の前の光景に―に取られる」 **あつ‐げしょう【厚化粧】**《名・自サ》紅・おしろいなどをこくぬって、はでに化粧すること。また、その化粧。濃化粧に。[薄化粧] **あっけな・い【呆気無い】**《形》意外に簡単でものたりない感じだ。はりあいがない。「―・い幕切れ」 **あっけらかん**《副》《多く「ーと」の形で)〔俗〕●事の意外さにおどろきあきれて(口をあけ)ぽかんとしているようす。「とんとん拍子に事が運ぶのをーとながめている」●物事にこだわらずけろっとしているようす。「しかられてもーとしている」=あけらかん。 <34> あ あっこう――あつぼっ **あっこう【悪口】**●他人のことをけなすこと。悪く言うこと。また、そのことば。悪態。悪口{わるくち}。●[仏]+悪の一つ。悪口を言うこと。悪口っ。 **あっこう‐ぞうごん【悪口雑言】**いろいろの悪口。[悪口を強めた言い方]「―を吐く」「―を並べる」[類語]罵詈雑言。 **あつさ【厚さ】**物の一つの面から反対側の面までのへだたりの程度。また、そのへだたりが大きいこと。[対]薄さ。 **あつさ【暑さ】**●暑いこと。また、その程度。[類語]暑気。炎暑。●暑い時候。夏季。「――に向かう」「―の折からお体をたいせつに」[団]①②寒さ。 **―寒さも彼岸まで**《句》春秋の彼岸を境として、暑さ寒さがおとろえ、ほどよい気候になること。 **あっさい【圧砕】**《名・他サ》〔機械で〕押して、くだくこと。 **あっ・さく【圧搾】**《名・他サ》強い力でしめつけること。特に、気体を圧縮すること。「―空気」[類語]圧縮。 **あつさ・しのぎ【暑さ、凌ぎ】**暑さをまぎらすこと。また、そのために用いる物や方法。「―にかき氷を食べる」 **あっ‐さつ【圧殺】**《名・他サ》●押しつけて殺すこと。●おさえつけて勢いをなくさせること。圧迫して活動を封じること。「言論の自由を―する」。 **あっさり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●〔味・色・性格などが〕くどかったり、しつこかったりしないようす。「―した味つけ」[団]こってり。●簡単なようす。たやすいようす。「ーとあきらめる」[類語]①②さっぱり。 **あつし【厚子・厚司】**●オヒョウ・シナノキなどの樹皮の繊維で織った布。アイヌ民族が衣料に用いた。●厚子に似せて作った、厚い丈夫な綿織物。また、それで作った仕事着。▽attush (=オヒョウ)から。 **あっ・し【圧死】**《名・自サ》押しつぶされて死ぬこと。 **あっし**《代名》《自称の人称代名詞)私。〔多く、いきな商人や職人などが用いる〕 **あつ・じ【厚地】**厚みのある織物の生地に。[因]薄地。 **あっしゅく【圧縮】**《名・他サ》●強い力で押して、ちぢめること。一般に、物質に圧力を加えてその容積を小さくすること。「―空気」[類語]圧搾。●文章などをちぢめて短くすること。[類語]短縮。●コンピューターで、データの容量を小さくすること。[因]解凍。 **あっしょう【圧勝】**《名・自サ》一方的に勝つこと。圧倒的な勝利。「選挙で―した」[類語]大勝。[对]辛勝。 **あっ!する【圧する】**《他サ変》●力を加えて押す。おさえつける。●力を示しておさえる。圧倒する。また、屈服させる。「四囲を―・する摩天楼」 **あっ・せい【圧制】**権力・暴力で他人の(言動の)自由をおさえること。「官憲のーと闘う」[類語]圧迫。 **あっ・せい【圧政】**〔国民の意思をいれず〕権力でおさえつけて行う政治。「――に泣く」[類語]悪政。 **あっせん【斡旋】**《名・他サ》●間に立って両者がうまく行くようにとりはからうこと。とりもち。「就職を―する」[類語]周旋。●[法]労働争議で、労働委員会の指名した第三者(斡旋員)が争議当事者の間に立って、当事者の自主的解決に導くこと。[注意]「幹旋」は誤り。 **あっち【『彼『方】**《代名》→あちら。〔「あちら」よりもぞんざいな言い方〕 **―こっち【―、此方】**《代名》あちこち日。■《名》あちこち目。 **あっ‐ちゃく【圧着】**《名・自他サ》強く押しつけて、ぴったりとつけること。「金箔黙を―する」 **あつ‐で【厚手】**《名・形動》〔紙・布・陶器などの〕厚さが厚い・こと(もの)。「――の木綿」[対]薄手。 **あっ・とう【圧倒】**《名・他サ》〔かけはなれた強い力や威力で〕相手を押し負かすこと。「実力でーする」[類語]圧迫。 **―てき【一的】**《形動》比べものにならないほどの差があるようす。「―多数」 **アット・ホーム**《形動》自分の家庭にいるように、くつろいだようす。家庭的。「――な雰囲気」▽at home **アット・マーク**●電子メールのアドレスで、組織名・国名などを表す記号「@」。●商品単価を表す記号「」▷at mark **アット・ランダム**《形動》↓アトランダム。▽at random **アッパーカット**ボクシングで、下から相手のあごをつきあげるように打つこと。アッパー。▷uppercut **あっ・ぱく【圧迫】**《名・他サ》●物を押しつけること。「胸をーする」●「力でせまって〕相手をおさえつけること。「少数意見を―する」●〔精神的や経済的に影響をおよぼすことにもいう〕「食費が家計を―する」[類語]威圧。圧倒。圧制。 **あっぱっぱ**〔俗〕女性が夏に着る、薄手の簡単なワンピース。簡単服。[表記]「アッパッパ」と書くことが多い。 **あっぱれ【『天晴れ】**(感動詞「あはれ」の促音化》■《形動》おどろくほどりっぱであるようす。みごとなようす。「―なふるまい」■《感》〔りっぱなようすを〕感心してほめたたえる気持ちを表す語。「―、よくやった」 **アップ**●《名・自他サ》〔価・程度・地位などが〕高まること。上がること。また、上げること。「公共料金が―する」[対]ダウン。●女性の髪形で、後ろ髪をすき上げて頭の上部でまとめ、首筋を見せるもの。アップスタイル。●「クローズアップ」の略。「――で撮る」●ゴルフで、一定数のホールを勝ちこしていること。「五ホールのー」[囡]ダウン。▽up **―ダウン**起伏。浮き沈み。アップアンドダウン。「ーの多いコース」▽ups and downs から。 **ーデート**《名・他サ》コンピューターで、ファイルを最新の内容に置き換えること。▽update **ーロード**《名・他サ》コンピューターで、端末側からホストコンピューターにデータを転送すること。[対]ダウンロード。▽upload **あっぷあっぷ**《副・自サ》〔俗]●水におぼれて苦しむようす。●困難な状態におち、て、苦しんでいるようす。「生活難でーする」 **あっぷく【圧伏・圧服】**《名・他サ》力でおさえつけて従わせること。「強権でーする」 **アップツー・デート**《形動》最も新しい様式であるようす。現代的。今日的。「―な座談会」▽up-to-date **アップリケ**手芸で、地になる布の上に、配色のよい別布で図案を切りぬいてのせ、周りをぬいです。アプリケ。▽appliqué **アップルパイ**洋菓子の一つ。砂糖煮にしたリンゴを包んだパイ。▽apple pie **あつ・ぼった・い【厚ぼったい】**《形》厚みがあって重そうな感じである。「―・い布地」「―・い本」 <35> あ あつまり―アデノウ **あつまり【集まり】**●集まること。「父母の―がある」「若者の―が悪い」[類語]会合。集合。寄り合い。つどい。●集まったまとまり。「偶数のー」[類語]むれ。人垣℃。群衆。群集。集団。 **あつま・る【集まる】**《自五》●二つ以上の物や人などが自然に、またはある目的をもって一か所に寄ってくる。つどう。「三時に駅前に―・る」[参考]「群がる」「群れる」は「集まる」より数が多い場合に、また、秩序がない場合に多く使う。「たかる」は人・動物について使う。「つどう」は多く人について使う。[類語] (5)密集。●[興味・関心・人気などが〕一か所に向けられる。「同情が―・る」[類語]()集中。文《四》。 **あつみ【厚み】**●厚さの程度。●[性格・人柄や内容などに〕深みのあること。「作品に―が出る」 **あつ・める【集める】**《他下一》〔二つ以上の物や人を〕一か所に寄せる。集まるようにする。「募金を―・める」「注目を一身に――・める」[類語] (5)収集。[図]あつ・む《下二》。 **あつもの【「羹】**(「熱いもの」の意)ふつう、野菜や魚肉を使ったこくのある熱い汁物。吸い物。 **――に懲りて膾を吹く**《句》前の失敗にこりて、必要以上に用心深くなるたとえ。 **あつ・やき【厚焼き】**卵焼き・ホットケーキ・せんべいなどで、厚みをつけて焼いたもの。[団]薄焼き。 **あつ‐よう【厚様】**和紙で、厚手の鳥の子紙。[団]薄様。[表記]「厚葉」とも書く。 **アッラー**イスラム教の、唯一最高の神。アラー。▽窍Allah (=神) **あつらえ【誂え】**あつらえること。あつらえて作ること(品物)。注文。「―の洋服」[団]できあい。 **―むき【一向き】**《形動》〔まるであつらえて作ったように〕かねてからの希望にぴったり合っているようす。要求どおりでちょうどよいようす。「おーの物件」[類語]理想的。 **―もの【一物】**注文して作らせる物。「―の着物」 **あつら・える【『誂える】**《他下一》注文して希望どおりの品物を作らせる。[図]あつら・ふ《下二》。 **あつ・りょく【圧力】**●物を押しつける力。特に、物理学で、二物体が接触面で、互いに垂直に押し合う力。●人をおさえつける力。圧迫する力。「権力者の一と闘う」 **―がま【―釜】**ふたをねじでしめて密閉し、加熱すると内部の圧力が高くなるしくみのかま。沸点が一〇〇度以上になるため、早く、よく煮える。力なべ。 **―だんたい【―団体】**〔政〕ある利益を得るために、公の機関に政治的な圧力をかけて、政策・法律などを自分たちに有利に導こうとする団体。 **あつれき【「軋轢】**(「車輪がきしる」意から)争いあって互いにかどが立つこと。「親子間の―が収まる」[類語]摩擦。不和。反目。葛藤。 **あて【宛】**《接尾》●《数量を表す名詞について)「・・・当たり」「・・・について」の意。「一人―三個配る」●《人・団体などを表す名詞について)送り先・届け先を表す語。「G社―の小包」 **あて【当て】**《名》●めあて。目的。目標。[コロ]「―のない旅に出る」●見込み。見当。1回「生還する―もない」1回「返済のーがつく」●心だのみにすること。期待。たのみ。[コロ]「ーが外れる」[コロ]「―にならない」■《接尾》「体や物の一部を保護するためにあてる物」の意。「ひじト」 **あで【『艶】**《形動》《「貴」の転)〔文〕はなやかでなまめかしいようす。あでやか。「――なる舞」 **あて・うま【当て馬】**●めす馬の発情を調べるために近づける、おす馬。●[競馬で」優勝候補に対する対抗馬。●相手のようすを探るために近づけてみる人。「―候補」 **あてがい・ぶち【宛『行扶持】**(「割り当てて渡す扶持米」の意)〔相手の希望などをきかず〕与える側が、適当にその額・量・種類や条件を決めて与える・こと(金銭や物品)。 **あて・が・う【宛『行う】**《他五》●〔希望などをきかず〕適当に割り当てて与える。「社員に制服を―・う」●ぴったりとくっつける。あてる。「そえ木を―・う」 **あてこすり【当て『擦り】**あてこする・こと(ことば)。あてっこすり。[類語]耳こすり。厭ごみ。あてつけ。 **あてこす・る【当て『擦る】**《他五》ほかのことをひきあいに出して、遠回しに相手を悪く言う。皮肉る。「失敗を意地悪く―・る」[類語]当てつける。 **あて‐ごと【当て事】**頼みにしていること。あてにしていること。――は向こうから外れる《句》自分の方であてにしていることは、相手の都合でだめになることが多い。 **あて・こ・む【当て込む】**《他五》よい結果になることを期待する。あてにする。「父の遺産を―・んで暮らす」「祭日の人出を―・む」 **あて‐さき【宛先】**郵便物・荷物などの届け先。 **あて‐じ【当て字・宛字】**●漢字本来の意味には関係なく、その読み方を借りてその表記にあてた漢字。また、その用法。「目出度い」「亜細亜」「矢鱈に」など。●漢字の音訓に関係なく、意味が似ていることなどから、ある語を二字以上の漢字で書き表したもの。熟字訓における一続きの漢字。「海苔」「田舎」「煙草液」など。 **あて・ずいりょう【当て推量】**確かな根拠もないのに自分の勘だけでおしはかること。また、その内容。「―で物を言う」[類語]当てずっぽう。憶測。 **ですがた【『艶姿】**〔女性の〕なまめかしく美しい姿。 **あてずっぽう【当てずっぽう】**《名・形動》〔俗]いいかげんに判断すること。また、その判断した内容。「―に答える」「―を言う」[類語]当て推量。 **あて・つけ【当て付け】**あてつけること。[類語]あてこすり。 **ーがまし・い**《形》いかにもあてつけているようすである。「―・い物言い」 **あて・つ・ける【当て付ける】**《他下一》●直接関係のないことをわざと見せたりきかせたりして、相手を非難する。「子供の過ちを親に―・ける」[類語]あてこする。●男女の仲のいいところを見せつける。 **あて‐ど【当て『所】**めあてとする所。また、めあて。目的。[参考]の多く「ー(も)なく」の形で使われる。「―もなくさまよう」の「ど」は「所」の意。 **あて・どころ【宛所】**●手紙などを送る先。手紙などに書く、あて名。●めあてとする所。目標。 **あて・な【宛名】**郵便物・書類などに書く先方の氏名、または住所氏名。名あて。「――を書く」 **あてにげ【当て逃げ】**《名・自サ》車を人や物にぶつけて、そのまま逃げること。「―事件」 **アデノイド**のどの奥の粘膜(咽頭扁桃)がはれる病気。子供に多い。▽Adenoide Vegetationから。 **アデノウイルス**かぜの病原体の一つ。人ののどに寄生する。[参考]のどの奥にあるアデノイドなどに寄生することから。▽Adeno-virus <36> あ あてはず――あど **あて・はずれ【当て外れ】**期待や見込みがはずれること。あてがはずれること。 **あてはま・る【当て嵌まる】**《自五》〔ある物事に」ちょうどうまく合う。適合する。「現代にも―・る教訓」 **あて・は・める【当て嵌める】**《他下一》〔ある物事に〕うまく合うようにする。適用する。「彼の行動を校則に―・めて考える」 **あて・み【当て身】**柔道で、こぶし・ひじ・足先を使って相手の急所を突き、打ち、けるわざ。あてみわざ。あてわざ。「―を食わせる」 **あて・もの【当て物】**●知らせないでいるものを言いあてる遊び。判じ物・なぞなぞなど。●懸賞。●直接ふれるのを防ぐために、間にあてる布・紙など。 **あでやか【『艶やか】**《形動》《「あてやか」の転)なまめかしく美しいようす。「―な赤いバラ」〔多く、女性の形容に使う」「―にほほえむ」「―な長い黒髪」[類語]妖艶精。濃艷移。 **アデュー**《感》さようなら。[参考]特に、再会する機会がないと思われるときに使う別れのことば。▽adieu **あて・ら・れる【当てられる】**《連語》→当てる **あ・てる【宛てる】**《他下一》〔手紙などを〕・・・に向ける。・・・に出す。「友人に―・てた手紙」[表記]「当てる」とも書く。[使い分け]「あたる・あてる」 **あ・てる【当てる・充てる】**《他下一》●ぶつける。ぶっつける。「ボールを壁に―・てる」●ふれるようにする。あてがう。「口もとにハンカチを―・てる」「きたない座ぶとんですが―・てて(=敷いて)ください」[参考]座ぶとんなどの場合は丁寧語的。●〔光・熱・風・雨などの〕作用を受けさせる。さらす。「日に―・てる」●任務としてさせる。従事させる。「機動隊を警備に―・てる」●あてはめる。「かたかなの部分に漢字を―・てる」「あることをさせるため〕名ざす。指名する。「順に―・てて答えさせる」●〔ある目的のために〕使う。「この部屋を客間にー・てる」●わりあてる。「この仕事は明日に―・てる」[表記]はふつう「充てる」と書く。●[矢・弾丸などを〕命中させる。「矢を的に―・てる」[表記]⑨は「中てる」とも書く。●正しく、推測する。また、正しく判断して見つける。「答えを―・てる」「たずねー・てる」●よい結果をえる。成功する。「新企画で―・てた」●くじなどで賞品などを得る。「特等を―・てた」●〔ある雰囲気・毒気などが〕影響を与える。〔主として受け身の形で用いる〕「毒気に―・てられる」●〔夫婦・恋人などが仲のよいようすを〕見せつける。〔主として受け身の形で用いる〕「新婚の二人に―・てられる」[図]あ・つ《下二》。[使い分け]「あたる・あてる」 **あて・レコ**映画やテレビなどで、声の吹き替え。[参考]アフレコをもじった和製語。声優が画面を見ながら、その口の動きに当ててレコーディングする意。[表記]ふつう「アテレコ」と書く。 **ア・テンポ**楽曲の速度を表す標語の一つ。「もとの速さで演奏せよ」の意。▽a tempo **あと【後】**■《名》●背の方向。うしろ。後方。「旗手の―に続く」●ある時をもとにして、その時からのち。以後。「―で届けます」●物事の終わり。「話のーの方がよくわからなかった」[囡]①~③前。先。●物事が終わって以後。「―はおれにまかせろ」「――は引き受けた」●人の死後。「遺言して―を友人に託す」◎次に来る者。代わりのもの。「委員長がやめると―がいない」●子孫。「―が絶える」■《副》さらに。それから。「―これもあった」へ[使い分け] **――の雁が先になる**《句》後から来たものが先に行ったものを追い越すたとえ。後輩が先輩を追い越すたとえ。 **――の祭り**《句》時機をのがして手おくれになること。「嫌われてから優しくしたってーだ」 **――は野となれ山となれ**《句》当面のことさえすんでしまえば、後のことはどうなろうとかまわない。 **――へ引け・ない**《句》譲歩できない。やめられない。「ここできてはもう―・ない」 **を引・く**《句》●〔声・音などが〕いつまでも続く。「悲鳴が―・く」●ある物事が一応終わってからも、影響が残る。「汚職事件が―・いて選挙に負けた」●ある物を食べたり飲んだりし終わってからも、また続けて食べたり飲んだりしたいと感じる。「スナック菓子は―・く」 **あと【跡・痕】**●通っていった、しるし。特に、足あと。「車輪の―」●ゆくえ。●ある物事の行われた、しるし・場所。また、あるものが存在した、しるし・場所。「進歩のーがうかがえる」「城の――」●あとめ。家督。「名門のーをつぐ」●筆跡。「水ぐきのー」[表記]もと、建物のあとなどは「址」と書いた。傷のあとなどには多く「痕」と書く。 **―を追・う**《句》●〔ある人の〕後から追いかける。「犯人の―・う」●ある人の死後、その人をしたって続いて死ぬ。「愛妻の―・う」 **――を晦ま・す**《句》逃げてゆくえをわからなくする。ゆくえをくらます。 **――を絶・つ**《句》〔ある事柄が〕すっかりたえてしまう。〔多く打ち消しの形で使われる〕「児童の事故が―・たなない(=引き続き起きる)」 **―を付・ける**《句》他人の行動をひそかに追いかける。尾行する。 **―をとど・める**《句》しるしを残す。「疲労の―・める」 **――を濁・す**《句》立ち去ったあとを乱雑にしておく。また、関係のなくなった物事の始末をつけずにおく。 > 使い分け「あと」 **後**〔うしろ。のち〕後になり先になり・後五分すると到着する・後を頼む・後が絶える・後がない・後戻り **跡**(迹)〔あとかた〕足跡・容疑者の跡を追う・城跡(址・趾)・進歩の跡・苦心の跡・跡を取る・跡目を継ぐ **痕**〔きずあと。もののあと〕傷痕(跡)・弾丸の痕(跡)・墨の痕(跡)・手術痕・血痕 ■「後」は空間・時間における後続の意で、「前」の対。「跡」は痕跡・事跡など場所の意で使う。家督の意では両者用いられるが、「跡」が優勢。後継者の意では、一般に「後」を使う(社長の後を継ぐ)。「迹・跡」は同字。「趾」はあしあとの意で使うが、元来は場所を示す「址」の本字。「きずあと(傷痕)」は「傷跡」で代用することもあるが、「手術あと(痕)」は「跡」とするにはなじまない。 **あど**能狂言で、わき役。わき。[表記]ふつう「アド」と書く。[類語]ツレ。ワキ。[対]シテ。 <37> **あと・あし【後足・後脚】** 動物の後ろ足。[対]前足。―で砂を掛・ける《句》以前に受けた恩を忘れて、去りぎわに人に迷惑をかける。 **あと・あじ【後味】** ●物を食べた後に口の中に残る味。後口{あとくち}。「しつこいー」●ある物事の終わった後に感じる気持ち。[コロ]「―の悪い結末」 **あと・あと【後後】** 〔その物事から続いて〕ずっと後。後々{のちのち}。「正直に話したほうが―のためにいい」 **あとう・かぎり【『能う限り】** 《連語》〔文〕可能であるぎりぎりのところまで。できるかぎり。「―協力はおしまない」[参考]能{あ}う。 **あとおい・しんじゅう【後追い心中】** 死んだ恋人や配偶者などをしたって自殺すること。 **あと・おし【後押し】** 《名・他サ》●〔荷車などを〕後ろから押す・こと(人)。●かげで力をかして援助する・こと(人)。「事業の―をする」 **あとがき【後書き】** 手紙・文書・著書などの本文の後に書きそえる文章。[類語]追って書き。追記。追伸。[対]前書き。 **あと・かた【跡形】** ある物・物事のあったあとに残るしるし。「―もなく消えうせる」[類語]形跡。名残。 **あと・かたづけ【後片付け・跡片付け】** 物事の終わった後で乱れたものの整理をすること。あと始末。 **あと・がま【後釜】** ある人が去った後の、その地位(につく人)。[コロ]「――に座る」[類語]後任。 **あとから・あとから【後から後から】** 《連語》物事が連続するようす。次々と。「―客が来る」 **あと・きん【後金】** ●代金の一部を払って、後で支払う残りの金銭。残金。●品物を先に受けとって、代金を後で支払うこと。後払い。[対]①②前金。 **あと・くされ【後腐れ】** 〈ふつう、「ーがない」の形で〉ある事がすんでも、わずらわしい問題が後に残ること。あとぐされ。[コロ]「ーがないようにけりを付ける」 **あと・くち【後口】** あとあじ。[コロ]「ーが悪い」●〔ある人・物の〕後からきた人・物。「面会者の―が待っている」●〔ある物より〕後の順番。「この問題の検討はーにしよう」[対]②③先口{さきくち}。 **あどけ・な・い** 《形》〔子供が〕幼くてかわいい。邪心がなくてかわいい。「わが子の―・い姿」「―・い笑顔」 **あとさき【後先】** ●ある物や場所の前と後ろ。●ある物事の(起こった)前と後。[コロ]「ーを考えずに行動する」●物事の順序。――にな・る《句》順序が入れかわる。前後する。 **あと・さく【後作】** とりいれた後、次にその作物を植えるまでの間にそこで栽培する農作物。裏作。 **あと‐ざん【後産】** 子が生まれてまもなく、胎盤・卵膜・臍帯{さいたい}などが排出されること。後産{こうさん}。 **あと・しき【跡式・跡敷・跡『職】** 〔文〕家督と財産。また、跡つぎ。跡目{あとめ}。 **あと‐じさり【後『退り】** 《名・自サ》→あとずさり。 **あと・しまつ【後始末・跡始末】** ●あとかたづけ。●事のすんだあと、その処理をすること。事後処理。「不正経理の―」 **あと・ずさり【後『退り】** 《名・自サ「あとじさり」》〔人・動物が〕前を向いたまま後ろへさがること。あとじさり。「にらまれてーする」[類語]しりごみ。 **あとぞめ【後染め】** 白生地に織り上げたあとで染色する方法。[参考]友禅染め・小紋染めなどに用いる。[対]先染め。 **あと‐ち【跡地】** ●ある作物を作った後の土地。●建物などをとりこわした後の土地。 **あと・ぢえ【後知恵】** 事のすんだあとに出る知恵。 **あと・つぎ【跡継ぎ・後継ぎ】** ●その家の跡をつぐ人。世つぎ。跡取り。「わが家の―」●〔芸道・学問・武道などで〕前任者・師の後を受けつぐ人。後継者。表記①は「跡継ぎ」、②は「後継ぎ」と書く。 **あと・づけ【後付け】** 書物の本文の後につける、後記・付録・索引などのページ。[対]前付け。 **あと・づ・ける【跡付ける】** 《他下一》物事の変化のあとをたどって調べ確かめる。「師の業績を―・ける」 **あと・とり【跡取り】** 「あとつぎ①」に同じ。 **アトニー** 体を形づくっている組織がたるむ病気。「胃―」▽Atonie **アドニス** ギリシャ神話で、愛の女神アフロディテに愛された美貌の王子。▽Adonis **アドバイザー** 助言者。顧問。▽adviser **アドバイス** 《名・他サ》忠告すること。助言すること。また、そのことば。▽advice **あとばら【後腹】** ●《出産後の腹の意から)事が終わったあとでおこる障害・苦痛など。「浪費の―に苦しむ」●後妻の産んだ子。[対]先腹{さきばら}。 **あと・ばらい【後払い】** 品物を受け取ったあとで代金を支払うこと。後金{ごきん}。ごばらい。[対]前払い。先払い。 **アド・バルーン** 広告をつけて空にあげる気球。アドバルン。▽ad(=広告)とballoon からの和製語。―を上・げる《句》反応を見るために発言をする。観測気球を上げる。 **アドバンテージ** ●テニスなどで、ジュースの後にどちらかが一点をとること。●「アドバンテージルール」の略。▽advantage(=有利)―ルール サッカー・ラグビーで、反則行為の罰則を適用すると反則した側が有利になるとき、そのままゲームを続行させるルール。アドバンテージ。▷advantage rule **アトピー** ●生まれつき、環境に対して過敏な反応を起こしやすい体質。●「アトピー性皮膚炎」の略。皮膚があれて激しいかゆみを伴う発疹がくり返し現れる過敏性皮膚炎。▽atopy **あと・ひき【後引き】** 与えられたものだけで満足できず、次々と欲しくなること。特に、酒をいつまでも飲みたくなること。「―上戸(=後引きの癖のある酒飲み)」 **アドベンチャー** 冒険。アドベンチュア。▽adventure **あと・ぼう【後棒】** 〔かご・もっこなど〕棒につるして人や荷物を運ぶとき、後ろの方をかつぐ人。[対]先棒。―を担・ぐ《句》首謀者の手助けとして参加する。 **アドホック** ●特別の。特にこのための。「―委員会」●総合店舗。[参考]は和製用法。▽ad hoc (=このための) **あと・まわし【後回し】** 先にすべき事を、他の事より後に行うこと。「難題は――にしよう」 **アトム** 原子。[参考]もと、ギリシャ語で「これ以上分けられないもの」の意。▽atom **あと・め【跡目】** ゆずりつぐべき家名・家業・地位。また、それらをゆずりつぐ人。「―相続」[コロ]「―をつぐ」 **アトモスフィア** 雰囲気。アトモスフェア。▽atmosphere(=大気) **あと・もどり【後戻り】** 《名・自サ》●来た方向へもどること。もとへもどること。●能力・技術などが退歩すること。 <38> あ あとやく――あなぼこ **あと・やく【後厄】**厄年の次の年。また、その年にこうむる災厄。[因]前厄。 **あと・やま【後山】**鉱山・炭坑で、後方で手助けをしたりほった物を運び出したりする役目の人。[囡]先山。 **アトラクション**●客寄せのために、主となる催しのほかにそえる出し物。俳優の挨拶・実演など。[類語]よびもの。余興。●遊園地などの乗り物。▽attraction **アトラス**●ギリシャ神話の神で、天空を支えているという巨人。●地図帳。▽Atlas atlas **アト・ランダム**《形動》〔どれを選ぶということなく」任意に選び出すようす。手当たり次第。アットランダム。「―に選択する」▽at random **アトリエ**●彫刻家・画家などの仕事部屋。画室。工房。●写真をとる部屋。スタジオ。▽atelier **アド・リブ**脚本・楽譜にないせりふや音を、即興的に言ったり演奏したりすること。また、そのせりふ・演奏。「たくみにーを入れる」▽ad lib (=好みに任せて) **アドレス**●あて名。住所。●ホームページや電子メールのあて先に割り当てられた文字列。▽address **アドレナリン**副腎{ふくじん}から出るホルモン。交感神経に働いて末梢血管を収縮させる働きがある。強心剤・止血剤に使う。▽Adrenalin **あな【穴・『孔】**●物の表面にできた、深いくぼみ。1日「―をほる」●〔物の中を〕反対側までつきぬけた空間。□□「壁にーをあける」[表記]②は多く「孔」と書く。●地中にほった、けもののすみか。「クマのー」●不完全な部分。あいている地位。「二塁が―だ」●〔金銭上の〕損失。欠損。●あまり知られていないで、利益・獲物などの多い所。また、その事柄。「この川はつり場の―だ」「競馬・競輪などで〕番狂わせの勝負。「―を当てた」 **―があったら入りた・い**《句》体をかくしてしまいたいほど、ひどく恥ずかしいたとえ。 **―のあくほど・見る**《句》強く見つめる。 **―をあ・ける**《句》●金を使い込む。欠損になる。「会計に―・ける」●物事の進行に支障をきたし、空白をつくる。「舞台に―・ける」 **―を埋・める**《句》欠けた部分や足りなくなった部分を補う。「休演スターの―・める」「借金の―・める」 **アナ**「アナウンサー」の略。〔多く、人名や担当する分野などの下につけて用いる〕「竹内一」「スポーツー」 **アナーキー**《名・形動》無政府状態。無秩序。●体制や社会通念に逆らうこと。「――な言動」▽anarchy **アナーキスト**無政府主義者。▷anarchist **アナーキズム**無政府主義。▽anarchism **あな・うま【穴馬】**競馬で、実力はわからないが、番狂わせをおこして勝ちそうな馬。ダークホース。 **あな・うめ【穴埋め】**《名・他サ》●くぼんだ所やうつろな所をふさぐこと。●〔金銭や物資の〕不足・欠損を補うこと。「家計の赤字をアルバイトでーする」 **アナウンサー**ラジオやテレビで、ニュース・天気予報などを読んだり、実況放送や番組の司会をしたりする職業(の人)。放送員。アナ。▽announcer **アナウンス**《名・他サ》人が大勢集まる所で、マイクホンを使って必要な情報を知らせること。また、それを知らせることば。「場内―」▽announce **―こうか【―効果】**政府・マスコミなどの報道が、人々に影響をおよぼすこと。また、その影響。アナウンスメント効果。 **あな‐かしこ**《連語》《感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹「かしこ」)〔文〕(「ああ、おそれ多い」意で)女性が手紙文の結びに書いて敬意を表す語。かしこ。 **あながち【『強ち】**《副》《下に打ち消しの語を伴って)必ずしも。一概に。「あの人の言うこともーうそではない」「―当方の責任ばかりとは言えない」。 **あな・かんむり【穴冠】**漢字の部首「穴」の称。 **あなぐま【穴熊】**イタチ科の動物。山地の地面に穴を掘ってすむ。地方によって「ムジナ」と呼ばれる。 **あなぐら【穴蔵・穴倉窖】**〔物をたくわえておくために」地下に作った穴。 **アナクロニズム**時世の流れに逆行していること。時代錯誤。時代おくれ。アナクロ。▽anachronism **あなご【穴子】**アナゴ科の魚の総称。近海にすみ、体は細長い。食用。 **あなごもり【穴籠もり】**《名・自サ》●動物が土中の穴や木の洞にこもって冬をこすこと。●晴れがましい所からはなれて暮らすこと。 **あな‐じ【穴、寿】**「じろう(痔瘻)」に同じ。 **あな‐じゃくし【穴、杓子】**汁の実だけをすくうために、小さな穴をたくさんあけてある内杓子。 **あなた【『彼『方】**《代名》《遠称の指示代名詞》〔文〕●話し手からも聞き手からも遠い方向・場所をさす語。向こうの方。あちら。かなた。「山の―」●ある時をもとにしてそれより前の時をさす語。ずっと昔。以前。かなた。「千年の―」 **あなた【『貴『方】**《代名》《対称の人称代名詞)相手をさす語。〔対等または下位の者に用いる〕[参考]「あなた(彼方)」から出た語で、古くは対等または上位の者に用いた。現在、妻が夫をさす代表的な代名詞。[表記]相手が女性の場合は、多く「貴女」と書く。→類語と表現 **―まかせ【一任せ】**●浄土真宗で、阿弥陀如来たにすべてを任せること。他力本願。●自主的に事を運ばず、なりゆきや先方の言いなりに任せること。「―の態度」 **あなど・る【侮る】**《他五》相手の力などを軽くみる。ばかにする。軽蔑する。「敵を―・って不覚をとる」[類語]みくびる。《四》。《類義語の使い分け》 > 類義語の使い分け 「侮る・みくびる」 [侮る・みくびる]敵を侮っ(みくびっ)て痛い目にあう [侮る]侮りがたい相手だから十分に気をつけよう [みくびる]私もずいぶんみくびられたものだなあ **あな‐ば【穴場】**●あまり人に知られていないで、利益・獲物などの多い場所。特に、観光地・娯楽場などであまり人に知られていない場所。〔安くてうまい飲食店などにもいう〕「イワナ釣りのー」「行楽地の―」●〔俗]競馬・競輪などで、投票券発売所のこと。 **アナフィラキシー**アレルギー反応の一つ。ある物質の摂取で体内に抗体ができ、その物質が再び体内に入ったとき即時的に強い反応が起こる。過敏性。▽Anaphylaxie **あな‐ぼこ【穴ぼこ】**[俗]あな。くぼみ。「ふつう、小さなものにいう」「くつ下にーがあいた」 <39> あ アナリス――あばく > 類語と表現「貴方」 *二人称の「あなた」は、遠称の指示代名詞「彼方(あなた)」から出た。最初「其方(そなた)」と言ったものが、敬意がうすれて「此方(こなた)」に変わり、それが室町期には目上への敬称として使われていたが、それも敬意がうすれ、「こなた」に代わって江戸期に登場。本来的には敬称であるが、現代では敬意がうすれ、目上の人には使われなくなった。男性の口頭語としては、近年、対等はむろん、目下の人に対しても避けられる傾向が出てきたようだ(名前・身分などの分からない相手の場合は例外)。今では、もっぱら女性が親しい相手に対する時に用い(あなた、時間ですよ)、〈親称の女性語〉とでも言うべきものになってきている。二人称代名詞において、コ・ソ・アのすべてを体験した日本語は、次に何をもってこれに代えようというのだろうか。 ・君・汝{なんじ}・貴様・貴公・そち・そこもと・そのほう・そなた・こなた・あんた・おのれ・お前・てめえ・お主・お宅・御身ペ・足下。/尊敬貴君・貴兄・貴下・貴殿・貴台・大兄・雅兄・尊台・尊堂 ◇[複数]皆様・各位・諸君・諸兄・諸姉・諸氏・諸公/尊敬諸賢 **アナリスト**●分析する人。分析家。「システムー」●株式を発行している会社を調査し、投資価値を判断する専門家。証券分析家。▽analyst **アナログ**数値や情報の量を、長さなどの連続的な物示すること・方式。[対]デジタル。▽analog **アナロジー**〔論〕二つの事柄が多くの共通点をもっていることから、ほかの属性についても同じだと推論すること。類推。▽analogy **あに【兄】**●きょうだいのうち、年上の男性。実兄。●(配偶者のきょうだいで、配偶者より年上の男性。義兄{ぎけい}。●姉の夫。義兄。[表記]②③は「義兄」と書いて「あに」と読ませる。[対]①~3弟。[類話]と表現「兄弟・姉妹」 **あに【「豈】**《副》〔文〕《下に反語を伴って)どうして。「―あえてそれをなしえんや(=どうしてそうすることができようか)」「[参考]漢文の訓読から出た語。 **―図らんや**《句》(「どうしてそんなことを考えつこうか」の意から)意外にも。「―彼が張本人だった」 **あにい【兄い】**〔俗]勇み肌の若い男性。また、その男性を呼ぶ語。 **あにき【兄貴】**●兄。〔もと、兄の敬称。現在では親しみの気持ちをこめて使う〕「―、相談があるんだ」●親しい仲間・職人・やくざなどの間で、年長者・先輩の男性を・さす(よぶ)語。「――分」 **あに‐でし【兄弟子】**自分より先に同じ師匠・先生について学んでいる人。[对]弟弟子。 **アニバーサリー**記念日。記念祭。▽anniversary **アニミズム**宗教の原初形態の一つ。世界のすべての事物に霊魂や精神が存在すると信じる心的状態。精霊崇拝。▽animism **アニメ**「アニメーション」の略。動きのない画面を一こまずつえがいたり、人形を少しずつ動かしたりして撮影する映画(の特殊技術)。動画。 **アニメーション**アニメ。▽animation **あに‐よめ【兄嫁・嫂】**〔自分または配偶者の〕兄の妻。 **アニリン**特殊なにおいのある無色・油状の液体。人工染料の原料。アミンベンゼン。▽Anilin **あね【姉】**●きょうだいのうち年上の女性。実姉。●配偶者のきょうだいで、配偶者より年上の女性。義姉{ぎし}。●兄の妻。義姉。[表記]②③は「義姉」と書いて「あね」と読ませる。[①~③]妹。[類語]と履現「兄弟・姉妹」 **あね・き【姉貴】**姉。〔もと、姉の敬称。親しみの気持ちをこめて使う〕「―にだけ打ちあける」 **あね‐ご【姐御・姉御】**(もと、姉の敬称)やくざなどの親分の妻。また、(やくざの)女親分。 **あねさま【姉様】**●姉の敬称。●「姉様人形」の略。髪の毛・顔・着物を紙で作った女の人形。 **あねさん・かぶり【姉さん『被り】**掃除をするときなどに、手ぬぐいの中央を額にあて両端を後頭部までまわし、その片方を頂く折り返して額の所ではさむ、手ぬぐいのかぶり方。姉さんかぶり。あねさまかぶり。 **アネックス**別館。離れ。▽annex **あねったい【亜熱帯】**温帯の中で、熱帯に近い地域。緯度はだいたい二〇~三〇度で、高温少雨。 **あね・にょうぼう【姉女房】**夫より年上の妻。ねえさん女房。姉さん女房。 **あね・むこ【姉婿・姉、智】**姉の夫。[団]妹婿。 **アネモネ**キンポウゲ科の多年草。三~四月に白・赤・桃色などの花をつける。▽anemone **あの【『彼の】**《連体》《代名詞「あ」+格助詞「の」)●話し手・相手の両方から遠い位置にある物をさす語。「―箱をとってほしい」●話し手からも相手からも心理的・時間的に遠くなっているものをさす語。「―ころはよかったなあ」●話し手も相手も知っているが、今相手の頭の中にないことを思い起こさせるときにその事柄をさして言う語。例の。「―話はどうなりましたか」■《感》うまくことばが出なかったときなどに、つなぎとして使う語。「―、ちょっと」[参考]「あのう」のように長音化することも多い。[表記]曰はかな書き。 **あの「かた【『彼の方】**《代名》《他称の人称代名詞。遠称)あのひと。[参考]「あのひと」より敬意が強い。 **あのてこのて【彼の手、此の手】**《連語》いろいろな方法・手段。「―で攻める」 **あの・ひと【『彼の人】**《代名》《他称の人称代名詞。遠称)以前に話題になった人、また、話し手からも聞き手からも遠い人をさして言う。「――が彼の婚約者です」「[参考]「あちら」「あの方」より敬意がうすい。 **あのよ【『彼の世】**人が死んだ後に行くという世界。来世。[類語]冥土。[対]この世。 **アノラック**風や寒さを防ぐためのフードがついているジャケット。スキー・登山用。[参考]もと、イヌイット語。[類語]ウインドヤッケ。ヤッケ。▽anorak **アパート**中が、いくつもの独立した住まいになっている建物。共同住宅。[参考]「アパートメントハウス(apartment house)」の略。 **アバウト**《形動》〔俗]こまかいことにこだわらず、雑であるようす。大ざっぱなようす。「――な性格」▽about **あば・く【暴く・『発く】**《他五》●土中にうめられたものをほり出す。[コロ]「墓を―・く」●他人の秘密や悪事などをさぐり出して公にする。[コロ]「秘密を―・く」7回「正体を―・く」[類語]ばらす。すっぱぬく。(5)暴露。《四》。 <40> あ アパシー―あぶない **アパシー**無関心。〔特に政治・思想問題に関するものに言う〕「政治的一」▽apathy **あばずれ【「阿婆擦れ】**すれていてずうずうしく、品の悪い女。すれっからし。莫連{ばくれん}感。[参考]昔は男についても言った。[表記]「阿婆」は当て字。 **あばた【『痘痕】**天然痘の発疹点{ほっしん}が化膿のしてかさぶたになり、それがとれたあとの皮膚のくぼみ。痘痕{とうこん}。[参考]梵語arbuda (=皮膚の水疱{すいほう}) **―も靨**《句》相手に好意をもてば、どんな欠点も長所に見えるたとえ。 **アバター**コンピューターのつくりだす仮想空間で自分の分身となるキャラクター。主にイラストで描かれた人物・動物などの画像で表され、各種のウェブサイトなどで利用される。▽avatar **アパッチ**アメリカ先住民の一部族。勇猛な性質をもっていた。▽Apache **あばら・ぼね【「肋骨】**背骨から胸骨へ連なって胸部の内臓を保護する、左右一二対の骨。肋骨{ろっこつ}。あばら。 **あばらや【『荒家・『荒屋】**●あれはてた、粗末な家。[類語]陋屋{ろうおく}。廃家。●自分の家を謙遜{けんそん}説して言う語。「むさくるしいーによくぞおいで下さいました」 **アパルトヘイト**南アフリカ共和国が政策としていた黒人に対する極端な人種差別・人種隔離政策。▽apartheid **あばれ・がわ【暴れ川】**大雨が降ると、すぐにはんらんする川。 **あばれ・もの【暴れ者】**すぐけんかなどの乱暴なことをする人。乱暴者。暴れん坊。 **あば・れる【暴れる】**《自下一》●力を使って乱暴な行いをする。「酔って―・れる」●思いきって大胆にふるまう。「総会で大いに―・れる」[図]あば・る《下一二》。 **アパレル**衣服。衣料。「一産業」▽apparel **あばれんぼう【暴れん坊】**●乱暴者。暴れ者。「校内きっての―」●その世界で、大胆な激しい言動を行う人。「政界のー」 **アバン・ギャルド**第一次世界大戦前後に起こった芸術革新運動。伝統的なものを否定し、最も新しい芸術を生みだそうとした。前衛派。▽绉avant-garde **アバン・ゲール**世界大戦(特に第二次世界大戦)の前の思想・生活態度を身につけている人。戦前派。[対]アプレゲール。▽avant-guerre **アバンチュール**恋愛にからんだ冒険。「恋のー」▽aventure (=冒険) **アピール**●《名・他サ》〔世論・公衆などに〕訴えること。また、その訴え。「原水爆禁止を―する」●《名・他サ》スポーツなどで、抗議・要求すること。また、その抗議・要求。「ファウルをーする」●《名・自サ》人の興味を強くひきつけること。「大衆に―する映画」●人の心を動かす力。魅力。「セックスー」▽appeal **あび・きょうかん【阿鼻叫喚】**●[仏]阿鼻地獄で受ける苦しみにたえられないで、亡者がわめきさけぶこと。●災害・事故などで被害を受けた人々が泣きさけぶ、むごたらしい状態。「―の地獄絵図」同「ーの巷{ちまた}と化す」 **あ・ひさん【亜、砒酸】**●三酸化二ヒ素の水溶液中に存在するとされる弱酸。●三酸化二ヒ素の通称。無水亜ヒ酸。無味・無臭の白い結晶で、毒薬。工業・医薬に用いられる。 **あび‐じごく【「阿鼻地獄】**〔仏〕八大地獄の一つ。最悪の罪を犯した人が死後、たえず苦しみをうける所。無間地獄。阿鼻焦熱地獄。阿鼻叫喚地獄。 **あびせ・か・ける【浴びせ掛ける】**《他下一》「あびせる」を強めた言い方。 **あびせたおし【浴びせ倒し】**相撲の手の一つ。相手の上にのしかかってたおす技。 **あび・せる【浴びせる】**《他下一》●大量の液体を上から注ぎかける。「頭から湯を―・せる」[類語]ふりかける。●〔多くの物を〕集中的にぶつける。また、勢いよくしかける。「弾丸を―・せる」句同「一太刀ー・せる(=刀で切りつける)」●多くのことばを続けざまに投げかける。こうむらせる。「質問を―・せる」10「罵声悩を―・せる」[図]あび・す《下二》。 **あひる【『家、鴨】**カモ科の鳥のマガモを改良して家畜にしたもの。卵や肉は食用。 **あ・びる【浴びる】**《他上一》〔大量の液体を〕かぶる。「水を―・びる」[類語]浴する。(計)行水。水浴。沐浴。温浴。海水浴。●湯につかる。[コロ]「一風呂―・びる(=風呂に入る)」[類語]()入浴。入湯。●[光・煙・ほこり・銃弾などを〕集中的にうける。[コロ]「春の光を―・びる」[類語] (5)日光浴。●「多くのことばや視線を〕続けてうける。たくさんこうむる。「賛辞を―・びる」[コロ]「脚光を―・びる」[図]あ・ぶ《上二》。 **あぶ【虹】**アブ科の昆虫の総称。家畜の血を吸う種類もある。 **―蜂取らず**《句》あれもこれもと欲ばって全部失敗するたとえ。「―ーに終わる」[類語]二兎を追う者は一兎をも得ず。 **アフィリエイト・プログラム**インターネット上で用いられる広告手法の一つ。広告主が個人のウェブサイトに広告などを表示し、それを通じて売上が発生した場合にサイト管理者に成功報酬を支払う仕組み。▽affiliate program **アフォリズム**金言。警句。箴言{しんげん}。▽aphorism **あぶく【『泡】**〔俗〕(水の)あわ。 **あぶく・ぜに【『泡銭】**苦労せずに、または悪いことをしてもうけた金銭。[類語]悪銭。 **アブサン**リキュールの一種。ニガヨモギの花や葉で香味をつけた緑色の酒。アルコール分は七○ぶ。前後。アブサント。▽absinthe (=ニガヨモギ) **アブストラクト**■《形動》抽象的。■《名》●「アブストラクトアート」の略。抽象芸術。抽象美術。●抜粋。抄録。「文献のー」▽abstract **アフタ**ロの粘膜にできる、粒状の小さな潰瘍。白色または灰白色で、まわりが赤くなる。ウイルスが原因とされ、幼児に多い。▽aphtha **アフターケア**●回復期の患者に一定の期間行う作業療法。また、病後・産後の体の訓練や、更生・社会復帰のために行う職業補導。アフタケア。●「アフターサービス」に同じ。▽aftercare **アフター・サービス**業者が商品を売った後も、一定期間その品物の保証をし、修理などの便宜をはかること。アフターケア。▽after と service からの和製語。 **アフタヌーン**●午後。●「アフタヌーンドレス」の略。昼間の儀式・訪問などに着る女性用礼服。ふつう、帽子をかぶる。[類語]イブニングドレス。▽afternoon **あぶな・い【危ない】**《形》〔よくないことが起こりそうで」気がかりだ。危険だ。「落石の多い―・い山道」●滅びそうな、また、なくなりそうな状態である。「命が―・い」「不況で会社が―・い」●〔望むことが〕実現しそうもない。成功しそうもない。不安である。「当選できるかどうか―・い」●確かでなく、信用できない。「彼の話は―・いものだ」=あやうい。[図]あぶな・し≪ク》。 <41> あ あぶなえ――あぶらな > 類語と表現「危ない」 *前もって〔悪いことが〕起こりそうだと感じることか、「危ない」である(危ない空模様・現政権が危ない)。人は長い経験を積んで、物事の安全か危険かを学ぶ。この先どうなるのか、人は予想・予測を立てずには行動できない。その予想が危険だ、実現しそうもないと感じることが「危ない」なのである。危ないことを承知で、あえて行動を起こすこともある(危ない橋を渡る)。また、相手の話が不確かなのであれば、それは「危ない話」なのである。 ・危ゅうい・危なっかしい・きわどい・由々しい/危険・危殆峡・危急・傾危・物騒ぎ・剣呑℃・不用心・有害・有毒・リスク/一触即発・危機一髪・一髮千鈞?減・累卵の危うき・風前の灯・轍鮒の急 [動詞表現]薄氷を踏む・虎穴に入る・虎の尾を踏む [オノマトペ]ひゃひゃ・はらはら・どきどき・ひやりと・どきりと・どきんと・ぞっと「する」 **あぶな‐え【危な絵】**江戸時代後期の浮世絵で、女性が肌をあらわに見せた扇情的なもの。「歌麿説のー」 **あぶなく【危なく】**《副》《「あぶない」の連用形から)■あやうく。 **あぶな‐げ【危なげ】**《名・形動》あぶなそうで不安なこと。あやうげ。「ーで見ていられない」「―な手つき」「[表記]「危な気」とも書く。 **―がな・い**《句》あぶないようすがない。「―・い勝ちっぷり」 **あぶなっかし・い【危なっかしい】**《形》〔俗〕見ていてはらはらするくらい、危なげである。「―・い足どり」「練習不足で―・い演奏だ」 **アブノーマル**《形動》変態的。病的。異常なようす。2。[対]ノーマル。▷abnormal **あぶはちとらず【虻蜂取らず】**《句》→「あぶ」の見出し。 **あぶみ【鎧】**(「足踏み」の意から)●馬具の一つ。馬のくらの両わきにとりつけて足をふみかけるもの。●登山で岩壁を登るときに用いる、なわばしご状の道具。 **あぶら【油】**●鉱物・植物・動物からとれる、水にとけない透明な液体。燃えやすい。[表記]常温で液体のものを「油」、固体のものを「脂」と書く。●活動の原動力。特に、酒のこと。 **――が切・れる**《句》活動するための力となるものがなくなる。「―・れて元気が出ない」 **――を売・る**《句》むだ話をして仕事をなまける。 **――を差・す**《句》●〔機械などの動きをよくするため〕油をつける。●「油を注ぐ」に同じ。 **―を絞・る**《句》〔大豆・ゴマなどをしめ木にかけて油をしぼりとるように〕あやまちや失敗をひどく責める。詰問する。 **―を注・ぐ**《句》勢いなどをさらに強くさせる。おだてる。油を差す。油をかける。 **―を流したよう**《句》海や湖の面が、波立たずおだやかなようすの形容。 **あぶら【脂膏】**〔動物の〕脂肪。[表記]特に肉のあぶらを「膏」と書くことがある。 **―とり【一取り】**顔などの表面にうき出た脂分をおさえてとること。また、そのための紙。 **―が乗・る**《句》〔魚などが〕体に脂肪がついて十分発育する。●ある物事をするのに調子が出てくる。「仕事に―・ってきた」 **あぶらあげ【油揚げ】**うすく切った豆腐の水をきり、油であげた食品。あげ。あぶらげ。 **あぶら・あし【脂足】**脂肪分が多く、汗をたくさん出す性質の足。 **あぶら・あせ【脂汗】**〔体のぐあいの悪いときや激しい苦しみ・痛みがあるときなどに出る」ねばねばした感じの汗。[類語]ひや汗。 **あぶら・え【油絵】**油絵の具でかいた絵。洋画。 **あぶら‐えのぐ【油絵の具】**油絵をかくときに使う絵の具。おもに鉱物質の顔料をあまに油・けし油などの乾性油でねって作る。 **あぶら・かす【油、粕・油槽】**大豆・菜種などから油をとった、しぼりかす。窒素をふくむので肥料になる。 **あぶらーがみ【油紙】**桐油などの油をぬった、防水用の紙。油紙。[類語]ろう紙。 **―に火が付いたよう**《句》ぺらぺらとよくしゃべることの形容。 **あぶらぎ・る【脂ぎる】**《自五》脂肪が多くついてぎらぎらする。脂肪がうき出て見える。「―・った顔」 **あぶら・け【油気】**油をふくんでいること。あぶらっけ。「油揚げを湯に通して―をとる」 **あぶら‐け【脂気】**脂をふくんでいること。脂分が多いこと。あぶらっけ。「―がぬける」 **あぶらーげ【油、揚】**あぶらあげ。 **あぶらごおり【油氷】**製油を流したように表面がつるつるで、すべりやすい氷。 **あぶらーさし【油差し】**機械などに油をさす、口の細い道具。油つぎ。 **あぶら・じ・みる【油染みる】**《自上一》油がしみついてよごれる。「―・みた作業服」 **あぶら・しょう【脂性】**脂肪の分泌が多く、肌がいつもあぶらぎっている体質。[因]荒れ性。 **あぶら・ぜみ【油、蟬】**セミ科の昆虫。やや大形で、体は黒く、はねは赤褐色。夏に「ジージー」と鳴く。 **あぶらーっ‐こ・い【脂っこい・油っこい】**《形》●脂肪分が多い感じである。また、油気が強い。「―・い料理」●性質がしつこい。「―・い話しぶり」 **あぶら・で【油手】**油のついた手。油でよごれた手。 **あぶらで【脂手】**汗や脂肪分の分泌が多く、いつもべたべたしている手。 **あぶら‐でり【油照り】**夏、薄曇りで風がなく、日がじりじりと照って、ひどく蒸し暑い・こと(天候)。[類語]かんかん照り。 **あぶらな【油菜】**アブラナ科の一、二年草。春、黄色の十字状の花をつける。若い葉・茎は食用。種から「なたね油」をとる。なのはな。あおな。 <42> あ あぶらみあまあが **あぶら‐み【脂身】**魚・牛・豚・鳥などの肉の脂肪の多い所。「豚のー」 **あぶら・むし【油虫】**●アブラムシ科の昆虫の総称。体長約三ミリ。尻から出す甘い体液にアリが集まる。ありまき。●「ゴキブリ」の俗称。 **アプリ**「アプリケーションソフト」の略。 **アープリオリ**《名・形動》〔哲〕経験に先立って与えられている知識。また、その在り方。先驗的。先天的。[因]アポステリオリ。▽ララa priori(=前にあるものから) **アプリケーション**「アプリケーションソフト」の略。▷application(=適用) **ーソフト**コンピューターで、文書作成・通信など、特定の作業をするためのソフトウエア。アプリケーション。アプリ。▷application softwareから。 **アプリコット**あんず。▽apricot **あぶり・だし【「炙り出し・焙り出し】**紙に薬液・ミカンの汁などで字や絵をかき、火にあぶるとその形が現れ出るようにしたもの。 **あぶり・だ・す【炙り出す・焙り出す】**《他五》●紙にかくされた字や絵を、火にかざしてうかび上がらせる。●かくされていた事実をあばいて明らかにする。「政変で真実が―・される」 **あぶり・もの【「炙り物・焙り物】**あぶった魚肉。焼き魚。やきもの。 **あぶ・る【炙る・焙る】**《他五》●火でほどよく焼く。「するめを―・る」●火にあててあたためる。「ストーブで手を―・る」《四》。 **アプレ・ゲール**第二次世界大戦後、それまでの思想や生活態度にしばられずに考え、行動する若い人々。戦後派。アプレ。[団]アバンゲール。▽après-guerre (=戦後) **アフ・レコ**「アフターレコーディング」の略。映画・テレビなどで、初め画面だけを撮影しておいて、それに合わせて後から音をふきこむ方式。[団]プリレコ。 **あふれでる【「溢れ出る】**《自下一》あふれてこぼれ出る。あふれだす。あふれる。「浴槽から湯が―・でる」 **あぶれ・もの【あぶれ者】**●世間からもてあまされている人。無法者。ならず者。●仕事にありつけなかった人。失業者。 **あふれる【『溢れる】**《自下一》●いっぱいになってこぼれ出る。あふれ出る。[コロ]「涙が―・れる」「におい・感情などについてもいう」「顔に喜びが―・れる」「才気―・れる人」●〔人・物などが〕はいりきれないで外に出る。「会場に客が―・れる」[図]あふ・る《下二》。 **あぶ・れる**《自下一》(「溢れる」の転)●仕事にありつけない。「仕事に―・れる」[類語] (5)失業。●〔狩りや釣りで]獲物がない。 **アプローチ**《名・自サ》●学問研究などで、その対象に接近すること。また、その接近のしかた。「自然科学的―」「公害問題への―」●《名・自サ》めあてとする人に接近すること。「社長に―する」●《名・自サ》ゴルフで、グリーンに近い地点からホールの近くへ球を寄せること。●スキーのジャンプやボウリングなどで、スタートからふみきりまでの間。助走路。●敷地の出入り口から玄関までの間。▽approach(=接近) **あべかわ・もち【『安倍川餅[餅]】**焼いた餅に、きな粉などをまぶしたもの。あべかわ。[参考]静岡県の安倍川の渡しの茶屋で供されたものが名物となった。 **あべこべ**《名・形動》〔順序・位置・表裏関係などが〕ひっくり返っていること。さかさま。反対。逆。 **アベック**男女の二人連れ。▽avec (=・・・とともに) **アベニュー**大通り。並木道。▽avenue **アベ・マリア**《感》キリスト教で、聖母マリアにささげる祈りのことば。▽ラァAve Maria (=幸あれ、マリア) **アペリティフ**食欲を増すために食前に飲む、口あたりのよい洋酒。食前酒。アペリチフ。▽3apéritif **アベレージ**●平均。●「バッティングアベレージ」の略。野球の打率。▽average **あへん【阿片・鴉片】**●麻薬の一つ。未熟なケシの実からとった乳状の液を乾燥させて作った茶色の粉。主成分はモルヒネ。痛み止めなどに使う。常用すると中毒になる。[参考]opium の中国語の音訳「阿片」「鴉片」を音読した語。[表記]「アヘン」と書くことも多い。●人間の正常な感覚を失わせるもの。「ギャンブルはーだ」 **アポ**「アポイントメント」の略。1回「―をとる」「アポイントメント」②「アポストロフィー」の略。 **アポイントメント**人に会う約束。また、会合に出席する約束。アポイント。アポ。10「大臣と面談の―をとる」▽appointment **あほう【阿呆阿房】**《名・形動》おろかな・こと(人)。あほ。〔人をののしるときにも使う〕[参考]関西で普通に使われる。[類語]ばか。とんま。まぬけ。 **あほうどり【阿呆鳥阿房鳥・『信天翁】**アホウドリ科の海鳥。体は白色で、頭から首の両面にかけて黄褐色。翼を開くと二メートルになる。繁殖地は伊豆七「島の鳥島など。国際保護鳥・特別天然記念物。[参考]地上での動作がにぶく、人に捕えられやすいことからこの名がある。 **アボカド**クスノキ科の常緑高木。原産地は熱帯アメリカ。果実はこい緑色で、果肉は脂肪が多く食用。わになし。▷avocado **ア・ポステリオリ**《名・形動》〔哲〕経験を通じて得る知識。また、その在り方。後験的。後天的。[図]アプリオリ。▽a posteriori (=後から来るものから) **アポストロフィー**〔英語で〕省略や所有格などを表す記号。「can't」「Akiko's」などの「'」。アポストロフ。アポ。▽apostrophe **あほらし・い【阿呆らしい】**《形》ばかばかしい感じだ。ばからしい。あほくさい。 **アポロ・てき【アポロ的】**《形動》造形的・理知的,静的で、調和がとれているようす。[参考]ニーチェが説いた芸術上の世界観から。[団]ディオニソス的。 **あ・ま【亜麻】**アマ科の一年草。高さ約一片。夏、白またはうす青色の花をつける。種子から「あまに油」をとり、茎の繊維でリンネルなどの織物を作る。 **あま【尼】**●仏門に入った女。尼僧。比丘尼{びくに}。[参考]梵語ambā (=母)の音訳。[対]僧。●「キリスト教で〕修道女。尼僧。●〔俗〕女性をののしって言う語。あまっちょ。あまっこ。[表記]③は「阿魔」「女」とも書く。 **あま【『海人・蜑】**〔古〕漁業をする人。漁師。 **あま【〈海女〉】**海にもぐって、貝・海藻などをとることを職業とする女性。 **アマ**「アマチュア」の略。[対]プロ。 **あま・あい【雨『間】**り。雨のやんでいる間。あまま。 **あまあがり【雨上がり】**あめあがり。 <43> あ あまあし――あまつさ **あま‐あし【雨脚・雨足】**●雨が降り移っていく動き。[コロ]「ーが速い」●線のように見えて(激しく)降る雨。「―が白く光る」「[参考]雨の移動する様子や連続して落ちる様子を「脚」に見立てた語。=雨脚{あめあし}。 **あま・い【甘い】**■《形》●砂糖や蜜のもっている味である。「―・い菓子」[類語]甘ったるい。●料理で塩けが少ない感じだ。「―・いみそ」[囲]①②辛い。●〔においが〕糖分を思わせるようだ。「バラの―・い香り」●心がとけるようだ。人を喜ばせてさそいこむようだ。「―・い音楽」「―・いことば」「―・い感傷にひたる」●男女間の愛情がこまやかである。「―・い生活」●〔しつけ・採点などが〕厳しくない。親切で、何でも受け入れる。「子供に―・い」「処分が―・い」[因]辛い。●考えが足りない。のんきである。また、大したものではない。「考えが―・い」●刃物の切れ味が悪い。鈍い。「切れ味が―・い」●ぴったり合わない。ゆるい。「ねじが―・くなる」1日「ピントがー・い」[図]あま・し《ク》。■《名》漢字の部首「甘」の称。 **―い汁を吸・う**《句》うまい汁を吸う。 **あまえ【甘え】**甘える・こと(気持ち)。「―が抜けな」 **あま・える【甘える】**《自下一》〔上位の人に〕人なつっこくなれなれしくする。また、なれてわがままにふるまう。「母親に―・える」●人の好意・親切心などを都合のよいこととして利用する。句「言葉に―・える」[図]あま・ゆ《下二》。 **あまえんぼう【甘えん坊】**すぐに甘える子供・人。[類語]甘ったれ。 **あま・おおい【雨覆い】**雨がかからないようにかぶせる物。あまよけ。 **あま・おち【雨落ち】**●あまだれが落ちてあたる所。あまだれ落ち。雨落ち。●劇場の、舞台に一番近い席。かぶりつき。 **あまがいとう【雨外套】**防水をした、雨の日のための外套。レーンコート。 **あまがえる【雨蛙】**アマガエル科のカエル。小形で、背は緑色。周囲の色に似せて体色を変える。参考雨が降る前によく鳴くのでこの名がある。 **あま‐がけ・る【天、翔る】**《自五》〔文〕〔神・霊魂·鳥などが〕空を飛ぶ。あまかける。「―・る想像力」[注意]下一段(天がけない・・・)に活用させることは避けたい。 **あまがさ【雨傘】**雨のときにさすかさ。 **あま・がっぱ【雨合羽】**雨のときに衣服の上に着るおおい。[表記]「合羽」は当て字。[類語]レインコート。 **あま・から・い【甘辛い】**《形》甘さと辛さを両方持っているようす。「―・いせんべい」 **あま・かわ【甘皮】**●木・果実などの内側にあるうすい皮。[類語]渋皮。薄皮。[団]粗皮。●つめのはえぎわの、うすい皮。 **あまぎ【雨着】**雨を防ぐ衣服。[類語]雨具。 **あまぐ【雨具】**雨を防ぐために使う衣類や道具類。かさ・かっぱ・雨ぐつなど。雨具。 **あま‐くだり【天下り・天『降り】**●天から下界(人間界)〈おりること。●官庁・上役などからの一方的な命令・おしつけ。「一人事」●《名・自サ》退職した高級官僚が関連団体などの高い地位に就職すること。 **あま・くち【甘口】**《名・形動》〔酒・みそなどの味加減で〕甘みが強いこと。「―の酒」●甘いものが好きな・こと(人)。甘党。[②]辛口。●喜ばせて人をさそいこむ・こと(ことば)。甘言{かんげん}。「―に乗るな」 **あまぐつ【雨靴】**雨や雪のときにはく、ゴム・ビニールなどで作った靴。レインシューズ。 **あまぐも【雨雲】**暗灰色の低い雲。[参考]気象用語では「乱層雲」。 **あまぐもり【雨曇り】**今にも雨が降りそうなくもった空。 **あまぐり【甘栗】**クリの実を熱した小石の中で皮のついたまま焼き、外から水あめでつやをつけたもの。 **あまごい【雨乞い】**《名・自サ》〔日照りの続いたとき」雨が降るように神仏にいのること。「―の神事」 **あまざけ【甘酒】**●やわらかくたいた白米またはもち米の飯にこうじを加え、澱粉{でんぷん}を糖化させて作る甘い飲み物。一夜酒は。[参考]本来は夏の飲み物。●酒のかすに砂糖・水を加え、熱して作る甘い飲み物。 **あま・ざらし【雨、曝し】**雨にぬれるままにして、ほうっておくこと。「―にする」 **あま‐じお【甘塩】**●料理で塩けをうすくしてあること。また、魚肉などにうすく塩をつけること。[導]塩。 **あま・す【余す】**《他五》あまらせる。残す。また、残っている。「今年も―・すところあと三日」文《四》。 **―す所無く**《句》残らず。ことごとく。「考えを話す」 **あまーず【甘酢】**みりん・砂糖などを加えて甘みをつけた酢。 **あまずっぱ・い【甘酸っぱい】**《形》あまくてすっぱい。[参考]ひゆ的に、うれしいようなやるせないような複雑な感情の形容にも使う。「―・い初恋の味」 **あまぞら【雨空】**今にも雨の降りそうな空。また、雨が降っているときの空。 **あまた【『数多・『許多】**《名・副》〔文]数が多いこと。多く。たくさん。「―の歳月が流れる」「桜花―咲き乱れる」[表記]「数多」「許多」は当て字。 **あまーだい【甘鯛】**アマダイ科の海魚の総称。頭部に丸みがある。食用。 **あま・だれ【雨垂れ】**軒などからしたたり落ちる雨水。あましずく。あまだり。[類語]点滴。雨滴。 **――石を穿つ**《句》小さな力でも長い間続ければ最後には成功するたとえ。点滴石を穿つ。 **あまちゃ【甘茶】**●ユキノシタ科の落葉低木。六月ごろ、小さな花が集まってつく。●甘茶・甘茶づるなどの葉をむしてもみ、かわかして作った茶。せんじて飲む。●甘茶をせんじたものは四月八日の灌仏会{かんぶつえ}に釈迦{しゃか}の像に注ぐ。 **あまちゃ‐づる【甘茶蔓】**ウリ科のつる性多年草。葉に甘みがある。 **アマチュア**そのことを職業とせず、趣味や余技としてする人。しろうと。アマ。「―のカメラマン」[プロフェッショナル]。▽amateur **あまつ【天つ】**《接頭》「天にある」「天の」の意。「―風(=空をふきわたる風)」「一神(=天の神)」[参考]「つ」は上代の助詞で「の」の意。[表記]「天津」と当てることもある。 **あま・つ・こ【阿魔っ子・尼っ子・『女っ子】**[俗]女性をののしって言う語。あまっちょ。 **あまつさえ【『剰え】**《副》《「あまりさへ」の促音便「あまっさえ」の転)〔文]その上に。おまけに。〔多く、悪い状態の場合に使う〕「風雨強く、―雷まで鳴り出した」[類語]加うるに。のみならず。 <44> あ あまった――あみあげ **あまったる・い【甘ったるい】**《形》●いやになるほど甘い感じだ。「―・い味つけ」●[声・態度などが〕ひどくあまえてしまりがないようすだ。「―・い声でねだる」「―・い男」●厳しさが足りなくて、しまりがないようすだ。「―・い考え」 **あまっ‐たれ【甘ったれ】**《名・形動》甘ったれる・こと(人)。[類語]甘えん坊。 **あまったれる【甘ったれる】**《自下一》好意などをあてにして、ひどく甘える。あまたれる。 **あまっ‐ちょろ・い【甘っちょろい】**《形》〔俗]考え方などが、安易なようすである。あまい。あまちょろい。「そんな―・い考え方ではだめだ」 **あま・つぶ【雨粒】**雨のつぶ。雨のしずく。あめつぶ。 **あまで【尼寺】**●尼の住んでいる寺。●女子の修道院。 **あま・ど【雨戸】**〔日本風の建物で〕風雨を防ぐため、ガラス戸の外側や縁側にたてる板戸。 **あま・どい【雨樋】**軒の雨だれをうけて地上に流すもの。とい。 **あま・とう【甘党】**〔酒よりも]甘いものが好きな・こと(人)。[因]辛党。 **あま・なつ【甘夏】**ナツミカンの中で、すっぱさの少ない品種。甘夏みかん。甘夏かん。 **あま・なっとう【甘納豆】**小豆・ソラマメなどを砂糖を加えてにつめ、砂糖をまぶした菓子。 **あまに・ゆ【亜麻仁油】**亜麻仁(=亜麻の種子)からとった油。塗料・医薬品の原料。 **あまねく【『遍く・『普く】**《副》《文語「あまねし」の連用形から)〔文〕広く行きわたるようす。「雨は―大地をうるおす」 **あま・の・いわと【天の岩戸】**日本の神話で、高天が原にあったという岩穴の戸。天の岩戸。 **あまのがわ【天の川・天の河】**夏の晴れた夜、乳白色にあわく光って川のように見える無数の星の集まり。銀河。銀漢{ぎんかん}。[参考]七夕の伝説で有名。 **あまのじゃく【天の邪鬼】**●仁王や毘沙門天{びしゃもんてん}いもが足でふみつけている鬼。●わざと人の意見・忠告に逆らう・こと(人)。つむじまがり。=あまんじゃく。 **あま・の・はら【天の原】**■《名》●〔文〕大空。●日本の神話で、神々の住む所。高天替が原。■《枕》「富士」「空」「ふりさけ見る」などにかかる。 **あま・びえ【雨冷え】**雨が降って冷えること。 **あま・ぼし【甘干し】**●渋をとるために、皮をむいて干した柿。●魚の生干し。 **あまま【雨間】**雨のやんでいる間。あまあい。 **あまみ【甘味】**●甘い味。甘い程度。甘さ。甘味{かんみ}ん。「―が足りない」●〔菓子など]甘い食べ物。[表記]「甘味」の「味」は当て字で、「甘み」と書くことも多い。 **あま・みず【雨水】**降った雨の(たまった)水。天水。雨水{うすい}。「―をためる」 **あま・みそ【甘味噌】**塩けのうすいみそ。[因]辛みそ。 **あま・もよい【雨。催い】**今にも雨の降りそうな空模様。あめもよう。あめもよい。〔やや古風な言い方〕 **あま・もよう【雨模様】**あめもよう。 **あまもり【雨漏り】**屋根や天井の破れ目から雨水が家の中へもること。「―がする」 **あま・やか【甘やか】**甘い感じがするようす。甘美。「―な愛情」「―な声」 **あまやか・す【甘やかす】**《他五》〔子供や部下などに〕気ままな行動をゆるす。わがままにさせる。「親に―・されて育つ」文《四》。 **あま・やどり【雨宿り】**《名・自サ》軒下や木陰などで、一時、雨をさけること。雨やみ。雨よけ。 **あま・や・【雨止み】**●雨がやむこと。雨上がり。「―を待つ」●雨宿り。〔古風な言い方〕 **あま‐よ【雨夜】**雨が降っている夜。 **あまり【余り】**■《名》●余ったもの。残り。「割り算で―が出る」[類語]残余。剰余。余剰。●《形動》程度がひどいようす。あんまり。「―のひどさにおどろく」「―に急ぐものではない」[表記]②はふつうかな書き。[類語])過度。法外。■《副》〈「―に」「―にも」の形も〉ふつうの程度をひどくこしているようす。・・・すぎるほど・・・。あんまり。「これではーに(も)みじめだ」「・・・のー」「・・・したー」などの形で〉感情などがはなはだしく高まった結果。「感激の一抱きつく」●(下に打ち消しの語を伴う)たいして。それほど。あんまり。「―好きじゃない」[表記]目はふつうかな書き。■《接尾》《数を表す語について)「それより少し多い」の意。余{よ}。「一か月―の後」 **―と言えば**《句》いくら何でも、程度というものがあると言うほどに。「―ひどい仕打ち」 **あまり・あ・る【余り有る】**《連語》・・・してもまだ不足がある。それよりもはるかに程度がはげしい。「おしんでも―・る人をなくす」 **あまり・もの【余り物】**あまった物。残り物。 **――に福あり**《句》残った物の中に意外に値うちのあるものがある。残り物に福あり。 **アマリリス**ヒガンバナ科の多年草。初夏、長くのびた茎の先に、赤色・桃色・白色などの花を数個つける。▽amaryllis **あま・る【余る】**《自五》●多すぎて残る。割り切れずに残る。「予算が―・る」「人手が―・る」●「ある数・年月を〕こえている。例)「十指に―・る」●「勢い・能力・分ばなどの〕限度をこえている。句「手に―・る」句「身に―・る」「旬」「目に―・る」文《四》。 **アマルガム**●〔理〕水銀と他の金属との合金。●虫歯の修復材料に使われる水銀・すず・銀などの合金。「[参考]②は現在、日本ではあまり使われていない。▽amalgam **あまん・じる【甘んじる】**《自上一》●〔ある程度のところで〕十分だとして受け入れる。「現状に―・じる」[類語](5)満足。●〔与えられたものに]逆らわないで、我慢する。「低賃金に―・じる」「批判は―・じて受けよう」[類語](5)甘受。=甘んずる。 **あまん・ずる【甘んずる】**《自サ変》→甘んじる。 **あみ【網】**●糸・なわ・ひも・針金などをあらく編んだもの。また、それで作った鳥・魚・虫などを捕らえるもの。「[参考]「一帖で・・・」「一張とり・・・」と数える。●ある人を捕らえるためにはりめぐらしたもの。1回「法のーにかかる」句)「一の目をくぐる」●食材を焼く金網。 **―を張・る**《句》〔犯人などを捕らえるため〕準備をして待ちぶせる。 **あみ【醬、蝦】**エビに似た一センチだ前後の節足動物の総称。食用・飼料用。 **アミ**友達。また、恋人。▽ami(女性形amie) **あみあげ・ぐつ【編み上げ靴】**二列に並んだホックや穴にひもを×形にかけてしめる深い靴。あみあげ。 <45> あ アミーバ―あめあが **アミーバ**アメーバ。▷amoeba **あみ・うち【網打ち】**●網を投げて魚をとる・こと(人)。投網{とあみ}。●相撲で、(網を投げるように)相手の片腕をとって後ろに投げる技。 **あみ・おこし【網起こし】**定置網を引き上げて、網にかかった魚を船に積みこむ作業。 **あみ・がさ【編み「笠】**イグサ・スゲ・わらなどで編んだ、頭にかぶるかさ。 **あみ・がしら【罔頭】**漢字の部首「岡」の称。あみめ。よんがしら。 **あみ・じゃくし【網、杓子】**すくう物の水けを切るため、先の部分が網になっている杓子。 **あみ・シャツ【網シャツ】**網目状に編んだシャツ。夏の肌着に用いる。 **あみだ【阿弥陀】**●すべての人を救うという誓いをたてた、西方の極楽浄土の教主の名。浄土宗・浄土真宗の本尊。阿弥陀仏。阿弥陀如来。参考梵語amitāb-ha, amitāyusの音訳で、「無量光明」「無量寿」と訳す。●「あみだくじ」の略。「あみだかぶり」の略。「帽子を―にかぶる」 **―かぶり【一『被り】**〔阿弥陀仏の光背のように〕帽子・かさなどを後ろにかたむけてかぶること。あみだ。 **―くじ【―「籤】**一端に異なる金額を書き、何本かの縦・横線を組み合わせたくじ。あみだ。 **あみ・だ・す【編み出す】**《他五》●編みはじめる。●編んで、形などを表す。「花もようを―・す」●「新しい方法・策略などを〕考えだす。「新方式を―・す」 **あみだな【網棚】**電車などで、座席上に手荷物を置くために網などをはったたな。 **あみ・ど【網戸】**〔カやハエを防ぐため〕網をはった戸。 **あみ・ど【編み戸】**竹・木などを編んで作った戸。 **アミノーさん【アミノ酸】**(amino acid)〔理〕たんぱく質をつくっている化合物。無色の結晶で、水にとける。[参考]人間に不可欠なものを「必須で「アミノ酸」という。 **あみ・の・め【網の目】**「網目①」に同じ。 **―を潜る**《句》法律や捜査にひっかからないようにしながら、悪事をはたらく。 **あみ・ばり【編み針】**編み物に使う、竹や金属で作った太く長い針。編み棒。 **あみ・はん【網版】**印刷用凸版{とっぱん}の一つ。写真・絵画などの濃淡を網の目のような細かい点の集まりの粗密によって表した版。網目版。網目。網版。 **あみ・ぼう【編み棒】**「編み針」に同じ。 **あみ‐め【網目】**●網を作っている糸と糸とのすきま。網の目。●「網版{あみはん}」に同じ。 **あみ‐め【編み目】**編んだものの、糸・毛糸などで囲まれたすきま。また、編み物を編むときの単位になる、糸と糸とをからみ合わせて作った目。「――が粗い」 **あみ・もと【網元】**船や網をもち、多くの漁師を使って漁業をいとなむ職業(の人)。網主。[因]網子{あみこ}。 **あみ・もの【編み物】**糸や毛糸を編んで衣類・装飾品などを作ること。また、そのようにして作った物。 **あみ・やき【網焼き】**火に直接、金網をかけて焼く・こと(料理)。グリル。「―にする」 **アミューズメント**楽しみ。娯楽。▽amusement **アミラーゼ**「ジアスターゼ」の別称。▽Amylase **あ・む【編む】**《他五》●〔糸・竹・髪など〕細長いものを組み合わせる。「毛糸を―・む」●幾つかの材料を集めて、本や計画表などを作る。「文集を―・む」[類語] (5)編集。編纂{へんさん}。作成。文《四》。 **アムール**愛。恋。恋愛。▽amour **アムネスティー**「アムネスティーインターナショナル(Amnesty International)」の略。民間の国際的な人権擁護団体。政治犯・思想犯の釈放運動などを行っている。略語AI。▽amnesty (=大赦) **あめ【天】**〔古〕天上。天。また、空。[連]「―の下(=この世)」[対]地。 **あめ【雨】**●空気中の水蒸気が冷えて、たくさんの水滴となって空から降ってくるもの。生物に多くの恵みを与える一方、洪水などの害をもたらす。●雨が降る天候。「―のち曇り」●続けざまに落ちてくるもの。「涙の―」「爆弾の―」[須話]と表現・次ページ[使い分け] **―が降ろうが槍が降ろうが**《句》どんな困難があっても。必ずやりとげるという決意の表現。「―、明日は必ずうかがいます」 **―降って地固まる**《句》もめごとがあった後は、前より物事がかえってよい状態におちつくたとえ。 > 類語と表現「雨」 *日本は雨が多いため、日本語には〈雨〉を表す語彙にが豊かだ。季節(春雨・菜種づゆ・夕立・時雨)や降り方(小雨・霧雨・糠雨勢・長雨)により、また強さや量(大雨・豪雨・小降り)により、さまざまな〈雨〉を細密に表現することができる。日常語・文章語の区別を問わず詩的な気分をかもす語(通り雨・霖雨)も多く、古くから詩歌などの好素材となってきた。 ・[・・・あめ]朝雨・大雨・小糠雨・五月雨給・篠突く雨・天気雨・通り雨・長雨・涙雨・にわか雨・日照り雨・恵みの雨・遺ゃらずの雨/[・・・さめ]春雨・秋雨・霧雨・小雨・氷雨・村雨 [・・・う]煙雨・甘雨・豪雨・細雨・慈雨・驟雨・春雨・小雨・大雨・多雨・梅雨・風雨・猛雨・雷雨・霧雨2・冷雨・暴風雨 ◇[・・・降り]雨降り・吹き降り/小降り・大降り・本降り・土砂降り ◇[その他]梅雨(空{から}つゆ・菜種づゆ・戻りづゆ)・時雨。(初しぐれ・村しぐれ・横しぐれ)・夕立・お湿り・狐の嫁入り・秋霖・卯の花くたし・五月雨陰・スコール [副詞的表現]沛然{はいぜん}と・潸々{さんさん}と・蕭々{しょうしょう}と・車軸を流すように・天の底が抜けたように・バケツをひっくり返したように [オノマトペ]ばらばら・ぽつぽつぽつりぽつり・ざあざあ・ざあっと・しとしと・じめじめ **あめ【飴】**●いも・米などの澱粉{でんぷん}を糖分にかえて作った甘い粘りのある食品。●砂糖でつくられた、キャンデーなどの菓子。 **――と鞭**《句》甘い生活条件と厳しい弾圧を併用する政治技術。[参考]プロイセンの首相ビスマルクの政策から。 **―をしゃぶらせる**《句》うまいことを言ったり、わざと負けたりして、相手を喜ばせておく。飴をなめさせる。飴を食わす。 **あめ・あがり【雨上がり】**雨がやんだあと。あまあがり。 <46> あ あめあし――あやうく **あめ・あし【雨脚・雨足】**あまあし。 **あめ・あられ【雨、霧】**弾丸や矢などが、激しく続けざまに飛んでくるたとえ。1回「弾丸がーと降り注ぐ」 **あめ・いろ【『飴色】**〔水あめのような]透明な黄褐色。 **あめ・うし【「飴牛・『黄牛】**あめ色の毛の牛。黄色い牛。[参考]昔は上等な牛とされた。 **アメーバ**池や沼の泥の中にすむ原生動物。たえず体の形を変えながら偽足{ぎそく}を出して運動し、食物をとる。[参考]「アミーバ」とも言うが、学術用語ではアメーバ。▷amoeba **あめ・おとこ【雨男】**催しにその人が参加すれば必ず雨が降るといわれる男性。[参考]女性の場合は「雨女」。ともにからかって言う。「――の異名をとる」 > 使い分け「雨(あめ/あま)」 *「雨」を語頭にもつ語には、「あま・・・」となるものが多い。これは、「あめ」の古い形である「あま」が複合語に残ったものと言われる。現代では、「あめ」は名詞・造語成分として、「あま」は造語成分としてだけ使われるが、前者には現代的で即物的な、後者には古風で優雅な響きがある。雨具の類は必ず「あま・・・」となる。また、語末では一般に「・・・あめ」となるが、「・・・さめ」となる語もある。(類語と表現「雨」を参照) [あめ・・・」雨あられ・雨男・雨女・雨風・雨がち・雨台風・雨露・雨降らし(生物)・雨降り ◇[「あま・・・」とも]雨上がり・雨冠(部首)・雨しずく・雨粒・雨模様 [あま・・・」雨覆い・雨音・雨外套・雨蛙・雨傘・雨がっぱ・雨具・雨靴・雨雲・雨ごい・雨ざらし・雨空・雨垂れ・雨つばめ・雨戸・雨冷え・雨水・雨漏り・雨宿り・雨夜 ◇[「あめ・・・」とも]雨落ち・雨脚・雨支度・雨もよい・雨やみ・雨よけ **あめ‐が‐した【天が下】**〔文〕〔古風な言い方で〕この世。世界。天下。天気の下。「―に並ぶ者なし」 **あめ・かぜ「雨風】**●[生活などに支障を与えるものとしての〕雨と風。[コロ]「―にさらされる」[類語]雨露{あめつゆ}。●風を伴った雨。[類語]風雨。 **あめ・かんむり【雨冠】**漢字の部首「雨」の称。雨{あま}かんむり。 **あめ・ざいく【「飴細工】**●あめで、鳥・けもの・人物などの形をつくること。また、そのつくった物。●みかけだけは立派で、内容のないもの。みかけだおし。 **アメシスト**紫色の水晶。紫水晶。アメジスト。[参考]二月の誕生石。▽amethyst **アメダス**地域気象観測システム。雨量・気温・風(風向・風速)・日照ならびに積雪の深さを自動的に測定し、通信する。AMDAS(Automated Meteorological Data Acquisition System の略) **あめつち【天『地】**〔古〕●天と地。天地{てんち}。●天の神と地の神。 **あめ・つぶ【雨粒】**→あまつぶ。 **あめ・つゆ【雨露】**〔生活などに支障を与えるものとしての〕雨と露。雨露。[1回]「―をしのぐ」[類語]雨風。 **あめ・に【「飴煮】**〔小魚・貝などを〕しょうゆ・水あめなどを用いてにること。「フナのー」 **アメニティー**生活・住空間の快適さ。快適度。▽amenity (=快適さ) **ーグッズ**ホテルなどで、浴室や洗面所に備え付けてあるシャンプーや歯ブラシなどの備品。 **あめ・の・むらくもの・つるぎ【天、叢雲剣】**三種の神器の一つ。日本の神話で、素戔鳴尊{すさのおのみこと}が退治した八岐大蛇{やまたのおろち}のの尾から出たという剣。後に「草薙の剣{くさなぎのつるぎ}」と改称。 **あめふり【雨降り】**雨が降ること。降雨。また、雨天。「―には外出しません」 **あめ・もよい【雨。催い】**あまもよい。 **あめ・もよう【雨模様】**今にも雨が降りそうな様子。あめもよい。あまもよい。あまもよう。[参考]近年俗に、わずかの雨が降ったりやんだりすることにも言う。 **アメリカ・インディアン**ネイティブアメリカンの旧称。 **アメリカ・しろひとり【アメリカ白火取】**ヒトリガ科の蛾{が}。白色で前ばねに黒褐色の斑点{はんてん}がある。幼虫(毛虫)は淡黄色で、樹木の葉を食いあらす。[参考]一九四六年ごろ北アメリカから入ってきた。 **アメリカナイズ**《名・自他サ》米国化すること。米国風になること。▽Americanize **アメリカン**■《造語》「アメリカの」「アメリカ風の」「アメリカ人の」の意を表す。「――ドリーム」■《名》「アメリカンコーヒー」の略。浅く煎{い}った豆を使っていれる、軽いコーヒー。▷American **ーフットボール**アメリカで、サッカーとラグビーとから考案されたフットボール。一チーム一一人からなり、楕円形の球を相手の陣地・ゴールにもちこみ、または、けり入れて勝負を争う。防具を着けて行う。米式蹴球{しゅうきゅう}。アメフ(ッ)ト。アメフト。▽American football **あめんぼ【飴『坊・『水『馬・『水、眼】**アメンボ科の昆虫。体は細長く、黒っぽい。池や小川にすみ、長いあしで水面をはねるようにして動く。あしたか。かわぐも。[参考]の捕らえると水あめに似たにおいを出す。ゆミズスマシを指す地方もあるが、ミズスマシとは別種。 **あ・もく【亜目】**生物分類学上の一単位。日科の上に設けるもの。 **アモルファス**〔理]原子配列が不規則で、結晶にならない状態(の物質)。ガラス状態。非晶質。[参考]この状態の金属(=アモルファス金属)は強度・磁気特性にすぐれる。▽amorphous **あや【綾・『文】**●〔物の表面に自然に現れた」いろいろな形の配置。模様。特に、斜めに交わった線の模様。□□「―をなす」●物事の筋道。入り組んだしくみ。「勝負の―」●たくみな言い回し。ことばの飾り。「ことばの―」[類語]文飾{ぶんしょく}。 **あや【綾】**●あや織り。●美しい模様を織りだした絹織物。あや絹。 **あやう・い【危うい】**《形》〔文]あぶない。[図]あやふ・し≪ク》。 **――きこと累卵の如し**《句》いつくずれるかわからないような、きわめて危険な状態のたとえ。 **あやうく【危うく】**《副》《「あやうい」の連用形から)●かろうじて。やっとのことで。「―助かった」●ある事を今にもしそうになるようす。もう少しで。すんでのところで。「―衝突するところだった」=あぶなく。 <47> あ あやおり――あやめ **あや「おり【「綾織り】**横糸・縦糸をおのおの数本おきに交わらせて、斜めの模様を表す布の織り方。また、綾織物。 **あやかし**●船が遭難したときなどに海上に現れるという怪物。●不思議なこと。怪奇{かいき}。また、怪しいもの。 **あやかり・もの【『肖り者】**他の人があやかりたいと思うほど幸福な人。果報者。 **あやか・る【『肖る】**《自五》幸せな人に・似て(影響されて)幸せになる。「彼女の幸せに―・りたい」[図]《四》。 **あや・す**《他五》赤ん坊の機嫌をとる。「むずかる子を―・す」[参考]「愛す」の音変化。文《四》。 **あやし・い【怪しい・妖しい】**《形》●不思議で不気味である。神秘的である。「―・い光を放つ刀身」●ふつうと変わっていて変である。異様だ。「町は―・く静まり返っている」[表記]①②は多く「妖しい」と書く。●「よくない状態になりそうで〕不安である。当てにならない。「空模様が―・くなる」●本当かどうか疑わしいようすだ。疑問である。「その話は―・い」●嫌疑がかけられる。犯人の疑いがある。「あいつが―・い」●男女間で秘密の関係があるらしい。「二人の仲は―・い」●正体や素性がわからない。「ものかげにひそむ―・い男」[図]あや・し《シク》。 > 使い分け「あやしい」 **怪しい**「うたがわしい。信用できない〕本物かどうか怪しい・怪しい動き・雲行きが怪しい・あの二人は怪しい **妖しい**〔神秘的である。異様である。なまめかしい」妖しい笑みを浮かべる・妖しい魅力 [参考]「怪」は見慣れないものを不思議に思ったり疑ったりする意。また普通でない、なみはずれた意にも用いる。「妖」は女性がしなやかで色気があるようすで、人をまどわす意に用いる。 **あやしげ【怪しげ】**《形動》怪しいようす。特に、いかがわしいようす。「―な目つき」「―な建物」 **あやし・む【怪しむ】**《他五》あやしいと思う。「犯人ではないかと―・む」「二人の仲を―・む」[類語]疑う。[図]《四》。 **あやつり【操り】**●操ること。また、操るしくみ。からくり。●「操り人形」の略。 **―にんぎょう【一人形】**●糸をつけた人形をかげで操ってさせる芝居。また、その人形。操り。●他人の意思・命令のままに行動する人。「大国のーと化する」=傀儡{かいらい} **あやつ・る【操る】**《他五》●人形などをしかけた糸で動かす。●ものを動かして使う。あつかう。「舟を―・る」●ことばや知識を使いこなす。「三か国語を―・る」●かげで人を動かしてあることをさせる。かげで糸を引く。「政界を―・る黒幕」文《四》。 **あやとり【綾取り】**輪にした細いひもを指や手首にかけ、いろいろな形を作りながら互いにやりとりする遊び。糸取り。 **あや・ど・る【綾取る】**《他五》〔たすきなどを〕十文字にむすぶ。「たすきを―・る」●美しくかざる。「文章を―・る」「花壇を―・る春の花々」 **あや・な・す【『彩なす”綾なす】**《他五》〔文〕●美しい色や模様をあらわす。美しい色や模様でいろどる。「美辞麗句で―・す」●うまく取りあつかう。思いのままにあつかう。〔古風な言い方〕「甘言で人を―・す」 **あやに【『奇に】**《副》〔文〕わけもなく。たとえようもなく。「―畏{かしこ}し」「一尊し」 **あやにしき【「綾錦】**(綾と錦の意から)美しい着物や紅葉などを形容する語。「赤や黄色の―」 **あやぶ・む【危ぶむ】**《他五》うまくいくかどうか不安に思う。あぶなく思う。「成功が―・まれる」[類語]()懸念。危惧。《四》。 **あやふや**《形動》不確かで、はっきりしないようす。あてにならないようす。「――な態度」[類語]曖昧。 **あやまた‐ず【過たず】**《連語》《「過つ」の未然形+打ち消しの助動詞「ぬ」の連用形)思ったとおりに。ねらったとおりに。〔副詞的に用いる〕「一的に当てる」 **あやまち【過ち】**●やり損ない。間違い。失敗。誤り。「若げのー」●「悪意がなく偶然に犯した罪。過失。[コロ]「ーを犯す」●男女の間の不道徳な関係。「―を清算する」[注意]「誤ち」は誤り。 **あやま・つ【過つ】**《他五》●やり損なう。失敗する。間違う。「―・たずに命中する」●「悪意はなく偶然に〕罪を犯す。[参考]「過ちを犯す」の文語的な言い方。[図]《四》。→使い分け「あやまる・あやまつ」 **あやまり【誤り】**正しくないこと。間違い。「――を指摘される」「―を正す」[類語]誤謬。 **あやま・る【誤る・謬る】**■《自五》●し損なう。間違う。「針路が―・っている」●道理からはずれる。「―・った戦争で国が亡びる」文《四》。■《他五》●選び方を間違える。たがえる。「人選を―・る」「判断を―・る」●悪いほうにみちびく。失敗させる。ふみはずす。[コロ]「身を―・る」[コロ]「道を―・る」文《四》。 > 使い分け「あやまる・あやまつ」 **誤る**〔やり損なう。間違える。ふみ外す〕操作を誤る・計算を誤る・聞き誤る・身を誤る・筆写に誤りがある **謝る**〔わびる〕判断ミスを謝る・非礼を謝る・平謝りに謝る **過つ**〔失敗する。悪意なく罪を犯す」過つことなく矢を当てる・道を過つ・過って人を殺す・若気の過ち・男女の過ち [参考]「あやまって」の形では、「誤って甲乙入れ違える/過って人を殺す」のように書き分けるが、道をふみ外す意では「誤って/過って」いずれも使われる(誤って/過って悪魔の誘惑に乗る)。 **あやま・る【謝る】**《自他五》●悪かったとわびる。謝罪する。「失敗を―・る」「無礼を―・る」●閉口して降参する。まいる。「彼のあつかましさには―・る」●閉口してことわる。ごめんこうむる。「そんな面倒な仕事は―・る」[参考]②③は古風な言い方。文《四》。→使い分け[類語]と表現「詫びる」 **あやめ【『文目】**〔文〕●模様。色どり。●ものの区別・けじめ。また、物事の筋道。道理。〔多く下に打ち消しの語を伴う〕1回「―も分かぬ真の闇」 **あやめ【『菖蒲】**●「ショウブ」の古称。●アヤメ科の多年草。山野の日当たりのよいかわいた所に自生する。六月ごろ花柄の先端に紫色または白色の花をつける。花弁にあみ目模様がある。はなあやめ。 <48> あ あやめる――あらいだ **あや・める【『殺める・『危める】**《他下一》〔文]危害を加える。殺す。[コロ]「人を―・める」[図]あや・む《下一二》。 **あ・ゆ【「阿諛】**《名・自サ》〔文〕相手の気に入るようなことを・言って(して)機嫌を取ること。へつらうこと。おべっか。「官憲に―する」[四字]「一追従」 **あゆ【鮎・『香『魚・『年『魚】**アユ科の魚。清流にすむ。背は黄緑色で、腹は黄白色。肉に香りがある。食用。鮎。[参考]寿命が一年なので「年魚」、香りがあるので「香魚だ」ともいう。 **あゆ・ついしょう【「阿諛追従】**《名・自サ》相手のご機嫌をとり、気にいられるために媚びへつらい、従うこと。他人におもねること。「彼はお世辞やーを好まない人物だ」 **あゆみ【歩み】**●歩くこと。歩行。「ーがのろい」例「―を運ぶ(=歩く)」●足並み。歩調。「―をそろえる」●物事の進み方。「歴史の―」「母校のーをたどる」 **あゆみ・あい【歩み合い】**対立する主張を一致させるため、互いにゆずりあうこと。折り合い。歩み寄り。 **あゆみ・よ・る【歩み寄る】**《自五》●〔自分のほうから、または、互いに〕歩いて近寄る。●対立した意見が一致するようにゆずる。折れ合う。「―・って合意する」 **あゆ・む【歩む】**《自五》〔文〕●足を使って進む。あるく。〔雅語的な言い方〕「大和路を―・む」「足早に―・む」●経てくる。すごす。「苦難の道を―・む」●物事が進む。「戦争終結に向かって―・む」文《四》。 **あら【新】**《接頭》《名詞について)●「新しい」の意。「―仏」「一所帯」●「まだ使っていない」の意。「―湯」 **あら【粗】**■《接頭》《名詞について)●「大ざっぱで・粗末な(完成していない)」の意。「―塗り」「一造り」●「人手を加えない」「自然のままの」の意。「―木」[表記]①②とも「荒」と書くこともある。■《名》●魚肉のよい部分をとった残りの骨・頭など。●精白した米にまじっている籾{もみ}。●落ち度。欠点。短所。○○「ーが目立つ」[コロ]「ーをさがす」 **あら【荒】**《接頭》●「荒れている」の意。「――野」「治」「勢いが強い」「乱暴な」の意。「――武者」「――法師」 **あら**《感》物事に感動したり、おどろいたりしたときに、主として女性の発する語。「―、だって、面白かったんですもの」[参考]「あらあら」と重ねても言う。 **アラー**アッラー。 **アラート**●警報。警告。特にパソコン上で、異常動作などの際に示される警告のメッセージ。●緊急出動待機。〔戦闘機の〕緊急発進待機。[参考]スクランブル▷alert **アラーム**●警報。警報器。●目覚まし装置。「ークロック(=目覚まし時計)」▽alarm **あらあら【粗粗】**《副》〔文〕おおざっぱに。だいたい。ざっと。「経緯を―述べる」[参考]形容詞「粗い」の語幹を重ねた語。 **あらあらかしこ**《感》〔文〕女性が手紙の終わりに書く挨拶の語。[参考]「おおざっぱで、恐れいります」の意。「かしこ」より丁寧な言い方。 **あらあら・し・い【荒荒しい】**《形》●ことば・行いなどがあらっぽいようすだ。乱暴である。「―・い足音」「―・い声」●程度が激しい。「―・い息づかい」 **あらい【洗い】**●洗うこと。「まだーが足りない」●刺身の一種。新鮮な魚の白身を冷水や氷水でひやして、かたくちぢませた料理。タイ・コイ・スズキなどを用いる。[表記]②は「洗鱠」「洗魚」とも当てる。 **あら・い【粗い】**《形》●編み物・織物・模様などの目が大きいようすだ。また、粒が大きい。1回「むしろの目が―・い」●ざらざらしている。「手ざわりが―・い」●密でなく、まばである。「種のまき方が―・い」●大まかである。整っていない。「細工が―・い」「―・い計画」[因]①~④細かい。[図]あら・し《ク》。 **あら・い【荒い】**《形》●〔気持ち・態度・行動などが〕乱暴である。「言葉遣いが―・い」7回「気性が―・い」●勢いが激しいようすだ。[コロ]「波が―・い」[コロ]「息遣いが―・い」●節度がなく乱暴である。[コロ]「金遣いが―・い」[コロ]「人使いが―・い」[図]あら・し《ク》。■[類話]と表現を一つ音变小。文《四》 > 類語と表現「荒い」 *心・気持ちが荒いと、態度・行動にも表れてくる(ことばが荒くなるし、振る舞いも荒くなる)。態度が荒くなれば「息遣いも荒く」なる。荒いは、激しくまた乱暴なようすを言う。それを見る人にとっては、はらはらするし顔をしかめることもある。節度のないようすも、また「荒い」である(金遣いが荒い・人使いが荒い)。 ▶荒々しい・荒っぽい・荒くれた・手荒い/がさつ・野蛮・粗野・粗暴・乱暴・強暴・凶暴・凶猛・獰猛・暴虐・暴戻・過激/伝法・鉄火 **あらい・あ・げる【洗い上げる】**《他下一》洗い終わる。「全部の皿を―・げる」●すっかり洗う。十分に洗う。「まっ白に―・げる」●すっかり調べ上げる。「容疑者の身元を―・げる」 **アライアンス**●同盟。協力。提携。●縁組み。▽alliance **あらい・がみ【洗い髪】**℃洗いたての髪。また、洗ったままで、きちんと結っていない髪。 **あらいぐま【洗い熊】**アライグマ科の動物。北アメリカなどにすむ。毛は灰褐色。尾に黒いしまがある。食物を洗う動きをする。ラクーン。 **あらい・こ【洗い粉】**●食器などを洗うときに使うこな。●髪を洗うときに使うこな。髪洗い粉。 **あらいざらい【洗い、浚い】**《副》残らず全部。すっかり。「―調べ上げる」「―売り払う」 **あらいざらし【洗い、晒し】**何度も洗って、があせてしまうこと。また、その物。「―のジーンズ」 **あらい・しゅ【洗い朱】**朱色をうすめたような、黄みの強い赤色。 **あらい・ぜき【洗い堰】**鴨川の下流の水位や水量を調節する目的で、川幅いっぱいに水流を横ぎってつくるせき。[参考]水がいつもその上をあふれて流れるような構造になっている。 **あら・いそ【荒磯】**荒い波がうちよせる岩の多い海岸。ありそ。 **あらい・だし【洗い出し】**れんが・人造石などの生地を、塗料などでぬりつぶさずに出しておくこと。●壁・たたきなどの表面がかわかないうちに、水で洗い流して、中の小石を浮きださせたもの。●杉板をこすって洗い、表面に木目を浮きださせたもの。 <49> あ あらいだ――あらそえ **あらい・だ・す【洗い出す】**《他五》●洗い始める。●洗って下地などを出す。●かくれていた事実を調べあげる。「容疑者の行動を―・す」 **あらい・たて【洗い立て】**洗ったばかりである・こと(物)。「―のタオル」 **あらい・た・てる【洗い立てる】**《他下一》十分に洗う。よく洗う。●他人の悪事・秘密・欠点などを、すっかりあばく。あばきたてる。「旧悪を―・てる」 **あらい・なお・す【洗い直す】**《他五》●一度洗ったあともう一度洗う。「皿を―・す」●もう一度調べ、考える。再検討する。「従来の政策を―・す」 **あらい・はり【洗い張り】**着物をといて布地を洗い、のりをつけて板や伸子{しんし}んでしわをのばして干すこと。 **あらい・もの【洗い物】**衣類・食器など、洗わなければならない物。また、それを洗うこと。「―をする」 **あら・う【洗う】**《他五》●水などで汚れを落す。また、すすいできれいにする。「大根の土を―・う」「上着を―・う」「顔を―・う」句「足を―・う(=抜けだす。やめる)」[類語]()洗濯。洗浄。●水・波などが寄せてかかる。[コロ]「岸を―・う波」●かくれているものを調べだす。さらけだす。1日「身元を―・う」[図]《四》。 **あら・うま【荒馬】**性質の荒い馬。駻馬{かんば}ん。 **あら・うみ【荒海】**波の荒い海。 **あら・えびす【荒夷】**〔文〕気の荒い田舎者。昔、都の人が荒っぽい東国の人を軽蔑して言った語。 **あらが・う【『抗う・『争う・諍う】**《自五》〔文〕さからう。抵抗する。「時流に―・う」文《四》。 **あらかじめ【『予め】**《副》あることが起こるより前に。前もって。前から。「――用意する」[類語]かねて。かねがね。 **ア・ラ・カルト**献立表から自由に選んで注文する料理。一品料理。▽à la carte (=献立表によって) **あら・かわ【粗皮・荒皮】**●木・果実などの外側の堅い皮。[対]甘皮。●まだなめしていない動物の皮。 **あらかん【阿羅漢】**小乗仏教で、悟りを開いた修行者に与えられる最高位の称号。また、悟りを開いた聖者。羅漢{らかん}。[参考]梵語arhat の音訳。 **あらき【粗木・荒木】**切りだしたままで、加工していない木材。 **あら‐ぎも【荒肝】**非常におどろかせ恐れさせる。どぎもを抜く。[参考]多く「―を抜く」「ーを拉{ひし}ぐ」の形で用いる。 **あら・ぎょう【荒行】**僧や山伏が山野で行う激しい修行。滝にうたれたり、冬に水を浴びたりする。 **あらくれ【荒くれ】**荒々しい・こと(人)。乱暴な・こと(人)。「一男」「一者」 **あら‐く・れる【荒くれる】**《自下一》荒々しくふるまう。乱暴をはたらく。[多く、「荒くれた」の形で用い、「荒々しく見える」などの意を表す]「―・れた男」 **あら‐けずり【粗削り・荒削り】**■《名・他サ》仕上げをする前にざっと・けずること(けずったもの)。■《形動》様式や方法が大ざっぱで、まだ十分練れていないようす。「―だが、才能が光る」「―なプレー」 **あら‐ごと【荒事】**●歌舞伎で、荒々しい武人や鬼神などを主役にした芝居。また、それを演じるときの荒々しく誇張した扮装{ふんそう}や演技。「―を得意とする」「――師」[対]実事・和事。●荒々しい行為。 **あらごなし【荒ごなし・粗ごなし】**●物を粉末にする前に、あらくくだいておくこと。●本格的に仕事にかかる前に、あらましのことをすませておくこと。 **あら・さがし【粗探し・粗捜し】**《名・自サ》〔下心をもって〕人や作品などの欠点をさがしだすこと。 **あら・かせぎ【荒稼ぎ】**《名・自他サ》〔手段を選ばず〕一時に大金をもうけること。「株でーする」 **あら・かた【粗方】**《副》ほとんど全部。大部分。おおかた。あらまし。「準備は――すんだ」[類語]大略。概略。 **あらがね【粗金・『鉱】**(古くは「あらかね」)●ほり出したままで精錬していない金属。鉱石。●〔古〕鉄。くろがね。 **あらし【嵐】**●激しくふく風。「春の―」[類語]疾風・斜。颶風。暴風。●激しい雨風。暴風雨。●〔多く、激しい気持ち・行動・情勢などのたとえに用いる〕「―のような拍手」「革命の――」「―の時代」 **―の前の静けさ**《句》(嵐がくる前に一時風がおさまることから)変事が起こる前の不気味な静けさ。 **あらじお【粗塩】**結晶のあらい、精製していない塩。あらしお。「サンマにーをふる」 **あら・しごと【荒仕事】**●力のいる激しい仕事。●〔強盗・殺人など〕不法で荒々しい仕事。 **あら・し・める【在らしめる・有らしめる】**《連語》(動詞「ある」の未然形+使役の助動詞「しめる」)存在させる。あるようにする。「私の今日を―・めた恩人」 **あら・す【荒らす】**《他五》●傷つけたり、こわしたり、散らかしたりして、乱れた状態にする。「畑を―・す」「強い日ざしが肌を―・す」[類語] (5)破壊。破損。●他人の領域などをおかす。「なわばりを―・す」「道場を―・す」文《四》。 **あらーず【非ず】**■《連語》〔文〕●・・・ではない。「さに―」●〔前に述べた事柄をうけて〕そうではない。いいえ。〔感動詞的に使う〕「笛の音か。一、妹の泣く声なり」■《名》漢字の部首「非」の称。 **あらすじ【粗筋・荒筋】**、物語・計画などの、だいたいのすじ。プロット。「小説のー」「企画の―」[類語]梗概。概要。概略。あらまし。 **あらずもがな**《連語》《「あらず」+願望の終助詞「もがな」》〔文]ないほうがよい。なくもがな。「―の解説」「―のことをする」」 **あらせいとう【紫羅欄『花】**アブラナ科の一、二年草「ストック」の別称。四~五月ごろ、赤・紫などの花がふさ状につく。 **あらそい【争い】**あらそうこと。[類語]内輪もめ。葛藤。悶着{もんちゃく}。相克。軋轢。口論。 **あらそ・う【争う】**《自他五》●他に勝とうとする。何かを得ようとして競争する。「優勝を―・う」句「先を―・う」句「一刻を―・う(=非常に急ぐ)」●いさかいをする。けんかをする。「兄弟が―・う」●戦う。戦争をする。「隣国と―・う」●否定する。打ち消す。〔多く、「争われない」「争えない」の形で使う〕「年は―・われない」[コロ]「―・えない事実」文《四》。 **あらそえ・ない【争えない】**《連語》《可能動詞「争える」の打ち消しから)〔証拠となるものがはっきり現れていて]打ち消したりかくしたりできない。争われない。「―・ない物的証拠が出る」「血は争えない」 <50> あ あらそわ――あららか [参考]あらそう。 **あらそわれない【争われない】**《連語》《動詞「争う」の未然形+可能の助動詞「れる」の未然形+否定の助動詞「ない」)あらそう。 **あらた【新た】**《形動》新しいようす。特に、今まであったものを改めたり、新しくするようす。「――な門出」「思いをーにする」「エアコンをーにつける」 **あらたか【「灼か】**《形動》神仏の霊験{れいげん}や薬効が、明らかに現れるようす。「効き目はーだ」 **あら・だ・つ【荒立つ】**《自五》●[波・風・気分などが〕荒くなる。「心が―・つ」●物事がもつれていっそう面倒になる。「彼が出席すると事が―・つ」文《四》。 **あら・だ・てる【荒立てる】**《他下一》〔波・風・気分などを〕荒くする。「ことばを―・てる」●こじれた物事をいっそう面倒にする。□□「事を―・てる」 **あら・たま【粗玉・荒玉・新玉璞】**ほり出したままでみがいてない玉。 **あらたま・の【新玉の】**《枕》「年」「月」「日」「春」にかかる。 **あらたま・る【改まる】**《自五》●新しくかわる。ちがったものになる。「条例が―・る」「年が―・る」●よい状態にかわる。「姿勢が―・る」●ことさらにことばや態度などがかわる。堅苦しくなる。「―・った言い方」[表記]①~③は「革まる」とも書く。文《四》。 **あらたま・る【『革まる】**《自五》〔文〕(「革」の訓読語から派生した語)〔長くわずらっていた病気が〕悪くなる。急変する。〔多く、死ぬまぎわの状態に言う〕「病状が―・る」文《四》。 **あらためて【改めて】**《副》●別の(正式の)時に。「明日ーお伺いします」●もう一度新しく。今さらのように。「―喜びをかみしめる」「―言うまでもない」 **あらため・る【改める】**《他下一》●新しいものにかえる。別のものにする。「衣服を―・めて外出する」●よいものにかえる。改善する。「悪習を―・める」[コロ]「心を―・める」●ことさらにことばや態度などをかえる。堅苦しくする。「ことばを―・める」「様子を―・める」[表記]①~③は「革める」とも書く。●まちがいがないか調べる。「乗車券を―・める」「釣り銭を―・める」[表記]④は「検める」とも書く。[図]あらた・む《下二》 **あらみたま【荒『御魂】**〔文]あらく、たけだけしい行いをする神霊。[因]和御魂{にぎみたま}。 **あら・むしゃ【荒武者】**●勇ましく荒々しい武士。●がむしゃらな行動をする人。乱暴者。 **あら・むしろ【粗”筵・粗、蓆】**編み目のあらい(そまつな)むしろ。 **あら‐め【荒『布】**褐藻類コンブ科の海藻。暖かい地方の外海の岩に生える。若い芽は食用。糊{のり}2料・ヨードの原料。 **ア・ラ・モード**最新流行(の型)。▽à la mode **あら・もの【荒物】**〔たわし・ほうきなど〕家庭で日常使われる雑貨類。「一屋(=雑貨商)」[囡]小間物。 **あら・ゆ【新湯】**さらゆ(新湯)。 **あらゆる**《連体》《動詞「有り」の未然形+上代の助動詞「ゆ」の連体形)あるかぎりの。すべての。「一条件を考慮に入れる」「[参考]「ありとあらゆる」は強めた言い方。[表記]「所有」「凡」などと当てた。 **あららか【粗らか】**《形動》粗雑なようす。大ざっぱなようす。 **あら・づくり【粗造り・荒造り】**大ざっぱに作ってある・こと(もの)。また、仕上げがほどこされていない・こと(もの)。「――の庭」 **あら・つぼ・い【荒っぽい・粗っぽい】**《形》●〔気持ちや性質が〕荒々しい。乱暴である。[コロ]「―・い気性」[表記]多く「荒っぽい」と書く。●姿や形がごつごつしている。「山男らしい―・い服装」●仕事などが大まかである。「木のけずり方が―・い」 **あら‐づもり【粗積もり】**おおよその見積もり。概算。 **あら‐て【新手】**●新しく仲間に加わった(まだ不慣れな)人。新人。新顔。「―の活躍に期待する」●〔以前のものの効き目がうすくなったために考え出した〕新しい方法・手段。しんて。「―の詐欺」[対]②古手{ふるて}。 **あら・と【粗、砥・荒砥】**刃物をざっととぐときに使う、質のあらい砥石。[团]中砥・真砥{まど}。 **あらなみ【荒波】**●荒くはげしい波。[類語]怒濤{どとう}。●世の中や人生などの、厳しさ・つらさ。「うき世の―にもまれる」「不況の―に押しまくられる」 **あら・なわ【荒縄】**わらで作った太いなわ。 **あら・に【粗煮】**魚のあらを煮た料理。「タイの―」 **あらぬ**《連体》〔文〕●別の。ちがった。関係のない。「――思いにふける」●意外な。思いがけない。「―疑いをかけられる」 **あら・ぬり【粗塗り・荒塗り】**《名・他サ》〔壁・漆器などを〕ざっとぬってまだ仕上げてない・こと(もの)。下塗り。[团]中塗り・上塗り。 **あら・ねつ【粗熱】**〔料理で〕高温で調理したものを冷ますときの熱。[コロ]「―をとる」 **あら‐の【荒野・曠野】**「荒れ野」に同じ。 **あらばこそ**《連語》〔文〕あるどころではない。ない。「たずねる人もー」 **アラビア・ゴム**アラビアゴムの木の樹皮から分泌する液をかわかしてかためたもの。のり・薬品・インクなどの原料。▽Arabische gom から。 **アラビア・すうじ【アラビア数字】**インド人が作りだし、アラビア人がヨーロッパに伝えた数字。0・1・2・・・など。算用数字。[参考]ローマ数字・漢数字。 **あらびき【粗、碾き・粗挽き】**《名・他サ》穀物・コーヒー豆などを、粉末にならない程度に簡単にひくこと。「コーヒー豆を―(に)する」「―のコショウ」 **あらひとがみ【『現人神】**〔文〕●人の姿をしてこの世に現れた神。もと、天皇のこと。●随時姿を現して霊威を示す神。 **アラブ**●アラビア人。●アラビア馬。▽Arab **あらぶる【荒ぶる】**《連体》《文語動詞「荒ぶ」の連体形から)〔文]荒々しい。「―魂」 **アラベスク**●アラビア風の唐草模様・幾何学模様など。アラビア模様。●アラビア風の(装飾的ではなやかな)音楽。▽arabesque **あら・ほうし【荒法師】**●荒々しく乱暴な僧。●荒行をする僧。[同]②荒聖{あらひじり}。 **あら・ぼとけ【新仏】**死後、初めての盂蘭盆{うらぼん}に祭られる死者の霊。新精霊{あらしょうらい}%。新仏{にいぼとけ}・ば。 **あら・ぼん【新盆】**にいぼん。 **あら・まき【荒巻・新巻】**●竹の皮・わらなどで巻き包んだ魚。つと。すまき。●あまり塩けが強くない塩ざけ。あらまきざけ。[もと]荒縄で巻いたことから。 **あらまし**■《名》概略。あらすじ。「計画の―を述べる」■《副》〔全部ではないが〕おおよそ。ほとんど。大体。「工事は―終わった」 <51> なようす。「―な仕上げ」 **あららか【荒らか】** 《形動》〔人の言動・性格、ものの動きなどが〕荒々しいようす。「ことばも―に席を立つ」 **あららぎ【「蘭】** ●「ノビル」の古称。●「イチイ」の別称。 **あらら・げる【荒らげる】** 《他下一》乱暴にする。あらくする。コロ「声を―・げる」コロ「態度を―・げる」注意「あらげる」は誤用。また、送りがなは「荒ららげる」としない。図あらら・ぐ《下二》 **あら・りえき【粗利益】** 販売経費などを除き、売上額から原価を引いて出した、大ざっぱな利益。 **あら・りょうじ【荒療治】** 《名・他サ》●〔患者の苦痛を考慮せず〕思いきった手荒な治療をすること。●思いきった処置をして改革すること。「組織改革の―に乗り出す」 **あられ【震】** ●空中の水蒸気が氷結して降ってくるもの。雹{ひょう}よりも小さく、冬の初めに多く降る。●料理で、材料を賽{さい}の目に・切ること(切ったもの)。●餅を賽の目に切り、いって味をつけた菓子。あられもち。 **あられも・な・い【有られも無い】** 《形》●ふつうにはあるはずがない。とんでもない。「―・いうわさ」●似つかわしくない。〔特に女性が女性として適当でない意に使うことが多い〕「―・い姿で現れる」表記かなで書くことが多い。 **あらわ【『露・『顕】** 《形動》●おおうものがなく、むきだしであるようす。コロ「肌を―にする」コロ「対立が―になる」●ひかえめなところがなく、露骨なようす。無遠慮なようす。コロ「不快感を―にする」●はっきりしているようす。公になるようす。コロ「秘密が―になる」 **あら・わざ【荒技】** ●武術やスポーツで、強く激しい技。思いきった技。「大外刈りの―」●強引な処置。「重役全員を入れ替える―」 **『あら・わざ【荒業】** あら仕事。力仕事。 **あらわ・す【現(わ)す・表(わ)す】** 《他五》●姿や形を、見えるように外に出す。「雲間から月が姿を―・す」「事件が全容を―・す」表記ふつう「現す」と書く。●感情・ようすなどを、自然に表に出す。示す。呈する。「怒りを顔に―・す」●考え・意志などを発表する。表現する。「承諾の気持ちを―・す」「思いを絵に託して―・す」●〔あるものが〕記号としてその内容を示す。表示する。「青色は安全を―・す」「その語の―・す意味」表記②~④は「表す」と書く。●よいことなどを広く知らせる。顕彰する。「善行を世に―・す」表記⑤は「顕す」と書く。文《四》。 [使い分け「あらわす・あらわれる」] **表す** 〔心の中のものを外に出す。象徴する〕口に表す・喜びを表す・危険を表す赤信号・名は体を表す・言い表す **現す** (『露・『見)〔かくれていたものが姿を出す〕太陽が姿を現す・正体を現す・頭角を現(見)す・効果を現す・馬脚を現(露)す **著す** 〔著作する〕自叙伝を著す・論文を著す **あらわす** (『顕)〔世間に出す。顕彰する〕善行を世にあらわす・名をあらわす **表れる** 〔心の中のものが外に出る〕感情が表れる・誠意が表れる・顔付きに表れる・結果に表れる **現れる** (『顕)〔かくれていたものが姿を見せる〕月が現れる・不正が現(顕)れる・夜な夜な幽霊が現れる [参考] 「あらわす(顕)」は「名を著す・世に著す」と「著」を用いることもある。 **あらわ・す【著(わ)す】** 《他五》書物を書いて出版する。著作する。「本を―・す」文《四》。→使い分け **あらわれ【表(わ)れ・現(わ)れ】** あらわれること。また、あらわれたもの。「好意の―」 **あらわ・れる【現(わ)れる・表(わ)れる】** 《自下一》●姿や形が、見えるように出てくる。見えるようになる。出現する。「練習の効果が―・れる」類語(5)登場。表記ふつう「現れる」と書く。●感情・ようすなどが、自然に表に出る。「喜びが―・れる」表記多く「表れる」と書く。●〔かくされていたもの、わからなかった事柄などが〕広くわかる。発覚する。ばれる。「真価が―・れる」類語(5)露呈。露顕。表記多く「現れる」「顕れる」と書く。図あらは・る《下二》。→へ使い分け「あらわす・あらわれる」 **あらん・かぎり【有らん限り】** 《連語》あるだけすべて。ありったけ。〔副詞的にも使う〕「―(の)力を出す」 **あり【、蟻】** アリ科の昆虫の総称。土の中やくさった木に巣を作り、女王アリを中心に、雄アリと多くの働きアリが集団生活をする。ふつう地上で見かけるのは働きアリ。参考勤勉な人のたとえに使う。「―のように働く」 ★―の穴から堤も崩れる《句》わずかなことでも、ゆだんすると大事をひきおこすことのたとえ。千丈{せんじょう}の堤{つつみ}も蟻{あり}の穴{あな}より崩れる。〈韓非子・喩老〉 ――の這い出る隙も無・い《句》にげだすための少しのすきまもないほど警戒が厳しいようすのたとえ。注意「蟻のはいるすき間もない」は誤り。 **あ・り【在り・有り】** 〈動詞「ある」の連用形〉あること。「何でも―」句「山―谷―」 **アリア** オペラ・オラトリオなどの中の叙情的な独唱歌曲。詠唱。レチタティーボ。●旋律の美しい叙情的な小歌曲・器楽曲。▽aria **あり・あけ【有り明け】** ●陰暦一六日以後、月が見えているまま夜があけること。また、その月。また、そのころ。●夜明け。あけぼの。「―の光」 **アリアドネ** ギリシャ神話で、ミノス王の娘。迷宮に閉じこめられたアテナイの王子テセウスに恋し、糸を与えて脱出の道を教えた。参考難問を解く道標となるものを「アリアドネの糸」という。▽Ariadne **あり・あま・る【有り余る】** 《自五》必要以上にある。豊富にある。「―・る才能の持ち主」 **あり・あり** 《副》(「―と」の形も)●〔夢や思い出などが〕現在起こっていることのようにはっきり心にうかぶようす。「思い出が―とよみがえる」類語彷彿。●ある状態がはっきりと現れるようす。「悲しみの影が―と現れる」類語②まざまざ。まのあたり。歴然。→類義語の使い分け [類義語の使い分け「ありあり・まざまざ」] **[ありあり・まざまざ]** アルバムを開くと、三年前のあの出来事がありあり(まざまざ)と目にうかぶ **[ありあり]** 彼の魂胆がありありと見てとれる **[まざまざ]** 力の違いをまざまざと思い知らされる <52> **あり・あわせ【有り合わせ】** 都合よくその場にある・こと(物)。「―の菓子をすすめる」 **アリーナ** 観客席が演技場または競技場の周囲にある室内競技場。▽arena **ありう・べからざる【有り得べからざる】** 《連語》〔文〕あるはずのない。あってはならない。起こる可能性のない。〔連体詞的に使う〕「――事件だ」対ありうべき。 **ありうべき【有り得べき】** 《連語》〔文〕あってもよい。ありそうな。起こる可能性のある。〔連体詞的に使う〕「―事実」対ありうべからざる。 **あり・うる【有り得る】** 《自下二》起こる可能性がある。考えられる。「―・うる話だ」参考うる(得る) **あり・か【在り『処】** ●物・建物のある場所。「宝物の―」●人のいる場所。「敵の―をつきとめる」 **あり・かた【在り方】** ある物・人の実際にある姿。また、当然そうあるべき姿。「政治の―が問われる」 **ありがた・い【有り難い】** 《形》●《「めったにない」意から》めったにないことで貴重だ。尊重しなければならない。「―・い奇特な行為」●このうえなく尊い。恐れ多くもったいない。「―・い神様」「―・い教え」●その人(の行為)から受けた好意に対して、うれしいと思う気持ちだ。また、自分にとって利益であってうれしい。感謝したい気持ちである。「人から親切にされて―・く思う」「天気のよかったのが―・かった」類語かたじけない。 **ありがた・なみだ【有り難涙】** ありがたさのあまり流す涙。類語うれし涙。 **ありがた‐み【有り難み】** ありがたいと思う感じ。ありがたさ。「親の―がわかる」 **ありがた‐めいわく【有り難迷惑】** 《名・形動》人の好意・親切をありがたく思いながら、迷惑に感じること。「―な手伝い」 **ありがち【有り勝ち】** 《形動》世の中によくあるようす。とかくあるようす。「――な誤解」 **ありがとう【有り難う】** 《感》《「ありがたい」の連用形「ありがたく」が「ございます」に続くときの音便形》感謝の気持ちを表す語。「御協力ーございます」 **あり・がね【有り金】** 現在、手もとにある現金。「―をはたいて買う」 **ありきたり【在り来たり】** 《形動》〔特に変わったところがなく〕ありふれているようす。「―のストーリー」類語月並み。陳腐。→類義語の使い分け「月並み・ありきたり」 **あり‐くい【『蟻食】** アリクイ科の動物。中南米にすむ。歯がなく、長い舌でアリを捕らえて食べる。 **あり・げ【有りげ】** 《形動》〈多く名詞を受けて〉…がありそうなようす。「自信―な態度」注意「有り気」は誤り。 **ありさま【有様】** 物事のようす。「世の中の―」「目をおおわんばかりの―」表記かなで書くことも多い。 **あり‐し【在りし】** 《連体》〈文語動詞「あり」+助動詞「き」の連体形〉〔文〕もとあった。以前の。この世に生きていた。「―日」「―昔」「―世」 **あり・じごく【蟻地獄】** ●ウスバカゲロウの幼虫。体長約一㌢。かわいた土にすりばち状の穴をほってその底にかくれて、アリなどの小動物が落ちこむと捕らえて体液を吸う。●ありじごくの作った、すりばち状の穴。 **ありし・ひ【在りし日】** 《連語》〔文〕●〔ある人が〕生きていたとき。生前。「―のおもかげ」●過ぎ去った日。かつての日。昔日。「―の思い出」 **あり・だか【有り高・在り高】** 現在ある・総量(総数)。現在高。 **ありた‐やき【有田焼】** 佐賀県有田町を中心に作られる磁器。参考伊万里港から出荷されたので「伊万里焼」とも言う。 **あり‐づか【蟻塚】** アリが巣を作るときに地中から運びだした砂が、地表面に積み上げられたもの。また、土や枯れ葉を積み上げて作ったアリの巣。蟻の塔。 **あり・つ・く【有り付く】** 《自五》望んでいたものが手に入る。「仕事に―・く」コロ「食事に―・く」 **ありっ‐たけ【有りっ丈】** 《名・副》あるだけすべて。ある限り。ありたけ。「―の花でかざる」「―の声でさけぶ」表記多く、かな書きにする。 **あり‐てい【有り体・有『態】** 《名・形動》ありのまま。本当のまま。コロ「―に言えば、こうなる」 **ありとあらゆる【有りとあらゆる】** 《連語》「あらゆる」を強めた言い方。すべての。ありとある。〔連体詞的に使う〕「―苦難を乗りこえる」 **あり・なし【有り無し】** あることと、ないこと。あるかないか。うむ。「返答の―にかかわらず…」類語有無。存否。 **あり・の・とう【蟻の塔】** 「ありづか」に同じ。 **あり・の・とわたり【『蟻の門渡り】** ●ありが列をつくって行くこと。●〔俗〕陰部と肛門の間。会陰{えいん}。●両側が谷になっている細い山道。参考長野県戸隠山のものが有名。 **ありのまま【有りの、儘】** 《名・形動・副》実際にあったとおり。事実のまま。あるがまま。「――(に)話す」 **あり・の・み【有りの実】** 梨の実。参考「梨」が「無し」と同音であるのをきらって言いかえた忌み詞。 **アリバイ** ある事件(特に犯罪)が起こったときに、その場所にいなかったという証明。また、その証明を立証する事実。現場不在証明。コロ「―がある」コロ「―を崩す」▽alibi **あり・ふ・れる【有り触れる】** 《自下一》どこにでもある。〔多く「ありふれた…」の形で使う〕「世間に―・れた話」 **あり・まき【「蟻巻】** 「アブラムシ」の別称。 **ありや・なしや【有りや無しや】** 《連語》〔文〕それがありやが存在するかどうか。「―の(=わずかばかりの)お金」 **あ・りゅう【亜流】** 一流の人のまねをして独創性のない・こと(人)。追随者。エピゴーネン。「ピカソの―」 **ありゅうさん・ガス【亜硫酸ガス】** 〔理〕無色で、強い刺激のあるにおいをもつ有毒な気体。硫黄を焼くと発生する。硫酸の原料。還元剤・冷却剤・漂白剤に用いる。無水亜硫酸。二酸化硫黄。 **あり‐よう【有り様】** ●物事などのありさまや、あるべき姿。「教育の―を考える」●ありのまま。真相。実情。「―を言えば、生活は苦しい」●あるべきわけ。当然の理由。「うまい口実の―がない」 **あり・ん・す** 《連語》「ある」の丁寧語。あります。参考江戸吉原の花魁{おいらん}が用いた語。 **ある【或る】** 《連体》はっきりしない事物・人・時・所などをさして言う語。また、それをはっきりさせずに言うときに用いる語。「―時」「―所」類語然る。とある。 **あ・る【在る・有る】** ■《自五》●物が見えたりふれたり知られたりする。存在する。「庭に梅の木が―・る」「日本には憲法が―・る」類語存する。(4)実在。 <53> 実存。現存。●地位をしめている。ある状態の中にいる。「大臣の地位に―・る」「病の床に―・る」●(…を)もっている。「彼にはお金が―・る」「子供の―・る人」類語有する。●ある特別のことが起こる。行われる。「地震が―・った」「重大発表が―・る」●(とどまって)いる。「広野に一人―・るようなさびしさ」類語(5)在留。対①~⑤ない。●〈今…に―・る」の形で〉…によって決まる。「会議の成否は参加者の協力いかんに―・る」●〈「…と―・る」の形で〉…ということだ。…と書かれている。「皇太子のお出かけと―・って(=ということで)」「手紙には早退すると―・った」「君の頼みと―・れば(=ということなら)」●時がたつ。連「やや―・って(=しばらくして)」図あ・り《ラ変》。■《補動》●〈「て―・る」の形で〉ある動作や行為の結果が続いていることを表す。〔主として他動詞に続く〕「机の上に本が置いて―・る」●〈「て―・る」の形で〉起こると予想されることに対して準備がなされていることを表す。「ちゃんと予習して―・る」●〈「…にして―・る」の形で〉実現していないが、その実現が決まったことと見なされていることを表す。「今日中に発送することにして―・ります」●(形容詞・形容動詞の連用形につけて)「…の状態を呈する」「…の性質を有する」意を表す。「静かで―・る」「美しく―・るがゆえに…」●(名詞+助動詞「だ」の連用形「で」につけて)ある物事と他の物事が等しい関係にあること、また、ある物事が何らかの類に属することを表す。「首都は東京で―・る」●ある状態・事態を表す。「中は空で―・る」丁寧①~⑤御座います。図あ・り《ラ変》。→使い分け [使い分け「ある」] **有る** 〔所有する〕金が有る・家が有る・妻が有る・才能が有る・有り余る・有り難い・有り金・有り合わせ **在る** 〔存在する。地位を占める〕アジアに在る一国・責任は私に在る・要職に在る・在り方・在りか・在り来たり・在りし日 **ある** 〔抽象的な意味で、また補助動詞で〕教養があ(有)る・重大発表があ(有)る・授業があ(有)る・置いてある・既に運んである・わが輩は猫である [参考]「有る・在る」ともに、動詞の場合は一般にかな書きにする傾向がある。 **あるいは【或いは】** (動詞「有り」の連体形「有る」+上代語の助詞「い」+助詞「は」) ■《接続》または。もしくは。「曇り―雨」●〈「…あるいは…あるいは…」の形で〉同種の事柄を列挙し変化のあるようすを表す。「―快活に―優雅に踊る」■《副》もしかすると。「計画は―中止になるかも知れない」注意歴史的かなづかいを「あるひは」とするのは誤り。 **アルカイック** 《形動》古風な。古拙{こせつ}な。古代の。▷archaïque **―スマイル** 古代ギリシャの人物の彫刻にみられる、口もとに微笑を浮かべたような表情。参考中国六朝時代や日本の飛鳥時代の仏像の表情にもいう。▽archïque と smile からの和製語。 **アルカリ** 〔理〕水にとける塩基性物質の総称。水酸化ナトリウム・消石灰など。参考アルカリの水溶液は赤色のリトマス試験紙を青く変える。対酸。▽alkali **-きんぞく【一金属】** 〔理〕リチウム・ナトリウム・カリウム・セシウムなどの金属元素の総称。白色で柔らかい金属。いろいろな元素と化合する。常温で水を分解して水素を生じさせる。 **―けつ・しょう【一血症】** 「アルカロージス」に同じ。 **―せい【一性】** アルカリのもつ性質。赤いリトマス試験紙を青く変え、酸を中和して塩を生じる。対酸性。 **―せいしょくひん【一性食品】** 体内でアルカリ性になるような物質を多くふくむ食品。野菜・果物・牛乳など。対酸性食品。 **アルカロイド** 〔理〕植物中にふくまれる、窒素をふくんだアルカリ性の有機物。モルヒネ・ニコチン・コカイン・カフェインなど。毒性が強い。医薬用。▽alkaloid **アルカロージス** 体内の酸とアルカリとのつりあいがやぶれ、血液がアルカリ性にかたむくこと。また、そのときに起こる、けいれん・硬直などの症状。アルカリ中毒症。アルカリ血症。対アシドージス。▽alkalosis **あるか・なきか【有るか無きか】** 《連語》あるのかないのか(わからない)。また、いるのかいないのか(はっきりしない)。あるかなし。「机の上に―のきずがある」 **あるか・なし【有るか無し】** 《連語》あるかなきか。 **あるがまま【有るが、儘】** 《名・副・形動》今の状態のまま。そのまま。ありのまま。 **アルキメデス・の・げんり【アルキメデスの原理】** 〔理〕液体や気体の中で静止している物体は、それが排除した液体や気体の重さに等しい浮力を受けるという法則。参考紀元前二二〇年ごろ、ギリシャの数学者アルキメデスが発見したといわれる。 **アルギン・さん【アルギン酸】** (alginic acid) 〔理〕褐藻類の中に多くふくまれる、ねばりけの多い物質。接着剤・乳化剤・フィルムなどに用いる。 **ある・く【歩く】** 《自五》〔自分自身の〕足をかわるがわる動かして進む。あゆむ。「一歩一歩―・く」「山道を―・く」●経てくる。すごす。「二〇年間、教師の道を―・いてきた」●訪れる。めぐる。また、あちこちで…する。「車で京都の主な寺を―・いてきた」「食べ―・く」●〔野球で、四死球などによって〕バッターが一塁に進む。「四球で―・く」図《四》。→次ページ類語と表現 **アルコール** ●〔理〕炭化水素の水素原子の一部を水酸基でおきかえた化合物。エチルアルコール・メチルアルコール・グリセリンなど。特に、エチルアルコール。酒類の主成分。酒精。●[俗]酒。「―が入る」▽英 alcohol **―いそんしょう【―依存症】** 飲酒の量や時間に対する自制が働かなくなって、身体的・精神的に悪影響をおよぼす症状。慢性アルコール中毒。 **―ちゅうどく【―中毒】** ●飲酒などにより多量のアルコールを摂取することで起こる中毒症。「急性―」●(俗)「アルコール依存症」に同じ。アル中。 **あることないこと【有る事無い事】** 《連語》ほんとうの事とうその事。「―を言いふらす」 **アルゴリズム** 問題を解くための一連の演算手段。また、処理順序。▽algorithm **アルゴン** 〔理〕希ガス元素の一つ。無色・無臭の気体。ガス入り電球・ネオンサインなどに用いる。元素記号 Aまたは Ar。▽argon **あるじ【『主・『主『人】** ●一家の主人。また、店の主人。●〔家の〕持ち主。所有者。「別荘の―」 **あるしゅーの【『或る種の】** 《連語》ある種類の一種。 **アルタイ‐しょご【アルタイ諸語】** (Altaic) チュルク語派(トルコ語など)、モンゴル語派、ツングース語派(満州語など)の総称。 <54> [類語と表現「歩く」] 「歩く」は「走る」と異なって、左右の足を交互に地につけて急がずに進むこと。人は二本足で歩きながら、考えたり・見たり・話したりできる。また、目的も無く歩くこともあれば(そぞろ歩く)、目的や意識をもって歩くこともある(ふれて「宣伝して」歩く・飲み歩く・食べ歩く)。徒歩だけでなく乗り物に乗って移動するのも、また歩くである。世界を歩く・美術館を歩くとなると、「訪れる」意になる。人生を歩くとなると、「経てくる」意となる(教師の道を歩く・正直一本で人生六〇年歩いてきた)。 ・歩む・出向く・飛び歩く・伸{の}し歩く・練り歩く・ほっつき歩く・渡り歩く・歩を進める・一歩を進める/食べ歩く・飲み歩く/(名)歩行・散歩・闊歩・巡回・行脚・踏破・縦走・漫遊・夜歩き・独り歩き・使い歩き・拾い歩き [目的も無く歩く] さすらう・さ迷う・そぞろ歩く・ぶらつく・うろつく・行き回る・ほっつく/(類)徘徊・放浪・彷徨・漫歩・遊歩 [歩行のいろいろ] 早足・並足・急ぎ足・抜き足・差し足・忍び足・摺{す}り足・探り足・刻み足・忍び歩き [副詞的表現] 足を棒にして・足を引きずって・小走りに・大股に・大手を振って・颯爽と[歩く] [オノマトペ] えっちらおっちら・しゃなりしゃなり・すたすた・ちょこちょこ・ちょこまか・てくてく・とことこ・のそのそ・ひょこひょこ・ふらふら・ぶらぶら・よちよち・よたよた **アルタイル** わし座の首星。七夕の星の一方。牽牛{けんぎゅう}星。彦星。▽Altair 参考ベガ。 **アルチザン** ●職人。●[アルチスト(=芸術家)に対して〕職人的な芸術家。=アルティザン。▽artisan **アル・ちゅう【アル中】** 「アルコール中毒(者)」の略。 **アルツハイマー・びょう【アルツハイマー病】** 認知症の一種。脳の神経細胞が減少し、脳の萎縮がみられる。参考ドイツの精神医学者アルツハイマー(Alzheimer)の名にちなむ。 **アルテミス** ギリシャ神話中の女神。ゼウスの子で、アポロンと双生児。野獣・狩猟・出産・豊作などを支配する。参考ローマ神話ではダイアナ。▽Artemis **アル・デンテ** パスタ類のゆで具合をさす語。中心にわずかに芯が残っている状態。▽al dente **アルト** ●女声のうち、一番低い音域(を歌う声)。また、その歌手。中音。コントラルト。●同属の楽器の中で中音域を持つもの。「―サックス」▽alto (=高い)。 **あるとき・ばらい【有る時払い】** 期限を決めずに、金銭のあるときに支払うこと。 **―――の催促無し** 《句》期限を決めずに金のあるときに払えばよく、催促はいっさいしないこと。借金の返済条件をいうことば。 **ある・なし【有る無し】** ありなし。 **アルバイター** 〔学生などで〕内職で勤めている人。▽Arbeiter (=労働者。研究者) **アルバイト** 《名・自サ》内職。特に、学生の内職。また、内職をする人。アルバイター。参考略して、「バイト」。▽Arbeit (=労働) **アルパカ** ●ラクダ科の動物。南米の高原で放牧される。首が長く、毛の色は白や黒など。●アルパカの毛から作った毛糸や織物。▽alpaca **アルバム** ●写真・切手・絵葉書などをはる帳面。特に、写真をはる帳面。写真帳。●記念のために写真などを編集・印刷したもの。「卒業記念―」●〔数曲を収めた〕レコードやCD。▷album **アルピニスト** (アルプスの)登山家。▽Alpinist **アルファ【Α・α】** (ギリシャ語アルファベットの第一字を表す名称。英語のA・aに当たる)●物事の最初。●〈多く「プラス―」の形で〉ある数量に付け加えられる、わずかの量(特に金額)を表す語。「基本給プラス―」●「β」「γ」などと対立させて、それぞれを区別するのに用いる語。〔接頭語的に用いる〕「―星」▽alpha **-せい【α星】** 各星座の中で最も明るい星。 **―せん【α線】** 放射線の一種。電子の二倍の電気量をもつ粒子の流れ。 **―からオメガまで** 《句》最初から最後まで。すべて。 **アルファベット** ●[ABC…のように〕ギリシャ文字・ローマ字などを一定の順序で並べたもの。参考ギリシャ文字の最初の「アルファ」と二字目の「ベータ」から。●物事の初歩。「ダンスの―」▽alphabet **アルプス** ヨーロッパ中南部にある大山脈。アルプス山脈。Alps●「日本アルプス」の略。 **あるへい・とう【有平糖】** 砂糖をにつめてあめのようにし、棒状にかためた菓子。あるへい。参考「有平」は当て字。▽葡 alfeloa(=砂糖菓子)から。 **あるべき【有るべき】** 《連語》当然存在するはずの。また、当然そうであるはずの。〔連体詞的に用いる〕「―物がない」「自分の―姿」 **アルペン** ●アルプス。参考ィ Alpe の複数形から。●「アルペン種目」の略。スキーの競技種目で、滑降・回転・大回転・スーパー大回転の総称。参考アルプス地帯で発達した。→ノルディック種目。▽ィAlpen **―シュトック** 柄にあたるほうに、T形の金具をつけた、登山用のつえ。▽ィAlpenstock **アルマイト** アルミニウムの表面を酸化アルミニウムの膜でおおったもの。腐食しにくくかたい。参考もと、商標名。▷alumite **あるまじき【有るまじき】** 《連語》〔文〕存在しないだろう。また、そうあるべきではない。そうあってはならない。〔連体詞的に用いる〕「人間として―行い」 **アルマジロ** アルマジロ科の動物。中南米の森林・平野にすむ。背中はかたいうろこのような甲羅で包まれ、敵にあうと身を丸めて防ぐ。よろいねずみ。▽西 armadillo (=武装したもの)から。 **アルミ** 「アルミニウム」の略。「―サッシ」「―ホイル」 **アルミナ** 〔理〕ボーキサイトなどから作る白色の粉末。アルミニウムの中間原料で、耐火建材用。礬土{ばんど}。酸化アルミニウム。▽alumina **アルミニウム** 〔理〕銀白色の軽くやわらかい金属元素。電気・熱の良導体。酸化しにくく、展性・延性に富む。電気器具・車両・航空機などの主要材料。アルミ。アルミニューム。元素記号Al。▷aluminium **アルルカン** 道化役。道化者。類語アルレッキーノ。ハーレクイン。▽arlequin <55> **あれ―――あわさる** **あれ【荒れ】** ●あれること。「家のーが激しい」「きのうの会議は大ーだった」●風・雨・波などが激しくなること。「山は―模様になるだろう」[参考]①②は多く他の語につけて使う。●皮膚がかさかさになること。「肌の―を防ぐ」「手―」 **あれ【『彼】** 《代名》●《遠称の指示代名詞)●話し手が、自分からも相手からも距離的に遠くはなれた所にある物を指し示す語。「―を取ってくれ」●話し手が、自分からも相手からも心理的・時間的に遠ざかっている事柄や物を指し示す語。また、相手が知っているが、今、頭の中にない事柄や物を思い起こさせるときに使う語。あの・こと(もの)。「――は失敗作だった」「――をかたづけてくれた?」●話し手が相手とある話題を取り上げている時よりも、ずっと以前のある時を指し示す語。その時。「―きり音信不通だ」「――以来かけ事はやめた」●あそこ。あの場所。「――に見えますのは東京タワーです」(遠称の人称代名詞的に用いて)話し手が、第三者である人を同等以下の扱いで指し示す語。「―もそんなに悪い人間じゃない」 **あれ** 《感》おどろいたりあやしんだりする時に発する語。あれえ。あら。[参考]代名詞「彼」と同語源。 **あ・れい【亜鈴・啞鈴】** (dumbbell)棒の両端に金属球がついた運動用具。持って上げ下ろしし、筋力を強くする。一対で一組み。ダンベル。 **あれ・くる・う【荒れ狂う】** 《自五》●狂ったように暴れる。「―・う暴徒の群れ」●波・風などがひどく激しくなる。[コロ]「―・う波」 **アレグレット** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「やや速く」の意。モデラートより速くアレグロよりおそい。▽allegretto **アレグロ** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「快速に」の意。▽allegro **アレゴリー** 寓意。諷喻。また、それによるたとえ話。▷allegory **あれこれ【『彼『是】** ■《代名》いろいろな事・物・人を指し示す語。■《副》 《「―と」の形も)いろいろ。さまざま。あれやこれや。「――(と)思いをめぐらす」 **あれしき【『彼式】** 〔俗〕(たった)あれほど。(たった)あれぐらい。「―のことにへこたれるものか」表記ふつう、かな書きにする。 **あれ・しょう【荒れ性】** 皮膚に脂肪が少なくて、あれやすい体質。[対]脂性{あぶらしょう} **あれ‐ち【荒れ地】** ●耕さずに荒れたままになっている土地。●〔岩石などが多く〕作物の作れない土地。 **あれ‐の【荒れ野・曠野】** 荒れた野原。荒野{こうや}。 **あれ・はだ【荒れ肌・荒れ『膚】** 脂肪が少なくて、かさかさしている肌。[対]脂性肌{あぶらしょうはだ} **あれもよう【荒れ模様】** ●今にも暴風雨になりそうなようす。●機嫌や物事のようすが・悪い(悪くなりそうな)ようす。「今日の彼女はだいぶーだ」 **あれやこれや【『彼や『是や】** 《連語》「あれこれ」に同じ。 **あれよあれよ** 《感》物事の意外ななりゆきに対する驚きを表す語。〔多く、はらはらしながら見守っているときに使う」「―という間{ま}にゴールインした」 **あ・れる【荒れる】** 《自下一》●〔ある物事の状態や人の態度・行動などが〕おだやかでなくなる。荒々しくなる。[コロ]「海が―・れる」[コロ]「気持ちが―・れる」●手入れをしない状態になる。荒廃する。「庭は―・れるにまかせてある」●〔皮膚に〕脂肪分が少なくなる。かさかさになる。[コロ]「手が―・れる」[古]あ・る《下二》。 **アレルギー** ●種々の物質や刺激に対して起こる、体の過敏な反応。じんましん・ペニシリンショックなど。「―性の体質」●ある人・物事に対する精神的な拒絶反応。「漢字―」「英語―」▽Allergie **アレルゲン** アレルギーの原因となる抗原。花粉・動物の毛・食品の成分など多種ある。▽Allergen **アレンジ** 《名・他サ》〔物事をうまく並べかえて〕ととのえること。また、手はずを取り決めること。「日程を―する」●編曲すること。また、改作したり脚色したりすること。アレンジメント。▽arrange **あろうことか【有ろう事か】** 《連語》あってよいことか(いや、あってはならないことだ)。「―、こんな失敗をするとは」[参考]「あろう事かあるまい事か」の形でも用いる。 **アロエ** ユリ科アロエ属の多年草の総称。原産地はアフリカ。葉は厚く剣状で、縁にとげがある。観賞用・薬用。葉は健胃薬・緩下剤。ろかい。[参考]俗に「医者いらず」ともいう。▽aloe **アロハ** ■《感》ようこそ。また、さようなら。〔ハワイで、広く挨拶語として使う〕■《名》「アロハシャツ」の略。▽aloha―シャツ はでな模様の開襟の半そでシャツ。すそをズボンの上に出して着る。アロハ。▽aloha shirt **アロマ** 芳香。香気。「―オイル」▽aroma **アロマセラピー** 快い香りを用いて心身をリラックスさせ、神経や肌の疲労回復を図る療法。芳香療法。アロマテラピー。▽aromatherapy **あわ【『安房】** 旧国名の一つ。今の千葉県の南部。房州。安房{あんしゅう}。 **あわ【泡沫】** ●液体が気体をふくんで、まるくふくれた玉。あぶく。[参考]はかないもの、実体のないもののたとえに用いる。●「よくしゃべったときなど」口の端につく、つばの玉。[句]「口角―を飛ばす」―を食・う《句》ひどくおどろきあわてる。―を吹か・せる《句》人をおどろかせて、あわてさせる。 **あわ【栗】** ●イネ科の一年草。九月ごろ穂を出して花をつけ、黄色の小さな実をつける。五穀の一つで、主食としたほか、あめ・菓子などの材料に使う。おおあわ。黄梁{こうりょう}。●栗の実のように丸くて小さいもの。[句]「肌にーを生じる」 **あわ【阿波】** 旧国名の一つ。今の徳島県。阿州{あしゅう}。 **アワー** 《造語》時間。時間帯。「ラッシュ―」▽hour **あわあわ** 《副・形動》《副詞は「――と」の形も)慌てるようす。「切符が見つからず、―する」 **あわあわ・し・い【淡淡しい】** 《形》〔色や形が〕非常にうすい。「―・い栗色」[古]あはあは・し《シク》。 **あわい【『間】** 〔二つのものの〕あいだ。すきま。〔古風な言い方」「夢と現実の―」「唇の―」 **あわ・い【淡い】** 《形》〔色・味・香りなどが〕うすい感じだ。「―・い水色」[対]濃い。●〔物事に]深くこだわらないようすだ。あっさりしている。[コロ]「―・い恋心」[コロ]「―・い期待をいだく」●〔形・影・光などが〕はっきりしないようすだ。かすかだ。[コロ]「―・い影を落とす」[古]あは・し《ク》。 **あわさ・る【合わさる】** 《自五》自然に合わせた状態になる。合うようになる。一つになる。「和洋が―・る」[古]《四》。 <56> **あわじ【淡路】** 旧国名の一つ。今の兵庫県の一部。淡路島全体。淡州{たんしゅう}。 **あわ・す【会わす・遭わす・『遇わす】** 《他五》会わせる。 **あわ・す【合わす】** 《他五》→合わせる。 **あわ・す【淡す・醂す】** 《他五》〔酒などを使って〕渋柿の渋みをぬく。さわす。刃《四》。 **あわせ【袷】** 〔春・秋、または冬に着る〕裏布をつけた和服。対ひとえ。 **あわせ・かがみ【合わせ鏡】** 自分の後ろ姿を見るために、前に鏡をおき、後ろから別の鏡をかざして前の鏡に映すこと。 **あわせ・ず【合わせ酢】** 酢に塩・酒・砂糖など他の調味料を加えたもの。二杯酢・三杯酢など。 **あわせて【合わせて】** ■《連語》全部いっしょにして。みなで。合計して。「―一万円」■《副》〔文〕つけ加えて。それとともに。「新春のおよろこびを申し上げ、―平素の御無沙汰をおわびいたします」表記■は、ふつう「併せて」と書く。 **あわせ・も・つ【合わせ持つ・併せ持つ】** 《他五》二つ(以上)のすぐれたものを持つ。兼ね備える。「知性と美貌を―・つ」文《四》。 **あわ・せる【会わせる・遭わせる・『遇わせる】** 《他下一》〈「あう」の使役形〉●(人と)会うようにする。面会させる。「両社の社長を―・せる」●〔ある物事を〕経験させる。〔多く、好ましくないことに言う〕「ひどい目に―・せる」表記①は「会わせる」、②は「遭わせる・遇わせる」と書く。=あわす。図あは・す《下二》。→使い分け **あわ・せる【合わせる】** 《他下一》〔二つ以上のものを〕合うようにする。いっしょにする。くっつける。句「手を―・せる」コロ「力を―・せる」表記「隣町を―・せて一市とする」など併合の意では、「併せる」と書くこともある。●つりあうようにする。調和させる。「収入に―・せた暮らし方」「着物に―・せて帯を選ぶ」●一致させる。正しくする。「時計を―・せる」句「帳尻{ちょうじり}を―・せる」句「口裏を―・せる」●薬を調合する。「三つの薬を―・せる」●合奏する。「笛と琴を―・せる」●比べて確かめる。照らし合わす。「問題の答えを友だちと―・せる」●「刀(剣)を―・せる」の形で〉戦う。いくさをする。コロ「太刀を―・せる」●〔力士に〕勝負をさせる。「―・せる行司は…」=合わす。図あは・す《下二》。→使い分け **――せる顔が無い** 《句》面目なくて、その相手に会いにくい。表記「会わせる顔がない」とも書く。 [使い分け「あわせる」] **合わせる** 〔二つ以上のものをあうようにさせたりそろえたりする意で、一般に広く〕手を合わせる・歩調を合わせる・話を合わせる・打ち合わせる・掛け合わせる・読み合わせる・引き合わせる・手合わせ・巡り合わせ **会わせる** 〔面会させる〕喫茶店で二人を会わせる **併せる** 〔いっしょにして一つのものにする。両立させる〕二つの会社を併せる・隣国を併せ統治する・清濁併せのむ・併せ持つ・併せ馬・併せて平安を祈る [参考] 「併」は副詞の形でも用いる。面会させる場合は「会わせる」と書くが、「引きあわせる」では「引き合わせる」と書く。また、「巡り合い・巡り会い」とは書くが、「巡りあわせ」の場合は「巡り合わせ」としか書かない。 **あわただし・い【慌ただしい・遽しい】** 《形》●いそがしく、落ち着かない。せわしい。「―・い日々の暮らし」類語匆卒{そうそつ}。倉皇{そうこう}。●〔重大な事が起こり〕人の動きや社会情勢がよく変わる。「―・い政局」図あわた・し《シク》。 **あわ・だ・つ【泡立つ】** 《自五》泡がたくさんできる。 **あわ・だ・つ【「粟立つ】** 《自五》〔寒さや、おそろしさのために〕毛穴がふくれて、皮膚に栗つぶのような小さなぶつぶつができる。鳥肌だつ。コロ「肌が―・つ」類語身の毛がよだつ。 **あわ・だ・てる【泡立てる】** 《他下一》泡がたくさんできるようにする。泡をたたせる。「卵の白身を―・てる」 **あわ・つぶ【「粟粒】** アワの実。〔非常に小さいもののたとえに多く使われる〕「―ほどの宝石」 **あわて・もの【慌て者】** 落ち着きのない、そそっかしい人。類語粗忽者{そこつもの}。 **あわ・てる【慌てる・『周章てる】** 《自下一》〔物事を早くしようとして、また、予期しない出来事におどろいて〕落ち着きをなくす。うろたえる。また、ひどく急いでする。「事態の急変に―・てる」図あわ・つ《下二》。→類語と表現 [類語と表現「慌てる」] 予期しない事態に直面して、その解決を急ぐときに人は落ち着きを失う。それが「慌てる」である。一般に、予期せぬ事態を「~に」で受けて、それを慌てる原因の表現とする(地震に慌てる)。「財布を忘れ(たことに気づい)て慌てる」のように、原因の表現を「~て」で受けることもある。「慌てて~する」は、半ば副詞化して「急いで」の意にかたむく(慌てて答案を書いた)。 ◆焦る・急ぐ・急せく・動じる・うろたえる・驚き慌てる・慌てふためく・まごつく・浮き足立つ・取り乱す・面食らう・気がはやる・気が転倒[動転]する・泡を食う・常態を失する・挙措[平常心・落ち着き]を失う・落ち着かない・足が地につかない/(名)周章・狼狽・周章狼狽・恐慌/慌ただしい・そそっかしい・性急・せっかち・短兵急/急いで[慌ただしく・大慌てで・大急ぎで・匆卒として・倉皇として]~する [人] 慌て者・粗忽者・おっちょこちょい [オノマトペ] うろうろ・まごまご・あたふた・どぎまぎ・そわそわ・おろおろ **あわび【、鮑鰒】** ミミガイ科の巻き貝の総称。貝殻は皿の形で、内側は光沢がある。ボタンや細工物などに使う。肉は食用。 **――の片思い** 《句》〔アワビは二枚貝のように見えて、殻が片方だけにしかないことから〕自分が恋いしたっているだけで、相手には通じていないこと。片恋。磯の鮑の片思い。 **あわ・もり【泡盛】** 沖縄特産の焼酎。米から作る。透明で、アルコール分が強い。 **あわや** 《副》〔文〕あやうく(…しようとする)。ま <57> **あわ・ゆき【泡雪・・沫雪】** ●泡のように軽く、とけやすい雪。●「あわゆきかん」の略。卵の白身を泡立てて寒天と砂糖にまぜて作った和菓子。 **あわゆき【淡雪】** 春のはじめごろに降る、すぐにとけて消える雪。「日に溶けて―流る〈島崎藤村〉」 **あわよくば** 《副》よい機会に恵まれたら。うまく行けば。「―優勝を狙う」 **あわれ【哀れ】** ■《形動》●かわいそうだ。ふびんだ。「物語の主人公を―に思う」「―な子犬を助ける」●みじめである。情けない。「―な姿を見せられない」「意気地のなさを我ながら―に思う」表記①②は「憐れ」とも書く。■《名》●同情心。あわれみ。コロ「―をさそう身の上」表記「憐れ」とも書く。●心に深くしみる感動。しみじみした趣・風情。「秋の―を感じる」●悲哀。悲しみ。■《感》〔文〕感動したときなどに発する語。ああ。「―秋かぜよ情あらば伝えてよ〈佐藤春夫〉」 **あわれ・つ・ぽ・い【哀れっぽい】** 《形》〔他の人に〕あわれを感じさせるようである。「―・い話しぶり」 **あわれみ【哀れみ・憐れみ】** あわれに思う心。気の毒に思う心。同情。「―を感じる」 **あわれ・む【哀れむ・憐れむ】** 《他五》かわいそうに思う。気の毒だと思う。「自分を―・む」文《四》。 **あん【暗】** 《接頭》〈色を表す語について〉「暗い」「黒ずんだ」の意。「―紫色」「―褐色」 **あん【庵】** ■《名》僧・世捨て人などが住む、そまつな住居。いおり。類語庵室。草庵。■《接尾》〔文〕文人・風流人などの名や住居、また料亭の名などにそえる語。「芭蕉―」「雪後―」 **あん【案】** ●〔ある物事についての〕考え。意見。予想。●あることを行う計画。もくろみ。コロ「―を練る」 **――に相違する** 《句》予想とちがう。案に違う。 **――に違わず** 《句》予想どおりである。 **あん・いつ【安逸・安、佚】** 《名・形動》〈安心し、楽しむ意から〉何もしないで気楽に・している(暮らす)こと。コロ「―をむさぼる」 **あん・い【安易】** 《名・形動》●〔努力しないでも〕たやすくできること。「―な仕事」類語簡易。安直。●〔真剣さがなく〕いいかげんなこと。「―な考え方」 [類義語の使い分け「安直・安易・手軽」] **アン・インストール** ハードウェアに導入したソフトウェアを削除すること。▽uninstall **あん・うつ【暗鬱】** 《形動》暗くうっとうしいようす。「―な青春の日々」類語憂鬱。陰鬱。 **あん・うん【暗雲】** ●今にも雨や雪が降りだしそうに空をおおう黒い雲。●危険・破局などが今にも起こりそうな気配。コロ「二国間に―がただよう」類語暗影。 **あん・えい【暗影・暗翳】** 〈暗い影の意から〉物事や将来に対する不吉な予感・前兆。コロ「前途に―を投げかけた」類語暗雲。 **あん・おん【安穏】** 《名・形動》→あんのん。 **あん・か【安価】** 《名・形動》●値段が安いこと。「―な商品」類語廉価。対高価。●値うちが低いこと。安っぽいこと。「―な感傷にふける」類語低級。 **あん・か【案下】** 〔文〕〈机の下、机のそばの意から〉目上の人に出す手紙のあて名の脇付{わきづけ}に書く尊敬語。類語机下。注意ふつう、男性が使う。 **あん・か【行火】** 木または土で作った小さな箱に炭火をいれて手足を温める道具。ふとんに入れて使う。 **あんが【安、臥】** 《名・自サ》楽な姿勢で横になること。また、寝ること。 **アンカー** ●船の、いかり。●リレー競技の最後の走者・泳者。▽anchor **―パーソン** [アンカー②から転じて〕●他の人が取材した記事やデータをまとめる役(の人)。●放送局で、いろいろなニュースをまとめた原稿をもとに解説をする役(の人)。参考アンカーマン・アンカーウーマンともいう。▽anchorperson **あん【餡】** ●小豆・隠元點豆などをにてつぶし、砂糖(または塩)で味をつけたもの。あんこ。●かたくり粉やくず粉を水でとき味をつけ、煮てどろりとさせたもの。 **あんあんり【暗暗裏】** 「―に」「―の」の形で〉人に知られないうちに。ひそかに。「―に事を進める」 **アンガージュマン** 〔おもに文学者が〕特定の政治思想や社会運動に共鳴し、それを芸術活動にも反映させること。(社会)参加。▽engagement **あん・かけ【餡掛け】** 葛粉や片栗粉などでとろみをつけたあんをかけた料理。くずかけ。「―どうふ」「―そば」 **アンカット** 書物などで小口を切りそろえていない・こと(もの)。▽uncut (=切らない) **あん・かん【安閑】** 《形動》●〔生活環境が〕のんびりとして静かであるようす。「―として暮らす」類語安穏。●危険な状態がまぢかにせまったときなどに、何もせずのんびりしているようす。「―としてばかりもいられない」 **あん・き【安危】** 〔文〕安全であるか危険であるかということ。「国家の―にかかわる問題」類語安否。 **あん・き【暗記譜記】** 《名・他サ》書いたものを見なくても言えるように覚えること。そらんじること。「丸―」「詩を―する」類語暗唱。 **あん・き【安気】** 《形動》〔文〕心配がなく気楽なようす。「老夫婦二人の―な暮らし」類語のんき。 **あん・ぎや【行脚】** 《名・自サ》●僧が修行のために諸国をめぐり歩くこと。遊行。「―僧」●〔徒歩で〕いろいろな地方を旅すること。「大和路―」「全国を講演―する」 **あん・きよ【安居】** 《名・自サ》●心安らかに暮らすこと。●安易に満足すること。「現状に―する」 **あん・きょ【暗、渠】** 〔排水のため〕地下に作った水路。 **あんぐ【暗愚】** 《名・形動》〔文〕道理がわからずおろかな・こと(人)。「―な君主」 **あんぐう【行宮】** 「行在所」に同じ。 **アングラ** ■《名》実験的・前衛的で、反商業主義的な映画・演劇などの芸術。「―劇場」■《造語》「非合法の」「非公然の」「地下の」の意を表す。「―マネー」「―系」「―経済」参考「アンダーグラウンド(under-ground =地下)」の略。 **あんぐり** 《副・自サ》〈副詞は「―と」の形も〉口を大きくあけたようす。コロ「派手な身なりに―口を開ける」 **アングル** ●角度。「カメラ―」●〔あることを考えるときの〕立場。観点。▷angle **あんがい【案外】** 《形動・副》物事の程度が予想していた・以上(以下)であるようす。思いのほか。予想外。「―持ち上げると―(に)軽い」「―な結果に終わる」参考俗に、「―と」とも言う。類語意外。存外。 **アングロ・サクソン** ゲルマン民族の一派。現在のイギリス人の祖。 <58> **あんくん―――あんしん** **あんくん【暗君】** 〔文〕おろかな君主。暗主。[対]明君。 **アンケート** ある目的のために、多くの人の各々に同じ質問をして、その回答を求める調査(方法)。[参考]「アンケート調査」と言うことも多い。▽enquête **あん・けん【案件】** ●調査し相談しなければならない事柄。「重要―」[類語]議案。事案。●訴訟事件。 **あんけんさつ【暗剣殺】** 九星{きゅうせい}の方位のうちで、最も不吉とされる方角。[参考]これを犯すと、主人は使用人に、親は子に殺害されるという迷信がある。 **あんこ** (「あねこ」の音便)〔伊豆大島の方言〕むすめ。 **あんこ【餡こ】** 〔俗]餡{あん}。●ふくらみなどを出すため、物の中につめるもの。 **アンゴラ** アンゴラウサギの毛皮。また、その毛をいれて織った織物。「―のセーター」▽Angora **あんころもち【『餡ころ餅[餅]】** 外側を餡でおおった餅。あんころ。 **あん・ざ【安座・安『坐】** 《名・自サ》●くつろいで座ること。また、あぐらをかいて座ること。●現状に満足しきっていること。「現状に―する」 **あんざい・しょ【行在所】** 昔、天皇がお出かけになるときの仮の住まい。行宮{あんぐう}。行在{あんざい}。 **アンザイレン** 《名・自サ》登山で、岩登りや氷雪の上を通過する際に、不測の事態にそなえて、パーティーの各々が互いにザイルで体を結びあうこと。▽anseilen **あん・さつ【暗殺】** 《名・他サ》ひそかにつけねらって人を殺すこと。〔多く、政界・財界などの要人が対象とされる場合に言う〕「大名が―された」「―者」 **あんざん【安産】** 《名・他サ》苦しまずに子供を産むこと。[対]難産。 **あんざん【暗算】** 《名・他サ》〔紙や計算器などを使わず〕頭の中で計算すること。[類語]目の子算。 **あんざん・がん【安山岩】** 火山岩の一種。規則正しい割れ目があって、かたい。土木・建築用材として使う。中世の称として用いてきた。 **アンサンブル** ●ドレスとジャケット、スカートとコートなどを共布で作った一対の服。●合奏。合唱。●〔おもに室内楽を演奏する〕小楽団。小合唱団。●〔音楽・演劇などで〕全体的統一。調和。「――のとれた舞台」▽ensemble (=共に。一緒に) **あん‐じ【暗示】** ●《名・他サ》別のことを示してそれとなく感づかせること。また、その示されたもの。[類語]啓示。示唆。ヒント。[対]明示。●〔心〕無意識のうちに、ある観念をうえつけるような刺激。[コロ]「自己ー」―てき【一的】《形動》あることを感づかせる情報をそれとなく示すようす。また、そういった情報が含まれているようす。「――に述べる」「――な場面」 **アンジェラス** お告げの祈りの時を知らせるために、朝・正午・晩にならす鐘。お告げの鐘。=アンゼルス。▽Angelus **あんしつ【「庵室】** 僧や尼が住む、質素な住まい。庵室{あんしつ}。庵{いおり}。[類語]庵{あん}。 **アンシャン・レジーム** フランス革命(一七八九年)以前の、絶対主義下の政治・社会体制。また、古い制度。▽ancien régime (=旧制度) **あん・しゅ【「庵主】** 庵室の主人。庵主{あんじゅ}。 **あん・しゅ【暗主】** 〔文〕「暗君」に同じ。[対]明主。 **あん‐じゅう【安住】** 《名・自サ》●安心して住むこと。「―の地を求める」●ある状態に満足して、それ以上を望まないこと。「現状に―する」 **あん・しゅつ【案出】** 《名・他サ》工夫して考え出すこと。「新方式を―する」[類語]発案。創案。 **あんじょ【晏如】** 《形動”》〔文]心がやすらかで落ち着いているようす。[類語]安穏。安閑。 **あん・しょう【暗唱・暗、誦諳、誦】** 《名・他サ》〔詩歌・文章など〕書いたものを見ないでそらで言うこと。そらんじること。「詩の一節を―する」[類語]暗記。 **あん・しょう【暗礁】** 海の中にかくれていて見えない岩。――に乗り上・げる《句》予期しない障害で物事の進行がさまたげられる。「資金難で工事は―・げた」 **あん・しょう【暗証】** 登録した番号や記号を用いて、本人であることを証明・確認すること。また、その番号や記号。―ばんごう【一番号】預金の引き出しや特定の場所の出入りなどにあたり、本人であることを確認する数字。 **あんじょう** 《副》 《「味善{うまよ}しく」の音便「味善{うまよ}う」の転》〔関西方言〕うまく。ぐあいよく。 **あん・しょく【暗色】** 暗い感じを与える色。[対]明色。 **あん・じる【按じる】** 《他上一》●考えをめぐらす。考える。案じる。●調べる。案じる。「地図を―・じる」=按ずる。 **あん・じる【案じる】** 《他上一》●考えをめぐらす。また、工夫して考えだす。考える。[コロ]「一計を―・じる」●心配する。気づかう。[コロ]「身を―・じる」●不明な点を調べる。=案ずる。 **あんしん【安心】** 《名・形動・自サ》気にかかることがなくて心が安らかなこと。また、心が安らぐこと。「ーして任せよう」[対]心配。 **あんしんりつめい【安心立命】** 《名・自サ》仏を信じることによって心の安らぎを得、天命に身をまかせてどんなことにも動じないこと。 <59> 信じて心に迷いがなくなること。安心立命。 **あんず【杏子・杏】** バラ科の落葉小高木。春早く、五弁の白または薄紅色の花をつける。実は食用。種子の仁(=杏仁)は薬用。 **あん・ずる【按ずる】** 《他サ変》按じる。 **あんずる【案ずる】** 《他サ変》案じる。 **―ずるより産むが易{やす}し** 《句》物事は、実行してみると、心配していたよりは案外たやすくできるものだ。 **あんずる‐に【案ずるに・”按ずるに】** 《連語》考えてみると。思うに。〔多く、自分の意見を述べるときに、言い出しの語として使う〕 **あん・せい【安静】** 《名・形動》〔病人などが〕体を動かさないで安らかにしていること。「家で―にしていてください」 **あん・せきしょく【暗赤色】** 少し黒みをおびた赤色。 **あんぜん【安全】** 《名・形動》危険がないこと。「―を保障する」「―な場所に避難する」類語無事。安泰。対危険。 **―かみそり【―、剃刀】** 皮膚を傷つけないでそれるように工夫した西洋かみそり。 **―き【―器】** 決められた以上の電流が流れないようにとりつける、ヒューズをいれた配電器具。安全開閉器。 **―きょういく【―教育】** 災害を未然に防いだり、災害から安全にのがれたりする能力を(学童の)身につけさせる教育。 **―しきさい【―色彩】** 災害・事故の防止や救急処置のために、その使用が規定されている色。消火栓の赤や注意表示の黄色など。 **―しょく【―色】** 黄色のこと。参考黄色は遠くから最もよく見える色で、交通事故防止に児童のレインコートやかばんのカバーなどに使われる。 **―そうち【―装置】** 不注意によって起こる危険や失敗を未然に防ぐ装置で、機械・器具などにとりつけて用いるもの。 **―ちたい【―地帯】** 危険のない場所。特に、車道上に一段高く設けた路面電車などの停留所。 **―とう【―灯】** 炭鉱などの坑内で用いる、金網をはったランプ。坑内のガスに引火する心配がない。 **―パイ【―「牌】** 〔俗〕●マージャンで、それを捨てても相手に上がられる危険のない牌。●益もなく害もない人。また、確実に自分の意のままにできる・もの(人)。「今度の対戦相手は―だ」 **―ピン** 長円形に曲げ、針先をおおって危険のないようにした留め針。 **―ベルト** 自動車や航空機などの事故で、危険を防ぐために体を座席に固定させるベルト。シートベルト。 **―べん【―弁・―・瓣】** ●ボイラーの中の気圧がある限度以上になると、自動的に排出口が開いて、蒸気が外に出るようにした装置。●危険な状態になるのを前もって防ぐ働きをするもの。「国際紛争の―」 **―ほしょう【―保障】** 外国からの侵略に対して、国家の安全をうけあうこと。 **―ほしょうじょうやく【―保障条約】** 安全保障に関する条約。特に、日米安全保障条約。安保。 **あんぜん【暗然黯然】** 《形動》悲しみで暗い気持ちになるようす。「―たる面持ち」 **あん・そく【安息】** 《名・自サ》心や体を静かに休めること。 **―び【―日】** (Sabbath) ●〔キリスト教で〕日曜日。キリストが復活した日を記念する。●〔ユダヤ教で〕土曜日。天地を造り終えた神が休んだのを記念する。=安息日 **あんそくこう【安息香】** ●エゴノキ科の落葉高木。原産地は東南アジア。安息香の木。●安息香の樹皮から分泌する樹脂。熱すると香りを放つ。香料・薬などに用いる。=安息香。 **アンソロジー** 〔詩歌・文芸作品などの〕選集。詞華集。▽anthology- **あんた【『貴『方】** 《代名》〈「あなた」の撥音便〉(対称の人称代名詞)下位または対等の人に対して用いる語。〔「あなた」よりぞんざいな言い方〕 **あん・だ【安打】** 野球で、打者が出塁できる打撃をすること。また、そのような打撃。ヒット。 **アンダー** 《造語》「下」「下位」の意を表す。▽under **―ウエア** 下着。▽underwear **―グラウンド** アングラ。▽underground **―シャツ** 直接肌につける男物のシャツ。肌着。▽undershirt **―スロー** 〔野球などで〕下手からボールを投げる投げ方。下手投げ。類語サブマリン。▽underhand throw から。 **―パー** ゴルフで、規定の打数より少ない打数でプレーを終えること。▽under par **―ライン** 横書きの文章で特に注意をひかせるために、語句などの下に引く線。下線。▽underline **あんたい【安泰】** 《名・形動》安全で心配がないこと。「国の―をいのる」類語安寧。 **アンタッチャブル** 《名・形動》●インドのカースト制で、最下層の身分の人々。不可触民。●〔買収などに応じないことから〕米国のFBI(=連邦捜査局)のこと。●触れてはいけないこと。「彼の過去については―だ」▷untouchable (=触れてはならない) **あん・たん【暗澹】** 《形動》〔空・海などが〕ひどく暗く、不気味なようす。「灰色の―たる空」●〔物事の未来に〕見通しがつかず希望がないようす。暗く絶望的なようす。「―たる面持ち」 **アンダンテ** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「歩くくらいの速さで」の意。アレグロとアダージョの中間の速さ。▽andante **あん・ち【安置】** 《名・他サ》神仏の像・遺体などをたいせつにすえておくこと。「仏像を―する」 **アンチ** 《接頭》「反…」「非…」「対…」の意。「―ファシズム」▽anti- **―エイジング** 老化を防ぐこと。特に、積極的な健康維持や美容・整形などで、外見の若さを保ったり蘇えらせたりすること。「―化粧品」対エイジング。▽anti-aging **―テーゼ** ●弁証法の用語で、初めにたてられた命題(テーゼ)を否定する命題。正・反・合の反。「反立」「反定立」「反措定」などと訳される。対テーゼ。●ある主張や事物に対して、それと矛盾する主張や事物。▽Antithese **アンチック** ●アンティーク。●活字の書体の一つ。肉太でやわらかみがある。「かたかな」と「ひらがな」しかない。アンチ。▽antique (=古代の。昔の。古びた) **アンチモン** 〔理〕金属元素の一つ。銀白色でもろい。合金として、活字・軸受けなどに用いる。アンチモニー。元素記号Sb。▷Antimon **あん・ちゃく【安着】** 《名・自サ》人が目的地に無事につくこと。「故郷に―の知らせを出す」 **あん・ちゃん【『兄ちゃん】** ●自分の兄や年上の親しい男性をさす語。●[俗]庶民的な若い男性をさす語。 **あんちゅう【暗中・『闇中】** 暗がりの中。暗やみの中。「―に光る一点の灯火」 **あんちゅう・ひやく【暗中飛躍】** 《名・自サ》世間に知られぬように、ひそかに工作し活動すること。暗躍。 <60> **あんちゅう・もさく【暗中模索】** 《名・他サ》〈暗やみの中で手さぐりでさがす意から〉確かな方法がわからないままに、いろいろのことを試みにやってみること。「解決策を―する」同暗索。 **あん・ちょく【安直】** 《形動》〈金銭がかからない意から〉〔目的を達するのに〕手軽で安易なようす。「―な手段」類語安易。手軽。 [類義語の使い分け「安直・安易・手軽」] **[安直・安易・手軽]** 安直(安易・手軽)な方法を選ぶ **[安直・安易]** そんな安直(安易)な考えではだめだ **[安直・手軽]** 出先なので安直(手軽)な食事で済ませた **[手軽]** だれにでも手軽に作れる/手軽な料理 **あん・ちょこ** (「安直」の転)〔俗〕教科書に注釈や答えなどをつけた安易な参考書。虎の巻。 **アンチョビ** ヨーロッパ沿岸・地中海などにすむ、カタクチイワシ科の魚を塩づけ・油づけにした食品。▽anchovy **アン・ツー・カー** 陸上競技場・テニスコートなどに使われる赤褐色の土。また、その土をしいた、雨天の日でも使える競技場。▽仏 en-tout-cas(=晴雨兼用) **あん‐てい【安定】** 《名・自サ》●〔物事の状態に〕激しい変化がなく落ちついていること。「生活が―する」「経済の―」「―勢力」●〔理〕物体・物質に変化を与えたとき、もとの状態にもどろうとする性質をもつこと。●すわりがよいこと。「この机は―が悪い」 **―せいちょう【―成長】** 〔インフレやデフレ、国際収支の悪化などの大きな変動を伴わないで〕経済の規模が一定の速度で大きくなってゆくこと。「出口に―する」●《名・他サ》人にある場所などを見せて歩くこと。「会場を―する」●取りつぎ。「社長に―を求める」●物事のようす・内容などを知らせること。また、その知らせ。通知。「転居の―状を出す」「入学―」「旅行―」●物事の事情や、場所のようす。「―知った屋敷」●事情をよく知っていること。承知していること。「御―の通り」 **アンデパンダン** ●フランスで、一八八四年に正統派の美術家団体に反対してできた美術家の団体。独立美術家協会。また、その展覧会。参考無審査を建て前とする。●アンデパンダン①にならって、日本で開かれる展覧会。▽indépendant (=独立した) **あん・てん【暗転】** 《名・自サ》●芝居で、幕をおろさないで、舞台の照明を消して場面を転換すること。ダークチェンジ。類語溶暗。●物事が良い状態から悪い状態に転じること。「状況は急速に―した」 **あん・ど【安堵】** 《名・自サ》〈堵(=塀)の中に安んじている意〉物事がうまく運んで安心すること。句「―の胸をなでおろす」コロ「―の色を浮かべる」 **―かん【―感】** 〔気がかりなことがなくなった結果〕心が落ち着く感じ。ほっとする気持ち。「―を覚える」 **あん・とう【暗闘】** ●《名・自サ》表だたず、ひそかに争うこと。「政党間の―」●歌舞伎で、だんまり。 **アントニム** 反意語。対義語。対シノニム。▽antonym **アントレ** ●洋食のコース料理で、ローストした肉料理の前に出す料理。●主菜の前に出される料理。前菜。▽entrée (=入り口) **アントレプレナー** 新しい事業を企業化する人。起業家。アントレプレヌール。▽entrepreneur **アンドロイド** 人間の形をしたロボット。▽android **あん・どん【行『灯】** 木製の四角のわくに紙をはり、その中に油をいれた皿を置いて火をともして使う、昔の照明器具。あんど。あんどう。参考「一張り・二張り…」と数える。 **アンティーク** 古美術品。こっとう品。アンチック。▽antique **アンテナ** ●電波を送信・受信するために空中に張る装置。「パラボラ―」●ある物事を知るための手がかりとなるもの。▽antenna **―ショップ** 製造業者や問屋が、新しい消費動向を調べるために、直接に経営する店舗。参考「パイロットショップ」ともいう。▽antenna shop **あん・ない【案内】** 《名・他サ》●ある場所へ導いて連れてゆくこと。●《名・他サ》人にある場所などを見せて歩くこと。「会場を―する」●取りつぎ。「社長に―を求める」●物事のようす・内容などを知らせること。また、その知らせ。通知。「転居の―状を出す」「入学―」「旅行―」●物事の事情や、場所のようす。「―知った屋敷」●事情をよく知っていること。承知していること。「御―の通り」 **あん・に【暗に】** 《副》はっきりと示さないで。それとなく。コロ「―示す」コロ「―ほのめかす」 **アンニュイ** 物憂くけだるいこと。倦怠感。「―な昼下がり」▽ennui **あんにん・どうふ【杏仁豆腐】** すりつぶした杏仁に砂糖を寒天液と混ぜ、冷やして固めたデザート料理。きょうにんどうふ。 **あん・ねい【安寧】** 《名・形動》〔文〕社会がおだやかに治まり、不安がないこと。四字「―秩序」類語安泰。 **あんねいちつじょ【安寧秩序】** 〔文〕社会が平和で、秩序が乱れていないこと。 **あん・の・じょう【案の定】** 《副》あらかじめ思っていたとおり。はたして。「―雨が降り出した」「―失敗した」注意「案の条」は誤り。 **あんのん【安穏】** 《名・形動》〈「あんおん」の連声〉変わったこともなく、おだやかなこと。「日々―に暮らす」四字「―無事」類語平安。平穏。 **あんのんぶじ【安穏無事】** 《名・形動》これといった事件もなく、世の中や暮らしが穏やかで安らかなさま。安穏無事。 **あん・ば【「鞍馬】** 馬の背の形のように作った革製の細長い台に、二つの取っ手をつけた体操用具。また、それを使ってする男子の競技種目。 **あんばい【案配按配按排】** 《名・他サ》〔限られた数の物を〕ほどよく並べたり、整理したりすること。また、ほどよく処理すること。「子供でも使えるように―する」 **あんばい【『塩梅】** ●〈調味料として用いた塩と梅酢の意から〉料理の味のつけ方。(ほどよい)味かげん。コロ「煮物の―をみる」●体の調子。健康状態。コロ「―が悪い」●〈形式名詞的に用いて〉ぐあい。ようす。「いい―に手がすいている」「面倒でいやだといった―だ」 **あんな** 《形動》〈語幹が連体形の働きをして、状態を示す体言を修飾するが、接続助詞「のに」「ので」に続くときは「―な」となる〉状態や程度・数量が、あのようであるようす。あのよう(な)。〔文脈によってその程度・数量を強調することがある。特に、連用形「―に」の形で用いるときにその傾向が強い〕「―にいい人はいない」「父が―なので母が苦労する」 <61> **アンパイア** 競技の審判員。▽umpire **あんぱん【餡パン】** 中に餡を入れたパン。 **あんぴ【安否】** ある人物が、無事であるかないか。コロ「遭難者の―を気遣う」類語安危。御園「安非」は誤り。 **アンビバレント** 《形動》同じ事柄について同時に正反対な感情を持つようす。特に、愛と憎しみを同時に感じるようす。「父親に対する―な感情」▽ambivalent **あんぷ【暗部】** 暗い部分。かくれている部分。「現代社会の―」「政界の―」 **あん・ぷ【鞍部】** 〔鞍の中央部のように〕山の尾根が少し低くなっている所。コル。 **あん・ぷ【暗譜・諳譜】** 《名・他サ》音楽の譜を暗記すること。「―で大曲を弾く」 **アンプ** 「アンプリファイア」の略。入ってくる電圧や電流を大きくする装置。増幅器。 **アンフェア** 《形動》不公平であるようす。公正を欠くようす。「―な態度」対フェア。▽unfair **あん・ぷく【按腹】** 《名・自サ》腹部をもむこと。腹部にするあんま。 **アンプル** 注射液を密封した、ガラスの小さい容器。▽ampoule **あんぶん【案分・按分】** 《名・他サ》基準になる数量に比例して分けること。「―比例」 **あんぶん【案文】** 公式文書の、下書きの文章。また、それを書いた文書。案。「報告書の―を書く」 **アンペア** 《名・助数》〔理〕電流の強さを表す単位。記号A。参考毎秒一クーロンの電気量が流れるときの電流の強さが一アンペア。▽ampere **アンペラ** ●カヤツリグサ科の多年草。茎を乾燥させて、砂糖袋・敷物などに編む。●アンペラの茎で編んだ、むしろ。参考葡 amparo のなまりか。表記「莚」と当てる。 **あんぽ【安保】** 「安全保障条約」の略。 **あんぽう【罨法】** 薬・水・湯などで、患部をひやす(あたためる)治療法。湿布。 **あんぽんたん** 〔俗〕まがぬけていて、ばかな・こと(人)。あほう。ばか。〔人をののしる語〕表記「安本丹」と当てることもある。 **あん・ま【按摩】** 《名・他サ》体の筋肉をたたいたりもんだりして血液の循環をよくし疲れを取ること。また、その治療を施す人。類語指圧。マッサージ。 **あん・まく【暗幕】** 外部からの光線をさえぎったり、内部の光線が外へもれたりしないように張る幕。 **あんまり** (「あまり」の転) ■《形動》〔俗〕度がすぎてひどいようす。ひどすぎるようす。「それは―だ」■《副》〔俗〕●〔程度・度数などが〕ふつうより激しいようす。ひどく。あまりにも。「―腹が立つのでどなる」●〈下に打ち消しの語を伴って〉たいして。「―元気ではない」 **あん・まん【餡、饅】** 「あんまんじゅう」の略。小豆あんに、炒ってすりつぶした黒ごまとラードを加え、それを小麦粉の皮で包んで蒸した中国伝来の食べ物。 **あん・みつ【餡蜜】** 蜜豆の上にあんをのせた食べ物。あん入り蜜豆。 **あん・みん【安眠】** 《名・自サ》やすらかによくねむること。「健康には―が必要だ」「―妨害」類語熟睡。 **あん・めん【暗面】** 〔文〕かくれた、みにくい面。暗黒面。裏面。「現代の―をあばく」 **あんもく【暗黙】** だまっていて何も言わないこと。あんもく。連「―の了解」「―のうちに通じあう」類語沈黙。 **―り【―裏・―・裡】** 〈「―に」「―の」の形で〉だまっていて何も言わないまま。暗黙のうちに。 **アンモナイト** 頭足類の化石動物。古生代から中生代にかけて生存し、特に中生代に繁栄した。アンモン貝。▷ammonite **アンモニア** 〔理〕●水素と窒素の化合物。特有の刺激臭のある無色の気体。冷却・製氷などに用いるほか、ソーダ・硫酸アンモニウムなどの重要な原料。●アンモニアの水溶液。試薬・医薬用。アンモニア水。▽ammonia **アンモニウム** 〔理〕窒素一分子と水素四分子からなる、原子の集まり。酸と化合して塩をつくる。▽ammonium **アンモラル** 《形動》不道徳であるようす。背徳的。インモラル。参考英語では immoral の意。▽unmoral (=道徳に無関係の) **あん・や【暗夜・『闇夜】** 月や星の見えない真っ暗な夜。やみ夜。コロ「―にまぎれて脱出する」 **あん・やく【暗躍】** 《名・自サ》ひそかに活動すること。暗中飛躍。「財界の裏面で―する」 **あん・ゆ【暗喩】** 修辞法の一つ。「…のごとし」「…のようだ」などを使わずに、直接それだと言ってたとえる方法。美人の姿を「立てば芍薬座れば牡丹」と表す類。隠喩。メタファー。対直喩。明喻。 **あんらく【安楽】** 《名・形動》心や体が、苦痛がなくやすらかであること。「―に暮らす」 **―いす【―椅子】** ●ゆっくりと寄りかかって休息するための(よくきいたスプリングがついた)大型のひじかけいす。●ロッキングチェア。 **―し【―死】** 助かる見込みのない病人をその苦しみから救うために、本人の希望によって苦痛の少ない薬品などで死なせること。ユータナジー。オイタナジー。 **アンラッキー** 《形動》運が悪いようす。不運。対ラッキー。▷unlucky **あん・りゅう【暗流】** ●水面からは見えない、底の方の水の流れ。●はっきりとは表れない物事の(不穏な)動き。「政界の―」類語②底流。 **あん・るい【暗涙】** 人知れず流す涙。コロ「―にむせぶ」 **い** 《接尾》●名詞または名詞的な語について、形容詞をつくる。「四角―」「黄色―」●形容詞の一部。「寒―」「暑―」 **い【位】** 《接尾》●「くらい」の意。「名人―」●《助数》等級・順番・位階などを表す。「第一―」「正五―」●《助数》〔一・十・百などの数の下につけて〕位取りを表す。「十―の数」●《助数》死者の霊を数える尊敬語。「英霊百―」 **い【井】** 〔文〕井戸。 <62> **――の中の蛙大海を知らず** 《句》見識のせまいことのたとえ。 **い【イ】** 洋楽で、日本音名の第六音。ハ長調のラにあたる。A音。「―長調」 **い【亥】** ●十二支の一二番目。いのしし。●昔の時刻の名。午後一〇時、または午後九時から一一時の間。亥の時。●昔の方角の名。北北西。 **い【委】** 「委員」「委員会」の略。〔接尾語的に使う〕「文化財保護―」「中労―」 **い【威】** 〔文〕他のものをおそれ従わせる勢い。威力。「とらの―を借るきつね」 **――を振る・う** 《句》威力を示す。いばる。 **い【意】** ●心に思っていること。考えていること。気持ち。考え。「感謝の―を表す」「部下を―の儘{まま}に(=思いどおりに)使う」一句「わが―を得たり」●物事やことばの内容。意味。句「読書百遍―おのずから通ず」●意志。連「知・情・―」対知・情。 **――に介・する** 《句》ある物事を自分に関係のあることとして気にかける。気にする。〔多くの場合、打ち消しの表現をとる〕「まったく―・さない」 **――に適・う** 《句》心にかなう。気に入る。意にあたる。 **――に満・たない** 《句》満足できない。不本意である。 **――のある所** 《句》真意とする点。 **――を致・す** 《句》用心する。また、心をこめてする。 **――を汲む** 《句》人の意見や考えを察する。 **――を決・する** 《句》きっぱりと決心する。 **――を注・ぐ** 《句》力を注ぐ。気持ちを集中する。 **――を体・する** 《句》人の意見や考えを、よくわきまえう。 **――を尽く・す** 《句》自分の思っていることを十分に言い表す。 **――を強く・する** 《句》自信を深める。 **――を迎・える** 《句》ある人の気にいるようにふるまう。迎合する。 **――を用・いる** 《句》気を配る。気にかける。 **い【易】** ●〔文〕たやすいこと。「難を後にして―を先にし〈福沢諭吉〉」対難。●いいかげんなこと。「―に過ぎる」 **い【異】** ■《名》〔他とくらべて〕ちがっている・こと(もの)。変わっている点。「―とするに足りない」■《形動》不思議なようす。あやしいようす。〔現在では多く「異な」の形で連体詞的に用いられる〕「―な感じ」句「縁は―なもの味なもの」 **―を立・てる** 《句》ちがった意見を出す。反対のことを言う。異を唱える。 **い【緯】** ●横。〔物事の入り組んだ関係を縦と横とに整理して述べるときなどに用いる〕●織物の横糸。ぬきいと。●緯度。対①~③経。 **い【胃】** 内臓の一つで、主要な消化器官。上は食道、下は十二指腸に続く袋状の器官。胃袋。 **い【『胆】** 〔文〕胆嚢{たんのう}。きも。「熊の―」 **い【『藺】** イグサ科の多年草。湿地に自生し、また、水田に栽培する。茎は畳表に用いる。イグサ。参考昔、髄を灯心に用いたことから、「とうしんそう」ともいう。 **い【衣】** 〔文〕着るもの。衣服。ころも。「―・食・住」 **い【医】** ■《名》〔文〕●病気やけがなどを治療する・こと(技術)。医術。「―を業とする」●医者。■《接尾》「医者」の意。「外科―」 **――は仁術** 《句》医術は人を救って、仁徳をほどこす道である。 **い【偉】** 《形動》〔文〕りっぱなようす。堂々たるようす。「―なるかな」 **――とするに足る** 《句》ほめたたえる値打ちがある。偉大である。「―人物」参考他人の業績などについていう。 **い** 《終助》〈断定の助動詞「だ」についた「だい」や、終助詞「か」「な」「わ」などについた「かい」「ない」「わい」などの形で使う〉親しみを込めて表現をやわらげる。「何してるんだい」「これでいいかい」「ついて来るない」「わしの知ったことじゃないわい」「気をつけろい」参考主に男性がくだけた会話で使う。 **い・あい【居合い】** 剣法の一つ。すわったままですばやく刀をぬき、相手を切る技。 **―ぬき【―抜き】** 昔、客よせのため、道ばたで行った居合いの見せ物。長い刀をさやから自由にぬく曲芸。 **い・あい【遺愛】** 死んだ人が生前愛用していた・こと(もの)。「亡き父の―の品」 **い・あく【帷幄】** 〔文〕●幕をはりめぐらした所。●作戦をたてる所。本営。帷幕{いばく}。連「―の臣(=参謀)」 **―に参・ずる** 《句》軍事上の機密の相談に参加する。 **い・あつ【威圧】** 《名・他サ》威光や威力などで・おさえつける(圧倒する)こと。類語圧迫。 **―かん【―感】** 威光や威力などで精神的に圧倒される感じ。「体が大きくて―がある」 **―てき【―的】** 《形動》威光や威力などで精神的に圧倒するようなようす。「―な態度」 **い・アトニー【胃アトニー】** 胃の筋肉の収縮力がおとろえて、消化運動がにぶくなる病気。胃にもたれ・鈍痛をおぼえ、食欲不振・便秘などがおこる。 **い・あわ・せる【居合わせる】** 《自下一》ちょうどその場にいる。いあわす。「現場に―・せる」 **いあん【慰安】** 《名・他サ》心をなぐさめ安らかにすること(事柄)。「従業員の―旅行」 **いい【謂】** 〔文〕わけ・意味。…ということ。〔「…の謂」の形で使うことが多い〕「何の―ぞや(=どういう意味ですか)〈論語・為政〉」 **いい【『飯】** 〔古〕めし。ごはん。 **い・い【『良い・『善い・『好い】** 《形》「よい」のくだけた言い方。参考終止形・連体形しか使わない。反語的に「悪い(ひどい)」の意にも使う。「―・い迷惑だ」 **いい【唯唯】** 《形動》〔文〕他人の言うことに逆らわず従順なようす。四字「―諾々」参考もと、「はいはい」という承知の返事。 **いい【易易】** 《形動》〔文〕困難がなくたやすいようす。「彼の主張に反論するのは―たることだ」 **イー【Ε・e】** 《造語》「電子」「電気」の意を表す。▽electronicの略。 **―コマース** 電子商取引。 **―メール** 電子メール。▽E-mail **イー・アール【ER】** →略語集(ER)。 **いい・あ・う【言い合う】** 《自他五》●互いにものを言う。話したう。「去年のことを―・った」●言い争う。口げんかする。「小さな声で―・っている」 **いい・あ・てる【言い当てる】** 《他下一》推しはかって言ったとおりになる。予言して当てる。 **いい・あやま・る【言い誤る】** 《他五》まちがえて言う。言いまちがえる。言いそこなう。 **いい・あらそ・う【言い争う】** 《自他五》口げんかをする。口論する。言いあう。「男女の―・う声」 **いい・あらわ・す【言い表す】** 《他五》〔思っていることを〕ことばで表す。ことばで表現する。 <63> **いい・あわ・せる【言い合わせる】** 《他下一》●互いに話しあう。●前もって約束する。申しあわせる。「二人とも―・せたように沈黙する」 **いいえ** 《感》丁寧に打ち消す語。いえ。「『外国へ行ったことがありますか』『―、ございません』」対はい。ええ。 **いい・お・く【言い置く】** 《他五》言い残しておく。話しておく。「夕食はいらないと―・く」 **いい・おく・る【言い送る】** 《他五》●次々に言い伝える。申し送る。「注意事項を―・る」●手紙などで言ってやる。「むだづかいしないように―・る」 **いい・おく・れる【言い遅れる・言い後れる】** 《自下一》●先に言うべきことが後回しになる。「―・れましたが、私が当社の総務部長です」謙譲申し遅れる。●ためらって、言う機会を失う。言いそびれる。 **いい・おと・す【言い落とす】** 《他五》言うつもりであったことを、忘れて言わないでしまう。言い忘れる。言いもらす。「大事なことを―・した」 **いい・がい【言い『甲斐】** 〔注意・忠告などを〕言ったその効果。言うだけの価値。〔「―がある」「―がない」などの形で使う〕 **――の鬼とな・る** 《句》故郷をはなれた地(特に外国)で死ぬ。 **いい・かえ・す【言い返す】** 《他五》●一度言ったことばをくり返して言う。●〔相手の言ったことに対して〕逆らってことばを返す。「負けずに―・す」 **いい・か・える【言い換える・言い替える】** 《他下一》●同じ事柄を、別のことばで言い表す。言い改める。換言。「わかりやすく―・える」類語言い直す。●前に言ったこととちがうことを言う。 **いい・かお【『好い顔】** ■《連語》きげんのいい顔つき。好意のある態度。コロ「予告せずに行ったら―をしない」■《名》顔がきく・こと(人)。有力者。「この土地の―になる」 **いいがかり【言い掛かり】** 根拠のない事柄をつくって、相手にからむこと。また、その事柄。コロ「―をつける」類語難癖{なんくせ}。●言い出した、そのことに関しての相手とのかかわり合い。「―上あとへは引けない」 **いい・か・ける【言い掛ける】** 《他下一》●〔相手に〕話しかける。「無理難題を―・ける」●話し始める。●途中まで言う。言いさす。「何か―・けてやめた」 **いいかげん【『好い加減】** ■《連語》ちょうどよい程度。適度。「ちょうど―な大きさだ」参考「よいかげん」ともいう。■《形動》●〈「―なところで」「―に」の形で〉ほどほどのところで。その程度で。「―なところで仕事をやめる」「冗談も―にしろ(=早くやめろ)」●〔物事のしかたが〕おおざっぱなようす。また、無責任であてにならないようす。「―な仕事」「―な答弁」■《副》〔物事の程度が〕許される限度をこえたようす。だいぶ。〔好ましくない場合に使う〕「―いやになる」 **いい・かた【言い方】** 口のききよう。言い回し。表現。「持って回った―」 **いい・がた・い【言い難い】** 《形》言いにくいようすである。表現しにくい。「―・い悲しみ」 **いい・か・ねる【言い兼ねる】** 《他下一》言いたくても言い出すことができない。言うことがためらわれる。「彼女とのことはちょっと―・ねる」謙譲申し兼ねる。 **いい・かわ・す【言い交わす】** 《他五》●両方で互いに言う。ことばをかけあう。●口で約束しあう。特に、本人同士で結婚の約束をする。「―・した仲」 **い・いき【異域】** 〔文〕外国。異国。異郷。 **いい・き【『好い気】** 《連語》自分のすることをいいと思ってうぬぼれるようす。ひとりよがりでのんきに構えるようす。コロ「ほめられて―になる」 **いい・きか・せる【言い聞かせる】** 《他下一》納得するように話し、さとす。教えさとす。言い聞かす。「こんこんと―・せる」 **いい・きみ【『好い気味】** 《連語》胸がすくようないい気持ち。〔仲の悪い相手や他人の災難や失敗を喜ぶときに言う〕「失敗して―だ」 **いい・き・る【言い切る】** 《他五》●言うべきことを最後まで言う。言い終わる。●〔自信をもって〕はっきりと言う。断言する。「正しいと―・る」「―・れない」 **イーグル** ゴルフで、標準打数(=パー)より二つ少ない打数で一ホールを終えること。参考アンダーパーの一種。▷eagle(=ワシ) **いい‐くる・める【言い包める】** 《他下一》相手が自分の思い通りになるように、ことばたくみに言ってごまかす。「黒を白と―・める」 **いい・け・す【言い消す】** 《他五》●人の言ったことばを打ち消す。●自分が前に言ったことを取り消す。 **いい・こ【『好い子】** 《連語》子供をほめて言う語。〔なだめすかす場合にも使う〕「―だから静かにしなさい」 **――にな・る** 《句》自分だけよく思われるようにふるまう。 **いいこと【好い事】** ■《連語》●よいこと。幸運なこと。「―ずくめ」●よい口実。「混雑を―に列に割りこむ」■《感》相手に念をおすときに用いる女性語。「―、ちゃんと挨拶するのよ」 **いい・こ・める【言い、籠める】** 《他下一》議論してやりこめる。りくつで言い負かす。言いつめる。 **いい・さ・す【言い『止す】** 《他五》途中まで言ってやめる。言いかけてやめる。 **いい、ざま【言い様】** ものの言い方。言いよう。「やや乱暴な―」「その―は何だ」「何という―だ」 **イ・シー【EC】** ヨーロッパ共同体。EUの前身。参考一九六七年に発足し、一九九三年にEUになった。▽European Communityの略。 **イージー** 《形動》●たやすいようす。手軽。●安易。いいかげん。「―な考え方」▽easy **―オーダー** あらかじめ決めた型・布などで見本を作り、客の寸法に合わせて作る服。類語ハーフメイド。▽easy (=たやすい)とorder (=注文)からの和製語。 **―ゴーイング** 《形動》努力しないようす。安易。「―な生き方」▷easygoing **―ペイメント** 分割払い。▽easy payment **―リスニング** くつろいで気楽に聞ける音楽。イージーリスニングミュージック。▽easy listening **いいしぶ・る【言い渋る】** 《他五》言うのをいやがって、なかなか言わない。言うのをためらう。「返事を―・る」類語言いよどむ。 **いいじょう【言い条】** ■《名》主張する事柄。言い分。「相手の―もきく」■《連語》〈「…と(は)―」の形で接続助詞のように用いて〉…とは言うものの。「春 <64> とは―、まだ寒い」 **いいしれぬ【言い知れぬ】** 《連語》なんとも言いようがない。言い知れない。〔連体詞的に使う〕「―さびしさを感じる」 **いい・す・ぎる【言い過ぎる】** 《他上一》〔調子にのって〕言わなくてもいいことまで言う。度をこして言う。「興奮していたので少し―・ぎた点は認める」 **イースター** キリスト教で、キリストの復活を祝う祭り。三月二一日以後の満月の日の次の日曜日に行う。復活祭。▽Easter **いい・す・てる【言い捨てる】** 《他下一》言うだけ言って、返答をまたない。はきすてるように言う。 **イースト** 酵母(菌)。▽yeast **イーゼル** 絵をかくとき、カンバスなどをたてかける台。画架。▽easel **いい・そ・える【言い添える】** 《他下一》言葉を付け加える。言い足す。 **いい・そこな・う【言い損なう】** 《他五》●言いまちがえる。言い誤る。●失言する。●言いそびれる。 **いい・そび・れる【言いそびれる】** 《他下一》なかなか言い出せないで、言わずに終わる。言いはぐれる。「たのみにくくて、つい―・れてしまった」 **いい・だくだく【唯唯諾諾】** 《形動》〔文〕自分の意見を主張せず、ただ人の意見に従うようす。コロ「―として従う」 **いい・だこ【『飯、蛸】** マダコ科のタコ。体は灰色がかった紫色で、小形。中国・日本近海にすむ。食用。参考卵が飯つぶに似ているのでこの名がある。 **いいだし・つ・ペ【言い出しっ屁】** 〔俗〕〈はじめに「くさい」と言った者が、実はおならをした本人だという意から〉何かをしようと最初に言いだす・こと(人)。いいだしべ。 **いい・た・す【言い足す】** 《他五》足りないところを補って言う。 **いい・だ・す【言い出す】** 《他五》●〔他の人よりも〕先に言う。はじめに言う。●言い始める。●口に出して言う。「一度―・したら聞かない」 **いい・た・てる【言い立てる】** 《他下一》特別にとりあげて言う。強調して言う。とりたてて言う。「あくまで反対だと―・てる」「人の欠点を―・てる」 **いい‐ちがい【言い違い】** まちがって言うこと。また、そのことば。いいちがえ。「―に気づく」 **いい‐ちら・す【言い散らす】** 《他五》無責任に言う。やたらに言う。言いふらす。吹聴{ふいちょう}する。 **いい・つか・る【言い付かる】** 《他五》〔目上の者から〕ことばで命令される。言いつけられる。「母から―・ってきました」尊敬仰せ付かる。 **いい・つく・す【言い尽くす】** 《他五》言うべきことを残らず言う。全部言う。「この問題はすでに―・されている」類語語り尽くす。対言い残す。 **いい・つくろ・う【言い繕う】** 《他五》〔自分のあやまりや欠点などを〕ことばをうまく使ってごまかす。「その場を―・う」 **いい・つ・ける【言い付ける】** 《他下一》●〔目上の者が〕ことばで命令する。申し付ける。「部下に―・ける」尊敬仰せ付ける。●そっと告げ口をする。「先生に―・ける」●いつも言っている。言いなれる。「―・けない敬語」 **いい・つたえ【言い伝え】** ●昔から今へ口から口に伝えられてきた・こと(話)。伝説・口碑など。●ことづて。伝言。〔古風な言い方〕 **いい・つの・る【言い募る】** 《他五》勢いにのってげしい調子で言う。「互いにむきになって―・る」 **いい・つらのわ【『好い面の皮】** 《連語》ほかの人の失敗のために、ばかな目にあわされること。とんだ迷惑。〔自嘲または同情して言う語〕 **イート・イン** 〔ファーストフード店などで〕持ち帰らずに店内で飲食すること。▽eat と in からの和製語。 **いい・とお・す【言い通す】** 《他五》自分の考えを、どこまでも言い張る。 **いい、とし【『好い年】** 《連語》●世なれて、物事の善悪をわきまえる年ごろ。〔その年齢にふさわしくないふるまいなどについて、あざけりの気持ちをふくんでいう〕「―をして、よく恥ずかしくないものだ」●長い人生をへてきた年配。相当の年齢。 **いいとして【『良いとして】** 《連語》〈前に述べたことを受けて〉…はさておいて。…は別として。「アルバイトのほうは―、学校のほうはどうしたんだ」 **いい・なお・す【言い直す】** 《他五》●前に言ったことをもう一度改めて言う。●まちがいを訂正して言う。「前言をとりけし、―・します」●ことばをかえて改めて言う。「表現が妥当でないので―・す」 **いい・なか【『好い仲】** 《連語》互いに愛しあっている間柄。好いたどうし。 **いいな・す【言い、做す】** 《他五》●ないことをあるように言う。事実らしく言う。それらしく言う。「たくみに―・す」●取りなして言う。とりつくろって言う。「うまく―・して機嫌を取る」 **いいなずけ【『許嫁・『許婚】** 〈下二段動詞「言い名付く」の連用形が名詞化した語〉●両方の親が、その子の幼少の時から婚約をしておくこと。また、その相手。●婚約をした相手。婚約者。フィアンセ。表記現代仮名遣いでは「いいなづけ」も許容。 **いい・ならわし【言い習わし・言い『慣わし】** 昔から伝えられてきた事柄・ことば。類語風習。伝承。 **いい・ならわ・す【言い習わす・言い『慣わす】** 《他五》●昔から世間一般で言う。●口ぐせのように言う。 **いいなり【言い成り】** 人の言うことにそのまま従うこと。言うがまま。言うなり。コロ「相手の―になる」 **いいにく・い【言い。悪い・言い難い】** 《形》●言うことがむずかしい。発音しにくい。「―・い名前」●言いだすのがためらわれるようすだ。「人前では―・い話」 **いい・ぬ・ける【言い抜ける】** 《他下一》問いつめられた時、ことばたくみに答えて、責任や罪をのがれる。言いのがれる。 **いい‐ね【言い値】** 売り手が言うままの値段。コロ「―で買う」対付け値。 **いい」のが・れる【言い逃れる・言い遁れる】** 《他下一》「言いぬける」に同じ。 **いい‐のこ・す【言い残す】** 《他五》●言うべきこと(の一部)を言わないでしまう。「すべてを言わないで <65> ―・す」対言いつくす。●去っていく人が、後の人に言っておく。言い置く。「―・すことは何もない」 **いい・はな・つ【言い放つ】** 《他五》きっぱりと言う。断言・公言する。「自分のミスではないと―・つ」 **いい・は・る【言い張る】** 《他五》自分の考えをおし通そうと強く言う。主張する。「正統性を―・る」 **いい・ひと【『好い人】** ■《連語》人柄のいい人。善良な人。好人物。類語善人。■《名》恋人。愛人。「―ができる」「彼女には―がいる」 **いい・ひらき【言い開き】** 《名・他サ》〔立場を理解してもらうために〕理由を説明すること。弁明。「―が立たない」類語言い訳。弁解。謙譲申し開き。 **いい・ひろ・める【言い広める】** 《他下一》口づてに広く世間に知らせる。言いふらす。 **いい・ふく・める【言い含める】** 《他下一》●わかるように言って聞かせる。言い聞かせて納得させる。「わがままは許さないと―・める」●〔計画などを〕あらかじめ言って承知させておく。「段取りを―・める」 **いい・ふら・す【言い触らす】** 《他五》多くの人に言い広める。吹聴{ふいちょう}する。「悪口を―・す」 **いいぶん【言い分】** 不平・不満または言い訳として、主張したい事柄。「君の―を聞こう」謙譲申し分。 **イーブン** 二人の競技者の勝負の点数が互角であること。「この回は五対五の―で終わった」▽even **―パー** ゴルフで、規定打数(=パー)でホールインすること。▷even par **いい・まか・す【言い負かす】** 《他五》議論して相手に勝つ。言い破る。「論敵を―・す」 **いい・まぎら・す【言い紛らす】** 《他五》うまくごまかして言う。本心がわからないように話をそらす。言い紛らわす。 **いい・まく・る【言い、捲る】** 《他五》〔相手を圧倒するほど〕(自分だけ)盛んにしゃべる。「一方的に―・る」 **いいまわし【言い回し】** 言い表し方。ことばの表現。「もってまわった―」 **いい‐め【『好い目】** 《連語》●運がよいこと。幸運。「―にあう」●うまく出た、さいころの目。コロ「―が出る」 **―をみ・る** 《句》幸運を経験する。よい思いをする。 **いい・もら・す【言い漏らす・言い洩らす】** 《他五》●秘密などを人に言う。●一部分を言い残す。言い忘れる。「―・したことがあったので電話をかけた」 **いい・やぶ・る【言い破る】** 《他五》言い負かす。論破する。 **イー・ユー【EU】** ヨーロッパ連合。ヨーロッパの関税の撤廃、農業共通市場の設定、対外的には共通の関税率と通貨単位を決め、人・サービス・資本・商品の移動をより自由にし、より広大な地域市場を形成しようとした共同体。ECが拡大され、新たに外交・安全保障、経済・通貨、社会の分野で統合されたもの。欧州連合。参考一九九三年に設立。▽European Unionの略。 **いい‐よう【言い様】** ●口のきき方。話し方。句「物も―で角が立つ(=大したことではなくても話し方で、相手に悪く受け取られる)」●言い表す方法。コロ「何とも―がない」 **いい・よど・む【言い、淀む】** 《他五》言いたい事柄がすらすらとことばに出ず、ためらう。ことばがつかえる。類語言いしぶる。口ごもる。 **いいよ・る【言い寄る】** 《自五》●話しかけながら近づく。●相手に愛情を求める。口説く。 **いいわけ【言い訳・言い分け】** 《名・自サ》行為が、やむを得なかったことや善意からでたことなどを説明すること。コロ「―が立たない」連「―ばかりの(=形だけの)」類語言い開き。弁解。謙譲申し訳。申し開き。 [「弁解・言い訳」類義語の使い分け] **いい・わた・す【言い渡す】** 《他五》命令や判決などをことばで告げる。申し渡す。宣告する。「原告の勝訴が―・される」「解約を―・す」 **いいん【委員】** ある集団・団体に属し、その集団・団体の人々から選ばれ、ある仕事に関してその処理をゆだねられている人。「学級―」「執行―」 **いいん【医院】** ●医者が個人的な経営によって、病人を診察・治療する所。●診療所の俗称。 **い・う【言う・「云う・・謂う】** (「いう」の語形では発音は「ユー」。現代仮名遣いでは活用の説明上「いう」と書く) ■《他五》●〈「…と―・う」「…を―・う」、またはそれの複合した形で用いるが、「と」「を」は言外に示され、表面に表れないことも多い〉●口を動かして、思ったことをことばで表す。述べる。しゃべる。〔字に書いて趣旨を伝えるときにも使う〕「手紙で―・ってやった」「―・うともなく―・う」●〈「…と―・う」の形で、ことばで表現された文を受けて〉…と、口に出す。「彼は『それでも地球は回る』と―・った」●〈「…を―・う」の形で、ことばで表現されたことを受けて〉そのことを口に出す。「賛成しかねるという意味のことを―・った」「冗談を―・う」●〈評価を表す形容詞連用形+「―・う」の形で〉…と評価する。「彼のことを悪く―・うつもりはない」●(「(…を)…と―・う」を基本的な形として用いる)〉…と発音する。…の語形でとなえる。「『ひ』と―・わずに『し』と―・う」●〈「…と―・う」「…を…と―・う」を基本的な形として用いる〉…の名前で呼ぶ。称する。また、そのことばで表現する。「漱石は実名を金之助と―・う」「彼をこそ天才と―・うべきであろう」●〈実質的意味を失い、動詞としての機能を半ば失ったもの〉●〈「…と―・う」「…と―・った」の形で〉上の語または文を「と」で示し、それが下の語の内容を説明する関係で修飾する。「『愛する』と―・う語」「社長と―・う地位」「読むと―・う行為」●〈「…と―・う」「…と―・った」の形で〉上の語の意味を強め、かつ明確化する。「何万と―・う(=何万にものぼる)大軍」「一〇億と―・う金が動いた」「三人と―・う小人数(=わずか三人)では何もできない」●〈「…と―・う…」の形で、上下に同じ体言を用いて〉強意を表す。…と呼ばれるものは全部。「今度と―・う今度は(=今度こそは)」「家と―・う家は流された」●〈副詞「こう」「そう」「ああ」「どう」+「―・う」「―・った」の形で〉「…のような」の意を表す。「こう―・う風にやる」「そう―・うわけです」「ああ―・った人はきらいだ」●〈「…と―・う」の形で、もっぱら終止形で文を受ける。主語は表面に表れない〉伝聞の意を表す。…と聞く。…としている。…そうだ。「彼は不在だと―・う」「来月末に国会は解散すると―・う」●〈指示代名詞「これ」+「と―・う」「と―・った」「と―・って」の形で、下に打ち消 <66> しの語を伴って〉「とりたてて問題にすべき…がない」意を表す。「これと―・う問題はない」「これと―・った特徴のない人」●〈疑問代名詞「どこ」「どれ」+「と―・って」の形で、下に打ち消しの語を伴って〉場所・物事を不定の形で提示しながら、それを否定する意を表す。どこ(どれ)も…ない。「どこと―・って行きたい所はない」●〈「Aと―・いBと―・い」の形で〉(…はともかく)AもBも。AだってBだって。「人物と―・い学歴と―・い申し分ない」●〈強調した「Aと―・わずBと―・わず」もある〉「海と―・わず山と―・わず込んでいる」●〈「…と―・えば」「…と―・うと」などの形で〉話題を提示するときに用いる。…を話題にすれば。…に言及すれば。「山田君と―・えば、あの事件を思い出す」●〈「Aと―・えばA、Bと―・えばB」の形で、相反する判断・評価を表す語をA、Bの位置にとり〉その判断・評価に迷う意を表す。…とも…とも言える。「悪いと―・えば悪い、良いと―・えば良い」●〈疑問文+「と―・うと」「と―・えば」の形で、提示された疑問に対する答えの前おきに用いて〉…の訳・原因・理由を述べれば。「悪いのはだれかと―・うと、彼だ」「なぜ欠席したかと―・えば、病気だったからです」●〈「…と―・っても」「…とは―・え」「…とは―・うものの」などの形で〉…といえども。「古いと―・っても十分使える」〔接続詞的にも用いる〕「転居した。とは―・え、帰ってくる。」●〈接続助詞「から」+「と―・って」の形で、否定の意を表す語と呼応して〉「その原因・理由となるべき事実があっても、必ずしも…ない」意を表す。…からとて。「親だからと―・って、そんな権利はない」〔「だからといって」「といって」の形で接続詞的にも用いる〕「金はある。と―・って、むだに使えもしない」●〈状態を表す語に「と―・ったらない」の形でついて〉「このうえもなく…だ」「これ以上に…なことはない」の意を表す。…ったらない。「眠いと―・ったらない」「あわてたと―・ったらない」■《自五》●人間以外のものが、音を立てる。声を発する。「階段がみしみし―・う」「犬がキャンキャン―・う」表記■の③、特に■の④並びに■は、かなで書くことが多い。また、漢字で書くときは、「言」を用いることが多い。《四》。→類語と表現 **―い得て妙** 《句》〔たとえ話などの〕絶妙な表現をほめて言う語。 **―う事無し** 《句》申し分ない。 **―うに言われぬ** 《句》ことばでは表現しつくせない。「―苦労をする」 **―うに及ば・ない** 《句》もちろんのことである。言うまでもない。 **―うに事欠いて** 《句》ほかに言い方はあるのに、よりによって。 **―う迄もな・い** 《句》わざわざ言わなくてもいい。もちろんである。「基本的人権が優先されるのは―・い」 **―うも疎か** 《句》当然のことで、言うのもばかげている。言うまでもない。 **――わずと知れた** 《句》わかりきった。言うまでもない。 **――わぬが花** 《句》口に出してはっきり言わないほうがかえっておもむきがあってよい。 **――わぬは言うに勝る** 《句》ことばで言うよりも、だまっているほうが心の中の思いをよく表すものである。 **――わん許り** 《句》〈「…と―」の形で〉口にこそ出さないが、口に出して言ったのと同様であるようす。「『盗んだ』と―の態度でつめよる」 [類語と表現「言う」] 人間がことばを発するすべての動作について言う語で、「話す」に似ているが、「話す」は多少ともまとまった内容をことばにして発することを言う語だ。「お早う」「ちょっと待て!」と言っただけでは「話す」にはならないが、「言う」とは言える。言う動作は、音声器官(口・鼻・のど)をちょっと動かす簡単な動作であるが、これによって人間は、自分の思いや外の世界の印象を他人に伝えたり、相手を意志どおりに動作させたり、相手の心を感応させたりすることができる。これは人間以外の生物がもつことのない能力で、人間を人間として特徴づけるものの一つとなっている。その類語の多種多様さは、「言う」という行為に対する人間の関心の深さを物語って余りある。 ・話す・話しかける・語る・語らう・物語る・しゃべる・ささやく・ぬかす・ほざく・述べる・説く・口説く・弁じる・訴える・論じる・講じる・談じる・報じる・叫ぶ・呼ぶ・唱える・称える・応える・うそぶく・告げる・伝える・知らせる・どなる・わめく・がなる・まくしたてる・ののしる・口走る・つぶやく・独りごちる [サ変動詞] 口述・供述・祖述・陳述・述懐・強弁・抗弁・代弁・陳弁・答弁・弁明・弁解・自供・自白・告白・白状・訓辞・戒告・勧告・急告・警告・宣告・忠告・通告・布告・報告・密告・告知・通知・報知・通達・発語・発音・発表・表明・対話・会話・談話・談判・懇談・雑談・相談・密談・面談・講話・主張・吹聴・説教・説明・説得・解説・演説・口論・議論・極論・討論・反論・弁論・論議・論及・論述・講演・講義・豪語・言及・言明・明言・確言・換言・公言・広言・失言・助言・証言・宣言・断言・提言・発言・放言・付言・予言・質問・尋問・命令・号令・呼称・連呼・点呼・絶叫 [慣用的表現] 心中を明かす・悩みを打ち明ける・言葉に表す・言葉を掛ける・言葉を返す・耳に入れる・口を[利く・開く・挟む・割る・滑らせる]・口に[出す・のぼせる]・口の端に上せる・憎まれ口を叩く・嘘をつく・不平を並べる・不満を漏らす・捨てぜりふを吐く・一席ぶつ・啖呵を切る・沈黙を破る・言いがかりを付ける・辞意をほのめかす [尊敬] おっしゃる・仰せられる・宣う [謙譲] 申す・申し上げる・申し述べる・申し添える・申し伝える・申し兼ねる・上聞に入れる/(名)言上・上申・奏上・上奏・奏聞・啓上・進言・建言・建白・具申 [副詞的表現] 滔々{とうとう}と・朗々と・よどみなく・弁舌爽やかに・立て板に水を流したように/侃々諤々{かんかんがくがく}・喧々囂々{けんけんごうごう}・丁々発止{ちょうちょうはっし}・喋々喃々{ちょうちょうなんなん}・諄々{じゅんじゅん}・訥々{とつとつ}/四の五の・なんのかんの・どうのこうの・なんだかんだ/口を極めて・言葉を尽くして・糞味噌に・ぼろくそに [オノマトペ] すらすら・ぺらぺら・べらべら・ぺちゃくちゃ・がやがや・ぶつぶつ・ぶすぶす・うだうだ・ぐちゃぐちゃ・ごたごた・ごてごて・がたがた・くだくだ・くどくど・つべこべ・ひそひそ・こそこそ・ぼそぼそ・ぽつりぽつり・もぐもぐ・もごもご <67> **いうところ‐の【「謂う所の】** 《連語》世にいう。いわゆる。「―土地成金」 **いうなれば【言うなれば】** 《連語》言ってみれば。言うならば。いわば。 **いえ【家】** ●人が住むための建物。住まい。●自分や家族が住んでいる所。わがや。自宅。●家庭。所帯。●先祖から続いてきた家筋。家系。一門。「お―の大事」コロ「―を継ぐ」●家柄。家の格式。「―がよい」●一家の財産。身代。●旧民法で、戸主とその家族とから成る親族の集まり。家族制度の基本。参考「いえ」は「うち」よりもやや改まった言い方。ゆ「一軒…」「一棟…」と数える。→類語と表現 **―貧しくして孝子顕わる** 《句》貧しい家庭には、孝行な子があらわれる。周源貧しい家庭では、子供も家計を助けるために働かなければならないから、その孝行ぶりは目立って人に知られるようになるということ。〈明心宝鑑〉 **――を空・ける** 《句》家にいない。るすにする。 **――を傾・ける** 《句》一家の財産を失う。 **――を外に・する** 《句》自分の家に帰らないで、出がちである。 **――を・出る** 《句》●自宅から出る。●離縁してその家を去る。●帰らないつもりで自分の家庭からぬけ出る。家出する。 **いえ【否】** 《感》打ち消しのことば。いいえ。「―、そんなことはございません」参考「いいや」「いや」よりややていねいな改まった言い方。 **い・えい【遺影】** 写真・絵などに残された故人の姿。 **い・えい【遺詠】** ●故人が、未発表のまま死後に残した詩歌。類語遺作。●死にぎわに、この世に残すためによむ詩歌。辞世。 **いえ・がまえ【家構え】** 家の造りのようす。やがまえ。 **いえ・がら【家柄】** その家の格式。また、それがよい家。「古い―の出」類語家格。門地。権門。名門。 **いえき【胃液】** 胃の中に分泌される酸性の消化液。たんぱく質を分解する酵素(ペプシン)をふくむ。 **いえーじ【家路】** (歩いて)家へ帰るみち。コロ「―を急ぐ」コロ「―につく」コロ「―をたどる」類語帰路。帰途。 [類語と表現「家」] 「家」は、まず、人(特に、個人)が住むための建物である(家を建てる・家を買う)。「住宅」は個人の家ではなく、住むための家一般について言う。「住宅難」「住宅事情」「住宅街」や「高級住宅に住む」などの形では使えるが、「住宅に住む」とは言いがたいところが「家」とは大いに異なる点だ。「午前中は家(=うち)にいる」の場合は「我が家」の意、「家が貧しい・お家の事情」は家庭の意、「家を継ぐ」は家系の意となる。「住居」は住む建物とその所在地に注目して言い(住居変更届)、「住まい」は住むこと・住む家の意のほかに、住んでいる場所に注目して言う(下宿住まい・結構な住まい/お住まいはどちらですか)。 ・家・家屋・屋舎・ハウス・住まい・住み処・ねぐら・宿・居・住所・住居・新居・住宅・家宅・居宅・家作・屋敷・家屋敷・母家・離れ・一軒家・一戸建て・平屋・二階屋・しもた屋・洋館・人家・民家・町家・農家・田舎屋・草屋・藁屋・あばら屋・苫屋・廃屋・(草の)庵・草庵・埴生の宿・小屋・掘っ立て小屋・あずまや・番屋・山小屋・山荘・バラック・ヒュッテ・バンガロー・ログハウス/自宅・隣家・私宅・私邸・本宅・本邸・別宅・別邸・別荘・御用邸/貸家・借り家・借家・売り家・空き家・長屋・裏店・裏屋・裏長屋・九尺二間・棟割り長屋・アパート・マンション・下宿・寄宿舎・寮・社宅・官舎・公舎・公邸・官邸/邸宅・豪邸・館・城・城館・シャトー・御殿・殿堂・宮殿・パレス・金殿玉楼/ホーム・マイホーム・スイートホーム・愛の巣/うなぎの寝床 [尊敬] 貴家・尊家・貴宅・尊宅・高堂・尊堂・御宅 [謙譲] 拙宅・小宅・小屋・弊宅・寓・寓居・仮寓・陋居・陋屋・茅屋 **イエス** 《感》肯定・同意を表すことば。そうです。はい。▷yes **―マン** 自分の考えをもたず、他の人の言いなりになる人。▷yes man **イエス・キリスト** キリスト。▽Jesus Christ **イエロー** 黄色。▽yellow **―カード** サッカーで、主審が危険なプレーなどをした選手に対し、警告を示す黄色のカード。 **いえ・すじ【家筋】** 家代々の系統。家系。 **いえーだに【家『壁、益】** サシダニ科の節足動物。体は一㍉未満、楕円笠形で褐色。人を刺して血を吸う。 **いえ・つき【家付き】** ●建物が付属していること。「―の土地」●もとからその家に住みついていること。「―の娘」参考娘が婿をとる場合などに言う。 **いえ・で【家出】** 《名・自サ》ひそかに自分の家庭をすてて他へ行くこと。類語出奔。失踪。蒸発。 **いえ・でん【家電】** 〔俗〕(家の電話の意)〔携帯電話に対して〕自宅に設置されている固定電話。 **いえども【雖も】** 《連語》〈「…といえども」の形で〉「たとえ…しても」「…だけれども、しかし」の意を表す。「一票と―無駄にするな」「梅雨と―晴れる日が多かった」注意「言えども」は誤り。 **いえ・なみ【家並み】** 多くの家が続いて並んでいる・こと(ようす)。やなみ。「―がとぎれる」●並んでいる家の一軒一軒。軒毎。「―訪問する」 **いえーのこ【家の子】** 〔文〕●同じ家、また家門に生まれた人。●武家の社会で、血縁関係があって、本家の家来となったもの。家人。「―郎等」●従僕。家臣。●ある党派・勢力者の子分。部下。 **いえばえ【家、蠅】** イエバエ科のハエ。体色は黒茶色。人家などでよく見かける。感染症のなかだちをすることもある。 **いえ・もち【家持ち】** ●家屋を所有している・こと(人)。●一家の主人。戸主。●家計のやりくり。コロ「―がよい」 **いえ、もと【家元】** 芸道で、その流派の正統を伝え、統率する本家(の主人)。宗家。「華道の―」 **いえ・やしき【家屋敷】** 家とその敷地。 **い・える【癒える】** 《自下一》病気や傷などがなおる。コロ「心の傷が―・える」図い・ゆ《下二》。 **い・える【言える】** 《自下一》〈「言う」の可能形〉●言うことができる。「片言が―・えるようになる」●言うだけの価値がある。特に真理として断定できる。「『彼は頭がいいが冷たい人だ』『それは―・える』」 <68> **い・えん【以遠】** 〔その場所をふくめて〕そこより遠い・こと(所)。「広島―」参考おもに交通関係にいう。 **―けん【―権】** 国際協定で、航空会社が到着国空港を経由してさらに第三国空港へ定期ルートを開く権利。 **い・えん【胃炎】** 暴飲暴食・薬物・ストレスなどにより、胃の粘膜に発赤・炎症などを起こすこと。胃カタル。 **い・おう【以往】** それからのち。以後。「明治―の文化」参考誤って「以前」の意に用いられることもある。 **い・おう【〈硫黄〉】** 非金属元素の一つ。無臭で、樹脂のような光沢がある、もろい黄色の結晶。火薬、マッチ・ゴムの製造や医薬品などに使う。硫黄。元素記号S。 **い・おと・す【射落とす】** 《他五》●射て落とす。また射てしとめる。●ねらっていた地位や人の心を得る。「社長のポストを―・す」「彼のハートを―・す」 **イオニア・しき【イオニア式】** 古代ギリシャの植民地イオニアから起こった、建築様式の一つ。優美で、柱頭にうず巻き形の装飾をもつのが特色。参考コリント式・ドーリア式。 **いおり【庵】** 〔僧・世捨て人などがすむ〕草や木で屋根や壁を作ったそまつな小屋。いお。コロ「―を結ぶ」類語草庵。庵室。 **イオン** 正(+)または負(-)の電気をおびた原子(気体分子)や原子団。▽ion **―こうかんじゅし【―交換樹脂】** 合成樹脂の一つ。水溶液中のイオンを取りこんで、別のイオンを放出するもの。純水の製造などに用いる。 **い・おんびん【イ音便】** 「き」「ぎ」「し」「り」などの子音が脱落して、「い」に変化する現象。連用形の活用語尾や名詞の語中におこる。「書きて」が「書いて」、「こぎて」が「こいで」になる類。 **いがい【遺骸】** 死んだ人の体。遺体。なきがら。参考「死体・死骸」より丁寧な言い方。 **いが【毬、毬】** ●クリのいがいがのように)とげとげしているようす。●ちくちく。ひりひり。「喉が―する」表記①②とも、かな書きする。 **いか【凧・『紙鳶】** 「いかのぼり」の略。参考形がイカに似ているところから。 **いか【『鳥『賊】** 頭足類ツツイカ目とコウイカ目の軟体動物の総称。吸盤をもつ一〇本のあしがある。敵にあうと腹部から黒い汁を出す。コウイカ・スルメイカ・ヤリイカなど。食用となる種類が多い。参考干したものを「するめ」と言う。ゆ「一杯…」「一匹…」と数える。 **い・か【異化】** 《名・自他サ》(catabolism)〔理〕●生物体の組織を構成する有機化合物が、化学的により簡単な物質に分解されること。「―作用」対同化。●日常的で見慣れた事物を、異様なものと感じさせる、文学的な技法。 **いーか【医家】** 医療を職業としている人・家。 **い・か【医科】** ●医学に関する学科。●「医科大学」の俗称。医大。●「大学医学部」の俗称。 **いが【伊賀】** 旧国名の一つ。今の三重県の北西部。伊州。賀州。 **いが【毬】** クリなどの実を包む、とげのある外皮。 **い・かい【位階】** ●くらい。●栄典の一種。国家に功労のあった人や公務員に与えられる・位(等級)。現在、一位から八位まであり、その各々に正と従がある。故人にのみ与えられる。類語官位。 **い・かい【遺戒・遺、誠】** 後世の人のために残した、いましめ。類語遺訓。 **い・がい【以外】** ●それを除いた、ほか。そのほかの・こと(もの)。「テレビ―に楽しみがない」「好奇心―の何物でもない(=ただの好奇心だ)」類語自余。注意「以内」は対語にならない。●(代表としてあげる語につけて)それをはじめとして、それに関係するもの全部。「社長―五名(=社長をふくめて全部で五名)」●これよりあと。「―省略」 **い・がい【意外】** 《名・形動》思っていたことと実際とがひどくちがうようす。思いのほか。「―な事件」「―に時間がかかる」〔俗に「―と」の形で副詞的に使われる〕「―と簡単だ」類語予想外。意想外。案外。 **いがい【貽貝】** イガイ科の二枚貝。殻は黒褐色の細長い三角形。足糸という糸状の分泌物を出して、磯の岩に付着する。食用。せとがい。 **い・か【以下】** ●(数量・程度・段階を表す語に直接つけて)それをふくんで、それより下。「五〇歳―」参考の基準となる数値を明確に示しえない場合はそれをふくまずにいうことがある。「実力は君―だ」⇔以上。●〈数量など〉でそれをふくまないときは「未満」を使う。対以上。 **い・かいよう【胃潰瘍】** 胃壁の組織の一部がくずれて傷が粘膜下層に達する病気。胃痛・はきけ・出血などが起こる。 **いかが【『如『何】** 《副・形動》〈「いかにか」の転〉●相手の気持ち・意見などをたずねる語。どのよう(に)。「気分は―ですか」参考丁寧にな語感をもつ。●相手に呼びかけすすめる語。どうですか。「お一つ―」●疑いあやぶむ意を表す語。どうであろう(か)。〔「不都合である」意をふくめて使うことが多い〕「その意見は―かと思う」 **いかがわし・い【『如『何わしい】** 《形》●疑わしい。信用できない。また、正体がわからない。「―・い商品」「―・い人」●風紀上・道徳上よろしくない。「―・い写真」 **い・かく【威嚇】** 《名・他サ》力を示して、おどすこと。「―射撃」「きばをむいて―する」類語脅迫。 **いーがく【異学】** ●正統でない学問。●江戸時代、幕府が正学としていた朱子学以外の儒学。 **いがく【医学】** 人体や病気・健康に関する諸現象を研究し、治療法・予防法・健康保持などの技術を発展させる学問。類語医術。 **い・かくちょう【胃拡張】** 胃が異常に広がり、もとにもどらなくなる病気。嘔吐などが起きる。 **いがぐり【毬栗】** ●いがに包まれたままのクリの実。●「いがぐり頭」の略。髪の毛を短く丸がりにした頭(の人)。いがぐり坊主。類語坊主頭。 **い・かけ【鋳掛け】** なべ・かまなどのこわれた所に銅・はんだなどをとかしこんで修理すること。「―屋」 **いか・ける【射掛ける】** 《他下一》敵に向かって矢を射る。 **いか・さま【『如何様】** ■《名》いかにもそうだと思わせるほど似せた・こと(もの)。まやかし。いんちき。「―とばく」「―師」■《副》〔文〕いかにも。なるほど。〔相手のことばをうけて感動詞的にも使う〕「―、もっともだ」表記多く、かなで書く。 <69> **いか・す** 《自五》〔俗〕気がきいていて魅力がある。「―・す服装」参考「行く」の使役形から。 **いか・す【生かす・『活かす】** 《他五》●生きかえらす。よみがえらせる。蘇生させる。「死者を―・す」●殺さないで命を保たせる。「―・しておけ」対殺す。●〔ほうっておけばむだになるものを〕有効に使用する。活用する。コロ「才能を―・す」コロ「経験を―・す」類語役立てる。使う。(名)利用。●いきいきと、きわだたせる。「わき役の好演で主役を―・す」「個性を―・す」コロ「素材を―・して調理する」対殺す。●[校正・作文などで〕一度朱線などで消したところを、再びもとにもどす。参考記号は「イキ」とかたかなで書く。文《四》。 **いかすい【胃下垂】** 胃が正常の位置よりたれ下がった状態。 **いかずち【『雷】** 〔文〕かみなり。なるかみ。 **い・かぞく【遺家族】** 一家のおもだった人に死なれて、残された家族。類語遺族。 **いかだ【筏桴】** ●木材や竹を組んでつなぎ合わせ、水に浮かべたもの。木材の運搬や、乗り物として使う。「―流し」 **―し【―師】** いかだを操る人。 **いがた【鋳型】** 鋳物を作るとき、とかした金属を流しこむ型。砂・金属などを用いる。 **――に嵌{は}・める** 《句》●とけた金属を型に注ぎこむ。●融通のきかない教育・指導で、人間の思想や行動を画一化する。規格にはめこむ。 **い・カタル【胃カタル】** 「胃炎」に同じ。 **い・かつ【威喝】** 《名・他サ》大声でおどかすこと。 **いかつ・い【『厳つい】** 《形》ごつごつした感じである。いかめしい。「―・い顔の男」図いかつ・し《ク》。 **いか・な【『如『何な】** ■《連体》〈「いかなる」の転〉●どのような。どんな。「―一人でもむずかしい」●さすがの。「―私も、これには参った」■《副》いっかな。 **いかなご【『玉『筋『魚】** イカナゴ科の近海魚。群泳し、また砂中にすむ。体は銀白色で細長い。食用。幼魚を煮ぼし・つくだ煮などにする。こうなご。 **いかなる【『如『何なる】** 《連体》〔文〕どんな。どのような。「―事情があろうとも参加する」 **いかに【『如何に】** 《副》●どのように。どんなふうに。〔状態を疑い問う語〕「―すべきか」「―生きるべきか」●どれくらい。どれほど。どんなに。〔程度を推量する語〕「―苦しくてもやりとげる」●どんなに…(でも)。どれほど…(だとしても)。〔あとに仮定の言い方を伴って、極端な場合を想定する語〕「―親しい仲であってもこの秘密は話せない」。 **いかにも【『如『何にも】** 《副》●どう見ても。どう考えても。「ここでやめるのは―おしい」「―弱々しい体つき」●まさにそのとおりのようすで。まことに。実に。「―おいしそうに食べる」「―うれしそうな笑顔」●〔相手のことばに同意して〕たしかに。全く。〔感動詞的にも使う〕「―その通り」 **いか・のぼり【凧・『紙鳶】** 〔関西地方の方言〕空にあげる、たこ。いか。参考昔、イカの形に似たものが多かったからと言われる。多く俳諧で用いる。 **いか・ばかり【『如『何『許り】** 《副》〔文〕どれほど。どのくらい。「悲しみは―かと推察する」 **いか・ほど【『如『何程】** 《副》●〔数量・値段などが〕どのくらい。「―お入り用ですか」●どんなに(たくさん)。「―頼んでもだめだ」表記かなで書くことが多い。 **いがみ・あ・う【啀み合う】** 《自五》●獣が互いにかみつこうとする。「二匹の犬が―・う」●憎しみをもって互いに争う。「二つの国が―・う」類語にらみあう。 **いかめし・い【『厳めしい】** 《形》人に威圧やきびしさを感じさせるようすだ。近寄りがたくおごそかだ。ものものしい。「―・い顔つき」丈いかめ・し《シク》。 **い・カメラ【胃カメラ】** 胃の中に入れて胃の内部をうつす超小型カメラ。胃潰瘍・胃癌などの診断に利用する。ガストロカメラ。参考日本で開発された。 **いか・もの【『如『何物】** ●本物に似せたまがい物。にせ物。いかがわしいもの。〔多く食べ物についていう〕 **―ぐい【―食い】** ●普通の人が食べないような変わったものを好んで食う・こと(人)。悪物食い。類語悪食。●普通の人とちがった趣味や好みをもつ・こと(人)。 **いか‐よう【『如『何様】** 《形動》どのよう。どんなふう。「―にもおわびいたします」 **いから・す【怒らす】** 《他五》●おこらせる。立腹させる。●いかめしくする。かどだたせる。句「肩を―・す」コロ「目を―・す」①②ともいからせる。《四》。 **いがら‐っぽ・い【蔵辛っぽい】** 《形》「えがらっぽい」に同じ。「のどが―・い」 **いかり【怒り】** 〔相手に対して〕非常な不満をおぼえて、腹を立てること。また、その感情。立腹。 **――心頭に発・する** 《句》ひどく腹を立てる。激怒する。「裏切りの証拠を見て―・した」 **いかり【錨碇】** ●船をとめておくために、ロープや鎖の先端につけて水底にしずめておく鉄製または鋼鉄製のおもり。類語鉄錨。●物を引っかけてつり上げる、いかり①の形をした道具。 **いかり・がた【怒り肩】** かどばった肩。「幅の広い―」対なで肩。 **いかる【嶋・『斑鳩】** アトリ科の鳥。体は灰色で、頭・のど・尾・翼は黒く、黄色い大きなくちばしをもつ。「ツキ、ヒー、ホシー」と鳴く。いかるが。三光鳥。 **いか・る【『埋かる】** 《自五》〈「埋けらる」の意〉うずめられた状態にある。「炭が灰に―・っている」図《四》。 **いか・る【怒る】** 《自五》〔文〕●不満に思って感情がたかぶる。おこる。立腹する。「不正投票に大いに―・る」類語いきどおる。●いかめしくなる。かどばる。コロ「肩が―・る」●荒れくるう。「波が―・る」《四》。 **いか・る【生かる・活かる】** 《自五》〈「生けらる」の意〉花などがいけられた状態にある。「花びんにユリが―・っている」文《四》。 **いかれ・ぽんち** 〔俗〕頭の働きや行動がまともでない若い男性。安っぽく、軽薄な男。いかれぼんち。 **いか・れる** 《自下一》〔俗〕●人に先回りしてやられる。してやられる。「この勝負はそちらに―・れた」●頭の働き・行動などがまともでなくなる。「―・れた身なり」「彼女に―・れる(=心をうばわれる)」●〔古くなって〕役にたたなくなる。だめになる。「この車も―・れてきた」 **い・かん【偉観】** 堂々としたりっぱなながめ。「―を誇る」類語壮観。 **いかん【『如『何・『奈『何】** 〈「いかに」の音便〉■《名》どんなようであるか、その状態。事の次第。「理由の―によらず」■《副》〔文〕どのように。どんなふうであるか。「結果は―」 <70> **い・かん【尉官】** 旧軍隊の階級で、大尉・中尉・少尉の総称。参考佐官・将官。 **い・かん【異観】** めずらしいながめ。かわった景観。「―を呈する」 **い・かん【移監】** 《名・他サ》囚人を他の監獄に移すこと。 **い・かん【移管】** 《名・他サ》管理する主体をほかへ移すこと。管轄をかえること。「国から地方自治体へ権限を―する」 **い・かん【衣冠】** ●衣服と冠。●平安中期以後の公卿の装束の一つ。束帯につぐ男子の略式の朝廷服。現在の神官の装束。 **そくたい【―束帯】** 貴族の礼装で、平安朝以降の公家の正装。参考「束帯」が、朝廷の行事・儀式に着用する正装用の礼服であるのに対し、「衣冠」は、束帯に次ぐ略装。 **い・かん【遺憾】** 《名・形動》希望通りにならないで心残りなこと。残念。句「―の意を表す(=自分の場合は釈明、第三者の場合は軽い非難の意)」 **いか…ん** 《連語》〈「いかぬ」の転〉●〈多く「…するわけには―・ん」の形で〉不可能の意を表す。できない。いかない。「ここで退くわけには―・ん」●だめである。いけない。〔多く、話しことばで使う〕「見ては―・ん」 **い・がん【依願】** 〔他から強制されるのではなく〕本人の願いによること。「―退職」 **い、がん【胃癌】** 胃に発生するがん。 **いかんせん【『如何せん・『奈『何せん】** 《連語》〔文〕なすべき手段がなくて困る意を表す語。どうにもならない。残念ながら。「―、資金がない」 **いかん・そく【維管束】** 植物中をたてに通っている通道組織。植物体を支え、栄養分を運ぶ師部と水分が通る木部とから成る。管状の細胞や繊維から作られる。シダ植物と種子植物にある。 **いかん・とも【『如『何とも・『奈『何とも】** 《連語》どんなふうにも。どうにも。「―しがたい」 **いかん・なく【遺憾無く】** 《副》心残りなく十分に。「実力を―発揮した」 **い・き【位記】** 位をさずけるときに、その理由を書き記して与える文書。くらいがき。 **いき【域】** ●範囲。程度。段階。「素人の―を脱する」「暴風―に入る」●境地。「名人の―に達する」 **いき【『壱岐】** 旧国名の一つ。今の長崎県の一部。日本海中の島。壱州{いしゅう}。 **いき【委棄】** 《名・他サ》●うちすてておくこと。●[法]ある物の所有権を移転させる一方的意思表示。 **いき【息】** ●呼吸作用。また、そのとき出入りする空気。特に、呼気。コロ「―が苦しい」コロ「―が止まる」類語息遣い。呼吸。●二人以上で物事をする場合の、調子。気分。「―を合わせて演技する」 [類義語の使い分け「呼吸・息」] **―を継・ぐ** 《句》●歌ったり話したりしている途中で、息を入れる。息を吸う。「文の切れ目で―・ぐ」●休む。「仕事の合間にちょっと―・ぐ」 **――を詰・める** 《句》「息を凝らす」に同じ。 **――を抜・く** 《句》仕事の途中などで、一休みする。「手間のかかる仕事で―・くことができない」 **――を呑{の}・む** 《句》おどろいて、思わず呼吸が止まる。一瞬、非常におどろく。「はっとして―・む」 **――を弾ま・せる** 《句》せわしく息をする。息を切らす。 **――を引き取・る** 《句》どうにか命をもちこたえていたが、死ぬ。「静かに―・る」 **――を吹き返・す** 《句》●生き返る。●おとろえていた状態からたちなおる。よみがえる。 **―が掛か・る** 《句》〔深いつながりにある有力者などの〕保護や支配をうける。「社長の―・った人」 **―が通・う** 《句》生きている。 **―が切・れる** 《句》●呼吸が苦しくなって息切れがする。●物事を長く続けられなくなる。●息が止まる。死ぬ。 **―が続・く** 《句》勢いが弱まらないで長く一つの状態を続ける。「連日高騰を続けた株価も―・かず、二、三日は小休止」 **―が詰ま・る** 《句》呼吸ができなくなる。また、緊張して息が止まるような感じになる。 **―が弾・む** 《句》はげしい運動などをして、呼吸が苦しく、はあはあする。 **――の長・い** 《句》長い時間がかかる。また、長期にわたって続く。「―・い仕事」 **―を入・れる** 《句》ちょっと休む。一休みする。一息入れる。 **―を切・らす** 《句》せわしく息をする。あえぐ。息を切る。 **――を切・る** 《句》「息を切らす」に同じ。「―・って、かけつけた」 **―を凝・らす** 《句》呼吸をおさえてじっとしている。息を殺す。息をつめる。「―・して成り行きを見守る」参考ひどく緊張した状態にいう。 **―を殺・す** 《句》「息を凝こらす」に同じ。 **―を吐{つ}・く** 《句》〔肉体的・精神的な圧迫から解放されて〕楽な状態になる。ほっとする。一息つく。 **い・き【意気】** ●物事を進んで行う気持ち。気概。コロ「―が揚がる」●〔何かしようとする時の〕心のもち方。句「人生―に感ず」●粋。 **―ぐみ【―組み】** 「意気込み」に同じ。 **―ごみ【―込み】** 〔ある物事をするときの〕勇み立つ気持ち・勢い。意気組み。「はじめから―がちがっている」 **―ご・む【―込む】** 《自五》ある物事をしようとして、心が勇み立つ。はりきる。勢い込む。 [類義語の使い分け「張り切る・意気込む」] **いき【生き】** ●生きること。生きていること。「人の―死に」●いきいきとしていること。生気。また、物事をする勢い。「―のいい新入社員」●特に魚肉の新鮮さ。鮮度。「―のいいサバ」●囲碁で、一連の石に二つ以上の目があって敵にとられないこと。●校正で、一度朱線で訂正した箇所を元にもどすこと。記号は「イキ」。 **いき【粋】** 《名・形動》●気風・姿などが、さっぱりとして色気があること。あかぬけしていること。「―な身なり」類語伊達。●人情を解し、物がよくわかっていること。コロ「―な計らいができる人」●特に、花柳界の事情に通じていること。●色恋に関すること。参考「意気」から意味が転じた語ともいわれ、「意気」と書くことも多い。類語①~④粋。対①~④やぼ。不粋。 **いき【行き・『往き】** ゆき(行き)。対帰り。 **いき【遺棄】** 《名・他サ》●すてること。置き去りにすること。●刑法で、遺棄罪となる行為。「死体―」 **いき【閾】** ●しきい。しきみ。●(Schwelle) <71> **いき‐え【生き餌[餌]】** 動物のえさや釣りのえさにする、生きたままの虫や小動物。 **いきおい【勢い】** 《名》●人の動作や物の動きなどの上で、だんだんに度合いが進んでくる強さ・速さなどの力。「川の水の―がはげしくなる」「初戦の―で決勝に進む」●他をおさえつける盛んな力。勢力。「はげしい―で市場開放をせまる」類語威勢。●〔物事の〕はずみの力。なりゆきの力。「酒の―で不満を言う」「―にまかせて暴言をはく」■《副》当然の結果として。ことのなりゆきで、必然的に。「無駄遣いをやめれば―金がたまる」表記■は、かな書き。 **いきおい・こ・む【勢い込む】** 《自五》あることをしようと気負い立つ。意気込む。奮い立つ。 **いきおい‐づ・く【勢い付く】** 《自五》活気づく。元気になる。「声援を得て―・く」 **いき・がい【域外】** 区域の外。対域内。 **いきがい【生き『甲斐】** 生きていてよかったと思うこと。生きる価値。生きるめあて。「―を見つける」 **いき・か・う【行き交う・『往き交う】** 《自五》→ゆきかう。 **いき‐かえり【行き帰り・『往き帰り】** →ゆきかえり。 **いき・かえ・る【生き返る】** 《自五》死んだ(枯れた)ものが命をとりもどす。よみがえる。「雨が降って、畑の作物が―・る」 **いきーがかり【行き掛かり】** →ゆきがかり。 **いきーがけ【行き掛け】** →ゆきがけ。 **いき・かた【生き方】** ●〔ある地位・身分・職業などについている〕人間として生きてゆく態度。「作家としての―」●生活のしかた。生活態度。「―を改める」 **いきがね【生き金】** 有効に使われる金。対死に金。 **いきがみ【生き神】** 人の姿を借りてこの世に現れている神。〔徳の高い人を敬っていう〕類語生き仏。 **いき・が・る【粋がる】** 《他五》粋であると自負する。粋なつもりでいる。また、無理をして立派なようにふるまう。「―・った態度」 **いき・かわ・る【生き変わる】** 《自五》生まれ変わる。 **いき・き【行き来・『往き来】** 《名・自サ》→ゆきき。 **いきぎも【生き肝・生き『胆】** 生きている動物(人間)から取った肝。 **――を抜・く** 《句》●ひどくおどろかす。どぎもをぬく。●殺す。 **いきぎれ【息切れ】** 《名・自サ》●呼吸が苦しくて、あえぐこと。●物事の途中で力が続かなくなること。途中であきること。「計画の半ばで―する」。 **いきーぐされ【生き腐れ】** 魚などが新鮮そうに見えてくさっていること。生きぐさり。句「さばの―」 **いき‐ぐるし・い【息苦しい】** 《形》●呼吸をするのが困難で苦しい。●緊張した雰囲気で、圧迫されるように重苦しい状態だ。「―・い場面」 **いき‐けんこう【意気軒、昂】** 《形動》希望に満ちて、元気いっぱいなようす。対意気消沈。 **いき・さき【行き先】** →ゆきさき。 **いき・さつ【経緯】** ある物事がそこに至った事情。また、こみいった事情。経緯{けいい}。「事件の―」 **いき‐ざま【生き様】** その人のなまなましいまでの生き方。「奔放な―をえがいた小説」参考「死にざま」から類推して使われるようになった語。 **いき‐じ【意気地】** 〔面目を失わないために〕自分の考え・行いなどをどこまでも貫こうとする気持ち。意地。意気地。類語根性。気骨。気概。心意気。 **いき‐じごく【生き地獄】** 〔生きたまま地獄に落ちたような〕むごたらしくひどいありさま。生きたまま受けるひどい苦しみ。 **いき‐しな【行きしな】** →ゆきしな。 **いき‐じびき【生き字引】** 何事についてもよく・知って(覚えて)いる人。ものしり。「会社の―」 **いき‐しょうちん【意気消沈】** 《名・自サ》がっかりして、元気がなくなること。意気阻喪。「思わぬ大敗に―する」対意気軒昂。 **いき‐しょうてん【意気衝天】** 〔天を衝{つ}くほど〕意気込みが盛んなこと。句「―の勢い」 **いきすぎ【行き過ぎ】** →ゆきすぎ。 **いき‐すじ【粋筋】** ●〔花柳界などの〕粋な方面。「―の客」●男女間の情事に関する粋な事柄。 **いきせき・き・る【息『急き切る】** 《自五》急いだため、息づかいが激しくなる。息せく。〔多く「息せききって」の形で使う〕「―・ってかけつける」 <72> **いきそそ―いきりた** **いきそう【意気阻喪】** 《名・自サ》「意気消沈」に同じ。 **いきたい【生き体】** 相撲で、たおれかけているが、まだ体勢をたて直す可能性がある状態。[対]死に体。 **いき・だおれ【行き倒れ】** →ゆきだおれ。 **い・ぎたな・い【『寝、穢い・『寝汚い】** 《形》●よくねむっていてなかなか目が覚めないようすだ。[対]いざとい。●寝ている姿がだらしないようすだ。寝ぞうが悪い。「―・く寝そべっている」[参考]「寝{い}」は「眠り」の意。 **いき‐ち【生き血】** 生きている・動物(人間)から取ったばかりの血。――を吸・う《句》自分の利益のために、他人をしいたげてひどい目にあわせる。生き血をしぼる。 **いき・ちがい【行き違い】** →ゆきちがい。 **いき‐づかい【息遣い】** 息をするようす。呼吸の仕方・調子。[コロ]「―が荒い」 **いき・つぎ【息継ぎ】** 《名・自サ》●歌っている途中などで、息を少し吸いこむこと。●仕事などの途中で短い時間休むこと。息抜き。「ここらでーしようか」 **いき・つ・く【行き着く】** 《自五》→ゆきつく。 **いき・づ・く【息衝く】** 《自五》●苦しい息をする。せわしく息をする。[類語]あえぐ。●呼吸する。また、確実に生きている。[コロ]「伝統が―・く町」 **いき・づくり【生き作り・『活き作り】** →いけづくり。 **いき・づま・る【息詰まる】** 《自五》緊張や圧迫感で、息がつまるような感じがする。「―・る熱戦」 **いき・づま・る【行き詰まる】** 《自五》→ゆきづまる。 **いき‐とうごう【意気投合】** 《名・自サ》互いに気持ちがぴったりと合うこと。「初対面でーする」[類語]共鳴。[注意]「意気統合」は誤り。 **いきどおり【憤り】** いきどおること。立腹。怒り。 **いきどお・る【憤る】** 《自他五》非難の気持ちをもっておこり、なげく。憤慨する。「テロの横行に―・る」「不正を―・る」[古]《四》。 **いきとし・いける・もの【生きとし生けるもの】** (「し」は強意の助詞)〔文〕この世に生きているものすべて。あらゆる生き物。 **いき・とど・く【行き届く】** 《自五》→ゆきとどく。 **いき・どまり【行き止まり】** →ゆきどまり。 **いき・ない【域内】** 〔経済圏・地域などの〕一定の区域や範囲の内部。[対]域外。 **いき・なが・らえる【生き長らえる・生き『存える】** 《自下一》この世に長く生き続ける。「百歳までー・える」「激しい戦いの中をよく―・えた(=生き残る)ものだ」[類語]生き延びる。 **いき・なや・む【行き悩む】** 《自五》→ゆきなやむ。 **いき・なり【行き成り】** 《副》順序をふまず急に動作を起こすようす。だしぬけに。突然。「―走り出す」「―本題にはいる」表記かなで書くことが多い。 **いき・ぬき【息抜き】** ●《名・自サ》仕事の途中で、気分を楽にしてしばらく休むこと。息休め。休憩。●室内の空気の流通をよくするために壁などにとりつけた窓や穴。空気ぬき。 **いき・ぬ・く【生き抜く】** 《自五》苦しみにたえて、せいいっぱい生き続ける。「激動の時代を―・く」 **いきのこ・る【生き残る】** 《自五》多くの仲間が死んだのに、命を失わずにいる。また、他のものがほろんだのに死なずにいる。「戦乱の中を一人―・った」[類語]生きながらえる。 **いき・の・した【息の下】** いまにも息がたえようとする状態。[コロ]「苦しいーで語ってくれた」 **いき・の・ね【息の根】** 呼吸。命。生命。――を止・める《句》殺す。また、完全にほろぼす。 **いき・の・びる【生き延びる】** 《自上一》失うべき命を保って長く生きる。「戦国時代を―・びる」[類語]生き長らえる。 **いき‐ば【行き場】** →ゆきば。 **いき・はじ【生き恥】** 生きている間に受ける恥。[コロ]「―をさらす」[対]死に恥。 **いき‐ば・る【息張る】** 《自五》息をつめて腹に力を入れる。息む。「顔を真っ赤にして―・る」 **いき・ぼとけ【生き仏】** ●りっぱな僧を敬って言う語。高徳の僧。●仏のように慈悲深い人。また、徳の高い人。[類語]②生き神。 **いき・ま・く【息巻く】** 《自五》荒々しい態度でおこり、はげしく言いたてる。「絶対に勝ってみせると―・く」 **いき‐み【生き身】** 生きている体。なまみ。[対]死に身。――は死に身《句》生きているものは必ず死ぬときがあるということ。[類語]生者必滅{しょうじゃひつめつ}。 **いき・む【息む】** 《自五》「息ばる」に同じ。[古]《四》。 **いきもの【生き物】** ●生きているもの。生命のあるもの。〔おもに動物をさすが、広く生物一般をさしていうこともある」「―をかわいがる」●生きているように絶えず動き、変化してゆくもの。「ことばは―だ」 **いき・やすめ【息休め】** 《名・自サ》仕事の間に、一休みすること。息抜き。 **い・きょ【依拠】** 《名・自サ》よりどころとすること。また、そのよりどころ。「師の説に―する」 **い・きょう【異境】** 故国を遠くはなれた土地。他国。外国。異国。「―の空」[類語]異土。 **い・きょう【異教】** ●自分の信仰する宗教とは別の宗教。〔排他的に言う〕●〔キリスト教で〕キリスト教以外の宗教。「―の徒」[類語]②異宗。邪教。 **いきょう【異郷】** 自分の故郷以外の土地。他郷。「―の地に骨をうずめる」[類語]異国。[対]故郷。 **い・ぎょう【偉業】** ある人がなしとげた偉大な仕事。りっぱな業績。[コロ]「――を達成する」 **い・ぎょう【医業】** 病気を診察し、治療を行う職業や業務。「卒業後――に就く」 **い・ぎょう【異形】** 《名・形動》普通と異なったあやしい姿・形。異体。「――の僧」[類語]異相。 **い・ぎょう【遺業】** 故人が生前に完成した事業。また、故人が生前にやりかけていた事業。「亡父のーをつぐ」 **いぎょうしゅ【異業種】** ちがった業種。「―交流」 **いき‐ようよう【意気揚揚】** 《形動”》得意でほこらしげなようす。「―と引きあげる」 **い・きょく【委曲】** くわしくこまかな・こと(事情)。[類語]委細。―を尽・くす《句》説明などがくわしく行き届く。くわしい事情を明らかにする。 **い・きょく【医局】** 病院で、医務をとりあつかう所。また、医師の研修・連絡の場所。 **いきょく‐どうこう【異曲同工】** →同工異曲。 **いきり・た・つ【『熱り立つ】** 《自五》激しく怒って興奮する。 <73> **いき・りょう【生き霊】** 恨みのある人にとりついてたたりをするといわれる、生きている人の魂。いきすだま。生霊。対死霊。 **いきれ【『熱れ・熅れ】** むっとするような熱気。むし暑い空気。「人―」「草―」 **いき‐わかれ【生き別れ】** 〔親子・夫婦・兄弟などが〕生きていながら互いに消息を知らずに暮らすこと。生別。「戦争で両親と―になった」対死に別れ。 **いき・わた・る【行き渡る】** 《自五》→ゆきわたる。 **いく【幾】** 《接頭》●(おもに名詞について)数量・程度などが不確実、または不明なことを表す。「―日」●(大きな数量・程度を表す語について)その数量・程度の非常に大きいことを表す。「―千万の人」「―久しく」 **い・く【逝く】** 《自五》→逝く。図《四》。 **い・く【行く】** 《自五・補動》→ゆく。《四》。 **イグアナ** イグアナ科の爬虫類の総称。背中にたてがみ状の突起がある。▽iguana **いぐい【居食い】** 《名・自サ》働かないで手もとにある財産を使って生活すること。類語徒食。座食。 **いくいく【郁郁】** 《形動》〔文〕●文物の盛んなようす。●香気が盛んにたつようす。「―たる梅の花」 **いく・え【幾重】** ●多くの重なり。●重なりの数が幾つであるかたずねる語。「花びらは―になっていますか」 **いくえ・にも【幾重にも】** 《副》重なり・度数などが多いようす。何度も重ねて。くり返し。「―おわびします」 **いくさ【戦・『軍】** 戦争。たたかい。〔古風な言い方〕 **いぐさ【藺草】** 「藺」に同じ。 **いく‐さき【行く先】** →ゆくさき。 **いくさ・の・にわ【戦の庭・『軍の庭】** 《連語》戦場。 **いく‐じ【〈意気地〉】** (「いきじ」の転)物事をやり通うとする強い気力。意地。意気地。 **いく‐じ【育児】** 《名・自サ》乳幼児を育てること。 **―かいごきゅうぎょう・ほう【―介護休業法】** 労働者が育児、または家族の介護のために休業する権利を保障した法律。正式名「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」。 **―きゅうぎょう【―休業】** 育児介護休業法に基づき、生後一年未満の子を養育するために労働者に認められる休業。 **―きた空も無・い** 《句》「生きた心地もしない」に同じ。 **いくじ・なし【〈意気地〉無し】** ●気力がない・こと(人)。類語甲斐性なし。●むやみにこわがる性格(の人)。臆病(者)。 **いくしゅ【育種】** 《名・自他サ》作物や家畜を改良して、より価値の高い新種や新品種を作り育てること。 **いく・せい【育成】** 《名・他サ》育ててりっぱにすること。「青少年を―する」「人材の―」類語養成。 **いく・た【幾多】** 《副》物事の数が多いようす。多く。多数。たくさん。「―の苦難を乗りこえる」 **いく・たり【幾人】** ●人数をたずねることば。「お客は―ですか」●〔「―も」の形で副詞的にも使う〕「友人が―もできた」 **いくつ【幾つ】** ●個数・年齢などをたずねることば。[数が]どれほど。何個。何歳。「もう―(=幾日)ねるとお正月」「お子さんはお―ですか」●「―も」の形で〉かなりたくさん。〔副詞的に使う〕「同じ物が―もある」「道は―にも(=相当の数に)分かれている」 **いく‐ど【幾度】** ■《名》物事の度数をたずねることば。何回。何度。「韓国へは―行きましたか」■《副》度数が多いようす。どれほど多く。「―注意したことか」=幾たび。 **いく・どうおん【異口同音】** 多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。多くの人の意見が一致すること。「―に反対を唱える」注意「異句同音」は誤り。 **いくとせ【幾『歳・幾年】** 〔雅〕●何年。幾年。●多くの年月。「苦しみの―を送る」 **いくばく【幾『何・幾『許】** 〔文〕●どのくらい。どれほど。●「―もない」「―も…ない」の形で〉いくらもない。幾日・幾時間もたっていない。コロ「余命―もない」●わずか。若干。〔下に助詞「か」を伴う〕「―かの金を与える」 **―もなく【―も無く】** 《副》〔日数・時間が〕いくらもたたず。ほどなく。間もなく。 **いくばくか【幾『何か】** →いくばく③。 **い・くび【猪首猪、頸】** イノシシの首のように短く太い首(の人)。 <74> **いくひさしく【幾久しく】** 《副》〔文〕末ながく。いつまでも変わらずに。〔挨拶・手紙文などで用いる〕「―お幸せでありますように」 **いく‐びょう【育苗】** 農業や林業で利用する作物・樹木などの苗をそだてること。 **いくぶん【幾分】** ■《名》いくつかの部分に分けた、その一部分。「蔵書の―かを売りはらった」■《副》ある程度。いくらか。多少。〔下に副助詞「か」を伴うこともある〕「休んだので―楽になった」「―か勇気が出る」 **いくもうざい【育毛剤】** 「養毛剤」に同じ。 **いくら【幾ら】** (「ら」は接尾語) ■《名》不確定または不明な数量・程度・値段などを表す語。どれほど。どれくらい。「値段は―ですか」●〈「―も(…)ない」の形で〉わずかしか(…)ない。少ししか(…)ない。「残金は―もない」■《副》●度数・程度などの激しいようす。どんなに。どれほど。「―探しても見つからない」●〈「―…でも」「―…ても」の形で〉たとえ…でも。「―子供でもゆるすわけにはいかない」類語よしや。一歩ゆずって。 **イクラ** サケの卵をほぐして食塩水につけたもの。カナッペや酒のさかなに使う。類語すじこ。▽露ikra (=魚卵) **いくら・か【幾らか】** ■《名》少しの数・量。「―の金をわたす」■《副》程度・数量などが少ないようす。少しばかり。多少。「昨日より―すずしい」 **いくらなんでも【幾ら何でも】** 《連語》どのような事情があるとしても。どう考えてみても。「―ひどい」 **いけい【畏敬】** 《名・他サ》けだかく偉大な人間として、おそれ敬うこと。また、その気持ち。「師を―する」「―の念」類語尊敬。崇敬。 **いけいれん【胃、痙攣】** 上腹部に発作的な激しい痛みを感じる症状。類語さしこみ。しゃく。 **いけ・うお【生け魚・『活け魚】** 〔食用にするため〕生けすなどに飼っておく魚。 **いけがき【生け垣・生け籬】** (低い)樹木を植え並べて作った垣根。「―を植えめぐらした家」 **いけす【生け簀】** 〔料理用・観賞用などのために〕捕った魚や貝類などを生かしてたくわえておく所。 **いけず** 《名・形動・自サ》〔関西地方の方言〕意地悪く気ままな行動をする・こと(人)。不人情な・こと(人)。 **いけすか・ない【いけ好かない】** 《連語》〈「いけ」は接頭語〉〔俗〕特に理由はないが、気にいらない。むしが好かない。「―・ない野郎だ」 **いけ‐ぞんざい** 《形動》〈「いけ」は接頭語〉〔俗〕不快なほど粗雑だ。失礼きわまる。「―な口をきく」 **いげた【井桁】** ●井戸の縁{ふち}を木で「井」の形に組んだもの。類語井筒。●「井」の形をしたもの。また、それを図案化した模様。「まきを―に積む」 **いけ好{ず}・し・い** 《形》〈「いけ」は接頭語〉〔俗〕にくらしいほど、ずうずうしいようすだ。 **いけ!ない** 《連語》〈「行ける」の否定形〉●性質・品質・状態などが好ましくない。よくない。悪い。「この豆腐はもう―・ない」「寝不足だって?それは―・ないね」●望みがない。だめである。〔「―・なかった」「―・なくなる」などの形で、死ぬ意にも使う〕●体質的に酒が飲めない。「―・ない口」●〈「…て(で)―・ない」「…すると―・ない」などの形で〉望ましくない。困る。「どうも気が散って―・ない」「あの子はいたずらばかりして―・ない」●〈「…ては―・ない」の形で〉ある動作が禁止されていることを表す。「入っては―・ない」●〈「…なければ―・ない」の形で〉義務として課せられていることを表す。「税金は納めなければ―・ない」■《副》〈「いけ」は接頭語〉〔俗〕●[悪いこと・恥ずかしいことをしても〕平気で知らぬ顔をしているようす。参考ふつう「―と」の形で使う。 **いけにえ【生け贄・『犠牲】** ●祈願のために生き物を生かしたまま神に供えること。また、その生き物。コロ「―を捧げる」●ある物事やある人のために生命・利益・名誉などを投げ捨てること。また、その・人(もの)。犠牲。「一族の繁栄の―となる」 **いけばな【生け花・『活け花】** 草木の枝・葉・花を適当に切り取って形をととのえ、花器にさしてかざりとする・こと(技術)。また、そのようにしていけた花。生花。挿花。花道。 **いけーメン** [俗]かっこうの良い(若い)男性。参考いけてる(=魅力的である。かっこいい)の略に、「面」あるいは「men」をつけた語といわれる。 **い・ける【行ける】** 《自下一》〈「行く」の可能形〉●行くことができる。「海外に―・ける」●物事が思ったようにすらすら運ぶ。(うまく)できる。「英語もフランス語も―・ける」●ものの質や食べ物の味が、相当なものである。上等だ。よい。「この菓子はなかなか―・ける」●酒がかなり飲める。酒好きである。コロ「彼は―・ける口だ」表記ふつう、②~④はかな書き。 **いけ・づくり【生け作り・『活け作り】** 魚料理の一つ。コイやタイなどを刺身にして、頭・尾のついたもとの骨の上に、生きているときの形に並べた料理。いきづくり。 **いけてる** 〔俗〕かっこいい。魅力的である。参考「いかす」から転じたとされる。 **い・ける【『埋ける】** 《他下一》〈「生ける(下一)」と同語源〉●消えないように炭火を灰の中にうずめる。「火を―・ける」●〔野菜や球根を保存するために〕土の中にうずめる。「大根を―・ける」図い・く《下二》。 **い・ける【生ける・『活ける】** 《他下一》●生かす。生き返らす。●花・枝を花器にさす。「花びんに切り花を―・ける」●植物を土の中に植える。「鉢に―・ける」図い・く《下二》。 **いける【生ける】** 《連語》〈文語の四段動詞「生く」の已然形+完了の助動詞「り」の連体形〉〔文〕生きている。生命がある。連「生きとし―もの」 **いける・しかばね【生ける屍】** 《連語》生きてはいるが死んだも同様の身。 <75> **い・けん【意見】** ●ある話題についての、個人としての考え。コロ「―を述べる」尊敬貴意。高見。謙譲愚意。愚見。●《名・他サ》自分の考えを述べて相手を教えさとすこと。また、そのことば。「先輩に―される」類語忠告。説教。 **―こうこく【―広告】** 個人や団体の意見を、代金をはらって新聞や放送に出す広告。 **い・けん【異見】** 人とちがった考え・見解。「―を唱える」類語異存。異論。異議。 **いけん【違憲】** 〔法律・命令・規則・処分などが〕憲法にそむくこと。憲法違反。対合憲。 **い・けん【遺賢】** 政府に用いられず、民間にうずもれている・りっぱな(有能な)人。句「野に―なし」 **い・げん【威厳】** いかめしく、おごそかな感じ。人を圧する重々しさ。「親の―を示す」類語威光。威風。 **いげんびょう【医原病】** 〔手術・投薬など〕医師の医療行為が原因で起こる病気。医原性疾患。 **い・ご【以後】** ●それをふくんで、その時からのち。そののち。以降。「彼は四時―でないと帰らない」類語爾来。以来。対以前。●今からのち。「―気をつけます」類語今後。参考①②とも副詞的にも使う。 [類義語の使い分け「今後・以後」] **い・ご【囲碁】** 縦・横一九本ずつの線で区切った盤の上に、二人で、白・黒の石を交互に置いて戦わせ、囲んだ地の大きさで勝負を決める遊び。碁。 **いこい【憩い】** のんびりと休むこと。くつろぐこと。休息。「―の時間」 **い・こう【以降】** 〔その時をふくんで〕ある時からのち。以後。参考比較的長い時間の経過に用いられる。「昭和三〇年―」「終戦―」 **いこう【偉功】** ほまれ高い大きな業績。りっぱなてがら。偉勲。コロ「―を立てる」 **いこう【偉効】** すぐれた効果。コロ「―を奏する」 **い・こう【威光】** 勢力があるものにそなわった、自然に人を従わせる力。「親の―」類語威厳。威勢。 **いこう【意向・意、嚮】** 〔こうしよう、ああしようという〕考え。気持ちの向かうところ。「相手の―を確かめる」「当局の―に反する」尊敬御意。 **い・こう【移行】** 《名・自サ》他の状態に移って行くこと。移り変わること。「―措置」類語推移。 **いここむ【鋳込む】** 《他五》金属をとかして鋳型に流しこむ。 **いこう【衣『桁】** 着物などをかけておく家具。台の上に細い木を鳥居のように組んだもの。えこう。衣紋掛け。衣架。参考「一架…」と数える。 **いこう【遺功】** 死後に残された功績。「先王の―」 **い・こう【遺構】** 荒れたりくずれたりして残っている、古い都市や建造物のあと。「―を発掘する」 **い‐こう【遺稿】** 故人がその生前に書いておいた未発表の原稿。「―集」類語遺文。 **いこ・う【憩う・『息う】** 《自五》のんびりと休む。休息する。体や心を楽にする。「温泉で―・う」図《四》。 **イコール** ■《形動》相等しいようす。■《名》〔数〕等しいことを表す「=」の記号。等号。▽equal **いこく【異国】** 外国。他国。「―の風物」類語異郷。異土。対母国。 **いこく‐じょうちょ【異国情緒】** 自分の国とはちがった、外国独特の風物がかもし出す気分。また、外国らしい風物に接して起こる気分。異国情調。エキゾチシズム。参考「いこくじょうしょ」ともいう。 **いこく‐じょうちょう【異国情調】** 「異国情緒」に同じ。 **いごこち【居〈心地〉】** その場所・地位などにいることが快適であるか不快であるかという気持ち。居心。コロ「―がよい部屋」 **いこーじ【依怙地・意固地】** 《名・形動》意地をはって自分の考えをおし通そうとすること。片意地。えこじ。「―な態度」コロ「―になる」類語頑固。 **いこつ【遺骨】** 火葬などにして残された死者の骨。おこつ。参考「一柱…」「一体…」と数える。 **いごっそう** 〔高知県土佐地方の方言〕気骨があること。また、頑固者。参考高知県人の気性を表すとされる。 **い‐こぼ・れる【居、溢れる】** 《自下一》人が非常に多く集まり、席にすわりきれないで外にあふれ出る。席からあふれるほど人が多くいる。 **い・こん【遺恨】** いつまでも心に残るうらみ。忘れられないうらみ。コロ「―を晴らす」類語宿怨。 **イコン** 聖画像。ギリシャ正教で礼拝に用いる、キリスト・マリアなどの画像。▽Ikon (=肖像) **いごん【遺言】** 〔法〕〔財産の贈与・相続・子供の認知などについて〕自分の死後に効力を発生させる目的でする意思表示。参考遺言。 **いざ** 《感》〔文〕●人をさそうときに言うことば。さあ。「―行かん」「―さらば」●思いきってあることを始めようとするとき、また、物事がこれから起ころうとするときにいうことば。さて。〔多く「―…する」「―となると」などの形で使う〕「―となると逃げ腰になる」類語すわ。 **――鎌倉** 《句》〈鎌倉幕府に一大事が起こって、さあ鎌倉へはせ参じるという意から〉一大事が起こった場合。万一の場合。すわ鎌倉。〈謡曲・鉢木〉 **―知らず** 《句》…についてはどうだかわからないが。…はともかく。「人は―、私は承服できない」参考「いさ(=さあ、どうだろうか)しらず」が誤って用いられたもの。 **―と言う時** 《句》〔病気・事故など〕変わったことが起きた場合。万一の場合。 **い・さい【偉才・異才】** きわだってすぐれた才能(を持っている人)。英才。俊才。 **いさい【委細】** ●くわしい事情・事柄。「―面談」「―は後便にて知らせる」類語詳細。委曲。子細。●〔転じて〕万事。すべて。「―承知しました」 **――構わず** 《句》どんな事情があろうとかまわないで。遠慮なく。「―事を運ぶ」 **いさい【異彩】** ●他とちがって目だつようす。きわだってすぐれているようす。●きわだった色。 **――を放・つ** 《句》才能がきわだってすぐれている。きわだってすぐれて見える。「―・つ新人歌手」 **いざい【偉材・異材】** きわだってすぐれた人物・人材。類語逸材。 **いざいそく【居催促】** 相手の居る場所にすわりこんで催促すること。いさいそく。 **いさお【『功・勲】** 《「いさをし」の転)〔雅〕名誉なてがら。 <76> **いさお―いし** **いさお【『功・『勲】** 手柄。功績。[コロ]「―を立てる」 **いさおし【『功・『勲】** 〔雅]いさお。 **いさかい【諍い】** ●言い争うこと。言いあい。口論。争い。けんか。――果てての乳切り木{ちぎりき}《句》 《争いが終わったあとで棒を持って来ても役にたたない意から)時機におくれて役にたたないことのたとえ。諍い果てての棒乳切り。 **いざかや【居酒屋】** ●店先で酒をのませる酒屋。●安く酒をのませる酒場。[類語]大衆酒場。 **いさき【伊佐木・『鶏『魚】** イサキ科の魚。浅海にすむ。体長三〇~四〇センチ。背は黄緑色で、幼魚には縦じまがある。食用。いさぎ。 **いさぎよ・い【潔い】** 《形》〔心や行為が〕道にはずれたところがないようすだ。潔白である。「―・い生涯を送る」[類語]清廉。●未練がないようすだ。思い切りがよい。悪びれない。「―・く身を引く」[注意]送り仮名は「潔よい」としない。[古]いさぎよ・し《ク》。 **いさぎよ・し【潔し】** 《形ク》〔古〕いさぎよい。―しとし・ない《句》〔ある行動を〕ひきょうなこと、または、恥ずべきこととしてみずから許さない。いさぎよしとせず。「金銭でしばられることを―・ない」 **い・さく【遺作】** 死んだ後に残した、その人の(未発表の)作品・著作物。「一展」[類語]遺品。 **いさ・ご【『砂・沙・『砂子・『沙子】** 〔雅〕きわめて細かい石。すな。まさご。すなご。 **いざこざ** 小さな争い。もめごと。トラブル。「ーが絶えない」[類語]ごたごた。 > **類義語の使い分け** > [いざこざ・ごたごた] 党内にいざこざ(ごたごた)が絶えない > [いざこざ] 彼の言動がいざこざを起こす原因となった > [ごたごた] 次期会長の椅子をめぐってごたごた続きでいやになる **いささか【聊か・些か】** 《副》すこし。わずかばかり。少々。「―困った」「―のためらいもない」―りとも《連語》少しだけでも。わずかばかりでも。「―お役に立ちたい」 **いざと・い【寝聡い】** 《形》眠りが浅くて目が覚めやすいようす。「老人は―・い」[対]いぎたない。 **いさな【『勇魚・鯨魚】** 〔古〕クジラ。 **いざな・い【『誘い】** 〔文]さそうこと。勧誘。さそい。「旅への―」「舞踊への―」 **いざな・う【『誘う】** 《他五》〔文〕すすめて連れ出す。さそう。「おとぎの国へ―・う」[古]《四》。 **いさま・しい【勇ましい】** 《形》●積極的に困難や強敵にぶつかっていくようすである。勇敢だ。おおしい。「―・く戦う」●人の気持ちをたかぶらせるようすだ。「―・いらっぱの響き」〔俗〕大胆だ。無謀だ。「やくざにけんかを売るような―・い男」[古]いさま・し《シク》。 **いさみ・あし【勇み足】** ●相撲で、相手を土俵ぎわに追いつめたときに、勢い余って自分の方が先に足を土俵の外に出して負けになること。●調子にのってやりすぎ、しくじること。「―の発言」 **いさみ・た・つ【勇み立つ】** 《自五》物事に勇敢に立ち向かおうとする気持ちがみなぎる。ふるいたつ。「決勝戦にー・たつ」 **いさみ・はだ【勇み肌】** 強い者をくじき弱い者を助ける気風。威勢がよくて男気のある気性・気質。また、その人。きおいはだ。[類語]男だて。 **いさ・む【勇む】** 《自五》物事に勇敢に立ち向かおうとする気持ちになってはりきる。「―・んで出発する」[類語]気負う。[古]《四》。 **いさ・める【『諫める】** 《他下一》〔多く目上の人に対して〕不正や欠点などを改めるように言う。忠告する。「死をもって皇帝を―・める」「親を―・める」[古]いさ・む《下二》。 **いざよ・い【『十六夜】** (「いさよふ」の連用形「いさよひ」の転)〔文〕●陰暦一六日(の夜)。●「いざよいの月」の略。陰暦一六日の夜の月。 **いざよ・う【『猶予う】** 《自五》《「いさよふ」の転)〔雅〕進もうとして、なかなか進まない。ためらう。「―・う波」[古]《四》。 **いさり・び【『漁火】** 〔文〕夜、海などで魚をさそい集めてとるために船でたく火。漁火{ぎょか}。 **いさり・ぶね【『漁り船】** 〔文]漁をする船。漁船{ぎょせん}。 **いざ・る【『膝『行る・壁る】** 《自五》●すわったまま進む。ひざまたは尻を畳や地につけて進む。類語にじる。[古]膝行{しっこう}。●〔物が〕置いた場所から自然にずれる。[古]《四》。 **い・さん【胃散】** 消化不良・胃酸過多症などの治療に使う粉薬。粉末状の胃薬。「――を服用する」 **い・さん【胃酸】** 胃液の中にふくまれる酸。おもに塩酸。消化酵素(ペプシン)を働きやすくする。「―過多」 **いーさん【違算】** (計算をまちがう意から)予想・計画などが狂うこと。見込み違い。[類語]誤算。 **い・さん【遺産】** ●死んだ人が残した財産。「――相続」[参考]法律では、所有権・債権などとともに債務もふくむ。●過去の人が残した業績。「学問的―」「文化ー」 **いし【意志】** ●(あることをしようと思う)考え。こころざし。意思。「―の疎通を欠く」「住民の―を聞く」[類語]意向。意図。意。御意。●物事を・しよう(しまい)とする積極的な心の働き。[コロ]「―が強い」●[哲〕道徳的行為のもととなる力。 > **使い分け** > 意思〔何かをしようと思う考え。法律用語〕本人の意思を尊重する・意思表示・意思決定 > 意志〔何かをやりとげようとする積極的な意欲。心理学・哲学で、また一般に広く]強固な意志の持ち主・意志薄弱・神の意志・意志の自由 > [参考]どちらも「意欲」の意では共通し、「イシの疎通」では、「意志・意思」ともに用いる。一般的には「意志」が使われ、「意思」は法律で使う。 **いし【意思】** ●「意志」に同じ。●[法]●民法で、行為の直接の原因となる心理作用。または、ある事柄に対する意欲。●刑法で、行為に対する認識。時には、「犯意」と同意に用いる。 **いし【石】** ●岩より小さく砂より大きな岩石。[参考]岩は動かないものとしてあるのに対し、石はごろごろころがっている感じをもつ。[類語]石ころ。石塊。●岩石・鉱物の総称。「―の家」●宝石。「指輪のー」●〔碁石・すずり・墓石など〕ある種の鉱物加工品。「ライターのー」●人体の中にできる結石。●じゃんけんの一つ。にぎりこぶしで示す。ぐう。[対]はさみ・紙。●固いこと、重いこと、冷たいこと、がんこなことなどのたとえ。「―のようにだまる」「一頭」―が流れて木の葉が沈む《句》道理にはずれて物事が逆になっていることのたとえ。石が流れて木が沈む。――に齧り付いても《句》どんなに苦しくてもがまんして。何がなんでも。「―やりとげてみせる」――に灸”《句》石に灸をすえるように、ききめのないことのたとえ。また、苦痛に感じないことのたとえ。石に針。糠にくぎ。――に漱ぎ流れに枕はくす《句》負けおしみが強いことのたとえ。〔理屈をつけて言いのがれることにも言う〕漱石枕流{そうせきちんりゅう}。[故事]晋{しん}の時代、孫楚{そんそ}が、「石に枕し流れに漱ぐ」と言うべきところを言い誤り、「石に漱ぐ」とは歯をみがくため、「流れに枕す」とは耳をあらうためだとこじつけたという故事から。〈晋書・孫楚伝〉――に立つ矢《句》何事も一心にやれば、できないことはないというたとえ。[故事]漢の時代、李広{りこう}将軍が、ある夜大きな石を虎と見まちがえて矢を射たところ、その矢は矢羽根まで石にささって石を割ったという故事から。〈史記・李将軍伝〉――に枕くし流れに漱ぐ《句》浮世をはなれて山林にかくれ住み、自由な生活を送るたとえ。――の上にも三年《句》しんぼう強くがまんしてやれば、最後にはきっと成功するというたとえ。―以て追わるる如し《句》罪がないのに大勢の非難を浴びて退くことの形容。「―・く、故郷を出る」 **いし【縊死】** 《名・自サ》〔文〕自分で首をくくって死ぬこと。首つり。首くくり。 **いし【遺址・遺趾】** 昔、大きな建物や城のあったあと。[類語]古跡。旧跡。遺跡。 **いし【遺子】** 親に死に別れてあとに残された子。わすれがたみ。遺児{いじ}。 **いし【遺志】** 死んだ人が生きているときに、こうしようと心にきめていたこと。[コロ]「父のーをつぐ」 **いし【医師】** 医療と保健指導に従事する職業(の人)。医者。「一会」「―法」[参考]医者より公的な言い方。 <77> **いし【頤使】**《名・他サ》〔文〕横柄な態度で人を使うこと。あごで人を使うこと。 **いし・がめ【石亀】**イシガメ科のカメ。甲羅の長さは約一五㌢。淡水にすむ。[参考]卵からかえったばかりの小さいものを「ぜにがめ」という。 **いーじ【意地】**●〔人に対する〕心の構え。根性。〔多く悪い意味に使う〕[コロ]「ーが悪い」●物を欲しがる気持ち。[コロ]「ーがきたない」●物事をやりとげようとする強い気持ち。いくじ。類語意地。強情。―きたな・い【―汚い】《形》欲ばる心が強い感じだ。がつがつしている。特に、食い意地が張っている。―っぱり【―っ張り】《名・形動》意地をはる・こと(人)。強情っぱり。―でも《連語》無理にでも。「―やりとげる」―わる【―悪】《名・形動》意地悪い・こと(性質)。また、そのような性質の人。「―を言う」―わる・い【―悪い】《形》●わざと人を困らせるような行動をするようすだ。●物事の都合が悪くなるようすだ。ぐあいが悪い。「出ようとしたら―・く雨が降ってきた」 **いしき【意識】**●あることをしているとき、または、ある状態におかれているとき、それに気づいている心の状態・働き。「―を失う」「―をとりもどす」●《名・他サ》ある物事や状態に気づくこと。はっきりそれと知ること。自覚。「異性を―する」●階級・社会などに対する認識。[コロ]「―が低い」「政治―が高い」―てき【―的】《形動》自分で自覚していて、わざとするようす。故意。「―にさける」 **い・しき【違式】**一定の形式や習慣などからはずれていること。「―の届け」 **いしき・あて【居敷当て】**(居敷は尻の意)ひとえの着物の裏の、尻のあたる部分につける布。しりあて。 **いし・きり【石切り】**山から石を切り出すこと。また、石を切ったり細工をしたりする・こと(職人)。石工。「―場」 **いしく【石工】**石を切り出したり、その石を用いて細工をしたりする職人。石切り。石屋。せっこう。 **いしぐみ【石組み】**●日本風の庭園で景観を作るために自然石を配置・すること(した所)。岩組み。●石を積み上げて石垣をつくる・こと(方法)。 **いじく・る【弄る】**《他五》●手でもてあそぶ。●仕事や趣味としてあつかう。「庭の草や木を―・る」[参考]①②とも「いじる」の俗な言い方。文《四》。 **いし・くれ【石塊】**石のかけら。石ころ。「―同然の役立たず」[参考]「くれ」は、「かたまり」の意。 **いしけり【石蹴り】**地面にかいた円や四角の中へ一つの小石を片足でけって順に送りこむ子供の遊び。 **いじ・ける**《自下一》●〔恐ろしさや寒さのために〕ちぢこまって元気がなくなる。すくむ。●自信をなくし、引っ込み思案になる。「―・けた子」 **いし、けん【石拳】**「じゃんけん」に同じ。 **いじげん【異次元】**●〔SFなどで〕人間が現実に生活する三次元の世界とは別に存在すると考えられる世界。異空間。●現実とかけはなれた世界。別世界。「まるでーの話だ」「―に遊ぶ」 **いしこ【石粉】**●長石の粉末。陶磁器の原料にする。●寒水石・石灰岩などの粉末。タイルのつぎ目や人造石の原料に用いる。 ―が流れて木の葉が沈む《句》道理にはずれて物事が逆になっていることのたとえ。石が流れて木が沈む。 ―に齧り付いても《句》どんなに苦しくてもがまんして。何がなんでも。「―やりとげてみせる」 ―に灸《句》石に灸をすえるように、ききめのないことのたとえ。また、苦痛に感じないことのたとえ。石に針。糠にくぎ。 ―に漱ぎ流れに枕くす《句》負けおしみが強いことのたとえ。〔理屈をつけて言いのがれることにも言う〕漱石枕流。[故事]晋の時代、孫楚が、「石に枕し流れに漱ぐ」と言うべきところを言い誤り、「石に漱ぐ」とは歯をみがくため、「流れに枕す」とは耳をあらうためだとこじつけたという故事から。〈晋書・孫楚伝〉 ―に立つ矢《句》何事も一心にやれば、できないことはないというたとえ。[故事]漢の時代、李広将軍が、ある夜大きな石を虎と見まちがえて矢を射たところ、その矢は矢羽根まで石にささって石を割ったという故事から。〈史記・李将軍伝〉 ―に枕し流れに漱ぐ《句》浮世をはなれて山林にかくれ住み、自由な生活を送るたとえ。 ―の上にも三年《句》しんぼう強くがまんしてやれば、最後にはきっと成功するというたとえ。 ―以て追わるる如し《句》罪がないのに大勢の非難を浴びて退くことの形容。「―・く、故郷を出る」 **いし【縊死】**《名・自サ》〔文〕自分で首をくくって死ぬこと。首つり。首くくり。 **いし【遺址・遺趾】**昔、大きな建物や城のあったあと。類語古跡。旧跡。遺跡。 **いし【遺子】**親に死に別れてあとに残された子。わすれがたみ。遺児。 **いし【遺志】**死んだ人が生きているときに、こうしようと心にきめていたこと。[コロ]「父のーをつぐ」 **いし【医師】**医療と保健指導に従事する職業(の人)。医者。「―会」「―法」[参考]医者より公的な言い方。 **いし【意字】**漢字など、一字で意味を表すことをたてまえとする文字。表意文字。[団]音字。 **いーじ【異字】**●異なる文字。別の文字。●異体字。 **い・じ【維持】**《名・他サ》ある状態をそのまま持ちこたえること。保ち続けること。「現状―」「体力をーする」 **いーじ【遺児】**親に死に別れてあとに残された(小さな)子。わすれがたみ。遺子。「交通―」 **いーじ【医事】**医学や医療に関する事柄。「―報道」 **いじーあたま【石頭】**●石のようにかたい頭。●がんこで融通がきかない・こと(人)。金づち頭。 **いじいじ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)はっきりとした態度がとれなくて、いじけているようす。 **いし、うす【石臼】**石で作ったうす。 **いしがき【石垣】**石を積み上げて作った垣。「城の―を築く」 **いしがみ【石神】**民間信仰で、石そのものに霊力が宿るとして祭った神。奇石や石剣・石棒などを神体としたもの。石神{いしがみ}。 <78> **いしころ―いしょう** **いしころ【石『塊】** 小石。石くれ。 **いしずえ【礎】** (石を据える意)●家の柱の下に置く石。土台石。礎石。●物事のもととなる大切な・もの(人)。「国家のーとなる」 **いし、ずり【石、摺り・石刷り】** 石碑の文字などを紙に刷り写すこと。また、その刷り写したもの。拓本{たくほん}。 **いしだい【石、鯛】** イシダイ科の海魚。青灰色で、体長約四〇センチ。磯にすみ、幼魚では七本の黒い縦じまがはっきりしている。食用。しまだい。 **いしだたみ【石畳甃】** ●四角い平らな石を畳のようにしきつめてある・所(道)。また、その石。●〔古〕石段。●市松模様。 **いし・だん【石段】** 石で作った階段。 **い・しつ【異質】** 《名・形動》他とくらべて性質がちがうこと。また、ちがった性質。「―の文化」[対]同質。—せい【一性】質が異なること。それぞれ異なる質をもつこと。「西洋文化と日本文化の―」「―の高い社会」[対]同質性。 **い・しつ【遺失】** 《名・他サ》〔品物や金銭を〕落としたり置き忘れたりしてなくすこと。「一物」[類語]紛失。 **いし・づき【石突き】** ●太刀のさやじり。また、それを包む金具。こじり。●やり・なぎなたなどの柄{え}の末端や、つえ・傘などの先端。また、そこについている金具。●キノコの根もとのかたい部分。 **いじ・どうくん【異字同訓】** 字は異なるが、訓が同じであること。「計」「測」「量」「図」の訓がすべて「はかる」であることなど。同訓異字。 **いしどうろう【石灯籠】** 石で造ったとうろう。 **いし、ばい【石灰】** 「酸化カルシウム(=生石灰)」「水酸化カルシウム(=消石灰)」の俗称。石灰{せっかい}。 **いしばし【石橋】** 石でつくった橋。[類語]土橋{どばし}。―を叩いて渡・る《句》慎重に物事を行うたとえ。 **いし‐ぶみ【石文・『碑】** ある事柄を記念し、または後世に伝えるため、文章などを刻みつけて地面にたてる石。また、その文章。石碑。 **いし‐ぼとけ【石仏】** ●石でつくった仏像。石仏{せきぶつ}。●ものを言わない人。感情を表情や態度に表さない人。[句]「木仏金仏{かなぶつ}―(=人情を解さず、融通のきかない人のたとえ)」[対]金仏・木仏。 **い・しゅ【総首】** 《名・自サ》〔文〕〔死ぬために]首をくくること。 **いしゅ【遺珠】** 〔文〕(拾われないて残っている玉の意)まだ世の中に知られていない、すぐれた詩文。〔故人の詩集・随筆集などをほめて言う〕 **い・しゅう【異臭】** へんなにおい。いやなにおい。[コロ]「―を放つ」[コロ]「―が鼻をつく」[類語]悪臭。 **いしゅう【、蝟集】** 《名・自サ》〔文〕ハリネズミ(蝟)の毛のように、多くのものが一か所に群がり集まること。「難民がーしている」[類語]密集。 **い・しゅう【遺習】** 今も残ってる、昔の風習。 **いーじゅう【移住】** 《名・自サ》他の土地や国へ移り住むこと。「海外にーす。」 **い・しゅく【畏縮】** 《名・自サ「いしゅく」》〔文〕権力や威力に恐れ、さからえなくなること。「先生の前でーす」 **い・しゅく【萎縮】** 《名・自サ》〔文〕●小さくしぼんでちぢこむこと。「腎臓が―する」「―腎{じん}」●元気がなくなること。「気分が―する」 **いしゅ‐たくいつ【意趣卓逸】** すぐれた考え。 **いしゅつ【移出】** 《名・他サ》国内のある地方から他の地方へ、または本国から植民地へ、産物・物資を送り出すこと。[類語]移送。[対]移入。 **いじゅつ【医術】** 傷・病気を診察し治療する技術。[類語]医学。 **いし・ゆみ【石弓弩】** ●昔の武器の一つ。ばねで石をはじきだして射るもの。石はじき。●城の石垣の上などに板をかけわたし、敵がくると石を頭上に落とすしかけ。「ぱちんこ」に同じ。 **いしょ【遺書】** ●死後にのこしてほしい事や、死に際しての感想などを書き記した文書。遺言状。書き置き。●後世に残された書物。遺著。「聖賢の―」 **いしょ【医書】** 医術や医学について記した書物。医学書。 **いしやま【石山】** ●岩石の多い山。●石材を切り出す山。 **い・しゅ【意趣】** 〔文〕●心の向かうところ。意向。●他人がしたことに対して恨みをもつこと。はらすべき恨み。遺恨。―がえし【一返し】しかえしをして恨みを晴らすこと。意趣晴らし。復讐。 **いしゅ【異種】** ちがった種類。「――交配」[類語]他種。別種。[対]同種。 **いしゅ【異趣】** 趣が変わっていること。風変わり。 **いじまし・い** 《形》しみじめな気持ちを起こさせるようだ。あわれをもよおす感じだ。「上司にごまをする―・い奴」●(度量が)せまい。こせこせしている。「―・い考え」 **いしむろ【石室】** ●石を積んだり、岩石を利用したりしてつくった部屋・小屋。岩屋。いわむろ。●古代人が墓として造った石の部屋。石室{せきしつ}。 **いじめ【『苛め・『虐め】** いじめること。集団で特定の個人に精神的・肉体的苦痛を長期にわたり与え続けること。「弱い者―」「学校から――をなくす」 **いじ・める【『苛める・『虐める】** 《他下一》弱いものをわざと苦しめる。「弟を―・める」 **いし・もち【石持・石『首『魚】** ニベ科の海魚「シログチ」また「ニベ」の別称。食用。[参考]頭骨の中に大きな耳石があるので、この名がある。 **いしや【石屋】** 「石工{いしく}」に同じ。 **い・しゃ【慰謝・慰藉】** 《名・他サ》〔文]苦しみや悩みをなぐさめいたわること。―りょう【一料】生命・貞操・自由・名誉などを不法におかされた、その精神的苦痛に対するつぐないとして支払われる金銭。 **い・しゃ【医者】** 病気を診察し、治療を行う職業(の人)。医師。[類語]国手。ドクター。――の不養生《句》理屈を知っていながら自分で実行しないことのたとえ。 **い・じゃく【胃弱】** 慢性的に胃の働きが悪い状態。 **いしょう【意匠】** ●絵画・詩文などを作る上でのくふう。また、あるものを作る上でのくふう。趣向。[コロ]「―をこらす」●製品・工芸品・商品などを美しく見せるため、その形・色・模様などを新しく考案すること。また、その考案したもの。デザイン。「―登録」 **いしょう【異称】** 正式の、または、ふつうの呼び名とはちがった別の呼び名。別称。異名{いみょう}。 <79> **いしょう―いすか** **い・しょう【衣装・衣裳】** ●外見をかざる衣服。「貸し―」「民族―」●芝居などで、出演者が着る衣服。「――合わせ」[参考]「衣(=上半身をおおうもの)」と「裳{も}(=下半身をおおうもの)」の意。もとは、もっぱら「衣裳」と書いた。―かた【一方】芝居・舞踊などで、舞台衣装の保管・整理・修繕などの仕事をする人。衣装付け。―どうらく【―道楽】着る物にぜいたくをする・こと(人)。 **い・じょう【以上】** ●《数量・程度・段階を表す語に直接つけて)それをふくんで、それより上。「六歳―」「平均―」「課長―」[参考]基準となる数値を明確に示しえない場合はそれをふくまずに言うことがある。「彼のやった仕事は君や私――の仕事だ」[対]以下。●〔演説・文書などで〕これまで述べた事柄。「―の通りまちがいなし」●文書の最後にしるし、「終わり」の意を表す語。●《活用語の連体形につけて接続助詞のように用いる)・・・からには。「約束した―、実行する」 **い・じょう【囲繞】** 《名・他サ》〔文〕周りをとり囲むこと。囲繞{いじょう}。「湖水を―する山々」 **い・じょう【委譲】** 《名・他サ》〔文〕権限などを他にまかせゆずること。「権限の―」 **いーじょう【異常】** 《名・形動》ふつうとちがっていること。ふつうの場合とくらべて変わっていること。「機械に―が起きる」「―に温度が高い」「――事態」[対]正常。 > **使い分け** > 異常〔ふつうとは違っている。並外れた〕異常気象・異常渇水・異常心理・異常な才能・異常な執着心・精神に異常をきたす・検査は異常(異状)なしと出た > 異状〔ふだんと違った状態〕異状(異常)を呈する・異状(異常)を発見する・全員異状なし・異状死 > [参考]「異常」は形容動詞(語幹)または名詞として用いる。「正常」の対で、アブノーマルの意。「異状」は、異常な状態の意で、多く「あり・なし」を伴って名詞として使ったが、近年「健康状態は異常なし」のように使うことも多い。「異状を呈する・異状を発見する」の場合も、近年「異常」と書くことがある。ともに、一部の例外を除いて「異常」を統一的に使おうとする傾向の表れである。意味よりも文法的な用法(「異状な~」の形はない)に違いがあるとする考えが一般的で、「異常を訴える/異状を訴える」と書いても意味に大差はないと見ていいだろう。 **い・じょう【異状】** ふだんと違った状態。別状。「どこにも―はない」「体の―を訴える」 **い・じょう【移乗】** 《名・自サ》〔他の乗り物に〕のりうつること。のりかえること。 **いじょう【移譲】** 《名・他サ》〔文]他にゆずり移すこと。「経営権を第三者に――する」「税源のー」 **いーじょうふ【偉丈夫】** 〔文〕体がたくましく、背が高くりっぱな男性。堂々とした男性。いじょうぶ。大丈夫{だいじょうふ}。 **い・しょく【移植】** 《名・他サ》●植物(特に農作物・草花・樹木)を他の場所に移し植えること。[参考]ひゆ的に、ある地域の文化などを他に移す意にも使う。●体の組織の一部や臓器を切り取って、それを他の場所や個体に移し植えること。「心臓―」―ごて【一▼鏝】野菜や草花の移植に使う小形のシャベル。 **い・しょく【衣食】** ●着る物と食べる物。衣料と食料。「一住」●生活。生計。「―足りて礼節を知・る《句》物質的に不自由がなくなり、生活にゆとりができれば、自然に礼儀を知るようになり、道徳心もうまれてくる。[故事]「衣食足りて則ち栄辱を知る〈管子・牧民〉」から。 **い・しょく【委嘱・依嘱】** 《名・他サ》〔文〕ある仕事を人にまかせてやってもらうこと。たのみゆだねること。「土地の調査を―する」[類語]委託。 **い・しょく【異色】** 他とくらべて、ありさま・性質などに特色があること。「―ある作品」「―の人物」 **いじらし・い** 《形》〔力の弱いものや幼いものの懸命なようすが〕いたいたしくて同情したくなる感じだ。可憐であわれに思うようす。「泣きたいのを我慢している子供の姿が―・い」[古]いぢら・し《シク》。 **いじ・る【『弄る】** 《他五》●手でふれてもてあそぶ。さわる。「ハンカチを―・る」●道楽として手入れをしたり、世話をしたりする。興味をもってあつかう。〔自分に関する場合は謙遜の気持ちをこめて言う」「庭を―・る」「カメラを―・る」●〔機構・構造などを〕必要もないのにちょっと変える。「へたに文章を―・るな」「チーム編成を―・る」[古]《四》。 **いし・わた【石綿】** 蛇紋岩などが変化した繊維状のやわらかな鉱物。アスベスト。石綿{せきめん}。[参考]防熱・防湿・電気の絶縁などに使われたが、発がん性があるとして使用を禁止されている。 **い・しん【威信】** 〔文]他に示す威厳と、他から受ける信望。「国の―にかかわる」[コロ]「ーをかける」 **い・しん【異心】** 〔文〕人を裏切ろうとする心。謀反をたくらむ心。ふたごころ。[コロ]「―をいだく」 **い・しん【維新】** すべてのことが新しく改まること。特に、明治維新のこと。「―の元勲」 **い・しん【遺臣】** ●死んだ前の主君の代から残っている家来・臣下。●ほろびた・王朝の臣下(藩の家臣)。 **い・じん【偉人】** 偉大な人。りっぱな仕事を残したすぐれた人。「―伝」 **い・じん【異人】** ●ほかの人。別人。「同名―」●国の異なった人。外国人。〔やや古風な言い方]「一館」 **いしん・でんしん【以心伝心】** ●禅宗で、文字やことばによらず、心から心へ仏法の神髄を伝えること。●ことばに出さなくても自分の考えや気持ちが相手に通じること。「ふたりは――の間柄だ」[注意]「意心伝心」は誤り。 **いじょく【居職】** 自宅にいて(手作業で)仕事をする職業。裁縫師・印判屋など。[類語]座職。[対]出職 **いす【椅子】** ●腰をかけるための洋風の家具。腰かけ。[参考]「一脚{いっきゃく}・・・」と数える。●要職の地位。ポスト。[コロ]「社長のーをねらう」 **いず【伊豆】** 旧国名の一つ。今の静岡県の伊豆半島の大部分と東京都下の伊豆七島。豆州{ずしゅう}。 **いすう【異数】** 〔文]めったに例がないこと。他と異なって特別なこと。異例。「―の出世」 **いすか【腸・『交、喙】** アトリ科の鳥。雄は暗紅色、雌は黄緑色。上下のくちばしの先が食いちがっている。冬鳥。 <80> ――の嘴{はし}《句》物事が食いちがって思い通りにいかないことのたとえ。鶍の嘴の食い違い。[団]イスカのくちばしが食いちがっていることからいう。 **い・すくま・る【居竦まる】**《自五》〔恐ろしさなどで」その場にすわったまま動けなくなる。いすくむ。 **い・すく・める【射竦める】**《他下一》●矢を射て敵を動けないようにする。●相手をじっと見つめて動けないようにする。「敵の鋭い眼光に―・められる」 **いずくん・ぞ【安んぞ・焉んぞ】**《副》(「いづくにぞ」の転)〔文〕下に推量の語を伴い、反語の意を表す。どして・・・(であろうか)。なんで・・・(であろうか)。一句「燕雀{えんじゃく}―鴻鵠{こうこく}の志を知らんや〈史記・陳涉世家〉」 **いず・こ【何处】**《代名》(不定称の指示代名詞)〔文]どこ。いずく。「―ともなく去っていく」「昔の光今―〈土井晩翠・荒城の月〉」 **いずまい【居住まい】**すわっている姿勢・ようす。[コロ]「―を正す」 **いずみ【和泉】**旧国名の一つ。今の大阪府の南部。泉州。 **いずみ【泉】**({いず}み「出水」の意)●地下水が地上に自然にわき出ている場所。また、その水。類語湧き水。泉水。●物事が・起こる(始まる)源。源泉。「若さのー」「話のー」 **いずみ・ねつ【泉熱】**感染症の一つ。高熱・発疹を伴い、舌が赤くなる。異型猩紅熱。ウイルスによる。 **イズム**主義。主張。説。▽ism **いずも【出雲】**旧国名の一つ。今の島根県の東部。雲州。―の・かみ【―の神】●出雲大社の祭神、大国主命。●結婚をつかさどる神。縁結びの神。[参考]毎年一〇月に全国の神々が出雲大社に集まり、男女の仲をとりもつという俗信から。 **イスラム・きょう【イスラム教】**アジア・アフリカに普及している宗教。アラビアの預言者ムハンマドを教祖とする。唯一・絶対の神アッラーを信じ、『クルアーン』を経典とする。イスラーム。[参考]キリスト教・仏教とともに世界三大宗教の一つ。 **いずる【出ずる】**《連体》(文語動詞「出づ」の連体形から)〔文〕出る。連「日ー国(=日本国の美称)」 **いずれ【何れ・孰れ】**《代名》(不定称の指示代名詞)確かでない物事を指し示す語。●〔二つ以上のものの〕どれ。「―も立派な作品だ」●〔二つのうちの〕どちら。「和服か洋服か―になさいますか」●どこ。「きょうは―へお出かけですか」■《副》(「いくつか考えられる場合のどれになっても」の意から)どちらにしても。どっちみち。「人間は―死ぬ」●近いうちに。そのうち。「―お伺いいたします」 **いずれにせよ【何れにせよ・敦れにせよ】**《連語》どちらにしても。いずれにしても。いずれにしろ。「―、結論はまだ出ない」 **い・すわ・る【居座る・居坐る・居据わる】**《自五》●他人の家・場所などにすわって、いつまでも動かないでいる。●同じ地位や位置などに(ひき続いて)とどまり動かない。「大臣はまだ―・る腹だ」 **いせ【伊勢】**●旧国名の一つ。今の三重県の大部。勢州。●「伊勢神宮」の略。ーじんぐう【――神宮】三重県伊勢市にある皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)の総称。皇室の氏神。神宮。大神宮。―まいり【―参り】伊勢神宮への参拝。伊勢参宮。[参考]江戸時代に盛んに行われた。 **い・せい【威勢】**●恐れさせおさえつける勢い。「敵の―に恐れをなす」●活気のある勢い。[コロ]「―のいい掛け声」 **い・せい【為政】**〔文]政治を行うこと。「―者」 **いせい【異姓】**互いに姓がちがうこと。また、その姓。別姓。[団]同姓。 **いせい【異性】**●性質がちがう・こと(もの)。●〔動物で〕性の異なる・こと(もの)。●男性から女性、女性から男性をさす語。「―の友人」[団]①~③同性。 **いせい【遺制】**〔文]社会状態の変わった今でも行われている、古い制度。昔の制度の名残。「―を守る」 **い・せい【遺精】**《名・自サ》快感や勃起を伴わず、不随意に精液をもらすこと。壮年期に多い。 **いせ・えび【伊勢蝦・伊勢海老】**イセエビ科のエビ。海にすむ。体長約三〇㌢で甲羅がかたく、ひげが長い。暗紫色または暗褐色。食用。煮ると紅色になる。かまくらえび。[参考]昔、伊勢湾で多くとれたのでこの名がある。長寿の象徴として古くから珍重され、めでたいときや正月の飾りに使われる。 **い・せき【移籍】**《名・自他サ》●本籍を他へ移すこと。転籍。●スポーツ選手などが、所属している団体から他の団体へ変わること。トレード。「―選手」 **い・せき【遺跡・遺蹟】**●昔、大きな建物や事件などのあった跡。類語遺址。旧跡。古跡。●土器・石器など、考古学上の遺物が残っている貝塚や古墳。 **いせ‐こみ【いせ込み】**いせること。いせ。 **い・せつ【異説】**これまでの世間一般の説とちがった説。[コロ]「―を唱える」[コロ]「―をたてる」 **い・せつ【移設】**《名・他サ》建物や記念物などを〔そのまま〕他の場所に移すこと。「工場を―する」類語移築。 **い・せる**《他下一》裁縫で、長さのちがう二枚の布を一方にふくらみをつけてぬい合わせるために、長い方の布を細かくぬい縮める。いせこむ。「そでを―・せる」 **い・せん【緯線】**地球の表面に赤道に平行して仮に引いた線。同じ緯度の点を結ぶ線。経線と直角に交わる。緯度線。[参考]「緯」は「横糸」の意。[団]経線。 **いーぜん【以前】**●ある基準になる時をふくんで、それより前。「六時―」「明治―」[囡]以後。●現在より前。過去。昔。「この家の―の持ち主」「―ここに住んでいた」〔①②は副詞的にも使う〕●それより前の段階にあること。「常識―の問題だ」 **い・ぜん【依然】**《形動》少しも変わらずもとのままであるようす。「経済はーとして停滞している」[四字]「旧態―」 **いぜん・けい【已然形】**文語の用言・助動詞の活用形の一つ。接続助詞「ば」「ど」「ども」に続いて確定条件を表し、また、係助詞「こそ」の結びとして文を終止する。口語では、仮定形にあたる。 <81> **いそ【磯】**[岩の多い]海・湖などの波打ちぎわ。また、そこにある岩。「―遊び」 **イソ【ISO】**[略語集](ISO)。 **いそ・あけ【磯明け】**海岸で、貝類や海藻をとることが許されること。また、その期間。磯の口明け。浜の口明け。[参考]禁止される期間は「磯の口止め」という。 **いそいそ**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)〔うれしいことや思いついたことなどがあって〕心がはずんで動作が調子づいていいるようす。「――と出かける」 **い・そう【位相】**●(phase)〔理〕振動現象など、周期的に運動するものの、ある瞬間の位置および運動状態。周期関数における変数の値。「――差」●〔語学〕言語表現の主体や場面(職業・階級・性別・地域など)によって生じることばの違い。「――語」●(topology)〔数〕極限と連続の概念を、空間で論じるときに、よりはっきりさせるための適当な構造。 **い・そう【意想】**〔文〕〔心の中の〕考え。思い。―がい【―外】《名・形動》考えもしないこと。思いもつかないこと。「―の費用がかかる」類語意外。予想外。 **い・そう【異相】**〔文]普通の人とはちがった人相・姿。「―の持ち主」類語異形。 **い・そう【移送】**《名・他サ》●[法]ある事件を処理する権限を一つの法律機関から他の法律機関へ移すこと。●〔人や物を〕他の場所に移し送ること。 **い・ぞう【遺贈】**《名・他サ》その人の死後、遺言によって、財産を他人(相続人もふくむ)に無償でゆずりわたすこと。「蔵書を図書館へ―する」 **いそうお【磯魚】**、磯の岩や藻の間にすむ魚。ハゼ・ベラなど。 **い・そうろう【居候・食客】**、他人の家に住んで養ってもらう・こと(人)。食客。 **いそがし・い【忙しい】**《形》●用が多くて・休む(ほかのことをする)暇がない状態だ。仕事に追われている状態だ。「年末の―・い毎日」●落ち着きがなく、よく動くようすだ。じっとしていない。せわしい。「―・い性分だ」図いそが・し《シク》。 >類語と表現「忙しい」 「忙しい」は、「急ぐ」や「勤しむ」と語源を同じくする語である。現代では、漢字表記が異なるために同語源であるという意識も希薄となったが、「イソ」という共通の語根を持つことのほかに、意味の上でも、「当座のことにかまけて他をかえりみる余裕がない」という共通性が見られる(勉強に忙しい・完成を急ぐ・研究に勤しむ)。 ◆忙・多忙・繁忙・繁劇・繁用・繁多・忽忙・忽々・多事・多用・多端・多事多用・多事多端 [多忙の表現]慌ただしく[忙しげに・忙しなく・気忙しく]立ち働く/仕事が[重なる・山積する・立て込む]/仕事で[駆け回る・駆けずり回る・飛び歩く・奔走する・東奔西走する・きりきり舞いする・てんてこ舞いする]/仕事に[追われる・あくせくする・取り紛れる・忙殺される]/激務に就く・激職にある **いそが・す【急がす】**《他五》→いそがせる。図《四》 **いそが・せる【急がせる】**《他下一》(「急ぐ」の使役形)急いである事をするようにさせる。せきたてる。いそがす。「出発を―・せる」図いそが・す《下二》。 **いそぎ【急ぎ】**いそぐこと。急を要すること。「―の使い」「―の返事」〔副詞的にも使う〕「―帰郷する」 **いそぎ・あし【急ぎ足】**早く歩く・こと(足どり)。はやあし。 **いそぎ・もの【急ぎ物】**急いで作らなければならない物。また、急いで持って行かなければならない物。 **いそぎんちゃく【磯巾着】**イソギンチャク目の刺胞動物の総称。浅海の岩などについている。体は筒形で、触手がたくさんある。刺激をうけると体が収縮し、きんちゃくをしぼったような形になる。 **いそ・ぐ【急ぐ】**《自他五》●物事を短い時間でしようとする。早くしようとする。「―・いで準備する」「結論をー・ぐ」類語早める。●気持ちがせく。あせる。「勝ちを―・ぐ」類語逸る。慌てる。●目的地〈早く着こうとする。速く歩く。「道を―・ぐ」《四》。 **いぞく【遺族】**ある人の死後に残された、その家族・親族。類語遺家族。―ねんきん【―年金】一家の生活を支えていた者が死亡した場合、その遺族に対し、厚生年金保険法や各種の共済組合法などに基づいて支給される年金。 **いそくさ・い【磯臭い】**《形》海岸特有のにおいがする。魚・貝・海藻・潮風などのにおいがするようすだ。 **いそ‐じ【五十・五十路】**[雅]五〇。●五〇年。五〇歳。「―の坂をこす」 **いそし・む【勤しむ】**《自五》〔することが楽しくて〕心を散らさずにつとめはげむ。[コロ]「勉学に―・む」「仕事に―・む」[対]怠る。文《四》。 **いそ・づり【磯釣り】**陸続きの海岸の岩の上や海上の小島などで魚をつること。 **イソフラボン**大豆胚芽に多くふくまれる、ポリフェノール化合物の一つ。更年期障害の軽減、骨粗鬆症や癌を予防する働きがあるとされる。▽isofravone **いそべ【磯辺】**いその近く。いそのあたり。 **いそめ【磯目・磯蚯蚓】**イソメ科の環形動物の総称。海岸の岩の間などにすむ。体長五~二〇㌢で、細長い。釣りのえさにする。 **い‐そん【依存】**《名・自サ》他のものにたよって・成立する(生きる)こと。いぞん。「石油に―する」「相互ー」「アルコールー症」 **いぞん【異存】**反対の意見。不服(な意見)。「―を唱える」「―はない」類語異論。異議。 **いた【板】**●うすくて平らな木材。また、それに似たかたいもの。「ガラスのー」「まないた」の略。●「板前」の略。「―さん」「―場」●舞台。「―にのる」 **いたい【異体】**●《名・形動》普通とちがって、風変わりなこと。また、その形や姿。異形。異体。●別の体。「雌雄―」●標準の字体の異なる文字。「峰」に対する「峯」など。異体字。 <82> **いた・い【遺体】**死んだ人の体。なきがら。[参考]の「死体」より丁寧な言い方。の「一体…」と数える。類語死体。死骸。 >類義語の使い分け「死体・死骸・遺体」 **いた・い【痛い】**《形》●体の一部を打たれたり、強く押されたり、傷つけられたりして、たえがたい感じだ。「ボールの当たったところが―・い」●〔弱点をつかれて〕ひどく困る。つらく苦しいようすだ。[例]「耳が―・い」図いた・し《ク》。 >類義語と表現「痛い」 〈痛み〉を表現する時は、「あ、痛い!」「歯が痛い」のように形容詞で表現したり、「頭が激しく(ずきずき)痛む」のように動詞で表現したり、「腕に痛みを覚える」「胃痛に苦しむ」「頭痛がする」のように名詞で表現したりすることができる。痛みの場所は、痛みの表現に欠かせない情報であるが、痛み方やその程度も重要で、その場合は一般に「きりきり・激しく」などの副詞句で表現したり、「激痛が走る」のように名詞で表現したりする。 [反応]差し込む(差し込み)・疼く(疼き)・苦しむ(苦しみ)・ひりつく・苦痛 [部位]胃痛・腹痛・胸痛・腰痛・歯痛・頭痛・偏頭痛・神経痛・筋肉痛 [痛み方・程度]激痛・疼痛・鈍痛・陣痛 [原因]生理痛・打撲痛・疝痛 [副詞的表現]割れるように・刺すように・刺されたように・飛び上がるほど・唸るほど「痛い」 [オノマトペ]ずきずき・ずきんずきん・がんがん・きりきり・ちくちく・しくしく・ちりちり・ひりひり・ぴりぴり[痛い・痛む] ―い所を衝く《句》弱点を攻める。 ―い目に遭う《句》つらい思いをさせられる。 ―くも痒くもな・い《句》何の苦痛も感じない。少しも困らない。「彼が結婚してもー・い」 ―くもない腹を探ら・れる《句》自分にやましいところがないのに、他人からあれこれ疑われる。 **いーだい【偉大】**《形動》価値・能力などがすぐれていて、りっぱなようす。「―な人物」「―な業績」 **いたいいたいびょう【イタイイタイ病】**原因はカドミウムによる中毒で、全身の骨がもろくなり、わずかの衝撃で骨にひびがはいったり折れたりする病気。全身が衰弱して死亡する。[参考]一九五五年ごろから、富山県神通川流域に発生。一九六八年、公害病に認定された。 **いたい・け【幼気】**《形動》幼くてかわいらしいようす。また、弱々しくていたいたしいようす。「―な少女」[表記]かなで書くことが多い。 **いたいた・し・い【痛痛しい・傷傷しい】**《形》心が痛くなるほど、かわいそうだ。気の毒でいたましい。「―・いほどやつれた姿」「やけどのあとが―・い」。 **いた・がね【板金】**●うすくひきのばした金属板。●ばんきん(板金)。 **いた・がみ【板紙】**板のように厚くてかたい西洋紙。ボール紙。 **いた・ガラス【板ガラス】**板のように平らなガラス。鏡・窓ガラス・ショーウインドーなどに使う。 **い・たく【依託】**《名・他サ》〔文〕●ある物事についてのすべてを他にたのんでまかせること。「政府から―された学生」●物にもたせかけること。「――射撃」 **い・たく【委託】**《名・他サ》〔文]ある事を自分にかわってくれるように、まかせたのむこと。「調査を民間に―する」「―販売」●〔法〕ある行為・事務の処理を他人にまかせたのむこと。類語委任。委嘱。 **い・たく【遺沢】**〔文]死後にまで残る恩沢。後世まで残るめぐみ。「先人の―に浴する」 **いたく【痛く・甚く】**《副》(文語形容詞「いたし」の連用形から)〔文〕物事の程度がはなはだしいようす。非常に。はなはだしく。ひどく。「―気に入る」 **いたけ・だか【居丈高】**《形動》相手を威圧するような態度をとるようす。「―にどなる」[参考]「居丈」は座ったときの背の高さ。[表記]「威丈高」とも当てる。 **いたこ**東北地方などで、死者のことばを伝えるといわれる巫女。青森県恐山のいたこが有名。いちこ。 **いたご【板子】**和船の底にしく上げ板。 **いた‐つ【板材】**うすく板状にした木材。 **いたしかた【致し方】**うまく解決する方法。しよう。すべ。[参考]「しかた」の改まった言い方。 **いたしかたない【致し方無い】**《連語》しようがない。しかたがない。「事ここに至っては―・い」 **いたし‐かゆし【痛し痒し】**《連語》(かけば痛いし、かかなければかゆいの意で)ぐあいのよい面もあれば、ぐあいの悪い面もあって困ること。「客があまり入り過ぎるのも、事故が心配でーだ」 **いたじき【板敷き】**建物の中の床に板を張ること。また、その板を張った所。板の間。 **いたじめ【板締め】**染色法の一つ。模様を浮きぼりにした二枚の板の間に、布や糸をはさんで締め、模様を白く染めぬく方法。またそのようにして染めたもの。 **いた・す【致す】**■《他五》●行き届かせる。至らせる。[コロ]「高原に思いを―・す」●「よくない結果を〕もたらす。ひき起こす。まねく。句「不徳の―・すところ」●《自五》「する」の改まった言い方。また、謙譲語。「隣室から奇妙な音が―・します」「それはわたくしがー・します」文《四》。■《補動》(「お」+動詞の連用形、漢語の名詞などについて)「・・・する」の改まった言い方。転じて、一段高い謙譲語。「お願い―・します」「参上―・します」[参考]「いたします」の形で使われることが多い。[表記]かなで書くことも多い。文《四》。 **いだ・す【出す】**《他四》〔古〕だす。 **いだ・く【抱く】**《他五》〔文〕●腕でかかえる。かかえもつ。「大きな花束を―・く」●かかえるようにまわりを囲む。〔多く受け身の形で使う」「入り江に―・かれた砂浜」「山々に―・かれた山村」●ある考え・感情を心に持つ。「疑念を―・く」句「少年よ大志を―・け〈クラーク〉」[参考]~③は「だく」の古い形。[表記]「擁く」とも、③は「懐く」とも書く。《四》。 **いたずら【悪戯】**《名・形動・自サ》(「徒」と同語源)●ある人に対して、その人が困るようなふざけた行い(をすること)。わるふざけ。わるさ。「子供のー」「―電話」●自分の行為を謙遜して言う語。手なぐさみ。「ちょっとーをして陶器を焼いています」●みだらなふるまい(をすること)。「女性に―する」●常識では考えられない影響や作用のたとえ。「運命のー」「視覚のー(=錯覚)でやせて見える」 <83> **いたずら―いたみ** **いたずら【『徒】** 《形動》利益・効果のないようす。無益なようす。〔多く「いたずらに」の形で副詞的に使う〕「―に日を送る」「―に騒ぐ」[類語]無駄。無益。 > **類義語の使い分け** > [いたずら・無駄] ただいたずら(無駄)に時を過ごす > [いたずら] いたずらに他人を中傷するものではない > [無駄] 努力が無駄になる/無駄な抵抗はやめろ **いただき【頂】** (「頂き」と同語源)山などのいちばん高い所。頂上。てっぺん。――に霜を置・く《句》髪が白くなる。 **いただき【頂き・『戴き】** 《「いただく」の連用形から》[俗]苦労せずに自分のもの(勝ち)になること。「このゲームは―だ」「そのアイディアはーだ」―もの【一物】「もらい物」の謙譲語。頂戴物。 **いただきます【頂きます】** 《感》飲食する前に言う挨拶の言葉。 **いただ・く【頂く・『戴く】** ■《他五》●頭の上にのせる。また、いちばん高い所におく。また、頭(頭上)の辺りにささげ持つ。「王冠を―・く」「雪を―・く山々」「満天の星を―・く」「賞状を―・く」●〔上の者として〕敬い仕える。あおぐ。「A氏を党首に―・く」●「もらう」の謙譲語。頂戴する。「先生の著書を―・く」「お言葉を―・く」●「食う」「飲む」の謙譲語・丁寧語。「ご飯を―・く」「―・きます(=飲食する前に言うあいさつのことば)」●[俗]苦労せずに手にいれる。「この勝負は―・いた」「人のプランを―・く」[古]《四》。■《補動》《「お」+動詞の連用形、「ご」+漢語、動詞連用形+「て(で)」につけて)「・・・てもらう」の謙譲語。他人が何らかの動作をすることを、たのむ形で表す。他人を一段高いものとして扱うので、多く丁寧な感じを伴う。「お待ち―・く」「ご検討―・く」「もう帰ってー・こう」〈「・・・(さ)せていただく」の形で〉相手に願って、自分のすることを許してもらう意の謙譲語。「帰らせて―・く」表記■は、多くかな書き。[古]《四》。―く物は夏も小袖《句》欲の深いことのたとえ。もらう物は夏も小袖。[参考]小袖は絹の綿入れのことで、暑い夏にもらっても役に立たない。 **いただけ・ない【頂けない・『戴けない】** 《連語》(可能動詞「いただける」+助動詞「ない」)いただける③ **いただ・ける【頂ける・『戴ける】** 《自他下一》《「いただく」の可能形)●「もらえる」の謙譲語。「直接返事を―・けるとはありがたい」●「食える」「飲める」などの謙譲語。「毎日ご飯が―・ける」●十分よいと認められる。感心できる。〔多く、「いただけない」の形で使う」「その考えは―・けない」「彼は―・けない言動が多すぎる」 **いた‐だたみ【板畳】** ●板をしんとして入れた畳。[参考]床の間などに用いる。●板をしきつめた所。また、その板。板敷き。板の間。 **いたたまれない【居た堪れない】** 《連語》〔その場所・地位などに〕それ以上じっとしていられない。いたたまらない。「―・ない思いで席を立つ」 **いたち【鼬鼬鼠】** イタチ科の動物。胴が細長い。敵にあうと悪臭を放ってにげる。――の最後っ屁、《句》困りきったときに最後の非常手段を使うことのたとえ。――の道《句》〔イタチは同じ道を二度と通らないということから〕交通・交際・音信などが絶えることのたとえ。いたちの道切り。 **いたちごっこ【鼬ごっこ】** ●子供の遊び。二人が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、互いに手の甲をつまみ合い、手が届かなくなるまで順に重ねていくもの。●両者が同じことをくり返すばかりで、らちの明かないこと。「抗生物質と耐性菌とのー」 **い・だつ【遺脱】** 《名・自サ》〔文〕〔文字などが〕ぬけおちること。おち。 **いたつき【『労・『病】** 〔文〕●骨折り。労苦。●病気(の人)。 **いたつき【板付き】** ●板のついたもの。また、板についたもの。●板の間。(「板(=舞台)に付く」意から)開幕する前から舞台に出て(演技を始めて)いる・こと(俳優)。●「板付きかまぼこ」の略。小さな板に盛って蒸したかまぼこ。 **いたって【至って】** ■《連語》〈「・・・に―」の形で〉・・・になって。「争議は八月に―解決した」■《副》非常に。きわめて。「――質素な生活」「一元気だ」 **いた・で【痛手】** ●[刀・矢などでうけた」重い傷。[コロ]「―を負う」[類語]深手。重傷。●ひどい打撃・損害。「東北地方は、冷害で大きな―を受けた」 **いだ・てん【韋駄天】** ●仏法の守護神。足の速い神といわれる。「―走り」●足の速い人。 **いた‐ど【板戸】** 板をはった戸。雨戸・引き戸など。 **いたどり【『虎杖】** タデ科の多年草。雌雄異株。茎は中空で節があり、高さ一~二メートル。夏、淡紅色、または白色の小さい花を多数つける。若い芽は酸味があり食用。根は薬用。 **いたの‐ま【板の間】** 床に板をはっただけの部屋。板敷き。[参考]台所・脱衣場などにいうことが多い。ーかぜぎ【一稼ぎ】ふろ屋・温泉場などの脱衣場で他人の衣類や持ち物をぬすむ・こと(人)。 **いたば【板場】** 「板前①②」に同じ。 **いた・ばさみ【板挟み】** 対立する二つのものの間に立って、どうしたらよいか困ること。ジレンマ。「義理と人情のーになる」 **いたばり【板張り】** ●板をはりつけて作ってあること。板をはりつけた場所。●《名・他サ》洗い張りで、つやを出ししわをのばすため、布にのりを付け、板にはりつけてかわかすこと。 **いた・び【板碑】** [仏]板状の平らな石で作った卒塔婆。鎌倉・室町時代に関東地方で流行した。 **いた・ぶき【板、葺き】** 屋根を板でふくこと。また、その屋根や家。「――屋根」 **いたぶ・る** 《他五》(「いたく振る」の意)〔俗〕おどかして、金品などをせびり取る。ゆする。[古]《四》。 **いた・まえ【板前】** (「まな板前」の略といわれる)●日本料理の料理人(の長)。板{いた}さん。[参考]おもに関東地方でいう。関西地方では「板場」という。●料理屋で、まな板をおく所。調理場。=板場。 **いたまし・い【痛ましい・傷ましい】** 《形》心がいたむほど、あわれで気の毒だ。見ていられないほどかわいそうだ。「―・い交通事故」[類語]いたいたしい。[古]いたま・し≪シク》。 **いたみ【痛み・傷み】** ●肉体に感じる苦しみの感覚。痛い感じ。苦痛。「傷の―がおさまる」[類語]疼き。●心に感じる苦しみの感覚。悲しみ。悩み。「胸の―にたえる」[類語]心痛。●器物などの損傷。故障。「機械の―が激しい」●食べ物がくさること。果物に傷がつくこと。「夏は食べ物のーが早い」表記①②は「痛み」、③④は「傷み」と書く。 <84> **いたむ―いたる** **いたみ・い・る【痛み入る・傷み入る】** 《自五》相手の好意に恐縮する。また、相手に迷惑をかけたことなどに恐れいる。〔古風な言い方〕「丁寧な挨拶に―・る」 **いたみ・わけ【痛み分け・傷み分け】** 相撲で、一方または双方のけがによって試合が引き分けになること。[参考]争い事などで双方に被害があって終わる場合にも使う。 **いた・む【痛む・傷む】** 《自五》●肉体に痛みを感じる。「歯が―・む」●心に苦しみや悲しみを感じる。「心が―・む」●打撃・損害を受ける。[句]「懐が―・む(=自分の持ち金がへる)」[類語]悩む。●器物などがこわれる。故障する。傷つく。「家が―・む」●食べ物がくさる。果物に傷がつく。「早く食べないと―・む」表記①~③は「痛む」、④⑤は「傷む」と書く。[古]《四》。 > **使い分け** > 痛む〔肉体的精神的な苦痛に苦しむ〕足が痛む・良心が痛む・痛(傷)み入る・痛(傷)み分け・痛ましい > 傷む〔きずつく。くさる〕家が傷む・道路が傷む・野菜が傷む・傷んだ果物 > 悼む〔死を悲しみなげく〕友の死を悼む・故人を悼む > 痛める〔心身の苦痛を受ける〕ひじを痛める・のどを痛める・心を痛(傷)める・痛め付ける > 傷める〔きずつける。くさらせる〕器物を傷める・花を傷める・桃を傷める > [参考]「痛」は苦痛・苦悩に、「傷」は主に、きずや故障に使うが、「心をいためる」は「痛める」とともに、「傷める」とも書き(=傷心)、後者は心を傷つけ、損なう意の強い表現となる。 **いた・む【悼む】** 《他五》人の死などをなげき悲しむ。哀悼する。「亡き師を―・む」「戦死者を―・む」[古]《四》。 **いた・め【板目】** ●板と板との合わせ目。●板の木目が平行でなく、波形あるいは山形をした不規則な形のもの。[対]正目{まさめ}。―いた【一紙】のりで数枚張り合わせて厚くつくった和紙。台帳・和本の表紙、ハンドバッグの芯などに用いる。 **いため・かわ【『撓め革】** にかわを溶かした水にひたし、たたいてかたくした革。[対]鞣し革。 **イタめし【イタ飯】** [俗]イタリア料理。[「イタ」は「イタリア」の略] **いた・める【痛める・傷める】** 《他下一》●肉体的な痛みを起こす。体のある部分を悪くする。「ひざを―・める」●心に、苦しみや悲しみの感じを起こす。「子供のことで胸を―・める」[類語]なやます。●痛手を与える。打撃・損害を与える。[句]「懐を―・める(=自分の金を使う)」●器物などをこわす。傷つける。「おもちゃを―・める」●食べ物をくさらせる。果物に傷をつける。「早霜が作物を―・める」表記①②③は「痛める」、④⑤は「傷める」と書く。[古]いた・む《下二》。 **いたや【板屋・板家】** 板ぶきの屋根(の家)。 **いたらない【至らない】** 《連語》→至らぬ。 **いたらなさ【至らなさ】** 《連語》注意などが十分に行き届かないこと。また、経験・能力などが不足していること。未熟さ。「自分の一を恥じる」 **いたらぬ【至らぬ】** 《連体》思慮などが行き届かない。未熟である。至らない。「―者ですがよろしく」 **いたり【至り】** (動詞「いたる」の連用形の名詞化)●ある物事の行きつく所。もたらした結果。「若気の―」●ある思いが最高の状態に達していること。きわみ。「痛快の―」「汗顔の―」 **イタリック** 欧文活字の書体の一つ。少し右にかたむいた活字。傾斜書体。例 *italics* ▷italics **いた・る【至る・『到る】** ■《自五》●ある場所・時刻に行き着く。届く。達する。「山頂に―・る道」「深夜に―・る討議」●ある状態、範囲の程度、ある段階などになる。およぶ。「今に―・るまで知らなかった」「大事に―・る」[コロ]「死に―・る(=死ぬ)」●感情などがわいてくる。「好機――・る」[句]「悲喜こもごも―・る」[古]《四》。■《名》漢字の部首「至」の称。表記■はふつう、ひらがなで書く。 **いたるところ【至る所・『到る所】** 行くさきざき。また、あらゆる所。〔副詞的にも使う」「―花盛りだ」「―から水がもる」[類語]随所。各所。 **いたれりつくせり【至れり尽くせり】** 《連語》(「り」は完了の助動詞)心づかいなどがよく行き届いている。「―のもてなしで満足した」 **いたわさ【板『山、葵】** 「板わさび」の略。板付きかまぼこを切ったものに、わさび・しょうゆをそえた料理。 **いたわし・い【『労しい】** 《形》気の毒な感じだ。あわれでかわいそうだ。「―・い身の上」[類語]いたましい。[古]いたは・し《シク》。 **いたわ・る【『労る】** 《他五》〔同情して〕力の弱い者などを大切にあつかう。「祖父母を―・る」「体を―・る」●労をねぎらう。「救助隊員を―・る」[古]《四》。 **いったん【異端】** 学問・思想・宗教などの分野で、正統と認められないこと。また、その学説・思想・宗派。「――者」「―視する」[類語]邪道。外道。[対]正統。 **いち【一】** ■《名》〔数の名で〕自然数の最初の数。一つ。表記証書などでは「壱」と書く。●物事のはじめ。最初。一番め。「――から出なおす」「――の鳥居」●最もすぐれた・こと(もの)。首位。[句]「―二を争う」●三味線・琴などで、いちばん低い音を出す糸。一の糸。●漢字の部首「一」の称。■《接頭》「数多くの中の・一つ(一人)」の意。「―事件」「一市民」●「とりたてて言うほどではない」「つまらない」の意。「―大名にすぎない」●「不確かなこと」の意。ある。「――記者が訪れた」●「ひとかどの」の意。「一見識」――か八か《句》運を天にまかせて試みること。のるかそるか。「―の大勝負に出る」[参考]ばくちから出たことば。[類語]乾坤一擲{けんこんいってき}。――から十まで《句》何から何まで。すべて。「弟のことはーから十まで知っている」 <85> **いち―いちげん** **いちいち【一一】** 《名・副》たくさんあるものの、一つ一つ。また、一つ残らず。「――報告しなくてもいい」「―文句を言う」表記かなで書くことが多い。[類語]逐一{ちくいち}。 **いち‐いん【一員】** 団体・仲間などの中の、一人。「チームのー」 **いち・いん【一因】** 〔考えられるいくつかの原因の中の〕一つの原因。「失敗の―」 **いち・いん【一院】** ●一つの寺院。●議院がただ一つであること。また、二院制の議会のうちの、一つの議院。「一制」 **いち‐う【一宇】** 〔文]ひとむねの家・建物。一軒。「―の堂」[参考]「宇」は「屋根」「家」の意。 **いちえ【一会】** ●一つの集まり。●一度会うこと。四字「一期一」 **いちえん【一円】** 〔地名・地方名などの下につけて〕そのあたり一帯。その地域全体。「関東―をおそった台風」 **いち【位置・位地】** 《名・自サ》●ある人・物・事柄が、他との関係上しめる場所。また、その場所をしめること。●空間の中で、場所をしめること。また、その場所。「大体の―を教える」「村の西方五〇キロにーする」●〔抽象的に〕ある世界・社会の中で、場所をしめること。立場。「自然界における人間の―」●組織の中でしめる場所。地位。「課長の―にある」―づ・ける【一付ける】《他下一》〔全体の中で、また他との関連で〕ある位置を与える。ある位置におく。 **いち・い【一位】** ●第一の位。首位。●第一の位階。正一位・従一位のこと。●一けたの数。 **いちい【一意】** ●一つの意味・考え。一義。「―性」●一つのことにだけ心を集中すること。四字「―専心」 **いちい【櫟】** イチイ科の常緑高木。葉は針状で、赤い実がつく。材は、建築・細工物材また鉛筆材。あららぎ。[参考]昔、この木で笏{しゃく}を作ったので、位階の一位にちなんで「一位」とも書く。 **いちい・せんしん【一意専心】** ひとつのことにだけ心を集中すること。 **いちいたい・すい【一衣帯水】** 〔文〕一筋の帯のようにせまく長い川・海峡。また、それをへだてて近接していること。「―の地」「日中両国は―の間にある」 **いちぎ【一義】** ●一つの道理。一理。●物事の一つの意味。一意。●もっとも重要な意義。第一義。―てき【一的】《形動》●一つの意味しかないようす。「ーに決まる」●もっとも重要であること。第一義的。「―な問題」 **いちぎ【一議】** 〔文〕●一度の評議・相談。●異議。一言。「―ある者」――に及ばず《句》議論するまでもない。 **い・ちく【移築】** 《名・他サ》ある建物を原形のまま他の場所に移し建てること。[類語]移設。 **いち‐ぐう【一遇】** 一回会うこと。四字「千載―」 **いち‐ぐう【一隅】** 〔広い場所の〕一方のすみ。かたすみ。「庭の―に池をつくる」[類語]一角。 **いち‐ぐん【一群】** 一つのむれ。一団。 **いちぐん【一軍】** ●一つの軍勢。●すべての軍勢。全軍。●日本のプロ野球で、公式試合に出場できる資格をもつ、登録選手の集団。[対]二軍。 **いちげい【一芸】** 一つの芸能・技能。[コロ]「―に秀でる」 **いちげき【一撃】** 《名・他サ》〔はげしく〕一回打つこと。一回攻撃すること。「頭に―を加える」 **いち‐が【一河】** 〔文〕●一筋の川。ある川。「―のほとり」●同じ川。――の流れを汲む《句》《同じ川の水を共にくむ意から)仏教で、人と人とのつながりはわずかなことでも前世からの因縁によっているということ。 **いちがいに【一概に】** 《副》細かいちがいを無視して判断するようす。一様に。〔下に打ち消しの語を伴うことが多い」「―悪いとは言えない」 **いち‐がつ【一月】** 年の第一の月。睦月。正月。 **いち・がん【一丸】** 〔多くのものを集めた〕ひとかたまり。ひとまとまり。〔多く「ーとなる」「―となって」の形で用いる」「全社ーとなって取り組む」 **いち・がん【一眼】** ●一つの目。また、片方の目。片目。●「レフレックスカメラで〕レンズが一つであること。―レフ「一眼レフレックスカメラ」の略。一個のレンズで焦点調節用と撮影用を兼ねるもの。[参考]二眼レフ。 **いちぎ【一儀】** ●一つの事柄。「お願いしたいーがある」●性行為の婉曲な言い方。「―に及ぶ」 **いちげん【一元】** ●いろいろな事物・現象のもとになるものが一つであること。「一的」[対]多元。●天皇の在位中に一つの元号だけを用いること。四字「一世一」●〔方程式で〕未知数が一つであること。「―二次方程式」―か【一化】《名・他サ》いくつかに分かれている組織・機構などを一つのものに統一すること。一本化。―てき【一的】《形動》考えや事物のもとになるものが一つであるようす。「――な基準」「情報を―に収集する」[対]多元的。ーろん【一論】(monism)〔哲〕ただ一つの原理または根源的実在を認め、それによってあらゆるものを説明しようとする立場。[対]二元論・多元論。 **いちげん【一『見】** 初めて会うこと。特に、旅館・料理屋などで、なじみでなく、初めてである・こと(客)。「―の客」 **いちげん【一言】** 一つのことば。短いことば。ひとこと。いちごん。[コロ]「要求をーの下にはねつける」[類語]片言。一語。隻語。 **いちげん・いっこう【一言一行】** 一つ一つの言動。 <86> **いちげん―いちじょ** **いちげん・きん【一弦琴・一、紋絃琴】** 弦を一本だけ張った琴。須磨琴。板琴。 **いちげんこじ【一言〈居士〉】** どんな事柄にも自分の意見を少しでも言わなければ気のすまない人。〔多く、軽蔑の意をふくめて使う〕[注意]「いちごんこじ」は誤読。 **いち・けんしき【一見識】** 〔取り立てて言う価値のある〕りっぱな意見・考え方。相当な見識。いっけんしき。「彼は演劇について―をもっている」 **いちこ【市子・『神巫巫女】** 神・死霊・生霊の気持ちを自分の体にのり移らせ、そのことばなどを語る女性。あずさみこ。くちよせ。[類語]巫女。いたこ。 **いちご【一期】** 〔文〕生まれてから死ぬまで。一生。生涯。「―の思い出」「五〇歳をーとして息を引きとる」 **いちご【一語】** ●一つの単語。「豪華の―に尽きる」●わずかなことば。「―も聞きもらさない」[類語]片言。 **いちご【苺苺】** ●バラ科の多年草または小低木の総称。オランダイチゴ・ヘビイチゴ・キイチゴなど。●オランダイチゴ。また、その実。実は赤く、食用。茎が水平にのびてふえる。 **いちごいちえ【一期一会】** 一生に一度だけ会うこと。[参考]一生に一度だけの機会として、それに心を傾注する意で、特に茶道の心構えとして強調される。 **いちごう【一毫】** 〔文〕(「一本の細い毛」の意から)ほんの少し。わずか。「―のすきもない」 **いちこじん【一個人】** 公の立場・資格をはなれた、一人の人間。一個人{いっこじん}。「―としての感想」 **いちころ** 〔俗〕(一撃でころりと負ける意)簡単に負けること。「横綱にかかってはーだ」 **いちごん【一言】** 一つのことば。短いことば。一言{いちげん}。―も無・い《句》〔相手のことばをすべて認めて〕ひとことも弁解のしようがない。[類語]ぐうの音も出ない。 **いちごん・いっく【一言一句】** ひとことひとこと。 **いちごん‐はんく【一言半句】** ほんのわずかなことば。〔下に打ち消しの語を伴う〕「――もおろそかにしない」[類語]片言隻語{へんげんせきご}。 **いち‐ざ【一座】** ●《名・自サ》同じ場所にすわること。同席。「大スターとーする」●同じ場所に居合わせている・こと(全体)。同座。満座。「――を笑わせる」●興行する芸人の一団。「―の花形」●〔連歌・説法・講談などの〕一回。一席。●〔仏像などの〕一基。 **いち・ざん【一山】** →いっさん(一山)。 **いちじ【一事】** 一つの物事。―ふさいり【一不再理】〔法〕刑事訴訟法で、判決が確定した事件について再公訴を許さないこと。二重訴追の禁止。―が万事《句》ある一つの事によって、他のすべての事を推し量ることができるということ。 **いち‐じ【一字】** 一つの文字。―ぜんきん【一字千金】一字の価値が千金にもあたるほど、すぐれた文章または文字であること。[故事]秦{しん}の呂不韋{りょふい}が呂氏春秋を著したとき、一字でも添削できる者がいたら千金を与えようと言った故事から。〈史記・呂不韋伝〉 **いちじ【一時】** ●過去のある時・時期。その当時。「―は彼と絶交状態だった」●その場かぎり。当座。「―の間に合わせ」「―の出来心」●しばらくの間。「―仕事を休む」[参考]①~③は副詞的にも使う。=一時{いっとき}―きせい【帰休制】「レイオフ」に同じ。―きん【金】〔年金・月給などに対して〕一度に限ってまとまった額が支給される金。「年末―」―しのぎ【―、凌ぎ】その場だけをとりつくろうこと。一時の間に合わせ。「――の策に過ぎない」―てき【一的】《形動》物事が長続きしないようす。少しの間だけであるようす。「――な現象」―に《副》多くのものが同じ時に同じ行動をするようす。また、物事が集中するようす。同時に。一時{いっとき}に。「群衆が―さわぎ出す」―のがれ【――逃れ】その場だけつくろって不利な立場からのがれようとすること。「―のうそ」―ばらい【一払い】。一度に全額を支払うこと。[対]分割払い。 **いちじ【一次】** ●〔ある事を二回以上に分けて行うときの〕第一回め。最初。「――試験」●代数式で、二乗またはそれ以上の項をふくまないこと。「―関数」―さんぎょう【―産業】第一次産業。―さんぴん【一産品】原料の形をとどめ、それ以上加工されていない産物。農産物・水産物・鉱物資源・木材など。[参考]石油などの鉱物性燃料を除いた意味で使われることが多い。 **いちじく【『無花果】** クワ科の落葉小高木。葉は大きい。大形で三~五裂に分かれている。初夏に小さな袋状の花托{かたく}をつけ、その内側に多くの薄紅色の花をつける。熟したものは食用。 **いちじつ【一日】** 〔文〕●一つの日数。四字「十年―」●月のはじめの日。ついたち。「八月―」●ある日。「春の――、野に遊ぶ」=一日{いちにち}。――の長《句》他より少し年をとっていること。転じて、経験や技術が他の人にくらべて少しすぐれていること。いちにちのちょう。〈論語・先進〉 **いちじつ・せんしゅう【一日千秋】** 一日が千年にかも感じられるほど長く思われること。待ちどおしいこと。一日千秋{いちにちせんしゅう}。[コロ]「夫の帰りをーの思いで待つ」 **いちじゅ【一樹】** 〔文]一本の立ち木。――の陰一河の流れも他生の縁《句》〔仏〕ともに同じ木かげに雨宿りし、ともに同じ川の水をくむことは、たとえ知らない者どうしであっても、すべて前世の因縁によるものであるということ。 **いちじゅ【一汁】** 一種類の汁。―いっさい【一汁一菜】●【副食物が〕一種類の汁と一種類のおかずからなるもの。●非常に簡単で質素な食事。 **いちじゅん【一巡】** 《名・自サ》〔ある範囲を〕ひとまわりして、もとにもどること。ひとめぐり。「館内をーする」[類語]一周。 **いちじゅん【一旬】** 〔文〕一〇日間。旬日{じゅんじつ}。 **いちじょ【一助】** わずかな助け。何かの足し。「生活費のーとする」 **いちじょ【一女】** ●一人のむすめ。●長女。 **いちじょう【一場】** (一つの場面の意)●〔演説などの〕一席。ひとくさり。「―の訓示を受ける」●その場かぎり。わずかの間。―の夢《句》短い時間で消えてしまうことのたとえ。 <87> **いちじょう【一定】**■《名・形動ナリ》〔古〕確かにそれと決まっていること。確実であること。必定。[因]不定。■《副》〔古〕確かに。必ず。きっと。 **いちじょう【一条】**●ひとすじ。一本。「―の光」●〔箇条書きにした文章などの〕一節。ひとくだり。●事件のいきさつ。一件。「話がだまされた―に及ぶ」 **いちじるし・い【著しい】**《形》きわだってはっきりしているようすだ。目だつほど、程度がはなはだしい。「―・い進歩をとげる」図いちじる・し《シク》。 **いちじん【一陣】**●第一の陣。先陣。●風雨などがさっとふくこと。「―の風」 **いちーず【一途】**《形動》一つのことだけに懸命になるようす。ひたむき。「仕事―の生活」「―に思い込む」[注意]「いっと」と読めば別語。 **いち・せいめん【一生面】**新しく切り開いた方面。新機軸。いっせいめん。「――を切り開く」 **いちぜん・めし【一膳飯】**●一人に碗一杯だけ割り当てる飯。盛り切り飯。●〔葬儀のとき死者との告別の意味で一杯ずつ食べる飯。また、死者の枕もとに供える盛り切りの飯(=枕飯)。 **いちぞく【一族】**●同じ血筋または氏の人々すべて。類語一門。同族。●自分の家族全員。「―を引き連れて帰郷する」―ろうとう【―郎党・―郎等】血縁者とその家臣・家来。転じて有力者を中心に、共通の利害関係で結ばれた関係者。[参考]「ろうどう」とも読む。 **いち-ぞん【一存】**自分一人だけの考え・判断。「私の一―で決めた」 **いちだ【一朶】**〔文〕●花の一輪。「―の白百合」●花のついた、ひとえだ。「―の山桜」●ひとかたまり。ひとむれ。「―の雲」 **いちだい【一大】**《接頭》「一つの大きな」「一つの重大な」の意。「――革命」「―発見」 **いちだい【一代】**●一人の天皇・国王・戸主(世帯主)などがその地位にいる期間。一世。「―で財産を築く」●一生。一生涯。「―の不覚」句「人は一代名は末代」●ある一つの時代。その時代。「―の名僧」―き【―記】ある人の一生の言行を記したもの。類語伝記。 **いちだん【一団】**〔しっかりまとまった〕ひとかたまり。一つの集まり。「――の乗客」類語一群。 **いち・だん【一段】**■《名》●階段・段階などの一つの段。ひときざみ。「地位が―あがる」●文章などのひとくぎり。類語一節。■《副》(「―と」の形も)はっきりした差があるようす。「寒さが――と厳しくなる」類語ひとしお。ひときわ。いっそう。 **いちだんらく【一段落】**《名・自サ》あるくぎりまで物事がかたづくこと。ひとくぎり。「ようやく仕事が―した」 **いちてんき【一転機】**一つの・たいせつな(大きな)変わり目。一転機。「大病が彼の生活のーとなった」 **いちど【一度】**一回。一遍。〔副詞的にも使う〕「―言い出したらあとへ引かない」「一生に―のことだ」 **いち‐に【一二】**●一つ二つ。ほんの少し。ごくわずか。「―の誤りはしかたがない」●第一位と第二位。一番と二番。 **いちにち【一日】**●一つの日数。いちじつ。「―置き」●午前零時から午後一二時までの二四時間。一昼夜。●朝(起きて)から晩(寝る)まで。終日。「―テレビを見ている」●月のはじめの日。ついたち。いちじつ。●[文]ある日。いちじつ。「初夏の―川辺を歩く」 **いちにん【一人】**ひとり。「―区」―まえ【―前】●ひとりに割り当てられる分量。ひとりぶん。●(その道で、一通りのことができる腕前・能力をもつこと。「―の料理人」[因]半人前。●社会人としての資格・能力をもつこと。人並み。「―の男に育てる」 **いち・にん【一任】**《名・他サ》ある物事の処理・決定などのすべてを任せること。「残務整理を部下に―する」 **いち・にんしょう【一人称】**「自称②」に同じ。[団]二人称・三人称。 **いちねん【一年】**●一月一日から一二月三一日までの期間。●ある日・月を基準として数えた、その前後一二か月間の長さ。「あれからちょうどーになる」●第一学年。一年生。●[文]ある年。「―パリに遊ぶ」―き【―忌】「一周忌」に同じ。―さい【―祭】神道の儀式で、人の死後、一年目の同じ日に行う祭典。[参考]仏式の一周忌に当たる。―せいしょくぶつ【―生植物】春に発芽し、その年のうちに、花をつけて実をむすび、枯れる植物の総称。稲・アサガオ・ハコベなど。一年草。[参考]多年生植物。―そう【―草】春発芽し、その年のうちに花をつけて実を結び、かれる草。稲・アサガオなど。一年生植物。 <88> **いちぶん【一分】**一身のめんぼく。身分にふさわしい名誉。「男の―が立たない」 **いちぶん【一文】**〔文〕一編の文章。「―を書く」 **いち・べつ【一別】**《名・自サ》〔文〕人と別れること。―いらい【―以来】《連語》別れてからその時まで。別れてこのかた。「―の挨拶を交わす」 **いち・べつ【一瞥】**《名・他サ》ちらっと見ること。「―を与える」類語瞥見。一見。 **いちーぼう【一望】**《名・他サ》〔広い景色などを〕ひと目で見わたすこと。ひとながめ。一眸。「町を―する高台」 **いちぼう・せんり【一望千里】**(ひと目で千里の遠くまで見わたせる意から)見わたすかぎり広いようす。「―の草原」 **いち・ぼく【一木】**一本の木。ーづくり【―造り】木彫の技法の一つ。首と胴体を一つの木材からほり出すもの。仏像に多い。[団]寄せ木造り。 **いちぼく・いっそう【一木一草】**一本の木、一本の草。「―もない砂漠」 **いちまい【一枚】**●[紙・板など〕うすくて幅の広いもの、重ねられるものなどの一つ。「ざるそば―」●その中である役割を演じる一人。「ぜひとも加わってほしい」●能力などの〕一段階。〔多く、「―上」の形で使う〕句「役者が―上」[参考]番付にのった役者をその順位によって、一枚目、二枚目、三枚目と数えることから。―いわ【―岩】●〔一枚の板のように〕大きく平らな岩。●組織・団体などで、しっかりまとまっていること。また、結びつきが強いこと。「―の団結」 **いちまい・かんばん【一枚看板】**●一座の中心役者。また、一つの団体の中で他にほこれる中心人物。大立者。[参考]もと、歌舞伎芝居で、外題や役者の名前・似顔などを書いて劇場前にかかげる大看板を言った。●ただ一つの宣伝効果をもつもの。「この料理は当店のーだ」●〔俗〕たった一枚しかない衣服。 **いち・まつ【一抹】**(「ひとなすり」「ひとはけ」の意から)ほんの少し。わずか。「―の疑い」「―の不安がある」 **いちまつ【市松】**「市松人形」の略。関西人形の一つ。土焼きの人形で腹部に笛がしこんである。いちま。●「市松模様」の略。黒と白(または二つの色)の正方形をたがいちがいに碁盤目状にならべた模様。石畳。[参考]江戸時代中期の歌舞伎俳優佐野川市松がこの模様のはかまを用いたことから。 **いちもくさん【一目散】**《多く「―に」の形で副詞的に使う)わきめもふらず走ったりにげたりするようす。まっしぐら。「―に駆け去る」 **いちもく・りょうぜん【一目瞭然】**《形動》ひとめ見ただけではっきりとわかるようす。「結果は―である」 **いち‐み【一味】**●一つのあじ。同じあじ。「―唐がらし」●漢方薬で、一種類。●ある味わいや趣があること。「―の雨」●同じ目的をもったなかま。〔ふつう、悪いことをする場合にいう〕「――の者」「―徒党」 **いち‐みゃく【一脈】**●一つのつながりがあること。ひと続き。ひとすじ。●少し。わずか。 **いち‐めい【一名】**●ひとり。●正式の名称以外の、もう一つの呼び名。「イノシシの肉は―山鯨ともボタン(肉)とも言う」 **いち・めい【一命】**●一つの命。[コロ]「―を取り止める」●一つの命令。[コロ]「――を帯びる」「――が下る」 **いち・めん【一面】**●〔物体の〕いくつかある面の一つ。「八面体の―」●物事の一つの面・立場。ある観点。〔副詞的にも使う〕「悪いとは言え、―同情すべき点もある」●新聞の第一ページ。●〔広がったものの〕全体。一帯。〔副詞的にも使う」「―火の海」「―花畑だった」―せい【―性】〔ものの見方や考え方などが〕ある一つの面にかたよっていること。「報道のー」―てき【―的】《形動》〔ものの見方や考え方が〕ある一つの方面にかたよっているようす。「―な観察」 **いち・めんしき【一面識】**以前に一度会って、ちょっと知っていること。〔多く、「ーもない」の形で使う」「彼とはーもない」 **いちもう・さく【一毛作】**同じ田畑に一年に一回だけ作物を作ること。[参考]二毛作・三毛作・多毛作。 **いちもう‐だじん【一網打尽】**一度打った網でそのあたりにいたほとんど全部の魚を捕らえること。転じて、(悪人の)一味を一度にごっそりと捕らえること。 **いちもく【一目】**●《名・他サ》〔物事の状態などを〕ちょっと見ること。一見。「事故現場をーして原因をさとる」●碁盤上の一つの目。また、一つの碁石。「―勝ち」 **いちもん【一文】**●江戸時代の金銭で、穴あき銭一枚。千枚で一貫に当たる。●わずかの金銭。「―の値打ちもない」「無―」●〔文〕一つの文字。―おしみ【―惜しみ】わずかな金品を出しおしむ・こと(人)。―なし【―無し】全然金を持っていない・こと(人)。文なし。―ふち【―不知】文字を一字も知らないこと。 **いちもん【一門】**●同姓の一族。●[仏]同じ宗旨を信じるもの。同門。●〔学問・技芸などで〕同じ師から教えを受けたなかま。また、同じ師の系統をひく者たち。 **いちもん・いっとう【一問一答】**《名・自サ》一つの質問に対して一つの答えをすること。また、二人でそれをくり返すこと。 **いち・もんじ【一文字】**●一つの文字。●「一」の文字。●「一」の字のように」横にまっすぐなこと。真一文字。「ロを―に結ぶ」●まっすぐにつき進むようす。まっしぐら。●掛け軸の上下につける細い布。●舞台の上の方に横に長くつった、黒またはあさぎ色の布。 **いちや【一夜】**●日暮れから夜の明けるまで。ひと晩。「―明ければ」「―の宿を取る」●ある夜。ある晩。「春のー、友と語る」 <89> **いちみ―いちょう** **いちみ【一味】** ●一つのあじ。同じあじ。「―唐がらし」●漢方薬で、一種類。●ある味わいや趣があること。「―の雨」●同じ目的をもったなかま。〔ふつう、悪いことをする場合にいう〕「――の者」「―徒党」 **いち‐みゃく【一脈】** ●一つのつながりがあること。ひと続き。ひとすじ。●少し。わずか。―つう・じる【一通じる】《句》〔考え方・性質などが〕どこかしら共通する。一脈相通じる。 **いち‐めい【一名】** ●ひとり。●正式の名称以外の、もう一つの呼び名。「イノシシの肉は―山鯨ともボタン(肉)とも言う」 **いち・めい【一命】** ●一つの命。[コロ]「―を取り止める」●一つの命令。[コロ]「――を帯びる」「――が下る」 **いち‐めん【一面】** ●〔物体の〕いくつかある面の一つ。「八面体の―」●物事の一つの面・立場。ある観点。〔副詞的にも使う〕「悪いとは言え、―同情すべき点もある」●新聞の第一ページ。●〔広がったものの〕全体。一帯。〔副詞的にも使う」「―火の海」「―花畑だった」―せい【一性】〔ものの見方や考え方などが〕ある一つの面にかたよっていること。「報道のー」―てき【一的】《形動》〔ものの見方や考え方が〕ある一つの方面にかたよっているようす。「―な観察」 **いち‐めんしき【一面識】** 以前に一度会って、ちょっと知っていること。〔多く、「ーもない」の形で使う」「彼とはーもない」 **いちもう‐さく【一毛作】** 同じ田畑に一年に一回だけ作物を作ること。[参考]二毛作・三毛作・多毛作。 **いちもう‐だじん【一網打尽】** 一度打った網でそのあたりにいたほとんど全部の魚を捕らえること。転じて、(悪人の)一味を一度にごっそりと捕らえること。 **いちもく【一目】** ●《名・他サ》〔物事の状態などを〕ちょっと見ること。一見。「事故現場をーして原因をさとる」●碁盤上の一つの目。また、一つの碁石。「一勝ち」――置・く《句》《碁を打つとき、弱いほうが石を何目か置いて始める意から)自分より相手の能力が上だと認めて、一歩をゆずる。 **いちもくさん【一目散】** 《多く「―に」の形で副詞的に使う)わきめもふらず走ったりにげたりするようす。まっしぐら。「―に駆け去る」 **いちもく・りょうぜん【一目瞭然】** 《形動》ひとめ見ただけではっきりとわかるようす。「結果は―である」 **いちもつ【一物】** ●一つの品物。●一つの(悪い)考え。あるたくらみ。[句]「腹に―ある」●〔俗〕例のもの。あのもの。特に、男根。 **いちもつ【『逸物】** とびぬけてすぐれている・もの(人)。逸物{いつぶつ}。〔馬・犬・タカなどにもいう〕 **いちもん【一問】** 一つの質問・問題。―いっとう【一問一答】《名・自サ》一つの質問に対して一つの答えをすること。また、二人でそれをくり返すこと。 **いちもん【一文】** ●江戸時代の金銭で、穴あき銭一枚。千枚で一貫に当たる。●わずかの金銭。「―の値打ちもない」「無―」●〔文〕一つの文字。―おしみ【一惜しみ】わずかな金品を出しおしむ・こと(人)。―なし【―無し】全然金を持っていない・こと(人)。文なし。―ふち【一不知】文字を一字も知らないこと。―おしみのひゃくしらず【一惜しみの百知らず】《句》目前のわずかな金銭を出しおしんで、後に大損をすることを知らないこと。 **いちもん【一門】** ●同姓の一族。●[仏]同じ宗旨を信じるもの。同門。●〔学問・技芸などで〕同じ師から教えを受けたなかま。また、同じ師の系統をひく者たち。 **いちや【一夜】** ●日暮れから夜の明けるまで。ひと晩。「―明ければ」「―の宿を取る」●ある夜。ある晩。「春のー、友と語る」=一夜{いちゆう}。―づくり【一作り・造り】●一夜のうちに作ってしまう・こと(もの)。●一時の間に合わせに、大急ぎで作る・こと(もの)。―づけ【一漬け】●ひと晩だけつけた漬け物。●時間をかけずに一時の間に合わせにする・こと(仕事・勉強)。 **いちゃいちゃ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)男女がたわむれ合うようす。「人前でーする」 **いち・やく【一躍】** 《名・自サ》一定の順序をふまずに、ひと飛びにこして進むこと。特に、名声や地位などが、一挙に上がること。一足とび。〔多く副詞的に使う」「ートップスターとなる」 **いちゃ・つ・く** 《自五》〔俗〕(仲のよい)男女がなれなれしくふざけあう。 **いちゃもん** 〔俗〕〔けんかを売るつもりでいう〕文句。言いがかり。[コロ]「―をつける」[類語]難癖。 **いち・ゆう【掛】** 《名・自サ》〔文]軽くおじぎをすること。「―して席につく」 **い・ちゅう【意中】** 心の中で思っている事柄。心の中。「―を打ち明ける」[類語]胸中。―の・ひと【一の人】心の中でこれと決めている人。特に、恋人や結婚相手。 **い・ちゅう【移駐】** 《名・自サ「いっちゅう」》軍隊などが、ある土地から他の土地にうつりとどまること。 **い・ちょ【遺著】** 死後に・残された(出版された)著作。[類語]遺文。遺作。 **いちょう【一葉】** 〔文]●一枚の木の葉。ひとは。●〔紙などのうすい物の数え方で〕一枚。「写真―」●小舟一そう。―落ちて天下の秋を知る《句》わずかな前ぶれによってそのあとにやってくることを予知するたとえ。[故事]あおぎりの葉が秋に最も早く、また、一枚一枚落ちるので、それを見て秋になったことを感じる意から。〈淮南子・說山訓〉 **いち・よう【一様】** 《形動》●多くのものがみな同じであるようす。同様。「皆―にうつむく」[対]多様。●ありふれているようす。なみ。四字「尋常」 **いちょう【異朝】** 〔文〕外国の朝廷。また、外国。「―に例を求める」[対]本朝。 **いちょう【移、牒】** 《名・自サ》〔文〕受け持ちのちがう役所などへ、文書で命令・通知をすること。また、その命令・通知。[参考]現在、公用文では「移達」という。 <90> **いちょう―いっしゅ** **いちょう【銀杏鴨『脚『樹・『公『孫『樹】** イチョウ科の落葉高木。葉は扇形で、秋に黄色くなる。雌雄異株。種は「ぎんなん」と呼ばれ、食用。材は木目が密で、家具・碁盤などに用いる。――がえし【『銀杏返し】日本髪の結い方で、頂に束ねた髪を二つに分け、左右に半円形に曲げて結んだもの。 **いちよう‐らいふく【一陽来復】** (陰がきわまって陽がかえってくる意)●陰暦一一月。また、冬至の日。●《名・自サ》しばらく悪いことが続いたが、ようやく幸運がめぐってくること。[注意]「一陽来福」は誤り。 **いち・よく【一翼】** ●一つのつばさ。●全体の中の一部分の役割。一つの任務。[類語]一端。―を担・う《句》全体の中で一つの重要な役割を果たす。一部門を受け持つ。「大プロジェクトのー・う」 **いち‐らん【一覧】** ●《名・他サ》ひととおり目を通すこと。「報告書を―する」●ある物事をひと目で知ることができるようにまとめて書いたもの。「―表」[類語]便覧。 **いちらんせい‐そうせいじ【一卵性双生児】** 一つの受精卵から生まれたふたご。同性で、体形・性質などがよく似ている。[対]二卵性双生児。 **いち‐り【一利】** 一つの利益。[句]「百害あってーなし」 **いち【一理】** 一つの道理。一応の理由・わけ。「彼の言うことにもーある」 **いち‐り【一里】** 「里」を単位とする距離で、約三・九キロ。―づか【―塚】●昔、街道に一里ごとに、道の両側に土を高く盛り上げ、エノキなどの樹木を植えて里程の目標とした塚。●達成にいたるまでの間の、一つの段階。「一大改革への―」 **いちり‐いっとう【一利一害】** 利益もあるが害もあること。利益があったり損失があったりすること。[類語]一得一失。 **いちりつ【一律】** 《名・形動》●同じ調子で変化がないこと。四字「千篇{へん}―」●やり方がみな同じであること。「―五〇〇〇円の手当」[注意]「一率」は誤り。 **いちりゅう【一流】** ●〔技芸・学問などの〕一つの流派・流儀。●〔同じ氏族の中で〕別に一家をなした一族。「足利氏の―」●ある分野ですぐれた地位をしめる・もの(人)。「―のホテル」●やり方・流儀などが独特であること。「彼ーのポーズ」 **いちりゅう【一粒】** ひとつぶ。―まんばい【一粒万倍】わずかな元手から多くの利益・収穫が生じること。 **いちりん【一輪】** ●車輪や花の、一つ。「―の野菊」●満月のこと。「―の名月」―ざし【一挿し】一、二輪の草花をいける小さい花器。―しゃ【―車】●車輪が一つだけの手押し運搬車。ねこぐるま。●車輪が一つの自転車。 **いち‐る【一縷】** ●〔文〕ひとすじの糸。●今にも絶えようとするほどわずか。かすか。「―の望み」[類語]一条。 **いち‐るい【一塁】** ●野球で、走者が最初にふむ塁。ファースト(ベース)。●「一塁手」の略。野球で、一塁を守る選手。 **いち‐るい【一類】** ●同じ種類。●一族。同族。 **いち・れい【一例】** 一つの例。[コロ]「―を挙げる」 **いち・れい【一礼】** 《名・自サ》一度おじぎをすること。また、軽く礼をすること。「―して下がる」 **いち・れつ【一列】** ●ひと並び。●第一の列。●同じなかま。同列。「―にみなす」 **いち・れん【一連】** ●関係のある事柄のひとつながり。「―の事件」●数珠{じゅず}や干物など、連ねたひとつながり。●連れだっている一組み。表記②は「一聯」とも書く。 **いちれん‐たくしょう【一蓮托生】** ●[仏]死後、極楽浄土で同じ蓮台{れんだい}(=ハスの花の上)に生まれること。●他の人と行動や運命を共にすること。「こうなったら君とはーだ」 **いちろ【一路】** ■《名》(まっすぐな)ひとすじの道。四字「真実」■《副》〔わき見や寄り道をせず〕まっすぐに。ひたすら。「――目的地へ向かった」 **いちろく【一六】** ●[すごろく・ばくちなどで」さいころの目に一と六が出ること。●毎月一または六のつく日。[参考]江戸時代、けいこ日や休日などにあてた。―ぎんこう【銀行】〔俗〕質屋。[故事]一と六とを加えると七で、「質」と同音であることから。―しょうぶ【一勝負】●さいころでする勝負事。ばくち。●運を天にまかせてやっていたこと。「―に出る」 **いちろ‐まいしん【一路、邁進】** 《副・自サ》ひたすら突き進むようす。「目標を達成すべく―する」 **いつ【一・壱】** 〔文〕〔数で〕いう。一つ。●二つのうちの、一方。「――はよく、―は悪い」●同じこと。同様。「志を―にする」[句]「軌を一にする」 **いつ【『何時】** 《代名》●《不定の指示代名詞》定まらない年・月・日・時間などを表す。きまった時。「―になるかわからない」[類語]何時{なんじ}。何時{いつぞや}。何時{いつごろ}。●いつもの時。平生。「―の年よりも雪が多い」―と無く《句》いつのまにか。「彼とは―疎遠になった」――に無・い《句》ふだんとはちがう。「―・くしずんだ様子だ」――の間まに《句》いつか知らない間に。〔下に疑問の形を伴う」「―背がのびたのだろう」 **いつう【胃痛】** 胃がいたむこと。また、そのいたみ。 **いつか【『何時か】** 《副》《「か」は疑問の係助詞》●過去の不定の時を表す。いつにあったか。以前。「ここはー来た場所だ」[類語]ある時。前に。昔。かつて。●未来の不定の時を表す。そのうち。おそかれはやかれ。いずれ。「また―電話する」「この調子なら―成功するだろう」[類語]後で。後程。後に。今に。後日。早晚。●どの時点か不明であるようす。いつの間にか。いつしか。「―雨は上がっていた」 **いつか【一下】** 〔命令などが〕ひとたび下ること。四字「号令ー」 <91> **いっか―いつく** **いつーか【一家】** ●一軒の家。●一家族。「―そろって出かける」●同じ親分をもつ博徒の一団。〔姓や名の下につけて接尾語的にも使う〕「清水―」●[学問・芸術などで〕独自の見解をもつ一流派。[コロ]「評論でーを成す」ーげん【一言】その人独特の意見・学説。また、ひとかどの見識をもつた意見。[コロ]「彼はこの分野ではーをもつ」――を構・える《句》独立して所帯をもつ。 **いっかど【一廉・一角】** →ひとかど。 **いっかーな** 《副》 《「如何{いか}かな」の促音便。下に打ち消しの語を伴う)どうしても。一向に。「―聞き入れない」 **いつ・かい【一介】** 〈「―の」の形で〉取るに足りない。つまらない。「―の画家」[参考]「介」は「芥{ごみ}」に通じるとも、助数詞「个{か}」「箇」に通じるとも言われる。 **いっかい【一回】** ●ひとたび。一度。〔副詞的にも使う」「―見てみたい」●ひとまわり。一巡。「一忌(=一周忌)」 **いっかい【一塊】** ひとかたまり。「―の土」 **いっ‐かく【一画】** ●漢字で、一つの画{かく}。また、その一筆で書く線。「一点―」●〔土地などの〕ひとくぎり。一区画。「町の―」表記②は「一劃」とも書く。 **いっ‐かく【一角】** ●一つの角。一つのかど。「三角形のー」「ある地域などの〕一部分。片隅。「駅前の―に店を出す」[句]「氷山のー」●〔組織・チームなどの〕ある役割。「先発投手のーを担う」「四天王の―がくずれる」●一本の角。―じゅう【一獣】①一角。●「きりん(麒麟)②」の別称。●想像上の動物。全体は馬に似ているが、ひたいに一本の角を持つ。ユニコーン。 **いっ‐かく【一郭・一廓】** ●一つの囲いの中の(全体の)地域。●そのあたりのひとくぎり。「林の中のー」 **いっかく・せんきん【一攫千金】** たやすく一度に大金をもうけること。「―を夢見る」表記新聞などでは代用漢字「一獲千金」を用いる。 **いつか・しら【『何時かしら】** 《副》 《「いつか知らぬ」の転)いつの間にか。いつしか。「―夏も過ぎた」 **いつかつ【一喝】** 《名・他サ》大きな声でひと声しかりつけること。「社長から―される」 **いつ・かつ【一括】** 《名・他サ》一つにくくること。ひとまとめにすること。「原案を―して検討する」「―処理」 **いつーかん【一巻】** ●巻き物・書物・フィルムなどの、一つ。●〔二つ以上ある巻の〕第一の巻。―の終わり《句》《一巻の物語が完了する意から)すべてが終わること。特に、死ぬこと。 **いっ‐かん【一環】** ●くさりの一つの輪。●全体の中で互いに関係をもつものの一つ。「平和運動の―」 **いつ-かん【一貫】** 《名・自サ》〔始めから終わりまで]ある一つの方針・考え方などで通すこと。「―した思想」四字「終始―」―せい【―性】始めから終わりまで一つの方針・考え方などで貫かれていること。「主張に―を欠く」 **いっかんばり【一閑張り】** 竹籠などにのりで美濃紙または布などをはり重ね、その上にうるしまたは柿渋をぬったもの。[参考]江戸時代初期に、飛来一閑{ひきいっかん}が創始したという。 **いっ‐き【一、揆】** 中世・近世に、武士・社寺・地主などの圧迫をうけた農民・信徒などが、団結しておこした闘争。「百姓一」「一向」 **いっ‐き【一気】** ひといき。「―飲み」 **いっき・かせい【一気呵成】** ●文章・詩などをひといきに作りあげること。「小説を―に書き上げる」●物事をひといきにしてしまうこと。「油絵をーにしあげる」 **いっき【一季】** ●春夏秋冬のうちの一つの季節。●江戸時代、奉公人がつとめる一年の期間。 **いっき【一騎】** 馬に乗った兵の数え方で、一人。―うち【一討ち】●一騎ずつで戦うこと。●一対一で勝負すること。「保守・革新の―」 **いつき【逸機】** 《名・自サ》〔文]機会を失うこと。特に、スポーツで得点する機会をのがすこと。 **いっき・いちゆう【一喜一憂】** 《名・自サ》〔情勢の変化によって〕喜んだり心配したりすること。「味方の戦いぶりにーする」 **いっきく【一掬】** 〔文]●両手で水をひとすくいすること。ひとすくい。●わずか。「―の涙を禁じえない」[参考]②とも「―に」「―の」の形で使うことが多い。 **いっきとうせん【一騎当千】** 一人で千人の敵に対抗できるほど強いこと。一人当千。「―の兵{つわもの}」 **いっきーに【一気に】** 《副》途中で休まず一度にするようす。ひといきに。「敵陣を―突破する」 **いっきゅう【一級】** ●一つの階級。「―ずつ進級する」●第一位の等級。「一品」 **いっきゅう【逸球】** 《名・自サ》野球で、球をとりそこなうこと。パスボール。[類語]落球。後逸。 **いっきょ【一挙】** 一回の行動。一つのふるまい。―いちどう【一挙一動】一つ一つの動作・行動。一挙手一投足。「名優のーを見守る」 **いつきょう【一興】** 風変わりで、ちょっと面白みのあること。「それもーだ」 **いつ・きょう【一驚】** 《名・自サ》〔文〕おどろくこと。びっくりすること。―を喫・する《句》おどろかされる。「建物の大きさにー・する」 **いっきょく【一局】** 碁・将棋などの一勝負。一回の対局。 **いっきょく・しゅうちゅう【一極集中】** 政治・経済・文化上の組織や施設などが一か所に集中すること。 **いっきょしゅ・いっとうそく【一挙手一投足】** (ちょっと手をあげたり足を動かしたりする意から)●わずかな努力・骨折り。「――の労をおしむ」●こまかい、一つ一つの動作・行動。一挙一動。「―を見守る」 **いっきょーに【一挙に】** 《副》物事を一度にするようす。「城を―攻め落とす」「三作品を―上映する」[類語]一時に。ひといきに。 **いっきょーりょうとく【一挙両得】** 一つのことを行って、同時に二つの利益を得ること。一石二鳥。「―をねらう」 **い・つ・く【居着く】** 《自五》●他から来て、そのままい続ける。「のら犬が―・く」●「どこにも行かないで」その場所に落ち着く。「店員が―・かない」 <92> **いっく―いっし** **いっ‐く【一句】** ●ひとこと。四字「一言―」●俳句の数え方で、一つ。「―詠む」●詩・和歌などのひとくぎり。 **いつくし・む【慈しむ・『愛しむ】** 《他五》〔文〕かわいがって大切にする。「孫を―・む」[古]《四》。 **いっけい【一系】** 同一の血すじ。「万世―」 **いっけい【一計】** 一つのはかりごと・計画。一策。[コロ]「ーを案じる」 **いっけつ【一決】** 《名・自サ》〔意見・議論などが〕一つにまとまって決まること。四字「衆議―」 **いっけつ【溢血】** 《名・自サ》体の組織内や皮膚・粘膜などに起こる、比較的小さな出血。「脳―」 **いっけん【一件】** ●事件・事柄などの数え方で、一つ。また、一つの事柄。「昨日は落とし物が―あった」●あの事柄。例の事柄。「きのうの―はどうなった」 **いっけん【一犬】** 一匹の犬。――虚に吠ゆれば万犬実を伝・う《句》一人がうそを言い立てると、多くの人がそれを伝えて、真実らしく聞こえるようになる。[参考]付和雷同をいましめたことば。〈潜夫論・賢難〉 **いっけん【一見】** 《名・他サ》●一度見ること。「―の価値がある」・「百聞は―に如{し}かず」●ちらっと見ること。「―してにせものと分かる」■《副》ちらりと見た感じでは。「―学者風の紳士」「―丈夫そうに見える」 **いっけん【一軒】** 家の数え方で、一つ。一戸{いっこ}。―や【一家・―屋】●あたりに他の家がなく、一つだけたっている家。「野中の―」●〔長屋や集合住宅でなく〕独立してたっている家屋。 **いっけん・らくちゃく【一件落着】** 《名・自サ》一つの物事や事件が決着すること。「これにてー」 **いっこ【一個】** ●品物の数え方で、一つ。「リンゴー」●ひとり。「―の社会人にすぎない」 **いっ‐こ【一己】** 自分だけ。自分一人。「―の私見を述べる」表記「一個」とも書く。 **いっこ【一戸】** 一軒の家。また、一世帯。―だて【―建て】〔集合住宅でなく〕一軒の家として独立してたっていること(家屋)。「土地付きー」 **いっこ【一顧】** 《名・他サ》ちょっとふり返って見ること。ちょっと心にとめること。「―だにしない」 **いっこう【一行】** ●一つの行い。四字「一言―」●いっしょに行くなかまの人々。「工場見学のごー」 **いっこう【一向】** ■《副》 《「――に」の形も)」まったく。「―に平気です」●(下に打ち消しの語を伴って)全然。まるっきり。すこしも。「―に成績が上がらない」■〔文〕心を一つのことに向けるようす。ひたすら。―しゅう【一宗】「真宗」に同じ。 **いっこく【一刻】** ■《名》●昔、一時の四分の一。現在の約三〇分。●わずかな時間。「―も猶予できない」■《形動》人の意見などをきかず、がんこなようす。一徹{いってつ}。「―な老人」表記■は「一国」とも書く。―を争・う《句》その物事を少しでも早くしようとして急ぐ。「―・う緊急手術」――千金に値・する《句》「一刻千金」に同じ。 **いっこく【一国】** ●一つの国。●国全体。全国。――一城の主《句》他から支配や干渉などを受けずに独立している人 **いっこく‐せんきん【一刻千金】** (一刻の間が千金にもあたる意から)楽しい時や、大切な時が過ぎやすいのをおしむたとえ。[故事]蘇軾{そしょく}の詩の一句「春宵一刻直千金{しゅんしょういっこくあたいせんきん}」から。 **いっこく‐せんしゅう【一刻千秋】** わずかな時間が非常に長く感じられるたとえ。一日千秋。 **いっこじん【一個人】** →いちこじん(一個人)。 **いっこん【一献】** ●さかずき一杯の酒。●一度酒をさすこと。〔転じて〕酒のふるまい。「―さしあげたい」 **いっさい【一再】** 一、二度。一、二回。「―ならず」《連語》一度や二度ではなく、何度も。たびたび。 **いっさく【一昨】** 《接頭》(年・月・日などにつけて)間にその単位を一つおいた過去を表す。「昨」より一つ古い時を表す。「一日」「一夜」《連体》(特定の日を表す語につけて)おとといの。一昨日の。「――四日」 **いっさく【一昨】** 《接頭》「一昨{いっさく}」より一つ前を表す。「―日(=さきおととい)」「一年(=さきおととし)」 **いっさく【一策】** 一つのはかりごと・計画。一計。「窮余の―」 **いっさつ【一札】** 一通の書きつけ。一通の証文。――を入・れる《句》〔のちの保証のため、あるいは約束のしるしとして〕謝罪文・証書・念書などを差し出す。 **いっさつたしょう【一殺多生】** →いっせつたしょう。 **いっさん【一山】** 一つの大きな寺全体。また、そこにいるすべての僧。一山{いちざん}。「―の僧」 **いっさん【一盞】** 〔文〕一つのさかずき。また、さかずき一杯の酒。「――を傾ける」[類語]一献。 **いっ‐さん【一、散】** 《「散」は清く白い意》〔文〕〔白い歯を出して笑うことから〕ひとわらい。一笑。――を博・す《句》自作の詩文などを人に贈るとき、謙遜して言う語。お笑いぐさまでに。 **いっさんか‐たんそ【一酸化炭素】** 木炭などの不完全燃焼によってできる、無味・無色・無臭の有毒ガス。 **いっさん・に【一散に・逸散に】** 《副》わきめもふらず走るようす。一目散に。「――にげ出す」 **いっし【一子】** ●一人の子供。「―をもうける」●囲碁で、一つの石。 **いっし【一指】** 〔文]ゆび一本。「―もふれない」 **いつ・し【一死】** ●[文]死ぬことを強めて言う語。四字「一報国」●野球で、一人がアウトになること。ワンアウト。「―満塁」 **いっし【一矢】** 一本の矢。―を報・いる《句》●敵の攻撃に対して仕返しをする。反撃する。●自分に向けられた議論に対して反論する。 **いっし【一糸】** 一筋の糸。―まとわぬ《句》着物を全く身につけていない。全裸である。 <93> **いっし‐まとわず**【一糸まとわず】《句》 すっぱだかで。 **いっし‐みだれず**【一糸乱れず】《句》 順序少しも乱れず、整然として。「全員―行進する」 **いっ‐し**【逸史】 〔文〕正史に書きもらされた、歴史上の事実。 **いっ‐じ**【逸事】 〔文〕世にあまり知られていない事柄。かくれた事実。「―に富んだ人」 **いつ‐しか**【何時しか】《副》 《「し」は強意の副助詞、「か」は疑問の係助詞》〔文〕いつのまにか。知らないうちに。いつかしら。「―夜もふけた」 **いっ‐しき**【一式】 〔道具などの〕ひとそろい。「夜具―」「花嫁道具―」 **いっし‐そうでん**【一子相伝】 〔学問・技芸などの〕奥義を秘密にするために、自分の子一人だけに伝えること。 **いっ‐しつ**【一失】 一つの損失・失敗。連「千慮の一失」 **いっしつ‐りえき**【逸失利益】 〔法〕他人の不法行為・債務不履行の結果、得られなくなった利益。 **いっし‐どうじん**【一視同仁】 すべての者を差別なく平等に待遇すること。 **いっし‐ほうこく**【一死報国】 命をかけて国家のために尽くし、国の恩に報いること。 **いっ‐しゃ**【一瀉】 川の流れが速くてひとたび流れ出すと千里も流れる意から。 **いっしゃ‐せんり**【一瀉千里】 ●物事がすみやかにはかどること。「たまっていた仕事を―にかたづける」 ●文章・弁舌などがよどみないこと。 **いっ‐しゅ**【一首】 詩や和歌の数え方で、一つ。 **いっ‐しゅう**【一周】《名・自サ》 ひと回りすること。「世界―」類語一巡。 **いっしゅう‐き**【一周期・一周忌】 人の死後、一年目の同月同日に行う法事。一回忌。一年忌。[参考]仏教でいう。神道では「一年祭」という。 **いっしゅう‐ねん**【一周年】 まる一年。満一年。「開店―」 **いっ‐しゅう**【一蹴】《名・他サ》 ●簡単に負かすこと。「横綱に―された」 ●〔要求・抗議などを〕相手にせず簡単にはねつけること。「要求を―される」 **いっ‐しょう**【一生】 ●生まれてから死ぬまでの間。生涯。一生涯。また、生きている間。終生。「人の―」類語一世。一代。一期。終身。 ●「―の…」の形で》生涯に一度。「―のお願い」 ●やっと命が助かること。句「九死に―を得る」 **いっしょう‐かん**【一週間】 ●日曜から土曜までの七日間。 ●ある日から七日間。 **いっ‐しゅく**【一宿】《名・自サ》 ひと晩とまること。類語一泊。 **いっしゅく‐いっぱん**【一宿一飯】 〔文〕(ひと晩とめてもらい、一回食事をふるまわれる意から)ほんのちょっと世話になることのたとえ。「―の恩義」[参考]もと、やくざ仲間のことば。 **いっ‐しゅつ**【逸出】《名・自サ》 ●ぬけ出ること。 ●ずばぬけてすぐれていること。「―した働き」 **いっ‐しゅん**【一瞬】 ●《一度、まばたきする意から》ほんのわずかの時間。一瞬間。瞬間。〔副詞的にも使う〕「―のできごと」「―はっとなる」 ●「―にして」の形で》あっという間に。たちまち。「―にして不幸のどん底へ」 **いっ‐しょ**【一所】 ●一つの場所。一か所。 ●同じ所。 **いっ‐しょ**【一緒】 (「一所」の転) ●一つに集まる(集める)こと。ひとまとめ。「肉と野菜を―に盛る」 ●区別がないこと。同一にあつかうこと。同じ。「これで勝ったも―だ」「あいつと―にされては困る」 ●共に同じことをすること。「二人―に出かける」「両家族で―にバーベキューをする」 ●「ご―する」の形で〉「共に行く」を謙遜{けんそん}していう語。「恩師と関西へご―しました」類語同道。同行。同伴。[注意]「一諸」は誤り。 **いっしょになる**【一緒になる】《句》 夫婦になる。結婚する。「両親が―・ったのは三十年前のことだ」 **いっ‐しょ**【一書】 ●一通の手紙・文書。 ●一冊の本。一部の書物。「―を著す」 ●ある書物。「―にいわく」「―によれば」 **いっ‐しょ**【逸書・佚書】 書名だけが残って、内容の全部または大部分が失われてしまった書物。 **いっしょう**【一将】 〔文〕一人の将軍。ある将軍。 **いっしょう‐こうなってばんこつかる**【一将功成って万骨枯る】《句》 一人の将軍が功名を立てることができたのは、いく万人もの兵が戦場に骨をさらしたからである。上に立つ人の功名ばかりたたえるのを憤慨することば。〈曹松・己亥歳〉 **いっ‐しょう**【一笑】《名・自サ》 ちょっと笑うこと。ひと笑い。四字「破顔―」 ●《名・他サ》 一つの笑いぐさとして笑うこと。また、一つの笑いぐさ。 **いっしょうにふする**【一笑に付する】《句》 笑って問題にしない。ばかにしてとりあげない。「新企画は―・された」 **いっしょうをかう**【一笑を買う】《句》 笑いものになる。 **いっ‐しょうがい**【一生涯】 一生。終生。 **いっしょう‐けんめい**【一生懸命】《副・形動》 (「一所懸命」の変化した語)「一所懸命」に同じ。 **いっしょう‐さんたん**【一倡三嘆・一唱三嘆】 〔文〕すぐれた文章や詩歌を一度朗読して何度もほめたたえること。一読三嘆。[参考]本来は中国古代の礼法で、一人が歌って三人がそれに従い歌うこと。〈礼記・楽記〉 **いっしょく‐そくはつ**【一触即発】 ちょっとさわるだけで、すぐ爆発しそうな状態。非常に危険な状態のたとえ。「両国の関係は―の危機にある」 **いっ‐しょく**【一色】 ●一つの色。ただ一つの種類・傾向であること。「町じゅうが選挙―にぬりつぶされる」=特色。 **いっ‐しょく**【一触】 一度ふれること。ちょっとさわること。 **いっしょく‐た**【一緒くた】 〔俗〕〔雑多なものを〕何もかも一まとめにすること。また、同一視すること。 **いっしょ‐けんめい**【一所懸命】《副・形動》 《封建時代に、一か所の領地を生活の根拠として、そこに命をかけるという意から》物事を命がけでするようす。懸命。一生懸命。 **いっ‐しん**【一審】 訴訟で、最初にうける裁判。第一審。「高裁は―の判決を支持した」 **いっ‐しん**【一心】 ●一つの心。特に、二人以上の人の一つになった心。 ●心をそのことだけに集中させること。また、その心。「合格したい―で勉強する」 **いっ‐しん**【一新】《名・自他サ》 すっかり新しく・する(なる)こと。まったく変える(変わる)こと。旬「面目を―する」 ●〈「御―」の形で〉明治維新のこと。 <94> **いっ‐しん**【一身】 ●自分一人の体。また、自分一人だけ。自分自身。「非難を―に浴びる」 ●自分のすべて。「芸術に―を捧げる」 **いっしん‐じょう**【身上】 自分自身の身の上に関すること。個人的なこと。「―の都合で退職する」 **いっしん‐いったい**【一進一退】《名・自サ》 ●進んだりしりぞいたりすること。 ●〔情勢・状態などが〕よくなったり悪くなったりすること。「戦況は―で長引きそうだ」 **いっしん‐きょう**【一神教】 (monotheism)〔ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などのように〕ただ一つの神を認めてそれを信じる宗教。唯一神教。対多神教。 **いっ‐しんとう**【一親等】 親等の一つ。本人または配偶者とのへだたりが一世代である関係。本人と父母、本人と子、本人と配偶者の親との関係など。一等親。 **いっしん‐どうたい**【一心同体】 二人以上の人が心も体も一つであるかのように力を合わせて行うこと。「夫婦は―」 **いっしん‐に**【一心に】《副》 そのことだけに心 を集中させるようす。ひとすじに。「―祈る」 **いっしん‐ふらん**【一心不乱】《名・形動》 心を一つのことに集中して、ほかのことに乱されないこと。「―に祈る」 **いっ‐すい**【一炊】 一度飯をたくこと。 **いっすいのゆめ**【一炊の夢】《句》 「邯鄲{かんたん}の夢」に同じ。 **いっ‐すい**【一睡】《名・自サ》 ほんのわずかねむること。ひとねむり。[コロ]「―もしないで出かける」 **いっ‐すい**【溢水】《名・自他サ》〔文〕 水があふれること。また、水をあふれさせること。 **いっ・する**【逸する】 ■《他サ変》 ●とらえそこなう。のがす。失う。「機を―・する」 ●物をなくす。落とす。 ■《自サ変》 はずれる。それる。句「常軌を―・する」 **いっ‐すん**【一寸】 ●「寸」を単位とする長さで、約三・〇三㌢。きわめて短い距離・時間・長さ。また、小さいこと。 **いっすん‐きざみ**【一寸刻み】 物事が(同じような短い間隔で)少しずつ進行するようす。 **いっすん‐のがれ**【一寸逃れ】 その場だけとりつくろって責任をのがれること。当座のがれ。一時のがれ。「―の言いわけ」 **いっすん‐ぼうし**【一寸法師】 非常に背の低い人をあざけっていう語。[参考]おとぎ話の主人公の名から。 **いっすんさきはやみ**【一寸先は闇】《句》 将来のことは全く予知できないたとえ。「―の世の中」 **いっすんのこういんかろんずべからず**【一寸の光陰軽んずべからず】《句》〔文〕わずかな時間でもむだにすごしてはならない。〈朱熹・偶成詩〉 **いっすんのむしにもごぶのたましい**【一寸の虫にも五分の魂】《句》 どんな小さいもの、弱いものにもそれに応じた意地があるから、小さくてもばかにできないということのたとえ。 **いっ‐せ**【一世】 〔仏〕 ●過去・現在・未来の三世のうちの一つの世。特に、現世。 ●一生涯。一生。 ●父から子への一代のこと。孫までは二世、曽孫だまでは三世という。 **いっ‐せい**【一世】 ●一生。「―を通じ世につくす」 ●ある一人の支配者が統治している期間。一代。 ●その時代。当代。「―の名匠」 ●〔移民・開拓民などの〕最初の代の人。「ブラジル移民の―」類語初代。 ●同じ名の皇帝・法王などの中で、最初の人を示すことば。〔名前の下につけて使う〕「ナポレオン―」 **いっせい‐いちげん**【一世一元】 同じ天皇の在位中に一つの年号だけを用いること。一代一元。 **いっせいをふうびする**【一世を風靡する】《句》 世間の多くの人々をある一つの傾向に従わせる。「―・した歌」 **いっ‐せい**【一声】 (大きい)一つの声。(大きい)一つの音。一声{ひとこえ}。「汽笛―」 **いっ‐せい**【一斉】 〔多くのものが〕みんなそろって同時に同じ事をすること。いちどき。「―取り締まり」 **いっせいち‐だい**【一世一代】 ●〔引退する能役者や歌舞伎俳優などが〕一生のしおさめとして得意の芸を演じること。「―の名演技」 ●一生に一度。「―の大ばくち」 **いっせい‐に**【一斉に】《副》 みんなそろって同時に。「―ふり向く」 **いっ‐せき**【一隻】 ●船の数え方で、一つ。一そう。 ●一対になったものの片方。 **いっせき‐がん**【一隻眼】 ●片方の目。 ●物を見抜く独特の見識。ひとかどの見識。「―をそなえる」 **いっ‐せき**【一夕】 〔文〕 ●ひと晩。一夜。四字「一朝―」句「―の歓をつくす」 ●ある晩。ある夜。 **いっ‐せき**【一席】 ●〔演説・講談・落語・宴会などの〕一回。「―伺う」 ●〔作品の優劣をきめる序列で〕第一番。「―もうける」 **いっせき‐ぶつ**【一席打つ】《句》 ちょっと演説する。 **いっせき‐もうける**【一席設ける】《句》 宴会を行い、その宴席に招待する。 **いっ‐せき**【一石】 ●一つの石。 ●〔碁で〕一番。一局。 **いっせきをとうじる**【一石を投じる】《句》 《水面に石を投げると波紋が広がる意から》問題を投げかける。意見を提出して波紋を起こす。「平穏な学会に―・じた」 **いっせき‐にちょう**【一石二鳥】 (一つの石で二羽の鳥を落とす意から)一つの行動で二つの成果を得ること。一挙両得。 **いっ‐せつ**【一説】 ●一つの説。「―をなす」 ●ある説。ちがった説。他の説。「―によれば」 **いっせつ‐たしょう**【一殺多生】 一人を殺すことによって、多くの人の命を助けること。一殺多生{いっさつたしょう}。 **いっ‐せつな**【一刹那】 ごく短い時間。一瞬間。「―の出来事」 **いっ‐せん**【一戦】《名・自サ》 一回の戦い・勝負。ひと勝負。「皇国の興廃この―にあり」[コロ]「―をまじえる」 **いっ‐せん**【一線】 《「一本の線」の意》 ●はっきりした区切り。また、限界となる所。「最後の―を守る」 ●ある分野で、おもだって活躍する場所。第一線。「―でばりばり働く」「―級(=第一線で活躍する腕前をもった)の投手」 **いっせんをかくする**【一線を画する】《句》 はっきりと区切りをつける。はっきり区別する。 **いっ‐せん**【一閃】《名・自サ》〔文〕〔光が〕ぴかっと光ること。さっとひらめくこと。また、そのひらめき。四字「白刃―」四字「紫電―(=とぎすました刀が光る)」 **いっ‐そ**【一層】《副》 ふつうではとらないような手段を思い切ってとろうとするようす。むしろ。いっそのこと。「こんなに苦労するなら、―やめるほうがいい」 **いっ‐そう**【一双】 二つで一組みになるもの。また、その数え方で、一つ。「びょうぶ―」「手袋―」類語一対。 **いっ‐そう**【一層】 ■《名》 ●ひと重ね。 ●いくつか重なったもののいちばん下。第一層。 ■《副》 それまで以上に程度がはげしくなるようす。さらに。一段と。「成長して―美しくなった」 <95> **いっそう【一掃】**《名・他サ》残らずかたづけてしまうこと。「在庫を―する」「ランナー―の三塁打」 **いっそう【逸走】**《名・自サ》にげて走ること。また、決まったコースからそれて走ること。 **いっそく【逸足】**〔文〕●足がはやい・こと(もの)。駿足ん。すぐれた人材。逸材。 **いっそく・とび【一足飛び】**●両足をそろえてとぶ記・袁盎伝〉ルを10人類こと。●非常に急いで走ること。「――に走って帰る」●物事が一定の順序をふまないで、とびこえて進むこと。一躍。「―に部長に昇進する」 **いつぞや【『何『時ぞや】**《副》《「いつ」+助詞「ぞ」+助詞「や」)いつであったか。いつか以前に。このあいだ。〔過去の不定の日を思い出していう〕「――はお世話になりました」類語さきごろ。過日。どのメリ >―いつの間にやら…《句》知らない間にいつの間にか。宝永年間(一八世紀初め)のころ、京都の都太夫だ **いったい【一体】**■《名》●二つ以上のものがまとまって一つになったもの。また、ひとまとめにした全体。「官民―」●仏像・彫刻・遺体などの数え方で、一つ。●1つの体裁・様式。「明朝体〜」は漢字の―」●「――に」の形で〉一般に。概して。総じて。〔副詞的に使う」「今年は―に不作だ」日《副》●もともと。元来。本来。「―彼はおもしろい奴でで・・・」●強い疑問を表す語。ぜんたい。「―この金を何に使うのだ」 **いったい‐か【一体化】**《名・自他サ》二つ以上のものが一つにまとまること。また、一つにまとめること。「与党と内閣のー」 **いったい‐かん【一体感】**まとまって一つのものになっていると感じること。また、互いが精神的に結びついて一つにまとまっていると感じること。「自然との―」「家族の―を高める」 **いったい‐ぜんたい【一体全体】**《副》「一体目②」を強めたい言い方。「――彼は何者なんだ」 **いったい【一帯】**●ひとすじ。ひと続き。「―の山脈」●そのあたり全体。一円。「関東地方一」 **いつ・だつ【逸脱】**《名・自サ》●本筋からそれること。「社会の常識から―した行動」●《他サ》誤まってぬかすこと。また、ぬけること。「活字を一字―した」 **いったん【一端】**●一方の端。かた端。「棒の―を赤くぬる」全体の中の一部分。「所信のーを述べる」 **いったん【一旦】**《副》《「旦」は朝の意)●ひとたび。一度。一朝ジも。「―決心したからにはやり抜く」●ひとまず。一時的に。「ここは―引き上げよう」 >―緩急あれば《句》ひとたび大事件が起これば。〈史 **いっ‐ち【一致】**《名・自サ》〔二つ以上のものの数量・形・内容などが〕同じになること。一つになること。「意見のーを見る」四字「満場——」四字「言文―」 **いっち・はんかい【一知半解】**《名・形動》ある物事について十分理解していないこと。なまかじり。なまはんか。「―のやから」類語半可通か。 **いっちゃく【一着】**●洋服の数え方で、一つ。 **いっ‐ちゃく【一着】**《名・他サ》洋服を着ること。「新しい服を―に及んで・・・」●速さを競うスポーツの順位で、一番。●碁で、盤面に石を一つ打つこと。一手ぃっ。 **いっちゅう【一籌】**〔文〕一つのはかりごと。勝負。参考「籌」は勝負の得点を数える道具。第1 >―を輸・する《句》他にひけをとる。勝ちを相手にゆずる。参考「輸する」は「負ける」意。 **いっちゅう‐ぶし【一中節】**浄瑠璃節の一つ。一中が始めたもの。回、前部』〈〉の「きの **いっ・ちゅうや【一昼夜】**昼と夜と続けて一日。丸一日。「塩をふって置く」 **いっちょう【一朝】**〔文〕●一つの朝。また、ある朝。●わずかの間。「―にして衰亡する」●思いがけな い時。ひとたび。一旦鷲。〔多く副詞的に使う〕「――—事ある時は」。《名・赤唱》思いま **いっちょう【一丁】**●とうふ・刃物などの数え方で、一つ。表記刃物・銃砲や楽器などは「一挺」とも書く。●一品料理などの数え方で、一人前。「ラーメン―」〔和本などの〕書物の表裏二ページ。●距離で、一町のこと。参考町口。●〔俗]ひと勝負。ひと仕事。〔副詞的に使う」「―やってみるか」 **いっ‐ちょうまえ【一丁前】**一人前②③。「―の口をきく」か **いっちょう【一聴】**《名・他サ》一度きくこと。ちょっときくこと。「―に値する曲」 **いっちょう・いっし【一張一弛】**《弦を張ったりゆるめたりする意から)気を張ったりゆるめたりすること。 **いっちょう‐いっせき【一朝一夕】**わずかの日時。短時日。「―には習得できない」 **いっちょう‐いったん【一長一短】**一つの長所と一つの短所。〔物事には〕長所もあれば短所もあること。 **いっちょう‐ら【一張羅・一帳羅】**たった一枚しか持っていない晴れ着。いっちょら。「―――の訪問着」参考着る物が一枚しかないときにもいう。 **いっちょくせん【一直線】**●一つの直線。●まっすぐであること。また、まっすぐに進むこと。〔多く「―に」の形で副詞的に使う〕「――にゴールにかけこむ」 **いつつ【五つ】**●一つの五倍。ご。いつ。〔物の数を数えるときに使う〕●五歳。●昔の時刻の名。今の午前および午後の八時。五つ時。 **い・づつ【井筒】**は地上に出ている、木や石で作った井戸の囲い。類語いげた。 **いっ‐つい【一対】**二つで一組みになっているもの。また、その数え方で、一つ。「紅白―の餅。」「好一」類語一双。 **い・つづけ【居続け】**《名・自サ》長い間よそにとまって自分の家に帰らないこと。入り浸り。●遊里などで、連日遊びふけって家に帰らないこと。 **いつつもん【五つ紋】**羽織や着物の、背・左右の袖・左右の胸におのおの一つずつ、計五つの家紋を染め出したもの。五所紋なにに。参者一般の正装。女子の羽織は略装であるため、五つ紋は用いない。 **いって【一手】**●替ごや将棋とで、石やこまを一回打ったり動かしたりすること。ひと手。●ただ一つの手段・方法。「押しの一」「逃げの―」●他人に分担させず自分だけですること。独占してすること。「―販売」コロ「―に引き受ける」 **いってい【一定】**《名・自サ》一つに決まっていて変わらないこと。一つに決めること。「室温を―に保つ」 **いってい‐げん【一定限】**一定の限度。「―の範囲」 **いってい‐じ【一丁字】**一個の文字。一つの文字。 >句「目にーもない(=文字が読めない)」参考「丁」は「个”」の誤用から。「个」は「箇(=個)」と同じ。 **いってき【一滴】**ひとしずく。〔ひゆ的に、ごく少量の意にもいう」「酒を―も飲まない」 **いってつ【一徹】**《名・形動》〔自分の考えなどを〕あくまでもおし通すこと。かたくな。「老いのー」四字「頑固」 **いってみれば【言ってみれば】**《連語》たとえて言えば。換言すれば。 <96> **いってん【一天】**●空全体。空一面。〔空を強めた言い方]句「ーにわかにかき曇る」●天下。連「一の君(=天子)」 **いっ‐てん【一転】**《名・自サ》●一度回ること。一回怯。[ようすが〕がらりと変わること。「物語の筋がーする」四字「心機―」類語一変。 **いってん【一点】**●一つの点。一箇所。「多数の直線がーで交わる」●ごくわずかな部分。ほんの少し。「―の非の打ち所もない」点数の数え方で、一つ。「―の差で勝つ」品物や作品の数え方で、一つ。「入選作品―」「一買い」●昔の時刻で、一時(約二時間)を四分の一に分けた最初のくぎり。 **いってん‐ばり【一点張り】**ある一つのことだけでおし通すこと。「強気―」「知らないのーで、話にならない」参考ばくちで、一つの所にばかり金を張ることから。類語一本やり。 >―の曇りも・ない《句》ほんの少しのやましさもない。「―・ない笑顔を見せる」 **いってんき【一転機】**いちてんき。 **いっと【一途】**●一つの手段・方法。「攻撃の―あるのみ」のただ一つの方向。1回「戦局は悪化の―をたどる」注意「いちず」と読めば別語。 **いっとう【一党】**●一つの政党・党派。●なかま。 **いっとう【一等】**●一つの。●船の数え方で、一そう。日《形動・副》●ものがあふれるほど多く満ちているようす。「日がーにさしこむ」「場内一の人」●限られた範囲まですれすれになるようす。ありったけ。ぎりぎり。〔名詞につけて、接尾語的にも使う」「時間―にまにあわせる」 **いっ‐ぱい【一一杯】**《名・形動》〔俗] ぎりぎりの限度に達していること。「―の値段」●〔転じて〕(興奮したり、気持ちに余裕がなかったりで) 冷静な判断ができない様子。「舞台に立つだけでーだ」 **いっ‐ぱいきげん【一杯機嫌】**酒を飲んで適度に酔い、いい気持ちになること。「―で出かける」 >―食・う《句》人にだまされる。「まんまと―・った」 >―食わ・す《句》人をだます。一杯食わせる。 **いっ‐ぱく【一拍】**●一度手を打ち鳴らすこと。〔音〕拍子ごを一回とること。●一音節。 **いっぱく【一泊】**《名・自サ》ひと晩とまること。「箱根でーする」「―二日の旅行」 **いっぱく【一白】**●馬の(一本の)足の下端にだけ白いまだらがあること。また、その馬。●九星の一つ。方位は北。水星にあたる。 **いっぱし【一端】**■《名》一人前。ひとかど。「口だけはーのことを言う」《副》一人前に。人並みに。「―に文句を並べる」表記かなで書くことが多い。 **いっぱつ【一発】**●大砲や鉄砲を一度うつこと。た、うった弾丸の数え方で、一つ。「―の号砲がひびく」●こぶしで一回なぐること。●野球で、ここぞというきに出る安打。特に、ホームラン。「チャンスにーが出ない」〔俗〕一度。一つ。〔副詞的に用いることが多い」「―大きいことをやろう」「―勝負」 **いっぱつ【一髪】**●一本の髪の毛。●きわめてわずかな・すきま(あいだ)のたとえ。「間」四字「危機―」 >―千鈞{せんきん}を引く《句》《一本の髪の毛で千鈞の重さのものを引く意から) きわめて危険なことのたとえ。〈韓愈・与孟尚書書〉 **いっぱん【一半】**一つのものを二つに分けた半分。また、一部分。「私にも――の責任がある」 **いっぱん【一斑】**●ヒョウの毛皮のまだらの一つ。物事の一部分。「業界の―を知る」 >―を見て全豹{ぜんぴょう}をト{ぼく}す《句》物事の一部分を見て、その全体を推測する。 >一頭地を抜く《句》ほか **いっしんとう【一等親】**いっしんとう(一親等)。 **いっとう【一頭地を抜く】**《句》ほかの多数の人より一段すぐれている。一段ぬきんでている。一頭地を出す。〈宋史・蘇軾伝〉参考「地」は漢文の助字で、意味をもたない。 **いっとう‐りょうだん【一刀両断】**●一太刀でまっ二つに切ること。●《名・形動》思いきってすみやかに処理すること。「―の措置を講じる」 **いっちょう【一時】**●〔文〕昔の時間区分で、今の二時間。ひととき。くわずかの時間・間。しばらくの間。ひととき。「母のことはーも忘れない」●「――に」の形で〉同時に。いちじに。いちどきに。「客がーにやってきた」●[過去の〕ある時。ひととき。「―は死ぬかと思った」 **いっ‐ときのがれ【一寸逃れ】**ちょっとの間だけのがれること。一寸のがれ。一時ものがれ。 **いっとく【一得・一徳】**一つの利益。一利。 **いっとく‐いっしつ【一得一失】**一つの利益と一つの損。いい点があれば同時に悪い点もあること。類語一利一害。か! **いっとう【一刀】**●一本の刀。「腰にーをさす」 いつ・なんどき【『何『時何時】《副》「いつ」を強めた語。どんなときに。「――呼ばれるかわからない」失 **いっとう【一刀彫り】**一本の刀で、簡単・素朴に木に彫刻する方法。また、その作品。「飛騨のー」 **いっとう【一灯】**一つの電灯。一つのともしび。「―をともす」〔わずかな寄付などの意にも使う〕「貧者の―」「助け合い運動に―を献じる」以指す。この本 **いっとう【一等】**《名》等級・順位などのいちばん上。一番。最上。「―賞」「―地」「―席」●いちばんよい状態。●等級の一段階。「罪―を減じる」目《副》最も。一番。「これが―美しい」 **いっ‐とうせい【一等星】**恒星の中で、地球から見てもっとも明るく見える、第一級の星。 **いっとう【一統】**●一つにまとまった全体。一同。「御一様」●《名・他サ》一つにまとめること。世の中を治めまとめること。統一。「天下を―する」 **いっとう【一頭】**●〔大形の〕動物の数え方で、一匹。●一つの頭。 **いつに【一に】**《副》〔文〕●ひとえに。もっぱら。「勝敗は―君の肩にかかっている」●一つには。または。 **いっぱ【一波】**●一つの波・波紋。一つの事件。●次々におこるものの、初めの一回。「春闘の第一」 >―纔{わずか}に動いて万波{ばんぱ}随{したが}う《句》一つの事件がさまざまな影響をおよぼす。 **いっぱ【一派】**●〔学問・芸術・宗教・武術などで〕おもとの流派から分かれた一つの派。「日蓮宗の―」類語分派。●一つのなかま。一味。「反対派―」 **いっぱい【一敗】**《名・自サ》一回負けること。コロ「―を喫する」 >―地に塗装{まみ}・れる《句》〔戦いや試合などに〕二度と立ち直れないほど完全に負ける。 **いっぱい【一杯】**《名》●容器一つに満ちる分量。「水をーください」●軽く酒を飲むこと。「湯どうふで―やる」「今夜―やろう」イカ・カニなどの数え方で、等)。 <97> **いっ‐ぱん**【一般】 ●ある共通する要素が、全体にわたっていること。「今年は―に不景気だ」類語普遍。 ●ありふれていること。ふつう。また、ふつうの人々。「―席」団特殊。 ●似ていること。同様。「保身にかけては保守も革新も―だ」 **いっぱん‐か**【一般化】《名・他サ》 広く全体におよぶようにすること。「問題を―する」類語普遍化。 **いっぱん‐かいけい**【一般会計】 財政法に従って、国の基本的な経費を経理する会計。外交・教育・治安・公共事業などはこれに組み入れられる。団特別会計。 **いっぱん‐きょうしょ**【一般教書】 (General Message)アメリカ合衆国大統領が年頭に議会へ送るメッセージ。内政・外交など国の全般的情勢の分析と、立法の具体的要請を行う。年頭教書。 **いっぱん‐しょく**【一般職】 ●〔大臣・裁判官など、特別職に対して〕一般の公務員の職。 ●企業コース別人事制度で、一般業務にあたる職。団総合職。 **いっぱん‐てき**【一般的】《形動》 全体に広くとりあげるようす。また、特別でなく、あたりまえのようす。「社会の―な風潮」 **いっぱん‐ろん**【一般論】 〔特別な、または個々の場合を考えないで〕全体を一樣に論じる議論。広く認められることを述べた議論。 **いっ‐ぴ**【一臂】 〔文〕一つのひじ。かたうで。 **いっぴのちからをかす**【一臂の力を仮す】《句》 わずかな助力を与える。 **いっ‐ぷく**【一幅】 書や絵の掛け物の数え方で、一つ。「―の絵のような絶景」 **いっ‐ぷく**【一服】 ●〔一回分の〕粉薬一包み。 ●《名・他サ》 茶・たばこを一回飲むこと。「茶を―どうぞ」 ●《名・自サ》 (茶・たばこを飲んで)一休みすること。「さあ、―しよう」 **いっぷくのせいりょうざい**【一服の清涼剤】《句》 さわやかな気分になる行為のたとえ。「彼女の笑顔は―だ」 **いっ‐ぴき**【一匹・一疋】 ●魚・虫・獣などの数え方で、一つ。[参考]魚は「一尾」ともいう。 ●強めた言い方で、一人。〔ふつう男性をさす〕「男―」 ●絹布二反。「白絹―」 **いっぴき‐おおかみ**【一匹狼】 ●群れからはなれて一匹でいるオオカミ。 ●ある社会で、仲間からはなれて独自の行動をする人。「政界の―」[参考]lone wolf の訳語といわれる。 **いっ‐ぴつ**【一筆】 ●同一の筆跡。 ●墨つぎをせず線を切らずに書くこと。一筆{ひとふで}。「―がきの絵」 ●簡単な手紙や文章を書くこと。また、その手紙や文章。一筆啓上。「―お願いします」 ●土地登記簿で、土地の一区画。「―の土地を分筆する」 **いっぴつ‐けいじょう**【一筆啓上】 《一通の手紙で簡単に申し上げますの意》ふつう、男性が手紙のいちばん初めに書くことば。 **いっ‐ぴん**【一品】 ●一つの品物。一品{ひとしな}。「どれか―を選べ」 ●最もすぐれたもの。二つとない、りっぱなもの。四字「天下一―」類語絶品。逸品。 **いっぴん‐りょうり**【一品料理】 〔ホテル・料理店などで〕一皿ずつ値段がつけてあり、客が自由に選択できる料理。アラカルト。 ●(おかずが)一皿だけの手軽な料理。 **いっぴん‐いっしょう**【一顰一笑】 《一度顔をしかめることと一度笑うことの意から》人の表情の変化。人の顔色や機嫌。「―に気をつかう」 **いっぷ‐いっぷ**【一夫一婦】 一人の夫と一人の妻によって成立する婚姻形態。一夫一妻。団一夫多妻。一妻多夫。 **いっ‐ぷう**【一風】 ほかのものにない一つのおもむき。〔副詞的にも使う〕「彼は―変わっている」 **いっぷ‐たさい**【一夫多妻】 一人の夫が同時に二人以上の妻をもつこと。また、その制度。団一夫一婦。一妻多夫。 **いつ‐ぶつ**【逸物】 →いちもつ(逸物)。 **いつ‐ぶん**【逸文】 ●ちりぢりになって一部分しか伝わっていない文章。「風土記―」[表記]「佚文」とも書く。 ●世間に知られない文章。 **いつ‐ぶん**【逸聞】 世に伝わっていない(知られていない)めずらしい話。「―を集める」類語逸話。 **いっ‐ぺき**【一碧】〔文〕 空・海などが、一面に青い色になること。四字「水天―」四字「天空―」 **いっ‐ぺん**【一変】《名・自他サ》 すっかり変わる(変える)こと。がらりと変わる(変える)こと。「態度が―する」類語一転。激変。急変。豹変。 **いっ‐ぺん**【一片】 ●うすいもの一枚。ひとひら。「―の花びら」 ●大きいものから分かれた、ひときれ。「―の肉」「―の雲」 ●わずか。少し。「―の誠意も見せない」 **いっ‐ぺん**【一遍】 ●一回。一度。「―聞いたら忘れない」 ●ひととおり。「―の回向{えこう}」 ●もっぱらそれだけであるようす。ただ…だけ。〔副助詞的に使う〕「正直―の男」「義理―の挨拶」[参考]③は元来「一偏(=一方に偏ること)」。「一偏」とも書いた。 **いっぺん‐とう**【一辺倒】 ある一つのものだけにかたよること。「親米―の政策」[参考]第二次世界大戦後、毛沢東の論文中から出たことば。 **いっぺん‐に**【一遍に】《副》 いちどきに。たちまち。「たまった疲れが―出る」「空腹で―酔いが回った」 **いっ‐ぽ**【一歩】 ●ひとあし。ひとあゆみ。「―前へ出る」 ●物事の程度・状態のよしあしなどの一くぎり。一段。「完成まであと―だ」「死の―手前の容態」 **いっぽ‐ゆずる**【一歩譲る】《句》 ●力や質が一段階おとる。ひけをとる。 ●少し譲歩する。=一歩を譲る。 **いっ‐ぽう**【鷸蚌】 シギとハマグリ。いぼう。 **いっぽうのあらそい**【鷸蚌の争い】《句》 「漁夫の利」に同じ。 **いっ‐ぽう**【一報】《名・他サ》 簡単に知らせること。また、その知らせ。「電話で―を入れる」「予定の変更がありましたらご―下さい」 **いっ‐ぽう**【一方】《名》 ●一つの方向・方面。ある方面。「―の雄」 ●物事の一つの面。また、ある状態の反面。「この薬はよくきくが、―習慣性もある」 ●二つあるもののうちの一つ。片方。「―の端を引っぱる」 ●もっぱらその方面にだけ向かうこと。そればかり。〔副助詞的に使う〕「防戦―になる」「人口は減少―だ」 ●ある事柄と並行して他の事柄が行われること。…しつつ他方で。〔接続助詞的に使う〕「仕事をする―、よく遊びもする」 ●《接続》 関連するもう一つの側では。別の方面では。「―、企業の立場から事情を説明する」 **いっぽう‐つうこう**【一方通行】 ●車や人を一方向にだけしか通さないこと。一方交通。 ●意思・主張などの伝達が、一方的に伝えられるだけであること。「―の政治」 **いっぽう‐てき**【一方的】《形動》 ●一方にだけかたよるようす。「―な試合」 ●自分の都合だけにかたよるようす。「―な要求」 <98> **いっぽう―イデオロギー** **いっぽう【一法】** 一つの方法。一手段。「この際しりぞくのもーだ」 **いっぽん【一本】** ●一冊の本。ある本。「ーにいわく」●〔木・棒・ひもなどの〕細長いものの数え方で、一つ。●剣道・柔道などで(型どおりの)技が一回決まること。転じて、一回勝つこと。[コロ]「―取る」●一人前の芸者。[コロ]「ーになる」[対]半玉{はんぎょく}。●酒の入ったとっくりの数え方で、一つ。[コロ]「―つける」●電話・手紙などの一通。「手紙―よこさない」●〔他のものを混ぜないで〕それだけであること。〔多く、他の語につけて副助詞的に使う〕「的を一にしぼる」「そのやり方ーで行く」―か【一化】《名・他サ》〔ばらばらになっている事柄を〕一つにまとめること。また、簡略にすること。「候補者を―する」「相談窓口を―する」―ぎ【―「気】《名・形動》純粋で、あることをひとすじに思いこむ・ようす(性質)。「―の青年」[類語]直情径行。―じめ【一締め】一度行う手締め。―しょうぶ【一勝負】一回限りの試合。また、やり直しのきかない戦い。―だち【―立ち】《名・自サ》《「樹木が広い所に一本だけ立っていること」の意から)自分ひとりの力でやって行くこと。独り立ち。独立。―ぢょうし【一調子】《名・形動》〔物事のやり方や話し方などが〕同じような調子で、変化にとぼしいこと。単調なこと。「朗読がーでつまらない」―づり【一釣り】●一本のつり糸につり針を一つ付けて魚をつる方法。「カツオのー」●特定の個人を引きぬくこと。また、一人一人を別々に口説きおとすこと。―ばし【一橋】「丸木橋」に同じ。―やり【―「槍】(槍を用いて、ただ一突きで勝負を決める意から)〔他の手段を考えず〕一つのことだけを行うこと。一つのことをおし通すこと。「勉強―の生活」[類語]一点張り。 **いつ・まで【『何『時迄】** 《副》いつの時まで。「―待っても来ない」 **いつまでも【『何『時迄も】** 《副》時間の限りがないようす。永久に。「―お幸せに」[句]「ーあると思うな親と金」 **いつ‐みん【逸民】** 職につかず、俗世間をのがれて気楽に暮らす人。「太平の一〈夏目漱石・吾輩は猫である〉」 **いつも【『何時も】** 《副》●いつでも。常に。「―ふざけている」[類語]年がら年中。寝ても覚めても。絶えず。●ふだん。平生。「―通る道」「一の生活」 **いつ・ゆう【逸遊】** 《名・自サ》〔文〕気ままに遊ぶこと。 **いつらく【逸楽】** 《名・自サ》ほしいままに遊び楽しむこと。また、気ままな楽しみ。[コロ]「―にふける」 **いつ・わ【逸話】** 〔ある人に関する〕あまり知られていない興味深い話。エピソード。[類語]逸聞。 **いつわり【偽り】** 偽ること。うそ。「―を言う」 **いつわ・る【偽る】** 《他五》●本心や事実に反したことを言ったりしたりする。うそを言う。「お祭りに行くと―・って家を出る」●本当らしくふるまう。だます。あざむく。「人を―・る」「本心を―・る」[古]《四》。 **いで** 《接助》《「ないで」の略)〔関西地方の方言〕●「・・・ないで」の意を表す。「あんなに泣かいでも(=泣かないでも)ええのに」「知らいでは(=知らないでは)済まんぞ」●〈「いでか」の形で終助詞的に使って〉打ち消しの反語を表す。「やらいでか(=しないでおくものか)」 **イデア** 〔哲〕〔われわれの日常的感覚の対象ではなく〕理性によってのみ認識される真の実在。理念。イデー。[参考]プラトン哲学の中心をなす考え。▽idea **イディオム** 二つ以上の語が一まとまりになって使われ、それぞれの語の本来の意味とはちがった意味を表す言い回し。日本語の「あごで使う(=高慢な態度で人を使う)」や、英語の「rain cats and dogs (=どしゃ降りに降る)」など。慣用句。▷idiom **イデー** 〔哲〕→イデア。▽Idee(独)・idée(仏) > **話編文キーワード イデオロギー** > 「イデオロギー」は、人の行動の元になる基本的・根本的なものの考え方である。人々を政治的に扇動し行動に駆り立てる社会的な考え方を指すことが多い。イデオロギーは「観念」や「概念」に近いが、主に社会構造や政治理念を論じる文脈で使われる。「日本サッカーには戦術や思想がない」とはいっても「日本サッカーにはイデオロギーがない」とはいわないのは、その例である。[参考]イデオロギーが実際に社会に影響を及ぼした例としては、一九一七年の共産主義イデオロギーに基づくロシア革命が挙げられる。 **いて【『凍て】** [参考]冬の季語。―ぐもり【―曇り】空一面に雲が広がり、凍りつくように寒いこと。―づき【―月】陰暦一二月の異称。 **いて【射手】** 弓を射る人。 **いて【『凍雪】** 降り積もり、そのまま凍った雪。 **い・てる【『凍てる・冱てる】** 《自下一》こおる。また、こおるように・冷たく(寒く)感じられる。[古]い・つ《下二》。 **い・てん【移転】** 《名・他サ》●〔住居・事務所などの〕場所が変わること。また、場所を変えること。「本社がーする」●〔法〕権利を他に移すこと。また、権利が他に移ること。「所有権の―」 **い・でん【遺伝】** 《名・自サ》親(=祖先)の性格・体質・形状などが子(=子孫)に伝わること。「隔世―」―し【一子】染色体上に一定の順序で並んでいると考えられる微小な物質。遺伝形質を作り出すもとになるものとして仮定されたもの。遺伝因子。「―組み換え」[参考]略語集(DNA)。―し・こうがく【一子工学】生物に遺伝子操作をほどこして工業技術に応用する学問。 **い・と【意図】** ●《名・他サ》ある目的をはたそうと考えること。「改革をーする」●考えている事柄。もくろみ。ねらい。「企画の―を説明する」[類語]企図。―てき【一的】《形動》ある目的をはたそうと考えてそうするようす。「―に悪いうわさを流す」 **いと【糸】** ●繊維をより合わせて作った細く長いもの。●糸のような形のもの。「クモのー」「納豆のー」●物事をつなぐもの。結びつけるもの。「記憶の―」●弦楽器の弦。転じて、三味線や琴の演奏。「姉さんのーで歌う」 **イデオロギー** ●〔哲〕歴史的・社会的立場に制約された、根本的なものの考え方(の体系)。観念形態。●一般に、政治的なものの考え方。思想傾向。「―の相違で会を退く」▽Ideologie(独) **いってき【夷狄】** 〔文〕●未開人。野蛮人。えびす。[参考]昔、中国でみずからを中華といい、外民族をその方角により、東夷・北狄・南蛮・西戎と呼んだことから。●外国人。〔軽蔑した言い方〕 **いでたち【『出で立ち】** ●旅にでかけてゆくこと。旅立ち。[類語]門出。●身じたく。「ものものしいー」 **いて・つ・く【『凍て付く】** 《自五》こおりつく。また、こおりつくように感じられる。「―・くような北国の町」 **いでゆ【『出で湯・温泉】** 〔雅]温泉{おんせん}。「―の里」 <99> う」●つり糸。「川岸に―を垂れる」 >―を引・く《句》●影響などが長く続いて絶えない。「二○年前の争いが今も―・いている」●裏面にいて人を操る。「かげで―・く」●食べ物にねばり気が出、一部をとると糸状にのびて切れない状態になる。「納豆が **いと【『最・『甚】**《副》〔古〕非常に。きわめて。 **い・ど【井戸】**《井処(=井のある所)の意》地面をほり下げて、地下水をくむようにした設備。「―水」たい‐ど【異土】〔文〕異郷・異国の土地。類語 異境。日 **い‐ど【緯度】**地球上のある地点と地球の中心とを結ぶ直線が赤道面となす角度。北半球では北緯何度、南半球では南緯何度と呼ぶ。赤道は○度、両極は九○度。对経度。 **いと・う【厭う】**《他五》〔文〕●いやがる。きらってさける。「世間を―・う」「苦労を―・わない」「遠路を―・わず訪ねる」●体をだいじにする。いたわる。「お体をお―・い下さい」文《四》。 **い‐どう【異動】**《名・自他サ》職場の中で、地位・職務などがかわること。また、かえること。「人事―」注意「人事移動」は誤り。 **い‐どう【異同】**〔くらべてみて〕異なった所。ちがい。「原本との――」類語差異。滑雪山宮( **い‐どう【移動】**《名・自他サs》場所が移り動くこと。また、場所を移し動かすこと。「――図書館」「バスでーする」 **いどう‐せいこうきあつ【移動性高気圧】**〔気〕大陸の高気圧の一部分が分離して、温帯低気圧と交互に東に移動してくるもの。気候の入れかわる春と秋に多い。 **いとおし・い【いとは】**《形》〔かけがえのない存在として〕このうえなくかわいらしい。「―・い孫」●かわいそうだ。気の毒だ。図いとほ・し《シク **いとおし・む【い】**《他五》〔文〕●おしんでだいじにする。「行く(= 過ぎ去る) 春を―・む」●かわいいと思う。かわいがる。「娘を―・む」かわいそうに思ってよくしてやる。図《四》。 **い・とお・す【射通す】**製《他五》矢を射てある物をつらぬく。「袖でを流れ矢に―・された」 **いと・おり【糸織り】**絹のより糸で平織りにした布。参考「糸」は絹糸の意。 **いとおり‐ひめ【糸織姫】**〔雅〕]「織女星」のこと。 **いどがえ【井戸替え】**井戸の水を全部くみ出して念入りに掃除すること。井戸ざらえ。「時對丁」自ない **いと・がしら【糸頭】**漢字の部首「幺」の称。いとのかしら。 **いと・きり【糸切り】**●糸を切ること。「―ばさみ」〔ろくろから陶器を糸で切りはずすときにできる〕陶器の底のうず状の跡。また、陶器の底の少し高くなっている部分。糸底。●料理などで、糸を巻きつけて切ること。「―だんご」 **いときり‐ば【糸切り歯】**〔俗〕人間の犬歯ん。参考「糸を切るのに用いる歯」の意。君忠 **い・とく【威徳】**〔文〕威厳と徳。「―を備える」(J **いっとく【遺徳】**〔文]死後にまで残るその人の人徳。コロ「先代の―をしのぶ」。 **いと・ぐち【糸口・『緒】**《長く巻いた糸のはしの意)〔そこから先に続いているような〕物事のはじまり。手がかり。「話のーをさぐる」「事件解決の―」類語 端緒 **いと・くり【糸繰り】**●まゆや綿花から糸を引き出す・こと(人)。糸取り。●糸かりぶ病説がをくるわく。糸わく。 **いとくり‐ぐるま【糸繰車】**まゆや綿花から糸を引き出したり、また、引き出した糸をより合わせたりするのに用いる車。糸車。 **いと・ぐるま【糸車】**「糸繰いとり車」に同じ。 **いとけ・な・い【『幼けない・『稚けない】**《形》〔文〕一 年が少ない。幼い。また、子供っぽい。「―・い女の子」 **いとこ【『従兄弟・『従姉妹】**父または母の、兄弟・姉妹の子。また、その間柄。表記性別・年齢のちがいで、従兄・従弟・従姉・従妹などと書く。 **いとこ‐に【『従兄弟煮】**小豆・ごぼう・いも・大根・くわい・かぼちゃなどの野菜を、煮えにくいものから順々に入れて作る煮物。 **いどころ【居所】**にいるところ。居場所。「犯人の―がわかった」句「虫の―が悪い」類語ありか。 **いとごんにゃく【糸、蒟蒻】**糸のように細長くこしらえたこんにゃく。いとこんにゃく。 **いと・さばき【糸、捌き】**●糸の取り扱い方。●[琴・三味線などの〕弦の扱い方。ひき方。「たくみなー」 **いとし・い【『愛しい】**《形》●かわいい。恋しくしたわしい。「―・い人」●気の毒で胸がつまるようだ。かわいそうだ。ふびんだ。図いと・し《シク》。 **いとし‐ご【『愛し子・『愛『児】**かわいい(わが)子。大事な(わが)子。 **いと・すぎ【糸杉】**●コノテガシワの変種。原産地は中国。幹は直立し、枝は細く垂れ下がり、葉は短くまばらにつく。●ヒノキ科の常緑小高木。原産地は南ヨーロッパ。高さは四○M以上にもなる。葉は鱗片以状。サイプレス。 **いと・ぞこ【糸底】**「糸切り②」に同じ。 **いと・たけ【糸竹】**〔文](糸は弦楽器、竹は管楽器の意で)和楽器の総称。管弦。糸竹し。。●和楽器による音楽。音曲。「―の道」 **いと・づくり【糸作り・糸造り】**料理で、イカやサヨリ・ハゼなどの魚を、糸のように細く切って刺身にすること。また、そうして作った刺身。 **いと‐ど**《副》 《「いといと」の転)〔古〕物事の程度がさらにひどくなるようす。ますます。いっそう。いよいよ。 **いとなみ【営み】**●いとなむこと。行為。特に、性行為。「夜の―」●「生きるための〕仕事。つとめ。「日々の―」●準備。したく。「冬のー」 **いとな・む【営む】**《他五》●〔努力して〕物事をする。つとめる。「社会生活を―・む」「法事を―・む」●職業としてする。経営する。「喫茶店を―・む」●つくりととのえる。「邸宅を―・む」文《四》。 **いと・のこ【糸鋸】**板を曲線に切ったり中を切り取ったりする時に使う、うすく細い刃のついたのこぎり。いとのこぎり。 **いどばた・かいぎ【井戸端会議】**共同で使っている井戸のまわりで、女性が水くみや洗濯などをしながら、世間話をすること。また、主婦たちのおしゃべり。 **いと・はん【『嬢はん】**〔主に関西地方で〕おじょうさん。いとさん。 **いと・ひめ【糸姫】**製糸・織物工場などの女子工員。織り姫。〔美化した、古風な言い方〕 **いど‐べい【井戸塀】**政治家が、政治のために財産を使い、井戸と塀しか残らなくなること。「―議員」 <100> **い‐な**【鯔】 ボラの幼魚。[参考]ぼら。 **い‐な**【否】 ■《感》〔文〕相手のことばに対して、打ち消し・不同意の気持ちを表す語。また、自分のことばを途中で打ち消して言い直すときに発する語。いや。いいえ。 ■《名》 不承知。不同意。「―はあるまい」 **い‐な**【異な】《形動》 《形容動詞「異{こと}」の連体形》→異。 **いない**【以内】 ●その部分をふくんでそれより内側の範囲。「白線―」 ●〔時間・距離・数量などで〕その部分をふくんでそれよりうち。それより小。「一時間―」 **いなおり‐ごうとう**【居直り強盗】 盗みにはいった者が家人に見つけられて、急に強盗に変わること。また、その強盗。 **い・なお・る**【居直る】《自五》 ●〔姿勢を正して〕すわりなおす。 ●急に態度を変える。〔多く、強い態度になって相手をおどすような場合にいう〕「注意されたのに―・って文句を言う」 **い‐なか**【田舎】 ●都会からはなれた、田畑・山林の多い地方。ひな。「―育ち」 ●〔現在そこをはなれている人の〕生まれ育った地方。郷里。「定年後は―へ引っ込む」 ●《接頭語的に使って》「素朴な」「あかぬけしない」意を表す。「―まんじゅう」「―紳士」 **いなか‐じるこ**【田舎汁粉】 つぶしあんで作ったしるこ。[参考]御膳{ごぜん}汁粉。 **いなかッ‐ぺ**【田舎っぺ】 〔俗〕「いなか者」を軽蔑して言う語。いなかっぺい。 **いなか‐もの**【田舎者】 ●地方出身の人。地方に住んでいる人。 ●礼儀作法を心得ない、やぼったい人をばかにしていうことば。いなかっぺ。〔自分を卑下するときにもいう〕 **いなか‐や**【田舎家】 いなかにある家。また、いなか風の(そまつな)家。 **いな‐かけ**【稲掛け・稲架け】 →いねかけ。 **い‐ながら**【居乍ら】《副》 〔立ったり外出したりしないで〕座ったままいるようす。家にいるまま。〔多く「―にして」の形で使う〕「―にして情報を収集する」 **いな‐ご**【稲子・蝗】 《「稲の子」の意》バッタ科の昆虫。体は緑色で、はねは淡褐色。イネを食いあらす。食用になる。 **いな‐さく**【稲作】 ●稲を栽培すること。「―地帯」 ●稲の実りぐあい。「今年の―」類語①②米作。 **いな・す**【往なす】《他五》 ●帰らせる。去らす。〔関西地方で多く使う〕「女房を―・す」 ●〔相撲で〕自分の体を後ろへ引いて相手の(激しい)勢いを弱める。「軽く―・して相手の体勢をくずす」 ●相手の攻撃や追及を、軽くあしらう。「鋭い質問を―・す」文《四》。 **いな‐ずま**【稲妻・電】 空中の放電にともなって生じる光。雷の光。いなびかり。雷光。[参考]動作がすばやいことや、時間が非常に短いことにたとえられる。「―のように名案がひらめいた」類語電光。雷電。紫電。[表記]現代仮名遣いでは「いなづま」も許容。 **いな‐せ**【鯔背】《名・形動》 勇み肌でいきな・こと(すがた)。「―な若い衆」[参考]江戸時代、江戸日本橋の魚河岸にいた若者が、鯔背銀杏{いちょう}というイナの背に似た髷{まげ}を結い、男気に富んでいたことから。 **いな‐だ** ブリの体長三〇~四〇㌢ぐらいのものの関東地方での呼び名。[参考]関西地方ではハマチと呼ぶ。 **いな‐だ**【稲田】 稲を植えてある田。 **いな‐づま**【稲妻・電】 →いなずま。 **いなな・く**【嘶く】《自五》 馬が声高く鳴く。図《四》。 **いな‐ば**【因幡】 旧国名の一つ。今の鳥取県の東部。因州{いんしゅう}。 **いな‐びかり**【稲光】 「いなずま」に同じ。 **いな‐ほ**【稲穂】 稲の穂。いなぼ。 **いな・む**【否む・辞む】《他五》〔文〕 ●ことわる。拒否する。「手助けを―・む」 ●否定する。図《四》。 **いな‐むら**【稲叢】 かりとった稲をつみ重ねたもの。また、稲かけにかけたもの。稲づか。 **いなめ・ない**【否めない】《連語》 《「否める」の未然形+助動詞「ない」》ことわることはできない。「申し出は―・ない」 ●否定することはできない。「実験の成功が不安視されているのは―・ない」 **いな‐や**【否や】 ■《連語》 《「や」は疑問の助詞》〔文〕 ●〈「…や―」の形で〉…かどうか。…か否か。「便法ありや―」 ■《副》〔文〕(…する)と同時に。(…する)とすぐに。〔「…や―」「…が―」などの形で使われる〕「戸が開くや―、人々はなだれこんだ」 ■《名》〔文〕 ●承知することとしないこと。諾否。「―の返事をしぶる」 ●異議。不承知。「彼に―はないはずだ」 **い‐なら・ぶ**【居並ぶ】《自五》 多くの人が並んで座る。席を連ねる。「大スターが―・ぶ」 **い‐なり**【稲荷】 ●五穀をつかさどる神である、倉稲魂神{うかのみたまのかみ}。また、その神を祭った神社。稲荷神社。おいなりさま。 ●「いなり①の使いとされる」キツネ。 <101> **いなりずし【稲荷鮨】** 甘からくにた油揚げの中に、酢などで味をつけた飯をつめたもの。しのだずし。きつねずし。 **イニシアティブ** 先にたって物事をすること。率先。主導権。イニシアチブ。▽initiative ――を取・る《句》機先を制して事を行う。主導権をとる。 **いにしえ【『古】へ** (「往{い}にし方{かた}へ」の意)〔文〕遠い昔。「―の奈良の都の八重桜今日九重{ここのへ}のにほひぬるかな〈詞花和歌集・一〉」 **イニシエーション** 〔特に未成年者が〕一人前の者として認められたり、宗教集団に入ったりするときに課せられる特殊な儀式。加入儀礼。▽initiation **イニシャル** [欧文やローマ字で書いたときの〕頭文字。特に、姓名の頭文字。イニシアル。▷initial **い・にゅう【移入】** 《名・他サ》●うつし入れること。「感情―」 ●〔植民地から本国、ある県から他の県などのように〕国内の一地方から他の地方へ貨物を入れること。類語輸入。时移出。 **「い・にょう【囲繞】** 《名・他サ》◆いじょう(囲繞)。 ***い、にょう【遺尿】** ねむっている時などに、無意識に小便をもらすこと。寝小便など。「―――症」 **い・にん【委任】** 《名・他サ》●〔物事の処理を〕他人にゆだねまかせること。「権限を―する」 ●〔法〕相手方を信頼し、法律行為や事務の処理をまかせ、相手方がこれを承諾することによって成立する契約。「―状」 **イニング** 《名・助数》野球などで、両チームおのおのが攻撃と守備を一回ずつ終える間。回。「ラストー」「五―無失点」▽inning ***いぬ【戌】** ●十二支の一一番目。 ●昔の時刻の名。今の午後八時、または午後七時から九時までの間。五つ。戌の時。 ●昔の方角の名。西北西。 ***いぬ【犬狗】** ■《名》●イヌ科の動物。家畜やペットとして古くから飼われる。嗅覚・聴覚が発達している。類語犬ころ。 ●〔警察などの〕まわし者。スパイ。「警察の―」 ●漢字の部首「犬」の称。■《接頭》《名詞について)●「似ているが、ちがう(役に立たない)」の意。〔多く植物の名につける」「―ワラビ」「―タデ」②いやしめ軽んじて、「くだらない」「むだである」などの意。「―医者」「―ざむらい」「―死に」 ――と猿《句》仲が悪いことのたとえ。犬猿の仲。 ―――の遠吠え《句》おくびょうな人が、かげで虚勢を張り相手を非難することのたとえ。 ―も歩けば棒に当た・る《句》●出しゃばるととんでもない災難にあうことのたとえ。 ●出歩くと思いがけない幸運にであうことのたとえ。 ――も食わない《句》非常にきらわれることのたとえ。また、(ばからしくて) 相手にしないことのたとえ。旬「夫婦げんかは―」 ***い・ぬ【『往ぬ・『去ぬ】** 《自ナ変》〔古〕●行ってしまう。去る。また、戻る。参考西日本の方言に残る。 ●〔時が〕過ぎ去る。「―・にし春」 **いぬ・い【戌、亥・『乾】** 昔の方角の名。戌{いぬ}と亥{い}との間。北西。 **イヌイット** 北アメリカの北極海沿岸などを生活圏とする民族。漁労・狩猟によって生活する。[参考]「イヌイット」はカナダでの、「エスキモー」はグリーンランド・アラスカ・シベリアでの一般的な呼び名。▽Inuit (=人間) **いぬ・かき【犬、掻き】** 〔犬が泳ぐように〕水面にうつぶせになり足で水をけりながら手で水をかく泳ぎ方。犬泳ぎ。 **いぬき【居抜き】** 店舗・住宅などを、商品・設備・家具をそれまで使っていたままの状態で他人に売ったり貸したりすること。「この店を―で売る」 **いぬ・く【射抜く・射『貫く】** 《他五》射て、つきぬく。射通す。また、弾丸などでうちぬく。《四》。 **いぬぐい【犬食い】** 食器に手をそえずに、顔を食器に近づけてがつがつと食べること。いぬくい。 **いぬくぎ【犬、釘】** 鉄道のレールを枕木{まくらぎ}に固定させるために打つ大きなくぎ。[参考]最近では木製の枕木が使われなくなり、ボルトで固定されることが多い。 **いぬころ【犬ころ】** 〔俗〕犬の子。また、小犬。 **いぬじに【犬死に】** 《名・自サ》何の役にもたたないような死に方。むだ死に。徒死{いたずらじに}。 **いぬ・たで【犬蓼】** タデ科の一年草。山野に自生する。夏から秋にかけて茎の先に紅紫色の小花を穂のようにつける。あかのまんま。 ***いぬ・ちくしょう【犬畜生】** 《犬やけだものの意から)人間としての道にはずれている人をののしっていう語。 **いぬ・の・ひ【戌の日】** 十二支のうち、戌{いぬ}にあたる日。[参考]犬にあやかって安産を願い、妊娠五か月の妊婦がこの日から腹帯(岩田帯)をしめる。 **いぬ・ばしり【犬走り】** 築地{ついじ}の外壁とその外側の溝の間のせまい空き地。 ●城の垣と堀の間のせまい空き地。=いぬはしり。 **いぬ・はりこ【犬張り子】** 犬の形をした、張り子のおもちゃ。[参考]古くは幼児の魔よけにしたという。 **いね【稲】** イネ科の一年草。原産地は熱帯アジア。梅雨のころ、苗代から田に苗を植えかえ、一〇月ごろかり取る。外皮をとりのぞいた実が、米。食用。[参考]の水田で作るものを「水稲{すいとう}」といい、畑で作るものを「陸稲{りくとう}」または「おかぼ」という。ゆ「一株・・・・」と数える。 **いね・かけ【稲掛け・稲架け】** かり取った稲の穂をかけて乾かすために木などを組んだもの。いなかけ。 **いね・かり【稲刈り】** 秋、実った稲をかり取ること。刈り入れ。 **いねこき【稲『扱き】** かり取った稲の穂からもみをしごきおとすこと。また、その道具。いなこき。 **い・ねむり【居眠り・居『睡り】** 《名・自サ》すわったり、こしかけたりしたままでねむること。「―運転」類語うたたね。 **い・の・いちばん【いの一番】** (「い」は「いろは・・・」の最初の字の意から)いちばん最初。まっさき。〔第一番を強めていうことば」「――にかけつける」 **いのう【異能】** ふつうの人にはないような非常にすぐれた才能をもっていること。「一力士」 ***い・の・こ【亥の子】** 陰暦一〇月の最初の亥の日。この日の亥の刻に餅を食べ、子孫の繁栄をいのった。 **いーのこ【豕】** 漢字の部首「豕」の称。ぶた。 **いのこ・がしら【亥の子頭】** 漢字の部首「ヨ」の称。けいがしら。 **いのこずち【『牛『膝】”** ヒユ科の多年草。茎は四角で、葉は楕円形。果実にはとげがあって衣服などによくつく。根は漢方薬に用いる。 **いのこ・る【居残る】** 《自五》●いっしょにいた人が帰った後までも残っている。 ●〔勤務時間などの〕定刻より後まで残る。「情報収集のため―・る」 <102> **いのしし**【猪】 (「猪{い}の獣{しし}」の意)イノシシ科の動物。牙{きば}があり、全身に黒褐色のあらい毛がはえている。畑の作物を食いあらすことがある。肉は食用。野猪{やちょ}。 **いのしし‐むしゃ**【猪武者】 ●むこう見ずに敵に突進するさむらい。 ●むこう見ずな人。 **イノシン‐さん**【イノシン酸】 (inosinic acid)肉汁にふくまれる、酸味のある物質。かつおぶしのうまみを作る成分。化学調味料として用いる。 **いのち**【命】 ●生物が生きている間もっており、死ぬとなくなる、すべての活動のもとであるもの。生命。 ●命の続く期間。寿命。「―が縮まる」「―の限り」 ●いちばんだいじなもの。唯一のよりどころ。「この一文が小説の―だ」 **いのち‐のおや**【命の親】《連語》 死にかけたところを救ってくれた恩人。 **いのちのせんたく**【命の洗濯】《連語》 日ごろの苦労を晴らすための保養・気晴らし。 **いのちのつな**【命の綱】《連語》 〔命を支えているような〕最もだいじなもの。「―とたのむ人を失った」 >類語と表現 「命」 「命」は、生物が生きている限りもち続け、すべての活動の源となるのが「命」。命を失うと生物は死に、あらゆる活動は途絶える。命はかけがえのないものだから(命あっての物種)、何かのためにそれを差し出すことは、一所懸命の意となる(命を懸ける・命を捧げる・命を投げ出す)。精神的な苦しみは、長寿の敵というわけだろうか、「命を削る」「命の縮む・命が擦り減る」思いなどで、たえがたい苦労・痛苦・恐怖などを表現することができる。命は最上の価値をもつものだから、生物・無生物を問わず、いちばん大切なものは、命にたとえられる(子を命と頼む・君こそ我が命・エンジンは自動車の命)。 ◆生・生命・一命・人命・命脈・息の根・息の緒・玉の緒 ◇[命の長さ] 寿命・命数・天寿・天命・定命・常命・長寿・長命・短命・薄命・露命・尊命・聖寿 ◇[残された命] 余命・余生・残命・老い先・老後 **いのちながければはじおおし**【命長ければ辱い多し】《句》 長生きをすると何かと恥をかくことが多い。〈荘子・天地〉 **いのちをおとす**【命を落とす】《句》 病気や事故で死ぬ。[参考]ふつう、自殺や自然死には使わない。 **いのちをかける**【命を懸ける】《句》 死んでもかまわない気になる。命を張る。 **いのちをけずる**【命を削る】《句》 寿命を縮めるほど、ひどく苦労や心配をすることのたとえ。 **いのちをつなぐ**【命を繋ぐ】《句》 やっとの思いでほそぼそと生活する。 **いのちをひろう**【命を拾う】《句》 死ぬかもしれないという状態になって危うく助かる。 **いのち‐がけ**【命懸け】《名・形動》 〔物事を行うのに〕生死をかえりみないこと。いかずく。「―で作業する」 **いのち‐がね**【命金】 命をつなぐための金。また、命にも代えるほどの大切な金。 **いのち‐からがら**【命辛辛】《副》 命だけはどうにか失わずに。やっとのことで。[コロ]「―逃げる」[表記]「命からがら」と書くことが多い。 **いのち‐げ**【命毛】 筆の穂先のいちばん長い毛。 **いのち‐ごい**【命乞い】《名・自サ》 ●寿命がのびるように神仏にいのること。 ●〔殺されることになっている人や動物を〕殺さないでくれとたのむこと。類語助命。 **いのち‐しらず**【命知らず】《名・形動》 死ぬことをおそれない、無鉄砲な・こと(人)。「―のあらくれ男」 **いのち‐づな**【命綱】 ●潜水夫や、高い所で仕事をする人が身につけて命を守る綱。また、救命ブイや救助艇にわたす綱など。 ●命や生活を存続させるために、なくてはならないものとしてたよるもの。 **いのち‐とり**【命取り】 ●命をなくすもとになるもの。 ●失敗や破滅のもとになるような・もの(事柄)。「外交政策の失敗が内閣の―となった」類語①②致命傷。 **いのち‐びろい**【命拾い】《名・自サ》 死にそうになったが、運よく助かること。九死に一生を得ること。 **いのち‐みょうが**【命冥加】《名・形動》 〔神仏の力で〕失うはずの命が不思議に助かること。幸運にも災難からまぬがれること。「一人だけ助かるとは―な人だ」 **い‐の‐ふ**【胃の腑】 胃。いぶくろ。[参考]「腑」は「はらわた」の意。 **イノベーション** ●革新。新機軸。 ●〔経〕経済成長の有力要因。特に、技術革新。▽innovation **い‐の‐まま**【意の儘】《連語》 そうしようと考えるとおり。思いどおり。「―に操る」「すべては自分の一だ」 **いのり**【祈り・禱り】 いのること。「平和の―」類語祈願。祈禱。祈念。 **いの・る**【祈る・禱る】《他五》 ●〔守り・助けを〕神や仏に願う。 ●(人のために)切に望む。希望する。「友の幸せを―・る」文《四》。 >類語と表現 「祈る」 「いのる」の「い」は「斎{い}む」の「い」と同根、「のる」は「宣{の}る(=口に出す)」の意だという。畏{かし}こみ謹んで、吉事が起こるようにと神仏などの超自然的な存在に思いのたけを願い唱えることが「祈る」である(合格を祈る・世界平和を祈る)。神仏の存在は意識されなくとも、人の幸せを心から望むことも「祈る」。これらは、挨拶の言葉となっている(ご健康を祈る・幸多かれと祈る)。 ◆拝む・伏し拝む・拝する・念じる・願う(願い)・望む(望み)・希{こいねが}う・願を掛ける・本願(心願)を立てる・祈りを捧げる・神殿(仏像・神前・仏前)にぬかずく ◆祈禱・祈願・祈念・誓願・願掛け・願立て・立願・黙禱・拝跪・発願・熱願・切望・熱望・渇望・庶幾 ◆[副詞的表現] 切に・心から・心を致して・茶断ちをして・精進潔斎として・斎戒沐浴{もくよく}して **い‐はい**【位牌】 死んだ人の戒名などを書いて仏壇にまつる木のふだ。[参考]「一柱{いっちゅう}…」と数える。 **いはいをけがす**【位牌を汚す】《句》 先祖の名誉を傷つける。 **い‐はい**【違背】《名・自サ》〔文〕 命令や決まりにそむくこと。「規約に―する」類語違反。 **い‐はい**【遺灰】 遺体を火葬にしたあとに残る灰。類語遺骨。 **い‐はく**【威迫】《名・他サ》〔文〕 権力などによって人をこわがらせて、従わせようとすること。「兵力を集結し―を加える」類語威嚇。脅迫。 <103> **いばく【帷幕】**《「たれぎぬ」と「引き幕」の意から)〔文〕陣営。また、作戦をたてる所。帷幄いぁ。 **いばしょ【居場所】**に居る場所。すわる場所。 **いばしんえん【意馬心猿】**〔文]煩悩・妄念・欲情などのため、心の乱れをおさえきれないこと。周馬が走り、猿がさわぐのは制しがたいことからぴ **い・はつ【衣鉢】**〔文〕●師の僧が、弟子にあたえる袈裟と鉢。転じて、仏教の奥義。●一般に、師から弟子に伝える学問・技芸などの奥義。「―を継ぐ」回 >―を継・ぐ《句》弟子が師匠から学問や技芸などの奥義や秘伝を受け継ぐ。める」と **いはつ【遺髪】**死後のかたみとして残す髪の毛。 **いばら【茨棘荊】**●ノイバラ・カラタチなど、とげのある低木の総称。うばら。●植物のとげ。●苦しみの多いこと。「―の人生」 **いばら・の・みち【茨の道】**《連語》苦しみの多い生活や人生のたとえ。 **いばら【薔薇】**バラ科バラ属の植物の総称。特に、ノイバラをさすこともある。 **いばり【『尿】**〔文]小便。ゆばり。未刻・肉 **い‐ば・る【威張る】**《自五》自分はえらいのだということを、人に見せつけるようにふるまう。えばる。類語おごる。たかぶる。文《四》。 **い・はん【違反】**《名・自サ》約束・規則・法律などにそむくこと。「交通―」「法律に―する」類語違背。背反。一 **い・はん【違犯】**《名・自サ》〔文〕法律などにそむくこと。泉丁 **いび【萎靡】**《名・自サ》〔文〕活気がなくなっておとろえること。「道徳の―」類語衰微けい。 **いびき【軒】**ねむっているときに、呼吸とともに鼻から出る音。口を開くと音が大きくなる。コロ「ーをか **イヒチオール**黒褐色の油状の粘液。消炎・鎮痛・殺菌などの作用があり、皮膚病・リューマチス・打撲傷などに使用する。イクチオール。▽ィ Ichthyol (=商品名) **イリス**い‐ひつ【遺筆】 形見として残った文章・手紙など。〔生前に発表されなかったものについていう〕類語遺墨。 **いびつ【歪】**《名・形動》《「飯櫃」の転。「いいびつ」の形が長円形であることから) ●形、特に、円形がゆがんでいること。●正常でないこと。〔人間の心・物事の状態などについてもいう〕「性格が―になる」」」」」 **い‐ひょう【意表】**思いもつかないこと。予期しないこと。類語意外。予想外ぷす。そ关状 >―を突・く《句》相手の思いもつかないようなことをする。「敵の―・く攻撃」 **いびょう【胃病】**胃に起こる病気。 **いびり・だ・す【いびり出す】**《他五》気に入らない人をいじめて追いだす。「姑が嫁を―・した」創立 **いび・る**《他五》いじめて苦しめる。むごくあつかって苦しめる。「後輩を―・る」文《四》。 **い‐ひん【遺品】**●死んだ人があとに残した品物。かたみの品。「祖父の―を整理する」●忘れ物。遺失品。同 **いふ【畏怖】**《名・他サ》〔文〕おそれおののくこと。「―の念を抱く」 **いふ【異父】**〔文〕 〔兄弟・姉妹で〕母は同じで父がちがう間柄。たねちがい。〔単独では使わない」「一兄弟」「一妹」囡異母。 **いぶ【威武】**権威と武力。強くたくましい勢い。「世界に―をかがやかせる」四字「―堂々、前進 **いーぶ【慰、撫】**《名・他サ》なだめて心をおだやかにさせること。なぐさめていたわること。「人心を―する」身が **イブ**神エホバが最初に造った女性。アダムの妻。エヴァ。 >参考旧約聖書創世記では、神がアダムの肋骨を一本ぬき取ってつくったとされる。対アダム。▽Eve **イブ**祭日の・前夜(前日)。宵祭り。前夜祭。特に、クリスマスイブ。イヴ。▽eve **い・ふう【威風】**威厳・威勢がみなぎっているようす。 **い・ふう【異風】**〔文〕●ふつうとちがった風習・風俗。●ふつうの人とちがう姿。見なれない姿。 **い・ふう【遺風】**〔文〕●のちの世に残された風習・習慣。類語余風。●死んだ人の教えで、後世まで伝わり残されているもの。「先代の―を守る」 **いふう・どうどう【威風堂堂】**《形動”》威厳があって力強いようす。「―と入場する」風一刻意) **いぶかし・い【訝しい】**《形》変なところがあって疑わしい。あやしい。不審だ。「この報告には―・い点がある」図いぶか・し《シク》。 **いぶかし・がる【訝しがる】**《他五》いぶかしく思う。また、そういう態度を見せる。文《四》。 **いぶかし・む【訝しむ】**《他五》疑わしく思う。不審に思う。あやしむ。「どこから来たのかと―・む」図《四》。 **いぶか・る【訝る】**《他五》変なところを感じて、疑わしく思う。不審に思う。あやしむ。《四》。 **いぶき【〈息吹〉】**〔文]●いき。呼吸。いきづかい。●いきいきした活動的な気分。「のどかな春の―」 **い!ふく【威服・威伏】**〔文〕●《名・他サ》勢力や威光を示して相手を服従させること。●《名・自サ》相手の勢力や威光におそれて服従すること。 **いふく【威福】**〔文〕(威圧と福徳の意から) 権力でおどかしたり、利益を与えたりして、人を従わせること。―を加える」類語 威嚇い。脅迫いう。 **いふく【畏服】**《名・自サ》〔文〕おそれつつしんで従う*いふくこと。「―の念」令山獄】もも **いふく【異腹】**〔文〕父は同じで母がちがうこと。異母。はらちがい。「―の兄弟」団同腹。 **いふく【衣服】**身にまとって着るもの。類語着物。衣装。被服。尊敬御召し物。 **いーぶ・く【『息吹く】**《自五》〔文〕●息をする。呼吸する。「古い伝統に―・く世界」●いきいきと活動をする。「大地が春の気配に―・く」文《四》。一 **いーぶくろ【胃袋】**〔俗〕胃。胃の腑ょ。 **いぶしぎん【、燻し銀】**●硫黄の煙で表面をくすんだ灰色にした銀。また、その色。黒みがかった灰色。「―にくもった空」●表面的な華やかさはないが、実力・実質のともなっている・こと(人)。「―の芸に感嘆する」 **いぶ・す【、燻す】**《他五》●煙を多く出すように燃やす。煙をこもらせてけむたくする。「蚊取り線香を―・す」類語けぶらす。くすべる。●煙で黒くする。特に、硫黄を使って銅・銀などの表面をくもらせる。文《四》。 **い、ぶつ【異物】**●ふつうとはちがったもの。●体内にはいったり、体内で発生したりして体の組織となじまないもの。のみこんだガラス玉、結石など。 **いーぶつ【遺物】**●〔その人が〕生前使ったり作ったりしたもので、死後に残したもの。かたみ。遺品。●現在まで残っている、古い過去の時代のもの。「前世紀の―」落とし物。遺失物。 **いぶ・どうどう【威武堂堂】**《形動》威厳があって <104> **イブニング** 「イブニングドレス」の略。ードレス 公式の夜会などに着る女性の礼服。丈を長くし、そでなしかまたは短いそでをつけ、襟ぐりを大きくあける。イプニング。類語アフタヌーンドレス。▽evening dress **いぶ・る【「燻る】** 《自五》炎が立たず煙が出る。くすぶる。「まきが―・っている」類語けぶる。《文》《四》。 ***いぶん【異聞】** 〔文〕聞きなれない変わったうわさ。めずらしい話。類語逸聞。風聞。 ***いぶん【遺文】** 〔文〕●死者が生前書き残して、公にしなかった文章。「――集」 ●現在まで残っている、古い時代の(散逸した)文献。「平安―」 ***いぶん【遺聞】** 〔文〕世間に知られていないめずらしい話。 **いーぶんか【異文化】** 自分の属する生活圏とはちがった別の社会の文化。「一交流」 **いぶんし【異分子】** 同じ団体の中で、そのなかまと性質や思想がちがっている者。「グループ内のー」 **い・へき【胃壁】** 胃を形づくるかべ。粘膜・筋肉などから成る。 **イペリット** 〔理]ふれると、皮膚・粘膜がただれる猛毒のガス。常温では液体でからしのにおいがする。マスタードガス。[参考]第一次世界大戦で、ドイツ軍がベルギーのイープル(Ypres)で使ったことから。▽yperite ***いへん【異変】** ●〔天災や事変など〕変わったできごと。「世界情勢に―が生じる」「暖冬―」 ●変化すること。「病状に―はない」 ***いへん【「韋編】** 〔文]書物。「章」はなめし革の意。昔、中国で、竹の札{ふだ}をなめし革でとじて書物にしたことから。 ―三度絶・つ《句》幾度も熱心に本を読むことのたとえ。韋編三絶{べきへんさんぜつ}。[故事]春秋時代、孔子{こうし}が易経をくり返し読んで、書物をとじたなめし革が三度も切れたということから。〈史記・孔子世家〉 **イベント** 行事。催し物。 ●競技種目。試合。「メーン―」▽event (=できこと) ***い・ぼ【異母】** 〔文〕〔兄弟・姉妹で〕父は同じで母がちがう間柄。はらちがい。異腹。〔単独では使わない」「-弟」「一味」囡異父。 **いぼ【「疣】** ●皮膚の角質層が部分的に厚くなってできる小さな突起。皮膚の老化としても起こる。 ●物の表面にある小さな突起。「キュウリのー」「―痔」 **いぼ・いぼ【疣、疣】** 〔俗]物の表面にある(複数の)粒状の突起。いぼ。「―がついたサンダル」 **「い・ほう【彙報】** 種類別にして集めた報告。「学会の―」 ***い・ほう【異邦】** 〔文〕外国。よその国。「一人」類語異土。異国。 ***いほう【違法】** 法律に違反すること。「一行為」類語違反。不法。因適法。 ***い・ほう【医方】** 〔文〕治療の方法。医術。 **いぼく【遺墨】** 〔文〕死んだ人が、その生前に(墨{すみ}で)書いた書。類語遺筆。遺作。 **いぼ‐じ【「疣、寿】** 痔疾{じしつ}の一つ。肛門{こうもん}のまわりにいぼ状のはれができる。痔核{じかく}。 **いぼたろう【『水蠟蠟・『虫『白、蠟】** イボタロウガムシの雄の幼虫が分泌したろうを、加熱・凝固させたもの。家具・織物のつや出し、ろうそくの原料、強壮剤などに用いる。 **いぼたろう・むし【『水、蠟、蠟虫・『虫『白蠟虫】** カタカイガラムシ科の昆虫の俗称。イボタノキ・トネリコなどに寄生し、その樹液を吸う。雄の幼虫は白いろうを分泌して体をおおい、さなぎになる。イボタロウカタカイガラムシ。 **い‐ほん【異本】** ●めずらしい書物。珍本。 ●もとは同一内容の書物であるが、文章・文字などが変化して、流布本{るふぼん}と少しちがっている本。[参考]定本{ていほん}。 **いま【今】** ■《名》●過去と未来との境の時点。この時。現在。「―ちょうど正午です」「―からでもおそくはない」[丁寧]只今{ただいま}。 ●現在をふくんだ、ある期間。現代。今日{こんにち}。「―の世」因昔。 ●話をしているこの場面で。〔接続詞的に用いる〕「―この点をAとする」■《副》●ごく近い未来を表す。すぐに。おっつけ。「―はじまる」 ●ごく近い過去を表す。さっき。少し前。「―見てきたところだ」 ●さらに。そのうえに。もう。■《接頭》《固有名詞の上について)「現代の」「現在の」「新しい」などの意。「―浦島」「一業平」「一太閤{たいこう}」 ―泣いた鳥{からす}がもう笑・う《句》今まで泣いていた者がすぐ機嫌を直して笑う。子供などの機嫌が変わりやすいことのたとえ。 ―に始まった事ではな・い《句》〔前から続いていることで〕事新しいことではない。 ――は是{これ}迄{まで}《句》死や敗北がさけられないと覚悟を決めたことを表す語。もうこれで終わりだ。もうこれまで。「―と覚悟を決めた」 ――は昔《句》今からみると昔のことだが。[参考]昔話などの最初に用いることば。 ―や遅しと《句》早く早くとその時の来るのを待ちかまえているようす。「―待ちわびる」類語今か今かと。 ―を時め・く《句》現在、世にもてはやされている。「―・くトップモデル」 ***い・ま【居間】** 家族がいつもいて使う部屋。居室。リビングルーム。 **いまいち【今一】** 《副・形動》(「今一歩」「今一息」「今一つ」から)〔俗]少し不十分なようす。「――努力が足りない」「――な成績」[参考]いまひとつ。表記かなで書くことも多い。 **いまいちど【今一度】** 《副》もう一度。もう一回。「―お尋ねします」 **いまいま・し・い【忌ま忌ましい】** 《形》くやしくて腹だたしい。しゃくにさわる。 **いまがわ・やき【今川焼】** 小麦粉を水でとき、円形の焼き型に流しこんでまん中にあんを入れ、両面を焼いた菓子。たいこやき。 **いまごろ【今頃】** 今の・時刻(季節)。今時分。 **いまさら【今更】** 《副》●今あらたまって。事新しく。「―注意するまでもない」 ●今になって。この時におよんで。〔多く、下に打ち消し・疑問・反語などを伴う〕「過ぎたことを―言ってもしょうがない」―め・く《自五》〔文〕今初めてであるかのように見える。「―・いた対応」 ――のように《句》〔すでにわかっていることなのに〕まるで今はじめてであるかのように。あらためて。「時の流れの速さを―感じます」 **いまし」がた【今し方】** 《副》ほんの少し前。たった今。ついさっき。「父は―出かけたばかりだ」 **イマジネーション** 想像(力)。▷imagination <105> **いまーじぶん【今時分】** 今の・時刻(季節)。今ごろ。 **いましめ【戒め】** ●注意。訓戒。また、そのことば。「父のーを守る」 ●こらしめ。懲戒。 ●禁止。抑制。警戒。 ●しばること。「―を解く」[表記]戒める。 **いまし・める【戒める】** 《他下一》〔あやまちのないように前もって・注意(訓戒)する。「自らを―・める」[表記]は「誠める」「警める」とも書く。 ●「同じあやまちをおかさないように〕こらしめる。「子供のいたずらを―・める」 ●禁止したり、抑制したりする。「はやる心を―・める」[表記]③は「禁める」「警める」とも書く。 4警戒する。「あたりを―・める」[表記]④は「警める」とも書く。 ●しばって自由をうばう。「犯人の両手を―・める」[表記]⑤は多く、「縛める」と書く。《図》いまし・む《下二》。 **いましも【今しも】** 《副》ちょうど今。たった今。「―地平線の彼方に夕日が沈もうとしている」 **いま・す【『在す坐す】** 《自五》〔文〕「ある」「いる」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。おわす。《図》《四・サ変》。 **いま・すこし【今少し】** 《副》もう少し。「―時間をください」「―の辛抱だ」 **いまだ【『未だ】** 《副》〔文〕今になっても。まだ。〔下に打ち消しの語を伴う〕「対策は――講じられていない」 **いまだ・かつて【『未だ、嘗て】** 《副》今までに一回も。まだ一度も。〔下に打ち消しの語を伴う〕「――見たことも聞いたこともない」 **いまだ・し【『未だし】** 《形シク》〔古〕まだその時になっていない。まだ十分でない。「練習―・しの感がある」 **いまだに【『未だに】** 《副》今になってもまだ。今もって。「―返事がこない」「戦闘は―続いている」[注意]「今だに」は誤り。 **いまち・づき【居まち月】** 〔文〕(出るのをすわって待つ月の意で)陰暦一八日の月。居待ちの月。 **いま・でき【今出来】** 近年に作られたこと。また、当世の品。〔軽蔑していう語〕 **いまどき【今時】** ●現代。当世。このごろ。「―の若い者」 ●今ごろ。今時分。〔副詞的に使う」「―のこのこ現れても、もうおそい」 **いまに・して【今にして】** 《連語》今になって。「―思えば、あれが別れの会だったのだ」 **いまーに【今に】** 《副》●今になってもまだ。今なお。いまだに。今でも。「伝統を―伝える」 ●そのうちに。間もなく。「―わかる」 **いまにも【今にも】** 《副》すぐにも起こりそうなようす。間もなく。もう少しで。「―泣き出しそうな顔」 **いまは【今は・今『際】** (「いまわ」の歴史的かなづかいによる表記)いまわ。 **いま・ひとつ【今一つ】** ■《副・形動》〔理想・期待などに対して〕少し足りないようす。もうひとつ。「―おもしろくない」「評価はーだ」[参考]俗に「今一{いまいち}」とも。 ■《副》さらに一つ。あと一つ。「――忠告しておきたい」「―の問題点」 **いまふう【今風】** 《名・形動》現在の風俗にかなっていること。現代風。当世風。「―な考え方」「――の家」 **いま‐めかし・い【今めかしい】** 《形》●現代風であるようすだ。 ●わざとらしいようすだ。今さらめいている。 **いま・もって【今『以て】** 《副》今なお。いまだに。「―彼の行方がわからない」 **いまーや【今や】** 《副》(「や」は強めの助詞) ●今こそ。「―決意すべき時」 ●今にも。「花は―散らんとする」 ●今はすでに。「この服は―時代おくれだ」 **いま‐よう【今様】** ●現代風。当世風。「―の美人」 ●「今様歌」の略。平安時代の歌謡の一つ。和讃{わさん}の流れをくみ、ふつう七五調四句からなる。 **いまりーやき【伊万里焼】** 佐賀県有田地方で産する磁器。伊万里。[参考]有田焼。 **いま・わ【今わ・今『際】」** 〔文](「今はかぎり」の意から)命の終わり。死ぬまぎわ。臨終。「―のことば」―のきわ【一の際】《連語》臨終の時。最期。死にぎわ。いまわのとき。 **いまわし・い【忌まわしい】** 《形》●忌むべきである。不吉な予感がする感じだ。「―・い前兆」 ●にくむべきである。不愉快である。「―・い事件」《図》いまは・し《シク》。 **いま・なお【今『猶・今尚】** 《副》その時から現在まで同じ状態が続いているようす。今でも。「彼の勇敢な行為は、―人々の語りぐさとなっている」 ***いみ【忌み・『斎】** 〔神事を行う時]身をきよめてつつしむこと。物いみ。 ●喪に服すこと。[コロ]「ーが明ける」 **いみ・あけ【忌み明け】** 喪に服している一定の期間が終わること。忌明け。 **いみ・きら・う【忌み嫌う】** 《他五》ひどくにくみきらう。いやがる。「ヘビを―・う」 **いみ・ことば【忌み『詞・忌み言葉】** 宗教上の理由から、また、特殊な社会で不吉な意味に通じるとして用いられないことば。また、そのかわりに用いることば。商家で「すり鉢」を「あたり鉢」と言う類。 >日本語「忌み詞」 **いみ【意味】** ●あることばの表している内容。「単語の―を調べる」②ある表現や行為によって示される意図。表現されたものの裏にある事情。わけ。「話をことわった―がわかった」●物事の価値。意義。「―のない仕事」―あい【一合い】〔特別な事情をふくめた」意味。理由。わけ。ーしん【―深】《形動》〔俗〕「意味深長{いみしんちょう}」の略。―・する《他サ変》〔あることば・表現・行為などが」ある物事の内容を表し示す。「黒い色は悪を―・する」「戦争は死を―・する」―づけ【―付け】物事に価値や意義をもたせること。「人生のー」 **いみこと** 《名》ことば。 <106> ***いみじくも** 《副》〔文〕非常にうまく。まことによく。適切にも。「―名づけたものだ」 **いみしんちょう【意味深長】** 《形動》直接表面に表れない意味を奥にふくんでいるようす。「―な笑いを浮かべる」 **イミテーション** ●模倣。模造。 ●本物を模倣したもの。模造品。にせもの。「―の真珠」 ▽imitation (=まね) **いみーな【「諱】** (「忌み名」の意) ●ある人の死後、その人を尊んでつけた称号。おくりな。 ●死んだ人の生前の名前。 **いみ・び【忌み日・『斎日】** ●けがれをさけてつつしむべき日。 ●死者の命日。忌日{きじつ}。 ●陰陽家{おんみょうけ}などで、わざわいがあるとする日。=忌{い}む日。 **いみょう【異名】** ●本名または本来の呼び方とは別の呼び方。別名。一名。類語異称。別称。 ●〔特に〕あだな。[コロ]「IT長者と―をとる」=異名{いみょう}。 **い・みん【移民】** 《名・自サ》労働して生計をたてる目的で、他国へ移り住む・こと(人)。「集団―」 ***い・む【医務】** 人々の健康を管理するための仕事。 ***い・む【忌む】** 《他五》●不吉なこと、けがらわしいこととしてきらいさける。「―・むべき風習」 ●にくみきらう。「うそを―・む」《図》《四》。 **いめーじチェンジ** 《名・自他サ》見かけなどがすっかり・変わること(変えること)。イメチェン。「髪形を変えてーする」▽image change からの和製語。 **いも【『妹】** 〔古〕●男が女を親しんで呼んだことば。特に、妻や恋人。因兄{せ}。 ●いもうと。 ***いも【芋藷薯】** ●植物の地下茎や根がでんぷんなどをたくわえて大きくなったもの。 ●サツマイモ・サトイモ・ジャガイモ・ヤマノイモなどの総称。 ●[俗]とるに足りない・こと(人)や、やぼったい・こと(人)をあざけって言う語。〔多く接頭語的に使う〕「―侍」 ――の煮えたもご存じな・い《句》世間知らずで、ぼんやりしている者をあざけっていうことば。 ―を洗うよう《句》せまい場所に大勢の人が集まり、こみあっているようす。芋の子を洗うよう。「プールはーだ」[語源]おけにサトイモをたくさん入れて、洗いながら外皮を取りのぞいたことから。 **いもうと【妹】** (「妹人{いもひと}」の転) ●きょうだいのうち年下の女性。[参考]古くは男性からみての女きょうだいの意で、年下のものとは限らなかった。[尊称]令妹。[謙譲]愚妹。 ●配偶者のきょうだいで、配偶者より年下の女性。義妹。 ●弟の妻。義妹。[表記]②③は、ふつう「義妹」と書く。因①~③姉。[類語と表現]「兄弟・姉妹」 ―むこ【―婿・―『智】妹の夫。囡姉婿。 **いも・がしら【芋頭】** サトイモの塊茎。おやいも。 **いも・がゆ【芋、粥・藷、粥】** ●ヤマノイモに甘葛{あまずら}の汁をまぜてたいた甘いかゆ。 ●サツマイモ入りのかゆ。 **いも・がら【芋『幹・芋『茎】** サトイモの葉柄{ようへい}。また、それを乾燥させたもの。食用にする。ずいき。 **いも・ざし【芋刺し】** サトイモを竹のくしでさすように、人を槍でさし通して殺すこと。類語串刺し。 **いも・せ【『妹背】** 〔文〕●男と女。 ●夫婦。「―のちぎりを結ぶ」 ●兄と妹。また、姉と弟。[参考]「いも」は女性を、「せ」は男性を親しんで呼んだことば。 **いもちーびょう【『稲『熱病】** 稲の病気の一つ。イモチ病菌の寄生によって発病し、茎や葉に黒色・暗褐色のはん点ができて発育がとまる。湿気の多い年に多く発生し、大きな被害をもたらす。稲熱病{とうねつびょう}。 **いもづる・しき【芋蔓式】** 〔サツマイモのつるをたぐると、つながって多くのイモが出てくるように」ある一つのことから、それに関係した多くのものがつぎつぎに現れること。「容疑者を―に検挙する」 **い・もの【鋳物】** 〔鉄・青銅・鉛などの〕とかした金属を型に流しこんでつくった器物。因打ち物。 **いもの・こ【芋の子】** 「子芋」に同じ。 **いも・ばん【芋版】** サツマイモ・ジャガイモを輪切りにして、文字や図案をほって作った版。また、それで押した文字や図案。 **いもむし【芋虫】** ●ガ・チョウなどの幼虫で、毛のないものの総称。特に、スズメガ科のガの幼虫。 ●けぎらいされている人。〔ののしって言う」「あのーめ」 **いも・めいげつ【芋名月】** 陰暦八月一五日の月。中秋の名月。[参考]新しくとれたサトイモを月にそなえることから。栗名月。 **い・もり【井守・蠑螈】** イモリ科の両生類。池・沼・川などの水中にすむ。背は黒く、腹は赤い。あかはら。 **いもん【慰問】** 《名・他サ》〔不幸な人や苦労している人などを〕見舞いなぐさめること。「―品」「―袋」 ***いや【『弥】** 《副》〔文〕いよいよ。ますます。 《感》驚き・感動などを表す語。いやあ。「―、参った」 ***いや【『否】** 《感》相手のことばに対して、打ち消し・不承知などを表す語。また、自分のことばを途中で打ち消して言い直すときに発する語。いいえ。 ―でも応でも《句》不承知でも承知でも。どうしても。「―この話は進めるつもりだ」[注意]「嫌でも応でも」は誤り。 ―も応もなく《句》承知・不承知に関係なく。有無を言わせず。否応無しに。 ***いや【嫌厭】** 《形動》●欲しないようす。好ましくないようす。「ーな奴」 ●不愉快である。「―な音」 ―と言うほど《句》●それ以上いらないというくらい。あきるほど。「魚を一食べた」 ●非常によく。ひどく。「親の気持ちがーわかった」「向こうずねをーぶつける」 ***いやいや【嫌嫌厭厭】** ■《副》気に入らないが、仕方なく。しぶしぶ。「原稿を―引きうける」■《名》[幼児が」「いやだ」という意味で頭を横にふること。 **いやいや【『否否】** 《感》強い否定を表す語。いいえいいえ。いえいえ。「―、それはうそだ」 **いや・おう【『否応】** 承知しないことと承知すること。諾否。 <107> **いやおう‐なしに**【否応無しに】《副》 承知・不承知にかかわらず。強引に行うようす。「―その場から連れもどした」類語有無を言わせず。 **いや‐がうえに**【弥が上に】《連語》《「―も」の形も》そうであるのに、なおその上。ますます。〔副詞的に使う〕「彼が加わって座は―も盛り上がった」類語一層。 **いやが‐らせ**【嫌がらせ】 人のいやがることをわざとして困らせること。また、その言動。「―を言う」 **いや‐が・る**【嫌がる】《他五》 いやだという態度をとる。きらう。「人の―・ることはするな」文《四》。 **いや‐き**【嫌気】 →いやけ。 **いや‐さか**【弥栄】 〔文〕いよいよ栄えること。[コロ]「ご両家の―をいのる」 **いやし**【癒やし】 悩み・苦しみ・緊張などをやわらげ、おだやかな気持ちにさせる・こと(もの)。ヒーリング。「心の―を求める」 **いやし・い**【卑しい・賤しい】《形》 ●身分・地位が低いようすだ。類語卑賤。下賤。 ●貧しくみすぼらしいようすだ。「―・い服装」 ●下品である。下劣である。「―・い根性」「笑い方が―・い」類語野卑。 ●欲望がむきだしのようすである。「彼は金のことになると―・い」「食べ物に―・い」「酒に―・い」図いや・し《シク》。 **いやしく‐も**【荷も】《副》〔文〕 ●かりそめにも。かりにも。「―学者を名乗る者のすべきことではない」 ●「…せず」「…しない」の形で》いいかげんにしない。そまつにしない。「一点一画―しない」 **いやし・む**【卑しむ・賤しむ】《他五》 いやしめる。 **いやし・める**【卑しめる・賤める】《他下一》 いやしいとして、軽蔑する。見くだす。さげすむ。いやしむ。「貧しい家だと―・めるな」図いやし・む《下二》。 **いやしん‐ぼう**【卑しん坊】 〔俗〕食い意地のはっている人。なんでも食べたがる人。くいしんぼう。 **いや・す**【癒やす・医やす】《他五》 〔病気・飢餓などを〕なおす。 ●〔悩み・苦しみなどを〕やわらげる。「心の傷を―・す」図《四》。 **いや‐ち**【忌地・厭地】 同じ土地に同じ作物や近縁の作物を続けて栽培したために、収穫が減ったり皆無になったりすること。いやじ。 **いや‐に**《副》 ●〔ふつうとちがって〕妙に。変に。「―そわそわしている」 ●ひどく。非常に。「今日は―蒸す」 **いや‐はや**《感》 おどろいたとき、あきれたときなどに発することば。いやもう。「―彼のだらしなさにはあきれかえる」 **イヤホン** 音声電流を音に変える装置で、直接耳にさしこんで用いるもの。イヤホーン。類語ヘッドホン。レシーバー。▷earphone **いや‐け**【嫌気】 〔あきるなどして〕いやだと感じる気持ち。嫌気{いやき}。 **いやけがさす**【嫌気が差す】《句》 〔ささいな事が原因で〕いやになる。 **いや‐まさ・る**【弥増さる】《自五》〔文〕 ますます増える。いよいよ激しくなる。「―・る胸の思い」 **いや‐ま・す**【弥増す】《自五》〔文〕 どんどん増す。どんどんふえる。「さびしさは―・すばかりだ」 **いや‐み**【嫌味・厭味】 ●《名・形動》相手に不愉快な気持ちを起こさせる・こと(態度)。「―な人」 ●あてつけのことば。いやがらせ。皮肉。「―を言う」 **いや‐らし・い**【嫌らしい・厭らしい】《形》 ●不調和(不自然)で、不快な感じだ。「へらへらとした―・い奴だ」 ●みだらな感じがして不愉快だ。いやみだ。「―・い目つきをする」図いやら・し《シク》。 **イヤリング** 〔アクセサリーとしてつける〕耳輪。耳飾り。イアリング。▽earring **い‐ゆう**【畏友】〔文〕 ●自分が尊敬している友人。 ●自分の友人を尊敬していうことば。「―大西君」 **い‐よ**【伊予】 旧国名の一つ。今の愛媛県。予州{よしゅう}。 **いよいよ**【愈・弥】《副》 ●それまでよりも、より一層。ますます。「風は―激しくなる」 ●予想していたことがついに起こるようす。とうとう。「―別れの時が来た」 ●確かさが決定的になるようす。たしかに。きっと。「これで―まちがいない」 ■《名》 最悪の状態が来るとき。「―となったら助け船を出す」[表記]■■とも「愈々」「弥々」とも書く。 **い‐よう**【偉容】〔文〕 大きくてりっぱな姿。堂々とした姿。[コロ]「―をほこる超高層ビル」 **い‐よう**【威容】〔文〕 他を威圧するようないかめしい姿・ようす。「雪を頂いた富士の―」 **い‐よう**【移用】《名・他サ》〔文〕 歳出予算や継続費に定められた経費を、必要に応じて各項目間で相互に融通しあって使うこと。「予算の―」類語流用。 **い‐よう**【異様】《形動》 ふつうと変わっているようす。風変わりなようす。「―な風体の男」「―な雰囲気」 **い‐よく**【意欲・意慾】 ある物事をしよう(したい)という積極的な気持ち。「―を燃やす」 **いよく‐てき**【意欲的】《形動》 〔ある物事を〕すすんでしようとするようす。意欲にみちているようす。「―な人間」 **い‐らい**【依頼】 ●《名・他サ》あることをしてもらうように人にたのむこと。「調査を―する」 ●《名・自サ》他人をあてにすること。たよること。「―心が強い」 **い‐らい**【以来】 その時から今まで。「結婚―ここに住んでいる」類語爾来{じらい}。 **いらいら**【苛苛】《副・自サ》 《副詞は「―と」の形も》 ●思い通りにならずあせって落ちつかないようす。じりじり。「返事がないので―する」 ●小さなとげなどが皮膚にさわって不快なようす。「のどが―する」 ■《名》 気が落ちつかず、神経が過敏になっている状態。「―が直る」「―がつのる」 **いら・う**【弄う】《他五》〔関西地方の方言〕 さわる。いじる。もてあそぶ。図《四》。 **いら‐え**【応え・答え】 〔文〕返事。こたえ。 **いら‐か**【甍】 〔雅〕屋根がわら。特に、棟がわら。また、かわらぶきの屋根。「―の波」 **いらかをあらそう**【甍を争う】《句》 家が数多くびっしりと立ち並んでいるようすの形容。 **いら‐くさ**【刺草・蕁麻】 イラクサ科の多年草。夏から秋に緑白色の小花をつける。茎と葉にこまかいとげがあり、蟻酸をふくんでいてふれると痛みを感じる。茎の繊維は糸・織物の材料。いたいたぐさ。 <108> **イラスト** 「イラストレーション」の略。 **イラストレーション** 書籍・雑誌・広告などの、さし絵・説明図。イラスト。▽illustration (=図解) **イラストレーター** さし絵・広告の図案などをえがく人。▽illustrator **いらせ‐ら・れる**【いらせられる】《自下一》 「いらっしゃる」のていねいな言い方。「おすこやかに―・れる」 **いらだた‐し・い**【苛立たしい】《形》 思い通りにならずいらいらする感じだ。「―・い思い」 **いら‐だ・つ**【苛立つ】《自五》 思い通りにならず心が落ち着かない。やきもきする。 **いら‐つ・く**【苛つく】《自五》 いらだつ。 **いらっしゃ・い**【いらっしゃい】 ■《感》 《「いらっしゃいました」の略》人が来たときにむかえて言う、挨拶のことば。ようこそ。よくおいでなさいました。おいでくださいました。「やあ、―。お待ちしていました」 **いらっしゃ・る**【いらっしゃる】 ■《自五》 《「いらせらる」の転》「居る」「来る」「行く」の尊敬語。「お客様が―・る」「先生が東京へ―・る」 ■《補動》 ●《動詞・形容詞の連用形+「て(で)」について》「ている」の尊敬語。「お美しくて―・る」「遊んで―・る」 ●《形容動詞連用形(「…で」)、または状態性・動作性の名詞+「で」について》「である」の尊敬語。「お元気で―・る」「お友達で―・る」 **いり**【入り】 ●はいること。〔ふつう、他の語の下につけて使う〕「金文字―の洋書」 ●収入。みいり。「―が多くて大喜びだ」団出で。 ●費用。かかり。「―がかさむ」 ●ある物の中に人や物がはいる(はいっている)こと。また、その数量。「一〇人―」「客の―が悪い」 ●太陽や月がしずむこと。「日の―」団出で。 ●〔彼岸・寒・土用など〕ある時期の始まる最初の日。「寒の―」 **いり‐あい**【入会】 ある地域の住民が、一定の山林・原野・漁場にはいり、共同でそれを使用し利益を得ること。「―漁業」「―地」 **いり‐あい**【入(り)相】 〔雅〕 ●日が暮れるころ。夕暮れ。 ●「入相の鐘」の略。夕方、寺でつく鐘(の音)。晩鐘。 **いり‐うみ**【入り海】 〔内海・湾などのように〕海が陸地にはいりこんだ所。類語入り江。 **いり‐え**【入り江】 湖や海が陸地に深くはいりこんだ所。類語入り海。 **いりおもて‐やまねこ**【西表山猫】 ネコ科の動物。沖縄県西表島にのみ生息する、原始的な特徴をもつネコ。特別天然記念物。 **いり‐かた**【入り方】 太陽や月がしずむころ。いりがた。「日の―の空」 **いり‐ぐち**【入り口】 ●中へはいって行く所。はいりぐち。団出口。 ●物事の始まり。始め。 **いり‐く・む**【入り組む】《自五》 物事が複雑になる。こみいる。「話が―・んでいてむずかしい」 **いり‐こ**【炒り粉・熬り粉】 ●いった、米の粉。 ●むぎこがし。[参考]②とも菓子の材料 **いり‐こ**【海参・熬海鼠】 ナマコの内臓を除き、ゆでて乾燥した物。中華料理の材料。ほしこ。 **いり‐こ**【炒り子・熬り子】 〔主に関西以西で〕小さなイワシの煮干し。いりぼし。 **いり‐こ・む**【入り込む】《自五》 ●おしわけてはいる。 ●〔わからないように〕もぐりこむ。「敵地に―・む」 ●複雑に入りまじる。入り組む。「―・んだ事情がある」 **イリジウム** 金属元素の一つ。銀白色で、かたく、もろく、酸に強い。白金との合金は、化学器材・万年筆のペン先などに使う。元素記号Ir。▽iridium **いり‐しお**【入り潮】 ●満ちてはいってくるしお。みちしお。団引きしお。干潮。 **いり‐つ・ける**【炒り付ける・煎り付ける】《他下一》 火にかけて、水けのなくなるまでよくいる。 **いり‐どうふ**【煎り豆腐・炒り豆腐】 とうふの水分をとり、しょうゆ・砂糖などで味をつけながらいりつけたもの。 **いり‐ひ**【入り日】 しずもうとする太陽(の光)。夕日。落日。 **いり‐びた・る**【入り浸る】《自五》 ●水中にずっとつかっている。 ●〔遊びなどで〕よその家・場所に居続けて自分の家へ帰らないでいる。「友人宅に―・る」 **いり‐ふね**【入り船】 港に入ってくる船。団出船。 **いり‐まじ・る**【入り交じる・入り混じる】《自五》 (多くの)異なったものが互いにまじる。また、あるものの中にはいってまじり合う。「期待と不安の―・った複雑な気持ち」[表記]「入り雑じる」とも書く。 **いり‐まめ**【炒り豆・煎り豆】 いった豆。特に、大豆。 **いりまめに はながさく**【炒り豆に花が咲く】《句》 ありえないことがおこることのたとえ。炒り豆に花。類語枯れ木に花が咲く。 **いり‐みだ・れる**【入り乱れる】《自下一》 多くのものがこまじりあう。「両軍―・れて戦う」 **いり‐むこ**【入り婿・入り聟】 よその家の籍にはいってその家の娘の婿となる・こと(人)。むこ養子。 **いり‐もや**【入母屋】 日本建築の屋根の形式で、上の方は切妻造りにし、下の方は寄棟造りにして四方へ傾斜させたもの。「―造り」「―破風」 **いり‐やね**【入り屋根】 漢字の部首「入」の称。いりがしら。 **い‐りゅう**【慰留】《名・他サ》 〔文〕職を退こうとする人をなだめて、思いとどまらすこと。「部下の退職を―する」 **い‐りゅう**【遺留】《名・他サ》〔文〕 ●品物を置き忘れること。「―品」 ●死後に残しておくこと。 **いりゅう‐ぶん**【遺留分】 一定の相続人のために法律上確保された、遺産の一定の割合額。 **イリュージョン** ●幻影。幻想。錯覚。 ●大がかりな演出で見せる奇術。▽illusion **いり‐よう**【入り用】 ●《名・形動》〔金・品物などが〕必要なこと。「急にまとまった金が―になる」 ●必要な費用。入費。=入用。 **い‐りょう**【衣料】 着るもの、または、その材料の総称。「―品」 **い‐りょう**【衣糧】 衣服と食糧。「―を送る」 **い‐りょう**【医療】 〔医術によって〕病気を治療すること。また、治療を受けること。「―施設」「地域―」「―センター」 **いりょう‐かご**【医療過誤】 医師や看護師などの医療上の過失によって、患者に傷害・死亡などの被害が生じること。 **いりょう‐こうい**【医療行為】 法律で定められた、医師または医師の指示をうけた医療従事者のみが行うことができる、治療や処置。 <109> **い‐りょく**【偉力】 非常にすぐれた効果を上げる力。「コンピューターの―を発揮する」 **い‐りょく**【威力】 他を圧倒して服従させる強い力。「大国の―を示す」「―業務妨害」 **い‐りょく**【意力】 意志の力。精神力。「―に欠ける」 **い・る**【入る】 ■《自五》 「はいる」のやや古風な言い方。[参考]今日では、ふつう単独には「はいる」が使われ、「いる」は慣用的な言い回しの中で使われることが多い。 ●外から中に行く。「大河は海に―・る」「佳境に―・る」句「悦に―・る」例「気に―・る」 ●物のかげにかくれる。太陽・月がしずむ。「山の端{は}に日が―・る」 ●身をおく。「政界に―・る」 ●ある状態になる。句「ひびが―・る」例「実が―・る(=熟する)」図《四》。 ■《接尾》 ●その動作・状態の程度がはなはだしい意。深く…する。「念じ―・る」「おどろき―・る」「恥じ―る」 ●すっかり…する。ほとんど…する。「寝―・る」「消え―・る」文《四》。 >使い分け 「いる・いれる」 入る〔外から内にはいる意で、多くは慣用的な言い回しや接尾語として使う〕 痛み入る・有卦に入る・悦に入る・感に入る・興に入る・手に入る・堂に入る・見入る・恐れ入る・入り鉄砲に出女 要る〔必要とする〕 資金が要る・許可が要る・保証人が要る 入れる(容)〔外から内に移す。さしはさむ。容認する〕 耳に入れる・大学に入れる・食費を入れる・文章に手を入れる・入れ物・くちばしを入れる・人を入れる度量・忠告を入れる・相入れない [参考]「品物を入れる・会費を入れる」など「納入」の意では、「納れる」とも書き、「茶を入れる」は「淹れる」とも書く。「容」は器に物を受け入れる、包み入れるの意から、介入・容認の意味に使われる。今では、一般に「入」で書くことができる。 **い・る**【煎る・炒る・熬る】《他五》 〔粒状の食品などを〕火にかけて、かきまぜながら水分がなくなるまで熱する。また、水分のないものを火であぶりこがす。「ゴマを―・る」類語焙じる。 ●〔卵・豆腐などを〕熱を通しながら、ほぐす。[表記]多く、①は「煎る」、②は「炒る」と書く。類語炒める。図《四》。 **い・る**【居る】 ■《自上一》 ●〔人や動物が〕その場所に存在する。その状態にある。また、持続的にとどまる。おる。「山の中に人が―・る」「ネコが―・る」「木のてっぺんに鳥が―・る」[参考]運転手が乗っている自動車のようなものは、物でも「居る」を使う。「タクシーが―・る」[尊敬]いらっしゃる。お出でになる。 ●〔古〕すわる。[参考]「居ても立っても居られない」の形で残る。図《上一》。 ■《補動》 ●動作や作用の継続・進行を表す。「子供を遊ばせている」「虫が鳴いている」 ●ある動作のくり返し、またはいくつかの出来事の集合を表す。「毎日泣いている」「毎日、何人かの赤ちゃんが生まれていることでしょう」 ●動作・作用の結果の、存続あるいは状態を表す。「よごれが手についている」「腹がへっている」 ●過去に行われた動作・経験などを表す。「かねて聞いていた店」「この本は前に読んでいる」 ●ある状態にあることを表す。「鼻の先が赤くなっている」[参考]「ている」「ています」「ていた」は、話しことばでは、しばしば「てる」「てます」「てた」の形になる。「今行ってるところは…」「お待ちしてました」「そんなこと話してたのか」図《上一》。 **いてもたってもいられない**【居ても立っても居られない】《句》 心がいらだってじっとしていられない。 **い・る**【射る】《他上一》 ●弓につがえて、矢をはなつ。 ●〔矢や弾丸を〕目標にあてる。「的を―・る」 ●〔光が〕するどくあたる。「眼光人を―・る」文《上一》。 **い・る**【鋳る】《他上一》 金属をとかし、型に流しこんで器物をつくる。文《上一》。 **い‐るい**【異類】 ●種類のちがう・こと(もの)。 ●人類以外のもの。鬼神・鳥獣など。「―の身となる」 **い‐るい**【衣類】 着るもの。衣服。 **い・る**【要る】《自五》 ないと不都合である。必要である。「金が―・る」「―・らぬ(=よけいな)お世話だ」[表記]「入る」と書くこともある。類語要する。入り用。入用。所要。要用。文《四》。 **いるか**【海豚】 クジラ目・ハクジラ亜目の哺乳動物のうち、体長一~五㍍の小形のものの総称。くちばしのあるマイルカ科、くちばしのあるマイルカ科、淡水にすむカワイルカ科などがある。歯は多数あって魚・イカなどを食べる。日本近海にも多く、ふつう群れをつくる。 **い‐るす**【居留守】 家にいるのに外出しているふうによそおうこと。[コロ]「―を使う」 **イルミネーション** たくさんの電球やネオンなどの光で、建物などをかざること。電飾。▷illumination **いる‐よう‐に**【射るように】《連語》 〔矢で貫くように〕鋭い視線を向けるようす。「―見つめる」 **いれ‐あ・げる**【入れ揚げる】《自他下一》 〔愛する人・好きなもののために〕多くの金銭をつぎこむ。また、そのために金銭を使い果たす。「女に―・げる」 **い‐れい**【威令】 ●威力のある命令。「社長の―が行きわたる」 ●威光と命令。「首相の―が行き届く」 **い‐れい**【慰霊】 死んだ人の魂をなぐさめること。「―碑」 **い‐れい**【異例】 いつもの例とちがうこと。他に例がないこと。違例。「―の抜擢」 **い‐れい**【違令】 法令や命令にそむくこと。 **い‐れい**【違例】 ●異例。 ●〔文〕体のぐあいがいつもとちがうこと。病気。類語不例(=貴人の病気)。 **いれ‐か・える**【入れ替える・入れ換える】《他下一》 ●それまで入っていたものを出して他のものを入れる。「客を―・える」句「心を―・える(=心を改める)」 ●容器・場所をかえて入れる。「なべの中身を皿に―・える」 **いれ‐がみ**【入れ髪】 「入れ毛」に同じ。 **いれ‐かわり**【入れ代わり・入れ替わり】 入れかわること。交替すること。入りかわり。[表記]「入れ換わり」とも書く。 **いれかわり‐たちかわり**【入れ代わり立ち代わり・入れ替わり立ち替わり】《副》 多くの人がつぎつぎと入れかわって現れるようす。「―訪れる」 **いれ‐かわ・る**【入れ代わる・入れ替わる】《自五》 それまであったものにかわって他のものがはいる。交替する。いりかわる。「委員会の顔ぶれが―・る」 **イレギュラー**《形動》 不規則であるようす。変則的。「―バウンド」レギュラー。▽irregular **いれ‐ぐい**【入れ食い】 釣りで、糸をたらすとすぐに魚が食いつき、つぎつぎにつれること。 <110> **いれげ【入れ毛】**髪を結う時に、自分の髪のほかに、別の髪を足し入れること。また、その髪。入れ髪。 **いれ・こ【入れ子】**●小さなものを大きなものの中に順に重ねて入れるようにした、同じ形の箱・器。表記は「入れ籠」とも書く。●自分の子が死んだあと、他人の子を養子にすること。また、その養子。 **いれこみ【入れ込み】**●〔男女・貴賤せなどの区別なく]多くの人をいっしょに入れる・こと(場所)。いれごみ。●夢中になる・こと(気持ち)。「競馬へのーが激しいと **いれ・こ・む【入れ込む】**■《他五》他のものの中へ入れて、そこへおく。「庭に石を―・む」日《自五》夢中になる。のぼせあがる。「ばくちに―・む」「アイドルにー・む」 **いれずみ【入れ墨・『文『身・『刺青】**●針や小刀で皮膚を傷つけ、墨・朱などをさして文字・絵などをえがくこと。また、その文字や絵。ほりもの。●江戸時代の刑罰の一つ。罪人の顔・手などに「入れ墨」をして前科のあるしるしとしたこと。 **いれ・ぢえ【入れ知恵】**《名・自サ》人に策略を教えること。また、人から教えられた策略。「変な―をするな」「参考ふつう、よい意味には使わない。 **いれ・ちがい【入れ違い】**●入れまちがうこと。「品物の一」●一つのものが出て行くと他のものがかわってはいること。「彼とはちょうどーで会えなかった」互いちがい。=いれちがえ。 **いれ・ちが・う【入れ違う】**■《他五》まちがって入れる。《自五》一方が出たあとで他方がはいり、互いに出あわない。かけちがう。類語ゆきちがう。スー **いれば【入れ歯】**●ぬけた歯やぬいた歯のかわりに人工の歯を入れること。また、その歯。義歯に。●高下駄などの歯を入れること。 **いれ・ふだ【入れ札】**入札。投票。〔古風な言い方〕 **イレブン**〔チームが一一人で成り立っていることから〕サッカーのチームのメンバー。また、サッカーのチーム。▽eleven【B】 **いれ・ぼくろ【入れ、黒子】**化粧で、顔にかいたりはこったりするほくろ。つけぼくろ。 **いれい【入れ物】**物をいれる器。容器。T方〕 **いれ・る【入れる】**《他下一》外から中(のほう)に移す。〔ある範囲に〕はいらせる。おさめる。「票を―・れる(=投票する)」(10) 「手に―・れる(=得る)」句」「頭に―・れる(=理解する。覚えておく)」句「耳に―・れる(=聞く。聞かせる)」●収容する。●入院させる。入所させる。「刑務所に―・れる」入学させる。「娘を大学に―・れる」●やとう。「会社に大卒を―・れる」●仲間にする。加える。「彼を役員に―・れる」●ふくめる。「計算に―・れる」「考慮に―・れる」●さしはさむ。介する。「疑いを―・れる」「人を―・れて交渉する」表記④は「容れる」とも書く。●「あかり・電気などを〕つける。「灯を―・れる」◎加えて直す。おぎなう。句「手を―・れる」●認めてうけいれる。容認する。許す。聞きいれる。「要求を―・れる」「人を―・れる(=包容する) 雅量がない」表記は「容れる」とも書く。●飲めるようにする。「お茶を―・れる(=お茶の抽出液を作る)」表記は「淹れる」とも書く。●かける。「電話を―・れる」●用いる。費やす。「力を―・れる」●「身を―・れる」「心を―・れる」の形で〉(物事に)打ち込む。「身を―・れて仕事をしろ」図い・る《下二》。使い分け「いる・いれる」」 **いろ【色】**●目に見えるものが持つ最も普遍的な属性の一つ。赤・青・黄および白・黒を基本とし、その中間の種類が無限にある。色彩。カラー。●黒・白およびその間色を除いたもの。「―鉛筆」「―刷り」●人間の肌色。特に、顔色。「――が白い」参考健康状態や感情の動きを表すものとされる。●〔その人の感情・意志を表す〕目の光。句「目のーをかえる」●〔思っていることが反射的に表れた」表情。「喜びの―」●種類。「―とりどり」「―分け」●趣。ようす。けはい。「秋の―」「琴の音ねのー」〔美しい〕容姿。いろけ。「――にまよう」◎色情。情事。恋愛。「――を好む」〔俗〕恋人。情人。「―ができる」●漢字の部首「色」の称。類語と表現です。 >―の白いは七難隠す《句》肌の白い女性は顔かたちに多少欠点があってもそれが目立たない。島の食品 >―を失・う《句》おどろいたりあわてたりして、顔色が青くなる。 >―を付・ける《句》「物を売るときなど」おあいそにおまけをつける。左サ・ナ5 >―をな・す《句》怒って顔色をかえる。憤然とする。「―・して抗議する」 >類語と表現「色」 *「形」と並んで、目に見える物のほとんど全部が備えている属性で、物によりいろいろな違いがある。「形」は一般に視覚でも触覚でも感じられるが、「色」は視覚だけにしか訴えない。物理学では、色の違いは光線のうち、どの波長のものを反射するかによってできるもので、人間の目には感じられない色もあると説く。色にはまた濃い・薄い、光りかがやく色とくすんだ色などの違いがあり、形とともに美しさを決める基準になっている。しかし、美しさが一つの色で決まることはまれで、ふつうつ以上の色の配合のいかんによって決まり、またその色を持つものが何であるかによっても決まる。美しいか美しくないかは、個人によって違いがあり、民族によっても、好まれる色、尊重される色の傾向がある。色は「赤い」「青い」のように形容詞によって表されるが、「赤」「青」「紫」のように名詞で呼ばれることもある。 ・カラー・彩り・色彩・色合い・色相・色調・原色・三原色・間色・中間色・暖色・寒色・明色・暗色・有色・無色・無色透明・有彩色・無彩色・単色・五色・五彩・七色・多彩・迷彩色・極彩色・天然色・千紫万紅 [さまざまな色]白・純白・乳白色・蒼白・黒・漆黒・墨色・薄墨色・鳥羽菡色・鉄色・灰色・グレー・灰白色・煤特色・鼠,色・銀鼠袋・鈍色・鉛色・土色・土気色・銀色・銅色・赤銅色・蘇芳。色・赤・赤色・紅・石竹色・桜色・桃色・ピンク・肉色・薔薇色・鴇色・唐紅質・鮮紅・真紅・緋・朱・臙脂・小豆色・黄色・褐色・茶褐色・赤褐色・黄褐色・代赭色・茶色・焦げ茶・葡萄茶・薄茶・栗色・亜麻色・雀色・黄土色・ベージュ・セピア・カーキ色・狐ぃっ色・樺色・小麦色・錆色・柿色・鳶色・紫・薄紫・若紫・濃紫・青紫・江戸紫・紫紺・暗紫色・藤色・董色・バイオレット・青・青色・水色・空色・ブルー・コバ <111> **いろ・あい【色合い】** ●色のぐあい。色の調子。「渋いーの服」 ●性質や物事のぐあい。傾向。「敗戦の―がこい」 **いろ‐あげ【色揚げ】** ●染め物などの、色の染めあがり。「あざやかなー」 ●《名・他サ》色のあせた布をもう一度色をかけて染めなおし、美しくすること。 **いろ・あ・せる【色褪せる】** 《自下一》●〔時がたって」色がさめる。「―・せたカーテン」 ●以前の新鮮なようすがなくなる。精彩(精気)を失う。「―・せた思い出」 **いろ・あそび【色遊び】** 遊女と遊ぶこと。 **いろ・いと【色糸】** 種々の色に染めた糸。 **いろいろ【色色・『種『種】** 《形動・副》(あの色、この色とちがった色が数多くある意。副詞は「―と」の形も)種類が多いようす。さまざま。あれこれ。「―な種類」「―と気をつかう」 >類語と表現「色色」 ***い・ろう【慰労】** 《名・他サ》苦労や骨折りをいたわり、なぐさめること。労をねぎらうこと。「一会」 ***いろう【遺漏】** 必要なことがもれ落ちること。手落ち。手ぬかり。[句]「万{ばん}―なきよう」類語欠漏。脱漏。疏漏。 **いろ・おち【色落ち】** 洗ったときなどに、布・糸などの色が落ちること。 **いろ・おとこ【色男】** 〔女性に好かれそうな〕美しい男性。美男子。[句]「一金と力はなかりけり」 ●ある女性が肉体関係をもっている男性。情夫。いろ。 ●〔俗〕男性によびかけることば。「おい、―」対12色女。 **いろ・おんど【色温度】** 〔理〕ある物体が完全放射体(=黒体)であると仮定して、その放射する色から推定する温度。[参考]特に天文学で、星の大気構造を決めるときの標準とする。 **いろ‐おんな【色女】** ●〔男性に好かれそうな〕美しい女性。美女。 ●ある男性が肉体関係をもっている女性。情婦。いろ。対2色男。 **いろ・か【色香】** (花の色とその香りの意)男性の心をそそる女性の美しい容姿。また、女性のもつ色気。「女のーにおぼれる」 **いろがみ【色紙】** 〔装飾や遊びに使う〕いろいろな色に染めてある紙。類語千代紙。折り紙。 **いろ‐がわり【色変わり】** 《名・自サ》●色が変わること。色が変わったもの。変色。 ●〔基準になるものと〕色がちがうこと。別の色のもの。色ちがい。「―のセーター」 ●一風変わっている・こと(もの)。 **いろ‐きちがい【色気違い・色『狂い】** 人並みはずれて好色な・こと(人)。 **いろ‐ぐろ【色黒】** 《名・形動》肌(特に顔)が黒い・こと(人)。対色白。 **いろ‐け【色気】** ●色ぐあい。色あい。 ●性的な魅力。「こぼれるようなー」 ●ふぜい。面白み。あいそう。「―のない話」 ●性的な関心。性的対象への興味。 ●〔あることに対する〕意欲・野心・興味。「政治にーを示す」 ●女っけ。「―ぬきの集まり」―づ・く【一付く】《自五》●果実・花などが色づく。 ●性的なことに関心を示すようになる。=色づく。 **いろ・けし【色消し】** ●《名・形動》〔あることに対する〕興味・趣・おもしろみなどを失わせる・こと(言動)。つや消し。「美人でもあのことばづかいではーだ」 ●レンズの色収差をなくすこと。「ーレンズ」 **いろ‐こい【色恋】** 、男女間の恋愛・色情。「一沙汰」 **いろ‐ごと【色事】** 〔肉体関係をもつ」恋愛。情事。 ●芝居で行う、男女のなまめかしい演技。ぬれごと。「―を演じる」―し【一師】●芝居で、色事を演じるのがうまい役者。ぬれごとし。 ●女性を口説くのがうまい男性。女たらし。類語好色漢。 **いろ‐ごのみ【色好み】** 異性に対する情欲が強い・こと(人)。好色。〔ふつう、男性についていう」 **いろーざと【色里】** 遊女屋や芸者屋が集まっている町。色町。花街。遊里。 **いろ‐じかけ【色仕掛け】** 〔ある目的を達するために〕色情を利用すること。「―で取り引きを承知させる」 **いろ・しゅうさ【色収差】** 〔理〕レンズを通して物体の像を結ばせるとき、物体から出る個々の光の色は波長や屈折率がちがうため、像がぼけたり、像のふちが色づいて見えたりする現象。 **いろ‐じろ【色白】** 《名・形動》肌(特に顔)が白い・こと(人)。対色黒。 **いろ‐ずり【色刷り・色、摺り】** 黒だけでなく他の多くの色を使って印刷すること。また、その印刷物。 **いろ‐ちがい【色違い】** 「色変わり②」に同じ。 **いろ・づ・く【色付く】** 《自五》●草木の葉に色がつく。紅葉する。また、草木の実に色がつく。熟した色になる。 ●色気が出てくる。=色気づく。 **いろ・づけ【色付け】** 《名・他サ》●物に色をつけること。彩色。 ●売り物におまけをつけたり、値段を安くしたりすること。 **いろ・つ・ぽ・い【色っぽい】** 《形》情欲をそそるような色気があるようすだ。なまめかしい。「―・い着物姿」 **いろ・つや【色艶】** (色と光沢の意)●〔健康そうな〕肌や顔のつや。 ●性的な魅力。色気。「まだーがおとろえぬ」 ●面白さ。興趣。「話に―をつける」 **いろ‐どめ【色止め】** 染め物で、染めた物の色が落ちたり、あせたりしないように薬剤を入れて処理すること。 **いろどり【彩り・色取り】** ●いろどること。 ●色の(ついた)ぐあい。配色。「ポスターのーがよい」 ●面白みや華やかさをつけ加えて、変化をつけること。[コロ]「話に―をそえる」 <112> い」●面白みや華やかさをつけ加えて、変化をつけること。1回「話に―をそえる」 **いろ・ど・る【彩る・色取る】**《他五》(美しい)色をぬる。色をつける。彩色する。●化粧する。●美しい色をとり合わせて変化をつける。かざる。「会場をさまざまな花で―・る」「昭和を―・る事件簿」 **いろ・なおし【色直し】**影《名・自サ》●結婚式のあとで、花嫁が式服から他の服に着替えること。お色直し。●着物などを染めなおすこと。 **イロニー**アイロニー。▽ ironie Ironie **い・ろ・は【伊呂波・以呂波】**●かな文字の総称。いろは歌の四七文字に「ん」または「京」を加えたもの。〔順序を表す符号にも使う〕「―順」●「昔、いろは歌を勉強の最初に使ったことから〕物事の初歩。習いはじめ。「野球を一から教える」 **いろは‐うた【伊呂波歌】**四七文字のひらがなを一回ずつ使って作った、七五調の歌。涅槃経の一節を和訳したもの。これを手習いの手本とした。手習い歌。 **いろは‐がるた【伊呂波歌留多】**いろはの各文字および「京」から始まることわざを書いた字札四八枚と、その内容を絵に表した絵札四八枚とでできたかるた。 **いろ・まち【色町・色街】**「色里診」に同じ。 **いろ・み【色味】**色彩の強弱・濃淡・明暗の調子。色調。色合い。「暖かいーのセーター」 **いろ・め【色目】**●〔布地・紙などの〕色あい。色ぐあい。●相手に関心があるような、なまめかしい目つき。秋波誌。類語ながし目。●〔利益を得ようとして〕相手に関心があるように見せる目つき・態度。 >―を使・う《句》●相手に関心のありそうな目つきで相手を見る。こびを示す。「男に―・う」②〔ある利益を得ようとして〕相手に関心を持っている態度を示す。「政界に―・う」 **いろ・めがね【色〈眼鏡〉】**●レンズに色がついているめがね。●かたよった考え。偏見。句「―で見る」 **いろめき・た・つ【色めき立つ】**《自五》興奮や緊張で落ち着かなくなる。「大事件で、日本中が―・った」 **いろ・め・く【色めく】**《自五》●華やかな色が出てくる。色づく。●興奮して落ち着かなくなる。動揺する。活気づく。「議長の重大な発言に会場は―・いた」色っぽくなる。なまめかしくなる。 **いろ・もの【色物】**●〔白・黒以外の〕色のついた紙・織物。●〔寄席で、講談や落語に対して〕声色・音曲・手品・踊り・漫才・漫談など、感じのやわらかい芸。●落語の中の人情ばなし。 **いろ‐もよう【色模様】**●美しい模様。●歌舞伎で、情事の情景・しぐさ。 **いろ・やけ【色焼け】**顔・体が日に焼けて茶色になること。また、衣服などが日に焼けて変色すること。1 **いろ‐よい【色『好い】**《連体》〔こちらが望んだとおりで〕好都合な。好ましい。「――返事を待つ」。 **いろり【囲炉裏】**床の一部を四角に切り、灰を入れて火をたくようにした所。炉。 **いろ・わけ【色分け】**《名・他サ》●〔図面などに〕色をぬって区別すること。●種類別にわけること。分類。「賛成派と反対派に――する」類語区分。類別。 **い・ろん【異論】**他人とちがった意見。また、反対の意見。「―を唱える」類語反論。異議。異存。 **いろんな【色んな】**《連体》〔俗〕いろいろな。さまざまな。「―できごと」表記かなで書くことが多い。 **いわ【岩に厳磐】**●地球の地殻を形づくっているかたい物質。●大きな石。地上に現れている大きな鉱物。参考石は小さく、ころがっているものをいい、岩は大きく、たやすくは動かないものをいう。類語巌ぁ。岩石。岩盤。 **いわ【違和】**●体や、心の調和がとれなくなること。体の変調。●他のものと調和がとれないこと。ちぐはぐになること。 **いわ‐かん【違和感】**調和がとれない感じ。ちぐはぐな感じ。「―を与える」 **いわい【祝い】**●祝うこと。祝賀。「結婚のー」類語奉祝。慶祝。●祝っておくる品物・ことば。「――を述べる」 **いわい・ざけ【祝い酒】**階めでたい時にそれを祝って飲む酒。 **いわい・ばし【祝い箸】**ヤナギの木で作り、両端を細くした丸いはし。祝儀の膳に用いる。 **いわ・う【祝う】**《他五》●めでたいことを喜ぶ気持ちを(形式をふんで) 行動で表す。「新年を―・う」類語ことほぐ。賀する。②人のしあわせをいのる。祝福する。「前途を―・う」《四》。エント **いわ・えのぐ【岩絵の具】**飛日本画などに用いる鉱物質の粉末顔料。群青・緑青・黄土・朱など。 **いわ・お【巌】**〔文]大きな岩。 **いわ・かべ【岩壁】**は壁のように切り立った岩の腹。岩壁。 **いわき【岩木】**ば(岩と木の意から)人間味のないもののたとえ。木石好。 **いわき【磐城】**旧国名の一つ。今の福島県の東部と宮城県の南部。磐州燃し。 **いわ・く【曰く】**は(「言ふ」+接尾語「く」)〔文〕(副詞的に用いて)言うことには。「孔子——」「作者」類語のたまわく。②〔外からはわからない」こみいった事情やわけ。いわれ。「―のありそうな二人連れ」 >――言い難・し《句》複雑な事情があって、なんともことばでは言い表しようがない。〈孟子・公孫丑〉 **いわく・いんねん【曰く因縁】**複雑な事情。こみいったわけ。「―のある取り引き」 **いわくつき【曰く付き】**こみいった(やっかいな)事情や、よくない評判をもつ・こと(もの)。「―の男」 **いわけ・な・い【『稚ない】**從《形》〔文]おさない感じだ。子供っぽい。あどけない。 **いわし【鰯艦】**●カタクチイワシ・ウルメイワシ・マイワシなど、ニシンを除くニシン目の海水魚の総称。常に海面近くを群れをなして泳ぐ。食用・飼料用。●「マイワシ」のこと。 >――で精進落ち《句》 《イワシのようなつまらない魚を食べてせっかくの精進をむだにする意で)ちょっとしたつまらないことで禁戒を破ることのたとえ。 >――の頭誌たも信心から《句》イワシの頭のようなつまらない物でも、信心の対象となればありがたく思われる。鰯ぃゃの頭でも信心から。 **いわしぐも【鰯雲】**「巻積雲説誕」の通称。白く小さい雲がうろこのように広がる。うろこ雲。さば雲。 **いわ・しみず【『石〈清水〉・岩〈清水〉】**從岩の間からわく、冷たくきれいな水。 **いわしろ【岩代】**縦旧国名の一つ。今の福島県の西部。岩州燃气。 **いわずか【言わず語らず】**ゅうで《連語》[文]ことばに出して言わないで。暗黙のうちに。「―の胸 <113> **いわずとしれた【言わずと知れた】** 《連語》言わなくても十分わかる。「この辺りでは―美人」」 **いわずもがな【言わずもがな】** 《連語》(「言わず」+願望の終助詞「もが」+感動の終助詞「な」)〔文]●言わないほうがよい。「―の失言」 ●言う必要がない。「―の弁明」 ●言うまでもなく。もちろん。「大人は―、子供までも希望した」 **いわた・おび【岩田帯】** 胎児の保護のため、妊婦が妊娠五か月目から腹部に直接巻く、白無地の細長い布。腹帯{はらおび}。[参考]戌の日。 **いわ‐だたみ【岩畳】** は岩が一面に重なり合っている・こと(所)。 **いわ・でも【言わでも】** には《連語》〔文〕言わなくてもよいこと。「―のことを言ってにくまれる」 **いわ・な【岩『魚】** はサケ科の淡水魚。谷川の上流にすむ。体長約三〇。体の側面に朱色の斑点がある。食用。 **いわ・ね【岩根】** は岩の、土にうずまった部分。 **いわ・は【岩場】** 岩の多い所。特に、岩山で、登山者が岩登りをする場所。 **いわば【言わば・謂わば】** ば《副》言ってみれば。たとえて言えば。別のことばで言えば。「海は、一生命の母である」 **いわ・はだ【岩肌】** は岩の表面。 **いわ・ぶろ【岩風呂】** は湯ぶねの周囲に岩を配して作ったふろ。岩湯。 **いわみ【『石見】** 旧国名の一つ。今の島根県の西部。石州{せきしゅう}。 **いわ・むろ【岩室】** 「岩屋」に同じ。 **いわーや【岩屋・『窟】** ●岩をくりぬいて作った住居。岩室{いわむろ}。 ●岩の間にできたほら穴。岩窟。 **いわ・やま【岩山】** 岩ばかりの山。岩の多い山。 **いわゆる【『所謂】** 《連体》(「言ふ」の未然形+上代の受け身の助動詞「ゆ」の連体形)世に言われている。俗に言う。よく言う。「―草野球」 **いわれ【謂れ】** ●わけ。理由。「そんな風に非難される―はない」 ●古くから伝えられた事柄。由来。いわく。「―のある建物」―な・い《形》根拠がない。身に覚えがない。〔主に、連体形で用いる」「―・い非難を浴びせられる」 **いわんばかり【言わん『許り】** 《連語》ことばでは言わないが、明らかにそれとさしているようす。「お手上げだとーに肩をすくめる」 **いわんや【『況んや】** 《副》(「言ふ」の未然形+推量の助動詞「む」の連体形+助詞「や」)〔文〕〈「―・・・をや」の形で〉まして(なおさら)・・・は言うまでもない。「善人なをもて往生をとぐ、―悪人をや〈歎異抄〉」 ***いん【印】** ●文書の責任などを明らかにするしるし。印鑑。また、そのしるしを作るためのもの。判。はんこ。印章。印判。印形。「社長の―をもらう」[参考]「一顆{いっか}・・・」と数える。 ●仏や菩薩の悟りや誓願を表すしるしとして、手の指をいろいろに組み合わせた形。印相{いんぞう}。[コロ]「―を結ぶ」 ●「印度{インド}」の略。「日ー通商」[参考]③は、ふつう単独では使わない。 ***いん【員】** 《名》〔文〕員数。■《接尾》「・・・の係」「・・・の役」「・・・する人」の意。「警備――」「調査―」「係―」 ――に備わるのみ《句》一員として加わっているが、何の役にも立たない。 ***いん【因】** 〔文〕物事の(直接の)原因。起こり。[コロ]「練習不足が敗戦の―をなした」対果。 ***いん【飲】** 〔文〕●飲みもの。[句]「一簞{いったん}の食{し}、一瓢{いっぴょう}の―」 ●酒を飲むこと。「一夜の―を共にする」 ***いん【淫姪】** 〔文〕●色欲。情欲。性欲。「――にふける」 ●みだらなこと。 ●精液。 ***いん【院】** ■《名》〔文〕●まわりを垣で囲んだ大きな建物。 ●寺院。寺。 ●上皇・法皇・女院などの居所。また、その尊称。「隠岐の―」■《接尾》●寺・学校・役所その他の機関・施設の名につける語。「知恩―」「大学―」「人事―」「美容一」 ●[仏]戒名につける語。「長雲—清澄居士」 ***いん【陰】** ●〔易で〕万物のうち消極的・女性的、または、暗く冷たい性質を持つと感じられるもの。月・冬・夜・黒・静など。 ●物のかげ。かくれて見えない所。裏側。対12陽。 ――に籠{こも}・る《句》外に表れず内にこもる。〔陰気なようすをいう」「―・った鐘の音」 ***いん【韻】** ●漢字音の、頭子音を除いた部分。たとえば、開(kai)のai。 ●詩歌で、句や行の始めまたは終わりの、定まった位置に置いてくり返す、同じ種類の音。 ―を踏・む《句》詩文で、同じ韻の文字を各句・各行の最後に使用して調子をそろえる。脚韻を踏む。韻を押す。 ***イン** ■《造語》「内側」の意を表す。■《名》●テニス・バレーボールなどで、球がライン内にあること。セーフ。 ●ゴルフで、一八ホールのゴルフコースの後半の九ホール。囡①②アウト。▽in ーコース ●競走・競馬などで、円形の競技場の内側の走路。 ●野球で、ホームプレートの、打者に近いほうを通る球の道。①②アウトコース。▷in と course からの和製語。コーナー 野球で、ホームプレートの、打者に近い側の角の辺り。内角。インサイド。対アウトコーナー。▽in と corner からの和製語。ーゴール ラグビーで、ゴールラインとデッドボールラインの間。ここでボールを地面につけると、トライになる。▽in-goal ーサイダー インサイダー(独立見出し)。▽insider ーサイド ●内側。内部。内面。 ●〔野球で〕内角。インコーナー。対①②アウトサイド。▽inside ーソール 靴の中底・敷き皮。▽insoleードア室内。屋内。「週に一回―でテニスの練習をする」対アウトドア。▷indoor -ファイト ボクシングで、相手のふところにとび込み、相手を圧倒する接近戦法。▽infighting から。ープット《名・他サ》入力装置を使ってコンピューターに情報をいれること。入力。団アウトプット。▽input **いん!い【陰萎】** 男子性器の勃起不能。性交不能。インポテンツ。 **いん・イオン【陰イオン】** 〔理]陰電気をおびたイオン。対陽イオン。 ***いん・いつ【淫、佚・淫逸】** 《名・形動》〔文〕●遊びや楽しみにふけること。 ●男女の関係が乱れていること。みだらなこと。「―に流れる」 ***いん・いつ【隠逸】** 〔文〕俗世間のわずらわしさからのがれかくれること。「―の士」類語隠遁。 **いん・いん【股、殷】** 《形動”》〔文〕〔雷・鐘・大砲などの〕音が大きく盛んにとどろくようす。「―たる砲声」 ●非常にうれえるようす。[四字]憂心―― **いんいん【陰陰】** 《形動》〔文〕●うす暗く、ものさびしいようす。「―たる森の中」 ●陰気なようす。 **いんいんめつめつ【陰陰滅々】** 《形動外”》気分が暗く、めいるようす。「―たる鐘の音」 <114> ***いん・う【淫雨】** 〔文]作物に害を与える長雨。「―がおそう」類語霖雨{りんう}。 ***いん・う【陰雨】** 〔文]いつまでも陰気に降り続く雨。類語霖雨。 **いんうつ【陰鬱】** 《名・形動》〔文〕空模様・気分などが晴れ晴れしないこと。うっとうしいこと。「―な雨」「―な表情」「―な気分」願語暗鬱。憂鬱。 ***いん・えい【印影】** 〔紙などに〕印をおしたあと。 ***いん・えい【陰影・陰翳】** ●光がさえぎられてできた暗い部分。かげ。 ●「かげ日なたを思わせるような〕微妙な変化。ニュアンス。[コロ]「―に富む文章」 ***いん・か【允可】** 《名・他サ》〔文〕きき入れ許すこと。許し。允許{いんきょ}。類語許可。 ***いん・か【員外】** 定められた人数や個数以外の・こと(人・物)。定員以外。定数以外。 ***いん・か【印可】** 〔文〕●《名・他サ》師の僧が、弟子の悟りをきわめたことを認めてそれを証明すること。 ●芸道で、奥義に達したことを認めて免許を授けること。また、その免許。「―を受ける」 ***いん・か【引火】** 《名・自サ》火が他の物に移って燃え出すこと。「ライターの火が充満したガスにーした」―てん【1点】〔理〕可燃性の物質が、他の炎にふれたとき、燃え出す最低の温度。 ***いん・か【陰火】** 〔文]夜、墓地などで燃える、あやしい火。鬼火。狐火{きつねび}。[参考]燐{りん}などの発光による。 ***いん・が【印画】** フィルムや乾板の像を感光紙に焼きつけて、ふつうの写真にしたもの。―し【一紙】写真を焼きつける感光紙。 ***いん・が【因果】** ■《名》●原因と結果。「―関係」 ●[仏]すべての物事は、前の行いによって後の運命が決まること。特に、前世に犯した悪い行いの報いとして現れる不幸な事柄。「これもーとあきらめよう」類語因縁。■《形動》不運であるようす。宿命的。「―な商売」ーりつ【一律】〔哲〕すべての事物の現象は必ず原因があって生じ、また、同一の原因からは同一の結果が生じるという科学の根本原理。 ―を含・める《句》やむを得ないことであるという事情を説き聞かせて納得させる。「―・めて、別れさせる」 ***いんが【陰画】** 写真の乾板やフィルムを現像したとき、明暗や色が実物と反対に出ている画像。ネガティブ。ネガ。因陽画。 **いんがおうほう【因果応報】** 〔仏〕人の行いの善悪に応じて、それにふさわしい報いが必ず現れること。[参者]現在では、ふつう悪い意味に使う。 **いんかかくせいしょくぶつ【隠花植物】** 「胞子植物」の旧称。团顕花植物。 ***いんかく【陰核】** 女性の外陰部にある、海綿体の小突起。クリトリス。さね。 ***いんかん【印鑑】** ●印の真偽の対照ができるように、あらかじめ役所に届け出て登録した印影。実印。「一証明」 ●はんこ。 **いんき【引責】** 《名・自サ》〔文〕「引責自決」の略。責任を負って自殺すること。 **いんき【陰気】** ■《名》〔易で〕万物をつくり出す根元となるもののうち、陰に属するもの。対陽気。■《形動》〔天候・雰囲気・性格・気分などが〕暗く、晴れ晴れしないようす。うっとうしいようす。「―な冬空」類語陰鬱。囡陽気。―くさ・い【一臭い】《形》暗くうっとうしい感じだ。「―・い話」 **いんきょ【「允許】** 《名・他サ》〔文〕認め許すこと。許し。允可。「一状」類語許可。 **いんきょ【隠居】** 《名・自サ》仕事をやめたり家督を譲ったりして、世間の活動から身をひき、のんびりと暮らすこと(人)。[参考]老人をさすこともある。「一仕事」「ごーさん」類語隠棲。隠退。隠遁。 **いんぎょう【印形】** 〔文]印。印章。 **いんきょく【陰極】** ●電位が低く電流が流れこむ方の電極。負の電極。「――線」 ●磁石の南極。対陽極。 **いんきん【陰金】** 「陰金田虫{いんきんたむし}」の略。 **いんきん・たむし【陰金田虫】** 内股や陰部にできる紅色の湿疹{しっしん}。激しいかゆみをともなう。「頑癬{がんせん}」の俗称。いんきん。 **いんぎん【慇懃】** 《名・形動》●礼儀正しく、丁寧なこと。「―な態度」類語丁寧。 ●非常に親しい交わり。ねんごろ。[コロ]「――を重ねる」 ●男女の情交。 ――を通・じる《句》男女間で、ひそかに深い関係を結ぶ。 **いんぎんぶれい【慇懃無礼】** 《名・形動》丁寧すぎて、かえって無礼になること。また、うわべは礼をつくしているようだが、実は相手をばかにして無礼なこと。 **いんけん【殷鑑】** 〔文〕自分のいましめとなる、ほかのものの失敗。[参考]「鑑」はかがみの意。類語前轍。 ―遠からず《句》いましめとする前例は、(遠くに求めなくても)すぐ近くにある。「殷鑑近きにあり」とも。「殷鑑遠からず夏后{かこう}の世に在り〈詩経・大雅〉」より。殷{いん}の国は、前代の夏{か}の国が桀王{けつおう}らの暴政でほろびたことをいましめにすべきだったことから。 **いんくんし【隠君子】** 〔文〕●世をさけてかくれ住む徳の高い人。 ●「菊」の別称。隠逸花。 **いんけい【陰茎】** 男性の生殖器の一部。海綿体からなり、細長い。中に尿道がある。男根。ペニス。 **いんけん【陰険】** 《名・形動》〔表面は優しそうに見えながら〕心に悪意をいだき、人をおとしいれようとすること。「やり方がーだ」「―な目つき」類語腹黒。 **いんきゃく【韻脚】** ●漢詩の、句の終わりに使う韻(字)。 ●西洋の詩のリズムの単位。強音節に弱音節を組み合わせたもの。 **いんげん【隠見・隠顕・隠『現】** 《名・自サ》見えたりかくれたりすること。見え隠れ。「――する島々」 **いんげん【隠元】** 「インゲンマメ」の略。 まめ【隠元豆】マメ科のつる性一年草。細長いさやの中に実があり、さやごと食用とする。熟した種子は、和菓子の材料。いんげん。明の僧、隠元が日本に持って来たと伝えられることから。 <115> **いんこ【鸚哥】** インコ科の鳥の総称。オウム目の中で、比較的小形のもの。セキセイインコ・ボタンインコなど。原産地は熱帯。色あざやかな羽をもつ。 ***いん‐ご【隠語】** 特定の社会やなかまだけに通用する、特別なことば。泥棒が「忍び込み」を「ノビ」と言うなど。類語符丁{ふちょう}。 **いん‐ご【韻語】** 〔漢詩文で〕韻をふんだ語・文章。 ***いん・こう【印行】** 《名・他サ》〔文〕文書や図書を印刷して発行すること。刊行。 ***いん・こう【咽喉】** 〔文〕●咽頭{いんとう}と喉頭{こうとう}。のど。「耳鼻―科」 ●重要な通路。大事な場所。たいせつな部分。 ―を扼・する《句》大事な場所をしめる。「―・する要衝」 ***いん・こう【引航】** 《名・他サ》「曳航{えいこう}」に同じ。 ***いん・こう【淫行】** みだらな行い。 **いんごう【因業】** (報いの原因になる悪い行いの意から)《名・形動》自分のことばかりを考え、がんこで思いやりのないこと。「―おやじ」「――な仕打ち」 **いんごう【院号】** ●上皇・皇太后などの、「・・・院」とつく尊号。 ●院の字のついた戒名。 ***いん・こく【印刻】** 《名・他サ》●文字などを材にほりつけること。印をほること。 ●心に刻みつけること。 ***いん・こく【陰刻】** 《名・他サ》押した印の面の形が白く出るように、文字や絵の部分をくぼませてほること。その彫り方。団陽刻。 **インゴット** とかした金属を型に流して固めたもの。▽ingot **インサート** 《名・他サ》挿入すること。▷insert **いんざい【印材】** 印を作る材料。木・角・水晶など。 **インサイダー** ●組織内部の人。団アウトサイダー。 ●消息筋。事情通。▽insider―とりひき【―取引】未公開情報を利用して行う不法な証券売買。 **いんさつ【印刷】** 《名・他サ》版を作り、その版面にインクをつけ、文字・図案などを紙・布などにすること。〔多く機械などで大量にする場合にいう〕「凸版ー」「グラビアー」―きょく【一局】財務省の付属機関の一つ。日本銀行券・郵便切手・印紙・官報・法令全書などの印刷を行う。 **いんさん【陰惨】** 《名・形動》陰気で、むごたらしいようす。[コロ]「―をきわめた殺人事件」類語凄惨{せいさん}。悲惨。 ***いん・し【印紙】** ●収入印紙。 ●〔俗〕郵便切手。―ぜい【―税】財産権の創設・移転・変更などを証明する証書や帳簿を作成する者に課せられる税金。ふつう、収入印紙をはって消印することによって納める。 ***いん・し【因子】** ●ある物事を起こすもとになる要素。要因。ファクター。「遺伝―」 ●〔数〕因数。 **いんし【陰子】** 陰電子。電子。 **いんじ【淫事】** 〔文]みだらなこと。特に、性的関係。 **いんじ【淫辞】** 〔文〕●みだらなことば。 ●よこしまなことば。邪説。 **いんじ【韻字】** ●漢詩などで、韻をふむために句の終わりに使われる字。 ●連歌・俳諧{はいかい}で、句の末に置く・字(ことば)。留まり字。[参考]多く体言の場合にいう。 **いんじ【韻事】** 〔文〕〔詩歌・文章を作るような]風流な・事柄(遊び)。 **いんじゅ【印、綬】** 〔文〕昔、中国で、官職任命のしるしとして、天子が与えた印とそれをつるすひも。 ――を帯・びる《句》重要な官職につく。 ――を解・く《句》重要な官職をやめる。 **いんしゅう【因習・因襲】** 昔から続いているならわし。古くから伝わるしきたり。〔ふつう、悪い場合に使う」「―を破る」[コロ]「―にとらわれる」類語旧習。旧慣。 **インシュリン** 膵臓でつくられる、たんぱく質のホルモン。体内の糖分の代謝を調節する。糖尿病の治療薬として使われる。インスリン。▽insulin **いんじゅん【因循】** 《名・形動》●昔からの習慣・方法に従っていて、進歩のないこと。「――な考え」類語旧態依然。 ●《自サ》思い切りが悪く、ぐずぐずすること。「―な態度」 **いんじゅん・こそく【因循、姑息】** 《名・形動》思い切りが悪く、一時のがれをすること。 **いんしょう【印章】** 〔文〕はんこ。 ***いん・しょう【印象】** (impression)事物が人の心に直接与える感じ・影響。「――がうすい」[コロ]「―に残る」ーしゅぎ【―主義】 (impressionnisme)マネを先駆者として、一九世紀後半にフランスに興った、絵画における芸術運動。外光の輝きや自然の与える刹那的な印象をそのまま表現しようとする。[参考]のちに彫刻・音楽・文学などにも影響を与えた。―てき【一的】《形動》強い印象を与えるようす。強く印象に残るようす。「――な場面」―は【一派】(impressionniste)印象主義をとなえる画家(のグループ)。また、広く印象主義的な傾向の芸術家(たち)。[参考]絵画ではマネ・モネ・シスレー・ルノアール・ピサロなど、彫刻ではロダン、音楽ではドビュッシーなどが代表的。―ひひょう【一批評】主観批評の一つ。作品が自分に与える印象によって批評すること。 **いん・しょう【引照】** 《名・他サ》引き合わせて比べること。文献などを調べて照合すること。「前例をーする」 **いん・しつ【陰湿】** 《形動》暗く、じめじめしているようす。「―な犯行」「いじめは―だ」 **いん・しょう【引証】** 《名・他サ》〔文〕他の事柄から証拠としてもってくること。引用して証拠とすること。「古文書から―する」類語挙証。 **いんじゃ【隠者】** 俗世間のわずらわしさをのがれて山奥などにかくれ住んでいる人。隠遁者{いんとんしゃ}。類語世捨て人。 **いん・しゅ【飲酒】** 《名・自サ》酒を飲むこと。」 **いんじょう【引『接】** [仏]阿弥陀{あみだ}が衆生{しゅじょう}を極楽浄土へ導き救済すること。引接{いんじょう}。 **いんしょく【飲食】** 《名・自他サ》飲むことと食べること。飲み食い。「一店」 ***いん・しん【殷賑】** 《名・形動》〔文]盛んでにぎやかなこと。「一地帯」[コロ]「―を極める」類語繁華。 **いんしん【陰唇・陰、唇】** 女性の外部生殖器の一部。膣{ちつ}と尿道口を左右から囲む皮膚のひだ。大陰唇と小陰唇がある。 ***いんしん【音信】** 〔文〕おんしん。 **いんすう【因数】** 〔数〕一つの項がいくつかの数・文字・式の積であるとき、そのそれぞれの数・文字・式。例えば、ma+mb の因数は m と a+b。因子。 <116> **いんずう【員数】** 〔人や物の〕数。また、定められた一定の数。いんず。「きみはーに入っている」「一外」 **インスタント** 《名・形動》すぐにできること。即席。即座。「ーコーヒー」「―食品」「―なやり方」▽instant **インストール** 《名・他サ≫●据えつけること。設置すること。 ●あるソフトウェアをコンピューターに導入し、使用できるように設定すること。[参考]インストレーションともいう。▽install **インストラクション** ●教示。指示。 ●〔電算〕コンピューター(中央処理装置)に計算・入出力などの動作を指示する命令。▷instruction **インスパイア** 《名・他サ》ある考え・感情などを生じさせる。呼び起こす。▽inspire **インスピレーション** 突然ひらめく、すぐれた考え。霊感。「―がわく」▽inspiration ***いん!する【淫する】** 《自サ変》〔文〕〔悪い結果を招くほど」夢中になる。度を過ごす。「書に―・する」「酒色に―・する」類語おぼれる。ふける。 ***いん!する【印する】** 《他サ変》〔文]しるしをつける。あとを残す。「南極に足跡を―・する」 **いん・せい【院政】** 上皇または法皇が院庁(=御所)で政治を行ったこと。また、その政治。一〇八六年白河上皇によって始められた。 ***いん・せい【陰性】** ●《名・形動》消極的で、陰気な性質。 ●病菌などに対する反応がないこと。①②陽性。 ***いん・せい【隠棲・隠栖】** 《名・自サ》世間からはなれて静かに住むこと。「――の地」類語隠遁{いんとん}。隠居。 **いん・ぜい【印税】** 出版物などの定価・部数に応じて、発行者が著者・編者などに一定の割合ではらう金。 ***いん・せき【姻戚】** 結婚によってできた親類。縁続き。緑家。姻族。「―関係」類語親族。 ***いん・せき【引責】** 《名・自サ"》責任をとること。「会長が―辞任する」 ***いん・せき【隕石】** 流星が大気中で燃えきらずに地上に落ちてきたもの。 **いんせつ【引接】** 《名・他サ》〔身分の高い人などが〕人を引き入れて面会すること。②いんじょう。 **いんぜん【隠然】** 《形動》表面には出ないが、かくれた実力のあるようす。「財界にーたる勢力をもつ」因顕然。 **インセンティブ** ●やる気を起こさせる刺激。 ●企業が販売促進などのために提供する報奨金。▽incentive **いんそう【印相】** 〔文〕●印②。 ●仏の顔つき。印相{いんそう}。 ●字体や彫り方からみた、印のようす。 **いんぞく【姻族】** 〔文]「姻戚」に同じ。 **いんたい【引退】** 《名・自サ》活動していた地位や職業から退くこと。「第一線を――する」「類語勇退。 **いんたい【隠退】** 《名・自サ》社会的活動から身を引いて静かに暮らすこと。「七○歳で―した」類語隠居。 **いんたいぞう【隠退蔵】** 《名・他サ》(「隠匿」と「退蔵」の意)〔文〕役立てずに、かくししまっておくこと。「―物資」 **いんたく【隠宅】** 〔文〕隠居した人などが世を避けて住む家。隠居所。 **インター** ■《名》●「インターナショナル」の略。「インターチェンジ」の略。■《造語》「間」「相互」の意を表す。▽inter-ーカレッジ 全国の大学の対抗競技。インカレ。▷intercollegiate (games)から。ーセプト《名・他サ》ラグビー・サッカーなどの球技で、相手のパスを横取りすること。▷intercept -チェンジ 高速道路とふつうの道路とをつなぐ所。インナー。▽interchange ーナショナル ■《形動》国際的。▽international ■《名》●社会主義運動・労働運動の国際的な組織。万国労働組合。国際労働者同盟。インター。▽International Working Men's Association から。 ●社会主義者・労働者などの間で歌われる革命歌。インター。▽International ーネット さまざまなコンピューターのネットワークどうしを連結させた、世界的規模のコンピューターネットワークの集合体。海外との電子メールや情報検索などに利用される。▽internet ーハイ 全国の高等学校の対抗競技。▽inter-high school からの和製語。ーバル ●〔場所・時間の〕へだたり。間隔。「―練習」 ●特に、野球で、投球と投球のあい間。 ●障害競走で、ハードルとハードルの間。▽intervalーフェア《名・他サ》干渉すること。妨げること。 ●競技中に相手のプレーへの妨害。▽interfere ーフェース ●異なる装置や電気回路をつなぐ接続部分。 ●人間がコンピューターを使えるように、人間とコンピューターの橋渡しをするもの。また、その方法,装置。「マンマシンー」▽interface(-接点)ーフォン〔建物・船・飛行機などの〕受話器と送話器をかねた、室内用の電話機。interphone **インターフェロン** ウイルス抑制因子。ウイルスが体内に入ったとき、その増殖抑制に働く特殊なたんぱく質。悪性腫瘍の治療などに用いられる。略称IFN。 interferon **インターポール** 国際犯罪の情報交換や捜査協力のための国際機構。国際刑事警察機構。ICPO (International Criminal Police Organization)の略。▽Interpol **インターン** 理容師・美容師などの志望者が現場で行う実習。また、その実習生。「――生」[参考]の理容師・美容師の国家試験受験資格取得のための実地修練にいう。医師のインターン制度は廃止されている。▽intern ーシップ 学生が企業や行政機関で一定期間働き、社会経験を積むこと。▽internship **インタビュー** 《名・自サ》報道関係者が取材するために人に会って話をきくこと。また、その記事。インタヴュー。「首相に―する」▽interview(=会見) **インタラクティブ** 《名・形動》コンピューターなどで、利用者と情報のやり取りをしながら処理を進めること。対話方式。双方向型。「―TV(=交信機能を備えたテレビ)」▽interactive **インタレスト** ●興味。関心。 ●利害関係。利益。利子。▽interest **インダストリアル** 《造語》「産業の」「工業の」の意を表す。「―デザイン(=工業製品の企画・設計)」▽industrial ーエンジニアリング 数学・自然科学・工学などを利用して、企業を能率的に管理運営すること。経営工学。産業工学。略称IE。▽industrial engineering <117> **インタロゲーション・マーク** 疑問符。クエスチョンマーク。「?」▽interrogation mark **いん‐ち【印池】** 印肉を入れるうつわ。肉入れ。肉池。 **いん・ち【引致】** 《名・他サ》逮捕状などを出したうえで、犯罪容疑者・被告人などを警察署・検察庁・裁判所などに強制的につれてくること。類語勾引{こういん}。 ***いん・ち【韻致】** 〔文]すぐれて風雅なおもむき。雅致。風韻。雅趣。 **インチ** 《名・助数》ヤードポンド法による長さの単位。一インチは一二分の一フィート。約二・五四センチ。記号 in。[表記]「吋」とも当てる。▽inch **いんちき** ●不正なことをして相手から金をまきあげるばくち。いかさまばくち。 ●《名・形動》〔俗〕ごまかしたり、手を抜いたりすること。本物でないこと。また、そのような物。 **インディアン** 「アメリカインディアン」の略。アメリカ大陸の先住民。インデアン。▽Indian (=インド人)[参考]現在は「ネイティブアメリカン」という。―サマー 北アメリカで、晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな日和{ひより}。小春日和。―ペーパー うすくてきめが細かく強い、上質の西洋紙。たばこの巻き紙や辞典などに使う。インディアペーパー。インデアペーパー。▷India paper から。 **インディーズ** 大手の系列に所属せず、低予算で音楽や映画などの自主制作を行う独立プロダクション。また、その作品。「―バンドで活動する」▽indies (=independent の略) **インディオ** 中南米諸国の先住民族の総称。▽Indio **インディカ** 米の種類の一つ。長粒で粘りけが少ない。主に東南アジアで栽培される。インディカ米。[参考]ジャポニカ。▽Indica **インディゴ** 紺と青色の中間の色。藍{あい}。藍色。 ●藍色の染料。もとは植物からとったが、現在は化学的につくられる。インド藍。=インジゴ。▽indigo **インデックス** ●指標。指針。 ●索引。見出し。「一をつける」 ●指数。▽index **インテリ** 「インテリゲンチア」の略。 **インテリア** ●室内装飾。「―デザイン」 ●室内調度品。▷interior (=内部の) **いんとく【隠匿】** 《名・他サ》〔文〕物をかくすこと。秘密にすること。〔かくすことがよくないときに使う〕「一物資」「一罪」類語蔵置{ぞうち}。隠蔽{いんぺい}。 **インテリゲンチア** 知識階級。知識人。インテリ。▷intelligentsiya **インテリジェンス** 知性。知力。▽intelligence **インテリジェント** 《形動》高度な能力のあるようす。聡明であるようす。知的。intelligent ービル 高度な情報通信機能と、建物全体の自動管理システムを備えたビル。高度情報化ビル。▽intelligent building から。 **インテルメッツォ** 演劇・歌劇などの、幕間劇や間奏曲。▽intermezzo **いんでん・がわ【印伝革】** 羊・牛・鹿のなめし革に漆で模様をつけたもの。袋物などの材料にする。甲州印伝革が有名。印伝。[参考]本来は「インド伝来」の意。 **いんでんき【陰電気】** 〔理〕毛皮でエボナイトを摩擦したとき、エボナイトに起きる電気と同種類の電気。負の電気。団陽電気。 **いん・でんし【陰電子】** 〔理〕陰電気をおびた電子。陰子。エレクトロン。[参考]ふつう、電子といえば陰電子をさす。 ***いん・とう【咽頭】** 〔文〕鼻腔{びこう}や口腔{こうこう}と食道や気管との間にある、粘膜におおわれた管。咽喉{いんこう}の上部。 **いん・とう【引湯】** 《名・自サ》「引き湯」に同じ。 ***いん・とう【淫蕩】** 《名・形動》〔異性との〕みだらな遊びにふけって、節度のないようす。[コロ]「ーにふける」「―な生活」類語遊蕩。放蕩。 **いん・どう【引導】** ●人を導いて仏道にはいらせること。 ●死者をほうむるとき、死者がまよわずにさとりの世界に至るように、導師の僧が法語を唱えること。また、その法語。 ―を渡・す《句》●死者に引導②を与える。 ●最終的な言いわたしをする。「不良息子に―・す」 ***いん・とく【陰徳】** 〔文〕人目につかないよい行い。ひそかに行うよい行い。[コロ]「ーをほどこす」対陽徳。 ―あれば陽報あり《句》人に知られずよい行いをすれば必ずよいお返しがある。〈淮南子・人間訓〉 **イントネーション** 話しことばで、話し手の感情や意志を反映して、文またはその一部に現れる声の上がり下がり。抑揚。音調。▽intonation **イントラネット** インターネット技術を企業内の情報交換に応用したネットワーク(システム)。▷intranet **イントロ** 「イントロダクション」の略。 **イントロダクション** ●手びき。入門。 ●〔論文などの〕序説。序論。 ●序曲。序奏。前奏曲。イントロ。▷introduction(=導入) **いん・とん【隠遁】** 《名・自サ》世間のわずらわしさからのがれて、静かな所でくらすこと。世を捨てること。「―の日々を過ごす」類語隠棲。隠逸。隠居。 **インナー**。対アウターウエア。▽innerwear 内側に着る衣服。また、下着類。 **いん・ない【院内】** 院と呼ばれるものの内部。特に、衆参両議院の内部。「―では土足厳禁」団院外。ーかんせん【―感染】医療事故の一つ。病院で、入院患者がもともとの病気とは別の感染症にかかること。 **いん・に【陰に】** 《副》かげで。こっそり。「―非難する」 **いん・にく【印肉】** 印を押すときに用いるもの。もぐさ・綿などにひまし油や松やにをまぜ、朱や墨の顔料をしみこませてつくる。 **いんに・ように【陰に陽に】** 《連語》陰になり日なたになり。 **いん・にん【隠忍】** 《名・自サ》〔文〕怒りや苦痛を表面に出さず、がまんすること。「―してチャンスをうかがう」 **いんにん・じちょう【隠忍自重】** 《名・自サ》じっとがまんして軽はずみな行動をつつしむこと。「―して時節を待つ」 **いん・ねん【因縁】** ●〔仏〕この世の物事はすべて原因(=因)と、結果を生む作用(=縁)によって定められていること。類語縁起。因果。 ●物事に定められた運命。「前世からの―」 ●運命によって結ばれた関係。つながり。「―浅からぬ仲」 ●物事のおこり。由来。「寺のいわれーを話す」 ●言いがかり。[コロ]「―をつける」 **いん・のう【陰、糞】** 睾丸{こうがん}を包みこんでいる、皮膚の袋。ふぐり。 <118> **インバーター** ●直流の電流を交流に変換する装置。 ●交流の周波数を変換する装置。ちらつきのない蛍光灯や消費電力量の少ないエアコンなどに使用される。▽inverter (=逆にするもの) **いん・ばい【淫売】** 女性が金で体を売ること。また、その女性。売春。売淫。 **インパクト** 衝撃。また、強い影響(力)。[コロ]「ーを与える」「この広告はーがある」▽impact **いん・ばん【印判】** 〔文〕はんこ。印章。印形。 ***いん!び【淫靡”姪「靡】** 《名・形動》〔文〕みだらで、節度のないこと。「――な話」「――な笑い方」 ***いん・び【隠微】** 《名・形動》〔文〕かすかでわかりにくいこと。微妙で知りつくせないこと。「人情の―をとらえる」 **いん!び【隠避】** 《名・他サ》犯人の発見・逮捕をさまたげる・こと(行為)。「一罪」 **いん・ぶ【陰部】** 体外に現れた生殖器。秘部。類語局部。局所。かくしどころ。 **いんぷ【淫婦・妊婦】** 〔文〕性関係にだらしない女性。みだらな女性。類語姦婦{かんぷ}。対貞婦。節婦。 **いんぷう【淫風・姪風】** 〔文〕〔性に関する〕みだらなならわし。みだらな風潮。 **インフェリオリティー・コンプレックス** 他人より自分がおとるという潜在観念。劣等感。ひけめ。[参考]略して、「コンプレックス」ともいう。対シュペリオリティーコンプレックス。▷inferiority complex **インフォーマル** 《形動》形式ばらないようす。非公式。略式。「―な服」対フォーマル。▽informal **インフォームド・コンセント** 医師から治療法・費用・危険性などの説明を受け、患者が同意すること。▷informed consent **インフォメーション** ●情報。知らせ。 ●受付。案内所。インフォーメーション。▽information **インフラ** 「インフラストラクチャー」の略。都市の基盤となり、経済・産業を支える施設。道路・上下水道や公共施設など。基幹施設。社会基盤。「都市のーを整備する」infrastructure から。 **インプラント** ●医療目的で体内に埋め込む器具の総称。特に、人工の歯根。▷implant **インフルエンザ** 流行性感冒。流感。「鳥———」▷influenza **インフレ** 「インフレーション」の略。団デフレ。―ヘッジ《名・自サ》インフレで貨幣価値が下落したときの損害を防ぐため、現金を株券・商品・土地・建物などにかえておくこと。[参考]inflationary hedge から。 **インフレーション** 商品量に対して通貨の量が必要以上にふえ、貨幣の値打ちが下がり、ものの値段が高くなる状態。インフレ。対デフレーション。▽inflation **インプレッション** 印象。感銘。感じ。[連]「ファーストー(=第一印象)」▽impression **いんぶん【韻文】** ●漢文で、韻②をふんだ文章。詩・賦など。 ●韻律をもった口調のよい文章。特に、詩。[参考]和歌・俳句などについてもいう。団散文。 **いんぺい【隠蔽】** 《名・他サ》〔文〕おおいかくすこと。「真相を―する」類語秘匿。隠匿。団暴露。 **インベーダー** 侵略者。侵入者。▽invader **インボイス** 〔貿易などで〕発送人が荷受人に送る積み荷明細書。送り状。仕切り書。▽invoice **いんぼう【陰謀】** ●こっそりたくらむ悪い計画。悪だくみ。[コロ]「会社乗っとりのーをくわだてる」類語策謀。[表記]「隠謀」とも書く。 ●〔法〕二人以上でたてる、犯罪の計画。】 **インポート** 《名・他サ》輸入すること。また、輸入品。「一物」対エクスポート。▽import **インポテンツ** 陰萎{いんい}。インポ。▽ィImpotenz ***いんぽん【淫奔・姪奔】** 《名・形動》〔女性が〕性関係にだらしのないこと。みだら。類語淫乱。尻軽。 ***いん‐ぽん【院本】** 浄瑠璃全段の詞{ことば}をおさめた本。浄瑠璃本。丸本{まるほん}。 ***いん‐めつ【湮滅煙滅】** 《名・自他サ》〔文〕跡形もなく消えること。また、跡が残らないように消すこと。「証拠を―する」[表記]法令などでは「隠滅」で代用する。類語消滅。 **いんめつ【隠滅】** 《名・自サ》〔文〕かくれて、見えないこと。 **いんめん【印面】** ●印章の、文字が刻んである面。 ●切手・はがきの料金が印刷してあるおもて部分。「料額一」 **いん・もう【陰毛】** 陰部にはえる毛。恥毛{ちもう}。 **いんもつ【音物】** 〔文〕●親しくつきあうための贈り物。進物。 ●わいろ。 **いんもん【陰門】** 体外に現れた、女性の生殖器。女性の陰部。類語玉門{ぎょくもん}。 **いんやく【隠約】** 〔文〕●ことばは簡単で、奥深い意味をふくんでいること。 ●はっきりと言わず、それとなく表すこと。 **いんゆ【因由】** 《名・自サ》〔文〕物事の原因になること。由来。因由{いんゆう}。 **いんゆ【引喩】** 自分の言いたいことを表現するために、故事・諺{ことわざ}・古人の言などを引き合いに出す・こと(修辞法)。「旅は道づれ、仲よく行きましょう」の類。 **いんゆ【隠喩】** 「暗喩」に同じ。 **いんよう【引用】** 《名・他サ》他人の説や文章を自分の説や文章の中に使うこと。「―文」「卒業論文に『君主論』の一節を―する」―ふ【一符】文章の中で、引用した人のことばや考えを特に示すために使う符号。和文の「」、欧文の“”など。 **いんよう【飲用】** 《名・他サ》人間が飲むために使うこと。「―に供する」「―牛乳」 **いんよう【陰陽】** ●〔易学で〕陰と陽。万物を形づくるもととなる、相反した性格のもの。月と日、暗と明、女と男、静と動、夜と昼など。陰陽{おんみょう}。 ●電気・磁気の陰極と陽極。―ごぎょうせつ【一五行説」古代中国の世界観。陰陽と五行(=木・火・土・金・水)の盛衰消長によって、自然の異変や人事の吉凶などを説明しようとするもの。 **いんよく【淫欲・淫慾】** 〔文〕異性の肉体を求める欲望。色欲。類語情欲。性欲。 **インライン・スケート** アイススケートの刃の代わりに三~五個の車輪を縦一列に取り付けた靴。また、それをはいて滑走するスポーツ。[参考]「ローラーブレード」は商標名。▽in-line skates **いんらく【淫楽】** 〔文]情欲による楽しみ。みだらな快楽。「―にふける」。 **いんらん【淫乱姪乱】** 《名・形動》〔文]性的関係がひどくみだらなこと。類語淫奔。 **いんりつ【韻律】** 詩歌のことばに現れる音の強弱・高低・長短の組み合わせや、音節数の組み合わせから生じる美的な効果・印象。リズム。 **いんりょう【飲料】** 人間の飲み物。「―ー水」 <119> **いんりょく【引力】** 〔理〕二つの物体が空間をへだてて互いに引き合う力。[参考]ふつう万有引力をさす。団斥力{せきりょく}。 ●人の心をひきつける力。 **いん・れい【引例】** 《名・他サ》例としてあげること。また、その例。類語用例。 **いん・れき【陰暦】** 月の公転期間を基準にした暦。一か月を二九日または三〇日とし、一年を一二か月とする。陽暦とのずれは一九年に七回の閏月{うるうづき}を設けて調節する。太陰暦。旧暦。因陽暦。 **いん・ろう【印籠】** 昔、腰にさげた三重または五重の小さな重ね箱。古くは印・印肉などを入れたが、後に薬などを入れるようになった。武士の装身具、礼服のときの装飾品として用いた。薬籠{やくろう}。[参考]「一具{ひとそろい}・・・・」と数える。 **いん・わい【淫猥】** 《名・形動》〔文〕下品で、みだらなこと。卑猥。「――なことば」類語猥褻{わいせつ}。 **う【宇】** 《助数》建物を数える語。「一――のお堂」 **う【卯】** ●十二支の四番目。うさぎ。 ●昔の方角の名。東。 ●昔の時刻の名。午前六時。また、午前五時から午前七時までの間。うの時。 **う【「鵜】** ウ科の水鳥の総称。ウミウ・カワウ・ヒメウなど。海岸や湖沼にすむ。羽は黒色。水にもぐって魚をとる。[参考]鵜飼いに使うのはウミウ。 ――の真似をする鳥{からす}《句》自分の能力を考えないでむやみに人のまねをすると失敗するというたとえ。 ――の目鷹の目《句》(鵜が魚をあさり、鷹が小鳥をさがすようなするどい目つきの意から)人が熱心に物をさがそうとするようす。類語蚤{のみ}とりまなこで。 **う** 《助動:無変化型》(文語助動詞「む」の転) ●(意志的な動作を表す語について) 話し手の意志を表す。「もう少し頑張ろう」「この辺でよしておこう」 ●話し手の、相手に対する勧誘、おだやかな命令を表す。「一緒に行こう」「太郎君、塾に行くのはよしましょうよ」 ●(非意志的な意味をもつ語について) 話し手の推量、おだやかな断定を表す。〔やや文語的な言い方」「こんなに親しくなろうとは思わなかった」「元気なのであろう」[参考]話しことばでは、ふつう「だろう」「でしょう」となる。「明日は雪になろう→なるだろう」 ●(疑問詞、または疑問の意を表す助詞とともに使って)反語を表す。〔やや文語的な言い方」「誰が知ろう(か)」「こんな不思議がまたとあろうか」 ●(「・・・うとする」の形で)実現のために努力する意を表す。「地球の環境を守ろうとする」 ●実現しかけている意を表す。「桜の花が咲こうとしている」[参考]文語的な言い方に「・・・んとする」がある。 ●(主に接続助詞「と・が」を伴って)仮定を表す。「雨が降ろうが、風が吹こうが」「大学教授ともあろう人が(=仮にも大学教授である人が)」[接続]五段動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「です・ます・だ・た・ない・たい・そうだ(様態)・ようだ・みたいだ」の未然形につく。その他の動詞・助動詞には「よう」がつく。連体形は主に形式名詞につく。「彼が行かないだろうことは明らかだ」[参考]↓よう(助動)。(1) ***うい【初】** 《接頭》《名詞につけて》「初めての」「最初の」の意。「――産{ざん}」「―孫」「――陣」 ***う‐い【有為】** 〔仏〕因縁の結合によって生じた、現世に存在するいっさいの物・現象。[注意]「ゆうい」と読めば別語。因無為{むい}。 ――の奥山《句》脱することのむずかしい無常のこの世を、深山にたとえた語。 ***うい【『愛い】** 《連体》〔文]感心な。殊勝な。かわいい。〔目下の者をほめるときの古い言い方〕「一奴じゃ」 ***う・い【憂い】** 《形》〔文]思うようにならなくて苦しい。心が満たされなくて悲しい。[句]「旅はーもの、つらいもの」《図》う・し《ク》。 **ウイーク** 週。週間。ウィーク。「バードー」▽week ーエンド週末。週末の休暇。▽weekend ーデー■日曜以外の日。平日。週日。[参考]土曜日を除くこともある。▽weekday **ウイーク・ポイント** 弱点。▽weak point **ウイークリー** 週刊の雑誌や新聞。ウィークリー。▽weekly **ウイービング** 《名・他サ》ボクシングで、相手の攻撃をさけるために、前かがみになって頭と上体を左右にふるこ。weaving **ういうい・し・い【初初しい】** 、《形》年が若く、清らかで、純真な感じである。「―・い花嫁」 **うい・きょう【、茴香】** セリ科の多年草。全体に独特の香りがある。果実は香辛料や胃の薬に用いる。フェンネル。 **うい‐ご【初子】** は〔その夫婦の間に〕はじめて生まれた子。初子{しょし}。対末子{ばっし}。 **ウィザード** 複雑なソフトウェアを使いやすくする支援機能。wizard(=男の魔法使い) **うい・ざん【初産】** はじめての出産。初産{しょざん}・。 **ういじん【初陣】** な●はじめて戦場に出ること。また、その戦い。 ●はじめて試合・競技に出場すること。また、その試合・競技。[コロ]「完投してーをかざる」 **ウイスキー** 大麦・ライ麦・トウモロコシなどを糖化・発酵させ、蒸留してつくった酒。英国産のスコッチ、米国産のバーボンなどの種類がある。ウィスキー。▷whisk(e)y **ウイット** 人の思いつかないたくみな発想で驚きや笑いをもたらす、機敏でするどい知的作用。機知。とんち。ウィット。[コロ]「――に富む会話」類語ユーモア。エスプリ。 **うい・てんぺん【有為転変】** 【仏〕万物は常に移り変わり、同じ状態にとどまることがないということ。有為無常。 ●物事がはげしく移り変わること。類語激動。激変。 **ウイニング** 《造語》「勝利の決め手となる」「勝利をおさめる」の意を表す。winning ーショット テニスなどの球技で、勝利をもたらす決定的な一打。 ●野球で、投手が打者をアウトに導く得意の投球。同②決め球。▽winning shot ーボール 野球・ゴルフなどで、勝利を決めたときに使っていたボール。▽winning ball からの和製語。 **うい・まご【初孫】** はじめての孫。初孫{はつまご}。 **ウイルス** ●細胞に寄生する、細菌より小さい病原体の総称。電子顕微鏡でなければ見ることができない。ビールス。 ●コンピューターウイルス。▽ラァvirus **ういろう【『外郎】** ●白玉粉・しん粉や餅米の粉に砂糖などを加えてむした和菓子。ういろうもち。 ●黒色で四角い、たんを切る薬。小田原市の名物。透頂香{とうちんこう}。ういろうぐすり。「―売り」[参考]②は商標名。 <120> **ウインカー―うえさま** **ウインカー** 〔自動車などの〕点滅式の方向指示器。▷winker **ウインク** 《名・自サ》〔合図のため〕片目でまばたきすること。目くばせ。●特に、男女の間でかわす色目。秋波{しゅうは}。▷wink **ウイング** ●翼。羽。特に、飛行機の主翼。●舞台や空港の左右につき出た部分。●サッカー・ラグビー・ハンドボール・バレーボールなどで、左右両端の攻撃位置(につく人)。▷wing **ウインター・スポーツ** 冬、おもに雪や氷の上で行う運動競技。スキー・スケートなど。▽winter sports **ウインチ** ロープやチェーンなどを円筒形の心棒などにまきとって、重いものを持ち上げたり引っぱったりする機械。巻きあげ機。▷winch **ウインドー** ●窓。●「ショーウインドー」の略。●コンピューターのディスプレーの中の窓状の表示部分。ウインドゥ。▽window―ショッピング ショーウインドーの商品を見て歩くこと。▽window-shopping **ウインド・サーフィン** 帆を張って風を利用するサーフィン。ボートセーリング。▽windsurfing **ウインド・ブレーカー** ジャンパーの一種。おもにスポーツで、防寒・防風のためにユニホームの上に羽織る。[参考]本来は商標名。▽windbreaker **ウインドヤッケ** スキー・登山などのときに着る、フードつきの防風防寒用の上着。ヤッケ。[類語]アノラック。▽Windjacke(独)。 **ウインナー・コーヒー** 泡立てた生クリームをうかしたコーヒー。▽Vienna coffee **ウインナー・ソーセージ** 小形で、指のような形をしているソーセージ。ふつう、一〇センチほどの長さでひねってじゅず状につながっている。ウィンナー。▽Vienna sausage **ウーステッド** よりをかけた梳毛糸{そもうし}で織った毛織物。織りが密である。合・冬用の背広などに使う。[故事]英国のウーステッドで作られたことから。▽worsted **ウーマン** 《造語》「女性」「婦人」の意を表す。「ーパワー」「セールスー」▽woman―リブ〔女性自身による〕女性解放運動。▽Women's Libから。 **ういろう** ●ういろうぐすり。「―売り」[参考]②は商標名。 **ウーリー・ナイロン** 羊毛とナイロンとの特性をそなえ、羊毛のような感触をもたせたナイロン。弾力性に富み、強い。▽woolly nylon **ウール** ●羊・ヤギ・ラマなどの毛。特に、羊毛。●羊毛で織った服地。毛織物。●毛糸。▷wool **ウーロン・ちゃ【『鳥竜茶】** 茶の一種。紅茶と緑茶の中間的性状をもつ半発酵茶で、香りが強い。中国福建省や台湾で産する。 **うえ【上】** ■《名》●位置が高い所。「山の―」●〔物の〕表面。外側。「机の―」「湖の―に月が映る」「シャツのーにセーターを着る」●程度・地位・等級などが他より高いこと。また、他より高い地位(にいる人)。「―の級」「―からの命令」●年齢が多いこと。年上。「七つ―の姉」●順序が先の部分。「―に述べた通り・・・」[対]①~⑤下。■《形名》●その・事(人)に関すること。特に、身の上。「身の一話」「法律の―では問題ない」「数の―では圧勝だ」●(ある事に)加えて。「家をただで貸した―、生活費まで世話した」●・・・した結果をふまえて。「見た―で決める」「失礼を承知の―で言う」●・・・するために。「生きてゆくーで必要なこと」●〈「――は」の形で〉・・・からには。「いったん引き受けた―は・・・」表記■はふつうかな書き。■《接尾》目上の人を言うときに添えて尊敬の意を表す。〔古風な言い方]「父―」「姉―」 > **使い分け** > *「上」は、古くは「うわ」と言った。現代語でも複合語で語頭に来る時は、少数の例外を除いて、「うわ・・・」となる。語末では例外なく「・・・うえ」となる。 > [うえ・・・] 上様・上下 > [うわ・・・] 上顎・上書き・上掛け・上着・上薬(釉薬)・上唇・上靴・上滑り・上澄み・上擦る・上背・上草履・上調子(音楽)・上包み・上っ面・上積み・上手い。・上塗り・上乗せ・上の空・上辺・上前・上回る・上目遣い・上屋・上役 > [・・・うえ] 父上・母上・年上・目上 **うえ【飢え・餓え饑え】** 飢えること。[コロ]「木の実でーをしのぐ」[類語]飢餓。飢渇{きかつ}。 **ウエア** 衣服。ウェア。「スポーツー」▽wear **ウエイター** 食堂・喫茶店などの男性の給仕人。ウエーター。[類語]ボーイ。[対]ウエートレス。▽waiter **ウエイティング・サークル** 野球で、次の打者が待機するための場所。直径一・五二メートルの円形の白線で示される。ウエーティングサークル。▽waiting circle からの和製語。 **ウエー** 《造語》「道」の意を表す。ウェー。ウェイ。「ドライブー」「ハイー」▷way ――には上があ・る《句》いちばんすぐれていると思っても、さらにすぐれたものがある。物事には際限がない。――を下への大騒ぎ《句》大ぜいの人が入り乱れてごったがえすようす。 **ウエア** 《造語》「…製品」「…用商品」の意を表す。「キッチンー」「ソフトー」▷ware **ウエイト** ●重さ。体重。●重要さの度合い。重点。[コロ]「健康にーをおく」▽weightートレーニング 筋力強化のトレーニング。▽weight trainingーリフティング 重量挙げ。▽weight lifting **ウエイトレス** 食堂・喫茶店などの女性の給仕人。ウエートレス。[対]ウエイター。▽waitress **ウエーブ** ●音・電波などの波。波動。●《名・自サ》波形にちぢれたり曲がったりすること。「―した髪」[コロ]「―をかける」●傾向。「映画界のニューー」▽wave **うえ・き【植木】** ●庭に植えるための木。庭に植えてある木。庭木。●鉢に植えた木。「―鉢」―ざん【―算】ある距離に一定の間隔で木を植えたときの木の数とその間隔の数との関係から問題をとく算術。 **うえこみ【植え込み】** ●植えこむこと。●特に、庭園で草や木をたくさん植えてある場所。 **うえ・こ・む【植え込む】** 《他五》●草や木を土の中に植える。●草や木を、集めて植える。●ある物を他の物の中へはめこむ。「柱にコンセントを―・む」 **ウェザー・オール** 晴雨兼用であること。オールウェザー。「ーコート」▽weather と all からの和製語。 **うえ・さま【上様】** 〔文〕●天皇・将軍など高貴な人をさす尊敬語。●領収書などで、相手の名前の代わりに書く尊敬語。上様{かみさま}。 <121> **うえ‐した**【上下】 ●上と下。 ●上と下とが逆になること。さかさまになること。「箱が―になる」 **うえ‐じに**【飢え死に・餓え死に】《名・自サ》食べ物がなくて飢えて死ぬこと。餓死。 **ウエス** 機械などをふくためのぼろ布。▽waste から。 **ウエスタン** ●アメリカ開拓時代の、西部を舞台にした劇映画。西部劇。 ●「ウエスタンミュージック」の略。アメリカの西部開拓者の間でおこった、民謡風の音楽。▽Western (=西方の。西部の) **ウエスト** 人間の体で胸と腰との間のいちばん細くなっている所。また、衣服の胴まわり。「ハイ―」「―を測る」▽waist **ウエスト**《名・自サ》 ウエストボール。また、それを投げること。▽waste (=むだ) **ウエスト‐ボール** 野球で、盗塁・ヒットエンドラン・スクイズプレーなどを防ぐため、ストライクの球道から外して投げるたま。捨てだま。ウエスト。▽waste と ball からの和製語。 **うえ‐つ‐がた**【上つ方】 〔文〕身分の高い人々。うえつかた。[参考]「つ」は「の」の意味にあたる格助詞。 **うえ‐つ・ける**【植え付ける】《他下一》 ●植物の苗などをある場所に移し植える。 ●ある思想・感情・印象などを心にいだかせて、はなれないようにする。「不信感を―・ける」 **ウエット**《名・形動》 ●しめっていること。「―ティッシュ」 ●情にもろく感傷的なこと。「―な男」対ドライ。▽wet **ウエット‐スーツ** 潜水や水上スポーツのときに着る、スポンジゴム製の服。▽wet suit **ウエディング** 結婚。結婚式。ウェディング。「―ドレス」「―マーチ」▽wedding **ウエハース** 小麦粉・砂糖・牛乳・卵黄などを原料とし、うすく焼いてクリームなどをはさんだ洋菓子。ウエハー。▽wafers **ウェブ** 「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)」の略。「―サイト」▽Web [参考]略語集(WWW②) **うえ‐ぼうそう**【植え疱瘡】 種痘。〔古風な言い方〕 **う・える**【飢える・餓える】《自下一》 ●食べ物がなく、ひどく腹がへる。空腹に苦しむ。 ●求めるものが得られず、ひどく欲しがる。欠乏に苦しむ。「愛情に―・える」同②かつえる。図う・う《下二》。 **う・える**【植える】《他下一》 ●植物の根や球根を土にうめる。「花の苗を―・える」 ●細菌・細胞などを他から移して育てる。「やけどのあとに健康な皮膚を―・える」 ●小さなものを数多くはめこむ。いれこむ。「歯ブラシの毛を―・える」「活字を―・える」図う・う《下二》。 **ウエルカム**《感》 歓迎の気持ちを表す語。ようこそ。いらっしゃい。▽welcome **ウエルター‐きゅう**【ウエルター級】 (welter-weight) ボクシングの重量別階級の一つ。プロでは六三・五~六六・六八㌔、アマチュアでは六三・五~六七㌔。 **ウエル・ダン** ステーキ類の焼き方で、肉の中までよく焼くこと。[参考]ミディアム・レア。▽well-done **ウェル・ビーイング** 〔肉体的・精神的に〕健康で幸福に生きている・こと(状態)。▽well-being **う‐えん**【有縁】 ●[仏]仏の道に縁のあること。 ●〔文〕互いに何らかの関係があること。団①②無縁。 **う‐えん**【烏焉】〔文〕 《二つの字が、くずして書くと「馬」の字に似ることから》よく似た文字を間違えること。烏焉馬{えんま}。類語魯魚{ろぎょ}。 **うえん‐ろぎょのあやまり**【烏焉魯魚の誤り】《句》 文字を間違えること。「烏」と「焉」、「魯」と「魚」は形がよく似ていて間違えやすいことから。 **う‐えん**【迂遠】《形動》 ●目的に達するまで遠回りをしているようす。回りくどいようす。「―な表現」 ●実際の役にたたないようす。「―の空論」 **う‐お**【魚】 魚類の総称。水中で生活し、ひれでおよぎ、えらで呼吸する動物。さかな。 **うおとみず**【魚と水】《句》 切っても切れない密接な関係のたとえ。水と魚。 **うおのみずをえたよう**【魚の水を得たよう】《句》 自分にふさわしい場所を得て、大いに活躍することのたとえ。水を得た魚。 **うお‐いちば**【魚市場】 魚介類の取り引きをする市場。類語魚河岸{うおがし}。 **うおう‐さおう**【右往左往】《名・自サ》 《右へ行ったり左へ行ったりする意から》うろたえたりまごついたりして、行方が定まらないこと。うおうきょおう。 **ウオーキング** 歩くこと。特に、健康増進のために歩くこと。「―シューズ」▽walking **ウオーキング‐ディクショナリー** 生き字引。▽walking dictionary **ウォーター** 水。特に、飲用水。▽water **ウォーター‐シュート** ボートを急斜面のレールにのせて水面にすべりおりる遊び。また、その装置。▽water chute **ウォーター‐プルーフ** ●防水(性)。耐水(性)。 ●防水布。「―のコート」▷waterproof **ウォーター‐フロント** 大都市の水辺地域。▽waterfront **ウォーター‐ポロ** 水球。▽water polo **ウオーミング‐アップ**《名・自サ》 競技や激しい運動などの前に行う軽い運動。準備運動。ウオームアップ。アップ。▽warming-up **ウォーム‐ビズ** 冬に職場の室温が二〇度程度であっても快適に過ごせるように服装などを工夫する取り組み。[参考]二〇〇五年、地球温暖化対策の一つとして環境省が提唱。団クールビズ。▽warm biz (=business の略)からの和製語。 **ウォール‐がい**【ウォール街】 (Wall Street) ●米国のニューヨーク市マンハッタン区の一区画名。株式取引所・手形交換所・連邦準備銀行・大銀行・証券会社などが集まっている。 ●米国の金融・証券市場の通称。 **うお‐がし**【魚河岸】 ●魚市場のある河岸。また、魚市場。河岸。 ●特に、東京都中央区築地にある「中央卸売市場本場魚類部」の通称。 **うお‐ごころ**【魚心】 相手への親しい気持ち。好意。 **うおごころあればみずごころ**【魚心あれば水心】《句》 相手が好意を示してくれば、こちらも好意をもって応対する気になるというたとえ。水心あれば魚心。[参考]もと「魚、心あれば、水、心あり」であったものが「魚心」「水心」と一語化したもの。 **ウオッカ** ライ麦・トウモロコシ・ジャガイモなどを糖化・発酵させ、蒸留して作ったロシア原産の酒。アルコール分は強い。ウオツカ。▽露vodka **ウオッチ** ●腕時計。懐中時計。 ●見張り。また、見ること。「経済ニュース―」▽watch **ウオッチング** 観察すること。「バード―」▽watching **うお‐つり**【魚釣り】 魚をつること。さかなつり。つり。フィッシング。 **うお‐の‐め**【魚の目】 皮膚の角質の一部分がかたくなって真皮にくいこんだもの。足のうら、手の指などにできる。おさえると激痛がある。鶏眼{けいがん}。 <122> **うお‐へん**【魚偏】 漢字の部首「魚」の称。魚偏{さかなへん}。 **ウオルナッツ** ●くるみ。 ●くるみ材。質がかたく、木目が細かい。家具の装飾用に用いる。▽walnuts **ウォン**《名・助数》 《朝鮮漢字音「圓(wən)」から》大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国の通貨単位。略号₩。 **う‐おんびん**【ウ音便】 音便の一つ。語中や語尾の「く(ku)」「ぐ(gu)」「ひ(hi)」「び(bi)」「み(mi)」などの子音が落ちて発音が「う」音に変わる現象。「かくし(格子)」が「かうし」、「よく」が「よう」、「問ひて」が「問うて」、「なつかしくて」が「なつかしうて」となるなど。 **う‐か**【羽化】《名・自サ》 昆虫のさなぎが成虫になって羽が生えること。 **う‐かい**【迂回・迂廻】《名・自サ》 遠回りすること。回り道すること。「―路」団直行。 **う‐かい**【鵜飼い】 鵜{う}を飼いならしてアユなどの魚を捕らえさせる・こと(人)。 **うがい**【嗽・含嗽】《名・自サ》 〔ロやのどを清めるため〕水・薬液を口にふくんですすぎ、はき出すこと。 **うかうか**《副・自サ》 《副詞は「―と」の形も》 ●不注意で、警戒していないようす。うっかり。「―と相手に得点を与える」 ●はっきりした目的もなく、のんびりしているようす。「競争相手が多いから―できない」 **うかがい**【伺い】 ●神のお告げを求めること。 ●目上の人の意見を求めること。また、その文書。「―書」「進退―」[参考]②は「お伺いを立てる」の形でも使う。表記「進退伺」など、届け書ではふつう送りがなを省く。 **うかがい‐し・る**【窺い知る】《他五》 推測して物事のあらましを知る。大体のことを知る。 **うかが・う**【伺う】 ■《他五》 ●「問う」「聞く」の謙譲語。〔目上の人の意見・指図や神のお告げなどを〕求めたずねる。「主旨を―・いたい」「御機嫌を―・う」 ●目上の人の話などをお聞きする。「御高説を―・う」類語うけたまわる。文《四》。 ■《自五》 ●「訪問する」「行く」の謙譲語。まいる。参上する。「あす一〇時に―・います」 ●(「御機嫌を伺う」の意から)落語家などが面白おかしく話をする。「一席―・います」図《四》。 **うかが・う**【窺う】《他五》 ●そっとのぞいて見る。「戸のすき間から中を―・う」[表記]「覗う」とも書く。 ●推定して知る。察知する。「真意を―・う」句「顔色を―・う」 ●時期を待ちうける。機会をねらう。「好機を―・う」「玉座を―・う(=王位をねらう)」図《四》。 **うか‐される**【浮かされる】《自下一》 ●ある事に夢中になって落ち着かなくなる。「流行に―・れる」「もうけ話に―・れる」 ●熱が高くて意識が正常でなくなる。[コロ]「熱に―・れる」図うかさ・る《下二》。 **うか・す**【浮かす】《他五》 ●浮くようにする。「池にボートを―・す」 ●一部分を高くする。「花を―・して彫る」「腰を―・す」 ●余りがでるようにやりくりする。「出張旅費を―・す」=うかせる。図《四》。 **うがち‐すぎ**【穿ち過ぎ】 裏の事情を深読みしすぎること。 **う‐かつ**【迂闊】《名・形動》 ぼんやりしていて気がつかないこと。また、物事の事情をよく知らないこと。「―には言えない」「―にも気づかなかった」「―者」 **うが・つ**【穿つ】《他五》〔文〕 ●穴をあける。つきぬく。「雨垂れ石を―・つ」 ●はかまなどをはく。 ●物事のかくれてわかりにくい面を、たくみに言い当てる。「―・ったことを言う」文《四》。 **うか‐と**《副》 注意のたりないようす。うっかり(と)。うかうか(と)。「―一人の悪口は言えない」 **うか‐とうせん**【羽化登仙】 人間の体に羽が生えて、仙人となり天にのぼること。[参考]多く、酒に程よく酔ってうっとりとした気分にたとえる。 **うかぬ‐かお**【浮かぬ顔】《連語》 心配事のあるような顔つき。憂うつそうな表情。浮かない顔つき。 **うかば・れる**【浮かばれる】《連語》 《「浮かぶ」の未然形+可能の助動詞「れる」》 ●死者の霊がやすらかに成仏できる。「仏が―・れない」 ●苦しい境遇から救われる。面目がたつ。「中止になったのでは―・れない」 **うかび‐あが・る**【浮かび上がる】《自五》 ●〔水中・地面などにあったものが〕水面・空中へ上がってくる。「気球が―・る」 ●かくれていた物事が表面に現れ出る。うかびでる。「真相が―・る」 ●地位・生活などが、悪い状態からよい状態になる。「最下位から―・る」 **うか・ぶ**【浮かぶ】《自五》 ●〔水面・水中・空中などに〕しずまずにある。浮く。団しずむ。 ●表面に現れる。「ほほえみが―・ぶ」 ●〔考えや物のようすなどが〕意識の中に現れる。「構想が―・ぶ」文《四》。 **うかぶ‐せ**【浮かぶ瀬】 ●〔地位・生活などが〕よくなる機会。出世する機会。句「身を捨ててこそ―もあれ(=捨て身にならなければ苦境から逃れられない)」 ●心のやすまる時。報いられる時。類語立つ瀬。 **うか・べる**【浮かべる】《他下一》 ●〔水面・水中・空中などに〕浮くようにする。対しずめる。 ●表面に現す。「涙を―・べる」「汗を―・べる」 ●考えや物のようすなどを、意識の中にのぼらせる。思い出す。「師の教えを心に―・べる」図うか・ぶ《下二》。 **うか・る**【受かる】《自五》 〔試験に〕合格する。 **うかれ‐ちょうし**【浮かれ調子】 心がうきうきするような(三味線などの)調子。うかれ拍子。 **うかれ‐でる**【浮かれ出る】《自下一》 心がうきうきして、目的もなく外へ出る。「祭りに―・でた人々」 **うか・れる**【浮かれる】《自下一》 楽しくてじっとしていられない気持ちになる。「花見に―・れる」図うか・る《下二》。 **う‐がん**【右岸】 川の上流から下流に向かって、右側の岸。団左岸。 **ウ‐かんむり**【ウ冠】 漢字の部首「宀」の称。 **う‐き**【浮き】 ●浮くこと。「―沈み」 ●魚がかかったことを示す手がかりにするため、つり糸や網につけて水面にうかべる木片など。[表記]②は「浮子」とも書く。 ●「うきぶくろ」に同じ。 ●浮標{ふひょう}。ブイ。 **う‐き**【雨季・雨期】 一年のうちで、特に雨の多い季節・時期。対乾季。 **うき‐あがる**【浮き上がる】《自五》 ●水中にあった物が水面に上がる。「大水で大量のごみが―・る」 ●地面・土台などからはなれて空中に上がる。「柱が土台から―・る」 ●考え・幻想などが意識の中に現れてくる。「古い記憶が―・る」 ●形・輪郭などが現れる。「額に青筋が―・る」「霧の中から人影が―・る」 ●周りとの結びつきが弱くなる。「国民から―・った政治」 <123> **うき【浮き】●形・輪郭などが現れる。「額に青筋が―・る」「霧の中から人影が―・る」●周りとの結びつきが弱くなる。「国民から―・った政治」側をる沈んだりすること。●よくなったり悪くなったりすること。「―の激しい人生」同①②浮沈兮。類語盛衰。栄 **うき・あし【浮き足】**●つまさきだけが地についていること。また、そのような足どり。●今にもにげ出しそうな体勢。逃げ腰。 **うきあし・だ・つ【浮き足立つ】**《自五》落ち着いてられなくなる。逃げ腰になる。ま、剪前山 **うき・いし【浮き石】**●軽石ゞ。●不安定な状態で積み重なっている岩石。 **うき・うお【浮き魚】**も,イワシ・サンマなど海面に近い所にいる魚の総称。表層魚。因底魚だ。沈み魚。 **うきうき【浮き浮き】**《副・自サ》《副詞は「――と」しの形も)楽しくて、また、うれしくて落ち着かないようす。心がはずむようす。「お祭りでーする」類語 そわそわ。 **うき・おり【浮き織り】**布地の上に、横糸(または縦糸)をうかせて模様を織り出す・こと(織り方)。また、その織物。 **うき・がし【浮き貸し】**《名・他サ》〔銀行・会社などで〕不正な方法で金を(個人的に)他に貸し付けること」でティ」じみと【一弾】 **うき・ぎ【浮き木】**●川や海にういている木片。●いかこだ。ふね。 **うきぎ・の・かめ【浮き木の一の亀】**仏の教えにめぐりあうことの難しさのたとえ。転じて、めったに出あえないことのたとえ。 **うきーぐ【浮き具】**泳ぐとき、体がうきやすいように持つ道具。浮き袋・浮き板など。الجار **うき・くさ【浮き草・萍】**●ウキクサ科の多年草。葉と茎の区別がなく、平らな卵形で、長さ約五のものが三~四個ずつ集まり、裏面の中央から数本の細い根を水中に出す。水田・池・沼などの水面にうかんで生える。●水面にうかんで生える草の総称。●落ち着かない状態のたとえ。「―稼業」「―の暮らし」やさん **うき・ぐも【浮き雲】**〔ぽっかり〕空にうかんでいる雲。注意空いっぱいの雲については言わない。●将来どのようになるかわからない不安定な物事のたとえ。 **うきごし【浮き腰】**●力がはいらず不安定な腰。●〔その場をはなれたがって〕態度が落ち着かないこと。類語及び腰。逃げ腰。●柔道の技の一つ。相手の体を自分の腰にのせて投げる。さら **うき・しずみ【浮き沈み】**弘《名・自サ》浮いたり **うき・しま【浮き島】**●水面にうかんでいるように見える島。●〔沼や湖などで〕水草が密生して島のように見えるもの。「尾瀬の―」同12浮き州。 **うき‐す【浮き巣】**●水鳥が水上にうかべて作る巣。「鳩の―」●定まらない住居のたとえ。使いやすいです! **うき・だ・す【浮き出す】**《自五》●表面にういて現れる。「水面に油が―・す」●形・模様などがぬけ出たようにはっきり見える。「血管が―・す」同①②うきでる。 **うき・た・つ【浮き立つ】**《自五》●楽しくて、また、うれしくて心が落ち着かない。うきうきする。「勝利に―・つ」●まわりのものと区別されてはっきり見える。目立つ。「赤い花柄が―・つ」 **うき・でる【浮き出る】**《自下一》「うきだす」に同 **うき・ドック【浮きドック】**海上で船の修理などをするための構造をもったドック。 **うき‐な【浮き名】**(「憂き名(=悪い評判)」の意から)恋愛や情事のうわさ。1回「―を流す」類語艶 **うき‐に【浮き荷】**船体を軽くするため海に投棄されたり、荒波にさらわれたりして水面にただよう積み荷。 **うき・ね【浮き寝】**《名・自サ》●水面にうかんだまま水鳥がねること。●人が船の中でねること。●落ち着かない状態でねること。「―の旅」●〔遊女などの〕ひとときの添い寝。参者歌などで、「浮き」と「憂き(=つらいこと)」をかけて使うもる **うき・はし【浮き橋】**水上にいかだや舟をならべて、その上に板をかけた橋。船橋。 **うき・ぶくろ【浮き袋】**●人を水面に浮かせるための道具。ゴムやビニールで作り、中に空気をつめる。うき。●魚類の体内にあって、浮き沈みを調節する袋。ふえ。表記②は「浮き嚢」「鰾」とも書く。 **うきふし【憂き節】**〔雅〕つらく悲しいこと。じ。 **うきふね【浮き舟】**水上にうかぶ小舟。浮舟で。た。 **うき・ぼり【浮き彫り】**●彫刻で、金属・木などの平面上に像を浮き出させる彫り方。また、その作品。レリーフ。リリーフ。●ある物・物事をことさら目立つように表すこと。「世相を―にした小説」 **うき・み【憂き身】**つらく、苦労の多い身の上。 >―を寝・す《句》やせるほどの苦労もかえりみず、物事に熱中する。「道楽に―・す」】《今 **うき‐み【浮き実】**〔スープ・すまし汁など〕汁物にうかせて使う軽い食材。クルトン・ふ・のりなど。表記「浮き味」とも書く。 **うき・み【浮き身】**あおむけになって水面にうく泳ぎ方。 **うき・め【憂き目】**つらい体験。二○「敗北の一を見る」コロ「倒産の―にあう」 **うき‐よ【浮き世】**■《名》●はかない世の中。つらい事の多い世の中。参考仏教の考えから出た語。表記「愛き世」とも書く。類語火宅笑。●この世の中。世間。「―の辛酸をなめる」■《接頭》「当世風」「好色の」などの意。〔近世に多く使われた」「―寺」 **うきよ・の・かぜ【浮き世の風】**《連語》現世の空気。また、思うままにならない世間の風潮。 **うきよ・のきずな【浮き世の、絆】**김《連語》この世でわが身を束縛するもの。義理・人情や、妻子・係累など。 **うきよ・の・なさけ【浮き世の情け】**《連語》この世の人間同士の慈悲・恩愛。 **うきよ・の・なみ【浮き世の波】**《連語》この世の定めない浮き沈みや苦労。コロ「ーにもまれる」 **うきよ・の・ならい【浮き世の習い】**《連語》現世ではのがれられない事柄。この世の習慣。 **うきよ‐ばなれ【浮き世離れ】**《名・自サ》世間の常識や普通の生活から、かけはなれていること。「―した学そ者」汚い・じる安い? **うきよ・え【浮世絵】**江戸時代に菱川師宣命によって大成された風俗画。遊女や芝居などから題材をとっ **うきょく【迂曲・紆曲】**《名・自サ》〔文]●うねり曲がること。●回り遠いこと。遠回り。 **うきよ・ぞうし【浮世草子・浮世草紙】**江戸時代に上方でおこった小説。町人の生態や人情をえがく。代表的な作家は井原西鶴など。 **うき・わ【浮き輪】**輪になった浮き袋。 **う・く【浮く】**《自五》〔水面・水中・空中などに」とどまった状態で存在する。また、水中から水面に出る。地 <124> 面をはなれて空中にあがる。うかぶ。「死んだ魚が―・く」「空に―・いた雲」類語浮かす。浮かべる。浮き上がる。浮かび上がる。(新)浮上。浮揚。対しずむ。表面に現れる。「脂が顔に―・く」「さびが―・く」「静脈が―・く」●固定した基盤からゆるみはなれる。「前歯が―・く」「ねじが―・く」●周囲との結びつきが弱まる。孤立する。うきあがる。「彼はグループ内で―・いている」●心がうきうきする。「―・かない顔つき」軽薄である。また、遊び半分の男女関係がある。「―・いたうわさが流れる」●〔経費や時間などに〕余分が出る。「交通費が―・いた」文《四》。 **うぐ【迂愚】**《名・形動》〔文〕ぼんやりしていて、世事にうといこと。うかつでおろかなこと。 **うぐい【鍼・『石『斑『魚】**コイ科の淡水魚。産卵期には雌の腹部に赤い三本の線があらわれる。食用。あかはら。 **うぐいす【「鶯】**●ウグイス科の小鳥。羽はオリーブ色。早春、「ホーホケキョ」と鳴く。春告げ鳥。●声の美しい女性。●うぐいす色。 **うぐいす‐じょう【鶯嬢】**〔野球場などで〕場内放送をする女性アナウンサー。 **うぐいす‐ばり【鶯張り】**廊下などの床板の張り方の一つ。歩くと板と板をとめたかすがいがこすれあって、ウグイスの鳴き声に似た音が出る。 >――鳴かせたこともあ・る《句》今は年をとって容色がおとろえたが、かつては異性にもてはやされたものだ。〔ीく女性についていう〕 **うぐいす・いろ【「鶯色】**ウグイスの羽の色に似た色。緑に茶のまじった色。うぐいす茶。 **うぐいす・まめ【『鶯豆】**アオエンドウをやわらかく、●甘くにた食品。 **うぐいす・もち【鶯餅[餅]】**表面に青い豆粉をふりかけた餅菓子。古】 **ウクレレ**ハワイアン音楽などの演奏に使う、ギターに似た小形で四弦の弦楽器。指ではじいて音を出す。▽ukulele **うけ【受け】**●受ける・こと(もの)。「郵便―」●勝負事などで、守る立場になること。「―に回る」引き受けること。承諾。「―――の証文」●身元などを保証する・こと(人)。請け人。●評判。人気。「ーをねらう」「―がよい」表記は、ふつう「請け」と書く。 **う・け【有卦】**陰陽道まで、その人の干支によって吉事が七年間続くという年まわり。対無卦。 >―に入る《句》幸運にめぐまれて、よい事が続く。運が向く。「店が盛況で―・る」 **うけ【筌】**川魚をとる道具。細く割った竹を、底のない筒形に編み、入り口にじょうご形の返しをつけて、はいった魚を出られなくする。うぐえ。うえ。 **うけあい【請け合い】**●責任をもって引き受けること。「安―」確かだという保証。「もうかることーだ」 **うけ・あ・う【請け合う】**。《他五》●責任をもって引き受ける。「協力を―・う」●確かだと保証する。「品質を―・う」 **う・けい【右傾】**《名・自サ》●右にかたむくこと。●〔国粋主義・ファシズムなど〕極端に保守的な思想にかたむくこと。右翼化。①②左傾。 **うけいれ【受け入れ】**●受け入れること。●引き取ってむかえ入れること。「難民の―準備」「―を拒否するこる」 **うけ・い・れる【受け入れる・受け『容れる】**《他【下一》●受け取っておさめる。引き取ってむかえ入れる。「異文化を―・れる」「被災者を―・れる」●人の意見・要求などを聞き入れる。承知する。「提案を―・れる」 **うけ・うり【受け売り・請け売り】**《名・他サ》《製造元や問屋から商品を買って他へ売る意から)他人の意見などを自分の意見のように言うこと。竹出オル **うけ・おい【請負】**うけおうこと。特に、土木・建築などをうけおうこと。表記送りがなをつけない。 **うけおい‐し【請負師】**土木・建築工事などの請負を職業とする人。 **うけおい‐にん【請負人】**うけおった仕事をする義務を負う人。 **うけ・お・う【請け負う】**《他五》引き受ける。特に、完成したら一定の報酬をもらう約束で、仕事を引き受ける。「建築を―・う」注意「受け負う」は誤り。 **うけが・う【『肯う・『首『肯う・『諾う】**《他五》少けーツ〔文]うべなう。図《四》。 **うけ‐ぐち【受け口】**●物を受け入れる口。下唇が上唇より少し前につき出ている口。うけくち。 **うけ・ごし【受け腰】**●物を受けとるときの、腰を引いた姿勢。●受け身の構え。受動的な態度。 **うけ・こたえ【受け答え】**《名・自サ》きかれたこと、言われたことに対して答えること。応答。 **うけ・ざら【受け皿】**●物を受け入れる皿。特に、カップやグラスなどの下に置いて、落ちる滴しょを受ける皿。●ある人・物・物事などを受け入れる態勢や制度。「苦情の―がない」「不合格者の―を準備する」 **うけ‐しょ【請け書】**承知した旨を書き記して差し出す文書。請け文ぶ。請け書き。 **うけ・そん・じる【受け損じる】**《他上一》受けるのに失敗する。受けそこなう。受け損ずる。「高く上がったボールを―・じる」 **うけ・だ・す【請け出す】**《他五》●〔質入れしたものなどを〕金銭をはらって引き取る。●身請けする。「遊女を―・す」 **うけ・だち【受け〈太刀〉】**●剣術で、切りつけられた太刀を受けとめる太刀(の使い方)。●〔論争などで〕相手が攻勢に出たため、押されがちになること。 **うけたまわ・る【承る】**《他五》《「受け賜る」の意)●「聞く」の謙譲語。〔相手の話・意見などを〕つつしんで聞く。拝聴する。「御意見を―・る」●「受ける」「引き受ける」の謙譲語。つつしんで・受ける(引き受ける)。「ご注文を―・りました」●「承諾する」の謙譲語。つつしんで承知する。「たしかにー・りました」●「伝え聞く」の謙譲語。「―・ればますます御繁栄の様子」二 **うけ・つ・ぐ【受け継ぐ】**《他五》引き受けて続けていく。受け取って守っていく。「皇位を―・ぐ」「伝統を―・ぐ」類語 (5) 継承。承継。踏襲。水面がとうと **うけつけ【受け付け】**●受け付けること。受理。「願書の―は十日まで」●外来者をとりつぐ場所・係人。表記②は「受付」と書く。 **うけ・つ・ける【受け付ける】**《他下一》●申し込み・文書などを、処理するために受け取る。●人の要求・意見などを認める反応を示す。聞き入れる。「だれの忠告も―・けない」●病人の体が薬・飲食物などを胃におさめる。「水一滴すら―・けない」参考2は、多く否定の形で使う。 <125> **うけて‐た・つ**【受けて立つ】《連語》 挑戦を受けて、それに堂々と応じる。 **うけ‐と・める**【受け止める】《他下一》 ●来るものを受けて、動きをとめる。「ボールを―・める」 ●他からの作用などを引き受けて、とどめる。「事実を厳粛に―・める」 ●攻撃や要求をくいとめる。防ぎとめる。 **うけ‐とり**【受け取り】 ●受け取ること。 ●受け取ったことを証明する書きつけ。領収書。受領書。[表記]②は「受取」と書く。 **うけとり‐にん**【受取人】 ●郵便物を受け取る人。団差出人。 ●書類・物件などを受け取る人。 ●振り出された手形・小切手の交付を受けるべき人。 **うけ‐と・る**【受け取る】《他五》 ●手にとっておさめる。「手紙を―・る」 ●もらう。「贈り物を―・る」「金品を―・る」類語(2)受領。領収。[謙譲](2)拝受。 ●なっとくする。もっともだと思う。「その話は―・りがたい」 ●ある意味に解釈する。「架空の話と―・る」 **うけ‐なが・す**【受け流す】《他五》 ●切りこんできた刀を軽く受けて、わきへかわす。 ●まともに相手にならず、適当にあしらう。句「柳に風と―・す」 **うけ‐にん**【請け人】 ある人の身元などを引き受ける人。保証人。うけ。「―を立てる」 **うけ‐はん**【請け判】 保証するしるしに押す印。保証人として押す印。 **うけ‐み**【受け身】 ●他からの攻撃や働きかけを受けて、それを防ぐ立場。「―にまわる」 ●〔柔道で〕相手に投げられた時にけがをしないようにたおれる方法。[コロ]「―をとる」 ●〔文法で〕主体となるものが他から動作を受ける意を示す表し方。文語では、動詞に助動詞「る」「らる」などを、口語では「れる」「られる」をつけて表す。受動態。 **うけみ‐けい**【受け身形】 受動態の形。 **うけ‐もち**【受け持ち】 ●受け持つこと。また、受け持つ仕事・人・場所。類語担当。分担。 ●〔特に学校で〕一クラスをまとめる教員。担任。 **うけ‐も・つ**【受け持つ】《他五》 〔一定の範囲の物事を〕自分の仕事として引き受けてあつかう。担当する。「年少組を―・つ」 **うけ‐もど・す**【請け戻す】《他五》 質や抵当に入れた物を、代価をはらって取り返す。請け出す。 **うけ‐わたし**【受け渡し】《名・他サ》 ●一つの物・物事を一方の人がわたし、他方の人が受けとること。やりとり。「荷物の―を行う」 ●代金とひきかえに商品をわたすこと。「商品―所」 **う‐げん**【右舷】 船のへさきに向かって、右側のふなばた。対左舷。 **う‐ご**【羽後】 旧国名の一つ。今の秋田県の大部分と山形県の北部。 **う‐ご**【雨後】〔文〕 雨の降ったすぐ後。雨あがり。 **うごのたけのこ**【雨後の筍】《句》 《雨がふったあと、タケノコが次々に出る意から》同じような物事が、次から次へとたくさん出てくることのたとえ。 **う‐ごう**【烏合】〔文〕 (カラスの集まりの意から)人々が、規律も統一もなく集まること。 **うごうのしゅう**【烏合の衆】 規律も統一もなく寄せ集められた多くの人々。 **うごか・す**【動かす】《他五》 ●ものの位置・地位を変える。「車を―・す」「三人を商品開発部に―・す」 ●ゆすぶる。ゆする。「風が花を―・す」 ●物事や心の状態をかえる。「表情を―・す」「―・しがたい(=否定できない)事実」「名演奏に心を―・される」 ●行動や働きをさせる。作動させる。「機械を―・す」 ●もうけるために使う。運用する。活用する。「資金を―・す」図《四》。 **うこ‐ぎ**【五加】 ウコギ科の落葉低木。幹にするどいとげがある。若芽は食用。根の皮をほしたものは「五加皮」と呼ばれ強壮薬にする。 **うごき**【動き】 ●動くこと。動いている・ようす(傾向)。「ピストンの―」 ●移り変わり。動向。「時勢の―」 **うごきがとれない**【動きが取れない】《句》 制約があって自由にふるまえいない。物事が思うようにできない。「仕事が重なって―・な」 **うご・く**【動く】《自五》 ●あるものの位置・地位が変わる。「群れが―・く」「そこを―・くな」 ●〔固定したものが前後・左右・上下などに〕局部的に位置を変える。揺れる。「振り子が―・く」「麦の穂が波のように―・く」 ●物事や心の状態が移り変わる。「気持ちが―・く」 ●行動や働きをする。活動する。作動する。「資金が―・く」「エンジンが―・く」「警察が―・く」文《四》。 **うこ‐さべん**【右顧左眄】《名・自サ》 《「眄」は流し目で横を見ること。右を見たり左を見たりする意から》周囲の情勢をうかがってばかりいて決断をためらうこと。左顧右眄{さこうべん}。 **うご‐めか・す**【蠢かす】《他五》 たえまなくこまかく動かす。「小鼻を―・す」 **うご‐め・く**【蠢く】《自五》 〔イモムシなどが動くように〕全体がたえまなくこまかく動く。もぞもぞ動く。蠢動する。「ミミズが―・く」「闇に―・く黒い影」 **う‐こん**【右近】 「右近衛府{うこんえふ}」の略。平安時代、左近衛府とともに、宮中の警護や行幸の随行をつとめた。 **う‐こん**【鬱金】 ショウガ科の多年草。 <126> こん―うじゃけ **うこんのたち【―の橘】** 紫宸殿{ししんでん}の正面階段のわき、殿舎から見て右側に植えてあるタチバナ。因左近の桜。 **う‐こん【『鬱金】** ●ショウガ科の多年草。太い根茎は黄色染料やカレー粉の原料になる。また、健胃剤・肝臓薬ともなる。●うこん①の根茎を乾燥させた黄色の染料。また、うこん色。濃い黄色。 **うさ【憂さ】** 思いどおりにならない不快な気持ち。くさくさする気持ち。[例]「心の―を晴らす」 **うざい**《形》「うざったい」の略。 **うさぎ【「兎】** ウサギ科の動物の総称。耳が長く、後ろあしが発達し、よくはねる。肉は食用。毛皮は衣料用。[参考]「一匹…」「一羽…」と数える。 **うさぎ・うま【「兎馬】** 「ロバ」の別称。 **うさぎ・とび【兎跳び】** ●両ひざを折り腰を下げた姿勢で、とぶこと。足腰をきたえる方法の一つ。●マット運動で、ウサギのように両手を前方についてとぶ進み方。 **うざった・い**《形》[俗]うっとうしい。わずらわしい。 **うさ・ばらし【憂さ晴らし】**《名・自サ》うさを忘れること。また、その手段。[類]気散じ。気晴らし。 **うさん【「胡散】**《形動》見た感じが疑わしいようす。あやしいようす。「―な奴」[類]胡乱。不審。 **うさん‐くさ・い【胡散臭い】**《形》見た感じがあやしくて、気がゆるせないようすだ。疑わしい。「―・い男」 **うし【丑】** ●十二支の二番目。 ●昔の方角の名。北北東。 ●昔の時刻の名。今の午前二時。または、午前一時から午前三時までの間。うしの時。うしの刻。 ●昔の年・月・日にあてた呼び名。「土用の一の日」 **うし【大人】** [文]学者の尊称。特に、江戸時代以降、国学者が自分の先生をさしていう。「県居{あがたい}の―(=賀茂真淵)」 **うし【牛】** ウシ科の動物。がっしりした体で、力が強く、ひづめは二つに分かれる。食べた物を反芻{はんすう}する。役用・乳用・肉用などに飼われる。 **――に引かれて善光寺参り**《句》他人からさそわれて知らぬまに良い方へ導かれることのたとえ。また、本心からはじめたことではないのに、知らず知らずその事に熱心になることのたとえ。不信心な老婆が、牛が布を角にかけて去ったのを追いかけて、知らぬまに善光寺に着き、信心をおこしたという説話から。 **――の歩み**《句》物事の進み方がおそいことのたとえ。牛歩。 **――の延{えん}だ**《句》物事が細く長々と続くことのたとえ。 **――は牛連れ馬は馬連れ**《句》同類のものは集まりやすいことのたとえ。馬は馬連れ。 **――を馬に乗り換・える**《句》自分の都合のいいほうに切りかえることのたとえ。対馬を牛に乗り換える。 **うし【齲歯】** (「くし」の慣用読み)むしば。 **うじ【氏】** 《名》●家系を表す名称。姓。苗字{うじ}。●家柄。氏族。●漢字の部首「氏」の称。 《接尾》他人の姓(名)の下につける敬称。現在では「氏」と言う。〔古風な呼び方〕「林―」 **――より育ち**《句》家柄などより、環境や教育の力がその人間の品位をつくりあげるということ。 **うじ【蛆】** ハエ・ハチなどの幼虫。脚がなく、筒形で色は白っぽい。うじむし。また、特に、ハエの幼虫のこと。[句]「男やもめに―がわく」 **うじうじ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)気おくれしてためらうようす。[類]ぐずぐず。もじもじ。 **うしお【『潮・汐】** ●[文]海の水が定期的に大きくみちひきすること。また、その海の水。潮。●「うしお汁」の略。「うしお煮」の略。 **うしおい【牛追い】** 荷物をつけた牛を追って歩かせ、荷物を運搬する職業(の人)。 **うしお‐じる【『潮汁】** 魚や貝を水でにて、塩で味つけをしたすましじる。 **うしお・に【『潮煮】** 白身の魚を骨つきのまま切り、塩で味つけをしてあっさりとにたもの。 **うし・かい【牛飼い】** ●牛を飼う人。[類]牧夫。牧童。●〔古〕牛車の牛をあつかう人。 **うし‐がえる【牛蛙】** アカガエル科のカエル。大正時代にアメリカから輸入された。牛がうなるような鳴き声を出す。食用ガエル。 **うじ・がみ【氏神】** ●一門一族の祖先として祭る神。●村や町などの一定の地域を守護する神。産土{うぶすな}神。鎮守。「―の祭り」 **うじ‐こ【氏子】** ●氏神の子孫。●産土神の守護する土地に(生まれ)住む人。「―総代」 **うじ すじょう【氏素姓】** 家柄。家筋。 **うじ・でら【氏寺】** (おもに奈良時代の)貴族が、祖先の鎮魂と一族の繁栄をいのるために建てた寺。[参考]藤原氏の興福寺などが名高い。 **うし・とら【丑、寅・艮】** 昔の方角の名。北東。[参考]鬼門に当たるとして、この方向に向かって物事を行うことをさけた。 **うしな・う【失う・『喪う】**《他五》●〔持っていたものを〕なくす。「全財産を―・う」[句]「色を―・う(=顔色が青ざめる)」[句]「自分を―・う(=常態をなくす)」[コロ]「気を―・う(=失神する)」●わからなくなる。[句]「方角を―・う(=まよう)」[コロ]「逃げ場を―・う」●機会などをとりにがす。「好機を―・う」●死なせる。亡くす。「祖父を―・う」[文]《四》。 **うしのした【牛の舌】** ウシノシタ科の海魚の総称。体は平たく牛の舌のような形で、左側に両眼がある。海底のどろの中にすむ。食用。したびらめ。 **うしのとき【丑の時】** →うし(丑)③。**―まいり【一参り】** 毎夜うしの時に神社に参って、うらむ相手をかたどったわら人形を五寸釘で木にうちつけてのろうこと。七日めの満願の日に目ざす相手は死ぬと信じられた。うしの刻参り。うしの時詣で。 **うしのひ【丑の日】** 干支の丑{うし}に当たる日。[参考]夏の土用の丑の日には、暑さにまけないようにウナギを食べる習慣がある。 **うしへん【牛偏】** 漢字の部首「牛」の称。 **うしみつ【丑三つ】** 昔の時刻の一つ。丑{うし}の刻を四つに分けて、その三番目に当たる時刻。今の午前二時から二時半までの間。転じて、真夜中。[句]「草木も眠るーどき」[表記]「丑満」とも当てる。[参考]巻末「時刻・方位・干支」 **うじ・むし【蛆虫】** ●うじ。●つまらない人間。下品な人間。〔ののしって言う語〕 **うじゃうじゃ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●〔小さい虫などが〕たくさん集まって(動いて)いるようす。うようよ。「ミミズが―いる」●小さい声でくどくどと言うようす。 **うじゃ・ける**《自下一》〔俗〕●熟したり、うんだりして形がくずれる。ただれたようになる。「できものが―・ける」●態度・身なりなどが、だらしなくくずれる。 <127> うしゅう―うすぎた **う・しゅう【羽州】** 「出羽の国」「羽前・羽後の国」の唐風の呼び名。 **うしょう【鵜匠】** 川で魚をとるために鵜{う}を飼いならし、操る人。鵜飼い。うじょう。[類]うかい。 **うーじょう【有情】** ●〔仏〕〔感情をもたない木・石などに対して〕感情をもつ生きもの。人間・鳥・けもの・虫など。[対]非情。●人間の感情・心がわかる・こと(もの)。[対]無情。[例]「―に感ず」 **うしろ【後ろ】** ●物の・正面(前面)と反対の方。背後。[対]前。●背中。「―のボタンを留める」●縦に並んでいるもののうち、他の背中に向かっているもの。「一番―の人」[対]前。●物にへだてられて見えない所。かげ。「木の―にかくれる」●和服の、背の縫い目から脇の縫い目までの幅。[対]前幅。 **うしろ・まえ【後ろ前】** 〔衣服などを着たとき〕後ろと前とが反対になること。前後ろ。[類]裏表。 **うしろ・み【後ろ見】** ●「うしろだて」に同じ。●幼い人や法律上能力のない人などを、親にかわって世話し、助ける・こと(人)。後見{こうけん}。後見人。 **うしろ‐み【後ろ身】** 後ろ身頃。 **うしろ‐みごろ【後ろ身頃・後ろ『御』頃】** 衣服の背面の、襟・袖を除いた部分。後ろ身。[対]前身頃。 **うしろ・むき【後ろ向き】** ●〔相手に〕背中を向けていること。●〔思想・行動などが〕時代の流れ、時代の進むべき方向に対して逆の方へ向いていること。消極的なこと。「―の考え方」[対]②前向き。 **――を見・せる**《句》相手に背を向けてにげる。また、気おくれして相手からにげ出す。相手に弱みを見せる。 **うしろ・あし【後ろ足】** 動物の後ろの足。あとあし。[対]前足。 **うしろ・かげ【後ろ影】** 「後ろ姿」に同じ。 **うしろ・がみ【後ろ髪】** 頭の後ろのほうに生えている毛。[対]前髪。 **――を引か・れる**《句》〔髪を後ろに引っぱられるようで〕思い切れず心残りがする。未練が残る。[例]「故郷に―思い」 **うしろ・きず【後ろ傷】** にげるとき、背中に受けた傷。[参考]武士にとって恥とされた。[対]向こう傷。 **うしろ・くび【後ろ首・後ろ『頸】** 首の後ろの方。 **うしろ・ぐらい【後ろ暗い】**《形》〔他からとがめだてを受けるような〕やましい点があるようすだ。[類]後ろめたい。 **うしろ・ざま【後ろ様】** [文]後ろのほう(へ向くようす)。「―に蹴る」 **うしろ・すがた【後ろ姿】** 後ろから見た姿。後ろ影。 **うしろ・だて【後ろ盾・後ろ楯】** (戦いなどで後方を防ぐものの意)かげで力をかすこと。また、その・もの(人)。うしろ見。 **うしろで【後ろ手】** ●後ろの方。後方。●片手または両手を後ろに回すこと。「―にしばる」 **うしろ・はちまき【後ろ鉢巻き】** 鉢巻きを後頭部で結ぶこと。また、その姿。[対]向こう鉢巻き。 **うしろ・はば【後ろ幅】** 和服の、背の縫い目から脇の縫い目までの幅。 **うしろ‐めた・い【後ろめたい】**《形》自分の行動を反省して恥じる点があるようすだ。「―・い思い」[類]後ろ暗い。やましい。 >類義語の使い分け >[類義語の使い分け うしろめたい・やましい] [うしろめたい・やましい]天地神明に誓ってうしろめたい(やましい)ことなど何一つしていない [うしろめたい]彼に対してうしろめたい気持ちになる [やましい]調べられてもやましい点はないから平気だ **うしろゆび【後ろ指】** 後ろから指をさすこと。 **――を指さ・れる**《句》(他人に後ろから指をさされる意から)かげで他人から非難される。かげ口を言われる。 **うしん【有心】** (理解力・思慮のある意から)●中世の歌論で、叙情性の深くこもった美。●優雅を旨とする純正の連歌。有心連歌。●〔狂歌を「無心」というのに対して〕和歌。 **うす【薄】** 《接頭》●「厚さが少ない」の意。「―紙」●「程度が少ない」「あわい」の意。「―情け」「―味」●「なんとなく」「どことなく」の意。「―気味悪い」 《接尾》「…が少ない」「あまり…が無い」の意。「望み―」「品―」 **うす【臼】** ●円筒形の石・木などをえぐり、きねでその中の穀物をくだいたり、餅をついたりする道具。●ひき臼。●漢字の部首「臼」の称。 **うず【渦】** ●らせんのような形に回る水流。●うずのに形や感じが似たもの。●物事がはげしく動いて混乱している状態。「興奮の―」=うずまき。 **うす・あかり【薄明かり】** ●ほのかな光。●日の出前や日の入り後の空がかすかに明るいこと。薄明。 **うす・あかる・い【薄明るい】**《形》ほのかに明るいようすだ。 **うす・あきない【薄商い】** 売買があまり行われないこと。また、取引総額が少額であること。[対]大商い。 **うす・あじ【薄味】** あっさりした味つけ。 **う・すい【雨水】** [文]●雨水{あまみず}。天水。●二十四節気の一つ。太陽暦の二月十八、一九日ごろに当たる。[参考]雨水がぬるみ草木の芽が萌え始めるころの意。 **うす・い【薄い】**《形》●厚さがわずかである。「―・い紙」[対]厚い。●物の濃度・密度が少ないようすだ。「塩で―・く味をつける」「高山は空気が―・い」「髪の毛が―・い」[対]濃い。●物事の程度が少ないようすだ。「利が―・い(=もうからない)」「政治への関心が―・い」「なじみの―・い土地」●弱い。とぼしい。「印象が―・い」「影がーい(=目立たない)」[文]うす・し《ク》。 **うすいた【薄板】** 板状で厚みのないもの。[対]厚板。 **うすうす【薄薄】**《副》はっきりではないが、いくらか分かっているようす。おぼろげに。「―知っていた」 **うず・うず**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)心がはやるようす。「試合に出たくて―する」[類]むずむず。 **うす・がみ【薄紙】** うすい紙。[対]厚紙。 **――を剥ぐよう**《句》悪い状態や病気が少しずつよくなることのたとえ。「―に快方に向かう」 **うす・かわ【薄皮】** ●物の表面をおおううすい皮(のようなもの)。また、膜。「栗のー」[類]甘皮。渋皮。●皮のうすいまんじゅう。 **――の剝{む}けた**《句》肌の色が白くきめの細かい、粋な女性の形容。「―女」[参考]「渋皮のむけた」ともいう。 **うすぎ【薄着】**《名・自サ》〔寒い季節でも〕着物を少ししか重ねて着ないこと。[対]厚着。 **うす・ぎたな・い【薄汚い】**《形》なんとなくきたない。どことなくよごれているような感じである。[類]小汚い。 <128> **うす・きみわる・い【薄気味悪い】**《形》なんとなく気味が悪いようすだ。不気味である。 **うす・ぎり【薄切り】** うすく切ること。また、うすく切ったもの。〔多く、食べ物などについていう〕「大根のー」 **うす‐ぎり【薄霧】** うすくかかった霧。 **うず・く【疼く】**《自五》ずきずき重苦しく痛む。「傷口が―・く」「失恋して心が―・く」[文]《四》。 **うすくち【薄口】** 〔醤油や料理の〕色や味がうすい・こと(もの)。[表記]「淡口」とも書く。[対]濃口。●ちゃわん・ちょこなどの薄手に作ったもの。 **うずくま・る【『蹲る・踞る】**《自五》ひざを曲げて腰をおとし、体を丸く小さくする。〔動物などにも言う〕[参考]歴史的かなづかい「うづくまる」は室町時代以降行われた。[文]《四》。 **うす‐ぐも【薄雲】** ●うすくたなびいた雲。●「巻層雲」に同じ。 **うす・ぐもり【薄曇り】** 空いっぱいにうすい雲がかかって、くもっている・こと(天気)。[類]高曇り。 **うす‐ぐら・い【薄暗い】**《形》光がわずかで、少し暗いようすだ。ほのぐらい。「―・い部屋」 **うす・げしょう【薄化粧】**《名・自サ》●目立たないようなうすい化粧(をすること)。[対]厚化粧。●雪で山が少し白くなること。 **うすごおり【薄氷】** うすくはった氷。薄氷{はくひょう}。 **うすじ【薄地】** 布などで、比較的厚さがうすい・こと(もの)。「―のウール」[対]厚地。 **うす‐じお【薄塩】** ●〔ふつうより〕料理の塩加減が少ないこと。甘塩{あまじお}。●料理に使う肉や野菜に少し塩をかけておくこと。「―で一晩おく」 **うすずみ【薄墨】** ●「薄墨色」の略。うすい墨色。●「薄墨紙」の略。うすい灰色をした紙。 **ウスター・ソース** 日本でふつうソースと呼んでいる、西洋料理の調味料。英国のウースター地方で作られたことから。▽Worcester sauce **うず・たか・い【『堆い】**《形》もりあがって高いようすだ。厚く積もっている。「落ち葉が―・く積もる」 **うす‐ちゃ【薄茶】** ●抹茶のたて方の一つ。一定量の湯に対して抹茶の量を少なくしたもの。お薄{うす}。●うすい茶色。薄茶色。[対]①②濃茶。 **うす・づ・く【臼『搗く・春く】**《他五》●臼に物を入れて杵でつく。●〔文〕夕日が山の端や地平線・水平線にかくれようとする。[表記]②は「春く」と書く。 **うすっぺら【薄っぺら】**《形動》●ぺらぺらするほどうすいようす。●行動や考え方に内容がなく、深みのないようす。軽薄。浅薄。「―な人」 **うす‐で【薄手】** 《名・形動》〔紙・陶器・織物などの〕厚みが少ない・こと(もの)。「―の茶碗」[対]厚手。●浅い傷。軽傷。浅手{あさで}。[例]「―を負う」[対]深手。 《形動》軽々しく安っぽいようす。「――な造りの家」 **うすのろ【薄『鈍】**《名・形動》動作や反応がおそい・こと(人)。 **うす・ば【薄刃】** 〔同種の刃物の中で〕刃のうすいもの。特に、刃のうすい包丁。 **うす‐ばか【薄馬鹿】**《名・形動》少しばかな・こと(人)。 **うすば‐かげろう【薄羽『蜉蝣・薄羽蜻蛉】** ウスバカゲロウ科の昆虫。体は細長く、はねはうすくやわらかい。夕方から飛び回る。幼虫を「ありじごく」という。 **うす‐び【薄日】** 弱い日ざし。[例]「雲間から―がさす」 **うすべり【薄『縁】** ふちをつけたござ。 **うずまき【渦巻き】** ●らせんのような形に回る水流。うず。●うずをまいた形。また、それに形や感じの似たもの。「指紋のー」「デモの―」**―ぎんが【―銀河】** 〔天〕銀河の形状による分類の一つ。渦巻き状の腕がある銀河。記号S。銀河系やアンドロメダ銀河はその代表的なもの。渦状銀河。 **うず・しお【渦潮】** うずをまいて流れている海水。 **うず・ま・く【渦巻く】**《自五》●水流がらせんのような形に回る。「濁流が―・く」●うずに似た形になってはげしく回る。「デモの隊列が―・く」●感情などがはげしく動く。「愛憎が―・く」「不満の声が―・く」 **うすま・る【薄まる】**《自五》〔色・味・濃度などが〕うすくなる。「氷がとけてジュースが―・る」[文]《四》。 **うずま・る【『埋まる】**《自五》●多量の物におおわれて、すっかりかくれる。うずもれる。「車が雪に―・る」●〔たくさんの人や物で〕その場所がすっかりおおわれる。「球場は観客で―・った」同②うまる。[文]《四》。 **うずみ・び【『埋み火】** 〔早く燃えてしまわないように〕灰の中にうずめた炭火やたどんの火。[類]いけ炭。 **うす‐め【薄め】**《名・形動》〔色・味などが〕ふつうよりも少しうすいこと。[対]濃いめ。●厚さがふつうより少しうすいこと。「肉を―に切る」[対]厚め。[参考]「め」は接尾語。 **うす‐め【薄目】** 目を細くあけること。また、少しあけた目。ほそめ。「―をあけて見る」 **うす・める【薄める】**《他下一》〔色・味・濃度などを〕うすくする。「水で―・める」[文]うす・む《下二》。 **うず・める【『埋める】**《他下一》●多量の物でおおいかくす。「棺を菊の花で―・める」●他の物の中に入れて、外から見えなくする。特に、土の中へ入れる。「あごをえりに―・める」[句]「骨を―・める」●たくさんの人や物でその場所をいっぱいにする。「群衆が会場を―・める」=埋める。[文]うづ・む《下二》。 **うす・もの【薄物】** 〔紗{しゃ}・絽{ろ}などのように〕うすく織った織物。また、それで作った着物。 **うす・もや【薄『靄】** うすくかかったもや。[例]「山影がーに包まれる」 **うずも・れる【『埋もれる】**《自下一》●多くの物の下にかくれる。「雪に―・れた家」「本に―・れた暮らし」●すぐれた才能・価値などが、世に知られないでいる。「―・れた人材」同①②うもれる。[文]うづも・る《下二》。 **うす・やき【薄焼き】** 卵焼き・せんべいなどでうすく焼いたもの。[対]厚焼き。 **うす・ゆき【薄雪】** うすく降り積もった雪。 **うす‐よう【薄様】** ●「薄様紙」の略。薄手の鳥の子紙。[表記]「薄葉」とも書く。[対]厚様。●上から下へうすくなるようにぼかして染めた色。 **うす・よご・れる【薄汚れる】**《自下一》どことなくよごれる。うすぎたなくなる。 **うすら【薄ら】**《接頭》●「厚さが少ない」の意。「―氷」●「程度が少ない」「あわい」「ほのかな」「かすかな」などの意。「―明かり」「―笑い」「―寒い」 <129> **うずら【鶉】** キジ科の鳥。羽の色は茶色で、黒・白のまだらがある。肉・卵とも食用。 **うすら・ぐ【薄らぐ】**《自五》うすくなる。次第に少なくなる。うすれる。「寒さが―・ぐ」「危険が―・ぐ」[注意]色・味などの場合には使わない。[文]《四》。 **うすら・さむ・い【薄ら寒い】**《形》なんとなく寒い感じだ。うそ寒い。「日がかげって―・くなった」[類]はだ寒い。 **うすら・ひ【薄ら氷】** [雅]うすくはった氷。うすらい。 **うすらび【薄ら日・薄ら『陽】** [雅]うすぐもりの空からさす太陽のにぶい光。うすび。 **うずらふ【鶉『斑】** ウズラの羽の色に似た、茶色に黒・白のまだらのある模様。 **うずら・まめ【「鶉豆】** マメ科の一年草のインゲンマメの一種。食用。煮豆などにする。[参考]種子は白地に赤い斑点があり、ウズラの卵に似る。 **うすら・わらい【薄ら笑い】**《名・自サ》→うすわらい **うす・れる【薄れる】**《自下一》うすくなる。少なくなる。うすらぐ。「記憶が―・れる」[文]うす・る《下二》。 **うす・わらい【薄笑い】**《名・自サ】声を出さずかすかに笑うこと。また、その表情。うすら笑い。[参考]相手をばかにしたような感じを与える。 **う・せい【雨声】** [文]雨の降る音。雨音。 **うせい【迂生】**《代名》[文]《「おろかな私」の意》自分を謙遜して言う語。[参考]男性が手紙文などで使う。 **う・せつ【右折】**《名・自サ》〔自動車などが〕右へ曲がること。「―禁止」[対]左折。 **うせ・もの【『失せ物】** なくなった品物。紛失物。〔古風な言い方〕[類]遺失物。 **う・せる【『失せる】**《自下一》●見えなくなる。なくなる。「夢も希望も―・せた」●死ぬ。〔古風な言い方〕「主の―・せた家」●行く。去る。〔粗野な言い方〕「とっととー・せろ(=行ってしまえ)」[文]う・す《下二》。 **うぜん【羽前】** 旧国名の一つ。今の山形県の大部分。 **うそ**《接頭》(「薄ら」のなまり)「なんとなく」「少し」の意。「―寒い」 **うそ【嘘】** ●事実でないこと。また、人をだますために事実と違うことを言うこと。また、そのことば。偽り。[コロ]「ーをつく(=うそを言う)」[類]虚言。ほら。●間違っていること。誤り。「―の字」[類]虚偽。●〈「…するのはーだ」の形で〉…するのは適当でない。「こんな時に働くのは―だ」●〈「…しなければーだ」の形で〉当然…すべきだ。「今、動かなければーだ」●〈「…のよう(に)」「…みたい」の形で〉信じられないという気持ちにさせられること。「今までの悩みがーみたいにふきとぶ」「痛みが―のように消えた」 **――から出た実{まこと}**《句》うそで言ったことが偶然に事実となること。また、なにげなく言ったことばが、いつしか実現してしまうこと。[類]瓢箪{ひょうたん}から駒。 **――で固・める**《句》うそばかりで話を作る。「―・めた論文」 **――も方便**《句》(うそは悪いことであるが)目的をとげるための手段として、時にはうそをつくことも必要だ。 **うそ【『獺】** 「カワウソ」の別称。 **うそ【『鷽】** アトリ科の小鳥。体は青灰色。雄のほおは淡紅色。口笛のような声で鳴く。うそどり。 **うそうそ**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)落ち着かないようす。そわそわ。「――と歩き回る」 **うぞう‐むぞう【有象無象】** 〔仏〕●宇宙にある有形無形のすべての物。森羅万象。●たくさんの、つまらない・人(もの)。平凡で種々雑多な・人(もの)。 **うそ‐かえ【「鷽替え】** 一月七日の夜、太宰府天満宮で行われる、開運・除災招福を願う神事。明かりを消した境内で、参拝者同士が木製の鷽{うそ}を交換し合う。[参考]東京亀戸・大阪などにも似た行事がある。 **うそ・さむ・い【うそ寒い】**《形》なんとなく寒い感じだ。うすら寒い。 **うそ‐じ【『嘘字】** 誤字。「―の多い手紙」 **うそつき【嘘『吐き】** うそを言う・こと(人)。特に、いつもよくうそを言う人。[類]千三つ。 **うそつぱち【嘘っぱち】** [俗]「うそ」を強めた言い方。まったくのうそ。[表記]「嘘っ八」とも当てる。 **うそ・の・かわ【嘘の皮】** [俗]うそを包みかくした事柄。[例]「ーがはがされる」 **うそ・はっぴゃく【嘘八百】** やたらにうそを言うこと。[コロ]「―を並べる」[参考]「八百」は「数が多い」の意。 **うそぶ・く【嘯く】**《自五》●[文]《口をすぼめて強く息や声を出す意から》ほえる。また、ほえるような大きな声や音を出す。「月に―・く虎」●とぼけて知らないふりをする。「自分は無関係だと―・く」[参考]「そらうそぶく」の転。●大げさなことを言う。豪語する。「一升飲めると―・く」●[文]〔詩歌などを〕口ずさむ。吟じる。「都の花に―・けば…〈沢村専太郎・紅もゆる丘の花〉」[文]《四》。[表記]「嘘吹く」は誤り。 **うた【歌・唄】** ●ことばに節をつけ、声に出して歌うもの。●和歌。短歌。「―を詠{よ}む」[表記]②は「歌」と書く。 **――は世につれ世は歌につれ**《句》流行歌は世相から生まれ、世相は流行歌に引きずられる。 >使い分け「うた」 >歌〔節をつけて声をだす、うた。和歌〕校歌を歌う・美しい歌声・女流歌人 >唄〔言葉に節をつけたもの〕小唄の師匠・長唄を習う・馬子唄が聞こえる >[参考]言葉に節を付けて唱えるもの全般が「歌」である。中でも邦楽については特に「唄」を用いる。 **うた・あわせ【歌合わせ】** 歌人が左右二組みに分かれ、同じ題でよんだ和歌を一首ずつ出して組み合わせ、優劣を競う遊び。平安時代、貴族の間で流行した。 **うたい【謡】** 能楽の詞章。また、それに節をつけてうたうこと。謡曲。 **うたい・あ・げる【歌い上げる】**《他下一》●詩歌・小説などに強い調子で表現する。「情感豊かに―・げた小説」●声をあげて終わりまで歌う。 **うーだい【宇内】** [文]天地四方の内。天下。世界。 **うーだいじん【右大臣】** 太政官の官名。左大臣の次の位。天皇をたすけて政務を行う。みぎのおとど。[対]左大臣。 **うたい・て【歌い手】** ●(上手に)歌を歌う人。●歌を歌うことを職業とする人。歌手。 **うたいもの【謡物】** 叙情的な詞章に節をつけて歌うものの総称。神楽歌・催馬楽・朗詠・今様・謡曲・長唄・端唄・小唄など。[対]語り物。 <130> **うたい・もんく【謳い文句】** 多くの人に知ってもらうために長所を強調していう短いことば。キャッチフレーズ。[注意]「歌い文句」は誤り。 **うた・う【歌う】**《他五》●ことばに音楽的な節をつけて声に出す。「童謡を―・う」●和歌・詩などにつくる。「風景を―・う」●(鳥が)鳴く。さえずる。[表記]①は「謡う」「唄う」とも、②は「詠う」とも書く。[文]《四》。 **うた・う【謳う】**《他五》●多くの人に知らせるように・言う(書く)。強調して・言う(書く)。「主権在民を―・う」●多くの人がほめたたえる。〔受け身の形で使われることが多い〕「秀才と―・われる」[文]《四》。 **うたうた**《副・自サ》どうでもいいことを、いつまでもしたり言ったりするようす。[類]ぐずぐず。 **うた‐かい【歌会】** かかい(歌会)。**―はじめ【一始】** うたごかいはじめ。 **うたがい【疑い】** ●確かでないと思う・こと(点)。不審な点。「―をさしはさむ」●〔多く悪いことに関して〕そうではないかと思う・こと(点)。「放火のーがある」[類]②容疑。嫌疑。 **うたがい‐な・い【疑い無い】**《形》疑いの余地がないようすだ。確実である。「成功は―・い」 **うたがい‐ぶか・い【疑い深い】**《形》疑う心が強い。うたぐり深い。 **うた‐がるた【歌加留多】** 小倉百人一首などの和歌を書いたかるた。また、それを使ってする遊び。[参考]読み札には和歌の全句を、取り札には下の句だけを書く。江戸時代初期に始まった。 **うたがわし・い【疑わしい】**《形》●本当かどうか確かでない。「実験の成功は―・い」●変である。あやしい。「―・い行為」[文]うたがは・し《シク》。 **――きは罰せず**《句》刑事裁判で、被告人の有罪が証明されない限り、無罪としてあつかわれるという原則。疑わしいというだけでは有罪にできないという原則。[参考]専門的には「疑わしきは被告人の利益に」という。 **うた‐きれ【歌切れ】** 古人が冊子・巻物に書いた歌の、一首または数首の部分を切りとった紙切れ。 **うた‐ぐち【歌口】** ●和歌の詠みぶり。●笛や尺八などをふくとき、口にあてる・部分(あな)。 **うたぐりぶか・い【『疑り深い】**《形》うたがいぶかい。〔やや俗な言い方〕 **うたぐ・る【『疑る】**《他五》疑う。〔やや俗な言い方〕 **うたげ【宴】** [雅]酒もり。酒宴。宴会。 **うたげ・の・あと【『宴の後】**《連語》華やかな催しなどが終わった後の、しらじらしい感じ。 **うたごうらく・は【疑うらくは】**《連語》→うたがうらくは。 **うた‐ごえ【歌声】** 歌を歌っている声。 **うたごかい‐はじめ【歌御会始】** 毎年、宮中で行われる、年のはじめの歌会。あらかじめ出された御題によってよむ。歌会始。 **うたた‐ね【転寝】**《名・自サ》〔ねむるつもりはなく〕休んでいるうちに、うとうとねむること。[類]仮睡。 **うた‐づくえ【歌机】** 江戸時代に起こった俗曲の一つ。神をたたえる祭文が遊芸僧や山伏などによって俗化されたもの。世間のできごとを三味線に合わせておもしろく歌う。祭文節。祭文。 **うた‐ごころ【歌心】** ●和歌の意味。●和歌を作ってみようとする心。また、歌の素養・たしなみ。 **うた‐ざわ【歌沢節・哥沢節】** 江戸時代後期に流行した俗曲の一つ。端唄をもとにしてできた。表記寅は派と芝派があり、前者は「歌沢節」、後者は「哥沢節」、総称として「うた沢節」と書く。 **うた・う【疑う】**《他五》●事実でない、確かでないと思う。不審に思う。「彼の常識を―・う」「目を―・う(=見たことが信じられない)」[対]信じる。●〔多く、悪いことに関して〕そうではないかと思う。また、あやぶむ。「犯人ではないかと―・う」「成功を―・う」=うたぐる。[類]①②あやしむ。[文]《四》。 **うたがう・べくもな・い【疑う『可くも無い】**《連語》疑いをかける余地もない。確かだ。 **うたがうらく・は【疑うらくは】**《連語》[文]疑問に思うことには。もしかしたら。うたごうらくは。「(月光を)―これ地上の霜かと〈李白・静夜の思〉」 **うた・かた【『泡沫】** [文]●水の上にうかんだあわ。みなわ。消えやすく、はかないもののたとえ。また、長続きしないもののたとえ。「―の夢」「―の恋」 **うたた【『転た】**《副》[文]〔物事に感じる心情の〕程度が進むようす。いよいよ。ますます。「――感慨にたえない」●〔物事の程度が〕ふつうとちがってはなはだしいようす。「山川草木――荒涼〈乃木希典・金州城下作〉」 **うだつ【『卯建】** ●梁の上に立てて棟木を支える、短い柱。民家で、屋根の両端を一段高くし小屋根をつくった部分。=うだち。 **――が上がら・ない**《句》地位・生活などがよくならない。 **うたびと【歌人】** ●和歌を(上手に)作る人。歌よみ。歌人。●詩人。 **うたひめ【歌姫】** [雅]●歌を(上手に)歌う女性。●歌を歌うことを職業とする女性歌手。 **うたまくら【歌枕】** ●昔から和歌によまれている名所。●〔枕詞・名所など〕和歌をよむときに必要なことばを書き集めた書物。 **うたものがたり【歌物語】** 平安時代に発達した、和歌を中心とする短編の物語。また、それを集めたもの。伊勢物語・大和物語など。 **うた・よみ【歌詠み】** 和歌を(上手に)作る人。歌人。[類]歌仙。歌聖。 **うだ・る【茹だる】**《自五》(「ゆだる」の転)●熱い湯でにられる。また、熱い風呂にはいり、のぼせる。「たまごが―・る」●ひどく暑くてぐったりする。「―・るような暑さ」[文]《四》。 **うた・れる【打たれる】**《連語》(「打つ」の未然形+受け身の助動詞「れる」)●強い感動を覚える。「胸を―・れた」 **うち【打ち】**《接頭》●「少し」「ちょっと」の意。「―見る」●「すっかり」の意。「――切る」●動詞の上について、意味を強め語調をととのえる語。「――寄せる」 **うち【内】** 《名》●物の中側。囲い・仕切りなどの中側。内部。「部屋の―」[対]そと。●一定の範囲の中。「二人のーではどっちがえらいか」●外に現れない心の中。内心。心中。[コロ]「―にこもった感情」●自分の家。家庭。「これは――の習慣です」「―じゅうで出掛ける」[対]よそ。●建物としての、家。家屋。「――を建てる」●自分の夫または妻。「――に相談します」●自分の所属する所。「―の会社」 <「…の―に」の形で〉ある状況のあいだ。「成功の―に閉会する」「暗黙のーに了解した」[表記]①②③は「中」、④⑤は「家」とも書く。⑧はかなで書くことが多い。 《形名》一定の時限の中。以内。あいだ。「歩いている―に忘れた」[表記]かなで書くことが多い。 《代名》(自称の人称代名詞)〔主として関西地方の女性が使う方言〕わたし。「ーが行く」[表記]かなで書くことが多い。 <131> うちあう―うちくび **――を外に・する**《句》外出ばかりしていて、ほとんど家にいない。 **うち・あ・う【打ち合う】** 《自五》刀などで互いに争う。 《他五》●互いに・打つ(たたく)。「卓球で球を―・う」●銃や砲を互いに放つ。互いに射撃する。[表記]②は、「撃ち合う」「射ち合う」とも書く。 **うち‐あげ【打ち上げ】** ●打ち上げること。「国産ロケットのーに成功した」●「打ち上げ花火」の略。●一つの興行や事業を終えること。また、その終えた慰労の宴会。「東京公演の―」**―はなび【一花火】** 筒をつかって打ち上げ、空中で破裂するしくみの花火。 **うちあけ・ばなし【打ち明け話】** 自分の気持ちや自分に関係する事実をかくさずに話す話。[類]秘話。 **うち・あ・ける【打ち明ける】**《他下一》(「打ち」は接頭語)〔今まで人に知らせなかったことを〕かくさずに話す。「秘密を―・ける」[類]告白。 **うち・あ・げる【打ち上げる】**《他下一》●(「打ち」は接頭語)「上げる」を強めた言い方。●(打って)高く上げる。「外野フライを―・げる」●波が物を陸に運び上げる。「岸に―・げられた船」●興行をすっかり終える。また、仕事を終える。「公演を―・げる」●碁で、勝負を終える。 **うち・あわせ【打ち合わせ】** ●あらかじめ相談すること。また、その相談。[類]下相談。●洋服の、左右の前身頃の合わさったところ。 **うち・あわ・せる【打ち合わせる】**《他下一》●互いにぶつけ合う。「拍子木を―・せる」●打って、しっかりくっつける。「板と板とを―・せる」●(「打ち」は接頭語)あらかじめ相談する。「作戦を―・せる」 **うち・いり【討ち入り】** 〔いくさや仇討ちで〕敵の陣地や住居に攻め入ること。「赤穂浪士の―」 **うち・い・る【討ち入る】**《自五》敵の陣地に攻めこむ。 **うち・いわい【内祝い】** ●自分の家の祝い事を、親族や縁故者など内輪の者だけで祝うこと。●自分の家の祝い事を記念して品物を贈ること。また、その品物。[参考]品物に付けるのし紙に書く。 **うち‐うち【内内】** 表立たず、ごく内輪に物事を行うこと。内々。「―で葬儀をすませる」 **うち・うみ【内海】** ●〔古〕みずうみ。●陸にかこまれたせまい海。入り海。内海。[対]外海。 **うち・お【打ち緒】** 何本かの糸を組んで作ったひも。打ちひも。組みひも。 **うち‐おと・す【打ち落とす】**《他五》●たたいて落とす。「クリを―・す」●〔首を〕切って落とす。●鉄砲のたまなどを放って、あてて落とす。「鳥を―・す」[表記]③は「撃ち落とす」「射ち落とす」とも書く。 **うち・おろ・す【打ち下ろす】**《他五》〔刀・つちなど重いものを〕ふりあげてから勢いよくおろす。 **うち・かえし【打ち返し】** ●打ち返すこと。●劇場で、背景の書き割りの板を裏返して別の背景にすること。 **うち・かえ・す【打ち返す】**《他五》●打って向こうへ返す。「ボールを―・す」●たたかれたしかえしに相手をたたく。たたき返す。●硬くなった綿を打ってやわらかくする。打ち直す。●田畑の土をすきかえす。 《自五》いったん引いた波がまた寄せてくる。 **うち・かくし【内隠し】** 洋服の内ポケット。〔古風な言い方〕 **うち・かた【打ち方】** ●銃砲を撃つこと。射撃。砲撃。●銃砲・鼓・囲碁などで、打つ・方法(人)。 **うち・か・つ【打ち勝つ】**《自五》●(「打ち」は接頭語)「勝つ」を強めた言い方。●(「打ち」は接頭語)困難・苦しみなどをのりこえる。克服する。「貧苦に―・つ」[表記]②は「打ち克つ」とも書く。●〔野球やボクシングで〕打力を生かして勝つ。[対]打ち負ける。 **うち・かぶと【内『兜・内『冑】** ●かぶとの内側。●内部の事情。うちうちのようす。[類]内幕。 **――を見透か・す**《句》内部の事情を見ぬく。秘密・弱点などを見やぶる。 **うち・がり【内借り】**《名・他サ》報酬や賃金などの一部を、決まった支払い日より前に借りること。[類]前借り。先借り。[対]内貸し。 **うち・がわ【内側】** ものの内側に面している側。内面。[類]裏側。[対]外側。 **うち・き【内気】**《名・形動》気が弱く、人前ですすんで物事ができない・こと(性質)。また、遠慮深い・こと(性質)。「―な人」[類]小心。シャイ。 **うち‐ぎ【『袿】** (「内着」の意)●昔、身分の高い女子が唐衣の下に着た衣服。平安時代中期以後は、襲の上着をさす。●昔、男子が直衣や狩衣の下に着た、ふだんの衣服。 **うち・きず【打ち傷・打ち『疵】** 物に打ちつけたり打たれたりしてできた傷。打ち身。打撲傷。 **うち・き・る【打ち切る】**《他五》●勢いよく切る。たたき切る。●(「打ち」は接頭語)物事のあるところまでで終わりにする。「中継放送を―・る」「援助を―・る」 **うち・きん【内金】** 売買などの契約で、代金の一部としてあらかじめ支払われる金。[類]頭金。 **うち‐かけ【打ち掛け・『裲襠】** ●平安時代、朝廷の儀式のときに、武官が装束の上につけた錦の胴衣。●江戸時代、武家婦人の礼服の一つ。帯をしめた上からはおり、裾を引いて着る。現在は、花嫁の衣装として使う。かいどり。[参考]「一領…」と数える。 **うち・がけ【内掛け】** 相撲の技の一つ。自分の足を相手の足の内側にかけてたおす技。[対]外掛け。 **うち・くず・す【打ち崩す】**《他五》●(「打ち」は接頭語)「くずす」を強めた言い方。「かたい守りを―・す」●重い物をぶつけて、くずす。「壁を―・す」●野球で、打ちまくって敵の投手を退ける。「エースを―・す」 **うち・くだ・く【打ち砕く】**《他五》●(「打ち」は接頭語)「くだく」を強めた言い方。「野望を―・く」●強くたたいてくだく。「石をハンマーで―・く」●打撃を与えて物事をめちゃくちゃにする。「強敵を―・く」 **うちくび【打ち首】** 昔、刀で首を切りおとす刑罰。 <132> **斬罪**。[類]斬首。断頭。 **うち・けし【打ち消し】** ●そうでないと言うこと。●[文法で]ある種の助詞・助動詞・形容詞を用いて、動作・状態などが成立しないことを表す言い方。=否定。 **うち・け・す【打ち消す】**《他五》(「打ち」は接頭語)●「消す」を強めた言い方。●そうではないと言う。否定する。取り消す。「うわさを―・す」 **うち・ゲバ【内ゲバ】** 学生運動の諸派間の内輪もめから起こる暴力行為。[参考]「内部ゲバルト」の略から。 **うち・げんかん【内玄関】** 家人などが出入りするための玄関。内玄関。[対]表玄関。 **うちこ【打ち粉】** ●刀剣を手入れするときに、刀の表面にふる砥の粉。●そば・もちなどをのばすとき、手・めん棒などにくっつかないようにふる粉。●天花粉。 **うち・こ・む【打ち込む】**《他五》●打って中へ入れる。「くいを―・む」「本塁打を―・む」●〔剣術で〕相手のすきをねらって・打つ(攻め込む)。●〔球技で〕相手側へ球を勢いよく打って攻める。「ゴールヘシュートを―・む」●囲碁で、相手の陣構えの中に石を打つ。●〔工事で〕液状のものを型わくの中へ流しこむ。「コンクリートを―・む」●弾丸・矢などをうって中に入れる。命中させる。[表記]⑥は「撃ち込む」「射ち込む」とも書く。●一つの事に心を集中する。「仕事に―・む」●コンピューターに入力する。 **うち‐ころ・す【打ち殺す】**《他五》●(「打ち」は接頭語)「殺す」を強めた言い方。●たたいて殺す。●銃で殺す。[表記]③は「撃ち殺す」「射ち殺す」とも書く。 **うち‐こわ・す【打ち壊す・打ち『毀す】**《他五》●(「打ち」は接頭語)「こわす」を強めた言い方。「契約を―・す」[類]ぶちこわす。●たたいてこわす。 **うち・しず・む【打ち沈む】**《自五》(「打ち」は接頭語)気持ちがめいって、すっかり元気がなくなる。 **うち‐じに【討ち死に】**《名・自サ》〔武士が〕戦場で敵と戦って死ぬこと。[類]戦死。 **うち・つけ【打ち付け】** 《形動》[文]●突然であるようす。不意。「―の訪問」●露骨なようす。「―な物言い」[表記]①②とも、ふつうかな書きにする。 **うち・すう【内数】** 統計上で示される数のうち、一定の条件をもつ数。[参考]たとえば、全体の人数に占める、既婚者の数など。 **うち・す・える【打ち据える】**《他下一》(「打ち」は接頭語)「据える」を強めた言い方。しっかりとすえる。「石像を―・える」●起きあがれなくなるほど強くたたく。打擲する。〔古風な言い方〕 **うち・す・ぎる【打ち過ぎる】**《自上一》●(「打ち」は接頭語)「過ぎる」を強めた言い方。「何することもなき月日が―・ぎて…」[参考]多く手紙文で用いる。●打つ回数や程度が過ぎる。「―・ぎると指がしびれる」 **うち・す・てる【打ち捨てる・打ち『棄てる】**《他下一》(「打ち」は接頭語)「捨てる」を強めた言い方。かまわずほうっておく。 **うち・ぜい【内税】** 商品の価格表示で、消費税にあたる額がふくまれていること。[対]外税。 **うち・そろ・う【打ち『揃う】**《自五》(「打ち」は接頭語)「そろう」を強めた言い方。「―・って出発する」 **うち‐たお・す【打ち倒す】**《他五》●(「打ち」は接頭語)「倒す」を強めた言い方。負かす。「強敵を―・す」●打ってたおす。なぐってたおす。「右ストレートで―・す」 **うち・だし【打ち出し】** ●打ち出すこと。●大相撲・芝居などで、一日の興行の終わり。はね。[参考]太鼓を打つことから言う。 **うち・だ・す【打ち出す】**《他五》●(「打ち」は接頭語)〔ある考え・主義などを〕強く出す。「方針を―・す」●紙や薄い金属板などを裏からたたいて、表に模様をうき出させる。●相撲・芝居などで、一日の興行の終わりを知らせる太鼓を打つ。 **うち・た・てる【打ち立てる・打ち建てる】**《他下一》(「打ち」は接頭語)「たてる」を強めた言い方。しっかり定める。建設する。「新記録を―・てる」 **うち‐ちがい【打ち違い】** ●まちがえて打つこと。また、まちがえて打ったもの。●十の字形(になること)。交差(すること)。ぶっちがい。 **うち・つ・ける【打ち付ける】**《他下一》●強く打ち当てる。ぶっつける。「頭を壁に―・ける」●たたいてくっつける。打ってとめる。「くぎを―・ける」 **うち・つづ・く【打ち続く】**《自五》(「打ち」は接頭語)「続く」を強めた言い方。いつまでも続く。ずっと続く。「戦乱が―・く」 **うち‐づら【内面】** 自分の家族や内輪の人に対する態度。「―が悪い」[対]外面。 **うち・つ・れる【打ち連れる】**《自他下一》(「打ち」は接頭語)「連れる」を強めた言い方。いっしょに行く。 **うち‐でし【内弟子】** 師匠が自分の家に住みこませて、手伝いをさせながら芸や技をしこむ弟子。 **うちで・のこづち【打ち出の小槌】** 打ちふれば、欲しい物が何でも出て来たり、願い事がかなったりするという想像上の小さな槌。 **うち‐と・ける【打ち解ける】**《自下一》(「打ち」は接頭語)へだてのない気分になって親しむ。「―・けて話す」 **うち‐どころ【打ち所・打ち『処】** ●〔体などの〕物に打ちつけた場所。「――が悪く、入院した」●しるしをつけるべきところ。[句]「非のーがない(=欠点が全くない)」 **うち‐どめ【打ち止め・打ち留め】** ●大相撲・芝居などの、一つの興行の終わり。[類]打ち出し。千秋楽。●ぱちんこで、ある量のたまが出た台の使用を止めること。●一般に、物事の終わり。 **うち‐と・める【打ち止める・打ち留める】**《他下一》●打ちつけてとめる。「門柱に表札を―・める」●一つの興行をおえる。「巡業を―・める」 **うち‐と・める【撃ち止める・討ち止める】**《他下一》●鉄砲・矢などでうち殺す。いとめる。●刀・やりなどで殺す。「かたきを―・める」同①②しとめる。[表記]①は「撃」、②は「討」の字をあてる。 **うち‐どり【内取り】** 力士が所属する相撲部屋の土俵で行う稽古。 **うち・と・る【撃ち取る・討ち取る】**《他五》●〔めざす敵を〕武器を使って殺す。●〔競技などで〕相手を負かす。[表記]②は「打ち取る」と書くことが多い。 **うちなお・す【打ち直す】**《他五》●〔一度打ったものを〕改めて打つ。●〔古綿を〕たたいて、やわらかく再生する。打ち返す。 **うち・なら・す【打ち鳴らす】**《他五》強くたたいて鳴らす。「太鼓を―・す」「警鐘を―・す」 **うち‐に【打ち荷】** 難破しそうなとき、船の安全をはかって積み荷の一部を海に捨てること。捨て荷。 <133> **うち‐にわ**【内庭】 周囲を建物で囲まれた庭。中庭。 **うち‐ぬ・く**【打ち抜く・打ち貫く】《他五》 ●〔厚く固いものに〕つきさして穴をあける。つらぬき通す。 ●厚紙やうすい金属板などに型をあててその形をたたきぬく。 ●予定日時の最後まで行う。「ストを―・く」 **うち‐ぬ・く**【撃ち抜く】《他五》 ●銃を発射して穴をあける。 ●徹底的に撃つ。最後まで撃つ。 **うち‐の‐ひと**【内の人・家の人】 ●家族。 ●妻が他人に対して自分の夫をさして言う語。類語主人。 **うち‐のめ・す**【打ちのめす】《他五》 ●立ち上がれなくなるほど強くなぐる。 ●大差をつけて相手を負かす。 ●大きな損害・打撃などを与えて、再起できなくする。また、がっかりさせる。「相つぐ災難に―・される」 **うち‐のり**【内法】 ●〔管状・箱状のものの〕内側の寸法。団外法。 ●柱と柱との内側の距離。また、鴨居と敷居との距離。 **うち‐のれん**【内暖簾】 商店などで、店と奥を仕切る出入り口にかけるのれん。部屋のれん。 **うち‐はた・す**【打ち果たす・討ち果たす】《他五》 ●人をうち殺す。切り殺す。 ●完全に負かす。 **うち‐ばらい**【内払い】 ●内金としての支払い。内渡し。 ●借金の一部の支払い。 **うち‐はら・う**【打ち払う】《他五》 ●《「打ち」は接頭語》「はらう」を強めた言い方。「煩悩を―・う」 ●たたいて、はらいのける。「雪を―・う」 ●〔敵を〕攻めて追い散らす。「黒船を―・う」 ●大砲などをうって追い散らす。[表記]③は「討ち払う」、④は「撃ち払う」とも書く。 **うち‐ひし・ぐ**【打ち拉ぐ】《他五》 ●《「打ち」は接頭語》「ひしぐ」を強めた言い方。おしつぶして無力にする。〔受け身で用いることが多い〕「貧苦に―・がれる」 **うち‐ひも**【打ち紐】 数本のより糸を組んで作ったひも。うちお。くみひも。 **うち‐ぶ**【打ち歩】 ●〔経〕株式・公社債などの発行価格が額面価格を上回るときの超過額。割り増し金。プレミアム。 ●二つの通貨がある場合、同じ額面における二つの通貨の実質価値の差。 **うち‐ぶところ**【内懐】 ●〔着物を着たときの〕肌に近いふところ。対外懐。 ●他人に知られたくない内部の事情。内情。「―を見すかす」 **うち‐ふ・る**【打ち振る】《他五》 ●《「打ち」は接頭語》「振る」を強めた言い方。しきりにふる。「小旗を―・る」 **うち‐ぶろ**【内風呂】 住宅の内部にあるふろ場。また、自分の家でわかすふろ。類語内湯。団外風呂。 **うち‐べり**【内減り・内耗り】 ●穀物を臼{うす}でついたとき、元の分量よりも減ること。また、減った分量。つきべり。対外減り。 ●歩合算で、元高に対する減り高の割合。また、その量。 **うち‐べんけい**【内弁慶・内辨慶】 家族や親しい人の前では強がっていて、他人の前に出ると意気地のない・こと(人)。陰弁慶。 **うち‐ポケット**【内ポケット】 洋服の胸などの内側に付けたポケット。 **うち‐ぼり**【内堀・内壕・内濠】 城の内部の堀。また、いくつもある堀の、内側のもの。対外堀。 **うち‐ほろぼ・す**【討ち滅ぼす】《他五》 戦ってほろぼす。攻めほろぼす。 **うち‐まか・す**【打ち負かす】《他五》 ●《「打ち」は接頭語》「負かす」を強めた言い方。 ●大差で負かす。 **うち‐まく**【内幕】 (陣地で二重にはりめぐらす幕の内側の幕の意から)外からはわからない内部の事情。内情。内幕{ないまく}。「―をあばく」類語裏面。 **うち‐まく・る**【打ち捲る】《他五》 ●激しくたたき続ける。 ●野球で、たくさんのヒットを打つ。 **うち‐ま・ける**【打ち負ける】《自下一》 〔野球で〕打力で敵に敗れる。対打ち勝つ。 **うち‐まご**【内孫】 ●家の跡取り夫婦にできた自分の孫。 ●[俗]むすこ夫婦にできた孫。内孫{ないそん}。団①②外孫。 **うち‐また**【内股】 ●ももの内側。内もも。 ●足の先を内側に向けた歩き方。うちわ。「―に歩く」対外股。 ●柔道で、自分の足を相手の内ももにかけてたおす技。 **うちまた‐ごうやく**【内股膏薬】 《両方の股にくっつくことから》その時の都合次第で、あちらについたりこちらについたりして節操がない・こと(人)。二股膏薬。 **うち‐まわり**【内回り】 環状の電車・バスの路線のうち、内側を回る路線。「山手線の―」団外回り。 **うち‐み**【打ち身】 体を強く打ったときに皮下組織にできる傷。打ち傷。類語打撲傷。 **うち‐みず**【打ち水】 〔ほこりをしずめたり、涼しくしたりするために〕庭・門前・玄関などに水をまくこと。また、その水。類語散水。 **うち‐もの**【打ち物】 ●〔刀・やりなど〕打ちきたえて作った武器。 ●打って作った金属器具。鋳物。 ●〔鉦・鼓など〕打ち鳴らす楽器。 ●型に入れて固めた干菓子。 ●きぬたで打ってつやを出した絹布。 **うち‐もも**【内腿・内股】 ももの内側。内また。 **うち‐やぶ・る**【打ち破る】《他五》 ●(「打ち」は接頭語)「破る」を強めた言い方。うちこわす。「因習を―・る」 ●攻めて負かす。撃破する。「敵軍を―・る」[表記]②は「撃ち破る」「討ち破る」とも書く。 **うち‐ゆ**【内湯】 ●旅館などで、建物の中に作ったふろ場。 ●自宅の中に作ったふろ場。類語①②内風呂。 **うちゅう**【宇宙】 ●すべての天体とそれを包んでいる全空間。物質が存在する全空間。 ●〔哲〕秩序ある統一体としての独立世界。 **うちゅう‐くうかん**【宇宙空間】 ●天体と天体の間の空間。 ●地球上から見たとき、普通の飛行機が飛ぶことのできる限界(高度三〇㌔)より遠い空間。 **うちゅう‐こうがく**【宇宙工学】 〔ロケットや人工衛星などの〕宇宙飛行体の設計・製作・打ち上げ・飛行などに関することを研究する学問。 **うちゅう‐じん**【宇宙人】 地球以外の天体に生存すると考えられている生物のうち、人間に似たもの。異星人。 **うちゅう‐じん**【宇宙塵】 宇宙空間をただよう、微粒子状の物質。流星塵。 **うちゅう‐ステーション**【宇宙ステーション】 地球の大気圏外につくられ、惑星間用ロケットの中継基地などに使用される大型の人工衛星。宇宙基地。 **うちゅう‐せん**【宇宙線】 〔理〕地球外から地球上に飛んでくる粒子の総称。 **うちゅう‐せん**【宇宙船】 人間が乗って、宇宙空間を航行する飛行体。類語衛星船。 **うちゅう‐つうしん**【宇宙通信】 人工衛星などと地上との通信、通信衛星を中継点とする国際間の通信など、宇宙空間を利用した無線通信。 **うちゅう‐てき**【宇宙的】《形動》 宇宙にかかわるようす。また、宇宙のような無限性があるようす。 **うちゅう‐ゆうえい**【宇宙遊泳】 宇宙船から宇宙空間へ出て活動すること。 <134> うちゅう―うづき 人間が宇宙船の外へ出て、宇宙空間を自由に動き回ること。 **う・ちゅう【雨中】** 雨の降っているなか。 **うちょう・てん【有頂天】** ●[仏]欲界・色界など形のある世界の最上に位する所。また、そこにのぼりつめること。●《名・形動》〔有頂天にのぼりつめたように〕得意・喜びの絶頂にいて他のことを考えないこと。[コロ]「合格してーになる」[注意]「有頂点」は誤り。 **うち‐よ・せる【打ち寄せる】** 《自下一》(「打ち」は接頭語)「寄せる」を強めた言い方。〔多くの人や、波などが〕重なり寄せてくる。おし寄せる。 《他下一》(「打ち」は接頭語)〔波が〕海面にうかんだ物を海岸に運んでくる。「浜に―・せられた海藻」 **うち・わ【内輪】** ●外部には関係のない内部だけのこと。また、家族・親類・仲間など、内部だけの人々。うちうち。「―の祝いごと」●外に知られない内部の事情。内幕。〔多く経済状態に言う〕「――はかなり苦しい」●数量・金額などをひかえめにすること。「―に見積もる」●内またの歩き方。[対]外輪。**―ばなし【―話】** 一般にはあまり知られていない、内部での話。**―もめ【―『揉め】** 家族・親類・仲間など、内部の人の間で起こる争い。内輪げんか。 **うちわ【『団『扇】** (「打ち羽」の意という)●あおいで風を送る簡単な道具。竹の骨に紙や絹などを張り、柄を付ける。●「軍配うちわ」の略。**―だいこ【―太鼓】** 一枚革をまるく張って柄をつけた、うちわのような形のたいこ。日蓮宗の信者が題目を唱えるときにたたく。 **うち・わけ【内訳】** 金銭・物品などの総額・総量の内容を個々に区分したもの。明細。「かかった費用のーを明らかにする」 **うち・わた【打ち綿】** ●綿弓で打った繰り綿。●古綿を打ち返して再生した綿。 **うち・わたし【内渡し】**《名・他サ》内金をわたすこと。 **うつ【鬱】** 心がふさいで晴れ晴れしないこと。ふさいだ気持ち。「―状態」[対]躁。 **う・つ【打つ】**《他五》●たたいた所から、強くぶつかって強い衝撃を与える。たたく。なぐる。「子供の尻を―・つ」「波が岸を―・つ」[類]ぶつ。(げんこつを)食らわす。[類]殴打。一撃。●物を他の物に瞬間的に強く当てる。ぶつける。「棚で頭を―・つ」[類]強打。痛打。●うつ①のような感じを与える。強い刺激や衝撃を与える。「心を―・つ話」「雷に――・たれる」●たたいて飛ばす。「ヒットを―・つ」●たたいて鳴らす。うちあわせて鳴らす。「太鼓を―・つ」[例]「舌鼓を―・つ(=おいしいものを食べて舌を鳴らす)」●たたいて平たくする。「箔を―・つ」●金属をたたいてきたえる。「刀を―・つ」●細工して、ものを作る。「能面を―・つ」●麺類を作る。「そばを―・つ」●〔田や畑を〕鍬などでたがやす。「田を―・つ」●キーなどをたたく仕事をする。また、野球で、バッターの役割をする。「パソコンを―・つ」「四番を―・つ」●電報の発信を頼む。電報を出す。「祝電を―・つ」●[釘・くいなどを]たたいて・はめこむ(入れる)。たたきこむ。●〔針などを〕体につき刺す。「注射を―・つ」●人目につくように立てる。「高札を―・つ」●〔紙などを〕いちめんに張る。「裏を―・つ」●文字や記号をつける。「句読点を―・つ」●的をめがけて物を投げる。「つぶてを―・つ」●ひろがるように投げる。「投網を―・つ」●まきかける。まきちらす。「庭に水を―・つ」●ひも・糸などを組み合わせてよる。「緒を―・つ」●〔罪人などを〕しばりあげる。「縄を―・つ」●〔芝居や大相撲の〕興行をする。「芝居を―・つ(=策略をしかける)」●〔碁・ばくちなどの〕勝負を行う。「囲碁を―・つ」●ある手段や計略を行う。ある種の動作・行為をする。「逃げを―・つ」「寝返りを―・つ」●規則的な動きをする。「脈を―・つ」[表記]⑯は「搏つ」とも書く。●〔総金額の一部を〕あらかじめ支払う。「手付(金)を―・つ」[文]《四》。 **――てば響・く**《句》ちょっとした言動をしかけると、ただちに的確な反応を返す。「―・く応答」 **うち・わ・る【打ち割る】**《他五》たたき割る。 **うつ・う【撃つ】**《他五》●弾丸を発射する。射撃する。●攻撃する。[文]《四》。 **う・つ【討つ】**《他五》●刀などを使って人を・切る(殺す)。●攻める。討伐する。征伐する。[表記]②は「伐つ」とも書く。[文]《四》。 >使い分け >[使い分け 打つ・撃つ・討つ] >打つ(拍・搏)〔手でうちたたく意で、一般に広く〕頭を打つ・手を打(拍)つ・注射を打つ・心を打つ・手金を打つ・先手を打つ・刀を打つ・寝返りを打つ・波を打(搏)つ・脈打(搏)つ >撃つ(『射)〔発射する。攻撃する〕銃を撃つ・鳥を撃つ・撃ちてしやまん・撃ち殺す・迎え撃つ >討つ(伐)〔罪を言いたて攻めうつ〕宿敵を討(伐)つ・賊を討(伐)つ・大将を討ち取る・討ち入り・やみ討ち >[参考]「雷に打たれる」は強い表現として「雷に撃たれる」と書くことができる。「打ち倒す/撃ち倒す」は倒す状況を異にし、前者は「棒を振るって~」、後者は「鉄砲で~」などの意をふくむことになる。「伐」はほこで首を切ることから征伐の意、「射」は弓を射ることから射撃の意、「拍」は手のひらで打つ、拍子をとって打つことから拍手の意に、「搏」は手元に力を入れて打つことから「拍」と同じ意味に使う。 **うつうつ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)ねむっているとも、覚めているとも区別がつかないでいるようす。うつらうつら。「寝床の中でーとする」 **うつうつ【鬱鬱】**《形動》[文]●心がふさいで、晴れ晴れしないようす。●草木がすきまもなくしたようす。 **うっかり**《副・自サ》 (副詞は「――と」の形も)ぼんやりして、するべき事を忘れたり気づかなかったりするようす。「―して伝言を忘れる」 **うっ・き【鬱気】** [文]気持ちがふさいで晴れ晴れしないこと。また、そのような気持ち。気鬱。 **うつぎ【『空木・卯木】** ユキノシタ科の落葉低木。初夏、釣り鐘形の白い小花をつける。うのはな。[参考]古い木の幹が中空であることからこの名がある。 **うづき【卯月】** [雅]陰暦四月の別称。うのはなづき。[参考]太陽暦の四月にもいう。 <135> うつくし―うっちゃ **うつくし・い【美しい】**《形》ものの色・形・音色などがよい感じである。きれいである。[対]みにくい。[文]うつく・し《シク》。 >類語と表現 >[類語と表現「美しい」] 「美しい」は、「美しい形・美しい色・美しく着飾る」「美しい音楽・美しい言葉」のように、まず視覚的・聴覚的なものが快い気持ちを喚起させるものについて言う。中国伝来の「美」は「美味・美酒・美食」のように、味覚についても、また「美田」のように「良い」の意でも言う。日本語では「美しい味」といった表現はしないし、かりに「美しい酒・美しい田」と言うとすれば、視覚について言ったことになる。精神的・道徳的なものを始め抽象的なものについても、「美しい」と言うことができる(美しい友情・美しい行為・美しい文章)。「美」の認定は多く主観的なものである。 ◇[きれい・美々しい・麗しい・見目麗しい・見目よい・華やか・艶やか・きらびやか・美妙・美麗・華麗・秀麗・艷麗・流麗・濃艶・凄艶・絢爛・甘美・艶美・善美・華美・醇美・壮美・優美・妖美・秀美・絶美] ◇[肉体の美]肉体美・脚線美・健康美・八頭身 ◇[美しい女性]美人・佳人・麗人・美女・別嬪・美貌・美形・色女・妖女・妖婦・手弱女・大和撫子・花の顔 ◇[美男・美女の形容]苦み走った・凛々しい・精悍な・彫りの深い・白皙の・眉目秀麗・明眸皓歯・色白の・ほっそりした・豊満な・肉感的な・清楚な・楚々とした・富士額の・三日月眉の・黒目がちの・水もしたたる・花と見紛う・花も恥じらう・花をも欺く・立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 **うっ・くつ【鬱屈】**《名・自サ》不満や心配事がたまって気分が晴れず、ふさぎこむこと。 **うつけ【『空け・『虚け】** (中がからっぽの意から)まぬけ。あほう。また、まぬけ者。 **うっけつ【鬱血】**《名・自サ》静脈の一部分に、静脈血が異常にたまること。[参考]動脈の場合は、「充血」という。 **うっこんこう【鬱金香】** 「チューリップ」の別称。 **うつし【写し】** ●〔ある物に〕似せて作った書画。「雪舟のー」●〔ある文書の〕ひかえとして写しとった文書。コピー。「契約書の―をとる」[類]副本。 **うつしえ【写し絵】** ●かきうつした絵。また、肖像画。●写真。●幻灯。〔古風な言い方〕●かげ絵。[表記]②③は「映し絵」とも書く。 **うつし・え【移し絵】** 子供のおもちゃの一種。水にとけやすいのりを台紙にぬり、その上に絵や字を印刷したもの。水にぬらして紙などにはり、静かに台紙をはがすと印刷したところだけが残る。 **うつし・だ・す【映し出す・写し出す】**《他五》●うつしはじめる。●〔光で〕物の像をあらわす。 **うつし・と・る【写し取る】**《他五》●原文のとおりに書き取る。筆写する。●原物をまねて写す。模写する。「自然を―・った絵」 **うつしみ【『現し身】** [雅]この世に生きている人の身。なま身。 **うつしよ【『現し世】** [雅]この世。人の世。現世。 **うつ・す【写す】**《他五》●文書・絵などをそのとおりにかきとる。模写する。「経典を―・す」●見たり聞いたりしたものを文章や絵などに表す。描写する。「少年の心理を―・した小説」●実物のとおりにまねてつくる。模する。「中世の寺院を―・した建築」●写真にとる。撮影する。[文]《四》。 **うつ・す【映す】**《他五》●〔光の反射で〕物の形や色を他のものの上にあらわし出す。「鏡に顔を―・す」[類]投影。●映像をあらわす。映写する。「映画を―・す」●影響を表面にあらわす。反映する。「世相を―・す流行語」[文]《四》。 **うつ・す【移す】**《他五》●動かして、もとと違う場所・状態に置く。位置・地位を変える。「戸籍を―・す」[表記]場所・地位については「遷す」とも書く。特に、都・宮殿については「遷す」と書くことが多い。●「視線・心を」ほかのものに向ける。「他の女性に心を―・す」●取りかかる。行動の段階に進める。「実行に―・す」「計画は実施に―・される」●〈「時を―・す」の形で〉時を過ごす。〔多く打ち消しの形で使う〕[コロ]「時を―・さず行動を起こす」●〔病気などを〕伝染させる。「かぜを―・す」[表記]⑤はかなで書くことが多い。[文]《四》。 >使い分け「うつる・うつす」 **うっすら【『薄ら】**《副》(「―と」の形も)〔物の程度が〕ごくわずかであるようす。ほんの少し。うっすり。「ーと雪が積もる」「―と目を開く」「―と覚えている」 **うっ・する【鬱する】**《自サ変》[文]気持ちがふさぐ。心が暗くなる。 **うっ・せき【鬱積】**《名・自サ】不平・不満などが心の中にいっぱいたまること。 **うつせみ** (「うつしおみ(現し臣)」→「うつそみ」→「うつせみ」と転じてできた語) [雅]●この世に生存している身。うつしみ。●この世。現世。=うつそみ。 **うつせみ【空『蟬】** [雅]●(平安時代、「うつせみ」に「空蝉」の字をあてたことから)セミのぬけがら。●セミ。 **うつせみの**《枕》「身」「命」「人」「世」などにかかる。 **うつ・ぜん【鬱然・蔚然】**《形動》[文]●〔あたりが暗くなるほど〕草や大きな木がしげっているようす。鬱蒼。●勢いがさかんなようす。「―たる偉観」●心が晴れないようす。「―として楽しまず」 **うっ・そう【鬱『蒼・鬱『葱】**《形動》(あたりが暗くなるほど)大きな木がしげっているようす。鬱然。「―たる森」 **うったえ【訴え】** ●訴える・こと(内容)。訴訟。●[法]原告が被告との関係における請求の当否について裁判所へ審判を申し立てる行為。 **うった・える【訴える・愬える】**《他下一》●もめごとを裁いてもらうために裁判所に申し出る。[表記]「訴える」と書く。●不平や苦しみなどを人に告げる。「腹痛を―・える」●〔激しい手段を使って〕解決をもとめたよる。「武力にー・える」「世論に―・える」●相手の感情に働きかける。「良心に―・える」[文]うった・ふ《下二》。 **うっちゃら・か・す【打っ『遣らかす・打っ『棄らかす】**《他五》[俗]しなければならないことを、手につけないでほうっておく。ほったらかす。うっちゃる。 **うっちゃり【打っ『遣り・打っ棄り】** ●相撲の技の一つ。寄ってくる相手を、土俵ぎわで身をひねって逆に外へたおす技。●物事の最後のところで、形勢をひっくりかえすこと。逆転。[例]「土壇場で―を食う」 <136> **うっちゃり【打っ『遣り・打っ『棄り】**●相撲のきまり手の一つ。寄ってくる相手を、土俵ぎわで身をひねって逆に外へたおす技。●物事の最後のところで、形勢をひっくりかえすこと。逆転。20「土壇場で―を食う」 **うっちゃ・る【打っ『遣る・打っ『棄る】**《他五》(「打ち遣ゃる」の転)●投げ捨てる。●しなければならないことを、手をつけずにおく。ほうっておく。また、相手にならないでおく。「そのまま―・っておく」●相撲で、寄ってくる相手を、「うっちゃり①」で外へたおす。物事の最後のところで形勢を逆転する。 **うつつ【『現】**〔文〕●目が覚めている状態。現実。「夢かーか幻か」●気が確かな状態。正気。「―に返る」●〔多く「夢うつつ」の形で使われたことから、誤って〕夢か現実かはっきりわからない状態。夢心地。 >――を抜か・す《句》ある物事に熱中して本心を失う。夢中になる。「競馬に―・す」 **うつ‐て【打つ手】**《連語》ある事態に対して、なすべき手段・方法。「もはやーがない」 **うって【討っ手】**敵軍・罪人などを追いかけて討つ役(の人)。ゴロ)「―をさしむける」類語追っ手。 **うって・かわ・る【打って変わる】**脚《自五》急に今までと全くちがった態度・状態になる。がらりとかわる。〔多く「―・った」「―・って」の形で使う〕「昨日と―・ったお天気」 **うってつけ【打って付け】**《名・形動》《くぎを打ち付けたようにぴったり合う意から)ある条件・役割などに非常によく適していること。もってこい。「―の仕事」類語最適。表記ふつうかな書きにする。 **うって…でる【打って出る】**《自下一》●攻撃に出る。●みずから進んで出る。華やかな場で活動をはじめる。「政界に―・でる(=出馬する)」 **ウッド**■《名》ゴルフのクラブのうち、ボールを打つ部分が木製のもの。対アイアン。《造語》「木材」「木製」の意を表す。「―のステッキ」▽wood **うつ・ばり【梁】**木造建築で、棟を支えるために水平にわたした木材。はり。 **うつ・びょう【鬱病】**気分障害の一つ。理由もなく悲しい気分におちいり、食欲・睡眠・活動に支障をきたし、思考が抑制され決断力がなくなる病気。 **うつ・ぶ・す【「俯す】**《自五》体の前面を下にして・たおれる(寝る)。うつぶせる。 **うつ‐ぶ・せる【「俯せる】**■《自下一》体の前面を下にして・たおれる(ねる)。うつぶす。目《他下一》体の前面を下にしてたおす。●顔を下に向ける。うつむける。●器などの上部を下に向けて置く。逆さにしてふせる。対あおむける。 **うっぷん【鬱憤】**がまんしていたために心の中にたまった・不満(いきどおり)。コロ「―を晴らす」 **うつぼ【靫靱・『空穂】**昔、矢を入れ腰や背につけて持ち歩いた筒形の道具。表記「空穂」は当て字。 **うつぼ【輝】**ウツボ科の海魚の総称。本州中部以南の岩礁にすむ。体は黄と茶のまだら模様。体長約六○セン。するどい歯をもつ。 **うつぼ・かずら【、靫『葛”靫、蔓】**ウツボカズラ科のつる性多年草。東南アジアに自生する。食虫植物の一つ。葉の先につぼ形の捕虫袋があって消化液を分泌し、袋に落ちた虫をとかして養分とする。参考捕虫袋を矢を入れる靫っに見立てていう。 **うつ・ぼつ【鬱勃】**《形動”》〔文〕体内に盛んに起こって外に現れようとするようす。「―たる闘志」 **うつ・む・く【「俯く】**《自五》頭をたれ下を向く。顔をふせる。類語うなだれる。対あおむく。 **うつ・む・ける【「俯ける】**《他下一》●顔を下の方に向ける。対あおむける。●器などの上部を下にする。「茶わんを―・ける」 **うっとうしい【鬱陶しい】**《形》〔気分・天候・物事の状態などが〕陰気で晴れ晴れしないようすだ。「―・い季節」じゃまになって、うるさい。「―・い前髪」 **うっとり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)心をうばわれるようす。「――見とれる」類語恍惚。 **うつらうつら**《副・自サ》》《副詞は「―と」の形も)眠気や発熱などのため、意識がはっきりしないようす。類語うとうと。 **うつり【映り】**●影や像がうつること。また、その状態。「写真―が良い人」「テレビの―が悪い」表記「写り」とも書く。●色などの取り合わせ。配合。調和。「肌の色にーのよい口紅」 **うつり【移り】**●移ること。● お移り。う。 **うつり・が【移り香】**物に移って残っている香り。類語残り香。 **うつり・かわ・る【移り変わる・『遷り変わる】**《自五》〔ありさまなどが〕時がたつにしたがって、つぎつぎに変わる。「―・る世の中」類語 (5)変遷。推移。 **うつり‐ぎ【移り気】**《名・形動》興味が一つの物事に集中せず、すぐによそへ移ってしまうこと。類語浮気。飽き性。 **うつり・ばし【移り箸】**和風の食事で、一つのおかずを食べたあと、飯を食べずすぐ続けて他のおかずを食べること。渡り箸。参考無作法とされる。 **うつ・る【写る】**《自五》●〔物の形や影が〕すけて見える。「障子に―・った人影」●写真で物の形などが現れる。とれる。「集合写真に―・る」文《四》。→使い分け **うつ・る【映る】**《自五》●〔光の反射で〕物の形や色が他のものの上にあらわれる。「顔が鏡に―・る」「目に―・る(=見える)」類語 映じる。●映像があらわれる。「テレビに―・る」●〔色や形が〕調和する。はえる。「彼女には着物がよく―・る」文《四》。《使い分け **うつ・る【移る】**《自五》●人や物の位置・地位が変わる。移動する。●心が他のものに向く。●人の動作、物事の状態などが(積極的な方に)変わる。「次の行動に―・る」〔物のにおいなどが〕他のものにつく。●〔時間が〕過ぎ去る。経過する。「時代が―・る」〔病気などが〕伝染する。表記⑥は、かなで書くことが多い。また、「感染る」と書くこともある。文《四》。使い分け **うつつ【空ろ・『虚ろ】**《形動》●《名》中身がないこと。中空なこと。がらんどう。からっぽ。●気がぬけたようにぼんやりしているようす。「―な目を向ける」同②空虚。 **うつ・ろう【移ろう】**《自五》《「移る」の継続態)[文]●場所を変える。●〔物事が〕次第に変わる。1回「季節がー・う」②次第に色あせる。また、次第におとろえる。「色香が―・う」文《四》。 **うつわ【器】**っ●いれもの。容器。●ある地位につくだけの能力・人柄。器量。「大臣の―ではない」 **うで【腕】**●人体の肩から手首までの部分。参考もと、ひじから手首までの部分。履語上肢。前膊賢。前腕。 <137> うてき―うとそう ●[うで木・よこ木など]主体になるものから横につき出たもの。「いすのー」●うでまえ。技量。手腕。「いいーを持っている」●腕力。「―ずくでうばう」 **――一本**《句》自分の体や技能以外にたよるものがないことのたとえ。腕一本脛一本。「―で会社をおこす」 **――が上がる**《句》「手が上がる」に同じ。 **――が立つ**《句》技術や能力が優れている。 **――が鳴る**《句》自分の技量を示したくて心がはやる。 **――に覚えがあ・る**《句》自分の技量に自信がある。 **――に縒りを掛・ける**《句》自分の技量を示そうとはりきる。 **――を上・げる**《句》●技術などが上がる。上達する。●酒を以前より多く飲めるようになる。 **――を拱{こまぬ}・く**《句》(腕を組む意から)自分は何もしないで人がしていることをそばで見ている。傍観する。腕を拱にまく。手を拱にまく。[類]拱手傍観。 **――を振る・う**《句》才能・技量を十分に発揮する。 **――を磨・く**《句》技術が上がるように練習する。 **うてき【雨滴】** [文]雨のしずく。雨だれ。雨粒。 **うで・ぎ【腕木】** 〔物を支えるため〕中心になるものから横につき出してとりつけた木。「電柱の―」 **うで・きき【腕利き】** 腕まえがすぐれている・こと(人)。敏腕(家)。腕こき。腕っこき。手きき。「―の刑事」「―の職人」 **うで‐くび【腕首】** 腕とてのひらとがつながる部分。手首。「―を取る」 **うで・ぐみ【腕組み】**《名・自サ》胸の前で両腕を互いちがいに組みあわせること。 **うで‐くらべ【腕比べ・腕『競べ】**《名・自サ》腕まえ・腕力・能力の優劣をくらべること。競争。 **うで‐こき【腕『扱き】** 「腕きき」に同じ。 **うで‐じまん【腕自慢】**《名・他サ》自分の力や技をほこり、いばる・こと(人)。 **うで・ずく【腕『尽く】** 〔話し合いなどせず〕腕力を使うこと。「―で取りもどす」[表記]現代仮名遣いでは「うでづく」も許容。[類]力ずく。 **うで‐ずもう【腕〈相撲〉】** 二人が向かいあってひじを立て、片手のてのひらをにぎりあって、相手の腕をたおす遊び。腕おし。 **うで・だて【腕立て】** 腕力をたのんで、人と争おうとすること。腕だのみ。 **うでたてふせ【腕立て伏せ】** うつぶせになって両手と両足のつま先で体を支え、腕を曲げ伸ばしする運動。腹・背・腕の筋肉をきたえる。 **うで・だめし【腕試し】**《名・自サ》自分の腕まえや力がどのくらいであるか、ためしてみること。力だめし。 **うで・っこき【腕っ『扱き】** 「腕きき」に同じ。 **うで‐っぷし【腕っ節】** (「うでぶし」の促音化)●腕(の関節)。●腕の力。腕力。[コロ]「ーが強い」 >■類義語の使い分け 「腕力・腕っ節」 **うでどけい【腕〈時計〉】** 手首につけて持ち歩く小型の時計。 **うてな【『台】** [雅]●見晴らしのいい高い建物。高殿。高楼。●物をのせる、上の平らな台。[連]「蓮花の―(=極楽浄土に往生した人がすわる、ハスの花の座)」●植物の萼。[表記]③は「萼」とも書く。 **うで・まえ【腕前】** 物事をうまくやってのける能力・技術。手腕。技量。手なみ。「すぐれたーを見せる」 **うで・まくら【腕枕】**《名・自サ》曲げたひじの上に頭をのせてねること。ひじまくら。手枕。 **うで・まくり【腕『捲り】**《名・自サ》〔自由に活動できるように〕衣服のそでをまくりあげて腕を出すこと。 **う・でる【『茹でる】**《他下一》(「ゆでる」の転)〔調理のために〕あつい湯の中に入れてにる。ゆでる。 **うで・わ【腕輪】** 飾りとして腕にはめる輪。ブレスレット。 **う・てん【雨天】** [文]雨が降る天候・日。雨ふり。「―でも決行する」「―順延」[対]晴天。曇天。 **う・と【烏兎】** [文]●太陽と月。[参考]太陽にはカラス(金烏)、月にはウサギ(玉兎)がすむという中国の伝説から。●年月。月日。歳月。 **うど【独活】** ウコギ科の多年草。高さ約一・五メートル。夏に小さな白い花をつける。地上に出る前の若い茎はやわらかく、香りがあり、食用。根は生薬の解熱剤となる。 **――の大木**《句》体は大きいが、何の役にもたたない人のたとえ。 **うと・い【疎い】**《形》〔ある事柄について〕よく知らない。「経済に―・い」●〔間柄が〕あまり親しくない。「関係が―・くなる」[文]うと・し《ク》。 **うとう【右党】** ●右翼政党。保守党。[類]右派。●[俗][酒飲みを「左党」ということから]酒が飲めず、甘い物の好きな人。[類]下戸。[対]①②左党。 **うとう【善知鳥】** ウミスズメ科の海鳥。北太平洋や日本海北部などに群生する。背と胸が黒茶色で、腹は白い。繁殖期にはくちばしにこぶができる。うとうどり。 **うと・うと**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)浅くねむるようす。ねむりにはいりかけるようす。「祖母は縁側でーしている」[類]うつらうつら。 **うとうと・し・い【疎疎しい】**《形》〔間柄が〕親しくないようすだ。冷淡である。[類]よそよそしい。 **う・とく【有徳】**《名・形動》[文]●徳がそなわっていること。●裕福なこと。金持ち。=ゆうとく。 **うと・そうそう【烏『兎『匆匆】** 月日がたつのが早いこと。 <138> うとましい―うのめた **うとまし・い【疎ましい】**《形》〔ある物事や人から受ける感じが〕気にそわなくていやである。いとわしい。「見るのも―・い」[対]好ましい。[文]うとま・し《シク》。 **うと・む【疎む】**《他五》うとんじる。きらう。〔多く受け身の形で使う〕「上司に―・まれる」[文]《四》。 **うどん【饂飩】** (「うんどん」が省略された形)めん類の一つ。小麦粉に食塩と水を加えてこね、薄くのばし、細長く切ったもの。[参考]生のものは「一玉…」「一袋…」、料理して器に盛ったものは「一杯…」「一丁…」と数える。**―こ【一粉】** 小麦粉。 **うどんげ【『優曇華】** ●〔仏〕インドで、三〇〇〇年に一度花を開くと伝えられる想像上の植物。●非常にまれなことのたとえ。優曇華の花。●草木や天井板などにうみつけた、クサカゲロウの卵。細い糸状の柄の先に卵がつくのを吉兆とも凶兆ともいう。うどんげの花。 **うとん!じる【疎んじる】**《他上一》きらい遠ざける。よそよそしくする。うとむ。うとんずる。 **うなが・す【促す】**《他五》●早くするように言う。急がせる。催促する。「猛省を―・す」●進行を早める。促進する。「植物の生長を―・す」●ある事をするようにすすめる。「決断を―・す」「出馬を―・す」[文]《四》。 **うなぎ【鰻】** ウナギ科の魚。体は細長く、ぬるぬるしている。深海に下って産卵し、稚魚は、春、川を上って親になる。食用。脂が多く、かば焼きなどにする。 **――の寝床**《句》せまくて細長い家や場所のたとえ。 **うなぎ・のぼり【「鰻上り・鰻登り】** 〔物事の程度・価値などが〕みるみるうちにあがること。「株価がーに上昇する」[語源]ウナギが水中をのぼるようすから。 **うなさ・れる【魘される】**《自下一》おそろしい夢などを見て、ねむったまま苦しそうなうなり声をあげる。「悪夢に―・れる」[文]うなさ・る《下二》。 **うな・ず・く【頷く・『首肯く】**《自五》〔理解・同意・承認などの意を示すため〕あごを下に動かす。[表記]現代仮名遣いでは「うなづく」も許容。 **うなず・ける【頷ける・『首肯ける】**《自下一》(「うなずく」の可能形)納得できる。もっともだと思われる。[表記]現代仮名遣いでは「うなづける」も許容。 **うな・だ・れる【『項垂れる】**《自下一》〔失望・悲しみ・恥ずかしさなどのために〕頭を前にたれる。また、元気がなくなる。[類]うつむく。 **うな・づ・く【頷く・『首『肯く】**《自五》→うなずく。 **うな‐でん【ウナ電】** 至急電報。ウナ。[参考]「ウナ」は「至急」の意の記号。昭和五一年に廃止。 **うなどん【鰻丼】** 「うなぎどんぶり」の略。ウナギのかば焼きをのせ、たれをかけたどんぶり飯。 **うな‐ばら【〈海原〉】** ひろびろと広がった海。「大―」 **うなり【唸り】** ●うなること。また、その音。[例]「―を上げて、独楽が回る」●凧につけ、風によって低い音を出させるもの。●〔理〕振動数の少しちがう二つの音が接近した場合に、互いに干渉しあって、音が周期的に強くなったり弱くなったりする現象。 **うな・る【唸る】** ■《自五》●〔「ウウー」というような〕長く引いた低い声を出す。「犬が―・る」[類]うめく。●長くひびく低い音を出す。「モーターが―・る」●たくわえられた勢いや物が、はちきれそうになる。「腕が―・る」「お金が―・るほどある」●[すぐれた芸・わざなどに接して]ひどく感動する。感嘆する。〔多く、使役の形で使う〕「名調子で聴衆を―・らせる」[文]《四》。 ■《他五》〔浄瑠璃・謡・浪曲などを〕よくない声やへたな節で・うたう(語る)。「浪曲を―・る」[文]《四》。 **うなじ【『海路】** [雅]船が通る海上の道。海路。[対]陸路。 **うなじ【項】** 首の後ろの部分。えりくび。 **うなじゅう【「鰻重】** 二重の重箱の、上の箱にウナギのかば焼きを入れ、下の箱に飯を入れたもの。また、一つの箱に入れた飯の上にかば焼きをのせたものにも言う。 **うに【『海『胆・『海『栗】** 棘皮動物ウニ類に属する海生生物の総称。殻は球形あるいは円盤形でとげが多く、栗のいがに似る。海中の岩の間にすむ。卵巣や精巣を食用にする。 **うに【『雲丹】** ウニの卵巣を塩づけにした食品。 **うぬ【汝・『己】**《代名》[俗]●《対称の人称代名詞》相手をののしっていう語。てめえ。きさま。●自分自身。自分。〔②とも古風で粗野な言い方〕 **うぬぼれ【自、惚れ・『己、惚れ】** うぬぼれる・こと(心)。「ーが強い」[類]自負。**―かがみ【―鏡】** 〔江戸時代、それまで使っていた金属製の鏡に対して〕ガラスの裏に水銀をぬった鏡の称。ビードロ鏡。[語源]容貌を実際より良く見せる鏡の意という。 **うぬ・ぼ・れる【自惚れる・『己、惚れる】**《自下一》実力以上に、自分がすぐれていると思いこんで得意になる。「秀才だとー・れる」 **うね【畝・畦】** ●作物を作るために、畑に細長く(幾すじも平行して)土を盛った・もの(所)。●畝に形の似たもの。「―編み」 **うねうね**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)山脈・道などが高く低く、または曲がりくねって長く続くようす。「―と続く山道」[類]くねくね。 **うね・おり【畝織り】** 畝のように高低のある模様を織り出す織り方。また、その織物。あぜ織り。 **うね・め【『采女】** 奈良時代、おもに天皇の食事の世話をした後宮の女官。[参考]平安時代にはすたれた。 **うねり** ●うねること。また、その度合い。●波が上下にうねり大きくゆれること。また、その波。●物事の起伏・曲折などのようす。「歴史の―」「変革の―が起こる」 **うね・る**《自五》●曲がりくねって進む。[類]蛇行。●山脈・波などが(大きい周期で)高くなったり低くなったりする。[文]《四》。 **うのう【右脳】** 大脳の右半分。図形・音楽・直感力などの認識にかかわるとされる。[対]左脳。 **う・の・け【兎の毛】** ウサギの毛。また、物事がきわめて小さいことのたとえ。「――ほどの痛みも感じない」 **う・の・とき【卯の時】** →う(卯)③。 **う・の・はな【卯の花】** ●「ウツギ」の花。●「ウツギ」の別称。●「うのはな①に似ているところから]豆腐をつくるときにできる絞りかす。おから。きらず。**-くたし【一『腐し】** [雅](卯の花をくさらせる意から)卯の花のさいているころに降る長雨。五月雨。「さす傘もーもちおもり〈久保田万太郎〉」 **うーのみ【鵜呑み】** ●〔鵜が魚をのみこむように〕食べ物をかまないでのみこむこと。まるのみ。●物事の内容をよく理解・検討しないで、そのまま受け入れること。[例]「人の話を一にする」 **うのめたかのめ【『鵜の目・鷹の目】**《句》→「鵜」の子見出し。 <139> うは―――うまに **う・は【右派】** 一つの団体や政党の中で、保守的な考えをもつ人たちの一派。また、その人。[類]右翼。右党。[対]左派。 **うぶごえ【産声】** 生まれた時にはじめて出す泣き声。呱々の声。 **――を上・げる**《句》●人が生まれる。●新しくできる。新しく活動を始める。「独立国として―・げる」 **うば【〈乳母〉】** 母親に代わって、赤ん坊に乳をのませ、また、世話をして育てる女性。めのと。おんば。 **うば【姥・媼】** ●老女。ばば。おうな。●能楽で、老女。また、その能面。[対]尉。 **うば・う【奪う】**《他五》●〔相手の意志にかかわりなく〕力ずくで一方的に取りあげる。むりやりに取り去る。「領土を―・う」[句]「足を―・う(=交通機関がとまる)」[句]「体温を―・う(=下げる)」●〔試合・争い事で〕優位に立つ。また、勝利を手に入れる。「首位を―・う」「決勝ゴールを―・う」「名人位を―・う」「議会で多数を―・う」●「気持ちを〕強くひきつける。夢中にさせる。[句]「目を―・われる」[文]《四》。 **うはうは**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)[俗]喜びをおさえきれないようす。うわついて落ち着かないようす。「大もうけして―する」 **うば・ぐるま【〈乳母〉車】** 乳幼児を乗せる箱形の手押し車。 **うば・ざくら【姥桜】** ●葉より先に花をつける桜。ヒガンザクラ。●年をとっても色気のある女性。 **うばすて・やま【姥捨山】** 年をとって役に立たなくなった人を移しておく職場・地位。[参考]「姨捨山」伝説から転じて使われる語。おばすてやま。 **うはつ【有髪】** 僧や尼が髪をそらずにいること。 **うばら【『茨】** [文]いばら。また、野ばら。 **う・ひょう【雨氷】** 摂氏零度以下になった雨粒が、地面や地表の氷点以下の物について氷となったもの。 **うぶ【『初・『初心】**《名・形動》(「産(=生まれた時のままであること)」の転)●純情なこと。すれていないこと。●性的な知識を十分に知らない・こと(人)。 **うぶ・がみ【産神】** ●出産の安全をつかさどる神。うぶのかみ。うぶすながみ。 **うぶ・ぎ【産着・産『衣】** 生まれたばかりの赤ん坊に着せる着物。 **うぶげ【産毛】** ●生まれた時に赤ん坊にはえているやわらかい髪の毛。産髪。●体にはえる細かくやわらかい毛。[類]和毛。 **うぶすな【産『土】** ●その人の生まれた土地。●「うぶすながみ」の略。**―がみ【―神】** その人や一族が生まれた土地の守り神。氏神。うぶがみ。うぶすな。 **うぶ・ゆ【産湯】** 生まれた子をはじめて湯に入れること。また、その湯。初湯。[コロ]「―を使わせる」。 **うべ【『宜】**《副》[古]もっともだ。むべ。「―なるかな」 **うべかりし【得『可かりし】**《連語》[文]得られるはずであった。「―利益」 **うべ・な・う【『宜う・『肯う・『諾う】**《他五》(「宜」+「…する」意の接尾語「なふ」) [文]●承諾する。同意する。●肯定する。同①②うけがう。[文]《四》。 **うへん【右辺】** 等式や不等式で、等号や不等号の右側にある数式。[対]左辺。 **うま【『午】** ●十二支の七番目。●昔の方角の名。南。●昔の時刻の名。今の午後零時。または、午前一一時から午後一時までの間。うまの時。●昔の年・月・日にあてた呼び名。 **うま【馬】** ●ウマ科の動物。ひづめが発達し、はやく走る。昔は耕作・運搬など、今は競走用・乗用などに使う。駒。[参考]「一頭…」「一匹…」と数える。人が乗っている場合には「一騎…」と数える。●左右に開く脚のついた、ふみ台。●将棋で、角が成った「竜馬」の略。[参考]「桂馬」をさすこともある。●木馬。 **――が合・う**《句》たがいに気が合う。馬と乗り手との息が合うことから。 **――には乗ってみよ人には添うてみよ**《句》物事は実際に経験してみないとわからないということ。 **――の背を分・ける**《句》夕立などが、ある場所に降り、少しはなれた他の場所には降らないこと。局地的に降ること。 **――の耳に念仏**《句》忠告や意見をきき入れようとしないことのたとえ。馬の耳に風。[類]馬耳東風。 **――は馬連れ**《句》牛は牛連れ馬は馬連れ。 **――を牛に乗り換・える**《句》歩みの速い馬から、おそい牛に乗りかえる。有利なものを捨てて代わりに不利なものを取ることのたとえ。[対]牛を馬に乗り換える。 **うま・い【『旨い】**《形》●味がよいと感じる。おいしい。「―・い菓子」[参考]おいしい。[表記]「甘い」「美味い」とも書く。●好ましいようすだ。自分の希望にぴったりあうようすだ。つごうがよい。「―・い話」「仕事が―・くいかない」●てぎわがよいようすだ。上手だ。「字が―・い」「―・く処理する」[表記]③は「巧い」「上手い」とも書く。[対]①~③まずい。[文]うま・し《ク》。 **――い汁を吸・う**《句》自分は何の努力もせずに、地位や他人を利用して利益をえる。あまい汁を吸う。 **うま・いち【馬市】** 馬を売り買いする市場。 **うまうま** ■《副》(「―と」の形も)たくみなやり方で、相手を自分の思いどおりにするようす。うまく。まんまと。〔多く、相手をだますような悪いことの場合に言う〕 ■《名》「(おいしい)食べ物」の意の幼児語。 **うまおい・むし【馬追い虫】** キリギリス科の昆虫。体は緑色で、頭・胸・背が褐色。「スイーッチョ」となく。すいっちょ。うまおい。 **うま・がえし【馬返し】** 昔、山道で、道が険しくなり、乗ってきた馬を引き返させて歩き始める地点。 **うま・かた【馬方】** 馬を使って荷物や人を運ぶ職業の人。馬子。馬追い。 **うまごやし【馬肥やし・苜蓿】** ●マメ科の二年草。夏、蝶形の黄色い花をつける。飼料・肥料などに用いる。●「クローバー」の俗称。 **うまざけ【『旨酒・味酒】** うまい酒。美酒。 **うまず・たゆまず【倦まず、撓まず】**《連語》あきもせずおこたりもせず、こつこつと一生懸命に努力するようす。〔副詞的に用いる〕「―勉強を重ねる」 **うまず・め【『石女】** (「産まず女」の意)子供を産めない女性。妊娠する能力のない女性。[参考]不妊を女性の一方的責任とする語で、今は使わない。 **うま‐づら【馬面】** ●馬のように長い顔(の人)をあざけって言う語。馬顔。●「ウマヅラハギ」の略。カワハギ科の海魚。食用。 **うま・とび【馬跳び・馬飛び】** 前かがみになった人の背に手をついて、とびこえる遊び。 **うまーに【『旨煮・『甘煮】** 料理の一つ。肉や野菜をあまくて濃い味ににつけたもの。 <140> うまのあ――うみじ **うま・の・あし【馬の足・馬の脚】** ●芝居で、作りものの馬の中にはいって足になる役者。●下級の俳優。また、芸の下手な俳優。大根役者。 **うま・の・はなむけ【馬の「餞・馬の「餞『別】** (「馬の鼻向け」の意)〔古〕旅に出る人への贈り物。餞別。[語源]昔、旅に出る人を送る時に、その人の乗る馬の鼻を行く先に向けて安全をいのったことから。 **うま・の・ほね【馬の骨】** 出身や身分のわからない人をののしっていう語。一句「どこの―かわからない」 **うまーぶね【馬『槽】** ●まぐさを入れるおけ。かいばおけ。●大きなおけ。 **うま・へん【馬偏】** 漢字の部首「馬」の称。 **うまみ【『旨み・『甘み】** ●おいしさ。[類]美味。●演技などのたくみさ。「―のあるせりふ」●〔仕事・商売などの〕もうけが多いおもしろさ。「――のある商売」[表記]「旨味」「甘味」とも当てる。**―ちょうみりょう【―調味料】** 天然のうまみ成分を、発酵作用を用いて製造した調味料。グルタミン酸ナトリウムなど。 **うま・や【馬屋・厩】** 馬を飼っておく小屋。馬小屋。厩舎。 **うまーや【駅】** 昔、街道すじなどで、旅人のために馬や人夫を備えておいて馬のつぎたしや宿泊の世話をした所。うまつぎ。宿場。宿駅。駅。 **うま・る【埋まる】**《自五》●くぼみなどの中に物がいっぱいに入れられる。「穴がごみで―・る」●たくさんのものにおおわれて、中にすっかりかくれる。うずもれる。「土砂に―・った家」●〔人やもので〕その場所がすっかりおおわれる。また、あいていた所などが、みちてふさがる。「空席が―・る」同①~③うずまる。●〔不足・損失などが〕おぎなわれて満たされる。「赤字が―・る」[文]《四》。 **うみ【膿】** ●傷・はれ物などがうんで生じる、黄色のにごった粘液。膿{のう}。うみしる。●取り除かなければならない弊害。「政界の――を出す」 **うまれ【生まれ】** ●生まれること。出生。誕生。●生まれた家の素姓。「武家の――」●生まれた土地。出生地。「―は九州です」●生まれた年代・時。「申年―」 **――も付かぬ**《句》生まれつきではない。〔事故・病気などで体の一部を失った時などに使う〕「――姿になる」 **うまれ・あわ・せる【生まれ合わせる】**《自下一》同じときに生まれる。ちょうどその時期に生まれる。生まれ合わす。「いい時代に―・せる」 **うまれ・お・ちる【生まれ落ちる】**《自上一》生まれてくる。生まれ出る。 **うまれ・かわ・る【生まれ変わる】**《自五》●死んだものが他のものに姿をかえて、再びこの世に生まれる。生き変わる。●すっかり心を入れかえて、性格や行動がかわる。別人のようになる。「真人間{まにんげん}に―・る」 **うまれつき【生まれ付き】** ■《名》生まれた時からもっている・こと(形・性質・能力など)。「けんか早いのはーだ」 ■《副》生まれながら。生来。「―涙もろい」 **うまれ・ながら【生まれ、乍ら】**《副》生まれた時から。生まれつき。生来。「――の役者」「―の病気」 **うま・れる【生まれる】** ■《自下一》●母の腹から・子(卵)が出る。また、卵からかえる。[類]生まれ出る。生まれ落ちる。臍の緒を切る。産声を上げる。呱々の声を上げる。孵る。/(対)出生。誕生。孵化。[対]死ぬ。●作り出される。新しくできる。「戦後―・れた国」●〔ある感情や効果などが〕生じる。「希望が―・れる」[文]うま・る《下二》。 ■《名》漢字の部首「生」の称。いきる。 >使い分け「うむ・うまれる」 **うみ【海】** ●地球の表面のうち、塩水をたたえた広い部分。〔月の表面の平らな部分にもいう〕「静かの―」[対]陸。●「…のー」の形で〉●液体が多量にある・こと(所)のたとえ。「血の―」●いちめんに広がり続いたもののたとえ。「火の―」●多く集まっているもののたとえ。「ことばの―」●[文]みずうみ。[連]「鳩のー(=琵琶湖)」[表記]③は「湖」とも書く。[参考]③は、地名に用いられる。●すずりで、水をためるところ。[対]陸。 >類語と表現 >[類語と表現「海」] 海は、塩水をたたえた果てない広がりをイメージにもつ。地球の表面積の約七〇%もしめる海は、広さ・広がりの象徴とも言える(前途洋々[洋も海と同義])。波だち、渦まき、荒れ狂う海は、日本人の心象を映し多くの和歌にうたわれてきた(徒波・余波・風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けて物を思ふころかな〈源重之〉)。また、海は一面に広がったものにもたとえる(泥の海・血の海・火の海)。 本来、対語は陸だが、古くから「山」との対比で、「海千山千」「海の物とも山の物ともつかない」「父の恩は山より高く母の徳は海より深し(=海の深さに注目した言い方)」などの表現をうんだ。「海幸山幸」は、海山がもたらす豊かな恵みを言ったもの(山海の珍味)。近年、海の鉱物資源が注目されているが、人は古来から船を作り、海に乗り出した(海外雄飛)。海はまた、見知らぬ国から何か未知の文物をもたらしてくれるものでもあった(渡来人・舶来・黒船)。 [大海・蒼海・内海・外海・荒海・泥海・海原・海の原・大海原・青海原・四海・沿海・環海・近海・遠海・深海・東海・南海・絶海・海峡・海淵・海域・海洋・大洋・遠洋・内洋・外洋・北洋・極洋・太平[大西・インド]洋・沖・沖合・潟・湾・峡湾・入り江・入り海・瀬戸・[紀伊・浦賀]水道・フィヨルド/一衣帯水] [海の形容](外)洋々・茫洋・漫々 ◇[全世界]四海・[社会]苦海 **――の物とも山の物ともつか・ない**《句》物事の正体・本質がつかめず、将来どうなるか見当がつかないたとえ。「海の物とも山の物ともわからない」とも。 **うみうし【海牛】** 海にすむウミウシ亜綱のウミウシ目とアメフラシ目・ヒトエガイ目の一部に属する軟体動物の総称。色彩のあざやかなものが多い。頭部に二本の触角がある。 **うみ・おと・す【産み落とす・生み落とす】**《他五》子供を産む。卵を産む。 **うみ‐かぜ【海風】** かいふう(海風)。 **うみがめ【海亀】** 海にすむカメの総称。日本近海にはアオウミガメ・アカウミガメ・タイマイなどが生息する。国際取引が規制されている。 **うみ‐さち【海幸】** →うみのさち。[対]山幸。 **うみ‐じ【海路】** うなじ(海路)。 <141> うみせん――うめたて **うみせん・やません【海千山千】** (海千年山千年の意)世間でのさまざまな経験をへて悪がしこくなっている・こと(人)。老獪な・こと(人)。「―の経営者」[語源]海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になるということから。 **うみ・だ・す【生み出す・産み出す】**《他五》●子・卵をうむ。[表記]ふつう「産み出す」と書く。●別の物、または新しい物を作り出す。「新製品を―・す」●努力して作り出す。「利益を―・す」「企画を―・す」 **うみ・づき【産み月】** 子を産む予定の月。臨月。 **うみ・つ・ける【生み付ける・産み付ける】**《他下一》●[魚・昆虫などが]卵を物に付着させてうむ。「ニシンが海藻に卵を―・ける」●その性質を与えて生む。 **うみ・づり【海釣り】** 海で魚をつること。[類]川釣り。 **うみ・なり【海鳴り】** あらしや津波の前兆として海のほうからひびいてくる、遠雷または風のような音。また、波のうねりが海岸近くでくずれる音。海鳴。 **うみ・ねこ【海猫】** カモメ科の海鳥。背・翼が青灰色で、他は白色。鳴き声がネコに似ている。 **うみ・の・おや【生みの親・産みの親】** ●その人を産んだ両親。実の親。[対]育ての親。養い親。●〔苦労して〕最初につくった人。「議会政治の―」 **――より育ての親**《句》自分を産んだ親より育ててくれた親のほうがありがたい。生みの恩より育ての恩。 **うみ・の・くるしみ【生みの苦しみ・産みの苦しみ】**《連語》●子を産むときの苦しみ。●物事を新しくはじめるときの苦労。[類]①②陣痛。 **うみ・の・さち【海の幸】** 海からとれる食料。海産物。魚・貝・海藻など。海幸。[対]山の幸。 **うみ・の・ひ【海の日】** 国民の祝日の一つ。海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日。七月第三月曜日。 **うみ・びらき【海開き】** 海水浴場で、その年になってはじめて一般に海水浴をゆるすこと。また、その日。 **うみ・べ【海辺】** 海に近い所。海のほとり。海辺。[類]海岸。海浜。[対]山辺。 **うみ・へび【海蛇】** ●爬虫類ウミヘビ科のヘビ。暖かい地方の海にすむ。有毒。●硬骨魚類ウミヘビ科の海魚。するどい歯をもつ。南日本に多い。 **うみぼうず【海坊主】** ●海上に現れると想像される、坊主頭の大きな化け物。●「アオウミガメ」の別称。インド洋・太平洋などにすむ大きなカメ。 **うみ・ほおずき【海『酸漿】** アカニシ・テングニシ・ナガニシなどの巻き貝が卵を入れて保護する、革質の袋(=卵囊)の通称。口で鳴らす、ほおずきの代用。 **うみ・ほたる【海蛍】** ウミホタル科の節足動物。体長約三ミリ。太平洋の浅海に多くすむ。上唇から発光物質を分泌する。 **うみ・やま【海山】** ●海と山。●《山のように高く海のように深い意で》愛情や恩恵が高く深いことのたとえ。「―の恩」●非常に。たくさん。〔多く、副詞的に使う〕「申し上げたきことは―ございますが…」 **う・む【有無】** ●あることと、ないこと。あるなし。「連絡の―にかかわらず来てくれ」●承諾することと、断ること。 **――を言わせ・ず**《句》むりやりに。いやおうなしに。「―・ぬ強引さ」 **う・む【『膿む】**《自五》体にうみをもつ。化膿する。「傷が―・む」[文]《四》。 **う・む【『倦む】**《自五》[文]●物事にあきて、いやになる。退屈する。●くたびれる。疲れる。[文]《四》。 **う・む【『熟む】**《自五》[文]〔くだものなどが〕熟す。実が入る。うれる。「柿が―・む時期」[文]《四》。 **う・む【生む・産む】**《他五》●母が・子(卵)を腹から外へ出す。分娩する。また、子を作り設ける。[類]産み落とす。産み付ける。子をなす。身二つになる。孵す。/(対)出産。分娩。産卵。●新しくつくり出す。「新記録を―・む」「金が利子を―・む」[類]作成。作製。形成。生成。●ある事が原因となって、ある事態が生じる。「誤解を―・む」「紛争を―・む」[文]《四》。 >使い分け >[使い分け 「うむ・うまれる」] >生む〔生命を与える。新しいものを作り出す〕一男一女を生(産)む・生(産)みの親・新しい命を生(産)み出す・傑作を生む・利益を生む・発明に至る生みの悩み >産む〔出産する〕猫が子を産む・卵を産む・病院で男児を産む。産み付ける・産み月・産(生)みの苦しみ >生まれる〔生命が与えられる。作り出される〕裕福な家庭に生まれる・犬の子が生まれる・生まれてこの方・近年生まれた国・記録が生まれる・疑問が生まれる >[参考]「産む/生む」は、動物の出産にはもっぱら「産」が、人間には、出産の意では「産」、子を設け作る意では「生」が使われるが、近年は後者の意でも「産」と書く傾向がある。物事には「生」が使われる。「うまれる」(=「産む」の自発形)は、一般には「生まれる」と書くが、殊更に「出産」に注目して言う場合は「産」も使われる(予定日だがなかなか産まれない)。 **うめ【梅】** バラ科の落葉高木。原産地は中国。花は白・うす紅色・紅色などで、二月ごろつく。果実は食用。 **――に鶯**《句》よくつりあうもののたとえ。[類]竹に雀。 **うめ・あわ・せる【埋め合わせる】**《他下一》不足や損失を他のもので・つぐなう(補う)。うめあわす。「損失を―・せる」 **うめき【埋め木】** ●木材の穴・すきまなどをかくすために、細かい木片をうめること。また、それに使う木片。●「埋め木細工」の略。寄せ木細工。 **うめ・く【呻く】**《自五》●痛みや苦しみのためにうなり声をあげる。●ひどく感心するあまり声を出す。うなる。「名演奏に思わず―・く」●苦心して詩歌を作る。苦吟する。[文]《四》。 **うめ‐くさ【埋め草】** 雑誌・新聞などの紙面の余白をうめるために用意する短い文章。 **うめ・しゅ【梅酒】** 焼酎に砂糖を加え、青い梅の実を入れて密封し、貯蔵して作った酒。 **うめーず【梅酢】** 梅の実を塩づけにしたときにできる酸味の強い汁。アカジソを入れて赤い色をつけ、ショウガなどをつける。 **うめ・たて【埋め立て】** 埋め立てること。また、埋め立てた場所。埋め立て地。 <142> うめたてる―うらわけ **うめ・た・てる【埋め立てる】**《他下一》〔川・海などを〕土で埋めて陸地にする。[類]干拓。 **うめ・づけ【梅漬け】** ●梅の実をアカジソの葉とともに塩づけにしたもの。適度のかたさをもち、梅干しのようなしわはない。●梅の実を焼酎でつけたもの。●うすく切ったしょうが・大根などを梅酢につけたもの。 **うめ・びしお【梅醬】** 梅干しの果肉に砂糖を加えてよく練りまぜた食品。 **うめぼし【梅干し】** ●梅の実を塩づけにしたのち、夏の晴天の日によく干し、アカジソの葉を加えなどしてつけた、日本特有の食品。●「うめぼしあめ」の略。色や形を梅干しの形に似せたあめ。 **うめもどき【梅『擬】** モチノキ科の落葉低木。葉がウメの葉に似る。六月ごろ、淡紫色や白色の小さな花をつける。冬、葉が落ちた後まで小さな赤い実をつける。雌雄異株。 **う・める【埋める】**《他下一》●うずめる。●〔金銭の足りない分を〕補う。「赤字を―・める」●水を入れて液体の温度を下げる。ぬるめる。「風呂を―・める」[文]う・む《下二》。 **う‐もう【羽毛】** 鳥の体に生えているやわらかい毛。ダウン。「―布団」 **うもれ・ぎ【埋もれ木】** ●長い間、土中にうずもれて石のようにかたくなった木。良質のものは、細工物用。●世間から捨てられてかえりみられない境遇にある・こと(人)。 **――に花が咲・く**《句》長い間不遇であった人が、意外な幸運にめぐりあってよい地位につくことのたとえ。 **うも・れる【埋もれる】**《自下一》→うずもれる。[文]うも・る《下二》。 **うやうやし・い【恭しい】**《形》敬いつつしんで礼儀正しくふるまうようすだ。「―・く一礼する」[類]恭敬。恭虔。慇懃。 **うやま・う【敬う】**《他五》尊い者・えらい者として礼をつくし、命令に従おうとする気持ちをもつ。また、そのような態度をとる。「神仏を―・う」「老人を―・う」[類]あがめる。尊敬。畏敬。敬愛。[文]《四》。 **うや‐むや【有耶無耶】**《名・形動》(「有るのか無いのか」の意から)物事の筋道や結末が、はっきりしないままになること。[例]「話がーに終わる」「責任をーにする」[類]あいまい。 **う‐ゆう【烏有】** (「烏んぞ有らんや(=どうしてあるものか)」の意から)まったくないこと。[類]皆無。 **――に帰・す**《句》火災にあって何もかもなくなる。 **うようよ**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)たくさんの(小さな)生き物や、つまらない人間が集まって動いているようす。うじゃうじゃ。 **うよ‐きょくせつ【『紆余曲折】**《名・自サ》●道が曲がりくねること。●いろいろとめんどうな事情があって、複雑な経過をたどること。「―の末、法案が成立した」 **う‐よく【右翼】** ●右のつばさ。●隊列など左右に広がったものの中で、右側の部分。●保守的・国粋主義的な思想(をもつ人々の集団)。[語源]フランスの革命時の議会で、保守派が議長席からみて右側に席をしめたことから。[類]右派。●野球で、本塁から見て右側の外野。また、そこを守る選手。ライト。右翼手。[対]③④左翼。 **う‐よく【羽翼】** ●羽とつばさ。●《名・他サ》[文]力を貸すこと。助けとなる・こと(人)。「――の臣」[類]翼賛。 **うら**《接頭》「はっきりしないがなんとなく」「どことなく」の意。「―さびしい」[参考]古くは「心」の意味。 **うら【浦】** [文]●海辺。浜辺。●海・湖などが陸地に入りこんだところ。入り江。[参考]ふつう、他の語について固有名詞を作る。「鯛の――」「壇の―」 **うら【裏】** ●一対の面をもつ物の、正面でない方。表面や前面でない方。●着物の内側につける布。裏地。[対]①②表。●反対のこと。逆の立場。「物事を―から見る」●物事の表面に現れない面。内情。「人には言えないーがある」●家の後ろ側。後ろ側の入り口。「―から入る」●公正でないこと。公然とされていないこと。「―からたのみこむ」[対]④~⑥表。●[論]「AならばBなり」という形の命題に対して「AならざればBならず」という形の命題。[参考]もとの命題が真であってもその裏は必ずしも真とはならない。●連歌・俳諧で、二つに折った懐紙の裏側の面。●野球で、一イニングのうち後攻めのチームが攻める時。「七回のー」[対]表。 **――には裏があ・る**《句》物事の裏面には複雑な事情や仕組みがある。 **――の裏を行・く**《句》相手がこちらの思いもかけなかったような事をたくらめば、さらにそれをくつがえすような計略を考えて相手を出しぬく。 **――を返・す**《句》●同じことをまたする。●「―・せば」の形で〉逆の言い方をすれば。 **――をか・く**《句》相手が考えたことと反対のことをして、相手を出しぬく。裏をゆく。[類]意表をつく。 **――を取・る**《句》実際の証拠を探り出して、供述などの真偽を確かめる。「自供の―・る」 **うら‐あみ【裏編み】** 棒針編みの基本的な編み方の一つ。メリヤスの裏と同じ編み目になる。[対]表編み。 **うら・うち【裏打ち】**《名・他サ》●〔補強するために〕紙・布・革などの裏に、別の紙・布などをはること。特に、衣服の表地の裏に別の布地をつけること。●《多く「受け身」の形で》別の面から補強されること。裏づけられること。「経験に―された運動能力」「過去の実績にーされた販売方法」 **うら・うつり【裏移り・裏写り】**《名・自サ》●印刷した紙のインキが、重なった他の紙の裏にうつること。裏汚れ。●表裏とも印刷した紙の、裏の文字や絵がすけて見えること。「紙がうすくて―する」[参考]①は「裏移り」、②は「裏写り」と書く。 **うらうら**《副》(「―と」の形も)●春の太陽が明るくのどかに照っているようす。うららかなようす。●〔かすみなどが〕のどかにたなびくようす。 **うらえり【裏襟・裏『衿】** 衣服のえりの裏側になる布地。裏側のえり。[対]表襟。 **うら‐おもて【裏表】** ●裏と表。「紙の―」●裏と表を反対にすること。裏返し。「セーターをーに着る」●外見と中身が一致しないこと。「―のある男」●外見と内実。「政界の―を見る」 **うらかいどう【裏街道】** 正式の街道ではない道路。[参考]うしろぐらい生活の意でも用いる。「人生の―」[対]表街道。 **うら‐がえし【裏返し】** ●ひっくり返して今までの裏を表にすること。また、そのようにした状態。裏表。●反対。逆。「乱暴な行為の―には弱さと甘えがある」 <143> うらがえ―うらはず **うら‐がえ・す【裏返す】**《他五》●ひっくり返して、表を裏にする。●物の見方・立場を反対にする。「投手戦だが、―・せば貧打戦だ」 **うら・がえ・る【裏返る】**《自五》●ひっくり返って表が裏になる。●〔緊張や力みによって〕声が上ずる。●心変わりする。裏切る。〔古い言い方〕 **うら‐がき【裏書】**《名・自他サ》●〔小切手・手形・証券・書画・巻物などの〕書面の裏に氏名・住所や、内容の証明・注記など、必要な事柄を書くこと。また、その書かれたもの。●ある物事が確実であることを他の事柄で証明すること。「潔白を―する証拠」[表記]②はふつう「裏書き」と書く。 **うら‐かぜ【浦風】** 海岸に吹く風。浜風。「―軽く沙吹く〈文部省唱歌・海〉」 **うら‐かた【裏方】** ●〔大道具係・小道具係・衣装係・照明係など〕舞台の裏側で働く人。[対]表方。●表立って活躍する人の陰にいて、実質的な準備・運営などに当たる人。「通訳として国際会議の―をつとめる」 **うらがなし・い【うら悲しい】**《形》(「うら」は接頭語)特に理由もないのに、なんとなく悲しい。 **うら‐がね【裏『曲・裏「矩】** かね尺の裏側につけた尺度。表の一目盛りの√2(=約一・四一四)倍を一目盛りとしてある。うらじゃく。 **うらがね【裏金】** ●ものの裏にうちつける金。[表記]「裏鉄」とも書く。●〔取り引きなどを有利にするため〕表向きに支払う金銭のほかに、内密に支払う金銭。 **うらがみ【裏紙】** 印刷などで一度使用したが、片面が使われないままになっている紙。また、その片面。[参考]試し印刷やメモに用いる場合にいう。 **うら・が・れる【『末枯れる】**《自下一》〔寒さで〕草や木の枝先や葉先がかれる。 **うらがわ【裏側】** 裏の方。裏面。[対]表側。 **うら・ぎ【『末木】** 樹木の先。こずえ。[対]本木。 **うら‐きど【裏木戸】** ●家の裏にある木戸。●芝居や大相撲の小屋で、関係者だけが出入りする裏口。 **うら・きもん【裏鬼門】** 〔家相などで〕鬼門(=東北)と反対の方角。西南の方角。坤。[参考]鬼門と同じく不吉な方角といわれる。[対]鬼門。 **うらぎり【裏切り】** うらぎること。「―は許さない」[類]背信。寝返り。 **うらぎ・る【裏切る】**《他五》●〔誓いや約束などを破って]味方にそむき、敵方につく。「味方を―・る」[類]寝返る。●[予想・信頼・期待などに]そむく。反する。「期待を―・る成績」 **うら‐くぎ【裏『釘】** 打ち込んだ釘の先が、裏側までつき出たもの。 **――を返・す**《句》(裏釘の先を反対側に折り曲げてぬけないようにする意から)念には念を入れて物事をする ことのたとえ。 **うらぐち【裏口】** ●建物の裏側にある出入り口。勝手口。通用口。[対]表口。●山の裏側にある登り口。●正当でない方法で物事を行うこと。「―入学」 **うら‐げい【裏芸】** 芸人が余興などでしか見せたり聞かせたりしない、自分の専門以外のとっておきの芸。[類]隠し芸。[対]表芸。 **うらこうさく【裏工作】**《名・自サ》ある目的のために、関係者に対して、ひそかにはたらきかけること。裏面工作。[参考]表向きの活動に対していう。 **うら‐ごえ【裏声】** 自然の発声では出せない、技巧的な高い声。[対]地声。 **うらごし【裏『漉し】** ●円形のわくに目の細かい網を張った調理用具。「―にかける」●《名・他サ》うらごし①を使って食べ物を細かくつぶしたり、こしたりすること。「サツマイモをーしてキントンをつくる」 **うらさく【裏作】** 主要な作物をとり入れたあと、次の植えつけまで、その土地で他の作物を作ること。また、その作物。後作。[対]表作。 **うら‐ざと【浦里】** [雅]海の近くの村。漁村。 **うら・さびし・い【うら寂しい】**《形》(「うら」は接頭語)なんとなくさびしい感じだ。ものさびしい。「―・い夕暮れ」 **うら‐じ【裏地】** 衣服や袋物などをあわせ仕立てにするとき、裏につける布地。裏ぎれ。[対]表地。 **うらしまたろう【浦島太郎】** 伝説上の人物。助けたカメの案内で竜宮を訪れ、乙姫のもてなしを受ける。三年後に故郷にもどり、禁を破って土産の玉手箱を開けたところ、煙が立ちのぼり、たちまち老人になった。浦島の子。[参考]世の中のようすがすっかり変わったことにとまどう人にたとえることもある。 **うら‐じゃく【裏尺】** 「裏曲」に同じ。 **うら‐じょうめん【裏正面】** 「向こう正面②」に同じ。 **うらじろ【裏白】** ●物の、裏・内側・底などが白いこと。●ウラジロ科の常緑シダ植物。葉の裏は白色。正月の飾りに使う。 **うら・だな【裏『店】** 表通りの家の裏や路地の奥などにある(そまつな)貸家。[類]裏長屋。 **うら‐づけ【裏付け】**《名・他サ》●〔ある物事を〕証明するための確かな証拠になる・こと(もの)。「アリバイのー」●必要とする経済的な保証。「資金の―がない」 **うら・づ・ける【裏付ける】**《他下一》あることが確かであることを他の面から証拠だてる。「犯行を―・ける」「安全を―・ける」 **うら‐て【裏手】** 〔建物などの〕裏の方。後ろの方。「―に回る」 **うら‐どおり【裏通り】** 大通りに面した建物などの裏側を通っているせまい道。裏道。[対]表通り。 **うら‐どし【裏年】** 果物のよく実らない年。[対]なり年。 **うら‐とりひき【裏取り引き】** かげで不正な取り引きをすること。公にされない交渉。[類]密約。 **うらない【占い・卜】** 占う・こと(方法)。また、それを職業にする人。卜占。[類]八卦。易。 **うら・な・う【占う・『卜う】**《他五》(「うら(=占い)」+「…する」意の接尾語「なふ」)●〔あるものの形や自然のきざしなどによって〕人の運命、吉凶・成り行きなどを考え定める。●予測する。「相場を―・う」 **うら・ながや【裏長屋】** 人家・商店などの裏にある(そまつな)長屋。[類]裏店。 **うら‐なり【『末『生り・『末成り】** ●時期がおそくなって、ウリ・カボチャなどのつるの先の方に実がなること。その実。[対]もとなり。●「うらなり①の実はやせて色も悪いことから]顔色が悪くやせて元気のない人。〔あざけって言う語〕 **ウラニウム** ウラン。▽uranium **うら・にほん【裏日本】** 本州の日本海側の地方の旧称。[参考]現在は「日本海側」という。 **うら・はずかしい【うら恥ずかしい】**《形》(「うら」は接頭語)なんとなくはずかしい。「―・い年ごろ」 <144> うらばな―うりかけ **うらばなし【裏話】** 一般には知られていない、かくされた事情に関する話。「日中会談のー」[類]秘話。 **うらはら【裏腹】** ■《名》●背と腹。●裏と表。「―なく話し合う」●背中あわせ。「生と死が―の危険な作業」[類]紙一重。 ■《形動》相反するようす。「卑下と―な自信」「言うことと行動がーだ」 **うらばんぐみ【裏番組】** ある放送番組と同時刻に放送される他の局の番組。 **うらぶ・れる**《自下一》〔おちぶれて〕みすぼらしくあわれなようすになる。「―・れた生活」 **うらぼん【盂蘭盆】** 〔仏〕七月(または八月)一五日に祖先の霊を祭り冥福をいのる行事。うら盆会。精霊会。たま祭り。ぼん。[語源]「ご飯」を意味する梵語odanaと盆を組み合わせた語。 **うら・まち【裏町】** 裏通りにある(さびれた)町。 **うらみ【恨み・『怨み】** ●うらむこと。また、その心。怨恨。「―を晴らす」[類]怨嗟。意趣。宿怨。遺恨。●不満に思う点。残念に思う点。欠点。「すなおな文章だが、やや平板なーがある」[表記]②はふつう「憾み」と書く。 **――骨髄に徹・する**《句》(「恨みが骨のしんまでしみ通る」意から)非常に深く人をうらむ。恨み骨髄に入る。 **――を買・う**《句》うらまれる。恨みをうける。「つまらぬことから人の―・う」 **――を飲・む**《句》恨みを晴らせず、くやしさやにくしみの気持ちをこらえる。恨みの心をおさえる。 **うらみ・がまし・い【恨みがましい】**《形》うらんでいるようすだ。非難する感じだ。「―・い言葉」「―・い目つきをする」 **うらみーごと【恨み言・『怨み言】** 恨みを述べることば。怨言。 **うら・みち【裏道】** ●裏口へ通じる道。●建物などの裏を通っている(せまい)道。裏通り。●本道以外の道。間道。ぬけ道。[参考]不正な手段などにもたとえる。「―から禁制品を仕入れる」 **うらみ・つこ【恨みっこ・『怨みっこ】** 互いにうらむこと。[参考]ふつう「恨みっこなし」の形で使う。 **うらみ・つらみ【恨み『辛み・『怨み『辛み】** さまざまな恨みごと。[例]「―を並べたてる」 **うら・む【恨む・『怨む】**《他五》●相手の仕打ちに対して不平・不満を持ち、にくいと思う。「主君を殺した敵を―・む」●思い通りにならず、くやしく思う。残念に思う。「我が身の不運を―・む」[表記]②は「憾む」とも書く。[文]《四》。 **うらむらくは【恨むらくは・『怨むらくは】**《連語》[文]おしいことには。残念なことには。「―覇気にとぼしい」[表記]「憾むらくは」とも書く。 **うら‐め【裏目】** ●さいをふって出た目に対して、その反対側の目。●編み物などの、裏側の目。[対]表目。 **――に・出る**《句》期待したことと逆の結果になる。 **うらめし・い【恨めしい・『怨めしい】**《形》●〔人を〕恨みたくなる思いだ。●情けない。残念だ。「体の弱いのが―・い」[文]うらめ・し《シク》。 **うら‐もん【裏門】** 建物などの裏のほうにある門。後門。[対]表門。正門。 **うらやま【裏山】** 建物・市街地などの裏にある山。 **うらやまし・い【羨ましい】**《形》(「心病ましい」の意)自分よりもよく見える他人のありさまなどを見て、自分もそのようになりたいと思う気持ちだ。「友を―・く思う」[類]ねたましい。[文]うらやま・し《シク》。 **うらや・む【羨む】**《他五》(「心病む」の意)自分よりもよく見える他人のありさまを見て、自分もそのようになりたいと思う。[類]ねたむ。[文]《四》。 **うら‐よみ【裏読み】** 書かれていないことや、かくされた気持ちを読むこと。「しぐさにかくされた心理を―する」 **うらら【『麗ら】**《形動》[文]うららか。「春の―の隅田川〈武島羽衣・花〉」 **うららか【『麗らか】**《形動》空が美しく晴れて、太陽がやわらかく照っているようす。うらら。〔主に春についていう〕「―な春の日」[類]晴朗。 **うら・わか・い【うら若い】**《形》(「こずえの葉が出たばかりでみずみずしい」意)ひよわそうで、いかにも若い感じだ。若くてういういしい。[主に女性に対していう]「―・い婦人」 **うら・わざ【裏技】** 人に知られていない、効果的な・技(方法)。 **ウラン** 放射性元素の一つ。半減期は四五億年。原子炉や原子爆弾のエネルギー源として利用される。ウラニウム。元素記号U。▽Uran **うらん・かな【売らん、哉】**《連語》何が何でも売ろうとするようす。「―の誇大広告」 **うり【瓜】** ●ウリ科の一年草の総称。また、その果実。特に、シロウリ・マクワウリの果実。食用。●漢字の部首「瓜」の称。 **――に爪有り爪に爪無し**《句》「瓜」という字と「爪」という字の区別を教えることば。 **――の蔓に茄子は生ならぬ**《句》平凡な親には平凡な子しか生まれないたとえ。[類]蛙の子は蛙。 **――二つ**《句》〔たてに二つに割ったウリのように〕顔つきや姿などが互いによく似ているたとえ。そっくりであること。「兄と―の弟」 **うり【売り】** ●売ること。「店を―に出す」●相場の値下がりを予想して売ること。[対]①②買い。●売るときに強調できる特長。「新製品はこの点がーだ」 **うりあげ【売り上げ】** 商品を売って得た、ある期間の代金の総額。売上金。売上高。[表記]「売上金」「売上高」の場合は送りがなをつけない。 **うり・あ・げる【売り上げる】**《他下一》●一定数の商品を売りつくす。「一日五千個を―・げる」●品物を売って、ある期間の代金の総計がある金額になる。「年三億円を―・げる」。 **うり・いそ・ぐ【売り急ぐ】**《他五》〔売れる機会をのがすことを恐れたり、また金が急に必要になったりして〕急いで売ろうとする。[対]売り惜しむ。 **うり・おし・む【売り惜しむ】**《他五》〔値上がりを予想したり、未練があったりして〕なかなか売ろうとしない。[対]売り急ぐ **うり・かい【売り買い】**《名・他サ》売ったり買ったりすること。売買。商い。 **うりかけ【売り掛け】** ●品物を売ること。また、その代金。かけ売り。貸し売り。[類]つけ。[対]買い掛け。**―きん【売掛金】** 売りかけ(かけ売り)の代金。売りかけ。かけ。 <145> うりかた―うるう **うり・かた【売り方】** ●売る側の人。売り手。●売る方法。[対]②買い方。 **うり・き・る【売り切る】**《他五》ある品物を、全部売ってしまう。売りつくす。 **うり・き・れる【売り切れる】**《自下一》ある品物が、みんな売れてなくなる。 **うり・ぐい【売り食い】**《名・自サ》財産を少しずつ売って、生活をすること。[類]筍生活。 **うり・くち【売り口】** ●品物を売る相手。販路。売れ口。●品物を売る手口。売り方。 **うり・こ【売り子】** 〔店頭・車内・興行場などで〕客に品物を売ることを仕事にしている人。[参考]現在は、ふつう「販売員」という。 **うり・ごえ【売り声】** 商品を売るときに客に呼びかける声。 **うり・ことば【売り言葉】** 相手を怒らせて、けんかのきっかけになるような悪意のある乱暴なことば。[対]買い言葉。 **――に買い言葉**《句》相手が悪意のある乱暴なことばを言ったのに対して、同様に乱暴なことばで言い返すこと。 **うり・こ・む【売り込む】**《他五》●ある品物を強くすすめて買わせる。●「利益になることを見込んで]秘密の情報などを告げ知らせる。「特種を―・む」●大いに宣伝して有名にしようとする。強く推薦して信用させる。「テレビで顔を―・む」●名前やよい評判が広く知られるようにする。〔多く、自動詞的に使う〕「独特な味で―・んだ店」 **うりざねーがお【瓜『核顔・瓜実顔】** (「ウリの種に似た顔」の意から)色が白く、中高でやや細長くふっくらした顔。[参考]昔、美人の条件の一つ。 **うり・さば・く【売り捌く】**《他五》多くの品物を手ぎわよく売る。「残らないようにサンマを―・く」 **うり・しぶ・る【売り渋る】**《他五》売るのを・いやがる(ためらう)。売りおしむ。「値上がりを見込んでー・る」 **うり・だし【売り出し】** ●売り始めること。発売。●特定の期間に宣伝して品物を売ること。「中元の―」●世間に名が広まりだすこと。「いまーの女優」 **うり・だ・す【売り出す】**《他五》●売り始める。●派手に宣伝して〕大いに売る。「新商品を―・す」●世間に名を知られるようにする。〔多く、自動詞的に使う〕「推理小説で―・した作家」 **うり・たた・く【売り『叩く】**《他五》●〔相場を下落させるため〕安い値段で盛んに売る。「鉄鋼株が―・かれた」●〔現金にしたいため〕損を承知で売る。「在庫品を―・く」 **うり・たて【売り立て】** ●所蔵品を集め、(入札や競売によって)一度に売りはらうこと。●電報で売買の申し込みをすること。 **うり・つ・ける【売り付ける】**《他下一》〔相手にあまり買う気がないのに〕むりに買わせる。押し売りする。 **うり‐て【売り手】** 物を売る方の側。売り方。[類]売り主。[対]買い手。**―しじょう【―市場】** [経]需要が供給を上回って、買い手より売り手が有利になる取引市場。[参考]ひゆ的にも使う。「今年の就職は―だ」[対]買い手市場。 **うり‐どき【売り時】** その物を売るのにちょうどよい時機。[対]買い時。 **うり・とば・す【売り飛ばす】**《他五》〔大事なものを〕惜し気もなく売りはらう。手軽に売りわたす。 **うり・にげ【売り逃げ】** 取り引きで、株式・商品を、相場の下がる前に売りつくすこと。売り抜け。 **うり・ぬし【売り主】** 売りに出された物の持ち主。また、その物を売る人。[類]売り手。[対]買い主。 **うり・ね【売値】** 物を売るときの値段。売価。[対]買値。[表記]送りがなをつけない。 **うり・ば【売り場】** ●物を売る場所。「切符―」「―主任」●売るのによい時機。売り時。 **うり・はら・う【売り払う】**《他五》すっかり売ってしまう。「蔵書を―・う」 **うり・わた・す【売り渡す】**《他五》●物を売って、相手にわたす。「土地を時価で―・す」「悪魔に魂を―・す」[対]買い受ける。●味方を裏切って敵に利益を与える。「最新技術を外国企業に―・す」 **うり‐や【売り家】** 売りに出した家。売り家。 **うりょう【雨量】** 地表に降った雨の量。降雨量。 **うる【売る】**《他五》●代金と引きかえに品物・権利などを他人にわたす。「株を―・る」[対]買う。●世間に広める。[句]「名を―・る」●自分の利益のために裏切る。「仲間を―・る」●ある行為をしかける。おしつける。[句]「喧嘩を―・る」「恩を―・る」[文]《四》。 >類語と表現 >[類語と表現「売る(売れる)」] 利益を目的として、代金と引き換えに品物・権利などを人にわたす商行為が「売る」である。商行為でなくても、名声などを世間に広めることも「売る」であるし(名を売る)、仲間などを裏切ることも「売る」である(国を売る)。いずれも、有形・無形の利益を伴う。相手に価値を認めさせようとして、強引にある行為をしかけることも「売る」である(喧嘩を売る・恩を売る)。 [売る]売り出す・売り込む・売りさばく・売り渡す・売り払う・売り飛ばす・叩き売る・さばく・ひさぐ/(名)販売・発売・売却・市販・直売・即売・特売・密売・乱売/押し売り・(大)安売り・投げ売り・(大)売り出し・(大)蔵払い・(大)蔵浚え・棚変え・在庫一掃・セール・ソルド・バーゲン・ダンピング [売れる]さばける・引き合いがある・ヒットする・人気が出る 副詞的表現]飛ぶように・羽がはえたように・生産が追いつかないほど「売れる」 **うる【得る】**《他下二》(文語動詞「得」の連体形。現代語では終止形としても使う)手に入れる。得る。「名声をうる」「利益をうる」[参考]「得える」より改まった言い方。《接尾》「…できる」意。「実現しうる」「ありうる」 **うりぼう【瓜坊】** イノシシの子。うりんぼう。[語源]背にウリのしまに似た斑紋があるところから。 **うり・もの【売り物】** ●売るための品物。商品。「―にならない」●人の関心を集める長所。売り。「駿足がーの選手」●芝居などで、ある俳優の当たり芸。 **うり・もんく【売り文句】** 製品を売るための、効果的なことば。セールストーク。 **うるう【閏】** 平年より暦の日数や月数が多いこと。暦の上の季節と実際の季節とのずれを調節するために、太陽暦では四年に一度二月を二九日とし、太陰暦では適当な割合である月を二回くり返し、一年を一三か月とする。 <146> うるうど―うれる **うるうどし【閏年】** 閏のある年。閏年。[対]平年。 **うるう‐びょう【『閏秒】** 原子時計で平均太陽日をはかると一年に約一秒の差が生じるので、これを調整するために加えたり引いたりされる一秒。[参考]一九七二年七月一日に初めて調整が行われた。 **うるうる**《副・自サ》[俗](副詞は「―と」の形も)涙で目がうるむようす。「感動して―する」 **うるおい【潤い】** ●湿りけ。湿気。●〔金銭などの〕足りない部分を補うもの。また、利益。「バイト代が家計の―になる」●心の・ゆたかさ(あたたかさ)。ゆとり。「―のある人生」 **うるお・う【潤う】**《自五》●水分をおびる。しめる。「夕立で庭木が―・う」●利益を受ける。もうかる。「村は補償金で―・った」●心が豊かになる。ゆとりができる。「激励の手紙で心が―・う」[文]《四》。 **うるお・す【潤す】**《他五》●しめらせる。適度にぬらす。[例]「のどを―・す」●利益や恩恵を与える。豊かにする。「生活を―・す」[文]《四》。 **うるか【『塩辛・潤香】** アユの内臓や卵を塩づけにした食品。酒のさかなに好まれる。 **うるさ・い【『煩い・『五月蠅い】**《形》●何度もくり返されていやだと思うようす。しつこくていやになる。「ハエが―・くつきまとう」●いりくんでいて、めんどうである。わずらわしい。「手続きが―・い」[類]煩雑。煩瑣。●「…すると―・い」の形で〉めんどうなことになる。「見つかると―・い」●〔音が〕耳ざわりである。やかましい。「ラジオが―・い」[類]騒がしい。騒々しい。姦しい。かまびすしい。●物が多くあって、うっとうしいようすだ。「長髪が―・い」●〔小言・忠告・批評などを〕いろいろと言うようすだ。口やかましい。「父は言葉づかいに―・い」「味に―・い人」[文]うるさ・し《ク》。 **うるさ・がた【『煩型・うるさ型】** 何事にも口を出して、批評をしたがる性質(の人)。[類]一言居士。 **うるし【漆】** ●ウルシ科の落葉高木。葉は秋に紅葉する。樹液は塗料、実はろうの原料となる。さわるとかぶれることがある。●漆の樹液からとった塗料。 **うるし・ぬり【漆塗り】** 器物に漆②をぬること。また、漆をぬったもの。漆器。 **うるし・まけ【漆負け】** 漆にかぶれて起こる炎症。漆かぶれ。 **うるち【粳】** ●米・アワ・キビで、たいたときに粘り気の少ない品種。[対]糯。●たいて食べる、ふつうの米。もち米にくらべて粘り気が少ない。うるち米。[対]もち米。 **ウルトラ**《接頭》「極端な」「過度の」「超…」などの意。「―ナショナリズム(=超国家主義)」▽ultra- **うる・む【潤む】**《自五》●水分をふくむ。しめりけをおびる。[句]「目が―・む(=涙でぬれる)」●〔もや・霧・霧雨などのために〕かすんで見える。「霧雨に―・む灯」●〔声・音などが〕いまにも泣き出しそうにふるえて、さえなくなる。「言葉が―・む」[文]《四》。 **うるめいわし【潤目『鰯】** ウルメイワシ科の海魚。食用。干物にする。うるめ。[参考]目に透明な膜があって、目がうるんで見える。 **うるわし・い【麗しい】**《形》●きちんとして美しいようすだ。整って立派である。「―・い文章」●〔色・形などが〕美しいようすだ。きれいである。「―・い菊の花」[参考]①②は「美しい」より文章語的な感じ。●晴れやかであるようすだ。「ごきげん―・く」●心があたたまるようすである。よい感じである。「―・い友情」[文]うるは・し《シク》。 **うれ・あし【売れ足】** 商品の売れてゆく早さ。「―が速い」 **うれ・う【憂う・愁う・『患う】**《他上二》[文]うれえる。「世を―・う」「―・うべき事態」[参考]文語動詞「うれふ」が口語の中に残ったもの。 **うれ・える【憂える・愁える・『患える】**《他下一》●心を痛めてなげき悲しむ。「道徳の退廃を―・える」●「結果やなりゆきを]心配する。案じる。「経済の沈滞を―・える」[類]気遣う。気に病む。懸念。[表記]①は「憂い」「患い」、②は「愁い」と書く。[類]心痛。憂慮。[文]うれ・ふ《下二》。 **うれ‐くち【売れ口】** ●物が売れて行く先。販路。はけ口。売り口。●[俗]嫁になって行く先。 **うれし・い【『嬉しい】**《形》●にこにこしたくなる気持ちだ。「志望校に入れて―・い」[対]悲しい。●[俗]愛敬があってにくめない。「おまえは何という―・い奴だ」[文]うれ・し《シク》。 >→類語と表現「楽しい・嬉しい」 **――悲鳴を上げる**《句》いそがしくなったことをなげく一方、予想以上の好結果を喜ぶ。「注文が殺到して―」 **うれしがらせ【嬉しがらせ】** 相手をうれしがらせるようなことばや態度。〔口先だけで実際は期待はずれになるという意味合いをもつ〕「――を言う」 **うれし・が・る【嬉しがる】**《他五》うれしさを表情や態度に表す。喜ぶ。「ほめられて―・る」 **うれしーなき【嬉し泣き】**《名・自サ》非常にうれしくて、そのあまり泣くこと。「再会の喜びに―する」 **うれしなみだ【嬉し涙】** 非常にうれしくて、そのあまり出る涙。[類]ありがた涙。随喜の涙。 **うれすじ【売れ筋】** よく売れる系列の商品。 **うれ・だか【売れ高】** 売れた商品の・数(金額)。売り上げ。 **ウレタン** ●カルバミン酸とアルコール類またはフェノール類から得られる物質。ウレタン樹脂。●「ウレタンフォーム」の略。▽Urethane**―フォーム** ウレタン樹脂を使った発泡合成ゴム。クッション材・断熱保温材用。ウレタン。▽Urethan foam からの和製語。 **うれっ‐こ【売れっ子・売れっ『児】** ●よくお座敷に呼ばれる芸者・娼妓。[表記]「売れっ妓」とも書く。●その時代に、特にもてはやされる人。「―の作家」 **うれ・のこり【売れ残り】** ●売れないで残る・こと(品)。●[俗]婚期をすぎても結婚相手がなく、独身でいる女性。 **うれ・のこ・る【売れ残る】**《自五》●〔商品が〕売れないで残る。●〔俗]女性が婚期をすぎても結婚相手がなく、独身でいる。 **うれ・ゆき【売れ行き】** 商品の売れていく調子。売れぐあい。「ーのいい本」 **う・れる【熟れる】**《自下一》●〔果実や農作物の実が〕みのる。熟す。「―・れた柿」●[俗]女性が、一人前に成長する。[文]う・る《下二》。 <147> うれる――うわっち **う・れる【売れる】**《自下一》●(よく)買われる。(よく)買い手がつく。[類]はける。●〈「顔が―・れる」「名がー・れる」などの形で〉広く知られる。有名になる。「政界に名が―・れた人」[文]う・る《下二》。 >類語と表現「売る(売れる)」 **うれわし・い【憂わしい】**《形》[文]うれうべきようすである。心配である。なげかわしい。「国家の将来が―・い」[文]うれは・し《シク》。 **う‐ろ【「鷺】** ●(黒い)カラスと(白い)サギ。●黒と白。●〔黒石と白石を使うことから〕囲碁。[例]「―を戦わす」[連]「―の争い(=囲碁で勝負をすること)」 **うろ【『空・虚・『洞】** 中がからになっている・もの(所)。ほらあな。空洞。「木の―」「虫歯の―(=穴)」 **う‐ろ【「迂路】** [文]回り道。迂回路。 **う‐ろ【雨露】** [文]●あめと、つゆ。●〔万物をうるおすほどの〕大きな恵み。恩恵。[コロ]「太平の―に浴す」 **うろうろ**《副・自サ》 (副詞は「――と」の形も)〔あてもなく、またうろたえて〕あっちへ行ったり、こっちへ来たりするようす。うろつくようす。「町をー(と)歩く」「へんな人が―・いている」[類]ぶらつく。徘徊。彷徨。[表記]「彷徨く」とも当てる。 **うろ・おぼえ【うろ覚え】** ぼんやりと覚えていること。不完全な記憶。「―の字を辞書で確かめる」 **うろこ【「鱗】** ●魚類・爬虫類などの体の外側をおおっている、うすい小片の組織。こけら。[類]魚鱗。銀鱗。●うろこに似た形。とくに、三角形をくみ合わせた形。うろこ形。[連]「三つー(=北条氏の家紋)」 **うろこ・ぐも【鱗雲】** 「巻積雲」の通称。魚のうろこのように点々と広がる雲。鯖雲。鰯雲。 **うろた・える【狼狽える】**《自下一》〔不意を打たれて〕どうしてよいかわからず、あわてまどう。ろうばいする。[類]まごつく。とまどう。[文]うろた・ふ《下二》。 **うろちょろ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)〔うるさいほど〕あちこちとせわしく動き回るようす。 **うろ・つ・く**《自五》あてもなく歩き回る。うろうろと歩く。「へんな人が―・いている」[類]ぶらつく。徘徊。彷徨。[表記]「彷徨く」とも当てる。 **うろ・ぬ・く【『疎抜く】**《他五》間をおいて引きぬく。間引く。疎抜く。「大根を―・く」 **う・ろん【胡『乱】**《形動》●確かでないようす。「―な記憶」●正体がわからず、あやしいようす。うさんくさいようす。「―な男」[参考]「う」も「ろん」も唐音。 **うわ【上】**《接頭》「上」「表側」「屋内」などの意。 >■使い分け「上(うえ/うわ)」 **うわ・あご【上顎】** 上のあご。上顎。[対]下あご。 **うわ・え【上絵】** ●〔布などの〕白く染めぬいた上に別の色でえがいた・絵(模様)。●陶磁器で、うわぐすりをかけて焼いた上にえがいた・絵(模様)。 **うわーがき【上書き】**《名・他サ》●手紙・書物・箱・荷物などの表面に字(特にあて名)を書くこと。また、その文字。[類]表書き。●コンピューターで、今までのデータの上に別のデータを記録すること。「―保存」 **うわーがけ【上掛け】** ●ものの上にかける・こと(もの)。●本来の服装の上に着る簡単な衣服。上っ張り。[類]ガウン。●ふとんなどの上にかける布。「ーカバー」●荷物の外側にかける紙やひも。●食品、特に菓子の上、にかけたりぬったりするもの。 **うわーがみ【上紙】** ●物の外側を包む紙。包み紙。●表紙。 **うわ・かわ【上側】** ●物の、上になっている側。表面。うわべ。●表にあらわれているもの。見せかけ。「―だけきれいなことば」 **うわ・かわ【上皮】** ●物の表面をおおっている皮。表皮。●物を包んでいるおおい。うわおおい。 **うわーき【〈浮気〉・上気】**《名・形動》●気持ちが一つに落ち着かず、変わりやすいこと。うつり気。●《名・形動》異性に心を引かれやすいこと。多情。●《名・自サ》配偶者・婚約者などがあるのに他の異性を(一時的に)愛すること。 **うわ・ぎ【上着・上『衣】** ●下着の上に着る衣服。[対]下着。●〔上下で一対になった服の〕上半身に着る衣服。「スーツのー」[表記]②は「上衣」とも書く。 **うわーぐすり【釉・薬・釉】** (「上薬品」の意)光沢やなめらかさを与え、水をはじかせるために、素焼きの陶磁器の表面にぬるガラス質の薬。ぬった後に再び焼く。釉薬。ゆう。つや薬。「――をかける」 **うわ・くちびる【上唇・上『唇】** 上側のくちびる。[対]下唇。 **うわ・ぐつ【上靴】** 屋内でだけはく、くつ。上ばき。 **うわごと【譫言・囈言】** 病気で高熱を発したときなどに無意識に発することば。「―を言う」 **うわさ【噂】** ●確かでないことを言いふらすこと。また、その話。[コロ]「ーが立つ」[類]風説。風聞。流言。飛語。ゴシップ。●《名・他サ》その場にいない人についてあれこれ話すこと。また、その話。 **――をすれば影(が差す)**《句》ある人のうわさをすると、その場へ当人が現れるものだ。 **うわ・しき【上敷き】** 畳・床などの上にしく物。ござなど。うわじき。 **うわ・すべり【上滑り・上『辷り】**《名・自サ》●表面がなめらかですべること。●《形動》〔理解のしかた・効果などが〕内部まで深く通らず終わること。また、表面だけを見て軽々しく判断・行動すること。「―の知識」[類]上調子。軽率。軽佻。 **うわーずみ【上澄み】** 液体にまじった物が下の方にしずみ、上の方にできるすんだ部分。うわしる。 **うわーず・る【上擦る】**《自五》●〔興奮したり緊張したりして〕うわついた調子になる。●〔動作・気持ちに〕落ち着きがなくなる。「気持ちが―・って手がふるえる」●声の調子が高くなり乱れる。「緊張のあまり声が―・る」[表記]「上ずる」と書くことが多い。 **うわ・ぜい【上背】** 身長。 **――がある**《句》背が高い。 **うわ・ちょうし【上調子】** ●《名・形動》言語・動作・性質などに落ち着きがなく、軽々しいこと。上っ調子。「話し方がーだ」 **うわーぢょうし【上調子】** 三味線を合奏するとき、その中の一つの三味線が、ふつうの高さより四度または五度高く合わせた調子。また、その演奏者。曲に変化をつけるために行う。上調子。 **うわ・つ・く【〈浮つく〉・上付く】**《自五》〔気分が〕うきうきして落ち着かない状態になる。 **うわ・つち【上土】** 表面にある土。うわち。[対]底土。 **うわ」っ‐ちょうし【上っ調子】** うわぢょうし。 <148> うわづつ―うんきゅ **うわづつみ【上包み】** 物のいちばん外側をおおい包むもの。包装。カバー。 **うわっ‐つら【上っ面】** ●物の表面。外側の見える所。●物事の内容まで立ち入らない、外面にあらわれた部分。うわべ。「――で判断する」=うわつら。 **うわっ‐ぱり【上っ張り】** 汚れを防ぎ、また、働きやすくするために、衣服の上に着る仕事着。上着。 **うわ‐づみ【上積み】**《名・他サ》●あるものの上にさらに積むこと。また、上に積んだ荷物。[対]下積み。底積み。●ある決まった数量・金額などの上に、さらにつけ加えること。「一万円を―する」 **うわ‐て【上手】** ●上の方向・場所。また、土地の高い方。●[風・川などの]流れてくる方。風上で、または、川上。[対]②しもて。●《名・形動》才能・知識・技術などが他人よりすぐれている・こと(人)。「彼女のほうが一枚ーだ」●《名・形動》相手をおびやかすような態度をとること。「―に出る」[類]強気。高飛車。●相撲で、相手の腕の上からまわしをつかむこと。また、その腕。[対]④⑤下手。**―なげ【―投げ】** 相撲の決まり手の一つ。上手で相手のまわしをつかみ、投げてたおす技。[対]下手投げ。 **うわ‐に【上荷】** ●馬・車・船などに積んだ荷物。●荷物を積んだ上にさらに積み重ねた荷物。 **うわ・ぬり【上塗り】**《名・他サ》●壁・漆器などをぬるときに、これまでぬってきたものの上に、さらに仕上げのためにぬること。仕上げ塗り。[対]荒塗り・下塗り・中塗り。●あることの上にさらに同じようなことを重ねてすること。「恥の―」「うそのー」 **うわ・ね【上値】** 相場で、それまでの値段より高い値段。高値。[対]下値。 **うわ・のせ【上乗せ】**《名・他サ》〔取り引き・交渉などで〕すでに示した金額・数量などに、さらに若干の金額・数量を加えること。「消費税を―する」 **うわ・の・そら【上の空】**《名・形動》他に心がうばわれて必要な事に注意が向かないこと。「話を―で聞く」[類]放心。 **うわ・のり【上乗り】**《名・自サ》船や車で荷物を運搬するとき、荷物といっしょに乗ってゆく・こと(人)。 **うわばき【上履き】** 〔上ぐつ・上ぞうりなど〕屋内ではくだけはく、はきもの。[対]下履き。 **うわばみ【蟒・蟒蛇】** 大きなヘビの総称。大蛇。おろち。●[俗]大酒のみ。 **うわばり【上張り・上貼り】**《名・他サ》〔ふすま・壁などに〕最後の仕上げに壁紙やふすま紙を張ること。また、その紙。[対]下張り。 **うわ・べ【上辺】** ●ものの表面。●物事を内面ではなく外面から見た感じ。見せかけ。[コロ]「ーを飾る」 **うわ・まえ【上前】** ●着物の前を重ね合わせたとき、外側に出る部分。[対]下前。●(「上米」の転)他人にとりつぐ金銭の一部。[例]「―をはねる」 **――をは・ねる**《句》賃金や代金の一部分を、不正に自分のものにする。 **うわ・まわ・る【上回る】**《自五》ある基準の数量・程度・評価より上になる。「出生率が死亡率を―・る」[類]しのぐ。[対]下回る。 **うわ・むき【上向き】** ●上を向いていること。[類]あおむき。●うわべ。外観。「―のよい男」●相場があがる傾向にあること。また、物事のなり行きがよくなる傾向にあること。[対]①③下向き。 **うわ・め【上目】** ●ひとみを上に向けること。また、そのような目つき。「―を使う」[対]下目。●さおばかりのさおの上面につけた目盛り。少量のものをはかるときに用いる。●数量がある基準より多くなること。超過。「一キロよりややーだ」[類]多め。●上包みや容器ごと、重さをはかること。皆掛け。**―づかい【―遣い】** 顔は動かさず、目だけを上の方に向けて見ること。 **うわ・もの【上物】** 〔不動産売買などで〕土地の上にある建物。 **うわーや【上屋・上家】** ●駅・港などで、貨物を置いたり仕分けしたりするために設けた、屋根をつけだけの簡単な建物。●工事現場などで、ある建物の上につけた仮の屋根。●税関の構内に設けた倉庫。 **うわ・やく【上役】** 一つの団体・組織の中で、地位や職務が自分より上の人。特に、自分の直接の上司。[類]上官。[対]下役。 **うわ・る【植わる】**《自五》植えられる。[文]《四》。 **うーわん【右腕】** 右のうで。[対]左腕。 **うん** ■《感》〔自分より目下の人、または自分と同等の人の質問・依頼に対して〕肯定・承諾などを表す語。●かるい驚きを表す語。「―、たいしたものだ」●ふと思い出したときに出すことば。「―、そうだ、電話だ」=ん。 ■[運]●自分の力ではどうにもできない、自然のめぐりあわせ。運命。[類]運勢。運気。●特に、よいめぐりあわせ。幸運。[類]つき。 **――の尽き**《句》よい運が尽きること。「怪しいもうけ話に乗ったのがーだった」 **うん‐う【雲雨】** [文]●雲と雨。●(雲のように広くおおい、雨のようにふりそそぐ意から)恵み。●男女の契り。交情。「―の情」 **うん‐えい【運営】**《名・他サ》組織の機能を内側から活動させること。「会の―」[類]運用。経営。 **うん‐えん【雲煙・雲『烟】** [文]●雲と煙。雲と霞。●書画のあざやかな墨色。また、見事な山水画や筆跡。 **うんえん‐かがん【雲煙過眼・雲『烟過眼】** [文]〔雲や霞がたちまちに目の前を通りすぎるように〕物事をちょっと見るだけで深く心にとめないこと。物事に執着しないこと。 **うんか【『浮塵子】** ウンカ科に属する昆虫の総称。体長数ミリで、形はセミに似る。時に大群をなして飛ぶ。イネの害虫。 **うん‐か【雲『霞】** [文]●雲と霞。●人などが非常に多く集まるようす。「――の如き大軍」 **うんが【運河】** 〔船の運航または給水・排水・かんがいなどのために〕陸地を掘ってつくった人工の水路。「パナマ―」[類]掘り割り。溝渠。 **うん・かい【雲海】** 〔高い所から見おろしたとき〕重なり合って海のように見える雲。 **うん・き【『温気】** [文]むっとする暑さ。蒸し暑さ。 **うん・き【運気】** ●昔、天地・人体をつらぬいて存在するとされた運と気。●〔文〕運勢。 **うん‐き【雲気】** ●[文]雲の動くようす。●空をただようとされた一種の気。昔、天候や吉凶などを知るよりどころとした。 **うん・きゅう【運休】**《名・自サ》(「運転休止」「運航休止」の略)定期的に動く交通機関が、運転・運航を休むこと。[類]欠航。 <149> うんけい――うんのう **うん・けい【雲形】** 世界気象機関で定めた雲の分類。雲の形を出現する高度や発達のしかたで一○種に分ける。巻雲・巻積雲・巻層雲・高積雲・高層雲・乱層雲・層積雲・層雲・積雲・積乱雲。十種雲形。雲級。 **うんげい【雲『霓】** [文]雲と虹。[参考]雨のきざしともされる。 **うん、げん【繧繝・暈『繝】** ●奈良時代に盛んに行われた彩色法。同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと順に数段くりかえして表す。繧繝彩色。●たてじまの境をぼかして織った織物。**―にしき【―錦】** 赤地に、青・緑・黄などの色糸で花形・菱形などの模様をたて筋の間に織りだした錦。**ーべり【―『縁】** 繧繝錦を使った畳のへり。また、そのへりをつけた畳。 **うんこう【運航】**《名・自サ》(定期の)船・航空機などが決まった航路を進むこと。「連絡船がーする」 **うんこう【運行】**《名・自サ》〔天体・交通機関などが〕定まった道筋を進むこと。「月のーを記録する」「バスの―表」 **うんこう【雲高】** 地上から雲底までの高さ。 **うんざ【運座】** 俳諧で、各人が一定の題で俳句を作り、すぐれた俳句を互いに選びあう会。 **うんさい・おり【雲斎織】** 太い糸で地をあらく、目を斜めに織った厚い綿布。丈夫で、仕事着やたびの底などに用いる。雲斎。 **うんざり**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)〔同じ事がくり返されたり、代わりばえしなかったりして〕すっかりあきていやになるようす。「話が長くてーした」 **うんざん【運算】**《名・他サ》数式の示すところにしたがって答えを求めること。演算。 **うんさん・むしょう【雲散霧消】**《名・自サ》〔雲が散り霧が消えるように〕あとかたもなく消え去ること。「疑念がーする」「雲散無消」は誤り。 **うん・し【運指】** ●楽器を演奏するときの指の運び方。指使い。フィンガリング。●算盤で、盤面の珠を置いたりはらったりするときの指の運び方。 **うん・しゅう【雲集】**《名・自サ》[文]〔雲のように〕(人や物が)たくさん集まること。[類]蝟集。密集。 **うんしゅう・みかん【『温州蜜柑】** 日本で最も多く栽培されるミカン。果実は大きく皮がうすい。種子がない。[参考]ミカン類の名産地である、中国の温州にちなんでいう。 **うん‐じょう【運上】** 江戸時代、商・工・漁猟・運送などの業に従事する者に一定の率で課された税。「一金」[参考]金納が特色。 **うんじょう【、醞釀】**《名・自サ》[文]●《他サ》酒をかもすこと。酒の醸造。●しだいに熟して、ある状態ができあがること。「不快な感情が心の中にーする」 **うん‐じょう【雲上】** ●雲の上。●〔古〕皇居の中。宮中。**ーびと【一人】** 宮中に仕える貴族。 **うんじょう【雲壌】** [文]●空の雲と、地上の土。天と地。●二つのものの違いがはなはだしいことのたとえ。霄壌。「―の差」 **うん・しん【運針】** 裁縫で、直線にぐし縫いするときの針の運び方。[参考]和裁で、基本的な技術の一つ。 **うん・すい【雲水】** (行く雲と、流れる水の意)●〔雲や水のように〕ゆくえを定めず、修行のため各地をめぐり歩く・こと(僧)。行脚僧。●禅宗の修行僧。 **うん・せい【運勢】** 幸・不幸のめぐりあわせ。また、将来の運命。「―をうらなう」 **うん‐そう【運『漕】**《名・他サ》船で物を運送すること。回漕。 **うん・そう【運送】**《名・他サ》品物を運び送ること。[類]運搬。輸送。運輸。 **うん・だい【雲台】** 三脚の上にとりつけ、カメラや測量器械と三脚とをつなぐ台。 **うん・だめし【運試し】** 〔かけ事などをして〕運のよしあしをためしてみること。「―に宝くじを買う」 **うんちく【蘊蓄・薀蓄】** 十分に積みたくわえた知識。深い学識。[類]学殖。造詣。 **――を傾・ける**《句》自分が持っているありったけの知識を全部その場に出す。 **うん・ちん【運賃】** 人や物を運ぶための料金。交通料金。運送賃。 **うんてい【雲底】** 雲の最下部。 **うんてい【雲梯】** ●昔、中国で城攻めに使った長いはしご。●体育・遊戯用具の一つ。金属パイプ製のはしごを横にして、両端を高い支柱で支えたもの。ぶら下がりながらわたる。くもはしご。[参考]円弧状のものもある。 **うんでい【雲泥】** (空の雲と地の泥の意から)二つのものの間の違いが大きいことのたとえ。雲壌。 **――の差**《句》二つの物の間の違いがきわめて大きいこと。たいへんな差。 **うん・てん【運転】**《名・他サ》●大きな機械・乗り物などを操り動かすこと。「安全―」[類]操縦。●《名・他サ》〔資金などを〕やりくりして活用すること。運用。「一資金」●《名・自サ》大きな機械などが動くこと。「発動機が順調にーしている」**―しゅ【―手】** [職業として]電車・自動車などの運転に従事する人。「バスのー」 **うんと**《副》[俗]数量・程度の大きいようす。たくさん。ひどく。「一食べる」[類]たんと。 **うんどう【運動】**《名・自サ》●〔理〕物体が時間の経過に従って空間的位置を変えること。「―の法則」[対]静止。●健康の増進・維持のために体を動かすこと。「屈伸ー」〔ひゆ的に、頭を働かすことにもいう〕「頭のー」[類]スポーツ。●ある目的を達するために人に呼びかけたり働きかけたりすること。「自然保護―」**―いん【一員】** ある目的をとげるために組織の中で実際に活動する人。「選挙の―」**ーしんけい【一神経】** ●脳からの命令をうけて、骨につながっている筋肉に収縮をおこすように伝える神経。[類]反射神経。[対]感覚神経。●スポーツをたくみにこなす能力。「抜群の―」**―ちゅうすう【一中枢】** 随意運動をつかさどる神経細胞の中枢。大脳の皮質部にある。**―ひ【―費】** 運動③に使う費用。ある目的を達するための活動に使う金。 **うんともすんとも**《連語》(下に「言わない」の意のことばを伴う)ただの一言も。なんの返事も。 **うんどんこん【運鈍根】** 幸運と鈍重で愚直な性質と根気。[参考]成功に必要な三要素をいうことば。 **うんぬん【云、云】** ●主題となることばだけを示し、そのあとを略すときに使う語。しかじか。「カエサル、アウグストゥスーのローマ皇帝」●引用文のおもな部分のみを示し、あとを略す時に使う語。…ということである。「『智に働けば角が立つ』―の名文句」●《名・他サ》とやかくいうこと。いろいろと批評すること。「改憲論を―する」 **うん・のう【蘊奥・薀奥】** 学問や芸術の最も奥深いところ。奥義。蘊奥。[コロ]「哲学のーをきわめる」[類]真髄。秘奥。極意。 <150> うんぱん――えあわせ **うん・ぱん【運搬】**《名・他サ》〔品物を〕運び移すこと。持ち運ぶこと。[類]運送。輸送。搬送。 **うんぴつ【運筆】** 字や絵をかくために筆やペンを動かすこと。また、その筆やペンの運び方。筆遣い。 **うんぴょう【雲表】** [文]雲の上。雲の外。 **うんぷ・てんぷ【運『否天賦】** ●運のよしあしは天が定めるものだということ。●運を天にまかせること。 **うん・む【雲霧】** (雲と霧の意)[文]人の判断をまよわせるもののたとえ。「―にまよう」 **うんめい【運命】** 人間の身の上を支配し、人の意志で変えることも予測することもできない神秘的な力。また、それによって定められている、物事のなりゆきや人間の身の上。[類]天運。宿運。宿命。 >類義語の使い分け >**きょうどうたい【―共同体】** 運命をともにするものの集まり。**ーろん【一論】** 〔哲〕この世におこる一切の現象は、すべてあらかじめ決定されていて、人間の力では全く変更できないとする考え。宿命論。 >類義語の使い分け「運命・宿命」 >[運命・宿命]これも運命(宿命)だとあきらめよう [運命]一国の運命にかかわる重大事が持ち上がる [宿命]決勝戦で宿命のライバルと対決する **うん・も【雲『母】** 六角板状の結晶をした珪酸塩鉱物。花崗岩にふくまれ、はがれやすい。熱・電気の絶縁物に使う。きらら。マイカ。うんぼ。 **うん・ゆ【運輸】** 人や物を運び送ること。輸送。[類]運搬。運送。 **うん‐よう【運用】**《名・他サ》そのものの機能をはたらかせて実際に使うこと。「法律のー」「資金を効率よくーする」[類]活用。 **うん・りょう【雲量】** 空にある雲の分量の、全天にしめる割合。空に雲がほとんどない場合を雲量ゼロ、空全体が雲でおおわれている場合を雲量一〇として一一段階に分ける。 **え【『方】**《接尾》[古]方向・位置・時などを表す。…の方。…の所。…のとき。「しりー」「いにしー」 **え【重】**《助数》(数をあらわす和語について)同じ種類のものが重なっていることを表す。重なり。「十と――二十一」 **え【会】** 大ぜいの人が集まって行う仏事や祭事。「灌仏―」「成道―」[参考]接尾語的にも使う。 **え【『枝】** [古]えだ。「松がー」「梅が―」 **え【柄】** ●持ちやすいように器物にとりつけた棒状のにぎり。「ひしゃくの―」[類]取っ手。●キノコの「かさ」をささえる部分。●花や葉を支える部分。花柄や葉柄。 **――の無い所に柄をす・げる**《句》無理やり理屈をつけることのたとえ。 **え【江】** [古]海・川・湖などが陸地に深くはいりこんだ所。入り江。[類]湾。 **え【絵・画】** ●筆・ペンの類を用い、点や線を組み合わせ、時には色をつけて、物の形・風物、何かが行われているようすなどを面の上に直接えがき表したもの。[類]絵画。図画。●テレビや映画などの映像。 **――に描いた餅**《句》計画や想像だけで、実現の可能性がないことのたとえ。画餅。[類]机上の空論。 **――に描いたよう**《句》●きわだってあざやかなことのたとえ。「―な投球」●〈「…を―」の形で〉全くそのとおりであることのたとえ。「気の毒をーな人」 **――にな・る**《句》(絵画の題材としてふさわしい意から)●姿かたちがよい。●その場の雰囲気にしっくりとつり合う。●[映画・テレビ・写真などで]見るにたえるだけの画面が作れる。 **え【餌[餌]】** [文]→えさ。 **え**《感》●会話で、疑わしいときに問い返す語。えっ。「―、いくらですか」●会話で、軽い驚きを表す語。えっ。「―、それは大変だ」 **え**《終助》(名詞について)●呼びかけに使う。〔古風な言い方〕「おかみさんえ、ごしんぞさんえ〈瀬川如皐〉」●(文末について)表現をやわらげ、親しみの気持ちをそえる。〔古風な言い方〕「一緒に行くかえ」 **エア** ■《造語》「航空」の意を表す。エアー。 ■《名》空気。大気。エアー。「タイヤにーを入れる」▽air**ーカーテン** 〔建〕人工的に風をおこし、大きな建物の内と外の空気をしきる装置。エアドア。▽air curtain **ークラフト** 航空機。▽aircraft **ーコン**「エアコンディショナー」または「エアコンディショニング」の略。**ーコンディショナー** 室内の空気の温度や湿度を(自動的に)調節する装置。空気調節装置。エアコン。▷air conditioner **ーコンディショニング** 室内の空気の汚れをとり、温度や湿度を調節すること。空気調節。空調。エアコン。▽air conditioning **ーターミナル** 空港内にあって、航空機の乗客が発着の手続きや待ち合わせをする建物。▽air terminal **ーチェック**《名・他サ》放送を録音・録画すること。▽air check **ーバス** 大量輸送のための大型ジェット旅客機。短・中距離向きに作られる。▽airbus **ーバッグ** 自動車の安全装置の一つ。衝突事後、自動的にふくらむ空気袋。▽airbag **ーブレーキ** 圧縮空気を利用した、列車・自動車などのブレーキ。空気制動機。▽air brake **ーポート** 空港。▽airport **ーポケット** ●気流などの関係で空気がうすくなっていて、航空機の高度が急激に下がる所。●周囲とちがった状態にありながら、一見周囲と区別できないために観察や注意の行き届かない所。「都会のー」▽air pocket **ーメール** 航空便。▽air mail **ーライン** ●航空機が飛ぶ路線。定期航空路線。●航空会社。▽airline **エアゾール** ガスの圧力で容器の中の薬剤を霧状にしてふき出すようにしたもの。[参考]殺虫剤・化粧品などに使う。[類]スプレー。▽aerosol **エアロビクス** スポーツによる健康法の一種。酸素をたくさん吸いながら、持続する全身運動を行う。有酸素運動。エアロビックス。エアロビ。「ーダンス」▽aerobics **え・あわせ【絵合わせ】** 平安時代、貴族の間に流行した遊戯である物合わせの一種。左右二組みに分かれ、判者を立てて絵(大和絵)を一点ずつ出し合い、その優劣を競う。 <151> **えい【嬰】**(sharp) 音の高さを半音高くすることを表す語。シャープ。「―ハ短調」参考嬰記号。因変 **えい【栄】**ほまれ。名誉。1回「天覧の―をたまわる」 **えい【「穎】**●イネ科植物の小穂や花の外側を包む小さな葉状のもの。特に、稲の穂先。●〔文]錐・筆などの先。 **えい【櫻】**〔古〕●冠のひも。 **えい【英】**「英吉利群」の略。「―和辞典」 **えい【裔】**〔文〕血統の末。子孫。「源氏の―」すいえい **えい【詠・味】**〔文〕詩歌を作ること。また、その詩歌。 **えい【鱝鱏】**アカエイ・シビレエイなどの軟骨魚エイ目の総称。平たい菱い形で、尾が糸のように細長い。 **えい**《感》急に力を入れたり、気合いをかけたりするときに発する語心春】府人。 **えい・い【営為】**〔文〕いとなむこと。いとなみ。「人間の―」「精神的なー」と・植中》 **えい・い【栄位】**〔文〕名誉ある地位。 **えい・い【鋭意】**〔文〕心をはげまして一生懸命努めること。〔副詞的に使う〕「―努力する」類語専心。パソ **えい・いん【影印】**《名・他サ》古典などの原本を写真にとって、複製印刷すること。「一本」 **えい・えい【営営】**《形動”》せっせと自分の仕事にはげむようす。また、一生懸命一つのことにはげむようす。「―として働く」類語孜々い。けんえい **えいえん【永遠】**《名・形動》●いつまでも限りなく続くこと。永久。「―に栄える」「―の別れ」類語永劫录。悠久。●時間に左右されずに存在すること。「―の美」「―の真理」 **えいえん‐せい【永遠性】**〔性質・価値などが変わったり失われたりすることなく〕時間をこえて存在する性質。「芸術の―」 **えい・か【詠歌】**〔文〕和歌を作ること。また、その和歌。詠歌い。類語作歌。●[仏] 浄土宗の信者や巡礼がうたう、仏・菩薩の功徳にとをたたえる曲をつけたの営業活動に基づく無形の財産的価値。 **えいが【映画】**連続撮影したフィルムを連続して映写幕の上に映しだし、実際と同じように再現してみせるもの。活動写真。シネマ。キネマ。ムービー。「ー化」「ー館」「―監督」参考「一本松・・・」と数える。 **えい・が【栄華】**権力・財力を得て栄えること。また、はでな生活をすること。コロ「ーをきわめる」四字「栄耀於一」史謡】自大丁影旅 >――の夢《句》栄華は夢のようにはかなく、長く続かないことのたとえ。 **えい・かく【鋭角】**〔数〕直角より小さい角。因鈍角。 **えい・かん【栄冠】**●勝利や名誉を得た人がかぶる冠。●かがやかしい名誉。栄誉。「受賞のーを得る」1回「世界一の一に輝く」 **えい・き【英気】**すぐれた才気。また、活発ですぐれた能力。 >―を養・う《句》いざというときにすぐれた能力が発揮できるように休養を取る。 **えい・き【鋭気】**●するどく強い気性。●するどく強い意気込み・勢い。「相手のーをくじく」 **えい・きごう【「嬰記号】**音の高さを本来より半音高くすることを示す記号「#」。シャープ。対変記号。「文則です〉は帯通り **えい・きゅう【永久】**《名・形動》〔ある状態などが〕いつまでも限りなく続くこと。永遠。類語永劫杀。悠 **えいきゅう‐し【永久歯】**乳歯のぬけた跡にはえる歯。一生はえかわらない。囡乳歯。 **えい・きょ【盈虚】**《名・自サ》〔文〕●月の満ち欠り。●栄えたりおとろえたりすること。栄枯。 **えい・きょう【影響】**《名・自サ》あるものの働きが、他のものに変化を与えること。また、その結果。「水不足が米の収穫にーした」「一力」類語波及。り **えいきょう‐りょく【影響力】**他のものに働きかけて変化を与える力。「経済的な―」「絶大なーを誇る」 **えいぎょう【営業】**《名・他サ》利益を得るために事業を営むこと。また、その事業。また、その担当者。「終夜」類語 商売。 **えいぎょう‐キロ【営業キロ】**鉄道やバスで、客や貨物を運んでいる路線の距離をキロメートル単位で表したもの。 **えいぎょう‐けん【営業権】**●営業する権利。●長年歌合わせ、香合わせ、菊合わせなどがある。和歌。御に詠歌。 **えいぎん【詠吟】**《名・他サ》詩歌を声に出してよむこと。また、その詩歌。朗詠い。吟詠感。 **えい・ぐ【影『供】**神仏や故人の肖像に供え物をして祭ること。 **えい・けつ【永訣】**《名・自サ》〔文]永久に別れること。ながの別れ。永別。「―の辞」参考多く死別をいう。 **えい・けつ【英傑】**〔文〕大事業をなしとげるほどの才知のすぐれた大人物。類語偉人。英雄。 **えいけん【英検】**「実用英語技能検定」の略。実用英語の普及・向上を目的とする検定試験。 **えい・こ【栄枯】**(草木のしげることとかれることの意から)〔国家などが〕栄えることと、おとろえること。盛衰。類語興廃。興亡。消長。 **えい・ご【穎悟】**〔文〕非常に賢くて物分かりの速いこと。 **えい・ご【英語】**●イギリスの国語。アメリカ・オーストリアなどでも公用語として使われる。参考米語さい。●学校の教科の一つ。英語について、読む・書く・話すなどの能力を身につけることを目的とする。英語科。 **えい・こう【、曳航】**《名・他サ》自力で運航できない船を、他の船が引いて行くこと。引航。「一船」外 **えい・こう【栄光】**かがやかしい名誉。光栄。コロ「勝利の一に輝く」類語栄誉い。 **えい・ごう【永、劫】**〔文〕限りなく長い年月。四字「未来」類語永久。永遠。 **えいこう‐だん【、曳光弾】**光を発しながら飛ぶ弾丸。弾道の観測や目的地を焼くために使用する。 **えい・こく【英国】**〔文〕イギリス。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国。参考イギリスを「英吉利」と当てたことから。 **えいこ」せいすい【栄枯盛衰】**栄えたり、おとろえたりすること。 **えいこん【英魂】**〔文]死者(特に戦死者)の魂をたたえていう語。英霊。 **えい・さい【英才”穎才】**すぐれた知能や才能(の持ち主)。「一教育」表記「鋭才」とも書く。類語秀才。囡鈍才。 <152> **えいし【英姿】** [文]堂々として、りっぱな姿。[類語]雄姿。 **えいし【英資】** [文]すぐれた素質。 **えいし【衛視】** 国会の警備・監視に当たる職員。 **えいじ【嬰児】** 生まれたばかりの子供。みどりご。[類語]ちのみご。乳児。 **えいじ【英字】** 英語を書き表す文字。「―新聞」 **えい・しん【栄進】** 《名・自サ》高い地位に進むこと。昇進。「重役に―する」[類語]栄達。 **えい・じつ【永日】** [文]●昼間の長い、春の日。春日{しゅんじつ}。●別れの挨拶や手紙文の終わりに用いる語。「いずれそのうちにゆっくり会おう」の意。 **えいじ・はっぽう【永字八法】** 書道で、「永」の一字に備わっている八通りの筆づかい。すべての文字に応用できる基礎的な筆法とされる。 **えい・しゃ【営舎】** 兵隊が居住する建物。兵舎。 **えい・しゃ【映写】** 《名・他サ》映画・スライドなどをスクリーンに映し出すこと。「一幕(=スクリーン)」「―機」 **えい・しゃ【映射】** 《名・自サ》光を受けてきらきらと輝くこと。 **えい・しゃ【泳者】** 泳ぐ人。特に、競泳の泳ぎ手。 **えい・しゃく【栄爵】** [文]名誉ある高い爵位。 **えい・しゅ【英主】** [文]すぐれて、かしこい君主。[類語]名君。明君。明主。 **えい・じゅ【衛戍】** 陸軍の軍隊が一つの場所に長くとどまって警備すること。「―病院(=陸軍病院の旧称)」 **えい・じゅう【永住】** 《名・自サ》その土地に死ぬまで住むこと。「ブラジルに―する」「―権」[類語]定住。 **えい・しゅん【英俊】** 才知がきわめてすぐれている・こと(人)。俊英。 **えい・しょう【詠唱】** ●[音]「アリア」に同じ。●《名・他サ》節{ふし}をつけて歌うこと。また、その歌。●[仏]日本語を用いた仏教賛歌。和歌や七五調の今様形式で、仏・菩薩の功徳{くどく}をほめたたえたもの。 **えいしょく【栄職】** 社会的に見て立派な地位。 **えい・じょく【栄辱】** [文]名誉になることと、恥になること。栄誉と恥辱。 **えい・じる【映じる】** 《自上一》●光・影・形・色などが物にうつる。「紅葉が湖水に―・じる」●光を受けて、かがやく。はえる。「サクラの花が朝日に―・じる」●物事がある印象をともなって、感じられる。「西洋人の目に―・じる日本の姿」=映ずる。 **えいそう【詠草】** [文]よんだ歌の草稿。和歌の下書き。[類語]歌稿。 **えいしん【詠進】** 《名・他サ》和歌を作って宮中・神社などに差し出すこと。特に、宮中の歌御会始の勅題に対して和歌を作り差し出すこと。「―歌」 **エイズ【AIDS】** 後天性免疫不全症候群。HIVによって免疫系が破壊されて、体内の正常な免疫能力が低下する病気。血液や精液を介して感染する。[参考]略語集(HIV)。▽AIDS (acquired immune deficiency syndromeの略) **えいずる【映ずる】** 《自サ変》→映じる。 **えいずる【詠ずる】** 《他サ変》→詠じる。 **えい・せい【永世】** [文]限りなく続く世・年月。永代{えいたい}。「―中立国」[類語]永久。 **えい・せい【永生】** [文]●長生きすること。長寿。「―をいのる」●永遠に続く生命。 **えいせい【永逝】** 《名・自サ"》[文]《永遠に行ってしまう意から》人が死ぬこと。永眠。逝去。 **えいせい【衛星】** ●(satellite)惑星の周りを公転する天体。地球を回る月など。「人工ー」●ある中心になるものの周りにあり、それに従属するもの。「―国」「―都市」―ほうそう【一放送】放送電波を人工衛星に向けて送信し、これを地上に向けて再送信することによって受信者に届ける方式。[参考]電波が直接届かない山間部や離島でも受信できる利点がある。 **えい・せい【衛生】** 健康に気をつけ、病気の予防や治療につとめること。「不―」[類語]摂生。養生。 **えい・せん【曳船】** 自力で運航できない船を引っぱって行く船。引き船。曳航船。 **えい・ぜん【営繕】** 《名・他サ"》建物を造ったり、修繕したりすること。「―課」「―費」 **えい‐そう【営倉】** 陸軍の兵営内の、規則を犯した兵士をとじこめる建物。また、そこへとじこめる罰。 **えい・そう【営巣】** 《名・自サ》動物、特に鳥が巣を作ること。 **えいぞう【営造】** 《名・他サ》[文]大きな建物や施設などを造ること。[類語]造営。―ぶつ【一物】●建造物。●[法]国または公共団体が公共の利益のために造った施設。道路・鉄道・学校・図書館・病院など。 **えい・ぞう【影像】** 絵画・写真・彫刻などに表された、神仏や人の姿。 **えい・ぞう【映像】** ●光線の屈折・反射によって映し出された物体の姿・形。また、映画・テレビなどの画像。●頭の中にうかんだ、もののありさま。イメージ。「幼い日の―」[表記]②とも古くは「影像」とも書いた。 **えい・ぞく【永続】** 《名・自サ》ある状態がいつまでも続くこと。長続き。[類語]持続。 **えい・たい【映帯】** 《名・自サ》「映発{えいはつ}」に同じ。 **えい・たい【永代】** [文]限りなく続く世・年月。永世{えいせい}。「一供養」[類語]永久。[注意]「えいだい」は誤読。 **えい・たつ【栄達】** 《名・自サ》高い地位・身分にのぼること。[類語]栄進。昇進。[対]零落{れいらく}。 **えい・だつ【穎脱】** 《名・自サ》[文]才能がとびぬけてすぐれていること。「―の秀才」[語源]「きりの先が、袋からつきぬけて出る〈史記・平原君伝〉」の意から。 **えい・たん【詠嘆・詠歎】** 《名・自サ》深く感動すること。また、感動を声に出して表すこと。[類語]感嘆{かんたん}。 **えい・だん【営団】** 《経営財団の意》公共性をもつ事業を営むための特殊な企業体。[参考]現在はすべて廃止されている。帝都高速度交通営団も、二〇〇四年四月に、東京地下鉄株式会社にかわった。 **えい・だん【英断】** 賢明な判断のもとに、思い切りよく物事を決めること。また、そのような判断。[コロ]「一を下す」[類語]勇断。 **えい・ち【英知・叡智】** 物事の道理を見通す、すぐれた知恵。「―を結集する」 **エイチ【H】** →略語集(H)。 **エイチ・アイ・ブイ【HIV】** →略語集(HIV)。 **エイチ・ビー【HB】** →略語集(HB)。 **えい・てん【栄典】** ●めでたい儀式。●栄誉のしるしとして国から与えられる位階・勲章など。[参考]栄典の授与は天皇の国事行為の一つ。 <153> **えい・てん【栄転】** 《名・自サ》高い地位を得て転任すること。「支店長に―する」[対]左遷。 **エイト** 八人でこぐ競漕{きょうそう}用ボート(で行う競技)。また、そのこぎ手。●ラグビーで、スクラムを八人で組むやり方。エイトシステム。▽eight(=八。八つ) **エイドス** [哲]●イデア。●「形相{けいそう}②」に同じ。▽ギリシャ語 eidos(=姿) **えい・トン【英トン】** 《名・助数》イギリス式の重さの単位。一英トンは約一〇一六キログラム。ロングトン。 **えい・ねん【永年】** [文]長い年月。「―勤続者」 **えいのう【営農】** 《名・自サ》農業をいとなむこと。 **えい・はつ【映発】** 《名・自サ》光や色がよく調和して、映り合うこと。映帯。 **えい・びん【鋭敏】** 《名・形動》●するどく、感じやすいこと。「―な神経」[類語]敏感。●才知があり、頭の働きがするどいこと。「―な頭脳」[類語]明敏。[対]遅鈍{ちどん}。 **えい・ぶん【叡聞】** [文]天皇がお聞きになること。[コロ]「―に達する」 **えいぶん【英文】** ●英語で書かれた文章。「一和訳」[類語]欧文{おうぶん}。●「英文学」の略。●「英文学科」の略。 **えいぶんがく【英文学】** 英国の文学。また、広く英語で表現した文学。また、それを研究する学問。英文。―か【一科】大学で英文学について学び研究する学科。英文科。英文。 **えい・へい【衛兵】** 警備担当の兵士。番兵。「一所」 **えい・べつ【永別】** 《名・自サ》[文]永久に別れること。ながの別れ。永訣{えいけつ}。[参考]多く死別をいう。 **えい・ほう【泳法】** およぎの型。およぎかた。「古式―」 **えい・ほう【鋭鋒】** ●するどいほこ先。●するどく攻めたてる勢い。また、言論によるするどい攻撃。「―するどくせまる」 **えい・まい【英邁】** 《名・形動》[文]才知がはるかにすぐれていること。[類語]英明。高邁。 **えい・みん【永眠】** 《名・自サ》《永久にねむる意から》人が死ぬこと。永逝{えいせい}。逝去{せいきょ}。「―の地」 **えい・めい【英名】** [文]すぐれた評判。名声。 **えい・めい【英明】** 《名・形動》[文]才知がすぐれて、物事の道理に明るいこと。「――な君主」[類語]英邁{えいまい}。 **えい・やく【英訳】** 《名・他サ》他の言語を英語に翻訳すること。また、英語に翻訳したもの。「――源氏物語」 **えい・ゆう【英雄】** すぐれた頭脳と非凡な胆力をもった人。また、ふつうの人にはできないような有益な大事業をなしとげる人。ヒーロー。[類語]偉人。英傑。――色を好・む《句》英雄はとかく女色を好む傾向がある。 **えい‐よ【栄誉】** [文]誉れ。名誉。[コロ]「優勝のーをたたえる」―れい【―礼】軍隊が整列して、内外の要人に敬意を示す礼式。 **えい‐よう【栄耀】** [文]大いに栄えて、ぜいたくな生活をすること。栄耀{えいよう}。 **えい‐よう【栄養・営養】** 生物が生命を保ち、成長し活動するための必要な成分を体外からとり入れる働き。また、その成分。「―を取る」「―価が高い」[類語]滋養。養分。―きのう・しょくひん【一機能食品】ビタミンやミネラルなど特定の栄養成分の補給のために利用される食品。栄養成分の機能・注意喚起の表示が義務付けられているが、規定を満たしていれば許可や届け出がなくても販売できる。―し【一士】各都道府県知事の免許を受け、学校・病院などで栄養についての指導をする人。―しっちょう【一失調】栄養分の不足や不調和のために体に起こる障害。―そ【―素】生物体の栄養となる物質。炭水化物・脂肪・たんぱく質・ビタミン・無機質などをいう。―ほじょ‐しょくひん【―補助食品】栄養成分を補給したり、健康の維持増進に役立つ食品のうち、錠剤・カプセルなど通常の食品の形でないもの。[参考]食品衛生法・栄養改善法によって表示許可や監視される。 **えいよう・えいが【栄耀栄華】** [文]富み栄えて、ぜいたくをつくすこと。えようえいが。「―を極める」 **えいらん【叡覧】** [文]天皇が見ることをいう尊敬語。天覧。[コロ]「―に供する」[類語]上覧。台覧{たいらん}。 **えいり【営利】** 財産上の利益を得る(ために行う)こと。金もうけ。「―事業」「―団体」「一目的」 **えいり【絵入り】** 本・雑誌・新聞などにさし絵があること。「―広告」 **えいり【鋭利】** 《形動》●刃物などが鋭くてよく切れるようす。「―な刃物」●頭のはたらきが鋭いようす。「―な洞察力」[類語]鋭敏{えいびん}。 **エイリアン** 異星人。宇宙人。エーリアン。▽alien **えい・りょ【叡慮】** [文]天皇のお考え。 **えい・りん【営林】** 森林の保護・育成・伐採や、木材の搬出・加工などの事業を行うこと。「―計画」 **えい・りん【映倫】** 「映画倫理委員会」の略。映画の倫理的水準を映画界が自主的に規制する映画倫理綱領に基づき、映画の審査を行う団体。 **えい・れい【英霊】** 死者(の霊)、特に戦死者(の霊)をたたえていう語。英魂{えいこん}。 **えいわ【英和】** ●英語と日本語。●「英和辞典」の略。 **えーいん【会陰】** 陰部と肛門{こうもん}だとの間の部分。 **ええ**《感》 ●会話で、肯定・承諾を表す語。はい。[対]いいえ。●言うことをためらったり、ことばが出なかったりするときにつなぎに発する語。ええと。「あの人、―、名前が出てこない」 **エー【A】** ●連続したものの一番目のもの。また、最初。「一年一組」[同]「―からZまで(=最初から最後まで。また、すべて)」●最もすぐれたもの。「成績がー」●音名のイ音。「―マイナー(=イ短調)」●「ビタミンA」「A判」「A型」などの略。 **エーアイ【AI】** 「人工知能」に同じ。▽artificial intelligenceの略。 **エー・イー・ディー【AED】** →略語集(AED)。 **エー・エー【AA】** →略語集(AA)。 **エー・エム【AM】** →略語集(AM)。 **エー・エム【A.M.,a.m.】** →略語集(A.M.) **エーオー・にゅうし【AO入試】** →略語集(AO入試)。 **エーカー** 《名・助数》ヤードポンド法の面積の単位。一エーカーは約四〇四七平方メートル。▽acre **ええかっこしい** [関西地方などの方言]格好をつける・こと(人)。 **エー・クラス【Aクラス】** ●第一級。最高級。●野球などで、上位チーム。▽A class **エージ**《造語》 ●「時代」「年代」の意を表す。●「年齢」の意を表す。「ゴールデンー」=エイジ。▽age <154> **エージェンシー** (広告)代理店。▽agency **エージェント** 代理人。代理業者。▽agent **エース** ●トランプの、1。記号はA。「ダイヤのー」●第一人者。特に、スポーツで、チームの主力選手。野球で、主戦投手。サッカー・バレーボール・バスケットボールなどで、得点力の高い選手。「わが社の―」「―の登板」●テニス・バレーボール・卓球などで、相手が打ち返せないサーブ。また、それによる得点。サービスエース。▽ace **エー・ディー【A.D.】** →略語集(A.D.)。 **エー・ディー【AD】** →略語集(AD)。 **エー・ティー・エス【ATS】** →略語集(ATS)。 **エー・ティー・エム【ATM】** →略語集(ATM)。 **エーティー・しゃ【AT車】** →略語集(AT車)。 **エーテル** アルコールに硫酸を加え、蒸留したときに生じる無色の液体。揮発しやすく燃えやすい。麻酔剤・溶剤などに使用。エチルエーテル。▽ドイツ語 Äther 英語 ether **エーデルワイス** キク科の多年草。ヨーロッパのアルプスの花として名高い。全体に白色の綿毛がはえ、夏、茎の先に白色の小さい花をつける。西洋薄雪草{うすゆきそう}。▽ドイツ語 Edelweiss **エード**《造語》 「果汁に甘味をつけ、水をまぜた飲料」の意を表す。「オレンジー」▷-ade **エートス** [哲]●同一行為をくり返すことによって養われる持続的な習慣・性格。[対]パトス。●ある民族・社会集団における習慣・習俗。=エトス。▽ethos **エー・ばん【A判】** 日本工業規格(JIS)による印刷用紙の大きさの一つ。縦八四一ミリ、横一一八九ミリをA0番とし、半切ごとに、A1番、A2番、・・・と表す。[対]B判。 **エー・ピー・エス【APS】** →略語集(APS)。 **エー・ビー・シー【ABC】** ●英語のアルファベット。また、その最初の三字。「―順に並べる」●物事の初歩。いろは。「天文学のー」―へいき【一兵器】→略語集(ABC兵器)。 **エー・ブイ【AV】** →略語集(AV)。 **エープリル・フール** [西洋の風習で]罪のないうそをついて人をかついでもよいとされる日。四月一日。四月馬鹿。万愚節{ばんぐせつ}。▽April fool **エーペック【APEC】** アジア太平洋経済協力会議。APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation 〔Conference〕の略)。 **エール** ビールの一種。淡い色のペールエール、茶色のブラウンエールなどがある。▽ale **エール** 運動競技などで、応援の喚声。声援。「試合前にーの交換を行う」▽yell(=叫び声) **えがお【笑顔】** 笑っている顔。笑い顔。[類語]恵比須顔。地蔵顔。 **え・かき【絵描き】** 絵をかくことを職業にしている人。画家。[類語]画工。画人{がじん}。画匠。絵師{えし}。 **えが・く【描く・画く】** 《他五》《「絵書く」の意》●絵や図に表す。絵にかく。「風景を―・く」●物の形・運動がその形をとる。「弧を―・いてボールが飛ぶ」●物事のありさまを文章・音楽などに表す。表現する。「全編を美文調で―・く」●物の形や物事のありさまを心に思いうかべる。「母の姿を頭に―・く」文《四》。 **え・がた・い【得難い】** 《形》手に入れにくい。貴重である。「―・い経験」 **え・がら【絵柄】** 工芸品などの模様・図案。絵のがら。[類語]図柄。 **え・がら・い【え辛い】** 《形》えぐい。[図]ゑがら・し《ク》。 **えがら‐っぽ・い【え辛っぽい】** 《形》えぐい感じがする。また、のどにざらざらとした刺激を感じる。いがらっぽい。「のどが―・い」 **えき【役】** [文]●昔、民を強制的に公用の労働に使ったこと。夫役{ぶやく}。●戦争。戦役。「西南の―」 **えき【易】** ●「易経{えききょう}」の略。●中国から伝わった占いの一つ。易経の陰陽の原理に基づき、算木・筮竹{ぜいちく}を使って、物事の吉凶を判断するもの。 **えき【液】** [水や油のような]流動する物体。液体。 **えき【疫】** [文]流行病。感染症。疫病。 **えき【益】** ●[人間や世の中の]ためになること。「社会の―になる人物」[対]害。●もうけ。利益。[対]損。●ききめ。効果。「言っても―がない」 **えき【駅】** (「うまや」の意)→うまや(駅)。●鉄道で、列車・電車が発着し、旅客や貨物をあつかう施設。停車場。ステーション。[類語]停留所。 **えき・いん【駅員】** 鉄道の駅で働く職員。 **えき・うり【駅売り】** 鉄道の駅の構内で、物を売る・こと(人)。「―の新聞」 **えき・か【液化】** 《名・自他サ》[理]冷却または圧縮によって、気体が液体になること。また、気体を液体にすること。「―石油ガス(=LPガス)」「―天然ガス」[参考]俗に、固体がとけて液体になること(=融解)にもいうことがある。 **えき・か【液果】** 「漿果{しょうか}」に同じ。 **えき・か【腋下】** [文]わきの下。わき。 **えき・か【腋窩】** [文]わきの下のくぼみ。 **えき・がく【易学】** 易②を研究する学問。 **えき・がく【疫学】** ●感染症の流行状態を研究し、予防に役立たせる学問。●人間がその生活環境条件に影響されてかかる、集団的傷病を研究する学問。 **えき・ぎゅう【役牛】** 耕作や運搬などの力仕事に使う牛。[対]肉牛・乳牛。 **えき・きょう【易経】** 五経の一つ。陰陽の原理に基づいて、天文・地理・人事・物象を説いた中国の書。周易{しゅうえき}。易。 **えき・きん【益金】** もうかった金。利益金。[対]損金。 **えき・ざい【液剤】** 液状の薬剤。[類語]散剤。粉剤。錠剤。 **エキサイト** 《名・自サ》興奮すること。「白熱した試合展開に―する」▷excite **エキシビション** ●公開。展示。●展覧会。●模範試合。エキジビション。▽exhibition ―ゲーム すぐれた技術や競技者の紹介などを目的として行う公開試合。模範試合。 **えき・しゃ【易者】** 易で、占いをする職業の人。占い師。八卦見{はっけみ}。売卜者{ぼくしゃ}。 **えき・しゃ【駅舎】** 駅の建物。 **えき・しゅ【駅手】** [昔の言い方で]鉄道の駅で貨物の運搬や雑務をする人。駅務掛{えきむがかり}。 **えき‐じゅう【液汁】** 植物の葉・茎・果実などから出る汁。つゆ。 <155> **えきしゅう・しょう【腋臭症】** 「わきが」に同じ。 **えき・しょう【液晶】** [理]「液状結晶」の略。液体と固体の中間的な状態にある有機物質。流動性を持つ点は液体に、光学的な点では結晶に似る。平面ディスプレー装置、壁かけテレビなどに利用する。 **えき・じょう【液状】** 液体の状態。―かげんしょう【一化現象】地震などで、建物を支える地盤が液体のようになり、建物が水中にういたような状態になる現象。 **エキス** ●薬や食べ物から有効な成分をとりだして、濃い液体にしたもの。精{せい}。●物事のいちばん大切な部分。本質。精髄{せいずい}。「学問の―」[表記]「越幾斯」と当てた。▽extract(=抽出物。浸出物)から。 **エキストラ** ●臨時のもの。規定外のもの。「ーベッド」●端役{はやく}を演じるための、臨時雇いの俳優。▽extra **エキスパート** ある一つの分野で経験を積み、その分野に特にすぐれた知識・才能・技術を持っている人。専門家。熟練者。[類語]ベテラン。▽expert **エキスパンダー** 筋肉をきたえるための運動用具の一つ。ゴムまたは金属製のばねを手や足で引いて広げるもの。▷expander **エキスポ** ●万国博覧会。●博覧会。見本市。=エクスポ。▽Expo **えき・する【役する】** 《他サ変》[文]●公用のために人民を使う。●使役する。使う。 **えき・する【益する】** 《自他サ変》[文]利益を与える。ためになる。「公共に―・する事業」 **えきせい・かくめい【易姓革命】** 古代中国の政治思想。天子は天命によって徳の高い人が選ばれるものとし、天子に徳がなくなれば、天命は他の人にくだるというもの。[語源]「天命が革{あらた}まり、姓を易{か}える」意から。 **エキセントリック** 《形動》ひどく風変わりなようす。奇矯{ききょう}。[同]エクセントリック。「―な服装」▽eccentric **エキゾチシズム** 「異国情緒」に同じ。エキゾチズム。▷exoticism **エキゾチック** 《形動》外国の趣があるようす。異国的。「―な風景」▽exotic **えき・たい【液体】** [理]ある決まった圧力と温度のもとで、ほぼ一定の体積をもつが一定の形をもたないもの。熱すると気体になり、冷やすと固体になる。水・油など。[対]気体・固体。 **えき・だん【易断】** 《名・他サ》易で判断を下すこと。 **えき・ちく【役畜】** 農耕・運搬などの労働に使う家畜。牛・馬・ロバなど。 **えき・ちゅう【益虫】** 人間に利益をもたらす昆虫。ミツバチ・トンボ・カイコなど。[対]害虫。 **えき・ちょう【益鳥】** 害虫を食べ、人間に利益をもたらす鳥。ツバメ・キジなど。[対]害鳥。 **えき・ちょう【駅長】** 鉄道の駅で、最高の地位の人。 **えきてい【駅逓】** ●昔、荷物などを、宿場から宿場へと人や馬をかえて送ったこと。宿継{しゅくつ}ぎ。駅伝。●郵便。[古い言い方]「―局(=郵便局の旧称)」 **えき・でん【駅伝】** ●駅逓{えきてい}。●「駅伝競走」の略。長い道のりをいくつかの区間に分け、数人が一チームとなってその区間をひきついで走り、総所要時間によって勝負を競う競技。 **えき・とう【駅頭】** 駅前。駅の近く。「――に群衆が集まる」 **えき・どめ【駅留め・駅止め】** 鉄道で荷物を送るとき、着駅で受け取るようにしておく・こと(制度)。 **えーぎぬ【絵絹】** 日本画をえがくために使う絹の布。 **えき・ばしゃ【駅馬車】** 鉄道のできる以前に、欧米でおもな交通路を定期的に往復して旅客や貨物を運んだ乗合馬車。 **えき・ひ【液肥】** 液体の肥料。水肥{みずごえ}。 **えき・びょう【疫病】** 悪性の流行病。はやりやまい。疫癘{えきれい}。 **えき・ビル【駅ビル】** 鉄道の駅を包み込んだ形で、商店や食堂などを収めた建物。ステーションビル。 **えき・べん【液便】** [腸が悪い時などに]液状になって排泄{はいせつ}される大便。 **えき・べん【駅弁・駅辨】** 「駅売り弁当」の略。鉄道の駅で売る弁当。 **えき・ほう【液胞】** 細胞液をみたした空間。主に、成長した植物細胞の原形質中にみられる。 **えき・ゆう【益友】** 付き合ってためになる友人。[対]損友。 **えき・り【疫痢】** もと「小児赤痢」といった、幼児がかかる細菌性の赤痢。急に発熱して激しい中毒症状を起こす。参考今は使わない語。 **えきれい【疫癘】** [文]「疫病{えきびょう}」に同じ。 **えき・ろ【駅路】** [文]宿駅のある道。街道。 **えぐ・い【えぐい】** 《形》あくが強くて、のどがさされるようにいらいらする感じだ。また、そのような味がする。えがらい。 **エクササイズ** ●運動。「―ウオーキング」●練習問題。演習課題。▽exercise **エクスクラメーション・マーク** 感嘆を表す符号「!」。感嘆符。▽exclamation mark **エクスタシー** 興奮して無我夢中の状態になること。うっとりとして我を忘れること。恍惚{こうこつ}。▽ecstasy **エクスチェンジ** ●為替。また、為替相場。●《名・他サ》通貨の交換をすること。両替。また、両替所。▽exchange **エクステリア** 建物の外観。屋外装飾。[対]インテリア。▷exterior **エクスポ** →エキスポ。 **エグゼクティブ** 上級の管理職。また、上級であること。すぐれていること。「ープロデューサー」「―フロア」▷executive **エクソシスト** 悪魔をはらう祈禱師。exorcist **えくぼ【笑窪】** 笑うときに、ほおにできる小さなくぼみ。[旬]「あばたもー(=惚れると欠点も長所に見えること)」 **えぐみ【えぐ味】** えぐい感じ。えごみ。 **えぐり・だ・す【抉り出す・刳り出す】** 《他五》●奥にあったものを刃物でくりぬくように切って出す。「患部を―・す」●かくされている事柄をさらけ出す。「真実を―・す」 **えぐ・る【抉る・刳る】** 《他五》●刃物などを深くさして、回すようにして穴をあける。「リンゴの芯を―・る」●心に強い苦痛を与える。「悲しみが心を―・る」●問題点を強くついて明らかにする。「事件の核心をするどく―・る」図《四》。 **エクレア** 細長いシュークリームの上にチョコレートをかけた洋菓子。エクレール。▽フランス語 éclair <156> **えげつ・な・い**《形》[やり方や言い方が]露骨でいやらしい。人情味がなくてあくどい。「―・い商法」 **え・こ【依怙】** 不公平。えこひいき。―じ【一地】《名・形動》つまらないことにがんこに意地をはること。いこじ。―ひいき【―贔屓】《名・他サ》一方だけのかたをもつこと。公平でないこと。えこ。 **エコ**《造語》 「環境」「生態」の意を表す。▽eco-「エコロジー」の略。「ーライフ」ーカー 低公害・無公害車の総称。▽eco(=環境)とcarからの和製語。ーバッグ 持ち歩いてレジ袋の代わりに使う簡単なバッグ。▽eco(=環境)とbagからの和製語。―マーク 環境保全に役立つ商品に付けられるマーク。日本環境協会が認定する。▽eco(=環境)とmarkからの和製語。 **エゴ** ●自我。自己。●「エゴイズム」の略。▽ego **エゴイスティック**《形動》 自分勝手なようす。利己的。自己中心的。▽egoistic **エゴイスト** 利己主義者。自分勝手な人。▽egoist **エゴイズム** 利己主義。エゴ。▽egoism **えこう【回向・廻向】** 《名・自サ》[仏](自分の積んだ功徳{くどく}や善根{ぜんごん}を他に回し向け、自他ともに救われようとする意から)念仏を唱えたり、読経・布施などを行ったりして、死者の冥福{めいふく}をいのること。[類語]追善。―ちょう【―帳】葬儀や通夜で、来てくれた人の名前や香典の額を記録する帳面。―もん【―文】[仏]法要や日常のつとめの終わりに、死者の成仏{じょうぶつ}などに向けるために唱える経文。回向文{えこうもん}。 **エコー** ●《名・自サ》反響。こだま。山びこ。●残響を効果音として響かせること。[コロ]「マイクにーをかける」●「超音波診断」の通称。▽echo [語源]ギリシャ神話に出てくる森の妖精。美少年ナルキッソスに失恋し、なげきのあまり姿が消え、声だけが残ったという。 **え・ごころ【絵心】** ●絵を・かく(理解する)能力。[コロ]「ーがある」●絵をかきたい気持ち。「―をかきたてる景色」 **えーことば【絵詞】** ●絵・絵巻物の内容を説明した文章。絵巻物の詞書{ことばがき}。●詞書きのついた絵巻物。 **えご‐のき【斉墩果】** エゴノキ科の落葉小高木。初夏、枝先に長い柄の白い花がふさ状につく。材は櫛{くし}・パイプなどの細工物、床柱{とこばしら}などに利用。 **エコノミー** ●経済。●節約。▽economy ークラス 旅客機・客船などの並の席。ツーリストクラス。▷economy class ークラス・しょうこうぐん【ークラス症候群】せまい座席の乗客におこる、腰痛・足の痛み・息苦しさなどの一連の症状。血行不良が原因。旅行者血栓症。エコノミークラスシンドローム。 **エコノミスト** 経済学者。経済人。▽economist **エコノミック・アニマル** 経済的利益ばかりを追い求める動物。[参考]かつての国際社会での日本人の経済活動を批判的に形容した語。▽economic animal **えご・のり【恵胡海苔】** 紅藻類イギス科の海藻。食用。また、寒天の原料。 **えごま【荏胡麻】** シソ科の一年草。茎は方形。夏にふさ状の白い花がつく。種子は食用、また「荏{え}の油」をとる。 **えーごよみ【絵暦】** ●絵の入っている暦。絵入り暦。●文字の読めない人にもわかるように、年中行事などを絵で表した暦。 **エコロジー** ●[生物学の一分野としての]生態学。●生態学を人間に応用し、人間と環境との関係を研究する学問。●自然環境を守ろうとする活動。▽ecology **え・コンテ【絵コンテ】** 映画の撮影やアニメの制作などで、構図・人物の動き・カメラの位置などをカットごとに絵で示した台本。[参考]コンテはcontinuityから。 **えさ【餌】** ●[飼っている]動物の食べ物。●動物をおびき寄せて捕らえるときに使う食べ物。「エビをーにタイを釣る」●人をさそい込むために使うもの。「景品を―に勧誘する」●[俗]食べ物。[同]①~④餌{え}。 **え・さがし【絵捜し・絵探し】** ある絵の中に、一見しただけではわからないように、他の絵や文字などがかかれているのをさがし出す遊び。また、その絵。 **えーし【壊死】** 《名・自サ》生体の細胞や組織の一部が死ぬこと。また、その状態。「皮膚が―する」 **えし【絵師・画師】** えかき。画工。[古風な言い方] **えーじ【衛士】** 律令制で、衛門府{えもんふ}に属して宮中の警備にあたった兵士。 **え・しき【会式】** ●法会{ほうえ}の儀式。●日蓮宗{にちれんしゅう}で、日蓮上人の命日(一〇月一三日)とその前日に行う法会。御会式{おえしき}。御命講{おめいこう}。 **え・じき【餌食】** ●餌として食われる生き物。●他人の利益・欲望などの犠牲になるもの。「詐欺師の――になる」[類語]食い物。 **え・しゃく【会釈】** 《名・自サ》●頭を浅く下げて、相手に挨拶すること。[類語]お辞儀。敬礼。最敬礼。挨拶。●他人の気持ちを考えること。思いやり。「遠慮―もなくやっつける」 **えしゃじょうり【会者定離】** [仏]会う者は必ずいつかはなれる運命にあるということ。[四字]「生者必滅{しょうじゃひつめつ}」[ことわざ]「会うは別れの始め」[参考]この世のはかなさ・無常を表す語。 **エシャロット** ユリ科の多年草。鱗茎{りんけい}を食用とする。[参考]日本で出回っているものは、ラッキョウの一種で別種。▽フランス語 échalote **え・しん【回心・廻心】** 《名・自サ》[仏]まちがった方向にあった心を改めて、仏の道に向かうこと。 **エス【S】** ●[俗]女学生の同性愛。また、その対象。[参考]sisterの頭文字から。●「S判」「Sサイズ」の略。大きさで、標準より小さいもの。[参考]smallの頭文字から。[対]M・L。●[俗]サドの傾向があること。[参考]sadism, sadistの頭文字から。[対]M。 **え・ず【絵図】** ●絵。●土地・家屋などの平面図。絵図面。●絵地図。「江戸のー」 **エス・エス・ティー【SST】** →略語集(SST)。 **エス・エフ【SF】** →略語集(SF)。 **エス・エル【SL】** →略語集(SL)。 **エス・オー・エス【SOS】** ●船が遭難したときに使われた、(モールス符号を使った)救助を求める無電信号。●救助記号。また、救助を求めなければならないような状態・事態。「被災地からーが届く」 **え・すがた【絵姿】** 絵にかいた人の姿。画像。絵像。 **エスカルゴ** 食用として養殖した大形のカタツムリ。フランス料理に使う。▽フランス語 escargot <157> **エスカレーター** 人や荷物などをのせて自動的に階上・階下に運ぶ階段状の装置。自動階段。▽escalator **エスカレート** 《名・自他サ》段階的に・拡大(激化)すること。「紛争がーする」▽escalate **エスキス** 下絵。また、スケッチ。▽フランス語 esquisse **エスキモー** グリーンランド・アラスカ・シベリアの北極海沿岸などを生活圏とする民族。[参考]イヌイット。▽Eskimo **エスケープ** 《名・自サ》[俗]授業中や仕事中にその場からこっそりぬけ出ること。▽escape(=逃げる) **エスコート** 《名・他サ》●護衛や付き添いをすること。●女性に付き添って送る・こと(男性)。▽escort **エスタブリッシュメント** 支配階級。また、既成の体制。体制側。▽establishment(=設立) **エステ** 「エステティック」の略。全身美容。「――サロン」 **エステティック** ●美学。●エステ。=エステティーク。▽ドイツ語 Ästhetik フランス語 esthétique **エステル** アルコールと酸を化合させてできるもの。多く食品の香料に使う。▽ドイツ語 Ester **エスニック**《形動》 民族色が豊かなようす。民族的。「―な衣装」「―料理」▽ethnic **エス・は【S波】** →略語集(S波)。 **エス・ピー【SP】** →略語集(SP)。 **エスプリ** ●精神。●気がきいていること。機知。才気。[コロ]「ーをきかせた話」[類語]ウイット。▽フランス語 esprit **エスプレッソ** イタリア風の濃厚なコーヒー。また、そのための器具。圧搾蒸気を使う。▽espresso **エスペラント** 一八八七年にポーランドの眼科医ザメンホフが考案した人工的国際語。エスペラント語。エス語。▽Esperanto(=希望する人) **えせ【似非・似而非】** 《接頭》●似てはいるが、本物ではない意。「一紳士」「―詩人」●「いやしい」「つまらない」の意。「一歌」 **えせ・もの【似非者】** ●いかがわしい者。また、にせもの。●身分の低い者。 **えーそ【壊疽】** 壊死{えし}にした部分が、外気にふれて褐色や黒色に変わった状態。また、その部分が脱落したり、腐敗したりして悪臭をともなう状態。脱疽{だっそ}。 **えぞ【蝦夷】** ●中世以降、北奥羽地方から北海道にかけて住んでいたアイヌ語族の人々。えみし。[参考]アイヌ語 enju(=人)から。●北海道の古称。「一地」 **え・ぞう【絵像】** 絵にかいた肖像。画像。[類語]絵姿。 **え・ぞうし【絵双紙・絵草紙】** ●江戸時代に流行した絵入りの通俗的な読み物。赤本・青本・黄表紙などがあった。草双紙。●世間の出来事などを簡単に絵入りで説明した印刷物。瓦版{かわらばん}。●錦絵{にしきえ}。 **えぞ・ぎく【蝦夷菊】** キク科の一年草「アスター」の別称。園芸品種が多く、夏から秋にかけて、紫・紅・白などの頭状花をつける。さつまぎく。えどぎく。 **えぞ・まつ【蝦夷松】** マツ科の常緑高木。北海道・北東アジアなど、寒い地方に自生する。葉は線形針状。材はパルプや建築材として用いる。 **え・そらごと【絵空事】** [画家が事実を誇張してえがくところから]実際にはありもしないこと。また、真実味がないこと。 **えた【穢多】** 中世・近世の身分の一つ。 **えだ【枝】** ●草木の幹や茎から分かれて出た部分。[類語]梢{こずえ}。木末{こぬれ}。●もとになるものから分かれて出たもの。――を交・わす《句》男女の愛情がこまやかなことのたとえ。枝を連ねる。[参考]白楽天の長恨歌がにある「連理の枝」から。――を鳴らさ・ず《句》世の中が平和なことの形容。風枝を鳴らさず。 **え・たい【得体】** 本当の性質や姿。正体。[類語]本性{ほんしょう}。素姓{すじょう}。―が知れ・ない《句》そのものの本当の姿がわからない。得体の知れない。 **えだ・うち【枝打ち】** 《名・他サ》樹木の生育のために、[スギ・ヒノキなどの]下枝を切り落とすこと。枝おろし。 **えだ・うつり【枝移り】** 《名・自サ》鳥が枝から枝へ飛び移ること。 **えだ・おろし【枝下ろし】** 《名・他サ》「枝打ち」に同じ。 **えだ」がわ【枝川】** 「支流」に同じ。 **えだ・げ【枝毛】** 先がさけた、傷んだ髪の毛。 **えだ‐ずみ【枝炭】** 茶道で、炉に入れて使う炭。ツツジ・クヌギの小枝を焼いて作る。 **えだ・にく【枝肉】** 牛・豚・馬などの、皮・内臓・頭・肢端を取り除いた骨付き肉。脊柱{せきちゅう}を縦断して、左右二つに分ける。 **エタノール** エチルアルコール。▽Athanol **えだ・は【枝葉】** ●枝と葉。●物事のあまり大切でない部分。末節。「――の問題」=枝葉{しよう}。 **えだ・はらい【枝払い】** 《名・他サ》●木の形を整えるために、枝の一部を切り取ること。剪定{せんてい}。●切りたおした木の枝を切り落とすこと。 **えだ‐ぶり【枝振り】** 枝のかっこう。枝のようす。「―のいい松の木」 **えだまめ【枝豆】** 枝についたままの、まだ熟していない大豆。また、それをさやのまま塩ゆでにしたもの。 **えだ・みち【枝道・岐路】** ●本道から分かれた細い道。分かれ道。●物事の本筋からはなれること。また、はなれたところ。「話がーに入る」 **え・たり【得たり】** 《連語》《動詞「得{う}」の連用形+助動詞「たり」》[文]物事が自分の思いどおりになった。しめた。「ーとばかりに攻撃する」[古くは感動詞的に用いた]「―やおう(=うまくいった、さあ)」 **えたり・かしこし【得たり賢し】** 《連語》[文]物事が自分の思いどおりになった。ありがたい。しめた。 **えだ・わかれ【枝分かれ】** 《名・自サ》大もとの部分から小さく分かれること。分岐{ぶんき}。 **エタン** [理]メタン系炭化水素の一つ。無色・無臭の気体で、水にとけにくい。▽Athan **エチケット** 社会的な慣習として守ることが望まれる、社交上の言語・動作などの決まり。礼儀作法。[類語]マナー。▽フランス語 étiquette **えちご【越後】** 旧国名の一つ。佐渡{さど}を除いた、今の新潟県。越州。―じし【―獅子】越後の西蒲原郡から出た獅子舞{ししまい}。子供に獅子頭をつけさせ、踊りや逆立ちなどの芸をさせた。角兵衛獅子{かくべえじし}。 **えちぜん【越前】** 旧国名の一つ。今の福井県の北東部。越州。 **エチモロジー** ●語源学。●語源。=エティモロジー。▷etymology **エチュード** ●絵画・彫刻などで、練習として作られる作品。習作。試作。[対]タブロー。●器楽・声楽の練習用に書かれた楽曲。練習曲。また、演奏会用に書かれた、練習曲ふうの楽曲。▽フランス語 étude <158> **エチル・アルコール** アルコールの一種。無色透明で、芳香のある液体。燃えやすく、揮発しやすい。酒の主成分。エタノール。酒精。▽Athylalkohol **エチレン** [理]エチレン系炭化水素の一つ。無色の可燃性気体。ポリエチレンの原料などに使われる。▽ethylene **えつ【悦】** [文]喜ぶこと。喜び。―に入る《句》満足してひとりで喜ぶ。心の中で喜ぶ。 **えつ【謁】** [文]身分の高い人に会うこと。[類語]お目見え。お目通り。謁見{えっけん}。―を賜・る《句》身分の高い人に面会をゆるされて会う。―を通・じる《句》名刺を出して取り次ぎをたのみ、身分の高い人に面会を求める。 **えつ【越】** ●中国の春秋時代にあった国の名。●越前・越中・越後のこと。越州{えっしゅう}。 **えつ【閲】** [文][書物・文書などの]内容を調べること。 **えっ・きょう【越境】** 《名・自サ》[法律や取り決めなどに反して]国境や境界線をこえること。「一入学」[ひゆ的にも使う]「芸能の枠組みを―した文化現象」 **え・つけ【絵付け】** 《名・他サ》陶磁器の表に、絵や模様をえがくこと。「皿にーする」 **え・づけ【餌付け】** 《名・自サ》野生の鳥やけものなどにえさを与えて、人になれさせること。 **えっけん【謁見】** 《名・自サ》身分の高い人に会うこと。謁{えつ}。「国王に―する」[謙譲]拝謁{はいえつ}。 **えっけん【越権】** その人の行為がその人に与えられた権限をこえること。「一行為」[類語]僭越{せんえつ}。 **エッジ** ●アイススケートで、靴の下につける金具の、直接氷にふれる部分。●スキー板の、滑走面の両端。また、その部分の金具。●卓球で、卓球台の上面のふち。●ゴルフで、ホール・グリーン・バンカーなどのへりの部分。▽edge(=ふち。はし) **えっ・しゅう【越州】** 「越前・越中{えっちゅう}・越後の三国」の唐風の呼び名。こしのくに。越{えつ}。 **えっする【謁する】** 《自サ変》[文]身分の高い人に会う。お目にかかる。「陛下に―・する」 **えっする【閲する】** 《他サ変》[文]見て調べる。検閲する。「草稿を―・する」《自サ変》[文]時を過ごす。経る。「三年を―・した」=閲する。 **エッセイスト** エッセーを書く人。随筆家。▽essayiste 英語 essayist **エッセー** [文学]随筆。随想。エセー。エッセイ。▽フランス語 essai 英語 essay **エッセンス** ●物事の本質。精髄{せいずい}。「美の―」●おもに植物にふくまれる香気成分を取り出した精油状の芳香性物質。化粧品・食品などの香りをつけるのに用いる。「バニラー」▷essence **え・づ・く【餌付く】** 《自五》野生の鳥やけものなどが人になれて、与えたえさを食べるようになる。 **エックス【Xx】** ●未知または疑問である事柄。[数]未知数。―きゃく【X脚】両足をそろえて立った時、下肢がXの字の形のように内側に曲がった足。[対]O脚。―せん【X線】高速の電子が障壁にぶつかったときに発生する短い波長の電磁波。物質を透過する力が大きく、病気の診断や治療、工業資材の検査などに広く利用される。レントゲン線。[参考]ドイツのレントゲンが発見し、「未知の線」という意味で名づけた。―せん・しゃしん【X線写真】物質にX線をあてて撮影した写真。多くは人体内部に異常がないかを調べるために利用する。レントゲン写真。―せんしょくたい【X染色体】雄か雌かの性を決定づけている性染色体で、Y染色体に対立するもの。[対]Y染色体。 **エックス‐デー** 世間の関心を集めていることが実際に行われる予定日。また、何かを起こそうと計画している日。▽Xとdayからの和製語。 **えっちゅう【越中】** ●旧国名の一つ。今の富山県。越州{えっしゅう}。「越中褌{ふんどし}」の略。―ふんどし【―褌】長さ約一メートルの並幅の布にひもをつけたふんどし。 **えっちゅう【えっちゅう】** 《副》たどたどしい足どりでつらそうに歩くようす。「―山道を登る」 **エッチ【H】** 《形動》[俗]性についての言動が多少露骨であるようす。「―な話」[同]「変態」のローマ字書きhentaiの頭文字からか。《名・自サ》[俗][Hentaiから]性交。セックス。《名》→略語集(H)。 **エッチング** ろう引きの銅板に針で絵や文字をかき、硝酸で腐食させて作った印刷の原版。また、それによって刷ったもの。腐食銅版(画)。▽etching **えっとう【越冬】** 《名・自サ》冬をこすこと。特に、厳しい環境の下で冬をこすこと。「一隊」 **えつ・どく【閲読】** 《名・他サ》[文][書物・文書などの]内容や文章を調べながら読むこと。[類語]閲覧。 **えつ・ねん【越年】** 《名・自サ》年をこして新年をむかえること。「―資金」[参考]「越年始」は古風な言い方。[類語]年越し。―せいしょくぶつ【―生植物】秋に発芽して葉のついたまま年をこし、春に開花して実を結ぶ草本。越年生草本。越年草。[参考]小麦・ナズナ・ホウレンソウなど。―せい・そうほん【一生草本】越年生植物。―そう【―草】越年生植物。 **えっぺい【閲兵】** 《名・自他サ》[元首・司令官などが]軍隊を整列させて、検閲すること。「一式」 **え・つぼ【笑壺】** [文]笑い興じること。―に入る《句》思いどおりになって喜ぶ。 **え・づら【絵面】** 絵の外観。「―がいい」 **えつらく【悦楽】** 《名・自サ》ある状態に身心ともに満足しきって喜び楽しむこと。[類語]歓楽。享楽。愉悦{ゆえつ}。 **えつらん【閲覧】** 《名・他サ》[図書館などで]新聞・書物などを調べながら見ること。「―室」[ウェブページなどを見ることにもいう]「―履歴」[類語]閲読。 **えつれき【閲歴】** 《名・他サ》[文]経験すること。・た、経験してきた事柄。経歴。[類語]履歴。 **えて【得手】** ●もっとも得意であること。また、その技。得手物。●[俗]「猿{さる}」のこと。えてこう。――に帆を揚・げる《句》よい機会にめぐまれ、得意なことを調子に乗って行うたとえ。得手に帆。追い手に帆を揚げる。[類語]順風に帆を上げる。 **エディション** 《造語》出版物の版。「ファーストー(=初版)」▷edition **エディター** ●編集者。また、編集長。●映画フィルムの編集者。▽editor **エディプス・コンプレックス** 精神分析学で、男の子が母親に愛情を感じ、父親に反感をもつ傾向。[対]エレクトラコンプレックス。▽Oedipus complex **えて‐かって【得手勝手】** 《名・形動》他人のことを考えず、自分に都合のいいようにふるまうこと。わがまま。 <159> **え・てがみ【絵手紙】**はがきなどに自分で絵をかき、短い文を添えて出す手紙。 **えてして【得てして】**《副》とかく。ともすると。「あせるとーろくなことはない」でもさ片。当百人 **エデン**キリスト教で、人類の始祖アダムとイブが住んでいたという楽園。エデンの園。▽Eden **エデン・のその【エデンの園】**《連語》●エデン。●楽土。楽園。 **えーと【干支】**(兄(え)と弟(と)の意) ●十干と十二支を甲子誌・乙丑・丙寅いぇのように組み合わせたもの。六〇回で一回りする。年・月・日・方位・時刻などにあてはめて使う。干支ん。●「十二支」に同じ。参考巻末「時刻・方位・干支」。 **エトワール**●星。●花形スター。人気者。▽étoile一 **えな【『胞衣】**胎児を包んでいる膜と胎盤・臍帯になどの総称。分娩後、排出される。 **エナジー**エネルギー。▽energy **エナメル**金属や陶器などの表面にぬるガラス質のう工わぐすり。琺瑯5。●ワニスと顔料をまぜて作った塗料。ぬった表面はなめらかでつやが出る。エナメルペイント。エナメル②をぬって、つやを出した革。エナメル革。▽enamel -しつ【―質】歯の表面をおおっている非常にかたい物質。琺瑯質。一6bocp-wax- **えにし【『縁】**《「縁」から転じた「えに」+強めの助えにし詞「し」)〔文〕ゆかり。えん。特に、男女の間の結びつき。「奇くしきー」懒风中内門も **エニシダ**マメ科の落葉低木。葉はふつう三枚の複葉からなる。初夏、蝶形の黄色い花がつく。表記「金雀枝」「金雀児」と当てる。▽ㄍhiniesta **エヌ・エイチ・ケー【NHK】**→略語集(NH K)。 **エヌ・ジー【NG】**●映画やテレビで、撮影がうまくかずだめになること。また、そのために不要になったフィルム。参考録音・録画に失敗することにもいう。コロ「―を出す」の略語集(NG)。 **エヌ・ジー・オー【NGO】**→略語集(NGO)。 **エヌ・ピー・オー【NPO】**略語集(NP O)。 **エネルギー**●〔理〕物体が仕事をすることのできる能力。参考大きさは仕事の量ではかる。●精力。活動力。=エナジー。▽ Energie **エネルギッシュ**《形動》精力的。「―に活動する」▷ energisch **え・の・あぶら【荏の油】**エゴマの種子をしぼってと同じ。る油。乾燥性に富むので油紙や雨がさに用いる。 **えのき【榎】**ニレ科の落葉高木。五月ごろ淡黄色の小さな花が多数つき、小さな実ができる。材は家具・薪隷に用いる。参考江戸時代、一里塚に植えた。 **えのき・たけ【「榎、茸】**キシメジ科のキノコ。自生のものでは黄褐色あるいは栗色で、かさは直径三~六想。食用。栽培もする。えのきだけ。 **えのぐ【絵の具】**絵に色をつけるために用いる材料。顔料。水彩絵の具・油絵の具・泥絵の具など。 **えのころぐさ【狗尾草】**透イネ科の一年草。なっ。野原や道ばたに自生する。夏、犬の尾に似た緑色の穂が出る。ねこじゃらし。えのころ。 **え・ば【絵羽】**●「絵羽模様」の略。●「絵羽羽織」の略。 **えば‐はおり【絵羽羽織】**絵羽模様をつけたか用の羽織。外出・訪問用。絵羽織。絵羽。えばばおり。 **えば‐もよう【絵羽模様】**和服で仕立てたときに縫い目にまたがる絵画的な模様。振り袖・留め袖・訪問着・絵羽羽織など、礼装用の和服に用いられる。絵羽。 **え・はがき【絵葉書】**あて名を書く面の裏に、絵や写真のあるはがき。表記ふつう「絵はがき」と **え・はだ【絵肌】**筆触・絵の具などによる画面の肌合い。材質感。マチエール。 **え・はつ【衣鉢】**◆いはつ(衣鉢)。 **エバ・ミルク**砂糖を加えないで濃縮した牛乳。無糖練乳。参考 コンデンスミルク。▽evaporated milkから **え・ば・る【『威張る】**《自五》 《「いばる」の転)◆いばる。 **えび【海老蝦鰕】**節足動物甲殻類の一群の総称。四本の触角と一○本の足をもつ。腹部には七つの節があり、自由に体を曲げることができる。食用。参考「一尾………」「一匹・・・」などと数える。 >―で鯛を釣る《句》わずかなものやわずかな労力で、大きな利益を得るとのたとえ。えびたい。 **えび・がため【蝦固め・『海『老固め】**レスリングの技の一つ。一方の手で相手の首の後ろを、他方の手でひざの後ろを巻き、相手の体をえびのように曲げながらフォールするもの。 **えび・がに【蝦、蟹・海老、蟹】**「ざりがに②」に **エピキュリアン**快楽主義者。▽epicurean **エピグラフ**●墓碑・記念碑などに書かれた碑銘。碑文。●〔書物の始めや編・章の始めに置かれる〕標語。onen epigraph **エピグラム**ある思想を簡潔にするどく表現した句。警句。風刺詩。▽epigram **エピゴーネン**〔学問・芸術などで〕先人のまねをするにすぎない・もの(人)。模倣者。亜流。▽ィ Epig-2テラ <160> **えび・ごし**【蝦腰・海老腰】エビのように曲がった腰。 **えび・じょう**【蝦錠・海老錠】●門のかんぬきなどにさす、エビのように半円形に曲がっている錠。●南京錠。 **えびす**【夷・戎】(「えみし」の転)●「えみし」に同じ。●未開人。●荒々しい人。情趣を解さぬあらくれ武士。[参考]特に、京都の人が関東以北の武士を言った。 **えびす**【恵比須・恵比寿・夷・蛭子】(「夷」と同語源)●七福神の一つ。狩衣{かりぎぬ}・指貫{さしぬき}に風折り烏帽子{えぼし}をつけ、右手に釣竿{つりざお}を持ち、左手に鯛をかかえる。海上・漁業・商家の神。また、田の神。●「えびす講」の略。[表記]「恵比須」「恵比寿」とあてる額を納めたことからいう。歴史的かなづかいは「ゑびす」と書くこともある。 **えびすがお**【恵比須顔】〔恵比須①のように〕にこにこした顔つき。きげんのよい顔。[対]閻魔顔{えんまがお}。 **えびすこう**【恵比須講】陰暦一〇月二〇日に、商家で恵比須を祭る行事。はつかえびす。[参考]農家でも田の神として祭る。 **エピソード**●談話や小説・物語などの中に、本筋とは関係なくはさみこまれる短い話。挿話。●話題になっている人や物事に関する、ちょっとした興味のある話。逸話。「新作映画に関する―」▽episode **えび・たい**【蝦鯛・海老で鯛を釣る】[俗]「エビでタイを釣る」の略。 **えび・ちゃ**【葡萄茶・海老茶】黒みがかった赤茶色。「―のはかま」[参考]「えび」はヤマブドウの意。 **エピック** 叙事詩。英雄詩。[因]リリック。▽epic **えびら**【箙】矢を入れて背に負う武具。 **エピローグ**●演劇で、俳優が作者にかわって述べる閉幕のことば。●詩歌・小説・演劇・歌劇などの、最後の部分・場面。●物事の終わりの部分。終局。[因]①~③プロローグ。▽epilogue **エフ・エックス**【FX】 略語集(FX)。 **エフ・エム**【FM】 略語集(FM)。 **え・ふだ**【絵札】●かるたで、絵のある札。[参考]百人一首では読み札、いろはかるたでは取り札。●トランプで、キング、クイーン、ジャックの三種一二枚。 **えふで**【絵筆】絵をかくときの筆。画筆{がひつ}。 **エフ・ナンバー**【Fナンバー】カメラのレンズなどで、焦点距離に比例しレンズの直径に反比例する数。レンズの明るさや絞りの大きさを示す。この数値が小さいほどレンズは明るい。記号fまたはF。F数。F値。 **エフ・ビー・アイ**【FBI】 略語集(FBI)。 **え・ぶみ**【絵踏み】江戸時代、キリスト教の信者かどうかを見分けるため、キリストやマリアの絵を彫った板を踏ませたこと。[参考]「踏み絵」ともいう。 **エプロン**●〔西洋風の〕前掛け。●空港で、航空機が停止して、乗客の乗り降り、貨物の積みおろしなどを行う場所。▽apron [ステージ]劇場などで、客席に張り出している舞台。▽apron stage **エフ・ワン**【F1】 略語集(F1)。 **エペ** フェンシングの種目の一つ。相手の体のどの部分をついても有効打となるもの。また、その種目に用いる細身の剣。▽épée **えへらえへら**《副》(「―と」の形も)しまりなく笑うようす。 **エマージェンシー** 非常事態。▽emergency **え・まき**【絵巻】物語・伝説などを、絵と絵詞{えことば}(=説明文)で表し、巻物にしたもの。絵巻物。 **え・まきもの**【絵巻物】「絵巻」に同じ。 **えみ**【笑み】絲[文]ほほえみ。微笑。[コロ]「―をうかべる」 **えみ・こぼ・れる**【笑み溢れる】後《自下一》ほほえみを顔いっぱいにうかべる。 **えみし**【蝦夷】古代、東北地方(白河関)以北に住んでいたアイヌ語族をふくむ朝廷に服さない人々。[参考]えぞ。 **えみ・わ・れる**【笑み割れる】後《自下一》〔栗のいがや果実などが〕熟して自然に割れる。 **え・む**【笑む】《自五》〔文]にっこりする。●つぼみがほころびる。花が開く。「桜の花が―・む」●[栗のいがや果実などが〕実って自然に割れる。[文]《四》。 **エム**【M】●[俗]金銭。〔学生語〕[参考]moneyの頭文字から。●[隠]男根。[参考]梵語māra(=魔羅)の頭文字から。●[俗]男性(的要素)。[参考]manの頭文字から。[対]W。●「M判」「Mサイズ」の略。大きさで、標準のもの。並判。[参考]middleの頭文字から。[団]S・L。●「マグニチュード」を表す記号。◎[俗]マゾの傾向があること。[参考]masochism, masochistの頭文字から。[団]S **エム・アール・アイ**【MRI】 略語集(MRI)。 **エム・アール・エス・エー**【MRSA】→略語集(MRSA)。 **エム・アンド・エー**【M&A】→略語集(M&A)。 **エム・ピー**【MP】 略語集(MP)。 **エム・ブイ・ピー**【MVP】 略語集(MVP)。 **エメラルド** あざやかな緑色をした宝石。緑玉石。緑柱石。翠玉{すいぎょく}。[参考]五月の誕生石。▽emerald **えも・いわれぬ**【得も言われぬ】《連語》〔文〕何ともことばでは表せない。何とも言えない。「一美しさ」 **エモーショナル** 情緒的。感情的。エモ。「――な発言」▽emotional **え・ま**【絵馬】願いごとをする時や、また、それがかなった時に、神社や寺に奉納する額。[参考]多く、馬の絵の額を納めたことからいう。 <161> **エモーション** 強い感情。情動。情緒。▽emotion **え・もじ**【絵文字】●絵をかいて意思を表現したもの。文字のうちで最も原始的な形態とされる。●携帯メールなどで使用する、言葉や気持ちを単純な形であらわした絵。 **え・もの**【得物】●自分がじょうずに使いこなせる道具や芸。●武器。武具。 **え・もの**【獲物】●漁や狩りでとった動物。魚・貝・けもの・鳥など。[類語]海の幸。山の幸。収獲。●うばい取った物。特に、戦争や勝負事で手に入れた物。 **え・もん**【衣紋・衣文】(作法にかなった衣服・装束の着方の意から)着物の襟を胸で・合わせること(合わせたところ)。着物の襟もと。「ぬき―」 **えもんかけ**【衣紋掛け】●衣服(特に和服)をかけてつるしておくための短い棒状の道具。[類語]ハンガー。●「衣桁{いこう}」に同じ。 **えもんをつくろう**《句》和服の着くずれをなおす。 **えもんをぬく**《句》和服の襟を後ろへ押し下げ、首筋が出るように着る。 **え・よう**【栄耀】(「えいよう」の転)→えいよう(栄耀)。 **えら**【鰓】●魚・貝・エビ・カニなど、水生動物の呼吸器。水から酸素をとる。●〔俗〕人の顔で、あごの左右の部分。「―の張った顔」 **エラー** あやまち。失敗。失策。[類語]ミス。▽error **えら・い**【偉い・豪い】《形》●行いや性格などが、立派ですぐれている。●地位・身分などが高い。「会社の―・い人」●程度がはなはだしい。「―・い雨にあった」●重大な事態である。「―・いことになった」[表記]③④は、ふつうかな書きにする。[文]えら・し《ク》。 **えらく**【偉く】《副》《形容詞「偉い」の連用形から>[俗]すごく。ひどく。「―寒い」「―静かだ」 **えら・ぶ**【選ぶ・択ぶ】《他五》●二つ以上のものの中から、条件に合うものをぬき出す。選択する。「代表を―・ぶ」●〔原稿の中から〕材料を取り出して書物を作る。編集する。「歌集を―・ぶ」[表記]②は「撰ぶ」とも書く。[文]《四》。 **えらぶところがない**《句》他と同じである。差がない。「これでは凡人の作と―・い」 **えらぶた**【鰓蓋】魚のえらをおおい保護する、骨質のうすい板。 **えらぶつ**【偉物・豪物】すぐれた人物。実力者。偉者。 **えらぶ・る**【偉振る】《自五》えらそうにふるまう。おごった様子を見せる。「―・った態度」[表記]「振る」は多くかな書き。 **えら‐ぼね**【鰓骨】●魚のえらの内部にある、えらを支えている弓形の骨。●〔俗〕下あごの骨。「―が張っている」 **えり**【襟・衿】●衣服で、首の回りの部分。また、そこに別につける布。「シャツのーを立てる」●〔人間の〕首。特に、首の後ろの部分。首筋。うなじ。 **えりをただす**《句》●服装の乱れを整える。また、姿勢を正しくする。●気持ちを引きしめる。 **えり**【漁】川・湖などで、魚をとるしかけ。水中にくいを打って簀{す}を立て、魚をせまい場所に誘導してとる。 **エリア** 地域。区域。地帯。〔多く他の語につけて複合語をつくる〕「サービスー」▽area **えり・あか**【襟垢】衣服の襟についたあか。えりのよごれ。 **えりあし**【襟足・領脚】耳の後ろから首の後ろにかけての髪の毛の生えぎわ。「――が長い」 **エリート** すぐれた者として選ばれる・こと(人)。選良。「―意識」▽élite **エリカ** 南アフリカおよび地中海沿岸に自生するツツジ科エリカ属の植物の総称。葉は小さく細い。花は小さく、釣り鐘形・つぼ形。色は白・薄紫・薄紅色など。ヒース。▽erica **えり・かざり**【襟飾り】●ネクタイ。〔古風な言い方〕●襟元につける飾り。ブローチ、首飾りなど。 **えり‐がみ**【襟髪・領髪】首の後ろの方にはえる髪の毛。 **えり‐ぎらい**【選り嫌い】《名・自サ》好きなものばかり選んでとること。えりごのみ。 **えり‐くび**【襟首・領頸】首の後ろの部分。首筋。 **えり‐ぐり**【襟刳り】洋服で、首にそってあいている線。ネックライン。 **えり‐ごのみ**【選り好み】《名・他サ》↓よりごのみ。 **えり・しょう**【襟章】襟につけて、階級・所属などを表す記章。 **えり・しん**【襟心・襟芯】襟の形がくずれないように、襟の中へ入れるかたい布。 **えり‐すぐ・る**【選りすぐる】《他五》よりすぐる。 **えり‐ぬき**【選り抜き】よりぬき。「―の選手」[類語]つぶより。 **えり・まき**【襟巻き】防寒用・装飾用をかねて、襟首に巻くもの。首巻き。マフラー。 **エリミネーター** 〔理〕交流の電気を直流に変える装置。交流整流器。▽eliminator **えり・もと**【襟元】衣服の襟のあたり。また、衣服の襟が当たる、首の部分。 **えりもとにつく**《句》〔利益を見込んで」勢力や権力のあるものにこびへつらう。襟につく。 **えり・わ・ける**【選り分ける】《他下一》よりわける。[類語]えりぬく。 **エリンギ** ヒラタケ科のキノコ。地中海原産。かさは小さく、柄は白くて太い。食用。▽eryngi **え・る**【選る・択る】《他五》〔文]◆よる。[文]《四》。 **え・る**【彫る】《他四》〔古〕ほる。きざむ。 **える**【得る】《他下一》〔持っていないものを求めて」自分のものにする。「信頼を得る」「利益を得る」「意を得る」●〔欲しくないものを〕身に受ける。こうむる。「罪を得る」「病を得る」●さとる。理解する。○○「要領を得ない話」●〈「・・・せざるを得ない」の形で〉・・・しないわけにはゆかない。「行かざるを得ない」[文]う《下二》。《接尾》「・・・できる」意。「言い得て妙だ(=うまく言い表している)」[参考]終止形と連体形は文語下二段活用の「得{う}る」の形も使う。「その点は納得しうる」[文]う《下二》。 **エル**【L】「L判」「Lサイズ」の略。大きさで、標準より大きいもの。大判。[参考]largeの頭文字から。[団]M・S **エル・エス・アイ**【LSI】 略語集(LSI)。 **エル・エス・ディー**【LSD】 略語集(LSD)。 **エル・エヌ・ジー**【LNG】 略語集(LNG)。 <162> **エル・エル**【LL】 略語集(LL)。●洋服や靴のサイズで、特大。[参考]largeの頭文字を重ねたもの。 **エルグ**《名・助数》〔理〕仕事量、およびエネルギーの単位。一エルグは一ダインの力が物体に働いて、その力の方向に物体を一センチメートルだけ動かす仕事量。▽erg **エル・ケー**【LK】 略語集(LK)。 **エルゴステロール** 〔理〕酵母・きのこなどにふくまれるリポイドの一種。紫外線をあてるとビタミンDの作用をする物質を生じる。エルゴステリン。▽ergosterol **エルじ・こう**【L字溝】コンクリート製の、L字形の側溝。道路の排水溝などに使われる。[類語]U字溝。 **エル・ディー**【LD】 略語集(LD)。 **エル・ディー・ケー**【LDK】 略語集(LDK)。 **エル・ニーニョ** 南米の太平洋岸、エクアドルからペルーの沖にかけ、海面の水温が平年より上昇し一年ほど続く現象。[参考]世界各地に異常気象をもたらす。▽El Niño(=神の子) **エル・ピー**【LP】一分間に三三と三分の一回転するレコード盤。LP盤。▽long playing record **エルピー・ガス**【LPガス】 略語集(LPG)。 **エル・ピー・ジー**【LPG】 略語集(LPG)。 **エルフ** 北ヨーロッパの神話にあらわれる小妖精。森や野に住み、人間にいたずらをするといわれる。 **エルム** ニレ(の木)。セイヨウニレ。▽elm **エレガント**《形動》優雅なようす。「―な振る舞い」▽elegant **エレキ**●「エレキテル」の略。電気。〔古風な言い方〕●「エレキギター」の略。 **エレキギター** 電気ギター。特に、共鳴箱がなく、アンプによって音を増幅するギター。▽electricとguitarからの和製語。 **エレクト**《名・自サ》勃起{ぼっき}。▽erect **エレクトーン** 日本で開発された電子オルガンの商標名。▽Electone **エレクトラ‐コンプレックス** 精神分析学で、女の子が父親に愛情を感じ、母親に反感をもつ傾向。[因]エディプスコンプレックス。▽Electra complex **エレクトロニクス** エレクトロン(=電子)の働きを利用した、電気通信・自動制御・遠隔操作などを研究する理論・技術。電子工学。▽electronics **エレクトロン**●電子。●「エレクトロンメタル」の略。マグネシウムを九〇パーセント以上ふくむ超軽合金。自動車・航空機などの部品に多く使われる。▽electron **エレジー** 悲しみをこめた歌。哀歌。悲歌。▽elegy **エレベーター** 動力によって人や荷物を上下に移動させる機械。昇降機。▽elevator **エレメント**●要素。●〔理〕元素。●本領。領分。▽element **エロ**■《形動》「エロチック」の略。「―話」[目]《名》「エロチシズム」の略。「――で売る雑誌」 **エロキューション** 発声法。話術。言い回し。 **エロ・グロ** 「エロチック」と「グロテスク」の略。色情的で奇怪なことを好むこと。[連]「―ナンセンス(=大正デモクラシー期の文化の一形態)」 **エロス**●ギリシャ神話で、男女を結ぶ愛の神。恋愛の神。[参考]ローマ神話のキューピッド。●プラトン哲学で、精神的な愛。[団]アガペー。●一般に、性的な愛。▽Eros **エロチシズム** 愛欲主義。また、官能的な愛。性愛。エロチスム。エロティシズム。▽eroticism **エロチック**《形動》情欲をそそるようす。色情的。扇情的。エロティック。▽erotic **えん**【園】《接尾》●「景色を見たり楽しんだりする庭や場所」の意。「百花―」「動物―」●「子供を保護・教育する施設」の意。「幼稚―」「保育―」●「果樹・草花・野菜などを栽培する所」の意。「果樹―」「リンゴー」[表記]③は「苑」とも書く。 **えん**【炎】《接尾》●「ほのお」の意。「還元―」[表記]「焰」とも書く。●〔医〕「炎症」の意。「中耳―」 **えん**【円】●まるいこと。まるい形。まる。●〔数〕一つの平面上で、ある一点から等距離にある点の軌跡。また、それに囲まれた平面。●《名・助数》日本の貨幣の単位。一円は一〇〇銭。記号\。[参考]円③で表される貨幣の意でも使う。「―が上がる」 **えん**【宴】〔文〕人が集まって酒や食べ物を飲み食いしながら楽しむこと。うたげ。「―たけなわ」1回「祝いの―を設ける」[類語]酒盛り。宴会。 >類義語の使い分け 「宴会・宴」 **えん**【縁】●[仏]原因を助けて結果を生じさせる働きをするもの。「前世の―」●ある運命になるめぐりあわせ。回りあわせ。「――あって結ばれる」[類語]えにし。ゆかり。因縁。●人と人とのつながり・関係。特に、肉親・夫婦の関係。○○「師弟の―を切る」[類語]誼{よしみ}。絆{きずな}。●ある事物とのつながり・関係。[コロ]「金にはーがない」●手がかり。きっかけ。「これをごーによろしく」[類語]よすが。手蔓{てづる}。●家の外側につけた、細長い板敷き。広縁・ぬれ縁など。縁側。 **えんがきものあじなもの**《句》男と女の結びつきは、常識では判断できない不思議な経路をたどるもので、おもしろい。 **えんもゆかりもない**《句》何のつながりもない。何の関係もない。 **えんをむすぶ**《句》●成仏すべき因縁を持つ。●縁をつなぐ。養子・夫婦などの縁組みをする。 **えん**【艶】《名・形動》〔文〕●女性の容姿などが、あでやかで美しいこと。[コロ]「―を競う」●性的な感覚を刺激される美しさがあること。なまめかしいこと。 **えん**【塩】〔理〕酸と塩基を反応させたときや、金属を酸にとかしたときにできる物質。炭酸ナトリウム・重炭酸ナトリウム・塩基性硫酸銅など。塩類。 **えん・いん**【延引】《名・自サ》物事が予定よりおくれること。長引くこと。「完成が―する」[類語]遅延。 **えん・いん**【援引】《名・他サ》自分の説の証拠として、他の事実や文献を引用すること。[類語]援用。 **えん・いん**【遠因】間接的な、遠い原因。[因]近因。 **えん・う**【煙雨】〔文]けむるように降る雨。 **えん・えい**【遠泳】《名・自サ》〔海・川・湖などで〕長距離を泳ぐこと。また、その競技。 **えん・えき**【演繹】《名・他サ》●おし広げて述べること。 **えんえきてき**【演繹的】《形動》〔論〕推論にあたって、演繹を用いるようす。[対]帰納的。 >評論Xキーワード 演繹 **えんえきほう**【演繹法】〔論]演繹による論理の進め方。演繹的方法。[対]帰納法。 <163> > **小論文のツボ 演繹(法)** > 一般的な原理や法則から、具体的な事柄を説明していく方法のことを「演繹(法)」という。(逆に、具体的な事柄を通じて、一般的な原理や法則を導き出す方法のことは「帰納(法)」という。)小論文を書く際に「演繹(法)」を用いる場合、以下の二つのパターンを参考にされたい。 > 一、人間一般に当てはまるような、普遍的な内容を示す。それに関連する個人的体験を挙げる。(例)「絆」という題で小論文を作成する場合。 > [普遍的な内容] 人と人との「絆」とは~なものだ。 > [個人的体験] そのように考えるきっかけとなった体験として、私はかつて・・・〔自分の体験を述べる〕。 > 二、現代社会の抱える本質的で根本的な問題を示す。それに関連する社会的事象(社会問題)を挙げる。 > (例)「マナー」という題で答案を作成する場合。 > [根本的な問題] 規範意識としてのマナーが、人々を従わせる力を失ってしまっている。 > [社会的事象] 公共交通機関で、他者への迷惑を顧みず、携帯電話・スマートフォンの使用マナーを無視して通話する乗客の姿。 > このような展開が、演繹(法)的な論の組み立てとして可能である。 > 参考 小論文のツボ~「帰納(法)」 **えん―――えんかい** **えん【演繹】** 《名・他サ》〔論〕一般的な法則や原理から、個々の具体的な事実を導き出す。演繹{えんえき}。 > **話編×キーワード 演繹** > 「演繹」は、一般的な法則を立てて、それを個別の事柄に当てはめて推論することである。「人は必ず死ぬ。ソクラテスは人である。ソクラテスは必ず死ぬ」のように、大前提に「人は必ず死ぬ」という法則を用いて、その例をあげることで論理展開していく。[参考]評論Xキーワードの「帰納」 **えんえん【奄奄】** 《形動犷》〔文〕いまにも息が絶えそうなようす。四字「気息―」 **えんえん【延延】** 《形動〃》物事が長く続くようす。「会議はーと続いた」 **えんえん【炎炎】** 《形動〃》〔火事などで〕火が勢いよく燃えあがるようす。「ほのおはーと空をこがした」 **えんえん【蛇蜿蜿蜿蜒】** 《形動〃》〔文〕●ヘビなどがうねって進むようす。●[川・山脈・道・行列などが〕うねりくねって長く続くようす。「―長蛇の列」 **えん・お【「厭悪】** 《名・他サ》〔文〕きらい、にくむこと。ひどくいやがること。嫌悪{けんお}。 **えん・おう【冤枉】** 〔文〕無実の罪。冤罪{えんざい}。ぬれぎぬ。[コロ]「―をそそぐ」[コロ]「―を晴らす」 **えん・おう【「鴛鴦】** 〔文〕オシドリ。[参考]「鴛」はオシドリの雄、「鴦」は雌。―のちぎり【ーの契り】〔オシドリの雌雄は、常にいっしょにいることから〕非常に仲のよい夫婦の関係。「―を結ぶ」 **えん・おん【延音】** もと一音だった語音が二音以上に延びたもの。「しか(詩歌)」→「しいか」など。延言{えんげん}。[参考]江戸時代の国語学の用語。[対]約音。 **えん・か【嚥下】** 《名・他サ》〔文〕〔医]飲み下すこと。嚥下{えんげ}。「食べ物を―する」「―障害」 **えん・か【円価】** 円貨の、国際市場におけるねうち。 **えん・か【円貨】** 円単位の貨幣。日本の貨幣。 **えん・か【演歌・艶歌】** ●明治・大正時代に街頭で大道芸人によって歌われた流行歌。「一師」[参考]自由民権思想を広める演説歌として始まり、明治・大正期には「演歌」と書いた。大正時代末期に人情物などを歌う大道演芸となり、多く「艶歌」と書いた。●日本風の流行歌。「―歌手」表記②は多く「演歌」と書く。 **えんか【煙霞;烟霞】** 〔文〕煙やかすみ(で、ぼんやりとかすんで見える景色)。また、自然の趣。―のへき【一の癖】自然の趣を愛し、そのような所を旅する習癖。 **えん・か【煙火烟火】** 〔文〕●飯を炊く煙。かまどの煙。炊煙{すいえん}。●のろし。烽火。●花火。 **えん・か【縁家】** 結婚や縁組みによってつながりのできた家。また、縁故のある家。[類語]姻戚。姻族。 **えん・か【塩化】** 《名・自サ》〔理〕物質が塩素と化合すること。ーカリ〔理〕塩化カリウム。ーカリウム〔理〕無色立方体の結晶。化学的性質は塩化ナトリウムに似る。天然にはカリ岩塩として産出。カリウム塩やカリ肥料の原料に使用する。塩化カリ。ーナトリウム〔理〕塩。食塩。ービニール〔理〕●アセチレンと塩素を原料にして作る化合物。塩化ビニール樹脂の原料。塩ビ。●「塩化ビニール樹脂」の略。ービニールじゅし【―ビニール樹脂】〔理〕塩化ビニールを重合させてできる合成樹脂。熱に弱いが、耐水性・耐酸性・電気絶縁性にすぐれる。ポリ塩化ビニール。塩化ビニール。塩ビ。―ぶつ【一物】塩素と、塩素より陽性の元素との化合物。塩化ナトリウム・塩化銀など。ーマグネシウム〔理〕潮解性のある無色の結晶。海水に含まれる。にがりの主成分。豆腐の凝固や木材の防腐に利用する。 **えん・かい【宴会】** 多くの人が集まり、酒や料理を飲み食いしながら楽しむ会。「―を開く」[類語]酒盛り。宴席。酒宴。宴{うたげ}。 > **類義語の使い分け** > [宴会・宴] 受賞を祝う宴会(宴)をもよおす/私的な所用があって宴会(宴)のなかばで退席する > [宴会] 宴会の幹事/恒例の宴会が行われる > [宴] 米寿の祝賀の宴を張る/宴たけなわのころ **えんかい【延会】** 《名・他サ》会議・会合の日時を先へ延ばすこと。●[法]国会などで、予定された議事日程が全部終わらず、次の会議にもちこすこと。 **えんかい【沿海】** ●海にそった陸。うみぞい。[類語]沿岸。●陸地に近い海。近海。 <164> **えんかい**【遠海】陸地から遠くはなれた海。遠洋。[対]近海。 **えんがい**【円蓋】アーチ形の天井。ドーム。 **えん・がい**【園外】〔幼稚園・動物園など〕園と名のつく場所の外。[対]園内。 **えんがい**【掩蓋】●〔大きなものに〕おおいかぶせるもの。覆い。●軍隊で、敵弾を防ぐために、塹壕{ざんごう}などの上をおおうように作ったもの。「―壕」 **えんがい**【煙害】精錬所・工場などの煙や火山の煙によって、人や動植物がこうむる害。 **えんがい**【塩害】海水中の塩分によって、農作物・電線などがこうむる害。[参考]高潮による海水の浸入や、台風のときの塩分をふくんだ風雨などによって起こる。 **えんかい・しょく**【鉛灰色】鉛の色に似た灰色{はい色}。 **えん・かく**【沿革】物事の移り変わり。変遷{へんせん}。「大学のーを調べる」[類語]歴史。 **えん・かく**【遠隔】遠くはなれていること。「―の地」「―操作」「―制御」[類語]遠方。[対]近接。 **えんかくち**【遠隔地】遠く離れた土地。 **えん・がく**【縁覚】[仏]仏の教えによらないでみずから悟りを開いた人。独覚。[参考]梵語pratyekabuddhaの訳。 **えん・かつ**【円滑】《形動》●角だたず、なめらかなようす。●物事がとどこおりなくすらすらと進むようす。「交渉がーに進む」 **えんがわ**【縁側】●日本建築で、座敷の外側に作った細長い板敷き。縁。●[俗]カレイ・ヒラメなどのひれの基部にある肉。 **えん・かわせ**【円〈為替〉】〔経〕●日本の円貨幣と外国貨幣との比較価値。円の外国為替相場。●日本の円貨幣で表示した外国為替手形。円価手形。 **えん・かん**【円環】まるい輪。まるくつながったもの。 **えん・かん**【鉛管】鉛で作った管。かつて、水・ガスなどを送るために用いた。 **えん・がん**【沿岸】●川・海・湖などにそった陸地。●川・海・湖などの陸地に近い部分。[類語]①②沿海。 **えんがんぎょぎょう**【沿岸漁業】陸地に近い海などで行う漁業。沿海漁業。[因]沖合漁業。遠洋漁業。 **えんかんぎょ**【塩乾魚・塩干魚】塩づけにしたあと乾燥させて、保存できるようにした魚。「―加工」 **えん・き**【延期】《名・他サ》予定した日時・期日を延ばすこと。日延べ。「無期―」[類語]延引。 **えんき**【遠忌】→おんき(遠忌)。 **えんき**【塩基】酸を中和して塩をつくる水酸化物。水酸化ナトリウム・水酸化カリウム・水酸化アンモニウムなど。 **えん・ぎ**【演技】《名・自サ》●舞台や映画で、芝居・おどり・曲芸などの技を演じてみせること。また、その技。「―派」●ある目的があってわざとやってみせること。また、その行動・動作。「――の笑顔」 **えん‐ぎ**【演義】〔文〕●事実をわかりやすく述べること。「量子力学―」●史実を興味深く脚色して書いた中国の通俗小説。演義小説。「三国志―」 **えん・ぎ**【縁起】●[仏]一切の物事の起こり。●神社や寺などの由来や変遷についての伝説。また、それを記したもの。「信貴山―絵巻」●よい事または悪い事が起こりそうなきざし。また、先行きの吉凶を判断するもとになるもの。「―がよい」 **えんぎかつぎ**【縁起担ぎ】縁起をかつぐ・こと(人)。御幣{ごへい}担ぎ。 **えんぎだな**【縁起棚】商家で、繁盛をいのるために設けてある神棚。神仏混交のものが多い。 **えんぎなおし**【縁起直し】《名・自サ》悪い縁起をよい縁起にかえるために祝い直すこと。 **えんぎもの**【縁起物】縁起を祝うための品物。だるま、まねき猫、酉の市の熊手{くまで}など。 **えんぎでもない**《句》悪い事が起こりそうでいやな感じである。不吉である。「―・いことを言う」 **えんぎをかつぐ**《句》ちょっとしたことにも幸先がいいとか悪いとかを気にする。 **えん・きょく**【婉曲】《形動》遠回しに言うようす。露骨にでないようす。「誘いを―に断る」「―な表現」 **えんきょり**【遠距離】遠い距離。長距離。「―通勤」「―恋愛」[因]近距離。 **えんきり**【縁切り】《名・自サ》親子・兄弟・夫婦・師弟などの関係を絶ちきること。特に、夫婦の離縁。「―寺」[類語]絶縁。 **えんきん**【遠近】遠いことと近いこと。「―両用のめがね」 **えんきんかん**【遠近感】[絵画・写真などにおいて〕遠近の差や奥行きがある感じ。「―の乏しい絵」「色の濃淡でーを出す」●〔空間の中で〕物の遠近のちがいを感じ取ること。また、その感覚。「―がつかみにくい」「―を失う」 **えんきんほう**【遠近法】絵画で、立体の奥行きや自然の距離などを画面に表すための方法。パースペクティブ。 **えんぐみ**【縁組み】《名・自サ》●夫婦・養子などの関係を結ぶこと。特に、夫婦の関係を結ぶこと。●[法]養子縁組。[表記]法律関係では送りがなをつけない。 **えんぐん**【援軍】●味方を救い助けるための軍隊。[類語]援兵。●力をかす仲間。[類語]加勢。 **えんげ**【嚥下】《名・他サ》→えんか(嚥下)。 **えんけい**【円形】まるい形。「―劇場」「―脱毛症」 **えんけい**【遠景】●遠くの景色。[因]近景。●〔絵や写真の〕画面の中で、遠方の部分。[類語]背景。バック。 **えんげい**【園芸】野菜・果樹・草花などの栽培。「―農業」 **えんげい**【演芸】大衆的な、劇・歌・おどり・落語・手品などの芸。「―会」 **エンゲージ** 婚約すること。▽engage **エンゲージリング** 婚約指輪。婚約のしるしに男性から女性におくる指輪。▽engagement ring から。 **えんげき**【演劇】舞台装置・照明などを用い、演出者の指導で俳優が演技をして、脚本の筋書きを舞台の上に表現する総合芸術。劇。[類語]芝居。ドラマ。 >類義語の使い分け 「演劇・芝居」 >[演劇・芝居]演劇(芝居)を鑑賞する/演劇(芝居)通 >[演劇]演劇を上演する/演劇活動/演劇界 >[芝居]芝居がはねる/芝居を打つ/猿芝居 **えんげつ**【偃月】〔文]半月に少し足りない、中のくぼんだ月。弓張り月。 **えんげつとう**【偃月刀】偃月の形をした刀。古代中国の武器の一つ。 **エンゲル・けいすう**【エンゲル係数】家計の消費支出の中で、食料費のしめる比率を百分比で表したもの。[参考]この係数が高いほど生活が苦しいとされる。ドイツの学者エンゲルが提唱した。 **えんけん**【厭倦】〔文]物事にあきて、それ以上続けることがいやになること。 <165> **えんげん**【延言】「延音{えんおん}」に同じ。 **えんげん**【怨言】〔文〕恨みをこめて言うことば。うらみごと。[コロ]「―を連ねる」 **えんげん**【淵源】〔文〕物事の起源であり、根本をなすもの。根源。「教育の―」 **えんげん・どう**【袁彦道】ばくち。中国東晋時代のばくちの名人の名から。 **えんこ**《名・自サ》●〔幼児語で〕座ること。幼児がしりもちをついた状態になること。●〔俗〕列車・自動車などが故障して動かなくなること。「バスがーする」 **えんこ**【円弧】円周の一部分。弧。 **えん・こ**【縁故】●血縁や姻戚関係によってつながっている・こと(人)。縁続き(の人)。●あることによって生じた、人と人、また人と物との関係。「―採用」 **えん・こ**【塩湖】湖水一リットル中に〇・五グラム以上の塩類をふくむ湖。死海・カスピ海など。塩水湖。[類語]鹹水湖{かんすいこ}。鹹湖{かんこ}。[対]淡湖。 **えん・ご**【掩護】《名・他サ》敵の攻撃などから味方の行動や拠点をかばい守ること。「―射擊」[表記]「援護」で代用することも多い。 **えんご**【援護】《名・他サ》困っているものを、助け守ること。「―の手をさしのべる」[参考]「掩護」と書くこともある。[類語]掩護。庇護{ひご}。 **えん・ご**【縁語】歌や文章中で、あることばと意味上つながりのあることばを使って表現効果をあげる・こと(ことば)。「難波江{なにはえ}の蘆{あし}のかり寝の一夜{ひとよ}どゆゑ身をつくしてや恋ひわたるべき」では、「かり」「ひとよ」は蘆の縁語、「みをつくし」は難波江の縁語。 **えん・こう**【円光】仏・菩薩{ぼさつ}などの頭上から後方にまるく差す光。後光{ごこう}。 **えんこう**【猿猴】〔文]サル。特に、テナガザル。 **えんこうきんこう**【遠交近攻】遠い国と親交を結び、近い国を攻める外交政策。[参考]中国の戦国時代に、魏{ぎ}の范雎{はんしょ}の唱えた外交政策。 **エンコーダー**●符合器。情報を符合化する(エンコードする)装置。●有料テレビで、加入者以外の人が見られないように、画面に障害を入れる装置。[因]デコーダー。▽encoder **えんごく**【遠国】●遠くにある国。遠くはなれた地方。類語遠地。●律令制で、都から遠くへだたった国。遠国{おんごく}。[対]①②近国。 **えんこん**【怨恨】深い恨み。[コロ]「ーを抱く」 **えん・さ**【怨嗟】《名・他サ》〔文〕うらみなげくこと。恨みの気持ちを強く表すこと。「――の声」「――の的」 **えん・ざ**【円座・円坐】●《名・自サ》多くの人が、輪の形になって座ること。車座。●〔わら・すげ・藺{い}などで〕渦巻き状に、まるく平たく編んだ敷物。わろうだ。 **えんざい**【冤罪】犯した覚えのない罪。無実の罪。ぬれぎぬ。冤枉{えんおう}。「―をこうむる」「―に泣く」 **エンサイクロペディア** 百科事典。百科全書。▽encyclopedia **えん・さき**【縁先】●縁側の外に近い端。「―で日なたぼっこをする」●縁側の前。「―で失礼します」 **えん・さだめ**【縁定め】〔夫婦・養子などの〕縁を取り決めること。 **えんさん**【塩酸】〔理〕塩化水素の水溶液。純粋のものは無色透明。化学工業・染色・繊維工業などに用途が広い。 **えんざん**【演算】《名・他サ》式のとおりに計算すること。運算{うんさん}。「四則―」 **えんざん**【鉛槧】〔文〕文筆にたずさわること。文筆業。[参考]「鉛」は胡粉{ごふん}。「槧」は板。昔、中国で「槧(=木の板)」に胡粉で文字を書いたりぬり消したりしたことから。 **えん・し**【煙死】《名・自サ》有毒ガスをふくむ煙にまかれて死ぬこと。 **えん・し**【遠視】目に入る光線が網膜の後方で像を結び、近くのものがはっきり見えない状態(の目)。凸レンズで矯正する。遠視眼。とおめ。「―鏡(=遠視用の眼鏡)」[類語]老眼。[対]近視。 **えんじ**【園児】幼稚園・保育園などに通う子供。 **えんじ**【衍字】書かれたり印刷されたりした語句の中に、あやまって入っている不要の文字。[対]脱字。 **えんじ**【臙脂】●ベニバナからとった紅色の顔料。べに。●黒みがかった赤色。臙脂色。 **エンジェル** エンゼル。▽angel **えんじつ・てん**【遠日点】太陽系の天体が楕円軌道上で、太陽から最も遠ざかる点。[対]近日点。 **エンジニア** 〔機械・電気・土木などの〕技師。技術者。▽engineer **エンジニアリング** 工学。工学技術。「ヒューマンー(=人間工学)」▽engineering **えんじゃ**【演者】●芝居や音楽などを演じる人。出演者。●聴衆の前で演説をする人。 **えん・じゃ**【縁者】血縁や縁組みによって、縁のつながっている人。身内の者。「親類―」 **えん・じゃく**【燕雀】〔文〕ツバメやスズメ(のように小さい鳥)。[対]鴻鵠{こうこく}。 **えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや**《句》(小さな鳥にどうして大きな鳥(鴻鵠)の心がわかろうかの意)小人物には大人物の考えがわからないたとえ。〈史記・陳渉世家〉 **えん・じゅ**【延寿】〔文〕寿命を延ばすこと。長生き。 **えんじゅ**【槐】マメ科の落葉高木。夏から秋ごろにかけて、淡黄色の蝶形の花がつき、種がさやの中にできる。中国の代表的な庭木。 **えん・しゅう**【円周】〔数〕円を形づくる曲線。また、円のまわり。 **えんしゅうりつ**【円周率】〔数〕円周の、直径に対する比。約三・一四。記号はπ。 **えん・しゅう**【演習】●軍隊が、仮に実戦の状況を設けて行う訓練。●「ゼミナール」に同じ。 **えん・しゅう**【遠州】「遠江{とおとうみ}の国」の唐風の呼び名。 **えんじゅく**【円熟】《名・自サ》人格・技能・知識などが十分にみがかれて、豊かな内容をもつ状態になること。「―した演技」[類語]熟達。成熟。[対]未熟。 **えん・しゅつ**【演出】《名・他サ》●演劇・映画・テレビなどで、脚本にもとづいて俳優の演技や舞台装置・衣装・照明・音楽・音響効果などを指導し、全体をまとめあげて一つの作品にすること。「――家」●ある会合や式で、その内容や進行の順序などの方法を工夫して全体をまとめあげること。「開会式のー」 **えんじゅつ**【演述】《名・他サ》〔文〕自分の意見・思想などを述べること。 **えんしょ**【炎暑】真夏のはげしい暑さ。[類語]酷暑。 <166> **えんしょ**【艶書】〔文]恋文。艶文{えんぶん}。ラブレター。 **えんじょ**【援助】《名・他サ》困っている人や国に、力や物を与えて助けること。「資金をーする」「技術―」[類語]救援。救助。支援。 **エンジョイ**《名・他サ》十分に楽しむこと。▽enjoy **えん・しょう**【延焼】《名・自サ》火事などの火が、火元から他に燃え広がること。[参考]「類焼」は、もらい火で焼けること。 **えん・しょう**【炎症】細菌やウイルスの感染、薬剤の刺激、物理的作用などが原因で、体の組織が赤くはれ、熱をもって痛む状態。 **えん・しょう**【煙硝・焰硝】●硝酸カリウム。硝石。●「火薬」の別称。「―のにおい」 **えん・しょう**【艶笑】●〔文〕あでやかに笑うこと。●〔物語・話などで〕好色的なおかしさ。「―小ばなし」 **えん・しょう**【遠称】文法で、他称の指示語の区分の一つ。話し手からも相手からも遠くにある対象(事物・場所・方向・人など)を指すもの。口語では、「あれ」「あそこ」「あちら」「あの方」「あんな」など、文語では、「か」「かしこ」「かなた」など。[参考]近称・中称。 **えん・じょう**【炎上】《名・自サ》大きな建物・船などが火事で燃え上がること。[参考]近年、野球で、投手が集中的に打ち込まれることや、ブログなどで、批判的なコメントが限度をこえて寄せられることにも使われる。 **えん・しょく**【怨色】〔文〕うらんでいる顔つき。 **えん・しょく**【艶色】〔文〕〔女性の〕あでやかな容色。つややかな顔色。 **えんしょく‐はんのう**【炎色反応】〔理〕アルカリ金属・アルカリ土類金属などの塩類を炎の中に入れると、炎がその金属固有の色を示す反応。 **えん・じる**【怨じる】《他上一》うらむ。怨ずる。 **えん・じる**【演じる】《他上一≫●ある劇(の役)や芸などを行う。●ある役割をつとめる。「いい父親を―・じる」●しでかす。「醜態を―・じる」=演ずる。 **えん・しん**【延伸】《名・自他サ》〔文〕のばすこと。また、のびること。 **えんしん**【遠心】中心から遠ざかること。[対]求心。 **えんしんぶんりき**【遠心分離器】遠心力を作用させて、液体と固体または比重の異なる二つの液体を分離させる装置。 **えんしんりょく**【遠心力】〔理〕円運動している物体が、中心から遠ざかろうとする力。[対]求心力。向心力。 **えんじん**【厭人】〔文〕人をきらって避けること。人間ぎらい。「―癖」 **えんじん**【円陣】●円形の陣立て。●多くの人が集まって輪の形に並ぶこと。[コロ]「ーを組む」 **えんじん**【猿人】原人より前の進化段階にある化石人類の総称。学名はアウストラロピテクス。 **エンジン**●内燃機関・蒸気機関などの熱エネルギーを機械エネルギーに変える熱機関の総称。発動機。原動機。▽engine **エンジンがかかる**《句》●エンジンが始動する。●調子が出る。本調子になる。「ようやく練習に―・ってきた」 **えんすい**【円錐】〔数〕円周上のすべての点と、この円の平面以外の一定点とを結んでできる立体。円錐体。 **えんすい**【塩水】塩をふくんだ水。しおみず。[類語]鹹水{かんすい}。 **えんすいこ**【塩水湖】→えんこ(塩湖)。[対]淡水湖。 **えん‐ずい**【延髄】脳髄の下端にあって、脊髄{せきずい}の上端に続く部分。直接生命に関係のある、肺・心臓・血管などの働きを支配している。 **エンスト**《名・自サ》〔俗〕エンジンがとまること。「バスがーを起こす」[参考]和製英語「エンジンストップ」の略か。 **えん・ずる**【怨ずる】《他サ変》→怨じる。 **えん・ずる**【演ずる】《他サ変》演じる。=演じる。▽ **えん・せい**【厭世】この世に生きていることがいやになること。[対]楽天。 **えんせいか**【厭世家】厭世主義の人。ペシミスト。[対]楽天家。 **えんせいかん**【厭世観】厭世主義。[対]楽天観。 **えんせいしゅぎ**【厭世主義】(pessimism)世の中や人生には生きていくだけの価値がないとする考え。ペシミズム。[対]楽天主義。 **えんせいてき**【厭世的】《形動》この世に生きていることを嫌がり、物事を悲観的に考えるようす。[類語]悲観的。 **えん・せい**【延性】〔理〕物体を引っ張ったとき、弾性の限界をこえても破壊されずに細長く引きのばせる性質。[参考]銅・金・銀などは延性が大きい。[対]展性。 **えんせい**【遠征】《名・自サ》●遠い所へ攻めていくこと。「十字軍の―」●試合・探検・登山などの目的をもって、遠い所まで旅行すること。「ヒマラヤー」「―試合」 **えん・せき**【宴席】宴会の・席(場所)。「―に連なる」 **えん・せき**【縁戚】縁続き。親戚。 **えんせきがいせん**【遠赤外線】赤外線のうち、波長の長い(約五ミクロン以上)電磁波。高分子化合物によく吸収され、効率よく熱を発生するので加熱・殺菌などに利用される。 **えんせつ**【炎節】〔文〕夏のころ。 **えん・ぜつ**【演説・演舌】《名・他サ》多くの人の前で、自分の主義・主張・意見などを述べる・こと(話)。[類語]講演。弁論。スピーチ。 **エンゼル** 天使。また、天使のような人。エンジェル。▽angel **エンゼル・フィッシュ** カワスズメ科の淡水魚。原産地はアマゾン川。体は平たい円形で、銀白色に黒の横じまが数本ある。▽angelfish **えん・せん**【厭戦】〔戦争にあきて〕戦争をきらうこと。「―思想」「―気分」[参考]積極的に戦争をきらい、反対する場合は、「反戦」。[対]好戦。 **えん・せん**【沿線】鉄道線路にそった地域。「私鉄―」 **えんぜん**【婉然】《形動》〔文〕〔女性の〕しとやかで美しいようす。「――たる淑女」[類語]婉々。 **えんぜん**【宛然】《形動”》〔文]そっくりであるようす。まさにそのとおりであるようす。〔「さながら」の意で副詞的にも使う〕「―桃源郷である」 **えんぜん**【嫣然・艶然】《形動”》〔文〕(美しい女性が)にっこりと笑うようす。「―と笑う」 **えん・そ**【遠祖】何代も前の祖先。遠い祖先。 **えん・そ**【塩素】ハロゲン族元素の一つ。刺激の強いにおいを発する黄緑色の有毒な気体。液化しやすく、漂白・酸化・消毒剤として使用。元素記号Cl。 **えんぞう**【塩蔵】《名・他サ》食べ物を塩につけて保存すること。塩漬け。 **えんそく**【遠足】学校で、見学や運動などのため、 <167> **エンターテイナー**娯楽などを提供して、人を楽しませる人。エンタテナー。▽entertainer **エンターテイメント**娯楽。演芸。エンタ(1) テインメント。エンタメ。「―に徹した映画」▽entertainment **えん・たい【延滞】**《名・自サ》金銭の支払い・納入などが、期日よりおくれること。「―利息」類語遅滞。 **えん・だい【演台】**演説などをする人の前に置く台。 **えん・だい【演題】**演説・講演などの題介類など) **えん・だい【縁台】**夏、屋外で夕涼みなどをするときの細長い腰かけ台。「―で涼む」「―将棋」 **えん・だい【遠大】**《形動》〔計画や理想の〕規模が大きく、先のことまで考えているようす。「―な計画」 **エンタイトル**野球で、打者・走者に定められた数だけ進塁する権利を認めること。▽entitle **エンタイトル‐ツーベース**野球で、打者・走者に二つ先の塁へ進む権利を与えること。打球がワンバウンドして外野のフェアスタンドに入ったときなど。▽entitled two-base hit から。 **えん・だか【円高】**〔経〕為替相場で、外国の通貨に対して日本の円の価値が高いこと。団円安。 **えん・たく【円卓】**まるいテーブル。 **えんたく‐かいぎ【円卓会議】**席次を決めないでまるいテーブルを囲んで行う会議。国際会議などで多く行われる。 **えん・タク【円タク】**《「一円タクシー」の意) 昭和初期、「市内一円」の料金札をつけて走ったタクシー。転じて、流しのタクシー。 **エンタシス**〔古代ギリシャ・ローマ建築で〕円柱の中ほどにある、わずかなふくらみ。参考法隆寺金堂に気の柱にも見られる。▽▷entasis **えん・だて【円建て】**対外為替相場で、外国通貨の一定額に対して、円貨で表示する方式。邦貨建て。 **エンタメ**「エンターテイメント」の略。 **えんだん【演壇】**演説・講演をする人が立つ壇。 **えん・だん【縁談】**結婚・養子などの縁組みの相談。特に、ある人に結婚の縁組みをすすめるための相談。 **えん・ち【園地】**公園や庭園などの敷地全体。うす。「―で記録する」「ーテープ」 ▽endless **えん・ち【園池・苑池】**庭園と池。また、庭園の池。 **えん・ちゃく【延着】**《名・自サ》〔列車・電車・飛行機・荷物などが〕決められた日や時刻よりもおくれて着くこと。対早着。 **えん・ちゅう【円柱】**●丸い柱。●〔数〕平行な位置にある面積の等しい二つの円と、その円周上のすべての点を結ぶ直線が作る面とで囲まれた立体。円疇。治 **えんちょう【園長】**〔幼稚園・動物園など〕園と名のつく施設で、一番上の地位の人。類語園主。。 **えんちょう【延長】**●《名・自他サ》ある決まった長さや時間がのびること。また、のばすこと。「―戦」囡短縮。●その物事と、一続きになる物事。「仕事を遊びの―と考えるな」●のべにした長さ。「鉄道の―キロ数」 **えんちょうこくい【円頂黒衣】**〔文](丸い頭と黒い衣の意から)僧の姿。僧。 **えん・ちょく【鉛直】**《名・形動》●重力の方向。物体をつり下げた糸の示す方向(に向いていること)。●もる直線・平面に垂直な方向(に向いていること)。 **えん・づ・く【縁付く】**《自五》嫁に行く。とつぐ。また、婿に行く。目前, **えん・つづき【縁続き】**●親類としてつながりがあること。類語身内。●縁側でつながっていること。DE. **えん‐てい【園丁】**〔文〕公園・庭園の手入れや番などをする職業(の人)。類語庭師。强大谷 **えんてい【堰堤】**〔文]ダム。 **エンディング**終わり(の部分)。結び。▽ending **えん・てん【円転】**まるく回ること。類語輪転ん。 **えん・てん【炎天】**焼けつくように日が照る夏の空。また、その天気。炎暑。「――下”を歩く」類語酷暑。 **えんでん【塩田】**海水をひき入れ、太陽熱で蒸発させて塩をとるための広い砂場。塩浜誌。 **えんてん・かつだつ【円転滑脱】**《名・形動》人と争わず、自由な態度で滑らかに物事を行うこと。「―な司会」 **エンド**〔物事の〕終わり。結末。●末端。はし。▽end **エンド・ユーザー**●製品の一般消費者。●コンピューターなどの一般利用者(末端使用者)。▽end-user **エンド‐ライン**テニス・バスケットボール・バレーボールなどで、長方形のコートの短い方の区画線。▽end line **ーレス**《名・形動》終わりがなく、いつまでも続くよまあ物 **えん・とう【円、博】**「円柱2」に同じ。 **えん・とう【円筒】**丸い筒。 **えん・とう【煙筒】**〔文〕●「煙突駄」に同じ。●「煙管」に同じ。」。起来。1 **えん・とう【遠島】**●陸地から遠くはなれた島。類語離れ島。●江戸時代の刑罰の一つ。罪人を伊兵七島・佐渡・壱岐、などの島に送った。島流し。 **えんとう【遠投】**《名・他サ》ボールなどを遠くへ投げること。 **えんどう【沿道】**道路に沿った所。 **えんどう【煙道】**ボイラー・ペチカ・オンドルなどで、煙が火の元から煙突まで流れていく道。 **えんどう【、筵道】**昔、身分の高い人などが通るとき、裾が汚れないように筵〜をしいた通路。 **えんどう【羨道】**古墳の入り口から棺を置く部屋に至る道。羨道筑。 **えん・どう【豌豆】**マメ科の越年草。葉の先にまきひげがある。若いさやと熟した実は食用。 **えん・どお・い【縁遠い】**製《形》●つながりがうすいようすだ。あまり縁がない。「哲学には―・い」●なかなか結婚する機会に恵まれない。 **えんどく【煙毒】**工場や精錬所などからはき出される煙にふくまれる毒素。 **えんどく【鉛毒】**●鉛にふくまれている毒素。の毒を吸ったり皮膚につけたりしたために起こる、慢性の中毒症。貧血や消化器・神経系統に異常をおこす。こ **えん・として【『宛として】**《副》〔文〕あたかも。さえながら。「風色一眼ぁに在り」 **えんとつ【煙突】**●通風や煙を外へ送り出す働きをもった装置。長い筒を立てた形のものが多い。●[隠〕タクシーの運転手が不当な利益をえるために、料金表示器を用いずに客を運ぶこと。表記2は片かなで書くことも多い。 **エントランス**建物の入り口。▽entrance **エントリー**《名・自サ》●競技などへの出場申し込み。参加登録。また、その名簿。「―ナンバー」●〔就職の〕応募。▽entry **エントリー‐シート**就職希望者が企業に提出する応募用紙。参考企業ごとに独自の書式が用いられ、学歴・資格・志望動機などを記入させる。▽entry <168> **エントロ―えんよう** **エントロピー** 熱力学で、物質の状態を表す量の一つ。物質を構成する粒子の配列や秩序の度合いを表す。エントロピーが高いほど、秩序の度合いは低下する。▷entropy **えん・ビ【塩ビ】** 「塩化ビニール」「塩化ビニール樹脂」の略。 **えんぴ【猿、臂】** サルのように長い腕。――を伸ば・す《句》〔物をつかむために〕腕を長くのばす。 **えんぴつ【鉛筆】** 木の軸の中に細い芯{しん}をはめこんだ筆記用具。黒色の芯は黒鉛・粘土を材料にしてつくる。 **えんびーふく【「燕尾服】** 公式の夜会などに着る、男子の正式礼服。[参考]の上着の後ろ裾が、燕{つばめ}の尾に似ていることからいう。タキシード。モーニング。 **えんぶ【円舞】** ●大ぜいがまるく輪を作って踊るダンス。輪舞{りんぶ}。●男女が一組みになってまるく回りながらおどる社交ダンス。―きょく【一曲】三拍子のダンス曲。ワルツ。 **えんぶ【演武】** ●武術を練習すること。●武術を人前で行って見せること。「古武道―会」 **えんぶ【演舞】** 《名・自サ》●舞の練習をすること。●人々の前で舞を舞ってみせること。「一場」 **えん・ぷ【怨府】** 〔文〕多くの人のうらみが集まる所。「衆人のーとなる」 **えんぷく【艶福】** 男性が多くの女性に愛されるしあわせ。―か【一家】多くの女性にもてる男性。 **エンブレム** 標章。紋章。特に、ブレザーの胸にぬいつけるもの。[類語]ワッペン。▽emblem **えんぶん【衍文】** 〔文〕文章の中に誤ってはいっている不必要な文句。 **えんぶん【艶聞】** 恋愛に関するうわさ。[コロ]「―を流す」[類語]浮き名。 **えんぶん【塩分】** 物にふくまれる塩の量。塩気。 **えん・ぺい【掩蔽】** 《名・他サ》〔文〕●おおいかくすこと。「軍事情報を――する」●「星食{せいしょく}」に同じ。 **えんぺい【援兵】** 応援の兵。[類語]援軍。 **えんぺん【縁辺】** ●ふち。まわり。●縁故のある人・家。「―をたよる」 **えんぼう【遠望】** 《名・他サ》遠くを見わたしながめること。遠見{とおみ}。[類語]望見。展望。 **えんぼう【遠謀】** 先々のことまで考えに入れたはかりごと。[類語]深謀。 **えんぼう【遠方】** 遠くのほう。遠い場所。「―に望む」 **えん・び【艶艷美】** 《名・形動》〔文〕あでやかに美しいこと。また、その美しさ。[類語]艶麗。 **えん・ない【園内】** 〔幼稚園・動物園など〕園と名のつく場所の中。[対]園外。 **えんにち【縁日】** 《「有縁{うえん}の日」の意)寺や神社で、祭ってある神仏の降誕・成仏など、何らかの縁がある日。[参考]神仏の供養や祭りなどが行われ、露店が出、参詣人でにぎわう。 **えん・にょう【延、繞】** 漢字の部首「廴」の称。 **えん・ねつ【炎熱】** 〔焼けるように太陽が照りつける」真夏の厳しい暑さ。「――地獄」[類語]酷暑。炎暑。 **えん・のう【延納】** 《名・他サ》金銭・物品などを決められた期日よりおくれて納めること。 **えん・のう【演能】** 能楽を演じること。 **えん・のした【縁の下】** 縁側の下。床下。――の筍《句》《上がつかえて一生のびることができない意から)一生出世できない者のたとえ。―の力持ち《句》他人の気づかないところで、他人のために苦労や努力をする・こと(人)。 **えん・ぱ【煙波・烟波】** 〔文〕〔広い海などで〕もやのかかったようにかすんで見える水面(が波立っているようす)。四字「―縹緲{ひょうびょう}」 **えんばく【燕麦】** イネ科の一、二年草。葉は線形で細長く、穂はまばら。実は飼料やオートミール・アルコールの材料となる。オートムギ。マカラスムギ。 **えん・ぱく【延泊】** 《名・自サ》予定を延長して宿泊すること。「一料金」「一日ーして美術館を回る」 **えん・ぱつ【延発】** 《名・自サ"えんぱつ"》〔列車・飛行機などが〕決められた日や時刻より遅れて出発すること。[対]早発。 **えんばん【円盤】** ●まるくて平たい板状のもの。「空飛ぶ―」●円盤投げに用いるまるい盤。●レコード盤。―なげ【―投げ】投擲競技の一種目。円盤②を投げ、その距離を競うもの。 **えんばん【鉛版】** 紙型に鉛の合金を流し込んでつくった印刷版。ステロタイプ。 **えんぼう・しんりょ【遠謀深慮】** 先々のことまで深く考えること。深慮遠謀。深謀遠慮。 **エンボス** 紙・布・皮革などに型押しして、模様や文字を浮き彫りにすること。「一加工」▷emboss **えんま【、閻魔】** (「閻魔羅闇{えんまらしゃ}」の略)〔仏]冥土へ来た人間を現世での行状によって裁くという、地獄の大王。閻魔大王。閻王。閻羅。―がお【一顔】閻魔のような恐ろしい顔。[対]えびす顔。―ちょう【一帳】●[仏]閻魔が、死者の生前に行ったすべてのことを書き記しておくという帳面。●〔俗]教師が、生徒の成績・品行などを記しておく帳面。 **えん・まく【煙幕】** 敵の目から味方の行動をかくすためにまき広げる煙の層。―を張・る《句》●煙幕をまきちらして、味方を敵の目からかくす。●真意をかくすために別のことを言い立てたり、問題を別のものにすりかえたりしてごまかす。 **えん・まん【円満】** 《名・形動》●どこにも不満がなく、もめ事が起こらないこと。「夫婦―」●〔人柄が〕角がなくおだやかなこと。「――な性格」[類語]温厚。―ぐそく【円満具足】《名・自サ》欠けたところがなく、全部そろっていること。また、人格が角だたず欠点がないこと。 **えん・む【煙霧】** ●煙と霧。●「スモッグ」に同じ。 **えんむすび【縁結び】** ●男女の縁を結ぶこと。「―の神様」●思う人の名を書いた紙をこよりにして、社寺の格子や樹木に結びつけておくと、その人と縁が結ばれるという俗信。また、それによる願かけ。 **えんめい【延命】** 命をのばすこと。延命息災。「一策」 **えんもく【演目】** 演じる演劇・音楽などの題名・曲名。 **えん・や【艶冶】** 《形動》〔文〕なまめかしく美しいようす。「―な姿態をえがく」 **えん・やす【円安】** 為替相場で、外国の通貨に対して日本の円の価値が低いこと。「―ドル高」[対]円高。 **えん・ゆ【縁由】** 〔文〕●ゆかり。関係。縁由{えんゆ}。●[法]意思を決定するに至った理由。動機。 **えんゆう‐かい【園遊会】** 庭園に多くの客を招き、飲食・演芸などを行う会。ガーデンパーティー。 **えん‐よう【援用】** 《名・他サ》自説を有利にするためにその証拠となる事実や文献を引用すること。「政府発表の統計をーする」[類語]援引。 <169> **えんよう―おい** **えん‐よう【艶容】** 〔文〕〔女性の〕なまめかしく美しい姿。あでやかな姿。艶姿{あですがた}。 **えん‐よう【遠洋】** 陸地から遠くはなれた大海。「―漁業」[対]沿海。近海。 **えんらい【遠来】** 遠くからやって来ること。「―の友」 **えんらい【遠雷】** 遠くで鳴る雷。 **えん・り【厭離】** 〔仏〕けがれたこの世をきらいはなれること。厭離{おんり}。―えど【厭離、穢土】〔仏〕けがれたこの世をきらい、理想的な極楽浄土に生まれることを望むこと。厭離穢土{おんりえど}。[参考]欣求浄土{ごんぐじょうど}。 **エンリッチ** 《名・他サ》食品にビタミンやミネラルなどの栄養素を加えること。また、その食品。栄養強化(食品)。▽enrich (=強化する) **えん・りょ【遠慮】** ●〔文〕遠い将来のことまで考えること。また、その考え。四字「深謀―」●《名・自サ》〔他人に対し〕自分のしたいことを控え目にすること。「―して少ししか食べない」「―なくお召し上がり下さい」●《名・自サ》〔まわりの事情などを考えて〕祝い事や目立つような行いなどを差しひかえること。「忌中なので年始回りはーする」●《名・自サ》〔相手の申し出などを」それとなく断ること。「せっかくのお誘いですが、―させていただきます」●〈「・・・をごーください」などの形で〉婉曲な禁止を表す。「喫煙はごーください」―がち《形動》〔他人に対して〕態度や言葉が控えめなようす。―会釈も無・い《句》相手の立場や気持ちを考えず、自分の思いどおりに事を運ぶようす。―無ければ近憂え有り《句》遠い将来まで見通した考えを持たないと、必ず目前に困ることが起こるものだ。 **えんるい【塩類】** →えん(塩)。―せん【一泉】塩素イオンをもつ塩類を多量にふくむ温泉。 **えん・れい【婉麗】** 《形動》〔文〕しとやかで美しいようす。「―な所作。」 **えん・れい【艶麗】** 《形動》〔文〕あでやかで美しいようす。「―な容姿」[類語]艶美。 **えん・ろ【遠路】** 遠い道のり。「――はるばる訪れる」 **お【小】** 《接頭》●《体言について》●「こまかい」「小さい」「少ない」などの意。「―川」「一舟」●調子をととのえたり表現をやわらげたりして、やさしい感じを表す。「―琴」「―田」●(用言について)「すこし」の意。「―暗い」「―やみなく降る」 **お【『御】** 《接頭》《「御{おん}」の転)●(体言・用言の上について)尊敬・謙譲・丁寧の意。●尊敬の意。〔動詞の上につく場合は、連用形に「になる」「なさる」「くださる」「あそばす」などがついた形に続く」「―顔」「―わかりになる」●謙譲の意。〔動詞の上につく場合は、連用形に「いただく」「ねがう」「もうし上げる」「する」「いたします」などがついた形に続く〕「―手紙さし上げます」「―はずかしい」「―願いいたします」●丁寧の意。「―米」「―天気」●《「お」+動詞連用形+「なさい」の形の「なさい」を略して言い切った形》軽いやわらかな命令を表す。「早く一行き」●〈「お・・・・さま」「お・・・さん」の形で〉相手に対する同情・ねぎらい・なぐさめなどの意。「―世話さま」「―気の毒さま」●女性の名前の上につけて、軽い尊敬・親愛の意をそえる。「―富さん」表記④は「阿」「於」とも書く。[参考]→御{ご}。 **お【雄・牡】** 《接頭》《「男{お}」と同語源)●〔動植物の〕「おす」「雄性」の意。「一牛」「―花」[対]雌{め}。●「おおしい」の意。「―たけび」 **お【尾】** ●動物のしりから細長くのびたもの。しっぽ。「犬が―を振る」●山のすそののびた所。「山のー」[対]峰。●〔尾に似て〕うしろに長くのびたもの。「凧{たこ}のー」「彗星{すいせい}のー」―を引・く《句》すんだあとまで影響が続く。―を振・る《句》 《犬が尾をふって飼い主にこびることから)自分の利益のために上の人のご機嫌をとる。おべっかを使う。 **お【緒】** ●[羽織・履き物などに付いている」ひも状のもの。[句]「堪忍袋の―が切れる」[句]「へその―(=臍帯{さいたい})」●〔楽器や弓などの〕糸。弦。●長く続くおくもの。「あらたまの年の―」 **お・あいそ【『御愛想】** ●あいそ①②④の丁寧語。[コロ]「―を言う」●世間的な義理で行うふるまい。「ほんの―に顔を出す」●〔飲食店などの〕勘定{かんじょう}。あいそ。 **おあいにく・さま【『御、生憎様】** 《感・形動》《「あいにく」の丁寧な言い方)相手の望みどおりにいかなかったときに、わびやなぐさめの意をこめて言う語。また、相手の望みどおりにいかないようす。「―に存じます」〔冷やかしや皮肉をこめて使うこともある〕[類語]お気の毒さま。 **お・あし** 〔俗〕金銭。お金。[故事]足がはえたように世の中をわたり歩く意から。表記ふつうかな書きにする。「お銭」「お足」とも書く。 **オアシス** ●砂漠の中で、水がわき、木がしげっている所。●いこいの場所。「公園は都会のーだ」▽oasis **お・あずけ【御預け】** ●飼い犬などに食べ物を見せて、許しを出すまで食べさせないこと。●約束や計画だけで実行が中止されていること。「遠足は当分ーだ」―を食・う《句》期待していた物事や約束の実現が延期される。 **おい【甥】** 自分の兄弟・姉妹のむすこ。[対]姪{めい}。 **おい【笈】** (「負い(=負うこと)」から)修験者・行脚僧などが、仏具・衣服・書籍・食器などを入れてせおう箱。足・とびらがついている。 **おい【老い】** 年をとっていること。また、老人。「―を忘れる」――の一徹《句》老人が、自分の決めたことを頑固に押し通すこと。―も若きも《句》老人も若者も。 **お【『男】** (「雄{お}」と同語源)■《名》〔古〕おとこ。男子。「賤{しず}の―」「ますら―」[対]女{め}。■《接頭》「男性」の意。「―神」●対になっているもののうち、強いもの大きいものの意。「―滝」「一竹」表記②は「雄」とも書く。 **おい** 《感》心やすく・呼びかける(答える)語。〔親しい間柄の者や目下の者に対して使う〕「―、もう起きろよ」 <170> く風。追い風{おいて}。順風。[コロ]「―に乗る」対{たい}向かい風。 **おい・かわ【追川・追河】** 誌{コイ}科の淡水魚。体は平たく、尻びれが長い。関東ではヤマベ、関西ではハエ・ハヤなどという。別称が多い。食用。 **おい・かんむり【老冠】** 漢字の部首「老」の称。おいがしら。 **おい・き【老い木】** 多くの年月を経ておとろえてきた木。老木。老樹。類語{るいご}古木。因{ちな}若木。――に花《句》おとろえたものが再び勢いを取りもどすことのたとえ。 **おい・く・ちる【老い朽ちる】**《自上一》●樹木が古くなってくさる。●年をとって役に立たなくなる。また、むなしく一生を終える。類語{るいご}老いさらばえる。 **おいご【甥御】** 他人の甥の尊敬語。因{ちな}姪御{めいご}。 **おい‐ごえ【追い肥】** 頃{ごろ}ついひ(追肥)。囡{ちな}元肥{もとごえ}。 **おい‐こ・す【追い越す】**《他五》●あとから行って、先のものより前になる。●〔道路交通法で〕後車が進路を変えて進行中の前車の前方に出る。●〔おとっていたものが〕あるものよりすぐれたものになる。「娘が母の身長を―・す」「米国を技術で―・す」類語{るいご}①~③追い抜く。 **おい‐こみ【追い込み】** ●追って中に入れること。●仕事などの最終段階。「選挙戦も―にはいった」[コロ]「終盤でーをかける」●印刷の組み版で、前の行または前のページに続けて活字を組むこと。合{あい}お、島田{しまだ}汚い **お・いこ・む【老い込む】**《自五》年をとっておとろえる。年寄りくさくなる。類語{るいご}おいぼれる。耄碌{もうろく}。 **お・いこ・む【追い込む】**《他五》●追っていってあるものの中にはいらせる。「ニワトリを小屋に―・む」●せめたてて、逃げ出せない立場に立たせる。[コロ]「窮地に―・む」「自分を―・んで練習する」類語{るいご}追いつめる。●最後の段階で、残っている力全部を出してがんばる。「直線コースで―・む」●印刷の組み版で、追い込み③の状態で組む。 **おい・さき【生い先】** 成長していく、将来。「―が楽しみだ」 **おい・さき【老い先】** 年をとって、先の短い将来。余生。[コロ]「ーが短い」 **おい・さらば・える【老いさらばえる】**《自下一》(文語四段動詞「おいさらばふ」から転じた語)年をとって、みにくくみじめな姿になる。類語{るいご}老い朽ちる。 **おい・あ・げる【追い上げる】**《他下一》●速く追う。「トップをー・げる」●追いつき、追いこそうとして激しくせまる。「後輩に―・げられる」 **おい・うち【追い討ち・追い撃ち】** ●にげる人を追いかけてうつこと。●立ち直れない状態の人にさらに打撃を加えること。[コロ]「冷害に―をかける水害」[参考]①②とも、「―をかける」「―を受ける」の形で使うことが多い。 **お・いえ【お家】** ●貴人・他人の家の尊敬語。②封建時代の主人(特に大名や武士)の家。主家。「—の一大事」③〈「――様」の形で〉昔、中流以上の町家(特に商家)の主婦に対する尊称。奥方様。―げい【―芸】●〔歌舞伎・能などで〕その家に古くから伝わる独特の芸。家の芸。●もっとも得意とする独特の芸・やり方。おはこ。「柔道は日本の―だ」―そうどう【―騒動】●御家②でおこった跡継ぎなどの争い。特に、大名家の内紛。●会社・団体などの内部の派閥争い。ーりゅう【―流】日本風の書体の一つ。尊円法親王が創始したもの。江戸時代の公文書はこの書体で書かれた。青蓮院流{しょうれんいんりゅう}。尊円流。別の車 **おい・おい【追い追い】** 誇《副》(「―と」「―に」の形も)順を追ってだんだんに。しだいしだいに。「―暖かくなる」[表記]かなで書くことが多い。各自{おのおの} **おい・おい**《感》同輩または目下の者に呼びかける語。■《副》《「――と」の形も)〔大声をあげて〕激しく泣くようす。また、その声の形容。 **おい・おと・す【追い落とす】**《他五》●追いかけて攻めほろぼす。また、追いはらって本拠地をうばう。●下の地位から上がってきて、他人をある地位から退ける。「社長を―・す」 **おい・かえ・す【追い返す】** 寝”《他五》〔やってきたものを〕もとの方へもどす。その場から立ち去らせる。追いもどす。「使いの人を―・す」類語{るいご}追い払う。 **おい・か・ける【追い掛ける】**《他下一》●先に進んでいるものや求めるものなどを、あとから追う。「犯人を―・ける」「理想を―・ける」●引き続いて次のことをする。また、引き続いて、次のことが起こる。「―・けて事件が起こる」=おっかける。 **おいがしら【老頭】** 「おいかんむり」に同じ。 **おいかぜ【追い風】** 進んでゆく方向に後ろからふく風。追い風{おいて}。順風。[コロ]「―に乗る」対{たい}向かい風。 **おいし・い【美味しい】**《形》《文語形容詞「いし(=味がよい)」に接頭語「お」のついた形から)●〔飲食物の〕味がよい。うまい。「―・い料理」[参考]「うまい」より丁寧、かつ上品な感じを与える。対{たい}まずい。●[俗]都合がよい。魅力がある。一日「―・い話には気をつけよう」③〔俗]口先だけであるようすだ。「―・いことを言う」 > 類語と表現「美味しい」 食べ物の味の良し悪しを評価するとき、よいとする場合「美味しい」と表現する。意味は「旨い」と同じくするが「美味しい」はやや丁寧な表現になる。旨いは男性に好まれ、美味しいは女性に好まれる傾向にある。「美味しい」は味のないものにも言う(山の空気は美味しい[旨い]・この沢の水は美味しい[旨い]・たばこが美味しい[旨い])。また、俗な表現には「美味しい(旨い)話には裏がある」がある。これは「都合がよい」意。 ◆うまい・味がよい・後口がよい・飲み口がよい・旨み・美味・好味・厚味・滋味・佳味・甘味・甘露・珍味・醍醐味{だいごみ}・芳醇{ほうじゅん} 動詞表現 舌鼓を打つ[鳴らす] 副詞的表現 あごが落ちそう・ほっぺたが落ちそう **おい・しげ・る【生い茂る】**《自五》草木がたくさんんの枝葉を広げてしげる。類語{るいご}繁茂。 **おい・すが・る【追い縋る】**《自五》追いかけてすがりつく。「―・って泣く」 **オイスター** 牡蠣{かき}。▽oyster ーソース かきをにて作る中国料理の調味液。かき油。▽oyster sauce **おい‐ずり【笈摺】** 巡礼などが着物の上に着る、ひとえの袖なしの羽織に似たうすもの。おいずる。[参考]昔、笈{おい}を背負ったとき、着物がすりきれないように、修験者などが着たもの。 **おい・せん【追い銭】** 支払いがすんだ上にさらに支払う余分な金。おいがね。句「盗人{ぬすっと}に―」 <171> **おいそれと**《副》《「おい」と呼ばれて「それ」と応じる意)即座に物事に応じるようす。〔多く下に打ち消しの語を伴う〕「―引き受けられない」 **おい‐だき【追い炊き】** 追加してご飯をたくこと。 **おい‐だき【追い焚き】**《名・他サ》さめたふろの湯を、もう一度温め直すこと。 **おい・だし【追い出し】** ●追い出すこと。追放。●卒業する先輩を送り出すこと。「―コンパ」[参考]主に学生が使う。●大相撲・芝居などで、興行が終わったときに打つ太鼓。打ち出し太鼓。送り太鼓。 **おい・だ・す【追い出す】**《他五》●おいたてて外へやる。追い払う。「いたずら猫を―・す」●その人が属している社会からしめ出して関係を断つ。「反対派を党から―・す」●店から立ちのくように要求すること。[コロ]「―を食う」 **おい・たち【生い立ち】** ●成長すること。「子供の―を見守る」●生まれ育ってきた経歴。「不幸な―」 **おい・たて【追い立て】** 追い立てること。特に、牛馬などをまとめておっていくこと。 **おい・た・てる【追い立てる】**《他下一》●無理におってその場から去らせる。また、せきたてて、早く行かせる。「牛を―・てる」●〔家などから〕立ちのかせる。●(多く受け身の形で)せかされる。「仕事に―・てられる」 **オイタナジー** 安楽死。ユータナジー。▽ Euthanasia **おい・ちら・す【追い散らす】**《他五》おいたてて散らばるようにさせる。「やじうまを―・す」 **おいつ・おわれつ【追いつ追われつ】** 追ったり追われたりするようす。優勢と劣勢を繰り返すようす。 **おい・つか・う【追い使う】** 諒。《他五》〔休むひまも与えず〕おいまわして使う。こき使う。 **おい・つ・く【追い付く・追い着く】**《自五》●あとから行った者が先に行った者の所へ行き着く。●[技術・能力などが〕先行しているものや目標としている水準に達する。「西欧の技術水準に―・く」「同点に―・く」 **おい・つ・める【追い詰める】**《他下一》逃げる場所がなくなるまで追う。類語{るいご}追い込む。 **おいて【追い手】** ①おって。②追い風。 **おいて【追い風】** 追い風。順風。おって。[参考]「て」は風の意。[表記]「追い手」とも書く。――に帆を揚・げる《句》●順風にのって船出する。●「得手に帆を揚げる」に同じ。 **おいて【措いて】**《連語》〔文〕(「置きて」の音便。多く下に打ち消しの語を伴う)〈「・・・をー」の形で〉・・・をのぞいて。・・・以外に。「かれを―適任者はない」 **において【於いて】**《連語》〔文〕(「置きて」の音便)〈「・・・にー」の形で〉●あることが行われる場所を示す。・・・で。〔格助詞的に用いる〕「校庭に―朝礼を行う」●・・・の分野で。「外交に―手腕を発揮する」●・・・に関して。…について。「輸入高に―第一位をとる」「銀山にー」 **おいで【御出で】** ■《連語》(下に「になる」「なさる」「です」などを伴って)「行く」「来る」「居る」の尊敬語。「遊びにーになる」「ここにーです」類語{るいご}光臨。来駕{らいが}。●「おいでなさい」の略。「行きなさい」「来なさい」「居なさい」を親しんでいう言い方。「ここまでー」■《名》「来ること」の尊敬語。[コロ]「―を乞う」―おいで【―御出で】〔子供などを呼ぶときにする〕手招き。 **おいてきぼり【置いてきぼり】** とり残されること。置きざり。おいてけぼり。一日「―をくう」 **おいどり。** (「居処(=座る所)」に接頭語「お」をつけた語)〔関西地方の方言〕おしり。[参考]もと、女房詞{にょうぼうことば}。 **おい・ぬ・く【追い抜く】**《他五》●あとから行って先になる。●〔道路交通法で〕後車が進路を変えないで、進行中の前車の前方に出る。類語{るいご}追い越す。●〔おとっていたものが〕あるものよりすぐれたものになる。「数学の成績ではA君を―・いた」 **おい・の・いってつ【老いの一徹】**《連語》老人が一つのことをおし通そうとすること。また、その頑固さ。 **おい・の・くりごと【老いの繰り言】**《連語》老人が同じことをくどくどとくり返して言うこと。 **おい・はぎ【追い剝ぎ】** 夜道などで通行人をおどして衣類や金品などをうばう・こと(人)。類語{るいご}辻強盗{つじごうとう}。 **おい・ばね【追い羽根】** 二人で一つの羽根を羽子板だでつきあう、(女の子の)新年の遊び。羽根つき。 **おい・ばら【追い腹】** 昔、主君の死後、そのあとを追って家臣が切腹したこと。[コロ]「―を切る」 **おい・ばらい【追い払い】**《名・他サ》一度支払ったあとからさらに追加として支払うこと。 **おい・はら・う【追い払う】** 罐《他五》いやなものなどを、追って遠ざける。おっぱらう。「はえを―・う」「不安な気持ちを―・う」類語{るいご}放逐{ほうちく}。 **おい・ぼれ【老い耄れ】** おいぼれる・こと(人)。〔老人をあざけったり、老人が自分を卑下したりしていう語〕 **おい・ぼ・れる【老い耄れる】**《自下一》年をとって心身の働きがにぶる。 **おい・まく・る【追い捲る】**《他五》〔どこまでも〕はげしく・追いはらう(追い散らす)。●(受け身の形で)はげしくせきたてられる。「仕事に―・られる」 **おい・まわ・す【追い回す】** 特《他五》●逃げているものを、あちこちと追う。●休む間もなくはげしく働かせる。「雑事に―・される」類語{るいご}こき使う。 **おい・め【負い目】** 金銭を借りたり恩恵をうけたり損害を与えたりして、そのことを負担に思う気持ち。[コロ]「ーを抱く」類語{るいご}ひけめ。 **おい・や・る【追い遣る】**《他五》●追って去らせる。●その人が望まない状況に追い込む。「辞任に―・る」 **おいら【己等・俺等】**《代名》(「おれら」の転。自称の人称代名詞)〔俗〕おれ。〔ふつう男性が使う。やや品位に欠け、子供っぽさ・親しみなどの感じをそえる〕 **おい・らく【老いらく】** (「老ゆ」の名詞化「おゆらく」の転)〔文〕年をとること。老年。連「―の恋(=年老いてからの恋)」 **おいらん【花魁・華魁】** 〔江戸吉原の遊郭で〕姉女郎のこと。格の高い遊女。太夫。また、一般に女郎。遊女。妹分の女郎などが「おいらの姉さん」を縮めて呼んだことから。 **お・いる【老いる】**《自上一》年をとる。また、心身の働きが、年をとっておとろえる。「―・いてますます盛ん」図お・ゆ《上二》。―いては子に従え《句》年をとったら何事も子供にまかせてそれに従うのがよい。―いてはますます盛んなるべし《句》年老いても一層はげむべきである。 <172> 元気で闘志を持たなければいけない。〈後漢書・馬援伝〉 **オイル**油。▽oil **オイル‐クロス**厚手の布にエナメルをぬり、模様をかいたもの。テーブルかけなどにする。▽oil-cloth **オイル‐サンド**高粘度のタール状原油をふくむ砂岩層。タールサンド。▽oil sand **オイル‐シェール**油母頁岩。有機化合物をふくむ黒褐色の岩石。乾留して石油をとる。▽oil shale **オイル‐スキン**絹・麻などの布に桐油・樹脂溶液などをぬって防水加工したもの。レインコートなどに用いる。▽oilskin **オイル‐ダラー**石油売買による収入で産油国に蓄積される余剰外貨。「参考ドル以外の外貨をふくめて「オイルマネー」ともいう。▷oil dollar **オイル‐フェンス**海に流出した油が拡散するのを防ぐための囲い。▽oil と fence からの和製語。 **オイル‐マネー**オイルダラー。一money からの和製語。 **オイル‐やき【オイル焼き】**油をたっぷり使って焼く・こと(料理)。 **おい・わけ【追分】**●(牛馬を追い分ける所の意から)街道が二つに分かれる所。●「追分節」の略。民謡の一つ。テンポがゆるやかで哀調のある馬子唄だ。 **おう【応】**承知すること。「いやもーもなく」 **おう【王】**●国家で、最も上位にある男性の統率者。君主。因女王。●その方面で最もすぐれた、最も力のあるものにつける称号。「三冠―」●日本の皇族で、三世以下の嫡男系嫡出の子孫である男子。●将棋の駒もの一つ。王将。নে **おう【翁】**●男の老人。おきな。●男の老人の名につける敬称。〔ふつう接尾語的に用いるが、名前を省略して単独で代名詞的にも用いる〕「蕉|(=松尾芭蕉芝)」「沙ー(=シェークスピア)」「―の生涯」 **お・う【負う】**《他五》〔人・荷物を〕肩から背中のあたりにのせる。背負う。「荷を―・う」類語しょう。おぶう。かつぐ。になう。●後ろにする。「月を―・って立つ」他からもたらされたものを、わが身に引き受ける。○○「責任を―・う」1回 「リスクをー・う」1回「手傷を―・う」類語しょい込む。かぶる。ひっかぶる。●おかげをこうむる。「先人の偉業にー・うところが大きい」文《四》。 >―うた子より抱いた子《句》《背負った子のことより抱いた子のことを先にする意から)身近なことを先にしたり、身近な者を大事にしたりするのが人情である。 **お・う【追う・『逐う】**《他五》 はなれて・いる(ある)ものに対して、そこへ行こうと急ぐ。また、目的とするものを捕らえようとして、進む。1回「流行を―・う」●物事の順序などに従って進む。「日を―・って親しくなる」「そこにいるのは好ましくないと思って」ほかの場所に行かせる。また、家畜などをある場所に行かせる。「ハエを―・う」「牛を牧舎に―・う」●今―・われる」の形で〉ある地位や組織からしりぞけられる。「国を―・われる」「王座を―・われる」●「ー・われる」の形で〉せかされて、ゆっくり楽しむ余裕がない状態である。(コロ)「生活に―・われる」文《四》。 **おお**《感》おお。おおお **おう・い【王位】**王の位。「―の継承」類語王座。 **おう・いつ【横溢汪、益】**《名・自サ》〔精神力・気分などが〕みちあふれること。「活気が―する」 **おう・いん【押印】**《名・自サ》はんを押すこと。捺印烧。 **おう・いん【押韻】**《名・自サ》詩文で、韻をふく。 **おうう【奥羽】**陸奥の国と出羽がの国。今の青森・秋田・山形・岩手・宮城・福島の六県。東北地方。奥羽地方。 **おうえん【応援】**《名・他サ》●苦しんだり困ったりしている人に、力を貸して助けること。加勢。「選挙―」類語援助。救援。●競技で、声をかけたり拍手したりして味方の選手に元気をつけること。「―団」類語声援。 **おう・おう【往往】**《副》そうなりやすい場合がよくあるようす。〔「―に」「―にして」の形で使うことが多い〕「自信過剰は―にして失敗する」類語しばしば。注意「応々」は誤り。 **おう・おう【快快】**《形動犷》〔文〕不平・不満を心にいだいているようす。「―として楽しまず」 **おうか【桜花】**〔文〕サクラの花。「―爛漫説」 **おうか‐しょう【桜花賞】**中央競馬のクラシックレースの一つ。毎年四月に阪神競馬場で、距離一六〇〇がを三歳牝馬吸によって争うもの。 **おう・か【欧化】**《名・自他サ》ヨーロッパ風になること。また、そうすること。「――政策」類語 西洋化。 **おう・か【王化】**〔文〕国王の徳で、世の中をよくすること。「―思想」 **おう・か【、謳歌】**《名・他サ》(声をそろえて歌う意から)多くの人々がほめたたえること。また、しあわごを気持ちや楽しい気持ちなどをかくさず行動すること。「青春を―する」「類語賛美。礼賛总。賞賛。 **おう・が【枉、駕】**《名・自サ》〔文〕(わざわざ、鶏を枉まげて(=乗り物の方向を変えて)来る意から) 相手の来訪を尊敬していう語。御来駕。「―の栄に浴す」 **おう・が【横、臥】**《名・自サ》横向きこうこと。側臥 **おう・かくまく【横隔膜】**哺乳類の胸腔っと腹腔とのさかいにある、弓のような形の筋肉性の膜。肺臓の呼吸作用をたすける。隔膜。 **おう・かん【往還】**〔文〕《名・自サ》人や車馬がゆきジすること。「―のはげしい街道」●通り道。街道。〔①②とも古風な言い方〕 **おう・かん【王冠】**●王のかぶり。●栄誉のしるしのかんむり。●びんの口金。 **おうぎ【奥義】**学問・武芸・芸術などの奥深い、最も大事な点。奥義汚く。類語真髄。極意にく。 **おうぎ【扇】**あおいで風をおこす道具。扇子だ。末広ぶり。〔「扇子」よりも雅語的な言い方〕 **おうぎ‐がた【扇形】**扇を広げた形。扇形慌。 **おうきゅう【応急】**急場の間にあわせ。「―手当 **おうきゅう【王宮】**王のすむ宮殿。 **おうぎょく【黄玉】**アルミニウム・フッ素などをふくケイ酸塩鉱物。黄色のものが宝石として好まれる。一月の誕生石。トパーズ。黄玉」。 **おうけ【王家】**王の一族。王族。 **おうけん【王権】**国王の権力。「―神授説」 **おうこ【往古】**〔文]遠くすぎさった昔。いにしえ。 **おうこう【往航】**〔船や飛行機などが〕目的地に行くときの航行・飛行。団復航。帰航。 **おうこう【横行】**《名・自サ》●横に歩くこと。連「―の介子、(=カニの別称)」●自由に、また無遠慮に・歩き回る(ふるまう)こと。四字「―闊歩っ」悪 >―うた子に教えられて浅瀬を渡る《句》ときには自分より経験の少ない人からかえって教えられることがあるというたとこん。 <173> 事などがあちこちで盛んに行われること。「新手の詐欺がーする」 **おう‐こう【王侯】**王と諸侯。「一貴族」 **おう‐こう【王公】**王と諸公。また、身分の高い人。 **おうこく【王国】**●王が支配する国。●ある一つのものが大きな力をもって栄えている社会。「野球―」 **おうごん【黄金】**●金。また、金色。●貨幣。金銭。●非常に価値のある・こと(もの)。「―の腕」 **おうごん‐じだい【黄金時代】**(golden age) 〔ある国・組織体・人などの勢力や活動が〕最も盛んな時代。特に、ある国の文化が最も栄えた時代。最盛期。 **おうごん‐ぶんかつ【黄金分割】**一つの線分を外中比(一対一・六一八)に分けること。横と縦とがこの比になると、『の形として一番調和がとれて美しいといわれる。 **おうごん‐りつ【黄金律】**(golden rule) 意味が深く、非常にためになる教訓。参考ふつう、「人にしてほしいと望むことは人にもまたそのようにせよ」というキリストの教え〈新約聖書・山上の垂訓〉を指す。卵が戦い娘集飛干改料出 **おう・ざ【王座】**●王の座席。また、その地位。●第一人者の地位。「クイズのー決定戦」 **おうじつ【往日】**〔文]過ぎ去った日。昔。昔日。「―の面影」類語往時。らし **おう・しょう【鞅掌】**《名・自サ》〔文]休む暇がないほど、せわしく働くこと。精励。〔手紙などで、相手の行動についていう」「益々御―の段、喜ばしく・・・」 **おう・しゃ【応射】**《名・他サ》相手の射撃に対してこちらも撃ち返すこと。やけで入考慮。まさよ **おうじゃ【王者】**●王である人。●王道で国を治める人。因覇者。●その社会で一番力のあるもの。「マラソンのー」=王者ゅう。立太一の日 **おう‐じゃく【低弱尪弱】**《名・形動》〔文〕体が弱くて病気にかかりやすいこと。類語ひよわ。虚弱。 **おう・しゅ【応手】**〔文〕●碁・将棋で、相手の・打った(指した) 手に応じて・打つ(指す)手。●対抗策。また、対策。 **おうじゅ【応需】**《名・自サ》〔文〕要求や需要にこたえること。「入院―」 **おう・しゅう【奥州】**●「陸奥の国」の唐風の呼び名。●東北地方の古い呼び名。側は増やせをす **おう・しゅう【応酬】**《名・自サ》●議論・意見などをやりとりすること。特に、相手の言動に対抗して、(ことばで)やりかえすこと。「領土問題で二国間のーが続く」「やじの―」〔酒席で〕杯をやりとりすること。 **おう・しゅう【押収】**《名・他サ》〔法〕裁判所・検察官などが証拠になる品物などを差し押さえて取得すること。 **おう・しゅう【欧州・欧洲】**(「欧羅巴州」の略)ヨーロッパ。 **おうしゅう‐れんごう【欧州連合】**「EU컵」に同じ。◆略語集(EU)。 **おう‐じゅく【黄熟】**《名・自サ》草木の実、特に稲・麦などの穂がみのって黄色になること。こうじゅく。 **おうじゅ・ほうしょう【黄、綬褒章】**自己の業務に精励にして他の模範となるような人に、国から与えられる黄色のリボンのついた記章。参考褒章。 **おうじょ【王女】**●王の娘。●王③にあたる皇族の女子。对王子。 **おうじょ【皇女】**天皇の娘。皇女に。因皇子。 **おう‐じ【王子】**●王の息子。●王③にあたる皇族の男子。对王女。 **おう‐じ【皇子】**天皇の息子。みこ。因皇女皆・にら。 **おう・じょう【往生】**《名・自サ》●[仏]極楽浄土に生まれかわること。●死ぬこと。「大―」●すっかりあきらめて静かになること。●どうしてよいかわからなくて困ること。閉口。「あいつにはほとほとーした」 **おうじょう【王城】**●王のすむ城。類語王宮。●(王城のある所の意で)都。特に、京都。 **おうじょうぎわ【往生際】**黟、死にぎわ。転じて、あきらめようとするまぎわ。1回「ーが悪い(=あきらめが悪い)」 **おう・しょく【黄色】**きいろ。こうしょく。 **おう・じる【応じる】**《自上一》●外からの働きかけに対してこたえる。「挑戦に―・じる」「募集に―・じる」●物事の変化・多様性などに、ふさわしい態度で対処・対応する。「実情に―・じて対処する」「年齢に―・じて料金を決める」=応ずる。 **おう・しん【往信】**返事を求めて送る通信。団返信。復信。 **おう・しん【往診】**《名・自サ】開業医が患者の家に行って診察すること。因宅診。内診。 **お・うす【『御薄】**「薄茶等」の丁寧語。抹茶をうすくたてた飲みもの。 **おう・すい【王水】**〔理〕濃硝酸と濃塩酸を混ぜた液体。普通の酸ではとけない金・白金をもとかす。 **おう・すい【黄水】**胃からはきもどす黄色い液。ず。 **おう・ずる【応ずる】**《自サ変》応じる。 **おう・せ【、逢瀬】**恋愛関係にある二人がひそかに会う・機会(時)。「つかの間のー」 **おう・せい【王制】**王が主権者である政治制度。君主制。王政。 **おう・せい【王政】**●天皇・国王がみずから行う政治。「一復古」王制。 **おう・せい【旺盛】**《形動》体力・精神力が大そう盛んなようす。「元気―」「―な食欲」 **おう・せき【往昔】**〔文〕過ぎ去った昔。いにしえ。「―、栄華をきわめた都」類語往古。往時。前古。 **おう・せつ【応接】**《名・自サ》人をむかえて、その相手をすること。「――間」「客に――する」類語応対。。 <174> **おうせん【応戦】**《名・自サ》敵の攻撃に対抗して戦うこと。類語抗戦。じゅう。 **おうせん‐こぎって【横線小切手】**表面の端にななめに二本の平行線を引いた小切手。銀行に対してだけ支払われる。線引き小切手。中・キタラ・ **おう・そ【応訴】**《名・自サ》相手の訴訟に応じ、被告として争うこと。対提訴。J6HI **おうそう【押送】**《名・他サ》容疑者や囚人などを見張りながら他の場所へ移すこと。護送。 **おう・ぞく【王族】**王の一族。「イギリスのー」 **おうた・か【『御歌】**天皇や皇族がつくった短歌。 **おうたか‐かい【御歌会】**宮中でもよおす短歌の会。 **おう・たい【応対】**《名・自サ》相手になってうけ答えをすること。「電話で―する」「親切に―する」類語応答。応接。注意「応待」は誤り。 **おう‐たい【黄体】**脊椎動物の卵巣で卵子が排出されたあとにできる黄色の組織。 **おうたい‐ホルモン【黄体ホルモン】**卵巣の黄体から分泌される女性ホルモン。妊娠んの持続に役立つ。 **おう・だく【応諾】**《名・他サ》〔頼みや申し込みを〕引きうけること。承諾。受諾。「講演を―する」 **おう・だん【横断】**●《名・他サ》〔上下に分けるようにして〕横の方向に断ち切ること。「一面」●《名・自サ》東西の方向に横切ること。「台風が本州を―する」「―飛行」②縦断。●《名・自サ》〔川・山脈・道などを〕直角の方向にわたること。「道路を―する」 **おうだん‐てき【横断的】**《形動》同列のもの同士の連係に基づくようす。「―組織」 **おうだん‐ほどう【横断歩道】**道路で、標識や標示によって歩行者が横断する場所であることが示されている部分。 **おうだん‐まく【横断幕】**道路上を横切って張ったり、何人かで持って歩いたりする、幅の広い幕。 **おう・だん【黄疸】**胆汁での黄色い色素が血液の中に増えるために、皮膚や他の組織が黄色くなる病気。 **おうちゃく【横着】**《名・形動・自サ》楽をして、得をしようとすること。転じて、なまけること。「―者」 >―を決めこ・む《句》ずうずうしく構える。 **おうちょう【王朝】**●帝王がみずから政治を行う所。●同じ王家の系統。また、その王家が統治する時期。「ブルボンー」 **お・うつり【『御移り】**物をもらったとき、返礼としてそれを入れてきた容器に入れて返す、ちょっとした品物标 **おう‐て【王手】**●将棋で、相手が処置を講じなければ王将を取ろうとする手。「――飛車取り」●あと一歩で自分の勝ちが決まる最終段階。1回「優勝にーをかける」 **おう‐てっこう【黄鉄鉱】**真鍮色をした硫化鉄鉱。硫黄・硫酸・肥料の製造に使う。黄鉄鉱。ル。 **おう・てん【横転】**《名・自サ》●横倒しにころぶこと。「車の―事故」●左右に回転すること。― **おう・と【、嘔吐】**《名・他サ》〔食べた物や胃液を〕口から外にはき出すこと。もどすこと。λεμικα >――を催・す《句》「吐きけを催す」に同じ。 **おう・ど【王土】**王者の治める土地。 **おう・どう【黄道】**→こうどう(黄道)。 **おう・どう【黄銅】**「真鍮影。」の別称。 **おうどう‐こう【黄銅鉱】**主に銅・鉄・硫黄から成る硫化鉱物。銅の重要な鉱石。 **おう・とつ【凹凸】**●〈こみと、でっぱり。でこぼこ。●平等でないこと。不均等。「税負担の―をならす」 **おうな【媼嫗・『老女】**(「おみな」の転)年をとった女。老女。〔古風な言い方〕回うば。団翁。 **おう・なつ【押、捺】**《名・他サ》〔文〕印判をおすこと。押印。捺印心。 **おうねつびょう【黄熱病】**熱帯地方に流行する急性感染症。蚊が媒介するウイルスによって感染する。高熱・四肢痛・黄疸愆・胃腸出血をともなう。 **おう・ねん【往年】**遠く過ぎ去ってしまった昔。ひと時代、昔。「―の名選手」類語往時。 **おう・のう【懊悩】**《名・自サ》〔文]心のおくでなやむら。た方々も、だこと。類語煩悶就。 **おうばい【黄梅】**モクセイ科の落葉小低木。春の初こ、黄色い花がつく。迎春花。金梅点。 **おうばく・しゅう【黄、檗宗】**曹洞宗・臨済宗とともに日本三禅宗の一つ。中国の僧隠元成が、江戸時代初期に京都の宇治で始めたもの。黄檗。 **おう‐ど【黄土】**●中国北部・ヨーロッパ中央部・北アメリカなどに広く見られる黄色で細かな粒の土。こうど。「―層」●酸化鉄の粉末。粘土に混ぜ、顔料・塗料にする。オークル。 **おうど・いろ【黄土色】**黄色をおびた茶色。オーク **おう・とう【応答】**《名・他サ》問いや話しかけに答えをすること。うけ答え。「質疑――」類語応対。既干の **おう・とう【桜桃】**●バラ科の落葉高木のサクラの一種。実は「さくらんぼ」と呼ばれ、六月ごろ赤く熟して食用となる。●「ユスラウメ」の別称。 **おう・どう【横道】**《名・形動》●人としての正しい道にそむくこと。「一者」●不正と知りながら行うこと。 **おうどう【王道】**●王の行うべき道。また、最も正当な方法。(コロ) 「日本酒のーを行く一品」仁徳をもって人民を治める政治の方法。四字「一楽土」参考孟子が説いた。団覇道ど。● (royal road) 安易な方法。近道。句「学問に――なし」 **おう・はん【凹版】**印刷版の方式の一つ。インさく部分がへこんでる印刷版。グラビア版など。参考凸版點。 **おう・はん【黄斑】**網膜の中央部にある黄色の斑点。網膜の最も鋭敏な部分で、色を識別する。黄点。 **おうばん【椀飯・婉飯】**●わんいた飯。●酒食を盛大に **おうばん‐ぶるまい【椀飯振る舞い】**(江戸時代、正月に親類を集めて盛んにもこな盛大。表記誤って、「大盤臨振る舞い」「大飯振る舞い」などと書き、特に近年、「大盤振る舞い」と書くことが多い。 **おう・ひ【奥秘】**〔文〕奥深い意義をもち、他には秘密とすべき大切な事柄。奥義。「―を伝授する」 **おう・ひ【王妃】**●王の妻。類語き。●日本の皇族中、王③の配偶者。 **おう・ふう【欧風】**ヨーロッパ風。洋風。 **おう・ふく【往復】**●行きと帰り。「―三時間」囡片道。《名・自サ》ある所まで行って帰ること。「車で一 <175> すこと。また、言いかけられてすぐに返事などを返すことち・テまで **おうふく‐はがき【往復葉書】**往信用と返信用が、ひと続きになっているはがき。表記「葉書」はかなで書くことが多い。 **おう・ぶん【応分】**《名・形動》身分・能力などにふさわしいこと。身分相応なこと。「―の寄付」対過分。 **おうぶん【欧文】**ヨーロッパやアメリカ諸国の、それぞれの言語で書かれた文章。また、それを書き表すための文字。「一電報」因邦文。和文。苏菲最甘いるのにな **おう・へい【横柄・押柄】**《形動》えらそうにして、相手を見くだすようす。「――な態度」類語尊大。傲慢耘。不遜笔。傲岸灯。因謙虚。染みが **おう・べい【欧米】**ヨーロッパとアメリカ。「―諸国」 **おう・へん【往返・往『反】**《名・自サ》〔文〕行き帰りすること。往復。 **おう・へん【応変】**〔文〕思いがけない変事に際して、適切に対応すること。四字「臨機―」ラであ **おう・ぼ【応募】**《名・自サ》募集にこたえて、申しこむこと。「コンクールに―する」「―要領」 **おう・ほう【往訪】**《名・自サ》〔文〕自分で出かけていって、人を訪れること。訪問。対来訪。 **おう・ほう【応報】**善悪の行為に応じてあらわれる苦楽の報い。また、一般に悪に対する報い。四字「因果 **おう・ぼう【横暴】**《名・形動》人の気持ちも構わず、むりを押し通して自分勝手なことをすること。「―の限りをつくす」「―な男」類語専横獄。 **おう・ぼう【王法】**国王の法令・政治。团仏法。 **おう‐ま【黄麻】**「ツナソ」の別称。黄麻。 **おうま・が・とき【逢魔が時】**〔文〕夕方の薄暗くなったころ。たそがれどき。逢魔時。参考「大禍時(=災厄の起こる時)」の転。 **おうみ【『近『江】**(「淡海遠」の転) 旧国名の一つ。今の滋賀県。江州。 **おうむ【「鸚鵡】**オウム科の鳥の総称。キバタン・ヤシオウムなど。熱帯地方から南半球にすむ。くちばしが太く、かぎ形にまがっている。人のことばや他の動物の声をまねるものもいる。 **おうむ‐がえし【鸚鵡返し】**頃、人から言いかけられたことばを、そのまま(すぐに)言い返 **おうむ・がい【鸚鵡貝】**、オウムガイ科の軟体動物。巻き貝のような殻をもつ。古生代からの現存種で、「生きた化石」といわれる。 **おうめん・きょう【凹面鏡】**反射面が凹面になっている反射鏡。懐中電灯・ヘッドライト・反射望遠鏡などに使う。団凸面鏡花ちゃん。 **おうもん・きん【横紋筋】**筋繊維にこまかい横じまのある筋肉。(心筋以外)意志によって動かすことができる随意筋。収縮がはやく、すばやい運動ができる。因平滑筋。品名・火色水 **おう‐よう【応用】**《名・他サ》前に得た原理・知識・経験を、他のことにあてはめて用いること。「てこの原理を―して岩を動かす」「――問題」類語活用。運用。 **おう‐よう【鷹揚】**《形動》〔ゆうゆうと大空を飛ぶ鷹のように〕小さなことにこだわらず、ゆったりしているようす。大様増。「――な態度」 **おう・らい【往来】**●《名・自サ》〔人や車などが〕行ったり来たりすること。ゆきき。来往。「車の―が激しい」類語往復。●人や車の通る所。道。道路。●《名・自サ》つきあうこと。交際。「親しく―する」 **おうらい‐もの【往来物】**もと、往復書簡文の模範文例集。後世、特に寺子屋用に編集した教科書・副読本。 **おう‐りつ【王立】**王または王族が資金を出して設立したものであること。「―図書館」T **おう・りょう【横領】**《名・他サ》他人の財産や公共の物を不正な方法で自分の物とすること。「公金を一する」類語着服結やく。ねこばば。 **おうりん【黄、燐】**淡黄色で、ろう状の固体。自然発火して燃えるので、水中におく。猛毒。 **おう・れつ【横列】**横に並んだ列。因縦列。 **おう・レンズ【凹レンズ】**中央がうすく、ふちへいくほど厚くなったレンズ。光を発散させる。近視眼用の眼鏡や、凸レンズと組み合わせて光学器械に用いる。因凸レンズ。 **おうろ【往路】**行くときに通る道。因帰路、復路。 **おーえしき【御会式】**えしき(会式)2。定位 **おえつ【嗚咽】**《名・自サ》むせび泣くこと。「ーがもれる」 **おえ・な・い【負えない】**《連語》《「負う」の可能形「負える」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)引き受けることができない。何「手に―・い(=手に余る)」 **お・えらがた【御偉方】**自分とは別の境遇にあり、自分より身分や地位が高い人たち。〔からかい・わけくだての感情をふくんだ言い方〕「会社のー」 **お・える【終える】**《他下一》終わりまでしとげる。おしまいにする。すませる。「一生を―・える」「中学校を―・える」「やや俗な言い方で、自動詞的にも用いる〕「仕事が―・える」団始める。図を・ふ《下二》。 **おお【大】**《接頭》●「広い」「大きい」「多い」などの意。「一海原」「一人数」●物事の程度が激しい意。「―地震」「―騒ぎ」「極限の」「一番の」の意。「一大晦日」「―詰め」●「序列が上位である」意。「一番頭」●「大体の」の意。「―づかみ」〔文]尊敬・賛美の意。「―御所」「一倭」 >使い分け「大(だい/たい/おお)」 *同じ〈大きな火災〉を表現するにしても、「大火災」は「だいかさい」、「大火」は「たいか」、「大火事」は「おおかじ」のように、「だい・たい・おお」を使い分ける。〈地震〉の場合は、「大震災」の読みは安定しているが、「大地震」は「おおじしん/だいじしん」、「大震」は「たいしん/だいしん」の二様の言い方がある。「大損」では「たいそん・だいそん・おおぞん」の三種が競い合う。「大・・・」は、一般に和語に使うが、もとは漢語にも使った。そのため、古い漢語や古風な事象を表す漢語には「大……」と言うものが多い(大看板・大勝負)。また、「大磁手術」は、「大手術」よりも古風な感じになる。二字の漢字からなる熟語は、もと「大・・・」と言ったものも、近年「大・・・」と言う傾向がある(大恩慾慾)。 <176> ・[ …]大寒(二十四節気)・大法(仏教)・大活躍・大規模・大学者・大喝采・大観衆・大逆転・大健闘・大混乱・大試合・大事件・大団円・大人物・大姉・大邸宅・大道商人・(ローマの)大将軍・(寺の)大門 ◇[「・・・」とも]大悪・大恩・大徳・大盗 ◇…………]大暑・大雪(ともに二十四節気)・大金を所持する・大気圏・大食漢・大礼服・特筆大書・油断大敵・(安政の)大獄・征夷大将軍・大枚をはたく ◇[」・・・」とも]大安吉日・大逆・大愚・大賢・大罪・大樹・大全・天下の大道・大難・大厄・大勇・大欲 ◇[「おお・・・」とも] 政治の大本黙・臨 ◇[「ご・・おお・・・」とも] 大輪怨・窓・ [おお・・・」大風・大一座・大一番・大歌舞伎・大金持ち・大看板・大御所・(横浜港の)大桟橋・大仕掛け・大仕事・大時代・大芝居・大勝負・大所帯・大相撲・大天井・大とろ・大名題・大入道・大馬鹿・大ばくち・大舞台・大吹雪・大百姓・大見得を切る・大水が出る・大門(吉原) ◇「たい・・・」とも」 大雨・ ◇「だい・・・」とも]大姉・ジョッキ ◇「ごい。・・・・」とも] 大損・愁愁 **おお【『おお】**《感》●応答・応諾の意を表す語。「―、いいとも」●感動・驚きを表す語。「―、かわいそうに」ちょっと「へ思い出したとき、また、思い立ったごいごにいろ語。「―、そうだ」表記「おう」とも書く。 **おお・あきない【大商い】**売買がさかんに行われること。また、多額の売買。「株式市場に、こどころ株価が上昇し、―が続いている」対薄商い。 **おお・あざ【大字】**塩町村内の行政区画の一つ。小宇だぁをふくむ比較的広い地域。因小字だぁ。 **おお・あし【大足】**●大きな足(ら)。●大また。「―で歩く」 **おお・あじ【大味】**館《形動》●食べ物の味が単純で、こまやかな風味が感じられないようす。「―で、うまく「ない」●物事の趣に、こまやかなおさら感じられないようす。「―な演技」因小味。 **おお・あせ【大汗】**ひどく出る汗。コロ「ーをか **おお・あたり【大当たり】**《名・自サ》●予想が適中すること。●商売や興行で、大成功をおさめること。コロ「ーをとる」 ●くじ引きなどで一番よいものが当たること。●〔野球で〕打撃が非常に好調であること。 **おお・あな【大穴】**大きなあな。●金銭上の大きな損害。○○「興行に失敗してーをあける」●競馬や競輪などで、予想が大きくはずれること。また、そのために配当が高額になること。「――を当てる」 **おお・あま【大甘】**《形動》ひどく手ぬるいようす。また、楽観的すぎるようす。「――な親」「―な見通し」 **おお・あめ【大雨】**激しく、多量にふる雨。「――注意報」類語豪雨だ。因小雨・。 **おお・あり【大有り】**「あること」を強調した言い方。「理由は―だよ」 **おお・あれ【大荒れ】**《名・形動》●ひどくあれること。●大暴れすること。「酔って―にあれる」●予想が大きく外れ、思いがけない結果がおこること。「土俵は初日から―だった」●天気が悪く、風雨や波などが非常に激しいこと。「台風で海はーだ」 **おお・あわて【大慌て】**《名・形動》ひどくあわてること。 **おおい【覆い・『被い】**唯物の上に広げて、かぶせる・こと(もの)。カバー。類語掩蓋以。被覆。丁 **おお・い【多い】**《形》《「大きい」と同語源》〔数・量・度数などが〕たくさんある。「希望者が―・い」囡少ない。参考「多くない」は「多い」の連用形に補助形容詞「ない」がついた形だが、「多くの人」の「多く」は名詞にあたる。多く。図おほ・し《ク》。 **オー・イー・エム【OEM】**略語集(OEM)。 **オー・イー・シー・ディー【OECD】**略語集(OECD)。 **おおい・かんむり【覆い冠】**漢字の部首「西」の称。かなめのかしら。 **おお・いき【大息】**懐〔がっかりしたり、うんざりしたり、心配したりして〕大きくつく息。ためいき。 **おおいそぎ【大急ぎ】**おじ《名・形動》ひどく急ぐこと。対小急ぎ。 **おお・いちょう【大銀杏】**機・大きなイチョウの木。武家の髪形で、まげの先をイチョウの葉の形に広げたもの。現在は、十両以上の力士が結う。 **おお・いばり【大威張り】**管《名・形動・自サ》●ひどくいばること。なんの遠慮もなく、大っぴらにふるまうこと。 **おお・いり【大入り】**おば〔芝居・スポーツなどの興行で]見物人がたくさん入ること。「―満員」団不入り。進のかかった大事な取組。 **おお・いなる【大いなる】**懐《連体》〔文〕《文語形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」から転じた語)●大きな。大変な。「―損失」●偉大な。「一功績」 **おおいに【大いに】**懐《副》《文語形容動詞「おおきなり」の連用形「おおきに」から転じた語)●非常に。はなはだしく。「―結構」「―反省している」●たくさん。「―飲み、一食べる」類語①②少なからず。 >類語と表現「多い」 *「多い」はその比較する数や量が、たくさんあるようすに言う(人口が多い・事故が多い・駅前は商店が多い・ご飯が多くて食べきれない)。度数・回数や経験・見聞についても「頻繁に起こる」ようすに同様に使われる(女性に多い病気・転勤が多い・電話をかけることが多い・いじめが多い学校)。 夥続しい・たくさん・いっぱい・うんと・うなるほど・たんと・たんまり・どっさり・しこたま・ふんだんに・わんさ/多め・多々・幾多・過多・夥多・最多・多大・多量・数々・数多材・・莫大び・膨大・無数・無量・仰山・大幅・大部・浩瀚鷲・万斛況・無尽・無尽蔵・鈴生り/枚挙にいとまがない・汗牛充棟 副詞的表現盛り沢山・少なからず・降るほど・尽きせぬ・星の数ほど・雲霞覧の如く オノマトペアごろごろくなりさふさ・もじゃもじゃ <177> **おおいりぶくろ【大入り袋】** 大入りのときに、従業員に祝儀として与える(同額の)金銭(を入れた袋)。 **おおう【覆う・被う・蔽う・蓋う・掩う】** 《他五》●物の上にかぶせて(前をさえぎって)他の物を置く。「目を―・う」「ビニールシートで屋根を―・う」[類語]被る。被さる。被せる。遮る。張り巡らす。被覆。遮蔽。●物の上に広がってそれを見えないようにする。「雲が山を―・う」●包みかくす。真実を現さない。「不始末を―・う」「事実を―・うべきではない」●まわりを取り囲む。転じて、あたりいっぱいになる。「闇があたりを―・う」「球場を―・う熱気」 **おおうつし【大写し】** 《名・他サ》カメラである物の一部分を大きく写し出すこと。クローズアップ。 **オー・エー【OA】** 略語集(OA)。 **おおうち【大内】** [雅]天皇のすまい。皇居。大内山。[類語]御所。―やま【―山】[雅]大内裏。 **おおうちがり【大内刈り】** 柔道の足技の一つ。相手の足の間に自分の足先を入れ、ひざの裏側を外にはらってたおす技。 **オー・エス【OS】** オペレーティングシステム。 **オー・エス【OS】** [感]綱引きなどの掛け声。 **おおえど【大江戸】** 「江戸」の美称。 **オー・エル【OL】** 略語集(OL)。 **おおおかさばき【大岡裁き】** 公正で人情味にあふれた裁定・裁判。江戸町奉行の大岡越前守忠相{ただすけ}の裁きが、公正で人情味豊かであったということから。 **おおおく【大奥】** ●御所の奥深い所。●江戸城内で、将軍の夫人や側室が住んでいた所。将軍以外、男子禁制であった。 **おおおじ【大伯父・大叔父】** 両親のおじ。祖父母の兄弟。表記「大伯父」は祖父母の兄、「大叔父」は祖父母の弟の場合に使う。[対]おおおば。 **おおおとこ【大男】** 体がずばぬけて大きい男性。[類語]巨漢。[対]小男。―そうしんにちえがまわりかね【―総身に知恵が回りかね】[句]体ばかり大きくて、頭の働きのにぶい男性をばかにして言うことば。[類語]うどのたいぼく。 **おおおば【大伯母・大叔母】** 両親のおば。祖父母の姉妹。[表記]「大伯母」は祖父母の姉、「大叔母」は祖父母の妹の場合に使う。[対]おおおじ。 **おおがい【大貝・頁】** 漢字の部首「頁」の称。いちのかい。 **おおがえる【大蛙】** 漢字の部首「蛙」の称。 **おおがかり【大掛かり】** [形動]しくみ・規模が大きなようす。大仕掛け。「―な花火大会」「―な工事」 **オーガズム** オルガスムス。 **おおがぜ【大風】** 強くふきつける風。[類語]強風。烈風。暴風。 **おおがた【大型】** ●大きな型。●同類のものの中で規模や程度などが大きいこと(もの)。「―バス」「―犬」[対]②小型。―こうりてん【―小売店】大規模小売店舗。 **おおがた【大形】** ●規模・模様などの形が大きいこと(もの)。「―のチョウ」「―の花柄」[対]小形。●《名・形動》模様がふつうより大きいこと。また、その模様。[類語]大形。[対]①②小柄。 **おおかれすくなかれ【多かれ少なかれ】** [連語]多くても少なくても。大なり小なり。程度の差はあっても。[副詞的に使う]「現代人には―ストレスがある」 **おおかわ【大皮・大鼓】** 「おおつづみ」に同じ。 **オーガンジー** 半透明で軽く、適度の張りがある薄地の布。夏のドレスや造花などに用いる。 **おおきい【大きい】** [形]《「多い」と同語源》●[かさ・広さ・長さなどが]たくさんの場所を占めるようすだ。「―・い荷物」[類語]でかい。大振り。大形。巨大。[対]小さい。●[数・量・程度などが]多い。はなはだしい。「―・い数値」「声が―・い」「影響が―・い」●範囲が広い。「―・い計画」●年齢が上である。「彼は私より二つ―・い」●重要である。「こっちの方が―・い問題だ」●落ち着いて、ゆとりがある。心が広い。「人物が―・い」●おおげさである。不相応で生意気である。「態度が―・い」[参考]「大きな」は連体詞。 **おおきさ【大きさ】** ●物の長さ・広さ・量などの程度。●[度量などの]大きいこと。また、その程度。「スケールのーがわかる」[対]小ささ。 **オーキシン** 植物生長ホルモン。生長素。 **おおきな【大きな】** [連体]《文語形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」の転》大きい。「―家」「―問題」[対]小さな。―おせわ【―お世話】[連語]いらざるおせっかい。―がおをする【―顔をする】[句]自分がえらい者であるかのような、いばった態度をとる。―ぐちをたたく【―口を叩く】[句]大口をたたく。 **おおきに【大きに】** (もと文語形容動詞「おおきなり」の連用形)[副]程度のはげしいようす。大いに。「仕事が―はかどった」[感][関西・九州地方の方言]「おおきにありがとう」の略。ありがとう。 **おおきみ【大君】** [文]●天皇を敬っていう語。●親王・王子・王女などを敬っていう語。 **オーきゃく【О脚】** 両足をそろえて立った時、両ひざがはなれてОの字の形に外側に曲がった脚。[対]Х脚。 **おおぎょう【大仰】** [形動]《しくみが大きい意から》もったいぶって大げさなようす。「―な身ぶり」 <178> **おおぎり【大切り】** ●物を大きく切ること。また、大きく切ったもの。●芝居・寄席などで、その日のいちばん終わりの出し物。[表記]②は、「切」の字をきらい、縁起をかついで「大喜利」とも書く。●物事の終わり。大づめ。 **おおく【多く】** [名]たくさん。大部分。「―を語らない」[副]たいてい。おおかた。「芸術的な催しは―秋に行われる」 **オーク** ナラ・カシ・カシワなどの木。また、その木材。家具用。 **おおぐい【大食い】** 食べ物をたくさん食べること(人)。大ぐらい。「やせの―」[類語]大食家。大食漢。 **オークション** せり売り。競売。 **オークス** 中央競馬のクラシックレースの一つ。毎年五月末に東京競馬場で行われる「優駿牝馬競走」の別称。[参考]ロンドン郊外で行われる競馬にならったもの。 **おおぐち【大口】** ●大きい口。●大げさなことば。●取り引きなどの金額・数量などが多いこと。「―の注文」[対]小口。―をたたく【―を叩く】[句]大げさなことを言う。できそうもないことを言う。大きな口をたたく。 **おおくらしょう【大蔵省】** ●「財務省」の旧称。●[歴]八省の一つ。律令制の中央行政官庁。諸国からの税の出納などをつかさどった。 **おおくらだいじん【大蔵大臣】** 旧大蔵省の長官。●[俗]金銭の総元締めや家計の責任者(としての主婦)の称。 **おおくらばらい【大蔵払い】** 大がかりに行う「蔵払い」。大蔵ざらえ。 **オークル** 黄土。また、黄土色。 **オーケー【OK】** [感]「承知した」「了承した」の意。よろしい。オーライ。[名・自サ]同意。承諾。[コロ]「―が出る」[語源]米 all correct をふざけて oll korrect と綴ったことから。 **おおげさ【大袈裟】** [形動]実際より誇張して言ったりしたりするようす。また、当人より過度に大仰なようす。「―におどろく」[類語]大仰。大層。 **オーケストラ** 管弦楽(団)。[参考]略して「オケ」とも言う。―ボックス【―ボックス】劇場の舞台と客席の間に設けた、管弦楽団が演奏する席。[語源]orchestra と box からの和製語。英語では orchestra pit。 **おおごえ【大声】** 大きな声。大音声{だいおんじょう}。[類語]大音声{だいおんじょう}。[対]小声{こごえ}。 **おおごしょ【大御所】** (隠居した将軍の意)●表面に出て活動しないが、その社会に大きな影響力をもつ人。●ある分野で高い地位をしめて、大きな勢力をもっている人。「文壇の―」[類語]大立て者。 **おおごと【大事】** 重大な事柄・出来事。大事件。「ほうっておくとーになりかねない」 **おおさかずし【大阪鮨】** 関西風のすし。特に、押しずし。 **おおざけ【大酒】** 多量の酒。また、一時に酒をたくさんのむこと。大酒{たいしゅ}。「―を食らう」「―飲み」 **おおざっぱ【大雑把】** [形動]●こまかなことに注意せず、行いなどが雑なようす。「―な仕事」●全体を大きくつかむようす。おおまか。「―な見積もり」 **おおざつまぶし【大薩摩節】** もと江戸浄瑠璃の一派。節回しが豪壮で、長唄の曲調に取り入れられた。大薩摩。 **おおざと【邑】** 漢字の部首「邑」の称。[参考]「阝」の形で右側につく。左側につく「阝(阜の変形)」は「こざと(へん)」。 **おおさんしょううお【大山椒魚】** オオサンショウウオ科の両生類。体色は暗褐色。世界最大の両生類で、体長一㍍をこすものもある。本州や九州の谷川にすむ。特別天然記念物。はんざき。 **おおじ【大路】** 人の多く通る広い道。大通り。[古風な言い方][類語]大道。[対]小路{こうじ}。 **おおしい【雄雄しい・男男しい】** [形]心が強く、いさぎよく困難なことに立ち向かうようすだ。男らしく勇ましい。[対]女女しい。図をを・し《シク》。 **オー・ジー【OG】** 女子の卒業生・先輩。[参考]OBに対して言う場合に使う。[語源]old と girl の頭文字からの和製語。 **おおしお【大潮】** 満潮と干潮の差が最も大きいとき。新月や満月の一~二日後に起こる。[対]小潮。 **おおじかけ【大仕掛け】** [形動]しかけ・しくみが大きいようす。大がかり。大規模。「―な設備」 **おおじだい【大時代】** ●歌舞伎の時代物で、特に様式美を誇張した、写実性の少ない演目(演技・演出)。「―狂言」「―物」●《名・形動》ひどく古めかしくて時代おくれなこと(もの)。「―なことば」 **おおしばい【大芝居】** ●設備の大じかけな芝居。また、有名な俳優がそろって出る芝居。●のるかそるかの気持ちで物事を行うこと。大ばくち。「一世一代のーを打つ」 **おおしま【大島】** 「大島紬{つむぎ}」の略。鹿児島県奄美大島で作られる、かすり模様に織った紬。 **オーシャン** 大洋。海洋。「アトランティックー(=大西洋)」「パシフィックー(=太平洋)」―ビュー【―ビュー】ホテルの客室タイプの一つで、海が見える部屋のこと。 **おおじょたい【大所帯・大世帯】** ●家族が多い家。また、その家計。「―を切り回す」●たくさんの人が集まった組織。「うちの会社は二〇〇〇人をこえるーだ」 **おおすじ【大筋】** [物事の]だいたいのすじ。あらまし。「事件の―」[類語]大綱。大略。 **おおすみ【大隅】** 旧国名の一つ。今の鹿児島県の東部。隅州。 **おおずもう【大相撲】** ●盛大な相撲の興行。特に、日本相撲協会が行う相撲。「―夏場所」●力がこもって、勝負のつきにくい相撲の取組。 **おおせ【仰せ】** ●目上の人の言いつけ・命令。[尊敬した言い方]「―にそむく」[類語]主命。●相手のことば。[尊敬した言い方]「―の通りです」 **おおぜい【大勢】** 一まとまりとなった、たくさんの人。[副詞的にも用いる]「―で押しかける」「人が―集まる」[類語]多勢。多人数。[対]小勢{こぜい}。[注意]「多勢」と書くと別語。 **おおぜき【大関】** 大相撲で、力士の位の一つ。横綱の次の位。[参考]もと、力士の最高位で、その中で最優秀のものを横綱と称した。 **おおせつかる【仰せ付かる】** 《自五》「言い含める」の尊敬語。「命令した人を尊敬していう」「先鋒を―」 <179> **おおせつける【仰せ付ける】** 《他下一》「言い付ける」の尊敬語。命令する。任命する。 **おおせられる【仰せられる】** 《他下一》「言う」の尊敬語「おっしゃる」のさらに改まった言い方。図おほせら・る《下二》。 **おおせる【果せる・遂せる】** [接尾]「なしとげる」「果たす」の意。…し終える。…しつくす。「逃げ―・せる」「かくし―・せる」図おほ・す《下二》。 **おおそうじ【大掃除】** [名・他サ]部屋・建物などの全体を念入りに掃除すること。[参考]組織内の反対者などをすっかりなくすことの意にも用いる。 **おおそとがり【大外刈り】** 柔道の足技の一つ。相手の上体を押しながら外側から足をはらってたおす技。「―をかける」 **オーソドックス** [名]正統派。伝統派。[形動]ものの考え方や方法が伝統的であるようす。正統的。「―な演出」 **おおぞら【大空】** 広く大きな空。「―にはばたく」 **オーソリティー** その方面・分野における権威者。第一人者。また、権威。 **オーダー** ●[並べたときの]順序。順番。「―がくるう」「バッティングー(=打順)」●《名・他サ》注文すること。―ストップ【―ストップ】飲食店で、注文を受けるのをうち切ること。[語源]orderとstopからの和製語。―メード【―メード】注文して特に作らせたもの。あつらえたもの。特に、注文服。[対]レディーメード。[語源]orderとmadeからの和製語。 **おおだい【大台】** ●株式相場で、百円を単位とする値段の範囲。●金額・数量などの変化の大きな境目となるところ。「人口が一億のーに乗る」[コロ]「一万円の一を割る(=下がる)」 **おおだいこ【大太鼓】** ●雅楽の、約二メートルある大太鼓。●神楽・囃子などに用いる大型の太鼓。●管弦楽・吹奏楽に用いる大型の太dラム。 **おおたちまわり【大立ち回り】** ●芝居で、激しいたちまわり。●激しい格闘。大げんか。[コロ]「夫婦でーを演じる」 **おおだてもの【大立て者】** ●芝居などの一座の中で、最も技のすぐれた役者。[類語]御大。●一般に、いちばん実力があり指導的な役割を果たす人。「政界の―」[類語]重鎮。巨頭。大御所。 **おおだな【大店】** 大きな商店。大商店。 **おおだんな【大檀那・大旦那】** ●布施などを多く出す檀家{だんか}。●若主人の父親に対する尊敬語。[表記]②は「大旦那」と書くことが多い。[対]若だんな。 **おおつえ【大津絵】** 民間信仰や伝説に登場するものを題材にした民芸風の簡単な絵。江戸時代、近江(=滋賀県)の大津で旅人の土産用に売った。 **おおづかみ【大掴み】** ●《名・他サ》手にいっぱいつかみとること。●《名・形動》物事のだいたいのことをとらえること。あらすじを理解すること。「―に説明する」[類語]おおざっぱ。 **おおつごもり【大晦・大晦日】** [文]おおみそか。[類語]つごもり。 **おおづつ【大筒】** 昔、大砲をさして言った語。[対]小筒。 **おおつづみ【大鼓】** 能の囃子に用いる打楽器の一つ。鼓の大型のもので、左のひざの上に横たえて打つ。おおかわ。[対]小鼓。 **おおっぴら** [形動]《「おおびら」の促音化》●他をはばからず、事を行うようす。「偽ブランド品をーに売る」●あからさまになるようす。「秘密が―になる」[類語]公然。 **おおつぶ【大粒】** 《名・形動》つぶが大きいこと(もの)。「―の涙」「―の真珠」[対]小粒。 **おおづめ【大詰め】** ●芝居などの最後の幕・場面。[類語]大団円。●[長く続いた]物事の終わり。最終段階。「審議も―に近づく」[類語]終局。 **おおて【大手】** ●敵の正面を攻撃する部隊。追っ手。●城の正面。城の表口。「―門」[対]①②からめ手。●[経]取引所で多額の売買をする人・会社。大手筋。●同業の中で特に規模の大きい会社。「―スーパー」 **おおで【大手】** 肩から手の指の先まで。―をひろげる【―を広げる】[句]●両手を大きく横へ広げる。喜んで人をむかえるようすの形容。―をふる【―を振る】[句]●両手を大きくふって歩く。●やましい所がなく、人に気がねや遠慮をしないで堂々と行う。[②は、多く「―を振って」の形で使う]「―・って正門から入る」 **おおてあい【大手合い】** [日本棋院・関西棋院で]棋士の昇段を決めるために行う対局。 **オー・ディー・エー【ODA】** 略語集(ODA)。 **オーディオ** ●聴覚に関係するものについて言う語。特に、映画・テレビなどの音声部分。「―部門」「―ビジュアル(=ビデオ)」●音響再生装置。 **オーディション** 歌手・俳優などを採用するか否かの決定をするための実技テスト。 **おおでき【大出来】** [予想以上の]よい結果。申し分のないできばえ。上出来。 **オー・デ・コロン** アルコールに香料を加えた化粧水。 **オート** [造語]●「自動の」の意を表す。「ードア」「―フルー(=全自動)」●「自動車の」の意を表す。「―ショー」[参考]「オートモビル」の略から。四輪車以外のものにも言う。[名]「オートバイ」の略。―キャンプ【―キャンプ】《名・自サ》キャンピングカーなどで移動し、車やテントの中で食事や睡眠をとって旅行すること(場所)。―バイ【―バイ】ガソリンエンジンをそなえた二輪車のうち、スクーターを除いたものの総称。単車。バイク。オート。[語源]auto bicycleからの和製語「オートバイシクル」の略。―フォーカス【―フォーカス】[カメラなどで]自動的に焦点が合うしくみ。―マチック【―マチック】[形動][機械の力で]自動的にできるようす。「―車」[名]自動拳銃。また、自動小銃。オートマティック。―メーション【―メーション】機械の力で自動的に仕事をするしくみ。自動制御装置。オートメ。―レース【―レース】オートバイ・自動車などの競走。特に、車券を売って賭けの対象とするオートバイの競走。[語源]auto と race からの和製語。―ロック【―ロック】扉をしめると自動的にかぎがかかる錠。[語源]autoとlockからの和製語。 **オート** 燕麦。―ミール【―ミール】精白した燕麦をいってあらくすりつぶしたもの。また、それをかゆ状ににて、牛乳・砂糖をかけた食品。 <180> **おおど【大戸】** 商家などの表口の、大きな引き戸。 **おおどうぐ【大道具】** 舞台装置のなかで、比較的大きな道具。背景・家屋・樹木・岩石など。また、それを組みたてたり移動させたりする係。[対]小道具。 **おおどおり【大通り】** (町の中の)広い道。 **おおどか** [形動][人の性質が]ゆったりしていて、こまかい事にこせこせしないようす。おおらか。 **オート・クチュール** ●高級衣装店。高級洋裁店。[参考]パリにある高級衣装店の称から。●最新流行のデザインによる高級婦人服(の仕立て)。 **おおどころ【大所】** ●かまえの大きな家。金持ちの家。●ある分野で大きな勢力をもつ主だった人や会社。「文壇の―」「業界の―」 **おおどしま【大年増】** としまのうちで、年齢の高い女性。[参考]昔は、三〇歳をすぎた女性をさした。 **オー・ド・トワレ** うすめの香水。香料の割合が五~一〇%のもの。オードトワレット。トワレ。 **おおとの【大殿】** [古](宮殿の正殿の意)●「大臣」の尊敬語。おとど。●「貴人の当主(の父)」の尊敬語。[対]若殿。 **オードブル** 洋食で、おもな料理の前に食欲をうながすために食べる軽い料理。前菜。 **おおとり【大鳥・鵬・鳳・鴻】** ●大きな鳥。ツル・コウノトリの類。[表記]「大鳥」と書く。●想像上の大きな鳥。鵬・鳳凰{ほうおう}の類。 **オーナー** 持ち主。所有者。特に、プロ野球の球団、船、自動車の持ち主について言う。―ドライバー【―ドライバー】自家用車をもっていて、自分で運転する人。 **おおなた【大鉈】** 大きななた。―をふるう【―を振るう】[句]思い切った大規模な整理をはかる。「行政改革で―・う」 **オーナメント** 飾り。装飾品。 **おおにんずう【大人数】** 人数が多いこと。多くの人数。多人数。[対]小人数。 **おおね【大根】** [文]●「ダイコン」の古称。●物事の根本。おおもと。 **オーバー** [名][自他サ]物の上やある範囲などをこえる(こす)こと。「予算をーする」「オーバーコート」の略。外套。[形動]度をこすようす。大げさなようす。「―な話し方」―オール【―オール】胸あてのついたズボン。子供用・作業用。―シューズ【―シューズ】雨などのとき、防水のため靴の上からつける覆い。―スロー【―スロー】野球などで、腕を肩の上から大きく弧をえがいて前へふり下ろして投げる投げ方。上手投げ。[語源]overhand throw から。―タイム【―タイム】競技で、規定の時間、または規定の回数をこえること。―ネット【―ネット】バレーボールで、手がネットをこえて相手側のコート内でボールにふれる反則。[語源]over the net から。―ハング【―ハング】登山で、頭の上におおいかぶさるようにつき出した岩。―ヒート【―ヒート】《名・自サ》エンジンなどが熱くなりすぎること。過熱。[節度を失った過度の状態などの意でも用いる]「―する政党間の対立」―フェンス【―フェンス】野球で、打球が外野と観客席の間の柵をこえること。ホームランのこと。[語源]over the fence から。―ブッキング【―ブッキング】[解約などを見越して]座席数・客室数より多く予約を取ること。―フロー【―フロー】●水などが、あふれ出ること。●コンピューターによる数値計算の際に、桁数が大きくなりすぎて計算がくるうこと。桁あふれ。―ヘッド・プロジェクター【―ヘッド・プロジェクター】書かれた絵や文字をスクリーンに映し出すスライド式の装置。略語OHP。―ホール【―ホール】《名・他サ》機械・エンジンなどを分解して、検査・手入れをすること。解体修理。―ラップ【―ラップ】《名・自サ》[他サ]映画で、前の画面が消えないうちに次の画面を重ねて映すこと(技術)。二重写し。略語OL。●重なること。また、部分的に重なること。「昔の記憶が眼前の光景に―する」―ラン【―ラン】《名・自サ》●決まった所で止まらず、走りこすこと。「飛行機が滑走路を―する」●野球で、走者が塁を走りこすこと。―ローン【―ローン】銀行からの貸し出し金が預金高をこえる状態。貸し出し超過。―ワーク【―ワーク】規定や体力以上に仕事をすること。過重労働。 **おおばこ【大葉子・車前草】** オオバコ科の多年草。葉は根元からかたまって出て、夏、白い小さな花が穂のようにつく。おばこ。おんばこ。 **オーバチュア** 序曲。オーバーチュア。 **おおはば【大幅】** [名]布の幅でふつうより広いもの。広幅。[参考]和服地では二幅(約七二㎝)、洋服地ではダブル幅(約一四二㎝)のもの。[対]小幅・中幅。[形動]元のものと変化したものとの変動の開きが大きいようす。「―な値下げ」[対]小幅。 **おおば【大葉】** [料理に使う]アオジソの若葉。 **おおはらい【大祓い】** (「おほはらへ」の転)宮中や神社で、一年中の罪やけがれをはらい清める行事。ふつう、六月と一二月の末日に行う。 **おおばん【大判】** ●紙・帳面などがふつうより大きいもの。「―のノート」●江戸時代に使われた、楕円形の大形の金貨。[対]②小判。 **おおばん【大番】** ●「京都大番役」の略。平安・鎌倉時代、宮中や市中の警護のため京都に駐在した諸国の武士。●「大番組」の略。江戸幕府の職名の一つ。江戸城・京都二条城・大坂城を交替で警護した。 **おおばんぶるまい【大盤振る舞い】** 「椀飯振る舞い」に同じ。 **オー・ビー【OB】** ●卒業生。先輩。オールドボーイ。[語源]old boy の頭文字から。●ゴルフで、プレーを禁じてある区域。また、その区域にボールを出してしまうこと。[語源]out of bounds (=範囲外)の頭文字から。 **おおびけ【大引け】** [経]証券取引所における一日の最後の取り引き。[対]寄り付き。 **おおひろま【大広間】** [宴会・会合などをする]広い部屋。 **おおふう【大風】** [形動]おごりたかぶって、いばるようす。横柄{おうへい}。[古風なことば]「―な態度」 **オープニング** [ショーや演劇などの]幕あけ。開始。開会。「ーゲーム(=開幕試合)」 **おおぶね【大船】** 大きな船。[対]小船。―にのったよう【―に乗ったよう】[句]他の大きな力を頼りにして安心しているようす。 **おおぶり【大振り】** 《名・他サ》バットなどを、大きくふること。●振幅の程度が大きいこと。「電灯が―にゆれる」●《名・形動》形が大きめであること。大形。「―の湯のみ」[対]①~③小振り。 <181> **おおぶり【大降り】** 雨などが激しくふること。[対]小降り。 **おおぶるまい【大振る舞い】** 酒や食事などで盛大にもてなすこと(宴会)。椀飯振る舞い。 **おおぶろしき【大風呂敷】** 大きな風呂敷。―をひろげる【―を広げる】[句]大げさなことを言う。 **オーブン** 蒸し焼きに使う、箱型の加熱調理器具。「―トースター」 **オープン** [造語]●「(物に)おおわれていない」「屋外に接した(面した)」などの意を表す。「ーカー」●「制限がなく自由である」「差別がなく開放されている」などの意を表す。[名・自他サ]開くこと。開けること。「プールがーする」[対]クローズ。[形動]かくしだてがなく、開けっぴろげなようす。開放的。「―に話し合う」―カー【―カー】屋根・ほろをはずした自動車。―かかく【―価格】小売店が自由に決められる商品の販売価格。―カフェ【―カフェ】道路に面した空間をテラス風にした開放的な喫茶店。[語源]open と café からの和製語。―キャンパス【―キャンパス】大学などが受験生を対象に説明会を開いたり、学内見学や講義などを体験させること。[語源]open と campus からの和製語。―ゲーム【―ゲーム】参加資格に制限がなく、だれでも自由に参加できる競技・試合。公開競技。―コース【―コース】陸上競技の中距離・長距離競走やスピードスケートレースで、走者各自の走路が区分されていないコース。[対]セパレートコース。―サンドイッチ【―サンドイッチ】うすく切ったパンの上に具をのせたサンドイッチ。オープンサンド。―シャツ【―シャツ】開襟シャツ。―ショップ【―ショップ】使用者が労働者の雇用・解雇などに際して、労働組合の組合員と未加入者との間に差別をつけない労働協約上の決まり。[参考]クローズドショップ・ユニオンショップ。―セット【―セット】映画撮影で、撮影所内の野外に建てる装置。屋外セット。[語源]open と set からの和製語。―せん【―戦】プロ野球などで、リーグ戦や選手権に関係なく、自由な組み合わせによって行う試合。非公式試合。 **オーボエ** 木管楽器の一つ。二枚合わせたリードを使って音を出し、たてに構えてふく。オーボー。 **おおぼね【大骨】** ●大きな骨。太い骨。●ひどく苦労すること。[コロ]「―を折る」 **おおまか【大まか】** [形動]●小さなことにこだわらないようす。「―な性格」[類語]おおらか。●大体の所を押さえて大ざっぱにするようす。「―な見積もり」 **おおまがとき【大禍時】** 「逢魔が時」に同じ。 **おおまじめ【大真面目】** [名・形動]非常にまじめであること。きまじめ。本気。「冗談にーで答える」[参考]からかいの気持ちがふくまれることも多い。 **おおまた【大股】** [歩くとき]両足を広くひらくこと。歩幅が広いこと。[対]小股。 **おおまわり【大回り・大廻り】** [名・自サ]●遠回り。●大きな円をえがいて回ること。特に、道の曲がり角などで、外側を大きく回ること。[対]小回り。 **おおみ【大御】** [接頭][古]神・天皇などに関する物事を表す語について、尊敬の意を表す。おおん。おん。「―神」「―代」「―宝」「―心」 **おおみ【大身】** ●刃わたりが長くて大きいこと。また、そのような刀・槍など。「―の太刀」 **おおみえ【大見得】** ●歌舞伎で、役者が特に大げさに演じる見得。―をきる【―を切る】[句]●役者が大見得を演じる。●大げさなことを言って自信満々であることを示す。「―・った手前、引っ込みがつかなくなる」 **おおみず【大水】** 大雨などのために、川や湖の水があふれ出すこと。また、そのためにあたり一面が水びたしになること。[コロ]「―が出る」[類語]洪水。出水。 **おおみそか【大晦日】** 一年の最後の日。一二月三一日。おおつごもり。[類語]臘日{ろうじつ}。 **おおみだし【大見出し】** 新聞・雑誌で、目立つように大きな活字を用いた見出し。[対]小見出し。 **おおみや【大宮】** [文]●皇居・宮殿・神社の尊敬語。●太皇太后または皇太后の尊敬語。●[若宮に対して]母である宮の尊敬語。―びと【―人】[文]宮中に仕える人。公卿。雲の上人。 **オーム** 《名・助数》国際単位系(SI)における電気抵抗の実用単位。起電力の存在しない導体の二点間に一ボルトの電位差を与えて一アンペアの電流が流れる時の二点間の抵抗を一オームとする。記号Ω。 **おおむかし【大昔】** ずっと遠い昔。[類語]太古。 **おおむぎ【大麦】** イネ科の一年草。花穂{かすい}は小麦より長い。実は食用・家畜の飼料のほか、味噌・しょうゆなどのこうじ、ビール・水飴{みずあめ}の原料とする。わらは、むぎわらとして細工物の材料。 **おおむこう【大向こう】** 芝居と観客席の後ろにある一幕見の立ち見席。また、そこにいる見物人。―をうならせる【―を唸らせる】[句]大衆の絶賛を博する。 **おおむね【大旨・概ね】** [名]物事の大体の内容・意味。「話の―はわかった」[類語]大略。概略。[副]ほぼすべてにわたっているようす。だいたい。おおよそ。「航海は―平穏であった」[表記]曰は「概ね」と書くことが多い。 **おおめ【多め】** 《名・形動》分量・重さなどが、ある量より少し多い程度。[対]少なめ。 **おおめ【大目】** [名・形動]人の扱い方などが大ざっぱで寛大なこと。―にみる【―に見る】[句]多少の不正・あやまり・欠点などがあっても、あまりとがめないで寛大にあつかう。 **おおめし【大飯】** 多量の飯。また、多量の食事。「―食らい」[コロ]「―を食う」 **おおめだま【大目玉】** ●目玉が大きくとび出していること。また、その目。●(目をむいて)ひどくしかること。[参考]多く「―を食う」「―を食わせる」などの形で使う。―をくう【―を食う】[句]ひどくしかられること。 **おおめつけ【大目付】** 江戸幕府の職名。老中の下で政務全般を監督し、諸大名の監視に当たった。 **おおもじ【大文字】** ●大きな文字。●欧文で、文頭や固有名詞の語頭などに用いる文字。ABCの類。頭文字。[対]②小文字。 <182> **おおもて【大持て】** とてもよくもてること。 **おおもと【大本】** 物事の根本になるもの。 **おおもの【大物】** ●同類のものの中で、形が大きくて非常に価値のあるもの。「―を釣りのがす」●ある分野で、大きな勢力や実力をもっている人。「財界の―」[対]②小物。―ぐい【―食い】勝負の世界で、自分よりずっと地位の高い相手をしばしば負かす人。 **おおもり【大盛り】** 食べ物などを容器に普通よりたくさん盛って入れること。また、その食べ物。 **おおもん【大門】** ●大きな屋敷や城などの表門。正門。●遊郭の正面の門。 **おおや【大家・大屋】** 貸家・アパートの持ち主。家主。[対]店子{たなこ}。 **おおやいし【大谷石】** 栃木県宇都宮市大谷付近からでる凝灰岩の一種。うすい青緑色でやわらかく、火に強く加工がしやすい。建築・土木用材。 **おおやけ【公】** (「大家」「大宅」の意から)●政府。また、国家。「―の機関」●社会(の人々)。世間。「―の利益」●個人にかかわる物事でなく、組織・社会の全体にかかわっていること。「公園はーのもの」[類語]公共。公有。[対]①~③私{わたくし}。●表だつこと。広く知れわたること。「研究結果を―にする」―ざた【―沙汰】●事件などの解決を裁判所などの公的機関があつかうこと。裁判沙汰。●[かくしておきたい出来事が]世間に知れわたること。表沙汰。 **おおやしま【大八洲】** (多くの島からなっている国の意から)「日本国」の古称。おおやしまぐに。 **おおやね【大屋根】** [小屋根・庇などに対して]母屋または二階の屋根。 **おおゆき【大雪】** 雪がたくさん降ること。また、たくさん積もった雪。[対]小雪。 **おおよう【大様】** [形動][性格・態度・動作などが]ゆったりとして落ち着きがあるようす。鷹揚{おうよう}。[コロ]「―に構える」[類語]悠長。 **おおよそ【大凡・凡そ】** [名]物事の大体。あらまし。大要。「事件の―を話す」[副]ほぼ。おおかた。およそ。「―三時に着く」 **オーラ** 物や人から周りに発散するという霊気。 **オーライ** [感]《「すべてよし」の意から》「同意」「承認」の意。承知した。よろしい。「発車ー」「バックー」[語源]all right から。 **おおらか【大らか】** [形動][性格や気持ちが]こせこせしないで、ゆったりしている。「大自然の中で―に育つ」[類語]おおまか。 **オーラス** [俗]最終局面。[語源]all と last の和製語。[参考]マージャン用語から。 **オーラミン** [化]黄色の塩基性染料の一つ。繊維・紙・皮革などの染色に広く用いられる。有毒性があるので食品の着色には使用禁止。 **オーラル** [形動]●口頭の。口述の。●口の。「ーケア」「ークリニック」―コミュニケーション【―コミュニケーション】●音声によって、意思を伝え合うこと。●英語科で会話を主体にした教科。 **オール** [造語]●「すべて…である」意を表す。「―ウール」●「そのメンバーを…じゅうから集めた」意を表す。(英語の数詞を冠して)「競技の点数が双方とも同じである」意を表す。「ファイブー」―オア・ナッシング【―オア・ナッシング】すべてか無か。―スター・キャスト【―スター・キャスト】映画・演劇・テレビ番組などで、人気のある俳優・歌手・タレントがそろって出演すること。―スパイス【―スパイス】ジャマイカ原産の香辛料の一種。シナモン・ナツメグ・クローブを合わせたような香味をもつ。用途が広い。ピメント。―ナイト【―ナイト】終夜。夜どおし。また、終夜営業。「―で興行する」―バック【―バック】髪の毛を長くのばして、分けないで全部後ろへなでつける(男性の)髪形。[語源]all と back からの和製語。―ラウンド【―ラウンド】運動競技などで、どんな技術でも万遍なくこなせること。万能。「ープレーヤー」 **オール** ボートをこぐ櫂{かい}。 **オールディーズ** 昔流行した、ポピュラー音楽の名曲や映画の名作。 **オールド** [造語]「古い」「年とった」意を表す。―タイマー【―タイマー】時代遅れの人。[語源]old-timer (=古参)―ボーイ【―ボーイ】オービー。―ミス【―ミス】婚期をすぎても未婚でいる女性。老嬢。[類語]ハイミス。[参考]現在は用いない。[語源]old と miss からの和製語。 **オーロラ** ●ローマ神話で、あけぼのの女神。[参考]ギリシャ神話では、エオス。●南極・北極の近くで、赤・緑・紫などのうすい光が空高くあらわれる現象。形は弧状・帯状・カーテン状など。極光{きょっこう}。 **おおわく【大枠】** 大ざっぱな限度。「予算案の―を決める」 **おおわざ【大技】** [相撲・柔道などで]大がかりで豪快な技。「―を決める」[対]小技。 **おおわらわ【大童】** [形動]けんめいになって物事をするようす。「大会の準備に―だ」[語源]昔、戦場で、かぶとをぬぎ、乱れ髪になって戦ったようすを、結髪していない童子の頭に見立てたことから。 **おか【丘・岡】** ●低く平らな土地が小高く盛り上がった部分。山よりも低いものをいう。丘陵。[類語]小山。高台。―にあがったかっぱ【―に上がった河童】[句]自分の本来の領分をはなれて、力が発揮できないでいるようすのたとえ。 **おか【陸】** ●地表で水におおわれていない所。陸地。りく。●すずりの墨をするところ。[対]①②海。●ふろの流し場。 **おかあさん【お母さん・御母さん】** 子供が自分の母親を敬い親しんで呼びかける語。[参考]他人に対して言う場合は「母」を使うが、親しい間柄では「うちのお母さん」などと使われる。[対]お父さん。 **おかいこぐるみ【御蚕包み】** 絹織物の衣服ばかりを着ていること。転じて、ぜいたくな生活(環境)。「―で育てられた」 **おかえし【御返し】** ●人から物をもらったとき、それに対する返礼として別の物をおくること。また、その物。「祝儀のーの品」●しかえしをすること。報復。●つり銭。おつり。 **おかか** 「かつおぶし」のこと。[参考]もと女房詞。 **おかかえ【御抱え】** 個人的に専従の人をやとうこと。また、そのやとわれている人。「―の運転手」 **おかがみ【御鏡】** 「鏡餅」の丁寧語。 <183> **おかき** 「かき餅」の丁寧語。[おもに関西方面で使う] **おがくず【大鋸屑】** のこぎりで材木をひいたときに出る、粉のような木のくず。のこくず。 **おかぐら【御神楽】** ●かぐら(神楽)。●平家の家屋にあとから二階を付け足すこと。また、その二階。 **おかくれ【御隠れ】** 〈「―になる」の形で〉身分の高い人がおなくなりになること。 **おかげ【御陰・御蔭】** ●神仏の助け。加護。●他から受けた力添え(の結果)。また、ある物事・行為などによる結果。「運動できたえた―で健康だ」「彼の―で助かった」[皮肉をこめて言う場合もある]「彼の―でとんだ目にあった」 **おかざり【御飾り】** ●神仏の前に置くかざり物や供え物。●しめかざり。●実質のない見せかけだけのもの。「会長は―にすぎない」 **おがさわらりゅう【小笠原流】** ●武家の礼儀作法の流派の一つ。室町時代に小笠原長秀が定めた。●[俗]かた苦しい行儀作法。 **おかしい【可笑しい】** [形]●笑いたくなる気持ちである。こっけいである。「おどけた顔が―・い」「彼の話が―・くて大笑いした」●普通とちがっている。変である。「患者の容態が―・い」「車のエンジンが―・い」●態度・行動などがいぶかしい。あやしい。「彼が参加しないのは―・い」「義務も果たさず権利ばかり主張するのはーい(=筋が通らない)」[俗]ばかばかしい。「こんな芝居なんか―・くて見ていられない」図をか・し《シク》。 **おかしがたい【犯し難い】** [形]おごそかで、逆らったり傷つけたりできない感じだ。「―・い気品」 **おかしな【可笑しな】** [連体]おかしい。変な。変わった。「―形の建物」 **おかしらつき【尾頭付き】** 慶事の料理で、尾も頭も切りはなさないままの(大きな)焼き魚。[参考]「めでたい」の語からタイを用いることが多い。 **おかす【侵す】** 《他五》●他国や他人の土地に不法にはいり込む。また、せめ入る。「領地を―・す」●他の領分にかってにはいり込む。また、他人の権利・権限をそこなう。「所有権を―・す」文《四》。 **おかす【犯す】** 《他五》●法律・規則・道徳に反することをする。「禁を―・す」[対]守る。●女性に暴行する。強姦する。文《四》。 **おかす【冒す】** 《他五》●やりにくいこと、むずかしいことを、おし切ってする。また、他人の意に逆らう。「危険を―・す」「神の教えを―・す(=冒瀆{ぼうとく}する)」「面を―・す(=機嫌をそこなう)」●害をあたえる。「癌に―・される」●汚し傷つける。●他姓を名のる。「母方の姓を―・す」文《四》。 **おかず【御数・御菜】** (数をとりあわせる意から)副食物。おさい。総菜。[表記]多く、かなで書く。 **おかた【御方】** 他人をさす敬称。「あのー」 **おかっぱ【御河童】** [女の子の]前髪を切り下げ、後ろ髪をえりもとで切りそろえた髪の形。 **おかっぴき【岡っ引き】** (「おかひき」の音便。「おか」は「傍」で、そばにいて手引きをする意)江戸時代、諸役人の手先となって犯人の探索・逮捕を助けた私的な使用人。目明かし。 **おかづり【陸釣り】** ●岸辺からする魚釣り。[対]船釣り。●[俗]町中で、女性を誘惑すること。 **おかどちがい【御門違い】** (家・方向などをまちがえる意から)目標をまちがえること。見当ちがい。「ぼくをうらむのはーだよ」 **おかばしょ【岡場所】** 江戸時代の、公認されていない遊郭。 **おかぼれ【傍惚れ・岡惚れ】** 《名・自サ》●他の女性(または男性)と関係のある男性(または女性)を恋すること。[類語]横恋慕。●相手の気持ちがわからないのにひそかに恋すること。[類語]片思い。 **おかま【御釜】** ●「かま」「かまど」の丁寧語。[表記]「かまど」の意では「御竈」と書く。●[俗]しり。●[俗]男色(を好む人)。また、その相手(の少年)。●火山の噴火口。[表記]④は「御竈」とも書く。 **おかまい【御構い】** ●江戸時代の刑罰の一つ。追放の刑。「江戸ー」●その場にいる人を心にかけること。特に、来客をもてなすこと。「どうぞーなく」 **おかまいなし【御構い無し】** [連語]気にかねないようす。周囲の状況を考えないようす。「深夜でもーに大声で話す」 **おかみ【女将】** [料理屋・宿屋などの]女主人。女将{じょしょう}。[類語]マダム。 **おかみ【御上】** ●天皇。朝廷。●政府。役所。「ーにたてつく」[反発・皮肉をこめて使う] **おかみさん【御上さん・御内儀さん】** 「かみさん」の尊敬・丁寧語。 **おがみたおす【拝み倒す】** 《他五》何度もたのんで無理に承知させる。「―・して来てもらった」 **おがむ【拝む】** 《他五》●[尊いものに向かって左右の手のひらを合わせたり、体を折りかがめたりして礼をする。「仏像を―・む」[類語]参拝。●深くたのみこむ。「どうかそうしてください。―・みます」●見る。[対象を尊んで言う]「宝物を―・む」文《四》。 **おかめ【傍目・岡目】** 他人のしていることをそばで見ていること。よそめ。 **おかめ【御亀】** ●ふとって額やほおが出ていて、鼻が低く、まるい女性の顔(面)。また、その女性。おたふく。●「おかめそば」の略。かまぼこ・まつたけ(しいたけ)・ふ・ゆばなどを入れた、かけそば。 **おかめはちもく【傍目八目・岡目八目】** (他人の囲碁を見ている者は、対局者より八目先の手までよめるということから)当事者よりも傍観者のほうが、物事の是非・得失を正確に判断できること。 **おかぶ【御株】** ●得意な芸。[類語]十八番。おはこ。―をうばう【―を奪う】[句]ある人の得意なことを他の人が代わって行う。 **おかぼ【陸稲】** (「陸の穂」の意)畑でつくるイネ科の一年草の品種。 **おかもち【岡持ち】** 手とふたのついた浅いおけ。料理屋などで料理を運ぶときに使う。 <184> **おかやき【傍焼き・岡焼き】** 《名・自サ》男女が仲よくしているのを(はたから)ねたむこと。 **おかゆ【陸湯】** 「あがり湯」に同じ。 **おから【雪花菜】** 豆腐を作ったあとの豆のしぼりかす。食材にする。うのはな。きらず。豆腐がら。 **おがら【麻幹・苧殻】** 皮をむいた麻の茎。盂蘭盆の迎え火・送り火をたく時に使う。 **オカリナ** 粘土などで作った、ハトのような形の笛。オカリーナ。 **オカルト** 神秘的なこと。超自然的な事象。 **おかわ【御厠】** 「おまる」に同じ。 **おがわ【小川】** 細い流れの川。 **おかわり【御代わり】** 《名・他サ》飲食したあとまた同じものを続けて飲食すること。また、そのもの。「みそ汁のー」 **おかん【悪寒】** 発熱などのためにぞくぞくと感じる寒け。「―がする」「―戦慄」[注意]「あくかん」は誤読。 **おかんばん【御燗番】** 酒の燗の世話をすること(人)。燗番。 **おかんむり【御冠】** [俗]怒って機嫌の悪いこと。ふきげん。[参考]「冠をまげる」から。 **おき【置き】** [接尾][数量を表す語につけて]ある物事の間をそれだけあける意。「二分―」「一週間―に通う」[表記]かなで書くことが多い。 **おき【沖・澳】** 海・湖などで、岸から遠くはなれた所。[類語]沖合。 **おき【熾・燠】** 「おき火」に同じ。 **おき【起き】** ●起きること。眠りからさめて床をはなれること。起床。[接尾語的に使われる]「明朝は五時―だ」 **おき【隠岐】** 旧国名の一つ。今の島根県の一部。日本海中の諸島。隠州{いんしゅう}。 **おぎ【荻】** イネ科の多年草。湿地や水辺に自生する。秋、大きな花の穂を出す。 **おきあい【沖合】** 沖の方。沖のあたり。[類語]沖。 **おきあがりこぼし【起き上がり小法師】** だるま人形の底におもりをつけて、たおしてもひとりでに起き上がるように作ったおもちゃ。不倒翁。 **おきあがる【起き上がる】** 《自五》横たわった状態から体を起こす。また、立ちあがる。「寝床から―・る」[類語]起きる。 **おきあみ【沖醤蝦】** エビに似た小さな節足動物。甲殻類オキアミ目の総称。クジラ類の重要なえさ。 **おきいし【置き石】** ●特定の場所に石を置くこと。また、その置いた石。特に、庭などに置く石。●軒下のしき石。●囲碁で、強い人に対するとき、前もって二目以上石を置くこと。また、その石。 **おきうお【沖魚】** 沖でとれる魚。 **おきかえる【置き換える】** 《他下一》●物を現在の場所から他へ移して置く。●ある物とある物との位置を入れかえて置く。とりかえる。 **おきがけ【起き掛け】** 「起きぬけ」に同じ。 **おきがさ【置き傘】** ●不意の雨に備えて、勤め先や学校などに置いておく傘。●旅館や駅などに備え、無料で貸す傘。 **おきぐすり【置き薬】** 販売員が客の家に置いていく薬。あとで使った分だけ代金を受け取る。配置薬。 **おきご【置き碁】** 囲碁で、力のおとる方の人が、最初に二目以上置いてうつ碁。 **おきごたつ【置き炬燵】** [掘りごたつに対して]自由に置き場所をかえられるこたつ。 **おきざり【置き去り】** 置いたままにして(残して)行ってしまうこと。置いてきぼり。「―にされた犬」 **おきじ【置き字】** ●[也・焉・矣・乎など]漢文を訓読するときに、読まない字。助字。●[凡・抑・将又など]手紙文で副詞・接続詞に使う字。 **オキシダント** 大気中の窒素酸化物・炭化水素・亜硫酸ガスなどが紫外線と作用して生じる有毒物質の総称。強酸化性物質。略語Оx。 **オキシドール** 「過酸化水素水」の日本薬局方名。殺菌・漂白などに使用する。 **おきつ【沖つ】** [連語][古]沖の。「―白波」[参考]「つ」は古い格助詞で、現在の「の」に当たる。 **おきつち【置き土】** ●[低い土地などに]土を置き加えること。また、その土。●客土。 **おきづり【沖釣り】** 沖で、船に乗ってする釣り。 **おきて【掟】** ●仲間の間で決めた守らねばならないこと。さだめ。きまり。「武士の―」●公の取り決め。法律。[古い言い方]「国の―」 **おきてがみ【置き手紙】** 《名・自サ》用件を手紙に書いて自分の去った後に残しておくこと。また、その手紙。 **おきどけい【置き時計】** 机や棚の上に置いて使う時計。 **おきどこ【置き床】** 床の間の代用とする、移動できる台や板。 **おきどころ【置き所】** ●物を置く場所。物を置いた場所。●〈「身のー」の形で〉安心して住める場所。落ち着いていられる場所。「身のーがない」[対]②置き場。 **おきな【翁】** ●年を取った男性。老人。[古風な言い方]「竹取りのー」[対]嫗{おうな}。●老人の顔に似せてつくった(能楽の)面。 **おぎなう【補う】** 《他五》●足りないところをみたす。つけ加えてうめ合わせをする。補充する。「説明を―・う」●特に、損害をうめ合わせる。つぐなう。補填する。「欠損を―・う」文《四》。 **おきなかし【沖仲仕】** [港などで]本船とはしけとの間で、荷物の積み降ろしをする港湾労働者の古称。 **おきなぐさ【翁草】** ●キンポウゲ科の多年草。春、暗紅色の釣り鐘形の花をつける。[語源]花が終わると、実から白い毛がのびて老人の白髪のようになることから。●「菊」の別称。●「松」の別称。 **おきぬけ【起き抜け】** 朝、寝床をはなれたばかりの時。起きがけ。「―に電話で呼び出された」 **おきのどくさま【御気の毒様】** 《感・形動》(「おきのどく」の丁寧な言い方)●相手の不幸に同情する気持ちを表す語。「―に存じます」●相手に迷惑をかけたり、相手の期待に応じられなかったりして、わびる気持ちを表す語。[冷やかしや皮肉をこめて使うこともある] **おきば【置き場】** 「置き所」に同じ。 **おきび【熾火・燠火】** ●赤くおこった炭火。●まきなどが完全にもえて煙がでなくなったもの。=おき。 **おきびき【置き引き】** 《名・自他サ》[列車や待合室などで]置いてある他人の荷物をぬすむこと(人)。 <185> **おき・あが・る【起き上がる】**《自五》●横になっていた体勢から起きる。●倒れていたものがもとのように立つ。「―・り小法師」 **おき‐あみ【沖醤蝦】**《「沖のあみ」の意)ツノナシオキアミ科の甲殻類。エビに似て、体長一・五。群れをなして海中をただよう。釣りのえさや、塩辛・乾物などにする。 **おき・うら【沖浦】** 沖に近い海岸。沖辺。 **おく【奥】** ●入り口から遠い所。中の方。「路地の―の家」●表にあらわれない深い所。「心の―」●家の中で、妻や家族がふだんいる所。奥の間。奥向き。「―へ通す」[古]貴人の妻。奥方。夫人。奥様。[身分の高い人が自分の妻を呼ぶ時に使う] **お・く【置く】** ■《自五》[文]霜・露などがおりる。〇〇「庭に白く霜が―・く」文《四》。■《他五》●物をある場所にすえる。人をある位置にいさせる。また、物や人をある場所にとどめる。「肩に手を―・く」●施設などを設ける。「町に保健所を―・く」●預け入れる。「着物を質に―・く」●蒔絵{まきえ}・箔{はく}などをほどこす。「金箔を―・く」●人を家に泊まらせて生活させる。また、人をやとって働かせる。「店員を二人―・く」●そろばんや算木を操作する。「そろばんを―・く」●間にはさむ。間を隔てる。「三日―・いて帰宅した」●心にとめる。「念頭に―・く」●〈「重きを―・く」などの形で〉重視する。[コロ]「産業面に重きを―・く」●〈多く、「・・・下{か}に―・く」の形で〉ある状況に位置させる。一日「支配下に―・く」「劣勢に―・かれる」●さしおく。除く。別にする。「君を―・いてほかに適格者はいない」[表記]①は「措く」と書く。●(打ち消しの語を伴う)その状態を見のがして許す。「犯人を見つけ出さずには―・かない」[表記]②は「措く」とも書く。●やめる。同「筆を―・く(=文章を書き終わる)」句「箸を―・く(=食事を終わる)」[表記]③は「措く」また「擱く」とも書く。《四》。■《補動》●何らかの動作またはその結果をそのまま残す意を表す。・・・してそのままにする。「すきなことを言わせて―・く」●あとでおこる事柄を予想した、準備的な動作を表す。前もって用意する。あらかじめ・・・する。「資料を調べて―・く」●当座の処置としての、何らかの動作を表す。「君にだけは話して―・く」[参考]話しことばでは、「ておく(でおく)」は「とく(どく)」になることがある。「ほっといてください」「あらかじめ読んどく」[表記]目は、ふつうかな書き。《四》。 **おく‐がい【屋外】** 建物のそと。戸外。「―プール」囲{かこい}屋内。 **おくがき【奥書】** ●書写本などの書物の終わりに、その本の由来、製作の日付、筆者名などを書き記した文章。跋{ばつ}。類語{るいご}奥付。因{ちな}端書{はしがき}。●書画類の鑑定書。●役所が、届書・証書などの終わりに、その記載事項が正しいことを証明した文章。 **おく・がた【奥方】** 身分・地位の高い人の妻。〔古風な言い方〕類語{るいご}夫人。令室。 **おくぎ【奥義】** おうぎ(奥義)。 **おく・ざしき【奥座敷】** ●「大きな家で、ふつう客間に使う]入り口から遠い所にある座敷。因{ちな}表座敷。●大都市近郊にある保養地・観光地のたとえ。「箱根は東京のーだ」 **おくさま【奥様】** ●他人の妻に対する敬称。類語{るいご}夫人。令室。●女主人に対する敬称。[参考]「奥さん」より敬意が強い。対{たい}①②だんな様。 **おくさん【奥さん】** 他人の妻に対する敬称。[参考]「奥様」よりくだけた言い方。 **おぐし【御髪】** 「髪の毛」「頭」の尊敬・丁寧語。〔女性が使う〕 **おく・しゃ【屋舎】** 〔文〕(大きな)建物。家屋。 **おくじょう【屋上】** ●屋根の上。●大きな建物の一番上の屋外に設けた平らな場所。「―ビヤガーデン」――屋を架・す《句》〔屋根の上にさらに屋根をつける意で)むだなことを重ねてすることのたとえ。 **おく・する【臆する】**《自サ変》〔文]気おくれしておそれる。おどおどする。「―・する色なくふるまう」 **おく・せつ【臆説・憶説】** 事実に基づかずに推測で述べる意見。類語{るいご}仮説。 **おく・そく【臆測・憶測】**《名・他サ》いいかげんに推しはかること。「―でものを言うな」四字{しじ}「揣摩{しま}ー」類語{るいご}推測。忖度{そんたく}。当て推量。 **おく‐そこ【奥底】** ●物事のいちばん深い所。「海の―にある資源」●たやすくわからない心の奥。本心。「胸のーにしまう」 **オクターブ** 音階で、ある音に対して、完全八度へだたりを持った音。また、そのへだたり。〔助数詞的にも使う〕「三ーの音域」▽octave ―が上が・る《句》声の調子が高くなる。話し方が熱っぽくなる。 **おく・だん【臆断】**《名・他サ》いいかげんに推しはかって決めること。根拠のない推量による判断。「―の域を出ない発言」類語{るいご}推断。 **オクタン・か【オクタン価】** (octane number)[工]ノッキング(=異常爆発)を起こしにくいガソリンの性質を示す尺度。[参考]数字が大きいほどノッキングを起こしにくい。 **おくち【奥地】** 海岸や文化の中心地などから遠くへだたった地。 **おき・ふし【起き伏し・起き臥し】** ■《名・自サ》起きることと寝ること。毎日の生活。■《副》寝ても起きても。始終。つねづね。「―母の身を案じる」 **おきまり【御決まり】** 同じ条件のもとでは、そうなることがいつも決まっていること。おさだまり。「―のぐちが始まった」「―の定期異動」 **おき・みやげ【置き土産】** 立ち去る時に、あとに残しておく・品物(事柄)。「書類の山を―に残す」 **おき・もの【置物】** ●床の間・飾り棚などに置く飾り物。●地位などがりっぱなだけで、実際には力・価値などのない人。 **おき・や【置き屋】** 芸者や娼妓{しょうぎ}ををやとい、客の求めに応じて料理屋・待合などへ行かせる商売(の家)。特别{とくべつ} **おーきゃん【御俠】**《名・形動》若い女性が活発でつつしみがないこと。また、そのような若い女性。 **お・ぎょう【御形・御行】** 「ハハコグサ」の別称。ごぎょう。 **お・きる【起きる】**《自上一》●横になっていたものが立つ。句「転んでもただは―・きぬ」類語{るいご}起き上がる。●寝床から出る。「毎朝六時に―・きる」類語{るいご}起床。離床。●目をさます。「赤ん坊が―・きた」類語{るいご}目覚める。●事件などがもちあがる。起こる。「紛争が―・きる」図お・く《上二》。――きて半畳寝て一畳《句》どんな金持ちや身分の高い人でも、人一人が占める面積は、起きていれば半畳、寝るときは一畳で足りる。物事の限度を知り、富貴を望んであくせくするなということ。 **おき・わす・れる【置き忘れる】**《他下一》物を置いた場所を忘れる。また、物を置いたまま持って帰るのを忘れる。「眼鏡をどこかに―・れた」「電車の中にかさを―・れた」 **おく【億】** ■《名》●一万の一万倍。●数が極めて多いこと。「ーという金が動く」目《助数》一万の一万倍を一とする単位。一〇の八乗。 **おく【屋】** 〔文〕●いえ。建物。●やね。 <186> **おくちょう【億兆】** 〔文〕●数えきれないほど多い数。●多くの人民。民衆。「―心を一にする〈教育勅語〉」 **おくち・よごし【『御口汚し】** くちよごし②。 **おく・つき【奥津『城】** 〔雅〕墓。墓所。おきつき。[参考]「つ」は古い格助詞で、現在の「の」にあたる。 **おく・づけ【奥付】** 書物の末尾に、編著者名・発行者名・印刷者名・発行年月日・定価などを記載したもの。[類語]奥書。 **おく・て【奥手・『晩稲・『晩生・『晩『熟】** 〔農〕●成熟のおそい稲の品種。表記は、ふつう「晩稲」と書く。[团]中稲・早稲。●野菜・果実などの生なり物で成熟のおそい品種。表記②は、ふつう「晩生」と書く。[团]中手・早生物。●成熟のおそい人。「―の娘」[表記]③は、ふつう「奥手」「晩熟」と書く。 **おく・でん【奥伝】** 師匠から奥義を教えられること。奥許し。[团]初伝。 **おく・ない【屋内】** 建物の中。「―施設」[類語]室内。[团]屋外。 **お・くに【『御国】** 《大名の領地の意から)●相手の国、相手の出身地に対する尊敬語。「―はどちらですか」 2 日本を天皇の国として、尊敬していう語。「―のために死ぬ」●「地方」「田舎」「郷里」の丁寧語。「―なまり」「一言葉」 **おく・ねん【憶念】** 〔文〕かたく心にとどめていつまでも忘れない思いや考え。[類語]執念。 **おく・の・いん【奥の院】** ●寺院・神社の本堂・拝殿より奥の方にあって、本尊・神霊などを安置してある建物。めったに人に見せないたいせつな所。 **おく・の・て【奥の手】** ●奥義。●とっておきの芸や手段。[コロ]「ーを使う」[類語]切り札。伝家の宝刀。 **おく・ば【奥歯】** 口の奥の上下左右にある歯。[類語]臼歯い。[前歯]。 ―に物が挟まったよう 《句》思うことを率直に言わず、なにかかくしごとのあるようす。 **おくび【曖曖『気】** 胃にたまったガスが口外に出ること。また、そのガス。げっぷ。 ―にも出さ・ない 《句》すっかり秘密にして、人に話すそぶりにも見せない。 **おくびょう【臆病】** 《名・形動》小さなことにもこわがる・こと(性質)。「一者」[類語]怯懦。小心。 ――かぜ【一風】 おくびょうな気持ちがおこること。[句]「―にふかれる」 **おく・ぶか・い【奥深い】** 《形》●表や入り口から遠くはなれているようすだ。●さとりにくい深い意味をもつ感じだ。また、態度などに深みがある。「―・い真理」=おくふかい。 **おく・ま・る【奥まる】** 《自五》〔部屋などが〕入り口からかなりはなれた所にある。奥にある。「―・った部屋」 **おく・まん【億万】** 極めて大きな数。「―長者(=大金持ち)」 **おくみ【衽・衽】** 《「大領線」{おおくびすじ}の約転》並幅の布で長着をつくるとき、前身ごろの前えりからすそまでぬいつける半幅の細長い布。 **おく・むき【奥向き】** ●〔居間・台所などのある〕家の奥のほう。●〔上流家庭などで〕家庭内の私的な生活に関する方面(の仕事)。「―のことには口をはさまない」 **おく・めん【臆面】** 気おくれしたようす。 ―も・なく 《連語》遠慮するようすもなく。ずうずうしくも。「―もなく嘘をついた」 **おく・やま【奥山】** 人里はなれた深い山。深山。[因]外山。 **おくやみ【御悔やみ】** →くやみ。 **おく・ゆかし・い【奥床しい】** 《形》深みと品があって心がひかれる感じだ。深い考えや心づかいが感じられて、心がひかれる。「人柄が―・い」[は]1のち」とる」 **おく・ゆき【奥行き】** ●〔建物や地面などの〕入り口から奥までの長さ。[対]間口{まぐち}味く。●学識・経験・考え方などの奥深さ。1回「―のある研究」 **おく・ゆるし【奥許し】** 「奥伝袋」に同じ。[団]初許し・中許し。 **\*お‐くら【『御蔵・『御倉】** 〔俗〕●蔵などにしまっておくこと。●作品を未発表のままにすること。「問題作が―になる」 ―いり【一入り】 《名・自サ》〔俗〕●品物が使われないで、蔵などにしまっておかれること。「救援物資が―になる」●予定されていた映画・演劇などの公開が中止になること。また、具体化した計画などが実行に移されなくなること。「新製品の企画が―になる」 **オクラ** アオイ科の一年草。種子を包むねばねばした若いさやは食用。秋あおい。陸蓮根{おかれんこん}。▽okra オクラ **おぐら【小倉】** ●「小倉あん」の略。●「小倉汁粉」の略。●「小倉百人一首」の略。 ―あん【―餡】 あずきのこしあんに、煮て蜜漬{みつづ}けにした小豆粒をまぜたもの。 ―じるこ【一汁粉】 小倉あんでつくったしるこ。 ―ひゃくにんいっしゅ【―百人一首】 藤原定家が、天智天皇から順徳天皇の時代に至る一○○人の歌人の歌をそれぞれ一首ずつ選び集めた歌集。江戸時代以後、歌がるたとして使われる。 **おぐら・い【小暗い】** 《形》《「小」は「少し」の意の接頭語》少し暗い。ほの暗い。うす暗い。 **おくら・せる【遅らせる・後らせる】** 《他下一》おくれるようにする。おくらす。「開演を―・せる」[団]進める。 **おくり【送り】** ●物をおくること。「大阪―の品」●人を見送ること。「―迎え」[団]迎え。●「送り状」の略。●「送り仮名」の略。●死者を墓所まで見送ること。葬送。(連「野辺の―」◎次へ(順に)移して行くこと。「一字一」 ●管轄を移すこと。「検察庁―」 **おくり・おおかみ【送り、狼】** は(山中などで人のあとからついて来て害を加えるオオカミの意)親切そうに、若い女性などを送るといって悪いことをする男性。 **おくり・かえ・す【送り返す】** 《他五》送られてきた物を発送人に送って返す。 **おくりがな【送り〈仮名〉】** ●〔「送る」の「る」、「明るい」の「るい」などのように]漢字かなまじりで書くときに、語形を明らかにするために漢字のあとにつけるかな。送り。●漢文訓読で、漢字の右下に小さくつけるかたかな。捨てがな。 **おくり・こ・む【送り込む】** 《他五》〔人や物を〕送って行って、目的の所まで届ける。 **おくり・じょう【送り状】** 送った荷物の内容・代金などを記して、発送人から受取人に送る書きつけ。送り。 **おくり・だ・す【送り出す】** 《他五》●送って外へ出す。出かける人を送る。「卒業生を―・す」●相撲で、相手の背中を押して土俵の外へつき出す。 <187> **おくり・つ・ける【送り付ける】** 《他下一》〔相手がいやがるような物を〕一方的に送り届ける。 **おくり・づゆ【送り〈梅雨〉】** 梅雨が明けようとするときに降る大雨。 **おくり・て【送り手】** 送る側の人。送り主。 喫 **おくり・とど・ける【送り届ける】** 《他下一》送って目的の場所に着かせる。「迷子を家まで―・ける」 **おくり・な【贈り名・諡】** 人の死後、その人の生前のりっぱな行い・人格などに対しておくられる呼び名。弘法大師(=空海)、伝教大師(=最澄)など。諡号{しごう}えご。贈号拶。諱{いみな}。[類語]追号歌。 **おくり・バント【送りバント】** 《名・自サ》〔野球で〕走者を次の塁へ進めるためのバント。犠牲バント。[団]セーフティーバント。どちへ ――を取・る 《句》〔戦い・競争などで」相手に先をこされる。負ける。「A社は技術開発で―・った」 > 使い分け「おくる」 送る〔人や物を送り届ける。時を過ごす〕荷を送る・手紙を送る・別便で送る・拍手を送る・駅まで友を送る・見送る・日を送る・幸せな一生を送る 贈る〔物や位を人におくり与える。贈呈〕著書を贈る・入学祝いに金品を贈る・正三位を贈る [参考]「贈」は感謝・祝福など敬意を込めた贈呈に、「送」は郵送などの手段による物品の移動に使う。はなむけをおくる場合は「『餞る」と書くこともある。 **おくりび【送り火】** 盂蘭盆の最後の日(陰暦七月一五日)の夜、祖先の霊をふたたびあの世へ送り帰すために、その家の門前でたく火。[団]迎え火。 **おくりもの【贈り物】** 感謝・祝福などの気持ちを表すために、人にあげる品物。プレゼント。[類語]進物もん。 **\*おく・る【贈る】** 《他五》〔感謝・祝福などの気持ちを表すために]他人にものを与える。「賛辞を―・る」[尊敬](5)恵贈。恵投。恵与。[謙](5)拝呈。●死者に官位・称号を与える。[文]《四》。>使い分け **\*おく・る【送る】** 《他五》 ●物をある所から(はなれた)他の所に移して、そこに届くようにする。[参考]抽象的なものについても用いる。「手で合図を―・る」[謙譲](5)拝送。●人をある場所へ派遣する。「使いを―・る」●人をある所まで案内する。また、人に付きそって守って行く。「子供を幼稚園まで―・る」●去って行くものと別れる。見送る。「卒業生を―・る」[囡]迎える。●死者を墓地におさめる。葬送する。「ひつぎを―・る」◎時を過ごす。「学生生活を―・る」●順ぐりに移す。「水の入ったバケツを―・って消火する」●送りがなをつける。図《四》。>使い分け **おーくるみ【『御『包み】** 寒さを防ぐために、赤ん坊の衣服の上に着せるもの。ねんねこ・かいまきに似るが、小形で、そでがない。 **おくれ【遅れ・後れ】** おくれること。おそくなること。――を取・る 《句》〔戦い・競争などで」相手に先をこされる。負ける。「A社は技術開発で―・った」 **おくれ・げ【後れ毛】** 《おくれてのびた毛の意から)髪を結ったり束ねたりした時、残ってたれさがった短い毛。おくれ髪。高端。 **おくれ・ばせ【後れ、馳せ】** おくれてかけつけること。また、時機におくれること。 ―ながら【一、乍ら】 《連語》おくれて時機を失ったが。〔多く、手紙文などで使う」「―お祝い申し上げます」 ※さ小小麥樹 **おく・れる【遅れる・後れる】** 《自下一》●決まった日や時刻に間に合わなくなる。「飛行機に―・れる」 2進み方が・普通(予定)よりおそくなる。他のものよりあとになる。「文明の開化に―・れる」「時代の流れに―・れる」参考「遅」は「後」の俗字。③仲間よりあとになる。また、先に行かれる。死におくれる。「友人に―・れる」参考③は、ふつう「後れる」と書く。●先立たれる。あとになる。死ぬのがあとになる。[類語]先立たれる。生き残る。生き長らえる。●気おくれする。[表記]④は、ふつう「後れる」と書く。図おく・る《下二》。→>類認と表現・使い分け **おけ【桶】** 焼(「麻笥(=麻を入れる器)」の転)細長い板をたてて円筒形に並べ、たがでしめ、底をつけた器。 **おーけつ【悪血】** 病毒がまじって変質した血。わるち。 **お・けら【螻蛄】** ●[動]けら。●〔俗〕一文なし。すかんぴん。た **おおける【「於ける】** 《連語》〔文〕《文語四段動詞「おく」の已然形+助動詞「り」の連体形)〈「・・・に―」の形で〉●《助詞的に用い連体修飾語となる。ある動作・作用の行われる場所・時間を表す語について)「・・・での」「・・・にあっての」の意。・・・においての。「法廷に―証言」●《ふつう下に体言を伴わず)「・・・の・・・に対する関係」の意。「芸術の人生にーは・・・」 **おこ【鳥、滸・尾籠・痴】** 《名・形動》〔文〕おろかな・こと(人)。ばかげた・こと(人)。[連]「―の沙汰(=ばかかしいこと。また、さしでがましいこと)」 **おこう【汚行】** 不名誉な行い。不道徳な行為。 **お・こうこ【御香『香】** 「こうこ」の丁寧語。「香の物」に同じ。 > 類語と表現「遅れる」 *決まった時刻・期日より後になる(返済が遅れる・締め切りに遅れる)、また、スピードの観点から言えば、遅かったり(返事が遅れる)他のものが先に行って〈主語が〉後になる(完成が遅れる・時計が五分遅れる)ことが「遅れる」。同意の慣用句に「後れ(遅れ)を取る」がある。形容詞の「遅い」になると時間が余分にかかったり、遅れて役に立たなかったりするようすになる。「遅い」の慣用句には「遅きに失する」があり、これも「遅れる」の同意になる。 ・立ち遅れる・滞る・渋れる・溜たまる・つかえる・泥む・手間取る・暇取る・愚図つく・もたつく・伸び悩む・行き悩む/(5)遅刻・遅参・遅滞・停滞・延滞,渋滞・停頓紅・難航・難渋/遅れ・月遅れ・立ち遅れ・遅れ馳せ・頭打ち・足踏み・一進一退 > 使い分け「おくれる」 遅れる〔決まった時刻・時期より後になる意で、一般に広く〕電車が遅れる・会社に遅れる・発表が遅れる・時計が遅(後)れる・出世が遅(後)れる・夫に死に遅(後)れる 後れる〔劣る〕後れ毛・後れを取る・気後れがする [参考]「後」は、他と比較して遅くなる、おくれをとる意で、「流行に後れる」などと使うが、近年「気後れ」「後れ毛」「後れをとる」などの名詞用法のほかは、一般に「遅」が使われる傾向にある。 <188> **お‐こうりょう【『御香料】** 「香料②」の丁寧語。[参考]香典。 **おこえ・がかり【『御声掛かり・『御声懸かり】** 礼こえがかり。 **おこがまし・い【「烏滸がましい・『痴がましい】** 《形》●ばかげている。みっともない。「問われて名乗るもー・いが・・・〈青砥稿花紅彩画〉」●身の程しらずでなまいきである。さしでがましい。「人を教えるなんて―・い」図をこがま・し《シク》。 **\*おこし【『御腰】** ●「腰」の尊敬語。●「腰巻き」の女性語。 **\*おこし【『御越し】** 「行くこと」「来ること」の尊敬語。「―をお待ちいたします」 **\*おこし【炬、炊・『興】** 米を蒸してかわかし、いって、水あめと砂糖を加え固めた菓子。栗・麦なども使う。 **\*おこ・す【「熾す】** 《他五》火を炭にうつして、よく燃えるようにする。図〈四〉。>使い分け「おこる・おこす」 **\*おこ・す【興す】** 《他五》●おとろえていたものの勢いを、盛んにする。[コロ]「国を―・す」●事業などをはじめる。「会社を―・す」図《四》。>使い分け「おこる・おこす」 **\*おこ・す【起こす】** 《他五》●横になっているものを立たせる。「上半身を―・す」●目を覚まさせる。「眠っている子を―・す」●土をほり返す。「畝を―・す」[類語]働く。耕す。●かたくくるものを、はがしとる。「道路の敷石を―・す」●物事を始める。「訴訟を―・す」「伝票を―・す」◎生じさせる。「事故を―・す」「貧血を―・す」《四》。>使い分け「おこる・おこす」 **おこぜ【、騰・『虎『魚】** 、カサゴ科のオニオコゼ・ハオコゼ・ダルマオコゼなどの総称。とくに、食用とされるオニオコゼ。背びれのとげに毒がある。 **おごそか【厳か】** 《形動》威厳があっていかめしいようす。厳粛。「―な即位の礼」「―に命令を下した」[類語]荘厳。荘重。 **おこそ‐ずきん【『御『高祖頭巾】** 頭部と顔の一部を包む女性のかぶりもの。 御高祖頭巾 **おこた・る【怠る・『惰る】** 《他五》 ●しなければならないことをしないでおく。なまける。「努力を―・る」[因]いそしむ。●いいかげんにする。「注意を―・る」[文]《四》。 **おこない【行い】** 徳●行うこと。行為。「勇敢な―」●身持ち。品行。「ひごろのーが悪い」[類語]素行に。 **おこない・すま・す【行い澄ます】** 《自五》●よく規則を守り仏道をおさめる。「山にこもって―・した高徳の僧」●とりすます。殊勝らしくする。[類語]①②悟りすます。 **おこな・う【行(な)う】** 総《他五》●物事をする。ふるまう。処理する。「入学式を―・う」[句]「言うは易く―・うは難し」②〔古〕仏道修行をする。図《四》。 **\*おこなわれる【行われる】** 發《自下一》《「行う」の受け身形》●実行される。「結婚式が―・れる」「選挙が―・れる」●世間一般に用いられる。世の中にゆきわたる。はやる。「二つの説が―・れる」図おこなは・る《下二》。 **おこのみ・やき【『御好み焼き】** 水でといた小麦粉に野菜・魚介・肉などをまぜ、熱した鉄板の上で焼いて食べる料理。 **おご・のり【『海髮『海苔於胡海苔】** 紅藻類オゴノリ科の海藻。暗紫色で、細いひも状をなし、ゆでると緑色に変わる。寒天の原料。ちいい歌い手。 **おこぼれ【『御『零れ】** 〔目上の人が必要としなくなった〕余り。また、余得。 ――に与げ・る 《句》〔大きな利益を手に入れた人の〕そばにいた人がその分け前をもらう。 **おこもり【『御籠もり】** 《名・自サ》神仏に祈願するため、ある期間神社や寺にこもること。参籠。 **\*おこり【瘧】** 寒け・震えに続いて高熱を出す症状が一~二日の間をおいて起こる、マラリア性の熱病。 **\*おこり【起こり】** 物事の始まり。起源。また、原因。「事の―」 > 使い分け **おごり【「奢り】** ●ぜいたく。「―をきわめた生活」●人にごちそうすること。ふるまい。「この酒は先輩の―だ」 **\*おごり【驕り・『傲り】** 誇って、いい気になること。思い上がること。「――が見える」[類語]驕慢いう。 **おこり・つーぽ・い【怒りっぽい】** 《形》ささいな事にもすぐ腹を立てる性質である。 **\*おこ・る【怒る】** ■《自五》不快・不満の気持ちを表面に表す。腹をたてる。「父を―・らせた」[参考]「いかる」より口語的。《四》。■《他五》自分の意にそわない目下の者を、強くしかる。〔多く受け身の形で使う〕「上司に―・られる」[文]《四》。→>類語と表現 > 類語と表現「怒る」 *不快や不満が感情的に爆発することが「怒る」。概ねその場限りのものであるが、普通、声や表情や動作に普段と違った〈激しさ〉が現れる(声高に・声をふるわせて・目をつり上げて・青筋を立てて・拳にょを振り上げて怒る)。やや古風な言い方では、「怒る」とも言う。怒りが、不快の原因を相手に求め、相手の非を責めて何らかの〈改変〉をせまるとき、「しかりつける」の意となる。「父親に怒ぶられる」などと言う場合の「怒る」がそれで、専ら受け身で使い、これには「怒られる」と言う言い方がない。 ・怒べる・憤る・むくれる・ふくれる・むかつく・腹立つ・息巻く・苛立つ・いらいらする・気色祀ばむ・罵る・猛吹り立つ・叱る・叱りつける・責め立てる/(5)激怒・憤慨・憤激・痛債・立腹・叱責・譴責・叱咤。・罵倒・一喝・悲憤慷慨/憤怒・私憤・公憤・義憤・鬱憤名・悲憤・余憤・瞋恚・んの炎 [動詞表現]腹が立つ・腹を立てる・小腹が立つ・癪しゃにさわる・小癪にさわる・癇にさわる・気にさわる・目に角を立てる・目を三角にする・目くじらを立てる・目の色を変える・目を剥く・頬をふくらます・冠を曲げる・腸だが煮えくり返る [オノマトペ]かんかん[になる」・かっか・ぷりぷり・ぷんぷん[する] **\*おこ・る【、熾る】** 《自五》火が炭や石炭にうつって盛んに燃える。おきる。[コロ]「炭火がー・る」[文]《四》。→>使い分け **\*おこ・る【興る】** 《自五》●勢いが盛んになる。盛んな状態になる。「平和主義が―・る」●事業などが新たに始まる。「ベンチャー企業が―・る」《四》。 <189> **\*おこ・る【起こる】** 《自五》ある物事・ある状態が始まる。生じる。「変化が―・る」「笑いが―・る」[文]《四》。>類語と表現・使い分け > 類語と表現「起こる」 *「起こる」は、ある物事・状態が何かをきっかけにして(一気に)目立つ状態になることを言う。多く「事件・事故・災害が(新たに)生じる」意で使われるが、病気・流行などさまざまな現象についても広く使われる(ブームが起こる・拍手が起こる・発作が起こる・悪心がむらむらと起こる)。「起きる」も「起こる」と同義で同様な使い方がされる。 ・起きる・兆やす・発する・出る・生まれる・巻き起こる・湧ゃく・沸く・沸き上がる・沸き起こる・持ち上がる/(5)発生・発祥・発起・勃発・突発・継起・生起・派生・蜂起・出来, [くり返し起こる]散発・連発・再発・多発・頻発・続発・再燃・続出 [その他]偶発・誘発・触発・併発 > ☆使い分け 「おこる・おこす」 起こる〔新たに生じる意で、一般に広く〕不吉な事が起こる・発作が起こる・物事の起こり 興る〔盛んになる。勃興」新しい産業が興る・差別撤廃運動が興る・新しい国が興る おこる・おこす(「熾) 〔炭に火がついて盛んになる〕火がおこる・七輪に火をおこす 起こす〔横になっているものを立たせる、始めるの意で、一般に広く〕体を起こす・五時に起こす・事件を起こす・訴訟を起こす・筆を起こす・錯覚を起こす 興す〔盛んにする。始める〕国を興す・家を興す・事業を興す **\*おご・る【「奢る】** ■《自五》ぜいたくな生活をする。[旬]「ロが―・る(=うまい物を食べつける)」。■《他五》人にごちそうする。金銭を出して人をもてなす。「酒を―・る」「昼飯を―・ってもらう」図《四》。 **\*おご・る【驕る・『傲る】** 《自五》人よりすぐれた点を誇り、人を見くだした態度をとる。わがままなふるまいをする。《四》。 ―る平家は久しからず 《句》ぜいたくをつくし、勝手なふるまいをする者は長く栄えることがなく、必ずほろびる。[参考]平家物語の冒頭にある「おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし」から。开入。气是 **おこわ【『御『強】** に、こわめし。特に、赤飯贱。 **\*おさ【「筬】** 織機の付属品の一つ。縦糸をととのえ、横糸をたたいて織りこむ。金属・竹などでつくる。 **\*おさ【『長】** 〔文〕仲間の中でいちばん上に立つ人。かしら。首領。「村のー」 **おざ【『御座】** ●「座席」の丁寧語。●その場のようす。場の雰囲気。○○「―がさめる(=座がしらける)」 **お‐さい【『御菜】** 「菜」の丁寧語。おかず。副食物。 **おさえ【押さえ・抑え】** ●押さえること。●物を押さえるためにおく物。おもし。おし。「文鎮就を―にする」●「敵などを〕くいとめること。●人に勝手な行動をさせない力。●隊列の最後にいて、隊列の乱れを防ぐ・こと(者)。しんがり。 ―が利・く 《句》●部下や仲間に対して、統率力がある。「部員の―・かない」●指導や監督が行き届く。 **おさえこみ【押さえ込み】** 懐柔道の固め技の一つ。相手の体におおいかぶさって動きをうばう技の総称。「[表記]「抑え込み」とも書く。 **おさえ・こ・む【押さえ込む】** 《他五》●相手をおさえつけて動けなくする。「すりを捕まえて―・む」●柔道で、押さえ込みの技をかける。●圧力をかけて表面に出ないようにする。「少数意見を―・む」[表記]③は「抑え込む」とも書く。 **おさえ・つ・ける【押さえ付ける】** 《他下一》●動けないように強くしっかり押さえる。●権力・威力などによって相手を束縛する。相手の活動を封じる。「少数意見を―・ける」[表記]②は「抑え付ける」とも書く。 **おさ・える【押さえる・抑える】** 《他下一》●押すようにしておおう。押しあてる。「手で鼻を―・える」●物を上から押して動かないようにする。「帽子を手で―・える」●ある動きのあるものを何らかの方法でとめる。くいとめる。「インフルエンザが広がるのを―・える」「値上がりを―・える」●圧迫を加えて自由にできないようにする。「暴動を―・える」[句]「頭を―・える(=勢力がのびないようにする)」●こみあげる感情をとめる。こらえしのぶ。がまんする。「怒りを―・える」◎大事なものとしてしっかりと脳裏にとどめる。「問題の要点を―・える」●勝手に手をつけさせないように、それを手中におさめる。自分のものとして確保する。「財産を―・える」「席を―・える」[表記]「押」は具体的な物に、「抑」は抽象的なことについて用いることが多い。3~⑤、特に⑤には「抑」を用いる。図おさ・ふ《下二》。>使い分け > 使い分け「おさえる」 押さえる〔上から重みをかけておさえる〕手で押さえる・文鎮で押さえる・弱点を押さえる・証拠を押さえる 抑える〔盛り上がろうとするものを無理におさえつける。抑止。抑制〕物価を抑える・頭を抑える・感情を抑える・反乱を抑える [参考]「押」は動かないように押さえる意で、「『圧さえる」とも書いた。「抑」は「揚」に対して言い、上にもたげ動くものを抑止する意に使う。 **おさおさ** 錢《副》〔文〕 (下に打ち消しの語を伴って)なかなか。容易には。「用意―おこたりなし」 **おさがり【『御下がり】** ●神仏に供えたあとで取り下げたもの。●目上の人からもらった使いふるした服・品物など。「姉の―」[類語]お古。 **おさき・ばしり【『御先走り】** さきばしり。 **おさきぼう【『御先棒】** 〈「―を担ぐ」の形で〉軽々しく人の手先となって働く。1回「反対派のーを担ぐ」 **おさき・まっくら【『御先真っ暗】** 《形動》将来の見通しがまったくつかないようす。「就職も決まらずーだ」 **おさげ【『御下げ】** ●少女などの髪の結い方。髪を耳のうしろで二つに分けて編み、長くたれさげたもの。(お)下げ髪。●両端をさげて結ぶ、女性の帯の結び方。 <190> **お・ざしき【『御座敷】** ●「座敷」の丁寧語。●宴会の席。〔芸者・芸人の立場からいう語〕 ―が掛か・る 《句》●芸者・芸人などが客に招かれる。●〔俗〕出席・出場するようにさそわれる。 **おさだまり【『御定まり】** いつも決まって同じ様子であること。おきまり。〔多少、皮肉の意をふくむ」「―の自慢話」[類語]型通り。 **\*お・さつ【御札】** 「札」の丁寧語。 **\*おさつ【『御、薩】** 「サツマイモ」の女性語。 **おざ・つき【『御座付き】** 芸者が客に呼ばれた席で、最初に三味線をひいて歌う・こと(歌)。 **お・さと【『御里】** ●「里」の丁寧・尊敬語。嫁入りした女性の実家。または婿入りした男性の実家。「―帰り」●以前の身分。素性花。経歴。 ―が知・れる 《句》その人の言動で生まれや育ちのよしあしがわかる。〔好ましくない場合にいう」 **おさな・い【幼い】** 笞《形》●年が少ないようすだ。いとけない。「―・い子」[類語]幼少。●未熟である。幼稚だ。子供っぽい。「考え方が―・い」図をさな・し《ク》。 **おさな・がお【幼顔】** ●おさないときの顔つき。●おさなく見える顔。 **おさなご【幼子・幼児】** 篠小さい子供。幼児。 **おさなごころ【幼心】** 純真であどけない子供の心。 **おさな・ともだち【幼〈友達〉】** 袴おさないときの友達。また、おさないときからの友達。[類語]おさななじみ。 **おさななじみ【幼馴染み】** 待子供のころに親しくしていた間柄。また、その人。[類語]おさなともだち。 **おざなり【『御座なり】** 《名・形動》その場だけのに合わせ。いいかげん。なおざり。「―の対策」「―を言う」 **おさまり【収まり・納まり】** ●おさまること。●納(治)まること。「話の―がつかない」●落ち着きぐあい。安定。「この花びんはーが悪い」 **\*おさま・る【収まる・納まる】** 誌《自五》●中にきちんとはいる。[句]「カメラに―・る(=写真にうつされる)」●取り入れて自分のものになる。「望みの品が手に―・る」●受け取り手のもとにわたる。納入がすむ。「国庫に―・る」[表記]③は「納まる」と書く。●しずまって安定した状態になる。「内乱が―・る」「砂ぼこりが―・る」[表記]④は「治まる」とも書く。●落ち着くべきところに落ち着く。「席に―・る」●〔ある地位や境遇に〕満足して落ち着く。「社長に―・る」[句]「元の鞘に―・る」●事が解決する。また、納得する。[コロ]「丸くー・る」[句]「腹の虫が―・らない」[文]《四》。→>使い分け > ☆使い分け 「おさまる・おさめる」 収まる〔中にきちんと入る。落ち着く。解決する〕箱に収まる・馬上に収まる・風が収(治)まる・インフレが収(治)まる・不平不満が収(治)まる・丸く収まる 納まる〔中にきちんとしまい片づける。ある地位・境遇に落ち着く〕国庫に納まる・議員に納(収)まる・納(収)まり返る・腹の虫が納(収)まらぬ 修まる〔行いがよくなる〕素行が修まる・身持ちが修まらない 治まる〔乱れがしずまる。苦痛が去る〕反乱が治(収)まる・国が治まる・騒ぎが治(収)まる・気持ちが治(収)まらない・痛みが治まる 収める〔中にきちんと入れる。受け入れる〕金庫に収める・全集に収める・戦果を収める・成功を収める 納める〔先方に入れおさめる。終わりにする〕税金を納める・胸に納める・書き納める・仕事納め・見納め 修める〔わが身につける〕学業を修める・身を修める 治める〔乱れをしずめる〕乱世を治める・国を治める・水を治めた天子・争いを治(収)める [参考]「争いをおさめる・風がおさまる」など、乱れがしずまる、落ち着くの意では「収・治」ともに書くことができる。 **\*おさま・る【修まる】** 襲《自五》行いがよくなる。「素行が―・らない」[文]《四》。>使い分け **おさま・る【治まる】** 《自五》●乱れがしずまる。平和な状態になる。静かになる。「争いが―・る」「風が―・る」[表記]「収まる」とも書く。●政治がゆきとどき平和である。「国が―・る」●苦痛が去る。「腹痛が―・る」《四》。>使い分け **おさむ・い【『御寒い】** 《形》●「寒い」の丁寧語。「毎日ー・うございます」②〔俗〕中身や見た目が貧弱で・心細い(情けない)。「―・い財政」「―・いギャグ」 **おさめ【納め】** ■《名》●終わりにすること。おしまい。最後。「御用―」■《接尾》《動詞の連用形につけて)「・・・する最後」の意。「見――」「舞い―」 **\*おさ・める【収める・納める】** 《他下一》●きちんと中に入れる。また、しまう。かたづける。「刀を鞘にに―・める」●取り入れて自分のものにする。受け入れる。「成功を―・める」●受け取り手のもとにわたす。納入する。「会費を―・める」●終わりにする。やめにする。〔接尾語的にも用いる〕「書き―・める」[表記]4は「納める」と書く。●乱れをしずめる。落ち着かせる。「怒りを―・める」[表記]⑤は「治める」とも書く。図をさ・む《下二》。>使い分け「おさまる・おさめる」 **\*おさ・める【修める】** 《他下一》●心や行いを正しくする。ようすをととのえる。「身を―・める」●〔学問・技芸などを〕学んで、自分のものにする。「武芸を―・める」図をさ・む《下二》。>使い分け「おさまる・おさめる」 **\*おさ・める【治める】** 《他下一》●乱れをしずめる。落ち着かせる。「暴徒を―・める」[表記]「収める」とも書く。●政治を行う。「国を―・める」図をさ・む《下二》。>使い分け「おさまる・おさめる」 **おさらい【御、浚い】** 《名・他サ》●教わった学問・技芸などを自分でもう一度やってみること。復習。●芸事で、師匠が弟子に教えた芸を演じさせること。また、その芸を発表する会。温習。「一会」 **おさらば** 感》「さらば」の丁寧語。別れるときの挨拶の語。さようなら。〔古い言い方〕■《名・自サ》別れること。「この世に――する(=死ぬ)」 **おさん【『御産】** 「産①」の丁寧語。子を産むこと。分娩。 **お・さんじ【『御三時】** 「三時」の丁寧語。おやつ。 **おさん・どん【『御三どん・『御、爨どん】** ●台所働きの女中。●台所仕事をすること。「妻と交替でーをする」 **おし【啞】** 〔卑称〕聴覚や発声の機能に障害があって、話すことができない・こと(人)。 <191> **\*おし【押し】** ■《名》 ●押すこと。[因]引き。●押さえつける・こと(物)。おもし。おさえ。「漬け物の―」●自分の意見に他の人を従わせる・こと(力)。[コロ]「ーがきく」[コロ]「ーが強い」[表記]②③は「圧し」とも書く。■《接頭》《動詞の上につけて)●「しいて・・・する」「むりに・・・する」意。「―流す」「――通す」●意味を強める。「年も―つまる」透上一回《自正》〔少人の寒さ ――の一手 《句》ひたすらやりとげようとする強引なやり方。 ――も押されもせぬ 《句》→「押す」の子見出し。 **\*おし【鴛鴦】** 〔文〕「オシドリ」の古称。 **\*おじ【〈伯父〉・〈叔父〉】** (「小父」の意)父母の兄または弟。および、おばの夫。[表記]父母より年上なら「伯父」、年下なら「叔父」と書く。おばの夫の場合は「おば」を基準として「伯」「叔」を使い分ける。[尊敬]伯父(叔父)貴。[団]おば(伯母・叔母)。 **\*おじ【小『父】** 焼(「おじ(伯父・叔父)」と同語源》〈「ーさん」の形で〉〔主に年少者が〕よその大人の男性を親しんで呼ぶ語。〔年少者に向かっては、自称としても使う」「パン屋の―さん」[団]おば(小母)。 **おしあい・へしあい【押し合い『圧し合い】** 《名・自サ》《「へし」も「押し」の意)せまい所に大勢の人や動物が集まって押し合うこと。また、そのため非常に混雑すること。 **おし・い【惜しい】** 恺《形》●大切なものを失ったり価値のあるものをむだにしたりすることが、我慢できない感じだ。もったいない。「―・い人を亡くした」●わずかのところで思いどおりにならなかったのが残念である。「―・くも一点差で敗れた」図を・し《シク》。 **\*おじいさん【『御爺さん】** 男性の老人を・尊敬して(親しんで)呼ぶ語。[団]御婆さん。 **\*おじいさん【『御『祖『父さん】** 祖父を・尊敬して(親しんで)呼ぶ語。[御祖母]結ばさん。 **おし・いただ・く【押し頂く・押し『戴く】** 《他五》●うやうやしく物を顔の上にささげ持つ。また、そのような動作をしながら、感謝の気持ちをもって入から物を受け取る。「表彰状を―・く」●ある人をうやまって長としてむかえる。推戴にする。「会長に―・く」 **おし・い・る【押し入る】** 《自五》●他人の家などに無断でむりやりにはいる。特に、強盗にはいる。●どかどかとはいりこむ。「会場に―・る」 **おしいれ【押し入れ】** 〔日本間で〕夜具などを入れるために作りつけた、ふすまや板戸つきの物入れ。 **おし・うり【押し売り】** 《名・他サ》●欲しくもない品物をむりやりに売りつける・こと(人)。●相手のことを考えず、無理じいすること。「親切のー」)とさ」日目 **おしえ【押し絵】** 厚紙に美しい布をはり、中に綿を入れて花・鳥・人物などの形に作り、台にはったもの。羽子板などに用いる。成員 **【教え】** ●教えること。また、その内容。教錠*おしえ育。教訓。●宗教の教義。諭いし。「仏のー」立式サ心。 **おしえ‐ご【教え子】** 作〔学校などで学問・技芸などを〕教えたことのある、または教えている相手。 **おしえ・こ・む【教え込む】** 作《他五》〔相手がよくわかって忘れなくなるまで〕じゅうぶんに教える。 **おしえ・の・にわ【教えの庭】** 〔雅〕学校。まなびや。[類語]学窓。 **お・しえる【教える】** 《他下一》●〔ことばで説明したり、手本を示したりして〕学問や技術を習わせ、身につけさせる。「英語を―・える」「子供を―・える(=教師として指導する)」[対]おそわる。学ぶ。●〔自分のもっている知識・情報などを〕他人に告げ知らせる。「道を―・える」●気づかせ、さとし導く。「―・えられるところが多い」図をし・ふ《下二》。>類認と表現 **おしおき【『御仕置き】** 《名・他サ》→仕置き②。 **おしがい【押し買い】** 《名・他サ】相手が売るつもりのない品物をむりやりに、または法外な安値で買い取る・こと(人)【5】 **おし・かえ・す【押し返す】** 秘《他五》向こうから押してくるのを逆にこちらからも押す。押しもどす。 **おし・かく・す【押し隠す】** 《他五》《「押し」は強めの接頭語》努力してかくす。懸命にかくす。「悲しみを **おしかけにょうぼう【押し掛け女房】** 男性の家に押しかけていって、むりに妻となった女性。 **おし・か・ける【押し掛ける】** 《自下一》●〔威圧するために〕大勢が出向いて近づきせまる。押しよせる。「議会に―・ける」[類語]つめかける。●招かれないのに自分から出向く。 **おしがみ【押し紙】** 疑問点・参考意見・注意事項などを書いて、書物や文書などにはりつけた紙。つけ紙。押紙。[類語]付箋で。 > 類語と表現「教える」 *相手の知らない事柄を、ことばや身振り・手振りをまじえて説明して身につけさせるのが「教える」。特に、教える立場(教師)と教わる立場(生徒・学生)では授業という形で成り立っている。その関係は師弟関係にあたる。教える事柄は知識・学問に限らない。時に技術であったり、芸・技であったり、情報であったりする(手を取って教える・踊りを体で教える)。また、深く考えていなかった事柄や気づかないままでいた事を、相手を「気づかせて、さとし導く」ことも「教える」である(生き方を教える・出処進退のタイミングを教える)。熟知していなければ「教える」ことはできない。なまかなことではないと知るべきである(教うるは学ぶの半ば)。 ◆教え込む・示す・告げる・知らせる・垂れる・講じる・導く・躾ける・仕込む・叩き込む・蒙を啓く(材)手引き・手ほどき・入れ知恵・教示・示教・助言・教育・教習・教授・伝授・講義・指南・指導・訓導・訓育・薫育・誘掖鍔・啓蒙・調教・アドバイス・コーチ/ガイダンス・オリエンテーション ◇[教育]文教・風教・胎教・食育・知育・徳育・育英・性教育・英才教育 **おし・が・る【惜しがる】** 吃《他五》おしそうなようすをみせる。「金を―・る」 **お・しき【『折敷】** た(「折り敷き」の転)〈ぎ板を折り曲げて四方を囲んだ四角いお盆。昔は食器をのせたが、今日では祭器具として多く用いられる。 折敷 **おじ・き【〈伯父〉貴・〈叔父〉貴】** 場「おじ」の尊敬語。また、他人に対して自分のおじを親しんでいう語。 **おじぎ【『御辞儀・『御辞宜】** 《名・自サ》頭を下げて礼をすること。また、その礼。 <192> **お・しきせ【『御仕着せ】** ●季節に応じて主人が奉公人に与える(形・色などの決まった)衣服。●あてがわれた、お定まりのもの。「―の修学旅行」 **おじぎ・そう【『御辞儀草・『御辞宜草・含羞草】** マメ科の一年草。原産地はブラジル。高さ約三○だ。夏、花茎を出し、淡紅色の小花をつける。葉は羽状複葉で、刺激されると閉じて垂れ下がる。ねむりぐさ。 **おしきり【押し切り】** ●押しつけて切ること。●まぐさや壁土に入れる「すさ」などを切る道具。かいば切り。 ーちょう【―帳】 金銭をわたすとき、相手に受け取りの印を押させる帳面。判取り帳。 **おし・き・る【押し切る】** 《他五》 ●押しつけて切る。「厚紙を―・る」●困難・無理・反対などを押しのけてやり通す。「父の反対を―・る」1回「数で―・る」 **おしくも【惜しくも】** 恺《副》残念なことに。「決勝戦で敗退した」 **おし・くら【押し『競】** 《「おしくらべ」の略)大勢が一か所に集まり、互いに押しあって相手をたおす遊戯。おしっくら。おしくらまんじゅう。(摄)。 **おしげ【惜し気】** 〔手ばなすのを〕おしがる気持ち。〔多く、「ーもなく」の形で使う」「―もなく大金を使う」[類語]未練。[表記]ふつう「惜しげ」と書く。 **おじ・け【『怖じ気】** 〔するのを〕こわがる気持ち。恐怖心。「―をふるう」 **おじけ・づ・く【『怖じ気付く】** 《自五》おじけが生じる。おじけだつ。「相手の剣幕に―・く」 **おじ・ける【『怖じける】** 《自下一》こわがってびくびくする。おそれひるむ。図おぢ・く《下二》。 **おし・こみ【押し込み】** ●押し入れ。戸だな。●強盗。おしこみ強盗。 **おし・こ・む【押し込む】** ■《他五》押してむりに入れる。「バッグに衣類を―・む」■《自五》〔他人の家などに〕むりやりはいりこむ。特に、強盗にはいる。押し入る。 **おし・こ・める【押し込める】** 《他下一》 ●押してむりに入れる。押しこむ。「学生を一部屋に―・める」●ある場所に入れて、出られないようにする。「人質を地下室に―・める」[類語]とじこめる。()監禁。幽閉。 **おし‐ころ・す【押し殺す・『圧し殺す】** 《他五》《「おし」は強めの接頭語) ●勢いをむりにおさえる。「怒りを―・す」●声があたりにひびかないようにおさえる。「笑いを―・す」「泣き声を―・す」 **おしずし【押し、鮨】** 多く四角形の木型に酢じめの魚肉などを入れ、上にすし飯をのせて押しぶたで押してから裏返し、適当な大きさに切ったもの。箱ずし。 **\*おし・すす・める【押し進める】** 《他下一》押して前へ動かす。「エンストを起こした車を―・める」 **\*おし・すす・める【推し進める】** 《他下一》物事を積極的に進行させる。推進する。「禁煙運動を―・める」 **おし・せま・る【押し迫る】** 《自五》《「おし」は強めの接頭語)まぢかにせまる。○○「暮れも―・る」 **おし・たお・す【押し倒す】** 《他五》立っているものを押してたおす。「ふすまを―・す」 **お・したじ【『御下地】** 〔女性語〕醬油。 **おし・だし【押し出し】** ●押して出すこと。●相撲の技の一つ。相手を押して土俵の外へ出す技。●野球で、満塁のとき、フォアボールまたはデッドボールで得点をあげること。●人なかへ出たときの、外見上の姿・態度。ふうさい。かっぷく。「―のりっぱな人」 **おし・だ・す【押し出す】** ■《他五》〔ある範囲や、ある物の中から〕押して外へ出す。「絵の具をチューブから―・す」「前面に―・す」■《自五》●下(底)から上(表面)〈出る。●大勢がそろって出かける。「行列が大通りへ―・す」[類語]くりだす。 **おし・た・てる【押し立てる】** 《他下一》《「押し」は強めの接頭語》「立てる」を強めていう語。勢いよく立てる。「のぼりを―・てる」●押して先頭に立たせる。「キャプテンをー・てて進む」●〔本人の意志にそむいて〕推挙し、表面に立たせる。「委員長に―・てる」 **おし・だま・る【押し黙る】** 《自五》 《「押し」は強めの接頭語》〔意地を張って〕まったくだまりこんでしまう。 **お・しちや【『御七夜】** 子供が生まれてから七日目の夜(の祝い)。七夜。 **おしつけがまし・い【押し付けがましい】** 《形》〔自分の気持ち・考えなどを〕むりに人におしつけるようである。「―・い意見」 **おし・つ・ける【押し付ける】** 《他下一》●〔動けないように〕上から力を加える。押さえつける。●「仕事・責任などを〕むりにさせるようにする。特に、むりに引き受けさせる。「幹事を―・ける」=おっつける。 **おし・つぶ・す【押し潰す】** 《他五》●押してつぶす。「空き缶を―・す」●権力などをふるって力を失わせる。「野党の提案を―・す」 **おし・つま・る【押し詰まる】** 《自五》●〔ある重大な時期が〕近づく。差し迫る。●年末になり、年内の日数が少なくなる。[参考]暮れの挨拶に「おしつまりまして」ということが多い。 **おし・つ・める【押し詰める】** 《他下一》●押してむりにつめる。つめこむ。●押していって動けなくする。「土俵ぎわまで―・める」●内容などを縮め、短く言い表す。つづめる。要約する。「―・めて言えば」 **おして【押して】** ■《副》むりに。しいて。「―たのむ」■《連語》《「Aを―Bする」の形で)Aを物ともせず、あえてBする。「嵐は。を―出発する」[参者]→押す5。 **おし・とお・す【押し通す】** 製《他五》●むりやりにとおす。●態度や主張を、最後まで変えずに続ける。「反対の立場を―・す」 **おし・とど・める【押し『止める】** 《他下一》人の動作を手で押さえて止める。人の行為をさえぎって止める。「帰ろうとする客を―・める」 **おしどり【鴛鴦】** ●カモ科の水鳥。雄の羽色は色あざやか。雌雄が常にいっしょにいるといわれる。鴛鴦贅。●仲がよく、常に連れ立っている夫婦のたとえ。「一夫婦」 **おし・なが・す【押し流す】** 《他五》●水の激しい流れが運び去る。「濁流が橋を―・す」●感情・時流・時勢など、意志の力では逆らえない強い力が動かす。〔多く受け身の形で使う〕「一時的な感情に―・される」 **おしなべ・て【押し『並べて】** 《副》〔文〕全体にわたって同じように。概して。「今年の稲作はーよい」 **おし・の・ける【押し『退ける】** 《他下一》●押してどける。「見物人を―・けて前へ出る」●自分が勝とうとして、また、ある地位につこうとして相手をむりにしりぞける。排斥する。「先輩を―・けて部長になる」 **お・しのび【『御忍び】** 「忍び歩き」の意の尊敬語。身分の高い人が身分をかくして非公式に外出すること。 <193> おしば【押し葉】** 葉・花などを、紙・書物などの間にはさみ、おもしをかけて乾燥させたもの。腊葉。 **おし・はか・る【推し量る・推し測る】** 《他五》ある事柄をもとにして、他の事柄の見当をつける。推量する。推測する。「親の気持ちを―・る」 **おし・ばな【押し花】** 花を紙・書物などの間にはさみ、おもしをかけて乾燥させたもの。 **おしべ【雄蕊】** 種子植物の花の中にある、雄性の生殖器官。ふつう、長い柄{=花糸}とその先についた小さな袋{=葯}からなる。袋の中には花粉がある。ゆうずい。[囲]めしべ。 **おし・ボタン【押しボタン】** 押すと電流が流れるしかけになっているボタン。呼び鈴などのボタンの類。 **お・しぼり【『御絞り】** 〔手や顔をふくために〕湯や水でしめしてしぼった手ぬぐいやタオル。お手ふき。 **お・しまい【『御仕舞い】** ●「しまい」の丁寧な言い方。おわり。「これで―」●物事がだめになること。望みがまったくなくなること。「ザイルが切れたら―だ」 **おしみ・な・い【惜しみ無い】** 《形》おしむ気持ちがないようすだ。「―・い拍手」「―・く与える」 **おし・む【惜しむ】** 《他五》●金銭や品物を出すことをいやがる。ある物事をするのをいやがる。「寄付を―・む」「協力を―・まない」●名誉・誇り・時間などを失うのを恐れる。「名を―・む」「寸暇を―・む」●価値あるものを失ったり、人と別れたりして心残りがする。「名残を―・む」[古]《四》。 **おし・むぎ【押し麦】** 蒸した大麦を平たくつぶし、かわかしたもの。つぶし麦。 **おしむらくは【惜しむらくは】** 《連語》〔文〕おしいことには。残念なことには。「優秀だが、―経験が足りない」 ***おしめ【押し目】** 〔経〕上がりつつあった相場が、一時急に下がること。 **―がい【―買い】** 押し目を判断して買うこと。 ***お・しめ【『襁褓】** (「お」は接頭語。「しめ」は湿し{=おむつ}の略)大小便をとるため、乳児などの尻に当てておく布。むつき。おむつ。 **お・しめり【『御湿り】** 乾燥した地面がほどよくぬれる程度にふる雨。「いいーだ」 **おし・もんどう【押し問答】** 《名・自サ》互いに自分の立場を言い張ってゆずらないこと。 おじゃ** 味噌・野菜・魚介類などを入れてにたかゆ。雑炊。[参考]もとは女性語。 **おしゃか【『御『釈迦】** 〔俗〕作りそこなって役にたたない製品。不良品。また、こわれて使いものにならない・こと{物}。[コロ]「車がーになる」 **お・しゃく【『御酌】** ●《名・自サ》「酌」の丁寧語。●酌をする女性。酌婦。●まだ一人前にならない若い芸者。半玉。[参考]京阪では「舞子」のことをいう。 **おしゃぶり** 赤ん坊に持たせてしゃぶらせる、おもちゃ。 **おしゃべり【『御『喋り】** 《名・自サ》●雑談をすること。また、その雑談。●《形動》べらべらとよくしゃべる・こと{人}。「―な奴」[類語]多弁。饒舌。 **おしゃま** 《名・形動》〔俗〕幼いくせにおとなびた言動をする・こと{幼児}。[類語]おませ。 **おし・や・る【押し『遣る】** 《他五》●押して動かし、自分のところから遠ざける。●ある考え・気持ちを、むりにしりぞける。「雑念を―・る」 **おじゃ・る** (「おいである」の転)〔古〕《自四》「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。■《補動》「ている」「である」の丁寧語。「大変な事で―・る」 い女性に対する呼びかけにも用いる。[類語]令嬢。●世間の苦労を知らずに育った{若い}女性。[類語]箱入り娘。③お坊ちゃま。 **お・しょく【汚職】** 公の地位にある人が、職権を利用して不正な利益をえること。「―事件」[参考]「瀆職」の言いかえ語。 ***お・じょく【汚辱】** 〔文〕〔名誉をきずつけられるような〕はずかしめ。恥。[類語]恥辱。[古]おだく。 ***お・じょく【汚濁】** [仏] **おし‐よ・せる【押し寄せる】** ■《自下一》はげしい勢いで近づきせまる。「大波が―・せる」「群衆が―・せる」[類語]殺到。■《他下一》押してその方に近づける。「がらくたを隅に―・せる」 **おしら‐さま【おしら様】** 東北地方の民間で信仰されている養蚕の神。おしら神。 **お・じる【『怖じる】** 《自上一》おそれる。こわがる。〔古風な言い方〕「―・じずに意見を述べる」[類語]おじける。ひるむ。[古]お・づ《上二》。 **お・しるこ【お汁粉】** しるこ。 **お・しろい【『白、粉】** (「お白い」の意)〔顔にぬる〕化粧用の白い粉。粉白粉・水白粉・練り白粉などがある。 **おしろい・ばな【『白、粉花】** オシロイバナ科の多年草。夏から秋にかけて、赤・黄・白などの、漏斗状の花をつける。種子をすりつぶし、おしろいの代用とした。 **おしゃれ【『御『酒『落】** 《名・形動》●《自サ》みなりをかざったり化粧したりして気のきいた姿になろうとする・こと{人}。おめかし。●〔人以外のものが〕気がきいて洗練されていること。「―なバッグ」 **おじゃん** 〔俗〕やりかけていたことがだめになること。物事が失敗に終わること。[コロ]「計画がーになる」[類語]ふい。[語源]火事が消えたときにうつ半鐘の最後の音からか。 **お・しゅう【汚臭】** きたないものから出る不快なにおい。[類語]悪臭。異臭。 **お‐じゅう【『御重】** 「重箱」の丁寧語。「お節料理を―につめる」 **おしょう【和尚】** 〔仏〕〔禅宗・浄土宗で〕弟子から、師にあたる僧を呼ぶ名。●寺の住職。[参考]浄土真宗・真言宗・律宗・法相宗では「わじょう」、華厳宗・天台宗では「かしょう」ともいう。 **おじょうさま【『御嬢様】** ●主人の家の、また、他人の娘に対する尊敬語。[参考]「お嬢さん」とともに若い **おしんこ【『御新『香】** 「新香」の丁寧語。香の物。 <194> だ」 **\*おす【雄牡】** 動物のうち、精巣をもち精子を形成するもの。[対]雌。 **\*おす** 《感》出会ったときにいう、挨拶夢のことば。〔主に、親しい間柄の男性同士が使う。」 **\*お・す【押す】** 《他五》●向こうの方へ力を加える。後ろから力を加えて進ませる。「ドアを―・す」●上から重みを加えて押さえつける。「―・すと痛い」[表記]②は「圧す」とも書く。●印心などの形を写し記す。[表記]③は「捺す」とも書く。●はりつける。「金箔を―・す」(●むりにする。あえて行う。[参考]↓押して曰。◎他をしのぐ。圧倒する。「気迫に―・される」[表記]は「圧す」とも書く。●「念を―・す」「駄目を―・す」の形で〉まちがいのないように確かめる。「約束の時間を忘れていないか念を―・す」《四》。>使い分け ―すな【―すな押すな】 《連語》◆おすなおすな(独立見出し)。 ―しも押されもせぬ 《句》だれからも力を認められるほどである。確固とした地位をしめる。「―横綱」 > 使い分け「おす」 押す(圧・捺)〔上からおさえつける〕ベルを押(圧)す・背中を押(圧)す・印を押(捺)す・念を押す・病を押して勉強する・勢いに乗って押(圧)す 推す〔前へおしやる。おしはかる」会長に推す・推薦図書に推す・経験から推して・推し量る・推し進める **\*お・す【推す】** 《他五》●後ろから力を加えて前進させる。[表記]「押す」とも書く。●〔適当な人として〕ある地位につかせるようにすすめる。推挙する。「委員に―・す」●よい物としてすすめる。推薦する。「入選作に―・す」●わかっている事柄をもとにして、他の事柄へ考えを進める。おしはかる。推量する。図《四》。→>使い分け ―して知るべし 《句》おしはかってみれば、自然に分かる。〔ふつう、悪い状態をいう」「親がこれでは、子は―」 **お・すい【汚水】** 〔文〕 〔人が使用したあとの〕よごれてきたない水。下水。「一処理場」[因]浄水。 **おずおず【『怖ず、怖ず】** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)こわがり、ためらいながら物事をするようす。こわごわ。おそるおそる。「――進み出る」[類語]びくびく。 **(浅漬けの)漬け物。おこうこ。** **オスカー** アカデミー賞の受賞者に与えられる、人身立像。転じて、アカデミー賞。「―を受ける」▽Oscar **おすそわけ【『御裾分け】** 《名・他サ》もらった物の一部をさらに他の人に分け与えること。また、その分けたもの。[コロ]「ーにあずかる」 **おすな・おすな【押すな押すな】** 《連語》大勢の人が押しかけて混雑するようす。「――の大繁盛」 **おすまし【『御澄まし】** ●《名・形動》気どっている・こと(人)。とりすましている・こと(人)。●「すまし汁」の女性語。[表記]②は「お清汁」とも書く。 **お‐すべらかし** 女性の髪形の一つ。前髪を横にはり、後ろ髪を背中に長くたれ下げた形。すべらかし。[参考]現在は宮中で結婚式の時などに結われる。」が一 **お・すみつき【『御墨付き】** ●〔室町・江戸時代に〕幕府や大名が臣下に与えた、墨の印を押した許可あるいは保証の文書。●権威者が与える保証(書)。「専門家から―をもらう」[類語]折り紙付き。 **お・せいぼ【『御歳暮】** せいぼ(歳暮)②。 **おせ・おせ【押せ押せ】** 《「押す」の命令形を重ねた語)●次々に押すこと。押しまくること。「ームード」●あとの物事にしわよせがおよんで、余裕がなくなること。また、あとの仕事がたまること。「仕事が―になる」 **お・せじ【『御世辞】** 「世辞に」の丁寧語。相手の機嫌をとろうとして必要以上にほめていうことば。[コロ]「1を言う」L **おせち【『御節】** 「おせち料理」の略。 ―りょうり【一料理】 正月用に特に作る煮しめの料理。おせち。[参考]もと、五節句に神前に供えた料理。 **おせっかい【『御節介】** 《名・形動》余計な世話をやく・こと(人)。必要としない干渉。[コロ]「―を焼く」 **おせわ・さま【『御世話様】** 他の人が自分のために努力してくれることをいう語。[参者]多く感謝の気持ちをこめた挨拶の語として用いる。 **おせん【汚染】** 《名・自他サ》汚れにそまること。特に、空気・水・食べ物などが、細菌・放射性物質・ガス・ちりなどの有毒なものにおかされること。「大気が―さされる」ハン」 **おぜん・だて【『御膳立て】** ●食ぜんをとりそろえること。[類語]配膳悲。●いつでも始められるように準備すること。「―ができた」 **お・そ【悪阻】** 〔文〕→つわり。 **おそ・い【遅い】** 《形》●動きがにぶく物事を行うのに時間が余分にかかるようすだ。のろい。「進歩が―・い」[因]速い。●ある時刻におくれているので役に立たない。間に合わない。「今さらくやんでも―・い」●時間的にあとである。「開花が―・い」●夜がふけている。「もう―・いからねよう」[表記]③④は「晩い」とも書く。[因]③④早い。図おそ・し《ク》。 ―かりし由良之助の 《句》なすべき時機を逃したときに言う語。周歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹直後にかけつけたことから。 ――きに失・する 《句》おそすぎて間に合わない。おくれて役に立たない。「対策が―・する」 **おそい・かか・る【襲い掛かる】** 作《自五》攻めようとして激しい勢いで相手に近づく。「猛獣が―・る」 **おそ・う【襲う】** 望《他五》●不意に攻めかかる。危害を加える。「強盗が銀行を―・う」「寒波が―・う」●好ましくない感情が突然おこる。〔多く、受け身の形で用いる」「恐怖に―・われる」[参考]おそわれる。●不意に人の家におしかける。「新聞記者に寝込みを―・われる」●跡目をつぐ。「父のあとを―・う」《四》。 **おそ・うまれ【遅生まれ】** 四月二日から一二月三一日までに生まれた・こと(人)。[参者]同年の早生まれの人より一年おそく小学校に入学する。[因]早生まれ。 **おそかれ・はやかれ【遅かれ早かれ】** 《連語》時期のおそい早いはあっても。いつかは。どうせそのうちに。[副詞的に使う」「―伝わることだ」[類語]早晚。 **おぞ・け【『怖気】** おそれる心。おじけ。 ――を震・う 《句》おそろしくて体がふるえる。 **おぞけ・だ・つ【『怖気立つ】** 《自五》おそろしさのためにぞっとする。おののく。 **おそ‐ざき【遅咲き】** 同種類の花よりも花のさく時期がおくれてさく・こと(もの)。「―の桜」[対]早咲き。 **おそ‐じも【遅霜】** 「晩霜説」に同じ。 **おそ‐ちえ【遅知恵】** ●子供の知恵の発達が普通よりおくれていること。また、その知恵。●「その場に間にあわない、あとになってから浮かぶよい知恵」の意で使われることがあるが、これは誤用。 <195> **おそ‐で【遅出】** 交替制勤務で、おそく出勤する・こと{番}。遅番。[対]早出。 **お・そなえ【『御供え】** 「供え物」の丁寧語。お供物。●「お供え餅」の略。正月や祭礼の時に神仏に供える餅。まるく平たい大小の餅を二つ重ねる。 ***お・そば【『御『側】** ●「そば」の尊敬語。主君・主人などのそば。「―近くにつかえる」●主君・主人などのそばにつかえる人。近侍。 ***おそば【遅場】** 稲の実りがおそい地方。[対]早場。 **おそば‐まい【―米】** 稲の実りがおそい地方の米。[対]早場米。 **おそ・ばん【遅番】** 〔交替で仕事をするときの〕おそく出勤する番。遅出。[対]早番。 **おそ・まき【遅蒔き】** ●普通の時期よりおくれて種子をまくこと。また、その品種。[対]早まき。●時機におくれて物事をし始めること。「―ながら自己紹介します」 **おぞまし・い【悍ましい】** 《形》不快なほどいやな感じである。おそろしく、うとましい。「―・い事件」 **おそまつ【『御粗末】** 《形動》「そまつ」の丁寧語。〔軽蔑、または謙遜・自嘲などの気持ちをふくんだ言い方〕「―な演技だ」「―様でした」 **おそらく【恐らく】** 《副》(「恐らくは」の略。下に推量の語を伴って)多分。大方。「彼は―欠席だろう」 **おそるおそる【恐る恐る】** 《副》物事をこわがりながらするようす。こわごわ。おずおず。「―ゴリラに近づく」[類語]おっかなびっくり。 **おそるべき【恐るべき】** 《連語》〔文〕●ひどくおそろしい。「―殺人事件」●程度・価値などがひどく高いようす。非常な。「―才能」「―暑さ」[参考]①②とも連体詞的に使う。 ***おそれ【恐れ】** おそろしいと思う気持ち。恐怖。[コロ]「ーをいだく」「ーをなす{=こわがる}」 ***おそれ【畏れ】** 優れたもの、高貴の人などに対して服しうやまう気持ち。畏敬。「神へのー」 ***おそれ【虞】** 〈多く「…のー」の形で〉よくないことが起こるのではないかという心配。懸念。「高波の―がある」[表記]「恐れ」「惧れ」とも書く。[類語]危惧。 **おそれ・い・る【恐れ入る・畏れ入る】** 《自五》●申しわけなく思う。恐縮する。「ご親切、―・ります」[類語]いたみいる。●相手のすぐれた能力などにまいる。降参する。「一発でノックアウトとは―・る」●相手の非常識にあきれる。「しつこさには―・る」 **おそれ・おお・い【恐れ多い・畏れ多い】** 《形》●高貴な人に対し、礼を失するようで申しわけないようすだ。ありがたく、もったいない。「―・いお言葉」 **おそれ・おのの・く【恐れ『戦く】** 《自五》こわがってふるえあがる。戦慄する。 **おそれ・ながら【恐れ『乍ら】** 《副》恐れ多く思いますが。恐縮ですが。失礼ですが。「―一言申し上げます」[表記]ふつう「恐れながら」と書く。 **おそ・れる【恐れる・『怖れる・懼れる・畏れる】** 《他下一》●こわがる。●よくないことが起こるのを心配する。気づかう。「失敗を―・れる」●敬い、もったいなく思う。はばかる。「天帝を―・れる」[表記]③は多く「畏れる」と書く。[古]おそ・る《下二》。[類語と表現] > **類語と表現「恐れる(畏れる)」** *「死を恐れる・病気の伝染を恐れる・天界の神秘を畏れる」と言えば、それぞれ恐怖の念・危惧の念・畏敬の念を持つの意である。その名詞形「おそれ」にも、「老いへの恐れ・不良化の虞・天帝への畏れ」のように見事に意味の対応が見られる。形容詞「恐ろしい」は、他に「天才とは恐ろしい{=驚くべき}ものだ・恐ろしく{=非常に}暑い」の意を派生させた。「恐るべき才能」と言えば、「驚くべき」の意で、これには「恐ろしい」との共通性がある。副詞の「恐らく」は「危惧」の意から、「恐れ多い」は「畏敬」の意から出た。 ◆[恐怖の念]怖がる・おびえる・ひるむ・おののく・恐れおののく・動じる・びくつく・怖じる・怖じける・怖じ気立つ・おぞけ立つ/肝を冷やす・心胆を寒からしめる・背筋が寒くなる・身の毛がよだつ・戦慄が走る/戦々兢々 ◇[オノマトペ]ぞっと・ぎょっと・びくびく・はらはら・おどおど・おろおろ「する」・たじたじ「になる」 ◆[危惧の念]案じる・憂える・気にする・気になる・気にかかる・気にかける・気に病む・気づかう・胸を痛める・心にかける/心配・懸念・屈託・心痛・憂慮・憂患 ◆[畏敬の念]つつしむ・忌む・憚る・畏まる・控える・恐れ入る/恭敬・恭倹/恐懼・恐惶 > **使い分け「おそれる」** **恐れる** 〔こわがる。心配する〕死を恐れる・報復を恐れる・失敗を恐れるな **畏れる** 〔うやまう。はばかる〕師を畏れ敬う・神を畏(恐)れる・畏(恐)れ多いお言葉 [参考]「恐」は不安に思ってこわがる意、「畏」はすぐれたものや貴いものをうやまう意で意味によって使い分けは明確だが、畏怖する意では「恐れる/畏れる」共に用いる。 **おそろし・い【恐ろしい】** 《形》●恐怖を感じさせる。「―・いめにあう」[類語]こわい。●おどろくべきである。「恋心とは―・いもので」●物事の程度がふつうではない。はなはだしい。「―・く暑い」[古]おそろ・し《シク》。 > **類義語の使い分け 「恐ろしい・怖い」** [恐ろしい・怖い]恐ろしい(怖い)夢を見てうなされる [恐ろしい]恐ろしく暑い日だった/末恐ろしい子 [怖い]怖いもの知らずの男/怖いもの見たさ **おそわ・る【教わる】** 《他五》教えてもらう。教えられる。「絵を―・る」[類語]習う。[対]教える。[古]《四》。 **おそわ・れる【魘われる】** 《自下一》(「襲う」の受け身形から)夢の中で苦しめられる。うなされる。「悪夢に―・れる」[古]おそは・る《下二》。 **お‐そん【汚損】** 《名・自他サ》物がよごれたりきずついたりすること。物をよごしたりきずつけたりすること。 **オゾン** 〔理〕酸素の同素体。特有のにおいをもつ気体。空気{酸素}中の放電によって生じる。酸化力が大きく、漂白・殺菌などに使う。分子式はO₃。▽ozone <196> **―ホール** 〔理〕オゾン層{=地球の大気の層のうちでオゾンを比較的多くもつ領域}にできる、オゾン濃度の少ない領域。主に南極上空に出現する。大気中に放出されるフロンガスなどが原因とされる。▽ozone hole **おだ** 〔俗〕〈「―をあげる」の形で〉勝手なことを言う。「酔って―をあげる」 **お・だい【『御代】** 「代金」の丁寧語。 **お・たいこ【『御太鼓】** ●「おたいこむすび」の略。●たいこもち。[表記]②は「御幇間」とも書く。 **―むすび【―結び】** 女性の帯の結び方の一つ。太鼓の胴のように丸くふくらませたもの。おたいこ。 **お・だいもく【『御題目】** ●「題目」の丁寧語。●口先で唱えるだけで、実行できそうもない主張。 **おたいら・に【『御平らに】** 《連語》客に足をくずして楽にすわるようにすすめる語。「どうぞー」 **おた・おた** 《副・自サ》〔副詞は「―と」の形も〕あわてるだけでどうにもできず、うろうろするようす。 **お・たか・い【『御高い】** 《形》気位が高いようすだ。 **―く止ま・る** 《句》人を見くだした態度をとる。「美人だからといって―・るな」 **おたがいさま【『御互い様】** 相手も自分も同じ立場にあること。〔苦情やわびなどを言い合うのはやめようという意をふくむ〕「困るのはーだ」[類語]相身互い。 **お・たから【『御宝】** ●紙に刷った宝船の絵。よい初夢を見るために枕の下にしく。●〔俗〕お金。だいじな宝物。 **お・だき【雄滝・『男滝】** 一対になっている滝のうち、勢いがよくて幅の広いもの。[対]雌滝。 **お・たく【『御宅】** ■《名》●相手・他人を敬って、その家・家庭。●相手の夫を敬っていう語。●〔俗〕相手を敬って、その属する所。「―はボーナスが多いから…」●〔俗〕一つの事に異常にくわしく、他に関心を示さないマニアを揶揄していう語。[表記]多く、「オタク」と書く。■《代名》〔対称の人称代名詞〕〔俗〕あまり親しくない、ほぼ同等の相手に向かって、軽い敬意をはらっていう語。あなた。 **お・だく【汚濁】** 《名・自サ》〔水が〕よごれにごること。よごれ。けがれ。「水質の―」[参考]仏教関係では「おじょく」と読む。 **お・だけ【雄竹・『男竹】** マダケ・モウソウチクなど、大形の竹の称。[対]雌竹。 **おたけび【雄『叫び】** 〔文〕勇ましい叫び声。 **おたずねもの【『御尋ね者】** 警察で捜査中の容疑者。〔古風な言い方〕「―をとらえる」 **おたち・だい【『御立ち台】** ●身分の高い人が立って謁見や挨拶をする壇。●スポーツで、表彰台。また、野球で監督や殊勲選手が記者会見をする台。 **おたっし【『御達し】** 〔官庁・警察・上司などからの〕指示・命令。〔古風な言い方〕「その筋のーにより…」[類語]おふれ。通達。 **おだて【煽て】** おだてること。[コロ]「―に乗る」 **おだ・てる【煽てる】** 《他下一》相手の気に入るようなことを言って、いい気持ちにさせる。[古]おだ・つ《下二》。 **おたまじゃくし【御玉『杓子】** ●カエルの幼生。頭がまるく、尾で泳ぐ。●汁などをすくう、小さなまるいしゃくし。おたま。●〔俗〕音符。♪など。 **おたまや【『御霊屋】** 〔文〕貴人の霊をまつる建物。御霊屋。 **おため‐ごかし【『御『為ごかし】** (「ごかし」は接尾語)相手の利益をはかるように見せかけて、裏では自分の利益をたくらむこと。「―の親切」 **おだやか【穏やか】** 《形動》●静かで、やすらかなようす。「―な海」●静かに落ちついていて、角のたたないようす。「―に話す」 **―でない** 《句》ほうっておけない。「だましたとは―」 **おだわら‐ぢょうちん【小田原『提灯】** 江戸時代に小田原で作りはじめたといわれる提灯。円筒形で、伸び縮みする。 **おだわら・ひょうじょう【小田原評定】** 相談が長びいて、なかなかまとまらない相談。[故事]豊臣秀吉が小田原城を攻め囲んだとき、城中で北条家の和戦の評定がなかなか決まらなかったことから。 **おたんこなす** 《名・形動》〔俗〕間がぬけている・こと{人}。おたんちん。〔人をののしって言う〕 **おち【落ち】** ●落ちること。●うっかりして、しないでおくこと。手ぬかり。手落ち。「仕事に―がない」●〔落語などで〕しめくくりの洒落。下さげ。[コロ]「ーがつく」●行きつく当然の結果。結末。「泣きをみるのがーだ」 **おち・あ・う【落ち合う】** 《自五》●何人かが動いて行って、ある場所でいっしょになる。「三時に駅で―・う」●〔川がある地点で〕合流する。 **おちあゆ【落ち『鮎】** 九~一〇月ごろ、産卵のために川を下るアユ。さびあゆ。下り鮎。 **おち・い・る【陥る】** 《自五》(「落ち入る」の意)●低い所に落ちて、はまりこむ。「深みに―・る」●計略にかかる。おとしいれられる。「敵の術中に―・る」●攻め取られる。「城が―・る」●ある{悪い}状態になる。「失敗して自己嫌悪に―・る」「町が混乱に―・る」「重態に―・る」 <197> **おち‐うお【落ち魚】** ●産卵のために川を下る魚。●冬になって川の水温が下がるため、深い所などに移動する魚。●死んだ魚。 **おち‐うど【落『人】** (「おちうど」は「おちゅうど」の歴史的かなづかいによる表記)→おちゅうど。 **おちえん【落ち縁】** 和風建築で、座敷の高さより一段低く設けた縁側。[参考]ふつう、ぬれ縁をさす。 **おちおち【落ち落ち】** 《副》(「――と」の形も。下に打ち消しの語を伴って)落ち着いて。安心して。「夜も―眠れない」[表記]かなで書くことが多い。 **おちぐち【落ち口】** 水の流れが落ちこむ所。 **おち・くぼ・む【落ち『窪む】** 《自五》その部分が周囲から落ちこんだように低くなる。「やせて頬が―・む」 **おちこち【『遠近・『彼此】** 〔文〕遠くや近く。あちらこちら。 **おちこぼれ【落ち『零れ】** ●脱穀や俵詰めのとき、こぼれ落ちる・こと{穀物}。●全部おさまりきれずに残ったもの。●学校で、授業について行けない児童・生徒。 **おち・こ・む【落ち込む】** 《自五》●低い所に落ちてはいりこむ。おちいる。「穴に―・む」●周囲に比べて深くへこむ。くぼむ。「地面が―・む」●よくない状態になる。おちいる。「景気が―・む」●気分がしずむ。元気がなくなる。「目標を見失って―・む」 **おち・しお【落ち潮】** 「引き潮」に同じ。 **おちつき【落ち着き】** ●落ち着くこと。また、その態度。「―を失う」「―のない人」●〔置いた物の〕すわりぐあい。安定。「―の悪い花瓶」 **おちつき・はら・う【落ち着き払う】** 《自五》非常に落ち着いて、ゆっくり構える。 **おち・つ・く【落ち着く】** 《自五》●心や物事が安定した静かな状態になる。「天候が―・く」●物事の決まりがつく。〔議論などが〕結論に達して定まる。「最初の案に―・く」●住所・職業などが定まる。「生まれ故郷に―・く」●言動に、うわついた様子や感じがなくなる。「―・いて話す」●〔色などが〕調和がとれていて、けばけばしくない。「―・いた色のネクタイ」 **おち・つ・ける【落ち着ける】** 《他下一》〔気持ち・状態などを〕落ち着くようにする。 **おち‐ど【落ち度・越度】** 他から非難されるようなあやまち。手おち。「―を責める」[類語]過失。 **おち・の・びる【落ち延びる】** 《自上一》遠方までにげて行く。「犯人は外国へ―・びた」 **おち‐ば【落ち葉】** ●散った木の葉。落葉。[類語]枯れ葉。●落ち葉色。赤みをおびた茶色。 **おち‐ぶ・れる【落ちぶれる・『零『落れる・『落魄れる】** 《自下一》地位・生活状態などが以前よりもみじめな状態になる。[類語]なりさがる。うらぶれる。 **おちーぼ【落ち穂】** とり入れのすんだ田畑に落ちている、稲などの穂。「―拾い」 **おち・むしゃ【落ち武者】** いくさに負けてにげて行く武士。落人。 **おち‐め【落ち目】** 人の運が、悪い方向に向かいかかった状態。また、その時。「人気がーになる」 **お‐ちゃ【『御茶】** ●「茶」の丁寧語。●仕事の間の休憩。一服。「―にしよう」●茶の湯。「―の先生」 **――を濁・す** 《句》いい加減なことを言ったりしたりして、その場を適当にごまかす。 **――を挽・く** 《句》芸者などが、客がなくてひまでいる。[語源]客のつかない遊女が、葉茶を茶臼でひいて粉にする仕事をさせられたところからという。 **お‐ちゃうけ【『御茶請け】** 「茶請け」の丁寧語。 **おちゃっぴい** 《名・形動》〔俗〕少女がませたことを盛んに言ったりしたりして、ちゃめっ気があること。また、そのような少女。[類語]おしゃま。 **おちゃのこ【『御茶の子】** ●「茶の子」の丁寧語。●茶うけ。●朝飯前に仕事をするときに食べる軽い食事。●〔俗〕物事がたやすくできること。お茶の子さいさい。[参考]お茶の子①が簡単に食べられ、腹に残らないところから。[類語]朝飯前。 **おちゃ・ひき【『御茶『挽き】** 芸者などが客がなくてひまでいること。また、はやらない芸者。茶ひき。お茶っぴき。[参考]お茶を挽く。 **おちゃら・か・す** 《他五》〔俗〕ばかにしたように、からかう。ちゃかす。おひゃらかす。 **おちゅうげん【『御中元】** ちゅうげん(中元)②。 **おちゅうど【落『人】** (「おちびと」の音便)●戦いに負け、人目をしのんでにげて行く人。「平家の―」●物事に失敗し、人目をさけてにげて行く人。[表記]歴史的かなづかい「おちうど」の表記も広く用いられる。 **おち・ゆ・く【落ち行く】** 《自五》〔文〕●落ちのびて行く。逃げて行く。●結局、一つのところに帰着する。落ち着く。●だんだん落ちぶれて行く。[古]《四》。 **お・ちょう【雄『蝶】** ●雄のチョウ。●紅白の紙を雄のチョウにかたどって折ったもの。[対]①②雌蝶。 **おちょうし・もの【『御調子者】** ●いいかげんに調子を合わせる、信用できない人。●軽はずみで、のりやすい人。[類語]おっちょこちょい。 **おちょう‐めちょう【雄『蝶雌『蝶】** ●婚礼などのとき、銚子や提子につける雄蝶と雌蝶。●雄蝶雌蝶のついた銚子で三三九度の酒をつぐ人。 **おちょく・る** 《他五》〔俗〕からかう。[参考]関西地方から広がったことば。 **お・ちょこ【『御『猪口】** 「ちょこ」の丁寧語。 **おちょぼぐち【おちょぼ口】** つぼめて小さくした{かわいらしい}口つき。[参考]「ちょぼ」は「小さい」意。 **お・ちる【落ちる】** 《自上一》●高い方から低い方へ位置が移る。落下する。「階段から―・ちる」「葉が―・ちる」●月・太陽がしずむ。没する。「日が―・ちる」●注ぐ。●上方から光が射す。「木もれ日が地面に―・ちる」●〔視線などが〕その方向に向く。「視線が彼の上に―・ちた」●水が流れ込む。「東京湾に―・ちる川」●物の上に映る。「池の面に月影がー・ちる」●ついていたものがとれてなくなる。「色が―・ちる」●もれる。ぬける。「一字ー・ちる」●不合格になる。また、基準に達しない。「入試に―・ちる」「選挙に―・ちる」●ひそかににげる。へんぴな場所に移る。「田舎へ―・ちる」●堕落する。いやしくなる。「話が―・ちる」[表記]⑩は「堕ちる」とも書く。●おとった状態になる。おとろえる。「体力がー・ちる」「風が―・ちる{=風がやむ}」●よくない状態・位置におちいる。「成績が―・ちる」「味が―・ちる」「わなにー・ちる」●帰する。落ち着く。「結局―・ちるところは決まっている」[コロ]「腑に―・ちない」●その人の所有になる。「人手に―・ちる」●負けて敵に取られる。陥落する。「城が―・ちる」[表記]⑯は「陥ちる」とも書く。●負ける。●本音をはく。白状する。「被疑者が―・ちる」●くどかれて意に従う。「彼の情熱にとうとうー・ちた」●柔道などで、気絶する。●〈「眠りに―・ちる」の形で〉ねいる。[古]お・つ《上二》。 <198> **おつ【乙】** ■《名》●十干の二番目。きのと。●〔物事の等級で〕第二位。[句]「甲ーつけがたい」●(「甲・丙…」などと対立的に用いて)物の順序を表したり、ものの名のかわりに使ったりする語。「甲はーに対して金五万円なりを支払うものとする」■《形動》●一風変わっていて、趣があるようす。「―な味」●いつもとちがうようす。妙である。変。「―にからむ」 **おっ【押っ】** 《接頭》(「押し」の転)〔俗〕動詞の上につけて意味を強める。「―ぽり出す」「―たまげる」 **お・つかいもの【『御遣い物】** 他の人への贈り物。御進物。 **おっかけ【追っ掛け】** (「おいかけ」の音便)〔俗〕追いかける・こと{人}。特に、タレントなどを追いかける人。「タレントのー」[類語]グルーピー。 **おっ・か・ける【追っ掛ける】** 《他下一》(「おいかける」の音便)〔俗〕おいかける。 **おっかな・い** 《形》〔俗〕こわい。おそろしい。 **おっかなびっくり** 《副》〔俗〕びくびくしながら物事をするようす。こわごわ。[類語]おそるおそる。 **おっ・かぶ・せる【押っ『被せる】** 《他下一》(「おっ」は接頭語)●「かぶせる」を強めて言う語。勢いよくかぶせる。●物事の原因や責任を他人に負わせる。おしつける。なすりつける。●〈多く「―・せて」「―・せるように」などの形で〉威圧するような態度に出る。「―・せるように命じる」●他人が何かをし終わるやいなや、それを否定するようなことをする。「言いかけたのを、―・せて止める」 **おつかれさま【『御疲れ様】** 相手の労苦をねぎらっていう語。また、仕事を終えて帰る人にいう挨拶の語。「長時間―でした」[参考]おもに目上の人に対していう。[類語]ご苦労様。 **お・つき【『御付き】** 地位や身分の高い人のそばについてその人の世話をする人。「―の者」[類語]お供。 **おっくう【億劫】** 《形動》(「おくごう{億劫}」の転。「長い時間がかかり、すぐにはできない」の意から)気がすすまず、めんどうなようす。「口をきくのもーだ」 **お・つくり【『御作り】** ●〔女性語〕化粧。●刺身。「ヒラメのー」[参考]主に西日本でいう。[表記]②は「御造り」とも書く。 **お・つけ【『御付け・『御『汁】** みそしる。おみおつけ。[表記]多くかなで書く。[参考]もと、女房詞。 **お‐つげ【『御告げ】** 神仏の託宣。 **おっこ・ちる** 《自上一》〔俗〕落ちる。[参考]主に関東地方でいう。 **おっこと・す** 《他五》〔俗〕落とす。 **おっさん** 〔俗〕(「おじさん」の転)中年の男性を親しんで、またぞんざいに呼ぶ語。 **おっしゃ・る【『仰る・『仰『有る】** 《自五》(「おおせある」の転)●「言う」の尊敬語。言われる。「先生の―・ることをきく」[参考]命令形と、助動詞「ます」につく連用形は、語尾が「い」になる。「はっきりと―・い」●(「…と―・る」の形で、人名を受けて)そういう名前でいらっしゃる。「メリー様と―・る方」[古]《四》。 **オッズ** ●賭け事の賭け率。●競馬などの賭け金に対する配当の率。▽odds **おっちょこちょい** 《名・形動》〔俗〕気持ちがうわついていて、考えが浅い・こと{人}。[類語]お調子者。 **おっつーかっつ** 《形動》状態・結果・成績などの差が、ほとんどないようす。同程度。「二人の実力はーだ」[参考]「追っつ縋っつ」、または「打っつ搗かって」のなまりともいう。[類語]ちょぼちょぼ。とんとん。 **おっつ・く【追っ付く】** 《自五》(「追い付く」の音便)おいつく。「何度おわびをしたって―・かない」 **おっ-つけ【追っ付け】** 《副》まもなく。程なく。〔ふつう、下に予想を表す語を伴う〕「―帰ってくるだろう」 **おっ・つ・ける【押っ付ける】** 《他下一》(「おしつける」の音便)●〔俗〕「おしつける」を強めていう語。●相撲で、相手に差させないように自分の脇をくっつけて相手の腕を手のひらでつかむようにおさえる。 ***おって【追っ手】** にげる者を捕まえようとして追いかける人。おいて。[コロ]「ーがかかる」 **おって【追って】** ■《副》〔時・場所などをかえて〕のちほど。あとで。後刻。「―連絡します」[表記]「逐って」とも書く。■《接続》手紙文・掲示などで、一度書きおえた文章に改めてつけ加えて書くとき、その文頭に使う語。つけ加えて。[表記]「追而」と書くこともある。 **―がき【―書き・追而書】** 書き終わった手紙の文章のあとに、つけたして書く・こと{文章}。追伸。二伸。 **おっと【夫・『良『人】** (「おひと{男人}」の転)結婚している男女のうちの、男性の方の称。妻の配偶者。[類語]亭主。[尊敬]御主人。夫君。[対]妻。 **おっとせい【膃『肘『臍】** アシカ科の動物。北太平洋に群れをなしてすむ。あしは、ひれ状で、毛が多く生える。[参考]アイヌ語onnepからといわれる。 **おつとめ【『御勤め】** ●「勤め」の丁寧語。●特に、僧の勤行。 **―ひん【―品】** 値引きして安く売られている品物。 **おっとり** 《副・自サ》〔副詞は「―と」の形も〕こまかいことにこだわらず、ゆったりとしているようす。こせこせしないようす。「―した人」 **おっとり・がたな【押っ取り刀】** ●急に事が起こったとき、刀を腰にささず手に持ったまま行動を起こすこと。●急な事件などのとき、取るものも取りあえず急いで行くようす。[コロ]「―でかけつける」 **おつ‐にょう【乙『繞】** 漢字の部首「乙」「?{乙の変形}」の称。 **おっぱら・う【追っ払う】** 《他五》〔俗〕(「追い払う」の音便)おいはらう。 **おつぼね【『御局】** ●〔古〕宮中で局{個室}を与えられた女官。●江戸時代の将軍家で、局を与えられた奥女中。●〔俗〕職場の古株の女性。 **おっぽりだ・す【押っ『放り出す】** 《他五》(「おっ」は接頭語)〔俗〕「ほうりだす」を強めていう語。 **おつまみ【『御『摘み】** 「つまみ②」の丁寧語。 **おつむ** (「おつむり{御頭}」の略)あたま。〔おもに女性が幼児に対して使う語〕「―てんてん」 **おつもり【『御積もり】** 酒盛りで、それで飲みおさめにする最後の酒。また、酒宴の終わり。 **おって【『御手】** ●「手」の尊敬語。●他人の筆跡の尊敬語。●犬などに前足をあげさせる芸。「―を教える」 **お・てあげ【『御手上げ】** (降参して手をあげる意)行きづまってどうしようもなくなること。「商売もーだ」 **お・でい【汚泥】** 〔文〕きたないどろ。 **お‐でいり【『御出入り】** 「出入り②」の尊敬・丁寧語。〔訪問先を敬っていう語〕「―の商人」「―禁止」 **お・でき【『御出来】** 「でき物」の丁寧語。はれもの。[表記]かなで書くことが多い。 <199> **おでこ【『御出子】** ●ひたいが高く出ている・こと{人}。ひたい。[表記]かなで書くことが多い。 **おってしょ【『御手『塩】** 〔女性語〕手塩皿。 **お・てだま【『御手玉】** ●小さな布の袋に豆などを入れて縫ったおもちゃ。また、それを数個使った遊び。●〔俗〕野球で、ボールを取るとき、一、二度はじくこと。 **お・てつき【『御手付き】** ●歌がるたで、あやまってちがう札に手をつけること。●〔俗〕主人が使用人の女性と肉体関係を結ぶこと。また、その女性。 **おてつだい・さん【『御〈手伝い〉さん】** 家事の手伝いを職業として{住みこみで}働く女性。[参考]「女中」の語感をきらった、新しい呼び方。 **おて・の・もの【『御手の物】** なれていて、わけなくできる・こと{わざ}。得意{のわざ}。「プログラミングはーだ」 **お・てまえ【『御手前】** ■《名》●「手前④」の丁寧語。あることをする技量・手並み。●茶の湯の作法・様式。また、その手並み。[表記]②は「御点前」とも書く。■《代名》〔対称の人称代名詞〕〔文〕武士が同じ身分の相手を呼んだ語。[類語]そこもと。貴殿。貴公。 **お・でまし【『御出『座し】** 「外出・出席」などの尊敬語。「国王がーになる」 **お・てもと【『御手『許・『御手元】** ●「てもと」の尊敬・丁寧語。●料理屋で、客の使う箸の丁寧語。 **お・てもり【御手盛り】** ●自分が食べるために、自分で食べ物を器に盛ること。●自分に都合のいいように、自分で勝手にとりはからうこと。「―予算」 **おて・やわらか【『御手柔らか】** 《形動》あまり手ひどくなく、技・力などを加減してあつかうようす。ほどほど。〔多く「―に」の形で、試合・けいこなどを始める時に挨拶のことばとして用いる〕「―に願います」 **お・てん【汚点】** ●ぽつんとついたよごれ。しみ。また、きたないところ。●〔歴史や仕事の上に残された〕不名誉なできごと。[コロ]「オリンピック史上に―を残す」 **おでん【『御田】** 鍋料理の一つ。がんもどき・はんぺん・こんにゃく・大根・昆布などを薄味のだしでにこんだ料理。[参考]「田楽」の「田」に「お」をつけた語。[表記]かなで書くことが多い。 **お・てんき【『御天気】** ●「天気」の丁寧語。「―がよい」●人の機嫌。また、機嫌がよいこと。「―をうかがう」 **―や【―屋】** 気分・機嫌の変わりやすい人。お天気者。 **おてんとさま【『御天道様】** 「太陽」を敬い、親しんだ言い方。おてんとうさま。[類語]お日様。 **おてんば【『御転婆】** 《名・形動》少女・若い女性が、元気に男性的に行動すること。また、その人。おはせ。 **おと【音】** ●物が振動した時に聴覚に感じられるもの。「―がする」「―を立ててくずれる」[類語]音ね。響き。鳴り。●評判。[句]「ーに聞く{=有名な}」●漢字の部首「音・?」の称。 **おと‐あわせ【音合わせ】** ●合奏や合唱を始める前に、音の高さや調子を合わせること。●放送・演劇などで、音楽や効果音などをテストすること。 **おとうさん【お〈父さん〉・『御〈父さん〉】** 子供が自分の父親を敬い親しんで呼びかけるとき、また指示するときに用いる語。[対]お母さん。 **おとうと【弟】** (「おと{=若い}ひと」の音便)●同じ親から生まれた兄弟のうち、年下の男性。[参考]異父弟・異母弟にも言う。「腹違いの―」[尊敬]賢弟。令弟。[謙譲]愚弟。●配偶者の兄弟で、配偶者より年下の男性。また、妹の夫。義弟。[表記]②は「義弟」とも当てる。●年少の男性を親しんでいう語。[対]①~③兄。→[類語と表現]「兄弟・姉妹」 **―でし【―弟子】** 同じ師匠・先生のところへあとから入門した男性の弟子。[対]兄弟子。 **―ぶん【―分】** 弟と同じ扱いを受ける人。かりに弟と定めた人。[対]兄分。 **お・とおし【『御通し】** 料理屋で、酒のさかなとして最初に出る簡単な料理。通し物。つきだし。通し。 **おどおど【『怖『怖】** 《副・自サ》〔副詞は「―と」の形も〕こわがったり、不安だったりして態度が落ち着かないようす。「―した目つき」[類語]びくびく。おずおず。 **おとがい【頤】** あご。特に、下あご。〔やや古風な言い方〕 **―を解・く** 《句》〔あごがはずれるほど〕大笑いする。 **おどか・す【脅かす・『威かす・『嚇かす】** 《他五》●相手に恐怖心をおこさせる。こわがらせる。[類語]おびやかす。威嚇。脅迫。●おどろかす。びっくりさせる。「物陰にかくれていて―・す」 **おーとぎ【『御伽】** (「とぎ」の丁寧語)●〔高貴な人の〕そばにつきそって話し相手になり、退屈をなぐさめる・こと{人}。②〔高貴な男性に〕添い寝する・こと{女性}。●死者の枕もとで通夜をすること。夜伽。●「おとぎばなし」の略。 **―ぞうし【―草子】** 室町時代から江戸時代初期にかけて作られた短編小説の総称。一寸法師・物くさ太郎・鉢かづきなど。 **―ばなし【―話・―『噺】** ●御伽のための話。退屈をなぐさめる話。●子供に聞かせるための、昔からある空想的な物語。[類語]童話。●あまりにも現実ばなれのした話。 **お・どく【汚毒】** 《名・他サ》〔文〕毒でけがすこと。また、その毒。 **おど・ける【『戯ける】** 《自下一》わざとこっけいな言動をする。「―・けたしぐさ」[表記]「お道化る」とも当てる。 **おとこ【男】** ●人間の性別の一つ。一般に力が強く、子供を生ませる器官をもつとされる。男子。男性。●成人した男性。一人前の男性。「―の約束」[丁寧]殿方。●女性と肉体関係をもった男性。童貞でなくなった男性。●男性としての面目・体面。「―がすたる」●情夫。情人。[対]①~③、⑤女。 **――は度胸女は愛敬** 《句》男は胆力の強いのがよく、女は愛想がよくかわいらしいことが大切である。 **――を上・げる** 《句》りっぱな{勇敢な}ことをして、男としての面目をほどこす。[対]男を下げる。 **――を売・る** 《句》男気があるという評判を広める。 **おとこ・いっぴき【男一匹】** 恥じることのない一人前の男子であることを強めていう語。 **おとこ・おび【男帯】** 男がしめる帯。幅がせまい。角帯・兵児帯・三尺帯など。[対]女帯。 **おとこ・おんな【男女】** 男{女}でありながら女{男}のような性質・特徴をもつ人。 **おとこぎ【男気・俠気】** ●男らしい勇気のある気性。●自分の身を犠牲にしても困っている人を助けようとする気性。義俠心。俠気。「―がある」 **おとこ‐くさ・い【男臭い】** 《形》●男性の体臭がついているようすだ。「―・い部屋」●いかにも男性的な感じがするようすだ。「―・い職場」[類語]男っぽい。 **おとこ‐ごころ【男心】** ●男性特有の心理。男性が持つのにふさわしい心。●男性の浮気な心。●男性が女性にひかれる心。「―をかき立てる」[対]①~③女心。 <200> **――と秋の空** 《句》女性に対する男性の愛情は、秋の空のように変わりやすいということ。また、秋の天候が変わりやすいことのたとえ。 **おとこ‐ざか【男坂】** 〔神社・寺などの参道にある〕二つの坂のうち、急な方の坂。[対]女坂。 **おとこ・ざかり【男盛り】** 男の一生の間で、心身ともに充実し最も元気よく活躍すべき時期{であること}。[参考]ふつう、三五歳ごろから五〇歳ごろまでを言う。[類語]壮年。働き盛り。[対]女盛り。 **おとこーじょたい【男所帯・男『世帯】** 男性ばかりで生活している所帯。[対]女所帯。 **おとこーずき【男好き】** ●女性がひどく男性を好むこと。また、その女性。●「―のする」の形で〉〔女性の容姿・気質が〕男性の好みに合う。「―のする顔」[対]②女好き。 **おとこ‐だて【男『伊『達】** (男性の面目を立てる意から)義理人情を重んじ、命を捨てても強い者をくじき弱い者を助ける・こと{人}。俠客。[類語]男気。 **おとこ‐つーぷり【男っ振り】** 「おとこぶり」の転。[対]女っぷり。 **おとこ‐っぽ・い【男っぽい】** 《形》●たくましくて男らしい。いかにも男性的である。●性格・好みなどが、男性ではないのに男性のようである。[類語]①②男臭い。 **おとこ‐で【男手】** ●〔古〕漢字。男文字。●男性が書いた筆跡。男文字。●男性の労働力。また、男性の働き手。「―がない」[対]①~③女手。 **おとこ・なき【男泣き】** 《名・自サ》めったに泣かないはずの男性がこらえきれずに泣くこと。「―に泣く」 **おとこ・の・こ【男の子】** ●男性の、まだ一人前でない者。●若い男性。 **おとこ・ひでり【男『旱】** (男性の数が少なく)女性が恋愛や結婚の相手に不自由する状態。[対]女旱り。 **おとこぶり【男振り】** ●男性としての風采・容姿。男前。「ーが上がる」●男性としての面目。=男っぷり。[対]①②女振り。 **おとこ・まえ【男前】** 男ぶりがよい・こと{人}。美男。「彼はなかなかの―だ」 **おとこ・まさり【男勝り】** 《名・形動》女性が男性をしのぐほど気性がしっかりしていること。また、そのような女性。[類語]女丈夫。 **おとこ‐みょうり【男冥利】** 男性に生まれたという幸せ。男性に生まれた甲斐。男冥加。 **――に尽・きる** 《句》男性としてこれ以上幸せなことはない。 **おとこ・むすび【男結び】** ひもの結び方の一つ。ひもの右端を上から左の下に回し、それを右に返して輪を作り、左端をその輪に通して結ぶ。[対]女結び。 **おとこ‐もじ【男文字】** 男手②。[対]女文字。 **おとこ・もち【男持ち】** 男性が持つのに適するように作ったもの。「―のかさ」[類語]男物。[対]女持ち。 **おとこ・もの【男物】** 男性が使うように作った品物。[類語]男持ち。[対]女物。 **おとこーやく【男役】** 演劇などで、女優が男性の役をすること。また、その女優。 **おとこ‐やもめ【男『鰥】** (妻と死別または生別して)再婚しないでいる男性。[句]「ーにうじがわく」[対]女寡。 **おとこ‐らし・い【男らしい】** 《形》性質・態度・身体的特徴などに、強さ・たくましさ・潔さなどがあって、いかにも男性であると感じさせるようすである。「―・くあきらめる」[類語]おおしい。男性的。[対]女らしい。 **おと・さた【音沙汰】** (「おと」「さた」ともに古くは「たより」の意)たより。消息。「何のーもない」 **おとし【落とし】** ●落とすこと。「原稿に見―がある」●落とし穴。わな。●話の結末。おち。「―話」 ***おどし【『滅】** (「緒通す」の意の動詞「をどす」の名詞形)よろいの胴や草摺りなどを組み立てるために、札をひもや革紐でつづり合わせる・こと{もの}。[参考]その色合いによって「赤糸おどし」「裾濃おどし」などと呼ぶ。 ***おどし【脅し・『威し・『嚇し】** ●おどすこと。おどかし。「そんな―はきかない」[コロ]「―をかける」[類語]威嚇。脅い。脅迫。●「かかし」のこと。すずめおどし。 **おとし・あな【落とし穴】** ●上にのった人・動物などが落ちこむようにしかけた穴。●人をだまして失敗させる計略。[類語]②陥穽。 **おとし・い・れる【陥れる】** 《他下一》(「落とし入れる」の意)●中に落ちこませる。●〔城・陣地などを〕攻め落とす。陥落させる。●人を{だまして}不利な立場に追いやる。計略にかける。「罪なき人を―・れる」「大混乱に―・れる」[類語]追い込む。 **おとし・がみ【落とし紙】** 便所で使う紙。ちり紙。 **おとしご【落とし子】** ●おとしだね。●ある物事から生じた、{予想外の}好ましくない結果。「大気汚染は高度成長経済のーだ」 **おとし・だね【落とし『胤】** 〔身分の高い人が〕妻以外の女性に産ませた子。おとしご。こぼれだね。落胤。 **おとしだま【『御年玉】** 〔子供や使用人におくる〕新年の贈り物。[参考]「年玉」は「年の賜物」の意。 **おどし・つ・ける【脅し付ける・『威し付ける】** 《他下一》激しい勢いでおどす。 **おとしどころ【落とし所】** 〔用意した〕交渉などを決着させる・内容{妥協点}。「貿易摩擦の―」 **おとし・ばなし【落とし話・落とし『噺】** ●うまいしゃれや地口を用いて最後をしめくくる話。●落語。 **おとしぶた【落とし蓋】** ●なべのふちより小さく作った、ふた。なべの中の物が煮くずれしないようにする。●箱にはめこんで上下に開閉させるふた。 **おとし・ぶみ【落とし文】** ●昔、公然とは言えない風刺や批判を匿名で書いて、わざと道などに落としておく文書。落書。●オトシブミ科の昆虫。[参考]卵をうみつけた葉を筒状に巻く形が巻物の手紙に似ているところからいう。 **おとしょまえ【落とし前】** 〔俗〕〈多く「―をつける」の形で〉〔やくざなどの間で〕けんかやもめごとの後始末。また、そのための金銭。 **おとし・める【貶める】** 《他下一》おとったものとしてばかにする。見くだす。さげすむ。「自らを―・めるな」 **おとし「もの【落とし物】** 気づかずに持ち物を落とすこと。また、その品物。[類語]遺失物。[対]拾い物。 **おどしもんく【脅し文句】** 相手をおどすためのことば。 <201> **おと・す【落とす】**《他五》●落ちさせる。落下させる。「涙を―・す」「コップを―・す」「肩を―・す」●注ぐ。●光で照らす。「明るい光を地表に―・す」●視線などをその方向に向ける。特に、下に向ける。「目を紙面に―・す」●水を流す。「川の水を貯水池に―・す」「ふろの湯を―・す」●物の上に影をうつす。「水面に影を―・す」●ついていたものを取り除く。「垢を―・す」「ぜい肉を―・す」●〔取るべきものを〕取りそこなう。「英語の単位を―・す」●もらす。ぬかす。「メンバーから―・す」●〔持ち物などを〕なくす。「財布を―・す」「命を―・す」●なくなるようにする。「かまどの火を―・す」●落第させる。●こっそり逃げ去らせる。「子供を奥州に―・す」〔古風な言い方〕●おとった状態にする。また、おとろえさせる。「評判を―・す」「生産を―・す」●おちぶれさす。堕落させる。「身をやくざに―・す」●よくない状態・場所におちいらせる。「人を罪に―・す」●敵をうち破って手に入れる。陥落させる。「城を―・す」●手にはいるようにする。「オークションで名画を―・す」●くどいて自分の意に従わせる。「通い続けて相手を―・す」●柔道で、気絶させる。「締め技で―・す」●落語などの最後に、しゃれなどでしめくくりをする。「うまい下げで―・す」文《四》。 **おど・す【脅す・威す・嚇す】**《他五》●相手の不利になるようなことを示して、こわがらせる。恐れさせる。「―・して金を巻き上げる」類語{るいご}おびやかす。威嚇{いかく}。脅迫。●〔俗〕びっくりさせる。おどかす。図《四》。 **おとずれ【訪れ】** 恋[文]おとずれること。訪問。来訪。「春の―」●〔手紙での〕たより。消息。音信{おんしん}。 **おとず・れる【訪れる】** こ《文》■《他下一》ある場所や人の居所をたずねる。訪問する。「故郷を―・れる」■《自下一》〔ある季節・時期・状態などが〕やってくる。「平和な日々がー・れる」「転機が―・れる」[表記]現代仮名遣いでは「おとづれる」も許容。おとづ・る《下二》。 **おとつい【一昨日】** おととい。[参考]「をちつ日」からの転。「をち」は「彼方{かなた}」、「つ」は「・・・の」の意。 **おととい【一昨日】** 縫(「おとつい」の転)昨日の前の日。おとつい。一昨日{いっさくじつ}。―来い《句》人をののしって追いはらうときのことば。「二度と来るな」の意。 **おととし【一昨年】** 去年の前の年。一昨年{いっさくねん}。 **お・とも【御供・御伴】** 《名・自サ》〔目上の人などに〕付きそって行く・こと(人)。類語{るいご}お供。随行。●〔料理屋などで〕帰る客を送るために呼ぶ自動車。「―が参りました」 **おとーや【乙矢・弟矢】** 射芸で、二本持った矢のうち、二番目に射る矢。二の矢。団甲矢{はや}。 **おどら・す【踊らす】**《他五》●踊るようにさせる。●人を陰で操って、自分の意のままに動かす。「部長に―・されているだけだ」=踊らせる。文《四》。 **おどら・す【躍らす】** 能《他五》●躍るようにさせる。●〈「心を―・す」「胸を―・す」の形で〉〔喜びや期待のために〕心をわくわくさせる。=躍らせる。文《四》。 **おと‐どり【音録り・音取り】** 〔俗]音声の録音。 **おとり【囮】** ℃(「招{おぎ}鳥」の転か)●鳥やけものを招き寄せて捕らえるために使う、同類の鳥やけもの。●相手をさそいよせ、おとしいれるために利用する・もの(人)。「一広告」 **おどり【踊り】** ●〔音楽にあわせて〕手足や体を動かし、喜怒哀楽の感情を形に表すこと。舞踊。舞踏。ダンス。●「踊り字」の略。 **おどり・あがる【躍り上がる】** 作《自五》●〔勢いよく〕とびあがる。はねあがる。●喜びや驚きのためにとびあがる。はねあがる。「合格の知らせに―・る」 **おどり・かか・る【躍り掛かる・躍り懸かる】** 管《自五》身をおどらせて飛びかかる。勢いよく飛びかかる。「ネコがネズミに―・る」 **おどり・ぐい【躍り食い・踊り食い】** 災。エビや白魚などを生きたままポン酢などにつけて食べること。 **おどり・くる・う【踊り狂う】**《自五》夢中になって激しく踊る。 **おどり・こ【踊り子】** 管●踊りをおどる少女。●おどることを職業にしている女性。〔俗]ひよめき。 **おどり・こ・む【躍り込む】** 作《自五》身をおどらせて飛びこむ。勢いよく飛びこむ。また、攻めこむ。 **おとり・さま【御酉様】** 「酉の市」の丁寧語。 **おどり・じ【踊り字】** 管同じ文字が続くとき、あとの文字に代えて用いる符号。「々」「3」「く」「ゝ」など。繰り返し符号。重ね字。畳字{じょうじ}。おどり。[参考]「常常{じょうじょう}」を「常々」のように書いて使う。 **オドメーター** 自動車などにとりつけて走行距離を記録する器械。総走行距離計。▷odometer **おとり・そうさ【囮捜査】** 警官などに犯罪グループの一員や被害者のふりをさせて、犯人が犯罪を実行するのを待ってから逮捕する捜査方法。 **おとな【大人】** ●社会的に一人前に成長した人。成人。団子供。「――だ」「―に」の形で〉●思慮・分別が十分にある・こと(人)。〔ふつう比較的若い成人についていう〕「年のわりになかなかの―だ」●聞き分けがよくおとなしくしていること。〔おとなが子供についていう語〕「坊や、―にしているのよ」―がい【―買い】〔俗〕大人が、子供向けの商品を一度に大量に買うこと。[参考]特に、一つ一つ買い集める低価格の商品を、一度にまとめて買いそろえることを指すことが多い。―げ・な・い【―気無い】《形》〔言動が〕思慮分別のある一人前のおとなにふさわしくない。・びる《自上一》おとなのようになる。おとならしくなる。「―・びたものの言い方」 **おとな・う【訪う】** 錠(「音」+接尾語「なふ」)■《自他五》〔文〕訪問する。おとずれる。「古寺を―・う」《四》。■《自五》〔文〕声を出して来訪した旨を告げる。「門の近くに立って―・う」[表記]目は「音なう」と書くことが多い。文《四》。 **おとなし・い【温和しい】**《形》《「大人」を形容詞化した語》●〔性質・態度などが〕落ちついていて、もの静かである。「ひとりで―・く遊ぶ」●さからわない。素直である。「説得されて―・く帰る」●〔服装・色どりなどが〕はででない。「―・い模様」[表記]①~③は「大人しい」「音無しい」とも書く。図おとな・し《シク》。 **おとなし・やか【温和しやか】**《形動》落ちついていて、もの静かなようす。「――な物言い」 **おとひめ【乙姫】** 竜宮に住むという、美しい女性。浦島太郎の伝説に出てくる。[参考]本来、「妹にあたる姫」あるいは「年若い姫」の意。 **おとめ【乙女・少女】** 結婚していない年の若い女性。むすめ。少女{しょうじょ}。―ご【―子】〔雅〕少女。[参考]語調を整えるときなどに使う。 <202> おかすのを待って逮捕する捜査方法。 **おどり!でる【躍り出る】** ㊛《自下一》●勢いよくとび出す。●勢いよく他をぬいて目立った場所・位置につく。「出世の最短コースにー・でる」 **おどり・ば【踊り場】** ●踊る場所。●階段の中ほどで、他の踏み板より広くなった所 **おと・る【劣る】** 《自五》●〔価値、または能力・数量などが〕他のものに比べて低い、または少ない状態である。ひけをとる。「数においては数段―・る」●〈「・・・に―・らず」の形で〉・・・と同じように。「今年の冬は去年に―・らず寒さが厳しい」㊜まさる。図《四》。 ***おど・る【踊る】** 《自五》(「躍る」と同語源)●歌や音楽にあわせ、体を動かし、さまざまな美しい身ぶり手ぶりをする。[参考]「踊り」または踊りの種類を表す語を目的語にとって他動詞としても用いる。「バレエを―・る」●人の言うままに操られて行動する。「札束に―・らされる」図《四》。 >使い分け「おどる」 踊る〔リズムに合わせておどる。操られて行動する〕ワルツを踊る・会議は踊る・笛吹けども踊らず・盆踊り・踊り子・人に踊らされる 躍る〔はね上がる。とび上がる〕魚が躍る・小躍りして喜ぶ・胸が躍る・字が躍る・躍り出る [参考]「盆踊りの輪に踊り込む/敵陣に躍り込む」のように、複合語で使い分けることがある。前者は踊りながら加わる意、後者は勢いよく飛び込む意。 ***おど・る【躍る】** 《自五》(「踊る」と同語源)●とびあがる。はねあがる。「魚が―・る」●律動的にはげしく動く。躍動する。●書いた字が乱れる。また、活宇がおどるように並ぶ。「プラカードにスローガンが―・っている」●〔喜びや期待のために〕心がどきどきする。わくわくする。文《四》。[使い分け] **おどろ【棘】** 《名・形動》〔文〕●草木が乱れしげっている・こと(所)。「―におおわれた廃屋」●髪の毛などがひどく乱れていること。「髪を―にふり乱した女」 **おとろ・える【衰える】** 《自下一》力・勢いなどが弱まる。「体力が―・える」「国が―・える」[類語](5)衰弱。衰微。㊜栄える。おとろ・ふ《下二》。 **おどろおどろし・い** 《形》〔文〕おそろしい。気味が悪い。「―・い形相」 **おどろか・す【驚かす】** 《他五》●(わざと)びっくりさせる。おどろかせる。「世間を―・す大事件」②〔文〕眠っているものを目覚めさせる。文《四》。 **おどろき【驚き・愕き・駭き】** おどろくこと。「―の目をみはる」[類語]仰天。驚愕{きょうがく}。驚嘆。―桃の木山椒の木《句》〔「驚き」の「き」に「木」をかけて〕おどろいたときにしゃれて言うことば。 **おどろき・い・る【驚き入る】** 《自五》(「入る」は、はなはだしい意の接尾語》ひどくおどろく。「―・った話だ」「あざやかな手並みに―・る」 **おどろ・く【驚く・愕く・駭く】** 《自五》〔思いがけないことにであって〕心が平静を失う。びっくりする。「美しさに―・く」文《四》。[類語と表現] >類語と表現「驚く」 *予期しないことに接した時に、人が示すとっさの反応が「驚き」である。感情とは言い切れない、原初的な、このとっさの反応は、何よりもまず、心を取り乱した状態と直結する(地震に驚く・父の死に驚く)。「~に」の形で、評価を高めた語を受けるときは〈感嘆〉の表現となり、評価を低めた語を受けるときは多く〈愛想づかし〉の表現となる(彼女の熱意に驚く・宇宙の神秘に驚く/彼の怠惰に驚く・政治家の巧言に驚く)。 ◆驚き入る・驚きあきれる・たまげる・ぶったまげる・びっくりする・びっくり仰天する・愕然とする・一驚を喫する/()驚愕・驚嘆・驚動・驚倒・喫驚・動転・聳動・震駭 [動詞表現]腰を抜かす・肝を潰す・舌を巻く・息を呑のむ・目を疑う・目を見張る・目を丸くする・目を白黒させる [オノマトペ]ぎょっと・はっと・どきっと・ぎくっと(する) **おない‐どし【同い年】** (「おなじとし」の音便)同じ年齢。「彼と私はーだ」 **お・なか【『御中・御腹】** 腹。また、胃腸。「――が痛い」[参考]もと、女房詞にも。表記多くかなで書く。 **お・なが【尾長】** ㊛●尾が長いこと。●カラス科の鳥。尾が長く淡青色で、体は灰色。 **おなが‐どり【尾長鳥】** 日本固有のニワトリの一品種。雄の尾は非常に長く、六~一〇㍍にも達する。愛玩観賞用。特別天然記念物。長尾鶏{ちょうびけい}。㊛。 **お・ながれ【『御流れ】** ●目上の人が飲んでいた杯を借りて酒をついでもらって飲とこ。また、その酒。㊛「―をちょうだいする」●目上の人の使い古しをもらうこと。また、その品物。お下がり。●予定していた事柄がとりやめになること。「雨で遠足は―だ」[類語]中止。 **お・なぐさみ【『御慰み】** ●座興。●楽しみなこと。お楽しみ。「うまくいったら―」[参考]ふざけた気持ちをこめて使うことが多い。 **おなご【女子】** ㊛(「おんなご」の転)●女の子供。●女の人。女性。〔古風な言い方〕 **おなじ【同じ】** ■《形動》(もとシク活用形容詞であったものが、形容動詞語幹になったもの。連体形「同じな」は、「同じなのに」「同じなので」のような場合にのみ用いられて、体言に続くときは語幹「同じ」が用いられる)●AとB二つのものが、入れかわってもかわりがないようす。●そのものである。同一である。共通である。「―屋根の下」●〔そのものとしてはちがうが〕種類・程度は区別がないようす。「―長さの棒」[類語]等しい。等し並み。負けず劣らず。どっこいどっこい。とんとん。似たり寄ったり。おっつかっつ。ちょぼちょぼ。同様。同然。同等。一樣。一律。画一。均一。均等。平等。対等。互角。五分。五分五分。伯仲。千篇一律。同工異曲。大同小異。五十歩百歩。甲乙つけ難い。団栗{どんぐり}の背くらべ。タイ。イーブン。イコール。■《副》〈「同じ・・・なら」の形で〉「同じ・・・ということをするなら」の意を表す。「―買うならいい物を買う」[類語]どうせ。せっかく。[参考]③④は、俗に「おなし」「おんなじ」ともいう。―穴の貉{むじな}《句》同類(の者)。一味。一つ穴のむじな。「よくないことをする人にいう」―釜の飯を食・う《句》仲間として同じ所で起居し、親しく生活することのたとえ。 **おなじ・い【同じい】** 《形》〔文〕同じである。「AはBに―・い」[参考]文語形容詞「同じ」が口語化したもの。[類語]ひとしい。おな・じ≪シク》。㊛㊛㊛が <203> **おなじく【同じく】** ■《副》同様に。等しく。「右に―取りあつかう」■《接続》同じ事柄を列挙するときに、前と同じことばをさけて、代用するときに使う語。同じく。「社員A、―B」[参考]①②とも、もと文語形容詞「同じ」の連用形「同じく」の転。 **おなじみ【『御馴染み】** 「なじみ」の丁寧語。「―のメンバー」 **おなじゅう・する【同じゅうする】** ㊛《連語》(「同じくする」の転)〈「・・・を―・する」の形で〉・・・が同じである。「席を―・する」 **オナニー** ㊛自慰。マスターベーション。▽[独]Onanie **お・なみ【『男波・『男『浪】** 〔文〕高低のある波のうち、高い方の波。片男波{かたおなみ}。㊜女波{めなみ}。 **おなみだ・ちょうだい【『御涙頂戴】** 《連語》客の涙をさそおうという意図が見えすいていること。 **お・なら** 〔俗〕屁{へ}。[参考]もと、女房詞にも。 **お・なり【『御成り】** 〔皇族・摂家・将軍など〕身分の高い人が外出・出席することの尊敬語。 **お・なんど【『御納戸】** ●身分の高い人の衣服・調度などをしまっておく部屋。●「おなんど色」の略。●「おなんど役」の略。―やく【一役】江戸幕府の職名の一つ。将軍家の金銀・衣服・調度の出し入れなどをつかさどった・役(役人)。なんどやく。 **おなんど・いろ【『御納戸色】** ねずみ色がかった藍色。なんどいろ。 **おに【鬼】** ■《名》●想像上の生き物。形は人に似ていて、角と牙を持ち、怪力で、性格は非情で恐ろしい。腰に虎の皮のふんどしをつけているという。●情け知らずな人。血も涙もない人。〈「心をーにする」の形で〉〔相手のためを考えて〕冷酷にふるまうこと。「心をーにして、厳しく指導する」●ある一つのことに精魂を傾け、精進する人。「仕事の―」●死者のたましい。魂魄{こんぱく}。「護国の―」●〔おにごっこ・かくれんぼなどで〕さがし捕らえる役(の人)。■《接頭》●「鬼の顔に似ている」の意。「―瓦」●「無慈悲な」「むごい」の意。「―刑事」●「気性があらく勇ましい」「きびしい」「こわい」などの意。「ーコーチ」●「大形の」の意。「ーヤンマ」「ーアザミ」―が出るか蛇{じゃ}が出るか《句》将来どんなおそろしいことが起こるか予測がつかないことのたとえ。―が笑・う《句》未来を予測することの愚かさをからかって言うことば。「来年のことを言うと―・う」――に金棒《句》強い上にさらに強さを加えるたとえ。[表記]「金棒」は「鉄棒」とも書く。――の居ぬ間に洗濯《句》こわい人や気づまりな人のいない間に、十分くつろぐことのたとえ。――の霍乱{かくらん}《句》非常に健康で、めったに病気をしない人が病気になること。――の首を取ったよう《句》この上ない手柄を立てたかのように、得意になるようす。「一回戦を勝って―に喜ぶ」――の目にも涙《句》無慈悲な人でも、時には情に感じて涙を流すことがあるというたとえ。―も十八番茶も出花《句》(みにくい鬼でも年ごろになれば美しく見え、粗末な番茶でも出ばなは香りがよいの意)どんな女性でも年ごろになれば女らしい美しさがその身に現れることのたとえ。鬼も十八。[参考]褒めことばにはならない。――をも欺・く《句》〔勇猛であったり、容貌が恐ろしかったりして〕鬼かと思われる。 **おに‐あざみ【鬼、薊】** キク科の多年草。大形で、葉の縁にはするどいとげがたくさんある。夏、濃い紅紫色の花をつける。㊛㊛㊛ **おにがわら【鬼瓦】** 屋根の棟の両端に、かざりにつける大きな瓦。もと、鬼の面をかたどって魔よけにした。 **おにぎり【『御握り】** 「握り飯」の丁寧語。おむすび。 **おに‐ご【鬼子】** ●人間の子ではない子供。また、鬼から生まれたと思えるような乱暴な子供。●歯がはえて生まれた赤ん坊。=鬼っ子。 **おにごっこ【鬼ごっこ】** 子供の遊びの一つ。ひとりが鬼となって他の者を追いかけてつかまえ、つかまえられた者が次の鬼になる。 **おに‐ば【鬼歯】** 鬼のきばのように、二重になってはえ、外側へつき出た歯。[類語]八重歯。 **おに「ばばあ【鬼『婆】** 老婆の姿をした鬼。情け知らずで、いじわるな老婆。=おにばば。 **おにび【鬼火】** ●小雨の降る夜などに、墓地や湿地などで青白く光る火。燐火。きつね火。●葬式で、出棺のときに門前で焚{た}く火。 **お・にもつ【御荷物】** ●「荷物」の丁寧語。●負担になるもの。やっかいな存在。「チームのーになる」 **おにーやらい【鬼遣・『追儺】** ㊛昔、大晦日{おおつごもり}の夜、宮中で行った疫病の鬼を追いはらう儀式。のち、民間で節分の行事となった。豆まき。追儺{ついな}。 **おにやんま【鬼、蜻蜓】** オニヤンマ科のトンボ。日本最大のトンボ。黒色に緑黄色の横縞がある。 **お・ニュー【御ニュー】** ㊛「ニュー」 **おに・ゆり【鬼百合】** ユリ科の多年草。夏、橙色の地に黒点のある大形の花をつける。地下茎は食用。 **お・ぬし【『御主】** 《代名》(対称の人称代名詞)同輩以下の相手を指して言う語。おまえ。〔古風な、また方言的な語〕「―なかなかできるな」 **おーね【尾根】** 山の頂上から頂上へ、いちばん高い部分が続いてつながる所。稜線{りょうせん}。 **おねがい【『御願い】** ㊛《名・他サ》「願い」の丁寧語。また、「願うこと」の謙譲語。「―、早く帰ってきて」 **おねじ【雄、螺旋】** まるい棒の周囲にらせん状にみぞをつけた、はめこむのに使うねじ。㊜雌ねじ。㊛ **おねしょ** 《名・自サ》(「お寝小便」の略)寝小便。〔幼児に対して使う語〕 **お・ねり【御練り】** 〔大名や祭礼の行列が〕うねるようにして、ゆっくり進むこと。また、その行列。転じて、ゆっくり歩くこと。 **おの【、斧】** 鉄製のくさび形の刃に短い柄をつけ、木をたたき切ったり割ったりする道具。「まさかり」より小型。斧{よき}。[参考]「一丁{いっちょう}・・・」と数える。 **お・の・え【尾の『上】** ㊛[雅〕山のてっぺん。山頂。「―の桜」 **おのおの【各・各各】** ㊛(「己{おの}己{おの}」の意)〔多くのものの〕一つ一つ。めいめい。それぞれ。〔副詞的にも使う〕「―意見を異にする」 **おのが・じし【『己がじし】** 《副》〔文〕それぞれ自分が <204> の心まかせに。めいめい(思うままに)。 **お・の・こ【『男の子・『男】** ●[文]男の子ども。●[文]おとこ。特に、成人の男子。㊜①②女の子。 **おのずから【『自ずから】** 《副》●ひとりでに。自然に。おのずと。「努力すれば―分かることだ」●たまたま。㊛「忙中閑あり」 **おのずと【『自と】** 《副》「おのずから①」に同じ。 **おのづくり【「斧、旁】** 漢字の部首「斤」の称。 **おのの・く【『戦く・『慄く】** 《自五》〔恐ろしさ・興奮・寒さなどのため〕体がぶるぶるふるえる。わななく。また、恐怖などのため、胸がどきどきする。「不安に―・く」[表記]「戦慄く」とも当てる。文《四》。 **おのぼりさん【『御上りさん】** 〔俗〕大都会を見物しに来た田舎者。〔あざけって言う語〕[類語]赤ゲット。 **オノマトペ** 擬声語と擬態語。▽[仏]onomatopée **おのれ【己】** 〔文〕《名》●その人(自身)。自分自身。「―に勝つ」●漢字の部首「己」の称。■《代名》(自称の人称代名詞)私。〔卑下した感じを伴う〕●(対称の人称代名詞)おまえ。なんじ。〔相手を見下した言い方〕■《感》相手を激しくののしるとき、くやしいときなどに発する語。「―、だましたな」。―を虚{むな}しゅう・する《句》自分の感情を捨てて、わだかまりのない気持ちになる。 **お・は【尾羽】** ㊛鳥の尾と羽。―打ち枯ら・す《句》〔地位や勢力のあった人が〕おちぶれて、昔の面影がなくなる。[類語](5)零落{れいらく}。落魄{らくはく}。 ***お・ば【〈伯母〉・〈叔母〉】** (「小母」の意)父母の姉または妹。および、おじの妻。[表記]父母より年上なら「伯母」、年下なら「叔母」と書く。おじの妻の場合は「おじ」を基準として「伯」「叔」を使い分ける。㊜おじ(伯父・叔父)。 ***おば【小『母】** ㊛(「おば(伯母・叔母)」と同語源)〈「ーさん」の形で〉〔主に年少者が〕よその大人の女性を親しんで呼ぶ称。〔年少者に向かっては、自称としても使う〕「となりの家の―さん」㊜おじ(小父)。 ***おばあさん【『御『婆さん】** 女性の老人を・尊敬して(親しんで)呼ぶ語。㊜御爺さん。 ***おばあさん【『御『祖『母さん】** 祖母を・尊敬して(親しんで)呼ぶ語。㊜御祖父さん。 **オパール** 含水珪酸{けいさん}を主成分とする鉱物。真珠色の光沢があって、色は卵白色・オレンジ色・青色など。宝石として装飾品に用いる。蛋白石{たんぱくせき}。[参考]一〇月の誕生石。▽opal **お・はぎ【『御、萩】** もち米とうるち米をまぜてたいた飯を軽くついて丸め、あん・きなこ・ごまなどをつけた食品。牡丹餅{ぼたもち}。[参考]もと、女房詞にも。秋の彼岸に食べる。 **お・はぐろ【『御歯黒・『鉄漿】** ㊛(もと、「はぐろめ」の女房詞)歯を黒く染めること。かねつけ。[参考]昔、上流社会の女性や公家の間にはやり、江戸時代には一般に既婚の女性の印し。として用いられた。 **おはぐろ・とんぼ【『御歯黒、蜻蛉⋅鉄漿蜻】** カワトンボ科の昆虫「ハグロトンボ」の別称。体は細く、体長は約六㌢だ。羽が黒い。夏、平地の水辺に見られる。かねつけとんぼ。 **おばけ【『御化け】** ●ばけもの。〔幼児語的表現〕幽霊。変化{へんげ}。魑魅魍魎{ちみもうりょう}。●気味が悪いほど大きなもの。「ナスのー」 **お・はこ【『十八番】** 《「御箱」の意》)●得意な芸。[参考]十八番は。歌舞伎の市川家のお家芸を十八番といい、箱に入れて秘蔵する物の意から「おはこ」というようになった。●興が乗ると出る、くせ。「酔うと、―の歌が出る」 **おーはこび【『御運び】** 「来ること」「行くこと」の尊敬語。「こんな田舎へ、わざわざ一下さいまして・・・」 **おはじき【『御『弾き】** 平たいガラス玉・貝がらなどをまいておき、指先ではじいて当ててとりあいをする、女の子の遊び。また、それに使うもの。 **おばしま【『欄】** 〔古〕欄干{おばしま}。手すり。 **おはしょり【『御『端『折り】** ●和服のすその端を帯などにはさむこと。●女性の和服で、長着を着丈に合わせて身にまとい、余った部分を腰で折り返して、ひもで結んでとめること。また、その折り返した部分。 **おばすてーやま【姨捨山】** 長野県にある山の名。ある男が年老いた親代わりの伯母を山の頂に捨ててきたが、明るい月を見て後悔し、つれもどしたという伝説がある。[参考]姥捨山{うばすてやま}。 **お・はち【『御鉢】** ●「めしびつ」の丁寧語。おひつ。●火山の火口。また、その周辺。―めぐり【一巡り】火口、特に富士山の火口の周りを見物して回ること。―が回・る《句》〔あることをする〕順番がまわってくる。 **お・はつ【『御初】** ●初めてであること。●初めてのもの。特に、初めて着た新しい服。――にお目に掛かります《句》(「初めてお会いします」の意)初対面のときの挨拶として言うことば。 **お・はつほ【『御初穂】** 「初穂{はつほ}」の丁寧語。 ***おーばな【尾花】** ㊛ススキ。また、その花穂。花すすき。「枯れー」 ***お・ばな【雄花】** おしべだけあって、めしべのない花。実を結ばない。カボチャ・キュウリ・松・イチョウなどに見られる。雄性花。雄ずい花。㊜雌花{めばな}。 **お・はなばたけ【『御花畑・御花、畠】** ●「花畑」の丁寧語。●多くの種類の高山植物の花が一面にさいている所を「花畑」に見立てた語。 **お・はね【『御跳ね】** おてんば。おきゃん。 **お・ばね【尾羽】** ㊛鳥の尾の羽。 **お・はやし【『御、囃子】** 「囃子」の丁寧語。 **おはよう【『御早う】** ㊛《感》朝、初めてあったときにいう、挨拶のことば。[参考]丁寧な言い方は、「おはようございます」。 ***お・はらい【『御払い】** ㊛●「払い」の尊敬語。●不用なものを売ること。また、不用品。「―物」 ***お・はらい【『御祓い】** ●災厄{さいやく}を除くために神社で行う神事。はらえ。●毎年六月・一二月の末日に神社で行う、罪・汚れを清める神事。おおはらい。●神社で出す厄除けのお札。大麻{たいま}。―ばこ【一箱】●御祓い③を入れて、年ごとに伊勢神宮から信者に配る箱。●〈「―にする」の形で〉いらなくなった物を捨てる。また、使用人をやめさせる。[参考]おはらい箱が毎年新しい物に取り替えられることから。[表記]②は、ふつう「お払い箱」と書く。 **おはら・め【『大原女】** 京都市の北にある大原から市中へ、花・たきぎ・木製品などを頭にのせて売りにくる女性。おおはらめ。 **お・はり【『御針】** ●針仕事。裁縫。●「お針子」の略。やとわれて針仕事をする女性。針子。縫い子。 <205> **おばん** 〔俗】おばさん。若者が年上の女性をからかいを込めて呼ぶ語。㊜おじん。 **おび【帯】** ●和服を着るとき、腹部に巻いて結ぶ、平らで細長い布。また、そのような形をしたもの。「―を締める」「―のように広がる」「―状に分布する」[参考]「一本・・・」「一条{ひとすじ}・・・」「一筋{ひとすじ}・・・」と数える。●「帯紙」の略。●「帯番組」の略。――に短し襷{たすき}に長し《句》中途半端で役に立たないことのたとえ。 **おび・あげ【帯揚げ】** 女性の和服で、結んだ帯がずり落ちてこないように帯の下に回して結ぶ布。 **おび・いた【帯板】** 女性の和服で、帯をしめたとき、前面にしわがよらないように帯の間にはさむ板状のもの。 **おび・いわい【帯祝い】** 妊婦が妊娠五か月目ごろの戌{いぬ}の日に岩田帯をする、祝い事。 **おび・える【『脅える”怯える】** 《自下一》〔恐ろしいことが起こるのを〕こわがってびくびくする。「暗やみに―・える」図おび・ゆ《下二》。 **おび・がね【帯金】** ●箱・たるなどに巻きつける、帯状のうすく細長い金具。●刀のさやにつけた、腰につけるためのひもを通す環。●女帯をしめるとき、帯をはさみとめる金具。帯ばさみ。 **おび・がみ【帯紙】** ●宣伝文・推薦文などを印刷して、書籍の外箱や表紙の下部に巻いた紙。腰巻き。●物をたばねるのに使う細長い紙。●帯封に使う細長い紙。[参考]紙幣を束ねる紙製の帯を言うこともある。 **おび・かわ【帯革・帯皮】** ●革帯。バンド。ベルト。●動力を伝える、機械用のベルト。 **おび・がわ【帯側】** 女物の合わせ帯の、表側の布。帯側{おびかわ}。 **お・ひきずり【『御引き摺り】** ●衣服の裾を長くひきずずること。●着かざってばかりで、ろくに働かない女性。ひきずり女。 **おびき・だ・す【『誘き出す】** 《他五》だまして連れ出す。だましてさそい出す。[類語]さそい出す。 **おびき・よ・せる【『誘き寄せる】** 《他下一》だまして自分の方へ近づける。だまして引きよせる。 **おび・グラフ【帯グラフ】** 統計図表の一つ。全体の数量を帯状の長方形で示し、その長辺を各量の大きさの比によって分けて全体との割合を示した図表。 **お‐ひさま【『御日様】** 「太陽」を尊敬して、または親愛の情をこめていう語。[類語]おてんとうさま。 **お・ひざもと【『御膝元・『御膝下】** (身分の高い人のいるかたわらの意)●天皇・将軍などが住み政務をとっている土地。首都。●権力や威力が直接およぶ所。「警察の―で起きた事件」●問題とされる事柄の活動の中心となる地域。「リンゴ生産の―である青森県」 **おび‐じ【帯地】** 帯を作る布地。しゅす・博多織など。 **おび‐じめ【帯締め】** 女性の和服で、結んだ帯がほどけないように帯の上からしめておさえる、細いひも。 **おび・しん【帯心・帯芯】** 帯の形を保ち張りをもたせるために中にぬい入れる、厚い布地。 **お・ひたし【『御浸し】** (「ひたしもの」の丁寧語)コマツナ・ホウレンソウ・ミツバなど、やわらかい青菜などをゆでてしぼり、しょうゆ・かつおぶしなどをかけた食べ物。 **おびただし・い【「夥しい】** 《形》●〔数量が〕あきれるほど多いようすだ。「―・いごみの山」●〔程度が〕はなはだしい。激しい。「疲労が―・い」図おびただ・し《シク》。 **おひつ【『御、櫃】** たいたご飯を入れておく木製の容器。めしびつ。おはち。 **おび・どめ【帯留め】** ●両端を貴金属の金具で留めるようにした帯締め。また、その金具。●帯締めのひもに通して帯の前面につける装飾的な細工物。 **おひとよし【『御人『好し】** 《名・形動》気がよくて、他人の言うことをすぐ信用したり引き受けたりする・こと(人)。「―ーにも程がある」[類語]好人物。 **オピニオン** ●意見。●世論。▽opinionーリーダー 世論の指導者。その発言が全員の意思や行動に影響をもつ人物。▷opinion leader **おひねり【『御『捻り】** 金銭を紙に包んで軽くひねったもの。神仏に供えたり祝儀として与えたりするときに使う。ひねり。 **おび・のこ【帯、鋸】** 「おびのこぎり」の略。帯のように長い鋼鉄板に刃をつけて輪状に溶接したのこぎり。動力で回転させ、金属・木材などを切る。[類語]糸のこ。 **おび・ばんぐみ【帯番組】** ラジオやテレビで、毎日(毎週)、同じ時刻に続けて放送される番組。帯。 **おびーふう【帯封】** 新聞・雑誌などを郵送するとき、細長い紙で帯のように巻き包むこと。また、その紙。 **お・ひまくら【帯枕】** 女性の和服で、帯を結ぶとき・帯揚げの中に入れてお太鼓の形を整える道具。 **お・ひや【『御冷や】** つめたい飲み水。[参考]女房詞「御冷やし」から。 **おびや・か・す【脅かす】** 《他五》●危険を感じさせて、おそれさせる。[類語]おどす。おどかす。●危ない状態にする。あやうくする。「社長の地位を―・す」「安全を―・す」 **お・ひゃくど【御百度】** 「お百度参り」の略。[参考]◆ひゃくど②。―を踏・む《句》●百度参りをする。●〔頼みごとを聞き入れてもらうため〕同じ人を何度もたずねる。 **おひゃら・か・す** 《他五》〔俗〕からかう。ひやかす。 **おひょう【大鮃】** カレイ科の海魚。体長は二㍍以上。北太平洋に多くすむ。食用。おひょうひらめ。 **お・ひら【『御平】** (もと「ひらわん」の女房詞)底が浅くて平たい、ふたのついた椀{わん}。平椀。 **お・ひらき【御開き】** 宴会・祝宴などが終わること。「この辺でーにしよう」[参考]「終わる」「閉じる」などをきらって、その代わりに言う語。[類語]閉会。 **おひる【『御昼】** ●正午。●昼飯。「―にしよう」 **お・びる【帯びる】** 《他上一》●〔勲章などを〕身につける。また、[刀・剣を〕腰につける。「刀を―・びる」[表記]「佩びる」とも書く。●身に引き受ける。負う。「任務を―・びる」●〔ある性質・成分などを〕中にふくんで持つ。「哀調を―・びた曲」「酒気を―・びる」図お・ぶ《上二・四》。 **お‐ひれ【尾、鰭】** ㊛魚の尾とひれ。―が付く《句》〔事実以外のことが付け加わって〕話が大げさになる。「―・いてうわさが広まる」――を付・ける《句》〔事実以外のことを付け加えて〕話を大げさにする。 **おびれ【尾、鰭】** 魚の体の後ろ端にあるひれ。 **お・ひろい【『御拾い】** ㊛「歩くこと」の尊敬語。[参考]もと、女房詞に。 **おひろめ【『御披露目】** (「御広め」の意)●「披露」の丁寧語。●芸者・芸人などがその土地ではじめて出ること。また、そのときにして回る挨拶。[類語]お目見え。 <206> **オフ** ●スイッチや機械などが、停止・消灯・休止中であること。㊜オン。●「オフシーズン」または「シーズンオフ」の略。「オフタイム」の略。▽off―かい【一会】インターネットなどのオンライン上で知りあった人たちが実際に会って楽しむ集まり。[参考]オフラインミーティングとも言う。―サイド サッカー・ラグビー・ホッケーなどの反則の一つ。競技者が味方のボールの位置よりも前方にいてプレーをすること。▽offside ―シーズン一年のうちで、そのことの行われない季節・時期。シーズンオフ。オフ。▽off-season ータイム 仕事の時間外。仕事からはなれているとき。休み。オフ。㊜オンタイム。▷off time からの和製語。ーリミッツ立ち入りが禁止されている・こと(区域)。オフリミット。㊜オンリミッツ。▷ off-limits ーレコ●記録に残さないこと。●〔新聞・放送などで〕公表しない・こと(事項)。「―の記者会見」[参考]「オフザレコード (off the record)」の略。①②㊜オンレコ。ーロード 山間や海岸などの、道路として整備されていない所。「ーレース」 ▷off-road **オファー** 《名・他サ》申し出。申し込み。提案。㊛「―を受ける」▷offer **オフィシャル** 《形動》公式であるようす。公認であるようす。「ーゲーム」▽official **オフィス** 事務所。会社。役所。「一街」▽officeオーオートメーション [略語集(OA)]。 ***お・ぶう** 〔幼児語・女性語〕●湯。茶。おぶ。●ふろ。 ***おぶ・う【負ぶう】** 《他五》(「負{お}ふ」の転)〔俗〕[子供を〕せおう。しょう。[類語]負う。文《四》。 **オフェンス** スポーツで、攻撃する・こと(側)。㊜ディフェンス。▽offense **おふくろ【『御袋】** 〔くだけた会話の中で他人に話すとき〕成年男子が自分の母親を親しんでいう語。[表記]かなで書くことが多い。㊜おやじ。 **おふく・わけ【『御福分け】** 《名・他サ》人からもらった物の一部を他の人に分け与えること。おすそわけ。 **オフ・コン** データ処理ができる、事務用の小型コンピューター。単独に使用するほか、大型機と結合することも可能。[参考]「オフィスコンピューター (office computer からの和製語)」の略。 **おぶさ・る【負ぶさる】** 《自五》●せおってもらう。せおわれる。②〔自分の事をするのに〕他人の力・金銭などにたよる。「本家に―・って商売をする」図《四》。 **オブジェ** 現代芸術で、美を表現する素材として用いた物体。また、それを用いて作った作品。[参考]彫刻・生け花などで盛んに行われる。▽[仏]objet (=客体。物体) **オブジェクト** ●〔英文法で〕目的語。●〔哲〕客観。客体。対象。㊜サブジェクト。●コンピューターのソフトウェアで、操作の対象として列挙されたアイテム。指定されたフォルダにふくまれるファイルなど。▷object **オプショナル** 《形動》自由に選択できるようす。▽optional ーツアー 団体旅行の途中で、参加者から希望者をつのって行う小旅行。▷optional tour **オプション** ●手付け金の支払いによって、一定期間内に売買取引の履行を要求できる権利。(買い付け)選択権。●標準仕様でなく、客の注文によって取り付ける部品・装置。「オプショナルパーツ」から。▽option -とりひき【一取引】オプションに基づいて行われる取り引き。オプション。 **オブストラクション** [スポーツ競技で〕相手側(の攻撃や守備)を妨害する反則行為。▽obstruction **オフセット** 平版印刷の一つ。版面に付着しているインクをいったんゴム布に転写してから紙に印刷する方法。オフセット印刷。▽offset **おふだ【『御札】** 神社・寺などで発行する守り札。護符{ごふ}。お守り。 **おぶつ【汚物】** 〔ごみ・糞尿{ふんにょう}など〕きたないもの。 **オプティミスト** 楽天家。楽観論者。オプチミスト。㊜ペシミスト。▽optimist **おふでさき【『御筆先】** 天理教・大本教などで、教祖が神のお告げを書きとめた文書を尊敬していう語。 **オフ・ホワイト** わずかに灰色または黄色をふくんだ白色。▷off-white **オブラート** 澱粉{でんぷん}などで作ったうすい透明な膜。飲みにくい粉薬を飲むときに包んで使う。▽[蘭]oblaat――に包・む《句》直接的な表現をさけ、やわらかくぼかして言う。 **おふり【御下り】** ㊛一度は使った品。[類語]お下がり。 **おふれ【『御触れ】** ●役所からの、一般国民への命令。〔古風な言い方〕[類語]おたっし。●「御触れ書」の略。江戸時代、幕府・諸藩が命令を一般人民に公布した文書。 **オペ** 〔医〕「オペラチオン(ィ[独]Operation)」の略。手術。●「オペレーション」の略。 **おべっか** 〔俗〕へつらって、機嫌をとる・こと(ことば)。おべんちゃら。㊛「ーを使う」[類語]追従{ついしょう}。 **オペック【OPEC】** 石油輸出国機構。[参考]略語集(OPEC)。 **オペラ** ㊛歌劇。▽[伊・英]opera [仏]opéraーグラス オペラや芝居を見るときに使う小型で低倍率の双眼鏡。▽opera glass ーハウス 歌劇場。▽opera house **オベリスク** 古代エジプトで、神殿の前にたてた、ピラミッド形の先端をもつ細い石の四角柱。方尖塔{ほうせんとう}。▽obelisk **オペレーション** ●機械の運転・操作。●〔軍隊で〕作戦。●〔医〕手術。オペラチオン。[参考]①~③とも「オペ」ともいう。▽operation **オペレーションズ・リサーチ** 経営を合理的に行い、経営者が決定を下すときの助けとするための科学的な調査・研究。オペレーショナルリサーチ。[略語]OR。[参考]もとは軍事用語で、科学的に資料を分析して作戦を練ることをいった。▽operations research **オペレーター** ●機械の運転・操作をする人。電話交換手、コンピューターの操作者など。●一般に、運営する人。▽operator **オペレーティング・システム** コンピューターの基本ソフトウエア。プログラムの実行、入出力の制御、データの保存管理などの機能をもつ。[略語]OS。▽operating system **オペレッタ** 喜歌劇の一種。だれにでも親しめる内容をもった喜劇的で小規模な歌劇。軽歌劇。▽[伊]operetta **おべんちゃら** 〔俗〕人の機嫌をとるために言う実意のないことば。口先だけのおせじ。おべっか。 **おぼえ【覚え】** ●経験したことを記憶すること。また、その事柄。●技術上の手腕に関する自信。㊛「腕にーがある」●〔目上の人の〕信任。寵愛{ちょうあい}。㊛「社長のーがめでたい(=気に入られている)」●「覚え書き」に同じ。 <207> **おぼえがき【覚え書き】** ●忘れないように簡単に書きとめておく・こと(文書)。覚え。[類語]メモ。備忘録。(memorandum)●相手国に対して一方的に希望・意見などを書き記した略式の外交文書。[表記]②は「覚書」と書く。 **おぼえず【覚えず】** 《副》〔文〕自分で意識しないでいるようす。思わず。知らず知らず。「―涙を流す」 **おぼ・える【覚える】** 《他下一》●心にとどめて自分の知識とする。記憶する。「英単語を―・える」[参考]「―・えておけ」などの形で、「覚悟しておけ」の意でも用いる。[表記]「憶える」とも書く。●体や心に感じる。体験する。「興味を―・える」「痛みを―・える」●習って身につける。体得する。「芸を―・える」「仕事のこつを―・える」図おぼ・ゆ《下二》。 **おぼこ** (「産子{うぶこ}」の転)●《名・形動》まだ世なれず、純情な・こと(人)。●きむすめ。処女。 **おぼし・い【『思しい・『覚しい】** 《形》〈「・・・と―・い」「・・・と―・しき」の形で〉・・・と考えられる。・・・と思われる。「犯人と―・い男」図おぼ・し《シク》。 **おぼしめし【『思し召し】** ●[文]「考え」「心持ち」などの尊敬語。「ほんの―(=志程度の金)で結構です」●[俗]異性に対する関心。恋情。〔やや、ふざけていう語〕「君はあの娘にーがあるのじゃないか」 **おぼし・め・す【『思し召す】** 《他五》「思う」「考える」の尊敬語。お思いになる。お考えになる。「哀れと―・す」 **オポチュニスト** ご都合主義者。日和見主義者。▷opportunist **おぼつか・な・い【覚束無い】** 《形》●はっきりせず、確かでないようすだ。あやふやである。「―・い記憶をたどる」●物事のなりゆきや成否があやぶまれる。疑わしい。「成功は―・い」●しっかりせず、たよりない。「足許{あしもと}が―・い」 **おぼっちゃん【『御坊ちゃん】** ●他人の息子に対する尊敬語。●世間の苦労を知らずに育った(若い)男性。おぼっちゃま。ぼっちゃん。「―育ち」 **おぼれ・じに【溺れ死に】** 《名・自サ》水におぼれて死ぬこと。水死。溺死。 **おぼ・れる【溺れる】** 《自下一》泳げないため、水の中でもがき浮き沈みする。泳げずに・死ぬ(死にそうになる)。[類語]魚腹に葬られる。海の藻屑となる。●心をうばわれる。熱中して理性を失う。「酒色に―・れる」[類語]耽る{ふける}。(5)耽溺{たんでき}。惑溺{わくでき}。図おぼ・る《下二》。 >「耽る・溺れる」[類義語の使い分け] ――れる者は藁{わら}をも掴{つか}む《句》危険においこまれた人は、頼りになりそうもないものにも助けを求める。 **おぼろ【、朧】** ■《形動》かすんでぼんやりしているようす。また、はっきりしないようす。「月がーにかすむ」「記憶が―だ」[類語]朦朧{もうろう}。■《名》「そぼろ②」に同じ。 **おぼろーぐも【「朧雲】** 「高層雲」の通称。空一面に広がる灰色の雲。 **おぼろげ【「朧げ】** 《形動》記憶・物の形などが、はっきりしないようす。ぼんやりしているようす。「――な記憶」「――な人影」[類語]朦朧。 **おぼろ‐こぶ【朧昆布】** 酢につけてやわらかくしたこんぶを、うすくけずったもの。おぼろこんぶ。[類語]とろろこぶ。 **おぼろづき【「朧月】** 〔春の夜の〕かすんでぼんやりと見える月。朧月{ろうげつ}。 **おぼろづきよ【「朧月夜】** 〔春の〕月がかすんであたりがうす明るい夜。おぼろづくよ。おぼろよ。 **おぼろ‐よ【、朧夜】** 「おぼろづきよ」に同じ。 **おぼん【『御盆】** 「盆」「盂蘭盆」の丁寧語。 **オマージュ** 尊敬や賛辞。「今は亡き詩人へささげる―」▽[仏]hommage **お・まいり【『御参り】** 《名・自サ》神社・寺・墓などを拝みに行くこと。 **おまえ【『御前】** ㊛■《名》神仏や身分の高い人の前を尊敬していう語。御前{ごぜん}。■《代名》(対称の人称代名詞)同等または、目下の相手をぞんざいに、また親愛の情をこめて呼ぶ語。「―にやるよ」[参考]現代では、多く男性が使う。もとは、同等以上の相手に対する尊敬語であった。[類語]貴様{きさま}。 **おまけ【『御負け】** ●《名・他サ》値引きすること。「五○円―します」●景品として付け加える・こと(もの)。「ーをつける」●あるものにさらに付け加える・こと(もの)。「もう一つーにげんこつをやる」[表記]かなで書くことが多い。 **おまけに** 《接続》その上に。「彼は歌がうまい。ーバイオリンもひける」[類語]のみならず。かてて加えて。 **お・まじり【御交じり・『御混じり】** 米粒が少しまじった、おもゆ。 **お・ませ** 《名・形動》ませている・こと(子供)。 **お・まちかね【御待ち兼ね】** 今か今かと待っている様子。〔第三者がいう語〕「さっきから―ですよ」 **おまちどお・さま【『御待ち遠様】** 《感》相手を待たせたときの挨拶の語。 **お・まつ【雄松・『男松】** ㊛クロマツ。㊜雌松{めまつ}。 **お・まつり【御祭り】** ●「祭り」の丁寧語。●魚釣りで、釣り糸が近くでつっている人の糸とからみ合うこと。―さわぎ(―騒ぎ】●祭礼の時のにぎやかな騒ぎ。●調子にのって必要以上にさわぎたてること。[類語]ばか騒ぎ。どんちゃん騒ぎ。 **お・まもり【『御守り】** 〔寺社が発行する〕災難をよけるために身につける神仏の守り札。護符。守り札。 **お・まる【『御虎子】** (接頭語「お」+古語「まる(=大小便をする)」の名詞化)病人・幼児などが室内で使う、持ちはこびのできる便器。おかわ。 **おまわりさん【〈お巡りさん〉】** ㊛「巡査」を親しんで言う語。 **お・まんま【御飯】** 〔俗〕めし。ごはん。食事。―の食くい上げ《句》生活のよりどころとなる収入を失うこと。飯の食い上げ。 **お‐み【『御『御】** 《接頭》(「大御{おおみ}」の転。和語の名詞の上につけて》丁寧・尊敬の意を表す。「一足」「一くじ」[類語]御{ご}。御{おん}。 **おみ・あし【『御御足】** 「足」の尊敬語。 **おみ・おつけ【御味、御付け】** 「みそ汁」の丁寧語。おつけ。[表記]かなで書くことが多い。[参考]「お味み」は「味噌」の女房詞にも。 **お・みかぎり【『御見限り】** 愛想をつかして、しばらく交際を絶つこと。 **お・みき【『御神酒〉】** ●神前にそなえる酒。●〔俗〕酒。「―がはいっている」―どくり【一徳利】●酒を入れて神前に供える一対の徳利。●いつも同じような姿をしている二人。また、いつもいっしょにいる二人。=おみきどっくり。 <208> **おみくじ【『御神籤・『御籤】** 神社や寺院で、参拝人に引かせて吉凶・事の成否などをうらなうくじ。 **おみこし【『御『神輿】** ●「みこし」の丁寧・尊敬語。●〔俗〕〔すわったときの〕腰。㊛「ーをすえる」㊛「ーをあげる」[参考]腰のすわったようすを輿の安定したようすに見立てるとともに、「輿」を「腰」にかけたしゃれ。 **お‐みしりおき【お見知り置き】** 見て覚えておくこと。顔見知りにここ。[参考]初対面の挨拶のことばとして使う。「どうぞーを」「以後―ください」 **お・みずとり【『御水取り】** ㊛●奈良東大寺の二月堂で行われる年中行事の一つ。三月一日から一四、一五日まで行法・儀式が行われる。修二会。●お水取①の儀式の一つ。三月一二日の深夜から一三日の明け方にかけて、井戸(=若狭井{わかさい})から水をくみとり、たいまつをともして本堂にはこぶ儀式。おたいまつ。 **お・みそれ【『御見『逸れ】** 《名・他サ》●「見過ごすこと」「見忘れること」の謙譲語。会った相手をそれと気づかず失礼すること。「ごりっぱになられて、―しました」●評価をまちがえて相手を軽く見ること。「すばらしい出来ばえですね。どうもーしました」 **オミット** 《名・他サ》除外・省略すること。▽omit **おみな【『女】** ●[文]おんな。特に、成人した女性。●[文]女の子。㊜①②男の子。 **おみなえし【『女郎『花】** オミナエシ科の多年草。秋の七草の一つ。秋、黄色の小さな花が、かさを広げたように集まってつく。根は漢方で利尿剤。 **お・みや【『御宮】** 「神社」を親しみ、また、丁寧に言う語。「―参り」[類語]お寺。―いり【一入り】事件が解決しないまま捜査が打ち切られること。迷宮入り。 **おみやげ【『御〈土産〉】** 「みやげ」の丁寧語。 **お・むかえ【『御迎え】** 「むかえ」の尊敬・丁寧語。―が・来る《句》(あの世から魂をむかえにくる意で)あの世へ行く。死ぬ。 **おむすび【『御結び】** 「むすび④」の丁寧語。にぎり飯。おにぎり。 **お・むつ【『御、襁褓】** (「むつ」は「むつき」の略)おしめ。 **オムニバス** 〔映画・放送などで〕独立したいくつかの短編を並べ、全体として一つの主題を引き出すようにまとめた作品。「―映画」▽omnibus (=乗り合い自動車) **オム・ライス** 米飯や細かく切ったとり肉、みじん切りにした玉ねぎなどを油でいためてケチャップなどで味をつけ、うすく焼いた卵で包んだ料理。[参考]「オムレツ」の「オム」と「ライス」とからの和製語。 **オムレツ** ときほぐした卵をフライパンで紡錘状に焼き上げた料理。中に野菜や肉類を入れたものなど、種類が多い。▽[仏]omelette (=卵焼き) **お‐め【『御目】** ●「目」の尊敬語。●「見ること」の尊敬語。――に掛か・る《句》「人に会う」の謙譲語。お会いする。――に掛・ける《句》「見せる」の謙譲語。お見せする。―――に留ま・る《句》「目にはいる」「目につく」の尊敬語。目上の人などに認められる。気に入られた。注目される。 **お‐めい【汚名】** 不名誉な評判。悪い評判。㊛「―をすすぐ」[四字]「一返上」[注意]「汚名挽回」は誤り。 **おめ・おめ** 《副》(「―と」の形も)自分の恥や不名誉を少しも気にかけないようす。「このままーと引き下がるわけにはいかない」 **オメガ【Ω・ω】** (ギリシャ語アルファベットの第二四字(最後の文字)を表す名称)物事の最後。㊛「アルファからーまで(=始めから終わりまで。すべて)」▽omega **おめかし【『御『粧し】** 《名・自サ》化粧をし、着飾ること。おしゃれをすること。「―して出かける」 **お・めがね【『御〈眼鏡〉】** 「鑑識」「判定」「目きき」などの尊敬語。――に適{かな}う《句》目上の人などに気に入られる。よいと認められる。 **おめ・く【『喚く】** 《自四》〔古〕〔大声で〕さけぶ。わめく。〔主に西日本の方言に残る〕 **お・めし【『御召し】** ●「招くこと」「呼ぶこと」「乗ること」「着ること」「入浴すること」などの尊敬語。㊛「―にあずかる」●「おめしちりめん」の略。ねり糸で織り、表面にしぼをよせた、和服用の高級な絹織物。[表記]②は、ふつう「御召」「お召」と書く。―もの【一物】「着物」「衣服」の尊敬語。―れっしゃ【——列車】天皇・皇后・皇太子が乗るための特別列車。 **おめず・おくせず【『怖めず臆せず】** 《連語》少しも気おくれせずに。〔副詞的に使う〕「――意見を述べる」 **お・めだま【『御目玉】** 目上の人にしかられること。おしかり。おこごと。㊛「―を食う」 **おめでた** 「めでたいこと」の丁寧語。特に、他人の結婚・出産・妊娠などに言う。 **おめでた・い** 《形》●「めでたい」の丁寧語。●〔俗〕気がよくて、ぬけたところがあるようすだ。お人よしである。〔逆説的で皮肉な言い方〕「―・い人」[表記]①②とも「御目(芽)出度い」と当てる。 **おめでとう** ㊛《感》〔新年・吉事・成功・幸福など〕めでたいことを祝う挨拶のことば。[表記]「御目(芽)出度う」と当てる。 **お・めみえ【『御目見え・『御目見得】** 《名・自サ》●「身分の高い人に会うこと」の謙譲語。お目通り。[類語]拝謁{はいえつ}。●《名・自サ》〔歌舞伎で〕新しい俳優などが初めての土地の客の前で演技を見せること。[類語]お披露目。●《名・自サ》新しくつくられたものが初めて人々の前に姿を見せること。「新しい橋が―した」[表記]③は、ふつう「お目見え」と書く。●《名・自サ》新しく来た奉公人が、ためしに短い期間使われること。●江戸時代、幕府の家臣が将軍に直接会うこと。「―以上(=旗本)」「一以下(=御家人)」[表記]⑤は「御目見」と書くことが多い。 **おめ・もじ【『御目文字】** 《名・自サ》〔文〕〔女性語〕お目にかかること。「―の上、申し上げたく存じます」[参考]もとは、女房詞にも。手紙文などで使う。 ***おも【面】** 〔文〕〔人の〕顔。[参考]複合語の中に残る。「―ざし」「一長{おもなが}」●表面。おもて。「川のー」 ***おも【主・重】** 《形動》おもだつようす。主要な、また、重要なようす。「―な演目」 ***おもい【思い・『想い】** ●思うこと。また、その内容。考え。「遠い昔に―をよせる」●期待。予想。想像。「―のほか寒い」●願い。のぞみ。㊛「長年のーがかなう」●恋心。恋情。㊛「彼へのーがつのる」●心配。うれい。「―にしずむ」●執念。うらみ。「―が晴れた」●気持ち。感じ。経験。「痛い―をさせる」 <209> ――半ばに過・ぎる《句》みずから思い当たるところがあって自然に分かる。ほぼ推察できる。――に駆・られる《句》強く、ある気持ちにさせられる。「故郷へ帰りたいというー・られる」――も及ば・ない《句》思ってみることもできない。思いつかない。思い及ばない。「子供は大人の―・ない行動をとるものだ」――も掛け・ない《句》思ってもみない。思いもよらない。[「思いがけない」を強調した表現〕――も寄ら・ない《句》まえもって考えてもいない。全く予期できない。思いもかけない。―を抱・く《句》ある思いを心の中に持つ。「苦々しい・く」―を致・す《句》特にそのことを取り上げて考える。[参考]心理的にはなれているものに使われることが多い。「開拓者の苦労に―・す」―を懸・ける《句》●恋いしたう。懸想{けそう}する。●望み願う。望みをかける。――を晴ら・す《句》●不快な気持ちの原因を取り除いて、晴れ晴れする。うらみや憂さを晴らす。「積年の―・す」●望みをとげる。 ***おも・い【重い】** 《形》●ある物を基準にして、それより目方がある。また、そのような感じである。重たい。「―・い足どり」㊛「まぶたが―・い(=ねむい)」㊛「ロがー・い(=口数が少ない)」●気分が晴れ晴れしないようすだ。不快だ。重たい。「頭が―・い」「気が―・い」●程度がはなはだしいようすだ。また、重要である。「―・い責任」●パソコンなどの通信でデータの量が大きいようすだ。「画像データが―・い」㊜①~④軽い。図おも・し《ク》。 **おもい‐あが・る【思い上がる】** 《自五》うぬぼれて、いい気になる。つけあがる。「―・った態度」 **おもい、あた・る【思い当たる】** 《自五》〔問題になっている事柄に関して〕記憶がよみがえり、あれだと気づく。㊛「―・る節{ふし}ぃがある」 **おもい・あま・る【思い余る】** 《自五》いくら考えてもよい考えがうかばず、考えることにたえられなくなる。「―・って先輩に相談する」[類語]思いあぐむ。 **おもい‐あわ・せる【思い合わせる】** ㊛《他下一》他の物事と・比べて(結びつけて)考える。 **おもい・いた・る【思い至る】** ㊛《自五》〔あるところまで〕考えがおよぶ。思いおよぶ。「問題の本質に―・る」 **おもい・いれ【思い入れ】** ㊛心をこめて深く思うこと。●芝居で、心の動きをしぐさ・表情で表すこと。また、そのしぐさ・表情。 **おもい・うか・ぶ【思い浮かぶ】** ㊛《自五》心にえがき出される。思い出される。 **おもいうか・べる【思い浮かべる】** 《他下一》思い出して心にえがく。[類語](5)想起。 **おもい‐えが・く【思い描く】** ㊛《他五》物事のある状態・ありさまなどを、心にうかべてみる。 **おもい‐おこ・す【思い起こす】** 《他五》意識して思い出す。想起する。「子供のころを―・す」 **おもい・おもい【思い思い】** ㊛《副》(「――に」の形も)それぞれ自分の思いどおりにするようす。てんでに。「―に好きな道を選ぶ」[類語]てんでんばらばら。 **おもい、およ・ぶ【思い及ぶ】** ㊛《自五》考えつく。思いいたる。「そこまでは―・ばなかった」 **おもい・かえ・す【思い返す】** 《他五》●「思い出す」に同じ。●〔一度決めた考えを〕もう一度考えて変える。思いなおす。「行こうと思ったが、―・してやめた」 **おもいがけず【思い掛けず】** 《副》予期しなかったのに思いもよらず。「―一番になる」[参考]多く、予想よりよいことに対して用いられる。 **おもいがけ・な・い【思い掛けない】** ㊛《形》前もって考えてみたこともないようすだ。予期しない。思いもよらない。「―・い結果になる」 **おもいきった【思い切った】** ㊛《連語》大胆きわまる。〔連体詞的に用いる〕「一行動に出る」 **おもいきって【思い切って】** ㊛《連語》〔今までのためらいを捨てて〕決心するようす。ひと思いに。〔副詞的に用いる〕「一打ち明ける」 **おもいきり【思い切り】** ㊛《名》〔ある事への〕期待の気持ちを断ち切ること。思い切ること。㊛「―が悪い」[類語]あきらめ。■《副》●満足できるまで十分物事を行うようす。思うぞんぶん。できる限り。「一遊ぶ」●物事の程度がはげしいようす。非常に。「―熱い湯」 **おもい・き・る【思い切る】** ㊛《他五》〔ある事に対する〕期待の気持ちを断ち切る。「あの人との結婚は―・った」[類語]あきらめる。(5)断念。■《自五》覚悟を決める。決心する。 **おもい・こ・む【思い込む】** ㊛《他五》●そうであると決めて信じる。「彼は進学したものとー・んでいた」●ある事に心を集中する。深く心に思う。㊛「―・んだら命がけ」 **おもい・さだ・める【思い定める】** ㊛《他下二》しっかりと心にきめる。固く決心する。図おもひさだ・む《下二》。 **おもい・しら・せる【思い知らせる】** ㊛《他下一》なるほどと身にしみてわからせる。深くさとらせる。図おもひしら・す《下二》。 **おもい・し・る【思い知る】** ㊛《他五》なるほどと身にしみてわかる。深くさとる。「おれの強さを―・ったか」 **おもい・すごし【思い過ごし】** ㊛よけいなことまで考えること。「私の―かも知れない」 **おもいだし・わらい【思い出し笑い】** 《名・自サ》おかしかったこと、うれしかったことをあとで思い出してひとりで笑うこと。[類語]独り笑い。 **おもい・だ・す【思い出す・『想い出す】** 《他五》●過去のことを思う。忘れていたことを心に思いうかべる。思い返す。[類語]思い起こす。(5)想起。回想。 **おもい・た・つ【思い立つ】** ㊛《他五》新たにある物事をしようという気持ちを起こす。あることを実行しようと心を決める。「急に―・って旅に出る」[類語](4)決心。―ったが吉日《句》あることをしようと心に決めたら、すぐ実行するのがよい。思い立つ日が吉日。 **おもい‐ちがい【思い違い】** 《名・他サ》ある物事を他の物事と、また事実でないことを事実と考えること。考え違い。勘違い。[類語]誤解。錯覚。 **おもいきや【思いきや】** 《連語》(動詞「思ふ」の連用形「思ひ」+助動詞「き」+反語の助詞「や」)〔文〕・・・と思っていたところが、意外にも。「虎口{ここう}を脱したと一安心、―、追っ手はすぐ後ろにいた」 **おもいつき【思い付き】** 〔深く考えず〕ふと心に <210> うかんだ考え。「とっさの―を口にする」[類語]着想。 **おもい・つ・く【思い付く】** ㊛《他五》●ある考えが心にうかぶ。「良い方法を―・く」●忘れていたことを思い出す。 **おもい・つ・める【思い詰める】** 《他下一》〔なやんで〕そのことだけを深く考える。 **おもいで【思い出・『想い出】** ㊛過去にあったできごとが深く心に残っていて、それが思い出される・こと(事柄)。「子供のころの―」[類語]追想。追憶。回想。―ばなし【一話】昔自分が経験したことを思い出して語る話。 **おもいどおり【思い通り】** 《名・形動》思っていたとおりになること。思ったとおり。「世の中は自分の―にはいかない」 **おもい、とどま・る【思い『止まる】** 《他五》〔しようと思っていた事を〕考えた結果やめる。あきらめる。断念する。思いとまる。「留学を―・る」 **おもい・なお・す【思い直す】** 《他五》〔一度きめた考えなどを〕もう一度考えて変える。考え直す。 **おもい・なし【思い、做し】** ㊛たしかな理由もなく、おしはかって、そうときめること。推量。―か《連語》そう思うせいか。気のせいか。〔副詞的に用いる〕「―元気がないようだ」 **おもい・なや・む【思い悩む】** 《自五》〔どうしようかと〕いろいろと考えて苦しむ。思いわずらう。「―・んだすえ転職を決心した」 **おもい・のこ・す【思い残す】** 《他五》しておけばよかったという気持ちがあとに残る。未練を残す。「―・すことは何もない」 **おもい・の・たけ【思いの丈】** 《連語》思うことのすべて。〔おもに男女の間でいう〕「―を打ち明ける」 **おもいのほか【思いの外】** ㊛《連語》考えていたこととはちがって。予想に反して。意外に。〔多く副詞的に使う〕「―やさしい問題だった」[類語]案外。存外。 **おもい・まど・う【思い惑う】** 《自五》あれこれとまよって心が決まらない。思いまよう。 **おもい‐めぐら・す【思い巡らす】** ㊛《他五》〔過去の出来事や、これから起こるであろう事について〕あれこれ考えてみる。 **おもい、もう・ける【思い設ける】** 《他下一》前もって考えておく。予期して心構えをする。予想する。 **おもいもの【思い者】** ●ある人が恋しく思っている人。恋人。〔ふつう、男性からみていう〕●めかけ。 **おもいやり【思い遣り】** 相手の気持ち・立場を考える・こと(心)。同情すること。「―に欠ける」 **おもい・や・る【思い遣る】** 《他五》●〔遠くはなれている人や物事などに〕考えをおよぼす。思いをはせる。「故郷を―・る」●相手の気持ち・立場を考える。同情する。「彼の胸中を―・る」●〈「―・られる」の形で〉〔悪い状態になりそうで〕心配される。案じられる。「先が―・られる」 **おもい、わずら・う【思い煩う】** 《他五》あれこれと考えて、なやむ。 **おも・う【思う・『想う・『億う】** 《他五》●心にうかべる。想像する。回想する。「北国では雪だと―・う」「昔のことを―・う」●心がそちらに働く。●願望する。希望する。期待する。「原稿が―・うように書けない」●恋いしたう。いつくしむ。大切にする。また、心にかける。心配する。「子を―・う親心」●あることをしようと心に決める。志す。「強く生きようとー・う」●心の中でまとめる。判断する。「だいじょうぶだと―・う」●心に感じる。気持ちをいだく。「うれしく―・う」[参考]③④⑤は多く「・・・と思う」の形、または形容詞・形容動詞の連用形を受けて使われる。図《四》。[類語と表現]――うに任せ・ない《句》望んだとおりにならない。思いどおりにならない。「参加したいが、家の事情で―・ない」 >類語と表現「思う・考える・感じる」 *「思う」と「考える」には、「将来先生になりたいと思っている/考えている」のように意味が重なる部分も多いが、「日ごろ思っていること/考えていること」と言うと、「考える」の方がより組織立った内容について言っていることが分かる。「筋道を立てて考える・よく考えてから発言する・もっとよく考えなさい」のように、「考える」は主に知的な思考作用に言い、その場合は、「思う」と置き換えができない。「面白いと思う・辛いと思う・必ず勝つと思う・母のことを思うと眠れなくなる・一人暮らしの侘しさを思え」など、「思う」は、感情、感覚の認識、主観的な判断、情緒的な思考や想像に言うことが多い。「~と思う」の形で、文末の〈断定〉を避けるときに使うことも多く、「~と思われる・~と思える」(自発)として、更に判断の主体を曖昧にすることもある。「感じる」は、感覚・感情の認識に言う(痛いと感じる・失望を感じる)。 ・鑑みる・慮る・恋う・慕う・おもんみる・考え込む・思い込む・思い当たる・思い合わせる・思い至る・思い入る・思い浮かべる・思い描く・思い置く・思い過ごす・思い定める・思い巡らす・思い悩む/(す)思考・黙考・思索・思慮・思惟・思弁・思量・商量・考慮・熟考・長考・勘考・沈思・熟思・黙想・瞑想{めいそう}/思い・考え・通念・想念・雑念・俗念・余念・邪念・妄念・浅慮・短慮・深慮・熟慮/尊敬]賢慮・叡慮 [推量]察する・推し量る・お見受けする/(す)推測・忖度{そんたく}・憶測・推察/謙讓]拝察 [感覚・感情の認識]気づく・感づく・悟る・ぴんと来る・虫が知らせる・感じ取る・気取る/()感受・共感・感応・実感・直感・直観/予感・予覚・直覚・統覚・勘・霊感・第六感・五感・視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚・痛覚・視聴覚・音感・触感 [動詞表現]頭をひねる・頭を抱える・心に浮かべる・胸に抱く [副詞的表現]つらつら・つくづく・よくよく・くよくよ「考える] **おもう・さま【思う様】** 《副》思うぞんぶん。思いきり。「―活躍する」[表記]ふつう「思うさま」と書く。 **おもう‐ぞんぶん【思う存分】** ㊛《副》(「―に」の形も)したいと思うだけ、十分に。思いきり。「―飲み食いする」「スポーツでーに活躍をする」[類語]精一杯。存分に。 **おもう‐つぼ【思う壺】** ㊛〔そうなると望んでいた〕もくろみ。また、もくろんだとおりになること。㊛「相手のーにはまる」[参考]「つぼ」は賽{さい}を入れてふるもの。 <211> **おもう‐に【思うに・惟うに】** ㊛《副》(自分が)考えるところでは。「―この計画は失敗するだろう」 **おもう‐まま【思う、儘】** 《副》(「――に」の形でも使う)心に思うとおりに行うようす。心ゆくまでするようす。「―に行動する」 **おもえ・らく【思えらく】** ㊛(文語動詞「思ふ」+接尾語「らく」)〔文〕《副詞的に用いて》考えることには。思うのには。[表記]「以為らく」「謂えらく」とも書く。 **おも・える【思える】** 《自下一》思うことができる。自然とそう思われる。「他人事{ひとごと}とは―・えない」 **おもおも・し・い【重重しい】** 《形》威厳があってどっしりとしているようすだ。おごそかで重大そうに見える。「―・い口調」「―・い空気」㊜軽々しい。 **おも・がい【面、繋・面懸】** (「おもがき」の音便)馬具の一つ。飾りに、馬の頭の上からくつわにかける紐。 **おもかげ【面影・”佛】** ●目の前にはなく、記憶の中にあるその人や物の姿・ありさま。「亡き母の―をおう」●目の前にあるものによって呼び起こされる、その人や物の昔の姿・ようす。「少年のころのーを残している」 **おも・かじ【面舵】** ●船のかじを右へ曲げるときの、かじのとり方。●右舷{うげん}。㊜①②取り舵。 **おも・がわり【面変わり】** 《名・自サ》〔年をとったり病気をしたりして〕顔つきが変わること。 **おもき【重き】** (文語形容詞「おもし」の連体形の名詞化)重いこと。また、重要なこと。重み。㊛「内政にーを置く(=重視する)」㊛「財界に―を成す(=重要な役職・地位にある)」 **おも‐くるし・い【重苦しい】** 《形》おさえつけられるような感じで不快である。「―・い雰囲気」 **おもさ【重さ】** ●重いこと。また、その程度。目方。●重要さ。「責任の―を痛感する」●〔理〕物体に作用する重力の大きさ」。 **おも・ざし【面差し】** 顔のようす。顔つき。「やさしい―」[類語]おもだち。 **おもし【重し】** (文語形容詞「おもし」の終止形の名詞化)●物をおさえつけるためにおく物。特に、漬け物用の石。おし。[表記]漬け物の「重し」は、「重石」とも書く。●人をおさえつける力。貫禄。㊛「兄では―がきかない」 **おもしろ・い【面白い】** 《形》笑い出したくなるようすである。こっけいである。「―・い表情をする」●楽しくて、つい夢中になってしまうようすである。興味をそそられて退屈しない。「パーティーは―・かった」「あいつは―・い男だ」●思うとおりで好ましい。〔否定形で使うことが多い〕「病状が―・くない」図おもしろ・し《ク》。 **おもしろ・はんぶん【面白半分】** 《名・形動》〔物事を〕半ばはおもしろいという気持ちですること。「――にオーディションを受けた」 **おもしろ・み【面白み】** おもしろい・こと(程度)。また、その味わい。「話の―がわからない」[類語]趣。 **おもた・い【重たい】** 《形》「重い①②」に同じ。図おもた・し≪ク》。 **おもだか【『沢、瀉】** オモダカ科の多年草。みぞや水田に生える。葉はやじり形で、長い柄がある。夏、三弁の白色の花をつける。 **おもたせ【『御持たせ】** (「おもたせ物」の略)客が持ってきた「みやげ物」の尊敬語。〔手みやげをすぐその客に出すときなどにいう〕「―で恐縮ですが・・・」 **おもだち【面立ち】** 顔のつくり。目鼻だち。顔だち。「整った―」[類語]おもざし。顔つき。 **おも・だ・つ【主立つ・重立つ】** 《自五》〔多くの仲間の中で〕中心の地位をしめる。〔ふつう「―・った」の形で連体詞的に用いる〕「町内の―・った者が集まる」 **おもちゃ【『玩『具】** ●子供が持って遊ぶ道具。がんぐ。〔大人が愛用する物を、からかいをこめて言うこともある〕「パソコンは彼の―さ」●もてあそぶもの。なぐさみもの。㊛「人の心を一にする(=もてあそぶ)」 ***おもて【面】** (「表」と同語源)〔文〕●顔。顔面。●仮面。特に、能面。●外面。表面。「水のー」 ***おもて【表】** ■《名》●物の二つの面のうち・上(前)になるのが正式とされるもの。二つの面のうち、おもだった方。物の外面や表面。「貨幣の―」●表①につけるもの。「畳のーをとりかえる」●物事の表面に現れたようす。うわべ。「―をかざる」●公式のこと。表向きのこと。「ーからたのんでもだめらしい」㊜①~④裏。●家の、入り口に近い部屋。「―の座敷」●家の正面(の入り口)。「―に松飾りをかざる」㊜裏。●家のそと。戸外。「―で遊ぶ」●道路や道筋で、おもだったもの。「―通り」●連歌・俳諧{はいかい}で、二つに折った懐紙の第一面。●野球で、イニングの前半。「七回の―」㊜⑧~⑩裏。■《接尾》〔方向を表す語について〕向かっている方角を表す。「南―」●「地名について」その方向を言うことによって間接にその土地をさす。「江戸ー」―も振らず《句》わき見もしないで物事を一心に行うようす。一心不乱に。わき目もふらず。 **おも‐で【重手・重傷】** 〔刀や矢でうけた〕ひどいきず。ふかで。〔古風な言い方〕㊛「―を負う」 **おもて‐あみ【表編み】** 棒針編みの基本的な編み方の一つ。メリヤスの表と同じ編み目になる。㊜裏編み。 **おもて‐かいどう【表街道】** 街道の本道。本街道。〔ひゆ的に、正しい人生やはなやかな人生の意でも用いる〕「人生の一」㊜裏街道。 **おもて‐がえ【表替え】** 畳の表を新しいものに取りかえること。 **おもて‐がき【表書き】** 封書などの表に書かれた住所・氏名など。また、それを書くこと。[類語]上書き。 **おもて‐かた【表方】** 劇場で、お客の応対や経営の面に関する仕事を受け持つ人々。支配人・切符係・案内係など。㊜裏方。 **おもて‐がまえ【表構え】** ㊛家屋の正面の造作(のようす)。「立派なー」 **おもて‐がわ【表側】** 表に向いている側。㊜裏側。 **おもて・かんばん【表看板】** ●劇場の正面にかかげる看板。演目・出演者などが書かれる。●世間に対して示す表面上の名目。〔悪い意味で使うことが多い〕「実業家をーにして、密輸を働く」 **おもて・ぐち【表口】** ●建物の表側にある出入り口。㊜裏口。●本道である登山口。●間口味。 **おもて・げい【表芸】** ●教養として当然習いおさめていなければならない技芸。●世間にその人の専門として認められている技芸。表看板の技芸。㊜裏芸。 **おもて・げんかん【表玄関】** ●家の正面にある正式の玄関。㊜内玄関。●国や大都市などの主要な出入り口である駅・港・空港など。「成田空港は日本のーだ」 **おもて・さく【表作】** 二毛作で、同じ耕地に作る作物のうち、重要な作物。㊜裏作。 **おもて‐ざしき【表座敷】** 〔大きな家で〕家の表のほうにある座敷。客間として使う。㊜奥座敷。 <212> **おもてぎた【表沙汰】** 〔かくすべき事柄が〕世間一般に知れわたること。「内輪もめがーになる」●事件を訴訟などに持ちこむこと。「事件を―にする」 **おもて・だ・つ【表立つ】** 《自五》●世間に公然と知られる。人目につくようになる。「―・った変化はない」●裁判ざたになる。 **おもて‐どおり【表通り】** ㊛市街地の、おもだった広い通り道。㊜裏通り。 **おもて・にほん【表日本】** 本州の太平洋側の地方。[参考]現在では、ふつう「太平洋側」という。㊜裏日本。 **おもて・むき【表向き】** ●公式なこと。正式なこと。「―には認められない」●(事実ではないが)世間一般に示す、うわべだけの事柄。「――の理由」「―は休養ということにする」 **おもて・もん【表門】** 建物の表にある門。正門。㊜裏門。 ***おもと【『万年『青】** ユリ科の常緑多年草。花は緑黄色で、夏、厚い葉の間から茎を出してつき、のちに赤い実になる。おもに葉を観賞し、鉢に植える。 ***お・もと【『御許】** 《名》(貴人のそばの意)〈「――に」の形で〉女性が、手紙のあて名のそばにつけて使う語。御許{みもと}。 **おも・なが【面長】** 《形動》ふつうより、顔が少し長いようす。「―の美男子」 ***おもに【重荷】** ●重い荷物。●行動のさまたげとなる重い負担。―を下ろ・す《句》気にかかっていたことが解決してほっとする。 ***おもに【主に】** 《副》(形容動詞「主だ」の連用形から)その中で大きな割合・役割をしめるようす。主として。「―木でできている」[類語]主たる。大部分。 **おもね・る【阿る】** 《自五》相手の気にいるように機嫌をとる。「大衆に―・る」[類語]こびる。へつらう。図《四》。 **おも‐ばば【重馬場】** 競馬で、雨や雪がふって水分をふくんだため、走りにくい状態になった馬場。重{おも}。 **おも・はゆ・い【面映ゆい】** 《形》(顔を合わせるのがまぶしい意から)〔人前でほめられた時などのように〕うれしく恥ずかしい。てれくさい。「―・い思いをする」 **おも‐み【重み】** ●重さの・程度(感じ)。特に、基準以上に重たい・こと(感じ)。●重大・重要であること。㊛「一票の―」「歴史の―を感じる」●〔性格・態度などが〕どっしりとした重々しい感じであること。[類語]貫禄{かんろく}。 **おもむき【趣】** (「おもむく」の連用形の名詞化)●落ち着いた感じの味わい。おもしろみ。風情。「―のある庭」[類語]情趣{じょうしゅ}。興趣{きょうしゅ}。●あるものが持っているのと同じ・ありさま(ようす)。「昭和の―を残す」「深山幽谷の―」●伝えたい内容。趣旨。「お話の――はよく分かりました」●伝聞の内容。・・・とのこと。「お手紙によれば御病気の―、御案じ申し上げます」 **おもむ・く【赴く・『趣く・趨く】** 《自五》(「背向く」に対して「面向く」の意)〔文〕●ある場所に向かって行く。「任地に―・く」●〔物事が〕ある状態に移っていく。向かう。「快方に―・く」「心の―・くままに歩く」図《四》。 **おもむろに【『徐に】** 《副》動作やものなどの動きが、ものものしく、ゆっくりしているようす。「―口を開く」 **おも・もち【面持ち】** 〔内心の感情が表れている〕顔つき。「気づかわしそうなーでながめる」[類語]表情。 **おも・や【〈母屋〉・〈母家〉】** ●〔離れ・物置などに対して〕屋敷の中のおもな建物。●〔ひさし・廊下などに対して〕家の建物の主要な部分。㊛「ひさしを貸してーを取られる」㊜②母屋。 **おも・やつれ【面、窶れ】** 《名・自サ》顔がやせて、病気や心労のあとが顔にあらわれること。 **おも・ゆ【重湯】** 水を多くして白米をたき、米粒をこしとった、ねばりのある汁。病人食・乳児食にする。 ***お・もり【『御守】** 《名・他サ》手のかかる人(特に子供)の相手をしたり、世話をしたりする・こと(人)。[表記]「・・・すること」の意では、「お守り」、「・・・する人」の意では「お守」と書く。[類語]子守。 ***おもり【重り”錘】** (動詞「重る」の連用形の名詞化)●軽いものに重みをつけるために加えるもの。●さおばかり・天びんばかりなどの分銅{ふんどう}。 **おも・る【重る】** 《自五》〔文〕●目方が重くなる。②病気が重くなる。図《四》。 **おもろ・い** 《形》〔関西地方の方言〕おもしろい。 **おもわ‐く【思わく・思惑】** ㊛(「思ふ」+接尾語「く」。「思うこと(には)」の意から)●ある意図をもった、その人の考え。「―どおりになる」●その人に対する評判。うけ。「世間の―を気にする」●相場で、将来の上がり下がりを予想すること。[表記]③は多く「思惑」と当てる。―がい【一買い】相場の上がることを予想して株などを買うこと。スペキュレーション。―すじ【一筋】相場の変動を予測して株の売買取引をする人。思惑師。相場師。 **おも‐わ【面輪】** 〔雅〕顔(の形)。 **おもわし・い【思わしい】** 《形》思うとおりで都合がよいようすだ。望みにかなっていて好ましい。「病人の容態が―・くない」図おもは・し《シク》。 **おもわず【思わず】** ㊛《副》意識しないである行為をするようす。覚えず。「―大声を出す」[類語]うっかり。ーしらず【―知らず】《連語》いつのまにか。知らず知らず。〔副詞的に使う〕 **おも・わすれ【面忘れ】** 《名・自サ》見知っているはずの他人の顔を忘れること。 **おもわせぶり【思わせ振り】** ㊛《名・形動》ことば・しぐさに特別な意味があるように思わせ、相手に期待をもたせること。「――な態度」 **おもん・じる【重んじる】** 《他上一》価値のあるものとして重くみなす。たっとぶ。重んずる。「名誉を―・じる」㊜軽んじる。 **おもん!ずる【重んずる】** 《他サ変》重んじる。 **おもんぱか・る【『慮る】** 《他五》(「思ひはかる」の音便)〔文〕周囲や将来のことをこまかく気づかう。あれこれと考え合わせる。「万一の場合を―・る」 **おもん・みる【惟る】** 《他上一》(「思ひみる」の音便)〔文〕(よくよく)考えてみる。思いめぐらす。「つらつらー・みるに」 ***おや【親】** ●子をもつ人。子をもうけた男女。父母。[参考]人間以外の生物にもいう。[尊敬]親御さん。●子を育て養う人。教育を施し、社会人として独立できるよう養育する人。「育ての―」●祖先。「―代々」[表記]③は、「祖」とも書く。●同じ種類のものを作りだす、もとのもの。「サボテンのー」「―いも」◎成長した生き物。●中心となって他を支配しているもの。〔多く、接頭語的に使う〕「―会社」㊜①~⑥子。●花札・トランプ・麻雀などで、ゲームをリードする役。 <213> ――の因果が子に報・ゆ《句》親のおかした悪業の結果が子にあらわれて、わざわいを受ける。――の心子知らず《句》子のことを思う親の深い心を察しないで、子が勝手きままなことをする。――の脛{すね}を齧{かじ}る《句》子が相当の年齢になっても独立せずに親の経済力で養われている。――の光は七光{ななひかり}《句》親の威光・名声が大きいと、子はそのおかげを受けることが大きい。親の七光。――の欲目{よくめ}《句》親は自分の子がかわいいので、実際以上によく評価すること。――は無くとも子は育つ《句》親に早く別れても残った子はどうにか育ってゆく。世の中のことはそんなに心配したものではないというたとえ。 ***おや** 《感》思いがけないときや疑問のあるときに、思わず言う語。「―、めずらしい人がきた」「――、これは何だ」 **おや・いも【親芋】** サトイモの球茎で、中心となる大きなもの。周りに子芋をつける。いもがしら。㊜子芋。 **おや・おもい【親思い】** ㊛親をいたわり、大切にする・こと(人)。[類語]親孝行。 **おやきょく【親局】** 「キーステーション」に同じ。 **おや・がかり【親掛かり】** 子が独立しないで、親の世話になっていること。「――の身」[類語]すねかじり。 **おや・かた【親方】** ●職人・作業員などの頭{かしら}。㊜子方。●熟練した職人などを親しんで呼ぶ称。●大相撲の「年寄」で、弟子をかかえ部屋を営む人。「高砂{たかさご}―」―ひのまる【一日の丸】〔俗〕(親方は国家である意から)●国家が経営している・こと(組織)。●官公庁などの役所が経営管理に力を入れず、予算の使い方や業務内容の向上にルーズであること。 **おや・かぶ【親株】** ●[経〕株式会社が増資をした場合、新しく発行する株(=新株)に対して、それまでに発行した株。旧株。●根を分けて苗木をとるとき、そのもとになる株。㊜①②子株。 **おや・がわり【親代わり】** 親のかわりになって世話をしたり養育したりする・こと(人)。 **おやぎ【親木】** 接ぎ木のつぎ穂の、台になる木。 **お・やく【『御役】** 「役目」の尊敬語「お役目」の略。―ごめん【一御免】●仕事・役目をやめさせられること。免職。「停年で――になる」●それまで行われていたことや使われていたものが、無用になること。 **おやくしょ‐しごと【お役所仕事】** 形式を重視し、能率の悪い官庁の仕事。[参考]皮肉って言う語。 **おやーこ【親子】** ●両親と子。また、父と子、母と子。[表記]「父子」「母子」「父娘」「母娘」などとも書く。●親子の関係に似たもの。「――電話」●「親子どんぶり」の略。―どんぶり【一丼】とり肉と卵をしょうゆ・砂糖などで味を付けてにて、どんぶり飯の上のにかけた料理。親子。親子どん。 **おや‐ご【親御】** 〈「―さん」の形で〉他人の親を尊敬して言う語。「君の―さんは元気かい」 **おやこうこう【親孝行】** 《名・自サ・形動》子が親を大切にし、よくつくすこと。孝行。「―な息子」[類語]親思い。㊜親不孝。 **おや‐ごころ【親心】** ●自分の子を愛する、親の心。●目下の者に対する、思いやりの心。[類語]老婆心。 **おやおや** 《感》●「おや」を強めた語。●多少がっかりした気持ちをこめて言う語。やれやれ。 ***おやじ【親字】** 漢和辞典で、一字で見出しになっている漢字。漢字の熟語を作るもとになる。 ***おやじ【親『父】** ●〔くだけた会話の中で他人に話すとき〕成年男子が自分の父親を親しんで言う語。㊜おふくろ。●部下が、店の主人・職場の長・社長などを親父に見立てて、親しんで言う語。「うち(=我が社)のーさん」●中年以上の男性を親しんだり、さげすんだり、からかったりして言う語。「―臭い趣味」「―ギャグ」[表記]②③は「親仁」「親爺」とも書く。 **おやしお【親潮】** ㊛千島列島・北海道・本州の東海岸にそって南下する寒流。千島海流。[参考]黒潮。 **おやしらず【親知らず】** ●産みの親の顔を知らない・こと(子)。●〔親子が互いに相手を思うゆとりもないほど〕断崖になっていて、波があらく危険な海岸。●いちばんおそく生える四本の奥歯。知歯。 **お・やす・い【『御安い】** 《形》●「安い」の丁寧語。●わけない感じだ。たやすい。㊛「―・い御用だ」●〈「―・くない」の形で〉男女が特別の間柄である。〔多く、うらやんだり、からかったりする場合に使う〕「二人で旅行するなんて―・くないな」 **おやすみ【御休み】** ●「寝ること」の丁寧・尊敬語。「お父さんはもう―ですか」●「休暇」「欠勤」「休息」「休業」の丁寧・尊敬語。●(「お休みなさい」の略)就寝のときの挨拶の語。 **おや・だいだい【親代代】** 昔から何代も続いていること。先祖代々。「―の店」 **おや・だま【親玉】** ●数珠の中で、中心となる大きな玉。●仲間の中で、中心になる人。頭{かしら}。〔多少くだけた言い方〕[類語]親分。 **おやつ【『御八つ】** (午後の)間食。おさんじ。[参考]昔、八つ時(=午後三時ごろ)に食べたことから。[表記]かなで書くことが多い。 **おやどり【親鳥】** 成長した鳥。また、親になった鳥。㊜ひな。 **おや・ばか【親馬鹿】** 自分の子供がかわいいあまりに、親がばかげたことを言ったりしたりして、他人からはおろかに見えること。また、その親。 **おや・ばなれ【親離れ】** 《名・自サ》子供が成長して、親から精神的・経済的に独立していくこと。㊜子離れ。 **おや・ふこう【親不孝】** 《名・形動・自サ》親に対して子としての務めをはたさないこと。不孝。㊜親孝行。 **おや・ぶね【親船】** 船団の中心となって作業するための設備をもつ大船。母船。――に乗ったよう《句》大きな力を頼りにして心丈夫であるようす。 **おやぶん【親分】** ●かりに親として定め、頼りにする人。●仲間を組む者の頭{かしら}。特に、やくざ仲間などの長。「―肌(=面倒見がよく頼りになる)」[類語]元締め。ボス。親玉。㊜①②子分 **おや・ぼね【親骨】** ●扇の両端を支える、厚くて太い骨。㊜子骨。●戸・障子の上下左右にある太いわく。 ***おやま【『女『形】** ㊛歌舞伎で、女役を演じる男性の役者。女がた。[参考]女形人形遣いの名人、小山次郎三郎の「小山人形」からという。 ***お・やま【『御山】** ●山を丁寧にいう語。●信仰の対象とする場合の山をいう尊敬語。 **おや、まさり【親勝り】** 《名・形動》子の能力・技術などが、親よりすぐれていること。「―の博識な子」「一の硬骨漢(=強い信念をもつ男性)」、 **おやま・の・たいしょう【『御山の大将】** 《連語》●子供の遊びの一つ。低い盛り土の上などにのぼり、のぼってくる子をつき落として、頂上に立つことを争う遊び。●せまい範囲で自分がいちばんえらいと思い、いい気になっていばる人。 <214> **お・やみ【小『止み】** ㊛こやみ。〔多く「ー(も)なく」の形で使う〕「雪が―なく降っている」 **おや・みだし【親見出し】** 辞書で、独立した項目として太字などで示した見出し。㊜子見出し。 **おや・もと【親元・親『許】** 親のいる所。[類語]実家。 **おや・ゆずり【親譲り】** 〔物・性格などを〕親からゆずりうけること。「―の土地」「―の激しい気性」 **おやゆび【親指】** 手の指で、いちばん太い指。母指。[参考]足の指についても言う。 **おゆ・わり【『御湯割り】** ウイスキー・焼酎などをお湯でうすめること。また、その飲み物。 **およが・せる【泳がせる】** 《他下一》(「泳ぐ」の使役形から)●泳ぐような手つきで、体をのめらせる。「首投げで相手を―・せる」●ひそかに監視しながら、表面的には自由に行動させる。「容疑者を―・せる」●あちらこちらにゆっくり移動させる。「視線を―・せる」図およが・す《下Ⅱ》。 **およ・ぐ【泳ぐ】** 《自五》●人・魚などが、手足やひれを動かして水面・水中を進む。●うまく世の中をわたる。〔世の中を海に見たてた言い方〕「巧みに財界を―・ぐ」●「人の多くいる所で〕人をおしわけて進む。〔多くの人を水に見たてた言い方〕「群衆の中を―・いで進む」●よろめく。ゆれる。〔水中での動作に見たてた言い方〕「つまずいて体が―・いだ」図《四》。 **およそ【『凡そ】** ■《名》物事のだいたいのありさま。あらまし。おおよそ。「―の見当をつける」■《副》●一般に。総じて。そもそも。〔話を切り出すときに使う〕「―人間というものは・・・」●まったく。全然。〔下に打ち消しの語を伴う〕「一意味がない」●あまり厳密でないようす。だいたい。「―午前三時だ」 **およばず・ながら【及ばず、乍ら】** 《副》不十分ではあるが。行きとどかないが。〔人に力をかすときに、謙遜{けんそん}していう語〕「―お手伝いしましょう」 **およばれ【『御呼ばれ】** 〔食事などに〕招かれること。「結婚式にーした」 ***および【『御呼び】** 「呼ぶこと」の尊敬語。お召し。㊛「ーがかかる」―でな・い《句》〔俗〕(「呼ばれていない」の意から)用事などない。必要とされない。無用である。 ***および【及び】** (「及ぶ」の連用形から)■《接続》同じ条件の物事を並べあげるときに使う語。・・・と・・・。・・・も・・・も。「生徒―保護者」[参考]並びに。■《名》〈「―もつかない」「―もない」の形で〉とうていおよばない。とてもかなわない。㊛「計算では彼にーもつかない」 **および‐ごし【及び腰】** ●手をのばして物を取ろうとするときなどの、腰をやや曲げた不安定な姿勢。●物事に臨む態度が中途半端であること。「―の外交」 **およびたて【『御呼び立て】** 《名・他サ》「呼び寄せること」を謙遜{けんそん}して言う語。「お忙しいところーして申し訳ありません」 **およ・ぶ【及ぶ】** 《自五》●ある所・時・数などに達する。事態が進んである状況になる。「長ずるに―・んで才能を発揮する」●勢力や影響が、あるところまで届く。「外国からの圧力が国内産業に―・ぶ」●程度が同じぐらいになる。匹敵する。〔ふつう下に打ち消しの語を伴う〕「彼の実力には―・ばない」●しとげられる。望みどおりになる。〔ふつう下に打ち消しの語を伴う〕「―・ばぬ恋」●取り返しがつく。〔ふつう下に打ち消しの語を伴う〕「くやんでもー・ばない」●〈「・・・するに(は)―・ばない」などの形や反語の言い方で〉・・・する必要がない。「辞退するには―・ばない」「言うにやー・ぶ(=言う必要がない)」図《四》。 **およぼ・す【及ぼす】** 《他五》ある作用・影響などを行きわたらせる。およぶようにする。「迷惑を―・す」図《四》。 **おら【『己】** 《代名》(自称の人称代名詞)おれ。おいら。〔方言で使用することもある〕「―も東京さ行く」 **オラトリオ** 宗教的な題材をもった、声楽および器楽による大がかりな楽曲。聖譚曲{せいたんきょく}。▽[伊]oratorio **オランウータン** ヒト科の動物。大形の類人猿で、ボルネオやスマトラの森林にすむ。体毛は赤茶色で腕が長く、知能が高い。猩々{しょうじょう}。▽orangutan (=原義はマレー語で「森の人」) ***おり【折り】** ■《名》●折ること。また、折ったもの。●折り目。●その時。時機。「―を見て話す」「猛暑の―」[表記]③は「折」と書く。[類語]際。砌{みぎり}。●「折り箱」「折りづめ」の略。■《助数》折り箱・折りづめ、また折り重ねたものを数える語。「半紙一―」―もあろうにら《連語》→おりもあろうに(独立見出し)。―も・おり【―も折】りを《連語》◆おりもおり(独立見出し)。 ***おり【檻】** 動物や鳥などを入れて閉じこめておく、鉄のさくなどで囲った入れ物。「罪人を―に入れる」 ***おり【汚吏】** 〔文〕〔地位や職を利用して〕不正なことをする役人。 ***おり【澱滓】** ●液体を静かに置いたとき、底にしずんでたまったもの。「赤ワインのー」●心の中にかすのようにたまってはなれないもの。[類語]①②残滓{ざんし}。 **おり【織り】** ●布地やむしろなどを織ること。また、その出来上がり具合。「――があらい」●「織物{おりもの}」の略。〔多く接尾語的に用いる〕「西陣―」「毛ーのコート」[表記]工芸品の場合は「・・・織」と書く。 **おり・あい【折り合い】** ㊛互いにゆずり合って仲よくすること。妥協。㊛「―をつける」●人と人との、うまくいくかどうかの関係。仲。「嫁と姑{しゅうとめ}の―」 **おり・あ・う【折り合う】** ㊛《自五》互いにゆずり合って意見を一致させる。妥協する。おれあう。「値段が―・わない」 **おり・あしく【折『悪しく】** 《副》時機が悪いことに。あいにく。「―持ち合わせがない」㊜折よく。 **おり・いって【折り入って】** 《副》特に心をこめてたのむようす。特別に。「――相談したいことがある」 **おり・いと【織り糸】** 布を織る材料にする糸。 **オリーブ** モクセイ科の常緑高木。暖かい土地に育つ。葉は長楕円形で、五~六月ごろ、黄白色の小花をつける。果実から油をとり、また、熟さない実は塩づけにして食用にされる。▽olive―ゆ【一油】熟したオリーブの実からとった不乾性油。食用・化粧用・医薬用。オリーブオイル。 **オリーブ・いろ【オリーブ色】** 〔オリーブの果実のような〕くすんだ黄緑色。橄欖{かんらん}色。 **おり・えり【折り襟・折り、衿】** 外側へ折り返すように仕立てた、洋服のえり。㊜立ちえり。つめえり。 **オリエンタリズム** 欧米人の東方・東洋趣味。また、その根底にあるかたよった東方・東洋観。▽orientalism <215> **オリエンタル** 《形動》東洋的であるようす。東洋風であるようす。「―なムード」▽oriental **オリエンテーション** ある作業・研究・学習をするのに先立って、その方針・内容などについての方向づけをすること。また、そのための指導。特に、新入生・新入社員のための教育。▽orientation **オリエンテーリング** 山野で行われる競技の一つ。地図とコンパスを用いてコースをたどり、目的地に着くまでの速さを競う。[参考]ドイツ語の Orientierungslauf からOLと略す。▽orienteering **オリエント** 東洋。特に、アジアの西南部とアフリカの北東部を含む地域。メソポタミアやエジプトなど、世界最古の文明の発祥地がある。▽Orient **おり・おり【折折】** ■《名》その時その時。㊛「四季―」■《副》ときどき。ときおり。「―見かける」 **おり・かえし【折り返し】** ■《名》●折り返す・こと(ところ)。また、折り返したもの。●引き返す・こと(ところ)。「―地点」●〔歌や詩の文句の〕くり返し。リフレーン。■《副》返事・返答などの、間{ま}を置かないようす。すぐに。「―うかがわせます」 **おり・かえ・す【折り返す】** 《他五》折って二重にする。「すそを―・す」■《自五》●来た方向へ引き返す。「終着駅から―・す」●〔歌や詩の文句を〕くり返す。●間{ま}を置かずに返事をする。 **おり・かさな・る【折り重なる】** ㊛《自五》〔多くの人や物が〕次々にかさなり合う。「―・ってたおれる」 **おりがみ【折り紙】** ●〔公式文書や目録などに用いる〕二つ折りにした奉書紙・檀紙など。●書画・刀剣・器物などの鑑定書。●紙を折って、いろいろなものの形を作る遊び。また、それに使う四角な紙。[類語]色紙。=おりかみ。 **おりがみ・つき【折り紙付き】** ●鑑定書がついている・こと(物)。[類語]お墨付き。●世間の定評があること。確かであると保証できること。「―の美人」 **おり・から【折から】** ㊛●ちょうどその時。おりしも。●時節。季節。「―の挨拶」■《副》●ときどき。たまに。「一会う人」●ちょうどそのとき。折から。「―風がふき、花が散った」も。〔副詞的にも用いる〕「―の雨」●・・・の時である・から(のに)。〔接続助詞的に用いる〕「暑さ厳しきーご自愛ください」[表記]②は「折柄」とも当てる。 **おりーく【折り句】** ㊛和歌・俳句・川柳などで、各句の初めまたは終わりに物の名などを一字ずつよみ入れたもの。「かきつばた」をよみ入れて、「からころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」とする類の言葉遊び。 **おりーくち【降り口・下り口】** 階段・山道などで、おりはじめる所。㊜のぼり口。 **オリゴ・とう【オリゴ糖】** ぶどう糖・果糖などの単糖が二~一〇個結合してできた糖。腸内の有用細菌の増殖を助けるものは、健康食品に利用される。少糖類。 **おり‐こみ【折り込み】** 新聞・雑誌などの間に、広告などをはさみこむこと。また、その広告。 **おりこ・む【織り込む】** 《他五》●地を織る糸の中へ他のかわった糸を入れて織る。●ある物事の中へ他の物事を組み入れる。「体験を―・んで話す」 **オリジナリティー** 独創性。独創力。㊛「―に富んだ作品」▽originality **オリジナル** ■《形動》他をまねないようす。目新しいようす。独創的。「―のキャラクター」■《名》〔美術・音楽などで、複製したり手を加えたりしたものに対して〕もとの作品。原型。●〔演劇・映画・放送などで〕新しく書きおろした脚本。▽original **おり・しも【折しも】** 《副》(「しも」は強めの係助詞)〔文〕ちょうどその時。おりから。「―雨が降りだした」 **おりーすけ【折助】** 武家の下男。―こんじょう【一根性】雇い人が自分のするべき仕事を他人にうまくおしつけようとするずるい根性。 **おりたたみ【折り畳み】** 折りたたむこと。折って小さくすること。「―のかさ」 **おり・たた・む【折り畳む】** 《他五》〔広がっている物を〕折って小さくする。折って重ねる。「新聞を―・む」 **おり・た・つ【降り立つ・下り立つ】** 《自五》〔馬・乗り物などから〕おりて立つ。〔高い方から低い方へ〕おりていってその場に立つ。おりていく。「ホームにー・つ」「庭に―・つ」 **おり‐づめ【折詰】** ㊛食べ物を折り箱につめること。また、その外箱とその中の食べ物。折り。「―のべんとう」「鮨{すし}の――」[参考]「一折{ひとおり}・・・」と数える。 **おり・づる【折り鶴】** 紙を折って、ツルの形に作ったもの。 **おりーど【折り戸】** ちょうつがいをつけて、折りたたみのできるように作った開き戸。 **おり・な・す【織り成す】** 《他五》●織って模様を作りだす。「錦{にしき}を―・す」●さまざまなものを組み合わせて、変化に富んだものを作りだす。「百花―・す春の花壇」「人々が―・す人生模様」 **おり・ばこ【折り箱】** 薄板・厚紙などを折り曲げて作った浅い箱。折り。[参考]「一折・・・」と数える。 **おりひめ【織り姫】** ●機織りの女性の美称。また、紡績工場の女子工員の愛称。●織女星。たなばた。 **おりーふし【折節】** 《名》〔文〕●そのときそのとき。●時節。季節。「―の挨拶」《副》●ときどき。たまに。「一会う人」●ちょうどそのとき。折から。「―風がふき、花が散った」 **おり・ほん【折り本】** ㊛和本で、つぎ合わせた一枚の長い紙を折りたたんで作った、とじ目のない本。書画の手本や経本に多い。 **おり・ま・げる【折り曲げる】** 《他下一》折って曲げる。「足を―・げる」「紙を―・げる」 **おり・ま・ぜる【織り交ぜる】** 《他下一》●いろいろな糸・模様をまぜて織る。●ある物事の中へ別の物事を繰り入れる。「現実と空想を―・ぜた作品」 ***おり・め【折り目】** ㊛ものを折ったときにできる二つの面の境目。すじ目。●物事の区切り・決まり。けじめ。 ***おり・め【織り目】** 織物の糸と糸とのすきま。 **おりめ・ただし・い【折り目正しい】** ㊛《形》物事のけじめや行儀作法などがきちんとしているようすだ。図をりめただ・し《シク》。 **おり・も・あろうに【折もあろうに】** ㊛《連語》ほかにもっとよい時もあるだろうに。「―引っ越しの日に遊びにくるとは・・・」 **おりも‐おり【折も折】** 《連語》ちょうどその時。「困っていたー、友人が訪ねて来てくれた」 **おりょもと【織り元】** 織物の製造元。 <216> ***おり・もの【下り物】** 子宮から出る粘液・組織などの総称。こしけ。 ***おりもの【織物】** 多数の縦糸と横糸を組み合わせて、機{はた}で織って作った布。 **おり・やま【折り山】** 紙や布などを折ったときにできる、外側の折り目。 **おり・よく【折よく】** 《副》ちょうど都合よく。ちょうどよい時機に。「―タクシーがつかまった」㊜折あしく。 **お・りる【降りる・下りる】** 《自上一》●上から下に移る。高い所から低い所に移動する。「階段を―・りる」『「落ちる」とはちがい、意図をもってゆっくり移る。』[類語]降ろす。下がる。(計)下降。降下。㊜あがる。●さがった状態になる。「錠が―・りている」●乗り物の中から出る。「電車を―・りる」㊜乗る。●高い地位から退く。職をやめる。また、役柄をことわる。「議長を―・りる」●勝負に加わるのを見合わせる。「試合を―・りる」●官公庁から・支給(下付)される。また、命令・許可などが言いわたされる。「許可が―・りる」●霜・露・霧・もやなどが(降ったような感じに)生じる。「霜が―・りる」●体内から下に出る。「回虫が―・りる」文お・る《上二》。[使い分け] >使い分け「おりる・おろす」 下りる〔上から下へ移る〕階段を下(降)りる・山を下りる(=下山)・幕が下りる・許可が下りる・恩給が下りる・錠が下りる 降りる〔高い所から低い所へ移る。役割をやめる〕階段を降(下)りる・ゲレンデを滑り降りる・マウンドを降りる(=降板)・壇を降りる(=降壇)・車から降(下)りる・次の駅で降りる・船を降(下)りる・崖から飛び降りる・仕事を降りる・会長の座を降りる・霜が降りる 下ろす〔上から下へ移す。新しく使い始める〕腰を下ろす・根を下ろす・枝を下ろす・貯金を下ろす・錠を下ろす・仕立て上がりの服を下ろす 降ろす〔高い所から低い所へ移す。役割をやめさせる〕国旗を降ろす・水面に船を降ろす・乗客を降ろす・次長職から降ろす 卸す〔卸売りをする。すりくだく〕食肉を卸す・卸売り・棚卸し・大根を卸(下ろ)す・卸し金 [参考]「階段を下りる/降りる」のように両者用いるが、「下」は自然に、「降」は意志的な気持ちをふくませて用いるといった趣がある。「降」は乗り物の場合に多く用いるが、「下馬・下船・下車」に対応させて「馬を下りる・船を下りる・車を下りる」とも書く。また、「山をおりる」は「下山」に対応させて「下」を使うが、「降」を使うこともできる。大根をおろす意では、一般的には「大根を下ろす・大根下ろし」と書くが、「おろしがね」の場合は「卸し金」が一般的。 **オリンピック** オリンピック競技。▽Olympics -きょうぎ【一競技】●古代ギリシャで、四年に一度ゼウス神殿の前庭で行った競技会。古代オリンピック。●①にならって、一八九六年から始まった国際スポーツ競技大会。四年目ごとに行われる。近代オリンピック。現在は、夏季と冬季の大会がある。 ***お・る【『居る】** ■《自五》その所にとどまる。そこにある。「そこに―・るのはだれだ」[参考]の「いる」に比べて、西日本の方言的で古風な感じを伴う。ゆ「おります」は「います」より丁寧な感じが強い。「あしたは家に―・ります」図を・り《ラ変》。■《補動》ある動作・状態が続いている意を表す。●〈「・・・て―・る」の形で〉「・・・ている」の方言的で、古風な言い方。「時計がおくれて―・る」[参考]「おられる」の形では、「・・・ている」の荘重な言い方になる。「神様が見て―・られる」●〈「・・・てー・ります」の形で〉「・・・ている」の丁寧な言い方。[参考]「・・・ています」より丁寧な感じが強い。「明日から出張の予定になって―・ります」図を・り《ラ変》。■《接尾》他人の言動をいやしめる意。・・・やがる。〔関西地方の方言〕「生意気なことを言い―・った」図を・り《ラ変》。 ***お・る【折る】** 《他五》●曲げて重ねるようにする。「腰を―・る」「色紙を―・る」●曲げて切りはなす。「桜の枝を―・る」●紙をたたみ重ねて、物の形を作る。折り紙を作る。「千羽づるを―・る」図《四》。 ***お・る【織る】** 《他五》●糸を機にかけて布にする。「布地を―・る」●藁や藺{い}を組み合わせて筵{むしろ}を作る。文《四》。 **オルガスムス** 性的快感が頂点に達した状態。また、その絶頂感。オーガズム。▽[独]Orgasmus **オルガン** 鍵盤楽器の一つ。パイプオルガンとリードオルガンがある。▽[蘭]orgel[英]organ **オルグ** 《名・他サ》政党や組合などから派遣されて大衆・労働者の中に入り下部組織を作ったり、組織を強化したりするために活躍する・こと(人)。[参考]「オルガナイザー(organizer)」「オルガナイズ(organize)」の略。 **オルゴール** ぜんまいじかけで自動的に音楽を奏する装置。[参考]古くは「自鳴琴{じめいきん}」とも。▽[蘭]orgel **オルターナティブ** ●選択をせまられる二つ(以上)の方向。二者択一。「和平か戦争かの―に直面する」●これまでに考えられた以外の方法。代案。対案。=オルタナティブ。▽alternative ***おれ【折れ】** 折れること。特に漢字の筆遣いで「目」「田」などの二画目の称。 ***おれ【俺・『己”乃『公】** 《代名》(自称の人称代名詞)男性が同輩や目下の人と話すとき、自分をさす語。 **おれ・あ・う【折れ合う】** ㊛《自五》◆おりあう。 **お・れい【『御礼】** 「礼」の丁寧語。感謝の気持ちを表す・こと(ことば・贈り物)。「―のしるしにお納め下さい」―まいり【―参り】●神仏にかけた願いがかなったとき、そのお礼のために神仏に参拝すること。●〔俗〕刑を終えて出所した者などが、自分の悪事を告発・密告などした者に仕返しをすること。 **オレガノ** シソ科の多年草。葉に香りと辛みがあり、薬味・香辛料に用いる。花薄荷{はなはっか}。▽oregano **おれきれき【『御歴歴】** 「歴々{れきれき}」の尊敬語。身分・格式の高い人々。名士たち。「町のーが集まる」 **おれ‐くぎ【折れ、釘】** ●折れ曲がって使えないくぎ。●頭部を直角に折り曲げたくぎ。物をかけるのに使う。おりくぎ。―りゅう【一流】へたな筆跡。〔流派の名になぞらえた語〕[類語]かなくぎ流。 **おれ・くち【折れ口】** ㊛●物が折れた境目のところ。おれめ。●人の死にあうこと。不祝儀{ぶしゅうぎ}。 **おれ・せん【折れ線】** ㊛いくつかの線分の端点と始点が一致するように次々とつないでできる線。ーグラフ 折れ線によって数量の変化を示したグラフ。線グラフ。 <217> フ。フ折れ線によって数量の変化を示したグラフ。線グラフ。 **おれ・め【折れ目】** 折れた境目。また、そこにできる線。おれくち。[類語]折り目。 **お・れる【折れる】** 《自下一》●曲がって重なる。また、まっすぐなものが途中から急な角度で曲がる。●曲がって切りはなれる。「鉛筆のしんが―・れる」●曲がって進む。「交差点を右へ―・れる」●〔心が〕くじける。また、妥協して他人の考えに従う。「強気な人が―・れる」図を・る《下二》。 **オレンジ** ●ミカン科の果樹。バレンシアオレンジ・ネーブルなど。●オレンジ色。黄色みをおびただいだい色。黄赤色。▽orange **おろおろ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●泣いたときの声がふるえるようす。●驚き・心配などのために心が乱れ、あわてとまどうようす。>ου τµε 100г **\*おろか【『疎か】** 《副》《「愚か」と同語源》〈「言うも―」「・・・はー」などの形で〉・・・は言うまでもなく。・・・はもとより。「彼の名は日本は―世界にも鳴りひびいた」 **\*おろか【愚か】** 《形動》《「疎か」と同語源)知能の働きがにぶいようす。考えが足りないようす。ばかげているようす。「―な奴で」「―な考え」くすりは無くパー **おろかし・い【愚かしい】** 《形》ばかげているようすだ。考えが足りない。「―・い行い」図おろか・し《シク》。 **\*おろし【下ろし】** ●おろすこと。「貨物の積みー」●〔大根・ワサビ・ショウガなどを〕卸し金ですること。また、卸し金ですった物。「大根―」●〔新しい品を〕初めて使うこと。「仕立てー」●〔局地的に〕山の斜面にそってふいてくる強い風。「赤城」[表記]は「降ろし」、②は「卸し」、④は「面」とも書く。 **\*おろし【卸】** ●卸売りをすること。●「卸値」の略。卸売りの値段。「―で百円」 **おろし・うり【卸売り】** 《名・他サ》問屋が製造元や輸入業者から多量の商品を買い入れて、小売商人に売りわたすこと。「一商」 **おろし・がね【卸し金・下ろし金】** 大根・ワサビ・ショウガなどをすりおろす道具。金属・陶器などの板面にとがった目が多数ある。 **\*おろ・す【卸す】** 《他五》卸売りをする。図《四》。→>使い分け「おりる・おろす」 **\*おろ・す【降ろす・下ろす】** ■《他五》●上から下に移す。高い所から低い所へ移動させる。「荷を―・す」同「のれんを―・す(=店の商売をやめる)」[対]あげる。●さがった状態にする。「錠を―・す」●乗り物の中から出す。「乗客を―・す」[対]乗せる。●高い地位から退かせる。職をやめさせる。また、役からはずす。「主役から―・す」●神仏や貴人などに供えた飲食物をさげる。●体内から下に出す。特に、堕胎する。「胎児を―・す」[表記]は「堕ろす」とも書く。●そったり切ったりして落とす。「下枝殻を―・す」同「髪を―・す(= 出家する)」●物をすりくだく。「大根を―・す」[表記]⑧は「卸す」とも書く。◎魚肉を切りひらく。「アジを三枚に―・す」●引き出す。「預金を―・す」●新しい品を使い始める。「―・したばかりのくつ」[文]《四》。■《自五》高い所から風が下へ向かってふく。「赤城山から―・す風」図《四》。>《使い分け「おりる・おろす」 **おろそか【『疎か】** 《形動》物事をいいかげんにしておくようす。なおざり。「手入れがーだ」いいたいなら要駅 **おろち【『大『蛇】** 〔文〕おそろしく大きなヘビ。だいじゃ。うわばみ。 **おろ・ぬ・く【『疎抜く】** うろぬく。 **おーわい【汚穢】** (「けがれ」「よごれ」の意)汚物ぶ。糞尿えに。おあい。】純弥子 **おわ・す【『御座す・『在す】** 《自サ変》〔古〕「ある」「いる」「来る」「行く」の尊敬語。いらっしゃる。「釈迦牟尼は美男におはす〈与謝野晶子〉」 **おわらい【『御笑い】** 銘●落語。〔これから演じようとするときにいう〕「―を一席申し上げます」●相手・他人が笑うための材料。お笑いぐさ。「とんだーさ」●人を笑わせる芸(をする人)。「一芸人」 **「おわり【尾張】** 嘘旧国名の一つ。今の愛知県の西北部。尾州咒。でデブ音 **おわり【終わり】** 喀●〔空間的・時間的に続いているものの〕それ以上先がないところ。最後。[句]「―を告げる(=終了する)」[類語]終焉。●人の一生の最後。臨終。[類語]末期。●〈「・・・したらーだ」の形で〉・・・したら処置なしだ。・・・したらおしまいだ。「この雪の中でねむり込んだらーだ」 ―を全に「う・する 《句》最後まできちんとしとげて、恥ずかしくないようにする。 **おわり・ね【終わり値】** [経〕株式市場の前場または後場にの最後に成立した価格。特に後場のものをいう。引け値。[因]始め値。 **おわり・はつもの【終わり初物】** 隨時期の末になって品うすになるころ成熟して、初物と同じように珍重される野菜・果物。 **おわ・る【終わる】** 誰■《自五》〔続いていた物事が〕おわりになる。「仕事が―・る」[因]始まる。●(名詞+「で」の形を受けて》それ以上に発展しないでしまう。「課長で―・る」●《名詞+「に」の形を受けて)・・・という(好ましくない)結果になる。「失敗に―・る」図《四》。■《他五》おしまいにする。「発表を―・ります」[類語]仕終える。仕舞う。打ち切る。(す)終了。図《四》。■《接尾》「・・・することが完了する」意。・・・しおえる。・・・て(で)しまう。「本を読み―・る」図《四》。 > 類語と表現「終わる」 *「始まる」の対語が「終わる」。それまで続いていた物事がなくなることである。終わりになれば、それから先はするべきことはなく、発展もまたなくなる。「終わりよければすべてよし」のようによい結果で終わることを最良としてきたが、えてして望ましくない(好ましくない)結果になることも多い(負けに終わる・うやむやに終わる・夢で終わる)。 ▶済む・止む・片付く・上がる・引ける・果てる・尽きる・極まる・跳ねる/(年が)暮れる・(休暇が)明ける/(甜)終了・完了・完結・結了・満了・落着・終結・終決・終止・終息・終業・終演・閉幕・閉止・閉廷・閉会・閉場・閉校・閉店・閉業・閉館 [動詞表現]幕になる・幕を閉じる・ちょんになる・けりが付く・片が付く・終止符[ピリオド」を打つ ◇[終わり]終幕・終戦・終焉誌・終局・終末・(お)しまい・お開き・ゲームセット・ジエンド・ノーサイド **\*おん【御】** 《接頭》(「大御。」の転「おおん」の約》→お(御)。[参考]「お」よりも尊敬・丁寧の意が強く、改まった言い方や文章に用いられることが多い。ド <218> ***おん【恩】** (目上の)人から受けた感謝すべき利益。「先生の―」[類語]情け。めぐみ。――に着・せる《句》恩を与えたことを、ことさらありがたく思わせようとする。恩を着せる。恩に掛ける。「十年以上も前のことを―・せる」――に着・る《句》他人から与えられた恩をありがたく思う。恩に受ける。「今回の事は―・るよ」―を仇で返・す《句》恩をうけたことを感謝せず、かえって害を与える。[類語]あと足で砂をかける。㊜仇を恩で報いる。――を売・る《句》相手からの感謝や見返りを期待して恩を与える。「便宜を計らって、―・っておく」 ***おん【音】** ●おと。●言語に用いる、口で発するおと。言語音。「『あ』という文字が表すー」●中国での読み方をもとにした、漢字の読み方。山を「サン」、川を「セン」と読む類。字音。㊜訓。 ***オン** ●スイッチや機械などが、運転・点灯・操作中であること。㊜オフ。●《名・自サ》ゴルフで、打った球がグリーンの上にのること。▽on|エア〔放送局で〕番組が放送中であること。また、番組を放送すること。▽on the air から。ーザ・マーク《感》競走で、「位置について」というスタートの号令。オンユアマーク。▽on the mark ーザ・ロック 氷片の上にウイスキーなどの酒類を注いだ飲み物。ロック。▷on the rocksーパレード 俳優などが大勢そろって出場すること。勢ぞろい。総出演。▽on parade ーライン●コンピューターと端末装置が直接つながっていること。「ーシステム」●[テニスやバレーボールなどで〕境界線上にボールが落ちること。有効打とされる。▽on line **おん・あい【恩愛】** 〔文]親子・夫婦などの間の愛情。また、その愛情や恩にひかれて執着すること。「―の絆{きずな}を断ち切る」[参考]連声で「おんない」ともいう。 **おん・い【恩威】** 〔文〕人に与える恩恵と、人を従わせる威力。㊛「―並び行う」 **おん・いき【音域】** 人の声や楽器の音で、出すことのできる高低の範囲。 **おん‐いん【音韻】** ●漢字の音(語頭の子音)と韻(語尾の母韻)。●一回一回の具体的な音声に対して、同一言語社会に属する話し手たちが共有していると仮定される抽象的な言語音。●「音素」に同じ。 **おん‐うち【御内】** 〔文〕手紙で、あて名の脇にそえる語。[参考]相手の妻、相手の家の人、また一家全体にあてて出す場合などに使う。 **おんが【温雅】** 《形動》〔文〕性質・態度などが、おだやかで上品なようす。「―な人物」 **おん・かい【音階】** 一オクターブを一組みとし、高さの順に一定の規則に従って音を配列したもの。スケール。 **おんがえし【恩返し】** 《名・自サ》人から受けた恩に報いること。報恩{ほうおん}。 **おんがく【音楽】** 人間の思想や感情を音で表現する芸術。音を素材として、一定の形式のもとに組み立てた作品を、現実の音で再現して聴き手に伝える。声楽と器楽とに大別される。 **おん・かん【音感】** 音に対する感覚。音の高低・音色などを聞き分ける能力。「――がするどい」 **おん・がん【温顔】** おだやかでやさしい顔つき。柔和な顔つき。㊛「―に接する」[類語]温容{おんよう}。 **おんき【遠忌】** 〔仏〕開祖などの五○回忌以後、五○年ごとに行う法会{ほうえ}。[参考]宗派によっては「えんき」と読む。 ***おん・ぎ【恩義・恩、誼】** 報いて返さねばならない義理のある恩。「―を感じる」 ***おん・ぎ【音義】** ●漢字の音と意味。[類語]訓義。●音義説における音と意味。●〔漢籍や経典で用いている〕漢字の発音・意味を解説したもつ。「法華経が音義」「太平記音義」など。―せつ(一説】語の一つ一つの音に固有の意味があるとして、それに基づいて語義・語源を説明しようとする説。 **おんきせがまし・い【恩着せがましい】** 《形》恩にきせて相手にありがたく思わせようとする感じだ。「―・い言葉」 ***おん・きゅう【恩給】** 官吏や公務員の退職後または死亡後、本人や遺族に国から支給された金。[参考]第二次世界大戦後、恩給は共済組合の年金に移行された。 ***おん・きゅう【温灸】** もぐさを器具に入れて火をつけ、間接に患部を熱する療法。 **おんきょう【音響】** おと。ひびき。―こうか【効果】演劇・映画・放送などで、擬音などを使って演出の効果を高めること。また、その装置。●建物の内部で、その構造・材質などによって発揮される、演奏などの効果の度合い(の優劣)。「―のいいホール」 **おん・ぎょく【音曲】** ●日本の芸能における音楽・謡物、の総称。[四字]「歌舞―」●琴・三味線に合わせてうたう、俗曲。箏唄{ことうた}・長唄・清元{きよもと}などの類。 **オングストローム** 《名・助数》光学や結晶学などで用いられる長さの単位。センチメートルの一億分の一。原子の大きさや光の波長などに用いる。記号ÅまたはA。[参考]スウェーデンの物理学者オングストレータに由来する。▽angstrom **おん‐くん【音訓】** 漢字の音読みと訓読み。すなわち、その漢字の中国での発音がもとになって日本化した読み方と、その漢字の表す意味に対して訳語として当てた日本語の読み方。「―索引」 **おん・けい【恩恵】** 与えられて、利益や幸福となる心。めぐみ。㊛「―に浴する」㊛「―をほどこす」[類語]恩沢{おんたく}。恩寵。 **おんけつ・どうぶつ【温血動物】** 「恒温{こうおん}動物」の古い呼称。㊜冷血動物。 **おん・けん【穏健】** 《形動》〔思想や言動などが〕おだやかで、極端に走らず、かたよらないようす。「一派」「一路線」㊜過激。 **おんげん【音源】** 音の出るもと。 **おんこ【恩顧】** 〔目上の人が〕好意をもってめぐみ、めんどうを見ること。㊛「―を受ける」[類語]愛顧。 **おんこう【温厚】** 《形動》〔性質や態度が〕おだやかで情け深いようす。「―な紳士」[四字]「一篤実」[類語]円満。 **おんこ・ちしん【温故知新】** 昔のことを研究し、それによって現代のことを解釈・理解すること。[参考]書き下し文では、「故{ふる}きを温{たず}ねて新しきを知る」と読む。〈論語・為政〉 **おんさ【音、叉】** 鋼鉄の棒をU字形に曲げ、湾曲部に柄{え}をつけたもの。また、それを木製の共鳴箱にとりつけたもの。固有の振動数をもつため、音の共鳴や振動数の実験などに使う。 <219> ***おん・し【恩師】** 教えをうけ、世話になった先生。 ***おん・し【恩賜】** 天皇・主君から物をもらうこと。また、その品物。[類語]下賜。 **おん‐じ【音字】** 「表音文字」に同じ。㊜意字{いじ}。 ***おん・しつ【温室】** 寒さに弱い植物や時季より早く育てる植物を栽培するために、内部の温度を一定に保つようにした、ガラスやビニールばりの建物。―こうか【―効果】大気中の二酸化炭素・メタンなどが温室のガラスと同じ役割を果たして地表面の温度を比較的高く保つ現象。「ーガス」―こうか・ガス【―効果ガス】温室効果を起こす気体。二酸化炭素・水蒸気・メタン・オゾン・フロンなど。―そだち【一育ち】世間の苦労を知らずに、大事に保護されて育つ・こと(人)。 ***おん・しつ【音質】** 音の性質。音のよしあし。 ***おん・しゃ【御社】** 相手の会社や神社をいう尊敬語。 ***おん・しゃ【恩赦】** 裁判によって確定した刑の内容を、特別な恩典によって減じたり免除したりすること。内閣が決定し、天皇が認証する。[参考]大赦・特赦。 **おん・しゃく【恩借】** 《名・他サ》〔文〕人の情けによって、金や品物を借り受けること。また、その金品。 ***おん・しゅう【恩讐】** 〔文〕恩とうらみ。また、情けとあだ。 ***おん・しゅう【温習】** 《名・他サ》くり返して習うこと。復習。おさらい。「一会」 **おんじゅう【温柔】** 《名・形動》〔文〕●おだやかで素直なこと。●あたたかで、肌ざわりのよいこと。 **おん・じゅん【溫順】** 《名・形動》〔文〕●性質がおだやかで素直なこと。●〔気温の急変などがなく〕気候がおだやかなこと。「―の風土」[類語]②温和。 ***おん・しょう【恩賞】** 功績をほめて、君主などがほうびとして金品・領土などを与えること。また、そのもの。 ***おん・しょう【温床】** ●植物の苗を早く育てるため温度を人工的に高めた苗床{なえどこ}。フレーム。㊜冷床。●よくない物事を起こしやすくさせる環境。「悪のー」 ***おんじょう【恩情】** 〔文〕〔目上の人から目下の人に対する〕情け深い心。いつくしみの心。恩愛の情。「ーに感謝する」 ***おんじょう【温情】** 思いやりのあるやさしい心。「一あふれる言葉」[類語]厚情。―しゅぎ【一主義】●目下の人に温情をもって対する態度。●支配者が被支配者に温情をもって対することによって、争いを緩和・解消していこうとする考え方。〔特に、資本家と労働者との関係にいう〕 ***おん・しょく【温色】** ●〔文〕おだやかな顔色。●暖かい感じを与える色。暖色。㊜寒色。 ***おん・しょく【音色】** 〔その楽器特有の〕音の調子・響き。ねいろ。 **おんしらず【恩知らず】** 《名・形動》恩を受けながら、それに報いようとしない・こと(人)。[類語]忘恩(の徒)。 **おんしん【音信】** 手紙などによる知らせ・連絡。便り。音信{いんしん}。「―不通」[類語]消息。 **おんじん【恩人】** 恩をかけてくれた人。世話になった人。「命のー」 **オンス** 《名・助数》ヤードポンド法による重さの単位。一オンスは一六分の一ポンド。約二八・三五㌘。約七・六匁。記号oz. ▷ounce **おん‐すい【温水】** あたためた水。「―プール」㊜冷水。 **おんすう‐りつ【音数律】** 韻律の形式の一つ。音節の数で組み立てられる韻律。日本の詩歌では、五・七、七・五などの音数で構成される。 **おん‐せい【音声】** 人間が何かを伝える目的で、音声器官を使って意図的に出す音。叫び声・歌声などもふくむ。―きかん【―器官】音声を発するために用いる器官。肺・喉頭・咽頭{いんとう}・声帯・口・鼻など。発声器官。―きごう【―記号】言語の音を音声学的に示すための記号。音標文字。発音記号。[参考]単音を表すのに主にローマ字を用いるものを、国際音声記号という。ーげんご【一言語】〔語学〕口から耳へと音声によって伝達される言語。㊜文字言語。―たじゅう・ほうそう【一多重放送】テレビで、一つの画面に二種類以上の音声を流すこと。二か国語放送・ステレオ放送など。 **おん・せつ【音節】** 単語の構成要素としての音の単位。その言語を使う人が、日常いちばん小さい一まとまりの音として取りあつかっているリズムの単位。日本語ではふつう、一母音か、一子音+一母音でできている。シラブル。―もじ【一文字】表音文字のうち、一音節を一字で表す文字。かな文字など。 **おんせん【温泉】** ●地熱によって熱せられた、セ氏二五度以上の地下水がわき出る所。また、その温水。いでゆ。●温泉を利用した浴場のある土地。温泉場{おんせんば}。また、その旅館。温泉宿。―りょうほう(一療法】温泉の性質・成分を利用して、計画的に病気や外傷を治療する方法。入浴法や飲用法などがある。[類語]湯治。 **おん・そ【音素】** 音韻論上の最小単位。音韻。 **おん・ぞうし【御曹司・御曹子】** (「曹司」は「部屋」の意で、もと貴族の部屋住みの子息の尊敬語)名門・資産家の子息。 **おん・そく【音速】** 音が媒質を伝わる速さ。[参考]空気中ではセ氏零度で毎秒三三一㍍、水中では毎秒一五〇〇㍍である。 **おんぞん【温存】** 《名・他サ》●使わずに、だいじにしまっておくこと。「主力選手を―する」「体力をーする」●そのままにしておくこと。「因習を――する」●あたたかく保つこと。「料理を―する」―りょうほう【―療法】臓器などをなるべく切除せず、使えるように残す・こと(治療法)。「乳房―」 ***おん・たい【御大】** (「御大将{おんたいしょう}」の意)ある団体・仲間などの中で頭{かしら}である人を親しんで呼ぶ語。 ***おん・たい【温帯】** 地球上の、熱帯と寒帯との間の地域。一般に温暖湿潤で、四季の区別があり、人間の生活に適している。[参考]寒帯・熱帯。―ていきあつ【一低気圧】〔気〕温帯に発生する低気圧。中・高緯度地方の天気の変化に大きく影響する。 **おん・たく【恩沢】** 〔文〕めぐみ。[類語]恩恵。 **おん・だん【温暖】** 《形動》気候があたたかく、おだやかなようす。―ぜんせん【一前線】〔気〕あたたかい気団が冷たい気団の上にのりあげたときにできる前線。これに沿った地域は雨が降り、ときには豪雨になる。通過後、気温が上がる。㊜寒冷前線。 ***おん・ち【御地】** 相手を敬って、その住んでいる土地を言う語。貴地。[参考]手紙文などで使う。 **おんち【音痴】** ●音に対する感覚がにぶく、声の調子や高低がうまくとれない・こと(人)。●ある方面に関して鈍感な・こと(人)。「方向―」「運動―」 **おん・ちゅう【御中】** 《接尾》〔文〕団体・会社などへ <220> あてた郵便物の、あて名の下につける語。 ***おん・ちょう【恩寵】** 〔文]神や君主のめぐみ。いつくしみ。[類語]恩恵。 ***おんちょう【音調】** ●音の高低の調子。●話をするときの声の高低の調子。イントネーション・アクセント・リズムなどをふくむ。●詩歌や音楽の調子・リズム。 **おん・どく【音読】** 《名・他サ》文章を声を出して読むこと。㊜黙読。●漢字を音で読むこと。音読み。㊜訓読{くんよみ}。 **おんどり【『雄鳥】** ㊛おすの鳥。●ニワトリのおす。表記②は多く「雄鶏」と書く。㊜①②めんどり。 **オンドル** 朝鮮・中国などで行われる暖房設備。床下に板石を積んで煙道をつけ、焚{た}き口で燃やした火の熱気を板石に吸いとらせる。[表記]朝鮮語での表記「温突」を用いることもある。▽[朝鮮]ondol **おん・つう【音通】** ●ある語の音節が、五十音図の同行または同段の他の音節に通じ合うこと。「さけだる」と「さかだる」、「けぶり」と「けむり」など。音韻交替。●漢字で、同一字音の文字を通用させること。「考」を「攷」に通じ用いるなど。 **おんてい【音程】** 二つの音の高さのへだたり。 **おんてき【怨敵】** 〔文〕(深い)うらみのある敵。おんでき。「―退散」[類語]仇敵{きゅうてき}。 **オンデマンド** インターネットなどによる注文に応じて即座に映像・出版物などを作製して供給する仕組み。注文対応。「——出版」▽on demand ***おん・てん【恩典】** 情けのある特別な処置・扱い。「学費免除の―がある」[類語]特典。 ***おん・てん【温点】** 感覚点の一つ。皮膚・口や鼻などの粘膜の上に点在し、その表面より高い温度を感じる。㊜冷点。 **おん・と【音吐】** 〔文〕ことばを発するときの声。こわね。 ***おん・ど【温度】** 暖かさ冷たさの(感じの)度合い。特に、気温のこと。「―計」―さ【―差】●温度の違い。●ある物事に対する熱意の違い。「現場と上層部とではーがある」 ***おんど【音頭】** ●雅楽・声明などで、最初にうたい出す人。●多くの人がいっしょに歌うとき、調子をとるために最初に歌う・こと(人)。音頭取り。「―を取って民謡を歌う」●多くの人が一つの物事をするとき、先にたって引っぱって行く・こと(人)。音頭取り。㊛「クラブ結成のーを取る」●多くの人が歌に合わせておどる歌舞の形式(の曲)。「伊勢{いせ}が―」 ***おん・とう【温湯】** 〔文]ほどよいあたたかさの湯。熱くなくぬるくない湯。 ***おんとう【穏当】** 《形動》無理がなく、道理にかなっているようす。「――な処置」[類語]妥当。 **おんな【女】** ㊛●人間の性別の一つ。子を産む器官をもつとされる。女性。●成人した女性。一人前の女性。婦人。●男性と肉体関係をもった女性。「――になる」●情婦。「―をこしらえる」㊜①~④男。―三人寄れば姦{かしま}しい《句》〔「女」の字が三つ寄って「姦」の字ができるのにかけて〕女性はおしゃべりなので、三人集まるとひどくやかましい。―を知・る《句》女性との肉体関係をはじめて経験する。 **おんな・おび【女帯】** ㊛〔男用の角帯や三尺帯に対して〕女性がしめる帯。㊜男帯{おとこおび}。 **おんながた【女形・女方】** ㊛おやま。 **おんなぐせ【女癖】** ㊛男性の、女性関係に関する性癖。㊛「―が悪い」[参考]よくない意味でいう。 **おんな・け【女気】** ㊛女性がいるために生じる雰囲気。また、女性がいるという気配。女っけ。 **おんな‐ごころ【女心】** ●女性に自然にそなわれる{わら}心。●女性に特有な微妙な心理。●女性が男性をしたう心。㊜①~③男心。 **おんなごろし【女殺し】** ㊛女性の理性を失わせること。また、そのように魅力的な男性。 **おんな・ざか【女坂】** ㊛〔神社・寺などの参道にある〕二つの坂のうち、ゆるやかな方の坂。㊜男坂。 **おんなざかり【女盛り】** ㊛女性が、肉体的にも精神的にも最も充実して美しい年ごろ。㊜男盛り。 **おんなじ【『同じ】** 《形動・副》◆おなじ。 **おんなじょたい【女所帯・女『世帯】** ㊛女性だけの世帯。㊜男所帯。 **おんな‐ずき【女好き】** ㊛●男性が、ひどく女性を好むこと。また、その男性。「――の男」●「―のする」の形で〉〔男性の容貌が〕女性の好みに合う。「―のする顔」②男好き。 **おんなだてら・に【女だてらに】** ㊛《副》女性に似合わず。女のくせに。〔女性はしとやかであるべきとする固定観念からいう語〕 **おんな・たらし【女、誑し】** ㊛何人もの女性をたくみに誘惑してもてあそぶ・こと(男)。女ったらし。色魔。 **おんなーつーぷり【女っ振り】** ㊛「おんなぶり」の転。㊛「ーが上がる」㊜男っぷり。 **おんなで【女手】** ㊛●〔古〕ひらがな。女文字。●女性が書いた筆跡。女文字。●働き手としての女性。女性の労働力。「―一つで一家を支える」㊜①~③男手。 **おんな‐どうらく【女道楽】** ㊛女遊びをする・こと(男)。 **おんな・の・こ【女の子】** ㊛●一人前になっていない女性。少女。●若い女性。 **おんな・ひでり【女、旱】** ㊛(女性の数が少なく)男性が恋愛や結婚の相手に不自由する状態。㊜男旱{おとこひでり}。 **おんな‐ぶり【女振り】** 〛女性としての容姿。女っぷり。㊛「ーを上げる」㊜男振り。 **おんなへん【女偏】** ㊛漢字の部首「女」の称。 **おんな・むすび【女結び】** ㊛ひもの結び方の一つ。男結びの結び方を左からはじめたもの。㊜男結び。 **おんな「もじ【女文字】** ㊛女手①②。㊜男文字。 **おんな・もち【女持ち】** ㊛女性が持つのに適するように作ったもの。「―の時計」[類語]女物。㊜男持ち。 **おんなもの【女物】** ㊛女性が使うように作った品物。婦人物。「―のかさ」[類語]女持ち。㊜男物。 **おんな・やもめ【女『寡】** ㊛(夫と死別または生別して)再婚しないでいる女性。[類語]未亡人。寡婦。㊜男鰥{おとこやもめ}。 **おんな・らし・い【女らしい】** ㊛《形》やさしさ・しとやかさ・こまやかさなど、女性としての特質があらわれていると感じられるようすである。いかにも女性であると感じさせるようすだ。「―・い好み」㊜男らしい。 **おん・ねん【怨念】** 〔文]うらみの思いにとりつかれた心。遺恨。㊛「―を抱く」㊛「―を晴らす」 <221> **おんの‐じ【御の字】** 〔俗]十分であり、ありがたいこと。「一万円の日当ならばーだ」[参考]「御」という字をつけて感謝の意を表したいほどだの意。辭辛ます。 **おんば【『乳『母】** (「おうば」の転)うば。めのと。 **おん・ぱ【音波】** 空気その他の媒質が発音体の振動によって起こす周期的な波動。音の波。きもつき街へ、 **おんば・ひがさ【『乳『母日傘】** うばをつけよう、日がさをさそう、というように子供を大事に育てること。過保護な育て方。おんばひからかさ。 **おんばん【音盤】** 〔文〕「レコード②」に同じ。 **おんびき【音引き】** ●辞典で、音節文字を手がかりとして、ことば・漢字を引くこと。「―索引」[類語]画引き。●〔校正用語で〕長音符号。 **おんびょう・もじ【音標文字】** ●音韻を表す記号として使う文字。かな・ローマ字など。表音文字。音字。[因]表意文字。●「音声記号」に同じ。半桥 **\*おんびん【音便】** 単語・文節の一部分が、発音しやすいように別の音に変化すること。変化しない形もある場合、変化した方を言う。たとえば、「行きて」に対する「行って」、「書きて」に対する「書いて」の類。イ音便・ウ音便・撥音便・促音便の四種類がある。 **\*おん!びん【穏便】** 《形動》おだやかで、あらだたないようす。また、おだやかに物事を取りあつかうようす。「事を―に処理する」[類語]円満。 **おんぶ【負んぶ】** 《名・他サ》《「負ぶう」の転) ●〔幼児語〕背おうこと。おぶうこと。●〔俗〕自分が負担すべきところを、他人の力・金銭などにたよること。おぶさること。「足りない費用は会社に―する」 ―に抱っこ 《句》甘え放題に他人にたより切るようす。 **\*おんぷ【音符】** ●漢字の構成部分の一つ。その字の字音を決定する部分。たとえば、「清」「晴」などの「青」。●文字につけて、発音を示すための補助符号。濁音符「、」、半濁音符「。」、反復音符「>」「く」「々」「」、長音符「1」などの総称。●音の長さの割合を示す記号。譜表に記入すると、音の高さも表す。四分音符「」」、八分音符「♪」など。 **おんぷ【音譜】** 楽譜。5回「―を読む」 **おんぷう【温風】** ●春のあたたかい風。②〔暖房装置などから送られる〕あたためた風。「ーヒーター」[対]冷風。 **オンブズマン** 政府から独立して、行政機関の不正や非能率を見張り、国民の苦情の処理に当たる・役人(制度)。行政監察専門員。オンブズパーソン。▽スウェーデン ombudsman裁定 **おんぼろ** 《名・形動》〔俗〕ひどくいたんでいる・こと(もの)。ぼろぼろ。「―の自動車」 10労に)益川心常 **おん‐まえ【御前】** へ。●「前」の尊敬語。身分の高い人の前。ごぜん。●手紙の脇付の一つ。「御前に」とも。[参考]女性が使う。と表す。(自問めるべ与圧力がて **おん‐み【御身】** ■《名》〔文〕「あなたのお体」の意を表す尊敬語。〔手紙文などに使う」「―お大事に」■《代名》《対称の人称代名詞》〔文〕〔対等または目下の〕相手を軽い敬意をもってさす語。あなたさま。 **おん‐みつ【『隠密】** ■《形動》ひそかに行うようす。こっそり。「―に事を運ぶ」■《名》戦国時代から江戸時代にかけて幕府・諸藩におかれ、諜報活動を任務とした下級の武士。間者。忍びの者。のび内容 **おんみょうじ【『陰陽師】** 中古、陰陽寮の職員で、陰陽道で吉凶などを占う者。陰陽城。陰陽師説ょ。 **おんみょう‐どう【『陰陽道】** 陰陽五行の説に基づく中国伝来の学問。天文・暦・占いなどを研究する。陰陽城。陰陽道ん。1月5006 **\*おんめい【恩命】** 〔文〕 〔主君などの〕情けのある命令。ありがたいおことば。[コロ]「―が下る」と **\*おんめい【音名】** 〔音〕一定の高さの音につけたその音固有の名称。イロハ・・・、ABC・・・など、国によって表し方が異なる。[参考]階名。心来が一同食 **おん・もと【御許】** 《名・代名》おもと(御許)。 **おん・もん【諺文】** 「ハングル」に同じ『本団ケネ】 **おん・やく【音訳】** 《名・他サ》漢字の音または訓を借りて、外国語の音を書き表すこと。ガスを「瓦斯」、パリを「巴里」と書く類。音写。 **おん・やさい【温野菜】** 〔生で食べる野菜に対し]ゆでたりいためたり、加熱調理した野菜。「―サラダ」 **おん‐よう【温容】** 〔文〕おだやかでやさしいようす・顔つき。[コロ]「師のーに接する」[類語]温顔。路飛 **おんよう・どう【『陰陽道】** おんみょうどう。 **おん・よく【温浴】** 《名・自サ》〔文〕湯・温泉などにはいること。温水浴。[参考]水浴。 **おん・よみ【音読み】** 《名・他サ》「音読②」に同じ。[対]訓読み。 **オンリー** もっぱらそれにかぎること。ただそれだけ。〔接尾語的に使う〕「金もうけー」「仕事―の人」▽only **おんり【厭離】** →えんり。 **おんり・えど【、厭離、穢土】** えんりえど。 **おんりつ【音律】** ●音楽に使う音の高さを音響理論的にまとめた体系。ヨーロッパ音楽の平均律、日本や中国の十二律など。●音の調子。音楽の調子。 **\*おん・りょう【怨霊】** 人にたたりをする、死者の霊。うらみをもって死んだ人の霊。[類語]死霊。 **\*おん・りょう【音量】** 人の声や楽器・テレビなどの、音の・大きさ(豊かさ)。ボリューム。「テレビのーを下げる」 **\*おん・りょう【温良】** 《形動》〔人の性格が〕おだやかで、素直なようす。[類語]温厚。 **\*おん・わ【温和・穏和】** 《形動》●気候が、あたたかくおだやかで、寒暑の差が少ないようす。「―で暮らしやすい土地」●〔性格などが〕おだやかで、おとなしいようす。「―な意見」[表記]は多く「温和」、②は「穏和」と書く。 <222> **か【貨】**《接尾》「貨幣」の意。「ニッケルー」「銅―」 **か【価】**《名・助数》〔理〕元素などの原子価・イオンの電荷などの単位を表す。また、アルコールなどの分子中の、水酸基の数を表す。「酸素の原子価は二ー」 **か【日】**《助数》和語について)日数・日づけを表す。「五―」「二十―」類語{るいご}日。 **か【蚊】** カ科の昆虫の総称。小形で体もあしも細く、はねは一対。雌は人畜の血を吸い、感染症を媒介するものもある。幼虫は「ぼうふら」。――の食う程にも思わ・ぬ《句》少しも痛痒を感じない。少しもこまらない。――の鳴くような声《句》かすかで弱々しい声。「―で謝る」――の涙《句》数量がきわめてわずかなことのたとえ。「―ほどの見舞金」類語{るいご}雀の涙。 **か【課】** ●教科書などの内容の小区分。「第一―」●役所・会社などで、組織の小区分。ふつう、局・部の下、係の上に位置する。「秘書一」 **か【香】** 〔文〕(よい)におい。かおり。「湯のー」 **か【箇・個・个】**《助数》物を数える語。〔下の語と結合して使う〕「百ー日」[表記]漢字「个」を誤って片仮名「ケ」としたところから、「ケ」とも書く。 **か【荷】**《助数》肩にかつぐ荷物を数える語。「酒だる三―」 **か【顆】**《助数》小粒の果物・宝石などを数える語。「ダイヤモンドミー」 **か【可】** ●それでよいとすること。「分割払いもー」囡{ちな}不可。●よいと認めて許すこと。「その方法をーとする」囡{ちな}否。●成績評価などで、優・良の次の評点。―も無く不可も無・し《句》特によい点もないかわりに、特に悪い点もない。ふつうである。 **か【火】** ●五行の第二位。方位で南、時節で夏、天体の五星で火星、十干では丙・丁{ひのと}に当たる。●「火曜日」の略。 **か【寡】** 〔文〕人数・勢力が少ないこと。少ない人数。「―をもって衆に対する」対{たい}衆。――は衆に敵せず《句》衆寡敵せず。 **か【科】** ●区分けした一つ一つ。特に、学問・学科などを分類した一区切り。「国語―」「耳鼻―」●生物の分類学上の名称。目{もく}の下で、属{ぞく}の上。「マメー」 **か【果】** ●原因によって生じるもの。結果。「因となりーとなる」因{いん}。●[仏]信仰によって得た結果。仏果。 **か【禍】**《名》〔文〕わざわい。ふしあわせ。「風雨の―」囡{ちな}福。《接尾》「・・・による災難」の意。「交通―」 **か【華】** 〔文〕うわべだけのはなやかさ。―を去りて実に就・く《句》うわべの飾りを捨てて内容の充実をはかる。 **か【彼】**《代名》●(他称の人称代名詞・遠称の指示代名詞)〔文]遠くの人や物をさし示す語。あれ。かれ。「―の人」「―の国」●「何」と対応して、ばくぜんとした事柄をさす語。「何やーやと物入りだ」 **か** ■《副助》(文語では係助詞。文末を連体形で結ぶ)●(疑問を表す語について)これと特定できない意(=不定・不確か)を表す。「だれか来たようだ」「何か食べる物はないか」「何事か考えこんでいるふうだ」「幾人かの人が欠席した」「なぜか悲しい」「どこかへ行ってしまった」●(文語)反語を表す。「生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける〈古今和歌集・仮名序〉」③(「どんなにか」の形で)程度をおしはかりつつ、程度がはなはだしいことを言う。「どんなにか喜ぶことだろう(=大いに喜ぶだろう)」[参考]「どんなに喜ぶことだろう」もほぼ同義だが、これには程度をおしはかる気持ちがない。●「のみか」「ばかりか」「どころか」などの形で〕「単に・・・だけではなく、さらにもっと・・・」「全く・・・ではなく」の意を表す。「雨ばかりか、風まで吹きつのる」「泣くどころか、暴れ出した」■《並助》(「・・・か・・・か」の形で)対等の関係にあるものをいくつか並べ上げ、どれか一つを選ぶ意を表す。「君か僕かが行かねばならない」「生きるか死ぬかの境目」[参考]最後の「か」は、略されることがある。「休日は読書かごろ寝(か)だ」■《終助》●問いかけを表す。〔自問もふくむ〕「どちらへ行かれますか」「彼女は来るだろうか」「何かいいことがあったのだろうか、二つ返事で引き受けた」●(話し手の動作を表す動詞+「・・・(よ)うか」の形で〕相手の意向への質問を表す。「肩でもももうか」③(話し手が相手とともにする動作を表す動詞+「・・・するか」「・・・(よ)うか」「・・・ないか」の形で)提案や勧誘を表す。「そろそろ帰ろうか」「見に行かないか」④(「・・・ていただける(もらえる・くれる)」+「か」の形で)婉曲な依頼を表す。「貸していただけますか」「引き受けてもらえますか」[参考]打ち消しの表現は、さらに丁寧な言い方。「貸していただけませんでしょうか」●(「・・・たらどうか」「・・・てはいかがか」などの形で)おだやかな勧告を表す。「およしになったらどうですか」●(「・・・ではないか」の形で)●自問の形で、控えめな断定を表す。「犯人は彼ではないか」●聞き手に対する問いかけの形で、否定すべくもない事実であることを強調するのに使う。仮にも否定することに関しては難詰{なんきつ}の気持ちがこめられる。「私があれほど忠告したではないか」●予期しない事実の発生を述べて、相手に強い共感を求めるのに言う。「あろうことか、その時救いの手がさしのべられたではないか」●反語を表す。「こんなことがあってたまるか」[参考]相手に関係した事柄を言うときは、難詰の気持ちが出る。「存じませんで済むと思うか」●(相手の動作を表す動詞+「・・・ないか」「・・・んか」の形で)難詰の気持ちをこめて、相手の動作を促す。「おい、早くしないか」●(「いいか」「よろしいか」の形で)相手の注意をひいて念を押すのに使う。「いいか、よく聞け」●(「ことか」の形で)●詠嘆を表す。「どのくらい心配したことか」●反語を表す。「私の知ったことか」●((もの)か」の形で)反語の気持ちをこめて、強い否定を表す。「死んでなるものか」●(「どうしたものか」の形で)詠嘆をこめた、困惑を表す。どうしたらいいのだろうか。「彼の処分はどうしたものかね」●(自問自答の形で》●事実の確認を表す。〔驚き・詠嘆・感動を伴うことが多い〕「ああ、また始まったか」●静かな決意を表す。「よし、もう一度やってみるか」 **が【画】**《接尾》「絵」の意。「水彩一」「美人一」 **が【我】** ●自我。●自分本位の考え・気持ち。[コロ]「―を通す」―が強・い《句》自分の考えや気持ちを押し通そうとする性質が強い。強情である。―を折・る《句》〔他からの力で〕自分の主張した意志・意見を変える。「説得されてついに―・る」―を張・る《句》自分の考えを強く主張する。 **が【賀】** 〔文〕いわい。よろこび。[参考]賀の祝い。 **が【蛾】** チョウ目のチョウ類以外の昆虫の総称。チョウに似るがチョウよりも体が太く、物に止まるとき羽を水平にひらくものが多い。主に夜、活動する。 <223> ***が【駕】** 〔文〕〔車・かごなどのような〕乗り物。 **―を枉・げる** 《句》(貴人がわざわざ訪問する意から)「訪問する」「来訪する」の尊敬語。 **が** ■《接続》前の文を受けて、後の文がそれと逆の関係にあることを表す。だが。しかし。「彼をさそってみた。―、ことわられた」■《格助》〔体言につく〕〔下に述部を伴って〕上の体言が、述部の表す動作・作用や状態・存在・性状などの主体であることを、新しい情報として示す。「だれが行くのか」「太郎が行きます」「夜空が美しい」「彼が犯人だ」「音が聞こえる」[参考]述部が願望・好悪・可能・受け身を表す語は、「を」で表すことも多い(例:水を/が飲みたい・彼女を/が好きなのか・英語を/が上手に話せる・功労賞を/が授与された)。「欲しい」「恋しい」「できる」「分かる」も、「新人を欲しい」「母を恋しい」「英語をできる」「気持ちを分かる」のように言うことがあるが、やや標準から外れる。●〔文語的表現や慣用句の類には用言にもつく〕「ほれたが悪いか」[句]「負けるが勝ち」[コロ]は(係助)。●〔文語〕連体格を示す。●所有・所属を表す。〔口語の「の」に当たる〕「我らが母校」「誰たがために鐘は鳴る」●(下に同一または同種の体言を伴い、慣用語的に使って)上の語を強調する。「今が今」「年が年中」●〔下に「故」「如し」などの語を伴い〕文語的な格調を添える。「愛するがゆえに」「翔ぶが如く」■《接助》●次に述べる事柄の前置きや予備的説明として使う。「春たけなわとなりましたが、お元気ですか」「新聞で見たのですが、本当ですか」●予測どおりでない事柄を対比的に示すのに使う。〔単なる対比の場合もある〕「知ってはいますが、今は話せません」「この絵もいいが、あちらのもいい」●(「{よ}うが…まいが…」などの形で)前句に示された仮定条件に拘束されることなく、後件が成立することを強く表現するのに使う。…とも。「反対しようがすまいが知ったことではない」「雨が降ろうが槍が降ろうが決行する」●(「ところが」の形で)接続助詞として働く。ところが(接助)。■《終助》●(「から」転じて、言いさした形で)●叙述をやわらげ、相手の反応を待つ気持ちを表すのに使う。「ちょっとお尋ねしたいのですが、…」●叙述にいささかの不安やためらいの気持ちをそえるのに使う。「早く結婚相手を見つけてやりたいが…」●聞き手の理解や同意を求めて高圧的に念を押すのに使う。「早く済ませておけばよかったでしょうが」●(「から」転じて)期待を裏切られた恨みの気持ちを強く表すのに使う。〔見下し、ののしって言う〕「この不孝者めが!」 > **日本語「「が」と「は」」** 「昔、昔、あるところに山がありました。その山は高い山でした。その山に猿が住んでいました。その猿は賢い猿でした。」 この昔話で、「山」と「猿」が初めて使われるところには、主語を表すのに「が」が使われ、二度目に使われるところには「は」が使われている。それは、相手の頭にまだ入っていないだろうと思うときには「が」を使い、頭に入っているだろうと思うところには「は」を使うからで、これは、ちょうど英語の不定冠詞aと定冠詞theとの使い分けに似ている。このような区別を異なる助詞で表す言語は、日本語・朝鮮語以外には少ない。 「が」は主語を表す助詞であるが、「は」の方は題目を表す助詞で、話の題目には相手が知っているものを選ぶことから、右のような使い分けになるのである。相手自身のことや、話をしているわたし自身のことは、相手にすぐに分かるだろうと思うから、「あなた」とか「わたし」とかいう言葉は、「あなたは…」「わたしは…」と、「は」をつけて言うことが多い。外の景色に対しては、相手はまだ気が付いていないかもしれないから、「庭に小鳥が来た」「夕焼けがきれいだよ」と、「が」を使う。 **かあさん【〈母さん〉】** (「かかさん」の転)「お母さん」のややくだけた言い方。[対]父さん。 **カースト** インドに古代からある世襲の階級制度。バラモン(僧侶)・クシャトリヤ(王侯・武人)・バイシャ(平民)・シュドラ(奴隷)の四つに分かれている。四姓。カスト。▽caste **ガーゼ** あらく平織りにしたうすくて柔らかい綿布。乳児の肌着や医療に用いる。▽Gaze **カーソル** ●計算尺についている、左右に動かして目盛りを読み取る透明な四角い板。滑尺。●コンピューターなどで、表示画面上に、次に入力する文字などの位置を示す印。▽cursor **ガーター** ●靴下どめ。●「ガーター編み」の略。棒針編みで、一段おきに表編みと裏編みがくり返されているもの。●「ガーター勲章」の略。英国の最高の勲章。▽garter, the Garter **か・あつ【加圧】** 《名・自他サ》圧力を加えること。圧力が加わること。 **カーディガン** 毛糸で編んだジャケットの一つ。襟はつけず、前あきにしてボタンで打ち合わせる。[参考]創案者の名前から。▽cardigan **ガーデニング** 庭やベランダなどに草花や花木などを配置して植え育てること。庭作り。▽gardening **カーテン** ●おおい・飾りなどに用いる幕。特に、窓かけ。●ある物事をさえぎりかくす物。「鉄のー」▽curtain **―コール** 芝居やショーなどの終幕後、観客が拍手をして出演者を舞台に呼び出すこと。▽curtain call **カー** ●「列車」「電車の車両」の意を表す。「ロマンスー」●自動車。「マイー」「レンター」▽car **―ナビゲーション** 自動車を目的地まで誘導するシステム。(人工衛星を使って)画面の地図上に現在位置と進行方向を表示する。カーナビゲーションシステム。カーナビ。▷car navigation **カーキ・いろ【カーキ色】** 茶色がかった黄緑色。かれ草色。[参考]「カーキ」は、khaki(=もと「土ぼこり」の意のヒンディー語)。 **カーゴ** 船・飛行機などの積み荷。貨物。 **―パンツ** 箱形の外ポケットがついたズボン。[故事]貨物船の船員がはいていたことから。▽cargo pants **ガーデン** (広い)庭。庭園。「ビヤー」▽garden **―パーティー** 庭園で行う宴会。園遊会。▽garden party **―ハウス** あずまや。▽garden house **カート** 荷物運搬用の手押し車。▽cart **カード** ●小形に切りそろえた四角な厚紙。また、それに似せたもの。「単語―」「クリスマスー」●トランプ。また、その札。「―を配る」●①の形をしたキャッシュカードなどの総称。「クレジットー」「―社会」●試合の組み合わせ。「好―」▽card **ガード** 道路・鉄道線路の上にかけられた鉄橋。陸橋。「ガード下」▽girder bridge(=けた橋)から。 <224> **\*ガード** ●《名・他サ》護衛・監視する・こと(人)。護衛。「ーマン」●スポーツで、おもに防御を受けもつ選手。●《名・自サ》ボクシング・フェンシングなどで、防御。また、その構え。1回「―を固める」▽guard ―レール 事故防止のために車道の端に設ける鉄製のさく。防護柵に。▷guardrail **カートリッジ** 器具・機械などにセットしてすぐ使えるようにした容器。「インクー」「ー付きのディスク」▽cartridge **ガードル** 女性の下着の一種。腹部から腰部にかけて体形を整えるために用いる。[参考]ワイヤーのはいっていない点がコルセットと異なる。▽girdle **カートン** ●ろう引きの厚紙でつくった箱。「―入り牛乳」●巻きたばこ一○箱をひとまとめにして入れた箱。また、それを数える語。●銀行・商店などでお金を入れてわたす盆。金銭盆。=カルトン。▽carton (=厚紙) **カーニバル** ●カトリック教会で、肉食を断つ四旬節の前に行う祭り。仮装行列などをして楽しむ。謝肉祭。●にぎやかなお祭り騒ぎをともなう催し。▽carnival **カーネーション** ナデシコ科の多年草。葉は細く、夏に赤・白・桃色などの八重の花をつける。オランダセキチク。▽carnation **カーバイド** 「炭化カルシウム」の俗称。純粋なものは白色の結晶。水を加えるとアセチレンガスを発生する。肥料の原料。カーバイト。▽carbide **カービン・じゅう【カービン銃】** 小型・軽量で携行に便利な銃。アメリカで歩兵銃として発達した。 **カーフ** 子牛の皮。カーフスキン。▽calf (=子牛) **カーブ** ●曲線。「―をえがく」●《名・自サ》曲がること。また、その部分。●《名・自サ》野球で変化球の一つ。投球が打者の近くへ来て急に曲がること。また、その球。curve **カーペット** 地の厚い大型の敷物。じゅうたん。[類語]段通が。マット。▷carpet **ガーベラ** キク科の多年草。初夏に赤・白・黄などの花をつける。▽gerbera **カーボン** ●炭素。●電極に用いる炭素棒・炭素線など。●「カーボン紙」の略。▽carbon -し【一紙】 油とろうをまぜたものに顔料を加え、雁皮紙などにぬった複写紙。炭酸紙。カーボンペーパー。 「一下」▽girder bridge (=けた橋)から。 **ガーリー** 《形動》〔衣服のデザイン、着方などが〕少女風であるようす。女の子らしいようす。「白でまとめた―な着こなし」[語源]原義には「若い女性ヌードの多い」の意もある。▽girlie **カーリーヘア** 全体を巻き毛にした頭髪。また、その髪形。▽curly hair **ガーリック** 料理に使うニンニク。▽garlic **カーリング** 氷の上で、四人ずつニチームで、ストーンと呼ばれるハンドルのついた二〇時の平たい石をすべらせ、円形の的に入れる競技。▽curling **\*カール** 《名・自他サ》髪の毛がうず巻き状に巻いている・こと(毛)。巻き毛。また、そのようにくせをつけること。「やわらかに―した髪」[類語]ウエーブ。▽curl **\*カール** 氷河の浸食によってできたU字状のくぼ地。圏谷説。▽ Kar **ガール** 《造語》「少女」「娘」などの意を表す。「キャンペーンー」[対]ボーイ。▽girl ースカウト 少女を精神的・身体的によりよき社会人となるように訓練するための団体。また、その団員。[団]ボーイスカウト。▽Girl Scouts -フレンド 女友達。[団]ボーイフレンド。▽girl friend **ガーネット** 「ざくろ石」に同じ。▽garnet **\*かい【掻い】** 《接頭》《「かき」の音便》動詞につけて、意味を強め調子をととのえる語。「―出す」「―くぐる」「―つまむ」 **\*かい【皆】** 《接頭》「みな」「すべて」の意。「国民一保険」 **\*かい【海】** 《接尾》「ある限られた範囲のうみ」の意。〔「洋」よりもせまいときに使う〕「日本一」 **\*かい【界】** 《接尾》「ある限られた範囲の社会・仲間」などの意。「経済―」「芸能―」 **かい【下位】** 低い地位・順位。下のくらい。「―に低迷する」[因]上位・中位。 **かい【下意】** 〔文〕 〔支配されている〕一般の人々の考え・気持ち。下情。[団]上意。 **かい【会】** ●ある目的のために多くの人が集まること。集まり。「―を開く」●ある目的のために何人かが集まってつくった団体。「同好一」[尊]貴会。 **\*かい【解】** 問題の解き方や答え。「問題の―を求める」 **かい【回】** ■《名》同じことがくり返して行われる場合、その一つ一つの称。回数。「――を重ねる」■《助数》物事の度数・順序を数える語。「三ーの表の攻撃」 **かい【快】** ■《名》〔文]心地よく、ゆかいなこと。[コロ]「―をむさぼる」■《接頭》《漢語につけて)「気持ちよく、すばらしい」意。「―速球」「――男児」 **\*かい【怪】** ■《名》ぶきみで不思議な物事。「古い沼の――」[類語]なぞ。■《接頭》《漢語につけて)「あやしい」「不思議な」などの意。「―文書」「――電話」 **\*かい【戒誠】** 罪悪を防ぐために、仏教信者の守るべき規則。いましめ。「―を守る」 **\*かい【楷】** 楷書。[囡]行・草。 **かい【権】** 《「かき」の音便)船をこぐのに用いる木製の棒。一端を平たくして水をかく。オール。 **\*か・い【歌意】** 歌の意味。歌によまれた心。 **\*かい【『甲斐】** 旧国名の一つ。今の山梨県。甲州。 ―き【―『絹】 練り絹で表面に横糸があらわれるほど緻密に織った絹織物。多く山梨県で産する。 **\*かい【『甲斐・『詮・『効】** 行った物事に対する好ましい結果。また、物事を行うだけのねうち。「努力した―があって一番になった」[参者]接尾語として用いるときは「がい」と濁る。[類語]はりあい。 **\*かい【貝】** ●貝殻をもつ動物の総称。二枚貝と巻き貝を主とする。〔動かずにいるもの、だまっているなどのたとえに用いる」「―のように口をとざす」●貝殻。●ほらがい。「―をふく」 **\*かい【買い】** ●買うこと。「安もの―」●相場の値上がりを予想して買うこと。[①②対]売り。 **\*かい【階】** ■《名》●階段。●建物のなかの、上下の層。■《助数》建物の層を数える語。「二―建て」 **かい【隗】** 郭隗ぐ。中国の戦国時代の人。燕の昭王の臣。<戦国策・燕策> ――より始めよ 《句》事を始めるには手近なことから始めよ。また、言い出した人からまず始めよ。[故事]中国の戦国時代、燕の郭隗べが昭王に賢臣を集める方法を問われ、「賢臣を招くにはまず自分のように大したことい者を優遇することから始めよ。そうすればすぐれた人材が次々に集まってくるだろう」と答え、昭王がその通りにしたら各地の賢者が集まったという故事から。 <225> **\*かーい** 《連語》《終助詞「か」+終助詞「い」)い(終助)。 **\*がい【外】** 《接尾》「・・・の範囲よりそと」の意。・・・のほか。「問題―」「予想―」「割り当て―」「時間―」 **\*がい【『甲斐】** 《接尾》《名詞や動詞の連用形について)「・・・(するだけの)ねうち」「・・・(の)ききめ」「・・・(の)めぐみ」などの意。「生きー」「年―」「頼み―」 **\*がい【街】** 《接尾》「・・・の(多くある) まち」の意。「商店―」「官庁―」「繁華!」な? **\*がい【蓋】** 《助数》笠、また、笠の形をしたものなどを数える語。「菅笠一――」 **\*がい【害】** 悪い結果を与える・こと(もの)。「たばこは体にーがある」[対]益。 **\*がい【我意】** 自分勝手な考え・気持ち。1回「―を通す」 **\*がい【概】** 〔文〕●気概。元気。「敵をのむのー」●あるものに似たおもむき。「古武士のーあり」 **\*がい【賀意】** 〔文〕祝う気持ち。祝意。1回「新年の―を表す」[団]弔意。 **\*がい【該】** 《連体》〔文〕(「該当する」意から)(話題になっている)その。この。当の。「―事件」「―雑誌」 **\*ガイ** 《造語》「男」の意を表す。「ナイスー」▽guy **ガイア** 地球をさすことば。地球全体を一つの生き物とする考え方に基づいている。[参考]ギリシャ神話の大地の女神ガイアから。Gaia・Gaea劇画なー☆ **かい・あく【改悪】** 《名・他サ》改めて、かえって前よりも悪くすること。「新訳はかえってーだ」[参考]「改善」の対語としてできた語。[対]改善。 **がい・あく【害悪】** 他のものをそこない、悪い結果を与える事柄。害毒。「社会に―をおよぼす本」星の生母 **かい・あ・げる【買い上げる】** 《他下一》〔官公庁などが〕物を買いとる。「東京都が―・げた土地」[対]払い下げる。 **かい・あさ・る【買い漁る】** 《他五》さがし求めてむやみに買う。「土地を―・る」 **がい・あつ【外圧】** 外部からおさえつけようとする力。また、外国から受ける圧力・圧迫。「―に屈する」[団]内圧蔡。 **かい・あわせ【貝合わせ】** 平安時代、貴族の女子が行った遊びの一つ。三六〇個の貝殻を「地貝」と「出し貝」の二つに分け、地貝を全部出して並べ、これに出し貝を合わせる。貝おおい。 貝合わせ **\*かいい【介意】** 《名・他サ》〔文〕気にかけること。「弱者を―しない政治」[類語]心配。懸念大 **\*かい-い【会意】** 漢字の六書ぃぃの一つ。二つ以上の字を合わせて、新しい字形と意味を構成する方法。「人」と「木」を合わせ、「休」とする類。「一文字」英びと」 **かいい【怪異】** ●《名・形動》ふつうでは考えられないほど、不思議であやしいこと。怪奇。「――な物語」「超自然の―」[類語]奇怪。●ばけもの。妖怪。さ **\*かいい【「魁偉】** 《形動》〔文〕顔や体が、人並みはずれて大きく、いかついようす。[四字]「容貌」 **がい‐い【害意】** 〔文〕相手に害を与えようとする気持ち。害心。[コロ]「―をいだく」[類語])敵意。悪意。 **かい・いき【海域】** 区切られた、一定範囲の海。[参考]「水域」よりも広い場合に使う。「日本一」 **かい・いぬ【飼い犬】** 家でかっている犬。 ――に手を噛まま・れる 《句》かわいがっていた者から害を受けるたとえ。裏切られる。買下道買同心 **かい・い・れる【買い入れる】** 《他下一》物を買って自分の所に取り入れる。[類語]買い取る。買い受ける。 **\*かい-いん【会員】** 会を構成する人。会のメンバー。 **\*かい・いん【改印】** 《名・他サ》役所・銀行・取り引き先などに届け出てあった印鑑を別のものに変えること。 **\*かい・いん【海員】** 船の乗組員。[参考]「海員法」では船長はふくまない。[類語]船員。水夫。 **\*かい・いん【開院】** 《名・自サ》●《他サ》国会を開くこと。また、開かれること。●《他サ》「院」と名のつく施設が新たに業務を始めること。また、業務が始まること。●病院・医院などがその日の業務を始めること。[類語]23開業。[対]①~③閉院。 **がい・いん【外因】** 物事の外部にある原因。[因]内因。 **がいいんぶ【外陰部】** 生殖器のうち、体の表面に現れている部分。外部生殖器。 **かい・う・ける【買い受ける】** 《他下一》〔人が売ろうとする物を」買って手に入れる。[類語]買い入れる。[対]売り渡す。 **\*かい・うん【海運】** 海を利用して、船で客や貨物を輸送すること。「―業」[類語]回漕。海送。水運。[団]陸運。 **\*かい・うん【開運】** 運が、いい方向に開けること。「―をいのる」「―のお守り」 **かい・えき【改易】** 《名・他サ》江戸時代、武士に科せられた刑罰の一つ。士族としての籍を除き、家屋敷・領地を没収した。 **ふい・えん【海、淵】** 海溝ぶの中の特に深い部分。 **かい・えん【開園】** 《名・自サ》《他サ》「園」と名のつく施設が新たに業務を始めること。また、業務が始まること。●動物園・遊園地などがその日の業務を始めること。[対]2閉園。 **\*かい・えん【開演】** 《名・自サ》演劇・演芸・講演などの、その日の上演が始まること。「午後六時――」[類語]開幕。開場。[囡]終演。 **\*がい・えん【外延】** (extension, denotation) 〔論〕ある概念が適用される最大の範囲。たとえば、「哲学者」という概念の外延は、ソクラテス、プラトン、アリストテレス・・・ニーチェ・・・など。[団]内包。 **がい・えん【外縁】** 外側のふち。外側にそった部分。[因]内縁。この日 **\*がい・えん【外、苑】** 神社・皇居などに属し、その外側にある広い庭園。「神宮―」[囡]内苑。 **かいおう・せい【海王星】** 〔天〕太陽系のなかで、太陽から数えて八番目の惑星。一六四年九か月で太陽を一周する。ネプチューン。 **かい・おき【買い置き】** こと。また、その品物。「トイレットペーパーのーが切れる」 **かい・おけ【飼い、桶】** 認飼い葉を入れる桶。飼い葉桶。 **かい・おん【快音】** ●野球で、痛烈なヒットやホームランを打ったときの気持ちのよい音。●「エンジンなどの」調子のよい音。「―をひびかせて離陸する」 **かい・おんせつ【開音節】** 母音または二重母音で終わる音節。ka,sho, tei など。[対]閉音節。 **かい・か【怪火】** 〔文〕 きつね火・鬼火などの、あやしい火。●原因がわからない火事。不審火。 **\*かい・か【開化】** 《名・自サ》〔ある社会全体の〕人々の知識が発達し、文化が進歩すること。「文明―」 <226> **\*かい・か【開架】** 図書館で、閲覧者が書架から自由に本を取り出して利用できるようになっていること。「―式図書館」 **\*かい・か【開花】** 《名・自サ》●草木の花が開くこと。「―期」●物事のすぐれた成果が現れること。「努力が―する」「天平文化の一」 ―ぜんせん【―前線】 花(特に桜の花)が開き始める時期が同じである地点を地図上で一本の線で結んだもの。「―が北上する」[参考]天気図の前線に似ていることからいう。 **かい・か【階下】** ●階段の下。●二階建て以上の建物で、下の階。2[階上]。 **かい・が【絵画】** 線や色を使って平面上に、目に見える形態を作り出すもの。絵ぇ。「――鑑賞」[類語]図画。——てき【一的】《形動》絵画のようであるようす。絵画のように美しくえがかれているようす。「この映画は―な場面が多い」 **がい・か【凱歌・・愷歌】** 戦いに勝ったときに歌う祝いの歌。[類語]かちどき。 ―を奏・する 《句》戦いに勝つ。凱歌を上げる。 **\*がい・か【外貨】** ●外国の通貨。「―獲得」[囡]邦貨州。●外国から輸入する商品・貨物。 **ガイガー・カウンター** ガイガーミュラー計数管。▷Geiger counter **ガイガーミュラー・けいすうかん【ガイガーミュラー計数管】** 放射性元素や宇宙線中の粒子を検出・測定する装置。ガイガー計数管。[参考]一九二八年、ドイツのガイガーとミュラーが共に考案した。 **かい・かい【開会】** 《名・自他サ》会議・集会などを始めること。また、始まること。「―式」[団]閉会。 **かい・がい【海外】** 海をへだてた外国。「一旅行」 **\*がい・かい【外海】** ●陸地に囲まれていない海。外海誌。[团]内海。●陸地から遠くはなれた海。[類語]外洋。 **\*がい・かい【外界】** ●ある物をとりまく外の世界。「―とのつながりを断つ」●意識から独立して存在するものすべて。客観的世界。[团]内界。 **がい・がい【皚皚】** 《形動》〔文〕 〔雪・霜などで〕いちめんに真っ白く見えるようす。「―たる雪の中」 **かいがい・し・い【『甲斐甲斐しい】** 《形》一所懸命で、動作がきびきびしているようすだ。「―・く働く」 **かい・かく【改革】** 《名・他サ》制度・機構などの悪い点をあらため、よりよいものに変えること。「一案」「行政」[類語]変革。 **【開学】** 《名・自他サ》大学を開設すること。また、大学ができること。「―の精神」。[因]内図 **\*がい・かく【外角】** ●〔数〕多角形の一辺とその隣の辺の延長とが作る角。●野球で、アウトコース。②[内角]。 **\*がい・かく【外郭・外廓】** 〔文〕●〔城・都市などの〕いちばん外側のかこい。そとがこい。[対]内郭。●物事の輪郭。「事件の―をつかむ」 ―だんたい【一団体】 ある官庁・公共企業体と組織の上では別だが、その支配を受けたり、業務を援助したりする団体。 **かい・かけ【買い掛け】** 代金を後日支払う約束で買うこと。また、その代金。「―金」[対]売り掛け。 **かい・かた【買い方】** ●買う方法。●買う側の人。「―に回る」[対]②売り方。 **\*かい・かつ【快活】** 《形動》ことばや動作がはきはきしているようす。「ーな少女」「―な足どり」[類語]活発。 **\*かい・かつ【快闊·快、豁】** 《形動》●〔文〕開豁灬①。●[性格がさっぱりしていて物事を苦にしないようす。度量の広いようす。「――な態度」 **かい・かつ【開、豁】** 《形動》〔文〕●ひとごろと開けているようす。快闇が。「―な草原」●心がおおらかですぐれたようす。「―な気性」 **がい・かつ【概括】** 《名・他サ》〔内容の要点を〕一つにまといること。「意見を―する」[類語]総括。要約。 **かい・かぶ・る【買い『被る】** 《他五》《実際の価格より高い値で買う意から)ある人物の才能・人格・力などを、実質より高く評価する。「子供の能力を―・る」 **かい・がら【貝殻・介殻】** 貝類の外側をおおっている固い殻。 ―ぼね【―骨】 「肩甲骨」の俗称。 **かいがら・むし【貝殻虫・介殻虫】** カメムシ目(半翅類)に属する小さな昆虫。雌は、ろう質・かいがら質を分泌して植物に付着する。果樹の害虫。 **\*かいかん【会館】** 催し物や会議などを行うための大きな建造物。〔多く、建物の名前につける」「産業――」 **\*かい・かん【快感】** こころよい感じ。〔精神的な場合にも、肉体的な場合にも使う〕「勝利の―を味わう」 **\*かい・かん【怪漢】** 〔人に危害を加えそうな〕挙動のあやしい男。[類語]怪人。怪人物。 **かい・かん【開巻】** 〔文〕●書物を開くこと。●書物の書き始め。第一ページ。[類語]巻頭。 **\*かい・かん【開館】** 《名・自サ》《他サ》「館」とつく施設が、新しく業務を始めること。また、業務が始まること。●図書館・美術館・博物館などがその日の業務を始めること。[対]①②閉館。 **\*かいがん【海岸】** 海に接している陸地。また、そのあたり一帯。うみべ。[類語]浜。浜辺。砂浜。磯。汀{みぎわ}等。波打ち際。沿岸。海浜。ビーチ。 ―せん【一線】 ●海と陸地との境界線。●海にそった鉄道線路。沿岸線。 **\*かいがん【開眼】** ●《名・自他サ》視力のなかった目が、見えるようになること。また、見えるようにすること。「―手術」●《名・自サ》かいげん(開眼)③。 **がい・かん【外患】** 〔文〕外国・外部との間に起こる戦争・もめごとなどのおそれ。外憂。[四字]「内憂―」[囡]内患。 **がいかん【外観】** 外から見たようす。外見。「―は現代風の建物」[類語]外形。みかけ。ふさぐっずさ戻執 **\*がい・かん【概観】** 《名・他サ》ある物事の全体の内容を大ざっぱに見ること。また、だいたいのありさま。「国内事情を―する」[類語]概括。 **\*かい・き【回忌】** 《名・助数》〔仏〕人の死後、毎年めぐってくる同月同日の命日の回数を表す語。年忌。周忌。[参考]満一年目を一回忌、満二年目を三回忌、満六年目を七回忌などと数える。 **\*かい・き【会期】** 会が開かれている期間。また、開会から閉会までの期間。「―を延長する」 **\*かい・き【会規】** 会の規則・規約。会則。 **かい・き【回帰】** 《名・自サ》ひとまわりして、もとへもどること。「ふるさと―」 ―せん【一線】 北緯二三度二六分、南緯二三度二六分の地点をつらねた緯線。[参考]北回帰線・南回帰線。 ―ねつ「―熱】 高熱・頭痛・下痢などの症状が一週間ほどの周期でくり返す病気。 <227> **かい・き【快気】** ●気分がよいこと。心地よいこと。●《名・自サ》病気がなおること。「――祝い」の真{まこと} **かい・き【怪奇】** 《名・形動》不思議であやしいこと。怪異{かいい}。「―小説」「―現象」四字{よじ}「複雑{ふくざつ}―」類語{るいご}奇怪{きっかい}。 **かい・き【海気】** 〔文〕海の気。また、海べの空気。 **かい・き【買い気】** 買いたいという気持ち。特に市場で、それを買おうとする傾向。[対]売り気{うりき}。 **かい・き【開基】** ●〔仏〕寺院を創建すること。また、創建した人。開山{かいさん}認{みとむ}。●ある物事の基礎を開くこと。 **かいぎ【会議】** ●《名・自サ》多くの関係者が集まって、一定の題目について相談・検討すること。また、その集まり。[コロ]「―を開く」類語{るいご}協議{きょうぎ}。評議{ひょうぎ}。●評議するための機関。「日本学術{がくじゅつ}―」をそれに対す **かい・ぎ【回議】** 《名・他サ》担当者がつくった案を関係者に回覧して、意見を聞き、また、承認を求めること。類語{るいご}稟議{りんぎ}。 **かいぎ【懐疑】** 《名・他サ》物事の真理・価値などについて、疑いをいだくこと。また、その疑い。「―的」―ろん【―論】(scepticism)〔哲〕人間の認識は主観的・相対的なものであるから、確実な知識や真理をとらえることはできないとする主張。懐疑主義。正 **がい・き【外気】** 戸外の(新鮮な)空気。「―浴{よく}」 **かい・きえん【怪気炎】** 聞いていて疑わしく感じるような、調子のいい意気ごみ。[コロ]「―をあげる」も **かいぎゃく【諧謔】** 〔しゃれ・冗談など〕ひねったところがあって、おもしろみを感じさせることば。句「―を弄{ろう}する(=しゃれのめす)」「――精神」類語{るいご}ユーモア。 **かい・きゅう【懐旧】** 〔文〕昔のことを、なつかしく思い出すこと。「―の情にかられる」「―談」類語{るいご}懐古{かいこ}。 **かい・きゅう【階級】** ●身分・地位などの、段階・等級。●社会における身分・家柄・財産などで人々を分けたとき、同じ階層に属する人々の集まり。「知識―」「上流―」―いしき【―意識】自分の属する階級の地位・役割・使命などについての自覚。―とうそう【―闘争】支配者階級と被支配者階級との間の支配権をめぐる争い。特に、資本家階級と労働者階級の間の闘争。 **かいきょ【快挙】** 胸のすくような、りっぱな行い。「連続優勝の―を達成した」類語{るいご}壮挙{そうきょ}。 **かい・きょう【回教】** イスラム教。 **かい・きょう【懐郷】** 故郷をなつかしく思うこと。望郷{ぼうきょう}。「―の念」類語{るいご}郷愁{きょうしゅう}。里心{さとごころ}。 **かい・きょう【海峡】** 陸地と陸地にはさまれた、せまい海。「津軽{つがる}―」類語{るいご}水道{すいどう}。瀬戸{せと}。 **かい・ぎょう【改行】** 《名・他サ》印刷物や原稿などで、文章の行をかえて始めること。[参考]ふつう、一字分下げて始める。 **かい・ぎょう【開業】** 《名・自他サ》●新しく事業や商売を始めること。また、始まること。「―資金」[対]閉業{へいぎょう}。廃業{はいぎょう}。●店を開いて営業すること。「深夜一時まで―」類語{るいご}①②開店{かいてん}。―い【―医】個人で医院を経営し、診療をしている医師。 **かい・きょう【概況】** おおよそのありさま。「天気―」 **かい・きょく【開局】** 《名・自サ》放送局・郵便局などが新たに業務を始めること。「―五周年記念」大剣{たいけん}」 **がい・きょく【外局】** 内閣府や各省に直属して、各大臣の下に置かれている特別な事務をあつかう行政機関。庁{ちょう}と委員会とがある。内閣府の国家公安委員会・公正取引委員会・金融庁など。[対]内局{ないきょく}。天{てん}ふ{ふ}・サ **かいき・しょく【皆既食・皆既蝕】** ●「皆既日食」のこと。太陽が月にかくされて、一時的に見えなくなる現象。●「皆既月食」のこと。月が地球の本影の中に入って、一時的に赤銅色に見える現象。[参考]月食。日食。②部分食{ぶぶんしょく}。 **かい・きん【解禁】** 《名・他サ》〔法律による〕禁止の命令をとくこと。「アユ漁が―になる」」意{い}。発日{ほっぴ}。 **かい・きん【皆勤】** 《名・自サ》〔出席・出勤すべき日に〕一日も休まないこと。無欠勤。「――賞」類語{るいご}精勤{せいきん}。 **かい・きん【開襟】** ●〔折りえりにして〕えりを開くこと。また、開いたえり。●「開襟シャツ」の略。前えりが折りえりになったシャツ。オープンシャツ。 **がい・きん【外勤】** 《名・自サ》交渉・勧誘・販売・集金・配達など、もっぱら外へ出かけて仕事をする・こと(人)。[対]内勤{ないきん}。 **か・いく【化育】** 《名・他サ》〔文〕天地自然が、万物をっくりそだてること。「天地の―」 **かい・く【海区】** ●地球上の地形により定められた海の区画。北太平洋・南太平洋・北インド洋・南インド洋など。●漁業法に基づき、農林水産大臣が定める海の区画。類語{るいご}海域{かいいき}。けて **がい・く【街区】** 街路に囲まれた一区画。ブロック。 **かいぐい【買い食い】** 《名・他サ》〔子供などが自分の小遣いで〕菓子などを買って間食すること。 **かいくぐ・る【掻い潜る】** 《自五》「くぐる」を強めた言い方。「取り締まりの目を―・る」 **かい・ぐすり【買い薬】** 〔医師・病院などからでなく〕薬屋から買った薬。売薬{ばいやく}。 **かい・く・る【掻い繰る】** 《他五》両手を交互に動かして引き寄せる。「綱を―・る」 **かい‐くれ【掻い暮れ】** 《副》《打ち消しの語を伴って)まったく。いっこうに。「―わからぬ」〔古風な言い方〕[参考]「掻きくれる」の連用形「掻きくれ」の音便。 **かい・くん【回訓】** 《名・自サ》外国駐在の大使・公使・使節などの求めに応じて本国政府が回答として出す訓令。また、その訓令を出すこと。[対]請訓{せいくん}。 **かいぐん【海軍】** おもに、海上・海中の守備・戦闘に参加する軍隊。[対]陸軍{りくぐん}・空軍{くうぐん}。 **かい・けい【会計】** ●金銭の出し入れを計算・管理する・こと(人)。また、その仕事。「―課」●【飲食店・宿屋などの〕代金の支払い。勘定{かんじょう}。「―をして下さい」―かんさ【―監査】会社などで、会計に関する記録が正しいかどうかを調べること。取り引きに関係のない公正な立場の第三者が行う。―けんさいん【―検査院】国の収入・支出の決算などの会計検査を行う行政機関。―し【―士】公認会計士。―ねんど【―年度】国や地方公共団体で、収入と支出の状況を調べてしめくくりをつけるために設けた一定の期間。日本ではふつう四月一日から次の年の三月三一日まで。[参考]企業では、任意に一年間を設定する。類語{るいご}事業年度{じぎょうねんど}。 **かい・けい【塊茎】** 地下茎の一つ。地中の茎が養分をたくわえて塊状になったもの。ジャガイモ・キクイモなど。 <228> **がい・けい【外形】** 物の表面が作っている形。「―は神殿のようだ」類語{るいご}外観{がいかん}。外見{がいけん}。―ひょうじゅんかぜい【―標準課税】企業の所得によらず、その規模・売上金など、客観的な指標をもとにした課税方式。赤字企業にも課税できる。 **がい・けい【外径】** 球や円筒形で、そのものの厚みを加えた外側の直径。[対]内径{ないけい}。 **かいけい・の・はじ【会稽の恥】** 《連語》以前に受けた手ひどい恥。故事{こじ}中国の春秋時代、越王勾践{えつおうこうせん}たが、呉王夫差{ごおうふさ}と会稽山で戦って敗れた恥を辛苦の末にすすいだという故事から。〈史記{しき}·貨殖伝{かしょくでん}〉 **かいけつ【解決】** 《名・自他サ》もつれた事件や難問題などを、整理したり、解いたりして結末をつけること。また、結末がつくこと。「紛争を―する」「難問を―・する」 **かいけつ【怪傑】** ●不思議な力をもつ、正体不明の豪傑。●特別なすぐれた能力をもつ人物。 **かいけつびょう【壊血病】** ビタミンCの欠乏で起こる病気。貧血、皮下・歯茎の出血などの症状がある。 **かい・けん【会見】** 《名・自サ"》話をするために、人と会うこと。〔公式の場合に使う〕「記者―」 **かい・けん【懐剣】** ふところに入れて持ち歩いた、護身用の短い刀。ふところがたな。類語{るいご}守り刀{まもりがたな}。関 **かい・けん【改憲】** 現行の憲法を改めること。 **かい・げん【戒厳】** 〔法〕戦争や事変などの非常事態のとき、国の立法権・行政権・司法権の全部または一部を軍の機関にうつし、兵力によって治安を守ること。[参考]日本国憲法にはない。―れい【―令】〔法〕戒厳を布告する命令。「―をしく」激下水文{げげすいぶん}、 **かい・げん【改元】** 《名・他サ》年号をあらためること。改号{かいごう}。「昭和を平成と―する」 **かい・げん【開眼】** 《名・自サ》●[仏]新しくつくった仏像・仏画を供養して、仏の魂をむかえ入れること。また、その儀式。開眼供養{かいげんくよう}。「大仏{だいぶつ}―」●仏道の真理をさとること。〔広く、宗教一般にもいう〕「キリスト教の教義に―して入信した」●芸道・技術の道などの真髄を会得すること。開眼{かいがん}炊{すい}。「真の演技に―した」 **がい・けん【外見】** 外から見たようす。外観{がいかん}。外見{みため}。類語{るいご}見かけ。 **かい・こ【解雇】** 《名・他サ》使用者が、労働契約を一方的に破棄すること。首にすること。馘首{かくしゅ}。「大量―」類語{るいご}解職{かいしょく}。 **かいこ【回顧】** 《名・他サ》《「後ろをふりむく」意から)自分が経験した過去のできごとを、思い返すこと。「―録」「―展」類語{るいご}回想{かいそう}。 **かいこ【懐古】** 《名・自サ》〔文〕昔のことを思い起こしてなつかしむこと。「――趣味」類語{るいご}追憶{ついおく}。懐旧{かいきゅう}。 **かいこ【蚕】** (「飼い蚕{こ}」の意)カイコガの幼虫。クワの葉を食べ、四、五回休眠して脱皮した後、まゆをつくる。まゆから絹糸{きぬいと}をとる。おかいこ。 **かいご【介護】** 《名・他サ》〔自宅で療養している病人や老齢者などの〕介抱や看護をすること。ケア。類語{るいご}介助{かいじょ}。看護{かんご}。 **かいごしえん・せんもんいん【介護支援専門員】** 「ケアマネージャー」に同じ。 **かいごふくしし【介護福祉士】** 専門的な知識と技術をもって、介護を必要とする高齢者やその介護者などへの指導を行う人。 **かいごほけん【介護保険】** 老後、介護を必要とする状態になったときの医療や福祉サービスを公費で負担する保険(制度)。四○歳以上の国民が保険料を支払う。公的介護保険制度。 > **類義語の使い分け「介護・看護」** > [介護・看護]病人をかいがいしく介護(看護)する > [介護]介護保険/在宅介護/介護サービス > [看護]完全看護の大学病院/看護師/看護学 **かいご【解語】** ことばの意味を理解すること。―の・はな【―の花】《連語》《「ことばを理解する花」の意から)美人のこと。周唐{しゅうとう}の玄宗皇帝{げんそうこうてい}が楊貴妃{ようきひ}詩{し}をさして言ったことから。 **かい‐ご【悔悟】** 《名・自他サ》過去の行いを悪かったとさとり、くいること。「――の念」類語{るいご}悔悛{かいしゅん}℃。悔恨{かいこん}。 **かい・ご【改悟】** 《名・自他サ》過去の非行をさとり、改めること。類語{るいご}改悛{かいしゅん}气。改心{かいしん}。 **かいこう【回航・廻航】** ●あちこちをまわる航海。類語{るいご}周航{しゅうこう}。巡航{じゅんこう}。●《名・自他サ》(大きな)船を他の港や特定の場所に移すため、航行させること。 **かい・こう【改稿】** 《名・他サ》原稿を書きあらためること。「旧版を―する」「―版」 **かいこう【海溝】** 大洋の底の、みぞ状に深くくぼんでいる水深六○○○以上の所。「日本―」[参考]海淵{かいえん}愁{うれ}。 **かい・こう【蟹行】** ●《名・自サ》〔文〕カニのように横に歩くこと。よこばい。●「蟹行文字」の略。左から右へ横書きにする文字。特に、欧米の横文字。 **かい・こう【邂逅】** 《名・自サ》〔文]しばらく会わなかった人に、思いがけなく出会うこと。めぐりあい。[コロ]「―を果たす」類語{るいご}奇遇{きぐう}。 **かい・こう【開口】** ●《口を開く意から)ものを言いはじめること。●空気や光などを通すための入り口を設けること。また、その入り口。「―部」―いちばん【―一番】《連語》口を開いたとたん。話を始めるやいなや。〔副詞的に使う〕「――作品の批判を始める」 **かい・こう【開校】** 《名・自他サ》新しく学校をつくって、授業を始めること。「――記念日」[対]閉校{へいこう}。廃校{はいこう}。 **かい・こう【開港】** 《名・自他サ》●新しく港・空港をつくって船・飛行機の出入りを始めること。●貿易・通商のために外国船の出入りを許すこと。また、その港。 **かいこう【海港】** 海岸にある港。[対]河港{かこう}。 **かい‐こう【開講】** 《名・自他サ》講義や講習を、始めること。また、始まること。[対]閉講{へいこう}。 **かいごう【会合】** 《名・自サ》〔相談・討議などのために〕人が寄り集まること。また、その集まり。[コロ]「―を開く」[コロ]「―を持つ」類語{るいご}集会{しゅうかい}。寄り合い{よりあい}。 **かいごう【改号】** 《名・他サ》称号をあらためること。改名{かいめい}。●年号をあらためること。改元{かいげん}。 **がい・こう【外交】** ●外国とのつきあい・交渉。●社外に出ていって行う取り引き(を行う係)。「―員」類語{るいご}外商{がいしょう}。渉外{しょうがい}。―か【―家】人との交渉や応対のうまい人。類語{るいご}社交家{しゃこうか}。―かん【―官】〔法〕外国に駐在、または派遣されて、外国との交渉にあたる公務員。―じれい【―辞令】外交・社交の上で使う儀礼的な応対のことば。転じて、社交上言う口先だけのお世辞。社交辞令{しゃこうじれい}。―とっけん【―特権】外交使節などが駐在国で持つ国際法上の特権。不可侵権と治外法権がある。 **がい・こう【外光】** 戸外で照っている太陽光線。 **がい・こう【外向】** 関心が外部の物事に積極的に向かう性格上の傾向。[対]内向{ないこう}。―せい【―性】性格が社交的・行動的・積極的であること。また、その傾向があること。外向型。[対]内向性{ないこうせい}。 <229> **がい・こう【外的】** 《形動》外部の物事に関心を示し、社交的・積極的・行動的であるようす。[対]内向的{ないこうてき}。 **がい・こう【外寇】** 〔文〕外国から攻めてくること。また、その軍勢。「文永{ぶんえい}・弘安{こうあん}の―」[対]内寇{ないこう}。メタ―す **かい・こう【外港】** ●防波堤の外側の区域。船舶が入港する前に仮泊したりする所。[対]内港{ないこう}。●大都市の近くにあって、その都市の出入り口の役目をもつ港。 **がい・こう【外航】** 外国へ行く航路。[対]内航{ないこう}。 **がいごう・ないじゅう【外剛内柔】** →内柔外剛{ないじゅうがいごう} **かい・こく【回国・廻国】** 《名・自サ》〔文]多くの国をまわって歩くこと。●「回国巡礼」の略。巡礼のために多くの国をめぐり歩く・こと(人)。名前{なまえ}あ **かい・こく【戒告・誡告】** 《名・他サ》●強くいましめ注意する・こと(ことば)。●公務員などに対する懲戒処分の一つ。職務の義務に違反したとき、それに対する戒めを申しわたすもの。表記②は「戒告」と書く。 **かい・こく【海国】** まわりを海に囲まれて海との関係が深い国。「―日本」類語{るいご}島国{しまぐに}。までている水再敷 **かい・こく【開国】** 《名・自サ》●「建国」に同じ。●外国と交際・通商を始めること。[対]鎖国{さこく}。と。地 **がい・こく【外国】** よその国。「―人」「―語」類語{るいご}異国{いこく}。他国{たこく}。―かわせ【――〈為替〉】外国と取り引きをするとき、代金などを為替手形によって決済する方法。また、それに用いる為替手形。俗に「外為{がいため}認」ともいう。 **がいこつ【骸骨】** 肉がくさってなくなり、骨だけになった死体。類語{るいご}白骨{はっこつ}。―を乞・う《句》高官が君主に辞職を願いでる。周{しゅう}仕官中の体は君主にささげたので、その残骸を返してほしいと願う意から。 **かい・ことば【買い言葉】** 相手が言った敵意のあることばに対して、言い返すことば。句「売り言葉に―」[対]売り言葉{うりことば}。 **かい・こ・む【掻い込む】** 《他五》《「掻き込む」の音便)●わきの下にかかえこむ。「なぎなたを―・む」●液体を器にすくい入れる。「水を―・む」 **かい・こ・む【買い込む】** 《他五》〔さしあたっての必要量以上に〕物をたくさん買い入れる。「食糧を―・む」 **かい‐ごろし【飼い殺し】** ●役にたたなくなった家畜を、死ぬまで飼っておくこと。●雇い人・奉公人などを一生やとっておくこと。転じて、会社などで、その人の能力を発揮させることなく、その職場にずっとやとっておくこと。「―にする」』海寺社{かいじしゃ}再びととアンも意味が **かいこん【塊根】** 根が養分をたくわえて塊状になったもの。サツマイモ・サトウダイコン・ダリアの根など。成出 **かい‐こん【悔恨】** 自分のしたことをくやみ、残念に思うこと。「―の情」「――の涙」「―の念」類語{るいご}悔悟{かいご}。 **かいこん【開墾】** 《名・他サ》山林や原野を切り開いて耕し、田や畑にすること。「――地」類語{るいご}開拓{かいたく}。 **かい・さい【快哉】** (「快なる哉{かな}」の音読み)胸がすくようなよい気持ち。60代{ろくじゅうだい}す―を叫・ぶ《句》喜びの大声をあげる。 **かい・さい【皆済】** 《名・他サ》金品の納入・支払い・返済などをすっかり終えること。「借金を―した」 **かい・さい【開催】** 《名・他サ》会・式典・催し物などを行うこと。「講演会を―する」 **かいざい【介在】** 《名・自サ》物事の間にはさまって存在すること。「両国の間に―する難問を解決する」 **がい‐さい【外債】** 「外国債」の略。外国で募集する、日本の公債・社債。[対]内債{ないさい}。 **がいざい【外在】** 《名・自サ》物事の外部に存在すること。[対]内在{ないざい}。―ひひょう【―批評】文芸作品を社会的歴史的観点から批評すること。 **がいざい【外材】** 外国から輸入される木材。輸入木材{ゆにゅうもくざい}。 **かい・さく【快作】** 鑑賞する人を気持ちよくさせる、すぐれた作品。 **かい・さく【改作】** 《名・他サ》美術・文学・音楽などの作品の一部を作り変えること。また、その作品。 **かい・さく【開削・開鑿】** 《名・他サ》山野を切り開いて運河や道路を通すこと。 **かい・ささえ【買い支え】** ご、〔経〕相場が下がりそうなときに、買うことでその相場を維持しようとすること。 **かいさつ【改札】** ●《名・自サ》乗降客の切符を検査・回収すること。類語{るいご}検札{けんさつ}。●「改札口」の略。改札をする駅の出入り口。 **かい・さん【解散】** 《名・自他サ》〔会合・団体行事などで〕集まった人々が別れ散ること。「現地――」類語{るいご}散会{さんかい}。[対]集合{しゅうごう}。●会社・団体などの組織を解いてなくなること。また、活動をやめること。「バンドを―する」●[法]衆議院や地方公共団体の議会で、任期が終了する前に全議員の資格を解くこと。 **かい・さん【海産】** 海でとれる・こと(物)。「―物」類語{るいご}水産{すいさん}。[対]陸産{りくさん}。 **かいさん【開山】** 《名・他サ》〔仏〕山を開いて寺を創立すること。また、その創立者。開基{かいき}。●〔仏〕その宗派を開いた人。開祖{かいそ}。●ある物事を初めて行った人。創始者。また、第一人者。「日の下{した}―」 **かいざん【改竄】** 《名・他サ"》〔公文書・証書などの〕文字や内容を故意に書きかえること。「データを―する」 **がい・さん【概算】** 《名・他サ》おおよその数量を計算すること。「旅費の―を出す」[対]精算{せいさん}。関金 **かい・し【怪死】** 《名・自サ》原因のわからない死に方(をすること)。「―をとげる」類語{るいご}変死{へんし}。 **かい・し【懐紙】** ●たたんで懐に入れて持つ白紙。ふところがみ。●(昔、歌人が懐紙に書きつけたことから)和歌・連歌などを正式に書き記す紙。=畳紙{たたみがみ}斃{たお}。 **かい・し【海市】** 蜃気楼{しんきろう}礼{れい}。〔古風な言い方〕 **かいし【開始】** 《名・自他サ》ある事がはじまること。また、ある事をはじめること。「販売を―する」[対]終了{しゅうりょう}。 **かい・じ【快事】** 気持ちのよいできごと。胸のすくような事件。「近来にない一大―」類語{るいご}快挙{かいきょ}。 **かい・じ【海事】** 海に関すること。船の運航でおこる事柄。「―裁判」き】【お、当 **かいじ【開示】** 《名・他サ》●明らかにして示すこと。類語{るいご}明示{めいじ}。●〔法〕公的機関などが事柄の内容・性質・数量などをはっきりと示すこと。 **がい・し【外史】** 〔公の力によらず〕民間人が書いた歴史。野史{やし}。「日本―」[対]正史{せいし}。 **がい・し【外紙】** 外国の新聞。外字紙{がいじし}。 **がい・し【外資】** 外国の資本。外国資本。「―導入」 **がいし【碍子】** (insulator)電線を絶縁して電柱に固定する器具。陶器製・合成樹脂製などがある。 **がい‐じ【外事】** 外国・外国人に関すること。「―課」 <230> **がいーじ【外字】** ●外国、特に欧米の文字。「―紙」●一定の範囲以外の文字。特に、常用漢字表以外の字や、JISの文字コード外の文字など。表外字{ひょうがいじ}。「―登録」 **がい・じ【外耳】** 脊椎動物の耳のいちばん外側の部分。耳殼{じかく}(耳たぶ)と外耳道{がいじどう}(耳の穴)からなり、音波を受け入れて鼓膜に伝える役割をする。[対]中耳{ちゅうじ}・内耳{ないじ}。 **がい・じ【孩児】** ●[文]幼児。みどりご。●[仏]幼児の戒名にそえる語。 **かい・しき【開式】** 《名・自サ》〔文〕儀式を始めること。「―の辞」[対]閉式{へいしき}。 **かい・し・める【買い占める】** 《他下一》ひとりで残らず買い集める。特に、利益を得るために残らず買う。買いきる。「土地を―・める」 **かい・しゃ【会社】** 営利事業を行う社団法人。合名会社・合資会社・株式会社・有限会社がある。尊敬{そんけい}御社{おんしゃ}。貴社{きしゃ}。謙讓{けんじょう}小社{しょうしゃ}。弊社{へいしゃ}い。―こうせい・ほう【―更生法】〔法〕経営がゆきづまっているが再建の見込みのある株式会社について、裁判所が債権者・株主などの利害を調整し、破産させずにその事業の維持更生をはかることを目的とした法律。とも、子状で **かい・しゃ【膾炙】** 《名・自サ》〔文〕〈「人口に―する」の形で〉世間に広く知れわたる。「人口に―している和歌」「膾」は「なます」、「炙」は「あぶり肉」の意で、どちらもよく人の口に合い、好まれることから。 **がい・しゃ【外車】** 外国製の自動車。 **がい・しゃ【害者】** 〔隠〕刑事事件の被害者。[参考]者警察・新聞記者などの間で使う。 **かい・しゃく【介錯】** 《名・他サ》切腹する人の後ろにいて、首を切り落とす・こと(役の人)。「―人」跨行{こぎょう} **かい・しゃく【解釈】** 《名・他サ》●意味を明らかにし、説明すること。また、その説明。「古文を―する」●他人の言動や物事の意味を、自分なりに判断し理解すること。また、その判断・理解。「善意に――する」 **がい・じゅ【外需】** 「海外需要」の略で、商品・サービスの輸出をさす。[対]内需{ないじゅ}。 **かい・しゅう【会衆】** 会合に集まった人々。参会者。 **かい・しゅう【回収】** 《名・他サ》〔一度手放した物、使った物などを〕集めてもとのところにもどすこと。「資金を―する」「廃品―」 **かい・しゅう【改宗】** 《名・自サ》今まで信仰していた宗教・宗派をやめて、他の宗教・宗派にかわること。宗旨がえ{しゅうしがえ}。 **かい・しゅう【改修】** 《名・他サ"》〔道路・建物などを〕手入れして直すこと。「橋の―工事」類語{るいご}修理{しゅうり}。 **かいじゅう【怪獣】** ●正体のわからない(大きな)動物。「ネス湖の―」類語{るいご}珍獣{ちんじゅう}。●人間が想像してつくりだした、巨大で不気味な動物。「―ゴジラ」次 **かいじゅう【懐柔】** 《名・他サ》うまく手なずけ、自分に従わせること。だきこむこと。「――策」類語{るいご}籠絡{ろうらく}。 **かいじゅう【晦渋】** 《名・形動》〔文章・語句などが〕むずかしくて、意味がわかりにくいこと。「意味の―な文章」「―で読みにくい」類語{るいご}難解{なんかい}。 **がい・しゅう【外周】** ●円形の物体や建物などの、外側のまわり。また、その長さ。「円筒の―」●外側の区域。「―道路」[対]12内周{ないしゅう}。 **かい・じゅう【海獣】** 海にすむ哺乳動物の総称。クジラ・イルカ・アシカ・アザラシ・ラッコ・オットセイなど。 **がいしゅう‐いっしょく【鎧袖一触】** よろいの袖ででちょっとふれたくらいの力で、簡単に相手を負かすこと。〔副詞的にも使う〕「―、敵を打ち破る」 **がいじゅう・ないごう【外柔内剛】** うわべはやさしくおだやかに見えるが、心の中は強くしっかりしていること。内剛外柔{ないごうがいじゅう}。[対]内柔外剛{ないじゅうがいごう}。――? **がい・しゅつ【外出】** 《名・自サ》自分の家・職場などから、よそへ出かけること。「――先」尊敬{そんけい}御ぉ{お}成り{なり}。御出座{ごしゅつざ}ぎし。 **かい・しゅん【回春】** 《春が再びめぐってくる意から)老人が若返ること。「―薬」やめたくてくん **かい・しゅん【改悛・悔悛】** 《名・自サ》犯した悪事をくいて、心を改めること。「―の情」類語{るいご}悔悟{かいご}。改悟{かいご}。改心{かいしん}。●カトリックで、洗礼を受けた後に過去に犯した罪をくいること。また、それによって罪の許しが与えられる秘蹟{ひせき}。表記2)は「毎俊」と書く。 **かい・しゅん【買春】** な[俗]→買春{ばいしゅん}心吃{こころき}。[参考]「買春{ばいしゅん}」が「売春{ばいしゅん}」と同音であるので、区別のために使われるようになった語。 **かい・しょ【会所】** ●人々が寄り集まる場所。「碁{ご}―」●江戸時代の事務所・取引所の称。「町{まち}―」 **かい・しょ【楷書】** 漢字の書体の一つ。点や画をくずさないで書く、標準的な書体。惜{おし}。[対]行書{ぎょうしょ}・草書{そうしょ}。 **かい・しょ【開所】** 《名・自他サ》「所」と名のつく機関が新しく業務を始めること。「――式」 **かい・じょ【介助】** 《名・他サ》〔文〕〔病人・老人などの〕身の回りの世話をすること。手助けをすること。介添え。「患者の―」類語{るいご}介護{かいご}。―けん【―犬】身体障害者の動作を助けるように訓練された犬。指示したものを持ってきたり、ドアの開閉を行ったりなどする。 **かい・じょ【解除】** 《名・他サ》●禁止や制限していたものをとりやめて、もとの状態にもどすこと。「武装―」「警報―」〔法〕一度成立した契約などを、一方が取り消し、契約がなかったのと同じ状態にすること。類語{るいご}解消{かいしょう}。 **かい・しょう【会商】** 《名・自サ》《「商」は、はかる意》〔文〕集まって相談すること。また、その相談。〔多く外交上のことについて言う」「日英―」 **かい・しょう【解消】** 《名・自他サ》従来あった関係や状態をなくすこと。また、それがなくなること。「婚約を―する」「ストレスが―する」「発展的―」 **かいしょう【回章・廻章】** 〔文〕●あて名の人に次々に回して用を知らせる文書。回状{かいじょう}。回文{かいぶん}。●返事の手紙。同②回書{かいしょ}い。回報{かいほう}。 **かい・しょう【快勝】** 《名・自サ》あざやかに勝つこと。すばらしい勝利。類語{るいご}大勝{たいしょう}。 **かい・しょう【改称】** 《名・自他サ》名称をあらためること。また、そのあらためた名称。類語{るいご}改名{かいめい}。 **かいしょう【海嘯】** 三角形状にひらいた河口などで、満潮時に海水が川をさかのぼり、川の流れと衝突してできる高い波。[参考]一般に津波の意に使うこともある。類語{るいご}高潮{たかしお}跡{あと}。 **かい・しょう【甲斐性】** 認{みとむ}。積極的に物事を行う、しっかりした気力。かいしょ。〔生計のために働く気構えについていう」「家族を養うーもない」 <231> **かいじょう【会場】** 会合や催し物を行う場所。「講演会の―」治{じ}当丁零{とうていれい}けっしょ **かい・じょう【回状・廻状】** 「回章」に同じ。 **かい・じょう【塊状】** 不規則に固まっている状態。また、その形。かたまり状。「―のボーキサイト」 **かい・じょう【戒杖】** 〔仏〕山伏や僧などが護身用に持ち歩くつえ。錫杖{しゃくじょう}・金剛杖{こんごうづえ}がだなど。 **かい・じょう【海上】** 海の上。海面。水上。[対]陸上{りくじょう}。―けん【―権】〔法〕軍事・通商・航海・漁業などに関して(国家が持っている)、海上を支配する権力。類語{るいご}制海権{せいかいけん}。―ふうさ【―封鎖】ある国へ船が出入りできないように、海軍力によって海上の交通をとざすこと。―ほあん・ちょう【―保安庁】国土交通省の外局の一つ。沿岸水域での安全の確保、人命・財産の保護、治安の維持などを任務とする。金 **かい‐じょう【開城】** 《名・自サ》降服して城を敵に明けわたすこと。「江戸城の―」 **かい・じょう【開場】** 《名・自サ》●新しく建てた建物を公開すること。●会場を開いて人を入れること。「劇場は六時に――する」[対]閉場{へいじょう}。 **かい・じょう【開錠・解錠】** 錠を開けること。[対]施錠{せじょう}。 **かい・じょう【階上】** ●階段の上。●二階建ての建物の二階。●いく層にもなっている建物の、より上の階。[対]①~③階下{かいか}。 **がい・しょう【外傷】** 外からの力によって体に受けた傷。また、体の外側から見える傷。 **がい・しょう【外商】** ●外国の商人・商社。●〔デパートなどで〕売り場ではなく、客の自宅や会社へ直接出向いて行って商売をすること。「――部」[対]店売{みせうり}。 **がい・しょう【外相】** 「外務大臣」の通称。 **かいじん【怪人】** 正体不明で、あやしく不思議な人。 **かい・じん【海神】** 海をおさめる神。わたつみ。海神{わだつみ}。 **かい・じん【灰燼】** 〔文]灰と、燃えさし。燃えかす。――に帰・する《句》燃えてあとかたもなくなる。灰燼と化す。「国宝が―・した」 **がい・しん【外信】** 〔報道機関に送られてくる〕外国からの通信。「―部」類語{るいご}外報{がいほう}。 **がい・しん【害心】** 〔文]他人に害を与えようとする心。害意{がいい}。[コロ]「―を抱く」類語{るいご}悪心{あくしん}。 **かいしょく【会食】** 《名・自サ》何人かが集まっていっしょに食事をすること。「旧友と―する」 **かい・しょく【解職】** 《名・他サ》〔文〕〔命令によって〕職をやめさせること。類語{るいご}解雇{かいこ}。解任{かいにん}。免職{めんしょく}。―せいきゅう【―請求】「リコール」に同じ。なかな **かいしょく【海食・海蝕】** 《名・自サ》波・潮流などの海水の運動が、海岸や浅い海底を浸食する作用。「―段丘」「―洞」ropyp)地{ち}收喜{しゅうき}こる **がいしょく【外食】** 《名・自サ》家庭でなく、食堂などで食事をとること。また、その食事。―さんぎょう【―産業】チェーン店形式による飲食業の総称。ファーストフード店やファミリーレストランなど。 **かい・しん【会心】** 期待どおりにいったと満足すること。「―の作」句「―の笑みを浮かべる」注意「快心」は誤り。眼記{がんき}】《价 **かい‐しん【回心】** 《名・自サ》(conversion)キリスト教で、それまでの俗人的意志をくい改めて、神の道へ心を向けること。類語{るいご}発心{ほっしん}。回心{えしん}忆{おぼ}。 **かい・しん【回診】** 《名・自サ》病院で、医師が病室をまわって患者の診察をすること。 **かい・しん【改心】** 《名・他サ》悪いとさとって、心を改めること。「友を―させる」類語{るいご}改悟{かいご}。改悛{かいしゅん}℃。 **かい・しん【戒心】** 《名・自サ》心をひきしめ、用心すること。類語{るいご}自戒{じかい}。 **かい・しん【戒慎】** 《名・他サ》〔文〕みずからいましめ、行いをつつしむこと。「日ごろの熱意のなさを―する」 **かい・しん【改新】** 《名・他サ》変え改めて新しくすること。また、新しくなること。〔多く、公の規則・制度などについていう〕「大化の―」類語{るいご}革新{かくしん}。一新{いっしん}。羊{ひつじ}。一四 **がいーじん【外人】** 外国人。類語{るいご}異人{いじん}。 **がい・じん【外陣】** げじん(外陣) **かいず【海図】** 航海用の海の地図。海の深さ、潮流・海流、航路標識などが書かれている。シンター **かい・すい【海水】** 海の水。[参考]ふつう、約三・五%の塩分をふくむ。―よく【―浴】運動や娯楽として、夏、海に入ったり泳いだりして遊ぶこと。「―場」 **かい・すう【回数】** ある物事がくり返して・起こる(行われる)ときの、くり返しの数。類語{るいご}度数{どすう}。 **かい・すうけん【回数券】** 〔乗り物・飲食店・劇場などで利用する〕同じ種類の切符を何枚かつづりあわせたもの。[参考]ふつう割り引きがある。 > **類義語の使い分け 「回数・度数」** > [回数・度数]余震の回数(度数)を記録する > [回数]大会も回数を重ねて第六回を迎える/回数券 > [度数]ウイスキーの度数/レンズの度数 **がい・すう【概数】** おおよその数。だいたいの数。 **かい・する【会する】** 《自サ変》〔文]●人が集まる。寄り集まる。句「一堂に―・する」●「二つ以上の物が〕であう。落ち合う。「一点に―・する」 **かい・する【介する】** 《他サ変》●間に入れる。仲立ちとする。「人を―・して就職をたのむ」●心にかける。気にする。向「意に―・さない(=気にかけない)」 **かい・する【解する】** 《他サ変》●わかる。理解する。「風流を―・する」●考えてとく。解釈する。「自己流に―・してはいけない」」 **がい・する【害する】** 《他サ変》●悪くする。そこなう。きずつける。「健康を―・する」「感情を―・する」●人を殺す。●さまたげる。「人の仕事を―・する」 **『がい・する【慨する】** 《他サ変》〔文]心配し、なげく。気づかい、いきどおる。「世を―・する」 **かい・せい【回生】** 《名・自他サ》死んだようになっていたものが、生き返ること。また、生き返らせること。「―の一打を放つ」四字{よじ}「起死{きし}―」類語{るいご}蘇生{そせい}せ。 **かい・せい【快晴】** 空がすっかり晴れわたっている・こと(天気)。[参考]気象学上は雲量ゼロまたは一の天候。 **かい・せい【改姓】** 《名・自他サ》名字を変えること。 <232> また、その変えた姓。類語{るいご}改名{かいめい}。置」 **かい・せい【改正】** 《名・他サ》〔法令・規則などを〕よりよいものに改めること。「憲法の―」類語{るいご}改定{かいてい}。せい **かい・せい【諧声】** ●調和する声。●[語学]形声{けいせい}。―もじ【―文字】〔語学〕形声文字{けいせいもじ}。 **がい・せい【外征】** 《名・自サ》外国へ軍隊を送って戦争をすること。類語{るいご}遠征{えんせい}。 **がい・せい【慨世】** 〔文〕世の中のありさまやなりゆきを、気づかいなげくこと。「―の言」 **がい・せい【蓋世】** 〔文〕世界をおおいつくすほどの盛んな気力があること。「―の勇」[参考]抜山蓋世{ばつざんがいせい} **かい・せき【会席】** ●社交のため集まる席。●連歌・俳諧{はいかい}いの席。●「会席料理」の略。―りょうり【―料理】本膳裁料理{ほんぜんさいりょうり}を簡単にした、酒宴の席で出す料理。[参考]懐石料理{かいせきりょうり}。 **かい・せき【解析】** ●《名・他サ》物事のしくみや現象を細かく解き分けて研究すること。「データを―する」「現況を―する」類語{るいご}分析{ぶんせき}。●「解析学」の略。関数に関する研究をする学問。〔代数学・幾何学に対してい **かい・せき【懐石】** 「懐石料理」の略。―りょうり【―料理】茶の湯の席で、茶をすすめる前に出す簡素な料理。茶懐石。「懐石」は、温石{おんじゃく}流{りゅう}(=温めた石)を懐{ふところ}絵{え}にだいて腹を温めるのと同じくらいに、腹を温めて空腹を一時忘れる意から。[参考]会席料理{かいせきりょうり}。 **がい・せき【外戚】** 母方の親類。[対]内戚{ないせき}。 **かい・せつ【解説】** 《名・他サ》事柄を分析し、一般人にわかりやすく説明すること。また、その説明。「時事―」 **かい・せつ【回折・廻折】** 《名・自サ》 (diffraction)〔理〕音波・電波・光波などの波動が、障害物のかげに回りこむ・こと(現象)。 **かい・せつ【開設】** 《名・他サ》施設を新しく設けて、運用を始めること。「保育園を―する」類語{るいご}新設{しんせつ}。 **がい・せつ【概説】** 《名・他サ》物事の全体にわたってのあらましを説明すること。また、その説明。類語{るいご}概論{がいろん}。 **がい・せつ【剴切】** 《形動》〔文〕ぴったりと当てはまるようす。非常に適切であるようす。「時勢に―な処 **カイゼル・ひげ【カイゼル髭】** 両端がはねあがった口ひげ。語源{ごげん}カイゼル (Kaiser)はドイツ帝国の皇帝の称号。特にウィルヘルム二世のひげの形からいう。 **かいせん【会戦】** 《名・自サ》大きな軍団同士が出会って戦うこと。また、その戦闘。「ワーテルローの―」 **かい・せん【回線】** ●通信回路。●電話線。電信線。 **かい・せん【回船・廻船】** 海上の運送に使う大きな和船。江戸時代に発達した。「―問屋{どいや}」 **かいせん【改選】** 《名・他サ》選挙で選ばれた人の任期が終わって、あらためて選挙をすること。 **かい・せん【海戦】** 海上で行う(大きな)戦争。「日本海―」[対]陸戦{りくせん}・空(中)戦{くうちゅうせん}。 **かいせん【海鮮】** 新鮮な海産物。「―料理」 **かい・せん【界線】** ●境界線。●投影図で、立面図と平面図とのさかいの線。 **かい・せん【疥癬】** カイセンチュウ(ヒゼンダニ)の寄生による感染性の皮膚病。激しいかゆみをともなう。ひぜん。 **かい‐せん【開戦】** 《名・自サ》戦争を始めること。「日米―」[対]終戦{しゅうせん}。 **かい・ぜん【改善】** 《名・他サ》悪いところを改めてよくすること。「待遇が―される」類語{るいご}改良{かいりょう}。[参考]ふつう「改良」は具象的な物事に、「改善」は抽象的な物事に対して使う。[対]改悪{かいあく}。・自书》(COUAGLIO) サンズ **がい・せん【凱旋】** 《名・自サ》戦争に勝って帰ること。〔成功して帰ることの意にも用いる〕「―公演」―もん【―門】凱旋する軍隊を歓迎し、または戦勝を記念するためにたてた門。「パリの―」 **がい・せん【外線】** ●屋外の電線。●外部に通じている電話線。[対]②内線{ないせん}。 **がいーぜん【蓋然】** ある程度は確かであること。―せい【―性】(probability)ある事柄が起こるか否かの確実さの度合い。確からしさ。確実性。「―が高い」 **がい・ぜん【慨然】** 《形動”》〔文〕●いきどおり、なげくようす。「――として嘆息する」●強く心をふるいおこすようす。「―たる心意気」類語{るいご}奮然{ふんぜん}。 **かいせんきょく【回旋曲】** ロンド。 **かいそ【改組】** 《名・他サ》〔団体などの」組織や構成などを変えること。「組合の―」類語{るいご}改編{かいへん}。 **かい・そ【開祖】** ●一宗一派を開いた人。開山{かいさん}。「真言宗の―」●学問・芸道などの一流派を始めた人。 **かいそう【会葬】** 《名・自サ》葬式に参列すること。 **かいそう【回想】** 《名・他サ》昔の事を思いおこすこと。「―録」「昭和を――する」類語{るいご}追想{ついそう}。回顧{かいこ}。 **かいそう【回漕・廻漕】** 《名・他サ》船で荷物を運ぶこと。運漕{うんそう}。「――業」類語{るいご}水運{すいうん}。海運{かいうん}。 **かいそう【回送・廻送】** 《名・他サ》●送られてきた手紙や荷物を改めて他の場所へ送ること。転送{てんそう}。●電車・自動車を空車のまま他へ行かせること。「――車」 **かいそう【壊走・潰走】** 《名・自サ》〔文〕戦闘部隊が戦いに負けて、ばらばらににげさること。類語{るいご}敗走{はいそう}。 **かいそう【快走】** 《名・自サ》気持ちのよいほど速く走ること。類語{るいご}疾走{しっそう}。 **かいそう【改葬】** 《名・他サ》一度ほうむった遺体や遺骨を、よそにほうむり直すこと。「新しい墓に―する」 **かいそう【改装】** 《名・他サ》●包装をしなおすこと。●〔店・部屋などの〕装飾や造作をかえること。「店内を―する」類語{るいご}改造{かいぞう}。模様がえ{もようがえ}。 **かい・そう【海草】** 海中にはえる種子植物。アマモ・イトモなど。 **かい・そう【海藻】** 海中にはえる藻類。緑藻類・褐藻類・紅藻類に大別される。ノリ・コンブ・ワカメなど。 **かいそう【海送】** 《名・他サ"》海を利用して(船で)運ぶこと。海上輸送。類語{るいご}海運{かいうん}。[対]陸送{りくそう}。 **かいそう【階層】** ●建物の階の、上下の重なり。●社会的・経済的にみて、その地位がほぼ同じ程度とされる人々の集団。職業・収入・財産・学歴・年齢などによって識別される。「所得――の分化」類語{るいご}階級{かいきゅう}。 **かいぞう【改造】** 《名・他サ》構造・組織などをつくり直すこと。「内閣を―する」類語{るいご}改作{かいさく}。改装{かいそう}。 **がい・そう【外装】** ●荷物などの外側の包装。●建築物などの外側の設備・装飾。[対]内装{ないそう}。 **がいーそう【咳嗽】** 〔文]せき。 **かいぞうど【解像度】** ●テレビやデジタルカメラなどの画面上に映し出される画像の鮮明度。●プリンターで、印刷される図像の鮮明度。 **かいぞうりょく【解像力】** 光学器械で、細かい部分を識別できるレンズの能力。また、テレビやフィルムなどに写した画像が微細部を表しうる能力。 <233> **かい・ぞえ【介添え】** 《名・自サ》 《「掻かき添え」の音便)つきそって世話をする・こと(人)。「一人」 **\*かい‐そく【会則】** 会の規則。会規。覚 **\*かい・そく【快足】** 足が非常に速い・こと(人)。「―のランナー」 **\*かい・そく【快速】** ●《名・形動》気持ちのよいほど速いこと。「―艇~」●「快速列車」「快速電車」の略。停車駅が少なく短時間で目的地につく列車・電車。 **かいぞく【海賊】** 海上で他の船をおそって積み荷などをうばいとる盗賊。「一船」[因]山賊。 ―ばん【―版】 (pirated copy) 著作物を、その著作権者の許可を得ないで複製した物。[表記]レコード・CDなどは「海賊盤」とも書く。各自出せ **がい・そく【概則】** 〔文〕おおよその規則。 **がい・そふ【外祖父】** 〔文〕母方の祖父。母の父。 **がい・そぼ【外祖母】** 〔文〕母方の祖母。母の母。 **かいぞめ【買い初め】** 新年にはじめて物を買うこと。 **かい・そん【海損】** 航海中の事故によって、船舶や貨物の受ける損害。「―事故」 **かい・ぞん【買い損】** 『割高だったり質が悪かったりして、買うと損になること。[対]買い得。寺相王組 **がい・そん【外孫】** 〔文]とついだ娘の子として生まれた孫。外孫慧。[因]内孫愁。自十十大属味ホネ♪が **かい・だ【快打】** 《名・自サ》野球で、胸のすくようなみごとな安打(を打つこと)。クリーンヒット。「ーを放つ」 **かい・だ【「咳唾】** 〔文〕●《「せきと、つば」の意から)せきばらいの声。●目上の人のことばを敬っていう語。 ―珠を成・す 《句》なにげなく言うことばでさえ、珠玉のように美しい。詩文の才能が非常に豊かなことのたとえ。〈李白・妾薄命〉 **\*かい・たい【解体】** 《名・自他サ》 ●家畜などを殺し、各部に切り分けること。「クジラをーする」●機械などを、ばらばらにすること。また、ばらばらになること。[類語]分解。●組織をばらばらにしてその機能をなくすこと。また、ばらばらになってくずれ去ること。「古いビルをーする」 **\*かいたい【懐胎】** 《名・自サ》〔文〕子をはらむこと。[類語]妊娠。懐妊。 **\*かいたい【拐帯】** 《名・他サ》 [文] 公金や人の品物などを持ったまま姿をくらますこと。「公金を―する」[類語]持ち逃げ。資金。恩林 **かい・だい【解題】** 〔文〕●《名・自他サ》問題をとくこと。●ある書物・絵などの、作者・内容・発表年月日などについての解説(すること)。開題。「万葉集の―」「 **\*かい・だい【改題】** 《名・他サ》題を変え改めること。また、変え改めたその題。「旧作を―する」[対]】マルク **\*かい・だい【海内】** 〔文〕 〔海にかこまれた日本の〕国内。●天下。「名を―にとどろかす」[類語]四海。巳一 **\*かい‐だい【開題】** ●《名・自他サ》経文にっの題目の意義を解説し、大意を示すこと。②解題您②。人代 **かい・たく【開拓】** 《名・他サ》●山野・荒れ地などを切りひらいて、耕地・敷地などにすること。「一村」[類語]開墾認。●新しい分野・進路などを切りひらくこと。「販路を―する」との事業 **かい・だく【快諾】** 《名・他サ》気持ちよく承諾すること。○○「大臣の―を得た」[類語]二つ返事。 **がい・だん【街談】** 〔文]世間のうわさ。[四字]「一巷説だっ(=世評)」 **かいだんし【快男子】** 気性のさっぱりした、好感のもてる男性。[類語]快男児。好漢。 **ガイダンス** ●生徒・学生に、学習・進学・就職などの面で、その能力を最大限に発揮できるよう導く教育活動。●新入生に、学習内容・学校生活について説明する・こと(会)。▽guidance(=指導) **かい・だし【買い出し】** な商品や食料品などを市場・問屋・生産地などへ出かけて行って買い入れること。 **かい・だ・す【「掻い出す】** 《他五》《「掻き出す」の音便)水などの液体を外にくみ出す。「池の水を―・す」 **かい・たた・く【買い叩く】** 字《他五》法外に安い値をつけて買う。ひどく値切る。「古い製品を―・く」 **かい・た・てる【買い立てる】** 《他下一》むやみに買う。買いあさる。 **かい・だめ【買い、溜め】** 《名・他サ》さしあたって必要な量以上に買って、ためておく・こと(品物)。 **ふいため【外『為】** 「外国為替」の通称。 海 **こいだん【会談】** 《名・自サ》面会して話し合うこと。また、その話し合い。〔多く、公的なものにいう」「首脳―」「首相とーする」[類語]面談。 **かいだん【解団】** 《名・自他サ》団体を解散すること。「一式」[対]結団。 **\*かいだん【快談】** 《名・自サ》愉快に話し合うこと。また、その話。「時を忘れて―する」 **\*かいだん【怪談】** 幽霊や化け物をあつかった、こわい話。[類語]妖怪談。怪奇譚宗。幽霊話。 **・い・だん【戒壇】** 僧に戒律を授けるための壇。 ―いん【一院】 [仏]〕戒壇のある建物。 **かい・だん【階段】** ●人が上り下りするための、段になった通路。[類語]きざはし。●順をおって進む等級。「出世の―」 ―きょうしつ【―教室】 席が後ろの方ほど高く階段状になっている教室。 **がい・たん【慨嘆・慨歎】** 《名・自サ》〔文〕なげかわしいと思い、いきどおること。[コロ]「ーにたえない」[類語]慷慨。 **がい・ち【外地】** ●外国の土地。●第二次世界大戦の終了まで日本が統治していた海外の領土。台湾・朝鮮・満州・樺太・南洋諸島など。「―からの引き揚げ者」[②対]内地。 **かい・ちく【改築】** 《名・他サ》建造物の全部、または一部をたてなおすこと。「校舎の―」[類語]改造。 **\*かい‐ちゅう【回虫”蛔虫】** 寄生虫の一種。体は細長い。野菜などに付着した卵が人の体内にはいり、小腸に寄生する。 **\*かい・ちゅう【懐中】** 《名・他サ》ふところやポケットの中。また、そこに入れて持つこと。「大金を―する」 ―でんとう【一電灯】 乾電池を電源にした、携帯用の小型電灯。 ―どけい【―〈時計〉】 鎖やひもにつけて、ふところや内ポケットに入れて持ち歩く小型の時計。 ―もの【一物】 ふところやポケットに入れて持ち歩く財布など。「―にご用心」」 **\*かい・ちゅう【改鋳】** 《名・他サ》鋳造し直すこと。い直すこと。「釣り鐘をする」の **かい・ちゅう【海中】** 海の中。 ―こうえん【―公園】 国立公園・国定公園内の海岸及び海面に設けた自然公園。国が指定する。「宇和海―」 **がい・ちゅう【外注】** 《名・他サ》自社で行う仕事の(ত一部を、社外の業者に注文すること。 <234> **がい・ちゅう【害虫】** 〔感染症を媒介したり、作物を食い荒らして〕人間の生活に害を与える虫。類語{るいご}毒虫{どくちゅう}。[対]益虫{えきちゅう}。 **かいちょう【会長】** 会を代表する人。[参考]会社では、社長の上に置かれる役職。類語{るいご}会頭{かいとう}。 **かいちょう【回腸・廻腸】** 空腸{くうちょう}の下にあり、大腸に続く小腸の終わりの部分。曲がりくねっている。 **かい・ちょう【快調】** 《名・形動》すばらしく調子のよいこと。気持ちがいいほど物事がすらすら運ぶこと。「―なエンジン」「―なすべりだし」類語{るいご}好調{こうちょう}。 **かい・ちょう【怪鳥】** 〔文〕不気味で、あやしい鳥。正体の分からない鳥。 **かい・ちょう【海鳥】** 海岸・島などにすみ、魚類をえさとする鳥。カモメ・ウミネコなど。うみどり。 **かい・ちょう【諧調】** 《名・自サ》〔文〕調和がよくとれていること。また、その調子。ハーモニー。 **かい・ちょう【開帳】** 《名・他サ》●〔寺で〕厨子{ずし}げの扉をひらいて、秘仏などを人々に拝ませること。開扉{かいひ}い。●ばくちの座をひらくこと。 **がい・ちょう【害鳥】** 〔農作物をあらすなどして〕人間の生活に害を与える鳥。[対]益鳥{えきちょう}。 **かい・ちょく【戒飭】** 《名・他自サ》〔文〕いましめつつしませること。また、いましめつつしむこと。い **かい・ちん【開陳】** 《名・他サ》心中の意見や考えなどを口頭や文章で述べること。「自説を―する」 **かい・つう【開通】** 《名・自サ》鉄道・道路・電信・電話などの設備ができあがって、通じること。サンカ **かい・づか【貝塚】** 石器時代の人類が捨てた魚介類の骨や殻が堆積したもの。また、その遺跡。 **かい・つけ【買い付け】** ●いつも買っていること。「―の店」●品物を多量に買い入れること。「市場に―に行く」 **かいつぶり【鷲鷹】** カイツブリ科の水鳥。小形で尾が短い。体色は黒褐色で腹部が白い。水草で池や湖に浮き巣を作る。留鳥。にお。におどり。かいつむり。 **かい・つま・む【掻い摘む】** 《他五》要点をざっとまとめる。概括する。「一連の事件を―・んで話す」 **かいて【買い手】** 物を買う立場の人。買い方{かいた}。○日「―がつく」類語{るいご}買い主{かいぬし}。[対]売り手{うりて}。―しじょう【―市場】買い手の方が有利な取引市場。[参考]供給に対して需要が少ないときにおこる。対売り手市場{うりてしじょう}。 **かいてい【改定】** 《名・他サ》新たに定め直すこと。「運賃の―」「常用漢字表の―」類語{るいご}改訂{かいてい}。 **かいてい【改訂】** 《名・他サ》書物・文書などの文字・文章の誤りや不備を直すこと。「―版」類語{るいご}改定{かいてい}。 **かいてい【海底】** 海のそこ。「―火山」「―トンネル」―いせき【―遺跡】かつて地上にあったが海底に沈んでしまった遺跡。―ケーブル 電信・電話・電力輸送などに用いるため、海底に敷設した電線。海底線。海底電線。 **かいてい【開廷】** 《名・自他サ》その日の裁判を行うため、法廷を開くこと。[対]閉廷{へいてい}。 **かいてい【階梯】** 〔文〕●階段。●学問や芸術を学ぶ順序。特に初めの段階。●入門書。「蘭学{らんがく}―」 **かい・てき【快適】** 《形動》心にも体にもこころよいようす。「―な室温」注意「快的」は誤り。 **がいてき【外敵】** 外部・外国から攻めてくる敵。 **がい・てき【外的】** 《形動》●物事の外部に関するようす。外部的。「―条件」②〔精神に対して〕肉体や物質に関するようす。「――欲望」[対]①②内的{ないてき}。 **かい・てん【回天】** 〔文〕《天を回転させる意から)世の中のありさまをすっかり変えてしまうこと。また、おとろえた勢いをもり返すこと。「――の事業をなしとげる」 **かい・てん【回転・廻転】** ●《名・自サ》くるくるまわること。転回。「車輪の―」・「頭の―(=頭脳の働き)が早い」●《名・自サ》〔理〕物体や図形が一つの点または線を軸にしてまわること。●《名・自サ》仕入れた商品が売れて投資した金がもどってくること。「資本の―」●飲食店などで、客が入れかわること。「客の―が悪い」●「回転競技」の略。―ぎ【―儀】「ジャイロスコープ」に同じ。―きょうぎ【―競技】アルペン競技種目の一つ。急な斜面に立てられた一定数の旗門を左右にくぐりぬけながらすべり、その所要時間をう。スラローム。―しきん【―資金】〔設備費など、長く固定する資金に対して〕事業の過程に使われて比較的早く回収される資金。原材料購入費・商品仕入れ金など。―じく【―軸】●物体や図形の回転の中心になる固定された直線。●機械の回転の中心となる軸。―ずし【―寿司・鮨】コンベヤー式の台に小皿に盛ったすしをのせ、客が選び取る方式(の店)。―もくば【―木馬】「メリーゴーラウンド」に同じ。 **かい・てん【開店】** 《名・自他サ》●新しく店を開いて商売を始めること。「本日―」類語{るいご}開業{かいぎょう}。●店をあけてその日の営業を始めること。「九時――」[対]①②閉店{へいてん}。―きゅうぎょう【―休業】店を開いてはいるが客がなくて、休業しているに等しい・こと(状態)。 **かい・でん【皆伝】** 《名・他サ》芸事や武道などで、奥義を師匠からすべて教えられること。四字{よじ}「免許{めんきょ}―」 **がい・でん【外伝】** 本伝に書かれなかった伝記や逸話。「義士―」 **がい・でん【外電】** 「外国電報」の略。外国から送られてくるニュース。 **ガイド** 《名・他サ》案内・手引きをすること。特に、旅行・登山者などに同行して、案内をすること。また、その職業(の人)。「―ブック(=案内書)」「バス―」[▽]guide **ガイド・ライン** 指標。指針。特に、政府が経済政策などで示す指標。[▽]guideline **かい・とう【会頭】** 会議所などの長。類語{るいご}会長{かいちょう}。 **かい・とう【解党】** 《名・自他サ》政党などを解散すること。[対]結党{けっとう}。 **かい・とう【解凍】** 《名・他サ》●保存のために冷凍したものをもとの状態にもどすこと。「自然―」[対]冷凍{れいとう}。●コンピューターで、容量を小さくしたファイルをもとの状態にもどすこと。[対]圧縮{あっしゅく}。 **かい・とう【解答】** 《名・自サ》問題をといて答えを出すこと。また、その答え。「設問の―欄」 **かい・とう【回答】** 《名・自サ》質問などに答えること。また、その答え。返答{へんとう}。返事{へんじ}。 **かい・とう【快刀】** 〔文〕非常に切れ味のよい刀。―乱麻を断・つ《句》もつれた物事を手ぎわよく処理することのたとえ。快刀乱麻。「―・つ推理」 **かい・とう【快投】** 《名・自サ》野球で、胸のすくようなすばらしい投球(をすること)。「エースの―で勝利した」類語{るいご}好投{こうとう}。 **かいとう【怪盗】** 自由自在に出没する、正体のわからない盗賊。「―ルパン」 **かいどう【会同】** 《名・自サ》〔文]会議のため人々が集まること。また、その集まり。「――を開く」 <235> **かいどう【会堂】** ●集会に使うための建物。「県立公―」●キリスト教の教会堂。 **かいどう【怪童】** 体が大きく、怪力を持った子供。 **かい・どう【海棠】** バラ科の落葉低木。春、長い柄{え}の先に淡紅色の花が下向きにつく。はなかいどう。 **かいどう【海道】** 〔文〕●海岸沿いの道路。●「東海道」の略。「―一の大親分」●街道{かいどう}。 **かい・どう【街道】** ●昔、大きな町と町を結ぶ主要な道路。[参考]五街道{ごかいどう}にい。表記もと、「海道」とも書いた。●国道・県道などの、大通り。「―筋の店」●目的に向かってひたすらつき進む道。「出世―」 > **使い分け「カイトウ」** > **回答**〔質問や照会に対して、自分の考えなどを伝える〕アンケートの回答・政府への回答・身の上相談の回答・組合の要求に回答する > **解答**〔試験などの設問や問題点などに答える〕模範解答・解答を間違える・クイズの解答欄・土地問題への解答を迫る > [参考]「回答」はふつう正誤が問題になることはないが、「解答」はもっぱら正誤が問題となる。「土地問題への解答」の場合は、解決策の意。 **がい・とう【外套】** 防寒のために外出のときに洋服の上に着る外衣。オーバー(コート)。素 **がい・とう【外灯】** 〔門灯など〕屋外にとりつけた電灯。屋外灯。類語{るいご}街灯{がいとう}。 **がい・とう【街灯】** 道路を照らすため、道ばたに設けた電灯。街路灯。類語{るいご}外灯{がいとう}。 **がい・とう【街頭】** まちの通り。まちかど。「―演説」「―演説」 **がい・とう【該当】** 《名・自サ》示された条件にあてはまること。「―する者は申し出ること」 **かい・どき【買い時】** その物を買うのにちょうどよい時機。「その株は今が―だ」[対]売り時{うりどき}。 **かいどく【会読】** 《名・他サ》人々が集まって一冊の本を読みあい、その意味・内容を批評しあうこと。 **かいどく【解読】** 《名・他サ》わからない文章や暗号などを読みとくこと。「暗号文を―する」類語{るいご}判読{はんどく}。 **かい‐どく【回読】** 《名・他サ》ある書物を多くの人が順々にまわして読むこと。回し読み。 **かいどく【買い得】** 割安であったり質がよかったりして、買うととくになること。「お―品」[対]買い損{かいぞん}。 **がいどく【害毒】** 体や心をそこない、悪い影響を与えるもの。害。害悪。「社会に―を流す」 **かいとり【買い取り】** ●買い取ること。●返品しない約束で商品を仕入れること。買い切り。 **かい‐どり【飼い鳥】** な家庭で飼っている鳥。類語{るいご}家禽{かきん}。[対]野鳥{やちょう}。 **かい・と・る【買い取る】** 《他五》買って自分のものにする。「土地を―・る」類語{るいご}買い入れる。 **かいな【腕】** 〔雅〕うで。 **かい・な・い【甲斐無い】** 《形》〔文〕●効果があらわれないようすだ。「努力の―・く失敗した」「捜査の―・く発見できなかった」●するだけの値うちがない。「生きていても――・い身の上だ」UC佑 **かい・なで【掻い撫で】** 《形動》《「掻き撫で」の音便)物事の表面をなでただけで、深くは知らないこと。「―の学者」 **かい・なら・す【飼い馴らす】** 《他五》動物を飼って従順に従うようにしつける。「馬を―・す」〔人間の場にも言う〕「会社に―・された人」 **かい・なん【海難】** 航海中に海上で起こる災難。座礁・船火事・衝突・沈没など。「――事故」「―救助」 **かい・にゅう【介入】** 《名・自サ》第三者がはいりこんで関係を持つこと。「政治力の―」「軍事―」内貴 **かい・にん【解任】** 《名・他サ》任務をとくこと。「監督を―する」類語{るいご}免職{めんしょく}。解職{かいしょく}。らゆる調 **かい・にん【懐妊】** 《名・自サ》〔文〕子をはらむこと。身ごもること。類語{るいご}妊娠{にんしん}。懐胎{かいたい}。 **かいにん・そう【海人草】** ●紅藻類フジマツモ科の海藻。干して回虫の駆除薬とする。まくり。●海人草①を原料とした、回虫駆除薬。 **かい・ぬし【買い主】** ●売買で、ある品物を買う人。買い方。買い手。[対]売り主{うりぬし}。 **かい・ぬし【飼い主】** その動物をかっている人。「―の帰宅を待つ犬」 **かい・ね【買値】** 物を買いとるときの値段。また、商品などを買い入れるときの値段。仕入れ値。[コロ]「―を割る」[対]売値{うりね}。 **がい・ねん【概念】** (英・ concept) ●多くの似た事物の中から取り出される、共通した性質・考え。たとえば、「かたい」という概念は、石や岩などいろいろな物にさわって得られる。「不安の―」●ある物・事柄に対し、一般的に思いうかべられる意味・内容。「宇宙の―」話編文キーロールのか【―化】《名・他サ》ある事物の概念を作り上げること。―てき【―的】《形動》●物事をとらえる場合、個々の特殊性をとりあげないで、共通した性質だけを取り出して概念として見るようす。●物の見方が具体的・現実的でなく、大ざっぱであるようす。「―な理解にとどまる」 > **結論文キーワード 概念** > 「概念」は、多くの似た物・事柄から取り出される共通した性質・考えを指す。つまり、ある事物を客観的にとらえる一つの枠組みといえる。 > 論点概念は、「観念」「理念」との違いが問われる。概念は、さまざまな事物についてはっきりと思い浮かべられる、一般的かつ客観的な考えである。「安楽死の概念について二つの視点から示した」などと用いる。ここで「安楽死の観念」といってしまうと、もっと曖昧で個人的なものになってしまい、「二つの視点から示せる」ようなものではなくなってしまう。 > 「観念」は事物に対するイメージや意識内容で、「固定観念をもつ」などのように用いる。心の中の考えを漠然と示したものである。「理念」は「憲法の理念」などのように用い、「こうあるべき」という理論的なイメージを持って語られる考え方である。 **がいねん・きかん【外燃機関】** 燃料を機関外で燃焼させ、ピストンを動かして動力をとり出す機関。蒸気機関の類。[対]内燃機関{ないねんきかん}。 **かいは【会派】** 政治上の主義・主張を同じくする人の集まり。 **かい・ば【海馬】** (sea horse)●「セイウチ」「トド」の別称。[参考]誤って、ジュゴンにもいう。●「タツノオトシゴ」の別称。海馬録{かいばろく}。●大脳の内部にある、本能・欲望・自律神経をつかさどる部分。 **かいば【飼い葉】** 協牛馬のえさにする、わらや干し草。まぐさ。「―一桶{おけ}」 <236> **かい・はい【改廃】** 《名・他サ》法律や制度などを、改めたり、廃止したりすること。「条例の―」 **かい・はく【灰白】** 灰色がかった白。灰白色{かいはくしょく}。 **がい・はく【外泊】** 《名・自サ》〔他人の家など〕自宅以外の場所にとまること。「無断―」 **がい・はく【該博】** 《形動》〔文〕学問や知識などが、広い範囲に通じているようす。「―な知識」類語{るいご}博学{はくがく}。 **かい・ばしら【貝柱】** ●「閉殻筋{へいかくきん}」の一般的な言い方。二枚貝の内部で、殻を閉じる働きをする筋肉。肉柱{にくばしら}。●貝柱をにて干した食品。 **かい・はつ【開発】** 《名・他サ》●天然資源を産業・生活に役立てること。「電源―」「乱―」●研究して新しく作りだし、実用化すること。「新製品を―する」―きょういく【―教育】●世界の文化の多様性や貧困・環境破壊などを理解して、貧富の差のない公正な社会を実現するための教育活動。●〔教〕児童・生徒に自発的に学習させ、理解させる教育法。[参考]ペスタロッチが創始した。 **かい・ばつ【海抜】** 海水面を基準にしてはかった陸地の高さ。海抜高度。標高。「―三四○メートル」 **かい・はん【改版】** 《名・他サ》出版物の版を、新しく組み直して出すこと。また、その出版物。 **がいはん・ぼし【外反拇趾・外反母趾】** 足の親指が第二指の方に屈曲した状態。 **かい・ひ【会費】** ●会を運営・維持するために会員が納入する金。●会合に出席する者が出す金。 **かい・ひ【回避】** 《名・他サ》好ましくない事態を、さけること。まぬかれること。[コロ]「責任を―する」[コロ]「危機を―する」類語{るいご}忌避{きひ}。逃避{とうひ}。 **かい・ひ【開扉】** 《名・他》《自サ》とびらを開くこと。[対]閉扉{へいひ}。●[仏]「開帳{かいちょう}」に同じ。 **がい・ひ【外皮】** ●外側を包む皮。●動物の体表をおおう細胞層。皮膚とその生成物(毛・うろこ・つめなど)の総称。●植物の表皮。[対]①~③内皮{ないひ}。 **かい・びかえ【買い控え】** 《名・他サ"》買うことを見合わせること。また、買う量を少な目におさえること。 **かい・びゃく【開闢】** ●この世の始まり。四字{よじ}「天地―」類語{るいご}創世{そうせい}。●物事の始まり。「本校―以来の珍事」 **かい・ひょう【海豹】** 〔文]「アザラシ」の別称。 **かい・ひょう【開票】** 《名・自他サ"》投票箱をあけて、投票の結果を集計すること。「――速報」 **がい‐ひょう【概評】** 《名・他サ》全体について、大まかに批評すること。また、その批評。「テストの―」 **かい・ひん【海浜】** 〔文〕海べ。浜べ。「―公園」 **かいふ【回付】** 《名・他サ》書類などを回送してわたすこと。「文書を―する」 **がいーぶ【外侮】** 〔文〕外国または外部の人などから受けるあなどり。「かかる―は黙視できぬ」 **がい・ぶ【外部】** ●物の外側。外面。●仲間や関係者以外の人。「情報が―にもれる」[対]①②内部{ないぶ}。―か【―化】《名・他サ》●内側のものを外側のものとして変えること。●「企業・家庭などにおいて〕部内者が行ってきた作業・業務などを部外者に委託すること。アウトソーシング。「業務の一部を―する」「高齢者介護の―」 **かいふう【海風】** 海上をふく風。また、海から陸にふいてくる風。海風{うみかぜ}。[対]陸風{りくかぜ}。 **かいふう【開封】** ●《名・他サ》郵便物など封をされたものの封を開くこと。●封の一部をあけて送る郵便物。開き封。 **かいふく【回復・恢復】** 《名・自他サ》もとの(よい)状態にもどること。また、もどすこと。「景気―のきざし」「健康を―する」○○「名誉を―する」類語{るいご}復旧{ふっきゅう}。 **かいふく【快復】** 《名・自サ》病気がなおり、健康な状態にもどること。表記「回復」とも書く。 **かいふく【開腹】** 《名・自サ》手術のため腹壁を切り開くこと。「―手術」 **かーいぶし【蚊燻し】** 蚊を追いはらうために、ものを燃やして煙をたてること。また、そのために燃やすもの。かやり。いぶし。 **かいぶつ【怪物】** ●正体がわからない不気味な生き物。類語{るいご}ばけもの。魔物{まもの}。●不思議な才能や力を持っている人物。また、得体の知れない恐ろしい事物。「政界の―」「平成の―」 **がい!ぶつ【外物】** 【哲〕自分自身であると意識するものゝ外に存在するすべての物。 **かいぶん【回文・廻文】** ●回覧用の文書。回章{かいしょう}。●「古風なことば」の始めから読んでも終わりから読んでも同じになる文句。「たけやぶやけた」の類。=回文{かいぶん} **かいぶん【怪聞】** 〔文]あやしい変なうわさ。 **かいぶん【灰分】** ●ものが燃えたあとに残る物質。灰{はい}心。●栄養学で、食物中の無機成分。ミネラル。 **がいーぶん【外聞】** ●内部のことが他人に知られること。また、そのときの世間の評判。[コロ]「―をはばかる」類語{るいご}人聞{ひとぎ}き。●世間に対する体裁。[コロ]「―が悪い」句「恥も―もない」類語{るいご}みえ。 **かいぶんしょ【怪文書】** (中傷し、秘密をあばく)出所の明らかでないあやしい文書。 **がいぶんぴつ【外分泌】** 体内の外分泌腺が、その分泌物を、導管を通じて体外または消化管の中へ送り出すこと。汗・皮脂・乳・消化液などの分泌。外分泌然。[対]内分泌{ないぶんぴ}。 **かい・へい【海兵】** 海軍の下士官と兵の通称。―たい【―隊】アメリカ軍の攻撃部隊の一つ。敵地上陸後の地上での戦闘を任務とする。 **かいへい【皆兵】** 国民の(男子)全部が兵役に服する義務をもつこと。「国民―」 **かい・へい【開平】** 《名・他サ》〔数]数・整式の平方根を求めること。[対]平方{へいほう}。 **かい・へい【開閉】** 《名・自他サ》開いたり閉じたりすること。あけたりしめたりすること。あけたて。「扉の―」―き【―器】電気回路を切ったりつないだりするための器具。スイッチ。遮断器{しゃだんき}。―き【―機】列車や電車の通過時に、踏切を閉鎖して人や車を通れないようにする装置。遮断機{しゃだんき}。 **がい・へき【外壁】** 〔文〕外側のかべ。[対]内壁{ないへき}。 **かいへん【改変】** 《名・他サ》内容をあらためて、前とちがったものにすること。変改{へんかい}。「制度の―」類語{るいご}変革{へんかく}。 **かいへん【改編】** 《名・他サ》編集・編成したものをあらためて、作り直すこと。「番組を―する」類語{るいご}再編{さいへん}。 **かいへん【海辺】** 〔文〕海のそば。海辺{うみべ}。 **かい・へん【貝偏】** 『漢字の部首「貝」の称。こがい。 **かいべん【快便】** 気持ちよく便通があること。 **かい・べん【快弁・快辯】** 〔文〕よどみなく、たくみな弁舌。[コロ]「―をふるう」類語{るいご}雄弁{ゆうべん}。 <237> **がいへん【外編・外篇】** 〔文]書籍(特に漢籍)で、主要部分である内編のほかにつけたされた部分。[参考]◆内編】 **かい・ほう【介抱】** 《名・他サ》病人・負傷者などの世話をすること。「急病人を―する」類語{るいご})介護{かいご}。看病{かんびょう}。 **『かい・ほう【会報】** 会の運営・活動などのようすを会員に報告するために発行する印刷物藤野沙樂貓畫 **かい・ほう【解放】** 《名・他サ》束縛をのぞいて、自由な行動ができるようにすること。「民族―」「植民地の―」「雑務から―される」[対]束縛{そくばく}。 **かい・ほう【回報・廻報】** 「回章」に同じ。因大。 **かい・ほう【快報】** よいことの知らせ。○○「―に接する」類語{るいご})吉報{きっぽう}。朗報{ろうほう}。无娜发情勢][夫片歩~ **かい・ほう【快方】** 病気やけがなどがよくなっていくこと。[コロ]「病状が―に向かう」「西斯後何丁受付 **かい・ほう【懐抱】** 《名・他サ》〔文]●ふところにだくこと。●ある考え・計画などを心の中にいだくこと。また、その考え・計画。抱懐{ほうかい}。「密かに―する企て」 **かい・ほう【開放】** 《名・他サ》●〔窓・戸などを〕あけはなすこと。「ドアの―を厳禁する」●制限などを設けず、自由に出入りできるようにすること。句「門戸を―する」[対]の閉鎖{へいさ}。 **かい・ほうてき【開放的】** 《形動》ありのままのようすを見せて、かくしだてをしないようす。「―な家」 > **使い分け「カイホウ」** > **開放**〔戸や窓をあけはなつ。制限などを設けず自由にする〕開放病棟・門戸開放・開放経済・開放都市・校庭を市民に開放する・開放的な雰囲気 > **解放**〔政治的・社会的な束縛を脱して自由な行動ができる〕奴隷解放・民族解放運動・人質を解放する・責任から解放される・解放区 **かい・ほう【開法・開方】** 〔数〕累乗根(平方根・立方根など)を求める計算方法。 **かい・ぼう【解剖】** 《名・他サ》●体内の形態や構造を調べたり死因を探ったりするために、生物の体を切り開くこと。腑分{ふわ}け。「病理―」●物事をこまかく分解・分析して調べること。「心理の―」 **かい・ぼう【海防】** 海上・海岸の防備。 **がいぼう【外貌】** 〔文〕●顔かたち。●外からみた物事のようす。類語{るいご}外見{がいけん}。外観{がいかん}。 **かいほう・せき【海泡石】** マグネシウム・珪酸悲をふくむ鉱物。色は灰白色・白色など。多孔質で軽く、パイプなどの材料に使う。 **かい・ぼり【掻い掘り】** 魚などをとるために、池・堀などの水をすっかりくみ出すこと。 **がい・まい【外米】** 外国産の米。 **かい・まき【掻い巻き】** (「掻き巻き」の音便)(うすく)綿を入れた、袖付きの小形の夜着。 **かい‐まく【開幕】** 《名・自他サ》●舞台の幕があいて演劇などが・始まること(始めること)。類語{るいご}開演{かいえん}。●物事が・始まること(始めること)。「オリンピックの―」「―戦」[対]①②閉幕{へいまく}。 **かいま・みる【垣間見る】** 《他上一》《「垣間見する」の音便》物のすきまから、内部のようすをちらっと見る。「通りから家の中を―・みる」 **かい‐みょう【戒名】** ●仏門にはいった人が、師から与えられる名前。●僧が死者につける名前。「―を墓石にきざむ」[参考]浄土真宗では「法名」、日蓮宗では「法号」という。②俗名様ぁ{ぞくみょうさま}。 **かい・みん【快眠】** 《名・自サ》気持ちよくねむること。また、その眠り。 **かい・む【会務】** 会の業務・事務。「―に当たる」 **かい・む【皆無】** 《名・形動》〔文〕まったくないこと。少しもないこと。絶無{ぜつむ}。「外国の知識は―に等しい」 **がい・む【外務】** ●外国との交際・交渉などに関する事務。[対]内務{ないむ}。●外勤{がいきん}認。「―社員」―しょう【―省】内閣各省の一つ。外国との交際・交渉などに関する行政事務を取りあつかう国の行政機関。 **かい・めい【解明】** 《名・他サ》〔不明な点を〕調べて明らかにすること。「事故の原因を―する」「真相を―する」 **かいめい【改名】** 《名・他サ》名前を変え改めること。また、その改めた名。改名{あらためな}いる。類語{るいご}改姓{かいせい}。改称{かいしょう}。 **かいめい【晦冥・晦暝】** 〔文〕●まっくらになること。暗闇。●意味が分かりにくいこと。 **かいめい【開明】** 《名・自サ"》〔文〕人々の知識が進んで、世の中が発展すること。「―の世」 **かいめい【階名】** 音階の各段階の名称。音の絶対的な高さに関係なく、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの七音にあてたもの。日本の雅楽では宮・商・角・徴ち・羽を用いる。[参考]音名{おんめい}。 **かい・めつ【壊滅・潰滅】** 《名・自サ》くずれてすっかりほろびること。「戦争で首都が――した」 **かい・めん【海綿】** ●「海綿動物」の略。●海綿動物の骨格。小さな穴がたくさんあき、やわらかで水をよく吸う。事務用・化粧用・医療用などに使う。スポンジ。―どうぶつ【―動物】筋肉・感覚細胞・神経細胞などをもたない下等な無脊椎動物。表面に多くの穴がある。大部分は海産で、水底などに付着する。 **かい・めん【海面】** 海の表面。類語{るいご}海上{かいじょう}。 **かい・めん【界面】** 〔理〕〔液体と固体、気体と液体など〕二つの物質が接触している境の面。―かっせ いざい【―活性剤】界面張力(=表面張力)を著しく低下させる働きをもつ物質。洗剤・乳化剤などに用いる。 **がい・めん【外面】** ●物の外側の面。●ある物事を外側から見たようす。外観{がいかん}。「――をとりつくろう」「―的」[対]①②内面{ないめん}。―てき【―的】《形動》●物事の外側に関するようす。「――な事柄にとらわれる」●物事の外側にとどまって内側に及ばないようす。表面的。「―な理解」[対]①②内面的{ないめんてき}。 **かいもく【皆目】** 《副》まったく。ぜんぜん。まるっきり。〔多く下に打ち消しの語を伴う」「二人の行方は―わからない」同「―見当がつかない」 **かい・もど・す【買い戻す】** 《他五》いったん売りわたした品物を、買い取ってとりもどす。買い返す。 **かい・もと・める【買い求める】** 撐《他下一》探して買い、自分のものにする。類語{るいご}買い取る。かけは **かいもの【買い物】** 《名・他サ》品物を買うこと。また、その品物。「―をいっぱいかかえる」●買って得になる物。「この土地はなかなかのーだった」 **かい・もん【回文・廻文】** かいぶん(回文)。 **かいもん【海門】** 両側から陸地がせまっているせまい海で、潮流の通り道になっている所。類語{るいご}瀬戸{せと}。海峡{かいきょう}。 **かいもん【開門】** 《名・自サ》門を開くこと。[対]閉門{へいもん} <238> **かい・やく【解約】** 《名・他サ》契約をとり消すこと。キャンセル。「定期預金を―する」 **かい・やく【改訳】** 《名・他サ》以前に翻訳したものを、改めて翻訳し直すこと。また、その文章。「―本」 **かい・ゆ【快癒】** 《名・自サ》病気やけががすっかりなおること。類語{るいご}全快{ぜんかい}。全治{ぜんち}。完治{かんち}。 **かい・ゆう【会友】** ●自分と同じ会にはいっている友人・仲間。●会員以外の人であるが、その会と特別な関係にある人に与える名称や資格。 **かい・ゆう【回遊・廻遊】** 《名・自サ》●あちこちをめぐり、遊び歩くこと。「―券」「―式庭園」●魚などの水生動物が群れをなし、季節によって遠距離を移動すること。「―魚」表記②は本来「回游・洄游」と書く。 **がい・ゆう【外憂】** 外国・外部からうける心配事。外患恋{がいかんこい}。[対]内憂{ないゆう}。 **がい・ゆう【外遊】** 《名・自サ》〔視察・研究などのため〕外国に旅行すること。類語{るいご}洋行{ようこう}。●スメ内 **かい‐よう【海容】** 《名・他サ》〔文〕(海が何でも受け入れる意から)寛大な気持ちで、他人の罪・あやまち・無礼などを許すこと。〔多く手紙文で使う〕「失礼をご―ください」 **かい‐よう【海洋】** 広く大きい海。「―国」[対]大陸{たいりく}。―せい・きこう【―性気候】海洋の影響で、気温の変化が少なく、湿度が高く、雨量の多い気候。海洋(的)気候。[対]大陸性気候{たいりくせいきこう}。 **かい‐よう【潰瘍】** 皮膚・粘膜などの組織が、深部までただれること。また、その状態。「胃{い}―」小{しょう}のさすがな **がい・よう【外洋】** 陸地から遠くはなれて広がっている海。外海{そとうみ}・。類語{るいご}遠洋{えんよう}。[対]内洋{ないよう}。गका **がい・よう【外用】** 《名・他サ》薬剤を皮膚や粘膜に直接つけること。「―薬」[対]内用{ないよう}。内服{ないふく}。 **がい‐よう【概要】** ある物事のおおよそのようす。あらまし。大すじ。〔副詞的にも使う〕「事件の―を述べる」「―、次のことが判明した」類語{るいご}大要{たいよう}。大略{たいりゃく}。 **がい・や【外野】** ●野球のグラウンドで、内野の後方の区域。「―フライ」●「外野手」の略。外野を守る選手。●「外野席」の略。野球場で外野に面した観覧席。①~③内野。●その物事に無関係な者。局外者。「―がうるさい」類語{るいご}第三者{だいさんしゃ}。やじうま。 **かい・やき【貝焼き】** ●貝を貝殻つきのまま焼くこと。●貝殻に食べ物を入れて焼く料理。=貝殻焼き{かいがらやき}。 **かいらい【傀儡】** 〔文〕操り人形。②他人の思いのままに動かされ、利用されている人。「―政権」同①②傀儡。類語{るいご}ロボット。ーし【―師】●江戸時代、操り人形を使うことを職業とした人。くぐつし。●表面に立たず、かげから人を自分の思いのままに動かす人。類語{るいご}黒幕{くろまく}。 **かい‐らい【界雷】** 寒冷前線にともなう急激な上昇気流のために起こる雷。春先に多い。前線雷。 **がい・らい【外来】** ●よそからくること。「―の客」●外国からくること。「―思想」●通院して診療を受ける・こと(患者)。「―患者」―しゅ【―種】動植物の品種のうち、よその土地から持ちこまれて、そこに定着した品種。[対]在来種{ざいらいしゅ}。 **がいらい・ご【外来語】** 外国の言語からはいってきて同化し、その国のことばのように使われる語。日本語における「コーヒー」「テーブル」など。カタカナ語。[参考]ふつう漢語はふくめない。 > **日本語「外来語」** > 外来語は、もともと外国から輸入された単語のことで、昔、中国から入って来た漢語も外来語のはずであるが、普通にはそれは外来語には入れず、中世以降ヨーロッパ・アメリカなどから入って来た単語に言う。中国語からのものは、「ラーメン」「マージャン」のような明治時代以降に入って来たもののみ外来語扱いにしている。外来語の大きな特徴はかたかなで書かれることで、この点は、「ワンワン」「コケコッコー」のような鳥獣の声並みの扱いである。 > しかし、「たばこ」のように外来語の意識が薄くなったものは、ひらがなで書かれることもある。 > 外来語が増えることは、日本が外国の文化に侵食されることを表すと考え、心配する向きもあり、この点、漢語に対する態度とは違っている。また、日本で作った漢語があると同様に、日本でできた外来語もあり、「バックネット」「マイホーム」などはその代表で、これらは英米へ行って使っても通じない単語である。 **かい‐らく【快楽】** 気持ちよく、たのしいこと。特に、欲望が満たされたときの、こころよい感情。快楽{けらく}。「―を求める」類語{るいご}逸楽{いつらく}。悦楽{えつらく}。―しゅぎ【―主義】人生の目的は快楽を追い求めることにあり、道徳は快楽を実現するための手段であるとする主義。快楽説。享楽主義。ヘドニズム。[対]禁欲主義{きんよくしゅぎ}。 **かいらん【解纜】** 《名・自サ》〔文〕(船がともづなを解く意から)船出すること。類語{るいご}出帆{しゅっぱん}。出航{しゅっこう}。 **かいらん【回瀾・廻瀾】** 〔文]さかまく波。―を既倒とに反・す《句》〔文〕(うずを巻いてたおれてくる大波をもとへ押し返す意から)悪くなった形勢をふたたびもとの状態にもどす。狂瀾{きょうらん},を既倒に廻{めぐ}らす。 **かいらん【回覧・廻覧】** 《名・他サ》〔文書などを〕何人かの人が順々にまわして見ること。「―板」 **かいらん【壊乱・潰乱】** 《名・自他サ》〔文〕秩序・風俗などが乱れてひどい状態になること。また、ひどい状態にすること。[コロ]「風俗を―する」類語{るいご}紊乱{びんらん}, **かい・り【乖離】** 《名・自サ》〔文〕〔結びついこの、結びつくべきものが〕互いにそむジになれること。「現実と理想との―」「民心が―する」類語{るいご}離反{りはん}。 **かい・り【海狸】** 〔文〕「ビーバー」に同じ。 **かい・り【海里・浬】** 《名・助数》(sea mile)海上の距離の単位。一海里は一八五二阶。表記「カイリ」とも書く。 **かいり【解離】** 《名・自サ》●とけはなれること。また、ときはなすこと。●〔理]ある分子が、その成り立る原子や原子団、または他のより簡単な分子に、可逆的に分解すること。また、その分解。 **かい・りき【怪力】** 〔人の力とは思えない」並はずれて強い力。「―の力士」類語{るいご}ばか力{ぢから}。 **かいりき・らんしん【怪力乱神】** 社会の秩序を乱すもの。理性では説明できない、怪(=不思議なこと)と力(=強い力)と乱(=正道の乱れ)と神(=神秘的なこと)。[参考]孔子はこれらを口に、〈論語{ろんご}·述而{じゅつじ}〉 **かいりくふう【海陸風】** 海岸地方で、海と陸の温度差によって昼と夜とで風向きが逆になる風。日中は海から陸へ、夜は陸から海へふき、朝夕は無風状態(朝凪{あさなぎ}・夕凪{ゆうなぎ}鍔{つば})になる。 <239> **かい‐りつ【戒律】** ●[仏]僧や尼が守らなければならない規範。律法{りっぽう}。●おきて。規則。「軍隊の―」 **かい・りつ【開立】** 《名・他サ》数の立方根を求めること。 **かい・りゅう【海流】** 海洋で一定の方向に移動する海水の大きな流れ。「千島―」類語{るいご}潮流{ちょうりゅう}。 **かい・りょう【改良】** 《名・他サ》欠点・短所を直して、よりよくすること。「品種―」[参考]改善{かいぜん}。 **かい・りょう【飼い料】** 協●家畜を飼うためのえさ。飼料{しりょう}。●家畜を飼うための費用。パ六味爆答交 **がい・りょく【外力】** 〔理〕〔材料や構造に対して〕外部から働きかける力。「―が働く」[対]応力{おうりょく}。 **がい・りん【外輪】** ●外側の輪。外輪{そとわ}だ。●外まわり。外側の周囲。●車輪の外側にとりつけた鉄製のおおい。―ざん【―山】複式火山で、中央火口丘の外側を囲んでいる輪状の峰のつらなり。[対]内輪山{ないりんざん}。 **かい・れい【回礼】** 《名・自サ》年始の挨拶{あいさつ}ぶをしたりお礼を述べたりするために、方々をまわること。 **かい・れい【海嶺】** 海底にある帯のような山脈状の高まり。けわしい斜面を持つ。海底山脈。 **かい・れき【改暦】** 《名・自他サ》暦法を改めること。 **かい・ろ【回路】** ●〔理〕流体やエネルギーがめぐり回る道筋。「神経―」「代謝―」●〔理〕電気回路。サーキット。回線{かいせん}。●物事のめぐり流れる道筋。特に、考え方がめぐり流れる道筋。「伝達の――」「思考の―」 **かい・ろ【懐炉】** 衣服の下に入れて、体をあたためる携帯用の器具。「――灰」「使い捨て―」 **かい・ろ【海路】** 海上で船が通る道。また、それを利用した交通。類語{るいご}水路{すいろ}。[対]陸路{りくろ}・空路{くうろ}。 **がい・ろ【街路】** 街なかの道路。「―灯」「―樹」 **かいろう・どうけつ【偕老同穴】** ●[文]夫婦が仲よく共に老い、死後同じ墓にほうむられること。夫婦の愛情が深く、契りの固いことのたとえ。句「―の契り」[参考]詩経にある句からつくられた語。●カイロウドウケツ科の海綿動物の総称。体はかご状の骨格からできていて、ふつう、その中に雌雄一対のエビ(=ドウケツエビ)がすむ。 **かいろく【回禄】** 〔文〕火事。「―の難にあう」[参考]中国の火の神の名から。 **がい・りゃく【概略】** 物事のおおよそのようす。概要。あらまし。[副詞的にも使う〕「事件の―」「話の内容は―こうである」類語{るいご}大略{たいりゃく}。大要{たいよう}。大体{だいたい}。あらかた。 **カイロ・プラクティック** 背骨のゆがみを正すことで病気を治す方法。脊椎矯正治療法。[▽]chiro-practic置心にかえ **がい・ろん【概論】** ある学問・論説などのあらましを述べたもの。「文学―」類語{るいご}概説{がいせつ}。通論{つうろん}。太さ。 **かいわ【会話】** 《名・自サ》相手と話しあうこと。また、その話のやりとり。「英―」類語{るいご}対話{たいわ}。対談{たいだん}。―ぶん【―文】話したことばを写し取った文章。また、会話の部分を表した文章。ふつう小説などの地の文に対していう。 **かいわ【諧和】** 《名・自サ"》なごやかに親しみあうこと。 **かい・わい【界隈】** そのあたり一帯。「新宿―」類語{るいご}付近{ふきん}。近辺{きんぺん}。 **かい・われ【貝割れ・穎割れ】** な芽を出したばかりの二葉の植物。貝割り。「―大根」「―菜」 **かい・わん【怪腕】** 〔文〕人並みはずれた・腕力(腕まえ)。類語{るいご}辣腕{らつわん}始{し}。すごうで。一丈母でやさ氏 **かいん【下院】** 二院制の議会で、国民の選挙でえらばれた議員によって構成される議院。[対]上院{じょういん}。 **か・いん【禍因】** 〔文〕災いの原因。禍根{かこん}。 **か・う【交う】** 《接尾》「すれちがって過ぎる」意。「飛び―・う」「行き―・う」文《四》。下。 **か・う【買う】** 《他五》〔物品・権利などを〕代金をはらって自分のものにする。あがなう。[対]売る{うる}。●〔好ましくないことを〕自分から自分の身に招く。「反感を―・う」「不興を―・う」●価値を認める。「努力を―・う」「熱意を―・う」●自分からすすんで求める。すすんで引き受ける。「歓心を―・う」「けんかを―・う」文《四》。 **か・う【飼う】** 《他五》〔動物に〕えさを与えて養い育てる。「ペットを―・う」 類語{るいご} (5)飼育{しいく}。飼養{しよう}。図 > **類語と表現「買う」** > *価値を認めて、代金と引き換えに品物・権利などを自分のものとする商行為が「買う」。商行為でなくても、価値を認めて評価することも「買う」である(才能を買う)。価値ありと認めれば、面倒をも進んで引き受けるし(仲裁を買って出る)、価値なしと判断しても、行き掛かり上、売り手の相手となることもある(売られた喧嘩を買う)。自分の言動がもとになって好ましくないことを我が身に招く「相手の憎しみを買う(=相手に憎まれる)」などは、もはや受け身の意となった。同種のものに「一笑を買う・失笑を買う・恨みを買う・顰蹙を買う・不評を買う」などがある。 > ・購う・求める・買い入れる・買い求める・買い込む・買い上げる・買い受ける・買いたたく・買い立てる・買い取る・買い付ける・買いあさる・買い切る・買い占める・仕入れる・仕込む/()入手・購買・購入・購求・買収 > **尊敬**召す。召される。 **ガウス** 《名・助数》磁束密度のCGS電磁単位。記号は、GあるいはGs。[参考]ドイツの数学者・物理学者ガウスの名にちなむ。▽gauss **カウチ** 寝いす。couch **カウ・ボーイ** 〔アメリカ西部の〕牧場で牛の世話をする男性。牧童。▽cowboy **か・う【支う】** 《他五》支えとする。つっかいとする。「しんばり棒を―・う」文《四》。《四》。 **か・うん【家運】** 一家の運命・運勢。また、一家の経済状態。[コロ]「―が傾く」 **ガウン** ●欧米の裁判官・牧師・大学教授などが正装として着る上着。丈が長く、ゆったりしている。●長くゆったり仕立てた室内着。「ナイト―」 ▷gown **カウンセラー** 相談員。悩みを持つ人の相談に応じ、解決の助言や支援を与える人。▽counselor **カウンセリング** 相談員が個別に面接して指導・助言を与えること。▽counseling **カウンター** 《造語》「反対の」「対抗の」の意を表す。[▷]counter **カウンター・カルチャー** 既成の体制や文化に対して反抗したり批判したりして生み出される、若者の文化。対抗文化。 <240> **\*カウンター** ●計算器。計数管。「ガイガーー」●勘定台。帳場。●酒場などで、客と調理場との間を仕切り、客をその前に腰かけさせるようにした台。●商品を陳列する台。陳列棚。▽counter **カウント** ●《名・他サ》数を数えること。計算。「入場者数を―する」●競技で、得点(の計算)。●野球で、投手の投球のストライクとボールの数。ボールカウント。「フルー」■《名・他サ》ボクシングなどで、ノックダウンしたときに審判が秒数を数えること。また、その秒数。「―アウト」●ガイガー計数管で測定した放射能の粒子の数。〔助数詞的にも用いる〕「五○○○―」▽count ーダウン 《名・他サ》ある物事の直前に、一〇、九、ハ・・・○と残りの秒数を読み上げること。秒読み。▽countdown **かえ【代え・替え・換え】** ●取りかえること。●かわりのもの。代用。「―の上着」「―の人をさがす」 **かえ・うた【替え歌】** 、ある歌と同じ節で、歌詞をつくりかえた歌。[囡]元歌让。 **かえ‐ぎ【替え着】** 、着かえるための衣服。着がえ。 **かえし【返し】** ●返すこと。●〈「おー」の形で〉返礼。お返し。「お祝いのお―」◎返し歌。●大風・地震・津波などが一度やんでまた起こること。●「おー」の形で〉つりせん。「三○円のお―」 **かえし・うた【返し歌】** ●おくられた和歌に答える返事の和歌。返歌。●「反歌」に同じ。もう **かえし・ぬい【返し縫い】** 欲し裁縫で、一針ぬうごとに針をあとへもどして、もう一度ぬう縫い方。縫い目をじょうぶにするために行う。返し針。ほん。 **\*かえ・す【孵す】** 、《他五》卵を・ひな(子)にする。《四》。>使い分け「かえる・かえす」 **\*かえ・す【帰す】** 《他五》〔人を〕もといた所に行かせる。帰らせる。「車を―・す」「児童を家に―・す」図《四》。>使い分け「かえる・かえす」 **\*かえ・す【返す】** 、《他五》●もとどおりにする。もとの所にもどす。1日「白紙に―・す」[類語]直す。(計)回復。復元。●もとの持ち主にもどす。「借金を!・す」[類語]()返却。返戾。返還。返付。奉還。●受けた行為に対して、こちらからも同じように働きかける。「挨拶談を―・す」[句]「恩を仇で―・す」[類語]報いる。(計)報復。●向きを変える。裏(下)を表(上)にする。ひるがえす。[旬]「てのひらを―・す」●耕す。「畑の土を―・す」[表記]④⑤は「反す」とも書く。図《四》。■《自五》〔波などが〕もとへもどる。「―・す波」●〔馬・舟に乗っていて〕もとの場所にもどる。「馬を―・す」図《四》。■《接尾》●他からの働きかけに対して、こちらからも同じような動作を行う意。「送りー・す」「なぐり―・す」●「くりかえす」の意。「読み―・す」《四》。>使い分け「かえる・かえす」 **かえすがえす【返す返す】** 符《副》《「―も」の形でも)●何度も何度もくりかえすようす。くれぐれも。「―たのむ」●過ぎたことを何度も考えて、くやむようす。どう考えても。「―も残念だ」な。 **かえす・かたな【返す刀】** 啓一方へ切りつけた刀をひるがえしてすぐさま他方へ切りかかること。返し刀。 **かえ・だま【替え玉】** 、ほんもの(本人)に見せかけた、にせもの・身がわり。「――受験」「一投票」 **かえ‐ち【替え地】** ●土地を交換すること。また、交換した土地。●立ちのきしたかわりの土地。代替地。 **かえって【『反って・『却って】** 佽《副》《「かへりて」の音便)予想に反して。逆に。「買う方が―安くついた」 **\*かえで【替え手】** 、邦楽で、基本の旋律に変化をつけ、合奏できるように作られた旋律。かえて。[団]本手 **\*かえで【楓】** 《「かえるで」の転。葉の形がカエルの手に似ていることから) カエデ科の落葉高木の総称。葉は手のひら状で、秋に紅葉するものが多い。材は家具・細工物に使う。もみじ。 **かえ・ば【替え刃】** 、切れなくなったときに取りかえる、かみそり・カッターなどの刃。 **かえもん【替え紋】** 、定紋じょうのかわりに使う紋。裏紋。 **かえらぬ・ひと【帰らぬ人】** 欲。《連語》《二度と帰って来ない人の意から)死んだ人。「―となる(=死ぬ)」 **\*かえり【帰り】** ●帰る・こと(時刻)。「――が遅い」●帰り道。「――に本屋へ寄る」[類語]帰りがけ。[対]行き。 **\*かえり【返り】** 、返ること。ひっくり返ること。「先祖―」 **かえり・うち【返り討ち】** べかたき討ちをしようとして、反対に自分が討たれること。1回「ーにあう」 **かえり・がけ【帰り掛け】** 穴帰る途中。帰りしな。「―に映画を見る」[類語]帰り道。[対]行き掛け。 **かえり・ぐるま【帰り車】** 穴客を送り届けた帰りの、空の車。 **かえりーざき【返り咲き】** ●さくべき時節を過ぎた花が、ちがう時期にもう一度さくこと。[類語]くるい咲き。●いったん退いたものが、もう一度もとの地位にもどって活躍すること。カムバック。 **かえり・しな【帰りしな】** 饮帰りがけ。[囡]行きしな。 **かえり・しんざん【帰り新参】** でいったんやめた勤め先へ再び帰ってきて働く・こと(人)。出戻り。 **かえり・ち【返り血】** 欲刀などで相手を切ったり刺したりしたとき自分にはね返ってくる血。[コロ]「ーを浴びる」 **かえり・ちゅう【返り忠】** 仕えていた主人を裏切って、敵方に忠義をつくすこと。裏切り。 **かえり・てん【返り点】** 漢文を訓読するとき、漢字の左下につけて下の字から上の字へもどって読むことを示すしるし。「」」のほか、一・二・三、上・中・下、甲・乙・丙・丁、天・地・人など。返り字。返し字。 **かえり・なん【帰りなん】** 《連語》〔文〕帰ってしまおう。「―いざ(=さあ、帰ってしまおう)」 **かえり・ばな【返り花・帰り花】** 欲返りざきの花。 **\*かえり・みる【省みる】** 《他上一》《「返り見る」の意)自分の言動などを、ふりかえってよく考える。反省する。「昨日を―・みる」[注意]送りがなを「省る」としない。 **かえり・みる【顧みる】** 穴《他上一》《「返り見る」の意)●ふりむいて後ろを見る。ふりかえる。●過ぎ去ったことを思いおこして考える。回顧する。「幼い日を―・みる」●気にかける。心配する。1回「危険を―・みない」[注意]送りがなを「顧る」としない。 ―みて他を言・う 《句》答えにつまったときや答えたくないときなど、本論をはずして他のことを言う。〈孟子・梁惠王> <241> **\*かえる【蛙】** 初、カエル目の両生類の総称。川・水田・池などにすむ。後ろあしが大きく、よく跳ぶ。幼生は、「おたまじゃくし」と呼ばれる。かわず。所 ――の子は蛙 《句》●平凡な人の子はやはり平凡である。●子は親に似るものである。書 ――の面に水 《句》〔カエルは顔に水をかけられても平気なように〕何を・言われても(されても)いっこうに平気なことのたとえ。蛙の面に小便。。 **\*かえ・る【孵る】** 初、《自五》卵からひなや子になる。「卵が―・る」「ひなが―・る」[類語](矿)孵化。孵卵兮。[文]《四》。>使い分け **\*かえ・る【帰る】** 、《自五》もといた所にもどる。「学校から―・る」[文]《四》。>使い分け **\*かえ・る【返る】** 砂、《自五》●もとの状態になる。もとの所にもどる。「年をとって子供に―・る」●こちらがしかけた行為に対して、相手が応じる。「答えが―・る」「こだまが―・る」●向きが変わる。裏(下)が表(上)になる。ひるがえる。「軍配が―・る」[表記]③は「反る」とも書く。[文]《四》。■《接尾》程度のはなはだしい意。すっかり・・・する。「しょげ―・る」「わき―・る」[文]《四》。 > 使い分け 「かえる・かえす」 返る(『反・『還) 〔もとへもどる。向きが変わる〕我に返る・平和に返る・持ち主に返る・原点に返る・自然に返(還)る・野性に返(還)る・昔に返(還)る・すそが返(反)る・呆れ返(反)る・税金が返(還)る 帰る(『還)〔もとの場所にもどる。ひきかえす〕大学に帰る・中国から帰(還)る・婚家に帰(還)る・客が帰る 返す(『反・『還) 〔もとどおりにする。向きを変える〕お金を返す・恩を仇で返す・返す言葉もない・取って返す・領土を返(還)す・手のひらを返(反)す・返す波・繰り返す・問い返す・調べ返す 帰す(『還)〔もとの場所へ人をもどす」親元に帰す かえる・かえす(「孵) 〔ひなになる〕ひながかえる・卵をかえす [参考]表現するものの意味の相違によって、「借りた車を返す(=返却する) /タクシーを空車で帰す(=もどらせる)」、「特派員を本社詰めに返す(もどす)/台風で社員を帰す(=帰宅させる)」のように使い分ける。「還」は「往」に対して使い、もとの状態にもどる、ひき返す意で広く使われた。「反」はひっくり返る、ひるがえる意で使った。「反って」の形で使うときは、多くかな書き(かえって迷惑だ)。「童心にかえる・初心にかえる」は「帰・返・還」ともに使う。 **\*か・える【代える・換える・替える】** 《他下一》●あるものを除き、(それに匹敵する)別のものをそこに持ってくる。「円をドルにー・える」●古いものを除き、新しいものをそこに持ってくる。「池の水を―・える」[表記]①②は多く「換える」「替える」と書く。●代わりをさせる。代理にする。「花束をお礼に―・える」[表記]は多く「代える」と書く。図か・ふ《下二》。→>使い分け「かわる・かえる」 **\*か・える【変える】** 《他下一》●前とちがった状態にする。変化させる。「態度を―・える」「見方を―・える」●前とちがう・時(所)に移す。「期日を―・える」「家具の位置を―・える」図か・ふ《下二》。>使い分け「かわる・かえる」 **かえる・およぎ【蛙泳ぎ】** 欲「平泳ぎ」に同じ。 **かえる・さ【帰るさ】** 欲〔文〕帰るとき。帰る途中。 **かえる‐また【「蟇股”蛙股】** 飮カエルがあしを広げたような形をした材。日本の建築で、はりの上に置いて上からの重みを受ける。多く装飾をかねる。 かえるまた **かえん【火炎・火焰】** 大きく燃えあがるほのお。「一放射器」 ホーびん【一瓶】 空き瓶にアルコールやガソリンをつめて布きれを導火線とし、火をつけて投げつける武器。 **が・えん【賀宴】** 〔文〕めでたいことを祝う宴。祝宴。 **がえん・じる【『肯んじる】** 《他上一》〔文〕〔人の意見・案などを〕聞きいれる。肯定する。肯びんずる。 **がえん!ずる【『肯んずる】** 似《他サ変》肯んじる。 **かお【顔】** ●人・動物の頭部のうち、目・鼻・口のある前面の部分。「―を洗う」「美醜の対象としてみた」●顔の様子。顔だち。容貌特。「整った―」●気持ちが表れた、顔の様子。表情。〔接尾語的にも使う」「いやなーをする」「人待ち―」●面目。体面。[せか]「親の―・す」●その社会での知名度。また、影響力。「芸能界ではちっとしたーだ」●ある物の、表にあらわれて目立つ部分。「受付は会社のーだ」→次ページ>類語と表現 ―が合わせられ・ない 《句》面目なくて相手に会えない。合わせる顔がない。 ―が売・れる 《句》広く世間に知られる。有名になる。かさかさか ―が利・く 《句》〔信用などで〕便宜をはかってもらえる。 ―が揃う 《句》集まるべき人が全部集まる。顔ぶれがそろう。 ―が立・つ 《句》面目を保つ。名誉が保たれる。 ――が潰れる 《句》面目を失う。名誉が傷つく。 ―が広・い 《句》多くの人とつきあいがある。つきあいが広い。心が一 ――から火が・出る 《句》非常に恥ずかしくて顔がまっ赤になる。「人前で注意され、―・出る思いをした」す ――に泥を塗・る 《句》面目を失わせる。体面をけがす。図 ――を合わ・せる 《句》●会う。●共演する。「新春公演で三大女優が―・せる」●競技などで対戦する。「初戦で強豪チームとー・せる」 ―を貸・す 《句》たのまれて人に会う。つきあう。「ちょっと―・してくれないか」 ―を曇らせる 《句》表情を暗くする。 ―をしか・める 《句》〔不快な気持ちを表すために]顔にしわを寄せる。表情をゆがめる。 ―を立・てる 《句》相手の体面を保ち、傷つけないようにする。面目を立てる。 ―を繋ぐ 《句》縁が切れないように、その場所へ行って人に会ったり話したりする。 ――を潰す 《句》面目を失わせる。名誉を傷つける。 ―を汚す 《句》恥をかかせる。面目を失わせる。 **かお・あわせ【顔合わせ】** 《名・自サ》●互いに知りあうために、集まること。「新会員の―」●興行・競技などで相手として共に出ること。「初」 <242> > 類語と表現「顔」 *人体部分の中で最も注目され、人を特徴づける部分が「顔」。「その人を知っている」と言える最低条件の一つは「顔を覚える」ことであり、顔写真は人のアイデンティティーを証明するために必須でっとなる。「顔を見せる・顔を出す」という表現も、「顔」が人を代表するとして把握した言い方。表面的な特徴を表す「赤ら顔・丸顔・童顔」や、快・不快などの感情を表す「したり顔・得意顔・訳知り顔」などの表現も豊かだ。() 顔面・素顔・地顔・横顔・顔貌・容貌・容顔・容色・顔立ち・顔付き・かんばせ・満面・相好・形相・面・面立ち・人面・面貌・面相・面差し・面持ち・面・面構え・横面 [形態・表情]丸顔・瓜実顔・赤ら顔・泣き顔・笑い顔・得意顔・物知り顔・訳知り顔・我が物顔・大きな顔・知らん顔・素知らぬ顔・涼しい顔・何食わぬ顔・したり顔・浮かぬ顔・寝顔・死に顔・恵比須顔・閻魔琴顔・紅顔・童顔・醉顔・慈顏·温顔・温容・美貌・馬面・泣き面・仏頂面・しかめっ面・ふくれっ面・あほう面・ばか面・あばた面・髭面 [尊敬]尊顔・竜顔・天顔・芳顔・尊容 **かお・いろ【顔色】** ●顔の色・つや。[コロ]「ーが悪い」●心の動きが表れた、顔の様子。表情。顔色。 ―をうかが・う 《句》相手の表情から、心の動きをうかがう。 ―を変・える 《句》気持ちの変化が表情にあらわれるようす。「驚いたり怒ったりした場合に用いることが多い **か・おう【花押・華押】** 古文書などで、名前の下に書く、図案化された署名の記号。 花押 **かお・かたち【顔形・顔貌】** 顔つきや体つき。また、容貌一野。「―のととのった人」[類語]顔立ち。みめ。 **か・おく【家屋】** 人が住むための建物。[参考]「一戸………」「一軒點・・・」「一棟・・・・」などと数える。 **かお‐じゃしん【顔写真】** に顔を主に写した写真。「身分証明書に―をはる」 **カオス** 宇宙の秩序が形成される以前の未分化の状態。混沌。コスモス。▽ khaos 《会计》 **かお・だし【顔出し】** 《名・自サ》〔挨拶などのため〕人の家を訪問すること。また、集会の席に出ること。「親類へ―する」「総会に―する」 **かお・だち【顔立ち】** 顔の形。目鼻のととのい具合。「かしこそうな―」[類語]顔つき。面相。◆ > 類義語の使い分け [顔立ち・顔付き] 柔和な顔付き(顔立ち)の人 [顔立ち]端整な顔立ち/顔立ちの整った女性 [顔付き] 険しい顔付きで激しく相手をにらみつける **かお・つき【顔付き】** ●顔の形・ありさま。[類語]だち。●感情が表れた顔の様子。表情。「殺気だった―」「泣きそうな―」[類語]形相。面持ち。>【類義語の使い分け「顔立ち・顔付き」 **かお・つなぎ【顔、繋ぎ】** ●面識のない人どうしを引きあわせること。「―に食事をしよう」の忘れられてしまわないように、会などに時々出席しておくこと。 **かおなじみ【顔、馴染み】** は顔をよく知っている・こと(人)。「―のセールスマン」[類語]顔見知り。 **かお・パス【顔パス】** 〔俗〕社会的地位や人間関係などを利用して、有料の施設や交通機関などを無料で利用したり、特別な扱いを受けたりすること。ぴ歩きさが秩 **かお‐ぶれ【顔触れ】** 〔ある会合や事業などに〕参加する人々。メンバー。[コロ]「新内閣のーがそろう」 **かおまけ【顔負け】** 《名・自サ》〔相手が自信たっぷりで、または、すぐれているので〕こちらが圧倒され、はずかしく感じること。「専門家も―の研究」 **かお‐みしり【顔見知り】** 〔前に会ったことがあって〕互いに顔を知っている・こと(人)。 **かおみせ【顔見せ】** ●大ぜいの人の前で、はじめて顔を見せること。●歌舞伎ょなどで、一座の役者が全員顔を見せること。「――興業」「一狂言」[表記]2は、ふつう「顔見世」と書く。 見世」と書く。 **かお・むけ【顔向け】** はある人と顔を合わせること。 ―ができ・ない 《句》面目なくて、会うことができない。「大金を借りたままなので―・ない」 **かお・もじ【顔文字】** 人の表情を、文字記号を用いて表したもの。主にインターネットや電子メールで用いる。フェースマーク。[参考](^o^) や (;-;)など。 **かお・やく【顔役】** は〔ある土地・仲間などの中で〕名前が知られていて、勢力のある人。ボス。[類語]有力者。 **かお・よせ【顔寄せ】** ●ある物事に関係のある人々が寄り集まること。また、その集まり。「町内の―に出る」●演劇などで、その興行の関係者全員がはじめて顔をあわせること。 **かおり【香り・薫り・馨り】** ●よいにおい。香が。「花のーがただよう」●漢字の部首「香」の称。においこう。[表記]②はふつう、ひらがなで書く。 **かお・る【薫る・香る・馨る】** 望《自五》よいにおいを放つ。よいおいのように感じる。「若葉が―・る」[句]「風―・る」[参考]文語的な語に「薫にずる」がある。[文]《四》。 **か・おん【「訛音】** 〔文〕なまった発音。なまり。 **か・か【呵呵】** 《副》《「――と」の形でも》〔文〕大声で笑うようす。 **かが【加賀】** 旧国名の一つ。今の石川県の南部。加州。 **\*が・か【画家】** 絵をかくことを職業とする人。絵かき。[類語]絵師。画工。画人。 **\*が‐か【画架】** 絵をかくときに画布を立てかける(三脚の)台。イーゼル。「[参考]イーゼル(図)。 **がーが【峨峨】** 《形動》〔文〕山・岩などが高く険しくそびえているようす。[類語]屹然だ。突兀。崔嵬 **かかあ【鳴嬶】** 〔俗〕夫が妻を親しんで呼ぶ語。 **かかあ・でんか【鳴天下・嬶天下】** 家庭で、夫よりも妻の方が権力をとらないこと。[対]亭主関白。 **か・かい【歌会】** 自作の和歌を発表し批評しあう会。歌会学。歌の会。短歌会。 **か‐がい【加害】** 他人に危害や損害を与えること。「―者」[被害]。 **\*かがい【禍害】** 〔文〕わざわい。災難。 <243> **\*か・がい【花街】** 〔文]遊郭のある町。花街。色町。 **\*かがい【課外】** ●学校の規定の教科・課程に属していないこと。また、そのような教育活動。「――活動」●課の外部。「―の人は立ち入り禁止」[囡]課内。 **\*が・かい【瓦解】** 《名・自サ》《屋根がわらは一箇所が落ちるとその勢いで全部がくずれる意から)一部分のくずれから、組織だっていた物事の全部がばらばらになること。「協調体制が―する」[類語]崩壞。掛一書へ。 **\*が・かい【画会】** ●画家が自分の作品を売るために開く展示会。●人々が集まって絵をかき、批評しあう会。 **\*が・かい【雅懐】** 〔文]花や月をながめたり、詩歌を作ったりする風流な心。みやびな心。 **かかえ【抱え】** 《名》●おかかえ。●年季を定めてやとっておく芸者・遊女。[因]自前。■《助数》両腕でかかえるほどの大きさ、または量であることを表す。「」―のたきぎ」「二ーもある杉の老木」 **かかえ・こ・む【抱え込む】** 《他五》《「抱える」を強めた言い方)●腕で囲むようにして胸の内や脇にだく。●処理しきれないほど引き受ける。「めんどうな仕事を―・む」[類語]しょいこむ。 **かか・える【抱える】** 《他下一≫●腕で囲んで胸の前に持つ。また、脇の下にはさんで持つ。1回「本を小脇に―・える」[句]「頭を―・える(=心配事などがあって非常に困る)」[句]「腹を―・えて笑う(=大笑いする)」[類語]抱だく。抱だき抱える。●自分の負担になるものを持つ。「病人を―・える」「仕事を―・える」「悩みを―・える」[類語]引き受ける。背負う。担う。●人をやとって使う。「社員を五人―・える」図かか・ふ《下二》。阿心】 **カカオ** アオギリ科の常緑高木。原産地は中南米。一年中黄白色の小花がつき、紡錘形の実がなる。種子はココア・チョコレートなどの原料。▽ cacao **\*か・かく【価格】** 商品の価値を金額で表したもの。値段。[類語]あたい。価額。 **\*か・かく【家格】** 家の格式。家柄。 **\*か・かく【過客】** 〔文〕行き過ぎてゆく人。旅人。過客だ。[類語]行人忘。旅客。遊子。[参者]もと、「来客」の意。 **\*かがく【下顎】** 〔文〕したあご。[因]上顎う。 **\*かがく【化学】** (chemistry)自然科学の一部門。原子・分子の立場から物質の性質・構造、物質と物質の間に起こる変化などを研究する学問。[参考]「科学」と区別するため、「ばけがく」ともいう。 ―きごう【―記号】 化学で用いる記号。主として元素記号をさす。 ―しき【―式】 元素記号を使って物質の構造を表した式。分子式・構造式・実験式・示性式など。 ―せん【―戦】 毒ガスなどの化学兵器を使う戦闘。 ―せんい【―繊維】 原料から繊維になるまでの工程に化学的方法が用いられる繊維。化繊。[因]天然繊維。 ―はんのう【―反応】 ある物質がそれ自身で、または他の物質と作用しあって、性質の異なる物質にかわること。また、その過程。 ―ひりょう【―肥料】 化学的処理をほどこしてつくった肥料。人造肥料。[团]天然肥料。 ―へいき【一兵器】 化学作用によって人を殺傷する兵器。毒ガス・火炎放射器など。 ―へんか【一変化】 化学反応が起こるときの物質の変化。ある物質の特性がまったく失われて、別の特性をもった物質に変わること。[因]物理変化。 ーりょうほう【一療法】 抗生物質や化学薬品で病原体を殺したりその増殖をおさえたりして病気を治す治療法。[对]物理療法。、排個の **\*かがく【価額】** 品物の値うちに相当する金額。[類語]値段。 **\*かがく【家学】** その家に代々伝わる学問。 **\*かがく【科学】** (science) ●ある対象を一定の目的と方法によって組織的・体系的・理論的に研究・整理し、例外なく当てはまる原理や法則を求める学問。[参考]人文科学・社会科学・自然科学などに分けられる。●特に、自然科学のこと。 ―そうさ【―捜査】 科学を生かした捜査。指紋・血液・弾痕淡の鑑識や解剖など。 ―てき【一的】《形動》実証的・合理的・体系的に物事を考えたり説明したりするようす。「事故の原因をーに考える」 **\*か・がく【歌学】** 和歌の意義や本質、作歌上の規則やしきたり、古歌の訓話ぶんや解釈などを研究する学問。 **が・かく【画角】** レンズで、フィルムに写し取ることができる範囲の角度。写角。「―が広い」 **がーがく【雅楽】** 《「雅正の楽」の意) 平安時代ごろから宮中で行われてきた音楽。日本古来の音楽と、朝鮮・中国などから伝来した音楽とからなる。 **ががくせい【画学生】** 美術学校などで、絵を学んでいる学生。 **かか・げる【掲げる】** 《他下一》●人目につく場所に物を高く上げる。「看板を―・げる」●高く持ち上げる。「校旗を―・げて入場する」●人目につくように書き示す。掲載する。「意見広告を―・げる」●人に知らせるために表し示す。「公約を―・げる」「理想を―・げる」図かか・ぐ《下二》。 **かかし【『案山子】** (もと「嗅ががし(=においをかがせるもの)」の意から) ●作物を荒らす鳥・動物などをおどすため、田畑にたてる人形。かがし。●見かけは一人前だが、実際の能力がない人。 **かか・す【欠かす】** 《他五》《多く下に打ち消しの語を伴って)●しないですます。おこたる。「授業には―・さず出る」●〔必要な物・事を〕なしですます。ぬかす。「トレーニングをー・したことがない」[文]《四》。 **かかずら・う【『拘う】** 《自五》〔めんどうなことや、やっかいなことに」係わりを持つ。関係する。「騒動にー・う」●小さな物事やくだらない物事に、こだわる。「小事に―・う」=かかずらわる。[文]《四》。 **か・がすり【蚊、絣・蚊『飛白】** 蚊が飛んでいるような、細かい十字の模様のかすり(の衣服)。。 **かかずり・あ・う【『拘り合う】** 《自五》「かかずらう」に同じ。図かかづりあ・ふ《四》。 **かか・たいしょう【呵呵大笑】** 《名・自サ》大声を上げて大笑いすること。 **かかと【踵】** ●足の裏の後ろの部分。きびす。くびす。●はきものの(裏の)後ろの部分。=踵が。 **かがま・る【『屈まる】** 《自五》体を前に曲げてしゃがむ。また、そのようなかっこうになる。かがむ。[文]《四》。 **かがみ【鏡】** (「影見智」の転という)●光の反射を利用して、顔・姿などを映して見る道具。[参考]の古くは金属製、現在はガラス板の裏面に水銀をぬって作る。ゆ「一面だ・・・」と数える。[類語]姿見。●「鏡餅」の略。●酒だるのふた。[句]「ーをぬく(=酒だるをあける)」 **\*かがみ【『鑑】** 規範とすべきもの。手本、模範。「教師のー(=教師として見習うべき手本のような人)」 **かがみ・いた【鏡板】** ●表面をなめらかにした、大きな板。天井・壁・戸などにはめこむ。●能舞台の正面にはめこんだ板。老松が描かれる。●歌舞伎で、能舞台を模して正面にはる松をえがいた板。 <244> **かがみ・こ・む【『屈み込む】** 《自五》体を前に曲げてうずくまる。「腹痛で―・む」 **かがみ・びらき【鏡開き】** 鏡餅を割り、ぞうに・ぜんざいなどにして食べること。一月一一日(もとは二〇に行う。鏡割り。[参考]「開き」は「割り」の忌み詞 **かがみ・もち【鏡餅[餅]】** まるく平たく作って、大小二個を重ねた餅。正月や祭礼の時に供える。お供え。お鏡。[参考]「一重でね・・・」と数える。 **かが・む【『屈む】** 《自五》●〔体の一部分が〕前へ折れるように曲がる。「腰が―・む」●しゃがむ。こごむ。「―・んで草をむしる」=かがまる。[文]《四》。 **かが・める【『屈める】** 《他下一》かがむようにする。「体を―・めて戸をくぐる」図かが・む《下二》。 **かがやかし・い【輝かしい・耀かしい】** 《形》●光りかがやいてまばゆい感じだ。[類語]燦然数。燦々。赫々。煌々弱。●かがやくようにすばらしい。ひどく立派である。「―・い未来」「―・い業績」図かがやか・し《シク》。 **かがやか・す【輝かす・耀かす】** 《他五》●かがやくようにする。光らせる。□□「目を―・して話をきく」●広く知れわたるようにする。「国威を―・す」図《四》。 **かがやく【輝く・耀く】** 《自五》 ●美しく連続的に光る。きらめく。●明るい感じがあふれる。「希望に―・く」●名誉・ほまれなどを受けてひどく立派に見える。「連続優勝に―・く」[文]《四》。 **かがよ・う【耀う】** 《自五》〔雅〕きらきらと光ってゆれる。光りちらつく。[文]《四》。 **\*かかり【係・係り】** ●〔組織の中で〕特定の仕事・業務を受け持つ役(の人)。[表記]「係」、また「掛」と書く。●文法で、あることばが、それを受けることばの陳述に作用をおよぼすこと。[因]結び。 **\*かかり【掛かり・懸かり】** ●引っかかること。特に、魚が針にかかること。「今日は――が悪い」●必要な費用。入費。「入院のーが大きい」●囲碁で、相手の石を攻めにいくこと。また、その石。「ーを打つ」 **かがり【簿】** ●かがり火をたくときに使う鉄製のかご。●かがり火。「ーをたく」 かがり① **\*がかり【係・掛】** 《接尾》「・・・の役(の人)」の意。「進行―」[表記]鉄道関係では多く「掛」と書く。「出札一」 **\*がかり【掛かり】** 《接尾》《日数・人数などを表す語について)「それだけの数量を必要とすること」の意。「五人―の仕事」●「・・・に依存すること」「・・・に養われること」の意。「親――の身」●(動詞の連用形について)「・・・するついで」「・・・した勢い」の意。「通りー」「行き―」●「・・・の気分」「・・・のふう」の意。「芝居―」 **かかり・あ・う【掛かり合う】** 。《自五》〔ある物事に〕関係する。「市民運動に―・う」●巻き込まれる。「酔っぱらいのけんかに―・う」図《四》。 **かかり・いん【係員】** 〔ある組織で〕特定の仕事・業務を専門に受け持つ役目の人。「会場整理の―」[表記]鉄道関係では、多く「掛員」と書く。 **かかり・かん【係官】** その事を担当する役人。 **かかり・きり【掛かり切り】** ある一つの事だけに・従(関係)して、他の事をしないこと。かかりっきり。 **かかり‐じょし【係り助詞】** 助詞の一つ。係助詞。 **かかりつけ【掛かり付け】** いつもその医者の診察・治療を受けていること。「―の医者」[表記]かな書きすることが多い。神真心的 **かがり・び【篝火】** 夜間の照明・警備・漁猟などのために、屋外でたく火。かがり。 **かかり・むすび【係り結び】** 文語文で、文中に使われた係助詞と、それを受けて文を終止する活用語との間にある呼応関係。ふつう、上に「ぞ・なむ・や・か」がきたときは文末を連体形、「こそ」がきたときは已然形で結ぶ場合にいう℃【一】 **かかり・ゆ【掛かり湯】** 「あがり湯」に同じ。 **\*かかる【斯かる】** 《連体》《「かくある」の約》〔文〕このような。こういう。「一行為は許されるべきでない」 **\*かか・る【係る】** 《自五》●かかわる。関係する。「人命に―・る事故」●その人の行為に・よる(負う)。「事の成否は彼の努力いかんに―・る」●文章で、前の文節が後の文節に形や意味の上で続く関係をもつ。[対]うける。《四》。 **かか・る【「罹る】** 《自五》病気になる。「結核に!・る」《四》。>使い分け **\*かか・る【掛かる】** ■《自五》●物にとめられたり引っかかったりして、(高い所に)ぶらさがる。垂れさがる。「壁に―・った絵」[参考]「月が―・る」の形で、「月が高い空にある」などの意にもいう。その場合、ふつう「懸かる」と書く。●かまど・こんろなどの上に置かれたり、上からつるされたりして火にあてられる。「いろりに鍋が―・っている」●船が停泊する。「沖合に―・った船」「繋る」とも書く。●〔物の働きをとめるためのしかけが〕閉ざされる。「かぎが―・る」「安全装置が―・っている」●ある物が他の物をとらえる。「刀の柄に手が―・る」●(「竿秤にぶらさがる」意から)はかりに受けとめられ、目盛りにでる。「重みが―・る」「五キロ―・る(=目方が五キロある)」●〔ある問題が〕持ち出されて取り上げられる。「案件が会議に―・る」[表記]多く「懸かる」と書く。●「目に―・る」の形で〉目にとまる。の「お目に―・る(=お会いする)」「心に―・る」「気に―・る」の形で〉心にとまる。気がかりになる。●[魚・鳥が〕網・針などでとらえられる。また、しかけにおちいる。「わなに―・る」「計略に―・る」●かかわる。「彼の口に―・ってはかなわない」●〈「手に―・る」「人手に―・る」の形で〉殺される。「強盗の手に―・った」●何かにたよって、その世話を受ける。1回「医者に―・る(=医者の治療を受ける)」●〈「AにBがー・る」の形で〉Aに、Bを(得るかどうか)左右する決定権がおわされる。「この勝負に優勝が―・る」[表記]ふつう「懸かる」と書く。②あびせられる。また、ふりかかる。「どろ水が―・る」「とばっちりが―・る」●一面におおう。かぶさる。「月に雲が―・った」●費用・時間などが必要とされる。「歩けば二時間―・る」●増し加わる。「馬力が―・る」「気合いが―・る」②他をおさえつけるような態度に出る。[句]「かさに―・る」●攻めていく。攻撃する。「一度に―・ってゆく」●《多く、動詞の連用形+「て」について)まず・・・してことにのぞむ。「この話は無理だと決めて―・る」②作用がおよぶ。作用を受ける。「技が―・る」「誘いが―・る」●〔装置が操作されて〕機械が働きをはじめる。「ラジオが―・る」「エンジンが―・る」「ブレーキが―・る」②「相手の発した作用やことばが〕こちらにおよぶ。「電話が―・る」「号令が―・る」●片方から他方へかけわたされる。(2)「橋が―・る」[コロ]「にじが―・る」[表記]多く「架かる」と書く。[縄・ひもなどが〕他の物のまわりにわたされる。「ロープのー・った荷物」●組み立てられる。仮設される。「小屋が―・る」②〔小屋がけして行われたことから〕興行される。上演される。○○「芝居が―・る」②着手する。とりかかる。「仕事に―・る」●ちょうどその所に来る。さしかかる。「電車が鉄橋に―・った時」図《四》。 ■《接尾》●「まさに・・・しようとする」「もう少しで・・・するところである」などの意。「昼食を食べ―・ったとき突然友人が訪ねてきた」「ペンキがはげー・っている」「川でおぼれ―・る」[表記]多くかな書き。●「そこにその作用が向かう」意。「もたれ―・る」「攻め―・る」図《四》。>使い分け <245> **かが・る【縢る】** 《他五》〔布などの裁ち目や破れ目を〕糸やひもでからげてぬう。[文]《四》。 **がか・る【掛かる】** 《接尾》《名詞について五段活用の動詞をつくる) ●〔動作・ことばなどが〕「・・・のようである」の意。「芝居―・る」●《色を表す語について)「・・・の色がまじった感じがする」の意。「紫――・った空」[表記]①②とも、ふつうかな書き。[文]《四》。 **かかわらず【『拘らず】** は《連語》〈「・・・に(も)―」の形で〉●・・・であるのに。「猛勉強をしたにも―落第した」●・・・に関係なく。「晴雨に―決行する」天各一 **かかわり【『係わり・関わり】** 関係すること。関連。「私には―のないことです」 ―あい【『係わり合い】 ●関係。かかわり。「―をもつ」●まきぞえ。 **かかわり・あ・う【『係わり合う・関わり合う】** 《自五》関係を持つ。関係する。「こんな男とは―・わない方がいい」 **\*かかわる【『係わる・関わる】** 《自五》●関係する。かかずらう。「汚職事件に―・る」●(よくない)影響をおよぼす。「命に―・る問題」[文]《四》。 **\*かかわ・る【『拘る】** 《自五》こだわる。拘泥だらする。「小事に―・って時をむだにする」[文]《四》。 **\*か・かん【花冠】** 一つの花の花弁全体をさすことば。 **\*か・かん【果敢】** 《形動》思い切って大胆に物事を行うようす。「―に反撃する」[四字]「勇猛―」 > 使い分け「かかる・かける」 掛かる〔物や人に引っかかる意で、一般に広く〕鼻に掛かる・仕事に掛かる・お目に掛かる・迷惑が掛かる・お金が掛かる・疑いが掛かる・掛員・掛官・~掛 係る〔関係する〕人命に係る重大事・本件に係る訴訟・施策に係る・名人の手に係る・上の句に係る・係り結び・係り助詞・係員・係長・係の者・~係 懸かる〔はなれないようにぶらさがる。心にかかる〕月が中天に懸かる・賞金が懸かる・会議に懸かる・優勝が懸かった大一番・気懸かり 架かる〔かけわたす〕電線が架かる・橋が架かる・にじが架かる かかる(「罹)〔病気になる〕肺炎にかかる 掛ける〔物や人に引っかける意で、一般に広く〕絵を壁に掛ける・鎌を掛ける・はかりに掛ける・火に掛ける・保険を掛ける・布団を掛ける・電話を掛ける 懸ける「つりさげる。勝った者に与える。気にかける〕懸け巣・懸け橋・賞金を懸ける・命を懸ける・願を懸ける・思いを懸ける・剣に懸けて誓う・お目に懸ける 架ける〔かけわたす〕橋を架ける・はしごを架ける [参考]博打くをする意では、「賭ける」と書く(金品を賭ける・賭け事)。「命を懸ける」を「金を賭ける」にならって、「命を賭ける」と書くこともできるが、その場合は強い表現となる(但し、「命賭け」と書くことはない)。架橋の意では「橋を架ける」と書くが、「かけはし」の形では「架け橋/懸け橋」があり、前者を一般的な事象に、後者を特殊な事象にと使い分けることもある(架け橋を渡る/夢の懸け橋・日中間の懸け橋となる)。「・・・にかけて」はかな書き(三月から五月にかけて・語学にかけては)。また、接尾語「かける・かかる」も一般にかな書き(行きかける・脱ぎかかる)。このほか「足かけ・圧力がかかる・かかりつけ・肩にかかる・扇風機をかける・双肩にかかる・手塩にかける・電話をかける・土足にかける・泊まりがけ・麻酔をかける・目をかける」など、一般に「掛かる・掛ける」と書くものはかな書きにすることが多い。 **\*かき【掻き】** 《接頭》(動詞につけて》下の語の勢いを強める。「―曇る」「―消す」「――くどく」[参考]音便で「かい」となることもある。「掻い潜る」 **\*か・き【下記】** 〔文]ある文の・下(次)に書き記すこと。また、その文。「日時は―のとおり」[類語]左記。[因]上記。今天石【 **\*かき【垣牆籬】** ●他の区域との境を示すための(低い)しきり。また、家や庭のかこい。●間をへだてるもの。1回「友人との間にーをつくる」[同]①②垣根。 **\*か-き【夏期】** 夏の期間。「―休暇」[因]冬期。 **\*かき【夏季】** 夏の季節。[因]冬季。 **\*かき【柿】** カキノキ科の落葉高木。葉は楕円形で厚い。実は、秋に黄赤色に熟す。 **\*か・き【火器】** 鉄砲・大砲など、銃砲類の総称。「小 **\*か・き【火気】** ●火があること。火のけ。「―厳禁」●火の勢い。火力。火勢。「――がおとろえる」不意 **\*かき【牡蠣】** イタボガキ科の二枚貝の総称。殻で浅い海の岩などに付着する。食用。古くからマガキが養殖される。オイスター。 **か・き【花卉】** 〔文]花のさく草。また、花を観賞する植物の総称。草花。[参考]「卉」は草の総称。 **かき【花器】** 花をいける器。花入れ。[類語]花瓶。 **かぎ【、鉤】** ●先端が曲がっている金属製の器具。物をひっかけるのに使う。●鉤のような形(の物)。●引用文などの上下につける「」のしるし。かぎかっこ。 **\*か・ぎ【鍵】** ●錠」を開閉するためにさしこむ、棒状の金属具。キー。「―で開ける」●錠。「ドアにーをつける」●問題・事件などを解決するための、もっとも重要な手がかり。キー。[コロ]「事件の―をにぎる男」 **が・き【餓鬼】** ●〔仏〕生前の罪のため餓鬼道に落ち、つねに飢えとかわきに苦しむ亡者。●[仏]無縁の亡者。●[仏]「餓鬼道」の略。●〔俗〕子供をいやしめ、またはののしって呼ぶ語。「うちの―」 ―だいしょう【一大将】 わんぱくな子供仲間の親分。 ―どう【一道】 〔仏]六道の一つ。現世で欲の深かった者が死後に行くといわれる所。ここに落ちた亡者は飲食できず、つねに飢えとかわきに苦しむという。 **かきあげ【、掻き揚げ】** てんぷらの一種。貝柱、エビ、野菜などを小麦粉の衣でまぜて、かたまりにして油で揚げたもの。 <246> ビ、こまかく切った野菜などの材料を、ころもといっしょに油で揚げたもの。 **かき・あ・げる【掻き上げる】**《他下一》上へ引きあげる。かくようにして上げる。「髪を―・げる」 **かき・あ・げる【書き上げる】**《他下一》●一つずつ書き並べて示す。「必要事項を―・げる」●すっかり書きおえる。「長編小説を―・げる」 **かき・あじ【書き味】**書いたときの感じ。[コロ]「―のよいペン」 **かき・あつ・める【掻き集める】**《他下一》●かき寄せて集める。「落ち葉を―・める」●あちこちから持って来て一か所に集める。「財産を―・める」 **かぎ・あ・てる【嗅ぎ当てる】**《他下一》●においをかいで、物のあり場所や正体を当てる。●さぐって見つける。さぐり当てる。「秘密を―・てる」 **かぎ・あな【鍵穴】**かぎをさしこむための錠の穴。 **かき・あらわ・す【書き著す】**《他五》著書として世に出す。「自伝を―・す」 **かき・あらわ・す【書き表す・描き表す】**《他五》〔ある物事の内容を〕文字・絵などにかいて表現する。「印象を詩に―・す」 **かき・あわ・せる【掻き合わせる】**《他下一》〔広がった襟・裾などを〕手で寄せてあわせる。「コートの襟を―・せる」 **かき・いだ・く【掻き抱く】**《他五》《「かき」は接頭語》〔文〕「いだく」を強めていう語。強くだく。 **かき・いれ【書き入れ】**●書き入れること。また、その文字・文章。書き込み。●「書き入れ時」の略。 **かき・いれどき【書き入れ時】**(「次々に帳簿に記入する時期」の意から)売れ行き・収穫などがいちばん多い時期。書き入れ。「掻き入れ時」は誤り。 **かき・い・れる【書き入れる】**《他下一》書いて加える。書きこむ。記入する。「合格者の氏名を―・れる」 **かき・いろ【柿色】**柿の渋のような赤茶色。また、色づいた柿の実のような黄色をおびた赤色。 **かき・うつ・す【書き写す】**《他五》書いて写しとる。 **かき・おき【書き置き】**●用件・伝言などを書いて、あとに残しておく・こと(手紙)。置き手紙。●遺言状。遺書。 **かき・おく・る【書き送る】**《他五》〔文章を書いて〕人に送る。 **かき・おこ・す【掻き起こす】**《他五》かくようにして起こす。「土壌を―・す」「炭火を―・す」 **かき・おこ・す【書き起こす】**《他五》新しく書き出す。書きはじめる。「論文を―・す」 **かき・おと・す【書き落とす】**《他五》不注意から、書かないでぬかしてしまう。書きもらす。 **かき・おろし【書き下ろし】**〔小説・脚本・論文などを〕新たに書くこと。また、その作品。特に、新聞・雑誌などに連載したものでなく、出版したり上演したりするために新たに書かれた作品。「―のドラマ」 **かき・かえ【書き換え・書き替え】**〔契約書などの内容を〕書き改めること。「名義の―」「免許証の―」 **かき・か・える【書き換える・書き替える】**《他下一》●もう一度書く。書き直す。「漢字に―・える」●〔今までの文書を破棄して〕新しく書き改める。「契約書を―・える」[表記]①②は「書き変える」とも書く。 **かき・かた【書き方】**●文章・書類などの作り方。「論文の―」●字を書くときの筆の運び方。運筆。「漢字の―がちがう」●「書写・習字」の旧称。[参考]旧制小学校の教科目の一つ。「―の時間」 **かぎ・かっこ【鉤括弧】**かぎ(鉤)③。 **かき・き・える【掻き消える】**《自下一》不意に、あとかたもなく消える。「姿が―・える」 **かき・き・る【掻き切る】**《他五》勢いよく切る。かっきる。「腹を―・る」 **かきくだしーぶん【書き下し文】**漢文を日本語の語順に従って、文語文で書き直した文章。「学而時習之、不亦説乎」を「学びて時に之を習ふ、亦た説{よろこ}ばしからずや」とする類。 **かき‐くだ・す【書き下す】**《他五》●上から下へ順に書く。●筆の進むままに書く。書き流す。「一気に―・す」●漢文を書き下し文にする。 **かき‐くど・く【掻き口説く】**《他五》くどくどとくり返し言う。「家庭の不満を―・く」 **かき・くも・る【掻き曇る】**《自五》急にすっかり曇る。[句]「一天にわかに―・る」 **かき・く・れる【掻き暮れる】**《自下一》〔空が〕すっかり暗くなる。●〈「涙に―・れる」の形で〉泣きしずむ。[表記]①は「掻き暗れる」、②は「掻き昏れる」と書く。 **かき・け・す【掻き消す】**《他五》今まであったものを不意に、あとかたもなく消す。「―・すように見えなくなる」「電話の声が周囲の音に―・される」 **かきごおり【欠き氷】**みぞれ状にけずった氷に蜜やシロップをかけたもの。氷水。 **かき・ことば【書き言葉】**●文字で書かれたことば。文字言語。●文章で表現するときに多く使われることば。文章語。[対]話しことば。 **かき・こみ【書き込み】**●文章の行間や印刷物の余白などに書き入れる・こと(文字・文章)。「校正刷りに―をする」●インターネット上の掲示板・ブログなどに記入すること。「悪質な―が増える」 **かき・こ・む【、掻き込む】**《他五》急いで食べる。かっこむ。「お茶づけを―・む」 **かき・こ・む【書き込む】**《他五》●書きこみをする。「本に要点を―・む」●所定の欄などに記入する。「氏名を―・む」●こまかい点まで書く。「事件の詳細を―・む」●コンピューターで、データを記憶媒体に記録する。 **かぎ・ざき【鉤裂き】**[衣類などを〕くぎなどに引っかけて、鉤の形にさくこと。また、その裂け目。 **かき・さ・す【書き止す】**《他五》途中まで書いてやめる。「手紙を―・して出かける」 **かき・しぶ【柿渋】**渋柿の実をしぼってとる液。防水・防腐剤として木・紙・布などにぬる。 **かき・しる・す【書き記す】**《他五》文字・文章などを書く。書きつける。「欠席の理由を―・す」 **かき・すて【、掻き捨て】**恥を恥と思わず、そのままにして気にしないこと。かきずて。[句]「旅の恥は―」 **かき・す・てる【書き捨てる】**《他下一》●書いて、そのままほうっておく。●書いてすぐ捨てる。「二、三行書いては―・てる」●なげやりに書く。気ままに書く。「筆のむくままにー・てる」 **かき・そ・える【書き添える】**《他下一》〔文章や絵のそばに〕そえて書く。「一句―・える」 **かき・そこな・う【書き損なう】**《他五》書きまちがえる。「宛名を―・う」 **かきぞめ【書き初め】**新年の行事の一つ。その年初めて毛筆で字を書くこと。[参考]ふつう、一月二日に行う。 <247> う。 **かき・そんじ【書き損じ】**書き損なうこと。また、書き損なって捨てる紙。ほご。 **かき・だし【書き出し】**●〔文章の〕書きはじめの部分。冒頭。「小説の―」●勘定書き。〔古風な言い方〕 **かき・た・す【書き足す】**《他五》不完全な点を補うために書く。書き加える。「解説を―・す」 **かき・だ・す【掻き出す】**《他五》かくようにして中から外へ出す。かい出す。「水を―・す」 **かき・だ・す【書き出す】**《他五》●書きはじめる。●ぬき出して書く。「重要事項を―・す」●文字に書いて示す。「掲示板に合格者名を―・す」 **かぎ・だ・す【嗅ぎ出す】**《他五》●においをかいで見つけ出す。●さぐって見つけ出す。さぐりだす。「秘密を―・す」 **かき・た・てる【掻き立てる】**《他下一》●勢いよくかきまぜる。「たまごを―・てる」●〔強い刺激を与えて〕ある気持ちを盛んに起こすようにする。[コロ]「不安を―・てる」「闘争心を―・てる」●光を強くするため灯心を引き出す。「ろうそくの芯を―・てる」●火がよく燃えるようにかき出す。「暖炉の火を―・てる」 **かき・た・てる【書き立てる】**《他下一》●一つ一つとりあげて書き並べる。●〔新聞・雑誌などで〕目立つように書く。「連戦連勝を―・てる」 **かぎ・たばこ【嗅ぎ煙草】**鼻孔にすりつけ、香りをかいで味わう粉末のたばこ。 **かき・たま【掻き卵・掻き玉】**すまし汁をにえたたせ、その中にとき卵を流し入れたもの。かきたま汁。 **かき・ちら・す【書き散らす】**《他五》●筆に任せて、無造作にどんどん書く。「詩を―・す」[類語]書きなぐる。●あちこちに書く。「ノートに悩みを―・す」 **かき・つけ【書き付け】**●〔要件・覚え書きなどを〕書きつけた文書。証文。●請求書。勘定書。 **かき・つ・ける【書き付ける】**《他下一》●書き記す。書きとめる。「要点を―・ける」●書きなれる。「―・けている万年筆」 **かぎ・つ・ける【嗅ぎ付ける】**《他下一》●においをかいでさぐり当てる。「猫が魚のにおいを―・ける」●気づいてさぐり当てる。「不正を―・ける」 **かぎ・つ‐こ【鍵っ子】**〔俗〕両親が勤めに出ているため、常に自分の家のかぎを持っている子供。 **かき・つづ・る【書き綴る】**《他五》まとまった文章・詩などを作る。「闘病生活について―・る」 **かきつばた【燕子花・杜若】**アヤメ科の多年草。沼地などの水辺に自生する。初夏、茎の先に紫色や白色などの花をつける。花弁には白いすじがある。かおよぐさ。かきつ。 **かぎづめ【鉤爪】**〔鳥やトカゲなどの足にある〕先の曲がったするどいつめ。 **かき・つら・ねる【書き連ねる】**《他下一》並べて次々と書く。列記する。「名を―・ねる」[類語]書き並べる。 **かき・なぐ・る【書き殴る】**《他五》乱暴に書く。なぐり書きする。「―・ったメモ」[類語]書きちらす。 **かき・なら・す【掻き均す】**《他五》かき立てて平らにする。「グラウンドを―・す」「砂場を―・す」 **かき・なら・す【掻き鳴らす】**《他五》〔指先で弦楽器を〕引っかくようにして鳴らす。「ギターを―・す」 **かぎ・なり【、鉤形・鉤状】**鉤の先のように直角に曲がっている形。[類語]鉤の手。 **かぎ・なわ【、鉤縄】**先端に、物にひっかけるための鉤をとりつけたなわ。 **かき・ぬき【書き抜き】**●要点や必要な部分をぬき出して書くこと。また、その書き付け。抜き書き。●芝居で、台本からある役のせりふを書きぬいたもの。 **かき・ぬ・く【書き抜く】**《他五》●〔要点や必要な部分を〕ぬき出して書きとる。ぬき書きする。「論文の要旨を―・く」●最後まで書きとおす。「レポートを一晩で―・いた」 **かき・ね【垣根】**●他の区域との境を示すための(低い)しきり。●間をへだてるもの。[同]①②垣。―ごし【―越し】垣根をはさんで物事をすること。かきごし。 **かき‐とめ【書留】**「書留郵便」の略。確実に送り届けるために受付日・発信人・受信人などを記録しておく、特別の料金の郵便物。また、その制度。 **かき・と・める【書き留める】**《他下一》忘れないように書き記す。「前後の事情を―・めておく」 **かき・とり【書き取り】**●文章・話などを書きとること。「英語の―」●特に、かなで書いた日本のことばや文章に漢字をあてて書くこと。「漢字の―」 **かき・と・る【書き取る】**《他五》●人の話したことを文字で書く。筆記する。「首相の談話を―・る」●書き写す。「黒板に書かれた文章を―・る」 **かぎ・と・る【嗅ぎ取る】**《他五》〔変わった事、かくされている事などを〕その場の雰囲気から感じとる。気配によって知る。「ただならぬ気配を―・る」 **かき・なお・す【書き直す】**《他五》〔訂正したり清書したりするために」もう一度書く。書きあらためる。 **かき・なが・す【書き流す】**《他五》気軽にすらすらと書く。むぞうさに書く。「色紙に和歌を―・す」 **かき・の・ける【掻き退ける】**《他下一》手で左右に押してのける。「人を―・けて進む」[類語]かきわける。 **かき・のこ・す【書き残す】**《他五》●あとに伝えるために書いて残す。「留学の体験を―・す」●〔書くべき事を〕書かないでおく。書かずに残す。「時間がなくて―・した」[類語]②書きもらす。書き落とす。 **かき・のし【書き、熨斗】**「熨斗」のかわりに、進物の包み紙などに「のし」と書くこと。また、そのしるし。 **かぎ・の・て【、鉤の手】**鉤の形のように直角に曲がっていること。また、その形。[類語]鉤形。 **かぎ・ばな【、鉤鼻】**鉤のように先が内側に曲がった鼻。[類語]わしばな。[参考]引き目鉤鼻。 **かぎ・ばり【鉤針】**先が鉤のように曲がっている編み物用の針。金属・プラスチック製がある。[対]棒針。 **かき・はん【書き判】**「花押」に同じ。 **かき・ま・ぜる【掻き混ぜる・掻き雑ぜる】**《他下一》●かきまわしてまぜる。●物事を複雑にする。紛糾させる。「議会を―・ぜる」[類語]①②かきまわす。 <248> す。 **かきまわ―かぎわけ** **かき・まわ・す【掻き回す】**《他五》●物の中に手・棒などを入れて、まわし動かす。●よけいな言動を加えて秩序を乱す。「委員会を―・す」[類語]②かきまぜる。 **かき・みだ・す【掻き乱す】**《他五》あちこちをかきまわして乱す。混乱させる。不安定にさせる。[コロ]「平静な心を―・す」「町の静けさを―・すサイレン」 **かき・むし・る【掻き毟る】**《他五》〔つめや指先で〕むしるように引っかく。「髪の毛を―・る」「胸が―・られるような悲しみ」 **かき・もち【掻き餅・欠き餅】**●餅をうすく切ってかわかしたもの。焼いたり油で揚げたりして食べる。●鏡餅を手や槌{つち}で欠き割ったもの。[参考]刃物で切るのを忌み、手で欠いたことからいう。 **かき・もの【書き物】**●文字・文章などを書くこと。「机に向かって―をする」●文字を書いたもの。文書。 **かき・もら・す【書き漏らす・書き洩らす】**《他五》〔書くべきことの一部を〕書き忘れたり、書き落としたりする。「集合時刻を―・す」 **かき・もん【書き紋】**筆で書いた、衣服の紋。[参考]染め抜き紋・縫い紋。 **か・きゃく【過客】**かかく(過客)。 **かーぎゃく【加虐】**残酷にあつかうこと。いじめること。「―趣味」[対]被虐。 **か・きょく【歌曲】**芸術的な独唱曲。リート。 **かーぎゅう【蝸牛】**〔文〕カタツムリ。――角上の争い《句》小さな世界の中で、つまらないことで争うたとえ。蝸角の争い。[故事]カタツムリの左の角の上にある国と右の角の上にある国とが互いに争ったという寓話から。〈荘子・則陽〉――の歩み《句》物事の進行がのろいことのたとえ。 **かきゅう・てき【可及的】**《副》〔文〕(「及ぶ可く」の意から)できるだけ。なるべく。「――速やかに処理する」 **か・きょ【家居】**〔文〕《名・自サ》自分の家にひきこもっていること。家居{いえごも}り。[類語]籠居。 **か・きょ【科挙】**中国で行われていた、官吏の採用試験。隋代から始まって清朝の末まで行われた。[語源]専門とする科目によって人材を挙げ用いる意。 **か・きょう【佳境】**●物事の最も興味深くなる所。[コロ]「物語がーに入る」●〔文〕景色のすばらしい所。 **か・きょう【家郷】**〔文〕ふるさと。故郷。郷里。 **か・きょう【架橋】**《名・自サ》橋をかけること。また、かけわたした橋。「―工事」 **か・きょう【歌境】**●和歌に表現される(歌人の)境地。●歌をよむときの心境。 **か・きゃく【貨客】**〔文〕貨物と旅客。―せん【―船】貨物と旅客とを同時に運ぶことのできる船。 **か・ぎょう【家業】**〔代々受けつがれてきた〕その家の職業・商売。「―をつぐ」。 **か・ぎょう【稼業】**生活の手段としての職業。商売。仕事。「宿屋―」「人気―」[類語]生業{すぎわい}。なりわい。 **かーぎょう【課業】**ある単位時間に割り当てた学科・業務。「―が終わる」 **かーぎゃく【可逆】**〔理〕もとの状態にもどりうること。[対]不可逆。―てき【―的】もとの状態にもどることができるようす。[対]不可逆的。―はんのう【―反応】〔理〕化学反応で、反応系から生成系に向かう正反応と、生成系から反応系に向かう逆反応が同時に起こるような反応。[対]不可逆反応。 **か・きゅう【下級】**●等級・段階などが下であること。下のクラス。「―生」[対]上級・中級。●下の学級。[対]上級。 **か・きゅう【加給】**《名・他サ》〔文〕給与をふやすこと。「―金」[類語]昇給。増給。[対]減給。 **か・きゅう【火急】**《名・形動》〔火がついたときのように〕きわめてさしせまっていること。非常に急ぐこと。「ーを要する話」「―に金がいる」[類語]至急。 **かき・よ・せる【掻き寄せる】**《他下一》●手などでかいて、自分の方に引きよせる。「ふとんを―・せる」●寄せて集める。かき集める。「落ち葉を―・せる」 **かぎり【限り】**《名》〔時間的・空間的な、また、数量・程度の〕限界。限度。「欲には―がない」●最後。おしまい。「今をーと声をはり上げる」●《形名》その範囲内のすべて。また、限度・限界まで。〔副助詞的にも使う〕「見わたすーの焼け野原」「力の―戦う」●〈「ーで(は)ない」などの形で〉その範囲にあてはまらない。「説明のーにあらず(=説明は必要ない)」●最高。極限。きわみ。「うれしいーです」●(接続助詞的に用いて)ある時間的・空間的な範囲を限定する意を表す。(・・・する)あいだは。「生きている―食わなければならない」●《接尾》物事を時間的・空間的に限定する意。・・・だけ。「その場―のつきあい」 **かぎり・では・な・い【限りではない】**《形》限りない。 **かぎり・な・い【限り無い】**《形》●きりがない。果てしがない。「―・い大地」●この上ない。「―・い神の愛」 **かぎ・る【限る】**■《他五》●くぎる。●境をつける。「稜線{りょうせん}が空を―・る」●範囲を限定する。制限する。「人数を―・る」■《自五》●特にそのものと限定する。●〈「・・・に―・って」の形で〉・・・だけは。・・・だけ特に。「彼に―・ってそんなことをするはずがない」●〈「・・・に―・る」の形で〉・・・のほかにまさるものがない。「山は富士に―・る」●(上に「と」「に」「とは」「とも」などを伴い、あとに打ち消しの語を伴って)・・・に決まっている。「散歩は朝とは―・らない」「晴れるとは―・らない」■《四》。 **かぎろい【炎・陽炎】**《古》〔明け方の〕ちらちら光る日の光。曙光。●かげろう。 **かぎろい・の【陽炎の】**《枕》「春」「燃ゆ」などにかかる。 **か・きょう【華僑】**外国に定住して商業活動をしている中国人。華商。[参考]「僑」は「仮ずまい」の意。 **が・きょう【画境】**●絵をかくときの心境。●絵に表現される(画家の)境地。 **が・きょう【雅境】**〔文〕おもむきのある優雅な境地。 **が・ぎょう【画業】**〔文〕●絵をかく仕事。「―に没頭する」●画家としての業績。 **かき・わ・ける【掻き分ける】**《他下一》かくようにして左右におし開く。「人波を―・けて歩く」[類語]掻きのける。 **かぎょう・へんかくかつよう【カ行変格活用】**〔語学〕国語の動詞の活用形式の一つ。語尾が、か行で「き・く・くる・くれ・こ」の五段にわたって不規則に変化するもの。文語では「来{く}」、口語では「来る」の各一語だけ。カ変。 **かき・わ・ける【書き分ける】**《他下一》区別して書く。「二行に―・ける」「同音語を―・ける」 **かぎ・わ・ける【嗅ぎ分ける】**《他下一》においのちがいを識別する。「香りを―・ける」「損得を―・ける」 <249> **\*かき・わり【欠き割り】** 「みがきにしん」に同じ。 **\*かき・わり【書き割り】** 舞台で、建物・座敷・景色などをえがいて背景とするもの。大道具の一つ。 **\*か・きん【家禽】** 食用や愛玩急用にするために、家で飼う鳥類。ニワトリ・アヒルなど。[対]野禽。鉄へと立てる **\*か・きん【瑕、瑾】** (「瑕」はきず、「瑾」は美玉の意) [文]物についた、きず。また、非難に値する欠点。「経歴に―はない」[類語]瑕疵。難点。かせ **\*か・きん【課金】** 料金を課すること。また、その料金。[参考]「―する」の形で、料金を支払う意味に用いることもある。口内政事実なの **\*か・く【佳句】** 〔文〕詩・歌・俳句などの中で、すぐれてよいもの。特に、よい俳句。[類語]秀句。 **\*かく【格】** ●くらい。地位。1回「―が上がる」●流儀。やり方。「―に合わない」●〔語学〕名詞・代名詞などが、文の中で他の語(自立語)に対して持つ関係。主格・所有格・目的格など。 **\*かく【核】** ●果実の種子を守るかたいから。さね。●生物の細胞の中にあって、機能の中心になる球状の物質。遺伝に関係のある物質をふくみ、細胞分裂に関係する。●物や物事の中心。中核。「市民運動のーとなる組織」●原子核。「一爆発」「核兵器」の略。 **\*かく【画】** 漢字を形づくる点や線で、一筆で書く部分。字画。〔字画を数える語としても使う〕こ「帯市 **\*かく【角】** ●四角である・こと(物)。方形。〔接頭語的・接尾語的にも使う〕「―に切る」「―ざとう」●〔数〕二本の直線または二つの平面が交わってできる図形。また、その開きの度合い。角度。●将棋の駒の一つ。角行き・。大主 **\*かく【斯く】** 《副》〔文〕このように。このとおりに。こう。「―のごとくして・・・」「―なる上は・・・」 **がく【舁く】** 《他五》〔かご・輿になどを〕二人以上で肩にかつぐ。《四》。 **\*かく【確】** 《形動》〔文〕たしかなようす。「―たる証拠がない」 **\*か・ぐ【下愚】** 〔文〕ひどくおろかな・こと(人)。[因]上知。 **\*かーぐ【家具】** 室内の日常生活に必要な道具。たんす・机・いすなど。[類語]調度。阳台 **か・ぐ【嗅ぐ】** 《他五》鼻でにおいを感じる。[文]《四》。 **がく【学】** ●〔文〕まなぶこと。学問。「―を修める」●理論づけられた知識体系。〔接尾語にも使う」「教育―」●専門的な知識。学識。[コロ]「ーがある」 **\*か・く【掻く】** 《他五》●〔手の指や、先のとがったもので〕物の表面をこする。「かゆい所を―・く」「頭を―・く」●勤で田畑などを耕す。「田を―・く」●琴などの弦をはじく。〔多く、他の語の上につけて使う」「―・き鳴らす」●刀で切り取る。刃物でけずる。「寝首を―・く」●物の表面をこするようにして、はらいのけたり、寄せ集めたりする。「雪を―・く」◎こするようにしてこねまぜる。「からしを―・く」[文]《四》ぷいぷいん **\*か・く【欠く】** 《他五》●かたい物の一部分をこわす。「茶わんを―・く」●なければいけないものがない。「義理を―・く」「決め手を―・く」「バランスを―・く」[連]「―・くべからざる(=なくてはならない)」図 **\*か・く【書く・描く】** 《他五》●文字・符号・点・線を記す。「筆で字を―・く」●文章につくる。著述する。「手紙を―・く」「小説を―・く」●絵・図をえがく。「油絵を―・く」●その形に動く。「トンビが輪を―・く」[表記]③④は「描く」「画く」とも書く。[文]《四》。→>使い分け>類話と表現 > 使い分け 「かく」 書く〔文字や記号を記す。文章をつくる〕小説を書く・日記を書く・小さな字で書かれた本 描く〔絵・図・形などをえがく〕油絵を描く・ノートに地図を描く・トンビが弧を描く 「[参考]「書く」は文字を記す意、「描く」は図や絵画を形づくる意で明確に使い分けられる。「えがく」の意で「書く」の表記も誤りではないがなじまない。 > 類語と表現「書く」 *「漢字を書く・住所氏名を書く・矢印を書く」は文字や記号を書き記すこと。「絵をかく・丸をかく」は図形をえがく意、「文章を書く・小説を書く」は著作する意になる。書くは、どの意味で使っても後にその行為の結果が残るのが共通。結果として「書かれたもの」は、それを見る(読む)人に何かを心の中に引き起こす(意味を伝える・理解させる/感じさせる・鑑賞させる/推測させる/経験させる)。 ◆書する・書き記す・書き出す・書き抜く・書き取る・書き写す・書き込む・書き起こす・書き下す・書き下ろす・書き入れる・書き添える・書き留める・書き付ける・書き捨てる・書きなぐる・書き流す・書き散らす・書き分ける・書き上げる・書き直す・書き換える・書き損なう・書き損じる/記す・著。す・認める・付ける・控える・草する・ぬたくる/(5)筆記・速記・自記・清書・浄書・朱書・血書・自書・自筆・手書・板書・代書・代筆・著述・記述・記入・記載・表記・標記・前記・左記・注記・付記・特記・追記・列記・摘記・別記・転記・明記・詳記・略記・誤記・抄出・摘録・執筆・起筆・染筆・加筆・補筆・起草・起稿・揮毫・走り書き・抜き書き・寄せ書き・メモ・リライト/書き初め・書き取り・聞き書き・仮名書き・散らし書き・上書き・下書き・一筆・能・直筆・肉筆・細筆・乱筆 [動詞表現]筆を執る「走らせる・染める・揮う]・健筆を振るう **がく【夢】** 花のいちばん外側にあって花びらを支え保護している器官。うてな。 **がく【額】** ●数量。特に、金銭上の数値。「―が多い」●書画・写真を枠に入れて壁などに掲げておくもの。また、その枠。「肖像画を―に入れる」[参考]「一面笈・・・」「一架・・・」と数える。 **がく【楽】** 〔文〕音楽。「――の音」 **かく・あげ【格上げ】** 《名・他サ》資格・等級・地位などをそれまでより高くすること。「県道が国道に―された」[類語]昇格。[対]格下げ。 <250> **かく・い【各位】**〔文〕ある集団の中の一人一人をさす尊敬語。皆さまがた。「―のご協力により」「お客様―」[注意]「各位殿」「各位様」などとはしない。 **かく・い【隔意】**〔文〕うちとけない心。隔心。[コロ]「―のない間柄」 **がく・い【学位】**大学を卒業した人、または大学院で一定の学術を修めた人に与えられる称号。学士・修士と博士とがある。「―論文」 **かく・いう【斯く言う】**《連語》このように言う。こう言っている。「もっと健康に留意すべきだ。―私も不摂生だが」[参考]斯かく。[表記]現代では、多く「かく言う」「かくいう」と書く。 **かく・いつ【画一・劃一】**何もかも同じような形や性質に統一すること。[類語]均一。―か【―化】《名・自他サ》個性や特質が無視され、すべてが統一された状態になること。また、そのようにすること。「都市部で景観のーが進む」―てき【―的】《形動》性質・方法などがすべて一様で、変化がないようす。「新しく開発された町並みはどれも―だ」 **かく‐いん【各員】**〔文〕ある集団の中の一人一人。めいめい。「―一層奮励努力せよ」[類語]各自。各人。 **かく・いん【客員】**ある団体に正式には所属していないが、特に迎えられて加わった人。「―教授」[対]正員。 **かく・いん【閣員】**〔文〕「閣僚」に同じ。 **がく・いん【学院】**「学校」の別称。[参考]多く私立学校などの校名に使われる。 **がく・いん【楽員】**楽団を構成する演奏者。楽団員。 **か‐くう【架空】**《名・形動》事実でなく、想像で作り出すこと。「―の人物」[類語]虚構。[注意]「仮空」と書くのは誤り。 **かぐう【仮、寓】**《名・自サ》〔文〕かりに住む・こと(家)。かりずまい。寓居{ぐうきょ}。 **かく・えき【赫奕】**《形動》〔文〕美しく光りかがやくようす。「夕日にーとして燃える」 **がく・えん【学園】**学校。「―都市」[参考]特に、下級から上級まで一貫した組織をもつ学校をさす。 **かく・おち【角落ち】**将棋で、実力に差があるとき、強い方が角行{かくぎょう}をはずして対局すること。 **かく‐おび【角帯】**二つ折りに仕立てた、かたくて幅のせまい男性用の帯。 **がく・おん【楽音】**音楽を構成する素材となる音。規則正しく振動し、耳に快くきこえる。[対]騒音。 **かく・かい【角界】**力士およびその関係者で構成されている社会。大相撲の社会。 **かく‐がい【格外】**《名・形動》規格や標準からはずれている・こと(もの)。「―の品物」 **かく・がい【閣外】**内閣の外部。[対]閣内。 **がく・がい【学外】**学校の組織の外部。また、学校の敷地のそと。[参考]大学についていうことが多い。[類語]校外。[対]学内。 **かく・かく【斯く、斯く】**《副》〔文〕具体的な内容を省略して、それを代用する語。これこれ。「―しかじか」 **かく・かく【、赫、赫】**《形動”》→かっかく(赫赫)。 **がく・がく**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●ゆるんですぐに動くようす。「机の足がーする」②体の一部が強く小刻みに動くようす。「足が―震える」 **がくがく【諤諤】**《形動”》〔文〕正しいと信じる意見を率直に述べるようす。[四字]「侃々{かんかん}――」 **かく・かぞく【核家族】**(nuclear family)夫婦(とその未婚の子)だけで構成される家族。「―化」 **かく・がり【角刈り】**男性の頭髪で、全体を四角に見えるように短くかり上げたもの。 **かく・ぎ【格技・挌技】**打ちあったり組み合ったりして争う競技。ボクシング・レスリング・空手・柔道・相撲など。格闘技。 **かく‐ぎ【閣議】**内閣がその職務・職権を行うに際し、その意思を決定する会議。内閣総理大臣が召集する。 **かく・ぎょう【角行】**将棋の駒の一つ。斜め四方に自由に動ける。敵陣にはいって成ると竜馬となってさらに前後左右に一間{ひとま}ずつ動くことができる。角。 **がく・ぎょう【学業】**〔文〕学校で勉強すること。また、学問で修めること。「―成績」「―にはげむ」 **かく・きょり【角距離】**〔天〕二点間の距離を、観測者と二つの点とを結ぶ二つの直線がつくる角度によって示したもの。[参考]天体の見かけの距離を表す場合などに用いる。 **がく・げい【学芸】**学問と芸術。また、教養としての学問。「―欄」―いん【―員】博物館・美術館などの専門職員。資料収集・調査研究などを行う。キュレーター。―かい【―会】小学校などで、児童が学習した成果を劇・音楽などの形で発表する会。 **がく・げき【楽劇】**(Musikdrama)ドイツのワーグナーが創始した歌劇。音楽と演劇とを融合させた総合的な舞台芸術をめざしたもの。 **かく‐げつ【各月】**それぞれの月。毎月。〔副詞的にも使う〕「―会議をひらく」 **かく・げつ【客月】**〔文〕今月の前の月。先月。 **かく・げつ【隔月】**ひと月ずつ間をおくこと。ひと月おき。〔副詞的にも使う〕「―配本」 **かくげん【格言】**教え・いましめを簡潔に表現したことば。[類語]金言。箴言{しんげん}。警句。 **かく‐げん【確言】**《名・他サ》自信をもってきり言うこと。[コロ]「―を得る」[類語]明言。 **かく‐ご【客語】**きゃくご(客語)。 **かく‐ご【覚悟】**《名・他サ》●[仏]迷いを去り道理をさとること。●よくないことを予期して心構えをすること。「死を―する」「―を固める」[類語]決心。決意。観念。[類義語の使い分け]―の・まえ【―の前】《連語》前もって覚悟していること。覚悟の上。 **かくさ【格差】**資格・等級・品質・地位などの格づけの差。「賃金―」「―是正」「―社会」 **かくさ【較差】**《「こうさ」の慣用読み》二つのものを比較したときの差。「気温の―」[類語]開き。違い。 **かく・ざ【擱、坐擱座】**《名・自サ》〔文〕●船が浅瀬や暗礁にのりあげること。座礁。●戦車・車両などが破壊されて動けなくなること。 **かくさい【客歳】**〔文〕去年。昨年。客年。 **かく‐ざい【角材】**切り口の四角な木材。 **がくさい【学債】**私立の大学などが発行する債券。 > **類義語の使い分け「覚悟・観念」** [覚悟・観念]命運ももはやこれまでと覚悟(観念)する [覚悟]もちろん非難は覚悟の上だ/覚悟を決める [観念]万事休すと、観念の臍{ほぞ}を固める <251> **がくさい【学才】**学問に関する才能。「鋭利なー」 **がくさい【楽才】**音楽に関する才能。「豊かなー」 **がくさいてき【学際的】**《形動》(interdisciplinary)研究などが二つ以上の異なった学問分野にわたっているようす。「―な研究」 **かく・さく【画策】**《名・他サ》ひそかに計画を立てること。また、その計画。〔多く、悪い意味で用いる〕「陰で―する」[類語]策略。 **かく・さげ【格下げ】**《名・他サ》資格・等級・地位などをそれまでより低くすること。[類語]降格。[対]格上げ。 **かく・ざとう【角砂糖】**立方形などの形に小さく固めた白砂糖。 ***かく・さん【拡散】**《名・自サ》●広がって散らばること。「核兵器の―を防止する」●〔理〕一つの・液体(気体)に他の・液体(気体)を入れたとき、全体が一様の濃度になろうとして、しだいにまじりあうこと。 ***かく・さん【核酸】**生物体にとって重要な高分子化合物。たんぱく質の合成に必要なものと遺伝に関係するものとがある。 ***かく・し【客死】**《名・自サ》〔文〕旅先または他国で死ぬこと。「パリでーする」 ***かくし【隠し】**●かくすこと。〔多く他の語につけて使う〕「―財産」「―目付」●衣服につけた小さな袋。ポケット。〔古風な言い方〕 **かく・じ【各自】**一人一人。おのおの。めいめい。「弁当は―持参する」[類語]各人。各員。 ***がく・し【学士】**大学の教育課程を修了した者に与えられる学位。[参考]修士・博士。―いん【―院】●「日本学士院」の略称。●「アカデミー」の訳語。 ***がく・し【学資】**学業を続けるために必要な費用。〔通学費・生活費をもふくむ〕[類語]学費。 ***がく・し【楽士】**〔劇場・サーカスなどで〕やとわれて音楽の演奏をする人。〔古風な言い方〕[類語]楽人。 ***がく・し【楽師】**●音楽を演奏する人。楽人。●宮内庁楽部の職員。奏楽に従事する。 **がくじ【学事】**〔文〕学問・学校に関する事柄・事務。「―課」「―報告」[類語]学務。 **かくし・あじ【隠し味】**特定の調味料をそれとわからないように加えて、全体の味を引き立たせること。また、それに用いる調味料。「酢を―に用いる」 **かくし・え【隠し絵】**絵の中に、それと分からぬように別の絵をかき入れたもの。さがしえ。 **かくし・がまえ【隠し構え】**漢字の部首「口」の称。[参考]常用漢字・人名用漢字では「はこがまえ(匚)」と同じ形になった。 **かく・しき【格式】**身分・階級などによって定まった礼儀作法。また、それらによって表される身分・階級。「―を重んじる」―ば・る【―張る】《自五》格式を重んじて堅苦しくふるまう。「―・った挨拶」 **がく・しき【学識】**学問と見識。また、学問をして身につけた見識。「―豊か」「―経験者」[類語]学殖。 **かくし‐くぎ【隠し釘】**外から見えないように打ったくぎ。しのび釘。 **かくし‐げい【隠し芸】**ひそかに身につけておき、宴席などで見せる素人芸。「―を披露する」[類語]余技。 **かくし‐ご【隠し子】**正妻以外の女性に産ませて、世間にかくしている子。 **かくし‐ごと【隠し事】**人にかくしている事柄。「親にーをする」[類語]秘事。ひめごと。 **かくじだいてき【画時代的劃時代的】**《形動》時代を画するようす。新しい時代が始まるようす。画期的。エポックメーキング。 **かくしだて【隠し立て】**《名・他サ》物事をことさらかくして、人に知らせないこと。「親に―をする」 **かくし・だま【隠し玉】**かくしておいた、とっておきの・もの(人・方法)。 ***かく・しつ【核質】**細胞の核をかたちづくる物質。 ***かく・しつ【確執】**《名・自サ》互いに自分の主張を変えず、けっしてゆずらないこと。また、そのためにおこる争い。「両家間に―が生じる」[類語]葛藤。 ***かく・しつ【角質】**脊椎動物の体に形成されるかたい組織。毛・つめ・角・羽などをつくるケラチンを主成分とする硬たんぱく質。角化組織。 ***かく・しつ【革質】**〔植物の表皮などに見られる〕皮のようなかたさをもつ性質。 **かく‐じつ【隔日】**一日ずつ間をおくこと。一日おき。「―勤務」 **かく‐じつ【確実】**《形動》たしかで、まちがいないようす。「―な情報」 **かく・じっけん【核実験】**原子爆弾・水素爆弾などを爆発させ、性能・破壊力を調べる実験。 **かく・して【、斯くして】**《副・接続》〔文〕このようにして。こうして。かくて。「―事件は解決した」 **かくしーどころ【隠し所】**●物をかくす場所。●性器とその周辺。陰部。〔やや古風な言い方〕 **かくしどり【隠し撮り】**《名・他サ》相手に知られないように撮影すること。盗み撮り。 **かくし・も・つ【隠し持つ】**《他五》他人に気づかれないようにかくして持つ。「ピストルを―・つ」 **かく・しゃ【客舎】**〔文〕旅先での宿泊所。 **がく・しゃ【学者】**●学問研究を仕事にしている人。[類語]学究。学徒。●学問を身につけた人。知識豊かな人。「若いに似ず、なかなかのーだ」 **かく・しゃく【矍鑠】**《形動》年老いても健康で元気のいいようす。「―たる老人」[類語]壮健。達者。 ***かくしゅ【各種】**それぞれの種類。「―取りそろえる」[類語]各様。―がっこう【―学校】学校教育法で定める学校の範囲外で、各種の教育を行う施設。料理・洋裁・美容・語学に関するものや受験予備校など。 ***かく・しゅ【確守】**《名・他サ"》〔文〕しっかりとまちがいなく守ること。「命令を―する」 ***かく・しゅ【馘首】**《名・他サ》〔文〕(「人の首を切る」意から)雇い主の一方的な意志で使用人をやめさせること。解雇。首切り。[類語]免職。 ***かく・しゅ【鶴首】**《名・他サ》〔文〕(「鶴のように首を長くして待つ」意から) (よい)物事の至るのを、今か今かと待ちわびること。[コロ]「吉報をーして待つ」 ***かく・しゅう【確執】**《名・自サ》かくしつ(確執)。 **かく・しゅう【隔週】**一週間ずつ間をおくこと。一週間おき。〔副詞的にも使う〕「―刊行」 **かくじゅう【拡充】**《名・他サ"》組織・設備などの規模を広げ、内容を充実させること。「施設を―する」 **がく・しゅう【学修】**《名・他サ》〔文〕学問を学び、身につけること。修学。[類語]修業。 ***がくしゅう【学習】**《名・他サ》●学び習うこと。特に、学校で一定の計画にしたがって基礎的な知識・技術を勉強すること。[類語]勉強。勉学。●〔心理〕経験にもとづいて、環境に適応する仕方を習得すること。 <252> とづいて、環境に適応する仕方を習得すること。―かんじ【漢字】「教育漢字」に同じ。―指導ようりょう【学習指導要領】小・中・高等学校・盲・聾・養護学校を対象に、文部科学大臣が学校教育法に基づいて決める、学習指導の基準。教科書編集の基準にもなる。指導要領。―じゅく【学習塾】学校外で学校の授業の補習や受験勉強の指導をする、私立の施設。 **がく・じゅつ【学術】** 専門的な学問。また、学問と芸術・技術。「―書」―ようご【―用語】 学術上の専門語として、定義を与えられた語。術語。 **かく・しょ【各所・各処】** あちらこちら。ここかしこ。「―で火の手があがった」類語)随所。いたる所。 **かく・しょう【確証】** たしかな証拠。[コロ]「―をつかむ」「ーを得る」類語明証。実証。 ***がく・しょう【学匠】** 〔文〕●すぐれた学者。大学者。●[仏]仏道をおさめて、師匠の資格のある人。 ***がく・しょう【楽匠】** 〔文〕すぐれた音楽家。大音楽家。類語楽聖。 ***がく・しょう【楽章】** 交響曲・協奏曲・奏鳴曲などの楽曲を構成する、独立した個々の一区切りの曲。 **がく・しょく【学殖】** 〔文〕身につけた学問上の教養・知識。「深い―に裏打ちされた寸評」類語学識。 **かく・じょし【格助詞】** 助詞の一つ。体言または体言に準じるものの下につき、その文節とそれを受ける語との格関係を示すもの。口語には「が」「の」「に」「を」「へ」「と」「から」「より」「にて」「まで」「で」などがある。 ***かく・しん【核心】** 物事の中心となる、たいせつな部分。[コロ]「―をつく」類語 中枢{ちゅうすう}。中核。 ***かく・しん【確信】** 《名・他サ》確かであると信じて疑わない・こと(心)。「無罪を―する」ーはん【一犯】●自分の信念に基づき、正当な行為と確信して行われる犯罪。政治犯・思想犯などにみられる。●[俗]悪いことだとわかっていながら、あえてその行為を行う・こと(人)。また、結果を予想した上で、その行為を行う・こと(人)。 ***かく・しん【隔心】** 〔文〕相手に対してうちとけず、へだてのある心。へだて心。隔意。[コロ]「ーをいだく」 ***かく・しん【革新】** 《名・他サ》古い制度・組織・方法などを改めて、新しいぶくださること。「技術のー」「―政党」類語改新。改革。刷新。対保守。―てき【——的】《形動》制度・組織・方法などを新しくするようす。「――な思想」対保守的。 **かく‐じん【各人】** それぞれ。一人一人。〔副詞的にも使う〕「一各様」「一各説」類語各自。各員。 ***がく・じん【岳人】** 登山を愛し、登山の経験を積んでいる人。 ***がく・じん【楽人】** 〔文〕音楽を演奏する人。特に雅楽を奏する人。楽師。楽人{がくにん}。類語楽士。 **かく・す【隠す】** 《他五》●人の目にふれないようにする。「頭―・して尻!・さず」類語晦{くら}ます。忍ばせる。潜{ひそ}める。(計) 隠匿{いんとく}。隠蔽{いんぺい}。●〔感情や物事を〕人にさとられないようにする。秘密にする。「事実を―・す」類語伏せる。おくれる。白{しら}をきる。(す)秘匿{ひとく}。《四》。 **かく・すい【角、錐】** 〔数〕一つの多角形を底辺として、一点を共通の頂点とした三角形の側面とで囲まれた立体。「三ー」「五一」 **かく・すう【画数】** 漢字を形づくっている点や線の数。 **かく!する【画する”劃する】** 《他サ変》〔文〕●(「線を引く」意から)はっきりと区別する。・「一線を―・する」●計画や計略をたてる。「脱走を―・する」 ***かく・せい【「廓清】** 《名・他サ》〔文〕長い間につもりつもった不正・不法などを、すっかりとり除くこと。「―運動」類語粛正{しゅくせい}。粛清{しゅくせい}。 ***かく・せい【覚醒】** 《名・自サ》〔文〕●眠りからさめること。「昏睡状態から―する」●迷いからさめて自分の非に気づくこと。「非行の道から―する」―ざい【一剤】中枢神経を興奮させて、眠気や疲労感を一時的におさえる薬物。 ***かく・せい【隔世】** 時代や世代がへだたっていること。―いでん【一遺伝】祖父または祖母に似る遺伝現象。ふつう劣性形質が現れる。参考 先祖返り。―の・かん【一の感】《連語》ようすがすっかり変わって、時代がひどくかけはなれたという感じ。 ***がくせい【学制】** 学校または教育に関する制度。 ***がくせい【学生】** 学校で学業をおさめている人。特に、大学生。[参考]ふつう、中・高校生は「生徒」、小学生は「児童」という。類語学徒。―うんどう【学生運動】学生が自治組織をつくり、政治や社会を改革するために行う運動。 **がくせい【楽聖】** 非常にすぐれた音楽家。[参考]特にベートーベンをほめた称。類語 楽匠。 **かくせい・き【拡声器】** 音声を大きくして遠くまで聞こえようにした機器。特に、ラウドスピーカー。 **がく・せき【学籍】** その学校の学生・生徒として登録されている籍。「―簿」 ***がく・せき【学績】** 〔文〕●学問上の業績。●〔学校における〕学業の成績。 **かく・せつ【確説】** 〔文〕たのかな説。 **かく・ぜつ【隔絶】** 《名・自サ》遠くへだたっていること。「文明から―した世界」類語懸絶。 ***がく・せつ【学説】** あるテーマに関する学問上の説。「新しいー」 **がく・せつ【楽節】** 楽曲構成の基礎になる小節のまとまり。[参考]小楽節(四小節)・大楽節(八小節)の二つからなることが多い。 ***かく・ぜん【画然・劃然】** 《形動〃》〔文〕区別がはっきりしているようす。「―たる相違」類語截然{せつぜん}。 ***かく・ぜん【確然】** 《形動》「わかで動かないようす。「――たる事実」類語確固。 **がく・ぜん【愕然】** 《形動》ひどくおどろくようす。「―とする」 **かく・せんそう【核戦争】** 核兵器を用いる戦争。 **かく・そう【各層】** [社会学]の各階層。「国民―の意見を聞く」●それぞれの地層・断層。 **がく・そう【学僧】** ●学問を身につけて、深い知識をもつ僧。●修学中の僧。 ***がく・そう【学窓】** 〔文] 《「学校の窓」の意から)学校。学舎。[コリ]「―を巣立つ」類語学び舎{や}。学びの庭。 **がく・そう【楽想】** 楽曲の構想。「――が浮かぶ」 **がく‐そく【学則】** 学校の組織編成・教育課程・管理運営などについて定めた規則。履語校則。 **がくそつ【学卒】** 「大学卒業(者)」の略。 **かく‐そで【角袖】** 〔男物の和服で〕四角な袖のついた外套。 <253> **かく・たい【客体】** きゃくたい(客体)。 ***かく・だい【拡大】** 《名・自他サ》広がって大きくなること。また、広げて大きくすること。郭大{かくだい}。「写真を―する」「―解釈」類語拡張。团縮小。―かいしゃく【一解釈】《名・他サ》ことばや文章の意味を、ふつうより広げて解釈すること。「自由の意味を―する」―きょう【―鏡】凸レンズを使って物体を拡大して見るための器具。虫めがね。ルーペ。―さいせいさん【再生産】 〔経〕資本によって生産された富の一部を資本として蓄積し、それを繰り返して再生産の規模を次々に大きくすること。 ***かく・だい【郭大・廓大】** 〔文〕●《名・形動》広く大きいこと。●《名・自他サ》拡大{かくだい}。 **がく・たい【楽隊】** いろいろな楽器を合奏する人々の音楽隊。類語楽団。 **かくたる【確たる】** 《形動”》《形容動詞「確たり」の連体形)→かく(確)。 **かく・たん【喀痰】** 《名・自サ》〔文〕痰{たん}をはくこと。また、はいた痰。「一検査」 **かく・だん【格段】** 《名・形動》物事の程度の差がかけはなれているようす。段違い。「――の進歩」類語格別。 ***がく・だん【楽団】** 音楽の演奏をする団体。「交響―」「一員」類語楽隊。 ***がく・だん【楽壇】** 音楽家の社会。音楽界。 **かく・だんとう【核弾頭】** ミサイル(=誘導弾)などの先端に装備する、核分裂物質・熱核物質など。 **かく・ち【各地】** それぞれの土地・地方。「日本のー」 **かく・ち【客地】** 〔文〕旅先の土地。客土{きゃくど}。 **かく・ちく【角逐】** 《名・自サ》〔文〕互いに競争すること。[参考]「角」は競う、「逐」は追いはらう意。 **かく・ちゅう【角柱】** ●四角い柱。かくばしら。●〔数〕平行な三個以上の相交わる平面と、これに直角に交わる二つの平行平面とでできた多面体。「三―」 ***かく・ちょう【拡張】** 《名・他サ》範囲・規模・勢力などを大きく広げること。「道路を―する」類語拡大。―し【一子】コンピューターで、データの属性や内容を識別するためにファイル名のあとに記す文字列。画像ファイルの「.bmp」やホームページ作成に使うHTMLファイルの「.htm」「.html」など。 ***かく・ちょう【格調】** 芸術作品がもっている高い品格。「―の高い詩歌」 **がく・ちょう【学長】** 大学の長。[参考] 総長。 ***がく・ちょう【楽長】** ●楽隊または楽団の指揮者。●楽師②の長。 **かく・つう【角通】** 相撲(界)にくわしい人。相撲通。 **かく‐づけ【格付け】** 《名・他サ》資格・価値・能力などに応じて分類し、その等級や段階を決めること。「最上位に―される」「一機関」 **かく‐て【、斯くて】** 《接続》〔文〕「かくして」に同じ。 ***かく‐てい【画定劃定】** 《名・他サ》区切りをつけて範囲をはっきりと決めること。「国境を―する」 ***かく‐てい【確定】** 《名・自他サ》はっきりと定まること。また、定めること。「日程が――する」類語決定。―しんこく【―申告】納税義務者が確定した過去一年間の所得額および税額を税務署に申告すること。 **がく‐てき【学的】** 《形動》学問的。「―根拠を示す」 **カクテル** ●数種の洋酒に炭酸水・果汁・砂糖などに氷片などを加えてかきまぜて出す飲み物。●フルーツカクテル。●異なったいろいろなものをまぜあわせたもの。「光と音のー」▽cocktail ―こうせん【一光線】昼光色や白色をまぜて、自然の光に近くした光線。スポーツ競技場などの夜間照明に使われる。ードレス カクテルパーティーなどに着る婦人服。イブニングドレスよりは略式で、一般にアフタヌーンドレスよりは華やか。▷cocktail dress |パーティー カクテルなどの飲み物と軽食を中心にした、立食形式のパーティー ▷cocktail party **がく・てん【楽典】** 西洋音楽を楽譜に書き記す上での規則。また、それを書いた本。 ***かく‐ど【客土】** ●〔文〕旅先の土地。客地{きゃくど}。●きゃくど(客土)。 ***かく‐ど【確度】** 〔文〕確実さの度合い。[コロ]「―が高い」 ***かく・ど【角度】** ●角の大きさ。角の度数。●ものを見る方向。また、ものを考える立場。「―を変えて見る」類語観点。視点。 ***かく・ど【、赫怒・嚇怒】** 《名・自サ》〔文]激しくおこること。激怒。 **がく・と【学徒】** 〔文〕●学問の研究をしている人。研究者。●勉学中の学生・生徒。「一出陣」 ***がく・と【学都】** 〔文〕研究機関や大学、その他の学校が多くある都市。学園都市。 **かく・とう【格闘・格闘】** 《名・自サ》●互いに組み合ってたたかうこと。類語組み討ち。●困難な物事に必死に取り組むこと。「難問と―する」―ぎ【―技】 **かくとう【確答】** 《名・他サ》明確な返事をすること。また、その返事。[コロ]「―をさける」類語明答。 ***かく・とう【角灯】** ガラス張りの四角形の箱にランプを入れた、手提げ用の照明具。ランタン。 **がく・どう【学童】** 小学校で学ぶ児童。小学生。「一服」―ほいく【―保育】保護者が昼間に労働などで不在になっている児童を、放課後や長期休暇中の一定時間、保育すること。 **かく・とく【獲得】** 《名・他サ》苦心して手に入れ、自分のものにすること。「権利を―する」類語取得。 **がく・とく【学徳】** 〔文]学問と徳行。「―兼備」 **かくと‐した【確とした】** 《連語》たしかな。まちがいのない。確たる。「―証拠がある」 **かく・ない【閣内】** 内閣の内部。「一不一致」団閣外。 **がく・ない【学内】** 学校の構内。また、学校の組織の内部。「一人事」類語校内。团学外。 **かく・に【角煮】** ●豚肉を角切りにして甘辛く味付けし、とろ火でよく煮込んだ中国風の料理。●マグロ・カツオなどの魚肉を角切りにして甘辛く煮込んだ料理。 **かく・にん【確認】** 《名・他サ》はっきりそうだと認めること。「信号をーして渡る」「身元―」類語認定。 ***かく・ねん【客年】** 〔文]去年。客年{きょねん}。類語旧年。 ***かく・ねん【隔年】** 一年ずつ間をおくこと。一年おき。 **がく・ねん【学年】** ●学校で定める一年間の修学期間。「―末」●修学期間によって区分した、学生・生徒・児童の所属する段階。「第一―」 **かく・ねんりょう【核燃料】** 核分裂によりエネルギーを放出する物質。原子核燃料。―サイクル 原子力発電所の使用済み燃料を再処理し、ウランやプルトニウムを回収して再び燃料として利用すること。 **かく・のう【格納】** 《名・他サ》倉庫などにしまい入れること。 <254> ―こ【―庫】航空機を入れておく建物。 **かくのごとし【「斯くの『如し】** 《連語》〔文〕このようである。前述のようである。「結果は―」[参考]漢文訓読による語法。表記「如斯」「如之」などと当てる。 **がく・は【学派】** 学問上の流派。「ケインズー」 **かく・ばい【拡売】** 《名・他サ》「拡張販売」の略。販路を拡張すること。「薬の競争」 **かく・ばくはつ【核爆発】** 〔理〕原子核の分裂および融合反応によって起こる爆発。また、核兵器を爆発させること。 **がく・ばつ【学閥】** 同じ学校の出身者や、同じ学派に属する人によってつくられる派閥。「一偏重」 **かく・ば・る【角張る】** 《自五》 ●かどが出て、まるみがなくなる。「―・った顔」● [態度・やり方などが〕かたくるしくなる。しかつめらしくなる。同①②四角張る。 ***かく・はん【各般】** 〔文]さまざま。いろいろ。諸般。「―の事情を考慮する」 ***かく・はん【攪拌】** 《名・他サ》《「こうはん」の慣用読み)〔文〕かきまぜること。「溶液を―する」 **かく・はんのう【核反応】** 〔理〕原子核に陽子・中性子などの粒子が衝突して起きる、核分裂・核融合などの現象。多大なエネルギー変化が起きる。原子核反応。 **がく・ひ【学費】** 〔授業料など〕学校で勉強するのに必要な費用。「―を納入する」類語 学資。 **かくびき【画引き】** 辞典・字典などで、漢字をその画数によって引くこと。「一索引」 **かく・ひつ【擱筆】** 《名・自サ》〔文〕(「筆をおく」意から)文を書き終わること。対起筆。 ***がく・ふ【学府】** 〔文〕学問研究の中心となる学校。「最高一(=大学)」 ***がく・ふ【岳父】** 〔文〕妻の父(の敬称)。しゅうと。 **がくふ【楽譜】** 楽曲を一定の記号を用いて五線譜などに書きあらわしたもの。音譜。譜。[コロ]「―を読む」 **がく・ぶ【学部】** ●大学で、専攻する学問によって大きく分けた構成単位。「理工―」「経済―」●教養部・大学院に対比される大学の本科。 **がくふう【学風】** ●学問研究上の傾向。「反官学的なー」●学校のもつ気風。校風。「質実剛健な―」 **かくふく【拡幅】** 《名・他サ》 道路や通路などの幅を広げること。「―工事」 **かく・ぶそう【核武装】** 核兵器を装備し、配置すること。 **がく・ぶち【額縁】** ●絵などを入れて壁などにかける枠。●窓・出入り口などのまわりにつける飾りの木枠。 **かくぶつ‐ちち【格物致知】** 〔朱子学で〕物の本質・道理をきわめて、自分の後天的な知力をみがくこと。●〔陽明学で〕自分の考えなどの誤りを正して、先天的な知力をみがくこと。[参考]「大学」の「知を致すは物に格{いた}るに在り」から出た語。 **かくぶん【確聞】** 《名・他サ》〔文〕 〔話などを〕確実な情報としてはっきり聞くこと。 **かく・ぶんれつ【核分裂】** ●細胞質が分裂する前に、細胞核が二つにわかれること。●〔理〕ウランやプルトニウムなどの重い原子核がほぼ二つの原子核に分裂すること。その際、大量のエネルギーを放出する。原子核分裂。团核融合。 **かく・へいき【核兵器】** 核分裂や核融合による大量のエネルギーを利用した兵器。原子爆弾・水素爆弾などの **かくべえ‐じし【角『兵衛獅子】** 「越後獅子{えちごじし}」の別称。角兵衛は獅子の面を作った名工の名という。 **かく・へき【隔壁】** 〔文〕物をへだてる壁。しきりとなる壁。「防火ー」 **かく・べつ【格別】** ■《形動》他と区別されて、著しく異なるようす。「今日の暑さは―だ」「―の御厚情をたまわる」類語格段。目《副》とりわけ。特別に。とりたてて。「―優れたところもない」目《名》《仮定の条件などを受けて)・・・(の場合)は別として。ともかくとして。「今日の場合は―、二度と悪さはしないように」 **かく・ほ【確保】** 《名・他サ》手に入れて、しっかりともちこたえること。「優秀な人材をーする」「首位をーする」類語 堅持。保持。 **かく‐ほう【確報】** たしかな知らせ。[コロ]「―を得る」 **かく・ぼう【角帽】** ●大学生がかぶる帽子で、上部が菱{ひし}ぃ形になったもの。●〔古風な言い方で〕大学生。 **がく‐ほう【学報】** ●学術研究上の報告。また、これをのせる雑誌。●学校で発行し、学内のできごとを知らせる新聞・雑誌。 **がく・ぼう【学帽】** 学生・生徒がかぶる学校の制帽。 **がく・ぼく【学僕】** 塾だ。や師の家に住み込み、雑用をしながら生徒として勉強した人。類語書生。 **かく・ぼん【角盆】** 四角形の盆。因丸盆。 **かくま・う【『匿う】** 《他五》追われている人などを、こっそりかくしておく。「逃亡者を―・う」文《四》。 **かく・まき【角巻き】** 毛布でつくった、大きな角形の肩かけ。雪国の女性が防寒用に用いる。 **かく・まく【角膜】** 眼球の最前部をおおう、うすい透明な膜。「―移植手術」 **がく・む【学務】** 学校や教育に関する事務。「――課」 **かく‐めい【革命】** ●《「天命が革{あらた}まる」の意》古代中国で、王朝がたおれ新しい王朝が興ること。● (revolution)被支配階級が支配階級をたおして政権をとり、政治・経済の形態や国家・社会の組織が根本的に変わること。類語 クーデター。●急激で大きな変化や変革。「産業―」―てき【一的】《形動》●革命を望み、実現をめざすようす。「―な思想」●変化が急で激しいようす。また、大きな変化や変革をもたらすようす。「常識をくつがえすーな新商品」 **がく・めい【学名】** ●学問上の功績による名誉・名声。[コロ]「ーが高い」●動植物などの分類に用いる、世界共通の学問上の名称。ラテン語を用いる。 **がく・めん【額面】** 「額面価格」の略。株券・債券などに記された金額。―われ【―割れ】株券・債券などの市場価格が、その額面よりも安くなること。 **がくめん・どおり【額面通り】** 製●株券などに記された金額のとおり。●見たり聞いたりした事柄や意味そのままであること。「彼の言うことは―には受け取れない」 **かく・も【、斯くも】** 《副》〔文〕このようにまで。これほど。「―盛大な歓迎会を開いていただき・・・」 **がくもん【学問】** ●《名・自サ》知らないことを学び、疑わしいことを問うこと。また、それによって得た知識。[コロ]「ーにはげむ」[コロ]「―のある人」体系的に整えられた知識や理論的に構成された研究方法などの総称。―てき【一的】《形動》学問としての内容・形式・方法をそなえているようす。学的。「―に考える」 <255> ――に王道なし《句》学問というものは一つ一つ積み重ねていくことでのみ身につくもので、努力せず手軽に身につける特別な方法などない。[語源]エジプト王プトレマイオス一世が数学者ユークリッドに幾何学を簡単に学べないかと尋ねたのに対し「幾何学に王道なし」と答えたという故事から。 **がく・や【楽屋】** ●劇場で、出演者が支度や休息をする(舞台の裏側にある)部屋。「―入り」●おおっぴらにできない事柄。=楽屋裏。―うら【―裏】楽屋②。「業界の―」―おち【―落ち】●寄席{よせ}もや芝居などで、楽屋の仲間だけに通じて、観客などにはわからないこと。●仲間どうしにだけ通じて、外部の人にはわからないこと。―すずめ【―、雀】●絶えず楽屋に出入りして、演劇界の事情にくわしい素人。芝居通。●その社会の内情をよく知っていて、軽々しく話して回る人。―ばなし【―話】《「芝居の関係者が楽屋でする話」の意から)》仲間どうしの話。内輪話。 ***かく・やく【確約】** 《名・他サ》はっきりと約束すること。また、その約束。[コロ]「社長の―を得る」 **かく・やく【赫奕】** 《形動》》 かくえき(赫奕)。 **かく・やす【格安】** 《名・形動》他の同種のものより価格が特別に安いこと。「――の品」類語割安。 **がく・ゆう【学友】** ●同じ学校で勉強している友人。校友。類語同窓。●学問をするうえでつきあっている友人。学侶。尊敬学兄。 **かく・ゆうごう【核融合】** 二個以上の、水素などの軽い原子核が、一個の、ヘリウムなどの重い原子核になること。その際、大量のエネルギーを放出する。原子核融合。[参考]水素爆弾はこの反応によるもの。対核分裂。 **かく‐よう【各様】** おのおのがそれぞれに他と異なったようすであること。「各人―」「各種―」類語様々。 **がくよう・ひん【学用品】** 〔鉛筆・ノートなど〕児童・生徒が学校で勉強するのに必要な品物。類語文房具。 **かぐら【〈神楽〉】** (「神座{かむくら}」の転) ●日本古来の舞楽。神楽歌をうたい、舞をまう。神遊び。御神楽{みかぐら}。●「里神楽{さとかぐら}」に同じ。 ***かく・らん【攪乱】** 《名・他サ》《「こうらん」の慣用読み)かきまわして混乱を起こすこと。「敵方をーする」類語惑乱。紊乱{びんらん}。 ***かく‐らん【「霍乱】** 漢方で日射病。また、激しくはき下痢する急性の病気。[句]「鬼のー」 **がく・らん【学らん】** 〔俗〕詰め襟の学生服。特に、上着丈が長いもの。表記多く「学ラン」と書く。 **かく・り【隔離】** 《名・他サ≫●あるものからへだてはなすこと。「人種―政策」類語隔絶。●感染症患者を一般の人からはなして、一定の場所におくこと。「―病棟」 **がく‐り【学理】** 学問を成立させている理論・原理。「一に反する」 ***かく・りつ【格率】** (maxim)〔哲〕個人が自分で決めた行動の規準。 **かく・りつ【確率】** (probability)あることが起こる可能性の度合い。公算。[コロ]「成功の―が高い」 ***かく・りつ【確立】** 《名・自他サ》しっかりと打ち立てること。また、しっかりと打ち立てられること。「対策が―される」「自我の―』」 **かく・りょう【閣僚】** 内閣を構成している各国務大臣。閣員。[参考]ふつう、総理大臣はのぞいて言う。 **がく・りょう【学寮】** ●寺院で、僧が学問や修行をする所。●学校の寄宿舎。 **かくりよく【核力】** 〔理〕原子核の中で、陽子と中性子を結合させている力。中間子が媒介する。 **がく・りょく【学力】** 学習によって身についた、生徒・学生の知的能力。学業成績として表される能力。「一向上」 **かくれ【隠れ】** ●かくれること。●「おー」の形で〉「死ぬこと」の尊敬語。「おーになる」[参考] おかくれ。 ――も無・い《句》よく知られている。「―・い事実」 **がく・れい【学齢】** ●義務教育を受けるべき年齢。満六歳から満一五歳まで。「一期」●小学校に入学する義務が生じる年齢。満六歳。[コロ]「―に達する」 **かくれーが【隠れ家・隠れ『処】** 人目をさけ、かくれ住んでいる家・所。 **がくれき【学歴】** その人がどんな学校に在学し、何を勉強したかという経歴。「一社会」 **かくれ・キリシタン【隠れキリシタン】** 江戸幕府のキリシタン禁制下で、仏教徒を装い、ひそかにキリスト教を信仰した人。[参考]明治時代、信仰の自由が認められてからも土俗的な信仰習俗を守っている人々にもいう。 **かくれーざと【隠れ里】** 人目をさけた人々が、世間からはなれてすむ所。 **かくれ・みの【隠れ、蓑】** (それを着ると体が見えなくなるという、想像上のみのの意)本当の姿や目的などをかくすための手段。「宗教家を―にする」 **かく・れる【隠れる】** 《自下一》●外から見えなくなる。「月が雲に―・れる」「ものかげに―・れる」類語紛れる。紛う。2人目につかない所に身を置く。ひそむ。「山中にー・れて生活する」類語籠{こ}もる。(5) 潜伏{せんぷく}。●世間に名や実力が知られないでいる。「―・れた人材」身分の高い人が死ぬ。〔うやまった言い方〕図か・く・る《下二》。 **かくれんぼう【隠れん坊】** 鬼になった一人がかくれている者たちをさがし出す子供の遊び。かくれんぼ。 **かーぐろ・い【か黒い】** 《形》《「か」は調子を整える接頭語》黒々としている。黒い。 **かく‐ろう【客、臘】** 〔文]去年の一二月。旧臘{きゅうろう}。 **かく・ろん【各論】** 一つ一つの項目について述べた論説・議論。各説。団総論。通論。汎論{はんろん}。 **かぐわし・い【馨しい・『芳しい・『香しい】** 《形》〔文〕品のあるよいにおいである。また、うっとりするほど美しいようすだ。「―・いバラ」図かぐは・し《シク》 **がく・わり【学割】** 「学生割引」の略。学生に対して行われる、鉄道運賃・入場料などの割引。 **かーくん【家訓】** [文]その家に代々伝わるいましめ・教え。家訓{いえくん}。類語家憲。家法。 **がくん** 《副》(「―と」の形も)●急に強い動揺・衝撃をうけるようす。「―と列車がとまる」●体の一部を急に折るようす。「ひざがーとする」程度が急に低下するようす。がくっと。「成績がーと下がる」「体力がーと落ちる」 **かけ【掛け】** ■《名》●「掛け売り」「掛け買い」の略。「売り掛け金」の略。●「掛けそば」「掛けうどん(=すうどん)」の略。因もり。●「掛け目②」の略。日《接尾》《動詞の連用形につけて)その動作が途中であることの意。「読み―」表記は、かなで書くことも多い。●(名詞の下につけて)かけておく道具の意。「洋服―」「タオルー」 <256> ***かけ【欠け】** ●欠けること。「月の満ちー」●欠けて取れた部分。かけら。「やや古風なことば」「瀬戸物の―」 ***かけ【賭け】** ●かけること。かけごと。「―に勝つ」類語ばくち。賭博{とばく}。●一つのことを選んで、その結果を運命にまかせること。「探検は多く―である」 ***かげ【影】** ●日・月・灯火などの光。「朝日の―が谷にさしこむ」●水や鏡の面などにうつる、人・物の姿。「湖に富士の―がうつる」●物体が光線をさえぎったときにできる、その物体の形をした暗い像。陰影{いんえい}。影法師。「人の―が障子にうつる」●そこにあると感じとった、人・物の姿。気配。また、心の中に思いうかべる姿・形。おもかげ。「妹の姿に母の―を感じる」●あることの前兆や暗示されたもの。「老いのー」「死のーにおびえる」●あまり思わしくない、暗い面。「天才詩人の―の部分」 > 使い分け ―が薄・い《句》●命が短いような感じがする。●印象が弱い。「兄がりっぱすぎて、弟の―・い」 ―が差・す《句》あるものや人の現れる気配が感じられる。「戦争の―・す」[句]「噂をすれば―・す」 ――の形に添う如{ごと}く《句》あるものに他のものが、いつも連れそってはなれないようす。形影相伴{けいえいあいはん}。 ―も形も無・い《句》まったく形跡をとどめない。 ――を潜・める《句》表立ったところから姿をかくす。 > 使い分け「かげ」 影「光線をさえぎってできる物の形。すがた〕影法師・影が差す・影が薄い・見る影もない・影も形もない・影の内閣・不況の影・しのび寄る死の影・影武者・湖面に島影が映える・月影さやか 陰(蔭・翳)〔日の当たらない所。物の裏側〕日陰・木陰・草葉の陰・陰ひなたがある・陰干し・山の陰・船が島陰に隠れる・陰の実力者・陰の声・陰ながら・彼のお陰(蔭)で・陰(翳)のある人 [参考]「蔭」は草木のかげの意で、山の日の当たらぬ意の「陰」と全く同様に使われる。特に、「お蔭で・・・」は「陰」よりも好まれる傾向にある。 ***かげ【陰蔭】** ●物にさえぎられて、光線の当たらない場所。「建物のーで日当たりが悪い」②物にさえぎられて、直接目にふれない場所。「ドアのー」●物事の表面に現れないところ。背後。「犯罪のーに女あり」「―の苦労」●他の者を庇護{ひご}するもの。また、その恩恵。→使い分け ―で糸を引・く《句》裏で策動して、自分の思うとおりに人を動かす。 ――になり日向{ひなた}になり《句》ある人のために、表に立ったり裏にまわったりして力をつくすことの形容。「母は―父の仕事を支えた」 ***かげ【鹿毛】** 馬の毛色の一つ。鹿の毛のように茶褐色で、たてがみ・尾・足の下部の黒いもの。 ***がけ【掛け】** 《接尾》●《身につけるものの名につけて)「・・・をつけたまま」の意。「たすきー」「浴衣ー」②《人数を表す語につけて)その人数まで座れる意。「五人―のベンチ」《助数》ある価格に対する割合を表す。割。「定価の七―」(動詞の連用形につけて)ある動作の途中で、ある事が行われる意を表す。「寝―」「起き―」[句]「行きーの駄賃{だちん}。」 ***がけ【崖に厓】** 山や岸などの、きりたったように険しくなっている所。きりぎし。類語断崖。絶壁。 **かけ・あい【掛け合い】** 。●かけあうこと。●ある事柄について、要求を出し交渉すること。「―に応じる」類語談判。折衝{せっしょう}。●〔演芸などで〕二人以上の人が交互に・歌う(語る)こと。「―漫才」 **かけ・あ・う【掛け合う】** 。《他五》●互いにあびせる。「水を―・う」「声を―・う」●《自五》要求を出して相手と交渉する。「会社側と―・う」類語 ()談判。折衝{せっしょう}。 **かけ・あし【駆け足・駆け足】** 《名・自サ》●速く走ること。参者物事を急いでするの意でも使う。「―で説明を終える」類語 早足。●物事があわただしくさしせまったり遠ざかったりすること。「師走がーでやってくる」●〔馬術で」ギャロップ。因並足。 **かけ・あわ・せる【掛け合わせる】** 《他下一》●掛け算をする。「二と三を―・せる」●動植物を交配させる。「ウマとロバを―・せる」=かけあわす。 **か・けい【佳景】** 〔文〕よい景色。絶景。 ***か・けい【家兄】** 〔文〕自分の兄。〔他人に対して謙遜試して言う語」 類語 舎兄。愚兄。 ***か・けい【家系】** 先祖から続いてきて現在におよぶ、その家の系統。「学者が輩出した―」「―図」類語血統。 ***か・けい【家計】** 一家が生活をしてゆく上での収支の状態。一家の経済。「一簿」[コロ]「――を支える」類語生計。 ***かけい【懸、樋覚】** 水を引くために地上にかけわたした、竹や木のとい。かけひ。 ***か・けい【火刑】** 〔文]火あぶりの刑。 ***か・けい【花茎】** 葉をつけないで、その先に花だけをつける茎。タンポポ・スミレ・スイセンなどに見られる。 **が・けい【雅兄】** 《代名》《対称)〔文〕男性の友人を敬愛していう語。〔男性が手紙文で使う」類語大兄。貴兄。 **かけ・うどん【掛け、饂飩】** どんぶりに入れて、熱い汁だけをかけたうどん。うどんかけ。かけ。すうどん。 **かけ・うり【掛け売り】** 《名・他サ》あとで代金を受け取る約束で品物を売ること。貸し売り。掛け。肘掛け買い。 **かげ・え【影絵・影『画】** ●手や紙で物の形を作り、光をあててその影を障子や壁に映し出す遊び。また、その影。●「シルエット」に同じ。 **かけ・えり【掛け襟・掛け、衿】** ●よごれを防ぐために、和服の襟の上に同じ布地でつける襟。とも襟。●よごれを防ぐために、夜具・丹前・半てんなどにつける襟。 **かけ・おち【駆け落ち”駈け落ち】** 《名・自サ》結婚を許されない相愛の男女が、連れだってひそかに他の土地へにげてゆくこと。 **かけ・がい【掛け買い】** ”《名・他サ》あとで代金を支払う約束で品物を買うこと。掛け。団掛け売り。 **かけがえ【掛け替え】** かわりの用意にとっておく、同じ種類のもの。類語かわり。予備。表記多くかなで書く。 ――の無・い《句》かわりになるものがない。この上なく大切である。かけがえがない。「―・い自然」 **かけがね【掛け金】** 戸じまりのため、戸・障子などにとりつけて開かないようにする金具。 **かけ・かまい【掛け構い】** 動心にかけること。気づかうこと。「多く、打ち消しの語を伴うコーのない笑い」 <257> **かけがみ【懸け紙】** 贈り物の上包みに用いる紙。[参考]多く、のし・水引などの形を印刷したものをいう。表記「掛け紙」とも書く。 ***か・げき【歌劇】** 歌唱を中心に管弦楽を伴奏とする大がかりな音楽劇。オペラ。[参考]楽劇。 ***か・げき【過激】** 《形動》度をこして激しいようす。ひどく急進的なようす。「―な運動をさける」「―な思想」類語 先鋭。激越。対稳健。 **かけ・きん【掛け金】** ●定期的に一定の額をはらいこんで積み立てる金。「保険の―」類語積立金。●掛け売りの代金。掛け代金。 **かげ・ぐち【陰口】** その人のいない所で言う悪口。かげごと。[コロ]「ーをきく」[コロ]「一をたたく」 **かけ・くらべ【駆け比べ・駈け『競べ】** 《名・自サ》走って速さを競うこと。類語かけっこ。競走。 **かけ・ご【掛け子・懸け『籠】** 他の箱のふちにかけて、その中にはめこむように作った箱。類語入れ子。 **かけ・ごえ【掛け声】** 赴、〔ひいきの者に〕呼びかける声。●拍子をとったり、人をはげましたり、力を入れたりするときに出す声。「―とともに立ち上がる」呼びかけのことば。「――だけで実行が伴わない」 **かけ・ごと【賭け事】** 金品をかけてする勝負事。賭け。ギャンブル。類語賭博{とばく}。ばくち。 **かげ‐ごと【陰言】** 陰口{かげぐち}。〔やや古風な言い方〕 **かけ・ことば【掛け『詞・懸け『詞】** 文や歌の中で、一つのことばに同時に二つの意味をもたせたもの。「同じ世にまたすみのえの月や見む今日こそよそにおきの島守」の歌で「すみのえ」が「住み」と「住の江」、「おき」が「置き」と「隠岐」の意味を同時にもつ類。 **かけこみ【駆け込み・駆け込み】** ●かけこむこと。●ある時期・機会をのがさないように、大急ぎで物事を行うこと。「―申請」ーでら【一寺】江戸時代、不幸な結婚をして悩んだ女性がにげこんだ寺。一定期間そこにとどまると離婚が認められた。縁切り寺。 **かけ・こ・む【駆け込む・駆け込む】** 《自五》走って中にはいる。「ゴールに―・む」類語飛び込む。 **かけ・ごや【掛け小屋】** 芝居・見せ物などのために臨時に建てる、簡単な小屋。 **かけ・ざん【掛け算】** 二つ以上の数・式を掛け合わせて値を求める計算。乗法。因割り算。 **かけ・じ【掛け字】** ●文字を書いた掛け物。●掛け物にした布地。表記②は「掛け地」とも書く。 **かけ・じく【掛け軸】** 装飾のため、書や絵を表装して床の間や壁などにかけるもの。掛け物。軸物。軸。[参考]ふつう「一軸{いっぴく}・・・」「一幅{いっぷく}・・・」と数える。 **かけ・す【懸巣】** カラス科の鳥。背は赤茶色で、羽は黒・白・青色。山林にすみ、他の鳥の声をまねる。どんぐりなどを食べる。かしどり。 **かけ‐ず【掛け図】** 大ぜいの前で説明するときなどに使う、地図・図表などの掛け物。 **かけ・すて【掛け捨て】** ●保険などの掛け金の支払いを中途でやめること。●保険などで、満期になっても配当金・返還金のないこと。=かけずて。 **かけずり・まわ・る【駆けずり回る・駆けずり回る】** 《自五》あちこちと走って回る。奔走する。「資金集めに―・る」類語飛び歩く。 **かげ・ぜん【陰膳】** 家を遠くはなれている人の無事をいのり、るすを守る人が食事のたびに用意する食膳。 **かけそば【掛け、蕎麦】** どんぶりに入れて、熱い汁だけをかけたそば。かけ。団もりそば。 **かけ・だおれ【掛け倒れ】** 祉●掛け売りの代金が受けとれず、損をすること。●掛け金をかけただけで、見返りがなく損をすること。●費用をかけただけで、利益があがらず損をすること。経費倒れ。 **かけ・だし【駆け出し・駆け出し】** その職についたばかりで、なれていない・こと(人)。新米。「―の記者」 **かけつけ・さんばい【駆け付け三杯】** 宴会で、遅刻者に罰として酒を続けて三杯飲ませること。 **かけ・つ・ける【駆け付ける・駆け付ける】** 《自下一》大急ぎでその場に・行く(来る)。「車で―・ける」 **かけ・つ・こ【駆けっこ・駈けっこ】** 《名・自サ》〔幼児語〕走って速さを競うこと。類語かけくらべ。 **がけ・つ・ぷち【崖っ縁】** ●がけのへり。●物事が大きく変わるさかいめ。「運命の―に立つ」 **かけて** 《連語》《「掛ける」の連用形+助詞「て」》●〈「・・・から・・・に―」「・・・から・・・ヘー」の形で〉・・・にわたって。「東から西に―ふく風」「夏から秋に―ーナスが収穫される」「・・・にー(は)」の形で〉・・・に関しては。「腕力に―彼にかなう者はいない」 **かけ・どけい【掛け〈時計〉】** 柱や壁などにかけて使う大型の時計。 **かけ・とり【掛け取り】** 掛け売りの代金を取り立てて回る・こと(人)。類語借金取り。集金人。 **かけ・ながし【掛け流し】** 流れ出るままにしておくこと。「源泉―の湯」 **かげ・ながら【陰、乍ら】** 《副》〔相手に〕知られないところで。よそながら。「―無事をいのります」 **かけ・ぬ・ける【駆け抜ける・”駈け抜ける】** 《自下一》走って通りぬける。また、走って追いこす。 **かけ・ね【掛け値】** ●売り手が、引き合うだけの値段よりも高く値段をつけること。また、その値段。「―なしの値段」●物事を大げさに言うこと。「―のないところを言おう」類語誇張。 **かけ・はぎ【掛け『継ぎ・掛け、矧ぎ】** 二枚の布を継ぎ目がわからないようにしてつぎ合わせること。掛け継ぎ。 **かけはし【掛け橋・架け橋・懸け橋梯】** ●藤づるや板などを組んで、けわしいがけに棚のように造り設けた橋の道。桟道。●二か所の間に、かけわたした橋。●仲立ち。橋渡し。「両国友好のーとなる」「恋の―」類語媒介。 **かけ・はな・れる【掛け離れる・懸け離れる】** 《自下一》非常にへだたりがある。大きくちがう。かけへだたる。「年が―・れる」「意見が―・れる」類語 (5)隔絶。 **かけ・ひ【懸、樋寛】** かけい(懸樋)。 **かけ・ひき【駆け引き・駆け引き】** 《名・自サ》《戦場で時機をみて兵を進退させる意から)商売・交渉などで、相手の出方や時機に応じて態度をたくみに変え、自分に有利になるようにすること。「恋のー」 <258> **かげ・ひなた【陰日『向】** 《日の当たる所と日の当たらない所の意から) ●人が見ているときと見ていないときで、ことばや行動に違いのあること。「―なく働く」その人がいる所でもいない所でもその人を援助すること。「―になって助けてくれた」 **かけ・ぶとん【掛け布団】** 寝るときに体の上にかけるふとん。団敷き布団。 **かけ・へだた・る【懸け隔たる】** 《自五》かけはなれる。「考え方が―・っている」 **かけ・べり【掛け減り】** 物をはかりにかけたとき、前にはかったときよりも目方がくること。目減り。 **かげ・べんけい【陰弁慶】** 「内弁慶」に同じ。 **かげ・ぼうし【影法師】** 光が当たって、地面や障子などにうつる、人や物の影。 **かげ・ぼし【陰干し・陰『乾し】** 《名・他サ》日かげで(風に当てて)かわかすこと。因日干し。 **かげ・ま【陰間】** 男色を売る者。男娼{だんしょう}。江戸時代の若衆歌舞伎で、まだ舞台に立たない少年役者(=陰間)が男色を売ることが多かったことから。 **かけまく・も【懸けまくも】** 《連語》〔古〕ことばに出して言うことも。[句]「―かしこき(=おそれ多い)」 **かげ・まつり【陰祭り】** 神社で、本祭り(例祭)のない年に行う簡略な祭り。団本祭り。 **かけ・まわ・る【駆け回る・駆け回る】** 《自五》●あちこちと走って回る。かけめぐる。「所せましとー・る」●ある目的のためにあちこちへ行って尽力する。奔走する。「資金集めに―・る」類語(3) 東奔西走{とうほんせいそう}。 **かげ・み【影身】** 影のように、つねにその人につきそってはなれない・こと(人)。「―に添って守る」 **がけ・みち【崖道】** 片側ががけになっている道。 **かげ・むしゃ【影武者】** ●敵をあざむくため、大将などと同じ服装をさせ、いざというときにその身がわりにするための武士。●「黒幕」に同じ。 ***かけ・め【掛け目】** ●はかりにかけて、目盛りに出た重さ。量目。●棒針編みで、糸をかけて編み目をふやす方法。●信用取引で、担保にさしだした有価証券の評価率。担保掛け目。●まゆの取り引きで、まゆの価格を表す係数。 ***かけ・め【欠け目】** ●欠けていて不完全な部分。類語きず。●不足した目方。●囲碁で、目のような形をしているが、目にならない所。表記「欠け眼」とも書く。 **かけ・めぐ・る【駆け巡る・駆け巡る】** 《自五》あちこち走って回る。[参考]感情や想念などが激しく動き回る意にも使う。「熱き思いが胸中を―・る」 **かけ・もち【掛け持ち】** 《名・他サ》二つ以上の仕事や役割をひとりで受け持つこと。「事務と渉外の仕事を―でこなす」類語兼務。兼任。 **かけ・もの【掛け物・懸物】** ●壁などにかけるもの。特に、書画を表装し、壁・床の間などにかけて装飾とするもの。掛け軸。掛け字。軸物。●寝るときに体の上にかけるもの。 **かげ・もん【陰紋】** 輪郭だけを線でえがいた紋。 **かけ・や【掛け矢】** 木で作った大きな槌{つち}。くいなど打ち込むときに使う。かきや。 **かけ・よ・る【駆け寄る”駆け寄る】** 《自五》走って近寄る。走り寄る。 **かけら【欠けら・欠『片】** 欠けてはなれた、小さな部分。「食器の―」類語断片。破片。碎片{さいへん}。 ―も無・い《句》〈「・・・の―・い」の形で〉そのような心の傾向がほんの少しもない。「誠意の―・い」 **かげり【陰り・”蔭り・翳り】** かげること。また、かげのある感じ。「景気に―が見える」「―のある表情」 ***かけ・る【翔る】** 《自五》〔文〕〔鳥・飛行機などが〕空高く飛ぶ。「大空を―・る」文《四》。 ***か・ける【欠ける】** 《自下一》〔かたい物の〕一部分がこわれてとれる。「歯が―・ける」●〈「月が―・ける」の形で〉月の一部分が見えなくなる。対満ちる。●「そうべきものの〕一部がなくなる。脱落する。「メンバーが―・ける」●満足すべきところに達しない。不足する。「目方が―・ける」「常識が―・ける」「意欲が―・ける」図か・く《下二》。 ***か・ける【駆ける・駈ける】** 《自下一》《「馬に乗って速く走る」意から)速く走る。疾走する。「全力をあげて―・ける」図か・く《下二》。 ***か・ける【掛ける・懸ける】** ■《他下一》●高い所にぶらさげる。また、高い所にかかげる。「壁に絵を―・ける」「看板を―・ける」●上からつるしたり、かまど・こんろなどの上に置いたりして火にあてる。「なべをガスに―・ける」●他の物の上に置く。他の物にもたせかける。「肩に手を―・ける」「はしごを―・ける」●高くかかげて張る。「帆を―・ける」●物が動かないように、かぎなどで閉ざす。「安全装置を―・ける」「ホックを―・ける」◎ある物で他の物をとらえる。「引き金に手を―・ける」(「竿秤{さおばかり}にぶらさげる」意から)重さをはかる。「はかりに―・ける」「てんびんに―・ける」●物または人を・そこ(それ)で受けとめて処理する。「ふるいに―・ける」「材料を機械に―・ける」●〔ある問題を〕持ち出して、そこで取り上げる。「会議に―・ける」〈「目に(を)―・ける」の形で〉目にとめる。目にふれさせる。「お目に―・ける(=お見せする)」「新人に目を―・ける(=かわいがって、めんどうをみる)」「心(気)に―・ける」の形で〉心にとめる。気にとめる。心配する。「妹のことを心に―・ける」網・針などでとらえる。また、仕組んでおとしいれる。「魚を―・ける」「ペてんに―・ける」「手に―・ける」の形で〉殺す。「わが子を手に―・ける」〔自分から」その事をあつかう。「手に―・けた仕事」②たのんで、ゆだねる。託する。[句]「願を―・ける」他者にたよって、その世話を受けさせる。「医者に―・ける(=医者の治療を受けさせる)」●●勝負事に金品を出し合い、それが自分のものとなるかどうかを勝敗にゆだねる。「競馬に金を―・ける」「Aを―・けて・・・する」「・・・にAを―・ける」の形で〉失敗したらAを失う覚悟で・事を行う(事に対する)。[句]「命を―・ける」表記は多く「賭ける」と書く。●浴びせる。ふりかける。また、かぶせる。「水を―・ける」「ソースを―・ける」「土を―・ける」「ふとんを―・ける」② [矢・火などを〕放つ。「屋敷に火を―・ける」「よくないこと、不快なことなどを〕他人の身におわせる。[コロ] 「心配を―・ける」[コロ]「苦労を―・ける」のこちらの気持ちを向ける。[句]「情けを―・ける」②費用・時間などを使用する。費やす。「金を―・けた家」「時間を―・けて考える」「手間ひまを―・ける」増し加える。「馬力を―・ける」「みがきを―・ける」掛け算をする。「五に五を―・ける」掛け値をする。「仕入れ値の三割を―・けて売る」定期的に掛け金をはらう。「生命保険を―・ける」の作用をおよぼす。 <259> 「誘いを―・ける」「おどしを―・ける」機械を働かせる。「ブレーキをー・ける」②道具を動かして作用をおよぼす。「掃除機を―・ける」●あることばの音を利用して、掛け詞にもで表現する。「『秋』に『飽き』を―・ける」ことばを発して、相手に届くようにする。[句]「声を―・ける」[コロ]「口を―・ける(=連絡をつける)」②片方から他方へかけわたす。[コロ]「橋を―・ける」表記多く「架ける」と書く。細長いものを、他の物の周りにわたす。「贈り物にひもを―・ける」[コロ]「めがねを―・ける」②組み立てる。仮設する。「小屋を―・ける」〈多く「・・・から・・・に―・けて」「・・・から・・・ヘー・けて」の形で〉〔時間や場所の範囲が〕・・・にわたる。「二月から三月に―・けて」表記多くかな書き。〈多く「・・・に―・けて(は)」の形で〉・・・にかかわる。・・・に関する。「彼は語学に―・けては天才だ」表記多くかな書き。丈か・く《下二》。日《接尾》《動詞連用形について》 ●「・・・し始める」「途中まで・・・する」意。「本を読み―・けたところへ人が来た」「もう少しで・・・する」意。「自信を失い―・ける」●「そこにその作用を向ける」意。「話し―・ける」「問いー・ける」表記目は多くかな書き。図か・く《下二》。 > ■使い分け「かかる・かける」 ***か・ける【賭ける】** 《他下一》◆掛ける日。図か・く《下二》。 > 使い分け「かかる・かける」 **かげ・る【陰る・蔭る翳る】** 《自五》●光が当たらなくなって暗くなる。「午後になると庭が―・る」②日がさしずむく。また、日の光が何かにさえぎられてうすくなる。「雲が出て日が―・った」●目の輝きがなくなる。表情が暗くなる。「表情が―・る」●よくない状態になる。「景気が―・ってきた」文《四》 **かげ・ろい【『陽『炎】** 〔雅〕陽炎{かげろう}。 ***かげろう【蜉蝣蜻蛉】** 筇·ゞ(「陽炎{かげろう}」と同語源)●「トンボ」の古称。●カゲロウ目の昆虫の総称。体長は一三~二〇に。羽は透明でうすい。成虫になって数時間~数日で死ぬ。[参考]命が短いことから、はかないもののたとえに使う。 ***かげろう【『陽『炎】** 郊・春・夏などの直射日光の強い日に、地面から空気がたちのぼり、ゆれ動いて見える現象。陽炎{えん}。[コロ]「ーが立つ」類語逃げ水。蜃気楼{しんきろう}。 **かけ・わた・す【掛け渡す・架け渡す】** 《他五》〔こちらから向こうへ〕かけてわたす。「海峡に橋を―・す」 **かけん【家憲】** その家の家族・子孫などが守るように決めてあるおきて。類語家訓。 ***かげん【下弦】** 満月から次の新月までの間(陰暦で毎月二二、三日ごろ)の半月。[参考]月の東側が半円形に見え、月の入りに弦が下に来る。対上弦。 **げん【下限】** 下の方の限界。因上限。 ***かげん【加減】** ■《名》●《他サ》加えることと減らすこと。類語増減。加除。●〔数〕加法と減法。足し算と引き算。[四字]「一乗除」対乗除。●《他サ》ほどよく調節すること。「塩分を―する」●ほどあい。ぐあい。「湯―」●体の調子。また、病状。「今朝は―がいい」●影響。「陽気の―で頭が痛い」■《接尾》《動詞の連用形、または名詞について)●「・・・の程度」「・・・する程度」の意。「ばかさー」「腹のへりー」●「ちょうどよい・・・ぐあい」の意。「飲みーのお茶だ」「やや・・・の傾向」「・・・ぎみ」などの意。「うつむきー」―もの【一物】調節するのが難しいものごと。 ***かげん【嘉言】** 〔文〕いましめなどをふくんだ、よいことば。[四字]「―善行」 ***かげん【寡言】** 〔文〕口数の少ないこと。類語寡黙。無口。対多言。 **が・けん【我見】** 〔文〕●自分だけのせまい考え。●[仏]「我執」に同じ。 **がーげん【雅言】** 〔文〕「雅語」に同じ。 **かげん・み【過現未】** 〔仏〕過去・現在・未来。三世{さんぜ}。 **かーこ【『水『夫・『水『手】** 〔雅〕船頭。船乗りぱぱのさん。 **「かーこ【過去】** ●過ぎ去った時。現在より以前の時点。「遠いーのできごと」「―は振り返らない主義です」往時。昔。●[仏]三世{さんぜ}の一つ。この世に生まれる以前の世。過去世。●過ぎ去った動作・状態を表現する語法。因①~③現在・未来。●「人にかくしておきたい〕前歴。「―のある男」―ちょう【―帳】[仏]死者の俗名・戒名・死亡年月日などを記した帳簿。点鬼簿。鬼籍。 **かご【加護】** 《名・他サ》神仏が力を貸し、守り助けること。「神仏のーをたのむ」類語守護。神助。 ***か‐ご【歌語】** 和歌に多く使われる古雅なことば。「つる(鶴)」に対する「たづ」など。類語)雅言。雅語。 **かご【籠】** 竹・つるなどで編んだ入れ物。「くずー」 ***かご【訛語】** 〔文〕標準語とくらべて音韻に違いがあることば。なまったことば。訛言。 ***かご【過誤】** 〔文〕あやまち。まちがい。[コロ]「―を犯す」「医療―」類語過失。錯誤。 ***かご【駕籠】** (「籠{こ}ご」と同語源》昔の乗り物の一つ。人を乗せた箱形の座に棒を通し、前後からかついで運ぶ。[コロ]「ーをかく」[参考]「一挺{いっちょう}・・・」と数える。 ―に乗る人担ぐ人そのまた草鞋{わらじ}を作る人 《句》世の中はさまざまな境遇の人たちによって成り立っていることのたとえ。 **が‐ご【雅語】** ●口頭語ではあまり使わない、上品で正しいとされることば。優雅なことば。团俚言。俗言。●和歌などに使われた平安時代の大和{やまと}まことば。類語歌語。同②雅言。 **かこい【囲い】** ●かこうこと。また、かこうもの。塀・垣根・柵になど。類語埒{らち}。●野菜などを長く貯蔵しておく・こと(所)。[コロ]「ーがきく」●茶室。[参考]もと、広間の一部をかこって作ったことから。●「囲い者」の略。別に家を与えて住まわせておく、めかけ。 **かこいこ・む【囲い込む】** 《他五》●すっかり囲って中に入れる。「羊をさくで―・む」●「価値のある人材や物事が〕外に逃げたり漏れたりしないようにとどめる。取り込む。「サービスで顧客を―・む」 ***か・こう【下降】** 《名・自サ》下にさがること。「気球が―する」「成績が―する」類語落下。沈下。降下。团上昇。 ***か・こう【仮構】** 《名・他サ》実際には無いことを、仮にあることとして作り出すこと。「―の物語」類語虚構。フィクション。 ***か・こう【佳肴嘉、肴】** 〔文〕うまい、酒のさかな。うまい料理。「―にあきる」[四字]「珍味―」 ***か‐こう【加工】** 《名・他サ》(天然の)原料や他の品物などに人手を加えて、新しい物を作ること。「一品」 **かーこう【歌稿】** 歌の原稿。歌の下書き。類語詠草。 **かこう【河口】** 川が海や湖に流れこむ所。 **か・こう【河港】** 河口または河岸につくられた港。類語河口港。対海港。 **か・こう【火口】** ●地下のマグマや火山ガスなどがふき出す所の穴。噴火口。●「火口縁」に同じ。 <260> **かかこう―かざおり** 出す口。噴火口{ふんかこう}。●ボイラーの火をたく口。―げん【―原】火口やカルデラの内部が平らになった部分。―こ【―湖】火口に水がたまってできた湖。―へき【―壁】火山の火口を囲む急な壁。 **か・こう【花梗】** 「花柄{かへい}」に同じ。 **かこう【華甲】** 〔文〕数え年六一歳の称。還暦。[参考]「華」の字を分解すると六つの「十」と「一」とになることから。「甲」は「甲子{かっし}」の意。 **かこう【囲う】** 《他五》●周囲をとりまき、中と外とを区別する。「塀で家を―・う」[類語]囲む。●めかけにして養う。「女を―・う」●野菜類をたくわえておく。「タマネギをー・う」[類語] (5) 貯蔵。[図]《四》。 **かごう【化合】** 《名・自サ》〔理〕二つ以上の物質が化学反応を起こして結びつき、まったく別の性質をもつ物質ができること。「水素と酸素がーして水になる」[反]分解。 **が・こう【画工】** 絵をかくことを職業とする人。特に、職人的な絵かき。[類語]画家。絵師。 **がこう【画稿】** 絵の下書き。 **がごう【雅号】** 文人・書家・画家などが、本名のほかにつける風流な名。雅名。 **かこう・がん【花崗岩】** 深成岩の一種。ふつう、灰白色で黒いはん点がある。主成分は、カリ長石・石英・黒雲母など。建築・装飾用。御影石{みかげいし}。 **がこう‐そう【鵞口瘡】** 乳幼児の口の粘膜に白い小さなはん点のできる病気。カンジタ菌の感染症。 **かこう・ち【可耕地】** 耕地にすることのできる土地。 **かご・かき【駕籠舁き】** 昔、駕籠をかつぐのを職業とした人。かごや。 **か・こく【苛酷】** 《形動》むごくきびしいようす。「―な刑罰」「―な労働」 **かこく【過酷】** 《形動》度をこしてひどいようす。「―な条件」「―な試練」 **かこく・るい【禾穀類】** 穀物として栽培される、イネ科の植物の総称。稲・麦・トウモロコシなど。 **かこ・つ【託つ】** 《他五》〔文〕好ましくない事態が自分の身にふりかかって、うらみに思う。なげいて愚痴を言う。「我が身の不幸を―・つ」[文]《四》。 **かこつ・ける【託ける】** 《自下一》ある行為をするために、他のことを理由にする。口実にする。「病気に―・けて休む」[図]かこつ・く《下二》。 **かご・ぬけ【籠抜け・籠抜け】** ●竹かごの筒の中をすばやくくぐりぬける曲芸。●「かごぬけ詐欺」の略。―さぎ【―詐欺】建物の入り口などで、そこに所属する人のように見せかけて相手を信用させ、金品を受け取ると裏口などから姿をくらます詐欺。かごぬけ。 **かご・の・とり【籠の鳥】** 《連語》かごの中の鳥のように、自由をうばわれている人。〔特に遊女などをいう〕 **かこみ【囲み】** ●かこむこと。また、かこんだもの。「竹でーを作る」●攻めるために周りをかこむこと。包囲。「敵の―を破る」●新聞・雑誌などの記事で、罫{けい}でかこんであるところ。コラム。「――記事」 **かこ・む【囲む】** 《他五》まわりを全部とりまく。かこう。「塀で―・む」「敵を―・む」[句]「食卓を―・む(=食事をする)」[類語]巡らす。(5)包囲。《四》。 **かご・め【籠目】** ●かごの編み目(のような模様)。「かごめかごめ」の略。 **かごめかごめ【籠目籠目】** 子供の遊びの一つ。しゃがんで目をふさいでいる子の周りを、数人が手をつないで歌を歌いながら回り、歌が終わったとき、中の子に背後の子を当てさせる。かごめ。[参考]「かごめ」は「かごむ(=かがむ)」の命令形からともいう。 **かっこん【禍根】** 〔文〕わざわいや不幸の起こるもとや原因。[類]「将来に―を残す」[類語]禍因。 **か‐ごん【過言】** 大げさに言うこと。言いすぎ。過言{かげん}。「―ではない」 **かさ【傘】** 雨・雪・日光などをさけるためにさしかざす、柄のついた道具。雨傘・日傘など。さしがさ。[図]「―をさす」[参考]和傘は「一張{いっちょう}・・・」「一張{ひとはり}・・・」と数える。 **かさ【嵩】** ●物の大きさ・分量。体積。容積。「水の―がます」[句]「―が張る」●〔古〕相手を威圧する勢い。 >―に懸か・る《句》優位な立場・権力などを利用して、相手を攻めたり、相手を頭からおさえつけたりするような態度をとる。「―・って攻め立てる」 **かさ【暈】** (halo) 太陽・月のまわりにできる光の環{わ}。光環。暈{うん}。ハロ。 **かさ【毬】** 松・トチなどの実の、から。「松のー」 **かさ【瘡】** ●皮膚にできる、はれもの・できものの総称。●「梅毒{ばいどく}」の俗称。 **かさ【笠】** ●雨・雪・日光などを防ぐために頭にかぶるもの。かぶりがさ。[参考]「一蓋{いっかい}・・・」と数える。●笠の形に似たもの。「電灯の―」●守りかばうもの。「権力を―に横暴をきわめる」 >―に・着る《句》〔あるものの〕権力・地位などをたのんでいばる。 **がさ** 〔隠〕家宅捜索。[コロ]「―を入れる」[参考]「捜す」の「さが」を逆にした語。 **かさ‐あげ【嵩上げ】** 《名・他サ》●堤防などを一段と高くすること。「――工事」●請求・見積もりなどの金額を(不当に)高くすること。 **かざ・あし【風脚・風足】** 風の速さ。風速。 **かざ・あな【風穴】** ●風のふき通る穴・すきま。●通風や換気のため、壁などにあけた穴。●山腹などにある、冷たい風のふき出てくる深い穴。風穴{ふうけつ}。 >―を開・ける《句》伝統のある社会や変化のとぼしい組織に、新風を送り入れる。 **か・さい【家裁】** 「家庭裁判所」の略。 **か・さい【果菜】** 果実を食用にする野菜。トマト・キュウリ・ナスなど。[対]根菜・葉菜。 **か・さい【歌才】** 歌を(じょうずに)つくる才能。 **か・さい【火災】** 火事。また、火事による災害。「―が発生する」「―報知機」「―保険」 **か・さい【花菜】** 花の部分を食用にする野菜。食用菊やカリフラワー・ブロッコリーなど。 **か・さい【禍災】** わざわい。災難。災害。災禍。 **か・ざい【家財】** ●〔家具・衣類など〕家にある道具類。「―道具」●家の財産。一家の財産。[類語]身代。 **か・ざい【画才】** 絵を上手にかく才能。「豊かな―」 **が‐ざい【画材】** ●絵になる材料。絵の題材。「花をーとする」●〔絵の具・筆など〕絵をかくのに使う材料。 **かさい・りゅう【火砕流】** 〔地〕火山の噴火の際に放出された、大量の火山ガスと火山岩・火山灰の混合物が急速に山腹を流れ落ちる現象。 **かざ・いれ【風入れ】** 〔部屋・衣服・書物などに〕風を通して湿気をとること。[類語]虫干し。 **かざおり‐えぼし【風折り烏帽子】** (「風で <261> 吹き折られた鳥帽子」の意から》立烏帽子のいただきを斜めにおりふせた形の烏帽子。略儀用で、狩衣{かりぎぬ}を着るときに用いた。[参考]右折りにしたものは上皇用、左折りにしたものは一般用。主に、地下{じげ}が通常着用した。 **かざ・おれ【風折れ】** り。風で樹木などが折れること。[句]「柳にーなし」 **かさ・かき【「瘡、掻き】** 〔俗]梅毒{ばいどく}にかかっている人。かさっかき。 **かさ・かさ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●かわいた(うすい)ものが、軽くふれあう音の形容。「落ち葉がー音をたてる」●《形動》ひからびて、うるおいのないようす。「手が―になる」●感情にうるおいのないようす。 **がさがさ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●かわいたものがふれあう音の形容。「竹やぶがーする」●《形動》しめりけやあぶらけがなく、ざらざらしているようす。「手の甲にがーする」「手が―になる」●性質・態度などが、粗雑でうるおいのないようす。「ーした人」類語がさつ。 **かさぐも【「笠雲】** 高い山の頂にかかる笠状の雲。 **かざぐるま【風車】** →ふうしゃ(風車)。●羽根車に柄をつけ、風がふくと回るようにしたおもちゃ。 **かざ・け【〈風邪〉気・風気】** 少しかぜをひいたような体の調子。かぜぎみ。かぜけ。 **かさ‐ご【笠子】** カサゴ科の海魚。卵胎生。頭部は大きく、紅色または黒褐色で黄色のまだらがある。食用。 **かざ‐ごえ【〈風邪〉声・風声】** 刻、かぜをひいたときの・しわがれた(鼻のつまった)声。かぜごえ。 **かさこそ** 《副》《「―と」の形も)かわいた落ち葉やうすい紙などがふれあって立てる、かすかな音の形容。 **かささぎ【鵲】** カラス科の鳥。頭・背は黒く、肩・胸は白い。日本では九州だけにすむ。天然記念物。 **かざ・さき【風先】** 風が吹く先。かぜさき。かざしも。 **かざ・しも【風下】** 風のふいて行くほう。下風{したかぜ}。団風上{かざかみ}。 ――に立・つ《句》他に先んじられて、その勢力におされる立場に立つ。劣位に立つ。下風{しもかぜ}に立つ・ ***かざ・す【『挿『頭す】** 《他五》花や枝、造花などを髪や冠{かむり}協にさす。「花を髪に―・す」文《四》。 ***かざ・す【翳す】** 《他五》●手にもった物を頭上にあげて構える。「刀を―・してつき進む」●光にあてるようにして高くあげる。「月光に―・して読む」●かげを作るようにさしかける。また、ものの上にさしかける。「火鉢に手を―・す」[コロ]「小手を―・す」文《四》。 **かさ・だか【、嵩高】** 《形動》●〔重さの割に〕体積が多いようす。かさばるようす。「―な荷物」●いばって、えらそうなようす。「―に言う」 **がさつ** 《形動》粗野で、細かい所に気を配らないようす。「―な男」「―な振る舞い」類語粗雑。 **がさ・つ・く** 《自五》●がさがさと、音がする。●ことばや動作があらっぽく落ち着かないでいる。 **かさな・る【重なる】** 《自五》●ある物の上に、こ同じ(種類の)物がのる(合わさる)。「足あとが―・っている」●ある事の上に、さらに同じ(種類の)事が加わる。「不幸が―・る」「日曜と祝日が―・る」文《四》。 **かさね【重ね】** ■《名》●重ねること。また、重ねたとも●昔、泡の下に重ねて着た衣服。下襲{したがさね}。表記②は「襲」と書く。●上着と下着がそろっている衣服。●重ね着。《助数》重箱・衣服など、重ねたものを数える語。「重箱一―」 **かさね・がさね【重ね重ね】** 《副》●何回も同じようなことをくり返すようす。たびたび。「―の不幸」「―の失礼お許し下さい」念を入れて言うようす。くれぐれも。じゅうじゅう。「―よろしくとのことです」 **かさね-ぎ【重ね着】** 《名・他サ》衣服を重ねて着ること。また、その衣服。かさね。類語厚着。 **かさね-さかずき【重ね杯・重ね、盃】** 大・中・小の三個で一組みとなる杯。組み杯。●続けて何ばいも酒を飲むこと。 **かさね-て【重ねて】** 《副》一度すませたことをまたくり返すようす。再び。もう一度。「―ーお願いします」 **かさね・もち【重ね餅[餅]】** ●大と小の二個を重ねて神仏などに供える餅{もち}。鏡餅。●人が折り重なってたおれること。「―になって土俵下に落ちる」 **かさ・ねる【重ねる】** 《他下一》●ある物の上に、さらに同じ(種類の)物をのせる。「皿を―・ねる」●ある事の上に、さらに同じ(種類の)事を加える。くり返す。「版を―・ねる」「交渉を―・ねる」●一定の区切られた時間を何回も続けて過ごす。「日を―・ねる」図かさ・ぬ《下二》。 **かざ・ばな【風花】** ●雪の積もっている所から風にふかれて飛んでくる雪。●晴れた日、風のふき起こる前などにちらちら舞いながら降る雪。=風花{ふうか}。 **かさ・ば・る【嵩張る】** 《自五》体積が大きくて場所をとる。「―・った荷物」類語かさむ。 **かさぶた【瘡蓋・痂】** 皮膚にできた傷口がかわいて、その上にできるかたい皮。「―がはがれる」 **かざ・まち【風待ち】** 《名・自サ》出帆する船が、順風になるのを待つこと。風待ち。「―の港」 **かざ・なぎ【風『和ぎ・風凪】** 風が止んで、海が凪{な}ぐこと。かぜなぎ。 **かざ・まど【風窓】** 風を通すためにつくった窓。 **かざ・み【風見】** 船上や屋根の上などにとりつけて風の方向を知る、矢や鳥の形をした道具。風向計。―どり【―『鶏】●ニワトリをかたどった風見。●周囲の動向によって自分の態度を決める、定見のない人。 **がざみ【蝤、蟀】** ワタリガニ科のカニ。甲羅はひし形で、体色は紫緑色。食用。わたりがに。 <262> **かざ・みち【風道】** 風が吹き抜ける道。かぜみち。 **かさ・む【嵩む】** 《自五》体積・分量などが多くなる。「仕事が―・む」類語かさばる。●金額が積もって多くなる。「人件費が―・む」文《四》。 **かざ・むき【風向き】** ●風のふいてくる方向。●物事のなりゆき。形勢。(ゴロ)「会議のーが変わる」=風向{ふうこう}。 ―が悪・い《句》●形勢が不利である。●相手の機嫌がよくない。「社長の―・い」 **かざ・よけ【風『除け】** 風を防ぐこと。また、のための物。風防。風除け。 **かざり【飾り】** ●かざること。また、かざるもの。装飾。「―の多い文章」●「おー」の形で〉正月のしめかざり・松かざり。●実質のない見せかけだけのもの。「会長は―にすぎない」 **かざり・け【飾り気】** 人によく見られようとして、うわべをかざろうとする気持ち。「―のない人」 **かざり・しょく【飾り職・鉄職】** 金属製の装飾品をつくる職業(の人)。飾り屋。飾り師。 **かざり・た・てる【飾り立てる】** 《他下一》人目に立つように盛んにかざる。「店先を―・てる」 **かざり・だな【飾り棚】** ●〔客間などに置き〕美術品などをかざる棚。●商品などをかざる棚。 **かざり・つ・ける【飾り付ける】** 《他下一》〔いろいろな物を、全体の美しさを考えながら〕整えて並べる。 **かざり・まど【飾り窓】** 商品をかざっておく窓。陳列窓。ショーウインドー。 **かざり・もの【飾り物】** ●飾りに使う物。特に、正月や祭りのときの飾り。●実際の役にはたたないが、うわべをつくろうために置く・もの(人)。「―の審議会」 **かざ・る【飾る】** 《他五》●手を加えて・美しく(りっぱに)見えるようにする。また、意義あるものにする。「美談が紙面を―・る」「歴史を―・る快挙」[コロ]「花道を―・る」類語彩る。●見かけをとりつくろって・美しく(りっぱに)見せる。「体裁を―・る」類語装う。●美しく(りっぱに)見えるように・置く(並べる)。「部屋に花を―・る」「店先に商品を―・る」区《四》。 ***か・さん【加算】** ●《名・他サ》〔基準となるものに〕加えて数えること。「利子をーする」類語 合算。[数]足し算。寄せ算。因減算。―ぜい【―――税】決まった税額に加算して徴収される税金。滞納したり、実際の所得よりも少なく申告した場合などに課せられる。 ***かし【〈河岸〉】** ●【船荷の積みおろしなどをする]川の岸。かわぎし。●川岸にたつ市場。特に、魚市場。「魚――」●物事をする場所。「――を変えて飲み直す」 ***かし【瑕疵】** 〔文]●きず。また、欠点。瑕瑾{かし}。●〔法〕法律上、完全な状態や条件などが欠けていること。 ***か・し【華氏】** 水の氷点を三二度、沸点を二一二度とし、その間を一八○等分した温度目盛り。また、それによってはかった温度。記号はF。表記「カ氏」とも書く。[参考]摂氏{せっし}。 ***かし【菓子】** 間食用の食べ物。多くは甘い。[参者]もと、果物の意。―おり【一折り】菓子をつめた折り箱。おもに贈り物として用いる。ーパン中に、あん・クリームなどを入れたり、甘みをつけたりしたパン。 ***かし【貸し】** ●金銭や物を貸すこと。また、貸した金品。●他に与えた恩恵や利益のお返しが、まだ自分の方に与えられていないこと。「助けてやったーがある」簿記で、「貸方」の略。対①~③借り。 ***かし** 《終助》(係助詞「か」+強意の副助詞「し」という)文語〔言い切りの文について〕強く念を押す。また、強く自覚して、文意を強める。「待たれよかし(=待って下さいね)」「身にしみて偲ばるるぞかし」[参考]「さぞかし」「これ見よがし」などの形で現代語にも残る。 **か‐じ【加持】** 《名・自サ》●仏が衆生{しゅじょう}を守ること。●密教で、仏の慈悲が人の心に加えられ、人がその慈悲を感じさとること。●印を結び呪文を唱えて、仏の助けと保護をいのること。「――祈禱{きとう}」 ***か‐じ【家事】** 生活をいとなむうえで必要な家庭内の仕事。炊事・洗濯・買い物・育児など。「――を分担する」―てつだい【一手伝い】炊事・掃除・洗濯などの家事を手伝う・こと(人)。[参考]学業を終えても就職せず、家にいる人をいうことが多い。 **か・し【可視】** 〔文〕肉眼で見えること。因不可視{ふかし}。一こうせん【一光線】〔理〕肉眼で見ることのできる光線。ふつう三八〇~七七〇は桜のもの。可視線。因不可視光線。 ***かし【樫橘・橿】** ブナ科コナラ属の一群の常緑高木。アカガシ・アラカシ・シラカシなど。暖地に自生する。果実を「どんぐり」と言う。材はかたく、用途が広い。 **か・し【歌詞】** 節をつけてうたう歌の文句。歌曲・歌謡曲・歌劇などのことば。 **かじ【楫舵梶】** 〔古]水をかいて船を進める道具。膽ぅ・権などの総称。●船尾につけて船の進行方向を定める装置。●飛行機の進行方向や昇降を定める装置。●車のかじ棒。表記ふつう、は「楫」、23は「舵」、④は「梶」と書く。 舵を取・る《句》物事がうまく運ぶように誘導する。 <263> ***か‐じ【火事】** 建物・船舶・山林などが焼ける災害。類語火災。ば【――場】火事のおこっている現場。ーばーどろぼう【一場泥棒】●火事場の騒ぎにつけこんで盗みをする人。●ある事件の混乱につけこんで不正な利益を得る人。=火事泥{かじどろ}。―みまい【―見舞い】火事や近火にあった家へ見舞いに行くこと。 ***かじ【〈鍛冶〉】** 金属を焼いたり打ったりしてきたえ、いろいろな器械・器具をつくる・こと(職人)。「刀ー」 ***がし** 《接尾》《文語の終助詞「かし」の転。動詞の命令形について)あてつけがましく、そうしろと望む意。・・・と言わんばかり。「聞こえよーに言う」「これ見よ―の態度」 ***がし【賀詞】** 〔文〕 〔新年・長寿の祝い・祝賀の行事などのときに述べる〕祝いのことば。類語祝詞{しゅくし}。祝辞。 ***がし【餓死】** 《名・自サ》〔食べ物がないために〕うえて死ぬこと。うえ死に。飢死。 **かし・いえ【貸し家】** ふかしや(貸家)。因借り家{かりいえ}。 **かしき【梶木・『旗『魚】** マカジキ科とメカジキ科の海魚の総称。暖かい地方の海に広く分布する。長くてするどい上あごを持つ。[参考]肉質がマグロに似ることから、「かじきまぐろ」ともいうが、マグロとは別種 **かしきり【貸し切り】** 貸し切ること。また、貸し切ったもの。「―バス」対借り切り。 **かし・き・る【貸し切る】** 《他五》●〔乗り物・劇場の席などを〕ある期間、決まった人や団体だけに貸す。●残らず貸してしまう。団①②借り切る。 **かし・きん【貸し金】** 貸した金。対借り金。 **かし・きんこ【貸し金庫】** 銀行が、厳重な金庫室の中に置き、使用料をとって客の貴重品を預かる箱。 ***かし・ぐ【『傾ぐ】** 《自五》船・車や建物などがかたむく。「荷物の重みで船が―・ぐ」図《四》。 ***かし・ぐ【『炊ぐ・爨ぐ】** 《他五》〔飯などを〕たく。〔古風な言い方]「米を―・ぐ」「飯を―・ぐ」文《四》。 **か・じく【花軸】** 花序の中軸となる茎。これから花梗{かこう}にが分枝して、花をつける。 **かしこし【貸し越し】** ●一定限度以上に貸すこと。●銀行が当座預金の口座を持つ者に、預金の残高をこえる額の小切手をふり出すこと。また、そのふり出した金額。当座貸越。対①②借り越し。 **かしこーだて【賢立て】** かしこいようにふるまうこと。利口ぶること。さかしら。「―にふるまう」 **かしこーどころ【賢所】** (畏{かしこ}い(=おそれ多い)所の意から)神殿・皇霊殿とともに皇居にある宮中三殿の一つ。ここに神鏡「八咫{やた}の鏡」を祭る。賢所{けんしょ}。 **かしこま・る【『畏まる】** 《自五》●おそれいって、つつしんだ態度・姿勢をとる。「―・って拝聴する」●〔緊張して」きちんとすわる。正座する。「―・っていないで楽にしなさい」「―・りました」の形で〉相手の命令・依頼などをつつしんで受ける意を表す。文《四》。 **かしざしき【貸し座敷】** ●貸席。●遊女屋。 **かししつ【貸し室】** 料金をとって貸す部屋。貸間。 **カシス** ●ユキノシタ科の落葉小低木。また、その果実。果実は酸味があり、ジャムや菓子などの材料にする。黒スグリ。●カシス①からつくるリキュール。▽cassis **かし・げる【『傾げる】** 《他下一》斜めに曲げる。かたむける。「首を―・げる」図かし・ぐ《下二》。 **かしず・く【傅く】** 《自五》 ●人につかえて、その人を守り世話をする。●〔古〕後見する。表記現代仮名遣いでは「かしづく」も許容。《四》。 **かし・せき【貸席】** 料金をとって、(時間決めで)貸す座敷。貸し座敷。また、それを職業とする家。 **かし・だおれ【貸し倒れ】** 秘貸した金が返してもらえず、損になること。 **かし・だし【貸し出し】** ●物を外部に貸すこと。「図書の―をする」●〔銀行などが〕貸し付けのために金銭を支出すること。対借り入れ。 **かし・ち【貸し地】** 地代をとって人に貸す土地。対借地。借り地。 **かし・ちん【貸し賃】** 貸した物の使用料としてとる料金。類語損料。対借り賃。 **か・しつ【加湿】** 《名・他サ》乾燥を防ぐため、空気中の湿気を増やすこと。「一器」対除湿。 **か・しつ【過失】** ●不注意のために起こした失敗。過ち。しくじり。「―による事故」類語失敗。粗相。失態。〔法〕不注意であるとの非難を受ける意思状態、およびその状態に基づく行為。因故意に。―ちし【一致死】故意でなく、過失によって他人を死なせること。 <264> ***かじつ【佳日・嘉日】** 〔文〕〔結婚式など〕めでたい事のある日。よい日。類語佳節。嘉辰。 ***か・じつ【果実】** ●植物の実{み}。●果実①のうち、特に食用とされるもの。くだもの。●[法]ある物から生じる利益。家畜が産んだ子、貸家の家賃など。―しゆ【一酒】●果汁を発酵させてつくった酒。ぶどう酒・りんご酒など。●焼酎などの蒸留酒に果実と砂糖を加え、果実の成分をしみ出させた酒。梅酒・かりん酒など。 ***か・じつ【過日】** 〔文〕すぎ去ったある日。先日。〔多く手紙文などで使う〕「―は御無礼いたしました」 ***が・しつ【画室】** 絵をかくために(採光・温度などを考えて)特別に作った部屋。アトリエ。 ***が・しつ【画質】** 写真・テレビなどの画像の質。「鮮明なー」「高―」 **がじまる** がじゅまる。 **かしつけ【貸し付け】** 利子や返済の期限を決めて金品・権利などを貸すこと。―しんたく【貸付信託】信託業務の一つ。信託銀行が受益証券を発行し、それによって集めた資金を運用して、その収益を客に配当するもの。 **かして【貸し手】** 金品を貸す人。貸し方。類語貸し主。対借り手。 **かし・どり【「樫鳥】** 「カケス」の別称。 **かじ・とり【舵取り】** ●船の航ぃの操縦をすること。また、その役(の人)。操舵手{そうだ}。●物事がうまく進行するように導く・こと(人)。「経営の―をする」 **かし・ぬし【貸し主】** 金銭や品物を貸す立場の人。類語貸し手。貸し方。因借り主。 **カジノ** とばくを主とする娯楽場。▽ casino **かじーの「き【梶の木・『構の木・楮の木】** クワ科の落葉高木。葉は三つまたは五つに裂ける。春、淡緑色の小さい花を穂状につける。雌雄異株。樹皮は和紙の原料。かじ。かみのき。 **かし・ビル【貸しビル】** 事務所や営業所用に、全部または一部を貸すビルディング。 **かじ・ぼう【梶棒】** 人力車・荷車びなどの、引くときににぎる長い柄{え}。かじ。 **かし‐ほん【貸本】** 料金をとって、ある期間人に貸す本。かしぼん。「一屋」 **かしま【貸間】** 料金をとって貸す部屋。貸し室。 **かしまし・い【「姦しい・囂しい】** 《形》やかましい感じだ。うるさい。さわがしい。かまびすしい。「女三人よれば―・い」図かしま・し《シク》。 **かしま・だち【鹿島立ち】** 《名・自サ》遠い所へ旅立つこと。旅立ち。昔、旅立ちのとき、鹿島神宮に旅の安全をいのったことからという。 **かしみせ【貸し店】** 料金を取って人に貸す店。貸し店舗。 **カシミア** カシミヤヤギの毛を原料とした布地や毛糸。カジミヤ。保温性が高く光沢がある。高級服地やショールにする。▽cashmere **かじめ【搗『布】** 褐藻類コンブ科の海藻。食用には適さず、ヨウ素・アルギン酸の原料にする。 **かし・もと【貸し元】** ●金銭を貸す人。金主。〔古風な言い方〕●ばくち打ちの親分。類語胴元。 **かし・や【貸家】** 料金をとって人に貸す家。かしいえ。対借家。 ***か・しゃ【仮『借】** 漢字の六書の一つ。字の意味に関係なく、音だけを借りて用いるもの。たとえば、元来「口ひげ」の意の「而{じ}」の文字を「しこうして」の意の「じ」に当てる類。仮借{かしゃく}。 ***か・しゃ【火車】** 〔仏〕生前悪事を犯した亡者を乗せて地獄に運ぶという、火の燃えさかる車。火の車。 ***か・しゃ【貨車】** 貨物を運ぶ鉄道車両。因客車。 **かじや【〈鍛冶〉屋】** 鍛冶を職業とする・人(家)。 **かじゃ【『冠者】** →かんじゃ(冠者)。[参考]狂言などで、人名のあとにつけて使う。「太郎―」「蒲」 **かしゃ・がた【花車方】** 歌舞伎で、年をとった女性を演じる役者。花車形{かいしゃがた}。 ***か・しゃく【仮借】** ●《名・他サ》〔文]借りること。●《名・他サ》見のがして、許すこと。「――なく責め立てる」類語容赦{ようしゃ}。●かしゃ(仮借)。 ***か・しゃく【呵責】** 《名・他サ》厳しく責め苦しめること。また、心の中で責めさいなむこと。[句]「良心の―に堪えない」 **か・しゅ【火手】** 機関車の汽罐{かま}の火をたいたり、機関の手入れなどをする役(の人)。 **か・しゅ【火酒】** 〔火をつけると燃えるほど〕アルコール度の強い蒸留酒。焼酎{しょうちゅう}・ウイスキー・ウオツカなど。 **か・じゅ【下寿】** 長寿を三つに分けたうちの最も短いもの。六〇歳。[参考]八〇歳ともいわれる。図上寿。中寿。 **か・じゅ【果樹】** 食用になる果実がなる木。「―園」 **がしゅ【画趣】** 絵になるような趣やよい景観。 **が・しゅ【雅趣】** 風流で上品な趣。風雅な趣。雅致。[コロ]「ーに富む」類語風趣。 **がじゅ【賀寿】** 長寿の祝い。賀の祝い。 **カジュアル** 《形動》形式ばらないようす。特に、衣服などが気軽に着られるようす。「――ウエア」団フォーマル。▷casual ***か・しゅう【家集】** 個人の歌集。家の集。 ***か・しゅう【歌集】** ●多くの和歌を集めて編んだ本。●歌謡曲や歌曲を集めた本。「愛唱―」 **カシュー** ウルシ科の常緑小高木。熱帯地方で栽培される。実は食用。▽cashewーナッツ カシューの勾玉{まがたま}形の実。煎{い}って食用とする。▽cashew nuts ***か・じゅう【佳、仕】** 〔文〕すぐれた詩や歌。類語佳作。 ***か・じゅう【加重】** 《名・自他サ》重みや負担がさらに加わること。また、さらに加えること。「困難がーする」―へいきん【一平均】〔数〕数値の平均を求める場合、それぞれの数値に軽重の度合いを加えて算出する方式。 ***か・じゅう【果汁】** 果実をしぼった汁。ジュース。 ***か・じゅう【荷重】** ●トラックなどの積み荷の重さ。「―制限」●構造物や機械に、外部から加えられる力。また、構造物がたえうる重さ。「橋の―」 ***か・じゅう【過重】** 《形動》〔重さ・量・負担などが〕ある限度をこしているようす。「―な労働」類語過度。 **が・しゅう【我執】** ●〔仏〕自身の内に永遠不変の実体があると思いこんでいること。我見。我想。「―を去る」●自分本位のせまい考え。[コロ]「―にとらわれる」 **が・しゅう【画集】** 多くの絵を印刷・編集した本。類語画帖{がじょう}。 <265> **がじゅまる** クワ科の常緑高木。熱帯アジアに分布する。葉は卵形で厚い。幹からたれた気根は地について支柱になる。榕樹{ようじゅ}。がじまる。[参考]沖縄方言から。 **がしゅん【賀春】** 〔文〕新春を祝うこと。頌春{しょうしゅん}。[参考]年賀状などに書く挨拶のことば。類語賀正。 **がーじゅん【雅、馴】** 《名・形動》〔文〕文章や表現に品があり、よくねれていること。「―な筆致」 **かじょ【家常】** 〔文〕ふだんのならわし。 **か・じょう【渦状】** 〔文〕渦巻きのような形。―ぎんが【―銀河】「渦巻き銀河」に同じ。 **かじょう【火定】** 《名・自サ》仏道の修行者が、みずから火の中に身をなげて死ぬこと。[参考]水定・土定。 **か・じょう【箇条・『個条】** ■《名》いくつかに分けて述べ並べたときの、その一つ一つ。類語条項。《助数》(数を表す漢語につけて)条項の数を表す。「五ーの御誓文{ごせいもん}」表記「か条」と書くことが多い。―がき【―書き】箇条に分けて書き並べること。また、そのように書いたもの。「要求を―にする」 ***か・じょう【過剰】** 《名・形動》必要以上に多くあること。あり余ること。「生産―」「自信――」類語余剰。―ぼうえい【―防衛】〔法〕違法な侵害に対する防衛行為が防衛の程度をこえていること。違法だが、情状によって刑を軽減または免除されることがある。[参考]正当防衛。 **が‐しょう【画商】** 絵の売買を職業にしている人。また、その職業。「―を営む」 **が‐しょう【臥床】** 〔文〕●ねどこ。●《名・自サ》〔病気で〕床につくこと。 **が‐しょう【賀正】** 〔文〕新年を祝うこと。賀正{がしょう}。[参考]年賀状などにかく挨拶ぶのことば。類語賀春。 **が‐しょう【雅称】** 〔文〕風流な呼び方・名前。 ***が・じょう【牙城】** 〔文〕 〔大将などがいる〕城の中心。本丸{ほんまる}。[コロ]「敵の―に迫る」周昔、中国で天子または将軍の旗を牙旗といい、牙旗の立っている城には大将がいることから。 **が・じょう【画、帖】** 〔文〕●多くの絵を集めて、とじ本や折り本にしたもの。類語画集。●絵をかくための冊子。画帳。スケッチブック。 **が‐じょう【賀状】** 〔文〕祝いの手紙。特に、年賀状。 **かじょう・さはん【家常茶飯】** 〔文〕(ふだん家庭でとる食事の意から)ごくありふれていること。日常茶飯。「一事」 ***か・しょく【仮植】** 《名・他サ》植物を、本植えするまでの間、かりに植えること。かりうえ。因定植。 ***か・しょく【家職】** ●その家に代々伝わる職業・仕事。家業。「―をつぐ」●武家・華族・富豪などの家で、その家の事務をとる人。家令・家扶など。 **か・しょく【河食・河、蝕】** 川の流れが川底や川岸をけずり取ること。河食作用。 **か・しょく【火食】** 《名・自サ》〔文〕物を煮たり焼いたりしてから食べること。対生食。 ***か‐しょく【華燭】** 〔文](はなやかな灯火の意から)結婚の席にともす灯火。転じて、結婚式。一の‐てん【―の典】「結婚式」の美称。 **か・しょく【過食】** 《名・自他サ》〔文〕食べすぎること。類語暴食。―しょう【―症】精神的な原因で食欲が極度に増進する病気。「神経性大食症」の俗称。対拒食症。 **かしょーの‐くに【華、胥の国】** 中国古代の天子黄帝が昼寝の夢の中で遊んだという、争いのない理想郷。華胥氏の国。〈列子・黄帝) ―に遊・ぶ《句》よい気持ちで昼寝をする。 **かしょぶん・しょとく【可処分所得】** 個人が自由に処分できる(使える)所得。個人所得から所得税と社会保険料を差し引いた残りの額。 ***かしら【頭】** ●頭部。あたま。●頭髪。かみ。●いちばん上(のほう)。いちばんはじめ(のほう)。「十五をーに三人の子がある」●一団の人の上に立って率いる人。首領。「一味の―」●特に、大工・左官・鳶職{とびしょく}しなどの親方。職人の長。●人形の首。〔特に人形浄瑠璃の人形にいう〕 ――に霜を置・く《句》白髪になる。 ――を下ろ・す《句》髪をそって僧尼になる。出家する。髪を下ろす。 **かしら** (終助詞「か」+「知らん」の転》 《終助》●話し手の思案を自問の形で示す。〔思案するさまが余情として残り、これによって相手への問いかけの意をふくませることもできる」「こんなに幸せでいいかしら」〈「・・・ていただける(もらえる・くれる)」+「かしら」の形で〉婉曲{えんきょく}んな依頼を表す。「やってもらえるかしら」〔打ち消しの表現にすると、さらに遠慮深い言い方になる」「貸していただけないかしら」[参者]女性語だが、近年は男性が使うこともある。これに当たる男性語は「かな」。《副助》〔疑問を表す語について〕不定の意を表すのに使う。〔どれとも決めがたいという余情がこもる〕 <266> **かがしら――かすい** 「どこかしら高貴なところがある」「何かしら不安げだ」 **がしら【頭】** 《接尾》●「・・・したとたん」の意。「出会い―」●「(・・・した)最上位の人」の意。「出世―」「旗―」●「手前」「上端」などの意。「目―」「波―」 **かしらじ【頭字】** かしらもじ。 **かしら・だ・つ【頭立つ】** 《自五》人の上に立つ。かしらになる。[類語]おもだつ。 **かしらぶん【頭分】** ある仲間の中で支配者的な地位にある人。親分(格)。首領(格)。頭株{かしら}。 **かしら・もじ【頭文字】** 欧文で、文の始めの語や固有名詞の始めに用いる大文字。頭字{とうじ}。[参考]姓名の頭文字を「イニシアル」という。 **かしらん** 《終助》(終助詞「か」+「知らん」)不審をいだきながらの自問を表す。「私っていつもこうなのかしらん」[参考]かしら(終助)。 **かじり・つ・く【齧り付く】** 《自五》●食いつく。かみつく。「骨つきの肉に―・く」[類語]かぶりつく。●しっかりと・付いて(つかんで)はなれまいとする。「ストーブに―・く」[類語]むしゃぶりつく。●一つのことからはなれまいとして懸命になる。「机に―・いて勉強する」 **かし・りょう【貸し料】** 物を貸してとる料金。貸し賃。[類語]損料。 **かじ・る【齧る・嚙る】** 《他五》●〔堅いものを〕歯でかんで少しずつけずりとる。歯を立てる。[句]「親のすねを―・る(=親がかりになっている)」●〔ある物事を〕少しだけ学んでみる。「フランス文学を―・る」[文]《四》。 **かしわ【柏・槲】** ブナ科の落葉高木。山野に自生する。葉は大きく、倒卵形でふちが波形。葉をかしわ餅に用いる。表記俗に「檞」とも書く。 **かしわ【黄鶏】** ●茶色の羽のニワトリ。また、その肉。●鶏肉。 **かしわ・で【柏手・拍手】** ご神体を拝むとき、両手のてのひらを打ち合わせて鳴らすこと。[コロ]「ーを打つ」 **かしわ・もち【柏餅】** ●米の粉をこねて蒸した餅であんをくるみ、カシワの葉で包んだ和菓子。五月五日の節句に供える。●〔俗〕一枚のふとんを二つに折って、その中に寝ること。 **か・しん【嘉辰・佳辰】** 〔文〕めでたい日。よい日がら。「―の挙式」[類語]佳節。佳日。 **かーしん【家信】** 〔文〕自分の家からの手紙。家書。 **かしん【家臣】** 大名などの家につかえる臣下。家来。家人{けにん}。「徳川の一」 **かしん【花信】** 〔文〕花がさいたという知らせ。花便り。「―に接する」 **か・しん【花心・花芯】** おしべ・めしべのある部分。花の心{しん}。花蕊{かずい}。 **か・しん【過信】** 《名・他サ》実際以上に高く評価して、信頼(信用)しすぎること。「実力を―する」[類語]過大評価。 **か・じん【佳人】** 〔文〕美しい女性。美人。[四字]「才子―」 **かじん【家人】** 家の者。家族の者。 **か・じん【歌人】** 和歌を作る人。歌よみ。 **か・じん【華人】** 国外に移住した、中国人。華商。華僑。 **がじん【画人】** 〔文〕絵かき。画家。[類語]画工。 **がしん・しょうたん【臥薪嘗胆】** 《名・自サ》〔文〕かたき討ちまたは目的の達成のために、苦しい試練を自分に課すること。[故事]春秋時代、呉王夫差{ふさ}は、父のあだを討つため、たきぎの上に寝て勇猛心をふるい起こし、ついに越王勾践{こうせん}を降伏させた。負けた勾践は、たえず苦い熊の胆{きも}をなめて屈辱を思い出し、ついに夫差を滅ぼしたという故事から。〈十八史略〉 **かじん・はくめい【佳人薄命】** 〔文〕美人はとかく不幸で、若死にしやすいということ。[類語]才子多病。 **かす【貸す・藉す】** 《他五》●自分のものを一時的に、他人のものとして使わせる。「本を―・す」「資金を―・す」[類語]用立てる。貸し出す。(計)貸与。融通。●他人の便をはかるために、自分の能力・知恵などを差し出す。助力する。[句]「手を―・す」[コロ]「力を―・す」[表記]「藉す」は②に当てる。[対]①②借りる。[図]《四》。 **かーず【下図】** 下に示した図。[反]上図。 **かず【数】** ●物の順序を数える語。また、それを表す記号。一、二、三・・・、一つ、二つ、三つなど。●同じ種類のものが集まっている場合、どの程度に重複しているかを表すもの。「荷物の―が多い」「出席者の―が少ない」●多い数量・種類。多数。「――に物を言わせる」「―ある中でも最もすぐれる」●価値あるものとしてとりたてて数えたときの範囲。また、その範囲に入る・こと(もの)。[句]「ものの―にはいらない」[連]「―ならぬ身」 >―限りも無・い《句》数えられないほどたくさんある。数限りない。 >―を熟{こな}・す《句》多くの数量のものを処理する。 >―を尽く・す《句》あらゆる種類のことをする。残らずする。「道楽の―・す」 **かす【滓】** ●液体などの底に沈殿するもの。おり。●よい部分を取り去ったあとに残るもの。●役に立たないつまらないもの。「人間の―」[類語]くず。 **かす【粕・糟】** 酒のもろみをこして液汁を取ったあとに残ったもの。酒かす。 **か・す【仮す】** 《他五》〔文〕●かりに与える。「―・すに時日を以て〈国会開設の勅諭〉」●見のがして許す。仮借{かしゃく}する。《四》。 **かす【化す】** 《自他サ変》化する。 **かす【呵す】** 《他サ変》呵する。 **かす【架す】** 《他サ変》架する。 **か…す【科す】** 《他サ変》科する。 **かす【課す】** 《他サ変》課する。 **ガス** ●気体。「炭酸―」「毒―」●[プロパンガス・天然ガスなど]燃料用の気体。●ガソリン。「―欠」●こい霧。「―がかかる」●「ガス糸」の略。●「ガス織り」の略。ガス糸で織った織物。●[俗]屁{へ}。おなら。[表記](③を除き)「瓦斯」と当てる。▽gas[注意]は英語。―いと【―糸】(gassed yarn) ガスの炎で表面のけばを焼きとった綿糸。ガス。ータンク ガスを貯蔵する球形や円筒形の大きな容器。▽gas tank ーとう【―灯】石炭ガスを燃やして光源とした明かり。特に、街灯。ガスライト。ガスランプ。ーぬき【―抜き】《名・自サ》●鋳物などをつくるときに、空気をぬいて空洞ができないようにすること。●炭坑などで、発生したガスをぬくこと。●不満・ストレスなどを発散させること。―ボンベ 高圧のプロパンガスなどを入れておく容器。ふつう鉄製で、円筒形。▽Gasbombe―マスク 有毒ガス・煙などから呼吸器や目を守るため、顔につける器具。防毒マスク。▽gas mask **か‐すい【下垂】** 《名・自サ》〔文〕正常な位置にとどまらず、たれさがること。「胃―」―たい【―体】→ <267> **か‐すい【仮睡】** 《名・自サ》〔文]「仮眠」に同じ。 ***か・すい【花穂】** 一本の軸の先に、穂の形に多数の花が付いたもの。 **かすい・ぶんかい【加水分解】** 《名・自他サ》〔理〕ある物質と水とが反応して二種以上の物質を生じる反応。 **かすか【『幽か・『微か】** 《形動》わずかで弱々しいようす。「―に虫の声が聞こえる」「――に潮の香がする」類語うっすら。仄か。薄々詳。淡い。微弱。 **かすがい【錠】** ●戸を閉める金具。かけがね。●両端を曲げた「コ」の字形の鉄くやさいのがぎ。二つの材木をつなぎとめるのに用いる。●二つの物をしっかりつなぎとめるもの。[句]「子はー」類語くさび。 **かす・かす** 《副・形動》●果物・野菜の水分がとぼしいようす。「―のミカン」●〔俗〕差異・余裕などがわずかであるようす。すれすれ。「―で合格する」 **かず・かず【数数】** 《名・副》数や種類が多いこと。種々さまざま。いろいろ。「ヒット曲の―が演奏された」「好きな作家は―ある」 ***かず・く【『潜く】** 《自五》《「被{かづ}っく」と同源。「頭上を水でおおう」意から)水中にもぐる。潜水する。〔古風な言い方〕文《四》。 ***かず・く【『被く】** 《他五》〔衣服などを〕頭上にかけて、おおう。かぶる。〔古風な言い方〕文《四》。 **かず・ける【『被ける】** 《他下一》●頭にかぶらせる。ことよせる。かこつける。〔多く、自動詞的に使う〕「病気に―・けて欠席する」●〔責任などを〕他人に負わせる。「罪を人に―・ける」図かづ・く《下二》。 **かずさ【『上『総】** 旧国名の一つ。今の千葉県の中央部。南総。総州。かみつふさ。 **かす・じる【粕汁糟汁】** 酒かすを加え、塩鮭{しおざけ}はや塩ぶりなどを具にしたみそ汁。 **カスター** 食塩・こしょうなどの小びんをのせ、テーブルに置く器具。薬味立て。キャスター。▽caster **カスタード** ●牛乳・卵・砂糖などをまぜあわせたもの。●「カスタードクリーム」の略。①に小麦粉を加えてにつめた、クリーム状のもの。▽custard ープディング 洋菓子の一つ。カスタードを型に流しこみ、むし焼きにしたもの。カスタードプリン。▽custard pudding **カスタネット** スペインにおこった打楽器。二枚貝のような、対いの形をしている。手のひらと指の間にはさんで打ち鳴らす。[参考]悠 castaña (=栗の実)から。▽castanets **カスタマイズ** 《名・他サ》〔車などで〕客の注文に合わせて作ること。作り替えること。「愛車を―する」●アプリケーションソフトの標準的な設定を利用者が自分の使い勝手に合わせて変えること。▷customize **カスタム** 《造語》「注文生産の」「特別製の」の意を表す。「ーカー」▽custom **かす‐づけ【粕漬け”糟漬け】** 魚・野菜などを酒かすやみりんかすにつけること。また、つけたもの。 **カステラ** 洋菓子の一つ。卵をといて、砂糖・小麦粉・水飴などをまぜ、スポンジ状にむし焼きにしたもの。▽が、pão de Castella (=カスティーリャのパン)から。 **カスト** カースト。▷caste **かす・とり【粕取り糟取り】** ●「粕取り焼酎{しょうちゅう}」の略。酒かすに水を加えて糖化・発酵させたものを蒸留して作った焼酎。●芋などから急造された質の悪い密造酒。表記②は多く「カストリ」と書く。―ざっし【粕取り雑誌】第二次世界大戦直後に相次いで発行された、低俗な記事を主とする雑誌。[参考]かすとり②が質が悪いこと、また、それを飲むと三合でつぶれることにかけて、三号で廃刊になる意を含めた語。表記多く「カストリ雑誌」と書く **かず・とり【数取り】** ●物を数えるときに使う物。●数を数える役目の人。●取った物の数を争う遊び。 **ガストロノミー** 美味を追求すること。美食学。▽gastronomie **かず・ならぬ【数ならぬ】** 《連語》特に数えあげるほどの値打ちのない。〔連体詞的に使う〕「一身」 **かず・の・こ【数の子】** 《「鯨の子」の意)ニシンの卵を乾燥または塩づけにした食品。正月料理に用いる。 **かすみ【「霞】** ●昼間、霧・もや・低い雲・スモッグなどで遠景がぼんやりと見える現象。「山あいにーがたなびく」[参者]多く春に発生するものを「霞」と言い、秋に発生するものは「霧」と言った。●「かすみ網」の略。●視力がおとろえて、物がぼんやりして見えること。「目にーがかかる」表記③はふつう「翳み」と書く。 ―を食・う《句》(仙人は霞{かすみ}を食べて生きるという伝説から)生活の手段もなく浮世離れした暮らしをすることのたとえ。 **かすみ・あみ【、霞網】** 飛んで来る小鳥をとらえるための、細い絹糸でつくった網。かすみ。[参考]一九四七(昭和二二)年の狩猟法改正で禁止された。 **かすみ・そう【霞草】** ナデシコ科の一年草。春から夏にかけて、白色・淡紅色の小さい花を多数つける。 **かすみ‐め【翳み目】** 視力がおとろえて、物がかすんで見える目。 **かす・む【霞む】** 《自五》●かすみがたちこめる。●けむって物がぼんやり見える。「遠くに島が―・む」●〔目に故障があって〕はっきり見えなくなる。表記③はふつう「翳む」と書く。文《四》。 **かすめ・と・る【掠め取る】** 《他五》●〔すばやく〕うばいとる。●人目をごまかして盗みとる。「釣り銭を―・る」 **かす・める【掠める】** 《他下一》●すばやく盗みとる。「倉庫から衣類を―・めてくる」類語 (5) 掠奪{りゃくだつ}。●「目を―・める」の形で〉人の目をくらます。すきをうかがう。「番人の目を―・めて逃げ出す」●すれすれにすばやく過ぎ去る。かする。「弾丸が頭を―・めた」「かすめる③のように」あるものの上にさっと現れてすぐに消える。「母の姿が脳裏を―・める」図かす・む《下二》。 **かず・もの【数物】** ●数の多い物。また、わずかな金で数多く買える物。下等品。●一定の数がそろってはじめて役に立つ物。●数の少ない物。 **かずら【、髪】** ●古代の髪飾りの一種。つる草などでつくった。「かもじ」に同じ。●「髪切っ」に同じ。 ***かずら【『葛蔓】** 『つる草の総称。 ***かすり【掠り】** ●一部分をごまかして取ること。また、その取った物。「―を取る」●文字・絵などの墨がすれること。また、そのかすれた部分。 ***かすり【絣・『飛『白】** 輪郭がかすったようになった小模様。また、その模様の織物。飛白{ひはく}。 <268> **かすり・きず【「掠り傷に掠り「疵】** 物が皮膚をこすってできた軽い傷。擦過傷{さっかしょう}。 ***かす・る【掠る・『擦る】** 《他五》 ●軽く触れてすばやく過ぎ去る。「弾丸が的を―・る」●一部分をごまかして取る。上前をはねる。「賃金を―・る」●底をさらう。「なべを―・る」文《四》。 ***か…する【化する】** ■《自サ変》〔文〕形や性質が変わって別のものになる。「村が廃墟{はいきょ}と―・する」目《他サ変》〔文〕●形や性質を変わらせて別の物にする。変える。●影響をおよぼして、その性質・行いなどを変える。感化する。「徳をもって衆を―・する」 ***か…する【嫁する】** ■《自サ変》〔文〕嫁に行く。とつぐ。《他サ変》〔文〕●とつがせる。●〔責任を〕他になすりつける。転嫁する。「責任を部下に―・する」 ***か…する【呵する】** 《他サ変》〔文〕●強くしかる。●息をふきかけてあたためる。=呵す。 ***か…する【架する】** 《他サ変》〔文〕かけわたす。また、上にかけて、構築する。架す。「橋を―・する」 ***か…する【科する】** 《他サ変》〔文〕刑罰を加える。刑罰を負わせる。科す。「罰金を―・する」 ***か…する【課する】** 《他サ変》〔文〕割り当てる。一方的に負わせる。課す。「税を―・する」「義務を―・する」 ***が…する【「臥する】** 《自サ変》〔文〕ふす。寝る。「病床に―・する」 ***が…する【「駕する】** 《自サ変》〔文〕〔馬車・馬などに乗る。●他をしのいで上に出る。凌駕する。 ***が…する【賀する】** 《他サ変》〔文〕祝いのことばを述べる。祝う。「新年を―・する」類語)ことほぐ。 **かす・れる【掠れる・『擦れる】** 《自下一》〔墨・絵の具・インクなどのつき方が少なくて〕かいた文字や絵の一部が切れ切れになって白い部分を残す。「文字が・れる」●〔声が〕しわがれる。図かす・る《下二》。 ***かせ【裃認】** ●つむいだ糸をかけて巻く道具。●「かせ糸」の略。●決まった長さの枠に糸を一定の回数巻きつけ、枠をはずして束にしたもの。〔助数詞的にも使う〕「毛糸五ー」表記③は「怒」と書く。 ***かせ【枷】** ●昔、罪人の首や手足にはめて、体を自由に動かせないようにした刑具。桎梏{しっこく}。●人を束縛するもの。[コロ]「行動に―をはめる」 **かぜ【風】** ●物がそよぎ、ふき飛ばされ、体には・寒く(涼しく)感じられる空気の流れ。「すきまー」[コロ]「―が吹く」[コロ]「―が渡る(=田で成長した稲の一部を倒しながら風が吹く)」●人に影響を与える、社会の慣習・様式などのたとえ。「世間の冷たい―に当たる」●様子。態度。そぶり。〔接尾語的に使う〕「先輩―をふかせる」●漢字の部首「風」の称。風邪{かぜ}(独立見出し)。 > 類と表現・使い分け ―薫・る《句》若葉をわたって風がさわやかにふくようすを形容することば。〔五月の気候に言う〕 ―が吹けば桶屋が儲かる《句》思いがけない所に影響が及ぶたとえ。大風が吹けば桶屋が喜ぶ。 ――の吹き回し《句》《その時々で変わる風のふきぐあいの意から)その時の模様次第で変化し、一定しないことに言うことば。もののはずみ。「どういうーか、彼は急にまじめになった」 ―――の前の塵{ちり},《句》物事のもろくはかないことのたとえ。また、危険がせまっていることのたとえ。風前の塵。 ――光・る《句》春の日ざしの中をそよそよと風がふくようすを形容することば。〔四月の気候に言う〕 ―を切・る《句》〔乗り物・矢などが〕勢いよく進む。「小石が―・って飛んできた」[参考]→肩で風を切る。 ―を食ら・う《句》〔自分の悪事がばれたのをさとり〕すばやくにげて姿をかくす。「盗賊は―・ってにげた」 > 類語と表現「風」 *風は目に見えない。肌に涼感を覚えたり、小枝のそよぎを見たり、雨戸を鳴らす音を聞いたりして、人は風の存在を知る。炎をゆらし、煙をなびかせるのも風なら、物をふき飛ばし、人家に災害をもたらすのも風だ。また、火を燃え立たせるのも風なら、火を消すのも風である(強風にあおられて燃え広がる/風前のともしび)。風は香りを乗せ、噂を運び、陽光に輝きさえする(風薫る五月・風の便り・風光る四月・緑のそよ風)。「花鳥風月」といえば、自然の美しい風景の代表。風もまた雷と同様に神の業であった(風神・雷神)。 [・・・かぜ] 朝風・夕風・夜風・春風・秋風・東風{こち}・西風・南風・北風・海風・浜風・浦風・川風・山風・葉風・松風・涼風・そよ風・つむじ風・大風・横風・追い風・向かい風・空っ風・神風 [・・・ ()]強風・逆風・颶風{ぐふう}飄風{ひょうふう}・涼風・緑風・冷風・海風・海陸風・季節風・偏西風・貿易風/温風・寒風・薫風・疾風・春風{しゅんぷう}・順風・旋風・突風・南風{なんぷう}・・熱風・烈風 [嵐]夜嵐・小夜嵐{さよあらし}・砂嵐・花嵐・山嵐・大嵐 [気流]上昇気流・下降気流・ジェット気流・乱気流 ◇[その他] 野分{のわき}・・竜巻・疾風{はやて}・山背{やませ}・東風{とうふう}・風{ならい}・山颪{おろし}・深山颪{みやまおろし}・春一番・木枯らし・松籟{しょうらい} 「オノマトペ そよそよ・ひゅうひゅう・ぴゅうぴゅう・びゅうびゅう・ごうごう[吹く」 > 使い分け「風・風邪(かぜ/かざ)」 *「風・風邪」は、古くは「かざ」と言った。今でも語頭に来る時は「かざ・・・」となるものが多く、古風な響きがある。語末に来る時は、例外なく「・・・かぜ」となる。 [かぜ・・・] 風邪気味・風草(植物)・風台風・風津波・風邪引き・風交じり ◇[「かざ・・・」とも]風当たり・風邪薬・風通し [かざ・・・」風脚・風穴・風折り烏帽子・風折れ・風上・風車・風なぎ・風花・風窓・風見 ◇[「かぜ・・・」とも]風入れ・風音・風邪気・風邪声・風先・風待ち・風道・風向き・風除け [・・・かぜ]秋風・朝風・雨風・追い風・臆病風・神風・空っ風・川風・恋風・潮風・隙間風・涼風・そよ風・つむじ風・波風・春風・夜風・鼻風邪・はやり風邪 ***かぜ【〈風邪〉】** 呼吸器系の病気の一種。多く、寒気がして発熱する。感冒{かんぼう}。「―は万病のもと」表記「風」とも書く。 > 使い分け **がせ** 〔俗】にせ。でたらめ。「―ねた(=にせの情報)」 **かぜ・あたり【風当たり】** ●風がそこにふきつけること。その人の行動に対する周囲からの非難・攻撃。「社長への―が強い」=かざあたり。 <269> **か・せい【化成】** 《名・自他サ》●形を変えて他の物に・なる(する)こと。●〔理〕化合して他の物質になること。また、化合させて他の物質にすること。「―肥料」 ***か・せい【化生】** 《名・自サ》〔文〕形を変えて生まれ出ること。●生物の組織の形態や機能が、刺激やホルモンの作用などを受けて大きく変わること。 ***か・せい【仮性】** 病因は異なるが、症状や性質が真性の病気によく似ていること。疑似。「―近視」囡真性。 **カゼイン** 乳汁にふくまれている主要なたんぱく質。栄養価が高い。▷ Kasein **かぜ・かんむり【風冠】** 漢字の部首「八」の称。[参考]風の省略形だが、風の部首は「風」。 **か・せき【化石】** ●〔地〕地質時代の生物の遺骸やその生活の痕跡{こんせき}が、地層中に保存されたもの。〔ひゆ的に進歩・発展のない人の意でも使う〕「あの人は一人間だ」●《名・自サ》〔文]石になること。「―したようにこわばる」―ねんりょう【―燃料】太古の動植物が地中にうまってのち、長年の間に地熱・地圧などの作用で変成した燃料資源の総称。石炭・石油・天然ガスの類。 ***か・せい【家政】** 家庭内の日常の仕事をとりまとめること。「―科」―ふ【―婦】やとわれて家事の手伝いをする女性。 ***か・せい【加勢】** 《名・自サ》力を貸して助ける・こと(人)。「―をたのむ」類語助だち。助力。 ***か・せい【家声】** 〔文〕一家の名声。一家の評判。 ***か・せい【歌聖】** 〔文]すぐれた和歌を作る歌人。歌のひじり。「―柿本人麻呂{かきのもとのひとまろ}も」 ***か・せい【河清】** 〔文]いつもにごっている中国の黄河だっの水がすむこと。 ――を俟ま・つ《句》《黄河の水がすむのを待つ意から)いくら待ち望んでも、実現する見込みのないたとえ。百年河清を俟つ。〈春秋左氏伝・襄公八年〉 ***か・せい【火勢】** 〔火事などの〕火の燃える勢い。「―が弱まる」 ***か・せい【火星】** 太陽系の内側から数えて四番目の惑星。二個の衛星をもつ。地球の外側にあり、赤く光ってみえる。マルス。 ***か・せい【苛性】** 動物の皮膚その他の組織をただれさせる性質。ーカリ〔理〕「水酸化カリウム」の慣用名。ーソーダ〔理〕 「水酸化ナトリウム」の慣用名。 ***か・せい【苛政】** 〔文〕人民を苦しめる、厳しくむごい政治。虐政{ぎゃくせい}。類語悪政。暴政。 ――は虎よりも猛が・し 《句》悪い政治は、人食い虎よりも凶暴で恐ろしい。〈礼記・檀弓〉 **かせい・がん【火成岩】** 地下のマグマが、地表または地中で冷え固まってできた岩石。火山岩・深成岩など。 **かせ・いと【株糸・認糸】** 峠から外した糸。 **かせぎ【稼ぎ】** ●収入を得るために働く・こと(能力)。「大したーもない」「出―」「共―」●収入を得るための仕事。「いい―はないか」●働いて得た収入(の額)。かせぎ高。「きょうの―は少なかった」類語収入。 **かせぎ・て【稼ぎ手】** ●働いて一家の家計を支える人。稼ぎ人。●よく働く人。働き者。 **かせ・ぐ【稼ぐ】** ■《自五》収入を得るために精を出して働く。《四》。《他五》●働いて収入を得る。「学費を―・ぐ」●「努力して〕自分に有利な状態にもっていく。スポーツ競技などで、得点する。●「点を―・ぐ」「点数をー・ぐ」の形で〉相手の気に入るように働いて成績・評価を高める。「上役の点をー・ぐ」「時を―・ぐ」「時間を―・ぐ」の形で〉よい機会が来るまで時間を引きのばすようにしむける。文《四》(2) ――ぐに追いつく貧乏なし《句》つねに精を出して働いていれば、貧乏に苦しむことはない。 **かぜ・くさ【風草】** イネ科の多年草。道ばたや野原に自生する。秋、細かく分かれた穂を出し、紫色の小花をつける。風知草{かぜしりぐさ}。みちしば。 **かぜ・ぐすり【〈風邪〉薬・風薬】** 風邪をなおすのに使う飲み薬。風薬。 **かぜ・け【〈風邪〉気・風気】** かざけ。 **かぜ・たいふう【風台風】** 雨をともなわず、風だけが強い台風。また、雨による被害よりも風による被害の方が大きい台風。 **かぜ・ごえ【〈風邪〉声・風声】** 私、かざごえ。 **か・せつ【仮説】** (hypothesis) まだ証明されていない事柄を統一的に説明するため、かりに立てた理論。 **か・せつ【佳節嘉節】** 〔文〕めでたい日。祝日。「重陽の―」「類語佳辰。 ***か・せつ【架設】** 《名・他サ》〔長いものを〕宙にうかせてかけわたして設置すること。「電線の―工事」 **カセット** 録音・録画のテープやフィルムなどを小さな容器に収めて機械に出し入れしやすくしたもの。「ーデッキ」▷cassette (=小箱) **かぜ・つなみ【風津波】** 「高潮」に同じ。 **かぜ・とおし【風通し】** も風がふきぬけること。また、その具合。[コロ]「ーがいい」●組織などの中で、情報や互いの意思が通じる具合。同①②風通{ふうつう}。=風通{かざとお}し。 **かぜ・の・たより【風の便り】** どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞。 **かぜ・ひき【〈風邪引き・風引き】** 風邪にかかること。また、風邪にかかった人。かぜっぴき。 **かぜ・まじり【風交じり】** 雨や雪といっしょに風が吹くこと。 **かぜ・まち【風待ち】** 《名・自サ》かざまち。 **かぜ・むき【風向き】** かざむき。 **かぜ・よけ【風『除け】** かざよけ。 **か・せん【化繊】** 「化学繊維」の略。 ***か・せん【寡占】** (oligopoly) 少数の大企業で市場の大部分を支配すること。「――市場」「一化がすすむ」 ***か・せん【架線】** 《名・自他サ》空中に電線・電話線などをかけわたすこと。また、かけわたした線。「―工事」 ***か・せん【歌仙】** ●和歌の名人。[参考]ふつう、六歌仙・三十六歌仙をさす。●連歌・俳諧{はいかい}の一形式で、長句(五・七・五)と短句(七・七)を交互に三六句からなるもの。[句]「ーを巻く(=編む)」[参考]三十六歌仙にちなむ。 **か・せん【河川】** 〔文]大小の川を総称していう語。―しき【一敷】〔河川法で、その河川の一部であると規定された〕河岸の敷地。かせんじき。 **か・せん【火線】** 〔文〕戦争で、直接敵と砲火をまじえる地帯。戦闘の最前線。 ***か・せつ【仮設】** 《名・他サ》かりにつくり設けること。「一住宅」(assumption) 〔〕一つの命題や定理で、前提となる部分。仮定。「AならばBである」のAのこと。対終結。 <270> **かぜん【果然】** 《副》〔文〕はたして。思ったとおり。案の定。「―予想どおりであった」 **が・ぜん【「俄然】** 《副》急に今までとちがった状態になるようす。にわかに。「―勢いづく」 **がせん・し【画仙紙・画箋紙】** 書画用の、厚くて大判の紙。もと、中国産。 **か・そ【過疎】** ●まばらであること。●ある地域に住む人口が過度に少ないこと。「―化」「——地域」過密。 **が・そ【画素】** 〔テレビやデジタルカメラなどの〕画像を構成する最小単位。ピクセル。この数が多いほど鮮明な画像がえられる。 ***か・そう【下層】** ●重なったものの下の部分。●社会の下の方の階層。「一社会」②上層。 ***か・そう【仮想】** 《名・他サ》かりに現実のこととして考えること。かりに想定すること。「―敵国」―げんじつかん【―現実感】「バーチャルリアリティー」に同じ。―てき【一的】《形動》仮に現実の物事として考えるようす。仮の想定であるようす。「―な空間」 ***か・そう【仮相】** 〔文〕実在しない、かりの形。仮象。 ***か・そう【仮葬】** 《名・他サ》〔本葬に対して〕正式の墓におさめる前に、かりにほうむること。仮埋葬。因本葬。 ***か・そう【仮装】** 《名・自サ》●ある人物・動物などの姿に似せてかりによそおうこと。「――行列」類語変装。●かりに武装・装備すること。「―巡洋艦」 ***か・そう【家相】** 陰陽五行説に基づいて占った、家の向き・位置・間取りなどの吉凶。「――が悪い」 ***か・そう【火葬】** 《名・他サ》死体を焼き、残った骨を集めてほうむること。荼毘{だび}。「――場」[参考]水葬・鳥葬・土葬・風葬。 ***か・ぞう【加増】** 《名・自他サ》禄高や領地をふやし与えること。また、ふえること。類語加禄。 ***か・ぞう【家蔵】** 《名・他サ》〔文〕自分の家にしまい込んで持っている・こと(物)。「―の宝」 ***か・ぞう【架蔵】** 《名・他サ》〔文〕 〔本を〕棚におさめて持つこと。「―の書籍」 **が・ぞう【画像】** ●絵にかいた肖像。えすがた。「キリストのー」●テレビ・スクリーン・パソコンのモニターなどにうつる映像。「鮮明な―」 **かぞえ【数え】** 「数え年」の略。因满。 **かぞえ・あ・げる【数え上げる】** 停《他下一》一つ一つ数える。類語 数え立てる。●数え終わる。 **かぞえ・うた【数え歌・数え唄】** 伴「一つとせ」または、「一つとや」に始まって、十ぐらいまで数えあげていく歌。手まり歌・お手玉歌に多い。 **かぞえ・た・てる【数え立てる】** 《他下一》一つ一つ取り立てて言う。〔多く悪い意味で使う〕「欠点を―・てる」類語数え上げる。 **かぞえ・どし【数え年】** で生まれた年を一歳として、新年になるたびに一歳ずつ加えて数える年齢。かぞえ。[参考] 満年齢。団満年齢。 **かぞ・える【数える】** 《他下一》一・二・三・・・と順を追って数を調べる。勘定する。「日を―・える」類語(5)計算。●一つ一つ取りあげて言う。列挙する。「名人の一人に―・えられる人」類語 (5)枚挙。図かぞ・ふ《下二》。 **かぞえる・ほど【数える程】** ご、《連語》〈「―しかない」「―しかいない」の形で〉ごく少数である。「参加者は―しかいない」 **か‐そく【加速】** 《名・自他サ》速度がはやくなること。速度をはやめること。また、その速度。因減速。―ど【一度】●〔理〕単位時間に速度が変化する割合。●物事の変化する速度が次第に増してゆくこと。「―がつく」「一的に物価が上がる」 ***かぞく【家族】** ●夫婦・親子・兄弟など、血縁を中心につくする集団。●旧民法で、戸主と同じ戸籍に入っている人々。ーせいど【―制度】●家族の共同生活を円滑にし、存続させていく上での、法的あるいは倫理的な秩序または制度。●旧民法で家長(=戸主)によって統率された家を社会組織の基礎単位とする制度。家制度。 ***かぞく【華族】** 旧憲法で、公・侯・伯・子・男の爵位をもつ者。類語貴族。 **が・ぞく【雅俗】** 〔文〕雅と俗。上品なことと、俗っぽいこと。 **かそけ・し【『幽けし】** 《形ク》〔古〕かすかである。わずかである。 **かそ‐ざい【可塑剤】** 〔理〕合成樹脂などの弾性や強度を調節し、加工しやすくするために加える物質。 **かそ・せい【可塑性】** 【理]固体に外力を加えると形をかえ、力を取りさってもそのままの形を残す性質。枯土・プラスチックなどに見られる。塑性。 **かそ‐てき【可塑的】** 《形動》外から力を加えると形をかえ、力をとりさっても、そのままの形を残すようす。「シナプスの変化」 **カソリック** カトリック。▽Catholic **ガソリン** 原油をセ氏二〇〇度以下で分留したときにとれる油。主に内燃機関の燃料にする。ガス。▽gasoline ーエンジン ガソリンに点火して動力を発生させる内燃機関。オートバイ・自動車・航空機などのエンジン。ガソリン機関。▽gasoline engine ースタンド 自動車などにガソリンを売る所。▽gasoline とstand からの和製語。 ***かた【型】** ●一定の形をつくり出すもとになるもの。また、そのための用具。鋳型・型紙炊など。●習慣として決まりきった形式。[コロ]・「――にはまった発想」〔武道・芸能・スポーツなどで〕規範とされる、動作・体勢。「空手の―」表記「形」とも書く。●その特質や特性をよく表している形式・形態。タイプ。パターン。「新しいーの車」●決まった大きさ。サイズ。「靴のーが大きい」! > 使い分け ――に嵌は・める《句》多くのもののすべてを同じようなありさまに・作る(みなす)。「―・めて教育する」 ――の如く《句》慣例どおり。型どおり。 ***かった【夥多】** 《名・形動》〔文〕おびただしく多いこと。あまた。「その例は―におよぶ」 **かた【形】** ●かたち。かっこう。「髪の―」●元のかたちが残されているしるし。あとかた。「壁に額のーが残っている」抵当。担保。「借金の―」型。 > 使い分け ***かた【方】** ■《形名》〔文]空間的な方向。方角。方位。「東の―に山あり」●〔文〕場所。所。「道なきーをふみ分けて」〔文〕ばくぜんとした時間・時期。ころ。「過ぎこしー」〔文〕しかた。方法。手段。〔多く下に打ち消しを伴う」「やる――ない」「せんーない」さし示す「人」をうやまって言う語。「御希望の一」日《接尾》●(動詞の連用形について》 「方法」「手段」「ようす」などの意。「扱いー」「混み―」(動詞の連用形や動作性の漢語名詞について)「・・・すること」の意。「打ちーやめ!」「調査―をたのむ」「その方面に関係する人」の意。 <271> の意。●[二つあるうちの]一方に属する人。「味方―」「相手―」●その事にあたる人。係。「囃子{はやし}―」 **がた【方】** 《接尾》《人を表す語について》複数の敬称を表す。「あなた――」「奥様―」[類語]たち。 >使い分け「かた」 **形** 〔目に見える形状〕洋服の形が崩れる・コの字形・ひょうたん形の池・蝶形の花・弓形に反る・卵形の顔・自由形(型)・横綱の手形・跡形もない・大形(小形)の昆虫・大形形鋼・H形鋼 **型** 〔形をつくり出すもとになるもの。手本〕型紙・大型(小型)の台風・大型新人[免許・機械]・大型車・大型機・新型の掘削機・空手の型(形)・古い型(形)の演劇・型にはめる・やせ型・肥満型・九○年型・血液型・自動車の型式証明・型通り・型破り・紋切り型・うるさ型 [参考]一般に、形状(フォーム)と形式(パターン・タイプ・スタイル)によって「形/型」「大形・小形/大型・小型」を使い分けるが、一線を画しがたいところもある。また、「H形鋼」や「大形(小形)形鋼」などは慣用により「形」を用いる。 **かた【潟】** ●遠浅の海岸で、潮が満ちるとかくれ、引くとあらわれる所。干潟{ひがた}。●湾。入り江。●砂嘴{さし}・砂州{さす}などによって海の一部分が区切られ、海から切りはなされてできた湖や沼。潟湖{せきこ}。 **かた【片】** 《名》二つで一組みになるものの、一方。「―や横綱、―や大関」《接頭》●「一対のもののうちの一方」の意。「―目」●「中心からはなれて一方にかたよっている」の意。「―田舎」「―意地」●「完全でない」「はんぱな」の意。「一言{かたこと}」「一方だけの」の意。「―恨み」「―恋」●「わずか」「少ない」の意。「―時」「一手間」 >―が付・く《句》処理すべき物事の解決がつく。決着がつく。おさまる。「もめごとの―・いた」[表記]「方が付く」とも書く。 >―を付・ける《句》決着をつける。[表記]「方を付ける」とも書く。 **がた【形】** 《接尾》あるものが、それに似たかたちをしている意。タイプ。「最新ー」「ハムレットー」「血液ー」「うるさー」 >使い分け「かた」 **かた【肩】** ●首の下部から腕のつけねにいたる、胴体の最上部。[コロ]「―を組む」[句]「―をすくめる」[参考]動物の前あしのつけねの上部、鳥の翼のつけねの上部にも言う。●位置が、肩にあたる所。●衣服の肩①にあたる部分。●山頂のやや下の平らな上部のかどの部分。「文字の―に印をつける」●になうもの。負担。[句]「―が軽くなる」 >―が怒る《句》肩が高く張り出している。 >―が凝る《句》●肩の筋肉がこわばる。●気づまりで、ひどく神経を使う。 >―で息を・する《句》〔肩が上下するほど〕苦しそうに大きく呼吸をする。肩で息を継ぐ。 >―で風を切・る《句》肩をそびやかし、得意になって歩く。威勢がいい様子の形容。 >―に掛か・る《句》〔責任・義務などが〕ある人の負担となる。「社の発展は若い社員の―・っている」 >―の荷が下・りる《句》気になることや責任から解放されてほっとする。 >―を怒らせる《句》いばって肩をそびやかす。威圧するような態度で人にせまるようすの形容。 >―を入・れる《句》特別にひいきにし、応援する。 >―を落と・す《句》肩の力がぬけて両腕が垂れ下がる。がっかりしたようすの形容。 >―を貸・す《句》●手伝っていっしょにかつぐ。●力をかして助ける。援助する。「弟の仕事に―・す」 >―を窄・める《句》身を縮めておとなしくする。しょんぼりしたようすの形容。 >―を並・べる《句》●肩と肩とを一列にそろえる。「―・べて歩く」●同じ程度の能力をもつ。「大国と―・べる」 >―を張・る《句》勢力のあるようすをする。いばる。 >―を持・つ《句》加勢する。味方をする。「妹の―・つ」 >―を抜・く《句》責任や負担をのがれる。 **がた【方】** 《接尾》●「…する(した)方法」の意。「やり―」「見―」●「…のほう」の意。「双方とも同じくらいの負け―だ」 **かた** 《助数》●人を数えるときの尊敬した言い方。「おひとかた」「おふたかた」「おさんかた」の形でのみ用いる。●[二つあるうちの]一方。一つの仲間・所属であることを表す。「豊臣―」「幕府―」●おおよその時間・時刻を表す。ころ。時分。「日ぐれー」●大体の割合・程度を表す。くらい。ほど。「九割―」 **がた** 〔俗〕〈「ーがくる」「―がいく」の形で〉●機械などが古くなって調子が悪くなる。「この車はもうーがきている」●体のあちこちにぐあいの悪い所が出てくる。 **ガター** ボウリングで、レーンの両側にある溝。また、そこにボールが落ちること。▽gutter **かた・あげ【肩上げ・肩揚げ】** 《名・自サ》大きめに作った子供の着物のゆきを肩の部分でぬいあげて短くすること。また、ぬいあげた部分。 >―が取・れる《句》成長しておとなになる。 **かた・あし【片足】** 一方の足。片方の足。[反]両足。 >―を突っ込・む《句》半分はいりかかっている。「棺おけに―・む(=死にかかっている)」●少し関係する。ちょっとかかわりをもつ。「市民運動に―・む」 **かた・あて【肩当て】** ●肩の形をととのえたり、布地のいたむのを防いだりするため、衣服の肩の(裏の)部分にぬいつける布・芯。●寝るとき、肩をおおって寒さを防ぐ布。●物をかつぐとき肩にあてるもの。 **か・たい【下腿】** ひざから足首までの部分。下腿部{かたいぶ}。 **か・たい【歌体】** 和歌の形式。短歌・長歌・旋頭歌{せどうか}・仏足跡歌{ぶっそくせきか}など。 **か・たい【過怠】** 〔文〕●過ち。手ぬかり。●武家時代の刑罰の一つ。過ちを金銭や労役でつぐなわせたもの。「一金」 **かた・い【堅い・固い・硬い】** 《形》●物が、力を加えられても容易に形をかえない性質である。質が強くじょうぶである。「―・い木の実」「―・い鉄の箱」〔音・声などが重く強い意にも使う〕「金属と石のぶつかる―・い音」[反]やわらかい。●きっちりとしていて、すきまがない。堅固である。「唇を―・く閉じる」「守りが―・い」 <272> ●動作・顔つきなどにやわらかみがない。こわばっている。「―・くなって返事をする」●心の状態や言行が容易に変わらない。「―・く決心する」「―・い約束」●身持ちが確かである。実直である。「身を―・く守る」のがんこで融通がきかない。かたくなである。「頭が―・い」●物事が、確実である。堅実である。「合格は―・い」「―・い商売」●厳格である。きびしい。〔副詞的に使う〕「―・くお断りいたします」◎ふざけたところがない。まじめである。「―・い本を読む」団やわらかい。図かた・し《ク》。 > 使い分け「かたい」 堅い〔質がしまって割れにくく、折れにくい。堅実。確実〕堅い材木・堅いつぼみ・堅焼き・意志が堅い・口が堅い・義理堅い・優勝は堅い・手堅く得点する 固い〔城壁を守るように、外から侵すことのできぬほど強くかたい〕地盤が固い・固く団結する・固く辞退する・口を固く閉ざす・守りが固(堅)い・決意が固い・固い握手・頭が固い 硬い〔「軟」の対。石のように、たやすく砕けたり裂けたりしない」硬い玉・硬い髪・表情[態度]が硬い・体[皮膚]が硬い・硬さがほぐれる・硬い文章・話が硬い 難い〔「易」の対。難しい〕許し難い・想像に難くない ***か・たい【難い】** 《形》〔文〕むずかしい。容易でない。困難である。「想像に―・くない」団易い。図かた・し《ク》。 > 使い分け ***か・だい【仮題】** かりにつけた題。類語仮称。 ***か・だい【架台】** ●物をかけておく台。●足場として作った台。●鉄道・橋などをささえる構築物。 ***か・だい【歌題】** 和歌の題。 ***か・だい【課題】** 与えられた題目。また、解決しなければならない問題。「一曲」「人生の―」「緊急―」 ***か・だい【過大】** 《形動》〔必要以上に〕大きすぎるようす。「―な期待」「一評価」囡過小。ーし【―視】《名・他サ》実際以上に大きく見ること。また、必要以上に重く考えること。「知育を―する」 **がたい** 〔俗〕からだの大きさやようす。体つき。[コロ]「ーがいい」 **がた・い** 《接尾》《動詞の連用形について)「・・・するのがむずかしい」「・・・しにくい」などの意。「捨て―・い」「耐え―・い」「名状でし―・い」図がた・し《ク》。 **が・だい【画題】** ●絵につける題目。絵の題。●絵の主題。絵の題材。花・鳥・裸婦の類。 **かた・いき【片息・肩息】** 〔肩を動かして〕ひどく苦しそうにつく息。たえだえな息。 **かた・いじ【片意地】** 《名・形動》がんこに自分の考えを押し通す・こと(性質)。[コロ]「―を張る」 **かた・いっぽう【片一方】** 二つあるもののうちの一方。一方。片方。「―の手でつかむ」「履き物の―」 **かた・いなか【片〈田舎〉】** 」。都会から遠くはなれた、交通不便な土地。類語辺地。僻地。僻村。 **かた・いれ【肩入れ】** 《名・自サ》ひいきにして力を貸すこと。また、熱心に応援すること。「愛徒弟子に―する」 **かた・うた【片歌】** 和歌の歌体の一つ。五・七・七の三句からなる。上代に見られ、多く問答に用いられた。 **かた・うで【片腕】** ●一方の腕。片手。●もっとも信頼できて、助けとなる・人(部下)。「―とたのむ」類語みぎうで。 **かた・うらみ【片恨み】** 〔相手はなんとも思わないのに〕片方の者だけが一方的にうらむこと。「―されて迷惑する」 **かた・え【片『方・『傍え】** ~〔文〕片側。また、かたわら。 **かた・えくぼ【片、靨】** 該片方のほおだけにできる、えくぼ。 **かたおか【片丘・片岡】** を図●一方が急傾斜で、他の一方がなだらかな傾斜の丘。●孤立した丘。 **かた・おき【型置き】** 型紙を物の上に置き、塗料・染料などをぬって模様を出す・こと(人)。「一職人」 **かた・おち【型落ち】** 最新の製品が出たため、古い型式となること。また、その製品。 **がた・おち【がた落ち】** 〔数量・評価などが〕急にはなはだしく落ちること。「成績が―する」類語暴落。 **かた・おなみ【片男波】** 「男波{おなみ}結ぇ」に同じ。[語源]山部赤人の和歌にある「潟を無み」をもじってできた語。 **かた・おもい【片思い・片『想い】** 自分だけが一方的に恋いしたうこと。片恋{かたこい}。 **かた・おや【片親】** ●父母のうちのどちらか一方。●父母のどちらかが欠けていること。団②二親{ふたおや}。 **かたがき【肩書き】** ●〔名刺などで〕氏名の右肩などに書く、職名・役職名など。●地位・役職・称号など。[句]―が物を言・う《句》社会的地位の高いものは、そのことによって優遇される。「実力よりも―・う社会」 **かた・かけ【肩掛け】** 防寒と装飾をかねて、女性が外出するとき肩にかけて用いる布。ショール。 **かた・かげ【片陰】** ●ものの片方のかげ。ちょっとした物陰。「―にひそむ」●日光のあたらない所。日陰。 **かた・かた** 《副・自サ》《副詞は「ーと」の形も》小さなかたいものが触れあって出る、軽い感じの音の形容。 ***かた・がた【方方】** ■《名》「人々」の尊敬語。「お集まりの―」日《代名》《対称の人称代名詞》〔文]多くの人たちへ呼びかける語。あなたがた。おのおのがた。 ***かたがた【旁】** ■《接続》その機会にまた。(・・・して)一方では。ついでに。「所用で上京し、―美術館巡りをする」《接尾》《動詞の連用形や動作を表す名詞につけて)「・・・をかねて」「・・・のついでに」などの意。・・・がてら。「御礼―ご案内まで」 **がたがた** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》)かたいものが触れあって出る、重い感じの音の形容。「電車が―ゆれる」●体が激しくふるえ動くようす。「恐怖に―ふるえる」類語ぶるぶる。●《形動》こわれかかっているようす。「体はもうーだ」「―にくずれる」●あれこれとやかましく言うようす。「―文句を言う」 ***か・たかな【片〈仮名〉】** (「片」は漢字が完全でない一部分の意)かなの一つ。多く、漢字の画を省略して作った日本の文字。[参考]主に、擬声語・擬態語・外来語・動植物名・隠語などの表記に使う。対ひらがな。 **かた」がみ【型紙】** ●〔染め物に使う〕模様の形を切りぬいた紙。●布などを裁断するときにあてて使う、ものの形に切りぬいた紙。●模様をうき出させた紙。表記③は「形紙」とも書く。 **かたがわ【片側】** ものの一方の側。「―だけに糊をつける」「道の―に寄る」囡両側。―まち【―町】道路の片側にだけ家が建ち並んでいる町。片町。 <273> **かたき【敵仇】** ●競争相手。〔ふつう、接尾語的に使う」「商売―」「恋―」●ふかい恨みがあって、機会があればほろぼしたいと願っている相手。[コロ]「ーを討つ」[連]「親の―」●恨みの原因となったもの。「金が―の世の中」 ***かたぎ【堅気】** 《名・形動》●性質がまじめで、心がしっかりしていること。「―な人物」類語律義。●まともで、地道な職業や生活をしている・こと(人)。〔不正な商売ややくざなどに対して言う〕「―に立ち返る」 ***かた・ぎ【形木】** ●〔染色などに使うため〕ある物の形・模様をほった板。●〔古〕版木{はんぎ}。 ***かた・ぎ【『気『質・『容気】** その職業・環境・年齢層などに特有な気風・気性。〔接尾語的に使う〕「職人―」「記者―」「昔―」類語 気質{きしつ}。 **かたきうち【敵討ち】** ●主君や親などを殺された者が仕返しに相手を殺すこと。あだうち。●仕返しをすること。復讐。「だました男に―をする」類語報復。 **かたぎぬ【肩『衣】** ●上代、庶民が着た上着。袖がなく、肩と背だけをおおうもの。●武士の礼服の一つ。肩から背をおおうもの。裃{かみしも}の上衣。 **かたき・やく【敵役】** ●芝居で、悪人を演じる役。悪役。●人からにくまれる役目(の人) ***か・たく【仮託】** 《名・他サ》〔ある物事に〕かこつけること。ことよせること。「小説にーして語る」 ***か・たく【家宅】** 人の住む家。住居。「一侵入罪」 ***か・たく【火宅】** 〔仏〕現世。この世。[参考]苦しみ・悩みにみちたこの世を火事で燃える家にたとえた語。 **かた・くずれ【形崩れ・型崩れ】** 《名・自サ》衣服や靴などが、本来の形を失うこと。「背広がーする」 **かた・くち【片口】** ●〔争っている〕一方だけの言い分。片言{へんげん}。「―は信用できない」●一方にだけつぎロのある鉢や長柄の銚子。 **かた・ぐち【肩口】** 「肩先」に同じ。 **かたくち・いわし【片口、鰯】** カタクチイワシ科の海魚。上あごが下あごより長い。食用。幼魚をしらすぼし・ごまめなどにする。せぐろいわし。ひしこいわし。 **かたくな【『頑な】** 《形動》〔だれが何と言おうと〕自分だけの考え・態度を強く持ち続けるようす。「―に自説にこだわる」類語強情。がんこ。 **かたくり【片、栗】** ●ユリ科の多年草。山地に自生する。早春に紅紫色の花を一つ下向きにつける。地下茎から「かたくり粉」をとる。●「かたくり粉」の略。―こ【一粉】カタクリの地下茎からとる白色のでんぷん。料理や菓子を作るのに使う。[参考]現在は、ほとんどジャガイモのでんぷんで代用 **かた‐くるし・い【堅苦しい】** 《形》形式ばっていて窮屈{きゅうくつ}にである。「―・い挨拶はぬきにしよう」 **かた・ぐるま【肩車】** ●人を両肩にまたがらせてかつぐこと。●柔道で、相手を肩にかけて投げる技。 ***かた・げる【『傾げる】** 《他下一》かたむける。「首を―・げる」図かた・ぐ《下二》。 ***かた・げる【『担げる】** 《他下一》肩にのせてかつぐ。「くわを―・げて帰る」図かた・ぐ《下二》。 **かたこ【潟湖】** 「潟③」に同じ。 **かた‐こい【片恋】** り、「片思い」に同じ。 **かた・ごし【肩越し】** 人の肩の上をこして物事を見ること。「―にのぞく」「―に話しかける」 **かた‐こと【片言】** ●〔文〕ことばの一部分。片言{へんげん}。「―も聞きもらさない」●不完全なたどたどしいことば。「―の英語」〔文〕 片口{かたくち}。 **かた‐こり【肩凝り】** 肩のあたりが、こること。 **かたさ【硬さ】** 硬いこと。また、硬い度合い。硬度。 **かた・さき【肩先】** 肩の、腕に寄った部分。肩口。 **かた・しき【型式】** 〔自動車・航空機などの〕構造や外形によって分類される特定の型。型式{けいしき}。「一番号」 **かた・しぐれ【片〈時雨〉】** 〔雅〕ある場所では時雨が降っているのに、そのすぐ近くでは晴れていること。 **かたじけな・い【忝い・『辱い】** 《形》●恐れ多いようすだ。もったいない。「―・い仰せ」●感謝にたえない気持ちだ。ありがたい。図かたじけな・し《ク》。 **かたじけなく!する【「忝くする・『辱くする】** 《連語》もったいなくも・・・していただく。かたじけのうする。〔古風な言い方」「天覧を―・する」 **かた・しろ【形代】** ●昔、神を祭るとき、神体のかわりに置いたもの。●みそぎ・おはらいなどに使う、人の形に切りぬいた紙。ひとがた。●身がわりになるもの。 **かた・じん【堅人】** 「堅物{かたぶつ}」に同じ。 **かた・す【片す】** 《他五》〔関東・東北の方言〕かたづける。整理する。「部屋を―・す」図《四》。 **かたず【〈固唾〉】** 息をこらして事の成り行きを見守るとき、口の中にたまるつば。表記現代仮名遣いでは「かたづ」も許容。 ―を呑の・む《句》どうなることかと、緊張して息をこらす。「危険な曲芸に―・む」 **かた・すかし【肩透かし】** ●相撲で、差した手と相手の胸に当てた肩を急に引いて身をかわし、相手の肩をたたいてたおす技。●意気ごんでくる相手を軽くそらして、拍子抜けさせること。[句]「―を食わせる」 **カタストロフィー** ●非常な災害。大異変。●演劇や小説などの悲劇的な大づめ。破局。キャタストロフィー。カタストロフ。▽catastrophe **かた・すみ【片隅】** ●一方のすみ。すみっこ。「部屋の―に座る」●広い範囲の中の、目立たない一部分。一隅。「大都会のーで起きた事件」「記憶の―に残る」 **かた・ずみ【堅炭】** ナラ・カシなどの木でつくった、質がかたく火力の強い木炭。 **かた・ぞう【堅蔵・堅造】** 「堅物{かたぶつ}」に同じ。[参考]人名めかして言うことば。 **かた・ぞめ【型染め】** 型紙を使って模様を染めること。また、そのようにして染めたもの。 **かた・たがえ【方『違え】** 陰陽道{おんようどう}はの俗信の一つ。外出する方角が悪いとき、別の場所に一泊して方角を変えてから目的地へ向かうこと。 **かた・たたき【肩、叩き】** ●こりをほぐすため、肩をたたく・こと(道具)。●〔退職や出向などを〕相手の肩をたたいておだやかにたのむこと。 **かた・だより【片便り】** 出した手紙に対して返事が来ないこと。[参考]者ふつう恋文に言う。 **かたち【形】** ●目や手によって知ることができる、物のすがた。外形。[句]「影もーもない」●物事の表面にあらわれた形式・様式。「近代国家としてのーを整える」●物事の結果としてなった状態・ありさま。「悲惨な―で結末を迎えた」人に対する態度・様子。「――を改める」―の・うえでは【一の上では】《連語》体裁上は。 <274> 形式的には。 **かたち・づく・る【形作る】** 《自五》 化粧や身づくろいをする。〔古風な言い方〕《他五》要素を組み立てて、まとまった形をつくる。構成する。「理論を―・る」 **かたちばかり【形『許り】** 《連語》体裁いや形式だけをととのえるようす。しるしばかり。かたばかり。「―のお礼の品」[参考]謙遜{けんそん}の気持ちを表す。 **かた・ちんば【片、跛】** 《名・形動》〔卑称〕対いになってしかるべきものの、形や大きさなどがそろっていないこと。 **かたつ【下達】** 《名・他サ》〔文〕上位の人の意思・命令などを下の人に伝えること。[四字])「上意一」因上達。 **かたづ【〈固唾〉】** かたず。 **かた・つき【肩付き】** 肩の(あたりの)様子・かっこう。 **かた・づ・く【片付く】** 《自五》 ●〔物が〕納まるべき場所に納まる。「部屋が―・く」類語整う。●物事が解決する。決まりがつく。「事件が―・く」類語 ()決着。落着。●嫁に行く。とつぐ。〔本人以外の身内から言う][俗]殺される。 **がた・つ・く** 《自五》●がたがた音をたてる。「風で窓が―・く」●体がはげしくふるえ動く。「恐怖に足が―・く」●調子が悪くなる。「機械が―・く」●もつれた状態になる。「社内が―・く」 **かた・つけ【型付け】** 型紙をあて、染める・こと(人)。 **かた・づ・ける【片付ける】** 《他下一》〔物を〕納めるべき場所に納める。整頓する。「部屋を―・ける」類語整える。●物事を解決する。決まりをつける。「宿題を―・ける」類語 (5) 始末。●娘をとつがせる。「娘を―・ける」〔俗)殺す。「スパイを―・けた」 **がたっと** 《副》 ●物が急にかたむいたりくずれたりするようす。「積み荷がーくずれる」●物事が急に悪い状態になるようす。がたんと。「景気が―悪くなる」「成績が落ちる」 **かたっぱし【片っ端】** 「かたはし」を強めて言う語。 **かたっぱしから** 《副》ためらわず順々に行うようす。手当たり次第に。かたはしから。「――事件を解決する」 **かた・つ・ぽう【片っ方】** かたほう。 **かたつむり【蝸牛】** 陸にすむ巻き貝の総称。殻をせおった形で、湿地にすむ。二対の触角をもつ。雌雄同体。ででむし。でんでんむし。まいまいつぶり。まいまい。蝸牛。 **かた・て【片手】** ●一方の手。片方の手。対両手。●一組みの手袋などの片方。●片方の相手。一方の相手。●〔俗〕五、五○、五○○など、五のつく金額を言う語。[参考]片手の指の数から言う。―おけ【―桶】片方だけに取っ手のついているおけ。 **かた・ておち【片手落ち】** 《名・形動》一部分にだけしか注意がおよばず、公平を欠くこと。「生徒だけを責めるのはーだ」[参考]語源的には「片」+「手落ち」だが、「片手」+「落ち」と誤解させるため、使用を慎む言葉。類語不公平。不平等。へんぱ。 **かた・てま【片手間】** 本来の仕事のあいま。また、その間に何かほかの事をすること。「―に片付ける」 **かた・どおり【型通り】** 製《名・形動》決まっている方法に従ってすること。「―に儀式を行う」類語お定まり。 **かた・とき【片時】** ほんのわずかの間。少しの時間。[ふつう、「ーも・・・しない」の形で使う〕「―も忘れない」 **かた・ど・る【『象る・『模る】** 《他五》《「形取る」の意》●ある物の形をもとにして、うつしとる。「星を―・った校章」●ある物事の内容を姿・形にして表し示す。「愛を―・った彫刻」 **かたな【刀】** ●片刃の刃物。●小形の太刀。●武士が脇差{わきざし}と対いにして腰にさした刃物。大刀{だいとう}。たち。類語やいば。[参考]「一ロ{ひとふり}・・・」「一振り・・・」、また腰に帯びるものとして「一腰{ひとこし}・・・」と数える。●漢字の部首「刀」の称。 ――折れ矢尽・きる《句》戦う手段を使い果たす。また、物事をし続けていく手段をなくす。 ―に懸けても《句》刀を使っても。腕ずくでも。 **かたな・し【形無し】** 《名・形動》《もとの形がなくなる意から)体面を保てないほど、面目を失うこと。「そうまで言われては先生もーだ」 **かたな・の・さび【刀の、錆】** 《連語》〈「――になる」の形で〉刀で切られて死ぬ。また、刀で切り殺す。 **かたな・の・てまえ【刀の手前】** 《連語》刀をもつ以上は。武士であるからには。 **かた・ならし【肩慣らし】** ●野球などで試合に出る前に軽い投球練習をして肩をほぐすこと。●本格的に仕事を始める前の下準備。 **かた・ぬぎ【肩脱ぎ】** 着物の袖をぬいで肩を現すこと。 **かた・ねり【固練り】** 水分を少なくして、かたくねること。また、かたくねったもの。 ***かた・は【片刃】** 刃物で、片側のふちにだけ刃をつけること。また、その刃物。片刃{かたば}。「―のかみそり」因諸刃。両刃{もろは}。 ***かた・は【片羽】** 〔鳥の〕片方のつばさ。 **かた・はい【片肺】** ●片方の肺。●双発の飛行機の、片方のエンジン。「―で飛び続ける」「一飛行」●双方そなわってはじめて満足な働きをするものの、片方だけがそなわっていること。「―体制」 **かた・ばかり【形『許り】** 《連語》 かたちばかり。 **かた・はし【片端】** ●物の一方のはし。「ベンチのーにすわる」わずかな部分。一部分。「話の―を聞く」類語一端{いったん}。 **かた・はだ【片肌】** 〔肌ぬぎになったときの〕片方の肩。囡諸肌{もろはだ}。 ―を脱・ぐ《句》●着物の片袖{かたそで}をぬいで、片方の肩を出す。●人を助けるために力をかす。片肌ぬぐ。 **かた・はば【肩幅】** 左右の肩の端から端までの幅。 **かたばみ【『酢、漿『草】** カタバミ科の多年草。茎は地をはう。葉は三枚のハート形の小葉からなる複葉で、酸味がある。春から秋にかけて黄色い五弁の花をつける。 **かた・はら【片腹】** 腹のかた一方。わきばら。 **かたはら・いた・い【片腹痛い】** 《形》実力にふさわしくないことを行っていることがこっけいである。かたわらいたい。図かたはらいた・し≪ク》。 **カタパルト** [軍艦の甲板など〕せまい場所から飛行機をとびたたせる装置。飛行機射出機。▽catapult <275> **かた・びさし【片、庇・片,廂】** ●片流れのひさし。●粗末なさしかけの屋根。 ***かた・ひじ【片肘】** 。一方のひじ。因両肘{もろひじ}。 ***かた・ひじ【肩肘】** 〈「一張る」の形で〉堅苦しい態度をとる。気負う。いばる。[コロ]「一張って交渉に臨む」 **がた・ぴし** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●組み立てやたてつけが悪く、なめらかに動かなかったり音をたてたりするようす。「雨戸がーする」●組織などがゆるんで働きがにぶっているようす。「部内がーする」 **かたびら【帷子】** ●昔、几帳・帳などに用いた、ひとえのうすい布。●生糸・麻糸などで織った夏むきのひとえ物。また、ひとえ物。●経帷子{きょうかたびら}。 **かた・ぶとり【固太り・堅『肥り】** 《名・自サ》肉づきがかたくしまって、ふとっている・こと(人)。 **カタピラー** キャタピラー **かた・ぶつ【堅物】** まじめで、身持ちのよい人。きまじめで融通のきかない人。堅人{かたじん}。堅蔵{けんぞう}。 **がたべり【がた減り】** 〔俗]急にがたっと減ること。 ***かた・へん【方偏】** 漢字の部首「方」の称。方偏{ほうへん}。 ***かた・へん【片偏】** 漢字の部首「片」の称。 **かた・ほ【片帆】** 帆を一方にかたむけて揚げること。[参考]横風を受けて舟を走らせるときの帆の揚げ方。团大真帆{まほ}。 **かた・ほう【片方】** 〔二つあるうちの〕一方。片一方。片っ方。「靴のーが見あたらない」両方。 **かた・ぼう【片棒】** 二人で、かごや重い物を棒でかつぐときの、一方の一人。 ―を担・ぐ《句》いっしょに仕事をする。協力する。片棒かつぐ。〔多く悪いことに言う〕「悪事のー・ぐ」 **かた・ぼうえき【片貿易】** 輸出または輸入のどちらか一方にかたよった貿易。 **かた・ほとり【片『辺】** 〔文〕 〔ある場所の〕すみのあたり。片すみ。●[中心部から遠くはなれた〕へんぴな場所。片いなか。「―の村」 **かた・まえ【片前】** へ、洋服の上着で、前を浅く合わせてボタンを一列につけたもの。シングル。因両前{りょうまえ}。 **かたまり【塊・固まり】** ●かたまること。また、かたまったもの。「土の―」②〔分ける前の〕ある程度の大きさをもったもの。「豚肉を―で買う」人や動物などの集まり。集団。「学生の――」〈「・・・のー」の形で〉ある性質・傾向などが極端に強いこと。「好奇心のー」「欲の―」 **かたま・る【固まる】** 《自五》〔粉状・つぶ状・液状だったものが〕寄り集まって固いものになる。固くなる。「寒天が―・る」「土が―・る」類語 (5)凝結。凝固。●人や動物などが一か所に集まる。「―・ってさく花」●しっかりしたものになる。「方針が―・る」考えが他のことに向かなくなる。「新興宗教に―・る」[参考]④の強調表現は「凝り固まる」。文《四》。 **かた・み【形見】** ●過去のあるできごとを思い出す材料となるもの。「青春の―」「栄華のー」●死んだ人や別れた人が残していったもので、見るたびにその人を思い出す材料となる品物。「亡き母の―」「―の時計」類語遺品。―わけ【一分け】ある人の持ち物を、形見②としてその親族・友人などに分け与えること。 ***かた・み【片身】** ●体の半分。特に、魚の、背骨から左右に切りわけた身の半分。類語半身{はんしん}。●着物の身ごろの片方。片身ごろ。 **「かたみ【筐】** 〔文〕竹で編んだ、目の細かいかご。 ***かた・み【肩身】** 世間に対する面目。 ―が狭・い《句》世間の人々に対して恥ずかしく、ひけめを感じる。世間がせまい。「負け続けで―・い」 **かたみがわり【『互替わり】** ある物事を代わる代わるすること。交互。交替。〔やや古風な言い方〕 **かた・みち【片道・片『路】** ある所までの行き帰りの、どちらか一方。「一切符」往復。 **かたみ・に【『互に】** 《副》〔文〕たがいに。それぞれがともに。「―手をふって別れる」 **かた・むき【傾き】** ●傾くこと。また、その程度。「塔のーがひどい」●物事がある特定の方向に向かおうとするようす。傾向。「怠けたがるーがある」 **かた・む・く【傾く】** 《自五》《「片向く」の意から)●〔平衡状態を保っていたものの〕向きが一方にそれる。斜めになる。かしぐ。「船体が―・く」類語偏る。(5) 傾斜。●太陽や月がしずもうとする。「日が西に―・く」●勢いがおとろえる。「家運が―・く」ある方面に向かって近づこうとする。「気持ちが―・く」「みんなの意見が賛成に―・く」=かたぶく。 **かた・む・ける【傾ける】** 《他下一》《「片向ける」の意から)〔平衡状態にある物の向きを〕一方にそらす。斜めにする。かしげる。「首を―・ける」②〔酒などを〕飲む。[句]「杯を―・ける(=酒を飲む)」勢いをおとろえさせる。「身代を―・ける」〔力や心をある方に〕集中させる。「サッカーに情熱を―・ける」[句]「耳を―・ける」 **かた・むすび【片結び】** 帯やひもの結び方の一つ。一方を輪にし、他方を伸ばしたままにして結ぶもの。 ***かため【固め】** ●かためること。「基礎―」●かたい約束。「夫婦の―」●かたく守ること。警備。「城の―」―の・さかずき【―の盃】《連語》人々の結びつきや約束を確かなものにするために、同じさかずきをやりとりして共に酒を飲むこと。「ーを交わす」 ***かた・め【固目】** 《名・形動》その程度がどちらかというかたいこと。「御飯を―にたく」 ***かた・め【片目】** ●一方の目。片方の目。両目。●一方の目に障害があって見えない・こと(人)。類語めしい。隻眼{せきがん}。《刺斗》《济师学院心田。 ―が明・く《句》大相撲で、二日目以後に初めて勝つ。一般に、負け続けたあと、初めて勝利を得る。 **かた・める【固める】** 《他下一》〔粉、つぶつぶしたもの、どろどろした液体などを〕かたいものにする。かたまらせる。「石膏{せっこう}ぶを―・める」〔ひゆ的に、一つの事柄だけである物事を形づくる意にも使う」[句]「うそで―・める」●一つにまとめる。「―・めて休みをとる」●しっかりしたものにする。「決意を―・める」「学問の基礎を―・める」[句]「身を―・める(=結婚する)」●守りを厳重にする。「守備を―・める」●〈「・・・に身を―・める」の形で〉・・・を・きちんと(しっかりと)身につける。「白装束に身を―・める」図かた・む《下二》 **かた・めん【片面】** 〔表・裏あるうちの〕一方の面。片方の面。「―を赤くぬる」類語 片側。両面。 **かた・や【片や】** 《連語》〔大相撲などで、相対するものの〕片一方は。 **かた・やき【堅焼き・固焼き】** 〔せんべいなどを〕かために焼くこと。また、焼いたもの。 **かたやぶり【型破り】** 《名・形動》ありきたりの型にあてはまらないようす。「―の大人物」「―の発想」 **かた・やまざと【片山里】** 〔文〕山の奥深くにある村里。へんぴな山里。 <276> **かた・ゆき【堅雪】**こおりついてかたくなった雪。 **かた・よ・せる【片寄せる】**《他下一》一方へよせる。また、一方へまとめる。「荷物を部屋の隅に―・せる」 **かた・よ・る【偏る・片寄る】**《自五》●ある基準・標準からずれて、一方による。「―・った嗜好{しこう}」●ある部分にだけ集まって全体の均衡を欠く。「栄養が―・る」「畑の南側に―・って芽が出る」●取り扱いが不公平になる。「―・った判定」 **かたら・う【語らう】**《他五》●親しく話し合う。「楽しげに―・う」●男女が言いかわす。ちぎる。「―・った仲」●説いて仲間に入れる。「友を―・って旅に出る」 ***かたり【語り】**●物語ること。また、その話。●[能・狂言で]独白形式の改まった口調で、節をつけずに物語ること。また、その文句。●作品の進行につれて筋などを朗読する・こと(人)。ナレーション。 ***かたり【騙り】**人をだまして、金品をまきあげる・こと(人)。詐欺(師)。[コロ]「―を働く」 **かたり・あ・う【語り合う】**《他五》互いに話をする。「友と―・う」 **かたり・あか・す【語り明かす】**《自他五》話をしあって夜を明かす。「冬の夜を―・す」 **かたり・ぐさ【語り種・語り草】**うわさ話のたね・材料。「後世の―となる」[類語]話題。話柄。 **かたり・くち【語り口】**語るときの口調。語り方。[特に落語・浄瑠璃などに言う]「訥々{とつとつ}とした―」 **かたり・つ・ぐ【語り継ぐ】**《他五》次々に語って(次の世代に)引きついでゆく。[類語]語り伝える。 **かたり・つた・える【語り伝える】**《他下一》[世間の人々や後世の人々などに]話して伝える。「戦争体験を―・える」[類語]語り継ぐ。 **かたり・て【語り手】**●話をする人。話し手。●話の上手な人。話し手。●語り③をする人。ナレーター。浄瑠璃・浪曲など、語り物を語る人。 **かたりべ【語り部】**上代、大和朝廷に仕え、神話・伝説などを語り伝えることを職務とした氏族。●[ある事柄を語り伝える人の意でも使う]「平和の―」 **かたり・もの【語り物】**叙事的な詞章を、楽器に合わせて抑揚・節をつけて語って聞かせる芸能。平家琵琶・浄瑠璃・浪曲、など。[類語]謡物。 ***か・だん【花壇】**庭や公園などの一部分を区切って草花を植えてある場所。 ***か・たる【語る】**《他五》●ことばに表して言う。「思い出を―・る」●よく説明する。「事故の状況をくわしく―・る」●おのずからある物事を示す。「求職者の増加が―・る不況」「出土品が―・る歴史的事実」●[浄瑠璃・浪曲など、語り物を]抑揚・節をつけて唱える。《文四》。 >―るに落・ちる《句》「問うに落ちず語るに落ちる」の略。かくそうとしたことを、うっかり話してしまう。 >―るに足・る《句》語るだけの価値がある。 **が・だん【画壇】**画家たちがつくる社会。 **カタン・いと【カタン糸】**綿糸をよりあわせて、ろうを引いたなめらかな糸。おもにミシンに使う。[参考]「カタン」はcotton (=綿)の転。 **がたんと**《副》●かたい物が落ちたりたおれたりぶつかったりする音の形容。●高い位置にある物事が急に悪い方に下がるようす。がたっと。「給料が―下がる」 ***か・たる【騙る】**《他五》●人をだまして、金品をまきあげる。「大金を―・られた」●だまそうとして、地位や名前をいつわる。「政治家の名を―・る」《文四》。 ***カタル**滲出物を伴う、粘膜の炎症。[例]「大腸―」[表記]「加答児」と当てた。▽Katarrh **カタルシス**●劇(特に悲劇)を見ることによって、心にいだいていた感情が解放されて快感を味わうこと。●[心]精神的苦悩を外部に表出することによってコンプレックスを解消すること。=浄化。▽katharsis **カタログ** 商品目録。商品についての説明書。「―ショッピング」[表記]「型録」と当てる。▷catalog **かた・わ【片端】**《名・形動》[卑称]体の一部の機能に障害がある・こと(人)。[表記]「片輪」とも書く。 **かた・わき【片脇】**●一方のわき。わき。●かたわら。かたすみ。 **かたわら【傍ら・旁ら・側ら】**●ある物のすぐ近くのあたり。そば。「―のいすにすわる」●その一方では。そのあいまに。[接続助詞的にも使う]「仕事の―勉強をする」[類語]他方。かたがた。 >―に人無きが如し《句》傍若無人に。 **かた・われ【片割れ】**●分かれたり、欠けたりした一部。「土器の―」[類語]かけら。●分身。「双子の一」●行動を共にするなかまの・一人(一方の者)。「窃盗団の―」 **かたわれ‐づき【片割月】**半分欠けている月。半月。 ***か・たん【下端】**物の下の方のはし。[対]上端。 **か・たん【荷担・加担】**《名・自サ》味方になり、力を貸して助けること。「陰謀に―する」「悪事に―する」[類語]加勢。 ***か・だん【果断】**《名・形動》思い切って行うこと。決断力があること。「―な行動」[類語]英断。 ***か・だん【歌壇】**歌人たちがつくる社会。 **か・ち【価値】**●その物事や行動が、どのように役立つかという程度。また、値うち。「一読の―がある本」「投資する―がある」●[哲]個人の好き嫌いに関係なく、一般によいものとして承認すべきもの。真・善・美など。 **―かん【―観】**ある物事にどういう価値を認めるかについての、それぞれの人の考え方。 ***かち【勝ち】**勝つこと。勝利。[句]「負けるが―」 >―に乗・じる《句》勝って気をよくした勢いのままに物事をする。勝ちに乗る。 >―を拾・う《句》[勝負に]あやうく勝つ。 ***かち【徒・徒歩】**歩くこと。徒歩。[古風な言い方] ***がち【勝ち】**《接尾》《名詞や動詞の連用形について》●「・・・の割合が多い」の意。「黒目―な瞳」●「・・・の傾向が強い」の意。「あり―な質問」「病気―」「曇り―」「沈み―」[表記]かなで書くことが多い。 **がち【雅致】**風流で上品な趣。雅趣。「―に富む」 **かち・あ・う【搗ち合う】**《自五》●二つのものが(すばやく)ぶつかりあう。また、出あう。「頭と頭が―・う」「来客が―・う」[類語](1)衝突。●二つ以上の事柄が、同時に起こる。重なる。「日曜と祝日が―・う」 **かち・あ・げる【搗ち上げる】**《他下一》相撲で、腕を曲げてひじで相手ののどのあたりを強くつき上げる。 **かち・いくさ【勝ち戦・勝ち軍】**戦いに勝つこと。また、勝った戦い。「―に終わる」[対]負けいくさ。 **かち・いろ【褐色】**濃い紺色。かち。かちん。 **かち・うま【勝ち馬】**競馬で、優勝した馬。また、優勝すると予想される馬。[句]「―に乗る(=勝った方の勢いに便乗して物事を行う)」 <277> **かち・える【勝ち得る・贏ち得る】**《他下一》努力の結果、手に入れる。獲得する。「信頼を―・得る」 **かちかち**■《副》《「―と」の形も》かたい物が軽くぶつかりあって(連続的に)発する小さな音の形容。「時計が―と音をたてる」■《形動》非常にかたくなっているようす。「―にこおった道」[参考]強調して「かちんかちん」ともいう。[同]こちこち。 **がちがち**■《副》《「―と」の形も》かたい物がぶつかりあって(連続的に)発するにぶい音の形容。「寒さで歯が―いう」■《形動》●ひどく融通がきかないようす。「―の石頭」●ゆとりがなく、ただ一つのことだけを懸命に行うようす。「―に勉強する」●緊張して体がこわばるようす。「舞台に上がると―になる」 **かち・き【勝ち気】**《名・形動》気が強く人に負けまいとする気性。負けん気。「―な娘」[類語]気丈。 **か・ちく【家畜】**人が飼って、生活に役立てる動物。牛・馬・ニワトリなど。 **かち・ぐり【搗ち栗・勝ち栗】**干した栗の実を臼{うす}でつき、殻と渋皮を取りのぞいたもの。[参考]「かち」が「勝ち」に通じるため、出陣・祝勝・祝賀の料理に使う。 **かち・こ・す【勝ち越す】**《自五》●勝った数が負けた数より多くなる。●競技で、相手より多い得点をとる。「七対三で―・す」[対]①②負け越す。 **かちっぱなし【勝ちっ放し】**(「勝ち放し」の転)ずっと勝ち続けていること。勝ちはなし。「一〇日間―」[類語]連勝。[対]負けっ放し。 **かちどき【勝ち鬨】**戦いや勝負に勝ったときに上げる喜びの声。凱歌{がいか}。「―を上げる」[類語]鬨の声。 **かち・と・る【勝ち取る】**《他五》苦労して自分のものとする。「チャンピオンの座を―・る」 **かち・なのり【勝ち名乗り】**●大相撲で、行司が、勝った力士に軍配をあげ、その名を呼びあげること。「―を受ける」●競争・戦いなどで勝ちを宣言すること。 **かちにげ【勝ち逃げ】**《名・自サ》試合・勝負に勝ったまま、再度の挑戦に応じないでその場を立ち去ること。 **かち・ぬき【勝ち抜き】**競技などで、勝った者が次々と相手を変えて優勝するまで何回でも勝負を続けること。また、そのような方式。トーナメント。「―戦」 **かち・ぬ・く【勝ち抜く】**《自五》●[相手を変えて]続けて勝つ。「予戦を―・く」●最後まで戦って勝つ。勝ち通す。「苦しい選挙戦を―・く」 **かち・はだし【徒跣】**歩くとき、履き物をはかないこと。はだし。[古風な言い方] **かちほこ・る【勝ち誇る】**《自五》勝って得意になる。勝っておごりたかぶる。「意気揚々と―・る」 **かちーぼし【勝ち星】**大相撲の星取り表で、勝ち力士につける白丸。「―を拾う(=あやうく勝つ)」[コロ]「―をあげる」[類語]白星。[対]負け星。 **かちまけ【勝ち負け】**勝つことと負けること。勝負。勝敗。「―を競う」 **かち‐み【勝ち味】**勝てる見込み。勝てる可能性。勝ちめ。「―がうすい」 **かち‐め【勝ち目】**勝てそうな見込み。勝ちみ。[コロ]「―がない」[語源]さいころばくで、「勝ちとなる目」の意から。 ***か‐ちょう【花鳥】**[風雅な気持ちでながめる]花と鳥。 **が・ちょう【画帳・画帖】**絵をかくための帳面。画帖。 **か・ちょう【課長】**会社・官庁などの課の長。 **が・ちょう【鵞鳥】**カモ科の鳥のガンを改良して家畜にしたもの。首が長い。肉や卵は食用。 **かちょう・ふうげつ【花鳥風月】**●[風雅な気持ちでながめる]自然界の美しい風物。「―を友とする」●詩・画などの風雅な遊び。風流。「―を楽しむ」 **かちわり【搗ち割り】**[主に関西地方で]氷を小さくくだいたもの。ぶっかき。 **かちん**《副》《多く「ーと」の形で》かたいものがふれあって発するするどい音の形容。「グラスが―と音をたてた」 >―と・来る《句》[俗][他人の言動などが]ひどく感情にさわる。「とげのあることばに―・来た」 **かちん・かちん**かちかち。 **かちんこ**[俗]映画で、撮影を始めるときに打ち鳴らす、下に小さな黒板を付けた拍子木。 **がちんこ**[俗]真剣勝負。「―でぶつかる」「―対決」[参考]相撲の世界で使われていた語。 ***かつ【活】**[文]●生きること。[句]「死中に―を求める」●気絶した人の意識をよみがえらせる術。 >―を入・れる《句》●気絶した人の急所をつくなどして、意識をよみがえらせる。●たるんでいるものや元気のないものに刺激を与えて元気づける。 ***かつ【渇】**●のどのかわき。[コロ]「―をおぼえる」[コロ]「―をいやす」●欠乏を満たしたいという強い望み。 >―に臨みて井を穿つ《句》(のどがかわいてから井戸をほる意から)必要になってからあわてて準備をしても間に合わないことのたとえ。〈説苑・雑言〉 ***かつ【且つ】**■《副》[文]いくつかの動作が並行して行われるようす。一方では。[重ねて使う]「―驚き―喜ぶ」「―飲み―歌う」■《接続》[文]一つの物事の上にさらに他の物事が加わる意。「夏は暑く、―雨が多い」 ***かつ【喝】**《感》[禅宗で]あやまった考え・迷いなどをしかり、さとらせるときに出す語。 <278> ***か・つ【勝つ】**《自五》●争って相手を負かす。「裁判に―・つ」[類語]勝ち抜く。勝ち取る。(1)優勝。[対]負ける。●[比較した場合]相手よりまさる。「兵の数では敵に―・つ」[対]負ける。●ある傾向・性質が他にくらべて強くある。「理性の―・った人」「赤が―・った模様」[句]「気が―・つ(=勝ち気である)」●[仕事・負担などが]その人の能力をこえている。[句]「荷が―・つ(=負担が重すぎる)」●体や心におよぼす作用をおさえつける。抑制する。「病気に―・つ」「己に―・つ」「誘惑に―・つ」[表記]⑤は「克つ」とも書く。[対]負ける。《文四》 >―って兜の緒を締めよ《句》物事が成就しても、油断をしないでさらに用心深くなれ。 >―てば官軍負ければ賊軍《句》道理はどうであれ、強い者(勝った者)のしたことが正義になるというたとえ。 ***カツ**「カツレツ」の略。「とん―」「―丼」 **かっ【掻っ】**《接頭》《接頭語「掻き」の転》(動詞について)その動作を強める語。「―ぱらう」「―さらう」 **がつ【月】**《助数》一から一二までの数につけて、一年を十二に分けたそれぞれの期間を表す語。 **かつ・あい【割愛】**《名・他サ》おしいと思いながら、思いきって手放したり省略したりすること。「紙面の都合で記事の一部を―する」 **かつ・あげ**《名・他サ》[俗]おどして金品をうばうこと。恐喝。 **かつ・える【飢える・餓える】**《自下一》[文]●ひどく腹がへる。●〈「・・・に―・える」の形で〉そのものが欠乏していて、ひどく欲しがる。「愛に―・える」[同]②うえる。[活]かつ・う《下二》。 **かつお【鰹・堅魚・松魚】**サバ科の海魚。初夏から秋にかけて黒潮にのって回遊する。背は青黒く、腹部は銀白色で特有のしまが数本ある。食用。刺身・なまり節・かつお節などにする。[季]松魚。 **かつお・ぎ【鰹木・堅魚木】**神社や宮殿の棟木の上に、それと直角に並べて置く飾り木。形がかつお節に似ている。 **かつおぶし【鰹節】**カツオの身を煮て、よく乾燥させたもの。うすくけずって料理にかけたり、だしに使う。鰹節。[類語]けずり節。 **かつーか【閣下】**地位の高い人の官職名につける敬称。「大臣―」[参考]もと「貴人の住む高殿の下」の意。 **かっか**《副》《「―と」の形も》●炭火などが(炎を出さず)盛んに燃えるようす。《自サ》ひどくほてるようす。「恥ずかしさに頬が―する」●《自サ》腹を立て興奮するようす。「ののしられて、―する」 **がつがつ**《副・自サ》 (副詞は「―と」の形も) ●空腹で、むやみに・食う(食いたがる)ようす。「飯を―食う」●むやみに欲ばるようす。「金もうけに―する」 **がっかり**《副・自サ」 (副詞は「―と」の形も) 失望・落胆して元気がなくなるようす。「落選して―する」 **かつ・がん【活眼】**物事の道理を見きわめるするどい心。 **がっーかん【学監】**[おもに大学で]学長の補佐をし、学生を監督する役(の人)。 **かつき【客気】**[文]勇みたつ勢い。一時的にはやる気。血気。客気。「―にかられる」 ***がつーか【学科】**●学問を、専門分野別に分けたときの、科目。「国文―」●学校教育における教科の科目。「得意な―は英語です」 **がつ・か【学課】**修得すべき学問の課程。 **かくかい【各界】**政界・財界・学界・芸能界などのそれぞれの社会。「―の権威」 **かくかい【角界】**かくかい(角界)。 **がっかい【学会】**学問上の研究促進を目的として、同じ分野の専門家で組織された団体。また、その会合。「外科―のメンバー」「―で発表する」 **がっかい【学界】**学者たちで構成されている社会。学問の世界。「―の注目を浴びる」 **がっかい【楽界】**音楽家およびその関係者で構成されている社会。音楽界。楽壇。 **かっ・かく【赫赫】**《形動》[文]●非常に明るく激しく輝くようす。「―たる夏の日」[類語]皓々。煌々。●[功名・名声などが]りっぱに現れるようす。「―たる武勲をたてる」=赫赫。 **かっ・き【活気】**生き生きとした気分・雰囲気。「―を取りもどした町」「―に満ちた会合」[類語]生気。 **かつ・きづ・く【活気付く】**《自五》[それまで元気のなかったものが]生き生きとして、活動的になる。「朝になり、町が―」 **がっき【学期】**学校生活の一年間をいくつかに区切ったそれぞれの期間。「新―」「―末試験」 ***がっき【楽器】**音楽を演奏するときに使う、音を出す道具。打楽器・管楽器・弦楽器などがある。 **かつぎ・あ・げる【担ぎ上げる】**《他下一》●肩や背中に乗せて持ち上げる。「御神輿{みこし}を―・げる」●[たのんだりおだてたりして]ある人をその地位につける。まつりあげる。「元校長を村長に―・げる」 **かつぎ・こ・む【担ぎ込む】**《他五》[病人・けが人などを]かついで運び入れる。 **かつぎ・だ・す【担ぎ出す】**《他五》●物をかついで、外・人前などに出す。「酒樽を―・す」●ある人を、事態の表面におしたてる。「仲介者に政治家を―・す」 **かっき・てき【画期的・劃期的】**《形動》時代に一つの区切りをつけるほど・新しい(めざましい)ようす。エポックメーキング。「―な発明」「―な試み」 **かつぎ・や【担ぎ屋】**●縁起をかつぐ人。●人をだましておもしろがる人。●生産地から食糧などを消費地へ運んできて売る人。 **がっ・きゅう【学究】**[文]純粋に学問を研究する・こと(人)。「―の徒」「―肌の人」[類語]学者。 ***がっきゅう【学級】**授業をするために、生徒を一定の人数に組分けしたもの。級。組。クラス。 **―ほうかい【―崩壊】**[児童・生徒の立ち歩きや私語などで、] <279> 学校で授業が成立しなくなる・こと(状態)。 **かっきょ【割拠】**《名・自サ》[文]権力者のそれぞれが、ある場所を根城として一定地域内に勢力を張ること。[四字]「群雄―」 **かつ・ぎょ【活魚】**生きている魚。「―料理」 **かっ・きょう【活況】**商売・取り引きなどが盛んで、人や物の動きが活発になり、景気のよいようす。「市場が―を呈する」[類語]盛況。好況。 **かっきり**《副》《「―と」の形も》●半端のないようす。ちょうど。きっかり。「五時―に帰宅する」●区切りがはっきりしているようす。くっきり。「輪郭が―と浮かび上がる」 **かっ・きん【恪勤】**《名・自サ》[文]仕事をまじめにつとめること。恪勤。[四字]「精励―」[類語]精勤。 **かつ・ぐ【担ぐ】**《他五》●[物を]肩にのせる。になう。「荷物を―・ぐ」[類語]負う。背負う。負ぶう。●自分たちの上に立つ人としておしたてる。「代議士を会長に―・ぐ」●縁起・迷信などを気にする。[句]「御幣を―・ぐ」●ふざけて人をだます。からかって、いっぱいくわせる。「うっかり―・がれた」《文四》。 **がっーく【学区】**公立学校の就学区域・通学区域。 **かっ‐くう【滑空】**《名・自サ》発動機を使わずに、風力・上昇気流などを利用して空を飛ぶこと。空中滑走。[類語]滑走。滑翔。[コロ]―き【―機】グライダー。 **がっくり**《副》《「―と」の形も》●力がぬけて、急に姿勢がくずれるようす。「―とひざをつく」●《自サ》失望・落胆・疲労などのために、気力が一度になくなるようす。「悲報を聞いて―する」 **かっけ【脚気】**ビタミンB1の欠乏で起こる病気。足がむくんでだるくなり、口・指先などにしびれが起こる。 **かっ・けい【活計】**[文]生活していくこと。また、そのための方法。生計。暮らし。「―の手段を講じる」 **がっ・けい【学兄】**[文]《学問上の先輩の意》学友を尊敬していう語。[参考]手紙文などで男同士で用いる。 **かつげき【活劇】**●動きの激しい格闘場面を中心とした映画・芝居。アクションドラマ。●激しい格闘や乱闘。[類語]大立ち回り。 **かっけつ【喀血】**《名・自他サ》せきと同時に肺・気管支などから血をはくこと。[参考]吐血。 **かっ‐こ【各個】**いくつかあるものの、一つ一つ。ひとりひとり。それぞれ。[類語]各自。各位。 **―げきは【―撃破】**敵や障害を一つ一つうち破ること。 **かっーこ【各戸】**いくつかある・家(所帯)の、一つ一つ。「寄付を―に割り当てる」 ***かっこ【括弧】**《名・他サ》ある文字・数字や文章・数式などの前後につける、〔 〕( )「 」などの符号。また、その符号をつけること。「書名を―でくくる」 **―つき【―付き】**《その語に「 」を付けて使う意から》その語本来の意味どおりではなく、注釈が必要である意を表す。「―の規制緩和」 ***かっ‐こ【羯鼓】**雅楽に使う打楽器の一つ。形は鼓{つづみ}に似ている。鼓面を左右に向けて、両手に持った二本のばちで打ち鳴らす。 ***かっこう【郭公】**カッコウ科の鳥。日本には夏に渡来する。モズなどの巣に卵をうんで、育てさせる。「カッコウ」と鳴く。かんこどり。よぶこどり。 **かっこいい**《形》[俗]姿・形やセンスがすぐれていて、見栄えがよい。また、体裁がいい。 ***かつこう【格好・恰好】**■《名》●形や姿。「星の―をしたブローチ」「妙な―の男」●整った形。体裁。「ノーネクタイでは―がつかない」●(動詞・助動詞の連用形+助動詞「た」の下について)・・・した状態・ようす。「便りもなく忘れられた―だ」■《形動》ある条件にちょうど適しているようす。「避暑には―の地」■《接尾》(年齢を表す数の下につけて)「およそ・・・ぐらいの年齢」の意。[参考]年輩の人をさす場合が多い。「五〇―の男」 >―が付・く《句》体裁が整う。内容は整わなくとも、形式だけは整う。 ***かっこう【滑降】**●《名・自サ》[スキーやグライダーで、斜面や空を]すべり降りること。●「滑降競技」の略。スキー競技のアルペン種目の一つ。すべり降りる所要時間を競う。 ***かっこう【角行】**かくぎょう(角行)。 **かつごう【渇仰】**《名・他サ》 (渇しては水を求め、山を見ては高きを仰ぐ意から) ●[仏]仏道を深く信仰すること。渇仰。●[文]激しくあこがれ、したうこと。「師の徳を―する」 **がっこう【学校】**教育・学習に必要な設備を整えて学生・生徒を集め、ある一定の教育目的の下に、教師が組織的・継続的に教育をほどこす所。[類語]学院。学園。スクール。[尊敬]貴校。 **―ほうじん【―法人】**私立学校を設け、経営する主体となる法人。 **がっーこく【各国】**それぞれの国。「―の代表者」 **がっーこ・む【掻っ込む】**《他五》[俗](「かきこむ」の音便)飯などを急いで食べる。「茶漬けを―・む」 **かっこ・わる・い【かっこ悪い】**《形》[俗]姿・形やセンスが悪くて、見栄えがよくない。また、体裁が悪い。 **かっこん・とう【葛根湯】**漢方薬の一つ。乾燥させた葛根・麻黄・ショウガなどから成る。発汗・解熱剤。 **かっさい【喝采】**《名・自サ》歓声や拍手でほめそやすこと。また、その声・音。[コロ]「―を博する」[四字]「拍手―」 **かっ‐ざい【滑剤】**機械などの摩擦部分のすべりをよくするために使うもの。油・滑石・黒鉛など。 **がっさいぶくろ【合切袋・合財袋】**《「一切合切の物を入れる袋」の意で》こまごまとした手回り品を入れる携帯用のくくり袋。[類語]信玄袋。 **がっさく【合作】**《名・他サ》●複数の人が一つの作品を協力して作ること。また、その作品。「日米―の映画」[参考]書物では「共著」という。●共通の目的のために協力すること。「国共―」 **かっさつ【活殺】**[文]生かすことと殺すこと。 **がつ・さつ【合冊】**《名・他サ》何冊かの本を合わせて一冊にとじること。また、そのとじた物。[類語]合本。 **かっさつじざい【活殺自在】**《名・形動》自分の思いのままに相手を操り動かすこと。 **かっさらう【掻っ攫う】**《他五》《「かっ」は接頭語》[俗]「攫{さら}う」を強めた言い方。 **がっさん【合算】**《名・他サ》いくつかの数量を合わせて計算すること。「経費を―する」[類語]合計。 <280> **かっし【甲子】**(「かふし」の音便)干支{えと}の最初にあたるもの。きのえね。●十干十二支の総称。 **かっじ【活字】**活版印刷に使う、金属でつくった文字の型。「―を組む」 ***かっしゃ【活写】**《名・他サ》[文][物事のありさまを]生き生きと描写すること。「世相を―する」 ***かっしゃ【滑車】**円盤の溝に綱・鋼索などをかけて回し、回転速度の変換、力の方向や大きさの変換などに用いる装置。定滑車と動滑車。 **かっ・しゃかい【活社会】**活動している現実の社会。 **ガッシュ** 水彩絵の具の一種。濃厚で不透明なもの。グワッシュ。▽gouache **がっしゅう・こく【合衆国】**●二つ以上の国家または州が連合してできた単一国家。連合国家。●「アメリカ合衆国」の略。 **がっしゅく【合宿】**《名・自サ》ある目的のために、大ぜいの人が一定期間同じ場所にとまり、生活すること。「選手強化のために―する」 **かっ・しょう【滑翔】**《名・自サ》[文][鳥・グライダーなどが]空をすべるように、または上昇して飛ぶこと。「―するハンググライダー」[類語]滑空。滑走。 **かっ・じょう【割譲】**《名・他サ》一部をさいて相手にゆずり与えること。特に、国がその領土の一部を他国にゆずり与えること。 ***がっ・しょう【合唱】**《名・他サ》●複数の人が声をあわせて同じ文句を唱えること。●[音]何人かの人が各声部に分かれ、異なった旋律を同時に歌うこと。コーラス。[参考]「斉唱」の意で使うこともある。[対]独唱。 ***がっ‐しょう【合掌】**●《名・自サ》両方の手のひらを顔・胸の前で合わせること。また、そのようにして拝むこと。[多く死者の冥福をいのる場合にする]「霊前に―する」●[建]二本の木材を山形に組み合わせる・こと(構造)。 **―づくり【―造り】**木材を山形に組み合わせて屋根を支える建築様式。岐阜県白川地方、富山県五箇山地方などに見られる。両集落は世界遺産。 **がっしょう・れんこう【合従連衡】**力をあわせて強敵にあたる策と、弱い者が強い者と手を組んで存立をはかる策。[故事]中国の戦国時代に秦と他の六国の間に行われた外交政策からでたことば。蘇秦の唱えた合従策は、韓・魏・趙・燕・楚・斉の六国が連合して秦に対抗するもの。張儀の唱えた連衡策は、六国がそれぞれ単独に秦と同盟を結ぶもの。 **かっしょく【褐色】**黒っぽい茶色。こげ茶(色)。 **がっしり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》[体つきや物の構造などが]しっかりと安定していて、力強いようす。がっちり。「―した建物」「―とした体格」 **かつじん・が【活人画】**扮装した人が背景の前で静止し、一つの絵のように見せるもの。[参考]明治時代から大正時代にかけて、集会の余興などで行われた。 **かっ‐すい【渇水】**[雨が降らないため]河川・井戸・貯水池などの水がかれること。「―期」 **かっ・する【渇する】**《自サ変》[文]●のどがかわく。●[雨が少なく]水がかれる。●[ある物が欠乏していて]はげしく欲しがる。うえる。「肉親の愛に―・する」[類語](3)渇望。 >―しても盗泉の水を飲まず《句》どんなに困っても不正なことには手を出さない。[故事]盗泉は中国山東省にあった泉の名で、孔子はこの名をきらって、その泉の水を飲まなかったという説話から。〈陸機・猛虎行〉 **がっ・する【合する】**《自他サ変》[二つ以上のものが]いっしょになる。また、いっしょにする。「二つの川が―・する」 **かっ・ぜん【豁然】**《形動》[文]●ぱっと目の前が開けるようす。「―として眼界が開ける」●心の迷い・疑いなどが急に消えさるようす。「―とさとる」 **かっ・そう【滑走】**《名・自サ》[地上・水上・氷上などを]すべるように進むこと。すべって進むこと。「―する水上スキー」●飛行機が離着陸のため、地上・水上を走ること。「―路」 ***がっ‐そう【合奏】**《名・他サ》二つ以上の楽器を合わせて一つの曲を演奏すること。[対]独奏。 ***がっ‐そう【合葬】**《名・他サ》[文]一つの墓に二人以上の死者をほうむること。[類語]合祀。 **かっそう‐るい【褐藻類】**葉緑素のほかに褐藻素をふくむ藻類。ほとんどが海産。コンブ・ワカメなど。 **カッター**●一本マストの小型の帆船。●軍艦・汽船などに積みこむ大型のボート。●物を切る道具。特に、工作用刃物など。●洋裁で、裁断者。●「カッターシャツ」の略。折り襟をつけた、男性用の長袖シャツ。「ワイシャツ」とほぼ同じものを指す。[類語]ワイシャツ。▽cutter **がっ‐たい【合体】**《名・自サ》[性質の異なるものが]一つに合わさること。「公武―」[類語]合同。合併。 **かっ・たつ【闊達・豁達】**《形動》[文]心が広く、小さな物事にこだわらないようす。[四字]「明朗―」 **かっ・だつ【滑脱】**《形動》[文]言動などが、自由自在に変化・順応し、なめらかに運ぶようす。[四字]「円転―」 **かっ・せい【活性】**[理]物質が化学反応を起こしやすい性質をもっていること。また、その性質。 **―か【―化】**《名・他サ》おとろえて活気がなくなったものに勢いを与えること。また、勢いが出ること。「組織を―する」 **―たん【―炭】**吸着力の大きい炭素性の物質。脱色・脱臭剤、吸着剤などに使われる。 **かっ・せき【滑石】**やわらかく、ろうのようになめらかな鉱物。減摩剤や化粧品の原料などに用いる。ろう石。タルク。タルカム。 **かっぜつ【滑舌】**俳優・アナウンサーなどが話すときの、舌のまわり具合。[コロ]「―が悪い」 ***かっ・せん【割線】**曲線を二つ以上の点で切る直線。 ***かっせん【合戦】**敵味方の軍勢が出会って戦うこと。「関ヶ原の―」「弔い―」[類語]会戦。戦争。 ***かっせん【活栓】**管や器などの口にとりつけ、自由に開閉して中の液体の流れを調節する装置。コック。 **かったる・い**《形》[俗]●疲れて、だるい感じだ。けだるい。「夏になるとどうも―・い」●[話などが]回り遠くてもどかしいようすだ。「まったく―・い男だ」 **かっ・たん【褐炭】**黄褐色または黒褐色の石炭。炭化の程度は亜炭よりやや高い。品質が悪く火力は弱い。 **かっ・だんそう【活断層】**[地]最近数十万年の間に活動し、今後も活動する可能性が大きい断層。断層のひずみが地震の原因となる。 **がっち【合致】**《名・自サ》ぴったりあうこと。「目的に―した行動」[類語]一致。 **かっちゃく【活着】**《名・自サ》挿し木や移植をした植物が、かれないで根づくこと。また、接ぎ木がかれないでしっかりとつながること。 **かっちゅう【甲冑】**昔、武士が戦いの時に身につけた武具。よろいとかぶと。具足。 <281> **かっちり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●ゆるみがなく、ぴったり合うようす。「錠が―とかかる」●かたくひきしまっているようす。「―した着こなし」 **がっちり**《副・自サ「―と」の形も)●がっしり。「―した体つき」「―とスクラムを組む」●堅実に行うようす。「―勝ちぬく」●ぬけ目がなくて計算高いようす。「―屋」 **ガッツ** やる気。根性。闘志。「―がある若者」▽guts **―ポーズ** 勝利したときに、喜びや得意ぶりを示す姿勢。▽gutsとposeからの和製語。 **がっ・つ・く**《自五》[俗]●むさぼり食う。がつがつ食う。●むやみに欲ばって物事をする。 **かつて【嘗て・曽て】**《副》●過去のある時に。以前。「―このあたりは雑木林だった」●《打ち消しの語を伴って》今までまったく(・・・ない)。「いまだ―会ったことのない人」[参考]近世以降「かって」とも言う。 **かって【勝手】**●台所。●生活のぐあい。暮らし向き。「―が苦しい」●その場のありさまやようす。●物事を行うときのぐあい。都合。「―の悪い部屋」「使い―」「―がちがう」●《名・形動》他人のことはかえりみず、自分に都合のよいようにすること。「そんな―は許さない」「自分―」 **―ぐち【―口】**●台所に通じる出入り口。裏口。●茶室で、亭主が出入りする口。 **―しだい【―次第】**《名・形動》自分の思うとおりにふるまうようす。自由きままなようす。 **―むき【―向き】**●台所に関すること。●台所で用いるのに適していること。台所用。●暮らし向き。「―がよくない」 **―もと【―元・―許】**●台所の方。●暮らし向き。 >―知ったる《句》どこに何があるかなど、その場のことをよく知っているようす。「―他人の家」 **カッティング**《名・他サ》●テニス・卓球などで、ボールに逆回転を与えるように打つこと。また、その打球法。カット。●映画・テレビなどで、フィルムやテープを切りつないで編集すること。●洋裁で、布地を裁断すること。●髪の毛を切って形を整えること。▽cutting **かって…でる【買って出る】**《連語》自分から進んで引き受ける。「仲裁を―・でる」 **がってん【合点】**《名・自サ》了解・承知・納得すること。がてん。[コロ]「―承知の助」[故事]昔、和歌や俳句を批評して、よいものにしるしをつけたり、回状などの自分の名前の所に賛成の意でしるしをつけたりしたことから。 ***かっーと**《副》●火や日光などが急に強く燃え、または光るようす。「―日がさす」●《自サ》急に興奮して理性を失うようす。「―なって手をあげる」●目や口などを急に大きく開くようす。「両目を見開く」 ***カット**●《名・他サ》切ること。切って除くこと。「テープを―する」●《名・他サ》髪を(短く)切って整えること。「ショート―」●《名・他サ》[宝石の原石を]多面体に切り取ってみがくこと。また、その面のつけ方。●《名・他サ》卓球・テニスで、たまを斜めに切るようにして、回転を与えて打つこと。●《名・他サ》球技で、ある選手に送られたたまを、他の選手が途中でうばうこと。●《名・他サ》撮影で、カメラの回転をとめること。●《名・他サ》撮影したフィルムや録音したテープなどの、不必要な、または好ましくない部分を切り取ること。「検閲で―される」●《名・他サ》[給料など]当然与えられるべきものの一部をけずりとること。「賃金を―する」●印刷物の適当な箇所に入れる、小さなさし絵。●映画の一場面。「評判になった―」▽cut **―グラス** 彫刻や切り込み細工をしたガラス。また、その器。切り子ガラス。▽cut glass **―ソー** 裁断したニット地をぬり合わせた衣類。▽cut and sewnから。 **―バック** 映画で、異なる場面を交互に映して劇的効果を高める技術。切り返し。▽cutback ***ガット【GATT】**関税貿易一般協定(General Agreement on Tariffs and Trade)の略語集(GATT)。 ***ガット** ヒツジなどの腸で作った糸。楽器の弦やテニスのラケットの網などに用いる。腸線。「―ギター」▽gut **かっ・とう【葛藤】**《名・自サ》(「からみあった葛{かずら}と藤{ふじ}」の意から)●人と人とが互いにゆずらず、からみ合って対立すること。「肉親の間に―が生じる」[類語]悶着。●[心]心の中に二つ以上の欲求・感情が同時に起こり、そのいずれを選ぶかまよっている・こと(状態)。 **かつ・どう【活動】**●《名・自サ》元気よく動き、ある働きをすること。「野外で―する」「火山―」「クラブ―」[類語]活躍。●「活動写真」の略。「映画」の古い言い方。 **―か【―家】**●積極的に行動する人。●主義・主張のために、政治運動・社会運動などに従事する人。 **かっとば・す【かっ飛ばす】**《他五》《「かっ」は接頭語》激しい勢いで飛ばす。「ホームランを―・した」 **カツ・どん【カツ丼】**とんカツをタマネギなどといっしょにだし汁で煮て、鶏卵でとじてどんぶり飯の上にのせたもの。 **かつ・は【且つは】**《副》[文]一方では・・・であると同時に他方では・・・。[ふつう、「且つは・・・且つは・・・」の形で使う]「―飲み、―歌う」 **かっぱ【合羽】**雨よけに着るマント。雨がっぱ。[類語]レインコート。▽葡capa ***かつ・ぱ【喝破】**《名・他サ》[文](大声でしかりつける意から)物事の真実を正しくとらえて明らかにするこを。また、はっきりと言ってのけること。「事の本質を―する」[類語]道破。看破。 ***かっぱ【河童】**●想像上の動物。川・沼などにすみ、泳ぎがうまく、相撲を好む。頭にある皿のようなくぼみに水がある間は、陸上でも強い力をもつ。川太郎。●泳ぎがうまい人。●[俗][すし屋で]「きゅうり」の別称。また、「かっぱ巻き」の略。キュウリののり巻き。[参考]河童がキュウリを好むという俗説から。[関連]おかっぱ。 >―の川流れ《句》どんなに熟達した人でも時には失敗することがあるたとえ。[類語]猿も木から落ちる。 >―の屁《句》あることをするのが、実にたやすいことのたとえ。屁のかっぱ。 **かっぱつ【活発・活潑】**《形動》[ことば・動作・ものの動きなどが]元気で勢いのよいようす。「―に動き回る」[類語]潑刺。快活。 **かっぱら・う【掻っ払う】**《他五》《「かっ」は接頭語》すきをねらってすばやく他人の物品をぬすみ去る。 **かつ・ぱん【活版】**活字を組んでつくった印刷版。また、それによって印刷すること。活字版。「―刷り」 **がっぴ【月日】**[何かに記入する際の]月と日で表す日付。「生年―」[類語]年月日。 **がっぴつ【合筆】**《名・他サ》[法]土地登記簿上、二筆以上の土地を合併して、一筆の土地にすること。[対]分筆。 **がっぴょう【合評】**《名・他サ》何人かが集まり、一つの問題についてそれぞれの立場から批評すること。また、その批評。「新人の作品を―する」「―会」 <282> ***かっぷ【割賦】**[月賦・年賦などのように]代金の一部を支払って商品を受け取り、残りの金額を分割して支払うこと。分割払い。割賦。「―販売」 ***カップ**●コップ。●洋風の、取っ手のついた茶わん。●水・粉などの分量を量る、目盛りのついた容器。計量カップ。●賞杯。「優勝―」●小さな容器。「アイスクリームの―」●ブラジャーの、乳房をおおう部分。▽cup **―めん【―麺】**カップ形の容器につめたインスタント麺。 ***かっぷく【割腹】**《名・自サ》腹を切ること。切腹。はらきり。「―自殺」 ***かっぷく【恰幅】**[肉づき・押し出しなどから見た]体つきや様子。「―がよい」 >―がよ・い《句》からだつき・態度が堂々としている。「―・い紳士」 **かつぶし【鰹節】**かつおぶし。 **がっぷり**《副》《「―と」の形も》●相撲で、双方が腕を深く差し入れ、回しを取って、しっかりと組み合っているようす。[句]「―四つに組む」●議論などで一歩も引かず対等にわたりあうようす。 **カップリング**●二つのものを一つに組み合わせること。●[理]一つの軸から他の軸へ動力を伝える装置。▽coupling **カップル**[夫婦・恋人同士など]二人の組み合わせ。「似合いの―」[類語]アベック。▽couple (=一対) **がっぺい【合併】**《名・自他サ》別々の組織などを合わせて一つにすること。また、合わさって一つになること。「町村―」[類語]併合。 **―しょう【―症】**ある病気に伴って起こった別の病気。併発症。余病。 **かつ・べん【活弁・活辯】**《「活動写真の弁士」の意》無声映画で、画面の説明をし、せりふをしゃべる人。 **がつ・へん【歹偏】**かばねへん。 **かっぽ【闊歩】**《名・自サ》●堂々と、また、いばって大股に歩くこと。「大道を―する」●堂々とした態度で思うままに行動すること。「業界を―する」 **かつ‐ぼう【渇望】**《名・他サ》[のどのかわいた人が水を欲しがるように]手に入れたいと激しく望むこと。「平和を―する」[類語]熱望。切望。渇仰。 **かっぽう【割烹】**●(「肉を割いて烹{に}る」意から)食べ物を(和風に)料理すること。[類語]調理。●割烹店。料理屋。[多く店の名前に冠して使われる]「―春日」 **―ぎ【―着】**料理などの家事をするとき、衣服がよごれるのを防ぐために着る袖つきのある前かけ。 **がつ・ぽう【合邦】**《名・他サ》二つ以上の国家を合併すること。また、合併してできた国。[類語]連邦。 **がっぽり**《副》《「―と」の形も》多くの金品が、手にはいる(出ていく)ようす。「―かせぐ」「税金を取られる」[類語]しこたま。たんまり。 **かっぽれ**「かっぽれかっぽれ」というはやしことばのある俗謡にあわせて踊るこっけいな踊り。また、その歌。 **がつ‐ぽん【合本】**《名・他サ》●何冊かの本をまとめて、新たに一冊の本に作って出版すること。また、その本。●同じ種類の書物・雑誌・小冊子などをとじあわせること。また、その本。[類語]合冊。 **かつ・また【且つ又】**《接続》[文]その上また。 **かつ・もく【刮目】**《名・自サ》[文]《目をこすってよく見る意から》ある物事を、注意してよく見ること。刮眼。[コロ]「―に値する仕事」[類語]瞠目。 **かつ・やく【活躍】**《名・自サ》盛んに行動すること。注目されるほどの大きな仕事をすること。「第一線で―する」「今年球界で―した人」 **かつやく・きん【括約筋】**管状器官を開閉する働きをもつ環状の筋肉。瞳孔・肛門・尿道などにある。 **かつ‐よう【活用】**●《名・他サ》そのもののもつ能力・機能などを生かして使うこと。「人材の―」「余暇を―する」[類語]利用。運用。●《名・自サ》用言・助動詞の語尾の形が用法により規則的に変化すること。 **かつよう・けい【活用形】**用言・助動詞が活用によってとる種々の語形。未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形(文語では已然形)・命令形の六種。 **かつよう‐ご【活用語】**活用をする単語。動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の総称。 **かつようじゅ【闊葉樹】**「広葉樹」 ***かつら【桂】**●カツラ科の落葉高木。山地に自生する。雌雄異株。春、葉の出る前に紅色の小花がつく。材は建築・家具・えんぴつの軸などに使用。●中国の伝説で、月にあるという想像上の木。転じて、月。 ***かつら【鬘】**頭にかぶったりそえたりする毛髪状のもの。かつら。 **かつらく【滑落】**《名・自サ》[登山で]高い所からすべり落ちること。「―事故」 **かつら・むき【桂剥き】**ダイコンなどの野菜を五センチぐらいの輪切りにしたあと、外側から内側へ向けて、うすく、紙のようにひとつながりにむくむき方。 **かつ・りょく【活力】**元気よく動き働くための力。バイタリティー。「明日への―をたくわえる」[類語]精力。 **かつ・れい【割礼】**性器の一部、特に陰茎の包皮を切除する儀式・風習。現在でもユダヤ教徒やイスラム教徒などの間で行われている。 **カツレツ** 牛肉・豚肉・鳥肉などの切り身に、小麦粉・とき卵・パン粉をつけて油であげたもの。カツ。▽cutlet **かつ・ろ【活路】**死地からのがれて生きのびる方法。また、行きづまった状態からぬけ出す方法。[コロ]「―を開く」 **がつん**《副》《多く「ーと」の形で》●ものが強くぶつかるようす。また、その時の音の形容。ごつん。●精神的に強い衝撃があるようす。「初回に―とやられる」 ***かて【糅】**量を増やすために主食に野菜などを足すこと。また、その足したもの。[参考]糅飯。 ***かて【糧・粮】**●昔、旅のときなどに携行した、干し飯。●[生きるために必要な]食べ物。糧食。「その日の―にも困る」●活動を支え力づけるもの。「心の―」 ***か‐てい【仮定】**《名・他サ》●かりにそうだと想定する・こと(事柄)。「夢が実現したと―する」[類語]仮想。●[論]「仮設②」に同じ。 ***か‐てい【家庭】**一つの家でいっしょに生活している夫婦・親子などの集まり。また、その生活の場所。[類語]家族。家。[尊敬]貴宅。尊宅。[丁寧]お宅。 **―きょうし【―教師】**他の家庭に行って、その家の子供に勉強を教える人。 **―さいばんしょ【―裁判所】**下級裁判所の一つ。家庭に関する事件の調停・審判、および少年の保護事件の審判などをする裁判所。家裁。 **―てき【―的】**《形動》●家族や家庭での生活を大切にするようす。「―な人」●家庭にいるように、ゆっくりくつろげるようす。「―な旅館」 **か‐てい【課程】**修得するために割りあてられた学習内容の範囲、およびその指導順序。「高校の―を修了する」[注意]「過程」と混同しやすい。 <283> **かてい――かどで** 内容の範囲、およびその指導順序。「高校の―を修了する」[注意]「過程」と混同しやすい。 **か‐てい【過程】** ある物事が変化・発展して一つの結末に至るまでの道筋。プロセス。「成長のーにある子供」「研究―を報告する」[類語]経過。 **かてい・けい【仮定形】** 口語の活用形の一つ。接続助詞「ば」が続く、まだ成立しない条件を仮定する形。「開け(ば)」「起きれ(ば)」などの類。文語の已然{いぜん}形に当たる。[反]得)。 **カテーテル** 尿道・膀胱{ぼうこう}などにさし入れて尿などを体外へ出す、管状の医療器具。▽Katheter **カテキン** 植物中にふくまれる、ポリフェノールの一種。食品の中では茶葉だけにふくまれ、抗酸化作用・抗菌作用などの効果があるとされる。▽catechin **カテゴリー** 「範疇{はんちゅう}」に同じ。▽Kategorie **かてて‐くわえて【糅てて加えて】** 《連語》[よくない物事に]さらに他の物事が加わるようす。〔副詞的に用いる〕「電車が遅れ、―忘れ物をした」 **カテドラル** カトリック教で、司教座のある最も格式の高い寺院。大聖堂。▽cathedrale **かて・めし【糅飯】** 〔量を増やすために〕米に野菜や雑穀をまぜてたいた飯。 **がてら** 《接尾》《動作を表す語について》何かをする機会に他のことをも合わせてする意。・・・をかねて。・・・のついでに。「散歩一友人を訪ねる」「遊び―寄ってください」 **か・てん【加点】** 《名・自他サ》●点数を加えること。また、その点数。増点。[反]減点。●漢文に訓読のための記号を記入すること。また、その記号。 **かといって【かと言って】** 《連語》そうだからといって。「無口だが、一暗い性格ではない」 **か・でん【家伝】** その家に先祖代々伝わってきた・こと(もの)。伝家。「―の秘薬」 **か・でん【家電】** 家庭用の電気器具。「ーメーカー」 **か・でん【瓜田】** 〔文〕うり畑。 >―に履{くつ}を納{い}れず《句》ウリをぬすんでいると疑われるおそれがあるから、うり畑ではくつをはき直さない。疑いをかけられるような行いはしないほうがよいというたとえ。瓜田の履{くわでんのり}。〈古楽府・君子行〉[類語]李下に冠を正さず。 **か・でん【荷電】** 「電荷」に同じ。 **か・でん【訛伝】** 《名・他サ》〔文〕ある事実を誤って伝えること。また、事実を誤って伝えた知らせ。誤伝。 **が・てん【合点】** 《名・自サ》《「がってん」の転)→がってん。「早―」「ひとりーする」 >―が行・く《句》〔なぜそうなったか〕納得できる。「その件は―・かない」 **がでん‐いんすい【我田引水】** (自分の田に水を引く意から)自分の都合のいいように・する(言う)こと。我が田へ水を引く。[類語]自画自賛。[反]付和雷同{ふわらいどう}。 **カデンツァ** ●楽曲の終わりに入る装飾的な部分。●協奏曲で、独奏者が無伴奏で演奏するはなやかな部分。=カデンツ。▽cadenza **かと【過渡】** ある状態から新しい状態に移ってゆく・こと(途中)。「新旧の―の時代」―き【一期】ある状態から新しい状態に移り変わる途中の(不安定な)時期。「高齢化社会への―にさしかかる」 **かど【廉】** 原因や理由となる点・事柄。〔形式名詞的に使う〕「不審の―がある」[類語]ふし。 **かど【角】** ●道路が折れ曲がっている地点。「―のコンビニ」●物のはしのとがっている部分。「テーブルのー」「豆腐の―」●他人とのつきあいが円滑にゆかないような点・性質。「―のある人」[類語]主角恋。 >―が立・つ《句》他人との関係がおだやかでなくなる。かどだつ。「だまっていては―・つ」 >―が取・れる《句》〔他人と仲よくつきあえるように〕円熟して、性格がおだやかになる。 **か・ど【過度】** 《名・形動》〔ある動作・状態・気持ちなどが〕適当な程度をこえていること。「―の疲労」「―に緊張して手がふるえる」[類語]過大。過当。[反]適度。 **かど【門】** ●門。また、門の・前(外)。●家。また、家族。一族。[句]「笑うーには福来たる」 **かど・がまえ【門構え】** もんがまえ。 **かど‐ぐち【門口】** ●[門・玄関など]家の出入り口。また、その付近。戸口。●物事が始まろうとする時。[コロ]「まだ社会人として―に立ったばかりです」 **かど・だ・つ【角立つ】** 《自五》●かどがあってなめらかでなくなる。「―・った岩」●円満さ・おだやかさを欠き、他人の感情などを刺激する。かどが立つ。「―・った言い方」[類語]②角張る。 **かど‐ち【角地】** 道路の曲がり角にある土地。 **かど・づけ【門付け】** 人家の門口に立って音楽・舞などの芸を行い、金品をもらって歩く・こと(人)。 **かどで【門出・首途】** ●長い旅や戦いに出て行くこと。●新しい生活や事業を始めること。「人生のーを祝う」[類語]②出立。旅立ち。 <284> **かど・なみ【門並み】**●家の並びぐあい。●並んでいる家の一軒一軒。軒並み。家ごと。[副詞的にも用いる]「―に寄付を求めて歩く」[類語]②家並み。 **かど・ば・る【角張る】**《自五》●かどがつき出ていてなめらかでなくなる。角張る。「―・ったあご」●態度・言動がかた苦しくなる。四角張る。「緊張して―・る」[類語]角立つ。 **かど・ばん【角番】**囲碁・将棋などで、何番か続けて勝負して勝敗を決めるとき、その一番に負けると負けが決まってしまうという一戦。[コロ]「―に立つ」[参考]大相撲で、その取組の成績によって、その力士の地位が確保できるかどうかが決まるような場合にも言う。 **かど・び【門火】**●盂蘭盆のときに門口でたく火。迎え火と送り火。●葬送のときに門口でたく火。●婚礼のとき、花嫁を送る儀式として門口でたく火。 **かど・まつ【門松】**正月、家の門口に立ててかざる松。松かざり。 **カドミウム**[理]亜鉛に似た銀白色の金属元素。めっき・合金などに使う。鉱山の廃液などにふくまれる。体内に蓄積されると有害。元素記号Cd。[参考]汚染公害物質の一つ。■イタイイタイ病。▽cadmium **かど・みせ【角店】**道の曲がり角にある店。 **かど‐やしき【角屋敷】**道の曲がり角や交差する所などにあって、二方が道に面している屋敷。 **カドリール** 一八世紀末にフランスを中心に起こった社交ダンス。四人一組みになっておどる。また、その舞曲。カドリーユ。▽quadrille **かとり・せんこう【蚊取り線香】**除虫菊の葉・茎などの粉末をおもな原料として、棒状または渦巻き状につくった、蚊を殺すための線香。蚊やり線香。 **カトリック** キリスト教で、ローマ・カトリック教会の教えを信じる・一派(信者)。カトリック教。旧教。旧教徒。カソリック。▽katholiek **カトレア** ラン科カトレア属の多年草。多くの品種があり、花は、桃色・紅色・紫色・黄色などさまざま。洋ランの一つ。▽cattleya **かどわか・す**《他五》[抵抗する力のない人を]だましてさそい出し、連れ去る。「幼児を―・す」[表記]「勾引かす」「拐かす」などと当てる。《文四》。 **か・とん【火遁】**忍術の一つ。火の中にはいって姿をかくすもの。「―の術」 **かとんぼ【蚊蜻蛉】**●「ガガンボ」の別称。形は蚊に似るが大形で、血は吸わない。かのうば。●[俗]やせて背の高い人。 ***か・な【仮名・仮字】**《「かりな」の転「かんな」がさらに転じたもの》漢字をもとにして、日本でつくった表音文字。片かな・平がな。[参考]広義には万葉仮名をもふくむ。[対]真名。 **―ぞうし【仮名草子・仮名草紙】**江戸時代初期、平がなを使って書かれた通俗的な小説の総称。娯楽的・教訓的な作品が多い。 ***か・な**■《終助》文語《係助詞「か」+詠嘆の終助詞「な」》感動・詠嘆を表す。「げに言へば言はれたものかな、好いわ〈鷗外〉」[参考]現代では、「惜しいかな」「果たせるかな」「幸いなるかな」「売らんかな」「已んぬるかな」などの慣用的な表現の中に残る。[表記]「哉」と当てることもある。■《連語》《疑問の終助詞「か」+詠嘆の終助詞「な」》●話し手の思案を、幾分かの詠嘆を込めながら、自問の形で示す。[思案するさまが余情として残り、これによって相手への問いかけの意をふくませることができる。問いかけとしては、親しい間柄の相手に使う]「こんなにいただいていいのかな」「たった一人で来たのかな」[参考]「かなあ」の形で使うときは、問いかけの気持ちが弱まり、詠嘆の気持ちが強まる。「母は承知してくれるかなあ」●[「・・・ていただける(もらえる・くれる)」+「かな」の形で]婉曲な依頼を表す。「やってもらえるかな」[打ち消しの表現にすると、さらに遠慮深い言い方になる]「貸していただけないかな」[参考]①②とも、これに当たる女性語は「かしら」。 **がな**《文語》■《終助》《願望の終助詞「もが」+詠嘆の終助詞「な」が、「も」+「がな」と分析・意識されてできたものという》ある状態の実現への詠嘆をこめた願望を表す。・・・があるといいなあ。[参考]現代語には、「なくもがな」「言わずもがな」などの形で残る。■《副助》[「の」の転か][疑問を表す語とともに使って]不確かの意を表す。「何がな(=何かしら)思うところがあるらしい」 **かなあみ【金網】**針金を編んで作った網。 **かない【家内】**●家の内。●家族。「―一同元気です」●他人に対して自分の妻を言う語。「―こうぎょう **よう【―工業】**個人の家で、簡単な設備や少ない資本で行う小規模な工業。 **かな・う【適う・叶う・敵う】**《自五》●条件・基準などに、当てはまる。「道理に―・う」「時宜に―・う」●思いどおりになる。「願いが―・う」「―・わぬ恋」●・・・することが許される。「入学が―・う」「面会が―・わなかった」●対抗できる。「彼に―・う者はいない」「プロには―・わない」●しただけの甲斐がある。「養生―・わず」●「―・わぬ」「―・わない」の形で〉[文]さけることができない。「―・わぬ用事がある」●がまんできない。困る。「暑くて―・わん」[表記]①は「適う」、②は「叶う」、③④⑥は「敵う」と書く。《文四》。 **かな・うす【金臼・鉄臼】**鉄製の臼。 **かなえ【鼎】**●古代中国で湯わかしなどに使った銅器。二つの手と三本の足がついている。●王位・権威などの象徴。また、王位。[故事]中国古代、夏{か}の禹王が全国の銅を集めて九鼎{きゅうてい}(=九個の鼎)をつくり、王室の宝とした故事から。〈春秋左氏伝・宣公三年〉●漢字の部首「鼎」の称。 >―の軽重を問・う《句》権威のある人の実力を疑う。また、力を疑ってその地位をうばおうとする。[故事]周の時代、楚{そ}の荘王が、定王に周の王室の宝である九鼎の大小・軽重を問うた故事から。〈春秋左氏伝・宣公三年〉 >―の沸くが如し《句》鼎の中の湯がにえたつように、物事がさわがしく収まりのつかないようす。 **かな・える【適える・叶える】**《他下一》●当てはまるようにする。みたす。「条件を―・える」●思いどおりにさせる。「願いを―・える」[表記]①は「適える」、②は「叶える」と書く。[活]かな・ふ《下二》。 **かな・がしら【金頭】**ホウボウ科の海魚。胸びれの内側は橙色。食用。頭が角ばってかたいことから。 **かな・がた【金型】**金属製の型。かねがた。 **かな・かな**「ヒグラシ」の別称。 **かなきり‐ごえ【金切り声】**[金属を切るときに出る音のような]かん高くするどい(女性の)声。[叫び声などにいう][コロ]「―をあげる」 **カナキン** 平織りの綿布。カネキン。[表記]「金巾」と当てる。 <285> **かなーぐ【金具】**器具にとりつける金属製の付属品。 **かな‐くぎ【金釘】**金属製のくぎ。 **―りゅう【―流】**[金釘を並べたように]ぎくしゃくしたへたな文字の書き方。[あざけって言う語][類語]折れ釘流。 **かな‐くさ・い【金臭い】**《形》[水などに]金属のにおいや味がする感じだ。金気くさい。 **かな‐くず【金屑】**金属を細工するときに出るけずりくず。 **かな‐くそ【金屎】**●鉄のさび。●鉄を焼いてきたえるとき、はがれて落ちる鉄くず。●鉱石を精錬のためにとかしたとき、上層にうかぶかす。からみ。鉱滓。 **かなーぐつわ【金轡】**金属製のくつわ。 >―を嵌める《句》わいろをおくって口止めする。 **かなぐり・す・てる【かなぐり捨てる】**《他下一》●身につけている物を荒々しく取って捨てる。●思いきって捨てる。「地位も名誉も―・てる」 **かな・け【金気】**●水にとけこんでいる鉄分。●新しいなべ・かまなどで湯をわかすときに水にうかび出る、赤黒いしぶ。[表記]②は「鉄気」とも書く。=金気。 **かな・さび【金錆】**金属に生じる、さび。 **かなし・い【悲しい・哀しい】**《形》胸がきつくしめつけられて、泣きたくなるような気持ちだ。あわれだ。「―・い物語」「しかられて―・くなった」[対]嬉しい。[活]かな・し《シク》。[類語と表現] [類語と表現]「悲しい」 *すべての感情表現と同じように「悲しさ」にも度合いがある。「自分の不甲斐なさがちょっと悲しい」など、「残念・寂しい」といった程度のものから、「胸が張り裂ける」といった強い「悲しさ」まで。強い悲しみには、ふつう涙などの身体的反応を伴うので、表現もその反応として表されることが多い(涙を流す・断腸の思い・胸を掻きむしる)。「哀しい」は、悲しみの対象があまりはっきりしていない。漠然とした「悲哀感」といったところ。「うら悲しい・もの悲しい」も同様。 [類語]うら悲しい・もの悲しい・寂しい・うら寂しい・もの寂しい・嘆かわしい・胸が痛い/悲しみ・悲しさ・哀感・哀愁・悲愴・沈痛・哀れ・哀切・断腸の思い・聞くも涙語るも涙 [動詞表現]悲しむ・憂える・嘆く・嘆じる・侘びる・悲嘆に暮れる・胸を掻きむしる・胸が潰れる・胸が張り裂ける・胸が詰まる・胸が一杯になる・胸が痛む・胸を痛める・心が痛む・心を痛める・涙が流れる・涙を流す/哀傷・哀惜・慨嘆・傷心・長嘆・愁嘆・悲嘆・悲傷 **かなしき【金敷き・鉄敷き】**[鍛冶屋などが]その上に金属をのせてうちきたえる、鉄製の台。かなとこ。 **かな・しばり【金縛り】**●まったく身動きできないように、厳しくしばりつけること。「不動の―」●恐怖などで、体が硬直して動けなくなること。[コロ]「―にあう」●[俗]金銭の力で人の自由を束縛すること。 **かなし・む【悲しむ・哀しむ】**《他五》悲しい気持ちになる。「友人との別れを―・む」[対]喜ぶ。《文四》。 **かなた【彼方】**《代名》《遠称の指示代名詞》[文]あるものをこして、話し手から遠くはなれたほう(の場所)。向こう。あなた。「海の―に船が見える」 **かな・だらい【金盥】**金属製のたらい。 **かな・づかい【仮名遣い】**[歴史的かなづかい・現代かなづかいなど]ことばをかなで書き表すときの、表記のしかた。また、その決まり。 **かなづち【金槌・金鎚・鉄鎚】**●頭部が鉄でできているつち。釘を打ちこむのに使う。とんかち。●[金づちは水にしずむことから]泳ぎができない・こと(人)。 **―あたま【―頭】**●金づちのようにかたい頭。●がんこで融通のきかない頭(の人)。石頭。 >―の川流れ《句》[金づちを水中に入れると柄はうくが頭部はしずむことから]人に対して頭が上がらないことのたとえ。また、出世の見込みがないことのたとえ。 **カナッペ** うすく小さく切ったパンやクラッカーの上に、魚のたまごやハム・チーズなどをのせた食べ物。オードブルや洋酒のつまみにする。▽canapé **かなつぼ・まなこ【金壺眼】**くぼんで、小さくまるい目。くぼめ。 **かな・てこ【金挺・鉄挺】**大きな鉄製のてこ。かなてこぼう。 **かな・でる【奏でる】**《他下一》楽器で音楽を演奏する。「ギターを―・でる」[活]かな・づ《下二》。 **かな・とこ【金床・鉄床・鉄砧】**「かなしき」に同じ。 **―ぐも【―雲】**積乱雲が発達して、上部が金床のように平らになっている雲。 **かな・ばさみ【金鋏・鉄鋏】**●金属を切るためのはさみ。●熱した鉄や火・炭などをはさむのに使う大きなはさみ状の道具。かなばし。=金鋏。 **かな・ばし【金箸・鉄箸】**「かなばさみ②」に同じ。 **かな・ばち【金鉢・鉄鉢】**●金属製の鉢。●鉄製のかぶとの、頭を覆う部分。 **かな・ばん【金版】**金箔・銀箔を押すための版型。多くは真鍮製。 **かな・ぶつ【金仏】**●金属製の仏像。[対]木仏・石仏。●心にあたたかみのない人。非情な人。=金仏。 **かなぶん【金蜜】**コガネムシ科の昆虫。長円形で、背中は丸いがやや扁平。体色は青銅色などで、光沢にとむ。羽音をぶんぶん立てて飛ぶ。かなぶんぶん。 **かなへび【金蛇】**カナヘビ科の爬虫類。トカゲのなかまで、背面は褐色で光沢にとぼしく、尾が長い。 **かな・ぼう【金棒・鉄棒】**●鉄でつくった棒。[句]「鬼に―」●先端に数個の鉄の輪をつけた杖のような鉄の棒。●鉄棒。[古風なことば] **―ひき【―引き】**●金棒②をつき鳴らして夜警などをする人。●ささいなことを大げさにふれ歩く人。 **かな・ぼとけ【金仏】**かなぶつ(金仏)。 **かなめ【要】**●扇の骨を一点にまとめてとめるくぎ。また、扇形に広がるものの起点となる所。●最も大切な部分・点。「組織の―」「肝心―の所」[類語]要点。要所。「カナメモチ」の略。 **かなめ・もち【要黐・扇骨木】**バラ科の常緑小高木。五~六月ごろ、枝の先に白い小さな花がかたまってつく。生け垣として植える。あかめもち。かなめ。 **かな・もの【金物】**●なべ・かまなどの金属製の器具。 <286> **かな・やま【金山】**金・銀・銅などの鉱石をほりだす山。鉱山。[古風なことば] **かならず【必ず】**《副》ある条件のもとで、ある結果・事柄が例外なく起こるようす。間違いなく。「行けば―楽しめる」「約束した以上―来る」 **かならず・しも**《副》《下に打ち消しの語を伴って》ある条件がみたされても、例外がありうるようす。きっと・・・であるというわけではない。「良書が―売れるとはかぎらない」 **かならず・や**《副》《下に推量の語を伴って》話し手が確かなことだと判断する意を表す。「―実現するであろう」 **かなり【可成・可也】**《副・形動》《「可なり」として認め許す意》ある程度以上であるようす。「―寒い」「―な時間がかかる」[表記]かなで書くことが多い。[類語]相当。 「相当・かなり」の使い分け **カナリア** アトリ科の鳥。大西洋のカナリア諸島などにすむ。羽の色や鳴き声を楽しむために飼われる。カナリヤ。[表記]「金糸雀」と当てる。▽canaria **がな・る**《自他五》大声でわめくように言う。[品のない言い方]「演歌を―・る」《文四》。 **かな・わ【金輪・鉄輪】**●金属製の輪。特に、鉄製の輪。●「五徳{ごとく}②」に同じ。 **か・なん【火難】**[文][火事など]火が原因となって起こる災難。火の災難。「―の相」 **かに【蟹】**甲殻類エビ目カニ亜目の節足動物の総称。体はかたい殻で包まれ、腹部が小さい。一対のはさみと四対の足をもつ。食用になるものが多い。[参考]食用のものは「一杯{いっぱい}・・・」と数える。 >―の横這い《句》●他人には不格好に見えても、本人にはいちばん適していることのたとえ。●物事が横にそれてがちで、順調に進まないことのたとえ。 >―は甲羅に似せて穴を掘る《句》人は分相応の・望みを持つ(行いをする)ものだ。 **かにかくに**《副》[雅](「あれこれと思い出すにつけても」の意から)あれこれと。とやかくと。 **か・にく【果肉】**果実の、外皮の内側にあって肉質になった部分。 **かに‐こうせん【蟹工船】**カニ漁業の母船。とったカニをかんづめなどに加工する設備をもつ。 **かに・たま【蟹玉】**カニの肉と鶏卵をかきまぜて焼いた中国風の料理。芙蓉蟹。 **かに・ばば【蟹屎】**新生児が生後はじめてする大便。黒っぽい色でねばねばしている。胎便。かにくそ。 **カニバリズム** 人間が人間の肉を食べる風習。食人風習。カンニバリズム。▽cannibalism **がに・また【蟹股】**両足がひざの所で外向きに湾曲している・こと(人)。[類語]O脚。 **か・にゅう【加入】**《名・自サ》●団体・組織などに加わること。「組合に―する」[類語]入会。[対]脱退。●金を出して契約者になること。「保険に―する」 **カヌー**●木をくりぬいて作る丸木船。かいでこぐ原始的な小舟。●カヌーに似せてつくった競漕用の小舟。また、それを使った競技。▽canoe ***かね【矩】**●「曲尺{かねじゃく}②」に同じ。●直線。また、直角。[古風な言い方]「板を―にわたす」[活]《四》。 ***かね【金】**●金属の総称。[参考]特に鉄をさす。●金銭。お金。「―をためる」[句]「先立つものは―」[類語]ぜに。おあし。貨幣。紙幣。通貨。現金。キャッシュ。マネー。 [使い分け] >―が唸る《句》ありあまるほどたくさん金銭を持っている。「金庫に―がうなっている」 >―が敵《句》●金銭が身をほろぼすもとであること。●なかなか金銭に縁がないこと。 >―が物を言う《句》事を運ぶのに金銭の力が非常に大きく働くたとえ。「選挙では―がう」 >―で面を張る《句》金銭の力で他人を従わせる。札束で頬をたたく。 >―に飽かす《句》[ある事をするために]ふんだんに金銭を使う。「―・して建てた豪邸」 >―に糸目を付けない《句》金銭をおしまずに出す。 >―の切れ目が縁の切れ目《句》金銭によって成り立っている関係は、金がなくなった時に断たれるということ。[参考]多く男女関係に言う。 >―の生る木《句》金銭をたえず手に入れることのできるもとになるもののたとえ。 >―の草鞋で捜す《句》(すり切れない金属製のわらじをはいてさがす意から)いろいろな手段を使って根気よくさがし求める。かねのわらじでたずねる。 >―は天下の回り持ち《句》金銭は世間を回り動いて行くものである。金銀は回り持ち。金は天下の回りもの。 >―を食う《句》金銭をたくさん必要とする。費用が多くかかる。 >―を寝かす《句》金銭を使わず、ただしまっておくこと。「―・しておくのはもったいない」 [使い分け]「金(かね/かな)」 *語頭にくる「金」は「かね」とも「かな」とも言う。「かな・・・」は、一般に造語成分として「金属(製)」の意で使い、「かね・・・」は「お金」の意で使う。語末にくるときは、一部の例外を除いて、金属(製)・お金の別を問わず、一般に「・・・がね」となる。 [かね・・・]金入れ・金請け(保証人)・金貸し・金食い虫・金蔵・金繰り・金尽く・金遣い・金詰まり・金づる・金離れ・金回り・金目の物・金儲け・金持ち/曲尺・金偏(部首) ◇[「かな・・・」とも]金のこぎり [かな・・・]金網・金釘・金頭(魚)・金切り声・金具・金釘・金臭い・金屑・金屎・金ぐつわ・金錆・金敷(道具)・金縛り・金槌・金壺まなこ・金艇・金床・金箸・金鉢・金版(印刷)・金仏・金棒・金物・金輪 ◇[「かね・・・」とも]金気・金ばさみ・金型 [・・・かね/がね]銭金・切り金/有り金・裏金・大金持ち・差し金・地金・留め金・針金・引き金・見せ金 ***かね【鉦】**念仏にあわせて撞木{しゅもく}でたたき鳴らす金属製の仏具。小さなかなだらいの形をしている。たたきがね。ふせがね。[参考]打楽器として使うこともある。 >―や太鼓で捜す《句》大騒ぎしてさがし回る。 ***かね【鉄漿】**鉄を酸化させて得た暗褐色の液。主としてお歯黒に用いた。お歯黒。 **かね【鐘】**つりさげて、たたいたりついたりして鳴らす金属製の道具。特に、つりがね。また、その音。[参考]「一口{いっこう}・・・」または「一口{ひとくち}・・・」と数える。 <287> **かね・あい【兼ね合い】**両方のつりあいをうまく保つこと。「予算との―を考える」[句]「千番に一番の―(=ひどくむずかしいことのたとえ)」[類語]バランス。 **かねーいれ【金入れ】**金銭を入れて持ち歩く入れもの。がまぐち・財布・きんちゃくなど。 **かね・うけ【金請け】**借金の保証人。 **かね・かし【金貸し】**金銭を貸して、利息をとる商売(の人)。 **かねがね【予予・兼兼】**《副》以前からずっと。「―望んでいた品」「―お会いしたいと思っておりました」[表記]かなで書くことが多い。[類語]かねて。 **かね‐くい【金食い】**●費用が際限なくかかること。「―虫(=長期に費用がかかるもの)」●ぜいたくに金を使う・こと(人)。 **かね・ぐら【金蔵・金倉・金庫】**●金銀などの宝物を入れておくくら。[類語]金庫。●金銭上の援助をしてくれる人。[類語]金蔓。 **かね・ぐり【金繰り】**資金のやりくり。金銭上のやりくり。「―に苦労する」[類語]金策。 **かね・ごえ【金肥】**きんぴ(金肥)。 **かね・ざし【矩差し】**「かねじゃく」に同じ。 **かね・じゃく【曲尺・矩尺】**●直角に曲がった金属製の物さし。かねざし。さしがね。すみがね。まがりがね。●鯨尺の八寸を一尺とした目盛りの物さし。一尺は約三〇・三センチメートル。=曲尺。 **かね・ずく【金尽く】**金銭の力だけで物事を解決しようとすること。金銭ずく。「―で片をつける」[表記]現代仮名遣いでは「かねづく」も許容。 **かね・そな・える【兼ね備える】**《他下一》二つ以上のものをいっしょに持つ。合わせ持つ。兼備する。「攻守走を―・えた選手」「頭脳と美貌を―・える」 **かね・たたき【鉦叩き】**●鉦をたたく・こと(人)。●鉦をたたいて経文を唱え、金銭をもらい歩くこじき。●「撞木鮫」に同じ。●コオロギ科の昆虫。雄は、秋、鉦をたたく音のような声で「チンチン」と鳴く。 ***か・ねつ【加熱】**《名・自他サ》熱を加えること。「―処理」「―して食べる」 ***か・ねつ【火熱】**火の熱。火のあつさ。 ***かねつ【過熱】**●《名・自他サ》熱くしすぎること。また、熱くなりすぎること。「ストーブの―から出火する」●《名・自他サ》物事の状態が度をこしてはなはだしくなること。「討論が―する」●《名・他サ》液体を沸騰させずに沸点以上に熱すること。「―蒸気」 **かね・づかい【金遣い】**金銭の使い方。[コロ]「―が荒い」 **かね・づまり【金詰まり】**金銭のやりくりがつかなくなること。「―から倒産する」 **かね・づる【金蔓】**金銭を手に入れる手づる。金銭を出してくれる人。[コロ]「―をつかむ」[類語]金ぐら。 **かね‐て【予て・兼て】**《副》以前から。あらかじめ。「―覚悟していた」「―からの予定だ」[表記]かなで書くことが多い。[類語]かねがね。 **かね・ない【兼ねない】**《連語》《動詞「兼ねる」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」》→兼ねる(接尾)。 **かねばなれ【金離れ】**[自分の金を使うときの]金銭の使いぶり。[コロ]「―のいい男」 **かね・へん【金偏】**●漢字の部首「金」の称。●[俗]製鉄・製鋼など、金偏①の字に関係のある産業。「―景気」 **かね・まわり【金回り】**●社会の中で、金銭が一方から他方へ動くこと。金銭の流通。●収入の状態。ふところぐあい。[コロ]「―がいい」 **かね‐め【金目】**●金銭に換算したときの価値。●《名・形動》金銭にかえたときの価値が高いこと。「―の品」 **かね・もうけ【金儲け】**《名・自サ》金銭上の利益を得ること。金をもうけること。[類語]営利。 **かね・もち【金持ち】**金銭や財産をたくさん持っている人。[類語]資産家。財産家。富豪。 >―喧嘩せず《句》人と争うと損をすることが多いから、金持ちはけんかをしない。 **か・ねる【兼ねる】**《他下一》●二つ以上の働き・性質などを同時に持つ。「趣味と実益を―・ねる」「視察を―・ねた旅行」[類語](1)掛け持ち。兼営。兼業。兼職。兼任。兼用。●〈多く「気を―・ねる」の形で〉気をつかう。遠慮する。「父に気を―・ねて言い出せない」[活]か・ぬ《下二》。■《接尾》●「・・・することができない」「・・・することがむずかしい」の意。「よいとは言い―・ねる」「見―・ねる」●「・・・しかねない」などの形で〉「・・・しないとは言い切れない」「・・・するかもしれない」の意。「どんな悪事でもやり―・ねない」「火事を起こし―・ねない」[表記]ふつうかな書きする。[活]か・ぬ《下二》 **かーねん【可燃】**火をつけたとき、よく燃えること。[ふつう単独では使わない]「―物」「―性」[対]不燃。 **かーねんど【過年度】**過去の年度。昨年度。[おもに会計年度について言う] **か・の【彼の】**《連体》[文]相手もよく知っているはずの。あの。例の。「―有名な事件」[類語]件の。 **が・の・いわい【賀の祝い】**長寿の祝い。賀寿。[参考]数え年で六一歳(還暦)、七〇歳(古稀)、七七歳(喜寿)、八〇歳(傘寿)、八八歳(米寿)、九〇歳(卒寿)、九九歳(白寿)などに行う。 ***かのう【化膿】**《名・自サ》[傷などに]化膿菌がはいって、炎症を起こした部分に膿をもつこと。 ***か・のう【可能】**《名・形動》ある事柄が実現できること。ありうること。「宇宙旅行が―になった」[対]不可能。●[文法で]可能①の意味を表す言い方。「行く」に対する「行ける」、「理解する」に対する「理解できる」の類。 **―せい【―性】**●実現できるという見込み。現実となりうる見込み。「成功の―が強い」●何かをすることができるという要素。「無限の―を持った若者」 ***かのう【嘉納】**《名・他サ》[文]●[進言・願いなどを]よいとほめて受け入れること。[コロ]「御―にあずかる」●[進物などを]快く受け取ること。 **かのう・どうし【可能動詞】**五段(四段)活用の動詞が下一段活用に転じて、可能の意味をもつようになったもの。「歩ける」「動ける」などの類。命令形はない。 **か・の・え【庚】**(「金{かね}の兄{え}」の意)十干の第七位のよび名。己の次。庚。 **か・の・こ【鹿の子】**●[文]シカの子。また、シカ。●「かのこしぼり」「かのこまだら」「かのこもち」の略。 **―しぼり【―絞り】**絞り染めの一種。布地を小さくつまんで根元を糸でくくり、染めるもの。地色に小さな白い輪の模様がもりあがる。かのこ。 **―まだら【―斑】**シカの毛のように茶褐色の地に白いはん点のある模様。かのこ。 **―もち【―餅】**餅をあんでくるみ、表面に甘く煮たアズキの粒をつけた和菓子。かのこ。 <288> **かのじょ【彼女】**■《代名》《他称の人称代名詞》話し手・聞き手以外の女性をさす語。[参考]欧文の訳語としてできた語。[対]彼。■《名》[俗]ある男性の恋人。「弟の―」[対]彼。彼氏。[類語と表現]「彼・彼女」 **か・の・と【辛】**(「金{かね}の弟{と}」の意)十干の第八位の呼び名。庚の次。辛。 ***カノン** 音楽で、一つの声部の旋律を他の声部が少しおくれて模倣して追ってゆく形式。追復曲。[参考]「輪唱」もその一つ。▽Kanon[英]canon ***カノン** 砲身が長くて射角のせまい、遠距離射撃用の火砲。カノン砲。[表記]「加農」と当てた。▽kanon[英]cannon **かーば【樺】**《連語》文語《係助詞「か」+係助詞「は」。文末を連体形で結ぶ》●詠嘆をふくんだ問いかけを表す。「はちす葉のにごりに染まぬ心もて何かは露を玉とあざむく〈古今和歌集〉」●反語を表す。「枷がも理不尽も恐るべきかは〈尾崎紅葉・金色夜叉〉」 ***かば【樺】**●カバノキ科の落葉木の総称。シラカンバ・ダケカンバなど。かんば。●「かばいろ」の略。 ***か・ば【河馬】**カバ科の動物。大形で、丸い胴と太く短いあしをもつ。口が大きい。アフリカの大河・湖沼などに群れをなしてすむ。草食性。 **かば【蒲】**●植物のガマ。●「かばいろ」の略。 **カバー**《名・他サ》●(保護するために)物をおおう・こと(もの)。おおい。「おむつ―」「本の―」●損失・不足・失敗などを補うこと。「赤字分を―する」●[スポーツで]味方の選手の守備行動を援助すること。●ある範囲にわたること。「全世界を―する通信網」●すでに発表された楽曲を取り上げ、アレンジを加えてレコーディングし直すこと。また、その楽曲。▽cover **―ガール**●雑誌の表紙などにモデルとして使われる女性。●テレビのショー番組などで、番組の合間などに映される若い女性。▽cover girl **―チャージ** レストラン・ナイトクラブなどで、一つのテーブルについて定められている料金。席料。テーブルチャージ。▽cover charge **か・はい【加配】**《名・他サ》[配給制で]決まった配給量に、特別に加えて配給すること。また、その配給。「―米」[人員を配置する場合にも使う]「少人数指導のための教員を―する」[類語]増配。 **かばいだて【庇い立て】**《名・他サ》[ある人を]何かにつけてかばうこと。「―は無用だ」[類語]庇護。 **かばいて【庇い手】**●かばってくれる人。●大相撲で、相手と重なり合ってたおれるとき、相手をかばうために先に土俵に手をつくこと。負けにならない。 **かば・いろ【蒲色・樺色】**ガマの穂のような、赤みがかった黄色。かば。[表記]「樺色」は当て字。 **かば・う【庇う】**《他五》他から害を受けないように守ってやる。「幼児を―・う」「くじいた足を―・う」[類語]守る。(1)庇護。擁護。《文四》。 **がばーがば**《副》●水が激しく動く音の形容。●金もうけをする形容。がっぽがっぽ。「金が―入る」●《形動・自サ》大きすぎてゆるいようす。「―な靴」 ***かはく【下膊】**ひじと手首との間の部分。前膊。[対]上膊。 ***か・はく【仮泊】**《名・自サ》艦船が予定地以外の港などにかりに停泊すること。 ***か・はく【科白】**[文]役者の、しぐさとせりふ。特に、せりふ。 **―げき【―劇】**せりふを主体にした演劇。 **が・はく【画伯】**●[文]すぐれた画家。画聖。●画家の敬称。[多く、名前の下につけて使う]「川端―」 **かーばしら【蚊柱】**夏の夕方などに、蚊が空中に縦に長く群れをなして飛ぶもの。[コロ]「―が立つ」 **がば・と**《副》急に起き上がったり、たおれふしたりするようす。がばっと。「―飛び起きる」「―地にふせる」 **ガバナンス** 統治。また、管理方式。「コーポレイト(=企業)―」▽governance ***かばね【姓】**●大化の改新以前、家柄や職業を表した世襲制の称号。臣{おみ}・連{むらじ}・造{みやつこ}など。●天武天皇の時に定められた、家柄の尊卑を表す八つの称号。真人{まひと}・朝臣{あそん}・宿禰{すくね}、など。姓。 ***かばね【屍・尸】**[雅]死んだ人の体。しかばね。「草むす―」[類語]むくろ。死骸。なきがら。 **かばね・へん【歹偏】**漢字の部首「歹」の称。がつへん。いちたへん。 **かばやき【蒲焼き】**ウナギ・アナゴなどを開いて骨をとり、たれをつけて焼いた料理。[語源]昔、ウナギを丸のまま串ざしにして焼いた形が、蒲の穂に似ていたことから。 **か・はらい【過払い】**代金・給料などをはらいすぎること。過払い。「手数料が―になる」 **かーばり【蚊鉤】**蚊の形に似せて作った羽毛をつけたつり針。アユ・ハヤなどをつるのに使う。毛ばり。 ***か・はん【河畔】**[文]川のほとり。川べり。川端。 ***か・はん【過半】**[文]全体の半分をこえていること。 ***か・はん【過般】**[文]さきごろ。先般。過日。[手紙文などで使う]「―お申しこしの件について・・・」 **かばん【下番】**《名・自サ》交替制の勤務を終えること。[参考]もと、軍隊で使われた語。[対]上番。 ***かばん【鞄】**革などでつくった携帯用の入れもの。[語源]箱を意味する中国語の夾板{キャバン}また夾橬{キャマン}がなまって「かばん」となり、「鞄(=なめし革)」の字をあてた。 **―もち【―持ち】**●上役のかばんを持って、供をする・こと(人)。●上役にまつわりついて、へつらう者をあざけっていう語。 **がーばん【画板】**●画をかくとき、画用紙をおく台にする板。●[油絵で]絵をかきつける板。 **か・はんしん【下半身】**体の、腰から下の部分。下半身。「―がだるい」[対]上半身。 **か・はんすう【過半数】**総数の二分の一より多い数。過半。「―の賛成を得る」 **か・ひ【下婢】**[文]召し使いの女性。はしため。 **か・ひ【可否】**●よいか悪いか。よしあし。[コロ]「現行法の―を論じる」[類語]当否。良否。是非。●可決と否決。賛否。「上程案の―をとる」 ***か・ひ【果皮】**●果実のたねをとりまく部分。内果皮・中果皮(=多層・多肉・多汁で食用になる部分)・外果皮の三層に分かれる。●果実の表面をおおっている皮。 **か・ひ【歌碑】**和歌を刻んだ碑。 ***か・び【華美】**《名・形動》はなやかで美しいこと。また、ぜいたくではでなこと。「―な服」「生活が―に流れる」 ***かび【黴】**下等な菌類の一群の総称。胞子で増える。食べ物を腐敗させたり衣類についたりする有害なものと、発酵・薬品製造などに必要で有益なものとがある。 >―が生える《句》《物にかびが生じる意から》古くなる。時代おくれになる。「―・えた思想」 **が‐び【蛾眉】**[文][蛾{が}の触角。のような]三日月形の美しい女性の眉。●美人。 **かび‐くさ・い【黴臭い】**《形》●かびのにおいがするようすだ。「押し入れの中が―・い」●[考え方・思想などが]時代おくれで古くさい。[類語]古めかしい。 <289> ***かひつ【加筆】**《名・他サ》文章・絵などに筆を入れてなおすこと。「原稿に―する」[類語]補筆。 **が・ひつ【画筆】**絵をかくのに使う筆。絵筆。 **が・びょう【画鋲】**絵・紙などを壁や板にとめるのに使う、びょう。 **か・びる【黴びる】**《自上一》かびがはえる。「パンが―・びる」[活]か・ぶ《上二》。 **か・ひん【佳品】**[文]すぐれた品・作品。[類語]逸品。 ***か・びん【花瓶】**つぼ形の花いけ。花瓶。[類語]花器。 ***か・びん【過敏】**《名・形動》感じ方が強すぎること。過度に敏感なこと。「神経が―になる」 **―しょう【―症】**花粉・薬物など、ある特定の刺激に対して生体が敏感に反応し、体に異常を起こす体質。 ***が・ふ【画布】**油絵をかくための布。カンバス。 ***か・ぶ【歌舞】**[文]《名・自サ》歌と舞。歌ったり舞ったりすること。[四字]「―音曲」 ***か・ふ【下付】**《名・他サ》役所などから国民に書類や金品を下げわたすこと。「証明書を―する」[対]上納。 ***か・ふ【家扶】**もと、皇族・華族などの家で、家の事務や会計を管理した人。 ***か・ふ【家父】**[文]自分の父。[改まった古い言い方][対]家母。 ***かふ【寡夫】**[文]妻と死別した男性。男やもめ。[参考]離婚した場合にもいう。 ***かふ【寡婦】**[文]夫と死別した女性。やもめ。未亡人。後家。「―控除」[参考]離婚した場合にもいう。 ***かふ【花譜】**[文]いろいろな花を、開花する季節順に記した図譜。「原色―」 ***かぶ** 賭博で、九の数の札。また、合わせて末尾が九になる数。●花札賭博の一つ。おいちょかぶ。 ***かぶ【下部】**下の方の部分。「―組織」[対]上部。 ***かぶ【蕪】**アブラナ科の越年草。春の七草の「すずな」。根は平たい球形で白色。紅色・紫色のものもある。根・葉を食用にする。かぶら。かぶらな。かぶな。[語源]「かぶら」の女房詞「おかぶ」の「お」を略した語。 **がふ【画譜】**絵画を題材などの種類によって分け集めた本。 ***か・ふう【下風】**[文]「風下{かざしも}」に同じ。 ***かーふう【家風】**その家の伝統になっている生活様式。また、その家独特のならわし。「―に合わない」 ***か・ふう【歌風】**和歌の作り方の特色。また、和歌の作風。 **がふう【画風】**絵のかき方の特色。絵の作風。 **カフェ**●喫茶店。コーヒー店。●コーヒー。●大正・昭和時代初期に流行した、女給がいて客の相手をする洋風酒場。[参考]③はとくに「カフェー」ともいう。▽café **ーオ・レ** コーヒーに同量の牛乳を入れた飲み物。カフェオーレ。[類語]カフェラテ。▽café au lait **ーテラス** 歩道沿いにテーブルや椅子かを置いた喫茶店。▽caféとterrasseからの和製語。 **カフェイン** アルカロイドの一種。神経中枢を興奮させる。コーヒー・ココア・緑茶などにふくまれる。強心剤・利尿剤などに用いる。▽caffeine[独]Kaffein **カフェテリア** 客が好みの品を自分で選び運ぶ方法の食堂。キャフェテリア。▽cafeteria **カフェラテ** エスプレッソコーヒーに温めた牛乳を加えた飲み物。カフェラッテ。[類語]カフェオレ。▽caffellatte **かぶ【株】**《名》●木を切りたおした後に残った、短い幹や根。切り株。●[何本かに分かれて]生えている草木の根・根もと。[コロ]「―を分ける」●株式会社の株式・株券。●[江戸時代に]特別に幕府から許可された営業権。また、同業組合員の権利。●[ある社会で]特別な地位・身分。また、それを得るための権利。「大相撲の年寄の―」●〈多く「お―」の形で〉その人特有のくせ。また、その人の得意の技。[句]「お―をうばう」■《助数》●根のついた草木を数える語。●株式・株券を数える語。「鉄鋼株を一〇〇〇―買う」 >―が上が・る《句》ある人の人気・評判がよくなる。「監督としての―が―・る」 **かぶ・か【株価】**株式の相場の価格。「―の変動」 **がぶがぶ**《副》《「―と」の形も》水・酒などを、勢いよくたくさん飲むようす。■《形動》[胃に]液体がいっぱいたまって、ゆれ動いているようす。「腹が―だ」 ***かぶき【冠木】**●門の上部に横につらぬきわたした木。●「冠木門」の略。 **―もん【―門】**二本の柱の上部に横木をつらぬきわたした、屋根のない門。かぶき。 **かぶき【歌舞伎】**江戸時代に民衆の娯楽としておこり完成した日本独特の演劇。かぶき芝居。[語源]動詞「傾く(=気ままな行いをする)」の連用形が名詞化した語。「阿国歌舞伎」がその起源とされる。 **―じゅうはちばん【―十八番】**歌舞伎の名門市川家に当たり芸として伝わる一八種の狂言。不破・鳴神・勧進帳・助六など。 **かふきゅう【過不及】**多すぎたり少なすぎたりすること。「―ない(=ちょうどよい)」[類語]過不足。 **か・ふく【禍福】**[文]わざわいと、しあわせ。 >―は糾える縄の如し《句》人生の不運と幸運は、よりあわせた縄のように表裏一体のもので、つねに相伴って変転するものだ。〈史記・南越伝〉 **が・ふく【画幅】**掛け軸に仕立ててある絵。[類語]書幅。 **かふく・ぶ【下腹部】**下腹の部分。特に、陰部。 **かぶ・けん【株券】**株式会社が発行し、株主権を表示する有価証券。売買・譲渡ができる。株式。株。 **かぶさ・る【被さる】**《自五》●上におおいかかる。「髪が額に―・る」●重なりあう。「声が―・る」●負担などがかかる。影響が及ぶ。「責任が―・る」《文四》。 **かぶ・しき【株式】**●株券。●株主権。●株式会社の資本を構成する単位。 **―がいしゃ【―会社】**株券を発行し、資金を集めて営利事業を営む会社。 **カフス** ワイシャツ・婦人服などの袖口。▽cuffs **―ボタン** カフスにつける、飾りをかねたボタン。▽英cuffsと葡botãoからの和製語。 **かぶ・せる【被せる】**《他下一》●上からおおう。「ふとんを―・せる」●上から注ぐ。かける。「土を―せる」 <290> ●負担などをかける。負わせる。「責任を―・せる」「罪を―・せる」[活]かぶ・す《下二》。 **カプセル**●粉薬などを入れるための、ゼラチンで作った小さな円筒形の容器。また、それにつめた薬。●内部を密閉した容器。特に、宇宙ロケットの先端に取り付けて、人間や計器類などを乗せる容器状のもの。▽[独]Kapsel **―ホテル** カプセル形の小部屋を並べた簡易ホテル。▽Kapselとhotelからの和製語。 **か・ふそく【過不足】**数量・程度などが多すぎることと足りないこと。「―なく分配する」[類語]過不及。 **カプチーノ** エスプレッソに泡立てたミルクなどを加えたイタリア風のコーヒー。▽cappuccino **かふちょうせい【家父長制】**一家の長が家族全員に対して絶対的な権力をもつ家族形態・制度。 **かぶと【兜・冑・甲】**昔、戦いのときに頭部を保護するためにかぶった武具。鉄・革などで作った。 >―を脱・ぐ《句》降参する。[類語]シャッポを脱ぐ。 **かぶと・がに【兜蟹】**カブトガニ科の節足動物。甲羅は半円形、腹部は六角形で両側にとげがある。全長約六〇センチメートル。尾は長くてするどい。古生代からの現存種で、「生きた化石」といわれる。 **かぶとむし【兜虫・甲虫】**コガネムシ科の昆虫。体はつやのある黒色。雄はかぶとの前立てに似た角をもつ。さいかちむし。 **かぶ・ぬし【株主】**株式会社の出資者。株券の持ち主。 **―そうかい【―総会】**[経]会社の意志を決定するために株主が集まって開く会議。株主は一個の株式について一個の議決権をもつ。 **かぶ・ま【株間】**植えてある作物の、株と株との間。 ***かぶら【蕪・蕪菁】**「蕪{かぶ}」の古風な言い方。 ***かぶら【鏑】**矢の先端につける、蕪の根の形に似たもの。中は空洞で数個の穴がある。矢をとばすと穴から空気が入り、ぶうんと鳴る。「鏑矢{かぶらや}」の略。 **かぶらーや【鏑矢】**鏑をつけた矢。飛ぶときにうなりを発するので、戦いの合図や敵を威嚇するために射た。鳴り鏑。かぶら。 **かぶり【頭】**あたま。[古風なことば][類語]首。 >―を振・る《句》頭を左右に振って、不承知・拒否の意を示す。首を横に振る。 **がぶり**《副》《「―と」の形も》●大きな口をあけて一口に食いつくようす。●一息に飲みこむようす。 **かぶりつき【噛り付き・齧り付き】**(舞台にかぶりつくようにして見る場所の意から)劇場などで、舞台ぎわの最前列の客席。[類語]雨落ち。 **かぶり・つ・く【噛り付く・齧り付く】**《自五》食べ物に勢いよく、また乱暴に・かみつく(くいつく)。 **カプリッチオ** 一定の形式がなく、気分の流れのままに自由に変化する軽快な器楽曲。狂想曲。綺想曲。カプリチオ。▽capriccio (=気まぐれ) **かぶりもの【被り物・冠物】**笠・頭巾・帽子など、頭にかぶるもの。 **かぶ・る【被る・冠る】**■《他五》●頭・顔の上からおおう。「毛布を頭から―・る」「仮面を―・る」●水・波・粉などを浴びる。「火の粉を―・る」「雪を―・った山」「ほこりを―・る」●負担として身に受ける。こうむる。「罪を―・る」[活]《四》。■《自五》[写真で]現像の失敗、露出過度などのため、フィルム・印画紙がくもる。=かむる。《文四》。 **がぶ・る**《自五》●[波で]船が激しくゆれ動く。●相撲で、激しく上下にゆすって寄る。《文四》。 **かぶ・れる【気触れる】**《自下一》●[漆{うるし}・薬品などの毒性に]強い刺激を受けて皮膚がはれてかゆくなる。まける。●感化され夢中になる。[ふつう好ましくない状態にいう]「流行に―・れる」「ロックに―・れる」[表記]かなで書くことが多い。[活]かぶ・る《下二》。 **がぶーのみ【がぶ飲み】**《名・他サ》[水・酒などを]続けざまに大量に飲むこと。がぶがぶと飲むこと。 **かぶろ【禿】**●頭に毛のないこと。●山に木がないこと。●髪を短く切りそろえた子供の髪形。また、その子供。●遊女の召し使う幼女。=禿。 **かぶ・わけ【株分け】**《名・他サ》植物の根を親株から分けはなして移植すること。「プリムラの―をする」 **かふん【花粉】**おしべの葯{やく}の中にできる粉のような雄性生殖細胞。めしべの柱頭につき、実を結ばせる。 **―しょう【―症】**アレルギー性疾患の一種。スギ・ブタクサなどの花粉が鼻・目などに入り、鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどの症状が出る。 **かぶん【寡聞】**《名・形動》[文]見聞がせまく、知識が少ないこと。「―にして存じません」[参考]謙遜して言うときに使う。 ***かぶん【過分】**《名・形動》[文]分に過ぎていてふさわしくないこと。身分不相応であること。「―のおほめにあずかる」[対]分相応。[参考]謙遜して謝意を表すときに使う。 **がーぶん【雅文】**●[文]優雅な文章。●平安時代の仮名文。また、それをまねた擬古文。[対]俗文。 **かぶんすう【仮分数】**[数]分子が分母より大きいか、あるいは分子が分母に等しい分数。[対]真分数。 **かべ【壁】**●建物の周囲の囲いや、部屋と部屋との仕切り。●物事の進展を行きづまらせるもの。障害(物)。 >―にぶつか・る《句》障害に出あって行きづまる。「新事業が資金難の―・る」 >―に耳あり《句》だれがどこで聞いているかわからないということ。また、密談はもれやすいというたとえ。壁に耳。[類語]障子に目あり。 **か・へい【寡兵】**[文]敵にくらべてずっと人数の少ない軍隊・兵力。「―よく大軍を破る」[類語]少兵。 ***か・へい【花柄】**茎から分かれ出て、花を直接支えている柄。花梗。 ***か・へい【貨幣】**[経]商品・サービスなどと交換できる機能をもつものとして、社会に流通するもの。硬貨・紙幣など。 **―かち【―価値】**[経]貨幣のもつ、商品・サービスを買うことのできる力。貨幣のもつ購買力。 **―けいざい【―経済】**[経]貨幣を媒介物として商品の交換が行われる経済体制。 **が・べい【画餅】**[文]絵にかいた餅。計画や想像だけで実現の可能性のないもののたとえ。画餅。 >―に帰・す《句》計画したことなどが実現できず、努力・骨折りがむだになる。徒労に終わる。「計画は―・した」 **かべかけ【壁掛け】**[陶器の絵皿・ししゅう布など]室内の装飾として壁にかけるもの。 **かべがみ【壁紙】**[室内の装飾などのために]壁にはる、模様などのある紙。 **かべ‐ごし【壁越し】**壁をへだてていること。「―に話し声が聞こえてくる」 **かべ・しんぶん【壁新聞】**学校・会社・工場などで、身近な話題や主張などを記事にして壁にはり出して見せる、一種の新聞。 <291> **かべそし―かまえる** せる、一種の新聞。 **かべ‐そしょう【壁訴訟】** ●うったえる相手がいないまま、ひとりぶつぶつ不平などを言うこと。●遠回しにあてこすること。 **かべ‐つち【壁土】** 壁をぬるのに用いる粘土質の土。 **かべ・ひとえ【壁一重】** 隣同士が壁を一枚へだてただけであること。距離がきわめて近いことのたとえ。 **かへん【カ変】** 「カ行変格活用」の略。 **かへん【佳編・佳篇】** 〔文〕すぐれた文学作品。 **かへん【可変】** 変えうること。また、変わりうること。「一性」[反]不変。―しほん【―資本】生産に投下される資本のうちで、労働力の買い入れにあてられるもの。剰余価値を生産し、その資本の価値の大きさを変える。[反]不変資本。―せい【―性】変わることができる性質。変化する性質。[反]不変性。 **か・へん【花片】** 一枚一枚の花びら。 **かーべん【花弁・花瓣】** 花冠を構成する、花びら。 **か・ぼ【家母】** 〔文〕自分の母。〔改まった古い言い方〕[反]家父。 **か・ほう【下方】** 下のほう(の部分)。[反]上方。 **か・ほう【加俸】** 正規の俸給に加えて支給される俸給。[類語]加給。 **か・ほう【加法】** 足し算。[反]減法。 **か・ほう【家宝】** その家に代々伝わる宝物。家の宝。 **か・ほう【家法】** 〔文〕●代々伝わるその家のしきたり。[類語]家風。●その家に代々伝わる秘法・技術。 **か・ほう【果報】** ●〔仏〕以前に行った行為の報い。●《名・形動》運にめぐまれてしあわせなこと。いい運。「―者」[類語]幸運。冥加。 >―は寝て待て《句》幸運を得ようとあせってみても、人の力ではどうにもならないから、気長に時機が来るのを待つのがよい。 **か・ほう【火砲】** 火薬の爆発力を利用し、弾丸を筒{つつ}から発射する兵器の総称。特に、大砲・高射砲など。 **か・ほう【過褒】** 〔文〕過度にほめること。ほめ過ぎ。過賞。 **が・ほう【画報】** 絵・写真などを中心として編集された雑誌形式の刊行物。 **が・ほう【画法】** 絵の技法。「独特の―」「水彩―」 **が・ぼう【画舫】** 〔文〕〔絵をかいたり、彩色をほどこしたりして〕美しくかざった(中国の)遊覧船。 **か・ほうわ【過飽和】** 〔理〕●溶液が、その温度のもとでの溶解度以上に溶質をふくむこと。●蒸気が、その温度のもとでの飽和量以上に存在すること。 **か・ぼく【家僕】** 〔文〕大家{たいけ}などにやとわれて、雑用をする男性。下男。下僕。[類語]従僕。 **か・ぼく【花木】** 〔文〕〔桜・梅などのように〕美しい花のさく木。花を観賞する木。花樹。 **か‐ほご【過保護】** 《名・形動》子供などを必要以上に大事にし、めんどうをみすぎること。「―に育つ」 **かぼす** ミカン科のユズの近縁種。果実は酸味が強く独特の香りがあり料理などに使う。[参考]大分県の特産物。 **か・ぼそ・い【か細い】** 《形》(「か」は接頭語)〔体つきや声などが〕ほそくて弱々しい。「―・い腕」 **かぼちゃ【南瓜】** ウリ科のつる性一年草。夏、黄色い合弁花がつき、大きな果実がなる。雌雄異花。食用・飼料用。とうなす。なんきん。[参考]日本カボチャは「とうなす」、西洋カボチャは「くりかぼちゃ」ともいう。[語源]カンボジア(Cambodia)から伝わったことから。 >――に目鼻《句》丸顔で、ずんぐりした人の形容。 **カポック** 「パンヤ」に同じ。[参考]マレー語から。▽kapok **ガボット** 一七世紀ごろフランスにおこった二分の二または四分の四拍子の快活な民族舞曲。また、その踊り。▽gavotte **かほど【斯程】** 《副》〔文〕これくらい。これほど。「―喜ばしいことはない」 **かま【鎌】** 草をかる農具。内側の三日月形の刃に長い柄を直角につけたもの。[参考]「一挺{いっちょう}・・・」と数える。 >―を掛・ける《句》本当の事を言わせようとして、それとなく・問いかける(さぐりを入れる)。 **がま【蒲】** ガマ科の多年草。池や沼に直立して生える。夏、茎の頂に黄色の雄花の穂と、円柱形で緑褐色の雌花の穂がつく。葉は、むしろ・すだれなどを編むのに用いる。かば。蒲{ほ}。 **がま【蝦蟇】** 「ヒキガエル」の別称。 **かまあげ・うどん【釜揚げ饂飩】** 釜でゆでたうどんを、ゆで汁と共に容器に入れたもの。つゆをつけて食べる。かまあげ。 **かまいたち【鎌鼬】** 急に転んだり、体を動かしたりしたとき、鎌で切ったようなするどい切り傷ができる現象。昔はイタチのしわざと考えられたので、この名がある。 **かま・う【構う】** ■《自五》(多く打ち消しの語を伴って)●気をつかう。また、さしつかえる。「金はいくらかかってもー・わない」「身なりを―・わない人」[類語]意に介する。(5)配慮。●かかわる。「小事に―・ってもいられない」「奴に―・うな」[文]《四》。■《他五》●心にかける。相手にする。世話をする。「だれも私のことを―・ってくれない」「体裁を―・う」●からかう。「犬を―・う」[文]《四》。 **かまい・つ・ける【構い付ける】** 《他下一》あれこれと相手になる。とりあう。 **かまえ【構え】** ●〔建築物などの〕組み立てのようす。構造。「りっぱなーの家」●体や心の備え。「正眼の―」●漢字の、字体の構成要素の称。周囲を囲む部分。 **かまえて【構えて】** 《副》〔文〕必ず。決して。〔多く、打ち消しの語を伴う〕「―、忘れるな」 **かま・える【構える】** 《他下一》●整った形に・つくる(こしらえる)。「邸宅を―・える」「一家を―・える」●ある姿勢・態勢をとって相手に対する。「ピストルを―・える」●ある物を手に取って・身の備えをする(準備する)。「銃を―・える」●ありもしないことをわざとつくりあげる。つくりごとをする。[句]「言を―・える(=口実をつくる)」[図]かま・ふ《下二》。《自下一》〔物事に備えて〕意識的に、ある姿勢・態度をとる。「悠 <292> **かまきり――かみる** 然と―・える」「何となく―・えた態度」[図]かま・ふ《下二》。 **かまきり【蟷螂・螳螂・鎌切】** カマキリ科の昆虫の総称。三角形の小さな頭と、鎌状の長い前あしをもつ。いぼじり。蟷螂{とうろう}。 **がまぐち【蝦蟇口】** 口金のついた銭入れ。[周]復開いた口がガマの口に似ることから。 **かま・くび【鎌首】** 鎌のような形に曲げた首。[句]「―をもたげる」[参考]ヘビなどが攻撃するときにもちあげる首をいう。 **かまくら** 秋田県横手地方に伝わる、小正月の子供の行事。雪室{ゆきむろ}を作り、中に水神を祭り、飲食したり遊んだりする。また、その雪室。 **かま・ける** 《自下一》そのことだけにかかわる。「雑事に―・けて約束を忘れる」[図]かま・く《下二》。 **がまし・い** 《接尾》(動作を表す名詞、動詞の連用形などについて)「いかにも・・・する風がある」の意。「未練―・い」「言い訳―・いことを言う」[図]がま・し《シク》。 **かま・しき【釜敷き】** かま・鉄びんなどを置くとき、下にしくもの。 **かます【叺】** 穀物・塩・肥料などを入れる、わらむしろを二つ折りにして作った長方形の大きな袋。 **かます【魳・梭魚】** カマス科の近海魚の総称。体は細長く、口が長くつき出ている。食用。干物にする。 **かま・す【噛ます】** 《他五》噛ませる。[図]《四》。 **かま・せる【噛ませる】** 《他下一》●二つのものの間にはさみ込み、すき間なくかみ合うようにする。「猿ぐつわを―・せる」「家具の下にダンボールを―・せる」●〔俗〕相手の勢いをそぐような強いことばや動作をしかける。[コロ]「はったりを―・せる」=噛ます。 **かま・たき【缶焚き・罐焚き】** 汽罐(=ボイラー)の火をたく・こと(役の人)。 **かま・だし【窯出し】** 《名・他サ》焼き終えた陶磁器を窯から出すこと。窯開き。 **かまち【框】** ●床の前端にわたす、飾りをかねた横木。上がりかまち・床{とこ}がまち・縁がまちなど。●戸・障子・ふすまなどの周囲を囲む枠。 **かまど【竈】** (「釜をかける所」の意)●土・れんがなどで築き、かま・なべなどをかけて食べ物を煮たきする設備。へっつい。かま。●独立の生活を営む一世帯。 >―を起こす《句》家の財産を増やす。家名をあげる。 >―を分・ける《句》別の所帯をもつ。分家する。 **かまど・うま【竈馬】** カマドウマ科の昆虫。形はコオロギに似るが羽がなく、鳴かない。黄褐色で触角が長く、背が湾曲している。おかまこおろぎ。 **かま・とと** 〔俗〕知っているくせに知らないふりをして、いかにもうぶであるように見せかける・こと(人)。〔多く女性に言う〕「―ーぶる」[語源]「蒲鉾はおとと(=魚)か」と聞いたことからと言われる。 **がま・の・あぶら【蝦蟇の油】** ヒキガエルの皮膚から出る分泌物からつくったという民間薬。 **かま・ば【窯場】** 陶磁器を焼く窯のある仕事場。 **かまびすし・い【喧しい・囂しい】** 《形》〔文〕やかましい感じだ。かしましい。[図]かまびす・し《シク》。 **かまぼこ【蒲鉾】** ●すりつぶした魚肉に味をつけて・蒸した(焼いた)食品。板につけたものや昆布で巻いたものなどがある。[語源]昔、串刺{くしざ}しの円柱形で焼いたものが、蒲の穂の形に似ていたところから。●〔形が板付きかまぼこに似ているところから〕宝石をはめこんでいない中高の指輪。―いた【―板】板付きかまぼこを作る時に、練った魚肉を盛りつける板。 **かまめし【釜飯】** 小さなかまで魚介・鶏肉・きのこ・野菜などの具をまぜてたいた味つけ飯。 **かまもと【窯元】** 陶磁器を窯で焼いて製造している・所(人)。陶磁器を製造し出荷する・所(人)。 **がまん【我慢】** ●〔仏〕自分をえらいと思い、他人を軽んじること。[類語]高慢。●《名・他サ》感情をおさえて、こらえること。辛抱{しんぼう}。「苦しいのをーする」「もう―がならない」[類語]忍耐{にんたい}。●《名・他サ》大目に見ること。「今度だけはーしてやる」 >類義語の使い分け「忍耐・我慢・辛抱」 **―づよ・い【―強い】** 《形》たえしのぶ力が強いようすだ。しんぼう強い。「―・い男」 **かみ【上】** ●ある地域で、より川の源に近い方。また、位置がより高い場所。特に、皇居・京都に近い方。「一方」[反]下。●川の上流。川上。[反]下。●体または衣服の、腰より上の部分。「一半身」[反]下。●一続きの〕物事の前の部分。●文章・和歌などのはじめの方。〔和歌では、多く前半三句をいう〕「―の句」[反]下{しも}の句。●ある期間の前半。また、月の上旬。「一半期」[対]下{しも}はんき。●以前。昔。いにしえ。「其その―」●身分・地位の系列の中で高い方。また、その地位にいる人。「―は大臣から下{しも}は庶民まで」[反]下{しも}。●主君。主人。特に、天皇。〔多く「おー」の形で使う〕[連]「お―御一人{おひとり}か。(=天皇)」●朝廷。政府。〔多く「おー」の形で使う〕「おーの御用」●上座。上席。「―にすわる」[反]下{しも}ざ。●舞台で、客席から見て右の方。上手{かみて}。[対]下{しも}て。 **か・み【佳味】** ●よい味。また、その食べ物。●よい趣。[コロ]「―をそえる」 **かーみ【加味】** 《名・他サ》(味をつけ加える意から)ある事柄の中に他の要素を取り入れること。「会員の意見を―する」[類語]添加。付加。 **かみ【神】** ●神話時代に活躍した超人的な能力をもつ存在。「八百万{やおよろず}の―」●神社などに祭られる、(祖先やすぐれた人物などの死者の)霊。「靖国{やすくに}の―」[参考]①②は「一柱{ひとはしら}・・・」と数える。●仏教や多神教などで、崇拝や信仰の対象となる存在。●キリスト教やイスラム教などの一神教で、唯一で絶対の存在で信仰の対象となるもの。●崇拝の対象となる人。想像を超えてすぐれたことをする人。自分に利益をもたらしてくれる人。「あの人はーだ」[類語]仏。●〔形容詞的に〕想像を超えてすぐれているようす。「―サービス」[類語]神様。 >―も仏も無・い《句》世間には助けとなる慈悲深い神も仏もいない。世間の無情をはかなんで言うことば。 **かみ【紙】** ●おもに植物性の繊維をすいて作ったうすいもの。絵・文字などをかいたり、物を包んだりするのに用いる。ペーパー。〔うすい物・破れやすい物のたとえに用いる〕[句]「人情―のごとし」[参考]「一枚・・・」と数える。●じゃんけんで、指を全部開いて出すもの。ぱあ。[反]石・はさみ。 **かみ【長官】** (「上」の意)大宝令{たいほうりょう}で、四等官{しとうかん}の第一位。諸官庁の長官。[参考]官庁によって「伯」「卿」「頭」「督」「帥」「守」などと書き分けた。 **かみ【髪】** ●頭に生える毛。かみの毛。頭髪。「―を結う」●髪を結った形。髪形。「日本一」 >―を下ろす《句》髪をそって仏門にはいる。出家する。 <293> **がみ――かみたばこ** が‐み【雅味】** 〔文〕上品なあじわい・おもむき。 **かみ・あ・う【噛み合う】** 《自五》●歯やきばで、互いにかみつきあう。●歯型のものが互いにすきまなく組み合う。「歯車が―・う」●〔議論などが〕互いにうまくやりとりされる。「意見が―・わない」 **かみあり・づき【神在月】** 出雲の国(=島根県東部)だけで言う、陰暦の一〇月の呼称。[参考]日本中の神々が一〇月には出雲に集まるという伝説から。 **かみ・あわせ【噛み合わせ】** ●かみ合うぐあい。●上下の歯が互いにふれる部分。「――が悪い」 **かみ・あわ・せる【噛み合わせる】** 《他下一》●上下の歯を強く合わせる。●歯型のものを互いにすきまなく組み合わせる。●〔獣などを〕互いに激しく争わせる。「犬を―・せる」 **かみいちだん・かつよう【上一段活用】** 国語の口語・文語動詞の活用形式の一つ。語尾が「い・い・いる・いる・いれ・いろ(いよ)」と五十音図のイ段に活用するもの。「射る」「似る」「見る」などや、文語上二段(「起く」「尽く」など)の口語形「起きる」「尽きる」など。 **かみ・いれ【紙入れ】** ●昔、外出するときに鼻紙・楊枝{ようじ}などを入れ、懐中に入れて持ち歩いたもの。●紙幣を入れて持ち歩く入れもの。札入れ。[類語]財布。 **かみ・おろし【神降ろし】** ●いのって神霊を呼び招くこと。●巫女{みこ}が神のお告げを受けるため、神霊をその身にのりうつらせること。降神。 **かみ・がかり【神懸かり・神憑り】** ●神霊が人にのりうつること。また、のりうつった人。●科学や真理を無視し、理屈に合わない事柄を信じ行う・こと(人)。「―的な言動」 **かみかくし【神隠し】** ある人の行方が突然わからなくなること。神隠{かみかく}し。「―にあう」[参考]昔、神や天狗{てんぐ}のしわざと考えて言った。 **かみ・かけて【神懸けて・神掛けて】** 《連語》自分の言動にまちがいがないことを強めて言う語。神にちかって。ほんとうに。きっと。「約束は守る」 **かみ・がみ** 《副》(「――と」の形も)威圧的な態度でロやかましく言うようす。「――どなり散らす」 **かみ・かんむり【髪冠】** 漢字の部首「髟」の称。かみがしら。 **かみ・がしら【髪頭】** 「髪冠」に同じ。 **かみ・かぜ【神風】** ●神の力でふき起こされるという、恵みの風。特に、元寇{げんこう}のときにふいた暴風。●〔俗〕命知らずで、向こう見ずにとび回ること。〔接頭語的に使う〕「――運転」[参考]第二次世界大戦中、海軍の特攻隊につけた「神風{しんぷう}隊」の名から。 **かみ・がた【上方】** 〔関東地方から見て〕京阪地方の通称。―ぜいろく【―贅六】江戸の人が上方の人を抜け目のない人間として、あざけっていう語。上方ざいろく。[参考]「贅六」は「才六慾(=丁稚{でっち})」の転という。―まい【――舞】日本舞踊の一つ。江戸時代後期より上方で発展した、地唄を伴奏に用いる舞踊。[参考]地唄舞、座敷舞ともいう。 **かみ・がた【髪形・髪型】** 髪のかたち。ヘアスタイル。 **かみ・き【上期】** 一年を二期に分けたときの、前期の六か月。上半期。「―の売り上げ」[反]下期。 **かみきり・むし【髪切り虫】** カミキリムシ科の昆虫の総称。節のある長い触角をもち、あごが強い。幼虫は「てっぽうむし」といい、樹木の幹に穴をあける。 **かみ・き・る【噛み切る】** 《他五》歯でかんで、切る。食い切る。「縄を―・る」「舌を―・る」 **かみ・きれ【紙切れ】** 紙の切れはし。紙片{しへん}。 **かみ・くず【紙屑】** 不用になった紙。くずになった紙。「――同然の書類」[類語]反故{ほご}。 **かみ・くだ・く【噛み砕く】** 《他五》●かんでこまかくする。「あめを―・く」[類語]噛み潰す。●わかりやすく説明する。「この理論を―・いて言えば・・・」。 **かみ・こ【紙子・紙衣】** 昔、和紙をはり合わせ、揉{も}みやわらげて作った衣服。柿渋をひくこともある。防寒性に富み、僧衣・胴着・羽織などに用いた。 **かみ・こな・す【噛み熟す】** 《他五》●〔食べ物を〕よくかんで消化する。[類語](5)咀嚼{そしゃく}。●〔自分の身につくように〕十分に理解する。「教科書の内容を―・す」 **かみ‐ころ・す【噛み殺す】** 《他五》●かみついて殺す。●〔あくび・笑い声・泣き声などが出ないように〕歯をかみしめるようにしておさえる。「嗚咽を―・す」 **かみ・ざ【上座】** 上位の人がすわる席。上席{じょうせき}。[コロ]「客を―にすえる」[類語]上席。[対]下座。末座。 **かみざいく【紙細工】** 紙で細工すること。また、紙で細工した物。 **かみ・さ・びる【神さびる】** 《自上一》古びて神々しくなる。長い年月を経ていて、落ち着いた古風な趣がある。神さびる。「―・びた神殿」 **かみさま【神様】** ●神の尊敬語。●ある分野で神聖視されるほどすぐれている人。「野球の―」 **かみーさん【上さん】** 親しい間柄で他人の妻や自分の妻をさす語。「うちの―」[参考]おかみさん。 **かみ・しばい【紙芝居】** 厚紙に物語の各場面をえがいて箱形のわくに入れ、順々にめくって絵の説明をしながら子供に見せるもの。 **かみ・し・める【噛み締める】** 《他下一》●力を入れてかむ。「くちびるを―・める」●よく考えて奥深い意味まで理解する。また、ある感情をじっくり味わう。「教えを―・める」「人の情けを―・める」[類語](5)玩味{がんみ}。 **かみ・しも【上下】** かみと、しも。うえの部分としたの部分。上位と下位。じょうげ。「川のー」「舞台のー(=上手と下手{しもて})」 **かみ・しも【裃】** (「上下{かみしも}」の意)おもに江戸時代に用いられた武士の礼服の一つ。袖のない肩衣{かたぎぬ}と、同じ色のはかまから成る。 >―を・着る《句》威儀を正して堅苦しい態度をとる。 >―を脱・ぐ《句》堅苦しい態度をやめて打ちとける。 **かみ・すき【紙漉き】** 和紙をすく・こと(職業の人)。 **かみ・そり【剃刀】** (「髪そり」の意)●頭髪・ひげなどをそる、刃のうすい鋭利な刃物。[コロ]「顔をーで当たる(=ひげをそる)」●頭の働きや動作などがすばやくするどいこと。「―パンチ」「彼は―のような男だ」 >―の刃を渡・る《句》失敗したら破滅するような危険な行動をするたとえ。刀の刃を渡る。 **かみ・だな【神棚】** 〔家の中で〕神を祭っておく棚。 **かみ・だのみ【神頼み】** 神にいのって助けを求めること。[句]「苦しい時の―」 **かみ・たばこ【噛み煙草】** かんで香気を味わう <294> **かみつ――カムフラージュ** たばこ。たばこの葉に香料などを加えて固めたもの。 **かみつ【過密】** 《名・形動》●ゆとりなく、つまりすぎていること。「ーダイヤ」「―スケジュール」●人口・建物などがある地域に集中しすぎること。「人口のーな地域」[反]過疎。―とし【―都市】人口・産業などが集中しすぎたため、交通難・住宅難・水不足などの社会問題が生じている都市。「――東京」 **かみ・つ・く【噛み付く】** 《自五》●歯やきばで、食いつく。「犬が子供に―・く」●攻撃的な態度で、批判や質問をする。食ってかかる。「上役に―・く」 **かみ・づつみ【紙包み】** ●紙で包んだもの。●紙で包んだ金。金一封。 **かみ・つぶ・す【嚙み潰す】** 《他五》●かんでつぶす。「丸薬を―・す」[類語]噛み砕く。●口が開こうとするのをこらえる。 **かみ・つぶて【紙礫】** 投げて当てるため、紙を(かんで)固くまるめたもの。 **カミツレ** キク科の一、二年草。「カモミール」の別称。夏、中心が黄、周囲が白の花をつける。乾燥させた花に湯を注ぎハーブティーとして飲用する。カミルレ。[表記]「加密列」と当てた。▽kamille **かみ・て【上手】** ●上の方。上流。「―にある村落」●観客席から見て、舞台の右の方。[対]①②下手{しもて}。 **かみ・でっぽう【紙鉄砲】** 子供のおもちゃの一つ。竹筒の先端に固くまるめた紙をつめ、別の一端から棒で押し、空気の圧力で飛び出させる仕かけのもの。 **かみなづき【神無月】** かんなづき。 **かみ・なり【雷】** (「神鳴り」の意)●発達した積乱雲などの雲と雲との間、または雲と地表との間に起こる放電現象。閃光{せんこう}と大きな音をともなう。なるかみ。いかずち。「―に打たれる」[類語]界雷。霹靂{へきれき}。雷霆{らいてい}。雷鳴。●雲の上にいて雷を起こすという神。鬼の姿をし、虎の皮の褌{ふんどし}をしめ、太鼓を持つ。人間のへそをとるという。雷神。[類語]雷公。●どなりつけて言う小言。[句]「ーを落とす」―おやじ【――親父】事あるごとにどなって怒るおやじ。―ぞく【一族】〔俗〕大きな音をたてて乱暴にオートバイを乗り回す(若い)人たち。 >―が落・ちる《句》目上の人からひどくしかられる。どなりつけられる。「夜遊びがすぎると親父の―・ちるぞ」 **かみにだん・かつよう【上二段活用】** 国語の文語動詞の活用形式の一つ。語尾が「い・い・う・うる・うれ・いよ」と五十音図のイ段とウ段の二段にわたって活用するもの。「起く」「過ぐ」など。[参考]口語では原則として上一段活用になる。 **かみ・ねんど【紙粘土】** 新聞紙などをちぎって水にひたし、のりを加えてつくる粘土状のもの。 **かみーの‐く【上の句】** 短歌で、初めの五・七・五の三句。[対]下{しも}の句。 **かみ・の・け【髪の毛】** 頭にはえる毛。頭髪。髪{かみ}。 >―を逆立・てる《句》髪の毛が逆立つほどおこる。 **かみ・ばさみ【紙挟み】** 〔折れたり紛失したりしないように〕紙・書類などをはさんでおく用具。 **かみ・ばな【紙花】** ●紙でつくった造花。●特に、葬儀の飾りに使う造花。 **かみ・はんき【上半期】** 「上期」に同じ。[反]下半期。 **かみ・ひとえ【紙一重】** 紙一枚の厚さほどのわずかな隔たりや差異。「実力の差は―だ」 **かみ・ぶくろ【紙袋】** 紙で作った袋。かんぶくろ。 **かみ・ぶすま【紙衾】** 中にわらを入れた紙製のふとん。かみふすま。 **かみ・ふぶき【紙吹雪】** 色紙を小さく切り、歓迎や祝賀の気持ちを込めてまき散らすもの。「―が舞う」 **かみ・まき【紙巻き】** 「紙巻きたばこ」の略。刻んだたばこの葉を紙で巻いたもの。巻きたばこ。シガレット。 **かみ・もうで【神詣で】** 神社に参拝すること。神参り。[類語]宮詣で。 **かみ・やしき【上屋敷】** 江戸時代、大名などが江戸で平常の住まいとした屋敷。[反]下屋敷。 **かみ・やすり【紙鑢】** 金剛砂{こんごうしゃ}やガラス粉を厚紙や布にのりづけしたやすり。物をみがくのに使う。やすりがみ。サンドペーパー。 **かみ・ゆい【髪結い】** 他人の髪をゆうことを職業とする・人(店)。―どこ【―床】江戸時代、男性の髪をゆったり、ひげや月代{さかやき}をそったりした店。―の‐ていしゅ【――の亭主】妻の働きで養われている夫。[参考]俗に「髪亭」と略す。 **かみ・よ【神代】** 神が治めていたという時代。日本の神話で、神武天皇以前の、神々が活躍していた時代。神代{しんだい}。「―の昔」「――の物語」 **かみ‐より【紙縒り】** 細長い紙をよってつくった糸状のもの。こより。かんぜより。 **かみ・わ・ける【噛み分ける】** 《他下一》●よくかんで、味を区別する。●道理や真意を深く考えて、こまかな違いを理解する。[句]「酸いも甘いもー・ける(=いろいろのことを経験して人情・世事によく通じている)」 **かみ・わざ【神業】** 神でなければできないわざ。人間にはできないようなすぐれた技術。神技{しんぎ}。[反]人間業。 **かーみん【仮眠】** 《名・自サ》少しの間ねむること。仮睡{かすい}。[コロ]「―をとる」[類語]仮寝。うたた寝。 **カミング・アウト** 《名・他サ》秘密などを公表すること。▽coming-out **か・む【噛む・咬む】** 《他五》●上下の歯を強く合わせて物をはさんだり、食べ物をくだく。「よく―・んで食べる」●歯やきばで傷をつける。[句]「飼い犬に――・まれる」[表記]「咬む」とも書く。●激しく押し寄せてぶつかる。「岩を―・む波」●歯車などの歯と歯が食い合う。●ある事柄に関与する。[句]「一枚―・む」[図]《四》。 >―んで含・める《句》わかりやすく、くだいて話し聞かせる。「―・めるように教える」 **か・む【擤む】** 《他五》鼻汁を、息で鼻からふき出して、ふき取る。[コロ]「鼻を―・む」[文]《四》。 **カム** 曲がりくねった縁あるいは溝をもつ円盤で、おもに回転して他の軸に複雑な往復運動を与える装置。 **ガム** 「チューインガム」の略。▽gum **カムイ** アイヌの神。[参考]日本語の「神」を取り入れたもの。▽kamuy **がむしゃら【我武者羅】** 《名・形動》向こう見ずに強引に行動すること。「――に仕事をする」[類語]無鉄砲。 **ガム・テープ** クラフト紙などに接着剤をつけた幅の広いテープ。梱包などに使う。▽gummed tape **カム・バック** 《名・自サ》もとの地位・身分に再びもどること。返り咲き。再起。カンバック。▽comeback **カムフラージュ** 《名・他サ》●敵の目をごまかすために、周囲のものと区別できないようにすること。迷彩。 <295> **ふべとなりにけるかも〈斎藤茂吉〉」②「・・・ぬかも」の形で〉詠嘆をこめた願望を表す。・・・ないかなあ。・・・てほしい。「生一本{きいっぽん}に夜{よ}を日につぎて山河のたぎち(=激流)のとよみとどまらぬかも〈木下利玄〉」●「ものかも」「めかも」の形で〉詠嘆をこめた反語を表す。「古{いにしえ}を仰ぎて、今を恋ひざらめかも〈古今和歌集〉」■《連語》文語《係助詞「か」+係助詞「も」)感動・詠嘆をこめた自問を表す。・・・(だろう)かなあ。「それ歌をおもふ心は少年の恋にかも似る〈吉野臥城〉」■《連語》口語《終助詞「か」+終助詞「も」》〈「かもしれない」「かも分からない」の形で〉半ば疑いの気持ちがある意。多分そうだろうが、よく分からない。「出席するかもしれない、欠席するかもしれない」[参考]の「かも分からない」は口頭語的。近年「かも」で言い切る形も使われる。「あした行くかも」 **かも・い【鴨居】** 敷居に対応させて、上にわたす溝がついた横木。障子・ふすま・引き戸などをはめてあけたてする。[反]敷居。 **が・もう【鵝毛】** 〔文〕ガチョウの羽毛。[参考]白いものやきわめて軽いもののたとえに使うことが多い。 **か・もく【科目】** ●組織的に区分けした個々の項目。「勘定―」●学問を分野別に区分けした項目。教科・学科の区分。課目。「必修一」「選択」 **か・もく【課目】** ●〔学校などで〕義務として課せられた項目。「―外の授業」 **か・もく【寡黙】** 《名・形動》〔文〕口数が少ないこと。〔ふつう、よい意味に使う〕「―な人」[類語]無口。 **かもじ【髢】** (「髪が文字」の意)●〔もと女房詞で〕髪。[参考]文字詞{もじことば}。●女性が日本髪を結うときに補いそえる髪の毛。いれがみ。かずら。 **かもしか【氈鹿・羚羊】** ●ウシ科の動物。山岳地帯にすむ。二本の短い角がある。かもしし。[参考]ニホンカモシカは特別天然記念物。●アフリカ・アジア産の羚羊のなかま。あしが細く、速く走る。 **かもし・だ・す【醸し出す】** 《他五》〔その場に似つかわしい、ある感じ・気分などを〕自然につくり出す。「なごやかな雰囲気を―・す」 **かもしれな・い【かも知れない】** 《連語》→かも(終助)。[表記]ふつう仮名書き。 **かも・す【醸す】** 《他五》●発酵させて、酒・しょう <296> **かもつ――から** ゆなどを造る。醸造する。●[ある雰囲気・状態などを〕つくり出す。「眠気を―・す」[句]「物議を―・す」[図]《四》。 **か・もつ【貨物】** ●[車・船・飛行機などで]運送する品物。●「貨物列車」の略。貨物を運ぶための列車。 **かも・なんばん【鴨南蛮】** かけそば、または、かけうどんにカモの肉とねぎを入れたもの。鴨南。 **かも・の・はし【鴨の嘴】** カモノハシ科の動物。くちばしをもつ。卵を産み、かえった子を乳で育てる。オーストラリアに生息。 **カモフラージュ** 《名・他サ》カムフラージュ。▽camouflage **カモミール** 「カミツレ」に同じ。▽chamomile **かもめ【鷗】** カモメ科の海鳥。体は白く、背中と翼の上面が灰色。日本には冬鳥として渡来する。港湾・海岸・河口などに多く集まる。 **かも・る【鴨る】** 《他五》〔俗〕勝負事などで、相手をうまく利用して、利益を得る。かもにする。[表記]多く「カモる」と書く。 **か・もん【下問】** 《名・他サ》〔文〕〔貴人などが〕目下の人にたずねること。下聞{かもん}。 **か・もん【家紋】** それぞれの家の定まった紋所。 **か・もん【家門】** 〔文〕●家の門。●一家の全体。一家一門。一族。「―の誉れ」●家の格式。家柄{いえがら}。 **か・もん【渦紋】** 〔文〕うずの形をした模様。 **かや【榧】** イチイ科の常緑高木。紫褐色の種子から油をとり、材は船・碁盤などに用いる。 **かや【茅・萱】** チガヤ・スゲ・ススキなど、イネ科・カヤツリグサ科の植物の総称。葉が細長い。かつては屋根をふく材料に用いた。「―葺き屋根」 **か・や【蚊帳・蚊屋】** 蚊を防ぐため、つりさげて寝床をおおう網状の布。蚊帳{ぶんちょう}。[参考]「一張り・・・」などと数える。 >―の外《句》情報を知らされない立場。「―におかれる」 **がやがや** 《副・自サ》(副詞は「ーと」の形も)大ぜいの人がさわがしく話し合うようす。また、その声の形容。「教室の中がーする」「ーとさわぐ」 **か・やく【加薬】** ●漢方で、主となる薬に他の薬を加えること。また、その薬。●薬味。●五目飯・うどんなどに入れるいろいろな具。〔おもに関西地方で言う〕「―飯(=五目飯)」 **か・やく【火薬】** 熱・衝撃などのわずかな刺激で爆発する薬物。硝石{しょうせき}・木炭・硫黄{いおう}などを混ぜて作る。硝薬。―こ【―庫】●火薬類をおさめておく建物。●戦争・紛争などの発火点となる危険をはらんだ、政情の不安定な国や地域。 **カヤック** ●イヌイットが使う、木材でわくを作りアザラシの皮をはった小舟。一本のかいでこぎ進める。●カヤックーに似た舟を用いた、カヌー競技の一種目。また、それに使う舟。▽kayak **かやぶき【茅葺き・萱葺き】** カヤで屋根をふくこと。また、その屋根。 **か・やり【蚊遣り】** ●蚊を追いはらうために、ものをいぶすこと。また、そのために使うもの。●「かやり線香」の略。かとり線香。―び【―火】蚊を追いはらうためにたく火。 **かよ【火曜】** 週の第三日。月曜の次の日。火曜日。 **かよ・【通う】** 《自五》●ある場所へ何度も(定期的に)行く。行き来する。「学校に―・う」●ある場所へ道筋が・いたる(つながる)。「京へ―・う街道」●〔ある方向へ〕連続して動いて行く。流通する。「電流が―・う」「血が―・う」●心が伝わる。「気持ちが―・う」●互いにつながりをもつ。似通う。「ふたりの性格にはー・うところがある」[文]《四》。 **か‐よう【斯様】** 《形動》このよう。この通り。〔古風な言い方〕「―なわけである」[類語]かかる。 **がよう・し【画用紙】** クレヨン画・水彩画などをかくのに使う厚手の白い紙。 **か・よく【寡欲】** 《名・形動》〔文〕〔金銭・名声などに対する〕欲が少ないこと。「生来―の人」[類語]無欲。 **が・よく【我欲・我慾】** 自分の得になることだけを考える心。自分中心の欲望。[類語]私欲。 **かゆ【粥】** 米に水を多く加え、やわらかく煮たもの。[参考]古くは、米を水でたいたものの総称。 **かゆ・い【痒い】** 《形》皮膚がむずむずして、そこをかきたくなるような感じである。[図]かゆ・し《ク》。 >★―い所に手が届・く《句》心配りが、こまかいところにまで行き届くことのたとえ。 **かゆ・ばら【粥腹】** かゆを食べただけの腹。[参考]力のはいらない、不満足な状態にいう。 **かよい【通い】** ●かようこと。行き来。●自宅などから勤務先にかようこと。通勤。「―の店員」[反]住み込み。●「通い帳」の略。 **かよいーじ【通い路】** 行き来する道。通り道。通路。〔古風な言い方〕「雲の―」 **かよい・ちょう【通い帳・通い帖】** ●掛け買いの品名・個数・金額などを記入しておく帳面。●預金の通帳。〔古風な言い方〕[同]②かよい。 **かよいぶね【通い船】** 決まった航路を往復する船。通船{つうせん}。 **か‐よう【可溶】** 《名・形動》液体にとけやすいこと。また、低温度でとけやすいこと。―せい【一性】●液体にとけやすい性質。[反]不溶性。●〔金属などが〕低温度でとけやすい性質。 **か‐よう【歌謡】** 韻文形式の文学の一つ。その時代の民衆の間に生まれ、広く節をつけて歌われた歌の総称。「中世の―」「記紀―」―きょく【一曲】日本人の伝統的な音楽表現をもとに、西洋音楽の手法をとり入れた大衆的な歌。[類語]流行歌。 **かよわ・い【か弱い】** 《形》(「か」は接頭語)いかにももろく弱そうである。弱々しい。「―・い体」「―・い少女」 **かよわ・す【通わす】** 《他五》通わせる。[図]《四》。 **かよわ・せる【通わせる】** 《他下一》通うようにしむける。「子供を塾に―・せる」「心を―・せる」[図]かよは・す《下二》。 **から【殻】** ●中身がなくなって外側が残っているもの。「弁当の―」●動植物の内部を保護するために表面をおおっているかたいもの。「卵の一」「貝の―」●〔動物の〕ぬけがら。「セミの―」●豆腐のかす。おから。 >―に閉じ籠とも・る《句》外の世界との交渉を断ち、自分だけの世界をかたくなに持ち続ける。 >―を破・る《句》今までの古い考えや習慣を打破する。 **から【空】** ■《名》中に何もないこと。「―の箱」[類語]う <297> **から――からうす** つろ。空虚。《接頭》《名詞について)●「何も持っていない」の意。「―手」●「値うちがない」の意。「―くじ」「実質がともなわない」「見せかけの」の意。「―元気」「―いばり」「―手形」「―出張」 **から【韓・唐・漢】** 《名》●朝鮮の古称。[表記]「韓」と書く。●中国の古称。[表記]「唐」「漢」と書く。●外国。「唐織」の略。《接頭》●「中国または外国から渡来したもの」の意。「――絹」「一船」●「めずらしい」「上等である」の意。「―ころも」 **から** 《副》(否定的な意を表す語について)その状態のはなはだしいようす。まったく。さっぱり。「――意気地がない」 **から** 《格助》《体言(相当語)につく)●空間的起点・経過点を表す。「学校から帰る」「旅先から手紙を書く」「額から頬にかけて怪我をする」「月光が窓から部屋に差し込む」●起点・経過点となる人を表す。「彼は多くの人から尊敬されている」「彼女からもらった花束」「官房長官から重大発表がある」●時間的出発点を表す。「三時から五時まで」「子供の時からおっとりしていた」「発端から話し始める」●動作・作用の起点・出所を表す。「話が本筋からそれる」「ひなが卵からかえる」「三人の中から首相を選ぶ」「不注意から(=…が原因で)事故を起こす」「チーズは牛乳から(=…を原料として)作る」「見た感じから(=…をもとにして)判断する」「女性の立場から(=…を基盤として)発言する」●順序・配列の起点を表す。「君から報告を始めなさい」「易しそうな問題から取りかかる」「炊事洗濯から子育てまで」●〈動詞連用形+「てから」の形で〉一つの事態が成立した時点を、次の事態の時間的起点として示す。「仕事がすんでから出かけよう」[参考]「結婚してからが大変だった」「事実を知ってから(というもの)は、物も言わない」のように、「・・・てから」全体が体言扱いになることがある。「・・・してからその後(ずっと)」の意。●《下に「帰る」「戻る」など、復路の移動を表す動詞を伴い》目的とする動作の完遂に伴う、帰宅などの動機を表す。「買い物から戻る」[参考]往路の移動の目的を表す。「買い物に行く」などと対をなす言い方。●〈数量を表す語について、「からある」「からする」「からになる」の形で〉程度がそれ以上の意を表す。その程度・度合いがはなはだしい意をふくむことが多い。「重さは一○キロからある」「退職してからもう三か月からになる」●〈「からが」「からして」「にしてから」の形で〉はなはしい一例をあげて、他はましてと、事のさまを強く述べるのに使う。「第一、彼にしてからが乗り気じゃない」〔古〕〈動詞連体形+「からに」の形で〉・・・する(した)だけですぐに。・・・する(した)それだけの理由で。「吹くからに秋の草木のしをるれば〈古今〉」[参考]現代では、「見るからに」の形で残る。■《接助》●前件が後件の原因・理由となることを措定して述べる。〔後の句には、主張・命令・依頼・推量など話し手の気持ちを表す語がくることが多い〕「疲れたから一休みしよう」「一度でいいからいらっしゃい」「あまりに急でしたから、衝撃も大きかったのでしょう」[参考]ので。●「からだ」の形で〉結果を先に述べ、原因・理由を後で説明するのに使う。「結婚したのは、君が熱心に勧めたからだ」●〈「からとて」「からって」「からといって」の形で〉《ふつう下に打ち消しの語を伴う)・・・という理由で。また、ただそれだけの理由で。「勝ったからといって、安心はできない」「子供だからって甘やかすことはない」[参考]「からとて」は文語的な言い方。「からって」は口頭語的な言い方。●「からには」の形で、多く下に決意・希望など強い気持ちの表現を伴う)・・・する(した)以上は。「言い出したからには後へはひけない」「立候補したからには当選したい」[参考]文章語的な言い方に「からは」がある。●〔終助詞的に〕●話し手の決意を相手に提示し、警告したり反応を求めたりするのに使う。「後で水をぶっかけてやるから」「では、これで失礼するから」●聞き手に対するいたわりの気持ちを表す。「いいから、いいから」 **がら** (「殻」の濁音化したもの)●必要なものを取り除いたあとの残り。●品質の悪いコークス。●ニワトリの、肉を取ったあとの骨。「―でスープをとる」 **がら【柄】** ■《名》●布地などの模様。「しぶい―」●〔大きさから見た〕体つき。「―の大きい人」●〔人・環境などの〕品位。品格。[コロ]「―の悪い男」●その人の立場・地位・性質。[コロ]「学者と呼べる―ではない」■《接尾》「その・・・にふさわしい・品位(立場・地位・性質・状態)」などの意。「時節――」「商売――」「場所」 >―にもな・い《句》立場・地位・性質にふさわしくない。柄でもない。「―・いことを考える」 **カラー** サトイモ科の多年草。夏、茎の頂部に白または黄色の花弁状の包葉をつけ、その中央に黄色の小花が穂状に集まってつく。オランダカイウ。カーラー。▽calla **カラー** ●洋服・ワイシャツなどの襟。●背広などのえりの切れこみから上の部分。▽collar **カラー** ●色。色彩。●絵の具。「ポスター―」●多色の色。また、その写真・映画など。「―ーフィルム」「ーテレビ」[反]モノクロ。●特色。気風。持ち味。「チームー」「ローカルー」▽color ーコンディショニング〔工場・乗り物・病院などで〕色彩の心理的効果を考慮して壁・天井・機械などに色をぬり、安全で快適な環境を作る技術・方法。色彩調節。カラーダイナミックス。▽color conditioning **がら・あき【がら空き】** 《形動》〔俗〕●中がすいてがらんとしているようす。「―の映画館」[類語]がらすき。●無防備なようす。「守備がーになる」 **からあげ【空揚げ・唐揚げ】** 肉・魚などにかたくり粉などをうすくまぶして油で揚げること。また、その料理。 **から・あし【空足】** ●無駄足。●階段の上り下りなどで、高さを誤ってふみ出した足。「―をふむ」 **から・あや【唐綾】** 唐(=中国)から伝わった綾織物。模様を浮き織りにした絹織物。綸子{りんず}など。 **から・い【辛い】** ■《形》●舌を強くさすような味である。「―・いカレーライス」●塩味が強い感じだ。塩からい。しょっぱい。「―・い味噌汁」[表記]②は「鹹い」とも書く。●〔酒・たばこなどで〕刺激が強い感じだ。辛口である。●[採点・評価などが]きびしいようすだ。厳格である。「点が―・い」[反]①~④甘い。[図]から・し《ク》。■《名》漢字の部首「辛」の称。 **から・いばり【空威張り】** 《名・自サ》〔実力がないのに〕うわべだけいばったり強がったりすること。[類語]虚勢。 **から・いも【唐芋】** 「サツマイモ」の別称。 **から・いり【乾煎り】** なべに油などをひかずに直接材料を入れ、火にかけて煎ること。また、そのようにした食べ物。「豆腐を一にする」 **から・うす【唐臼・碓】** うすを地面に固定し、きねの柄の一端を足でふんで穀物などをつく仕掛けのもの。踏みうす。 <298> **からうた――からくり** **から‐うた【唐歌・漢詩】** 漢詩。[反]大和歌{やまとうた}。 **から‐うり【空売り】** 〔経〕株式の信用取引や商品の先物取引で、一定の証拠金を預託し、株券・商品などを借りて売ること。[参考]相場が値下がりしたときに買い戻し、値上がりしたときに転売して値ざやを得る。対空買い。 **から・えずき【空嘔吐】** 《名・自サ》吐き気がするのに、何もはけないこと。〔古風な言い方〕 **から・オケ【カラオケ・空オケ】** 伴奏だけで歌詞を入れない演奏を録音したもの。また、その再生装置や、それに合わせて歌うこと。「―で歌う」[参考]「からの(=歌詞が入っていない)オーケストラ」の意。 **から・おし【空押し】** 《名・他サ》凹凸二面の型の間に紙・革・布などをはさんでおさえ、模様や文字をうき出させること。また、そのようにして作ったもの。 **がら・おち【瓦落落ち】** 〔経〕相場が急にひどく下がること。また、その状態。暴落。瓦落{がら}。がら。[参考]の「がらがらとくずれる」意。ゆ「瓦落」はあて字。 **から‐おり【唐織り】** 唐(=中国)から渡来した美しい織物。また、その織り方をまねて作った国産の織物。金襴{きんらん}・繻子{しゅす}・錦{にしき}など。唐織物。唐物。 **から‐が** 《連語》(格助詞「から」+格助詞「が」)→から(格助) **から‐がい【空買い】** 〔経〕株式の信用取引や商品の先物取引で、一定の証拠金を預託して資金を借り、株券・商品などを買いつけること。[反]空売り。 **からか・う** 《他五》冷やかしたり、冗談を言ったりして人を困らせておもしろがる。揶揄{やゆ}する。「大人を―・うものではない」[類語]茶化す。茶にする。[文]《四》。 **から・かさ【唐傘・傘】** 竹でつくった骨に油紙を張った、柄のある雨がさ。番がさ・蛇の目がさなど。 **から・かぜ【空風・乾風】** 雨や雪を伴わずに激しくふく乾燥した風。からっかぜ。「上州名物一」 **から・かぶ【空株】** 〔経〕取り引きの際、損益の決裁をするだけで実際には受けわたしをしない株。空株{くうかぶ}。[反]実株。 **からかみ【唐紙】** ●美しい模様や金泥・銀泥などをつけた厚手の紙。昔、唐(=中国)から渡来した。●「唐紙障子」の略。ふすま。 **からから** ■《副》(「―と」の形も)●かたいものなどがかるくふれ合って出る音の形容。「矢車がーと回る」●さわやかに声高く笑うようす。「愉快そうにーと笑う」■《形動》●かわききって水分のないようす。「ーにかわいた道」「のどがーだ」●中に少しもないようす。からっぽ。「さいふがーだ」 **から‐がら【辛辛】** 《副》〈多く「命―」の形で〉やっとのことで命だけは助かって、危難からのがれるようす。「命―にげ出す」[表記]かなで書くことが多い。 **がらがら** ■《副》(「ーと」の形も)●かたいものなどが一度にくずれるようす。また、その音の形容。「積み木をーとくずす」●かたいものなどが強くふれ合って出る音の形容。「―と戸を開ける」●《自サ》性格・言動などが無遠慮でがさつなようす。■《形動》中がほとんどからのようす。ひどくすいているようす。「客席は―だ」■《名》ふるとがらがら音のする幼児のおもちゃ。 **がらがら・へび【がらがら蛇】** クサリヘビ科のヘビ。北アメリカにすむ。尾の先に数個の輪があり、危険が近づくとふって音を出す。卵胎性。有毒。響尾蛇{きょうびじゃ}。 **から‐き【唐木】** 黒檀{こくたん}・紫檀{したん}など、熱帯産の木材。唐木{とうぼく}。[参考]昔、唐(=中国)を経由して渡来した。 **から‐きし** 《副》(下に打ち消しの語を伴って)まったく問題にならないようす。まるで。てんで。からっきし。「英語は―だめだ」[参考]「からきり」の音変化から。 **から‐ぎぬ【唐衣】** 平安時代、女官などが正装するとき、いちばん上に着た衣服。錦{にしき}や綾織物でつくり、袖や丈が短い。[注意]「からころも」と読めば別語。 **から‐くさ【唐草】** 「唐草模様」の略。つる草がはったり、からんだりしているようすを図案化した模様。 **からくじ【空籤・空鬮】** 何もあたらないくじ。はずれたくじ。「ーを引く」「―なし」 **がらくた** 使いものにならない雑多な古道具。値うちのない品物。[表記]「瓦落多」「我楽多」とも当てる。 **から‐くち【辛口】** ●口あたりのからいこと。「―の酒」●からい味を好む・こと(人)。辛党。[反]②甘口。●手きびしいこと。「―の批評」 **からく‐も【辛くも】** 《副》危ない状態や苦しい状態をどうにか切りぬけるようす。やっとのことで。かろうじて。「ーピンチを脱した」「―合格点に達した」 **からくり【絡繰り・機関】** (動詞「からくる(=仕掛けを動かす)」の連用形から)●人形や道具などを動かすための、糸・ぜんまい・砂・水などの動力を利用した仕掛け。「一人形」●〔一般に〕機械などを操作するための複雑な仕掛け。●「からくりめがね」の略。のぞきからくり。●表面からはわからないようにしくんだ(悪い)計略。たくらみ。「詐欺事件の―」 **から‐ぐるま【空車】** 荷物・客を乗せていない、からの車。空車{くうしゃ}。 **から‐くれない【韓紅・唐紅】** 濃く、あざやかな紅色。深紅色。[参考]「韓(=朝鮮)から渡来した紅」の意。 **から‐げいき【空景気】** 実際は景気が悪いのに、表面だけ景気がよいように見せること。付け景気。「―をつける」 **から‐けつ【空穴】** [俗]からっけつ。 **から・げる【絡げる・紮げる】** 《他下一》●巻き付けてしばる。[図]「荷物をひもでー・げる」[類語]くくる。しばる。たばねる。●〔衣服の一部を〕まくって、帯などでおさえる。[コロ]「裾を―・げる」[図]から・ぐ《下二》。 **からげんき【空元気】** 表面だけ元気があるように見せかけること。見せかけの元気。付け元気。「―を出す」 **から‐こ【唐子】** 〔文〕●唐(=中国)の子供の髪形をし、唐風の見なりをした子供。●幼児の髪形の一種。ぼんのくぼと左右の側頭部に髪を少し残し、他をそるもの。江戸時代、おもに幼女が用いた。●「からこまげ」の略。髪形の一種。もとどりから先の髪を二つに分け、頭の上で二つの輪をつくる。昔、元服前の子供がゆった。●「からこ人形」の略。唐子①の姿をした人形。 **から‐ごころ【唐心・漢心・漢意】** 〔文〕漢籍{かんせき}を学び、中国の文化・思想に心酔する心。 **からころも【唐衣・韓衣】** 《名》〔文〕●唐風の着物。●めずらしく、美しい着物。[注意]「からぎぬ」と読めば別語。《枕》「着る」「裁つ」「ひも」などにかかる。 <299> **からす――からつ** **カラザ** 鳥類の卵の中にあるひも状の物。黄身の両端につながり、黄身の位置を安定させている。▽chalaza **から・ざお【殻竿・連枷】** 稲・麦・豆などの穂やさやを打って、実をとる農具。長短二本のさおをつないで、短い方が回転するようにしたもの。 **から・さわぎ【空騒ぎ】** 《名・自サ》わけもなく、むやみにさわぐこと。「事件は―に終わる」[類語]ばかさわぎ。 **からし【芥子】** カラシナの種子をひいて粉にした香辛料。黄色で辛みがある。―あえ【―和え・―雍】ときからしを混ぜた酢味噌などで魚介や野菜をあえた料理。―づけ【―漬け】漬け物の一種。ナスなどの野菜を芥子・麹{こうじ}・酢・塩などを混ぜたものでつけたもの。 **から‐じし【唐獅子】** ●昔、ライオンを言った語。「牡丹{ぼたん}に―」[参考]「獅子{しし}」をいのしし・かのしし(=鹿)の「しし」と区別して言った語。●美術的に装飾化した、獅子の像。=唐獅子{とうじし}。 **から・して** 《連語》(格助詞「から」+副助詞「して」)→から(格助)。 **からし・な【芥子菜】** アブラナ科の越年草。四月ごろ、茎の先端に黄色の花がつく。種子から、からしをとる。葉・茎は漬け物用。 **からす【烏・鴉】** カラス科の鳥の総称。体色は黒色で、くちばしが大きい。雑食性で、人里近くの高い木などで群れをなしてすむ。[参考]昔から不吉な鳥とされる。また、黒いもののたとえに用いられる。[句]「髪はーの濡れ羽色」 >―の行水《句》時間の短い入浴のたとえ。 >―の雌雄《句》よく似ていて区別しにくいことのたとえ。〔是非・善悪などの判別しにくいときに使う〕 >―の鳴かぬ日はあっても《句》どんな日でも(必ず・・・する)。「―酒を飲まぬ日はない」 **から・す【嗄らす】** 《他五》声をかすれさせる。しゃがれ声にする。[コロ]「のどを―・す」[図]《四》。 **から・す【枯らす】** 《他五》枯れるようにする。枯れさせる。「苗を―・す」「植木を―・す」[文]《四》。 **から・す【涸らす】** 《他五》●水をくみつくす。水気をなくしてからからにする。「井戸を―・す」●考えなどを出しつくす。「せっかくの才能を―・す」[図]《四》。 **ガラス** ●高温で融解された液体が急に冷却され、結晶を生じないでそのまま固まった物質。●一般に、珪砂{けいしゃ}・ソーダ灰・生石灰などを混合して高熱で融解し、冷却して固まらせた物質。透明でかたいが、もろい。[参考]古く、「玻璃{はり}」「瑠璃{るり}」「ビードロ」「ギヤマン」などともいった。[表記]「硝子」と当てる。▽glas -せんい【―繊維】「グラスファイバー」に同じ。―ばり【一張り】●ガラスをはめてあること。「―のビル」●かくしだてがなく、内部のようすがよくわかる状態。「―の政治」 **からす‐うり【烏瓜】** ウリ科のつる性多年草。山野に自生する。楕円形の実がなり、赤く熟して冬まで残る。雌雄異株。 **からす・がい【烏貝】** イシガイ科の二枚貝。淡水にすみ、大形。殻は黒褐色で楕円形で、ボタンや細工物の材料。 **からす・がね【烏金】** 一日間だけ貸し、翌日返させる高利の金。[参考]「翌朝、夜明けのカラスが鳴くころに返すべき金」の意という。 **からす・てんぐ【烏天狗】** 翼があり、体が黒く、カラスのくちばしのような口をした天狗。 **からす・の・あしあと【烏の足跡】** 《連語》〔俗〕(女性の)目尻にできるしわ。 **からす・の・きゅう【烏の灸】** 子供の口のわきにできるただれ。ビタミンの不足などが原因。口角炎。 **から・すみ【鱲子】** ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させた食品。[語源]形が唐墨(=中国産の墨)に似ていることから。 **からす・むぎ【烏麦】** ●イネ科の二年草。初夏、薄緑色の穂を出す。家畜の飼料にする。ちゃひきぐさ。●「エンバク」の別称。 **から・せき【空咳】** 〔それとなく注意をうながすためにわざとするせき。せきばらい。からぜき。 **から・せじ【空世辞】** 真心のこもらないせじ。口先だけのせじ。そらせじ。 **からだ【体・身体・軀】** ●動物の、頭の先から足の先に至る全体。●身体。体軀{たいく}。〔体格・体質などについてもいう〕「がっしりしたー」「―は大きいが気が小さい」「弱い―」●性的行為の対象としての体。肉体。●行動の主体としての身体。一身。「国に―を捧げる」●ある立場におかれている体・身分。身{み}。「なんの責任もない―だ」●○から頭と手足をのぞいた部分。胴体。「―の右側が痛む」●体の状態。健康。→次ページ類語と表現 >―に馴染・む《句》体になれて、ちょうど合う。「革のコートが―・む」 >―を売・る《句》売春をする。 >―を惜し・む《句》働くのをいやがる。骨おしみをする。 >―をこわ・す《句》病気になる。健康をそこなう。 >―を張・る《句》〔ある目的をとげるために〕自分の身の安全をかえりみないで行動する。 >―を許・す《句》女性が男性と肉体関係をもつ。肌を許す。 **から・すき【唐鋤・犂】** 牛馬にひかせて田畑を耕すのに使うすき。広い刃に、ほぼ直角に柄{え}がついている。 **がら・すき【がら空き】** 《形動》〔俗〕がらがらにすいているようす。「―の電車」[類語]がらあき。 **からすぐち【烏口】** 墨汁で線を引くときに使う製図用具。先がカラスのくちばしのような形をしている。 **から・せき【乾咳】** たんの出ない、あるいはたんの切れない苦しいせき。からぜき。[表記]「空咳」とも書く。 **から・たけ【乾竹・幹竹】** 「真竹{まだけ}」または「淡竹{はちく}」の別称。―わり【一割り・唐竹割り】〔から竹を割るときのように〕物を勢いよく縦にまっすぐに切りさくこと。〔多く、人を刀できる場合に言う〕 **からたち【枸橘・枳殻】** ミカン科の落葉低木。枝にとげがあり、生け垣に使う。春、白い小花をつける。果実は熟して黄色になる。未熟な実を乾燥したものを「きこく」といい、漢方で健胃剤とする。 **から・たちばな【唐橘】** ヤブコウジ科の常緑低木。夏、白い小花がかたまってつく。実は球形で赤く熟する。たちばな。こうじ。 **からだ・つき【体付き】** 外から見た体格。体の形。「ほっそりとしたー」「親によく似たー」 **から‐ちゃ【空茶】** 茶菓子なしで・出す(飲む)茶。 **からつ【唐津】** 「唐津焼」の略。佐賀県の唐津市およびその付近で作られる陶器。黒ずんだもえぎ色の物が多く、茶器に特色がある。唐津物。 **から‐だき【空焚き】** 《名・他サ》浴槽・やかんなどの中に水が入っていないのに気づかず、火をつけたり火にかけたりすること。「―注意」 <300> **からっか――からまわり** **から・つーかぜ【空っ風・乾っ風】** 《「からかぜ」を強めた言い方》からかぜ。 >類語と表現「体」 *人間が自分の体を知覚するのは主に「触覚」による。自分の手足でさわってそこに胸があり、腿{もも}があり、鼻があり、耳があり………………と自覚する。痛みもまた、体の存在をわからせる感覚である(腹が痛む・頭が痛い・膝のすり傷が痛む・首と肩が痛いなど)。体は全身をいうこともあれば体格や体質を指す場合もある。「体の隅々にまで歓びがあふれている(=全身)」「体をこわす・体はどこも悪くない(=いたって健康である)」「体を鍛える(=体力・筋力をつける)」「体が弱い(=体質的に虚弱だ)」「体で覚える(=技などが身につく)」 身体・身体髪膚{しんたいはっぷ}・人体・五体・肉体・肢体・生体・女体・母体・老体・弱体・病体・巨体・図体・体軀{たいく}・病軀・痩軀{そうく}・老軀・老骨/人身・老身・病身・一身・全身・満身・渾身・総身・痩身・裸身・身・身柄・生身・肌身・不死身・骨身・生き身・現{うつ}し身・ボディー ◇[体の半分]半身・上半身・下半身・上体 [尊敬]御身{おんみ}・玉体・聖体 [副詞的表現]頭のてっぺんから足のつま先まで **からっけつ【空っ穴】** 《名・形動》(「からけつ」を強めた言い方)〔俗〕金銭などをまったく持っていないこと。無一物。 **からっと** 《副》(「からりと」の転)●物事の状態が急にすっかり変わるようす。がらっと。「―様子が変わる」●《自サ》さわやかに晴れているようす。「秋晴れのーした天気」●《自サ》性格や気持ちが、明るくさっぱりしているようす。「ーした性格」●景色などが急に明るく広々とひらけるようす。「視界が―ひらける」●物がよくかわいているようす。「てんぷらをーと揚げる」[同]③~⑤からり。 **カラット** 《名・助数》●宝石の重さを表す単位。一カラットは二〇〇ミリグラム。記号K、またはcar,ct。●合金の中にふくまれる金の割合を表す単位。純金は二四カラット。記号K、またはkt。▽carat,karat **がら‐っぱち** 《名・形動》〔俗〕言語や動作が粗野な・こと(人)。がさつな・こと(人)。「―な男」 **から・つ・ぺた【からっ下手】** 《形動》〔俗〕《「からへた」を強めた言い方)まったくへたなこと。[表記]「空っ下手」とも書く。 **からっぽ【空っぽ】** 《形動》〔容器などの〕中に何もないようす。から。「―のびん」「部屋の中はーだ」 **から・つゆ【空梅雨】** つゆの時期に(ほとんど)雨が降らないこと。てりつゆ。 **からづり【空釣り】** 《名・他サ》えさをつけず、釣り針で引っかけて魚などをつること。「イカのー」 **から・て【空手】** ●なにも持たないこと。手ぶら。空手{くうしゅ}。「―で友人を訪ねる」「―で敵地に乗り込む」[類語]徒手。素手。●沖縄から伝わった拳法{けんぽう}の一種。手・足・腕などで身を守る術。空手術。[表記]②は「唐手」とも書く。―チョップ プロレスリングの技の一つ。相手の首筋や胸を手刀で強くたたく技。[参考]「チョップ」はchop(=たたき切る)。 **から‐てがた【空手形】** ●商取引がないのに、金銭のやりくりをつけるために発行する手形。融通手形。●実行する意思のない約束。「公約は―に終わった」 **から・でっこう【空鉄砲】** ●弾丸をこめずに撃つ鉄砲。空砲。●言うだけで実行が伴わないこと。 **から・とう【辛党】** 酒好きな人。酒飲み。左党。左きき。[類語]上戸。[反]甘党{あまとう}。 **から・とりひき【空取引】** 売り買いのときに現物の受けわたしがなく、差額金の決済だけをする取り引き。空取引{くうとりひき}。空相場{からそうば}。 **から‐に** 《連語》(格助詞「から」+助詞「に」)→から(格助)。 **から・にしき【唐錦】** ■《名》唐(=中国)から渡来した、にしき。唐織のにしき。■《枕》「裁つ」「織る」「縫ふ」などにかかる。 **から・には** 《連語》(接続助詞「から」+助詞「に」「は」)→から(接助)④。 **から・ねんぶつ【空念仏】** 心をこめず、口先だけで唱える念仏。[類語]空念仏{そらねんぶつ}。●言うだけで、実行しない意見。「―に終わった公約」 **からは** 《連語》(接続助詞「から」+係助詞「は」)→から(接助)。 **からはこ【空箱】** 中身のはいっていない箱。空箱{あきばこ}。 **からはふ【唐破風】** ゆるい「ハ」の字形の曲線の破風。玄関・門・神社などに装飾として用いられる。 **から‐びつ【唐櫃】** 脚のついている唐風の長方形のひつ。ふつう脚は左右に各一本、前後に各二本の、計六本ある。衣類・調度品などをおさめる。からひつ。 **から・びる【乾びる・涸びる】** 《自上一》かわいて水気がなくなる。「―・びた庭草」[図]から・ぶ《上二》。 **から‐ぶき【乾拭き】** 《名・他サ》つやをだすため、かわいた布・雑巾{ぞうきん}でふくこと。つやぶき。 **から‐ぶり【空振り】** ●《名・他サ》〔野球・テニスなどで〕ふったバットやラケットがボールに当たらないこと。「―の三振」●《名・他サ》相手をなぐりそこねてこぶしが空を切ること。●しようとしたことが期待通りの結果にならないこと。「計画は――に終わった」 **カラフル** 《形動》いろどりが豊かなようす。▽colorful **から・ぶろ【空風呂】** ●蒸しぶろ。●湯水が入っていない風呂。 **がら・ぼう【がら紡】** 「がら紡績」の略。糸くずなどを原料とした太糸であらい綿布を製造する紡績。また、その綿布。[語源]がらがら音をたてて織ることから。 **から・ぼり【空堀・空濠】** 水のないほり。からほり。 **から・ませる【絡ませる】** 《他下一》(「からむ」の使役形)からむようにする。からます。「指と指を―・せる」 **から・まつ【唐松・落葉松】** マツ科の落葉高木。葉は針状で、晩秋に黄葉する。材は湿気に強く、建築・橋梁などに用いる。落葉松{らくようしょう}。 **からま・る【絡まる】** 《自五》●〔物の周りに〕巻きつく。「足にひもが―・る」●密接な関係をもつ。「選挙に―・る汚職」●言いがかりをつける。[同]①~③からむ。[図]《四》。 **から・まわり【空回り】** 《名・自サ"》●車輪や機械が、むだに回転すること。[類語]空転。●同じ状態をくり返していて、効果や成果が上がらないこと。「いくら努力しても―に終わる」「議論が―・する」 <301> **からみ――カリウム** **から‐み【空身】** 荷物や同行者がなく、自分の身一つであること。「ーで旅に出る」 **から‐み【辛味】** ●〔塩・からしなどの〕舌をさすような感じ・味。からさ。「―をきかせる」[類語]塩気。●こしょう・とうがらし・わさび・しょうがなど、からい味のある食品の総称。[表記]「味」は当て字。ふつう「辛み」と書く。 **からみ【搦み】** 《接尾》●「・・・(を)ひっくるめて」「・・・(と)いっしょに」の意。ぐるみ。「袋一買う」●「およそ・・・ぐらい」「・・・見当」の意。〔多く年齢について使う〕「五〇ーの男」●「密接な関係がある」の意。「犯罪―」「仕事―の外出」 **からみ・あ・う【絡み合う】** 《自五》●互いに巻きつく。[句]「視線が―・う(=互いに見つめる)」●もつれて複雑になる。「思惑が―・う」「運命の糸が―・う」「あんこと餅とが口の中で―・う」 **からみ・つ・く【絡み付く】** 《自五》●巻くようにしてくっつく。まといつく。「ツタが壁に―・く」●いやなことや、やっかいなことを言って人につきまとう。からむ。 **から・む【絡む】** 《自五》●巻きついて、はなれなくなる。まといつく。「ロープが―・む」「たんが―・む」[類語]絡ませる。絡み付く。絡み合う。巻き付く。まつわる。まつわり付く。もつれる。(5)纏繞{てんじょう}。纏綿{てんめん}。●密接にむすびつく。「金が―・む」●〔相手のそばにくっついて〕言いがかりをつける。「酔って上役に―・む」[同]①~③からまる。[文]《四》。 **から・むし【芋・苧麻】** イラクサ科の多年草。茎の皮からとる長くて強い繊維は弾力性に富み、越後縮{えちごちぢみ}・越後上布{じょうふ}などに用いる。まお。ちょま。 **から・め【辛め】** 《名・形動》●辛みがやや多いこと。「―のスープ」●やや厳しいこと。「―に採点する」 **からめて【搦め手】** ●城の裏門。「―から攻める」●城の裏門から攻める部隊。[対]①②大手{おおて}。●相手の弱点。注意を向けていない方面。「―から口説く」 **からめ・と・る【搦め捕る】** 《他五》人を捕らえてしばり上げる。捕縛する。 **から・める【搦める】** 《他下一》(「絡める」と同語源)●しばって動かないようにする。くくる。〔古風な言い方〕「盗っ人を―・める」●〔登山で〕障害物や通行困難な所をさけたコースをとる。[図]から・む《下二》。 **から・める【絡める】** 《他下一》●巻きつけてはなれなくする。「腕を―・める」●ねばりけのあるものをくっつける。「豆に水あめを―・める」●密接に結びつける。「住民の意見も―・めて考える」[図]から・む《下二》。 **カラメル** 砂糖に少量の水を加え高温で熱して作った、黒褐色のあめ状のかたまり。料理や菓子などの着色や風味づけに使う。キャラメル。▽caramel **から・やくそく【空約束】** 《名・他サ》守る気のない約束。また、約束を守らないこと。空約束{そらやくそく}。 **から・ゆき【唐行き】** 〈「ーさん」の形で〉昔、天草島近辺から南方などへ出稼ぎに行った女性。 **がら・ゆき【柄行き】** 〔布地などの〕柄から受ける感じ。 **から‐よう【唐様】** ●唐(=中国)の様式。唐風。●書道で、唐風の書体。特に、江戸時代中期に明から伝わって流行した漢字の書体。[反]和様。●鎌倉時代に宋{そう}から伝わった、禅寺の建築様式。禅宗様。 **からり** 《副》(多く「―と」の形で)●戸・障子・窓などを軽く勢いよくあける音の形容。また、そのようす。●かたい物がふれ合う音の形容。また、そのようす。●物事が、急にすっかり変わるようす。「目算がーと外れる」●空に曇りがなく、明るいようす。「――と晴れわたった空」●性格・気持ちなどが明るくさっぱりしているようす。「―とした性格」●景色などが急に広々とひらけるようす。「―と視界がひらける」●よくかわいているようす。「天ぷらがーと揚がる」[同]④~⑦からっと。 **がらり** 《副》(多く「ーと」の形で)●戸などを勢いよくあける音の形容。また、そのようす。がらっと。●急にすっかり変わるようす。がらっと。「態度がーと変わる」 **カラン** 水道の口にとりつけ、水や湯を出したりとめたりする装置。蛇口。▽kraan **がらん【伽藍】** ●僧侶が仏道を修行する所。●本堂・僧房など、寺の(大きな)建物。「七堂―」[参考]梵語samghārāmaの音訳「僧伽藍摩」の略。 **がらん** 《副》(多く「ーと」の形で)●金属製の大きなものなどが立てる音の形容。●広い所に何もなくて、だだっ広く感じられるようす。「―とした教室」 **がらんどう** 《名・形動》大きなものの中に何もないこと。「ビルの中はーだ」 **かり【仮】** ●一時の間に合わせ。「―の処置」[類語]臨時。●本来のものではないこと。「―の名」送りがなを「仮り」とはしない。 **かり【借り】** ●金銭や物を借りること。また、その金銭や物。負債。●報いなければならぬ恩。また、しかえし。「大敗の―を返す」●簿記で、「借方」の略。[対]①~③貸し。 **かり【狩り】** ■《名》鳥やけものを追いかけて捕らえること。狩猟。《接尾》(名詞につき、連濁で「がり」となる)●動物や植物をとる意。「ホタルー」「イチゴー」●動物を使って、動物をとる意。「タカー」●花や紅葉を観賞する意。「桜―」●犯罪者などをさがしてつかまえる意。「山ー」 **かり【雁】** 「ガン」の別称。〔詩歌に多く使われる〕 **カリ** ●「カリウム」の略。●「炭酸カリウム」の俗称。カリウム塩類。[表記]「加里」と当てた。▽kali **ガリ** 〔俗〕●「がり版」の略。[コロ]「―を切る」[表記]多く「ガリ」と書く。●すし屋で出す、甘酢につけたしょうが。 **が・り【我利】** 自分だけの利益。私利。 **かり・あ・げる【借り上げる】** 《他下一》目上の者が目下の者から金品を借りる。また、官庁などが民間から金品を借りる。「土地を―・げる」[対]貸し下げる。 **かり・あ・げる【刈り上げる】** 《他下一》●残らず刈る。「芝生を―・げる」●頭髪の後方部分を、すそから上の方へ刈っていく。「髪を短く―・げる」 **かり・あつ・める【駆り集める】** 《他下一》あちこちから(急いで)寄せ集める。「人手を―・める」 **かり・いえ【借り家】** 料金をはらって借りる家。借家{しゃくや}。[反]貸し家 **かり・いれ【刈り入れ】** 《名・他サ》穀物を刈り入れること。収穫。取り入れ。「稲の―時」 **かり・い・れる【借り入れる】** 《他下一》金銭などを借りて自分の方に取り入れる。[反]貸し出す。 **かり・い・れる【刈り入れる】** 《他下一》成熟した稲・麦などを刈って取り入れる。収穫する。 **かり・う・ける【借り受ける】** 《他下一》他から借りて自分のもとに置く。(「借りる」の形式張った言い方) **かり・うど【狩人・猟人】** かりゅうど。 **カリウム** 〔理〕アルカリ金属元素の一つ。銀灰色のやわらかいアルカリ金属。水に入れると激しく反応して水素を <302> を発生する。肥料・火薬などの原料。カリ。元素記号K。 ▽Kalium **カリエス** 結核菌によって骨や関節がおかされる病気。骨質がとけてうみが出る。骨瘍{こつよう}。 ▽Karies ***かり・おや【仮親】** ●〔結婚・養子縁組・奉公などの場合に〕一時的に親の代わりを務める人。 ●養父母。 **かり・かえ・る【借り換える】** 《他下一》前の借りを返して、改めて借りる。「銀行で資金を―・る」 ***かり・かた【借り方】** ●金銭や品物を借りる方の人。借り手。類語債務者。 ●金銭や品物を人に借りるときの方法・態度。 ●複式簿記で、仕訳{しわけ}の記入の左側の欄。現在所有する財産を記入する欄。 [表記]③は「借方」と書く。 [対]①~③貸し方。 **カリカチュア** 風刺画。戯画。 ▽caricature **かり・が・ね【雁が音・雁金・雁】** 〔雅〕 ●ガンの鳴き声。 ●「ガン」の別称。かり。―てん【雁点】 漢文訓読の返り点の一つ。「レ点」の古称。[参考]ガンの飛ぶ形に似ていたことから。 **かり・かぶ【刈り株】** 稲・麦などを刈ったあとに根とともに残っている部分。 **かり・かり** 《副》 《副詞は「―と」の形も》 ●かたいものをかみくだくようす。 ●かたくかわいているようす。「―に揚げたフライ」 ●《自サ》〔俗〕いらだって神経過敏になっているようす。「仕事が忙しくて―する」 類語ぴりぴり **がり・がり** ■《副》 《「ーと」の形も》 ●かたいものを、音を立ててかみくだくようす。 ●かたいものを、荒々しく引っかいたりけずったりするようす。「氷をーとけずる」 ■《形動》 ●ただ一つのことばかり行うようす。「―勉強する」 ●非常にやせているようす。「やせて―な犬」 **がりがり・もうじゃ【我利我利亡者】** 他人の迷惑など考えず、自分の利益だけを考えて物事をする人。〔非難して言う〕 **かり・ぎ【借り着】** 《名・他サ》他人の衣服を借りて着ること。また、その借りた衣服。 **かり・ぎぬ【狩衣】** 平安時代、公家が日常着た略服。中世以降、公家や武士の礼服となり、現在は神官が用いる。 **カリキュラム** 学校教育で、系統的に組織された教育の計画。教育課程。[コロ]「―を組む」 ▽curriculum **かり・き・る【借り切る】** 《他五》〔乗り物や場所などを〕ある期間決まった人や団体だけが借りる。「バスを―・る」 ●残らず借りる。 [対]②貸し切る。 ▽《四》。 ***かり・こし【借り越し】** ●一定の限度以上に借りること。 ●貸しよりも多く借りること。また、その金銭。[参考]当座預金にいう。 [対]①②貸し越し。 **かり‐こみ【狩り込み】** ●鳥やけものを追いたててつかまえること。 ●警察などが、浮浪者・売春婦などをいっせいにつかまえて施設に収容すること。 **かり・こ・む【刈り込む】** 《他五》 ●草木の枝葉や頭髪などを切って形をととのえる。「庭木を―・む」 ●刈りとってたくわえる。「牧草を―・む」 **かり・しょぶん【仮処分】** 〔法〕権利が侵されるおそれのあるとき、判決確定までの間、その権利の保全をはかるためになされる暫定的な処分。裁判所が命令する。 **カリスマ** 奇跡や予言などを行う超能力。また、大衆を心服させる資質・能力(をもった人)。 ▽Charisma **かりーずまい【仮住まい・仮住居】** 《名・自サ》一時しのぎに、仮にすむこと。また、仮の住居。「倉庫に―する」 類語仮寓{かぐう}。寓居{ぐうきょ}。 **かりそめ【仮初め・苟且】** 《名・形動》 ●その場かぎりのこと。一時の間に合わせであること。「―の恋」 ●ふとしたこと。ちょっとしたこと。「―の風邪」「―の恩」 ●軽々しいこと。おろそか。「師の教えを―にする」 **かりそめ・にも** 《副》 ●《下に打ち消しの語・反語などを伴って》どんなことがあっても。けっして。[参考]強い禁止を表す。「―うそはつくな」 ●まがりなりにも。いやしくも。「―先生たる者が・・・」 ▽①②仮にも。 ●わずかでも。「―会いたいと願う」 **かり・たお・す【借り倒す】** 《他五》借りたものを返さないままで、相手に損害を与える。踏み倒す。 **かり・だ・す【借り出す】** 《他五》 ●借り始める。 ●借りて持ち出す。 **かり・だ・す【駆り出す】** 《他五》 ●狩りで、けものを追い出す。「猪{いのしし}を―・す」 [表記]「狩り出す」とも書く。 ●強くすすめて、むりに引き出す。「応援に―・す」 **かり・た・てる【駆り立てる】** 《他下一》 ●けものを追いたてる。 [表記]「狩り立てる」とも書く。 ●人をうながして・何かをしなければ(どこかへ行かなければ)ならないような状態にさせる。「仕事に―・てる」 **かり・ち【借り地】** しゃくち(借地)。 **かり・ちん【借り賃】** 物を借りたかわりにはらう料金。借用料。損料。 [対]貸し賃。 **かり・て【借り手】** 金品を借りる方の人。借り方。[コロ]「部屋のーがつく」 類語借り主{ぬし}。 [対]貸し手。 **かりーとじ【仮、綴じ】** 本・書類などをかりに簡単{かんたん}にとじること。また、そのとじたもの。 **かり・と・る【刈り取る】** 《他五》 ●稲などを刈ってとりいれる。収穫する。 ●刈ってとりのぞく。「悪の芽を―・る」 **かり・に【仮に】** 《副》 ●一時の間に合わせに。「―小屋を建てる」 ●仮定として。そう・なる(する)かわからないが、もし。「―成功したとしても」 **かりに・も【仮にも】** 《副》「かりそめにも①②」に同じ。 **かり・ぬい【仮縫い】** 《名・他サ》洋服で、本仕立ての前にかりにぬって、体に合わせて形をととのえること。下縫い。 **かり・ぬし【借り主】** 金銭や品物を借りる立場の人。「この家の―」 類語借り手。借り方。 [対]貸し主。 ***かり・ね【仮寝】** ●〔熟睡するつもりでなく〕仮に少し寝ること。うたたね。「一時間ほどーをする」 類語仮睡。仮眠。 ●旅先で寝ること。たびね。また、野宿。 ▽②仮枕{かりまくら}。 **かり!ば【狩り場】** 狩猟をする場所。猟場。 **かり・ばし【仮橋】** 一時の間に合わせにかけた橋。 **カリパス** コンパス型の計測用補助器具。物さしでははかりにくい、工作物の外径・内径・厚さ・幅などを測るのに使う。キャリパス。パス。 ▽calipers **かりばらい【仮払い】** 《名・他サ》正式の支払いの前に概算で支払っておく・こと(金銭)。仮渡し。 **がり」ばん【がり版】** 「謄写版」の俗称。がり。 [参考]原紙を切る音から。 [表記]多く「ガリ版」と書く。 <303> **カリフ** イスラム教の教祖ムハンマドの後継者。宗教と政治の最高権力をあわせもつ者の称号。 ▽caliph **かり・ぶき【仮葺き】** 間に合わせに屋根をつくること。また、その屋根。 **カリフラワー** アブラナ科の越年草のキャベツの変種。巻かずに開く葉の中心にできる白いかたまり状のつぼみを食用にする。花キャベツ。花やさい。 ▽cauliflower **がり・べん【がり勉】** 〔俗〕がむしゃらに勉強をする・こと(人)。〔あざけって言う〕 [表記]「我利勉」とも書く。 **かり・まくら【仮枕】** 「仮寝」に同じ。「―の夢」 ***かり・また【雁股】** やじりの一つ。ふたまたで外側に開いているもの。また、それをとりつけた矢。 ***かり・みや【仮宮】** ●仮の宮殿。 ●仮に設けた天皇の御所{ごしょ}。行宮{あんぐう}。行在所{あんざいしょ}。 ●祭りのとき、神輿{みこし}が一時休む所。仮屋。御旅所{おたびしょ}。 **かり・めん【仮免】** 「仮免許」の略。 **かり・めんきょ【仮免許】** 資格を得るまでの間、取得する免許に準じて仮に与えられる免許。仮免{かりめん}。 **かり・もの【借り物】** 借りた物。また、よそから受け入れて自分のものになりきっていない意見や考え。「―の思想」 ***か・りょう【加療】** 《名・自サ》病気やけがの手当てをすること。「入院―を要する」 類語治療。 ***か・りょう【佳良】** 《形動》かなりよいようす。「病状はややーである」 ***か・りょう【科料】** 財産刑の一つ。軽い罪をおかしたものに、刑罰として金銭を出させること。罰金より軽い。[参考]過料と区別して、「とが料」ともいう。 ***か・りょう【過料】** 行政上、法令に違反したものなどに、刑罰ではなく行政処分として徴収する金銭罰。[参考]刑罰ではない。科料と区別して、「あやまち料」ともいう。 ***が・りょう【画料】** ●画家が自分の絵を売って得る代金。 ●絵を描くための材料。画材。 **が・りょう【臥竜】** 〔文〕 ●伏している竜{りゅう}。 ●隠れて世間に知られていない大人物。 ***がーりょう【雅量】** ゆとりのある、おおらかな心。「―を示す」「―に乏しい」 **がりょうてんせい【画竜点睛】** 物事の最後に加える大事な仕上げ。 [故事]中国の絵の名人が竜{りゅう}をえがいて、最後にその睛{ひとみ}をかきいれると、竜は天にのぼっていったという故事から。〈歴代名画記〉 [注意]「画竜点晴」は誤り。 **―を欠・く** 《句》最後の肝心な点が不十分であるため、完全でないことのたとえ。 ***か・りゅう【下流】** ●川の流れのうち、河口に近い部分。「―域」 [対]上流・中流。 ●川のある地点から見て、下手へ流れていく部分。川しも。 [対]上流。 ●地位・経済力の低い階級。下層。 [対]上流・中流。 ***か・りゅう【花柳】** 芸者や遊女のいる町。色町{いろまち}。「―病(=性病)」 ―かい【―界】 芸者や遊女のいる世界。芸者や遊女の社会。遊郭。色町。色里。 ―のちまた【―の巷】 《連語》花柳界。遊郭。色町。「―に遊ぶ」 ***か・りゅう【顆粒】** 小さなつぶ状のもの。 **が・りゅう【我流】** 正式の流儀でない、自分勝手な独特のやり方。自己流。「―の草書体」 **かりゅうど【狩人・猟人】** (「かりびと」の転) 野山で鳥獣を捕らえることを職業とする人。猟師。猟人。 [表記]歴史的かなづかい「かりうど」も用いられる。 **か・りょう【下僚】** 〔役所や会社で〕ある人より地位の低い人。下役。 [対]上僚。「―に調査を命じる」 **かりん【火輪】** ●火が輪のように見えるもの。 ●太陽の異名。 ●「火輪車(=汽車)」「火輪船(=汽船)」の略。 **かりん【花梨・榠樝】** バラ科の落葉高木。春、うす紅色の五弁花をつける。果実は卵形で香りがあり、砂糖づけなどにする。材は床柱・家具などに使う。 **かりんさん・せっかい【過燐酸石灰】** 燐酸二水素カルシウムと硫酸カルシウムを混ぜた人造肥料。 **かりんとう【花林糖】** 小麦粉に水あめなどを練りあわせて、棒状にして油であげ、蜜をからめた菓子。 **か・る【借る】** 《他五》〔西日本の方言〕借りる。 **―る時の地蔵顔** 《句》金や物を借りるときには、にこにこしていること。「借りるときの恵比須{えびす}顔」 [対]「―、済{な}す(=返す)時の閻魔{えんま}顔」 **か・る【狩る】** 《他五》 ●鳥やけものを追って捕らえる。「熊を―・る」 ●さがし求める。〔古風な言い方〕「桜を―・る」 ▽《四》。 **か・る【刈る】** 《他五》まとまって生えているものを根を残して切りとる。切りはらう。「稲を―・る」「髪を―・る」 類語刈り取る。刈り入れる。 ▽《四》。 **か・る【駆る・駈る】** 《他五》 ●〔動物を〕追いたてて、走らせる。〔やや古風な言い方〕「羊の群れを―・る」 ●(乗って)走らせる。「車を―・って駅へ向かう」 〔はげしい勢いで急いで行う意にも用いる〕「筆を―・って一気に書き上げる」 ●〔ある行動をするよう〕むりにすすめる。「受験戦争に―・る」 ●心をある感情の方向に強く動かす。〔多く受け身の形で使う〕「不安に―・られる」「衝動に―・られる」 ▽《四》。 **が・る** 《接尾》 《ある種の形容詞・形容動詞の語幹、名詞、希望の助動詞「たい」の「た」などにつけて五段活用の動詞をつくる》「・・・という様子や気持ちを見せる」「・・・であるというふりをする」などの意。「食べた―・る」「行きた―・る」「強―・る」「照れくさ―・る」 ▽《四》。 **ガル** 《名・助数》加速度の単位。一ガルは毎秒毎秒一センチメートルの加速度を表す。記号Gal。[参考]ガリレイ(Galilei)の名にちなむ。 ▽gal ***かる・い【軽い】** 《形》 ●重さが少ない。「―・い荷物」 〔容量が小さい、少ないなどの場合にも用いる〕「―・いデータ」 ●動きが軽快である。「身が―・い」「ステップも―・くダンスをする」 〔動きや動作が速い場合にも用いる〕「―・いソフトウエア」 ●軽率である。「口が―・い」 ●気持ちが明るく晴々としている。「心も―・くハイキングに行く」 ●程度がはなはだしくない。「責任が―・い」「―・い病気」 [対]①~⑤重い。 ●処理が簡単である。「―・く優勝できる」 ●物事にこだわらず、あっさりしている。「―・く引き受ける」 ●身分や地位などが低い。「―・い地位」 ●味などが、あっさりしている。「口当たりの―・いビール」 ▽かる・し《ク》。 **かり・わたし【仮渡し】** ■《名・他サ》金銭を仮に概算で支払うこと。仮払い。 ■《名》「仮払い」に同じ。 <304> **かる・いし【軽石】** 溶岩が急に冷え、中のガスがふきだして海綿のようにたくさんの穴があいた石。水に浮く。体のあか落としに使う。浮き石。 **かるがも【軽、鴨】** カモ科の水鳥。体色は、全体に茶褐色。日本各地で繁殖する。 ***かる・かや【刈萱】** ●イネ科の多年草。山地や原野に群生する。秋、褐色の花穂を出す。めがるかや。 ●かるかやに似た多年草。花穂が小さい。おがるかや。 **かる・がる【軽軽】** 《副》 《「――と」の形も》いかにも・軽そうに(たやすそうに) 物事をするようす。「―と持ち上げる」 **かるがる・し・い【軽軽しい】** 《形》慎重に考えないで物事をするようすだ。軽率だ。「秘密を―・く話すな」 [対]重々しい。 ▽かるがる・し《シク》。 **カルキ** ●「クロールカルキ」の略。「水道水からーを抜く」 →クロール石灰。 ●石灰。 ▽kalk ***かる‐くち【軽口】** ●深く考えずにしゃべる・こと(人)。「―で軽薄な男」 ●〈「――をたたく」の形で〉軽い気持ちで、とりとめのないことを話す。 ●軽い感じで、気がきいていることば・話。 ●江戸時代に流行した語呂あわせ。地口{じぐち}・秀句など。 ―ばなし【―話・―噺】 終わりをしゃれで結ぶ笑い話。 **カルサン** もんぺに似たはかまの一種。上部をはかま風、下部をももひき風に仕立てたもの。 [表記]「軽衫」「軽袗」とあてる。 ▽calção **カルシウム** 〔理〕アルカリ土類元素の一つ。銀白色の軽い金属。空気中で酸化しやすい。水と反応して水素を発生する。骨組織の主成分。元素記号Ca゜ ▽calcium **カルスト・ちけい【カルスト地形】** 〔地〕石灰岩地域に特有の地形。石灰岩が雨水にとけて奇勝ができる。山口県秋吉台が有名。カルスト。[参考]カルスト(Karst)はスロベニアにある石灰岩地域の地名。 **かるた【歌留多・加留多・骨牌】** 遊びやばくちに使う、絵または文字のかいてある長方形のふだ。また、それを使った遊びやばくち。いろはがるた・歌がるたなど、種類が多い。「―取り」 [表記]の「カルタ」とも書く。「歌留多」「加留多」「骨牌」はあて字。 ▽carta **カルダモン** ショウガ科の多年草。種子を乾燥させた香辛料は、カレー・肉料理などに用いる。小荳蔻{しょうずく}。 ▽cardamon **カルチャー** 教養。文化。 ▽culture ―ショック 社会的慣習・生活様式・物の考え方などの違いを、他国の文化から強く感じて衝撃を受けること。文化衝撃。「インドの旅で―を受ける」 ▽culture shock ―センター 各種の教養講座を提供する所・機関。 ▷culture center からの和製語。 **カルテ** 医者が、診療した患者の病状や経過を記入するカード。診療記録カード。 ▽Karte (=カード) **カルテット** 四重奏(団)。四重唱(団)。また、四重奏曲。四重唱曲。クァルテット。 ▽quartetto **カルデラ** 〔地〕火山が噴火したのち、火口が崩壊または陥没してできた、大きな円形のくぼ地。 ▽caldera ―こ【―湖】 カルデラの中に水がたまってできた湖。十和田湖・支笏湖など。 **カルテル** 〔経〕同業の会社が、互いに不必要な競争をさけ、市場を独占して利潤を確保するために、価格・生産量などについて協定を結んだ組織。企業連合。[参考]コンツェルン・トラスト。 ▽Kartell **カルト** ●ある物や人物を極端にあがめうやまう、組織化された(反社会的な)宗教や小集団。 ●一部の熱狂的な人にだけ支持されている個性的な映画や小説、漫画、アニメなど。「―ムービー」 ▽cult **かる・はずみ【軽はずみ】** 《名・形動》深く考えず、よけいなことを言ったり行ったりすること。軽率。「―な言動をつつしむ」 **かる‐み【軽み】** ●軽い感じ。 ●蕉風俳諧にいわれる理念の一つ。卑近な題材に美を見いだして平淡にさらりと表現する趣をいう。 =軽み。 **カルミン** 「洋紅{ようこう}」に同じ。 ▽karmijn **カルメ・やき【カルメ焼き】** 「カルメラ」に同じ。 **カルメラ** 赤砂糖をにつめて重曹を加えてふくらまし、かたまらせた菓子。カルメ焼き。 ▽caramelo **かるやか【軽やか】** 《形動》→かろやか。 **かる・やき【軽焼き】** もち米の粉に砂糖を加えて水でこね、焼いてふくらませたせんべい。 ***かる・わざ【軽業】** ●危険な動作を身軽にやって見せる芸。綱渡り・玉乗り・皿回しなど。曲技。曲芸。「―師」 類語サーカス。 ●危険の多い仕事。 >類語と表現「彼・彼女」 **かれ【彼】** 《代名》 《他称の人称代名詞》 ●男性をさす語。あの人。あの男。 [対]彼女。 ■《名》〔俗〕ある女性の、恋人または夫。 [対]彼女。 *「彼」は、現代では三人称の人称代名詞ともっぱら男性を指すが、明治期までは男女両用であった(「たそがれ」の語源などでの例)。英語のhe, sheなどの訳語として、「彼・彼女」をあてたことから彼=男性、彼女=女性の関係が大正期に成立して、今日におよんでいる。「彼・彼女」は日常語としては、同等かそれ以下の人にしか使わない。しかし、小説では、日常語では許されない「彼は悲しいからこ・彼女は結婚したかった」などの感情表現がでることも興味深い。 ・彼氏・あの方・あの人・あの男・あの女・あの娘・同人・同氏・同女・同君・氏・某氏・翁{おきな}・坊主・あちら・あれ・あしこ・さん・こいつ・こやつ・そいつ・どいつ・どなた・だれ・どなた様 ***か・れい【加齢】** 年を重ねること。年をとっておとろえること。「―によって機能が低下する」 ―しゅう【―臭】 加齢とともに増加する体臭。皮脂中に脂肪酸が増え、それが酸化分解されたノネナールができることが原因とされる。[参考]中高年に特有のものとされる。 ***か・れい【嘉例・佳例】** めでたい先例。めでたいとされるしきたり。吉例。「毎年の―」「―にならう」 <305> ***か・れい【家令】** もと、皇族・華族の家で、事務・会計を管理し、他の雇い人を監督した役(の人)。 ***か・れい【家例】** その家に代々伝わるしきたり。 **かれい【鰈】** カレイ科の海魚の総称。体は平たく、上から見たときに両眼が体の右側にあるものが多い。 ***か・れい【佳麗】** 《名・形動》容姿や景色などがととのっていて美しいこと。 ***か・れい【華麗】** 《形動》はなやかで美しいようす。「―な舞台」「―に着飾った女優」「―なる大円舞曲」 類語絢爛{けんらん}。華美。 **カレイドスコープ** 万華鏡。 ▽kaleidoscope **カレー** ●香辛料の一つ。うこん・黒こしょう・唐がらし・カルダモン・クミン・しょうがなどをまぜ合わせた黄色の粉末。カレー粉。 ●カレーを用いて作ったソース。 ●「カレーライス」「ライスカレー」の略。 ▽curry ―ライス いためた野菜・肉などにカレー粉・小麦粉・水を加えて煮たものを飯にかけて食べる料理。ライスカレー。[参考]curry and rice から。 **ガレージ** 〔自動車の〕車庫。 ▽garage ―セール 不用になった品を、ガレージや庭先に並べて売ること。アメリカで始まった。 ▷garage sale **かれ・えだ【枯れ枝】** 枯れた木の枝。また、葉の枯れ落ちた木の枝。枯れ枝{かれえ}。 **かれ・おばな【枯れ尾花】** 〔雅〕枯れたススキの穂。枯れすすき。 [句]「幽霊の正体見たり―」 **かれ・がれ【枯れ枯れ】** 《形動》草木が今にも枯れそうなようす。「野の草も―になる」 **かれ・き【枯れ木】** 枯れた木。 [対]青木。 **―に花** 《句》おとろえたものが再び栄えることのたとえ。 **―も山の賑わい** 《句》 《枯れ木でも、それはそれで山に趣をそえる意から》つまらないものでもないよりはましである。 **がーれき【瓦礫】** ●かわらと小石。打ちくだかれたコンクリートのかけらや石ころなど。「―の山」「―を撤去する」 ●値うちのないもの。役にたたないもの。 **かれ・くさ【枯れ草】** 枯れた草。 [対]青草。 **かれこれ【彼是・彼此】** 《副》 ●《白サ》言動がいくつかの物事に・およぶ(関係する)ようす。あれやこれや。とやかく。「―考える」「―するうちに出遅れた」 ●《時刻・年月・数量などを表す語を伴って》それに近くなっていることを表す。おおよそ。おっつけ。「―一時になる」「あれから―一〇年たった」 **かれ・さんすい【枯れ山水】** 日本庭園で、水を使わず、おもに石・砂などを配置して山水を表現する様式。枯山水{こせんすい}。 **かれ・し【彼氏】** ■《代名》 《他称の人称代名詞》話し手・聞き手以外の男性をさす語。あの男。 [対]彼女。 ■《名》〔俗〕ある女性の、恋人または夫である男性。「まだーはできないの」 [対]彼女。[参考]徳川夢声の造語。 **かれ・すすき【枯れ薄】** 枯れたススキ。 **かれ・せんすい【枯れ山水】** かれさんすい。 **かーれつ【苛烈】** 《名・形動》その状態が、がまんできないくらいにひどく、厳しいこと。「―な競争社会」「―をきわめた戦闘」 類語峻烈{しゅんれつ}。酷烈。 **カレッジ** 〔ユニバーシティーに対して〕単科大学。「―ライフ」 ▽college **かれ・の【枯れ野】** 草木の枯れた冬の野原。枯れ野原。「―の暮色」 **かれ・は【枯れ葉】** 枯れて色が変わった葉。 **がれば【がれ場】** 山の急斜面がくずれて、土砂や岩石でおおわれた所。がれ。 **かれ・やま【枯れ山】** 草木の枯れた(冬の)山。 **かれら【彼等】** 《代名》 《他称の人称代名詞》あの人々。あの人たち。 **か・れる【嗄れる】** 《自下一》声がかすれる。しわがれる。[コロ]「のどが―・れる」 ▽か・る《下二》。 **か・れる【枯れる】** 《自下一》 ●草木の生気がなくなる。草木がおとろえて死ぬ。「花が―・れる」 類語しぼむ。しおれる。(植)枯死{こし}。 ●体などに、みずみずしさがなくなる。しなびる。 ●能力・機能を失って、本来の活動ができなくなる。「やせても―・れても武士だ」 ●人物・技術などが円熟して、落ち着いた深い味をもつようになる。「芸が―・れる」「人間が―・れて丸くなった」 ▽か・る《下二》。 **か・れる【涸れる】** 《自下一》 ●〔川・湖・池などの〕水がなくなる。ひあがる。「日照りで池が―・れる」 ●資源がなくなる。「石油が―・れる」 ●能力・感情などがなくなる。「才能が―・れる」 ▽か・る《下二》。 **かれん【可憐】** 《形動》いじらしくて、思わずいたわりたい気持ちを起こさせるようす。「―な少女」 **カレンダー** ●〔洋風の〕こよみ。七曜表。 ●年中行事表。「スポーツー」 ▽calendar **かれん・ちゅうきゅう【苛斂誅求】** 人民から租税などをむごく厳しく取り立てること。 **カレント** 《造語》 ●「現代の」「最近の」などの意を表す。「ートピックス」 ●〔パソコンなどで〕「現時点で操作中の」の意を表す。 ▽current **か・ろう【家老】** 昔、大名のもとで、家中の武士を統率し藩政を管理した職(の人)。最高位の重臣。 **か・ろう【過労】** 働きすぎて疲労がたまること。 ―し【―死】 《名・自サ》勤労者が業務上の過労が原因で死亡すること。 **が・ろう【画廊】** ●〔売買するため〕絵画を陳列する所。ギャラリー。 ●画商の店。 **かろうじて【辛うじて】** 《副》 《「辛くして」の音便》ぎりぎりのところで物事が成立するようす。やっとのことで。ようやく。「―間にあう」「―合格する」 **かろ・し・める【軽しめる】** 《他下一》〔文〕軽く見る。軽蔑する。 **カロテン** 植物に広く見られる黄赤色の色素。動物の体内でビタミンAにかわる。ニンジン・カボチャなどに多くふくまれている。カロチン。 ▽carotene **かろ‐とうせん【夏炉冬扇】** (「夏のいろりと冬のおうぎ」の意から)時季はずれで役にたたない物事のたとえ。冬扇夏炉。 **かろみ【軽み】** かるみ。 **かろやか【軽やか】** 《形動》いかにも軽そうで、ここちよさそうに感じられるようす。また、態度・動作などが軽快なようす。かるやか。「―な服装」「―に舞う」 **カロリー** 《名・助数》 ●〔理〕純粋の水一グラムの温度を一気圧のもとで摂氏一四・五度から一五・五度まで上げるのに必要な熱量の単位。また、その熱量。小カロリー。記号cal。 ●食物から得られる熱量の単位。また、その熱量。カロリーの一〇〇〇倍(=キロカロリー)を単位とする。大カロリー。記号Cal。 ▽calorie **か・ろん【歌論】** 和歌についての評論・理論。 **ガロン** 《名・助数》ヤードポンド法による液体の体積の <306> 単位。一ガロンは、イギリスで約四・五リットル、アメリカで約三・八リットル。 ▽gallon **かろん・じる【軽んじる】** 《他上一》価値・力のないものとして軽く見る。いいかげんにあつかう。軽んずる。「女とみてー・じるな」 [対]重んじる。 **かろん!ずる【軽んずる】** 《他サ変》 《「軽みする」の転》→軽んじる。 **か・わ【佳話】** 〔文〕心温まる話。 類語美談。 **かわ【側】** がわ(側)①②③。 ***かわ【川・河】** 地表の水が集まって、くぼ地にそって流れてゆくもの。[参考]「一筋{すじ}・・・」「一条{じょう}・・・」などと数える。 [表記]「河」は、もと中国の黄河のことで、特に、大きな川に使うこともある。 >類語と表現「川」 *雨水や地下水が集まって、くぼ地をたどって流れ下っているものが「川」で、水路と水流をふくめて言う(川に沿って歩く/川が流れる・川で泳ぐ)。川の浅い所を「瀬」(「浅瀬・高瀬」とも)と言い、「早瀬」は流れの速さに注目して言う言い方である。水がよどんで深くなった所を「淵{ふち}」と言う。「瀞{とろ}」「淀{よど}」も「淵」と同義であるが、固有名詞として使われることが多い(長瀞・瀞八丁/淀川)。高い崖から流れ落ちるのが「滝」。「川」をはじめ、「河・瀬・淵・淀・滝」は地名・人名に多用される。 流れ・河川・小川・谷川・上水・天井川・どぶ川・細流・せせらぎ・瀬・川瀬・高瀬・早瀬・急湍{きゅうたん}・一河・運河・懸河・江河・大河・氷河/河流・水流・渓流・清流・濁流・泥流・急流・奔流・激流・源流・本流・支流・傍流・分流・上流・下流/クリーク・滝・白滝・瀑布{ばくふ}・飛瀑・淵・淀・瀞/溝・側溝・下水 **かわ【※】** 漢字の部首「彳」の称。ぎょうにんべん。 ***かわ【皮】** ●動植物の外面をおおい包んでいるもの。表皮。また、毛皮。「指の―がむけた」「リンゴのーをむく」 類語皮膚。 ●ものの外側を包んでいるもの。「まんじゅうのー」「三味線{しゃみせん}の―」 ●内容・本質などをおおいかくしているもの。「うそのーがはがされた」 ▽「化けのーがはがれる」 **かわ【革】** 動物の皮をはいでなめしたもの。なめしがわ。皮革{ひかく}。「―のコート」 類語レザー。バックスキン。 **がわ【側】** ●相対するものの一方。「敵のーにつく」「消費者の―」 ●ある物の一方・一面。「箱のこちらの―」「右―」「東―」 ●ある物の周り。また、それを取り囲んでいるもの。「時計の―」 ▽①~③側{がわ}。 ●そば。かたわら。はた。「本人よりーの者がうるさい」 **かわ・あかり【川明かり】** 〔まわりが暗い中で〕川の水面がほのかに明るいこと。川面の明るみ。 **かわ・あき【川明き】** 江戸時代、川留めがとけること。川明け。 [対]川留め。 **かわ・あそび【川遊び】** 川で遊ぶこと。特に、川に舟をうかべ、飲食したりして楽しむこと。 **かわい・い【可愛い】** 《形》 《「かわゆい」の転》 ●深く愛する気持ちや大切にする気持ちをおこさせる感じだ。「親にとってはどの子も―・い」 類語愛{いと}しい。いとおしい。 ●小さくて、または、子供っぽくて、ほほえましい気持ちをおこさせる。愛らしい。かわいらしい。「―・い子犬」「―・い花」 類語愛くるしい。あどけない。キュート。 **―い子には旅をさせよ** 《句》子供を愛しているならばあまやかさないで、つらいことも経験させる方がよい。 **かわい・が・る【可愛がる】** 《他五》 《「かわゆがる」の転》 ●かわいいと思って大事にする。「娘を―・る」「猫を―・る」 類語慈{いつく}しむ。愛する。(動)愛護。 ●〔俗〕(反語的に用いて)暴力をふるっていじめる。また、厳しくきたえる。「―・ってやるから外へ出ろ」 **かわいげ【可愛げ】** 《名・形動》 《「かわゆげ」の転》かわいらしいと感じさせること。「―のない人だ」 **かわいさ【可愛さ】** 《「かわゆさ」の転》かわいいこと。かわいいと思う気持ち。 **―余って憎さ(が)百倍** 《句》かわいいと思う気持ちが強いので、一度にくいと思ったらその憎しみはかえってひどいものになるものだ。 **かわい‐そう【可哀相・可哀想】** 《名・形動》あわれで、同情にたえないようす。気の毒なようす。「―な境遇」 [表記]「可哀相」「可哀想」は当て字。 類語哀れ。いたわしい。痛ましい。痛々しい。不憫{ふびん}。 **かわいらしい【可愛らしい】** 《形》かわいい②。愛らしい。「―・い少女」「―・く笑う」 **かわ‐うお【川魚】** 川にすむ魚。川魚{かわざかな}。 **かわうそ【川獺・獺】** イタチ科の動物。みずかきがあり、水にもぐり魚をとる。かわおそ。うそ。[参考]ニホンカワウソは絶滅したとされる。 **かわ・おと【川音】** 川の水の流れる音。 **かわ・おび【革帯】** なめし革で作った腰帯。ベルト。 **かわか・す【乾かす】** 《他五》〔日光や火などに当てて〕湿気をとりのぞく。乾燥させる。「ぬれた服を―・す」 類語干す。 ▽《四》。 **かわ・かみ【川上】** 川のみなもとに近い方。川が流れてくる上の方。上流。「―にある村」 [対]川下{しも}。 ***かわき【乾き】** 水分がなくなること。また、その度合い。「洗濯物の―が悪い」 ***かわき【渇き】** ●のどがかわくこと。 [句]「―をいやす」 ●欲しいものが得られず、強く求めること。「愛の―」 **かわ・ぎし【川岸・河岸】** 川の岸。河岸{かし}。「―に舟を着ける」 類語河岸{かがん}。河畔{かはん}。 **かわ・きり【皮切り】** (「最初にすえる灸{きゅう}」の意から)ある物事のし始め。手始め。「東京を―に全国を巡業する」 **かわ・ぎり【川霧】** 川に立つ霧。 **かわ・く【乾く】** 《自五》 ●〔熱などのため〕水分・湿気がなくなる。「洗濯物が―・く」 類語干乾{ひから}びる。(植)乾燥。 ●うるおいや生気が感じられなくなる。「心が―・く」 [対]潤う。 ▽《四》。 **かわ・く【渇く】** 《自五》 ●のどにうるおいがなくなって、飲み物が欲しくなる。「―・いたのどをうるおす」 ●あるものをひどく欲しがる。「愛に―・く」 ▽《四》。 **かわ・ぐ【皮具・革具】** 毛皮・なめしがわなどで作った道具。 **かわ・くだり【川下り】** 船で川(特に急流)を下って、景観を楽しむこと。「保津川のー」 **かわぐち【川口・河口】** 川の流れが海や湖に注ぐ所。河口{かこう}。川じり。「―の港」 **かわぐつ【革靴】** 革で作ったくつ。 **かわ‐ご【皮籠・革籠】** 竹・藤などで編み、周りを皮で張った箱。物入れ用・運搬用・携帯用。[参考]後には、紙で張ったものや行李{こうり}にもいう。 <307> **かわ‐ごし【川越し】** ●川をへだててすること。「―に呼びかける」 ●《名・自サ》川を徒歩でわたること。「川越し人足」の略。江戸時代、人を肩や輦台{れんだい}に乗せて川をわたすことを職業とした人。 **かわごろも【皮衣・裘】** 毛皮で作った衣服。かわぎぬ。「羊のー」 **かわさき・びょう【川崎病】** 乳幼児がかかる病原不明の急性発疹性疾患。高熱が続き、目が充血し、唇・舌・手足・背中に発疹が生じる。[参考]発見者の小児科医・川崎富作の名にちなんでいう。 **かわざんよう【皮算用】** 物事がはっきり決まらないうちから、その結果をあてにしてあれこれ計画を立てること。[参考]「取らぬ狸の皮算用」から出た語。 **かわ・しも【川下】** 川の河口に近い方。川が流れて行く下の方。下流。「―に橋がある」 [対]川上{かみ}。 **かわ・じり【川尻】** ●川下。 ●川口{かわぐち}。 **かわ・す【交わす】** 《他五》 ●互いにやりとりする。互いにあることをしあう。「言葉を―・す」「握手を―・す」 [句]「情を―・す(=男女が肉体関係をもつ)」 ●〔同じところで〕まじえる。交差させる。「枝を―・す」 ■《接尾》「互いに・・・し合う」の意。「顔を見―・す」「酒をくみ―・す」「契約書を取りー・す」 ▽《四》。 **かわ・す【躱す】** 《他五》〔向かってくるものを〕すばやく体の向きをかえて、さける。[コロ]「身を―・す」 ●たくみにさける。「相手の非難を―・す」 ▽《四》。 **かわず【蛙】** ●「カエル」の別称。〔やや古風な言い方〕 ●「カジカガエル」の別称。 **かわ・すじ【川筋】** ●川の流れる道すじ。 ●川にそっている道・土地。「―にある村」 **かわせ【川瀬】** 川の、底が浅くて流れの急な所。川の瀬。 **かわせ【為替】** ●貸借の決済をつけるとき、現金を動かさず、手形・小切手・証書などによってすませる方法。また、その手形・小切手・証書など。「代金をーで送る」[コロ]「ーを組む」 ―そうば【―相場】 〔経〕外国為替相場。為替レート。 ―てがた【―手形】 〔経〕手形発行者である振出人が、受取人への支払いを第三者である支払人に委託する形式の手形。 **かわせがき【川施餓鬼】** 水死人の冥福{めいふく}をいのって、船の中や川岸などで行う法会{ほうえ}。 **かわせみ【川蟬・翡翠】** カワセミ科の鳥。くちばしが長く、背は青緑色、腹は赤褐色。川辺にすみ、魚を捕食する。ひすい。しょうびん。 **かわ‐そう【革装】** 本の表紙に皮革を使った装丁。 **かわ・ぞこ【川底】** 川のそこ。川面{かわも}。[対]川面{かわづら}。 ***かわ・だち【川立ち】** ●川のほとりで生まれ育つこと。また、育った人。 ●泳ぎのうまい人。 **―は川で果てる** 《句》 《泳ぎのうまい人は油断をして川で死ぬことがある意から》得意の技が身を滅ぼすもととなることのたとえ。 **かわたれ・どき【彼誰時】** 〔雅〕夜明け方や夕暮れの、うす暗いころ。特に明け方にいう。[参考]うす暗くてわからず、「彼{か}は誰{たれ}だ(=あの人はだれだ)」とたずねる時刻の意。 類語たそがれ。 **かわ・たろう【河太郎・川太郎】** 「河童{かっぱ}。」の別称。 **かわ・ち【河内】** (「かはうち」の転) 旧国名の一つ。今の大阪府の東部。河州{かしゅう}。 **かわ・ちどり【川千鳥】** 川に集まってくる千鳥。類語浜千鳥{はまちどり}。 **かわ・づら【川面】** ●川の水面。川面{かわも}。 ●川のほとり。川べ。 **かわ・づり【川釣り】** 川で魚をつること。 **かわ・と【革砥】** 刃物をとぐのに使う革。 **かわ・どこ【川床】** 川の底となる地面。河床。 ***かわ・とじ【革綴じ・皮綴じ】** ●書物の表紙を革で作ること(作った本)。 ●革ひもでとじること。 **かわ・どめ【川留め・川止め】** 江戸時代、増水の際に、川をわたることを禁じたこと。 [対]川明き。 **かわ・ながれ【川流れ】** ●川の水に流されること。 ●川でおぼれて・死ぬこと(死んだ人)。 [句]「かっぱの―」 **かわはぎ【皮剝ぎ】** カワハギ科の近海魚。口は小さいがするどい歯をもつ。皮は厚くて、ざらざらしている。食用。皮をはいで料理をすることから。 **かわばた【川端】** 川のほとり。川辺。河畔{かはん}。「―のヤナギ」 **かわ・びらき【川開き】** 夏の夜に、川辺で花火を打ち上げるなどして、その年の納涼の始まりを楽しみ祝う年中行事。「両国の―」 **かわ・ぶね【川船・川舟】** 川や湖を行き来する船。高瀬舟{たかせぶね}・平田舟{ひらたぶね}など。 **かわ・ベ【川辺】** 川のほとり。川べり。川端{かわばた}。 **かわ・べり【川縁】** 川のへり。川ぶち。川辺。 **かわ・へん【革偏】** 漢字の部首「革」の称。かくのかわ。 **かわ・むこう【川向こう】** 川をへだてた向こう側の岸。川向かい。 **―の火事** 《句》自分には何の影響もない物事のたとえ。対岸の火事。 **かわ・も【川面】** 川の水面。川面{かわづら}。 [対]川底{かわぞこ}。 **かわ・や【厠】** 便所。雪隠{せっちん}。後架{こうか}。〔古風なことば〕 [語源]もと川の上に作ったことから「川屋」とも、家のわきにたてたことから「側屋」の意からともいう。 ***かわ・やなぎ【川柳】** ●川辺にはえている柳。 ●「ネコヤナギ」の別称。 **かわ・やなぎ【川柳】** (「川柳」と同語源) 番茶の上等なもの。 **かわ・よど【川淀】** 川の流れの、水がよどんでいる所。 **かわら【〈河原〉・〈川原〉・磧】** (「かわはら」の転) ●川辺の、水が流れていない、砂や小石が表面に現れている所。 類語堤{つつみ}。土手。河川敷。 ●江戸時代、京都の四条川原のこと。[参考]芝居が上演された。 ―こじき【―乞食】 江戸時代、歌舞伎役者、その他の遊芸人をさげすんで言った呼び名。河原者{もの}。 **かわら【瓦】** ●粘土を板状などにかためて窯{かま}で焼いたもの。屋根をふくのに使う。セメント・金属などを原料とするものもある。 [語源]梵語kapālaからという。 ●漢字の部首「瓦」の称。 **かわらけ【土器】** (「瓦笥{け}(=食器として用いる土器)」の意) ●うわぐすりをぬってない、素焼きの土器。 ●素焼きのさかずき。 **かわら・せんべい【瓦煎餅[餅]】** 屋根がわらの形に焼いたせんべい。小麦粉と卵と砂糖などを材料とする。 **かわらばん【瓦版】** 江戸時代、絵入り記事にした一枚刷りの出版物。売り子が街頭を売り歩いた。明治初年、新聞が出回るまで行われた。読み売り。 <308> **かわらばん――かん** 一枚刷りの出版物。売り子が街頭を売り歩いた。明治初年、新聞が出回るまで行われた。読み売り。 **かわらぶき【瓦葺き】** かわらで屋根をふくこと。また、その屋根。 **かわり【代わり・替わり】** ■《名》●あるものが他のものに入れかわる・こと(もの)。代理。代用。「父の―に出席する」「―の品」●同じ飲食物をさらに・出す(求める)こと。また、そのもの。〔ふつう、「おかわり」の形で使う〕「ごはんのお―」●〈多く「―に」の形で、連体修飾語を受けて〉つぐなう・こと(もの)。代償。「高い―に質もいい」■《接尾》(名詞について)「・・・の代用」の意。〔多く連濁で「がわり」となる〕「親―」「香典―」 **かわり【変わり】** ●物事や状態が前と異なること。違い。差異。「昔と――のない風景」●ふだんとちがう状態。異常。異変。「おーありませんか」 **かわり‐ごはん【変わり御飯】** いろいろな食材をまぜてたいた飯。五目飯・栗飯{くりめし}など。かわりめし。 **かわりだね【変わり種】** ●普通とは異なっているもの。変種。●〔仲間の中で〕普通とはどこか異なる性質・経歴などを持つ人。「医者から歌手になった―」 **かわり・ばえ【代わり映え・代わり栄え】** かわったために、よりよく感じられること。〔ふつう、打ち消しの語を伴って使う〕「―のしない顔ぶれ」 **かわり・は・てる【変わり果てる】** 《自下一》すっかりかわってしまう。〔ふつう、その結果が悪い場合に使う〕[連]「―・てた姿」 **かわりばんこ【代わり番こ】** (「こ」は接尾語) [俗]かわるがわるすること。「――に自転車に乗る」 **かわり・びな【変わり雛】** 伝統的なものとは変わった形の雛人形。その時々の風俗を取り入れたり、世相を風刺したりしたもの。 **かわり・み【変わり身】** ●とっさに体の位置を変えること。●情勢に応じて、今までの考え・態度などをすっかり変えること。[句]「ーが早い」 **かわり・め【代わり目】** 交替するとき。また、とりかえるとき。「当番の―」「任期のーがくる」 **かわり・め【変わり目】** 物事の移り変わるとき。それまでとちがった状態になるとき。「季節の―」 **かわり・もの【変わり者】** 〔性質・行動などが〕どこかちがっている人。変人。[類語]奇人。変わり種。 **かわ・る【代わる・換わる・替わる】** 《自五》●あるものが退き、別のものがそこに来る。入れかわる。交替する。「内閣が―・る」「年度が―・る」●他の位置に立つ。代わりになる。代理になる。「石油に―・る燃料」[図]《四》。 >使い分け **かわ・る【変わる】** 《自五》●前とちがった状態になる。変化する。「季節が―・る」「気が―・る」[類語]化する。変じる。転じる。改まる。有為転変。生々流転。(5)様変わり。変動。変遷。変移。転変。推移。一変。一転。改变。千変万化。●「―・った」「―・っている」の形で〉ふつうのものとはちがう。一般のものからかけはなれる。「―・った服装」●前とちがうものになる。前とちがう時になる。前とちがう所に移る。「期日が―・る」[図]《四》。 >使い分け **かわるがわる【代わる代わる】** 《副》同じ動作を二人以上の人が入れかわりながら続けるようす。また、同じ動作を二つ以上の対象に対して順番に行うようす。交互に。「―見張りに立つ」 **かん【刊】** 《接尾》「刊行」「出版」の意。「平成二九年一」 **かん【監】** 《接尾》●「監督の役(の人)」の意。「生徒―」「警視―」●「囚人を入れる部屋」の意。「未決―」 **かん【館】** 《接尾》●「(公共の)大きな建物」の意。「迎賓―」●「やどや」「旅館」などの名に付ける語。 **かん【竿】** 《助数》竹・竹ざおなどを数える語。 **かん【貫】** 《名・助数》●尺貫法による重さの単位。一貫は一○○○匁(=三・七五キログラム)。●昔のお金の単位。一貫は一○○○文。●鎌倉時代以降の武士の知行高の単位。一貫は一○石に。●握り寿司を数える単位。[参考]一個をいう場合と、二個を一組みとしていう場合とがある。 **かん【冠】** ■《名》〔文〕かんむり。■《形動”》〔文〕同種のものの中でとびぬけてすぐれているようす。「世界に―たる芸術の国」 **かん【寒】** 〔文〕冬の寒さ。「―の戻り」●二十四節気のうち、大寒{だいかん}と小寒{しょうかん}の称。立春前の三○日間で、前半を小寒、後半を大寒という。[連]「―の入り(小寒にはいること。また、その日。一月六日ごろ)」[対]①②暑。 **かん【勘】** 〔物事の事情や意味を〕直感によってさとる能力。第六感。「―がいい」[コロ]「―を働かす」 >使い分け **かん【巻】** 《名》〔文〕■巻物。●書物。「―をとじる」■《助数》●巻いたものを数える語。「テープ五ー」●書籍の順序・量を数える語。「文学全集第一」 **かん【奸】** [文]心がねじけていて正しくない・こと(人)。[句]「ーを誅する」[連]「君側のー(= >使い分け「かわる・かえる」 **変わる** 〔前と違った状態になる。ふつうと違う〕所変われば品変わる・考えが変わる・変わった人 **換わる** 〔交換されてかわる〕金に換わる・名義が書き換わる **代わる** 〔他のかわりをする。代役〕部長に代わって説明する・社長に成り代わる・肩代わり・身代わり・その代わり **替わる**(更)〔交替してかわる〕首相が替わる・投手が替(代)わる・年度が替わる・替わって運転する・入れ替わり立ち替わり・歯が抜け替わる **変える** 〔前と違ったものにする。場所を移す〕顔色を変える・生活を変える・位置を変える・河岸{かし}を変える **換える** 〔物をとりかえる〕金に換える・名義を書き換える・部品を取り換える・バスを乗り換える **代える** 〔他のかわりにする]花束をお礼に代える・命に代える・御飯をパンに代える **替える**(更)〔ある物にかえて別の物と交替する。古いものから新しいものにする〕商売を替える・新しい水に替える・投手を替(代)える・新しい服に着替(更)える・家を住み替える・荷を持ち替える [参考]「換」と「替」はしばしば混用され、かなで書かれることも多い。また「替わる」は意味が近似するところから、よく「代わる」と書かれ、厳密な書き分けは困難である。「更える・更わる」は、とりかえる、しなおすなどの意味から「衣を更える・人を更える」と使うが、今日では「替」をもって代える。 <309> **かん――かんあん** 君主のそばにいる悪人)」 **かん【完】** 〔文〕●終わり。完結。[参考]映画・物語などの終わりにしるす。●「完全」「完備」などの略。全部そなわっていること。「全十冊―」「電気・水道―」 **かん【官】** ■《名》国家や公共の機関。また、それに属する人の制度上の地位。「―と民」「――接待」「―に就く」■《接尾》「役人」「官吏」などの意。「裁判―」「警察」 **かん【缶・罐】** ●金属製、特にブリキ製の容器。「石油の―」●「かんづめ」の略。「ツナー」●かま。ボイラー。▽kan **かん【感】** 《名》●ある物事に対したときに起こる、その時々の・感じ(思い)。[連]「隔世のー(=時代がひどくかけはなれたという感じ)」「哀惜の―を深くする」●強く感じて心が動くこと。感動。「―無量」■《接尾》「・・・の感じ」の意。「充実―」「圧迫―」 >―極ま・る《句》それ以上おさえられないほどに感動する。非常に感激する。「―・って泣く」 >―に堪え・ない《句》驚きのあまり、非常に感動する。「今昔の―ない」 >―に堪・える《句》感に堪えない。[参考]打ち消しの形から転じて、打ち消しの語を伴わない形で使ったもの。 **かん【棺】** 死体をおさめる箱。かんおけ。ひつぎ。 >―を蓋いて事に定まる《句》死んで棺にふたをされてから初めてその人の行った業績の価値が決まる。〈晋書・劉毅〉 **かん【款】** ●[文]まごころ。忠誠。●[文]親しい交わり。よしみ。●[経]予算書・決算書などで、部の下、項の上の区分の名称。「―に属する費用」「一別」 >―を通・じる《句》●親しく交わる。●内通する。 **かん【歓】** 〔文〕よろこび。楽しみ。[コロ]「―を尽くす」 **かん【漢】** 《名》●中国の古代王朝の一つ。紀元前二○六年、劉邦{りゅうほう}が秦{しん}を、次いで項羽{こうう}をほろぼして建国し、途中、新{しん}に奪われるが、紀元二二〇年まで続いた。●中国本土。また、そこにすむ民族。漢族。■《接尾》「男」の意。「熱血―」「無頼―」 **かん【燗】** 〔とっくりなどの器に入れて〕酒を温めること。また、その温まりぐあい。「―がぬるい」 **かん【疳】** ●神経が過敏になって、発作的にけいれん・失神などを起こす病気。子供に多い。癇{かん}。癇症。[連]「―の虫」 **かん【癇】** ●神経が過敏で、興奮したり怒りやすかったりする・こと(性質)。疳{かん}。[コロ]「ーが強い子」[医]疳{かん}。 >―に障・る《句》感情を害する。腹が立つ。しゃくにさわる。かんに触れる。 **かん【管】** ■《名》中がからで筒{つつ}の形をしたもの。くだ。「水道の―」■《助数》笛・笙{しょう}・筆など、くだ状のものを数える語。「笛一―」「ニーの尺八」 **かん【艦】** 〔文〕戦争のときに使う船。軍艦。 **かん【観】** 《名》●〔ある人・ある物事を〕外から見た感じ。「別人の―を呈する(=別人のように見える)」■《接尾》「・・・に対する考え方」「・・・の見方」などの意。「人生―」「宇宙―」「無常―」 >使い分け **かん【閑】** ■《名》〔文〕する事がなく、ひまなこと。[句]「忙中ーあり」■《接頭》「ひまな」「ひまな人のする」「実益のない」などの意。「一日月」「一文字」「一事業」 **かん【続】** 「とじる」意で、手紙などの封じ目に書く字。封。 **かん【簡】** ●《名・形動ナリ》〔文〕短くてわかりやすいこと。手軽なこと。簡単。●古代中国で紙の発明前、文字を記すのに使った竹のふだ。●〔文〕手紙。書簡。 >―にして要を・得る《句》簡単で、しかも要点をとらえている。 **がん【丸】** 《接尾》丸薬の名につける語。「救命―」 **がん【癌】** ●生体に発生して周囲の組織と調和しないで増殖する、悪性の腫瘍{しゅよう}。癌腫{がんしゅ}と肉腫{にくしゅ}とがある。●ある組織・機構などの中にあって、がんこな障害となっているもの。「行政改革上の―」 **がん【眼】** ■《名》●め。まなこ。●見ぬく力。「彼の―に狂いはない」●すずり石の表面にあらわれた同心円状の紋。■《接尾》「見ぬく力」「見分ける能力」の意。「千里―」「鑑識―」 >―を付・ける《句》〔悪意をもって〕相手の目や顔を見る。眼を飛ばす。 **がん【雁・鴈】** カモ科の水鳥の総称。日本には秋に渡来し、春、北へ去る。並んで飛ぶ習性があり、群れをなしてすむ。かり。かりがね。 **がん【願】** 神仏に対する願い。 >―を懸・ける《句》神仏に祈願する。願を立てる。願を起こす。「合格を願って天神様に―・ける」 **ガン** ●小銃類の総称。拳銃{けんじゅう}・機関銃・猟銃など。●何かをふきつけたり打ちつけたりする、小銃形の道具。「フラッシュー」「スプレーー」▽gun **かん・あく【奸悪・姦悪】** 《名・形動》〔文〕心がねじけて腹黒い・こと(人)。「―の逆臣」 **かん・あけ【寒明け】** 寒が終わって立春になること。 **がん・あつ【眼圧】** 角膜と鞏膜{きょうまく}に包まれた眼球内部の圧力。水様液(眼房水)の循環によって、一定の圧力に保たれている。眼内圧。 **かん・あん【勘案】** 《名・他サ》〔文〕いろいろと考え合わせること。「双方の意見をーして計画を立てる」 >使い分け「カン」 **勘** 〔第六感〕勘がいい・勘が働く・山勘・土地勘がある **感** 〔ある物事に対して起こる心の動き〕隔世の感・感極まる・悲壮感・圧迫感・正義感・使命感・第六感 **観** 〔外から見た感じ。考え方や見方〕別人の観がある・人生観・厭世観・女性観・無常観・世界観 [参考]「勘」は「カン」と片かなで表記されることも多い。「土地勘(①)」は警察筋から出た語で、語源がはっきりせず、「土地鑑(⑫)・土地感(⑬)·土地カン」などとも書かれるが、①を正しいとする立場では⑫が疑問視され、⑫を正しいとする立場では①が疑問視される傾向にある。⑬は誤用であろう。 **かん【鐶】** ●金属製の輪。●引き出しなどの取っ手に使う輪の形の金物。「たんすの―」 **かん【間】** 《名》●〔ものとものとの〕あいだ。「生死の―」「そのー、五キロメートル」●〔文〕ちょうどよい機会。「―に乗じる」●〔文〕仲たがい。不和。「―を生じる」■《接尾》(名詞について)「・・・のあいだ」「・・・と・・・のあいだ」などの意。「業者―の対立」 >―髪を容れ・ず《句》(「あいだに髪の毛一すじも入れる余地がない」意から)非常に急で、少しも時間のゆとりがないたとえ。すかさず。〈文選・枚乗・諫呉王書〉 <310> **かん・い【官位】** ●官職と位階。 ●官職の等級。官等。 **かん・い【敢為】** 〔文〕困難な物事を押し切って行うこと。敢行。「―の気性に富む」 ***かん・い【簡易】** 《名・形動》手軽で簡単なこと。「―な方法」「一宿泊所」 類語安易。 **―さいばんしょ【―裁判所】** 下級裁判所の一つ。訴訟額が一四○万円をこえない請求の民事訴訟、罰金以下の刑にあたる刑事訴訟など、簡易軽微な訴訟をあつかう。簡裁。 ***がん・い【含意】** ●《名・他サ》〔文〕意味としてふくむこと。また、ふくまれた意味。「文章の―」 ●〔論〕命題{めいだい}の関係の一つ。Pとqの二つの命題があって、Pが真ならqは必ず真であるとき、Pはqを含意すると言う。 **がん‐い【願意】** 〔文〕願う気持ち。また、願いの趣旨。「―がかなう」「ーを伝える」 **かん・いっぱつ【間一髪】** 《「髪の毛一すじのすきま」の意から》ごくわずかな時間の差のために、ものごとの成否が分かれる場合のたとえ。「―のところで助かる」 [注意]「間一発」は誤り。 ***かんいん【姦淫】** 《名・自サ》男女が倫理に反した肉体関係をむすぶこと。「―の罪」 [句]「汝{なんじ}ーするなかれ〈旧約聖書・出エジプト記〉」 類語姦通{かんつう}。密通。私通。不義。 **かん・いん【官印】** 役所・官職を示す印。 [対]私印。 **かん・いん【官員】** 役人。官吏。〔明治時代の用語〕 **かん・う【甘雨】** 〔文〕草木をうるおす雨。 類語慈雨。 **かんうん‐やかく【閑雲野鶴】** 〔文〕(静かにうかぶ雲と野に遊ぶツルの意から)なにごとにもわずらわされず、ひまを楽しんで過ごす生活のたとえ。 **かん・えい【官営】** 政府が経営すること。国営。〔やや古風なことば〕「―の事業」 類語公営。 [対]民営。 **かん・えい【艦影】** 海上にうかんだ軍艦の姿。 **かん・えつ【簡閲】** 《名・他サ》〔文〕〔人員を集めて〕数え調べること。また、選び調べること。「一点呼」 **かん・えつ【観閲】** 《名・他サ》〔高官が〕軍隊などの状況を、見て調べること。「一式」 **かん・えん【肝炎】** ウイルス・薬剤・アルコールなどによっておこる肝臓の炎症。日本人はB型・C型のウイルス性肝炎が多い。「慢性―」 **かんが【官衙】** 〔文〕官庁。役所。〔古風な言い方〕 **かんが【閑雅】** 《形動》〔文〕 ●しとやかで奥ゆかしいようす。「―に余生を送る」 ●もの静かで上品な趣があるようす。「―な庭園」 ***がん・か【眼下】** 目の下(の方)。「―に広がる風景」 **―に見下・す** 《句》人を軽蔑して見る。見下げる。 **―に・見る** 《句》 ●高い所から見おろす。 ●人を軽蔑して見る。見下げる。 **がん・か【眼科】** 眼の疾患の予防・治療をあつかう医学の一分科。「一医」 **がんえん【岩塩】** 地中や乾燥地帯の地表などに層をなしてとれる塩化ナトリウムの鉱物。粒状または立方体の結晶。 **かんおう【感応】** 《名・自サ》◆かんのう(感応)。 **かんおう【観桜】** さいた桜の花を観賞して楽しむこと。花見。「―の宴」「一会」 **かんおけ【棺桶】** 遺体を入れて葬るおけ。棺。 **―に片足を突っ込・む** 《句》年をとって老い先が短くなるたとえ。 **かん・おん【感恩】** 《名・自サ》〔文〕他人から受けた恩をありがたく思うこと。 **かんおん【漢音】** 日本で使われている漢字音の一つ。唐時代の中国北方の音が、遣唐使などによって伝わったもの。「人」を「ジン」、「行」を「コウ」などという類。[参考]呉音{ごおん}・唐音{とうおん}。 ***かん・か【感化】** 《名・他サ》人に影響を与えて、考え方・態度・性格などをかえさせること。「母親の―」 ***かん・か【干戈】** 《「干{かん}と戈{か}」の意》〔文〕 ●武器。 ●戦争。 **―を交・える** 《句》戦う。戦争をする。 **かん・か【看過】** 《名・他サ》〔文〕見過ごすこと。見のがすこと。「―できない悪事」「不正を―する」 **かん・か【瞰下】** 《名・他サ》〔文〕見下ろすこと。 **かん・か【管下】** 役所などの権限がおよぶ範囲内(にあること)。管轄のもと。管内。「警視庁―」 **かん・か【坎坷】** 〔文〕 ●車が行きなやむこと。 ●《形動タリ》物事が思うようにならないこと。志を得ないこと。 [四字]「―不遇」。 **かんか【閑暇】** 《名・形動》〔文〕することがなく、ひまなこと。ひま。「―を得て旅に出る」 **がん・か【眼窩・眼窠】** 眼球の入っている頭骨の穴。 ***かん・かい【勧戒・勧誡】** 《名・他サ》〔文〕善をすすめ悪をいましめること。 **かん・かい【官界】** 官吏の社会。 ***かん・かい【寛解・緩解】** 《名・自サ》〔白血病などの〕病気の徴候や症状が一時的に軽くなること。 **かん・かい【感懐】** 〔文〕〔あるできごとに接して〕心にいだく深い思い。[コロ]「―を述べる」 類語感想。 **かん・かい【環海】** 〔文〕四方を海に囲まれていること。また、四方を囲む海。 **かんがい【寒害】** 季節はずれの異常な寒さによって受ける、農作物の災害。凍害。 類語冷害。 **かん‐がい【干害・旱害】** 日照り続きのために受ける、農作物の災害。 **かんがい【感慨】** しみじみと深く心に感じる・こと(思い)。「―にふける」 **かんがい【灌漑】** 《名・他サ》田や畑に人工的に水を引き土地をうるおすこと。「―用水」 ***がん・かい【眼界】** ●目に見える範囲。視界。「―が開ける」 ●考えのおよぶ範囲。「―がせまい」 **かんがい・むりょう【感慨無量】** 《形動》はかり知れないほど、感慨の深いようす。感無量。 **かんがえ【考え】** 考えること。また、考えた事柄・内容。「―がおよばない」 類語思慮。深慮。尊慮。おぼし召し。御意。賢慮。愚案。愚意。愚考。愚策。 ―ごと【―事】 頭の中であれこれと考えること。また、その内容。〔多く、心を悩ますことにいう〕 ―もの【―物】 ●よく考える必要のある事柄。「信用するのはーだ」 ●〔判じ物・なぞなぞなど〕考えて問題を解く遊び。また、その問題。 **かんがえ・あぐ・ねる【考え倦ねる】** 《他下二》いくら考えてもわからず困る。いやになるほど考える。かんがえあぐむ。「何をすべきか―・ねる」 **かんがえ・こ・む【考え込む】** 《自五》あれこれとつきつめて深く考える。「どうしたものかと―・む」 **かんがえ・つ・く【考え付く】** 《他五》新しい考えが頭にうかぶ。思いつく。「よい方法を―・いた」 **かんが・える【考える】** 《他下一》筋道を立てて頭を働かす。〔「思う」が、情的・意志的に心(脳)を働かす意をもふくむのに対して、「考える」は、ある問題に <311> **かんかく――かんきつるい** ついて何らかの判断を下すために知的・理性的に心(脳)を働かす意〕「数学の問題を―・える」「人生について―・える」「自分が正しいと―・える(=判断する)」「新しい装置を―・える(=考案する)」[図]かんが・ふ《下二》。[類語と表現]「思う・考える・感じる」 >―える葦は《句》(le roseau pensant) 人間は自然のうちで最も弱い一本のアシのようなものであるが、それは考える能力をもった存在なのである。[参考]パスカルの「パンセ」の中のことばで、思考の偉大さをいう。 **かん・かく【感覚】** ●目・耳・鼻・舌・皮膚などによって、外部の刺激を感じること。また、その感じとった内容。「指先の―がなくなる」「―中枢」●物事を感じとる心の働き。「―が古い」「―がするどい」―きかん【―器官】動物がいろいろな刺激を体内に受け入れて神経に伝える器官。視覚器官・嗅覚器官・味覚器官・聴覚器官・平衡器官など。感覚器。―しんけい【一神経】目・耳・鼻・舌・皮膚などで受け入れた刺激を中枢に伝える神経。知覚神経。[反]運動神経。―てき【―的】《形動》理性ではなく、感覚にうったえるようす。「―な描写」 **かん・かく【扞格・捍格】** 《名・自サ》〔文〕互いにこばみあって相手を受け入れないこと。[四字]「―齟齬{そご}」 **かん・かく【間隔】** ●物と物とのはなれている度合い。へだたり。「同じーで並べる」「―がせまい」[類語]距離。●二つの物事の間の時間。「三分―で発車する」 **かんがく【官学】** ●政府の経営する学校。官立の学校。〔やや古風な言い方〕[反]私学。●昔、その時代の政府が正しいと認めた学問。江戸時代の朱子学など。 **かんがく【漢学】** ●漢文・漢籍についての学問。特に、儒学。●中国の漢・唐時代の訓詁{くんこ}の学。[参考]宋・明時代の性理の学に対していう。 **がん・かけ【願懸け・願掛け】** 《名・他サ》〔自分の願いがかなうように〕神・仏に誓いを立てること。願立て。「不動様にーをする」「茶を断って―する」 **がん・がさ【雁瘡】** [俗]湿疹の一種。非常にかゆくてなおりにくい。がんそう。 **がんがん** 《副》(「―と」の形も)●大きな(金属性の)音の形容。また、その音がやかましく響くようす。「鉄管を―とたたく」●大声でやかましく言うようす。「―どなる」●《自サ》頭がひどく痛むようす。「頭がーする」 **かん・かつ【寛闊】** 《名・形動》〔文〕心や性格がおおらかで、ゆったりしていること。「―な気性」 **かん・かつ【管轄】** 《名・他サ》権限によって支配する・こと(範囲)。「市が――する」「一官庁」「―外」 **かん・がっき【管楽器】** くだに息をふきこんで空気を振動させて音を出す楽器。笛・フルート・トランペットなど。吹奏楽器。[参考]木管楽器と金管楽器がある。 **かんか・ふぐう【轗軻不遇】** 恵まれた才能をもちながら、世間から認められないこと。また、物事が自分の思い通りにいかず、地位や境遇に恵まれないこと。〈北史・文苑・序〉 **かんが・みる【鑑みる・鑒みる】** 《他上一》判断を下すのに、先例や実例に照らして考える。「先例に―・みる」「失敗に―・みる」[図]《上一》。 **カンガルー** カンガルー科の動物。後ろあしと尾が発達している。雌は腹にある袋の中で子を育てる。主としてオーストラリアにすむ。▷kangaroo **かんかん【感官】** 感覚器官。また、その働き。 **かんかん【漢奸】** 中国で、敵国に通じて自国を裏切る者。売国奴。 **かん‐かん【看貫】** 〔文〕●物の重さをはかって斤量{きんりょう}を定めること。●「看貫秤」の略。台秤{だいばかり}。 **かんかん** ■《副》(「――と」「――に」の形も)●金属など堅いものをたたいたときに出る音の形容。「――と鐘が鳴る」●〔夏の〕日光が強く照りつけるようす。●炭火などが盛んにおこるようす。●ひどく怒るようす。「父はいまーだ」■《名》●〔俗〕「かんかん帽」の略。麦わらでかたく編んだ、頂の平たい男性用の夏帽子。かんかんぼうし。●〔俗〕缶。特に、空き缶。かんから。―でり【一照り】〔真夏の〕太陽が激しく照りつけること。また、そのような天候。[類語]油照り。 **かん・がん【宦官】** 〔昔、オリエント諸国や中国で〕後宮に仕えた、去勢された男性の役人。 **かん・がん【汗顏】** 《名・形動》〔文〕恥ずかしくて、顔に汗を流すこと。非常に恥じ入ること。[句]「一の至り」 **かん・かん【閑閑】** 《形動》》〔文〕のんびりと落ち着いているようす。[四字]「悠々ー」 **かんかん・がくがく【侃侃諤諤】** 《名・形動》〔文〕何ものもおそれず、正しいと思うことを盛んに主張すること。侃諤{かんがく}。「―の議論」 **かんかん・しき【観艦式】** 元首などが自国の海軍の艦船を観閲する儀式。 **かんき【乾季・乾期】** 一年のうちで、特に雨の少ない季節・時期。乾燥季(期)。[反]雨季。 **かん・き【寒気】** さむさ。「―がゆるむ」[反]暑気。 **かん‐き【勘気】** 悪事・失敗などに対して、君主・親などから受けるおとがめ。[コロ]「―にふれる」[コロ]「―をこうむる」 **かん・き【喚起】** 《名・他サ》注意や自覚、ある行動などを、呼びおこすこと。「世論を―する」「需要を―する」 **かん・き【官紀】** 官吏が守るべき規律。「―の粛正」 **かん・き【換気】** 《名・他サ》〔室内の〕よごれた空気を出し、新鮮な空気と入れかえること。―こう(―孔】室内のよごれた空気を外気と入れかえるために設けた穴。通風口。―せん【―扇】室内の空気を入れかえるための扇風機。換気ファン。 **かん・き【歓喜】** 《名・自サ》非常に喜ぶこと。「勝利に―する」「―の渦に包まれる」 **がん・ぎ【雁木】** (ガンの列のように、斜めに少しずつずらした、ぎざぎざの形の意)●階段のある桟橋{さんばし}。●坑内で使うはしごの一種。●大きくて歯のあらいのこぎり。おおが。●雪国で、雪が積もっても通れるように、のきから道路上にひさしを長く張り出して、その下を通路としたもの。また、そのひさし。 **かん・ぎく【寒菊】** 菊の園芸品種の一つ。霜に強く、晩秋から冬にかけて黄色い小さな花が開く。 **かん・ぎく【観菊】** さいた菊の花を観賞して楽しむこと。菊見。「一会」 **かん・きだん【寒気団】** 〔気〕広い範囲をおおう、冷たい空気のかたまり。「シベリアー」[対]暖気団。 **かんきつ‐るい【柑橘類】** ミカン科のうち、ミカン属・キンカン属・カラタチ属に属する果樹の総称。また、その果実の総称。ミカン・レモン・ザボン・オレンジなど。 <312> **かんぎ・てん【歓喜天】** 仏教の守護神。頭は象、体は人間の姿をした神。福をもたらし、夫婦和合・子宝の神とされる。もとは、ヒンズー教の神。大聖歓喜自在天。聖天{しょうでん}。 ***かん・きゃく【観客】** 映画・演劇・スポーツなどの興行を見る人。見物人。「多くのーが集まる」「一席」 類語観衆。 >類義語の使い分け「観衆・観客」 **かん・きゃく【閑却】** 《名・他サ》〔文〕軽んじてほうっておくこと。打ち捨てておくこと。「―できない問題」 類語等閑{なおざり}。 **かん・きゅう【官給】** 《名・他サ》政府から金銭・物品を支給すること。また、その金銭・物品。「一品」 **かん・きゅう【感泣】** 《名・自サ》〔人の行為やことばなどに〕深く感じて泣くこと。「恩師の温情に―する」 ***かん・きゅう【緩急】** ●〔文〕●ゆるやかなことと急なこと。ゆるいことと厳しいこと。 類語寛厳{かんげん}。 ●〔調子・速度などの〕早いことと遅いこと。 [四字]「一自在」 ●物事のひどくさし迫った状態。急。 [句]「一旦―あれば」 [参考]③の場合、「緩」には意味がない。 **―宜しきを・得る** 《句》 《ゆるやかなことと急なことの加減がちょうどよい意から》その場に応じて適切な対応をすること。 **がん・きゅう【眼球】** 脊椎動物の視覚器の主要部分。内側の網膜で光を感じ、視神経を経て大脳に伝える。目のたま。めだま。 **かんぎゅう・じゅうとう【汗牛充棟】** 〔文〕 《牛が汗をかくほどの重さと、家の棟{むね}まで届くほどの量の意から》 ●持っている本が非常に多いこと。 ●書物、特に類書の量がおびただしいこと。 **かん・きょ【官許】** 《名・他サ》〔文〕政府の許可。「―を得る」 類語勅許{ちょっきょ}。 **かん・きょ【閑居・間居】** 〔文〕 ●静かで落ちついた住まい。 ●《名・自サ》することがなく、ぶらぶらと過ごすこと。また、世事からはなれ、自分のしたいことをしてのんびりと暮らすこと。 [句]「小人―して不善をなす」《大学》 **かん・ぎょ【還御】** 《名・自サ》〔文〕天皇・三后などが出先からお帰りになること。 類語還幸。 [対]出御。 ***かん・きょう【感興】** 〔ある物事を見たり聞いたりしたときに興味がわいてくること。また、その興味。「―のおもむくままに詩をつくる」[コロ]「―を殺{そ}をぐ」 ***かん・きょう【環境】** ●人間その他の生物をとりまき、それに何らかの影響を与えるものとしての外界。「―を破壊する」 ●コンピューターが動作して作業をするための、ハード・ソフトの面の種々の条件。「―設定」 **ーアセスメント** 大規模な開発事業が自然をどの程度こわし、人間にどういう影響を与えるかを、事前に調査をすること。環境影響評価。 **―しょう【―省】** 公害防止や自然保護など、環境を守る行政をつかさどる国の行政機関。 **―ホルモン** 環境汚染物質のうち、体内に取り入れたとき、ホルモンと同じような働きをする化学物質の総称。内分泌攪乱物質。ダイオキシンやポリ塩化ビフェニール(PCB)などがある。 **―もんだい【―問題】** 〔主に人間の活動が原因となって生じる〕自然環境の悪化に関するさまざまな問題。大気・土壌・水質汚染、酸性雨、熱帯雨林の消失、地球温暖化など。 **かん・きょう【艦橋】** 軍艦の上甲板に一段高く作られた、将校が指揮をとる所。ブリッジ。 類語船橋{せんきょう}。 ***かん・ぎょう【寒行】** 寒の間に、寒さをたえしのんで行う苦行。寒念仏・寒参り・寒垢離{ごり}など。 **かん・ぎょう【勧業】** 政府が、産業を向上発展させるために力を入れてすすめること。「―博覧会」 **かん・ぎょう【官業】** 政府が経営する営利事業。国有林事業・印刷局・国立病院など。 [対]民業。 **がん・きょう【眼鏡】** めがね。〔古風な言い方〕 ***がん・きょう【頑強】** 《形動》 ●意志が強く、たやすく屈しないようす。「――に言い張る」「――に抵抗する」 ●体が、がっしりして丈夫なようす。頑健{がんけん}。「―な肉体」 **がん・ぎょう【願行】** 〔仏〕誓願と修行。 **かんきょく【寒極】** 地球上で最も気温の低い地点。 **かん・きり【缶切り】** かんづめを切り開く道具。 **かん・きん【官金】** 政府の所有する金銭。 類語公金。 **かん・きん【換金】** 《名・他サ》物や有価証券を売って現金にかえること。「在庫品を―する」「一作物」 [対]換物。 **かん・きん【桿菌】** 細長い形の細菌。赤痢菌・大腸菌・結核菌・腸チフス菌など。バチルス。 類語球菌。 **かんきん【監禁】** 《名・他サ》ある場所に閉じこめて行動の自由をうばうこと。「―罪」 **かん・きん【看経】** 《名・自サ》 ●経文を声を出さずに読むこと。 [対]読経{どきょう}。誦経{ずきょう}。 ●経文を読むこと。 **かん・ぎん【感吟】** 〔文〕《名・他サ》 ●感動して詩歌を作ること。 ●よい詩歌に感動して声を出して読むこと。 ***がん・きん【元金】** ●貸し借りしたり預金したりするときの利子計算のもとになる金額。 [対]利子。 ●もとになる資本金。もとで。「―がとぼしい」 =元金{がんきん}。 ***かん‐く【甘苦】** 〔文〕(「甘いことと苦いこと」の意から)楽しみと苦しみ。苦楽。 [句]「―を共にする」 類語甘酸{かんさん}。 **かん‐く【管区】** 管轄する区域。「第十――」 **かん‐く【艱苦】** つらいことや苦しいこと。艱難辛苦{かんなんしんく}。「―にたえる」 類語辛酸。苦難。 **がん・ぐ【玩具】** 子供が遊ぶ道具。おもちゃ。 **がんぐ【頑愚】** 《名・形動》〔文〕がんこで、おろかなこと。 類語頑迷{がんめい}。 **がんくつ【岩窟・巌窟】** 岩がえぐれてできた、大きなほら穴。岩穴{いわあな}。岩屋。石窟。 類語洞窟。 **かんく・の・あめ【寒九の雨】** 寒九(=寒の入りから九日目。一月一三日ごろ)に降る雨。[参考]豊年のきざしとされる。 **がん‐くび【雁首】** ●《雁の首に形が似ていることから》きせるの頭部。[参考]煙管{きせる}。(図)。 ●きせるの頭の形をした土管。 ●〔俗〕人間の首・頭。 **―を揃・える** 《句》何人かの人が揃う。雁首を並べる。 **かん・ぐ・る【勘繰る】** 《他五》勘をはたらかせて(悪く)推察する。邪推する。「裏切るのではないかとー・いる」 **かんぐん【官軍】** その時の・朝廷(政府)に味方する軍隊。官兵。 [句]「勝てばー負ければ賊軍」 [対]賊軍。 **かん・げ【勧化】** 《名・他サ》〔仏〕 ●仏の道にはいるように人々にすすめること。 ●寺などの建立・修復などのために、寄付をつのること。 ▽①②勧進{かんじん}。 **かん・けい【奸計・姦計】** 〔文〕〔人をおとしいれる〕悪いはかりごと。好策。[コロ]「―にはまる」 類語謀略。 **かん・けい【還啓】** 《名・自サ》〔文〕三后・皇太子が <313> 出先から皇居・御所に帰ること。 [対]行啓{ぎょうけい}。 **かんけん【官憲】** ●管轄する官庁。 ●〔権力に支えられた〕官吏。特に、警察官。「――の手が回る」 **かん・けん【官権】** 政府または役人の権力・権限。 **かん・けん【管見】** 〔文〕(管{くだ}の穴を通してものを見る意から)せまい見識・見解。[参考]自分の見識・見解を謙遜{けんそん}した言い方。「――を述べれば・・・」 ***かん・けい【関係】** ●《名・自サ》あることと他のあることとが、かかわりあうこと。また、そのかかわりあい。「需要と供給の―」「映画制作に―する」「事件の因果―を調べる」 類語関連。関与。 ●人と人との、あいだがら。「師弟の一」「兄弟の―を断つ」 ●《名・自サ》男女の間で性的交渉をもつこと。 ―づ・ける【―付ける】 《他下一》何らかの関係をもたせて結びつける。「犯罪と貧困とを―・ける」 **かん・けい【簡勁】** 《形動》〔文〕簡潔で力強いようす。「―な文章」 **かんげい【歓迎】** 《名・他サ》喜んで迎え入れること。「遠来の客を―する」「―の辞」「一会」 [対]歓送。 [注意]「歓仰」「観迎」は誤り。 **かんげいこ【寒稽古】** 寒中に行う武芸・芸事などの練習。 **かんけい・どうぶつ【環形動物】** 無脊椎動物の一つ。体形は多く円筒形で、前後につらなる多くの体節(環節)からなる。ミミズ・ゴカイ・ヒルなど。 **かん・げき【感激】** 《名・自サ》〔うれしいことがあったり、他人のすばらしい行動を見聞きしたりして〕激しく感動すること。「―にひたる」「―を新たにする」 類語感動。感銘。 **かん・げき【観劇】** 《名・自他サ》演劇を見ること。 **かんげき【間隙】** 〔文〕 ●物事と物事との間。すきま。すき。[コロ]「―を縫って歩く」[コロ]「―を突いて攻める」 ●人間関係のへだたり。不和。[コロ]「夫婦間にーが生じる」 **かん・げざい【緩下剤】** ききめのおだやかな下剤。 **かんけつ【完結】** 《名・自サ》〔続いていた小説・劇・物事などが〕しめくくりをつけて、すっかり終わること。「次号―」「連載小説が―する」 類語完了。 **かん・けつ【間欠・間歇】** 〔文〕一定の時間をおいて起こったりやんだりすること。 ―せん【―泉】 熱湯を水蒸気とともに周期的にふき上げる温泉。 **かんけつ【簡潔】** 《形動》簡単に要領よくまとまっているようす。「―な文章」「―に述べる」 **かんげつ【寒月】** さえて、いかにも寒そうに見える冬の月。「一中天にかかる」 **かんげつ【観月】** 月(特に中秋の名月)を観賞して楽しむこと。月見。「―の宴」 ***かんご【漢語】** ●昔、中国からはいって日本語となったもので、音読する語。また、それにならって日本で作った語のうち、漢字音にならって読むもの。[参考]和語。 ●漢民族の言語。中国語。 >日本語「漢語」 *漢語はもともと日本に輸入された中国語で、漢字で書かれ、音読みされる単語である。たとえば、「天地{てんち}」「立春{りっしゅん}」「山河{さんが}」「男女{だんじょ}」「言語{げんご}」などが漢語である。 「心臓」「気管」のような生理学用語、「金」「銀」「水晶」などの鉱物用語は大部分が漢語であり、「運命」「過去」「知識」など、抽象的なものを表す単語も多い。日本で漢字を組み合わせて新作した漢語も多く、「油断」「心配」などがそれであり、特に明治以後、外国語を訳すために、「会社」「哲学」「本能」「文化」など多くの漢語が作られた。これらの中には中国へ逆輸出したものもある。 漢語には漢字二字のものが多く、また、その発音には制限があり、たとえば一漢字を二音節で読むものは、第二音節が「ン・ツ・イ・キ」など少数のものに限られている。そのために同音語が多い。 古く漢語は教養がある人が用いた関係上、一般には通じにくい難解なものがある。また、「あす」の代わりの「明日{みょうにち}」、「持って行く」の代わりの「持参する」のような、改まった場で使うものもあり、「拝啓」「賀正」のような単語は女性は使わない傾向があった。 「物忘れ」と「失念」など、同じ意味であるが、漢語の方が高尚な言い方と考えられるものもあり、「宿屋」に対する「旅館」のように上等なものを指す語感のものもある。 **かんご【監護】** 《名・他サ》〔文〕監督し、保護すること。 ***かん‐ご【看護】** 《名・他サ"》けが人や病人の手当てや世話をすること。「手厚い―」 類語看病。介護。介抱。 >類義語の使い分け「介護・看護」 ―し【―師】 医師の医療を補助し、傷病者の看護などを行う人。看護師国家試験による免許を必要とする。 ―ふ【―婦】 女性の看護師の旧称。 ***かんご【閑語】** 《名・自サ》〔文〕 ●ゆったりした気分で静かに話をすること。また、その話。 ●ひまにまかせてむだ話をすること。また、その話。 ▽②閑談。閑話。 <314> **がんこ――かんさつ** **がんこ【頑固】** 《形動》〔他からの力に動かされず〕ある一つの考えや態度を押し通そうとするようす。かたくな。「―に言い張る」「―おやじ」[四字]「―一徹」[類語]頑迷。固陋。強情。●しつこく、いつまでも取り除けないようす。「―な汚れ」「――なみずむし」 **かん・こう【刊行】** 《名・他サ》〔書物などを〕印刷して世に出すこと。「一物」[類語]出版。上梓{じょうし}。発行。 **かん・こう【勘校】** 《名・他サ》〔二つの文章などを〕比べ合わせて異同や誤りを調べること。校勘。 **かん・こう【勘考】** 《名・他サ》〔文〕よく考えること。思案。「―の末、結論を出す」[類語]勘案。考慮。 **かん・こう【完工】** 《名・自他サ》工事が完了すること。工事を完了させること。「高層ビルが―した」[類語]竣工。[反]起工。 **かん・こう【感光】** 《名・自サ》〔フィルム・乾板・印画紙などが〕光線の作用を受けて化学変化をおこすこと。―し【一紙】表面に感光乳剤をぬってうすい膜をつくった紙。印画紙・複写紙など。 **かんこう【慣行】** ●古くからある例にならって行われる事柄。しきたり。「―に従う」「悪しきー」[類語]慣例。慣習。●ふだんから何回も行うこと。続けて行うこと。「ラジオ体操を毎朝の―にする」[類語]習慣。 **かん・こう【敢行】** 《名・他サ》無理や障害をおし切って行うこと。「突撃を―する」[類語]断行。強行。 **かん・こう【箝口・鉗口】** (「けんこう」の慣用読み)〔文〕《名・自サ》口を閉じてものを言わないこと。緘口{かんこう}。●《名・他サ》発言や言論の自由を束縛すること。ーれい【一令】当事者にとって不利益な発言を禁じる命令。「―をしく」 **かん・こう【緩行】** ●《名・自サ》〔文〕ゆっくり進むこと。徐行。●列車が各駅に停車しながら進むこと。鈍行。「一電車」[反]急行。 **かんこう【緘口】** 《名・自サ》〔文〕箝口{けんこう}。 **かんこう【観光】** 《名・自他サ》景色・名所・史跡などを見物して回ること。「一客」「―資源」「沖縄諸島を―する」[類語]遊覧。 **かんこう【還幸】** 《名・自サ》〔文〕天皇が出先から帰ること。[類語]還御。[対]行幸。 **かん・こう【寛厚】** 《形動》〔文〕心が広くて温厚なようす。「―な人物」 **がん・こう【眼光】** ●目のかがやき。目の光。「鋭いー」●物事を見通す力。洞察力。「真実を見ぬくー」 >―紙背に徹・する《句》(紙の裏側まで見通す意から)読書をするとき、字句の意味だけでなく、背後の深い意味までくみとる。眼光紙背にとおる。 **がん・こう【眼孔】** ●眼球のはいっている穴。目の穴。眼窩{がんか}。●見識(の範囲)。「――が広い」 **がん・こう【雁行】** 〔文〕(空を飛ぶガンの列の意から)《名・自サ》●ななめに並んで行くこと。「―飛行」●まさり劣りなく進むこと。「輸出高で―する二社」 **がんこう‐してい【眼高手低】** 他人の作品を批評することは上手でも、自分で作るのは下手であること。 **かんこうしょ【官公署】** 官署と公署。役所。 **かんこうちょう【官公庁】** 官庁と地方公共団体の役所。 **かんこう‐ば【勧工場】** 明治・大正時代に、多くの商店が一つの建物の中に商品を陳列し、販売した所。今の百貨店・マーケットなどの前身。勧商場。 **かんこうへん【肝硬変】** 「肝硬変症」の略。肝細胞がこわれて減り、繊維組織が増殖するために肝臓が硬化し機能が低下する病気。 **かんごえ【寒肥】** 寒中にほどこす肥料。寒ごやし。 **かん‐ごえ【癇声】** かんしゃくを起こして出す高い声。「―で子供をしかる」 **かんこく【勧告】** 《名・他サ》〔そうしたほうがよい、そうすべきであると〕説きすすめること。「退職を―する」「人事院―」[類語]勧誘。説得。 **かん‐ごく【監獄】** 刑事被告人や自由刑に処せられた者を拘禁する施設。「刑務所・拘置所」の旧称。 **かん‐こつ【寛骨・髖骨】** 腰部で、脊椎骨と下肢とを連結する骨。 **かんこつ【顴骨】** (「けんこつ」の慣用読み)目の斜め下の方にある、つきでた骨。頬骨{きょうこつ}。ほおぼね。 **かんこつ・だったい【換骨奪胎】** 《名・他サ》〔文〕(骨をとりかえ、胎(=胎児)を取って使う意から)古人の作った詩文の作意や内容を生かしながら、表現形式や語句などに新たな工夫を加えて新しい作品を作ること。[参考]俗に、「焼き直し」の意で使うこともある。 **かんこーどり【閑古鳥】** 「カッコウ」の別称。 >――が鳴・く《句》(カッコウが鳴く山里のように人けがない意)おとずれる客がなく、さびしくひまなようす。商売がはやらないようす。 **かん‐ごり【寒垢離】** 寒中に冷水を浴びて神仏に祈願をする・こと(修行)。寒行。 **かんこんそうさい【冠婚葬祭】** 人生の四つの重大な礼式。冠礼(元服)と婚礼と葬式と先祖の祭り。慣習として決まった形式で行われる慶弔の儀式。 **かん・さ【監査】** 《名・他サ》〔経営・会計などを〕監督し、検査する・こと(人)。「会計―」「一役」「―請求」 **かん・さ【鑑査】** 《名・他サ》〔書画・彫刻などを〕よく調べて評価を下すこと。「作品を――する」[類語]審査。 **かんさい【完済】** 《名・他サ》借金などを全部返すこと。皆済{かいさい}。「ローンを五年でーする」 **かん・さい【漢才】** 〔文〕漢学の才能。また、漢詩・漢文の教養。からざえ。かんざえ。[四字]「和魂―」 **かんさい【関西】** ●昔、逢坂{おうさか}の関所から西の諸国。●京都・大阪・神戸・奈良などを中心とする地方。特に、京阪神地方。関西地方。「―訛り」「―料理」[対]①②関東。 **かんざい【寒剤】** 低温を得るために使う混合物。たとえば氷に塩を入れたものなど。起寒剤。 **かんざい【管財】** 財産を管理したり、財務の仕事をしたりすること。「―課」ーにん【一人】他人、特に破産した人の財産を管理する人。財産管理人。 **かん・さく【奸策・姦策】** 〔文〕〔人をだます〕悪だくみ。奸計。「―を弄する」 **かん・さく【間作】** 《名・他サ》ある作物の畝{うね}の間に、他の作物を作ること。また、その作物。あいさく。 **がん・さく【贋作】** 《名・他サ"》にせの作品を作ること。また、その作品。「ピカソの―」[類語]偽作。贋造。 **かん・ざけ【燗酒】** あたためた日本酒。燗をした日本酒。[反]冷や酒。 **かんざし【簪】** 《「かみさし」の音便》女性の日本髪にさす装飾品。[類語]髪飾り。 **かんさつ【監察】** 《名・他サ"》〔経営・行政などが正しく行われるように〕調べて、とりしまる・こと(役)。 <315> 「―官」 ―い【―医】 不審死体を調べ解剖などを行い、死因を明らかにすることを任務とする医師。 **かんさつ【観察】** 《名・他サ》〔物事の状態・変化などを〕注意深く見守ったり、見きわめたりすること。「一眼」「一力」「アサガオの生長をーする」 **かん・さつ【鑑札】** ある種の営業や行為などに対して、役所が交付する許可証。「犬のー」 [参考]現在はふつう、「免許証」または「許可証」の語を用いる。 **がん・さつ【贋札】** 〔文〕にせ札。贋造紙幣。 **かん・ざまし【燗冷まし】** 燗をした酒の冷えたもの。 **かん・ざらし【寒晒し】** ●〔穀類などを〕寒中にさらすこと。また、さらしたもの。 ●寒中に、もち米を水にさらしてから粉にひいたもの。白玉粉{しらたまこ}。寒ざらし粉。 **かん・さん【換算】** 《名・他サ》ある数量を別の単位で計算して表すこと。また、その計算。「ドルを円に―する」「―表」 **かん・さん【甘酸】** 〔文〕(甘いことと、酸っぱいことの意から)楽しみと苦しみ。「―をなめる」 類語甘苦。 **かん・さん【閑散】** 《名・形動》 《「―と」の形で副詞的にも用いる》 ●[文]することがなくひまなこと。 ●静かでひっそりとしていること。「―とした店内」「―な住宅地」 ●市場の商いが不活発なこと。「商況は―だ」 **がんざん【元三】** 〔文〕 ●(年・月・日の三つの元(=はじめ)の意から)元日。 ●元日から三日間。=元旦{がんたん}。 **かん・し【冠詞】** (article) 欧米語などに見られる品詞の一つ。名詞の前につけて、数・性・格などを示す語。「定―」「不定一」 **かん・し【干支】** 十干{じっかん}と十二支。また、それらを組み合わせたもの。えと。[参考]年や日に配当して使う。 **かん・し【漢詩】** 中国の詩。また、それをまねて日本で作った詩。ふつう、一句が四言・五言・七言などからなり、平仄{ひょうそく}や脚韻{きゃくいん}の規則がある。古詩・楽府{がふ}・絶句・律詩などの種類がある。からうた。 **かん・し【環視】** 《名・他サ》〔多数の人が〕周りを取り巻いて見ること。 [四字]「衆人―」 **かん・し【監視】** 《名・他サ》悪い行為が行われないように、人の行動を注意して見張るここと(人)。「一の目を光らせる」「―をおこたる」「―カメラ」 **かんし【諫止】** 《名・他サ》〔文〕いさめて、思いとどまらせること。「暴挙を―する」 **かんし【諫死】** 《名・自サ》〔文〕目上の人の非をいさめるために死ぬこと。また、死を覚悟していさめること。 **かん・し【鉗子】** はさみのような形をした金属製の医療器具。体の組織をはさみ、牽引{けんいん}や止血などに用いる。 **かん‐じ【幹事】** 〔会・団体などで〕中心になっていろいろな事務の処理や折衝に当たる役(の人)。「社内旅行のー」「―長」 ***かんじ【感じ】** ●知覚すること。感覚。感触。「指先の―がなくなる」 ●物事から受ける印象や物事が引き起こす感情。「あたたかい―の色合い」「ーが悪い(=不快な印象を与える)」 **かん‐じ【漢字】** 中国で作られ使用されてきた表意文字。ふつう、日本で作られた国字もふくめていう。真名{まな}。本字。 **かん‐じ【監事】** ●団体などで庶務を担当する役(の人)。 ●法人の業務・会計などを監督する機関や人。 **かんじ【莞爾】** 《形動》〔文〕にっこりと笑うようす。「―として死地に赴く」 **かんじ・い・る【感じ入る】** 《自五》心に深く感じる。ひどく感心する。「見事な技に―・る」 **がんじがらめ【雁字搦め】** ●ひも・縄などを左右縦横から幾重にもかたく巻きつけること。「―にしばる」 ●強い束縛を受けて、ぬけ出す方法がなくなること。「規則でーにされる」=がんじがらみ。 ***かん・しき【鑑識】** ●《名・他サ》物のよしあしや真偽などを見分ける・こと(力)。「一眼」 [尊敬]御眼鏡{おめがね}。 ●犯罪捜査で、指紋・血液型・筆跡などを科学的に調べる係(の人)。「一課」 **かんじき【橇】** 深い雪の上を歩くとき、足が雪の中に入り込まないように、はきものの下につけるもの。木の枝・つるなどを輪の形に曲げて作る。わかん。わかんじき。 **がん・しき【眼識】** 物事の真偽・善悪・優劣などを見分ける力。 **かん・しつ【乾湿】** 乾燥していることと、しめっていること。 ―けい【―計】 空気中の湿度をはかる装置。 **かん・しつ【乾漆】** 奈良時代に中国から伝わった工芸技術の一つ。麻布を何枚も漆{うるし}でぬりかため、上塗りをしてしあげる。仏像などの製作に用いられた。「―像」 **がん・しつ【眼疾】** 〔文〕目の病気。眼病。 **がんじつ【元日】** 一年の最初の日。一月一日。 類語元旦{がんたん}。 **かん‐じつげつ【閑日月】** 〔文〕 ●ひまな月日。 ●気持ちに余裕のあること。 [句]「英雄―あり」 ***かんしゃ【官舎】** 政府・公共団体などがつくった公務員用の住宅。 類語公舎。 ***かんしゃ【感謝】** 《名・自他サ》〔人からの行為を〕ありがたいと思うこと。「神に―する」「―の意を表す」[コロ]「―にたえない」 >類語と表現「感謝」 *感謝の丁寧さは、通常、してもらったことの重大さや、相手への敬意に比例する。最大の謝意は無言になると言うより、無言を装う表現をとると言うべきか(感謝の言葉もない・お礼の申し上げようもございません・筆舌に尽くし難い御厚意を賜る)。最も普通の謝意の表現は「ありがとう」で、相手がこちらに与えてくれた利益に言う。「済みません」も詫{わ}びだけでなく、謝意の表現にもなりうる。 謝意・謝恩・謝儀・謝金・謝辞・謝状・謝礼・深謝・万謝・拝謝・礼・御礼・感恩・感佩{かんぱい}・三拝九拝 動詞表現 ありがたがる・恩に着る・多とする・徳とする 挨拶 ありがとう(ございます)・済みません・恐れ入ります・痛み入ります・かたじけない・もったいない・恐れ多い・心苦しい・厚く御礼申し上げます・感謝至極に存じます・お礼の申し上げようもございません・おおきに/サンキュー・メルシー・ダンケ・謝々{シェシェ} **かん‐じく【巻軸】** ●巻物。 ●巻物の、軸に近い終わりの部分。また、書物の末尾。 ●巻物や書物にある詩歌・俳句の中で、最もすぐれているもの。 **きかんしゃ【甘蔗】** かんしょ(甘蔗)。 <316> **かんじゃ――かんしょう** **かん・じゃ【冠者】** 〔文〕●昔、元服をして冠をつけた少年。また、若者。「猿面{さるめん}―」●〔大名などの〕召し使いの若者。=冠者{わかもの}。 **かん・じゃ【患者】** 病気・けがなどをして治療を受ける人。クランケ。「―を診察する」「入院―」 **かん・じゃ【間者】** 敵方にはいりこみ、ようすをさぐる者。間諜{かんちょう}。スパイ。〔古風な言い方〕「―を放つ」「―がはいり込む」[類語]回し者。隠密。 **かん・しゃく【官爵】** 〔文〕官職と爵位。 **かん・しゃく【癇癪】** 感情をおさえ切れず、すぐに怒りを表す・こと(性質)。[句]「―を起こす」[類語]癇癖。―だま【一玉】●〔俗〕かんしゃく。●砂をまぜた火薬を紙に包んで小さな玉にしたおもちゃ。つけると大きな音を出して爆発する。―もち【―持ち】癇癪を起こしやすい性質をもっている・こと(人)。癇持ち。 **かん・じゃく【閑寂】** 《名・形動》〔文〕〔おもむきがあって〕ものさびしく静かなこと。「―を楽しむ」「―な庭園」[類語]閑静。静寂。寂寞{せきばく}。 **かんじゅ【官需】** 政府・官庁の需用。[反]民需。 **かん・じゅ【感受】** 《名・他サ》●印象などを感じ取ること。「喜びを―する」●〔心〕感覚神経によって、外界の刺激を感じ取ること。―せい【―性】外界からの刺激を感じ取って心に感動を呼びさます働き。センシビリティー。[コロ]「―が豊かな人」[類語]感性。 **かん・じゅ【甘受】** 《名・他サ"》やむを得ないものとして、あまんじて受け入れること。「非難を―する」 **かんじゅ【貫首・貫主】** ●天台宗の最高の僧職。貫長。座主{ざす}。●各宗の総本山・諸大寺などの長。管長。貫長。=貫首{かんず}。 **がん・しゅ【癌腫】** 上皮性の細胞(=皮膚・粘膜・腺など)に発生する、悪性のはれもの。 **がん・しゅ【願主】** 〔文〕神仏に願い事をする、当人。 **かん・しゅう【慣習】** 長年にわたって行われてきたしきたり。ならわし。「――に従う」[類語]慣行。習慣。―ほう【―法】〔法〕慣習が、民衆の法意識にささえられて、法としての効力をもつようになったもの。不文法。 >類義語の使い分け「慣習・習慣」 [慣習・習慣]これまでの慣習(習慣)に従って行う [慣習]従来の慣習を考慮して制度を改革する [習慣]早寝早起きの習慣がついて健康になる **かん・しゅう【観衆】** 〔スポーツ・催し物などを見る〕大勢の人々。「大―が殺到する」[類語]観客。 >類義語の使い分け「観衆・観客」 [観衆・観客]劇的ホームランに観衆(観客)が熱狂する [観衆]五万を超える大観衆がスタンドを埋めつくす [観客]観客がまばらで空席が目立つ/観客動員数 **がん・しゅう【含羞】** 〔文〕恥じらい。はにかみ。「―の色を浮かべる」 **かん・じゅく【完熟】** 《名・自サ》果実や種子が完全に熟すこと。「―トマト」[反]未熟。 **かん・じゅく【慣熟】** 《名・自サ》物事に十分なれて、じょうずになること。「操縦に―する」[類語]習熟。 **かん・しゅだん【慣手段】** 〔文〕いつも用いている手段。慣用手段。 **かん・しょ【寒暑】** (冬の)寒さと(夏の)暑さ。「―の差がはげしい」[類語]寒暖。 **かん・しょ【官署】** 〔文〕官庁と諸機関の総称。「―へ陳情に行く」[類語]公署。 **かん・しょ【漢書】** 〔文〕漢文で書かれた(中国の)書物。漢籍。からぶみ。[反]洋書。和書。国書。[注意]「かんじょ」と読めば「中国の前漢の歴史書」の意。 **かん・しょ【甘蔗】** (「かんしゃ」の慣用読み)「サトウキビ」の別称。 **かん・しょ【甘藷・甘薯】** 「サツマイモ」の別称。 **かん・しょ【関雎】** 夫婦が仲むつまじく礼儀正しいこと。[故事]「関」は「関関(=鳥がのどかに鳴く声の形容)」の略、「雎」は「雎鳩(=ミサゴ。夫婦仲がよいとされる水鳥)」の略。文王と王妃との和合の徳を詠じた「詩経」の詩から。〈詩経・関雎〉 **かんじょ【官女】** 昔、宮中・将軍家などに仕えた女性。官女{かんじょ}。「三人一」[類語]女官。 **かんじょ【寛恕】** ●〔文〕心が広く、思いやりがあること。[類語]寛大。●《名・他サ》広い心であやまちなどを許すこと。「ごーを請う」[参考]多く、手紙文で使う語。 **かんじょ【緩徐】** 《形動》〔文〕〔物事の進み方や動作が〕ゆっくりしているようす。「―楽章(=クラシック音楽などで、ゆっくりしたテンポの楽章)」[類語]緩慢。 **がん・しょ【雁書】** 〔文〕手紙。書簡。[故事]漢の時代、蘇武が匈奴に捕らえられたとき、手紙をガンの脚に結びつけて漢の皇帝に送ったという故事から。〈漢書・蘇武〉 **がん・しょ【願書】** ●神仏への願い事を書いた文章。願文{がんもん}。●許可を求めるために必要事項を記して提出する書類。特に、入学願書。 **かん・しょう【冠省】** 〔文〕(季節の挨拶などを省略したの意で)手紙文の最初に書く語。[類語]前略。 **かん・しょう【勧奨】** 《名・他サ》〔文〕よいことだといってすすめること。「退職―」[類語]奨励。 >使い分け **かん・しょう【勧賞】** 《名・他サ》〔文〕ほめて、はげますこと。「―に値する行い」 **かん・しょう【奸商・姦商】** 〔文〕不正な手段で利益を得る商人。悪徳商人。 **かん・しょう【完勝】** 《名・自サ》完全に勝つこと。[反]完敗。 **かん・しょう【干渉】** 《名・自サ"》●自分と直接関係のない物事に立ち入って、あれこれと指図したり口出し <317> したりすること。「他人の生活に―する」 類語容喙{ようかい}。 ●[法]国際法で、一国が他国の内政・外交などに対して強制的に介入すること。「三国―」「内政―」 ●〔理〕[光波・音波などで〕二つ以上の波が重なりあって、その力を強めあったり弱めあったりすること。また、その現象。 **かん・しょう【感傷】** 物事に心を動かされやすい・こと(傾向)。特に、さびしくなったり悲しくなったりする気持ち。 [句]「―にふける」 ―てき【―的】 《形動》悲哀の感情にとらわれやすいようす。センチメンタル。「―な詩」 **かん・しょう【感賞】** 〔文〕 ●《名・他サ》感心してほめること。 類語嘆賞。 ●功績をほめて与えるほうび。 **かん・しょう【環礁】** 環状に発達して海面をとりかこんでいるさんご礁。「ビキニー」 ***かん・しょう【癇症・癇性】** ●〔医〕疳{かん}。 [表記]ふつう「癇症」と書く。 ●《名・形動》神経質で、ひどく怒りっぽかったり、潔癖であったりする・こと(性質)。 **かん・しょう【管掌】** 《名・他サ》自分の管轄の仕事として、監督し、取りあつかうこと。「政府―の事業」 >使い分け「カンショウ」 *鑑賞〔芸術作品を味わう〕芸術鑑賞・名曲を鑑賞する・詩を鑑賞する・能楽を鑑賞する・名園を鑑賞する *観賞〔美しいものめずらしいものをながめ楽しむ〕観賞魚・桜の花を観賞する・夜景を観賞する・名月観賞会 *観照〔客観的に観察し本質を見きわめる〕自然を観照する・観照的態度を貫く *勧奨〔すすめはげます〕退職勧奨・新種の栽培を勧奨する・勧奨は通告の前段階 [参考]「鑑賞/観賞」の区別は芸術作品か否かにあるが、現実の表記としては「名月鑑賞会・鯉{こい}の鑑賞会」が行われたり、「映画鑑賞・映画観賞」などの二様の表記が行われたりする。前者は、名月・鯉を芸術相当と見なしたもの、後者は芸術の認定をめぐって表記がゆれている例である。共に誤りとすることはできない。 **かん・しょう【緩衝】** 《名・他サ》対立する物事の間で、その不和や衝突をやわらげる・こと(もの)。 ―ちたい【―地帯】 対立する二つ(以上)の国または勢力の間で衝突をさけるために設けた中立地帯。[参考]対立・衝突などをやわらげる役割を果たす物事のたとえにも使う。 **かん・しょう【観照】** 《名・他サ》対象を主観をまじえずにありのままに観察し、その深い意味をとらえようとすること。「人生を―する」 >使い分け **かん・しょう【観賞】** 《名・他サ》物を見て、ほめ味わいながら楽しむこと。「月を―する」「―魚」 >使い分け **かん・しょう【鑑賞】** 《名・他サ》見たり聞いたりして理解し、よさを味わうこと。「文学―」 >使い分け **かん・しょう【簡捷】** 《形動》〔文〕物事の進め方が手軽ですばやいようす。 類語敏捷{びんしょう}。 **かんじょう【冠状】** 冠{かんむり}のような形。かんむり状。 ―どうみゃく【―動脈】 心臓壁に冠状に分布する動脈。冠動脈。 ***かん‐じょう【勘定】** ●《名・他サ》数を数えること。計算。「人数を―する」 ●《名・他サ》金銭の収支を計算すること。また、利害や得失の計算。 [句]「―が合う」 ●〔複式簿記で〕増加と減少を記入する二つの欄(=借方・貸方)をもつ形式。資産・負債・資本・収益・費用の各項目の変動を明らかにするために設ける。 ●《名・他サ》代金を支払うこと。また、その代金。[コロ]「―をすます」 ●《名・他サ】予想して見積もること。[コロ]「彼女が来ることもーに入れる(=考慮する)」 **―がき【―書き】** 売掛金の請求書。付け。かんじょうしょ。 **―ずく【―尽く】** 《名・形動》損得だけを考えて事をすること。計算ずく。算盤{そろばん}ずく。 [表記]現代仮名遣いでは「―づく」も許容。 **―だか・い【―高い】** 《形》損得の計算にこまかいようすだ。打算的である。算盤高い。 **―合って銭足らず** 《句》 《計算は合っているが現金が不足している意から》理論と実際とが一致しないたとえ。 **かんじょう【勧請】** 《名・他サ》 ●神仏の霊を分けて、別の所に移して祭ること。 ●神仏の霊のおいでを願うこと。 **かんじょう【干城】** 〔文〕(盾と城の意から)国を守る武士・軍人。 ***かん‐じょう【感情】** 心の中に起こる、うれしい・悲しい・楽しい・さびしいという気持ち。[コロ]「ーをおさえる」 類語情操。 **―いにゅう【―移入】** (Einfühlung) 芸術作品や自然などの対象の中に自分の感情を投射し、対象と自分とが一つに融合することを意識する心理作用。 **―てき【―的】** 《形動》 ●感情に関するようす。「―には理解できる」 ●感情をすぐ表面に出しがちなようす。「―な議論」 [対]理性的。 **かんじょう【感状】** 〔文〕功績のあった者に上官が与える賞状。「―授与式」 **かん・じょう【灌頂】** ●〔仏〕真言宗で、仏門に入るときや修道者が一定の地位に上がるときに、頭に香水{こうずい}などを注ぐ儀式。 ●〔仏〕墓石に水を注ぐこと。 **かん・じょう【環状】** 環{わ}のような形・状態。「―星雲」 ―せん【―線】 環状に走る電車・バスなどの路線。 **かん・じょう【管状】** くだのような形。管状{かんじょう}。 **かん・じょう【艦上】** 軍艦の上。軍艦の上の部分。 **がん・しょう【岩床】** 〔地〕岩漿{がんしょう}が地層の間にはいりこみ、板状に広がってかたまったもの。 **がん・しょう【岩漿】** 〔地〕地中の深い所で種々の鉱物が地熱でとけているもの。地表に噴出すると溶岩になり、冷えて固まると火成岩になる。マグマ。 **がん・しょう【岩礁】** 海水の下にかくれている大きな岩。 類語暗礁。 **がん・しょう【翫賞】** 《名・他サ》〔文〕美術品・文学作品などのよさを味わうこと。賞翫{しょうがん}。鑑賞。 **がんじょう【頑丈】** 《形動》丈夫でがっしりしているようす。「―な体」「―にできているテーブル」 類語堅固。 **かん・しょく【寒色】** 寒い感じをあたえる色。青色、またはそれに近い色。 [対]暖色。温色。 ***かんしょく【官職】** ●官と職。[参考]「官」は公の職務の分類、「職」は担当すべき職務の範囲。 ●〔法〕国家公務員が一定の職務と責任をもって占める地位。 **かん・しょく【感触】** ●外からの刺激にふれて皮膚に <318> **かんしょ――かんせい** **かん・しょく【感触】** ●〔物が体にふれたときに〕起こる感じ。手ざわり。肌ざわり。「つるつるしたー」[類語]触感。●〔相手の態度や話などから〕何となく受ける感じ。「成算ありとのーをつかむ」 **かん・しょく【間色】** 原色をまぜあわせてできる色。中間色。 **かん・しょく【間食】** 《名・他サ》食事と食事の間にものを食べること。また、その食べ物。あいだぐい。 **かん・しょく【閑職】** 大した仕事のない、重要でない職務。「―に移される」[反]激職。 **がん・しょく【顔色】** 〔文〕かおの色。かおつき。 >―無・し《句》恐れや驚きのために顔色が青くなる。また、相手に圧倒されて手も足も出ないことのたとえ。「新人の活躍にベテランも―・しの体に」 **かん・じる【感じる】** 《他上一》●刺激されて感覚を生じる。「肌でー・じる」「痛みを―・じる」●感動する。感心する。[句]「人生意気に―・ず〈魏徴・述懐〉」●心に思う。「不安を―・じる」「―・じる所あって辞職する」=感ずる。[類語と表現]「思う・考える・感じる」 **かん・じる【観じる】** 《他上一》●[仏]心を落ち着けて真理をさとる。「無常を―・じる」●心に思いうかべて観察する。思いみる。「時局を―・じる」=観ずる。 **かん・しん【寒心】** 《名・自サ》〔恐れや心配のために〕ぞっとすること。おそろしく思うこと。 >――に堪え・ない《句》心配でたまらない。 **かん・しん【奸臣・姦臣】** 主君に対して、わるだくみをする家臣。 **かん・しん【感心】** 《名・形動・自サ》りっぱな物やすぐれた行動に対して、深く心を動かされること。「見事な作品に―する」〔逆説的に、つまらない事やばかばかしい行為に対して、おどろきあきれる気持ちをこめても言う〕「頭の固いのには―した」 **かん・しん【歓心】** 〔自分によくしてくれた相手に対して〕うれしいと思う心。 >―を買・う《句》気に入られようとして努める。機嫌をとる。「上司の―・う」 **かん・しん【甘心】** 《名・自サ》それでよいと思うこと。快く思うこと。満足すること。〔古風な言い方〕 **かん・しん【関心】** ある事に特に心をひかれ、注意をはらうこと。[コロ]「ーが高い」[コロ]「世間の―を集める」[類語]興味。―じ【―事】特に心にかかっている事柄。「国民の一大ー」 **かんじん【勧進】** 《名・他サ》[仏]寺・仏像などの建立や修理のため、寄付をつのること。勧化{かんげ}。「―相撲」―ちょう【一帳】勧進の趣旨を記した帳面・巻物。―もと【一元】●勧進のためにする相撲・芝居などの興行主。●ある事を発起し、その世話をする人。 **かんじん【寛仁】** 《名・形動》〔文〕心が広く思いやりがあること。寛仁{かんにん}。[類語]寛大。―たいど【―大度】心が広くなさけ深く、度量が大きいこと。 **かんじん【閑人】** 〔文〕ひまな人。閑人{ひまじん}。 **かんじん【肝心・肝腎】** 《名・形動》(肝と心、または、肝臓と腎臓は体の中で欠かせないものの意から)何かをするのにそれがいちばん大切であること。「―な勉強をなまける」「辛抱がーだ」[類語]肝要。―かなめ【一要】《名・形動》きわめて肝心なこと。もっとも大切なこと。「―の主役が決まらない」 **かんしん‐せい【完新世】** 地質時代の区分の一つ。新生代第四紀の更新世の次の時代で、最後の氷期が終わった約一万年前から現在まで。もと、沖積世といった。 **かんじん・より【かんじん縒り】** (「かんぜより」の転)→かんぜより。 **かん・す【罐子】** ●茶の湯に使う茶釜。●青銅・真鍮{しんちゅう}製の湯わかし。 **かんすい【冠水】** 《名・自サ》〔商品・田畑・作物・橋などが〕大水などで水をかぶること。「道路が―する」 **かんすい【完遂】** 《名・他サ》完全になしとげること。「目的を―する」[類語]貫徹。[注意]「かんつい」は誤読。 **かん・すい【鹹水】** 塩をふくんだ天然の水。海水。「一魚」[類語]塩水。[反]淡水。 **がんすい・たんそ【含水炭素】** 「炭水化物」の旧称。 **かんすう【関数・函数】** (function)〔数〕ある数yが他の数xの変化につれて決まった変化をするとき、xに対するyのこと。[参考]yがxの関数であることをy=f(x)で表す。 **かんすうじ【漢数字】** 漢字のうちで、数を表すもの。一・二・・・・・・十・百・千・万など。[参考]アラビア数字・ローマ数字。 **かん・する【姦する】** ■《自サ変》〔文〕性的交渉をもつ。姦通する。■《他サ変》〔文〕女性をおかす。 **かん・する【関する】** 《自サ変》ある物事に関係をもつ。かかわる。関係する。「人命に―・する問題」 **かん・する【冠する】** ■《他サ変》〔文〕●冠を頭にのせる。●「あることばを〕上につける。「企業名を―・したスポーツ大会」■《自サ変》〔文〕元服する。 **かん…する【箝する】** ■減する②。 **かん・する【緘する】** 《他サ変》〔文〕●封をする。●「口を―・する」の形で〉口を閉じる。また、口を封じて物を言わせない。箝{かん}する。 **かん・ずる【感ずる】** 《他サ変》感じる。 **かん・ずる【観ずる】** 《他サ変》観じる。 **かん・せい【乾性】** ●〔空気にふれると〕すぐかわいてしまう性質。「―塗料」●水分をあまりふくまない性質。[反]湿性。―ゆ【―油】空気中に置くとすぐに酸化し、かわいて固まる植物油。亜麻仁油・桐油など。ペンキ・印刷インク・油絵の具などに使う。[反]不乾性油。 **かん・せい【喚声】** おどろいたり興奮したりして出すさけび声。「あまりの大きさにーをあげる」 **かん・せい【喊声】** 〔味方を勇気づけ、敵を恐れさせるために〕大ぜいの人があげるさけび声。鯨波{げいは}。ときの声。「―をあげて突進する」「天地をゆるがすー」 **かん・せい【完成】** 《名・自他サ"》すっかりできあがること。また、全部しあげること。「新校舎がーした」「―を見る」[類語]完了。完結。 **かん・せい【官制】** もと、国の行政機関の名称・組織・権限などを決めた法規。[参考]現憲法下では用いられない。 **かん・せい【官製】** 政府で作ること。また、そのもの。「一品」[反]私製。―だんごう【一談合】公共事業の発注で、公務員が主導して行われる談合。 **かんせい【感性】** 外界からの刺激によって何らかの印象を感じとることができる直観的・受動的な能力。「豊かな <319> **かん・せい【慣性】** 〔理〕他から力の作用を受けない限り、物体がいつまでもその運動(または静止の状態)を続けようとする性質。惰性{だせい}。「―の法則」 **かん・せい【歓声】** 喜んで出すさけび声。よろこびの声。「観客の間に―が起こる」 類語歓呼。 **かん・せい【管制】** 《名・他サ》 ●非常の場合などに、国家が自由な活動を強制的に管理・制限すること。「報道―を敷く」「灯火―」 類語統制。 ●航空機の航行を管理・規制すること。「航空―塔」「一官」 **かん・せい【陥穽】** 〔文〕 ●落とし穴。わな。 ●人をおとし入れるための計略。「敵の―にはまる」 **かん・せい【鼾声】** 〔文〕いびき。 **かん・せい【閑静】** 《形動》〔場所などが〕静かでひっそりとしているようす。「―な住宅街」「―な山里」 **かん・ぜい【間税】** 「間接税」の略。 [対]直税。 **かん・ぜい【関税】** 輸入される貨物に課する税金。 **かんせい・ひろう【眼精疲労】** 目を使うときに、目の疲れや痛み・頭痛・視力低下などを起こす状態。目の酷使などで起きる。 **かんぜおん【観世音】** 大慈大悲{だいじひ}の徳をそなえ、人々の悩みを救う菩薩{ぼさつ}。阿弥陀仏の左脇に立つ。観世音菩薩。観音{かんのん}。[参考]勢至菩薩{せいしぼさつ}。 **かん・せき【漢籍】** (中国人によって)漢文で書かれた書物。漢書{かんしょ}。 **がん・せき【岩石】** 地殻をつくっている物質。火成岩・水成岩・変成岩・混成岩に大別される。岩{いわ}。「―圏」 **かん・せつ【冠雪】** 雪が山の頂に(かぶりものをつけたように)降り積もること。「富士山の初―」 **かん・せつ【官設】** 国家の費用で設置する・こと(もの)。 類語公設。 [対]私設。 **かん・せつ【環節】** ミミズやヒルなどの節足動物・環形動物の体をかたちづくる、環{わ}のような形の節。 **かん・せつ【間接】** 物と物とがじかに関係しないで、間に他のものを置いていること。また、遠回しな状態であること。「―の援助」「一照明」「ーにしか知らない人」 [対]直接。 ―きつえん【―喫煙】 喫煙者から流れてくる煙を、たばこを吸わない人まで吸わされてしまうこと。受動喫煙。 ―ぜい【―税】 実際に税を負担する人とそれを納める人とが異なる税。消費税・酒税・たばこ税など。間税。[参考]製造・販売者が納税者となり、消費者は負担者となる。 [対]直接税。 ―せんきょ【―選挙】 有権者が選挙人をえらび、その選挙人が代表者をえらぶ選挙制度。アメリカ大統領の選挙などがその例。 [対]直接選挙。 ―わほう【―話法】 他人の発言を引用するとき、そのままの表現を引用するのではなく、話し手の立場からの表現に直して引用すること。[参考]直接話法。 **かん・せつ【関節】** 二つの骨のつながっている部分。骨の連結部。「肩の―が外れる」「―炎」 **かん・ぜつ【冠絶】** 《名・自サ》〔文〕比べるものがないほどすぐれていること。「世界に―する大事業」 類語卓絶。 **がんぜ・な・い【頑是無い】** 《形》幼くて、してよいことと悪いことの区別がつかない感じだ。「―・い子供」 **かんぜ・より【観世縒り】** 和紙を細く切って、指先でかたくよってひものようにしたもの。書類をとじたりするのに使う。かんじんより。かんじより。こより。 **かん・せ・られる【冠せられる】** 《連語》 《他動詞「冠する」の未然形+受身の助動詞「られる」》〔ある有名な、または象徴的なことばを〕上につけられる。「大統領の名が―・られた空港」 **かんせん【乾癬】** 銀白色のうろこ状の細片をつけた発疹ができる慢性の皮膚病。 **かんせん【官選】** 《名・他サ》〔ある役目につく人やすぐれた作品などを〕政府がえらぶこと。国選。 [対]民選。 **かんせん【幹線】** 道路・鉄道・電線などで、おもな地点間を結ぶ重要な線。 類語本線。 [対]支線。 **かんせん【感染】** 《名・自サ》 ●病原体が体内にはいること。うつること。「結核に―する」 類語伝染。 ●ある物事に感化・影響されること。「悪に―する」 ―しょう【―症】 病原微生物に感染してかかる病気。結核・コレラなど。「性―症」 類語伝染病。[参考]「感染症予防法」によりあらたに定義された語。 **かん・せん【汗腺】** 皮膚の中にあって汗を出す腺。 **かんせん【艦船】** ●軍艦と、一般の船舶。 ●〔旧海軍で〕艦艇の総称。 **かんせん【観戦】** 《名・他サ》試合などの(勝ち負けの)ようすを見物すること。「名人戦を―する」 **かんぜん【勧善】** よい行いをすすめること。 **かんぜん【完全】** 《名・形動》欠点や不足のないこと。必要な条件が十分にそろっていること。「―な形」「―を期する」「一武装」 類語万全。完璧。 >類義語の使い分け「完璧・完全」 ―じあい【―試合】 野球で、一人の投手が一試合を完投し、相手チームを無安打・無四死球・無得点に退け、味方の失策もなく、一人の走者も塁に出さずに勝った試合。パーフェクトゲーム。 ―はんざい【―犯罪】 罪の証拠がまったくわからないように仕組まれた犯罪。「―をねらう」 **かんぜん【間然】** 《名・他サ》〔文〕欠点を指摘して非難すること。 **―する所が無・い** 《句》完全でとやかく言う余地がない。完璧である。「十二分に表現されて―・い」 **かんぜん【敢然】** 《形動》正しいと思うことを、思いきって行うようす。「―と立ち向かう」 類語決然。 **がん・ぜん【眼前】** その人が見ている目の前。すぐ近い所。目前。「―の光景」 類語眼下。 **かんぜん・ちょうあく【勧善懲悪】** よい行いをすすめ、悪い行いをこらしめること。勧懲。 **かんぜん・むけつ【完全無欠】** 《名・形動》完全でまったく欠点のないこと。〔「完全」を強めた言い方〕「―の防備」 **かん‐そ【簡素】** 《名・形動》飾りけがなく、質素なこと。「―な結婚式」「一化を図る」 **がん・そ【元祖】** ●一家の先祖。 ●ある物事を始めた最初の人。創始者。 類語鼻祖。始祖。 **かん・そう【乾燥】** 《名・自他サ》かわくこと。また、かわかすこと。「―させた果実」「空気がーする」 ―か【―化】 乾いた状態になること。特に、気候の変化などにより、ある地域が乾燥した状態に変化すること。「気候の変化によってーが進む」 **こん‐そう【乾草】** かりとってほした草。ほしくさ。 **かん・そう【完走】** 《名・自サ》決められたコースを最初から最後まで走り通すこと。「マラソンをーする」 **かん‐そう【感想】** ある事柄について、心に感じた思い。所感。「映画の―を話す」「―文」 類語感慨。 **かん・そう【歓送】** 《名・他サ》出発する人をよろこんで送ること。「一会」 [対]歓迎。 **かん・そう【観想】** 《名・他サ》〔真の姿をとらえようと <320> して〕静かに思いをこらすこと。「人生をーする」 **かんそう【観相】** 人相・手相などを見て、その人の性質や運命を判断すること。「―術」 **かんと【間奏】** 独奏や独唱などの途中で、伴奏楽器だけで演奏する部分。また、その演奏。 ―きょく【―曲】 多楽章の楽曲の間やオペラの幕あいなどに演奏される小曲。インテルメッツォ。 **かんぞう【甘草】** マメ科の多年草。夏から秋にかけて蝶形の淡紅色の花をつける。根は乾燥させて、甘味料・薬用に用いる。甘草{リコリス}。 **かんぞう【肝臓】** 内臓器官の一つ。腹腔{ふくこう}の右上部にある大きな分泌腺。胆汁{たんじゅう}を生成し、炭水化物をグリコーゲンとしてたくわえるほか、解毒作用など、多様な機能をもつ。 **かんぞ【萱草】** ユリ科の多年草。葉は剣状で、夏、オレンジ色の花をつける。萱草{わすれぐさ}。 **がん・そう【含嗽・含漱】** ●《名・自サ》〔文〕口をすすぐこと。うがい。 ●「含嗽剤」の略。うがい薬。 **がん・そう【顔相】** かおの見かけ。 **がん・ぞう【贋造】** 《名・他サ》本物に似せてつくること。また、つくったもの。偽造。「―紙幣」 類語贋作。 **かん・そく【観測】** 《名・他サ》 ●自然現象をくわしく観察・測定すること。「気象―」 ●物事をよく観察し、将来の成り行きをおしはかること。「希望的―」 **かん・ぞく【奸賊・姦賊】** 〔文〕心のねじけた、悪人。 **かん・そん【寒村】** さびれた貧しい村。「海浜の―」 類語貧村。 **かんそん・みんぴ【官尊民卑】** 政府や官吏を尊び、民間や一般人をいやしむこと。 **カンタータ** 管弦楽つきの独唱・重唱・合唱からなる、大がかりな声楽曲。交声曲。「教会―」 ▽cantata **カンタービレ** 器楽曲の発想記号の一つ。なだらかに演奏することを表す。「歌うように」の意。 ▽cantabile **かん・たい【寒帯】** 地球の南緯・北緯それぞれ六六度三三分から両極までの、非常に寒冷な地帯。[参考]温帯・熱帯。 **かん・たい【歓待・款待】** 《名・他サ》心をこめて手厚くもてなすこと。「遠来の客を―する」 **かん・たい【緩怠】** 〔文〕 ●《名・形動》するべき事をなまけること。 ●ておち。過失。「―をわびる」 ●《名・形動》無礼。不作法。「一至極」 **かん・たい【艦隊】** 二隻以上の軍艦で編制した部隊。「連合―」 類語船隊。 **かん・だい【寛大】** 《名・形動》心が広く、思いやりのある態度で接すること。人の失敗や欠点をとがめだてしないこと。「―な処置」 類語寛容。寛仁。鷹揚{おうよう}。 **がん・たい【眼帯】** 眼病の人などが目を保護するためにあてるもの。ガーゼなどでつくる。 **かんたい‐じ【簡体字】** 中国で使われている、簡略化された漢字。東→东、華→华、義→义など。簡字。簡化字。[参考]繁体字{はんたいじ}。 **かん・だか・い【甲高い・疳高い】** 《形》〔子供や女性などの〕声の調子が高くするどい感じだ。 **かんたく【干拓】** 《名・他サ》海岸や湖などの水を干して、農耕などに適した土地にすること。「一地」 **がん・だて【願立て】** 《名・他サ)神仏に願をかけること。願かけ。立願。「全快をいのってーをする」 **かん・たまご【寒卵】** 寒の季節にうんだ鶏卵。栄養価が高いとされる。 **かんたん【感嘆・感歎】** 《名・自サ》ひどく感心すること。深く感じ入ること。「すばらしい成果に―する」 ―し【―詞】 「感動詞」に同じ。 ―ふ【―符】 文の終わりにつけて感嘆の意を表す符号「!」。エクスクラメーションマーク。 **かんたん【肝胆】** 〔文〕(肝臓と胆囊{たんのう}の意から)真実の心。心の底。 **―相照ら・す** 《句》互いに心の底まで打ちあけて親しくつきあう。 **―を砕・く** 《句》懸命に物事を行う。 **かんたん【邯鄲】** ●中国の地名。河北省南部にある都市。戦国時代、趙{ちょう}の都。 ●コオロギ科の昆虫。体は淡黄緑色で、長い触角をもつ。「ルールールー」と低い声で鳴く。 **―の歩み** 《句》むやみに人のまねをし、自分本来のものも忘れて両方とも失うことのたとえ。 [故事]昔、中国で、田舎の青年が趙の都邯鄲へ行って都会風の歩き方を習ったが習得できず、その上、自分の歩き方までも忘れてしまったという説話から。〈荘子・秋水〉 **―の枕{まくら}** 《句》「邯鄲の夢」に同じ。 **―の夢** 《句》人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえ。黄梁{こうりょう}の夢。黄粱一炊{いっすい}の夢。一炊の夢。盧生{ろせい}の夢。邯鄲の枕。[故事]昔、中国の趙の都邯鄲で、盧生という青年が道士に枕を借りてねたところ、次第に立身出世して金持ちになった夢をみたが、目が覚めてみるとねる前にたいていた黄梁がまだ煮え終わらないくらいの短い時間であったという故事から。〈枕中記〉 **かんたん【簡単】** 《形動》 ●こみいってなく、わかりやすいようす。「―な問題」「―な操作」 [対]複雑。 ●時間・手数などがかからないようす。「―に説明する」「―に昼食をすます」 ―ふく【―服】 簡単に仕立てた女性用の夏のワンピース。あっぱっぱ。 **かん・だん【寒暖】** 〔文〕寒さと暖かさ。 類語寒暑。 ―けい【―計】 気温をはかる道具。温度計。 **かん・だん【歓談・款談】** 《名・自サ》うちとけて、楽しく話し合うこと。また、その話。「―のひと時」 **かん・だん【間断】** 続いているものの、切れ目。〔多く「―なく」の形で「絶え間なく」の意で使う〕「―のない緊張」「銃声がーなく聞こえる」 **かん・だん【閑談】** 《名・他サ》 ●〔ひまつぶしに〕気楽な話をすること。また、その話。 ●〔文〕静かに話をすること。また、その話。 ▽①②閑語。閑話。 **がん・たん【元旦】** ●元日の朝。一月一日の朝。元朝。歳旦。 ●〔俗〕一月一日。元日。 **かん・ち【完治】** 《名・自サ》病気やけがが完全になおること。かんじ。 **かん・ち【寒地】** 寒冷な土地。 [対]暖地。 **かん・ち【奸知・奸智・姦智】** 〔文〕悪がしこい知恵。悪知恵。 [句]「―にたける」 類語狡知{こうち}。 **かん・ち【感知】** 《名・他サ》 ●感じとって知ること。気づくこと。「事の重大性を―する」 類語察知。 ●ある刺激を感じとって反応すること。「火災一器」 **かん・ち【換地】** 《名・他サ》土地と土地を交換すること。また、交換したかわりの土地。替え地。 **かんち【閑地】** 〔文〕 ●静かな土地。 ●空き地。 ●ひまな地位・職務。「―に就く」 類語閑職。 **かん・ち【関知】** 《名・自サ》ある物事にかかわりあい <321> をもち、事情などを知っていること。〔多く、打ち消しの語を伴う〕「一切―しない」「小生のーする所にあらず」 **かん・ちがい【勘違い】** 《名・他サ》うっかりして思い違いをすること。思い違い。「瀬音を雨と―する」 **かん・ちく【寒竹】** タケの一種。表皮に紫色の模様がある。秋にたけのこがでる。観賞用・生け垣用。紫竹{しちく}。 **がん・ちく【含蓄】** 〔あることばや話の〕表面にあらわれない深い意味や味わい。「―のある文章」 [句]「―に富む」 **かん・ちつ【巻帙】** 〔文〕書物。巻{かん}と帙{ちつ}(=おおい)の意から。 **かん・ちゅう【寒中】** 寒の入りから寒の明けまでの期間。寒の内。また、冬の寒さのきびしい期間。「―水泳」 [対]暑中。 **かん・ちゅう【閑中】** 〔文〕ひまで用事のない時。 [句]「忙中一あり」 [対]忙中。 **がん・ちゅう【眼中】** 目に見える範囲。また、考慮したり関心を持ったりする範囲内。 **―に無・い** 《句》問題にしない。 **かん・ちょう【勧懲】** 〔文〕「勧善懲悪」の略。 **かん・ちょう【完調】** 体などの調子が完全であること。 **かん・ちょう【官庁】** ●〔法〕国家の意思を決定し、それを外部に表示し、執行する国家の機関。 ●役所。官署。「―に勤める」 **かん・ちょう【干潮】** 潮がひいて、海面が一日のうちでもっとも低くなる状態。引き潮。 [対]満潮。 **かん・ちょう【浣腸・灌腸】** 《名・自サ》肛門から薬液を入れること。腸を洗ったり、便通をよくしたり、人工栄養を補給したりするために行う。 **かん・ちょう【管長】** 〔宗〕神道・仏教などで、一つの宗派の長。 **かん・ちょう【艦長】** 軍艦を指揮し統率する長。 **かん・ちょう【貫長・貫頂】** 〔仏〕 ●天台宗の座主{ざす}の称。 ●各宗の総本山・諸大寺の長。 ▽②貫首{かんず}。 **かん・ちょう【間諜】** ひそかに敵地にはいりこみ、ようすをさぐって味方に知らせる者。間者。スパイ。 **かん・ちょう【館長】** 〔図書館・美術館・博物館など〕館{やかた}と呼ばれる施設の長。 **がん・ちょう【元朝】** 元日の朝。元旦。 **かんつう【姦通】** 《名・自サ》道徳にそむいた性的関係をむすぶこと。特に、配偶者のある者が、配偶者以外の相手と性的関係をもつこと。 類語密通。 **かん・つう【貫通】** 《名・自サ》ある物の中をつらぬいて通ること。「弾丸が胸を―した」「―銃創」 **カンツォーネ** イタリアの大衆的な歌。 ▽canzone **かん・づ・く【感付く】** 《自五》直感的に気づく。感知する。「怪しいと―・く」 **かん・つばき【寒椿】** ●ツバキ科の常緑低木。一二月ごろから翌年の二月ごろにかけて、淡紅色または紅紫色の八重の花がつく。 ●冬の寒いうちにさくツバキ。冬椿{ふゆつばき}。[参考]②はふつう、俳諧で言う。 **かんづめ【缶詰】** ●調理した食品を缶に入れて密封し、加熱殺菌して長く保存できるようにしたもの。 ●仕事をさせるため、本人の同意を得て、ある場所にとじこめておくこと。「ホテルにーになる」 **カンテ** ●登山で、岩壁のするどく突出している部分。 ●スキーのジャンプ競技で、踏み切り台の先端。 ▽Kante **カンテラ** 携帯用の石油ランプ。箱形などの容器に石油を入れ、綿糸の芯{しん}に火を灯す。 ▽kandelaar (=ちょうちん。燭台) **カンデラ** 《名・助数》国際単位系における光度の単位。一カンデラは、周波数540×10¹²ヘルツの単色光を放射し、その放射強度が六八三分の一ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度。記号cd ▽candela **かんてん【寒天】** ●〔文〕さむざむとした冬の空。「―の星」 類語寒空{さむぞら}。 ●テングサを煮てとかした汁を固めたものをこおらせ、かわかしたもの。また、水にもどして煮とかしてゼリー状にしたもの。菓子の材料などにする。 **かん・てん【干天・早天】** 日照りが続いている(夏の)空。ひでり。 類語旱魃{かんばつ}。 **―の慈雨** 《句》 ●日照り続きの後、やっと降った雨。待ちのぞんでいたものが、やっとかなえられること。 **かん‐てい【官邸】** 大臣・長官など、高級官吏の在任中の住居として、政府が貸し与える邸宅。「首相―」 類語公邸。 [対]私邸。 **かんてい【艦艇】** 大小さまざまな軍艦の総称。[参考]「艦」は大型、「艇」は小型のものをいう。 **かんてい【鑑定】** 《名・他サ》真偽・よしあしなどを見定めて判定すること。また、その判定内容。目きき。「刀剣を―する」「筆跡―」 類語鑑識。鑑別。 **がん‐てい【眼底】** ●眼球の内面の、網膜のある部分。「―出血」 ●心の奥底。「母の姿がーに焼きつく」 **―を払・う** 《句》すっかり心から消え去る。 **かんてい‐りゅう【勘亭流】** 歌舞伎の看板や番付などを書くのに用いる、丸みのある筆太の書体。江戸時代、中村座の看板を書いた岡崎屋勘亭が始めたといわれる。 **かんてき** 〔西日本の方言〕七輪。 **かんてき【閑適】** 《名・形動》〔文〕のんびりと心静かに楽しむこと。 [四字]「悠々ー」「―自在」 **かんてつ【貫徹】** 《名・他サ》ある一つのことをつらぬきとおすこと。最後までやりとおすこと。 [四字]「初志―」 [注意]「完徹」は誤り **かんでん【乾田】** ●水はけがよく、排水すれば畑にもなる田。 [対]湿田{しつでん}。 ●収穫後のよくかわいた田。 **かんでん【感電】** 《名・自サ》動物の体に電流が流れてショックを受けること。「―死」 **かんてんきち【歓天喜地】** 〔文〕《天に向かって喜び、地に向かって喜ぶ意から》非常に喜ぶこと。 **かんでんち【乾電池】** 電解液を金属容器に密封した携帯用の一次電池。マンガン電池・アルカリマンガン電池・水銀電池など。 [対]湿電池。 **かんてんぼうき【観天望気】** 雲や空の様子、また生物の行動を観察して、経験から天気を予想すること。 **かん・と【官途】** 〔文〕官吏としての職務・地位。 **かん・ど【感度】** 刺激に対して反応する度合い・程度。「高―のフィルム」「一良好」 **かん・とう【巻頭】** 巻物や書物の初めの部分。巻首。 <322> 「―をかざる論文」「一言」 [対]巻末。 **かん・とう【完投】** 《名・自サ》野球で、一人の投手が、一試合の初回から最終回まで投げ通すこと。 **かん・とう【官等】** 官吏の身分の等級。官位。 **かん・とう【敢闘】** 《名・自サ》勇ましくたたかうこと。「よくーして勝ち残る」「―精神」 類語奮闘。 **かん・とう【竿灯】** 秋田市などで八月三~六日の夜行われる七夕祭り。また、それに用いる道具。竹竿に横竹を結び、四六~四八個の提灯{ちょうちん}をつるしたもの。 **かん・とう【竿頭】** 〔文〕さおの先。[参考]百尺竿頭{ひゃくしゃくかんとう} **かん・とう【関東】** ●昔、逢坂{おうさか}の関所から東の諸国。 ●関東地方。東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川の一都六県から成る。 類語坂東{ばんどう}。 [対]①②関西。 ―だき【―煮き】 「おでん」の関西地方での呼び名。関東煮{だき}。かんとだき。 **かん・とう【関頭】** 〔文〕物事の重大な分かれ目。せとぎわ。「生死のーに立つ」 **かん・どう【勘当】** 《名・他サ》品行がよくないことなどの理由で、主人・師匠・親などが家来・弟子・子などとの縁を切ること。「―息子」 類語義絶。 **かん・どう【間道】** わき道。ぬけ道。 [対]本道。 **がん・とう【岩頭・巌頭】** 〔文〕岩の上。岩の突端。 **かんとう・い【貫頭衣】** 一枚の布に穴をあけ、そこに頭を通して着る衣服。 **がんどう・がえし【強盗返し】** 歌舞伎で、背景を後ろへ転倒させて次の背景を立ち上げて一気に場面を変える大道具の仕掛け。どんでん返し。 **かんとう・し【間投詞】** ●外国語の感動詞をいう語。 ●まれに日本語で、文の途中にはさまれる、特に意味のないことばをいう語。「ええと」「あのう」の類。また、「感動詞」と同義に用いられることもある。 **かんどう・し【感動詞】** 話し手の感動や呼びかけ・応答などを表す語。自立語で活用がなく、ふつう、単独で文となり、修飾語をそえることがない。「おや」「はい」「いいえ」「さようなら」「おはよう」など。感嘆詞。 **たいよし【間投助詞】** 助詞の一つ。文節の切れ目に用いて、語調をととのえ、感動・余情・強調の意をそえる。「な」「ね」「さ」「よ」など。[参考]「感動助詞」「詠嘆助詞」などとも呼ばれる。 **がんどう‐ちょうちん【強盗提灯】** ちょうちんの一つ。鉄・ブリキなどで釣り鐘形のおおいをつくり、中に自由に回転するしかけのろうそく立てと反射鏡をつくりつけたもの。光は正面だけを照らす。がんどう。 [表記]「龕灯提灯」とも書く。 **かんとく【感得】** 《名・他サ》〔真理・道理などを〕感じとってさとること。「人生の意義を―する」 類語感知。 **かんとく【監督】** ●《名・他サ》人の上に立って取りしまったり指図したりする・こと(人)。 ●映画・スポーツ競技などで、指揮・指導すること。また、その役(の人)。 **かんどころ【勘所】** ●三味線・琴などの弦楽器で、目的の音を出すために指先で弦をおさえるべき位置。 ●物事をうまくする上で十分配慮すべき点。肝心なところ。[コロ]「ーをおさえる」 類語②つぼ。 [表記]①は「甲所」とも書く。②は「肝所」とも書く。 **がんと‐して【頑として】** 《副》強く自分の意見を主張して、他人の意見を聞き入れないようす。「―ゆずらない」 **カントリー** ●いなか。郊外。「―ライフ」 [対]アーバン。 ●「カントリーミュージック」の略。アメリカ南部・西部の農村部から生じた、白人の大衆音楽。 ▽country ―クラブ 都市の郊外にゴルフ場・テニスコートなどを設けた、保養・娯楽施設。 ▽country club **かんな【鉋】** 材木の表面を平らにけずるための大工道具。かたい木の台に鉄の刃を斜めにはめこんである。 **カンナ** カンナ科の多年草。春植え球根で、赤・黄・橙色などの花を初夏から初秋につける。 ▽canna **かん・ない【管内】** 役所などの管轄区域の中。「警視庁―の事故」 [対]管外。 **かん・ながら【随神・惟神】** 《副》〔古〕神であらせられるまま。神の御心のまま。 [連]「―の道(=神道)」 **かんな‐づき【神無月】** 〔雅〕陰暦一〇月の別称。神無月。 [参考]太陽暦の一〇月にもいう。 **かんなべ【燗鍋】** 酒の燗をするのに使う銅製のなべ。平たいやかんに似ている。 **かんなめ・さい【神嘗祭】** 天皇がその年の新穀を伊勢神宮に奉納する祭儀。一〇月一七日に行われる。神嘗祭{にいなめさい}。 **かんなん【艱難】** 《名・自サ》〔文〕困難に出あって苦しみなやむこと。つらく苦しいこと。 **―汝{なんじ}を玉にす** 《句》人間は困難なことを経験することによって、りっぱな人物になる。 **かんなん‐しんく【艱難辛苦】** 困難に出あってつらく苦しい思いをすること。[コロ]「―に耐える」 類語千辛万苦。 **かんにゅう【嵌入】** 《名・自他サ》〔文〕はまりこむこと。また、はめこむこと。 **かん・にゅう【貫入】** 《名・自他サ》 ●つらぬいて中にはいる(入れる)こと。 ●陶磁器の表面に細かく出るひび。乳{にゅう}。貫乳{かんにゅう}。 **かん・にょう【繞】** 漢字の部首「 」の称。うけばこ。かんがまえ。 ***かん・にん【堪忍】** ●《名・他サ》怒りをおさえて他人の過失・無礼などを許すこと。勘弁。「ならぬーするが―(=堪忍できないことを堪忍することが真の堪忍である)」 類語忍耐。辛抱。 ●《感》人に許しをこうときの語。ごめん。〔多く関西地方で使う〕「―な」 **―袋の緒が切・れる** 《句》これ以上我慢できなくなって怒りだす。 **がん・にん【願人】** 〔文〕 ●願書・訴え書などをさし出した人。願い主。 ●神仏に願をかける人。 ●「願人坊主{ぼうず}」の略。江戸時代、僧の姿をした乞食{こじき}。 **カンニング** 《名・自サ》試験で、受験者が監督者の目をぬすんで不正行為をすること。 ▽cunning (=ずるい) **かんぬき【閂】** (「貫の木{き}」の転) ●観音開きの門・戸を内側から閉ざすための横木。 [句]「門にーをかける」 ●相撲で、もろ差しになった相手の腕を両手でかかえこんで強くしめつける技。 **かん・ぬし【神主】** 神社に仕え神を祭る人。また、その長。神官。 類語神職。禰宜{ねぎ}。 **かん・ねい【奸佞・姦佞】** 《名・形動》〔文〕心が <323> ねじけて口先がうまい・こと(人)。 [四字]「一邪知」 **かんねいじゃち【奸佞邪知・奸佞邪智】** 心がねじけていて、人にこびへつらい、悪がしこい・こと(人)。「―の輩」 **かん・ねん【元年】** ●その天皇の治世のはじまった最初の年。「持統天皇―」 ●年号の改まった最初の年。「平成―」 **かん・ねんぶつ【寒念仏】** [仏]寒中の夜、鉦{かね}をたたき念仏を唱えながら寺院に参拝すること。寒念仏{かんねん}。 ***かん・ねん【観念】** ●(idea) [哲〕ある物事を意識したときあらわれる主観的な形象。イデア。イデー。 ●「ある物事に対する〕人がいだく考えや意識。「時間の―がない」「固定―」「強迫―」 ●《名・他サ》あきらめること。覚悟すること。「もうだめだと―する」 類語覚悟。 >類義語の使い分け「覚悟・観念」 **―てき【―的】** 《形動》具体的な事実からはなれて、頭の中だけの考えにかたよるようす。「―な改良案」 [対]実際的。 **―ろん【―論】** ●〔哲〕外界は、自己の観念で認めたものであり、精神から独立して存在するものではないとする考え方。 [対]唯物論。実在論。 ●具体的な事実からはなれて、頭の中だけでつくり出した考え。 **―の臍を固・める** 《句》もうこれまでとあきらめる。覚悟する。 >評論・キーワード 観念 *「観念」は、ある物や事柄を意識したとき、その人の意識の中にあらわれる意識内容である。概念と同じく、ある物や事柄に対して心の中で思い描いた何らかのイメージや考えを指すが、より曖昧でぼんやりした個人的・主観的なものと考えるとわかりやすい。 「あの人は時間の観念がない」という場合、その人は客観的な時間の存在は知っているが、個人的な時間のペースが適切でなく、ルーズな人であったりする。「時間の概念のない社会」という場合、その社会に属する人全員が「時間」というものの客観的存在を知らないということで、SF的世界のような意味でしか用いられない。 論点観念は「観念的」「観念論」のような複合語になると、具体的な事実からはなれたものとしてマイナスな意味をもつことが多い。また「固定観念」という語があるように、その人が強く抱いた、自分だけの考え方という意味でも使われることもある。 [参考]評論・キーワード「概念」 **かん・の・いり【寒の入り】** 小寒にはいること。一月六日ごろ。 **かんのう【堪能】** 《名・形動》◆堪能{たんのう}。 [対]不堪能。 **かん・のう【完納】** 《名・他サ》納めるべき金品を残らず納めること。「税金を―する」 類語全納。 **かん・のう【官能】** 性的な感覚を受け入れる働き。 ―てき【―的】 《形動》肉体的な快感をそそるようす。性的感覚を刺激するようす。「―な描写」 類語肉感的。肉欲的。 **かん・のう【感応】** 《名・自サ》 《「かんおう」の連声》 ●ある物事にふれて心が感じ動くこと。 ●〔仏〕信仰する心が神仏に通じること。 ●〔理〕「誘導②」に同じ。 **かん・のう【間脳】** 脊椎動物の脳で、大脳半球と中脳をむすぶ部分。自律神経の中枢と知覚伝導路の中継所がある。 **かん・の・むし【疳の虫】** ●疳{かん}をおこす原因と考えられていた虫。 ●「疳」の俗称。「―がおこる」 **かん・の・もどり【寒の戻り】** 暖かくなった晩春のころ、一時的に異常に寒くなる現象。 **かん・のん【観音】** 「観世音」の略。 ―びらき【―開き】 〔観音をおさめた厨子{ずし}の扉のように〕まん中で左右に開くしくみの扉。また、その開き方。 **かんば【樺】** かば(樺)。 **かん・ば【汗馬】** 〔文〕 ●馬を走らせて汗をかかせること。また、走って汗をかいた馬。 ●駿馬{しゅんめ}。 **―の労** 《句》〔文〕(乗った馬が汗をかくほど走り回る労苦の意から) ●戦場でたてるてがら。戦功。武勲。 ●あちこち動き回る苦労。「―をいとわない」 **かん・ば【駻馬・悍馬】** 性質があらく、人になれにくい馬。荒馬{あらま}。あばれ馬。 **かんぱ【寒波】** (cold wave)冬、大陸上空の寒気が波のように周期的におそってきて、気温が急激に低下する現象。「―襲来」 [対]熱波。 **かんぱ【看破】** 《名・他サ》真相を見破ること。見ぬくこと。「悪だくみを―する」 **カンパ** ●大衆に呼びかけて、政治運動などの資金を集めること。また、集めた資金。 ●《名・他サ"》カンパに応じて金銭を出すこと。また、その金銭。[参考]「カンパニア(kampaniya)」の略。 **かんばい【寒梅】** 寒中にさく梅。 **かんばい【観梅】** 〔文〕梅の花を観賞すること。梅見。 **かん・ぱい【乾杯・乾盃】** 《名・自サ》祝福の気持ちをこめて、いっせいにさかずきを取って、酒を飲みほすこと。また、その時のかけ声。「―の音頭をとる」 **かん・ぱい【完敗】** 《名・自サ》完全に負けること。 [対]完勝。 **かん・ぱい【感佩】** 《名・自サ》〔文〕受けた恩などを深く感謝すること。「恩情に―する」 **かん‐ぱく【関白】** 《「関{あずか}り白{もう}す」意》 ●昔、天皇を助けて一切の政治を行った重職。実質は摂政と同じ。 ●権力・威力の強いもの。「亭主―」 **かんばし・い【芳しい・馨しい・香しい】** 《形》 ●においがよい。かぐわしい。「―・い花の香」 ●いぶった(焼いた)においがよい。こうばしい。「―・い焙じ茶」 ●《ふつう、下に打ち消しの語を伴って》期待にかなっている。おもわしい。「成績が―・くない」「―・くない評判がある」 ▽かんば・し《シク》。 **かんばし・る【甲走る】** 《自五》細い声が高くするどくひびく。「―・った子供の声」 **カンバス** ●あらく織った麻の布。帆布{はんぷ}。ズック。 ●油絵をえがくための画布。キャンバス。 ▽canvas **かんばせ【顔・顔容】** 《「かおばせ」の音便》 ●[雅〕顔。顔つき。「花の―」 ●面目。体面。〔古風な言い方〕「何の―あって相まみえん(=面目なくて会えない)」 **かんぱち【間八】** アジ科の海魚。体長約一・五メートル。食用。 **かん・ばつ【旱魃】** (農作物に必要な)雨が、長い間降らないこと。「―で稲がかれる」「―に見舞われる」 [表記]「干魃」とも書く。 類語干天。日照り。 **かんばつ【簡抜】** 《名・他サ》〔文〕〔必要な人や物を〕よりぬくこと。 類語抜擢{ばってき}。 <324> **かん・ばつ【間伐】** 《名・他サ》良質の樹木を育てるため、密生した樹木を適当な間隔に切り除くこと。すかし切り。「一材」 **かんぱつ【煥発】** 《名・自サ》〔文〕すぐれた才能などが、勢いよく外にかがやき現れること。 [四字]「才気―」 **かん・ぱつ【渙発】** 《名・他サ》〔文〕詔勅{しょうちょく}を広く天下に発すること。「詔書を―する」 **―を容れ・ず** 《句》「間{かん}髪を容れず」に同じ。 **カンパニー** 会社。商会。 ▽company **がん・ば・る【頑張る】** 《自五》 ●自分の意志を押し通す。「これだけは譲歩できないと―・る」 類語突っ張る。押し切る。 ●〔困難なことをやりとげるため〕忍耐して努力する。「徹夜で―・る」 類語踏ん張る。粘る。 ●ある場所をしめて、どかないでいる。「警官が入り口で―・っている」 ***かんばん【看板】** ●商店・興行場などで、店名・商品名や演目・芸人名などを書いて、人目につくようにかかげるもの。 ●信用を得ている店の名。屋号。「―にかかわる」 [句]「―に傷がつく」 類語のれん。 ●人の注意をひき、人気を集めるためにかかげるもの。表向きの名目。「ボランティアを―にする」 ●表向きの名目。外見。見かけ。 ●〔閉店のとき看板をはずすことから〕飲食店などがその日の営業を終えること。閉店。「今日はもうーです」 **―だおれ【―倒れ】** 見かけは立派だが、内容がそれに伴わず貧弱なこと。「―の政策」 **―むすめ【―娘】** 店頭に出て客をひきつけて、商売を繁盛させる娘。 **―に偽り無し** 《句》外見と実質とが一致している。 **―を下ろ・す** 《句》 ●その日の営業を終えて店を閉める。 ●営業を続けることをやめて、店をたたむ。 **かん・パン【乾パン】** 水分を少なくして堅めに焼いた、ビスケットのような小形のパン。おもに携帯・保存用。 **かん・ぱん【乾板】** 写真感光板の一種。ガラスなどの透明な板に、感光乳剤をうすくぬり乾燥させたもの。 **かん・ぱん【官版・官板】** ●政府が刊行すること。また、その出版物。 [対]私版{しはん}。 ●江戸時代、幕府の昌平坂{しょうへいざか}学問所で教科書として出版した漢籍。 **かん・ぱん【干犯】** 《名・他サ》他の領域まで干渉して、その権利をおかすこと。「統帥権{とうすいけん}の―」 類語侵犯。 **かん・ぱん【甲板】** 船舶の上部にある広く平らな床。デッキ。[参考]船舶関係では「こうはん」と言う。 **がんばん【岩盤】** 地中にある大きな岩石層。〔きわめて強固なものにたとえる〕「一規制」〔天然の石を言う〕「一浴」 ***かん・び【完備】** 《名・自他サ》〔設備などが〕すべて完全に備わること。また、完全に備えること。「宿泊施設のーした研修所」「冷暖房―」 [対]不備。 **かん・び【甘美】** 《形動》 ●甘くて味がよいようす。 ●うっとりするほど楽しく快いようす。「―な旋律」 **かんぴ【官費】** 政府から出る費用。「―留学」 [参考]現在では、ふつう「公費」と言う。 [対]私費。 **がん・ぴ【雁皮】** ●ジンチョウゲ科の落葉低木。暖かい山地に自生する。葉は卵形。夏、黄色の小花を枝先につける。樹皮は和紙の原料となる。 ●「がんぴ紙」の略。 ―し【―紙】 ガンピの樹皮の繊維でつくった、うすくてじょうぶな上質の和紙。 **かんびょう【看病】** 《名・他サ》病人やけが人につきそって世話をすること。「祖母を―する」 類語看護。 **かんぴょう【干瓢・乾瓢】** ユウガオの果肉をひものように細長くむいてかわかした食品。「一巻き(=干瓢ののり巻き寿司)」 **かんぴょうき【間氷期】** 地質時代の氷期と氷期の間の、比較的温暖な時期。 **かん・ぶ【幹部】** 会社・団体などの重要な地位にいて、活動の中心となる人。 類語中枢。 **かん・ぶ【患部】** 病菌におかされたり傷ついたりした部分。「―を消毒する」「―が痛む」 **かん・ぷ【乾布】** かわいた布。「―摩擦」 **かん・ぷ【姦夫】** 〔文〕夫のある女性と肉体関係をもった男性。 類語情夫。間男{まおとこ}。 **かん・ぷ【姦婦】** 〔文〕夫以外の男性と肉体関係をもった女性。 **かんぷ【完膚】** 〔文〕傷のまったくない皮膚。また、傷のない箇所。欠点のない箇所。 **―無き迄** 《句》 《傷を受けない所がないまでの意から》徹底的に。「―敵をやっつける」 **かん・ぷ【悍婦】** 気性の荒い女性。 **かんぷ【還付】** 《名・他サ》〔文〕政府が一時所有・領有・租借していた物を、もとの持ち主へもどすこと。「―金」「一請求」 類語返付。返還。 **カンファレンス** ●会議。委員会。 ●競技連盟。=コンファレンス。 ▽conference **カンフー【功夫】** 中国拳法。クンフー。 ▽中国gong-fu **かん・ぷう【寒風】** 冬にふく寒い風。 **かん・ぷう【完封】** 《名・他サ》 ●相手の活動を完全に封じること。「敵の攻撃を―する」 ●野球で、投手が相手のチームに最後まで得点を与えずに勝つこと。シャットアウト。「―勝ち」 **かん・ぷく【官服】** 官吏の制服。 **かん・ぷく【感服】** 《名・自サ》欠点がないとして感心すること。「腕前に―する」 類語心服。敬服。 **がん・ぷく【眼福】** すぐれたもの、美しいものなどを見ることができた幸福。 [句]「―にあずかる」 **かんぶくろ【紙袋】** 《「かみぶくろ」の転》紙でつくった袋。[参考]古風な言い方。 **かんぶつ【乾物】** かわかして、長く保存できるようにした食品。かんぴょう・こんぶ・するめなど。「一屋」 **かん・ぶつ【奸物・姦物】** 〔文〕悪知恵にたけた悪人。 **かん・ぶつ【換物】** 《名・他サ】多額の金銭を品物にかえること。[参考]特に、金銭を高価な物にかえて財産を守ることにいう。 [対]換金。 **かん・ぶつ【灌仏】** 〔仏〕 ●仏像に香水などをそそぎかけること。 ●「灌仏会{え}」の略。 ―え【―会】 [仏]釈迦の誕生日(四月八日)に花御堂{はなみどう}の中に誕生仏を安置し、香水・甘茶などをそそぎかけて供養する行事。仏生会{ぶっしょうえ}。花祭り。灌仏。花供養{はなくよう}。 **がん・ぶつ【贋物】** 〔文〕ある物ににせて作った物。にせもの。 [対]真物{まもの}。 **かんぶな【寒鮒】** 寒中にとれるフナ。 **かん・ぶり【寒鰤】** 寒中にとれるブリ。脂が乗っている。 **カンフル** 精製した、しょうのう液。カンフル剤。 ▽Kamfer -ざい【―剤】 ●カンフル。 ●カンフル注射。 ―ちゅうしゃ【―注射】 しょうのう液の注射。心臓衰弱・仮死・呼吸困難などのときに打つ。カンフル剤。〔末期的な状態をたちまち回復させる効力をもつものの意にも用いる〕「不景気に対する―が必要だ」 <325> **かんぷん【漢文】** ●漢字で書かれた、古い中国の文章。「一訓読」 ●日本で漢文をまねて書いた、漢字だけで書いた文章。 ▽和文。 **かんぷん【感奮】** 《名・自サ》〔文〕心に強く感じてふるい立つこと。「―興起」 類語発奮。奮起。 **かん・ぺい【観兵】** 国王・元首などが兵隊を整列行進させて検閲すること。「―式」 類語閲兵。観閲。 **かんぺい・しゃ【官幣社】** 旧社格の一つ。古くは神祇官{じんぎかん}から、明治以降は宮内省から幣帛{へいはく}をささげて祭られた神社。[参考]一九四六(昭和二一)年廃止。 **かん・ぺき【完璧】** 《名・形動》 《きずのない宝玉の意から》欠点がまったくないこと。完全無欠。「―な答案」「―を尽くす」 類語完全。十全。万全。 [注意]「完壁」は誤り。 >類義語の使い分け「完璧・完全」 **かん・ぺき【癇癖】** 癇癪{かんしゃく}を起こしやすい性質・癖。 **がん・ぺき【岸壁】** ●〔文〕壁のように険しくきり立った岸。 ●大きな船を横づけできるように、港や河岸にコンクリートや石で作った壁。 **がん・ぺき【岩壁・巌壁】** 壁のように険しくきり立った山の岩肌。「―をよじ登る」 **かん・べつ【鑑別】** 《名・他サ》〔物の真偽・良否・種類などを〕調べて見分けること。「にせ札をーする」「ひなの雌雄を―する」「―法」 類語鑑定。識別。 **かん・べに【寒紅】** 寒中につくった紅。紅の最上品とされる。 **かんべん【勘弁】** 《名・他サ》他人のあやまち・要求などをがまんできるものとして許すこと。「その発言は―できない」「謝るからーしてくれ」 類語容赦。堪忍。 **かんべん【簡便】** 《名・形動》〔方法・取り扱いなどが〕簡単で便利なこと。手軽なこと。「―な方法をとる」 類語重宝。軽便。 **かん・ぺん【官辺】** 〔文〕官庁方面。「一筋に」 **かんぼう【官房】** 内閣・各省などに置かれる内部部局の一つ。長官に直属し、機密事項・予算・会計・人事・文書の事務を取りあつかう。「内閣―」 ―ちょうかん【―長官】 「内閣官房長官」の略。 **かんぼう【感冒】** おもにウイルスによって起こる呼吸器系の炎症の総称。発熱・のどの痛み・せきなどの症状をあらわす。風邪{かぜ}。[参考]流行性感冒。 [注意]「寒冒」は誤り。 **かん・ぼう【監房】** 刑務所・拘置所で、囚人を入れておく部屋。 **かん‐ぼう【観望】** 《名・他サ》〔文〕 ●〔景色などを〕広く遠くまでながめること。 ●事の成り行きを、少しはなれてうかがい見ること。「情勢を―する」 **かん・ぼう【官報】** 政府が、国民に広く知らせるために、国の公文書その他の公示事項を編集してのせる日刊機関紙。財務省印刷局が発行する。 **かんぼう【漢方】** 古代中国で発達し日本に伝来した医術。皇漢医学。「一医」「一薬」 **かん・ぼう【艦砲】** 軍艦に装備した火砲。「―射撃」 **かんぼう【観法】** ●〔仏〕心に真理を思いうかべ念じること。 類語観念。 ●〔文〕人相を見る法。 **がん・ぼう【願望】** 《名・他サ》ある結果が実現するように願いのぞむこと。また、その願い。願望{ねがい}。「―を遂げる」 類語希望。念願。 **かんぽうのまじわり【管鮑の交わり】** 《句》互いによく理解しあった、きわめて親しい交際。 [故事]春秋時代、斉の管仲と鮑叔牙{ほうしゅくが}とが終始変わらない友情をもって交わったという故事から。〈列子・力命〉 **かん・ぼく【灌木】** 「低木」の旧称。 [対]喬木{きょうぼく}。 **かん・ぼく【翰墨】** 〔文〕 ●筆と墨。筆墨。 ●詩文・書画を書くこと。また、その詩文・書画。 **かん・ぼつ【陥没】** 《名・自サ》土地や身体などの一部分が落ち込むこと。陥落。「道路が―する」「―湖」 **かんぽん【刊本】** ●印刷し発行された書物。 ●「版本{はんぽん}」に同じ。 [対]②写本。稿本。 **かんぽん【完本】** 分冊された書物で、欠けた巻がなく、全部そろっている本。丸本{まるほん}。「源氏物語のー」 [対]欠本。端本{はほん}。零本{れいほん}。 **がんぽん【元本】** ●事業のもとになる金。もとで。 ●[法]利益・収入を生じるもとになる財産や権利。 **サンマ」** **カンマ** コンマ。 ▽comma **ガンマ** 【Γ・γ】(ギリシャ語アルファベットの第三字を表す名称。英語のG・gに当たる) 〔理〕「α」「β」などと対立させて、それぞれを区別するのに用いる語。「γ星」「γ線」などと用いる。 ―せん【―線】 ラジウムなどから出る放射線の一つ。波長が短い電磁波で、透過力が大きい。 **かん・まいり【寒参り】** 寒中の三〇日間、毎夜、神仏に参詣する・こと(人)。寒詣{かんもうで}。 **かん・まつ【巻末】** 書物や巻物などの終わりの部分。「一索引」 [対]巻頭。巻首。 **かん・まん【干満】** 潮のみちひ。干潮と満潮。 **かん・まん【緩慢】** 《形動》 ●速度がゆっくりしているようす。「―な動作」 類語緩徐。 ●手ぬるいようす。「―な処置」 **かん・み【甘味】** あまい味(の食べ物)。 ―りょう【―料】 〔砂糖・果糖・蜂蜜など〕食品に甘味をつけるための調味料。「人工―」 **かん・み【鹹味】** しおからい味(の食べ物)。 **がん・み【玩味】** 《名・他サ》 ●食べ物をよくかんでその味をよく味わうこと。 ●物事の意味・内容をよく考えて味わうこと。含味{がんみ}。 [四字]「熟読―」 **かん・みん【官民】** 政府と民間。役人と民間人。 ***かんむり【冠】** ●頭にかぶるものの総称。 ●昔、衣冠・束帯などをつけたときに用いたかぶりもの。 ●漢字の、字体の構成要素の称。漢字を上下に分けた上の部分。 **―を曲・げる** 《句》機嫌を悪くする。 類語つむじを曲げる。[参考]御冠{おかんむり}。 **かんむりょう【感無量】** 《形動》「感慨無量」に同じ。 **かん‐め【貫目】** ■《名》 ●重量。目方。 ●身にそなわた重々しさ。貫禄{かんろく}。 ■《助数》尺貫法で表した目方の単位。貫。 [参考]一貫目は三・七五キログラム。 **かん‐めい【官名】** 官職の名称。 **かん・めい【官命】** 〔文〕〔ある個人・団体に対して〕政府・役所から出された命令。「―を帯びて行く」 **かんめい【感銘・肝銘】** 《名・自サ》忘れることのできないほど、心に深く感じること。「名曲にーする」[コロ]「―を与える」[コロ]「―を受ける」 類語感動。 <326> **かんめい――かんりつ** **かん・めい【漢名】** 動植物名などで、中国での呼び方にならったもの。ダイコンを「蘿蔔{らふく}」という類。[反]和名。 **かんめい【簡明】** 《形動》簡単ではっきりしているようす。簡単明瞭{めいりょう}。「――な解説」「―に答える」 **がん・めい【頑迷・頑冥】** 《名・形動》がんこで、物の道理がわからないこと。考え方が柔軟でないこと。[四字]「―固陋{ころう}」[類語]かたくな。 **がんめいころう【頑迷固陋】** 《名・形動》かたくなで視野が狭く、柔軟性に欠けて、正しい判断ができないさま。 **かん・めん【乾麺】** 麺類を干したもの。干しうどん・そうめんなど。熱湯でゆでて食べる。 **がん・めん【顔面】** 顔の表面。「―蒼白{そうはく}」―しんけいつう【―神経痛】「三叉{さんさ}神経痛」の通称。顔面に激しい痛みを起こす神経痛。 **かん・もく【緘黙】** 《名・自サ》〔文〕口を閉ざして、物を言わないこと。「―症」[類語]沈黙。だんまり。 **がん・もく【眼目】** (顔の中で最も大事なものである目の意から)ある物事の中心となる最も重要なところ。「新企画の―」[類語]要点。かなめ。主眼。 **かん・もじ【閑文字】** むだなことば。また、実質的に意味のない文字・文章。「――をもてあそぶ」 **かん・もち【寒餅】** 寒に入ってからつくもち。寒の餅。 **がんもどき【雁擬き】** (味が雁の肉に似る意)豆腐をしぼったものに、細かくきざんだ野菜・こんぶ・きのこなどを加えて、油であげた食品。飛竜頭{ひりょうず}。がんも。 **かん・もん【喚問】** 《名・他サ》〔裁判所や公の機関などで〕人を呼び出して、必要な事柄を問いただすこと。「証人一」[類語]召喚。 **かん・もん【関門】** (「関所の門」の意)目的を達するのに通過しなければならない大事な所。また、通過するのがむずかしい所。「入学試験というー」 **がん・もん【願文】** ●仏・菩薩の本願を書き表した文。●神仏に祈願するとき、その願いの趣旨を書き記す文章。願書。発願文。 **かん・やく【完訳】** 《名・他サ》外国語や古語で書かれた書物の全文を訳すこと。また、訳したもの。全訳。「源氏物語の一」[反]抄訳。 **かん・やく【簡約】** 《名・形動・他サ》簡潔に要点をまとめること。「内容を―に述べる」[類語]簡単。簡略。 **がん・やく【丸薬】** ねりあわせて小さく丸めた薬。 **かん・ゆ【肝油】** 魚類(おもに鱈{たら})の肝臓からとったあぶら。ビタミンA・ビタミンDなどを多量にふくむ。 **かん・ゆう【勧誘】** 《名・他サ》〔ある行動をするように〕すすめて、さそうこと。「入会を―する」「保険の―」 **かん・ゆう【奸雄・姦雄】** 〔文〕悪知恵によって英雄となった人。悪知恵にたけた英雄。 **かん・ゆう【官有】** 政府が所有すること。国有。「―林」「一地」[類語]公有。[対]民有。 **がん・ゆう【含有】** 《名・他サ》ある物を成分としてふくんで持つこと。「ビタミンAを―する」 **かんゆーほう【換喩法】** (metonymy)修辞法で、あるものを表す場合、それと深い関係のあるものの名で置きかえる方法。「鳥居」で神社を表す類。[類語]換喩。 **かん・よ【関与・干与】** 《名・自サ》ある物事に関係をもつこと。「経営に――する」[類語]参与。 **かん‐よう【寛容】** 《名・形動・他サ》心が広く、他人の言行や過失をとがめずに受け入れること。[類語]寛大。 **かん‐よう【慣用】** 《名・他サ》習慣として世間一般で広く用いること。[類語]常用。常套{じょうとう}。 **かん‐よう【涵養】** 《名・他サ》徐々に養い育てること。「道義心を―する」[類語]養成。育成。 **かん‐よう【肝要】** 《名・形動》(「人の肝と扇の要{かなめ}」の意から)きわめて大切であること。肝心。[類語]重要。 **かん‐よう【簡要】** 〔文〕簡単で要領を得ていること。また、簡潔にまとめた要点。 **かんよう・おん【慣用音】** 漢音・呉音・唐音以外に、日本で昔から使われ、一般に通用している漢字音。「緒」を「ちょ」、「堪」を「たん」と読む類。 **かんよう‐く【慣用句】** 二つ以上の語が一まとまりになった形で習慣的に使われ、ある特定の意味を持つもの。「油をしぼる」「山をかける」など。イディオム。慣用語。 **かんよう‐ご【慣用語】** ●日常使われる、決まり文句。「おはよう」「今日は」の類。●ある限られた社会での通用語。学術用語・官庁用語・商売用語など。●「慣用句」に同じ。 **かんようしょくぶつ【観葉植物】** 葉の色や形を観賞の対象とする植物。 **がんらい【元来】** 《副》物事のはじまりから。もとより。もともと。「――の怠け者」[類語]本来。 **がんらい‐こう【雁来紅】** 「ハゲイトウ」の別称。秋、ガンの来るころ葉が紅色になることから。 **かんらく【乾酪】** 《名》〔文〕チーズ。 **かんらく【歓楽】** 喜び楽しむこと。「―におぼれる」[類語]享楽。逸楽。―がい【―街】興行場や飲食店などが多く集まっている場所。[類語]盛り場。 **かんらく【陥落】** 《名・自サ》●土地の一部分が落ち込むこと。陥没。「地盤が―する」●〔城・陣地などが〕攻め落とされること。「首都が――する」●現在の地位、順位などから落ちること。「大関から―する」「首位―」●〔俗〕くどきおとされること。「色気で男を―させる」 **かん・らん【橄欖】** ●カンラン科の常緑高木。黄白色の小花を房状につける。果実は食用・薬用。●オリーブ。[語源]②は、別種であるオリーブの誤訳から。 **かんらん【甘藍】** ●「キャベツ」の別称。●「ハボタン」の別称。 **かんらん【観覧】** 《名・他サ》景色・興行物などを見ること。見物すること。「――料」「――席」[類語]見学。 **かん・り【官吏】** 役人。〔古い言い方〕 **かん・り【監理】** 《名・他サ》監督・管理すること。とりしまること。「設計―」「電波——局」[類語]監督。 **かん・り【管理】** 《名・他サ》そのものの働きが十分に保てるように、全体にわたって気を配り、とりしきること。「工場を―する」「品質の―」「一人」「一職」 **がん・り【元利】** 元金とその利息。「―合計」 **がん・りき【眼力】** 物事の真偽・善悪・成否などを見分ける力。眼力{がんりき}。「するどいーを備える」 **がん・りき【願力】** ●願をかけて目的をとげようとする一念の力。念力。●[仏]阿弥陀仏{あみだぶつ}の、生き物すべてを救おうとする力。 **かんりつ【官立】** 政府が設立する・こと(もの)。[「国立」の古い言い方]「―の研究所」 <327> ***かん・りゃく【簡略】**《形動》〔形式・方法などを〕略して簡単にするようす。「表現を―にする」「一化」 ***かん・りゅう【乾留・乾溜】**《名・他サ》〔理〕空気を入れないで固体を蒸し焼きにし、揮発成分を分離・回収すること。 ***かん・りゅう【寒流】**周りの海水より低水温の海流。極地の海洋から赤道地方に向かって流れる。千島海流(親潮)・カリフォルニア海流など。[因]暖流。 ***かん・りゅう【環流】**《名・自サ》●輪をえがくようにめぐり流れること。また、その流れ。「体内を血液が―する」●大気や海水が地球規模で大きく流れること。また、その流れ。 ***かん・りゅう【貫流】**《名・自サ》川などが広い地域をつらぬいて流れること。「盆地を―する川」 **かん・りゅう【還流】**●《名・自サ》流れがもとの方へもどること。また、その流れ。●[理]蒸留によって発生した蒸気を凝縮して、液体としてもとにもどすこと。 ***かん・りょう【完了】**《名・自他サ》完全に終わること。また、完全に終えること。「作業が―する」「準備を――する」類語完結。終了。[対]未了。 ***かん・りょう【官僚】**役人。特に、国家機構に直接たずさわっている上級の役人。―しゅぎ【一主義】一般に官僚に共通してみられる態度や考え。―てき【一的】《形動》官僚にみられるような性質・気風があるようす。[参考]形式にとらわれ、えらそうな態度で融通がきかない、派閥意識が強いなど、悪い意味に使う。 **かん・りょう【感量】**計器の針が感じうる最低の量。 **がん・りょう【顔料】**●水・油などにとけない着色剤。塗料・インクなどの材料。●「絵の具」に同じ。 **がん・りょく【眼力】**がんりき(眼力)。 **かん・りん【翰林】**〔文〕●(文書の集まっている所の意から)学者・文人の仲間。●「翰林院」の略。―いん【一院】●中国で、唐時代にはじまり、歴代王朝に設けられた官庁の一つ。学者・文士を集め、詔勅をつかさどり、時に国史・図書の編集なども行った。翰林。●「アカデミー」の訳語。 **かん‐るい【感涙】**感激して流す涙。[コロ]「ーにむせぶ」 ***かん・れい【寒冷】**《名・形動》気温が低くて、寒く冷たいこと。冷寒。―しゃ【―紗】目があらくて極めてうすい、平織りの綿布・麻布。カーテン・かや・裏打ちなどに使う。―ぜんせん【―前線】〔気〕不連続線の一つ。冷たい気団が、暖かい気団の下にもぐりこんだときにできる空気の境目が、地面と交わる線。にわか雨・突風などを伴い、急に温度が下がる。[団]温暖前線。 ***かん・れい【慣例】**習慣になっている事柄。ならわし。しきたり。[コロ]「ーに従う」類語先例。慣行。習慣。 **かん・れき【還暦】**数え年の六一歳。本卦{ほんけ}がえり。華甲。参考六〇年で干支が一回りして、ふたたび生まれた年の干支にかえることから。 **かん・れん【関連・関聯】**《名・自サ》つながりやかかわりがあること。連関。「教育に―した施策」類語関係。 ***かん‐ろ【寒露】**●二十四節気の一つ。太陽暦で一〇月八、九日ごろ。●[文]晩秋から初冬のころにおりる露。 ***かん・ろ【甘露】**《名・形動》非常に甘くておいしいこと。〔多く、おいしいものを飲食したときに言う〕「ああ、―、―」―に【―煮】小魚などを甘辛く煮つめた食品。 **がん・ろう【玩弄】**《名・他サ》〔人をなぶりものやなぐさみものにして〕もてあそぶこと。弄玩。類語愚弄。 **かん・ろく【貫禄】**身についた風格や重々しさ。貫目。「―がつく」「―を示す」「―のある紳士」 ***かん・わ【官話】**近代以前の中国の公用語。北京官話は、現代中国の標準語につながる。 **かんわ【漢和】**●漢語と日本語。●「漢和辞典」の略。―じてん【―辞典・―字典】漢字・漢語の読み方・意味などを日本語で解説した辞典。漢和。 ***かんわ【緩和】**《名・自他サ》〔厳しい・激しい状態が〕ゆるやかな状態になること。また、そうすること。「国際間の緊張がーする」 ***かんわ【閑話】**《名・他サ》●静かに話をすること。また、その話。●むだ話をすること。また、その話。[同]②閑語。閑談。 **かんわ・きゅうだい【閑話休題】**《連語》余談をやめて話を本筋にもどすときに使うことば。本題にかえって。それはさておき。[参考]ふつう、文章の中で、接続詞的に用いる。 **き【希】**《接頭》●「濃度がうすい」の意。「――硫酸」[因]濃。●「まれにしかない」の意。「一元素」 ***き【既】**《接頭》「すでに・・・した」の意。「一発表」[因]未。 ***き【貴】**《接頭》●「身分・価値が高い」の意。「一公子」「一金属」●敬意をこめた「あなたの」の意。「―意」 ***き【器】**《接尾》●「・・・の働きを備えたもの」の意。「呼吸一」「消火―」「電熱―」●「道具」「器具」の意。 **き【基】**《接尾》●「もとになる物」の意。「培養―」●(radical)〔理〕二種以上の原子の集まりで、化学変化の際、一個の原子のように反応するもの。根。「水酸―」《助数》〔墓石・灯籠・機械など〕すえつけておくものを数える語。「三ーの石塔」 ***き【旗】**《接尾》「はた」の意。「大会―」「優勝」 ***き【紀】**《接尾》(period)地質時代の一区分。「代」と「世」との間。「ジュラー」 ***き【鬼】**《接尾》「冷酷な人」の意。「殺人―」「吸血―」 ***き【騎】**《助数》馬に乗った人を数える語。「侍五一」 **き【奇】**《名・形動》〔文〕普通とちがっていること。めずらしいこと。不思議なこと。句「事実は小説よりーなり」―を衒・う《句》わざと変わったことをして人の注意を引こうとする。 ***き【季】**●春・夏・秋・冬(四時)のそれぞれの時節。季節。シーズン。「枝豆は六月の―のもの」●陰暦で、四時の最後の月。三月・六月・九月・一二月。●年月の区分に使う語。一年を一季、半年を半季という。●連歌・俳句で、句によみこむ四季の景物。季題。 **き【己】**十干{じっかん}の第六。つちのと。 ***き【忌】**■《名》近親者の死後、行いをつつしむこと。また、その期間。ふつう四九日間。「ーが明ける」類語喪。■《接尾》「命日」の意。「一周―」「河童{かっぱ}―(=芥川龍之介の命日)」「桜桃{おうとう}―(=太宰治の命日)」 ***き【揆】**はかりごと。方法。 <328> ―を一に・する《句》方法・やり方が同じである。[参考]軌を一にする。 ***き【期】**《名》〔文〕●時期。期間。●よい機会。時機。「―を違えずに行う」■《接尾》(age)地質時代の一区分。「世」の下。●「・・・の時期」「一区切りの期間」の意。「農繁―」「少年―」「第二ー」 ***き【木】**●植物のうち、幹に木質の部分が発達したもの。結実後も幹はかれない。樹木。[表記]「樹」とも書く。[団]草。●樹木を製材した物。材木。「―の机」●拍子木。「―が鳴る」[表記]③は「拆」とも書く。 >類語と表現「木」 ふつう、茎をもつのを「草」、「幹」をもつのを「木」といって区別するが、学問的区分に従うものではない。広い範囲に密生すれば「森」に、植えて育てれば「林」となる(「林」は「生やす」から出た)。家を建て、用具を作り、薪{たきぎ}にし、炭を焼き、庭木・生け垣・街路樹として植えるなど、古来、様々に利用されてきた。いや、木は草とともに「緑」という自然の恵みそのものというべきかもしれない。古木・大木には、しばしば霊が宿る。「木霊{こだま}(=やまびこ)」も「木に宿る霊」の意。 ◆青木・常磐木・若木・生木・庭木・並木・雑木・老い木・枯れ木・朽ち木・低木・灌木・高木・喬木・大木・巨木・名木・銘木・神木・霊木・老木・古木・倒木・流木・常緑樹・落葉樹・広葉樹・針葉樹・果樹・老樹・大樹・巨樹・街路樹・林・森・樹海・密林・森林 ◇[木材]原木・粗木・材木・用材・良材・丸木・丸太・角材・白木・黒木・赤木・赤身・心材・白太 ――から落ちた猿《句》頼りにしていた物がなくなってどうにも仕方のなくなることのたとえ。木をはなれた猿。 ――で鼻を括る《句》無愛想に応答するたとえ。「―・った横柄な挨拶」[参考]「くくる」は「こする」の意の「こくる」の誤用から。木で鼻をこする意。 ――に竹を接・ぐ《句》物事の前後が調和せず、なめらかでないことのたとえ。 ――に縁{よ}りて魚を求む《句》《「木に登って魚をとろうとする」意から)見当ちがいの努力をして、成功する見込みのないたとえ。〈孟子・梁恵王〉 ―を見て森を見ず《句》小さいことにこだわりすぎて全体を見通さないたとえ。 **【機】**■《名》●物事の起こるきっかけ。また、あることを行うのにちょうどよいとき。機会。●〔仏〕仏の教えによって活動する心の働き。●「飛行機」の略。■《接尾》●「機械」の意。「電話―」「昇降―」●「飛行機」の意。「旅客一」●《助数》飛行機を数える語。「一部隊一〇一編制」 ―が熟・す《句》〔ある物事をするのに〕ちょうどよい時機になる。好機がくる。 ――に乗・じる《句》〔ある物事をするのに」ちょうどよい時機がめぐってきたのを都合よく利用する。「―・じて攻め込む」 ――に臨み変に応・じる《句》その時その場の事情に応じて、適当な手段をほどこす。機に臨み変に応ずる。 ―を伺・う《句》ちょうどよい機会が来るのを待つ。 ――を失・する《句》よい機会をのがす。「退却の―・する」 ――を見るに敏《句》ちょうどよい機会をすばやく見つけだすようす。 ***き【気】**●人の活動の根源となる生命力。精神。[コロ]「―を失う」●その人に備わった心の傾向。気質。「―が弱い」「―がいい」●何かをしようと思う心。また、そのときの心の状態。意志。「話をする―にならない」●いろいろと思いめぐらす心。心遣い。[句]「ーをつける(=注意する)」●感情。●人・物事に引かれる心。関心。[コロ]「ーがない」●物事に対して有効に働く心。●その物の中にふくまれている勢い・力。精気。特に、アルコール類の香気・味。「―のぬけたビール」●その場に感じられる気配。雰囲気。「あたりには秋のーが満ちていた」●空気などの気体。「―のぬけた風船」●人の息。呼吸。「―がつまりそうな雰囲気」 ―が有・る《句》●しようとする意志がある。「車を買うー・る」●異性に対して関心がある。 ―が多・い《句》いろいろな事にすぐ関心が移る。移り気である。 ―が置け・ない《句》緊張したり遠慮したりする必要がなく、うちとけられる。「―・ない友人」[注意]最近、誤って「気がゆるせない」「油断ができない」の意に用いられることがある。 ―が重・い《句》〔いやなことが待ち受けていて〕心が晴れない。また、気が進まない。 ―が勝・つ《句》気性が強い。勝ち気である。「―・ったタイプの力士」 ―が利・く《句》●こまかいことにまで注意が行き届く。●しゃれている。洗練されている。「―・いた店」 ―が気でな・い《句》気になって、落ち着いていられない。「今にもこわれそうで―・い」 ―が腐・る《句》〔いやなことがあって」気持ちが晴れ晴れしない。不愉快である。 ―が差・す《句》〔自分のしたことが〕気にかかる。やましい気持ちになる。「逃げたことに―・す」 ―が沈・む《句》気分が暗くなる。心がふさぐ。めいる。 ――が知れ・ない《句》何を考えているのか理解できない。 ――が進・む《句》乗り気になる。〔多く、下に打ち消しの語を伴う〕「出かけるのは―・まない」 ――が済・む《句》気がかりなことがなくなる。「謝ったのでー・んだ」 ―が・する《句》そのような気持ちになる。そのように感じる。「今日は良い事がありそうな―・する」 ――が急・く《句》早くしようと心がはやる。あせる。 ―が立・つ《句》感情がたかぶる。興奮する。 ―が散・る《句》注意が集中しなくなる。 ―が付・く《句》●注意が行き届く。「よい所に―・く」●対象を意識する。「ふと―・くと誰もいなかった」●意識をとりもどす。 ――が遠くな・る《句》意識がなくなる。気を失う。失神する。 ―が咎める《句》〔自分のしたことを〕やましく思う。 ―が抜・ける《句》はりつめていた緊張がとれる。 ―が早・い《句》せっかちである。気短である。 ―が張・る《句》心を緊張させる。 <329> ―が引・ける《句》引け目を感じて気おくれする。 ―が触れ・る《句》正気でなくなる。気が変になる。〔やや古風な言い方〕 ―が回・る《句》こまかい点にまで注意が行き届く。 ――が短・い《句》短気である。すぐ怒るようすだ。 ―が滅入る《句》憂鬱な気分になる。 ―が揉める《句》心配なことがあっていらいらする。気をもむ。「二人の事で―・める」 ―で気を病・む《句》しなくてもよい心配をして自分を苦しめる。つまらないことを気にしてなやむ。 ―に入・る《句》心にかなう。好みに合う。「―・った人」 ――に掛か・る《句》心配になる。気になる。 ――に掛・ける《句》心配して心にとめる。気にする。 ――に食わ・ない《句》自分の気持ちに合わない。気に入らない。「―・ない奴だ」 ――を強く・する 《句》心強く思う。 ――を取り直・す《句》思い直して気持ちを引き立てる。 ――を呑のま・れる《句》圧倒されて勢いがくじける。 ―を吐・く《句》〔威勢のよいことをして〕気概のあることを示す。「横綱ひとりが―・いている」 ――を張・る《句》気持ちを引きしめる。 ―を引・く《句》それとなく相手の意中を探る。また、相手の関心がこちらに向くようにする。 ―を紛・らす《句》他の事をして、一時的に忘れるようにする。気をまぎらわす。 ―を回・す《句》必要以上にあれこれと考える。また、邪推する。 ――を持た・せる《句》思わせぶりな言動で期待をいだかせる。 ―を揉む《句》「気が揉める」に同じ。 ――に障がる《句》感情を害する。不愉快に思う。 ――に・する《句》心配する。心にとめる。 ――に染・む《句》《多く、打ち消しの語を伴って)心にかなう。気に入る。「―・まない相手とは結婚しない」 ――に留める《句》〔ある物事に〕特に注意を払う。「彼は私のことなど―・めない」 ――にな・る《句》「気に掛かる」に同じ。 ――に病・む《句》心配してなやむ。 ――のせい《句》ある物事を見聞きしたり、ある気持ちになることの原因が、自分の心であるということ。 ――は心《句》額や量は少しだが、真心の一端を表すものである。「―ですから、二〇〇円お引きします」 ―も漫・ろ《句》気持ちが落ち着かないこと。そわそわすること。 ―を入・れる《句》他のことを考えずにその物事に熱心になる。「もっとー・れて仕事をしなさい」 ―を落・す《句》がっかりする。 ―を利か・せる《句》こまかなところまで気を配る。気を利かす。「―・せて席をはずす」 ―を配・る《句》注意をはらう。配慮する。気を使う。 ―を静・める《句》心を落ち着かせる。 ―を付け《句》●「足をそろえてまっすぐ立ち、顔を正面に向けよ」という号令。●「気をつけ」①の号令でとる姿勢。「―をする」[対]①②休め。 **き《助動:特殊型》**文語●過去の動作・状態を表す。・・・た。「をと、ひのへちまの水も取らざりき〈正岡子規〉」●次にくる動詞よりも事が以前に起こる(起こった)意を表す。「我が建てしもの壊れしならば其場を一歩立去り得べきや〈五重塔・幸田露伴〉」●〔誤用から起こって、連体形「し」の形で〕結果の存続・状態を表す。・・・ている。・・・てある。・・・た。「曇る日や深く沈みし種俵{たねだわら}〈内藤鳴雪〉」 **ぎ【気】**《接尾》《名詞につけて)「心持ち」「気性」「気質」などの意。「男―」「一本一」「商売―」 ***ぎ【偽】**《名》●本物のように見せかけること。[]ある命題が誤りであること。[対]①②真。■《接頭》「本物のように見せかけた」の意。にせの・・・。「一君子」 ***ぎ【儀】**《名》●ある決まりによって行う式。儀式。「婚礼の―」●事柄。件。「余の―ではない」■《接尾》●〔文〕(人名・人称代名詞などにつけて)「・・・に関しては」の意。事。「私―」●「・・・になぞらえたもの」の意。「地球―」●「器械」「器具」などの意。「水準―」 **ぎ【技】**〔文〕わざ。うでまえ。「心一体」句「一、神に入る(=神業{かみわざ}のようになる)」 **ぎ【義】**■《名》〔文〕●人として行うべき正しい道。人道。「―を重んじる」「仁・―・礼・智・信」●条理。理由。●意味。意義。「―を解する」■《接頭》「義理」の意。「一兄弟」 ―を見てせざるは勇無きなり《句》正しいと知りながら実行しないのは勇気がないからである。〈論語・為政〉 ***ぎ【誼】**〔文〕したしみ。よしみ。[コロ]「―を通じる」 **ぎ【議】**〔文〕●議論し、相談すること。「大会のーに付す」●相談した内容。案。 **ギア**●歯車。伝動装置。「――チェンジ」●用具。「スポーツ―」=ギヤ。▽gear **きあい【気合い】**●心持ち。気分。「―のいい男」●相手といっしょに物事をするときの呼吸・調子。「―が合わない」●心をひきしめて、事に当たろうとする勢い。また、かけ声。「――十分な先発投手」―まけ【負け】《名・自サ》相手の勢いにおされて、気持ちの上で負けること。――を入・れる《句》心をひきしめさせる。また、力を入れる。「―・れて行こう」 **ぎ‐あく【偽悪】**うわべをわざと悪く見せかけること。「―趣味」[参考]「偽善」をもじってつくった語。 **き・あけ【忌明け】**忌の期間が終わること。いみあけ。 **きーあつ【気圧】**大気の圧力。単位はヘクトパスカル。標準気圧(=一気圧)は一〇一三・二五hPa。ーのたに【一の谷】〔気〕低気圧の中心から細長く延びている気圧の低い部分。[参考]気圧の谷が近づくと天気が悪くなる。 ***き【記】**■《名》記録。「思い出の―」■《接尾》「書き記したもの」「記録」の意。「航海――」類語録。 ***き【軌】**●車の両輪の間隔。●車の通った跡。わだち。――を一番に・する《句》●《「車の幅を同じにする」意から)国家が統一されととのっている。●(「車の通った跡が同じである」意から)方針・考え方が同じである。[同]揆{き}を一にする。 ***き【黄】**《名》菜の花のような色。きいろ。色の三原色の一つ。■《接頭》「黄色である」の意。「―表紙」 ***き【生】**■《名》純粋でまじりけがないこと。「ウイスキーを―で飲む」「―のままの心」■《接頭》「まじりけがない」「人手を加えない」「自然のままの」「純粋な」などの意。「―一本」「―醬油」「―薬」「―まじめ」 ***き【癸】**十干{じっかん}の第十。みずのと。 <330> **いなく・せい**【一院内閣制】内閣の存立が議会(特に、衆議院)の信任によって決定される政治制度。 **き・いんせいどう**【気韻生動】〔芸術作品などに〕気品のあるおもむきが、いきいきと表れていること。 **き・う**【気宇】〔文〕心の持ち方。四字「―広大」四字「―壮大」 **キウイ**●キウイ科の鳥の総称。ニュージーランドに生息。翼は退化し、ミミズ・小昆虫を捕食する。●マタタビ科のつる性落葉樹。原産地は中国。楕円形の果実の表皮は茶色で短い毛が生え、食用。キウイフルーツ。参考果実の色と形がキウイ①に似ることから名づけられた。=キーウイ。▽kiwi **き・うけ**【気受け】その人が他人に接したとき与える好き嫌いの感じ。「世間の人のーがよい」類語人づき。 **き・うつ**【気鬱】《名・形動》気分がふさぐこと。「将来のことを考えるとーになる」類語憂鬱。 **き・うつり**【気移り】《名・自サ》関心が一つの物事に集中せず、他に移ること。「――が激しい」 **き・うら**【木裏】板材の面で、木の中心に近い方。対木表。 **き・うるし**【生漆】採取したままの精製していない漆。 **き‐うん**【機運】〔あることを行う〕時の回り合わせ。コロ「―が熟する」四字「――到来」類語時機。 ***き・うん**【気運】物事の成り行きがある方向に向かう傾向。時世の成り行き。コロ「賛同のーが盛り上がる」 **き・え**【帰依】《名・自サ》信仰して、仏や神の威厳や徳にすがること。「仏道に―する」参考本来、仏教用語。 ***き・えい**【機影】〔飛んでいる〕航空機の姿、また影。 ***き・えい**【帰営】《名・自サ》兵営に帰ること。 **き・えい**【気鋭】《名・形動》気力にあふれ、意気ごみがするどいこと。四字「新進―」 **きえ・い・る**【消え入る】《自五》●そのまま自然に消えてなくなる。「―・るような声」「この身も―・るほど恥ずかしい」●息が絶える。死ぬ。 **きえ・う・せる**【消え失せる】《自下一》その場から見えなくなる。「とっとと―・せろ」類語消え去る。 **きえぎえ**【消え消え】《副》〈多く「―に」「ーと」の形で〉今にも消えてなくなりそうなようす。「―に残る雪」 **気が悪くなりやすい**。 **き・あわ・せる**【来合わせる】《自下一》その場所に来て、あう。「折よく友だちが―・せた」 **きーあん**【起案】《名・自他サ》〔議案・文書などの〕もとになるあらすじや文章をつくること。類語起草。 **ぎ・あん**【議案】〔審議・議決するために〕会議に提出する案。「―書」類語案件。 ***きい**【忌諱】《名・自サ》《「きき」の慣用読み》きき(忌諱)。 ***きい**【紀伊】旧国名の一つ。今の和歌山県の全部と三重県の南部。紀の国。紀州。 ***き‐い**【貴意】〔文〕相手の意見・意志などの尊敬語。あなたのお考え。〔おもに手紙文で使う〕類語御意。 ***きい**【奇異】《形動》ふつうと様子がちがっていて変である。「―に感じる」類語異様。奇妙。 **キー**●鍵。●ピアノやキーボードなどの、指でおす部分。鍵。●〔ハ長調・ニ短調などの〕調。●問題をとく手がかり。かぎ。「事件の―をにぎる人物」▽key―きょく【―局】ラジオ・テレビの番組を放送網に送るとき、もとになる局。親局。キーステーション。▽keystation―ノート●ある音階の第一音。主調音。主音。●基調。中心となる考え。▽keynote―パーソン 集団や組織の中で大きな影響を与える重要人物。中心人物。キーマン。▽key person―パンチャーコンピューターのデータ入力などのためにキーを打つ職業(の人)。オペレーター。▽keypuncher―ポイント事件・問題を解決する重要な手がかりとなる点。▽keyとpointからの和製語。―ボード●ピアノ・オルガンなどの鍵盤。また、パソコンなどのキーの並んだ盤。●シンセサイザーなど、鍵盤をもつ電気楽器の総称。「―奏者」▽keyboard―マン「キーパーソン」に同じ。▽keyman―ワード●なぞをとく手がかりになる、重要なことば。●情報検索で、検索の手がかりとなる重要なことば。▽keyword **キーセン**【妓生】朝鮮の、もと宮廷につかえた芸妓。妓生{きしょう}。キーサン。▽朝鮮ki-saeyng **きいた・ふう**【利いた風】《名・形動》何もわからないのに、いかにも物のわかったような生意気な態度をとること。知ったかぶり。「―なことを言う」「ーな口をきく」注意「聞いた風」は誤り。 **きいちご**【木苺・『懸鉤子】バラ科キイチゴ属の落葉低木。実は黄熟し、食用になる。もみじいちご。 **き・いつ**【帰一】《名・自サ》〔文〕異なる事柄が、結果として一つのことに落ち着くこと。「百の徳目は一つの誠にーする」類語帰着。 **き-いっぽん**【生一本】《名・形動》●純粋で、まじりけがないこと。「灘の―(=灘産の上等な日本酒)」●性格がまじめで一筋なこと。「―な職人」注意「気一本」は誤り。 **きいと**【生糸】蚕のまゆからとったままで、練っていない絹糸。対練り糸。 **キーパー**「ゴールキーパー」の略。▽keeper(=守る人) **キープ**《名・他サ》●〔有利な状態を〕保持すること。確保すること。「水準を―する」「A席を五枚ーする」〔飲食店で酒などを瓶ごと預けておく場合にも言う〕コロ「ボトルを―する」●ラグビー・サッカーで、ボールを保持し続けること。●テニスで、自分のサービスゲームをとること。▽keep **キール**船首から船尾にかけて、船底の中心線に縦に通した鉄や木の材料。竜骨。▽keel **きいろ**【黄色】■《名・形動》色の三原色の一つ。菜の花やバナナの皮のような色。黄。イエロー。類語と表現「色」■《名》漢字の部首「黃・黄」の称。 **きいろ・い**【黄色い】《形》色がきいろである。「―ハンカチ」 **きいろい・こえ**【黄色い声】〔若い女性や子供の〕かん高い声。 ***きいん**【起因・基因】●《名・自サ》ある事が原因となって何かが起こること。「不注意に―する事故」●もともとの原因。「ミスのーを精査する」表記②は「基因」とも書く。 ***ぎ・いん**【議員】国会や地方議会などの議決機関を構成し、議決権をもつ人。―りっぽう【―立法】国会で、議員の発案によって行われる立法。参考政府提案による立法に対していう。 **ぎーいん**【議院】●国会。●衆議院と参議院。―せいど【―制度】 <331> **きえつ**【喜悦】《名・自サ》〔満足して〕よろこぶこと。よろこび。「―の情」「―の色をあらわす」類語歓喜。 **きえ・のこ・る**【消え残る】《自五》消えないで残る。 **きえ・やら・ぬ**【消えやらぬ】《連語》〔文〕〔消えるはずのものが〕消えずにある。「―・ぬ雪」 **き・える**【消える】《自下一》●雪や虹などがとけて(うすくなって)なくなる。「流氷が―・える」類語失せる。消失。消散。霧消。霧散。云散霧消。●光や熱を発しなくなる。「電灯が―・える」「火が―・える」●物の形や人の姿が見えなくなる。「星が―・える」句「露と―・える(=死ぬ)」●音が聞こえなくなる。「ざわめきが―・える」●存在しなくなる。なくなる。「野の緑が―・える」「罪が―・える」●ある感覚の対象がなくなる。また、ある感情がおさまる。「痛みが―・える」「恨みが―・える」文き・ゆ《下二》。 ***き・えん**【奇縁】人間の知恵でははかれないような、不思議な縁。四字「合縁奇縁」 ***き・えん**【機縁】〔将来に続く事柄の〕きっかけ。機会。「これをーによろしく願います」 ***き・えん**【気炎・気、焰】議論の中で示す盛んな意気。――を上・げる《句》盛んに勢いのよいことを言う。―を吐く。 **ぎ・えん**【義「捐】(「捐」は「捨てる」の意)〔災難などにあった〕不幸な人々のために金品をさしだすこと。慈善のための寄付。「―金」表記「義援(金)」で代用することもある。類語施し。 **き・えんさん**【希塩酸・稀塩酸】〔理〕水でうすめた塩酸。 **きえんばんじょう**【気炎万丈・気焰万丈】盛んに気炎を上げること。 **き・おい**【気負い】人よりもりっぱにできるという意気ごみ。「若いのでーが見られる」 **きおい・こ・む**【気負い込む】《自五》「気負い立つ」に同じ。 **きおい・た・つ**【気負い立つ】《自五》りっぱにやりとげようと、張りきって立ち向かう。勇みたつ。気負いこむ。「―・って新事業にのぞむ」 ***き・おう**【既往】すでに過ぎ去った時。また、過去の物事。「―にとらわれ ない」―しょう【―症】〔現在は治っているが〕前にかかった病気。既往歴。 **―居おくべし**《句》得がたい機会だから、のがさず利用すべきである。好機をのがすな。〈史記・呂不韋伝〉 **き・か**【幾何】「幾何学」の略。「平面―」―がく【―学】(geometry)数学の一部門。点・線・面などのつくる図形や空間の性質を研究する学問。―がくもよう【―学模様】直線・曲線を基本にしてえがいた抽象的な模様。格子や渦巻き模様など。幾何学的模様。幾何模様。―きゅうすう【―級数】「等比級数」に同じ。―もよう【―模様】幾何学模様に同じ。 **きおく**【記憶】《名・他サ》●過去に経験した事実を覚えていること。また、その内容。物覚え。コロ「幼い頃の―がよみがえる」「―喪失」●コンピューターに情報を保存すること。―そうち【―装置】コンピューターで、データやプログラムを保存し、必要に応じてそれらを取り出したり消したりする装置。―ようりょう【―容量】コンピューターの記憶装置が保存できる情報の量。バイト・ビットなどの単位で表す。―りょく【―力】一度経験したり学習したりしたことを心にとどめておく能力。「年とともにーが低下する」 **き・おくれ**【気後れ】《名・自サ》心の勢いが弱くなること。おじけづくこと。「―して実力が出せない」 **キオスク**駅などで、新聞・雑誌・飲料などを売る小さな売店。キヨスク。▽kiosque **き・おち**【気落ち】《名・自サ》がっかりして、力を落とすこと。「受験に失敗して――する」類語落胆。沮喪。 **き・おも**【気重】《名・形動》〔あることが気になって〕気分が晴れ晴れしないこと。「――な仕事」 **き・おもて**【木表】板材の面で、木の中心から遠い方。対木裏。 ***き・おん**【基音】〔理〕複合音を構成している音(部分音)のうち、振動数の最も少ない音。基本音。 ***き・おん**【気温】大気の温度。参考ふつう、地上から約一・五mの高さではかった測定値をいう。 ***ぎ・おん**【擬音】芝居や放送で、実際の音に似せて、道具を使って作りだす音。 ***ぎ・おん**【祇園】《祇園精舎は、釈迦の説法道場があった地》●京都の八坂神社の旧称。また、その一帯の地名。●「祇園会」の略。―え【―会】京都の八坂神社の祭礼。七月一七日から二四日まで。祇園祭。祇園。 **ぎおんご**【擬音語】「擬声語」に同じ。 ***きか**【奇禍】思いがけない災難。コロ「ーにあう」 ***き・か**【奇貨】《めずらしい品物の意から》利用すれば、意外な利益が得られる品物・機会。〔多く、「・・・をーとして」の形で使う〕「相場の暴落を―として・・・」 ***き・お・う**【気負う】《自五》〔りっぱにやりとげようと〕心をふるい立たす。必要以上に張りきる。「―・って失敗する」 ***き・か**【旗下】〔文〕●(将軍の)旗のもと。●「麾下」に同じ。 **き・か**【机下・几下】〔文〕《「おそば」の意で》手紙のあて名の脇付{わきづけ}に書く尊敬語。類語案下。座下。注意おもに男性が使う。 ***き・か**【帰化】《名・自サ》●他国の国籍をえて、その国の国民になること。「日本に―する」●外国から渡来した動植物が、環境に適応して繁殖し、野生化すること。「―植物」 ***き・か**【麾下】●将軍直属の家来。はたもと。●その指揮者の指揮下にある・こと(人)。同②旗下。 ***き・か**【気化】《名・自サ》〔理〕液体または固体から気体にかわること。参考液体の表面からの気化は「蒸発」、内部からの気化は「沸騰」、固体からの気化は「昇華」。―ねつ【―熱】〔理〕気化に要する熱量。ふつう、物質一gが気化する熱量をいう。蒸発熱。 ***き・か**【季夏】〔文〕陰暦六月の別称。 ***き・か**【貴家】〔文〕相手の家・家族をさす尊敬語。尊家。お宅。「―益々御清栄の段…」 ***き・か**【貴下】《代名》〔文〕同等以下の相手に対する尊敬語。〔おもに男性が手紙文で使う〕類語貴君。 **き・が**【帰、臥】《名・自サ》〔文〕官職をやめて故郷に帰り、静かに余生を送ること。「郷里に―する」 **きーが**【起、臥】《名・自サ》〔文〕起きることと寝ること。日々の生活。起居。「―を共にする」 **きーが**【飢餓・饑餓】〔文〕飢え。「―に苦しむ」 **ぎ・が**【戯画】風刺をふくんだ、こっけいな絵。カリカチュア。「―化」 **ぎーが**【巍、峨】《形動》〔文〕山などの高くそびえているようす。「―たる山々」類語巍々。峨々。嵯峨。 <332> が **ギガ**《接頭》単位の上に付けて、「一○億倍の」の意。記号G。「ートン」「ーバイト」[参考]コンピューター関係で記憶容量を表す時は、二の三十乗(=一〇億七三七四万一八二四)倍を意味する。▽giga- ***き・かい【奇怪】**《形動》●ふつうでは考えられないほど変わっていて、不思議なようす。「――な言動」●けしからぬようす。不都合なようす。「責任者がいないとは―な話だ」=奇怪{きっかい}。せんばん【一千万】《形動》ひどく奇怪なようす。きっかいせんばん。《ナリ》。 ***き・かい【器械】**道具。また、簡単な機械。―たいそう【―体操】鉄棒・跳び箱などの器械を使って行う体操。[対]徒手体操。 ***き・かい【棋界】**囲碁・将棋をする人々の社会。 ***き・かい【機会】**ある事を行うのにちょうどよい時機。チャンス。「絶好の―」類語好機。―きんとう「―均等】機会を平等に与えること。 ***き・かい【機械】**動力によって仕事を行わせる装置。 >使い分けーか【一化】●《名・自他サ》人力のかわりに機械力を使うこと。「―による大量生産」●《名・自サ》人間の行動が主体性を失うこと。―こうがく【―工学】機械の開発・設計・製作・運転などに関して、基礎的理論や実施への応用などを研究する学問。―てき【一的】《形動》●機械で動くようす。●単調な動作を行うようす。「―な作業」●〔考えや行動が〕型にはまっているようす。「―な考え方」 >使い分け「キカイ」 機械〔人力以外の動力を使い、複雑で大規模なもの〕工作機械・精密機械・機械化部隊・機械文明 器械〔道具や、人力が加わった単純で小規模なもの〕光学器械・測量器械・器械体操 [参考]接尾語の「~機/~器」も右に準じて、動力の有無、規模の大小、仕組みの複雑・単純に従って使い分けるのが原則であるが、最近、機器は小型化・複雑化が進み、右の原則では処理できない物が多くなってきた。「機械/器械」についても同様で、新聞では伝統的な「光学器械」を、現在「光学機械」に改めて表記している。「測定器/機」「盗聴器/機」など二様の表記が成立するものには、実態に即した用字を心がける必要があろう。なお、「機械・器械」の総称として「機器・器機」がある(教育機器)。 ***き・かい【貴会】**〔文〕相手の会に対する尊敬語。御会。 **きがい【危害】**生命や身体に加わる危険な災難。「クマが登山者にーを加える」「ーが及ぶ」 ***き・がい【機外】**機体の外。[因]機内。 **きがい【気概】**〔困難などに屈しない〕正しく強い意気。「―のある人物」類語気骨。[注意]「気慨」は誤り。 **ぎ・かい【議会】**選挙民によって選ばれた議員で組織され、選挙民の意思を代表し、立法・議決をうけもつ合議制の機関。特に、国会。―せいじ【―政治】議会が国の最高意思を決定する政治方式。 **きーがえ【着替え】**衣服をきかえること。また、そのために用意する衣服。きかえ。「―を用意する」 **き・か・える【着替える】**《他下一》着ている衣服をぬいで、別の衣服を着る。着がえる。「浴衣に―・える」。 **きーがかり【気掛かり・気懸かり】**《名・形動》物事の結果・なりゆきなどが、心配で心からはなれないこと。「あすの試験がーだ」類語心配。懸念。 **き・かか・る【来掛かる】**《自五》ちょうどその場所まで来る。「橋のたもとに―・る」文《四》。 ***き・かく【企画・企劃】**《名・他サ》新しくあることを行うために計画を立てること。また、その計画。「―を精査する」「新しい番組を―する」類語計画。もくろみ。 >類義語の使い分け「企画・計画」 [企画・計画]企画(計画)を立てる/企画(計画)案 [企画]企画が大ヒットする/企画会議を開く [計画]計画どおりに事がうまく運ぶ/計画的犯行 ***き‐かく【規格】**●工業生産品などの品質・形・寸法などについて定めた標準。「JISの―」②〔一般に物事の、標準となる定め。―か【一化】《名・他サ"》同じ種類の製品・材料などを規格に合わせて統一すること。●「転じて〕ある物事について標準を定め、それにあてはめて独自性や個性をなくすこと。「教育の―を危ぶむ」 **き・がく【器楽】**楽器で演奏する音楽。[団]声楽。 **ぎ‐かく【擬革】**布・紙などを加工して、なめし革に似せたもの。ビニールレザーなど。レザークロス。 **ぎ・がく【伎楽】**古代、インド・チベット地方に起こり、推古天皇の時、百済{くだら}から日本に伝わった、音楽つきの無言仮面劇。呉楽。「――面」 **き・かげき【喜歌劇】**内容が軽快で喜劇的な要素をもった小規模な歌劇の総称。せりふを伴う。 **き・かざ・る【着飾る】**《自五》美しい衣服を着て外見をかざる。「―・って出かける」類語盛装。 ***きか・す【利かす】**《他五》→利かせる。文《四》。 ***きか・す【聞かす】**《他五》聞かせる。文《四》。 **きガスるい・げんそ【希ガス類元素・稀ガス類元素】**〔理〕ヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドンの六元素の総称。大気中にごく微量にふくまれる。化学的に不活発で、他の元素と化合しない。希ガス。希有ガス。 ***きか・せる【利かせる】**《他下一》《「利く」の使役形)●利くようにさせる。[句]「気を―・せる」●ききめがあるようにさせる。「塩を―・せる」「すごみを―・せる」[表記]②は「効かせる」とも書く。=利かす。[図]きかす《下二》。 ***きか・せる【聞かせる】**《他下一》●《「聞く」の使役形)聞くようにさせる。「CDを―・せる」「よく言って―・せる」●自然に聞き入るようにさせる。聞く価値がある。「なかなか―・せる話だ」類語聞ける。=聞かす。[図]きかす《下二》。 **きーがた【木型】**●鋳型を作るときの、木製の型。●物の形を整えるときの、木製の型。「靴のー」 **き・かつ【飢渇・饑渴】**〔文〕飲食物がなく、腹がへり、のどがかわくこと。飢えとかわき。「―に苦しむ」 **きかぬき【利かぬ気】**《名・形動》利かん気。 **きーがね【気兼ね】**《名・自他サ》他人の都合や思わくを考えて、気を使うこと。「―のない間柄」「義母に―する」 <333> する」「類語遠慮。気づかい。 **きーがまえ【気構え】**●〔物事にすぐとりかかれるように〕心を決めて待ち受けること。心構え。「万一の時のーをもつ」類語心掛け。心組み。●漢字の部首「气」の称。 **きーがみ【生紙】**すいたままで加工していない和紙。 **き・がる【気軽】**《形動》物事にこだわらず、気持ちがあっさりしているようす。「―に話せる友」類語気さく。 **き・がる・い【気軽い】**《形》こだわらず、あっさりしているようすだ。気軽である。「―・く考える」 ***き・かん【器官】**生物体を形成する一部分。いくつかの組織からなり、一定の形と働きをもつもの。「消化―」[注意]「器管」は誤り。 ***き・かん【軌間】**鉄道線路の二本のレールの間隔。ゲージ。[参考]一四三五㍉を標準軌間とし、これより広いものを広軌、せまいものを狭軌という。 ***き・かん【基幹】**物事の大もと。組織・体系をつくるものの中心となる・こと(もの)。「―業務」類語根幹。―さんぎょう【一産業】一国の経済活動の基礎となる重要な産業。電力・鉄鋼・石油産業などがこれに当たる。キーインダストリー。 ***き・かん【奇観】**今まで見たこともないようなめずらしい眺め。[コロ]「―を呈する」類語奇勝。 ***き・かん【旗艦】**艦隊の司令(長)官が乗っている軍艦。[参考]マストに司令官の官階を示す旗をかかげる。ーてん【一店】(flagship store (shop))小売業で、販売戦略上の中心となる店。 ***き・かん【既刊】**すでに刊行していること。[因]未刊。 ***き・かん【期間】**〔前もって決めた」ある一定の期日から他の一定の期日までの間。「売り出しのー」 ***き・かん【機関】**●火力・電力などのエネルギーを機械エネルギーにかえる装置。「内燃―」●ある目的を達するための手段として設けた組織。「報道―」「金融―」―し【―誌・―紙】政党や組織などが、その目的のために発行する雑誌・新聞。[表記]雑誌は「機関誌」、新聞は「機関紙」と書く。―しゃ【車】客車・貨車を引っぱる動力装置を備えた鉄道車両。―じゅう【一銃】引き金を引いている間、弾丸を連発する小口径の銃。機銃。マシンガン。―とうしか【一投資家】有価証券への投資による利益を主な収入源とする法人。生命保険会社・投資信託会社など。 ***き・かん【帰還】**●《名・自サ》戦地などから、基地・内地などに帰ってくること。「一兵」「宇宙から―する」●「フィードバック」に同じ。 ***き・かん【帰館】**《名・自サ》自分の館に帰ること。また、宿舎や旅館に帰ること。「深夜に―する」類語帰宅。 ***き・かん【気管】**●脊椎動物ののどの下部から肺に続く管。呼吸気の通路。●昆虫・クモなどの呼吸器官の一部。―し【―支】気管が下端で左右二つに分かれ肺臓にはいるまでの部分。「――炎」 ***き・かん【汽缶・汽罐】**〔文〕「ボイラー」に同じ。 ***き・かん【季刊】**〔雑誌などを〕一年に四回(定期的に)刊行すること。クォータリー。 ***き・かん【貴簡・貴翰】**〔文〕相手の手紙に対する尊敬語。あなたのお手紙。「――拝受しました」 ***き・かん【亀鑑】**〔文〕人の行いの、手本。模範。「教育者の―となれ」[参者]「亀」は占いに用いる亀甲、「鑑」は鏡の意で、行動の規準となるもの。 **きかん【貴官】**《代名》〔文〕官吏または軍人としての相手を尊敬して呼ぶ語。 **き・がん【奇岩・奇巌】**形のめずらしい大きな岩。「一怪石」四字「一累々{るいるい}」 **き・がん【帰雁】**春に、北国へ帰って行く鳥のガン。 **き・がん【祈願】**《名・他サ》希望がかなうように神仏にいのり願うこと。「神社に合格―に行く」「―が成就する」類語願掛け。誓願。 **ぎ・かん【技官】**特別な学術・技芸に関係した仕事をする国家公務員。「農林水産―」「文部科学―」 **ぎ・がん【義眼】**人工の眼球。入れ目。 **きかん・き【利かん気】**《名・形動》人に負けたり言うままになったりすることをきらう・こと(性質)。利かぬ気。類語勝ち気。 **きかん・ぼう【利かん坊】**利かん気で、腕白な子供。 **き・き【利き・効き】**●働くこと。働き。「かぜをひいて鼻のーが悪い」●ききめ。効能。「塩の―がよい」「薬の一がおそい」[表記]①は「利き」、②は「効き」と書く。 ***き・き【危機】**〔悪い結果になりそうな〕危険な場合・状態・時期。ピンチ。[コロ]「ーを脱する」[コロ]「―に瀕する」―かん【―感】危機がせまっているという不安な感じ。「長期の不況に―をいだく」―かんり【一管理】自然災害や不測の事態に対して、事前に予測・準備をし、被害を最小限にとどめるよう対処する政策・管理体制。クライシスマネジメント。「―の体制を整える」―てき【一的】危機が目前にせまっているようす。「―な状況」 ***き・き【忌諱】**《名・自サ》忌みきらって、さけること。―に触・れる《句》忌みきらっていることを行ったり言ったりして、目上の相手の機嫌をそこなう。 ***き・き【機器・器機】**機械・器具の総称。「周辺一」 ***き・き【記紀】**古事記と日本書紀。「―の歌謡」 ***き・き【鬼気】**ぞっとするほど気味が悪く、恐ろしい気配。[コロ]「―せまる演技」 ***き・き【嬉嬉・嘻嘻】**《形動》喜びに心がはずむようす。喜び楽しむようす。「―として遊ぶ」[表記]「喜喜」で代用することもある。 ***き・ぎ【嬉戯】**《名・自サ》〔文〕楽しく遊ぶこと。遊びたわむれること。類語遊戯。 ***き・ぎ【機宜】**〔文〕ある事を行うのに時機が適切であること。また、その時機。「――を得た発言」類語好機。 ***ぎーき【義旗】**〔文]正義のためにあげる旗じるし。―を翻す《句》正義の戦いを起こす。決起する。 ***ぎ・き【義気】**〔文〕正義を守ろうとする意気。義俠{ぎきょう}。 **ぎ‐ぎ【疑義】**意味・内容などがはっきりせず、疑問に思われる・こと(事柄)。「――をただす」類語疑点。 **ぎぎ【巍巍・魏魏】**《形動》〔文〕山・建物などが、高く大きいようす。「―としてそびえる山々」類語峨々{がが}。嵯峨{さが}。巍峨{ぎが}。 **きき・あやま・る【聞き誤る】**《他五》「聞き違える」に同じ。 **きき・あわ・せる【聞き合わせる】**《他下一》物事を確かめるために先方にたずねる。「会の開催の有無を―・せる」類語問い合わせる。 **きき・いっぱつ【危機一髪】**一つまちがえば重大な危険におちいるという、きわどい状態。[注園]「危機一発」は誤り。 <334> **きき・い・る【聞き入る・聴き入る】**《自五》耳をすまして、熱心に聞く。一心に聞く。「楽の音{ね}に―・る」 **きき・い・れる【聞き入れる】**《他下一》頼みなどを聞いて承諾する。「願いを―・れる」[類語](5)了承。 **きき・うで【利き腕】**動作に使いよい腕。その人が何かの動作をするときに、主に使う方の腕。利き手。 **きき・お・く【聞き置く】**《他五》相手の意見や要求を聞くだけにしておく。「その陳情{ちんじょう}は―・こう」 **きき・おさめ【聞き納め】**それが最後で二度と聞けない(聞かない)こと。「この世の―」 **きき・おと・す【聞き落とす】**《他五》〔うっかりして〕聞かずに終わる。聞きのがす。聞きもらす。「大切なことを―・した」 **きき・おぼえ【聞き覚え】**●以前に聞いて記憶していること。「―のある曲」●〔正式に習ったのではなく〕ただ聞いただけで覚えること。「―の英語をつかう」[類語]耳学問。 **きき・およ・ぶ【聞き及ぶ】**《他五》人づてに聞いて知っている。「お手並み{おてなみ}はかねがね―・んでいる」「おー・びでしょうが・・・」 **きき・かいかい【奇奇怪怪】**《形動》〔文〕ひどく奇怪なようす。〔「奇怪」を強めた言い方〕「―な事件」 **きき・かえ・す【聞き返す】**《他五》●前に聞いたものをもう一度聞く。聞き直す。「録音を―・す」●[確かめるために]くり返して問う。問い直す。「何度も―・す」●〔相手の問いに対し〕こちらからも質問する。問い返す。 **きき‐ちがい【聞き違い】**《名・他サ》聞きちがえること。聞き誤り。「――を正す」[類語]誤聞。 **きき・がき【聞き書き】**《名・他サ》聞いた話を書きとめること。また、その記録。「芸談を―する」 **きき・かじ・る【聞き、齧る】**《他五》人から聞いて、一部分だけを知る。うわべだけを知る。 **きき・かた【聞き方・聴き方】**●聞く方法・態度。「講義の――が悪い」●聞く側。聞き役。「――に回る」 **きき・ぐるし・い【聞き苦しい】**《形》聞いていて不快になる感じだ。また、聞きとりにくい。「―・い点をおわびします」「マイクに雑音がはいって―・い」 **きき・ごま【利き駒】**●将棋で、飛車・角行・金将・銀将など、すぐれた働きをもつ駒。●将棋で、相手の有力な駒の動きをおさえている駒。 **ききこみ【聞き込み】**●情報などを、他から聞いて知ること。●刑事などが、犯罪捜査の手がかりを他から聞き出すこと。また、その聞いた話。 **きき・ざけ【聞き酒・利き酒】**酒の質や味を鑑定するため酒を少し口にふくんで味わうこと。試し酒。 **きき・じょうず【聞き〈上手〉】**《名・形動》受け答えがうまく相手に気持ちよく話をさせること(人)。聞き巧者{ごうしゃ}。[対]聞き下手。 **きぎす【雉雉子】**「きじ」の古称。きぎし。[句]「焼け野の―、夜の鶴(子を思う親の情が深いこと)」 **きき・すご・す【聞き過ごす】**《他五「聞いたことの内容を心にとめないでおく。聞き流す。[類語]聞き捨て。 **きき‐ずて【聞き捨て】**聞いたことをとりたてて問題にしないこと。「友人の忠告を―にする」――なら・ない《句》聞いてだまってはいられない。聞き流せない。「―・ないうわさがある」 **きき‐そこな・う【聞き損なう】**《他五》●聞く機会をのがす。聞かないままにしてしまう。[類語]聞きもらす。●まちがえて聞く。聞きちがえる。 **きき・だ・す【聞き出す】**《他五》●かくされていることを、聞いてさぐり出す。「当事者から新事実を―・す」●聞くことを始める。聞き始める。「四月から講義を―・した」 **きき・ただ・す【聞き『質す・聞き『糾す】**《他五》〔真偽・不明の点などを〕聞いてはっきりさせる。聞いて確かめる。「事件の真相を―・す」[類語]問いただす。 **きき‐ちが・える【聞き違える】**《他下一》話の内容・ことばなどを、まちがって聞く。聞き誤る。聞きまちがえる。聞きちがう。「名前を―・えた」 **きき・つ・ぐ【聞き継ぐ】**《他五》●続けて聞く。●順々に聞き伝える。「村人が―・いできた話」 **きき・つ・ける【聞き付ける】**《他下一》●音や声に気づく。「犬が主人の声{こえ}を―・けて走ってくる」●〔公にされない事柄を〕伝え聞いて知る。「倒産の噂{うわさ}を―・ける」●いつも聞いてなれる。聞きなれる。「―・けている音楽番組」 **きき・つたえ【聞き伝え】**聞き伝えること(話)。聞きづて。伝聞。聞きづたえ。 **きき・づら・い【聞き『辛い】**《形》●聞きとりにくい。「声が遠くて―・い」●質問しにくい。「病気に関することは―・い」●聞いていられない。聞くのがつらい。「この場にいない人の悪口は―・い」[同]①~③聞きにくい。 **きき・て【利き手】**「利きうで」に同じ。 **きき・て【聞き手】**●聞く立場の人。「―に回る」[類語]聞き役。●聞くのが上手な人。話し手。 **きき‐とが・める【聞き、咎める】**《他下一》問いただす。また、聞いて非難する。「大臣の発言を―・める」 **きき・どころ【利き所】**●ききめのある場所。「鍼{はり}の―」●中心をなす大切な所。要所。「―をおさえる」 **きき・どころ【聞き所・聴き所】**注意して聞くべき部分。聞く値打ちのある部分。「曲の―」[類語]さわり。 **きき・とど・ける【聞き届ける】**《他下一》〔上位にあるものが〕願い・申し出などを聞いて許しを与える。聞き入れる。「願いを―・ける」 **きき・と・る【聞き取る】**《他五》●音・ことばなどを、聞いてとらえる。聞いて知る。聞いて理解する。「かすかな声{こえ}を―・る」「鳥の鳴き声{ごえ}を―・る」「英語を―・る」●〔事情などを〕わかるように聞く。聴取する。[表記]②は「聴き取る」とも書く。 **きき・なお・す【聞き直す】**《他五》一度聞いたことを改めて聞く。聞き返す。「演説を録音で―・す」 **きき‐なが・す【聞き流す】**《他五》聞いても、そのままにしてとりあわないでおく。[句]「柳に風と―・す」 **きき・な・す【聞き、做す】**《他五》聞いて、それと思う。そのように聞く。「話を弁解と―・す」 **きき・な・れる【聞き慣れる・聞き、馴れる】**《他下一》何度も聞いてなれる。「―・れない声{こえ}にふり返る」 **ききにく・い【聞き『悪い・聞き『難い】**《形》●音・声などが聞きとりにくい。●質問しにくい。たずねにくい。「離婚の原因{りこんのげんいん}は―・い」●聞くにたえない。「女性にとって―・い話」[同]①~③聞きづらい。 **きーぎぬ【生絹】**ねらない生糸で織った、肌ざわりのいい絹布。おもに裏地用。すずし。[対]練り絹。 **きき‐のが・す【聞き逃す】**《他五》●うっかり聞かないでしまう。聞き落とす。聞きもらす。●聞かないことにして無視する。「酒の上の失言として―・そう」 **きき・ふる・す【聞き古す】**《他五》何度も聞いて新鮮みがなくなる。 <335> 〔多く「聞き古した」の形で「言い古された」と同じ意に用いる〕「―・した話」 **きき・べた【聞き〈下手〉】**《名・形動》〔受け答えがまずく〕相手に気持ちよく話をさせることができないこと(人)。「―な人」[対]聞き上手。 **きき・ほ・れる【聞き惚れる】**《自下一》聞いて心をうばわれる。聞いてうっとりする。「美声{びせい}に―・れる」 **きき・まちが・える【聞き間違える】**《他下一》「聞き違える」に同じ。 **ききみみ【聞き耳】**〈「―を立てる」の形で〉人の話・物音などを聞こうとして、注意を集中する。「ささやき声に―を立てる」 **きき‐め【効き目・利き目】**ある行為や作用がもたらす効果。効能。「忠告しても―がない」「―の早い薬」[類語]効力。効用。 **きき・もの【聞き物】**聞く値打ちのあるもの。 **きき・もら・す【聞き漏らす・聞き、洩らす】**《他五》〔うっかりして〕一部分を聞かないままにしてしまう。聞き落とす。「連絡先を―・す」[類語]聞き損なう。 **きき・やく【聞き役】**もっぱら相手の話を聞く立場(の人)。「―に回る」[類語]聞き手。 **き・きゃく【棄却】**《名・他サ》●〔ある物事を〕すてて、取りあげないこと。「提案を―する」●[法]訴えを受けた裁判所が審理して、申し立ての理由がないもの、手続きのまちがったもの、期間を経過したものなどをとりあげないこと。「上告を―する」[類語]却下。 ***き・きゅう【企及】**《名・自サ》〔文〕〔考え・行動などが〕努力して同じになること。「常人の―するところに非ず」 ***き・きゅう【危急】**〔文〕非常に危険な状態がまぢかにせまっていること。[コロ]「―を救う」[類語]危殆{きたい}。―存亡の秋{とき}《句》〔大きな危難がせまり〕生き残れるか、ほろびるかの分かれ目。せとぎわ。 ***き・きゅう【希求・冀求】**《名・他サ》〔文〕強く願い求めること。こいねがうこと。「平和を―する」[類語]熱望。切望。 ***き・きゅう【欷歔】**《名・自サ》〔文〕「欷歔{ききょ}」に同じ。 ***き・きゅう【帰休】**《名・自サ》仕事をやめて、自分の家や郷里に帰って休息すること。「一時―」 **き・きゅう【気球】**水素・ヘリウムなど、空気よりも軽い気体をつめて空中に上げる球形の袋。軽気球。 **き・きょ【欷歔】**《名・自サ》〔文〕すすり泣くこと。すすり泣き。歔欷{ききゅう}。「―の声」 ***き・きょ【起居】**《名・自サ》〔文〕《立つことと座ることの意から》たちいふるまい。「――動作」●日常の生活をすること。また、その生活。[同]「―を共にする」 **ぎ・きょ【義挙】**自分の利害などは考えず、正義のために起こす行動。「近来まれな――」[類語]美挙。 **きき・よ・い【聞き良い】**《形》聞いて気持ちがよい。聞きやすい。「感動的で―・い話」 **ぎ・きょく【戯曲】**演劇の脚本。また、その形式で書かれた文学作品。ドラマ。[類語]シナリオ。 **ききょ‐らい【帰去来】**〔文〕官吏をやめて故郷へ帰るために、その地を去ること。[参考]陶淵明{とうえんめい}の詩「帰去来辞」から。「帰りなんいざ」と訓じる。 **きーぎれ【木切れ】**木の切れはし。木っぱ。木片。 **きき・わけ【聞き分け】**〔子供が〕話を聞いてその道理をさとり、それに従うこと。「―のない子供」 **きき・わ・ける【聞き分ける】**《他下一》●聞いて違いを区別する。「虫の音を―・ける」●話を聞いてその道理・意味を納得して従う。「親の言うことを―・ける」 ***き・きょう【桔『梗】**キキョウ科の多年草。秋の七草の一つ。七月から九月にかけて紫色・白色などの星形の花をつける。根は、乾燥させてせきどめ薬にする。 ***き・きょう【帰京】**《名・自サ》地方からみやこへ帰ること。特に、東京へ帰ること。「二日後には―します」 ***き・きょう【帰郷】**《名・自サ》自分の郷里に帰ること。「五年ぶりに――する」[類語]帰省。 ***き・きょう【気胸】**●肋膜腔{ろくまくこう}(=肺を包む胸膜の間)に空気がはいって、肺が押し縮められている状態。●肋膜腔に人工的に空気を送りこむこと。肺結核治療法の一つ。気胸療法。 ***き・きょう【奇矯】**《形動》言動がひどく変わっているようす。「―なふるまい」[類語]奇異。奇抜。突飛。 ***き・ぎょう【企業】**資本・労働力・土地などの生産要素を結合し、営利を目的として継続的に行う事業(経営体)。「中小―」「―努力」「公共―」―ねんきん【―年金】企業が従業員と掛け金を分担して運営する私的年金。[対]公的年金。―れんごう【―連合】「カルテル」に同じ。 ***き・ぎょう【機業】**織物を織る事業。織物業。 ***き・ぎょう【起業】**《名・自サ》新しく事業を始めること。「―家(=アントレプレナー)」[類語]創業。[対]廃業。 **ぎ・きょう【義「俠】**正義を重んじ、弱い立場の者の味方に立つこと。おとこだて。「―心」[類語]仁俠{にんきょう}。 **ぎ・きょうだい【義兄弟】**●約束を結んで兄弟の交わりをする人。●婚姻・縁組みなどによって、兄弟の関係になった人。義理の兄弟。 **ききょく【危局】**〔文〕危険が差しせまっている時局・場面。 ***き・きん【基金】**●ある事業・目的などのために前もって準備しておく資金。基本金。「慈善事業の―にあてる」●〔財団法人などが行う〕特定事業の経済的基盤となる財産。「文化交流―」 ***き・きん【寄金】**金銭を寄付すること。また、寄付金。 ***き・きん【飢饉・饑饉】**●農作物が不作で食糧が不足し、多くの人がうえに苦しむこと。●生活に必要なものがひどく不足すること。「水―」 **ぎ・きん【義金】**慈善のための寄付金。義捐金{ぎえんきん}。 **き・きんぞく【貴金属】**〔金・銀・白金などのように〕空気中で酸化せず、化学変化をおこしにくい金属。産出量が少なく高価。[類語]希有金属。[対]卑金属。 ***き‐く【危懼】**《名・他サ》〔文〕「危惧{きぐ}」に同じ。 ***きく【菊】**キク科の多年草。観賞用として古くから栽培され、サクラとともに日本の代表的な植物。原産地は中国といわれる。おきなぐさ。隱君子{いんくんし}。 ***き・く【規矩】**〔文〕(「コンパスと、かねじゃく」の意から)規則。規準。手本。 ***き・く【起句】**詩・文の最初の句。特に、漢詩の最初の句。「起承転結」の起。[対]結句。 ***き・く【利く】**■《自五》●効果や効能があらわれる。ききめがある。「薬が―・く」「注意が―・いてまじめになった」[表記]「効く」とも書く。●機能が働く。よく活動する。「気が―・く」「目先が―・く」「鼻が―・く」●可能である。できる。「保険が―・く」「洗いが―・くカーペット」■《他五》〈「口を―・く」の形で〉●物を言う。話をする。「陰口を―・く」●他の人に話をつける。「上役が口を―・いてくれた」[文]《四》。→次ページ使い分け <336> >使い分け「きく」 利く〔能力や働きが十分に発揮される。物を言う〕目が利く・左手が利く・顔が利く・にらみを利かせる・機転が利く・無理が利く・見晴らしが利く・口を利く 効く〔ききめがあらわれる〕薬が効く・宣伝が効く・風刺の効いた文句・冷房を効かせる・酸味を効かせる [参考]一般には、機能には「利」、効果には「効」と使い分けることができるが、使い分けは微妙である。「わさびが利いた寿司・パンチを利かせた第一打」と書けば、機能を重んじた表現となり、「わさびが効いた批評・先制のパンチが効いた」と書けば、効果を重んじた表現となる。 ***き・く【聞く】**《他五》●音や声、話などを耳に感じて理解する。「話を―・く」「音楽を―・く」「遠からんものは音にも―・け」[表記]耳を傾けてきく意では、多く「聴く」と書く。[謙譲]承る。[類語](5)拝聴{はいちょう}。拝承{はいしょう}。拝聞{はいぶん}。●要求を聞き入れる。承知する。「言うことを―・かない子」「忠告を―・く」[謙譲]承る。[類語](計)拝承。●問う。たずねる。「道を―・く」[表記]③は「訊く」「尋く」とも書く。●においをかぐ。[コロ]「香を―・く」●〔酒などの味を〕見わける。[コロ]「酒を―・く」[文]《四》。[類語と表現・使い分け]―いて呆{あき}れる《句》言ったことが実際とは大違いなので、聞いただけであきれるばかりである。「高級品が―・れる値段」―いて極楽見て地獄《句》話と実際とは大違いで、聞いてよいと思っても、実際に経験するとたいへんである。―は一時の恥聞かぬは一生の恥《句》知らないことを人にたずねるのは恥ずかしいことだが、そのときだけのことで、たずねずに過ごせば一生知らず、いつも恥ずかしい思いをする。 ***きーぐ【危惧】**《名・他サ》〔文〕ある物事の結果を心配し恐れること。恐れあやぶむこと(気持ち)。危懼{きく}。「絶滅を―する」「―の念をいだく」[類語]懸念。 >類語と表現「聞く」 *聴覚器官で音声を感じとる働きが、「きく」である。「親の言うことを聞く」は、聞き入れる意。「成功の秘訣を聞く」は、尋ねる意で、この場合は「手紙で聞く」のように、視覚についても「聞く」が使える。「口を利く・薬が効く」の「きく」も、「聞く」から出た語であるが、同じ「きく」でも「陰口を利く」は言う意、「陰口を聞く」は耳にする意となる。「〜と聞く」の形では〈伝聞〉の意となり、伝聞の助動詞「そうだ」で置き換えることができる。 [聴覚]聞こえる・聞き置く・聞き取る・聞き惚{ほ}れる・聞き耳を立てる・聞き慣れる・聞き直す・聞きかじる・聞き違える・聞き誤る・聞き損なう・聞き落とす・聞き漏らす・聞き逃す・聞き忘れる・聞き過ごす・聞き流す・耳にする・耳に留まる・耳に入る・耳に入れる・耳につく・耳にたこができる・耳慣れる・耳を貸す・耳を傾ける・耳を澄ます・耳をそばだてる・耳を立てる・小耳に挟む/ [類語](5)聴取・傾聴・謹聴・聴講・確聞・仄聞{そくぶん}/早耳・初耳・空耳・地獄耳・百聞・誤聞 [尋ねる]尋ね合わせる・質{ただ}す・問う・問い掛ける・問い返す・問い詰める・問い質す・問い合わせる・聞き出す・聞き返す・伺う/ [類語](5)質問・質疑・発問・試問・諮問・誰何{すいか}・尋問・査問・審問・詰問・糾問{きゅうもん}/疑問・難問・奇問・珍問・愚問 >使い分け「きく・きこえる」 聞く(訊・尋)〔自然に音を感じとる意で、一般に広く〕笑い声を聞く・物音を聞く・うわさを聞く・香を聞く・酒を聞く・道順を聞(訊・尋)く・身元を聞(訊・尋)く・理由を聞(訊・尋)く・師に人生の意味を聞(尋)く・聞く耳を持たない・条件を聞き入れる 聴く〔注意深く耳を傾けてきく〕音楽を聴く・街の声{こえ}を聴く・声なき声を聴く・事情を聴(訊)く 聞こえる〔音が自然に耳に入ってくる〕物音が聞こえる・うわさが聞こえてくる [参考]「聞」は英語の hearに、「聴」はlisten to におおむね対応する。「きこえる」の形(「聞く」の自動詞形。自発)で「聴」を使うのは誤り。また、「お聞かせください」など使役の意や、「微妙な音の差を聞き分ける」など複合語では、一般に「聞」を使う。たずねる、問う意では「訊・尋」を使ったが、今では「聞」で代用する。 ***き・ぐ【器具】**●構造・操作などが簡単な器械・道具。「電気―」●物を入れる道具。うつわ。器物。 ***きーぐ【機具】**機械・器具の総称。「農―」 **ぎ‐く【疑懼】**《名・他サ》〔文〕どうなることかと疑いをいだき、不安を感じること。疑惧{ぎぐ}。「娘の将来を―する」[類語]危惧{きぐ}。 **きくい・むし【木食い虫】**●キクイムシ科の昆虫。成虫・幼虫ともに木の幹に穴をあける。●キクイムシ科の甲殻類。海にすむ。体長約三㍉。体を曲げると球状になる。木船の船底に穴をあけることがある。 **きく‐いも【菊芋】**キク科の多年草。原産地は北アメリカ。秋に黄色い一重の花をつける。葉・茎は家畜の飼料、地中の塊茎はアルコール・果糖などの原料にする。 ***き・ぐう【奇遇】**思いがけなく出会うこと。思いもよらぬめぐりあわせ。「こんな場所で会うとは―だね」[類語]邂逅{かいこう}。 ***き・ぐう【寄寓】**●《名・自サ》他人の家にしばらくの間住み、世話になること。いそうろう。「おじの家に―する」[類語]寄宿。●仮の住まい。寓居。仮寓{かぐう}。 **きく・か【菊花】**きっか(菊花)。 **き‐くぎ【木、釘】**木で作ったくぎ。細工物に用いる。 **ぎくしゃく**《副・自サ》●(「―と」の形も)言語・動作などがぎごちないようす。「緊張して動きが―する」●物事がなめらかに進まないようす。「―(と)した人間関係になやむ」 **きく・じゅんじょう【規、矩準縄】**〔文〕(「コンパス・かねじゃく・みずもり(=水平器)・すみなわ」の意から)人の行動・考え方のよりどころとなるもの。物事の基準。 <337> 手本。 **き・くず【木屑】**のこぎりでひいたり、切ったりけずったりして出た、木のくず。こくず。 **きく・すい【菊水】**紋所の一つ。水の流れの上に菊の花をうかせた形。 **き・くず・す【着崩す】**《他五》●衣服の着付けをくずす。また、衣服を着古して形をくずす。「外出着を普段着に―・す」●〔きちんとした着付けや決まった組み合わせをくずして着こなすことにもいう〕「制服を―・す」 **きーぐすり【生薬】**しょうやく(生薬)。 **きく・する【掬する】**《他サ変》〔文〕●水を両手ですくう。むすぶ。●心情・気持ちをくみとる。 **き・くずれ【着崩れ】**《名・自サ》和服を着た形が、着ているうちにくずれること。「―しない着付け」 **きーぐち【木口】**●木材の種類・品質。木質。●横に切った木材の切り口。木口{こぐち}。●手提げなどの口に取りつけた、木製の持ち手。 **きく・づき【菊月】**陰暦九月の別称。 **きく・な【菊菜】**「シュンギク」の別称。 **きく・にんぎょう【菊人形】**たくさんの菊の花で衣装の部分を細工した大きな見世物人形。 **きく・の・せっく【菊の節句】**「重陽{ちょうよう}」に同じ。 **きーくばり【気配り】**《名・自サ》細かく気を使うこと。心づかい。「高齢者への―が足りない」[類語]配慮。 **きく・ばん【菊判】**●洋紙の原紙寸法の一つ。縦九三九㍉、横六三六㍉。[参考]初めて輸入されたとき、菊花の商標があったことから。●書籍の判型の一つ。縦二二八㍉、横一五二㍉。A5判よりやや大きい。 **きく・びより【菊〈日和〉】**菊の花がさくころのよい天気。晩秋のよい天気。[類語]小春びより。 ***き・ぐみ【木組み】**〔木造建築などで〕切り込みを入れて木材を組み合わすこと。「接合部の―」 ***き・ぐみ【気組み】**物事をなしとげようとする心構え。いきごみ。「優勝する人は―がちがう」[類語]気構え。 **きーぐらい【気位】**自分の品位を高く保とうとする心の持ち方。「―が高い」[類語]自尊心。 **きくらげ【木『耳】**キクラゲ科のキノコ。秋、ニワトコなどの枯れ木に群生する。暗褐色で、クラゲのような手ざわりがする。形は人の耳に似る。食用。 **ぎくり**《副》(多く「―と」の形で)恐れと驚きとを同時に感じて緊張するようす。ぎっくり。ぎくっ。「―とする」 **きーぐるみ【着包み】**●「ぬいぐるみ②」に同じ。●着ている衣類の全部。「――脱がされる」 **き‐ぐろう【気苦労】**《名・形動》心配や気づかいなどの苦労。心労。「子供をもつと―が絶えない」 **きけ・もの【利け者】**ある分野で、すぐれた腕前や勢力をもつ人。また、働きがあって、幅がきく人。 **き・ける【聞ける】**《自下一》(「聞く」の可能形)●聞くことができる。また、音が自然に耳に入ってくる。「静かに―・ける部屋」●耳をかたむけて聞く価値がある。「―・ける演奏だ」[表記]②は「聴ける」とも書く。[類語]聞かせる。 **きーくん【貴君】**《代名》〔文〕男性が、自分と同等または目下の男性をさす尊敬語。〔手紙で多く使う〕[類語]貴兄。貴方。[対]貴女。 **ぎ‐ぐん【義軍】**〔文〕正義のために起こす戦い。また、そのための軍隊。[類語]義兵。 ***き・けい【奇形・畸形・畸型】**生物体の正常でない形態。〔先天性のものにいう〕 ***き・けい【奇計】**普通の人が思いつかないような、たくみな(かわった)はかりごと。奇策。「―を用いる」 ***き・けい【詭計】**〔文〕人をだまし、おとしいれるはかりごと。詭謀{きぼう}。[コロ]「―を弄する」 ***き・けい【貴兄】**《代名》〔文〕男性が、自分と同等の男性をさす尊敬語。〔手紙で多く使う〕[類語]貴君。 ***き・けい【奇警】**《名・形動》〔文〕普通では思いもよらないこと。奇抜。「―な言をはく」 **ぎ・けい【義兄】**●約束を結んで兄になった人。●縁組み・婚姻などによって兄になった人。義理の兄。[対]実兄。 **ぎ・げい【『伎芸】**歌舞・音曲などの芸。―てん【―天】伎芸を守り福徳を与える天女。 ***ぎ・げい【技芸】**美術・工芸に関したわざ・技術。「―を競う」 **き‐げき【喜劇】**●人生の真実を表現するのに滑稽を手段とした劇。コメディー。「モリエールの―」●滑稽なできごと。[対]①②悲劇。 ***き・けん【棄権】**《名・他サ》権利を自分の意志ですてて、使わないこと。特に、選挙権を行使しないこと。「けがで決勝を―する」「選挙を―する」 ***き・けん【気圏】**「大気圏」に同じ。 ***き・けん【貴顕】**〔文〕身分が高く、名声のあること(人)。「朝野の―の人々」[類語]貴紳。貴人。 ***きげん【期限】**前もって定められた時期・期間。 ***きげん【機嫌】**●(仏教で「世の人のそしりきらうこと」の意から)快・不快などの気分。気棲{きずま}。[コロ]「―がいい」[コロ]「―を損なう」●他人の健康状態や気分。[コロ]「御―をうかがう」●《名・形動》いい気分であること。〔多く、「御―」の形で使う〕「酒をのんで御―になる」―かい【―買い】●人に対する好悪{こうお}などの感情が変わりやすいこと(人)。●相手の機嫌をとること(人)。「―で調子のいい奴{やつ}だ」――気棲{きずま}を取・る《句》機嫌を取る。[参考]「機嫌を取る」と「棲を取る」の「取る」をかけて、語呂がを合わせたことば。―を取・る《句》相手の気分をやわらげ、人の気にいるように働きかける。機嫌気棲を取る。 ***き・げん【紀元】**〔歴史上の〕年数を数えるもとになる年。[参考]現在、世界的にはキリスト生誕の年を元年とする西暦紀元が使われている。―ぜん【―前】西暦の紀元より以前。B.C. (before christ)の記号で表す。 ***きげん【起源・起原】**物事の起こるもと。みなもと。「生命の―」 **きげんそ【希元素・稀元素】**〔希ガス類元素・希土類元素・白金属元素などのように〕地球上まれにしか存在しないと考えられていた元素。希有元素。 <338> >評論文キーワード 記号 「記号」とは、一定の意味内容を伝達するために用いられるものの総称であり、社会の中でのさまざまなコミュニケーションを成立するための媒介となるものだが、その中でもっとも重要な働きをするものは言語である。このほかにも、人は多くの記号を用いている。 例えば信号は、青が「進め」、赤が「止まれ」を意味する。そのほか、ジェスチャー、点字、モールス信号、紋章、服装など多くの物を記号としてとらえることができる。 [論点]記号が人々の中で機能するには、その記号についての共通理解が必要である。記号のもつ意味には明確な根拠や理由がない。例えば日本では人を呼ぶとき、手の平を下にして「おいでおいで」と振る。しかし、それは日本人の間での共通理解によって記号としての働きをもつのであって、同じ行為が欧米では「あっちへ行け」という逆の意味になる。 このように記号はそれぞれの文化的背景に応じて成立している。国、文化、世代などの違いをこえた多様なコミュニケーションは各人の記号に対する共通理解をもとに行われ、ときにはその共通理解の食い違いによってコミュニケーションが不可能になることもある。 **き・こう【気孔】**植物の葉の裏側にある無数の小さなあな。呼吸作用、炭酸同化作用、蒸散作用の空気・水蒸気の通路になる。 ***き・こう【気功】**古代中国から伝わる健康法。独特の体操や呼吸法によって生命エネルギーを引き出し、病気を治し健康を維持する。 ***きこう【季候】**四季ごとの気候。時候。 ***き・こう【紀行】**旅行中の見聞や感想などを記した文。紀行文。[類語]旅日記。道中記。―ぶんがく【―文学】旅行中の体験・見聞・印象などに基づく文学。 ***き‐こう【起工】**《名・自サ》大がかりな工事を始めること。着工。「―式」[対]完工。竣工。 ***き・こう【奇効】**〔文〕不思議なききめ。[コロ]「―を奏する」 ***き・こう【奇巧】**〔文〕細工などがめずらしく、たくみなこと。 ***きこう【奇行】**ひどく変わった行い。「―の多い人」 ***き・こう【起稿】**《名・自他サ》原稿を新たに書き始めること。[類語]起草。起筆。[対]脱稿。 ***き・こう【寄港】**《名・自サ》航海の途中で船が港に立ち寄ること。寄航。「横浜港に―した外国船」 ***き‐こう【貴公】**《代名》男性が、同等またはそれ以下の人を呼ぶ語。君。[参考]昔は目上の人に使った。 ***き・こう【寄稿】**《名・自他サ》〔依頼されて〕新聞・雑誌などに原稿を書き送ること。また、その原稿。「新聞に―する」[参考]「投稿」は自分で勝手に送ること。 ***き・こう【貴校】**〔文〕相手の学校に対する尊敬語。御校{おんこう}。 ***きごう【揮毫】**《名・他サ》毛筆で書画をかくこと。また、その書画。「――を依頼する」[類語]潤筆。染筆。 ***き・こう【寄航】**《名・自サ》●「寄港」に同じ。●航空機が目的地に行く途中で他の空港に立ち寄ること。 ***き・こう【希覯・稀覯】**〔文〕まれにしか見られないこと。めったに見られないこと。「―本」 ***き・こう【機構】**●ある一つの組織を組み立てているしくみ。「行政―」「人体―」「国連の―」「北大西洋条約―」●機械の内部の構造。[類語]①②組織。構造。 ***き・こう【機甲】**最新の兵器や機械力で装備すること。「―部隊」 ***き・こう【帰校】**《名・自サ》出先から学校へ帰ってくること。「修学旅行を終えて無事に―する」 ***き‐ごう【記号】**●ある意味や内容を表すためのしるし。●〔語学〕〔文字に対して〕符号。「発音―」●音声・文字・符号・信号・標章・身ぶりなど、コミュニケーションにおいて意味を伝えるいっさいのもの。 **き‐こ【旗鼓】**〔文〕●〔戦場で指揮・号令を伝える〕軍旗と太鼓。●戦場に出て戦う軍勢。また、軍隊。――の間に相見・える《句》戦場で敵味方として会う。 ***き・こ【騎虎】**〔文〕トラの背に乗ること。――の勢い{いきおい}《句》《トラの背に乗って走る者は途中で降りるに降りられず、走り続ける意から》行きがかり上、途中でやめられないことのたとえ。 **きーこう【帰港】**《名・自サ》船が出発した港に帰ること。「長い航海を終えて―する」[対]出港。 ***き・こう【帰航】**《名・自サ(》船・飛行機の帰りの航路につくこと)。復航。「―の途につく」[対]往航。 ***きーこう【気候】**ある地域の、長期間にわたる温度・湿度・風向・晴雨などの天気の総合状態。「大陸性―」[類語]天気。気象。―たい【―帯】地球上の気候分布をほぼ緯度に平行して帯状に区分したもの。熱帯・亜熱帯・温帯・亜寒帯・寒帯などに分ける。 ***き‐ご【季語】**俳句・連歌などで、季節を表すため、よみこむように定められたことば。「山路きて何やらゆかしすみれ草」の「すみれ草」の類。季題。[参考]巻末付録「主要季語一覧」 ***き・ご【綺語】**●〔文〕美しくかざったことば。[四字]「狂言―」[類語]美辞麗句。●〔仏〕十悪の一つ。真実に反して、うわべをかざったことば。=綺語{きご}。 **ぎ・こ【擬古】**〔文〕●昔の様式をまねること。●昔の文章・詩歌などの文体をまねて作ること。「―文」 ***き・こう【奇功】**〔文〕思いがけない、すぐれた功績。 **きこうし【貴公子】**●身分の高い家に生まれた若い男子。貴族の子弟。[類語]御曹司{おんぞうし}。●容貌・風采{ふうさい}が、上品で美しい男子。 **きこうでん【『乞巧奠】**「七夕祭り」の古称。乞巧奠{きっこうでん}。[参考]裁縫の上達を願う(=乞巧)のでこの名がある。 **きこえ【聞こえ】**●聞こえること。また、その度合い。「ラジオの―が悪くなる」●他人が聞いたときの感じ。「小さな神社でも神社と言えば―がいい」●うわさ。評判。「人格者の―が高い人」 **ぎこう【技工】**手で加工する技術。また、その技術を持った人。「歯科―士」 **ぎこう【技巧】**芸術作品などの表現や制作に関する技術上の工夫。テクニック。「洗練された―」「―派」 **ぎ‐ごう【戯号】**戯作者{げさくしゃ}などの雅号。 **きこえよがし【聞こえよがし】**《形動》(「がし」は接尾語)人の悪口・皮肉などをわざとその当人に聞こえるように話すようす。「失礼なことを―に言う」 **きこ・える【聞こえる】**《自下一》●音や声が耳に感じられる。「うるさくて話が―・えない」●受け取られる。解釈される。「皮肉に―・えるかもしれない」 <339> わけでわかる。筋が通る。「私一人の責任だなんて、そりゃ―・えません」●うわさ・評判として伝わる。また、世に広く知れわたる。「美人をもって―・えた人」[文]きこ・ゆ《下二》。[使い分け]「きく・きこえる」 ***きーこく【帰国】**《名・自サ》●外国から自分の国に帰ること。[類語]帰朝。●ふるさとに帰ること。帰郷。―しじょ【―子女】海外での生活を経て、日本に帰国した児童・生徒。 ***き‐こく【貴国】**〔文〕相手の国に対する尊敬語。 ***き・こく【鬼哭】**〔文〕成仏できない死人の魂が泣くこと(声)。 **ぎ‐ごく【疑獄】**はっきりした証拠がつかめず、罪状を決めがたい裁判事件。特に、大がかりな贈収賄事件。 **きこく・しゅうしゅう【鬼哭啾啾】**《形動》〔文〕死者の魂が悲しげに泣くようす。また、鬼気がせまってすさまじいようす。「―たる古戦場」 **き‐ごこち【着〈心地〉】**その衣服を着たときの感じ(気分)。着ぐあい。「この服は―がよい」 **き‐ごころ【気心】**その人本来の気質からくる考え方・気持ち。[コロ]「―が知れた仲間」[類語]気質。気立て。 **きこし・め・す【聞こし召す】**《他四》〔古〕●「聞く」の尊敬語。●「飲む」「食う」「行う」「治める」の尊敬語。「御酒{みき}を―・す」[文]《他五》酒を飲む。〔たわむれて言う語〕「一杯―・しているね」 **ぎこち・な・い**《形》〔言語・動作などが〕なめらかでない。また、気持ちなどがしっくり合わない。ぎこちない。「―・い話し方」「―・く笑う」 ***き・こつ【奇骨】**〔文〕ふつうとは変わった(すぐれた)性格。[コロ]「―に富む」 ***き・こつ【気骨】**信念をつらぬこうとする強い心。簡単には人に屈しない気質。[コロ]「―のある男」[類語]気概。意気地。 **きこなし【着『熟し】**着こなすこと。衣服の着方。「―の上手な人」「粋な―」 **きこな・す【着『熟す】**《他五》衣服を自分の体に似合うようにうまく着る。「流行のコートを―・す」 **きーこ・む【着込む】**《他五》●上着の下に衣服を重ねて着る。「シャツを二枚も―・んだ」●あらたまって着る。きちんと着る。「新しい背広を―・む」 **きこり【樵・樵『夫】**山林の立ち木をきることを職業とする人。 **きーこん【既婚】**すでに結婚していること。[対]未婚。 **き・こん【気根】**幹や茎の途中から空気中に出る根の総称。[参考]地中に入ったり、他の植物体などに付着したりする。 **き・こん【気魂】**〔文〕たましい。精神。「―のこもった話しぶり」 ***き・ざ【気『障】**《形動》(「気ざわり」の略)気取っていて、いやみのあるようす。「――な男」「―なことを言う」 ***き・ざ【跪坐・跪座】**《名・自サ》〔文〕ひざまずくこと。「神前に―する」 **ぎざ**「ぎざぎざ」に同じ。「百円玉の―」 ***き・さい【奇才】**世にもまれな、すぐれた才能(を持つ人)。「劇界の―」[類語]逸材。 ***き・さい【既済】**必要な手続きや義務などが、すでにすんでいること。「借金の一分」[対]未済。 **きさい【機才】**〔文〕機敏な才気。するどい才気。 ***き・さい【記載】**《名・他サ》書物・書類などに、書いてのせること。「―された注意事項を確認する」[類語]掲載。 **き・さい【起債】**《名・自サ》〔国家・公共団体・会社などが〕公債・社債を発行すること。 **きさい【鬼才】**〔人間離れした〕きわめてするどい才能(のある人)。「映画界の―」 **きーざい【器材】**●ある器具を作るための材料。●〔ある仕事に必要な〕器具と材料。「観測用の―」 **き・ざい【器財】**うつわや道具。 ***きーざい【機材】**●ある機械を作るための材料。●〔ある仕事に必要な〕機械と材料。「撮影の―」 ***きーさく【奇策】**ふつうの人が思いつかないような、すぐれた策略。奇抜な策略。奇計。「――をめぐらす」 ***き・さく【気さく】**《形動》気取りがなく、うちとけやすいようす。「―な人」「―に話しかける」[類語]気軽。 **ぎ・さく【偽作】**《名・他サ》ある(芸術)作品に似せて作ること。また、そのにせの作品。贋作{がんさく}。偽作{ぎぶつ}。[参考]法律では、著作権者の許可なしに、複製・翻訳・興行・映画化・放送などの行為をすることをいう。 **きざけ【生酒】**まじり物のない純粋な酒。[類語]生一本{きいっぽん}。 **きさご【『細、螺・扁、螺】**ニシキウズガイ科の巻き貝。浅海にすむ。小形で、殻は細かいすじの模様があり、おはじきなどに使う。きしゃご。 **キササゲ【木、豇豆・楸】**ノウゼンカズラ科の落葉高木。実は利尿剤になる。あずさ。 **きざし【兆し”萌し】**(「草や木の芽ばえ」の意から)ある物事が起こることを予想させるしるし。前兆。「好況の―が見える」[類語]徴候。 >類義語の使い分け「兆し・徴候」 [兆し・徴候]この現象は地震の兆し(徴候)だろうか [兆し]野原のここかしこに春の兆しが見てとれる [徴候]この症状は動脈硬化の徴候かもしれない **きざ・す【兆す・萌す】**《自五》●草木の芽が少し出る。「新芽が―・す」[類語]萌{も}える。[表記]「萌す」と書く。●起こり始まろうとする。〔多く、心が動き始める場合に使う〕「悪心{おしん}が―・す」[同]②芽生える。[文]《四》。 **き・さつ【貴札】**〔文〕相手の手紙に対する尊敬語。〔改まった手紙文などで使う〕[類語]芳書。 **きざ‐つぽ・い【気『障っぽい】**《形》言動や服装などが気取っていて、いやみがある。きざな感じがする。 **きざ・はし【『階】**〔雅〕階段。 **きーさま【貴様】**《代名》男性が、親しい同輩や目下の男性をさす語。また、男性が相手をさげすみ、ののしっていう語。[参考]昔は目上の人に敬称として使った。 **きさき【『后・『妃】**天皇や王の妻。おきさき。 **ぎざぎざ**《名・形動・自サ》鋸{のこ}の歯のような刻み目が並んでいること。また、その刻み目。ぎざ。 **きざみ【刻み】**■《名》●刻むこと。また、刻み目。「材木に―を入れる」●「刻みたばこ」の略。■《接尾》(短い時間や長さ、少ない量などを表す数詞について)「・・・ごとに」の意。「一分―」「五センチ―」「百円―」 **きざみ・あし【刻み足】**小またに急いで歩くこと。 **きざみ・こ・む【刻み込む】**《他五》●細かく切って他のものの中に混ぜて入れる。「ひき肉にタマネギを―・む」●文字や模様などをほりつける。「粘土板に文字を―・む」●心に深く印象づける。刻み付ける。「感激を胸に―・む」 <340> **きざみ・たばこ【刻み『煙『草】**きせるにつめて吸うたばこ。たばこの葉を細かく刻んだもの。きざみ。 **きざみ・つ・ける【刻み付ける】**《他下一》●〔目じるしなどのために〕刻んであとをつける。ほりつける。「墓石に没年を―・ける」●心に深く印象づける。刻み込む。「父の臨終の言葉を心に―・ける」 **きざ・む【刻む】**《他五》●切って細かくする。「大根を―・む」●〔時間などを〕細かく区分していく。「仕事を一時間単位に―・む」●彫刻する。彫刻したような跡をつける。「仏像を―・む」「苦労の跡が顔に―・まれている」●〈「心に―・む」の形で〉はっきりと記憶する。強く印象づける。「別離の悲哀を心に―・む」[文]《四》。 **きさらぎ【『如『月・『衣更着・『着更着】**陰暦二月の別称。[参考]太陽暦の二月にもいう。 **き・ざわし【木、酔し】**木になったままで甘くなるカキ。きざらし。 **き・ざわり【気障り】**《名・形動》相手の言動を不愉快に感じること。「何かと―なことを言う」 ***き・さん【帰参】**《名・自サ》〔文〕●長く留守にしていた人が帰ってくること。●昔、武士などが、一度ひまをとった主人にまた仕えること。「―がかなう」。 ***き・さん【帰山】**《名・自サ》僧が自分の寺に帰ること。 ***きーさん【起算】**《名・自サ》ある地点・時点をもとにして計算し始めること。「開会日から―して一五日間」 **ぎ・さん【「蟻酸】**もっとも構造が簡単なカルボン酸。アリ・ハチなどの毒腺{どくせん}や、イラクサ・松の葉などにふくまれる無色の液体。刺激臭があり、皮膚にふれると炎症を起こす。羊毛・木綿の染色、皮革加工などに使う。 **きーさんじ【気散じ】**●いやな気分を発散し、心を他のものに向けること。気晴らし。「―に散歩する」●《名・形動》苦労がなく、気楽なこと。「―な日々を送る」[類語]のん気。 ***きし【岸】**〔川・海・湖などの〕水に接した陸地。水ぎわ。「―に寄せる波」「―の柳」[類語]みぎわ。汀{みぎわ}。岸辺。 ***き・し【愧死】**《名・自サ》〔文〕恥ずかしさのあまり死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じ入ること。慚死{ざんし}。 ***き・し【旗幟】**〔文〕(合戦で敵味方を区別するための旗じるしの意)ある物事に対して示す、態度・主張。 ***き・し【棋士】**碁・将棋をすることを職業とする人。 ***き・し【貴紙】**〔文〕相手の出している新聞に対する尊敬語。また、相手の手紙に対する尊敬語。 ***きし【貴誌】**〔文〕相手の出している雑誌に対する尊敬語。「―五月号、いただきました」 **き・し【起死】**死にかかった人を生き返らせること。 ***き・し【騎士】**●馬に乗っている武士。●中世ヨーロッパにおける武人の階級の一つ。ナイト。[参考]封建領主と主従関係をむすび、騎士道を重んじた。―どう【―道】中世ヨーロッパの騎士の道徳。勇気・忠誠・名誉・貴婦人崇拝などを理想として重んじた。 **き‐じ【奇事】**不思議なこと。めずらしいこと。 **き‐じ【木地】**●木目による木材の質。●何もぬらない白木の木。●「木地塗り」の略。―ぬり【―塗り】木目がすいてみえるようにぬった、漆塗り。 ***き‐じ【生地・素地】**●手を加えない、自然のままの性質・状態。地{じ}。「酔って―が出る」●織物の地質。また、衣服の材料となる織物・布。「スカートの―」●陶磁器で、まだ釉{うわぐすり}をかけていないもの。●小麦粉に水やバターなどをまぜた状態のもの。「パンの―」 **き‐じ【記事】**事柄を伝える文章。特に、新聞・雑誌などにのせて、ある事実を知らせる文章。「暴露―」 ***きじ【雉・雉子】**キジ科の鳥。低い山や原野にすむ留鳥。雄は顔が赤く尾羽は色あざやか。「ケンケーン」と鳴く。日本の国鳥。きぎし。きぎす。[諺]―も鳴かずば打たれまい《句》無用な発言をしたばかりに、災いを招くたとえ。 **ぎし【技師】**機械・工学・土木建築などの分野で、高度の技術を身につけ、その技術に関した仕事を行う人。エンジニア。[参考]「技官」の旧称。 **ぎ・し【擬死】**動物が、急激な刺激を受けたり害敵に出会ったりして、反射的に死んだようになること。 **ぎし【義士】**〔文〕正義を守り行う武士。特に「赤穂{あこう}義士」のこと。 ***ぎし【義姉】**●約束を結んで姉になった人。●縁組み・婚姻などによって姉になった人。義理の姉。[対]実姉。 **ぎし【義子】**義理の子。養子、娘の夫など。[対]実子。 ***ぎし【義肢】**失った手足の代わりにつける、人工の手足。義手と義足。 ***ぎし【義歯】**抜歯後に入れる、人工の歯。入れ歯。 ***ぎ‐じ【擬餌[餌]】**「擬餌鉤{ぎじばり}」の略。 ***ぎーじ【疑似・擬似】**〔症状などが〕見分けがつかないくらい本物によく似ていること。「―体験」[同]真性。―しょう【―症】真性の感染症によく似た病気。[対]真症。―てき【―的】《形動》見分けがつかないくらい本物と似ているようす。「コンピューターグラフィックで、深海を―に再現する」 **ぎ‐じ【議事】**会議を開いて討議すること(事項)。「―を進行する」―どう【―堂】議員が会議する建物。特に、国会議事堂。―ろく【―録】議事の内容や議決事項などを記録したもの。 **きし・かいせい【起死回生】**望みのなくなった状態から、よい状態にもどすこと。「―のホームラン」 **きし・かた【来し方】**〔文〕●過去。●通り過ぎてきた所。=こしかた。―ゆくすえ【―行く末】→こしかたゆくすえ。 **ぎ・しき【儀式】**祝い・祭り・とむらいなどの、一定の形式で行う作法。「盛大な―」―ば・る【―張る】《自五》形式を重んじ、体裁をつくろう。「―・った祝辞」 **きし・きし**《副》(「―と」の形も)固いものがこすれあう音や木などがきしむ音の形容。「荷車の台が―(と)鳴る」 **ぎしぎし**《副》(「――と」の形も)●木などがすれあって、強くきしむ音の形容。「床板が―鳴る」●《形動》無理につめこむようす。ぎちぎち。 ***き‐じく【基軸】**物事の基準となるもの。「―通貨」【―通貨】国際間の決済などで広く用いられる通貨。米ドル・ユーロなど。キーカレンシー。 **きーじく【機軸】**●(「車輪などの心棒」の意から)組織・団体などの活動の中心となるもの。●構想。くみたて。方式。「新―を打ち出す」 **きし・せんめい【旗幟鮮明】**《形動》態度・主張がはっきりしているようす。 ***き・しつ【器質】**〔解剖で認められる〕器官・臓器の特質。―てき・しょうがい【―的障害】器官が変形を起こすまでになった障害。 ***き・しつ【気質】**●気性。性向。気だて。また、かたぎ。「学生―」●(temperament)〔心〕個人の性格を特徴づけるとされる感情傾向・性質。 ***き・じつ【期日】**あらかじめ決められた日。また、期限の日。 ***き・じつ【忌日】**→きにち(忌日)。 <341> **きしな【来しな】**来る途中。来がけ。「―に書店に寄る」 **きじ・ばと【雉「鳩】**ハト科の鳥。山野にすむ留鳥。茶色で、首の両側に青と黒のしまがある。「デデッポーポー」と鳴く。「山鳩」ともいう。 **ぎじ・ばり【擬餌[餌]鉤・擬餌[餌]針】**鳥の羽毛・ゴム・ビニール片などで生き餌{え}に似せた釣りばり。擬餌{ぎじ}。 **きし・べ【岸辺】**岸のあたり。岸の近く。 **きしぼ・じん【鬼子母神】**きしもじん。 **きしみ【『軋み】**●物がこすれ合ってたてる、きしきしという音。「車輪の―」●利害などが対立してなめらかに進まないこと。軋轢{あつれき}。[コロ]「二国間に―が生じる」 **きし・む【軋む】**《自五》物がすれあって、すべりの悪い音を立てる。きしる。「床が―・む」[文]《四》。 **きし・め・く【「軋めく】**《自五》きしんで鳴る。 **きしめん【棊子麺】**平たく打ったうどん。名古屋のものが有名。ひもかわ。[参考]もと、小麦粉をこねてのばし、棊子(=碁石)のように丸く打ちぬいた。 **きしも・じん【鬼子母神】**〔仏〕安産・幼児保護などの神。もと鬼神の妻で、多くの子を産んだが、他人の子をとって食べた。のち、釈迦にさとされて子とともに仏教に帰依した。訶梨帝母{かりていも}。鬼子母神{きしぼじん}。 **き・しゃ【喜捨】**《名・他サ》財物をすすんで寺社・貧者などに与えること。「浄財を―する」[類語]寄進。施与。 **き・しゃ【汽車】**機関車が引っぱり、レールの上を進む列車。 **き・しゃ【記者】**新聞・雑誌・放送などで、記事を集めたり書いたりする人。「―会見」―クラブ 国会や官公庁などで取材する記者の集まり。また、その詰め所。 **き・しゃ【貴社】**〔文〕相手の会社をさす尊敬語。御社{おんしゃ}。 **き・しゃ【騎射】**《名・自サ》走る馬に乗って弓を射ること。特に、やぶさめ。[対]歩射{ぶしゃ}。 **き・しゃく【希釈・稀釈】**《名・他サ》塗料・薬液などの溶液に水・溶媒を入れてうすめること。「―液」 **き・じゃく【帰寂】**《名・自サ-》〔文〕僧が死ぬこと。 **き‐じゃく【着尺】**おとな用の和服の長着が一枚作れる反物の長さと幅。また、その反物。[対]羽尺{はじゃく}。 **き・しゅ【奇手】**変わったやりかた。めずらしい技。 **き・しゅ【旗手】**●旗を持つ役目の人。旗持ち。●代表として先頭に立つ人。「自然主義運動の―」 **き・しゅ【期首】**ある期間のはじめ。[対]期末。 **き・しゅ【機種】**●航空機の種類。●機械の種類。 **き・しゅ【機首】**航空機の機体の前部。「―をあげる」 **き・しゅ【起首】**〔文〕物事のはじまり。起こり。[類語]発端。冒頭。嚆矢{こうし}。 **き・しゅ【騎手】**馬の乗り手。〔多く、競馬でいう〕 **き・しゅ【鬼手】**碁・将棋で、他人が予想もできない、奇抜ですぐれた手。 **き‐じゅ【喜寿】**七七歳。また、その長寿の祝い。喜の祝い。喜の字の祝い。[参考]「喜」の草書体「㐂」が「七十七」と読めることから。 **ぎ・しゅ【技手】**技師の下に属して、技術に関した仕事に従事する人。[参考]「技師」とまちがえやすいので「ぎて」とも。 **ぎ・しゅ【義手】**失った手の代わりにつける、人工の手。[対]義足。 **き・しゅう【奇習】**奇妙な風習・習慣。 **き・しゅう【奇襲】**《名・他サ》相手の思いつかない方法で、不意をついて攻撃すること。不意討ち。「――作戦」 **き・しゅう【既習】**《名・他サ》すでに学習し習得したこと(内容)。「―事項」[対]未習。 **き・しゅう【季秋】**〔文〕陰暦九月の別称。 **き・しゅう【紀州】**「紀伊の国」の唐風の呼び名。 **き・しゅう【貴酬】**〔文〕《御返事の意》返事の手紙を出すときの脇付の一つ。 **き‐じゅう【機銃】**機関銃。「―掃射」 **きじゅう・き【起重機】**非常に重い荷物をあげおろししたり、移動したりする機械。クレーン。 **き・しゅく【寄宿】**《名・自サ》●他人の家に一時寝起きすること。[類語]寄寓。寄食。●寄宿舎に住むこと。―しゃ【―舎】学校・会社などが、学生・従業員などの共同宿舎としてつくった建物。寮。 **き・しゅく【耆宿】**〔文〕ある分野で、学識と長い経験のある老大家。長老。[類語]宿老。 **き・じゅつ【奇術】**しかけをしておき、人の不注意や錯覚を利用し、不思議な事が起こったように見せかける芸。手品。「―師」[類語]魔術。 **き・じゅつ【既述】**《名・他サ》〔文〕すでにのべたこと。「―したように・・・」[類語]前述。 **き・じゅつ【記述】**《名・他サ》●文章にして書き記すこと。「実験の経過を―する」[類語]叙述。●(description)事物の外形を学問的に記しのべること。「―言語学」 **きしゅーぶっしん【鬼手仏心】**外科医は一見残酷に見えるほど大胆に手術するが、実は患者を治そうとする思いやりの心によるものだということ。仏心鬼手。 **き・しゅん【季春】**〔文〕陰暦三月の別称。 **き‐じゅん【基準】**物事を比較するときの、もととなるように決めた標準。「採点の―」「―を緩和する」 **き・じゅん【帰順】**《名・自サ》反逆・反抗をやめて服従すること。帰服。「反乱軍に―をすすめる」 **き・じゅん【規準】**判断・行為の模範となる標準。また、従わなければならない規則。「道徳の―」 **き・しょ【奇書】**〔文〕〔内容が〕非常にめずらしい本。 **きしょ【寄書】**《名・自サT》●手紙を書き送ること。また、その手紙。「―を得る」●寄稿。「―欄」 **き・しょ【希書”稀書】**〔文〕容易に手にはいらないめずらしい本。希覯本{きこうぼん}。 **き・しょ【貴所】**■《名》〔文〕相手の住んでいる所をさす尊敬語。[類語]御当地。■《代名》〔文〕相手をさす尊敬語。 <342> ***き‐しょ【貴書】**〔文〕●相手からの手紙をさす尊敬語。貴簡。お手紙。●相手の著書をさす尊敬語。 ***き・じょ【貴女】**《代名》〔文〕相手の女性をさす尊敬語。あなた。〔手紙文で多く使う〕 ***き・じょ【鬼女】**●女性の姿をした鬼。●鬼のように残酷でおそろしい女性。 **ぎ・しょ【偽書】**〔人をだますつもりで〕あるものに似せて書いた書物・手紙・文書。にせの文書・書物。 ***き・しょう【毀傷】**《名・他サ》〔文〕こわし傷つけること。損傷。「身体を―する」 ***き・しょう【奇勝】**●めずらしくて、すぐれた景色。「天下の―」[類語]景勝。●《名・自サ》思いがけず勝つこと。[表記]「奇捷」とも書く。 ***き・しょう【旗章】**〔文〕旗にかかれた模様。旗じるし。また、国旗・軍旗・社旗・校旗などの総称。 ***き・しょう【気性】**生まれつきの心の性質。気質。「―が荒い」[類語]気だて。性分。 ***き・しょう【気象】**気圧・風向・風速・雲量など、大気中に起こる現象。「―の変化」―えいせい【―衛星】気象観測の目的で打ち上げる人工衛星。―だい【―台】各地で気象の観測・予報などを行う公の施設。気象庁の管下にある。―ちょう【―庁】国土交通省の外局で、気象事務をあつかう最高機関。各気象台・測候所・気象研究所などを管下にもつ。―よほうし【―予報士】天気予報を公表する資格を持つ人。 ***き・しょう【記章・徽章】**身分・職業・資格などを示すために衣服・帽子などにつける、小さなしるし。バッジ。[類語]校章。社章。 ***き・しょう【起床】**《名・自サ》目をさまして、寝床から起き出ること。「六時に―する」[対]就床。就寝。 ***き・しょう【起『請】**《名・自サ》●偽り・背信などのないことを神仏にちかうこと。また、その文書。起請文{きしょうもん}。[類語]誓紙。誓文。●互いにかわす固い約束。 ***き・しょう【希少・稀少】**《名・形動》ごくまれで少ないこと。―かち【―価値】数が少ないところから生じる値打ち。「―がある」―きんぞく【―金属】産出量がごく少ない金属。ニッケル・コバルト・クロム・マンガン・ニオブ・バナジウムなど。レアメタル。 ***き‐じょう【机上】**机の上。「―の計算では、一五分で着く」「―プラン」――の空論{くうろん}《句》頭の中だけで考えて、実際には役に立たない案・理論。「―に終わる」 ***き・じょう【機上】**飛んでいる飛行機の中。機中。[句]「―の人となる(=飛行機に乗っている)」 ***き‐じょう【軌条】**レール。線路。「―が折損する」 ***き・じょう【騎乗】**《名・自サ》馬に乗ること。「―の姿」 **きーじょう【気丈】**《形動》不意の危難などにも理性を失わず、気持ちがしっかりしたようす。気丈夫。「―にふるまう」「―な女性」 **ぎ・しょう【偽称】**《名・他サ》名称をいつわって言うこと。また、いつわりの名称。[類語]詐称。 **ぎしょう【偽証】**《名・他サ》●いつわりの証明(証言)をすること。また、そのいつわりの証明(証言)。●[法]法律によって宣誓した証人(鑑定人・通訳)が裁判所・国会などに対しいつわりの陳述(鑑定・通訳)を行うこと。「―罪」 ***ぎ・じょう【儀仗】**儀式に、装飾として用いる武器。―へい【―兵】儀礼・警備などのために、元首・皇族・高官または外国の賓客などにつく兵士。儀礼兵。 ***ぎ・じょう【議場】**会議をする場所。会議を開いている場所。「会議が紛糾し、―が騒然となる」 **き‐しょうてん‐けつ【起承転結】**●漢詩(特に絶句)の組み立て方。第一句で言い起こし(=起)、第二句でそれを受け(=承)、第三句でその意を転じ(=転)、第四句で全体を結ぶ(=結)。●物事の組み立て・順序。「話の―がはっきりしている」 **きじょうぶ【気丈夫】**《形動》●心強いようす。心丈夫。「彼がいるから―だ」●気丈。 **き・じょうゆ【生醤油】**他の調味料をまぜたりうすめたりしていない、しょうゆ。 ***き・しょく【喜色】**〔文〕うれしそうな顔つき。[四字]「――満面(=喜びの気持ちを顔全体に表すこと)」 ***き・しょく【寄食】**《名・自サ》他家に身を寄せて、世話になること。居候。[類語]寄宿。 ***き・しょく【気色】**●心の中の考えや感情があらわれた顔つき。[コロ]「―をうかがう」[類語]面持ち。顔色。●「あるものに対する〕感じ。気分。―が悪・い《句》●気分が悪い。●気味が悪い。 **きしょく‐まんめん【喜色満面】**うれしい表情が顔面に満ちあふれること。[注意]「気色」は誤り。 **キシリトール**白樺{しらかば}などから抽出した天然甘味料。虫歯予防に効果。▷xylitol **きし・る【軋る”轢る”輾る】**《自五》→きしむ。[文]《四》。 ***き・しん【寄進】**《名・他サ》寺や神社に金や物などを寄付すること。「大鳥居を―する」[類語]喜捨。奉納。 ***き・しん【忌、辰】**〔文〕「祥月命日」に同じ。 ***き・しん【帰心】**〔文〕故郷やわが家に帰りたいという心。―矢の如{ごと}し《句》帰りたいと思う気持ちが非常に強いことのたとえ。 ***き・しん【貴神】**〔文〕身分や家柄が高く名声がある人。紳士。貴顕紳士。[四字]「顕官――」[類語]貴顕。貴人。 **き・しん【鬼神】**●死者の霊魂。また、神の霊。●荒々しく恐ろしい力を持つ神。鬼神{おにがみ}。[句]「断じて行えば―もこれを避く(=断固として行えばそれをさまたげる障害はない)〈史記・李斯伝〉」=鬼神{きじん}。 ***き・じん【奇人・畸人】**性質・言動などがひどく変わった人。変人。[類語]変人。 ***き・じん【帰陣】**《名・自サ》〔文〕戦場から陣営に帰ること。 ***き‐じん【貴人】**〔皇族・華族など〕身分や家柄の高い人。貴人{きにん}。[類語]貴顕。貴神。 ***ぎしん【疑心】**〔文〕疑う心。疑い。「―がつのる」 ***ぎ・しん【義心】**正義・忠義のためにふるい立つ心。 ***ぎ・じん【擬人】**〔修辞法で〕人間ではないものを人間に見立てること。「―化する」―か【―化】《名・他サ》人間ではないものを人間に見立てて表現すること。「ペットをーした漫画」 ***ぎ・じん【義人】**正義感の強い人。正義の人。義人{ぎじん}。[類語]義士。義民。 **ぎしん・あんき【疑心暗鬼】**《疑いの心を持つと、存在しない鬼の姿まで見えるようになる意から》疑い出すと、なんでもない事まで信じられなくなり、不安に感じられること。[コロ]「―にかられる」[語源]「疑心暗鬼を生ず〈列子・説符〉」から。 <343> ***ぎ・す【議す】**《他サ》相談して意見をまとめる。評議する。「対策を―・ず」 **き・すう【奇数】**二で割り切れない整数。一・三・五など。[対]偶数。 **ぎす・い【偽水晶】**ガラスに酸化鉛をまぜて作った無色のガラス。カットグラスなどに使う。クリスタルガラス。 ***き・せい【奇声】**ふつうとちがう声。「―を発する」 ***き・せい【既成】**すでにできあがっていること。「―の事実」「―服」[対]未成。―がいねん【―概念】ある物事について、すでにできあがっている大まかな意味内容。「――にとらわれない発想」[注意]「既製」「規制」は誤り。 ***きせい【帰省】**《名・自サ》休暇などを利用して、郷里に帰ること。里帰り。「夏休みに―する」 ***きせい【寄生】**《名・自サ》●他の生物の体内にすみついて、そこから栄養をとって生活すること。「回虫が腸に―する」●他人の収入にたよって生活すること。いそうろう。「兄の家に―する」―ちゅう【―虫】他の生物に寄生する虫。回虫・サナダムシなど。 **きせい・きょうそう【騎西、競争】**騎馬による競争。 **きせい・じじつ【既成事実】**すでに起こってしまっていて、事実として認めなければならない事柄。 **ぎせいご【擬声語】**動物の声や物の音などをまねてあらわした語。「ワンワン」「ガタガタ」「ザアザア」など。擬音語。写声語。[参考]日本語「擬声語・擬態語」 **ぎせい・どうふ【擬製豆腐】**水けを切った豆腐に卵や野菜などを加えて、焼いたり蒸したりしたもの。 **きせ・か・ける【着せ掛ける】**《他下一》衣類などを相手の体にかぶせる。後ろから体に着せるようにする。「カーディガンを―・ける」 **き・せき【奇跡・奇蹟】**ふつうでは考えられない不思議な出来事。特に、神の力によるとされるもの(現象)。ミラクル。「―が起こる」―てき【―的】《形動》〔実際に起こったことであるが〕事実とは信じられないほど不思議なようす。「新人が―に優勝する」 >日本語「擬声語・擬態語」 犬が鳴くのを「ワンワンと鳴く」と言い、水車が回るのを「コトコト回る」と言う。このように、音のするものを、言葉のうえで似た音でまねするものは擬声語と言い、英語などにもたくさんある。が、日本語では進んで、「風船がふわふわ浮かぶ」とか、「足がつるっと滑った」のように、音のしないものを音でその感じを表す。これを擬態語と言うが、英語などでは極めて少ない。 擬声語・擬態語は、語形の違いによって事物の様態の違いを細かく表すことができる。たとえば、同じ回転するでも、「くるくる」は連続して回転することを表し、「くるり」は一回回転して止まることを表す。また、「くるっ」は回転しかけることを、「くるんくるん」は弾みをもって回転することを表す。もし、濁って「ぐるぐる」と言えば、同じ回転するのでも、大きなものが何かの周囲を旋回することを表す。 擬声語・擬態語は新作も自由で、漫画などに新しい言い方がどんどん発表されているが、地方の方言でもまた豊かに使われている。たとえば、青森県五戸の方言集によると、「パフラッと」はふろしきをかぶせる形容、「モツモツ」は食パンに何も付けずに食べる形容、「グレカリッとした」は美男の形容だそうで、「ジャポガボ」は人馬が浅瀬を渡る音とはうまい。 ***き・せき【貴石】**●→宝石。●美しい鉱石。飾り石。 ***き・せき【軌跡】**(「車の輪が通った跡」の意から)●ある物事がたどってきた跡。「半生の―を本に著す」●〔数〕幾何学で、与えられた条件のすべてを満たす点の集合によってできる図形。 ***き・せき【輝石】**(pyroxene)〔鉱〕マグネシウム・カルシウム・鉄などからなるケイ酸塩鉱物の総称。暗緑色または黒色の結晶で、火成岩や変成岩にふくまれる。 ***き・せき【鬼籍】**死者の戒名・死亡年月日などをしるす帳面。鬼簿{きぼ}。点鬼籍。過去帳。―に入る《句》死ぬ。 **ぎ・せき【議席】**議場における議員の席。転じて、議員の資格。「―を争う」[参考]助数詞としても使う。 **きせず・して【期せずして】**《連語》思いがけず。予期せず。「―意見が一致する」[類語]はからずも。 **き・せつ【既設】**設備・施設などが、すでに設けてあること。「―の工場」[対]未設。 ***き・せつ【気節】**気概があって、節操がかたいこと。 ***き・せつ【季節】**気候や天候の移り変わりによって一年を区分した一つ一つの区切り。温帯では春・夏・秋・冬の四季、熱帯では雨季と乾季に分ける。[類語]四季。時候。時節。時季。四時。春夏秋冬。シーズン。―はずれ【―外れ】それにふさわしい季節をはずれていること。「―の大雪」―ふう(―風】ふつう(日本では)冬は大陸から海洋に、夏は海洋から大陸に向かって定期的にふく風。モンスーン。 ***き・ぜつ【奇絶】**《名・形動》〔文〕おどろくほどめずらしいこと(光景)。 ***き・ぜつ【気絶】**《名・自サ》一時意識をなくすこと。気を失うこと。失神。[類語]卒倒。 **ぎ・ぜつ【義絶】**《名・他サ》〔義理のために〕親子・兄弟などの縁を切ること。[類語]絶交。勘当{かんどう}。 ***きせる【『煙管】**●刻みたばこをつめて吸う道具。竹などの細長い管(=羅宇{ラウ})に金属製の雁首{がんくび}・吸い口をつけたもの。●[俗]乗車駅と下車駅の近くだけ乗車券や定期券を使い、中間の料金をごまかして乗車すること。きせる乗り。[参考]両端だけ金を用いることから。[表記]「煙管」はあて字。▷[ポルトガル語]queimador **き・せる【着せる】**《他下一》●衣服を身につけさせる。着させる。「子供に服を―・せる」●身に受けさせる。負わせる。こうむらせる。「恩に―・せる」「罪を―・せる」「汚名を―・せる」 **き・ぜわ【生世話】**「生世話物」の略。歌舞伎の世話物狂言のうち、当時の世相・風俗・人情などを題材とした写実的なもの。生世話狂言。 **き・ぜわし・い【気『忙しい】**《形》●気持ちがせかされて落ち着かない感じだ。「一二月に入ると―・くなる」●せっかちである。「―・い人」[同]②きぜわしない。 <344> **き・せん【基線】**三角測量や製図で、基準になる直線。 **き・せん【機先】**事の起ころうとするやさき。―を制・する《句》先に行動を起こし、相手の気勢をくじく。[注意]「気先を制する」は誤り。 **き・せん【機船】**「発動機船」の略。内燃機関を動力とする船。 **き・せん【汽船】**蒸気機関を動力にする船。蒸気船。また、機械力によって航行する大型の船の総称。 **き・せん【貴賤】**身分の高い人と低い人。また、とうといことと、いやしいこと。「職業に―の別はない」[類語]尊卑。 **き・せん【輝線】**物質の、スペクトル中の輝いている線。 **き・ぜん【「毅然】**《形動》断固とした態度でものに動じないようす。「不正行為に対し、―とした態度をとる」 **ぎ・ぜん【偽善】**本心をいつわって、うわべを善人らしく見せかけること。また、その見せかけの善行。「君の行動は―にすぎない」[参考]偽悪。―しゃ【―者】偽善を行う人。―てき【―的】《形動》見せかけは善だが実際は異なるようす。「―な行為」 **ぎ・ぜん【「巍然】**《形動》〔文〕他よりもひときわ高くそびえるようす。巍々{ぎぎ}。「――たる(=偉大な)人物」 **き‐そ【基礎】**●建築物の土台。いしずえ。「―工事」●物事の成立するもととなる事柄。「研究の―を固める」[類語]根底。根本。基盤。基{もとい}。―たいおん【―体温】人が安静にしているときの体温。[参考]ふつう、熟睡した朝に計った体温をいう。―たいしゃ【―代謝】生命を維持するために必要な最小限のエネルギー代謝。―づ・ける【―付ける】《他下一》ある事柄を成り立たせるための十分な根拠を与える。「彼の理論を―・ける事実」 **き・そ【起訴】**《名・他サ》検察官が裁判所に訴えを起こすこと。[対]不起訴。―じょう【―状】起訴に際し検察官が裁判所に出す書類。被告人の氏名・公訴事実・罪名などが書かれる。―ゆうよ【―猶予】犯人の事情や犯罪の軽重などの状況から、検察官が訴追の必要がないと判断して公訴を提起しないこと。[参考]◆不起訴。 **き・そく【驥足】**〔文〕(「駿馬の足の力」の意から)すぐれた才能(をもつ人)。――を展{の}ば・す《句》すぐれた才能を十分に発揮する。 **き‐そう【基層】**ある物事の基礎をなしているもの。基盤。「日本文化の―」 **き‐そう【奇想】**ふつうでは思いつかないようなめずらしい考え。とっぴな考え。―天外より落つ《句》非常にめずらしく変わった事を思いつく。奇抜な事を思いつく。「奇想天外より来る」の転。 **き・そう【貴僧】**■《名》〔文〕身分の高い、尊い僧。■《代名》〔文〕相手の僧をさす尊敬語。 **き‐そう【起草】**《名・他サ》原稿や草案を書きおこすこと。「規約の―者」[類語]起筆。起稿。 **きそ・う【競う】**《他五》〔負けまいとして〕互いに争う。競争する。はりあう。「技を―・う」「勝敗を―・う」[句]「嬌{きょう}を―・う」[文]《四》。 **き‐ぞう【寄贈】**《名・他サ》品物をおくり与えること。寄贈。「蔵書を――する」[類語]贈呈。 **ぎ・そう【擬装・偽装】**《名・他サ》●人や敵の目をくらますため、他の物とまぎらわしい形・色・状態などをよそおうこと。カムフラージュ。「―心中」●外観 **ぎ・そう【、艤装】**《名・他サ》でき上がった船体に、航海に必要な装置・器具などをとりつけること。 **ぎ・ぞう【偽造】**《名・他サ》〔だます目的で〕本物に似せてつくること。贋造{がんぞう}。「一万円札を―する」「―品」 **きそう・きょく【奇想曲”綺想曲】**「カプリッチオ」に同じ。 **きそう・せい【帰巣性】**ミツバチやツバメのように、動物がすんでいた所や巣へ帰ってくる本能。帰巣本能。 **きそう・てんがい【奇想天外】**《形動》(「奇想天外より落つ」から)ふつうでは思いもつかないようす。奇抜なようす。「―な物語」 **き・そく【気息】**〔文〕呼吸。息。―えんえん【―奄奄】《形動》●息が絶え絶えであるようす。今にも死にそうなようす。●物事の状態が永らえるかほろびるかの瀬戸際であるようす。「―の末期政権」 **き・そく【規則】**〔ある団体・組織などで〕守るべき行為や手続きなどを定めた決まり。ルール。「―を守る」「交通―」[類語]規約。規律。規程。―ただし・い【―正しい】《形》物事が、一定の決まりに従ってきちんと行われているようすだ。―てき【―的】《形動》一定の決まりに従っているようす。規則正しいようす。「―に変化する」 **き・そつ【既卒】**〔「新卒」に対して〕学校を既に卒業していること。「―者」[参考]就職条件などについていう。 **きそば【生、蕎麦】**小麦粉などを混ぜず、そば粉だけで打ったそば。純粋なそば。 **きぞめ【着初め】**新しい衣服をはじめて着ること。 **き・そん【毀損】**《名・他サ》●《自サ》物をこわすこと。また、物がこわれること。「古墳の壁画が―する」[類語]破損。損傷。●名誉・信用などをそこなうこと。「名誉を―する」[表記]「棄損」とも書く。 **き・そん【既存】**《名・自サ》すでに存在していること。「―の施設」[参考]俗に「きぞん」ともいう。 **き・そん【帰村】**《名・自サ》自分の村に帰ること。 **きた【北】**方角の一つ。太陽の出る方に向かって左の方向。[対]南。 **ぎだ【犠打】**〔野球で〕「犠牲打」の略。[対]安打。凡打。 **ギター**弦楽器の一つ。木製の胴に腕木をつけて六本の弦を張り、横にかかえるようにして指先またはピック(=つめ)でひく。▷guitar **きたい【危、殆】**〔文〕〔ある物事の状態が〕きわめてあぶないこと。[コロ]「経済が―に瀕する」[類語]危険。 <345> **きたい【期待】**《名・自他サ》あることの実現を、あてにして待っていること。「成功を―する」「―外れ」[コロ]「―に応える」[類語]嘱望。待望。 **きたい【機体】**飛行機の胴体。また、飛行機のエンジン以外の部分。 **き・たい【気体】**〔理〕一定の形・体積がなく、自由に流動する物質。物質の三態の一つ。ガス。[対]固体・液体。 **きたい【鬼胎】**妊娠初期に胎児をおおう膜が、ぶどう状の小さな袋の集りに発達する病気。胞状鬼胎。葡萄状鬼胎。[表記]「奇胎」とも書く。 **きたい【奇体・奇態】**《形動》あやしく不思議なようす。風変わりなようす。「―な事件」[類語]奇怪。奇妙。 **きたい【希代・稀代】**《形動》〔文〕●世にめったにないようす。「――の悪党」「―の名優」●ひどく不思議なようす。けったい。「―なことを言う」=希代{きたい}。 **き・だい【季題】**「季語」に同じ。 **き・だい【貴台】**《代名》〔文〕相手をさす尊敬語。あなたさま。[類語]高台。尊台。 **ぎ・たい【擬態】**●あるものが他のもののようすに似せること。●動物が他の生物や無生物に似た色や形をしていること。 **ぎーだい【議題】**会議で討議する事柄(の題目)。 **ぎたい‐ご【擬態語】**物事の状態・ようすを、それを示すのにふさわしい音で表した語。「きらきら」「ぴかぴか」「にっこり」「しっかり」など。[参考]広義の擬声語の一種。[参考]日本語「擬声語・擬態語」 **きたえ・あ・げる【鍛え上げる】**《他下一》十分にきたえて仕上げる。「名刀を―・げる」「選手を―・げる」 **きた・える【鍛える】**《他下一》●金属を熱し打って、硬度を強くする。[コロ]「鉄を―・えて刀を作る」●心や身体を、修練して強くする。また、技をみがく。「山で心身を―・える」[文]きた・ふ《下二》。 **きーだおれ【着倒れ】**衣服に金をかけすぎて財産をなくすこと。「京の―、大阪の食い倒れ」 **きたかぜ【北風】**北の方からふいてくる寒い風。朔風{さくふう}。[対]南風。 **きた‐かいきせん【北回帰線】**北緯二三度二七分の緯線。夏至の日に太陽がこの線の真上にくる。夏至線。[対]南回帰線。 **きたきり【着た切り】**●一着の衣服を着続けること。●いま着ている衣服のほかに着る物がないこと。きたっきり。―すずめ【―、雀】〔俗〕いつも同じ衣服を着ていること。[参考]「着た切り」と「舌切り雀」をかけた語。 **き・たく【寄託】**《名・他サ》ある物を他人にあずけて、その保管・処理をたのみまかせること(契約)。「蔵書を図書館に―する」[類語]委託。 **き・たく【帰宅】**《名・自サ》自宅に帰ること。「―時間」「七時に―する」 **き・たく【貴宅】**〔文〕相手の家や家庭をさす尊敬語。尊宅。お宅。〔手紙文などで使う〕 **きたぐに【北国】**寒さが厳しい北方の国・地方。ほっこく。[類語]北地{ほくち}。雪国。[対]南国。 **きた・す【来す】**《他五》好ましくない事柄・状態を生じさせる。まねく。「不都合を―・す」[文]《四》。 **き・だち【木〈太刀〉】**木で作った太刀。木刀。 **き・たつ【既達】**〔文〕文書などによって、すでに通知してあること。すでに通達したこと。「――事項」 **き‐だて【気立て】**生まれつきもっている、気持ちのよさ(傾向)。「―の優しい人」[類語]性質。気性。 **きたな・い【汚い・穢い】**《形》●よごれていて不快な感じを与えるようすだ。不潔である。「―・い川」「部屋が―・い」●正しい形式から外れて、不快な感じを与えるようすだ。「―・い字」「ことば遣いが―・い」●心がいやしいようすだ。卑劣である。「金に―・い人」「―・いやり口」[文]きたな・し《ク》。 **きたならし・い【汚らしい・穢らしい】**《形》いかにもきたなくて不潔そうな感じだ。「―・い身なり」 **きたのかた【北の方】**〔文〕●公卿など身分の高い人の正妻をさす尊敬語。●寝殿造りの北の対屋{たいのや}に住んだことから。 **きたーのーまんどころ【北の『政所】**〔古〕摂政・関白の正妻をさす尊敬語。 **きた・はんきゅう【北半球】**地球の赤道以北の部分。陸地面積が南半球よりも大きい。[対]南半球。 **きた・まくら【北枕】**頭を北に向けてねること。[参考]死者の枕を北向きにするため、一般に不吉とされる。 **きた・やま【北山】**●北の方にある山。特に、京都の北方の山々。●「来た」の意にかけた洒落{しゃれ}から)●関心が向いてくること。●空腹になること。「腹が――だ」 **ぎだゆう【義太夫】**「義太夫節」の略。江戸時代の元禄{げんろく}ごろ、竹本義太夫が始めた浄瑠璃の一派。太ざおの三味線伴奏で力強く語られる。 **ギタリスト**〔職業として〕ギターを演奏する人。ギター奏者。▷guitarist **きたる【来る】**《連体》〔月日などの上につけて〕「近いうちにくる」「次の」などの意。「――五日」[対]去る。―べき《連語》近いうちに来るはずの。「―高齢化社会に備える」 **きた・る【来(た)る】**《自四》〔文〕くる。やってくる。「待ち人―・る」[対]過ぐる。 **き・たん【奇、譚】**めずらしい不思議な言い伝え(物語)。「漂流―」[類語]奇談。 **き・たけ【着丈】**衣服の裾までの寸法。 **きたん【忌憚】**●《名・他サ》いみはばかること。●あることを言うのを遠慮すること。〔ふつう、下に打ち消しの語を伴う〕「―なく話す」「―のない意見」 **き・だん【基壇】**その上に建物を建てるために、盛り土や石などできずいた壇。 **き・だん【奇談】**〔内容が〕めずらしい話。不思議な話。「珍談―」[類語]奇聞。奇譚{きたん}。奇話。 **き・だん【気団】**〔気〕水平方向に広がるほぼ一様の気温・湿度をもつ空気のかたまり。「海洋性―」「寒冷―」 **き・だん【奇談・綺談】**かざり立てて面白く作った話。[表記]「綺」はたくみにかざる意。 **ぎ・だん【疑団】**〔文〕いつまでも心中にわだかまる疑いの気持ち。「―がとける」 **き・ち【危地】**危険な状態や場所。[コロ]「―を脱する」[類語]危機。死地。虎口{こくち}。 **き・ち【吉】**〔占い・おみくじなどで〕めでたいこと。よいこと。「占いは―と出た」[対]凶。 **き・ち【基地】**軍隊・探検隊などの、行動の根拠地。「前線―」「軍事―」「南極の昭和―」[類語]拠点。 **き・ち【奇知・奇智】**ふつうとちがった、すぐれた知恵。奇抜な知恵。「―をめぐらす」 <346> **き・ち【既知】**すでに知っていること。すでに知られていること。「―の事実」[対]未知。―すう【―数】〔数〕方程式で値がわかっている数。●将来の事や価値などがすでにわかっていること。[対]①②未知数。 **き・ち【機知・機、智】**その場に応じてすばやく働く、するどい才知。ウイット。「―に富む」[類語]機転。 **き・ち【窺知】**《名・他サ》〔文〕ひそかにうかがい知ること。「軍の機密は―を許さず」[類語]察知。 **き・ち【貴地】**〔文〕相手が住んでいる土地をさす尊敬語。御地{おんち}。〔多く、手紙文で使う〕 **きちがい【気違い・気『狂い】**〔卑称〕●精神が乱れて、言動がいちじるしく常軌をはずれること(人)。●ある物事にひどく夢中になっていること(人)。マニア。―ざた【―沙汰】狂人のするようなふるまい。―じ・みる【―染みる】《自上一》言動が正常の人のように見えない。―みず【―水】[俗]酒。 **きち・きち**■《形動》●物がすきまなくつまっているようす。「―の靴」●必要な物の量や時間に、余裕のないようす。ぎりぎり。「―のスケジュール」■《副》(「―と」の形も)かたい物がふれてきしむ音の形容。 **ぎちぎち**《副》(「―と」の形も)●木などがすれあって、きしむ音の形容。●《自サ》物事がなめらかに進まないようす。ぎくしゃく。●《形動》無理につめ込むようす。ぎしぎし。ぎっしり。「箱に―つめる」 **き・ちく【鬼畜】**(「鬼と畜生」の意から)ひどく残酷な、恩知らずな人のたとえ。「―のような人」 **きち‐じ【吉事】**〔婚礼・出産など〕めでたいできごと。縁起のよいできごと。慶事。吉事{きつじ}。[対]凶事。 **きち‐じつ【吉日】**祝い事などによい日。よい日がら。吉日{きつじつ}。[四字]「大安―」[類語]佳日。[対]凶日。 **きち‐じょう【吉祥】**〔仏〕よいことのある、きざし。めでたいしるし。吉祥{きっしょう}。[類語]瑞祥{ずいしょう}。吉兆。―てん【―天】「吉祥天女」の略。人々に福徳を与える女神。鬼子母神の子で、毘沙門天の妃。吉祥天女。きっしょうてん。 **きちにち【吉日】**きちじつ(吉日)。 **き‐ちゃく【帰着】**《名・自サ》●〔遠い所から〕帰り着くこと。「六時、東京に―」[類語]帰還。●[議論・考えなどが〕いろいろな過程をへて、ある状態に落ち着くこと。「―するところは一つだ」[類語]帰結。 **きーちゅう【忌中】**家族に死者が出たとき、哀悼の気持ちを表すためにつつしんでいる期間。喪中。[参考]ふつうは、死後四九日間。 **き・ちょう【、几帳】**台に柱を立ててその上に横木をつけ、横木から幕をかけおろしたもの。昔、貴人の室内の仕切りに使った。 **き・ちょう【基調】**●ある学問・思想・作品などを形づくる基本的な考え方。「作品の―は人類愛だ」●絵や装飾品で、主に使われている色。「赤を―とするインテリア」●楽曲の中で主になっている音階。主調。 **き・ちょう【記帳】**《名・他サ》帳簿や帳面に記入すること。「売上高を―する」 **き‐ちょう【貴重】**《形動》非常に大切であるようす。非常に価値があるようす。「―な資源」「―品」[類語]重要。重大。 >類義語の使い分け「貴重・重要」 [貴重・重要]貴重(重要)な資料/貴重(重要)な品 [貴重]貴重な時間を割く/貴重な体験をする [重要]重要な手がかりをつかむ/重要な地位につく **き・ちょう【機長】**航空機の乗組員の長。 **き・ちょう【帰朝】**《名・自サ》外国から日本に帰ってくること。「―報告会」[類語]帰国。 **きっちん【、几帳面】**《名》建具・器具などの角を丸くけずって、その面の両側に刻み目を入れたもの。■《形動》〔行動や性格が〕規則正しく、きちんとしているようす。「―な性格」 **きち・れい【吉例】**めでたいしきたりや儀式。嘉例。「正月の―として初詣{はつもうで}に行く」「―顔見世歌舞伎」 **きっかり**《副》(「―と」の形も)●ある数量・時刻などにちょうど一致し、半端のないようす。かっきり。きっちり。「―一キロある」「八時―に学校に着いた」●きわだってはっきりしているようす。「―と区別する」[類語]くっきり。 **きちんと**《副》●整っていて、乱れのないようす。「部屋は―かたづいている」●正確で規則正しいようす。「会計は―している」[類語]②ちゃんと。 **きちん‐やど【木賃宿】**●昔、旅人が自炊し、その燃料代(=木賃)だけはらって泊まった安宿。●宿泊料の安い粗末な宿屋。 **きつ・い**《形》●物事の程度がはなはだしいようすだ。「―・い坂道」「日差しが―・い」●力の入れ方や加わり方が強い。「タオルを―・くしぼる」●あつかい方などがひどい。きびしい。「―・くしかられる」「風当たりが―・い」●つらいと感じる。「体が―・い」「高齢者には―・い坂道だ」●気が強く気性が激しいようすだ。「性格が―・い」●しまり方が、きゅうくつだ。「ズボンが―・い」「―・い靴」[文]きつ・し《ク》。 **きつ・えん【喫煙・喫烟】**《名・自サ》たばこを吸うこと。「―室」 **きつ‐おん【吃音】**〔文〕発話障害の一つ。どもること。また、その音声。 **きっ‐か【菊花】**〔文〕菊の花。また、それをかたどった模様。菊花{きくか}。「―の紋章」―しょう【―賞】中央競馬のクラシックレースの一つ。毎年一〇月に京都競馬場で、距離三〇〇〇㍍を三歳馬によって争うもの。[参考]イギリスのセントレジャーにならったもの。 **き・つーかい【奇怪】**《形動》(「奇怪」の促音化)「奇怪{きっかい}」を強めていう語。[四字]「―千万」[四字]「―至極」 **きづかい【気遣い】**●心配や遠慮をして気をつかうこと。「どうぞお―なく」[類語]配慮。●よくないことが起こるおそれ。「人に知れる――はない」[類語]心配。懸念。 **き・づか・う【気遣う】**《他五》気にとめて心配する。あやぶんで心をくばる。「登山者の安否を―・う」 **きっかけ【切っ掛け】**ある物事を始める手がかり。また、その動機・機会。「話の―をつくる」「発言の―を失う」 **きっくつ【詰屈”佶屈】**《名・自サ・形動》〔文〕●曲がりくねっていること。●文字・文章がむずかしくて理解しにくいこと。 **きっくつごうが【詰屈、聱牙】**《名・形動》〔文〕文章がむずかしくて、理解しにくいこと。 **ぎっくり**《副》(「―と」の形も)〔不意をつかれたりおどろいたりして〕急に動揺するようす。ぎくり。―ごし【―腰】体を動かすと、腰に激しい痛みを起こす病気。 **き・つけ【気付け】**●気絶した人の意識をとりもどさせること。また、元気を失った人の気を引きたたせること。「―に一杯やる」「気つけ薬」の略。気つけに使う興奮剤。きづけ(気付)。 <347> **きつけ【着付け】**人に衣服、特に和服を着せつけること。また、その着せつけたぐあい。 **き・づけ【気付】**郵便物・荷物などを相手の住所以外にあてて送るときに、そのあて先の下につける語。きつけ。「△△ホテル―上田様」[参考]「○○方」は相手が他人の家に同居しているような場合、「○○内」は戸主以外の家族にあてた場合に用いる。 **き・つ・ける【着付ける】**《他下一》●人に衣服、特に和服を着せてやる。●いつも着ている。着慣れる。「―・けない服」[表記]②の「付ける」は多くかな書き。 **きつ‐ご【吃語】**どもること。また、そのことば。 **きっこう【拮抗・頡頏】**《名・自サ》(「けっこう」の慣用読み)〔文〕力・勢力などを互いに張り合うこと。「両勢力が―している」 **き・つ‐こう【『亀甲】**(「きこう」の促音化)●カメのこうら。●カメのこうらをかたどった六角形。また、それがつながっている模様。亀甲形。●かっこの一つ。〔〕の形の符号。 **きっ‐さ【喫茶】**●茶を飲むこと。喫茶{きっ茶}。●「喫茶店」の略。―てん【―店】コーヒー・紅茶や菓子・軽食などを出す飲食店。喫茶。茶店。 **きつさき【切っ先・鋒】**刀のようにとがった物の先端。「太刀の―をかわす」 **きつじつ【吉日】**きちじつ(吉日)。 **きっ‐そう【吉左右】**(「左右」は知らせの意)●喜ばしい知らせ。吉報。●よいか悪いかどちらかの知らせ。「―を知りたい」〔①②とも古風な言い方〕 **きっ‐そう【吉相】**〔文〕●よいことがある前ぶれ。吉兆。●よい人相。福相。 **き‐づた【木、蔦】**ウコギ科のつる性常緑低木。岩や壁などに気根で密着してのびる。ふゆづた。 **きった・はった【切った張った】**《連語》(「切っつ張っつ」の転)切ったりなぐったりの、乱暴をすること。「―の大立ち回り」 **きづち【木、槌】**木でつくったつち。 **キッチュ**《名・形動》俗悪で悪趣味だが、おもしろみのあること(もの)。「―な絵画」「―な服」▷[ドイツ語]Kitsch **ぎっちょ**〔俗]左きき。左ぎっちょ。 **ぎっ‐しゃ【『牛車】**平安時代の貴族が用いた、ウシにひかせた屋形車。御所車。牛車{ぎゅうしゃ}。 **ぎっしり**《副》(「―と」の形も)すきまなくつまっているようす。ぎっちり。ぎちぎち。「日程が―だ」 **きっしん【吉、辰】**〔文〕めでたい日。吉日。 **きっすい【喫水・吃水】**船が水に浮かんだとき、船底の最下面から水面までの垂直距離。ふなあし。―せん【―線】水に浮いた船の、船体と水面とが交わる線。 **き・つ・すい【生粋】**(「きすい」の促音化)〔出身・素姓などに〕まったく混じりけのないこと。「―の江戸っ子」[類語]純粋。はえぬき。 **きっ!する【喫する】**《他サ変》〔文〕●飲む。食べる。〔たばこを〕吸う。●「よくないことを〕受ける。こうむる。「大敗を―・する」「苦杯を―・する」 **きつぜん【屹然】**《形動》〔文〕●山が高くそびえているようす。●ひとりぬきんでて、他に屈しないようす。「―として孤高を保つ」 **きっ‐ちょう【吉兆】**よい事、めでたい事が起こりそうなきざし。[類語]吉相。吉祥。瑞相{ずいそう}。[対]凶兆。 **きっちり**《副》(「―と」の形も)●ある数量・時刻などにちょうど合って、過不足のないようす。きっかり。かっきり。「―一時に着いた」●《自サ》〔入れ物に対して中の物などが〕すきまなく合うようす。「体に―した服」 **キッチン**台所。調理場。「ダイニング―」●〔客の前で調理して出す〕洋式の軽飲食店。[参考]店名につけていうことが多い。▷kitchen **きつつき【、啄木鳥】**キツツキ科の鳥の総称。コゲラ・クマゲラなど。するどいくちばしで木に穴をあけ、長い舌で虫をひき出して食べる。けら。啄木鳥{たくぼくちょう}。 **キッズ**子供。子供たち。「――用品」▷kids **きって【切手】**●(昔、関所の通過などに示した通行証の意)現金に引きかえることを目的として発行する書き付け。手形。●「郵便切手」の略。 <348> **せん【一線】** 水に浮いた船の、船体と水面とが交わる線。 **き・つ・すい【生粋】** (「きすい」の促音化) 〔出身・素姓などに〕まったく混じりけのないこと。「―の江戸っ子」類語 純粋。はえぬき。 **きっ!する【喫する】** 《他サ変》〔文]●飲む。食べる。〔たばこを〕吸う。●「よくないことを〕受ける。こうむる。「大敗を―・する」「苦杯を―・する」 **きつぜん【屹然】** 《形動》〔文〕●山が高くそびえているようす。●ひとりぬきんでて、他に屈しないようす。「ーとして孤高を保つ」 **きっ‐そう【吉左右】** 《「左右」は知らせの意)●喜ばしい知らせ。吉報。●よいか悪いかどちらかの知らせ。「―を知りたい」 〔①②とも古風な言い方〕 **きっ‐そう【吉相】** 〔文〕●よいことがある前ぶれ。吉兆。●よい人相。福相。 **き‐づた【木、蔦】** ウコギ科のつる性常緑低木。岩や壁などに気根で密着してのびる。ふゆづた。 **きった・はった【切った張った】** 《連語》《「切っつ張っつ」の転)切ったりなぐったりの、乱暴をすること。「―の大立ち回り」 **きづち【木、槌】** 木でつくったつち。 **キッチュ** 《名・形動》俗悪で悪趣味だが、おもしろみのある・こと(もの)。「―な絵画」「―な服」▽Kitsch **ぎっちょ** 〔俗]左きき。左ぎっちょ。 **ぎっしゃ【『牛車】** 平安時代の貴族が用いた、ウシにひかせた屋形車。御所車。牛車{ぎゅうしゃ}。 **きっ‐くつ【詰屈”佶屈】** 《名・自サ・形動》〔文〕●曲がりくねっていること。●文字・文章がむずかしくて理解しにくいこと。 **きっくつごうが【詰屈、聱牙】** 《名・形動》〔文〕文章がむずかしくて、理解しにくいこと。 **ぎっくり** 《副》(「ーと」の形も)〔不意をつかれたりおどろいたりして」急に動揺するようす。ぎくり。 ―ごし【一腰】体を動かすと、腰に激しい痛みを起こす病気。 **き・つけ【気付け】** ●気絶した人の意識をとりもどさせること。また、元気を失った人の気を引きたたせること。「ーに一杯やる」●「気つけ薬」の略。気つけに使う興奮剤。きづけ(気付)。 **きつけ【着付け】** 人に衣服、特に和服を着せつけること。また、その着せつけたぐあい。 **き・づけ【気付】** 郵便物・荷物などを相手の住所以外にあてて送るときに、そのあて先の下につける語。「△△ホテルー上田様」参考「○○方」は相手が他人の家に同居しているような場合、「○○内」は戸主以外の家族にあてた場合に用いる。 **き・つける【着付ける】** 《他下一》●人に衣服、特に和服を着せてやる。●いつも着ている。着慣れる。「―・けない服」表記②の「付ける」は多くかな書き。 **きつ‐ご【吃語】** どもること。また、そのことば。 **きっこう【拮抗・頡頏】** 《名・自サ》《「けっこう」の慣用読み》〔文〕力・勢力などを互いに張り合うこと。「両勢力がーしている」 **きっ‐こう【『亀甲】** 《「きこう」の促音化) ●カメのこうら。●カメのこうらをかたどった六角形。また、それがつながっている模様。亀甲形。●かっこの一つ。〔〕の形の符号。 **きっ‐さ【喫茶】** ●茶を飲むこと。喫茶{きっちゃ}。●「喫茶店」の略。 ―てん【―店】コーヒー・紅茶や菓子・軽食などを出す飲食店。喫茶。茶店。 **きっさき【切っ先・鋒】** 刀のようにとがった物の先端。「太刀の―をかわす」 **きつじつ【吉日】** きちじつ(吉日)。 **きっ‐しょう【吉祥】** →きちじょう(吉祥)。 ―てん【―天】→きちじょうてん。 **ぎっしり** 《副》《「―と」の形も)すきまなくつまっているようす。ぎっちり。ぎちぎち。「日程がーだ」 **きっしん【吉、辰】** 〔文〕めでたい日。吉日。 **きっすい【喫水・吃水】** 船が水に浮かんだとき、船底の最下面から水面までの垂直距離。ふなあし。 **きづかわきって** <349> **き‐てい【規程】**《名・他サ》●「規定」に同じ。●〔法〕一定の目的のために定められた一連の条項。「両院協議会に関するー」参考「規定」と紛れやすいので、現在では「規則」と言いかえる。●役所などで、事務をとる上の基準となる規則。「事務―」「服務―」 **ぎてい【義弟】**●約束を結んで弟になった人。弟分。●縁組み・婚姻などによって、弟になった人。義理の弟。囡実弟。 **ぎてい【議定】**《名・他サ》評議して決めること。また、決めたこと。議定。「来年度予算を―する」―しょ【―書】●議定した事柄を記録した文書。●外交交渉で、関係国の代表が署名した公式の記録文書。=議定書。 **きてき【汽笛】**蒸気をふき出して鳴らす笛(の音)。 **きてれつ【奇『天烈】**《形動》ひどく変わっていて、不思議なようす。「――な事件」表記「奇天烈」は当て字。 **き・てん【基点】**〔距離をはかるときや図形をえがくときの〕もとになる点。「北極を―にして地図をかく」 **き・てん【機転・気転】**物事の成り行きに応じて、たくみに動く心のはたらき。[コロ]「―が利く人」類語機知。 **き・てん【起点】**物事の始まりとなるところ。出発点。「東海道線の―」囡終点。 **き・でん【紀伝】**●人物の伝記を記した書。●「紀伝体」の略。―たい【―体】歴史書の編纂{へんさん}形式の一つ。本紀(=帝王の伝記)・列伝(=個人の伝記)などに分けて記述する。中国ではこの形式が正統とされた。紀伝。参考編年体。 **きでん【起電】**《名・自サ》電気をおこすこと。「―力」 **き・でん【貴殿】**《代名》〔文〕同輩または目上の相手をさす尊敬語。〔文書・手紙文で使う〕類語貴下。 **ぎ・てん【儀典】**〔文〕儀式を行う際の決まり。典例。 **ぎ・てん【疑点】**うたがわしい点。「―が残る」 **き・と【企図】**《名・他サ》ある事を行おうとくわだてること。「国家の再建を―する」類語計画。企画。 **き・と【帰途】**行きついた場所からもどること。また、その途中。帰り道。[コロ]「―につく」 **き・ど【喜怒】**●喜びと怒り。●「感情」に同じ。 **き・ど【木戸】**●庭・戸外の通路などの出入り口につける、木で作った屋根のない開き戸の門。●〔興行場で〕見物人の出入り口。木戸口。〔古風な言い方〕[句]「―をつかれる(=入り口でとがめられる)」●「木戸銭」の略。 **きっての【切っての】**《連語》〔・・・の中で〕もっともすぐれた。・・・で一番の。〔名詞につけて連体詞的に使う〕「校内―の秀才」 **きっと【屹度・『急度】**《副》《「きと」の促音化)●例外なく決まっているようす。必ず。確かに。「―待っててね」類語絶対。●厳しく命令・要望するようす。「―言いつけたぞ」「―来いよ」●《自サ》顔つき・態度が厳しく引きしまるようす。「―した口調で断る」 **キット** 模型などを組み立てる部品や用具をセットにしたもの。「組み立て―」「製本―」▷kit/イーキッド 子ヤギの革。手袋・靴などに用いる。▽kid **きづな【絆・継】**きずな。 **きつね【狐】**●イヌ科キツネ属の動物。夜行性。小さい獣や鳥などを食べる。昔から、人をだますとも人に乗り移るともされ、稲荷{いなり}の神の使いともされる。ずるがしこい人。●「キツネは油あげが好物ということから〕いなりずし。●「きつね色」の略。●「きつねうどん」の略。――と狸の化かし合い《句》ずるいもの同士がだまし合うことのたとえ。――につまま・れる《句》予期しないことが起こって、何だかわからずぽかんとするたとえ。 **きつね・いろ【狐色】**〔キツネの毛色のような〕うすいこげ茶色。きつね。[コロ]「こんがりとーに焼ける」 **きつね・うどん【狐・饂飩】**煮て味をつけた油あげを入れた、かけうどん。きつね。 **きつね・けん【狐拳】**「藤八拳{とうはちけん}」に同じ。 **きつね・ごうし【狐格子】**●縦横にこまかく組んだ格子の裏に板を張ったもの。木連{きつれ}格子。●狐格子でつくった戸。 **きつね・つき【狐付き・狐憑き】**キツネの霊が人に乗り移ったと考えられる、一種の精神錯乱。また、その人。 **きつね・の・よめいり【狐の嫁入り】**《連語》●きつね火が数多く並ぶこと。●日が照っていながら雨が降ること。日照り雨。 **きつね・び【狐火】**夜もえる燐火。鬼火。 **きっぱり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)誤解や未練を残さないように、はっきりした言動をとるようす。「―と断る」 **きっぷ【切符】**●交通機関・劇場などで、料金を支払った証明になる札。●品物の受け渡しのしるしに用いる札。「荷物を預けて―をもらう」=チケット。 **きっ・ぷう【気っ風】**《「きふう」の転)小さな事にこだわらない、さっぱりした気性。[コロ]「―のいい人」 **きっ‐ぽう【吉報】**めでたい知らせ。よい知らせ。「合格の―を待つ」類語快報。团凶報。 **き・づま【気、棲】**「機嫌」に同じ。「機嫌をとる」――を合わ・す《句》気にいるように調子を合わせる。 **き・づまり【気詰まり】**《名・形動》気をつかい、気持ちがおさえつけられたようで窮屈であること。「目上の人ばかりでーだ」 **きつ‐もん【詰問】**《名・他サ》相手をとがめて、問いただすこと。厳しく問いつめること。「責任者に―する」類語問責。 **きづよ・い【気強い】**《形》●気が強いようすだ。負けん気が強い。強情だ。●たよるものがあって安心である。心強い。心丈夫である。「金をもっているので―・い」 **きつ‐りつ【屹立】**《名・自サ》〔文〕〔山・建物などが〕高くそびえ立つこと。そそり立つこと。「―する連山」 **きつれごうし【木連格子】**「狐格子{きつねごうし}」に同じ。 **きて【来手】**来る人。来てくれる人。「嫁の―がない」 **ぎ・て【技手】**ぎしゅ(技手)。 **きてい【基底】**ある物事の基礎となっている事柄。「判断の―」 **き‐てい【旗亭】**《昔、中国で旗を立てて目じるしにしたことから)〔文〕宿屋・茶店・料理屋など。 **きてい【既定】**〔計画などが〕すでに決まっていること。「―の方針を進める」因未定。 **きてい【規定】**《名・他サ》●ある物事を一つの決まった形に定めること。また、その定め。決まり。規程。●〔法〕ある事項を、法令の個々の条項に定めること。また、法令中における個々の条文。「前項の―によると・・・」参考規程②。 <350> る、木で作った屋根のない開き戸の門。●〔興行場で〕見物人の出入り口。木戸口。〔古風な言い方〕[句]「―をつかれる(=入り口でとがめられる)」●「木戸銭」の略。 **き・ど【輝度】**広がりをもつ発光体の表面の明るさを示す量。単位面積あたりの光度で表す。 **き・ど・あい・らく【喜怒哀楽】**喜びと怒りと悲しみと楽しみ。人間のいろいろな感情。「―を表に出さない人」 **き‐とう【帰投】**《名・自サ》軍隊で、兵隊・航空機・艦船などが基地に帰りつくこと。 **き‐とう【気筒】**〔文〕「シリンダー」に同じ。 **き‐とう【祈禱】**《名・他サ》〔宗教上の作法に従って〕神仏にいのる・こと(儀式)。「加持―」「―書」類語祈り。祈願。祈念。 **き‐とう【季冬】**〔文〕陰暦一二月の別称。 **き‐とう【亀頭】**陰茎の先端の部分。 **き‐どう【機動】**●軍隊で、作戦上行う部隊の移動・活動。「―演習」●状況に応じてすばやく行動できること。―せい【―性】●軍隊などが、戦略・戦術に応じてすみやかに移動できること。機動力があること。●〔転じて〕状況に応じてすばやく活動できること。「―に富む」―たい【―隊】「警察機動隊」の略。各都道府県の警察本部ごとに配置されて、機に応じて動けるように組織された警官隊。―りょく【―力】機動性を発揮できる能力。 **き‐どう【気道】**脊椎動物の、肺にいたるまでの空気の通路。鼻腔・気管・気管支など。 **き‐どう【起動】**《名・自他サ》●動きを起こすこと。●機械が運転を始めること。始動。「ソフトがーする」 **き‐どう【軌道】**●汽車・電車などの線路。●〔理〕物体が一定の法則で運動するときにえがく経路。特に、天体の運行する道。「人工衛星の―」●物事が進行する一定の経路。――に乗・る《句》物事が計画に従って順調に進展する。「事業が―・る」 **きどう‐しゃ【気動車】**内燃機関を原動機として走行する鉄道車両。ディーゼルカーなど。 **きどう‐らく【着道楽】**衣服にお金をかけて、楽しむ・こと(人)。参考食い道楽。 **き・とお・す【着通す】**《他五》一枚の衣服を続けて着る。また、同じ種類の服を着続ける。「黒い服を―・す」 **ぎと・ぎと**《副・形動》油がついたり浮いたりしてぎらぎらするようす。あぶらぎっているようす。「手が油で―になった」 **き・とく【危篤】**病気・けがなどが重くなり、今にも死にそうな・こと(状態)。「―におちいる」類語重態。 **き・とく【奇特】**《名・形動》行い・心がけがすぐれていて感心なこと。奇特。「―な行為」類語殊勝。 **き・とく【既得】**すでに手に入れて所有していること。―けん【―権】●すでに得ている権利。●〔法〕国家・特定の人などが、法律上正当に手に入れた権利。 **き・どく【奇特】**●《名・形動》→きとく(奇特)。●〔文〕〔神仏などの〕不思議な力。霊験。 **きど‐ごめん【木戸御免】**〔大相撲・芝居などの〕興行場に、木戸銭をはらわずに出入りできる・こと(人)。 **きど‐せん【木戸銭】**《「木戸ではらう料金」の意》興行物を見るための入場料。木戸。 **きど‐ばん【木戸番】**興行場の木戸の番人。 **き・どり【木取り】**材木から必要な大きさの用材を切り取ること。特に、丸太から角材を切り取ること。 **き・どり【気取り】**■《名》気取ること。「―のない人」■《接尾》《名詞について)「・・・を気取ること」「・・・のふうをすること」などの意。「英雄―」「社長―」 **き・ど・る【気取る】**■《自五》もったいぶったりすましたりして、わざとらしくする。「―・って歩く」類語すかす。もったいぶる。■《他五》●けどる。●〈「・・・を―」の形で〉それらしいようすをまねて、ふるまう。〔非難の意がこもる〕「大人物を―・る」 **きど‐るい‐げんそ【希土類元素】**生産量が少ない、スカンジウム・イットリウム・ランタンなど一七元素の総称。希土類。レアアース。 **き・ない【機内】**航空機の内部。因機外。 **き・ない【畿内】**旧国名で、山城・大和・河内・和泉・摂津での五か国の総称。五畿。五畿内。 **き・はん【『半『銭】**《一文銭の直径が一寸{いっすん}でその「寸半」の意)●一文の半分。半文。半銭。●わずかなこと。 **きーなが【気長】**《形動》のんびりしていて、あせらないようす。「病気の全快を―に待つ」類語悠長。対気短。 **き・ながし【着流し】**男性がはかまをつけない、ふだんの和装。 **きな‐くさ・い【きな臭い】**《形》●こげるにおいがする。こげくさい。●戦争や抗争など、不穏なことが起こりそうな気配である。また、何となく、あやしげだ。「―・い話」 **き・なぐさみ【気慰み】**ふさいだ気分をなぐさめる・こと(もの)。気晴らし。「――に散歩する」 **きなこ【黄な粉】**《「黄なる粉」の意)大豆をいって、粉にした食品。餅やだんごにまぶす。 **き・なり【生成り】**●生地のままで、飾りのないこと。●糸や布地などのさらさないままのもの。「―の木綿」 **き・なん【危難】**命にかかわるような危険な災難。「―を免れる」 **キニーネ** キナの樹皮から作るアルカロイド。絹糸のような白色のつやがある結晶。解熱剤・健胃剤。特にマラリアの特効薬。キニン。▽kinine 英quinine **きにいり【気に入り】**気にいること。また、その人。〔多く「おー」の形で使う〕「おーの場所」 **き・にち【忌日】**〔毎年・毎月めぐってくる〕その人が死んだ日と同じ日付の日。命日。 **き‐にゅう【記入】**《名・他サ》決められた用紙などに文字を書きいれること。「カードに住所をーする」 **き‐にょう【、几、繞】**漢字の部首「几」の称。つくえ。 **き‐にょう【鬼、繞】**漢字の部首「鬼」の称。 **ギニョール** 人形芝居のうち、人形の頭と両手に指を入れて動かすもの。また、その人形。指人形。参考マリオネット。▽guignol **キナ** アカネ科の常緑高木。原産地は南米。葉は卵形。淡紅色の花がつく。樹皮からキニーネを作る。キナノキ。表記「規那」と当てた。▽绔kina **き・にん【帰任】**《名・自サ》〔一時はなれていた〕任地・任務にかえること。「―の途につく」 **きぬ【絹】**●カイコのまゆからとった繊維。●絹糸で織った布。美しい上品なつやがある。絹織物。シルク。―を裂くよう《句》非常に高くするどい声の形容。 <351> **きぬ【衣】**〔文〕着物。衣服。 **きぬ‐あや【絹・綾】**綾織りのうすい絹織物。 **きぬいと【絹糸】**カイコのまゆからとった繊維を練ってよりをかけた糸。絹の糸。絹糸。類語生糸。 **きぬ‐おりもの【絹織物】**絹糸で織った織物。 **きぬがさ【衣笠・絹傘】**●絹張りで柄{え}の長いかさ。昔、貴人の後ろからさしかけた。●「天蓋{てんがい}」に同じ。 **きぬ‐かつぎ【『衣『被】**小さなサトイモを皮つきのままゆでたもの。皮をむいて食べる。 **きぬぎぬ【『衣『衣・『後『朝】**〔古〕共寝をした男女が翌朝別れること。また、その朝。「――の別れ」参考昔、二人の着物を重ねて共寝をし、翌朝それぞれの着物を着て別れたことから。 **きぬけ【気抜け】**《名・自サ》張り切っていた気持ちがゆるんで、ぼんやりすること。張り合いがなくなること。「入試が終わってーした」類語気落ち。拍子抜け。 **きぬごし【絹・漉し】**●《名・他サ》絹の布、絹を張ったものなどで物をこすこと。また、こしたもの。参考きめが細かくなめらかになる。●「絹ごし豆腐」の略。―どうふ【―豆腐】こい豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めた、きめの細かい豆腐。因木綿豆腐。 **きぬさや【絹・莢】**早どりの、さやえんどう。 **きぬ‐じ【絹地】**●絹で織った布地。●日本画をかくために使う絹のうすい布。絵絹。 **きぬ‐ずれ【『衣擦れ・『衣摺れ】**〔歩いたり身動きしたりして〕着ている着物がすれあう・こと(音)。 **きぬ‐た【砧・礎】**《「衣板{きぬいた}」の約)やわらかくしたり汚れをとったりするために、布を打つとき下にしく木や石の台。また、それを打つこと。「―の音」「―打ち」 **きぬ‐ばり【絹張り】**絹布を張ること。また、張ったもの。「―のふすま」 **きぬ‐ばり【絹針】**絹地をぬうのに使う細い針。 **きぬめ【絹目】**印画紙で、表面に絹地に似た凹凸をつけたもの。 **きぬもの【絹物】**●絹織物。●絹製の衣服。 **きぬ‐わた【絹綿】**くずまゆから作った、真綿の一種。 **きね【杵】**穀物を臼に入れてつく木製の道具。 **ギネス・ブック** イギリスのギネス・ワールド・レコード社が毎年刊行する、各ジャンルでの世界一の記録を記載した本。参考書名のGuinness Book of Recordsから。二〇〇二年度版から「Guinness World Records」に改称された。 **き‐ねずみ【木・鼠】**「リス」の別称。 **きね‐づか【杵柄】**きねの柄{え}。参考多く「昔取った杵柄」の形で使われる。 **キネマ** 活動写真。映画。〔古風な言い方〕▽kinema **き‐ねん【祈年】**〔文〕その年の豊作を神にいのること。 **き‐ねん【祈念】**《名・他サ》〔願い事がかなうよう〕神仏にいのり念じること。祈願。「平和を―する」 **き‐ねん【紀年】**紀元から数えた年数。 **き‐ねん【記念】**《名・他サ》●あることを思い出す、よりどころにする・こと(物)。「―品」「卒業を―してパーティーを開く」類語かたみ。●過去の物事を思い起こし、記憶を新たにすること。「創立五〇周年を―する」―さい【―祭】あることを記念して行う祭り。―ひ【―碑】あるできごとやある人の功績を記念してたてる碑。モニュメント。参考ひゆ的に、記憶にとどめておくべき重要な物事・事件の意にも使う。「悲しみの―」―び【―日】記念すべきことのあった日。思い出の日。アニバーサリー。「憲法―」 **ぎ‐ねん【疑念】**確かにそうなのかと疑う気持ち。疑心。[コロ]「―を晴らす」[コロ]「―を抱く」類語疑惑。 **きのう【〈昨日〉】**●きょうの一日前の日。昨日。類語前日。●(近い)過去。[句]「―の敵はきょうの友」―きょう【―〈今日〉】●きのうと、きょう。●ごく最近。つい近ごろ。「―に始まったことではない」 **き‐のう【機能】**《名・自サ》ある物にそなわった働き・作用。また、作用すること。「心臓の―が停止する」「委員会が―を発揮する」―せい【―性】●機能を発揮する性質。「――の高い服」●ある機能が十分に発揮されるようにつくられていること。「―食品」―せい‐ひょうじ・しょくひん【―性表示食品】事業者の責任において、健康の維持や増進に役立つ機能を表示した食品。―てき【―的】《形動》●機能にかかわるようす。「脳の―な障害」●機能を重視するようす。また、機能が十分に発揮されるようす。「―な都市構造」 > 評論文キーワード 帰納 「帰納」はいくつかの事柄から一定の共通点を探り出し、それらに当てはまる法則を推論することである。「ソクラテスは死んだ。プラトンも死んだ。ソクラテスもプラトンも人である。したがって人は必ず死ぬ」のように「人は必ず死ぬ」という結論が最後に導き出されるのが帰納である。参考評論文キーワードの「演繹」 **きのう【帰納】**《名・他サ》(induction)〔論〕いくつかの事柄の中から共通点をさぐり出し、それらの全体に当てはまる法則を見つけ出す、推論の方法。団演繹。―てき【―的】《形動》〔論〕推論にあって、帰納を用いるようす。「――な考え方」囡演繹的。―ほう【―法】〔論〕帰納によって、推論を行う研究方法。個々の事実から、それらを包括する一般的命題を推定するもので、科学の新しい発見は、多くこの方法による。帰納的方法。团演繹法。> 小論文のツボ「帰納(法)」 **きのう【帰農】**《名・自サ》都会での仕事をやめて地方に帰り、農業に従事すること。 **きのう【気・囊】**●鳥類の肺に続く、空気をたくわえる大きな袋。●気球などの、ガスを入れる袋。 **ぎ・のう【技能】**物事を行う上での技術的な能力。うでまえ。「―を生かす」類語技量。技巧。 **き・の・え【『甲】**十干{じっかん}の第一。甲。 **きのえ・ね【『甲子】**干支の一番目。十干{じっかん}の甲{きのえ}と十二支の子{ね}にあたる年・月・日。こうし。かっし。 **きのこ【昔に蕈】**担子菌類と子嚢{しのう}菌類に属する菌類の通称。胞子でふえる。多くは傘状。食用になるものがある一方で、有毒のものも多い。「―狩り」 **きの‐じ【喜の字】**七七歳のこと。「―の祝い(=喜寿)」参考喜寿。 **き・の・と【『乙】**十干{じっかん}の第二。乙。 **き・のどく【気の毒】**《名・形動》《「心の毒になる」の意)●他人の苦しみや悲しみに同情して心を痛めること。「事故にあうとは―だ」●《自サ》他人に迷惑をかけてすまなく思うこと。「彼にーしたよ」 <352> > 小論文のツボ 帰納(法) 具体的な事柄を通じて、一般的な原理や法則を導き出す方法のことを「帰納(法)」という。(逆に、一般的な原理や法則から、具体的なことがらを説明していく方法のことは「演繹(法)」という。)小論文を書く際に「帰納(法)」を用いる場合、以下の二つのパターンを参考にされたい。一,個人的体験を挙げる。それに分析や考察を加えていくことによって、自分だけでなく他者にも通ずるような普遍性のある考えを導く。(例)「忘れられない言葉」という題で小論文を作成する場合。[個人的な体験]私は・・・なときに〜から「○○」という言葉をかけられ、それによって・・・になった。その言葉が私にとって忘れられないものであるのは~だからだ。[普遍性のある考え]人にとって「忘れられない言葉」は・・・である。二、社会的事象を挙げる。それに分析や考察を加えて、現代社会の抱える本質的で根本的な問題の所在を明らかにする。(例)[社会的事象]独居老人の孤独死や児童虐待の深刻化。[根本的な問題の所在]かつては濃密だった、地域社会の人間関係の希薄化がこのような問題を招いている。その背後にはさらに、現代社会に広がる「他者への無関心」という本質的問題がある。このような展開が、帰納(法)的な論の組み立てとして可能である。参考小論文のツボ「演繹(法)」 **きのみ・きのまま【着の身着の儘】**《連語》〔災害などにあって〕現在着ている物のほかは何も持っていないこと。「―で避難する」類語きたきりすずめ。 **きーの‐め【木の芽】**●春、木に新しくもえでた芽。このめ。類語若芽。●特に、サンショウの新芽。―あえ【―『和え】サンショウの新芽をすってまぜたみそ(=木の芽みそ)であえた料理。このめあえ。―どき【―時】春になって、多くの木が芽ぶくころ。このめどき。参考心身の変調が起こりやすい時期とされる。 **き・の・やまい【気の病】**精神の疲れなどから起きる病気。気のわずらい。気やみ。〔古風な言い方〕 **き・のり【気乗り】**《名・自サ》ある事に対して興味がわき、進んでそれをしようという気持ちになること。気が進むこと。―うす【―薄】《名・形動》進んでしようとする気にならないこと。 **き‐ば【木場】**●〔水面などにうかべて〕材木を多くたくわえておく所。●材木商店が多く集まる場所。 **きば【牙】**哺乳動物の犬歯で、特に発達して強くするどいもの。類語歯牙。―を研・ぐ《句》相手をたおそうと用意して待つ。「決勝戦にむけてー・ぐ」―を剝む・く《句》〔動物などが怒って〕牙をむき出しにする。●相手を傷つけ害を与えようとする。 **き・ば【騎馬】**馬に乗ること。馬に乗った人。「―隊」類語乗馬。―せん【―戦】遊戯の一種。三、四人で馬と乗り手を組み、乗り手を落としたり鉢巻きや帽子を取ったりし合うもの。 **き・はい【気配】**●ある事に気をつかうこと。気くばり。けはい②。 **き・はい【跪拜】**《名・自サ》〔文〕ひざまずいて拝むようにして敬意を表すこと。拝跪{はいき}。 **き・ばい【木灰】**木・草・落葉などを焼いてつくった灰。もくばい。 **きばえ【着映え・着栄え】**着たときに、その衣服や姿がいっそうりっぱに見えること。「―のしない服」 **きはく【希薄・稀薄】**《名・形動》●液体の濃度や気体の密度などがうすいこと。●ある物事に対する意欲・熱意などがとぼしいこと。「人情がーな都会」 **き・はく【気迫・気・魄】**ひるまず相手に立ち向かう強い精神力。[コロ]「―あふれるプレー」類語気力。意気込み。気概。 **き・ばく【起爆】**《名・自サ <353> 気分にすること。気散じ。「―に旅に出かける」 **きば・る【気張る】** ●《自五》息をつめて下腹に力を入れる。いきむ。 ●《他五》思いきりよく多くの金銭を出す。大金をはずむ。「祝儀を―・る」 **き・はん【帰帆】** 〔文〕●帰路につく帆かけ船。 ●故国・港などに帰る船。 **き・はん【羈絆】** 〔文〕(「牛馬をつなぐこと」の意から)人の行動を精神的に拘束し、妨げとなるもの。ほだし。「世の―を脱する」{類語}きずな。束縛。 **き・はん【規範・軌範】** ●行動や判断のよりどころになる手本。模範。 ●〔哲〕人間が行動したり判断したりするときに従うべき規準。「道徳―」「法―」 **き・ばん【基板】** 電子部品や集積回路を組み込む板。 **き・ばん【基盤】** ある物事を積み上げてゆく基礎になるもの。物事の土台。「生活の―」{類語}基礎。基本。 **きはん‐せん【機帆船】** 発動機と帆と両方備えている小型の船。近海や内海などの航行に使用する。 **き・ひ【基肥】** 〔文〕「もとごえ」に同じ。 **き・ひ【忌避】** 《名・自サ》●きらって身を遠ざけること。{類語}回避。 ●〔法〕訴訟事件で不公平な裁判が行われる疑いがある時、訴訟当事者が裁判官・鑑定人などの職務執行を拒否すること。「裁判官―」 **き・び【機微】** 〔人情・事件などの〕表面からはわかりにくい、微妙なおもむきや事情。「人情の―にふれる」 **きび【気味】** (「きみ」の転)→きみ(気味)。 **き・び【驥尾】** 〔文〕足の速い良馬の尾。 **きび‐に付・す** 《句》すぐれた人につき従って、実力以上の事をなしとげることのたとえ。驥尾につく。[参考]〔多く、謙遜の表現として使う〕「蒼蠅驥尾に付して千里を致す〈史記・伯夷伝・司馬貞注〉」より。 **きび【黍】** ●イネ科の一年草。夏に約三〇センチの穂をだし秋に淡黄色の実をつける。食用。五穀の一つ。 ●漢字の部首「黍」の称。[注意]表記②はふつう、ひらがなで書く。 **きび・がら【『黍殻】** トウモロコシなどの茎の芯{しん}。「―細工」 **きびき【忌引き】** 近親者が死んだため、学校・勤めなどを休んで喪に服すること。また、その休暇。 きびきび** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》態度・言動などが元気よく、敏速でしまりのあるようす。「―と行動する」 **きびし・い【厳しい】** 《形》●厳格で、少しの妥協もゆるさないようすだ。扱いに容赦しないようすだ。「母はしつけに―・い」「採点が―・い」 ●傾斜が急でけわしい。「―・い稜線{りょうせん}が続く」 ●物事の状態が困難なようすである。また、人の表情などが緊張している。「生活が―・い」「―・い顔つき」 ●寒さ・暑さなどの程度がはなはだしい。「残暑が―・い」「―・い山風」{対}きびしくない{ゆるい}。 **きびしょ(「急焼」の唐音「きゅうしゃ」の転)** →きゅうす(急須)。 **きびす【、踵】** 〔文〕かかと。踵{くびす}。 **きびす‐を返・す** 《句》引き返す。後もどりする。踵{くびす}をめぐらす。 **きびす‐‐を接・する** 《句》物事が次々と続く。また、物事が次々と続いて起こる。くびすを接する。「各国の首脳が―・して来日する」 **きびす‐‐を回ら・す** 《句》「きびすを返す」に同じ。 **きびたき【黄、鶲】** ヒタキ科の小鳥。雄は背面は黒く腹面は黄色。雌は暗緑褐色。「オーシーツクツク」と鳴く。 **きびだんご【『吉備団子】** 蒸したもち米の粉と砂糖を練り、小さく丸めた和菓子。岡山地方の名産。 **きびだんご【黍団子】** キビの実の粉で作っただんご。 **き・ひつ【起筆】** 《名・自サ》〔想をねって〕文章を書き始めること。筆を起こすこと。{類語}起稿。{対}擱筆{かっぴつ}。 ●書写で、一画の書き始め。始筆。{対}終筆。 **ぎ・ひつ【偽筆】** 他人の字や絵に似せて書いた・もの(文字・絵)。{類語}偽書。{対}真筆。 **きび・なご【黍『魚子・吉備奈、仔】** ニシン科の海魚。体は約一〇センチで細長い。背が青く、体側に広い銀白色の横帯がある。食用。 **き・ひょう【起票】** 《名・自他サ》伝票を書きおこすこと。伝票に書くこと。 **きびょう【奇病】** めずらしい病気。「―にかかる」 **ぎ‐ひょう【戯評】** 漫画・戯文などで行う社会時評。 **きびょうし【黄表紙】** 江戸時代の中ごろに刊行された草双紙{くさぞうし}の一種。絵入りで、しゃれと風刺のまじった滑稽{こっけい}な文学。[参考]黄色の表紙を用いたことから。 **き・ひん【気品】** 人柄・作品などがもつ、上品で気高い趣。「―のある風貌」「―の高い文章」{類語}品格。 **き‐ひん【貴賓】** 〔文〕身分の高い客。「―席」 **き・びん【機敏】** 《形動》機に応じた適切な動作・処置などを、すばやく行うようす。{類語}敏捷。敏速。 **き・ふ【寄付・寄附】** 《名・他サ》見返りを求めないで、金や品物をさし出すこと。「校舎新築資金の―をつのる」「共同募金に―する」{類語}寄贈。寄進。 **き・ふ【棋譜】** 碁・将棋の対局の手順を記した記録。 **き・ふ【『肌膚】** 〔文〕はだ。皮膚。 **き・ふ【貴腐】** 完熟したブドウの実にかびの一種が付き、半乾燥状態になること。[参考]糖度が高く、香りもよく、高級白ワインの原料として珍重される。 **き‐ぶ【基部】** 基礎をなす部分。{類語}基盤。 **ぎふ【義父】** 婚姻・縁組みによって父となった人。義理の父。{類語}継父。{対}実父。 > ギブ・アップ 《名・自サ》降参すること。▽give up > ギブ・アンド・テーク (「与えて取る」意から)自分から相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること。「―の関係」▽give-and-take **き・ふう【棋風】** 碁や将棋の戦い方に表れる、その人の個性。「おおらかな―」 **き・ふう【気風】** ある社会・地方の人々に共通する気質。気性。気だて。「九州人の―」{類語}気っ風{きっぷ}。 **き・ふく【帰服・帰伏】** 《名・自サ》〔文〕つき従って、その支配下にはいること。{類語}帰順。 **き・ふく【起伏】** 《名・自サ》●高くなったり低くなったりしていること。「ゆるやかにーした砂丘」 ●勢力・感情などがさまざまに変化すること。栄えたりおとろえたりすること。「―の多い人生」{類語}①②あがりさがり。 **きーぶく【忌服】** 近親が死んだとき、一定期間喪に服して家にひきこもること。服忌{ぶっき}。「―が明ける」 **き・ぶく・れる【着膨れる・着、脹れる】** 《自下一》衣服をたくさん着て、体がふくれたようになる。 **き・ぶしょう【気無精・気無性】** 《名・形動》気がふさぐこと。気分が重いこと。また、その性質。 <354> き・ふじん【貴婦人】** 身分の高い女性。{類語}淑女。 > ギプス 石膏{せっこう}の粉末をふくませた包帯。骨・関節などの患部を固定させるために用いる。ギプス。▽ィ Gips(=石膏) **ぎふ・ちょうちん【岐阜『提『灯】** 岐阜特産のちょうちん。細い骨で卵形に作ってうすい和紙をはり、底にふさをたらす。盂蘭盆{うらぼん}や夏の夜につるす。盆提灯{ぼんぢょうちん}。 **き・ぶつ【器物】** うつわ・道具などの総称。「―損壊」 **き・ぶつ【木仏】** ●木をほって作った仏像。 ●冷たい人。情のうすい人。=木仏{もくぶつ}。{対}金仏・石仏。 > キブツ イスラエルの共同集団農場。▽矜 kibbutz **ぎ・ぶつ【偽物】** ある物に似せて作った物。贋物{にせもの}。偽物{ぎぶつ}。{類語}偽造品。{対}真物。 **きーぶっせい【気ぶっせい】** 《形動》〔俗〕心がのびのびしないで、きゅうくつなようす。「彼を―に思う」 > ギフト 贈り物。▽gift **ギフト‐カード** ●贈答用の商品券。ギフト券。 ●挨拶などを記して贈り物にそえるカード。▷ gift と card からの和製語。 **ギフト‐ショップ** ●贈答品をあつかう店。 ●外国人用のみやげ物店。スーベニアショップ。▷ gift shop **きーぶとり【着太り】** 《名・自サ》●厚着をして太って見えること。 ●衣服を着ると実際よりも太って見えること。{対}着やせ。 **き・ふるし【着古し・着『旧し】** 長い間着て、古くなること。また、その衣服。{類語}古着。 **き・ふる・す【着古す・着『旧す】** 《他五》長い間着て、古くする。「―・して色あせたジーンズ」 **きぶん【奇聞】** 〔文〕おもしろくて変わった話。不思議なめずらしい話。「西洋―」{類語}奇談。 **き・ぶん【気分】** ●快・不快などの心の状態。心持ち。「勉強する―にならない」「ほろよい―」{類語}機嫌。気持ち。 ●雰囲気。感じ。趣。「その場の―をつかむ」「お祭り―」[類語の使い分け]「気持ち・気分」 **き・ぶん【記聞・紀聞】** 〔文〕聞いたことを書き記すこと。また、その記録。「西洋―」 **ぎふん【義憤】** 世の中の不正・悪などに対するいきどおり。「―を感じる」{類語}公憤。 **ぎーぶん【戯文】** たわむれに書いた文章。また、こっけい味をねらった文章。 **ぎ・ぼし【擬宝珠】** ●欄干{らんかん}の柱頭{ちゅうとう}などにつける、ネギの花に似た形をしたかざり。 ●ネギの花。 ●ユリ科の多年草の総称。葉は卵形で、根元から生える。初夏、うす紫色の筒状の花をつける。=擬宝珠{ぎぼうしゅ}。 **きーぼとけ【木仏】** →きぶつ(木仏)。 **きーぼね【気骨】** 心づかい。気苦労。心配。 **きーぼね‐が折・れる** 《句》いろいろと神経をつかってつかれる。気づかれする。 **き‐ほよう【気保養】** のんびりと心を楽しませること。きぼよう。「―に温泉へ行く」{類語}気晴らし。気慰み。 **きーぼり【木彫り】** 木をほって作ること。また、木にほった彫刻。木彫{もくちょう}。 **きほん【基本】** 物事を成り立たせている、いちばんの大もと。「社会政策の―」{類語}土台。基礎。基盤。 **きほん‐てき【―的】** 《形動》〔ある物事の〕基本にかかわるようす。「―な訓練」「私と彼の意見は―に同じだ」 **きほん‐てき‐じんけん【―的人権】** 人間が生まれながらにして有している、人間としての当然の権利。生命・自由・最低生活の保障など。[参考]日本では憲法で保障されている。 **ぎ・まい【義妹】** ●約束を結んで妹になった人。妹分。 ●縁組み・婚姻によって妹になった人。義理の妹。{対}実妹。 **きまえ【気前】** 金銭や物をおしげもなく差し出す気性。「―がいい」 **きまかせ【気任せ】** 《形動》その時その時の気持ちにまかせるようす。「―な旅」{類語}気随。心任せ。 **ぎ・まく【義膜・偽膜】** 炎症部位の血管から出た血漿{けっしょう}がかわいて膜状になったもの。 **きまぐれ【気『紛れ】** 《名・形動》●気が変わりやすい・こと(性質)。思いつきで物事を行うこと。「―な人」 ●変わりやすく、先の予測が立たないこと。「―な天気」 **き・まじめ【生〈真面目〉】** 《名・形動》非常にまじめで、くだけた所のないこと。「―な性格」 **き・まず・い【気まずい】** 《形》互いの気持ちが合わなくて何となく不愉快な感じだ。また、打ちとけず気づまりだ。「二人の仲が―・くなる」 **きーぼく【亀、卜】** 古代の占いの一つ。亀の甲{こう}に熱を加えてできる割れ目の状態によって吉凶を判断する。 **きーへい【騎兵】** 馬に乗って戦う兵士・軍隊。「一隊」 **ぎ・へい【義兵】** 正義のために起こす戦い。また、正義のために戦う兵。「―を起こす」 **き・へき【奇癖】** ふつうと変わった奇妙なくせ。 **き・へ【木偏】** 漢字の部首「木」の称。 **き・へん【机辺】** 〔文〕机の近く。机のそば。{類語}座右。 **き・べん【詭弁・詭辯】** こじつけ・ごまかしがたくみな議論。「―を弄する」[注意]表記「危弁」は学術用語の、「奇弁」は新聞の書きかえ字。{類語}へりくつ。 **きーぼ【規模】** 物事の構造やしくみの大きさ。スケール。「―の大きな計画」 **ぎ・ぼ【義母】** 婚姻・縁組みによって母となった人。義理の母。{類語}継母。{対}実母。 **き・ほう【奇峰】** 〔文〕変わった形をした峰。 **き‐ほう【既報】** 〔文〕すでに報告・報道したこと。また、その報告・報道。「――のとおり実施する」 **き・ほう【機、鋒】** 〔文〕●刀剣のきっさき。ほこさき。 ●相手を攻めようとするときの勢い。「するどい―」 **き・ほう【気泡】** 液体や固体中に粒状の空気などが入ってできる、あわ。「水底からーが上がる」{類語}あぶく。 **き・ほう【気胞】** 魚の浮き袋。 **き‐ほう【貴方】** ■《名》〔文〕相手の居所をさす尊敬語。 ■《代名》〔文〕対等の相手をさす尊敬語。あなた。 **き・ぼう【希望】** ●《名・他サ》こうあってほしいと願うこと。また、その願い。「―をいだく」「海外留学を―する」{類語}願望。期待。 ●未来に対するよい見通し。「人生にーを失う」 **きぼう‐てき‐かんそく【―的観測】** そうなればよいという気持ちで物事を見ること。自分に都合のよい見方。 **きーぼう【既望】** 〔文〕陰暦一六日の夜。また、その夜の月。いざよい。[参考]「望」はもちづき(=満月)。 **き・ぼう【詭謀】** 〔文〕人をだましておとしいれようとする、はかりごと。詭計。「―をめぐらす」 **きぼう【鬼謀】** 〔文〕ふつうの人が思いつかない、不思議なほどすぐれたはかりごと。 **ぎ‐ほう【技法】** 技術上の方法。{類語}手法。 **ぎ‐ぼうしゅ【擬宝珠】** →ぎぼし(擬宝珠)。 <355> **き・まつ【期末】** ある期間の終わり。「ーテスト」「―手当」{対}期首。 **きまって【決まって・『極まって】** 《副》ある条件が備わると必ずある状態になるようす。必ず。「月曜日はー遅刻する」 **きまま【気儘】** 《名・形動》自分の思うとおりにふるまうこと。勝手。「―な生活」{類語}気随。 **き・まめ【気『忠『実】** 《名・形動》忠実にこつこつと仕事 果たすこと。 **き・まもり【木守り】** 来年もよく実るようにという祈りをこめて、わざと木に一つ、二つ取り残しておく果実。 **き・まよい【気迷い】** 心がまようこと。気持ちが一つに決まらず、まようこと。「一時の―」 **きまり【決まり・『極まり】** ●決められている事柄。規則。「―は変えられない」 ●〔物事や行動の〕しめくくり。決着。「―を付ける」{類語}区切り。 ●〈多く「おー」の形で〉〔言動が〕いつも同じで変わりばえのしないこと。「おーの小言が始まった」 **きまり‐が悪・い** 《句》→きまりわるい。 **きまり・き・る【決まり切る】** 《自五》〈多く「―・って」「―・った」の形で〉わかりきった。はっきりしている。「―・った(=変わりばえのしない)料理」「―・った事を聞くな」 **きまり‐て【決まり手・『極まり手】** 大相撲で、勝負が決まったときの技。現在は、八二手ある。 **きまり‐もんく【決まり文句・『極まり文句】** 〔いつも決まって言う〕型にはまって新しさのない文句。お定まりの文句。常套句。「―を並べたてる」 **きまり・わる・い【決まり悪い・『極まり悪い】** 《形》その場をとりつくろうことができず恥ずかしい。決まりが悪い。「―・い失敗」 **きまりわる-げ【決まり悪げ・『極まり悪げ】** 《連語》(形容詞「きまり悪い」の語幹+形容動詞の語幹または名詞を作る接尾語「げ」)決まりが悪いようす。その場をとりつくろえず、恥ずかしいようす。 **きま・る【決まる・『極まる】** 《自五》●一つの結果に落ちつく。定まる。決定する。「結婚相手が―・る」「これで運命が―・る」{類語}確定。 ●しかけた技がうまくかかる。勝負がつく。「大技が―・る」「ストライクが真ん中に―・る」 ●物事や動作の形が型どおりにうまくできる。「ぴたりと―・った演技」 ●〈「・・・に―・っている」の形で〉疑う余地はない。当然・・・だ。・・・にちがいない。「彼が犯人に―・っている」 **き‐まわし【着回し】** 《名・他サ》一つの服を、組み合わせを替えて着ること。「―がきくスーツ」 **ぎ・まん【欺瞞】** 《名・他サ》うそを言ってだますこと。いつわって、あざむくこと。「―行為」{類語}瞞着。 **きみ【君】** ■《名》〔文〕●自分が仕えている君主。主君。 ●人の敬称。「背の―」「いとしの―」 ■《代名》〔おもに男性が〕同輩またはそれ以下の相手を親しんで呼ぶ語。〔「おまえ」よりも丁寧〕{対}僕。 **き‐み【気味】** ●ある物事から受ける感じ・気持ち。気味合。「あまりーのいい話ではない」{類語}気分。気色。 ●〈「ーがいい」「いいー(だ)」の形で〉相手の失敗やうまくいかないようすを見て、ざまを見ろという気になる。 ●〔ある傾向・ようすを〕少し帯びている状態。「黄疸{おうだん}のーがある」 **きみ‐あい【―合い】** ●心持ち。気分。 ●ある傾向をもつようす。「働きすぎのーがある」 **きみ‐わる・い【―悪い】** 《形》なんとなく、不安で恐ろしい感じだ。「あまり親切で―・い」 **き‐み【黄味】** 他の色にふくまれた黄色。黄色っぽいこと。黄色み。「―を帯びる」[注意]表記多く「黄み」と書く。 **き‐み【黄身】** 鳥の卵の黄色い部分。卵黄。{対}白身。 **ぎ・み【気味】** 《接尾》《名詞、動詞の連用形について》「あるようす・傾向がある」の意。「風邪―」「太りー」 **きみ・が‐よ【君が代】** 日本の国歌。[参考]一九九九(平成一一)年国歌として制定された。 **き・みじか【気短】** 《形動》気がみじかいようす。短気。せっかち。「年をとって―になった」{対}気長。 **き・みつ【機密】** 〔国家・機関・組織などの〕重要な秘密。{類語}極秘。 **きみつ‐ひ【―費】** 機密の用途にあてる費用。特に、政府機関が使途を示さずに使う費用。 **き・みつ【気密】** 気圧が変化しないように、部屋・機械の内部などを気体が流通しないように密閉すること。 **き・みゃく【気脈】** 〔文〕仲間うちなどでの、考えや気持ちのつながり。 **きみゃく‐を通・じる** 《句》連絡しあって、意思を通じる。気脈を通ずる。 **き・みよう【帰命】** 身命を投げ出して信心すること。 **き‐みょう【奇妙】** 《形動》●原因や理由がわからず、不思議なようす。「彼の予言は―に当たる」 ●ふつうと変わっているようす。「―なかっこうで踊る」「―な発想」 **きみょう‐きてれつ【―奇天烈】** 《形動》ひどく不思議なようす。[参考]「奇妙」を強めた語。 **きみょうちょうらい【帰命頂礼】** (自分の頭を仏の足につけて礼拝することから)●《名・自サ》仏に帰依し、心から礼拝すること。 ●仏を礼拝するときに唱える語。 **き・みん【棄民】** 国が、苦しい立場の人々を見捨てること。また、その人々。 **ぎ‐みん【義民】** 〔文〕自分の身を投げ出して、正義のためにつくす民。{類語}義人。 **ぎ・む【義務】** 法律上または道徳上、人が行わなければならない、また、行ってはならない行為。「国民は納税のーがある」{類語}責務。{対}権利。 **ぎむ‐きょういく【―教育】** 国民の義務として、一定の年齢に達した子供に受けさせなければならない普通教育。 **ぎむ‐づ・ける【―付ける】** 《他下一》義務として課す。 **ぎむ‐てき【―的】** 《形動》義務として(しかたなく)するようす。 **きむずかし・い【気難しい】** 《形》自分の考え・感情にとらわれているので、気に入るようにするのがむずかしい。機嫌がとりにくい。「文章に対して―・い」「―・い顔をする」 **きむすこ【生〈息子〉】** うぶな息子。まだ女性と性的な交わりをもたない若者。{対}きむすめ。 **き・むすめ【生娘】** うぶな娘。まだ男性と性的な交わりをもたない娘。{対}きむすこ。 > キムチ 朝鮮の代表的な漬け物。塩づけした白菜や大根などを、ニンニク・トウガラシ・ショウガ・魚介の塩辛などとまぜてつけたもの。▽朝鮮 kimchi **きめ【木目】** ●もくめ。 ●人間の皮膚や物の表面のあや。また、その手ざわり。「―の細かい肌」 ●物事をする際の心くばり。配慮。「―の細かい文章」[注意]表記は「肌理」とも書く。 **きめい【記名】** 《名・自サ》自分の氏名を書き記すこと。「―投票」{類語}署名。 **ぎ・めい【偽名】** 本名をかくすために名のる、いつわりの名。にせの名。「―を使う」{類語}仮名。 <356> **きめこみ【木目込み・『極め込み】** ●数枚の和紙をのりで張り合わせた板目紙{いためがみ}に、綿を入れずにきれ地を張った押し絵。 ●「木目込み人形」の略。金襴{きんらん}・ちりめんなどを張って着せた、木彫りの人形。 **きめ・こ・む【決め込む・『極め込む】** 《他五》●勝手にそうだと決めてしまう。「もうかると頭から―・む」{類語}思い込む。信じ込む。 ●自分だけで・そうしようと決めて(そのつもりになって)そのようにふるまう。「ずる休みを―・む」「知らぬ顔の半兵衛{はんべえ}を―・む」 **きめ・だま【決め球】** 野球・テニスなどで、勝負をかけて投げたり打ったりする得意な球。ウイニングショット。 **きめ・つ・ける【決め付ける・『極め付ける】** 《他下一》●弁解や言い分をきかず、一方的に厳しくしかりつける。 ●はっきりと言いきる。断定する。「犯人だと―・ける」 **きめ・て【決め手・『極め手】** ●勝負を決定的にする方法・技。「―を欠く」 ●物事の真偽、事件の原因などを解き明かすよりどころ。「遺留品が事件解決の―となった」 ●物事を決める人。 **きめ・どころ【決め所・『極め所】** ●ある事柄を決めるのによい時機・段階。「この相談も今が―だ」 ●物事のもっとも大切なところ。肝心な点。{類語}要所。要点。 **き・める【決める・『極める】** 《他下一》●物事を一つの結果に落ち着かせる。定める。決定する。「話を―・める」「心を―・める」 ●〈「・・・と―・めている」の形で〉・・・と思い込んでいる。いつも・・・である。「いつも恋人がいるものと―・めている」「昼食はそばと―・めている」 ●用いた技が効果をあらわして、勝負をつける。「ストライクを―・める」 ●型にはめて、動きがとれないようにする。「相手の差し手を―・める」 ●わざとそのようなふるまいをする。決め込む。「ずるを―・める」{対}きまる{まよう}。 **き‐めん【鬼面】** 〔文〕鬼の顔。また、鬼の面。 **きめん‐人を威・す** 《句》うわべだけの威勢で、人をおどす。 **きも【肝・胆】** ●肝臓。「アンコウの―」 ●内臓全体。はらわた。臓腑。五臓六腑。 ●〔勇気・気力・度量などの〕精神力が宿るところ。また、その精神力。胆力。きもったま。[注意]表記③はふつう「胆」と書く。 **きも‐が据わ・る** 《句》度胸があって、めったなことにはおどろかない。 **きも‐が太・い** 《句》勇気があって大胆である。 **きも‐に銘・じる** 《句》忘れないようにしっかりと心に刻む。肝に銘ずる。 **きも‐を煎いる** 《句》●〔心配したり立腹したりして〕気持ちをいらいらさせる。やきもきする。 ●人の世話をする。 **きも‐を据・える** 《句》気を落ち着け覚悟を決める。腹を据える。 **きも‐を潰す** 《句》こわい事に出会って、ひどくびっくりする。肝を消す。「後ろからおどかされて―・す」「幽霊を見て―・す」 **きも‐を抜か・す** 《句》予想外の事に出会って、びっくり仰天する。「ピラミッドを目{ま}の当たりにして―・した」 **きも‐を抜か・れる** 《句》ひどくびっくりさせられる。肝を取られる。 **きも‐を冷や・す** 《句》おそれてはっとする。ぞっとする。「子供が道路にとび出して、―・した」。 **きも・いり【肝煎り】** ●二人の間にはいって、世話をしたり取り持ったりする・こと(人)。「師匠の―で大きな名跡を継ぐ」[注意]表記「肝入り」とも書く。 ●名主。庄屋。[注意]表記②は送り仮名をつけない。 **き・もう【起毛】** 《名・自他サ》織物・編み物などの表面をかきたて、毛羽{けば}を立てること。 **きも・すい【肝吸い】** ウナギの肝を入れた吸い物。 **きも・だま【胆『魂・胆玉】** きもったま。 **きもだめし【肝試し】** 墓場など人けのない場所に夜一人で行かせ、おそろしさにたえる気力を試すこと。 **き・もち【気持ち】** ●ある物事・人などに対して起こる心の状態。感情、また意志。「他人の―を察する」{類語}心。●体の具合のよしあしによって起こる感じ。{類語}気分。「車に酔って―が悪い」 ●好意・弔意・感謝などの一端。「―だけのお礼です」「ほんの―です」 ●いくらか。心もち。〔副詞的に使う〕「―左へ寄せる」[類義語の使い分け] **きもったま【肝っ『魂・肝っ玉】** どんなこともおそれない気力。胆力。きもだま。「―のすわった男」 **きもの【着物】** ●体に着るもの。衣服。{尊敬語}御召し物。 ●洋服に対して、和服。「茶会に―で出席する」 **き・もん【奇問】** 思いも寄らない質問・問題。 **き・もん【旗門】** スキーの回転競技で、コースを示すために立てる一対の旗。一定の間隔をおいて立てる。 **き・もん【気門】** 昆虫など、気管で呼吸する動物の体の側面にある呼吸孔。内部は気管につらなる。 **き・もん【鬼門】** ●何事にも忌みさけるべき、うしとら(=東北)の方角。[参考]陰陽道{おんみょうどう}で、鬼が出入りすると考えた方向。{対}裏鬼門。 ●その人にとって好ましくない相手・物事・場所。苦手。「数学はーだ」 **きもん‐よけ【―『除け】** 鬼門の方角に神仏を祭って災いをさけること。 > 類義語の使い分け 「気持ち・気分」 [気持ち・気分]早朝の散歩は気持ち(気分)がいい / 船によって気持ち(気分)が悪くなる[気持ち]つらい立場にある相手の気持ちを思いやる / うしろにお立ちの方、気持ち左に寄ってください[気分]気分をこわされて不機嫌になる / 気分を変えて飲み直す / 気分転換に庭いじりをする / 新婚気分 **ぎ・もん【疑問】** うたがわしいこと。「―に答える」「成功するかどうかーだ」{類語}不審。 **ぎもん‐し【―視】** 《名・他サ》疑問だと見なす。うたがわしいと思う。「実現を―する」 **ぎもん‐し【―詞】** 疑問の事物・事態を表す語。日本語では、不定称の代名詞の「だれ」「何」「いつ」、数詞の「いくつ」、副詞の「どう」「なぜ」、連体詞の「どの」など。 **ぎもん‐ふ【―符】** 疑問を表す符号「?」。クエスチョンマーク。インタロゲーションマーク。 > ギヤ ギア。▽gear **きゃあ・きゃあ** 《副》《「ーと」の形も》驚いたり怖がったり、はしゃいだりした時に出す声の形容。「人気俳優を見てーいう」 **ぎゃあ・ぎゃあ** 《副》《「ーと」の形も》●激しく泣く声の形容。「赤ん坊が―泣く」 ●不平や小言を激しく言う形容。「―と不満を言う」 **き・やく【奇薬】** 〔文〕不思議なほどよくきく薬。妙薬。 **き・やく【規約】** 協議によって定めた、会・団体などを <357> 運営するための決まり。「―改正」{類語}規則。 **きやく【客】** ■《名》●招かれて来る人。訪れて来る人。「観光―」{類語}来客。客人。来賓。 ●金銭を支払う側の人。{類語}顧客。 ■《助数》〔接待用の〕道具・器などを数える語。「おわん五―」 **きゃく‐を・する** 《句》招待してもてなす。客の相手をする。 **きやく【『格】** 奈良・平安時代に律令{りつりょう}の不備な点を補い修正するために臨時に出された法規。また、それらを集めた書物。「弘仁―」 **きやく【脚】** ●《名》〔動物や道具類などの〕足。 ●《助数》足のある道具を数える語。「いす三―」 **ぎ・やく【偽薬】** 「プラシーボ」に同じ。 **ぎゃく【逆】** ●《名・形動》〔順序・方向・位置・方法などが〕反対であること。さかさま。「順路を―に進む」「本心の―を言う」 ●〔論〕ある命題の仮設と終結とを反対にして得た命題。「石は鉱物だ」に対して「鉱物は石だ」の類。逆命題。 ●逆手{さかて}。 > ギャグ 映画・演劇などで、見物人を笑わせる即興的な動作・せりふ。〔日常で、人を笑わせたり、笑わせようとしたりすることも言う〕「―を連発する」▽gag **きゃく・あし【客足】** 〔商店・興行場などに〕客が来ること。また、でかけて来る客の数。「―がにぶる」 **きゃく・あしらい【客あしらい】** 〔商店などへ来る〕客に対する接し方。客のもてなし方。客扱い。「―がうまい」{類語}接待。応対。応接。 **きゃく・あつかい【客扱い】** ●客あしらい。「―になれている」 ●《名・他サ》相手を客としてあつかうこと。 **きゃく・いん【客員】** →かくいん(客員)。 **きゃく・いん【脚韻】** 詩歌の行や句などの終わりの韻をそろえること。また、その韻。「―をふむ」{対}頭韻。 **きゃく・うけ【客受け】** 客がうける感じ。客の評判。「―を気にする」 **ぎゃく・うん【逆運】** 思うことの反対のことばかり起こる不幸な運命。「―に泣く」{類語}悪運。不運。 **きゃく・えん【客演】** 《名・自サ》俳優・音楽家などが、自分の所属していない劇団・楽団などに招かれて出演すること。「一指揮者」 **ぎゃく・えん【逆縁】** (もと、仏に反抗し、仏法を悪く言うことなどが、かえって仏道にはいる因縁となることの意)親が子を供養したり、生前の敵が相手を供養したりして、その関係が逆になっていること。{対}順縁。 **ぎゃく・ぎれ【逆ぎれ】** 《名・自サ》〔俗〕(「逆にきれる」意)〔きれて怒っている人に対して〕怒られていた人や冷静だった人が逆に怒り出してしまうこと。「温厚な夫が妻に―した」 **きゃく‐ご【客語】** 「目的語」の旧称。 **ぎゃく‐こうか【逆効果】** 期待したものと反対の(よくない)効果。「―を生じる」 **ぎゃく‐こうせん【逆光線】** 見ている対象の後方からさし込む光線。逆光。 **ぎゃく・コース【逆コース】** ●ふつう進むべき道筋と反対の方向をとる道筋。 ●社会の進むべき方向にさからって進む動き。[参考]一九五一(昭和二六)年ごろから使われだした語。=逆コース。 **きゃく・ざしき【客座敷】** 客を通す座敷。客間。 **ぎゃく・さつ【虐殺】** 《名・他サ》むごたらしい方法で大量に殺すこと。「異教徒を―する」{類語}惨殺。 **ぎゃく・ざや【逆、鞘】** ●中央銀行の公定歩合が市中銀行の貸出金利より大きいこと。また、その差。 ●生産者価格が消費者価格より高いこと。また、その差。{対}順鞘{じゅんざや}。 **ぎゃく・さん【逆算】** 《名・他サ》ふつうの順序とは逆の順序で計算すること。さかのぼって計算すること。 **ぎゃく‐ざん【逆産】** 胎児が、頭から生まれず、足から先に生まれること。さかご。 **きゃく・し【客死】** 《名・自サ》→かくし(客死)。 **ぎゃく・し【虐使】** 《名・他サ》〔文〕しいたげて、ひどくこきつかうこと。「―に耐えきれず逃亡する」{類語}酷使。 **きゃく・しつ【客室】** 客をもてなすための部屋。特に、旅館・客船で泊まり客を通す部屋。客間。 **きゃくしつ‐じょうむいん【―乗務員】** 交通機関の客室で、乗客のサービスに従事する乗務員。特に、旅客機の客室で勤務する乗務員。キャビンアテンダント。 **きゃく・しゃ【客舎】** 〔文〕宿舎。 **きゃく・しゃ【客車】** 旅客を運ぶ車両。{対}貨車。 **ぎゃく・しゅ【逆修】** 〔仏〕●生前に自分の死後の冥福をいのって仏事を行うこと。 ●年老いた者が、年若くして亡くなった者の冥福を祈ること。 **ぎゃく・しゅう【逆襲】** 《名・自他サ》攻撃を受けていた者が、力を盛り返して逆に攻撃すること。「反乱軍がーする」 **ぎゃく・じゅん【逆順】** ●道理にさからうことと従うこと。 ●逆の順序。「―に回す」 **ぎゃくじょう【逆上】** 《名・自サ》頭に血がのぼること。かっとなって取り乱すこと。「―して泣きさけぶ」 **きゃく・しょうばい【客商売】** 客にサービスを提供する・商売(職業)。 **きゃく・しょく【脚色】** 《名・他サ》●小説・物語・記録などを演劇・映画・放送用の脚本に書きかえること。{類語}潤色。 ●事実にないことをつけ加えて話などを面白くすること。「彼の話は―が多すぎる」 **きゃく‐じん【客人】** 客として来ている人。客。 **ぎゃく・しん【逆心】** 主君にそむく気持ち。むほんの心。「―を抱く」{類語}二心{ふたごころ}。 **ぎゃく・しん【逆臣】** 主君にそむく臣下。むほんの臣。「―の汚名を着せられる」{類語}逆賊。{対}忠臣。 **ぎゃく・シングル【逆シングル】** 野球で、グローブをはめた手を反対側に出して片手で捕球すること。 **ぎゃく・すう【逆数】** 〔数〕ある数が0でないとき、その数との積が1になる数。例えば、3の逆数は1/3。 **きゃく・すじ【客筋】** ●客の種類や傾向。客だね。 ●取引関係のある方面。また、顧客。「―の注文に従う」 **ぎゃく・せい【虐政】** 〔文〕人民をしいたげ苦しめる政治。暴政。苛政{かせい}。{類語}悪政。圧政。 **ぎゃくせい・せっけん【逆性石、鹼】** 水にとかしたとき親水基が陽イオンになる石鹸。洗浄作用は弱いが、殺菌作用は強い。陽性石鹸。 **きゃく・せき【客席】** 〔興行場・会場などで〕客がすわる座席。転じて、見物席。「―から声がかかる」 **ぎゃく・せつ【逆接】** 〔文法で〕二つの文または句の接続のしかたの一つ。前の文(句)に対して、後の文(句)が矛盾・対立の意味を持ちながら結びつけられる接続。「しかし」「ところが」などの接続詞や、「けれど」「ても」などの接続助詞を用いる。逆態接続。{対}順接。 **ぎゃく・せつ【逆説】** (paradox)●真理に反する <358> 説。 ●一見真理ではないことを述べているようで、よく考えると真理を述べている説。「急がば回れ」「負けるが勝ち」などの類。パラドックス。「―を述べる」 **ぎゃくせつ‐てき【―的】** 《形動》〔表現・考え方などが〕逆説②の性質をもっているようす。また、逆説②が用いられるようす。「―な論理」「―に考える」 > 評論文キーワード 逆説 「逆説」は、つじつまがあっていないように見えるが、一面の真理を言い当てていることをいう。例えば、「飛ぶ矢は飛ばない」は矛盾した表現である。しかし、飛んでいる矢は各瞬間においてはそれぞれ一定の位置で静止していると考えることができる。このように真理は、一見すると矛盾した逆説によってしか言い表せないこともある。 **ぎゃく・せんでん【逆宣伝】** ●《名・他サ》相手の宣伝を逆に利用して・相手に不利(自分に有利)になるように宣伝すること。また、その宣伝。 ●期待した効果とは逆の(悪い)宣伝効果が現れてしまった宣伝。 **きゃくせん‐び【脚線美】** (女性の)脚の曲線のなだらかな美しさ。 **きゃく・そう【客僧】** 〔文〕●他の寺に客として泊まっている僧。 ●行脚{あんぎゃ}している僧。{類語}雲水。 **きゃく・そう【客層】** 年齢・性別・職業などで分類される客の階層。「コンビニの――は高齢者が増加する傾向にある」。 **ぎゃく・そう【逆送】** 《名・他サ》●送り返すこと。「宅配便を発送者に――する」{類語}返送。 ●〔法〕少年法で、家庭裁判所に送られてきた少年事件をもう一度検察官にもどすこと。[参考]刑事処分が妥当と認められるときに、この手続きがとられる。 **ぎゃく・ぞく【逆賊】** 君主や国家にそむき害をなす者。「―を成敗する」{類語}逆臣。逆徒。賊子。反徒。謀反人{むほんにん}。 **きゃく・たい【客体】** 【哲〕●意志・行為などの対象となるもの。 ●〔意志・行為・感情などに関係なく〕外界に存在するするもの。客観。=客体{きゃくたい}。{対}主体。 > 評論文キーワード 客体 「客体」は、主体によって見られたり(認識されたり)何かの行為を受けたりする対象(人・物)である。論点「客体化」とは、主体にとって特別な対象として、特定の概念をつくり上げることである。「客観」は、主体の特に認識の対象となる物事を指し、客体とほぼ同義となる場合もある。[参考]評論文キーワードの「主体」 **ぎやく・たい【虐待】** 《名・他サ》むごく取りあつかうこと。いじめること。「動物を―する」「幼児―」 **きゃく・だね【客種】** 客の種類や傾向。客筋。 **きゃく・たんち【逆探知】** 《名・他サ》電波や電話の受信側から逆に発信元をつきとめること。 **きゃく・ちゅう【脚注・脚、註】** 書物の、本文の下の段につけた注釈。「―を付ける」{対}頭注。 **ぎゃく・ちょう【逆潮】** ●風向きと反対方向に流れる潮流。 ●船の進路と逆方向に流れる潮。{対}①②順潮。 **ぎゃく・ちょう【逆調】** 物事の調子が悪い方向へ向かうこと。「貿易の―」{類語}不調。{対}順調。 **ぎゃく・て【逆手】** ●〔柔道などで〕相手の関節を反対に曲げて攻める技。逆。「―を取る」 ●相手の攻撃を逆に利用して攻めること。さかて。「相手のことばをーに取る」 ●物の握り方が、ふつうとは反対であること。さかて。{対}順手。[参考]◆さかて(逆手)(図)。 **ぎゃく・てん【逆転】** 《名・自他サ》●それまでとは反対の向きに回転・する(させる)こと。{類語}反転。 ●〔形勢・順位などが〕それまでとは反対の状態に・なる(する)こと。「九回裏に―する」「―勝ち」 **きゃく‐ど【客土】** 耕地改良のため、他の土地の土を運び入れること。また、その土。入れ土。 **ぎゃくと【逆徒】** むほんを起こした人々。反逆者。{類語}逆賊。 **ぎゃくと【逆、睹】** 《名・他サ》〔文〕〔物事の結末や成り行きを〕あらかじめ・見通す(見ぬく)こと。逆睹。「形勢は―しがたし」{類語}予知。予測。予見。 **きゃく・どめ【客止め】** 《名・自サ》興行場などで、満員のために客の入場を断ること。{類語}札止め。 **ぎゃく・ひ【逆比】** ●〔数〕比の前項と後項を入れかえたものの、もとの比に対する称。例えばa:b の逆比はb:a。反比例。 ●「逆比例」の略。{対}①②正比。 **きゃく・ひき【客引き】** 〔旅館・バー・興行場などに〕客をさそい呼び入れる・こと(人)。 **ぎゃく・ひれい【逆比例】** 《名・自サ》「反比例」に同じ。 **きゃく・ぶ【脚部】** 体・道具などの足の部分。足。 **ぎゃく・ふう【逆風】** 進んでゆく方向からふいてくる風。向かい風。「―にあおられる」{対}順風。 **きゃく・ぶん【客分】** 客として、厚く待遇される・こと(人)。「ーとしてもてなす」 **きゃく・ほん【脚本】** 演劇・映画などのせりふ・動作・舞台装置などを書いた、上演のもとになる本。台本。シナリオ。 **きゃく・ま【客間】** 客を通してもてなすための部屋。客座敷。客室。{類語}応接室。 **きゃく・まち【客待ち】** 《名・自サ》〔飲食店・タクシーの運転手などが〕客の来るのを待っていること。「―顔」 **ぎゃく・もどり【逆戻り】** 《名・自サ》もとの場所・状態にもどること。{類語}後戻り。 **ぎゃく・ゆしゅつ【逆輸出】** 《名・他サ》輸入したものを(自国で加工して)改めてその国に輸出すること。 **ぎゃく・ゆにゅう【逆輸入】** 《名・他サ》いったん輸出したものを(他国で加工して)改めて輸入すること。 **きゃく‐よう【客用】** 客のために使うもの。「―布団」 **ぎゃく‐よう【逆用】** 《名・他サ》本来の目的とは反対の目的に利用すること。「法律を―する」 **きゃくらい【客来】** 〔文〕客が来ること。来客。 **ぎゃく・りゅう【逆流】** 《名・自サ》ふつうとは反対の方向に流れること。また、その流れ。{対}順流。 **きゃく・りょく【脚力】** 〔歩いたり走ったりし続けるときの〕足の強さ。「―をつける」 **ぎゃく・ろう【逆浪】** 〔文〕逆風によって起こる波。さかまく波。 <359> > ギャザー 洋服で、布をこまかくぬい縮めて作るひだ。「―スカート」▷gathers **きゃーしゃ【『華奢・『花車】** 《形動》〔姿・形などが〕ほっそりとして品がよく、弱々しいようす。「―な女性」{類語}脆弱{ぜいじゃく}。ひよわ。 **き・やす・い【気安い】** 《形》遠慮をしないようすだ。気がねをしない。心やすい。「―・く相談してください」 **キャスター** ●〔移動が容易なように〕家具などの脚部につけた車。 ●「ニュースキャスター」の略。▽caster > キャスティング・ボート ●採決にあたって可否同数の場合、議長の行う決定投票。 ●議会などで、二つの勢力が均衡しているとき、第三勢力のもつ決定権。「―をにぎる」▽casting vote **キャスト** ●映画・演劇などで演じる役の割り当て。配役。「豪華―」「ミスー」▽cast ● **き・やすめ【気休め】** ●その場だけの安心。一時だけの満足。 ●人を安心させるために言う、あてにならないことば。「―を言わないでくれ」 **きーやせ【着痩せ】** 《名・自サ》衣服を着ると実際よりもやせて見えること。{対}着太り。 > キャセロール ふた付きの蒸し焼きなべ。また、それで 作った料理。▽casserole **きゃ・たつ【脚立・脚、楊】** 二つのはしごを両側から合わせて、上に板をはったような形の踏み台。 > キャタピラー 鋼鉄の板を帯状につなぎ、車輪全体に取り付けた装置。地面との接触面積が大きいので山野を自由に走れる。ブルドーザー・戦車などに用いられる。無限軌道。カタピラー。▽caterpillar(=いも虫) **きゃつ【『彼『奴】** 《代名》《「彼奴{かやつ}」の転》人を軽蔑したり、親しみをこめたり、ふざけたりして指し示す語。あいつ。かやつ。やつ。〔多く男性が使う〕 **きゃつーか【却下】** 《名・他サ》〔裁判所・役所などが〕訴訟・申請などを取り上げず、しりぞけること。「願い出を―する」「保釈の請求を―する」{類語}棄却。 **きゃつーか【脚下】** 〔文〕〔立っている人の〕あしもと。「―に見おろす谷間」 **きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】** 《名・他サ》〔文〕自分自身のことをふり返ってよく考えてみること。また、真理を外にではなく自分の内に求めること。 **きゃっかん【客観】** (object) [哲〕●人間の認識の対象。また、主観から独立して意識の外に存在するものの総称。客体。 ●《名・他サ》物事を第三者の立場から観察したり考えたりすること。客観視。{対}主観。[参考]評論文キーワード **きゃっかん‐せい【―性】** 客観的な性質。だれもがそうであると納得できるような性質。「―のある」{対}主観性。 **きゃっかん‐てき【―的】** 《形動》●意識に関係なく存在するようす。客体的。 ●ひとりよがりの考えでなく、だれが考えても納得できるようす。「―に判断する」{対}主観的。 > 評論文キーワード 客観 「客観」は、人間の認識の対象である。また、主観から独立して意識の外に存在するものである。人が花を見るとき、ある人が花の存在を認識するのは主観である。また、その花を「きれいだ」と感じるのも主観である。一方、その花が本当に存在するかどうかが客観である。また、その花が「赤い」「八重咲きである」など、誰もがそうであると納得できることが客観である。「花がある」と思ったものが実は花ではないかもしれないし、「きれいだ」というのは、その人だけの感覚であり、ほかの人はそう感じないかもしれないのである。学問的研究にはしばしば「客観性」「客観的見地」が重要になってくるのはいうまでもない。 [参考]評論文キーワードの「主観」 **ぎやつ・きょう【逆境】** 不運で苦労の多い不幸せな境遇。「―にめげず明るく生きる」{類語}苦境。{対}順境。 **きゃっこう【脚光】** (footlights)舞台の最前部の床に一列に備えつけて、俳優を足もとから照らす照明。フットライト。 **きゃっこう‐を浴・びる** 《句》世間の注目の的となる。 **ぎやつーこう【逆光】** 「逆光線」に同じ。 **ぎやつこう【逆行】** 《名・自サ》〔進行方向や時代の流れに対して〕反対の方向に進むこと。{対}順行。 **キャッシャー** ●現金出納係。レジ係。 ●金銭登録器。キャッシュレジスター。▽cashier > キャッシュ 現金。{類語}現なま。▽cash **キャッシュ‐カード** 銀行などが発行する現金自動支払い機用のプラスチック製の磁気カード。▽cash card **キャッシュ‐ディスペンサー** 現金自動支払い機。キャッシュカードで自動的に預金の引き出しなどを行う機械。略語CD。▽cash dispenser **キャッシュ‐レス** 現金をもたず、電子マネーやクレジットカードで支払い・受け取りをすませること。▽cashless **キャッシング** ●小切手などを現金化すること。また、小口融資を受けること。▽cashing **キャッチ** ●《名・他サ》捕らえること。つかむこと。「情報を―する」 ●《名・他サ》〔ボールなどを〕受けること。 ●《名・他サ》ボート・水泳で、オールや腕がうまく水をかくこと。〔俗〕キャッチャー。▽catch **キャッチ‐アップ** 《名・自サ》追いつくこと。特に、近代化をめざして発展途上国が先進国に追いつこうと努力すること。▽catch-up **キャッチ‐セールス** 街頭で通行人を呼び止め、ことば巧みに商品やサービスを売りつける販売方法。▽catch と sales からの和製語。 **キャッチ‐フレーズ** 簡単な表現で、人の注意をひく宣伝文句。うたい文句。▽catch phrase **キャッチ‐ボール** 野球のボールを投げ合うこと。▽catch と ball からの和製語。 **キャッチ‐ホン** 通話中に他の人から電話がかかっても、今までの通話を一時保留にし、あとからかけてきた人と通話ができる電話サービス。[参考]商標名。▽catch と phone からの和製語。 **キャッチャー** ■《造語》「とらえる物・人」の意を表す。「アイ―」 ■《名》野球で、捕手。キャッチ。▽catcher **キャッチャー‐ボート** 母船式船団で、母船からの指示で実際に捕鯨を行う船。▽catcher と boat からの和製語。 > キャッツ・アイ ●猫目石。 ●道路にうめられている、夜間の交通標示。車のライトを反射して光る。▽cat's-eye > キャップ チームやグループの指導者・主任。特に、新聞社の取材班の指揮をする人。▽captain から **キャップ** ●ふちなし、または前面だけにつばのある帽子。{類語}ハット。 ●鉛筆・万年筆などの帽子状のさやや、びんなどのふた。▽cap > ギャップ 考え方・感情などのへだたり。意見の食い違い。「親子の考えのーをうめる」▽gap(=割れ目・みぞ) <360> > キャディー ゴルフで、競技者について回り、クラブを運んだりアドバイスをしたりする人。▽caddie > キャパシティー ●容量。収容能力。「劇場の―」 ●能力。才能。▽capacity > ギャバジン 綾織りの服地の一つ。縦糸に諸撚り{もろより}の梳毛糸{そもうし}、横糸に綿糸または梳毛糸を使って、綾をくっきり織り出したもの。ギャバ。▽gabardine > キャバレー 舞台やダンスホールを設け、客にダンスをさせたり、ショーを見せたりする酒場。▽cabaret **きゃーはん【脚半・脚絆】** 昔、旅行などに、すねに巻き、ひもで結びつけた細長い布。はばき。{類語}ゲートル。 > キャビア チョウザメの卵を塩づけにした食品。黒みがかっている。▽caviar > キャピタル ●アルファベットの大文字。頭文字。 ●首都。 ●資本。▽capital **キャピタル‐ゲイン** 土地・株式など、資産の値上がりによる利益。資本利得。{対}キャピタルロス。▽capital gain **キャピタル‐ロス** 土地・株式など、資産の値下がりによる損失。資本損失。{対}キャピタルゲイン▽capital loss > キャビネ 写真判で、縦一六・五センチ、横一二センチの大きさ。キャビネ判。カビネ。▽cabinet **キャビネット** ●飾り棚。また、書類などを整理・収納する戸棚。 ●テレビ・ラジオの受信機の外箱。 ●内閣。「シャドーー(=野党がつくる陰の内閣)」▽cabinet **キャビン** ●客船や旅客機の客室。▷cabin **キャビン‐アテンダント** 旅客機の客室乗務員の総称。▽cabin attendant **キャベツ** アブラナ科の一年草または越年草。葉は秋に球状に巻く。食用。たまな。かんらん。▽cabbage **ギヤマン** ガラス。また、ガラス製の容器。〔古風なことば〕[参考]原語は、「ダイヤモンド」。それでガラスを切って細工したものを「ギヤマン細工」といったことから。▽diamante/diamant **きーやみ【気病み】** 心配がもとで起こる病気。 **キャミソール** 女性の洋装用の下着。胸の部分から腰までをおおい、肩からひもでつる。▽camisole **キャメル** ●ラクダの毛を使った毛糸・織物。 ●ラクダ色。淡褐色。▽camel(=ラクダ) **きゃら【伽羅】** ●「沈香{じんこう}」の別称。 ●沈香から取った香料のうち、特に良質のもの。 ●「伽羅木{きゃらぼく}」の略。 **きゃら‐ぶき【―、蕗】** フキの葉柄{ようへい}をしょうゆでいったんにたりして作る、きゃら色(=黒に近い茶色)の食べ物。 **キャラ** 〔俗〕「キャラクター」の略。 > ギャラ (「ギャランティー」の略)前もって決めた出演料。契約金。「―が高い」 **キャラクター** ●性格。人格。また、その人独特の持ち味。 ●〔小説や劇・漫画などの〕登場人物。また、その役柄。=キャラ。▷character **キャラクター‐しょうひん【―商品】** 漫画の主人公や動物の絵などを、デザインの一部または全部に取り込んだ商品。 **キャラコ** 白の無地で薄手の平織り綿布。ふとんカバー・たびなどに使われる。キャリコ。▽calico **キャラバン** ●砂漠などを、ラクダに荷を積み、隊を組んで行く商人の一団。隊商。 ●奥地・高山などを隊を組んで行く登山者・調査員などの一団。 ●販売・宣伝などを目的に、一団を組織して行う広範囲の旅行。「全国―の旅」▽caravan > キャプション ●〔雑誌・書籍などで〕写真につけた説明。ネーム。 ●映画・テレビの字幕。▽caption **キャプテン** ●運動チームの主将。 ●船長。また、機長。▽captain > キャブレター 内燃機関で、ガソリンと空気をほどよく混合して爆発性のガスを作る装置。気化器。キャブレーター。キャブ。▷carburetor **ぎゃふん** 《副》《多く「ーと」の形で》完全に降参するようす。やりこめられて一言もないようす。「―と言わせる」 **き・やり【木遣り】** ●大きな岩・材木などを大ぜいで音頭をとりながら引いて運ぶこと。 ●「木遣り歌」の略。木遣り①のときに、力を合わせるために歌った歌。地突きや祭礼の行列などにも歌われる。 **キャリア** ●実地の経験。経歴。特に、経験年数や職歴。「―不足」 ●国家公務員試験Ⅰ種合格者で、本省の幹部要員として採用された公務員の俗称。「―官僚」 ●通信サービスの事業者。特に、携帯電話の事業者。{対}ノンキャリア。▽career **キャリア‐アップ** 《名・自サ》資格の取得などによって高い地位を目指すこと。経歴を高めること。「子育てとの―両立を実現する」▽career と up からの和製-ウーマン **キャリア‐ウーマン** 専門職を持った経験豊かな女性。▽career woman **キャリア‐ぐみ【―組】** キャリア②の人々。 **キャリア** ●運搬する器具。また、自転車などの荷台。 ●保菌者。「エイズウイルスのー」▷carrier > キャリー・オーバー 《名・自サ》繰り越し。特に経費などの繰り越し。次期繰り越し。▷carry-over **ギャル** 〔俗〕女の子。特に、若くて活発な女性。▽gal **ギャルソン** 〔ホテル・レストランなどの〕男性の給仕。ボーイ。ガルソン。▽garçon **ギャロップ** ●馬の最も速い走り方。一歩ごと四足とも地上からはなして走る。駆け足。駆歩。▽gallop ●四分の二拍子の軽快な舞踏曲。また、その舞踏。▽galop **キャロル** クリスマス・復活祭などの祝歌。カロル。「クリスマス―」▽carol **きゃん【俠】** 《名・形動》男性のようにきびきびした(若い)女性。また、女性の勇み肌。おきゃん。 > ギャング 強盗・殺人などを行う凶悪犯罪者。また、その集団。▽gang(=群れ。一味) > キャンセル 《名・他サ》予約・契約を取り消すこと。解約。▽cancel **キャンデー** ●砂糖・水飴{みずあめ}で作った菓子。 ●「アイスキャンデー」の略。=キャンディー。▽candy **キャンドル** ろうそく。▽candle **キャンドル‐サービス** ●キリスト教会で、クリスマスイブなどにろうそくを手にして行う礼拝。 ●結婚披露宴で、新郎新婦が参会者のテーブル上のろうそくに火をつけて回ること。▽candle-light serviceから。 <361> > キャンバス カンバス。▽canvas **キャンパス** 〔大学の〕構内。校庭。▽campus **キャンピング** 「キャンプ」に同じ。▽camping **キャンピング‐カー** キャンプ用の設備を一式備えた自動車。▽camping car からの和製語。 **キャンプ** ●《名・自サ》山や野原で、テントを張って宿泊すること。野営。キャンピング。 ●兵営。「米軍―」 ●捕虜などの収容所。 ●登山隊などの宿営地や基地。「ベース―」 ●プロ野球・ボクシングなどの合宿練習。「―イン」▽camp **キャンプ‐ファイヤー** 野営地で、夜、皆が集まって燃やすたき火。また、そのたき火を囲むつどい。キャンプファイア。▽campfire > ギャンブラー 賭博師{とばくし}。▽gambler > ギャンブル ばくち。かけ事。▽gamble > キャンペーン 宣伝や啓蒙のための、組織的な運動。「―を張る」「一大一」▽campaign **き・ゆう【杞憂】** 心配する必要のないことを心配すること。とりこし苦労。「その心配は―に終わった」[故事]中国の杞{き}の国の人が、天が落ちてこないかと心配したということから。〈列子・天瑞篇〉 **ぎ・ゆう【義勇】** 〔文〕正義のためにふるい起こす勇気。 **ぎゆう‐ぐん【―軍】** 国家や正義のために戦いに参加することを自ら志願した人々で組織した軍隊。 > キュー ●玉突き(ビリヤード)で、玉をつく棒。 ●ラジオやテレビなどで、演出者が出す開始の・手振り(合図)。「―を出す」▽cue **ぎゅう【牛】** ●ウシ。〔食肉や皮革製品にしたものについていう〕「―肉」「―革」 ●牛肉。「―丼」 **きゅう・あい【求愛】** 《名・自サ》愛を求めること。「鳥のーの行動」 **きゅう・あく【旧悪】** 以前におかした悪事。「―を暴露する」 > キュー・アンド・エー【Q&A】 問答集(Q&A)。 **きゅう・い【球威】** 野球で、投手の投げる球の勢い。 **きゅう・いん【吸引】** 《名・他サ》●すいこむこと。また、すいつけること。「―力」 ●人をひきつけること。「人を―する魅力」 **きゅういん【吸飲】** 《名・他サ》すってのむこと。 **ぎゅういん・ばしょく【牛飲馬食】** 《名・自サ》(「牛のように飲み、馬のように食べる」意から)一度にたくさん飲み食いすること。鯨飲馬食{げいいんばしょく}。{類語}暴飲暴食。 **きゅう《副》** 《多く「――と」の形で》●強くこすったり、ねじったりしたときに出る音の形容。 ●強く押しつけたりしめつけたりするようす。また、そのような気持ちになるようす。きゅっと。「胸がーとなる」 ●冷や酒などを一息に飲むようす。きゅっと。「酒を―と飲みほす」 **きゅう・か【休暇】** 会社や学校などの休み。「夏期―」 **きゅう・か【急火】** 〔文〕●突然の火災。 ●「近火{きんか}」に同じ。 **きゅう・か【旧家】** ●古くからの由緒ある家柄。「―の出で」{類語}名門。 ●〔文〕もと住んでいた家。 **きゅう・カーブ【急カーブ】** 曲がりぐあいが急なこと。また、その曲線。「―をえがく」「車がーを切る」 **きゅう・かい【休会】** 《名・自他サ》●会議を休むこと。特に、国会・地方議会などが一定期間議事を休むこと。 ●取引所で、売買取引を行わないこと。 **きゅう・かい【球界】** 野球に関係する人の社会。野球関係者のなかま。「―のホープ」「高校―」 **きゅう・かい【旧懐】** 〔文〕昔のことをなつかしむこと。また、その気持ち。懐旧。「―の情」。 **きゅう・かく【嗅覚】** においに対する感覚。臭覚{しゅうかく}。[注意]「しゅうかく」は誤読。 **きゅうがく【休学】** 《名・自サ》〔病気などのため〕生徒・学生が長期間学校を休むこと。 **きゅう・かくど【急角度】** 斜面と平坦{へいたん}な面とのなす角度や、方向を変えるときの角度などが、非常に大きいこと。「―の坂」「―に右へ曲がる」 **きゅう【給】** 《接尾》「給料」の意。「時間―」「能率―」 **きゅう【宮】** 《接尾》●「宮殿」の意。「水晶―」 ●天球の区分名につける語。「白羊―」[参考]十二宮。 **きゅう【急】** ■《名》●急ぐこと。いそがしいこと。「事は―を要する」 ●物事がさしせまっていて、危険な状態。また、突然起こった変事。「―を知らせる」[句]「風雲―を告げる」 ●雅楽・能楽で、序・破・急の最後の段。{対}序・破。 ■《形動》●〔物事の起こり方・進み方・変わり方などが〕速いようす。また、急ぐようす。「―な流れ」「―な用事で出かける」 ●前ぶれがなく突然起こるようす。「―に泣きだす」 ●傾きなどが大きいようす。「―な坂道」 **きゅう【灸】** 漢方で、熱による刺激療法。灸点{きゅうてん}にもぐさを置き、火をつけて病気を治す。やいと。 **きゅう‐を据・える** 《句》●灸で治療する。 ●戒めに注意をあたえたり処罰したりする。 **きゅう【球】** ■《名》●丸い形をした物。たま。 ●〔数〕一定点からの距離が一定である点の軌跡によってできる立体。 ■《助数》〔野球などで〕たまを投げた回数を表す。「三―三振」 **きゅう【笈】** 〔文〕〔本などを入れて〕背に負う箱。 **きゅう‐を負・う** 《句》勉学のため遠く故郷をはなれる。 **きゅう【級】** ●物事を程度によって分けるときの一定の区切り・等級。階級。「そろばんのーが上がる」 ●学校で、入学年度によって分けたグループ。学年。「上のーに編入される」 ●同じ学年を人数で分けたグループ。組。 **きゅう【旧】** ■《名》●古いこと。昔から続いている事柄。「―を捨てる」 ●過去の状態。もとの様子。「―に復す」 ●「旧暦」の略。「―の正月」{対}①~③新。 ■《接頭》「古い」「昔の」「旧暦」などの意。「―体制」 **ぎゅう・えき【牛疫】** ウイルスによる、ウシ・ブタ・ヒツジの急性感染症。発熱し、死亡率が高い。 **きゅう・えん【休演】** 《名・自サ》興行や出演を休むこと。「病気のため―する」 **きゅう・えん【救援】** 《名・他サ》力を貸して救い助けること。「―物資」{類語}救助。 **きゅう・えん【求縁】** 《名・自サ》〔文〕結婚の相手を求めること。「―の情」{類語}求婚。 **きゅう・えん【球宴】** プロ野球で、選ばれたスター選手が集まって、公式戦とは別に行う試合。オールスターゲーム。「夢のー」 **きゅう・えん【旧怨】** 〔文〕昔のうらみ。「ーを晴らす」 **きゅう・えん【旧縁】** 昔からの縁故や知り合い。 **きゅう・おん【吸音】** 《名・自サ》〔壁・天井材などが〕音を吸いこんで、反射させないこと。「―材」 **きゅう・おん【球音】** 野球で、バットでボールを打ったときの音。 **きゅう・おん【旧恩】** 〔文〕昔うけた恩。「ーに報いる」 <362> **きゅうかざん【休火山】** 過去に噴火した記録があるが、現在は噴火活動をしていない火山。[参考]現在は合理的でないとして、使われていないことば。活火山。 **きゅう・かつ【久、闊】** 〔文〕長い間、会ったり便りをしたりしないでいること。「―をわびる」{類語}無沙汰{ぶさた}。 **きゅうかつ‐を叙・する** 《句》久しぶりの挨拶をする。 **きゅうかな‐づかい【旧〈仮名〉遣い】** 「歴史的かなづかい」に同じ。{対}新仮名遣い。 **きゅう‐かぶ【旧株】** 株式会社の増資による新しい株式に対し、もとからの株式。親株。{対}新株。 **きゅうかん【休刊】** 《名・自サ》〔新聞・雑誌などの〕定期的な発行を一時休むこと。「―日」{類語}廃刊。 **きゅうかん【休閑】** 〔地力を養うため〕作物を栽培せず耕地を休ませること。「―地」 **きゅう・かん【休館】** 《名・自サ》映画館・美術館・図書館などが業務を休むこと。「月曜日―」「年末年始―」 **きゅう・かん【急患】** すぐに手当てを要する患者。急病人。「―診療所」 **きゅう・かん【旧慣】** 〔文〕昔からのならわし。 **きゅう・かん【旧観】** 〔文〕もとの姿。昔のありさま。 **きゅう・かん【旧館】** 古いほうの建物。{対}新館。 **きゅうかん・ちょう【九官鳥】** ムクドリ科の鳥。全身が黒く、人のことばをよくまねる。 **きゅうきゅうし【救急救命士】** 救急車の中で、医師の指示で高度な救命治療行為を行う資格をもつ救急隊員。 **きゅうきゅう‐しゃ【―車】** 急ぎの手当てを必要とする、病人やけが人を病院へ運ぶ自動車。[参考]消防署に用意されている。 **きゅうきゅう‐ばこ【―箱】** 救急時に必要な薬・包帯などを入れておく箱。 **きゅうきゅう‐びょういん【―病院】** 急病人や事故のけが人などを手当てするように指定されている病院。 **きゅう・きゅう** 《副》(「―と」の形も)●物がこすれたりきしんだりして鳴る音の形容。「歩くと靴が―鳴る」 ●いっぱいにつめたり、強くしめつけたりするようす。「箱に―つめる」 ●経済的な余裕がなく、苦しむようす。「―言って暮らす」 ●ひどい目にあって苦しむようす。「練習で毎日―言っている」 **きゅうきゅう【汲汲】** 《形動》〔文〕心にゆとりをもたず一つの事に努めるようす。「金策に―とする」「地位を守るのにーとする」 **ぎゅうぎゅう** 《副》《「ーと」の形も)●物がこすれたりきしんだりして鳴る音の形容。 ●強くおしつけたり、しめつけたり、つめこんだりするようす。「―につめこんだ電車」 ●強く責めて降参させるようす。「―の目にあわせる」 **きゅうぎゅう・の・いちもう【九牛の一毛】** 《句》(「多くの牛のなかの一本の毛」の意から)たくさんの中のごく少ない部分。また、非常に少なくて、問題にならないことのたとえ。〈司馬遷・報任少卿書〉 **きゅう・きょ【旧居】** 以前の住まい。旧宅。{対}新居。 **きゅう・きょ【急遽】** 《副》突然物事を行うようす。また、急いで行動するようす。「―帰国する」 **きゅう・き【吸気】** ●すいこむ息。{対}呼気。 ●〔内燃機関などで〕混合ガスをシリンダー内にすい入れること。また、そのすい入れる気体。{対}排気。 **きゅう・き【旧記】** 〔文〕古い記録。{類語}古文書。 **きゅう・ぎ【球戯】** ●球・ボールを使ってする遊び。 ●「玉突き」に同じ。 **きゅう・ぎ【球技】** ボールを使ってする競技の総称。野球・テニス・バスケットボール・サッカーなど。 **きゅう・きゅう【救急】** 急に起こった災難を助けること。特に、急な病気・負傷などの手当てをすること。「―車」「―隊」[注意]「急救」は誤り。 **きゅうきゅう‐いりょう【―医療】** 急に病気になったり負傷したりした人に対して行う医療。 **きゅうきん【球菌】** 丸い形をした細菌。化膿{かのう}菌・肺炎菌など。{類語}桿菌{かんきん}。 **きゅうきん【給金】** 雇い人に給料として支払われる金銭。〔古風な言い方〕{類語}給与。俸給。 **きゅうきん‐ずもう【―〈相撲〉】** 大相撲で、力士が本場所で勝ちこして昇給を決める一番。八勝目の取組。 **きゅうきん‐なおし【―直し】** 大相撲の本場所で、力士が勝ちこして昇給すること。 **きゅう・くつ【窮屈】** 《形動》●せまいようす。「―な車から出る」 ●雰囲気・考え方などが、かたくるしく気づまりなようす。「―な職場」 ●金銭・物資などが不足して、余裕のないようす。「―な暮らし」 **きゅう‐くん【旧訓】** ●昔の教え。 ●漢文・漢字などにつけられた古い読み方。 **きゅう・けい【休憩】** 《名・自サ》仕事や運動などを一時やめて、心身を休めること。「―所」{類語}休息。 **きゅう・けい【宮刑】** 昔の中国の刑罰の一つ。男子は睾丸{こうがん}をぬき取り、女子は監房に幽閉した。腐刑。 **きゅう・けい【弓形】** ●弓のように曲がった形。ゆみがた。 ●弦とその上に張る弧とでつくられる図形。 **きゅう・けい【求刑】** 《名・他サ》〔法〕被告人への刑罰を、検察官が裁判官に請求すること。「死刑を―する」 **きゅう・けい【球形】** 球のような丸い形。球状。 **きゅう・けい【球茎】** 養分をたくわえて球になった地下茎。サトイモ・コンニャクイモなど。 **きゅう・げき【旧劇】** 「歌舞伎」の別称。[参考]「新派劇」「新劇」に対する語。 **きゅうげき【急激・急劇】** 《形動》〔物事の変化・動作などが〕突然で激しいようす。「世界がーに変化する」 **きゅうけつ【吸血】** 《名・自サ》(人の)生き血を吸うこと。「―動物」 **きゅうけつ‐き【―鬼】** (vampire)人の生き血を吸うという魔物。バンパイア。また、搾取して人を無慈悲に苦しめる人間のたとえ。 **きゅうけつ【灸穴】** 「灸点{きゅうてん}」に同じ。 **きゅうけつ【給血】** 《名・自サ》輸血するための血液を提供すること。供血。{類語}献血。 **きゅうげん【急減】** 《名・自他サ》急にへること。また、急にへらすこと。「生徒数がーする」{対}急増。 <363> **きゅうげん【給源・給原】** ある物・物事を供給するみなもと。供給源。「労働力のー」 **きゅう・こ【旧故】** 〔文〕昔からのなじみ。古い友人。 **きゅう‐ご【救護】** 《名・他サ》病人・負傷者などを助けて保護すること。「―班」{類語}救助。 **ぎゅう‐ご【牛後】** 〔文〕牛のしり。 **ぎゅうご‐となるなかれ鶏口となるを寧ろとせよ** **きゅう・こう【休校】** 《名・自サ》学校の授業を行わないで休みにすること。「台風のため―になる」 **きゅう・こう【休耕】** 《名・自サ》しばらくの間、農作物を作らないこと。「生産調整による―田」 **きゅう・こう【休航】** 《名・自サ》船や飛行機の定期便が運航を休むこと。欠航。 **きゅう・こう【休講】** 《名・自サ》教師が講義を休むこと。 **きゅう・こう【急行】** ●《名・自サ》急いで行くこと。「事故現場に―する」 ●「急行列車」「急行電車」の略。主な駅だけに止まって間の駅を通過して行く列車・電車。{対}鈍行。緩行。 **きゅう・こう【救荒】** 《名・他サ》〔文〕飢饉{ききん}から人々を救うこと。「―作物」 **きゅう・こう【躬行】** 《名・自サ》〔文〕〔口で言うばかりでなく〕自分で実際に行うこと。 **きゅう・こう【旧交】** 古くからのつきあい。昔からの交際。また、古いつきあい。「―をあたためる」 **きゅう・こう【旧稿】** 以前に書いた原稿。 **きゅう・ごう【糾合・鳩合】** 《名・他サ》〔文〕あちこちから寄せ集めて、一つにまとめること。「同志を―する」 **きゅう・こうか【急降下】** 《名・自サ》航空機を、地面に対して四五度以上の角度で降下させること。 **きゅう・こうぐん【急行軍】** 早く目的地に着くために、歩調を速め休憩を減らして進む行軍。 **きゅう・こく【急告】** 《名・他サ》急いでつげ知らせること。急ぎの知らせ。{類語}急報。 **きゅう・こく【救国】** 〔文〕国を危難から救うこと。 **きゅう・ごしらえ【急、拵え】** に間に合わせに急いでつくる・こと(もの)。急造。「―の舞台」 **きゅう・こん【求婚】** 《名・自サ》結婚を申しこむこと。プロポーズ。{類語}求縁。 **きゅう・こん【球根】** 地中で、根・茎などが養分をたくわえて球形に近い形になったもの。「―の水栽培」 **きゅう・さい【休載】** 《名・自サ》〔新聞・雑誌などで〕連載物の掲載を休むこと。 **きゅう・さい【救済】** 《名・他サ》困っている人を救い助けること。「被災者を―する」{類語}救援。 **きゅう・さい【旧債】** 以前の負債。昔の借金。 **きゅう・さく【窮策】** 〔文〕困りぬいて、苦しまぎれに考え出した方法・手段。窮余の策。 **きゅう・さく【旧作】** 以前に作った作品。 **きゅうさん【急『霰】** (「きゅうせん」の慣用読み)〔文〕急に降ってくるあられ(の音)。「―のごとき拍手」 **きゅう・し【九死】** 〔文〕死以外の結果が考えられないほど危険な状態。 **きゅうし‐に一生を・得ぅる** 《句》ほとんど死にそうな状態になりながら、やっとのことで助かる。九死に一生を得る。 **きゅう・し【九紫】** 陰陽道{おんみょうどう}の九星の一つ。方位は南、火星にあたる。 **きゅう・し【休止】** 《名・自他サ》運動・活動などがとまること。また、運動・活動などをやめること。「運転を―する」{類語}中止。 **きゅうし‐ふ【―符】** きゅうふ(休符)。[句]「―を打つ(=一段落をつける)」 **きゅう・し【急使】** 急ぎの使者。「―を出す」 **きゅう・し【急死】** 《名・自サ》急に死ぬこと。「旅先で―した」{類語}急逝。頓死。 **きゅう・し【球史】** 野球界の歴史。「―を飾る記録」 **きゅう・し【窮死】** 《名・自サ》〔文〕生活がゆきづまって、貧苦のうちに死ぬこと。 **きゅう・し【臼歯】** 〔医〕口の奥の方にあって、先が臼{うす}のような形の歯。きゅうし。{類語}奥歯。 **きゅう・し【旧址・旧、趾】** 〔文〕昔、有名な建物・事件などがあったあと。{類語}旧跡。古跡。 **きゅう・し【旧師】** 〔文〕以前に教えを受けた先生。 **きゅう・じ【灸治】** 《名・他サ》灸により治療すること。 **きゅうじ【球児】** 〔中学生・高校生など〕年少の野球選手。「高校―」 **きゅう‐じ【給仕】** ●もと、会社・役所・学校などで、雑用をした役(の人)。 ●《名・自サ》飲食の席で、飲食の世話をする・こと(職業の人)。 **きゅう‐じ【給餌】** 《名・自サ》動物に餌{えさ}を与えること。 **きゅう‐じ【旧事】** 〔文〕昔の事柄。古い事柄。くじ。 **きゅう・じ【旧時】** 〔文〕ある事のあった昔。以前。「―を回想する」{類語}往時。 **ぎゅう・し【牛脂】** 牛からとった脂肪。ヘット。 **ぎゅう‐じ【牛耳】** 牛の耳。 **ぎゅうじ‐を執と・る** 《句》ある団体・党派などの中で勢力をもち、中心となって支配する。牛耳る。[故事]古代中国で、諸侯が盟約を結ぶとき、牛の耳をさき、盟主となる者から順に血をすすって誓いをたてたということから。〈春秋左氏伝・定公八年〉 **きゅう・しき【旧式】** ●昔からしきたりになっている方法。古い形式。 ●《名・形動》〔形・構造・考えなどが〕時代おくれで古くさいこと。「―な電車」{対}②新式。 **きゅう・しき【旧識】** 〔文〕昔からの知り合い。昔なじみ。旧知。 **きゅう‐じたい【旧字体】** 一九四九年に当用漢字字体表が告示される前の字体。{対}新字体。 **きゅう・しつ【吸湿】** 《名・自サ》湿気を吸い取ること。 **きゅう・しつ【宮室】** 〔文〕●帝王の住む建物。宮殿。 ●帝王・天皇の一族。皇室。 **きゅうじつ【休日】** 〔規則などで決められた〕勤務・営業・授業などを休む日。{類語}定休日。公休日。 **きゅう・しゃ【厩舎】** ●馬を飼うための建物。うまや。馬小屋。 ●馬主から馬を預かって訓練し、競走馬にしたてる所。 **きゅう・しゃ【柩車】** 〔文〕「霊柩車{れいきゅうしゃ}」に同じ。 **きゅう・しゃ【鳩舎】** ハトを飼う建物。はと小屋。 **ぎゅう・しゃ【牛舎】** 牛を飼う建物。牛小屋。 **ぎゅう・しゃ【牛車】** ●牛が引く荷車。うしぐるま。 ●〔古〕→牛車{ぎっしゃ}。 **きゅう・しゅ【球趣】** 〔文〕野球のおもしろみ。 **きゅう・しゅ【旧主】** 〔文〕以前の主人・君主。旧君。 **きゅう・しゅ【鳩首】** 《名・自サ》(「鳩」は「集める」意。「首を集める」意から)〔文〕人々が集まって、ひそひそと相談すること。「―会談」 <364> **きゅうしゅう【九州】** 九州地方。福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄の八県からなる。 **きゅうしゅう【吸収】** 《名・他サ》外にあるものを内に取りこみ、自分のものにすること。「海外の文化を―する」「大企業に―される」{類語}摂取。 **きゅうしゅう【急襲】** 《名・他サ》不意におそいかかること。「敵の寝込みを―する」{類語}奇襲。 **きゅうしゅう【旧習】** 昔からの習慣。「―を守る」 **きゅうしゅぎょうぎ【鳩首凝議】** 《名・自他サ》〔文〕人々が額をつきあわせてひそひそと相談すること。 **きゅうしゅつ【救出】** 《名・他サ》危険な状態から救い出すこと。「人質を―する」{類語}救助。 **きゅう・じゅつ【弓術】** 弓を射る武術。射術。 **きゅう・じゅつ【救恤】** 《名・他サ》〔文〕〔経済的・物質的に〕困っている人に金品を与えて救うこと。「―金」「―センター」{類語}救援。 **きゅう・しゅん【急峻】** 《名・形動》傾斜が急で険しいようす。また、そういう所。「―な岩山」 **きゅう・しょ【急所】** ●体の中で、そこに打撃を受けると命にかかわる部分。「弾がーをはずれる」 ●物事の最も大事な部分。「―を押さえる」{類語}要点。 **きゅう・じょ【救助】** 《名・他サ》危険な状態にある人を、救い助けること。「人命―」{類語}救援。救出。 **きゅうじょ‐ぶくろ【―袋】** 高層建築が火災になった場合、避難するのに用いる丈夫な布製の筒。中をすべり降りる。火災救助袋。 **きゅう・しょう【求償】** 《名・自サ》●〔文〕賠償または償還を要求すること。 ●[法]他人の負債のために出費した者が、その相手に返還を請求すること。「―権」 **きゅう・しょう【旧称】** もとの名称。{類語}古称。 **きゅう・じょう【休場】** 《名・自サ》●競技場・興行場などが業務を休むこと。 ●出場者・競技者などが、休んで出場しないこと。{類語}②休演。欠場。 **きゅう・じょう【宮城】** 天皇の平常の住まい。[参考]「皇居」の旧称。 **きゅう・じょう【弓状】** 弓のように、半円形に曲がっている形。ゆみなり。弧状。 **きゅう‐じょう【球場】** 野球場。{類語}グラウンド。 **きゅう・じょう【球状】** 球のような丸い形。球形。 **きゅうじょう【窮状】** 〔経済的に〕ひどく困り苦しんでいる状態。「―を訴える」「―を見かねる」 **きゅうじょう【旧情】** 〔文〕昔、親しく交際していたころの友情・情愛。「―をあたためる」 **きゅう・しょうがつ【旧正月】** 旧暦による正月。[参考]新暦より約一か月あとになる。 **きゅう・しょく【休職】** 《名・自サ》勤め人が身分・資格などはそのままで、一定の期間勤務を休むこと。 **きゅう・しょく【求職】** 《名・自サ》〔自分の〕職業を探し求めること。勤め口を求めること。「―先」{対}求人。 **きゅう・しょく【給食】** 《名・自サ》〔学校・会社・工場などで〕生徒・従業員などに食事を出すこと。また、その食事。「学校―」 **ぎゅうじ・る【牛耳る】** 《他五》ある集団などを、自分の思うように支配する。牛耳を執とる。「議会を―・る」[参考]「牛耳」を動詞化した語。 **きゅう・しん【丘、疹】** 皮膚に盛り上がってできる発疹。 **きゅう・しん【休心・休神】** 《名・自サ》〔文〕安心すること。安心。〔多く、手紙文で用いる〕{類語}放念。 **きゅう・しん【休診】** 《名・自サ》病院や医院で医者が診療を休むこと。「本日―」 **きゅう・しん【急伸】** 《名・自サ》急にのびること。特に、株価が急に値上がりすること。 **きゅう・しん【急信】** 〔文〕急ぎの便り。{類語}急報。 **きゅう・しん【急診】** 急いで診療すること。 **きゅう・しん【急進】** 《名・自サ》急いで進むこと。特に、早く理想・目的などを達しようとして激しい行動をとること。「―分子」{対}漸進。 **きゅうしん‐てき【―的】** 《形動》〔保守的なものを改革するなど〕目的の実現のために激しい行動をとるようす。「―な考え方」 **きゅう・しん【求心】** 中心に近づこうとすること。{対}遠心。 **きゅうしん‐りょく【―力】** ●〔理〕円運動をしている物体が中心に向かおうとする力。向心力。{対}遠心力。 ●人々の心をとらえ、物事の中心に引きつけようとする力。「組織の―が弱まる」 **きゅうしん【球審】** 〔野球・ソフトボールなどで〕捕手の後ろにいる審判員。投手の投球の判定や打者に関する裁定などを行う。主審。{類語}塁審。 **きゅうしん【球心】** 〔数〕球の表面から等距離にある点。球の中心。 **きゅうしん【旧臣】** 〔文〕古くから仕えている家来。また、もと家来だった人。昔の臣下。 **きゅうじん【九仞】** 〔文〕(一仞は八尺で、その九倍の意から)高さがきわめて高いこと。 **きゅうじん‐の功を一簣。に欠・く** 《句》(高い山を築くのにも、最後の一簣{いっき}(=もっこ一杯)の土を欠けば山はできないことから)成功を目前にした長い間の苦労も、最後のちょっとしたことで失敗に終わるたとえ。〈書経・旅獒〉 **きゅう・じん【吸塵】** 〔電気掃除機などが〕ごみやほこりを吸いこむこと。「―力」 **きゅう・じん【求人】** やとい入れる働き手を探し求めること。「―広告」{対}求職。 **きゅう‐じん【旧人】** ●〔その社会で〕以前から活躍している人。また、新しさのない人。{対}新人。 ●人類の進化過程で、更新世の化石人類。ネアンデルタール人など。 **きゅう・す【急須】** 煎茶{せんちゃ}などを入れる、取っ手・注ぎ口のある小型の器具。きびしょ。{類語}どびん。 **きゅう:す【休す】** 《自サ変》〔文〕●休む。休息する。 ●終わる。おしまいになる。[句]「万事―・す」 **きゅう・すい【吸水】** 《名・自サ》水分を吸い取ること。 **きゅう・すい【給水】** 《名・自サ》〔不足している〕水を供給すること。「―制限」「―車」 **きゅうすう【級数】** 〔数〕数列を和の記号でつないだもの。[参考]算術級数・幾何級数などがある。 **きゅう・する【窮する】** 《自サ変》●〔物事が〕行きづまる。ひどく困る。「答えに―・する」 ●金銭や物などが、足りなくて苦しむ。「生活に―・する」 **きゅう‐すれば通ず** 《句》行きづまって困りきったときには、かえって活路が開けてくるものだ。 **きゅう・する【給する】** 《他サ変》金銭または物を配り与える。支給する。「学費を―・する」 **きゅう・せい【九星】** 陰陽道{おんみょうどう}で、九曜星たちを <365> 「五行および方位に配して、これを人の生まれた年にあてて吉凶を判断するもの。一白{いっぱく}・二黒{じこく}・三碧{さんぺき}・四緑{しろく}・五黄{ごおう}・六白{ろっぱく}・七赤{しちせき}・八白{はっぱく}・九紫{きゅうし}のこと。 **きゅう・せい【急性】** 急に発病し、病状が急激に進行する病気の性質。「―の盲腸炎」{対}慢性。 **きゅう・せい【急逝】** 《名・自サ》急に死ぬこと。[参考]「急死」より改まった言い方。 **きゅう・せい【救世】** ●乱れた世の人々を救うこと。 ●宗教の力で人々を苦しい現世から救い、幸福に導くこと。[参考]仏教では「くせ」「くぜ」「ぐぜ」などという。 **きゅうせい‐ぐん【―軍】** (Salvation Army)キリスト教プロテスタントの一派。一八六五年、イギリスのブースにより創立されたもの。軍隊的な組織をもち、伝道・社会事業などを行う。 **きゅうせい‐しゅ【―主】** ●人類を救済する人。救い主。[参考]ヘブライ語で「メシア」、ギリシャ語で「キリスト」。 ●キリスト教で、イエス=キリスト。 **きゅう・せい【旧制】** 以前に行われていた制度。古い制度。「―の中学校」{対}新制。 **きゅう・せい【旧姓】** 結婚・養子縁組などで姓が変わる前の姓。もとの姓。「―のままで仕事を続ける」 **きゅう・せかい【旧世界】** アメリカ大陸発見以前からヨーロッパ人に知られていた世界。アジア・アフリカ・ヨーロッパ。旧大陸。{対}新世界。 **きゅう・せき【休戚】** 〔文〕よいことと悪いこと。喜びと悲しみ。「―を共にする」 **きゅう・せき【旧跡・旧、蹟】** 昔、歴史に残るような事件や建物があった所。{類語}古跡。史跡。 **きゅう・せつ【急設】** 《名・他サ》〔施設・家屋・設備などを〕急いで設けること。「宿舎を―する」 **きゅう・せつ【旧説】** 昔から唱えられている説。また、ある説より以前に唱えられていた説。{対}新説。 **きゅうせっき‐じだい【旧石器時代】** 人類が打製の石器や骨・角などで作った道具を使っていた時代。採集・漁猟で生活していた。{対}新石器時代。 **きゅう・せん【休戦】** 《名・自サ》話し合いのうえ、一時戦闘行為を中止すること。「―条約」{類語}停戦。 **きゅう・ぜん【「翕然】** 《形動》〔文〕多くの物事が一つに集まり合うようす。「―として同情が集まる」 **きゅう・せんぼう【急先鋒】** 先頭に立って激しい勢いで物事を行う・こと(人)。「反対派の―になる」 **きゅう・そ【泣訴】** 《名・他サ》〔文〕泣いて訴えること。「生活難をーする」 **きゅう・そ【窮、鼠】** 〔文〕追いつめられて逃げ場もなくなったネズミ。 **きゅうそ‐猫を噛・む** 《句》弱い者でも必死になると強い者をやりこめることがあるたとえ。窮鼠却って猫をかむ。 **きゅう・そう【急送】** 《名・他サ》品物・荷物を、急いで送ること。「救援物資を―する」 **きゅう・ぞう【急増】** 《名・自他サ》急に・ふえる(ふやす)こと。にわかに多く・なる(する)こと。「人口が―する」{類語}激増。{対}急減。 **きゅう・ぞう【急造】** 《名・他サ》間に合わせに急いでつくること。急ごしらえ。 **きゅう・そく【休息】** 《名・自サ》体を楽にして、心身を休めること。「―をとる」{類語}休憩。 **きゅう・そく【球速】** 投げたり打ったりした球の速度。 **きゅう・そく【急速】** 《形動》物事の進み方が、非常に速いようす。すみやかなようす。「―に発達する」 **きゅう・ぞく【九族】** 〔文〕●自分を中心として先祖の高祖父・曽祖父・祖父・父と、子孫の子・孫・曽孫・玄孫の九親族。[参考]親族(図)。 ●血縁の一族。 **きゅう‐そだい【窮措大】** (「措大」は書生の意)〔文〕貧しい学者。貧乏書生。 **きゅう・たい【球体】** 球。また、球のような形の物体。 **きゅう・たい【旧態】** 〔文〕以前からの姿や状態。「―に復する」{類語}旧観。 **きゅう・だい【及第】** 《名・自サ》試験や検査などに合格すること。「―点」{類語}合格。{対}落第。 **きゅうたい・いぜん【旧態依然】** 《形動》〔文〕もとのままで少しも変化や進歩発展がないようす。「―たる生活」[注意]「旧態以前」は誤り。 **きゅう・たいりく【旧大陸】** 「旧世界」に同じ。{対}新大陸。 **きゅう・たく【旧宅】** 前の住まい。旧居。{対}新宅。 **きゅう・たん【急、湍】** 〔文〕流れの速い浅瀬。早瀬。 **きゅう・だん【球団】** プロ野球のチームを作り、その試合を見せることを事業としている団体。 **きゅう・だん【糾弾:糺弾】** 《名・他サ》〔公の立場から〕罪状・不正・責任などを問いただし、とがめること。非難すること。{類語}弾劾。 **きゅう・ち【窮地】** 追いつめられた逃げ場のない苦しい・立場(状態)。「―におちいる」{類語}窮境。破局。 **きゅう・ち【旧知】** 〔気心の知れた〕昔からの知りあい。昔なじみ。「―の間柄」{類語}旧友。旧故。 **きゅうち‐しん【求知心】** 〔文〕知識を求める心。 **きゅう‐ちゃく【吸着】** 《名・自サ》●吸いつくこと。 ●〔理〕物質の表面に他の物質が吸いつけられること。 **きゅう・ちゅう【吸虫】** 扁形動物吸虫綱に属する動物の総称。ほとんどは内部寄生虫で、大きさは〇・一ミリ~二〇センチに。ふつう口の周辺と腹部に、宿主に吸いつく吸盤をもつ。日本住血吸虫・肺吸虫・肝蛭{かんてつ}など。 **きゅう・ちゅう【宮中】** 天皇の住む宮殿のなか。また、そこでの天皇を中心にした社会。禁中。禁裏。九重{ここのえ}。 **きゅう・ちょ【旧著】** 〔その人が〕以前に書いて出版した書物。古い著作。「―を改訂する」{対}近著。 **きゅう‐ちょう【急潮】** 〔文〕流れの速い潮流。 **きゅう・ちょう【窮鳥】** 〔文〕追いつめられて逃げ場を失った鳥。 **きゅうちょう‐懐に入れば猟師も殺さず** 《句》逃げ場を失った人が救いを求めて来れば、どんな場合でも見殺しにすることはできないというたとえ。「窮鳥懐に入れば仁人憫{あわれ}む所〈顔氏家訓・省事〉」から。 **きゅう・ちょう【級長】** もと、学級を代表する役目(の児童・生徒)。[参考]今は、学級委員などという。 **きゅうちょうし【急調子】** 調子や物事の進み方がきわめて速いこと。急調。{類語}急ピッチ。急テンポ。 **きゅう・つい【急追】** 《名・他サ》〔文〕にげるものを休みなく激しい勢いで追うこと。「敵を―する」 **きゅう・つい【窮追】** 《名・他サ》〔文〕●逃げ場のない状態にまで、追いつめること。 ●問いつめること。 **ぎゅう・づめ【ぎゅう詰め】** 〔俗〕ぎゅうぎゅうつめこむこと。ぎゅうぎゅうづめ。「―の電車」 **きゅうてい【休廷】** 《名・自サ》法廷を閉じて裁判の進行を一時休むこと。 **きゅうてい【宮廷】** 皇帝・国王などが住んでいる <366> 所。また、その内部の社会。「―歌人」「―文学」 > キューティクル ●髪の表皮。「―ケア」 ●爪の根元にあるうすい皮。甘皮。▽cuticle **きゅうていたいりょ【九鼎大呂】** 〔文〕貴重な物、重い地位・名声などのたとえ。鼎呂{ていりょ}。[参考]「九鼎」は中国夏{か}の時代に作られた黄金のかなえ、「大呂」は周の時代に作られた大鐘で、ともに宝器。 **きゅう・てき【仇敵】** 〔文〕うらみをもってにくんでいる相手。かたき。「―をたおす」{類語}敵手。 **きゅう・てん【九天】** ●〔文〕天の高い所。 ●〔文〕宮中。九重{ここのえ}。 ●[仏]九個の天体。日天・月天・水星天・金星天・火星天・木星天・土星天・恒星天・宗動天。九天。 **きゅう・てん【急転】** 《名・自サ》急に変わること。「事態がーする」{類語}急変。 **きゅう・てん【「灸点】** ●灸をすえるべき、体の部分。灸穴{きゅうけつ}。 ●灸をすえる箇所に墨でつける、小さな点。 ●《名・自サ》灸をすえること。 **きゅう・でん【休電】** 《名・自サ》電気の供給を一時休むこと。電休。{類語}停電。 **きゅう・でん【宮殿】** ●皇帝・天皇・国王が住む建物。御殿。{尊敬語}大宮。 ●神を祭る社殿。 **きゅう・でん【急電】** 急ぎの電報。至急電報。 **きゅう・でん【給電】** 《名・自サ》電力を供給すること。{類語}送電。配電。 **きゅうてん・ちょっか【急転直下】** 《名・自サ》行きづまっていた物事の状態やようすが、急に変わって解決に向かうこと。「―解決する」 **きゅう・テンポ【急テンポ】** 《名・形動》調子がきわめて速いこと。「―で発達する」{類語}急調子。 **きゅう・と【旧都】** もと、都であった所。{対}新都。 > キュート 《形動》活発でかわいいようす。〔主に若い女性の形容〕「―な女の子」▽cute **きゅう・とう【急騰】** 《名・自サ》物価・相場などが急激に高くなること。「株価が―する」{類語}暴騰。{対}急落。 **きゅう・とう【旧冬】** 〔文〕前年の冬。また、前年の暮れ。昨冬。〔ふつう、新年になってから使う〕「―上京の折は大変お世話になりました」{類語}旧臘{きゅうろう}。 **きゅうとう【旧、套】** 〔文〕昔ながらの古くさい習慣・方法。ありふれた手段・形式。{類語}旧習。 **きゅう・どう【弓道】** 武道の一つ。弓で矢を射る術。弓術。{類語}射術。 **きゅう・どう【求道】** 〔文〕悟りの境地や真理を求めて修行すること。「―心」[参考]ぐどう(求道)。 **きゅう・どう【球道】** ●〔野球で〕投げたボールの進むコース。「野球道」の略。野球の道。〔武道・芸術になぞらえた語〕「―一筋に生きる」 **きゅうどう【旧道】** 〔新しくできた道に対して〕もとからある道。古くからある道。{対}新道。 **ぎゅう‐とう【牛刀】** 牛を解体するための、大きな刀。 **ぎゅうとう‐をもって鶏を割く** 《句》小さなことを処理するのに大がかりな手段を用いるたとえ。鶏をさくにいずくんぞ牛刀を用いん。 **ぎゅう‐とう【牛痘】** 牛がかかる痘瘡{とうそう}。天然痘に対して免疫性ができるので、その痘毒を種痘に用いる。 **きゅうとうぼくしゅ【旧、套墨守】** 昔からの古い方法や形式、習慣などをかたくなに守り続けること。また、そのような古い物事にとらわれて融通がきかないこと。[故事]中国の戦国時代の思想家墨子{ぼくし}が城を守って敵軍を退けたことから。 **ぎゅう‐どん【牛丼】** 牛肉をタマネギ・白たきなどと甘辛くにて、汁ごとどんぶり飯にかけたもの。牛飯。 **ぎゅう・なべ【牛鍋】** ●牛肉を野菜などといっしょにたれでにながら食べる料理。すきやき。 ●牛鍋をするときに用いる鉄の鍋。 **きゅう・なん【急難】** 〔文〕急に起こった災難。また、思いがけない困難な事情。「―を救う」 **きゅう‐なん【救難】** 〔文〕災害・危難などにあった人を救うこと。「―訓練」{類語}救援。救助。救出。 **ぎゅう‐にく【牛肉】** 食用にする牛の肉。ビーフ。 **きゅうにゅう【吸入】** 《名・他サ》●吸い入れること。吸い込むこと。 ●〔病気の治療のため〕噴霧状の薬品や酸素などを口・鼻から吸い入れること。「酸素―」 **ぎゅうにゅう【牛乳】** 牛の乳。ミルク。 **きゅうねん【旧年】** 去年。昨年。〔年始の挨拶などに使う〕「―中はお世話になりました」{対}新年。 **きゅう・は【給湯】** 《名・自サ》ボイラーなどから必要な場所に湯を供給すること。「―設備」 **きゅう・は【急派】** 《名・他サ》急いで派遣すること。「記者を現地にーする」{類語}特派。 **きゅう・は【旧派】** ●古くからの流派・流儀。旧式なやり方。「―に属する歌人」 ●〔新派劇・新劇に対して〕歌舞伎。旧劇。旧派劇。{対}新派。 **きゅう・ば【弓馬】** ●(「弓術と馬術」の意から)武芸一般。武術。 ●戦争。戦い。〔古風な言い方〕「―を交える」 **きゅうば‐の・いえ【―の家】** 《連語》武士の家柄。 **きゅうば‐の・みち【―の道】** ●武芸。武道。 ●武士の心得。武士道。 **きゅう・ば【急場】** さしせまって、すぐに解決を必要とする場合。「―の役に立つ」{類語}難局。危急。 **きゅうば‐しのぎ【―、凌ぎ】** 事がさしせまっているとき、一時の間に合わせでその場を切りぬけること。「―の対策」 **ぎゅう‐ば【牛馬】** 牛と馬。[参考]「―のごとく」「―のように」の形で、人をこき使うことの形容に使う。 **きゅう・はい【九拝】** ●《名・自サ》何度もおじぎをして、深い尊敬や感謝の気持ちを表すこと。「三拝―する」 ●〔文〕手紙の終わりに書いて、敬意を表す語。 **きゅう・はい【朽廃】** 《名・自サ》〔文〕建造物などがくさって、役に立たなくなること。 **きゅう・はく【急迫】** 《名・自サ》すぐに打開策を必要とするほど、物事がさしせまった状態になること。せっぱつまること。切迫。「―した事態」{類語}緊迫。 **きゅう・はく【窮迫】** 《名・自サ》生活がせっぱつまり苦しくなること。「財政の―」「暮らしがーする」{類語}困窮。窮乏。 **きゅう・ばく【旧幕】** 旧幕府。〔明治維新後に江戸幕府をさした語〕 **きゅう・はん【急坂】** 傾斜の急な坂。「―を登る」 **きゅう・はん【旧版】** 改訂・増補などを行う前の版・書籍。「―のまちがいを直す」{対}新版。 **きゅう・はん【旧藩】** 江戸幕府時代の藩。〔明治維新後の言い方〕 **きゅう・ばん【吸盤】** ●動物が他の物に吸いつくための器官。タコ・イカなどの足にある。 ●吸盤の形に似せてゴムなどで作ったもの。 **きゅう・ひ【厩肥】** 家畜の糞尿{ふんにょう}にと敷きわらを積んでくさらせた肥料。うまやごえ。 **きゅう・ひ【給費】** 《名・自サ》〔公の機関や団体・学校が〕 <367> 勉学などに必要な費用を個人に支給すること。また、その費用。「―を受ける」「―生」 **きゅう・び【鳩尾】** 〔文〕「みぞおち」のこと。 **ぎゅう・ひ【『求肥】** 和菓子の一つ。白玉粉{しらたまこ}を蒸し、白砂糖・水あめを加えてにながらよく練り、うすい餅のようにしたもの。[注意]もと、「牛皮」とも書いた。 **ぎゅう・ひ【牛皮】** 牛の皮。 > キューピー 頭髪をとがらせた目の大きい、キューピッドをかたどった裸の人形。▽kewpie > キュービスム 二〇世紀初めにフランスにおこった絵画運動。対象をいろいろな角度からとらえて、それを同一画面にえがこうとするもの。立体派。立体主義。キュービズム。▽cubisme **きゅう・ひつ【休筆】** 《名・自サ》執筆活動を休止すること。「―宣言をする」 **きゅう・ピッチ【急ピッチ】** 《名・形動》進行の状態や調子が速いこと。「開発がーで進む」{類語}急調子。 > キューピッド ローマ神話の愛の神。裸で背に小さな翼がはえ、弓矢をもつ男の子の姿で表される。その矢が胸に当たった者は恋に落ちるという。クピド。▽Cupid **きゅう・びょう【急病】** 突然起こった病気。 **きゅう・ひん【救貧】** 〔文〕貧困者を救うこと。 **きゅう・びん【急便】** 至急の通信・運送。至急便。 **きゅう・ふ【休符】** 楽譜の中で音のない所を示す記号。音の一時的休止を示す記号。休止符。 **きゅう・ふ【給付】** 《名・他サ》〔団体・公の機関などが〕金品を支給し与えること。「現金―」{類語}交付。 > キューブ 立方体。▽cube **きゅう・ふう【旧風】** 〔文〕古くからの風習。 **きゅう・ぶつ【旧物】** 〔文〕古くさいもの。古くからあるもの。「―を破壊する」{類語}古物。 **きゅうぶん【旧聞】** 以前に聞いてしまった話。古い話。[句]「―に属する(=耳新しくない)」 **きゅう・へい【旧弊】** 《名》古いしきたりから生じる弊害。古くからの悪い習慣。「―を改める」 ■《形動》古くさい習慣や考え方にとらわれて、融通がきかないようす。「―な人」{類語}因循。 **きゅう・へん【急変】** ●《名・自サ》物事の情勢・状態などが、急に(悪く)変わること。「容態がーする」{類語}急転。激変。 ●急に起こった変事。「―に備える」 **きゅう・ぼ【急募】** 《名・他サ》〔文〕急いで人を募集すること。「アルバイト―」 **ぎゅう・ほ【牛歩】** おそい牛の歩みのように、物事がのろのろとしか進まないこと。 **ぎゅうほ‐せんじゅつ【―戦術】** 議会などで、反対派が審議を引き延ばすため、投票の際などにのろのろと行動すること。 **きゅう・ほう【急報】** 《名・他サ》急いで知らせること。また、その知らせ。{類語}急告。急信。速報。 **きゅう・ほう【旧法】** ●〔廃止された〕古い法律・法令。 ●古い方法。「―で対処する」{対}①②新法。 **きゅう・ぼう【窮乏】** 《名・自サ》金銭や物資が不足して苦しむこと。「国の財政が―する」「―生活」{類語}窮迫。 > キューポラ 鋳鉄をとかすための直立円筒形の炉。溶銑炉{ようせんろ}。▽cupola(=円屋根。円屋根の塔) **きゅう・ぼん【旧盆】** 旧暦の盂蘭盆会{うらぼんえ}。 **きゅう・みん【休眠】** 《名・自サ》●動植物が、生活するのに適さない期間中、ほとんど活動をやめてじっとしていること。 ●ある期間活動をやめること。活動休止。「―状態に入る」「―会社」 **きゅう・みん【救民】** 〔文〕生活に困っている人々を助け救うこと。「―活動」 **きゅう・みん【窮民】** 〔文〕貧乏で苦しんでいる人民。 **きゅう・む【急務】** 急いでしなければならない事柄・任務。急を要するつとめ。「目下のーだ」{類語}急用。 **きゅうむ・いん【「厩務員】** 厩舎{きゅうしゃ}で競走馬の世話をする人。 **きゅうめい【救命】** 危険な状態にある人の命を助けること。「―処置を施す」 **きゅうめい‐どうい【―胴衣】** 遭難者がおぼれないように体につけるチョッキ状の浮き袋。ライフジャケット。 **きゅうめい‐ボート** 船舶などに備え付けて、水上で遭難したときに用いる救命用のボート。救命艇。 **きゅう・めい【究明】** 《名・他サ》〔真理・道理などを〕くわしく研究して明らかにすること。「真相を―する」 **きゅう‐めい【糾明:糺明】** 《名・他サ》犯罪・悪事などの不明な点や事情などを、追及して明らかにすること。「責任の所在を―する」{類語}糾問。 **きゅうめい【旧名】** もとの名。以前の名。旧称。 **ぎゅう‐めし【牛飯】** 「牛丼{ぎゅうどん}」に同じ。 **きゅう・めん【球面】** ●球形の物の表面。「―鏡」 ●〔数〕一定点から等距離にある点のつくる面。 **きゅう・もん【宮門】** 宮殿の門。「―の警護」 **きゅうもん【糾問:糺問】** 《名・他サ》〔文〕〔犯罪・悪事などの〕不明の点や事情などを問いただすこと。「犯行の動機を―する」{類語}糾明。 **きゅう・やく【旧約】** ●以前にむすんだ約束。昔の約束。「―に従う」{類語}前約。先約。 ●「旧約聖書」の略。{対}新約。 **きゅうやく‐せいしょ【―聖書】** (The Old Testament)ユダヤ教とキリスト教の聖典。旧約。{対}新約聖書。[注意]「旧訳聖書」は誤り。 **きゅう・やく【旧訳】** 以前に行った翻訳。{対}新訳。 **きゅう・ゆ【給油】** 《名・自サ》●機械の摩擦部分に潤滑油をさすこと。 ●航空機・自動車・船舶などに燃料油を補給すること。「―所」「港でーする」 **きゅう・ゆう【級友】** 学校で同じ組の友だち。同級生。クラスメート。{類語}校友。 **きゅう・ゆう【旧友】** 古くからの親しい友だち。 **きゅう・ゆう【旧遊】** 〔文〕〔その地に〕かつて旅行して、訪れたことがあること。「―の地」{類語}曽遊{そうゆう}。 **きゅう‐よ【窮余】** 困りきったあげくの果て。苦しまぎれ。 **きゅうよ‐の「いっさく【―の一策】** 《連語》苦しまぎれに思いついた手段。 **きゅう・よ【給与】** 《名・他サ》●金銭や物品を割りあてて与えること。また、その金銭・物品。「制服を―する」「現物―」{類語}給付。 ●「給料」に同じ。「―所得」 **きゅう‐よう【休養】** 《名・自サ》仕事などを休んで体を休め、体力・気力を養うこと。{類語}静養。保養。 **きゅう‐よう【急用】** 急ぎの用事。「―を思い出す」{類語}急務。 **きゅう‐よう【給養】** 《名・他サ》〔文〕●物を与えて養うこと。 ●軍隊で、衣服・食料などを与えること。 **きゅう・らい【急雷】** 急に鳴り出した雷。 **きゅう・らい【旧来】** 昔からずっと行われていること。 <368> 「レンズを使った道具」の意。「望遠―」「顕微―」 「―に没する」 ●人の考え・感情などが最後に行きつくところ。境地。「無我の―に入る」 **きょう・あく【凶悪】** →きょうあく(凶悪)。 **きょう・あく【恐喝】** →きょうかつ(恐喝)。 **きょう・あげる【興を揚げる】** 座を盛り上げる。 **きょう・ある【興ある】** おもしろみがある。 **きょう・いく【教育】** →きょういく(教育)。 **きょう・いつ【驕逸】** 《名・形動》〔文〕おごりたかぶって、かってきままにふるまうこと。 **きょう・いん【教員】** →きょういん(教員)。 **きょうえい【競泳】** →きょうえい(競泳)。 **きょう・えん【饗宴】** →きょうえん(饗宴)。 **きょう・おん【郷音】** 生まれ故郷なまりのことば。 **きょう‐か【教化】** →きょうか(教化)。 **きょう・かい【境界】** →きょうかい(境界)。 **きょう‐かく【胸郭】** →きょうかく(胸郭)。 **きょう・がく【驚愕】** →きょうがく(驚愕)。 **きょう・がく【教学】** →きょうがく(教学)。 **きょう‐かん【教官】** →きょうかん(教官)。 **きょう‐かん【胸間】** →きょうかん(胸間)。 **きょう‐き【胸気】** 〔医〕胸のつかえ。 **きょう・きん【胸襟】** →きょうきん(胸襟)。 **きょう・ぐう【境遇】** →きょうぐう(境遇)。 **きょう‐くん【教訓】** →きょうくん(教訓)。 **きょう‐げ【狂言】** →きょうげん(狂言)。 **きょう‐けん【教権】** →きょうけん(教権)。 **きょう‐こう【教皇】** →きょうこう(教皇)。 **きょう・こう【胸、腔】** →きょうこう(胸腔)。 **きょう‐こく【強国】** →きょうこく(強国)。 **きょう‐こつ【胸骨】** →きょうこつ(胸骨)。 **きょう・さい【共済】** →きょうさい(共済)。 **きょう‐さく【狭窄】** →きょうさく(狭窄)。 **きょうさつ【絞殺】** 《名・他サ》首をしめて殺すこと。 **きょう‐ざまし【興醒まし】** →きょうざまし(興醒まし)。 **きょう‐し【教師】** →きょうし(教師)。 **きょう‐じ【矜持】** →きょうじ(矜持)。 **きょう‐しき【胸式】** →きょうしき(胸式)。 **きょう‐しつ【教室】** →きょうしつ(教室)。 **きょう‐しゃ【強者】** →きょうしゃ(強者)。 **きょうしゅ【絞首】** 《名・他サ》首をしめて殺すこと。 **きょうしゅ‐だい【―台】** 死刑囚の首をしめて殺すための台。 **きょうしゅ‐けい【―刑】** 死刑の方法の一つ。首をしめて殺す刑罰。 **きょう・しゅう【教習】** →きょうしゅう(教習)。 **きょう・しゅう【郷愁】** →きょうしゅう(郷愁)。 **きょう‐じゅ【享受】** →きょうじゅ(享受)。 **きょう‐じゅ【教授】** →きょうじゅ(教授)。 **きょう‐しょう【協商】** →きょうしょう(協商)。 **きょう‐じょう【教条】** →きょうじょう(教条)。 **きょう‐しょく【教職】** →きょうしょく(教職)。 **きょう‐しん【共振】** →きょうしん(共振)。 **きょう‐じん【狂人】** →きょうじん(狂人)。 **きょう‐すい【胸水】** →きょうすい(胸水)。 **きょう‐せい【強制】** →きょうせい(強制)。 **きょう‐せい【矯正】** →きょうせい(矯正)。 **きょう‐せい【共生】** →きょうせい(共生)。 **きょう‐せき【胸積】** 胸のつかえ。 **きょう‐ぜん【截然】** 《形動》〔文〕はっきりと区別されているようす。 **きょう‐そう【競走】** →きょうそう(競走)。 **きょう‐そん【共存】** →きょうそん(共存)。 **きょう‐だ【強打】** →きょうだ(強打)。 **きょう‐だん【教壇】** →きょうだん(教壇)。 **きょう‐ち【境地】** →きょうち(境地)。 **きょう‐てい【協定】** →きょうてい(協定)。 **きょう‐てき【強敵】** →きょうてき(強敵)。 **きょう‐てん【経典】** →きょうてん(経典)。 **きょう‐とう【教頭】** →きょうとう(教頭)。 **きょう‐どう【共同】** →きょうどう(共同)。 **きょう‐どう【教導】** →きょうどう(教導)。 **きょう‐にん【杏仁】** アンズの種子。漢方薬。 **きょう‐ねん【享年】** →きょうねん(享年)。 **きょう‐はく【強迫】** →きょうはく(強迫)。 **きょう‐はく【脅迫】** →きょうはく(脅迫)。 **きょう‐はん【共犯】** →きょうはん(共犯)。 **きょう‐び【胸、痞】** →きょうひ(胸痞)。 **きょう‐ふ【恐怖】** →きょうふ(恐怖)。 **きょう‐へん【胸編】** 「胸郭」に同じ。 **きょう‐ほう【共謀】** →きょうぼう(共謀)。 **きょう‐まん【驕慢】** →きょうまん(驕慢)。 **きょう‐む【教務】** →きょうむ(教務)。 **きょう‐めい【共鳴】** →きょうめい(共鳴)。 **きょう‐ゆう【共有】** →きょうゆう(共有)。 **きょう‐よう【教養】** →きょうよう(教養)。 **きょう‐らん【狂乱】** →きょうらん(狂乱)。 **きょう‐り【郷里】** →きょうり(郷里)。 **きょう‐りょう【狭量】** →きょうりょう(狭量)。 **きょう‐りょく【強力】** →きょうりょく(強力)。 **きょう‐りょく【協力】** →きょうりょく(協力)。 **きょう‐りゅう【恐竜】** →きょうりゅう(恐竜)。 **きょう‐れつ【強烈】** →きょうれつ(強烈)。 **きょう‐わ【共和】** →きょうわ(共和)。 **ぎょ【御】** 《接頭》〔名詞について、尊敬の意を表す〕「―名」「―前」 **ぎょ‐い【御意】** ●〔文〕目上の人の考え。「―のままに」 ●《感》〔文〕「そのとおりです」と承知するときに言うことば。 **ぎょう【仰】** 《接頭》〔名詞について〕「あおぐ」「おおせ」などの意を表す。「―角」「―臥」「―せ」 **ぎょう【凝】** 《接頭》〔名詞について〕「こりかたまる」意を表す。「―塊」「―視」 **ぎょう【暁】** 《接頭》〔名詞について〕「あかつき」の意を表す。「―闇」「―天」 **ぎょう【餃】** →ギョーザ。 **ぎょう‐い【暁意】** 〔文〕よく事情を知っていること。熟知。「―を得る」 **ぎょう‐か【漁火】** 夜、魚をおびき寄せるために漁船でたく火。いさりび。 **ぎょ‐か【御架】** 天皇の乗り物。 **ぎょ‐か【御下】** 〔文〕帝王の文書の末尾に署名すること。 **ぎょう‐かく【行革】** →ぎょうかく(行革)。 **ぎょ‐が【御画】** 天皇が自分でかいた絵。 **ぎょう‐ぎょうし【仰仰子】** →ぎょうぎょうし(仰仰子)。 **ぎょう‐けい【暁鶏】** 〔文〕夜明けを告げる鶏。 **ぎょう‐けい【行啓】** →ぎょうけい(行啓)。 **ぎょう‐げつ【暁月】** 〔文〕夜明けの空に残っている月。有明の月。 **ぎょう‐こう【暁更】** 〔文〕夜明け方。 **ぎょう‐ごう【業、劫】** 〔仏〕前世の悪業のために現世で受ける苦しみ。 **ぎょう‐せい【暁勢】** 〔文〕夜明けの空のようす。 **ぎょ‐く【玉】** ●美しい石。宝石。「―で飾る」「―のごとき赤子」 ●「王将{おうしょう}」に同じ。 **ぎょく‐はい【玉杯】** 玉で作ったさかずき。 **ぎょく‐ひ【玉、肥】** 玉のように美しい肌。 **ぎょく‐ろう【玉楼】** 玉で飾った美しい高殿。 **ぎょ‐けつ【御決】** 天皇が自分で物事を決めること。 **ぎょ‐けん【御見】** 天皇が見ること。 **ぎょうこ‐てん【凝固点】** →ぎょうこてん(凝固点)。 **ぎょ‐こう【御幸】** →ぎょうこう(行幸)。みゆき。 *きょうさつ【絞殺】** 《名・他サ》首を絞めて殺すこと。 <369> 「レンズを使った道具」の意。「望遠―」「顕微―」 「―の地帯」などの意。「歓楽―」「理想―」 **きょう【京】** ●[文]みやこ。首府。「―へのぼる」 ●京都。「―女」「―の五条」{類語}けい(京)。 **きょう‐の着倒れ大阪の食い倒れ** 《句》京都の人は衣服にぜいたくをして金銭を使い果たし、大阪の人は食べ物にぜいたくをして金銭を使い果たすということ。 **ぎ‐よう【儀容】** 〔文〕礼儀にかなった(いかめしい)ようす・姿。「―をつくろう」{類語}威儀。 **ぎょう【御宇】** 〔文〕御代。治世。「明治天皇の―」 **ぎょう【業】** ■《名》●生活するための仕事。職業。「詩作を―とする」 ●学問・技芸。「―を修める」 ●自分のなすべき仕事。業務。「―にはげむ」 ■《接尾》「生業」「職業」などの意。「飲食―」 **きょう【〈今日〉】** ●今すごしているこの日。こんにち。本日。「―は文化の日です」{類語}当日。 ●今日と同じ日付の日。「去年の―」 **きょう‐あす【―〈明日〉】** ●今日と明日。「展覧会は―です」 ●今日か明日のうち。ほどなく。「―には返事する」 **きょう‐このごろ【―、此の頃】** 近ごろ。昨今。「暖かなーです」 **きょう‐び【―日】** 今日このごろ。近ごろ。現今。 **きょう‐という今日** 《句》「今日」を強調することば。今日こそ。「―は貸した金を返してもらうぞ」 **きょう【凶】** 〔占い・おみくじなどで〕運が悪いこと。縁起が悪いこと。不吉。「占いはーと出た」{対}吉。 **きょう【卿】** ■《名》●昔の官位で、大納言・中納言・参議・三位以上の人。 ●明治時代の太政官制で、各省の長官。[参考]明治一八年「大臣」に改称。 ■《接尾》「ロード」「サー」の爵位をもつ人の名につける敬称。「スミス―」〔代名詞的にも用いる〕「―は明日御帰宅です」 **きょう【境】** ■《名》●くぎられた場所。また、地位・境遇。「無人の―を行く」 ●心の状態。境地。心境。「無我の―」 ■《接尾》「場所」「範囲」「境遇」の意。「人外―」「心境」の意。「恍惚{こうこつ}の―」 **きょう【経】** ●仏陀{ぶっだ}の説いた教えを書きとどめた書。お経。「―をあげる」{類語}仏典。経典。経巻。 **ぎょう【行】** ●文字・物などの縦横の並び。くだり。「―と―との間があきすぎる」 ●仏道の修行。「寒中の―」 ●書体の一つ。行書。{対}楷・草。 **きょう【興】** ●心に感じる楽しみ。おもしろみ。「―をそそる」「―をそえる」「―を殺{そ}ぐ」 ●その場のたわむれ。座興。「花見の―」 ●漢詩の六義{りくぎ}の一つ。ある事物にふれて感じたおもしろみを述べるもの。 **きょう‐に入ぃ・る** 《句》興味を感じて夢中になる。 **きょう‐に乗・じる** 《句》おもしろさに感じて何かをする。興に乗ずる。「―・じて踊りだす」 **きょう‐を醒ま・す** 《句》興味をそぐ。しらけさせる。 **きょう【香】** 「香車{きょうしゃ}」の略。 **きょう【教育】** 《名・他サ》知識・学問・技術・教養などを身につけるため、教え育てること。また、それによって身についたもの。「―を受ける」「社会―」 **きょういく‐いいんかい【―委員会】** 地方公共団体の中に置かれ、その地域内の教育・学術・文化に関する事務を取りあつかう機関。教委。 **きょういく‐かてい【―課程】** 「カリキュラム」に同じ。 **きょういく‐かんじ【―漢字】** 義務教育の期間に、読み書き共にできるように指導すべきものとして選定された漢字の通称。学習指導要領の「学年別漢字配当表」に示された字。学習漢字。 **きょういく‐きほんほう【―基本法】** 日本国憲法に基づいて、日本の教育の基本的なあり方を明示した法律。[参考]一九四七(昭和二二)年施行。 **きょういく‐てき【―的】** 教育する上でのぞましいようす。「―配慮」 **きょう・あい【狭隘】** 《名・形動》〔文〕場所や心にゆとりがなく、せまくるしいこと。「―な心の人」 **きょう・あく【梟悪】** 〔文〕性質が非常に悪く、人の道にそむく・こと(人)。「―の徒」 **きょう・あく【凶悪・兇悪】** 《形動》性質がひどく残忍なようす。「―な犯人」{類語}極悪。 **きょう・あつ【強圧】** 《名・他サ》〔文〕強い力や権力などでおさえつけること。また、その力・権力。「―を加える」{類語}抑圧。弾圧。 **きょうあつ‐てき【―的】** 《形動》無理やり強くおさえつけるようす。「―に支配する」 **きょう・あん【教案】** 授業の教材・目標・方法などの計画を記したもの。指導案。教授案。「―を作成する」 **ぎょう・あん【暁『闇】** 〔文〕夜明け少し前の、ほの明るいやみ。暁闇{ぎょうあん}。「―に出発する」 **きょう・い【強意】** 文章表現で、ある部分の意味を強めること。「―の助詞」 **きょう・い【恐威】** 《名・自サ》[文]おそれて恐れること。 **きょう・い【胸囲】** 胸まわり(の長さ)。{類語}バスト。 **きょう・い【脅威】** 〔威力・実力などで〕危害を加えられるのではないかと感じる恐れ。「軍事的―」{類語}恐怖。 **きょう‐い【驚異】** ふつうでは考えられない(すばらしい)事柄に対する驚き。「自然界の―」[注意]「驚威」は誤り。 **きょうい‐てき【―的】** 《形動》おどろくほどすばらしいようす。「―な記録」 **きょう・いき【境域】** 〔文〕●一定範囲の場所・地域・分野。 ●物と物との境。境界。 **きょういん【教員】** 学校で児童・生徒を教育する人。教師。教諭。[参考]「教職員」は事務職員をふくむ。 **きょう・うん【強運】** 運が強いこと。「―の持ち主」 **ぎょう・うん【暁雲】** 〔文〕夜明けの雲。 **きょう・えい【競映】** 《名・自他サ》同じ題材や、同じ傾向の映画を競争して上映すること。 **きょう・えい【競泳】** 《名・自サ》一定の距離を泳いでその速さを競うこと。また、その競技。「―種目」 **きょう・えい【共栄】** 〔文〕いくつかのものが共に繁栄すること。 **きょう・えい【胸泳】** 「平泳ぎ」に同じ。 **きょうえき【共益】** 共同の利益。 **きょうえき‐ひ【―費】** アパートや団地などで、外灯やごみ処理などの共通の便宜のために各戸で負担する費用。「団地の―」 **きょう・えつ【恐悦・恭悦】** 《名・自サ》〔文〕つつしんで喜ぶこと。〔特に目上の人に対して喜びを述べる挨拶のことば〕「―至極に存じます」 **きょう・えん【競演】** 《名・自他サ》同時期に別々の劇場で、同一または関連する作品を上演して人気を張り合うこと。「二つの劇団が『ハムレット』をーする」 **きょう・えん【共演】** 《名・自サ》主役格の俳優が二人以上いっしょに出演すること。「二大スターのー」 **きょう・えん【、嬌艶】** 《名・形動》〔文〕なまめかしく美しいこと。あでやかなこと。「―な女性」 **きょう・えん【供宴・饗宴】** ●客を招いてもてなす盛大な酒宴。「―をもよおす」 ●はなやかな催し。「音と光のー」[注意]表記「供宴」は新聞などで使う書きかえ字。 <370> **きょうおう【胸奥】** 〔文〕胸のおく。心の奥深いところ。「―に訴える」「―に響く」{類語}胸中。胸底。 **きょう・おう【供応・饗応】** 《名・他サ》酒・食事などをふるまってもてなすこと。「業者から―を受ける」「客をーする」 **きょう・おく【怯臆】** 《名・自サ》〔文〕おそれて気後れすること。「時の権力に―する」 **きょう・おく【胸臆】** 〔文〕心。心の中の思い。 **きょう・おもて【京表】** 地方から、京の都をさして言った語。京都表。「―からの使者」{対}国表{くにおもて}。 **きょう・おん【跫音】** 〔文〕あしおと。〔ひゆ的に、「訪れ」「接近」の意でも用いる〕「空谷{くうこく}の―」 **きょう・おんな【京女】** 京都の女性。〔優美な女性の代表とされる〕「東男{あずまおとこ}に―」{対}東男。 **きょう・か【供花】** 仏や死者に花を供えること。また、その花。供花{くげ}。「墓前の―」 **きょう・か【強化】** 《名・他サ》〔不足を補って〕さらに強くすること。「―合宿」「陣容をーする」{対}弱化。 **きょうか‐しょくひん【―食品】** ビタミン・無機質・アミノ酸などを添加して栄養価を高めた食品。強化マーガリン・強化米・強化味噌など。栄養強化食品。 **きょう・か【教化】** 《名・他サ》教えたり影響を与えたりして、人をよい方向に進ませること。「民衆を―する」{類語}感化。徳化。[注意]「きょうけ」と読めば別語。 **きょうか【教科】** 学校で教える科目。「担当―」 **きょうか【橋架】** 〔文〕橋げた。また、橋。 **きょう・か【狂歌】** 皮肉・風刺・こっけいを目的とした短歌。ざれうた。ざれごと。「江戸―」「―師」 **きょう‐が【恭賀】** 〔文〕つつしんで祝うこと。謹賀。[参考]年賀状に書く挨拶の語。 **ぎょう‐が【仰臥】** 《名・自サ》あおむけにねること。「床に―する」{対}側臥・伏臥。 **きょう・かい【協会】** 〔営利ではなく〕ある目的のために会員が協力して組織し維持する会。「体育―」 **きょうかい【境界】** 二つの・もの(土地)の境目になっている所。さかい。「―線」「―を設ける」「科学と宗教との―」[注意]「きょうがい」と読めば別語。 **きょう・かい【教会】** ある一つの宗教(特にキリスト教)の教義を説き伝え、儀式などを行うための建物。また、その組織。「カトリック―」 **きょうかい【教戒・教、誠】** 《名・他サ》〔文〕教えいましめること。「―をほどこす」 **きょうかい【教戒・教誨】** 《名・他サ》〔文〕〔悪事をした人を〕教えさとすこと。「―師」{類語}善導。 **きょうかい【胸懐】** 〔文〕胸のうち。心。胸中。「―を吐露する」{類語}胸襟{きょうきん}。 **きょう-がい【境涯】** 生きて行く上での立場・環境。境遇。身の上。「不幸なーにある」 **きょう-がい【境界】** ●〔仏〕前世の行いの報いとして受ける地位・境遇。 ●境涯。[注意]「きょうかい」と読めば別語。 **きょう-がい【驚、駄】** 《名・自サ》〔文〕おどろき恐れること。「科学の進歩に―する」 **ぎょう・かい【凝塊】** 〔文〕こり固まったもの。 **ぎょう・かい【業界】** 同じ産業や商売などに従事している人々の社会。同業者仲間。「―紙」 **ぎょうかいがん【凝灰岩】** 火山灰などの火山噴出物が地上または水中に積もり、固まった岩石。土木・建築用に利用。 **きょう・かく【俠客】** 強きをくじき弱きを助けるといって世をわたる人。渡世人。おとこだて。 **きょう‐かく【胸郭・胸、廓】** 脊椎・肋骨・胸骨に囲まれて、かごのような形をしている骨格。 **きょう-がく【共学】** 《名・自サ》男女が同じ学校や組でいっしょに学ぶこと。男女共学。 **きょう-がく【教学】** 〔文〕教育と学問。{類語}文教。 **きょう-がく【驚愕】** 《名・自サ》〔突然のできごとなどに〕ひどくおどろくこと。{類語}喫驚{きっきょう}。仰天。 **ぎょう‐かく【仰角】** 目と水平面より上にある対象物とを結んだ直線が、水平面となす角度。[参考]俯角(図)。{対}俯角。 **ぎょう‐かく【磽、确・撓埆】** 《名・形動》(「こうかく」の慣用読み)〔文〕石が多く、土地がやせていること。また、その土地。 **ぎょう・かく【行革】** 「行政改革」の略。 **きょうか・しょ【教科書】** 教科のために編集した書物。 **きょう・かたびら【経、唯『子】** 死者に着せる白い衣。麻などで作り、経文などを書く。経衣{きょうえ}。帷子{かたびら}。 **きょう・かつ【恐喝】** 《名・他サ》〔弱点や秘密などに付け込んで〕おどして、金品を出すように要求したり、出させたりすること。「―罪」{類語}脅迫。おどし。ゆすり。たかり。 **きょう-がのこ【京鹿の子】** ●京都で染めた、かのこしぼり。 ●バラ科の多年草。夏、密集した小さな赤い花をつける。 **ぎょう-がまえ【行構え】** ゆきがまえ。 **きょう-が・る【興がる】** 《自他五》おもしろがる。「土産話に―・る」{類語}興じる。 **きょう・かん【共感】** 《名・自サ》他人の考え・意見・感情などに、まったくその通りだと感じる・こと(気持ち)。「多くの人の―を呼ぶ」{類語}同感。共鳴。 **きょう・かん【凶漢・兇漢】** 他人に危害を加える悪者。「―におそわれた」{類語}凶徒。暴漢。 **きょう・かん【叫喚】** 〔文〕●《名・自サ》〔苦しみに〕大声でわめきさけぶこと。また、そのさけび。●「叫喚地獄」の略。 **きょうかん‐じごく【―地獄】** 八大地獄の一つ。この地獄に落ちた亡者は、熱湯や火に入れられて、わめきさけぶという。 **きょう・かん【教官】** ●国立の学校や研究所で、学問・技術などに従事する公務員。「文部科学―」{類語}教員。 ●私立大学や各種技能を教える学校の教員。「自動車教習所の―」 ●旧制度の中学・高校・大学などで教練を担当した軍人。 **きょう・かん【経巻】** 経文を書き記した巻物。 **きょう・かん【胸間】** 〔文〕胸のあたり。また、考えや感情がうかぶ胸のうち。{類語}胸裏。胸奥。胸中。 **きょう・かん【郷関】** 〔文〕●故郷と他国とのさかい。 ●故郷。「―を出でて以来」 **きょう-がん【競願】** 《名・他サ》許可を受けるため、複数の団体がきそって官公署に願い出ること。 **ぎょう・かん【行間】** 文章の行と行との・間(あき)。「―をあける」 **ぎょうかん‐を読・む** 《句》文章に表されていない筆者の心情や真意をくみとる。 **きょう・き【俠気】** 強い者をくじき、弱い者を助けようとする気持ち。おとこ気。{類語}任俠。義俠心。 **きょうき【凶器・兇器】** 人を殺傷するために使う <371> 道具。凶具。 **きょう・き【強記】** 《名・他サ》〔文〕記憶力がよいこと。よく記憶すること。強識{きょうしき}。[四字]「博覧―(=書物を多く読みそれをよく記憶していること)」 **きょうき【狂喜】** 《名・自サ》われを忘れて大喜びすること。「逆転勝利に―する」[四字]「―乱舞」 **きょう・き【狂気】** 精神状態が正常でないこと。「―の沙汰」{対}正気。 **きょうき‐じ・みる【―染みる】** 《自上一》精神状態が正常でないように見える。「―・みた行動」 **きょう・き【狭軌】** 鉄道で、二本のレールの間隔が国際標準軌間(=一・四三五メートル)よりせまい鉄道。[参考]新幹線を除く日本の鉄道の大部分は狭軌。{対}広軌。 **きょう‐き【驚喜】** 《名・自サ》予想外のうれしい事柄におどろき喜ぶこと。「合格の報に―する」 **きょう・き【「驕気】** 〔文〕おごりたかぶった心。 **きょうぎ【競技】** 《名・自サ》技術、特に運動能力の優劣をきそうこと。「陸上―」「―会」{類語}競争。 **きょう・ぎ【協議】** 《名・他サ》〔何人かが集まり〕話し合って物事を決めること。「対策を―する」{類語}相談。 **きょうぎ‐りこん【―離婚】** 夫婦の合意で離婚すること。 **きょう・ぎ【教義】** その宗教が真理として説く、宗教・教理。ドグマ。「イスラムのー」 **きょうぎ【狭義】** 〔あることばの意味を〕せまい範囲にかぎって解釈した場合の意味。「―の解釈」{対}広義。 **きょうぎ【経木】** スギ・ヒノキなどの木材を紙のようにうすく広くけずったもの。食品の包装などに用いる。[参考]昔、経文を記すのに使ったことから。 **ぎょうき【「澆季】** 〔文〕(「澆」はうすい、「季」は末の意)道徳・人情が重んじられない乱れた世。末世。 **ぎょうぎ【凝議】** 《名・他サ》〔文〕熱心に相談すること。「鳩首{きゅうしゅ}――」{類語}協議。熟議。 **ぎょう・ぎ【行儀】** 〔礼儀の面から見た〕日常の行為や動作。たちいふるまい。「―の良い子」{類語}品行。行状。 **ぎょうぎ‐さほう【―作法】** たちいふるまいのしかた。 **ぎょうぎ‐みならい【―見習い】** 上流家庭などに預けられて、行儀・礼儀などを習うこと。 **きょう・きゃく【橋脚】** 橋を支える柱。 **きょう・きゅう【供給】** 《名・他サ》●要求に応じて物を与えること。「工場に資材を―する」{類語}供与。 ●販売・交換のために商品を市場に出すこと。また、その量。「需要が―を上回る」{対}②需要。 > きょうぎゅうびょう【狂牛病】 〔俗〕[略語集](BSE)。 **きょう‐きょ【「僑居】** 〔文〕かりの住居。一時の住まい。また、仮住まい。寓居{ぐうきょ}。 **きょう・きょう【恐恐】** 《感》〔文〕(「おそれかしこまる」意)手紙文の結びにそえる語。恐惶。恐々謹言{きょうきょうきんげん}。 **きょうきょう【、兢、競】** 《形動》〔文〕ひどくおそれて、びくびくするようす。 **きょう・きょう【洶洶】** 《形動》〔文〕おそれおののいて、おどおどするようす。「暴君に―と仕える」 **きょうぎょう【協業】** 《名・自サ》同一の生産過程で、労働者が分担して協同的・組織的に働くこと。 **ぎょう・きょう【業況】** 業務の状況。「―が活気づく」 **ぎょうぎょう‐し【仰仰子・行行子】** 「ヨシキリ」の別称。[参考]鳴き声がやかましいことから。 **ぎょうぎょう・し・い【仰仰しい】** 《形》見かけや表現が大げさである。大層らしい。「―・く言いたてる」「―・い飾りつけ」 **きょうきん【恭謹】** 《名・形動》〔文〕うやうやしくつつしみ深いこと。 **きょうきん【胸襟】** 〔文〕(「胸と襟」の意)心の奥底。 **きょうきん‐を開・く** 《句》心中をすっかりうちあける。「―・いて話し合う」 **きょう‐く【恐懼】** ●《名・自サ》〔文〕おそれいり、かしこまること。「―して退出する」 ●手紙の末尾に書き敬意を表す語。 **きょう‐く【教区】** 宗教を広めるためにもうけた区域。 **きょう‐く【狂句】** こっけいな内容の、俳句形式の句。 **きょう‐く【驚懼】** 《名・自サ》〔文〕おどろき、おそれること。 **きょう・ぐ【教具】** 〔掛け図・標本・テレビなど〕授業するときに使うもの。「社会科の―」{類語}教材。 **きょう・ぐう【境遇】** 生きて行く上での立場・環境。境涯。「恵まれた―に育つ」{類語}身の上。[類義語の使い分け]「境遇・身の上」 **きょう‐くん【教訓】** 《名・他サ》人として進むべき道を、教えさとすこと。また、その教え。「親の―を守る」「児童を―する」{類語}教戒。訓戒。 **きょう・け【教化】** 《名・他サ》[仏]衆生{しゅじょう}を教え導いて善に向かわせること。きょうげ。「民衆を―する」[注意]「きょうか」と読めば別語。 **ぎょう・けい【恭敬】** 〔文〕つつしみうやまうこと。 **ぎょう・けい【行刑】** 〔法〕確定した自由刑を執行すること。 **ぎょう・けい【行啓】** 〔文〕皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃・皇太孫などが外出すること。お出まし。〔古い言い方〕{類語}行幸。御幸。{対}還啓。 **きょうげき【京劇】** 中国の古典劇の一つ。一八世紀後半清代に北京で発達した伴奏入りの音楽劇。 **きょうげき【挟撃・夾撃】** 《名・他サ》両側から同時に攻撃すること。はさみ討ち。「―作戦」 **きょうげき【矯激】** 《形動》〔文〕言動・思想などが並はずれて激しいようす。過激。「―な檄文{げきぶん}」 **きょう・けつ【供血】** 《名・他サ》輸血するための血液を提供すること。給血。{類語}献血。 **きょう・けつ【俠血】** 〔文〕弱きを助け強きをくじく気性。おとこ気。義俠心。「―に富む」 **ぎょう・けつ【凝結】** 《名・自サ》〔理〕●気体が圧縮または冷却されて液体になる・こと(現象)。凝縮。 ●コロイドの粒子が大きくなって沈殿する・こと(現象)。凝固。{類語}凝集。 **ぎょうけつ【凝血】** 《名・自サ》流れ出た血液が固まること。また、その血。 <372> **きょうけん【強健】** 《名・形動》体がしっかりしていて丈夫なこと。「―な体をもつ運動選手」{類語}頑健。壮健。 **きょうけん【強堅】** 《名・形動》強くしっかりしていて、たやすくくずれないこと。「―な意志」「―をほこる城」{類語}強固。堅固。堅牢{けんろう}。 **きょう・けん【強権】** 国家が司法上・行政上もつ強い権力。「―を発動する」 **きょうけん【強肩】** 肩が強いこと。特に、野球で、遠くまで球を投げられる・こと(肩の力)。 **きょうけん【恭倹】** 《名・形動》〔文〕人にうやうやしく、自分ではつつしみ深くふるまうこと。 **きょう・けん【恭謙】** 《名・形動》〔文〕うやうやしく、へりくだること。「―な態度」 **きょう・けん【教権】** ●教育上の権威。 ●宗教上の権力。 **きょうけん【狂犬】** 狂犬病にかかっている犬。 **きょうけん‐びょう【―病】** 感染症の一つ。狂犬病にかかった犬にかまれて傷口から感染するウイルス性の病気。頭痛・発熱などがあり、水を飲もうとすると、けいれんを起こし嚥下困難{えんげこんなん}になる。恐水病。 **きょう・げん【狂言】** ●能楽と能楽の間に演じる、こっけいな対話劇。機知に富んだ笑いを主眼とする。能狂言。 ●歌舞伎{かぶき}。また、その出し物。「当たり―」 ●道理に合わない話・ことば。 ●「人をだますため〕たくらんだ作り事。「―強盗」 **きょうげん‐まわし【―回し】** 演劇で、筋の運びや主題の解説などを受け持つ役柄。 **きょうげんきご【狂言、綺語】** 道理に合わないことばやおおげさに飾りたてたことば。詩歌・物語などをいやしめて言う。 **きょうこ【強固・鞏固】** 《形動》〔意志などが〕しっかりしていて動かないようす。「―な決意」{類語}強靱{きょうじん}。牢固。 **きょうご【教護】** 《名・他サ》〔非行少年を〕教育し、保護する・こと(人)。 **きょうご‐いん【―院】** 「児童自立支援施設」の旧称。 **きょう‐ごう【『校合】** 《名・他サ》写本・刊本などを他の本と比較照合して、文字・文脈などを検討すること。校合{こうごう}。{類語}校訂。照校。 ●〔文〕校正。 **ぎょうこ【凝固】** 《名・自サ》●こりかたまること。「血液がーする」 ●〔理〕液体や気体が固体になる・こと(現象)。「凝結②」に同じ。 **ぎょうこ‐てん【―点】** [理]液体が凝固するときの温度。値は融点と同じ。 **きょうこう【凶荒】** 〔文〕農作物の実りがひどく悪いこと。ひどい飢饉{ききん}。凶作。{類語}不作。 **きょう・こう【凶行・兇行】** 残忍で凶悪な犯行。 **きょう・こう【峡江】** 〔文〕「フィヨルド」に同じ。 **きょうこう【強攻】** 《名・他サ》〔無理を承知で〕強引に攻めたてること。強襲。「―策」 **きょうこう【強行】** 《名・他サ》障害・反対などを押し切り、むりやり行うこと。「雨天でも遠足を―する」「―突破する」 **きょうこう【恐慌】** ●おそれあわてること。「―をきたす」 ●好景気から不景気に移るときなどに起こる経済の大混乱。パニック。「金融―」 **きょうこう【恐惶】** ●《名・自サ》〔文〕おそれつつしむこと。 ●[文]手紙文の終わりに書く挨拶の語。恐々。「―謹言」 **きょうこう‐きんげん【―謹言】** 《「おそれつつしんで申し上げる」の意)手紙文の終わりに書く挨拶の語。 **きょう・こう【教皇】** ローマカトリック教会の最高位の聖職。ローマ法王。法王。 **きょう・こう【胸、腔】** 胸郭の内側の部分。肺臓・心臓などをおさめる。[参考]医学では、「きょうくう」という。 **きょう・こう【強硬】** 《形動》意志・態度などを容易に変えず、押し通そうとするようす。「自説をーに主張する」「―手段」{類語}強情。{対}軟弱。 **きょう‐ごう【競合】** 《名・自サ》●利害などが互いに重なり、せりあうこと。「JRと私鉄がーする」 ●いくつかの事柄が複雑に重なり合うこと。「―脱線(=列車が、いくつかの原因で脱線すること)」 **きょう・ごう【強剛】** 《名・形動》〔文〕強くて物事に屈しないこと。手ごわいこと。剛強。「―な意志」 **きょう‐ごう【強豪】** 貫禄と実力をかねそなえて強い・こと(人)。「甲子園に―がそろう」{類語}強者。古豪。 **ぎょうこう【僥倖】** 《名・他サ》〔文〕思いがけない幸運。また、それをあてにすること。こぼれざいわい。「万一のーを願う」「生還を―する」 **ぎょうこう【暁光】** 〔文〕夜明けの光。「―がさす」 **ぎょうこう【行幸】** 《名・自サ》〔文〕天皇が外出すること。天皇のおでまし。御幸。{類語}行啓。{対}還幸。 **きょうこうぐん【強行軍】** ●早く目的地につくため一日の行程をふやして行う激しい行軍。 ●早く目的を達するために無理をして行うこと。「―で仕上げる」 **きょうこく【峡谷】** せまく深い谷。{類語}渓谷。 **きょうこく【強国】** 強い軍隊や大きな経済力をもつ強い国。「経済―」{類語}大国。{対}弱国。 **きょうこく【郷国】** 〔文〕ふるさと。郷里。 **きょうこつ【俠骨】** 〔文〕義俠心の強い性質。おとこだての気性。「―の人」 **きょうこつ【胸骨】** 胸郭の前部中央にあって、左右の肋骨をつなぐ細長く扁平な骨。 **きょう・こつ【『頬骨】** →ほおぼね。 **きょう・さ【教唆】** 《名・他サ》●〔文〕悪事をするよう教えそそのかすこと。 ●〔法〕他人に犯罪を実行する意思を起こさせること。「殺人を―する」[注意]「きょうしゅん」は誤読。 **きょうさい【共催】** 《名・他サ》「共同主催」の略。いくつもの団体や組織が、共同で主催すること。「―者」 **きょうさい【共済】** 組織などを作り、力を合わせて助け合うこと。「―組合」「―年金」{類語}互助。 **きょうさい【恐妻】** 夫が妻に頭が上がらないこと。「―家」 **きょうざい【教材】** 教科書・副読本など授業および学習に使う材料。「―研究」{類語}教具。 **きょう・さく【競作】** 《名・他サ》何人かの人が優劣を競いあって作品などを作ること。「新進作家の―」 **きょう・さく【凶作】** 農作物のできがひどく悪いこと。ひどい不作。凶荒。「数年来のー」{対}豊作。 **きょう・さく【狭窄】** 《名・形動》〔文〕すぼまって、せまくなっていること。「視野―」「―な海門」 **きょう・さく【『警策】** 禅寺で、座禅のときに打って、いましめるのに使う、長くて平たい板。けいさく。 **きょうさつ【恐察】** 《名・他サ》〔文〕〔相手の事情・心中を〕推察すること。〔謙遜して言う語〕「御心中―申し上げます」{類語}拝察。 <373> **きょうさつ【挟殺】** 《名・他サ》野球で、走者を塁と塁の間にはさんでアウトにすること。 **きょうざつぶつ【夾雑物】** 余計なまじりもの。 **きょう・ざまし【興『醒まし】** 《名・形動》せっかくのおもしろみや楽しい気分を失わせる・こと(もの)。 **きょう・ざめ【興『醒め】** 《名・形動・自サ》〔ある行動や発言がきっかけとなって〕そのことに感じていた興味や楽しい気分を失うこと。「実物を見てーした」 **きょう・ざ・める【興醒める】** 《自下一》あることがきっかけになって、それまでの興味や楽しい気分が失われる。おもしろみがなくなる。 **きょうさん【共産】** 財産・生産手段を共有すること。 **きょうさん‐しゅぎ【―主義】** 財産・生産手段を社会の共有とし、貧富の差のない社会にしようとする考え方。マルクスとエンゲルスとによって体系化された。コミュニズム。 **きょうさん‐とう【―党】** 共産主義社会の実現をめざす政党。 **きょうさん【協賛】** 《名・自サ》催し物などの計画に賛同して、その実行に協力すること。{類語}賛助。 **きょうさん【強酸】** 〔理〕強い酸性の、水素イオンを多く生じる酸。塩酸・硝酸・硫酸など。{対}弱酸。 **ぎょう・さん【仰山】** 《形動》〔多く関西地方で〕●数量がきわめて多いようす。〔副詞的にも使う〕「ご飯を―食べる」 ●言動に誇張があって、おおげさなようす。「―に後ろへのけぞる」 **きょう・し【嬌姿】** 〔文〕女性のあでやかで、なまめかしい姿。あだっぽい姿。{類語}媚態。 **きょう・し【教師】** ●学問・技芸などを教える人。先生。「茶道の―」「家庭―」 ●宗教の指導者。 **きょう・し【教旨】** 〔宗教などの〕教えの趣旨。 **きょう・し【狂死】** 《名・自サ》気が狂って死ぬこと。狂い死に。「―せんばかりの悲しみ」 **きょう・し【狂詩】** こっけいな内容をもつ日本の漢詩。 **きょうし‐きょく【―曲】** 形式が自由で激しい感じの器楽曲。ラプソディー。 **きょうし【驕侈・驕奢】** 〔文〕おごってぜいたくをすること。 **きょう・じ【共時】** ある特定の期間。静態的な時間。[参考]特に言語学研究などで過去から未来へと移行する物事の時間的変化を考察せずに、現在または特定の時間内の物事の様相を考察すること。{対}通時。 **きょう‐じ【凶事】** 縁起のよくないできごと。不吉なできごと。「次々と―が続く」{対}吉事。 **きょうじ【教示】** 《名・他サ》知識・方法などを、教え示すこと。「先生からご―をいただく」 **きょう‐じ【矜持:矜、侍】** 〔文〕自分の力・才能などを信じて持つ誇り。プライド。「作家としての―を持する」{類語}自負。[参考]慣用で「きんじ」とも。 **きょうじ【『脇士・『脇侍”夾侍】** 仏像で本尊の左右両わきにひかえて立つもの。脇士{わきじ}。脇立{わきだち}。 **きょう‐じ【「驕児】** 〔文〕●わがままな子。 ●おごりたかぶって、わがままな人。「梨園{りえん}の―」 **ぎょう・し【仰視】** 《名・他サ》顔を上に向けて見ること。あおぎ見ること。「高峰を―する」 **ぎょう・し【凝脂】** 〔文〕●こりかたまった脂肪。 ●白くつやのある女性の肌。「温泉―を洗う〈白居易・長恨歌〉」 **ぎょう・し【凝視】** 《名・他サ》じっと見つめること。目をこらして見ること。「相手を―する」{類語}熟視。 **ぎょう‐じ【行事】** 恒例としてとり行う事柄。儀式・催し物など。「年中―」「学校―」 **ぎょう‐じ【行司】** 大相撲で、力士を立ち合わせ、その勝負の進行・判定などをする役(の人)。 **きょうしき‐こきゅう【胸式呼吸】** おもに胸郭{きょうかく}を広げて行う呼吸のしかた。{対}腹式呼吸。 **きょう・しつ【教室】** ●学校などで授業を行う部屋。 ●大学で専攻科目ごとの研究室。 ●技芸などの講習。〔接尾語的に使う〕「料理―」「着つけー」 **きょう‐じつ【凶日】** 物事を行うのに縁起の悪い日。不吉な日。悪日。{対}吉日。 **ぎょうしゃ【業者】** ●事業を経営している人。「出入りの―」 ●同業者。「―仲間」 **ぎょう‐じゃ【行者】** ●仏道を修行する人。修行者。行人{ぎょうにん}。 ●修験者。山伏。 **きょう‐じゃく【強弱】** 強いことと、弱いこと。また、強さの程度。「音のー」「力のー」 **きょう‐じゃく【怯弱】** 《名・形動》〔文〕気が小さく弱いこと。おくびょうで消極的なこと。怯懦{きょうだ}。 **きょう・しゅ【凶手・兇手】** 〔文〕凶行をする者。また、そのしわざ。「テロリストのーにかかる」 **きょう・しゅ【、拱手】** 《名・自サ》〔文〕●両手の指を胸の前で組み、礼をすること。[参考]昔、中国で人を敬う礼。 ●手をくださず何もしないこと。 **きょう・しゅ【教主】** ●仏教の教えを説いた最初の人。釈尊。 ●ある一つの宗派を開いた人。宗祖。 **きょう・しゅ【「梟首】** 《名・自他サ》〔文〕打ち首にした罪人の首を木にかけてさらすこと。さらし首。獄門{ごくもん}。 **きょう・しゅ【興趣】** おもしろみ。「一段と―が増す」 **きょう‐じゅ【享受】** 《名・他サ》受け取って自分のものにすること。また、味わい楽しむこと。「自由を―する」 **きょうじゅ【教授】** ●《名・他サ》専門的な学問・技術などを教える・こと(人)。「ピアノの―」 ●大学、高等専門学校などで学問を教え、研究を任務とする人の中で、最上の地位(の人)。 **ぎょう・しゅ【業主】** 事業を経営する人。また、事業の営業を行う人。事業主。営業主。 **ぎょう・しゅ【業種】** 事業・営業の種類。{類語}職種。 **きょう・しゃ【強者】** 強い者。{類語}強豪。{対}弱者。 **きょう・しゃ【狂者】** 〔文〕「狂人」に同じ。 **きょう・しゃ【狭斜】** 〔文〕遊里。色町。「―の昔」[参考]唐の都長安で、道幅のせまい街の名から。 **きょう・しゃ【香車】** 将棋のこまの一つ。前へだけいくつでも進める。香{こう}。やり。香子{こうし}。 **きょうし【驕恣・驕肆】** 《名・形動》〔文〕権威をかさに着て、気ままなこと。また、そのようなふるまい。 **きょう・しゃ【「驕奢】** 《名・形動》〔文〕権勢をかさに着て、したい放題にぜいたくをすること。「―な生活」 **きょうじーや【経師屋】** 書画や、ふすま・屏風{びょうぶ}などの仕立てを職業とする・人(家)。表具師。表具屋。 **きょう・しゅう【嬌羞】** 〔文〕女性のなまめかしい恥じらい。「ーをおびた微笑」 **きょうしゅう【強襲】** 《名・他サ》●強引に攻めること。強行襲撃。強攻。「敵陣を―する」 ●激しい勢いでおそいかかること。「投手―のヒット」{類語}①②猛攻。 **きょう・しゅう【教習】** 《名・他サ》〔特殊な技術を〕訓練して身につけさせること。「自動車―所」 <374> **きょうしゅう【郷愁】** ●〔異郷にあって〕故郷をなつかしく思う気持ち。ノスタルジア。「―にかられる」{類語}懐郷。望郷。 ●遠くはなれたもの、過去などにひかれる気持ち。「幼年時代への―」 **ぎょう・しゅう【凝集・凝聚】** 《名・自サ》〔文〕●かたまり集まっていること。「問題はこの一点に―する」 ●[理]分離または溶解していた分子またはイオンが、互いの引力によって集まること。{類語}凝縮。凝固。凝結。 **ぎょうじゅう・ざが【行住坐臥】** (「行くことととどまること、座ることと臥{ふ}すこと」の意)日常のたちいふるまい。また、日常。[参考]仏教からでた語。 **きょう・しゅく【恐縮】** ●《名・自サ》〔人に迷惑をかけたり、労をとらせたりして〕申し訳なく思い、恐れ入ること。「御心配いただきーしました」 ●〈「―ですが・・・」の形で〉人にものを頼むとき最初に言う語。 **ぎょう・しゅく【凝縮】** 《名・自サ》●《他サ》こりかたまってちぢむこと。また、ばらばらなものが一点に集まってかたまること。集めてかためること。「一行にーされた思い」 ●[理]「凝結①」に同じ。 **ぎょうしゅく‐せい【―性】** こりかたまってちぢむ性質。 **きょう・しゅつ【供出】** 《名・他サ》〔農作物・物品などを〕なかば強制されて政府にさし出すこと。 **きょう・じゅつ【供述】** 《名・他サ》〔法〕刑事訴訟法で、裁判官や検察官などの取り調べに対して、被告人・被疑者・証人などが事実を述べること。また、その内容。「被告のー」「証人が―する」{類語}陳述。 **きょうしゅ・ぼうかん【「拱手傍観】** 《名・自サ》ある状態を目前にしながら、何もせず成り行きを見ているだけであること。袖手{しゅうしゅ}傍観。 **きょう・じゅん【恭順】** 〔文〕つつしんで従うこと。「―の意を表する」 **きょう・しょ【教書】** [政〕アメリカ大統領が議会に提出する、政治上の意見書。「一般―」 ●〔宗〕ローマ法王が公式に発する訓告の文書。 **きょう・じょ【狂女】** 〔文〕精神に異常をきたした女性。 **ぎょう・しょ【行書】** 漢字の書体の一つ。楷書{かいしょ}を早書きして画{かく}を続け書きにしたもの。{対}楷書・草書。 **きょう‐しょう【協商】** (entente)〔法〕二つ以上の国家間において、ある事柄に関し、同盟関係にならない程度で協定すること。また、その協定。「三国―」 **きょう・しょう【『嬌笑】** 〔文〕女性のなまめかしい笑い。色っぽい笑い。「―を浮かべる」 **きょう・しょう【強将】** 〔文〕〔戦いに〕強い大将・将軍。{類語}勇将。驍将{ぎょうしょう}。 **きょう・しょう【狭小】** 《名・形動》〔文〕せまくて小さいこと。「考え方がーだ」{対}広大。 **きょう・しょう【胸章】** 胸のところにつける記章。 **きょうじょう【凶状・兇状】** 〔殺人・傷害など〕凶悪な犯罪の経歴。 **きょうじょう‐もち【―持ち】** 凶悪な罪を犯した者。前科者。 **きょうじょう【教場】** 授業する場所。教室。〔古風な言い方〕「―に集まる」「分―」 **きょうじょう【教条】** (dogma)〔宗〕キリスト教で、教会が公認した教義。また、その教義を箇条としたもの。 **きょうじょう‐しゅぎ【―主義】** 特定の権威者の教義・思想(特にマルクス=レーニン主義)を絶対的なものと考え、これを機械的に適用しようとする立場。 **ぎょう・しょう【暁鐘】** 〔文〕●明け方につき鳴らす鐘(の音)。夜明けをしらせる鐘(の音)。{対}晩鐘。暮鐘。 ●新しい時代・物事の始まりを告げ知らせるもの。「近代文学のーとなった作品」 **ぎょう‐しょう【驍将】** 〔文〕強く勇ましい大将・将軍。{類語}勇将。猛将。強将。 **ぎょう・しょう【行商】** 《名・他サ》商品をたずさえて、各地を売り歩く・こと(人)。また、その職業。 **ぎょうじょう【行状】** ある人の日常の行為・行動。「―を改める」{類語}品行。身持ち。行跡。 **きょうしょく【教職】** 学校で児童・生徒・学生の教育にたずさわる職業。 **きょうしょく‐かてい【―課程】** 大学・短期大学で、教員を養成するために編成した教育課程。 **きょう・しょく【矯飾】** 《名・他サ》〔文〕いつわって、うわべをかざること。「―に満ちた人生」 **きょうしょくいん【教職員】** 学校の、教員と教育事務職員。 **きょう・じる【興じる】** 《自上一》〔ある物事を〕おもしろがり楽しむ。興ずる。「釣りに―・じる」{類語}興がる。 **きよう‐しん【共振】** 《名・自サ》共鳴。特に、電気振動における共鳴。共振れ。「音叉が―する」 **きょう・しん【強震】** 強い地震(のゆれ)。{対}弱震。 **きょう・しん【狂信】** 《名・他サ》理性を失い、一つのことを激しく信じること。{類語}盲信。 **きょうしん‐てき【―的】** 《形動》理性を失うほどに、一つのことを激しく信じるようす。 **きょうじん【凶刃・兇刃】** 凶悪な者が用いた刃物。「テロリストの―にたおれる」{類語}凶弾。 **きょう・じん【狂人】** 精神が乱れて、言動が正常でない人。狂者。 **きょう‐じん【強、靱】** 《形動》しなやかで丈夫であるようす。ねばり強く、困難などによくたえるようす。「―なロープ」「―な意志」{類語}強固。 **きょう・しんか【共進化】** 複数の生物が、互いに影響をおよぼしながら進化する現象。[参考]虫媒花の花の構造と受粉昆虫の口器の形態の関係など。 **きょうしんざい【強心剤】** おとろえた心臓の働きを強める薬。 **きょうしん・しょう【狭心症】** 心筋の酸素欠乏により、心臓に発作的に痛みなどが起こる病気。 **きょう・すい【胸水】** 胸膜腔{きょうまくくう}にたまる液。 **きょう・ずい【胸髄】** 脊髄{せきずい}を五つに分類した一つ。一二の髄節からなる。胸椎の部分に当たる。{類語}頸髄{けいずい}。腰髄{ようずい}。仙髄{せんずい}。尾髄{びずい}。[参考]脊髄。 **ぎょう・ずい【行水】** 《名・自サ》〔夏の暑い時などに〕たらいに湯や水を入れて、その中で汗やよごれを落とすこと。「鳥の―」[句]「―を使う」 **きょうすいびょう【恐水病】** 「狂犬病」に同じ。 **きょう・すずめ【京、雀】** 京都にすみ噂などにくわしい人を、こうるさいスズメに見立てた語。 **きょう・する【狂する】** 《自サ変》〔文〕●正気を失う。気が狂う。 ●熱狂する。「詩作に―・する」 **きょう・する【供する】** 《他サ変》〔身分の高い人などに〕差し出す。「資金を―・する」 ●役立てる。「食用に―・する」「参考に―・する」 **きょう・する【饗する】** 《他サ変》〔文〕ごちそうする。もてなす。供応する。「遠来の客を―・する」 **きょう・ずる【興ずる】** 《自サ変》→興じる。 **ぎょう・ずる【行ずる】** 《他サ変》〔文〕おこなう。また、修行をする。「真言を―・ずる」 <375> **きょう・せい【共生・共棲】** 《名・自サ》●ともに生きて行くこと。 ●異種の生物が共同して生活すること。ヤドカリとイソギンチャクなど。{類語}寄生。 > 評論文キーワード 共生 「共生」は、性質が異なるもの同士が協力し合い生きていくことである。もともと生物用語だが、社会学や環境問題など、幅広く用いられている。例えば「人間と自然の共生」「他民族共生」「男女共生」などである。自分たちと異なる人々(他者)やものの存在を認め、できる限りコミュニケーションをはかりながら、共に生きていこうとするのが共生の概念である。 **きょう・せい【匡正】** 《名・他サ》〔文〕誤り・不正などをなおすこと。ただすこと。「己の非を―する」 **きょう・せい【叫声】** 〔文〕さけび声。「―をあげる」 **きょう・せい【嬌声】** 女性のなまめかしい声。 **きょう・せい【強制】** 《名・他サ》●権力や腕力などで無理に行わせること。「参加を―する」{類語}強要。{対}任意。 ●〔法〕義務を履行しない場合に、国家の権力をもって義務の内容を実現させること。「―送還」「―執行」 **きょうせい‐しょぶん【―処分】** [法]刑法上、証拠や刑の執行を保全するため、裁判所が人や物に対して強制的に行いうる処分。逮捕・押収・勾引{こういん}など。 **きょうせい‐てき【―的】** 《形動》〔本人の意思に関係なく〕無理にさせるようす。 **きょう・せい【強勢】** ●強い勢い。 ●(stress)強弱のアクセントで強める部分。「―をおく」 **きょう・せい【強精】** 精力を強めること。「―剤」 **きょう・せい【強請】** 《名・他サ》〔文〕おどして無理にたのむこと。ゆすること。「寄付を―する」 **きょう・せい【教生】** 「教育実習生」の略。学校で教育実習をする学生。 **きょうせい【矯正】** 《名・他サ》ふつうの正しい状態になおすこと。「姿勢を―する」 **きょうせい‐しりょく【―視力】** 眼鏡やコンタクトレンズを用いて矯正したときの視力。 **きょうせい【胸声】** 胸腔{きょうこう}で共鳴させて出す、比較的低い音域の声。{対}頭声。 **ぎ‐ようせい【疑陽性・擬陽性】** 結核感染を検査するツベルクリン反応で、陽性に近い反応を示すこと。 **ぎょう・せい【暁星】** 〔文〕●夜明けの空に消え残っている星。[参考]数の少ないものにたとえる。 ●明けの明星。金星。 **ぎょうせい【行政】** ●法律に従って国を治めること。国家の統治作用のうち、立法・司法以外のもの。「―機関」 ●国の機関または地方公共団体が、法律・政令の範囲内で行う事務。「―職」 **ぎょうせい‐かいかく【―改革】** 時代の流れにそって能率よく動けるように、行政制度や運用を改めること。行革。 **ぎょうせい‐けん【―権】** 〔法〕国家の統治作用の一つとして、行政を行う権能。 **ぎょうせい‐しどう【―指導】** 行政官庁が産業界へ助言・勧告することによって、政策の実現を図ること。法的強制力はもたない。 **ぎょうせい‐しょぶん【―処分】** 〔法〕行政機関が法規に基づいて特定の人に権利を設定したり、義務を課したり、その他法律上の効果を生じさせること。 **ぎょうせい‐そしょう【―訴訟】** 〔法〕行政官庁が行った処分の、その取り消しまたは変更を求める訴訟。 **ぎょうせき【業績】** ある事業・学問などで、なしとげた実績。「―を上げる」{類語}功績。 **ぎょう・せき【行跡】** 日常の行いのあと。{類語}行状。 **きょう・せつ【教説】** 教えこまれてきた学説。また、教えるための学説。「超俗的な―をとなえる」 **きょう‐せん【胸腺】** 胸腔の前端にあるリンパ腺に富む組織。免疫説にかかわるリンパ球であるT細胞の成熟にかかわる器官。 **ぎょう・ぜん【凝然】** 《形動》〔文〕じっとして動かないようす。「―と立ちつくす」 **きょう‐そ【教祖】** ●宗教・宗派などを新しく開いた人。宗祖。開祖。{類語}祖師。開山。 ●新しく一つの傾向などを作り出した人。「前衛華道の―」 **きょう・そう【競、漕】** 《名・自他サ》ボートで速さを競うこと。また、その競技。ボートレース。 **きょう・そう【競争】** 《名・自他サ》他よりすぐれた地位をしめようとして互いに争うこと。優劣を競い争うこと。「生存―」「―心」「どちらが早くできるかーする」 **きょう・そう【競走】** 《名・自他サ》走って速さを争うこと。「一〇〇メートル―」「―馬」 **きょう・そう【強壮】** 《名・形動》体が丈夫で気力が盛んなこと。「―剤」{類語}強健。壮健。 **きょう‐そう【狂騒・狂、躁】** 〔文〕常識はずれのばかさわぎ。「―の巷{ちまた}」{類語}喧噪{けんそう}。 **きょうぞう【経蔵】** ●三蔵の一つ。仏陀{ぶっだ}が説いた経文を集めたもの。{対}律蔵・論蔵。 ●一切経がを納める蔵。{類語}経堂。 **きょう・ぞう【胸像】** 胸から上をかたどった彫刻像。 **ぎょう‐そう【形相】** 〔激しい感情が表れた〕顔つき。「必死のー」「怒りの―」 **ぎょう‐そう【行草】** 行書と草書。 **きょうそう・きょく【協奏曲】** 独奏楽器と管弦楽とが、互いに対等の立場で演奏する合奏曲。コンチェルト。「ピアノ―」 **きょうそう‐きょく【狂想曲】** 「カプリッチオ」に同じ。 **きょう・そく【教則】** 物事を教える上の規則。 **きょうそく‐ぼん【―本】** 楽器演奏の基本的な技術を初歩から段階的に学べるように編集した本。教本。 **きょう・そく【『脇息】** すわったとき、ひじをかけて体をもたせかけて楽にする和室用の道具。 **きょう‐ぞめ【京染め】** 京都で染める・こと(染め物)。また、京都風の染め物。 **きょう‐そん【共存】** 《名・自サ》〔性質・考えなどの異なる〕二つ以上のものが、ある範囲内でともに生存・存在すること。「左右両陣営の―」[四字]「―共栄」 **きょう・だ【強打】** 《名・他サ》●強く打つこと。「胸部を―する」 ●野球で、積極的に打って出ること。 **きょう・だ【怯、儒】** 《名・形動》〔文〕気が弱くおくびょうなこと。怯弱。「―な性格」{類語}懦弱{だじゃく}。 **きょう・たい【、嬌態】** 男性を引きつけるような、女性のなまめかしいふるまい。色っぽい態度。{類語}媚態。 **きょう・たい【狂態】** 正気とは思えないようなばかげたふるまい。 <376> **きょうちょう【協調】** 《名・自サ》利害の対立したものが互いにゆずりあい、力を合わせること。「――路線」【一性】他の人と助け合ったりゆずり合ったりしながら物事をうまく進めることができる性質。「一を高める」 **きょうちょう【強調】** 《名・他サ》〔ことば・音などの〕調子を強めること。また、目立つように表現すること。〔ある事柄を〕強く主張すること。「この辞典の特色を―する」[類語]力説。 **きょうちょう【強直】** ●《名・自サ》筋肉・関節などがこわばること。硬直。「腕の関節が―する」●《名・形動》〔文〕意志が強く正直なこと。「―な性格の人」 **きょうつい【胸椎】** 頸椎{けいつい}と腰椎{ようつい}との間にあり、それらと共に脊柱を形づくる一二個の椎骨。 **きょうつう【共通】** 《名・形動・自サ》一つの事柄が二つ以上のもののどれにもあてはまること。「―点」「二人に―する性質」 **―ご【一語】** ●世界各国に通用する言語。「英語は国際外交における――だ」●その国内のどこでも通用する言語。[参考]標準語。[対]方言。 **―こう【一項】** ●二つ以上のものが部分的に共通して備えている性質。●〔数〕共通する因数。 **―せい【一性】** 二つ以上のものが共通して備えている性質。 **きょう・つう【胸痛】** 胸部に感じる痛み。 **きょうづくえ【経机】** 経典をのせて置くための机。 **きょうてい【競艇】** モーターボートの競走。また、その着順をかける公認の賭博{とばく}。モーターボートレース。 **きょう‐てい【協定】** 《名・他サ》〔互いの活動・利益を守るため〕ある事柄について協議し、定めること。また、その定めた事柄。「――価格」「報道―」[参考]国家間の「協定」は「条約」ほど形式が厳重ではない。 **きょうてい【教程】** ある事柄を教える一定の順序・方式。また、それに従った教科書。「自動車練習所の――」 **きょうてい【篋底】** 〔文〕〔文書・衣類などをしまっておく〕箱の底。「写真を―に秘める」 **きょう‐ちょ【共著】** 二人以上の人が共同して一つの書物を書きあらわすこと。また、その書物。 **きょうちょう【凶兆】** 悪いことが起こる前ぶれ。不吉な前兆。[類語]吉兆。 **ぎょう‐ちゃく【凝着】** 《名・自サ》異種の物質が、互いに付着しあうこと。「ーカ」 **【胸中】** 心の中。また、ひそかに思っていること。胸のうち。胸裏。「―を打ちあける」[類語]胸奥。 > 類語と表現「兄弟・姉妹」 *「長女・長男・次女」からなる三きょうだいの長男に向かって、「兄弟は何人か」の問いを発したとしよう。彼は、①兄弟の数に自分をふくめるべきかどうか、②姉と妹も「兄弟」といえるのかどうか、ということで一瞬の戸惑いを見せるかもしれない。 ●「○○家の何人兄弟」のように、その家の子供たちという視点から客観的に考えると、「三人兄弟の真ん中です」のような答えとなり、自分を中心に考えると「姉と妹が二人おります」のような答えとなる。前者は自分をふくめて兄弟の総数を言うもの、後者は〈所有〉の観点から自分を除いて言うものだ。 ②字面を見る限り、「兄弟」は兄と弟のみを指すように見えるが、実際は「姉妹」もふくんでいることがすぐに分かる。殊更に女性をもふくむことを明確にしたいときは、「きょうだい」「兄妹」などと書く。 [兄弟・姉妹] 同胞{どうほう}・兄姉{けいし}・弟妹{ていまい}・双子{ふたご}・双生児{そうせいじ}・異父兄弟{いふけいてい}・異母兄弟{いぼけいてい}・異腹兄弟{いふくけいてい}・腹違い{はらちがい}・義兄弟{ぎきょうだい}・乳兄弟{ちきょうだい}・小舅{こじゅうと}・小姑{こじゅうとめ}・義理の兄弟 [姉妹] [兄・弟] 兄さん・お兄ちゃん・お兄様・あんちゃん・あにやん・兄貴・兄上{あにうえ}(様)・舎兄{しゃけい}・家兄{かけい}・長兄{ちょうけい}・次兄{じけい}・仲兄{ちゅうけい}・令兄{れいけい}・実兄{じっけい}・義兄{ぎけい}・賢兄{けんけい}・愚兄{ぐけい}・大兄{たいけい}/舎弟{しゃてい}・直弟{ちょくてい}・末弟{ばってい}・実弟{じってい}・義弟{ぎてい}・賢弟{けんてい}・愚弟{ぐてい}・小弟{しょうてい}・令弟{れいてい}/総領の甚六{そうりょうのじんろく}・愚弟賢兄{ぐていけんけい} [姉・妹] 姉さん・お姉ちゃん・お姉様・姉ちゃん・あねやん・姉上{あねうえ}(様)・姉貴・姉御{あねご}・実姉{じっし}・長姉{ちょうし}・義姉{ぎし}・令姉{れいし}/実妹{じつまい}・義妹{ぎまい}・妹御{いもうとご}・令妹{れいまい}・愚妹{ぐまい} **きた行為・態度。** [コロ]「―を演じる」 **きょうだい【兄弟】** ●両親または片親を同じくする間柄の人。「―思い」[表記]「兄妹」「姉妹」「姉弟」や「同胞」と書いて「きょうだい」と読ませることもある。●婚姻・縁組みなどによって同じ人を親と呼ぶ間柄の人。義兄弟。●男同士親しみを感じている間柄での呼び方。「おいー、手を貸してくれ」[類語と表現] **ぶん【一分】** 血のつながりはないが、約束によって兄弟同様の交わりをする間柄。〔多く、やくざ仲間などの間で使う〕[類語]義兄弟。 **きょうだい【橋台】** 両端で橋げたを支える台の部分。 **きょうだい【鏡台】** 鏡を立てる台。多くは箱造りで、引き出しをつけて台上に鏡をとりつける。「姫―」 **きょうだい【強大】** 《形動》〔勢い・力などが〕強くて大きいようす。「国家の―な権力」[対]弱小。 **ぎょう・たい【凝滞】** 《名・自サ》〔文〕物事がとどこおり進まないこと。「事務が―する」[類語]停滞。渋滞。 **ぎょう・たい【業態】** 事業や企業が運営されている状態。運営状況。「――を査察する」 **きょう・たく【供託】** 《名・他サ》〔法〕保証などのため、金銭・有価証券その他の物件を供託所にあずけ、保管をたのむこと。「―金」 **きょう・たく【教卓】** 教室で、授業するときに教師が使う机。 **きょう・たん【驚嘆・驚歎】** 《名・自サ》ひどくおどろき感心すること。[コロ]「―に値する」[類語]感嘆。 **きょうだん【凶弾・兇弾】** 凶悪な者がうった弾丸。「―にたおれる」[類語]凶刃。 **きょう・だん【教団】** 同一の教義を信じる人々によってつくられた宗教団体。 **きょう・だん【教壇】** 教室で授業をするときに教師が立つ壇。 **―に立・つ** 《句》教職につく。教師として教える。 **きょう・ち【境地】** ●置かれている立場。「苦しい―を察する」●心の状態。心境。「悟りの―に達する」 **きょうちく‐とう【夾竹桃】** キョウチクトウ科の常緑低木。葉はかたく、夏、紅色または白色の花をつける。葉・花などは薬用。樹液は有毒。 <377> **きょうどう【協働】** 《名・自サ》〔文〕〔同じ目的のために〕二人以上が協力して働くこと。「二つの団体が―して会を運営する」 **きょう‐どう【嚮導】** 《名・他サ》〔文〕先に立って案内する・こと(人)。道案内。「他の艦船を―する」 **きょう・どう【教導】** 《名・他サ》〔文〕〔道徳・宗教などにもとづいて〕教え導くこと。[類語]教化。薫育。 **きょう・どう【経堂】** 経典を納める堂。[類語]経蔵。 **きょうどう【驚動】** 《名・自サ》〔文〕びっくりして落ち着きを失うこと。 > 評論文キーワード 共同体 「共同体」は、地縁・血縁などによる人間関係を重視する社会である。そこでは、伝統的な慣習や制度を重視し、自分たちと異なる者を排除する、封建的・閉鎖的な傾向がある。 西欧の近代社会はそれを解体して成立したのだが、日本では少なからず封建的部分を残しながら近代化が成立した。 [参考]評論文キーワードの「個人」 **ぎょうとう【行頭】** (文章の)行の初め。[対]行末。 **きょうとう‐ほ【橋頭堡】** (bridgehead)●橋を守るため、橋の両端などに築く陣地。●河川・谷・地雷帯などで敵と対しているとき、攻撃の足がかりとして敵地につくる陣地。特に、上陸の拠点。橋頭堡{きょうとうほ}。 **きょう・な【京菜】** 「水菜{みずな}②」に同じ。 **きょう・にん【杏仁】** アンズの種子の核の中にある肉。乾燥して、漢方薬として使う。杏仁{きょうにん}。 **―どうふ【豆腐】** 杏仁豆腐{あんにんどうふ}。 **ぎょうにんべん【行人偏】** 漢字の部首「彳」の称。 **きょう・ねつ【狂熱】** くるおしいほど激しい情熱。「―の恋」「―のライブ」 **きょう・ねん【享年】** 〔文〕(「天から享{う}けた年」の意)この世に生存した年数。行年{ぎょうねん}。「一八〇」 **きょう・ねん【凶年】** ●農作物のできが悪く、食糧などが不足する年。[対]豊年。●悪いできごとのあった年。 **きょうてき【強敵】** 強くて油断できない敵・相手。「―が立ちはだかる」[類語]大敵。[対]弱敵。 **きょう・てき【狂的】** 《形動》言動が正常でなく、度をこしているようす。「―に自説を固執する」 **きょう・てん【教典】** ●宗教上のよりどころとなる教えを記した書物。[類語]聖典。●教育を行う上で、よりどころとする・もの(書物)。 **きょう・てん【経典】** ●仏の教えを記した文章・書物。経文。●宗教上の守るべき教え・いましめ。また、それを記した書物。キリスト教の聖書など。 **きょう・でん【強電】** 電力の発生・輸送などに関する、比較的強い電流をあつかう電気工学部門の通称。強電流工学。[対]弱電。 **ぎょう・てん【仰天】** 《名・自サ》《「天をあおぐほどおどろく」の意》意外な事柄に、ひどくおどろくこと。たまげること。「びっくりー」[類語]喫驚。驚愕。驚倒。 **ぎょう・てん【暁天】** 〔文〕明け方の空。夜明け。 **―の・ほし【一の星】** 《連語》夜明けの空に見えるまばらな星。[参考]非常に数が少ないことのたとえにも使う。 **きょうてん・どうち【驚天動地】** 〔文〕《「天を驚かし、地を動かす」の意》多くの人々をひどくおどろかすこと。世間をおどろかすこと。震天動地。「―の大事件」 **きょう・と【凶徒・兇徒】** 〔文〕凶悪なことをする悪人。「―におそわれる」[類語]凶漢。 **きょうと【教徒】** ある宗教を信仰して、その教団の一員になっている人。「キリスト―」[類語]信徒。信者。 **きょう・ど【強度】** ●外からの力に対する、物体の強さの度合い。「鋼材の―」●《名・形動》程度がはなはだしいこと。「―の近眼」[類語]極度。[対]軽度。 **きょうど【強弩・彊弩】** 〔文]強い力の、いしゆみ。[参考]「弩」は機械仕掛けで矢や石をいる古代中国の武器。 **――の末【――のすえ】** 《句》勢力のあったものも、そのおとろえはてた時には何事もすることができないたとえ。「強弩の末、力魯縞{ろこう}に入る能わず〈漢書・韓安国伝〉」から。 **きょうど【郷土】** ●生まれ育った土地。[類語]故郷。 **―げいのう【―芸能】** 古くから地域社会で伝承され、寺社の祭り、礼や民間の行事などで演じられてきた芸能。民族芸能。 **―しょく【―色】** 〔風俗・習慣・産物・言語などに表れる〕その地方特有の趣。地方色。ローカルカラー。「―豊かな祭り」 **―りょうり【一料理】** 昔からその土地で作られ、その地方の特色をいかした料理。 **きょうとう【俠盗】** 〔文〕〔金持ちから盗んだものを貧乏人にめぐむような〕義俠心のある盗賊。[類語]義賊。 **きょうとう【共闘】** 《名・自サ》二つ以上の組織が共同して闘争すること。共同闘争。「――態勢をとる」 **きょう・とう【教頭】** 〔教〕小・中・高等学校で、校長を補佐し、校務を処理した職制(の人)。[参考]副校長を置く学校では、副校長の補佐も行う。副校長を置かないこともある。 **きょうとう【郷党】** 〔文〕その人が生まれた村里。また、そこに住む人々。「―の名誉をになう」 **きょうとう【驚倒】** 《名・自サ》〔文〕〔卒倒するほど〕ひどくおどろくこと。[類語]仰天。 **きょうどう【共同】** ●《名・自サ》二人以上の人が物事をいっしょに行うこと。「本を―で書く」[類語]協力。協同。●二人以上の人が同じ条件・資格でかかわること。「―の敵」「―で使う」[対]①②単独。 **―しゃかい【一社会】** (Gemeinschaft)地縁・血縁などによって自然にできる社会。家族・村落など。共同体。コミュニティー。ゲマインシャフト。[対]利益社会。 **―せいはん【一正犯】** 〔法〕二人以上の者が共同して犯罪を実行すること。共犯にふくまれる。[対]単独正犯。 **―せんせん【―戦線】** 〔方針の異なる〕二つ以上の団体などが、共通した目標や敵に対して協力態勢をとること。また、その態勢。「―を張る」 **―たい【一体】** 共同社会。 **―ぼうぎ【―謀議】** 〔法〕二人以上の人が犯罪の計画や実行手段などを協議すること。共謀。 **―ぼきん【―募金】** 社会事業に寄付する資金を広く一般からつのること(運動)。赤い羽根募金。 **きょうどう【協同】** 《名・自サ》〔二人以上の人や多くの団体が〕一つの物事をするために力を合わせること。「―一致」「産学―」[類語]共同。協力。 **―くみあい【一組合】** 生産者・消費者が各自の経済的な利益を守るために協同して作る組織。 <378> **きょうねん【享年】** [文] 「行年{ぎょうねん}」に同じ。 **きょうは【教派】** 宗教上の流派。宗派。 **きょう・ばい【競売】** 《名・他サ》多くの買い手のうちで、いちばん高い値をつけた人に売ること。せりうり。「名画の~」[参考]法律では「競売{けいばい}」という。 **きょうはく【強迫】** 《名・他サ》●無理に要求すること。無理じい。●[法]民法上、相手に害悪の生じることを知らせて恐れさせ自由な意思決定ををさまたげること。 **きょうはく【脅迫】** 《名・他サ》●あることを人にさせるために、おどすこと。「刃物で~する」●[法]刑法で、害を加えることを知らせて他人をおどすこと。 **きょうはく-かんねん【強迫観念】** はらいのけようとしても絶えず心にうかぶ、不快な病的観念。 **きょうへい【強兵】** [文] ●強い兵隊。[類語]精兵。●軍備・兵力などを増強すること。[四字]「富国~」 **きょう・へき【胸壁】** ●立った人の胸ぐらいの高さに築いた壁。胸墻{きょうしょう}。●とりで。●[内臓に対して]胸部の外側の部分。 **きょう・へん【共編】** 《名・他サ》二人以上で編集すること。また、そのもの。「~の詩集」 **きょう・へん【凶変・兇変】** [文] ひどく不吉な、ふつうでないできごと。「~が続く」[類語]天変地異。 **きょう・べん【強弁・強辯】** 《名・他サ》[文]無理に理屈をつけて言い立てること。「いかなる~も通らない」 **きょうべん【教鞭】** 生徒に教えるときに教師が使う、むち。~を執{と}・る《句》教師として教える。教職につく。 **きょう・ほ【競歩】** 陸上競技の一つ。左右どちらかのかかとが必ず地面についているようにして一定距離を歩き、その速さをきそう競技。ウオーキングレース。 **きょう・ほう【教法】** ●仏が説いた教え。●物事を教授する方法。 **きょうぼう【共謀】** 《名・自他サ》●[二人以上の人が]共同して悪事をたくらむこと。「~して盗みを働く」[類語]策応。●[法]共同謀議。 **きょうぼう【強暴】** [文] ●《名・形動》力が強く乱暴なこと。●《名・他サ》強迫して暴行を加えること。 **きょう・ぼう【凶暴・兇暴】** 《形動》性質が残忍で乱暴なようす。「~な犬」「~性がある」[類語]凶猛。~せい【~性】残忍で乱暴な性質。 **きょうぼう【狂暴】** 《形動》くるったように暴れるようす。また、手に負えないほど乱暴なようす。「~なふるまい」 **ぎょう・ぼう【仰望】** 《名・他サ》[文]あがめ、期待すること。「世界の平和を~する」 **ぎょうぼう【翹望】** 《名・他サ》[文]《「首を翹{あ}げて待ち望む」の意》ある事柄の実現を、しきりに待ち望むこと。翹首{ぎょうしゅ}。「才能ある新人を~する」 **きょうぼく【喬木】** 「高木」の旧称。[対]灌木{かんぼく}。 **きょうほん【教本】** [道徳・宗教などの]教えの根本。[技芸などの]教科書。教則本。「ピアノの~」 **きょうほん【狂奔】** 《名・自サ》●わき目もふらず走り回ること。「馬が~する」●ある目的のために一生懸命に動き回ること。「資金調達に~する」 **きょう・ま【京間】** 和風建築で、部屋の広さなどをはかるときの尺度。一間{けん}を曲尺{かねじゃく}での六・五尺(=約一・九七メートル)にとる。おもに関西地方で用いる。 **きょう・まい【京舞】** 上方舞{かみがたまい}で、地唄{じうた}を用い、能の影響を受けた繊細優美なもの。 **きょう・まい【供米】** 米を供出すること。また、その米。供出米。[注意]「くまい」と読めば別語。 **きょう・まく【胸膜】** 胸腔の内面と肺の表面をおおっている二重の膜。膜と膜の腔所を胸膜腔という。肋膜{ろくまく}。~えん【~炎】胸膜に起こる炎症。結核・肺炎・インフルエンザなどによって起こり、発熱・胸痛・呼吸困難などの症状が現れる。 **きょう・まく【強膜・鞏膜】** 眼球の外側の大部分を包む、堅い繊維性の白い膜。しろめの部分。白膜。 **ぎょう・まつ【行末】** (文章の)行の終わり。[対]行頭。 **きょう・まん【驕慢・僑慢】** 《名・形動》他よりすぐれているとして、おごりたかぶること。「~な態度」[類語]高慢。傲慢{ごうまん}。尊大。倨傲{きょごう}。 **きょう・み【興味】** ●ある物事をおもしろいと感じ、ひきつけられる気持ち。「~本位」[例]「音楽に~をもつ」●そのものが人に感じさせるおもしろさ。「~をそそられる」[類語]興趣。 **きょうみ-しんしん【興味津津】** 《名・形動ナリ》次々に興味が湧{わ}いて、つぐないようす。「~たる筋立て」[注意]「興味深深」は誤り。 **きょう・む【教務】** ●学校で授業する上で必要な事務(をとる人)。「~課」●宗教団体で、宗門上の事務(をとる人)。 **ぎょう・む【業務】** 職業として行うべき(毎日の)仕事。「~をおこたる」「~命令」[類語]公務。~じょう-かしつ【~上過失】[法]特定の業務に従事する者が、その業務上に必要な注意・義務をおこたること。 **きょうめい【共鳴】** 《名・自サ》[理]振動する物体が、その固有振動数に等しい振動を外部から受けると、振動がはげしくなる現象。共振。 <379> ききょうめ―きょえい 体が他の振動する物体の作用で、それと同じ振動数で振動し始めること。共振。共鳴り。「音叉{おんさ}箱でーする」②他人の考えや意見に同感し賛成すること。「彼の思想に―する」[類語]同調。 **きょう・めい【嬌名】** 〔文〕 〔芸者などが〕なまめかしいという評判。[コロ]「―を馳せる」[コロ]「ーをうたわれる」 **ぎょう・めい【驍名】** 〔文〕 〔武将などの〕勇気があって強いという評判。[コロ]「―を馳せる」[類語]勇名。武名。 **きょうもう【凶猛兇猛】** 《形動》〔文〕ひどく、たけだけしいようす。「――な人物」[類語]凶暴。獰猛。 **\*きょうもん【教門】** ●仏教を組織立てて研究する方面。●生死解脱{げだつ}の道に入る門としての、仏の教え。 **\*きょうもん【経文】** 経典に書かれている文章。また、経典。お経。「―を唱える」 **\*きょう・やく【共訳】** 《名・他サ》共同で翻訳すること。 **\*きょう・やく【協約】** ●《名・他サ》〔個人と団体、団体と団体の間で〕互いに協議して約束すること。また、その約束。「労働―」●〔法〕国と国の間で文書を交換して結ぶ契約。「隣国と―を結ぶ」[類語]協定。 **きょう・ゆ【教諭】** ●《名・他サ》〔文〕教えさとすこと。[類語]教訓。説諭。●小・中・高等学校、幼稚園、養護・ろう・盲学校の正規の教員。[類語]教師。先生。 **\*きょう・ゆう【享有】** 《名・他サ》〔文〕 〔権利・能力などを〕生まれながらにしてもっていること。また、自分の身にうけてもつこと。「私権の―は出生に始まる」 **\*きょう・ゆう【俠勇】** 〔文]義俠心があって、勇ましい・こと(人)。「―の徒」 **\*きょう・ゆう【共有】** 《名・他サ》●一つの物を二人以上の人が共同してもつこと。「―地」「秘密を―する」[反]専有。②〔法〕一つの物の所有権が二人以上にあること。「―財産」 **\*きょう・ゆう【梟雄】** 〔文]残忍で強い・こと(英雄)。「一代の一」[参考]悪人の首領にいう。 **きょう・よ【供与】** 《名・他サ》利益・物品などを提供し与えること。「武器を―する」[類語]供給。 **\*きょう‐よう【供用】** 《名・他サ》〔文]他人の使用に提供すること。他人に使わせること。「市が施設を―する」 る」 **\*きょう‐よう【共用】** 《名・他サ》〔二人以上の人が〕一つの物を共同で使うこと。「―の洗面所」②二種類以上の物に対して使えること。「五○ヘルツ・六〇ヘルツ―の照明器具」[反]専用。 **きょう‐よう【強要】** 《名・他サ》ある行為をするように、無理に要求すること。「自白を―する」[類語]強請。 **\*きょう‐よう【教養】** 《「教え育てる」意から》学問や広い知識などを身につけることによって得られる、心の持ち方や考え方の豊かさ。「――を身につける」「―が深い」 **\*きょうらく【享楽】** 《名・他サ》快楽をじゅうぶんに味わうこと。[コロ]「―にふける」[類語]悦楽。ーしゅぎ【―主義】快楽にふけることを人生の目的とする主義。快楽主義。エピキュリズム。[反]禁欲主義。ーてき【―的】《形動》思うままに楽しみにふけるようす。「―な生活」 **\*きょうらく【京洛】** 〔文〕みやこ。特に、京都。「―の老舗{しにせ}」[参考]「洛」は中国古代の都洛陽{らくよう}のことで、なぞらえて日本の京都を言う。 **\*きょうらく【競落】** 《名・他サ》競売で所有権を得ること。せりおとすこと。「名画を―する」 **きょうらん【供覧】** 《名・他サ》〔文〕自由に多くの人に見せること。観覧に供すること。[類語]展覧。 **\*きょうらん【狂乱】** 《名・自サ》心が乱れて、異常なふるまいをすること。「――状態」「半ー」〔ひゆ的に、異常な状態にもいう〕「―物価」 **\*きょうらん【狂瀾】** 〔文〕あれくるう大波。[類語]激浪。怒濤{どとう}。―を既倒に廻ら・す《句》《「くだけかかる大波を押し返す」意から)ひどく悪くなった形勢をもとの状態に返す。回瀾{かいらん}を既倒に反す。〈韓愈・進学解〉 **きょう‐り【教理】** ある宗教で、真理とする教えの体系。宗教上の道理・理論。教義。「――問答」 **\*きょう‐り【胸裏】** 〔文〕胸のなか。心のうち。胸中。「過去のことがーに浮かぶ」[類語]脳裏。胸底。 **\*きょうり【郷里】** 生まれ育った土地。故郷。ふるさと。「―に帰る」「――は静岡です」[類語]郷土。郷党。 **ぎょうりき【行力】** 仏道・修験道などの修行によって得た力。 **きょう‐ろん【経論】** 仏典の三蔵のうち、経蔵と論蔵。 **きょう・わ【協和】** 《名・自サ》〔文〕心を合わせて仲よくすること。「諸国民と―する」―おん【―音】同時に鳴らした二つ以上の音がよく調和して、快い響きをもつもの。[反]不協和音。 **きょうわこく【共和国】** 共和制をとっている国。 **きょうわ・せい【共和制】** (republic)直接または間接に、人民によって選挙された者が国を統治する政治形態。共和政体。[対]君主制。 **きょう・わん【峡湾】** 〔文〕「フィヨルド」に同じ。 **きょ・えい【虚栄】** 体面を重んじて身分や実力以上に見せようと、うわべをよそおうこと。みえ。[類語]虚飾。―しん【―心】自分をよく見せようとする心。みえをはりたがる心。「―の強い男」 <380> **ぎょ・えい【御詠】** 〔文〕天皇または皇族が作った和歌や漢詩。「親王のー」[類語]御歌。御製。 **ぎょ・えい【魚影】** 川や海を群れを作って泳ぐ魚のすがた。群れを作る魚の集まり具合。「―が濃い」 **きょ‐えき【巨益】** 〔文〕非常に大きな利益。巨利。 **ぎょえん【御苑】** 皇室が所有する庭園。[参考]地名などに付いて固有名詞となる場合は、旧皇室領であることを示すこともある。「新宿―」[類語]禁苑。 **きょ‐おく【巨億】** きわめて大きい数・金額。「―の財を築く」[参考]「巨万」よりも強い意味を表す。 **ギョーザ【餃子】** 中華料理の一つ。小麦粉をこねてうすくのばした皮に、刻んだ肉や野菜を包んで蒸したり焼いたりゆでたりしたもの。チャオズ。▽中国 jiao-zi **きょーか【炬火】** 〔文〕たいまつ(の火)。かがりび。 **きょーか【許可】** 《名・他サ》ある行為・行動をよいと許すこと。「外出―」[類語]承認。承諾。 **ぎょ・か【御歌】** 〔文〕天皇が作った和歌。大御歌{おおみうた}。[類語]御詠。御製。 **ぎょーか【漁家】** 〔文]漁師の家。 **ぎょ・か【漁火】** 〔文]夜、魚をおびきよせるために船でたく火。いさりび。「―をたく」 **きょーかい【巨魁・渠魁】** 〔文〕団体、特に盗賊などのかしら。「暗黒街の―」[類語]頭目。首領。 **ぎょーかい【魚介】** 《「介」は「貝」の意》食用としての海産動物の総称。[表記]「魚貝」とも書く。 **きょーがく【巨額】** きわめて多い数量・金額。「―の資金を注ぎ込む」[類語]多額。 **ぎょ・かく【漁獲】** 《名・他サ》水産物をとること。また、そのとったもの。「―量」「―高」 **きょ‐かん【居館】** 〔文〕住んでいる屋敷。 **きょーかん【巨漢】** 体の大きな男性。大男。 **きょーかん【巨艦】** 巨大な軍艦。 **きょ・がん【巨岩・巨巌】** 巨大な岩。大岩。 **ぎょ‐かん【御感】** 〔文〕天皇や貴人が感心すること。叡感{えいかん}。[コロ]「―にあずかる」 **ぎょがん・レンズ【魚眼レンズ】** 広角レンズの一種。視野にはいる角度が一八〇度前後の凸レンズ。天文・気象の観測などに使われる。[参考]魚の目が一八〇度近い視野をもつことからいう。 **きょーき【歔欷】** 《名・自サ》〔文〕すすり泣くこと。すすり泣き。飲泣{いんきゅう}。欷歔{ききょ}。「―の声」 **きょーぎ【虚偽】** 真実でないことを真実のように見せかけること。うそ。いつわり。「―の申し立て」[対]真実。 **ぎょーき【御忌】** 貴人・祖師などの年忌の法会{ほうえ}をさす尊敬語。特に、法然上人の忌日に行う法会。ごき。 **ぎょーき【漁期】** りょうき(漁期)。 **きょぎょう【虚業】** 堅実でない事業。当たり外れのある事業。[参考]「実業」のもじり。 **ぎょーきょう【漁況】** 〔ある漁場での〕魚のとれる状況。魚のとれぐあい。「―調査」 **ぎょぎょう【漁業】** 魚介類・海藻類などをとったり、養殖したりする事業・職業。「遠洋―」 **―すいいき【―水域】** 領海につながる公海で、沿岸国が独自に、漁業資源の保護・管理に関する権利を有する水域。漁業専管水域。[参考]多くの国が沿岸から二○○海里と定めている。 **きょきょーじつじつ【虚虚実実】** 相手の虚(=そなえのすき)をねらい、実(=そなえの堅い所)をさけて攻めるように、互いにたくみな計略や秘術をつくして戦うこと。「―の駆け引き」 **きょーきん【拠金・醵金】** 《名・自サ》〔社会事業などのために〕金銭を出し合うこと。また、その金銭。「福祉事業に―する」 **きょく【局】** 《名》●役所・会社などで、業務分担をいくつかに分けた組織の一つ。部・課などの上にある部署。「調査―」「事務―」●郵便局・放送局など、局と名のつく所。●当面している仕事や事態。「時―」「政―」《助数》碁・将棋などの勝負を数える語。 **―を結・ぶ** 《句》その事柄・場面を終わらせる。 **きょ‐く【巨軀】** 〔文〕大きな体。巨体。 **きょく【曲】** ●〔文〕よこしまな事柄。不正。「―を強いる」[対]直。●音楽のふし。しらべ。メロディー。「静かなー」「詩に―をつける」●音楽上の作品。楽曲。●物事の変化するおもしろみ。 **―が無・い** 《句》変化がなくて、おもしろみがない。 **きょく【極】** ●物事の状態が、それ以上行きようのないところ。きわみ。限界点。〔副詞的にも使う」「疲労の―にある」[類語]果て。究極。●地球の自転軸の端。南極と北極。●電池・磁石などの端。「プラスのー」 **きょくがく・あせい【曲学阿世】** 真理に反した説を唱え、人気や時勢におもねる・こと(学者)。「―の徒」 **ぎょく‐がん【玉顔】** 〔文〕●玉のように美しい顔。●天皇の顔。竜顔。[コロ]「―を拝す」 **きょく‐ぎ【曲技】** 〔文〕かるわざをする技術。また、かるわざのような危険の多い技。[類語]離れ技。 **きょく‐げい【曲芸】** 〔かるわざ・曲馬など」ふつうではできない危険で変わった芸当。「一団」[類語]離れ技。 **ぎょく【玉】** ●美しく高価な石。宝石。●角閃石{かくせんせき}の一種。うすい灰色やうすい緑色をした半透明の石。昔、中国や日本で珍重した。●取引所で、売買の成立した株式・商品。●〔花柳界で〕芸者。また、玉代。●将棋で「王将」の略。●〔料理屋・すし屋などで〕鶏のたまご。また、すしだねに使う卵焼き。 **ぎょーぐ【漁具】** 〔舟・網など〕漁業に使う道具。 **ぎょくあん・か【玉案下】** (「お机の下」の意)手紙のあて名の脇付{わきづけ}に用いて敬意を表す語。机下{きか}。 **きょく‐いん【局員】** 〔郵便局・放送局など〕局と名のつく組織の職員。「郵便局の―」 **きょく‐う【極右】** 極端な右翼思想(の人)。[対]極左。 **きょく‐うち【曲打ち】** 《名・他サ》太鼓などを速く、また変わったやり方で打つこと。また、その打ち方。 **ぎょく‐おん【玉音】** 〔文〕天皇の声。天皇の話されることば。[類語]玉音。 **―ほうそう【一放送】** 天皇じきじきのラジオ放送。特に、一九四五年八月一五日正午から録音で流された、終戦の詔勅の放送。 **きょく‐がい【局外】** ●〔局と名のつく組織などで〕その管轄に属さない範囲。[対]局内。●その事件・部署などに関係をもたない立場。当事者でないこと。「――者」 **―ちゅうりつ【―中立】** 国際間の争いなどで、どちらにも味方しないこと。また、その立場。 **きょく‐がく【曲学】** 真理に反したことを教える学問。曲解した学問。 <381> **きょくげん【極言】** 《名・他サ》遠慮しないで極端な言い方をすること。また、そのことば。「~すれば、あの作品は駄作だ」[類語]極論。 **きょくげん【極限】** ●物事が進んで、それ以上の状態にはできないという最後の点。限界点。「能力の~をこえる」「~状態」[類語]極所。極点。リミット。●[数]ある一定の法則に従って変化する数が、ある値に限りなく近づくとき、その近づく値。極限值。 **きょく-さ【極左】** 極端な左翼思想(の人)。[対]極右。 **ぎょく-ざ【玉座】** [文]天子がすわる座席。宝祚{ほうそ}。 **きょく-ざい【局在】** 《名・自サ》場所を限って存在すること。「都市部に~する施設」 **ぎょく-もん【玉門】** [文]美しい門。 **きょく-げん【曲言】** 《名・他サ》[文]遠回しに言う・こと(ことば)。[対]直言。 **ぎょく-さい【玉砕・玉摧】** 《名・自サ》《「玉となって美しく砕け散る」意から》全力をつくして戦い、名誉や忠節を重んじて潔く死ぬこと。 **きょく-し【局紙】** 鳥の子紙に似た厚い上質の和紙。表面は滑らかで黄色っぽく、強い。紙幣・証券などに使う。[参考]もと、大蔵省抄紙局で作ったことから。 **きょく-し【曲師】** 浪曲や俗曲で、三味線をひく人。 **きょく-じ【曲事】** [文]不正な事。[例]「~を働く」 **きょく-じつ【旭日】** [文]あさひ。[四字]「~昇天」 **きょく-しゃ【曲射】** 障害物にかくれた目標または水平な目標などを攻撃するために、湾曲した弾道で砲弾を上方から落下させる射撃。「~砲」[対]平射・直射。 **ぎょく-じゅう【玉什】** [文] ●すぐれた詩歌。●他人の詩歌をさす尊敬語。 **きょく-しょ【局所】** [文] [全体の中の]かぎられた一部分。「~麻酔」[同]局部。 **きょく-しょう【極小】** ●きわめて小さいこと。「~の物質」●[数]関数の値がしだいに減少して、これから増大しようとするところ。グラフでは谷になる。ミニマム。「~値」[対]②極大。 **きょく-しょう【極少】** [程度・数量が]きわめて少ないこと。「リスクを~におさえる」[類語]極微。僅少。 **きょく-ち【局地】** 限られた一部分の土地。一定区域の土地。「~戦争」~てき【~的】《形動》ある地域に限られているさま。「~に豪雨が降る」 **ぎょく-しょう【玉将】** 将棋のこまの一つ。主将に当たるこま。これをつまれると負けになる。玉{ぎょく}。[参考]ふつう、下位の者が玉将をもつ。王将。 **ぎょく-しょう【玉章】** [文] ●美しく、すぐれた詩文。●他人の手紙をさす尊敬語。玉翰{ぎょっかん}。 **ぎょく-ずい【玉髄】** 石英の微細な結晶の集合体。しま模様があるものは「めのう」と呼ぶ。 **ぎょく-せい【玉成】** 《名・他サ》[文]玉のようにみがきあげること。また、りっぱな人物に育てあげること。 **きょく-せき【跼蹐】** 《名・自サ》「跼天蹐地」の略。 **ぎょく-せき【玉石】** [文] ●玉と石。●すぐれたものと劣ったもの。 **ぎょくせき-こんこう【玉石混交・玉石混淆】** 《名・自サ》すぐれたものと劣ったものが入りまじっていること。「~の作品」 **きょくてん・せきち【跼天蹐地】** [文]《「天は高いのにつかえないかと身を縮めて歩き、地は厚いのにへこまないかとそっと歩く」の意から》肩身がせまく世をはばかって行動すること。跼蹐{きょくせき}。 **きょく-せつ【曲折】** 《名・自サ》●曲がりくねっていること。●経過する途中で複雑に変化すること。また、複雑に入りくんだ事情。[四字]「紆余~」「~の多い人生」 **きょく-せつ【曲節】** [文]音楽のふし・調子。メロディー。曲調。 **きょく-せつ【曲説】** 《名・自サ》[文]事実を曲げて説明すること。また、その説。 **きょく-せん【曲線】** 連続してなめらかに曲がっている線。カーブ。「~美」[対]直線。 **きょく-そう【曲想】** 楽曲の構想。曲全体のイメージ。「~を得る」[類語]楽想。 **きょく-だい【極大】** ●きわめて大きいこと。●[数]関数の値がしだいに増大して、これがら減少しようとするところ。グラフでは山になる。マキシマム。[類語]②最大。[対]②極小。 **ぎょく-たい【玉体】** [文]天皇の体。[類語]聖体。 **ぎょく-だい【玉代】** [花柳界で]芸者などを呼んで遊ぶための料金。花代。揚げ代。玉{たま}。 **きょく-たん【極端】** 《名・形動》[思想・言動などが]ひどくかたよっていること。また、一般の程度から大きくはずれていること。「~な考え」[類語]極度。 **きょく-ち【極致】** ある物事が到達しうる最高の状態・境地。「美の~をきわめる」[類語]極点。頂点。 **きょくちょう【局長】** 局と名のつく組織の長。 **きょく-ちょう【曲調】** [文]音楽のふし・調子。 **きょくちょく【曲直】** [文]曲がったこととまっすぐなこと。不正なことと正しいこと。[コロ]「~をただす」[例]「政治の~を明らかにする」[四字]「理非~」[類語]是非。理非。善悪。 **きょく-てん【極点】** ●ある物事の行きつく最後の点。[例]「興奮が~に達する」[類語]極致。頂点。極限。絶頂。●北極点、および南極点。「~に立つ」 **きょく-ど【極度】** 《名・形動》程度が限界である所。また、程度がはなはだしいこと。「~の緊張」[類語]極端。 **きょく-とう【極東】** (Far East)《「西欧から見て最も東方の地域」の意で》日本・朝鮮など、東アジアの地域。「~地域」[対]中東・近東。 **きょく-どめ【局留め】** 郵便物などを発信人の指定する局に留めておくこと。また、その郵便物。 **きょく-のり【曲乗り】** 《名・自サ》馬・球・自転車などに乗りながら曲芸をすること。また、その曲芸。 **きょく-ば【曲馬】** 馬に乗ったり馬を使ったりして、曲芸をすること。また、その曲芸。~だん【~団】「サーカス」に同じ。 **ぎょく-はい【玉杯・玉盃】** [文]玉で作ったさかずき。また、「さかずき」の美称。「~を仰ぐ」 **きょく-ばん【局番】** 電話で、地域ごとに決められた番号。「市外~」 **きょく-ひ【曲庇】** [文]事実を曲げて人をかばうこと。「~者なり〈舞姫・森鷗外〉」 **きょく-び【極微】** 《名・形動》[文]非常にこまかいようす。「~の世界」 **きょく-びき【曲弾き】** 《名・他サ》琴・三味線などを速く、また変わった奏法で曲芸のようにひくこと。 <382> ききょくひ―きょしゅ **きょく‐ひつ【曲筆】** 《名・他サ》〔文〕 〔都合のいいように〕事実を曲げて書くこと。また、その文章。「事件の真相を―する」[類語]舞文。[対]直筆。 **きょくひ・どうぶつ【「棘皮動物】** 動物分類上の一門。体の表面に石灰質のとげがあり、放射状の形をした海産動物。ウニ・ナマコ・ヒトデなどの類。 **※きょくふ【局譜】** 囲碁の対局の経過を記した図譜。 **\*きょくふ【曲譜】** 歌・音楽の譜。楽譜。 **きょくぶ【局部】** 「局所」に同じ。―てき【―的】《形動》ある一部分にだけ関係するようす。「―的な問題」 **ぎょくふ【玉斧】** 〔文〕玉のおの。―を乞{こ}・う《句》自分の詩歌・文章を添削してもらうようにたのむ。 **ぎょく‐へん【玉偏】** たまへん(玉偏)。 **きょく‐ほう【局方】** 「日本薬局方」の略。 **きょく‐ほく【極北】** 北のはて。北極に近い地域。 **\*きょく‐めん【局面】** ●碁・将棋などの盤上で行われている勝負の形勢。●当面している物事の状勢。物事の成り行き。「―を打開する」 **\*きょく‐めん【曲面】** どの部分も平面にならない、連続して曲がっている面。球の面など。 **きょくもく【曲目】** ●楽曲の名。曲名。●演奏する曲を演奏順に記した表。プログラム。「演奏―」 **ぎょく‐もん【玉門】** ●〔文〕玉でかざった美しい門。りっぱな門。●「隠〕女性の陰部。 **きょく‐りょう【極量】** 劇薬・毒薬などの、使用しても安全な限界量。 **きょく‐りょく【極力】** 《副》できる限り努力するようす。「目標達成のために―努力する」 **ぎょく‐ろ【玉露】** ●〔文〕玉のように美しい露。●最も上質のせん茶。香りと風味がよい。 **ぎょく‐ろう【玉楼】** 〔文〕玉を散りばめたような、立派な高殿。[四字]「金殿―」 **きょく‐ろく【曲录】** いすの一種。よりかかる部分をまるく曲げ、脚をX形に交差させて作る。法会などに僧が使う。 **\*きょく‐ろん【曲論】** 《名・他サ》〔文]道理を曲げて、あたかも正しいかのように論じる・こと(議論)。[対]正論。 **\*きょく‐ろん【極論】** 《名・他サ》●極端な言い方をすること。また、その論議。「――すれば無策に等しい」●ある事柄を徹底的に論じること。[類語]①②極言。 **ぎょーぐん【魚群】** 魚の群れ。「―探知機」 **ぎょ・けい【御慶】** 〔文〕およろこび。お祝い。〔新年の祝いのことば〕「初春のー、めでたく申しおさめ候」 **きょ・けつ【虚血】** 体の組織や臓器へ流れる血液量がひどく減ること。[参考]全身に起こる「貧血」と区別していう。 **きょ・げつ【去月】** 〔文〕今月のすぐ前の月。 **きょーげん【虚言】** 〔文〕うそを言う・こと(ことば)。きょごん。「―癖」「――を並べる」[類語]虚辞。 **\*きょーこの【挙行】** 《名・他サ》〔儀式・行事を〕正式にとり行うこと。「入学式を―する」[類語]挙式。執行。 **\*きょ‐こう【虚構】** ●事実ではないことを事実のように仕組むこと。つくりごと。「―の世界」(fiction)●文芸作品を、作者が想像によって組み立てること。また、そのもの。仮構。フィクション。 **きょ‐ごう【倨傲】** 《名・形動》〔文〕おごりたかぶっていばること。[類語]高慢。傲慢。 **ぎょ・こう【漁港】** 漁業の根拠地となっている港。出漁・陸揚げの諸施設や魚市場がある。 **きょこく【挙国】** 《「国をあげて」の意)〔文〕国民全体。[四字]「一一致」 **\*きょーこん【虛根】** 〔数〕方程式の根(解)で、虚数がふくまれているもの。[反]実根。 **\*きょーこん【許婚】** 〔文〕いいなずけ。「―者」 **ぎょーざ【御座】** 〔文〕天子や貴人の座る席。 **きょーさい【巨細】** ◆こさい(巨細)。 **\*きょーざい【巨材】** ●大きな材木。●偉大な才能(をもった人)。 **きよーざい【巨財】** 莫大{ばくだい}な財産。「―を残す」 **きょーさつ【巨刹】** 〔文〕大きな寺。大寺院。 **\*きょーし【巨資】** 多額の資本。「ーを投じる」 **\*きょ‐し【挙止】** 〔文〕人のたちいふるまい。日常の動作。举措{きょそ}。[四字]「――進退」[類語]挙動。起居。 **\*きょーし【鋸歯】** 〔文〕●のこぎりの歯。●葉のふちの、のこぎり状の切れ込み。 **\*きょーじ【虚字】** ●漢文で、抽象的意味を表す文字。多く動詞・形容詞として使われる文字。「行」「来」「高」など。●漢文で、文法上の形式的意味を表す文字。「為{い}」「于{う}」「者{しゃ}」「乎{や}」など。助字。置き字。[反]②実字。 **\*きょーじ【虚辞】** 〔文〕真実を表さないことば。うそいつわり。「―を弄する」[類語]虚言。 **ぎょーじ【御璽】** 天皇の印。玉璽{ぎょくさい}。 **きょ‐しき【挙式】** 《名・自サ》儀式(特に結婚式)をとり行うこと。「―の日取り」[類語]挙行。 **きょ‐しつ【居室】** 〔文]ふだんいる部屋。居間。 **きょーじつ【虚実】** 〔文〕●うそと、まこと。あることとないこと。虚構と事実。「――を確かめる」[類語]真偽。実否。●いろいろな策略。「―をつくして戦う」[参考]虚虚実実。 **きょしてき【巨視的】** 《形動》(macroscopic)●人間の感覚で識別できる程度の大きさを対象とするようす。肉眼的。粗視的。「——世界」●〔社会・経済現象などについて」対象を一つのまとまりして見るようす。マクロ的。「――に把握する」[対]①②微視的。 **ぎょしゃ【御者馭者】** 馬車につけた馬を操り、馬車を動かす人。 **きょーじゃく【虚弱】** 《名・形動》体が弱く、病気がちなこと。「―な体質」[類語]蒲柳{ほりゅう}。 **ぎょし・やす・い【御し『易い】** 《形》人を思うとおりに動かすことができるようすだ。あつかいやすい。「―・い相手」 **きょ・しゅ【挙手】** 《名・自サ》〔意思表示のために〕片手を高くあげること。「賛成の―を求める」 **きょーじゅ【巨樹】** 〔文〕大きな立ち木。巨木。 **きょ・しゅう【去就】** 立ち去ることと、とどまること。また、ある状態でどう身を処するかという態度。「社長のーが注目される」[類語]出処。進退。 **\*きょーじゅう【居住】** 《名・自サ》ある場所・建物に住むこと。「―空間」[類語]在住。住居。せい【―性】住宅の住み心地。「―が悪い」 **きょーじゅう【巨獣】** 〔文〕大きなけもの。 **ぎょ・しゅう【漁舟】** 〔文〕漁をする小舟。[類語]漁船。 **きょーしゅつ【拠出釀出】** 《名・他サ》〔ある目的のために複数の人が〕金銭や品物を出しあうこと。「一人一万円ずつ―する」 <383> きょしょ――きょっか **きょしょ【居所・居処】** ●身をおく所。居場所。いどころ。「転々とーを変える」[尊敬]貴所。貴地。御地。●[法]生活の本拠ではないが、ある程度の期間継続して住んでいる場所。 **きよ‐ずり【清刷り】** 活版を写真製版の版下にするために上質の紙に刷ること。また、その刷ったもの。 **\*きょ‐しょう【去声】** 漢字の四声の一つ。発音するとき、始めが高くあとが低くなるもの。きょせい。[参考]平声{ひょうしょう}・上声{じょうしょう}・入声{にっしょう}。 **\*きょ‐しょう【巨匠】** 芸術の分野できわだって優れた人。大家。名匠。「文壇の―」[類語]泰斗。 **\*きょ‐しょう【挙証】** 《名・自サ》証拠をあげること。 **きょーじょう【居城】** 領主などが日ごろ住んでいる城。 **ぎょ・しょう【漁礁・魚礁】** 海底が隆起していて、魚のすみかや産卵場所に適した所。[参考]石などを大量にしずめた人工のものにも言う。 **ぎょーじょう【漁場】** 漁業を行う場所。漁場{りょうば}。 **きょ・しょく【虚飾】** 内容がともなわず、うわべだけをかざること。[コロ]「―に満ちた生活」[類語]虚栄。 **ぎょしょく【漁色】** だれかれかまわず、次々に女性をもとめて情事にふけること。「――家」 **きょしょく‐しょう【拒食症】** 精神的な要因で、食欲が極度に低下する病気。「神経性食思(食欲)不振症」の俗称。若い女性に多い。[対]過食症。 **きょ・しん【虚心】** 《名・形動》心が素直であること。わだかまりのないこと。「――に話を聞く」 **きょーじん【巨人】** ●体が、けたはずれに大きい人。ジャイアント。[反]小人。●偉大な人物。「政界の―」 **\*ぎょしん【御寝】** 〔文〕「寝ること」の尊敬語。 **\*ぎょしん【魚信】** 釣りで、魚が餌にくいついた手ごたえ。当たり。 **きょしんたんかい【虚心坦懐】** 《名・形動》とらわれた考えやわだかまりがなく、すなおに物事に対すること。[コロ]「―に話し合う」「虚心坦懐」は誤り。 **きょ・すう【虚数】** 〔数〕実数でない複素数。負数の平方根。二乗して負になる数。[参考]√-1を数と考え、これをiで表して虚数の単位とする。[対]実数。 **キヨスク** JR各社の駅構内にある売店の総称。[参考]JR東日本では「キオスク」。▷KIOSK **きよ‐すり【清刷り】** 活版を写真製版の版下にするために上質の紙に刷ること。また、その刷ったもの。 **ぎょ!する【御する】** 《他サ変》●馬などを自由に操り動かす。表記「馭する」とも書く。●〔人を〕自分の思うとおりに動かし使う。「―・しがたい人物」 **きよせ【季寄せ】** 季題を集め、分類して並べた本。[参考]歳時記の簡略なもので、例句などものせる。 **\*きょーせい【去勢】** 《名・他サ》●動物の生殖腺などをとり去って、生殖機能をなくすこと。「牛の――」●意欲などを失わせること。「文明に―された現代人」 **\*きょせい【去声】** →きょしょう(去声) **きょ‐せい【巨星】** ●恒星のうち、半径や光度の大きい星。アークトゥルス・アルデバラン・カペラなど。[反]矮星{わいせい}。●輝かしい業績をもつ偉大な人物[コロ]―墜{お}・つ《句》偉大な人物が死ぬ。[参考]→将星隕{お}つ。 **\*きよせい【挙世】** 《副》〔文〕世の人すべてが一つの気持ちになって。世をあげて。「――これを賛美する」 **\*きょせい【虚勢】** 〔内容・実力がともなわない〕うわべだけの威勢。からいばり。――を張・る《句》からいばりする。 **ぎょ・せい【御製】** 〔文〕天皇の作った詩歌や文章。[類語]御詠。御歌。 **きょ・せき【巨石】** 巨大な石。「一文化」 **きょ・せつ【虚説】** 〔文〕根拠のないうわさ。「―が広まる」[類語]浮説。流言飛語。流説。 **きよーぜつ【拒絶】** 《名・他サ》要求などをこばむこと。ことわること。拒否。「援助の申し出を―する」[反]許諾。受諾。―はんのう【―反応】●体内にはいった異物を排除しようとする反応。臓器移植の際などに起こる。拒否反応。●極度に、生理的・感情的に受け入れないこと。「たばこの煙に―を示す」 **きよ・せん【巨船】** 〔文〕巨大な船。大船。 **きよーぜん【居然】** 《形動》〔文〕●じっと動かないようす。「―とした態度」●安らかなようす。●することがなく退屈なようす。 **ぎょ・せん【漁船】** 漁業をするための船。[類語]漁舟。 **きょ‐そ【挙措】** 〔文〕(日常の)たちいふるまい。動作。[参考]举止。[四字]「一端正」 **きょつーかい【曲解】** 《名・他サ》物事を、ねじまげて解釈すること。また、その解釈。「同情を侮辱と―する」 **きょ・ぞう【巨像】** 巨大な彫刻の像。 **きよぞう【虚像】** ●〔理〕レンズや鏡によって光が発散したとき、発散光線と逆方向の延長線上に見える像。●見かけだけで実際には存在しないもの。「隣国の繁栄は―か」[対]②実像。 **ぎょ・ぞく【魚族】** 〔文〕「魚類」に同じ。 **ぎょ‐そん【漁村】** おもに漁業によって生計をたてている海辺の村。 **きょーた【許多・巨多】** 〔文〕数が多いこと。あまた。 **きょーたい【巨体】** きわめて大きな体。巨軀{きょく}。 **きょーだい【巨大】** 《名・形動》きわめて大きいこと。「――な建物」「―産業」[反]微小。 **ぎょーだい【御題】** 〔文〕●天皇が書いた題字。●天皇が選んだ詩歌・文章の題。勅題。 **きょーたく【居宅】** 〔文〕(ふだん)住んでいる家。住居。 **きょーだく【許諾】** 《名・他サ》〔文〕 〔相手の要求・希望などを〕聞き入れて許すこと。「申請を―する」「父の―を得る」[類語]承諾。受諾。許可。[反]拒絶。 **ぎょ・たく【魚拓】** 魚の表面に墨・絵の具をぬり、和紙や布をかぶせて魚の形をすり写すこと。また、その写したもの。「―をとる」 **きょーだつ【虚脱】** 《名・自サ》●心臓が衰弱して体じゅうの力がぬけ、仮死状態になること。●体力も気力もなくなり、うつろな状態になること。「事故のショックで―状態におちいる」―かん【―感】体力も気力もなくなり、何をするのもめんどうな感じ。 **きょーたん【去痰祛痰】** 〔文〕のどや気管にたまっているたんを取り去ること。「―剤」 **\*きょーたん【虚誕】** 〔文〕大げさなうそ。でたらめ。 **きょーだん【巨弾】** 大きな弾丸・爆弾。 **ぎょーたん【魚探】** 「魚群探知機」の略。超音波を使って、魚の群れをさがす器械。 **きょちゅうちょうてい【居中調停】** ●〔法〕紛争中の二国の間に第三国がはいって平和的に解決するようにはかること。●「一般に〕仲なおりのとりもち。 <384> **\*きょつーかん【極冠】** 〔天〕火星の両極地方に見られる白い冠状の地帯。水と氷とドライアイスからなる。 **\*きょつーかん【極、諫】** 《名・他サ》〔目上の人などに]ことばをつくし、厳しくいさめること。 **きょっけい【極刑】** 最も重い刑罰。死刑。 **きょっけん【極圏】** 地球上の南北六六度三三分の緯線から、南極または北極までの地域。 **\*きょっこう【「旭光】** 〔文〕朝日の光。「―の如{ごと}き勢い」[類語]暁光。 **\*きょつこう【極光】** 「オーロラ②」に同じ。 **ぎょつこ【玉稿】** 〔文〕相手の原稿をさす尊敬語。 **ぎょっと** 《副・自サ》一瞬おどろいて、心が動揺するようす。「廃居に人影が見えて思わずーする」 **きょ・てん【拠点】** ある活動の足場となる地点。「販売―」「ニューヨークを情報収集のーとする」 **きょーでん【虚伝】** 〔文〕根も葉もないうわさ。事実でない言い伝え。[類語]虚聞。 **ぎょ・でん【魚田】** 《「魚の田楽」の意)魚を角切り、あるいは丸のまま串{くし}にさし、味噌をつけて焼いた料理。 **\*きょ・とう【巨頭】** ●大きな頭。●ある社会で最も重要な地位にある人。「―会談」[類語]首脳。大立て者。 **\*きょ・とう【挙党】** 党員全員が団結して事に当たるこど。党をあげて。「―体制」[類語]全党。 **きょーどう【挙動】** 行動や動作。ふるまい。[四字]「―不審」 **ぎょ・とう【漁灯】** 魚をさそい集めるために漁船がともす明かり。集魚灯。漁火{いさりび}。 **ぎょ・どう【魚道】** ●〔海で〕魚群がいつも通る決まった道筋。●ダムなどで、魚の通路として設けた水路。 **きょどう・ふしん【挙動不審】** 《名・形動》動作や行為におかしなところがあり、人にあやしいと思わせること。また、そのようす。「―な人物」 **ぎょとう・ゆ【魚灯油】** 魚の脂からとった灯油。 **きょと‐きょと** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)落ち着かず、あたりを見回すようす。[類語]きょろきょろ。 **きょとん** 《副》《多く「―と」の形で使う)〔おどろいたり、相手の言うことがわからなかったりして〕目を大きくあけてぼんやりしているようす。 **ぎょーにく【魚肉】** 魚の肉。「―ソーセージ」 **きょーねん【去年】** ことしの前の年。昨年。[類語]こぞ。旧年。前年。客年{かくねん}。先年。 **ぎょーば【漁場】** ぎょじょう(漁場)。 **きょーはく【巨擘】** 〔文〕●親指。●同類の中で特にすぐれた人。かしらに立つ人。 **ぎょーばん【魚板】** 魚の形に木をほって作った板。禅寺で人を集める合図にたたく。 **\*きょ・ひ【巨費】** 巨額の費用[コロ]「ーを投じる」 **\*きょ・ひ【拒否】** 《名・他サ》要求・提案などをこばんで、ことわること。拒絶。「立ちのきをーする」―けん【―権】〔法〕●議会の決定した事柄を拒否し、くつがえすことのできる権利。●国際連合の安全保障理事会で常任理事国がもつ議決を拒否できる権利。 **きょ‐ひ【許否】** 許すことと許さないこと **ぎょ・ひ【魚肥】** 魚を原料として作る肥料。干し鰯{いわし}など。 **きよふ【巨富】** 〔文〕きわめて多くの富・財産。巨万の富。[コロ]「――を成す」 **ぎょ・ふ【漁夫・漁父】** 漁業で生活をたてる人。漁師。――の利《句》両者が争っているすきに第三者が(労せずして)利益をさらうこと。鷸蚌{いつぼう}の争い。[故事]シギとハマグリが争っているところへ漁師が来て、かんたんに両方を捕らえたという中国の寓話がっから。〈戦国策・燕策〉 **きよぶき【清拭き】** 《名・他サ》家具などをぬれた布でふき、かわいた布でさらに仕上げぶきをすること。 **ぎょ・ふく【魚腹】** 〔文]魚の腹(の中)。―に葬{ほうむ}ら・れる《句》海・川・湖などで水死する。 **ぎょーぶつ【御物】** 皇室の所蔵品。御物{ごもつ}。 **きょーぶん【虚聞】** 〔文〕●虚説。虚伝。「―にまどわされるな」●実質以上に受けとられている名声。[類語]虚名。空名。 **ぎょーふん【魚粉】** 魚をほして粉にしたもの。飼料・肥料・食料などにする。 **きよーへい【挙兵】** 《名・自サ》兵を集めて軍事行動を起こすこと。旗揚げ。「源氏のー」 **きょ‐ほ【巨歩】** 〔文〕●大またに歩くこと。●偉大な功績。「スポーツの発展に―を残す」 **\*きょ‐ほう【巨砲】** ●大きな大砲。●野球の強打者。 **\*きょ‐ほう【虚報】** 〔文]いつわりの情報。[類語]誤報。 **ぎょ‐ほう【漁法】** 魚介類をとる方法。「刺し網―」 **きよ・ほうへん【毀誉褒貶】** 〔文]ほめることと、けなすこと。さまざまな世評。[句]「―相半ばする」 **きよぼく【巨木】** 〔文〕巨大な立ち木。「―倒るるの感あり(=偉大な人の死を形容することば)」 **きよま・る【清まる】** 《自五》けがれがなくなる。清くなる。「初日の出に心が―・る」《四》。 **きょ‐まん【巨万】** 非常に多くの数・金額。[コロ]「-の富を築く」[参考]巨億。 **きよみずのぶたい【清水の舞台】** 京都の清水寺にある観音堂の舞台。切りたった崖の上にある。―から飛び降りる(よう)《句》重大な問題について、うまくいくかどうかわからないが、思い切って決断を下すときの気持ちの形容。「―(よう)な思いで愛を告白する」 **ぎょ・みん【漁民】** 漁業で生活する人々。[類語]漁師。 **きょ・む【虚無】** ●価値があると認められるものが何もない・こと(状態)。●何もなく、むなしいこと。空虚。「―感」●〔哲〕老子の説で、万物の本体は人間の認識をこえた無であるということ。―かん【―感】世の中の事物のすべてに価値や意味を認めず、むなしく思われること。また、そのむなしい感じ。―しゅぎ【―主義】(nihilism)〔哲〕実在・真理などを否定し、あらゆる価値・権威・規範を認めない立場。ニヒリズム。―てき【―的】《形動》虚無主義の考えをもっているようす。また、人生や世の中がすべてむなしく思われるようす。 **きよめ【清め・『浄め】** 清めること。けがれを取り去ること。「おーに塩をまく」 **きょーめい【虚名】** 実力をともなわない、高い評判。むなしい名誉。[コロ]「―を馳せる」[類語]虚聞。空名。 **ぎょーめい【御名】** 天皇の名前。―ぎょじ【御名御璽】天皇の署名と証印。 <385> **きょ・もう【虚妄】** [文]事実でないこと。うそいつわり。「~の説」[類語]虚偽。虚誕。 **ぎょ・もう【漁網・魚網】** 魚をとるのに使う網。 **ぎょ・もつ【御物】** ⇒ぎょぶつ(御物)。 **きよもと【清元】** 「清元節」の略。江戸浄瑠璃十一種。清元延寿太夫がはじめたもので、浄瑠璃の中で最も派手で粋なもの。 **ぎょーゆ【魚油】** イワシ・ニシン・タラなどの魚からとったあぶら。硬化油・栄養補助食品などの原料にする。 **ぎょ・ゆう【御遊】** [文] ●「遊び」の尊敬語。●宮中で行われる管弦の遊び。 **きょ-よう【挙用】** 《名・他サ》人をそれまでより重い地位につけて使うこと。登用。「部長を役員に~する」 **きょ-よう【許容】** 《名・他サ》大目に見て許すこと。この程度ならよいと許し、受け入れること。「~範囲」[類語]容認。黙認。 **ぎょーらい【魚雷】** 「魚形水雷」の略。自動装置によって水中を進み、目的物に命中すると破裂する爆弾。 **きよらか【清らか】** 《形動》●けがれや濁りなどがないようす。清浄。「~な水」●世俗にけがされず、清純であるようす。「~な心」「~な少女」 **ぎょーらん【魚籃】** 釣った魚を入れるかご。びく。 **きより【巨利】** [文]きわめて大きな利益。大きなもうけ。巨益。[例]「~を得る」[対]小利。 **きょーり【距離】** ●[数]二点を結ぶ直線の長さ。●二つの物事・場所などの間のへだたり。[心理的な場合にも使う]「理想と現実との~」 **きょ-りゅう【居留】** 《名・自サ》●ある場所に一時的に住むこと。[類語]寄留。●居留地に住むこと。~ち【~地】条約に基づいて、外国人が居住したり営業したりすることを特別に認めた地域。[類語]租界。~みん【~民】ある場所に一時的に住む外国人。また、居留地に住む外国人。 **ぎょーりょう【漁猟】** 漁業と狩猟。また、漁業。 **ぎょーりん【魚鱗】** [文]魚のうろこ。 **ぎょ-るい【魚類】** 脊椎動物の一つ。体表にうろこを持ち、水中にすみ、えらで呼吸する。魚族。 **きょ・れい【挙例】** 例をあげること。 **きょ・れい【虚礼】** 形式だけは整っているが、誠実さのない礼儀。うわべだけの礼儀。「~廃止」 **ぎょ・ろう【漁労・漁撈】** 水産物をとる・こと(仕事)。漁獲作業。「~長」 **ぎょ・ろう【魚蠟】** 魚やクジラなどの油からつくったろう。ろうそく・化粧品などに用いる。 **きょろきょろ** 《副・自サ》《副詞は「~と」の形も》目をあちこち動かして、落ち着かない態度で見回すようす。「授業中は~するな」[類語]きょときょと。 **ぎょろ・ぎょろ** 《副・自サ》《副詞は「~と」の形も》大きな目玉で見回すようす。大きく見開いて目玉を光らすようす。「~とにらむ」 **きょろ-つ・く** 《自五》落ち着かないようすであたりを見る。きょろきょろする。「不安そうに目を~かせる」 **ぎょろ・つ・く** 《自五》目玉がするどい光をおびて大きく動く。目がぎょろぎょろと動く。「目玉を~かせてさがす」 **ぎょろ-め【ぎょろ目】** 大きな目。大きく見開いた目。また、その目つき。「~の男」 **ぎょろり** 《副》《多く「~と」の形で》大きな目玉を動かすようす。「~とにらむ」 **きよわ【気弱】** 《名・形動》気が弱い・こと(性質)。 **きら【綺羅】** ●あや絹と、うす絹。また、ぜいたくな美しい衣服。●華やかで美しいこと。 **キラー** ●運動競技で、特定の相手に強い人。特に、野球で、特定チームに対して強い投手。「ジャイアンツ~」●魅力によって人をなやます人。悩殺する人。「マダム~」●[電算]ある特定の機器・サービスなどの普及に大きく貢献するもの。「新型ゲーム機の~ソフト」[参考]②は、ふつう、他語の下につけて、③は他語の上につけて使う。killer (=殺人者) **きらい【嫌い】** ●《名・形動》きらうこと。「~な食べ物」[類語]嫌悪。嫌忌。[対]好き。●《ふつう「…の~がある」「…する~がある」の形で》よくない傾向。気味。「軽率の~がある」 **き・らい【機雷】** 「機械水雷」の略。爆薬を入れて水中に設置し、艦船がふれると爆発するしかけの水雷。 **きらい【帰来】** 《名・自サ》[文]帰ってくること。 **ぎらい【嫌い】** 《接尾》「…をきらう・こと(人)」の意。「人付き合い~」 **きら・う【嫌う】** 《他五》●好まない。きらいだと思う。「不正を~・う」「蛇蝎{だかつ}の如く~・う」[無生物などにも使う]「湿気を~・う計器」[対]好く。●いやがってさける。忌む。《「~・わず」の形で》物事を差別しない。「相手~・わず議論をする」[例]「出物はれ物所~・わず」[文]《四》。→類語と表現 >類語と表現「嫌う」 *「人付き合いを嫌う・中途半端を嫌う・外出を嫌う」のように、嫌う対象は行為だったり、状態だったりもする。嫌う主体も人間だとは限らない「海苔は湿気を嫌う・金属は湿気を嫌う(さびる)・こけは日向を嫌う」。この例は、さけたい・さけるべきであるの意をふくんでいる。 また、「嫌う」という感情は、体に関する表現をとることがある。相手の言動に対して「鼻に付く・歯が浮く・虫唾{むしず}が走る・唾棄{だき}する(=つばをはきすてる)」などがそれである。 ・嫌がる・憎む・厭{いと}う・忌む・忌み嫌う・煙たがる・鼻に付く・歯が浮く・虫酸が走る/(名)嫌悪・嫌忌・忌避・倦厭{けんえん}・憎悪・唾棄・食傷・人見知り/嫌い・毛嫌い・男嫌い・女嫌い・食わず嫌い・人嫌い・負けず嫌い・嫌気{いやき}・厭世{えんせい} ◇[嫌われる]顰蹙{ひんしゅく}を買う **きらきら** 《副・自サ》 《副詞は「~と」の形も》何度も続けて、光り輝くようす。きらめくようす。[例]「星が~光る」[類語]ぴかぴか。 **ぎらぎら** 《副・自サ"》 《副詞は「~と」の形も》強烈に刺激するように一面に光り輝くようす。「~した目」「太陽が~と照りつける」 <386> ききらく―きりかえ **\*き・らく【帰洛】** 《名・自サ》〔文〕都(特に京都)に帰ってくること。「先月二日に―した」 **\*きらく【気楽】** 《形動》気を使わないようす。また、物事を深刻に考えないようす。[類語]のんき。 > **[類義語の使い分け]「呑気・気楽」** **きら・す【切らす】** 《他五》●切れた状態にする。「息を―・す」「しびれを―・す」●たくわえをなくす。絶やす。「塩を―・す」「お米を―・す」[文]《四》。 **きらーず【『雪『花『菜】** (切らずに料理に使える意から)豆腐のしぼりかす。おから。うのはな。豆腐がら。 **ぎら・つ・く** 《自五》ぎらぎら光る。「水面に油が―・く」 **きらぼし【「綺羅星】** ●暗夜にきらきらかがやく星。●「―の如く」の形で〉美しい人または身分や地位の高い人がずらりと並ぶたとえ。[参考]①②は、「綺羅、星の如く」から誤ってできた語。 **きらびやか【煌びやか】** 《形動》輝くほど派手で美しいようす。「―な場所」「――な衣装」[類語]絢爛{けんらん}。 **きら‐めか・す【「煌めかす】** 《他五》きらめくようにする。きらきらさせる。[図]《四》。 **きら・め・く【煌めく】** 《自五》光りかがやく。きらきらとかがやく。「―・く星座」「―・くリズム」 **きらら【『雲母】** うんも(雲母)。 **きらり** 《副》《多く「―と」の形で)瞬間的にするどく光るようす。「涙が―と光る」「感性が―と光る」[類語]ぴかり。 **ぎらり** 《副》《多く「ーと」の形で)どぎつく光るようす。重々しく光るようす。「白刃がーと光る」 **きらん【貴覧】** 〔文〕相手が見ることの尊敬語。「――に供する」[類語]御覧。高覧。 **\*きり【切り】** ●切れ目のところ。くぎり。「ーのいいところでやめる」●〈「――がない」「―のない」の形で〉限りがない。際限がない。「不満を言えばーがない」表記は「限り」とも書く。●能・歌舞伎の終わりの部分。「四幕の―」●「切り能」の略。●「切り狂言」の略。●寄席などで、その日の最後の演目(を演じる人)。[類語]とり。●清算取引で、受け渡しの期限。表記は、ふつう「限」と書く。 **\*きーり【奇利】** 〔文〕思いがけないもうけ。「―を博する」 **きり【桐】** ゴマノハグサ科の落葉高木。葉は広卵形で大きく、粘毛{ねんもう}が多い。材は軽く、防湿性が強い。たんす・琴・げたなどを作る。 **きり【錐】** 材木などに小さな穴をあける道具。先のするどくとがった細い鉄棒に、木の柄をつけたもの。―の囊中のうちに処{お}るが如くし《句》《するどい錐が袋の中に入っていると袋の外につき出てわかる意から)すぐれた人物は必ずその才能が人に知られるものであるということ。囊中の錐。〈史記・平原君伝〉 **\*きり【霧】** ●大気中の水蒸気が集まってこまかい水滴になり、煙のように空中にうかんだもの。ガス。「ーが立ちこめる」[参考]霞{かすみ}等。[類語]霞。靄{もや}。煙霞。●こまかい水滴を空中に飛び散らしたもの。「―をふく」 **きり** 《副助》《名詞「切り(= 際限)」の転。口頭語的・多く「っきり」となる。「ぎり」となることもある)●ある範囲の中からそれだけに限定する意。・・・だけ。「今回っきりでおしまいにしましょう」[参考]「きりしか・・・ない」の形で使うことも多い。「二人っきりしかいない」●〈「・・・きり・・・ない」の形で〉それを最後として、・・・することがまったくないの意。・・・以来・・・しない。「あれっきり母には会っていない」[参考]「・・・たきり・・・ない」の形で、接続助詞的にも使う。「入ったきり出て来ない」 **キリ** (「十字架」の意から「十」の意となり、さらに転じて)最終(のもの)。また、最低(のもの)。[参考]→ピンからキリまで。▽燃、cruz(=十字架)の転か。 **\*ぎ・り【義理】** ●物事の正しい道理・筋道。「――をわきまえる」●今までの行きがかりや関係のため、さけられない付き合い・礼儀。義理合い。「――と人情の板ばさみ」「―が悪い」〔「・・・した―ではない」の形で、「今までの関係からも・・・する立場ではない」意にも使う〕「今更こんな事が相談できたーでもない」●血のつながりはないが、血族と同じような関係があること。「―の兄」―あい【―合い】交際上さけられない付き合い。義理。―がた・い【―堅い】《形》義理②をかたく守っておろそかにしない。律義である。「―・い人」―だて【―立て】 《名・自サ》他人との交際や恩返しのために義理②を重んじること。「―に無理算段する」―にも《連語》●どんなによく言っても。おせじにも。「―うまいとはいえない料理」●義理がかり上の面目からでも。かりにも。「―受け取れない金」―を欠・く《句》他人との付き合いの上で当然しなければならないことをしない。不義理をする。―を立・てる《句》立場上または道義上、当然しなくてはならないことをしてつとめを果たす。 **\*ぎり** 《副助》→きり(副助)。 **きり・あ・う【切り合う・斬り合う】** 《自五》互いに刃物を使って戦う。刀を交える。切りむすぶ。 **きり・あ・げる【切り上げる】** 《他下一》●していたことをやめて、一段落をつける。「仕事を―・げる」●計算上、求める位未満の端数をその上の位の一にして加える。[対]切り捨てる。●通貨の対外価値を引き上げる。[対]切り下げる。 **きり・いし【切り石】** ●いろいろな形に切った石。●割れて角ばった石。●石だたみ。敷石。 **きり・うり【切り売り】** 《名・他サ》●商品を注文に応じて、少しずつ切って売ること。「宅地の―」●知識などを小出しにして著述や講義に利用すること。また、それによって収入を得ること。「知識を―する」 **きり・え【切り絵】** 紙から図形を切りぬき、それを台紙に張り合わせて作った絵。 **きり・おと・す【切り落とす】** 《他五》●ある物の一部分を切ってはなす。「枝を―・す」[類語]()切断。●堤防の一部をくずして水を流す。 **きり・おろ・す【切り下ろす】** 《他五》上から下へ向かって切る。切り下げる。 **きり・かえ【切り替え・切り換え】** 切りかえること。「スイッチのー」「レールのポイントのー」 **きり・かえし【切り返し】** ●切り返すこと。●剣道で、相手の面を左右交互に打つ練習法。●相撲の決まり手の一つ。相手のひざの外側に自分のひざをあてて、相手の体をそらすようにしてひねり倒す技。●〔映画で」カットバック。 **きり・かえ・す【切り返す】** 秘《他五》●相手が切りつけてきた直後に、こちらから切りこむ。また、論争などで、攻勢に転じる。言い返す。「相手の発言を―・す」[類語]まき返す。表記「斬り返す」とも書く。●相撲で、切り返し③を行う。 **きり・か・える【切り替える・切り換える】** 《他下一》それまでの方法・考え方などを、別のものにかえる。「頭を―・える」「方針を―・える」 <387> ききりかか―きりすて **きり・かか・る【切り掛かる】** ■《他五》切り始める。また、切る動作を途中までする。■《自五》刃物をふり上げ、切ろうとする。切りつける。「不意に―・ってきた」表記「斬り掛かる」とも書く。 **きり・かけ【切り掛け・切り懸け】** ●切り掛けること。また、途中まで切ったもの。「―の板」●目隠しの板塀の一つ。幅のせまい板を幾枚も一定の傾斜を保って横にうちつけ、風を通しやすくしたもの。 **きり・か・ける【切り掛ける・斬り掛ける】** ■《他下一》●切り始める。また、切る動作を途中までする。「野菜を―・ける」●物を切って、他の物にかけておく。日《自下一》刃物をふり上げ、切ろうとする。 **きり・かね【切り金・截り金】** 金箔{きんぱく}や銀箔をこまかく切り、絵画・彫刻に張り付けて輪かく線や模様にする技法。きりがね **きり・かぶ【切り株】** 草木を根に近い所から切り取ったとき、地上に残った部分。くいぜ。切りくい。 **きり・かみ【切り髪】** ●切りとった髪の毛。●女性の髪形の一つ。髪をひもで束ね、首またはそれより上のあたりで先を切りそろえた形。切り下げ髪。=きりがみ。 **きり・がみ【切り紙】** 紙をさまざまな形に切りぬく遊び。また、それに使う紙。きりかみ。 **きり・かわ・る【切り替わる・切り換わる】** 《自五》切りかえられた状態になる。それまでの物事とは別なものになる。「電車のダイヤが―・わる」「制度が―・わる」 **きり・きざ・む【切り刻む】** 《他五》●切ってこまかくする。「牛肉を―・む」●(断続的に)苦しみをあたえる。「恋の苦しみが身を―・む」[類語]切りさいなむ。 **きり・ぎし【切り岸】** まっすぐに切り立った険しいがけ。断崖。絶壁。 **きり・きず【切り傷・切り疵】** 刃物や、とがった物で切った傷。創傷。 **きり・きょうげん【切り狂言】** 歌舞伎で、その日の興行の最後の出しもの。大切り。きり。 **きりきり** 《副》《「―と」の形も)●車などがきしって回るようす。激しく回転するようす。「―と回ってたおれる」●弓を強く引きしぼるようす。ひもや綱を強くしめて巻きつけるようす。[コロ]「糸を―まく」●激しくさし込んで痛むようす。[コロ]「胃が痛む」 **ぎりぎり** ■《名・形動》必要な量や時間に余裕のないこと。限度いっぱい。極限。「発車時間ーで間に合う」「―の選択」■《副》《「――と」の形も)●歯をくいしばるようす。●固く大きな物がきしる音の形容。●きつく巻いてしばるようす。 **きりぎりす【、螽斯】** ●「コオロギ」の古称。●キリギリス科の昆虫。触角が長い。「チョンギース」と鳴く。 **きりきり・まい【きりきり舞い】** 叫《名・自サ》いそがしく仕事に追われること。また、あわてふためくこと。「人手不足でーしている」「バッターが速球に―する」 **きり・くず【切り、屑】** り、物を切ったときに残る不用の部分。「野菜のー」 **きり・くず・す【切り崩す】** 礼《他五》●高い所や出っぱった所をけずってくずす。「山を―・す」●相手側の弱点を攻めて、一部をつぶす。また、全体を乱れさせる。分裂させる。「反対派を―・す」 **きり・くち【切り口】** ●物を切ってできた断面。切断面。切れ口。「材木のー」●切り方。切った腕前。●まった、説得や説明のやり方。「―するどい評論」 **きり・くび【切り首・斬り首】** 首を切ること。また、切り取った首。 **きり・く・む【切り組む】** 《他五》材木を切って組み合わせるようにする。 **きり・ぐも【霧雲】** 山の中腹を霧のようにおおう雲。 **きり・こ【切り子・切『籠】** 立方体や直方体などのかどをそぎ落とした形。また、その形になるような細工をほどこしたもの。―ーガラス「カットグラス」に同じ。 **きりこうじょう【切り口上】** 形式張った堅苦しい、ものの言い方。「―の挨拶」 **きりごたつ【切り、炬燵】** 〔置きごたつに対して〕床板を切って火入れをつくったこたつ。掘りごたつ。 **きりこみ【切り込み】** ●刀をぬいて攻めこむこと。また、するどく相手の弱点をついて攻撃すること。「―隊長」「関東方面に販売拡大の一をかける」表記「斬り込み」とも書く。●刃物で切って切れ目を入れること。また、その切れ目。●刻んだ魚肉の塩づけ。 **きり・こ・む【切り込む・斬り込む】** ■《自五》●刀をぬいて敵(の中)に攻めこむ。切り入る。●するどく相手の弱点をついて攻撃する。また、深く立ち入れない物事に立ち入る。「タブーに―・む」「あいまいな論点に―・む」●刃物を中まで入れて深く切る。■《他五》切ってあるものの中に入れる。「おかゆにサツマイモを―・む」 **きり・さいな・む【切り『苛む・斬り『苛む】** 《他五》ずたずたに切る。また、容赦なく痛めつけて切る。〔抽象的なものにも使う〕「人の心を―・む」 **きり・さ・く【切り裂く】** 《他五》切って開く。切ってばらばらにはなす。「布を―・く」 **きり・さ・げる【切り下げる】** 《他下一》●上から下へと切る。切りおろす。表記「斬り下げる」とも書く。●切って垂れ下がるようにする。「前髪を―・げる」●物価や貨幣価値などを引き下げる。「為替レートを―・げる」[対]③切り上げる。 **きり・さめ【霧雨】** 霧のようにつぶのこまかい雨。ぬかあめ。「―が降る」[類語]小雨。細雨 **キリシタン** 室町時代(一五四九年)に日本に伝わったときのキリスト教のカトリック。天主教。ヤソ教。また、その信徒。表記初め「吉利支丹」、のちに「切支丹」と当てた。▽が、Christão ーバテレン●キリシタンの神父をさす尊敬語。●〔キリスト教が禁じられたことから〕邪宗。▽燃、Christão padre **きり・じに【切り死に・斬り死に】** 《名・自サ》人と切り合って死ぬこと。[類語]討ち死に。 **ギリシャ・しんわ【ギリシャ神話】** 古くからギリシャ民族が語り伝えた神話・伝説の総称。ヨーロッパの文学・美術に強い影響を与えた。 **ギリシャーもじ【ギリシャ文字】** ギリシャ語の表記に用いられる文字。数学・自然科学の記号にも広く用いられている。a・B・Δ・r・などでなど。 **きりすてごめん【切り捨て御免】** ●江戸時代の武士階級に認められていた特権。無礼なふるまいをした町人・百姓などを切り捨てることができたこと。無礼討ち。●特権を利用して、無理を通すこと。「―の税制改革」表記「斬り捨て御免」とも書く。 <388> ききりすて―きりまく **きり・す・てる【切り捨てる】** 《他下一》●切って捨てる。また、不要なものとして見捨てる。「弱者を―・てる」●計算で、ある桁以下の端数を捨てて無視する。「小数点以下はー・てる」[反]切り上げる。●〔武士が〕人を刀で切り殺して、そのまま捨てておく。表記は「斬り捨てる」とも書く。 **キリスト** キリスト教の開祖。キリスト教で、人類の罪をつぐなうために神がこの世につかわした救世主とされる。イエス = キリスト。表記「基督」と当てる。▽燃、Christo ーきょう【―教】イエス=キリストを救世主とし、絶対唯一の神をいただく一神教。仏教・イスラム教とともに世界三大宗教の一つ。 **きり・ずみ【切り炭】** ほどよい長さに切った木炭。 **きり・たお・す【切り倒す】** 製《他五》●立っているものを、切ってたおす。「大木を―・す」表記「伐り倒す」とも書く。●人を切って殺す。表記②は「斬り倒す」とも書く。[類語]切り伏せる。 **きり・だし【切り出し】** ●木・石などを、切って運び出す・こと(もの)。●刃が斜めについて、先がするどくとがっている小刀。細工物などに使う。●話し始めること。「話のーがむずかしい」 **きり・だ・す【切り出す】** 《他五》●木・石などを、切って運び出す。●思い切って話し始める。話題として持ち出す。「相談を―・す」 **きり・た・つ【切り立つ】** 《自五》岩・山などが、刃物で切ったようにするどくそびえ立つ。「―・った岩場」 **きりたんぽ【切りたんぽ】** 秋田地方特産の食べ物。新米をたき上げて半つぶしにし、スギの棒に円筒状にぬりつけて焼いたもの。また、それを鶏肉・ネギ・ゴボウなどとともにしょう油汁でにる料理。 **\*き・りつ【規律・紀律】** ●〔集団生活・社会生活における〕行為・態度などの規準として決められたもの。「―を守る」●日常生活の秩序。「―正しい生活」 **\*き・りつ【起立】** 《名・自サ》座席から立ち上がって、正しい姿勢をとること。「―、礼」[反]着席。 **きり・つぎ【切り継ぎ・切り接ぎ】** 《名・他サ≫●切り取って、つぎ合わせること。「うすい紙を―ーする」●つぎ木で、台木を縦に少し割り、つぎ穂を差し込む・こと(方法)。表記②は「切り接ぎ」と書く。 **きり・つ・ける【切り付ける】** ■《自下一》刃物をもっておそいかかる。相手の体に刃物で傷をつける。表記「斬り付ける」とも書く。■《他下一》刃物で切って目印をつける。「木に目印を―・ける」 **きりっと** 《副・自サ》引きしまって、きちんとしているようす。きりりと。「―した顔つき」 **きり・づま【切り妻】** 日本建築の屋根の形式の一つ。棟{むね}を境にして屋根面を両側にふきおろして、棟の長さを軒と同じにしたもの。―づくり【―造り】切り妻構造の屋根。また、屋根を切り妻につくる建築様式。 **きり・そ・ぐ【切り『殺ぐ】** 《他五》先端がとがるように切り取る。 **きり・つ・める【切り詰める】** 《他下一》不必要な部分を切りすてて、短くしたり、小さくしたり、少なくしたりする。「裾を―・める」「生活を―・める」 **きり・ど【切り戸】** ●門の扉や戸などにつけてある、小さな出入り口の戸。くぐり戸。●能舞台の奥の方、向かって右側面の羽目板についている、くぐり戸。臆病口{おくびょうぐち}。切り戸口。 **きり‐どおし【切り通し】** 昆山・丘などを切り開いてつくった道路・水路。きりとおし。「鎌倉の―」 **きり・と・る【切り取る】** 《他五》切って取る。また、一部を切って、取り除く。「ピザを一切れ―・る」 **きりーぬき【切り抜き】** ●切りぬくこと。また、切りぬいたもの。「新聞の―」●「切り抜き絵」の略。紙などに物の形・模様などをかき、それを切りぬくようにした絵。 **きり・ぬ・く【切り抜く】** ■《他五》紙・布などから、一部分を切って取る。また、切って、ある物の形をつくる。「記事を―・く」「人形を―・く」 **きり・ぬ・ける【切り抜ける】** 《他下一》●〔敵の囲みなどを〕刀をふるって破り、のがれ出る。●困難な状態から、力をつくしてぬけ出る。「難局を―・ける」 **きりーのう【切り能・『尾能】** 能楽で、最後に演じることに決まっている能。五番目物。きり。 **きりーは【切り羽・切り端】** 鉱石・石炭などをほる坑内の現場。切り場。 **きり・はく【切り、箔】** 細かく切った金銀の箔。 **きり・はた【切り畑】** ●山腹などを切り開いてつくった畑。●焼き畑。切り替え畑。 **きり・ばな【切り花】** 枝・茎をつけて切り取った花。 **きり・はな・す【切り離す】** 《他五》切ってはなれさせる。切って別々にする。「二つの問題を―・して考える」 **きり・はなれ【切り離れ】** ●切れて別々になること。●思い切ること。あきらめ。「――よく向きを変える」●金の使いぶり。金ばなれ。同①~③切れ離れ。 **きり・はら・う【切り払う】** 鉛《他五》〔じゃまな草木などを〕切って取り除く。「雑草を―・う」●敵を切って追いはらう。「敵を―・う」表記「斬り払う」とも書く。 **きり・ばり【切り張り・切り貼り】** 《名・他サ》●障子などの破れた部分だけを切りとって張り替えること。●紙を切って他の物に張りつけること。きりはり。●ほかから集めてきて全体を構成すること。「―のレポート」 **きり・び【切り火・鑽火】** ●棒を板にすり合わせて起こした火。また、火打ち石でおこした火。●〔旅立ちや芸人がつとめに出るときなどに〕清めのために火打ち石で身に打ちかける火。 **きり・ひとは【桐一葉】** キリの葉が一枚落ちるのを見て秋の訪れを知ること。衰亡の兆しにたとえる。[参考]「一葉落ちて天下の秋を知る」とも。 **きり・ひら・く【切り開く】** 《他五》〔田畑・道路・宅地などをつくるために〕山をくずしたり、木を切ったりする。「山の斜面を―・く」●敵の囲みを破って脱出口を作る。●〔努力して〕進路やいい状態を作り出す。「運命を―・く」「新分野を―・く」 **きり・ふき【霧吹き】** 液体を霧のようにしてふきかける・こと(道具)。[類語]噴霧器。スプレー。 **きり・ふ・せる【切り伏せる・斬り伏せる】** 《他下一》刀で切ってたおす。「敵を―・せる」[類語]切り倒す。 **きりーふだ【切り札】** ●トランプで、他の札よりも強い力をもつと決められた札。●とっておきの有力な手段。「我がチームのー」[類語]伝家の宝刀。奥の手。 **きり・ぼし【切り干し】** 〔ダイコン・サツマイモなどを〕うすく細く切って日に干した食品。 **きり・まく・る【切り、捲る・斬り、捲る】** 《他五》●相手の中に攻めこんで、休みなく切る。「切って切って―・る」●激しく論じて、相手をへこます。 <389> ききりまど――キルティ **きり・まど【切り窓】** 〔明かり取りのために〕羽目板・壁などを切りぬいてつくった窓。 **きり・まわ・す【切り回す】** 《他五》中心になってうまく処理する。やりくりする。「店を一人で―・す」 **きり・み【切り身】** いくつか適当な大きさに切った魚の肉。 **きり・みず【切り水】** ●草花を切って、その切り口をすぐ水につけること。[類語]水切り。●玄関や庭などに水をまくこと。打ち水。 **きり・むす・ぶ【切り結ぶ・斬り結ぶ】** 《自五》刀をまじえて激しく切り合う。また、激しくぶつかって争う。「丁々発止と―・ぶ」 **きり・め【切り目】** →きれめ①②。 **きり・もち【切り餅[餅]】** ●のし餅を一口大の四角に切ったもの。●江戸時代、一分銀一〇〇枚(=二五両)を四角く紙に包んで封印したもの。[参考]切り餅に形が似ることから。 **きり・もど・す【切り戻す】** 《他五》剪定{せんてい}で、古枝を切り取って、それが生える前の状態にもどす。果実の実りをよくするためなどに行う。 **きり・もり【切り盛り】** 《名・他サ》●食べ物を切ったり食器に盛ったりして、ほどよく分けること。●物事をうまくさばき、処理すること。「家計を―する」 **きり・わり【切り割り】** ●山や丘の一部を切りくずした所。「―の崖」●切って二つにすること。 **きり・もみ【錐、揉み】** ●《名・自サ》〔穴をあけるため〕きりを手のひらの間にはさんで強く回すこと。●飛行機が失速し、機首を下にして、渦をえがいて降下すること。錐揉み降下。 **き・りゃく【奇略】** 奇抜な計略。[類語]奇計。 **\*き・りゃく【機略】** その場合に応じた適切なはかりごと。[コロ]「―に富んだ参謀」[四字]「一縦横」 **\*き・りゅう【寄留】** 《名・自サ》一時、他の土地または他人の家に身をよせて住むこと。「友人宅に―する」 **\*き・りゅう【気流】** 大気中に起こる空気の流れ。「ジェットー」「上昇ー」 **き・りゅうさん【希硫酸・稀硫酸】** 〔理〕蒸留水でうすめた低濃度の硫酸。[反]濃硫酸。 **きりょ【羈旅羈旅】** 〔文〕●たび。●和歌の部立ての一つ。旅情をよんだもの。 **き・りょう【器量】** ●〔ある地位・役目にふさわしい]すぐれた才能や人徳。「大臣のーのある男」[類語]才幹。才量。●美しい顔だち。容貌。みめ。「―のよい娘さん」[類語]容姿。―ごのみ【―好み】顔立ちの美しさを第一条件にして、結婚などの相手をえりごのみすること。[類語]面くい。ーじん【―人】才徳のすぐれた人。―まけ【―負け】《名・自サ》●相手の才能や人徳に負けること。「どこへ出してもーしない」●才能または顔だちがすぐれていて、かえって失敗や不幸をまねくこと。 ――を下・げる《句》男が男としての面目を失う。 **\*ぎ・りょう【技量・『伎倆・技”倆】** ある物事を処理する能力・力。手腕。「泳ぎの―」[類語]腕前。力量。 **\*ぎ・りょう【議了】** 《名・他サ》〔文〕 〔ある事柄についての〕審議・議事を終えること。 **き・りょく【気力】** ある物事をなしとげようとする精神力。「―を失う」[類語]意気。根気。 **きりり** 《副》《多く「―と」の形で)●引きしまってゆるみのないようす。「――とした顔」●強くしめるようす。また、強くひきしぼるようす。[コロ]「鉢巻きをーとしめる」=きりっと。 **\*き・りん【騏、鱗】** ●一日に千里を走るという、すぐれた馬。●すぐれた人物のたとえ。[参考]きりん(麒麟)②。――も老いては駑馬に劣る《句》すぐれた人物でも年をとると、働きがふつうの人におよばなくなるたとえ。「騏驥{きき}の衰ふるや駑馬{どば}これに先だつ〈戦国策・斉策〉」から。 **\*き・りん【麒麟】** ●キリン科の動物。熱帯アフリカにすむ。首が長く、体長は五~六局。全身に黒または褐色のまだらがある。高い樹木の葉や枝を食べる。ジラフ。●中国で聖人が生まれる前兆として現れる、想像上の動物。体は鹿、尾は牛、ひづめは馬に似る。一角獣。表記「騏驎」とも書く。[参考]すぐれた人物のたとえに使う。―じ【―児】才能が特にすぐれた若者。 **きりん‐そう【麒麟草】** ベンケイソウ科の多年草。山地に群がって生える。夏、茎の先端に黄色の小さな五弁花を多数つける。 **\*き・る【切る・斬る】** ■《他五》●刃物などで物を断ち分ける。「大根を―・る」●傷をつける。「ガラスで足を―・った」●結びついているもの、一続きになっているものを分けはなす。また、関係を断つ。「縁を―・る」[句]「手を―・る(=関係をたつ)」●続いている行為をやめる。打ち切る。「電話を―・る」「ことばを―・る」●切り開くように、勢いよく進む。[句]「風を―・る」●ふったりしたたらせたりして、水分をなくす。「野菜を洗って水を―・る」●時刻や期限を定める。「日限を―・る」●かるた・トランプなどで、札をそろえてまぜる。「トランプの札を―・る」●トランプで、切り札を出す。「ジョーカーを―・る」●囲碁で、相手の置いた石のつながりをたつ。●〔ある決まった」しぐさをする。「十字を―・る」「みえを―・る」●方向を変えるようにする。「右にハンドルを―・る」●ある行動・動作を起こす。「スタートを―・る」[句]「口を―・る(=発言する)」●〔ある量・値などを〕下回るようにする。不足させる。「原価を―・る」●卓球で、カットする。[図]《四》。 ■《接尾》●「(すっかり)・・・し終える」「・・・しとおす」意。「坂道をのぼり―・る」「長編小説を読み―・る」●「完全に・・・する」「十分に・・・する」また、「ひどく・・・する」意。「わかり―・ったこと」「甘え―・った態度」●「はっきり・・・する」意。「必ず実現すると言い―・る」[図]《四》。→次ページ[使い分け] ――っても切れ・ない《句》関係や縁が非常に深くて、たやすく断ち切れないことの形容。「―・ない仲」 **\*き・る【鑽る】** 《他四》〔古〕木と木をこすりあわせたり、金属と石を激しく打ち合わせたりして火を取る。 **\*きる【着る】** 《他上一》●衣服を身につける。[句]「錦を着て故郷に帰る(=立身出世をして故郷に帰る)」[類語]着っける。纏う。羽織る。着する。(5)着用。[尊敬]召す。召される。●はかまなどをはく。かぶりものをかぶる。〔古風な言い方。また、関西の方言で言う〕「はかまを着て歩く」[対]①②脱ぐ。●身に受ける。[句]「恩に着る(=受けた恩をありがたく感じる)」[句]「笠に着る」[文]《上一》。 **キルク** コルク。▽kurk **キルティング** 二枚の布地の間に毛・綿などのしんを入れ、刺し縫いして、模様を浮き出させたりする・こと(製品)。「ーコート」▷quilting <390> きキルト―きれる **キルト** スコットランドの民族衣装で、格子縞に封しで片ひだの巻きスカート。おもに男性がつける。▽kilt > **[使い分け]「きる」** > **切る**(截剪・『伐・馘) 〔刀でたちきる〕腹を切る・手を切る・日限を切る・水を切る・札でびらを切る・スタートを切る・言い切る・思い切る・服地を切(截)る・植木を切(剪)りそろえる・木を切(伐)る・責任を取らせて首を切(誠)る > **斬る**〔刃物できりころす〕敵を斬(切)る・世相を斬(切)る > [参考]「切」は物を刀でたちきる意で、一般に広く使う。「きる」は、古来、さまざまに細分化して表記された。「斬」は斤{おの}で人をたちきる、きり殺す意、「截」は戈{ほこ}できりはなす、紙や布をたつ意、「剪」は刀で切りそろえる意、「伐」は戈で打ちきる、立ち木や材木をきる意、「誠」は敵を殺したしるしに左耳をきりとったことから首をきるの意があり、それぞれにあてはめて使ったが、現代では、おおむね「切」で統一的に書き表すことができる。「人をきる」は、剣豪小説などでは「斬る」が好まれる。 **ギルド** 中世ヨーロッパの都市で作られた、商人と職人の同業者組合。同業の発達を目的とした。▽guild **きれ【切れ】** 《名》●切れぐあい。「包丁のーが悪い」●「水分を切ったときの〕水分のとれぐあい。●「良いか悪いかという観点でとらえた〕技術・腕前などの調子。「―のよいカーブが決まる」同①③切れあじ。●物の切れはし。「木の―」●織物を切ったもの。また、織物。布。きれじ。表記⑤は「布」「裂」とも書く。●有名な古人の筆跡の断片。〔接尾語的に使うときは「ぎれ」と濁る〕「古筆―」「高野―」表記は「切」と書く。《助数》切ったものを数える語。「一ーの切り身」 **ぎれ【切れ】** 《接尾》〔決められた量・時間などを〕使い終わっている意。「時間―」「燃料」 **きれ・あがる【切れ上がる】** 《自五》上の方まで切れている。上へ向かって切れている。[参考]小股にまが切れ上がる。 **きれ・あじ【切れ味】** 割。●刃物の切れぐあい。「―のよいナイフ」●本質をつくするどさ。また、技などのするどさ。「―のよい書評」「あざやかなー」同①②切れ。 **きれい【奇麗綺麗】** 《形動》●見た目がはなやかで美しいようす。また、音声が心地よく聞こえるようす。「―な若い女性」「すんでーな声」●濁りや汚れがない。清潔だ。「―な水」「―な関係」●心にけがれやよこしまなところがないようす。清らかなようす。「心の一な人」●きちんと整っているようす。「すくい投げがーに決まった」●あとに余計なものが残らぬように結末をつけるようす。あとに何も残らないようす。「借金は―に返した」「料理をーに平らげる」表記多くかな表記が用いられる。―ごと【―事】〔深みはないが〕一応体裁は整えている物事。「―を言う」―さっぱり《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)後腐れがないようす。心残りなくすっきりするようす。「――(と)忘れてしまった」―ずき【―好き】 《名・形動》身辺をいつも清潔に、または整頓しておきたい性質(の人)。―どころ【―所】芸者。また、美しい女性。きれいどこ。 **ぎ・れい【儀礼】** 社会的な習慣として定まっている礼儀。「宮中の―」―てき【―的】《形動》〔真心がこもらず〕形式や礼儀だけが整っているようす。 **きれ‐ぎれ【切れ切れ】** 《名・形動》いくつにも小さくなってはなれていること。断続的に続くこと。「――に話す」 **きれ‐くち【切れ口】** 「切り口」に同じ。 **きれ‐こみ【切れ込み】** 刃物で深く切りこんだ(ような)形。「カエデの葉は―が大きい」 **きれ・こ・む【切れ込む】** 《自五》切れて、中に入り込む。「深く―・んだ入り江」 **きれーじ【切れ字】** 連歌・俳諧{はいかい}の発句{ほっく}や俳句などで、一句の途中や末尾に置いて言い切る働きをする語。「や」「かな」「けり」など、助詞・助動詞の類が多い。 **きれーじ【切れ地・布地・『裂地】** 織物の切れはし。また、織物。布地。きれ。 **きれーじ【切れ痔・『裂れ痔】** 肛門{こうもん}の皮膚と粘膜の間が切れたり、ただれたりする病気。裂け痔。 **き‐れつ【亀裂】** 〔カメの甲の模様のように〕表面にひびができること。また、そのさけめ。〔抽象的な意味にも用いる」「世代間に―ができる」「――を深める」 **ぎ・れつ【義烈】** 正義・忠義の心が強く激しいこと。「――の士」[類語]義勇。 **きれ・つーと【切『処・切戸】** 山の尾根が深くV字形に切れこんだ所。尾根の悪場。表記 cleft(= 裂け目)から転じた語ともいわれ、「キレット」と書くことが多い。 **きれ・なが【切れ長】** 《名・形動》目じりが細長く切れ込んでいるように見えること。「―の目」 **きれはし【切れ端】** 切りはなされた(余分な)小部分。切れっぱし。切り端。「材木の―」[類語]切片。 **きれ・はなれ【切れ離れ】** →きりはなれ。 **きれ・ま【切れ間】** 物が切れてできた間。また、続いている物事がとだえている合間。「雲の―から日が射す」[類語]切れ目。 **きれ・め【切れ目】** ●物が切れた・部分(あと)。「雲の―」「魚に―を入れる」[類語]切れ間。●続いていた物事が、一区切りついている所。「文章の―」同②切り目。●すっかりつきた時。[句]「金の―が縁のー」 **\*きれ・もの【切れ物】** よく切れる刃物。 **\*きれ・もの【切れ者】** 頭の働きや勘がするどく、物事をてきぱき処理する才能のある人。敏腕家。「随一の―」 **き・れる【切れる】** 《自下一》〔刃物などで〕物が断ち分けられる。「ザイルが―・れて転落した」●傷がつく。さけめがつく。「ススキの葉で手が―・れた」●結びついているものがはなれる。また、関係がなくなる。「夫婦の縁が―・れる」●破れ損なわれる。さける。「堤防が―・れる」●切れ目ができる。一時終わる。とだえる。「雲が―・れる」「スタミナがー・れる」●たくわえが一時なくなる。「油の―・れた機械」「在庫が―・れる」●〔ある量・価などを〕下回る。不足する。「一万円に少し―・れる」●ある時刻や期限がくる。「七月で保険が―・れる」●かるた・トランプなどで、札が(よく)まざっている。●進んできた方向を変える。「車は右へ―・れた」●●切ることができる。「竹光で人は―・れない」●よく切ることができる。「この刀は―・れる」●頭の働きがするどく、物事を処理する能力にすぐれている。敏腕である。「―・れる男」●よくない状態になる。怒り出す。「すぐに―・れる性格」表記は「キレる」と書くことが多い。[図]き・る《下二》。 <391> ききろ―きわめる ■《接尾》《あとに多く否定の語を伴って不可能の意を表す)「・・・しとおすことができる」意。「待ちー・れない」「こらえー・れない」●「完全に・・・することができる」「すっかり・・・することができる」意。「死んでも死に―・れない」●「はっきり・・・することができる」意。「大丈夫だとは言い―・れない」[図]き・る《下二》。 **\*き・ろ【岐路】** ●行く先が分かれている道。わかれ道。[コロ]「ーに立つ」●未来の運命が選択によって大きく変わるような状況。「人生の一」 **\*き・ろ【帰路】** 〔出先からの〕帰り道。帰途。[反]往路。 **\*キロ** ■《接頭・造語》メートル法の基本単位名につけて、「千倍」の意。記号k。■《名・助数》「キロメートル」「キログラム」や「キロリットル」「キロワット」の略。▽kilo ーカロリー《名・助数》熱量の単位。「大カロリー」とも。記号 kcal、またはCal▷kilocalorie ーグラム《名・助数》メートル法の質量の単位。キロ。記号kg。▽kilogramme ーヘルツ《名・助数》周波数の単位。記号 kHz° ▷kilohertz ーメートル《名・助数》メートル法の長さの単位。キロ。記号km。▽kilomètre ーリットル《名・助数》メートル法の容積の単位。キロ。記号kL° ▷kilolitre ーワット《名・助数》熱量・電力量の単位。キロ。記号kW。▷kilowatt ーワット・じ【ーワット時】《名・助数》(kilowatt-hour) )仕事量(電力量)の単位。記号 kWh。 **ぎ・ろう【「妓楼】** 〔文〕遊女を置いて客を遊ばせる家。遊女屋。女郎屋。 **き・ろく【記録】** ●《名・他サ》のちのために伝える必要がある事実を書き記すこと。また、その文書。「会議の―」●競技などの成績・結果。特に、その最高のもの。レコード。「―を更新する」―てき【―的】《形動》記録しておく価値があるようす。「―な豪雨」 **ギロチン** 首切り台。断頭台。[参考]フランス革命時代に考案された。▽guillotine (=考案者の名から) **ぎろり** 《副》《多く「ーと」の形で)目玉がするどく動き光るようす。「―と目をむいた」 **ぎ・ろん【議論】** 《名・自他サ》ある問題について自分の意見を述べたり相手の意見を批評したりして、筋道をたてて論じあうこと。また、その内容。「白熱したー」「友人とーする」[類語]討論。論議。討議。[謙譲]拙論。 **きわ【奇話】** 〔文〕内容がめずらしく、風変わりな話。奇談。[類語]珍談。 **きわ【際】** ●ある物から他の物に変わろうとする境目のすぐそば。物のはし・ふち。「橋の――にたつ家」●ある状態になろうとする、その時。「別れの―」[連]「今わの―(=臨終の時)」[参考]①②とも形式名詞として使うことが多い。 **ぎわ【際】** 《接尾》●《名詞や動詞の連用形について》「・・・のすぐそば」の意。「窓―」「袖{そで}のつけー」●《動詞の連用形について)「・・・しようとするころ」「・・・しはじめる時」の意。「人は引きーが肝心」「桜の散りー」 **ぎ・わく【疑惑】** 疑いをもち、あやしく思うこと。疑い。「―のまなざし」[コロ]「―を招く」[類語]嫌疑。疑念。 **き・わた【木綿】** ●パンヤ科の落葉高木。長さ約一五だの果実をつける。種子は綿毛におおわれている。綿毛はつめ物用。きわたのき。パンヤ。カポック。●〔繭から取った「真綿」に対して〕わた。綿花 **\*きわだ【黄、蘗】** (「黄肌{きはだ}」の意)●ミカン科の落葉高木。樹皮の内側は黄色で苦みがあり、漢方では黄蘗{おうばく}の名で、薬・染料に用いる。材は建築・家具用。黄蘗{おうばく}。●「きわだ色」の略。きわだ①の樹皮でそめた黄色。きはだ色。 **\*きわだ【黄『肌】** なきはだ。 **きわ・だ・つ【際立つ】** 《自五》まわりの物と、はっきりちがっていて目立つ。「―・った美しさ」「差が―・つ」 **きわど・い【際『疾い】** 信《形》〔機会をのがしたり、危険になりそうな〕ぎりぎりの状態である。「―・い所で助かった」●下品で、わいせつがかっている。「―・い話」 **きわまり【極まり・窮まり】** 詰物事が、きわまったところ。きわみ。 **きわまり・な・い【極まりない・窮まりない】** 猿は《形》この上ない。はなはだしい。・・・きわまる。「無作法(なこと)―・い」「巧妙―・い罠」[参考]形容動詞の語幹またはそれに「なこと」を伴った語につく。「ない」は否定の意だが、意味上は、否定を伴わない「きわまる②」と同じになる。 **きわま・る【極まる・窮まる】** 誌《自五》●ぎりぎりの状態に達する。「不安が―・る」●〈形容動詞の語幹+「―・る」の形で〉・・・この上ない。・・・きわまりない。「不愉快―・る態度」[参考]→きわまりない。●行きづまる。困りはてる。[句]「進退―・る」表記③は「谷まる」と書くことも多い。[文]《四》。 > **[使い分け]「きわまる・きわめる」** > **極まる**〔ぎりぎりの状態に達する。この上はない〕感極(窮)まる・失礼極(窮)まる・釣りはフナに極まる > **窮まる**(『谷)〔限度まで行き着く。行きづまって身動きがとれない〕窮まりない大空・進退窮(谷)まる・不作法窮(極)まりない > **究める**〔深く研究して本質をつかむ〕学問を究める・真理を究める・奥義を究める > **極める**〔てっぺん・極点まで達する〕位に。人臣{じんしん}を極める・頂上を極める・栄華を極める・口を極めて称賛する・混雑を極める・極め付き・見極める > **窮める**〔最後までつきつめる〕道理を窮める・窮め尽くした芸の道 > [参考]「谷まる」は八方ふさがりで、きわめるの意はない。「感極まる/窮まる」「失礼極まる/窮まる」のように二様の書き方があるが、「極」が一般的。 **きわみ【極み・窮み】** 傑物事がゆきつく・最高(最後)の状態。きわまり。はて。極。「恐縮のーです」「宇宙の―」「寂しさのー」 **きわめ【極め・窮め】** ●到達した・最高(最後)のところ。際限。●刀剣・書画などの価値を見きわめること。鑑定。また、その鑑定書。「絶品と―をつけられる」 **きわめ・がき【極め書き】** 刀剣・書画・骨董{こっとう}などの鑑定書。極め札。[類語]折り紙。 **きわめ・つき【極め付き】** ●刀剣・書画などを鑑定した証明書がついていること。●定評がある・こと(もの)。「―の不良」「―の芸」[類語]折り紙つき。 **きわめて【極めて】** 惟《副》ある物事の程度がはなはだしいようす。非常に。この上なく。「―困難な仕事」「―すぐれた音楽家」 **きわ・める【極める・窮める】** 笳《他下一》●この上ないところに達する。「山頂を―・める」●〔学問などで〕深くさぐって本質をつかむ。「奥義を―・める」表記②は、ふつう「究める」と書く。●この上なく・・・である。非常に・・・である。「繁盛を―・めた店」「混雑を―・める」●〈「口を―・めて」の形で〉それ以上言いようがないほど思う存分に。「口を―・めてほめる」[文]きは・む《下二》。[使い分け]「きわまる・きわめる」 <392> ききわもの――きんがく **きわ・もの【際物】** 信 ●「門松・鯉にのぼりなど]ある時期だけに需要が集中する商品。●一時的な関心・興味などをあてこんで作る安直な品物・映画・小説など。 **きわやか【際やか】** は《形動》〔文〕はっきりと区別がつくようす。 **\*きん【斤】** 《名・助数》●尺貫法による重量の単位。一斤は約六〇〇場。●食パンの一塊を数える語。 **\*きん【琴】** 中空の胴に弦を七本はった弦楽器。琴柱{ことじ}とはなく、左手で弦をおさえ右手でひく。唐代に日本に伝えられた。七弦琴。きんの琴。 **\*きん【禁】** してはいけないと止められている事柄。禁じられている事柄。[コロ]「――を破る」[類語]法度{はっと}。 **\*きん【筋】** 筋肉。「上腕二頭―」 **\*きん【菌】** ●細菌。●ばいきん。 **\*きん【金】** ■《名》●金属元素の一つ。黄色の光沢をもち、さびず、展性・延性に富む。貴金属の中でもっとも珍重され、貨幣・装飾品などに使われる。元素記号Au。[類語]黄金{こがね}。●きわめて貴重なもの。「沈黙はー」●金貨。貨幣。「―三枚」●「金色{こんじき}」の略。「―地に銀で鶴をかく」●「金将」の略。◎ごん(金)。●「金曜日」の略。●「金メダル」の略。競技で、第一位の者に与えられる金製または金めっきのメダル。転じて、第一位。「―を取る」■《接頭》●貨幣・金銭などの意。「―一封」●金額を記すとき、数字の上に記す語。「―五万円」目《助数》金日の純度を表す単位。カラット(K)。「十八一」[参考]金位。 **きん・う【金、鳥】** 太陽の異称。太陽の中に三本足の鳥がいるという、中国の伝説から。 **きん・う【金運】** 金銭についての運勢。 **\*ぎん【吟】** 〔文]「吟詠{ぎんえい}」に同じ。 **\*ぎん【銀】** ●金属元素の一つ。白色の光沢があって、展性と延性に富む。貨幣・装飾品のほか、めっき・感光剤などに使う。元素記号 Ag。[類語]白銀{しろがね}。シルバー。●銀貨。貨幣。●「銀色」の略。「―の翼に日の丸をえがく」●「銀将」の略。●「銀メダル」の略。競技で、第二位の者に与えられる銀製または銀めっきのメダル。転じて、第二位。 **きん・あつ【禁圧】** 《名・他サ》〔文〕権力・威力などでおさえつけ、禁止すること。「自由を―する」[類語]弾圧。 **きん・い【金位】** 金製品にふくまれる金の純度。[参考]カラット制で、純金を二四金とする。「一十八金」 **ぎん‐い【銀位】** 銀製品にふくまれる銀の純度。 **きんいぎょくしょく【錦衣玉食】** 〔文〕美しい着物を着て、上等の食べ物を食べること。ぜいたくな暮らしをすること。 **きん・いつ【均一】** 《名・形動》どれをとっても金額・状態などが等しいこと。「一〇〇円―の商品」「―料金」[類語]一律。一様。―か【―化】《名・自他サ》すべて同じ状態にそろうこと。また、そろえること。「品質のー」 **きん‐いっぷう【金一封】** 〔賞金・寄付などの〕一包みの金。[参考]金額をあからさまにしないときに言う。 **きんいろ【金色】** 金のようなつやのある黄色。こがね色。こんじき。「――の時計」[類語]山吹色。 **ぎん・いろ【銀色】** 銀のようなにぶいつやのある灰色。しろがね色。ぎん。「―の山々」 **きん・いん【近因】** 最も直接的な原因。[反]遠因。 **きんいん【金員】** 〔文〕《「金銭の員{かず}」の意から》金額。また、金銭。「多額のーを受け取る」 **\*きえ【近影】** 最近写した、ある人の写真。 **\*きえ【近詠】** 最近作った詩歌。 **ぎ・・えし【吟詠】** 《名・他サ》●節をつけて、漢詩・和歌などをうたうこと。[類語]吟唱。朗詠。●漢詩・和歌などを作ること。また、その詩や歌。同①②吟。 **きん・えい【禁衛】** 〔文](「禁裏の衛詰{えづめ}」の意)皇居を守護する・こと(兵)。 **\*きん・えん【禁、厭】** 〔文〕凶事や災難をとめる、まじない。[類語]禁厭{きんえん}。 **\*きん・え【禁園・禁苑】** 〔文〕●一般の人がはいることを禁じられている庭園。●皇居の庭。[類語]御苑。 **きん・えん【禁煙・禁、烟】** ●たばこを吸うことを禁止すること。喫煙禁止。「場内―」●《名・自サ》たばこを吸うのをやめること。「―に成功する」 **\*きん・えん【近縁】** ●血のつながりが近い・こと(人)。[反]遠縁。●生物の分類上、近い関係にあること。―しゅ【―種】生物の分類で近い関係にある種。 **\*きん・えん【金円】** 〔文〕おかね。金銭。金員。 **きんおう・むけつ【金、甌無欠】** 〔文]少しの傷もない黄金のかめのように、完全で欠点のないこと。また、国家が一度も外国の侵略を受けたことがないたとえ。 **\*きん・か【槿花】** 〔文〕ムクゲの花。[参考]朝開いて夕方しぼむことから、はかない栄華のたとえに使う。[コロ]「―一日の栄(=栄華がはかないこと)」〔古〕アサガオの花。 **\*きん・か【近火】** 近所に起きた火事。急火。「―御見舞い」 **\*きん・か【金貨】** 金を主成分としてつくった貨幣。 **きんが【謹賀】** 〔文〕つつしんで喜びを申し述べること。恭賀。[コロ]「―新年」[参考]年賀状に書く挨拶の語。 **ぎん・か【銀貨】** 銀を主成分としてつくった貨幣。 **ぎんが【銀河】** 夜空に光の川のように見える星の集まり。天{あま}の川。―けい【―系】〔天]銀河に集中分布する無数の恒星・星間物質の大集団。中央がふくらんだ円盤状をなし、太陽系もその中にある。 **\*きん・かい【欣快】** 《名・形動》〔文]非常にうれしく気持ちのよいこと。喜び。「―の至り」[類語]愉快。 **\*きん・かい【襟懷】** 〔文]心中で思っていること。考え。「―を述べる」 **\*きん・かい【近海】** 陸地に近い海。「―魚」[反]遠海。遠洋。 **\*きん・かい【金塊】** 〔精製した〕金のかたまり。 **きん・かいきん【金解禁】** 金や金貨の輸出禁止を解除すること。 **ぎん・かいしょく【銀灰色】** 銀色をおびた灰色。 **きんか・ぎょくじょう【金科玉条】** 〔文](「金や玉のような尊い法律」の意)尊ぶべき大切な法律。絶対的なものとして守る規則・教訓。「師の教えを―とする」 **\*きん・がく【勤学】** 《名・自サ》〔文〕学問に努めはげむこと。 **きんがく【金額】** 金銭の量で表された値。「大きな――」[類語]金高。 <393> ききんかく―きんけん **きんかくし【金隠し】** 和式の大便所の穴の前に取り付けたおおい。また、その形に作られた陶製の便器。 **ぎん・がみ【銀紙】** ●銀箔{ぎんぱく}をおした紙。また、銀色の塗料をぬった紙。●銀色をした金属の箔。アルミニウムなどをうすく紙状に延ばしたもの。 **ギンガム** 格子や編{しま}などを織り出した平織りの綿布。夏向きの婦人・子供服などに多く使う。▽gingham **きん・がわ【金側】** 金でつくった側が。金めっきの側。特に、金製の側の時計のこと。[類語]金張り。 **\*きん・かん【近刊】** ●近いうちに出版される・こと(本)。「一予告」●最近出版された・こと(本)。「―書」[参考]「新刊」より古いものをいう。 **\*きんかん【金冠】** ●金で作ったかんむり。●〔治療のあとに〕歯にかぶせる金製のおおい。 **\*きん・かん【金「柑】** ミカン科の常緑低木。果実は球形で、直径二~三。冬冬に黄色く熟す。果皮は甘く、生食できるが、果肉は酸味が強い。食用・薬用。 **\*きんかん【金環】** 〔天〕金の輪{わ}。金色の輪。―しよく【―食・―蝕】日食のとき、月が太陽の中央部をおおい太陽の光が月のまわりに輪のように見える現象。表記「金環食」は書きかえ字。 **きん・がん【近眼】** 近視(の眼』)。―きょう【―鏡】近視の人が使う凹レンズのめがね。 **ぎん・かん【銀漢】** 〔文〕銀河。天の川。 **きんかん・がっき【金管楽器】** らっぱ類の楽器。演奏者の唇が楽器の簧(=リード)の役目をする。トランペット・ホルンなど。ブラス。金管。[対]木管楽器。 **きん・かんばん【金看板】** ●〔屋号などを〕金文字で書いた看板。●世間に対して誇り示す主義・主張。「福祉社会を―とする」 **\*きん・き【錦旗】** 〔文]赤地の錦〜に太陽や月をえがいた天皇の旗。にしきのみはた。[参考]昔、官軍の旗印とした。 **\*きん・き【欣喜】** 《名・自サ》〔文〕ひどく喜ぶこと。大喜び。[類語]狂喜。驚喜。 **\*きんき【禁忌】** 《名・他サ》●してはならないとしていみきらう・こと(物)。タブー。[コロ]「ーをおかす」[コロ]「―にふれる」●医療行為のうち、人体に悪い影響を与えるものとして、使用をさける・こと(方法・薬)。 **きんき【近畿】** 近畿地方。京都・大阪・滋賀・三重・奈良・和歌山・兵庫の二府五県を合わせた地域。 **ぎん・き【銀器】** 銀でつくった器物・器具。 **きんき・じゃくやく【「欣喜雀躍】** 《名・自サ》こおどりして喜ぶこと。「合格の知らせに―する」 **ぎんぎつね【銀、狐】** 黒毛に灰白色の毛がまぎり、銀色に見えるキツネ。また、その毛皮。 **きん・きゅう【緊急】** 《名・形動》事態が重大で至急に対策を要すること。「――に手配する」「一入院」 **きんぎょ【金魚】** フナを改良飼育して作った観賞用の淡水魚。色や形に変化のある多くの品種がある。の「うんこ《連語》《切れずに長くつながっていることから)一人の人の後について回る大勢の人のたとえ。金魚のふん。―ばち【―鉢】金魚を入れて飼うガラス製などの容器。 **\*きん・きょう【禁教】** 政治権力によって禁じられた宗教。特に、近世日本での天主教(=キリスト教)。 **きん・きょう【近況】** 〔ある人・物事などの〕近ごろのようす。最近の状況。「御―お知らせ下さい」「―報告」 **きん・ぎょう【近業】** 〔文〕最近の仕事・業績・作品。「ある作家の―」[類語]近什{きんし}。 **きんきょく【琴曲】** 七弦の琴で演奏する曲。[参考]本来は十三弦の琴でひく箏曲{そうきょく}と区別する。 **きんぎょく【金玉】** ●金と玉。●〔文〕とても貴重で、賞美すべきもの。「―の作品」「―の声」 **きん・きょり【近距離】** 近い距離。[反]遠距離。 **きんきら・きん** 《形動》〔俗〕はでに輝くようす。きらびやかに飾りたてるようす。「―の服」 **きん・ぎれ【錦切れ】** ●錦〜の切れはし。●明治維新のころの官軍兵士の称。[参考]肩に錦の切れはしをつけて目印としたことから。 **きん・きん** 《副・自サ≫●声や物音が、かん高く耳にするどく響くようす。「―した声」●〔俗〕はなはだしく冷えたようす。「ビールがーに冷える」 **きん・きん【僅僅】** 《副》〔文〕数量がわずかであるようす。たった。「―三名を残すのみ」[類語]僅少。 **\*きん・きん【近近】** 《副》ごく近い将来。もうすぐ。近々。[コロ]「―上京いたします」 **きん・ぎん【金銀】** ●金と銀。「一珊瑚{さんご}」「一財宝」●金貨・銀貨。●〔財産としての〕金銭。 **ぎんぎん** 《副・自サ》●気分が・高揚する(高揚させる)ようす。「―のロック」「―に目がさえる」●頭に強く響く音の形容。 **きんきんぜん【欣欣然】** 《形動》〔文〕いかにもうれしそうなようす。「―として語る」 **きん‐く【禁句】** ●〔文学〕和歌・俳諧{はいかい}などで、使ってはいけない語句。止め句。●他人の感情を害さないため、(人前で)言ってはならないことばや文句。 **\*きん・く【金句】** ●言い回しのたくみな美しい句。りっぱなことば。●「金言{きんげん}」に同じ。 **キング** ●王。帝王。また、最も優れた男性や、仲間の中心となってふるまう男性。「ホームランー」●トランプで、王の姿をかいた札。●チェスの王将。▷king ーサイズ 寸法が標準以上である・こと(もの)。特大。「―の服」▽king-size ーメーカー 政界で、大臣など重要ポストの人選や実現を左右できる実力者。▽kingmaker **きんぐち【金口】** 吸い口に金紙を巻いた巻きたばこ。金口たばこ。 **\*きん・けい【近景】** 近くの景色。また、手前の方の風景。[反]遠景。 **\*きん・けい【謹啓】** 《感》〔文〕《つつしんで申しあげるの意で)手紙の最初に書く挨拶の語。 **\*きんけつ【金欠】** 〔俗〕お金を持っていないこと。―びょう【―病】〔俗]お金がなくて困っている状態を病気にたとえた語。金欠。[参考]「貧血病」のもじり。 **\*きん・けつ【金穴】** ●金をほり出す穴。金坑。●〔俗〕資金・費用などをみついでくれる人。金づる。 **\*きん・けん【勤倹】** 仕事にはげみ、むだを省いて倹約すること。「―貯蓄」[四字]「――力行」 **\*きん・けん【近県】** 〔ある土地の〕]近くの県。 **\*きん・けん【金券】** ●金貨と引き換えできる紙幣。●貨幣と同様に通用する券。商品券・郵便切手など。「ーショップ」 **きん・けん【金権】** 多額の金銭を持っていることによって生じる権力。―せいじ【政治】金の力に支配される政治。 <394> ききんげんきんじ **\*きんげん【謹厳】** 《名・形動》つつしみ深くまじめで重重しいこと。[四字]」「――実直」[類語]謹直。 **\*きんげん【金言】** 教訓的な内容をもった短いことば。金句。「一集」[類語]格言。箴言。―耳に逆ら・う《句》金言は真実をついているので、ややもすると人の感情に逆らい、素直には聞き入れにくい。 **\*きんげん【謹言】** 《感》〔文〕(「今しんで述べる」意で)手紙の末尾に書く挨拶の語。[四]」「恐惶―」 **きん・こ【禁固・禁錮】** 《名・他サ》〔文〕人を一室に閉じこめて外へ出さないこと。●〔法〕自由刑の一つ。刑務所に入れておくだけで、労働をさせない刑。「―刑」表記法令では「禁錮」と書く。 **\*きん・こ【近古】** 時代区分の一つ。中古と近世との間。日本史では、ふつう、鎌倉・室町時代をさす。 **\*きんこ【金庫】** ●重要書類や貴重品をしまっておく、特別なしくみの鉄製の箱や部屋。●特定の限られた種類や範囲の金融を行う金融機関。農林中央金庫・商工組合中央金庫や労働金庫・信用金庫など。―ばん【―番】金庫の番人。また、金銭の出し入れを管理する人。 **\*きんこ【金『海鼠】** キンコ科の棘皮動物。東北や北海道の浅い海底にすむ。灰褐色で褐色の斑紋{はんもん}説がある。食用。煮て干したものは中華料理の食材。ふじこ。 **\*きん・こう【均衡】** 《名・自サ》〔力・重さ・収支などがごつりあいがとれていること。バランス。[コロ]「―を図る」[コロ]「ーがくずれる」[類語]平衡。 **\*きん・こう【欣幸】** 〔文〕しあわせだと感じ、喜ぶこと。「―の至り」[類語]幸甚。 **\*きんこう【謹厚】** 《名・形動》〔文〕人柄がつつしみ深く親切なこと。「―な人物」 **\*きん・こう【近郊】** 都市に近い地域。郊外。「―の農村」[類語]近在。近郷 **\*きんこう【金工】** 金属に細工をほどこす工芸。また、その職人。[類語]彫金。 **\*きん・こう【金鉱】** ●金をふくんでいる鉱石。●金の出る鉱山・鉱脈。金山。「―をほぼり当てる」 **きん・ごう【近郷】** 都市の近くの村。近在。「一近在から人が集まる」[類語]近郊。近村。 **ぎん・こう【吟行】** 《名・自サ》〔文]歌や詩をくちずさみながら歩くこと。●和歌や俳句を作るために、名所や郊外などに出かけること。「一会」 **きんこう【銀行】** 預金をあずかったり、資金を貸し付けたり、また、手形割引や為替取引などを行う金融機関。〔「足りないものを融通しあう組織」の意にも使う〕「血液―」「人材―」ーけん【―券】主として中央銀行(=日本銀行)が通貨として発行する紙幣。 **ぎんこう【銀鉱】** ●銀をふくんでいる鉱石。●銀の出る鉱山・鉱脈。銀山。 **きんこく【謹告】** 〔文〕《「つつしんで告げる」意)商店・会社などで、挨拶・広告文などの最初に記す語。 **きんごく【禁獄】** 獄中に監禁すること。 **きんこく【近国】** 〔ある国の〕近くにある国。「―との交流」[類語]隣国。[反]遠国 **きんこつ【筋骨】** ●筋肉と骨格。●体の骨組み・肉づき。体格。[四字]「―隆々」「―たくましい青年」 **きんこん【緊輝】** 〔文〕ふんどしを引きしめること。―いっちばん【―一番】事を行うのに、心をしっかり引きしめてかかること。「―、難局に当たる」[参考]「一番」は「一勝負」の意。 **きんこんしき【金婚式】** 結婚して、五○年をむかえた夫婦の記念の・式(祝い)。 **ぎんこんしき【銀婚式】** 結婚して、二五年をむかえた夫婦の記念の・式(祝い)。 **きんさ【僅差】** わずかな差。「――で負ける」 **ぎんざ【銀座】** ●江戸幕府の、銀貨を鋳造し銀を管理した役所。現在の東京都中央区銀座にあった。●東京都中央区にある、高級な商店が並ぶ繁華街。また、町名につけて繁華街を表す語。「戸越―(東京)」 **きんざい【近在】** 都市の近くの村。近郷。「―の衆」[類語]近郊。 **きんさく【近作】** 作者の最近の作品。[類語]新作。 **きんさく【金策】** 《名・自サ》(苦労して)必要な金銭をそろえる・こと(方法)。金のくめん。「―にかけ回る」 **きんさつ【禁札】** 禁止事項を書いた立て札。制札。 **きんさつ【金札】** ●金製のふだ。また、金色のふだ。●金貨のかわりになる紙幣。[類語]兌換券{だかんけん}。 **きんざん【金山】** 金を産出する鉱山。金鉱。 **ぎんざん【銀山】** 銀を産出する鉱山。銀鉱。 **きんざんじ・みそ【金山寺味噌・径山寺味噌】** 【噌】いり大豆と大麦を蒸し、麹{こうじ}に、をまぜて食塩を加えたものに、シロウリ・ナス・ショウガなどを入れて醸造した、なめみそ。[参考]中国の径山寺から製法が伝えられた。 **\*きん・し【禁止】** 《名・他サ≫してはいけないと差し止めること。「駐車―」[類語]禁制。禁断。法度。 **\*きんし【菌糸】** 菌類の体をつくっている、細い糸状の単細胞、または細胞の列。 **\*きん・し【近視】** 目にはいる平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態。遠くのものがはっきり見えない。近視眼。近眼。ちかめ。[反]遠視。―がん【―眼】●近視。●目先のことにとらわれて、先を見通す力がないこと。ちかめ。「―的な発想」 **\*きん・し【金糸】** ●〔ししゅう・織物などに使う〕金箔を使った金色の糸。●細い金属線に金でめっきしたもの。ーたまご【――卵・錦糸卵】うすい卵焼きを糸のように細く切ったもの。 **\*きん・し【金、鶏】** 神武{じんむ}天皇が長髄彦{ながすねひこ}と戦ったとき、天皇の弓に止まってその輝きで敵の目を見えなくさせたという金色のトビ。ーくんしょう【―勲章】抜群の手柄を立てた旧日本軍人に与えられた、金鵄をかたどった勲章。一九四七年廃止。 **\*きん‐じ【矜持】** (「きょうじ」の慣用読み)→きょうじ(矜持)。 **\*きん・じ【近似】** 《名・自サ》基準に近く、またそれに似通っていること。[類語]類似。―ち【―値】〔数〕真の値に近い値。真の値に誤差の加わったもので、近似計算によるものや測定値など **\*きん‐じ【近侍】** 《名・自サ》主君のそば近くに仕える・こと(人)。近習{きんじゅ}。「殿のそばにーする」[類語]近臣。 **きん・じ【近時】** 〔文〕近ごろ。最近。このごろ。「―の世相」「―、物価の上昇がはげしい」[反]往時。 **\*きん‐じ【金地】** 下地が金色であること。金色の地。 **\*きん・じ【金字】** 金泥{きんでい}などで書いた文字。金色の文字。―とう【―塔】●《側面が金の字に似ていることから)ピラミッド。●後世に伝えられるような偉大な業績。 <395> 業績。「医学界に不滅のーをうち建てる」 **ぎん・し**【銀糸】[ししゅう・織物などに使う]銀箔を使った銀色の糸。 **ぎん‐じ**【銀地】下地が銀色であること。銀色の地。 **きんし・ぎょくよう**【金枝玉葉】[文]天皇の一族。皇族。[参考]「枝」「葉」は子孫を表す。 **きん・しさん**【禁治産】心神喪失の状態にある者を保護するため、後見人をつけてその財産を管理させた法律上の制度。禁治産。[参考]成年後見制度。 **きんジストロフィー・しょう**【筋ジストロフィー症】骨格筋の進行性萎縮{いしゅく}と筋力の低下を特徴とする病気。筋ジストロフィー。 **きん・しつ**【均質】《名・形動》ある物のどの部分も同じ性質・状態であること。等質。「―な水溶液」 **―か**【一化】《名・自他サ》一つの物体のどの部分も、また、複数のものがすべて、同じ性質・状態にそろうこと。また、そろえること。「サービスの一を図る」 **きん・しつ**【琴、瑟】[文]琴と瑟{しつ}(=大型の琴)。 **―相和**{あいわ}**・す**《句》夫婦仲がむつまじいたとえ。[参考]琴(五弦または七弦)と瑟(ふつう二五弦)を合奏すると調和がとれることから。 **きん・じつ**【近日】ごく近い将来。近いうち。そのうち。「―開店」「―発売予定の新薬」[類語]近々。 **きんじつてん**【近日点】太陽系の天体が、太陽を回る軌道上で太陽に最も近い点。[団]遠日点。 **きんじて**【禁じ手】大相撲や囲碁・将棋などで、使うことを禁じられている技や手。禁手。 **きんしゃ**【金砂・金『沙】●金粉。また、金砂子{きんすなご}。金色に見える砂。また、砂金。=金砂子{きんさご}。 **きん・しゃ**【金紗・錦紗】●「金紗縮緬{きんしゃちりめん}」の略。和服用の高級な絹織物。細めの生糸で織り、しぼが小さい。●「金紗お召{め}し」の略。練り染め糸で、平織り・紋織りにした織物。●紗に金糸で模様を織りだした絹織物。きんしゃ織り。 **ぎん・しゃ**【吟社】[文]詩歌を作る人々の結社。 **ぎん・しゃり**【銀しゃり】[俗](「しゃり」は米の飯の意)[麦飯などに対し]白米の飯。 **きん・しゅ**【禁酒】●《名・自サ》酒を飲むことを自分からやめること。断酒。「―禁煙」●酒を飲むことを禁止すること。「―法」 **きん・しゅ**【筋腫】筋肉組織にできる良性のできもの。「子宮―」 **きん・しゅ**【金主】●必要な資金を出してくれる人。「―が付く」●お金をたくさんもっている人。 **きん・じゅ**【近『習】つねに主君のそば近くに仕える人。近侍。近習{きんじゅう}。「―の兵」 **ぎんしゅ**【銀朱】水銀を焼いて作った赤色の顔料。 **きん・しゅう**【錦秋】[文]もみじが錦{にしき}のように美しい秋。「―の候」 **きん・しゅう**【錦繡】[文]●錦{にしき}と、ぬいとりをした織物。また、美しい衣服・織物。「――のとばり」[字]句の美しい詩文のたとえ。●花・紅葉など、美しいながめのたとえ。「―を織りなす渓谷」 **きんじゅう**【、禽獣】[文]鳥やけもの。鳥獣。「—にもおとるふるまいだ」[参考]人の行うべき正しい道や恩義を忘れた人のたとえにも言う。[類語]畜生。 **きん・じゅう**【近習】→きんじゅ(近習)。 **きん・しゅく**【緊縮】《名・他サ》●《自サ》かたく引きしめること。また、引きしまること。●財政の支出を切りつめること。「―予算」 **―ざいせい**【一財政】支出を切りつめて予算を組んだ財政。[団]放漫財政。 **きんしょ**【禁書】法律によって、特定の書籍の出版・販売を差し止めること。また、その書籍。 **きんしょ**【謹書】[文]《「つつしんで書く」の意》書や画の署名のあとにそえる語。「石川一郎―」 **きんじょ**【近所】●ある場所に近い所。近辺。付近。●近くの家。「―づきあい」「隣―」 **きん・しょう**【近称】文法で、他称の指示語の区分の一つ。話し手からも相手からも近い関係にある対象(事物・場所・方角・人など)を指すときに用いる。「これ」「ここ」「こちら」「このかた」など。[参考]遠称・中称。 **きん・しょう**【金将】将棋のこまの一つ。前後・左右・ななめ前へ一つずつ進むことができる。金。 **きん・しょう**【僅少】《名・形動》わずかなようす。ほんの少し。「――の差」[類語]些少。[団]莫大{ばくだい}。 **きん・じょう**【今上】現在、位についている天皇。 **きん・じょう**【禁城】皇居。宮城。 **きん・じょう**【錦上】[文]美しい錦{にしき}の上。 **――花を添**{そ}**・える**《句》(美しく)りっぱなものの上らによいことが加わる。錦上花を敷く。錦上添花。 **きんじょう**【謹上】[文](「つつしんで差し上げる」の意で)手紙のあて名にそえる語。「一 鈴木清殿」 **きんじょう**【近状・近情】[文]近ごろのようす。 **きんじょう**【金城】[文]●守りのかたい城。堅城。●城の本丸。「名古屋城」の別称。 **ぎん・しょう**【吟唱・吟、誦】《名・他サ》詩歌を声に出して、歌うように読むこと。「藤村{とうそん}の詩を―する」[類語]吟詠。 **ぎん・しょう**【銀将】将棋のこまの一つ。前後のななめと、前へ一つずつ進むことができる。銀。[参考]相手の陣に入って成ると、金将と同じ働きになる。 **ぎん・じょう**【吟醸】《名・他サ》上等の原料を使い、ていねいに醸造すること。「――酒」「―しょうゆ」[参考]日本酒の場合、特定名称酒の種類の一つ。 **きんじょう・てっぺき**【金城鉄壁】[文](「金で造った城と鉄の城壁」の意から)きわめて堅固な城。転じて、物事がきわめて堅固なこと。「―の守り」 **きんじょうとうち**【金城湯池】[文]地形に恵まれて守りやすく、攻めにくい城と堀。また、堅固な本拠地・勢力範囲。[参考]「湯池」は熱湯をたたえた堀の意。 **きん・じる**【禁じる】《他上一》●ある行為を差し止めて、許さない。禁止する。「私語を―・じる」●〈「―・じ得ない」の形で〉みずからおさえとめることができない。「涙を―・じ得ない」=禁ずる。→次ページ **ぎん・じる**【吟じる】《他上一》●詩歌を声に出してうたう。吟唱する。●詩歌・俳句を作る。=吟ずる。 **きんしん**【謹慎】《名・自サ》●[反省して]言動をつつしむこと。また、つつしみ深いこと。「―の意を表する」●一定の期間、出勤・登校などを禁じ、反省させる処罰。「―期間」「一処分」 **きん・しん**【近信】[文]最近の便り。 **きん・しん**【近臣】いつも主君のそば近く仕えている家来。側近。「将軍の―」[類語]近侍。近習。 **きんしん**【近親】血縁関係が近い親族。「―者」 **―こん**【婚】血縁の近い親類間の結婚。 **きん・す**【金子】(金製の)おかね。[古風な言い方] **ぎんす**【銀子】●(銀製の)おかね。[古風な言い方]●小判形につくった銀。江戸時代、贈答用に使われた。 <396> **きん・すなご**【金砂子】金箔{きんぱく}を粉にしたもの。金粉。金砂{きんしゃ}。 **ぎん・すなご**【銀砂子】銀箔{ぎんぱく}を粉にしたもの。銀粉。銀砂{ぎんしゃ}。 **きん・ずる**【禁ずる】《他サ変》禁じる。 **ぎん・ずる**【吟ずる】《他サ変》吟じる。 >類語と表現「禁じる」 *相手の行為について、「慌てるな」のように否定と命令とを同時に言う言い方が「禁止」の表現である。普通、動詞の終止形に禁止の終助詞「な」をつけて表すが、「入室を禁ず(禁止する)・禁煙」などと「禁~」で表したり、否定的な意味をふくむ「やめる」などでは、「お喋りはやめろ」のように命令法だけで「禁止」を表したりする。「〜てはいけない・~てはならぬ・~ては駄目だ・~するものではない」や、「遅刻しないこと/しないように」などの表現もある。「笑わないで」と言うと、依頼の意に近づく。 ・いけない・ならない・駄目だ・ならぬ・罷{まか}りならぬ・止{や}める・差し止める・差し押さえる・封じる/制止・無用・法度{はっと}・御法度{ごはっと}・天地無用・禁止・禁制・禁圧・禁断・禁漁・禁猟・禁煙・禁酒・国禁・厳禁/留め立て・足止め・口止め・客止め・打ち止め **きん・せい**【均整・均斉】[体などの]各部分のつりあい。「―のとれた体」「―のとれた作品」 **きん・せい**【禁制】《名・他サ》法律や命令で、ある行為を差し止めること。また、その法律・命令。きんぜい。「―の品」[類語]禁止。禁断。法度{はっと}。禁令。 **きん・せい**【謹製】[文]つつしんで作る・こと(品物)。「越後屋―」[参考]「製造」を謙遜して言う語。 **きん・せい**【近世】歴史の時代区分の一つ。中世と近代との間の時代。日本では江戸時代、西洋ではルネサンスからフランス革命まで。[参考]西洋のこの時期を「近代」と呼ぶことも多い。 **きん・せい**【金星】太陽から二番目の軌道を回る惑星。ビーナス。[参考]明け方東の空に見えるときは「明けの明星」「あかぼし」、夕方西の空に見えるときは「宵の明星」「ゆうずつ」と呼ばれる。 **きんせい**【金製】金で作られている・こと(もの)。 **ぎん・せい**【吟声】詩歌を吟じる声。 **ぎん・せい**【銀製】銀で作られている・こと(もの)。 **ぎん・せかい**【銀世界】雪が一面に降り積もって、白一色になった景色。「一面の―」[類語]雪景色。 **きん・せき**【金石】[文]●金属と岩石。また、金属器と石器。●堅固で、たやすくくずれないもの。金鉄。 **―がく**【一学】金石文を研究する学問。 **―ぶん**【―文】金属製の容器・武器・鐘、および石碑・石像などに刻まれた文字・文章。金文。 **きん・せつ**【近接】《名・自サ》●近づくこと。接近。●近くにあること。「―した土地」[類語]隣接。[対]遠隔。 **きんせつ**【緊切】《名・形動》[文]●ぴったりとつくこと。●さしせまっていて切実なこと。「―な用件」 **きん・ぜつ**【禁絶】《名・他サ》[文]禁止してすっかりなくすこと。「麻薬を――する」[類語]根絶。 **きんせん**【琴線】●琴{こと}の糸。●心の奥底にある微妙で感じやすい心情。(句)「――にふれる(=感動する)」 **きんせん**【金銭】物を買うとき代価として使用するもの。お金。「―感覚(=お金に対する価値観)がない」 **―ずく**【一『尽く】金銭の損得だけで行動すること。また、金に物を言わせて解決しようとすること。金ずく。勘定ずく。[表記]現代仮名遣いでは「金銭づく」も許容。 **きん・ぜん**【「欣然】《形動》[文]喜んで物事をするようす。「――と死地におもむく」 **ぎんぜん**【銀髯】[文][銀のように美しい]真っ白なほおひげ・あごひげ。白髯{はくぜん}。 **きんせんい**【筋繊維・筋線維】筋肉を構成する、糸状の細胞組織。筋肉繊維。 **きんせん・か**【金盞花】キク科の一年草。ふつう、春から夏にかけて橙色{とうしょく}の花をつける。 **きんそく**【禁則】禁止することを決めた規則。「―を破る」 **―しょり**【―処理】コンピューターによる文章作成などで、句点・読点・閉じ括弧を行頭に置かないなどの処理をし、文字を適切な位置に移動して調整すること。 **きん・そく**【禁足】《名・他サ》ある場所から外へ出さないこと。また、罰として外出を許さないこと。外出禁止。「一令」「―を食う」 **―ち**【―地】[神聖、奇怪なため]足を踏み入れてはならない土地や場所。禁域。 **きんぞく**【勤続】《名・自サ》勤め先をかえず、長年勤め続けること。「一三○年」 **きん・ぞく**【金属】常温・常圧の下で不透明な固体(水銀は液体)で、特有の光沢や展性・延性などをもつ物質。電気・熱の良導体。金・銀・銅・鉄など。 **ーげんそ**【―元素】単体が金属としての性質をもつ元素の総称。鉄・金・銀・銅・カリウム・ナトリウムなど。 **―せい**【一性】金属特有の性質。また、金属に似た性質。「―の響き」 **ーひろう**【―疲労】金属材料が外力をくり返し受けることから微細な亀裂が生じ、それが広がって破壊に至る・こと(現象)。 **きんだ**【勤惰】[文]「勤怠{きんたい}」に同じ。 **きん・たい**【勤怠】[文]●まじめに仕事をすることと、なまけること。勤勉と怠惰。●出勤と欠勤。=勤惰{きんだ}。 **きん・たい**【近体】[文]●近ごろ流行する様式・体裁。[表記]「今体」とも書く。●漢詩で、絶句と律詩。近体詩。[対]古体。 **きんだい**【近代】●近世に続き現代に近い時代。また、現代。「一文学」●歴史の時代区分の一つ。中世あるいは近世と現代との間の時代。ふつう、日本では明治維新以後。西洋ではルネサンス・宗教改革以後。またフランス革命以後をも指す。 >評論文×キーワード **―か**【一化】《名・他サ》物事の状態を、合理的・科学的,民主的で人間性を重んじる状態に改めること。「設備の―」 **―げき**【一劇】一九世紀末のヨーロッパに起こった新しい演劇。個人主義・自然主義などの立場から市民社会や人生の真実の姿をえがこうとするもの。 **―ごうり・しゅぎ**【一合理主義】近代になって発達した、「理性」によって物事をとらえようとする考え方。 **―ごしゅーきょうぎ**【―五種競技】オリンピックの競技種目の一つ。フェンシング・クロスカントリー・射撃・水泳・馬術の五種目を一日一種目ずつ行って得点を争う。近代五種。 **―し**【―詩】明治時代以降、漢詩および和歌・俳句の伝統を脱して西洋の詩にならい、新しい思想を自由な形式と平易なことばで表現した詩。 **―てき**【一的】《形動》近代としての特徴をもつようす。また、新しい感覚をもつようす。「―な建物」[類語]現代的。モダン。 <397> >評論文キーワード 近代 中世は封建的な身分社会であった。特に西欧では神と教会が権威とされる社会だった。近代はこれらを脱し、民主的かつ産業的な社会へ移行していった時代である。 近代は個人主義が根ざす時代である。人間全体や個人個人が価値ある者と見直されるようになり、自立した人間が生まれた。特に西欧では村などの共同体にしたがうのではない、個人の意思に基づく人間中心主義(ヒューマニズム)の理念が出現した。 身分制度が撤廃され、平等な人々(=市民)が誕生し、彼らによる政治(=民主政治)がなされた。また、明治以降の日本もそうであるように、国民の意識を一つにした「国民国家」も生まれた。 身分が平等になり、自主的に職業が選べるようになった人々が利潤を自由に追求し、競い合うことで合理性が追求され、機械化、工業化、産業化、資本主義化が進んだ。西欧では一九世紀の産業革命がそれをさらに推し進めた。 日本では、明治維新以降「西欧化」として一の目が急激に進んだ。ただし、それは西欧諸国に追いつくための政府による「上からの近代化」であった。 **きん・たいしゅつ**【禁帯出】その場から持ち出すことを禁じる・こと(表示)。帯出禁止。「この辞典は―だ」 **きん・だか**【金高】お金の額。金額。 **きん・だち**【『公『達】(「きみたち(公達)」の音便)[古]親王・摂家など、上流貴族の子弟。 **きん・たま**【金玉】●金色の玉。●[俗]「睾丸{こうがん}」に同じ。 **きんたろう**【金太郎】●伝説上の怪童。平安時代の武人、坂田公時{きんとき}の幼名とされる。相模国(=今の神奈川県)足柄山{あしがらやま}にすみ、太って全身が赤く怪力をもつ子供。まさかりを持ち、腹がけをかけ、相撲・乗馬を好んだという。●金太郎をかたどった人形。●幼児用の腹がけ。 **―あめ**【一、飴】どこで切っても断面に同じ金太郎の顔が現れる棒状の飴。 **きん・だん**【禁断】《名・他サ》[文]ある行為をかたく禁じること。「―の場所に足をふみ入れる」「殺生―の地」[類語]禁制。禁止。 **―しょうじょう**【一症状】アルコール・ニコチン・麻薬などの中毒患者が、それを断ったときに起こる頭痛・不眠・興奮・虚脱などの症状。「―を起こす」 **―のこのみ**【一の木の実】《連語》●エデンの園にあったという、知恵の果実。[参考]旧約聖書にある語。神から禁じられていたのに、イブがこれを食べた。そのため、イブはアダムとともに楽園を追放され、ここから人間の堕落が生じたという。●一度始めたらその魅力や快楽のとりこになるため、してはいけないとされている物事。 **きん・だん**【金談】金銭の貸し借りについての相談。「―がまとまる」 **きん・ち**【錦地】[文]相手の居住地に対する尊敬語。 **きん・ちさん**【禁治産】「きんじさん」に同じ。 **きん‐ちゃ**【金茶】金色がかった茶色。 **きんちゃく**【巾着】●布や革で作り、口をひもでしめる小さな袋。●腰ぎんちゃく。 **―あみ**【―網】巻き網の一種。網の底の綱を引き締めて底の口をくくる。回遊魚の捕獲に用いる。 **―きり**【ー切り】すり。[古風な言い方] **きんちゃく**【近着】最近到着した・こと(物)。また、ちかぢか到着する・こと(物)。「―の外国雑誌」 **きん・ちゅう**【禁中】皇居の中。また、その社会。宮中。禁裏。 **きんちょ**【近著】[文]最近書き著した本。[団]旧著。 **きん・ちょう**【禁鳥】法令によって捕らえることを禁じている鳥。保護鳥。 **きん・ちょう**【緊張】《名・自サ》●心がゆるみなく張りつめていること。「―をほぐす」「―した面持ち」●両者間に争いが起こりそうな状態であること。「両国間にーが続く」「―緩和」 ●筋肉や神経中枢が長時間、収縮・興奮状態を続けること。[団]①③弛緩{しかん}。 **きん・ちょう**【謹聴】■《名・他サ】敬意をもって聞くこと。「先生の話を―する」[類語]拝聴。■《感》演説会などで聴衆がさけぶ語。「皆よくきけ」の意。 **きんちょく**【謹直】《名・形動》[心の持ち方や行いが]つつしみ深く正しいこと。謹厳実直。「―な人柄」 **きんつば**【金、鍔】(金製または金色の刀のつばの意)●小麦粉をこねた皮であんを楕円{だえん}(つば形)に包んで鉄板上で焼いた和菓子。金鍔焼き。●四角く切ったあんを、小麦粉をといた液につけ、鉄板上で焼いた和菓子。 **きん・て**【禁手】「禁じ手」に同じ。 **きんてい**【欽定】《名・他サ》[文]君主の命令によって制定すること。 **―けんぽう**【―憲法】君主によって制定された憲法。[参考]日本の旧憲法はその一つ。 **きん‐てい**【謹呈】《名・他サ》[文]つつしんで贈呈すること。「著書をーする」 **きんでい**【金泥】こんでい(金泥)。 **ぎん・でい**【銀泥】銀粉をにかわでといた顔料。書画・工芸品などに使う。 **きん‐てき**【金的】●三平方の金色の板に直径約一の円をえがいた、弓の的。●手に入れたいと思っているすばらしい目標(物)。[コロ]「――を射とめる」●[武道・格闘技の攻撃対象として]男性の股間。 **きんてつ**【金鉄】●金と鉄。また、金属。●[文]堅固で、たやすくくずれないもの。金石。「―の誓い」 **きん・てん**【均、霑】《名・自サ》(「霑」はうるおう意)[文]みんな同じように、利益や恩恵を受けること。「医療が―する」 **きんでん・ぎょくろう**【金殿玉楼】豪華にかざりたてた立派な御殿。 **きんてんさい**【禁転載】発表された文章・絵画・写真などを無断で転載することを禁じる・こと(表示)。 **きんでん・ず**【筋電図】筋肉の活動電流を筋電計で測定・記録してグラフに表したもの。運動の機能障害の診断などに用いる。 **きんど**【襟度】[文]異なった考え・態度などを受け入れる、心の広さ。「大人物のーを示す」[類語]度量。 **きん・とう**【均等】《名・形動》数量・状態などに差をつけず、ひとしくすること。「利益を―に配分する」「教育の機会―」[類語]平等。均一。同等。 <398> **きん・とう**【近東】(Near East)(西欧に近い東方諸国のある地域の意で)トルコからエジプトに至る地域。サウジアラビア・バルカン諸国・イラン・イラクなどをふくめることもある。[対]中東・極東。 **きんとき**【金時】●「坂田金時{さかたきんとき}」のこと。幼名は金太郎。[参考]金太郎。●「きんとき豆」の略。金時あずきを砂糖でにたもの。●サツマイモの一品種。皮が赤く、身は黄色で甘い。 **――の火事見舞い**《句》[酒を飲んだりして]顔がひどく赤いことのたとえ。 **きんとき・あずき**【金時〈小豆〉】あずきの一品種。種子が大きく、赤い。和菓子に用いる。 **きん・とん**【金団】インゲンマメ・クリなどを砂糖を加えてやわらかくにて、裏ごししたサツマイモのあんなどと混ぜた食品。 **ぎん・なん**【銀杏】《「ぎんあん」の連声》イチョウの種子。食用とする。また、「イチョウ」の別称。 **きん・にく**【筋肉】筋繊維によって作られる組織または器官。刺激を受けて収縮し、運動を起こさせる。筋{すじ}。 **―しつ**【一質】脂肪が少なく、筋肉が発達している体質。 **―ろうどう**【一労働】体を(激しく)動かして行う労働。肉体労働。 **ぎん・ねず**【銀鼠】銀色がかったねずみ色。銀灰色。銀鼠{ぎんねずみ}色。 **きん・ねん**【近年】最近の数年。ちかごろ。 **きん・のう**【勤皇・勤王】天皇に忠義をつくすこと。幕末に天皇親政を実現しようとした思潮。「―の志士」[参考]佐幕{さばく}。 **きん・のう**【金納】《名・他サ》租税・小作料などを金銭で納めること。「米のかわりに―する」[団]物納。 **きん・の・たまご**【金の卵】《連語》《「金でできた卵」の意から)えがたい若い人材。また、有望な若い人材。[参考]一九六四年ごろの流行語から。当時の中学卒・高校卒の就職希望者をさした。 **きんば**【金歯】金冠をかぶせた歯。金の入れ歯。 **きん‐ば**【金波】[文][日光や月光で]金色に輝く波。 **ぎん・ば**【銀歯】銀色の合金をかぶせたり、つめたりした歯。 **ぎん・ぱ**【銀波】[文][月光で]銀色に輝く波。 **きん・ぱい**【金杯・金、盃】金製または金めっきの・さかずき(カップ)。「―の酒を飲み干す」 **きん・ぱい**【金牌】金製または金めっきのメダル。金メダル。「首にさげたー」 **ぎん・ぱい**【銀、牌】銀製または銀めっきのメダル。銀メダル。 **きん・ばえ**【金、蠅】クロバエ科の昆虫。青緑色の光沢をもつハエ。くさった物・汚物などに集まる。銀ばえ。[参考]幼虫を釣りでは「さし」といい、えさにする。 **きん・ばく**【緊縛】《名・他サ》[文]きつくしばること。 **きん・ぱく**【緊迫】《名・自サ》情勢がきわめて緊張し、さしせまった状態であること。「―した空気」[類語]切迫。 >類義語の使い分け「切迫・緊迫」 **―かん**【―感】状況が非常に緊張し、さしせまっている感じ。「場内がーに満ちる」 **きん・ぱく**【謹白】[文]《つつしんで申し上げる意で)手紙などの終わりにそえる語。 **きん・ぱく**【金箔】●金を紙のようにうすく打ち延ばしたもの。「―を貼{は}る」●実質以上にりっぱに見せかける外観。[類語]めっき。 **ぎん・はくしょく**【銀白色】銀色をおびた白色。 **きん・ぱつ**【金髪】金色の髪の毛。ブロンド。 **ぎん・ぱつ**【銀髪】銀色の髪の毛。また、白髪の美称。 **きん・ばり**【金張り】表面にうすく延ばした金を張り付けること。また、その張り付けたもの。[類語]金側{きんがわ}。 **きん・ばん**【勤番】●交替で勤務すること。●江戸時代に、諸国の大名の家来が交替で江戸屋敷などに勤めたこと。また、その当番。「―侍{ざむらい}」 **ぎんばん**【銀盤】●銀でつくった皿・盆。●スケートリンク(の氷の表面)。「――に舞う」「―の女王」 **きんぴ**【金肥】金銭をはらって買う肥料。化学肥料など。かねごえ。 **きんぴか**【金ぴか】《名・形動》●金色にぴかぴか光る・こと(もの)。●はでにかざる・こと(もの)。「―の服」 **きんびょうぶ**【金屏風】地紙全体に金箔を張った屏風。 **きんぴらごぼう**【金平『牛蒡】細く切ったゴボウを油でいため、しょうゆ・砂糖などで味をつけた料理。きんぴら。 **きんぴん**【金品】金銭と品物。金銭や品物。 **きん・ぷくりん**【金覆輪】金または金色の金属をかぶせた覆輪。太刀の柄・鞘{さや}・鞍{くら}のふちなどに用いる。 **きんぶち**【金縁】●金製や金色のふち。●「金縁眼鏡{きんぶちめがね}」の略。ふちを金や金色の金属で作った眼鏡。 **ぎん・ぶら**【銀ぶら】《名・自サ》[俗]東京の銀座通りをぶらぶら散歩すること。[表記]多く「銀ブラ」と書く。 **きん・ぶん**【均分】《名・他サ》同じ量・額に分けること。平等に分けること。「――相続」[類語]等分。 **きん・ぶん**【金文】「金石文{きんせきぶん}」に同じ。 **きん・ぷん**【金粉】金の粉。また、金色の粉。金砂子{きんすなご}。 **きんべん**【勤勉】《名・形動》まじめにはげむこと。「――な学生」[類語]精勤。精励。 **きんべん**【巾偏】「はばへん」に同じ。 **きんぺん**【近辺】[ある場所に]近いあたり。近所。付近。近傍。「自宅の――の地図」[類語]界隈{かいわい}。 **きん・ペン**【金ペン】金と銅の合金でつくったペン先。また、その万年筆。 **きん・ぼ**【欽慕】《名・他サ》[文](つつしんで)うやまいしたうこと。「―の情」[類語]敬慕。 **ぎんぽ**【銀『宝】ギンポ科の海魚。体長約二〇{センチ}。体は扁平で細長く、色は黄褐色。食用。東京近辺でてんぷらにして賞味する。かみそりうお。ぎんぽう。 **きん・ぼう**【近傍】付近。近所。近辺。 **きんぼう・げ**【金、鳳『花・『毛茛】キンポウゲ科の多年草。高さ三〇~六〇{センチ}。春の終わりごろ、光沢のある黄色の五弁花をつける。有毒。うまのあしがた。 **きん・ぼし**【金星】●大相撲で、平幕の力士が横綱に勝つこと。「大―」●大きな手柄。殊勲。[コロ]「―をあげる」 **きん・ボタン**【金ボタン】●金属で作った金色のボタン。●[俗]学生服。また、男子学生。 <399> **きん・ほんい**【金本位】金本位制度。 **―せいど**【一制度】通貨の単位価値が一定量の金の値と等しい関係にある通貨制度。金本位。 **ぎん‐ほんい**【銀本位】銀本位制度。 **―せいど**【一制度】通貨の単位価値が一定量の銀の値と等しい関係にある通貨制度。銀本位。 **ぎん・まく**【銀幕】●映写幕。スクリーン。●映画(界)。「―の女王」 **きんまん・か**【金満家】大金持ち。富豪。[やや古風な言い方]「村の―」[類語]資産家。 **ぎん・み**【吟味】《名・他サ》《詩歌を吟じ趣を味わう意から)●ある物の内容・質などをよく調べること。また、よく調べて選ぶこと。「食材を―する」●罪のあるなしを調べること。[古風な言い方]「罪状を―いたす」 **きん・みつ**【緊密】《形動》ある物事と物事との結びつきがしっかりしているようす。「―な関係」[類語]密接。 **きん・みゃく**【金脈】●金を産出する鉱脈。●資金・金銭を出してくれる・所(人)。金づる。「―をさぐる」 **きん・みらい**【近未来】(空想がおよぶ範囲の)現代からそれほどはなれていない未来。「一小説」 **きん・む**【勤務】《名・自サ》職務をもって、つとめること。また、そのつとめ。「――先」「――態度」[類語]職務。 **きん・むく**【金無垢】不純物をふくまない金。また、それで作ってあるもの。純金(製)。「―の仏像」 **きん・め**【斤目】めかた。重さ。斤量。 **ぎん‐めし**【銀飯】[俗][麦飯などに対し]白米の飯。銀しゃり。 **きんめだい**【金目鯛・金『眼、鯛】キンメダイ科の海魚。体は赤色。目は大きく、黄金色。深海の岩地にすむ。食用。 **きん・モール**【金モール】●金糸をより合わせた装飾用のひも。礼服や帽子の飾りに使う。●たて糸は絹糸で、よこ糸に金糸を使って織った織物。 **きんもくせい**【金木犀】モクセイ科の常緑高木。秋、葉のつけ根に香りの強い赤黄色の小さい花をつける。 **きん・もつ**【禁物】してはならない物事。禁じてさけるべき物事。「病人に酒はーだ」「油断するのはーだ」 **きん・もん**【禁門】[文]●人の出入りを厳重に警戒する門。●皇居の門。禁裏の門。 **きん・もん**【金紋】金漆{きんうるし}でえがいた紋所。 **―さきばこ**【―先箱】金紋をえがいた挟み箱。大名行列の先頭がかつぎ、威儀・格式を示した。 **きん・ゆ**【禁輸】輸出入を禁止すること。「―の品目」 **きん・ゆう**【金融】[資金の需要と供給によって生じる]金銭の融通をはかること。金繰り。 **―かんわ**【一緩和】公定歩合などの政策金利を引き下げたり、資金供給の量を増やしたりすること。[参考]これにより、金融機関の貸し出し金利の低下や、貸し出しの増加がうながされ、経済活動が活発になる。 **―きかん**【一機関】資金の融通・供給を行う機関。銀行・信用金庫など。 **―こうこ**【―公庫】一般の金融機関では貸さない資金を貸すために政府が出資してつくった機関。「住宅―」 **―しじょう**【―市場】資金の貸し借りの行われる市場。貨幣市場。 **―しほん**【―資本】●銀行が産業資本と結びついて、経済組織を支配する独占的な資本形態。●銀行資本。 **―そうば**【―相場】金融緩和時に余裕資金が株式市場に流入し、株式相場が上昇すること。また、その株式相場。 **―ちょう**【一庁】内閣府の外局の一つ。金融政策に関する企画・立案と、金融機関の検査・監督などを行う。 **ぎんゆう・しじん**【吟遊詩人】中世ヨーロッパで、自作の詩を吟唱して遊歴した叙情詩人の一派。 **きん‐よう**【金曜】[日曜からはじまる]一週の第六日。木曜の次の日。金曜日。 **きん‐よう**【緊要】《形動》[文]きわめて重要なようす。「――な課題」[類語]肝要。枢要。 **きん・よく**【禁欲・禁慾】《名・自サ》欲望、特に性欲をおさえること。 **―しゅぎ**【―主義】(asceticism)肉体的な欲望や世俗的な野心を完全に捨てることによって道徳を高めようとする主義。[団]快楽主義。享楽主義。 **―てき**【一的】《形動》さまざまな欲望を理性や信仰でおさえるようす。「―に過ごす」 **ぎん‐よく**【銀翼】飛行機の銀色に光るつばさ。また、飛行機。「―を連ねる」[類語]鵬翼{ほうよく}。 **きんらい**【近来】[文]少し前から現在まで。ちかごろ。最近。「―まれに見る好著」 **きんらん**【金、欄】錦地{にしきじ}に金糸模様を織り出した絹織物。仏具・帯・能衣装などに用いる。 **―どんす**【一『緞子】金襴を使った豪華な布地。 **きん・り**【禁裏】[文](「出入りを禁じた所」の意から)皇居(の中の社会)。宮中。禁中。 **きん・り**【金利】●貸し金・預金などにつく利子。利息。「―がかさむ」●元金に対する利子の割合。利率。 **きん・りょう**【斤量】めかた。斤目。「―が不足する」 **きん・りょう**【禁漁】[法律で]魚介類をとることを禁じること。漁労禁止。「一期」 **きん・りょう**【禁猟】[法律で]鳥や獣をとることを禁じること。狩猟禁止。 **―く**【一区】狩猟を禁止した区域。[参考]現在は、鳥獣保護区と休猟区になった。[対]猟区。 **きん・りょく**【筋力】筋肉の力。「―の低下」 **きん・りょく**【金力】人を支配する金銭の威力。お金の力。「―に物を言わせる」[類語]財力。 **きん・りん**【近隣】となりとその近くの辺り。「―の諸国」[類語]近辺。 **ぎん・りん**【銀輪】●銀または銀色の輪。●「自転車」を美化していう語。また、その車輪。 **ぎん・りん**【銀、鱗】[文]銀色のうろこ。転じて、波間などに光って見える魚。「――をおどらせる」 **きん‐るい**【菌類】カビ・キノコなど、体が菌糸からなる生物の総称。葉緑素がなく、胞子で増える。 **きん・れい**【禁令】ある行為をさしとめる命令・法令。「―をしく」[類語]禁制。法度{はっと}。 **ぎん・れい**【銀嶺】[文]雪が積もって銀色に輝く峰。 **きん‐ろう**【勤労】《名・自サ》●一定時間、一定の仕事をすること。●力を使う仕事をすること。体を動かし働くこと。「―青年」[類語]労働。 **―かんしゃ!の‐ひ**【―感謝の日】国民の祝日の一つ。勤労をたっとび、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日。一一月二三日。 **―しゃ**【―者】●労働者。●不労所得によらず、勤労して生活する者。給与生活者・労働者・農民・小商工業者など。 **―しょとく**【一所得】勤労によって得る所得。給与所得。給料・恩給・年金など。[団]不労所得。 **―ほうし**【一奉仕】《名・自サ》公共の仕事を無報酬で手伝うこと。 **きん・わ**【謹話】[文]つつしんで話をすること。[参考]もと、皇室に関して公に話すとき、話し手の名前などにそえた。「山田一郎―」 <400> **く【九】** 八の次の数。ここのつ。九{きゅう}。 **く【区】** 《名》●地域などをいくつかに分けたその一つ。●東京都(特別区)、政令指定都市(指定都市の区)、および市町村内の一区域(財産区)の総称。「東京都品川~」《接尾》[ある目的のため]いくつかに分けた地域・区間の意。「選挙~」「学~」「機関~」 **く【句】** 《名》●●文章の一区切り。センテンス。「~を切る」●二語以上から成る、ひとまとまりの思想を表したセンテンスの一区切り。文節に近いもの。●慣用句。●和歌・俳句・漢詩などで、一定の音数をもった一区切りの文句。[参考]和歌・俳句では五音または七音の一区切り、または上の句・下の句をいい、漢詩では五字または七字の一区切りをいう。●俳句。「~を作る」《助数》連歌の一区切りや、俳句などを数える語。「一~浮かぶ」「三~選びだす」 **く【苦】** ●くるしみ。また、苦痛。[句]「~あれば楽あり」[対]楽。●苦労。骨折り。「~の種」●なやみ。心配。~に・する《句》気にして思いなやむ。~にな・る《句》心の負担になる。気がかりになる。~も無・く《句》苦労せずに。たやすく。「~片づける」 **ぐ【具】** 《名》●[文] [物事を達成するための]道具。手段。また、道具。「教育問題を政争の~にする」「寝~」●汁物などにまぜ合わせる材料。たね。み。「五目ずしの~」《助数》一そろいの衣服・器具などを数える語。「よろい一~」 **ぐ【愚】** 《名・形動》おろかな・こと(もの)。《代名》[文]自分を謙遜{けんそん}して言う語。「~思うに…」~にも付か・ぬ《句》ばかばかしくて、話にもならない。くだらない。「~・ぬ言い訳」 **ぐ・あい【具合・工合】** ●ある事の、なりゆき・状態・調子。「交渉がうまい~に運ぶ」●物の状態の調子。「機械の~が悪い」●体の状態・調子。「胃の~が悪い」●やり方。様式。「どんな~に会議を進めたらよいか」●体裁。体面。「その格好では~が悪い」=ぐわい。 **グアノ** 海鳥のふんが堆積{たいせき}して固くなったもの。肥料にする。▽guano **クアハウス** 観光地などの温泉にスポーツトレーニングの設備をもうけて、総合的な健康づくりを目標とする施設。多目的温泉保養館。▽Kurhaus **く・あわせ【句合わせ】** 二組みに分かれて俳句を作り、その優劣を競う遊び。句相撲{すもう}。発句{ほっく}合わせ。 **ぐ・あん【具案】** ●草案を書くこと。●一定の方法・手段がそなわっている・こと(案)。 **ぐ・あん【愚案】** ●おろかな・考え(案)。●自分の考え・案を謙遜{けんそん}して言う語。[類語]愚意。愚考。 **くい【句意】** 句の意味。 **くい【悔い】** 自分がしたことや、したりなかったことを残念に思う・こと(気持ち)。後悔。「~はない」~を千載{せんざい}に残・す《句》いつまでも後悔する気持ちがつきまとう。 **くい【杭・杙】** [物を支えたり、目じるしにしたりするため]地中に打ちこむ棒。[句]「出る~は打たれる」 **ぐ-い【愚意】** [文]《つまらない考え・意見の意》自分の考え・意見を謙遜{けんそん}して言う語。愚見。[類語]愚案。愚考。 **くい・あ・う【食い合う】** 《自五》●互いに相手や相手のものを食う。また、互いにかみつく。●組み合わせた部分がぴったりと合う。かみあう。「歯車が~・う」《他五》●いっしょに食べる。●領分をうばいあう。「選挙で地盤を~・う(=うばいあう)」 **くい・あげ【食い上げ】** 生活ができなくなること。生活の手段を失うこと。[句]「飯の~になる」 **くい・あら・す【食い荒らす】** 《他五》●片っぱしから食べて、害を与える。「ネズミが畑の作物を~・す」●あれこれと少しずつ食べてよごす。また、いろいろな事に少しずつ手を出す。「おやつを~・す」[類語]食い散らかす。食い散らす。●他のものの領域をあらっぽくおかす。「外国製品が市場を~・す」 **くい・あらた・める【悔い改める】** 《他下一》自分のした悪い行い・態度などを後悔し、心を改める。 **くい・あわせ【食い合わせ】** ●二種類以上の食べ物をいっしょに食べること。また、それによって中毒を起こすといわれる組み合わせ。スイカと天ぷらなど。食べあわせ。●[建具など]二つのものを組み合わせてつなぐこと。また、その部分。 **くい・いじ【食い意地】** むさぼり食おうとする貪欲な気持ち。[コロ]「~が張っている」 **くい・い・る【食い入る】** 《自五》●深くはいりこむ。食いこむ。「腕に縄が~・る」●《「~・るように見る」などの形で》真剣にじっと見つめるようすの形容。「写真を~・るように見つめる」 **クイーン** 女王。王妃。また、優れた女性や、仲間の中心となってふるまう女性。「~のごとき存在」●トランプで、女王の絵のついている札。▽queen~-サイズ 婦人服などの特大サイズ。[類語]キングサイズ。▽queen-size **くい・うち【杭打ち・杙打ち】** 杭を地中に打ちこむこと。建築・土木の基礎工事。 **くい・かけ【食い掛け】** 食べ始めて、途中でやめること。また、その食べ物。たべかけ。「~のパン」 **く-いき【区域】** [ある目的によって]区切りをつけた範囲。「通学~」「水泳禁止~」[類語]地域。 **くい・き・る【食い切る】** 《他五》●歯でかみ切る。「かたくて~・れない肉」●残らず食べる。食いつくす。「宴会料理を~・る」 **ぐいぐい** 《副》《「~と」の形も》●強い力で続けて物事を行うようす。「~(と)引っぱる」●勢いよく続けて飲むようす。[類語]ぐびぐび。 **くい・け【食い気】** 食べたいと思う気持ち。食欲。 **くい・こ・む【食い込む】** 《自五》●(しめつけるように)深くはいりこむ。「担いだ荷が肩に~・む」●他の範囲・領域にはいりこむ。侵入する。「次の授業に~・む」「対立候補の地盤に~・む」●赤字になる。「今月は一万円~・んだ」 **くい・さが・る【食い下がる】** 《自五》●食いついて、ぶらさがる。食いついてはなれないでいる。●強い相手にねばり強くたちむかう。「反証をあげて~・る」 **くい・しば・る【食い縛る】** 《他五》〈「歯を~・る」の形で〉歯をかたくかみ合わせる。また、そのようにして苦しみ・痛みなどをじっとがまんする。「歯を~・る」 <401> **くい・しろ**【食い代】食べ物の代金。 **くいしんぼう**【食いしん坊】やたらと食べたがる・こと{人}。 **クイズ** 問題を出して、それに答える遊び。また、その問題。{quiz} **くい・す・ぎる**【食い過ぎる】《他上一》度をこして食べる。食べすぎる。〔粗野な言い方〕 **くいぜ**【株】〔文〕木の切りかぶ。 **―を守・る**《句》古くからのならわしなどを頑固に守って、臨機応変の処置がとれない。参考{守株}。 **くいぞめ**【食い初め】子供に初めて飯を食べさせる祝い{の行事}。生後一二〇日目に行う。箸{はし}ぞめ。 **くい・たお・す**【食い倒す】《他五》●飲食した代金をはらわないままにする。類語{ふみたおす}。②〔働かないで〕財産をすっかり使いはたす。食いつぶす。 **くいだおれ**【食い倒れ】●食べ物にばかりお金をかけて、貧乏になること。[句]「京の着倒れ、大阪の―」●働かないで遊んでくらす・こと{人}。 **くい・だめ**【食い溜め】《名・他サ》〔当分食べなくてもすむように〕一度にたくさん食べておくこと。 **くいたり・な・い**【食い足りない】《連語》●食べた欲がまだ十分に満たされていない。●不満である。ものたりない。「着想はよいが、構成は―・い小説」 **くい・ちが・う**【食い違う】《自五》●組み合わせの部分がうまく合わない。合わないで交差する。「歯車が―・う」●一致して欲しいことが、うまく一致しない。「目的と結果が―・う」「意見が―・う」 **くいちぎ・る**【食い千切る】《他五》かんで切り取る。「肉を―・る」[表記]「ちぎる」は多くかな書き。 **くい・ちら・す**【食い散らす】《他五》●食べながら、こぼして、あたりをよごす。「パンを―・す」●あれこれと少しずつ食べる。また、いろいろな物事に少しずつ手をつける。類語{食い荒らす}。{食い散らかす}。 **くい・つ・く**【食い付く】《自五》●歯でしっかりと噛みつく。「がぶりとー・く」●しっかりと組みつく。しがみつく。「強敵に最後まで―・く」●利益になることなどに、よろこんで飛び付く。「もうけ話に―・く」 **クイック**《造語》「すばやい」の意を表す。「―ステップ」対{スロー}。{quick} **―モーション** ●映画で、こま落とし。対{スローモーション}。●野球で、投手が腕の振りを最小限にして投げる、すばやい投球動作。{quick motion} **くい・つな・ぐ**【食い繋ぐ】《自五》●限られた食べ物を少しずつ食べて、命を長らえる。●貧しく苦しい生活を、なんとか続けて行く。「アルバイトでー・ぐ」 **くい・つぶ・す**【食い潰す】《他五》働かないで生活して、財産をすっかりなくす。食いたおす。「親の遺産をー・す」 **くい・つ・める**【食い詰める】《自下一》収入がなくなり、生活ができなくなる。「職を失って―・める」 **くいで**【食いで】食べて、十分満足できる分量。たべで。「―のある料理」 **ぐいと**《副》●急に力を入れて、引いたり押したりするようす。「綱をー引っぱる」「戸を―押す」●勢いよく強くつかむようす。「腕を―つかまされた」●物事の状態・方向が、急に大きく変わるようす。「―方向を転換する」●水・酒などを、ひといきに飲むようす。 **くい・どうらく**【食い道楽】おいしい物やめずらしい物を食べることに、特別の興味・趣味をもっている・こと{人}。参考{着道楽}。 **くい・と・める**【食い止める】《他下一》物事がそれ以上進むのを防ぎとめる。「侵入する敵を―・める」「延焼を―・める」 **くいな**【水鶏・秧鶏】クイナ科の鳥。くちばしとあしが長く、尾は短い。水辺のしげみにすむ。参考{雄の鳴く声が戸をたたく音に似ることから、和歌などでその鳴き声を「たたく」と表現する}。 **くい・にげ**【食い逃げ】《名・自サ》●飲食した代金をはらわずににげる・こと{人}。●飲食しただけで、挨拶もや用件もそこそこに帰ってしまう・こと{人}。 **くい・のば・す**【食い延ばす】《他五》●食べ物を少しずつ食べて、長い間食べられるようにする。●金銭を少しずつ使って、長く生活できるようにする。「わずかな貯金で―・す」類語{①②くいつなぐ} **ぐいのみ**【ぐい飲み・ぐい呑み】●《名・他サ》一気にぐいと飲むこと。「酒を―する」●大きく深い杯。 **くい・はぐ・れる**【食い逸れる】《自下一》●食べるべき機会をのがす。●生活の手段をなくす。食いっぱぐれる。「手に職があれば―・れることはない」 **くいぶち**【食い扶持】食べ物を買う費用。食費。食い分。「毎月の―を家に入れる」 **くい‐ほうだい**【食い放題】食べたいだけ食べること{ができること}。また、食べたいだけ食べさせること。食べほうだい。「―飲み放題で三〇〇〇円」 **くいもの**【食い物】●食べ物。食物。〔粗野な言い方〕「―の恨みはこわい」●利益を得るために利用するもの。[コロ]「周りの国々にーにされる小国」類語{えじき}。 **――に・する**《句》他人をおどしたり、だましたりして金もうけをする。「老人を―・する悪人」 **くい・りょう**【食い料】食べ物。●食費。 **く・いる**【悔いる】《他上一》自分がしたことや、したりなかったことを残念に思う。自分のあやまちをさとってなやむ。後悔する。「軽率な行動を―・いる」「前非を―・いる」文{く・ゆ}《上二》。 **クインテット** 五重奏{団}。五重唱{団}。また、五重奏曲。五重唱曲。{quintetto} **くう**【空】●天と地との間の、何もない所。空中。虚空{こくう}。[コロ]「ーをつかむ」[句]「―を切って飛ぶ{=勢いよく、すばやく飛ぶ}」●《名・形動》何もないこと。むなしいこと。空虚。「努力が――に帰する」●〔仏〕世の中のすべての物事は因縁によってできた仮の姿で、永久不変の実体はないということ。[四字]「色即是――」 **く・う**【食う・喰う】《他五》●食べ物を、かんで飲みこむ。食べる。参考{「食べる」よりも、ぞんざいな言い方}。[句]「同じ釜の飯を―・う」[句]「道草を―・う{=途中でなまける}」[連]「何―・わぬ顔{=そしらぬふり}」●生きてゆくための必要な条件として食べる。転じて、暮らしをたてる。暮らす。「小説で―・っていく」「―・うに困る」●虫などがかじって穴をあける。また、蚊などがさす。「本がシミにー・われる」●相手の勢力範囲などをおかす。また、相手をやっつける。「対立候補の票を―・う」[句]「人を―・う{=相手をばかにする}」●消費する。費やす。「時間を―・う」〔人によって〕ある事を自分の身に受ける。こうむる。「おいてきぼりをー・う」[例]「いっぱいー・う{=だまされる}」文《四》。類語と表現{「食べる」} **―うか食われるか**《句》相手を負かすか、負かされるか。死ぬか生きるか。「―の世の中」 <402> **―うや食わず**《句》食べることすら満足にできないようす。ひどく貧しくて、暮らしが苦しいようす。 **ぐう**【宮】《接尾》「御殿」「神社」などの意。「鎌倉—{神奈川}」 **ぐう** じゃんけんで、手をにぎって出すもの。石{いし}。対{ちょき}・{ぱあ}。 **ぐう**【寓】〔文〕●仮の住まい。●名字の下につけて、自分の家を謙遜して言う語。「大川ー」 **くう‐い**【空位】●定められた地位、特に王位があいていること。また、その地位。●名ばかりの地位。 **ぐう‐い**【寓意】他の物事にかこつけて、ある意味をそれとなく示すこと。また、その意味。アレゴリー。「―をこめた話」類語{比喩}。{諷喻}。 **くう・いき**【空域】ある地域の上空をしめる空間。 **ぐう・いん**【偶因】偶然の原因。「落雷がーの大火」 **ぐう・えい**【偶詠】〔文〕偶然心にうかんだことをそのまま詩歌にすること。また、その詩歌。 **くう・かぶ**【空株】株券の受け渡しなしで、相場の高低によって損益を計算する株。から株。対{実株}。 **くう・かん**【空間】●あいていて何もない場所。また、何かを充当するためにあいている場所。余地。スペース。あき。「建物と建物との間の―」●前後・左右・上下のすべての方向に対する、果てしない広がり。立体的空間。「時間と―を超越する」対{時間}。 **―てき**【―的】《形動》空間に関係があるようす。また、前後・左右・上下のすべての方向に対して広がっているようす。 **ぐう・かん**【偶感】時々に、ふと心にうかんだ感想。「―を詩に託す」 **くうかん・ち**【空閑地】建築・農耕などに利用しないで、あけてある土地。類語{空き地}。 **くうき**【空気】●地球の表面をおおう大気をなしている、無色・透明・無臭の気体。おもに、酸素・窒素よりなる。「部屋の―を入れかえる」「ーがうまい{=空気が新鮮なことの形容}」[参考]あってもなくてもわからないもの、いくらでもあってただのもの、生きるために何よりも大切なものなどのたとえにも使う。「ーのような人{=いるのかいないのかわからない人}」類語{大気}。●その場の気分。雰囲気。また、その場の状況。「―を読む」「不穏なーが流れる」類語{気配}。 **―かんせん**【―感染】空気中に飛び散った病原菌によって病気がうつること。空気伝染。 **―じゅう**【―銃】圧縮空気の力で弾丸を発するしくみの銃。エアライフル。 **―まくら**【―枕】空気を入れて、ふくらませて使う携帯用の枕。 **くうきょ**【空虚】《名・形動》●あるものの中に、何も入っていないこと。から。●〔心や物事などに〕真実味や内容がなくむなしいこと。「―な生活」同{①②うつろ}。 **ぐうきょ**【寓居】《名・自サ》仮に住む・こと{住居}。仮住まい。仮寓。〔自分の住まいを謙遜してもいう〕「ぜひーにお立ち寄り下さい」 **くうくう**【空空】《形動》〔文〕何もなくむなしいようす。●〔文〕ぼんやりしているようす。「―として日を送る」●〔仏〕この世にあるものはすべて実体がなく、定まらないことをさとり、物事に執着しないようす。 **ぐうぐう**《副》●よくねむっているようす。また、いびきの音の形容。「―ねむる」●空腹のために腹が鳴るようす。また、その音の形容。「腹がーいう」 **くうくう・ばくばく**【空空漠漠】《形動》〔文〕●限りなく広いようす。「―と広がる荒野」●とらえどころのないようす。むなしいようす。「―たる寂寥」 **くう‐ぐん**【空軍】航空機によって、空中での戦闘や対地攻撃などを受け持つ軍隊。対{陸軍}・{海軍}。 **くう・けい**【空閨】〔文〕夫または妻のどちらかがいない、独り寝のさびしい寝室。「ーを守る」 **くうげき**【空隙】〔文〕物と物との間。すき間。〔心理的なものにもいう〕「警備の―をつく」類語{間隙}。 **くう・けん**【空拳】〔文〕武器や他人の援助など、頼りになるものを何も持たないこと。素手。[四字]「徒手―」 **くうげん**【空言】〔文〕●根拠のないうわさ。●言うだけで実行・できない{しない}ことば。[コロ]「ーをはく」 **ぐうげん**【寓言】他にかこつけて意見や教訓を遠回しに述べた、たとえ話。「荘子の―」類語{寓話}。 **くうこう**【空港】民間の航空機が定期的に発着する場所。エアポート。「成田ー{千葉}」「国際―」類語{飛行場}。 **くうこく**【空谷】〔文〕人けのない、さびしい谷。 **―のきょうおん**【―の跫音】《連語》人けのない谷間にひびく足音。また、さびしく暮らしているときに受ける思いがけない訪問・便りのたとえ。〈荘子・徐無鬼〉 **くう・さい**【空際】〔文〕天と地が接して見える所。天際。「―にわき立つ雲」 **ぐう・さく**【偶作】〔文〕何かの機会にふと作る・こと{作品}。「この句は旅先での――だ」 **くう・さつ**【空撮】《名・他サ》「空中撮影」の略。飛行機やヘリコプターなどから地上を撮影すること。「―写真」 **くうざん**【空山】〔文〕人けのないさびしい山。 **ぐうじ**【宮司】神社の最高の神官。特に、伊勢神宮で、祭主に次ぐ大宮司・小宮司の称。 **くう・しつ**【空室】人の住んでいない部屋。また、人の使っていない部屋。あきべや。 **くう・しゃ**【空車】営業用の車で、人や貨物などをのせていないもの。また、使用しないでいる車。 **くう・しゅう**【空襲】《名・他サ》爆撃機・戦闘機などが空から爆弾などで攻撃すること。「―警報」 **くう・しょ**【空所】何もなくあいている所。 **ぐう・すう**【偶数】〔数〕二で割り切れる整数。対{奇数}。 **グースベリー** ユキノシタ科の落葉小低木。春、白い五弁の花を穂状につける。実は黄緑色で、生で食べるほか、ジャムにする。グーズベリー。西洋すぐり。{gooseberry} **ぐう・する**【寓する】《自サ変》仮住まいをする。目《他サ変》他の事にかこつけて言う。それとなくほのめかして言う。「反戦思想を―・した小説」 **ぐう・する**【遇する】《他サ変》もてなす。待遇する。取りあつかう。「家族として―・する」「礼を以て―・する」 **ぐう・せい**【偶成】〔文〕詩や文章などが偶然にできあがること。また、そのもの。「―の和歌」 **くう・せき**【空席】●だれも座っていない席。あいている席。●欠員になっている地位。「副議長は―のままだ」 **くう・せつ**【空説】〔文〕根拠のない説。また、根も葉もないうわさ。「―に惑わされる」 **くう・ぜん**【空前】今までに、比較する例がないこと。かつてないこと。「史上ーの大惨事」[四字]「―絶後」類語{未曽有}。 <403> **くうぜん**【偶然】■《名・形動》思いがけないこと。その事の起こる原因・必然性が考えられないこと。「―の一致」対{必然}。■《副》思いがけず。たまたま。「―駅で友人に出会った」[注意]「遇然」は誤り。 **―せい**【―性】原因も必然性もなく起こりうるという性質。「出会いのー」 **くうぜん・ぜつご**【空前絶後】過去にも例がなく、将来にもないと思われるような、きわめてめずらしいこと。 **くう‐そ**【空疎】《名・形動》外見だけで内容がとぼしいこと。中身が貧弱なこと。「―な内容の論文」 **くう‐そう**【空想】《名・他サ》現実をはなれて気ままに想像すること。また、その想像。[コロ]「―にふける」類語{幻想}。{夢想}。{妄想}。 **ぐう・ぞう**【偶像】●信仰の対象になる、神仏などをかたどった像。●崇拝・盲信の対象とされるもの。 **―すうはい**【―崇拝】偶像①を信仰の対象として崇拝・礼拝すること。 **くう・そく・ぜ・しき**【空即是色】[仏]万物は実体のない現象にすぎないが、その現象の一つ一つがそのままこの世の一切でもあるということ。参考{色即是空}。 **ぐうたら**《名・形動》〔態度や性質が〕ぐずぐずして気力のない・こと{人}。「―な人間」 **くう・だん**【空談】〔文〕●むだ話。●根拠のない話。 **くう・ち**【空地】何にも使われていない土地。あきち。 **くう・ちゅう**【空中】空の中。空気の中。空。 **―せん**【―戦】航空機どうしが空中で行う戦闘。空戦。航空戦。〔選挙で、不特定多数の人を対象にする活動を言う。また、営業活動についても言う〕 **―ぶんかい**【―分解】●航空機が飛行中にこわれて、ばらばらになること。●計画・組織などが、中途でそこなわれること。「工場新設計画がーする」類語{頓挫}。 **くうちゅう・ろうかく**【空中楼閣】●{空中に築いた高い建物の意}実現できない架空の物事。また、基礎のない物事。類語{砂上の楼閣}。●「蜃気楼」に同じ。 **くう・ちょう**【空腸】十二指腸に続き、回腸に至るまでの小腸の一部分。 **くう・ちょう**【空調】「エアコンディショニング」に同じ。参考{「空気調節」の略}。 **くうてい**【空挺】「空中挺進」の略。陸上部隊がパラシュートや輸送機などにより、空から敵地に侵入すること。「―部隊」 **クーデター** 武力で政権をうばいとろうとすること。[参考]革命と異なり、権力者・支配層の内部で行われる。「軍部の―」類語{政変}。{coup d'État} **くうてん**【空転】《名・自サ》●むだに回ること。から回り。「プロペラがーする」●ある物事が何の効果も現さずにむだに進行すること。「国会審議がーする」 **くう‐でん**【空電】空中の放電現象によって発生する電波。妨害電波となって受信機に雑音を与える。 **くう‐どう**【空洞】●穴があいて、空っぽになっている所。ほら穴。●体の組織内の一部分が死んで、その後にできた穴。「肺に―ができる」 **―か**【―化】《名・自サ》●形だけ残って、中身がなくなること。「産業の―」●実質的な意味を失うこと。「企業系列の―」 **くう・とりひき**【空取引】→からとりひき。 **クーニャン**【姑娘】〔中国で〕少女。むすめ。{gu-niang} **ぐう・の・あし**【禺の脚】漢字の部首「内」の称。 **ぐう・の・ね**【ぐうの音】息がつまったときなどに出る「ぐう」という声。 **――も出・ない**《句》欠点・誤りなどを指摘されて一言も弁解できない。「証拠をつきつけられて―・ない」 **くう‐はく**【空白】●書物・ノートなどの紙面で何もかいてない箇所。また、そのようになっていること。類語{余白}。●《名・形動》何もなく、むなしいこと。何も行われないこと。「―の一日」「記憶の―」=ブランク。 **くう・ばく**【空爆】《名・他サ》「空中爆撃」の略。爆撃機で空から爆撃すること。「首都を―する」 **くうばく**【空漠】《形動》●〔何物も存在せず〕はてしなく広がっているようす。「―と広がる原野」●漠然としてつかみどころのないようす。「―たる人生」 **くうはつ**【空発】《名・自サ》●しかけた火薬が目的物を破壊せずにむだに爆発すること。●ねらいを定めないうちに、鉄砲にこめた弾丸が飛び出すこと。 **ぐう・はつ**【偶発】《名・自サ》思いがけなく起こること。偶然に発生すること。「予想できない事故がーする」 **―てき**【―的】《形動》ある物事が、思いがけなく起こるようす。「―な事故」 **くう・ひ**【空費】《名・他サ》むだに使うこと。むだづかい。「時間を―する」「才能を―する」類語{浪費}。 **くう・ふく**【空腹】腹が・すいている{すく}こと。すきばら。[コロ]「ーを満たす」[コロ]「―を訴える」対{満腹}。 **くうぶん**【空文】実際には何の効力ももたない・文章{法律}。死文。「ー化した条文」 **クーペ** 乗用車の車体型式の一つ。ドアが二つで、セダン{=箱型車}に比べ車高が低い。{coupé{=二人乗りの箱馬車}} **くう・ぼ**【空母】「航空母艦」の略。 **くう‐ほう**【空包】火薬で発射音だけが出るようにした演習用弾丸。また、その発射音。対{実包}。{実弾}。 **くう・ほう**【空砲】火薬だけで、実弾をこめていない銃や大砲。また、その発射音。「歓迎のーを放つ」 **クーポン** 切りとって使う券。クーポン券。●つづり切符。特に、乗車券・乗船券・宿泊券などが一つづりになっている旅行切符。●〔商店や飲食店などで〕代金の割引やサービスなどが受けられる券。{coupon} **くう・めい**【空名】実際の内容・価値に値しない名声。「学者といっても―に過ぎない」類語{虚名}。 **ぐう・もく**【寓目】《名・自サ》〔文〕目をつけること。注意して見ること。「――に値する才能」 **くうやねんぶつ**【空也念仏】平安時代、空也上人が始めた念仏。ひょうたんまたは鉢{はち}をたたき、鉦{かね}を鳴らして、節おもしろく念仏を唱えながらおどるもの。空也踊り。踊り念仏。念仏踊り。 **くう・ゆ**【空輸】《名・他サ》「空中輸送」の略。人や荷物を航空機で運ぶこと。「援助物資を―する」 **ぐう・ゆう**【偶有】《名・他サ》〔文〕ある性質などを、たまたま備えていること。 **―せい**【―性】ある事物がたまたま備えている、その本質にはかかわりのない性質。 **―てき**【―的】《形動》ある性質などを、たまたま備えているようす。 **クーラー** ●室内などの空気を冷やして、すずしくするための装置。冷房装置。「カー―」●釣った魚や飲食物などを入れて冷やすための携帯用の箱。アイスボックス。「―ボックス」「ワインー」{cooler} **くうらん**【空欄】問題・書類などで、文字などを書き入れるようにあけてある{囲みの}部分。ブランク。 <404> **くう‐り**【空理】実際とかけはなれていて、役に立たない理屈。「―に走る」[四字]「―空論」類語{空論}。対{実理}。 **クーリー**【苦力】もと、中国・インドなどの下層労働者。荷役などにやとわれた。クリー。参考{もとインド起源の語。英語を経て中国語になった}。{中国 ku-li} **くう・りく**【空陸】●空中と陸上。●空軍と陸軍。 **ぐう・りょく**【偶力】〔理〕一つの物体の異なる二点に対して、大きさが等しく方向が反対でしかも平行に働く二つの力。物体を回転させる。 **クーリング・オフ** 割賦販売や訪問販売で、契約をしても、一定期間内であれば違約金なしで申し込みの撤回や契約の解除ができる制度。{cooling-off} **クール**《名・助数》放送で、連続番組の放送期間の単位。一クールはふつう一三週。{cours} **クール** 治療を行う期間。{Kur{=治療}} **クール**《形動》●すずしそうなようす。冷たくてさわやかなようす。「―な色彩」●頭の働きがするどく、感情におぼれないようす。「彼は―な人だ」かっこいいようす。{cool} **―ジャズ**〔音〕モダンジャズの一つ。冷静さと知的な要素をもつジャズ。対{ホットジャズ}。{cool jazz} **-ビズ** 夏に職場の冷房を抑えても効率的に働けるように、軽装などを心がける取り組み。参考{二〇〇五年、地球温暖化対策の一つとして環境省が提唱}。対{ウォームビズ}。{cool biz{=business の略}からの和製語}。 **くう・れい**【空冷】エンジンなどを空気によって冷やすこと。空気冷却。対{水冷}。 **―しき・エンジン**【―式エンジン】空気でシリンダーの過熱を防ぐ方式の機関。取りあつかいが簡単なため、オートバイ・自動車・航空機などに広く使われる。空冷式機関。対{水冷式エンジン}。 **くう・ろ**【空路】航空機の飛ぶ空の道筋。航空路。また、それを用いた交通。「―ベルリンへ飛ぶ」対{海路{水路}}・{陸路}。 **くう・ろん**【空論】現実とかけはなれていて、実際の役に立たない議論・理論。[連]「机上の―」[四字]「空理―」類語{空理}。 **クーロン**《名・助数》電気量の実用単位。一アンペアの電流が一秒間に運ぶ電気の量を一クーロンとする。記号C。{coulomb} **ぐうわ**【寓話】教訓的な内容を動植物などの擬人化などによって表した、たとえ話。類語{寓言}。 **ぐ・えい**【愚詠】〔文〕へたな詩歌。●自作の詩歌を謙遜して言う語。 **クエーカー** キリスト教新教の一派。神から直接黙示を感受することを重んじる。平和主義を唱える。フレンド派。光の子派。{Quaker{=霊感にふるえる者}} **クエーサー** 「準星」に同じ。{quasar} **く・えき**【苦役】●苦しい労働。●懲役もいう。 **クエスチョン・マーク** 疑問符。インタロゲーションマーク。「?」。{question mark} **くえ・ない**【食えない】《連語》●食べ物として食べられない。●〔収入が少なくて〕生活ができない。食べてゆけない。「親子三人とても―・ない」〔俗〕悪がしこくて、油断できない。「―・ないやつだ」 **く・える**【食える】《自下一》《「食う」の可能形》●くうことができる。謙譲{頂ける}。●食べるだけの価値がある。「この料理は―・える」類語{食わせる}。●生活できる。食っていける。「利息だけでー・える」 **くえん・さん**【枸櫞酸】柑橘類の実に多くふくまれる酸。清涼飲料の材料、医薬などに用いる。[表記]多く「クエン酸」と書く。 **クォーク**〔理〕物質を構成する、最も基本的な粒子。従来最小の粒子とされてきた陽子・中性子なども、これによって構成される。クオーク。{quark} **クォーター** スポーツ競技で、規定の試合時間を四つに分けた一つ。クオーター。「第二ー」{quarter{=四分の一}} **クォータリー** 一年に四回発行される出版物。年四回の定期刊行物。季刊誌。クオータリー。{quarterly} **クオーツ** ●「石英」に同じ。●水晶時計。水晶を発振器に使った電池時計。{quartz} **クォーテーション・マーク** 〔英語の〕引用符号。「“”」「‘’」。参考{国語表記における「」『』に相当する}。クオーテーションマーク。{quotation marks} **クオリティー** 質。品質。クォリティー。{quality} **―オブ・ライフ** {QOL}。 **く・おん**【久遠】〔文〕時が限りなく続くこと。また、遠い昔。「―の理想」類語{永遠}。{永久}。 **く・かい**【区会】「区議会」の旧称。「―議員」 **く・かい**【句会】俳句を作ったり互いに批評し合ったりする集まり。 **く・かい**【苦海】苦しみの多いこの世を、海にたとえた語。類語{苦界}。 **く‐がい**【苦界】●苦しみや悩みの絶えない、人間の世界。類語{苦海}。●遊女の境遇。[句]「――に身をしずめる」 **く‐かく**【区画・区劃】《名・他サ》土地などをしきって分けること。また、その場所。「行政―」「―整理」 **くーがく**【苦学】《名・自サ》働いて学費・生活費をかせぎながら勉強すること。「―して資格をとる」[四字]「―力行」 **くが‐じ**【陸路】り〔雅〕陸上の道。対{海路}。 **くかたち**【探湯・盟神探湯】上代の呪術の一つ。正邪を決めがたいとき、神にちかって熱湯に手を入れさせ、やけどの有無で判断したこと。正しいものは傷つかないとされた。くがたち。 **く・がつ**【九月】一年の九番目の月。長月。菊月。 **く‐かつよう**【ク活用】文語形容詞の活用の一種。「く・からーく・かり―し―き・かる――けれ―かれ」と活用する。「よし」「高し」「白し」のように、終止形が語幹+「し」の形のもの。参考{シク活用}。 **く・がら**【句柄】連歌や俳句の、句の・できばえ{品格}。「―が大きい」 **く・かん**【区間】ある距離をいくつかに分けたとき、一つの地点の間。「列車の通過―」「――が短い」 **く‐かん**【苦寒】〔文〕●寒さに苦しむこと。●最も寒い時。陰暦一二月の別称。 **く・かん**【軀幹】〔文〕体。五体。特に、胴体。 **ぐ・がん**【具眼】物事の是非を見わけ、正しく判断する力をもっていること。見識があること。[連]「―の士」 **くき**【茎】種子植物・シダ植物・コケ植物にある器官。花や葉をささえ、下端は根に連なり、水分や養分の通路となる。類語{花茎}。{地下茎}。 **くぎ**【釘】鉄・竹などでつくり、一端をとがらせた小さな棒。材木・板などを打ちつけたり、物をつるしたりするのに用いる。[コロ]「―を打つ」参考{ぬかにくぎ}。 <405> **―を刺・す**《句》〔あとで違約のないように〕相手に念をおす。「一言―・しておこう」類語{くさびをさす}。 **くぎ・かくし**【釘隠し】〔長押など〕人目につく所に打ちつけたくぎの頭をかくすためのかざり。 **くぎ‐ごたえ**【釘応え】くぎが、しっかり打ちこまれて効き目があること。 **くぎ・ざき**【釘裂き】衣服などをくぎに引っかけて破ること。また、その破れ目。かぎざき。「―をつくろう」 **くぎ・づけ**【釘付け】●くぎを打ちつけて、動かないようにすること。「雨戸を―にする」●自由をうばい、動きがとれないようにすること。また、そこから動けなくなること。「走者を塁上に―にする」「テレビの前でーになる」 **くぎ・ぬき**【釘抜き】くぎをぬきとる{鉄製の}道具。 **ぐ・きょ**【愚挙】〔文〕考えの足りない、ばかげた行い。おろかな企て。「――に出る」類語{愚行}。 **く・きょう**【句境】●俳句の作り方がすぐれている度合い。「深い―に達する」●俳句を作ったときの心持ち。 **く・きょう**【苦境】〔追いつめられた〕苦しい立場。不幸な境遇。「――に立つ」類語{逆境}。{窮地}。 **く・きょう**【苦況】〔事業・仕事などの〕苦しい状況。「ーを脱する」 **く・ぎょう**【公卿】昔、朝廷につかえた、公{こう}{=摂政・関白・大臣}と卿{けい}{=大納言・中納言・参議および三位以上のもの}との称。公家・公卿。 **くぎょう**【苦行】●《名・自サ》悟りをひらくために苦しい修行を行うこと。また、その修行。[四字]「難行―」●苦しく、つらい・行い{仕事}。 **く・ぎり**【区切り・句切り】●文章・詩などの句の切れ目。●物事の一つの切れ目。「仕事にーがつく」 **く・ぎ・る**【区切る・句切る】《他五》●文章・詩などにくぎりを入れる。「一語ずつ―・って読む」●ある物事をいくつかに分ける。くぎりをつける。「土地を―・る」 **く・きん**【苦吟】《名・自サ"》詩・和歌・俳句などを、苦心して作ること。また、その作品。 **く・く**【九九】〔数〕●一から九までの各数のかけ算の積を表す体系。また、その唱え方。「―を唱える」●「九九表」の略。九九の積を表で表したもの。 **く・く**【区区】《形動》〔文〕●それぞれ異なっていてまとまりがないようす。まちまち。「意見が――に分かれる」[参考]「区区な・区区に」の形でも使う。●小さくて、取るに足りないようす。小さなことにこだわるようす。「―たる問題」類語{些細}。 **くぐい**【鵠】、「ハクチョウ」の古称。 **くぐつ**【傀儡】〔文〕●操り人形。また、それを操る芸・芸人。「―師」「―回し」●他人の意志のままに動く人。同{①②傀儡} **くぐもり・ごえ**【くぐもり声】口の中にこもって、はっきり聞きとれない声。ふくみ声。 **くぐも・る**《自五》〔文〕声が、口にこもってはっきりしない。口ごもる。「―・った声」文《四》。 **くぐり**【潜り】●くぐること。〔ふつう他の語につけて使う〕「胎内―」●「くぐり戸」の略。 **くくり・ぞめ**【括り染め】糸や布の一部を糸でくくって染める・こと{方法}。絞り染め。 **くくり・つ・ける**【括り付ける】《他下一》動かないように他のものにつけてしばる。しばりつける。「門柱に旗ざおを―・ける」 **くぐり・ど**【潜り戸】〔大きな戸や板塀の一部に作った〕くぐって出入りする小さな戸口。切り戸。くぐり。 **くぐり・ぬ・ける**【潜り抜ける】《自下一》〔物の下やせまい所を〕くぐって通りぬける。「縁の下を―・ける」●〔困難な事態や激しい競争を〕何とか処理して無事に切りぬける。「人生の関門を―・ける」〔困難な場所・環境・時代などを〕なんとか通りぬける。また、切りぬける。「法の網を―・る」「目を―・る」文《四》。 **く・げ**【供花・供華】仏前に花をそなえること。また、その花。「墓前の―をたやさない」 **く・げ**【公卿】→くぎょう{公卿}。 **く‐げ**【公家】〔歴〕●朝廷。●〔武家に対して〕朝廷に仕える宮廷貴族。●公卿。 **く・けい**【矩形】「長方形」の旧称。 **ぐ・けい**【愚兄】〔文〕{「私のおろかな兄」の意}自分の兄を謙遜して言う語。対{賢兄}。{愚弟}。 **ぐ・けい**【愚計】●ばかげた計略。つまらぬはかりごと。●自分の計画を謙遜して言う語。 **くけ・だい**【絎台】裁縫道具の一つ。布をくけるとき、たるまないように布の一端を固定させておく台。 **くけ・ぬい**【絎縫い】〔裁った布の端を始末するときなどに〕表側に縫い目が・出ない{目立たない}ように・ぬうこと{縫い方}。 **くけ・ばり**【絎針】くけ縫いをするときに使う長い針。 **く・ける**【絎ける】《他下一》〔布の端を折りこんで、裏目を大きく表目を小さくして〕表側に縫い目が・出ない{目立たない}ようにぬう。文{く・く}《下二》。 **く‐げん**【苦患】〔仏〕苦しみや悩み。苦悩。「―を背負った半生」類語{苦難}。 **く‐げん**【苦言】〔文〕言われる人にとってはいい気はしないが、その人のためになることば。「―を呈する」 **ぐ・けん**【愚見】《「おろかな意見」の意》自分の意見を謙遜して言う語。愚意。「―を述べる」類語{愚考}。 **ぐーげん**【具現】《名・他サ》はっきりした形に、または具体的な形に表すこと。「理想を―する」「―者」 **―か**【―化】《名・自他サ》〔理想・目標などとして考えているものを〕実際に形にしてあらわすこと。「夢の家を―する」 **く‐こ**【枸杞】ナス科の落葉低木。夏、葉のつけねに淡紫色の小さな花をつける。 <406> **くこ**【供御】〔古〕天皇の飲食物。参考{上皇・皇后・皇子にも言う。武家時代には将軍にも言った}。 **くこう**【句稿】俳句の原稿。 **ぐ・こう**【愚考】《名・他サ》《「おろかな考え」の意》自分の考え{ること}を謙遜して言う語。「―をめぐらす」類語{愚案}。{愚意}。{愚見}。{卑見}。 **ぐ・こう**【愚行】おろかな行い。考えの足りない、ばかげた行為。「―を重ねる」類語{愚挙}。 **く・ごころ**【句心】●俳句を作りたいと思う気持ち。「旅先ではしばしばーがわく」●俳句を理解し、味わうことのできる心。「―のある人」 **く・こん**【九献】杯を三献{=三杯}ずつ三度、すなわち九回さすこと。婚礼の三三九度。 **くさ**【瘡】皮膚病の総称。特に、梅毒。かさ。 **くさ**【草】■《名》●地上の部分がやわらかく、木質組織をもたない植物。一年草・二年草・多年草の別がある。草本。対{木}。●雑草。「―をむしる」■《接頭》「本格的ではないが、それに準じている」の意。「―野球」「―競馬」「―相撲」類語と表現{「草」} **――の根を分けて捜・す**《句》あらゆる方法をつくして、くまなくさがす。 **――い飯を食・う**《句》刑務所で服役する。 **――い物に蓋を・する**《句》人に知られては困ることを、一時しのぎのやり方でかくす。臭い物に蓋。 **ぐさ**【種・草】《接尾》《主に動詞の連用形から転じた名詞について》「・・・を生じるもと」「・・・の材料」などの意。「語りー」「笑い―」「言い―」類語{たね}。 > **類語と表現「草」** > ふつう、幹{=木質組織}をもつものを「木」、茎をもつものを「草」と言って区別する。古来「山川草木」と言って、自然の代表とみなされてきたが、「花鳥風月」とは異なって、風流心をかき立てたりはしない。花をつける美しいものというよりは、生命力の強い「雑草」といった趣{草も生えない荒れ地}。「草を刈る・草ぼうぼう」と言えば邪魔物扱いでさえあり、「草野球・草競馬」もまた評価を低めて言う語である。 > ・植物・草本・野草・緑草・海草・雑草・牧草・薬草・香草・毒草・一年草・越年草・二年草・多年草・宿根草・草花・若草・青草・夏草・秋草・水草・蔓草・千草・下草・庭草・枯れ草・干し草・浮き草 > ◇[春の七草]芹・薺・御形・繁縷・仏座・菘・蘿蔔 > ◇[秋の七草]萩・尾花{薄}・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗{または朝顔} **ぐーさい**【愚妻】{「おろかな妻」の意}自分の妻を謙遜して言う語。 **くさ・いきれ**【草熱れ・草熅れ】夏、草むらや草原が強い太陽に照らされて、むっとするような臭気や熱気を出すこと。また、その臭気・熱気。 **くさ・いち**【草市】盂蘭盆会に必要な花や供え物などを売るためにたつ市。盆市。 **くさ・いちご**【草苺】バラ科の多年草。山野に自生し、春、白色の五弁花をつける。茎はつる状で地面をはう。紅熟する果実は食用。やぶいちご。わせいちご。 **くさ・い**【臭い】■《形》●いやなにおいがするようすだ。「―・・どぶ川」類語{異臭{悪臭・激臭}を放つ}。{死臭{腐臭}がただよう}。{ぷんぷんにおう}。●疑わしいようすだ。あやしい。いわくがありそうだ。「あの男が―・い」「―・い仲」■《接尾》●《においを発するものの名前につけて》「・・・の{ような}においがする」意。「汗―・いシャツ」「酒―・い」●《名詞について》「・・・のようなようすだ」の意。・・・らしい。「西洋―・い」「インテリー・い」《形容動詞語幹などについて》上の語の語意を強める。「けち―・い」「めんどう―・い」文{くさ・し}《ク》。 **くさ・かげろう**【草蜉蝣・草蜻蛉】クサカゲロウ科の昆虫。体も羽も緑色。卵を「優曇華」という。 **くさ‐がめ**【草亀】イシガメ科のカメ。体は黒褐色で、頭部に黄色の線がある。子を「ぜにがめ」という。 **くさ・かり**【草刈り】草をかる・こと{人}。類語{草取り}。 **―ば**【―場】●草をかる場所。●選挙で、何人もの候補者が票をうばいあう地域。 **くさ・がれ**【草枯れ】〔霜・雪・寒さなどのため〕草がかれること。また、その季節、すなわち、冬。 **くさかんむり**【草冠】漢字の部首「艸{艹}」の称。そうこう。 **くさ・き**【草木】草と木。また、植物。草木。 **―ぞめ**【―染め】草木から採った自然の染料で染めること。また、それで染めたもの。 **―もなび・く**《句》きわめて勢力が強く、多くの人がそれに従うことの形容。 **―も眠・る**《句》夜がふけて、すっかり静かになるころの形容。「―・る丑三つ時」 **く‐さく**【句作】《名・自サ》俳句を作ること。 **ぐーさく**【愚作】●くだらない作品。対{名作}。●自分の作品を謙遜して言う語。類語{②拙作}。 **ぐーさく**【愚策】●おろかな計画。ばかばかしいもくろみ。[コロ]「―を弄する」●自分の計画・考えを謙遜して言う語。類語{②拙策}。 **くさくさ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》気分が晴れず、いらいらするようす。「雨が続くのでーする」 **くさ・ぐさ**【種種】〔文〕物・物事などの種類が多いこと。種々。「―の品」 **くさ・けいば**【草競馬】農村などで行われる競馬。参考{公認の競馬に対して言う}。 **くさ‐ごえ**【草肥】「緑肥」に同じ。 **くさ・す**【腐す】《他五》他を悪く言う。他人の悪口を言う。けなす。「新人の作品を―・す」[表記]かなで書くことが多い。類語{そしる}。文《四》。 **くさ・ずもう**【草相撲】素人がする相撲。 **くさ・ずり**【草摺り】よろいの胴の下に垂らして腰の回りをおおう板状のもの。 **くさ・ぞうし**【草双紙】江戸時代の、大衆向きの絵入りの通俗小説。多くは、ひらがなで記す。赤本・青本・黒本・黄表紙・合巻などがある。絵双紙。 **くさ・たけ**【草丈】草や稲・麦などののびた高さ。 **くさ・ち**【草地】〔樹木などがなく〕草が多くはえている土地。類語{草原}。{草叢}。 <407> **くさ・とり**【草取り】〔田畑・庭などの〕雑草を取り除くこと。除草。草むしり。類語{草刈り}。 **くさなぎ・のつるぎ**【草薙の剣】「あめのむらくものつるぎ{天叢雲剣}」に同じ。 **くさ・の・ね**【草の根】●草の、地中にある部分。「―分けても{=あらゆる努力をはらっても}探す」●{grass roots}〔軽視できない〕名もない一般大衆。一般市民。「―運動」 **くさ・の・め**【草の芽】漢字の部首「艸」の称。 **くさ‐ば**【草葉】草の葉。 **―の‐かげ**【―の陰】{埋葬された}土の中。墓の下。あの世。 **くさ・ばな**【草花】●草にさく花。草の花。●きれいな花のさく草。「―を植える」 **くさ・はら**【草原】草が一面にはえた野原。「―に寝ころがる」類語{草叢}。 **くさび**【楔】●断面が鋭角三角形をした木製または鉄製の道具。ものを割ったり、すき間に打ちこんでゆるみをつめたりするのに使う。●物事と物事とをかたくつなぎ合わすもの。「友情をつなぐーとなる」●車軸の端の穴にさし通して、車輪がぬけるのを防ぐもの。 **――を打ち込・む**《句》●敵陣に攻めこんで、勢力を二つに割る。●ある勢力の中へ別の勢力を強引に入れて、その勢力をおさえる。「派閥に―・む」 **――を差・す**《句》しっかりと確かめておく。念をおす。確認する。類語{くぎをさす}。 **くさび・がた**【楔形】楔に似た形。V字形。楔状。 **―もじ**【―文字】せっけいもじ{楔形文字}。 **くさ・ひばり**【草雲雀】コオロギ科の昆虫。体色は黄褐色。秋の夕方、小さい木や生け垣の中で「フィリリリ」と鳴く。 **くさぶえ**【草笛】草の葉を巻いて口にあてがい、笛のようにふいてならすもの。 **くさぶか・い**【草深い】《形》●草がおいしげっている。②へんぴで、開けていない。「―・い田舎」 **くさぶき**【草葺き】わら・カヤなどで屋根をふくこと。また、その屋根。「――の農家」 **くさ・ぼうき**【草箒】乾燥させたホウキグサの茎を束ねて作ったほうき。 **くさ・まくら**【草枕】■《名》野宿。旅寝。■《枕》「旅」「結ふ」「結ぶ」「仮」「露」などにかかる。 **くさ・み**【臭み】●そのもの特有のいやなにおい。「魚の―をとる」●いやな感じ。「―のある演技」類語{いやみ}。 **くさ・む・す**【草生す・草産す】《自五》〔文〕〔自然に〕草がはえる。また、{手入れされず}その周囲に草がおいしげる。「―・した墓」「山行かば―・すかばね{万葉集}」参考{「むす」は「生じる」の意}。類語{苔むす} **くさ・むら**【草叢】草が多くはえている所。草叢。類語{草やぶ}。{やぶ}。 **くさめ**【嚏】くしゃみ。 **くさ・もち**【草餅】ヨモギの葉を入れてついた餅。また、この餅であんを包んだり、だんごにしてあんをつけたりした和菓子。 **くさ・もみじ**【草紅葉・草黄葉】秋に、草が赤や黄に変色すること。 **くさや** 腹びらきにしたムロアジなどを、くり返し用いた古い塩汁につけて干したもの。焼くと、特有の強い臭みがある。酒のさかなにする。くさやの干物。 **くさ・や**【草屋】●草ぶきの家。[表記]「草家」とも書く。●まぐさをたくわえておく小屋。まぐさ小屋。 **くさ・やきゅう**【草野球】しろうと同士で{娯楽として}する野球。 **くさーやぶ**【草藪】丈の高い草が多くしげっている所。類語{草むら}。 **くさら・せる**【腐らせる】《他下一》●腐るようにする。「せっかくの牛肉を―・せてしまった」●「物事がうまくいないで」いや気を起こさせる。不愉快にさせる。「気を―・せる」=腐らす。文{くさら・す}《下二》。 **くさり**【鎖】●金属製の輪をつなぎ合わせたもの。チェーン。●物事と物事を結びつけているもの。つながり。「両国間の―は切れた」 **くさり**《副》《多く「ーと」の形も》●とがったものが、勢いよく突きささるようす。ぐさっと。[コロ]「矢がーとささる」●心にささるように強く感じるようす。ぐさっと。「あのひと言がーと胸にきた」 **くさりかたびら**【鎖帷子】小さな鎖をつないでじゅばんのように仕立て、鎧{よろい}などの下に着た防御具。 **くさり・がま**【鎖鎌】江戸時代の武器の一種。鎌に長い鉄の鎖をつけ、その端に分銅をつけたもの。 **くさ・る**【腐る】■《自五》●食品や死体などが変質して、くずれたり悪臭を放ったりする。腐敗する。類語{傷む}。{朽ちる}。{饐える}。(計){酸敗}。{腐乱}。●木材・金属などが、長い間に形がくずれたりぼろぼろになったりする。類語{腐食}。●人の心がまともさを失って、だめな状態になる。堕落する。「性根の―・った人」●失望・落胆して、物事をする元気を失う。いやけを起こす。「試合に負けて―・る」●〈「―・るほどある」などの形で〉使いきれなくて腐らせてしまうほどある。たくさんある。「お金なら―・るほどある」文《四》。■《接尾》〔俗〕人の動作を、ののしりにくむ意を表す。・・・やがる。「何をし―・る」「いばり―・る」文《四》。 **――っても鯛**《句》本当によいものは、だめになったようでも、それなりの価値があるというたとえ。 **くされ**【腐れ】■《名》腐っている・こと{部分・程度}。くさり。「キャベツにーが出る」■《接頭》「不道徳な」「軽蔑すべき」「好ましくない」などの意。「――金」「―縁」「―儒者」 **くされ・えん**【腐れ縁】別れようとしても別れられずに続く、好ましくない関係。「――だとあきらめる」参考{たんに「長く続く関係」の意味でも使われることがある}。「あいつとは小学校以来の―だよ」 **くさ・わけ**【草分け】●草のしげった荒れ地を最初に切り開き、その村や町の基礎を・作ること{作った人}。●ある物事を最初に行って、その発展の基礎を・作ること{作った人}。創始{者}。「業界のー」 **くし**【串】食べ物をさし通して調理するための、先の尖った細い棒。鉄・竹などで作る。「焼きとりのー」「―揚げ」 **くし**【櫛】髪をすいたり髪飾りにしたりするもの。[句]「髪にーを入れる{=髪をくしけずる}」[コロ]「一を挿す」 **―の歯が欠けたよう**《句》本来続いてあるべきものが、ところどころぬけているようす。 **―の歯を挽く**《句》物事が次から次へ続いて絶え間のないたとえ。参考{櫛の歯を作るときは、次々と木をひくようにしてけずり取るところから}。 **くし**【駆使】《名・他サ》●人を追いたてて使うこと。こき使うこと。「従業員を―する」●自分の思いのままに使いこなすこと。 <408> **くじ**【九字】護身の秘法として唱える九つの文字。「臨兵闘者皆陣列在前」の九字。 **くじ**【公事】〔古〕●朝廷の事柄。●訴え。訴訟。 **くじ**【孔子】中国、春秋時代の思想家の孔子のこと。儒教の祖。 **―の倒れ**《句》どんなすぐれた人にでも失策はあるものだというたとえ。類語{弘法にも筆の誤り}。 **くじ**【籤】物事を機械的に決定する手段の一つ。多くの同じ形の紙きれ・木片などに、語句・符号などを書き、その中から一つをぬき取らせて、勝敗・当落・吉凶などを決めるもの。「係を―で決める」「―を引く」 **ぐし**【愚姉】《「私のおろかな姉」の意》自分の姉を謙遜して言う語。対{愚妹}。 **くじ・うん**【籤運】くじを引いたとき、それに当たるか当たらないかの運。「―が強い」「―が悪い」 **くじ・がき**【串柿】渋がきの皮をむいて竹串にさし、乾燥させたもの。串にさした干し柿。 **くし・がた**【櫛形】櫛のように、上部がゆるやかな丸みをもち、下部が平らな形。「―の窓」 **くし・カツ**【串カツ】一口大の豚肉とネギまたは玉ねぎを交互に串にさし、パン粉の衣をつけて油で揚げたもの。 **くしき**【奇しき】《連体》《文語形容詞「くし」の連体形から》〔文〕人間の知恵でははかれないようす。不思議な。霊妙な。「―運命」「―因縁」 **くしくも**【奇しくも】《副》《文語形容詞「くし」の連用形「くしく」+助詞「も」》〔文〕ありえないほど不思議なようす。不思議にも。あやしくも。「ーめぐり合う」 **くし・けず・る**【梳る】《他五》頭髪を櫛ですいて整える。とかす。梳く。 **くじ・ける**【挫ける】《自下一》〔打ちつけたりひねったりして〕関節が傷つく。「足が―・けた」●勇気や勢いが弱くなる。「心が―・ける」「けがにも―・けずにがんばる」文{くじ・く}《下二》。 **くし・ざし**【串刺し】●食べ物を串にさすこと。また、串にさした物。●槍など、とがったものでさし殺すこと。類語{田楽刺し}。 **ぐし・ぬい**【串縫い】布に串をさすように、裏に同じ大きさの縫い目を出してぬうこと。また、その縫い方。参考{運針の練習に用いる、普通の縫い方}。 **くじ・びき**【籤引き】《名・自サ》くじを引くこと。抽籤。「――で一等に当たる」 **くし・め**【櫛目】櫛ですいたあとに髪につく筋。 **ぐしゃ**【愚者】〔文〕おろか者。対{賢者}。 **くし・やき**【串焼き】肉・魚や野菜などを串にさして焼くこと。また、焼いたもの。「アユの―」 **く‐じゃく**【孔雀】キジ科クジャク属の鳥の総称。東南アジアの国々にすむ。インドクジャク・マクジャクなど。雄の羽毛は色あざやかで、目玉のような紋がある。 **くしゃくしゃ**■《形動》●紙・布などが丸めたりもまれたりして、しわだらけになるようす。しわくちゃ。また、髪などが乱れているようす。「―の頭」■《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》心がいらだち、すっきりしないようす。「気分がーする」 **ぐしゃぐしゃ**《形動》●ぬれてやわらかくなり形がくずれるようす。ぐしょぐしょ。「新聞が雨にうたれて―だ」●くずれて、もとの形がなくなるようす。「たたんだ洗濯物を―にする」●混乱したり、乱雑であったりするようす。「頭の中がーで考えられない」「部屋が―だ」 **ぐじゃぐじゃ**■《形動》→ぐしゃぐしゃ。■《副》《「ーと」の形も》くどいほど文句を言うようす。「―言うな」 **くしゃく・にけん**【九尺二間】{間口九尺、奥行き二間の意で}せまい家。また、粗末な住居のたとえ。「―の借家住まい」 **くしゃみ**【嚏】鼻の粘膜が刺激されて急に息を激しくはきだす反射運動。くさめ。 **ぐしゃっ**《副》《多く「―と」の形も》やわらかいものがぐしゃりとつぶれるようす。ぐしゃっと。「熟した柿がーとつぶれる」 **くじ・く**【挫く】《他五》●ねじ曲げたり打ったりして関節をいためる。捻挫する。●勢いをそいで弱くする。また、計画などを途中でだめにさせる。[句]「出端を―・く」・「弱きを助け強きを―・く」文《四》。 **ぐじ・ぐじ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》不平・不満を言って、はっきりした態度をとらないようす。 **く‐じゅ**【口授】《名・他サ》〔文〕→こうじゅ{口授}。 **くしゅう**【句集】連句・俳句を集めた書物。俳句集。「芭蕉―」 **く・じゅう**【苦汁】〔文〕にがい汁。また、それを飲まされたようなつらい思い。苦悩。「―の日々」 **――を嘗・める**《句》あと味の悪いいやな思いをする。また、にがい経験をする。苦汁を飲まされる。苦杯を喫する。苦杯をなめる。 **く・じゅう**【苦渋】《名・自サ》〔物事が、うまく進まず〕なやみ苦しむこと。非常につらい思いをすること。「―の決断をする」「顔に―の色を浮かべる」類語{苦悩}。{難渋}。 **くしょ**【区処】●《名・他サ》区分けして処置すること。取りはからい。●区分けされた所。くぎり。 **くじょ**【駆除】《名・他サ》害虫・ネズミなどを殺したり追いはらったりして、とりのぞくこと。「害虫―」 **ぐーじょ**【愚女】●おろかな女。だらしない女。参考{女性が自分を謙遜していうときにも使う}。●自分の娘を謙遜していう語。 **くしょう**【苦笑】《名・自サ》心の中では苦々しく思いながら、それをかくすためにむりに笑うこと。また、その笑い。にが笑い。「失策をつかれて―する」 **くじょう**【苦情】他から受けた害悪や不都合な状態に対する不平・不満。「―をもちこむ」「―が絶えない」類語{クレーム}。 **ぐしょう**【具象】目や耳で、とらえられる形・形態をそなえていること。具体。「―画」「―物」対{抽象}。 **―か**【―化】《名・自他サ》ぐたいか{具体化}。 **―てき**【―的】《形動》ぐたいてき{具体的}。 **ぐしょぬれ**【ぐしょ濡れ】ひどくぬれること。びしょぬれ。ずぶぬれ。「全身―になる」「―の犬」 **くじら**【鯨】●クジラ目の動物の総称。海にすむ哺乳類で、形は魚に似る。特に、シロナガスクジラ・マッコウクジラなど大形のもの。参考{「一頭・・・」と数える}。●「鯨尺」の略。 **くじらーじゃく**【鯨尺】昔の、ものさしの一種。また、それで計った長さ。おもに布を計るのに使った。一尺は曲尺での一尺二寸五分{約三七・九㎝}。くじら。 <409> **くじら・まく**【鯨幕】黒布と白布を交互にぬい合わせた幕。また、そのように染めた幕。葬儀用。 **くしろ**【釧】古代の装身具の一つ。貝・青銅・石などで作られた腕輪。 **くしん**【苦心】《名・自サ》〔ある目的をとげるため〕いろいろに心を使って苦労すること。骨折り。「人知れず―する」類語{苦慮}。{腐心}。 **ぐ・しん**【具申】《名・他サ》〔文〕〔事情・意見・希望などを〕上役にくわしく述べること。「私見をーする」 > **評論文キーワード** **具象** > 「具象」とは、物事が考えの上だけでなく、実際に明確な形・形態を備えていることである。「具体」もほぼ同義である。 > 漠然としたものや、特定の物事を指し示していない語{抽象的な語}を現実的にはっきりさせることを「具象化」という。例えば「平和な社会を具象化した絵画」などである。 > ある物や事柄を言葉で表現するとき、狭い範囲の特定のものを指そうとすれば、その語は具象的なものになり、複数の物事の共通性をとらえ、より広い範囲を指そうとすれば、その語は抽象的なものになる。 > 参考評論文キーワード「抽象」 **ぐじん**【愚人】〔文〕おろかな人。愚者。対{賢人}。 **くしんさんたん**【苦心惨憺】《名・自サ》ひどく苦労し、工夫すること。「―して開発した商品」 **くす**【樟・楠】くすのき。 **くず**【屑】〔くだけたり、ちぎれたりして〕不用になったもの。類語{ごみ}。{屑物}。●必要な部分を取り去った残り。「野菜の―」類語{かす}。●何の役にも立たないもの。「人間のー」 **くず**【葛】●マメ科のつる性多年草。秋の七草の一つ。秋、赤紫色の花を房状につける。根は漢方薬に使われる。また、根から葛粉をとり、茎の繊維から葛布を作る。「くずこ{葛粉}」の略。 **ぐ・す**【具す・俱す】《自他五》具する。 **ぐず**【愚図】《名・形動》動作・決断などがにぶく、何事にもろのろする・こと{人}。「――で仕事がのろい」類語{のろま}。[表記]「愚図」は当て字。多くかな書き。 **くず・あん**【葛餡】砂糖・しょうゆなどで味付けした汁をにたてて、水ときの葛粉を入れ、どろりとさせたもの。あんかけ料理に用いる。くずだまり。 **くず・いと**【屑糸】使い残した糸。短くなって使いものにならず、くずになった糸。 **ぐずう**【弘通】《名・自他サ》仏教の教えが広まること。また、教えを広めること。[表記]現代仮名遣いでは「ぐづう」も許容。 **くずお・れる**【頹れる】《自下一》●くずれるように・たおれる{座りこむ}。●張りつめていた気力を失う。「妻をなくして心が―・れる」[表記]②とも、「くず折れる」と書くこともある。文{くづほ・る}《下二》。 **くず・かけ**【葛掛け】くずあんをかけること。また、その料理。あんかけ。 **くず・かご**【屑籠】紙くずなどを入れるかご。 **くずきり**【葛切り】和菓子の一つ。葛粉を水でとき、砂糖を加えて蒸してから、うどんのように切ったもの。冷やして黒砂糖のみつにひたしながら食べる。 **くす‐くす**《副》《「―と」の形も》ひそかに笑うようす。声をこらえて笑うようす。「―と笑う」 **ぐずぐず**【愚図愚図】■《副》《「―と」の形も》●《自サ》はっきりせず、決断・行動がにぶいようす。「―して話が進まない」●《自サ》のんびり構えているようす。「―してはいられない」●はっきり言わず、{陰で}ぶつぶつ不平を言うようす。「―言う」対{はきはき}。●《自サ》鼻がつまったり、鼻水が垂れたりして音をたてるようす。「風邪を引いて鼻がーする」■《形動》〔俗〕しまりがなく、ゆるいようす。「包み方がーだ」「演劇のセリフがーだった」[表記]「愚図愚図」は当て字。多くかな書きにする。 **くすぐった・い**【擽ったい】《形》●むずむずする感じだ。●てれくさい。きまりがわるい。「―・いほめ言葉」同{①②こそばゆい}。文{くすぐつた・し}《ク》。 **くすぐり**【擽り】●俳優・芸人などが客を笑わせようとして、ことさらに行う動作や話術。「―を入れる」●文学で、ことさら読者を笑わせようとする試み。 **くすぐ・る**【擽る】《他五》〔わきの下や足の裏などの〕皮膚を刺激して、むずむずする{笑いたい}状態にする。●人を笑わせようとして、こっけいなことを言ったりしたりする。「いくら―・っても客に受けない」●人の心を{軽く}刺激する。「旅心を―・る」「母性本能を―・る」=こそぐる。文《四》。 **くず‐こ**【葛粉】クズの根からとった白い粉。でんぷん質にとみ、和菓子や栄養食・あんかけ料理に使う。くず。 **くず・ざくら**【葛桜】葛粉を練ってあんを包み、サクラの葉で包んだ和菓子。 **くすし**【薬師】《「くすりし」の転》〔古〕医者。 **くずし・がき**【崩し書き】●草書や行書で書くこと。また、その字。●字画を省略して書くこと。また、その字。 **くずしじ**【崩し字】くずし書きにした字。 **くず・す**【崩す】《他五》●〔まとまった形のあるものを〕くだいてこわす。「山を―・す」類語{潰す}。(5){破壊}。●整った状態を乱す。また、見苦しくする。「体調を―・す」「列を―・す」「ひざを―・す」●正しくない形に変化させる。「伝統を―・さずに守る」●字画を略したり、くずし書きにする。「字を―・さずに書く」●同額の細かい貨幣にかえる。「一万円札を―・す」●〈「顔を―・す」「相好を―・す」の形で〉顔をほころばせる。笑顔になる。[コロ]「顔を―・して笑う」●〈「身を―・す」の形で〉堕落する。身を落とす。「博打で身を―・す」文《四》。 **くす‐だま**【薬玉】●香料を入れた袋を造花などでかざり、五色の糸を長く垂らしたもの。五月五日の節句に、厄よけにかざった。●造花などで玉の形をつくり、中に色紙などを入れたもの。ひもを引いて二つに割ると、中身がまい散る。運動会や祝典で用いる。 **ぐず・つ・く**【愚図付く】《自五》●のろのろして、行動・態度がはっきりしない。ぐずぐずする。●〔赤ん坊・子供などが〕機嫌が悪く、すねる。ぐずる。●天気の状態がはっきりしない。「―・いた天気が続く」[表記]「愚図」は当て字。多く、かなで書く。 **くず・てつ**【屑鉄】●鉄製品を作るときに出る、鉄くず。●廃品になった鉄製品。スクラップ。 **くす・ねる**《他下一》〔俗〕ごまかして、他人のものをこっそり自分のものにする。ひそかにぬすむ。「売上金の一部を―・ねる」類語{ちょろまかす}。 <410> **くすのき**【樟・楠・楠の木】クスノキ科の常緑高木。暖地に自生。材は堅く、香りがある。しょうのうの原料、家具の材料などに用いる。くす。 **くすぶ・る**【燻る】《自五》●炎を出さずに燃えて、煙ばかり出る。●すすがついて黒くなる。「―・った天井」●以前に起こったことが、ひそかに後を引く。また、ある物事や事態が起こりそうで、まだ表だたないでいる。「不満が―・る」●とじこもって、することなく暮らす。また、地位・状態が停滞して向上しない。「家で―・っている」「二軍で―・る」同{①~④ふすぶる}。文《四》。 **くす・べる**【燻べる】《他下一》炎を出さないようにして燃やす。ふすべる。文{くす・ぶ}《下二》。 **くず・まい**【屑米】精米するときにくだけた米や、虫のついた米。類語{くだけ米}。 **くす・む**《自五》●色が落ち着いて地味になる。また、色がさえなくなる。「肌の色が―・む」●人の存在・地位などが、地味で目立たなくなる。「―・んだ存在の人」文《四》。 **くず・もち**【葛餅】水にといた葛粉を加熱してのり状にし、型に流して固めた食品。多く三角形に切り、きな粉・みつなどをかけて食べる。 **くず・もの**【屑物】●使い古して役に立たなくなったもの。くず。「―を整理する」類語{廃物}。{廃品}。●よい物を選び出したあとに残ったがらくた。 **くず・や**【屑屋】再利用するための物を売買する職業{の人}。参考{現在では「廃品回収業」と呼ばれる}。 **くず・ゆ**【葛湯】葛粉などのでんぷんに砂糖を加え、熱湯を注いでかきまぜてのり状にした食べ物。 **くすり**【薬】●病気や傷などをなおすため、また、病気の予防や栄養の補給などのために、飲んだりぬったり注射したりするもの。医薬。薬剤。[句]「ーより養生」●防虫・消毒などのために使うもの。「―をまく」●〔やきものの〕うわぐすり。「―をかけて焼く」●火薬。●心や体のために役立つ物事。「失敗が今後の―になる」 **―が効・く**《句》忠告・しおきなどの効果があらわれる。 **——九層倍**《句》薬の値段が、原価にくらべて非常に高いこと。暴利をむさぼることのたとえ。 **―にしたくも無・い**《句》ほとんどない。 **くすり・ぐい**【薬食い】昔、寒い時期に、滋養のためイノシシやシカなどの獣の肉を食べたこと。 **くすり‐づけ**【薬漬け】長期にわたり、過度に薬を服用させられること。また、その状態。 **くすり・ばこ**【薬箱】いろいろな薬を入れておく箱。 **くすり・や**【薬屋】薬を売る店。類語{薬局}。 **くすり・ゆ**【薬湯】●薬品や薬草を入れたふろの湯。●薬効のある温泉。 **くすり・ゆび**【薬指】親指から四番目の指。無名指。紅差し指。名無し指。 **ぐ・する**【具する・俱する】■《自サ変》〔文〕●〔自然に〕そなわる。「仏性を―・する」●連れだつ。連れそう。「二人の兵が親王に―・する」=ぐす。■《他サ変》〔文〕●そなえる。また、必要な物をそろえる。「書類を―・して申請する」●連れて行く。伴う。「供を―・して行く」=ぐす。 **ぐず・る**【愚図る】《自五》●ぐずぐずする。●機嫌が悪くてぐずぐず言う。だだをこねる。むずかる。ぐずつく。「赤ん坊が―・る」「時給が少ないと言ってー・る」[表記]「愚図」は当て字。多くかな書きにする。 **くずれ**【崩れ】《名》●くずれること。また、くずれた部分。「土塀の―」「化粧の―を直す」●集会を解散した人々。「デモ隊の―」■《接尾》《職業・身分などを表す語について》「以前は・・・だったが今は落ちぶれている者」の意。「ボクサーー」「役者―」参考{あがり}。 **くず・れる**【崩れる】《自下一》●〔まとまって形をなしていたものが〕くだけこわれる。崩壊する。「長雨で山が―・れた」類語{潰れる}。{潰える}。(5){崩落}。●整った状態にあるものが乱れる。[コロ]「バランスがー・れる」「天気が―・れる」●同額の細かい貨幣にかえられる。「一万円札がなかなか―・れない」●相場が急落する。「値が―・れる」文{くづ・る}《下二》。 **くすんごぶ**【九寸五分】{長さが九寸五分の意から}短刀。あいくち。類語{どす}。 **くせ**【曲】謡曲で、曲舞の節でうたう重要な部分。謡曲のきかせ所。[表記]ふつう「クセ」と書く。 **くせ**【癖】●無意識に行う、かたよった言動・考え・好み・習慣。[句]「なくて七ー」類語{習癖}。●ふつうと異なった、いやな性質・傾向。「ひと―ーもふたーもある男」「―のない味」●曲がったり折れたりしたあと。「髪にへんなーがついた」 **―にな・る**《句》そのことが当然であるかのようになる。習慣になる。くせがつく。「遅刻が―・る」 **ぐ・せ**【救世】〔仏〕●世の人々の苦しみを救うこと。●「仏・菩薩」の通称。また、特に「聖観世音」の別称。=救世。 **ぐ・せい**【愚生】《代名》〔文〕自分を謙遜して言う語。類語{小生}。 **ぐーぜい**【弘誓】[仏]衆生を救おうとする、仏や菩薩の広大な誓い。 **くせ・げ**【癖毛】縮れて生えてくる毛髪。縮れ毛。 **くせして**【癖して】《連語》くせに。[表記]ふつう、仮名書き。 **く・せつ**【苦節】〔文〕苦しみに負けず自分の信念や態度を守り通す・こと{心}。「一一〇年」 **く・ぜつ**【口舌・口説】●〔話をするときの〕ことば。弁舌。「恋の―」●言い争い。口げんか。特に男女間の口げんか。「―が絶えない」〔①②とも古風な言い方〕 **ぐ・せつ**【愚説】●とるにたりないばかげた説。対{卓説}。●自分の説を謙遜して言う語。 **くせに**【癖に】《接助》《「癖」+助詞「に」》ある事柄を事実として述べ、それから導かれる事実が後件として成立しない意を表す。・・・のに。・・・にもかかわらず。〔非難・難詰の意がこもる。口頭語的な言い方〕「子供のくせに生意気な口を利く」「約束したくせに買ってくれない」[注意]「くせに」は、前件と後件の主語が一致するが、「のに」にはそうした制約がない。「雨が降ったのに出かけた」[参考]の「のに」と同様に終助詞的にも使う。の類似の表現に「くせして」がある。「弱いくせして強がるな」[表記]ふつう、かな書き。 **くせ・もの**【曲者】●正体がわからず、あやしい者。「城にーが忍びこむ」類語{賊}。●〔他と変わらないようだが〕油断のできない者。ひとくせある者。「彼はなかなかの―だ」●一見何事もなさそうであって、油断のできないこと。「その親切がーだ」 **く・せん**【苦戦】《名・自サ》〔不利な状態で〕苦しい戦いをすること。また、その戦い。「今回の選挙では―を強いられそうだ」類語{苦闘}。 <411> > **小論文のツボ 具体例** > どのような物事を論ずるにしても、抽象的な概念だけで論を進めると読み手にとってわかりにくいものとなってしまう。そこで文章の書き手は、論の展開の上で重要な内容について、読み手の理解を促すために具体例を挙げる。 > (例)時代とともに「待ち合わせ」の態様は変化し、初対面の相手と出会うのもより容易なことになっている。 > ・携帯電話やスマートフォンが普及したことで、待ち合わせ場所でリアルタイムに連絡を取り合うことができ、顔を知らない相手であっても電話番号やメールアドレスさえ知っていればその場で連絡がとれる。 > ・その場で連絡がとれるので、待ち合わせ場所の詳細な取り決めをしたり、服装などを事前に知らせる必要がなくなった。 > ・かつては待ち合わせ場所としてよく使用される駅などには、相手と会えなかった場合に伝言を残す「伝言板」が設置されていたが、今では見られなくなった。 > ※時代とともに変化した「待ち合わせ」の具体的な例として、携帯電話や電子メールを使用したものを挙げる。 > 読み手がより理解しやすいような構成上の工夫を行うことによって、自分の書く文章の説得力やわかりやすさを高めようとするわけである。 > 一方で、具体例ばかりを挙げ続けても字数が増えるだけで論の深まりにはつながらないため、注意が必要である。 > 小論文においても同様の工夫を行うことが可能である。 > ただし、一般的な文章に比べて字数の限られている受験小論文の答案の中では、具体例に割く字数が多くなりすぎて、肝心の本題がおろそかにならないように注意が必要である。 > 参考小論文のツボ 「抽象化」 **くそ**【糞・屎】《名》●肛門から出る、食べ物のかす。大便。うんこ。●分泌したものや、物のかす。〔接尾語的に使う〕「鼻ー」「たもと―」●〈「・・・もーもない」の形で〉・・・などまったくない。「挨拶もーもない」■《感》〔男性が〕人を強くののしるとき、自分を奮起させようとするとき、くやしいときなどに発する語。くそっ。「―、あの野郎」■《接頭》●人を軽蔑したり、ののしったりする意。「―おやじ」「―坊主」●「度のすぎた」「はなはだしい」などの意。「――まじめ」「―度胸」●その語を強める語。「―暑い」「―おもしろくもない」■《接尾》〔軽蔑の気持ちをふくめて〕その語を強める語。「へたー」「やけー」 **―も味噌も一緒**《句》味噌も糞も一緒。 **ぐ・そう**【愚僧】《代名》僧が自分を謙遜して言う語。類語{拙僧}。 **くそ・おちつき**【糞落ち着き】〈多く、「―に落ち着く」の形で〉いやに落ち着きはらっていること。「期限がせまっているというのにーに落ち着いている」 **ぐ・そく**【具足】〔文〕●《名・自サ》ある物事が十分にそなわっていること。「諸々の条件がーする」[四字]「円満―」②《名・他サ》ある物事を十分にそなえていること。「資格を―する」●甲冑。〔古風な言い方〕 **―に**【―煮】イセエビを殻付きのまま適当な大きさに切ってにた・もの{料理}。参考{殻を「具足③」に見立てていう}。 **ぐ・そく**【愚息】〔文〕自分の息子を謙遜して言う語。類語{倅}。 **くそ・くらえ**【糞食らえ】《連語》ある物事や人、また、相手の行為などをののしって言う語。また、自分の思いどおりにならないことに対し、やけになって言う語。勝手にしろ。どうともなれ。「勉強などーだ」 **くそ・たれ**【糞垂れ】〔俗〕人をいやしめ、ののしって言う語。くそったれ。 **くそ・ぢから**【糞力】並はずれて強い力。ばかぢから。「いざとなるとーが出る」 **くそ・どきょう**【糞度胸】並はずれてずぶとい度胸。 **くそばえ**【糞蠅】「キンバエ」の俗称。 **くそ・みそ**【糞味噌】《形動》《くそもみそも一緒にする意から》価値のあるものとないものとの区別がつかないようす。「天才も凡人も―にあつかう」●ひどいものにするようす。めちゃくちゃ。ぼろくそ。「――にけなす」「―にやっつける」同{①②みそくそ}。 **くだ**【管】●中が空になっている細長いもの。管。●機織部品の一つ。機を織るときに、横糸を巻いて梭にいれるもの。●糸車の「つむ」にさして、糸を巻きつける軸。 **―を巻・く**《句》〔くだ③がぶんぶん音をたてるように〕酒によって、くだらないことをくどくど言う。 **くーだい**【句題】●詩歌の題の一つ。古い漢詩や和歌などの一句をとって題としたもの。●俳句の題。 **ぐーたい**【具体】〔物事が考えの上だけでなく〕はっきりした形・形態をそなえていること。具象。対{抽象}。参考{→小論文のツボ~「具体例」} **―か**【―化】《名・自他サ》具体的に・なること{すること}。具象化。「原案を―する」対{抽象化}。 **―てき**【―的】《形動》〔ある事物が一つの考えや概念としてあるだけでなく〕はっきりした形をそなえているようす。具象的。「計画を―に説明する」対{抽象的}。 **くた‐かけ**【鶏】〔雅〕ニワトリ。 **くだ・く**【砕く】《他五》●固まっている物に圧力を加えて、細かい破片にする。「骨を―・く」「岩を―・く」類語{熟す}。(計){破砕}。{粉砕}。●「心を―・く」などの形で〉あれこれと思案を重ねて頭をなやます。「心を―・く」●勢い・計画などを、くじく。「野望を―・く」●むずかしい表現などを、わかりやすい形になおす。やさしく説く。「―・いて説明する」文《四》。 **くたくた**■《形動》●布・衣服などが使い古して、張りをなくしたようす。よれよれ。●ひどくつかれたようす。「―につかれる」■《副》《「――と」の形も》〔煮物などが〕さかんににえるようす。類語{ぐつぐつ}。 **くだ‐くだ**《副》《「―と」の形も》〔同じようなことを〕くり返し長々と述べるようす。くどくど。「―不平を言う」 **―し・い**《形》長たらしくて、わずらわしいようすだ。こまかすぎて、わずらわしい。くどくどしい。「いちいち例を挙げるのも―・い」類語{くどい}。 **ぐだぐだ**《副》《「ーと」の形も》●同じようなことをいつまでも繰り返し話すようす。「―言わずに行動しろ」●だらだらしてやる気のなさそうなようす。また、物事にしまりや活気がないようす。「一日中、布団の中で―している」 <412> くん くだけま―――くだん **くだけ・まい【砕け米】** もみすりや米つきのときに、粒がくだけ細かくなった米。[類語]屑米{くずごめ}。 **くだ・ける【砕ける】** 《自下一》 ●固まっている物が、圧力を加えられて細かい破片になる。「ガラスが―・ける」●勢いがおとろえ弱る。くじける。「闘志が―・ける」[句]「腰が―・ける(=勢いがなくなり続かなくなる)」●〈「―・けた」の形で〉態度などが堅苦しくないで、うちとける。[コロ]「―・けた態度で話す」[類語](計)軟化。●話などが、分かりやすくなる。[コロ]「―・けた表現」[図]くだ・く《下二》。 **ください【下さい】** 《「くださる」の命令形。本来、動詞「下す」の連用形の音便形「ください」+「ませ」の省略された形》 ■《他五》「くれ」の尊敬・丁寧語。相手にある物・物事を願い求める意を表す。ちょうだいしたい。「お手紙を―」「しばらくの猶予を―」目《補動》《「お」+動詞の連用形、「ご」+漢語、または、動詞連用形+「て(で)」の形について)相手に要望・懇願する意を表す。「お乗りー」「ごらんー」「ご検討―」「どうか行かせて―」表記回は、かな書きも多い。 **くださ・る【下さる】** ■《他五》「与える」「くれる」の尊敬語。●目上の人が目下の人にお与えになる。たまわる。「殿様が褒美を―・る」●目上の人または相手が、自分にお与えになる。「あの方が宝石を―・った」[図]《四》。■《補動》《「お」+動詞の連用形、「ご」+漢語、または動詞連用形+「て(で)」の形について)ある主体が、他の人物のために何らかの動作をすることを表す。「おほめ―・る」「ご注文―・った品」表記回は、かな書きも多い。=くだされる。[図]《四》。 **くだされ・もの【下され物】** いただいた物。いただき物。たまわり物。頂戴物{ちょうだいもの}。 **くださ・れる【下される】** 《他下一》くださる。[参考]「くださる」よりさらに尊敬の意が強い。[図]くださ・る《下二》。 **くだし・ぐすり【下し薬】** 「下剤」に同じ。 **くだ・す【下す】** ■《他五》 ●〔文〕地位を低い所に移す。さげる。「階級を―・す」表記は「降す」とも書く。[反]のぼせる。●〔文〕目下の者に与える。下げわたす。「褒美を―・す」「神の―・し給うた恵み」●命令・判決などを申しわたす。「厳命を―・す」●判断・評価などを、みずから実行する。「定義を―・す」「決断を―・す」●〔文]流れにのせて下流へ移動させる。「筏{いかだ}などを―・す」●攻め落とす。相手を破る。「強敵を―・す」表記◎は「降す」とも書く。●排泄器官を通って体外へ出させる。特に、下痢する。「腹を―・す」●〈「手を―・す」などの形で〉みずから処理する。直接実行して、ある処置を取る。[句]「手を―・す」[句]「鉄槌を―・す」●〈「筆を―・す」の形で〉執筆する。[文]《四》。■《接尾》「物事を一度に続けてし終える」意。「読み―・す」「書き―・す」[文]《四》。 **くだ‐たま【管玉】** 古代の装身具の一つ。直径五㍉、長さ一五㍉ぐらいの管のような形をした細長い玉。 **くだって【下って・『降こ】** 《連語》〔文]手紙文で、自分のことを述べる文章の前に書いて、へりくだった気持ちを表す語。〔接続詞的に用いる〕「―私ともども家内一同……」表記「降而」とも書く。 **くたに【九谷】** 「九谷焼」の略。九谷(石川県南西部の町)を中心に作られる色絵磁器。 **くたば・る** 《自五》●くたびれる。へたばる。「働きすぎて―・る」●死ぬ。〔ののしって乱暴に言う語〕[図]《四》。 **くたびれ・もうけ【『草、臥、儲け】** つかれただけで、何の利益にもならないこと。[句]「骨折り損の―」 **くたび・れる【『草臥れる】** ■《自下一》●体を使いすぎて、これ以上働いたり動いたりするのがいやになる。つかれる。「歩きすぎて―・れた」●長い時を経て若々しさがなくなり、気力がおとろえる。「人生に―・れる」●〔俗〕長く使ったため、古ぼけてみすぼらしくなる。「―・れたスーツ」[図]くたび・る《下二》。■《接尾》「・・・しすぎていやになる」「いやになるほど・・・する」の意。「待ち―・れる」[図]くたび・る《下二》。 **\*くだもの【〈果物〉】** 〔リンゴ・カキ・ナシ・イチゴなど〕食用となる水分(と甘み)の多い草木の実。生で食用になり、菓子の一種として食べる物を言う。水菓子。フルーツ。[類語]果実。 **\*くだ・もの【管物】** キクの園芸品種で、花弁が管状のもの。[反]厚物・平物。 **くだらない【下らない】** 《連語》●取るに足りない。ばからしく、つまらない。くだらぬ。「―・ない作品」●その数量以下ではない。くだらぬ。「二万を―・ない観衆」 **くだり【下り】** ●上から下へ移ること。さがること。表記「降り」とも書く。●都(古くは京都、今は東京)から地方へ行くこと。「東―」●「下り坂」の略。●「下り列車」の略。[反]①~④上り。●「下り腹」の略。 **くだり【行】** 文書中の縦の行{くだり}。 **くだり・あゆ【下り、鮎】** 「落ち鮎」に同じ。 **くだり・ざか【下り坂・『降り坂】** ●進むにつれてさがっている坂。くだり。●物事の盛りが過ぎて、おとろえてゆく傾向にあること。また、天候が悪くなること。「営業成績が―ーになる」[反]①②上り坂。 **くだり・ばら【下り腹】** 下痢。はらくだし。くだり。 **くだり・れっしゃ【下り列車】** 中央から地方へ向かって行く列車。くだり。[反]上り列車。 **くだ・る【下る】** 《自五》●低い所に移る。●下の方に行く。おりる。「峠を―・る」表記は「降る」とも書く。●流れにのって下流へ移動する。川下へ進む。「利根川を―・る」[反]のぼる。●〈「野{や}に―・る」の形で〉官職をやめて民間人になる。また、政権をはなれて野党になる。[句]「野に―・る」●〈「獄{ごく}に―・る」の形で〉牢獄{ろうごく}にはいって刑に服する。●都(古くは京都、今は東京)から地方へ行く。「北国に―・る」[反]のぼる。●時が移って、のちの時代になる。「時代が―・る」表記は「降る」とも書く。●命令・判決などが申しわたされる。「辞令が―・る」●判断・評価などが、おのずから決定される。「評価が―・る」●戦いに負ける。降伏する。「敵の軍門に―・る」表記⑧は「降る」とも書く。●排泄器官を通って体外へ出る。特に、下痢をする。「腹が―・る」●ある基準(量)以下になる。下回る。「気温が零度以下に―・る」[反]のぼる。[文]《四》。 **くだん【『件】** 《「くだり」の音便)●〈「(依{よっ}て)―の如し」の形で〉記載したとおりである。くだり。〔証文の終わりなどに書くことば〕●〈「―の」の形で〉以前に述べたところの。例の。かの。「―の男」「―の話」 <413> **くち**【口】■《名》●動物が食物をとり入れ、それを消化器官に送りこむ穴状の器官。人では、顔の下部にあって音声を発する所となる。●ものを言うときに使うものとしての口。●ロを使って言い表すこと。また、そのことば。「減らずー」「―上手」●うわさ。風説。「人の―がうるさい」●〔芸人などに対する〕客の呼び出し・注文。●飲食するときに使うものとしての口。●特に、暮らしてゆくために飲食する口①。また、その人の数。食べる量。「―を減らす」●食べるときに感じる、うまいとかまずいとかの感じ。味に対する感覚。味覚。[コロ]「ーが肥える」●〔口が食べ物を入れたり、音声を出したりする所から〕物を出し入れする所。また、人が出入りする所。「―の大きいびん」「通用―」●〔口が食べ物を入れるはじめの所であることから〕●物の端。「折れー」「切りー」●物事のはじめ。「序の―」「宵の―」●馬などを引くためにそのロ①に当てるひも。「馬の―を取る」●器物などの入り口をふさぐ、せん・ふた。「―をしめる」●はいりこむべき、地位・場所。〔就職・縁組みなどで〕落ち着く先。「仕事の―がない」●物事をいくつかに分けたうちの、同じ種類にはいるものの一つ。たぐい。類。「この―は前に飲んだことがある」■《助数》●食べるときのロ①に入れる回数を数える語。「一―食べる{=転じて、ほんの少し食べる}」●申し込む金額・数量などの単位の数を数える語。「一―一万円」「応募券は三枚で一―だ」 **―がうま・い**《句》人の気に入るようなことをうまく言う。人をまるめこむようにうまく言う。 **―が煩・い**《句》●細かいことをいろいろ言う。●世間の噂になってわずらわしい。「世間の―・い」 **―が奢・る**《句》うまい物を食べなれていて、食べ物にぜいたくである。 **―が重・い**《句》ことば数が少ない。口数が少ない。 **―が掛か・る**《句》●〔芸人・芸者などが〕客の座敷に呼ばれる。お座敷がかかる。●仕事などの注文がある。「庭仕事の―・る」 **―が堅・い**《句》言ってはならないことは決して言わない。「彼は―・いから信用できる」 **―が軽・い**《句》言ってはならないことでも軽々しく言ってしまう。「―・い人だからうっかりしたことは言えない」 **―が腐っても**《句》絶対に人に言わないという決意の強さを形容することば。口が裂けても。「一言わない」 **―が裂けても**《句》「口が腐っても」に同じ。 **――が過・ぎる**《句》言ってはならないことまで遠慮なく言う。言い過ぎる。〔多く、人をたしなめるときに使う〕「駄作だと言い切るのは―・ぎるよ」 **―が滑・る**《句》「口を滑らす」に同じ。 **―が干上が・る**《句》生活ができなくなる。生活の手段を失う。あごが干上がる。 **――が減ら・ない**《句》〔言い返したり理屈を言ったりして〕口が達者である。口から出まかせに遠慮なく言う。 **―が曲が・る**《句》《神仏や目上の人に無礼なことを言うと、ばちが当たり口がゆがむ意で》無礼をたしなめるときのことば。「神様の悪口を言うと―・るぞ」 **―から先に生ま・れる**《句》口数の多い人をあざけって言うことば。 **――が悪・い**《句》あからさまに人や物をけなすくせがあるようす。「やさしい顔に似合わず―・い」 **――に合・う**《句》〔飲食物が〕自分の好みに合う。 **――にさ・れる**《句》言われる。「批判も―・れるようになってきた」 **――に・する**《句》●食べる。また、飲む。「肉を―・しない人」●言う。しゃべる。口に出す。 **――に出・す**《句》声に出して言う。言葉であらわす。 **――に・出る**《句》言葉にして言う。「思わず本音が―・出てしまった」 **――に上・る**《句》〔人々の〕話題になる。「世間の―・る」 **――は災いの門**《句》《何げなく話したことが原因になって、災いが身にふりかかる意から》話すことには、十分気をつけるべきだという戒め。口はわざわいのもん。 **――程にも無・い**《句》口で言っているほどのことはない。たいしたことはない。 **―も八丁手も八丁**《句》「口八丁手八丁」に同じ。 **―を入・れる**《句》ほかの人の話に割り込む。また、自分とは関係のないことに干渉する。口出しする。くちばしを容れる。「横から―・れる」 **―を掛・ける**《句》さそう。声をかける。また、申し入れる。「後輩に―・ける」 **―を利・く**《句》●ものを言う。話をする。●両者の間をとりもつ。「有力者に―・いてもらう」 **――を切・る**《句》●最初に発言する。話し始める。「まず住民の代表者が―・った」●〔密封したびんやかんの〕封を切る。口をあける。使い始める。 **―を酸っぱく・する**《句》同じ注意や忠告を何度もくり返して言う。「―・して安全確認を説く」 **―を滑ら・す**《句》〔言ってはならないことや言わないつもりのことを〕うっかり言ってしまう。口がすべる。 **――を揃・える**《句》多くのものが同時に同じことを言うようす。異口同音に言うようす。 **――を出・す**《句》差し出口をする。口をはさむ。 **―を叩・く**《句》言いたいことを言う。かってなことを言う。参考{ふつう、「大きな口を叩く」「大口を叩く」「減らず口を叩く」などの形で使う}。 **――を衝・く**《句》次々に言葉が出る。自然に口から出る。口を衝いて出る。 **――を噤・む**《句》しゃべることをさける。話すのをやめる。「その事件については関係者は―・んでいる」 **―を尖ら・す**《句》不満に思っている気持ちを表情に出す。 **―を拭・う**《句》●盗み食いをしたあと、口をふいて知らん顔をする。●人に知られないようにある事をして、知らん顔をする。「使い込みをして―・う」 **――を糊・する**《句》やっと暮らしを立てる。まずしく暮らす。 **―を開・く**《句》●だまっていた人が話をしはじめる。しゃべりだす。「重い―・く」●〈「―・けば」の形で〉何か物を言うと必ず。「―・けば人の悪口ばかり言う」 **―を割・る**《句》白状する。「観念して―・る」 **ぐち**【口】《接尾》《「一人」「二人」などの語について》「・・・の暮らし」の意。「二人―」●「あることをする場所」「出入りする所」「・・・し始める所」などの意。「就職―」「非常―」「登山―」 **ぐち**【愚痴】言ってもしかたのないことを、くどくど言ってなげく・こと{ことば}。「―をこぼす」「―を聞かされる」参考{もと、仏教語で、真理を理解する能力がないおろかなことの意から}。 **―つ―ぽ・い**《形》言ってもしかたがないことをくどくど言いがちである。 <414> **くちあい**【口合い】●双方の話がよく合うこと。あいくち。●仲介をする人。●地口。語呂合わせ。 **くち・あけ**【口開け】●封をした口を開くこと。また、開いたばかりである・こと{時}。口切り。●ある物事を行う最初。皮切り。口切り。「―{=店を開いたばかり}なのでサービスします」「―の客」 **くち・あたり**【口当たり】●飲食物を口に入れたときの{舌に感じる}感じ。ロざわり。「―のいい酒」●相手に対する物の言い方や人あしらいの感じ。「―のいい人」類語{人あたり}。 **くちあらそい**【口争い】口げんか。言い争い。 **くち・い**《形》〔俗〕腹がいっぱいである。満腹だ。 **くち‐いれ**【口入れ】《名・自サ》《口だし・仲介{人}の意から》奉公口・金融などの世話をする・こと{人}。周旋。「―屋」 **くち・うつし**【口写し】話し方やその内容が、ほかの人の話にそっくりであること。「評論家の―にすぎない」 **くち・うつし**【口移し】●飲食物をいったん自分のロにふくんでから相手の口に直接移し入れること。「―で水を飲ませる」●容器の口から直接飲むこと。「びんからーで飲む」●ことばだけで直接伝えること。口伝え。「―で秘伝を教える」類語{口授}。{口伝}。 **くち・うら**【口裏・口占】《人の言うことを聞いて吉凶を占う意》相手の思っていることや事情を、察することができるような話しぶり。「――から推察するに・・・」 **――を合わ・せる**《句》あらかじめ相談して、話の内容が食い違わないようにする。「あの仲間はどうもー・せているようだ」 **くち・うるさ・い**【口煩い】《形》わずかなことにも小言を言うようすだ。くちやかましい。「―・く注意する」 **くち・おし・い**【口惜しい】《形》物事が思うとおりにならず残念だ。また、くやしい。〔古風な言い方〕「誠意が通じないのが―・い」 **くち・おも**【口重】《名・形動》●ロのきき方がおそいこと。すらすらとしゃべれないこと。●慎重で軽々しくしゃべらないこと。対{②口軽}。 **くち‐がき**【口書き】●江戸時代、尋問の供述を記したもの。また、罪人の白状書に爪印を押させたもの。●口に筆をくわえて、書画をかくこと。 **くち・かず**【口数】●ふだん、ものを言う回数。ことば数。「ーが多い{=よくしゃべる}人」●人数。頭数。「家族の―が減る」 **くち・がた・い**【口堅い】《形》●言うことが確かである。●秘密などを、やたらに人にしゃべらない。口がかたい。「―・い人だから信用できる」対{口軽い}。 **くち‐がため**【口固め】《名・自サ》●秘密などを、他人にしゃべらないようにすること。口止め。「金を与えてーする」●口頭で約束をすること。「夫婦の―」 **くち・がね**【口金】入れ物の口につける金具。「ビールびんのー」 **くちげんか**【口喧嘩】言い争うこと。口論。 **くち‐ごうしゃ**【口巧者】《名・形動》〔説得したりほめたりする〕言い回しがじょうずな・こと{人}。口じょうず。「―に説き伏せる」「―な人」類語{口達者}。 **くち‐ごたえ**【口答え】《名・自サ》目上の人に逆らい、言い返すこと。口返答。「親に―する」 **くち・コミ**【ロコミ】〔俗〕人の口から口へ伝えられる情報の伝達。「――で売れるようになった商品」参考{一九六〇年台にできた語。「マスコミ」のもじり}。 **くち‐ごも・る**【口籠もる】《自五》●ことばが口の中にこもって、はっきりしない。●話したいと思うことばがすらすら出ない。「返答に困って―・る」 **くち・がる**【口軽】《名・形動》●すらすらとしゃべること。●分別なしに軽々しくしゃべること。「すぐに秘密をもらすーな男」対{①②口重}。 **くち・き**【朽ち木】くさった立ち木。 **くち・きき**【口利き】●勢力があって交渉事がうまい・こと{人}。顔役。「土地の―」●相談・交渉などをまとめるため二者の間をとりもつ・こと{人}。「叔父の―で就職が決まる」類語{仲介}。{斡旋}。{周旋}。 **くち・ぎたな・い**【口汚い】《形》●ものの言い方が乱暴で下品である。「―・くののしる」●食べ物に対していやしい。食い意地がはっている。 **くちきり**【口切り】●はじめて物の口をあけること。口あけ。●その物事をはじめて行うこと。また、物事の最初。「―の仕事」「余興の―は手品だった」●旧暦一〇月ごろに、新茶のつぼの封を切って行う茶会。 **く・ちく**【駆逐】《名・他サ》害になるものなどを、追いはらうこと。「敵艦を―する」 **くち・ぐせ**【口癖】●そう言うのが癖になっている・こと{ことば}。「―になる」類語{決まり文句}。●言い回しの特徴。「師匠のーをまねる」 **くち・ぐち**【ロロ】●あちこちの出入り口。●〈「―に」の形で〉大勢がめいめいに言うようす。「―に不平を言う」 **くち‐ぐるま**【口車】〔相手をだますための〕うまい言い回し。 **―に乗・せる**《句》たくみな言い回しで人をだます。「うっかりー・せられてひどい目にあった」 **――に乗・る**《句》たくみな言い回しにだまされる。 **くち‐さがない**【口さがない】《形》批評やうわさをするようすが、無遠慮でつつしみがないようすだ。「世間は―・い」 **くち・さき**【口先】●ロの先。「―でくわえる」●口で言うことば。特に、真心のこもらないうわべだけのことば。「―だけの約束」 **くち‐ざみし・い**【口寂しい】《形》食べたり口に入れたりするものが欲しい感じである。口さびしい。 **くち・ざわり**【口触り】「くちあたり」に同じ。 **くち‐しのぎ**【口凌ぎ】●食べ物を少し食べて、空腹を一時がまんすること。また、一時しのぎの食べ物。「―にお菓子をつまむ」●どうにか生活してゆくこと。一時しのぎの暮らし。「当座のー」 **くち‐じゃみせん**【口三味線】●〔「チントンシャン」など〕ロで三味線の音色や高低をわけて言うこと。「―に合わせて歌う」●口先で相手をだますこと。口車。「――に乗せる」=口三味線。 **くちじょうず**【口上手】《名・形動》〔説得したりほめたりする〕言い方がうまい・こと{人}。口巧者。「―にだまされる」類語{口達者}。対{口べた}。 **くちーずから**【ロずから】《副》直接自分の口またはことばを使ってするようす。自分の口から。「―極意を伝授する」 **くち‐すぎ**【口過ぎ】毎日暮らして行くこと。口過ごし。「これではーがやっとだ」類語{生計}。{暮らし}。 **くちーずさ・む**【口遊む・口吟む】《他五》〔詩・歌などを〕心にうかぶまま軽く声に出す。 **くち‐すす・ぐ**【嗽ぐ・漱ぐ】《自五》〔文〕口の中を洗い清める。口をすすぐ。うがいをする。 <415> **くち‐ずっぱく**【口酸っぱく】《副》同じ忠告・注意などを何度も言うようす。口をすっぱくして。ことばをつくして。「自動車に気をつけるよう―言う」 **くち-ぞえ**【口添え】《名・他サ》〔交渉・依頼などをしている時に〕そばからことばをそえて、うまくいくようにとりなすこと。「叔父の―で許可がおりた」 **くち・だし**【口出し】《名・他サ》他人の話に横から口をさしはさむこと。「余計なーはするな」類語{さしで口}。 **くち・だっしゃ**【口達者】《名・形動》●口先のうまい・こと{人}。「ーで人を丸めこむ」類語{口じょうず}。{口巧者}。●よくしゃべる・こと{人}。 **くち・ぢゃ**【口茶】一、二度煎じ出した茶を捨てずに新しい茶を加えること。また、その加えた茶。 **くち・つき**【口付き】●口・口もとの形。「――が母親にそっくりだ」●話しているときのことばの感じ。また、ものの言い方。「不満そうな―」[表記]①②は「口つき」と書くことが多い。 **くちづけ**【口付け】《名・自サ》〔愛情・敬意などを表すため〕自分のくちびるで相手のくちびる・肌などにふれること。接吻。キス。[表記]「接吻」とも当てる。 **くちづたえ**【口伝え】人から人へ口で直接語り伝えること。くちづて。●直接、口で教え授けること。「奥義を―に授ける」類語{口授}。{口伝}。 **くち・づて**【ロ伝】〔用件などを文書に書かず〕人の口から口へ伝えること。口伝え。「様子を―に聞く」 **くち・どめ**【口止め】《名・他サ》ある物事を他人に言うことを禁じること。また、そのために与える金品。「他言しないように――する」「――料」類語{箝口}。 **くち・とり**【口取り】●牛・馬の口につないだひもを取って引いて歩く職業{の人}。●「口取り肴」の略。かまぼこ・きんとん・だて巻きその他季節感のある品を皿に盛り合わせたもの。●「くちとり菓子」の略。茶会で、茶を出す前に器に盛って出す菓子。 **くち・なおし**【口直し】ある物を飲食した後、別の物を飲食して口の中をさっぱりさせること。また、その飲食物。〔新たに出した飲食物をすすめるときの挨拶にも使う〕「おーにお一つどうぞ」参考{嫌なことの気分を変えたりするなど、飲食以外にも用いることがある}。「つまらない芝居の―に落語を聞く」 **くち・なし**【梔子・山梔子】アカネ科の常緑低木。夏、白くて香りの強い花をつける。果実は、秋、黄色に熟し、染料・薬などに用いる。 **くち・なめずり**【口舐めずり】《名・自サ》舌でくちびるのあたりをなめること。舌なめずり。 **くち・ならし**【口慣らし・口馴らし】●食べつけない物の味に、舌をなれさせること。●すらすら話せるように口をなれさせること。「―に早口ことばを言う」 **くち・な・れる**【口慣れる・口馴れる】《自下一》●言いなれる。口ぐせになる。②〔何度か食べて〕味が自分の舌になれる。食べつけて味がわかるようになる。 **くち・なわ**【蛇】」「ヘビ」の古称。 **くち・の・は**【口の端】ことばのはし。また、うわさ。 **――に上・る**《句》うわさの種になる。評判にされる。口の端に掛かる。 **くちば**【朽ち葉】●〔落ちて〕くさった木の葉。●「朽葉色」の略。赤みをおびた黄色。 **くちばし**【嘴・喙】鳥の口器。上下のあごがのびて、角質のさやをかぶったもの。嘴。 **―が黄色・い**《句》年が若く、経験が浅いことを見下して言うことば。未熟である。 **――を容・れる**《句》自分とは関係のないことに干渉する。ことばをはさむ。口出しする。くちばしをはさむ。「第三者が―・れることではない」 **――を挟・む**《句》「くちばしを容れる」に同じ。 **くちばし・る**【口走る】《他五》よけいなこと、心にもないことなどをうっかりしゃべる。無意識に言う。「あらぬことを―・る」 **くち・はっちょう**【口八丁】弁舌がたくみな・こと{人}。 **―てはっちょう**【―手八丁】しゃべることも腕前も達者な・こと{人}。口も八丁手も八丁。 **くち・は・てる**【朽ち果てる】《自下一》●すっかりくさってしまう。「住む人もなく―・てた家」●世に知られないままで死ぬ。また、物事が世に知られずに終わる。「都会の一隅で―・てる」 **くちはばった・い**【口幅ったい】《形》ことばや言いぐさが身分不相応で生意気だ。幅ったい。「―・いことを言う」 **くち・び**【口火】●爆薬に点火するための火。また、ガス器具などで、すぐに火を移すために常に点火しておく小さな火。●ある物事の起こるきっかけ・動機。 **―を切・る**《句》物事を最初に始めて、きっかけをつくる。「反対運動の―・る」 **くち・ひげ**【口髭】鼻の下にはやしたひげ。 **くちびょうし**【口拍子】ロで拍子をとること。また、その拍子。「―をとる」 **くちびる**【唇】{「口縁」の意}上下から口をかこむ器官。飲食・発音を助ける。口唇。[句]「もの言えば―寒し秋の風」 **―を噛・む**《句》くやしさをがまんする。 **―を尖ら・す**《句》不満そうな顔つきをする。また、不平そうにものを言う。 **――を盗・む**《句》相手の気持ちにかかわりなくキスをする。 **くちふうじ**【口封じ】《名・他サ》秘密などを口外されないようにする・こと{手段}。類語{口止め}。{口ふさぎ}。 **くちぶえ**【口笛】くちびるをすぼめて息をふき出し、笛のように音をたてること。また、その音。「―をふく」 **くちふさぎ**【口塞ぎ】●口をふさぐ・こと{もの}。特に、口止め。「―のわいろ」●「おー」の形で〉客に出す料理・菓子などの謙遜した言い方。お口よごし。 **くちぶちょうほう**【口不調法】《名・形動》「口べた」に同じ。「―で損をする」 **くち‐ぶり**【口振り】●ものを言うときのようす。「えらそうなー」●話し方のようす。ことばつき。「出席してもよいというーだった」類語{口吻}。 **くち・べた**【口下手】《名・形動》〔思っていることを〕口で言い表すのがへたな・こと{人}。話しべた。口不調法。「生来の―」対{口じょうず}。 **くち・べに**【口紅】化粧品の一つ。くちびるにぬる紅。ルージュ。類語{リップスティック}。 **くち‐べらし**【口減らし】《名・自サ》〔家計を楽にするため〕家族の人数をへらすこと。「―に、子供を奉公に出す」 <416> **くちへん**【口偏】漢字の部首「口」の称。 **くち・まえ**【口前】話しぶり。言い回し。 **くち・まかせ**【口任せ】口から出まかせに言うこと。 **くち・まね**【口真似】他人の声やことば・言い回しなどをまねること。 **くち・まめ**【口忠実】《名・形動》よくしゃべる・こと{人}。「―な子供」 **くち・もと**【口元・口許】●口のあたり{のようす}。「―に笑みを浮かべる」●出入り口のあたり。 **くち‐やかまし・い**【口喧しい】《形》●よくしゃべってうるさい感じだ。●こまかいことにまでいろいろ注文をつけるようすだ。口うるさい。「―・い上司」 **くち・やくそく**【口約束】《名・他サ》〔文書をとりかわさず〕ことばだけでする約束。口約。 **くちゃーくちゃや**■《副》(「―と」の形も)口の中で音をたててものをかむようす。また、その音の形容。くしゃくしゃ。「ガムをーかむ」■《形動》紙・布などがもまれてしわだらけになるようす。しわくちゃ。 **ぐちゃぐちゃ**《形動》●水分をふくんで形のくずれたようす。「雨で道が―ーだ」●整っているものがくずれて、めちゃくちゃになるようす。「列がーになる」 **ぐちゃり**《副》《「―と」の形も》やわらかくて水分の多いものがつぶれるようす。また、その音の形容。「卵が―とつぶれる」 **く・ちゅう**【苦衷】苦しい立場。苦しい胸のうち。「—を述べる」「―を察する」 **く・ちゅう**【駆虫】《名・自サ》〔薬品などを使って〕害虫や寄生虫を取りのぞくこと。「―剤」 **クチュリエ** 高級衣装店の男性デザイナー{総責任者}。参考{女性はクチュリエールという}。{couturier} **く・ちょう**【口調】●ことばに出したときの調子。「―のいい一節」「なめらかなーで話す」類語{語調}。●話すときの特徴。「演説―」「かしこまったー」 **ぐちょく**【愚直】《名・形動》〔文〕極端に正直でその場に応じた対応がとれないこと。ばか正直。「―な男」 **くち・よごし**【口汚し】《口をよごす程度の意から》●飲食物の量が少なく物足りないこと。「これではーにしかならない」●〈「おー」の形で〉客に出す飲食物を謙遜して言う語。お口ふさぎ。 **くち‐よせ**【口寄せ】死者の霊を招き、そのことばを自分の口から人に伝える・こと{巫女}。いちこ。 **く・ちる**【朽ちる】《自上一》●木・草・木材などが、くさって役に立たなくなる。「―・ちかけた橋」●世の中にみとめられないまま終わる。「田舎でー・ちる」●名声などが、おとろえほろびる。「―・ちることのない名を残す」文{く・つ}《上二》。 **ぐち・る**【愚痴る】《他五》〔俗〕ぐちを言う。文《四》。 **ぐ・ちん**【具陳】《名・他サ》〔文〕意見などをくわしく述べること。「状況を―する」類語{詳述}。 **くつ**【窟】《接尾》「穴ぐらのような所」「ある種の{よくない}ものが集まる場所」の意。「アヘンー」 **くつ**【靴・沓】履き物の一種。革・ゴム・ビニール・布などで作り、その中に足を入れてはく。参考{「一足・・・」と数える}。 **くーつう**【苦痛】肉体・精神に感じる痛みや苦しみ。 **ぐ・づう**【弘通】《名・自他サ》→ぐずう{弘通}。 **クッカー** なべなどの、調理器具。{cooker} **くつがえ・す**【覆す】《他五》●ひっくり返す。裏返す。また、関係を逆にする。「予想を―・す判決」「劣勢を―・して優勝する」●〔政権・国などを〕うちたおす。ほろぼす。●〔今まで続いてきたこと、認められてきたことなどを〕根本からすっかり改める。変革する。「定説を―・す」文《四》。 **くつがえ・る**【覆る】《自五》●ひっくり返る。裏返る。また、関係が逆になる。「最終戦で順位が―・る」[句]「前車の―・るは後車の戒め」●〔政権・国などが〕たおれる。ほろぼす。「クーデターにより政権が―・った」●〔それまでのことが〕根本からすっかり改まる。革新される。「常識が―・る」「判決が―・る」文《四》。 **クッキー** ●小麦粉・バター・卵・砂糖を主材料として焼いた洋菓子。脂肪分が多い。●ホームページのサーバーが、アクセスしてきたコンピューターを識別するための記録。{cookie} **くっきょう**【究竟】{「くきょう{究竟}」の変化した語}■《副・自サ》〔文〕つまるところ。結局。畢竟。究竟。■《名・形動》●きわめて都合のよいこと。「―の機会をのがす」●きわめて力が強く、すぐれていること。屈強。 **くっきょう**【屈強】《形動》体力がすぐれていて力の強いようす。究竟。「――な若者」 **くつ‐きょく**【屈曲】《名・自サ》〔長いものが〕折れ曲がること。「―して流れる川」類語{屈折}。 **くっきり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》物の形や輪郭線がはっきりしていて、きわだってあざやかなようす。「日本アルプスがーと見える」 **クッキング** 料理。また、料理法。{cooking} **くつ‐くつ**《副》《「ーと」の形も》物がにえる音の形容。ぐつぐつ。「豆をーにる」 **くっ‐くつ**《副》《「ーと」の形も》こらえきれずに、息をつめて笑うようす。 **ぐつぐつ**《副》《「――と」の形も》物がにえ立つようす。また、そのときの音の形容。類語{くたくた}。 **くっ・さく**【掘削・掘鑿】《名・他サ》〔機械で〕岩・土などをほり、穴をあけること。また、岩石・土砂などをほりとること。「運河の―」 **くっし**【屈指】多くの中から特に指を折って数え上げられるほどすぐれていること。指折り。「―の強打者」 **くつした**【靴下】足にはく、洋風の衣料。「絹のー」 **くつ・じゅう**【屈従】《名・自サ》自分の意志に反して従うこと。「涙をのんでーする」類語{屈服}。 **くつ‐じょく**【屈辱】〔権力・勢力などで〕おさえつけられて受ける恥。はずかしめ。[コロ]「―を受ける」類語{恥辱}。{汚辱}。 **―かん**【―感】相手に屈してはずかしめを受けたという感じ。 **―てき**【―的】《形動》相手に屈してはずかしめを受けるようなようす。「―な出来事」 **ぐっしょり**《副》《「―と」の形も》ひどくぬれるようす。びっしょり。「ー{と}汗をかく」 **クッション** ●羽毛やスポンジなどを入れてつくった洋風の座布団。●椅子などで、座ったときの固さをやわらげるために、弾力性を持たせた部分。また、その弾力性。「―のきいたソファー」●間にあって緩衝の役目をするもの。[句]「ワンーを置く{=滑らかに事が運ぶように、直接的方法をさけて間に一段階を設ける}」●玉つき台の内側にあるゴム製のへり。{cushion} **くっしん**【屈伸】《名・自他サ》かがむことと、のびること。また、かがめることと、のばすこと。のびちぢみ。 <417> 「ひざをーさせる」「―運動」類語{伸縮}。 **くっしん**【掘進】《名・自サ》〔文〕〔機械で〕土砂・岩石・石炭などをほり進むこと。 **グッズ** 商品。品物。「スキーー」「防災ー」{goods} **くつ‐ずみ**【靴墨】〔革ぐつにぬって〕革を保護したり、つやを出したりするためのクリーム。くつクリーム。 **ぐっすり**《副》《「―と」の形も》深く寝入るようす。熟睡するようす。[コロ]「―ねむる」 **くっする**【屈する】《自他サ変》〔文〕●曲がる。また、曲げる。「体を―・する」●くじく。また、くじける。元気をなくす。「失敗にも―・しない」●負けて服従する。また、勝って服従させる。「強敵に―・する」「誘惑に―・する」[コロ]「膝を―・する」 **くつ‐ずれ**【靴擦れ】〔足にあわないため〕くつと足の皮膚とがすれあうこと。また、そうしてできた傷。 **くっ・せい**【屈性】植物の一部が外部からの刺激によって一定の方向に曲がること。 **くっ・せつ**【屈折】《名・自サ》●折れ曲がること。「―した長い道」●本来あるべき状態がゆがめられること。「―した感情」●〔理〕光・音などの波が、ある媒質から他の媒質にはいるとき、その境界面で進路がかわる現象。 **―かく**【―角】〔理〕光線がある媒質から他の媒質に進むとき、その屈折した光線が境界面の垂線となす角。参考{媒質によって異なる}。 **―ご**【―語】言語の形態上の類型の一つ。単語の語形変化{=活用}によって、文法上の関係を示す言語。サンスクリット語・ペルシャ語・ラテン語など。参考{膠着語}・{孤立語}・{抱合語}。 **―りつ**【―率】〔理〕光線が屈折するときの、屈折の割合。入射角と屈折角の比。 **くっ・たく**【屈託・屈托】《名・自サ》●気にかけてくよくよすること。「悩みをうちあけられず、―する」●つかれてあきること。「顔に―の色が表れる」 **―な・い**【―無い】《形》こだわりや心配事がなく晴れやかだ。「―・く笑う」〔「―のない」の形でも用いる〕 **ぐったり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》弱って力がなくなるようす。「つかれてーと横になる」 **くっ・つ・く**《自五》●〔すき間をあけず〕ぴったりと接する。密着する。接合する。「傷口が―・く」●小さいものが大きなものに付着する。「岩に貝が―・く」●ふれる。「ヤナギの枝先が地面に―・く」●身を寄せる。そばにつき従う。「母に―・いて買い物に行く」●〔俗〕男女が親密な関係になる。「仲人もなく―・いた仲」 **くっ・つ・ける**《他下一》〔すき間をあけず〕ぴったりと接するようにする。密着させる。接合させる。「接着剤で―・ける」●小さいものを大きいものに付着させる。添付する。「かばんに名札を―・ける」●ふれさせる。「両手を地面に―・ける」●〔一方の勢力の中へ〕引き入れる。味方にする。「政界の大物を味方に―・ける」●〔俗〕男女を親しくさせ、結びつける。「二人を―・ける」 **くって・かか・る**【食って掛かる】《自五》激しい口調・態度で相手に向かってゆく。「親に―・る」 **ぐっと**《副》●ある物事を力を入れてするようす。「―痛みをこらえる」●それまでとはひどく異なるようす。ぐんと。「輸入品が―安くなる」●〔感動したり困ったりして〕ことばや息がつまるようす。「胸にーくる」 **グッド**■《感》その物事を「よし!」と感じたときに発する語。類語{ナイス}。■《造語》「良い」「優れた」などの意を表す。「ータイミング」「―アイディア」{good} **―デザイン・マーク** 日本産業デザイン振興会が優秀なデザインと認定した商品に付ける証書。Gマーク。{good design mark} **グッド・バイ**《感》さようなら。グッバイ。{good-bye} **くつ・ぬぎ**【沓脱ぎ】●玄関・縁側などのあがり口にある、履き物をぬぐ所。●くつぬぎに置く石。くつぬぎ石。 **クッパ** 朝鮮料理で、ご飯に具や薬味をのせて肉汁をかけたもの。{朝鮮 kukpap} **グッピー** カダヤシ科の淡水魚。小形で、雄は色あざやか。卵胎生。{guppy} **くつ‐ぷく**【屈服・屈伏】《名・自サ》〔相手の勢いなどに〕負けて服従すること。「権力にーする」類語{屈従}。 **くつ・べら**【靴篦】くつをはくとき、はきやすくするために、かかとにあてるへら。 **くつ‐みがき**【靴磨き】くつをみがくこと。また、それを職業とする人。 **くつめ・らくがみ**【苦爪楽髪】苦労しているときはつめが早くのび、安楽なときは髪が早くのびるということ。楽髪苦爪。参考{「苦髪楽爪」の考え方もある}。 **くつろ・ぐ**【寛ぐ】《自五》●身も心も楽になるようにする。また、体を休めて、ゆったりした気分になる。「家族と―・ぐ」●姿勢をくずしたり衣服をゆるめたりして、楽にする。「あぐらを組んでー・ぐ」文《四》。 **くつろげる**【寛げる】■《他下一》姿勢をくずしたり、衣服などをゆるめたりして、楽にする。「襟元を―・げる」文{くつろ・ぐ}《下二》。■《自下一》《「寛ぐ」の可能形》ゆったりできる。「客が―・げる場所」 **くつわ**【轡】{「ロの輪」の意}手綱をつけるため、馬の口にかませてとりつける金具。くつばみ。 **――をかま・す**《句》わいろをおくって口止めをする。くつわをはめる。 **―を並・べる**《句》●馬の頭を並べて進む。●多くの人がそろって同じことをする。「―・べて勝ち進む」 **くつわ‐がた**【轡形】円の中に十の字をおいた形。 **くつわ・むし**【轡虫】キリギリス科の昆虫。体は緑色または枯れ葉色。秋に「ガチャガチャ」と鳴く。俗に「ガチャガチャ」ともいう。 **ぐ・てい**【愚弟】《「私のおろかな弟」の意》自分の弟を謙遜して言う語。対{愚兄}。{賢弟}。 **く・てん**【句点】日本語の文章の終わりにつける点。まる。「。」 **―を打・つ**《句》物事に区切りをつける。 **く・でん**【口伝】《名・他サ》秘伝を口だけで教え授ける・こと{もの}。また、その教えを記した書物。「師から―を受ける」類語{口授}。 **ぐでんぐでん**《形動》ひどく酒によって正体をなくしたようす。「―ーによっぱらう」 **くど**【竈】●かまどの後ろにある煙を出す口。●かまど。へっつい。 **くど・い**【諄い】《形》●何度もくり返して言って、わずらわしく感じられるようすだ。「話が―・い」「描写が―・い」●物の味や色などが濃厚でくせがある。「―・い味」=しつこい。文{くど・し}《ク》。 **く・とう**【句読】●文章の句点・読点で区切った部分。また、文章の区切り方、読み取り方。「ーを切る」●「句読点」の略。 **―てん**【―点】文章を読みやすくするために打つ符号。句点「。」と読点「、」。 **く・とう**【苦闘】《名・自サ》苦しみにたえて・戦う{努力する}こと。[四字]「悪戦――」類語{苦戦}。 <418> **くとう**【駆動】《名・他サ》エンジンの動力を車に伝えて動かすこと。「前輪―」「四輪―車」 **ぐ・とう**【愚答】おろかな答え。対{愚問}。 **ぐーどう**【求道】〔仏〕仏の教えを得ようと願い、求めること。求法。「―者」参考{きゅうどう{求道}}。 **―しゃ**【―者】●仏の教えを得ようと願い、求める人。●悟りの境地や真理を求めて修行する人。 **くどき**【口説き】●くどくこと。また、そのことば。●〔謡曲・浄瑠璃などで、めんめんと心中の思いを述べる部分。また、その文句。さわり。 **くどき・おと・す**【口説き落とす】《他五》〔承知しない相手を〕めんめんと説いて納得させる。 **く・どく**【功徳】●幸福をもたらすもとになる、道徳的・宗教的なよい行い。善行。「―を積む」「―をほどこす」●神仏のご利益。「法華経の―」●ある物事によって得られるよい結果。「正直の一途で信用を得る」 **くど・く**【口説く】■《自五》同じことを何度もうるさく言う。くどくどと、ぐちを言う。「不漁に続きだと―・く」文《四》。■《他五》自分の思いどおりにしようとしていろいろに言う。特に、愛情を受け入れるようにせまる。言い寄る。「女性を―・く」文《四》。 **ぐ・とく**【愚禿】《代名》〔文〕僧が自分を謙遜して言う語。愚僧。類語{拙僧}。 **くどくど**【諄諄】《副》《「――と」の形も》同じことを何度もしつこく言うようす。「―と愚痴を言う」 **―し・い**《形》いかにもくどいようすだ。「―・く弁解する」 **ぐ・どん**【愚鈍】《名・形動》頭が悪く、行動もにぶくて間がぬけていること。魯鈍。類語{愚昧}。 **くない・ちょう**【宮内庁】内閣府の行政機関の一つ。皇室に関することや天皇の国事行為に関する事務などを処理する役所。 **くな‐くな**《副》《「ーと」の形も)●しなやかにたわむようす。●急に力がぬけるようす。「―としゃがみこむ」 **く・なん**【苦難】苦しみと難儀。「―の人生」 **くに**【国】●一定の土地・人々を有し、他と異なる統治上の組織をもっている政治的共同体。国家。「―を治める」[表記]は「邦」とも書く。●昔{江戸時代まで}の日本の行政区画の一つ。「武蔵―」●昔、都または中央政府の所在地以外に置かれた任地。任国。●自分の生まれ育った土地。郷里。故郷。ふるさと。「―から母が上京する」[コロ]「―に帰る」[表記]④は「郷里」「故郷」などとも当てる。 **―破れて山河在り**《句》国は戦乱によってほろびたが、自然の山河は昔と変わらぬ姿で存在している。{「国破れて山河在り、城春にして草木深し」〈杜甫・春望〉から}。 **くにいり**【国入り】《名・自サ》●昔、領主が自分の領地に行くこと。●「おー」の形で〉身分の高い人や有名な人が、故郷に行くこと。「大臣のおー」 **くに・おもて**【国表】大名などの領国。国もと。対{江戸表}。{京表}。 **くに‐がまえ**【国構え】漢字の部首「口」の称。 **くに・がら**【国柄】●ある国家が成立するときの状態。国体。「社会主義の―」●〈多く「おー」の形で〉その土地の特色。「陽気な―」類語{国民性}。 **くに‐きょう**【国境】●もと日本国内で分かれていた、国と国との境界。また、今の県境。「―の川」②ある国家と他の国家との境界。国境。 **くにこ**【国言葉】〈多く「おー」の形で〉その地方特有のことば。方言。さとことば。類語{くになまり}。 **くに‐ざむらい**【国侍】●江戸時代、大名の家来で地方の領地に住む侍。●地方の侍。田舎侍。 **くにつ**【国つ神】《「つ」は上代の助詞で、「の」の意》〔文〕●国土を守護する神。地神。対{天つ神}。●天孫降臨以前から、この国土をおさめた神。国神。 **くにーづくし**【国尽くし】昔、日本の国を構成していた六六国の名を列挙したもの。また、その国名をよみこんだ調子のよい文。 **くに‐づめ**【国詰め】江戸時代、大名が自分の領地にいてその土地を統治すること。また、家臣が主君の領地にいて勤めること。対{江戸詰}。 **くに・なまり**【国訛り】〈多く「おー」の形で〉その地方特有のなまり。方言。「おーが出る」類語{くにことば}。 **くに・の・みやつこ**【国造】大和時代、世襲で地方官の地位についていた豪族。 **くに・はら**【国原】〔文〕広々とした国土。国原。 **くに‐ひき**【国引き】八束水臣津野命が、国がせまいのを補うため、海のかなたの土地に綱をかけて引き寄せ、出雲に結びつけたという伝説。国引き伝説。 **くに・びと**【国人】〔文〕●国民。人民。●その地方に住んでいる人。土着民。 **くに・ぶり**【国振り・国風】●〈多く「おー」の形で〉その国特有の風俗・習慣。●各地方の風俗歌・民謡。 **くに・もち**【国持ち】室町・江戸時代、大名が一国以上の領土をもっていること。また、その大名。 **くにもと**【国元・国許】●大名の領国。国表。「お供をして――へ帰る」●故郷。「―からの便り」 **ぐにゃぐにゃ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》●やわらかくて、曲がったり変形したりしやすいようす。「―と曲がる針金」●力がなく、手ごたえや張りのないようす。「―した体」 **ぐにゃり**《副》《「―と」の形でも使う》力がぬけたようす。また、やわらかくて、手ごたえのないようす。「罠にかかったウサギがーとして動かない」 **くぬぎ**【櫟・橡・椚】ブナ科の落葉高木。樹皮には不規則な縦の裂け目がある。秋にまるいどんぐり{実}ができる。材は良質の木炭になる。 **くねくね**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●曲がりくねっているようす。「道がーと続く」類語{うねうね}。●女性が気取って、品をつくるようす。また、男性の動作が女性的で、しまりのないようす。 **くーねつ**【苦熱】くるしい暑さ。類語{焦熱}。{酷暑}。 **くね・る**《自五》〔長いものが〕ゆるやかに何度も折れ曲がる。「幾重にも曲がり―・る山道」文《四》。 **くねんぼ**【九年母】ミカン科の常緑低木。原産地はインドシナ。初夏、香りのある白い花をつける。果実は秋に黄色く熟し、香りと甘みをもつ。食用。 <419> くーのう【苦悩】《名・自サ》苦しみなやむこと。また、その苦しみ・悩み。「―の色」[類語]懊惱。煩悶。 ぐーの‐こっちょう【愚の骨頂】《連語》きわめておろかなこと。 く・はい【苦杯・苦、盃】 〔文〕(「にがい飲み物を入れたさかずき」の意から)不快なつらい経験。にがい経験。――を喫・する《句》「苦杯をなめる」に同じ。――を嘗{な}・める《句》にがい経験をする。苦杯を喫する。苦汁をなめる。 ぐ・はつ【俱発】《名・自サ》〔物事が〕一時に発生すること。一時に表面化すること。 くば・る【配る】 《他五》〔物をそれぞれの人や場所に〕割り当ててわたす。分けてわたす。配分する。「新聞を―・る」[類語](計)配付。配布。配給。●〔心・注意などを〕行きわたらせる。行き届くようにする。[句]「気を―・る」[句]「目を―・る」●それぞれをふさわしい所に置く。配置する。「庭に石を―・る」[文]《四》。 ぐはん・しょうねん【『虞犯少年】〔法〕日常の言動やその性格・環境などから判断して、将来、法にふれる行為をするおそれのある未成年者。 く・ひ【句碑】俳句をほりつけた石碑。 くび【首頸】●●頭と胴とをつなぐ、やや細くくびれた部分。頸部{けいぶ}。「―にマフラーを巻く」「―をしめる」[類語]首っ玉。●物の、くび①②の形のように細くくびれた部分。「とっくりのー」●衣服のくびに当たる部分。「セーターのー」●●体のくびより上の部分。頭。また、それに似たもの。「窓から―を出す」●命。また、命にかかわるほど大切なもの。「―を懸けてもよい(=強く請け合うときのことば)」「もし間違っていたらーをやろう(=同上)」●免職。解雇。馘首{かくしゅ}。「不正を働いた社員は――だ」●漢字の部首「首」の称。表記は元来「頸」と書くが、今では、ふつう「首」と書く。②は「首」と書く。特に②のは「馘首」とも当てる。③はふつう、ひらがなで書く。―が回ら・ない《句》借金が多くてやりくりがつかない。――に・する《句》免職にする。解雇する。――にな・る《句》免職される。解雇される。―を傾・げる《句》変だと考える。不審に思う。――を切・る《句》●打ち首にする。「盗賊の―・る」●免職・解雇する。馘首くする。―を竦{すく}める《句》首を縮める。怯えたり驚いたりして、首を縮める。――を挿げ替・える《句》重要な役職についている人を改め変える。人事の更迭{こうてつ}をする。――を縦に振・る《句》承知する。賛成する。――を突っ込・む《句》ある事に(興味をもって)関係したり、それに深入りしたりする。「もめ事に―・む」―を長く・する《句》今か今かと待ちわびる。―を捻{ひね}る《句》疑問に思って考え込む。――を横に振・る《句》承知しない。賛成しない。 ぐーび【具備】《名・自他サ》〔必要なものを〕じゅうぶんにそなえること。じゅうぶんにそなわること。「条件をーする」[類語]完備。具有。 くび・おけ【首、桶】討ちとった首を入れたおけ。 くび・かざり【首飾り・”頸飾り】宝石・貴金属などをつないで首にかける装身具。ネックレス。 くび・かせ【首、枷頸、枷】●昔、罪人の首にはめて、自由に動き回れないようにした刑具。●自由をうばうもの。自由な行動を束縛するもの。ほだし。[例]「子は三界の―」[類語]①②足枷。手枷。 くび・がり【首狩り】未開社会で、宗教的儀式を行うために、他部族の人間の首を切ること。 くびき【頸木・軛】●馬車や牛車のながえの先につく横木。牛馬の首にあてて車を引かせる。[参考]牛車(図)。●思考・行動の自由を束縛するもの。[コロ]「伝統の―を断つ」―を争・う《句》互いに張り合って勝ちを争う。 くび・くくり【首、縊り】首をくくって死ぬこと。・た、首をくくって死んだ人。首つり。縊死{いし}。 くび・じっけん【首実検】《名・自サ》●昔、戦場で討ち取った敵の首の真偽を検査したこと。●実際にて、本人かどうか確かめること。「犯人のーをする」蔵「首実験」は誤り。 ぐびじん・そう【『虞美人草】「ヒナゲシ」の別称。「[参考]「虞美人」は、中国の武将項羽{こうう}の愛人の名で、代表的な美人といわれる。 くびす【、踵】 〔文〕→きびす。 くび・すじ【首筋・頸筋】料、首の後ろの部分。えりくび。うなじ。「―のきれいな人」「―をつかむ」 くび‐ったけ【首っ丈】《名・形動》《「くびだけ」の転)〔俗〕ある相手にほれこんで、ひどく夢中になること。[コロ]「ーになる」電源もと、足から首までの高さの意。首まで深くはまる意から。表記ふつう、「首ったけ」と書く。 くび・っ・たま【首っ玉頸っ玉】〔俗]くび。 くびっぴき【首っ引き】 《「くびひき」の転)つねに、あるものを参照して物事を行うこと。「辞書と―で書く」 くび・つり【首、吊り】●《名・自サ》首をくくって死ぬこと。首くくり。縊死{いし}。●[俗]既製服。つるし。 くび・なげ【首投げ】相撲の技の一つ。相手の首に腕を巻きつけ投げたおす技。 くび・ねっこ【首根っ子頸根っ子】首の後ろの部分。首根。[コロ]「にげないようにーをおさえる」 くび・ひき【首引き】向かいあった二人が、輪にしたひもを互いに首にかけ、引き合う遊び。 くびまき【首巻き・頸巻き】「えりまき」に同じ。 **\*くび・る【『括る】** 《他五》〔ひもなどで〕くくってしめる。しばる。くくる。「荷物を―・る」[文]《四》。 **\*くび・る【縊る】** 《他五》首をしめて殺す。[図]《四》。 **くびれ【『括れ】** 中ほどが細くなっていること。また、その部分。「ウエストの―」 **\*くび・れる【『括れる】** 《自下一》物の一部分が・くくられて(くくられたように)細くなる。「胴が―・れる」[図]くび・る《下二》 **\*くび・れる【縊れる】** 《自下一》首をくくって死ぬ。[図]くび・る《下二》。 **ぐびぐび** 《副》(「―と」の形も)〔酒などを〕のどを鳴らして飲むようす。「――と酒をあおる」[類語]ぐいぐい <420> **くび・わ**【首輪・頸輪】●首飾り。ネックレス。●犬や猫などの首につける輪。 **ぐーぶ**【供奉】《名・自サ》〔文〕〔天皇・上皇など高貴な人の〕お供の行列に加わる・こと{人}。 **くふう**【工夫】●《名・他サ》あれこれと手段や方法を考え、試みること。また、その考えた手段・方法。[コロ]「―をこらす」[四字]「創意―」●《名・自サ》[仏]精神の修養に心を用いること。 **く・ふう**【句風】俳句の作風。俳風。類語{歌風}。 **ぐふう**【颶風】〔文〕激しく強くふく風。 **くぶ・くりん**【九分九厘】《「十歩に一厘足りない程度」の意から》ほぼまちがいないこと。確実であること。〔副詞的にも使う〕「成功は―まちがいない」類語{十中八九}。 **ぐぶつ**【愚物】〔文〕おろかな人。おろか者。 **くぶ・どおり**【九分通り】《副》《「十のうち九まで」の意から》ほとんど。おおかた。「―仕上がった作品」 **くぶん**【区分】《名・他サ》〔大きなものを〕くぎって分けること。「土地を―する」●〔ごちゃごちゃになっているものを〕ある性質・種類などによって分けること。分類。「資料をテーマによってーする」類語{区別}。 **く・べつ**【区別】《名・他サ》あるものと他のものとのちがい。差異。また、そのちがいによって分けること。「事実と意見をーする」[コロ]「ーがつかない」類語{差別}。{類別}。{区分}。 > **類義語の使い分け** **「区別・区分」** > [区別・区分]土地の境界線を区別{区分}する > [区別]事のよしあしの区別がつかない困った人/男女の区別なく応募できます > [区分]業務を区分して担当する/建物の区分所有 **く・べる**【焼べる】《他下一》もやすために火の中に入れる。「暖炉に薪を―・べる」文{く・ぶ}《下二》 **くぼ**【凹・窪】くぼんだ所。くぼみ。「道の―」 **く‐ほう**【句法】詩・俳句などの、語句の用い方。 **く・ぼう**【公方】〔文〕●朝廷。また、おおやけ。●幕府・将軍{の敬称}。「―様」 **ぐ・ほう**【弘法】《名・自サ》仏法を世に広めること。 **くぼ・ち**【凹地・窪地】周囲より低くなっている土地。くぼんでいる土地。「―に水がたまる」 **くぼま・る**【凹まる・窪まる】《自五》くぼんだ状態になる。へこむ。「―・った土地」文《四》。 **くぼ・む**【凹む・窪む】《自五》落ちこんで、周囲より低くなる。「目が―・む」文《四》。 **くま**【熊】《名》クマ科の動物の総称。体は大きく、全身が毛でおおわれる。日本には、ヒグマ・ツキノワグマの二種が分布。胆嚢は「熊の胆」といい、健胃薬にする。■《接頭》「強い」「大きい」などの意。「――ぜみ」 **くま**【隈】●曲がって入り込んだり、奥まってかくれたりした所。もののすみ。片隅。[連]「残る―なくさがす」●物陰になって暗い所。「机の――になった所」●光と陰とが、また、濃い色と淡い色とが接する所。また、陰。色の濃い部分。●つかれたときなどに目のまわりにできる、黒ずんだ部分。「目の縁に―ができる」●{心の}秘密。秘めた思い。「心の―」→隈取り。 **くーまい**【供米】神仏にそなえる米。類語{饌米}。[注意]「きょうまい」と読めば別語。 **ぐ・まい**【愚妹】{「私のおろかな妹」の意}自分の妹を謙遜して言う語。対{愚姉}。 **ぐ・まい**【愚昧】《名・形動》おろかで、物の道理のわからないこと。「―な人の考え」類語{愚鈍}。 **くまぐま**【隈隈】すみずみ。「―をさがす」 **くまこう・はちこう**【熊公八公】教養はないが、善良な庶民を親しんで言う語。熊さん、八つぁん。参考{落語などに出てくる人物の名から}。 **くま・ざさ**【隈笹】イネ科の植物。葉は長楕円形で、冬にふちが隈取りしたように白くなる。[表記]「熊笹」とも当てる。 **くまぜみ**【熊蟬】セミ科の昆虫。日本で最大のセミ。関東から南に分布。「シャアシャア」と鳴く。「しゃしゃぜみ」とも呼ばれる。うまぜみ。やまぜみ。 **くま・そ**【熊襲】古代、九州南部に住んだという部族。 **くまで**【熊手】●竹の先を曲げてクマの手の形に作った、物をかき集める道具。「――で落ち葉を集める」●酉の市で売る縁起物。くまで①の形をした竹に稲穂やおための面をつけたもの。 **くま・どり**【隈取り】●歌舞伎で、役柄の性格・表情を強く表すために、役者が紅・青色などで顔をいろどること。また、その模様。くま。●日本画の技法の一つ。遠近・凹凸を表すために、色の濃淡をつけること。ばかし。 **くま・ど・る**【隈取る】《他五》〔色で〕濃淡をつける。陰影をつくる。「ろうそくの光が顔を―・る」●〔役者が〕顔に隈取りをする。 **くまなく**【隈無く】《副》●かげりや曇りがなく、はっきりとしているようす。「―晴れた空」●隅々までゆきわたるようす。余すところなく。「家中をーさがす」 **くまの・い**【熊の胆】クマの胆嚢を乾燥させたもの。きわめて苦い。漢方で胃の薬。熊胆。 **くま・ばち**【熊蜂】ミツバチ科の昆虫。体は黒く、胸から背に黄色い毛がある。フジの花によく集まる。参考{「くまんばち」はスズメバチの別称で、別種}。 **くま・まつり**【熊祭り】アイヌの神事の一つ。クマを特別なものとして、クマの子を二~三年大切に育てたのちに殺し天へ返すときに行う盛大な儀式。熊送り。イヨマンテ。 **くま・ん・ばち**【熊ん蜂】「スズメバチ」の俗称。 **くみ**【組み】■《名》●いくつかのものを取り合わせて、一そろいになるもの。そろい。対。「五個ずつーにして売る」●同じ目的に向かって事を行う人々の集まり。グループ。特に、学校で、クラス{学級単位}。「紅白の―に分かれる」●同じ部類にはいるとみなされる仲間{の一人}。「どちらかといえば怠け者のーだ」[表記]②③は「組」と書く。●原稿どおりに活字を並べて版にすること。「―が雑だ」■《助数》そろいになったものを数える語。 <421> 「記念品三―」 **く・み**【苦味】にがいあじ。にがみ。 **―チンキ** 黄褐色の苦みのある薬液。 **ぐみ**【胡頹子・茱萸】グミ科に属する低木の総称。果実は小さな球形で、赤く熟し、食用。 **くみ・あい**【組合】●〔法〕共通の利害・目的をもつ多くの人々が集まり、互いに助け合って活動する組織。特に、労働組合。「生活協同―」「――運動」●組み合って争うこと。とっくみあい。「―のけんかになる」[表記]のは「組み合い」と書く。 **くみ・あ・う**【組み合う】■《自五》●互いに組みつく。とっくみあう。「強敵と―・う」●〔二人以上が〕一つの組になる。手を組む。「―・って要求を出す」■《他五》互いに組む。「肩を―・う」「腕を―・う」 **くみ・あ・げる**【汲み上げる】《他下一》●液体をくんで高い所に上げる。●末端の意見などを上の人が取り上げる。「国民の声を―・げる」 **くみ・あわせ**【組み合わせ】●組みにすること。また、組みにしたもの。「紅白の―」●ある競技者と他の競技者とを、勝負を争わせるために取り合わせること。また、取り合わせたもの。「決勝の―が決まる」●〔数〕ある個数のものの中からいくつかのものを順序に関係なく取り出して作った組み。コンビネーション。「順列とー」[表記]③は「組合せ」と書く。 **くみ・あわ・せる**【組み合わせる】《他下一》●〔二つ以上のものを〕互いにからみ合わせたり、交差させたりして、つながるようにする。「材木を―・せる」「両手を―・せる」●取り合わせて一組みにする。組み合うようにする。「強い者と弱い者を―・せる」 **くみ・いと**【組み糸】組み合わせてよった糸。 **くみ・い・れる**【汲み入れる】《他下一》大量の液体をくんである物の中に入れる。「わき水をボトルに―・れる」対{くみ出す}。●〔ある事を〕考えに入れる。考慮する。「諸般の事情を―・れる」 **くみ・い・れる**【組み入れる】《他下一》ある物を、一続きのものの中に一部分として組んで入れる。組みこむ。編入する。「スケジュールにー・れる」 **くみ・うた**【組み歌・組み唄】琴や三味線の歌の一種。内容の関連しないいくつかの短い歌詞を組み合わせて一曲としたもの。箏組み唄あるいは三味線組み唄と呼ぶ。 **くみ・うち**【組み討ち・組み打ち】●互いに組みついて争うこと。「大将同士の―になる」類語{格闘}。●戦場で、組みついて敵を討ち取ること。 **くみ・お**【組み緒】「組み紐」に同じ。 **くみ・おき**【汲み置き】《名・他サ》水をくんで置いておくこと。また、その水。「飲み水を―する」 **くみ・か・える**【組み替える】《他下一》改めて組む。組み直す。「メンバーを―・える」 **くみ・がしら**【組頭】●組という組織の長。●江戸時代の村役人の一つ。名主を補佐した。 **くみ・かわ・す**【酌み交わす】《他五》互いに・さかずきをやりとりして{つぎ合って}酒を飲む。[コロ]「酒を―・す」 **くみ・きょく**【組曲】器楽曲の一形式。いくつかの小曲を集めて一曲にまとめたもの。 **くみこ**【組子】●昔、弓組・鉄砲組などの組頭の支配下にあった人々。組下。●格子・窓・障子などで、細い木や鉄を縦横に組み合わせたもの。桟。 **くみ・こ・む**【汲み込む】《他五》〔大量の水などを〕くんで中に入れる。「温泉を浴槽に―・む」 **くみ・こ・む**【組み込む】《他五》組み入れる。「組織に―・む」 **くみ・さかずき**【組み杯・組み盃】大小いくつか重ねて一組みとなるさかずき。重ねさかずき。 **くみ・し・く**【組み敷く】《他五》「組みふせる」に同じ。 **くみし・やす・い**【与し易い】《形》相手としてあつかいやすいようすだ。相手にしやすい。「―・いと見てあなどる」 **くみ・じゅう**【組み重】積み重ねるように作った重箱。かさね重。「―におせち料理をつめる」 **くみ・する**【与する】《自サ変》●賛成して味方になる。仲間に加わる。「与党に―・する」●力をかす。「天は正しき者に―・する」 **くみ・だ・す**【汲み出す】《他五》液体をくんで外へ出す。「池の水を―・す」対{くみ入れる}。 **くみ・たて**【組み立て】●組み立てる・こと{方法}。「―式の家具」●組み立てられた物の構造。組織。構成。「論理の―」●組んでからまだ間がないこと。 **くみ・た・てる**【組み立てる】《他下一》ばらばらな部分を組んで、一つのものに作りあげる。 **くみ・ちが・える**【組み違える】●互いちがいに組む。●組み方をまちがえる。 **くみ・ちょう**【組長】組の長。また、暴力団の組の長。組頭。 **くみ・つ・く**【組み付く】《自五》相手の体に手足をからめて取りつく。「互いに武器をすてて―・いた」 **くみ・てんじょう**【組み天井】細い木材を格子の形にこまかく組んである天井。 **くみ・とり**【汲み取り】●くみ出すこと。特に、大小便をくんで出す・こと{人}。「―口」●〔水洗式に対して〕くみ取る方式の便所。くみ取り便所。 **くみ・と・る**【汲み取る】《他五》●〔液体を〕くんで外へ出す。●表面に表れないことをおしはかる。推察して思いやる。「意欲を―・る」「事情を―・る」 **くみ・はん**【組み版】〔原稿の指定どおりに〕活字を組み、印刷用の版を作ること。また、その版。 **くみ・ひも**【組み紐】糸を組んで作ったひも。組みお。 **くみ・ふ・せる**【組み伏せる】《他下一》組みついて相手を自分の体の下におさえる。組みしく。 **くみ・ほ・す**【汲み干す・汲み乾す】《他五》[液体を〕全部くみ出して、からにする。「池の水を―・す」 **くみ・もの**【組み物】●組み合わせて作った物。特に、糸を組んで作ったもの。●[建]柱の上にあって軒を支える部分。ます組み。斗。 **クミン** セリ科の一年草。種子に強い香りと辛み・苦みがあり、乾燥させて香辛料などにする。{cumin} **ぐーみん**【愚民】〔文〕〔批判力をもたない〕おろかな人民。 **―せいさく**【―政策】支配者がその権力を維持するために、人民を無知の状態に置いて批判力をうばい、政治体制を安定させようとする政策。 **くむ**【汲む】《他五》●液体をすくい取る。また、すくい取って容器に入れる。「バケツに水を―・む」類語{掬う}。{杓る}。●受け入れて、自分のものとする。「―・めどもつきぬ深い味わい」●酒・茶などを器につぐ。特に、酒をついでいっしょに飲む。「旧友と酒を―・む」[表記]酒の場合には、「酌む」と書く。 <422> **くむ**【組む】■《他五》●細長い物同士を・交差させる{からみ合わせる}。「丸太を―・む」[コロ]「腕を―・む」●交差するように構えたり、編んだりする。「筏を―・む」「ひもを―・む」●部分をまとめて、全体を形づくる。●組織する。編成する。「予算を―・む」「徒党を―・む」●原稿の指定どおりに活字を並べて版にする。●為替を送る手続きをする。文《四》。■《自五》●互いに、手足などをからみ合わせて争う。とっくみあう。「四つに―・む」●〔ある事をするために〕仲間になる。組になる。また、対戦する。「友人と―・んで起業する」文《四》。 **ぐ・む**《接尾》《名詞について五段活用の動詞を作る》「少し出る」「きざす」などの意。「涙―・む」「芽―・む」 **く・めん**【工面】●《名・自他サ》あれこれ努力して必要な金銭などをそろえること。算段。やりくり。「なんとか資金を―する」「材料の―をする」●金回り。ふところぐあい。「きょうは―が悪い」 **くも**【蜘蛛】クモ目に属する節足動物の総称。頭胸部から四対のあしが出ている。多く、糸を出して網を張り、巣をつくる。肉食性。種類が多い。ささがに。 **―の子を散ら・す**《句》たくさんの人が四方八方へ散らばるたとえ。「―・すように逃げる」[蔵]クモの子は生まれてしばらくの間は卵のうのまわりにいるが、危険を感じると多くのクモの子が四方に散ることから。 **くも**【雲】●大気中の水蒸気が凝結して、きわめて小さな水滴や氷の粒となり、それらがたくさん集まってできたもの。空にうかんだり動いたり、広がったり消えたりする。●{ひゆ的用法として}●はっきりした形・位置・行動をもたない、つかみ所のない物事のたとえ。●きわめて高い・場所{地位}のたとえ。[連]「―の上{=宮中}」●{一面に}たなびくように見えるもののたとえ。「花の―」●〔気持ち・表情などの〕晴れ晴れしない状態のたとえ。「心の―が晴れる」 **―を衝・く**《句》非常に背の高いようすのたとえ。「雲を衝く{ばかり}」とも。「―・くばかりの大男」 **―を霞と**《句》一目散ににげて、姿が見えなくなるようす。「―にげ出した」 **―を掴・む**《句》漠然としていてつかみ所のないようす。「―・むような話」 **くも・あい**【雲合い】天候の前触れとなる雲の状態。雲ゆき。空もよう。「いまにも降りそうなー」 **くも・あし**【雲脚】●雲の流れ動く速さ。「ーが速い」類語{雲行き}。●低く垂れ下がって見える雨雲。 **くもーい**【雲居・雲井】〔文〕●雲のあるあたり。空。「―をしのぐ富士の山」●はるか・高い{遠い}所。「一に鳴くヒバリ」●宮中。皇居。「―の空{=宮中}」[表記]「井」は当て字。 **くもがくれ**【雲隠れ】《名・自サ》●月が雲の中にかくれること。●にげて姿をかくすこと。「容疑者がーする」 **くも‐がた**【雲形】雲のたなびいている形。 **―じょうぎ**【―定規】いろいろな曲線をかくのに使う定規。 **くもじ**【雲路】〔文〕●鳥が飛んで行く空中の道。●〔空を流れる〕雲のゆくえ。 **くも‐すけ**【雲助】江戸時代、宿場や街道にいて荷物の運搬、かごかきなどをした住所不定の人足。 **―こんじょう**【―根性】《雲助には、客の弱みにつけ込む者が多かったといわれることから》人の弱みにつけこむ卑しい性質。 **く・もつ**【供物】神仏に供える物。お供え。 **くもーで**【蜘蛛手】〔ものの形が〕クモのあしのように一か所から八方に分かれている・こと{もの}。 **くもの・うえ**【雲の上】《非常に高い所の意から》●宮中。禁中。●手が届かない、はるか高い所。「会長は―の人だ」 **くもの・うえびと**【雲の上人】〔文〕天皇・皇族や宮中に仕える人などの総称。宮人。殿上人。 **くもの・みね**【雲の峰】〔文〕夏、山のみねのように高く盛り上がる雲。ふつう、入道雲をさす。 **くもま**【雲間】雲の切れた所。雲ぎれ。「―から日がさす」類語{晴れ間}。 **くもまく**【蜘蛛膜】脳や脊髄を包む三層の髄膜のうち、中間の膜。蜘蛛膜。 **くもまく‐かしゅっけつ**【―下出血】脳出血の一つ。くも膜の下の血管が破れて、脳脊髄腔内に出血すること。激しい頭痛や吐き気を伴い、しばしば意識を失う。髄膜卒中。 **くも・ゆき**【雲行き】●雲の流れ動いて行くありさま。[コロ]「―を見る」類語{雲脚}。{雲気}。●物事のなりゆき。形勢。「両国間のーがあやしい」 **くもら・す**【曇らす】《他五》〔透明なもの、つやのあるものなどを〕くもるようにする。はっきり見えなくする。「涙で目を―・す」●思考や判断力をにぶらせる。「判断を―・す」●悲しそうな、または心配そうな・表情{声}をする。「涙に声を―・す」同{①~③}曇らせる。文《四》。 **くもり**【曇り】●雲やかすみが広がって、空をおおっている状態。気象学上では雲量九以上。類語{曇天}。対{晴れ}。●〔透明なものや、反射するものなどが〕水滴やほこりでおおわれてよく見えない・こと{状態}。「窓ガラスのーをぬぐう」●〔気持ちなどが〕晴れ晴れしないこと。ふさぎ。「心の―が晴れる」●〔人格上・人道上の〕うしろめたさ。「―のない心」「私の目に―はない」 **ーガラス** 不透明なガラス。磨りガラス。 **くも・る**【曇る】《自五》●雲やかすみで空がおおわれる。対{晴れる}。●〔透明なものや、反射するものなどが〕水滴やほこりなどにおおわれて、はっきり見えなくなる。「鏡が―・る」[句]「目が―・る{=正しく判断できない}」●〔気分・表情などが〕憂いのために晴れやかでなくなる。[コロ]「顔が―・る」文《四》。 **くもん**【苦悶】《名・自サ》苦しみもだえること。「―の表情をうかべる」 **ぐ・もん**【愚問】ばかげた質問。つまらない質問。「―を発する」対{愚答}。 **くやし・い**【悔しい・口惜しい】《形》●自分のしたこと、しなかったことが腹立たしくなる。「失敗したことが―・い」●〔自分がおとっていること、相手に負けたことなどに対して〕不快である。しゃくにさわる。「―・いだが、私の負けだ」同{②}口惜しい。文{くや・し}《シク》。 <423> > **類語と表現「悔しい」** > 不首尾な結果に終わったり、恥ずかしめを受けたりしたときなどに感じる、残念でならない気持ちが「悔しい」である。激情的かつ持続的な情念で、通常、自分の不甲斐なさや他者の優勢に対する恨みがましさを伴う。自己抑制的で客観的な意味合いのこもる「残念だ」とは、そこが大いに異なる{ばかにされて悔しい/残念だ}。悔しさの対象を「~が」で受ける言い方と、悔しさの原因に注目してそれを「〜て」などで受ける言い方がある{負けたことが悔しい/負けて悔しい}。自分の力不足から来る悔しさを解消させるためには、相応の努力が必要となる{悔しかったらもっと頑張ることだ}。 > ・口惜しい・恨めしい・情けない・残り多い・残り惜しい・心残り・残念・無念・遺憾・未練・心外・不本意・恨事・痛恨/悔しがる・胸が詰まる・胸が一杯になる・歯ぎしりする・地団駄を踏む/残念無念・口惜しや **くやし・が・る**【悔しがる・口惜しがる】《他五》くやしく思う。くやしいと思っているようすを見せる。「試合に負けて―・る」 **くやし・なき**【悔し泣き】《名・自サ》くやしがって泣くこと。 **くやし・なみだ**【悔し涙】くやしくて流す涙。くやし泣きして出る涙。「―にくれる」[コロ]「ーを流す」 **くやし・まぎれ**【悔し紛れ】《名・形動》くやしさのあまりに理性や分別を失うこと。「―に悪口を言う」 **くやみ**【悔やみ】●くやむこと。後悔。●人の死をおしみ、とむらう・こと{ことば}。「おーに行く」[コロ]「おーを言う」類語{弔問}。{弔辞}。 **くや・む**【悔やむ】《他五》●十分にできなかったことや、すでに終わったことをくやしく思う。後悔する。「失敗を―・む」「力をつくせなかったことを―・む」●人の死をおしみ悲しむ。「友の死を―・む」文《四》。 **ぐ・ゆう**【具有】《名・他サ》〔文〕性質・条件などを、身にそなえもつこと。「詩才を―する」類語{具備}。 **くゆら・す**【燻らす・薫らす】《他五》煙をゆるやかにたてる。くゆらせる。「たばこを―・す」文《四》。 **く‐よう**【九曜】「九曜星」の略。日・月・火・水・木・金・土の七曜星に、羅睺と計都という二つの星を加えた九つの星の呼び名。人の生年月日に配して運命を占う。 **く‐よう**【供養】《名・他サ》仏や死者の霊に物を供えたり、経を読んだりして冥福をいのること。「先祖の霊を―する」「永代―」 **くよくよ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》ささいな事にこだわって、いつまでも思いなやむようす。 **くら**【倉・蔵・庫】家財・商品・穀物などを安全にしまっておくための建物。類語{倉庫}。 > **使い分け 「くら」** > **倉**{庫}〔穀物を納めるくらで、広く物品をたくわえておく建物〕穀物倉・倉荷証券・倉敷料・倉渡し・武器倉{庫}・宝物倉{庫} > **蔵**〔大事なものをかくししまうくら〕お蔵にする・蔵が建つ・蔵屋敷・蔵出し・蔵開き・蔵元・酒蔵・蔵払い > 参考{「庫」は兵車を納めるなやの意から、兵器・書物や財宝を収納するくら。「蔵」は土蔵など食品をしまうくらで古風な慣用語が多い。「蔵が建つ/倉が建つ」では、前者が主として土蔵を指し財産をつくる意、後者は物品を納める倉庫の意で、今日的な表記といえる}。 **くら**【鞍】人や荷物を乗せやすくするために、馬・牛などの背におくもの。革・木などで作る。 **クラーレ** フジウツギ科・ツヅラフジ科に属する植物の樹液からとる猛毒物質。南米の先住民などが毒矢に用いる。薬理学の実験や麻酔剤として利用。{curare} **くらい**【位】{「座居」の意から}●人の身分などにもとづく地位。[コロ]「ーが上がる」[コロ]「ーをゆずる」類語{階級}。{職階}。{位階}。{ポスト}。●物の等級、人や芸術作品などの品位。品格。「――をつける」●十進法で、一〇倍ごとに段階をつけて数を表す名称。けた。「千のー」 **くら・い**【暗い】《形》●見た全体が、黒っぽい感じだ。●光がじゅうぶんでないようすだ。また、そのために物が{よく}見えない状態だ。「月もない―・い夜」●色がくすんでいる。黒ずんでいる。「―・い茶色」●印象が陰気な感じである。「根が―・い」●物事が・思わしく{好ましく}ない状態だ。「―・い政治」「見通しが―・い」●気持ち・表情などがしずんで晴れ晴れしないようすだ。[コロ]「目つきが―・い」●〈多く「・・・に―・い」の形で〉知識がとぼしいようすだ。事情をよく知らない。「彼は科学に―・い」「その方面の事情に―・い」対{①~⑤}明るい。文{くら・し}《ク》。 > **類語と表現「暗い」** > 光が不足して物の形や色が見えにくい状態が、「暗い」。「暮れる・黒い」と同語源で、なるほど、日が暮れれば暗くなり、暗い緑色は、黒っぽい色をしている。光のない暗闇の世界では、動きがとれず、人の不安はいや増す。希望の光明が見出せない状態や陰気な状態もまた、「暗い」である{暗い過去・暗い表情・暗い性格・暗い音楽}。「~に暗い」の形で使うときは、~の知識が乏しいの意となる。 > ▶薄暗い・小暗い・ほの暗い・暗がり・薄暗がり・手暗がり・真っ暗・暗黒・暗澹・闇・暗闇・真っ暗闇・常闇・薄暮・暁闇・夕闇・宵闇・夜陰・幽冥・晦冥・冥暗 > [心理・性格]陰湿・陰気・陰気臭い・陰鬱・暗鬱 > [知識がとぼしい]疎い・不案内・不明・無知・無学・蒙昧 **ぐらい**《副助》《名詞「位」の転。一般に、体言につくときは「ぐらい」、「この」「その」などの連体詞につくときは「くらい」となる。用言につくときは「くらい・ぐらい」ともに使う》●ある事柄を例示して、その程度であることを表す。特に、極端な例として提示して、その程度が相当に高い{低い}ことを表す。「成績はまん中ぐらいだ」「彼女ぐらいの美人」「このくらいの問題ならすぐ解ける」「泣きたいくらいうれしい」●「・・・くらい・・・はない」の形で〉極端な例としてあげて、それが一番である意。「彼ぐらい努力する人はいない」●〔数量を表す語につけて〕おおよその数量。「二十歳ぐらい」 <424> **ぐらい**《副助》くらい{副助}。 **クライアント** ●顧客。また、広告主。●コンピューターのネットワークで、サーバーからデータやサービスを受ける側。{client} **くらい・こ・む**【食らい込む】《自五》〔俗〕刑務所・留置場に入れられる。■《他五》〔俗〕面倒なことをおしつけられる。「他人の借金を―・む」 **クライシス** ●危機。重大な時局。●経済上の危機。恐慌。{crisis} **くらいする**【位する】《自サ変》ある場所をしめる。ある地位にいる。「日本はアジアの東方に―・する」 **グライダー** エンジンのない航空機。上昇気流を利用して飛ぶ。滑空機。{glider} **くらい・つ・く**【食らい付く】《自五》●くいつく。かみつく。「犬が足に―・く」●くっついてはなれない。「もうけ話に―・く」「先頭に―・いて走る」 **くらい・どり**【位取り】数値の位を定めること。また、その定め方。位づけ。「―をまちがう」 **くらい・まけ**【位負け】《名・自サ》●地位だけが高すぎて、実力がそれにともなわないこと。また、そのために不利になること。「役職に―する」●相手の地位・品位などに圧倒されること。「先輩に―して思うように話せなかった」 **クライマックス** 最も盛り上がり、緊張した状態・場面。最高潮。「ドラマがーをむかえる」{climax} **クライミング** 〔山などを〕よじ登ること。特に、ロッククライミング。{climbing} **くら・いれ**【蔵入れ・倉入れ】《名・他サ》蔵の中にしまうこと。また、その品物。「―した米」対{蔵出し}。 **くら・う**【食らう・喰らう】《他五》●「食べる・飲む」の粗野な言い方。「大酒を―ー・う」[句]「毒を―・わば皿まで」●好ましくないものを受ける。[コロ]「小言を―・う」[コロ]「パンチを―・う」文《四》。 **クラウン** 道化役{者}。類語{ピエロ}。{clown} **クラウン** ●王冠。●イギリスの旧五シリング白銅。王冠の模様がある。{crown} **グラウンド** 運動場。競技場。グランド。「―コンディション」{ground} **―マナー** 試合中の選手の態度。{ground manners からの和製語}。 **くら・がえ**【鞍替え】《名・自サ》《遊女・芸者が他の店に勤めがえをする意から》それまでしていたことや、商売・勤めなどを別のものにかえること。「給料のよい会社に―する」類語{転業}。{転職}。 **くら・がり**【暗がり】●くらい所。「―でよく見えない」●くらくて人目につかない所。「――にかくれる」 **くらく**【苦楽】苦しみと楽しみ。 **――を共に・する**《句》ふたり以上の人が力をあわせて一緒に生活する。また、仕事などにはげむ。 **クラクション** 自動車の警笛。参考{もと、商標名}。{klaxon} **くら‐くら**《副》《副詞は「――と」の形も》●《自サ》めまいがして、たおれそうになるようす。「派手な照明で頭が―する」●湯がにえ立っているようす。ぐらぐら。 **ぐらぐら**《副》《副詞は「――と」の形も》《自サ》ものが大きくゆれ動いて不安定なようす。「地震で家が―ゆれた」●湯がにえたぎるようす。「ーとにえ立つ湯」参考{「くらくら」より激しいよさすに言う}。 **くらげ**【水母・海月】刺胞動物と有櫛動物のうち、浮遊生活をし、体が寒天質のものの総称。触手をもち、多く傘形。 **くら・ざらえ**【蔵浚え】《名・他サ》「蔵払い」に同じ。 **くらし**【暮らし】●くらすこと。月日を過ごすこと。「海外の―が長い」●生計。生活。 **―が立・つ**《句》生活していくことができる。「昼も夜も働いて、やっと―・つ」 **グラジオラス** アヤメ科の多年草。夏、多数のつぼみを穂状につけ、下の方から開花する。花の色は種々。球根でふえる。オランダアヤメ。{gladiolus} **くらしき・りょう**【倉敷料】貨物や商品を倉庫に預けたときに支払う保管料。倉敷。敷料。 **クラシック** ■《名》●学問・芸術で、その分野を代表し、のちの世まで伝えられる立派な著述・作品。古典。●「クラシック音楽」の略。■《形動》古典的。伝統的。「―な文体」「ーカー」{classic} **―おんがく**【―音楽】[ハイドン、モーツァルトなど」古典派の音楽。●〔ジャズ・歌謡曲・ポピュラー音楽などに対して〕西洋の伝統的・芸術的な音楽。 **―レース** 競馬で、三歳のサラブレッドによる重賞レースの総称。中央競馬会では、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬{オークス}・東京優駿{日本ダービー}・菊花賞を五大クラシックレースとする。{classic race} **くらし・むき**【暮らし向き】生活のようす。特に、経済的な面からみた生活状態。「――が楽でない」 **くら・す**【暮らす】《自五》●生活する。生計をたてる。[句]「左うちわで―・す{=安楽に暮らす}」類語{口を糊する}。●日がくれるまでの時間を過ごす。また、年月をおくる。[連]「待てどー・せど」文《四》。■《接尾》「一日中ずっとそのことをし続ける」意。「遊びー・す」文《四》。 **クラス** ●学級。組。「ーメイト」「―編成」●階級。等級。級。「一万トンーのタンカー」{class} **―マガジン** 特定の読者層を対象に発行する専門誌。{class magazine} **グラス** ●洋酒用のガラス製のさかずき。「ワインー」[コロ]「―を重ねる」[コロ]「―を傾ける」●ガラス{器}。「カットー」●めがね。「サンー」●双眼鏡。「オペラー」{glass, glasses} **―ウール** ガラス繊維を羊毛状にしたもの。断熱材・電気絶縁材などに使う。{glass wool} **―ファイバー** とかしたガラスを長い繊維状にしたもの。電気の絶縁材料やスキー・釣りざおなど用途が広い。ガラス繊維。{glass fiber} **グラス・コート** テニスで、芝生のコート。ローンコート。対{クレーコート}。{grass court} **くら・だし**【蔵出し・倉出し】《名・他サ》しまってある商品を蔵から出すこと。また、その品物。対{蔵入れ}。 **グラタン** ホワイトソースなどと合わせた食材を焼き皿に入れ、粉チーズなどをふりかけてオーブンで焼いた料理。「マカロニー」{gratin} **クラッカー** ●ビスケットの一種。小麦粉に塩で味をつけ、うすく焼いたもの。「チーズー」●紙製の小さな円錐形をしたおもちゃの花火。ひもを引っぱると、大きな音とともに紙テープが飛び出る。{cracker} **ぐら‐つ・く**《自五》ゆれ動く。ぐらぐらする。また、動揺する。「前歯が―・く」「決心が―・く」文《四》。 <425> **クラッシャー** 鉱石・岩石などをくだく機械。破砕機。粉砕機。{crusher} **クラッシュ** ●自動車などの衝突事故。●《名・自サ》コンピューターで、ハードウエアなどの故障によってシステムの実行ができなくなること。作動停止。{crash} **グラッセ**《名・他サ≫●焼き色をつけたり、煮込んでつやをつけたりすること。また、その料理。●蜜で煮て、ゼリーや砂糖の衣で包むこと。また、その食品。「マロン―」{glacé} **クラッチ** ●二つの軸を連結し、一方の動力を他方に断続して伝える装置。●自動車の、エンジンの動力を車輪に伝えるためのクラッチを動かす踏み板。クラッチ板。●起重機のつめ。{clutch} **―バッグ** 取っ手やひものない、抱え型のかばん。{clutch bag} **クラッチ** ボートの舷にある、オールをささえるU字形の金具。{crutch} **くら・つぼ**【鞍壺】●鞍の、人のまたがるところ。●〔馬術で〕鞍の前か後ろに少しもたれかかって乗ること。 **グラデーション** 濃淡・色調・明暗を段階的にぼかす・こと{方法}。階調。濃淡法。{gradation} **グラニュー・とう**【グラニュー糖】{granulated sugar}粒が非常にこまかく、さらさらしている白砂糖。 **くら・ばらい**【蔵払い】《名・他サ》蔵に残っている商品を安い値ですっかり売りはらうこと。蔵ざらえ。 **グラビア** ●写真製版による凹版印刷の一つ。色の濃淡をよく表現し、写真や画の複製などに適する。グラビア印刷。●雑誌・書籍で、グラビアによって印刷したページ。「新人モデルが巻頭の―をかざる」{gravure} **くら・びらき**【蔵開き】《名・自サ》新年の吉日{多くは一月一一日}に、その年になって初めて蔵を開くこと。 **クラブ** 〔社交・スポーツ・娯楽など〕同じ目的を持った人々が集まって作る団体。また、その集会所。「囲碁―」「記者―」[表記]「倶楽部」とも当てる。●会員制のバー。また、ナイトクラブ。「銀座のー」●ゴルフの球を打つ棒。●トランプで、クローバーをかたどった黒い模様。「●」。また、その模様のついた札。{club} **―かつどう**【―活動】児童・生徒が、正規の教科学習以外に組織を作って教師の指導のもとに行う、各種の研究会・同好会などの活動。 **ーハウス** クラブが所有する会館。特に、ゴルフクラブが所有する会員のための建物。 **グラフ** ●二つ以上のものの数量関係を図に表したもの。図表。「人口の推移を示す―」●写真を主にした雑誌。画報。グラフィック。{graph} **グラブ** 野球のグラブ。{glove} **グラフィック** ■《名》写真を主とした雑誌。画報。グラフ。■《形動》写真を主として、視覚的によくわからせようとするようす。「―な広告」{graphic} **-デザイン** 新聞雑誌の広告、ポスター、カタログなどのデザイン。{graphic design} **グラフィティー** 〔壁などの〕落書き。{graffiti} **クラブサン** 「ハープシコード」に同じ。{clavecin} **クラフト** 手工芸品。{craft} **クラフト・し**【クラフト紙】{kraft paper}硫酸塩パルプでつくった、茶色などのじょうぶな紙。 **くらべ**【比べ・競べ・較べ】●くらべること。比較。「せい―」「高さ―」●優劣を争うこと。競争。「―カー」「腕―」〔①②とも名詞の下につけて接尾語的に使う〕 **くらべ・もの**【比べ物・較べ物・競べ物】比較するに足りるもの。 **――になら・ない**《句》〔二つのものの間に〕はなはだしく大きな差があって、比較にならない。「先月とは―・ないほど上達した」 **くら・べる**【比べる・較べる・競べる】■《他下一》●二つ以上のものを引き合わせて、同じ点や異なる点、勝る点や劣る点などを調べる。比較する。「A書とB書{と}の特徴を―・べる」●優劣を争う。競争する。「成績を―・べる」文{くら・ぶ}《下二》。■《名》漢字の部首「比」の称。ならびひ。くらべる。 **グラマー** ■《形動》女性の肉体が豊かで、性的な魅力があるようす。■《名》「グラマーガール」の略。グラマーな若い女性。{glamour{=魅力。魔力}} **グラマー** {外国語の}文法。文法書。{grammar} **くら・まい**【蔵米・倉米】江戸時代、幕府が浅草の米蔵にたくわえた米。また、諸大名が大坂の蔵屋敷にたくわえ、売買した米。 **くらま・す**【晦ます】《他五》●見つからないように姿をかくす。「ゆくえを―・す」●ごまかす。「真相を―・す」[句]「目を―・す」[表記]②は「暗ます」とも書く。文《四》。 **クラミジア** 生きた細胞の中でのみ増殖する微生物。性感染症やオウム病・トラコーマなどの病原体。{chlamydia} **くら・みせ**【蔵店】土蔵のようなつくりの店。 **くら・む**【眩む】《自五》《「暗む」の意から》〈多く「目が―・む」の形で〉●強い光や刺激を受けたりして、目先がぼうっとなって見えにくくなる。また、目まいがする。●ある物事にまどわされて理性を失う。また、頭がぼうっとなって考えが混乱する。[句]「目が―・む」[表記]②は「暗む」とも書く。文《四》。 **グラム**《名・助数》メートル法による質量の単位。国際キログラム原器の一〇〇〇分の一の質量。記号g。[表記]「瓦」とも当てた。{gramme} **クラム・チャウダー** ハマグリやアサリなどの貝が入った、アメリカ風のクリームスープ。{clam chowder} **くら・もと**【蔵元】酒・しょうゆなどの醸造元。 **くら・やしき**【蔵屋敷】江戸時代、大名などが、領内の年貢米や特産物を貯蔵したり売りさばいたりするため、江戸・大坂・長崎などに設けた蔵兼邸宅。 **くらやみ**【暗闇】●光がなく、くらい・こと{所}。「停電で―になる」●人目につかない・こと{所}。「事件を―に葬る」●物事の見通しがたたず、希望がもてないこと。「この世はーだ」 **―から牛を引き出・す**《句》●動作がにぶく、のろいことのたとえ。●物事の区別があいまいなことのたとえ。 **――の鉄砲**《句》向こう見ずに物事を行うことのたとえ。また、物事を行っても手ごたえのないことのたとえ。闇に鉄砲。闇夜の鉄砲。 **ぐらりーと**《副》急に大きくゆれ動くようす。ぐらっと。「視界がーゆれる」 **クラリネット** 木管楽器の一つ。一枚のリードを持ち、縦に構えてふく。広い音域と豊かな音色が出る。{clarinet} **くらわ・す**【食らわす】《他五》●「食べさせる・食わす」のぞんざいな言い方。●人に、好ましくないものを与える。「顔に一発―・す」 <426> ✓ くらわた―くりから **くら・わ・せる【『食らわせる】** 《他下一》●食べさせる。●(よくないものを)受けさせる。特に、打撃を受けさせる。「一発―・す」[コロ]「逆にねじを―・す(=逆にやりこめる)」=食らわせる。[文]《四》。 **くら・わたし【倉渡し・蔵渡し】** 売り手が、商品を倉庫にあずけたままで買い手にわたすこと。 **クランク** ●ピストンなどの往復運動を回転運動に、または、回転運動を往復運動にかえる装置。内燃機関・自転車・ミシンなどに使う。●映画撮影機のハンドル。また、それを回すこと。転じて、映画撮影。▽crank ーアップ《名・自サ》映画の撮影が完了すること。▽crank と up からの和製語。ーイン《名・自サ》映画の撮影を開始すること。▽crank と in からの和製語。 **クランケ** 〔医学用語で〕患者。▽Kranke **\*グランド** 《造語》「大規模な」「大きな」の意を表す。▷grand ーオペラ 声楽と管弦楽とからなるせりふのない、劇的な内容をもつオペラ。おもに悲劇的な結末のものをいう。▽grand operaースラム ●野球で、満塁本塁打。●ある競技の主な大会の優勝を独占すること。▽grand slam |ピアノ 大型の三つ脚のピアノ。平台ピアノ。▽grand piano **\*グランド** グラウンド。▽ground **グラン・プリ** 芸能や競技会で大賞。特に、国際映画祭で与えられる大賞。「―をとる」▽诌grand prix **\*ぐり【刳り】** くること。丸みをつけること。また、その・程度(部分)。「袖付けの―を大きくする」 **\*く‐り【庫裏】** ●寺の台所。[反]本堂。●住職や、その家族の居間。 **\*くり【栗】** ブナ科の落葉高木。雌雄異花。果実はふつう三こで、いがに包まれる。食用。材は堅く、船材・まくら木などに用いる。 **\*くり【繰り】** (動詞「繰る」の連用形の名詞化)糸などを繰ること。 **クリア** ■《形動》曇りのないようす。さえているようす。明晰。「―な頭脳」「視界がーだ」日《名・他サ》●棒高跳び・走り高跳びなどで、バーを落とさずにとびこすこと。転じて、難問・難関などを切りぬけること。「試験を―する」●サッカーで、ボールをけり返したりけり出したりして、敵の攻撃からのがれること。●不必要なものを取り除いて、きれいにすること。「前に入れたデータをーする」=クリヤー。▽clear **くり・あ・げる【繰り上げる】** 《他下一》〔決まった順番を〕順々に前にずらす。「次点の人を―・げる」●予定の日時を早める。「出発の日を―・げる」●〔位取りの記数法で〕足し算の和が二けたになるとき、上の位に一を加える。[反]①~③くりさげる。 **クリアランス** 「クリアランスセール」の略。▽clearance (=取り除くこと)―セール 在庫品一掃の大安売り。蔵払い。▽clearance sale **くり・あわ・せる【繰り合わせる】** 《他下一》(糸などを繰って合わせる意から)時間・仕事などのつごうをつける。やりくりする。「万障おー・せのうえご出席ください」 **クリーク** 運河。[参考]特に、中国の上海{シャンハイ}付近の水路を呼ぶことが多い。▽creek **グリー・クラブ** 男声合唱団。▽glee club **くり・いし【栗石】** クリの実ぐらいの小さな丸い石。 **グリース** のり状の潤滑剤。おもに、摩擦の多い部分に使う。グリス。▽grease **グリーティング・カード** 誕生日・クリスマスなどにおくる、お祝いのカード。▽greeting card **クリーナー** ●掃除のための器具・機械。掃除機。●汚れを落とすための薬剤。▽cleaner **クリーニング** ●洗濯屋が行う西洋式の洗濯。特に、ドライクリーニングを言う。●機器類の汚れを取り除くこと。「カメラのレンズをーする」▽cleaning **クリーム** ●牛乳から作る淡黄色の脂肪質。乳脂。「生cream―」●髪・肌などにつける、軟膏{なんこう}状の化粧品。●流動状の食品。「シュー―」「―シチュー」●「クリーム色」の略。淡黄色。●「アイスクリーム」の略。「―ソーダ」▽cream **くり・い・れる【繰り入れる】** 《他下一》●順々に送り入れる。また、順にたぐって引き入れる。「網を―・れる」[反]くり出す。●ある物(事)を他の物(事)の間に組み入れる。編入する。「元金に利子を―・れる」 **くり・いろ【栗色】** クリの実の皮の色のようなこげ茶色。「――に髪を染める」 **クリーン** 《形動》 ●清潔なようす。きれいな。「―な選挙」●見事なようす。「ーヒット」▽clean ーアップ・野球で、快打を放ち、走者を全部ホームインさせること。また、その力をもつ三人の強打者(打順の3、4、5番)。クリーンアップトリオ。クリーンナップ。[コロ]「ーを組む」▽cleanup ―エネルギー 環境汚染物質を出さないエネルギー。風力・地熱・太陽熱など。▽clean energy ールーム 特別な空調設備を用いて塵{ちり}をなくした部屋。無塵室。▽clean room **グリーン** ●緑色。●草地。しばふ。●ゴルフ場で、球を入れる穴の付近で、かりこんだ芝のある部分。▽green ―しゃ【車】JR各社で、特別料金のグリーン券を必要とする客車。グリーン。ーティー緑茶。日本茶。▽green tea ーピース マメ科のエンドウの、熟していない種子。食用。青豌豆{あおえんどう}。グリンピース。▽green peas ーベルト ●都市計画で、緑地帯。●道路の中央部で、草木の植えてある一画。▷green belt **クリエーター** 創造的な仕事にたずさわる人。▽creator(=創造主) **クリエーティブ** 《形動》創造的。独創的。「―なセンス」「―な仕事」▷creative **クリエート** 《名・他サ》つくりだすこと。▽create **クリオネ** ハダカカメガイ科の軟体動物「ハダカカメガイ」の別称。沖合に浮遊する。体は半透明。[参考]「流氷の天使」とも言われる。▽clione **くりかえし・ふごう【繰り返し符号】** 協、「踊り字」に同じ。 **くり・かえ・す【繰り返す】** 《他五》同じことをもう一度する。また、反復する。「失敗を―・す」 **くり・か・える【繰り替える】** 《他下一》●あるものを他のものと入れかえる。振り替える。「時間を―・える」●やりくりしてつごうをつける。流用する。「旅費の残りを飲食代に―・る」 **くり・かた【刳り形】** ●えぐってあけた穴(の形)。●建物の家具・装飾などで、けずって曲面にした部分。 **くりから【倶『梨、伽羅】** 「俱梨伽羅竜王(7紗」の略。竜王の一つ。岩の上に立てた剣に黒竜が巻きつき、その背後に火炎が燃え上がっている形の像。不動明王の変化した姿。[参考]梵語 kulika の音訳。―もんもん【―紋紋】背中にほった「俱梨伽羅竜王」の入れ墨。また、一般に、入れ墨をした人。 <427> **く・りき【功力】** 修行によって得た不思議な力。功徳{くどく}の力。 **くり・くり** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●〔小さなものが〕すばやくなめらかに・動く(回る)ようす。「目を―させる」●丸くてかわいいようす。まるまるとしているようす。「―した目」「頭を―にかる」―ぼうず【―坊主】頭髪をごく短くかったり、そったりした頭(の人)。 **ぐり・ぐり** ■《名》リンパ腺がはれたもの。また、筋肉がこりかたまったもの。■《副・自サ》副詞は「――と」の形も)●強くおしつけながら回すようす。「ひじでーと押す」●いかにも丸くて大きいようす。「目が―した子供」 **くり・げ【栗毛】** くり色の毛。また、その馬。 **クリケット** 権の形をしたバットで木製の球を打つ、野球に似た競技。一一人ずつの二チームで行う。イギリスなどで行われる。▽cricket **グリコーゲン** 動物の肝臓・筋肉にたくわえられる炭水化物の一種。エネルギーのもとになる。糖原質。▽Glykogen **くり・こし【繰り越し】** 繰り越すこと。「次年度にーをする」―きん【繰越金】●予算が余って、次の会計時期に引き継ぐ金銭。●会社などで、決算の結果、次期に繰り越す金銭。表記送りがなをつけない。 **くり・こ・す【繰り越す】** 《他五》残ったものを順に次に送る。「残金を次年度に―・す」 **くり‐ごと【繰り言】** くり返して言う同じことば。特に、ぐち・不平など。「返らぬーだ」「老いのー」 **くり・こ・む【繰り込む】** ■《自五》〔大ぜいの人が〕(順に)勢いよくはいりこむ。のりこむ。「開場と同時に二万人の観客が―・んだ」■《他五》〔ひも・綱などを〕手もとへたぐる。「網を―・む」●他のものの中へ組み入れる。「訪問日を日程に―・む」●〔大ぜいの人を〕はいりこませる。投入する。「応援団を―・む」●端数を切り上げて上の位に入れる。 **くり・さ・げる【繰り下げる】** 《他下一》〔決まった順番を]順々におくらせる。引き下げる。「順に番号を―・げる」●予定の日時をおくらせる。「出発を一時間―・げる」●〔位取りの記数法で〕引き算で引く数が引かれる数より大きいとき、上の位から一を引く。[反]①~③くりあげる。 **クリスタル** ●水晶。●「クリスタルガラス」の略。食器・工芸品・装飾品などに使われる、無色透明で良質のガラス。クリスタルグラス。●結晶。▽crystal **クリスチャニア** スキーで、滑走中急速に方向をかえる技術。急速回転。▽ィKristiania **クリスチャン** キリスト教の信者。▽Christian -ネーム キリスト教徒が、洗礼のときに授けられる名前。洗礼名。受洗名。▽Christian names **クリスマス** イエス=キリストの誕生日を祝う日(=一二月二五日)。降誕祭。聖誕祭。表記「Xマス」とも。▷Christmas, Xmas ーイブ クリスマスの前夜(=一二月二四日の夜)。聖夜。イブ。▽Christmas Eve ーカード クリスマスを祝って送るカード。▽Christmas card ーキャロル クリスマスを祝って歌う讃美歌{さんびか}。クリスマスカロル。▽Christmas carolーツリー クリスマスの飾り木。ヒイラギ・モミなどの常緑樹に、豆電球・人形・贈り物などをかざりつける。▷Christmas tree **グリセード** 〔冬山登山などで〕ピッケルなどを斜めうしろにつきながら、体のバランスを保って雪の斜面をすべりおりること。▽glissade **グリセリン** 脂肪・油脂からとる、粘り気の多い無色透明の液体。ダイナマイトの主原料。甘味剤・医薬品・化粧品の原料などにも使う。グリセロール。グリスリン。リスリン。▽glycerin **くり・だ・す【繰り出す】** ■《他五》●くって順に出す。「管の先から糸を―・す」[反]くり入れる。●次々に送り出す。「応援を―・す」●「やり・棒などを〕一度引いて、すぐつき出す。■《自五》大ぜいで出かける。次々に出ていく。「花見に―・す」 **クリック** 《名・他サ》●かちっと音をさせて操作すること。●コンピューターで、ディスプレー上の対象を選択するとき、マウスを指で押してすぐはなすこと。▽click **グリッド** 電子管の陰極と陽極との中間にある、格子状・網状の電極。電子流を制御する。▽grid **クリップ** ●物をはさむ小さな器具。紙挟み用・髪どめ用など。●筆記具のキャップについたとめ具。▽clip **グリップ** 〔ラケットやバットなどの〕にぎり方。また、そのにぎる部分。にぎり。▽grip **くりーど【繰り戸】** 細い溝の上をすべらして、戸袋から一枚ずつくってあけたてする戸。 **クリトリス** 陰核。さね。▽clitoris **クリニック** 診療所。医療相談所。▽clinic **グリニッジ・じ【グリニッジ時】** イギリスのグリニッジ天文台のあった所を通る子午線をもとにした時刻。グリニッジ標準時。[参考]現在では、原子の振動をもとにした、協定世界時(UTC)が採用されている。 **くりーぬ・く【刳り貫く】** 《他五》えぐって穴をあける。えぐって中身をぬき出す。「リンゴのしんを―・く」 **くり・の・べる【繰り延べる】** 《他下一》●順々にのばす。延長する。「ロープを―・べる」●予定した日時を先にのばす。延期する。「会合を来月に―・べる」 **クリノメーター** 地層の傾斜や機械部品の傾きなどを測定する器具。傾斜計。▽clinometer **ぐり・はま** (「ハマグリ」の倒語)〔俗〕物事が食いちがうこと。思うようにいかないこと。ぐれはま、 **くり・ひろ・げる【繰り広げる】** 《他下一》〔巻物などを〕くってひろげる。順にひろげる。●大規模に行う。展開する。「連日熱戦を―・げる」 **くりーぶね【刳り舟】** 「丸木舟」に同じ。 **くり・まわ・す【繰り回す】** 《他五》〔金銭などを」うまくやりくりする。「資金を―・す」 **くりーまんじゅう【栗、饅頭】** クリをまぜた白あんを入れ、表面をくり色に焼いたまんじゅう。 **くり・めいげつ【栗名月】** 陰暦九月一三日の月。豆名月。[参考]の月に、クリ・豆などを供える。 **くりや【厨】** 〔文〕台所。厨房。〔古風な言い方〕 **くーりょ【苦慮】** 《名・自サ》事のなりゆきを心配し、さまざまに考えること。「難局の打開に―する」 **くりーよ・せる【繰り寄せる】** 《他下一》たぐって手もとへ移動させる。「投げた網を―・せる」 **グリル** ●ガス器具や電子レンジの、上から熱をあてる部分。●手軽な洋風一品料理の店。また、ホテルなどに付属している食堂。▽grill(=焼き網) <428> **くりわた**【繰り綿】綿繰り車にかけて、種を取り除いただけの綿。精製していない綿。 **くりん**【九輪】仏塔の露盤の上にたっている柱にある(水煙と請け花との間にある)九つの輪。参考相輪(図)。表記「空輪」とも書く。 **クリンチ** 《名・自サ》ボクシングで、組みついて相手の攻撃を一時防御すること。クリンチング。▽clinch **グリン・ピース** グリーンピース。 **くる**【来る】《自カ変》①距離的・時間的に、話し手の現在の位置、または話し手の気持ちが移った位置に向かって動く。また、近づく。●空間的に、はなれた所からこちら(自分の方)に近づく。●来訪する。こちらに・到着(到達)する。「客が来る」「汽車が来る」●手紙・小包などがこちらに届く。「速達が来る」●敷設物などがこちらに通じる。「電気が来る」●時間が経過して、季節・時期・順番などがこちら(自分の方)に近づく。「春が来る」「朝が来る」●風・雨・地震などの自然現象が、ある時期にこちらに達する。「台風が来る」②あることが原因で、ある状態になる。また、ある状態が引き起こされる。「不注意から来る事故」③こちら(自分の方)に現れ出る。自分の心の上に生じる。「彼を見てぴんと来る(=すぐ気づく)」「そう来なくちゃおもしろくない」④〈「・・・と来ると」「・・・と来ては」「・・・と来たら」などの形で〉・・・を取り上げて言うと。特に・・・の場合には。「パソコンの話と来ると、よくわからない」「この子と来たら、まったく意気地がない」図く《カ変》。類語と表現「行ゅく・来る」 **くる**【来る】《補動》①空間的に、話し手の方に向かって動く意。こちらへ・・・する。・・・してこちらへもどる。・・・しながらこちらへ近づく。「帰って来る」「行って来る」②時間が経過して、ある現象が話し手の方に近づく意。③動作・作用が引き続いて今におよぶ意。(今まで)ずっと・・・する。「暮らして来る」④ある状態から別の状態に変化する意。しだいに・・・の状態になる。「はっきりして来る」⑤ある現象が現れ出る意。・・・の状態が起こる。「いい考えがうかんで来る」表記目は、かな書きも多い。図く《カ変》。 **くる**【刳る】《他五》〔刃物や器械などで〕えぐって穴をあける。「襟を大きく―・る」文《四》。 **くる**【繰る】《他五》①〔細長いものやつながっているものを〕しだいに引き出したり、巻き取ったりする。「糸を―・る」「巻物を―・る」②〔並んでいるものなどを〕順に動かして移動させる。「雨戸を―・る」③書物などを、順にめくってゆく。「ページを―・る」④順に数えてゆく。「日数を―・る」⑤綿繰り車にかけて綿の種を取り去る。「綿を―・る」文《四》。 **ぐる**〔俗]悪いことをする仲間。共謀者。 **クルアーン** イスラム教の聖典。コーラン。▽Qur'an **くるい**【狂い】①狂うこと。「見る目にーはない」②(人)」の意。「役者―」 **くるい**【狂い】《接尾》「ひどく夢中になる・こと **くるい・ざき**【狂い咲き】①花がその時期でないのにさくこと。また、その花。類語返り咲き。②盛りを過ぎたものが一時期だけ急に勢いをとりもどすこと。 **くるいじに**【狂い死に】《名・自サ》気が狂って死ぬこと。狂死。 **くるう**【狂う】《自五》①精神や言動が常軌をはずれる。②理性をうしなうほど夢中になる。おぼれる。「恋に―・う」③物事の状態や機械の調子などが正常でなくなる。「時計が―・う」「生活のリズムが―・う」④予定どおりにいかなくなる。「計画が―・う」「見込みが―・う」文《四》。 **クルー** ①船・飛行機などの乗組員。②ボートレースで、チームを組む選手。▽crew **クルーザー** 外洋を航海できる巡航型のヨットやモーターボート。▽cruiser **クルージング** 各地をめぐり回ること。特に、ヨットや客船などで航海すること。▽cruising **クルーズ** 観光船などを使った船旅・船遊び。▽cruise **グルーピー** 人気タレントなどにつきまとう、熱狂的ファンの女性。類語)おっかけ。▽groupie **グルーピング** 《名・他サ》グループに分けること。分類。▽grouping **グループ** ①人や物の集まり。集団。②なかま。「―活動」「―企業」▽group **グループ‐サウンズ** エレキギターを中心楽器として数人で編成したロック調のポップスグループ。GS。参考昭和四一~四三年ごろに流行。▷group と sounds (=音)からの和製語。 **グループ‐ホーム** 複数の認知症の高齢者、または知的障害者が、世話人と同居し、家事などの支援を受けながら日常生活を送るために設けられた住居。また、その事業。共同生活援助。▽group home **グルーミー** 《形動》陰気なようす。暗いようす。「―な色」「―な時代」▷gloomy **グルーミング** 《名・自他サ≫①毛繕い。羽繕い。②髪の毛や体毛、あるいは全身を手入れして、清潔に保つこと。▽grooming **くるおしい**【狂おしい】《形》気が狂ってしまいそうである。くるわしい。図くるほ・し《シク》。 **くるくる**《副》(「―と」の形も)①物が軽やかに何度も回るようす。「――回る風車」②長いものを幾重にも巻くようす。「掛け軸を―と巻く」③身軽によく働くようす。「―と働く」④物事が何度も変わるようす。 **ぐるぐる**《副》(「―と」の形も)①物が何度も回るようす。「プロペラがーと回る」②長いものを幾重にも巻くようす。「ロープをーと巻きつける」参考①②とも「くるくる」より重い感じのときに使う。 **グルコース** 高等動物の体内にあって、エネルギー源となる糖。天然に存在するものは、ぶどう糖と呼ぶ。▽glucose **くるしい**【苦しい】《形》①肉体的または精神的に我慢するのがつらい、という気持ちを起こさせるほどの不快を感じるようすだ。●体に圧迫を加えられて我慢しにくいほどだ。「息が―・い」●思いなやんだり非常な努力を要したりして、我慢できないほどだ。「―・い胸のうち」●物や金銭が不足して、我慢しにくいほどだ。「―・い生活」「財政が―・い」●解決できないくらいむずかしくて、無理がある。「―・い立場」「―・い言い訳」●〈「苦しゅうない」の形で〉差しつかえない。かまわない。「苦しゅうない、面{おもて}をあげよ」〔⑤は古風な言い方〕囡くる・し《シク》。 **くるしい**【苦しい】《接尾》(動詞の連用形につき、「・・・ぐるしい」の形で)「・・・するのがいやだ」「・・・しにくい」などの意。「見―・い」「聞き―・い」図くる・し《シク》。→須認と表現 **くるしい時の神頼み**【―ときの神頼み】《句》ふだんは信心をしたことのない者が、病気になったり困ったりすると神仏にいのって助けを求めること。参考人間の得手勝手な心を言う。 **くるしまぎれ**【苦し紛れ】《名・形動》苦しさのあまりに夢中で行うこと。「―のうそ」 <429> **くるしみ**【苦しみ】苦しむこと。苦痛。「生みの―」 **くるしむ**【苦しむ】《自五》①〔肉体的に]苦しいと思う。苦痛に感じる。「持病のぜんそくで―・む」②心を使って苦労する。思いなやむ。「かなわぬ恋に―・む」類語()苦悩。苦悶。。③思うようにならず困る。窮する。「理解に―・む」類語四苦八苦。文《四》。 **くるしめる**【苦しめる】《他下一》〔肉体的・精神的に)苦しい状態にする。苦しませる。「無理を言って親を―・める」図くるし・む《下二》。 >類語と表現「苦しい」 *胸が詰まるような、あの感じが「苦しい」である。痛みとはちがって、場所を特定しにくいところに「苦しみ」の特徴がある(「足が苦しい」とは言えない)。一方、「足に激痛が走って苦しい」と言えるのは、それが全身的な痛苦としてとらえ直されているからだ。つまり、「私は苦しい」と言っているのである。わずかにその場所が特定できる胸(心臓をふくむ)・腹の苦しみは、もはや部分の苦しみと言うよりは、全身で反応する苦しみと言えるかもしれない。古来、日本人が「苦しみ」を最も多く感じた場所が〈胸〉であったことは〈胸〉にかかわる言葉が多いことから分かる。 ・痛い・きつい・辛い・苦い・切ない・息苦しい・心苦しい・胸苦しい・寝苦しい/胸が痛む・胸が裂ける・胸がつかえる・胸が詰まる・胸が締めつけられる・胸が焼ける・胸が悪い・息が切れる・息が詰まる・むかつく・むかむかする・忍びない・遣{や}る瀬ない・骨身にこたえる/苦痛・業苦・困苦・惨苦・三重苦・辛苦・痛苦・病苦・貧苦・労苦/悶々{もんもん}・青息吐息・悪戦苦闘 **クルス** 十字。十字架。▽競悠 cruz **グルタミン** グルタミン酸の誘導体。アミノ酸の一種。植物性たんぱく質に最も多くふくまれている。▽glutamine **グルタミン‐さん**【―酸】アミノ酸の一種。白色の結晶で、水にとける。うまみ調味料の原料。 **グルテン** 小麦・大麦・トウモロコシに多くふくまれる、粘りのあるたんぱく質の混合物。麩・グルタミン酸調味料などの原料。麩素。▽Gluten **クルトン** 細かく、さいの目に切ったパンをバターや油で揚げたもの。スープにうかす。▽ croûton 2 **くる‐びょう**【佝僂病”疴、痩病】ビタミンDの欠乏によって起こる骨の発育障害。幼児に多い。 **くるぶし**【踝】足首の関節の左右にある突起。 **くるま**【車】①一本の軸を中心にして回る輪。車輪。②〔自動車など〕輪の回転によって進み、人や物を運ぶものの総称。「――を出す」参考明治・大正時代には人力車をさし、現在では自動車をさす。表記人力車は多く「伸」の字をあてた。 **くるま‐の‐りょうりん**【車の両輪】《句》①どちらが欠けても成り立たない事柄のたとえ。両方が密接な関係にあるたとえ。②二つの重要な・もの(人)。二本柱。 **くるま‐いす**【車椅子】歩行が困難な人が乗って移動する、車のついたいす。 **くるま‐いど**【車井戸】滑車につるしたつるべを上げ下げして水をくむ井戸。車井。 **くるま‐えび**【車蝦・車海老】クルマエビ科のエビ。腹部に暗紫色のしまがある。食用。 **くるま‐ざ**【車座】大ぜいの人がまるく内側を向いてすわること。「―になって話し合う」 **くるま‐だい**【車代】①自動車・電車などに乗ったときに支払う代金。車賃。②「お――」の形で〉人にわざわざ来てもらった時などに出す謝礼金。類語足代。 **くるま‐どめ**【車止め】①車が通ることを禁じる・こと(標識)。②線路の末端にとりつけ、惰性でによる列車の進行などを防ぐしくみ。③自動車の車輪にあてがって車体が動かないようにする・こと(物)。 **くるま‐へん**【車偏】漢字の部首「車」の称。 **くるま‐まわし**【車回し】に車が出入りしやすいように、門と玄関の間に設けられた円形あるいは長円形の庭。 **くるま‐よせ**【車寄せ】車を玄関に近づけて乗り降りできるようにした、屋根つきの張り出した所。ポーチ。 **くるまる**【包まる】《自五》体に巻きつけるようにしてすっぽりと包まれる。「毛布に―・る」文《四》。 **グルマン** 食いしんぼう。大食漢。▽ gourmand **くるみ**【胡桃】クルミ科の落葉高木の総称。雌雄異花。果実は黄緑色で中にかたい核をもつ。種子は食用、また、油をとる。材は器具用。 **くるみ‐わり**【―割り】クルミの実を割る道具。ナットクラッカー。 **ぐるみ**《接尾》「・・・もあわせて」「・・・といっしょに」「…残らず」の意。ぐるめ。「町―で防犯に努める」「家族―の付き合い」 **くるむ**【包む】《他五》巻くようにして包みこむ。くるめる。「新聞紙で野菜を―・む」文《四》。 **グルメ** 美食家。食通。▽ gourmet **くるめ‐がすり**【久留米絣】福岡県久留米地方で織る、紺地にかすり模様の丈夫な綿布。 **くるめく**【転く・眩く】《自五》①物がくるくる回る。②〔病気・驚き・恐ろしさで〕目が回る。「目も―・くばかりの猛スピード」表記は「転」、②は「眩」を使うことが多い。《四》。 **くるめる**【包める】《他下一》①一つにまとめる。いっしょにする。ひっくるめる。「全部―・めておいくら?」②うまく言ってごまかす。「言い―・める」③くるむ。「赤ん坊をタオルに―・める」図くる・む《下二》。 **くるり**《副》(多く「―と」の形で)①急に軽く一度回るようす。「風車が――と回る」②物事の状態が急に変わるようす。「態度を―と変える」 **ぐるり**《名》周り。周囲。「家の―は畑だ」 **ぐるり**《副》(多く「―と」の形で)①ものが一度回るようす。「腕を―と回す」参考「くるり」より重い感じにいう。②周囲をすっかり取り巻くようす。「―と取り囲む」 **くるる**【枢】①開き戸の回転軸が台の中にはめ込まれる部分。また、そのしくみ。とまら。②戸の桟にから敷居に差しこむ止め木。また、そのしくみ。落とし。 **くるわ**【郭廓・曲輪】①都市・城・とりでなどの周囲にめぐらした土塁や石垣の囲い。また、かこった一区画の地域。②遊郭。遊里。「―通い」 **くるわせる**【狂わせる】《他下一》①正常でなくならせる。「体調を―・せる」「人生を―・せる」②〔予定していたことなどを〕はずれさせる。変更する。「敵の作戦を―・せる」=くるわす。図くるは・す《下二》。 **くれ**【暮れ】①夕方。日暮れ。「―の鐘」団明け。②季節・月・年などが終わろうとするとき。特に、年末。「年の―」「秋の―」③物事の終わり。しまい。「人生の―」 <430> **くれ・うち【塊打ち】** すきなどでほり起こした土のかたまりをくだくこと。また、その作業。 **クレー** ●「クレー射撃」の略。空中に飛ばされた皿を撃つ。●クレー射撃で、射撃の的にする素焼きの皿。▽clay(=粘土)~コート 土を敷きつめたテニスコート。⇔グラスコート。▷clay court~しゃげき【~射撃】射撃競技の一種目。素焼きの皿状のものを空中に飛ばし、散弾銃で撃ち、その命中得点を競う。オリンピック種目の一つ。 **グレー** ねずみ色。灰色。▽gray~カラー オートメーション化された職場やコンピューター関係で働く、神経の集中力が必要な労働者。ホワイトカラーとブルーカラーの中間職種。▽gray-collar~ゾーン どっちつかずの領域。あいまいな、はっきりしない部分。「科学と宗教との間の~」▷gray zone **クレイジー** 《形動》正常さを失ったようす。ばかげているようす。「~な相場」▽crazy **クレーター** 月や火星にみられる、噴火口のような地形。▽crater (=噴火口) **グレード** 等級。「~が高い」▽grade~-アップ《名・他サ》品質・等級を上げること。格上げ。▽grade と up からの和製語。 **クレープ** ●縮み。また、表面に縮みのようなしわが出ている織物。●小麦粉・そば粉を牛乳などでといてうすく焼いた菓子。ジャム・マーマレード・クリームなどをくるんで食べる。▽crêpe **グレープ** ■《造語》「ブドウ」の意を表す。「~ジュース」■《名》ぶどう色。▽grape **グレープ-フルーツ** ミカン科の常緑樹。実は黄色で、まるく大きい。食用。[参考]ブドウのように房状に実がつくことから。▽grapefruit **クレーマー** [特定の企業・団体に]苦情や文句(=クレーム)を言う人。▽claimer **クレーム** ●[商取引などで]契約違反に対する損害賠償の請求。●苦情。文句。「~をつける」「~を処理する」▽claim **クレーン** 起重機。▽crane **グレーン** 《名・助数》ヤードポンド法で、重さの単位。「1~」は約〇・〇六四八グラム。記号 gr。▽grain **クレオソート** 木タールまたはコールタールを分留してとれる油のような物質。刺激性の強いにおいがある。木タールからとったものは劇薬で鎮痛剤などに用い、コールタールからとったものは木材の防腐剤用。▽creosote **くれ・がた【暮れ方】** 太陽がしずむころ。夕方。たそがれ時。[類語]夕暮れ。薄暮。[対]明け方。 **くれぐれ【暮れ暮れ】** 日の暮れようとするころ。 **くれぐれ【呉呉】** 《副》〈多く「~も」の形で〉何度も念を入れて・たのむ(忠告する)ようす。「~もお体を大切に」[類語]重々。かさねがさね。 **グレゴリー-れき【グレゴリー暦】** (Gregorian calendar)一五八二年、ローマ教皇グレゴリオ一三世がユリウス暦を改めてつくった暦。現行の太陽暦。 **グレコ・ローマン** ●レスリングの種目の一つ。上半身で戦い、腰から下の攻撃を禁じるもの。グレコローマンスタイル。▽Greco-Roman。 **クレシェンド** 「だんだん強く」の意味で、楽曲の強弱を表す語。符号は「<」。⇔デクレシェンド。▽crescendo **クレッシェンド** ⇒クレシェンド。▽crescendo **クレッセント** アルミサッシなどに取り付ける、半月形の締め金具。クレセント。▽crescent(=三日月) **くれない【紅】** ●「ベニバナ」の古称。●[ベニバナで染めたような]あざやかな赤い色。「~のバラ」 **くれ・なず・む【暮れ泥む】** 《自五》日が暮れそうでいてなかなか暮れないでいる。「~・む空」 **くれ・のこ・る【暮れ残る】** 《自五》太陽がしずんだあとも、明るさがぼんやりと残る。日が暮れてもなおぼんやりと見える。「~・る西の空」[対]明け残る。 **クレバス** 氷河や雪渓の深い割れ目。▽crevasse **クレペリン-けんさ【クレペリン検査】** (Kraepelin's test)人間の性格や適性を調べる検査の一つ。一けたの数の足し算をくり返すもの。精神作業検査。[参考]ドイツの学者、クレペリンの考案による。 **くれ・むつ【暮れ六つ】** [文]夕方の六つ時。酉{とり}の刻。現在の午後六時。[対]明け六つ。 **クレムリン** モスクワにあるクレムリン宮殿。転じて、旧ソ連政府。▽Kremlin **クレヨン** 棒状の絵の具。石けん・ろう・あぶらなどに色素をまぜてつくる。クレオン。▽crayon (=鉛筆) **く・れる【暮れる】** 《自下一》●太陽がしずんで暗くなる。[コロ]「日が~・れないうちに家へ帰ろう」[類語]たそがれる。[対]明ける。●「時が経過して、年・月・日・季節などが]終わりになる。末になる。[コロ]「年が~・れる」●ある一つのことにとらわれて長い時を過ごす。[コロ]「悲しみに~・れる」[例]「涙に~・れる」●どうしてよいかわからなくなる。[句]「途方に~・れる」[文]く・る《下二》。 **く・れる【呉れる】** 《他下一》●[相手が自分に]ものを与える。よこす。「手紙を~・れる」[命令形は多く「くれ」となる]「明日電話を~・れ」●尊敬 くださる。賜る。●(多く「~・れてやる」の形で)[自分が相手に]ものを与える。また、動作を加える。やる。[相手を低く見なしていう]「金なら~・れてやる」「平手打ちを~・れてやる」 **くれたけ【呉竹】** 「真竹{まだけ}」または「淡竹{はちく}」の別称。 **くれたけの【呉竹の】** 《枕》[竹の縁語「節{よ}」「節{ふし}」から]「世」「夜」「伏し」などにかかる。 **ぐれつ【愚劣】** 《形動》おろかでくだらないようす。「~な行為」[類語]下劣。 <431> ✓ ぐれる――グローバル **ぐ・れる** 《自下一》〔生活態度が〕堕落する。正道からはずれる。不良になる。 **\*くろ【『畔】** 田や畑の境に作った細い土手。あぜ。 **\*くろ【黒】** ●墨のような暗い色。また、その色をした物。黒色。[類語と表現]「色」●黒い碁石。●容疑者が、犯罪の事実があると判定されること。また、その容疑者。犯人。「あいつはーだ」[対]①~③白。●漢字の部首「「黒・黒」の称。 **グロ** 《形動》「グロテスク」の略。 **くろ・あげは【黒揚げ羽】** アゲハチョウ科の昆虫。大形で全体に黒く、後ろばねの裏側のふちに赤い紋が並び、尾状突起がある。幼虫は、ユズ・カラタチなどの葉を食べる。 **くろ・い【黒い】** 《形》●黒の色である。「―・い髪」[句]「目の―・いうち(=生きている間は)」●黒に近い色をしている。濃い褐色である。「色の―・い人」●〔皮膚・衣服・白いものなどが〕よごれている。●暗くて、輪郭がはっきりしない。「やみの中を―・い人影が動く」●悪・不正・不吉などの感じがする。「―・いうわさ」[コロ]「腹が―・い」[図]くろ・し《ク》。 **くろい・きり【黒い霧】** 政・財界人が職権を乱用して不正を行っているような気配のあることのたとえ。[参考]松本清張の小説「日本の黒い霧」に由来する語。 **クロイツフェルト・ヤコブ・びょう【クロイツフェルト・ヤコブ病】** 略語集(CJD)。 **くろう【苦労】** 《名・形動・自サ》〔何かをしようとして〕精神的・肉体的に苦しむこと。また、あれこれと心を用いること。骨折り。「世間の―を知らない」[コロ]「—を掛ける」―しょう【―性】ちょっとしたことまで気にかけて、苦労する性質。―にん【―人】多くの苦労を経験して、世事・人情に通じている人。 **\*ぐ・ろう【愚弄】** 《名・他サ》人をばかにしてからかい、その価値を認めないような扱いをすること。 **\*ぐ・ろう【愚老】** 《代名》《おろかな老人の意で》老人が自分のことを謙遜{けんそん}して言う語。 **くろうと【〈玄人〉】** ●あることを専門的に研究し、よく知っている人。また、それを生かした職業についている人。専門家。●水商売をしている女性。[反]②素人{しろうと}。―はだし【―『裸『足】素人なのに、玄人が(あわてて)はだしでにげ出すほど技芸がたくみなこと。 **クローク** 「クロークルーム」の略。ホテル・劇場などで、コートや身の回り品を一時預かる所。cloak **クロース** ●「布地」に同じ。●「テーブルクロース」の略。=クロス。▽cloth **クローズ** 《名・自他サ》閉じること。閉ざすこと。「店を―する」[反]オープン。▽close ーアップ《名・他サ》●映画・テレビで、顔などの大写し。アップ。●ある物事を特に大きくとりあげること。「貿易の不均衡が―される」 ▽close-up **クローズド・ショップ** 労働協約上の規定の一種。全労働者が一つの組合に加入し、使用者はその組合員以外の労働者をやとうことができず、労働者が組合を脱退するか除名されたときは、使用者はその労働者を解雇しなくてはならない制度。[参考]オープンショップ・ユニオンショップ。▽closed shop **クローゼット** 衣服の収納戸棚(室)。クロゼット。▽closet(=私室。小部屋) **クローネ** 《名・助数》ノルウェー・デンマークの通貨単位。Krone **クローバー** マメ科の多年草「シロツメクサ」の別称。葉はふつう三小葉から成り、茎は地をはう。牧草・肥料などに用いる。うまごやし。クローバ。[参考]四つ葉のものは、「希望」「信仰」「愛情」「幸福」を表し、それを見つけると幸運がおとずれるとされる。▽clover **グローバリズム** ●世界を国境のない一つの共同体であるととらえ、その視点から人口・食糧・エネルギー・環境問題などを解決しようとする考え方。汎地球主義。●経済分野を中心に、グローバリゼーションを推進する考え方。世界規模での経済面から、さらに政治面まで含めた一体化や統合を目指すもの。▽globalism > **[評論文キーワード] グローバリズム** > 「グローバリズム」とはグローバル化(世界化)を推進する考え方である。元来は、世界を国境のない一つの共同体とみなして、環境問題、人口問題、食糧問題などをとらえる考え方をいう。 > しかし、東西冷戦の終結後、各国の経済発展が国の枠を超えてグローバル化していく中、特に経済分野を中心にグローバル化を進めようという考え方で多く用いられるようになった。 > 経済分野中心のグローバル化のためには、国際間で統一したルールをつくり、自由で公正な経済競争を目指すことが求められる。しかしそれは、先進国や大企業がより多くの利益をあげ、発展途上国や小規模企業がいっそうの損失をこうむる可能性も含んでいる。国際的な貧富の差の拡大につながる危険性があるのである。 > また、経済を最優先に、開発、生産を進める考え方は地球環境の破壊にもつながりかねない。 > 世界中で食されるファーストフードに対し、それぞれの国の伝統食を見直しゆっくり楽しもうという「スローフード」という運動がある。これは、画一的なおいしさ、安さなどで文化的価値を決めるべきではないという考え方でもあり、「反グローバリズム」(グローバリズムを批判し反対する立場)の一つである。 **グローバリゼーション** グローバル化。世界化。標準化。特に世界経済の一体化をはかること。▽globalization **グローバル** 《形動》地球的規模の。世界的規模の。「―な観点」▽global ―スタンダード 世界標準。世界共通の基準。特に、企業活動や金融システムでの、世界基準をいう。▽global standard <432> **くろおび**【黒帯】柔道・空手・合気道などで段位を取った者に与えられる黒い帯。また、有段者。团白带。 **クローブ** 丁子{ちょうじ}。また、丁子のつぼみを乾燥させたもの。薬品・香辛料に用いる。▽clove **グローブ** ①電球をすっぽり包む球形の電灯がさ。▽globe (=球。球体)②野球・ボクシング・フェンシングなどで、選手がはめる革製手袋。グラブ。類語ミット。▽glove **グロー‐ランプ** 低圧のガスを封じ込めた電球。蛍光灯の点灯などに使う。▽glow lamp **グローリア** グロリア。▽gloria **クロール** 泳ぎ方の一つ。両手で交互に水をかき、ばた足で進む。自由型の競技で用いられる。▽crawl **クロール‐せっかい**【クロール石灰】〔理]消石灰に塩素を吸収させたもの。漂白・殺菌・消毒に使う。さらし粉。クロールカルキ。 **クローン** 無性生殖によって、細胞や個体から作りだされた同じ遺伝子型をもつ細胞や個体。「一羊」「―技術」▽clone **くろがね**【鉄】(「黒金」の意)〔文〕鉄。まがね。類語)あかがね(=銅)。こがね(=黄金)。しろがね(=銀)。 **くろ‐かび**【黒黴】パンやもちによくはえる、黒っぽい色のかび。 **くろ‐かみ**【黒髪】黒いかみの毛。特に、つやのあるまっ黒な美しいかみの毛。「緑の―」 **くろ‐き**【黒木】①皮をつけたままの材木。团赤木。②生木をかまどで蒸し焼きにした薪。③「黒檀{こくたん}」に同じ。 **くろ‐くま**【黒熊】黒いクマ。特に、ツキノワグマ。 **くろ‐くも**【黒雲】①〔雨を降らせそうな〕黒い雲。②〔何か起こりそうな〕不穏な気配。暗雲。「戦乱のーが全土をおおう」 **くろ‐ぐろ**【黒黒】《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)ひどく黒い(暗い)ようす。「―した闇」 **くろ‐こ**【黒子・黒衣】芝居(特に歌舞伎など)で、役者や踊り手の後見役。また、後見役が着る黒い衣服。黒ん坊。くろご。 **くろ‐こげ**【黒焦げ】黒く焼けこげること。また、そのもの。「料理がーになる」 **クロコダイル** クロコダイル科の爬虫類の総称。熱帯地方に広く分布する。人や獣などをおそうこともある。▷crocodile **くろ‐ごめ**【黒米】「玄米」のこと。团白米。 **くろ‐ざとう**【黒砂糖】精製していない黒褐色の砂糖。おもに菓子類の風味づけに使う。团白砂糖。 **くろ‐じ**【黒字】①黒い色で書いた文字。②収入が支出より多いこと。「家計が―になる」対赤字。 **くろ‐しお**【黒潮】「日本海流」の通称。フィリピンから台湾の東岸を通り、日本列島にそって太平洋を北上する暖流。参考親潮。 **くろ‐しょうぞく**【黒装束】黒一色の服装(をした人)。「―に身をかためる」因白装束。 **くろ‐しろ**【黒白】①黒と白。②物事の善悪。よしあし。こくびゃく。 **くろしろ‐を‐つ・ける**【―を付・ける】《句》善悪をはっきりさせる。是非の決着をつける。黒白{こくびゃく}を争う。 **クロソイド‐カーブ** 高速道路などで、渦巻き形の曲線をえがくなめらかなカーブ。クロソイド曲線。▽clothoid curve **くろ‐そこひ**【黒内障】外見上異状はないが、視力がなくなる病気。黒内障{こくないしょう}。 **くろ‐た**【黒田】稲の植え付け前の田。参考→青田・白田。 **くろ‐だい**【黒鯛】タイ科の海魚。体色は黒っぽい灰色。釣りの対象となる。食用。ちぬだい。 **くろ‐ダイヤ**【黒ダイヤ】①不純物をふくんで黒みをおびたダイヤモンド。②「石炭」の美称。 **くろ‐ち**【黒血】〔はれ物などから出る〕黒ずんだ血。 **クロッカス** アヤメ科の多年草。高さ約一○㌢。葉は細く、早春に紫・黄・白などの六弁の花をつける。▽crocus **クロッキー** 単純な線で、手早くかく絵。▽croquis(=写生) **グロッキー** 《形動》ボクシングで、強いパンチを受けたりして意識が定かでなくなるようす。一般に、ひどくつかれて体力や気力がなくなるようす。グロッギー。「今日は少々ーだ」▽groggy **クロス** ①布。クロース。▽cloth ②十字。十字形。また、十字架。③《名・自サ》交差すること。「道がーする」▽cross **クロス‐オーバー** ●ジャズ・ロック・ソウルなど、さまざまな音楽を混合させた演奏形式。●《名・自サ"》異なる分野のもが組み合わさって、新しいものを作りだすこと。▷ crossover **クロス‐カントリー** 原野・丘陵地・森林などを横断して走る競技。クロスカントリーレース。▽cross-country **クロスワード‐パズル** 碁盤の目のようなます目の中に、与えられた条件から推理したことばを入れて、たてよこにつながることだをつくる遊び。クロスワード。▽crossword puzzle **くろ‐ず**【黒酢】長い時間をかけて発酵・熟成させた米酢の一種。糖とアミノ酸が反応して黒っぽい色になる。 **グロス** ■《助数》一二ダースを一として数える単位。一グロスは一四四個。鉛筆・ペン先などを数えるのに使う。■《名》ゴルフで、ハンディキャップを差し引かない総計のスコア。▽gross **クロス‐ゲーム** 優劣の判定をしかねるような試合。白熱戦。接戦。「逆転また逆転のー」▽close game **クロス‐プレー** スポーツで、判定のむずかしい、きわどいプレー。「ホームベース上のー」▽close play **くろ‐ず・む**【黒ずむ】《自五》黒みをおびる。黒っぽくなる。「ワイシャツが―・む」表記「黝む」ともあてる。 **くろ‐づくり**【黒作り】①イカの塩辛を、イカの墨{すみ}も混ぜてつくること。また、その塩辛。②〔家具・調度などで〕材料や塗料に黒いものを用いること。また、その家具・調度など。 **クロッケー** 球技の一つ。木のボールを長い柄のついた木槌で打って芝生上に設けた数個の鉄門を通過させ、得点を争う。▽ croquet **くろ‐つち**【黒土】①〔腐敗した植物をふくんで〕黒い色をした肥えた土。②焼けて黒い色をした土。焼け土。 **くろ‐つぼ・い**【黒っぽい】《形》①黒に近く見える感じだ。「―・い洋服」②〔俗]玄人の域に近い。③〔俗〕真犯人に近く見えるようすだ。 **グロテスク** 《形動》気味が悪く異様なようす。奇怪なようす。グロ。「―な絵」▽ grotesque **くろてん**【黒貂】イタチ科の動物。毛色は黒から淡灰色まである。 **クロニクル** 年代記。編年史。▽chronicle **くろ‐ねずみ**【黒鼠】●黒い毛のネズミ。●主人にたいして不忠実な家来。 <433> **クローム**。元素記号 Cr。▽chrome -こう【―鋼】クロムを加えた合金鋼。耐熱性・耐食性に富み、強度があるので、機械の部品などに用いる。 **クロノメーター** ●精密な携帯用ぜんまい時計。天体観測や航海に用いる。●公式の検定規格に合格した精度の高い時計に与えられる名称。▽chronometer **くろ・はえ【黒『南『風】** 〔文〕梅雨の初めのころにふく南風。[参考]白南風{しらはえ}。 **くろ・はちじょう【黒八丈】** 黒い無地の絹布。地が厚く、主として男子の和服に使う。[参考]もと八丈島で産したが、現在は東京都あきる野市でも産する。 **くろ・パン【黒パン】** ●ライ麦や、精白しない小麦などの粉で作った黒い色のパン。●カラメルなどを加えた褐色の、あまいパン。 **くろ・ビール【黒ビール】** こがした大麦麦芽を使って作ったビール。黒褐色をしている。 **くろ・びかり【黒光り】** 《名・自サ》黒くて、つやがあること。「―のするテーブル」 **くろ・ふね【黒船】** 船体を黒くぬった船。特に、江戸時代末、日本へやってきた欧米の船舶。 **くろ・ぼし【黒星】** ●黒くてまるいしるし。[反]白星。●的の中心の黒い丸。転じて、ねらった所。図星。「―を射ぬく」●大相撲の星取り表で、「負け」を表す印(●)。転じて、試合に負けること。負け星。「――が続く」〔ひゆ的に、「失敗」「失策」の意でも使う〕「あの失言は―だ」[反]白星。 **くろほ・びょう【黒穂病】** ムギ・トウモロコシなどの穂が細菌のために黒い粉でおおわれる病気。くろぼびょう。 **くろ・まく【黒幕】** (歌舞伎で使う黒い幕の意から)自分は表面に出ず、かげで計画し、指図する人。影武者。「政界の―」[類語]策士。 **くろ・まつ【黒松】** マツ科の常緑高木。海岸に自生する。樹皮が黒っぽく樹脂が多い。雄松。 **くろ・まめ【黒豆】** 大豆の一種。皮が黒く、正月料理の煮豆などに用いる。 **くろ・み【黒み】** 黒いこと。黒っぽい感じ。黒い部分。 **くろ・みずひき【黒水引】** 黒と白に半分ずつ染め分けた水引。凶事用。[参考]黒の部分に紺を用いることもあるので、「青水引」ともいう。 **\*くろ・む【黒む】** 《自五》黒くなる。黒ずむ。[区]《四》。 **\*クロム** 金属元素の一つ。銀白色でかたく空気中でさびない。合金材料として、ニクロム・ステンレスなどに使う。 **くろ・め【黒目】** 〔白目に対して〕眼球の黒っぽい部分(=虹彩の部分)。―がち【―勝ち】《形動》目の白目の部分に比べて、黒目の部分が大きいようす。〔目のぱっちりとして美しいさまに言う〕「―の少女」 **くろ・もじ【黒文字】** ●クスノキ科の落葉低木。山地に自生する。幹に黒い斑点{はんてん}説がある。樹皮に香りがあり、つまようじ・箸などを作る。●「つまようじ」に同じ。 **くろ・やき【黒焼き】** 〔薬に使うため〕動植物を黒くなるまで蒸し焼きにすること。また、そのもの。 **くろ・やま【黒山】** 〔人の頭が黒いことから〕多くの人が一か所に寄り集まっているようすの形容。[コロ]「ーの人だかり」 **くろ・ゆり【黒『百『合】** ユリ科の多年草。高山や寒い地方に自生。夏、暗紫色の花を下向きにつける。 **グロリア** キリスト教で、主の御栄え。栄光。また、それを賛美する歌。グローリア。▽・英 Gloria **クロレラ** 緑藻類クロレラ科の藻類。単細胞植物で、淡水中で生育する。たんぱく質を多く含む。▽chlorella **クロロフィル** 植物細胞の葉緑体にふくまれる、緑色の色素。葉緑素。▷chlorophyll **クロロホルム** 無色透明の揮発性の液体。殺虫剤・溶剤用。劇物。クロロフォルム。▽ィ Chloroform **クロロマイセチン** 抗生剤の一つ。腸チフス・パラチフス・赤痢などの特効薬。副作用のため現在は使用量が激減。クロマイ。[参考]商標名。▽Chloromycetin **くろ・わく【黒枠・黒、框】** ●死亡通知の文章などを囲む黒いわく。「―の付いたはがき」●死亡通知状。 **クロワッサン** 三日月形の小型のパン。脂肪分を多くふくみ、やわらかい。▽croissant(=三日月) **ぐろん【愚論】** ●くだらない議論。ばかばかしい議論。[類語]暴論。●自分の意見を謙遜{けんそん}して言う語。 **くろんぼう【黒ん坊】** ●〔卑称〕黒色人種。●皮膚の色の黒い人。●「黒子{くろご}」に同じ。 **\*くわ【桑】** クワ科の落葉高木の総称。山地に自生し、また栽培もされる。果実は熟すと暗赤色になり甘い。葉はカイコの飼料。材は家具用。樹皮は和紙の原料。 **くわ【銀】** 田畑を耕したり、ならしたりする農具。一枚の平らな鉄板に柄をつけたもの。[参考]「一丁(挺)・・・」と数える。 **くわい【『慈姑】** 。オモダカ科の多年草。中国原産。水田に栽培する。葉は長い柄をもち、秋、長い花茎を出し白色の小さい花をつける。地下の塊茎は食用。 **ぐ・わい【具合・『工合】** ぐあい。 **くわーいれ【鍬入れ】** ●昔、農家で行った行事の一つ。正月の吉日(多くは一一日)に恵方に当たる畑に初めて鍬を入れ、餅などをそなえて豊作を祝った。くわ初め。●土木・建築の着工や植樹のときにその土地に初めて鍬を入れる・こと(儀式)。 **くわうる・に【加うるに】** 裕《接続》そのうえ。それだけでなく。[類語]あまつさえ。 **くわえ・こ・む【「銜え込む】** 《他五》(深く)しっかりくわえる。●〔俗〕〔女性が男性を〕連れこむ。引っぱりこむ。〔下品な言い方〕 **くわえ‐ざん【加え算】** 足し算。寄せ算。 **\*くわ・える【加える】** 《他下一》●今までのものに新しいものを合わせて、数量を多くする。足す。加算する。「三に五を―・える」●新たにつけ足して、程度を増す。「円熟味を―・える」「スピードを―・る」●「ある人を〕同じ範囲にふくめる。仲間に入れる。「会員に―・える」●ある物事に他の物事をつけ足す。付加する。「辞書に新語を―・える」●ある動作・作用を他におよぼす。「治療を―・える」「危害を―・える」[句]「手心を―・える(=手加減をする)」[図]くは・ふ《下二》。 **\*くわ・える【銜える・啣える】** 《他下一》口で物をはさむ。また、はさんで落ちないようにする。「犬がおもちゃを―・える」[句]「指を―・える(=そうしたいと思いながら、手が出せないでいる)」[図]くは・ふ《下二》。 **くわがた【「鍬形】** ●かぶとの前部に二本の角のようにつけた飾り。金属や革で作る。●「クワガタムシ」の略。 **くわがた・むし【鍬形虫】** クワガタムシ科の昆虫の総称。雄の頭部からつき出たあごは長く、くわ形状をしている。クヌギなどの樹液に集まる。くわがた。 <434> I will now begin recognizing and converting the text from the provided 25-page Japanese dictionary PDF into Markdown format. 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The process will be done entirely through direct output without using any external tools. **くわけ**【区分け】《名・他サ》くぎってわけること。区分。「宅地を――する」「書類を―する」類語類別。 **くわし・い**【詳しい・『精しい・『委しい】《形》●細かい部分までも説明をつくしている。詳細である。「この辞典は意味の記述が―・い」「真相を―・く話す」類語詳らか。事細か。精細。子細。●よく知っている。精通している。「この辺の地理に―・い」図くは・し《シク》。 **くわ・す**【食わす】《他五》→くわせる。図《四》。 **くわず・ぎらい**【食わず嫌い】〔ある食べ物を〕食べてみないで、きらいだと決めてしまう・こと(人)。●物事を試してもみないできらう・こと(人)。=食べずぎらい。 **くわせ・もの**【食わせ物】悩●外見はよいが、内容のよくない・こと(物)。「とんだーを買わされた」一見、凡庸に見えて、実は油断のならない人。表記②は多く「食わせ者」と書く。 **くわ・せる**【食わせる】数《他下一》●食べ物をとらせる。「腹一杯―・せる」(うまい物を食わせる意から)思わず手を出して食べたくなるほど味がよい。〔ふつう終止形と連体形を用いる〕「―・せる味」類語 食える。●人に、害を受けさせる。こうむらせる。くらわす。[コロ]「びんたを―・せる(=平手でなぐる)」[句]「いっぱい―・せる(=だます)」生活が成り立つようにする。養う。□□「家族を―・せる」=食わす。図くは・す《下二》。 **くわだ・てる**【企てる】《他下一》●あることをしようと計画する。もくろむ。「金もうけを―・てる」類語企{たく}む。(計)画。企画。●試みる。「逃亡を―・てる」図くはだ・つ《下一一》。 **グワッシュ** ガッシュ。▽{仏}gouache **くわばら**【桑原】●クワ畑。●雷や不吉なこと、いやなことをさけるために唱える、まじないのことば。[参考]②は、ふつう、「くわばらくわばら」と二度言う。 **く・わり**【区割り】《名・他サ》くぎること。区わけ。 **くわわ・る**【加わる】《自五》●今までのものに新しいものが合わさって、その数量が多くなる。「料金に延滞料が―・る」●新たにつけ足されて、その程度が増す。「速度が―・る」「暑さが―・る」「圧力が―・る」●参加する。仲間にはいる。「会議に―・る」●ある物事に他の物事が付加される。「思惑が―・る」図《四》。 ***くん**【勲】《接頭》勲章の等級の上につける語。「―一等」 ***くん**【君】《接尾》友人や目下の人の姓や名につけて、親しみや軽い敬意などを表す。[参考]多く男性に用いられる。 ***くん**【訓】漢字をその意味にあたる日本語の読み方でよむこと。また、その読み方。和訓。国訓。{対}音{おん}。 **ぐん**【群】■《名》多くのものの集まり。むれ。《接*ぐん尾》「・・・の集まり」「・・・のむれ」の意。「流氷{ぐん}」―を抜・く《句》多くの仲間の中でとびぬけてすぐれている。 ***ぐん**【軍】■《名》戦争をするための兵隊の集まり。軍隊。「―を率{ひき}いる」目《接尾》「軍隊」「チーム」「集まり」などの意。「革命{ぐん}」 **ぐん**【郡】都・道・府・県の市以外の地域をいくつかに分けた、便宜的な地理上の区画。 **くん‐い**【勲位】●勲等と位階。●勲等。明治時代以後、一等から八等まで定められた。 **ぐん‐い**【軍医】軍隊に籍を置き、軍隊内の医務に従事する人。位は将校に相当する。軍医官。 **くん‐いく**【薫育】《名・他サ》徳をもって教え導くこと。人格によって感化し教育すること。「―を重んじる」「生徒を―する」類語薫陶。薫化。訓育。 **くんいく**【訓育】《名・他サ】子供の人格や品性をよりよいものに育てること。類語薫育{くんいく}。 **ぐん‐えい**【軍営】軍隊が駐屯している所。兵営。 **ぐん‐えき**【軍役】軍人としてつとめること。軍隊での服役。「―に服する」 **くん・えん**【燻煙】〔文〕物を燃やして、くすぶって出る煙。また、煙でいぶすこと。 **くん・おん**【君恩】主君から受けた恩。○○「―に報いる」 **くん・か**【薫化】《名・他サ》〔文〕徳によって人を感化し、導くこと。類語薫育。 ***ぐんか**【軍歌】●兵士の士気を高めるための勇ましい内容の歌。●軍国思想・愛国心などをうたった歌。 **ぐん・か**【軍靴】軍人用のくつ。「―の響き」 **くん・かい**【訓戒・訓誡】《名・他サ》〔心得などについてその理非を説き〕いましめて、さとす・こと(ことば)。「生徒を―する」1回「―を垂れる」類語訓告。 **ぐん‐かく**【軍拡】「軍備拡張」の略。兵隊の数や軍事上の設備を多くし、充実させること。{対}軍縮。 **ぐんがく**【軍学】戦いの方法について研究する学問。兵学。類語兵法。 ***ぐんがく**【軍楽】軍の楽隊が演奏する音楽。「―隊」 **ぐん・かん**【軍艦】戦闘力をそなえ、水上の戦闘に従事する艦艇。 **くん・き**【勲記】〔文〕叙勲者に対し、勲章とともに与えられる証書。 **くん・ぎ**【訓義】漢字の訓読みとその意味。類語音義。 ***ぐん・き**【軍旗】旧日本陸軍で、連隊のしるしとして天皇からたまわった旗。連隊旗。 ***ぐん・き**【軍機】軍事上の機密。「―を漏洩{ろうえい}する」 ***ぐん・き**【軍紀・軍規】軍隊を統制するための規律や風紀。「―がゆるむ」「―を乱す」 ***ぐん・き**【軍記】〔昔の〕戦争を題材とした書物。戦記。―ものがたり【―物語】鎌倉・室町時代に、戦いを中心として叙事的に作られた物語。「平家物語」「太平記」など。戦記物語。 **ぐん・きょ**【群居】《名・自サ》●むらがっていること。●〔同類の動物が〕むらがってすむこと。群棲。 **くんくん**《副》《「――と」の形も)においをかぐようす。また、その時の鼻を鳴らす音の形容。「犬がにおいを―とかぐ」「鼻を―する」 **ぐんぐん**《副》《「ーと」の形も)●動作を勢いよくするようす。「―ひっぱる」●物事の進み方が速いようす。また、勢いの激しいようす。「背が――のびる」 **くん・こ**【訓詁】〔文〕古語の字句の読みや意味を解釈(研究)すること。―がく【―学】●古典の字句の読みや解釈を研究する学問。●中国で、儒教の経典の字義や注釈を研究する学問。[参考]秦の始皇帝が経典を焼いたのち、漢代に起こり、唐代に大成された。 **くんこう**【勲功】〔文〕国や主君のためにつくした手柄。[コロ]「―を立てる」類語いさお。功績。功労。 ***くんこう**【君公】〔文〕自分の主君を尊敬していう語。主君。きみ。 ***くんこう**【薫香】●よいかおりを立てるためにくゆらす香。●〔香をたいて〕衣服などに香りをしみこませること。 <435> **くんこう**【薫香】よい香りがするようにたいたもの。たきもの。香。●よいかおり。芳香。 **ぐんこう**【軍功】戦争での手柄。戦功。武勲。 **ぐん‐こう**【軍港】海軍の根拠地とした港。 **くんこく**【訓告】《名・他サ》①教えさとす・こと(ことば)。類語訓戒。②労働者に対する懲戒処分の一つで、最も軽いもの。 **ぐんこく**【軍国】軍事を特に重んじ、これをおもな政策とする国家。 **ぐんこく‐しゅぎ**【―主義】国の政治・経済・教育などを戦争のために活用し、軍事力によって国家の発展をとげようとする考え方。ミリタリズム。 **くん・し**【君子】行いが正しく、高い徳のある人格者。四字「聖人一」類語聖人。 **くんし‐はあやうきにちかよらず**【―は危うきに近寄らず】《句》君子は思慮深く、身をつつしんで危険なことはさけるものである。 **くんし‐はひょうへんす**【―は豹変す】《句》君子はまちがいとさとればすぐに改め、善に移ることが非常にはっきりしている。〈易経・革卦〉参考俗に、態度や思想を一変させる意にも使う。 **くん・じ**【訓示】《名・他サ》注意などを目上の人が下の人に教え示す・こと(ことば)。「朝礼でーする」 **くん・じ**【訓辞】教えいましめることば。「校長の―」 **ぐん・し**【軍使】交戦中に、軍の使命をおびて敵の軍隊に行く使者。参考ふつう白旗をかかげて行く。 **ぐん・し**【軍師】①昔、大将の下で作戦をたてた人。今の参謀。②はかりごとがたくみな人。類語策士。。 **ぐん‐じ**【軍事】軍備・軍隊・戦争に関する事柄。また軍務に関する事柄。「―裁判」「―費」 **ぐんじ‐きょうれん**【―教練】戦前、学校で行われた、軍事に関する教育・訓練。 **ぐんじ‐りょく**【―力】〔国家・武装組織などが持つ〕戦争・防衛を行うための力。「強大なーを持つ」「―を行使する」 **ぐんし‐きん**【軍資金】①戦争をするために必要な資金。類語軍費。軍事費。②ある計画を実行するために必要な資金。「海外旅行の―をかせぐ」 **くん・しゃく**【勲爵】勲等と爵位。「ーを授与する」 **くん・しゅ**【君主】世襲によって国を統治する最高位の人。天子・皇帝など。 **くんしゅ‐せい**【一制】(monarchy) 君主を元首とする政治の形態。君主政体。王制。对共和制。 **くん・しゅ**【葷酒】〔文〕ネギ・ニラなど、臭気の強い野菜と酒。 **くんしゅ‐さんもんにいるをゆるさず**【―山門に入るを許さず】《句》臭気の強い野菜はけがれており、酒は心を乱し修行の妨げになるので、清浄な寺の中に持ち込むことを許さない。参考禅宗の寺の門前に「不許葷酒入山門」と記す。 **ぐんじゅ**【軍需】軍事上必要とする・こと(物資)。軍事上の需要。「―産業」 **ぐんじゅ‐けいき**【―景気】軍需産業を中心にして社会全体が活気をおびること。 **ぐんしゅう**【群衆】一か所にむらがり集まっている人びと。「―が殺到する」「―の中の一人」類語衆人。 **ぐんしゅう**【群集】《名・自サ》〔多くの人・物が〕一か所にむらがり集まること。また、その集まり。「興奮したーが押し寄せる」 **ぐんしゅう‐しんり**【―心理】群集の一員になったときに生じる特殊な心理。興奮しやすく、理性的判断力を失って他人に同調しがちになる。注意「群衆心理」は誤り。 **ぐんしゅく**【軍縮】「軍備縮小」の略。兵隊の数や軍事上の設備を減らすこと。「――会議」団軍拡。 **くん・しょう**【勲章】国家の発展や人々の福祉につくした功をたたえて与えられる記章。「文化」 **くん‐じょう**【燻蒸】《名・他サ》①いぶし、蒸すこと。②〔消毒・殺虫などのため〕薬などでいぶすこと。 **ぐん・しょう**【群小】①たくさんの小さいもの。「―諸国」②たくさんのつまらない・もの(人)。 **ぐん‐じょう**【群青】あざやかな藍色{あい}がかった青色の、鉱物性の絵の具(の色)。群青色。「―の空」 **くんし‐らん**【君子蘭】ヒガンバナ科の常緑多年草。五~六月ごろ、四○~五○㌢の花茎をのばし、朱紅色の六弁花を数個つける。 **くん・しん**【君臣】君主とその臣下。句「一義ありく孟子・滕文公章句〉」 **くんしん‐すいぎょ**【――水魚】《句》君主と臣下の関係は水と魚との関係のようにきわめて密接であること。 **ぐん・しん**【群臣】たくさんの臣下。多くの家来。 **ぐん・しん**【軍神】①戦争に行ったときの運命を守る神。②手柄をたてて戦死した軍人を、神とたたえていう語。 **ぐんじん**【軍人】軍隊に籍があり、実戦に参加する人。類語武人。因文民。 **ぐんじん**【軍陣】①軍隊の陣営。軍営。②軍隊の陣立て。「―を立て直す」 **くんずほぐれつ**【組んず解れつ】《副》っ組み合いをしたりはなれたり。ついたりはなれたり。〔激しく動き回ったりたたかったりするようすを言う〕「―の大げんかになる」表記現代仮名遣いでは「くんづほぐれつ」も許容。 **くん!ずる**【薫ずる】《自他サ変》〔文〕よい香りがする。かおる。また、かおらせる。「香を―・ずる」 **くん!ずる**【訓ずる】《他サ変》〔文〕漢字を訓で読む。訓読する。 **くん・せい**【薫製・燻製】塩づけにした魚介や獣肉を木くずなどでいぶし、乾燥させて貯蔵食品にすること。また、その食品。 **ぐんせい**【群棲】《名・自サ》同じ種類の動物が、一か所にむらがってすむこと。群居。「猿がーする谷」 **ぐん・せい**【群生】《名・自サ"》同じ種類の植物が、一か所にむらがってはえること。「山腹に高山植物が―する」 **ぐん・せい**【軍制】①軍事上の制度。「―にのっとる」②軍隊の編制・経理などに関する規則。 **ぐん・せい**【軍政】①〔明治憲法で〕軍事に関する一般行政から軍令②の事項を除いたもの。②軍事に関する政務一般。③軍隊の力で行う政治。「ーをしく」対民政。 **ぐんぜい**【軍勢】①〔兵隊の数、武器の装備などから見た〕軍の勢力。「五万の―」②軍隊。「敵の―」 **ぐん・せき**【軍籍】軍人としての地位・身分。 **くん・せん**【薫染】《名・自他サ"》〔文〕よい感化を・受ける(与える)こと。「先人の―を受ける」 **ぐんせん**【軍扇】〔文〕昔、大将が軍隊を指揮するときに使ったおうぎ。 **ぐん・そう**【軍曹】旧陸軍軍人の位の一つ。曹長の下、伍長の上。「鬼」 **ぐん・そう**【軍装】〔文〕①軍人の服装。②戦場に出るときの服装。「―ーを整える」 **ぐん・ぞう**【群像】彫刻・絵画で一定の主題のもとに緊密な構成をもって人物群を表した作品。また、文学・映画などにえがかれた多くの人々の姿。「青春」 **くん‐そく**【君側】〔文〕主君のそば。君主のそば。 <436> **くんぞく**【君側】《連語》「―の奸{かん}を除く(=君主のそばにいる悪人を殺す)」 **ぐんぞく**【軍属】軍人ではないが、軍隊に属して軍務についている人。 ***ぐん・たい**【群体】(colony)分裂または出芽によって生じた動物の個体が、はなれずに一個の結合体をつくり、互いに依存し合って生活するもの。サンゴ・カイメンなどに見られる。コロニー。 ***ぐん・たい**【軍隊】一定の秩序・規律によって組織された兵士の集まり。「―に入る」「―生活」 **ぐん・だい**【郡代】●〔室町・戦国時代の〕「守護代」の別称。●江戸時代、幕府直轄地の代官。 **くんだり**《接尾》《「くだり」の転。はなれた所の地名につけて)「そのあたり」「・・・のように遠い所」の意。〔自嘲的・やゆ的な言い方〕「奥州―までにげのびる」 ***ぐんだん**【軍団】軍隊の組織で、軍と師団との中間の単位。歩兵二個師団以上が一つにまとまった部隊。 ***ぐん・だん**【軍談】●昔のいくさを題材にした、江戸時代の通俗小説。●「太平記」などの軍記物語に、節をつけて読み聞かせる講談。 **くん・ちょう**【君寵】〔文]主君にかわいがられること。主君の寵愛{ちょうあい}。[コロ]「―を受ける」 **くん・づけ**【君付け】人の名の下に「くん」をつけて呼ぶこと。〔同輩以下の待遇を表す〕類語さん付け。 **くんづ・ほぐれつ**【組んづ『解れつ】《連語》《「組む」「解れる」の連用形「組ん(音便)」「解れ」に接続助詞「つ」がついた形)くんずほぐれつ。 **ぐんて**【軍手】太い白木綿で編んだ作業用手袋。左右の別がない。周軍隊用に作られたことからの名。 **くん・てん**【訓点】漢文を訓読するためにつける送りがな・ヨコト点・返り点などの総称。 **くん・でん**【訓電】《名・他サ》電報で命令や指図をすること。また、その電報。電訓。 **ぐんと**《副》●強く力を入れるようす。「―押す」●他のものや以前の状態と比べて、差が大きいようす。一段と。ぐっと。「実力のほどは―落ちる」●強い感動を受けるようす。「―胸にこたえる」類語じんと。 ***くんとう**【勲等】国家が与える勲章の等級。勲一等から勲八等まである。 ***くん・とう**【薫陶】《名・他サ》《香をたいて香気をしみこませ、粘土を焼いて陶器とする意から)徳によって人を感化し、教育すること。1回「師のーを受ける」類語薫育。陶冶。 **くん・どう**【訓導】《名・他サ】教えみちびくこと。●旧制小学校の教師の呼び名。 **ぐん・とう**【群島】●むらがり集まった多数の島。{因}孤島。●ある一定の海域にある多数の島の総称。「マリアナ―」 ***ぐんとう**【群盗】〔文〕集団をつくっている盗賊。 **ぐん・とう**【軍刀】軍人が持つ、戦闘用の刀。 **くん・とく**【君徳】君主として持つべき徳。 **くん・どく**【訓読】《名・他サ》●漢文に訓点をつけ、日本語の文法に従って読み下すこと。●漢字・漢語を訓で読むこと。訓読み。類語和訓。国訓。{因}音読。 **ぐん‐ば**【軍馬】軍隊で軍事に用いる馬。軍用馬。 **ぐん・ばい**【軍配】●《名・他サ》〔文〕軍隊を配置し指揮すること。転じて、指図。●「軍配うちわ」の略。―うちわ【―『団扇】●昔、大将が戦の指揮をとるときに使った、うちわ形の武具。●大相撲の試合で行司が持つ、うちわ形の道具。――を上・げる《句》●大相撲で、行司が勝った力士を軍配で指し示す。●転じて、一方を勝ちと判定する。 **ぐん‐ばつ**【軍閥】軍部を中心とする、特権的な政治勢力。 **ぐん・ぱつ**【群発】《名・自サ》特定の場所でしばしば起こること。ーじしん【―地震】特定の地域にしばしば起こる、一連の小さな地震。群発地震。 **ぐん‐び**【軍備】●軍事上の設備をそなえること。「―を増強する」●戦争の準備・用意。類語戦備。 **ぐんぴょう**【軍票】戦地・占領地などで、軍隊が通貨の代用として使用する特別の手形。軍用手形。 ***ぐんぶ**【群舞】《名・自サ》大ぜいがいっしょにおどること。また、その踊り。「白鳥の―」 **ぐんぶ**【軍部】陸軍・海軍・空軍の総称。軍当局。 ***ぐんぶ**【郡部】郡に属する地域。{団}市部。 **くんぷう**【薫風】〔文〕若葉の香りをふくんだ、さわやかな初夏の風。「―かおる五月」類語青嵐{せいらん}。 **ぐんぷく**【軍服】軍人の制服。 **ぐんぼう**【軍帽】軍人の制帽。 **ぐんぼう**【軍法】●戦争の仕方。兵法。●軍隊の法律。軍隊の刑法。―かいぎ【―会議】軍人・軍属の裁判をする特別刑事裁判所。 **ぐん・む**【軍務】軍事上の事務。また、軍隊の勤務。「―に服する」 **くんめい**【君命】主君の命令。類語主命。 **ぐんもん**【軍門】陣営の出入り口。類語陣門。――に降{くだ}る《句》〔戦争や競争に負けて〕相手の支配下に服する。降参する。 **くん・ゆ**【訓諭】《名・他サ》教えさとすこと。 **ぐん・ゆう**【群遊・群泅】《名・自サ》●むらがり遊ぶこと。●群れをなして泳ぐこと。「―するカツオ」 ***ぐん・ゆう**【群雄】たくさんの英雄。 **ぐんゆう‐かっきょ**【群雄割拠】たくさんの英雄が各地に地盤をはり、互いに勢力を争うこと。また、多くの実力者が競い合うこと。「――の高校球界」 **ぐん‐よう**【軍用】軍隊で使うこと。「―機」「―地」 **くん・よみ**【訓読み】《名・他サ》◆くんどく(訓読)②。{対}音読み。 **ぐんらく**【群落】●同じ生育条件を好む植物が、ある地域に集まり生えているもの。ある地域に群生する植物集団。「ミズバショウのー」●多くの村落。 ***ぐん・りつ**【群立】《名・自サ》〔文〕〔組織・建物などが〕むれをなしてできること。「高層ビルがーする」 ***ぐん・りつ**【軍律】●軍隊のなかの規律。「―が厳しい」類語軍紀。●軍人に適用する法律。 **ぐん・りゃく**【軍略】軍事上の計略。類語戦略。 **ぐん・りょ**【軍旅】●戦場に出ている軍隊。●戦争。 **くん・りん**【君臨】《名・自サ》●君主として国民を治めること。「――すれども統治せず」●ある分野において絶大な勢力をもつこと。「文壇に―する」 **くん・れい**【訓令】《名・他サ》●訓示して命じること。また、その命令。●〔法〕内閣や各省が下級官庁に対して命令を下すこと。また、その命令。「内閣―」 **くんれい‐しき・ローマじ**【訓令式ローマ字】ローマ字のつづり方の一つ。一九三七(昭和一二)年、内閣訓令で発表されたもの。オ・ヲ、ジ・ヂ、ズ・ヅなどの区別をやめ、シ・チ・ツをsi,ti,tuと書き表す。国定式。訓令式。[参考]ヘボン式ローマ字。 <437> **ぐん・れい**【軍令】●軍事上の命令。●〔明治憲法で〕軍事のうち、作戦・用兵に関する事項。 **くん・れん**【訓練】《名・他サ》習熟させるために、教えて練習させること。「宇宙飛行士の―を受ける」「職業―」「―飛行」類語習練。 **くん・わ**【訓話】上の者が下の者に口頭で教えさとす・こと(話)。「学長の―」類語訓辞。 **け**【卦】易{えき}説で、占ったときに算木{さんぎ}に現れる形。乾・兌{だ}・離・震・巽{そん}・坎{かん}・艮{ごん}・坤{こん}の八種がある。 **け**【毛】●動物の皮膚や植物の表面に生える糸状のもの。また、それに似たもの。●髪{かみ}。髪の毛。●鳥の羽毛。「―をむしる」●羊毛をつむいだ糸。また、それでつくった製品。「―のコート」●漢字の部首「毛」の称。――の生えたよう《句》〈「・・・に―」の形で〉その物よりわずかにすぐれているようす。「民宿に―な旅館」――を吹いて疵{きず}を求・める《句》強いて人の欠点を探そうとするたとえ。また、人の欠点を探そうとしてかえって自分の欠点をさらけだすたとえ。〈漢書・景帝紀〉 **け**【気】《名》〔その要素が〕そこにあると感じられる様子や気分。気配。「火の――」《接頭》《形容詞・形容動詞、また動詞について)「何となく」「どことなく」の意をそえたり、意味を強めたりする語。「――だるい」「―おされる」表記多くかな書き。目《接尾》《名詞、動詞連用形、形容詞・形容動詞の語幹などについて)そのような気配・傾向が感じられる意をそえる語。「人気」「寒―」「眠―」〔名詞につくときは、「っけ」の形になることも多い〕「商売っ―」「茶目っ―」表記形容詞・形容動詞語幹につくときは、多くかな書き。 **け**【筒】〔古〕●食器。●物を入れるうつわ。 **け**【褻】〔晴れに対して〕ふだんの場合。日常。平生{へいぜ}。――にも晴れにも《句》ふだんにも晴れがましいときにも。いつも。いつでも。年中。 **け**《終助》《文語助動詞「けり」の転》〔過去の助動詞「た」、断定の助動詞「だ」につき、「たっけ」「だっけ」の形で使う〕●話し手の回想を表す。また、回想による確認、感動・詠嘆を表す。「子供のころは、よくけんかしたっけなあ」「そうそう、今日は例会があったっけ」●回想による確認の形で問いかけるのに使う。「それ、何だっけ。教えてくれよ」[参考]①②とも、親しい間柄で使う。ただし、初めて会う人に対しても、「どちら様でしたっけ?」のように、回想による確認の形で問いかけることもできる。その場合、すでに承知しているべきだったのにという話し手の心遣いが示されるため、やわらかい響きの質問となる。 ***け**【家】《接尾》《姓・官職名・称号などにつけて)その一族・家族全体を表す。また、敬意をそえる。「山本―」「将軍―」類語)氏。 ***げ**《接尾》《形容詞の語幹、体言、動詞の連用形について、形容動詞の語幹または名詞を作る)「・・・そうだ」「・・・のふうだ」「・・・らしいようす」などの意。「さびしー」「得意―」「かわいー」表記「気」と書くこともある。 ***げ**【下】●価値・階級・順位・地位などがいちばん低いこと。おとっていること。下{げ}。「子供をだますなどーのーだ(=最悪だ)」●〔二冊または三冊に〕分かれている書物の最後のもの。下巻。{②}上・中。 ***げ**【偈】仏の徳・教えをたたえる詩。[参考]梵語{サンスクリット}gāthāの音訳の略。 **け・あし**【毛脚・毛足】●毛布や絨毯{じゅうたん}などの表面の毛のようなもの。「―をそろえる」●毛がのびていくようす。「―が早い」●毛がたくさん生えた足。 **け・あな**【毛穴・毛『孔】皮膚の表面にある、毛の生える小さな穴。 **ケアレス・ミス** 不注意による間違い。軽率な誤り。▷careless mistake から。 **ケア**《名・他サ》●社会的弱者・高齢者などの世話をすること。介護。看護。「―付き住宅」「在宅―」●手入れ。「スキン―」▽care―ハウス 老人福祉法に規定される軽費老人ホームの一つ。低額負担で、食事・入浴などのサービスを受けることができる。▽care と house からの和製語。―プラン 専門家がたてる、介護サービスの計画。▽care と plan からの和製語。―マネージャー 介護支援専門員。介護の計画・認定などにあたる専門家。資格試験がある。▽care manager―ワーカー 介護福祉士。障害者や寝たきりの高齢者の介護にあたる資格者。▽care と worker からの和製語。 **けあがり**【蹴上がり】《名・自サ》鉄棒にぶらさがり、体を大きく前方にふって、その動作の反動を利用して鉄棒の上に出ること。 **け・あげ**【蹴上げ】段ばしごや階段の、一段の高さ。 **け・あ・げる**【蹴上げる】《他下一》けって上へあげる。上の方向にける。 **けい**【軽】《接頭》「大がかりでない」「簡単である」「軽い」などの意。「――作業」「—装備」{対}重。 **けい**【型】《接尾》「かた」「タイプ」「パターン」「スタイル」などの意。「理念―」 **けい**【形】《接尾》「かたち」「図形」などの意。「三角―」 **けい**【渓】《接尾》《固有名詞につけて)景色のよい深い谷の意。「耶馬―(大分)」「寒霞―(香川)」 **けい**【茎】《接尾》「くき」の意。「地下―」「地上―」 **けい**【京】《助数》兆の一万倍を一とする単位。一〇の一六乗。京{きょう}。 **けい**【兄】■《名》〔文]あに。{因}弟{てい}。■《代名》《対称の人称代名詞》〔文〕親しい先輩・同輩に対する敬称。きみ。〔男同士の手紙で使う〕目《接尾》〔文]親しい先輩・友人の姓名などにつけて敬意を表す語。〔男同士の手紙で使う〕[参考]「君」より敬意が高い。{団}姉{し}。――たり難く弟たり難し《句》二人の間の能力が張り合っていて、優劣がつけにくい。負けず劣らずである。 **けい**【刑】法律にそむいた者に科する罰。刑罰。[コロ]「―に服する」「―に処する」「―を科す」[参考]自由刑と財産刑とがある。 **けい**【卿】《名》〔文〕●三位以上の貴族。卿{きょう}。●大臣。朝廷に仕える高官。《代名》《対称の人称代名詞》〔文〕君主が身分のある臣下に呼びかけることば。 **けい**【啓】〔文〕●上の身分の人に奉る文書・意見書。●手紙の始めに書く尊敬語。[参考]「拝啓」より敬意が少ない。 **けい**【径】〔文〕●道。こみち。●〔円などの〕さしわたし。直径。「―三メートル」 **けい**【景】《名》〔文〕けしき。風景。「水陸のー」日《接尾》芝居で、一幕に演じる場面を、情景によってさらに細かく分けたものを表す。「第一幕第一――」 <438> **けい**【桂】●クスノキ科の常緑高木。樹皮や枝は薬品・香料などの原料となる。けいのき。●「桂馬{けいま}」の略。 **けい**【系】《名》〔文〕筋道。系統。●〔数〕一つの定理からただちに推定・証明される命題。●地層区分の一つ。地質時代の区分の一つである「紀」に対応する。「カンブリアー」《接尾》「一続きの関係」「系統」「すじ」などの意。「太陽―」「外資―」 **けい**【経】●縦。また、織物の縦糸。●「経度」の略。{対}②緯。 **けい**【罫】●文字の列をそろえて書くために、縦または横に一定の間隔で引いた細い直線。[ゴロ]「ーを引く」●印刷で、活字と併用して組む輪郭や線。また、それで印刷したもの。●碁・将棋の盤面に引いた縦横の線。 **けい**【計】《名》〔文〕計画。はかりごと。[句]「一年の―は元旦にあり」●二つ以上の数・量を加えた数。合計。「一二万円」《接尾》「ものをはかるための器具」の意。「速度―」「湿度―」 **げい**【芸】●習って身につける技。特に、役者の演技や技能。「名優の―に見とれる」●見せ物で、動物が見せる技。[コロ]「―を仕込む」――が細か・い《句》小さな行動にも細かい注意が行き届いている。やることに念が入っている。――が無・い《句》ありふれていて、変わったところや すぐれたところがない。くふうが足りない。――は身を助・ける《句》道楽で身につけていた芸が、生活に困ったとき、生計をたてるもとになる。 **ゲイ** 男性の同性愛者。「―バー」▽gayーボーイ〔俗〕男性でありながら女性のように外見を装う者。▽gay boy **けい・あい**【敬愛】《名・他サ》〔ある人を〕尊敬し、親しみの情をいだくこと。愛敬{あいけい}。「――する恩師」 **けい・あん**【桂庵・慶庵・慶安】●縁談の仲介者。仲人{なこうど}。●奉公人・雇い人を周旋する職業(の人)。口入れ屋。〔①②とも古風な言い方〕[語源]江戸時代の医者、大和桂庵が縁談の仲介を好んだことから。 **けいい**【敬意】尊敬する気持ち。1回「―をはらう」[コロ]「ーを表する」 **けいい**【経緯】〔文〕(縦糸と横糸の意)●地球の経度(経線)と緯度(緯線)。②〔事件・物事などの〕事情。いきさつ。「事の―を説明する」 **けいい**【軽易】〔文〕《名・形動》〔方法・事柄などが〕手軽でたやすいこと。「―な作業」 **げい・いき**【芸域】●芸または芸術の領域。●演じることができる、芸の広さ・深さの範囲。「―が広い俳優」 **けい・いん**【契印】数枚からなる一連の公文書などで、それらが関連していることを証明するため、それぞれの紙面にまたがらせて押す印。割り印。 **げい・いん**【鯨飲】《名・他サ》〔クジラが海水を飲むように〕酒を多量に飲むこと。牛飲。 **げいいん・ばしょく**【鯨飲馬食】《名・自サ》「牛飲馬食」に同じ。 **けい・えい**【形影】〔文〕ものの形と、その影。―相弔・う《句》《自分の体とその影とが互いに様子をたずね慰め合う意で)孤独であることのたとえ。―相伴・う《句》〔形とその影のように〕夫婦などがむつまじくいつもはなれないでいることのたとえ。 **けい・えい**【経営】《名・他サ》《縄張りをして基礎を固め、建築する意から)営利的・経済的目的のために事業を運営すること。「会社を―する」●計画を立て、工夫して物事を行うこと。「学級―」 **けい・えい**【継泳】〔文]水泳のリレー競技。 **けい・えい**【警衛】《名・他サ》〔文〕〔ある人の身の回りを〕警戒し護衛する・こと(人)。警護。類語護衛。 **けい・えん**【敬遠】《名・他サ》●表面では、尊敬しているような態度をとりながら、心の中ではきらって相手にしないこと。また、面倒な事態になることをきらうなどして、わざとさけること。●野球で、投手が打者との勝負をさけ、四球で一塁に歩かせること。「―策」 **けい・えん**【閨怨】〔文〕夫または恋人とはなれている女性が、ひとり寝のさびしさをうらみ悲しむこと。 **げい・えん**【芸苑】〔文〕文学者や芸術家の仲間・社会。芸林。 **けい・えんげき**【軽演劇】軽い気分で楽しめる、おもに娯楽を目的とした演劇。 **けい・おんがく**【軽音楽】〔ジャズ・歌謡曲・シャンソンなど」クラシック以外の大衆向きの軽い音楽。類語ポピュラーミュージック。 **けい・か**【経過】●《名・自サ》年月・時間が過ぎてゆくこと。「二○年が――する」●時間が過ぎるにしたがって進行し、変化してゆく物事のありさま・状態。「手術後の―は順調だ」類語過程。 **けいが**【慶賀】《名・他サ》〔文〕〔めでたい事柄を〕喜び祝うこと。「―の至り」類語祝賀。慶祝。 **げい・か**【猊下】〔文〕●高僧や宗派の管長の敬称。[語源]「猊」は獅子{しし}の意で、仏を人間の中の獅子にたとえた。●僧に送る手紙の脇付{わきづけ}に用いる語。 **けい・かい**【啓開】《名・他サ】水面や水中にある障害物を取り除いて、安全に航行できるようにすること。 **けいかい**【警戒】《名・他サ》犯罪・災害などの好ましくないことが起こらないように、用心し備えること。「―に当たる」「―警報」類語警備。―しょく【―色】毒や悪臭をもつ動物に多く見られる、鮮明な色彩や模様のある体色。他の動物が警戒して近寄らないので、身を守るのに役立つ。[参考]保護色。―せん【―線】●河川で、防災のために警戒を要する限界の水位。●非常線。 **けい・かい**【軽快】《名・形動》●〔動作が〕軽々しくて気持ちがよいこと。「――に走る」「―なリズム」●心が晴れ晴れとして楽しいこと。「――な気分」 **けいがい**【形骸】〔文〕●精神の働きや生命を失った外形だけの体。また、実質的な部分を失った建物などの骨組み。[コロ]「―をとどめる」●実質的な内容を失って形だけになったもの。―か【―化】《名・自サ》実質的な内容がなく形だけのものになること。「議会政治のー」 **けい・がい**【咳唾】〔文〕せき。せきばらい。――に接・する《句》●親しくお目にかかる。●身近に尊敬する人の話を聞く。 **げい・かい**【芸界】〔文〕芸人の社会。芸能界。 **けいかく**【圭角】〔文〕《玉の、とがった角の意から)言動や性格などが角ばっていて親しめないこと。―が取・れる《句》角がとれて人柄が円満になる。 **けい・かく**【計画】《名・他サ】ある物事を行うための方法・段どりなどをあらかじめ考えること。また、その考え。プラン。[コロ]「―を立てる」類語企画。企て。謙譲愚計。愚策。拙策。[類義語の使い分け]「企画・計画」―だおれ【―倒れ】計画しただけで実行しないこと。 <439> **けいか【――てき】** 実行や実現にいたらず終わること。―てき【一的】《形動》前もって計画しているようす。「――に課題を進める」 **けいがく【経学】** 経書(四書五経など儒教の経典)を研究する学問。 **\*けい・かん【挂冠・『掛冠】** 《名・自サ》《「かいかん」の慣用読み)〔文〕官職をやめること。致仕。退官。周ぬいだ冠を城門にかけて国を去るの意から。 **\*けい・かん【景観】** (風情のある)けしき。ながめ。 **\*けいかん【桂冠】** 「月桂冠{げっけいかん}」の略。―しじん【一詩人】(poet laureate) イギリスで、王室に属し、その優遇を受ける名誉ある詩人。王室詩人。 **\*けい・かん【荊冠】** いばらの冠。[参考]キリストがはりつけになったときかぶらされた。受難のたとえに使う。 **\*けい・かん【警官】** 「警察官」の略称。 **\*けいかん【鶏冠】** ●〔文〕ニワトリのとさか。●「鶏冠花」の略。「ケイトウ」のこと。 **\*けい・がん【慧眼】** 《名・形動》《かしこい目の意》〔文〕「炯眼{けいがん}②」に同じ。团凡眼。 **\*けい・がん【炯眼】** 《明らかな目の意)〔文〕●するどく光る眼。句「一人を射る」●《名・形動》物事の本質を見ぬくするどい眼力。慧眼{けいがん}。团凡眼。 **\*けい・き【京畿】** 〔文〕●皇居に近い地域。みやこ。●京都に近い国々。畿内{きない}。 **\*けい・き【刑期】** 〔刑務所で〕刑の執行を受ける期間。 **けい・き【契機】** ●きっかけ。「転職を―に引っ越す」類語転機。●(Moment)〔哲〕物事の変化・発展・発生などをうながす本質的要素。また、物事の発展過程の一段階。[参考]ヘーゲルの弁証法の用語。 **\*けい・き【景気】** ●好況・不況などの経済活動の状況。「―が回復する」「好―」●特に、経済活動が活発で金回りがよいこと。「オリンピックで大変なーだ」●物事の活動状態や威勢(がよいこと)。[コロ]「―のいい声を出す」―づ・く【一付く】《自五》●景気②が盛んな状態になる。上景気になる。●景気③が盛んになる。「お酒が入ると―・く」―へんどう【一変動】〔資本主義経済で〕景気の上昇・下降という、周期的にくり返す経済活動の変化。[参考]好況・後退・不況・回復という四つの局面が循環するので「景気循環」ともいう。 **\*けい・き【継起】** 《名・自サ》〔文〕同じような事柄が引き続いて起こること。―てき【——的】《形動》同じような事柄が、続いて起こるようす。 **けい‐き【計器】** 長さ・重さ・速さなど数量をはかる器具の総称。計量器械。メーター。―ひこう【一飛行】計器の指示によって速度・位置などを判断しながら飛行すること。团有視界飛行。 **けい・きかんじゅう【軽機関銃】** 一人で操作・運搬のできる小型の機関銃。軽機。团重機関銃。 **けい・ききゅう【軽気球】** 「気球」に同じ。 **けい・きへい【軽騎兵】** 軽装をした騎兵。軽騎。 **けい・きょ【軽挙】** 《名・自サ》〔文〕よく考えないで、軽率に行動すること。また、その行動。 **けい・きょう【景況】** 〔文〕●景気の状態。「通信業界の―」●その場のありさま・様子。 **けい・きょく【荊棘】** 〔文〕●いばら。また、いばらが 生えた荒れた土地。●乱れて騒然とした状態。また、苦しみや困難にみちた状態。句「―の道」 **けいきょ・もうどう【軽挙妄動】** 《名・自サ》〔文〕深く考えず、軽々しく行動を起こすこと。軽はずみな行動。 **けい・きんぞく【軽金属】** 比重四~五以下の金属。マグネシウム・アルミニウムなど。対重金属。 **けい‐く【警句】** 人生や社会に対する真理をするどくつき、すぐれた考えなどをふくんだ短い語句。エピグラム。アフォリズム。類語金言。 **\*けい・ぐ【刑具】** 体刑に用いる道具。むち・かせなど。 **\*けい・ぐ【敬具】** 《感》〔文〕《「つつしんで申し上げます」の意)手紙文の終わりに書く挨拶の語。[参考]「拝啓」「謹啓」と対応して用いる。類語敬白。拝具。頓首。再拝。草々。不一。 **けいぐん【鶏群】** 〔文〕ニワトリの群れ。――の一鶴《句》凡人の中にすぐれた人が一人まじっていること。 **けい・けい【炯炯】** 《形動》〔文〕目などがするどく光るようす。「――たる眼光」類語爛々。 **けいけいに【軽軽に】** 《副》〔文〕十分に注意をはらわないで、物事を軽々しくするようす。「―論じるべきではない」類語軽率。 **げい・げき【迎撃】** 《名・他サ》攻めて来る敵をむかえ撃つこと。邀撃。团出撃。―ミサイル 敵のミサイルや航空機をむかえ撃つためのミサイル。 **けいけつ【経穴】** 〔鍼灸{しんきゅう}術で]灸をすえ、鍼をうつときの身体の要所。つぼ。 **けいけん【経験】** ●《名・他サ》五感によって実際に見たリ聞いたりこころみたりすること。「貴重な―をする」[コロ]「ーを積む」[コロ]「―が浅い」[コロ]「―に富む」[コロ]「―に乏しい」類語体験。●経験によって得た知識や技術。「―が役に立つ」―そく【一則】経験的に得た法則。経験的法則。―ち【―値】経験した度合い。経験の程度。―てき【一的】《形動》頭で考えることよりも、経験して得た知識や印象を重くみるようす。―ろん【一論】●〔哲〕真の知識は経験によってのみ得られるという考え方。経験主義的認識論。イギリスのロックやヒュームなどが代表。②経験をもとにしてできた議論。 **\*けいけん【敬虔】** 《名・形動》深く敬い、つつしみ深いこと。特に、神仏を敬いつつしんで仕えること。「――なキリスト教徒」 **けいげん【軽減】** 《名・自他サ》〔負担・苦痛などが〕へって軽くなること。また、へらして軽くすること。 **けいこ【稽古】** 《名・他サ》●〔学問・武術・芸能など〕諸芸を習うこと。[コロ]「―をつける」類語練習。学習。●〔演劇・映画・放送などの」予行演習。リハーサル。―ごと【―事】踊り・琴・茶・生け花などの芸事を、師匠について習得すること。また、その芸事。―だい【一台】●舞踊の稽古などのために設けた板張りの場所。●稽古のために使われる物や人。稽古の相手。 **\*けいご【敬語】** 相手や第三者に対して、話し手の敬意を表すために使う・ことば(ことばづかい)。ふつう、尊敬語・謙譲語・丁寧語の三種に分けるが、文化庁の「敬語の指針」では、謙譲語を謙譲語Iと謙譲語Ⅱ(丁重語)に、丁寧語を丁寧語と美化語に分け五種とする。敬語法。[参考]巻末「現代日本語の文法」。 **\*けいご【警固】** 《名・他サ》〔ある場所を〕警戒して守り固める・こと(設備)。また、その人。 <440> **\*けいご【警護】** 《名・他サ》〔ある場所・人などの付近を〕警戒して守る・こと(役)。「重要人物をーする」類語警備,護衛。 **げいこ【芸子】** 芸者。芸妓。〔多く関西で使う〕 **\*けいこう【傾向】** ●〔物事の性質・状態などが〕ある方向にかたむいていること。そうなりそうな気配。「物価は上昇の―にある」類語動向。趨勢{すうせい}。●左翼的な方向にかたむいていること。 **\*けいこう【径行】** 〔文〕思ったことを直ちに行うこと。四字「直情―」 **\*けいこう【携行】** 《名・他サ》〔品物を〕持って行くこと。たずさえて行くこと。「食糧を――する」類語携帯。 **\*けい・こう【景仰】** 《名・他サ》〔文〕人格の高い人を敬いしたうこと。景仰。類語欽慕{きんぼ}。 **\*けい・こう【経口】** 〔薬・細菌などが〕口を通って体内にはいること。「―ワクチン」―かんせん【―感染】病原菌のついた飲食物などを食べて感染すること。。 **\*けいこう【蛍光】** (ホタルの放つ光の意)〔理〕ルミネセンスの一種。ある種の物質が光・紫外線・X線・電子線などの電磁波によって刺激を受けたときに発する、高熱を伴わない光。―とう【一灯】ガラス管の内側に蛍光物質をぬり、水銀灯の放電によって生じる紫外線をあてて発光させる照明灯。 **\*けい・こう【鶏口】** ニワトリの口。―となるも牛後となる勿れ《句》大きな団体の尻につくよりは小さな団体の長になれ。〈史記‧蘇秦伝〉 **けいごう【契合】** 《名・自サ》〔文〕〔割り符を合わせたように〕二つのものが一致すること。類語符合。 **げい・ごう【迎合】** 《名・自サ》相手の気に入るように調子を合わせて、自分の態度や考え方を変えること。「時の権力に―する」類語阿諛。追従{ついしょう}。 **けいこうぎょう【軽工業】** 食品・繊維品・雑貨など、おもに消費財を生産する工業。因重工業。 **けいごうきん【軽合金】** アルミニウム・マグネシウムなどを主成分にした合金。軽くて強い。自動車・航空機などの材料に使う。ジュラルミンなど。 **\*けいこく【傾国】** 〔文〕〔王が国政をおこたり、国をあやうくするほどの〕美しい女性。●遊女。同傾城{けいせい}。 **\*けいこく【渓谷】** 川が流れている深い谷間。「―美」類語峡谷。 **\*けいこく【経国】** 〔文〕国を治め経営すること。四字「文章―」四字「―済民」類語治国。 **\*けいこく【警告】** 《名・他サ》〔危険や不都合が起こりそうなため〕注意するように告げ知らせること。また、その知らせ。[コロ]「―を発する」類語戒告。忠告。 **けいこつ【脛骨】** すねの内側の細長い骨。 **\*けいこつ【頸骨】** くびの骨。 **げい‐ごと【芸事】** 日本舞踊・音曲など芸能・遊芸に関する事柄。「―を習う」 **けいさい【掲載】** 《名・他サ》〔文章や写真を〕新聞・雑誌などにのせること。類語記載。登載。 **けいさい【継妻】** 〔文〕後妻。のちぞい。継室。 **けいさい【荊妻】** 〔文〕《「荊」はいばらの意)自分の妻を謙遜{けんそん}して言う語。愚妻。後漢の梁鴻の妻が、いばらのかんざしをさしていた故事による。 **けいざい【経済】** 《「経世済民」または「経国済民」の略から)●人間の生活に必要な物資を生産・分配・交換・消費する行為。「―政策」●金銭のやりくり。「家のーが成り立たない」●《名・形動》費用・時間などが節約できること。「時間の―を考える」―か【一家】●経済に通じている人。●金銭の節約がじょうずな人。節約家。[参考]けちな人を皮肉っていうこともある。―がく【一学】社会科学の学問分野の一つ。経済現象を支配する原理・法則を研究する。―さんぎょうしょう【―産業省】国の行政機関の一つ。経済政策の推進、通商貿易・商工鉱業の振興、資源・エネルギー問題などに関する仕事を行う。経産省。―すいいき【―水域】領海の外側に設けられ、沿岸国が資源の探査・開発・保存・管理などの権利をもつ水域。領海の基線から二○○海里まで。排他的経済水域。―せいちょうりつ【―成長率】一国の一定期間(ふつう一年)における経済成長の度合いを示す比率。ふつう、国内総生産の前年度比の伸び率で表される。―てき【―的】《形動》●経済に関係のあるようす。「―に苦しい」●むだがはぶけて、費用・時間などが少なくてすむようす。「電車で行くのがーだ」―ふうさ【一封鎖】ある国との経済上の交流を制限または禁止すること。 **けいさつ【警察】** ●社会公共の秩序を維持し、国民の生命・財産を保護するために、国の統治権に基づいた機能を行使する行政機能。また、その組織。●「警察署」の略。―かん【一官】警察の執行機関の公務員。警官。―しょ【―署】都道府県のそれぞれの受け持つ区域内で、警察①の仕事を行う役所。警察。―ちょう(―庁】国の警察に関する事務をあつかう最高機関。警察庁長官を長とし、国家公安委員会に管理される。 **けいさん【計算】** 《名・他サ》●数量をはかり数えること。特に、数学で法則にしたがって数値を求めたり、式を簡単にしたりすること。●〔結果・なりゆきなどを〕予想して、考えを推し進めること。また、その予想。「事が―通りに運ぶ」[コロ]「風を―に入れる」―き【一器・―機】いろいろな計算を速く正確に行うための機械。計算尺・卓上計算器・コンピューターなど。―じゃく【一尺】対数理論を応用して乗除・平方・立方・開平・開立べなどの計算を簡単に行う器具。―ずく(一)『尽く】何もかも予定したり考えたりした上で決めること。「―のふるまい」表記現代仮名遣いでは「計算づく」も許容。―だか・い【一高い】《形》金銭の計算がこまかくて、けちなようすだ。打算的である。勘定高い。算盤高い。「―・い性格」 **けいさん・えん【珪酸塩】** 〔理〕二酸化珪素と金属酸化物とからなる化合物の総称。地殻の主成分をなす。ガラス・セメント・陶磁器などの原料。 **けいさん・かんむり【卦算冠】** けさんかんむり **けいさん・しょう【経産省】** 「経済産業省」の略。 **けいさん・ぷ【経産婦】** 出産したことのある女性。 **\*けいし【京師】** 〔文](「京」はみやこ、「師」は衆で大衆の意)皇居や行政府のある都市。みやこ。 **\*けいし【兄姉】** 〔文〕あにと、あね。团弟妹。 **\*けいし【刑死】** 《名・自サ》死刑に処せられて死ぬこと。 **\*けいし【継嗣】** 〔文〕家のあとつぎ。あととり。相続人。類語後継者。 <441> **\*けいし【継子】** 〔文]血縁関係のない子。ままこ。対実子。 **\*けい・し【罫紙】** 縦または横に罫が引いてある紙。 **\*けい・し【警視】** 警察官の階級の一つ。警部の上で、警視正の下の地位。―そうかん【―総監】警視庁の長官。―ちょう【一庁】東京都の警察の本部。 **\*けい・し【軽視】** 《名・他サ》ある物事の値うちを軽く考えること。軽んじること。「結論を―する」因重視。 **\*けい・じ【兄事】** 《名・自サ》〔文〕兄のように尊敬し親しく接すること。「山田氏に―する」類語師事。 **\*けい‐じ【刑事】** ●刑法にふれる事件。刑法で処理される事項。「―上の責任」团民事。●「刑事巡査」の略。犯罪の捜査、犯人の逮捕を専門にする巡査。―さいばん【一裁判】犯罪の有無を確かめ、その責任者を処罰するための裁判。―じけん【―事件】刑法の適用を受けて処罰される事件。―そしょう【——訴訟】検察官が犯罪を認定し、犯罪者に刑罰を科するための訴訟手続き。刑訴。―ほしょう【―補償】無罪の判決を受けた者、また、いったん有罪の判決を受けた後、再審などによって無罪とされた者に対し、国がその損害について行う補償。 **\*けい・じ【啓示】** 《名・他サ》キリスト教で、神が人知をこえた真理を人間にあらわし示すこと。黙示。 **\*けい・じ【慶事】** 〔文〕〔結婚・出産など〕よろこぶべき、めでたい事柄。吉事。おめでた。囡弔事。 **\*けいじ【掲示】** 《名・他サ》〔多くの人またはその関係者に知らせるため〕紙などに書いてかかげること。また、その文書。「今週の目標を―する」ーばん【―板】●掲示するものを貼るための板。●インターネット上に設けられた、意見などを自由に書き込みできる場。 **\*けいじ【繋辞】** (copula)〔論〕命題の主辞と賓辞を結びつけ、肯定または否定を表す語。日本語の「人は動物である」の「である」、英語の be動詞の類。 **\*けいじ【計時】** 《名・自サ》〔文〕〔競技などで〕ストップウオッチなどを使って経過した時間を計ること。 **けいじ・か【形而下】** ●形のあるもの。有形のもの。●(the physical)〔哲〕時間・空間の中で形をそなえているもの。感性的経験によって知りうる自然的存在。团形而上。 **けいしき【型式】** かたしき。 **けい・しき【形式】** ●物事が存在するときに外に現れているもの。外形。●その物事の様式としてあらかじめ決められている形・方法。[参考]内容がなく見かけだけである、という意味をこめて使うことがある。[コロ]「―にとらわれる」類語様式。方式。团内容。―しゅぎ【―主義】形式を重視して、内容を軽くみる立場。―てき【一的】《形動》内容よりも形式を重んじるようす。团実質的。―ば・る【一張る】《自五》〔内容に心をくばらず〕表面上のやり方にこだわる。 **けいしき‐めいし【形式名詞】** 名詞のうち、それ自体には実質的な意味がきわめてうすく、形式的にのみ用いられるもの。上に常に実質的内容を示す連体修飾語を必要とする。「こと」「もの」「はず」「ため」「わけ」「とき」「ところ」「うち」「あいだ」など。 **けいじーじょう【形而上】** ●形をはなれたもの。無形のもの。●(the metaphysical)〔哲〕感覚ではその存在を知ることができなくて、思考でのみ知ることができる精神的なもの。因形而下。―がく【一学】経験の世界をこえた、物事の存在の究極的・絶対的な根本原理を研究する学問。メタフィジック(ス)。 **>評論文キーワード 形而上学** 「形而上学」とは、自然科学に対し、現象的な世界を超越した存在の本質を思惟にや直感によって追究する学問をいう。世界・魂・神など抽象的・観念的なものについて考える哲学を指すものである。 「形而上」が形を離れた精神世界を指すのに対して、「形而下」は水や石、葉などのはっきりした形があり、目や耳や手といった人間の五感によってその存在を認識することのできるものをいう。 **けいじゅう【軽重】** けいちょう(軽重)。 **けいしゅく【慶祝】** 《名・他サ》〔文〕めでたいこととして喜び祝うこと。「――行事」類語祝賀。慶賀。 **\*けい・しつ【形質】** ●形態と実質。●ある生物の、特徴となる形態や性質。「獲得―」「遺伝―」 **\*けい・しつ【継室】** 〔文〕後妻。のちぞい。継妻。 **けいじつ【『頃日】** 〔文〕このごろ。近ごろ。 **けいじどうしゃ【軽自動車】** 全長三・四㍍以下、全幅一・四八㍍以下、全高二㍍以下、総排気量六六○cc以下の自動車。 **けい・しゃ【傾斜】** 《名・自サ》〔垂直なもの、また平面が〕かたむいて、ななめになる・こと(度合い)。傾き。勾配。「鉄塔が右に―する」「ゆるいーの坂道」●心がその方向に動くこと。「神秘主義に―する」 **\*けい・しゃ【珪砂】** 二酸化珪素の砂。花岡岩{かこうがん}などの風化によってできる。陶磁器・ガラスなどの原料。 **\*けい・しゃ【鶏舎】** 〔文〕ニワトリを飼うための小屋。 **\*げい・しゃ【芸者】** ●宴席で、歌・踊り・三味線などで客を楽しませることを職業とする女性。芸妓。芸子{げいこ}。●芸の達者な人。 **\*げい・しゃ【迎車】** タクシーが、客に呼ばれて、指定された場所に迎えに行くこと。また、そのタクシー。 **けいしゅ【警手】** 鉄道で、事故防止などに従事する職員。「踏切―」 **\*けいしゅう【軽舟】** 〔文〕軽そうに速く走る小舟。 **\*けい・しゅう【、閨秀】** 〔文〕学問・芸術にすぐれた女性。〔接頭語的にも使う〕 **けい・しゅつ【掲出】** 《名・他サ》〔文〕掲示して見せること。かかげて示すこと。「広告―料」「―語」 **げい・じゅつ【芸術】** ある様式・技巧などによって美を追究し、創造し表現する人間の活動。また、その結果つくり出されたもの。文学・音楽・絵画・彫刻・演劇・映画など。―いん【一院】美術・文芸・音楽・演劇・舞踊の分野での第一人者によって組織される機関。日本芸術院。―か【一家】芸術作品を創作し、芸術活動にたずさわる人。―しじょうしゅぎ【―至上主義】芸術は他のもののためにあるのではなく、芸術自身が目的であり価値であるとする考え方。 **げい・しゅん【迎春】** 〔文]新年をむかえること。[参考]年賀状などで、新年の挨拶として用いられる。 **けいしゅん【慶春】** 〔文]新春をよろこぶこと。[参考]年賀状などで、新年の挨拶として用いられる。 **けいしょ【経書】** 昔の中国で、儒学の基本的原理を記した経典。四書(大学・中庸・論語・孟子)・五経(詩経・書経・易経・礼記・春秋)など。経籍。 <442> **\*けいしょう【形勝】** 〔文]城などを築くのに便利な、天然の要害の地。「―要害の地」 **\*けいしょう【形象】** 〔文〕●ある形をとって外に現れている、物の姿。類語形態。●観念などをある表現手段によって具象的に表したもの。「芸術的―」―か【一化】《名・他サ》観念や記憶など、形として存在しないものを何らかの手段で形として表現すること。「戦争体験を文学作品として―する」 **\*けい・しょう【敬称】** ●氏名の下につけて敬意を表すことば。「さん」「様」「氏」「殿」の類。●敬意を表して姓名や名称の代わりに用いる、特別な言い方。「教師」を「先生」、「あなた」を「貴殿」、「相手の会社」を「貴社」という類。尊称。团謙称。卑称。蔑称。 **\*けい・しょう【景勝】** 景色がすぐれていること。また、その土地。「―の地」類語勝景。佳景。 **\*けい・しょう【継承】** 《名・他サ》前代の人の財産・地位や仕事などを、受けつぐこと。承継。「王位を―する」類語後継。踏襲。 **\*けい・しょう【警鐘】** 〔文〕●危険がせまっていることを知らせ、警戒をうながすために打ち鳴らす鐘。類語早鐘。●警告として人々の注意を呼び起こすもの。[コロ]「政治のあり方に―を鳴らす」 **\*けい・しょう【軽傷】** すぐ治るような軽いけが。軽い傷。類語あさで。团重傷。 **\*けい・しょう【軽症】** 病気のあらわれ方が軽いこと。軽い症状。团重症。 **\*けい・しょう【軽少】** 《形動》〔数量・額・価値などが」ほんの少しであるようす。わずか。「被害は―だ」類語僅少{きんしょう}。軽微。些少{さしょう}。团多大。 **\*けい・しょう【軽、捷】** 《形動》〔文〕身のこなしが軽く、すばやいようす。「――な動作」類語敏捷。 **\*けい・じょう【刑場】** 死刑を執行する場所。死刑場。――の露と消・える《句》死刑に処せられて死ぬ。 **\*けいじょう【啓上】** 《名・他サ》〔文〕「言うこと」の謙譲語。〔手紙文で使う〕四字「一筆―」 **\*けいじょう【形状】** 〔文〕物の形・ありさま。類語形態。―きおくごうきん【―記憶合金】一定の形を覚えると、変形しても元の形にもどること。「―合金」「一樹脂」 **\*けい・じょう【敬譲】** 〔文〕相手を尊敬して、自分がへりくだること。敬ってゆずること。「―語」「―の精神」 **\*けいじょう【経常】** いつも一定の状態で続いて変動がないこと。「―収支」類語恒常。―ひ【―費】毎年決まって支出する経費。因臨時費。―りえき【―利益】企業の営業活動によって経常的・反復的に生じる利益。営業利益に営業外利益を加え、営業外費用を差し引いたもの。 **\*けいじょう【計上】** 《名・他サ》全体の計算の中に組み入れて、数えあげること。「予算に―する」 **\*けいじょう【警乗】** 《名・自サ》〔文]警官などが、列車や船などに乗りこんで警戒にあたること。 **けいーじょうみゃく【「頸静脈】** 首の左右にあり、頭部の血液を心臓に運ぶ太い静脈。 **\*けいしょく【慶色】** 〔文〕喜びの表れているようす。特に、その顔色。「――面にあふれて・・・」 **\*けいしょく【軽食】** 簡単な食事。軽い食事。「―をとる」 **けいじょし【係助詞】** 助詞の一つ。体言・用言などいろいろな語について強調・疑問などの意味をそえる助詞。文語では多く結びのことばに影響をおよぼす。文語では「ぞ・なむ・や・か・こそ」、口語では「は・も・さえ・しか・でも」など。係り助詞。[参考]副助詞の一部とする説もある。◆係り結び。 **\*けい・しん【敬信】** 《名・他サ》〔文〕敬い信じること。 **\*けい・しん【敬神】** 〔文〕神を敬うこと。「―の念」 **\*けいしん【軽信】** 《名・他サ》〔文〕軽々しく信じること。「うわさをーする」 **\*けいしん【軽震】** 程度のかるい地震のゆれ。 **けい・ず【系図】** ●先祖からの代々の人名とそれらの血縁関係を記した表。系譜。●ある物事の現在に至るまでの流れ。「自然主義文学の―」ーかい【一買い】●家柄をよく見せるために、貴族などの系図を買い取る・こと(人)。●人柄よりも家柄を重視して縁組みなどをする・こと(人)。 **けいすい【軽水】** 重水に対して、普通の水。「―炉(=炉心の冷却に軽水を使う原子炉)」囡重水。 **けい‐ずい【頸髄】** 脊髄を五つに分類した一つ。八つの髄節がからなる。頸椎{けいつい}の部分に当たる。類語胸髄。腰髓。仙髓。尾髓。[参考]脊髄。 **けいすう【係数】** [数〕単項式があるとき、記号の文字以外の数字。また、多項式や方程式の項のある変数に対して、掛かっている数や文字。[参考]3axyがあるとき、「係数は3」「xyの係数は3a」「xの係数は3ay」などという。●〔理〕Aの数がBの数の増減によって一定の割合で変化するとき、AとBの比。「膨張一」 **\*けい・すう【計数】** ●〔文〕計算すること。また、計算した結果出た数。類語算用。●経理・計算・経済などに関すること。「―に明るい」 **けいず・かい【窩主買い】** ぬすんだ品物であることを知りながら売買する・こと(商人)。故買{こばい}。表記同音であるところから「系図買い」とも書く。 **けい!する【刑する】** 《他サ変》〔文〕〔法に基づいて〕刑を科する。特に、死刑にする。 **\*けい!する【啓する】** 《他サ変》〔文〕〔身分の高い人に〕申し上げる。言上する。 **\*けい!する【慶する】** 《他サ変》〔文〕〔めでたい事として〕喜び祝う。類語賀する。 **\*けい!する【敬する】** 《他サ変》〔文〕うやまう。―して遠ざける《句》うわべはうやまったような態度をして、実はうとんじてさける。敬遠する。「鬼神を敬して之{これ}を遠ざく〈論語・雍也〉」から。 **\*けい・せい【傾城・契情】** 〔文〕〔城主がその色香にまよい城をあやうくするほどの〕美しい女性。●遊女。「一買い」同②傾国。 **\*けい・せい【形勢】** 対立して変化してゆく物事・局面の、その時々のありさま。なりゆき。[コロ]「ーをうかがう」「一不利」「一逆転」類語情勢。雲行き。 **\*けい・せい【形成】** 《名・他サ》整った形に作り上げること。「人格―」ーげか【一外科】体の形態的な損傷や変形を手術によって治療・修復する外科の一分野。広義には美容外科もふくむ。 **\*けいせい【形声】** 漢字の六書{りくしょ}の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。金属であることを表す「金」と、音「ドウ」を表す「同」とから「銅」を作るなど。諧声{かいせい}。―もじ【一文字】形声による文字。諸声文字。 **けい・せい【渓声】** 〔文〕谷川の水の音。 **\*けい・せい【経世】** 〔文〕世の中を治めること。「一家」類語政治。治政。 **\*けいせい【警世】** 〔文〕社会や世間の人の誤りをいましめ、警告を与えること。「―の書」 <443> **\*けいせい【警醒】** 《名・他サ》〔文〕《眠りをさます意)人々の迷いをさますように、いましめ注意すること。「市民を―する」 **けいせい・さいみん【経世済民】** 〔文〕世の中をおさめ、人民をすくうこと。経国済民。 **\*けい・せき【珪石】** 石英(二酸化珪素)を主成分とする工業用原料の総称。陶磁器・ガラス・研削材・耐火材などの原料。 **\*けい・せき【形跡・形迹】** ある物事の行われたことを示すあと。「窓から入ったーがある」類語痕跡。 **けい・せつ【蛍雪】** 〔文〕苦労して学問をすること。苦学。故事晋の時代、貧しさのため、車胤{しゃいん}がホタルの光、孫康{そんこう}が雪明かりを灯火のかわりにして書を読んだという故事から。〈晋書・車胤伝/孫康伝〉――の功《句》苦学した末の成果。「――を積む」 **げい・せつ【迎接】** 《名・他サ》〔文〕人を出むかえて応対すること。応接。 **\*けい・せん【係船・繋船】** 《名・自サ》●船を港につなぎとめること。●海運業の不況などで就航させると損をするようなとき、船主が船の使用を一時中止すること。また、その船。 **\*けいせん【経線】** 地球の両極を縦に結ぶ仮想の線。子午線。[参考]イギリスのグリニッジ天文台跡を通る本初子午線が経度を計る基準。因緯線。 **\*けいせん【罫線】** ●罫{けい}。●株式相場の高低を方眼紙に書いたもの。罫線表。 **けい・ぜん【炯然】** 《形動》〔文]光り輝くようす。「天空の星ーたり」 **\*けい‐そ【「珪素】** 〔理〕褐色の粉末または暗灰色の結晶の非金属元素。珪酸塩などの酸化物の形で土砂・岩石などの主成分となる。シリコン樹脂。元素記号 Si **\*けい・そう【係争・繋争】** 《名・自サ》当事者が訴訟を起こして争うこと。「―中の事件」 **\*けい・そう【形相】** ●〔文〕物・物事の外から見た形やありさま。(希eidos 英 form)〔哲〕ある種類の事物を他から区別する本質的な特徴。アリストテレス哲学の基本概念。团質料。 **\*けい・そう【恵送】** 《名・自サ》〔文〕人から物を送られることの尊敬語。「御高著を―いただき、ありがとうございました」 **けいそう【継走】** 〔文]リレーレース。 **けい‐そう【軽装】** 《名・自サ》身軽な服装(をすること)。活動しやすい身じたく。「―で旅に出る」 **けい‐そう【軽躁】** 《形動》〔文〕落ち着きがなく、軽はずみにさわぐようす。囲沈着。 **けい・ぞう【恵贈】** 《名・他サ》〔文〕人から物をおくられることの尊敬語。恵与。恵投。〔手紙文などで用いる」「御―にあずかった品」 **けいそうど【珪藻土】** 珪藻類の死骸が海・沼・湖などの底に積み重なってできた灰白色の土。 **けいそう‐るい【珪藻類】** 淡水・海水中に生活する単細胞の微小な藻類。植物性プランクトンの主要なもので、細胞膜に珪酸質の殻をかぶる。珪藻植物。 **けい・そく【計測】** 《名・他サ》〔文〕〔数量・長さなどを〕器械を使ってはかること。「速度を―する」類語計量。 **けいぞく【係属・繋属】** 《名・自他サ》●つながりがあること。また、つながりをつけること。●「訴訟係属」の略。訴訟事件が裁判所で審理中であること。 **\*けいぞく【継続】** 《名・自他サ》〔ある状態・行為などが〕前から引き続いて行われること。また、行うこと。「審議を―する」「―期間」類語続行。一てき【一的】《形動》ある状態・物事が引き続くようす。また、引き続いて行われるようす。「――な調査」 **けい‐そつ【軽率】** 《形動》深く考えずに行動するようす。軽はずみ。「―な判断」「―のそしりをまぬかれない」類語軽佻{けいちょう}。軽薄。因慎重。[注意]「軽卒」は誤り。 **けい‐そん【恵存】** 〔文〕(「手元に置いて保存して下さい」の意で)自分の著書などをおくるとき、相手の名前のわきに書きそえる語。恵存{けいぞう}。 **\*けいたい【形態】** ●物の形。特に、組織立って組み立てられているものの、外に現れた形。「財団法人の―をとる」類語形状。●「ゲシュタルト」に同じ。 **\*けい・たい【携帯】** ●《他サ》〔品物を〕身につけて持ち歩くこと。「雨具を―する」「―品に注意する」類語携行。所持。●「携帯電話」の略。表記多く「ケータイ」と書く。ーでんわ【電話】移動電話の一種で、個人が携帯して使用する小型電話機。無線を使い中継基地を経由して相手の電話機に接続する。携帯。 **\*けいたい【敬体】** 口語で、文末に「です」「ます」「でございます」「であります」を用いて、丁寧な表現をする文体。です・ます体。対常体。 **けい・だい【境内】** 《「境の内側」の意)神社・寺院などの敷地のなか。 **けい・たく【恵沢】** 〔文〕恩や、めぐみ。情け。恩沢。徳沢。[コロ]「ーに浴す」類語恩恵。 **けい・だん【軽暖】** 《名・形動》〔文〕●少し暖かいこと。微温。●〔衣服が〕軽くて暖かなこと。また、そのような(上等な)衣服。 **げい・だん【芸談】** 芸術・芸道上の秘訣や修業上の苦心についての話。 **けいだん・れん【経団連】** 「経済団体連合会」の略。経済関係の団体の間の連絡を取り、経済問題について財界の意見を政府に提言する機関。[参考]二〇〇二年、日本経営者団体(日経連)と統合して日本経済団体連合会(日本経団連)となった。 **けいちつ【啓、蟄】** 二十四節気の一つ。陰暦二月の節。太陽暦の三月五、六日ごろ。語源冬ごもりしていた虫が地上に出てくる意。 **けい・ちゅう【傾注】** 《名・他サ》一つのことに心を打ちこむこと。[コロ]「全力を―する」類語傾倒。集中。専心。 **\*けい・ちょう【傾聴】** 《名・他サ》気持ちを集中して話を熱心に聞くこと。「――に値する話」類語謹聴。 **けい・ちょう【慶兆】** 〔文〕めでたい兆し。吉兆。 **\*けい‐ちょう【慶弔】** よろこび祝うべきことと、悲しみとむらうべきこと。慶事と凶事。「―電報」「―費」 **\*けいちょう【敬弔】** 《名・他サ》〔文]死者をつつしんでとむらうこと。 **\*けい・ちょう【敬重】** 《名・他サ》〔文〕うやまって重んじること。類語尊重。 **けい・ちょう【軽重】** 軽いことと重いこと。重大なことと重大でないこと。軽重{けいじゅう}。「人命に―はない」句「鼎{かなえ}のーを問う〈春秋左氏伝・宣公三年〉」 **\*けい・ちょう【軽、佻】** 《形動》〔文〕考えがあさはかで落ち着きがなく、すぐ調子にのるようす。軽薄。類語軽率。 **けいちょう・ふはく【軽佻浮薄】** 《名・形動》落ち着きがなく軽はずみなこと。上っ調子。「―な風潮」 <444> **けい、つい【「頸椎】** 脊椎{せきつい}の最上部の七個の骨。 **\*けいてい【兄弟】** 〔文]兄と弟。きょうだい。―牆{かき}に閲{せめ}ぐ《句》兄弟や仲間でけんかをする。 **\*けいてい【径庭・逕庭】** 〔文〕へだたり。違い。差異。「両者の実力にはーがない」[参考]「径」「逕」はせまい道、「庭」は広場の意。 **けい‐てき【警笛】** 警戒や注意を呼び起こすために鳴らす笛やらっぱ。また、その音。 **\*けい・てん【恵展】** 〔文〕封書のあて名にそえる語。[参考]「どうぞお開き下さい」という意味。 **\*けい・てん【経典】** ●聖人・賢人が書き著した書物。「儒教の―」●宗教の教義・道理などの基本原理を書いた書物。 **けいでん・き【継電器】** 接点を動かして電気回路を接続したり切ったりする器具。リレー。 **\*けい・でんき【軽電機】** 重量が軽く、構造も簡単な電気機器。掃除機・電気炊飯器の類。因重電機。 **けいと【毛糸】** 羊などの毛をつむいだ糸。毛織物・編み物などの材料に使う。 **\*けい・ど【経度】** 地球上のある地点を通る経線をふくむ平面と本初子午線をふくむ平面とが地球の中心に対してなす角度。地球の表面を東西にそれぞれ一八○度にわけ、東経何度、西経何度と呼ぶ。経度が一五度ちがうと時刻は一時間ずれる。团緯度。 **\*けい・ど【軽度】** 《名・形動》程度がかるいこと。「―の発作」「―の刺激」团強度。重度。 **\*けい・とう【傾倒】** 《名・自サ》ある事に熱中し、全精神をそれに向けること。「英文学に―する」類語傾注。 **\*けい・とう【恵投】** 《名・他サ》〔文〕人から物をおくられることにいう尊敬語。恵贈。恵与。〔手紙文で用いる」「御ーにあずかり、御礼申し上げます」 **\*けい・とう【系統】** ●一定の順序によって統一されたつながり・筋道。「―を立てて研究する」●(一族の)血統。血筋。「源氏の―」●ある原理・主義に属しているもの。また、その流れ。「社会主義の―」類語系列。―じゅ【―樹】動植物の種類を進化の順に従って配列し、樹木のように枝分かれした形で示す図。―てき【一的】《形動》系統にもとづいているようす。系統だっているようす。 **\*けいとう【継投】** 《名・自サ》野球で、前の投手の後を受けついで投球すること。「―策」囡続投。 **\*けいとう【鶏頭・鶏『冠】** ヒユ科の一年草。夏、茎の先に赤または黄色の多数の小さな花をとさか状につける。鶏冠花{けいかんか}。「韓藍{からあい}」は古称。 **げい・とう【芸当】** ●演芸。特に、特殊な能力・訓練を必要とする職業的な演技。曲芸。●〔危険や困難などがともなう」ふつうではできないような行為。はなれわざ。 **けい‐どう【芸道】** 芸能・技芸の道。 **けい・どうみゃく【頸動脈】** 首の左右にあり、頭部に血液を送る太い動脈。 **げい・なし【芸無し】** 芸をなにも身につけていない・こと(人)。類語無芸。 **けい・にく【鶏肉】** ニワトリの肉。とり。かしわ。 **けい・にん【芸人】** ●芸能を職業とする人。俳優・落語家・歌手など。芸能人。「旅―」「―に年なし」●しろうとで、遊芸のたくみな人。また、多芸な人。 **けい・ねん【経年】** 年月が過ぎていくこと。「一変化」 **げいのう【芸能】** 映画・演劇・音楽・落語・講談など、大衆的娯楽の総称。「―界」「民俗―」「一人」 **けいば【競馬】** 馬に騎手が乗って、一定のコースで競走する競技。また、それによって行う賭かけ。 **げいは【鯨波】** 〔文〕〔海にたつ〕大きな波。大波。●戦場であげる鬨{とき}の声。類語喊声{かんせい}。 **\*けい・はい【「珪肺】** 職業病の一つ。遊離珪酸{ゆうりけいさん}を吸いこむために肺の中にかたい結節が無数にできる。鉱山労働者などに多い。俗に「よろけ」という。 **\*けい・はい【軽輩】** 〔文〕身分・地位などが低い人。〔自分のことを謙遜{けんそん}して言うときにも使う〕 **けいばい【競売】** 《名・他サ》〔法〕差し押さえた品物を法律に従った方法で売ること。競売{きょうばい}。 **\*けい・はく【啓白】** 〔文〕(神仏に)申し上げること。また、その文章やことば。啓白{けいびゃく}。 **\*けい・はく【敬白】** 〔文〕(つつしみうやまって申し上げる意で)手紙などの終わりにそえる語。類語敬具。 **けいはく【軽薄】** ■《形動》〔言動や性格に〕慎重さがなく、うわついているようす。「―な発言」類語浅はか。軽率。因重厚。■《名》〔文〕おせじ。「―を言う」 > **類義語の使い分け「浅はか・軽薄」** **けいばく【繋縛】** 《名・他サ》〔文]●つなぎ、しばること(もの)。[コロ]「―を解く」●自由をうばうこと。「法律に―される」 **けいはつ【啓発】** 《名・他サ》一般の人が気づかない点について知識を与え、より高度の認識に導くこと。「先生の話にーされる」「自己ー」類語啓蒙。→[類義語の使い分け 「啓蒙・啓発」] **\*けいばつ【刑罰】** 刑と罰。特に、法律をおかしたものに対して国家が与える制裁。 **\*けい・ばつ【閨閥】** 〔文〕妻の実家・親類などを中心とした勢力・派閥。姻族閥。「―政治」 **\*けいばつ【警抜】** 《形動》〔文〕〔着想や表現が〕するどくたくみで、すぐれているようす。「―な文章」 **けいはん【京阪】** 京都と大阪。上方{かみがた}。ーしん【―神】京都と大阪と神戸。 **けいはんざい【軽犯罪】** 公衆道徳にそむく程度の軽い犯罪。―ほう【―法】軽犯罪に対する処罰を定めた法律。刑罰は拘留と科料に限られている。[参考]一九四八年施行。 **\*けい・ひ【、桂皮】** 肉桂{にっけい}の樹皮。赤褐色で、芳香がある。健胃剤・調味料・桂皮油などに利用。 **\*けい・ひ【経費】** ある事を行うために必要な費用。「―がかさむ」「必要―」類語入費。入用。 **\*けい・び【警備】** 《名・他サ》〔危急や変事にそなえて〕警戒し、守ること。「――に当たる」類語警護。 **\*けい・び【軽微】** 《形動》程度が軽く、重大な結果や影響を与えないようす。わずか。「―な損害」類語軽少。 **\*けい・ひん【京浜】** 東京と横浜。 **\*けい・ひん【景品】** ●商品などにそえて、客に無料でおくる品物。景物。●催しの参加者に配る品物。 **げい・ひん【迎賓】** 外国からの重要な客を丁重にむかえ、もてなすこと。―かん【一館】元首など、外国からの重要な客を国が接待するための建物。 **けい・ふ【系譜】** ●血縁関係・師弟関係などの順を追ってのつながり。また、それを系統的に記録したもの。系図。「先祖代々の―」●次々に同じ関係をもって続く物事のつながり。「黒人霊歌の―」 **\*けい・ふ【継父】** 〔子からみて」母の夫であるが血のつながらない父。ままちち。因継母。 <445> **\*けいぶ【警部】** 警察官の階級の一つ。警視の下、警部補の上の地位。 **\*けいぶ【軽侮】** 《名・他サ》〔文〕人を軽く見て、あなどること。「―の目で見る」類語軽蔑。侮蔑。 **\*けいぶ【頸部】** くびの部分。また、くびのように細くなってつながっている部分。「子宮―」 **げいふう【芸風】** ある人独特の芸のやり方・持ち味。 **\*けい・ふく【慶福】** 〔文〕めでたくて、よろこばしいこと。 **\*けい・ふく【敬服】** 《名・自サ》感心し尊敬の念をもつこと。「彼の努力には――する」類語感服。心服。 **けいぶつ【景物】** ●自然の風景に、四季折々の趣をそえるもの。「春のー」類語風物。●その場に興味・風情をそえるもの。「――に手品を披露する」●「景品」に同じ。 **けい・ふん【鶏糞】** ニワトリのふん。窒素・りん酸を多くふくむので肥料にする。 **げいーぶん【芸文】** 〔文〕芸術と文学。また、学問と文芸。 **けいべつ【軽蔑】** 《名・他サ》相手を軽んじ、ばかにすること。見下げること。類語軽侮{けいぶ}。侮蔑。 **けい・べん【軽便】** ■《形動》〔扱い方・方法などが〕手軽で便利なようす。「―な洗面用具」類語簡便。■《名》「軽便鉄道」の略。―てつどう【―鉄道】規模の小さい鉄道。軌道は幅がせまく、車両は小型。 **\*けい・ぼ【敬慕】** 《名・他サ》〔文〕尊敬し、したうこと。「――の念」類語欽慕。景仰。 **\*けい・ぼ【継母】** 〔子からみて〕父の妻であるが血のつながらない母。ままはは。团継父。 **\*けい・ほう【刑法】** 犯罪の種類とそれに対する刑罰について取り決めた法律。 **\*けい・ほう【警報】** 大きな危険や災害がせまったとき、人々に警戒や用心をうながすための知らせ。「暴風―」「一器」類語注意報。 **\*けい・ぼう【警棒】** 警察官が腰にさげるかたい木の棒。 **\*けい・ぼう【警防】** 災害や変事を警戒しふせぐこと。 **\*けい・ぼう【閨房】** 〔文〕●寝室。●女性の居間。 **けいま【桂馬】** ●将棋のこまの一つ。前方へ盤の目を一つとんで左右斜めに進める。桂。●囲碁で、一目あるいは二目へだてて斜めに石を打つこと。 **けいみょう【軽妙】** 《形動》〔技術・文章・話などが〕軽い感じで、うまみのあるようす。「――な筆致の小品」 **けいみょう・しゃだつ【軽妙洒脱】** 《名・形動》軽やかであかぬけしていること。 **けいむ・しょ【刑務所】** 懲役・禁錮{きんこ}などの刑に処せられた者を収容する施設。[参考]俗に、「むしょ」ともいう。旧称は「監獄」。 **けい‐めい【鶏鳴】** 〔文〕〔夜明けに鳴く〕鶏の声。●夜明け。あけがた。[参考]もと、一番鶏が鳴くころ(丑{うし}の刻。今の午前二時ごろ)をいった **げい‐めい【芸名】** 芸能人などが、その職業上で本名以外に使う名前。 **けいめい‐くとう【鶏鳴、狗盗】** 鶏の鳴きまねをして人をだましたり、犬のまねをして物をぬすんだりするいやしい者。故事戦国時代、斉の孟嘗君{もうしょうくん}が秦{しん}の国に軟禁された時、食客の中のこそどろや鶏の鳴き声をうまくまねる者などを使って脱出したという故事から。〈史記・孟嘗君伝〉 **けい・もう【啓蒙】** 《名・他サ》(英 enlightenment 独 Aufklärung)思想・学問などについての知識がとぼしい人々を新しい知識で導き、より知的な判断ができるようにすること。「――書」「―主義」類語啓発。 > **類義語の使い分け「啓蒙・啓発」** [啓蒙・啓発]人々を啓蒙(啓発)するすぐれた書物 [啓蒙]各地に啓蒙運動が起こる/啓蒙思想 [啓発」彼の前向きの考え方に大いに啓発される **けいやく【契約】** 《名・他サ》約束すること。特に、法律的に効果を発生させる目的で約束すること。また、その約束。「―書」[コロ]「―を結ぶ」[コロ]「ーを交わす」[コロ]「―を解く」 **けい・ゆ【軽油】** ●原油を沸点(摂氏二〇〇~三五○度)で分留して得る油。重油より軽く、灯油より重い。発動機の燃料にする。石油軽油。●コールタールを分留してとれる油。溶剤用。コールタール軽油。 **けい・ゆ【鯨油】** クジラの脂肉・内臓などからとった油。 **\*けいよ【刑余】** 〔文〕以前に刑罰を受けた身であること。前科のあること。「―の人」「―の身」 **\*けいよ【恵与】** 《名・他サ》〔文〕●めぐみ与えること。●人から物をおくられることにいう尊敬語。恵贈。恵投。〔おもに手紙文などで用いる〕句「御ーあずかりに感謝いたします」 **けい‐よう【京葉】** 東京と千葉。「――工業地域」 **けい‐よう【形容】** 《名・他サ》ものの形・ありさまをいろいろな言い回し・たとえなどで言い表すこと。「ーしがたい喜びを感じる」「たくみなー」 **\*けい‐よう【掲揚】** 《名・他サ》旗などを棒や塔の上などの高い所にかかげること。「国旗の―」 **けいよう‐し【形容詞】** 品詞の一つ。事物の性質・状態などを表す単語。用言に属し、活用を行う。言い切りの形が、口語では「白い」「美しい」のように「い」で終わり、文語では「白し」「美し」のように「し」で終わる。 **けいよう‐どうし【形容動詞】** 品詞の一つ。事物の性質・状態などを表す単語で、言い切りの形が、口語では「静かだ」のように「だ」で終わり、文語では「静かなり」「堂々たり」のように「なり」「たり」で終わる。用言に属し、活用を行う。 **けい‐ら【警、邏】** 《名・自サ》〔文〕警戒のため見回る・こと(人)。巡邏。パトロール。類語巡回。 **\*けいらく【京、洛】** 〔文]みやこ。特に、京都。きょうらく。 **\*けいらく【競落】** 《名・他サ》◆きょうらく(競落)。 **けいらく【経絡】** 〔文〕●物事の筋道。●血液の流れる経路。[参考]漢方で「経」は動脈、「絡」は静脈の意。 **けいらん【鶏卵】** ニワトリのたまご **\*けいり【刑吏】** 刑場の役人。刑の執行をする官吏。 **\*けいり【経理】** (おさめととのえる意)財産の管理や会計・給与などに関する事務(を処理すること)。―し【計理士】「公認会計士」の旧称。 **\*けいりゃく【経略】** 《名・他サ》〔文]●国家を統治すること。●他国の領土を攻めとり支配すること。 <446> **\*けいりゃく【計略】** 〔自分の計画を実現するための〕はかりごと。[コロ]「ーをめぐらす」類語謀略。策略。 **\*けい・りゅう【係留・繫留】** 《名・他サ》船などを、つなぎとめること。 **\*けい・りゅう【渓流】** 谷を流れる川。谷川の流れ。 **\*けいりょう【計量】** 《名・他サ》分量・重さなどをはかること。「ーカップ」「体重を―する」 **\*けい・りょう【軽量】** 重さが軽いこと。因重量。 > **日本語「形容動詞」** 「静か」とか「親切」とかは形容動詞の語幹だが、これは「静かな」「親切な」のように名詞を修飾することができ、文の終止に用いるときは「静かだ」「親切だ」のように「だ」をつけた形になる。この「だ」は英語の be動詞に当たるもので、英語のアジェクティブは、日本語の形容詞よりいこの形容動詞の方に似て、。英語のアジェクティブを形容詞と訳すならば、形容動詞こそそれに当たるも 形容動詞は、形容詞と異なり、連体形と終止形とで形がもらい、また、「静かです」「静かでした」のような丁寧体でも自由に作ろ形容詞よりも便利でる。形容詞は終止形も連体形も「―い」で、形の上では区別しにくい。形容詞の丁寧体は、現在形はとにかく、過去形は作りにくい。「美しかったです」「美しいでした」はどうも落ち着かない。 形容詞はあまり増えないが、形容動詞は、「最低」「デリシャス」などといくらでも増えていくのは、この方が使い方が便利なせいもあるようだ。 **\*けい・りん【競輪】** 職業選手が自転車を走らせ速さを競う競技。また、これによって行う賭かけ。 **\*けい・りん【経綸】** 〔文〕国家を統括し治めてゆくこと。また、その方策。類語経略。国政。 **げい・りん【芸林】** 〔文]「芸苑{げいえん}」に同じ。 **けいるい【係累】** 両親や妻子など、面倒を見なければならない家族。 **けい・れい【敬礼】** 《名・自サ》敬意を表した礼(をすること)。[参考]立ってする礼や挙手の礼などに多くいう。 **けいれき【経歴】** ●それまでに経てきた学業・職業などの事柄。履歴。「めずらしい―の持ち主」●《名・自サ》〔文]経てくること。「一○○年をーする」類語来歴。 **けいれつ【系列】** 組織として統一され、つながりをもっている物事。また、その順序。「新感覚派の―に属する」「―会社」類語系統。 **けいれん【「痙攣】** 《名・自サ》筋肉が発作的に収縮・する(して激しく痛む)こと。「胃―」 **\*け・いろ【毛色】** ●髪の色。羽毛の色。毛の色。●性質。様子。「―の変わった(=異質な)人」 **\*けい・ろ【経路・径路】** ある物事がその目的とする所に到着するまでの筋道。「入手―」「流通―」 **けい・ろう【敬老】** 老人をうやまい、いたわること。「―の精神」類語尚歯。―の・ひ【―の日】国民の祝日の一つ。老人をうやまい、その長生きを祝う日。九月第三月曜日。 **けい・ろうどう【軽労働】** 体力をあまり必要としない、比較的軽度の労働。対重労働。 **けい・ろく【鶏、肋】** 〔文〕(「ニワトリのあばら骨」の意)たいして役には立たないが、捨てるにはおしいもの。 **けーう【『希有稀有】** 《形動》他に類がなく、めずらしいす。「―な才能」類語希代。 **けーうと・い【気疎い】** 《形》〔見たり聞いたりするのも〕うとましく不愉快である。いとわしい。 **けーうら【毛裏】** 衣服の裏に毛のついたもの。 **ケーエス‐こう【KS鋼】** 略語集(KS鋼)。 **ケー!オー【KO】** ノックアウト。「―シーン」「―勝ち」▷knockout略。 **ケーキ(、)** 西洋風の生菓子。特に、小麦粉を原料にしたスポンジに、クリームや果実を飾ったものを指すことが多い。▽cake **ケー・ケー【KK】** 略語集(KK)。 **ゲージ** ●長さ・太さなどを計る測定器具の総称。●鉄道のレールの幅。軌間。●編み物で、一定の大きさを編む基準となる目数と段数。▽gauge **ケース** ●箱。入れもの。●事例。「この事件は特殊な―です」●英文法で、格。▽caseースタディー 個々の事例に基づく研究。事例研究。▽case studyーバイ・ケース 個々の場合に応じて、そのつど処理すること。▽case by case ―ワーカー 精神的・肉体的・社会的に問題をかかえた人の相談相手となって、その解決をはかる仕事を行う人。ソーシャルワーカー。▽ caseworker **ケーソン** 〔土木工事の〕潜函{せんかん}。▽ caisson **ケータリング** パーティーなどに出向いて、料理を提供したり、給仕をしたりするサービス。ケータリングサービス。▽catering **ゲート** 門。出入り口。▽gate ーボール 日本で考案された、高齢者向けのスポーツ。五人編成の二チームで争う。木製のボールを木製のスティックで打ち、三つの門を次々とくぐらせ、ゴールポールに当てて上がりとする。▽gate と ball からの和製語。 **ゲートル** 足首からひざまで巻きつけて使う細長い巻き脚絆。▽ guêtres **ケープ** 肩・腕・背をおおう、袖の部分のない(短い)外とう。▽cape **ケーブル** ●多数の電線を一束にして、その上を絶縁物で包んだもの。地下電線・架空線・海底電線などに用いる。●麻・針金で作った太い綱。物を運搬するときなどに用いる。索道。●「ケーブルカー」の略。▽cableーカー●急勾配の斜面にしいだレールの上を、巻き揚げ機で鋼索を引っぱって車両を上下させる鉄道。鋼索鉄道。ケーブル。●「ロープウェー」に同じ。▽cable car ーテレビジョン 略語集(CATV)。 **ゲーム** ●競技。試合。●〔勝ち負けを争う〕遊び。「―ソフト」▽game ーセット〔球技で〕試合が終わること。試合終了。囡プレーボール。▽game and setから。―センターいろいろなゲーム機を備えた遊戯場。[参考]俗に、「ゲーセン」と略す。▽game と center からの和製語。 **け・おさ・れる【気『圧される】** 《自下一》《「け」は接頭語》〔相手のもつ勢い・気迫などに〕なんとなく圧倒される。勢いにおされる。「意気込みに―・れる」 **け‐おと・す【蹴落とす】** 《他五》●けって下へ落とす。●〔自分がある地位につくため〕人をその地位から退かせる。失脚させる。「ライバルを―・す」 <447> **け・おり【毛織り】** 毛糸で織ってあること。毛織物。 **けーが【『怪我】** 《名・自サ》〔不注意などで〕体に傷を受けること。また、その傷。負傷。●過ち。過失。損失。「株で大ーをする」―のこうみょう【一の功名】《連語》●なにげなくしたことが、思いがけずよい結果になること。●過失・災難が思いがけずよい結果を生むこと。 **けがわ【毛皮】** ●毛のついたままの動物の皮。衣服・敷物などに使う。「――の襟巻き」●漢字の部首「皮」の称。ひのかわ。 **げ・かん【下、浣・下澣】** 毎月の二一日以降。下旬。かかん。図上浣・中浣。 **\*げ・かん【下、疳】** 性行為感染症の一種。陰部に潰瘍を生じる。 **\*け・がき【毛描き】** 〔日本画で〕人の毛髪や鳥獣の毛などを細い線でかくこと。また、その部分。 **\*けがき【罫書きに罫描き】** 機械工作などで、工作材料に、加工するときの目安となる点や線の印をつけること。 **けが・す【汚す・穢す】** 《他五》●清いもの、美しいものをきたなくする。よごす。「純真な心を―・す」団清める。●名誉・地位にきずをつける。句「名を―・す」[コロ]「晩節を―・す」●暴行などで女性の純潔をきずつける。「操を―・される」●実力や人格に不相応な(高い)地位につく。自分がある集団の一員として加わることや席に連なることを、へりくだってもいう。「末席を―・す」 **けーがに【毛蟹】** クリガニ科のカニ。大形で、体に短い毛がたくさん生えている。北海に多く産する。食用。 **けが・まけ【『怪我負け】** 《名・自サ》実力では勝つはずの相手にうっかり負けること。因けが勝ち。 **けがらわし・い【汚らわしい・穢らわしい】** 《形》きたなくて、自分までよごれるようである。「聞くのも―・い」図けがらは・し《シク》。 **けがれ【汚れ・穢れ】** ●俗世間の悪習に染まって、心が純粋でないこと。「―を知らない子供」●〔忌服・出産・月経などで〕体が不浄になること。神仏に対してつつしむべき状態になること。「―をはらう」 **けが・れる【汚れる”穢れる】** 《自下一》●きたなくなる。よごれる。「心が―・れる」●正しさを失う。不道徳になる。「―・れた金」●女性が貞操を失う。●〔忌服・出産・月経などで〕体が不浄になる。神仏に対してつつしむべき状態になる。図けが・る《下二》。 **げーか【外科】** 医学の一分野。人体の外部の損傷や、腫瘍・結石などの体内の疾患を手術により治療する。また、それを専門とする医局・医院。团内科。 **げ・かい【下界】** 《天上から地上を見おろした世界の意で)●人間の住んでいる世界。人間界。この世。因上界。天上界。●〔山や空など〕高い所から見た地上。 **け・かえし【蹴返し】** ●相撲の決まり手の一つ。相手のくるぶしのあたりを内から外へけって手ではたきこむ技。●歩くとき、着物のすそが開くこと。 **け・かえ・す【蹴返す】** 《他五》●けってもとの所へもどす。けってひっくり返す。けってたおす。●けられた仕返しにける。●もう一度ける。 **けが・がち【『怪我勝ち】** 実力でなく、偶然に勝つこと。団けが負け。 **\*げき【劇】** 演劇。芝居。「――に出る」「モリエールのー」 **\*げき【檄】** (昔、中国で、人を呼び集めるために出した木札の意)人の攻撃・弁護や自分の主張などを書き、多くの人々にうったえて決起をうながす文書。檄文。――を飛ば・す《句》〔ある事に際して〕檄文を発表して広く知らせる。また、それによって人々を呼び集める。[注意]激励する意で使うのは誤り。 **げき【隙】** 〔文〕●すきま。●心と心の隔たり。不和。[コロ]「ーを生じる」●機会。すき。[コロ]「ーに乗じる」 **\*げき【閑】** 《形動”》〔文〕静かでひっそりとしているようす。しんとしているようす。「会場―として声なし」 **げき・えいが【劇映画】** 〔記録映画などに対して〕物語としての筋を持った映画。 **げき・えつ【激越】** 《形動》〔文〕〔感情や声などが〕高ぶって荒々しいようす。「――な非難の声」類語激烈。 **\*げき・か【劇化】** 《名・他サ》〔小説・事件などを〕演劇として上演できるように脚色すること。 **\*げき・か【激化】** 《名・自サ》〔ある物事の状況、戦いなどが〕激しくなること。激化。「―の一途をたどる」 **げきーが【劇画】** こっけいを中心とした漫画に対し、現実的な物語性や動的な描写を特徴とする漫画。 **げき・かい【劇界】** 演劇の社会。演劇界。劇壇。 **げきげん【激減】** 《名・自サ》数・量などが急激に減ること。「人口がーする」因激增。 **げき・ご【激語】** 《名・他サ》〔文〕〔興奮のあまり]激しい口調で物を言う・こと(ことば)。「―を放つ」 **げき・こう【激昂】** 《名・自サ》激しく興奮すること。いきり立つこと。激昂{げっこう}。「彼のーを買う」表記「激高」で代用することもある。 **げき・さい【撃砕・撃、推】** 《名・他サ》〔文〕〔敵を〕攻めてすっかりうちくだくこと。類語撃破。撃滅。 **げき・さく【劇作】** 《名・自サ》演劇の脚本を書くこと。作劇。また、その脚本。「―家」 **げき・し【劇詩】** 劇の形式になっている詩。叙情詩・叙事詩とともに詩の三大部門の一つ。 **げき・しゅう【激臭・劇臭】** 刺激の強い不快なにおい。「―が鼻をつく」 **げき・しょ【激暑・劇暑】** 〔文〕激しい暑さ。酷暑。 **げき・しょう【激症・劇症】** 〔文〕短時間で症状がひどくなること。 **\*げき・しょう【激賞】** 《名・他サ》盛んにほめたたえること。[コロ]「―を受ける」類語絶賛。激賛。 **\*げきじょう【劇場】** 演劇や映画などを見せるため客を入れる建物。シアター。 **\*げきじょう【激情】** 激しくわきおこる感情。また、激しく、おさえにくい欲情。[コロ]「一にかられる」類語熱情。 **げき・しょく【激職・劇職】** 〔仕事が多く〕ひどくいそがしい職務。[コロ]「―につく」類語激務。对閑職。 **げき・しん【激震・劇震】** ●非常に激しい地震のゆれ。●激しい、または強い影響。[コロ]「経済界にーが走る」 **げき‐じん【激甚・劇甚】** 《形動》〔文〕〔損害・被害などの程度が〕きわめてはなはだしいようす。「―な被害」類語甚大。 **げき・する【激する】** ■《自サ変》〔文〕●荒々しくなる。激しくなる。[コロ]「戦闘がー・する」●〔気持ちが〕興奮して荒々しくなる。[コロ]「感情が―・する」■《他サ変》●[波・流れなどが〕激しくつき当たる。「岩に―・する大波」●〔文〕はげます。「友を―・する」 <448> **げき・ぜつ【鴃舌】** 〔文〕(鴃{もず}のさえずりの意から)外国人が話す意味の通じないことばをいやしめていう語。 **げき・せん【激戦・劇戦】** 《名・自サ》死力をつくして激しく戦うこと。また、その戦い。「―を勝ちぬく」「―区」類語死闘。 **げき・ぞう【激増】** 《名・自サ》数・量などが急激にふえること。「利用者数が―する」因激減。 **げき・たい【撃退】** 《名・他サ》〔攻めてくる敵などを〕戦ってしりぞけること。一般に、害をなすものなどを追いちはらうこと。「ローマ軍を―する」「ゴキブリの―法」 **げき・たん【激湍】** 〔文〕〔岩石などにあたって〕勢いが激しく、流れの早い瀬。「――岩をかむ」類語急湍。 **\*げきだん【劇団】** 演劇を上演する人たちの団体。 **\*げきだん【劇壇】** 〔演出家・劇作家・俳優など〕演劇関係者の社会。劇界。 **\*げきだん【劇談】** ●激しい談判。表記「激談」とも書く。●演劇についての話。 **げきちゅう・げき【劇中劇】** ある劇の中でその劇の一場面として演じる、他の劇。 **げき・ちん【撃沈】** 《名・他サ》〔敵の軍艦・船舶を〕砲撃・爆撃・雷撃などによってしずめること。類語轟沈{ごうちん}。 **げき・つい【撃墜】** 《名・他サ》〔敵の〕航空機をうち落とすこと。 **\*げき・つう【劇通】** 演劇や演劇界の内情に明るい・こと(人)。芝居通。 **\*げき・つう【激痛・劇痛】** 〔たえられないほどの〕激しい痛み。[コロ]「―が走る」対鈍痛。 **げき・てき【劇的】** 《形動》〔劇の場面に現れるような〕激しい感動・緊張を起こさせるようす。ドラマチック。「―な幕切れ」 **げき‐ど【激怒】** 《名・自サ》激しく怒ること。また、激しい怒り。「裏切りにーする」類語憤怒・賛。憤激。 **げき・とう【激闘】** 《名・自サ》激しく戦うこと。また、その戦い。[参考]ふつう「激戦」は軍隊などの戦いに使い、「激闘」は個人的な戦いに使う。類語死闘。 **げき・どう【激動】** 《名・自サ》〔社会・人心などが〕激しく変動すること。「――する世界情勢」類語激変。 **げき‐どく【劇毒】** 激しい毒。猛毒。 **げきとして【閑として】** 《連語》げき(閑)。 **げきとつ【激突】** 《名・自サ》激しい勢いでぶつかること。また、激しく対立すること。「与野党の―」 **げき・は【撃破】** 《名・他サ》攻撃して相手をうち負かすこと。「敵の戦艦を――する」類語撃砕。打破。 **\*げき・はつ【撃発】** 弾丸を発射するため、引き金を引いて火薬に点火すること。「―装置」 **\*げき・はつ【激発】** 《名・自他サ》激しい勢いで、また、次から次へと続いて・起こる(起こさせる)こと。「イネに病害が――する」「怒りを―させる」 **げき・ひょう【劇評】** 上演された演劇についての批評。 **げき‐ぶつ【劇物】** 医薬品以外で、法や政令で指定される、毒性の強い物質。クロロホルム・アンモニアなど。 **げき・ふん【激憤】** 《名・自サ》〔文〕激しくいきどおること。また、激しいいきどおり。憤激。「不正に―する」 **げき・ぶん【檄文】** 〔文〕檄{げき}。檄書。 **げきへん【激変・劇変】** 《名・自サ》〔情勢・状態などが〕急激に変わること。「環境の―」類語激動。急变。 **げき・む【激務・劇務】** 非常にいそがしいつとめ。激しい職務。「―にたえる」「―をこなす」類語激職。 **げき・めつ【撃滅】** 《名・他サ》〔敵を〕攻めてほろぼすこと。類語殲滅{せんめつ}。 **げき・やく【劇薬】** 使い方・使用量などをまちがうと生命にかかわる激しい作用をもった薬。類語毒薬。毒物。 **けーぎらい【毛嫌い】** 《名・他サ》〔ある人・物事などを〕はっきりした理由もなくきらうこと。 **げきりゅう【激流】** 勢いの激しい(川の)流れ。「―にのまれる」類語急流。奔流。 **げきりょ【『逆旅】** 〔文〕(旅人をむか(逆)える所の意》宿屋。旅館。 **げきりん【『逆鱗】** 〔文〕天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。故事竜のあごの下に逆さに生えたうろこがあって、これにふれた者は殺されるという中国の説話から。〈韓非子・説難〉――に触・れる《句》天子の怒りを買う。転じて、目上の人の怒りを買う。 **げきれい【激励】** 《名・他サ》はげまして元気づけること。四字「叱咤{しった}――」類語鼓吹。鼓舞。 **げき‐れつ【激烈・劇烈】** 《形動》きわめて激しいようす。「―な争い」類語猛烈。強烈。熾烈。苛烈。 **げき・ろう【激浪】** 〔文]激しく大きい波。類語怒濤{どとう}。狂瀾{きょうらん}。 **\*げき・ろう【『逆浪】** 〔文〕さかまく波。逆浪{さかなみ}。 **げき・ろん【激論】** 《名・自サ》互いに意見を主張し、激しく議論すること。また、その議論。「―を戦わす」 **げーくう【外『宮】** 伊勢神宮の一つである、「豊受{とようけ}大神宮」の別称。五穀の神である豊受大神をまつる。三重県伊勢市にある。团内宮{ないくう}。 **げーげ【下下】** もっとも下等でおとっていること。もっとも下劣なこと。下の下{げのげ}。連「―の下(=最下等)」 **げ・けつ【下血】** 《名・自サ》種々の内臓疾患により消化管内に出た血が肛門から排出されること。 **\*けーげん【化現】** 神仏が姿をかえてこの世に現れること。 **\*け・げん【『怪、訝】** 《形動》理由やわけがわからず、いぶかるようす。「―な顔をする」類語不審。 **けーご【毛『蚕】** 卵からかえったばかりのカイコ。長いまっ黒な毛がはえている。蟻蚕{ぎさん}。 **げーこ【下戸】** 酒のきらいな人。また、酒がほとんど飲めない人。類語右党。团上戸。 **\*げ・こう【下向】** 《名・自サ》●都から地方へ行くこと。●神社・寺から参詣{さんけい}を済ませて帰ること。 **\*げ・こう【下校】** 《名・自サ》〔生徒が〕学校から家に帰ること。「一時刻」団登校。 **げーこく【下刻】** 昔、一刻(現在の二時間)を上中下に三等分した最後の時刻。「午の―」団上刻・中刻。 **げーごく【下獄】** 《名・自サ》牢獄にはいって刑に服すこと。類語入獄。入牢。 **げーこくじょう【下剋上・下克上】** 〔文〕《「下が上に剋{か}つ」の意》下の者が上の者を押しのけて勢力・権力をもつこと。 **けーこみ【蹴込み】** ●玄関の敷台とその下の部分との間の垂直な部分。また、階段の踏み板と踏み板をつなぐ垂直の部分。●人力車で、客が足をのせる所。 **け・こ・む【蹴込む】** 《他五》●けって中に入れる。●〔商売で〕元手の一部を使いこんで損失となる。 **けーごろも【毛衣・裘】** 〔文〕●毛皮で作った衣服。かわごろも。●鳥の羽毛で作った衣服。羽衣。 <449> **けーこん【華厳】** ●「華厳経」の略。釈尊が悟りを開いてから最初の説法を記したもの。●「華厳宗」の略。華厳経を根本とする仏教の一派。 **げーこん【下根】** ●[仏]仏道を修行する能力がおとっている者。网上根・中根。●いやしい根性。 **\*けさ【〈今朝〉】** きょうの朝。今朝{こんちょう}。 **\*けさ【袈裟】** ●[仏]僧が衣の上に左肩からかける長方形の布。[参考]の梵語~ kaṣāya の音訳。「一領」「一帖」「一具」と数える。●「けさがけ」の略。―がけ【―懸け】●〔けさのように〕一方の肩から他方のわきへ物をかけること。●刀で一方の肩から他方のわきにかけて切り下ろすこと。けさぎり。 **げーざ【下座】** ●《名・自サ》貴人に対して座を下がって平伏すること。●しもざ。末座。対上座。●〔芝居・寄席などで〕舞台に向かって左手の観客の目に直接ふれない場所。囃子方{はやしかた}でのひかえる場所。また、その囃子や音楽。表記③は「外座」とも書く。 **げーざい【下剤】** 便通をよくするために飲む薬。一時的な下痢を起こさせる。通じ薬。下し薬。「―をかける」 **\*げ・さく【下策】** 〔文〕〈たなはかりごと。まずい策略。類語愚策。对上策。 **\*げ・さく【『戯作】** ●〔文章などを〕たわむれに作ること。また、その作品。●江戸時代の通俗的娯楽小説。洒落本{しゃれぼん}・滑稽本{こっけいぼん}・人情本・読本{よみほん}・黄表紙の類。 **けーさん【卦算】** 《易の算木のような形をしていることから)文鎮{ぶんちん}。―かんむり【一冠】漢字の部首「亡」の称。なべぶた。けいさんかんむり。けいさん。 **げーさん【下山】** 《名・自サ》●登った山をおりること。げざん。●修行を終えて、寺から家に帰ること。 **けーし【芥子・罌粟】** ●ケシ科の二年草。五月ごろ、白・赤などの四弁花をつける。[参考]アヘンゲシから阿片{あへん}、ができ、これからモルヒネを精製する。許可なく栽培はできない。●カラシナの種子。かいし。―つぶ【一粒】ケシの種子。[参考]非常に小さいもののたとえに使う。―にんぎょう【一人形】衣服を着せた、非常に小さい人形。―ぼうず【一坊主】●外皮のままのケシの実。●〔子供の〕頭髪を中央の部分だけ丸く残して、まわりをそったもの。けしあたま。 **げし【夏至】** 二十四節気の一つ。太陽暦の六月二一、二二日ごろ。北半球では太陽の南中高度が一年中で最も高くなり、昼がいちばん長く夜がいちばん短くなる。对冬至。 **げーじ【下知】** 〔文〕●鎌倉・室町時代の裁判の判決(文)。●《名・他サ》指図{さしず}をすること。命令。表記現代仮名遣いでは、「げぢ」も許容。=下知。 **けし・いん【消印】** 使用したしるしとしてはがき・切手などに押す、日付・局名のはいった印。スタンプ。 **けしか・ける【嗾ける】** 《他下一》●〔動物を〕相手に向かって攻撃するようにしむける。●人をあおって、自分に都合のいいような行為を起こすようにしむける。「けんかを―・ける」類語そそのかす。(5)扇動。[類義語の使い分け「そそのかす・けしかける」]図けしか・く《下二》。 **けしからん【『怪しからん】** 《連語》《「けしからぬ」の変化)道理や礼儀にはずれていて、許しがたい。不当である。「約束を破るとは―・ん」 **\*け・しき【気色】** ●〔何かをしようとする、または何かが起ころうとする]様子。けはい。●外面に表れた態度。そぶり。特に、顔色。「反省するーさえない」―ば・む《自五》心中の思いや怒りを表情に表す。「―・んでつめ寄る」 **\*け・しき【〈景色〉】** 山・野原・川・海など、自然を中心としたながめ。「いいーだ」類語風景。風光。景観。[類義語の使い分け「風景・景色」] **げじげじ【「蚰蜒】** ●ゲジ科の節足動物「ゲジ」の別称。一五対の長い足ですばやく動く。●きらいな人を悪くいう語。―まゆ【―眉】げじげじ①の形に似た太くてこいまゆ。 **けし・ゴム【消しゴム】** 鉛筆などで書いたあとをこすって消すためのゴム(状のもの)。ゴム消し。 **けしーずみ【消し炭】** まきの燠火{おきび}を消して作った炭。やわらかくて、火がつきやすい。おき炭。 **けし・つぼ【消し、壺】** 燃えているまき・炭などを入れて消すつぼ。火消しつぼ。 **けして【決して】** 《副》→けっして。 **けし・と・ぶ【消し飛ぶ】** 《自五》勢いよくとんでなくなってしまう。急にすっかりなくなる。ふっとぶ。「不安が―・ぶ」 **けし・と・める【消し止める】** 《他下一》火が燃え広がろうとするのを消して防ぐ。「火事を―・める」 **けじめ**、ある物事と他の物事の区別。特に、社会規範における善悪などの区別。[コロ]「公私の一をつける」 **げ・しゃ【下車】** 《名・自サ》電車・自動車などからおりること。「途中―」類語降車。团乗車。 **げしゅく【下宿】** 《名・自サ》〔部屋代・食費などをはらい〕ある程度の長い期間、他人の家の部屋を借りて住むこと。また、その家。「――屋」 **けーじゅす【毛、繻子】** 縦糸に綿糸、横糸に毛糸を使って綾織{あやおり}にした、なめらかでつやのある織物。 **ゲシュタポ** ドイツのナチス政権時代の秘密国家警察。ナチスに反対する者やユダヤ人の摘発に暴威をふるった。一九四五年消滅。▽ Gestapo **ゲシュタルト** 〔心〕部分の集合体としてではなく、一つの統一体としての機能的構造をもったものとしてとらえた枠組み。形態。「―心理学」▽ Gestalt **げしゅ・にん【下手人】** 犯罪を犯した人。特に、殺人犯。〔古風な言い方〕 **げーじゅん【下旬】** 月の二一日から末日までの約一〇日間。网上旬・中旬。 **げーじょ【下女】** 炊事・雑用などをする下働きの女性。〔古風な言い方]類語女中。团下男。 **\*け・しょう【化生】** 《名・自サ》●[仏]四生{ししょう}の一つ。母胎や卵から生まれるのではなく、超自然的にいきなり生まれること。●〔仏〕仏が形をかえて現れること。化身。●ばけること。化け物。変化{へんげ}。 **\*け・しょう【化粧】** 《名・自他サ》●顔を美しく見せるために、おしろい・紅などをぬること。また、ぬったもの。「一品」[コロ]「一を落とす」●ものの外観を美しくかざること。―いた【―板】建築物の表面にあらわれる部分に用いるため、かんな削りをして仕上げた板。―しつ【一室】●化粧をするための部屋。●洗面所。トイレ。―ばこ【一箱】●化粧道具・化粧品などをしまっておく小箱。●進物用の商品などをつめる美しくかざった箱。―まわし【一回し】【大相撲で、十両以上の力士が土俵入りに着用する、ししゅうなどでかざった回し。 **\*げ・じょう【下乗】** 《名・自サ》〔文〕●馬・乗り物からおりること。●神社・寺などの境内へ車馬を乗り入れることを禁じること。下馬。 <450> **\*げ・じょう【下城】** 《名・自サ》〔文〕城から退出すること。対登城。 **けーじらみ【毛、虱】** ケジラミ科の昆虫。かぎ形の爪をもち、わきの下や陰部の毛に寄生し、吸血する。 **け・しん【化身】** 《名・自サ》〔仏〕〔民衆を救おうとして]神仏が姿をかえて現れること。また、その姿をかえたもの。化生{けしょう}。●芝居で、妖怪変化物{ようかいへんげもの}。また、その時の隈取{くまどり}。「キツネの―」●無形のものが形をとって現れること。また、何かの生まれかわり。「美の―」 **げ・じん【外陣】** 神社・寺の本殿や本堂の内部で、内陣の外にあって一般の人々が立ち入りを許される場所。外陣{げじん}。[参考]内陣。 **け・す【消す】** 《他五》●火・熱・光を発しているものを、発しないようにする。「つやを―・す」●スイッチを切って、その器具の使用をやめる。「テレビを―・す」●形を見えなくする。人目につかないようにする。[コロ]「姿を―・す」●なくならせる。除き去る。また、聞こえなくする。「毒を―・す」「うわさを―・す」「録音を―・す」類語(5)抹消。消去。●[俗]殺す。「じゃま者を―・す」図《四》。 **\*げ・す【下司】** 〔文〕身分の低い役人。下役人。下司{げし}。類語小役人。 **\*げ・す【下種・下『衆】** ●身分の低い人。●《名・形動》心のいやしい・こと(人)。「―な考え」表記②は「下司」とも書く。―ば・る【―張る】《自五》いやしい根性をあらわす。――の後知恵《句》おろかな者は必要なときにはいい考えが出ず、事が終わった後になってやっと考えつくということ。下種の後思案。――の勘繰り《句》心のいやしい者は、とかく気を回して邪推するものだ。また、その邪推。 **\*げ・す【解す】** 《他五》〔物事の事情を〕理解する。納得する。[参考]けふつう、「―・しがたい」「―・しかねる」「―・しにくい」などの形で使う。「彼の行動は、―・しかねる」ゆげせる。図《四》。 **\*げす《助動:特殊型》** 〈「でげす」の形で〉「です」の意を表す。「お国はどちらでげす」[参考]「ございます」の転。もと江戸語で、明治時代以降も東京下町などで、くだけた口頭語として使われた。 **げ・すい【下水】** ●使った後、流されるよごれた水。●「下水道」の略。「―がつまる」団上水。―どう【―道】下水を流す設備。下水。网上水道。 **けーすじ【毛筋】** ●〔一本一本の〕髪の毛。「―ほどの(=わずかの)良心もない」●髪を櫛いでとかしたあとの筋。くしめ。 **ゲスト** ●パーティーなどに招かれた客。対ホスト。●ラジオ・テレビなどの連続番組で、常連の出演者のほかに臨時に出演する人。団レギュラーメンバー。▷ guest **けーずね【毛、脛・毛、臑】** 毛が多く生えているすね。 **けずりーぶし【削り節】** かつおぶしなどをけずったもの。調味用。 **\*けず・る【削る】** 《他五》●〔刃物で〕物の表面をうすくそぎとる。「鉛筆を―・る」●〔全体を構成している中の〕一部分をとり除く。「文章の一部を―・る」「予算を―・る」類語(5)削減。削除。図《四》。 **\*けず・る【梳る】** 《他五》〔文〕櫛いで髪をとかす。くしけずる。図《四》。 **げ・せる【解せる】** 《自下一》《「解がす」の可能形》物事の事情が理解できる。納得できる。〔ふつう「―せない」の形で使う」「何とも―・せない話だ」 **ゲゼルシャフト** 〔会社・労働組合など〕共通の利益を目的として結びついた集団。利益社会。ゲマインシャフト。▽ Gesellschaft **げ・せわ【下世話】** 〔文〕世間で一般の人がよく口にすることわざやことば。「――にも言うとおり」 **げーせん【下船】** 《名・自サ》〔客や船員が〕乗っていた船をおりること。因乗船。 **\*げーせん【下、賤】** 《名・形動》身分が低いこと。「―の身」類語卑賤。微賤。 **げそ** 〔俗〕すし屋などで、イカの腕の部分。[参考]「下足」の略とされる。一般には足と呼ぶ。 **け・そう【懸想】** 《名・自サ"》異性に思いをかけること。恋すること。〔古風なことば」「高嶺の花にーする」「―文(=恋心をつづった手紙)」 **げーそく【下足】** ぬいだ履き物。「―入れ」「―を預ける」―ばん【一番】〔履き物をぬいで上がる場所で〕履き物を預かり、保管する・こと(人)。―ふだ【一札】【履き物をぬいで上がる場所で〕ぬいだ履き物を預かったしるしとして渡す札。 **け・ぞめ【毛染め】** 髪を染める・こと(薬品)。ヘアダイ。 **けた【桁】** ●建造物の柱の上に横にわたして、その上のものを支える材。「――をわたす」●数の位取り。〔助数詞的にも使う」「五ーの数」●「比較したときの〕規模。●算盤のたまを通してある縦の棒。―が違・う《句》〔数量や規模に」格段の差がある。「同じ豪邸でもー・う」―が外・れる《句》普通の尺度でははかれない。標準からひどくかけはなれている。 **げーた【下『駄】** ●木をくりぬいて歯を作りつけ、その台木にあけた三つの穴に鼻緒をすげた履き物。●校正刷りで、必要な活字のないときに不要な活字を逆さにして仮に入れておくもの。刷ると「■」のようにげたの歯の形をしている。表記②はふつう「ゲタ」と書く。―ばき【―履き】●下駄をはいていること。●〔俗]「げたばき住宅」の略。集合住宅で、一階が商店や事務所、他が住宅になっているもの。―ばこ【一箱】げた・靴などを入れておく(木の)箱。――を預・ける《句》相手にその事の処理を一任する。――を履か・せる《句》実際より高く、または良く見せかける。 **け・たい【懈怠】** 《名・自サ》〔文〕〔学問・仏道の修行などを〕なまけること。おこたること。懈怠{けだい}。「―の心」類語怠慢。怠惰。遊惰。 **げーだい【外題】** ●表紙にかかげる題。特に、書名。囡内題。●歌舞伎・浄瑠璃などの標題。 **けーたお・す【蹴倒す】** 《他五》●けってたおす。●借金を返さないままにする。ふみたおす。 **け・だか・い【気高い】** 《形》上品でおかしがたい気品がある。品格が高い。「―・い精神」類語崇高。高潔。 **けーたぐり【蹴手繰り】** 相撲で、相手の足をはらうと同時に相手の手をたぐってたおす技。 **けた・けた** 《副》《「―と」の形も)甲高い声で笑うようす。 **げた・げた** 《副》《「ーと」の形も》大きな声で下品に笑うようす。 **けーだし【蹴出し】** 女性が和服を着るとき、腰巻きの上に重ねてつけるもの。すそよけ。 **\*けだし【『蓋し】** 《副》〔文〕かなり確かであると推定し <451> て言う語。思うに。「一名言である」 **け・だ・す【蹴出す】** 《他五》●けって出す。●費用を節約して予算の余りを出す。 **けたたまし・い** 《形》高い音や声が不意に起こってさわがしいようすだ。「―・い警笛」図けたたま・し《シク》。 **けた・ちがい【桁違い】** 《名・形動》程度・規模などのちがいがはなはだしいこと。「―の強さ」[類語]段違い。桁外れ。格段。 **げーだつ【解脱】** 《名・自サ》[仏]煩悩の束縛からのがれて悟りの世界にはいること。涅槃{ねはん}。 **け・た・てる【蹴立てる】** 《他下一》●勢いよく進んで、後ろへけるようにして土煙や波を起こさせる。「トラックが土ぼこりを―・てる」●勢いよくけるような動作をする。「席を―・てて去る」 **けた・はずれ【桁外れ】** 《名・形動》標準からはるかにはなれていること。「―に小さい」[類語]桁違い。 **け・だま【毛玉】** 毛糸の編み物などの表面の一部分が寄り集まってできる小さな玉。 **け・だ・もの【『獣】** (「毛のもの」の意)●全身が長い毛でおおわれ、四足で歩く哺乳動物。けもの。●人としての道をわきまえない人をののしっていう語。 **けた・ゆき【桁行き】** 建物の「けた①」がわたされている(方向の)長さ。[対]梁間。 **け・だる・い【気『怠い】** 《形》〔体や気分が〕何となくたるい。かったるい。「―・い夏の昼下がり」 **げーだん【下段】** ●〔いくつかある段の〕下の段。●刀や槍の先を低く下げた構え。[対]上段・中段。 **けち** ●《名・形動》物惜しみをする・こと(人)。しみったれ。吝嗇{りんしょく}。●《名・形動》みすぼらしく、価値のないこと。ちゃち。「―な家」[類語]粗末。●《名・形動》考え・気持ちなどがせまくいやしいこと。「―な考え」●悪い縁起。不吉な運。「―のつき始め」 **―が付・く** 《句》縁起の悪いことが起き、出足が悪くなる。 **―を付・ける** 《句》●縁起の悪いことを言って出足を悪くする。●相手の欠点をあげてけなす。わざと悪く言う。 **けち・がん【『結願】** 〔仏〕日数を定めて行う法会・立願・修法などが終わること。満願。結願。 **けち‐くさ・い【けち臭い】** 《形》〈「くさい」は接尾語)●けちけちしているようすだ。●〔みなり・様子などが〕みすぼらしく粗末である。「―・い宿」●考え・気持ちなどがせまく、価値が低いようすだ。「―・い考えは捨てろ」 **けちけち** 《副・自サ》〈副詞は「――と」の形も)金銭や物品を出し惜しみするようす。「―するな」 **ケチャップ** トマトなどの野菜を煮つめて作った調味液。ふつう、トマトケチャップをさす。▽ketchup **けちょんけちょん** 《形動》〔俗〕余すところなく徹底的にやりこめるようす。「―に言い負かされる」 **けーちら・す【蹴散らす】** 《他五》●けって散乱させる。●追い散らす。「敵を―・す」=けちらかす。 **けち・る** 《他五》〈「けち」を動詞化した語)〔俗〕けちけちする。出ししぶる。「交際費を―・る」 **けちんぼう【けちん坊】** けちな人。吝嗇家{りんしょくか}。[類語]しみったれ。しわんぼう。にぎりや。 ***けつ【欠缺】** 欠けること。足りないこと。不足。「三名の―」「―を補う」「ガス―」[表記]「缺」は旧字体。 ***けつ【決】** 〔ある議案などに対する〕賛成・不賛成の決定。[コロ]「―をとる」 ***けつ【穴】** 〔俗〕●(「あな」の意から)尻{しり}。●順番などの最後。びり。どんじり。「―から五番目」[参考]●も、ふつう男性が使う。 **―の穴が小さ・い** 《句》けちである。また、度量がせまい。けつの穴がせまい。 **――を捲ま・る** 《句》「尻をまくる」に同じ。 **――を割・る** 《句》悪事を暴露する。尻を割る。 **げつ【月】** ●(「・・・か―」の形で)一年を一二等分した一期間の意を表す。「十一か―」●「月曜日」の略。 **けつ・あつ【血圧】** 心臓からおしだされる血液が、血管の壁におよぼす圧力。「―が上がる」 **けつ・い【決意】** 《名・他サ》自分の意志をはっきりときめること。また、その意志。「引退を―する」 **けつ・いん【欠員】** 定員にみたないこと。また、足りない人数。「―を補充する」「ーが出る」 **げ・ち【下知】** げじ(下知)。 **けちえん【『結縁】** [仏]仏道に縁を結ぶこと。結縁。 体。血漿{けっしょう}だと血球から成る。血。 **―がた【―型】** 血球の凝集状態によって分類した、血液の型。ABO式(A・B・AB・Oの四分類)・Rh式(+と-の二分類)などがある。 **―センター** 輸血用血液を保存・管理し、必要に応じて医師や医療機関に供給する施設。[参考]日本赤十字社が「血液銀行」として一九五二年に創設、一九六四年、現名に改称した。 **けつえん【血縁】** 〔親・兄弟など〕血筋につながりがある・こと(人)。「―関係」[類語]血族。 **けつ・おう【月央】** 〔文〕月のなかば。 **けつーか【欠課】** 《名・自サ》授業・講義に欠席すること。 **けつーか【決河】** 〔文〕川の水が堤防を破って勢いよく流れ出ること。 **――の勢い** 《句》〈堤防を決壊した水の勢いの意から)猛烈な勢い。 ***けっ‐か【結果】** ●ある原因によってもたらされた最終の事柄・状態。「――を報告する」「悪い―を招く」〔ある行動によってもたらされる成果の意で用いることもある〕「―を出す」[類語]結末。[対]原因。●(上に原因を述べる連体修飾語を受けて接続助詞的に用いて)その原因によってある事態がもたらされることを表す。「相談の―、決行と決まった」●《名・自サ》〔文〕植物が実を結ぶこと。また、その結んだ実。結実。 **ーろん【―論】** 結果だけに基づいてその物事の是非・善悪を論じる議論。 **げつ・か【月下】** 〔文〕月光の下。 **―ひょうじん【―氷人】** 〔文〕男女の縁をとりもつ人。仲人{なこうど}。[語源]「月下老人」と「氷上人」とを合わせた語で、いずれも中国の故事から。 **―ろうじん【―老人】** 結婚の仲立ちをする人。媒酌人{ばいしゃくにん}。仲人。唐の韋固{いこ}が旅先で月夜に会った老人から、未来の妻となるべき人を予言されたという故事による。〈続幽怪録〉 ***けっかい【決壊・決潰】** 《名・自他サ》堤防などが破れてくずれること。また、きりくずすこと。 ***けっかい【結界】** [仏]修法{しゅほう}を行って修行のさまたげとなるものの侵入を防ぐこと。また、その侵入を防ぐため、一定の地域を決めること。「女人―(=女人禁制)」 **けっかく【欠格】** 必要な資格を備えていないこと。 <452> [対]適格。 ***けっかく【結核】** 結核菌によって起こる病気の総称。特に、肺結核。 **げつがく【月額】** ひと月当たりの金額。 **げっか・びじん【月下美人】** サボテン科の多肉植物。夏の夜、白色で香りのある花が開き、早朝にしぼむ。月下香。 **けっか・ふざ【結跏趺坐】** 座禅の組み方の一つ。あぐらをかき、右足を左ももの上に、左足を右ももの上に置き、足の裏を上に向ける。 **けつか・る** 《補動五》〔俗〕「……ている」をいやしめていう語。…ていやがる。「何言って―・る」[文]《四》 ***けっ・かん【欠陥】** ●欠けて足りないところ。●構造や機能に不備な点があり、事故に結びつくようなところ。「エンジンに―がある」「―商品」 ***けっ・かん【血管】** 体内の血液がとおる管。動脈・静脈・毛細血管の総称。 **けつ・がん【頁岩】** 泥岩のうち、板状にはがれる岩石。石油をふくむものはオイルシェール(油母頁岩{ゆぼけつがん})と呼ばれる。泥板岩。 ***げっ・かん【月刊】** 〔出版物などを〕毎月一回、定期的に刊行すること。「―誌」 ***げっ‐かん【月間】** 一か月の間。また、特別な行事などが行われる一か月間。「―の生産高」「能率向上―」 ***けっ‐き【決起蹶起】** 《名・自サ》強く決心して、新たに行動を起こすこと。「国民が総―する」[類語]奮起。[表記]もと、もっぱら「蹶起」と書いた。 ***けっ‐き【血気】** むこうみずに事を行う、激しやすい意気。盛んな意気。[コロ]「―にはやる」[類語]はやりぎ。 **―の・ゆう【―の勇】** 《連語》血気にかりたてられた、一時の勇気。あとさきのことを考えない勇気。 **けつ‐ぎ【決議】** 《名・他サ》会議などである事柄に対する意見を決めること。また、決定した意見や条項。「内閣の不信任をーする」「一文」[類語]議決。 ***けっ・きゅう【結球】** 《名・自サ》キャベツなどのように、葉が重なり合って球状になること。 ***けっ‐きゅう【血球】** 血液中にある球形の成分。赤血球と白血球とがある。 **げっ・きゅう【月給】** 一か月ごとに支払われる給料。月俸。サラリー。 **―とり【―取り】** 月給で生活する人。サラリーマン。 **けっきょ【穴居】** 《名・自サ》ほら穴や地中にほった穴に住むこと。また、その住居。 **けっきょく【結局】** ■《名》碁の対局で、一局打ち終わること。終局。●いろいろな過程を経た、結果。結論。「―のところは失敗に終わった」■《副》いろいろなことを経て、行きつくところ。挙げ句{あげく}。結句。「―(は)仲直りした」 **けっきん【欠勤】** 《名・自サt》〔病気や事故で〕勤めを休むこと。「長期―」[対]出勤。 **げっきん【月琴】** うすい円形の胴に短い棹{さお}がついた、中国伝来の四弦八柱の楽器。琵琶{びわ}に似ている。 **けっ‐く【結句】** ■《名》詩歌や俳諧{はいかい}などの最後の句。結びの句。挙げ句。[対]起句。■《副》「けっきょく②」に同じ。〔やや古風な言い方〕 **け‐づくろい【毛繕い】** 動物が、手足・舌などを使って、毛や体の部分をきれいに整えること。 ***げっけい【月、桂】** ●中国の伝説で、月に生えるという桂の木。つきのかつら。●月。月光。 ***げっけい【月経】** 成熟した女性の子宮から、約二八日の間隔で周期的に出血する現象。月のもの。メンス。 **げっけい・うんかく【月、卿雲客】** 〔文〕公卿と殿上人{てんじょうびと}。卿相雲客。 **げっけい・かん【月”桂冠】** 月桂樹の枝葉でつくった冠。桂冠。[参考]古代ギリシャで、競技の優勝者にかぶらせた。 **げっけい・じゅ【月桂樹】** クスノキ科の常緑小高木。春、淡黄色の小さい花をつける。葉・果実には香りがあり、香料にする。[参考]古代ギリシャではアポロンの神木とされた。 **けっけい・もじ【楔形文字】** せっけいもじ(楔形文字)。 **けつ‐ご【結語】** ●結びのことば。結言。●手紙で、結びに使うことば。「敬具・草々」の類。[対]頭語。 **けっこう【欠航】** 《名・自サ》〔暴風雨などで〕定期発着の船舶・航空機などが、運航を中止すること。 ***げっさん【月産】** 一か月間の生産量・生産高。 ***けっこう【決行】** 《名・他サ》思いきって行うこと。「雨天―のイベント」[類語]断行。 ***けっこう【結構】** ■《名》〔文〕《結び構える意》物の構造・組み立て。「文章の――」■《形動》●すばらしくて、申し分がないようす。「―な出来映え」●十分満足して、それ以上必要としないようす。「ほんの少しでーです」〔婉曲{えんきょく}に断るときにも言う〕「小言は、もうーです」■《副》不完全だが、予想以上であるようす。かなりの程度であるようす。「―むずかしい問題だった」「―おいしい」「―通じるものだ」 **―ずくめ【―『尽くめ】** すべてがよいことばかりであること。「―のもてなし」[表記]現代仮名遣いでは「結構づくめ」も許容。 ***けっこう【血行】** 血が体内をめぐること。血液の循環。血のめぐり。「―を良くする」[類語]血流。 **けつ‐ごう【結合】** 《名・自他サ》二つ以上のものが結びつくこと。また、一つに結び合うこと。 **―そしき【―組織】** 動物の、体の諸器官・諸組織を結合し、支持する組織。結締組織。 **げつ‐こう【月光】** 月の光。月影{つきかげ}。[類語]月明。 **げっこう【激昂】** 《名・自サ》げきこう(激昂)。 ***けっ‐こん【結婚】** 《名・自サ》男女が夫婦になること。婚姻{こんいん}。[類語]縁組み。輿入れ。[丁寧][尊敬]おめでた。 **けっ‐こん【血痕】** 血の(ついた)あと。 ***けっさい【決済】** 《名・他サ》〔代金や証券などの受け渡しによって〕売買の取り引きを終えること。「手形の―」 ***けっさい【決裁】** 《名・他サ》権限を持つ人が物事の可否を決めること。[コロ]「首相のーをあおぐ」[類語]裁決。 ***けっさい【潔斎】** 《名・自サ》〔神仏に仕える前などに〕けがれをさけ、欲望を絶ち、水浴して心身を清めること。精進潔斎{しょうじんけっさい}。 **けっさく【傑作】** ■《名》〔芸術作品で〕特別すぐれたすばらしい作品。[対]駄作。■《形動》〔俗〕ひどくこっけいで愉快であるようす。「―な話じゃないか」 **けっさつ【結、紮】** 《名・他サ》血管など、生物体内の管状の部分をしばりくくること。 **けっ‐さん【決算】** 《名・自サ》一定期間内の収入・支出の総計算をすること。また、その数値。「―報告」 **けっ‐し【傑士】** 〔文〕並はずれてすぐれた人物。傑物。 <453> **けっし【決死】** 〔ある事を行うのに〕死を覚悟すること。「―の大冒険に挑む」「―の覚悟」[類語]必死。 >【類義語の使い分け 「決死・必死」】 [決死・必死]決死(必死)の覚悟でこの大事に臨む [決死]決死の勇を奮って戦う/決死隊を結成する [必死]必死の抵抗を試みる/必死で修業する **けつじ【欠字・闕字】** ●文章中、文字が欠けていること。また、その文字。脱字。●昔、文章の中で帝王や貴人に敬意をあらわすため、その称号の上を一字分ほどあけて書いたこと。欠如。 **げつじ【月次】** 毎月(の)。「―報告」 **けっ・しきそ【血色素】** 「ヘモグロビン」に同じ。 **けつじつ【結実】** 《名・自サ》●植物が実を結ぶこと。●努力した末に、りっぱな結果となって現れること。[コロ]「多年の努力がーする」 **けっして【決して】** 《副》〈下に打ち消し・禁止の語を伴って)どんなことがあっても。断じて。けして。「御恩は―忘れません」「――疑うな」[類語]絶対に。 **けっしゃ【結社】** 何人かの人が同じ目的のために集まり、団体をつくること。また、その団体。「―の自由」 **げっ・しゃ【月謝】** 〔教授料・指導料として〕月ごとに支払う謝礼金。 **けっしゅ【血腫】** 内出血によって、多量の血液が体内の一部分にたまってこぶのようになったもの。 **けっ・しゅう【結集】** 《名・自他サ》ちりぢりになっているものを一つにまとめ集めること。また、まとまり集まること。「総力をーする」 **げっ・しゅう【月収】** 月々の収入。また、その月の収入。「―の二割を貯金する」 **けっしゅつ【傑出】** 《名・自サ》他のものよりもぬきんでてすぐれていること。「―した人物」[類語]抜群。特出。 **けっしょ【血書】** 《名・自サ》〔決意を示すため〕自分の血で文字を書くこと。また、その文字や文書。 **けっしょ【欠如・闕如】** 《名・自サ》あるべきものが欠けて足りないこと。「注意力のー」[同]「欠字②」に同じ。[注意]「欠除」は誤り。 **けっしょう【決勝】** 最終的に勝負を決めること。また、その試合。 **―てん【―点】** ●競走で、勝ち負けを決める場所。ゴール。●勝負を決める得点。 ***けっしょう【結晶】** 《名・自サ》●物質が平均していて、原子の配列が規則正しい固体。また、その形をつくること。「雪の―」●努力や苦労が、りっぱな結果となって現れること。また、そのもの。「血と汗のー」 ***けっしょう【血、漿】** 血液の成分の一つ。血液を凝固させるフィブリノーゲンを主成分とする液体。 ***けつじょう【「楔状】** 〔文〕「くさびがた」に同じ。 ***けつーじょう【欠場】** 《名・自サ》試合や公の場に出る予定の人が出ないこと。[類語]休場。[対]出場。 ***けつ・じょう【結縄】** 文字のない社会で、縄の結び方によって意思の表示や情報の伝達を行ったこと。[参考]一九世紀まで用いられた沖縄の藁算{わらざん}もその一つ。 **げっしょう【月商】** 一か月の商取引の総額。 **けっしょうばん【血小板】** 血液中の有形成分の一つ。出血時に血液を固まらせる働きをもつ。 **けっしょく【欠食】** 《名・自サ》〔ある事情のために〕食事を十分に取れないこと。「――児童」 ***けっしょく【血色】** 顔のいろつや。[コロ]「ーがよい」 **げっしょく【月色】** 〔文〕月の色。また、月の光。 ***げっしょく【月食・月蝕】** 月が、太陽と月の間にきた地球の影の中にはいるため、月の全部または一部が欠けて見える現象。[参考]日食。 **げっしーるい【齧歯類】** 哺乳類の一目{もく}。犬歯をもたず、先のとがった門歯が物をかじるのに適する。リス・ネズミ・ヤマアラシなど。齧歯目{げっしもく}。 **けっしん【決心】** 《名・他サ》ある事をしようと心を決めること。また、その決めた心。[コロ]「ーがつく」 ***けつーしん【結審】** 《名・自サ》訴訟の審理が終わること。 **けつじん【傑人】** 〔文〕とびぬけてすぐれた人。傑物。 **けっ!する【決する】** 《自他サ変》〔文〕●堤が切れて水が流れ出る。また、堤を切って水を流し出す。●あることが決まる。また、あることを決める。「運命が―・する」[句]「雌雄を―・する」 ***けっせい【結成】** 《名・他サ》〔有志や団体が集まって〕会・組織などをつくること。「労働組合を―する」 **けっせい【血清】** 血液からとり出した、黄色みをおびたすんだ液体。免疫体をもつ。 **―かんえん【―肝炎】** ウイルス性肝炎の一つ。輸血や血漿{けっしょう}注射によって感染する。 **―りょうほう【―療法】** 細菌またはその毒素を使って動物に免疫性をもつ抗体を作らせ、その血清を注射して感染症を治療する方法。 **けつ・ぜい【血税】** ●〈血の出るような苦労をして納める税金の意で)重く尊い税を言う語。●(心血を国にささげて税とする意から)兵役義務。 **げっ・せかい【月世界】** 月の世界。 ***けっせき【欠席闕席】** 《名・自サ》ある集まりの席に出ないこと。また、学校などを休むこと。[対]出席。 **―さいばん【―裁判】** ●被告人が出席しない法廷で行われる刑事裁判。●本人のいない所でその人に関係のあることを決めてしまうこと。 ***けっせき【結石】** 臓器内で、排出物・分泌物などが固まって石のようになったもの。胆石{たんせき}・腎石{じんせき}など。 **けっ‐せつ【結節】** ●《名・自サ》〔文〕結ばれてふしになること。また、そのふし。●炎症などによって皮膚や体内にできる、ふし状のかたいはれもの。 **ーてん【―点】** つなぎ合わされた部分。つなぎ目。節目。「ネットワークのー」 ***けっ‐せん【決戦】** 《名・自サ》最後の勝敗を決めるために戦う・こと(試合)。[コロ]「―をいどむ」 ***けっせん【血戦】** 《名・自サ》〔血みどろになって]激しく戦うこと。また、その戦い。[類語]激戦。死闘。 ***けっせん【血栓】** 血管の中で血液が固まったもの。 ***けつ・ぜん【決然】** 《形動”》きっぱりと覚悟を決めるようす。「―とした態度」 ***けつ・ぜん【蹶然】** 《形動》〔文〕勢いよく立ち上がるようす。激しく事を起こすようす。「―として起{た}つ」 **けっせん・とうひょう【決選投票】** 一定数以上の得票数を必要とする選挙で、必要得票数を得た者がないとき、上位二人の得票者についてもう一度行う投票。[注意]「決戦投票」は誤り。 ***けっそう【傑僧】** 〔文〕並はずれてすぐれた僧。 **けっ・そう【血相】** 顔いろ。顔の表情。 **―を変・える** 《句》驚き・怒りなどのため、表情を変える。 <454> **けっそく**【結束】《名・自他サ≫●ひもなどで束ね、結ぶこと。また、ひもを結ぶこと。●同じ志をもつ者が団結すること。また、団結させること。[コロ]「ーを固める」 **けつ・ぞく**【血族】血筋がつながっている一族。また、法的に血縁関係にある人々。「―結婚」類語血縁。 **げっそり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●体が急にやせておとろえるようす。1日「ー(と)やせる」●がっかりして急に元気がなくなるようす。「落選して―する」 **けっ‐そん**【欠損】●《名・自サ》一部分が欠けてなくなること。●金銭上の損失。赤字。「五万円の一」 ***けったい**【結滞】《名・自サ》心臓の脈搏{みゃくはく}が一時的に止まったり、不規則になったりすること。 ***けったい**《形動》《「希代{きたい}」の促音化》〔関西地方の方言〕変わっているようす。奇妙なようす。「―な話や」 **けったく**【結託】《名・自サ》〔悪事を行うため〕互いに心を通わせ力を合わせること。ぐるになること。類語団結。 **けっ・たん**【血痰】血液のまじったたん。 ***けつ・だん**【決断】《名・他サ》まよわず自分の考えをきっぱりと決めること。また、その考え。[コロ]「ーを下す」 ***けつ・だん**【結団】《名・他サ》〔正式に〕団体をつくること。「遠征チームを―する」「―式」{団}解団。 **げっ・たん**【月旦】〔文〕●月のはじめの日。ついたち。●人物批評。月旦評。「人物―」[故事]後漢の時代、許劭{きょしょう}が毎月一日に人物評をしたという故事から。〈後漢書・許劭伝〉 **けっ‐ちゃく**【決着】《名・自サ》決まりがついて終わりになること。[コロ]「ーがつく」1回「ーをつける」[コロ]「―をみる」類語落着。 **けっ‐ちょう**【結腸】盲腸・直腸をのぞいた、大腸の大部分をしめる部分。おもに水分を吸収する。 **けっ‐ちん**【血沈】「赤血球沈降速度」の略。 **ゲッ・ツー**「ダブルプレー」に同じ。▽get two **けってい**【決定】《名・自他サ》ある物事をはっきり と決めること。はっきりと決まること。「優勝が―する」10「―を下す」類語確定。―てき【―的】《形動》そうなることが動かしがたいほど確実であるようす。「遭難はーとなった」「―な証拠」――ばん【―版】●それ以上に修正を必要としない正確な書物・出版物。●同種のものの中で最高のもの。「小型車のー」―りょく【―力】物事を決める力。特に、サッカーなどで、シュートを決める能力。「―不足」―ろん【―論】(determinism)〔哲〕人間の意志・行為や事象はすべて何らかの原因によってあらかじめ決定されているとする説。必然論。 **けってい‐そしき**【結締組織】「結合組織」に同じ。 **けっ・てん**【欠点】●不十分なところ。短所。「―を直す」{因}美点。●合格点に達しない点数。落第点。 **ケット** ブランケット。毛布。▽blanket から。 **ゲット**《名・他サ》●手に入れること。「賞金を―する」●〔スポーツなどで〕得点すること。get ***けつ・とう**【決闘】《名・自サ》争いなどを解決するために、約束した方法で命をかけて勝負をすること。 ***けっとう**【結党】《名・自サ"》仲間をつくり党派を結ぶこと。特に、政党を正式に組織すること。{団}解党。 ***けっとう**【血糖】血液中にふくまれている糖類(特にぶどう糖)。「―値が高い」類語)グルコース。 ***けっとう**【血統】祖先からの血のつながり。血筋。―しょ【―書】家畜や愛玩{あいがん}動物の血統を保証する文書。「―付きの犬」 **ゲットー** ●ヨーロッパで、ユダヤ人が強制的に居住させられた地区。また、ユダヤ人の居住区。●アメリカで、貧困にあえぐ人々が集中して居住する(スラム化した)地区。▽ghetto **けっとば・す**【蹴っ飛ばす】《他五》《「けとばす」の促音化)→けとばす **げつない**【月内】その月のうち。 **けつばん**【欠番】〔連続した番号のうち〕ある番号に当たるものが欠けていること。また、その番号。 **けっぱん**【血判】〔決意などを示すため〕指先を切って、その血で署名の下に印を押すこと。また、その印。「連判―状」 **けつ・び**【結尾】〔文]終わり。結び。類語掉尾。 **けつ‐びょう**【結氷】《名・自サ》氷が張ること。また、張った氷。「湖水がーした」 **げっぴょう**【月評】毎月、その月のできごとや作品について批評すること。また、その批評。「短歌―」 **げっぷ** 胃の中のガスが口からでたもの。おくび。 **げっぷ**【月賦】代金を何回かに分けて、ひと月ごとに支払うこと。月賦払い。類語割賦。 **けつぶつ**【傑物】並はずれてすぐれた人物。傑士。傑人。 **けつ・ぶん**【欠文・闕文】書いてあるはずなのに、その部分だけ脱落している・こと(文章)。 **げっぺい**【月餅】油・クルミなどをまぜたあんを小麦粉の皮で包んで焼いた中国の菓子。 **けっぺき**【潔癖】《名・形動》不潔や不正などをひどくきらう・こと(性質)。「金銭に―な人」「―症。」 **けつ・べつ**【決別・訣別】《名・自サ》別れること。別れ。「―の辞」 **ケッヘル・ばんごう**【ケッヘル番号】一九世紀、オーストリアの音楽研究家ケッヘル(Köchel)がモーツァルトの作品を整理して、年代順につけた通し番号。ケッヘル。KまたはKVと略記される。 **けつ・べん**【血便】血のまじった大便。 **けつにく**【血肉】●血と肉。●〔親子・兄弟など〕血のつながったもの。肉親。「―の争い」類語骨肉。 **けつ・にょう**【血尿】血のまじった尿。 **ケッパー** フウチョウソウ科の常緑低木。南ヨーロッパ原産。つぼみをピクルスにしたものをそのまま食べたり香辛料にしたりする。ケーパーズ。ケイパー。▷caper **けっぱい**【欠配】《名・自他サ"》配給や給与の支給がとまること。また、とめること。 **けつ・ぼう**【欠乏・闕乏】《名・自サ》必要な物が不足すること。「物資が―する」「困苦―にたえる」 ***げっぽう**【月俸】毎月の給料。月給。 ***げっぽう**【月報】毎月の報告・通知。また、その印刷物。「文壇―」「全集の―」 **けっぽん**【欠本・闕本】一そろいの本で、ある巻が欠けていること。また、その巻。類語零本{れいほん}。端本{はほん}。{时}完本。 <455> **けつまく【結膜】** まぶたの内面と眼球の表面とをおおう粘膜。「一炎」 **けーつまず・く【蹴躓く】** 《自五》〈「つまずく」を強めた言い方)●歩く時、足先が物につっかかって前にたおれかかる。●障害があって途中で失敗する。 ***けつ・まつ【結末】** 〔何かの結果が出る〕物事の終わり。最後のしめくくり。「事件の―がつく」「意外なー」 **げつ・まつ【月末】** ある月の終わり。月末。 **けつ・みゃく【血脈】** ●血管。〔古風な言い方〕●血のつながり。血統。血筋。 **け・づめ【蹴爪・『距】** ●キジ科の鳥の雄のあしの後方にある角質の突起物。たたかいの武器になる。●牛・馬などのあしの後方にある小突起物。かけづめ。 ***けつめい【結盟】** 《名・自サ》同盟・誓いを結ぶこと。また、結んだ同盟。 ***けつ・めい【血盟】** 同志が血判などを押して、互いに固くちかうこと。「一団」 **げつ・めい【月明】** 〔文〕月が照って明るいこと。明るい月の光。月明かり。 **げつ・めん【月面】** 月の表面。「―着陸」 **けつゆう・びょう【血友病】** 出血しやすく、また出血が止まりにくい遺伝性の病気。 **げつ・よ【月余】** [文]ひと月あまり。「―におよぶ」 **げつ‐よう【月曜】** 週の第二日。日曜の翌日。月曜日。 **げつらい【月来】** 〔文〕数か月以来。つきごろ。 **けつらく【欠落】** 《名・自サ》欠けおちること。また、不足すること。「判断力がーしている」[類語]脱落。 **げつ・り【月利】** 一か月単位の利率・利息。[対]年利。 **げつ・りゅう【血流】** 血液の流れ。血液の循環。[類語]血行。 **げつ・りん【月輪】** 〔文〕月。 **けつ‐るい【血涙】** 《「血の涙」の意で)激しい悲しみや憤りのために出る涙。[コロ]「ーをしぼる」[類語]紅涙。 **けつ・れい【欠礼】** 《名・他サ》つきあいの上での挨拶{あいさつ}などをせずにすますこと。「喪中につきーいたします」 **げつ・れい【月例】** 毎月決まって行うこと。「「報告」 ***げつ・れい【月齢】** ●新月を零として数えた日数。月の満ち欠けを表す。参考満月は月齢一五日。巻末「月齢表」。●満一歳に満たない子の、生まれてからの月の数。 **けつれつ【決裂】** 《名・自サ》会議・交渉などで、意見がまとまらず物別れに終わること。[コロ]「交渉がーする」 ***けつ・ろ【結露】** 《名・自サ》冷えた壁などの表面に大気中の水蒸気が凝結して水滴となってつくこと。 ***けつ・ろ【血路】** ●敵が包囲した囲みを切りぬけてにげる道。●困難を切りぬける方法。活路。[コロ]「―を開く」 **けつ・ろう【欠漏”闕漏】** 〔文〕〔必要な部分の一部が〕欠け落ちている・こと(もの)。 **けつ‐ろん【結論】** ●《名・他サ》論議・考察の末に決定された判断(を出すこと)。[コロ]「ーが出る」●〔論〕前提となる命題から導き出された判断。断案。[小論文のツボ]「序論・本論・結論」 **げて・もの【下手物】** ●安価で粗末な品物。[対]上手物。●ひどく風変わりなもの。「――趣味」 **―ぐい【一食い】** ふつうでは食べ物とならないような物を好んで食べる・こと(人)。転じて、ふつうとは違うものを好むこと。 ***げ・てん【下天】** 仏教で、下層の天。特に、六欲天の下層の四王天を指す。参考四王天の一昼夜は人間界の五○年に当たるとされる。 ***げ・てん【外典】** 仏教の経典以外の書籍。外典{げでん}。[対]内典。 **げーでん【下田】** やせて作物のできが悪い田地。下等な田地。[対]上田。 ***けど** 《接続》けれども(接続)。 **けど** 《接助》けれども(接助)。 **けーとう【毛唐】** 《毛深い外国人の意で)欧米人をいやしめて言った語。[参考]「毛唐人」の略。 **げーどう【外道】** ●〔仏教の信者からみて〕仏教以外の諸宗教や思想(を信じる者)。●真理にはずれた道(を説く者)。異端。邪道。●人の道に反する邪悪な心を持った人。人でなし。〔ののしって言う〕●釣りで、目的の魚以外の魚。 **げーどく【解毒】** 《名・自サ》体内にはいった有毒物の毒作用を、消したり弱めたりすること。「一剤」 **けとば・す【蹴飛ばす】** 《他五》●けって飛ばす。「ける」を強めた言い方。●〔問題にせず)拒否する。はねつける。「申し出を―・した」=けっとばす。 ***けーども** 《接続》けれども(接続)。 ***けども** 《接助》→けれども(接助)。 **ケトル** やかん。ケットル。▷kettle **けど・る【気取る】** 《他五》〔相手の態度やあたりのようすなどから〕ある事情に気づく。感づく。気取る。〔多く、「けどられる」の形で使う〕「相手に―・られる」 **―・られる** 《連語》〔態度やあたりのようすなどから〕相手にある事情を気づかれる。感づかれる。[参考]→けどる。 **げーな** 《助動:特殊型》〈様態の接尾語「げ」+助動詞「なり」の転)伝聞の意を表す。・・・そうだ。・・・ということだ。「とんと昔にあったげな」「夜な夜な現れるげに言いよります」室町時代に出現、明治時代以降も古風かつ方言的な文体で用いられる。方言としては西日本に多い。活用語の終止形につく。 **けなげ【『健気】** 《形動》〈「異{け}なり」+「げ」からの転)〔年少さや外見の弱さに似合わず〕勇気をもって困難な事に立ち向かうようす。「―な心構え」「――に努力する」 **けな・す【、貶す】** 《他五》悪く言う。そしる。くさす。[対]ほめる。[文]《四》。[類語]と表現「褒める・貶す」 **けーなみ【毛並み】** ●毛の生えているぐあい。毛の並びぐあい。●種類。特に、血統・家柄・育ち・学歴などの質。[コロ]「―の変わった人」「―がよい」 **げーなん【下男】** やとわれて雑用をする男性。下僕{げぼく}。〔古風な言い方〕[対]下女。 **けに** 《接助》〔西日本の方言〕原因・理由を表す。・・・から。〔終助詞的にも使う]「私からもよう言うとくけに安心しいな」「いろんな人間のおるけに」[参考]中国・九州あたりでは、「け(え)」「けん」とも。 **げーに【『実に】** 《副》〔文]●現に。実際に。●なるほど。まことに。いかにも。「―すさまじきものだ」 **け・にん【家人】** 〔文〕●代々仕えてきた家来・奉公人。家の子。郎等{ろうどう}。御家人{ごけにん}。[注意]②「かじん」と読むと別語。 **げ・にん【下人】** 〔文〕●身分の低い者。●使用人。しもべ。[類語]下男。 <456> **け・ぬき【毛抜き・鍋『子】** 毛・ひげ・とげなどをぬき取る道具。 **―あわせ【一合わせ】** 二つの物を、ふちをそろえて密接に合わせること。 **げ・ねつ【解熱】** 《名・他サ》高い体温を下げること。「一剤」[注意]「下熱」は誤り。 **けーねん【懸念】** 《名・他サ》●先の事がどうなるかと気がかりで不安に思うこと。また、その思い。「―をいだく」●[仏]執念。執着。 **ゲノム** 個々の生物体が持つ一まとまりの染色体。また、そこにふくまれる全遺伝子。「ヒトー」▽Ger-nom **けば【毛羽毳】** ●〔こすれて]紙や布などの表面にできる細くやわらかい毛のようなもの。けばけば。●地図などで、山の形・傾斜・高低などを表すのに使う小さな線。 ***げ・ば【下馬】** ●《名・自サ》馬からおりること。下乗。●「下馬先{げばさき}」の略。社寺・城門などの、馬を下りるべき場所。 **―ひょう【一評】** 《昔、下馬先で主人を待つ間に供の者がいろいろ批評をしたことから)第三者の間で行われる批評・評判。「――に上る」 ***ゲバ** 「ゲバルト」の略。「内―」「―棒」 **け・はい【気配】** (もと「けわい」)●周囲の状況から、そうらしいとおぼろげに察せられるようす。「春の一がする」●株価の相場。取り引きの景気。きはい。 **けば・い** 《形》〔俗]けばけばしい。「―・い化粧だ」 **けばけば【毛羽毛羽毳毳】** 〔俗]けば(毛羽)。また、けば立っていること。「―のひも」 **けばけば・し・い** 《形》ひどくはでで人目をひくようすである。〔品がなくいやな感じの時に使う〕「―・い服装」 **けば・だ・つ【毛羽立つ”毳立つ】** 《自五》〔こすれて〕布や紙などの表面に毛羽ができる。そそける。 **け・ばり【毛、鉤】** 鳥の羽毛をつけて、虫のように見せかけた釣り針。アユ・ヤマメ・イワナなどを釣るのに使う。 **ゲバルト** 学生運動で、暴力を用いた実力闘争。ゲバ。▷Gewalt(=力。権力。暴力) **げーはん【下版】** 《名・他サ》印刷で、校了になった組み版を製版・紙型どりなどのために次の工程に移すこと。 **けびい・し【『検非違使】** 平安時代初期に起こり、京都の治安・風俗・犯罪などを取りしまった官職。 **け・びょう【仮病】** 〔病気でないのに〕病気のふりすること。にせ病。[コロ]「ーを使う」 **げ・びる【下卑る】** 《自上一》〈「―・びた」「―・びている」の形で〉品がなくいやしく見える。「―・びた目つき」 **げ・ひん【下品】** 《形動》品がなく、いやしいようす。「―なことばを使う」[類語]粗野。[対]上品。 **けーぶか・い【毛深い】** 《形》体に毛が多く生えている。体の毛が濃い。「足が―・い」 ***けーぶり【気振り】** 〔自然に外にあらわれる〕それらしいようす。そぶり。「反省の―も見せない」 ***けぶり【『煙・烟】** けむり。〔古風で方言的な言い方〕 **けぶ・る【『煙る・姻る】** 《自五》〈「けむる」の古形〉▶けむる。[文]《四》。 **げ・ぼく【下僕】** やとわれて下働きをした男性。下男。[類語]召し使い。しもべ。 **けぼり【毛彫り】** 毛のような細い線で模様・文字などをほること。また、その彫り物。 **げーぼん【下『品】** ●[仏]極楽往生するときの九つの階級のうち下位の三つの総称。[参考]九品。●下等なこと。下級。 **ゲマインシャフト** 共同社会。共同体。[対]ゲゼルシャフト。▽Gemeinschaft **け・まり【蹴鞠】** 革製のまりを数人でけって受け渡しし、地面に落とさないようにする、昔の貴族の遊び。また、それに使うまり。蹴鞠{しゅうきく}。 **けーまん【華、髪】** 仏前にかざる道具。金銅・革などでうちわの形をつくり、中に天女・花・鳥などの模様を透かし彫りにしたもの。 **けみ【毛見・『検見】** 《稲の毛を見る意から)昔、稲の収穫前に役人が出張して、作柄を調べ、年貢{ねんぐ}量を定めたこと。 **ケミカル** 《造語》「化学の」「合成の」の意を表す。「―シューズ(=合成皮革の靴)」▽chemical **けみ・する【『関する】** ■《他サ変》〔文〕調べて改める。検査する。「文書を―・する」■《自サ変》〔文〕時を過ごす。「四半世紀の歳月を―・する」=閲{けみ}する。 **けむ【煙・烟】** 〔俗]けむり。けぶ。 **―に巻・く** 《句》大げさなことや訳の分からないことを言って、相手を混乱させる。うやむやにする。 **けむ・い【煙い・烟い】** 《形》→けむたい。[文]けむ・し《ク》。 **けむくじゃら【毛むくじゃら】** ・《名・形動》〔俗〕体に濃い毛がたくさん生えていること。 **けむし【毛虫】** ●ガやチョウの幼虫で、体表に長い毛をもつものの総称。野菜の葉を食害したり、人をさしたりする。●きらわれ者。 **けむ・た・い【煙たい・・烟たい】** 《形》●煙のために涙が出たり息苦しかったりするようすである。けむい。●親しみがもてず、気がねする感じである。「―・い存在」=けむったい。 **けむた・が・る【煙たがる・烟たがる】** 《他五》●煙がけむいと思う。けむがる。「たき火を―・る」●親しめず、近づくのをさけたいと思う。「上司を―・る」 **けむ・だし【『煙出し・烟出し】** ●屋内にこもった煙を外に出すための通気孔。けむりだし。●煙突。 **けむり【煙姻】** ●物が焼ける時に出る色のついた気体。けぶり。けむ。●煙のように見えるもの。「湯の―」 **―にな・る** 《句》●死んで火葬される。「鳥辺山{とりべやま}の―になる」●焼けてなくなる。また、消え去ってあとかたもなくなる。=煙と化す。 **けむ・る【煙る・・烟る】** 《自五》●煙がたくさん出る。「たき火が―・る」●〔煙があるかのように〕かすんで見える。かすむ。「雨に―・る国道」=けぶる。[文]《四》。 **げーめん【外面】** 〔文〕うわべ。外側。特に、顔つき。外面{がいめん}。 **―似菩薩内心如夜叉** 《句》顔つきはやさしく美しいが、心は邪悪で恐ろしいということ。 **けもの【獣】** 《「毛物」の意)けだもの。じゅう。 **けものへん【獣偏】** 漢字の部首「犭(犬の変形)」の称。 **けもの・みち【獣道】** 獣が通ることによって自然にできた山中の小道。 ***げーや【下屋】** 母屋{おもや}に差しかけて作った小屋根。また、その下の部分。 ***げーや【下野】** 《名・自サ》〔文〕官職をやめて民間の人となること。また、政権を失って野党になること。 <457> **けやき**【欅】ニレ科の落葉高木。高さ二〇{メートル}以上になる。材は堅く、建築・器具材用。 **けーやぶ・る**【蹴破る】《他五》●けって破る。●勢いよく相手を負かす。けちらす。「敵を―・る」 **け・やり**【毛槍】さやを鳥の羽でかざったやり。大名行列の先頭などでやり持ちがふり歩くのに用いた。 ***けら**【啄木鳥】「キツツキ」の別称。 **げーり**【下痢】《名・自サ》大便が液状または液状に近い状態になって排泄されること。腹くだし。くだりばら。 ***けら**【螻蛄】ケラ科の昆虫。体長約三{センチメートル}。土中にすみ、農作物の根などを食べる。「ジー」と低い声で鳴き、俗にミミズの鳴き声とする。おけら。 **け・る**【蹴る】《他五》●〔勢いをつけて〕足で物をつきやる。また、はねとばす。類語蹴飛ばす。足蹴{あしげ}にする。●[要求や提案などを〕受けつけないではねつける。拒絶する。「申し出を―・る」 **ゲラ** ●活字の組み版を入れるふちの浅い木製の箱。組み盆。●「ゲラ刷り」の略。校正刷り。▽galley **けーらい**【家来】主君や主人に忠誠をちかって従い仕える者。特に、武家の家臣。従者。表記古くは「家礼」「家頼」などと書いた。 **けーらく**【快楽】かいらく(快楽)。 **げ・らく**【下落】《名・自サ》●物の価値・値段が下がること。{対}騰貴。●等級・品格などが下がること。 **けらけら**《副》《「――と」の形も)かん高い声をあげて笑うようす。 **げら‐げら**《副》《「――と」の形も》大きな声であけっぴろげに笑うようす。 **ケラチン** 高たんぱく質の一種。角質。▽Keratin **けり** (和歌・俳句などが助動詞「けり」で終わることが多いことから)物事の終わり。決着。結末。しめくくり。表記「けり」の字をあてる。―が付・く《句》物事の決まりがつく。決着する。解決する。―を付・ける《句》物事の決着をつける。終わりにす る。 **けり**【鳧】チドリ科の鳥。背は灰色、腹は白色で、あしは黄色。山に近い水辺にすむ。 **けり**《助動:ラ変型》文語●過去の回想や、(それと気づいた)現在の事実に対する詠嘆を表す。・・・た(のである)。・・・たのだなあ。「昔、男ありけり」「赭土{あかつち}の山の日かげ田にげんげんの花咲く見れば春たけにけり〈島木赤彦〉」●単に過去の動作・状態を表す。・・・た。「その間には幾千の昆虫・・・飛びかひて鳴きけり〈うたかたの記・森鷗外〉」 **ゲリマンダー** 選挙区を自分の党に有利なようにかえること。▽gerrymander **げーりゃく**【下略】《名・他サ》〔文〕あとに続く文章・語句を略すこと。下略。{団}上略・中略。 **ゲリラ** 小人数で組織し、奇襲を行い、作戦を妨害し、敵陣を混乱させる戦法。また、その部隊・兵隊。遊撃隊。「―戦」▽{西}・{英} guerrilla **ゲル**〔理〕コロイド溶液中のコロイド粒子(=ゾル)が流動する性質を失い、ゼリーのように固化したもの。寒天・こんにゃく・豆腐など。[参考]ゾル。▽{独}Gel **ゲル**〔俗〕お金。「ーピン(=一文無し)」[参考]主に戦前の学生が用いた語。▽{独}Geld から。 **ゲルマニウム**〔理〕希元素の一つ。灰白色の金属で、もろい結晶をなす。半導体として整流器・トランジスタなどに使う。元素記号 Ge。▽{独}Germanium **ゲルマン** ゲルマン語を用いる、金髪・青眼・長身などの特徴を持った民族。ローマ帝政期に中央ヨーロッパに住む。ドイツ民族の祖先とされる。▽{独}Germane **ケルン** 道しるべのために山頂や登山路に積み上げた石。▷cairn **げ・れつ**【下劣】《名・形動》性質・態度・ものの考え方などが劣悪で品位に欠けること。「―なやり口」「品性―」類語卑劣。 **けれど**《接続≫けれども(接続)。 **けれど**《接助》けれども(接助)。 **けれども**《接続》《接続助詞の用法から転じたもの)しかし。だが。けれど。けども。けど。 **けれども**《接助》《文語形容詞の已然形語尾「けれ」+接続助詞「ども」)〔くだけた言い方では、「けれど」「けども」「けど」となる〕●後件が、前件から予想される事柄とは、逆の展開であることを対比的に示す。また、単に、前件と後件とを対比的に示す。「確かに失敗だったけれども、絶望はしていない」「値は張るけれども、質もいい」「パリもいいけれども、ウィーンもいい」●断りを前置きとして述べ、話の導入とするのに使う。「いつものことだけれども、実はお金がない」[参考]言いさしの形で、終助詞的にも使う。「何と言っていいか分かりませんけれども・・・」 **け・れん**【外連】●浪花節{なにわぶし}や義太夫節などで、正法を破って客に受けるように語ること。また、歌舞伎などで、俗受けするような演出や演技。●ごまかし。はったり。「一点のーとてない」―み【―味】はったりをきかせたりすること。「―のない演技」 **ゲレンデ** スキーの滑走場。▽{独}Gelände (=土地) **げろ**●[俗]嘔吐{おうと}。●《名・自サ》〔隠〕自白。〔刑事・犯人などの間で使う〕「早くーしてしまえ」 **ケロイド** 赤みを帯びてかたい皮膚の隆起。やけど・潰瘍などの治ったあとにできるものなど。▽{独}Keloid **げ・ろう**【下臈】●[仏]年功が浅く地位の低い僧。●[文]一般に、官位の低い者。{対}①②上臈。中臈。 **げ・ろう**【下郎】●人に使われている、身分の低い男性。●男性をののしっていう語。類語野郎。 **けろり・と**《副》〔俗〕●何事もなかったように平然としているようす。「―うそをつく」●あとかたもなく消え去るようす。「―忘れる」=けろっと。 **け・わい**【気配】「けはい(気配)」の古い言い方。 **けわし・い**【険しい・嶮しい】出《形》●〔地勢の〕傾斜が急である。「―・いのぼり道」●荒削りで角ばっている。「―・い巌{いわお}」●ことば・目つき・顔つき・態度などに怒りをふくんでいて、荒々しくきついようすだ。きびしい。「―・い顔つき」●危険や困難な事態が予想されるようすだ。「前途は―・い」図けは・し《シク》。 **けん**【圏】《接尾》「(ある事のおよぶ)限られた区域」「一定の範囲」の意。「勢力―」「首都―」 **けん**【犬】《接尾》「いぬ」の意。「盲導―」「警察―」 **けん**【軒】《接尾》《助数》建物を数える語。「家が五―並んでいる」●雅号・屋号を表す。「来来―」 **けん** 料理のつけあわせ。刺身のつまなど。 **けん**【件】■《名》事柄。事。「例のー」日《助数》同じ物事・事柄・事件などの数を数える語。「事故三―」 **けん**【兼】ある・もの(役)と他の・もの(役)を兼ねること。〔接続詞的に使う」「作家―医者」「書斎—寝室」 **けん**【券】あることのできる資格を表示した紙片。切符。 <458> [式]《名・助数》中国の貨幣の単位。 ***けん【剣】** ●両側に刃のある刀。もろはの刀。つるぎ。「―の使い手」●剣を使うわざ。剣術。剣道。「―をよくする」●銃の先につける短い刀。銃剣。●蜂のしりにある刺し針。 ***けん【堅】** 〔文〕かたい・こと(もの)。「敵の―を破る」 ***けん【好】** 〔女性の容貌{ようぼう}・容姿などが〕あでやかで美しいこと。 **――を競・う** 《句》女性が、美しさを比べ争う。 ***けん【拳】** ●拳法。●手や指でいろいろな形を表して勝負する遊び。じゃん拳・藤八拳など。 ***けん【権】** 《名》〔文〕支配し従わせる力。「兵馬の――」■《接尾》「権利」「権力」の意。「著作―」「統治―」 ***けん【県】** 〔政〕日本の地方行政区画の一つ。地方公共団体の最上級のもの。「都道府―」 ***けん【腱】** 筋肉と骨とを結びつけている白い繊維性の強じんな組織。「アキレスー」 ***けん【見】** 〔文〕見方。考え方。見解。「皮相の―」 ***けん【賢】** 〔文〕●《名・形動》学徳のすぐれている・こと(人)。かしこい・こと(人)。「言うところーにして行うところ愚なり」●〔聖{せいしゅ}(=清酒)に対して〕濁酒。 ***けん【鍵】** ピアノ・オルガン・タイプライターなどの、指でたたく部分。キー。 ***けん【間】** 《名・助数》●碁盤・将棋盤の上にかいた線の目。また、その目を数える語。「一ーとび」●尺貫法で、長さの単位。建物・土地などに用いる。ふつう一間は曲尺{かねじゃく}の六尺で、約一・八二㍍。 **けん・あく【険悪】** 《形動》●道が険しく歩きにくいようす。●顔つき・態度などが、とげとげしいようす。「――な目つき」[対]柔和。●天候・情勢などが危なくて、油断のできないようす。「――な空気がただよう」 ***けん【険嶮】** ●けわしい・こと(所)。難所。●目つき・顔つき・ことばなどに表れる、すごみやとげとげしさ。「言葉にーがある」[句]「箱根の山は天下の―〈鳥居忱・箱根八里〉」 ***けん** 《助動:特殊型》[文語]過去の事実の(原因・理由などの)推量を表す。けむ。 ***げん【原】** 《接頭》●「もとにあったもの」「もとからあるもの」の意。「―判決」「一文」●〔著作などで〕「最初の姿」の意。「―ファウスト」 **げん【現】** 《接頭》「現在の」「今の」の意。「―時点」 **げん【源】** 《接尾》「もと」「みなもと」の意。「資金―」 **げん【元】** 《名》〔歴〕中国の昔の王朝の一つ。元朝。●〔数〕方程式の未知数の数を表す語。「一一次方程式」 ***げん【弦】** ●弓のつる。●弓状の月の形。[連]「上ーの月」●〔数〕円周上の二点を結ぶ直線。●弦楽器に張りわたした糸。[表記]④は、もともっぱら「紋」と書いた。 ***げん【減】** へること。また、へらすこと。「三割の一」「収穫―」「自然―」[対]増。 ***げん【玄】** 〔文〕●赤や黄をふくむ黒色。●微妙で奥深いこと。●老荘思想の道徳。「よくーを談ず」●漢字の部首「玄」の称。 ***げん【舷】** 船の側面。ふなばた。ふなべり。「右ー」 ***げん【言】** 〔口から出した〕ことば。語句。[句]「ーをまたない(=言うまでもない)」 **――を左右に・する** 《句》はっきりした答えをしない。いいかげんなことをいう。 ***げん【験】** ●修行・祈願などによる不思議なしるし。また、一般に、ききめ。「――が現れる」●前途のよしあしを示す物事。縁起。[コロ]「ーがよい」「ーをかつぐ」 **げん【厳儼】** 《形動”》態度・処置などがきびしいようす。また、おごそかで動かしがたいようす。「―たる態度」「―として存在する」 **げん・あつ【減圧】** 《名・自他サ》圧力が減ること。また、圧力を減らすこと。 **けん・あん【懸案】** 会議・話題などに取り上げられながら、まだ解決されていない問題。「―事項」 **けん・あん【検案】** 《名・他サ》〈調べただす意〉死体について、死亡の事実を確認すること。 **―しょ【―書】** 医師の診察を受けないで死亡した者の死体について、医師が死亡を確認して出す証明書。 **げん・あん【原案】** 会議に提出し、討議の対象となる最初の案。もとになる案。「――どおり実行する」 ***けん・い【健胃】** 胃の働きをよくすること。また、胃が丈夫なこと。「―一剤」 ***けんい【権威】** ●「絶対的なものとして」他をおさえ従わせる力(をもつ人)。「―が失墜する」●〔学問・技術などの〕ある分野においてぬきんでてすぐれた専門家。オーソリティー。「航空学界の―」[類語]大家。泰斗{たいと}。 **―しゅぎ【―主義】** 権威を絶対的なものとする考えや態度。権威に対して無批判に服従したり、権威をふりかざして他を圧迫したりするやり方。 **げん‐い【原意】** もとの意味。本来の意味。原義。 ***けん・いん【検印】** ●検査した証拠として押す印。●著者が自分が書いた書物の奥付に押す印。「一省略」 ***けん・いん【牽引】** 《名・他サ》〔文〕〔重いものや大きなものを〕引っぱること。引きよせること。●大勢の人の先頭に立って引っぱって行くこと。 **―しゃ【―車】** ●他の車両を引っぱって走る機関車や自動車。●大勢の人の先頭に立って引っぱって行く人。リーダー。 **げん・いん【原因】** 《名・自サ》ある物事が起こるもとになる・こと(事柄)。「――の究明」[類語]起因。[対]結果。 ***げん・いん【減員】** 《名・自他サ》〔あることをする〕人員を減らすこと。また、減ること。[対]増員。 **げんいん【現員】** 現在の人員。現在員。 **けん・うん【絹雲・『巻雲】** 上層雲の一つ。うすい絹をのばしたように見える白雲。一〇㌔㍍ぐらいの高さにうかぶ。すじ雲。まき雲。 **げん・うん【眩暈】** 〔文〕「めまい」に同じ。 ***けん・えい【兼営】** 《名・他サ》本業のほかに他の営業も行うこと。「酒屋とコンビニを―する」「――事業」 **けん・えい【献詠】** 《名・他サ》〔文〕〔宮中・神社・寺などに〕詩歌を作って献上すること。また、その詩歌。 **げん・えい【幻影】** 〔空想や幻覚によって〕実在しないのに実在するように感じるもの。まぼろし。 **けん・えき【検疫】** 《名・他サ》感染症が広がるのを防ぐため、その有無について他の地域(特に外国)から出入りする人や物を検診・検査すること。 **けん‐えき【権益】** (国の)権利とそれにともなう利益。「―を守る」 ***げんえき【原液】** うすめたり他のものを混ぜたりしていない液。もとになる液体。 ***げんえき【減益】** 収益が減ること。「一億円の―」[対]增益。 ***げんえき【現役】** ●現在、ある社会の第一線で活躍している・こと(人)。「―の部長」●大学受験などで、高校卒業見込みの状態で受験する・こと(人)。●現在、軍務についている・こと(軍人)。[対]予備役。 <459> **けん・えつ【検閲】** 《名・他サ》国家機関が、思想の統制や治安の維持などの名目で、強制的に新聞・雑誌・映画・郵便物などの内容を調べて、とりしまること。[参考]日本国憲法では、これを禁じている。 ***けんえん【犬猿】** 犬と猿。[参考]仲が悪いことのたとえに用いる。[連]「―の仲」 ***けんえん【慊焉】** 《形動”》〔文〕●あきたらず思うようす。「―たるものがある」●(打ち消しの語を伴って)満足に思うようす。「―たらざるものがある」[参考]「嫌」には満足と不満足の二つの意がある。 ***けん・えん【嫌「厭】** 《名・他サ》〔文〕きらい、いやがること。嫌悪。「―の情」 ***けん・えん【嫌煙】** 近くで他人がたばこを吸うのをきらうこと。「―運動」「一権」 **げん・えん【減塩】** 《名・他サ》病気の治療や予防のためなどに、食べ物の塩分をひかえめにすること。「―食」 **けん・お【嫌悪】** 《名・他サ》ひどくきらい、いやがること。「―の情を抱く」[類語]憎悪。[誤読]「けんあく」は誤読。 **―かん【―感】** ひどくきらい、いやがる気持ち。「―を抱く」 **げん・おう【玄奥】** 《名・形動》〔文〕〔物事の意味などが〕奥深くはかりしれないこと。 **けん・おん【検温】** 《名・自サ》体温を計ること。 **げん・おん【原音】** ●外来語などの、原語での発音。●〔再生音に対して〕もとの音。 ***けん・か【喧嘩】** 《名・自サ》互いに自分の主張をゆずらずに口論やなぐり合いをすること。争い。いさかい。 **―ごし【―腰】** 今にもけんかを始めそうなようす。「―で物を言う」 **―ばや・い【―早い】** 《形》ささいなことから、けんかを始めやすい性格だ。けんかっぱやい。 **―よつ【―四つ】** 相撲で、対戦する二人の得意のさし手が異なること。[対]相四つ。 **―りょうせいいばい【―両成敗】** けんかは悪いことだとして、その両方を処罰すること。 **―を売・る** 《句》けんかをしかける。 **―を買・う** 《句》●しかけられたけんかの相手をする。●他人のけんかを引き受ける。 ***けん・か【堅果】** 成熟すると果皮がかたくなって、裂開しない果実。カシ・クリなどの実の類。[対]漿果。 ***けん・か【献花】** 神前・霊前などに花をささげること。 ***けんか【県下】** 県の行政権内にある地域。県内。 ***けんか【鹼化】** 《名・自サ》〔理〕エステル類が、カルボン酸とアルコールとに加水分解されること。油脂が加水分解して、グリセリンと石けんを作る反応など。 **けんが【懸河】** 早く激しく流れる川。「―の勢い(=激しい勢い)で攻める」 **――の弁(辯)** 《句》よどみなく話すこと。よどみない弁舌。[類語]立て板に水。 ***げん・か【原価・元価】** ●商品や製品の製造に使った単位当たりの費用。「―計算」●仕入れ値。もとね。 ***げん・か【弦歌・絃歌】** 〔文〕三味線・琴などをひき、歌を歌うこと。また、その音や歌。 ***げん・か【現下】** 〔文〕今。現在。目下。「―の情勢」 ***げん・か【言下】** ものを言い終わってすぐあと。言い終わるか終わらないうち。言下{ごんか}。[コロ]「―に答える」「―に断る」 **げん‐が【原画】** 〔複製・印刷する〕もとの絵画。 ***けん・かい【見解】** ものの見方・考え方。「―の相違」「公式―」[類語]所見。意見。 ***けん・かい【狷介】** 《名・形動》〔文〕がんこで自分の意志を曲げず、人と和合しないようす。 ***けん‐がい【圏外】** ●ある事のできる資格・条件などの、わくの外。範囲外。「優勝の―に去る」[対]圏内。●携帯電話などで、電波が届かず通信できない・場所(状態)。 ***けん‐がい【懸崖】** ●〔文〕切りたったがけ。切り岸。[類語]絶壁。●盆栽などで、茎や枝が根よりも下に垂れるように作ったもの。「ーづくり」 **げんかい【遺外】** 〔文〕外国へ派遣すること。 **げんかい【厳戒】** 《名・他サ》[文]きびしくまたは厳重に警戒すること。きびしい警戒。「――体制をとる」 ***げん・かい【限界】** それ・以上(以下)ではありえない、ぎりぎりの境目。かぎり。「能力の―にいどむ」 **―こうよう【―効用】** 〔経〕ある財貨の消費量を増大させるとき、財貨の一単位から得る、人間の欲望を満たし得る程度。[参考]財貨の量が増加すると、限界効用は減る。 **―しゅうらく【―集落】** 過疎化などによって、人口における六五歳以上の高齢者の割合が五○%をこえた集落。 ***げん・かい【幻怪】** 《形動》〔文〕人をまどわすようなあやしいようす。不思議なようす。 ***げんがい【言外】** 直接ことばに表されていない部分。「―の意味」「―にほのめかす」 ***げん・がい【限外】** 制限された範囲の外。 **―はっこう【―発行】** 日本銀行が法律で定められている最高限度をこえて銀行券を発行すること。 **けんかい・ここう【狷介孤高】** 《名・形動》〔文〕人と妥協せず、超然としていること。「―の士」[文]《ナリ》 ***けん・かく【剣客】** 剣術にすぐれた人。剣道の達人。剣客。[類語]剣豪。 ***けん・かく【懸隔】** 《名・自サ》〔文〕〔両方の程度・力などの差が〕かけはなれていること。かけへだて。「実力に―がある」 ***けんがく【兼学】** 《名・他サ》〔文〕二つ以上の学問をあわせて学ぶこと。[類語]兼修。 ***けんがく【建学】** 学校を設立すること。「―の精神」 ***けんがく【見学】** 《名・他サ》〔あるものについての知識を得るため〕実際に見て学ぶこと。「工場―」 ***げん・かく【幻覚】** 実際には存在しないのに、知覚として存在するように感じる・こと(内容)。幻視・幻聴・幻触など。「――におそわれる」[類語]錯覚。 ***げん・かく【厳格】** 《形動》きびしくて、少しの誤りもおろそかにしないようす。「――な父親」「―にしつける」 ***げんがく【弦楽・絃楽】** 弦楽器で演奏する音楽。 **――しじゅうそう【―四重奏】** 第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロからなる四重奏。 ***げんがく【減額】** 《名・他サ》金額を減らすこと。「補助金を―する」[対]増額。 ***げんがく【、衒学】** 〔文〕知識や学問のあることをひけらかすこと。「―趣味」 **―てき【―的】** 《形動》〔文〕知識や学問のあることを自慢しひけらかすようす。ペダンチック。「―な表現」 **げんか・しょうきゃく【減価償却】** 使用したり時がたつにつれて古くなったりして生じる、固定資産の減少分を決算期ごとに償却費として積み立てること。 **けんか・しょくぶつ【顕花植物】** 「種子植物」の旧称。[対]隠花植物。 <460> **げんがっ‐き**【弦楽器・絃楽器】弦を振動させて音を発する楽器の総称。バイオリン、チェロ、ギター、琴など。 **けん‐が‐みね**【剣が峰】●火山の噴火口の周り。●相撲で、土俵の内と外の境目。●物事の成功・不成功の境目。「ここが勝負の―だ」 ***けん・かん**【兼官】《名・他サ》〔文〕その人本来の官職のほかに、他の官職をかねること。また、その官職。 ***けん・かん**【顕官】〔文〕地位が高く重要な官職(についている人)。「要路の―」類語高官。{団}微官。 **けん・ぎかい**【県議会】県の議決機関。県会。 **けん・きゃく**【健脚】《名・形動》足の力が強くよく歩けること。また、そのような足。([コロ]「ーをほこる」) **けん・きゃく**【剣客】けんかく(剣客)。 **けん・きゅう**【研究】《名・他サ》問題となる事柄について、学問的に深く調べ考えて、その内容や理論などを明らかにすること。また、その内容。 **けん・ぎゅう**【牽牛】「けんぎゅう星」の略。{因}織女{しゅくじょ}。―せい【―星】わし座の首星アルタイルの漢名。織女星と天の川をへだてて一年に一回会うという七夕{たなばた}伝説で名高い。{団}織女星。 **けん・がん**【検眼】《名・自サ》視力を検査すること。 **げん・かん**【厳寒】〔文〕きびしい寒さ。「―の候」類語極寒。酷寒。{団}厳暑。 **げん・かん**【玄関】●建物の正面の入り口。●[仏]禅寺の客殿にはいる門。転じて、禅学に入門するいとぐち。―ばらい【―払い】鉛訪問客を、玄関で応対して帰すこと。また、面会せずに追い返すこと。類語門前払い。 **けん・き**【嫌忌】《名・他サ》〔文〕いみきらうこと。 **けん・ぎ**【嫌疑】〔悪事を犯したのではないかという〕うたがい。[コロ]「―を受ける」「―がかかる」「―が晴れる」類語容疑。疑惑。 **けん・ぎ**【建議】《名・他サ》●ある事に関する意見を申し立てること。また、その意見。●旧憲法で、議会がある問題について、政府に意見や希望を述べること。また、その意見や希望。類語建言。建白。 **げん・き**【元気】■《名》活動のもとになる気力。「―がある」[コロ]「―を出す」目《形動》●体の状態がよくて健康なようす。「おーで何よりです」●「気持ちや行動が〕はつらつとしているようす。「―な子供」づ・く【―付く】《自五》〔おとろえていた気力・体力などに〕勢いがつく。元気になる。図《四》。一づ・ける【―付ける】《他下一》はげまして力づける。 **げんき**【原器】度量衡の基本・標準となる器物。「キログラムー」 **げんき**【衒気】〔文〕自分の才能・知識などをほこり、人に見せびらかしたがる気持ち。てらい。 **げん・ぎ**【原義】〔あることばが〕最初に持っていた意味。本来の意義。原意。 **げんきょう**【元凶・元兇】●悪事の中心人物。●悪い状態を作り出すもとになるもの。「公害の―」 **げん・きょう**【現況】現在の状況。現状。「―を報告する」 **げん・ぎょう**【現業】●〔管理・事務ではなく〕工場・作業場などで行う肉体労働。現場作業。「―員」●国、または地方公共団体が行う公共事業。 **けんきょう・ふかい**【牽強付会】《名・他サ】〔文〕自分に都合がいいように、道理・事実に合わない理屈をつけること。「―の言辞」 **げんきゅう**【原級】●進級できずにもう一度くり返す学年。「――に留め置く」●〔英語・ドイツ語などで、比較級・最上級に対して〕形容詞・副詞の基本形。 **げん・きゅう**【減給】《名・自他サ】給料が減ること。また、給料を減らすこと。減俸。「――処分」{団}増給。 **げん・きゅう**【言及】《名・自サ》話の中である事柄にふれること。言いおよぶこと。「環境問題に―する」 **けん・きょ**【検挙】《名・他サ》犯罪事実を取り調べるため、容疑者を警察署へ連れていくこと。 **けん・きょ**【謙虚】《形動》自分の能力・才能・知識などをほこらずへりくだってひかえめなようす。「――な態度」類語謙譲。謙遜{けんそん}。{団}横柄。傲慢。 **げんきょ**【原拠】〔文〕その事柄を成立させるもとになるよりどころ。「その学説の―を示す」 **けん・きょう**【検鏡】《名・他サ"》〔文〕顕微鏡で検査すること。 **けん・きょう**【牽強】《名・他サ》〔文〕むりにこじつけること。 **けん・きょう**【謙恭】《名・形動》〔文〕へりくだってうやうやしくすること。恭謙。「――な態度」 **けん・きょう**【堅強】《形動》〔文〕かたくて強いようす。「――な意志」類語堅固。 **けん・ぎょう**【兼業】《名・他サ》本業とともに他の事業をしていること。また、その事業。「―農家」 **けん・ぎょう**【検校・撿校】昔、盲人に与えられた最高の官名。 **けん・ぎょう**【顕教】《教義のわかりやすい仏教の意で)密教以外の仏教をいう語。顕宗。顕教え。{因}密教。 **げんきょく**【原曲】編曲する前の、元の曲。 **げんきょく**【限局】《名・他サ》〔文〕内容・意味をせまく限ること。局限。 **けん・きん**【兼勤】《名・他サ》〔文]本来の役目以外に他の役目をかねること。類語兼務。兼任。 **けん・きん**【献金】《名・自他サ》ある目的を援助するためにすすんで金銭を差し出すこと。また、その金銭。「政治―」類語寄付。 **げん・きん**【厳禁】《名・他サ》〔ある行為などを〕きびしく禁じること。厳重な禁止。「火気―」 **げん・きん**【現金】■《名》●その時、その場にもっている金銭。有り金。「―がとぼしい」●〔小切手・手形・為替・債券・証券などでなく〕現在通用している貨幣。「―書留」〔経〕貨幣や、すぐ貨幣に交換できる小切手・為替などの総称。■《形動》利害の関係によってすぐに態度や主張を変えるようす。「―な男」 **けん・ぐ**【賢愚】〔文〕賢いことと愚かなこと。また、賢い人と愚かな人。 **げんくん**【元勲】国のためになる大きな働きをした老臣。また、その勲功。「明治のー」 **げんくん**【厳君】〔文〕他人の父の敬称。厳父。 **げんげ**【紫雲英】「レンゲソウ」の別称。 **けん・けい**【県警】県の警察本部。「神奈川―」 **けん・けい**【賢兄】■《名》〔文]賢い兄。また、他人の兄に対する尊敬語。「――愚弟」類語大兄。{因}愚兄。■《代名》《対称の人称代名詞)〔文〕男同士の間で、同輩または先輩などに対して使う敬称。〔手紙文などで用いる」類語大兄。貴兄。 **げん・けい**【原型】〔彫像や鋳物などの〕製作物のもとになった型。「ブロンズ像のー」 <461> **げんけい**【原形】はじめの形。もとの形。[コロ]「―をとどめない」「―を保つ」―しつ【―質】生物体の細胞を構成する物質類の総称。細胞質や核をつくり、細胞のあらゆる生活を支配する基礎的な物質。 **げん・けい**【厳刑】きびしい刑罰。[コロ]「―に処する」 **げん・けい**【減刑】《名・自サ》●刑罰を軽くすること。「―を嘆願する」●恩赦{おんしゃ}の一つ。政令によって、確定している刑を軽くすること。 **げん・けい**【現形】現在の形・ありさま。 **けん・げき**【剣劇】刀剣を持って戦う場面を中心とする芝居や映画。ちゃんばら劇。剣劇物。 **けんげき**【剣戟】〔文〕(「つるぎ」と「ほこ」の意から)武器。また、それによる戦い。「――の響き」 **けん・けつ**【献血】《名・自他サ》輸血用の血液を無償で提供すること。 **げん・げつ**【弦月】上弦・下弦の月。弓張り月。 **げん・げつ**【限月】先物取引で、受け渡し期限とする(月末の)日。 **けんけん**■《名》片足でとぶこと。片足とび。「―をする」「―遊び」■《副・自サ》副詞は「――と」の形も)態度がとげとげしいようす。「―した物言い」 **けんげん**【建言】《名・他サ》〔文〕〔官庁・上司などに〕ある問題についての意見を申し述べること。また、その意見。建白。類語建議。進言。 **けんげん**【権原】〔法〕ある行為を正当化する法律上の原因。権利の原因。 **けんげん**【権限】●公的に職権・権能がおよぶ範囲。「職務―」〔法〕国または公共団体が、法令にもとづいて、その職権を実行することのできる範囲。 **けんげん**【献言】《名・他サ】〔文〕〔目上の人に〕意見を申し述べること。また、その意見。 **げんげん**【顕現】《名・自他サ》〔文〕はっきりと形に現れること。また、明らかに現すこと。「神がーする」「理想を―する」 **げんげん**【舷舷】〔文〕ふなばたとふなばた。―相摩{ま}す《句》ふなばたとふなばたとがすれ合う。[参考]船同士が接近して激しく戦うようすなどにいう。 **げんげん**【言言】〔文〕話すことの一語一語。四字「一句々々(=一語一句)」―肺腑{はいふ}を衝{つ}く《句》一語一語に誠意がこもっていて、聞く人の心をゆり動かす。 **けんけんごうごう**【喧喧囂囂】《形動”》多くの人が、やかましくさわぐようす。「―たる非難」 **けんけん・ふくよう**【拳拳服膺】《名・他サ》[文]命令や訓戒などを胸中にいだき、心をつくして守り行うこと。「師の教えを―する」 **けんこう**【兼行】●《名・自サ》二日かかる行程を(夜も歩いて)一日で行くこと。また、昼夜にわたって急いで仕事をすること。四字「昼夜―」●《名・他サ》〔文〕同時に二つ以上のことをかね行うこと。 **けんこう**【権衡】〔文〕(はかりのおもりとさおの意から)つりあい。バランス。「――を失する」 **けん・こう**【軒昂】《形動》〔文〕〔意気・気持ちが」ふるい立つようす。四字「意気―」表記「軒高」に書きかえることもある。 **けんごう**【剣豪】剣術の達人。類語剣客。 **げん・こう**【原稿】印刷したり、口頭で発表したりするときに、そのもとになる文章。草稿。尊称玉稿。謙譲拙稿。 **げんこう**【原鉱】鉱山からほり出したままの、不純物をふくんでいて製錬されていない鉱石。類語原石。 **げんこう**【現行】現在、行われていること。「―の法規」―はん【―犯】実際に行っているときに、または行った直後に発覚した犯罪。また、その犯人。逮捕状なしに逮捕することができる。「すりを―犯で逮捕する」 **げん‐こう**【言行】言ったり、それに応じて行ったりすること。ことばと行い。四字「―一致」類語言動。 **げん‐ごう**【元号】年号。「――を改める」 **けんこうこつ**【肩甲骨・肩胛骨】両肩のうしろにあって・腕(前足)と胴体とを結合する三角形の骨。かいがらぼね。 **けんこう‐りへい**【堅甲利兵】かたい鎧{よろい}と鋭い武器。転じて、強い兵力のたとえ。 **けん・こく**【圏谷】氷河の浸食によってできた半円状のくぼ地。カール。 **けん・こく**【建国】《名・自他サ》新たに国家をつくること。開国。肇国{ちょうこく}。類語立国。―きねん・の・ひ【―記念の日】国民の祝日の一つ。建国をしのび、国を愛する心を養う日。二月一一日。建国記念日。 **げん・こく**【原告】民事訴訟で、訴訟を起こして裁判を請求する当事者。{时}被告。 **げんこく**【厳酷】《形動》〔文〕厳しくてむごいようす。「―な処罰」 **げんこつ**【顴骨】かんこつ(顴骨)。 **げんこつ**【拳骨】にぎりこぶし。こぶし。げんこ。 **げんごろう**【源五郎】●ゲンゴロウ科の昆虫。楕円形で、体色は黒褐色。池や沼にすみ、他の昆虫や魚などを捕食する。げんごろうむし。●「ゲンゴロウブナ」の略。 <462> **けんこん【『乾、坤】** [文]●易{えき}で、卦{け}の乾(=天)と坤(=地)。●天地。●陰陽。●乾(=西北)と坤(=西南)。 **けんこん・いってき【『乾、坤一擲】** 〔文〕運命をかけて、一か八かの大勝負をやってみること。 **げんこん【現今】** 〔近い過去もふくめた〕いま。現在。「―の世界情勢」[類語]昨今。 **けん‐さ【間、竿】** 間数を測るのに使う、目盛りのついたさお。 **けんさき【剣先】** ●剣の先。きっさき。●とがったものの先。●和服で、おくみの上部の先端。おくみ先。 **けんさきいか【剣先、烏賊】** ジンドウイカ科のイカ。剣の先に似た細長い形をしている。胴の長さは約三○㌢。食用。多くするめに加工される。 ***けんさく【検索】** 《名・他サ》〔辞書・パソコンなどで〕それがどこに書いてあるかを調べ出すこと。「情報―」 **―エンジン** インターネットで必要な情報を探し出すためのシステム。また、そのサービス。サーチエンジン。 ***けん・さく【献策】** 《名・他サ》〔文〕計画や方策などを上の人に申し述べること。また、その計画や方策。 ***けん・さく【研削】** 《名・他サ》砥石{といし}で工作物の表面をなめらかに仕上げること。[類語]研摩。 **―ばん【―盤】** 「グラインダー」に同じ。 **げん・さく【原作】** ●〔訳したり書きかえたりする前の〕もとの作品。もとの著作。●映画・演劇の脚本のもとになった小説・戯曲など。「――に忠実な脚色」 ***げん・さく【減作】** 作物の収穫高がふつうよりへること。また、その作柄。 **げんさく・どうぶつ【原索動物】** 無脊椎動物の一門。背骨状の脊索{せきさく}と管状の神経を持つ点で、脊椎動物の近縁とされる。「ホヤ」の類と「ナメクジウオ」の類に分類され、すべて海産。 **けん・さつ【検察】** 《名・他サ"》犯罪をとり調べ、証拠を集めてその事実を明らかにすること。 **―かん【―官】** 犯罪を捜査し、公訴を行い、裁判所に法の正当な適用を請求する行政官。検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事に分かれる。 **―ちょう【―庁】** 検察官が行う事務を統括する役所。法務省に属する。最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁・区検察庁の区別がある。 ***けん・さつ【検札】** 《名・自他サ》〔列車・電車などで〕車掌が乗客の乗車券などを調べること。車内改札。 ***けん・さつ【賢察】** 《名・他サ》「推察」の尊敬語。御推察。お察し。「御ーのとおり」 **けんさん【研、鑽】** 《名・他サ》〔文〕〔技芸・学問などを〕深くきわめようと努力を重ねること。[コロ]「―を積む」 **げんさん【原産】** ある物が最初に産出されたこと。また、最初に産出されたもの。「熱帯―の植物」 **―ち【―地】** ●原料や製品などの生産地・製造地。●ある動植物のもともとの生息地。 ***げんさん【減産】** 《名・自他サ》生産高が減ること。また、減らすこと。「冷害で大豆が――する」[対]増産。 ***げんざん【減算】** 《名・他サ》引き算。[対]加算。 ***げんざん【『見参】** 《名・自サ》〔文〕●目上の者が目下の者に対面・面会すること。●目下の者が目上の者に対面・面会すること。「大将に一致す」=見参{けんざん}。 **―に入る** 《句》〔身分の高い人に」お目にかかる。●〔身分の高い人に〕対面させる。お目にかける。 **けん・し【剣士】** 剣道の使い手。劍客。 ***けん・し【検使】** 検視①のためにつかわされる使者。 ***けん・し【検死・検、屍】** 《名・他サ》〔死亡の原因などを調べるために」変死者の死体を調べること。検視。 ***けん・し【検視】** 《名・他サ》●事実を調べるため、事件の現場などを調査すること。●検死。 ***けん・し【犬歯】** 門歯の左右にある、上下おのおの二本の先のとがった歯。[類語]糸切り歯。 **けんし【献詞】** 著者・発行者がその本を他人に献呈するために(その本に)書いたことば。献辞。献題。 **けんし【絹糸】** きぬいと。●生糸に、撚{よ}りを精練して撚り糸にしたもの。 ***けんし【繭糸】** まゆと糸。また、まゆからとった糸。 **けんじ【健児】** 〔文〕血気盛んな若い男子。[類語]若人{わこうど}。若者。 ***けんじ【堅持】** 《名・他サ"》〔ある考えや態度を〕かたく守り続けること。「公正な立場をする」 ***けんじ【検事】** ●検察官の階級の一つ。検事長の下位。●「検察官」の旧称。 **―せい【―正】** 検察官の職名の一つ。地方検察庁の長官。 **―そうちょう【―総長】** 検察官の職名の一つ。最高検察庁の長官。 **―ちょう【―長】** 検察官の職名の一つ。高等検察庁の長官。 ***けんじ【検字】** 漢字の字書で、求める漢字を総画数順に並べた索引。 ***けんじ【献辞】** 「献詞」に同じ。 ***けんじ【謙辞】** 〔文〕へりくだっていうことば。 ***けんじ【顕示】** 《名・他サ》〔文〕他人にわかるようにはっきり示すこと。「自己一欲」。 <463> **げんし【元始】** 物事のはじめ。おこり。はじまり。[句]「―女性は太陽であった〈平塚らいてう〉」 ***げん・し【原始】** ●物事のはじめ。もと。元始。●自然のままで進歩や変化がないこと。「一人」[類語]原生。 **―じだい【―時代】** 人類がまだ生産手段を持たず、狩猟と採取による原始的な生活を営んでいた時代。ふつう有史以前の時代をさしていう。 **―てき【―的】** 《形動》自然のままで進歩・発展がないようす。 **ーりん【―林】** →「原生林」に同じ。 ***げん・し【原子】** それ以上分割すると物質の特性を失う最小の粒子で、分子を組み立てているもの。一つの原子核と、その周囲を回るいくつかの電子からできている。大きさは約一億分の一㌢。アトム。 **―か【―価】** ある元素の原子が何個の水素原子と化合できるかを表す数。 **―かく【―核】** 原子の構造の中心となるもの。陽子と中性子から成る。原子の質量の大部分をしめる。 **―かく・ねんりょう【―核燃料】** 核反応を起こして原子エネルギーを放出する物質のこと。そのエネルギーを燃料として利用する。プルトニウム・ウランなど。核燃料。 **―ばくだん【―爆弾】** 原子核が分裂するときのエネルギーを利用した爆弾。破壊力はふつうの爆弾の数万倍。原爆。 **―ばんごう【―番号】** 元素の周期律表における順位を表す番号。原子核の陽子の数または核外電子の数に相当する。 **ーびょう【―病】** 放射性物質の放射線を体に受けて起こる諸器官の障害。[類語]原爆症。 **―りょく【―カ】** 原子核の分裂や融合の際に放出されるエネルギー。原子エネルギー。「―発電」 **―ろ【―炉】** ウランやプルトニウムの核分裂の連鎖反応を制御しながら行わせる装置。 **げん・し【原糸】** 織物の原料となる糸。 **けん・し【原紙】** ●コウゾの皮を原料としてすいた、厚くてじょうぶな紙。蚕卵紙に用いる。●謄写版の原版にする、蠟引きのうすい紙。「―を切る」 **げん・し【原詩】** 翻訳や改作した詩に対して、そのもとになった詩。 ***げん・し【原資】** ●もとで。資金。●[経]財政投融資のもとになる資金。 ***げん・し【幻視】** 実際には存在しないものが存在するかにように見えること。視覚にあらわれた幻覚。 ***げん・し【減資】** 《名・他サ》資本金を減らすこと。[対]増資。 ***げん・じ【源氏】** ●源姓の氏族。[対]平氏。●「源氏物語」の略。また、その主人公の名。 **―ぐるま【―車】** 「牛車{ぎっしゃ}」の別称。御所車。 **―な【―名】** 源氏物語の巻名にちなんでつけた女官・奥女中の名。転じて、遊女や芸者などの本名以外の名。 ***げんじ【現時】** 〔文〕現在の時点。「―の情勢」 ***げん‐じ【言辞】** 〔文〕ことば。ことばづかい。[コロ]「不穏な―を弄{ろう}する」 **けん・しき【見識】** ●ある物事を見通す、すぐれた判断力。学識と意見。識見。「優れたーを持つ」「―が高い」●気ぐらい。みえ。自尊心。〔古い言い方〕 **―ば・る【一張る】** 《自五》見識があるように見せかける。見識ぶる。 **げんし‐じだい【原史時代】** 考古学上の時代区分の一つ。先史時代と歴史時代の中間にあたり、まだ文献的資料のとぼしい時代。日本では古墳文化の時代にあたる。[参考]弥生時代をふくめる説もある。 **けんじつ【堅実】** 《名・形動》〔考え方・行いなどが〕手がたく危なげのないこと。「―な考え方」[類語]着実。 **げん・しつ【言質】** 《「げんち」の誤読が慣用化したもの)→げんち(言質)。 **げん・しつ【玄室】** 古墳などの、棺をおさめる部屋。 **げんじつ【現実】** 今、現に事実として存在している事柄。「―に即して考える」「―にあった話」[対]理想。 **―しゅぎ【―主義】** 主義・理想などを追うことなく現実を理解し、その事態に即して事を処理しようとする考え方。リアリズム。[対]理想主義。 **―てき【―的】** 《形動》現実に即しているようす。また、目前の利益のみにとらわれるようす。「―な方針をとる」 **―み【―味】** 現実であるという感じ。また、現実のものとなりそうだという感じ。「―の薄い話」「開戦が―を帯びる」[表記]多く「現実味」とも書く。 **げん‐じてん【現時点】** 時間の流れの上での、今、この時。現在の段階。「――では明言をさける」 **げんじ・ぼたる【源氏蛍】** 日本で最大のホタル。体長一・五㌢から二㌢。さなぎ・幼虫・卵も光を放つ。全体は黒い。[参考]平家蛍。 ***けん・しゃ【検車】** 《名・他サ》電車・汽車・自動車などの車両の故障の有無を検査すること。 ***けん・しゃ【県社】** 旧制度の社格の一つ。県から奉幣した神社。国幣社の下で、郷社の上位。 **けんじゃ【賢者】** ●〔道理に通じ、俗世間にまどわされない」かしこい人。賢人。[対]愚者。●仏道を修行中で、まだ悟りをひらいていない者。=賢者{けんじゃ}。 **――も千慮の一失** 《句》どんな賢者にも考え違いや失敗がある。千慮の一失。 **げんしゃ【減車】** 《名・自他サ》車両の数をへらすこと。また、運転回数をへらすこと。[対]増車。 **けんじゃく【間尺】** 一間ごとにしるしをつけた縄。けんなわ。 **げん・しゃく【現尺】** 原物どおりの寸法。[対]縮尺。 ***けん・しゅ【堅守】** 《名・他サ》〔文〕〔陣地などを〕かたく守ること。固守。「―を誇るチーム」[類語]死守。 ***けん・しゅ【賢主】** 〔文〕賢明な君主。[類語]明君。 **けんじゅ【犬儒】** 犬儒学派の哲学者。 **―がくは【―学派】** ギリシャ哲学の一派。克己・禁欲による簡素な生活様式をむねとし、文明社会の制度・慣習を無視する生活態度をとった。キニク学派。 ***げん・しゅ【元首】** 国際法上、外国に対して国家を代表する人。君主国では君主、共和国では大統領。 ***げん・しゅ【原種】** ●種子をとるためにまく種子。●ある動植物のもとになっている野生の動植物。また、品種改良以前の動植物。 ***げん・しゅ【原酒】** ●どぶろく。●醸造したままで他のものを混ぜていない日本酒。●蒸留後、木の樽{たる}につめて一定期間貯蔵し熟成させたウイスキーの原液。 ***げん・しゅ【厳守】** 《名・他サ》〔規則・命令などを〕きびしく守ること。「集合時刻を―する」 **けんしゅう【兼修】** 《名・他サ》〔文〕二つ以上の学問や芸事を一度に習い修めること。[類語]兼学。 ***けん・しゅう【献酬】** 《名・他サ》互いに杯をやりとりして、酒をくみかわすこと。 <464> **けんしょ【献上】** ●《名・他サ》〔身分の高い人に〕品物を差し上げること。「一品」[類語]献呈。奉呈。●「献上博多」の略。独鈷{どっこ}、華皿{はなざら}の形の模様を織り出した博多織の、高級な帯地。 **けんしょ【謙譲】** 《名・形動》〔文〕へりくだりゆずること。「―の美徳」[類語]謙遜。 **げんしょ【厳暑】** 〔文〕非常にきびしい暑さ。「―の折」[類語]極暑。酷暑。[対]厳寒。 ***げんしょ【原書】** ●写したり、改めたり、翻訳したりしたものに対して、そのもとになった本。[類語]原本。底本。●外国語で書かれた書物。「―講読」[同]対訳書。 ***けん・しゅう【研修】** 《名・他サ"》職務に必要な知識・技能を身につけるために、特別に学習すること。「職員―を受ける」「―プログラム」 **―い【―医】** 国家試験に合格し医師免許を取得した後、病院で実地の臨床研修を受けている医師。 **けんじゅう【拳銃】** 片手で発射できる小型で軽便な銃。短銃。ピストル。 ***げん・しゅう【減収】** 《名・自サ》収入や収穫が減ること。また、減った収入や収穫。[対]増収。 ***げん・しゅう【現収】** 現在の収入。 ***げん・じゅう【現住】** 《名・自サ》現在そこに住んでいること。「千葉県に―している」「一地」 ***げん・じゅう【厳重】** 《形動》いい加減にせず、きびしい態度で物事を行うようす。「―な警戒」 **げんじゅう・みん【原住民】** 〔卑称〕その土地にもとから住んでいる民族。[類語]土着民。 **げん・しゅく【厳粛】** 《形動》●おごそかで心がひきしまるようす。「―に式をとり行う」●〔物事の存在が〕きびしく動かしがたいようす。「死は―なる事実である」 **けんしゅつ【検出】** 《名・他サ"》いろいろ調べて、ある物の中にまじっている微量の成分をとり出すこと。「井戸水から有毒物質を―する」「指紋の―」。 **けんじゅつ【剣術】** 刀剣を使ってたたかう武術。剣法。[類語]剣道。 **げん・しゅつ【現出】** 《名・自他サ》〔文〕実際にあらわれ出ること。また、実際にあらわし出すこと。「平和な世界がーする」「巨大な市場が―する」 **けんじょ【健常】** 心身に障害がないこと。 **―しゃ【―者】** 〔身体(精神)障害者に対し〕心身に障害のない人。 **げん・じゅつ【幻術】** ●人の目をくらます不思議な術。[類語]妖術。魔術。魔法。●奇術。 **けん・しゅん【険、峻嶮峻】** 《名・形動》〔文〕山や岩壁などが高くけわしいこと。また、その場所。 **げん・しゅん【厳峻】** 《名・形動》〔文〕おごそかできびしいこと。「―な審判が下る」 **けん・しょ【険所・嶮所】** 〔文〕けわしく危険な所。 **けん・じょ【賢女】** 〔文〕かしこい女性。 ***げん・しょ【原初】** 〔文〕物事の起こりはじめ。 ***けん・しょう【現象】** ●経験できるいっさいの出来事。実際に形をとって現れる物事。「自然の―」「社会―」●〔哲〕人間の感覚によってとらえられ、経験しうるいっさいの対象。[対]本体。 **―かい【―界】** 人間の感覚によってとらえることができる世界。 **―ろん【―論】** [哲]●認識しうるのは現象だけで、本体は認識できないとする説。●本体の存在を認めず、現象だけが実在であるとする説。 ***げん・じょう【原状】** 変化する以前の状態・形。「―回復」 ***げん・じょう【現場】** 現場{げんば}。〔警察などで使う〕 ***げんじょう【現状】** 〔物事の〕現在の状態・状況。現況。「―を維持する」「――を打破する」 **けんじょう‐ご【謙譲語】** 敬語の一つ。聞き手・第三者またはそれらに関する事柄に対して、話し手のへりくだった気持ちを表す語。「拙宅」「伺う(=訪問する)」の類。謙遜語。 ***けん・しょう【腱鞘】** 腱のまわりを取り巻いている鞘状の結合組織。中に滑液{かつえき}が入っている。 **―えん【―炎】** 腱鞘の炎症。化膿菌の感染や、指の過労などが原因。 ***けんしょう【謙称】** 他人に対して謙遜{けんそん}した気持ちを表す言い方。「小生」「愚妻」などの類。[対]敬称。 **けんしょく【兼職】** 《名・他サ》本来の職務以外に、他の職務を兼ねること。また、その職務。[類語]兼務。兼任。 **けんしょく【顕職】** 〔文〕地位の高い官職。 ***げん・しょく【原色】** ●いろいろな色のもとになる色。一般に、赤・青・黄の三色。[参考]三原色。●原色またはそれに近い、強い刺激を与える色。●〔写真・絵画などの複写で」もとのままの色。「―を再現する」 **げんしょく【減食】** 《名・自サ》食事の量を減らすこと。「―療法」[類語]節食。ダイエット。 **げん・しょく【現職】** ●現在ついている職。[対]前職。●現在、その職についていること。「―の議員」[同]現役。 **けん・じる【献じる】** 《他上一》〔目上の人などに〕物を差し上げる。たてまつる。献上する。献ずる。 **げん・じる【減じる】** ■《自上一》〔文〕〔数量・程度などが〕減る。減ずる。■《他上一》〔文〕〔数量・程度などを〕減らす。少なくする。「受注数を―・じる」●引き算をする。「一〇から四を―・じる」=減ずる。 ***けんしん【健診】** 「健康診断」の略。健康でないかを調べる医師の臨床検査。「定期一」 ***けんしん【検診】** 《名・他サ》病気にかかっているかどうかの「を調べるために診察すること。「結核のーをする」 <465> **けん・しん【検針】** 《名・自他サ》〔ガス・水道・電気などの〕メーターの針が示す目盛りを調べること。 **けんしん【献身】** 《名・自サ》〔他人やある物事のために〕自分の利害を考えず力をつくすこと。 **―てき【―的】** 《形動》自分を犠牲にして、力をつくすようす。「―に看病する」 ***けん・しん【見神】** 〔キリスト教で〕神の本体や神があらわす不思議な事象を心に感じること。 ***けんじん【堅陣】** 防備のかたい陣地。「―をぬく」 ***けん・じん【県人】** その県の出身者。「一会」 ***けんじん【賢人】** ●かしこい人。また、聖人に次ぐすぐれた人。賢者。[対]愚人。●濁り酒のこと。賢酒。 **げん・しん【原審】** 上訴審において、上訴前に行われた裁判。「―を破棄する判決」 **げん・じん【原人】** 現在の人類より以前に地球上にいた原始的な人類。化石人類。原始人。「北京―」 **げん・ず【原図】** 複写・模写などの、もとになる図。 ***けん・すい【建水】** (「建」は水をこぼす意》茶道で、茶碗{ちゃわん}をすすいだ水を入れるうつわ。水こぼし。こぼし。 ***けん・すい【懸垂】** ●《名・自他サ》〔文〕まっすぐに垂れ下がること。また、垂れ下げること。●鉄棒などにぶら下がり、腕の力で体を上げ下げする運動。 ***げん‐すい【元帥】** 軍人の最高の位。[参考]旧陸軍・海軍の大将のうち元帥府に列せられた者に与えられた。 ***げん・すい【減水】** 《名・自サ》水量が減ること。[対]増水。 ***げん・すい【減衰】** 《名・自サ》しだいに減少してゆくこと。また、しだいにおとろえてゆくこと。 **げん・すいばく【原水爆】** 原子爆弾と水素爆弾。 ***けんすう【件数】** 事件・事柄などの数。 **けんすう【軒数】** 家の数。戸数。 ***けんすう【間数】** 間(約一・八材)を単位としてはかった長さ。「間口{まぐち}の―は二間だ」 **げんすう【減数】** ●引き算で、引く方の数。●《名・自他サ"》数が減ること。また、数を減らすこと。 **げん・すん【原寸】** 実物と同じ寸法。現尺。「―の図面」「―大の復元模型」 **げん‐せ【現世】** 現在の世の中。この世。現世{うつしよ}。[参考]仏教語では「げんぜ」。[対]前世・末世。 **―りやく【―利益】** 〔仏〕この世で受ける神仏の恵み。治病・延命・得財など。現世益。現益{げんやく}。げんぜりやく。 ***けん・せい【憲政】** 憲法にもとづいて行う政治。立憲政治。「一擁護」 ***けんせい【権勢】** 支配的な権力を持ち、それによって勢力をふるうこと。権力と威勢。「―欲」[コロ]「一をほこる」 ***けん・せい【牽制】** 《名・他サ》ある行動によって相手の気持ち・注意などをひきつけ、その自由な行動をおさえること。「走者を―する」「与党を―する発言」[類語]抑制。 **―きゅう【―球】** 野球で、塁をはなれた走者をアウトにしたり走者の盗塁を防いだりするため、投手または捕手がその塁を守る野手に投げるボール。 ***けん‐せい【県勢】** 県の政治・文化・経済・人口などの総合的な状態。「―総覧」 ***けん・せい【県政】** 県の行政。「―要覧」 ***げん・せい【原生】** 発生したままで進化や変化などをしていないこと。 **―だい【―代】** (proterozoic era)地質時代の区分の一つ。先カンブリア時代を三分した最後の時代。約二五億年前から五億四一〇〇万年前。原生動物や藻類などの化石が知られる。 **―どうぶつ【―動物】** 単一細胞からなる最下等の動物。アメーバ・ゾウリムシなど。原虫。 **ーりん【―林】** 太古以来、人手の加えられていない、自然のままの森林。原始林。 **げんせい【厳正】** 《名・形動》〔行為・行動などが〕きびしく公正なこと。「――に審査する」「一中立」 ***げんせい【現世】** げんせ(現世)。 **げんぜい【減税】** 《名・他サ》税金の額を減らすこと。[対]増税。 **けん!する【検する】** 《他サ変》〔文〕●取り調べる。検査する。「数を―・する」●取りしまる。 ***けん!する【験する】** 《他サ変》〔文〕●ためす。試みる。試験する。「薬の効果を―・する」●験算する。 **けん!ずる【献ずる】** 《他サ変》献じる。 ***げん・ずる【減ずる】** 《自他サ変》→減じる。 ***げん・ずる【現ずる】** 《自他サ変》〔文〕現れる。また、現す。現じる。「効果を―・ずる」 **けん・せき【譴責】** 《名・他サ》〔文〕〔悪い行為・過失を〕とがめ責めること。●公務員に対する懲戒処分の一つ。現在の法令では「戒告」という。「一処分」 ***げん・せき【原石】** ●原料となる鉱石。原鉱。●加工する前の宝石。「ダイヤモンドのー」 ***げん・せき【原籍】** 転籍する以前の本籍。 ***げん・せき【言責】** 〔文〕自分の言ったことばに対する責任。「―を果たす」[類語]文責。 **けんせき・うん【絹積雲・『巻積雲】** 上層雲の一つ。五~一三㌔㍍の高さに斑点{はんてん}のようにうかぶ雲。さば雲。いわし雲。うろこ雲。 ***けんせつ【兼摂】** 《名・他サ》〔文〕「兼任」に同じ。 ***けんせつ【建設】** 《名・他サ》〔大きな組織を〕新しくつくり上げること。「文化国家を―する」●建物を築くこと。[類語]建造。建築。[対]①②破壊。 **―てき【―的】** 《形動》物事をよくしていこうとするようす。「―な意見」[対]破壞的。 **けん・ぜつ【懸絶】** 《名・自サ》〔文〕〔程度が〕他と非常にかけはなれていること。「―した実力」[類語]隔絶。 **げん・せつ【言説】** 〔文〕ことばで述べられた考えや意見。「不穏当なーを重ねる」 ***けんぜん【健全】** 《名・形動》●精神や肉体がすこやかで、異常がないこと。●思想・物事の状態がかたよらず正常で、危なげないこと。「―な財政」[対]①②不健全。 **―か【―化】** 《名・他サ》健全な状態にすること。「経営のー」 ***けんぜん【顕然】** 《形動》〔文〕はっきりとしているようす。「責任の所在はーとしている」[対]隠然。 **げんせん【厳選】** 《名・他サ"》〔ある規定・基準に従って」きびしく選ぶこと。「作品を―する」。 **げん・せん【源泉・原泉】** ●水・温泉のわき出るみなもと。●物事の起こるみなもと。「生命力の―」[類語]②源流。 **―かぜい【源泉課税】** 所得税に対する課税で、給料、株式の配当、印税などの所得に対し、天引きにして納税するもの。源泉徴収制度。 ***げんぜん【現前】** 《名・自サ》目の前に・ある(現れる)こと。「―する諸問題」「――の事実」 ***げんぜん【厳然儼然】** 《形動》おごそかで、いかめしく動かしがたいようす。「―たる事実」「――たる態度」 <466> **けん・そ**【険阻・嶮岨】《名・形動》山・道などが、けわしいこと。また、その場所。類語険峻。 **げん・そ**【元素】ある一つの原子番号を有する原子のみからなる物質。どんな化学的手段によってもそれを二種以上のものに分解できない。化学元素。―きごう【―記号】元素の種類を表す記号。H(=水素)、O(=酸素)の類。原子記号。 **けん・そう**【喧噪・喧騒】《名・形動》さわがしいこと。やかましいこと。「――の巷{ちまた}」「都会の―」{対}静寂。 **けん・そう**【険相】《名・形動》すごみのある顔つき。険悪な人相。また、顔つきがけわしいこと。 **けん・ぞう**【建造】《名・他サ》〔建物・船舶など〕大きなものをつくること。類語建築。建設。 **げんぞく**【還俗】《名・自サ》僧侶・尼僧が僧籍をはなれて、俗人にかえること。復飾{ふくしょく}。 **けん‐そん**【謙遜[遜]】《名・自サ・形動》へりくだること。ひかえめにふるまうこと。類語謙譲。謙虚。恭謙。 **げん・そん**【厳存・儼存】《名・自サ》〔文〕厳として確かに存在すること。厳存{げんぜん}。「事実が―する」 **げん・そん**【減損】《名・自他サ》〔文〕減ること。また、減らすこと。「価値のー」 **げん・そん**【玄孫】〔文]孫の孫。やしゃご。 **げん。そん**【現存】《名・自サ》現実に存在すること。現在あること。現存{げんそん}。「――する人」 **げん・そう**【幻想】《名・他サ》〔現実に起こりそうもないことを〕とりとめもなく想像すること。また、想像されたもの。「―の世界」([コロ]「――を抱く」)類語妄想。―きょく【―曲】次々とうかんでくる楽想をもとにして、自由な形式でかかれた器楽曲。ファンタジア。ファンタジー。―てき【――的】《形動》現実からはなれて、物語や空想の世界にいるような感じがするようす。ファンタジック。ファンタスティック。「―な物語」 **げん・そう**【現送】《名・他サ》現金・現物を輸送すること。 **げんそう**【舷窓】〔文〕船体の側面に付けた小窓。 **げんそう**【幻像】実際には存在しないのに、あたかも存在するように見える形・姿。類語まぼろし。幻影。 **げんぞう**【現像】《名・他サ》写真で、感光させたフィルム・乾板などを薬品で処理して画像を現すこと。 **けんそう‐うん**【絹層雲・巻層雲】上層雲の一つ。高空一面に広がり、太陽や月をおおって暈{かさ}をつくる。氷の結晶から成る。うす雲。 **けん・そく**【検束】《名・他サ》〔文〕自由な行動や欲求などを抑制してつつしむこと。●〔法〕もと、社会の秩序を乱すおそれのある者、保護を必要とする者などを行政権によって連行し、一時とどめておいたこと。 **けんぞく**【眷属・眷族】〔文〕●親族。一族。「一家―」●配下の者。家の子。郎等。 **げん・そく**【原則】〔特別な場合を除き〕大部分の場合に適用される基本的な規則・法則。本来的な規則。「民主主義のー」「―に反する」 **げん‐そく**【減速】《名・自他サ》〔動いているものの〕速力が落ちること。また、速力を落とすこと。{団}加速。 **げん・そく**【舷側】〔文〕船の側面。ふなばた。 **げん‐そん**【現存】《名・自サ》現実に存在すること。「―する最古の木造建築」 **げんだい**【原題】〔翻訳したり改めたりした題に対して」そのもとになった題。 **げん・だい**【現代】●今生きている時代。●歴史上の時代区分の一つ。日本史では、太平洋戦争以後現在までの時代。[参考]広義には明治維新以後をさす。―かなづかい【―〈仮名〉遣い】鉛現代語音に基づいて現代語をかなで書き表す時の準則。昭和二一年一一月、内閣告示によって定められた。昭和六一年七月に現代語の音韻に従って書き表す旨、改定された。新かなづかい。{↔}歴史的かなづかい。―てき【―的】《形動》現代にふさわしいようす。当世風。「―な生活」 **げん・たいけん**【原体験】その人の、以後の思想を支配するほどの重要な幼少期の体験。 **けん・だか**【権高・見高】《形動》気位が高く、人を見下すような態度で対するようす。「―に出る」 **げん・だか**【現高】現在の数量・金額。現在高。 **げん・たつ**【厳達】《名・他サ"》〔文〕命令などを絶対に守るようにきびしく通達すること。また、その通達。 **けん・だま**【剣玉・拳玉】両端を皿のようにくりぬいた胴体につき通した柄の一方をとがらせ、他の一方をくぼませ、それに穴をあけた木の球を糸で結びつけた玩具{おもちゃ}。球を皿のようなくぼみに受けとめたり、棒の先を球の穴につきさしたりして遊ぶ。日月ボール。 **けんったい**【献体】《名・自サ》死後、遺体を無報酬で医学の研究用に提供すること。 **けん・たん**【健啖】《名・形動》食べ物をたくさん(気持ちよく)食べること。―か【―家】食欲の旺盛な人。 **けん・たん**【検痰】《名・自サ》菌、おもに結核菌の有無を調べるため、痰の検査をすること。 **げんたん**【厳探】《名・他サ》〔文〕きびしくさがすこと。 **げんたん**【減反・減段】《名・自他サ》農作物の作付面積を減らすこと。「米の―」{団}增反。 **げん・だん**【厳談】《名・他サ》〔文]手きびしく談判すること。また、その談判。1回「―におよぶ」 **けん・ち**【検知】《名・他サ》検査して、成分・混入物などの有無や量を知ること。「有毒ガスをーする」―き【―器】検知に用いる機器。センサー。 **けん・ち**【検地】《名・他サ》〔文]近世、年貢高などの算定のために、田畑の面積・境界・地味のよしあしなどを測量・検査したこと。「太閤―」 **けん・だい**【見台】「書見台」の略。書物を載せて読むための台。また、謡曲・浄瑠璃などを語るとき譜面・台本などを置く台。 **けん・だい**【賢台】〔文〕同輩またはそれ以上の人に対する尊敬語。あなた様。〔手紙文などで用いる〕類語貴台。尊台。 **げたい**【原隊】〔軍隊で〕入隊して最初に配属された部隊。「―へ復帰する」 **げん・たい**【減退】《名・自サ》意欲や体力が、減りおとろえること。「食欲が――する」{団}増進。 **けん・たい**【倦怠】《名・自サ》●あきていやになること。あきあきすること。類語退屈。●心身がつかれて、だるいこと。「―感」―き【―期】〔ある状態に〕あきていやになる時期。「夫婦の―」 **けん・たい**【兼帯】《名・他サ》〔文〕●一つの物で二つ以上の用をたすこと。兼用。「朝食―の昼食」●二つ以上の職務を兼ねること。兼任。兼務。 **けん・たい**【検体】科学的に分析・検査しようとする対象になる物。「―検査」「病理——」 <467> **けん・ち【「硯池】** すずりの、水をためるくぼみ。 ***けん・ち【見地】** ●物事を観察・判断する場合のよりどころとなる立場。観点。「教育的な―から発言する」●《名・他サ》〔文〕土地を検分すること。 **けん・ち【軒輊】** 《名・自サ》〔文〕上がり下がり。上下。高低。また、優劣。[参考]「軒」は車の前が高く上がる意。「軽」は車の前が低く下がる意。 ***げん・ち【現地】** ●自分が現在いる土地。当地。●ある事が実際に行われている場所。また、現在話題になっている場所。現場。「―へ急行する」「―調査」「―集合」 ***げん・ち【言質】** のちの証拠となることば。ことばじち。言質{げんしつ}。[コロ]「―を取る」「―を与える」 **けん・ちく【建築】** 《名・他サ》建物・橋など、建造物をつくること。また、建てられた物。「木造―」[類語]建設。建造。造営。普請。 **けん‐ちじ【県知事】** 県の行政上の最高責任者。 **けん・ちゃ【献茶】** 《名・自サ》神仏に茶をそなえること。また、その茶。 **けん・ちゅう【繭、紬・絹紬】** 柞蚕糸{さくさんし}(=山まゆが)の糸で織った薄茶色の絹織物。布団・衣服などに用いる。 ***げん・ちゅう【原注・原、註】** 本が書かれた時につけられた注釈。原本にある注。[対]訳注。 ***げん・ちゅう【原虫】** 「原生動物」に同じ。 **けん・ちょ【顕著】** 《形動》〔物事の程度や状態が〕他とくらべてきわ立って目立つようす。「―な効果」 **げん・ちょ【原著】** 翻訳や改作をした作品に対して、もとになった著作。[類語]原作。 ***けん・ちょう【堅調】** ●堅実な調子。●相場が値上がりする調子にあること。[対]軟調。 ***けん・ちょう【県庁】** 県知事を長とする、県の行政事務を処理する役所。 **げん・ちょう【幻聴】** 実際には音がしていないのに、音が聞こえるように感じること。[類語]空耳。 **けんちん【『巻『繊】** (「ちん」は「繊」の唐音)●豆腐・ニンジン・ゴボウ・シイタケなどを油でいため、酒・みりん・しょうゆなどで味をつけた料理。●「けんちん汁」の略。けんちんを具にしたすまし汁。 **げん・つき【原付き】** ●原動機がついていること。●原動機付自転車の略称。原チャリ。 **けん‐つく【剣突】** 〔俗]あらっぽく叱りつけること。ひどい小言。▷「―を食う」[表記]「剣突」は当て字。 ***けん‐てい【検定】** 《名・他サ》ある基準を定めて検査し、合否などを決めること。「学力ー」 ***けん‐てい【献呈】** 《名・他サ》〔文〕〔目上の人などに〕物をさしあげること。「―本」[類語]献上。進呈。謹呈。 ***けん‐てい【賢弟】** ■《名》〔文〕●かしこい弟。[対]愚弟。●他人の弟に対する尊敬語。[類語]令弟。■《代名》〈対称の人称代名詞)〔文〕年下の男性に対する尊敬語。〔手紙文で男性が使う〕 **げんてい【舷梯】** 〔文〕乗り降りするため、船の側面に設けるはしご。ふなばしご。タラップ。 ***げんてい【限定】** 《名・他サ》物事の範囲や数量などを、ここまでとかぎること。「議題を人事問題に―する」 **けん・てき【涓滴】** 水のしたたり。[類語]点滴。 **―岩を穿つ** 《句》わずかな水のしずくも、たえず落ちていれば岩に穴をあける。努力を続ければ、どんな困難なことでもなしとげられるということ。 ***けん・てき【硯滴】** 〔文〕●すずりにたらす水のしずく。すずりの水。●すずりの水さし。 **けん‐てつ【賢哲】** 〔文〕●賢人と哲人。●賢明で道理に通じている・こと(人)。 **けん・てん【圏点】** 注意をうながしたり、要点を示したりするために文字のわきにつける点。傍点。「・」や「。」・「、」など。[コロ]「―を打つ」 **けん・でん【喧伝】** 《名・他サ》〔世間に〕盛んに言いふらすこと。「世間に―される」[注意]「せんでん」は誤読。 ***げん・てん【原典】** 翻訳・改作・引用などのもとになった書物・文献。[コロ]「一に当たる」 ***げん・てん【原点】** ●土地測量などの基準とする点。●〔問題の〕根拠・根源となるところ。[コロ]「ーにもどって考える」●〔数〕(original point)座標軸の交点。 ***げんてん【減点】** 《名・他サ》点数を減らすこと。また、その減らした点数。[対]加点。 **げんど【限度】** 〔それ以上は許されない」限られた程度・範囲。限り。「忍耐にも―がある」「――額」[類語]限界。 ***けん・とう【健闘】** 《名・自サ》精いっぱい頑張ってたたかうこと。「―むなしく敗れる」[類語]善戦。 ***けん・とう【拳闘】** 〔文〕ボクシング。 **けん・とう【検討】** 《名・他サ》ある物事を多方面からよく調べて考えること。「懸案事項を―する」「再―」 ***けん・とう【献灯】** 《名・自サ》神社や寺に灯明・灯籠{とうろう}を奉納すること。また、その灯明・灯籠。 ***けん・とう【見当】** ■《名》●だいたいの方向・方角。「学校はあちらの―にあたる」●まだわかっていない事柄について、多分こうであろうと判断すること。また、その判断。「ーがつく」「―をつける」「一がはずれる」■《接尾》だいたいの数量を表す。・・・ぐらい。「一万円―の品」[類語]内外。 **―しき【―識】** 時間・場所・周囲の状況などを正しく認識する感覚。見当感。 ***けん・とう【賢答】** 〔文〕かしこい(りっぱな)答え。[参考]相手の答えを尊敬していう場合にも使う。 ***けん・とう【軒灯】** 軒や家の入り口にかかげる灯火。 ***けん・どう【剣道】** 〔スポーツとしての〕剣術。 ***けん・どう【権道】** 〔文〕手段としては正しくないが、目的をとげるためにとる便宜上の手段。臨機応変の手段。 ***けん・どう【県道】** 県の費用でつくり、維持・管理する道路。 **げん・どう【厳冬】** 寒さのきびしい冬。 ***げん・とう【幻灯】** フィルム・絵・実物などに光線を当て、それを映写幕などにレンズによって拡大して映す装置。また、それで映し出された像。スライド。[参考]やや古風な言い方。 ***げん・とう【舷灯】** 〔文]夜、進行する船が進行方向などを知らせるため、船の両側面につける灯火。 ***げん・とう【舷頭】** 〔文〕「ふなばた」に同じ。 ***げん・どう【原動】** 運動や活動を起こすもととなるもの。 **―き【―機】** 自然に存在するさまざまなエネルギーを機械的エネルギーに変える装置。蒸気機関・内燃機関など。 **ーりょく【―力】** ●機械に運動を起こさせる力。●活動を起こすもとになる力。「情熱こそが創作のーになる」 <468> **げん・どう**【言動】言ったりしたりすること。ことばと行動。[コロ]「ーをつつしむ」類語言行。 **けんとう・し**【遣唐使】奈良時代から平安時代初期にかけて、日本から唐(=今の中国)につかわした使節。 **ケント・し**【ケント紙】製図や絵画用の、純白・厚手の洋紙。[参考]イギリスのケント州原産。 **げんと・して**【厳として・儼として】《連語》→げん(厳)。 **けんど・じゅうらい**【捲土重来】《名・自サ》一度敗れたものが、いったん引き下がり再び勢力を盛り返してくること。捲土重来{けんどちょうらい}。[コロ]「―を期する」 **けん・どん**【倹飩】●江戸時代、うどん・そば・飯などを一杯ずつ盛りきりにして売ったもの。●「けんどん箱」の略。倹飩{けんどん}①を持ち運びする時に用いた箱。口の上下・左右に溝があって、ふたが取り外しできる。 **けん・どん**【慳貪】《名・形動》〔文〕●欲が深くて、あくことなく欲しがること。貪欲{どんよく}。●無慈悲なこと。じゃけん。つっけんどん。「――に追い払う」 **けん・ない**【圏内】あることのできる資格・条件などの、わくの内。また、力などのおよぶ範囲。範囲内。「当選―」「暴風雨のーにはいる」{対}圏外。 **けん・ない**【県内】県の行政権内にある管轄地域。県下。{↔}県外。 **げん・なおし**【験直し】悪いきざしをなくすために、縁起のよくなることをすること。縁起直し。 **げん・なま**【現生】〔俗〕現金。キャッシュ。表記「現なま」「現ナマ」と書くことが多い。 **げんなり**《副・自サ》副詞は「―と」の形も)〔俗〕●身心がつかれてすっかり元気がなくなるようす。「暑さで―する」●あきていやになるようす。「同じ料理に―する」 **けん・なわ**【間縄】●一間ごとにしるしをつけたなわ。種まきや苗の植え付けなどで、間隔を整えるために使う。●一間ごとに目盛りをつけた測量用・検地用のなわ。検縄{けんじょう}。{同}②間尺{けんじゃく}。 **けん・なん**【剣難】刃物で殺傷される災難。「―の相」 **けん・なん**【険難・嶮難】〔文〕《名・形動》進むのに困難なこと。また、そのような難所。「―な世をわたる」悩みや苦しみ。 **げん・に**【厳に】《副》厳重に。きびしく。「―いましめる」 **げん・に**【現に】《副》実際に。目の前に。「―この目で見た」「―同居している親族」 **けん・にょう**【検尿】《名・自サ》診断の手がかりとして、尿を調べること。 **けん・にん**【兼任】《名・他サ》二つ以上の地位・職務などをかねること。兼務。類語兼職。{↔}専任。 **けん・にん**【堅忍】《名・自サ》〔文〕がまん強くこらえること。四字「―不抜」 **けん・にん**【検認】《名・他サ》検定して認めること。●〔法〕家庭裁判所が遺言書の存在および内容を確認するために調査する手続き。 **げん・にん**【現任・見任】現在ある役に任命されていること。また、その役。「――の局長」 **げん・にん**【現認】《名・他サ》実際のようすを現場において確認すること。「事件を―する」 **けんにんじ‐がき**【建仁寺垣】割り竹の表を外にむけて並べ、結んだ垣。京都の建仁寺で初めて作ったことから。 **けんにん・ふばつ**【堅忍不拔】《名・形動》がまん強くこらえて、心を変えないこと。「―の精神」 **けん・のう**【権能】権利を主張し、行使することのできる能力。権限。「国政に関する―」 **けん・のう**【献納】《名・他サ》〔神仏・国家などに〕金銭や品物を差し上げること。類語奉納。献上。 **げん・のう**【玄翁】《「げんおう」の連声{れんじょう})大型の金槌{かなづち}。源{みなもとの}玄翁和尚{おしょう}がこれで殺生石{せっしょうせき}をくだいたことからこの名があるという。表記「玄能」とも当てる。 **げん・の‐しょうこ**【現の証拠】フウロソウ科の多年草。茎・葉を乾燥して、健胃・下痢止めの薬にする。[語源]飲むとすぐにその証拠としてのききめが現れる意から。 **けん・のん**【剣呑・険吞】《形動》あぶなっかしいようす。〔古風な言い方」「それは―な話だ」[参考]「険難」の転という。 **けん‐ば**【犬馬】〔文]犬と馬。―の労《句》他人のために精いっぱい力をつくすこと。〔謙遜{けんそん}した言い方」「―をとる」 **けん・ぱ**【検波】《名・他サ》●特定の波長の電波のあるなしを調べること。●高周波電流から信号電流や音声電流を取り出すこと。復調。―き【―器】検波に用いる装置・回路。 **げんば**【現場】●物事が実際に・行われている(行われた)場所。現場{げんじょう}。「殺人の―」●作業・工事などを行っている場所。「―監督」「教育―」ーけんしょう【―検証】犯罪・事故などの発生した現場で、証拠を得るために調べること。 **けん・ぱい**【献杯・献盃】《名・自サ》〔敬意を表して〕さかずきを相手に差し出すこと。[参考]慶事の「乾杯」に対し、弔事の際のことばとして用いる。類語献酬。 **げん・ぱい**【減配】《名・他サ》●配給の数量を減らすこと。●株主への配当金を減らすこと。①②{↔}増配。 **けんばい・き**【券売機】切符を売る自動販売機。 **けん・ぱく**【建白】〔文〕●《名・他サ》政府や上役に自分の意見を申し述べること。また、その意見。●「建白書」の略。建白○を書き記した文書。 **げん-ばく**【原爆】「原子爆弾」の略。―しょう【―症】原子爆弾・水素爆弾などの被爆によって生じる人体の障害。軽症は回復するが、熱傷のあとのケロイド化や再生不良性貧血・白血病などの後遺症を伴う。原子爆弾症。類語原子病。 **げん・ばく**【原麦】〔パン・うどんなどの〕原料になる、加工していない麦。 **げん・ばく**【玄麦】精白していない麦。 **げん・ばつ**【厳罰】きびしい処罰。「―に処する」 **げん・ぱつ**【原発】「原子力発電所」の略。原子力を利用した発電所。 **けんばん**【検番・見番】遊里で、芸者屋の取り締まりや芸者の客席への取り次ぎなどをする事務所。 **けんばん**【鍵盤】ピアノ・オルガン・タイプライターなどで、並んだ鍵を指先で押す部分。キーボード。 **げんばん**【原盤】みぞの形に音を刻み込んだ円形の板状のもの。これを鋳型としてレコードを作る。 **げんぱん**【原板】〔写真で〕陽画をつくるもとになる現像したフィルム・乾板など。陰画。ネガ。 <469> **げん・ぱん**【原版】●印刷で、紙型・鉛版{えんばん}のもとになる、活字の組み版。●複製版・翻刻版などのもとの版。 **げん・はんけつ**【原判決】原審の判決。 **けん・び**【兼備】《名・他サ"》〔二つ以上の事柄・才能などを〕同時にかねそなえること。四字「才色―」類語兼有。 **けんぴ**【建碑】《名・自サ》〔文〕石碑を建てること。 **げんぴ**【原皮】皮革製品の原料とする皮。 **げんぴ**【原肥】「もとごえ」に同じ。 **げんび**【厳秘】〔文〕固く秘密にすること。また、厳重に守るべき秘密。[コロ]「―に付する」類語 **けんび・きょう**【顕微鏡】微小なものをレンズで拡大して見る光学器械。 **けんぴつ**【健筆】●字を書くのがじょうずなこと。類語)達筆。能書。●文章・詩歌などを盛んな意欲でたくみに書くこと。[コロ]「―をふるう」類語才筆。 **けんぴょう**【堅氷】〔文〕〔厚く張りつめた」かたい氷。 **げんぴょう**【原票】〔手形・小切手・証書類で〕控えとして手もとに保存しておく伝票。 **けん・ぴん**【検品】《名・他サ》品物、特に製品を検査すること。「輸入雑貨を―する」 **げん・ぴん**【現品】実際の品物。現物。「―先渡し」 **けん・ぶ**【剣舞】剣をぬき、詩吟に合わせて舞う舞。 **けんぷ**【絹布】〔文〕絹糸で織った布。絹織物。 **けん・ぷ**【賢婦】〔文]「賢婦人」に同じ。 **げん・ぷ**【原譜】編曲する前の、元の譜面。 **げん・ぷ**【厳父】[文]●きびしい父。●他人の父に対する尊敬語。 **げんぷう**【厳封】《名・他サ》こんぷう【厳封】《名・他サ》厳重に封をすること。 **げん・ふうけい**【原風景】原体験を想起させる情景。その人の心の奥底にある風景。「日本人の―」 **げんぶ・がん**【玄武岩】暗黒色で緻密な火山岩。斜長石・輝石などから成る。柱状のものが多い。 **げんぷく**【元服】《名・自サ》平安時代以後、公家・武家の男子が成人したことを示す儀式。公家では冠{かんむり}を、武家では烏帽子{えぼし}をかぶった。 **けんぷく**【健筆】達筆。また、文章などをたくみに書くこと。 **けんぷじん**【賢夫人】考え方や行いのしっかりしたかしこい夫人。 **けんぷじん**【賢婦人】考え方や行いのしっかりしたかしこい女性。賢婦。 **けん・ぶつ**【見物】《名・他サ》ある物事や場所などを見て楽しむ・こと(人)。「高みの――」類語物見。観光。 **げん・ぶつ**【原物】●〔模造品・写真などに対する〕もとの品物。●原料になる物。 **げん・ぶつ**【現物】●現在ある物品。実際の物。●〔金銭に対して〕物品。品物。●取引所で取り引きの対象となる、株式・債券・商品などの現品。{囡}先物{さきもの}。 **けん・ぶん**【検分・見分】《名・他サ》実際に立ち会って調べ、見とどけること。「実地―」 **けん・ぶん**【見聞】《名・他サ》見たり聞いたりすること。また、それによって得られる経験・知識。1回「―を広める」 **げん‐ぶん**【原文】〔訳したり改めたりした文章の〕もとの文章。「―にあたって確かめる」「―のまま」 **げんぶん**【言文】話しことばと文章語。―いっち【―一致】文章を文語体ではなく、話しことばに近い形で書くこと。[参考]明治期、二葉亭四迷・山田美妙・尾崎紅葉らが「言文一致」と銘打って口語体で小説を書くことを試み、それが以後一般に普及した。 **けん・ぺい**【憲兵】旧陸軍兵科の一つ。主として軍事警察を任務とした。 **けん・ぺい**【権柄】〔文〕権力。また、権力でおさえつけること。―ずく【―尽く】《名・形動》権力にまかせて強引にことを行うこと。「――で実行をせまる」 **げん・ぺい**【源平】●源氏と平氏。●〔源氏の白旗と平氏の赤旗から〕白と赤。また、敵と味方。 **けんぺい・りつ**【建蔽率】敷地面積に対する建築面積の割合。表記」「建坪率」で代用することもある。 **けん・べき**【肩癖・肩癖】〔文〕●首から肩にかけて筋がひきつること。肩こり。●あんまをすること。 **けんべん**【検便】《名・自サ》病菌・寄生虫卵・出血などの有無をみるため大便を検査すること。 **けんぼ**【賢母】かしこく、立派な母。四字「良妻―」 **けんぽ**【健保】「健康保険」の略。 **けんぽ**【兼補】《名・他サ》〔文]本職のほかに、兼務として他の職につくこと。 **げんぼ**【原簿】写しや抜粋をする、もとになる帳簿。 **けん・ぼう**【権謀】その場その時に応じたはかりごと。臨機応変の謀略。「―をめぐらせる」四字「―術数」 **けん・ぽう**【剣法】〔文〕剣術。剣道。 **けんぽう**【憲法】国家の存立の基本的条件を定めた根本法。国の最高法規。―きねんび【―記念日】国民の祝日の一つ。日本国憲法の施行を記念する日。五月三日。 **けんぽう**【拳法】こぶしでついたり、足でけったりして格闘する中国の武術。 **げん・ぽう**【減俸】《名・自他サ》給料を減らすこと。減給。「―処分」{↔}増俸。 **げん・ぽう**【減法】引き算。{因}加法。 **げん-ぼう**【現俸】現在支給されている俸給。 **けんぼう・じゅっすう**【権謀術数】巧みにあざむきだますためのはかりごと。[コロ]「―をめぐらす」 **けんぼう・しょう**【健忘症】記憶障害の一つ。一定期間の経験の一部または全部を、あとで思い出せない状態。また、一般に、物忘れの激しいこと。 **けん・ぼく**【硯北・研北】〔文〕《南向きの机ですずりの北側にすわる相手の意で)手紙で、あて名のわきにそえて書き、敬意を表す語。類語机下。案下。 **げん-ぼく**【原木】まだ加工していない木。 **けん・ぽん**【献本】《名・自他サ》書物を進呈すること。また、その書物。 **けんぽん**【絹本】書画をかく時に用いる絹地。また、それにかいた書画。 **げんぽん**【原本】〔写したり、訳したりしたものの」もとの書物・文書。 **けん・ま**【研磨・研摩】《名・他サ》●〔刃物・レンズ・宝石などの硬い物を仕上げるために〕といだり、みがいたりすること。「―剤」「―機」●深く研究し、才能をみがききたえること。「心身を―する」 **げん・ま**【減摩】《名・自サ"》すり減ること。●《名・他サ》摩擦を少なくすること。「―剤」「―油」 **げん・まい**【玄米】もみがらを取り去っただけの、まだ精白していない米。くろごめ。{团}白米。 **けん・まく**【剣幕・見幕】怒って興奮したときの、激しい顔つきや態度。「すごいーで食ってかかる」 <470> **げんまん**【拳万】《名・自サ》約束を必ず守るしるしに、互いに小指と小指をかけあわせて引っぱりあうこと。「指切りー」 **げん・みつ**【厳密】《形動》手落ちのないように細かい所まで正しく行うようす。「―に取り調べる」―せい【―性】細かいところまでおろそかにせず、正確である性質。「―を重視する学問」 **けん・みゃく**【検脈・見脈】脈の数や打ち方などの状態を診察すること。 **げん‐みよう**【玄妙】《名・形動》〔文〕〔道理や技が〕奥深く微妙なこと。「その技は―であった」 **けん・みん**【県民】その県の住民。「―性」 **けん・む**【兼務】《名・他サ》「兼任」に同じ。類語兼職。 **けんめい**【懸命】《形動》持っている力を出しきって、命がけでがんばるようす。一所懸命。「―な努力」 **けんめい**【賢明】《形動》正しい判断力があり道理にかなっているようす。「―な方法」 **げん‐めい**【原名】〔訳したり改めたりしたものの〕もとの名前。類語原題。 **げん・めい**【厳命】《名・他サ》きびしく命令すること。また、その命令。厳令。([コロ]「――を下す」) **げん・めい**【言明】《名・他サ》ことばに出してはっきり言うこと。明言。「―をさける」類語断言。 **げん・めつ**【幻滅】《名・自サ》幻想から覚めて現実を意識すること。また、理想とちがうことを知ってがっかりすること。―の・ひあい【ーの悲哀】《連語》理想化して考えていたことが、実は幻想にすぎなかったとさとったあとに感じる悲しみ。 **けん・めん**【券面】金額が書いてある、証券の表面。また、そこに書かれている金額。 **げん・めん**【原綿・原棉】綿糸の原料にする綿花。 **げん・めん**【減免】《名・他サ》〔課すべき負担を〕減らすことと、免除すること。「税金が―される」 **げん・もう**【原毛】毛織物・毛糸などの原料にする羊毛などの獣毛。 **げん・もう**【減耗】《名・自他サ》「げんこう」の慣用読み〕〔文〕すり減ること。また、すり減らすこと。 **けん・もつ**【献物】〔神仏・皇室などに〕さしあげたてまつる品物。献上品。〔古風な言い方〕 **けん・も・ほろろ**《形動》人の頼みなどを全くとりあげず、そっけなく断るようす。1回「―に断られる」 **けんもん**【検問】《名・他サ》〔疑わしいことがあるかどうかを」問いただして調べること。「―にあう」「車が―にひっかかる」ーじょ【―所】〔犯人捜査や治安維持のため〕通行人やその所持品などを調べる目的で交通の要所などに設ける施設。 **けん・もん**【権門】〔文〕身分・官位などが高く、権勢のある家柄。「―の誉れが高い」「――に媚びる」 **げんもん**【舷門】〔文〕船の上甲板の側面にある出入り口。 **げん・や**【原野】野原。特に、未開拓の広い野原。 **けん・やく**【倹約】《名・他サ》金や物を無駄づかいしないこと。浪費しないこと。節約。「―家」 **げん・ゆ**【原油】地中からくみあげたままで、精製していない石油。特有のにおいがあり、多くは黒褐色。 **けん・ゆう**【兼有】《名・他サ》〔二つ以上の物事を〕あわせ持つこと。類語兼備。 **げん・ゆう**【現有】《名・他サ》現在持っていること。「―勢力」「――議席数」 **けん‐よ**【権輿】〔文〕《中国で、はかりは重り(=権)から、車は車の底(=輿)から作り始める意から)物事の始まり。起こり。 **けん‐よう**【兼用】《名・他サ》一つのものを二つ以上の目的に使うこと。「台所と食堂を―する」類語両用。 **けん‐よう**【険要】《名・形動》〔文〕地勢がけわしくて、敵を防ぐのに適していること。「―の地」 **げん・よう**【減要】《名・他サ》〔文〕すりへること。また、すりへらすこと。 **けん‐よう**【顕揚】《名・他サ》〔文]世間に、名声・ほまれなどをあらわし高めること。「国威を―する」 **けん・よう**【頭要】《名・形動》〔文]地位が高くかつ重要なこと(人)。また、そのような地位。「―の位」 **げん‐よう**【幻妖】〔文] ばけもの。妖怪。《名・形動》不思議なこと。「さてもーな話」 **けんよう・すい**【懸雍垂】「口蓋垂{こうがいすい}」の旧称。 **けん・よく**【謙抑】《名・他サ》〔文〕へりくだって、出過ぎた言動などをさしひかえること。 **けんらん**【絢爛】《形動》●きらびやかで美しいようす。四字「豪華――」●詩文などの字句がはなやかで美しいようす。「――たる美辞を駆使する」 **けん・り**【権利】●ある物事を自分の意志で自由に行い得る資格。{団}義務。●〔法〕一定の利益を自分のために主張することができる、法律上の能力。[参考]私権と公権とがある。―おち【―落ち】所定の割り当て期間が過ぎて、増資新株や子会社株(広義には配当もふくむ)などを取得する権利がなくなること。―きん【―金】土地・建物などを借りる人がその権利に対して支払う金銭。 **げん・り**【原理】物事の根本にあって、それをつらぬき成り立たせている基本的な理論。「パスカルのー」「多数決の―」―しゅぎ【―主義】聖書の記述など、特定の基本原理に絶対的価値を置く立場。イスラム原理主義やキリスト教原理主義など。―てき【―的】《形動》物事の根本をなす理論にかなっているようす。また、それにかかわるようす。「―な根拠」「―に言えば」 **けんりつ**【県立】県でつくり、管理運営している・こと(もの)。「―高校」「―体育館」 **げん・りゅう**【源流】●ある川のもとになっている水の流れ。水源。「多摩川の―」●物事の起こり。始まり。起源。「文化のーをたずねる」類語①②源泉。 **けんりょ**【賢慮】〔文〕●賢明な考え。●他人の考えをいう尊敬語。お考え。 **けん・りょう**【見料】●見物料。観覧料。〔やや古風な言い方〕●手相・人相・運勢などを見てもらったときにその報酬として支払う料金。 **げん・りょう**【原料】品物を作ったり加工したりするもとになるもの。[参考]製品になったとき、その性質・形状などをとどめないものにいう。類語材料。 **げん・りょう**【減量】《名・自他サ》●分量・重量が減ること。また、減らすこと。{対}増量。●体重を減らすこと。「ランニングでーする」 <471> **けん・りょく**【権力】他人を支配し、強制的に服従させる力。「国家―」10「―をにぎる」 **けん‐るい**【堅塁】〔文〕●守りのかたいとりで。「ーをほこる」●簡単にはくずれないもの。 **けん・れい**【県令】●「県知事」の旧称。明治一九年以前に使われた。●もと、県知事の発した命令。 **げん・れい**【厳令】《名・他サ"》〔文〕きびしく命令すること。また、その命令。厳命。 **げん・れつ**【厳烈】《名・形動》〔文〕きびしく激しいこと。類語峻烈{しゅんれつ}。 **けん・れん**【眷恋】《名・自他サ・形動”》〔文]恋いこがれること。 **けん・ろ**【険路・嶮路】〔文]けわしい道。険道。類語難路。 **けん・ろう**【堅牢】《形動》作りがかたくて丈夫なようす。がんじょう。「――な仕上げ」類語堅固。 **げん・ろう**【元老】●明治時代後期から昭和時代前期にかけて、天皇を輔弼{ほひつ}し、総理大臣の選任を行った長老政治家。元勲。●ある分野で長く活躍し功労のあった老年者。―いん【―院】●古代ローマで、おもに貴族によって構成され、内政・外交を指導した国家機関。●一八七五年に設置された明治政府の立法機関。一八九〇年国会の開設で廃止。 **げんろく・そで**【元禄袖】女性用和服の袖の形の一つ。たもとの丸みが大きく、袖丈が短い。 **げんろく・もよう**【元禄模様】元禄時代に流行した大柄で派手な着物の模様。市松模様・弁慶縞など。 **げん・ろん**【原論】ある事柄の根本となる理論(を述べたもの)。「経済学―」 **げん・ろん**【言論】言語によって意見や思想を発表し論じること。また、その議論。「―の自由」 **げん・わく**【幻惑】《名・他サ》ありもしないことで、目先をまどわすこと。「奇術に―される」類語眩惑{げんわく}。 **げん・わく**【眩惑】《名・他サ》目がくらんでまどう意)あるものに心をうばわれて、本来的なものを見えなくすること。「彼女の魅力にーされる」類語幻惑。 **けんわん・ちょくひつ**【懸腕直筆】書道で、筆をまっすぐに持ち、腕を上げてひじを脇につけないで筆を運ぶこと。大きな字を書くのに適する。 **こ**【古】《接頭》「昔の」「古い」の意。「―武士」「―美術」 **こ**【小】《接頭》●「形の小さい」意。「―刀」「―柄」●「数量・程度の少ない」意。「―銭」「―人数」「ややそれに近い」意。約。「―一時間」「一一里」●(形容詞・形容動詞・副詞などについて)●「その状態・動作をちょっと・・・に思う」意。「―にくらしい」「―うるさい」●「何となくそのような感じがする」意。「―ぎれい」「―ざっぱり」●(名詞について)「大したものではない」「つまらない」の意。「――むすめ」「――才覚」◎《多くは体の部分を表す名詞について》その名詞に続くあとの動詞に「ちょっと」の意味をそえる語。「―手をかざす(=手をちょっとかざす)」●前の語と同じひびきをもつ意味のないことばにそえて、語調を整える語。「おお寒―寒」「夕焼けー焼け」 **こ**【故】《接頭》人の名・称号などにそえて、その人がすでに死んでいる意。「―芥川龍之介氏」 **こ**【個・箇】■《名》一つ。個人。「―に徹する」日《助数》物の数を数える語。「リンゴ一〇ー」 **こ**【子・児】■《名》●産んだ人に対して、その人から生まれた人。子供。「かわいいーには旅をさせよ」{因}親。●まだ一人前にならない幼い者。子供。「男の―」●動物の生まれて間もないまだ小さいもの。「犬の―」〔植物にもいう〕「竹の―」●〔魚の〕卵。「ニシンの―」●少女。若い娘。「あの喫茶店にいいーがいる」表記⑤は「娘」とも当てる。●かかえている芸者・遊女。「置き屋の―」表記◎は「妓」とも当てる。●利子。利益。[句]「元もーもない」●主なものに対して従属的なもの。「―会社」「―見出し」{団}親。●漢字の部首「子」の称。《接尾》《名詞や動詞の連用形について)「人」「物(ふつう小さな物)」の意。「売りー」「江戸っー」「振りー」●女性の名前の最後にそえる語。「あきー」「雪―」―は鎹{かすがい}《句》子供は錠のようなもので、わが子への共通の愛情が夫婦の間をなごやかに保ち、夫婦仲をつなぎとめるものだ。――は三界の首っ枷{かせ}《句》親は子供のことを思う心に引かれて一生自由を束縛されるたとえ。子は三界の首枷。―故の闇《句》子を思うあまり、親が冷静さを失って正しい分別がつかなくなること。―を持って知る親の恩《句》自分が親になってはじめて親の恩がわかること。 **こ**【濃】《接頭》「色の濃い」意。「―緑」「―紫」 **こ**《接尾》(名詞または動詞の連用形につけて)「・・・こと」の意。「うそっ―」「慣れっ――」②(多く動詞の連用形につけて)「互いに同じ動作をする」「互いに競う」などの意。「睨めっ―」「かけっ―」③(擬声語・擬態語などの副詞につけて)「・・・の状態」の意。「ぺしゃん―」「どんぶり―」④(多く名詞につけて)親しみの気持ちを表す。「馬っ―」[参考]④は東北地方の方言などで多く用いる。⑤(名詞につけて)話しことばや、俗な言い方の語を作る。「餡―」「端っ―」 **こ**【庫】《接尾》物をたくわえておく建物・設備の意。「貯蔵―」「冷蔵――」「火薬―」「格納―」 **こ**【湖】《接尾》《名詞につけて)「みずうみ」の意。「摩周一(北海道)」「山中ー(山梨)」「火口ー」「人造―」 **こ**【首】くび。 <472> **ごあいさつ【御挨拶】** ●「挨拶」の丁寧語。②[俗]あきれた言いざま。「もう帰れとは―だね」[参考]②は、「とんだ御挨拶」「おそれ入った御挨拶」の意。 **こ・あきない【小商い】** 少ない資本でする商売。 **ご‐あく【五悪】** 五戒で禁じられている五つの悪事。殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒。 **こ・あざ【小字】** 〔町村の〕大字{おおあざ}をさらに小分けした区域。团大字。 **こ・あじ【小味】** 。どこか趣のあるいい味。微妙な味。「―がきいた文章」囡大味。 **こ・あたり【小当たり】** 《名・自サ》ちょっと人の心中をさぐってみること。ひとあたり。「――に当たる」 **コアラ** コアラ科の動物。オーストラリア東部の林にすむ。有袋類。ユーカリの葉を食べる。こもりぐま。ふくろぐま。コアラベア。▽ koala **\*こ・い《接尾》** ●《名詞につき形容詞をつくる)「濃い」「そのものが多くふくまれている」の意。「油っ―」「やにっー」②(性質・状態を表す語につき形容詞をつくる)「その性質・状態がはなはだしい」の意。「粘っ―」[参考]①②とも多く促音が入って「っこい」の形になる。 **\*こい【恋】** 相手を自分のものにしたいと思う愛情をいだくこと。また、その状態。類語恋愛。――は思案の外《句》恋は常識では考えられない判断・行動をさせるものである。――は盲目《句》恋をすると、常識的な判断力を失うものである。 **\*こーい【故意】** ●わざとすること。「―に枝を折る」●〔法〕自分の行動が他人の権利をおかすことを知りながらその行動をとる意思。連「未必の―」因過失。 **\*こい【請い・乞い】** 〔文]ある物事を求めること。願うこと。頼み。[コロ]「―に応じる」 **\*こい【鯉】** コイ科の淡水魚。二対の口ひげがある。食用・観賞用。――の滝登り《句》立身出世することのたとえ。「竜門の滝登り」とも。故事中国の黄河中流にある竜門の滝を登った鯉は竜になるという伝説から。〈後漢書・李膺伝〉 **コア** ●核。中心部。連「ータイム(=フレックスタイム制で、勤務する義務がある時間帯)」●変圧器やコイルなどの中の鉄心。●地表から二九〇〇㌔㍍以深にある、地球の中核部分。●建物の中核部分。▽core **\*こ・い【濃い】** 《形》●その色をふくむ度合いが強い感じだ。「墨が―・い」囡あわい。●あるものがふくまれている割合が多いようすだ。成分が強い。「―・いお茶」「塩分の―・い水」●すきまが少なく多量である。密である。「ひげが―・い」「化粧が―・い」●程度・度合いが強いようすだ。「情が―・い」[コロ]「敗色がー・い」[コロ]「殺人の疑いが―・い」因①~④うすい。●関係などが密接である。「―・い仲」図こ・し《ク》。 **ご‐い【語彙】** ある範囲(言語体系・分野・作品など)で使われる単語全体。また、その一つ一つを集めたもの。ボキャブラリー。「―が少ない」「基本―」「一力」 > **日本語「語彙の数」** 日本語は多くの語彙をもつ言語である。フランス語は単語を一千覚えると、日常の会話は八三・五%も理解できるというが、日本語は一千語覚えても六〇%しか理解できない。フランス語は五千語覚えると、会話は九六%を理解できるが、日本語では会話を九六%も理解するためには、二万二千の単語をマスターしなければならないという。 単語の数としては、戦前に出た『大辞典』という国語辞典には七二万語が載っているといわれた。しかし、アメリカの大辞典『ウェブスター』には六十万語しか載っていないという。 なぜ日本語は単語が多いかというと、日本語は新しい単語を作りやすいからである。たとえば、「娘」とか「育ち」とかいう言葉は、前に理論的に結びつけられる言葉なら、結びついてどんどん新語として通用する。「村娘」「十八娘」「浜育ち」「マンション育ち」等、等。 漢語は新しい単語を一番作りやすい。「校」という字が一字あれば、学校に関することはどんどん一語で言うことができ、生徒が学校へ行くことは「登校」、学校から帰ることは「下校」、遠足などから学校へ帰って来ることは「帰校」で、先生が学校に来ることは「出校」、学校に今いることは「在校」、お客さまが学校に見えることは「来校」などである。外国語ではこんなことをいちいち別の単語では言いにくい。 また、外国語は、似た発音をかたかなで書けば、そのまま新しい日本語として通用する。「インターネット」「アロマセラピー」などである。 その点、中国では漢字で書けなければいけないが、同じ発音の漢字が多く、また、漢字は意味をも表してしまうので、日本ほど簡単にはいかないようだ。 **ごーい【語意】** ことば・単語の意味。語義。類語字義。 **こい・うた【恋歌】** 恋心をよみ込んだ和歌・詩。恋歌{れんか}。 <473> **こい・かぜ【恋風】** 〔文]恋しいと思う心の切なさ。[参考]恋心を、風が身にしみわたるのにたとえた語。 **こいがたき【恋敵】** 〔自分と同じ人を恋している人。恋の競争相手。ライバル。 **こーいき【小粋】** 《形動》どことなくちょっと粋である。「―なデザイン」表記「小意気」と書くことも多い。 **こい・くち【濃口】** 〔醤油などの〕味や色が濃いこと。また、そのもの。対薄口。 **こい・ぐち【鯉口】** 刀のさやの口。語源形がコイのひらいた口に似ていることから。――を切・る《句》刀がすぐぬけるように鯉口をゆるめる。 **こい‐こが・れる【恋い焦がれる】** 《自下一》苦しいほど恋しく思う。恋に思いなやむ。「何年も前から―・れている」 **こい‐こく【鯉『濃】** 「鯉濃漿{こいこくしょう}」の略。コイを輪切りにして、赤味噌の味噌汁にした料理。 **こい‐ごころ【恋心】** ある相手を恋いしたう心。 **こい・さん** (「小娘{こいと}さん」の意》〔関西の方言〕末の娘をさす呼称。末のおじょうさん。 **こいーじ【恋路】** 恋心が二人の間を通い合うことを道にたとえた語。恋のみち。恋。「しのぶー」 **ご・いし【碁石】** 碁を打つときに使う、白および黒のまるく平たい小さな石。 **こいし・い【恋しい】** 《形》〔ある人・場所・時などに〕心が強く引かれてしたわしい気持ちだ。また、なつかしい。「―・い人」「火が―・い季節」図こひ・し《シク》。 **こい・した・う【恋い慕う】** 《他五》おさえきれないほど一途{いちず}に恋しく思う。「母を―・う」 **こい!する【恋する】** 《自他サ変》恋の気持ちをいだく。「―・する乙女」類語ほれる。 **こーいそぎ【小急ぎ】** 少し急ぐこと。因大急ぎ。 **こい‐ちゃ【濃茶】** ●樹齢の古い茶の木の若芽を製したひき茶。また、それでたてた色の濃い茶。●こい茶色。対②薄茶。 **ごーいっしん【御一新・御『維新】** 明治維新。 **こいなか【恋仲】** 恋しあっている間柄。恋愛関係。類語相思(相愛)。 **こい・にょうぼう【恋女房】** 恋愛結婚をして、深く愛している妻。類語愛妻。 **こいねがわく‐は【『希くは・冀くは・『庶幾くは】** 《副》〔文〕他に対し強く希望する意を表す語。何とぞ。どうか。「――幸が多からんことを」類語願わくは。 **こいのぼり【鯉幟】** 紙・布などでコイをかたどって作ったのぼり。端午の節句にたてる。さつきのぼり。 **こいびと【恋人】** 恋している相手の人。類語愛人。 **こいーぶみ【恋文】** 恋している心を書きつづった手紙。ラブレター。〔古風な言い方〕類語付け文。 **こい‐め【濃いめ】** 《名・形動》〔味・色などが〕ふつうより濃いこと。対薄め。 **こーいも【子芋】** ●親芋から生じた小さな芋。因親芋。●「サトイモ」の別称。=芋の子。 **コイル** 〔電気回路に使う〕絶縁した銅線をらせん状に巻いたもの。巻き線。▽coil **こい・わずらい【恋煩い・恋患い】** 恋が思い通りにならないためになやんだり気分がふさいだりして、病気のような状態になること。恋病み。恋病。 **\*こーいん【雇員】** 官庁や会社などで、正規の職員・社員などの仕事を手伝うために一時的にやとわれた人。 **コイン** 硬貨。▽coinートス《名・自他サ》コインを投げ上げ、出た面の裏表で物事を決めること。▽coinと toss からの和製語。―ランドリー 硬貨を入れると自動的に洗濯・乾燥のできる設備を置いた、セルフサービス方式の店。▽coin laundry ーロッカー 硬貨を入れて錠をあける方式の手荷物保管用貸しロッカー。▽coin locker **こいつ【此『奴】** 《代名》 《「こやつ」の転)(他称の人称代名詞・近称の指示代名詞) 〔俗〕この人。この物。[憎しみ・軽蔑、または親しみをこめた呼び方」「―はぼくの弟です」「―はひどい味だ」 **\*ごーいん【誤飲】** 《名・他サ》異物を誤って飲むこと。 **ごーいん【五音】** ●〔音〕中国・日本の古典音楽で、音階を構成する宮{きゅう}・商{しょう}・角{かく}・徴{ち}・羽{う}の五つの音。●〔語学〕五十音図の各行の五つの音。=ごおん。 **\*こう【好】** 《接頭》「よい」「このましい」などの意。「―条件」「一成績」 **\*こう【後】** 《接頭》「のち」「あと」「うしろ」の意。「―車輪」「一半生」団前。 **\*こう【抗】** 《接頭》「・・・に反抗する」「・・・を防ぐ」の意。「―ヒスタミン剤」「一毒素」 **こい・ねが・う【『希う冀う・『庶幾う】** 《他五》《「請い願う」の意)強く希望する。切に望む。〔古風な言い方〕「平和を―・う」 **\*こう【工】** ●《接尾》「工員」「職工」の意。「仕上げー」「印刷」「熟練――」●漢字の部首「工」の称。 **\*こう【港】** 《接尾》「みなと」の意。「貿易—」 **\*こう【溝】** 《接尾》「みぞ」「どぶ」などの意。「下水―」 **\*こう【口】** 《助数-》人数・刀剣・器具などを数える語。「名刀一―」「つぼ一―」 **\*こう【交】** 〔文]●まじわり。「―を絶つ」●時代・季節・月日の変わり目。「春夏のー」 **\*こう【侯】** ●大名・小名。また、諸侯。●「侯爵」の略。 **\*こう【候】** 〔文〕気候。時候。季節。連「初夏の―」 **\*こう【公】** 《名》〔文〕●個人的なことではなく社会の広い範囲の人々に関係したこと。おおやけ。対私。●「公爵」の略。《接尾》●公爵や身分の高い人の名につける語。「信長―」●人の名につけて、親しみ・軽蔑の気持ちを表す語。「ハー、熊―」 **\*こう【功】** 〔文]●手柄。功績。[コロ]「ーを立てる」[コロ]「ーを焦る」[コロ]「―を積む」●「あることを行った」効果。ききめ。向「労多くして―少なし」――成り名遂・げる《句》功績をあげて名誉も得る。――を奏・する《句》成功する。効果をあらわす。効を奏する。「奇襲作戦が―・する」 **\*こう【劫】** [仏]非常に長い時間。劫{ごう}。因刹那。●碁で、一目{いちもく}の石を取ったり取られたりする形のとき、取られたものが、他に一手打ってからでないと取り返せない決まり。――を・経る《句》長い年月を経る。年功を積む。 **\*こう【効】** ききめ。しるし。「薬石―なく世を去った」――を奏・する《句》〔あることをした結果〕ききめがあらわれる。功を奏する。「新薬が―・して病気が治る」 **\*こう【孝】** 〔文]父母によくつかえること。孝行。[コロ]「―をつくす」 **\*こう【巧】** 〔文〕腕前・出来ばえがよいこと。対拙。 **\*こう【幸】** 幸福。さいわい。句「―か不幸か(=よいことか悪いことか、わからないが)」 <474> **\*こう【庚】** 十干{じっかん}の七番目の名称。かのえ。 **\*こう【更】** 一夜を五等分した時刻の呼び名。[参考]初更から五更まである。―闌{た}く《句》夜がふける。「―・けて人通りも絶えた」 **\*こう【校】** ■《名》●学校。「わが―」●校正。「―を重ねる」《助数-》校正の回数を数える語。「三―」 **\*こう【爻】** 漢字の部首「爻」の称。 **\*こう【甲】** ●よろい。●こうら。向「かめのーより年の劫{こう}」●てのひら・足のうらの反対側。「手の―」●十干{じっかん}の一番目の名称。きのえ。●等級・順位などの第一位。〔乙・丙などとともに〕物・人の名の代わりに使う語。「―は、乙にかわって弁済する」 **\*こう【稿】** 〔文〕詩文の下書き。原稿。[コロ]「――を改める」[コロ]「―を脱する」――を起こ・す《句》原稿を書きはじめる。 **\*こう【綱】** 生物を分類する上の一単位。門と目の中間に位する。 **\*こう【考】** 《名》〔文〕なくなった父。「先―」団妣{ひ}。■《接尾》「考察した・もの(結果)」の意。〔論文の題名などに用いられる」「万葉―」表記「攷」とも書く。 **\*こう【膏】** 〔文〕脂肪。●膏薬{こうやく}。「消炎―」 **\*こう【行】** ■《名》〔文〕行くこと。出かけること。旅。●〔文〕行い。行動。「―を共にする」●漢詩の一体。楽府から転じたもの。「琵琶が―」■《接尾》「旅に行くこと」「紀行」の意。「単独ー」「ヒマラヤー」 **\*こう【講】** ●仏教の講演・講義をきいたり、神仏に参ったりするためにつくる信者の集まり。「伊勢―」「大師―」●貯蓄やお金の融通をするためにつくる組合。頼母子講・無尽講など。 **\*こう【鋼】** 鋼鉄。はがね。 **\*こう【項】** ●箇条書きなどのように分けて記述したものの一つ一つ。項目。類語箇条。●〔数〕数式を組み立てている一つ一つの要素。「定数―」「同類―」 **\*こう【香】** ●におい。かおり。●燃やすとよいにおいがするように香料をまぜて作ったもの。また、香木。[コロ]「―をたく」―を聞・く《句》香②をたいてその香りをかぐ。 **\*こう【高】** ■《名》〔文〕高い所。因低。●「高等学校」の略。《接頭》「高い」意。「一原価」対低。 **\*こう【斯う】** 《副》 《「かく」の音便)このように。かように。「―いう(=このような)場合」「―まで(=これほど)上手にはできない」 **こ・う【恋う】** 《他五》《文語動詞「恋ふ」から転じた語)恋しく思う。思いしたう。「亡き母を―・う」 **\*こ・う【請う・乞う】** 《他五》〔人に対して〕ある物を求める。また、あることをしてくれるように求める。[コロ]「案内を―・う」[コロ]「許しを―・う」図《四》。 > **使い分け「こう」** 請う〔物や行為を求める〕許可を請(乞)う・紹介を請(乞)う・案内を請(乞) う 乞う〔ねだる〕乞うご期待・命乞いをする・雨乞いの儀式・慈悲を乞う [参考]「請う」は許し(許可・許諾)を求める意、「乞う」は人にものをねだり求める意で、「乞う」方が感情的に頼み求める意を強く感じさせる。 **\*ごう【毫】** 《名》〔文〕細い毛。筆の穂先。●きわめてわずかなこと。「―も案じることはない」日《名・助数-》目方・長さの単位。厘の一〇分の一。 **\*ごう【豪】** 〔文]●《名・形動》すぐれていること。また、権勢のあること。連「―の者」●「豪州(=オーストリア)」の略。 **\*ごう【郷】** 〔文〕いなか。里。「白川―(岐阜)」―に入っては郷に従え《句》新たにその土地に住む人は、その土地の風俗・習慣に従うべきだ。 **\*こう・あつ【光圧】** 〔理〕光が物体の表面にあたって、それにおよぼす圧力。 **\*こう・あつ【高圧】** 気圧・水圧・電圧などが高いこと。因低圧。―てき【一的】《形動》力・権力などを背景にして、頭からおさえつけるようす。「―な態度」 **こうあつ‐ざい【降圧剤】** 血圧を下げるための医薬品。血圧降下剤。 **\*こう・あん【公安】** 社会が安定していて安全なこと。公共の安全。いいんかい【一委員会】警察を中立的・民主的に管理する行政委員会。国家公安委員会と都道府県公安委員会とがある。―じょうれい【一条例】〔法〕地方公共団体が安全の維持のために集会・デモ行進などを規制する条例。 **\*こう・あん【公案】** 禅宗で、悟りに導くために修行者に与える問題。 **\*こう‐あん【考案】** 《名・他サ》〔品物・手段などをあらたに〕くふうして考え出すこと。「新しい機種を―する」類語立案。[類義語の使い分け「発明・考案」] **\*こう‐い【厚意】** おもいやりのある心。情に厚い心。厚情。類語厚志。[使い分け] **\*こう‐い【好意】** ある人にもつ好感・親しみの気持ち。親切な心。類語善意。[使い分け] **\*こう‐い【更衣】** ●〔古〕宮廷で女御{にょうご}の次の位にある女官。尊敬御息所{みやすんどころ}等。●《名・自サ》衣服を着かえること。「一室」 **\*こう‐い【校異】** 文章の異同を比較して正しくすること。「源氏物語―」 **\*こう‐い【校医】** 児童・生徒の健康診断や治療などを学校が依頼している医師。学校医。 **\*こう‐い【皇位】** 天皇の位。「―継承」類語王位。 <475> **こう-い【行為】** [目的のある]行い。「職務上の~」「不法~」[類語]行動。 **こう-い【高位】** [文]高い地位(にある人)。「~高官」[対]低位。 **ごう-い【合意】** 《名・自サ》互いの意志が一致すること。一致した意見。「契約の更改に~する」「~に達する」[類語]同意。 >使い分け「コウイ」 厚意[情にあつい心で「好意」よりさらに思いやりの心が深い。厚情]厚意を無にする・厚意を受ける・厚意を喜ぶ・厚意に感謝する 好意[ある人に対して持つ好感・親しみなどの気持ち]好意を抱く・ほのかな好意を感じている・好意に甘える・好意を示す [参考]「好意」は自分にも他人に対しても用いるが、一般的に、「厚意」は自分の気持ちには用いない。しかし、意味の重なる部分も多く、新聞では「好意」を統一表記として採用している。 **こう・いき【広域】** 広い区域。「~捜査」「~経済」 **こうい-しょう【後遺症】** ●病気やけがが回復したあとにまで残る障害・症状。「交通事故の~に悩む」●あとに残る(悪い)影響。「土砂災害の~が町のあちこちに残る」 **こう・いつ【後逸】** 《名・他サ》野球で、球をとりそこなって後方へそらすこと。[類語]トンネル。 **ごう・いつ【合一】** 《名・自他サ》[分かれているものが]一つにまとまること。また、一つに合わせること。[四字]「知行~」[類語]合併。合致。 **こう・いっつい【好一対】** よく調和している一組み。よく似合っている一対。「~の夫婦」 **こう・いってん【紅一点】** 《一面の葉むらに赤い花が一輪さいている意から》多くの男性の中にただひとり女性がいること。また、その女性。[故事]王安石「石榴の詩」の「万緑叢中紅一点」より。 **こう-いん【光陰】** [文]《「光」は日、「陰」は月の意から》時間。月日。年月。~矢の如し《句》月日のたつのが早いことの形容。 **こう-いん【公印】** 公務で使用する印章。特に、官公署またはその長の官職名を刻印したもの。[対]私印。 **こう-いん【勾引】** 《名・他サ》被告人・証人などを警察や裁判所に強制的に連れていくこと。表記「拘引」で代用することも多い。 **こう-いん【工員】** 工場の現場で働く労働者。職工。 **こう-いん【後胤】** [文]子孫。後裔{こうえい}。 **こう-いん【荒淫】** [文]ひどく色事にふけること。 **こう-いん【行員】** 「銀行員」の略。 **こう-いん【鉱員】** 炭坑や鉱山で働く労働者。「坑夫・鉱夫」の現在の呼称。 **ごう-いん【強引】** 《形動》[自分の考え・意志をおし通して]むりやりに物事をするようす。「~にやめさせる」 **こう-う【降雨】** 雨が降ること。降る雨。「~量」 **ごう-う【豪雨】** 勢いよく降る雨。一度に大量に降る雨。大雨。「~におそわれる」「集中~」 **こううつ-ざい【抗鬱剤】** うつの症状をおさえる薬。 **こう-うん【幸運・好運】** 《名・形動》運のよいこと。よい巡り合わせ。「~にめぐまれる」[対]不運。非運。 **こう-うん【耕耘】** 田畑をたがやすこと。「~機」[表記]「耕耘機」は「耕運機」で代用することもある。 **こううん-りゅうすい【行雲流水】** 《空を動く雲と、地を流れる水の意から》とどまることなく移り変わることのたとえ。また、ある物事や場所に執着せず自然のままに行動することのたとえ。 **こう-えい【光栄】** 《名・形動》名誉に感じること。「~の至り」「身に余る~」[類語]誉れ。 **こう-えい【公営】** 国家や地方公共団体が経営すること。「~事業」[対]私営。 **こう-えい【後衛】** [陣地などの]後方を守る・人(部隊)。●[テニスやバレーボールなどで]後方を守る役(の人)。[対]前衛。 **こうえい【後裔】** [文] [ある人の]血筋をひいている人。子孫。後胤{こういん}。「貴族の~」[対]祖先。 **こう-えい【高詠】** [文] ●《名・他サ》声高く朗詠すること。[類語]高吟。●すぐれた詩歌。●他人の詩歌を尊敬していう語。 **こう・えき【交易】** 《名・自サ》互いに品物の交換や売買をすること。また、その商い。「外国と~する」 **こう・えき【公益】** 社会一般のためになる、公共の利益。「~を図る」[対]私益。~じぎょう(〜事業)[公共の利益を第一の目的とする事業。電力・ガス・鉄道などの事業。~ほうじん【~法人】営利を目的としない法人。学校法人・宗教法人・社会福祉法人など。[対]営利法人] **こう・えつ【校閲】** 《名・他サ》原稿や印刷物を読んで誤りや不備を調べ正すこと。[類語]校正。 **こう・えつ【高閲】** 相手が校閲することを尊敬していう語。[例]「御~をたまわりたい」 **こうえん【講筵】** [文]講義をする場所・席。[例]「~に列する(=講義を聞く)」[参考]「筵」はむしろの意。 **こう・えん【香煙・香烟】** [文] [仏前などでたく]香のけむり。線香のけむり。 **こう・えん【光炎・光焰】** [文]光と炎。光りかがやく炎。「~を放つ」 **こう・えん【公園】** 一般の人のいこいの場所として作られた庭園風の場所。また、自然保護・レクリエーションなどを目的として定められた、山・川・森などをふくむ広大な地域。「国立~」 **こうえん【口演】** 《名・他サ》[浪曲・講談などを]語り演じること。口で述べること。 **こうえん【好演】** 《名・他サ》じょうずな演技・演奏をすること。「脇役の~が光る」[類語]熱演。 **こう・えん【後援】** 《名・他サ》かげの力となって助けること。●[文]後ろにひかえている援兵。「~続かず」~かい【~会】[政治家・芸能人・スポーツ団体などを]資金面などで援助する組織。 **こう・えん【講演】** 《名・他サ》前もって題目を決めておき、公衆に対して(学問的な)話をすること。また、その話。「近代文学について~する」[類語]講義。 **こう・えん【広遠・宏遠】** 《形動》[文][物事の規模などが]広く大きいようす。「~な計画」 **こうえん【高遠】** 《形動》[文] [考え・理想などの]程度が高く、また規模が大きくて非凡なようす。「~な理想」[類語]高邁{こうまい}。 **こう・お【好悪】** 好むこととにくむこと。好きなことときらいなこと。 <476> きらいなこと。「―が激しい」 **こう・おつ【甲乙】** 《十干の順の一番目と二番目であることから》 ●第一と第二。「―の二組みに分ける」 ●優れていることとおとっていること。また、二つのものの優劣の差。句「―つけがたい」 類語 優劣。 [類義語の使い分け「優劣・甲乙」] **こうおつ‐つけがた・い** 《句》二つのものに優劣の差がないこと。二つのもののうちどちらがすぐれているかを決められないこと。 **こう‐おん【厚恩】** 〔文〕厚い恩義。類語 高恩。 **こう‐おん【恒温】** 〔文〕温度が一定であること。定温。「―で保存する」 **―どうぶつ【―動物】** 周囲の温度変化に関係なく、体温がほぼ一定に保たれている動物。鳥類・哺乳類など。定温動物。対 変温動物。 **こう‐おん【高恩】** 〔文〕〔親・師・身分の高い人などから受ける〕高大な恩。ロロ「―を受ける」 類語 厚恩。大恩。 **こう‐おん【高温】** 温度が高いこと。対 低温。 **こう‐おん【高音】** ●高い調子の音・声。●声楽で、もっとも高い音域。ソプラノ。対 ①②低音。 **こう・おん【鴻恩・洪恩】** 〔文〕〔親・師などから受ける〕大きなめぐみ。大恩。 **ごう・おん【号音】** 信号や合図の音。「―一発」 **ごう・おん【轟音】** とどろきわたる大きな音。「―とともに爆発する」「大砲の―がとどろく」 **こう‐か【公課】** ●国税・地方税など、国家・公共団体が国民に割り当てる公法上の負担。公租。●国家・公共団体から割り当てられる租税以外の金銭負担。 **こう‐か【功科】** 〔勤務上での〕功績。成績。 **―ひょう【―表】** 公務員・会社員などの勤務成績表。 **こう‐か【効果】** ●よい結果。ききめ。「―が現れる」 類語 効能。効力。●〔劇・映画などで〕擬音を使って実感を出すこと。音響効果。「―音」 **―てき【―的】** 《形動》効果があるようす。望ましい効きめがあらわれるようす。「ダイエットに―な運動」「薬が―に働く」 **こう‐か【工科】** ●工学・工業関係の学科・学問。●総合大学の工学部。 **こう‐か【後架】** ●禅寺で、僧堂の後ろに設けられた洗面所。●便所。〔古風な言い方〕 類語 かわや。雪隠{せっちん}。 **こう‐か【校歌】** 校風を発揚するため、その学校が制定した歌。「―斉唱」 **こう‐か【硬化】** 《名・自サ》〔やわらかな物が〕かたくなること。「動脈が―する」 ●意見・態度などが強硬になること。[コロ]「野党は態度を―させた」 対 ②軟化。 **こう‐か【硬貨】** 金属を鋳造して作った貨幣。「百円―」 対 紙幣。 **こう‐か【考課】** 勤務成績を考えて優劣を評価すること。「人事―」 **こう‐か【膠化】** 《名・自サ》物質が変化してゼリー状に固まること。 **こう‐か【降下】** 《名・自サ》●高い所からおりること。「飛行機が急―する」 類語 下降。低下。●〔命令などが高い地位の人から〕くだること。「大命―」 **こう‐か【降嫁】** 《名・自サ》〔文〕皇女が皇籍をはなれて、臣下に嫁入りすること。「臣籍―」 **こう‐か【高価】** 《名・形動》〔品物の〕値段が高いこと。「―な宝石」 対 廉価。安価。 **こう‐か【高架】** 〔線路・橋・電線などを〕高くかけわたすこと。 **―せん【―線】** 地上高くかけわたした支台の上に敷設した鉄道。高架鉄道。 **こう‐か【高歌】** 《名・自他サ》声高く歌うこと。 **こう‐か【黄禍】** ●黄色人種が栄えることによって白色人種におよぼすわざわい。「―論」 [参考]ドイツ皇帝ウィルヘルム二世らが唱えた。●〔俗〕列車の便所からまきちらされる汚物などによって起きた迷惑・被害。 **こう‐が【公衙】** 〔文〕公共団体の事務をあつかう役所。官公庁。県庁・市役所など。 **こう‐が【高雅】** 《形動》〔文〕気高く上品なようす。高尚優雅。「―なふるまい」「―な装い」 **ごう‐か【劫火】** ●〔仏〕人の住む世界を焼きつくすという大火。●消す方法のないような大火災。 **ごう‐か【業火】** ●〔文〕地獄で罪人を焼くという火。●心身を苦しめほろぼす悪業の働きのたとえ。 **ごう‐か【豪家】** 財産があり、勢力のある家。 **ごう‐か【郷家】** 〔文〕さとの家。いなかの家。 **ごう‐か【豪華】** 《形動》はででぜいたくなようす。「―な衣装」 類語 豪奢。豪勢。 **―ばん【―版】** ●装丁・造本などが豪華な本。対 普及版。●〔俗〕豪華なこと。ぜいたくなこと。「晩飯は―で行こう」 **こう‐カード【好カード】** スポーツなどで、接戦が期待され、興味のもたれる対戦。 **こう‐かい【公会】** 〔文〕●公式の会議。●一般に公開する会。●国際間の重大な問題について討議するためにひらく国際会議。 **―どう【―堂】** 公衆の集会のためにつくった建物。 **こう‐かい【公海】** どこの国にも属さず、世界各国が自由に使用できる海域。対 領海。 **こう‐かい【公開】** 《名・他サ》一般の人が利用できるように開放すること。「御苑を―する」 対 非公開。 **―かぶ【―株】** 株式市場で取り引きされるようになった株式。新規公開株。 **―じょう【―状】** 特定の相手にあてた書状を公開し、新聞・雑誌などに掲載するもの。一般の批判を求めるために行う。 **―そうさ【―捜査】** 警察が犯人の写真などを公表し、民間の協力を求めて行う捜査。 **こう‐かい【後会】** 〔文〕後日また会うこと。「―を期して別れる」 **こう‐かい【後悔】** 《名・他サ》自分が前にしたことについて非をさとり、後で心を痛めること。「けんかしたことを―する」 > **――先に立たず** 《句》事が終わった後でくやんでも取り返しがつかない。 **こう‐かい【更改】** 《名・他サ》●〔慣習や制度などを〕あらためかえること。●[法]新しい債務を発生させて、古い債務をなくすこと。また、前の契約を無効にして、改めて新しく契約すること。「契約を―する」 **こう‐かい【航海】** 《名・自サ》船で海をわたること。「遠洋―」 類語 航行。渡海。渡航。 **―し【―士】** 海技士国家試験に合格し、海技免状を取得している船舶職員。 **こう‐かい【降灰】** 〔地〕火山が噴火して灰が降ること。また、その灰。 [参考]気象学では「こうはい」という。 **こう‐かい【狡獪】** 《形動》ずるがしこいようす。狡猾。「―な策略」 **こう‐がい【公害】** 諸産業や交通量の激増など、人為的な生活活動が原因となって、不特定多数の一般住民の健康や生活環境を直接・間接におびやかす現象。大気汚染・汚水・騒音・悪臭・地盤沈下など。 <477> **―びょう【―病】** 公害が原因でおこる病気。法律に基づき発生地域が指定され、患者が認定される。水俣病{みなまたびょう}・イタイイタイ病など。 > **――泡を飛ば・す** 《句》激しく議論するようす。 **こう‐がい【口外】** ●口の外。対 口内。●《名・他サ》秘密などを他人に話すこと。他言。「―無用」 **こう‐がい【口蓋】** 〔文〕口の中の上側の部分。 **―すい【―垂】** のどの上部、軟口蓋の中央から垂れ下がるやわらかい突起。のどびこ。のどちんこ。 [参考]「懸壅垂{けんようすい}」の新しい呼称。 **こう‐がい【慷慨】** 《名・自他サ》〔文〕〔世間の不正などを〕いきどおりなげくこと。四字「悲憤―」 類語 憤慨。 **こう‐がい【校外】** 学校の外。「―学習」 対 校内。 **こう‐がい【梗概】** 〔文〕事件・物語などの大体の筋。「―を記す」 類語 大要。あらすじ。あらまし。 **こう‐がい【構外】** ある建物・施設のある区域の囲いの外。対 構内。 **こうがい【笄】** (「髪掻き」の転) ●昔、男女が髪をかきあげるために用いた細長い箸状の道具。●日本髪のまげにさす装飾品。 **こう‐がい【郊外】** 都会の周辺で、田畑・野原などが多くある地域。「―に家を建てる」 類語 近郊。 **こう‐がい【鉱害】** 鉱山・炭鉱・製錬所の操業によって周辺の住民・動植物・土地などにおよぼされる害。 **ごう‐かい【豪快】** 《形動》〔人の動作、物事のやり方などが〕小さいことにこだわらず堂々としていて心地よいようす。「―な飲みっぷり」 類語 豪放。 **ごう‐がい【号外】** 〔新聞社などが〕突発的な事件を至急に報道するために臨時に発行するもの。 **こう‐かがく【光化学】** 光と物質との相互作用を研究対象とする物理化学の一部門。 **―スモッグ** 公害の一つ。自動車などの排気ガスにふくまれる炭化水素と窒素の酸化物が、太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし、オキシダント(=強酸化性物質)を発生した状態。目・のどに刺激を与えるなどの被害をおよぼす。 **こう‐かく【口角】** 〔文〕くちびるの両わきの部分。「―を上げて笑顔をつくる」 **こう‐かく【広角】** 広い角度や視野。また、レンズの光を収集する角度が広いこと。 **―レンズ** 光を収集する角度が六〇~一四〇度ある写真用のレンズ。広い範囲を写すのに適する。ワイドレンズ。 **こう‐かつ【広闊】** 《名・形動》〔文〕ひろびろとして、遠くまで開けているようす。「―な平地が続く」 **こう‐かつ【狡猾】** 《名・形動》悪がしこいようす。悪知恵が働くようす。狡獪。「―な手口」 類語 老獪。 **こう‐かく【降格】** 《名・自他サ》地位が下がること。また、地位を下げること。格下げ。「―人事」 対 昇格。 **こう‐かく【高角】** 地平面とのなす角度が大きいこと。仰角が大きいこと。「―砲」 **こう‐かく【高閣】** 〔文〕●屋根を高くかまえた建物。高楼。●高く作った棚。 > **――に束ねる** 《句》書物などを高い棚にのせたまま で、活用しない。 **こう‐がく【光学】** 物理学の一部門。光に関する現象や作用を研究する学問。 **―きかい【―器械・―機械】** 光の反射・屈折などの諸性質を応用した装置。鏡・レンズ・プリズムなどを使う。望遠鏡・写真機など。 **こう‐がく【向学】** 学問に心を向け、はげもうと思うこと。「―の念」「―心に燃える」 **こう‐がく【好学】** 〔文〕学問をこのむこと。「―の士」 **こう‐がく【好楽】** 〔文〕音楽をこのむこと。「―家」 **こう‐がく【工学】** 物理学・化学・数学などの基礎的科学を工業生産に応用するための学問。「人間―」 **こう‐がく【後学】** ●〔文〕後進の学者。また、学者が自分をさして言う謙遜語。対 先学。●将来、自分のために役立つ知識・学問。「―のために聴講する」 **こう‐がく【高額】** ●大きな金額。「―所得者」「―な商品」 対 低額。●単位の大きい金額。「―の紙幣」 対 小額。 **ごう‐かく【合格】** 《名・自サ》定められた条件・資格にかなうこと。また、試験に通ること。「入試に―した」 対 不合格。 **こうかく‐か【好角家】** 相撲を見るのが好きな人。相撲好き。 [参考]相撲を「角力」とも書くことから。 **こう‐がくねん【高学年】** 〔小学校で〕上の方の学年。 [参考]主に五、六年。対 中学年・低学年。 **こうかく‐るい【甲殻類】** 体が、厚くてかたい甲羅で包まれている節足動物の一綱。エビ・カニなど。 **こう‐がけ【甲掛け】** 手足の甲の保護につける布。 **こう‐かん【交感】** 《名・自サ》互いに感じあうこと。「神との魂の―を体験した」 **―しんけい【―神経】** 心臓などの不随意の臓器を支配する自律神経。 **こう‐かん【交換】** 《名・他サ》互いに取りかえること。やりとりすること。「―条件」「物々―」 **―がくせい【―学生】** 親善と学術・文化の交流を図るため、二か国が互いに学生を相手国に留学させること。また、その学生。交換留学生。 **こう‐かん【交歓・交款・交驩】** 《名・自サ》親しく交わり、うちとけて楽しむこと。「―会」 **こう‐かん【公刊】** 《名・他サ》出版物を広く世の中に発行すること。「研究の成果を―する」 **こう‐かん【公館】** 官庁の建物。特に、領事館・公使館・大使館の称。「在外―」 **こう‐かん【向寒】** 〔文〕寒い季節に向かうこと。〔手紙文で時候の挨拶に使う〕 [連]「―の砌{みぎり}」 対 向暑。 **こう‐かん【好感】** 〔人に対してもつ〕好ましいと思う気持ち。よい感じ。好感情。ロロ「―を持つ」 **―ど【―度】** 好ましいと感じる度合い。「―の高い企業」 **こう‐かん【好漢】** 〔文〕たのもしく、感じのいい男性。愛すべきりっぱな男性。類語 快男児。 > **――よく自重せよ** 《句》調子に乗って失敗しないようにせよ。好漢自重せよ。 **こう‐かん【巷間】** 〔文〕ちまた。世間。町中。「―に伝えられるうわさ」 **こう‐かん【後患】** 〔文〕そのことが原因になって後日に生じるうれい。のちのちの心配。ロロ「―を断つ」 **こう‐かん【校勘】** 《名・他サ》〔文〕〔古い書物・文書などの〕刊本や写本を比べ合わせてその異同を研究すること。勘校。「今昔物語の―」 類語 校合。校訂。 **こう‐かん【槓杆・槓桿】** 〔文〕「梃子{てこ}」に同じ。 **こう‐かん【鋼管】** 鋼鉄で作った管。 **こう‐かん【高官】** 位の高い官職(についている人)。「高位―」「政府―」 類語 大官。顕官。 <478> **こう‐かん【浩瀚】** 《名・形動》〔文〕●書物がたくさんあるようす。「―な蔵書」 ●書物の巻数・ページ数が多いようす。「―な著書」 **こう‐がん【抗癌】** 癌細胞の増殖や転移をおさえること。「―剤」 **こう‐がん【睾丸】** 男性の生殖器官の、精巣。精子を作り、男性ホルモンを分泌する。きんたま。 **こう‐がん【紅顔】** 年若くて血色のいい顔。[連]「―の美少年」 **こう‐がん【厚顔】** 《名・形動》あつかましく、恥を知らないようす。類語 鉄面皮。 **ごう‐かん【合歓】** 〔文〕●《名・自サ》よろこびや楽しみを共にすること。●《名・自サ》男女がいっしょにねること。●「合歓木{ねむのき}」の略。 **ごう‐かん【強姦】** 《名・他サ》暴力によって女性をおかすこと。てごめ。レイプ。類語 暴行。対 和姦。 **ごう‐がん【傲岸】** 《名・形動》〔文〕気位が高く人にへりくだらないようす。傲慢だ。四字「―不遜」 類語 尊大。不遜。高慢。 **こうがん‐むち【厚顔無恥】** 《名・形動》あつかましくて恥知らずなこと。 **こう‐き【光輝】** 〔文〕●ひかり。かがやき。●かがやかしい名誉。栄光。「―ある母校の伝統」 **こう‐き【公器】** 〔文〕国家・公共のために使うべきもの(機関)。「社会の―としての新聞」 **こう‐き【口気】** ●口から出る息。「酒臭い―」 ●物の言い方。口ぶり。ことばつき。「非難の―」 **こう‐き【好奇】** めずらしいもの、未知のものに興味をもつこと。「―の目を向ける」 類語 粋狂。数奇。好事。 **―しん【―心】** めずらしいものや未知のものに対して興味をもつ心。[コロ]「―が強い」 **こう‐き【好期】** 〔ある物事にとって〕ちょうどよい時期。「木星観測の―」 **こう‐き【好機】** 〔二度とはない〕ちょうどよい機会。よい折。チャンス。[コロ]「―が到来する」「―を逸する」 **こうき【工期】** 工事の行われる期間。 **こう‐き【広軌】** レールの間隔が国際標準軌間(一・四三五㍍)より広い鉄道。対 狭軌。 **こう‐き【後期】** 〔ある期間を二つまたは三つに分けたときの〕あとの期間。「―の試験」 対 前期。 **―こうれいしゃ【―高齢者】** 高齢者のうち、七五歳以上の人。対 前期高齢者。 **こう‐き【後記】** ●後世の記録。●あとがき。「編集―」 ●《名・他サ》文章で、あとに書くこと。また、その事柄。「応募要領は―のとおり」 対 前記。 **こう‐き【校旗】** その学校のしるしとして定められた旗。 **こう‐き【校紀】** 学校内の風紀。「―が乱れる」 **こう‐き【校規】** 学校の規則。校則。 **こうき【皇紀】** 神武天皇即位の年を元年とする紀元。西暦紀元前六六〇年が皇紀元年にあたる。 **こうき【綱紀】** (大づな (=綱)と小づな (=紀)の意から)国家を治める大もとの規律。紀綱。 **こう‐き【興起】** 《名・自サ》●物事の勢いが盛んになること。四字「国勢―」 ●心がふるいたつこと。四字「感奮―」 **こうき【香気】** 〔上品な〕よいにおい。かおり。「―をただよわせる」 類語 芳香。薫香。対 臭気。 **こう‐き【高貴】** 《名・形動》●身分が高く尊いようす。「―の人」 ●気高く上品であるようす。「―な精神」 ●内容などがすぐれ、値段が高いようす。「―薬」 **こう‐ぎ【交誼】** 〔文〕〔友人としての〕交わり。よしみ。「―をかたじけなくする」 類語 友誼。好誼。 **こう・ぎ【公儀】** 〔文〕●朝廷。また、幕府。御公儀。「―隠密」 ●表向き。おおやけ。 **こう‐ぎ【厚誼】** 〔文〕真心からの親しい交わり。あついよしみ。「父生前の御―に深く感謝いたします」 類語 厚情。 **こう‐ぎ【好誼】** 〔文〕〔好意にもとづく〕親しい交わり。「御―の程、深謝いたします」 類語 交誼。 **こう‐ぎ【巧技】** 〔文〕たくみなわざ・技術。対 拙技。 **こう‐ぎ【広義】** ある概念を広い範囲に解釈した場合の意味。広い意味。「―では詩もふくまれる」 対 狭義。 **こう‐ぎ【抗議】** 《名・他サ》相手の言動・考えなどに対して、反対意見を(強く)主張すること。また、その反対意見。「審判の判定に―する」「―が相次ぐ」 **こう‐ぎ【講義】** 《名・他サ》●研究の成果、学説・書物の内容などについて人々に説いてきかせること。また、その内容。「物理学を―する」 類語 講演。●大学の授業。「集中―」 **こう‐ぎ【高誼】** 〔文〕なみなみならぬ親しい交わり。「御―にあずかり・・・」 [参考]手紙文で、人からの厚誼を尊敬していう。 **ごう‐き【剛毅】** 《名・形動》〔文〕意志が強く、たやすくくじけないこと。 > **――木訥仁に近し** 《句》意志が強く無欲で飾りけがないということは、そのまま道徳の理想である仁に近い。〈論語・子路〉 **ごうき【豪気】** 《形動》●気性が大きく、こまかいことにこだわらないようす。「―な人物」 ●「ごうぎ(強気)」②。 **ごうぎ【合議】** 《名・自他サ》集まって相談すること。「―に入る」「―で決定する」 類語 協議。衆議。 **ごうぎ【強気・豪気・豪儀】** 《形動》●勢いが激しいようす。●することがはでで、すき。「豪華客船で旅行とは―だ」 **こう‐きあつ【高気圧】** 〔気〕大気中で、周囲に比べて気圧の高いところ。北半球では右回りに、南半球では左回りに風が周囲にふきだす。その域内には下降気流があって天気がよい。対 低気圧。 **こう‐きぎょう【公企業】** 国家や地方自治体が経営する企業。対 私企業。 **こうき‐しゅくせい【綱紀粛正】** 《名・他サ》国家の規律を引きしめ、政治のあり方や政治家・公務員などの態度を正すこと。 **こう・きゅう【公休】** ●おおやけに決められた休日。●同業者などが協定して休業すること(日)。 **こう・きゅう【好球】** 球技で、打ったり受けたりしやすい球。「―をねらって打つ」 **こう・きゅう【後宮】** ●皇后・妃などの住む奥御殿。●後宮に住む后妃・女官などの総称。 **こう・きゅう【恒久】** 〔文〕長く変わらずに続くこと。永久。「―の平和」 類語 永遠。久遠。 **―てき【―的】** 《形動》長く変わらずに続くようす。「―な財源」「―に戦争を放棄する」 **こう・きゅう【攻究】** 《名・他サ》〔文〕〔物事の道理・学芸などを〕学びきわめること。「真理を―する」類語 講究。考究。 <479> **こう・きゅう【硬球】** 野球・テニスなどで使う、かたいボール。対 軟球。 **こう・きゅう【考究】** 《名・他サ》〔文〕物事を深く考え研究すること。「古代史を―する」 類語 攻究。講究。 **こう・きゅう【講究】** 《名・他サ》〔文〕物事を深く調べ研究すること。「源氏物語の―」 類語 攻究。考究。 **こう・きゅう【購求】** 《名・他サ》〔文〕買い求めること。 **こう・きゅう【降給】** 《名・他サ》〔罰などのため〕給料をさげること。類語 減給。対 昇給。 **こう・きゅう【高級】** 《名・形動》●高い等級。「―官僚」 類語 上級。●品質などの程度が高く、すぐれていること。「―な品物」 類語 上等。対 ②低級。 **こう・きゅう【高給】** 高い給料。「―取り」 対 薄給。 **ごう・きゅう【剛球】** 野球の投球で、スピードのある重い球。「―投手」 [表記]「豪球」「強球」とも書く。 **ごう・きゅう【号泣】** 《名・自サ》大声をあげて泣くこと。「天をあおいで―する」 類語 哭泣{こうきゅう}。慟哭{どうこく}。 **ごう・きゅう【強弓】** 張りが強く、引くときに強い力を必要とする弓。また、その弓を引く人。つよゆみ。 **こうきょ【公許】** 《名・他サ》おおやけに許されること。官公庁の許可。[コロ]「―を得て販売する」 類語 官許。 **こう・きょ【抗拒】** 《名・他サ》〔文〕手向かってこばむこと。「公務員の職務執行を―する」 **こうきょ【溝渠】** 〔文〕給排水のためにほったみぞ。 **こうきょ【皇居】** 天皇が住んでいる所。「―へ参内する」 類語 宮城。御所。 [尊敬]大宮。 **こうきょ【薨去】** 《名・自サ》〔文〕皇族または三位以上の人が死ぬこと。 **こうぎょ【香魚】** 〔文〕「アユ」の美称。 **こう・きょう【公共】** 社会一般。民衆全体。おおやけ。「―の交通機関」 **―きぎょうたい【―企業体】** 公共の利益のために、国または地方公共団体が出資して営む企業体。 [参考]狭義には民営化前の日本専売公社・日本国有鉄道・日本電信電話公社(=三公社)をさした。 **―くみあい【―組合】** 限られた範囲の人の共同利益の実現を目的としているが、公共的な性格をもつ事業を行う目的で設立・運営される社団法人。健康保険組合・農業共済組合など。 **―しょくぎょうあんてい‐じょ【―職業安定所】** 厚生労働省の出先機関で、労働者のあっせん・職業紹介・職業指導・雇用保険給付などの事業を行う施設。職安。 [愛称]ハローワーク。 **―せい【―性】** 社会一般の利害に関わる・性質(度合い)。「―の強い事業」 **―だんたい【―団体】** 国から事務を委任され行政を行う機関。地方公共団体・独立行政法人など。 **―のふくし【―の福祉】** 《連語》社会を構成する人々すべてに共通する利益や権利。 [参考]公共の福祉は個人の基本的人権と対立することがあり、その調和が問題とされる。◆基本的人権。 **―ほうそう【―放送】** 商品広告の放送を行わず、視聴者の支払う受信料によって経営される放送。日本のNHK、イギリスのBBCなど。対 商業放送。 **―りょうきん【―料金】** 運賃・電話・水道・ガス・電気・郵便など、国民生活に重要な関わりのある事業の使用・利用料金。 **こう‐きょういく【公教育】** おおやけに管理運営される公共的な教育。国立・公立学校で行われる教育など。 **こう・きょうかい【公教会】** 「ローマ‐カトリック教会」の別称。 **こうきょく【好局】** 〔碁・将棋で〕よい対局。 **こう‐ぎょく【硬玉】** ナトリウムをふくむアルカリ輝石の一種。色は緑・青緑・白などで透明または半透明の鉱物。宝石として珍重される。玉{ぎょく}。 [参考]濃い緑のものを「翡翠{ひすい}」という。 **こうぎょく【紅玉】** ●赤い色の宝石。特に、ルビー。●リンゴの品種の一つ。皮はつやのある濃い赤色で、果肉は酸味がある。 **こうぎょく【鋼玉】** 酸化アルミニウムからなる鉱物。コランダム。 **こう・きん【公金】** 国家・公共団体の所有する金銭。おおやけの金。「―を横領する」 類語 公費。官金。 **こうきん【抗菌】** 有害な細菌の増殖をおさえ、活動を封じること。「―作用」「―剤」「―グッズ」 **こうきん【拘禁】** 《名・他サ》人を捕らえて、ある場所に閉じこめておくこと。「不法に―される」 類語 監禁。 **こう・きん【行金】** 銀行の保有する金銭。 **こう・ぎん【高吟】** 《名・他サ》〔詩や歌を〕声をはりあげて歌うこと。四字「放歌―」 類語 高唱。高詠。対 低吟。 > **使い分け「コウギョウ」** > **興行** 〔入場料をとって演芸・スポーツなどを見せる〕顔見世興行・引退興行・興行界・興行師・興行を打つ・各地を興行して回る > **興業** 〔新しく事業や産業をおこす〕殖産興業・地域の興業を図る・興業会社・興業銀行・興業債券 > [参考]「興業」は広く産業一般の興起を指すが、今日では土地・建築方面の社名に多用される。 **こう‐ぎょう【興行】** 《名・他サ》入場料を取って映画・演芸・スポーツなどを見せること。使い分け **こう‐ぎょう【鉱業・礦業】** 鉱物を採掘したり精錬したりする産業。 **こうぎょう【功業】** 〔文〕●功績。てがら。●〔功績のある〕事業。「―半ばにしてたおれる」 **こうぎょう【工業】** 原料や粗製品などを加工して、生活に必要なものをつくる産業。「―製品」 **こう‐ぎょう【興業】** 〔文〕新しく事業を起こすこと。■使い分け **ごう・しょ【劫初】** 〔仏〕この世のはじめ。対 劫末。 **こう‐しょう【交渉】** ●《名・自他サ》〔希望や要求を示して〕相手にかけあうこと。[コロ]「―がまとまる」「団体―」 類語 折衝。●〔人と人との関係を結ぶこと。まじわること。「没―」 類語 かかわりあい。 <480> **ごう・きん【合金】** 〔理〕ある金属に、他の金属または非金属を融合させてできる金属。真鍮{しんちゅう}・洋銀など。 **こう‐ぐ【工具】** 工作に使用する道具。特に、機械工作で使用する刃物。 **こう‐ぐ【校具】** 学校に備えつけてある諸用具。 **こう‐ぐ【耕具】** 田畑をたがやすための道具。すき・くわの類。類語 農具。 **ごう‐く【業苦】** 〔仏〕前世の悪業の報いによって、この世で受ける苦しみ。 **こう‐くう【口腔】** (「こうこう」の慣用読み)→こうこう(口腔)。 **こう‐くう【航空】** 〔航空機で〕空を飛ぶこと。類語 飛行。 **―き【―機】** 人が乗って空中を飛行する機械の総称。特に、飛行機。 **―びん【―便】** 「航空郵便」の略。航空機で郵便物を送る制度。また、その郵便物。エアメール。 **―ぼかん【―母艦】** 航空機を搭載し、発着させる広い甲板・設備をもった軍艦。空母。 **こう‐くう【高空】** 空の高いところ。対 低空。 **こう‐ぐう【厚遇】** 《名・他サ》手厚くもてなすこと。十分な給料・地位などを与えること。[コロ]「破格の―を受ける」 類語 優遇。対 薄遇。冷遇。 [注意]「好遇」は誤り。 **こう‐ぐう【皇宮】** 〔文〕天皇の住む宮殿。皇居。宮城。 **―けいさつ【―警察】** 皇居・御所・離宮などの警備や天皇・皇族の護衛にあたる警察組織。 **こう‐くつ【後屈】** ●《名・自他サ》後方に曲がっていること。また、曲げること。●子宮が本来の位置よりも後方に反り返っている状態。子宮後屈。 **こう‐くん【校訓】** その学校で生徒を指導する根本方針として定めた教訓。 **こう‐ぐん【皇軍】** 天皇のひきいる軍隊。 [参考]もと、日本の軍隊の称。 **こうぐん【行軍】** 《名・自サ》軍隊、または団体が徒歩で長い距離を移動すること。「強―」 **こう‐げ【香華】** 仏前に供える香と花。こうばな。[コロ]「―をたむける」 **―りょう【―料】** 死者の霊前に、香と花の代わりとして供える金銭。香典。香料。 [参考]金銭を包む上書きには多く「御香華料」と書く。 **こう‐げ【高下】** ●高いことと低いこと。「身分の―」 類語 高低。●《名・自サ》上がることと下がること。「物価が―する」「乱―」 **こう・けい【光景】** 〔その場で〕目に見えるありさま。「惨憺たる―」「仲むつまじい―」 類語 情景。 **こう・けい【口径】** 〔銃砲・カメラなど〕筒状のものの口の内側の直径。「―一〇〇ミリの望遠鏡」 **こう‐けい【後景】** ●うしろの光景。特に、絵画・写真などで、主要な題材のうしろにある部分。バック。対 前景。●舞台の背景にかいた絵。書き割り。 **こう・けい【後継】** ある人・役などのあとをつぐ・こと(人)。跡継ぎ。「―内閣」 類語 継承。 **―しゃ【―者】** ある人から仕事・地位などを受け継ぐ人。あとつぎ。「―を育成する」 **こう・けい【肯綮】** 〔文〕(「肯」は骨についた肉、「綮」は肉と骨のつなぎめの意から)物事の急所。大切な所。事の要所。類語 要点。 > **――に中{あた}・る** 《句》物事の要点をおさえている。急所をつく。「―・った批評」 **こう‐げい【工芸】** 〔織物・染め物・塗り物・焼き物などの〕美術的な製品を工業的に生産する技術。また、その製品。「―品」「伝統―」 **―さくもつ【―作物】** 収穫後、多くの製造・加工工程を経た後に利用される作物。綿・麻・茶・たばこなど。 **―ひん【―品】** 実用になって、しかも芸術の要素を備えた生活用品。美感を満足させる生活道具。 **ごう・けい【合計】** 《名・他サ》二つ以上の数量を加え合わせること。また、その総量。類語 合算。総計。 **こう・けいき【好景気】** 金銭・物資の動きが活発で経済状態がよくなること。好況。対 不景気。 **こうげき【攻撃】** 《名・他サ》 ●〔積極的に〕敵を攻めうつこと。また、試合・競技などで相手を攻めること。対 守備。●〔相手の不正・誤りなどを〕非難すること。「野党が与党を―する」 類語 論難。論詰。 **こう‐けち【纐纈】** 「絞り染め」に同じ。こうけつ。 **こう‐けつ【膏血】** 〔文〕《人間の脂と血の意から》苦労して得た利益。 > **――を絞・る** 《句》人が苦労して得たものを権力などで取りあげる。重税を課して取りたてる。 **こう‐けつ【高潔】** 《形動》精神が気高く清らかなようす。潔白なようす。「―な人格」 **ごうけつ【豪傑】** ●力が強く武芸にすぐれた、きもっ玉のすわった人。「―笑い」 ●[俗]一風変わった行動を大胆にやってのける人。 **こう‐けつあつ【高血圧】** 安静にしていても、血圧が異常に高い症状。高血圧症。血圧亢進症。 **こう・けん【公権】** 〔法〕公法上で決められた、国家または個人がもつ権利。国家の納税義務を履行させる権利や、個人の参政権などがある。対 私権。 **こう・けん【効験】** 結果として現れるききめ。よいしるし。こうげん。「―あらたか」 **こう・けん【後件】** 後記の箇条。後述の事項・物件。対 前件。 **こうけん【後見】** 《名・他サ》●主君・主人などが幼少のとき、うしろだてとなって補佐すること(人)。●《名・他サ》〔法〕親権者のいない未成年者や、精神上の障害によって判断能力を欠く人(=成年被後見人)を保護し、財産の管理などを行うこと。また、その制度。 [参考]一九九九年の民法改正によって、従来の禁治産者制度は、後見の制度に改められた。●〔能・歌舞伎などで〕舞台に出て役者の衣装の乱れを直したり早変わりの手助けをしたりする人。黒子{くろご}など。 **こう・けん【貢献】** 《名・自サ》《貢ぎ物を差し上げる意から)ある物事や社会のために、力をつくし役に立つこと。「世界平和に―する」 類語 寄与。 **―ど【―度】** ある物事や社会のために、役に立つ度合い。「―が高い」 **こうけん【高見】** 〔文〕●すぐれた意見・識見。類語 卓見。●相手の意見を尊敬していう語。「御―をうけたまわる」 **こうげん【光源】** 光を発するみなもと。 **こうげん【公言】** 《名・他サ》公衆の面前で堂々と言うこと。「―してはばからない」 **こうげん【巧言】** 〔文〕たくみに言い回すこと。また、口先だけのことば。四字「―令色」 類語 甘言。 **こうげん【広原・曠原】** 〔文〕広々とした野原。 **こうげん【広言】** 《名・他サ》〔文〕無責任なことをあたりはばからずに言う・こと(ことば)。「―をはく」 <481> **こうげん【後言】** ●《名・他サ》終わったあとであれこれ言う・こと(ことば)。●かげぐち。 **こうげん【抗原・抗元】** 体の中にはいると抗体を作らせ、免疫を成立させる物質。免疫原。 **こうげん【抗言】** 《名・他サ》相手にさからって言う・こと(ことば)。 **こうげん【荒原】** 荒れはてた野原。あらの。あれの。 **こうげん【高原】** 標高の高い平原。「妙高― (新潟)」 **こうげん【高言】** 《名・他サ》うぬぼれて大きなことを言う・こと(ことば)。「自ら天才と―する」 類語 大言。豪語。 **ごう・けん【剛健】** 《名・形動》心や体が強くてたくましいこと。四字「質実―」 **ごう・けん【合憲】** 〔法律・命令などが〕憲法の規定や精神に合っていること。「―の判決がくだる」 対 違憲。 **こうげん‐がく【考現学】** 現在の社会現象を研究し、現代という時代を考える学問。モデルノロジー。 [語源]「考古学」をもじってできたことば。 **こうけん‐てき【後験的】** 《形動》「アポステリオリ」に同じ。対 先験的。 **こうげんびょう【膠原病】** 人体の骨・関節などをつなぐ結合組織の中の膠原繊維に異常が起こる病気。全身の発熱、免疫の異常、関節痛、筋肉痛などの症状を伴う。原因不明の難病とされる。 **こうげん‐れいしょく【巧言令色】** 〔文〕ことばをたくみにかざったり、顔つきをやわらげてうまくとりつくろうこと。 [語源]「巧言令色少なし仁〈論語・学而〉」から。 **こう・こ【公庫】** 国の資金で融資する政府の金融機関。 **こう・こ【好個】** 〈「―の」の形で〉ちょうどよい。てごろな。「―の研究材料」 類語 うってつけ。格好。 **こう・こ【好古】** 〔文〕昔の事物・習慣などを好むこと。「―の趣味」 **こうこ【後顧】** 〔文〕●後ろをかえりみること。あとのこと。 **―の・うれい【―の憂い】** 《連語》あとあとの心配。「―なく出発する」 **こう‐こ【曠古】** 〔文〕《古い例をむなしくする意から》前例のないこと。「―の偉業」 類語 未曽有{みぞう}。 **こう‐こ【江湖】** 〔文〕●世の中。世間(の人々)。「―の批評に待つ」 ●中国にある「長江(=揚子江)と洞庭湖」の意から。 **こう‐こ【香香】** (「こうこう」の下の「う」が脱落したもの)→こうこう(香香)。 **こう‐ご【交互】** 〈「―に」の形で〉交替にするようす。かわるがわる。また、二つの物事が互い違いになっているようす。「―に意見を述べる」 **こう‐ご【口語】** ●話すときに使われることば。口頭語。話しことば。また、これをもとにした書きことばをも合わせていうことがある。●話しことばに使われる言語体系。「―体」「―文」 対 ①②文語。 **こう‐ご【向後・嚮後】** 〔文〕いまから後。これから先。以後。今後。 **ごう‐ご【豪語】** 《名・他サ》自信たっぷりに大きなことを言う・こと(ことば)。類語 大言。高言。 **こう‐こう【航行】** 《名・自サ》〔船舶や航空機が〕航路に従って進むこと。類語 航海。 **こうこう【鉱坑】** 鉱物を採掘するためにほった穴。 **こうこう【香香】** 香の物。おしんこ。漬け物。こうこ。 **こうこう【高校】** 「高等学校」の略。 **こう・こう【劫劫】** 《形動》長い時間をかけるようす。また、夜が更けるようすを表す擬態語。「夜は―と更けまする〈中原中也・サーカス〉」 [参考]「ごうごう」とも読む。 **こう‐こう【杲杲】** 《形動》〔文〕太陽が明るく輝くようす。また、日光が明るくさしているようす。 **こう‐こう【煌煌】** 《形動》〔文〕〔強い光が〕きらきらと輝くようす。[コロ]「―と輝く電灯」 類語 明々。 **こう‐こう【口腔】** 消化管の最先端部で、口から喉{のど}までの空間。消化器官の一部をなすとともに、発声器の一部ともなる。 [参考]医学では「こうくう」という。 **こう‐こう【坑口】** 〔鉱山などの〕坑道の入り口。 **こう‐こう【孝行】** 《名・形動・自サ》●子が親につくすこと。親孝行。対 不孝。●ある人につくすこと。「女房―」 類語 孝養。 > **――のしたい時分に親は無し** 《句》親が元気なうちは自分のことにかまけて親孝行ができず、暮らしが落ち着いて親孝行をしようと思うころには、亡くなっているものだ。 **こう‐こう【後攻】** 《名・自サ》〔スポーツの試合などで〕後から攻める・こと(チーム)。あとぜめ。対 先攻。 **こうこう【港口】** 港の出入り口。 **こうこう【皇考】** 〔文〕亡くなった先代の天皇。 **こう‐こう【硬膏】** 常温ではかたいが、体温に接すると粘着性が出る膏薬。対 軟膏。 **こうこう【膏肓】** 〔文〕体の最も奥深い部分で、治療がおよばないところ。句「病―に入る」 [参考]「膏」は胸の下の部分、「肓」は胸部と腹部の間のうすい膜。俗に誤読から「こうもう」とも。ウ病膏肓に入る。 **こうこう【皓皓・皎皎】** 《形動》〔文〕●〔月光が〕白く明るいようす。[コロ]「月が―と照る」 類語 明々。●むなしく広がったようす。「―たる不毛の原野」 **こう‐こう【耿耿】** 《形動》〔文〕●光が明らかなようす。きらきらと光るようす。●気にかかることがあって、気持ちが落ち着かないようす。 **こう‐ごう【交合】** 《名・自サ》〔文〕男女の肉体的なまじわり。性交。媾合。 **こうごう【咬合】** 上下の歯のかみ合わせ。 **こうごう【媾合】** 《名・自サ》〔文〕「交合」に同じ。 **こう‐ごう【校合】** 《名・他サ》→きょうごう(校合) **こう‐ごう【皇后】** 天皇・皇帝の正妻。きさき。 **こう‐ごう【香合・香盒】** 香を入れる、蓋つきの小さな容器。類語 香箱。 **ごう‐こう【毫光】** 仏の眉間にある白毫{びゃくごう}から四方にさす光。 **ごうごう【轟轟】** 《形動》ひどく大きな物音がとどろきひびくようす。「―たる爆音」 類語 轟然。 **ごうごう【囂囂】** 《形動》多くの意見・非難などを、やかましく言いたてるようす。「―たる非難を浴びる」 四字「喧々―」 類語 囂然。 <482> **こうこうかい【硬口蓋】** 上あごの前半分にあるかたい骨質の部分。対 軟口蓋。 **こうごう・し・い【神神しい】** 《形》(「かみがみしい」の音便)神が宿っているような感じである。尊くておごそかである。「―・い御来光」 **こうこうせい【向光性】** 「向日性」に同じ。対 背光性。 **こうごうせい【光合成】** 緑色植物が光のエネルギーを用いて、二酸化炭素と水分からでんぷん・糖などの有機化合物を合成すること。炭酸同化作用の一形式。 **こうこうや【好好爺】** 円満で人のよいおじいさん。 **こうこがく【考古学】** 遺跡や遺物に基づいて古い時代の人間の生活・文化などを研究する学問。 **こう‐こく【公告】** 《名・他サ》国・公共団体・官庁などが広告・掲示などによって、広く一般大衆に知らせること(もの)。「官報に―する」 類語 告示。 **こう‐こく【公国】** (dukedom)元首を「公」と呼ぶヨーロッパの小国。モナコ・ルクセンブルクなど。 **こう‐こく【広告】** 《名・他サ》●世の中に広く告げ知らせること。特に、商品や興行物などについて広く知らせること(もの)。「―を出す」「新聞―」 類語 宣伝。 [類義語の使い分け] > **広告塔** ●看板などの広告を掲げるための建造物。●企業や団体などの宣伝の役割を負う有名人。 [類義語の使い分け「広告・宣伝」] > **[広告・宣伝]** タレントを起用して広告(宣伝)する > **[広告]** 雑誌に新製品の広告を載せる/新聞に求人広告を出す/誇大広告と批評される/広告塔 > **[宣伝]** 選挙の宣伝カーが走り回る/宣伝びらをまく/尾ひれを付けて宣伝して回る/宣伝効果抜群 **こう‐こく【抗告】** 《名・自サ》〔法〕裁判所または行政官庁の決定・命令に対する不服を、それより上級の裁判所・官庁に申し立てること。また、その手続き。 **こう‐こく【皇国】** 〔文〕(天皇がおさめる国の意)日本。すめらみくに。 **こうこく【興国】** ●国をおこすこと。対 亡国。●国の勢いを盛んにすること。また、勢いの盛んな国。「―の基を固める」 **こう‐こく【鴻鵠】** 〔文〕●大きな鳥。大形の鳥。●大人物。対 ②燕雀{えんじゃく}。 > **――のこころざし【―の志】** 大人物の志、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。 [語源]「燕雀{えんじゃく}いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや〈史記・陳渉〉」の略。 **ごうこく【号哭】** 《名・自サ》大声で泣き叫ぶこと。号泣。 **こう‐こつ【硬骨・鯁骨】** ●かたい性質の骨。「―魚類」 対 軟骨。②《名・形動》〔権力などに屈しない〕強い意志や信念をもっていること。「―の人」「―漢」 **こう‐こつ【恍惚】** 《名・形動》●心をうばわれて、うっとりするようす。「名曲に―とする」 類語 陶酔。●意識がはっきりしないようす。 **こうこつもじ【甲骨文字】** 古代中国の象形文字。カメの甲や動物の骨などに刻まれ、占卜(=占い)の記録をとどめたもの。殷墟{いんきょ}文字。甲骨文。 **こう‐こん【黄昏】** 〔文〕たそがれ。夕暮れ。 **ごう・コン【合コン】** 〔俗〕「合同コンパ」の略。異なる学校・職場などの男女が集まってする懇親会。 **こう・さ【交差・交叉】** 《名・自サ》二つ以上の線状のものが十文字に交わること。「道路が―する」 **―てん【―点】** 鉄道・道路などが十文字に交わっている所。類語 四つ辻。十字路。 **こう・さ【公差】** ●〔数〕等差数列でとなりあう二項の差。●貨幣・度量衡器・工業製品などで、規定の重さ・大きさに対して、公式に許容された誤差の範囲。 **こう・さ【考査】** ●《名・他サ》〔人の性質・能力などを〕考え調べること。「人物―」 ●学校で、生徒の学力・能力などを調べ評価するための試験。「期末―」 **こう・さ【較差】** 最高と最低、最大と最小などの差。「一日の気温の―」 [参考]「かくさ」は慣用読み。 **こう・さ【黄砂・黄沙】** ●黄色の砂。●〔気〕春先に中国北部で、黄土がふき上げられて空をおおう現象。 **こう‐ざ【講座】** ●大学で、講義する学科に教授・助教授を配し、教授事項を分担したもの(組織)。●講座①の形式をまねた啓蒙的な講習会。また、その形式をもった出版物・放送番組。「近代文学―」 **こう‐ざ【高座】** 寄席などで、芸を演じるために客席より一段高く設けた場所。 **こうさい【交際】** 《名・自サ》人とつきあうこと。「―が広い」「―費」 類語 交遊。 **―か【―家】** 交際がじょうずで、つきあいの範囲の広い人。 **こうさい【光彩】** 〔文〕あざやかに輝く、きらびやかな光。[コロ]「―を放つ」 四字「―陸離」 **こうさい【公債】** ●国・地方公共団体・政府関係機関などの借り入れ。公的債務。●国債・地方債の総称。 **こうさい【虹彩】** 眼球の瞳孔をとりまく円盤状の膜。筋肉の働きによって伸縮し、入ってくる光の量を調節する。 [参考]俗に「黒目」と呼ばれる部分。 **こうさい【鉱滓】** (「こうし」の慣用読み)鉱石を製錬するとき、表面にうかぶ滓。鍰{からみ}。スラグ。 **こうさい【高裁】** 「高等裁判所」の略。 **こうさい【功罪】** 〔文〕功績と罪過。手柄と罪。また、一つの物事のよい面と悪い面。 > **――相半ば・する** 《句》良い面と悪い面とが半々で、よいとも悪いともいえない。功罪半ばする。 **こうざい【絞罪】** 〔文〕絞首刑。しばり首。 **こうざい【鋼材】** 板・棒・管に加工した鋼鉄。建築・機械などの基礎材料になる。 **ごうさい【合祭】** 「合祀{ごうし}」に同じ。 **ごうざい【合剤】** 水に溶解または混和した薬物。 **こうざいしっそく【高材疾足】** 才能がすぐれていて、敏腕である・こと(人)。 **こうさいりくり【光彩陸離】** 《形動》〔文〕●美しい光が入り乱れているようす。●物事が(輝かしく)すばらしいようす。「―たる功績」 **こうざいりょう【好材料】** ●ちょうど都合のよい材料。●相場を上げる原因となる条件。 **こう‐ざ【口座】** ●帳簿で、資産・負債の増減や損益などを項目別に書き入れるところ。勘定口座。●「振替口座」の略。郵便振替のために設ける口座。●金融機関の「預金口座」の略。[コロ]「―を開く」 **こうさく【交錯】** 《名・自サ》〔いくつかのものが複雑に〕入り交じること。「期待と不安が―する」 類語 錯雑。 **こう‐さく【工作】** 《名・他サ》〔材料を切ったりけずったりして〕物をこしらえること。また、それを学ぶ小学校の教科。●ある目的のために、他に対して前もって働きかけること。「和平―」「裏面―」 <483> **―きかい【―機械】** おもに金属を切ったりけずったりみがいたりする機械の総称。旋盤・フライス盤など。 **こう・さく【耕作】** 《名・他サ》田畑をたがやして作物を栽培すること。類語 農作。農耕。 **こう・さく【鋼索】** 鋼鉄の針金をよりあわせて作った綱。ワイヤロープ。 [参考]ロープウエーなどに用いる。 **こう・さく【高作】** 〔文〕相手の作品を尊敬していう語。お作。「御―を拝読いたしました」 **こう・さつ【絞殺】** 《名・他サ》首をしめて殺すこと。類語 絞首。扼殺。 **こう・さつ【考察】** 《名・他サ》物事の道理・本質などを、調べて考えること。[コロ]「新説に―を加える」 **こう・さつ【高察】** 〔文〕相手の推察を尊敬していう語。賢察。お察し。「御―の如く」 **こう・さつ【高札】** ●昔、禁令や重罪人の罪状などを書いて、人目につく所に掲示した板。高札場{こうさつば}。 [参考]江戸時代に多く用いられた。類語 制札。禁札。●入札の中で、いちばん価格の高い札。●〔文〕相手の手紙を尊敬していう語。 **こう・ざつ【交雑】** ●《名・自サ》〔いろいろな種類が〕入り交じること。●《名・他サ》ちがった種類の生物を結合させて雑種を作ること。類語 交配。 **ごう・ざらし【業曝し・業晒し】** ●前世でおかした悪業の報いとして、現世で恥をさらす・こと(人)。●意地の悪い人や冷酷な人などをののしっていう語。恥さらし。「この―め」=ごうさらし。 **こう・さん【公算】** ある状態になるだろうという見込み。[コロ]「成功の―が大きい」 類語 可能性。 **こうさん【恒産】** 〔文〕安定した財産や一定した職業(収入)。 > **――無き者は恒心無し** 《句》一定の財産や収入・職業のない者は、心も正しく安定しない。〈孟子・梁王上〉 **こう‐さん【鉱産】** 鉱業による生産(物)。 **こうさん【降参】** 《名・自サ》●戦争や争いに負けて敵に従うこと。類語 降服。投降。●どうにも方法がなく困りきること。「水不足には―する」 **こう‐ざん【鉱山】** (有用な)鉱物を産し、それをほりだす設備のある山。 **こう‐ざん【高山】** 高い山。「―植物」 類語 高峰。 **―びょう【―病】** 高い山に登った時などに、気圧の低下や酸素の欠乏によって起こる病気。はきけ・耳なり・頭痛などの症状があらわれる。山岳病。 **こうし【光子】** 〔理〕光の粒子。光量子。フォトン。 **こう・し【公使】** 特命全権公使・弁理公使・代理公使の総称。特に、「特命全権公使」の略称。 **こう‐し【公司】** 〔中国の〕会社。コンス。 **こうし【公子】** 〔文〕貴族の男の子。貴公子。 **こう‐し【公私】** おおやけの生活に関したことと、自分の生活だけに関したこと。公事と私事。「―にわたりお世話になりました」「―混同」 **こう‐し【厚志】** 〔文〕てあついこころざし。親切な気持ち。〔相手の好意に対し感謝の気持ちを示すときに使う〕「御―かたじけなく存じます」 類語 厚情。厚意。 **こう‐し【嚆矢】** 〔文〕●かぶら矢。●ある物事のはじめ。「この技術の導入は当社をもって―とする」 類語 濫觴{らんしょう}。権輿{けんよ}。 [語源]昔、中国でかぶら矢を射て開戦の合図としたことから。 **こう‐し【孝子】** 〔文〕〔その親に対して〕孝行な子。 [参考]女性の場合、特に「孝女」ということもある。 **こう‐し【後嗣】** 〔文〕あとつぎ。世継ぎ。また、子孫。 **こうし【後肢】** 〔文〕〔動物の〕あとあし。対 前肢。 **こう‐し【格子】** ●細い木をすきまをあけて縦横に組み合わせたもの。建具として、窓・出入り口などに取りつける。●「格子戸」の略。格子に作った戸。●「格子縞{ごうしじま}」の略。縦横の線が碁盤の目のように交差している縞もよう。 **―づくり【―造り】** 家の建て方の一つ。表の窓や戸に格子を取りつける。 **こう・し【皇嗣】** 〔文〕皇位継承の第一順位の人。天皇の世継ぎ。類語 皇太子。 **こう・し【皓歯】** 〔文〕白く美しい歯。四字「明眸{めいぼう}―」 **こう・し【紅紫】** 〔文〕くれないと、むらさき。●さまざまの美しい色。 **こう・し【考試】** 学力・資格を検査し、及第落第・採否を判定すること。試験。「司法修習生―」 **こう・し【行使】** 《名・他サ》権力・権利などを、実際に使うこと。「武力―」「実力―」 **こう・し【講師】** ●講演・講義をする人。●〔大学・高等学校などで〕正規の教員の補助として嘱託をうけて授業をする教師。「非常勤―」 [参考]講師に。 **こうし【鉱滓】** →こうさい(鉱滓)。 **こう・し【高士】** 〔文〕●人格の高潔な人。また、志が高くて世俗に追従しない人。●社会的な名誉・地位をきらって、山林などにかくれ住む人。隠君子。 **こうし【高師】** 「高等師範学校」の略称。旧制度で、師範学校・中学校・高等女学校の教員を養成するための専門学校。 **こう‐じ【公事】** ●おおやけの仕事。公務。●公共に関する事柄。対 ②私事。 [注意]「くじ」と読むと別語。 **こう‐じ【公示】** 《名・他サ》〔選挙期日・決定事項などを〕おおやけの機関が一般の人々に広く知らせる・こと(内容)。「投票日を―する」 [参考]国政選挙の場合は「公示」、国政選挙でも補欠選挙の場合は「告示」を用いる。ウ告示。 **こう‐じ【好事】** 〔文〕●めでたく、よろこばしいこと。●よい行い。類語 善行。対 ①悪事。 [注意]「こうず」と読むと別語。 > **――魔多し** 《句》よいことやめでたいことには、じゃまがはいりやすい。 > **――門を出でず** 《句》よい行いというものはなかなか世間に知られないものである。 [語源]「好事門を出でず、悪事千里を行く〈北夢瑣言〉」から。 **こう‐じ【好字】** 〔人・物などの名前をつけるときに好まれる〕めでたい文字。縁起のよい文字。 **こう‐じ【好餌】** 〔文〕(うまいえさの意から)●人を引きつけてうまくさそいこむ手段。「―をもってさそい出す」 ●欲望の対象として犠牲にされやすいもの。「悪人の―となる」 類語 えじき。 **こう‐じ【小路】** (「こみち」の転)〔両側を家に囲まれた〕幅のせまい道。「袋―(=先が行きどまりになっているせまい道)」 [参考]他の語について街路や区画をあらわす固有名詞をつくる。「武者―」「狸―」 **こう‐じ【工事】** 《名・自サ》土木・建築などの仕事(作業)。「地下鉄―の現場」「土木―」 <484> **こう‐じ【後事】** 〔文〕〔その人が去った〕のちに生じてくること。特に、死後のこと。ロロ「妻に―を託す」 **こう‐じ【柑子】** ●「カラタチバナ」の別称。●「コウジミカン」の略。ミカンの一品種。実は小さく、皮がうすくて酸味が強い。●ミカン。 **こうじ【硬磁】** 高温で焼きあげた硬質の磁器。 **こう‐じ【講師】** ●宮中などで行われる歌会・歌合わせのとき、歌を読みあげる役の人。●法会場の時に経文を講じる僧。 [参考]講師に。 **こう‐じ【高次】** ●程度が高いこと。●〔数〕次数が高いこと。「―方程式」 [参考]ふつう三次以上をいう。対 ②低次。 **こうじ【麹・糀】** 米・麦・大豆などを蒸し、それにこうじ菌を繁殖させたもの。これをもとにして、酒・みそ・しょうゆ・甘酒などを作る。 **ごう・し【合祀】** 《名・他サ》〔文〕二柱以上の神・霊を一つの神社に合わせ祭ること。合祭。 **ごう・し【合資】** 《名・自サ》資本を出し合うこと。 **―がいしゃ【―会社】** 無限責任社員と有限責任社員とで組織された会社。前者が事業を経営し、後者は資本を提供する。 **ごう・し【郷士】** 農村に土着し、平時は農耕に従事した武士。また、農民で武士の待遇を受けていた者。 **こうじ・かび【麹黴】** 「こうじきん」に同じ。 **こう・しき【公式】** ●おおやけに決められている方式・形式。「―に通達する」「―の場」 類語 正式。対 非公式。●〔数〕一般法則を数学上の記号で表した式。たとえば、(a + b)² = a² + 2ab + b² など。 **―しゅぎ【―主義】** 現実に即して処理せずに、公式どおりに処理しようとする考え方。 **―せん【―戦】** 公式の試合。正式に決められた日程に従って行う試合。 **―てき【―的】** 《形動》何事に対しても公式をあてはめて処理しようとするようす。 **こう・しき【硬式】** 野球・テニスなどでかたいボールを使う競技の方式。「―野球」 対 軟式。 **こう‐じき【高直】** 《名・形動》値が高いこと。また、高い値段。〔古風な言い方〕 類語 高価。 **こうじ・きん【麹菌】** 子囊菌類に属するかびの一種。でんぷんを糖化し、たんぱく質を分解する。こうじを作るのに利用する。こうじかび。 **こうしけつ・しょう【高脂血症】** 血液中のコレステロールや中性脂肪が過多である病気。 [参考]現在は「脂質異常症」という。 **こう‐しせい【高姿勢】** 相手を頭からおさえつけるような強い態度。「―に出る」 対 低姿勢。 **こう・しつ【後室】** (家の後方にある部屋の意から)身分の高い人の未亡人。 **こうしつ【皇室】** 天皇およびその一族。類語 王室。 **―てんぱん【―典範】** 皇位の継承など、皇室に関する事項を規定した法律。 **こうしつ【硬質】** 〔ふつうのものより〕質がかたいこと。「―ガラス」 対 軟質。 **こうしつ【膠漆】** にかわと、うるし。〔きわめて親しい間柄のたとえに用いる〕 > **――のまじわり【―の交わり】** 《句》固く結びついて、容易なことでは離れない交友関係のたとえ。厚い友情のたとえ。 [語源]にかわやうるしでくっつけたような間柄の意から。〈史記・蔡沢伝〉 **こうしつ【膠質】** 〔文〕「コロイド」に同じ。 **こうしつ【高湿】** 湿度が高いこと。類語 多湿。 **こう‐じつ【口実】** 〔自分の行いなどを〕正当化する言い訳の材料(ことば)。「―を設ける」「―を与える」 **こう‐じつ【好日】** ●平穏であったり天気がよかったりして気持ちのよい日。●充実していて、人生に満足を得られる日々。句「日々是{これ}―」 **こう‐じつ【狎昵】** 〔文〕なれ親しむこと。なれなれしくすること。「業者との―は深くいましめる」 **こうじつ・せい【向日性】** 植物が日光のくる方向にのびる性質。向光性。対 背日性。 **こうじつ・びきゅう【曠日弥久】** 〔文〕むだに日を費やして、物事が長びくこと。 **こうじ・ばな【麴花】** ●蒸した米にこうじ菌が繁殖して淡黄色になったもの。●「ハハコグサ」の別称。 **こう・しゃ【公舎】** 〔国・地方公共団体が所有する〕公務員の宿舎。「知事―」 類語 官舎。 **こう・しゃ【公社】** ●国が資金の全額を出して作り、公共のための事業を行う企業体。 [参考]民営化以前の日本国有鉄道(現JR)・日本専売公社(現JT)・日本電信電話公社(現NTT)など。●地方公共団体が財政援助をする、公共のための企業体。 **こう・しゃ【巧者】** 《名・形動》物事に手慣れていて、たくみなこと(人)。「試合―」 類語 巧手。 **こう・しゃ【後者】** 〔文〕●後に続いて来るもの。「志を―に託す」 ●二つ取り上げたもののうちの後のもの。対 ①②前者。 **こう・しゃ【後車】** 〔二台続いて走っている車の〕後の車。 > **――は前車の覆るは―の戒め** 対 前車。 **こうしゃ【校舎】** 学校の建物。 **こう・しゃ【講社】** 講{こう}を中心とする団体。講。 **こう・しゃ【降車】** 《名・自サ》車からおりること。「―口」 類語 下車。対 乗車。 **ごう・しゃ【豪奢】** 《名・形動》とてもぜいたくで、はでなこと。「―な大邸宅」 類語 豪華。 **ごう・しゃ【郷社】** もと、神社の格の一つ。府県社の下、村社の上。 **こう・しゃく【侯爵】** もと、爵位の一つ。五等爵(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち第二の位。侯。 **こう・しゃく【公爵】** もと、爵位の一つ。五等爵(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち第一の位。公。 **こう・しゃく【講釈】** 《名・他サ》●文章や語句の意味を説明してきかせること。「論語の―」 ●《名・他サ》もったいぶって説明すること。また、その説明。「えらそうに―を並べたてる」 ●「講談」に同じ。句「―師見てきたような嘘をつき」 **こう‐しゃさい【公社債】** ●公債・社債の総称。●公社で発行する債券。 **こうしゃ‐ほう【高射砲】** 航空機を射撃するための砲身の長い大砲の称。高角砲。仰角が大きい。 **こう・しゅ【好守】** 〔球技などで〕よく守ること。上手な守備。好守備。「―好打の応酬」 対 拙守。 **こう・しゅ【工手】** 鉄道・電気などの工事に従事する人。「土木―」 **こう・しゅ【巧手・好手】** ●〔文〕たくみな技。また、たくみな人。「弓の―」 類語 巧者。●囲碁・将棋などで、うまい打ち方。うまい手。[コロ]「名人戦で―を打つ」 [表記]②は、ふつう「好手」と書く。 **こう‐しゅ【拱手】** 《名・自サ》(「きょうしゅ」の慣用読み)→きょうしゅ(拱手)。 **こう・しゅ【攻守】** 攻めることと守ること。 > **――所を変・える** 《句》これまで守り手にいた者が攻め手に、攻め手にいた者が守り手にまわる。互いの立場がそれまでと反対になる。 <485> **こう・しゅ【甲種】** ●甲の種類。第一等のもの(種類)。●「甲種合格」の略。旧軍隊の徴兵検査で、甲・乙・丙の三段階のうちの第一級で合格すること。 **こう・しゅ【絞首】** 首をしめること。首をしめて殺すこと。「―刑」 類語 絞殺。 **こう・しゅ【耕種】** 〔文〕田畑を耕し、作物を作ること。 **こう・じゅ【口受】** 《名・他サ》直接その人の口から聞き、教えを受けること。口授{こうじゅ}。〔古風なことば〕 **こう・じゅ【口授】** 《名・他サ》口で述べて教えをさずけること。口授{こうじゅ}。〔古風なことば〕 類語 口伝。 **ごう・しゅ【強酒・豪酒】** 《名・形動》酒に強く、酒を多量に飲む・こと(人)。酒豪。「―家」 **こう・しゅう【公衆】** 〔国民として互いに連帯意識をもった〕社会一般の人々。「―の面前」「―便所」 **―えいせい【―衛生】** 保健機関や社会の組織的な活動によって多くの人々の健康の保持・増進をはかり、病気を予防すること。 **―どうとく【―道徳】** 社会生活を行ううえで、一人一人が守らなければならない道徳。 **こう・しゅう【口臭】** 口の中から出る悪臭。 **こう・しゅう【甲州】** 「甲斐の国」の唐風の呼び名。 **こう・しゅう【講習】** 《名・他サ》一定期間を限って学問・技芸などを教え指導すること。「―会」 **こう・じゅう【講中】** ●頼母子講{たのもしこう}にはいっている人々。●神仏に参詣するための団体にはいっている人々。=講衆{こうしゅ}。 [表記]現代仮名遣いでは「こうぢゅう」も許容。 **ごう・しゅう【豪州・濠洲】** オーストラリア。 **こう・しゅうは【高周波】** 比較的高い周波数。また、周波数の高い電波・電流。対 低周波。 **こう・じゅく【紅熟】** 《名・自サ》果実などが真っ赤に熟すこと。「―したリンゴ」 **こう‐じゅく【黄熟】** 《名・自サ》果実などが黄色く熟すこと。おうじゅく。「―したミカン」 **こう・じゅつ【公述】** 《名・他サ》〔公聴会などの〕おおやけの席で意見を述べること。 **―にん【―人】** 公聴会で、学識経験者・利害関係者などの立場から意見を述べる人。 **こう‐じゅつ【口述】** 《名・他サ》〔文字で記述する事柄を〕直接口で述べること。「―試験」 **―ひっき【―筆記】** 《名・他サ》他の人が口で述べることを、そのまま書き記すこと。 **こう‐じゅつ【後述】** 《名・他サ》〔ある演説・論文などの〕後の部分で述べること。後で述べてある事柄。「―のように・・・」 対 前述。 **こうじゅ‐ほうしょう【紅綬褒章】** 自身の危険をかえりみずに人命を救助した者に与えられる褒章。リボンの色は紅色。 [参考]褒章。 **こう‐しゅん【高峻】** 《名・形動》〔文〕●山が高く険しいこと。●人格が気高くすぐれていること。 **こう‐じゅん【公準】** 証明はできないが、学問上・実践上、原理として承認されている根本命題。 **こう‐しょ【公署】** 〔市役所・町村役場など〕地方公共団体の事務をとる役所。類語 官署。 **こう‐しょ【向暑】** 〔文〕暑い季節に向かうこと。〔手紙で時候の挨拶などに使う〕 [連]「―の砌{みぎり}」 対 向寒。 **こう‐しょ【講書】** 《名・自他サ》〔文〕〔貴人のために〕書物を講義すること。「御―始め」 **こう‐しよ【高所】** ●見通しのきく高い場所。「―恐怖症」 類語 高み。●〔物事を考えるときの〕高い立場。高い見地。「大所に―から物を考える」 **こう‐しょ【高書】** 〔文〕他人の手紙・著書などを尊敬していう語。「御―拝見いたしました」 **ごう・しょ【劫初】** 〔仏〕この世のはじめ。対 劫末。 **こう‐じょ【公序】** 社会一般の人が守らなければならない秩序。公共の秩序。 **こう‐じょ【孝女】** 親孝行な娘。 **こう‐じょ【控除・扣除】** 《名・他サ》〔計算の対象からある金額を〕差し引くこと。「扶養―」「印税から一割を―する」 **こう‐じょ【皇女】** 天皇の娘。対 皇子。 **こう‐じょ【高女】** 「高等女学校」の略。旧制度で、尋常小学校の課程を終了した女子に、さらに高度な普通教育をほどこすための学校。 **こう‐しょう【口誦】** 《名・他サ》〔文〕〔文章などを〕声を出して読んだり口ずさんだりすること。 **こう‐しょう【咬傷】** 動物にかまれてできた傷。 **こう‐しょう【哄笑】** 《名・自サ》〔文〕一斉に大口をあけて笑うこと。大きな声でどっと笑うこと。 **こう‐しょう【好尚】** 〔文〕●好み。嗜好。「上品な―」 ●はやり。流行。「時代の―に合わせる」 **こう‐しょう【工匠】** ●〔大工や職人などのように〕工作を職業とする人。〔古風な言い方〕 ●〔文〕工作物の意匠。デザイン。 **こう‐しょう【工廠】** 兵器・弾薬などの軍需品を製造する工場。 [参考]旧陸海軍に直属した。 **こう‐しょう【校章】** 学校の記章。 **こう‐しょう【考証】** 《名・他サ》古い物事について、文献・事物などを調べて実証し、説明・解釈すること。「元禄期の風俗を―する」「時代―」 **こう‐しょう【行賞】** 〔おさめた手柄に対し〕賞を与えること。 [参考]論功行賞。 **こうしょう【鉱床】** 地殻中で、有用鉱物がかたまって集まっている場所。「ウランの―」 **こう‐しょう【高唱】** 《名・他サ》〔文〕〔詩などを〕声高らかにうたうこと。また、〔万歳などを〕声高らかにとどなえること。類語 高歌。高吟。対 低唱。 **こう‐しょう【高笑】** 《名・自サ"》〔文〕たかわらい。 **こう‐しょう【高尚】** 《形動》俗っぽくなく、精神的に程度が高く上品なようす。「―な趣味」 対 低俗。 **こう‐じょう【交情】** ●親しみの気持ち。また、友達としての親しい交際。「ほのぼのとした―」「―を深める」「―を結ぶ」 類語 交誼。●男女が情をかわすこと。情交。 **こう‐じょう【厚情】** 心からの親切。あついなさけ。〔相手の厚意に対して使う〕「御―をたまわる」 類語 厚意。厚志。厚誼。 <486> **こう‐じょう【口上】** ●口で言う、型どおりの挨拶。「お祝いの―を述べる」 ●興行物で、俳優の襲名披露や興行番組の子細を述べること。「真打ち昇進の―」 **―しょ【―書】** 外交文書の形式の一つ。相手国との協議の記録や相手国への問題提起などを、口述するかわりに筆記したという形にしたもの。 **こう・じょう【向上】** 《名・自サ》現在よりもよい方に発展すること。「生活が―する」 類語 進歩。前進。対 低下。 **―しん【―心】** 今よりもさらに程度の高いものを目指そうとする前向きな心。「旺盛な―」「―を失う」 **こう‐じょう【工場】** 〔機械などを設備し〕物の製造・加工・修理などをする施設。こうば。 **こう‐じょう【恒常】** 一定していて変わらないこと。「明るさの―」 **―せい【―性】** 生体がその生理機能を常に一定に保とうとする性質。 **―てき【―的】** 《形動》常に変わらず一定しているようす。「―な財政難」 **こう‐じょう【膠状】** 〔文〕にかわのように半透明で粘り気のある状態。にかわ状。 **こう‐じょう【荒城】** 〔文〕あれはてた城。 **ごう・しょう【号鐘】** 〔文〕合図に鳴らす鐘。 **ごう・しょう【豪商】** 財力をもち、手広く商売をしている商人。大商人。 **ごう・じょう【強情・剛情】** 《名・形動》意地をはって自分の考えや行動をどこまでも押し通そうとすること。「―な子供だ」「―をはる」 類語 頑固。 **こうじょうせん【甲状腺】** のどの前下部、気管上部の左右にある、馬蹄に似た形の内分泌腺。心身の発育・新陳代謝に必要なホルモンを分泌する。 **こう‐しょく【交織】** 種類の異なる二種以上の糸をまぜて織ること。また、その織物。まぜおり。類語 混紡。 **こうしょく【公職】** 国や地方公共団体などの職務。おおやけの職務。[コロ]「―につく」 **―せんきょ‐ほう【―選挙法】** 国会議員、地方公共団体の長・議員の選挙について定めた法律。一九五〇年制定。 **こう‐しょく【好色】** 《名・形動》異性との(みだらな)情事を好むこと。いろごのみ。 **こうしょく【紅色】** べに色。くれない色。赤い色。 **こうしょく【黄色】** 〔文〕きいろい色。黄色い。 **ごうじょっぱり【強情っ張り】** 《名・形動》〔人の言うことに従わないなど〕意地を張ってがんこな・こと(人)。意地っ張り。 **こうじょ‐りょうぞく【公序良俗】** 公共の秩序と善良な風俗。「―に反する行為」 **こう・じる【困じる】** 《自上一》こまる。苦しむ。なやむ。困ずる。「思案に―・じる」 **こう・じる【高じる・嵩じる・昂じる】** 《自上一》〔ある気持ち・病状などの程度が〕激しくなる。ひどくなる。高ずる。「持病が―・じる」「わがままが―・じる」[コロ]「趣味が―・じる」 **こう・じる【講じる】** 《他上一》●学問や書物などについて説明する。講義する。「英文学を―・じる」 ●適当な方法・処置を考えて行う。[コロ]「対策を―・じる」 ●敵と和解する。 [表記]③は「構じる」とも書く。=講ずる。 **こうしん【亢進・昂進】** 《名・自サ》●ある気持ち・病勢などが、高ぶりすすむこと。「食欲―」 ●〔物価などが〕高くなっていくこと。「インフレがさらに―する」 [表記]①は「亢進」、②は「昂進」と書くことが多い。「高進」で代用することもある。 **こうしん【交信】** 《名・他サ》無線などで通信をとりかわすこと。 **こうしん【功臣】** 国家や主君に対し、手柄を立てた臣下。「―に報いる」 類語 忠臣。 **こう‐しん【口唇】** 〔文〕〔人間の〕くちびる。 **こう‐しん【孝心】** 孝行をしようという心。「―深い」 **こうしん【庚申】** 干支の一つ。かのえさる。 **―づか【―塚】** 庚申待ちの祭神を祭った塚。多く、青面金剛と三猿の像を石に刻み、道端に立てた。 **―まち【―待ち】** 庚申の夜、仏教では帝釈天または青面金剛を、神道では猿田彦命を祭って夜を明かす祭事。庚申会。 **こう・しん【後身】** (生まれ変わった身の意から)発展・改革して、境遇や組織などがすっかり変わった後のもの。「この大学は旧制高等学校の―だ」 対 前身。 **こうしん【後進】** ●〔あるものの〕後から進んでくる・こと(もの)。また、その人。「―に道をゆずる」「―を激励する」 類語 後人。後輩。対 先進。●《名・自サ》〔車などが〕後へ進むこと。対 前進。 **―こく【―国】** 「開発途上国」の旧称。対 先進国。 **―てき【―的】** 《形動》〔進歩・発達が〕ほかよりも遅れているようす。「文化財の保護に関して―な国々」 **こう・しん【恒心】** 〔文〕つねに正しさを失わない、しっかりした心。句「恒産無き者は―無し〈孟子・梁恵王上〉」 **こうしん【更新】** 《名・他サ》●新しく改まること。また、新しく改めること。「記録を―する」 類語 改新。刷新。●[法]契約の存続期間が満了する際に、当事者の合意によってさらに契約期間を延長すること。 **こう・しん【紅唇】** 〔文〕赤いくちびる。また、美人の(べにをつけた)くちびる。同 朱唇。 **こうしん【行進】** 《名・自サ》〔大勢の人や乗り物などが〕隊をつくって進むこと。「入場―」 **―きょく【―曲】** 行進に適した楽曲。行進のためにつくられた楽曲。ふつう、二分の二拍子、あるいは四分の二拍子。マーチ。 **こうしん【降神】** 祈禱やまじないによって、神霊を招くこと。かみおろし。 **―じゅつ【―術】** 〔祈禱やまじないによって〕神霊を招くこと。かみおろし。 **こうじん【公人】** 公職についている人。「知事が―として発言する」 対 私人。 **こう‐じん【巷塵】** 〔文〕俗世間の汚れ。俗塵。 **こう‐じん【幸甚】** 《名・形動》〔文〕非常にありがたく幸せに思うこと。〔相手の行為などに感謝するときに使う〕「御承諾くださり―に存じます」 **こう‐じん【後人】** 〔文〕後の人。後世の人。「伝統芸能を―に伝える」 類語 後進。対 先人。前人。 <487> **こう‐じん【後塵】** 〔文〕●人や車馬の走った後にたつ土けむり。 > **――を拝・する** 《句》●地位・権力のある人をあおぎ敬服する。また、うらやましく思う。●人に一歩をゆずる。人に先んじられる。類語 風下に立つ。 **こう‐じん【後陣】** 〔戦いで〕後方にある陣地。後方にひかえた軍勢。後陣。対 先陣。 **こう‐じん【荒神】** ●「三宝荒神」の略。●かまどの神。 [参考]三宝荒神と混同して、火を防ぐ神、また、農業の神として祭る。●かげにいて人を保護する者。 **こう‐じん【行人】** 〔文〕●道を歩いて行く人。●旅人。類語 過客。遊子。 **こう‐じん【黄塵】** ●空が黄色に見えるほどの激しい土けむり。四字「―万丈」 ●世間のわずらわしい俗事。俗塵。[コロ]「―にまみれる」 **こうしん‐じょ【興信所】** 依頼に応じて、ある人物や企業の内部事情などを秘密に調査・報告する機関。 **こう・しんせい【更新世】** 地質時代区分の一つ。新生代第四紀前半の氷河時代。今から一七〇万~一万年ぐらい前の期間。人類が出現した時期。洪積世。 **こう‐じんぶつ【好人物】** 人柄がおだやかで、気だてのいい人。「夫婦そろって―だ」 類語 お人よし。 **こうしん・りょう【香辛料】** 料理によい香りや辛みをつける植物性の調味料。からし・こしょう・にっけい・さんしょうなど。スパイス。 **こうしんりょく【向心力】** 「求心力」に同じ。 **こうしん・ろく【興信録】** ある人・会社・商店などの信用程度を明らかにするため、その資産・営業状態などを調査し紹介した書物。 **こう・ず【公図】** 土地登記簿につける、地名・面積などを示す地図。登記所が作成・保管する。 **こう・ず【好事】** 変わった物事を好むこと。 [注意]「こうじ」と読むと別語。 **―か【―家】** ●ものずきな人。●風流なことを好む人。 [注意]「こうじか」は誤読。 **こう‐ず【構図】** ●芸術作品を制作するとき、主題・材料などの効果があがるように考えた配置。●物事の全体の仕組み(姿)。「未来社会の―」 **こう・すい【硬水】** カルシウム塩類・マグネシウム塩類を多くふくんだ水。石鹸の泡立ちが悪く、洗濯には適さない。対 軟水。 **こう・すい【鉱水】** 鉱物質や鉱毒をふくむ水。 **こう・すい【降水】** 〔雨・雪などとして〕地上へ降った水。 **―かくりつ【―確率】** ある時間内に、ある地域に雨などが一㍉以上降る確率。 **―りょう【―量】** 降水の量。そのたまった高さをミリメートルで表す。 **こう・すい【香水】** 化粧品の一つ。よいにおいの香料をアルコールにとかした液体。肌や衣服につける。 **こう‐ずい【洪水】** ●川の水があふれ、家屋・田畑などが水びたしになること。類語 大水。氾濫。●一度に多くのものが出ていっぱいになること。「自動車の―」 **こう‐ずい【香水】** ●仏具などを清めたり体に注ぎかけたりするために、種々の香りをまぜて作った水。●仏前に供える水。 [注意]「こうすい」と読むと別語。 **ごう・すう【号数】** 〔大きさ・順番などの〕番号を表す数。号を表す数。「雑誌の発行―」「―活字」 **こうずけ【上野】** (「かみつけ」の転)旧国名の一つ。今の群馬県。上州。 **こう・する【抗する】** 《自サ変》〔文〕あるものに反対して、さからう。抵抗する。「官憲の弾圧に―・する」 **こう・する【航する】** 《自サ変》〔文〕船・航空機で行く。航行する。「内海を―・する汽船」 **こう・ずる【困ずる】** 《自サ変》→困じる。 **こう・ずる【薨ずる】** 《自サ変》〔文〕〔皇族・三位以上の人が〕死ぬ。薨去する。 **こう・ずる【高ずる・嵩ずる・昂ずる】** 《自サ変》→高じる。 **こう・ずる【講ずる】** 《他サ変》→講じる。 **ごう・する【号する】** 《他サ変》●〔価値・力などをほこって〕言いふらす。「世界一と―・する巨船」 ●雅号をつける。号として用いる。「芭蕉と―・する」 **こうせい【公正】** 《名・形動》公平で正しいこと。「―な取り引き」 対 不公正。 **―しょうしょ【―証書】** 公証人の作成した、民事上の法律行為・権利などに関する証書。 **―とりひき・いいんかい【―取引委員会】** 内閣府の外局の一つ。企業の私的な独占や不当な取り引きを排除する役目をもつ行政委員会。公取委。 **こうせい【厚生】** 健康を増進し、生活を豊かにすること。「―施設」 > **使い分け「コウセイ」** > **厚生** 〔「厚」はゆたかにする意。健康を増進し生活を豊かにする〕厚生労働省・福利厚生施設・厚生年金 > **更生** 〔「更」はあらためる、新しくする意。もとの正常な状態にもどる。不用のものを再生する〕会社更生法・前非を悔い更生する・自力更生・古着を更生する > **公正** 〔公平で正しい〕公正な判断・不公正・公正証書・公正取引委員会 > **更正** 〔税額などの誤りをあらため正しくする〕更正決定・更正予算・登記事項を更正する > [参考]「更生」には生き返る意もあり、「甦生」の慣用読み「ソセイ」を同じように用いる(生死の境から更生/甦生する)が、「ソセイ」では「蘇生」が、「コウセイ」では「更生」が一般的。 **―ねんきん【―年金】** 給与所得者が老齢・病気・けがなどで働けなくなったり、死亡・退職したりしたときに支給される年金。 **―ろうどう・しょう【―労働省】** 社会福祉・社会保険・公衆衛生、および労働者の福祉・職業の確保などに関する事務をあつかう国の行政機関。 **こう‐せい【向性】** ●性格が外向的であるか内向的であるかという傾向。●固着生活をする生物の器官が外部からの刺激によって一定方向に曲がる性質。植物では「屈性」という。 **こう‐せい【好晴】** 〔文〕晴れわたっている空。快晴。 **こう‐せい【後世】** 〔その人が死んだ〕後にくる時代。後の世。「―に名を残す」 同 末代。類語 後代。 **こう‐せい【後生】** 〔文〕●後に生まれてくる人。後代の人。対 先生。●自分より後から学ぶ人。類語 後輩。後進。 [注意]「ごしょう」と読むと別語。 > **――畏るべし** 《句》自分より若い人は努力しだいですぐれた人物になる可能性があるから、おそれつつしむ気持ちであつかうべきだ。〈論語・子罕〉 **こう‐せい【恒星】** 〔天〕天球上でほとんど互いの位置を変えず、それ自身で光と熱を発する星。太陽は恒星の一つ。対 惑星。 **こう・せい【攻勢】** 〔戦い・試合などで〕積極的にせめる態勢。[コロ]「―に転じる」[コロ]「―をかける」 対 守勢。 <488> **こう・せい【曠世】** 〔文〕〔すぐれて〕世にまれなこと。「―の才」 類語 希代。 **こう・せい【更正】** 《名・他サ》誤りを改め、正しくすること。類語 訂正。修正。→前ページの使い分け **―けってい【―決定】** 納税者が所得を実際より少なく申告したり、全く申告しなかったりしたとき、税務署が正しい申告額を訂正または決定して納税者に示すこと。 **こう・せい【更生】** ●《名・自サ》生きかえること。蘇生。 [表記]「甦生」とも書く。●《名・自サ》〔精神や性格が〕もとの正常な状態にもどること。「悪の道から―する」「―施設」 類語 再起。●《名・他サ》役にたたなくなったものに手を加えて再び使えるようにすること。「古い洋服を―する」 類語 再生。→前ページ使い分け **こう・せい【校正】** 《名・他サ》●文字・文章の誤りを正すこと。特に、校正刷りと原稿を比べ合わせて、文字の誤り・不備などを正すこと。類語 校閲。 **―ずり【―刷り】** 校正のために仮に刷った印刷物。ゲラ刷り。ゲラ。 **こう・せい【構成】** 《名・他サ》〔いくつかの要素・部分を〕あるまとまったものに組み立てること。また、組み立てられたもの。「全体の―を考える」 類語 構造。組成。 **ごう・せい【剛性】** 〔理〕外力に対して物体がもとの形を保とうとする性質。 **ごう・せい【合成】** 《名・他サ》●二つ以上のものをいっしょにして、一つのものを作ること。「―写真」 ●〔理〕元素から化合物を作ること。また、簡単な化合物から複雑な化合物を作ること。 **―ご【―語】** 複合語。 **―しゅ【―酒】** 醸造によらず、アルコールに清酒や洋酒の味・香りなどをつけてつくった酒。ふつう、合成清酒をさす。 **―じゅし【―樹脂】** プラスチック。 **―せんい【―繊維】** 石油・石炭・カーバイドなどを原料とし、化学的に合成して作った繊維。ナイロン・ビニロン・テトロンなど。合繊。 **ごう・せい【豪勢】** 《形動》大変ぜいたくで素晴らしいようす。「―なディナー」 類語 豪華。 **こうせいぶっしつ【抗生物質】** カビや細菌などの微生物が合成する抗菌作用のある物質。ペニシリン・ストレプトマイシン・クロロマイセチンなど。抗生剤。 **こうせいしんやく【向精神薬】** 精神機能に影響を与える薬物の総称。鎮静剤・睡眠剤・幻覚剤など。 **こうせき【光跡】** 光って動いているものを・見た(写した)ときに、目や画面に映る光のすじ。「星の―」 **こう・せき【功績】** すぐれた働き。手柄。[コロ]「医学の進歩に―を残す」 類語 いさお。功労。勲功。 [注意]「功積」は誤り。 **こう‐じき【口跡】** 〔文〕ものの言い方。特に、歌舞伎役者のせりふの言い方。こわね。「―のよい役者」 **こう・せき【航跡】** 船が通った後にできる、波や泡のすじ。みお。 **こうせき【鉱石】** 有用な金属を多くふくむ鉱物。 **こうせき・うん【高積雲】** 中層雲の一つ。大きく丸みのある雲のかたまり。高さ二~八㌔の所に浮かぶ。むら雲。ひつじ雲。 **こうせき・せい【洪積世】** 「更新世」の旧称。 **こうせつ【交接】** 《名・自サ》〔文〕性交すること。 **こう・せつ【公設】** 〔機関・施設などが〕国や公共団体の設立・運営であること。「―市場」 対 私設。 **こう・せつ【巧拙】** じょうずなことと、へたなこと。じょうずへた。「作品の―は問わない」 **こう・せつ【巷説】** 〔文〕町なかの評判。世間のうわさ。巷談。「―にまどわされる」 **こう・せつ【後節】** 〔文章・詩などを前後に分けたときの〕あとの節。対 前節。 **こう・せつ【講説】** 《名・他サ》〔文〕〔教義などを〕説き明かす・こと(講義)。「仏典の―をきく」 **こうせつ【降雪】** 雪が降ること。また、降った雪。「一メートルの―」「―量」 類語 積雪。 **こう・せつ【高説】** ●すぐれた説。●〔文〕他人の説を尊敬していう語。「御―を拝聴する」 **こう‐ぜつ【口舌】** 〔文〕(口先だけの)ことば。口のわざわい。 **―の・と【―の徒】** 《連語》口先だけが達者で実行力が伴わない人。 **ごう・せつ【豪雪】** 被害を与えるような大雪。「―地帯」 **こうせん【交戦】** 《名・自サ》戦いをまじえること。互いに戦争をすること。「―国」 **こうせん【光線】** 光のすじ。光。「一条の―」「太陽―」「可視―」 類語 光芒。 **こうせん【公選】** 《名・他サ》公共の職務につく者を一般住民の投票によって選挙すること。「知事―」 **こう‐せん【口銭】** 売買の仲介をした手数料。コミッション。「一割の―をとる」 **こう‐せん【好戦】** 戦争が好きなこと。すぐに武力にうったえようとすること。「―的な政治家」 対 厭戦。 **こうせん【工船】** 漁獲物を海上ですぐに缶詰め・魚油などに加工する設備をもった船。「かに―」 **こうせん【工銭】** 仕事の手間賃。工賃。〔古風な言い方〕「わずかな―をかせぐ」 **こうせん【抗戦】** 《名・自サ》敵に抵抗して戦うこと。「徹底―をさけぶ」 **こうせん【鉱泉】** 鉱物性物質を多くふくむ泉。 [参考]摂氏二五度以下を冷泉、それ以上を温泉と呼び、特に前者をさしていうことが多い。 **こう‐せん【鋼線】** 鋼鉄製のはりがね。 **こう‐せん【鋼船】** 鋼鉄を主材料としてつくった船。 **こう‐せん【香煎】** ●穀類をいって粉にしたもの。白湯に入れて飲む。こがし。●「麦こがし」の別称。 **こう‐せん【高専】** 「高等専門学校」の略称。 **こう‐ぜん【黄泉】** 〔文〕《地下の泉の意》人が死後に行くという世界。よみじ。類語 あの世。冥土。冥界。 > **――の客とな・る** 《句》死ぬ。 **こう‐ぜん【公然】** 《副・形動》かくさず、おおっぴらであるようす。 **―の・ひみつ【―の秘密】** 《連語》表向きは秘密であるのに、すでに広く知られていること。 **こうぜん【昂然】** 《形動》自信にみちて、意気の盛んなようす。「―と胸を張る」 **こうぜん【曠然】** 《形動》〔文〕広々としたようす。 **こうぜん【浩然】** 《形動》〔文〕心が広くゆったりしているようす。 **―のき【―の気】** 《連語》●天地にはじない剛健の精神。●おおらかで、のびのびした気持ち。「―を養う」 **ごう‐せん【合繊】** 「合成繊維」の略。 **ごう‐ぜん【傲然】** 《形動》おごりたかぶって、人を見下げるようす。「―と構える」 類語 傲慢。尊大。 <489> **ごう・ぜん【囂然】** 《形動》いろいろな物音がしてやかましいようす。「―たる店内」 類語 囂々。 **ごう・ぜん【轟然】** 《形動》〔急に〕大きな音がとどろきひびくようす。「―たる汽笛」 類語 轟々。 **こう‐そ【公租】** おおやけの目的のために課せられる税金。国税・地方税の総称。「―公課」 **こう‐そ【公訴】** 《名・他サ》検察官が、刑事事件について調べた事実に基づいて裁判所に起訴状を提出し、刑の適用を求めること。 **こう‐そ【控訴】** 《名・自サ》第一審の判決に不満なとき、上級裁判所に裁判の再審を要求すること。 **こう‐そ【皇祖】** 天皇の先祖。 [参考]天照大神または神武天皇、また、天照大神から神武天皇までの代々の神・天皇をさす。類語 皇宗。 **こう‐そ【皇祚】** 〔文〕天皇の位。皇位。宝祚。 > **――を践・む** 《句》皇位につく。践祚する。 **こう・そ【酵素】** 生物の体内で作られ、体内に起こる化学変化の触媒作用をするたんぱく質。ペプシン・リパーゼ・カタラーゼなど。 **こう‐そ【高祖】** ●〔文〕四代前の祖先。祖父母の祖父母。●〔文〕遠い祖先。●中国で、王朝をはじめた天子。「漢の―劉邦」 ●ある宗派をひらいた高僧。 **こうぞ【楮】** クワ科の落葉低木。山地に自生する。樹皮は和紙の原料。 **こう・そう【好走】** 《名・自サ》〔野球などで〕適切なときにうまく走ること。「―して盗塁を決める」 **こう・そう【後送】** 《名・他サ》〔戦場などで〕前線から後方に送ること。「戦傷者を―する」 ●後から送ること。おくれて送ること。「残りの原稿は―する」 **こう・そう【抗争】** 《名・自サ》〔武力や腕力に対し〕手向かい争うこと。「資源をめぐるムラ同士の―」 **こう・そう【構想】** 《名・他サ》ある物事の、全体の内容や実現する方法などについて考えをめぐらしまとめること。また、その考え。「小説の―を練る」 **こう‐そふ【高祖父】** 祖父母の祖父。 **こう‐そぼ【高祖母】** 祖父母の祖母。 **こう‐そん【公孫】** 〔文〕●王侯の孫。●貴族の血筋・子孫。 **こうそんじゅ【公孫樹】** (孫の代に実がなるという意から)「イチョウ」の別称。 **こう‐そう【航送】** 《名・他サ》〔文〕〔荷物などを〕船・航空機によって輸送すること。 **こう‐そう【訌争】** 〔文〕内部の者が互いに争うこと。うちわもめ。内紛。 **こう‐そう【鉱層】** おもに海底や湖底で、水中の鉱物成分が沈殿してできた層状の鉱床。成層鉱床。 **こう‐そう【降霜】** 霜がおりること。また、おりた霜。 **こう‐そう【香草】** よい香り、また独特な香りのする草。ハーブ。 **こう‐そう【高僧】** ●修行を積み、知徳のすぐれた僧。高徳の僧。類語 名僧。●位の高い僧。 **こう‐そう【高層】** ●空の非常に高い所。類語 高空。●建物などが、層をなして積み重なり高くなったもの。「―ビル」 **―うん【―雲】** 灰色または薄墨色で、幕のように全天に広がる雲。二~七㌔ぐらいの高さに浮かぶ。おぼろ雲。 **こう‐そう【高燥】** 《名・形動》土地が高い所にあって、大気が乾燥していること。「―の地」 対 低湿。 **こう‐そう【広壮・宏壮】** 《形動》建物がひろびろとしてりっぱなようす。「―な邸宅」 類語 豪壮。 **こう・ぞう【構造】** 〔あるもの・組織などの〕全体を形づくっている仕組み。組み立て。「二重―」「―改革」類語 組成。 **―しき【―式】** 化学式の一つ。分子内の、原子の結合の様子を図で示した式。元素記号と化合の手を使って表す。 **―しゅぎ【―主義】** 〔哲〕考察される対象の構成要素や、それらの結びつきの規則性を探ることなどで、体系的秩序を発見しようとする哲学的な立場。二〇世紀後半の、特にフランスにおいて大きな影響力を持った。 **―てき【―的】** 《形動》〔建造物・組織などの〕構造にかかわるようす。構造上のことであるようす。「―な欠陥」 **ごう‐そう【豪壮】** 《形動》●力強くりっぱなようす。●建造物などの構えが大きくりっぱなようす。「―な劇場」 類語 広壮。 **ごう・そ【強訴・嗷訴】** 《名・自サ》〔手続きをふまず〕集団を組んで実力でうったえること。「代官に―する」 **こうそう‐るい【紅藻類】** 藻類の一つ。根・茎・葉の区別がはっきりせず、色は紅色系のものが多い。アサクサノリ・テングサなど。紅藻植物。 **こう‐そう【皇宗】** 天皇の代々の先祖。類語 皇祖。 **こう‐そく【拘束】** 《名・他サ》権力・規則などによって行動・意志の自由を制限すること。「身柄を―する」 類語 束縛。 **―じかん【―時間】** 労働者が出勤してから退社するまでの、休憩時間をふくむ労働時間。 [参考]実働時間。 **こう‐そく【校則】** 生徒が守るべき学校の規則。校規。「―に違反する服装」 類語 学則。 **こう‐そく【梗塞】** 《名・自サ》ふさがって通じないこと。「心筋―」「脳―」 類語 閉塞。 **こう‐そく【高足】** 〔文〕おもだった弟子。特にすぐれた弟子。高弟。「顔回は孔子の―」「―の士」 **こう‐そく【高速】** 速度がはやいこと。高速度。ハイスピード。「船が―で走る」 対 低速。 **―どうろ【―道路】** 高速で走れるようにつくった自動車専用道路。 **こう・ぞく【後続】** 《名・自サ》〔ある人・ものの〕後に続くこと。また、その人・もの。「―部隊」 **こう・ぞく【皇族】** 天皇の一族。皇后・太皇太后・皇太后・親王・親王妃・内親王などの総称。 **こう・ぞく【航続】** 船舶や航空機が、途中で燃料の補給をせず、航行を続けること。「―距離」 **ごう‐ぞく【豪族】** ある地方に土着し、大きな財力・権力をもってその地方に勢力をもつ一族。 **こう‐そくど【光速度】** 光の速度。真空中では一秒間に約三〇万㌔とされている。光速。 **こう‐そくど【高速度】** 速度が非常にはやいこと。高速。 **―こう【―鋼】** 〔理〕金属を高速度で切ったりけずったりする工作機械に使う特殊鋼。タングステン・クロム・モリブデン・コバルトなどをふくむ合金鋼で、耐熱性が強い。ハイスピードスチール。ハイス。 **―さつえい【―撮影】** 映画で、カメラの回転を一秒間五〇こま以上の速い速度にして撮影すること。 [参考]これを普通に映写すると、動きは実際よりゆっくり見える。 **こう‐そつ【高卒】** 「高等学校卒業」の略。高等学校を卒業している・こと(人)。 **こう‐そん【皇孫】** 〔文〕天皇の孫。また、天皇の子孫。類語 皇胤{こういん}。 **こう・そん【航走】** 《名・自サ》〔文〕船が水上を走ること。類語 航行。 <490> **こうたん‐むけい【荒誕無稽】** (「誕」「稽」はともにいつわりの意)〔文〕おおげさで根拠のないこと。 **こ・うた【小唄】** 江戸時代末期から明治時代初期にかけて端唄からおこった三味線伴奏の小歌曲。江戸小唄。句「引かれ者の―」 **こ・うた【小歌】** ●平安時代に民間で歌われた歌謡。今様など。対 大歌。●室町時代に民間で流行した短い歌謡。 **こう‐だ【好打・巧打】** 《名・他サ》〔野球・テニスなどで〕たまをうまく打つこと。 **こう・たい【交代・交替】** 《名・自サ》仕事・位置などをかわり合うこと。入れかわること。「選手が―する」 **こ・うたい【小謡】** 謡曲のなかから独吟に適するような短い一部分をぬき出して一曲としたもの。 **こう・たい【後退】** 《名・自サ》●後ろの方へさがること。あとずさり。対 前進。●力や勢いがおとろえて低い段階にさがること。また、悪い状態になること。「一位から八位に―した」 類語 退歩。衰退。 **こう・たい【抗体】** 動物の体が病原体におかされたとき、その体内でそれに抵抗して生じる物質。再び発病するのを防ぐ。免疫体。 **まつだい【後代】** 〔ある時より〕のちの世。「名を―に残す」 類語 後世。対 前代。先代。 **こう・だい【高台】** ●茶碗・皿などの底についている輪状の台。●高い建物。 ●《代名》〔文〕手紙文で、相手をさす尊敬語。貴台。 **こう・だい【広大・宏大】** 《形動》広くて大きなようす。対 狭小。 **こう・だい【洪大】** 《形動》〔文〕非常に大きいようす。「―な恵み」 **こう・だい【高大】** 《形動》〔文〕高く大きなようす。また、すぐれてりっぱなようす。「―な理想」 類語 高遠。 **ごう・たい【剛体】** 大きな力が作用しても体積や形が変わらない物体。 [参考]力学上で仮想する物体。 **こう・たいごう【皇太后】** 先帝の皇后。おおきさき。 [尊敬]大宮。 **こう・たいし【皇太子】** 将来皇位を受けつぐべき皇子。類語 東宮。ひつぎのみこ。 **こうだい‐むへん【広大無辺】** 《名・形動》果てしなく広くて大きいこと。「―の宇宙」 **こう・だか【甲高】** 《名・形動》●足の甲が高く出ていること。●〔履物で〕甲を高く作ったもの。 **こう・たく【光沢】** 〔物の表面に出る〕つややかな輝き。つや。「―のある布」 **こう‐だく【黄濁】** 《名・自サ》〔文〕〔水が〕黄色ににごること。 **こう・たつ【公達】** 政府や官庁から出す、おおやけの通知。たっし。 **こう・たつ【口達】** 《名・他サ》〔文〕〔通達・命令などを〕口頭で言いわたすこと。「命令を―する」 **ごう‐だつ【強奪】** 《名・他サ》暴力によって無理にうばうこと。「現金を―する」 類語 略奪。 **こうーたん【荒誕】** 《名・形動》(「誕」はいつわりの意)〔文〕おおげさで事実でないこと。類語 荒唐。 **こう・たん【降誕】** 《名・自サ》〔聖人・偉人などが〕生まれること。 **―え【―会】** ●四月八日に釈迦の誕生を記念する法会。灌仏会。●高僧・宗祖の誕生を記念する法会。 **―さい【―祭】** ●聖人・偉人などの誕生を記念して祝う祭り。●一二月二五日のキリストの誕生を祝う祭り。クリスマス。 **こう・だん【公団】** 公共的事業を行うための特殊法人の一つ。政府の出資と民間からの資金借り入れによって運営した。 [参考]現在はない。 **こう・だん【巷談】** 〔文〕世間のうわさ話。巷説。 **こう・だん【後段】** 〔文章などを前後に分けたときの〕後の部分。「くわしくは―に述べる」 対 前段。 **こう・だん【講壇】** 講演・講義などをするためにのぼる壇。〔大学の講義でしか通用せず、実際的でないの意で、揶揄的にも用いる〕「―批評家」 類語 演壇。 **こう・だん【講談】** 寄席演芸の一つ。軍記・武勇談・あだ討ちなどの話を独特な調子をつけておもしろく物語るもの。「―師」 [参考]古くは「講釈」といった。 **こう・だん【降壇】** 《名・自サ》〔演説・講義などを終わって〕壇上からおりること。対 昇壇。登壇。 **こう‐だん【高段】** 〔武道・将棋・囲碁などで〕高い段位。高段位。「―者」 対 低段。 **こう‐だん【高談】** ●《名・自サ"》無遠慮に大声で話すこと。●他人の談話の尊敬語。類語 高説。高話。 **ごう‐だん【強談】** 《名・自サ》〔おどしながら〕むりやりに話をつけようとすること。強談判。「―におよぶ」 **こう‐だんし【好男子】** ●顔立ちの美しい男性。美丈夫。美男子。●性格が明るくて気持ちのよい男性。類語 好漢。快男子。 **こう‐ち【公知】** 世間によく知られていること。周知。 **こう‐ち【巧知・巧智】** 〔物事に〕巧みでさといこと。 **こう‐ち【巧緻】** 《名・形動》〔細工などが〕非常にこまかくたくみなこと。[コロ]「―を極めた作品」 類語 精緻。 **こう‐ち【巧遅】** 〔文〕仕事は上手ではあるが、やり方がおそいこと。対 拙速。 > **――は拙速に如かず** 《句》仕事は、上手でおそいよりも下手でも速い方がよい。 **こう‐ち【拘置】** 《名・他サ》●人を捕らえて一定の場所にとどめておくこと。●〔法〕刑事被告人や死刑の言い渡しを受けたものを拘禁すること。 **―しょ【―所】** 〔法〕拘置②だけを取りあつかう法務省の施設。東京・大阪・名古屋など八か所にある。 **こうち【狡知・狡智】** 悪がしこいことに働く知恵。悪知恵。「―にたけた男」 類語 奸知。 **こうち【耕地】** 耕作して農作物を作る土地。 **こうち【高地】** 標高が高い土地。対 低地。 **こうち【碁打ち】** ●碁を打つ・こと(人)。また、碁の上手な人。●碁を打つことを職業にしている人。 **こうちく【構築】** 《名・他サ》組み立ててきずくこと。「城を―する」「理論の―」 類語 築造。 **こうちせい【向地性】** 発芽した植物の根が下方に向かってのびる性質。対 背地性。 **こうちゃ【紅茶】** 茶の一種。茶の若葉を発酵させて作る。湯を注ぐと紅褐色で香りのよい飲み物になる。 **こうちゃく【膠着】** 《名・自サ》●〔にかわでつけたように〕ねばりつくこと。類語 粘着。●物事がある状態のまま固定して動きのとれないこと。「予算審議は―状態になる」 **―ご【―語】** 言語の形態上の類型の一つ。単語(動詞・形容詞など)の語形変化(=活用)と、また、ある語にそれ自身は独立して使われない別の語(助辞・接辞など)をつけ、それらの働きによって、文法上の関係を示す言語。日本語・朝鮮語・モンゴル語・トルコ語など。 [参考]屈折語・孤立語・抱合語。 **ごうたん【剛胆・豪胆】** 《形動》肝っ玉が太く、物事に動じないようす。類語 剛腹。大胆。 <491> **こう‐ちゅう【口中】** 〔文〕口のなか。口内。 **こう‐ちゅう【校注・校註】** 古典などの文章を校訂し注釈を加えたもの。また、その注釈。「―万葉集」 **こう‐ちゅう【甲虫】** 甲虫目の昆虫の総称。コガネムシ・カミキリムシ・カブトムシなど種類が多い。かたい前ばねで膜質のはねや体を保護している。 **こう‐ちょ【高著】** 〔文〕他人の著書を尊敬していう語。「御―拝読いたしました」 **こう‐ちょう【候鳥】** 〔ツバメ・ガンなど〕季節によってすむ場所をかえる鳥。渡り鳥。対 留鳥。 **こう‐ちょう【校長】** 学校の最高責任者。学校長。 **こう‐ちょう【硬調】** ●取引市場で、相場が上がる傾向にあること。●写真の原板・印画で、黒白の対照がはっきりしていること。対 ①②軟調。 **こう‐ちょう【紅潮】** 《名・自サ》〔興奮や緊張で〕顔に赤みがさすこと。「頬が―する」 **こう‐ちょう【高潮】** ●満潮の頂点に達したもの。対 低潮。●《名・自サ》物事の勢いが高まり、激しくなること。「最―」 類語 絶頂。極点。 **こう‐ちょう【高調】** ●音の調子の高いこと。●《名・自サ》その場の気分や意気が高まること。「会は―のうちに幕を閉じた」 対 低調。 **こう‐ちょう【好調】** 《形動》思いどおりに調子よくいくようす。「―な売れ行き」 類語 快調。対 不調。 **こうちょう・かい【公聴会】** 国会で重要案件を議決する前に、それに利害関係をもつ人や中立者・学識経験者などに参考意見を聴く会合。 **こうちょう・どうぶつ【腔腸動物】** 刺胞動物と有櫛動物の総称。体は円筒形またはつぼ形の、下等な水中動物。ヒドラ・イソギンチャク・サンゴ・クラゲなど。 **こうちょう・りょく【抗張力】** 〔理〕材料が外部からのひっぱる力にたえられる最大の力。 **こう・ちょく【硬直】** 《名・自サ》〔体などが〕かたくなって、しなやかに曲がらないこと。また、こわばって柔軟性にとぼしくなること。「手足が―する」「財政の―化」 **ごう・ちょく【剛直】** 《形動》気性が強くて、曲がったことをしないようす。「―な人物」 **こう‐ちん【工賃】** 物を製作・加工する労力に対して職工や職人に支払われる賃金。工銭。 **ごう‐ちん【轟沈】** 《名・自他サ》艦船を砲撃・爆撃などによって短時間でしずめること。また、艦船が砲撃・爆撃を受けたり自爆したりしてしずむこと。 **こう‐つう【交通】** 《名・自サ》●人・乗り物などが道路を行き来すること。「―の便がいい」 類語 往来。人の行き来、物資の輸送、通信などの総称。「国際間の―」 **―きかん【―機関】** 船・航空機・鉄道・自動車・道路などの輸送機関と、郵便・電信・電話などの通信機関の総称。また、特に、乗り物。 **―じこ【―事故】** 交通機関の衝突・墜落・脱線など、交通に関する事故。 [参考]一般には道路上の事故をいう。 **―もう【―網】** 各種の交通機関が網の目のように広がり、通じていること。また、その交通機関の分布。 **ごう・つくばり【強突張り】** 《名・形動》ひどく強情で、我をはる・こと(人)。 [参考]「業突張り」と混同して使われ、また、人をののしる語としても使う。 **ごう・つくばり【業突張り】** 《名・形動》ひどく欲が深く意地きたない・こと(人)。 [参考]「強突張り」と混同して使われ、また、人をののしる語としても使う。 **こう‐つごう【好都合】** 《名・形動》〔条件や要求にかなっていて〕都合がいいこと。「いっしょに行ければ―だ」 **こう‐てい【公定】** 《名・他サ》政府などが公式に決めること。 **―かかく【―価格】** 経済統制のために政府が定める最高・最低または標準価格。 **―ぶあい【―歩合】** 国の中央銀行(=日本銀行)が金融機関に対して適用する、貸し出しの金利歩合。基準歩合。 **こう‐てい【公廷】** 公判のために開かれる法廷。 **こう‐てい【公邸】** 最高裁判所長官など高級公務員のための公務用の邸宅。類語 官邸。対 私邸。 **こう‐てい【孝弟・孝悌】** 〔文〕よく父母につかえ、兄弟の仲がよいこと。 **こうてい【工程】** 〔工場などで〕作業の進行する順序・過程。また、作業の進行程度。「製造―」「―表」 **こうてい【更訂】** 《名・他サ》〔本の内容などを〕あらため正すこと。類語 改訂。 **こうてい【校定】** 《名・他サ》書物の文章・文字などを比べ合わせ、文の意味を考えて本文を決定すること。 **こうてい【校庭】** 学校の庭や運動場。 **こう‐てい【校訂】** 《名・他サ》古典などの文章を他の伝本と比べ合わせ、正しいものにするために文字・文句などをなおすこと。類語 校合。校勘。 **こう‐てい【考訂】** 《名・他サ》〔文〕史料などを、考えて正しい形に直すこと。 **こう‐てい【皇帝】** 帝国の君主。エンペラー。 **こう‐てい【肯定】** 《名・他サ》〔ある物事・考え・説などを〕そのとおりであると認めること。「うわさを―する」 類語 首肯。対 否定。 **―てき【―的】** 《形動》そのとおりだと認めるようす。「現状を―に見る」 対 否定的。 **こう‐てい【航程】** ある船・飛行機の航行する距離。また、その過程。「五〇〇〇キロの―」 **こうてい【行程】** ●目的地までの道の長さ。みちのり。「五キロの―」 類語 道程。●〔旅行などの〕日程。「―表」 ●〔ピストンなどの〕往復距離。 **こう‐てい【高低】** 〔価値・位置・地位・音などの〕高いことと低いこと。たかひく。「―差」 類語 高下。 **こう‐てい【高弟】** 弟子のうちで特にすぐれた弟子。高足。「ソクラテスの―」 類語 一番弟子。 **こう‐でい【拘泥】** 《名・自サ》〔あることに〕気持ちがとらわれること。こだわること。「地位に―する」「勝ち負けに―する」 類語 頓着。 **ごう‐てい【豪邸】** りっぱな邸宅。大邸宅。 **こうてい・えき【口蹄疫】** 家畜の感染症の一つ。主に牛・豚・羊など、偶蹄目の動物に伝染する。口内粘膜や蹄の間などに水疱ができる。 **こう・てき【公的】** 《形動》社会一般に関係しているようす。おおやけであるようす。「―な立場」 対 私的。 **―ふじょ【―扶助】** 国・地方公共団体が生活困窮者の暮らしを助けること。 **こう‐てき【好適】** 《形動》ちょうどよく適しているようす。「住宅には―な立地条件」 **ごう‐てき【号笛】** 合図のためにふき鳴らす笛。 **こう‐てきしゅ【好敵手】** 〔勝負などで〕実力・勢力などがちょうど同じぐらいの、よい相手。ライバル。 **こう‐てつ【更迭】** 《名・自他サ》ある役・地位についている人を他の人に変えること。また、変わること。「外務大臣の―」 [注意]「こうそう」は誤読。 <492> **こう‐てつ【鋼鉄】** ●炭素を少しふくんだ弾力のあるかたい鉄。はがね。鋼。スチール。●ひどくかたいこと。非常に丈夫なこと。「―の意志」「―の肉体」 **こう・てん【交点】** 〔数〕二つ以上の線が互いに交わる点。 [参考]線と面の交わる場合にもいう。 ●〔天〕惑星や彗星などの軌道面が黄道面と交わる点。 **こう・てん【光点】** 光を発する点。 **こう・てん【公転】** 《名・自サ》〔天〕ある天体が他の天体のまわりを一定の周期で回ること。対 自転。 **こう‐てん【好天】** よい天気。好天気。「―にめぐまれる」 類語 晴天。対 悪天。 **こう・てん【好転】** 《名・自サ》〔悪い情勢・状態などが〕よい方に向かうこと。「景気が―する」 対 悪化。 **こうてん【後天】** 生まれてから後に身につけること。対 先天。 **―せい【―性】** 生まれてから後に身についたものであること。また、その性質や傾向。対 先天性。 **―せいめんえきふぜんしょうこうぐん【―性免疫不全症候群】** 「エイズ」に同じ。 **―てき【―的】** 《形動》●〔生まれつきでなく〕後になって身にそなわるようす。「―な性格」 ●「アポステリオリ」に同じ。対 ②先天的。 **こうてん【荒天】** 〔文〕雨風が激しい、あれた天候。悪天候。「―をついて出航する」 **こうでん【公電】** 官庁で出す公用の電報。 **こうでん【香典・香奠】** 死者の霊前に香の代わりに供える金銭。香料。「―を包む」 [参考]金銭・供物を包む上書きに用いる語には「御香料」「御霊前」「御仏前」などがある。 **―がえし【―返し】** 香典を受けた返礼として品物をおくること。また、その品物。 **こうでんかん【光電管】** 光の強弱を電流の強弱に変える真空管。電送写真・テレビジョンなどに利用。 **ごう・てんじょう【格天井】** 正方形の格子のように桟を組んで、その裏に板をはった天井。 **こう・でんち【光電池】** 光のエネルギーを電気エネルギーに変える装置。照度計・露出計などに利用。 **こうと【後図】** 〔文〕将来のことを考えて立てた計画・はかりごと。[コロ]「―をはかる」 **こう‐と【江都】** 〔文〕「江戸」の別称。 **こう‐と【狡兎】** 〔文〕すばしこいウサギ。 > **――死して走狗烹{に}らる** 《句》(ウサギが死ねば猟犬は不用となるので煮て食われるの意)敵国がほろびると軍事につくした功臣も無用視されて殺されることのたとえ。また、功績のあった人も、事が済んで不用になると除かれてしまうことのたとえ。〈史記・越王勾践世家〉 **こう‐ど【光度】** ●〔理〕発光体が出す光の強さ。単位はカンデラ(記号Cd)。類語 輝度。●〔天〕天体の明るさ。天体本来の明るさ(実視光度)と、地球上での見かけの明るさ(眼視光度)に分けられる。後者はふつう、等級で表す。 **こう‐ど【硬度】** ●物体のかたさの度合い。特に金属・鉱物についていう。●水にふくまれる、塩類の度合い。ふつう硬度一〇以下を軟水、二〇以上を硬水という。 **こう‐ど【耕土】** たがやして農作に利用できる土地。また、その土。作土。対 心土。 **こう・ど【荒土】** あれたままの土地。不毛の地。 **こう・ど【高度】** ●海水面からはかった(空間の)高さ。●地平線から天体までの角距離。●《名・形動》程度が高いこと。「―な技術」 類語 高級。高等。 **―せいちょう【―成長】** 経済力が目ざましくのびること。 **こう‐ど【黄土】** ●〔特に中国大陸に多い〕黄色の土。●〔文〕あの世。黄泉。よみの国。 **こうとう【光頭】** 〔光るほどに〕はげあがった頭。はげあたま。類語 禿頭。 **こう・とう【好投】** 《名・自サ》〔野球で相手に点を入れさせないように〕投手がうまく投球すること。 **こう・とう【後頭】** 頭の後ろの部分。「―部」 対 前頭。 **こう‐とう【皇統】** 〔文〕天皇の系統・血筋。 **こう‐とう【紅灯】** 〔文〕●赤い明かり。●ほおずきぢょうちん。 > **――のちまた【―の巷】** 《連語》〔文〕(はなやかな明かりのついた夜の街の意から)花柳界。また、歓楽街。「一夜―に遊ぶ」 **こう・とう【荒唐】** 《名・形動》〔文〕〔言説に〕とりとめがないこと。四字「―無稽」 類語 荒誕。 **こう・とう【高等】** 《名・形動》〔知能・等級・品位などの〕程度の高いこと。「―な教育」 類語 高級。高度。対 下等・中等。 **―がっこう【―学校】** 中学校を卒業した者に高等普通教育や専門教育をほどこす学校。高校。 **―けんさつちょう【―検察庁】** 高等裁判所に対する検察事項をあつかう官庁。高検。 **―さいばんしょ【―裁判所】** 地方裁判所の上、最高裁判所の下にある裁判所。高裁。 **―せんもんがっこう【―専門学校】** 科学技術者を養成する教育機関。中学卒業後入学し、修業年限は五年。高専。 **―べんむかん【―弁務官】** 被保護国・被占領国・従属国などに派遣され、特別な外交事務をあつかう国際機関の代表者。 **こうとう【高踏】** 〔文〕俗世間からはなれて自らを高く清らかに保つこと。 **―てき【―的】** 《形動》高踏の傾向があるようす。「―な文学」 **こうとう【高騰・昂騰】** 《名・自サ》物価が上がること。騰貴。「地価が―する」 対 低落。 **こう・どう【公道】** ●〔文〕世間一般に通用する道理。正しい道理。●一般の人が通る道。特に、国・地方公共団体などが作り、管理・維持する道路。対 私道。 **こう・どう【坑道】** 地下に作った通路。特に、鉱山で鉱石の運搬などのためにほった通路。 **こう・どう【行動】** 《名・自サ"》〔人間が意志をもって〕あることを行うこと。行い。「すぐ―に移す」「自由―」 類語 行為。 **―しゅぎ【―主義】** 刺激に対する反応として起こる行動から、人間の心理を客観的に観察しようとする立場(一派)。 **―はんけい【―半径】** ●車・船・航空機などが、燃料をいっぱいに使って往復できる、その片道の距離。●動き回る場所。行動の範囲。「―の広い人」 <493> **こう‐どう【講堂】** ●[仏]七堂伽藍の一つ。講義・説教などをするための建物。●学校などで、式・講演などを行うための大きな部屋・建物。 **こうどう【香道】** 香木をたいてその香りを楽しむ芸道。香。 **こう‐どう【高堂】** 〔文〕●高くて、りっぱな家。●相手の家やその家人を尊敬していう語。貴家。尊家。〔手紙文などで多く使う〕 **こう‐どう【黄道】** ●地球から見て太陽が運行するように見える見かけの軌道。●「黄道吉日」の略。 **―きちにち【―吉日】** 陰陽道で、何事を行うにもよいとされる日。黄道日。 **―じゅうにきゅう【―十二宮】** →十二宮 **こう‐どう【黄銅】** 「真鍮」の別称。おうどう。 **ごう・とう【強盗】** 暴力や脅迫によって他人の持ち物をうばう・こと(人)。 **ごう・とう【頭注】** ●書物の、本文の上部の空白部分。●本文の上部におさめた注。頭注。 **ごうとう【豪宕】** 《形動》〔文〕気持ちが大きく、小さなことにこだわらず大胆にふるまうようす。類語 豪放。 **こうとう‐むけい【荒唐無稽】** 《名・形動》〔言説に〕根拠がなく、でたらめなこと。「―な話」 **こう・とく【公徳】** 社会生活を行う上で守るべき道徳。公衆道徳。 **―しん【―心】** 公徳を重んじて守ろうとする精神。 **こう・とく【高徳】** すぐれて高い徳。「―の僧」 **こう・どく【講読】** 《名・他サ》書物を読んでその意味・内容などについて講義すること。また、その講義。「源氏物語―」 **こう・どく【購読】** 《名・他サ》新聞・雑誌・本などを買って読むこと。「文芸雑誌を―する」「―料」 **こう‐どく【鉱毒】** 鉱山や製錬所で、採掘や精製の際に出る水・ガスなどにふくまれる毒物。「―による公害」 **こう‐どくそ【抗毒素】** ある毒素が動物の体内にはいったとき、その毒素と結合して中和し、無毒にする物質。免疫血清中にふくまれる。 **こう‐とり・い【公取委】** 「公正取引委員会」の略。 **こう‐ない【口内】** 〔文〕口のなか。対 口外。 **―えん【―炎】** 口のなかの粘膜や歯肉などに起こる細菌性の炎症。 **こう‐ない【坑内】** 炭坑・鉱山の坑道のなか。対 坑外。 **こう‐ない【校内】** 学校のなか。「―放送」 対 校外。 **こう‐ない【構内】** 〔公共の〕建築物・施設などがある区域の中。囲いの中。「駅の―」 対 構外。 **こう‐ない【港内】** 防波堤・埠頭などで囲まれている、港のなか。対 港外。 **こうなご【小女子】** いかなご。 **こう‐なん【後難】** 後になって自分の身にふりかかる災難。「―を恐れる」 類語 後患。 **こう‐なん【硬軟】** ●かたいことと、やわらかいこと。●硬派と軟派。 **こう‐にち【抗日】** 日本に対する抵抗。「―運動」 **こう‐にゅう【購入】** 《名・他サ》買い入れること。「家具を―する」「―価格」 類語 購買。対 販売。 **こう・にん【公認】** 《名・他サ》国・官庁・団体などが正式に認めること。「党が―した候補者」「―記録」 **―かいけいし【―会計士】** 国家試験に合格して資格をもち、企業の財産目録・貸借対照表・損益計算書など財務書類の監査・証明をすることを職業とする人。会計士。 **こう・にん【後任】** 前の人にかわってその任務につく・こと(人)。「局長の―が決まる」 対 先任。前任。 **こう・にん【降任】** 《名・他サ》下級の任務・地位にさげること。降職。「部長から課長に―する」 対 昇任。 **こう・ねつ【光熱】** 灯火と燃料。 **―ひ【―費】** 調理・照明・冷暖房などに使う電気・ガス・灯油などの費用。 **こう・ねつ【高熱】** ●高い温度。「―で溶解する」 ●〔発熱した〕高い体温。[コロ]「―に浮かされる」 **こう・ねん【光年】** 《名・助数》天文学で使う距離の単位。一光年は光が一年間に進む距離で、約九兆四六〇五億㌔。 **こう・ねん【後年】** 〔あることがあって〕何年かを経た後。〔副詞的にも使う〕「―勉学にはげむようになった」 対 先年。前年。晚年。 **こう・ねん【行年】** 〔文〕〔死んだ人の〕この世に生きていた年数。享年。「―七五歳」 **こう・ねん【高年】** 年齢の高いこと。高齢。 **こうねん・き【更年期】** 人体が成熟期から老年期に移る時期。ふつう四五歳ごろから五五歳ぐらいまでで、体の働きにいろいろな変調をきたす。特に女性では月経が閉止する。 **―しょうがい【―障害】** 更年期に生じる心身の不調。 **こう‐のう【効能・功能】** よい結果。ききめ。「薬の―」 類語 効果。効用。 **―がき【―書き】** 薬などのききめを書き記したもの。類語 能書き。 **こう‐のう【後納】** 《名・他サ》代金・費用などを後で納めること。対 前納。 **こう‐のう【行嚢】** 「郵袋」の旧称。 **こう‐のう【貢納】** 《名・他サ》貢ぎ物を差し出すこと。 **ごう‐のう【豪農】** 多くの土地・財産をもち、その地方に勢力をもつ農家。類語 富農。大農。 **こう・の・とり【鸛】** コウノトリ科の鳥。大形で、体は白色、あしは赤い。特別天然記念物。 [参考]西欧で赤ん坊を運んでくると伝えられるコウノトリは、シュバシコウのこと。 **こう・の・もの【香の物】** 野菜をぬか・塩・みそ・酒かすなどにつけた食べ物。漬け物。(お)こうこ。(お)しんこ。 **ごう・の・もの【剛の者】** 力がすぐれ、強い者。勇ましい人。 [表記]「強の者」「豪の者」とも書く。 **こう‐は【光波】** 光の波動。 **こう‐は【硬派】** ●強く自分の意見を主張し、激しい行動に走る党派。●女性関係よりも粗野な格好・言動、暴力などを好む一派。●新聞・放送などで、政治・経済など、硬い内容の記事をあつかう記者・部門。対 ①~③軟派。 **こう‐ば【工場】** 「こうじょう」の古い言い方。比較的 小規模のものをさす。「町―」 **こう‐はい【交配】** 《名・他サ》雌雄二個体の間で人工的に受粉や受精を行うこと。類語 交雑。 <494> **―しゅ【―種】** 交配により新しく作り出された品種。 **こう‐はい【光背】** 仏像の後ろにたてて光明を表すかざり。後光。類語 光輪。 **こう‐はい【向背】** 〔文〕●従うことと、そむくこと。ロロ「―を明らかにする」 ●物事のようす。なりゆき。 **こう‐はい【好配】** ●〔文〕よい配偶者。よいつれあい。●株などの配当がよいこと。よい配当。 **こう‐はい【後背】** うしろ。背後。 **―ち【―地】** 一般に港のうしろにひかえ、産業・経済の上でその港と密接なつながりをもつ地域。ヒンターランド。 **こう‐はい【後輩】** 年齢・地位・経験年数などが下の人。また同じ学校・職場などで、後からはいった人。類語 後進。対 先輩。 **こう‐はい【興廃】** 《名・自サ》〔国家の勢いなどが〕盛んになることと、ほろびること。句「皇国の―この一戦にあり」 類語 盛衰。興亡。 **こう‐はい【荒廃】** 《名・自サ》●あれはてること。「大噴火で―した島」 ●うるおいを失い、なごやかな状態でなくなること。「―した家庭」「人心が―する」 **こう‐はい【降灰】** →こうかい(降灰)。 **こう‐はい【高配】** ●相手の配慮をいう尊敬語。「御―をたまわる」 ●率の高い配当。高配当。 **こう‐ばい【公売】** 《名・他サ》差し押さえたものなどを、せり・入札などの方法で一般に公開して売ること。 **こう‐ばい【勾配】** ●〔平面の〕かたむいている度合い。傾斜。「―の急な坂」 ●斜面。「―をすべりおりる」 **こう‐ばい【紅梅】** ●こい桃色の花をつける梅。●紅梅色。こい桃色。また、紅紫色。 **こう‐ばい【購買】** 《名・他サ》〔商品を〕買い入れること。買うこと。「―部」 類語 購入。 **―りょく【―力】** 商品やサービスを買うことのできる経済的な能力。 **こう・ばいすう【公倍数】** 〔数〕二つ以上の整数に共通の倍数。「最小―」 [参考]公約数。 **こう‐はく【厚薄】** 厚いことと、うすいこと。「愛情の―」 [参考]ふつう、物の厚さについては使わない。 **こう‐はく【紅白】** 赤と白。赤組と白組。「―の餅」 **こう‐はく【黄白】** 〔文〕金と銀。金銭。お金。 > **――を散・じる** 《句》大金を使う。 **こう‐ばく【荒漠】** 《形動》〔文〕土地があれはてて、さびしいす。 **こう‐ばく【広漠・宏漠】** 《形動》〔文〕非常に広く、はてしなく広がっているようす。「―たる平原」 **こう‐ばこ【香箱】** 香を入れる箱。類語 香合。 > **――を作・る** 《句》ネコが背をまるめてうずくまる。 [参考]香箱の形に似ているところから。 **こうばし・い【香ばしい・芳ばしい】** 《形》〔こんがりと焼けたような、または煎ったような〕よい香りがする感じだ。かんばしい。「―・いお茶」 図かうば・し《シク》。 **こう‐はつ【後発】** 《名・自サ》●おくれて出発すること。「―隊」 対 先発。●後から開発すること。「―の品」 **ごう‐ばつ【劫罰】** 〔キリスト教で〕限りなく長い年月の間受け続ける罰。 **こう・ばな【香花・香華】** 仏に供える香と花。こうげ。 **ごう・はら【業腹】** 《形動》しゃくにさわるようす。「あんなやつに先をこされるとは―だ」 **こう・はん【公判】** 公開の法廷で行う刑事裁判。 **こう・はん【孔版】** 〔文〕謄写版。「―印刷」 **こう・はん【後半】** 〔ある事柄を前後に分けたときの〕後の半分。「―戦」 対 前半。 **こう・はん【攪拌】** 《名・他サ》→かくはん(攪拌)。 **こう・はん【甲板】** 「かんぱん(甲板)」の船舶関係での呼び方。「―員」 **こう・はんい【広範囲】** 《名・形動》範囲が広いこと。広い範囲。広範。「被害が―にわたる」 **こう・はんせい【後半生】** 後半の人生。対 前半生。 **こう・はん【広範・広汎】** 《形動》〔力・勢いなどのおよぶ〕範囲が広いようす。広範囲。[コロ]「―におよぶ影響」 [表記]もとは多く「広汎」と書いた。 **こう‐ばん【交番】** ●《名・自サ》〔文〕交替で番に当たること。また、交替すること。「世代―」 ●要所に設けられた警官の詰め所。交番所。 [参考]派出所。 **こう‐ばん【鋼板】** 鋼鉄の板。鋼鉄板。 **こう‐ばん【降板】** 《名・自サ》〔野球で〕投手交替で、投手が投手板(=マウンド)から降りること。対 登板。 **ごう・はん【合板】** 厚さ約一㍉の単板(薄板)を何枚か繊維の方向が交差するように張り合わせた板。特に、ベニヤ板のこと。「プリント―」 **こう‐ひ【公妃】** 「公」の称号をもつ人の妻。 **こう‐ひ【公比】** 〔数〕等比数列で、ある項とその前の項との比。 **こう・ひ【公費】** 国・地方公共団体などで必要とする費用。「備品は―で購入する」 類語 公金。官費。対 私費。 **こう‐ひ【口碑】** 人々の口から口に伝えられて残っている話。古くからの言い伝え。伝説。 **こう‐ひ【后妃】** きさき。皇后。 **こう‐ひ【工費】** 工事に必要な費用。 **こう‐ひ【高庇】** 〔文〕他人から受ける恩恵・庇護を尊敬していう語。「師の御―を謝す」 **こう‐ひ【高批】** 〔文〕〔自分に対する〕相手の批判・批評を尊敬していう語。高評。「御―を請う」 **こう‐び【交尾】** 《名・自サ》動物の雌雄が行う交接。つがうこと。 **こう‐び【後備】** うしろの方に待機している部隊。後方の守備。 **こう‐び【後尾】** 列などのうしろ(の方)。対 先頭。 **ごう・ひ【合否】** 合格と不合格。「―を決める」 **こうヒスタミン・ざい【抗ヒスタミン剤】** 体内でのヒスタミンの作用をおさえる薬。アレルギー性の疾患である、ぜんそく・じんましんなどに用いる。 **こう‐ひつ【硬筆】** 〔毛筆に対して〕先ののかたい筆記用具。鉛筆・ペンの類。「―習字」 **こう‐ひょう【公表】** 《名・他サ》一般に知られていないことを、おおやけに発表すること。「調査結果を―する」 類語 公開。 **こう‐ひょう【好評】** 評判がよいこと。よい評判。ロロ「―を博した作品」 対 悪評。不評。 **こう‐ひょう【講評】** 《名・他サ》理由をあげ説明しながら批評すること。また、その批評。「論文を―する」 **こう‐ひょう【降雹】** 〔文〕ひょうが降ること。 **こう‐ひょう【高評】** ●評判が高いこと。高い評判。●[文]相手の行う批判を尊敬していう語。高批。 **ごうびょう【業病】** (悪業の報いとしてかかるとされた)治りにくい病気。難病。類語 悪疾。悪病。 <495> **こう‐ひん【公賓】** 政府の賓客として閣議で認めた外国人。類語 国賓。 **こう・びん【幸便】** 〔文〕●〔そこへ・行く(届ける)〕都合のよいついで。「―に託する」 ●人にことづける手紙に書きそえる語。 **こう・びん【後便】** これから後のたより。次のたより。後信。「詳しくは―で」 対 先便。 **こう・ふ【交付】** 《名・他サ》国や官庁などから書類・物品・金銭などを一般の人にわたすこと。 **―きん【―金】** 国または地方公共団体が法令に基づいて他の団体に交付する財政援助資金。 **こう・ふ【公布】** 《名・他サ》●広く一般に知らせること。●[法]新しく定められた法律・条約などを広く国民に知らせること。「新憲法を―する」 類語 告示。 **こう・ふ【坑夫】** 〔卑称〕炭坑や鉱山で鉱石をほる労働者。 [参考]今は「鉱員」という。 **こう・ふ【工夫】** 〔卑称〕土木工事などに従事する労働者。 [参考]今は「工事作業員」という。 **こう・ふ【鉱夫】** 〔卑称〕鉱山で鉱石をほる労働者。 [参考]今は「鉱員」という。 **こう‐ぶ【公武】** 公家と武家。「―合体」 **こう‐ぶ【後部】** 〔あるものを前後に分けたときの〕後ろの部分。「―座席」 類語 後方。対 前部。 **こう‐ぶ【荒蕪】** 〔文〕土地があれ、草が生いしげっていること。「―地」 **こう・ふう【光風】** 〔文〕●春の晴れた日にふく、ここちよい風。●雨あがりに、光をおびた草木をふきわたるさわやかな風。 **こう・ふう【校風】** その学校の特色とする気風。スクールカラー。 **こう・ふう【高風】** 〔文〕●すぐれた人格。気高い風格。●相手の人格・態度を尊敬して言う語。 **ごうふう【業風】** 地獄でふくというものすごい大風。 **こうふう・せいげつ【光風霽月】** 〔文〕(さわやかな風と雨あがりに出る明るい月の意から)心が清らかで後ろ暗いことがないこと。「―の心境」 **こうふく【口福】** おいしいものを食べることができた幸福。〔珍味を食べる機会があったときなどにいう〕「―にあずかり光栄に存じます」 **こうふく【幸福】** 《名・形動》すべてのことに満ち足りていて、心がおだやかなこと。しあわせ。対 不幸。 **こう・ふく【降伏・降服】** 《名・自サ》負けて相手に服従すること。「無条件―」 類語 降参。 **ごう・ふく【剛愎】** 《名・形動》強情で自信が強く、めったに人に従わないこと。「―な態度を通す」 **ごう・ふく【剛腹】** 《名・形動》度胸があって小さなことにこだわらない・こと(人)。「―な男」 類語 剛胆。 **ごう・ぶく【降伏】** 《名・他サ》神仏にいのって悪魔や敵をおさえしずめること。 [注意]「こうふく」と読むと別語。 **こう‐ぶつ【好物】** ●すきな飲食物。「刺身が大の―です」 ●〔趣味などで〕すきなもの(事柄)。このみ。 **こう‐ぶつ【鉱物】** 地殻の中にふくまれている天然の無機物。固体の岩や石の類。 **こう・ふん【公憤】** 公共のために感じるいきどおり。正義の怒り。「汚職には―を覚える」 類語 義憤。対 私憤。 **こう・ふん【口吻】** (口さきの意)〔ある気持ちをふくんだ〕話しぶり。くちぶり。「不満の―をもらす」 **こう・ふん【興奮・昂奮・亢奮】** 《名・自サ》●刺激によって感情が高ぶること。エキサイト。「プロレスを見て―する」 ●〔生理〕神経が刺激を受けて、肉体的機能が活発になること。「―剤」 **こう‐ぶん【構文】** 文または文章の構成。文または文章を組み立てるしくみ。「この英文は―がおかしい」 **こう‐ぶん【行文】** 〔文〕文章を書き進めていくぐあい。文字や語句の使い方。「たくみな―」 四字「―流麗」 **こう‐ぶんし【高分子】** 分子量の非常に大きい分子。 **こう‐ぶんしょ【公文書】** 国・地方公共団体の機関、または公務員がその職務上作成した文書。対 私文書。 **こう・ふく【口腹】** 〔文〕●口と腹。●飲み食いすること。また、食欲。「―を満たす」 ●口に出して言っていることと、腹の中で思っていること。「―がちがう」 **こうべ【首・頭】** 〔文〕あたま。くび。句「正直の―に神宿る(=正直な人には神の加護がある)」[コロ]「―を垂れる」 > **――を回ら・す** 《句》●後ろをふり返って見る。●去ったことを思い出す。 **こうへい【公平】** 《名・形動》ある判断・行為などを)行うとき、どれにもかたよらないようにあつかうこと。四字「―無私」ロロ「―を期す」 類語 不偏。平等。対 不公平。 **こうへい【工兵】** もと、陸軍の兵科の一つ。戦場で、道路の敷設、架橋、爆破工事などに従事するもの。 **こうへん【口辺】** 〔文〕口のあたり。口もと。「―に笑みを浮かべる」 **こう・へん【後編・後篇】** 書物・映画などを二つまたは三つに分けた場合の最後の編。対 前編・中編。 **こうべん【抗弁・抗辯】** 《名・他サ》●相手の主張に反論すること。●民事訴訟法で、相手方の申し立てを否定するために別の主張をすること。 **ごう・べん【合弁・合辦】** 外国資本と共同で事業を経営すること。「―会社」 **ごうべん・か【合弁花・合瓣花】** 花弁の全部または一部が一つに合着している花。キキョウ・アサガオの類。対 離弁花。 **こう・ほ【候補】** ●ある地位・身分などを得る資格や可能性をもち、それに選ばれる範囲にはいっている・こと(人)。「―者」 ●その中から選ぶようにあらかじめあげられたもの。「贈り物の―に本をあげる」「―作品」 **こう‐ぼ【公募】** 《名・他サ》一般から募集すること。「ドラマの主役を―する」 **こう‐ぼ【酵母】** 「酵母菌」の略。子囊菌類に属する、単細胞のかび。醸造・製パンなどに利用する。イースト菌。イースト。 **こう‐ほう【公報】** ●おおやけの機関が一般に知らせるために発行する文書。特に、地方公共団体の発行する文書。●官庁から国民個人への公式の通知。 **こう‐ほう【公法】** 〔法〕国・地方公共団体相互の関係、またはそれらと個人との権力関係などについて規定した法律。憲法・行政法・刑法など。対 私法。 **こうほう【工法】** 工事の方法。「建築―」 **こう‐ほう【広報・弘報】** 〔役所・会社が〕一般の人々に広く知らせること。また、その知らせ。「―課」 **こう‐ほう【後方】** うしろの方。類語 後部。対 前方。 **こう‐ほう【攻法】** 敵を攻める方法。攻撃法。 **こう‐む【公務】** ●おおやけのつとめ。類語 公用。●国・地方公共団体などの業務。また、公務員の職務。 <496> **こう-ほう【航法】** 船舶または航空機を目的の地点まで正確に、また安全に操縦する技術。 **こう-ほう【高峰】** 高くそびえるみね。高嶺{たかね}。「アルプス~の~」[ある一群の中で、特にすぐれたものの意にも使う]「演劇界の~」[類語]高山。 **こう・ぼう【光芒】** [文][さっとかがやくときの]線になって見える、光のすじ。[例]「~を放つ」[類語]光線。 **こうぼう【工房】** 美術家・工芸家などが仕事をする部屋・建物。「彫刻家の~」[類語]アトリエ。スタジオ。 **こうぼう【弘法】** 「弘法大師」の略。空海{くうかい}の諡号{しごう}。[参考]空海は真言宗の開祖で、三筆の一人。~にも筆の誤り《句》[書道にすぐれた弘法大師書き損じることもある意から]その道に長じた人でも時には失敗することもあるというたとえ。[類語]孔子の倒れ。~筆を択ばず《句》[書の名人の弘法大師は筆の良し悪しを問わない意から]名人や達人はどんな道具であっても上手に仕上げることのたとえ。能書筆を択ばず。 **こう・ぼう【攻防】** 攻めることと防ぐこと。攻撃と防御。「必死の~をくり返す」「~戦」[類語]攻守。 **こう・ぼう【興亡】** [国・民族などが]おこり栄えることとほろびること。「国家の~」[類語]盛衰。興廃。 **ごう・ほう【号俸】** [公務員の]職階制によって決められた俸給。また、その等級。 **ごう・ほう【合法】** 《名・形動》法律に許された範囲にあること。法規に反しないこと。[類語]適法。[対]非合法。~てき【~的】《形動》法規にかなっているようす。「~な調査を行う」 **ごう・ほう【業報】** 前世に行った悪業によって受ける報い。業果{ごうか}。 **ごう・ほう【豪放】** 《名・形動》気持ちが大きく、小さなことにこだわらないこと。[四字]「~磊落」[類語]豪快。 **ごうほう-らいらく【豪放磊落】** 《名・形動》心が大きくて小さなことにこだわらないようす。また、そのような性質。[参考]「豪放」も「磊落」もほぼ同義。 **こう-ほうじん【公法人】** 国家的・公共的な特定の目的を遂行するために設立された法人。また、広義には、国家ならびに地方公共団体も指す。[対]私法人。 **こう-ぼく【公僕】** (一般国民に奉仕する人の意から)公務員のこと。 **こう-ぼく【坑木】** 炭坑で、坑道を補強する材木。 **こう・ぼく【香木】** 香としてたく、かおりのよい木。沈香{じんこう}・竜脳{りゅうのう}・伽羅{きゃら}など。 **こう-ぼく【高木】** ●高くそびえている木。●直立して三メートル以上に生長し、木質のかたい幹をもち、幹と枝との区別がはっきりしている木。ケヤキ・イチョウ・マツの類。[参考]もと「喬木{きょうぼく}」といった。⇔①②低木。~は風に折らる《句》人よりぬきん出ている者はおだてられて身をほろぼしやすいことのたとえ。 **こう-ほね【河骨】** スイレン科の多年草。根茎は水底にあり、長卵形の葉は水上にある。夏、水上に黄色の花をつける。河骨。 **こう-ほん【校本】** [古書などで]伝本による本文の違いを一覧できるようにまとめた本。「~万葉集」 **こう-ほん【稿本】** ●下書き。原稿本。●筆写された本。手書きの文書。[類語]写本。[対]②刊本。 **こう-ま【黄麻】** 「ツナソ」の別称。おうま。 **こう-ま【降魔】** 悪魔をおさえしずめること。 **こう・まい【高邁】** 《名・形動》[精神が]気高く、すぐれていること。「~な識見をもつ」[類語]英邁。高遠。 **ごう・まい【豪邁】** 《名・形動》[文]気性がはげしく人より知勇にすぐれて、ここ。 **ごう-まつ【毫末】** [文]《毛の先端の意から》ごくわずかなこと。[多く、下に打ち消しの語を伴う]「~の邪心もない」 **こう-まん【高慢】** 《名・形動》自分の才能・地位にうぬぼれて、人をあなどること。「~の鼻をくじく」[類語]不遜{ふそん}。傲岸{ごうがん}。~ちき《名・形動》高慢でこにくらしいこと。「~な小娘」 **ごう・まん【傲慢】** 《名・形動》えらぶって相手をばかにした態度をとること。傲岸。「~な態度をとる」[四字]「~不遜」[類語]傲然。横柄。尊大。[対]謙虚。 **こう-み【香味】** 飲食物のにおいと味。~りょう【~料】飲食物に香味をそえるために加える食品。しそ・ねぎ・ゆず・みょうが・パセリ・セロリなど。薬味。 **こう・み【厚味】** 《名・形動》濃厚な味。また、その食べ物。 **こう・み【好味】** 《名・形動》よい味。美味。また、その食べ物。 **こうみゃく【鉱脈】** 有用鉱物が、岩石中で板状に密集した鉱床。 **こうみょう【光明】** ●[暗闇にさしこむ]明るい光。[コロ]「一条の~がさす」●将来に対する明るい希望。[コロ]「前途に~を見いだす」 **こうみょう【功名】** 手柄を立てて有名になること。また、その手柄。「戦で~を立てる」[連]「怪我の~」~しん【~心】強く功名を求める気持ち。 **こうみょう【高名】** [文] ●《名・形動》名高いこと。高名{こうめい}。●戦場でたてた手柄。武功。「~だて」 **こう-む【公民】** 国・地方公共団体の政治に参加する権利と義務をもつ国民。~かん【~館】市町村などで、住民の教養・文化の向上、住民の集会のために設けられた施設。~けん【~権】公民としての権利・資格。参政権。「~の停止」 **こう-む【公務】** ●おおやけのつとめ。[類語]公用。●国・地方公共団体などの業務。また、公務員の職務。~いん【~員】国・地方公共団体にやとわれ、公務を行う人。国家公務員と地方公務員。~しっこうぼうがいざい【~執行妨害罪】[法]公務員が職務を遂行する際、それを暴行・脅迫などによって妨害することによって成立する罪。 **こう・む【工務】** 土木・建築などに関する仕事。「~店」 **こう・む【校務】** 学校の教育活動を円滑に行うための事務。[参考]教務に対していう。 **こうむ・る【被る・蒙る】** 《他五》●[恩恵または被害などの]作用を受ける。「影響を~・る」[コロ]「迷惑を~・る」●[目上の人の動作を]身に受ける。「官命を~・る」●《「御免(を)~・る」の形で》お許しいただく。「御免~・って帰らせていただきたい」 <497> **こう-もん【肛門】** 大腸の末端にあって、大便を排出する部分。しりの穴。 **こうもん【閘門】** ●運河・貯水池などで水量を調節するための堰き。●高低の差の大きい二つの水面をもつ運河で、船を昇降させる装置の水門。 **こう-もん【黄門】** ●「中納言」の唐風の呼び名。●中納言であった「徳川光圀{みつくに}」の別称。「水戸~」 **ごう-もん【拷問】** 《名・他サ》容疑者の肉体に苦痛を与え、むりに白状させようとすること。[コロ]「~にかける」 **こう・めん【後面】** 後方の面。後方。[対]前面。 **ごう・も【毫も】** 《副》[打ち消しの語を伴って]少しも。ちっとも。「~恥じるところはない」 **こう・もう【紅毛】** ●赤い髪の毛。●江戸時代、「オランダ」または「オランダ人」の別称。紅毛人。~じん【~人】江戸時代、「オランダ人」の別称。また、「欧米人」の別称。紅毛。 **こう・もう【膏肓】** 《「膏肓{こうこう}」の誤読から》こうこう(膏肓)。 **こう・もう【鴻毛】** [文]おおとりの羽毛。[きわめて軽いもののたとえに使う]「身を~の軽きに置く」 **ごう・もう【剛毛】** [文]かたい毛。 **こうもう-へきがん【紅毛碧眼】** [文]《赤い髪の毛と青い目の意から》西洋人。欧米人。 **こう・もく【綱目】** [一つの物事の]あらすじと細目。 **こう・もく【項目】** ●[一つの物事を]一定の基準で小分けにした一つ一つの部分。[類語]条項。細目。●[辞書などの]見出し語。 **ごうもくてき-てき【合目的的】** 《形動》[ある事柄・行動などが]目的にかなっているようす。 **こうもり【蝙蝠】** 《「かわほり」の転》●コウモリ目の動物の総称。哺乳類だが、翼をもち、はばたいて空を飛ぶ。かわほり。●「こうもりがさ」の略。金属製などの骨に布やビニールなどを張った、雨天用のかさ。洋がさ。[故事]開いた形が、コウモリが翼を広げた形に似ていることから。 **こう・もん【校門】** 学校の門。 **こう・めい【公明】** 《名・形動》公平で、はっきりしていること。[四字]「~正大」 **こう・めい【高名】** 《名・形動》名高いこと。高名{こうみょう}。「~な作曲家」[類語]盛名。著名。●相手の名前を尊敬していう語。「御~はかねがね承っております」 **ごう・めい【合名】** [共同で責任を負うために]名前を書きつらねること。連名。~がいしゃ【~会社】無限の責任を負う社員で構成する会社。個人企業に多い。 **こうめい-せいだい【公明正大】** 《名・形動》[いつでも他人に堂々と示せるように]心が公平で、正しいこと。「~にふるまう」 **こう・や【広野・曠野】** 広々とした野原。広野。 **こう・や【紺屋】** 《「こんや」の転》染め物屋。紺屋{こうや}。~の明後日{あさって}で《句》期日があてにならない約束のたとえ。[故事]客に催促され、あさってになれば染めあがると言い訳しても、天気次第で先にのばすのが紺屋の常であることから。[類語]医者のただ今。~の白袴{しろばかま}は《句》他人のことでいそがしく、自分自身のことをする暇がないことのたとえ。また、人にはうるさく言うが自分に関しては何もできていないことのたとえ。こうやのしらばかま。[類語]髪結いの乱れ髪。医者の不養生。[故事]紺屋なのに、客の仕事でいそがしく自分の袴まで染める暇がないということから。 **こう-や【荒野】** あれはてた野原。あれの。 **こうや【高野】** 「高野山」の略。和歌山県にある山。真言宗の寺、金剛峯寺{こんごうぶじ}がある。~どうふ【~豆腐】豆腐を小形に切り、こおらせたのち乾燥したもの。精進料理などに使う。氷豆腐。しみ豆腐。[参考]高野山で作りはじめたといわれる。~ひじり【~聖】寺への寄付をつのるため諸国を行脚した高野山の僧。 **こう・やく【公約】** 《名・他サ》政府・政党・政治家などが国民に対してみずからの政策を実行すると約束すること。また、その約束。「~を果たす」 **こう・やく【口約】** 《名・他サ》[文書に記さず]ロだけで約束すること。また、その約束。口約束。 **こう-やく【膏薬】** [外傷・できものにつける]動物などのあぶらでねった薬。多く紙や布にぬりつけてある。 **こう・やくすう【公約数】** [数]二つ以上の整数のいずれをも割り切れる共通の約数。「最大~」[参考]公倍数。 **こう・ゆ【鉱油】** 鉱物性の油。石油など。 **こう・ゆ【香油】** 髪につける、においのよい油。 **こう・ゆう【交友】** 友達として交際する・こと(人)。「~の範囲が広い」「~関係」 **こう・ゆう【交遊】** 《名・自サ》[人と]親しくまじわりつきあうこと。[類語]交際。 **こう・ゆう【公有】** 《名・他サ》国や地方公共団体が持っていること。「~地」[類語]国有。官有。[対]私有。 **こう・ゆう【校友】** ●同じ学校で学ぶ友人。●同じ学校の卒業生。「~会」 **ごう・ゆう【剛勇】** 《名・形動》ものに動じないで強く勇ましいこと。[四字]「~無双」[類語]勇猛。 **ごう・ゆう【豪勇】** 《名・形動》すぐれた勇気を持っていること。 **ごう・ゆう【豪遊】** 《名・自サ》多くの金銭を使ってぜいたくに遊ぶこと。 **こう-よう【公用】** ●国・地方公共団体などが使用する・こと(費用)。「~の建物」●国・地方公共団体の用事・事業。「~徴収」●おおやけの用事。「~で出張する」[類語]公務。[対]①~③私用。~ご【~語】●行政・教育・裁判など、その国のおおやけの場で使用が認められている言語。●国際機関で正式の会議や文書に使用される言語。~ぶん【~文】国や地方公共団体が出す文書や法令などの文章。形式が決まっている。 **こう-よう【効用】** ●役に立つ、また、効果のある使い道。「道具の~」●役に立ち、ききめがあること。「新薬の~を説く」[類語]効能。 **こう-よう【孝養】** 《名・他サ》親をやしない孝行すること。[コロ]「~をつくす」[類語]孝行。 **こう-よう【後葉】** [文]後の世。また、子孫。 **こう-よう【紅葉】** 《名・自サ》[秋になって]植物の葉が赤く変わること。また、その葉。もみじ。 **こう-よう【綱要】** 物事の大切なところ。要点。「物理学~」[参考]書名にも用いる。 **こう-よう【航洋】** [文]広い海を航行すること。航海。 **こう-よう【高揚・昂揚】** 《名・自他サ》[ある気分・精神などが]高まり強くなること。また、高め強くすること。「気分が~する」[四字]「士気~」~かん【~感】 <498> **こうよう-じゅ【広葉樹】** 幅の広い葉をつける樹木。[参考]「闊葉樹{かつようじゅ}」の新しい呼称。[対]針葉樹。 **ごう・よく【強欲・強慾】** 《名・形動》ひどく欲が深いこと。[四字]「~非道」[類語]貪欲{どんよく}。胴欲{どうよく}。 **こう‐ら【甲羅】** ●カメ・カニなどの体を包むかたい殻。●背中。背。「~を干す(=うつぶせになって背中に日光を浴びる)」●年功。[「甲」を「功」「劫」に当てて]~を・経る《句》長く生きて経験を積む。 **こう‐らい【光来・高来】** [文]〈「御~」の形で〉他人の来訪を尊敬していう語。光臨。[類語]来駕。 **こう‐らい【後来】** [文]こののち。将来。[副詞的にも使う]「~を語る」「~疑念をだくようになった」 **こう‐らく【攻落】** 《名・他サ》[敵陣などを]攻め落とすこと。[類語]攻略。 **こう‐らく【行楽】** 遠く山野に出かけて遊び楽しむこと。「~の秋」「~地」「~シーズン」[類語]遊山。~ち【~地】[よい景色や施設があって]行楽に適した地。 **こう‐らん【攪乱】** 《名・他サ》⇒かくらん(攪乱)。 **こう‐らん【高欄・勾欄】** [神社・宮殿などの]縁側や廊下についている手すり。欄干{らんかん}。 **こう‐らん【高覧】** [文]他人が見ることを尊敬していう語。「御~に供する」[類語]御覧。 **ごうりき【合力】** 《名・他サ》●力を貸して助けること。●金品をめぐみ与えること。[古風な言い方] **ごう・りき【強力・剛力】** ●《名・形動》力が強い・こと(人)。また、強い力。[四字]「~無双」●登山者の重い荷物を運ぶ案内人。●修験者の荷を運ぶ下男。~はん【強力犯】暴行・脅迫を手段にして行われる犯罪。殺人・強盗など。[対]知能犯。 **こう-り【公利】** 社会全体にとっての利益。公共の利益。公益。[対]私利。 **こう-り【公吏】** 地方公務員。吏員。[古い言い方] **こう-り【公理】** ●一般に認められ通用する道理。●[数]他の命題から証明できないが、一般に自明な真理とされ、他の命題を証明する前提になる原理。 **こう-り【功利】** 功名と利益。「~に走る」[四字]「~打算」~しゅぎ【~主義】多くの人の利益と幸福とを求めることが、人生・社会の最大の目的であるとする思想的立場。功利説。[参考]特にベンサム、ミルなどが唱えた「最大多数の最大幸福」を指標とする考え方。~てき【~的】《形動》功名や利益を第一に重んじるようす。「あまりに~な考え」[類語]打算的。 **こ・うり【小売り】** 《名・他サ》卸商から仕入れた商品を消費者に売ること。「~店」[対]卸売り。 **こう-り【行李】** 旅行の荷物を入れる、竹・柳を編んだふたのある四角な箱。衣類などの保存にも使われる。 **こう-り【高利】** ●[文]高額の利益。巨利。●率の高い利息。また、その貸し金。「~貸し」[対]低利。 **ごう-り【合理】** 論理の法則にかなっていること。また、理屈に合っていること。[対]不合理。非合理。~か【~化】《名・他サ》●理由をつけて、自分が正しいとすること。「自分の行動を~する」●むだを省いて能率をよくすること。「経営の~」~しゅぎ【~主義】●[哲]真の認識は経験によらず、理性のみによって得られるとする思想的立場。デカルト・スピノザ・ライプニッツらが代表者。ラショナリズム。合理論。[対]経験主義。●合理的に物事を割り切って考える態度。~せい【~性】論理にかなった性質。また、理屈に合った性質。「~を欠く意見」~てき【~的】《形動》●道理にかなっているようす。、理論に基づいているようす。●理論に合っていてむだがないようす。「~な方法で能率を高める」 **こう・りゅう【勾留】** 《名・他サ》[法]逃亡や証拠の湮滅{いんめつ}を防ぐため、裁判所が被疑者・被告人を一定の場所にとどめておくこと。「~状」[参考]「拘留{こうりゅう}」と区別するため、「未決勾留」ともいう。 **こう・りゅう【拘留】** 《名・他サ"》●捕らえて、とどめておくこと。●[法]刑罰の一つ。犯罪者を一日以上三〇日未満の間、刑事施設にとどめておくこと。 **こう・りゅう【興隆】** 《名・自サ》物事がおこり、勢いが盛んになること。「文化の~」[対]衰亡。 **ごう・りゅう【合流】** 《名・自サ》●二つ以上の川が合わさり一つの川となって流れること。「~点」●二つ以上に分かれて独立していたものがまとまって、一つのものになること。「先発隊に~する」[類語]合併。 **こう-りょ【考慮】** 《名・他サ》[あることに]よく考えること。「事情を~する」「~の余地なし」[類語]思慮。 **こうりょ【高慮】** [文]相手の考えを尊敬していう語。「御~の程深謝致します」 **こうりょう【亢竜】** [文]天高くのぼりつめた竜。栄達をきわめた者のたとえ。亢竜{こうりゅう}。[対]蛟竜{こうりゅう}。~悔いあり《句》物事が最盛をきわめると、あとは必ずおとろえほろびるというたとえ。亢竜の悔い。 **こう-りょう【口糧】** [文]兵士の一人分の食糧。「携帯~」 **こう・りょう【広量・宏量】** 《名・形動》細かい事にこだわらず気持ちが大きいこと。[対]狭量。 **こう-りょう【校了】** 校正が全部終わること。 **こうりょう【稿料】** 原稿料。[類語]印税。 **こう-りゃく【後略】** 《名・他サ》[文章を引用するとき]後の部分を省くこと。[対]前略・中略。 **こう-りゃく【攻略】** 《名・他サ》●[いろいろな手段を使って]勝負で相手に勝つこと。「敵の投手を~する」●[敵陣や敵地を]攻めてうばいとること。「要塞を~する」●相手の気持ちを自分の望むように変えさせること。「彼女を~する」 **こう・りゅう【交流】** ●一定の時間ごとに流れの方向と大きさを変える電流。記号AC。[対]直流。●《名・自サ》[異なった系統・組織に属するものが]互いに行き来すること。[例]「世代間の~をはかる」「文化~」 **こう-りつ【公立】** 地方公共団体が設立し、管理・維持する・こと(施設)。「~の学校」「国~大学」 **こう-りつ【効率】** ●[理]機械が働いた有効な仕事の量と、機械に加えたエネルギーとの比。●あることをするために費やした労力・時間と、その成果との割合。「~のよい仕事」 **こう-りつ【工率】** 力が単位時間にする仕事の量。実用単位にはワット・馬力を使う。仕事率。 **こう-りつ【高率】** 《名・形動》率が高いこと。高い率。「~の収益」「~な配当」[対]低率。 <499> **こう-りょう【綱領】** [文] ●おおもとになる要点。眼目。「哲学の~」●政党・団体などの、政策・運営方針のよりどころを示したもの。 **こう-りょう【考量】** 《名・他サ》他のことと比べて考えはかること。「比較~」 **こう-りょう【蛟竜】** 中国の想像上の動物で、まだ竜にならないもの。水中にすみ、雲と雨に会うと天に上って竜になるという。まだ機会にめぐまれず世に出ない英雄・豪傑などのたとえ。蛟竜{みずち}。[対]亢竜{こうりゅう}。 **こう・りょう【香料】** [食品・化粧品などに入れる]よいにおいを出す物質。●死者の霊前に線香の代わりにとして供える金銭。香典。「御~を供える」 **こう・りょう【黄梁】** 「粟{あわ}」に同じ。~一炊の夢《句》「邯鄲{かんたん}の夢」に同じ。 **こうりょう【荒涼・荒寥】** 《形動ナリ》●広い土地・風景などが、あれはててさびしいようす。「~たる原野」●生活・精神を充実させるものが何もなく、むなしいようす。「~とした日々を送る」 **こう・りょうし【光量子】** [理]光の粒子。光子。フォトン。[参考]光をエネルギーを持った粒子の集まりと見た場合の呼び方。 **こう-りょく【光力】** 光の強さ。光度。 **こう-りょく【効力】** ある効果をおよぼすことができる力・働き。「条約が~を発する」「薬の~が切れる」 **こう-りょく【抗力】** [理] ●物体が面に力をおよぼすとき、その反作用として面が物体をおす力。●物体が流体中を運動するとき、流体が、物体の運動と反対方向に働いて物体におよぼす抵抗力。 **ごう-りょく【合力】** [理]同時に働く二つ以上の力と等しい効果をもつ、一つの力。[対]分力。 **こうりょしぼう-にん【行旅死亡人】** 行旅人で、氏名・住所・本籍などが判明しない死者。 **こうりょ-にん【行旅人】** [法]移動中の人や漂泊中の人。目的のない人も含むため、単なる旅人とは異なる。 **こうりん【光輪】** キリスト教芸術の絵画・彫刻などで、聖人であることを表すため、頭の周りにえがく光の輪。[類語]光背。 **こうりん【後輪】** うしろの方の車輪。[対]前輪。 **こう-りん【降臨】** 《名・自サ》[文] ●神・仏などが天から下ってこの世に現れること。あまくだること。「天孫~(=アマテラスの孫が地上に下ったこと)」●[王・天皇など]貴人の来訪をさす尊敬語。 **こう・りん【光臨】** [文]他人が来訪することを尊敬していう語。光来。「御~の栄をたまわる」 **こう-ろ【航路】** ●[定期的に]船や飛行機が通る一定の道筋。「ハワイ~」●船の通る水路。[類語]海路。 **こう-ろ【行路】** [文] ●道を歩いて行くこと。また、その道。●生きてゆく方法。世渡り。「人生の~をあやまる」~の・ひと【~の人】《連語》道行く人。転じて、面識のない他人。~びょうしゃ【~病者】病気・飢えなどのため道にたおれて、引き取り人のいない人。行き倒れ。 **こう-ろ【香炉】** 香をたくときに使ういれ物。[参考]「一基が…」と数える。 **こう-ろ【高炉】** 製鉄に用いる円筒形の高い溶鉱炉。 **こう-ろう【功労】** 手柄と、そのための骨折り。「~者」[類語]功績。 **こう-ろう【高楼】** [文]高く構えた建物。たかどの。 **こう-るい【紅涙】** [文] ●血の涙。血涙。●若く美しい女性が流す涙。[コロ]「~をしぼる」 **こ・うるさ・い【小煩い】** 《形》[「こ」は接頭語]ちょっとうるさい感じだ。気にかかってうるさい感じだ。「~・い女」 **こう-れい【交霊】** 死者の霊魂が、生きている者と交通すること。「~現象」 **こう-れい【好例】** ある物事を説明するのに、ちょうどよい例。「行政への住民参加の~」[類語]適例。 **こう-れい【恒例】** 決まった行事・儀式などがいつもと同じに行われること。また、その行事・儀式。「~の文化祭」[類語]常例。定例。 **こう-れい【皇霊】** [文]歴代の天皇の霊。 **こう-れい【高齢】** 非常に年をとっていること。高い年齢。「九○歳の~」「~者」[ある基準の年齢より高いことにも言う]「~出産」[類語]老齢。 >類義語の使い分け「老齢・高齢」 ~か-しゃかい【~化社会】総人口のうち高齢者の割合が高くなっていく社会。[参考]一般に六五歳以上の人口が七パーセントをこえると「高齢化社会」、一四パーセントをこえると「高齢社会」、二一パーセントをこえると「超高齢社会」という。 **ごう-れい【号令】** ●大声でかける指図(のことば)。[コロ]「~をかける」●《名・他サ》支配者が人を動かすため、命令すること。また、その命令。「天下に~する」 **こう・れつ【後列】** うしろの列。[対]前列。 **こうわ【講話】** 《名・他サ"》ある問題についてわかりやすく説いて話す・こと(話)。[類語]講演。 **こうわ【高話】** 他人の話を尊敬していう語。「御~を拝聴する」[類語]高談。 **こうわ-ほう【口話法】** 聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つ。相手の発語を唇の動きや表情から読み取り、自分も音声言語を発すること。 **こう・わん【港湾】** 船が停泊し、乗客・積み荷のあげおろしができる設備をもった水域。みなと。「~労働者」 **ごう・わん【豪腕・剛腕】** 腕力が強いこと。また、強い腕っぷし。「~投手」[例]「~をふるう」 **ご・うん【五蘊】** [仏]人間の心身をかたちづくる五つの要素。色(=肉体)・受(=感受)・想(=表象)・行(=心の作用)・識(=意識)のこと。 **こうろん-おつばく【甲論乙駁】** 《名・自サ》[甲が論じれば乙がそれに反駁する意で]互いにあれこれ論じ合い反対し合って、意見がまとまらないこと。 **こう-わ【講和・媾和】** 《名・自サ》●[文]仲直りすること。●交戦国が戦争を終結し、条約を結んで平和な状態にもどること。「~条約」 <500> **こえ【声】** 人や動物が発声器官を使って出す音。ものを言ったり歌を歌ったり泣いたりするときに出る。「大きな~」[一般には、秋の虫などが、はねやあしなどをこすりあわせてたてる音にもいう]「コオロギの~」●物が振動して発する音。[文学的な表現に用いる]「波の~」「鐘の~」●ことば。考え。意見。「神の~」「天の~」[例]「読者の~を聞く」[例]「不満の~があがる」●〈「…の~をきく」の形で〉[ある季節や月などの]近づいてくる気配を感じる。また、ある状態になる。[コロ]「師走の~をきく」~が枯{か}・れる《句》声がかすれる。声がかすれて出にくくなる。~が通・る《句》声が、遠くまでよく届く。~を上・げる《句》●大声を出す。また、さらに大きな声を出す。「すっとんきょうな~・げる」●[声に出して]主張する。「勇気をもって~・げる」[参考]多く「…の声を上げる」の形で用いられる。「裁定に不服の~・げる」~を荒{あら}・げる《句》ことばの調子を激しくして言う。[注意]「あらげる」と読むのは誤用。~を掛・ける《句》●呼びかける。話しかける。●さそう。「参加者を増やすために、いろいろな人に~・ける」~を殺・す《句》小さな声で言う。声の音量をおさえて言う。声を潜める。~を忍・ば・せる《句》「声を潜める」に同じ。~を大に・する《句》[声を大きくして言う意から]強く主張する。~を立・てる《句》声を出す。声を発する。~を尖{とが}ら・す《句》とげとげしい口調で言う。~を呑{の}・む《句》極度の緊張・感動のために声が出なくなる。「すばらしい演技に思わず~・む」~を弾ませる《句》喜びや興奮のあまり、勢いづいた調子でものを言う。~を張り上・げる《句》精一杯大きな声を出す。「~・げて演説する」~を潜{ひそ}・める《句》[他人に聞こえないよう]声を小さくする。小さい声で話す。「~・めて相談をする」~を振り絞・る《句》力の限りの大声を出す。これ以上は出せないというくらいの大声を出す。「~・って名前を呼ぶ」~をやわらげる《句》おだやかな口調で言う。「~・げて説明した」 **こえ【肥】** 田畑の地質をよくするためにほどこすもの。特に、大小便をくさらせた肥料。しもごえ。 **ごえ【越え】** 《接尾》《多く、国名や山・峠などの名の下につけて》「…をこえて行く・こと(道)」の意。「伊賀~」「箱根~」 **こ・えい【孤影】** [文]ひとりぼっちでさびしそうな姿。[四字]「~悄然{しょうぜん}」 **ご‐えい【護衛】** 《名・他サ》ある人や大事なものにつきそってその安全を守る・こと(人)。「政府の要人を~する」[類語]警護。 **ご‐えいか【御詠歌】** 霊場めぐりの巡礼が鈴をふりながら唱える、仏をたたえる歌。巡礼歌。 **こえ‐がかり【声掛かり・声懸かり】** 身分が上の人や勢力がある人の直接の・口ぞえ(命令)。また、それを受ける人。[多く「お~」の形で使われる]「社長のお~で出世する」 **こえ・がら【声柄】** 声の質。声のようす。 **こえがわり【声変わり】** 《名・自サ》思春期に、声帯が成長し声が変わる・こと(時期)。特に男性に著しく、声帯が発達して声が低く太くなる。 **こえごえ・に【声声に】** 《副》多くの人がめいめいに声に出して言うようす。口々に。「~非難する」 **こえ・たご【肥担桶】** 肥料にする大小便を入れて運ぶおけ。こえおけ。 **こえ・だめ【肥溜め】** 肥料にする大小便をくさらせるためにためておく所。こやしだめ。 **ご‐えつ【呉越】** 昔の中国で、仲が悪かった呉の国と越の国。 **ごえつ-どうしゅう【呉越同舟】** 仲の悪い者同士や敵味方が同じ場所にいたり、共通の利害のためにいっしょに行動したりすること。[故事]春秋時代、長い間敵同士だった呉と越の人が同じ船に乗り合わせたときに大風におそわれ、互いに助け合ったという説話から。〈孫子・九地〉 **こーえど【小江戸】** 古い町並みに、江戸時代を感じさせる風情がある地方都市。埼玉県の川越市など。 **こえ・の・した【声の下】** 《連語》話がすむとすぐにある動作をするようす。言下{げんか}。「もう発言しないという~から口を出す」 **ごえもん-ぶろ【五右衛門風呂】** かまどの上にすえた鉄の湯船を直接温めるふろ。うき蓋を底板ともする。かまぶろ。長州ぶろ。[故事]盗賊の石川五右衛門がかまゆでの刑に処せられたことから。 **こ・える【肥える】** 《自下一》●体の肉がたくさんつく。太る。●地味が豊かになる。「~・えた土地」[対]②やせる。●資産などが増大する。「バブルで~・えた富裕層」●よいわるいの識別力が向上する。[句]「舌が~・える(=いろいろなものを食べて、味のよいわるいがわかるようになる)」[句]「目が~・える」[文]こ・ゆ《下二》。 **こ・える【越える】** 《自下一》●物の上を通り過ぎて向こう側へ行く。「国境を~・える」●ある時間・時期を過ごす。「~・えて翌年」●ある基準・数量を上回る。「三〇度を~・える暑さ」●まさる。「常人を~・えた才能」●ある立場にこだわらないで先へ進む。超越する。「利害を~・えて話し合う」[表記]③~⑤は「超える」とも書く。[文]こ・ゆ《下二》。 **ご・えん【誤嚥】** 《名・自サ》飲食物がうまく飲み込めず、あやまって気管に入ってしまうこと。誤嚥下{ごえんげ}。 **ゴー** 交通信号などで、「進め」の意を表す標語。[対]ストップ。▽go~カート エンジン付きの小型の遊技用自動車。▽go-cart~サイン「行け」「進め」などの合図。また、実行の許可。「新規事業に~が出る」▽go と sign からの和製語。~ストップ 交通信号(機)。▽go と stop からの和製語。 **ゴーイング・マイ・ウエー** 《句》他人に左右されず自分の思いどおりに行う。[故事]アメリカ映画「我が道を行く」の題名から。▽going my way **こ・おう【呼応】** 《名・自サ》●《呼びかけと応答の意から》一つの物事に対応する形である物事を行うこと。「実績に~して昇格する」●文中で、ある語が用いられると、それに応じてあとの方で必ず他の決まった語を伴って、特定の意味をもつように関係し合うこと。「決して~ない」「たとえ~ても」などがその例。陳述の~。相関。 <501> ing ・・・ない」「たとえ・・・とも」など。 **ご‐おう【五黄】** 九星の一つ。土星にあたる。 **こおう‐こんらい【古往今来】** 《副》〔文〕昔から今まで。開闢{かいびゃく}いらい。古来。 **ゴーグル** 防水また、風・紫外線・ちりなどから目を保護するために顔面に装着する、大形の眼鏡のような道具。▷goggles **ゴージャス** 《形動》豪華なようす。「――な部屋」「――な晩餐会」▽gorgeous **コーキング** 《名・自サ》水漏れなどを防ぐために継ぎ目や裂け目に詰め物をする・こと(薬剤)。▽caulking **コークス** 石炭を乾留して揮発分をのぞいたもの。無煙で火力が強い。▽Koks 英 cokes >使い分け「こえる・こす」 **越える** 〔ある地点や物の上、時期を過ぎて先に行く意で、一般に広く〕山を越える・障害物を越える・国境を越える・難関を乗り越える・権限を越える **超える** 〔一定の分量・限界を過ぎて先に行く〕基準を超える・限界を超える・一万人を超える・六〇歳を超える・想像を超える・目標を超える・党派を超える・予算の枠を超える **越す** 〔地点や時期をとびこえる、追いこす、まさる、転居するなどの意で、一般に広く〕峠を越す・冬を越す・慎重であるに越したことはない・先を越す・下宿を越す・お越し下さい **超す** 〔基準を上回る〕十万人を超す・百万円を超す・度を超す [参考]「超える・超す」は、「『異字同訓』の漢字の用法」(国語審議会)では、一般的な「越」を使うこともできるとする〔例:現代を超(越)える・人間の能力を超(越)える・百万円を超(越)る額・一千万人を超(越)す人口〕。複合語には、一般に「越」を用いる(乗り越える・踏み越える・追い越す・勝ち越す)。また、年齢は一般に「六○を超す」と書くとされるが、比喩的な表現では「六〇の坂を越す」と書いて使い分けることもできる。同様に、「国境を越える/国境を超える愛」では、前者は文字どおり越境の意、後者は抽象的な一定の枠を超越したの意。「理解を超えた存在(=超越的存在)」などは、「超」が落ち着く。 **こごおう―コーナリング** **コーティング** 《名・他サ》物質の表面を他の物質でおおうこと。被覆加工。レンズの反射の防止、錠剤などの耐食性・耐湿性の付加、布地の防水・耐熱加工などのために行う。「ビニールー」▽coating (=上塗り) **コーディング** コンピューターで、プログラミング言語を用いてプログラムを作ること。▽coding **コーデュロイ** 織物の一つ。うね状のすじを織り出したビロード。コールテン。▽corduroy ***コート** ●寒さ・雨・汚れなどを防ぐため、外出のとき衣服の上から着るもの。オーバーコート・レインコートなど。●背広などの上着。▽coat ***コート** テニス・バレーボールなどの競技区画。▽court **コート‐ハウス** 中庭を持った住宅様式。▽court(中庭)とhouse(家)からの和製語。 ***コード** ●規定。規則。「プレスー」「放送―」●電信用の略号。電信符号。●コンピューターなどに記憶させるための符号(の体系)。「情報をー化する」▽code ***コード** ●ゴム・ビニール・綿糸などで周囲をくるんで絶縁した電線。●細いロープ。ひも。「―でくくる」▽cord **コード‐レス** 電気機器などで、コードが・ない(不要である)こと。「―電話」▽cordless **こ・おとこ【小男】** ふつうより背たけの低い男性。小さい男性。類語小兵。対大男。 **コードバン** ●スペインのコルドバ産のやぎ皮。●馬のしりや背からとった高級ななめし革。▽cordovan **こ・おどり【小躍り・雀躍り】** 《名・自サ》喜んでとんだりはねたりすること。また、おどり上がらんばかりに喜ぶこと。「合格の報に―して喜ぶ」 **コーナー** ●物の隅。また、曲がり角。「部屋の―に置かれたテーブル」●アルバムに写真をはるときに、隅につけてとめるもの。●野球で、ストライクゾーンの内角・外角の総称。[コロ]「―をつく」●売り場の一区画。「婦人物のー」●競走路で、湾曲した部分。「第三―を回る」▽corner **ーキック** サッカーで、守備側の選手がふれたボールがゴールラインの外に出たとき、攻撃側の選手がボールを守備側のコーナーに置いてけり入れること。▽corner kick **ーワーク** ●野球で、投手が巧妙なコントロールで内角・外角すれすれに投げ分ける制球技術。●「コーナリング」に同じ。▽corner work **コーナリング** 〔自動車やスケートなどで〕コーナーを曲がる・こと(技術)。コーナーワーク。▽cornering <502> **コーヒー** コーヒー豆をいって粉にしたもの。また、それから作った香りのよい飲み物。カフェインをふくむ。●コーヒー豆。コーヒーノキの種子。表記「珈琲」と当てる。▷koffie 英 coffee **ー・ブレーク** コーヒーを飲む短い休憩時間。▽coffee break **コーポ** 「コーポラス」の略。 **コーポラス** 鉄筋建てのアパート。コーポ。▽corporate house からの和製語。 **コーポレーション** 株式会社。▽corporation **コーポレート・ガバナンス** 企業が社会と関係者のために、どのように意思を決定するかという仕組み。企業の不正防止機能や運営を監督する機能などをさす。企業統治。▽corporate governance **ごおや** 「にがうり」に同じ。参考沖縄方言。表記「ゴーヤ」と書くことが多い。 **コーラ** コーラノキ(=アオギリ科の常緑高木)の果実などを原料とした清涼飲料。▽cola **コーラス** ●合唱。●合唱団。●合唱曲。▽chorus **コーラン** クルアーン。▽Koran ***こおり【氷】** ●氷点下の温度で水が固体になったもの。透明で、かたく冷たい。〔冷たいものや鋭いもののたとえに用いる〕「―のような手」「―のやいば」類語氷塊。アイス。●「氷水②」に同じ。 ***こおり【『郡】** 昔の行政区画の一つ。国を小さく分けた区画で郷・村をふくむ。 **こおり‐がし【氷菓子】** 果汁・糖蜜{とうみつ}などに香料を加えてこおらせた食べ物。シャーベット・アイスキャンデーなど。〔古風な言い方〕 **こおり・ざとう【氷砂糖】** まざりけのない砂糖を氷片のように大きく結晶させたもの。 **こおり・つ・く【凍り付く】** 《自五》●こおってくっつく。かたくこおる。いてつく。凍結する。●〔恐怖・緊張などのため〕体がこわばって動けなくなる。 **こおり・どうふ【氷豆腐】** 「高野豆腐」に同じ。 **こおり‐ぶくろ【氷袋】** 「氷嚢{ひょうのう}」に同じ。 **こおり・まくら【氷枕】** 中に氷・冷水を入れて使う、ゴム製のまくら。病気で高熱が出たときなどに頭部を冷やすのに用いる。水枕{みずまくら}。 **こおり・みず【氷水】** ●水に、氷のかけらを入れて冷たくしたもの。かきごおり。氷水{ひょうすい}。こおり。 **コーリャン【高梁】** イネ科の一年草。モロコシの一種。中国東北部・朝鮮北部に産する。こうりょう。▽中国gao-liang **こお・る【凍る・『氷る】** 《自五》温度が低いため、液体が固体に変わる。特に、水が固まって氷になる。〔ひゆ的に、冷たく(感じられるように)なる意でも用いる〕[コロ]「血も―・る恐怖」類語凍{い}てる。凍{し}みる。対とける。《四》。 **コール** ●金融・保険・証券業者の間で貸借される短期の資金。短資。参考借り手側からは「コールマネー」、貸し手側からは「コールローン」という。●《名・自サ》トランプで、相手札の提示を要求すること。また、ストップを宣言すること。また、その合図。▽call **ー・ガール** 電話の呼び出しなどに応じてくる売春婦。▽call girl **ー・サイン** 放送局や無線局に固有についている、電波呼び出し符号。JOAK(=NHK東京第一放送局)の類。▽call sign **ゴール** ●競走の勝負を決めるいちばん最後の線・点。決勝線。決勝点。●《名・自サ》サッカー・バスケットボール・ホッケーなどでボールを入れて得点になる所。また、そこへボールを入れて得点すること。▽goal **ー・イン** 《名・自サ》●ゴールにはいること。●〔俗〕結婚すること。▽goalとinからの和製語。**―・キーパー** サッカー・ホッケーなどで、ゴールを守備する役(の人)。キーパー。▷goalkeeper **コールスロー** 千切りのキャベツを、フレンチドレッシングなどであえたサラダ。▽coleslaw **コール・タール** 石炭を乾留したときにできる、黒い油のような液体。染料・爆薬・医薬・防腐剤などの原料。石炭タ得る。▽coal tar **コールテン** 「コーデュロイ」に同じ。表記「コール天」とも当てる。▽corded velveteenから。 **ゴールデン** 《造語》「黄金ほど価値が高い」の意を表す。▽golden **ー・アワー** 〔ラジオやテレビの放送で〕視聴率がいちばん高い放送時間。午後七時から一〇時ごろまで。ゴールデンタイム。▽golden hourからの和製語。**―・ウイーク** 〔四月の末から五月の上旬にかけての〕一年中で休日のいちばん多い週。黄金週間。▽golden weekからの和製語。 **コールド** 《造語》「冷たい」の意を表す。対ホット。▽cold **ー・クリーム** 油脂が多くふくまれている化粧用クリーム。化粧落とし、マッサージなどに使う。類語バニシングクリーム。▽cold cream **ー・チェーン** 野菜・魚・肉などの生鮮食料品を生産地から消費者にわたるまで連続的な低温設備によって運搬・保管する、流通の仕組み。低温流通体系。▽cold chain **ー・パーマ** 熱を使わないで、薬液だけを用いてかけるパーマネントウエーブ。コールドウエーブ。▽cold permanent waveからの和製語。 **ゴールド** 金。黄金。「―メダリスト」▽gold **ー・ラッシュ** ●新しく発見された金の産地へ人々が殺到すること。参考一九世紀のアメリカにおける用語。●金の価格の上がることを予想して人々が金の投機に殺到すること。▽gold rush **コールド・ゲーム** 野球で、五回終了後、日没・降雨などのために試合の続行が不可能になったときや、大差のために試合続行の必要がなくなったときに、それまでの得点で勝負を決める・こと(試合)。▽called game **こおろぎ【蟋蟀】** コオロギ科の昆虫の総称。体色は黒褐色で、長い触角をもつ。エンマコオロギの雄は夏の終わりごろから秋にかけ「コロコロリー」と鳴く。いとど。 ***コーン** ●ソフトアイスクリームを入れる、円錐形の入れ物。穀物の粉で作る。●拡声器の円錐形の部分。●道路上に置く円錐形の保安用具。▽cone ***コーン** トウモロコシ。「―スープ」▽corn **ー・スターチ** トウモロコシのでんぷん。食品・のりに用いる。コンスターチ。▽cornstarch **ー・フレーク** トウモロコシを加熱して平らにつぶして乾燥させた簡易食品。牛乳や砂糖をかけて食べる。▽cornflakesから。 ***ご・おん【呉音】** 漢字音の一つ。昔の中国の呉・越地方の発音で、日本に伝わってきて国語化したもの。「一」を「いち」、「地」を「じ」、「白」を「びゃく」と読む類。仏教語で多く使う。参考漢音・唐音。 ***ご‐おん【語音】** 〔文〕ことばを構成する音声。ことばの音。音韻。「―明瞭」 **ごおん・おんかい【五音音階】** 一オクターブの間に五つの音をもっている音階。日本古来の音楽は、だいたいこの音階によっている。類語七音音階。 <503> **こ・おんな【小女】** ふつうより背丈の低い女性。小さい女性。対大女。●〔料理屋などで〕年のゆかない女中・下女。表記②は「小婢」とも書く。 ***こ‐か【古歌】** 昔の和歌。また、古人の作った歌。 ***こ・か【固化】** 《名・自サ》かたまること。気体または液体の状態から固体の状態に変化すること。 ***コカ** コカ科の常緑低木。原産地は南米ペルー・ボリビア地方。長楕円形の葉からコカインをとる。コカノキ。▽coca ***こ・が【個我】** 他と区別された自我。個としての自我。 ***こ・が【古画】** 古い絵。昔の人がかいた絵。 ***こーが【古雅】** 《名・形動》古風で上品なようす。「―な水墨画」「―あるれんが」 ***こーがい【子飼い】** ●鳥やけものを生まれた時から育てること。「―のタカ」●子供の時からめんどうをみて一人前にすること。また、そうして一人前に育て上げられた人。「―の番頭」「―の者」 ***こ・がい【小貝】** ●小さい貝。●漢字の部首「貝」の称。参考「頁」に対していう。 ***こ・がい【戸外】** 家の外。屋外。「―で遊ぶ」 ***ご・かい【五戒】** 〔仏〕在家{ざいけ}の信者が守るべき五つのいましめ。五悪のそれぞれについて禁じた五つのいましめ。 ***ごかい【『沙蚕】** ゴカイ科の環形動物。体は平らで長く、浅い海の泥の中にすむ。釣りのえさにする。 ***ごーかい【碁会】** 多くの人が集まって碁を打ち合う会。 ***ごーかい【誤解】** 《名・他サ》まちがって理解すること。思いちがい。[コロ]「―を招く言動」「―を解く」類語曲解。 **こーがいしゃ【子会社】** 法律上は別個の会社となっているが、実質上は資本その他の点で、他の会社の支配を受けている会社。対親会社。 **ごーかいしょ【碁会所】** 碁盤・碁石をそなえ、席料をとって碁を打たせる所。また、碁を教える所。 **ごーかいどう【五街道】** 江戸時代、江戸の日本橋を起点とした五つの街道。東海道・中山{なかせん}道・奥州街道・日光街道・甲州街道。 **コカイン** コカの葉にふくまれるアルカロイド。無色無臭。局部麻酔薬などに使用する。習慣性による中毒症状を起こすので麻薬に指定されている。▽cocaine **こーがき【小書き】** 《名・他サ》文章の中に注などを小さく書きこむこと。また、その書きこんだもの。 ***こ‐かく【古格】** 古い格式。昔のやり方。類語古式。 ***こ‐かく【孤客】** 〔文〕ひとりで旅をしている人。 ***こ‐かく【顧客】** →こきゃく。 ***こ‐がく【古学】** ●儒学の一派。江戸時代、朱子学・陽明学に反対して、直接儒教の経典を研究し、明らかにしようとした学派。山鹿素行・荻生徂徠{おぎゅうそらい}などに代表される。●「国学」に同じ。 ***こ‐がく【古楽】** 古代の音楽。日本では、多く平安時代までのものをさす。 ***ご‐かく【互角・『牛角】** 《名・形動》互いの力に差がなく優劣をつけにくいこと。五分五分。「――の勝負」類語対等。伯仲。注意「互格」は誤り。 ***ご‐かく【碁客】** 〔文〕碁を打つ人。碁打ち。 **ご・かく【語格】** 〔文〕ことばづかいの決まり。語法。 **ご‐がく【語学】** ●言語を研究する学問。●外国語の勉強。外国語を学ぶ学科。 **こ‐がくれ【木隠れ】** 〔景色が〕重なりあった木の陰にかくれていること。木のこま。木がくれ。「――に見える山」 ***こ‐かげ【小陰・小、蔭】** ちょっとしたものかげ。 ***こ‐かげ【木陰・木、蔭】** 木の下で日や雨の当たらない所。木のかげ。類語樹下。樹陰。 **こがし【焦がし】** 穀物を煎{い}って粉にしたもの。香煎{こうせん}。「麦―」 **ごかし** 《接尾》《動詞「こかす」の連用形「こかし」の濁音化したもの》「自分の利益をはかるため・・・にかこつける」の意。「御為ごかし」「親切ごかし」 **こか・す【『転す・『倒す】** 《他五》〔方言〕ころがす。たおす。文こか・す《四》。 **こが・す【焦がす】** 《他五》●物を火や熱で焼いて・黒く(茶色に)する。「魚を―・す」「夜空を―・す炎」●切ない思いで心をなやます。句「胸を―・す」対こが・れる《四》。 **こーがたき【碁敵】** 〔力量が同程度の〕碁のよい相手。 **こーがたな【小刀】** 〔細工などに使う〕小さな刃物。ナイフ。**ー・ざいく【一細工】** ●小刀で木にこまかい細工をすること。●物事の大もとを解決せず、一時的に見せかけだけをつくろうこと。「環境問題は――では解決できない」 **こ・かつ【枯渇・・涸渇】** 《名・自サ》●水がかれてなくなること。●つきはててなくなること。欠乏すること。「資金が―する」「資源の―」 **ご‐がつ【五月】** 一年の五番目の月。さつき。**―・にんぎょう【―人形】** 五月五日の端午の節句にかざる、武者や鍾馗{しょうき}などの人形。**―・びょう【―病】** 四月に入学・入社した新人が、五月ごろに起こす精神の不安定状態をいう語。 ***こがね【小金】** 少しばかりまとまった金銭。小銭。「―をためる」 ***こがね【黄金】** ●金。類語あかがね(=銅)。くろがね(=鉄)。しろがね(=銀)。●「こがね色」の略。美しくかがやく金のような色。金色。類語やまぶき色。●金貨。=黄金。 **こがね・むし【黄金虫】** コガネムシ科の昆虫。体は多く緑色で金属のような光沢がある。幼虫は土中にすみ植物の根を食べる。 **ごか・の・きゅうあもう【呉下の旧、阿蒙】** 《連語》〔文〕いつまでたっても少しも進歩しない人。呉下の阿蒙。故事三国時代、呉の呂蒙{りょもう}に再会した人が、その学問の上達におどろき、「君はもう、以前の阿蒙(親しみをそえる発語)ではない」と言った故事から。〈呉志・呂蒙伝・注〉 **こ・かぶ【子株】** ●植物の、もとになる親株から分かれてできた株。●増資して新しく発行した株式。新株。対親株。 **こ‐かべ【小壁】** 天井と鴨居{かもい}の間などにある、幅のせまい小さな壁。 **こ・かた【子方】** ●親方の支配下にある者。対親方。●能楽などで子供が演じる役。また、その子供。 ***こ・がた【小型】** 同類のもののなかで規模や程度が小さい・こと(もの)。「―車」対大型。 ***こーがた【小形】** そのものの形が小さいこと。「―の虫」対大形。 ***こ・がら【小、雀】** シジュウカラ科の鳥。背は緑褐色で、腹は白く、頭が黒い。五、六月ごろ木の幹に穴をあけて産卵する。昆虫やクモを食べる。 ***こ・がら【小柄】** 《形動》●体がふつうより小さいようす。「―な男」類語小づくり。小粒。《名・形動》衣服のしまや模様がこまかいこと。①②対大柄。 <504> **こ・がらし【木枯らし・凩】** 秋の終わりから初冬にかけて強くふくかわいた冷たい風。「―のふきすさぶ夜」 **こがれーじに【焦がれ死に】** 《名・自サ》〔ある人を〕深く恋いしたって、そのためにやつれて死ぬこと。 **こが・れる【焦がれる】** ■《自下一》●いちずに強く思い望む。「名誉に―・れる」●いちずに深く恋いしたう。対こが・す《下二》。■《接尾》「どうしようもなくなるほどその気持ちを強くもつ」「切に・・・する」の意。「待ち―・れる」「思い―・れる」対こが・る《下二》。 **こ・かん【股間・”胯間】** またの間。またぐら。 ***こ・がん【孤雁】** 〔文〕群れからはなれた一羽のガン。 ***こ・がん【湖岸】** みずうみの岸。 ***ご・かん【五官】** 五感を感じる感覚器官。目(視覚)・耳(聴覚)・鼻(嗅覚)・舌(味覚)・皮膚(触覚)のこと。 ***ご・かん【五感】** 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五つの感覚。感覚の総称。 ***ご・かん【互換】** 互いに取りかえること。また、取りかえがきくこと。**ー・せい【―性】** 〔機械の部品などの〕互いに取りかえがきく性質。共通に使える性質。 ***ご・かん【語幹】** 活用語で、変化しない部分。「およぐ」の「およ」、「おそい」の「おそ」など。語根。対語尾。 ***ご・かん【語感】** ●ある語の持つ特別な感じ。参考その語の本来の意味以外に、人に与える感じをいう。「そのことばにはどこか温かい―がある」●語のニュアンスや、ことばに対する感覚。「―がするどい」 **ご・がん【護岸】** 川岸・海岸などが水流や波によってくずれるのを防ぐ・こと(施設)。「―工事」「―堤防」 **こ・かんせつ【股関節】** 骨盤の寛骨{かんこつ}と大腿骨{だいたいこつ}とをつなぐ関節。「―脱臼」 ***こ・き【古希・古稀】** 七〇歳のこと。「―を祝う」「人生七十古来稀なり〈杜甫・曲江詩〉」から。 ***こーき【呼気】** 〔口から〕はき出す息。対吸気。 ***こーぎ【古義】** 〔ある語の〕古い意味。昔の解釈。 ***こーぎ【狐疑】** 《名・他サ》〔文〕〔キツネは疑い深いということから〕いろいろ疑うこと。四字「―逡巡」 ***ごーき【五畿】** 昔、近畿地方の中央部にあった大和・山城・和泉・河内・摂津の五か国の称。古代の行政の中心地域だった。五畿内{ごきない}。**―・しちどう【―七道】** 五畿と七道。転じて、日本全国の意。参考七道。 **ごーき【御器・五器】** 《「合器{ごうき}」の転》〔文〕昔、食べ物を盛った、ふたつきのいれ物。わん。 **ごーき【御忌】** ぎょき(御忌)。 ***ごーき【語気】** 話すことばの調子・勢い。「―するどくつめ寄る」[コロ]「――を強める」類語語勢。 ***ご‐き【誤記】** 《名・他サ》〔字句を〕まちがえて書くこと。書きあやまり。 **ごーぎ【語義】** ある語の持つ意味。語意。 **コキーユ** コキール。▽coquille (=貝がら)。 **コキール** 魚介・鶏肉・野菜などをホワイトソースであえ、ホタテ貝の貝がらやその形をした皿に盛ってオーブンで焼いた西洋料理。コキーユ。▽coquille **こき・おろ・す【『扱き下ろす】** 《他五》●しごいて落とす。こきおとす。●ひどくけなす。欠点などを指摘して厳しく非難する。「新作を―・す」 **ごきげん【御機嫌】** ●「機嫌」の尊敬語。②●[コロ]「―をとる」「―をうかがう」[コロ]「―を損ねる」[連語]「―ななめ(=機嫌が悪いこと)」●《名・形動》〔俗〕非常に機嫌がいいこと。上機嫌。「きょうはばかに―だね」「―になる」 **ごきげん‐よう【御機嫌よう】** 《感》人に会ったとき、また別れるときに、相手の健康を・祝して(いのって)言う挨拶のことば。参考「よう」は「よい」の連用形「よく」の転。 **こーきざみ【小刻み】** 《名・形動》●間隔を・細かく(速く)きざむこと。「――にふるえる」●何度にも区切って少しずつ行うこと。「―に値上げする」 **こ・ぎたな・い【小汚い】** 《形》《「こ」は接頭語》なんとなくきたならしい。うすぎたない。対こぎれい。 **こき・つか・う【『扱き使う】** 《他五》〔人を〕遠慮や気がねなしにあらっぽく使う。類語酷使。 **こぎ・つ・ける【『漕ぎ着ける】** 《他下一》●船をこいで目的地に着ける。●《自動詞的に用いて》努力して目標まで到達する。「やっと完成に―・ける」 **こ・ぎって【小切手】** 当座預金者が、一定金額を受取人や持参人に支払うように銀行に委託して振り出す有価証券。句「―を切る」 **ご‐きない【五畿内】** →五畿。 **ごきぶり【蜚蠊】** ゴキブリ科の昆虫の総称。体は光沢のある黒褐色。感染症を媒介することがある。油虫。語源「御器噛{ごきかぶ}り」の転という。 **こき・ま・ぜる【『扱き混ぜる・『扱き『雑ぜる】** 《他下一》〔二種類以上のものを〕まぜ合わせる。 **こーきみ【小気味】** 《「こ」は接頭語》「気味」を強めた言い方。 **こきみ・よ・い【小気味『好い】** 《形》胸がすっとするように気持ちがよい感じだ。痛快である。「―・く働く」 **こーきゃく【顧客】** 〔文〕いつも(買いに)来てくれる客。おとくい。常とくい。顧客{こかく}。類語常連。 **ごーぎゃく【五逆】** 〔仏教信者にとって〕もっとも重い五つの罪悪。すなわち、父・母・阿羅漢{あらかん}(=出家した人)を殺すこと、仏の身体を傷つけること、僧団の和合を破ること。五逆罪。 **こーギャル** 〔俗〕派手な姿で街中を遊ぶ中高校生ぐらいの少女。表記多く「コギャル」と書く。 **コキュ** 妻を寝とられた男性。コキュー。▽cocu ***こーきゅう【呼吸】** ●《名・自他サ》息を吸ったりはいたりすること。[コロ]「―があらい」類語息。●《名・自サ》生物が体内に酸素をとり入れ、炭酸ガスを体外に出すこと。●ある物事を(うまく)行う微妙な調子。こつ。[コロ]「―をつかむ」「―をはかる」〔共同で一つのことをするときの〕互いの間の気分の調子。[コロ]「―が合う」**ー・き【―器】** 呼吸作用をいとなむ器官。水の中にすんでいる動物ではえら、空気の中にすんでいる動物では肺や気管。 >類義語の使い分け「呼吸・息」 **[呼吸・息]** 呼吸(息)を整える/二人の呼吸(息)がぴったり合う/呼吸(息)が乱れる **[呼吸]** 呼吸困難におちいる/仕事の呼吸を呑{の}み込む/バッティングの呼吸をつかむ/腹式呼吸 **[息]** 息をゆっくりと吸う/息を弾ませる/息の長い番組/息を引き取る/虫の息/鼻息があらい **こーきゅう【故宮】** ●もとの宮殿。今は宮殿としては使わない建物。●特に、中国北京の紫禁城を言う。 <505> ***こ・きゅう【故旧】** 〔文〕昔からのなじみ。古なじみ。旧知。「―忘れがたし」類語旧友。 ***こーきゅう【胡弓・鼓弓】** 日本や中国で使われる弦楽器。形は三味線に似て小形。弦は二~四本で、馬の尾の毛を張った弓でこすって鳴らす。こきゅう。 ***こーきょう【故郷】** 自分の生まれ育った土地。郷土。郷里。ふるさと。くに。くにもと。〔ふつう、その土地をはなれているときに使う〕「遠く―をしのぶ」対異郷。句―へ錦を飾・る《句》立身出世して故郷へ帰る。故郷へ花を飾る。 **こ‐ぎよう【小器用】** 《形動》《「こ」は接頭語》少しばかり・手先(目先)がきくようす。小器用{しょうきよう}に。「―に立ち回る」「―に料理を作る」 **ご・きょう【五経】** 儒学で四書とともに尊ぶ、五つの経書。易経・詩経・書経・礼記・春秋。参考四書。 ***ご・ぎょう【五行】** 古代中国の哲学で、万物を構成・支配する五つの元素。木・火・土・金・水。 ***ご・ぎょう【御形】** 春の七草の一つ。「ハハコグサ」の別称。おぎょう。 **こーきょく【古曲】** 古代に作られた楽曲。昔の曲。 ***こ・ぎれ【古切れ・古裂】** 江戸時代より以前に中国などから渡来した金襴{きんらん}・緞子{どんす}などの織物。 ***こ・ぎれ【小切れ・小『布】** 布の小さなきれはし。 **こぎれい【小奇麗·小綺麗】** 《形動》《「こ」は接頭語》きちんとしていて、清潔であるようす。また、気がきいていて、きれいなようす。「―な部屋」「――に暮らす」類語こざっぱり。対こぎたない。 **こきん・ちょう【古今調】** 古今和歌集にみられる和歌の歌風。万葉集に比べて優雅で、理知的・技巧的な傾向が強い。 **こきん・わかしゅう【古今和歌集】** 平安時代初期の勅撰{ちょくせん}和歌集。醍醐{だいご}天皇の命により、紀貫之・紀友則らによって撰せられた。全二○巻。古今集。 ***こく【国】** 《接尾》「くに」の意。「共和―」「先進―」 ***こく【石】** 《名・助数》●尺貫法による容積の単位。一石は一〇斗、約一八〇リットル。●積載量で和船の大きさを表すときの単位。一石は一〇立方尺。「千―船」●材木・石材の容積の単位。一石は一〇立方尺。●大名・武家の知行高(=禄高)を表す単位。 ***こく** (形容詞「濃い」の連用形の転か)●濃厚な味。深みのある味。「―のある酒」●深みがあって味わいごたえのする面白さがあること。「―のある文章」 ***こく【刻】** 〔文〕●刻むこと。彫刻すること。●漏刻{ろうこく}に刻んである目盛り。一昼夜を四八等分する。●「・・・の―」の形で〉十二支に配した、昔の時刻の呼び方。一昼夜を一二等分する。一刻は約二時間。〔一刻をさらに三等分して上刻・中刻・下刻と呼ぶ〕「子{ね}の上―」 ***こ‐く【古句】** 昔の人が作った俳句や詩文・詩句。 ***こ・く【『扱く】** 《他五》物の間にはさんで、むしるように落とす。しごく。「稲を―・く」文こ・く《四》。 ***こ・く【『放く】** 《他五》〔俗〕〔大小便などを〕体の外へ出す。〔下品な言い方〕「屁を―・く」類語たれる。●言う。ぬかす。〔下品で乱暴な言い方〕「ばかを―・くな」文こ・く《四》。 ***こく【酷】** 《形動》度をこしてむごいようす。厳しくひどいようす。「そこまでやらせるのは―だ」「―な批評」 ***こ・ぐ【『扱ぐ】** 《他五》〔方言〕根もとからひきぬく。根こぎにする。「庭の雑草を―・ぐ」文こ・ぐ《四》。 ***こ・ぐ【漕ぐ】** 《他五》●舟を進めるために櫓{ろ}・櫂{かい}を動かす。〔「舟を―・ぐ」の形で、上体を前後に動かして居眠りをする意にも用いる〕「会議中に舟を―・ぐ」●〔乗り物を進ませたり、ものを振動させたりするために〕足を屈伸させる。「自転車を―・ぐ」「ブランコを―・ぐ」文こ・ぐ《四》。 **ごく【極】** ■《名》「極上」の略。最良。■《副》この上なく。非常に。きわめて。「―上等の酒」「―親しい人」表記目は、ふつうかな書きにする。■《助数》一〇の四八乗を一とする単位。 **ごーく【語句】** 語と句。また、ことば。 ***ごく【獄】** 〔文〕●罪人を閉じこめておく場所。監獄。「―につながれる」●判決。さばき。「―を決する」 **ごく・あく【極悪】** 《名・形動》残忍できわめて悪いこと。四字「―非道」「―人」類語凶悪。 ***こく・い【国威】** 国の威光・威力。「―発揚」 ***こく・い【黒衣】** 黒い衣服。特に、僧の着る黒い衣服。黒衣{こくえ}。対白衣。 **ごく・い【極意】** 〔芸道・武術などで〕最高の技術を得るための最も重要な奥深い事柄。奥義。 **ごくい【獄衣】** 囚人が着る服。囚人服。 **こく‐いっこく【刻一刻】** 《副》《「―と」の形も)ある状態に向かって、時がしだいに進むようす。しだいしだいに。刻々。[コロ]「別れの時が―と近づく」 **こく‐いん【刻印】** 《名・他サ》〔文〕印をほること。また、その印。●《名・他サ》刻みつけること。また、刻みつけたあと。「イニシャルを―した指輪」◎「極印②」に同じ。 **ごく・いん【極印】** ●昔、品質を保証し偽物を防ぐために、金銀の貨幣や物品に押した印。●消しがたい証拠・証明。刻印。句―を押・す《句》〈「・・・の―・す」の形で〉そうであると決めつける。極印を打つ。烙印{らくいん}を押す。〔よくない事にいう〕「裏切り者の―・される」 ***こく‐う【穀雨】** (春雨が百穀をうるおす意》二十四節気の一つ。太陽暦で四月二〇日ごろ。 ***こ‐くう【虚空】** 〔文〕何も存在しない空間。空。大空。**―・ぞう‐ぼさつ【―蔵、菩、薩】** 〔虚空に物を入れるように〕限りない知恵と慈悲をそなえ持ち、衆生のあらゆる願いをかなえるという菩薩。句――を掴む《句》手を上にのばして指をかたくにぎりしめる。〔断末魔の苦しみの形容〕「―・んでたおれる」 **ごーくう【御供】** 神や仏に供える物。御供物{おくもつ}。お供え物。御供米{ごくまい}。「人身―」 **こく・うん【国運】** 〔文〕国の運命。また、国家の将来。「―の隆盛」「―を賭す」 **こく・え【黒『衣】** こくい(黒衣)。 **こく・えい【国営】** 事業を国家が経営すること。また、その事業。「―の工場」類語官営。対民営。私営。 **こく‐えき【国益】** 国家にとっての利益。 ***こく・えん【黒煙・黒、烟】** まっくろなけむり。黒煙{こくえん}。「―が空をおおう」対白煙。 ***こく・えん【黒鉛】** 「石墨{せきぼく}」に同じ。 **こく・おう【国王】** 王制国家の君主。王。類語天子。皇帝。帝王。 **こく・おん【国恩】** 自分の国から受ける恩。 **こく‐がい【国外】** 国の領土・領海の外。「―に逃亡する」「―追放」類語海外。対国内。 <506> **こく‐がく【国学】** 江戸時代、日本の古典を研究し、日本古来の思想・精神を明らかにしようとした学問。古学。賀茂真淵{かものまぶち}・本居宣長{もとおりのりなが}などに代表される。 **こく・ぎ【国技】** その国特有の(伝統的な)スポーツ・武術。参考日本では相撲。 **こく・ぐう【酷遇】** 《名・他サ》〔文〕残酷な取り扱い。ひどい待遇。類語冷遇。 **こく・ぐら【穀倉・穀蔵】** こくそう(穀倉)。 **ごく・げつ【極月】** 〔文〕陰暦一二月の別称。ごくづき。 **こく・げん【刻限】** 〔文〕●決められた時刻。定刻。「――に遅れる」●時刻。時間。「辰の―」 **こく‐ご【国語】** ●その国で広く使われている言語。日本語。●学校の教科の一つ。国語②についての、読む・書く・話すなどの能力をつけることを目的とする。国語科。**―・がく【―学】** 日本語の、音韻・文法・語彙{ごい}などを科学的・歴史的に研究する学問。**ー・じてん【―辞典】** 日本語の単語・句などを集めて一定の順序に並べ、その意味・用法・語源などを解説した書物。 **こくごう【国号】** 国の称号。国名。 **こく・こく【刻刻】** 《名》時間の一くぎり一くぎり。その時その時。刻々。「―の時」■《副》《「―と」の形も)しだいに時間がたってゆくようす。一刻ごとに。刻一刻。刻々。「――と危機がせまる」 **ごくごく【極極】** 《副》《「ごく」を強めた言い方》非常に。この上なく。「―上等の品」表記かなで書くことが多い。 ***ごくごく** 《副》(「―と」の形も)液体を続けて飲みこむようす。また、その音の形容。「牛乳を―(と)飲む」 **こくさい【国債】** ●国家の信用を基として国家が負う金銭上の債務。●「国債証券」の略。国家が国債を証明するために、債権者に対して発行する証券。 **こくさい【国際】** 国と国との間に関係していること。多くの国にかかわりがあること。**―・うちゅう‐ステーション【―宇宙―】** アメリカ、ロシア、ヨーロッパ諸国、日本、カナダが協力して建設する有人宇宙実験施設。約四〇〇キロメートル上空にあり、九〇分で地球を一周する。略号ISS。参考日本は実験棟「きぼう」を開発した。**―・くうこう【―空港】** 国際線の航空機が発着し、税関・検疫・出入国管理などの施設を備えている空港。**―・けっこん【―結婚】** 国籍のちがう男女の結婚。**―・しょく【―色】** 諸国の人や、諸国の物産などが入りまじって作り出される雰囲気。「――豊かな会場」**―・じん【―人】** 国際的に活躍している人。また、広く世界に通用する人。**―・つうかききん【―通貨基金】** 「アイエムエフ」に同じ。**―・てき【―的】** 《形動》諸国に関係のあるようす。また、世界的な規模であるようす。**―・とし【―都市】** ●世界的な大都市。世界的に有名な都市。●外国人が多く居住している都市。**―・ふっこうかいはつ‐ぎんこう【―復興開発銀行】** 略語IBRD。**―・ほう【―法】** 国家を構成単位とする国際社会の法。条約・国際慣習など諸国家間の合意によって成立する。国際公法。対国内法。**―・れんごう【―連合】** 一九四五年、世界の平和と安全を守り、種々の問題について国際的に協力することを目的としてできた国際組織。国連。略号UN。**―・ろうどうきかん【―労働機関】** 「アイエルオー」に同じ。 **こく・じ【告示】** 《名・他サ》〔選挙の投票期日・新条例・命令などを〕公共の機関が、一般の人に広く告げ知らせること。また、その手続き・内容。類語公布。公告。参考公示。 **こくじ【国事】** 国の政治に関する事柄。**―・こうい【―行為】** 日本国憲法で定められた、天皇が行う国事に関する一定の行為。**―・はん【―犯】** 国の政治秩序を侵害する犯罪。政治犯。 **こくじ【国字】** ●その国の国語の表記に用いることが正式に認められている文字。●漢字に似せて日本で作られた文字。「峠」「裃{かみしも}」「畑」など。和字。●かな文字。和字。 **こく‐じ【国璽】** 国家のしるしとしての印。国の印。 **こく・じ【酷似】** 《名・自サ》区別ができないほどよく似ていること。「両者の外見は―している」 **ごく‐さいしき【極彩色】** 〔絵・装飾などの〕はでで美しく精密ないろどり。濃厚な色彩。「―の絵巻」 **こく・さく【国策】** 〔ある目的のためにたてた〕国の政策。「――にそった事業」 **こくさん【国産】** 自分の国で生産・産出すること。特に、日本で生産すること。また、その産物。「―品」 **こくし【国司】** 律令制で、中央から派遣されて諸国を治めた地方官。くにのつかさ。 **こくし【国史】** ●ある国の歴史。●日本の国の歴史。日本史。「―年表」 ***こく・し【国士】** ●自分のことは省みないで国のために活躍する人。●その国の中で最もすぐれた人物。**―・むそう【―無双】** ●〔文〕国の中に比べる者のないほどすぐれた人物。●マージャンの役の一つ。 ***こく・し【国師】** 国家の師とあおがれる高僧が朝廷からたまわった称号。「夢窓―」 **こくし【酷使】** 《名・他サ》〔人や物を〕手加減せず激しく使うこと。「肉体を―する」類語虐使。 **ごくし【獄死】** 《名・自サ》監獄に入れられている間に死ぬこと。牢死。獄中死。 **こくし・びょう【黒死病】** ペスト。〔古風な言い方〕参考皮下出血のため死体が黒く見えることからいう。 **ごく・しゃ【獄舎】** 囚人を入れておく所。また、その建物。獄屋。〔古風な言い方〕類語監獄。刑務所。 ***こく・しゅ【国主】** ●一国の統治者。一国の君主。類語国王。●「国主大名」の略。江戸時代、一国または一国以上を領有した大名。国大名。国守。 ***こく・しゅ【国守】** ●諸国司の長官。くにのかみ。◆国主。 ***こく・しゅ【国手】** 〔文〕●(国を医する名手の意から)すぐれた医者。また、医者の敬称。●囲碁の名人。 **ごく‐じゅう【極重】** 〔文〕罪などがきわめて重いこと。「―悪人」 ***こく・しょ【国初】** 〔文〕建国のはじめ。 ***こく‐しょ【国書】** ●国の名で出す外交文書。●日本語で書かれた日本の書物。和書。対漢書・洋書。 **こくしょ【酷暑】** 〔真夏の〕厳しい暑さ。[連語]「―の砌{みぎり}」類語苦熱。猛暑。炎暑。対酷寒。 **ごく・しょ【極暑】** ひどく暑いこと。最高の暑さ。対極寒。 **こくじょう【国情・国状】** 一国の政治・経済・文化などのありさま。また、国内の状態・事情。「―が不安定だ」 **ごくじょう【極上】** 《名・形動》品質がきわめて上等な・こと(もの)。「――の酒」類語最上。 <507> **こくしょく【黒色】** 〔墨のような〕黒い色。 **こく・じょく【国辱】** 国や国民全体にかかわる恥。国の恥。「―的行為」 **こくじん【黒人】** 皮膚の色が黒褐色の人。ニグロ。**―・れいか【―霊歌】** アメリカの黒人の間で歌われる宗教歌。ニグロスピリチュアル。 **こく・すい【国粋】** その国に固有の、物心両面の長所・美点。「―思想」**―・しゅぎ【―主義】** 自国の伝統や文化を他の国よりもすぐれたものと信じ、それだけを守り広めようとする・考え(立場)。対国際主義。参考「ナショナリズム」の訳語の一つ。 ***こく・する【克する”剋する】** 《他サ変》〔文〕他のものをしのぐ。負かす。「下が上を―・する」 ***こく・する【哭する】** 《自サ変》〔文〕声をたてて泣く。慟哭{どうこく}する。「墓前に―・する」 ***こく!する【刻する】** 《他サ変》〔文〕●きざみつける。彫刻する。●強くしるしをつける。しるす。「銘を―・する」 **こく・ぜ【国是】** 〔文〕国家や国民がよいと認めた国政上の基本方針。「民主主義を―とする」 ***こく・せい【国勢】** ●人口・産業などを中心とした、国のありさま。●国の勢力。類語国力。**―・ちょうさ【―調査】** 人口および国民の生活状態などを、日を決めて全国一斉に調査すること。センサス。参考日本では一九二〇年に第一回の調査以来、一〇年ごとに本調査、五年ごとに簡易調査が行われる。 ***こく・せい【国政】** 国を治めていくこと。国の政治。「―を担当する」 **こく・ぜい【国税】** 国家の財政をまかなうため国が国民に割り当てて取り立てる税。所得税・法人税・相続税・酒税・消費税など。参考直接税・間接税・流通税に分かれる。対地方税。**―・ちょう【―庁】** 内国税の賦課・徴収を行う行政機関。税務署の指揮・監督、酒類の製造・販売の免許などを主な任務とする財務省の外局。 ***こく・ぜい【酷税】** 重い租税。重税。 **ごく・せい【極製】** 〔文〕極上の製造(品)。 **こく・せき【国籍】** ●その国の国民としての身分や資格。「―を取得する」●航空機・船舶などの、ある特定の国への所属する資格。「―不明の航空機」 **ごく・ちゅう【獄中】** 〔囚人として過ごす〕監獄や刑務所の中。獄内。「―記」 **こくせん【国選】** 国でえらぶこと。類語官選。**―・べんごにん【―弁護人】** 被告人が貧困その他の事由により弁護人を選任できないとき、それを保護する目的で国家が選任する弁護人。対私選弁護人。 **こく‐そ【告訴】** 《名・他サ》〔法〕被害者が検察官または司法警察員に犯罪事実を申告し、犯人を裁判にかけるよううったえること。「―状」類語告発。 ***こく‐そう【国葬】** 〔国家に功労のあった人などに対し〕国家の儀式として、国費によって行う葬儀。 ***こく‐そう【穀倉】** ●穀物をたくわえておく倉。穀倉{こくぐら}。類語米倉。●穀物を多く産する土地。「―地帯」 **ごく‐そう【獄窓】** 監獄の窓。また、刑務所。 **こくぞう・むし【穀象虫】** ゾウムシ科の昆虫。体長約四ミリメートルで、黒褐色。幼虫・成虫とも米・麦などの穀物を食いあらす。こめくいむし。こめのむし。こくぞう。 **こく・ぞく【国賊】** 自国の利益に反する事をする人。類語非国民。売国奴。 **ごく・そく【獄則】** 監獄内の決まり。 **ごく‐そつ【獄卒】** ●監獄で、囚人を取りあつかう下級役人。●[仏]地獄で死者を苦しめるという鬼。 **こく・たい【国体】** ●〔文〕国家の体面・尊厳。●国の状態。くにがら。●主権がどこにあるかによって区別される、国家の政治形態。●「国民体育大会」の略。 **こく・だか【石高】** ●穀類(おもに米)の数量。●江戸時代、米で与えられた武士の給料の高。禄高。 **こく・だち【穀断ち】** 《名・自サ》〔修行・祈願のため〕ある期間穀類を食べないこと。 **こく・たん【黒、檀】** カキノキ科の常緑高木のうち、材の中心部が黒いものの総称。質が堅く、みがくと光沢が出るので高級家具などを作る。黒木{くろき}。 **こく・ち【告知】** 《名・他サ》告げ知らせること。「受胎―」「病名を―する」類語通知。通告。 ***こ・ぐち【小口】** ●〔棒状のものを〕横に切った切り口。横断面。●書物の背を除いた三方の紙の断面。特に、背の反対側の断面。対のど。●いとぐち。「話の―」●数量・金額などが少ないこと。「―の注文」対大口。**―・がき【―書き】** 書物の小口に題名・巻号などを書きつけること。また、書きつけたもの。**―・ぎり【―切り】** 長い野菜・果物を端から少しずつ切っていくこと。また、そのような切り方。「ねぎを―にする」 ***こく‐ちょう【国鳥】** その国を代表するものとして定められた鳥。参考日本の国鳥はキジ。 ***こく‐ちょう【黒鳥】** カモ科の水鳥。全身が黒く、形は白鳥に似る。ブラックスワン。 **ごく‐ちょうたんば【極超短波】** 波長〇・一~一メートル、周波数三ギガヘルツ~三〇〇メガヘルツの電波。指向性が強く雑音が少ない。レーダーやテレビ放送・携帯電話などに使われる。略号UHF。 **ごく・つぶし【穀潰し】** 何の能力もないのに、飯だけは一人前に食う者。また、何もしないで遊び暮らす人。〔なまけ者をののしって言う語〕類語徒食者。 **こく‐てい【国定】** 〔ある基準を設けて〕国家が定める・こと(もの)。「―教科書」**―・こうえん【―公園】** 国立公園に準じる公園。国が指定し、所在地の都道府県が管理する。 **こく・てつ【国鉄】** 「国有鉄道」の略。国が所有し、経営した鉄道。特に、JRの前身「日本国有鉄道」の略。対私鉄。 **こく・てん【国典】** 〔文〕●国の法典。類語国法。●日本の古典。また、日本の典籍。 ***こく・てん【黒点】** ●黒い色の点。類語黒星。●[天]太陽の表面に現れる黒い斑点。 **こく‐でん【国電】** 「国鉄電車」の略称。もと、日本国有鉄道の経営した電車(線)。 **こく・と【国都】** 〔文〕一国の政府のある都市。首都。 **こく‐ど【国土】** ●その国の統治権がおよぶ地域。くに。類語領土。●その国の大地・土地。「―開発」「―緑化運動」**―・けいかく【―計画】** 国土を総合的に利用・開発するための計画。**―・こうつう・しょう【―交通省】** 国土計画・都市計画・水防・運輸事業などに関する行政事務をあつかう国の行政機関。 **こく・ど【黒土】** 腐敗した植物を多くふくむ、黒色の肥えた土。耕作に適する。黒土{くろつち}。 ***こく‐ど【国、帑】** 〔文〕(「国のかねぐら」の意から)国の財産・財貨。国財。 **こく・どう【国道】** 国家の費用で建設し、管理・維持する道路。幹線道路に多い。 <508> **ごく・どう【極道・獄道】** 《名・形動》悪事を働いたり、女・酒・ばくちなどにふけったりする・こと(人)。「―(=やくざ)の世界」類語放蕩。●品行の悪い人をののしって言う語。「―者」 **こく・ない【国内】** 国の領土のなか。対国外。**―・そうせいさん【―総生産】** 一国の経済活動で、一年間の生産総額から原材料・中間生産と海外での生産分を差し引いたもの。略語GDP。 ***ごく・ない【極内】** きわめて内密なこと。類語極秘。 ***ごく・ない【獄内】** 監獄の中。 **こく・ないしょう【黒内障】** くろそこひ。 **こく・なん【国難】** 〔存立があやぶまれるほどの〕国家の大きな危難。国の災難。「――に殉{じゅん}じる」 **こく・ねつ【酷熱】** 厳しい暑さ。類語酷暑。炎熱。 **ごく・ねつ【極熱】** きわめて暑いこと。非常な暑さ。「―地獄」 ***こく・はく【告白】** 《名・他サ》〔心に秘めていたことを〕うちあけること。「愛の―」「罪を―する」類語白状。 ***こくはく【酷薄・刻薄】** 《名・形動》〔文〕むごく思いやりのないこと。残酷で薄情なこと。「―非道」 **こく・はつ【告発】** 《名・他サ》●〔悪事・不正などを〕あばいて、うったえること。「内部―」●〔法〕犯人と被害者以外の第三者が、犯罪事実について警察官または検察官に申し立て、起訴を求めること。類語告訴。 **こくばん【黒板】** 白墨で字や絵を書く(黒や緑の)板。塗板。 **こく・ひ【国費】** 国家が出す経費。国の費用。「―で留学する」類語公費。 **こ・くび【小首・小、頸】** 《「こ」は接頭語)首。〔首に関するちょっとした動作についていう語〕句―を傾・ける《句》●首をちょっと曲げる。●ちょっと考えこむ。不審に思う。=小首をかしげる。 **ごく・ひ【極秘】** 絶対に秘密であること。「――に調査を進める」「―文書」類語極内。機密。 **ごく・び【極徴】** 〔文〕《名・形動》非常に小さいこと。極微{ごくみ}。 **こく・びゃく【黒白】** ●黒い色と白い色。黒いものと白いもの。●正しいことと、正しくないこと。正邪。参考白をよい方にたとえる。同白黒。句―を争・う《句》対決して物事の正邪・善悪をはっきりさせる。句――を弁ぜず《句》物事の是非・善悪の区別ができない。 **こく‐ひょう【酷評】** 《名・他サ》手厳しく批評すること。また、その批判。「―を浴びせる」 **こく‐ひん【国賓】** 国家が客として待遇する外国人。国の客。「――待遇」類語公賓。 **ごく‐ひん【極貧】** このうえなく貧しいこと。「―にあえぐ」類語赤貧。 **こくふ【国富】** 〔文〕国の財政上の力。国家の富。 ***こくふ【国父】** 国民が父として敬愛する統治者。 **こく・ふう【国風】** ●その国特有の風俗・習慣。「―文化」●その国・地方の風俗をうたった詩歌・俗謡。=くにぶり。 ***こくふく【克復】** 《名・他サ》悪い状態をのりこえて、もとの状態を取りもどすこと。「平和を―する」 ***こくふく【克服】** 《名・他サ》〔悪条件や困難に〕うちかつこと。「不況を―する」「がんをーする」 **ごく・ぶと【極太】** きわめて太い・こと(もの)。対極細。 **こくふん【穀粉】** 〔文〕穀物をひいて粉にしたもの。 ***こくぶん【告文】** 〔文〕●神にささげる文。●上の人または役所に申し立てる文書。上告文。 ***こくぶん【国文】** ●日本語で書かれた文章。和文。邦文。●「国文学」の略。●「国文学科」の略。大学で、日本の文学を研究・教授する学科。「―の学生」 **こくぶんがく【国文学】** ●日本の文学。日本文学。国文。●日本の文学を研究する学問。「――者」 **こくぶん‐じ【国分寺】** 奈良時代、聖武天皇の勅願により、諸国に建立された官寺。僧寺と尼寺(国分尼寺)とがある。 **こくぶんぽう【国文法】** 日本語の文法。 **こくへい・しゃ【国幣社】** 旧社格の一つ。官幣社につぐ社格の神社。国庫から幣帛{へいはく}をたてまつった。 **こく・べつ【告別】** 《名・自サ》〔死者、または遠くへ行く人などに〕別れを告げること。「―の辞」**―・しき【―式】** ●別れて行く人を送る儀式。類語送別式。●死んだ人に別れを告げる儀式。葬式。 **こく・ほ【国歩】** 〔文〕国家のあゆみ。国家の前途。「―艱難{かんなん}」 **こく・ぼ【国母】** 〔文〕●天皇の母。皇太后。●(国民の母の意から)皇后。=国母。 ***こく・ほう【国宝】** ●国のたから。●国家が特に指定して法律によって保護・管理をする、すぐれた建築物・美術品・工芸品・技術・文書など。「―の仏像」 ***こく‐ほう【国法】** 国の法律。特に憲法。類語国典。 **こく・ぼう【国防】** 外国からの攻撃に対する国の守り。「―態勢」 **こくぼう・しょく【国防色】** 黄みどり色がかった茶褐色。カーキ色。参考もと、陸軍の軍服の色。 **ごく・ぼそ【極細】** きわめて細い・こと(もの)。対極太。 **こく‐ほん【国本】** 〔文〕国家を成り立たせる基礎。国のおおもと。 **こく‐みん【国民】** その国の統治権の下にあって、その国を構成する人々。また、その国の国籍を有する人々。類語人民。**―・きゅうかむら【―休暇村】** 国民の保養、健康の増進などを目的として国立公園・国定公園内に設けられた、宿泊設備のあるレクリエーション施設。**―・けんこうほけん【―健康保険】** 会社員・公務員など以外の一般国民を対象とし、その疾病・負傷・分娩{ぶんべん}・死亡などの際に必要な保険給付を行う社会保険。国保。**―・こつか【―国家】** 共通する言語や文化、伝統などの国民的な一体性を基盤として、人為的に形成された近代的国家。**―・しゅくしゃ【―宿舎】** 国立公園や温泉の近くなど自然環境にめぐまれた土地などに建てられた、気軽に利用できる公営または民営の宿泊施設。**―・しんさ【―審査】** 最高裁判所の裁判官としてその人が適当であるか否かを、国民が投票によって審査する制度。**―・せい【―性】** その国の国民が共通してもっている特有の性質・感情。**―・そうせいさん【―総生産】** 一国において一定期間(通常一年)に生産された財貨とサービスの総額。略語GNP。**―・たいいくたいかい【―体育大会】** 国民の体力向上、体育の振興などを目的に、毎年、各都道府県から選ばれた選手が参加して開催される総合競技大会。国体。**―・てき【―的】** 《形動》国民全体に関係するようす。「―な人気を博す」「―に親しまれている歌」 <509> **―・とうひょう【―投票】** 国政にかかわる重要な事項について、国民が直接賛成または反対の意思表示をする投票。**―・ねんきん【―年金】** 社会保険制度の一つ。厚生年金保険・共済組合保険などの公的年金制度の適用を受けない一般国民に対して、老齢・廃疾・死亡などに際して給付される年金。**―・の・しゅくじつ【―の祝日】** 全国民が祝い、感謝し、また記念する日として、法律で定められた日。休日となる。 >評論文キーワード **国民国家** 「国民国家」とは、共通の言語や文化、伝統などの国民的一体性を基盤とし、人為的に形成された近代的国家である。一七~一九世紀ごろの西欧の近代国家成立とともに生まれたもので、日本では一九世紀に成立した。 国民国家は、国民に、自国に帰属していることを強く意識させるような国家を指す。つまり、意図的に共通の言語・文化・伝統などを意識させることで、一国家として団結し、他国との競争や紛争に対応できるようにしたものである。 それ以前には一国家としての意識は薄かった。日本では、江戸時代には村や藩単位での集合意識しかなく、「日本国」としての意識は江戸末期までなかったのであ **こく・む【国務】** 国家の政治上のつとめ。国家の政務。類語国政。**―・しょう【―省】** アメリカ合衆国の政府機関の一つ。外交関係を取りあつかう省。日本の外務省にあたる。**―・だいじん【―大臣】** 内閣総理大臣、およびその他の大臣。また、内閣総理大臣以外の大臣。**―・ちょうかん【―長官】** アメリカ合衆国国務省の長官。閣僚の首席で外交を担当する。 ***こくめい【国名】** 国の名前。国号。 ***こくめい【克明】** 《形動》一つ一つにくわしく丁寧であるようす。「―な描写」「―に調べ上げる」 **こく・もつ【穀物】** 〔イネ・ムギ・アワ・ヒエなど〕人間の主食となる作物。穀類。 **ごくもん【獄門】** ●[文]牢獄の門。●昔、斬罪{ざんざい}になった罪人の首を獄門①や刑場近くの木や台にかけてさらしたこと。梟首{きょうしゅ}。類語さらし首。 **ごく‐や【獄屋】** 〔文〕「獄舎」に同じ。 **こく・やく【国訳】** 《名・他サ》外国語で書かれた文章を国語に訳すこと。邦訳。〔古風な言い方〕 **ごく・やす【極安】** 値段が非常に安いこと。 **こく・ゆ【告論】** 《名・他サ》〔文〕〔目下の者などに〕告げさとす・こと(ことば)。類語説諭。説教。 **こく・ゆう【国有】** 国家が所有していること。「―財産」「―地」類語公有。対民有。 **こくよう・せき【黒曜石】** 溶岩が急に冷えてかたまってできた、火山岩の一種。半透明のガラス質で暗緑色または黒色。装飾用石材・印材・文鎮などに使う。 **こくら【小倉】** 「小倉織」の略。太い糸で厚地に織った綿織物。帯・はかま・洋服などを作る。 ***こ‐ぐら・い【小暗い】** 《形》《「こ」は接頭語》少し暗い。どことなく暗いようすだ。おぐらい。「―・い明かり」類語ほの暗い。うす暗い。 ***こ‐くら・い【木暗い】** 《形》木の葉がしげっているために暗いようすだ。「公園の―・い道」 ***こ‐くらがり【小暗がり】** 《「こ」は接頭語》〔周囲より〕少し暗くなっている・こと(所)。 ***こ‐くらがり【木暗がり】** 木がしげって暗い・こと(場所)。こぐれ。木の下闇。 ***ごくり** 《副》(「―と」の形も)液体や小さな物を一気に飲みこむようす。また、その音の形容。 **こく・りつ【国立】** 国家の費用で設立し、運営すること。「―劇場」**―・こうえん【―公園】** 日本を代表する自然の景観がすぐれている地をえらび、その自然保護と維持のために国が指定し管理する公園。 **こく・りょく【国力】** 〔経済・軍事・文化などを総合した〕国の力。特に、国の経済力。類語国勢。 **こく・る** 《接尾》《動詞の連用形について五段活用の動詞をつくる》「はげしく・・・する」「どこまでも・・・する」の意。「塗り―・る」「黙り―・る」類語まくる。文こく・る《四》。 **こく・るい【穀類】** 穀物の種類にはいるもの。 **こく・れつ【酷烈】** 《形動》〔文〕むごいほど、厳しく激しいようす。「―な批評」類語苛烈。峻烈。 **こく・れん【国連】** 「国際連合」の略。 **ごーくろう【御苦労】** 《名・形動》「苦労」の丁寧語。〔他人の骨折りをねぎらうことばとして、また、他人の行為・努力をあざけることばとしても使う〕「―さま」「一銭にもならないのに、―なこった」注意ねぎらうことばとしての「ご苦労さま」は、目上の人が目下の人に対して使う。目下の人が目上の人に対して言う場合は「お疲れさま」が一般的。 **ごくらく【極楽】** ●「極楽浄土」の略。●とても楽しく平和な境遇・場所。パラダイス。対地獄。**ー・おうじょう【―往生】** 《名・自サ》●この世の生を終えた後、極楽浄土に生まれること。●安らかに死ぬこと。大往生。「百歳でーする」**―・じょうど【―浄土】** 〔仏〕人間界から西方に十万億の仏土を過ぎた所にある、阿弥陀如来{あみだにょらい}のいる世界。すべてが満ちたりていて、清浄・平和で苦しみのない世界。西方净土。安楽浄土。極楽。**―・とんぼ【―、蜻蛉】** 〔俗〕先のことを考えない、のんきな人をあざけっていう語。 **ごくらく・ちょう【極楽鳥】** フウチョウ科の鳥の総称。雄は色あざやかな飾り羽をもつ。ニューギニア、オーストラリアに分布。風鳥{ふうちょう}。 ***こく・り【国利】** 〔文〕国の利益。「―民福」 **こく・り【酷吏】** 〔文〕人情をわきまえず、無慈悲な処置をする官吏。 **こく‐ろん【国論】** 〔文〕国民一般の議論・意見・主張。「―が沸騰する」類語世論。輿論。公論。 **こーくん【古訓】** 漢字・漢文などの古い時代の読み方。 **こぐん【孤軍】** 戦場で味方からはなれ孤立した軍隊。 **こぐん・ふんとう【孤軍奮闘】** 《名・自サ》力を貸すものがなく、ただひとりで・戦う(努力する)こと。 ***こけ【苔・蘚】** コケ植物の通称。蘚苔類と地衣類とがある。胞子でふえ、人家のまわりや山地などのしめった場所に生育する。句―が生・える《句》古くなる。 ***こ・け【虚仮】** ●[仏]真実でないこと。うそ。いつわり。●おろかな・こと(者)。〔古風な言い方〕[コロ]「人をーにする(=ばかにする)」**―・おどし(―『威し】** 〔おろかな人をおどろかすにすぎない〕見かけだおしのばからしい・方法(もの)。こけおどかし。「―の看板」 <510> ***ご・け【後家】** ●夫に死別して再婚せずにいる女性。未亡人。寡婦。やもめ。●対になった物の片方がなくなって、残った一方のもの。「―茶碗」句―を立・てる《句》女性が再婚しないで後家を通す。 ***ご‐け【碁笥】** 碁石を入れる(木製の)まるい容器。 ***こ・けい【古形】** 古い形。古い形式。 ***こ・けい【固形】** 一定の形に固まったもの。「―燃料」 ***こ・けい【孤、閨】** 〔文〕(「ひとり寝の部屋」の意から)夫が長く不在で、妻がひとりさびしくねる部屋。類語空閨。句―を守・る《句》夫の長い不在の間、妻がさびしく留守居をする。 ***ご・けい【互恵】** 〔国家間で〕互いに特別の便宜や恩恵を与えたり受けたりし合うこと。「―条約」「―関税」 ***ご・けい【語形】** ことばの形。〔語の意味・内容に対していう〕**―・へんか【―変化】** 文法の決まりによって、ことばの形が変化すること。たとえば「読む」が「ない」につながって、「読ま」となるなど。 **こげ・くさ・い【焦げ臭い】** 《形》物がこげるにおいがするようすだ。きなくさい。 **こけし【小、芥子】** 《「小さな芥子人形」の意》円筒形の胴にまるい頭がついている木製の人形。もと、東北地方の郷土玩具。こけし人形。 **こけ・しみず【苔〈清水】** コケの生えている岩の間などを伝わって流れる、すんだ水。類語岩清水。 **こげ・ちゃ【焦げ茶】** 黒っぽい茶色。褐色{かっしょく}。焦げ茶色。 **こ・けつ【虎穴】** 〔文〕虎のすんでいる岩穴。句―に入らずんば虎子を得ず《句》〔虎穴にはいらなければ虎の子を得られないように〕危険をおかさなければ大成功は得られない。〈後漢書・班超伝〉 **こげ・つ・く【焦げ付く】** 《自五》●〔煮物や焼き物などが〕黒く焼けて物にくっつく。「なべが―・く」●貸した金が回収できないままになる。「融資した五千万円が―・く」 **コケット** ■《名》媚{こび}を売る女性。色っぽい女性。■《形動》コケティッシュ。▽ coquette **コケットリー** 色っぽいこと。なまめかしいこと。媚態{びたい}。▽coquetterie 英 coquetry **こけつ・まろびつ【『倒けつ『転びつ】** 《連語》たおれたりころがったり。〔あわてて走るようすをいう〕「犬に追われて―にげる」 **コケティッシュ** 《形動》なまめかしく色っぽいようす。コケット。「―な笑みを浮かべる」▽coquettish **ご‐けにん【御家人】** ●鎌倉・室町時代、将軍と主従の関係を結んだ武士。幕府より領地の承認をうけた。●江戸時代、将軍直属ではあるが、将軍に拝謁{はいえつ}する資格のない武士。旗本の下に位する。 **こけ・む・す【苔『生す”苔『産す苔蒸す】** 《自五》〔文〕古くなって、コケが生える。転じて、長い年月を経る。「―・す岩」「―・した寺院」類語草むす。 **こげ・め【焦げ目】** 〔ほどよく〕焦げたあと。「餅にーをつける」 **こけ・もも【苔桃】** ツツジ科の小低木。初夏、紅白色の小花をつける。赤く熟した果実は甘酸っぱく、生食するほか、果実酒などにする。 **こけら【、柿】** ●木のけずりくず。こっぱ。●ヒノキ・マキなどの木材をうすくはいで作った板。屋根をふくのに用いる。こけら板。「―ぶきの本殿」 ***こけら【鱗】** 〔魚の〕うろこ。こけ。 **こけら‐おとし【柿落とし】** 新築した劇場の開場を祝う最初の興行。 ***こ・ける** 《接尾》《動詞の連用形について下一段活用の動詞をつくる》その動作の程度がはなはだしい意。「笑い―・ける」「眠りー・ける」 ***こ・ける【『痩ける】** 《自下一》〔肉が落ちて〕やせほそる。句「夏ばてで頬が―・ける」対こ・ける《下二》。 ***こ・ける【『転ける・『倒ける】** 《自下一》〔方言〕ころぶ。たおれる。●[映画・芝居などの〕興行があたらず不評に終わる。対こ・ける《下二》。 **こ・げる【焦げる】** 《自下一》〔火や日に〕焼けて・黒く(茶色に)なる。対こ・げる《下二》。 **こ・けん【沽券】** ●昔、土地などの売り渡しを証明した文書。●物や人の値うち。体面。品位。句――に関わ・る《句》体面や品位を左右する。〔悪い結果になる場合にいう〕「ここで引き下がっては―・る」 **こーげん【古諺】** 〔文〕古いことわざ。 **ごーけん【護憲】** 〔改革しようとする力に対して〕現行の憲法・立憲政治を守ること。「―運動」 ***ごーげん【五弦・五、絃】** ●弦楽器の五本の糸。●弦が五本ある、琵琶{びわ}の一種。 ***ごーげん【語源・語原】** ある語が現在の形や意味になる前の、もとの形・意味。また、ある語のもととなった物事・事柄。 **ここ【個個】** 〔たくさんあるものの〕一つ一つ。ひとりひとり。おのおの。「―の意見を聞く」**ー・じん【―人】** ひとりひとりの人。 ***ここ【呱呱】** 〔文〕〈「―の声」の形で〉〔生まれたばかりの〕赤ん坊の泣き声。類語うぶ声。句――の声をあ・げる《句》〔赤ん坊が〕生まれる。●新しく物事が発足する。「新しい国が―・げた」 ***ここ【戸戸】** 一戸一戸。家ごと。戸ごと。 ***こ・こ【此処・此所】** 《代名》《近称の指示代名詞》●話し手が、自分の現在いる、または自分に最も近い関係にある場所を指し示す語。この場所。「――で待っています」●話し手が、現に話題としている場面や事柄、また、取り上げようとするものを指し示す語。「―が大事な点です」句「事―に至る」●現在に近い時間を指し示す語。また、現在をふくめて・現在に至るまで(現在からのち)の時間の範囲を指し示す語。「―二、三日が山場です」表記「是」「茲」などとも書く。句――で逢ったが百年目《句》めぐりあうことが最後となる機会。参考捕まえようとしてさがしていた人に会ったときなどに言うことば。句――を先途{せんど}と《句》ここが物事を決する大切な瀬戸際だと、一生懸命になるようす。 **こーご【古語】** 昔のことばで、現在ではほとんど使われない意味や形をもつことば。「―辞典」 **ごーご【午後】** 正午から夜の一二時まで。特に、正午ごろから夕方まで。類語昼過ぎ。昼下がり。対午前。 **ココア** カカオの実を煎{い}り、粉にしたもの。飲み物・洋菓子の材料などに使われる。ショコラ。▽cocoa **ここ・いちばん【此『処一番・此『所一番】** 最も重要な局面。大きな山場。「―に強い」 **ここ・いら【此『処いら】** 《代名》《近称の指示代名詞》このあたり。このへん。ここら。〔「ここ」より少し広い範囲の場所・時・程度を漠然と指していう。「ここら」よりも俗語的〕「―に本屋はないか」 <511> ***ここう【孤高】** 《名・形動》〔文〕ひとりだけ他を寄せつけず、気高くすぐれていること。「―の天才」[コロ]「―を持する」 ***ここう【戸口】** 〔文〕戸数と人口。「―調査」 ***こ・こう【糊口・餬口】** 〔文〕(口を糊{のり}するの意から)生計を立てていくこと。暮らし。口過ぎ。「―の資」句―を凌ぐ《句》やっと生計を立ててゆく。 ***こ・こう【股、肱】** 〔文〕(「もも」と「ひじ」の意から)その人の手足となって働く、最も頼りになる部下。[連語]「―の臣」類語腹心。片腕。 ***こ・こう【虎口】** 〔文〕《虎の口の意から》非常に危険な場所・状態。絶体絶命の危機。[コロ]「―を脱する」句――を逃れて竜穴に入る《句》〔虎に食われる危険からのがれて今度は竜の穴に入り込む意〕災難が次々に起こるたとえ。類語一難去って又一難。 ***こ‐ごう【古豪】** 〔試合・競技などの〕経験が豊富で強い力を持っている人。類語古強者{ふるつわもの}。対新鋭。 ***こ‐ごう【呼号】** 《名・他サ》〔文〕●大声で呼びさけぶこと。●大げさに言い立てること。「難攻不落の城とーする」類語誇称。 ***ご・こう【五更】** ●昔、一夜(=今の午後七時~午前五時)を初更・二更・三更・四更・五更の五つに分けたものの総称。一更は約二時間。類語五夜。●五番目の更。今の午前三時~五時にあたる。寅の刻。後夜。 **ごこう【後光】** 仏や菩薩の体から発するという光。また、それをかたどって仏像の背につけたもの。光背{こうはい}。句―が差・す《句》かがやかしい存在になる。貴いものになる。 **ご・こう【御幸】** 〔文〕上皇・法皇・女院などの外出の尊敬語。みゆき。類語行幸。行啓。 **ごこう・ごみん【五公五民】** 江戸時代の租税徴収の割合。全収穫の五割を年貢{ねんぐ}として公におさめ、残りの五割を農民のものにすること。 **ごこうりょう【御香料】** 「香料②」の丁寧語。また、香典の上書きに用いる語。 **ここえ【小声】** 小さな声。対大声。 **こごえ・じに【凍え死に】** 《名・自サ》寒さのために、体が冷えきって死ぬこと。凍死。 **こご・える【凍える】** 《自下一》寒さのために体が冷えきって感覚を失い、自由がきかなくなる。「手足が―・える」類語かじかむ。対こご・える《下二》。 **ここ・かしこ【、此処『彼処】** 《代名》《この所やあの所の意で》あちらこちら。そこかしこ。〔副詞的にも使う〕「―をさまよう」 ***こ・こく【故国】** ●ふるさと。故郷。●自分が生まれ育った国。母国。「―の土をふむ」 ***こ・こく【胡国】** ●昔、中国北方にあった異民族の国。●やばんな国。 ***ごーこく【五穀】** 五種類の穀物。米・麦・アワ・キビ・豆のこと。転じて、主要な穀類の総称。四字「―豊穣{ほうじょう}」 **ご‐こく【後刻】** 今より少しあとの時。のちほど。〔やや古風な言い方〕「――通知します」対先刻。 **ごこく【護国】** 〔文〕内外の災いを防ぎ、国家の平安・繁栄を守ること。「―の盾{たて}となる」「―神社」 **こ‐ごし【小腰】** (「こ」は接頭語)腰。〔腰に関するちょっとした動作についていう語〕[コロ]「―をかがめる」 **ここ・ち【〈心地〉】** 〔ある刺激に対して起こる〕心の状態。気分。感じ。句「生きたーもしない」〔動詞の連用形および名詞について複合名詞をつくる場合は「・・・ごこち」とにごる〕「住みーが良い」「夢見―」**ー・よ・い【―『好い】** 《形》気持ちがよいようすだ。気分がよい。快適である。「―・い眠りにつく」 **ここつ【枯骨】** 〔文〕●死人の、時がたってくちた骨。類語骸骨。●死んだ人。死者。 ***こ‐ごと【小言】** ●不平不満などをぶつぶつ言う・こと(ことば)。[コロ]「――を並べる」●人を叱ったり、注意したりすることば。[コロ]「―を食う」「おーをちょうだいする」類語説教。 ***こ‐ごと【戸『毎】** 一軒一軒。一軒ごと。戸々。「―に調査する」 **ココナッツ** ココやしの実。ココナツ。▽coconuts **ここに【爰に・此処に】** ■《副》〔文〕この時に。この所に。「国を追われてより―二十余年」■《接続》〔文〕●話題の転換を示す。さて。それで。●先に述べた事柄の当然の結果であることを示す。それゆえ。このように。「―謹{つつし}んでお知らせいたします」参考日目とも、漢文訓読から出た語。 **ここにおいて【爰に於いて・此処に於いて】** 《連語》〔文〕●この時にあたって。●こういうわけで。「―決意せざるを得なかった」 **ここの・か【九日】** ●月の九番目の日。「一月―」●日数の数え方で、九つ。九つの日数。「船で―かかる」 **ここの・つ【九つ】** ●一の九倍。く。きゅう。●九歳。●昔の時刻の呼び名の一つ。子の刻または午の刻。今のおよそ午前または午後一二時。九つ時。 **ここ・の・ところ【此『処の所】** 《副》ここしばらく。今のところ。「―よいことが続いている」 **ここ‐べつべつ【個個別別】** 《名・形動》一つ一つ違っていること。一つ一つ別にしてすること。「―に考える」類語別個。 **ここまい【古古米】** 古米のうち、特に、二年前に収穫して貯蔵してある米。 **こご・む【『屈む】** 《自五》●かがむ。しゃがむ。「地面に―・む」●肩をすくめ、背中をまるくした格好になる。〔①②とも、やや古風な言い方〕文こご・む《四》。 **こ・ごめ【小米・粉米】** 精米するときにくだけた米。砕米{さいまい}。 **こご・める【『屈める】** 《他下一》かがめる。〔やや古風な言い方〕「身を―・める」対こご・める《下二》。 **ここ・もと【此処『許】** 《代名》〔古〕《自称の人称代名詞》《「自分の方」の意から》わたくし。 **ココ・やし【ココ、椰子】** ヤシ科の常緑高木。実は「ココナッツ」と呼ばれ、食用・飲用。実の胚乳を乾燥させたものを「コプラ」といい、その油は石けん・マーガリンなどの原料となる。 **ここ・ら【此『処ら・此『所ら・此『辺ら】** 《代名》《近称の指示代名詞》このあたり。このへん。ここいら。「―は昔、沼だった」〔場所・程度・時間などを漠然と指すときにいう〕「―でちょいとひと休み」 **こご・る【『凝る】** 《自五》冷えてゼリー状に固まる。凝固する。「ラードが―・る」「煮―・る」文こご・る《四》。 **こころ【心】** ●人間の体に宿り、知識・感情・意志などの働きのもとになると考えられるもの。また、その作用。●心の奥底。うそいつわりのない本当の気持ち。「―からわびる」●心の持ち方。[コロ]「ーが広い」●思慮。考え。[コロ]「―が変わる」●思いやり。また、まごころ。[コロ]「ーをこめてもてなす」●情趣を解する感性。[連語]「―ある人」●芸能などのもつ、深い意味。理念。「能楽のー」「茶のー」●〔なぞで〕問いに対する答えの意味。「破れ障子とかけて谷間のうぐいすと解く。そのーはハルを待つ」類語なぞと表現。句―が騒・ぐ《句》気持ちが動揺する。また、胸騒ぎがする。句――が狭・い《句》他人のことについて、ちょっとしたことも許さない。狭量だ。句――に掛か・る《句》〔ある事柄がどうなるか〕心配でしかたがない。気にかかる。「子の行く末が―・る」句――に垣をせよ《句》油断をせず用心せよ。句――に掛・ける《句》念頭におく。心にとめる。気にする。句――に刻・む《句》はっきりと記憶する。深く心に留めておく。類語胸に刻む。句――に任・せる《句》自分の思う通りにふるまう。自由にふるまう。句――にも無・い《句》●思ってもいない。不本意である。「―・い結婚を強いられる」●自分の本心でない。口先だけである。「―・いおせじを言う」句――の鬼が身を責める《句》やましいところがあって良心に責められる。句―を致・す《句》心をこめる。心をつくす。気をつける。「看病に―・す」「―・すべき点は多々ある」句―を痛・める《句》どうしたらよいかと心配する。句――を動か・す《句》●関心をもつ。●感動する。句―を置・く《句》心にかける。心配する。句――を鬼に・する《句》かわいそうだと思う気持ちをおさえて、相手に対する態度を厳しくする。句―を砕・く《句》〔あることについて〕あれこれ考えて心配する。「お客をもてなすために―・く」句―を配・る《句》いろいろな・こと(場合)を考える。配慮する。気を配る。「健康で過ごせるよう―・る」句――を和ま・せる《句》〔悲しみ・怒り・疲労などでこわばった〕心をやわらげて、穏やかな状態にする。「見る人の―・せる絵」句――を一つに・する《句》多くの人が気持ちを合わせて協力する。心を合わせる。「級友たちと―・する」句―を開・く《句》●相手に本当の気持ちを明らかにする。「―・いて話し合う」●うちとけて親しい気持ちになる。また、そうさせる。「親身な対応に―・く」「転校生のー・く」句―を用・いる《句》気を配る。注意を払う。句―を揺さ振・る《句》相手の心を強く動かす。大いに感動させる。「―・るスピーチ」表記多く「ゆさぶる」とかな書きにする。句――を許・す《句》信頼して警戒しない。気を許す。句――を寄・せる《句》相手に対して好ましいという気持ちを持つ。好意を抱く。「部活の先輩に―・せる」 <512> **こころ【心】** ●[精神・感情などの]働きのもとになると考えられるもの。「~が弾む」●知的な働き。分別。思慮。考え。[コロ]「~が変わる」●思いやり。また、まごころ。[コロ]「~をこめてもてなす」●情趣を解する感性。[連]「~ある人」●芸能などのもつ、深い意味。理念。「能楽の~」「茶の~」●[なぞで]問いに対する答えの意味。「破れ障子とかけて谷間のうぐいすと解く。その~はハルを待つ」→類語と表現~が騒・ぐ《句》気持ちが動揺する。また、胸騒ぎがする。~が狭・い《句》他人のことについて、ちょっとしたことも許さない。狭量だ。~に掛か・る《句》[ある事柄がどうなるか]心配でしかたがない。気にかかる。「子の行く末が~・る」~に垣をせよ《句》油断をせず用心せよ。~に掛・ける《句》念頭におく。心にとめる。気にする。~に刻・む《句》はっきりと記憶する。深く心に留めておく。[類語]胸に刻む。~に任・せる《句》自分の思う通りにふるまう。自由にふるまう。~にも無・い《句》●思ってもいない。不本意である。「~・い結婚を強いられる」●自分の本心でない。口先だけである。「~・いおせじを言う」~の鬼が身を責める《句》やましいところがあって良心に責められる。~を致・す《句》心をこめる。心をつくす。気をつける。「看病に~・す」「~・すべき点は多々ある」~を痛・める《句》どうしたらよいかと心配する。~を動か・す《句》●関心をもつ。●感動する。~を置・く《句》心にかける。心配する。~を鬼に・する《句》かわいそうだと思う気持ちをおさえて、相手に対する態度を厳しくする。~を砕・く《句》[あることについて]あれこれ考えて心配する。「お客をもてなすために~・く」~を配・る《句》いろいろな・こと(場合)を考える。配慮する。気を配る。「健康で過ごせるよう~・る」~を和ま・せる《句》[悲しみ・怒り・疲労などでこわばった]心をやわらげて、穏やかな状態にする。「見る人の~・せる絵」~を一つに・する《句》多くの人が気持ちを合わせて協力する。心を合わせる。「級友たちと~・する」~を開・く《句》●相手に本当の気持ちを明らかにする。「~・いて話し合う」●うちとけて親しい気持ちになる。また、そうさせる。「親身な対応に~・く」「転校生の~・く」~を用・いる《句》気を配る。注意を払う。~を揺さ振・る《句》相手の心を強く動かす。大いに感動させる。「~・るスピーチ」[表記]多く「ゆさぶる」とかな書きにする。~を許・す《句》信頼して警戒しない。気を許す。~を寄・せる《句》相手に対して好ましいという気持ちを持つ。好意を抱く。「部活の先輩に~・せる」 >類語と表現「心」 *人間や動物の体に宿って、心理作用のもとになると考えられるもの。人間の場合、古来胸に宿るようにあつかわれ、肉体の消滅と同時に消失すると一般に考えられる。心理作用のうち、特に、知性より感情的な働きをするものと考えられる点で、「気」とは違う。「気がつく」というが、「心がつく」とはいわず、「心を痛める」は、「気を痛める」とは言い換えられない。「心」は感情の中でも、人を思いやる温かい感情を言うことばで、「心ない」は非情な心理を表し、「気配り」は単に諸方面に注意力を働かせることであるが、「心配り」には相手の気持ちを思いやる温かみが感じられる。 [精神一般]気持ち・心持ち・心地・思い・考え・感じ・気・気分・念・精神・魂・霊・霊魂・精霊・魂魄{こんぱく}・ハート・スピリット [認識の作用]意識・無意識・知覚・思考・思惟{しい}・認識・理性・感性・感覚・直感・直覚・直観・勘・第六感/違和感・虚無感・親近感・疎外感/世界観・人生観・無常観 [知情意など]知・英知・知恵・知識/情・感情・心情・情け・思いやり・愛・仁・愛情・友情・人情・旅情/意・意志・意思・意欲・根性・気骨・意地・意気地・心意気・気概・気迫・やる気・性根・土性骨{どしょうぼね}/心掛け・心構え・心柄・心変わり・心配り・心遣い・心尽くし・心根/真心・気心・男心・女心・親心・子供心・恋心・旅心・里心・仏心・出来心/心魂・精魂・闘魂/向上心・向学心・自尊心・道徳心・老婆心 [精神の傾向]性質・性格・気性・気風・気質・気っぷ/大和魂・記者魂/島国根性・野次馬根性/職人気質・江戸っ子気質 [体と心]頭・心頭・脳・脳中・脳裏・念頭・眼中・心胆・心裏・心底・心奥・心中・胸・胸の内・胸中・胸裏・胸間・胸襟・方寸・懐・腹・腸・腹中・胆・度肝・肝胆・肺肝・肺腑 **こころ・あたたま・る【心温まる・心暖まる】** 《自五》[よい話を聞いたり、よいことを見たりして]心があたたかくなる思いがする。「~・る話」 **こころ・あたり【心当たり】** 心にそれと思い当たる・こと(ところ)。「~をたずねてみる」[類語]見当。 **こころ・あて【心当て】** ●見当をつけること。当て推量。「~に山路を行く」●それとなく期待すること。心頼み。「~に待つ」 **こころ・ある【心有る】** 《連体》●深い思慮や分別がある。「国の将来を、~人は心配している」●[文]物事の風情・情趣がわかる。「~人たちが句会を開く」[対]②心無い。 **こころ・いき【心意気】** [ある物事に対して積極的に働く]いさぎよい気持ち。「~を見せる」 **こころ・いれ【心入れ】** 気をつけること。心づかい。「料理人の~が表れた器」 **こころ・いわい【心祝い】** 大げさでなく気持ちの上だけで祝いをすること。心ばかりの祝い。 **こころ・うれしい【心嬉しい】** 《形》(何ともいえず)うれしい。喜ばしい。「~・い便り」 **こころ・え【心得】** ●基本的なこととして、注意し、知っておかねばならない事柄。「登山の~」●ある技術・技能を習得し、身につけていること。たしなみ。「茶道の~がある」[類語]素養。●(会社・役所などの役職名に付いて)下級の者がその職務を代行するときの役職名。「課長~」~がお【~顔】《名・形動》[ある事情・事柄などを]よく知っているような顔つき・ようす。[コロ]「~にうなずく」~ちがい【~違い】●道理にはずれた考え・行い。「人の親切をうるさがるとはとんだ~だ」●思い違い。誤解。 <513> **こころえがた・い【心得難い】** 《形》納得しにくい。理解しがたい。「ややこしくて~話だ」 **こころ・える【心得る】** 《他下一》●[物事の事情などを]理解する。「万事~・える」●たしなみがある。「茶道を~・えている」●よく慣れて知っている。「手順を~・える」●承知する。「委細~・えました」 **こころ・おき【心置き】** 心づかい。気がね。遠慮。~なく【~無く】《副》●気がねや遠慮をしないで。「~酔う」●不安なことや気にかかることがなく。心配なく。「これで~出かけられる」 **こころ・おとり【心劣り】** 《名・自サ》予想したよりもおとって感じられること。 **こころ・おぼえ【心覚え】** ●心に覚えている・こと(もの)。「~のある風景」[類語]記憶。●忘れないようにつけたしるし。メモ。 **こころ・がかり【心掛かり・心懸かり】** 《名・形動》あることが気になって心配であること。 **こころ・がけ【心掛け】** [ふだんから注意をはらっている]心の持ち方。[例]「平素の~がよい」[類語]心構え。 **こころ・が・ける【心掛ける】** 《他下一》[ある事を]常に思って忘れずにいる。常に注意して努力する。「腹八分目を~・ける」 **こころ・がまえ【心構え】** [物事をするときの]心の準備。覚悟。「試験の~」[類語]心掛け。 **こころ・から【心から】** 《副》[かりそめの気持ちでなく]心の底から。本心から。「~お礼申し上げます」 **こころ・がら【心柄】** その人のもって生まれた気持ちの持ち方。気だて。「~のいい人」 **こころ・がわり【心変わり】** 《名・自サ》それまでもっていた気持ちが変わること。また、他のものへ感情が移ること。変心。「~を責める」 **こころ・くばり【心配り】** 気をつかうこと。心づかい。 **こころ・ぐみ【心組み】** [ある物事に対する積極的な]心の持ち方。心構え。[類語]意気込み。 **こころ・ぐるしい【心苦しい】** 《形》●心に苦しく感じる。つらい。●「他人に対して」すまないような気持ちである。「約束を守れなくて~・い」 **こころざし【志】** ●こころざす事柄。心の中で立てた目標。[コロ]「~を立てる」●親切な心。厚意。[コロ]「人の~を無にする」●尊敬 芳志。芳情。●自分の気持ちを表した贈り物。謙譲 寸志。~を・得る《句》目ざしていた職業や地位に就く。「~・得て、故郷に帰る」 **こころ・ざ・す【志す】** 《他五》将来あることをしようと心に決める。「画家を~・す」「学問に~・す」 **こころ・さびし・い【心寂しい・心淋しい】** 《形》なんとなくさびしい感じだ。うらさびしい。ものさびしい。 **こころ・しずか【心静か】** 《形動》落ち着いておだやかな気持ちでいるようす。平静。「~に暮らす」 **こころして【心して】** 《副》《動詞「心する」の連用形+助詞「て」》[文]注意をはらって。気をつけて。十分に心構えをして。「~行きなさい」「~耳をかたむける」 **こころ・じょうぶ【心丈夫】** 《形動》たよるものがあって安心できるようす。心強いようす。 **こころ・する【心する】** 《自サ変》心構えをする。気をつける。用心する。[参考]心して。 **こころ・せ・く【心急く】** 《自五》気があせる。心が・せかせか(いらいら)する。「~・くままに旅立つ」 **こころ・ぞえ【心添え】** [相手のために]注意を与えること。忠告。「お~ありがとうございます」 **こころ・だのみ【心頼み】** 心の中で(ひそかに)あてにしてたよること。[はっきりとしたあてのないときに使う]「全員の合格を~にする」 **こころ-づかい【心遣い】** 《名・自サ》あれこれとこまかく気を配ること。心を配ること。気配り。心配り。配慮。「温かい~」 **こころ-づ・く【心付く】** 《自五》●気がつく。さとる。●[古]ものごころがつく。 **こころ・づくし【心尽くし】** 気を配り、心をこめて他のためにすること。「~のご馳走が並ぶ」 **こころ・づけ【心付け】** 祝儀。チップ。[類語]酒手{さかて}。 **こころ・づもり【心積もり】** 《名・自サ》あらかじめ心の中で考えておくこと。「どのくらい時間がかかるか、~しておく」[類語]胸算用。 **こころ・づよ・い【心強い】** 《形》●気持ちがしっかりしている。[類語]気丈{きじょう}。[対]心弱い。●[たよるものがあって]安心である。「~・い味方」[対]心細い。 **こころとも-なく【心ともなく】** 《連語》無意識に。[副詞的に用いる]「~空を見上げる」 **こころ・な・い【心無い】** 《形》●ものの情趣を解さないようすだ。風流な心がない。●深い思慮・分別がないようすだ。思いやりがない。「~・い仕打ち」[対]①②心ある。 **こころなし・か【心成しか】** 《副》そう思うせいか。気のせいか。いくぶん。思いなし。心なし。「~顔色が悪い」[表記]「なしか」はかなで書くことが多い。 **こころ・ならず【心ならず】** 《副》自分の本心に反した言動をするようす。不本意ながら。心ならずも。~も《副》心ならず。「~友を裏切る」「~家を手ばなす」 **こころ・にく・い【心憎い】** 《形》相手がすぐれていて、にくらしく感じられるほどである。「~・い演技」 **こころ・ね【心根】** ●心の底にある本当の気持ち。「~がつかめない」●根性。性質。「~のやさしい人」 **こころ-のこり【心残り】** 《名・形動》あることをおこなった後まで心配や未練が残ること。また、その心配・未練。「会えなかったのが~だ」[類語]思い残し。 **こころ・の・たけ【心の丈】** 《連語》思うことのすべて。「~を打ち明ける」[表記]ふつう、「心のたけ」と書く。 **こころ・のどか【心長閑】** 《形動》心がおだやかで、のんびりしているようす。「~な生活を送る」 **こころ・の・やみ【心の闇】** 《連語》平静を失って、ものの道理がわからなくなること。心の迷い。 **こころ・ばえ【心延え】** 心の向かう所。配慮。また、性質。気だて。「~のよい人」 **こころ・ばかり【心許り】** 自分の気持ちが伝わる程度であること。[贈り物をするときなどに、謙遜{けんそん}して言う語。副詞的にも使う]「~の贈り物です」 **こころ・ばせ【心馳せ】** [平素からの]心づかい。心配り。 **こころ・はやり【心逸り】** 心がはやること。気がせくこと。あせること。「~を覚えて、走り出す」 **こころ・ひそかに【心密かに】** 《副》[口に出さず]心の中でこっそりと思うようす。「~喜ぶ」 **こころ・ぼそ・い【心細い】** 《形》頼りになるものがなく不安である。「ひとりで行くのは~・い」[対]心強い。 <514> **こころ・まかせ【心任せ】** 〔自分または他人の〕思うままにすること。気まかせ。「―の旅」 **こころ・まち【心待ち】** 《名・他サ》〔そうなることを〕心の中で(ひそかに)望み待つこと。「朗報を―にする」 **こころ・み【試み】** 実際に行ってみること。ためし。「新しいー」 **こころみ・に【試みに】** 《副》どんな結果になるかわからないが一応やってみるようす。ためしに。「―使ってみる」 **こころ!みる【試みる】** 《他上一》〔どんな結果になるか〕実際にやってみる。また、能力・効力などを、実地に試験する。ためしてみる。「反論を―・みる」注意送りがなは「試る」としない。 **こころ・もち【心持ち】** ■《名》物事に対して感じ、変化する心の状態。気持ち。心地。「酒を飲んでいい―になる」■《副》そのような気持ちが、わずかにする程度であるようす。ほんの少し。「――顔をあげる」 **こころもと・な・い【心『許無い】** 《形》〔物事の状態、人の心などがはっきりせず〕頼りにならないようで、不安だ。気づかわしい。「彼の案内では―・い」 **こころ・やす・い【心安い】** 《形》●特に親しく、遠慮のいらない間柄である。懇意である。「―・い店」●心配ない。安心である。「お―・くおぼしめせ(=ご安心下さい)」●たやすい。簡単である。「―・く引き受ける」 **こころやす・だて【心安立て】** 〔他人に対し〕親しさになれ過ぎて、無遠慮なこと。「――に留守番をたのむ」 **こころ・やすらか【心安らか】** 《形動》〔心配事がなく〕心がおだやかであるようす。「―に眠りにつく」 **こころ・やり【心『遣り】** 気晴らし。うさ晴らし。 **こころ・ゆ・く【心行く】** 《自五》気が晴れる。気がすむ。十分に満足する。 **こころゆく・まで【心行く迄】** 《副》気がすむまで。心ゆくばかり。「―休日を楽しむ」 **こころ・よ・い【快い】** 《形》●気持ちよく感じるようすだ。気分がよい。「―・く(=いやな顔をせずに)引き受ける」●楽しく愉快である。「―・く飲み明かす」●病状がよくなる。〔古風な言い方〕注意「心良い」は誤り。 **こころ‐よわ・い【心弱い】** 《形》意志が弱く情に流されやすいようすだ。対心強い。 **こーこん【古今】** 昔と今。また、昔から今まで。 **ごーこん【語根】** ●単語で、意味の構成上、それ以上に分けられない最小の要素。「ほのめく」「ほのぐらい」の「ほの」の類。単語の基体になる。ルート。●「語幹」に同じ。 **ご‐ごん【五言】** 一句が五字からなる漢詩の句。また、その句からなる漢詩の形式。「―古詩」参考「言」は「文字」の意。**―・ぜっく【―絶句】** 漢詩体の一つ。一句五言で、起句・承句・転句・結句の四句からなる近体詩。五絶。**―・りっし【―律詩】** 漢詩体の一つ。一句五言で、二句ずつまとめた八句からなる近代詩。五律。五言律。 **ここん‐とうざい【古今東西】** 昔から今までと、東西四方すべてのところ。いつでもどこでも。「―に例を見ない豪華さ」 **こーざ【胡、坐”胡座】** 《名・自サ》〔文〕あぐらをかくこと。あぐら。 **ごーさ【誤差】** ●真の値と、測定・計算して得た近似値との差。●食い違い。狂い。「多少のーがある」 **ごーざ【莫、産座】** イグサの茎で編んだ敷物。 **コサージュ** 女性の胸飾りなどにする小さな花束。コーサージ。コルサージュ。「バラのー」▽corsage **こ‐さい【小才】** 目先のちょっとしたことをたくみに処理する才能。句―が利・く《句》ちょっとした機転がきく。 **こ‐さい【『巨細】** 〔文〕●大きいことと小さいこと。●細かい事情まで。つまびらか。てんまつ。[コロ]「―を漏らさず記入する」●《名・形動》こまかくくわしいこと。「―に描写する」=巨細に。 ***ご・さい【五彩】** ●五色。●中国産の磁器の一種。白磁の器面に、赤・緑・黄・藍・黒などの上絵の具で文様をえがき、低い温度の火で焼いたもの。 **ご・さい【後妻】** 〔死別・離婚などによって〕妻と別れた男性がその後に結婚した妻。のちぞい。対先妻。 **こざいく【小細工】** 《「こ」は接頭語》●手先でする、ちょっとした細工。●《名・自サ》目先を変えて人目をあざむこうとする、つまらない策略。また、それを用いること。[コロ]「――を弄する」類語小策。 **こーさめ【小雨】** 雨が少し降ること。小降りの雨。小雨{しょうう}。類語霧雨。こぬか雨。対大雨。 **こーざら【小皿】** 小さな皿。てしおざら。 **ござい・ま・す【御座います】** 《「ござります」の転》■《連語》「ある」の最上の丁寧語。「本ならここに―・す」■《補動》(「・・・てございます」「・・・でございます」の形で、また形容詞連用形のウ音便の形を受けて)補助動詞「ある」の最上の丁寧語。「結構なお日和で―・す」「恐縮至極に―・す」参考日目とも「あります」よりも丁寧な言い方。表記ふつうかな書き。 **ござり・ま・す【御座ります】** (動詞「ござる」+助動詞「ます」)■《連語》「ある」の丁寧語。ございます。■《補動》補助動詞「ある」の丁寧語。ございます。〔日目とも「ございます」より古風な言い方〕表記ふつうかな書き。 **ござ・る【御座る】** 《「ござある」の転》■《自五》●「居る」「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「ようこそ―・った」●「ある」の丁寧語。あります。「ちと用が―・る」■《補動》《「・・・でござる」「・・・だにござる」「・・・にござる」の形で、また形容詞連用形のウ音便の形を受けて)補助動詞「ある」「いる」の丁寧・尊敬語。〔日目とも古風な言い方〕表記ふつうかな書き。 **コサイン** 〔数〕三角関数の一つ。直角三角形において、底辺の斜辺に対する比。余弦。記号cos。▽cosine **こさ・える【拵える】** 《他下一》〔俗〕こしらえる。 **こざかし・い【小『賢しい】** 《形》《「こ」は接頭語》●〔人に対する言動が〕利口ぶって、なまいきである。「―・い口をきく」●悪がしこくて抜け目がない。「―・い男」 **こ‐ざかな【小魚】** 小さい魚。類語雑魚。 **こーさく【小作】** 借地料をはらって土地を借り、農業をいとなむ・こと(人)。下作{げさく}。「―農」対自作。 **ござ‐そうろ・う【御座候】** 《自四・補動》〔古〕いらっしゃいます。ございます。〔候文の手紙に用いる〕 ***こ‐さつ【古刹】** 〔文〕由緒ある古い寺。類語古寺。 ***こ・さつ【故殺】** 《名・他サ》〔文〕故意に人を殺すこと。●旧刑法で、一時の激情から人を殺すこと。 **コサック** ロシア南部に住んだ人々。帝政ロシア時代に勇敢な騎兵として知られた。カザーク。コザック。▽Cossack **こざっぱり** 《副・自サ》《「こ」は接頭語》《副詞は「―と」の形も)どことなく清潔でよい感じを与えるようす。「―した身なり」「―とした服装」類語こぎれい。 **こざとへん【『阜偏】** 漢字の部首「阜」の称。参考「阝」の形で左側につく。右側につく「邑」(邑の変形)は「おおざと」。 <515> **こーさん【古参】** ずっと以前からその職や身分についている・こと(人)。古顔。「――の社員」対新参。 **こーざん【故山】** 〔文〕ふるさとの山。転じて、故郷。 ***ごーさん【午餐】** 〔文〕昼の食事。〔改まった言い方〕「―会」対晚餐。 ***ごーさん【誤算】** 《名・自他サ》●計算をまちがうこと。計算ちがい。●ちがった推測・予測を立てること。見込みちがい。「高値がつくと思ったのはーだった」 **ご‐ざん【五山】** 中国の制度をまねて足利義満{あしかがよしみつ}の時代に定めた、禅宗の五大寺。京都では天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺。鎌倉では建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺。ごさん。 **ごーさんけ【御三家】** ●江戸時代、親藩{しんぱん}大名のうう尾張・紀伊・水戸の三家。●ある方面で有名であったり、代表したりする三つのもの。「歌謡界の―」 **ござん・す【御座んす】** 《「ござります」の転》■《自特活》「ある」の丁寧語。ございます。■《補動》(「・・・てござんす」「・・・でござんす」「・・・にござんす」の形で、また形容詞連用形のウ音便の形を受けて)補助動詞「ある」の丁寧語。ございます。「お懐かしゅう―・す」参考古い文体の会話に使う。表記ふつうかな書き。 **ござん・なれ** 《連語》《「にこそあるなれ」の転の「こさんなれ」の転》〔文〕さあこい。〔手ぐすねひいて待つようすにいう〕句「よき敵―」 ***こし【古址・古趾】** 〔文〕昔、建造物・都市などがあったあと。また、昔の建造物の土台石。類語遺跡。 ***こし【古紙】** 不要になった紙。「―回収」 ***こし【古詩】** ●古い時代に作られた詩。●漢詩の一形式。唐初以前のもので、平仄{ひょうそく}や句数に規則や制限がないもの。古体詩。 ***こ・し【故紙】** 〔文〕使い古した不用紙。ほご。 ***こし【枯死】** 《名・自サ》草木が枯れてしまうこと。 ***こし【腰】** 《名》●人体の脚のつけねのあたりの称。「―を曲げる」[コロ]「―をおろす」類語腰部。●衣服の腰に当たる部分。ヒップ。●物の中ほどより下の部分。特に、壁・障子などの中ほどより下の部分。●物の台・脚の部分。●和歌の第三句。「――折れ歌」●外からの力に対して、その状態を持ちこたえようとする力。粘り。弾力。「―のある紙」●ある物事を・しようとする(している)時の勢い・いきごみ。参考腰を折る③。■《接尾》「ある事をするときの(ような)姿勢・態度」の意。〔「・・・ごし」とにごる〕「逃げー」「喧嘩ー」■《助数》〔はかま・刀など〕腰におびたりつけたりする物を数える語。「大刀一{ひと}―」句―が重・い《句》なかなかその気にならない。なかなか行動を起こそうとしない。尻が重い。句―が砕・ける《句》●腰の構えがくずれる。「―・けてたおれる」●物事に立ち向かう意気込みがおとろえる。「―・けて交渉は失敗に終わった」句―が据わ・る《句》そこに落ち着いて仕事をする。尻が据わる。句―が高・い《句》他人に対してへりくだらない。態度が横柄である。対腰が低い。句―が強・い《句》●気が強く、たやすく他人に屈しない。●〔餅・糊などの〕粘り気が強い。また、しなやかで折れにくい。「―・いうどん」「―・い紙」対①②腰が弱い。句―が抜・ける《句》〔腰に力がなくなったり、びっくりしたりして〕立っていたり立ち上がったりすることができなくなる。腰をぬかす。「おどかされて―・ける」句―が低・い《句》他人に対して丁寧でいばらない。態度がひかえめである。対腰が高い。句―が弱・い《句》●気が弱く、いくじがない。がんばりぬく力がない。●[餅・糊などの〕粘り気が少ない。また、弾力性が少ない。「―・い筆」対①②腰が強い。句――を上・げる《句》●立ち上がる。尻を上げる。●仕事などに取りかかる。また、そのために場を立つ。句――を入・れる《句》〔物事に対して〕しっかりした態度で構える。本気になる。本腰になる。句――を浮か・す《句》〔立ち上がろうとして〕腰を上げる。また、中腰になる。句――を落ち着・ける《句》●安心してすわる。「―・けて飲む」●安心して生活の場とする。「都会に―・ける」句――を折・る《句》●腰をかがめる。●人に屈服する。●物事の勢いをくじく。また、中途でさまたげる。「話の―・る」「計画の―・られる(=邪魔されて途中でだめになる)」句――を掛・ける《句》いすなどの上に腰をおろす。こしかける。句――を据・える《句》物事にじっくりと落ち着いて対処する。尻を据える。「―・えて仕事にかかる」句――を抜か・す《句》〔ひっくり返って立ちあがれなくなるほど〕ひどくおどろく。「雷鳴に―・す」「政変の報に―・す」句――を割・る《句》相撲で、両足を開き、膝を曲げて腰を低くする。「―・って構える」 ***こし【虎視】** 〔文〕虎のようにするどい目つき。また、そのするどい目で見つめること。四字「――眈眈{たんたん}」 ***こし【越】** 北陸道の古称。古志。越路。「―の国」 ***こし【、輿】** ●昔の乗り物の一つ。屋形の中に人を乗せ、下にとりつけた二本の長柄を担いで運ぶもの。参考貴人の乗り物であった。●みこし。神輿。 ***こーじ【古字】** 昔使われていて、今は使われなくなった字。 ***こーじ【古寺】** 古い寺。古寺院。「―名剎」「―巡礼」類語古刹。 ***こーじ【固持】** 《名・他サ》〔自分の信じていること・考えなどを〕かたく守って変えないこと。「自説を―する」「―してゆずらない」類語固執。堅持。 **こーじ【固辞】** 《名・他サ》〔他からのすすめなどを〕かたく辞退すること。「知事選への出馬を―する」 ***こーじ【孤児】** ●両親をなくした子。みなしご。●仲間のない人。「財界の―」 ***こーじ【〈居士〉】** ●出家せず、俗世間にあるままで仏門に帰依した男子。また、その称号。●男子の戒名の下につける称号の一つ。対大姉。 **こーじ【故事・古事】** ●昔あった事実。●〔ある物・ことばなどについて〕古くから伝えられているいわれ・物語。**―・せいご【―成語】** 故事と成語。**―・らいれき【―来歴】** 古くから伝わっている事物についてのいわれと歴史。由緒。 <516> **こじ【虎児・虎子】** 〔文〕虎の子。虎子{こし}。 **こーじ【誇示】** 《名・他サ》得意そうに見せびらかすこと。ほこって示すこと。「国力を世界に―する」 **ごし【越し】** 《接尾》●「その物をへだてて(・・・する)」の意。「襖{ふすま}―」「眼鏡―」●《時間を表す語について》同じ状態がその期間続いている意。「三年―の交際」 ***ご‐し【五指】** ●〔手の〕五本の指。●五つ。〔特に、すぐれたものを選び出して指を折って数えるときにいう〕[コロ]「―に入る高額所得者」句――に余・る《句》〔少なくとも六つはあって〕五本の指では数え切れない。「彼が再建した会社は―・る」 ***ごし【互市】** 〔文〕互いに物をあきなうこと。交易。 ***ごし【語誌・語史】** 一つのことばの意味・使用法の変化など、語の歴史を記したもの。 ***ご‐じ【誤字】** まちがった字。「―脱字」対正字。 ***ご‐じ【護持】** 《名・他サ》〔文〕大切に守り保つこと。「国体を―する」類語守護。 **こし・あげ【腰上げ・腰揚げ】** 〔大きめに作った〕和服のたけを調整するための、腰の部分の縫いあげ。参考肩上げ(図)。 **こじ・あ・ける【抉じ開ける】** 《他下一》〔すきまに棒などをさし込んで〕無理にあける。こじってあける。 **こし・あん【「渡し、餡】** 餡{あん}の一種。にた小豆をつぶし、こして皮などをのぞいたもの。 **こし・いた【腰板】** ●かべ・障子などの下の部分にはった板。●袴{はかま}の後ろの腰にあたる部分につける板。 **こし・いれ【輿入れ】** 《名・自サ》嫁入り。〔嫁の乗った輿を婿の家に担ぎ入れることから〕 **こ・しお【小潮】** 潮の満ち干の差がもっとも少ない・こと(時)。月の上弦・下弦のころに起こる。対大潮。 **こし・おび【腰帯】** ●帯。●女性が和服を着るときに帯の下に結ぶ細いひも。こしひも。 **こし・おれ【腰折れ】** ●年老いて、腰が曲がること。また、腰の曲がった人。●へたな和歌・文章。こしおれ歌。こしおれ文。〔自作の和歌・文章を謙遜して言う場合にも使う〕「―を一首よむ」 **こし・がき【腰垣】** 人の腰ぐらいの高さの垣。 **こし・かけ【腰掛け】** ●腰をかける台。●希望どおりの職や地位などにつくまで、仮につとめる・こと(職)。「―の仕事」 **こし・かた【来し方】** 〔文〕●過ぎ去った時。過去。●通り過ぎて来た方向・場所。**―・ゆくすえ【―行く末】** 《連語》●過ぎてきた方向とこれから行く方向。●過去と未来。=きしかたゆくすえ。 **こし・がたな【腰刀】** 〔武士が〕常に腰にさしている短い刀。わきざし。さやまき。 ***こ・しき【古式】** 〔儀式などの〕昔からの方式。古来の方式。[コロ]「ーにのっとる」類語古格。注意「古式豊かに」の表現は誤り。**―・ゆかし・い【―床しい】** 《連語》古来の方法にならっていて、なつかしくしたわれるようす。「―・い神事」 ***こしき【飯】** 米・豆などをふかすのに使われたかわら製の器具。参考現在の「せいろう」に当たる。 ***こしき【穀】** (牛車などの)車輪の中心の太くまるい部分。そこに輻{や}が集まり、中を車軸がとおっている。 **こーじき【『乞食】** (「こつじき」の転)道端に座ったり家々を回ったりして、他人から金銭や食べ物をめぐんでもらって生活する・こと(人)。物ごい。物もらい。**ー・こんじょう【―根性】** 他人からほどこしを受けることだけを望む、いやしい心持ち。 **ご‐しき【五色】** ●五種類の色。赤・青・黄・白・黒。五彩。●いろいろな色。また、いろいろな種類。 **こしぎんちゃく【腰巾着】** ●腰にさげるきんちゃく。●目上の人などにいつもつき従ってはなれない人。また、そのような人をののしって言う語。「部長の―」。 **こし‐くだけ【腰砕け】** ●上半身を支える腰の力がぬけて、体勢がくずれること。●物事の途中で勢いがなくなり、あとが続かなくなること。「計画がーになる」 **こし・け【腰気・『帯『下】** 女性の性器から分泌されるおりもの。生理的なものと、膣内の炎症による病的なものとがある。おりもの。 **ごしごし** 《副》《「ーと」の形も)〔力を入れて〕物をこするようす。また、その音の形容。[コロ]「床を―こする」 **こし・だか【腰高】** 《名・形動》〔人や物の〕腰の位置がふつうより高いこと。「力士がーに仕切る」●《名・形動》〔人に対する態度が〕横柄なこと。「―な挨拶」●器物で、腰の位置を高くつくった物の総称。特に、高坏{たかつき}。●「腰高障子」の略。高さ二~三尺(約六〇~九〇センチメートル)の腰板のある障子。 **こし・だめ【腰、撓め】** ●銃などを撃つとき、腰のあたりに構え、大体のねらいをつけること。●大体の見込みで物事を行うこと。「―で予算を要求する」 **こし・たんたん【虎視眈眈】** 《形動》〔虎がするどい目つきで獲物をねらっているように〕他に先んじようと、油断なく機会をねらっているようす。〈易経・頤卦〉 **ごしち‐ちょう【五七調】** 和歌や詩で、語句を五音・七音の順でくり返す句調。対七五調。 **ごしちにち【五七日】** ある人が死んだ日から三五日目。法要を行う。 ***こ・しつ【個室】** ●病室・寮などの個人用の部屋。●飲食店などで、そのグループだけで使用できる部屋。 ***こしつ【固執】** 《名・自他サ》自分の考え・意見などにこだわり、かたくなに守ってゆずらないこと。固執{こしゅう}。「どこまでも自説に――する」類語固持。 ***こしつ【、痼疾】** 〔文〕何年もの長い間なおらない病気。宿痾{しゅくあ}。「――の胃病に悩む」類語持病。 **こーじつ【故実】** 法令・儀式・作法・服装などについての昔のならわし。「―に明るい」四字「有職」 **ご‐じつ【後日】** ●今からのちの日。今後。「―改めてお礼いたします」対先日。●ある事件などの起こった、そのあと。=後日{ごにち}。**―・だん【―談】** ある事件が一段落したあとの話。後日譚{ごじったん}。 **こし・つき【腰付き】** 〔ある動作をするときの〕腰のかっこう。腰のあたりのようす。「妙なーで歩く」 **ゴシック** ●活字の字体の一つ。全体が角ばって肉太の活字。ゴジック。●「ゴシック式」の略。ロマネスクのあとをうけてルネサンスまで、フランスを中心にはやった美術様式。先のとがったアーチと弓状の天井を主とした建築物に特色を示す。=ゴチック。▽Gothic **こじ・つ・ける** 《他下一》〔ある物事を自分に都合がいいように、本来関係のないことを〕むりに他の事柄に結びつける。無理に理屈をつける。「都合のいい理由を―・ける」 **こしーじ【越路】** 北陸道の古称。また、越へ行く道。 **ゴシップ** [興味本位の〕うわさ話。▽gossip <517> **ごじっぽ‐ひゃっぽ【五十歩百歩】** 少しの違いはあっても・本質的(結果的)にはほとんど同じであること。故事戦いのとき、五〇歩にげた者が一〇〇歩にげた者を笑ったが、にげたことに変わりはないという説話から。〈孟子・梁惠王上〉類語大同小異。似たり寄ったり。 **こし・なわ【腰縄】** ●〔用のある時のために〕腰につけて持ち歩く縄。●軽い罪人に対して、腰だけに縄をかけること。また、その縄。[コロ]「―をうつ」 **こし・ぬけ【腰抜け】** ●腰の力がぬけて立てない・こと(人)。●いくじのない・こと(人)。おくびょうな・こと(人)。〔人をののしって言う〕「―侍」 **こし・の・くに【越の国】** 現在の新潟県から福井県に至る、北陸道七か国の古称。越路。 **こし・の・もの【腰の物】** ●〔武士が〕腰にさす刀。特に、さやまきの短刀。●腰につけるものの総称。刀・印籠・巾着など。●女性の腰巻き。 **こしば・がき【小柴垣】** 丈の低い、細いしばで作った垣。小柴。 **こし・ばき【腰穿き】** ズボンやスカートなどを腰のあたりに下げてはくこと。また、その服。 **こしばり【腰張り】** 壁・ふすまなどの下の方を紙や木ではること。また、そのはった紙や木。 **こし・ひも【腰紐】** 〔女性が和服を着るとき、着くずれしないように〕腰にしめるひも。腰おび。 **こし・びょうぶ【腰、屏風】** 人の腰ぐらいの高さの、丈の低いびょうぶ。 **こし・べん【腰弁・腰、辨】** 〔俗〕《「腰弁当」の略》●腰に弁当をさげること。また、その弁当。●〔腰弁をさげて勤めに行くような〕安月給とり。 **こし・ぼね【腰骨】** ●腰の骨。●がまんし、物事を押しとおす気力。忍耐力。「―のある人」 **こし・まき【腰巻き】** ●女性が和服を着るときに腰に巻く布。湯文字{ゆもじ}。●本の下部に巻いてある紙。帯紙。 **こし・まわり【腰回り】** 腰の周囲。また、その長さ。ヒップ。 **こし・みの【腰蓑】** 〔猟師・漁夫などが〕腰の周りにつけた短いみの。 **こし・もと【腰元】** ●腰のあたり。●主に江戸時代、身分の高い人のそばに仕えて雑用をした女性。侍女。 ***ご‐しゃ【誤写】** 《名・他サ》〔文章などを〕まちがえて書き写すこと。写しちがえること。 **ご‐しゃ【誤射】** 《名・他サ》〔鉄砲や矢などを〕まちがえて発射すること。 **こーしゃく【小癪】** 《名・形動》(「こ」は接頭語)〔言動が〕なまいきで、しゃくにさわるような感じを与えること。「なにをーな」類語こなまいき。 **ご‐しゃく【語釈】** 単語や句などの意味の解釈。 **ごしゃ‐ごしゃ** 《副・形動・自サ》《副詞は「ーと」の形も》いろいろの物が入り乱れて混じっているようす。ごちゃごちゃ。ごたごた。「集めた資料が――になる」 **こじゃ・れる【小、酒『落る】** 《自下一》〔俗〕(「こ」は接頭語)どことなく気がきいて洗練されている。「―・れたカフェ」 **こし・ゆ【腰湯】** 腰から下だけ湯につかること。座浴。「―を使う」 ***こ・しゅ【古酒】** ●火入れをしたのち一定期間貯蔵した日本酒。対新酒。●貯蔵期間の長い酒。 ***こ・しゅ【固守】** 《名・他サ》かたくしっかりと守ること。「自分の理論を―する」類語堅守。 ***こ・しゅ【戸主】** ●一家の主人。家長。●民法旧規定で、一家の長として戸主権をもつ人。参考現行民法では戸籍筆頭人にあたる。 **こ・しゅ【故主】** 〔文〕もと仕えていた主人。旧主。 ***こ・しゅ【鼓手】** 太鼓や鼓{つづみ}をたたく役の人。 **こーじゅ【古樹】** 〔文〕老木。古木。「松の―」 **ご‐しゅ【御酒】** 「酒」の丁寧語。お酒。 **ご‐しゅいん【御朱印】** 将軍の押す朱印。また、それが押してある札・証書など。**―・せん【―船】** 江戸初期、海外渡航を公認する朱印状をもって外国貿易をした船。 ***こ・しゅう【呼集】** 《名・他サ》分散している人々を呼び集めること。〔おもに旧軍隊で使った語〕「非常―」 ***こ・しゅう【固執】** 《名・自他サ》こしつ(固執)。 ***こ・しゅう【孤愁】** 〔文〕ただひとりでもの悲しい思いにふけること。また、その思い。「―の思いにたえる」 ***こ・しゅう【孤舟】** 〔文〕広い水上にぽつんと浮かんでいる一そうの舟。類語孤帆。 **こーじゅう【扈従】** 《名・自サ》〔文〕身分の高い人のお供をする・こと(人)。扈従{こしょう}。類語随従。随行。 **ご‐じゅう【後住】** 後から寺をついだ住職。対先住。 **ごじゅう・おん【五十音】** ●かなで表記する「あ・い・う・・・・・ゑ・を」の五○の音。●「五十音順」の略。五十音図の順番。●「五十音図」の略。**―・ず【―図】** 母音の種類によって五段に、子音の種類によって一○行に、五十音を分類して配列した表。五十音。 **ごじゅう・かた【五十肩】** 五〇歳前後の人に起こる肩の痛み。 **ごじゅうさん・つぎ【五十三次】** 「東海道五十三次」の略。昔、東海道にあった五三の宿駅。 **ごしゅうしょう・さま【御愁傷様】** しゅうしょう(愁傷)②。 **こーじゅうと【小”舅】** 配偶者の兄弟。参考広義には、配偶者の姉妹をもいう。表記姉妹をさす場合には「小姑」とあてることが多い。 **こーじゅうとめ【小、姑】** 配偶者の姉妹。こじゅうと。 **ごじゅう・の・とう【五重の塔】** 屋根を五重に作った塔。地・水・火・風・空の五大をかたどった五層の塔。 **こーじゅけい【小綬鶏】** キジ科の鳥。背は淡褐色にこげ茶色の羽紋があり、腹は黄褐色。かん高い声で鳴く。 **ご‐しゅでん【御守殿】** 江戸時代、将軍の娘で、三位以上の大名にとついだ者の敬称。また、その住居。 **ご‐じゅん【語順】** 語が文や句の中で並べられる順序。語序。「―を変えると意味が変わる」 **こーしょ【古書】** ●古い時代に書かれた書物。古書籍。類語古文書。●〔文〕すでにだれかが読み古したあとの本。古本。「―市」 **ご‐しょ【御所】** ●天皇の御座所。内裏{だいり}。転じて、天皇の尊称。「京都―」●上皇・三后・皇子などの居所。また、それらの人の尊称。「東宮―」●昔、将軍・大臣およびその一族の居所。また、それらの人の尊称。 ***ご・じょ【互助】** 〔文〕互いに助け合うこと。相互扶助。「―の精神」「―年金」 ***ごーじょ【語序】** 〔文〕「語順」に同じ。 **こしょう【古称】** 〔文〕古い時代の呼び名。また、今は使われない古い名称。類語旧称。 **こ・しょう【呼称】** 《名・他サ》〔文〕名前をつけて呼ぶこと。また、その名前。●体操をするときにかける、「一、二、三・・・」などのかけ声。 <518> ***こ・しょう【小姓】** 昔、将軍・大名などのそば近く仕えて、身辺の雑用をした少年。 ***こしょう【故障】** ●《名・自サ》機械の一部分がこわれて正常に働かなくなること。また、人体のある器官の機能が損なわれること。●物事の正常な進行をさまたげるもの。「計画にーが入る」類語支障。●不服を申し立てること。異議。「―を申し立てる」 ***こしょう【湖沼】** 〔文〕水をたたえたくぼ地のうち面積の大きいもの。みずうみと、ぬま。 ***こ・しょう【胡椒】** コショウ科のつる性常緑低木。原産地はインド。実は熟すと黒くなり、乾燥して粉状にし、香辛料・薬などに用いる。ペッパー。 ***こ・しょう【誇称】** 《名・他サ》〔文〕自慢して大げさに言うこと。「日本一の名手と―する」類語呼号。 ***こ・しょう【扈従】** 《名・自サ》こじゅう(扈従)。 ***こーじょう【古城】** 古い城。古びた城。 ***こ・じょう【孤城】** 〔文〕●ただ一つだけはなれてぽつんとある城。●孤立して援軍がない城。 ***こ・じょう【弧状】** 弓の形のようにゆるく曲がっていること。弓形。「―列島」 ***こーじょう【湖上】** みずうみの水面。湖面。「―の舟」 ***ご・しょう【五障】** 〔仏〕●女性が生まれつき身に備えていて成仏することをさまたげるという、五つの障害。そのために、梵天王・帝釈天{たいしゃくてん}・魔王・転輪聖王{てんりんじょうおう}・仏の五者にはなることができないとされる。●修行する上での五つの妨げ。煩悩障・業障・生障・法障・所知障。●五善根の障害となる、欺・怠・瞋・恨・怨の五つ。 ***ご・しょう【後生】** [仏]人が死後行くという世界。類語来世。対今生{こんじょう}。●[仏]死後の世界で安楽であること。「―を願う」●相手に哀願するときに使うことば。お願い(だから)。「―だから助けてくれ」注意「こうせい」と読むと別語。**―・いっしょう【―一生】** 現世にも後世にもただの一度きりであること。「―のお頼みです」**―・だいじ【―大事】** ●[仏]後生の幸福を大切に思って信仰にはげむこと。●ひどく大事にすること。「―に育てる」**―・らく【―楽】** ●[仏]後生は安楽だと考えて、安心すること。●物事を大げさに考えず、のんびりしていること。 ***ご‐しょう【誤称】** 〔文〕あやまった言い方・呼び名。 ***ご‐じょう【五常】** 儒教で、人として守るべき五つの道徳。●漢書で、仁・義・礼・智・信。●孟子で、父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信。五倫。●書経で、父・母・兄・弟・子が、それぞれ守るべき義・慈・友・恭・孝。五典。 ***ご‐じょう【互譲】** 〔文〕〔有利な立場・利益などを〕互いにゆずり合うこと。「―の精神」 **ご‐じょう【御、諚】** 〔文〕貴人の命令。おおせ。おことば。「ありがたいーをたまわる」 **こ‐しょうがつ【小正月】** 一月一五日、または一月一四日から一六日までの称。二番正月。対大正月。 **こじょうらくじつ【孤城落日】** 勢いがおとろえて、心細くたよりないことのたとえ。 **ごしょーがき【御所柿】** カキの一品種。果実はへんぺいな四角形。大和柿。 ***こ・しょく【個食・孤食】** 《名・自サ》一人で食事をすること。特に、家族が個々に別の時間に食事をすること。「児童の―が問題となる」 ***こ‐しょく【古色】** 〔文〕古びたものに自然についた色つや・趣。**―・そうぜん【―蒼然】** 《形動》〔文〕いかにも古びていて、色つやなどにくすんだ趣のあるようす。転じて、古めかしいようす。「―とした神社」〔古くさいようすにも言う〕 **ごしょーぐるま【御所車】** 「牛車{ぎっしゃ}」の別称。 **こし・よわ【腰弱】** 《名・形動》●腰の力が弱い・こと(人)。●強い意志や粘り強さなどがない・こと(人)。弱腰。●餅などに粘りのない・こと(もの)。 **こしらえ【拵え】** ●物のできあがりのようす。つくり。「純日本風の――の家」●準備。用意。「夕飯のーをする」●身なりをつくること。よそおい。「弁慶の――で登場する」●刀の柄・金具・塗りなどの細工。**―・ごと【―事】** 事実でないことをいかにも本当のように作り上げること。作り事。 **こしら・える【『拵える】** 《他下一》●手を加えて・形の・整った(機能をもった)物に仕上げる。「橋を―・える」「会社を―・える」●〔利用するために〕整えそろえる。「金を―・える」句「腹を―・える(=食事をして腹を満たしておく)」●〔子供・友人・情人などを〕持つ。「子供を―・える」●美しくかざる。よそおう。句「顔を―・える(=化粧する)」●(作り構える意から)ないことをあるように見せかける。「話を―・える」対こしら・える《下二》。 **こじら・す【拗らす】** 《他五》〔無理をして〕物事を処理しにくい・めんどうな(悪い)状態にする。こじらせる。「両国の関係を―・す」「風邪を―・す」文こじら・す《四》。 **こじら・せる【拗らせる】** 《他下一》こじらす。対こじら・せる《下二》。 **こ・じり【湖尻】** 湖の水が川となって流れ出る付近。***こじり【鎧】** (「木尻」の意)●刀のさやの先端。また、そこにつける金属製の飾り。参考日本刀(図)。●垂木の末端。また、そこにつける飾り。 **こじ・る【抉る】** 《他五》もののすき間・穴に棒などをつっこんで、強く・えぐる(ねじる)。文こじ・る《四》。 **ご‐じる【呉汁・『豆汁】** 水につけてやわらかくした大豆をすりつぶし、みそを入れて味をつけた汁。 **こじ・れる【拗れる】** 《自下一》〔無理などをしたりしたために〕病気やけがが悪くなり、なおりにくくなる。「風邪が―・れる」●食い違いがあって、しっくりいかなくなる。「話が―・れる」対こじ・れる《下二》。 **こーじわ【小、皺】** 〔皮膚・布などにできる〕細かいしわ。 **こしん【湖心】** 〔文〕湖のまん中。湖面の中心。 **こーじん【個人】** ある社会・集団を構成する個々別々の人間。一個の人間。>評論文キーワード**ー・さ【―差】** 各個人の精神的・肉体的な能力・機能などの違い。**―・しゅぎ【―主義】** ●個人の価値を尊び、その自由と独立を重んじる立場。●[俗]利己主義。>評論文キーワード**―・じょうほう【―情報】** 特定の個人を識別することができるあらゆる情報。住所氏名や年齢・性別、電話番号・勤務先・学歴など。「―保護法」**―・てき【―的】** 《形動》個人に関係しているようす。「―な悩み」対集団的。**ー・プレー** 団体スポーツの競技中に、一人だけで行うプレー。転じて、共同作業などで周囲との連係・調和を無視した行動。「―に走る」対チームプレー。 <519> **評論文キーワード 個人** 文化論の立場から、一人の人間として、自分の意思のままに動く人を「個人」と呼ぶ。西欧で、人が互いに個人を尊重していくことで近代が幕を開けていったとされる。 日本では近代化以降も共同体的な全体が重視され、個人の自由と責任を持った考え方(個人主義)が長く育たなかった。ただし地域密着の中、根づいた共同体的社会には評価される部分も多い。 [参考]評論文キーワードの「共同体」 **話編文キーワード 個人主義** 「個人主義」は、個人の価値を尊び、その自由と独立を重んじる立場である。密接な共同体の中で、個人主義は軽んじられることが多い。欧米では近代に入って個人主義の意識が高まり、現代に至っている。 一方で、一個人としての人を互いに認め合うという意味で、個人主義は「利己主義」とは異なるものである。 **こ・じん【古人】** 昔の人。[対]今人{こんじん}。 **――の糟魄{そうはく}**《句》昔の聖人のことばやその著書。[故事]聖人の道は言語や文章で伝えることはできず、書物に残されている聖人の言はそのかすであるという記述から。〈荘子・天道〉[表記]「古人の糟粕{そうはく}」とも書く。 **こ・じん【故人】**〔文〕古くからの友人。旧知。旧友。[類語]古旧。●死んでしまって今はこの世にいない人。なき人。「―の冥福{めいふく}をいのる」 **ご‐しん【誤信】**《名・他サ》まちがって信じること。また、誤ったことを正しいと信じること。 **ご‐しん【誤審】**《名・他サ》判定をまちがえること。また、その判定。 **ご‐しん【誤診】**《名・他サ》〔医者が〕病気の診断をまちがえること。また、その診断。 **ごしん【護身】** 危険から身を守ること。「―用」 **ごーじん【後陣】** ➡こうじん(後陣)。 **ご・じん【御仁】** 他人をさす尊敬語。お人。お方。〔古風な言い方。現在では多少ふざけた言い方、皮肉めいた言い方にも使う〕「どうもあつかいにくい―だ」 **ご‐じん【吾人】**《代名》《自称の人称代名詞の複数》〔文〕われわれ。われら。〔論説文・演説などで使う〕 **ご‐しんえい【御真影】** 天皇・皇后の写真の尊敬語。 **ご‐じんか【御神火】** 火山の噴火・噴煙。〔神聖視していう〕 **ご‐しんぞう【御新造】**〔中流社会で〕他人の妻をさす尊敬語。御新造{ごしんぞ}。〔明治・大正時代の言い方〕 **ご‐しんとう【御神灯】**●「神灯」の尊敬・丁寧語。●職人・芸人などが縁起をかついで家の戸口につるした灯火。 **ご‐しんぶ【御親父】** 相手の父親をさす尊敬語。御父君{ごふくん}。〔改まった場合や手紙文などで使う〕 **こ・す【越す】**《自五》《本来は「越ゆ」に対する他動詞形であったものが自動詞化したもの》●物の上を通り過ぎて向こう側へ行く。[コロ]「峠を―・す」●ある時間・時期を過ぎる。[コロ]「冬を―・す」[句]「年を―・す」●ある基準を上回る。「三〇人を―・す応募者」「度を―・す暑さ」[表記]③は「超す」とも書く。●追いぬく。[句]「先を―・す」●まさる。ぬきんでる。「早いに―・したことはない」●引っ越す。転居する。「お隣へ―・して参りました」●〈「お―・し」の形で〉「行く」「来る」の丁重な表現。「またお―・しください」。[文]こ・す《四》。[使い分け]「こえる・こす」 **こ・す【濾す・漉す】**《他五》液体などのかすを取り除くため、こまかいすきまをくぐらせる。「煮汁を―・す」[類語]濾過{ろか}。[文]こ・す《四》。 **ご‐す【呉須】**●陶磁器のうわぐすりに使う、青藍色の顔料。●「呉須焼」の略。染め付け焼の中国陶磁器の一種。藍色の絵模様を下絵にする。 **ごーず【牛頭】** 体は人で頭は牛の形をしている、地獄の鬼。 **こーすい【湖水】**〔文〕みずうみ(の水)。 **こす・い【狡い】**《形》〔俗〕●〔損をしないよう〕ずるく立ち回るようす。悪がしこく、ずるい。「―・い手口」●けちけちしている。「金に―・いやつ」[文]こす・し《ク》。 **ご‐すい【五衰】**〔仏〕天人が死ぬときにその体に現れるという、五つの衰弱の相。 **ご‐すい【午睡】**《名・自サ》〔文〕「昼寝」に同じ。 **こ・すう【個数・箇数】** 一個・二個…と数えられる物。 **こ・すう【戸数】** 家の数。所帯の数。 **ごーすう【語数】** ことばの数。 **こーずえ【梢・杪】**《「木の末」の意》 (高い)樹木の幹・枝の先端。 **コスチューム** 衣装。特に、民族・地方・時代・階級などの風俗をあらわす衣装。▽costume **―プレー**●歴史上のある時代の衣装をつけて演じる劇・映画。●➡コスプレ。▽costume play **こすっ‐から・い【狡っ辛い】**《形》〔俗〕ずるくてけちである。こすからい。 **コスト** ●物を生産するのに必要な費用。原価。「新薬開発の―」●「一般に」物の値段。費用。▽cost- **パフォーマンス** ●投入される費用や労力と、成果とのつりあい。費用対効果。●機械などの、価格に対する性能。処理能力と費用とのつりあい。コンピューターの評価によく用いる。▽cost performance **―わ【―割】れ** 売値が下がって、生産原価または仕入れ原価を回収できないこと。 **コス・プレ** (「コスチュームプレー」の略から) 〔俗〕アニメ・漫画・テレビゲームなどの登場人物の扮装{ふんそう}をして楽しむこと。 **ゴスペル** 〔キリスト教で〕福音(書)。●「ゴスペルソング」の略。福音賛美歌。黒人霊歌の一種。▽gospel **ごず・めず【牛頭・馬頭】** 体は人で頭は牛や馬の形をしている、地獄の番人。 **コスメチック** ●化粧品。コスメ。●男性が毛髪を整えるのに用いる、棒状の固形化粧料。チック。▽cosmetic **コスモス** ●キク科の一年草。秋、赤・薄紅・白などの花をつける。秋桜{あきざくら}。▽cosmos ●秩序と調和をもつ世界。宇宙。「ミクロー(=小宇宙)」[対]カオス。▽Kosmos 英 cosmos **コスモポリタン** ●国家を超越し●国家を超越して、全世界を一国と考える人。世界主義者。●外国人との交際が広かったり、諸国を転々としたりして、民族的な偏見を持たない人。 <520> **コスモロジー** 宇宙論。▽cosmology **こすり・つ・ける【『擦り付ける】** 《他下一》●こすってくっつける。●体などを、こするようにして近寄せる。すり寄せる。●責任・罪などを他人に負わせる。なすりつける。類語転嫁。●強くこする。 ***こす・る【『擦る】** 《他五》物を、他の物に強く押しつけたままで動かす。強く押してする。「目を―・る」「布で体を―・る」類語摩擦。文こす・る《四》。 ***こ・する【鼓する】** 《他サ変》〔文〕●太鼓などを打ち鳴らす。●ふるいおこす。句「勇を―・する」 ***ご・する【伍する】** 《自サ変》〔文〕〔あるものと〕同じ地位に立つ。仲間にはいる。「列強に―・する」 ***ご・する【期する】** 《他サ変》〔文〕●予想して、覚悟する。予期する。「前途の多難を―・する」●期待する。類語期する。 **こす・れる【『擦れる】** 《自下一》〔物と物とが〕すれあう。すれる。「綱が―・れる」対こす・れる《下二》。 **ごすん‐くぎ【五寸釘】** 長く太いくぎ。参考もとは五寸(=約一五センチメートル)のものを言ったが、現在ではふつう二寸五分(=約七・五センチメートル)のものをさす。 **ご・せ【後世】** 死後に行くという世界。来世。後生{ごしょう}。「―をとむらう」 ***ご・ぜ【御前】** 《接尾》〔古〕女性を表す名詞について尊敬の意を表す。「母―」「姫―」 ***ご・ぜ【瞽女】** 三味線をひいたり歌を歌ったりして物ごいをして歩く、盲目の女性。「―歌」 **こ・せい【個性】** その人・物だけにそなわった特有の性格・性質。パーソナリティー。「―のない味」[コロ]「ーが強い」類語特性。**―・てき【―的】** 《形動》その人・物の個性が強く表れているようす。「―な人」「―な作品」 **こーぜい【小勢】** 少ない人数。小人数。「―と見てあなどる」類語無勢{ぶぜい}。対大勢。 ***ご・せい【互生】** 《名・自サ》〔キク・バラなどのように〕植物の葉や枝などが、各節に一つずつ互い違いに生じること。対対生・輪生。 ***ご・せい【悟性】** 論理的に物事を考える能力。特に、哲学で感性や理性と区別される論理的な思考の働き。 **ご・せい【語勢】** 話しているときの、ことばの勢い。語気。[コロ]「―を強めて抗議する」 **こせい・だい【古生代】** 地質時代の区分の一つ。原生代と中生代の間の時代で、約五億四一〇〇万年前から二億五一〇〇万年前まで。 **こ・せいぶつ【古生物】** 〔恐竜・マンモスなど〕地質時代に生存していて現在は絶滅した生物。 **こーせがれ【小、倅】** ●自分のむすこを謙遜して言う語。せがれ。●年の若い者を、ののしり・軽蔑をふくめて言う語。類語こわっぱ。 ***こーせき【古昔】** 〔文〕遠い過去の時代。むかし。往昔。 ***こ・せき【古跡・古蹟】** 〔文〕歴史上の事件・建物などがあったあと。類語旧跡。遺跡。史跡。 ***こ・せき【戸籍】** 夫婦を中心にその家族の氏名・本籍地・続き柄などを記した、公式の書面。**―・しょうほん【―抄本】** 戸籍の記載のうち、請求者の指定した部分だけを写したもの。**―・とうほん【―謄本】** 戸籍の記載の全部を写したもの。 **こせこせ** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●心にゆとりがなく、つまらないことに気をとられるようす。また、落ち着きなく始終動き回るようす。「―した性格」「―と歩き回る」●〔部屋・街などが〕細かく区切ってあり、せま苦しいようす。「――した家並み」 **こ・せつ【古拙】** 《名・形動》〔文〕〔彫刻・絵画・建築などで〕技術がおとっているようだが、古風で素朴な趣があるようす。アルカイック。「―な書体」 **こーぜつ【孤絶】** 《名・自サ》〔文〕他との関係を絶たれて孤立すること。「―した城」 **こせ・つ・く** 《自五》こせこせする。「言動が―・いた」 **ご・せっく【五節句】** 昔、一年間の季節の折り目とした、五つのおもな節句。人日{じんじつ}(一月七日)・上巳{じょうし}(三月三日)・端午{たんご}(五月五日)・七夕{しちせき}(七月七日)・重陽{ちょうよう}(九月九日)。表記「五節供」とも書く。 **ご・せっけ【五摂家】** 鎌倉時代以後、摂政・関白になる資格のあった五つの家柄。近衛{このえ}・鷹司{たかつかさ}・九条・二条・一条の各家。 **こーぜに【小銭】** ●額面の小さい貨幣。こまかいお金。●ちょっとした、まとまった金。小金。「ーをためこむ」 **こーぜりあい【小競り合い】** ●小部隊同士の小さな戦闘。全体の戦局に影響しない小さな戦い。●小さなもめごと。いさかい。「警官とのー」 ***こ・せん【古銭】** 昔、通用した硬貨。特に、寛永通宝以前の銭。 **こーせん【弧線】** 弓の形をした線。弓なりの線。 ***ご・せん【五線】** 楽譜を作るとき、音符を書き入れるために横に引く五本の平行線。**―・し【―紙】** 五線が引いてある楽譜用紙。**―・ふ【―譜】** 五線の上に音符を書いて、楽曲を表したもの。楽譜。 ***ご‐せん【互選】** 《名・他サ》〔特定の人々が〕自分たちの中から互いに選び出すこと。また、その選挙。「委員の中から委員長を―する」 ***ご・ぜん【午前】** 夜中の零時から正午までの間。特に、夜が明けてから正午ごろまで。昼前。対午後。**―・さま【―様】** 〔俗〕〔飲んだり遊んだりして〕午前零時すぎに帰宅する・こと(人)。参考「御前様」をもじった語。 ***ご・ぜん【御前】** ■《名》●天皇など、身分の高い人の(座席の)前。「――試合」●身分の高い人を尊敬して言う語。●〔古〕身分の高い人の妻を尊敬して言う語。■《代名》《対称の人称代名詞》身分の高い人に対して、その家臣・従者などが敬って呼ぶ語。■《接尾》昔、身分の高い女性や白拍子の名前の下につけた敬称。「静―」**―・かいぎ【―会議】** 旧憲法下で、国家の重大な問題について天皇の前で重臣・大臣などが集まり行う会議。 **ご・ぜん【御膳】** 「食膳」「飯」「食事」の丁寧語。**―・じるこ【―汁粉】** こしあんで作った汁粉。参考田舎汁粉。**―・そば【―、蕎麦】** 上等の白いそば粉を使って打ったそば。 **こせん・きょう【、跨線橋】** 鉄道線路の上にまたがってかけわたした橋。渡線橋。類語陸橋。 **こーせんじょう【古戦場】** 昔、大きな合戦が行われた場所。「川中島のー」 **こそ** 《係助》《文語では係助詞。口語では副助詞とも》●ある語句をとり立てて強調するのに使う。〔口語では、ふつう、断定の助動詞「だ」、あるいは推量・意志・義務・勧誘などの気持ちの表現を伴う〕「彼こそ真の英雄だ」「今日こそ頑張るぞ」「愛すればこそ別れねばならぬ」参考文語では、文末の活用形を已然形で結ぶ。「今こそ別れめ」(「こそすれ」「・・・にこそなれ」の形や、下に逆接の接続助詞「が」「けれども」などを伴う形で)いったんはある事柄を強く肯定し、「が、しかし」と、次にそれと対立・対比する事柄を予告する意味合いで、二つの事柄を対比的に示す。・・・だとしても。・・・だが、しかし。「愉快な気分にこそなれ、不愉快になることはない(=もっぱら愉快になるだけだ)」「言葉遣いこそ慇懃{いんぎん}であるが、無礼なことこの上ない」参考「こそすれ」「・・・にこそなれ」は、文語表現の名残。●《動詞未然形+「ばこそ」の形で言いさして》ある状況を仮想し、そうであればいいが、実相は全くそうではないの意を表す。「人の注意も聞かばこそ、なりふり構わぬ傍若無人」参考文語表現の名残。 <521> **こーそく【姑息】** 《名・形動》根本的な解決をせずに、その場だけの間に合わせにすること。「―な手段をとる」類語一時しのぎ。一時逃れ。 **こそ・ぐ【刮ぐ】** 《他五》こそげる。文こそ・ぐ《四》。 **こーぞく【古俗】** 〔文〕昔から続いている風俗。 **こそぐ・る【櫟る】** 《他五》くすぐる。文こそぐ・る《四》。 **ご‐そくろう【御足労】** 相手にわざわざある場所へ出向いてもらうことの尊敬語。[コロ]「―をおかけしました」 **こぞ【『去年】** 〔古〕きょねん。昨年。「―の夏」 **こ・そ・あ・ど** 〔文法で〕代名詞・副詞・連体詞などで、指示機能を持つ語の体系。「これ」「こう」「この」、「それ」「そう」「その」、「あれ」「ああ」「あの」、「どれ」「どう」「どの」などが、それぞれ「コ」「ソ」「ア」「ド」という共通の頭音の系列に整理されたものをいう。 **こそ‐あれ** 《連語》●・・・はあるが、しかし。「夢―実現の手立てはない」「程度の差―、彼らは英語がわかる」●〈「・・・でこそあれ」の形で〉・・・ではあるが、しかし。「これは忠告で―決して侮辱ではない」「緩慢でー、景気は確実に回復しつつある」参考①②ともに文語表現の名残。こそ②。 **こ・そう【枯燥】** 《名・自サ》〔文〕かれてかわくこと。物事に生気・趣きなどがなくなること。類語乾燥。 **こ・ぞう【小僧】** ●年少の僧。子供の僧。小坊主。●昔、商店などで雑用に使われた少年の店員。「酒屋の―」類語でっち。●年少の男子をあなどった言い方。「生意気なーだ」[親しみの気持ちをこめて、接尾語的にも使う]「いたずらー」 **ご・そう【護送】** 《名・他サ》●あるものに付きそい、それを盗難・損傷などから守って送り届けること。●囚人・犯罪容疑者などに付きそい、逃亡しないように見張りながら送り届けること。押送{おうそう}。 **ご・ぞう【五臓】** 〔漢方で〕心臓・肺臓・肝臓・腎臓・脾臓{ひぞう}の五つの内臓。また、内臓の総称。句「夢は―の疲れ」参考六腑。 **ごぞう‐ろっぷ【五臓六腑】** ●五臓と六腑。●腹の中。[コロ]「水がーにしみわたる」 **こそ‐げる【刮げる】** 《他下一》物の表面をけずりとる。また、表面に付着している物をこすってはがす。こそぐ。「赤さびを―・げる」対こそ・げる《下二》。 **そ‐こそ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》人に気づかれないように、かくれて行動をするようす。こっそり。「―とにげだす」「―相談する」**―・ばなし【―話】** こっそり小声でする話。ひそひそ話。 **ごそごそ** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》こわばった物などがふれ合う音。また、そのような音を立ててうごめくようす。「引き出しの中を―と探す」 **こ‐そだて【子育て】** 子を育てること。 **こぞっ‐こ【小僧っ子】** 〔未熟な〕若い男性をあなどって言う語。「―のくせに何を言うか」 **こぞって【『挙って】** 《副》《「こぞりて」の音便》ある行動をひとり残らずするようす。あげて。「全校生徒が―参加する」 **ごそっと** 《副》一度にたくさん。「雑草を―引き抜く」類語ごっそり。 **こ‐そで【小袖】** ●袖口を小さく仕立てたふつうの和服。●絹の綿入れの着物。対布子{ぬのこ}。 **こそ‐どろ【こそ泥】** 〔他人の家に〕こそこそと入り、わずかなものをとるどろぼう。 **こそばゆ・い** 《形》●くすぐられるような感じである。●〔実際より良く評価されるなどして〕てれくさい。「そんなにほめられると―・い」対①②くすぐったい。対こそばゆ・し《ク》。 **こぞ・る【『挙る】** ■《自四》〔古〕残らずいっしょになる。残らずそろう。「もろびとー・りて」参考こぞって。■《他五》〔文〕残らず集める。残らずそろえる。対こぞ・る《四》。 **ごぞんじ【御存じ】** 「存じ」の尊敬語。●だれもがすでに知っていること。御承知。「―ですか?」●広く知られて人気が高いこと。「――鞍馬天狗」表記「御存知」とも書く。 **ご‐ぞく【語族】** 同じ言語を祖先として派生したと考えられる言語の一群。「ウラルー」 ***こ・たい【個体】** ●〔哲〕「個物」に同じ。●必要な器官を備え、独立して生活を営む生物体。**ー・しきべつ【―識別】** 生物の個体を見分けて記録すること。 **こ・たい【古体】** ●〔文〕昔の形態・様式。●漢詩で、律詩・絶句以外の詩体。古詩・楽府など。対近体。 ***こ・たい【固体】** 一定の形と容積をもっていて、容易に変形しない物体。結晶したものと、結晶していないものとがある。「―燃料」対気体・液体。 **こーだい【古代】** ●古い時代。●歴史の時代区分の一つ。中世の前の時代。ふつう、日本では平安時代まで、西洋ではローマ帝国滅亡まで。 **こ・だい【誇大】** 《名・形動》実際以上に大げさに伝えること。**―・こうこく【―広告】** 商品などを実際以上に良いものであるように見せかけて広く告げ知らせること。おおげさな広告。 **ご・たい【五体】** ●人体を構成する五つの部分。頭・両手・両足のこと。また、頭・首・胸・手・足のこと。転じて、全身。●書道で、篆・隷・楷・行・草の五つの書体。**―・とうち【―投地】** 〔仏〕(全身を地に投げ出す意)合掌して、両膝・両肘・頭を地につけて平伏すること。仏教徒が行う最高の礼法。 **ご・だい【五大】** 〔仏〕万物を構成するという五つの元素。地・水・火・風・空。 **こーだいこ【小太鼓】** 小型の太鼓。対大太鼓。 **ご・だいしゅう【五大州】** 世界を大きく五つに分けた区分。アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアの総称。参考現在では、アメリカを北アメリカと南アメリカに分け「六大州」とすることが多い。 **ご‐たいそう【御大層】** 《形動》〔俗〕わざとらしく大げさなようす。〔からかいの気持ちをふくんだ言い方〕「ずいぶんとーな身じたくだね」 **こだい・むらさき【古代紫】** 少し赤みをおびた、くすんだ紫色。 **こだい・もうそう【誇大妄想】** ある物事や自分の能力・身分などを実際以上のものに空想し、それを事実と信じこむ・こと(状態)。 <522> **ご・たいりく【五大陸】** 地球上の五つの大陸。ユーラシア・アフリカ・アメリカ・オーストラリア・南極の総称。参考現在では、アメリカを北アメリカと南アメリカに分け「六大陸」とすることが多い。 ***こたえ【応え】** 他から与えられた作用・刺激に対する反応。〔多く接尾語的に用い「・・・ごたえ」とにごる〕「手―」「歯―」 ***こたえ【答え】** ●呼びかけや質問に対してことばで応じること。返答。「呼んでも―がない」●ある問題を解いて得た結果。解答。対①②問い。表記記号的に用いる場合には「答」とも書く。 **こたえられない** 《連語》このうえなくすばらしい。「―・ないうまさ」 ***こた・える【『堪える】** 《自下一》●たえしのぶ。こらえる。我慢する。「この寒さなら―・えられる」●保つ。「持ち―・える」対こた・える《下二》。 ***こた・える【応える】** 《自下一》●他からの働きかけに対して、それに報いる行動をする。[コロ]「期待に―・える」●他からの刺激などを、強く感じる。「今年の暑さは―・える」句「骨身に―・える」対こた・える《下二》。>使い分け ***こた・える【答える】** ■《他下一》●相手からことばをかけられたのに対して、ことばを返す。返事をする。「先生からの質問に―・える」対問う。対こた・える《下二》。■《自下一》●問題を解いて答えを出す。解答する。「次の文章を読み、あとの問いに―・えよ」対問う。対こた・える《下二》。>使い分け >使い分け「こたえる」 **答える** 〔返事をする。問題を解く〕質問に答える・正確に答える・クイズに答える **応える** 〔はたらきかけを受けて行動する〕期待に応える・要請に応える 参考他からのはたらきかけに対して声に出して返事をしたり、解答を出したりするのが「答える」である。一方、他からのはたらきかけに対して反応したり、それに沿う行動を示したりするのが「応える」である。呼びかけに返事をする場合などには「答える/応える」両方用いるが、「応える」がやや優勢か。 **こ・だか・い【小高い】** 《形》周囲より少し高いようすだ。やや高い。「―・い丘」 **こーだから【子宝】** (子は親にとっては何よりもまさった宝である意から)大切な子供。「―にめぐまれる」 **こ・たく【御託】** (「御託宣」の略)〔不平・不満などを〕くどくどと言うことば。[コロ]「ーを並べる」 **こーだくさん【子沢山】** 〔自分の〕子供が多い・こと(人)。句「律義者の―」 **ご・たくせん【御託宣】** ●「託宣」の尊敬語。神のお告げ。●他人の下した判断や命令をからかいの気持ちをこめていう語。「社長のーとあれば仕方がない」 **ごたごた** ■《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔いろいろな多くの物が〕秩序なく入り混じっているようす。ごちゃごちゃ。「机の中がーしている」■《名》《自サ》●面倒なもめごとが起こっていること。また、そのもめごと。「―が起こる」類語紛争。トラブル。●《自サ》整理がつかず混雑すること。「引っ越しのーもようやく収まった」●こまごました雑多な物。「―を片付けてしまおう」>類義語の使い分け「いざこざ・ごたごта」 **こーだし【小出し】** 少しずつ出す・こと(もの)。「預金を―にする」「情報を―に伝える」 **こ・だち【小〈太刀〉】** ●小形の太刀。わきざし。対大太刀。●小さな刀で行う剣術。 ***こ・だち【木立】** 樹木が何本かかたまって生えている所。また、その木々。「―に囲まれた神社」 **こ・たつ【炬燵・『火燵】** 和室用の暖房装置の一つ。熱源の上にやぐらをおき、ふとんをかけたもの。句―を切・る《句》切りごたつを設ける。 **ご・たつ【悟達】** 《名・自サ》仏教で、悟りに達すること。 **ごーだつ【誤脱】** 文章中の誤字と脱字。また、誤ったところとぬけたところ。「―の多い文章」 **ごたつ・く** 《自五》●いろいろなことが起こって整理がつかず混雑する。「引っ越しで―・いた」●もめごとが起こってもつれる。紛糾する。「後継者争いで―・く」 ***こーだて【小楯・小盾】** (「こ」は接頭語)楯の代わりにすること。仮の楯。句―に取・る《句》●〔身を守るため、あるものを〕間に合わせに楯の代わりにする。●〔他人を〕自分の都合のいいように使う。「何も知らない親を―・る」 ***こーだて【戸建て】** 家を一戸ごとに独立して建てること。また、その家。「―に住む」 **こーだな【蚕棚】** カイコを飼うたな。かいこだな。 **こーだね【子種・子、胤】** ●子となるべきもとのもの。精子。●〔家をつぐべき〕子供。子孫。「―を授かる」 **こ・たび【、此度】** 〔文〕このたび。今度。今回。〔古風な言い方〕 **ご・たぶん【御多分】** 世間一般の多くの例。句――に漏れず《句》世間一般の多くの例と同じに。例外でなく。「彼も―失敗した」参考多く、よくない意味に使う。注意「御多聞」は誤り。 **こーだま【木霊・木魂・木精・谺】** 〔文〕樹木に宿るたましい。木の精。●《名・自サ》音が山や谷などに反響する・こと(音)。山びこ。類語エコー。 **ごた・まぜ** 〔いろいろなものが〕秩序なく乱雑にまじること。ごちゃまぜ。ごったまぜ。 **こだわり** こだわる・こと(気持ち)。 **こだわ・る** 《自五》●つまらないことに気持ちがとらわれて、必要以上の気を使う。拘泥{こうでい}する。「形式に―・る」●こまかいことなどに特に気を使う。〔新しい言い方〕「食材の鮮度に―・る」文こだわ・る《四》。 ***こーたん【古、譚】** 〔文〕古い話。昔話。 ***こーたん【枯淡】** 《名・形動》あっさりとした中に渋みがあること。俗っぽさがとれて淡々としていること。〔人柄や芸術作品などにいう〕「―の趣がある絵」 ***ご・だん【後談】** 〔文〕ある事件がおさまったあとの話。後日談。 ***ご・だん【誤断】** 《名・他サ》誤った判断を下すこと。また、その判断。「―をおかす」 **ごだん・かつよう【五段活用】** 口語動詞の活用形式の一つ。語尾が五十音図の五段にわたって変化するもの。「読む」「泣く」などの活用。参考文語では、オ段に活用する形がないので四段活用となる。 **こ・ち【故地・古地】** ゆかりのある土地。「万葉の―」 ***こ・ち【故知・故、智】** 〔文〕昔の人が用いた(すぐれた)知略・はかりごと。「―に倣う」 ***こち【『東風】** 〔雅〕春、東からふいてくる風。春風。東風{とうふう}。 <523> **こち【鯒】** コチ科の海魚。頭が大きく尾部は細い。浅い海の砂泥地にすむ。食用。 **こ・ぢから【小力】** (「こ」は接頭語)ちょっとした力。 **こち‐こち** 《副》《「―と」の形も》かたい物をたたく音の形容。また、かたい物がふれあう音の形容。■《形動》〔乾燥したり、こおったりして〕非常にかたくなるようす。●緊張して動作がぎこちなくなるようす。「ステージでーになる」●がんこで融通のきかないようす。「―の石頭」参考強調して「こちんこちん」ともいう。同かちかち。 **ごちそう【御馳走】** 《名・他サ》「ちそう」の丁寧語。豪華な食事。また、食事・酒などをふるまい、もてなすこと。 **ごちそうさま【御馳走様】** 《感》●飲食物をふるまわれたあとで言う挨拶のことば。●〔俗〕のろけ話を聞かされたときなどにふざけて言うことば。 **ゴチック** ゴシック。▽ィGotik **こちとら【此方人等】** 《代名》《自称の人称代名詞》〔俗〕自分たち。また、自分。表記多く、かな書き。 **こ・ちゃく【固着】** 《名・自サ》●かたくぴったりとくっつくこと。●一定の所にとどまること。また、一定の状態のまま落ち着くこと。「考えがーする」類語②定着。 **ごちゃごちゃ** 《副・形動・自サ》《副詞は「―と」の形も》ひどく乱雑に入り混じっているようす。ごしゃごしゃ。ごたごた。「―言うな」「引き出しの中がーだ」 **ごちゃまぜ** 《形動》〔俗〕種々のものが秩序なく入り混じっているようす。「いろいろな記憶が―になる」 ***こ・ちゅう【古注・古註】** 古い時代の人がつけた注釈。対新注。 ***こ・ちゅう【「壺中】** つぼの中。句―の天地《句》俗界とかけはなれた別天地。壺中の天。壺天。故事後漢に、費長房{ひちょうぼう}は薬売りの老人が店頭の大きな壺にはいるの見て、たのんで壺の中に入れてもらうと、中は酒やごちそうがある宮殿の別天地であったという故事から。〈後漢書・費長房伝〉 ***こ・ちょう【古調】** 〔文〕〔歌などの〕古い調子。また、昔の趣き・風情。 ***こ・ちょう【胡蝶・蝴蝶】** 「チョウ」の古称。句――の夢《句》現実の世界と夢の世界とが区別できない境地のたとえ。また、この世がはかないことのたとえ。故事荘周(=荘子)は自分がチョウになった夢を見たが、目が覚めた後、チョウになった荘周が本当の自分なのか、チョウではない荘周という人間が本当の自分なのかわからなくなったという故事から。〈荘子・斉物論〉 ***こ・ちょう【誇張】** 《名・他サ》実際以上に大げさに表現すること。「事件を―して伝える」「―表現」 ***ご‐ちょう【、伍長】** 旧軍隊で、陸軍下士官の位の一つ。下士官のうち最下級で、軍曹の下に位する。 ***ご‐ちょう【語調】** 〔話すときの〕ことばの調子。「―がするどい」類語ことばつき。 **こちょこちょ** 《副》《「―と」の形も)●くすぐるようす。「足の裏を――とくすぐる」●物事をすばやくしたり、せわしなく動いたりするようす。「―と動き回る」 **こちら【此『方】** 《代名》《近称の指示代名詞》●話し手がいる方向、また話し手が関係している方向をさす。また、その場所、そこにある物をさす。これ。「―へいらっしゃい」「―を見る」●《自称の人称代名詞》話し手をさす。単数にも複数にも用いる。わたし。われわれ。「――からお電話いたします」●《他称の人称代名詞。近称》話し手に近い関係にある人をさす。同等以上の人に対していう。この人。〔「こちらさん」の形でも使う〕「―が木下さんです」参考①②とも「こっち」に比べて丁寧な言い方。 **こちん** 《副》《多く「ーと」の形で》●冷たく凝固するようす。こちんこちん。●かたい物がぶつかるようす。また、その音の形容。句―と・来る《句》ちょっとしゃくにさわる。こつんとくる。「その一言が―・来た」 **こちんこちん** こちこち。 **こぢんまり** 《副・自サ》《「こ」は接頭語》《副詞は「―と」の形も)〔造作・顔つきなどが〕小さいなりに、ほどよくまとまっているようす。「―した家」「―とした目鼻だち」類語ちんまり。注意「こじんまり」は誤り。 **こつ【骨】** ●死んだ人間や動物のほね。特に、火葬にした死者のほね。おこつ。「―を拾う」●動かしがたい気質。●ある物事をうまくしとげるための、かんどころ。たいせつなところ。効率がよいやり方。[コロ]「ーをつかむ」[コロ]「―を覚える」類語急所。要領。表記は、ふつうかな書きにする。>類義語の使い分け「要領・こつ」 **こつ・あげ【骨揚げ・骨上げ】** 《名・自サ》火葬にした死者の骨を拾って骨壺に入れること。こつ拾い。 **ごつ・い** 《形》〔俗〕●大きくて、角ばってごつごつしているようすだ。「―・い手」●〔動作・態度などが〕ぎごちなくかたいようすだ。無骨である。「―・い男」 **こつえん【忽焉】** 《形動》〔文〕急にある状態になるようす。にわかに。「ーとして消える」類語忽然。 ***こつ・か【刻下】** 〔文〕現在の時点。現下。目下。 ***こつ-か【国家】** ●国。●一定の領土と、そこに住む一定の住民から成り、主権による統治組織をもっている社会集団。参考特に近代の国家をさす。**―・けんりょく【―権力】** 国家がその存立と秩序を守るために持つ強制力。また、その強制力を持つ国家機構。**―・こうむいん【―公務員】** 国の公務に従事する職員。**―・しけん【―試験】** 国が一定の資格を認定するために行う試験。国家公務員・裁判官・司法書士・医師・薬剤師・弁護士・公認会計士などに適用される。**―・しゅぎ【―主義】** 個人はその属している国家によって存在しているから、個人を犠牲にしても国家のことを優先させるべきであるとする考え方。参考「ナショナリズム」の訳語の一つ。 **こつーか【国歌】** ●和歌。やまとうた。●国家的な儀式などで、その国家・国民を象徴するものとして歌う歌。「―を斉唱する」参考日本の国歌は「君が代」。 ***こつーか【国花】** 国民に親しまれ、その国の象徴とする花。参考日本では桜の花。 **こ‐づか【小柄】** 脇差{わきざし}のさやの外側にそえてさす、小さい刀。小刀。 ***こつーかい【告解】** 《名・他サ》カトリックで、洗礼を受けたあとに犯した罪を司祭に告白して、神の許しを求めること。類語懺悔{ざんげ}。 ***こつーかい【国会】** 国の議会。日本では国権の最高機関で唯一の立法機関。衆議院と参議院から成る。**―・ぎいん【―議員】** 国民を代表し、国会を組織する議員。衆議院議員と参議院議員。**―・ぎじどう【―議事堂】** 国会の議事を行うための建築物。 <524> ***こつーかい【国界】** 〔文〕国ざかい。国境。 ***こ・づかい【小使】** 〔昔、学校・会社などで〕雑用をした人。参考現在、学校では「用務員」と呼ぶ。 ***こづかい【小遣い】** 「小遣い銭」の略。日常のこまかい買い物・支払いなどにあてる金銭。**―・かせぎ【―稼ぎ】** 〔生活費を得るためではなく〕小遣い銭またはその程度の金額を得るために働くこと。 **こっ‐かく【骨格・骨骼】** ●高等動物で、種々の骨が組み合わさって、体を支え、内臓を保護し、筋肉のつけねとなる器官。骨組み。●〔骨格を基準として見たときの〕体全体の与える感じ。骨組み。「―のがっちりした男」●物事の全体を形作り、それを保っていく上で大切なもの。「プランのーをつくる」 **こっ‐かっしょく【黒褐色】** 黒みを帯びた褐色。黒ずんだ茶色。「―の飲料」 **こつ・がら【骨柄】** 〔人相・服装などに現れる〕人柄。〔ふつう、男性についていう〕句「人品―いやしからず」 ***こつーかん【国漢】** 国文と漢文。また、国語と漢語。 ***こつ‐かん【酷寒】** 〔真冬の〕厳しい寒さ。ひどい寒さ。[連語]「―の候」類語厳寒。対酷暑。 ***こつ・かん【骨幹】** 〔文〕●体の骨組み。骨格。●物事の中心・基となるだいじな点・部分。「日中友好のーとなる条約」類語骨子。 **ごっ‐かん【極寒】** きわめて寒いこと。最高の寒さ。「―の地」類語厳寒。対極暑。 **こっ‐き【克己】** 《名・自サ》〔意志の力で〕自分の欲望や邪念をおさえ、それにうちかつこと。「―の精神」「―心」 **こっき【国旗】** 国のしるしと定められ、その国を象徴する旗。参考日本の国旗は「日の丸」。 **こっき・ふくれい【克己復礼】** 私欲をおさえて礼儀にのっとるようにすること。 **こづき・まわ・す【小突き回す】** 《他五》〔人の体を〕つっついたり、引っぱったり、ゆすったりする。●あれこれ意地悪をして、いじめ苦しめる。 **こつ・きゅう【「哭泣】** 《名・自サ》〔文〕〔悲しみのため〕大きな声をあげて泣くこと。類語号泣。慟哭{どうこく}。 ***こつ・きょう【国境】** ●国と国との境目。国境{くにざかい}。「―線」「―を越える」類語辺境。●〔法〕一国の領土主権のおよぶ範囲の限界とする所。隣接国の領土および公海との境界。 ***こつきょう【国教】** 広く国民に信仰させるため、国家が法律などで特に保護している宗教。国家宗教。 **こっきり** 《接尾》〔俗〕《数量・回数などを表す語について》「ちょうど・・・だけ」「・・・かぎり」の意。「一回―」 **こっきん【国禁】** 〔文〕国家が国法によって禁じていること。また、その禁制。「―の書」 **こつ‐く【刻苦】** 《名・自サ》心身を苦しめるほど激しく努力すること。四字「―勉励」 ***コック** 〔水道・ガス管など〕管状のものに取り付ける栓。▽cock ***コック** 料理人。▽kok **こづ・く【小突く】** 《他五》●〔人の体などを〕指先などで少しつく。また、おさえてゆすぶる。「頭を―・く」●いじめて苦しめる。 **コックス** ボートレースで、舵手{だしゅ}。▽cox **コックピット** ●航空機の操縦室。●競走用自動車の運転席。▽cockpit **こっくり** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●居眠りをして、頭が前後に動くようす。また、居眠りをすること。●〔幼児などが〕頭をたてにふってうなずくようす。また、その動作。●〔食べ物の味などが〕濃くて深みのあるようす。「―とした味わいのワイン」 **こ・づくり【小作り】** 《名・形動》●ふつうより小さく作られていること。「―な店」●顔や体つきが小さいこと。「どちらかといえば―の男」類語小柄。 **こっ‐くん【国訓】** ●漢字の訓。和訓。●漢字の、中国での用法と合致しない日本独自の用法。「断」を「ことわる」の意に用いるなど。 ***こっけい【酷刑】** 〔文〕厳しい刑罰。[コロ]「―に処する」 **こっけい【滑稽】** 《名・形動》〔笑いをさそうような〕おもしろおかしいこと。「―なしぐさ」類語剽軽{ひょうきん}。●ふざけていて、ばからしい感じがすること。「―に見える習慣」**―・ぼん【―本】** 江戸時代の小説の一種。江戸の町人の日常生活のおかしさを書いた娯楽的な読み物。「東海道中膝栗毛」「浮世風呂」など。 **こっけいせつ【国慶節】** 中華人民共和国の建国記念日。一〇月一日。 ***こっけん【国憲】** 〔文〕国家の根本となる憲法。 ***こつけん【国権】** 〔文〕国家の統治権。国家権力。「―の発動」 ***こつ・けん【黒鍵】** ピアノやオルガンで、嬰{えい}変音をひくときに使う黒い鍵盤。対白鍵。 **こっこ【国庫】** ●財産権を持つ主体としての国家。●国家の所有する貨幣を保管する機関。国家金庫。 **ごっこ** 《接尾》「・・・のまねをしてする遊び」の意。「電車―」 **こっこう【国交】** 国家間の公式の交際。「―を開く」 **ごつごう・しゅぎ【御都合主義】** その場の情勢に応じて自分に都合よく行動する節操のない態度。オポチュニズム。類語日和見主義。 **こっこく【刻刻】** こくこく。 ***こつこつ** 《副》《「――と」の形も》かたい物が軽くふれ合うようす。また、その音の形容。「―と戸をたたく」 **こつこつ【元元・矻矻】** 《副・形動》〔文〕〔ある一つの物事に対して〕休まず目立たない努力を続けるようす。「―と勉強をする」 **ごつごつ** 《副》《副詞は「――と」の形も》《自サ》でこぼこしてかたいようす。「―した岩肌」●《自サ》無骨であらっぽいようす。また、洗練されたところがないようす。「―した男」「―した文体」●かたい物がぶつかり合ってにぶい音を出すようす。また、その音の形容。 **こつ・ざ【元、坐・兀座】** 《名・自サ》〔文〕一人で(さびしそうに)すわっていること。また、ぼんやりしてすわっていること。 **こつ‐ざい【骨材】** コンクリートやモルタルを作るのに使用する砂・砂利・砕石などの総称。 **こつ・し【骨子】** 物事・話などを構成する中心となるもの。おもな内容。「法案の―」類語骨組み。骨幹。 **こつ‐じき【『乞食】** ●[仏]托鉢{たくはつ}。●こじき。〔古風な言い方〕 **こつ・しつ【骨質】** ●動物の硬骨を構成する物質。骨のうち、骨膜と骨髄とを除いた部分。●動物の骨のようなかたい物質。また、そのような性質。 **こつ・ずい【骨髄】** ●骨の中心部の空洞を満たすやわらかい組織。赤血球・白血球・血小板などがここで作られる。「―移植」●「骨の奥」の意から)心の奥。句――に徹する《句》深く心の底までしみこむ。「恨み―・する」 <525> **こっせき【骨石】** [文]石のように固い意志。 **こっせつ【骨折】** 《名・他サ》体の骨が折れること。「足を~する」 **こつ・ぜん【忽然】** 《副》《「~と」の形も》[文][現れたり消えたりするのが]急なようす。突然。忽然{こつねん}。「~と姿を消す」[類語]忽焉{こつえん}。 **こっ・そう【骨相】** [体の]骨組みのありさま。また、顔や頭の骨の形に現れたその人の性質・運命。「~学」 **こつそしょうしょう【骨粗鬆症】** 骨をつくる組織がもろくなり、骨に鬆{す}がはいったようになる病気。閉経後の女性に多く起こる。 **こっそり** 《副》《「~と」の形も》他人に気づかれないように物事をするようす。そっと。「~話す」「~と部屋を出る」[類語]ひそかに。秘密に。 **ごっそり** 《副》《「~と」の形も》[俗] ●残さず全部。ねこそぎ。「あり金を~ぬすまれた」[類語]ごそっと。●(数量が多いようす。「魚が~とれた」 **ごった** 《形動》[俗]いろいろなものが秩序なく入りまじって乱雑なようす。ごっちゃ。「本を~に積み上げる」 **ごったがえ・す【ごった返す】** 《自五》秩序なくひどく混雑する。「見物人で~・す」 **ごった-に【ごった煮】** ●いろいろなものを入れてにる・こと(料理)。●いろいろの事柄を秩序なくまぜ入れること。 **こ・つ・ち【此方】** 《代名》《「こち」の促音化》こちら。[「こちら」よりもぞんざいな言い方]《名》ある時から今に至るまでの間。以来。「就職してから~」 **こ・づち【小槌】** 小さな槌。「打ち出の~」 **こっちのもの【此方の物】** 《連語》●自分の物。●自分の思い通りになるもの。「試合は~だ」 **ごっちゃ** 《形動》[俗]種類の違うものが入りまじって乱雑なようす。ごちゃごちゃ。ごった。「話が~になる」 **こっちょう【骨頂・骨張】** 程度がいちばん上であること。「真~」[連]「愚の~」 **こ・づつ【小筒】** ●水や酒を入れる小さな竹筒。●昔、小銃をさした語。[対]②大筒。 **こつ・つぼ【骨壺】** 火葬にした死者の骨を入れるつぼ。 **こっずい【骨髄】** ●骨の中心部にある、やわらかい組織。赤血球・白血球・血小板などがここで作られる。「~移植」●「骨の奥」の意から)心の奥。「~に徹する」~に徹する《句》深く心の底までしみこむ。「恨み~・する」 **こ・つづみ【小鼓】** 小型の鼓。左手で調べの緒をにぎり、右肩に乗せて右手で打つ。[対]大鼓。 **こ-づつみ【小包】** ●小さな包み。●「小包郵便」の略。品物を小さく包装して送る・郵便(郵便物)。 **こってり** 《副》《副詞は「~と」の形も》[俗]●《自サ》味・色などがこく、しつこいようす。「~した料理」[対]あっさり。●物事の程度がはなはだしいようす。いやというほど。「親父に~と油をしぼられた」 **こっ・ぴど・い【こっ酷い】** 《形》[俗]《「ひどい」を強めた言い方》手きびしい。「~・く叱られた」 **こつ-ひろい【骨拾い】** 「骨揚げ{こつあげ}」に同じ。 **こ・つぶ【小粒】** 《名・形動》●物のつぶが小さいこと。[句]「山椒は~でもぴりりと辛い」[対]大粒。●体つきが小さいこと。「~な選手」[類語]小柄。 **コップ** ガラスなどでできている円筒形の水飲み。カップ。▷kop~の中の嵐。《句》[当事者にとってはたいへんなことだが、大局的に見れば]限られた範囲の中の出来事にすぎないことのたとえ。[参考]W・B・バーナードの劇の題名 Storm in a Teacup から。 **ゴッド** 神。造物主。▽God~-ファーザー●[カトリック教で]洗礼を受ける子の、男性の名付け親。●マフィアの首領。▽godfather **こっ-とう【骨董】** ●美術的・歴史的に価値のある古道具・古美術品。骨董品。●古いばかりで役に立たないもの。「~的存在」 **こつ・どう【骨堂】** 遺骨を納める堂。納骨堂。 **コットン** ●わた。●綿布。もめん。[おもに布地の材質を言うときに使う]●「コットン紙」の略。もめんの繊維を原料とした厚くてやわらかな軽い紙。▽cotton **こつにく【骨肉】** (骨と肉の意から)互いに血のつながりのある者。親子・きょうだいなど。肉親。[連]「~の争い」~相食{あいは}・む《句》一族で殺し合いをする。また、同じ肉親の間で激しく利権を争う。 **こつ・ねん【忽然】** 《副》⇒こつぜん(忽然)。 **こ-つ-ぱ【木っ端】** ●木のきれはし。木くず。●取るに足りない、つまらないもの。「~役人」 **こつ-ばい【骨灰】** ●骨が焼けて灰状になったもの。●動物の骨を、焼いて得た粉末。燐酸肥料の原料。=こっかい。 **こっぱい【骨牌】** [文] ●かるた。●獣の骨で作ったマージャン用の牌{ぱい}。 **こつ・ばこ【骨箱】** 骨つぼを納める白木の箱。 **こっぱずかし・い【小っ恥ずかしい】** 《形》(「こはずかしい」の促音化)⇒こはずかしい。 **こっぱ・みじん【木っ端微塵】** ●一度にこまかくくだけ散る・こと(状態)。こなみじん。こなごな。「~に吹き飛ぶ」●徹底的に(ひどく)やられること。「~にやっつけられる」 **こつばん【骨盤】** 体の腰にあって、腹部の内臓を支える、ろうと状の大きく平たい骨。 **こつ-ぷん【骨粉】** 動物の骨をくだいて粉にしたもの。燐酸肥料や家畜などの飼料として利用する。 **コッペ・パン** 紡錘形で底が平たいパン。コッペ。[故事]コッペは、coupé (=切られた)のなまり。また、Kopf (=頭)からともいう。 **コッヘル** 登山用品の一つ。携帯用の組み立て式炊事道具。アルコールなどの燃料を用いる。▽独Kocher **こつ・ぺん【骨片】** 骨のかけら。 **こつ・ほう【骨法】** [文] ●骨組み。骨格。●礼儀作法。筋道。●物事をする上の要領。特に芸道などの微妙なやり方の呼吸。こつ。「~をつかむ」 **こつぼとけ【骨仏】** ●骨になった人。●火葬したあとの首の骨。[参考]仏の形をしているのでいう。 **こ-づま【小褄】** [「こ」は接頭語]着物のつま。 **こつ-まく【骨膜】** 骨の外面をおおっている、白色のじょうぶな膜。骨の成長や栄養をつかさどる。 **こ・づめ【小爪】** ●つめの生えぎわにある、三日月形の半透明の白い部分。●つめの切りくず。~を拾・う《句》ささいなことばじりをとらえて非難する。 **ご-づめ【後詰め】** 先陣の軍勢の後にひかえている軍勢。後陣。[類語]後衛。 **こづらにく・い【小面憎い】** 《形》顔を見るのもしゃくにさわるほど、にくらしいようすだ。 **こ-づれ【子連れ】** 子供を連れていること。「~パパ」 **こつん** 《副》《多く「~と」の形で》●小さな物が軽くぶつかるようす。また、その音の形容。●げんこつで一回軽くなぐるようす。また、その音の形容。 <526> **ごつん**《副》《多く「ーと」の形で) ●重い物が強くぶつかるようす。また、その音の形容。●げんこつで一回なぐるようす。また、その音の形容。 **こ・て**【小手】 ●剣道で、ひじと手首{てくび}との間の部分。[団]高手。●《「こ」は接頭語》手。〔手に関するちょっとした動作に言う語〕[コロ]「―をかざす」 **こ‐て**【『籠手】 ●よろいの付属品の一つ。腕をおおう防具。●剣道で、小手{こて}をおおう防具。また、その部分を打つこと。ゆごて。 **こて**【鏝】 ●しっくい・セメントなどをぬる左官{さかん}道具。金{かな}鏝{ぐわ}。●熱して布地{ぬのじ}のしわのばしに用いる道具。毛髪{もうはつ}をカールさせ整えるのに熱して使うはさみ状の道具。「髪に―をあてる」●はんだ付{づ}けなどに使う道具。 **ご・て**【後手】 ●相手に先{さき}をこされ、受{う}け身{み}になること。[コロ]「対策が――に回る」●碁・将棋で、あとから攻める番(の人)。後手番{ごてばん}。また、相手に勝負の主導権をにぎられ、守りの立場になること。[因]②先手{せんて}。 **こ‐てい**【固定】《名・自他サ》ある物の位置・形・状態が一定で動かないこと。また、動かないようにすること。[類語]固着{こちゃく}。 **―かんねん**【―観念】 そうだと思い込んで、容易に変えることのできない考え。「――にとらわわれる」 **―しさん**【―資産】 土地・建物・機械・特許権などのように、流通を目的とせず長い期間にわたって消耗する資産。[因]流動資産{りゅうどうしさん}。 **―しほん**【―資本】 工場・建物・機械などのように、生産過程で価値が部分的に減少していく、耐久性のある資本。[団]流動資本{りゅうどうしほん}。 **―でんわ**【―電話】 〔携帯して用いる無線電話に対して〕設置場所が固定されている有線電話。 **―ひょう**【一票】 選挙で、ある特定の候補者・政党に必ず投票されると見込まれる支持票。[因]浮動票{ふどうひょう}。 **こ‐てい**【湖底】 みずうみの底。[団]湖面{こめん}。 **こ‐てい**【小体】《形動》〔住居・生活・商売などが〕こぢんまりして、つつましいようす。「―な料理店」 **コテージ** 避暑地などにある、西洋風の小さな木造の建物。コッテージ。▽cottage (=小屋{こや}) **こ・てき**【鼓笛】 太鼓と笛。 **―たい**【一隊】 打楽器と吹奏楽器で編成された楽団。 **こてこて**《副・自サ》●《副詞は「―と」の形も)数量・分量が度をこえて多いようす。「クリームをーとぬる」●《「今ーの」の形で》濃厚なようす。また、その性質が非常に強いようす。「―のとんこつラーメン」「―の大阪弁を話す」 **ごてごて**《副・自サ》 《副詞は「――と」の形も)●しつこいほど分量・数量の多いようす。〔「こてこて」を強めた語〕「―と飾{かざ}り立{た}てる」「料理を―と並べる」②〔文句・不平などを〕くどく言うようす。「上役{うわやく}の悪口を言う」●多くの物が整理されないで乱雑になっているようす。ごたごた。 **こて・さき**【小手先】 ●細工などをするとき動かす手先の部分。●〔小手先でするような〕ちょっとした才知。また、ちょっとした細工。「―の仕事」 **こて・しらべ**【小手調べ】 〔物事を始める前に〕試しにちょっとやってみて、調子を見ること。「―に軽{かる}く走{はし}る」 **ごて・つ・く**《自五》〔俗〕●物事がごたごたする。ごたつく。●ぐずぐずと文句を言う。ごてる。 **ごて‐どく**【ごて得】 (動詞「ごてる」の連用形+名詞「得」)〔俗〕〔交渉などで〕素直に承知せず、あれこれ文句や不平を言って相手に譲歩させ、その分だけ得をすること。[参考]「ごねどく」とも言う。 **こて・なげ**【小手投げ】 相撲の決まり手の一つ。相手の差し手を上手から巻きかかえ、腰を浅く入れてふるように投げる技。 **こーでまり**【小手毬】 バラ科の落葉低木。春、白い小さい花が多数集まって、まりのような形になる。 **こ・てまわし**【小手回し】 (「こ」は接頭語)●前もって準備しておくこと。手回し。「―のいい人」●〔その場に応じて〕機転をきかすこと。「――よく対応する」 **ご・てる**《自下一》〔俗〕文句や不平をくどく言う。ぐずぐずだだをこねる。ごてつく。ごねる。「最後まで―・てる」 **こ‐てん**【個展】 その人の作品だけを集めた展覧会。 **こ・てん**【古典】 ●古い時代に著された書物。●古い時代に作られ、長い時代を経て、現在なお高く評価されている芸術作品。クラシック。「―音楽」 **―しゅぎ**【一主義】 一七~一八世紀のヨーロッパで、ギリシャ・ローマの芸術を模範とし古代に題材を求めておこった芸術上の立場・流派。クラシシズム。 **―てき**【一的】《形動》●古典②としての価値をもっているようす。また、古典のもつ趣を備えているようす。「―な名曲」●古典を重んじるようす。「―な作風」 **こーでん**【古伝】〔文〕●昔からの言い伝え。古い伝説。●昔の記録。 **ご・てん**【御殿】 身分の高い人の住む邸宅の尊敬語。転じて、大きい豪華な邸宅。 **―い**【一医・御典医】 徳川幕府おかかえの医者。[参考]町医者に対していう。 **―じょちゅう**【一女中】 宮中・将軍家・諸大名の家に仕え、家事にたずさわった女性。 **ごーでん**【誤伝】《名・自他サ》〔文]誤って・伝える(伝わる)こと。また、その内容。訛伝{かでん}。「死亡説は―だった」[類語]誤報{ごほう}。 **こてんこてん**《副》「こてんぱん」に同じ。 **こてんぱん**《副》《多く「―に」の形で)〔俗〕〔勝負ごと・論争などで〕手ひどくやっつけられるようす。また、やっつけるようす。こてんこてん。「昨日の試合は―に負けた」[類語]さんざん。 **こと**【事】《「言{こと}に」と同語源》人間が思ったり考えたりする対象の中で、「物」のようなはっきりした存在でない種類を言うことば。[団]もの。●ことばで言い表される内容。意味。わけ。「以上述べたーをまとめると・・・」「本当のーを話してくれ」●世の中に現れる事象・現象・事件。「―の真相を調べる」●特に取り上げられるようなできごと。変事。大事件。「それはーだ」●ある対象に関連する事柄。「将来の―を考える」●事態。事情。ようす。「そんなーになっているとは知らなかった」●行為。ふるまい。「そんなーをしてはいけない」●《自称の代名詞について)「・・・に関して言えば」の意。〔改まった言い方〕「わたくしーこのたび結婚いたし・・・」●《通称と実名との間において》前後の語の実体が同一であることを示す。すなわち。「鷗外{おうがい}―森林太郎{もりりんたろう}」●《活用語の連体形について》その活用語を名詞化する。「書くーができる」[参考]その応用として次のような意を表す。㋐経験。「まだだれにも話したーがない」㋑習慣。「ねる前に歯をみがくーにしている」㋒場合。可能性。「叱られる―はあるまい」㋓は仮定の事柄。「早く行かない―には・・・(=早く行かなければ・・・)」㋔は必要。「人をうらむーはない」㋕の事実。「不思議な―には・・・」㋖用「それが最上の方法」の意を表す。「まじめに勉強するーだ」㋗の伝聞。「よろしく伝えてくれというーだ」●《形容詞の連体形について》全体で連用修飾語をつくり、副詞的な働きをする。「うまい―処理する」●《文末にそえて》 <527> うかな書き。拘束や、間接的な命令を表す。「朝は早く起きる―」[参考]㊺㊽は多く形式名詞的に使う。表記ふつうかな書き。 **――が済・む**《句》その事が終わる。問題がなくなる。「何もしないうちに―・んでいた」 **―ここに至・る**《句》事態が悪化して、今さらどうにもならない状態になる。「―・っては万事休すだ」 **―志と違う**《句》結果が、意図していたことと食いちがう。現実と理想とが食いちがう。 **――と次第によっては**《句》〔今はまだ決められないが〕これからのようすいかんでは。「―出かけてもいい」 **――と・する**《句》専念すべき仕事と決める。つとめて・・・する。「医学の研究を―・する」 **――とせ・ず**《句》〔危険などを〕全然気にしない。問題にしない。「暴風雨も―・ず出発する」 **――なきを・得る**《句》大事に至らないですむ。問題とはならずにすむ。 **―に当た・る**《句》その事に従事する。 **―を欠・く**《句》「事に欠く」に同じ。 **―を構・える**《句》争いを起こそうとする。事を荒立てようとする。「好んで―・えるつもりはない」 **―を好・む**《句》平穏であることを喜ばず、事件や変革が起こるのを待ち望む。 **――を分・ける**《句》理由などを筋道を立てて丁寧に説明する。理を分ける。「―・けた話」 **こと**【古都】 ●古い歴史をもつ都。●旧都。 **こと**【琴箏】 細長い桐の板をはり合わせた中空の胴の上面に弦を張り、ことづめを用いてひく弦楽器。十三弦のものが代表的。[参考]「一面・・・」または「一張・・・」と数える。 **こと**【異】〈「・・・を一にする」の形で〉・・・をちがえる。・・・を別々にする。「考えを―にする」 **こと**【糊塗】《名・他サ》〔文〕一時しのぎにとりつくろってごまかすこと。「その場を―する」[類語]弥縫{びほう}。 **こと**【言】《「事」と同語源)〔文〕口に出して言うこと。また、ことば。 **―を食は・む**《句》うそをつく。食言する。 **こと**《終助》《「事」と同語源)余情をこめて、軽い感動や問いかけを表す。〔対等(以下)の相手との会話に、女性が使う〕「まあ、きれいだこと」「いいこと。よく聞いて頂戴」「一緒にいらっしゃらないこと」 **こーど**【弧度】《名・助数》角の単位。円の半径に等しい長さの弧に対する中心角を一弧度とする。ラジアン。 **ごと**【『毎】《接尾》「・・・も一緒に」「・・・ぐるみ」の意。「皮一食べる」「丸ー」 **ごと**【『如】《助動》《文語助動詞「ごとし」の語幹)・・・(の)ように。「雲のごと散りのこりたる山桜ばなく{斎藤茂吉}」 **こと・あげ**【言挙げ】《名・他サ》ことばに出して言い立てること。「あえてーしない」 **こと・あたらし・い**【事新しい】《形》●今までのものとくらべて新しい感じだ。「―・い学説」●とりたててわざとらしくするようすだ。ことさららしい。「―・く言いたてる」 **ことあり‐がお**【事有り顔】 何事か考えているような顔つき。また、事情のありそうな顔つき。 **こ・とう**【古刀】 古い刀。特に、慶長年間以前に作られた古い刀。[因]新刀。 **こ・とう**【孤島】 遠くはなれて海上にただ一つある島。「絶海の―」[類語]離島。[対]群島。 **こ・とう**【孤灯】〔文〕ただ一つともっている灯火。 **こ・とう**【弧灯】〔文〕アーク灯。 **こ・どう**【古道】 ●古い時代の、また、昔からの道義・方法。●昔の道路。旧道。「熊野――(紀伊半島)」 **こ・どう**【鼓動】《名・自サ》《太鼓のひびきの意)●〔ある活気・エネルギーによって、人の心や物などが〕ふるえ動くこと。「大地が―する」「春の――」●心臓が血液を送りだすために動くこと。脈うつこと。また、その音。「―が乱れる」 **ご・とう**【梧桐】〔文〕「アオギリ」の別称。 **ごとう**【語頭】 単語のはじめの部分。[対]語尾。語末。 **ごとう**【誤答】《名・他サ》まちがって答えること。また、まちがった答え。「うっかりーする」[団]正答。 **ごーどう**【悟道】 仏の教えの真理をさとること。 **こーどうぐ**【小道具】 芝居・踊りなどの舞台で使用する、こまごました道具類。[団]大道具。 **こと・うた**【琴歌】 琴に合わせて歌う歌。 **ご‐とうち**【御当地】 他からその土地へ来た人が、その土地をさしていう尊敬語。[類語]御地。貴地。 **ーソング** その土地をテーマとした歌謡曲。 **こと・おさめ**【事納め】 ●物事のしおさめ。●昔、陰暦二月八日に正月の行事を終えること。●昔、陰暦一二月八日にその年の農事を終えること。[対]①~③事始め **こと・か・く**【事欠く】《自五》〔必要なものが手にはいらず〕不自由する。「生活費にも―・く」[団]事足りる。●「・・・(する)に―・いて」の形で〉ほかに適当な方法もあるだろうに、よりによってこのようなことをする。〔非難の意をふくめて言うことば〕[句]「言うに―・いて」=事を欠く。 **こと・がら**【事柄】 物事。また、物事のようす・内容・事情。「重要な―」「見てきた―を話す」 **ごとき**【『如き】《助動》《文語助動詞「ごとし」の連体形)→ごとし。 **こと・き・れる**【事切れる】《自下「》息が絶える。息をひきとる。死ぬ。 **こーどく**【孤独】《名・形動》《みなし子と独り者の意から)身寄りやたよるものがなくひとりぼっちであること。他人と精神的なつながりがなくさびしい状態であること。「―な毎日」「―を愛する」 **―かん**【―感】〔集団から離れたときや支え合える人がいないときなどに生じる〕自分はひとりきりだという感じ。ひとりぼっちで、さびしいという気持ち。「―にさいなまれる」 **―し**【一死】 一人暮らしの人や高齢の夫婦などが、自分の住まいの中で突然の病気や事故などにより、誰にも知られずに死亡すること。 **ごとく**【五徳】 ●〔文〕〔儒教で〕人の備えるべき温・良・恭・倹・譲の五つの徳。●三本または四本脚の、金属または陶器でできた輪形の道具。炉や火ばちの灰の中においてやかんなどをのせる。かなわ。 **ごとく**【悟得】《名・他サ》悟りをひらくこと。開悟。[類語]悟入。 **ごとく**【『如く】《助動》《文語助動詞「ごとし」の連用形)ごとし。 <528> **ごどく**【誤読】《名・他サ》〔漢字などを〕まちがった読み方で読むこと。また、まちがった読み方。 **ごとく・なり**【『如くなり】《助動:ナリ型》文語(助動詞「ごとし」の連用形+断定の助動詞「なり」。漢文訓読体から)・・・のようだ。「三年ばかりは夢のごとくにたちしが・・・〈舞姫・森鷗外〉」[接続]「ごとし」に同じ。 **ことこと**《副》 《「―と」の形も)●物を軽くたたいたり、小さな物が軽くふれあったりする音の形容。「水車がー回る」●物が静かににえる音の形容。また、とろ火でにるようす。「豆を―とにる」 **ごと‐ごと**《副》《「―と」の形も》重い物が何度もふれあう音の形容。〔「ことこと」より重い感じに言う〕「風で戸がーいう」 **ことごとく**【『尽く・悉く】《副》〔そこにあるものの〕全部。一つ残らず。すべて。「――失敗に終わる」[類語]すっかり。みな。一切。 **ことごと・し・い**【事事しい】《形》〔言動・態度などが〕もったいぶって大げさである。「―・い出迎え」[類語]仰々しい。 **ことごとに**【事『毎に】《副》ことがあるたびに。そのたびごとに。いつも。「――注意をうながす」 **こと・こまか**【事細か】《形動》小さなことも落とさず詳しいようす。「――に説明する」[類語]詳細。子細。 **こと・さら**【殊更】《副》《「――に」の形も)●〔心に思うところがあって〕普通の程度をこえて特にある物事をするようす。わざと。故意に。「彼女は―陽気にふるまった」●特に。とりわけ。「彼には―難しい問題だ」 **こ‐とし**【〈今年〉】 現在経過している年。本年。今年。「―の夏」 **こと‐じ**【琴柱】 琴の胴の上に立てて弦を支える器具。移動させて、音の高低を調節する。 **――に膠{こう}す**《句》融通がきかないことのたとえ。琴柱に膠をつけて動かないようにすると音の調子を変えることができないことから。 **ごとし**【『如し】《助動:ク型》文語●類似している意を表す。「動かざること山のごとし」●内容の具体的な解説を表す。「校則を以下のごとく定める」●例示を表す。「信玄・謙信のごとき名将」●推量、不確かな断定を表す。「戦線は膠着状態におちいりたるがごとし」[参考]口語の「ようだ(推量・比況)」に相当する。連用形「ごとく」、連体形「ごとき」は、現在でもよく使われる。[接続]体言+「の」、体言+「が」、あるいは動詞連体形(+「が」)につく。 **こと・だま**【言霊】 古代、ことばがもつと信じられた神秘的な霊力。 **―の‐さきわうくに**【一の『幸わう国】 言霊が幸福をもたらす国。日本の美称。 **こと・た・りる**【事足りる】《自上一》十分に用がたりる。「一人千円もあれば―・りる」[囡]事欠く。 **こと‐づか・る**【言付かる・『託る】《他五》〔ある人から他の人への伝言・用事・届け物などを〕たのまれる。託される。ことづけられる。「品物を届けるように―・る」 **こと‐づけ**【言付け・『託け】 ことづけること。また、その事柄。ことづて。「―の品物をたのまれる」 **こと‐づ・ける**【言付ける・『託ける】《他下一》人にたのんで伝言してもらったり、品物などを届けてもらったりする。「手紙を―・ける」「お土産を―・ける」 **こと‐づて**【言『伝】 ●ことづけ。「友人にーをたのむ」●間接に伝え聞くこと。伝聞。「―に耳にする」 **こと・づめ**【琴爪】 琴をひくときに指にはめる、つめ形の道具。 **こと・と・う**【言問う】《自四》〔古〕●話しかける。物を言う。●たずねる。訪問する。問う。 **こと・とて**《連語》《名詞「こと」+接続助詞「とて」)〔文〕・・・なので。〔理由・根拠を表す〕「彼の一油断できね」 **ことなかれ・しゅぎ**【事、勿れ主義】 よくも悪くも身の回りに事件が起こらず平穏無事であることを望む、消極的な・考え方(態度)。 **こと・な・る**【異なる】《自五》同じでない。別の物である。「性格が―・る」[類語]違う。 **こと・に**【殊に】《副》多くのものとはちがって特別であるようす。とりわけ。特に。「桜は―美しい」 **ことに・する**【異にする】《連語》こと(異)。 **ことにふれて**【事に触れて】《連語》何か事が起こるたびに。事あるごとに。「――思い出す」 **ことによる-と**【事に『依ると】《連語》もしかすると。ひょっとすると。ことによったら。「―来ないかもしれない」 **こと・の・ついで**【事の『序で】《連語》何かをするそのついで。「―に話しておこう」 **こと-のは**【言の葉】〔雅〕●(「口の端から出たもの」の意で)ことば。文句。●和歌。「―の道」 **ことのほか**【殊の外】《副》●予想していたのとひどく差のあるようす。思いのほか。「―おそくなった」●程度がはなはだしいようす。とりわけ。「――夏が好きだ」 **ことば**【言葉・『辞・詞】 ●人がものを言うときに使う、社会的に決められた音の組み合わせ。広くは、音声による表現ばかりでなく文字による表現をもさす。言語。●単語。また、語句。「別の――に言いかえる」●ものを言った結果、耳に聞こえる音。「――に角がある」●[尊敬]咳唾{がいだ}。●〔小説・戯曲の中で〕地の文に対して、会話の部分。●〔語り物の中で〕歌のような節をつけず、会話のように語る部分。[表記]④⑤は多く「詞」と書く。 **―がき**【『詞書き・言葉書き】 ●和歌の初めに、その歌をよんだ趣意を書きそえた文章。和歌の前書き。●絵巻物で、絵と絵の間に書いた説明の文章。絵詞{えことば}。●絵本などで、画中の人物の対話を記した文章。 **―かず**【一数】 ●ことばの数。語数。●物を言う分量。口かず。「―が少ない人」 **―じち**【一質】 言質。[コロ]「―をとられる」 **―じり**【一尻】 ●〔話したときの〕ことばの終わり。[類語]語尾。●ことばの端々。特に、言いそこなったことばの一部分。[回]「―をとらえて反論する」 **―ずくな**【一少な】《形動》物を言うロかずの少ないこと。ことばすくな。「―に思い出を語る」 **―づかい**【一遣い】 ことばの使い方。 **―つき**【一付き】 ものの言い方。話すことばの調子。「楽しげなー」[類語]語調。 **―の・あや**【ーの、綾】《連語》〔微妙な意味あいをもつように」ことばをかざり、たくみに表現した言い回し。 **―が過・ぎる**《句》度をこして、言ってはならないことまで言う。また、失礼な物言いをする。 **―に甘・える**《句》相手の申し出や勧めを受け入れる。〔多く「おことばに甘えて・・・」の形で、相手の申し出などを受け入れるときの挨拶として使う〕 <529> **―に余る**《句》ことばでは言いつくせない。 **――を返・す**《句》●返事をする。答える。●言った相手のことばに反対して言い返す。口答えをする。 **―を探・す**《句》〔何かを伝えようとして〕どのような言葉や言い回しがふさわしいか考える。「なぐさめの―・す」 **―を尽・くす**《句》納得するように、あらんかぎりのことばを用いてさまざまに言う。「―・して引きとめる」 **―を詰まらせる**《句》〔話の途中で〕どのように言うべきかわからなくなり、考えこんでだまる。続けて話すことができなくなる。ことばにつまる。「涙を浮かべて―・せる」 **――を濁・す**《句》事情などをはっきり言わない。 **こと・はじめ**【事始め】 ●新しく物事を始めること。新しい物事の始まり。「蘭学――〈杉田玄白〉」●昔、陰暦一二月八日にすす払いなどをして、正月の準備を始めたこと。正月事始。●江戸時代、陰暦二月八日に初めてその年の農事に着手したこと。[因]①~③事納め。 **ことぶき**【寿】《「ことほぎ」の転)●めでたいできごとを祝うこと。また、その祝いのことば。●命の長いこと。長寿。長命。[コロ]「―を保つ」●めでたいこと。また、めでたいできごと。祝い。「新年の―」 **こと・ふ・る**【事『旧る・言『旧る】《自上二》〔古〕事柄が古くさくなる。古めかしくなる。 **こと・ぶれ**【事触れ・言触れ】 〔物事を〕広くふれて歩くこと。「梅は春の―(=春が来たことの知らせ)」 **ごと・べい**【五斗米】《「年に五斗の扶持米」の意から)わずかな俸給のたとえ。 **――の為に腰を折・る**《句》わずかな俸給をもらうために人の機嫌をとる。 **こと・ほ・ぐ**【『寿ぐ・言『祝ぐ】《他五》〔文〕祝いのことばを述べる。ことぶく。「長寿を―・ぐ」[類語]賀する。 **ことほど・さように**【事程左様に】《副》以上、述べてきたように。「一難しい」[参考]英語の SO …that の訳語という。表記ふつうかな書きにする。 **こーども**【子供】 ●《「ども」は接尾語)〔文〕多くの子。●年の幼い人。少年・少女。「十六にもなればもう―ではない」[因]大人。●自分の子。自分のむすこ・むすめ。●生物のまだ十分に成熟しないもの。「カエルの―」 **―あつかい**【一扱い】 ●子供の世話。育児。「――に慣れている」●〔おとなを〕見くびって、子供のようにあつかうこと。 **―ごころ**【一心】 まだ子供で、物事の深い意味が理解できない心。「―にも悲しかった」[類語]童心。 **じ・みる**【染みる】《自上一》〔言動やようすが〕子供のように見える。子供っぽく見える。 **―だまし**【―、騙し】 見えすいた幼稚なつくりごと。見せかけだけの、くだらないこと。子供たらし。「―の計画」 **―つ・ぽ・い**《形》〔子供でないのに〕まるで子供のようである。幼稚である。「―・いしぐさ」 **―てあて**【一手当】 一五歳以下の子供の保護者に対して、支援のための金銭を支給すること。[参考]二〇一〇年度〜二〇一一年度に実施され、二〇一二年一〇月からは旧称の「児童手当」に戻され、支給額も変更された。 **―の「つかい**【―の使い】《連語》要領を得ない使い。また、用が十分に果たせない使い。「―じゃあるまいし」 **―の‐ひ**【こどもの日】 国民の祝日の一つ。子供の人格を重んじ、その幸福をはかる日。五月五日。[参考]もとの端午の節句に当たる。 **――の喧嘩に親が・出る**《句》子供同士のけんかにその親たちが干渉する。〔非難して言うことば〕 **――は風の子**《句》子供は活発で、どんなに寒い風がふいていても戸外で元気に遊び回るものだということ。 **こともあろうに**【事もあろうに】《連語》ほかにも適当なやり方がありそうなものなのに、わざわざ。よりによって。「―なぐり合いになるとは」 **ことも・おろか**【事も『疎か】《連語》言うまでもない。また、もちろんである。 **ことも・なげ**【事も無げ】《形動》難しいことや重大な事態に際して、何事もないかのように平気でいるようす。「―にやり終える」表記ふつうかな書きにする。 **こと‐よ・せる**【事寄せる】《他下一》ほかのことを口実にしてする。かこつける。「病気に―・せて断る」 **こと・わり**【断り】 ●〔依頼・申し出などを〕断ること。また、そのことば。「―の手紙を出す」[類語]拒絶。辞退。●前もって了承を得ておくこと。「なんのーもなく使用する」●過ちをわびること。「不始末のーを言う」[類語]謝罪。 **―がき**【―書き】 本文についての説明や条件・例外などを付け加えた文章。[類語]ただし書き。 **こと・わり**【『理】〔文〕●筋道・道理。「人の世のー」●当然の理由。もっともなこと。「喜ぶのもーだ」 **こと・わ・る**【断る】《他五》●〔頼み・申し出などを〕受けいれられないという態度をとる。「協力を―・る」「誘いを―・る」[類語]()拒絶。辞退。謙讓。拝辞。●〔許可を得る目的で〕前もってそのことを知らせる。また、前もって知らせて許しを得る。「先生に―・って外出する」●念のために言う。「―・るまでもない」 **こな**【粉】 きわめて小さい粒である固体。粉末。粉。[パウダー]。[参考]特に、穀物の粉をいう。 **こない**《副》〔関西地方の方言〕このよう(に)。こんな(に)。「天神橋で逢ぁうんやと、――言うてました」 **こないだ**【此『間】(「このあいだ」の転)数日まえ。先日。〔副詞的にも使う〕「――は楽しかったね」 **こな・おしろい**【粉、白『粉】 粉状のおしろい。 **こ・なか**【子中・子仲】 子供のある夫婦なか。 **―を成・す**《句》子のある夫婦となる。 **こ・なから**【小『半・『二『合『半】《「四分の一」の意で》一升の四分の一。二合五勺。〔おもに酒にいう〕 **こなーぐすり**【粉薬】 粉状になっている(飲み)薬。散薬。粉薬。 **こなごな**【粉粉】《形動》非常に細かくくだけるようす。「―に割れる」[類語]こなみじん。こっぱみじん。 **こなし**【『熟し】 ●こなすこと。「着―」「腹―」●〔ある動作をする時の〕体の動かし方。〔多く「身のー」の形で使う〕「身のーが軽い」[類語]ものごし。 **こな・す**【『熟す】《他五》●〔固体を〕くだいて細かくする。粉砕する。〔古風な言い方〕「土を―・す」●食べ物を消化する。●技術などを習得して、自由に使う。「ロシア語を―・す」●〔仕事などを〕なしとげる。「二人一分の仕事を―・す」●商品を売ってしまう。捌く。「大量の品物を一日で―・す」《四》。《接尾》「その動作をたくみにする」の意。うまく・・・する。「着―・す」「乗り―・す」《四》。 <530> **こなた**【「此『方】《代名》《「このかた」の転)〔古〕●《近称の指示代名詞)●話し手に近い場所・方向などを指す語。こちら。●あるものより話し手に近い所を指す語。「山の―」●過去のある時から現在までの間を指す語。●未来のある時から現在までの間を指す語。●(他称の人称代名詞。近称)今、話題にのぼっている人を指す語。この人。●(自称の人称代名詞)わたくし。自分。●(対称の人称代名詞)あなた。そなた。 **こ・なまいき**【小生意気】《名・形動》《「こ」は接頭語)生意気で、しゃくにさわること。「―なことを言う」[類語]小癪だ。 **こな‐みじん**【粉『微塵】 〔かたい物が一瞬の間に〕非常に細かくくだけること。[類語]こっぱみじん。こなごな。 **こな・ミルク**【粉ミルク】 牛乳を濃縮乾燥させて粉状にしたもの。粉乳。ドライミルク。 **こなゆき**【粉雪】 さらさらしてこまかい雪。粉雪。「―が舞う」 **こな・れる**【『熟れる】《自下一》●食べ物が消化される。●知識・技術などを、習得して思うとおりに使えるようになる。「よく―・れた(=分かりやすい)文章」●〔人柄などが〕世事になれて、角がなくなる。「彼女もずいぶんー・れてきた」[図]こな・る《下11》。 **ご・なん**【御難】 「困難」「災難」「難儀」などの尊敬・丁寧語。〔からかい・自嘲の気持ちをふくめるときにもいう〕「落第に失恋と―続きだ」 **コニーデ**〔地〕長期間にわたって同じ噴火口から流出した溶岩が堆積してできた火山。「成層火山」のこと。[参考]富士山はその代表的な例。▽{ Konide} **こ‐にくらし・い**【小憎らしい】《形》《「こ」は接頭語)〔小生意気で〕にくらしくて、しゃくにさわる感じだ。 **ご‐にち**【後日】 →ごじつ(後日)。 **こ‐にもつ**【小荷物】 手に持てるほどの小さい荷物。 **コニャック** フランスのコニャック地方産の高級ブランデー。{cognac}。 **ご‐にゅう**【悟入】《名・自サ》悟りをひらくこと。悟道に入ること。[類語]悟得。 **ご・にん**【誤認】《名・他サ》他のものを、まちがえてそれであると認めること。「事実―を主張する」 **こ・にんずう**【小人数】 人数がわずかなこと。少ない人数。[小人数]。[因]大人数。多人数。 **ごにん‐ばやし**【五人囃子】 ●能楽で、地謡・大鼓・小鼓・笛・太鼓に、の五つを用いて行う演奏。●五人囃子をかたどったひな人形。 **こーぬか**【小、糠・粉、糠】《「こ」は接頭語)玄米をついて白米にするときに出る粉。ぬか。●〔多く他の語とともに用い、「こまかい」意を表す〕「――雪」 **―三合あるならば入り婿ですな**《句》男は、わずかでも財産があったら他家へ入り婿せず、独立して一家を構えるべきだ。小糠三合持ったら養子に行くな。 **ぬか‐あめ**【小、糠雨・粉、糠雨】 細かく降る雨。ぬか雨。きりさめ。 **こぬれ**【木『末】(「このうれ」の転)〔雅〕木の先。梢。 **コネ** 「コネクション」の略。「―を利用して就職する」 **こね・あ・げる**【捏ね上げる】《他下一》●十分にこねて作り上げる。●あれこれやって、いいかげんに作り上げる。「徹夜で論文を―・げる」 **こね・かえ・す**【捏ね返す】《他五》●何回もこねる。こねくり返す。●こねて裏返しにする。●〔もめごとなどを〕混乱させて、ひどくする。こねくり返す。「和解しかけた事件を―・す」[類語]かきまわす。 **コネクション** 〔物事をうまく運ぶ上で役に立つ〕親しい関係。縁故関係。コネ。▽{connection} (=接続) **コネクター** 連結器。接続プラグ。▽{connector} **こねくり・かえ・す**【捏ねくり返す】《他五》●何度もこねる。●ああでもないこうでもないと、いじりまわす。「草案を―・して台なしにする」=こねかえす。 **こね・く・る**【捏ねくる】《他五》くり返しこねる。 **ごねーどく**【ごね得】 ごてどく。 **こね・どり**【捏ね取り】 餅つきのとき、杵をもつ人のわきに立って、餅をこね返す・こと(人)。 **こね・まわ・す**【捏ね回す】《他五》●何回もこねる。●必要以上にいろいろといじりまわす。「法案を―す」 **こ・ねる**【捏ねる】《他下一》●粉・土などに水を加えてねる。「うどん粉を―・ねる」●くどくどと言う。「理屈を―・ねる」[句]「だだを―・ねる」[図]こ・ぬ《下二》。 **ご・ねる**《自下一》〔俗〕●(「こねる」と「ごてる」の混同から)文句や不平をくどく言う。ごてる。●(「御涅槃=死ぬこと」を動詞化したものか)死ぬ。くたばる。 **ご・ねん**【御念】 「念」の尊敬語。「――にはおよびません」〔嘲笑うして言う場合にも使う〕「――のいった失敗」 **こーの**【此の】《連体》●話し手に近い事物をさすことば。また、今述べた物・事柄、これから述べようとしている物・事柄をさすことば。「――本はおもしろい」「―機会をのがすな」●〔時を表す語につけて〕現在からさかのぼったその期間の意を表す。「―一年を振り返る」 **この・あいだ**【、此の間】 今日より少し前。先日。こないだ。〔副詞的にも使う〕「――話をした」[類語]先般。過日。 **ご‐のう**【御悩】〔文〕天皇・貴人などの病気をさす尊敬語。御病気。御なやみ。御わずらい。 **この・うえ**【此の上】《連語》これより以上(の程度)。「―無理をするな」 **この‐うえとも**【、此の上とも】《連語》今まではもちろん、これからあとも。今後とも。「―お引きたてのほどお願いいたします」 **このうえな・い**【此の上無い】《連語》これ以上はない。たいへん結構である。この上もない。「―幸せ」 **この・うえは**【此の上は】《連語》こうなったからには。もはや。「―あきらめるほかない」〔古い言い方〕 **この・え**【『近『衛】《「こんゑ」の転)●「近衛府」の略。六衛府の一つ。古代、宮中内の警備に当たった役所。●「近衛師団」の略。もと皇居の守備や儀式に当たった旧陸軍の一団。●「近衛兵」の略。天皇・君主につかえ、その身辺を警護する兵。また、近衛師団に属する兵。 **この・かた**【此の方】《名》あるできごとのあった以後ずっと。ある年月の間ずっと。「三年―病床にある」《代名》●(他称の人称代名詞。近称)このひと。[参考]「この人」より敬意が強い。「――は私の先輩です」 <531> **この・かん**【此の間】《連語》●ある時点から他の時点のあいだ。その間。「―二年を要した」●ある事柄が推移していくあいだ。「――の事情」 **この・ご**【此の期】 このような時・局面。〔多く、せっぱつまった状況で使う〕[注意]「此の後」「此の語」と書くのは誤り。 **―に及んで**《句》このように事が差し迫っている時になって。「―何を言うか」 **このごろ**【此の頃】 少し以前から現在をふくめた期間を漠然とさす語。近ごろ。最近。[類語]昨今。 **この・さい**【此の際】 〔ある事態に至った〕こういう場合。〔副詞的にも使う〕「――あきらめたほうがよい」 **この・さき**【此の先】《連語》●〔空間的に〕この場所から進んで行く先の方。「―は行き止まりです」●〔時間的に〕現在から後。今後。「―どうなることやら」[類語]将来。未来。 **このしろ**【鰶】 コノシロ科の海魚。黒い斑点が多く、背びれの最後部が一本の長い糸状になっている。食用。[参考]小さいものをコハダという。 **こ・の・した**【木の下】〔雅〕木の下。樹下。 **―かげ**【一陰・―・蔭】 木陰。 **―やみ**【―闇】 木がしげって、その下が暗くなっている・こと(所)。木下闇{こしたやみ}。 **この・せつ**【此の節】 現在に近い時を漠然とさす語。当節。〔世相などについていう。やや古風な言い方〕「―は物価の上がり方が激しい」[類語]当今。昨今。 **この・たび**【「此の度】 最近、身近にあることが起こった、その時をさす語。今度。このほど。〔改まった言い方。副詞的にも使う〕「―移転しました」 **この・だん**【「此の段】〔文〕〔手紙文・口上文などで〕前に述べたことを受けて、それをさす語。「―お知らせ申し上げます」 **この・て**【此の手】 ●この方法。この手段。「―で攻めよう」●この種類。「――の品はまだありますか」 **この・ところ**【、此の所】 最近。昨今。〔副詞的に使う〕「―体調をくずした」表記かなで書くことが多い。 **この、のち**【此の後】《連語》ある時期から後を漠然とさす語。これ以後。〔副詞的にも使う〕「一制度が改革された」[類語]その後。 **このは**【木の葉】 ●樹木の葉。きのは。[参考]「一葉・・・」「一枚・・・」と数える。●軽いもの、小さいものや、つまらないもののたとえ。「―侍」 **このは‐ずく**【木の葉『木菟】 フクロウ科の鳥。体色は黄褐色。「ブッポウソウ」と鳴く。表記現代仮名遣いでは「このはづく」も許容。 **このは‐ちょう**【木の葉、蝶】 タテハチョウ科のチョウ。大形で、羽の裏が枯れ葉に似ている。 **このは・てんぐ**【木の葉天狗】 小さく弱い天狗。こっぱてんぐ。 **この・ひと**【、此の人】《代名》(他称の人称代名詞。近称)話し手に近い所にいる人、話し手側に関係のある人をさす。[参考]「こちら」「この方」より敬意がうすい。 **このぶん**【此の分】 現在の状態・調子。この調子。「―ならうまくいくだろう」「―では雨もやみそうにない」 **この‐ほう**【此の方】 《連語》こちらのほう。《代名》(自称の人称代名詞)おもに目下の者に対して、自分をさす語。われ。〔男性が使う古風な言い方〕 **この‐ほど**【、此の程】 「このたび」に同じ。「―はうまく成功した」〔副詞的にも使う〕「――落成した博物館」 **この‐ま**【木の間】 木と木の間。 **―がくれ**【―隠れ】 木々の間から見えたりかくれたりすること。 **このまし・い**【好ましい】《形》●よい感じで心がひかれるようすだ。好きである。「―・い印象」[囲]うとましい。●思いどおりで満足すべきである。望ましい。「―・い成果が得られた」=このもしい。[図]このま・し《シク》。 **このまま**【此の儘】 現在の状態が変わらないこと。また、現状どおり。今のまま。「―ではまずい」〔副詞的にも使う〕「―ここにいて」 **このみ**【好み】 ●好むこと。「―が合う」「―のタイプ」〔接尾語的に使われるときは「ごのみ」とにごる〕「自分―の味」[類語]嗜好。●進んでそうしたいと望むこと。「―のままに旅に出る」 **こーのみ**【木の実】 木にみのる実。きのみ。[参考]特に、かたい皮をもった実をさす場合が多い。 **この・む**【好む】《他五》●好きだと思う。愛する。「静けさを―・む」●趣味とする。たしなむ。「音楽を――・む」●(下に打ち消しの語を伴って)進んでそうしたいと望む。「干渉されるのは―・まない」《四》。 **―むと好まざるとに拘らず**《句》当人の意志とは関係なく。「――参加しなくてはならない」 **この‐め**【木の芽】 →きのめ。〔「きのめ」よりも雅語的な言い方〕 **―あえ**【―『和え】 きのめあえ。 **―どき**【―時】 きのめどき。 **このもし・い**【好もしい】《形》「このましい」に同じ。〔古風な感じの言い方〕[図]このも・し《シク》。 **この・よ**【、此の世】 現在、生きて住んでいる世の中。現世。娑婆。[類語]うきよ。[対]あの世。 **この‐よう**【此の様】《形動》このとおり。こういうふう。かよう。表記かな書きにすることが多い。 **こーの・わた**【『海、鼠『腸】 ナマコのはらわたを塩漬けにして作った塩辛。酒のさかなとして好まれる。 **このん・で**【好んで】《副》●好きであるために進んで。のぞんで。「―この道を選ぶ」[参考]「好き好んで」の形で用いられることも多い。●気に入って、ある事をしばしば行うようす。よく。「―山歩きをする」 **こば**【木端・木羽】 ●材木のきれはし。こっぱ。●屋根をふくために使う、うすくそいだ板。こけら。 **ご-ば**【後場】 取引所で、午後の売買取引。[因]前場。 **こ‐ばい**【故買】〔文〕盗品と知っていながらそれを買うこと。「贓物{ぞうぶつ}(=盗品)―」「一者」 **ご・はい**【誤配】《名・他サ》郵便物などを、あて先をまちがえて配達すること。「―された手紙」 **こは・いかに**【此は『如何に】《連語》〔文〕これはまあどうしたことか。「帰って見れば――〈文部省唱歌・浦島太郎〉」[参考]「コワイカニ」と発音する。 **こばか**【小馬鹿】《「こ」は接頭語》〈「――にする」の形で〉相手を見くびった態度をとる。ばかにする。 **こはく**【、琥珀】 ●地質時代の植物の樹脂が化石化したもの。透明または半透明で、色は黄・赤・褐色など。装飾品に使う。●「琥珀織」の略。絹織物の一種。平織りでななめに織り目を出したもの。帯・はかまなどに用いる。 **ご・ばく**【誤爆】《名・他サ》〔文〕誤った目標物を爆撃または爆破すること。 **こはく・いろ**【琥珀色】 茶色をおびた黄色。 **ご・はさん**【御破算】 ●そろばんで、入れた数をはらってゼロにすること。[参考]「御破算で願いましては・・・」の形で、次の計算に移る用意をすることをいう。●物事を、それが起こる前の最初の状態にもどすこと。白紙の状態にもどすこと。「この話は―にしよう」 <532> **こばしり**【小走り】(「こ」は接頭語)小またで急いで歩くこと。「―に歩く」「―にやってくる」 **こ・はずかし・い**【小恥ずかしい】《形》《「こ」は接頭語》少しきまりが悪い。こっぱずかしい。 **こはぜ**【「幹】 たび・きゃはん・帙などの合わせ目をとめるための、つめ形のもの。 **こ・はだ**【小鰭】 コノシロの若魚で、体長約一〇㎝のもの。「―の鮨」 **こ・はだ**【木肌・木『皮・樸】《「木の肌」の意)木の肌。 **ご・はっと**【御法度】 「法度」の尊敬語。御禁制。転じて、禁じられていること。タブー。「酒は―だ」 **こ‐ばな**【小鼻】 鼻柱の下端の両側のふくらんだ所。鼻翼{びよく}。 **――を蠢か・す**《句》得意そうな表情をする。 **――を膨らま・す**《句》不愉快そうな顔をする。不満を顔に表す。 **こばなし**【小話・小咄】 しゃれた短い笑い話。一口話。コント。 **こ・ばなれ**【子離れ】《名・自サ》親が子供の世話をやくのをやめ、子供の自主性を尊重し自立させること。「母親がーする」[囡]親離れ。 **こ・はば**【小幅】 《名》反物の幅で、大幅の半分のもの。約三六㎝。並幅。[団]大幅・中幅。《形動》数量・価格などの変動の差が小さいようす。「―な値上げ」[対]大幅。 **こば・む**【拒む】《他五》●要求・依頼などを承知しない。拒否する。「申し出を―・む」●進んでくるものをさまたげ、とどめる。はばむ。「侵入を―・む」《四》。 **こ‐ばや**【小早】《形動》〔動作が〕少し速いようす。また、少し急ぐようす。小急ぎに。「―に歩きだす」 **こ‐ばら**【小腹】(「こ」は接頭語)腹。〔腹に関するちょっとした動作・状態について言う語〕 **―が空す・く**《句》「小腹が減る」に同じ。 **―が立・つ**《句》少ししゃくにさわる。少し腹が立つ。 **―が減・る**《句》ちょっと腹がすく。 **ご‐ばらい**【後払い】 あとばらい。 **こ・はる**【小春】〔文]陰暦一〇月の別称。 **―び**【一日】 小春日和の日。また、その日ざし。 **―びより**【一〈日和〉】 冬の初めのころの、のどかでぽかぽかと暖かい天気。「春の暖かい天気」の意とするのは誤り。 **コバルト** ●金属元素の一つ。鉄に似て灰白色でかたい。合金・めっきに使う。元素記号 Co。●「コバルト色」の略。あわい群青色。空色。▽{cobalt} **コバルト・ブルー** ●青色顔料の一つ。絵の具に利用する。●やや紫色を帯びたあざやかな青色。▽{cobalt blue} **こ・はん**【古版】 ●古い版木。旧版。●古版本。鎌倉時代から江戸時代初期に発行された版本。 **こ・はん**【孤帆】〔文〕〔大海・大河に〕たった一そう浮かんでいる帆かけ船。 **こ・はん**【湖畔】 湖のほとり。「―の宿」 **こ‐ばん**【小判】 ●江戸時代に使われた楕円形の金貨。[参考]一枚が一両にあたる。●〔紙などの〕判の小さいもの。小さい判。[団]①②大判。 **ご・はん**【御飯】 「めし」「食事」の丁寧語。 **―むし**【一蒸し】 冷や飯を蒸して温める用具。蒸し器。 **ごはん**【誤判】〔文〕あやまった判断・判決。 **ご‐ばん**【碁盤】 囲碁に使う方形の盤。表面に縦横一九本ずつの線が平行に引いてある。[参考]「一面・・・」と数える。 **―ごうし**【一格子】 碁盤縞。 **―じま**【―、縞】 布地の柄で、格子縞の一種。細い直線が碁盤の目のように縦と横にとおったもの。碁盤格子。 **―の・め**【一の目】 碁盤の上の縦横各一九本の線からできる三六一の交点。〔縦横に整然とならんでいるものの形容にもいう〕「―のような町並み」 **―わり**【一割り】 〔市街・紙面などを〕碁盤の目のように縦横に規則正しく分割すること。 **こ・はんとき**【小半時】 ●昔の一時(=二時間)の一の四分の一。半時。現在の約三〇分にあたる。●《「こ」は接頭語)およそ半時。約一時間。 **こ・はんとし**【小半年】 ●一年の四分の一の月日。●《「こ」は接頭語)ほとんど半年の間。約半年。=小半年。 **こ・はんにち**【小半日】《「こ」は接頭語)ほとんど半日。約半日。「――かけて部屋を片づける」 **こび**【媚】 こびること。特に、女性が男性の心をひくために見せる、なまめかしい様子。「―を示す」 **――を売・る**《句》相手の機嫌をとる。へつらう。 **ご‐び**【語尾】 ●〔話すときの〕ことばの終わりの部分。ことばじり。「―が聞きとれない」●単語の末尾の音節。語末。[対]語頭。●後に続く語によって変化する単語の末尾の部分。活用語尾。[対]語幹。 **コピー** ●《名・他サ》〔原稿・書類・美術品などの〕写し。模写。複写。また、それを作ること。[コロ]「―をとる」●広告文案。▽{copy} **ーしょくひん**【―食品】 外見や味は本物に似せているが、別の原料で作った食品。ゼラチンや海草を使ったイクラなど。 **ーライター** 広告を作成する人。▽{copywriter} **ーライト** 著作権。版権。記号◎。▽{copyright} **こ‐びき**【木、挽き】 木材をのこぎりでひき切ること。また、それを職業とする人。 **こ・ひざ**【小膝】(「こ」は接頭語)ひざ。〔ひざに関するちょっとした動作についていう語〕[回]「ーを打つ」「―を進める」 **こ‐びじゅつ**【古美術】 古い時代の書画・彫刻・陶磁器・調度品などの美術品。「―商」 **こ‐ひつ**【古筆】 〔書道で〕古人、特に平安・鎌倉時代の人のすぐれた筆跡。 **―ぎれ**【一切れ・―『裂】 古人のすぐれた筆跡の断片。古筆の断片。[参考]巻子本や冊子の形で伝えられていたものを、掛け軸や手鑑などにするために切りはなしたもの。 **こーひつじ**【小羊・子羊・羔】 ●小さなヒツジ。表記「小羊」と書く。●ヒツジの子。●キリスト教で、苦悩から脱却できない人。〔イエス=キリストを羊飼いにたとえるのに対していう〕「迷える―」 **こびと**【小人】 ●背がきわめて低い人。朱儒。●童話・物語に登場する、体がきわめて小さい人間。 **こび・へつら・う**【媚び、諂う】《自五》〔おせじを言ったり、機嫌をとったりして〕相手の気に入るようにふるまう。[類語]おもねる。追従。 **ごひゃく・らかん**【五百羅漢】 釈迦の弟子である、五〇〇人の聖者。また、その像。五百阿羅漢。 **ご・びゅう**【誤謬】〔文〕〔論理・知識などの〕あやまり。[コロ]「ーを犯す」 **こ・ひょう**【小兵】 体が小さい・こと(人)。〔兵士などにいう〕「―の力士」[類語]小柄。小男。[団]大兵。 <533> **こびりつ・く**《自五》かたくくっついてはなれなくなる。「なべに汚れが―・く」〔ある考え・印象などが記憶に残って忘れられない意にも使う〕「その一言が耳に―・く」[類語]付着。 **こ・ひる**【小昼】 ●昼に近い時間。●朝食と昼食の間に食べる食事。転じて、おやつ。=小昼。 **こ・びる**【媚びる】《自上一》●(おせじを言ったり、ご機嫌をとったりして)気に入られるようにふるまう。「上役に―・びる」「権勢に―・びる」[類語]へつらう。おもねる。●〔女性が男性の心をひくために〕なまめかしいようすをする。[図]こ・ぶ《上二》。 **こ・びん**【小、鬢】《「こ」は接頭語》頭髪の左右両側の耳のあたりの部分。びん。「―に白髪が交じる」「ーをかすめる(=髪をちょっとかすめる)」 **こふ**【誇負】《名・他サ》〔文〕誇りとすること。自慢すること。「力量を――する」[類語]自負。 **こーぶ**【昆布】 こんぶ。 **こぶ**【瘤】 ●皮膚に盛りあがってできたしこり。たんこぶ。「―ができる」●ものの表面に一部分だけ隆起したもの。「ラクダの―」●足手まといになるもの。特に、子供。「―付き」●ひもなどの結び目。「―をとく」 **こ・ぶ**【鼓舞】《名・他サ》《「鼓を打って舞う」意から)人をはげまし勢いをつけること。[回]「士気をーする」[類語]鼓吹。 **ごぶごぶ**【五分五分】 〔二つのものの〕可能性・能力などが、ほぼ同じであること。五分。「勝つか負けるかは―だ」 **ごぶさた**【御無沙汰】《名・自サ》「無沙汰」の丁寧語。長い間、便りや訪問をしないこと。また、久しぶりに便りや訪問をするときの挨拶のことば。「―お許し下さい」[類語]無音。疎音。久闊。 **ごーぶ**【五分】 ●〔尺貫法で〕一寸の半分の長さ。約一・五㎝。●一割の半分の割合。一〇〇分の五。●二つのものの間に優劣がないこと。五分五分。「―に戦う」 **ーがり**【一刈り】 頭髪を長さ五分ぐらいにかること。また、その頭。 **ごーぶいん**【御無音】〔文〕「無音」の丁寧語。ごぶさた。〔おもに手紙文で用いる〕「―にうち過ぎ・・・」 **こ・ふう**【古風】 《名》物事の昔の流儀・習慣。《形動》時代にあわず、古めかしいようす。〔奥ゆかしい意にも使われる〕「―な座敷」 **ごふう・じゅうう**【五風十雨】 五日目ごとに風がふき、一〇日目ごとに雨が降ること。農作物によい天候で、世の中が平穏であることのたとえ。 **こーぶか・い**【木深い】《形》木が生いしげって奥深い。 **ごぶ・がゆ**【五分粥】 その半分が水となるようにたいたかゆ。 **こ・ふく**【鼓腹】《名・自サ》〔文〕腹つづみを打つこと。転じて、世の中が平和で、生活が安楽で、食に満ち足りているありさま。[四字]「一撃壌」 **ご・ふく**【呉服】 ●和服用の織物。反物。「一屋」●絹織物。[語源]古代、呉の国から織物の技術者、呉服{くれはとり}が渡来し、これを音読したもの。 **こふく‐げきじょう**【鼓腹撃壌】《名・自サ》〔文〕(腹つづみを打ち、大地を打って歌う意から)生活が安楽で、世の太平を楽しむ・こと(ありさま)。〈十八史略〉 **こぶく・しゃ**【子福者】 (よい)子供をたくさん持っていて、しあわせな人。 **こぶし**【古武士】 〔信義を重んじ威厳のあった〕古い時代の武士。「―の風格」 **こ‐ぶし**【小節】 歌(特に民謡や演歌)で、譜には表せない微妙な節回し。「―がきいている」「―をまわす」 **こぶし**【拳】 手の五本の指をかたくにぎりしめたもの。にぎりこぶし。げんこつ。げんこ。「―をかためる」[団]平手{ひらて}。 **こぶし**【『辛夷】 モクレン科の落葉高木。早春、葉が出る前に白い大形の花を多数つける。[語源]つぼみの形が子供のこぶしに似ていることから。 **ごーふじょう**【御不浄】《「ご」は接頭語》「便所」の意の丁寧語。お手洗い。はばかり。〔古風な言い方〕 **こぶつ**【個物】〔哲〕感覚で認識される、一つ一つの事物。個体。[因]普遍。 **こ‐ぶつ**【古物】 ●使って古くなった品物。古物。[類語]中古。セコハン。[対]新品。●年代を経て古くなった品物。「―を収集する」[類語]骨董。 **しよう**【一商】 古物の売買・交換をする職業(の人)。 **こぶつき**【瘤付き】 自由な行動をさまたげる人(特に子供)をともなっている・こと(人)。「―で出かける」 **ご‐ぶつぜん**【御仏前】 ●「仏前」の尊敬・丁寧語。●仏前にそなえる供物の上書きに用いる語。 **こぶとり**【小太り・小『肥り】《名・形動》《「こ」は接頭語)少しふとっていること。「―の男」 **コブラ** コブラ科のヘビ。インド・台湾などに生息する。怒るとめがね形の模様のある首をふくらませる。有毒。めがねへび。▽{cobra} **コプラ** ココやしの種子の胚乳を乾燥したもの。乳白色で脂肪が多く、そのまま食用とするほか、しぼってやし油をとる。▽{copra} **ゴブラン・おり**【ゴブラン織り】 さまざまな色糸を使って人物・静物・風景などを織り出した綴れ織り。壁掛けなどに用いる。[参考]ベルギーの染織家ゴブラン({Gobelins})がパリで創製したとされる。 **こーぶり**【小振り】 ●小さくふること。●《名・形動》ものの形が他に比べて小さめなこと。「―の茶わん」[対]②大振り。 **こ・ぶり**【小降り】 雨や雪の降り方が弱いこと。[因]大降り。本降り。 **ごーふ**【護符・御符】 神仏の力のこもった札。紙片に神仏の名やまじないの文句などが記してあり、災厄をのがれるといわれる。お守り。護符。 **ごーふれい**【御不例】 「不例」の尊敬・丁寧語。 **ゴブレット** 〔ビール・ジュースなどを飲むときに用いる〕足と台のついたグラスの総称。▽{goblet} **こーふん**【古墳】 古い墓。特に土を小山のように盛った、古代の墓。形によって円墳・方墳・前方後円墳などに分けられる。 **―じだい**【一時代】 古代日本で、大規模な古墳が数多くつくられた時代。三世紀から七世紀ごろまで。 **こーぶん**【古文】 ●中国古代の、篆字以前の古い漢字。●〔江戸時代以前の〕古い文体・語句を用いた文章。特に、平安時代以前の文章。[類語]文語文。[因]現代文。●高等学校で、国語科のうちの古典の一分野。江戸時代までの詩文を教材とするもの。 **こぶん**【子分】 ●〔文〕かりに子としての身分を与えた者。●〔盗賊・やくざなどで」ある人の配下に属し、服従する者。[類語]手下。配下。[表記]②は「乾児・乾分」とも書く。[対]①②親分。 **ごーふん**【胡粉】 貝がらを焼いて作った白色の顔料。 <534> **ご‐ぶん**【誤聞】《名・他サ》〔文〕内容をまちがって聞くこと。聞きあやまり。 **こーへい**【古兵】 軍隊で、先に入隊した兵士。古参兵。[対]新兵。 **ご・へい**【御幣】(「幣帛{へいはく}」の尊敬語)神に供える道具の一つ。白色・金銀・五色などの紙をたたんで切り、幣串{へいぐし}にはさんだもの。ぬさ。 **―かつぎ**【一担ぎ】 縁起を気にかける・こと(人)。縁起担ぎ。[類語]迷信家。 **―もち**【―餅[餅]】 うるち米の飯をつぶして小判形などにまとめ、串にさして味噌や醤油のたれをつけてあぶったもの。[表記]「五平餅」とも書く。 **ご・へい**【語弊】 適切でない語句を用いたために起こる誤解・弊害。「無知だと言ってはーがあるが」 **ご‐ほう**【午砲】 昔、正午を知らせた号砲(の音)。どん。 **ご‐ほう**【語法】 ●ある言語の構造上の決まり・法則。文法。「英語の一」●〔文章を書くときや話をするときの〕ことばの使い方。表現のしかた。 **ご‐ほう**【誤報】《名・他サ》まちがった内容や、ありもしないことを報道すること。また、その知らせ。「―を防ぐため確認する」[類語]虚報。誤伝。 **ご‐ほう**【護法】 ●法律を擁護すること。●[仏]教法を守護する・こと(鬼神)。●[仏]化け物や病気などを追いはらう法力。 **ご・ぼう**【御坊・御房】 ●「寺院」の尊敬語。●「僧侶」の尊敬語。「師の―」 **ごぼう**【『牛蒡】 キク科の二年草。根は褐色で、食用。種子は利尿剤とする。 **―ぬき**【一抜き】《名・他サ》●太くて長いものを一気にぬくこと。●力ずくでぬき出すこと。また、かってに選んでぬき取ること。「座りこんだデモ隊員を―する」●〔俗に〕競走で数人を次々にぬき去ること。「ゴール近くで三人をーにする」 **こ・ぼうず**【小坊主】 ●少年の僧。●男の子供。〔ぞんざいな、また、親しみをこめた言い方〕 **ご‐ほうぜん**【御宝前】 「宝前」の丁寧語。神仏の前。また、神社・寺院の、さいせん箱のある所。 **こ・ぼく**【古木】 長い年月を経ている立ち木。老木。 **こーぼく**【枯木】〔文〕枯れ木。[類語]枯樹。 **――花開・く**《句》高齢者や不遇だった人が、思いがけない幸福にめぐまれることのたとえ。枯れ木に花。 **こ・べつ**【個別・『箇別】 一つ一つ別にすること。一つずつ。「―に検討する」「一的」[類語]別個。個々。 **―せい**【一性】 それぞれが別々であること。また、そのような性質。 **―てき**【一的】《形動》 一つ一つ別々にするようす。いくつかの物事に対する動作を、それぞれ別々に行うようす。「―に対応する」 **こ・べつ**【戸別】 家ごと。一軒一軒。戸々。「―に調査する」「―訪問」[類語]世帯別。 **コペルニクスてき・てんかい**【コペルニクス的転回】 考えや態度ががらりと正反対に変わること。一八〇度の転回。[参考]カントが、従来の学説に対する自説を、天動説をくつがえして地動説を発表したコペルニクスの業績になぞらえて言ったことば。 **こへん**【子偏】 漢字の部首「子」の称。こどもへん。 **こぼし**【『零し】 ●こぼすこと。●茶道で、茶わんを洗った水などを流し入れる器。建水{けんすい}。 **こぼ・す**【『零す溢す】《他五》●〔液体や粉状・粒状のものを〕ひっくり返したり、あふれさせたりして外に落ちるのにまかせる。「お茶を―・す」「涙を―・す」●容器を傾けて流し出す。「ゆで汁を―・す」●〔不平・ぐちなどを〕口に出して言う。「生活が苦しいと―・す」《四》。 **こぼ・つ**【『毀つ】《他五》〔文〕こわす。やぶる。「古い門が―・たれた」《四》。 **こ‐ぼね**【小骨】 ●〔魚などの〕小さい骨。●《「こ」は接頭語)少しの苦労。ちょっとした労力。[句]「ーが折れる(=ちょっと苦労をする)」 **こぼれだね**【『零れ種】 ●自然に地面に落ちこぼれた植物の種。●「おとしだね」に同じ。 **こぼればなし**【『零れ話】 ある事件・問題の本筋には関係ないが、それに付随して生じた(短い)話。余聞。余話。こぼれ種。「事件の―」[類語]挿話。 **こぼ・れる**【『毀れる】《自下一》一部分がくずれたり欠けたりする。[コロ]「刃が―・れる」[図]こぼ・る《下11》。 **こぼ・れる**【『零れる・溢れる】《自下一》●〔液体や粉状・粒状のものが〕あふれて落ちる。「バケツの水が―・れる」●一定の範囲から外へ(もれて)出る。「明かりが―・れる」●あふれ出る。あふれるように表にあらわれる。[コロ]「笑みが―・れる」[図]こぼ・る《下二》。 **こ‐ほん**【古本】 ●古い本。ふるほん。[団]新本。●古代の書籍や伝本。特に、江戸時代初期以前のもの。 **こーぼんのう**【子煩悩】《名・形動》自分の子供をひどくかわいがる・こと(親)。 **こま**【『独楽】《「こまつぶり」の略)円盤状の材の中心に心棒をさし、これを軸に回るように作ったおもちゃ。 **こま**【駒】 ●(「子馬」の転)馬。〔古風な言い方〕●将棋で、盤上に並べて使う木片。将棋のこま。●〔ひゆ的に、自分の手中にあって自由に動かせる・もの(人)の意にも用いる〕「部下を―とする」●三味線などの弦楽器で、胴と弦の間において弦を支えるもの。●物と物の間にはさむ小さな木片。「―を支がう」 **こま**【齣】 映画や写真のフィルムの一つの画面。〔数えるときにも使う〕「一秒間に二四ーのスピード」[表記]「コマ」と書くことが多い。 **ご・ま**【胡麻】 ゴマ科の一年草。種子は小さく、油をふくむ。食用。 **―あえ**【―『和え】 いったゴマの種子をすりつぶし、野菜などにまぜた料理。ごまよごし。 **―しお**【―塩】 ●いったゴマの種子に焼き塩をまぜたもの。●黒と白の入りまじったもの。特に、しらがのまじった頭髪・ひげ。「一頭」 **―すり**【一、擂り】 自分の利益をはかるため、他人の機嫌をとる・こと(人)。 **―のはえ**【一の、蠅】 「護摩の灰」に同じ。 **―よごし**【一汚し】 「胡麻和え」に同じ。 **―を擂す・る**《句》自分の利益になることをあてにして、他人の機嫌をとり、へつらう。 **ごま**【護摩】 密教の修法の一つ。不動尊・愛染明王などを本尊とし、その前に壇を設け火をたいて祈ること。 **一の・はい**【一の灰】 昔、旅人のふりをして、道中で他の旅人の金品をだまし取った賊。胡麻のはえ。[語源]もとは、「弘法大師の護摩の灰」と称してにせものを押し売りした者の意。 **コマーシャリズム** 商業主義。営利主義。▽{commercialism} **コマーシャル** 《造語》「商業上の」「宣伝のための」の意を表す。「ーソング」「ーアート」《名》●宣伝すること。●「コマーシャルメッセージ」の略。テレビなどで、番組の前後や途中などに入れて行う宣伝の文句。また、その宣伝。略称CM。▽{commercial} **ーベース**【商業上の採算。▷{commercial base} <535> **コマーシャル** ■《造語》[商業・営利などの]意を表す。「~ソング」「~アート」《名》宣伝すること。「コマーシャルメッセージ」の略。テレビなどで、番組の前後や途中などに入れて行う宣伝の文句。また、その宣伝。略称CM。▽commercial~-ベース【~・~】商業上の採算。▷commercial base **こ・まい【古米】** 収穫してから一年以上たった米。ふるごめ。[対]新米。 **こ・まい【木舞】** ●壁をぬるときに下地とする、方眼に組んだ細い竹・木。表記「小舞」とも書く。●軒の垂木にわたした細長い木材。こまいぬき。 **こま・い【細い】** 《形》[主として西日本の方言]●こまかい。小さい。「~・い魚」●けちけちしている。 **こま・いぬ【狛犬】** 神社の社殿の前面に置く、阿{あ}・吽{うん}一対の獣の像。魔除けのためといわれる。からいぬ。[故事]高麗{こま}から伝来した犬の意から。 **こま・おち【駒落ち】** 将棋で、対局者間に力の差があるとき、上位の者がいくつか駒を省いてさすこと。[参考]飛車・角行・香車・桂馬などを省く。 **こま・おとし【齣落とし】** 映画で、標準速度(=一秒間二四こま)以下で撮影すること。これを標準速度で映写すると、画面の動きが実際よりも速くなる。 **こま・か【細か】** 《形動》●形が非常に小さいようす。●物事の内容がくわしいようす。詳細。「~な調査」●[心づかいなどが]よく行き届くようす。「~な心づかい」●勘定高いようす。「金に~な人」 **こまか・い【細かい】** 《形》●一つにまとまっている物の、一つ一つの形が非常に小さいようすだ。「~・い粒」●物事の内容がくわしいようすだ。詳細だ。「~・く調べる」[対]①②あらい。●[心づかいなどが]よく行き届いている。[句]「芸が~・い」●取るに足りないようすだ。些細だ。「~・い事を気にかける」●勘定高い。「商売にかけてはなかなか~・い」●金額が小さい。「~・い持ちあわせがない」[文]こまか・し《ク》。 **ごまか-す【誤魔化す】** 《他五》●人の目をまぎらして、悪いことをする。うそを言ってだます。「勘定を~・す」●他人に見やぶられないように、その場をとりつくろう。「決まり悪さを~・す」[類語]つくろう。(計)糊塗{こと}。弥縫{びほう}。[表記]①②ともに「誤魔化す」と当てる。 **こま-ぎり【細切り】** 細かく切ること。また、細かく切ったもの。「肉の~」[表記]「小間切り」とも書く。 **こまぎれ【細切れ】** 細かく切った切れはし。表記「小間切れ」とも書く。 **こ-まく【鼓膜】** 外耳道のいちばん奥にあり、中耳との境をなすうすい膜。空気の振動を受けて音を伝える。 **こま・ぐみ【駒組み】** 将棋で、駒を動かして陣形を組み立てること。また、その陣形。 **こま・げた【駒下駄】** 一つの材から、歯と台を続けてくりぬいて作ったげた。[参考]最も一般的なげた。 **こまごま【細細】** 《副・自サ》《副詞は「~と」の形も》●こまかいものが数多くあるようす。●こまかい点まで行き届くようす。くわしく丁寧なようす。「~と世話をやく」「~と書き記す」 **こまごまし・い【細細しい】** 《形》細々としているようす。 **こましゃく-れる** 《自下一》子供がませていて、大人のようなふるまいをする。こまっちゃくれる。 **こま・す** 《他五》[関西の方言]…(して)やる。[乱暴な言い方][文]《四》。 **こ・また【小股】** ●[「こ」は接頭語]股{また}。[股に関するちょっとした動作について言う語][例]「~をすくう」●股を小さく広げること。歩幅のせまいこと。「~に歩く」[対]大股。~すくい【~掬い】相撲で、相手の内股を手ですくってたおす技。●相手のすきにつけこみ、自分の利益をはかること。~が切れ上が・る《句》女性の足が長くすらりとした粋な姿を形容することば。「小股の切り上がる」とも。 **ごま【胡麻】** ゴマ科の一年草。種子を食用・薬用にする。また、その種子からごま油をとる。~をする《句》人の機嫌をとって、自分の利益をはかること。~を煎る《句》人の機嫌をとって、お世辞をいう。おべっかを使う。おもねる。 **こまち【小町】** その土地で、評判の美しい娘。小町娘。[故事]平安時代の歌人、小野小町が絶世の美人であったとされることから。 **こまつ【小松】** 小さい松。また、若い松。 **ご-まつ【語末】** 単語の終わりの部分。語尾。[対]語頭。 **こま-づかい【小間使い】** 主人の身の回りの雑用をした女性。女性の召し使い。 **こまつな【小松菜】** アブラナの変種。食用。葉を浸し物などにする。東京の小松川地域で多く栽培されたことから。 **こまどり【駒鳥】** ツグミ科の小鳥。雄は背面が赤褐色。深山にすむ夏鳥。声が馬のいななきに似ていることからこの名がある。 **こまどり【齣撮り】** 《名・他サ》[映画で]一こまずつ撮影していくこと。アニメーションなどに用いられる。 **こまぬ・く【拱く】** 《他五》●腕を組み合わせる。●〈「腕を~・く」「手を~・く」の形で〉何もせず、はたで見ている。[句]「手を~・く」=こまねく。[文]《四》。 **こまね・く【拱く】** 《他五》⇒こまぬく。[文]《四》。 **こま-ねずみ【独楽鼠・高麗鼠】** ハツカネズミの変種。輪の形にくるくる走り回る習性がある。まいねずみ。~のよう《句》まめに働くことのたとえ。 **こま-むすび【小間結び・細結び】** ひもの両端を二度打ちちがえてからませ、しっかりとむすぶ結び方。結んだひもの先は、ひもと平行になる。まむすび。 **こ-まめ【小忠実】** 《形動》労苦をいとわず気軽にこまめに働くようす。まめまめしいようす。「辞書を~に引く」 **ごまめ【鱓・田作】** カタクチイワシを干したもの。祝い事や正月料理などに用いる。たづくり。~の魚交じり《句》「雑魚{ざこ}の魚交じり」に同じ。~の歯軋ぎり《句》実力のないものがいたずらに憤慨し、くやしがることのたとえ。 **こま・もの【小間物】** 女性の化粧品・装身具や、こまごまとした日用品など。[類語]雑貨。[対]荒物。~や【~屋】小間物を売る店。~屋を開・く《句》[俗]おどをはく。[参考]小間物屋がいろいろ品を広げ並べて見せることにたとえていう。 **こま・やか【細やか・濃やか】** 《形動》●細かいようす。●色・密度などが、こいようす。「緑~な松」●心がこもっているようす。「~な愛情」●微妙なおもむき・味わいのあるようす。「~な味」 **こまり-き・る【困り切る】** 《自五》どうしていいかわからないほど困る。困りぬく。 **こまり-ぬ・く【困り抜く】** 《自五》「困り切る」に同じ。 **こまり-は・てる【困り果てる】** 《自下一》ひどく困って、気力をなくす。「問い詰められて~・てる」 **こま・る【困る】** 《自五》●どうしてよいかわからず苦しむ。「返答に~・る」[類語]よわる。●貧乏で生活に苦しむ。「暮らしに~・る」●害をこうむる。迷惑する。「騒音に~っている」 <536> **こ‐まわり**【小回り】 ●少し回り道をすること。●曲がり角を小さな半径で回ること。[因]大回り。●細かな身のこなし。 **―が利・く**《句》●車などがせまい所でもうまく回れる。●状況に応じて即座に適当な処置がとれる。 **コマンド** 命令。指示。特に、コンピューターに与える指示。▽{command} **コマンドー** 奇襲部隊。また、その隊員。[類語]レーンジャー。▽{commando} **ごまんと**《副》〔俗〕非常にたくさんあるようす。「証拠なら―ある」 **こみ**【込み】 ●種類・大きさ・状態などの異なるものを区別せず、いっしょにすること。「大小―にして千円」●《名詞の下につけて)そのものをふくめて計算すること。「サービス料ーで一泊八千円」●囲碁で、互い先で打つとき、先手が負うハンディキャップ。「四目半の一」 **ご・み**【五味】 辛(=からい)・甘(=あまい)・鹹(=しおからい)・酸(=すっぱい)・苦~(=にがい)の五種の味。 **ごみ**【塵芥】 [紙くず・ほこり・食べかす・物の破片など」きたならしく、役に立たない物。また、不要になって・捨てる(捨てられた)物。ちり。あくた。[類語]くず。塵埃。塵芥。 **こみ・あ・う**【込み合う・混み合う】《自五》〔多くの人・物が〕入りこんで混雑する。「場内が―・う」[類語]たてこむ。 **こみ・あ・げる**【込み上げる】《自下一》●笑い・泣き声・涙などがおさえきれずに外に出てくる。●心にある感情がわいてきて、あふれ出そうになる。「喜びが―・げる」●胃の中のものをはき出しそうになる。 **こみ・い・る**【込み入る】《自五》●〔多数の人・物が〕むりやりに入りこむ。●〔物事の事情、物の構造などが〕複雑に入り組む。「―・った話」「―・った事情」 **コミカル**《形動》滑稽にであるようす。おかしみのあるようす。コミック。「―な歌」▽{comical} **コミケ** 「コミックマーケット」の略。 **ごみ・ごみ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)せま苦しく雑然とつまっているようす。「―した町」 **こ‐みだし**【小見出し】 ●文章全体につける大きな見出しに対し、その文章の途中につける小さな見出し。「―をつける」●新聞記事などで、大きな見出しのわきにそえる小さな活字の見出し。[因]①②大見出し。 **こ‐みだし**【子見出し】 辞書で、独立した親見出しに付随する形で設けた見出し。[団]親見出し。 **ごみ・ため**【「塵、溜め芥溜め】 ごみを捨てて集めておく所。はきだめ。[類語]ごみ箱。 **――に鶴**《句》「掃き溜めに鶴」に同じ。 **こ・みち**【小道・小『路】 ●はばのせまい道。小路。また、横道。わきみち。[類語]小径。●六町を一里とする里程。②大道。 **コミック** 《形動》喜劇的。滑稽に。コミカル。「ーソング」[トラジック]。《名》●「コミックオペラ」の略。喜劇的な内容をもつ歌劇。喜歌劇。●漫画・劇画(本)。コミックス。▷{comic} **ーマーケット** 漫画・アニメ・ゲームなどの同人誌の展示即売会。コミケ。▽{comic market}からの和製語。 **コミッショナー** プロ野球・プロボクシングなどで、その統制をとる・最高権威者(機関)。▽{commissioner} **コミッション** ●商売・取り引きなどの仲介をした手数料。周旋料。口銭。「一割の―をとる」●わいろ。●委員会。▽{commission} **コミット**《名・自サ》ある物事に関わりあうこと。「社会にーする」▽{commit} **こ‐みどり**【濃緑】 〔夏の木の葉のような〕濃い緑色。深緑。濃緑。[対]うす緑。 **こ‐みみ**【小耳】(「こ」は接頭語)耳。〔耳に関するちょっとした動作について言う語〕[コロ]「一にする」 **――に挟む**《句》話の一部分などを、聞くともなしに聞く。 **ご‐みやく**【語脈】 文中の主語・述語などの続きぐあい。[類語]文脈。 **コミューター・こうくう**【コミューター航空】小型の航空機を使う、定期的な近距離航空輸送。[参考]「コミューター({commuter})」は通勤者の意。 **コミュニケ** ●公式の会議の経過を発表する声明書。●〔外交上の〕国家の意思を文書によって表したもの。公文書。▽{communiqué} **コミュニケーション** ことばや文字などで、意思の伝達を行うこと。[コロ]「ーをはかる」●交通や通信・報道。また、その機関。▽{communication} **コミュニスト** 共産主義者。▽{communist} **コミュニズム** 共産主義。▽{communism} **コミュニティー** 人間が共同生活をするための地域集団。また、一定の地域に居住し、共通の感情をもつ人々の集団。地域社会。「―センター」「ユダヤ人のー」▷{community} **こ・む**【込む・混む】《自五》●多すぎる人や物がはいる(集まる)。特に、建物・乗り物などの中に、多すぎる人がはいる。混雑する。「電車が―・む」[表記]おもに「混む」と書く。●〔仕組みが〕]複雑に入り組む。「負けが―・む」[同]「手が―・む」《四》。《接尾》●「中にはいる」意。「プールに飛び―・む」●「中に入れる」意。「仲間にさそい―・む」●その動詞の意味を強めて、「丁寧に・・・する」「すっかり・・・する」「強く・・・する」の意。「みがき―・む」「眠り―・む」「信じ―・む」[図]《四》。 > **使い分け「こむ」** > **混む** 〔多すぎる人や物が入る〕電車が混(込)む・店内が混(込)み合う・人混(込)み > **込む** 〔仕組みが入り組む。多く入る〕負けが込む・手が込んだ細工・仕事が立て込む [参考]「込」は中にものがつまっている意から「込む」全般に用いる。「混」はもとは誤用であったが、「混雑」からの連想で慣用され、改定常用漢字表では常用音訓に採用された。 **ゴム** ●ゴムノキの樹皮から出る液で作った物質。弾力性が強く、タイヤ・靴など用途が多い。[表記]もと、「護謨」とあてた。●「ゴムノキ」の略。▽{gom} **ーあみ**【―編み】 棒針編みで、表編みと裏編みを交互にくり返し、縦方向に畝を通す編み方。伸縮性に富むので、セーターの手首・すそなどに用いる。 **―けし**【一消し】 消しゴム。 **ーテープ** 平打ちにしたゴムひも。▽{gom}と英{tape}からの和製語。 **―とび**【―跳び・飛び】 子供の遊戯の一つ。ゴムひもを張ってとび越える高さを競う。 <537> **―なが**【―長】 ゴム製の長靴。ゴム長靴。 **―のり**【―「糊】 アラビアゴムをとかして作った糊。 **―びき**【―引き】 [防水などのために〕布などにゴムをぬること。また、ゴムをぬったもの。 **―ひも**【一、紐】 糸状にしたゴムを芯にして綿糸などで織ったひも。 **こ・むぎ**【小麦】 イネ科の一年草。種子は小麦粉にするほか、みそ・しょうゆなどの原料。 **―こ**【一粉】 小麦の種子をひいて粉にした物。パン・菓子・うどんなどの材料。メリケン粉。うどん粉。 **こむぎ・いろ**【小麦色】 つやのあるうすい茶色。〔日に焼けた健康そうな肌色をいうことが多い〕「―の肌」 **こ・むずかし・い**【小難しい】《形》《「こ」は接頭語)なんとなくむずかしい感じだ。いささかめんどうである。「―・い理屈を並べる」[類語]しちめんどうくさい。 **こ・むすび**【小結】 大相撲で、力士の階級の一つ。関脇の次の位。三役のいちばん下位。 **こ・むすめ**【小娘】 まだ一人前になっていない、子供っぽい娘。一四、五歳ぐらいの少女。[参考]若い娘をさげすんでいう場合にも使う。 **こむ・そう**【虚無僧】 禅宗の一派の普化宗の僧。僧衣をつけず、深編みがさをかぶって尺八をふき、諸国を回って修行する。普化僧。 **ゴム・の・き**【ゴムの木】 樹皮を傷つけてゴムの原料を採る植物の総称。ゴム。 **こ・むら**【木叢】〔文〕木の枝のしげみ。 **こむら**【腓・膊】 脛の後ろ側のふくれた所。ふくらはぎ。こぶら。 **こむらがえり**【腓返り・膊返り】 こむらの筋肉が急にけいれんを起こすこと。こぶら返り。 **こ・むらさき**【濃紫】 少し黒みをおびた濃い紫色。[网]薄紫。 **ごむり・ごもっとも**【御無理御、尤も】《名・形動》道理に合わないと思いながらも、相手をおそれてさからわずに従うこと。「―と引き下がる」 **こめ**【米】 ●外皮をとりのぞいた稲の実。五穀の一つ。主食として食する。また、清酒の原料。●漢字の部首「米」の称。 **こめかみ**【願、額・蟀『谷】 耳の上の髪の生え際の所。ものをかむときに動く部分。 **こめくい・むし**【米食い虫】 ●「コクゾウムシ」の別称。●食べるだけは人並みだが、何の役にも立たない人。ごくつぶし。[類語]米の虫。 **こめ・ぐら**【米蔵】 米をたくわえておく倉庫。よねぐら。[類語]穀倉。 **こめ・だわら**【米俵】 〔貯蔵や運搬のため〕米を入れる、わらであんだ俵。また、米のはいった俵。 **こめ・つき**【米、搗き】 玄米をついて白米にすること。また、それを業とする人。[類語]精米。精白。 **こめつき‐ばった**【米、搗き『飛蝗】 ●「ショウリョウバッタ」の別称。●頭をぺこぺこ下げて人の機嫌をとる人。〔あざけっていう語〕 **こめつき・むし**【米、搗き虫】 コメツキムシ科の昆虫の総称。体色は黒または褐色。あおむけにすると頭で地をたたき、とび上がって起きる。こめふみむし。 **こめ・つぶ**【米粒】 米のつぶ。 **コメディアン** 喜劇俳優。喜劇役者。▷{comedian} **コメディー** 〔軽い大衆向きの〕喜劇。▽{comedy} **こめ・どころ**【米所】 (良質の)米がたくさんとれる土地・地方。「―の新潟」 **こめぬか**【米、糠】 玄米を精白するときに出る、うす黄色の果皮の粉。家畜の飼料、肥料、油の原料、漬け物などに利用する。ぬか。 **こめ・の・むし**【米の虫】 ●「コクゾウムシ」の別称。●〔俗〕(米を主食とする虫の意から)人のこと。[類語]米食い虫。 **こめ・の・めし**【米の飯】《連語》米をたいた飯。米飯。 **こめ‐びつ**【米、櫃】 ●日常使う米を入れる箱。●生活費の出所になる・もの(人)。[類語]ドル箱。 **こめへん**【米偏】 漢字の部首「米」の称。 **こめ・もの**【込め物】 ●物と物との間につめて入れるもの。つめもの。●〔印刷所で〕活版の組み版の余白部をうめるために組み込むもの。 **こ・める**【込める・『籠める】 《他下一》●いっぱいになるように入れる。つめる。「銃に弾丸を―・める」●その物事の中に十分にふくませる。「満身の力を腕に―・める」●ある気持ちなどを十分に注ぎ入れる。「心を―・めてもてなす」●合算する。「税金を―・めた料金」[図]こ・む《下二》。《自下一》霧・煙などがあたりいっぱいに広がる。たちこめる。[図]こ・む《下二》。《接尾》●「中に入れる」意。「押し―・める」[図]こ・む《下二》。 **こ・めん**【湖面】 みずうみの表面。湖上。[因]湖底。 **ご・めん**【御免】 《名》●「免許」の尊敬語。「苗字帯刀ー」●「免官」「免職」などの尊敬語。「お役―になる」●「許し」「容赦」の尊敬語。「ーをこう」●いやで拒否する気持ちを表す語。「戦争は二度とーだ」《感》●訪問・辞去のときに言う挨拶の語。〔現在は、多く「―下さい」「―なさい」の形で使う〕「お先に一下さい」●相手に許しを求めるときに言う語。〔丁寧に言うときは「―なさい」などの形で使う〕[類語]お許し下さい。御容赦(御海容)下さい。御寛恕(御宥恕・御諒恕)を請う。 **ご‐めんそう**【御面相】 〔俗〕顔だち。容貌。〔からかったり、あざけったりして言う〕「たいしたーだ」 **コメンテーター** 解説者。特に、ラジオ・テレビなどのニュース解説者。▽{commentator} **コメント**《名・他サ》〔ある問題や事件に対して〕意見や見解を述べること。論評。見解。「―を発表する」「―を求める」「ノーー」▽{comment} **こも**【『薦菰】 ●「マコモ」の古称。[表記]「菰」と書く。●あらく織ったむしろ。 **こも・かぶり**【『薦『被り】 こも②で包んだ、四斗(=約七二・一五L)入りの酒だる。 **ご・もく**【五目】 ●いろいろなものが入りまじっている・こと(物)。●「五目鮨」の略。●「五目飯」の略。●「五目並べ」の略。 **―ずし**【一、鮨】 すし飯の上に魚肉・貝・野菜などいろいろな具を盛り合わせた物。また、いろいろな具をまぜ入れたすし。ちらしずし。五目。 **―ならべ**【一並べ】 交互に碁盤の目の上に石を置き、先に五つ一列に並べた方を勝ちとする遊び。連珠。五目。 **―めし**【一飯】 味をつけて魚肉・貝・野菜などをたきこんだ飯。かやく飯。五目。 **こもごも**【『交『交】《副》〔文〕●入り交じっているようす。また、つぎつぎに現れてくるようす。[四字]「悲喜―」●かわるがわる。「―立って演説をする」[類語]互いに。 **こ・もじ**【小文字】 ●小さい文字。●ローマ字の字体のうち小さい方。a,b,c など。[対]大文字。 <538> **こ・もち**【子持ち】●子をもっている・こと(人)。「―の夫婦」●魚などが卵をはらんでいること。また、その魚。「―シシャモ」●大きな線のそばに小さな線がそえられて、一そろいになっている・こと(もの)。「―罫」「―わく」 **こもち・わかめ**【子持ち若布・子持ち和布】ニシンの卵が産みつけられたわかめ。酒の肴{さかな}などにす **ご・もっとも**【御尤も】《形動》「もっとも」の丁寧語。相手の言い分が道理にかなっていると肯定するようす。〔感動詞的にも使う〕「お怒りーです」 **こ・もの**【小物】●こまごまとした物・道具。おもに、付属品。「―入れ」●釣りで、あまり大きくない魚。小魚。●能力や勢力がなくたいしたことができない人物。小人物。表記「小者」とも書く。団大物。 **こ・もの**【小者】●年若く、体の小さな者。●小物(こもの)③に同じ。●江戸時代、武家に仕えた雑役の男。 **こ・もり**【子守】小さい子供の世話をしたり遊ばせたりする・こと(人)。もり。 >―うた【―歌・―唄】●子守をする者が子供を寝つかせるために歌う歌。「五木{いつき}の―」●西洋音楽で、子供を眠らせるために歌うように作られた静かなやさしい歌曲。「シューベルトのー」 **こも・る**【籠もる・隠る】《自五》●中にはいったきり、外に出ないでいる。ひきこもる。「家に―・って仕事をする」●外に表れないようすで、はっきりしない。「声が―・る」「陰に―・る」●気体などが、その場に満ちる。「たばこの煙が―・る」●ある感情・力などが、いっぱいふくまれる。「うらみの―・った目つき」「実感が―・る」「心の―・ったもてなし」 **こもれび**【木漏れ日・木洩れ日】しげった木々の葉の間からさしこんでくる日光。 **こ・もん**【小紋】布地一面に染め出した細かい形の模様。また、その模様に染めた布地。「―染め」「京―」 **こもん**【顧問】〔会社や団体などで〕相談にあずかり、助言を与える役目(の人)。「―弁護士」「技術一」 **ご・もん**【御紋】「紋章」の尊敬語。「菊の―(=天皇・皇室の紋章)」 **こ・もんじょ**【古文書】〔昔の手紙・証書など〕史料になる古い文書・記録。[注意]「こぶんしょ」は誤読。 **コモン・センス**良識。常識。▽common sense **こーや**【小屋】●小さくて粗末なつくりの建物。「山―」●芝居・見せ物などを興行するための建物。劇場。 **ごーや**【五夜】昔、一夜を甲夜{こうや}・乙夜・丙夜{へいや}・丁夜{ていや}・戊夜{ぼや}の五つに分けたものの総称。また、特に、戊夜(=午前三時から午前五時)のこと。類語五更{ごこう}。 **こーや**【後夜】●一夜を初・中・後の三つに分けたときの、最後の時間。夜半から明け方までの間。[参考]初夜・中夜。●午前三時~五時。寅{とら}の刻{こく}。五更{ごこう}に同じ。[仏]後夜②に行う勤行{ごんぎょう}。 **こや・がけ**【小屋掛け】《名・自サ》〔芝居・見せ物などのために〕かりに小屋をつくること。また、その小屋。 **こーやかまし・い**【小喧しい】《形》《「こ」は接頭語》小さな事にもいちいち口を出してうるさいようす。 **こーやく**【子役】テレビ・映画・演劇などで、子供の役。また、それを演じる子供の役者。類語子方{こかた}。 **ごーやく**【誤訳】《名・他サ》まちがった翻訳をすること。また、その訳。 **こ・やくにん**【小役人】地位の低い役人。〔多少軽蔑した言い方〕類語小吏{しょうり}。下司{げし}。 **こやし**【肥やし】農作物の生長を助けるために耕地にまくもの。肥料。 **こ・やす**【子安】●〔文〕楽なお産。安産。●「子安地蔵」の略。●「子安貝」の略。 >―じぞう【―地蔵】安産を守護する地蔵尊。子安。 **こや・す**【肥やす】《他五》●栄養を与えて太らせる。「馬を―・す」●肥料などを入れて地味をよくする。「やせた土地を―・す」●ものの良さを判断する力をつける。句「目を―・す」●正当でない利益を得させる。句「私腹を―・す」 **こやす・がい**【子安貝】タカラガイ科の巻き貝の俗称。殻は黒褐色・くり色。子安。[参考]安産のお守りにした。 **こ・やつ**【此奴】《代名》《他称の人称代名詞。近称》こいつ。このやつ。近くにいる自分と同等またはそれ以下の人をぞんざいにいやしめて言う。〔古風な言い方〕 **こーやみ**【小止み・小歇み】雨・雪などがしばらくやむこと。おやみ。「雨が―になる」「雪が―なく降る」 **こ・ゆう**【固有】《名・形動》そのものだけにあること。特有。「人それぞれに―の性格」類語独特。特異。[注意]「個有」は誤り。 **こゆうめいし**【固有名詞】〔地名・人名などのように〕そのものにだけついている名称を表す名詞。因普通名詞。 **こーゆき**【小雪】少し降る雪。少しの雪。団大雪。 **こーゆき**【粉雪】こなゆき。 **こーゆび**【小指】手足の指のうち、いちばん外側の最も小さい指。[参考]手の小指を立てて、「恋人・配偶者」などの意を表すことがある。 **こーよい**【今宵】〔文〕今日のよい。今夜。今晩。 **こ‐よう**【古謡】古くから伝わる歌謡。 **こ‐よう**【小用】●ちょっとした用事。「――があって外出する」●小便をすること。小便。=小用。 **こ‐よう**【雇用・雇傭】《名・他サ》報酬を与えて人をやとうこと。「終身―」 >―ほけん【―保険】社会保険の一つ。労働者が失業したとき、失業給付金の給付や雇用機会の増大や能力開発を進める制度。 **ご‐よう**【御用】●「用事」「用件」「用命」などの尊敬・丁寧語。「何か―ですか」「―を承ります」●宮中・政府などの用務・用命。●昔、官命で犯人などをつかまえること。また、その時のかけ声。転じて、官憲につかまること。「すりがーになった」●政府や、ある権力などの意思どおり動くものを形容する語。〔名詞の上につけて接頭語的に使う〕「――学者」「一新聞」●「御用聞き」の略。 >―おさめ【一納め】〔官庁で〕一二月二八日にその年の仕事を終わりにすること。対御用始め。 >―きき【―聞き】●得意先の用事・注文などを聞いて回る・こと(役の人)。御用。●江戸時代、町人で、官命をうけて十手・捕り縄をあずかり、犯人の捜査・逮捕を手伝った人。 >―しょうにん【一商人】●江戸時代、幕府・諸藩に出入りした商人。●明治維新以後、宮中・官庁に商品を納める商人。 >―たし【―達】宮中・官庁に商品を納入する・こと(もの)。御用商人。御用達だ。「宮内庁―」 >―てい【一邸】皇室の別邸。 >―はじめ【一始め】〔官庁で〕一月四日に、その年初めての仕事を始めること。囡御用納め。 **ご‐よう**【誤用】《名・他サ》方法をまちがって使うこ <539> **ごよう**【御用】 ●「用事」の尊敬・丁寧語。●特定の目的をもつこと。「―きき」 **―がくしゃ**【一学者】 政府・権力者などの意のままに意見を述べる学者。 **―しょうにん**【一商人】 江戸時代、幕府や諸藩の用品を調達した商人。 **―たし**【一達し】 役所からの命令。また、それを記した文書。 **―ちょう**【一聴】 役人などが使う手帳。 **こよう**【湖容】 みずうみのようす。 **こよう**【雇傭】 《「雇用」の旧称》人をやとい入れること。 **こ‐よう**【古様】 古い時代の様式。古風な様式。 **こようじ**【小楊枝】 「つまようじ」に同じ。 **ごよう‐まつ**【五葉松】 ●マツ科の常緑高木。葉は針形で、五本ずつ束になって生える。本州中部以北、北海道の山地に自生する。建築材。きたごよう。●「ゴヨウマツ」の別称。 **コヨーテ** イヌ科の動物。体は黄褐色または灰色で、体長約一m。ウサギ・ネズミなどを捕食する。北アメリカの草原に雌雄一対ですむ。▽{coyote} **こよなく**《副》《文語形容詞「こよなし」の連用形から)このうえなく。格別に。非常に。「――美しい」「自然を―愛する」[参考]古風な言い方。→こよなし。 **こよ・な・し**《形ク》《「越えなし」の転という)〔古〕〔比べるものがないほど」かけはなれている。はなはだしい。「―・く愛する」[参考]多く連用形「こよなく」の形で用いる。 **こよみ**【暦】 一年間の月日・曜日・祝祭日・干支・月の満ち欠け・日の出・日の入りなどを日をおって記したもの。日よみ。「―をめくる」[類語]カレンダー。日めくり。 **こーより**【『紙、縒り・『紙『捻り・『紙、撚り】 和紙などを細長く切り、よって細い紐のようにしたもの。かんぜより。 **こら**《感》 ●しかったりおどしたりするため、相手に強く呼びかけることば。こらっ。「―待て」●相手に軽く呼びかけて注意を向けさせることば。 **コラーゲン** 硬たんぱく質の一種。動物の皮膚・軟骨・腱などを構成する。にかわやゼラチンの原料。膠原質{こうげんしつ}。▷{Kollagen} **コラージュ** シュールレアリスムなどの一手法。画面に壁紙、古書のさし絵、写真などをはりつけ、筆を入れたりして、画面を構成する。▽{collage} (=のりづけ) **コラール** 〔プロテスタントの〕教会に集まった人が合唱する簡素な讃美歌。衆賛歌。▽{Choral} **こーらい**【古来】《副》〔文〕昔から今まで続いているようす。昔から。「日本一の風習」[類語]旧来。 **ごーらいこう**【御来光】 ●高山で見る、美しく荘厳な日の出。また、転じて、日の出。御来迎。●[参考]山に登って頂上に立ったとき自分の影が霧に映って起こる。光の輪を負って極楽浄土から阿弥陀如来が迎えにくるような像が見えること。ヨーロッパでは「ブロッケンの妖怪」「ブロッケン現象」などと称する。●「御来迎」に同じ。 **ごーらいごう**【御来『迎】 ●[仏]「来迎」の尊敬語。●日の出・日没時に、高山の頂上に立つと、前方の霧の中に、阿弥陀如来が美しい光の輪を負って極楽浄土から迎えにくるような像が見えること。[参考]太陽を背にして頂上に立ったとき自分の影が霧に映って起こる。ヨーロッパでは「ブロッケンの妖怪」「ブロッケン現象」などと称する。●「御来光」に同じ。 **こらえ‐しょう**【『堪え性詠え性】 苦しい事やつらい事をがまんする気力・性分。[コロ]「―がない」 **こら・える**【『堪える”惊える】《他下一》●苦しみや痛みなどをがまんする。「頭痛を―・える」●感情などをおさえて外に出さない。「怒りを―・える」[図]こら・ふ《下二》。 **ごらく**【娯楽】 〔仕事・勉学をはなれた余暇などに〕心を楽にして、楽しみやなぐさみをえるもの。レジャー。「―映画」 **こらし・める**【懲らしめる】《他下一》制裁を加えて、二度とやるまいと思わせる。こらす。「悪漢を―・める」[図]こらし・む《下二》。 **こら・す**【凝らす】《他五》●〔あるものを〕一つの所・物に集中させる。[句]「目を―・す」[句]「息を―・す」●あることに心・考えを集中させ、それを一生懸命する。[句]「工夫を―・す」[句]「数寄を―・す」[図]《四》。 **こら・す**【懲らす】《他五》こりるようにする。こらしめる。「いたずら小僧を―・す」《四》。 **コラボレーション** 異なる分野で協力し、何かをつくったり行ったりすること。コラボ。▽{collaboration} **コラム** 新聞・雑誌などで、ちょっとした短い記事をのせる囲みの欄。また、その記事。囲み。▽{column} **コラムニスト** コラムの執筆者。▽{columnist} **ごらん**【御覧】 《名》●「他人が見ること」の尊敬語。「―のとおり」[類語]高覧。●《「御覧なさい」の略された形》「見ろ」の尊敬・丁寧語。見なさい。「あれを―」《補動》《「御覧なさい」の略された形》「・・・してみろ」の意の尊敬・丁寧語。・・・してみなさい。「食べて―」 **こり**【凝り】 体の一部の血行が悪くなり、筋肉がかたくなって痛むこと。「肩の―」「―をほぐす」 **こり**【垢離】〔宗〕神仏に祈願するとき、水を浴びて心身を清め雑念をとりはらうこと。水ごり。[コロ]「―をとる」 **こり**【梱】《名》●荷造りした荷物。●行李。《助数》荷造りした貨物を数える語。「綿糸一一」 **こーり**【狐狸】〔文〕●キツネとタヌキ。●人をだまし、こそこそと悪事を働くもの。 **ごり**【穌】 「カジカ」の別称。 **コリアンダー** セリ科の一年草。南ヨーロッパ原産。葉や茎に独特の香りがあり、食用。コエンドロ。香菜。パクチー。▷{coriander} **コリー** 犬の一品種。原産地はイギリス。体高約六〇㎝。顔は細長くて口がとがり、全身が長毛でおおわれる。昔は牧羊犬として飼われた。▽{collie} **ごり・おし**【ごり押し】《名・他サ》〔俗〕理不尽な要求などを力で押し通すこと。「――で自分の案を通す」 **こり・かたま・る**【凝り固まる】《自五》●〔かわいたり、冷えたりして」固くなる。また、多くのものが一つに集まって固くなる。●一つのことに熱中し、他のことを受けつけない。「昔の考え方に―・る」 **こ・りこう**【小利口】《名・形動》(「こ」は接頭語)ちょっと目先がきいてかしこそうなこと。こざかしいこと。〔少し非難・軽蔑の意をふくんで使う〕「―に立ち回る」 **こり・こり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●かたく歯切れのよいようす。また、かたい物を歯切れよくかむ音の形容。「たくあんをーとかじる」●筋肉がひきしまって、かたくなっているようす。●筋肉などがこったりして、かたくなっているようす。「リンパ腺がーする」 **こりごり**【懲り懲り】《副・形動・自サ》二度としたくないほど、こりるようす。「失恋はもうーだ」 **ごりごり**《副・形動・自サ》《副詞は「――と」の形も)●かたい物がこすれ合うようす。また、その音の形容。「―とすりこぎでつぶす」●かたい物を噛むようす。また、その音の形容。「生煮えで―の芋」●かたく、でこぼこしているようす。「やせて、あばら骨が―している」●強引でかたくななようす。「あの人は―の保守派だ」 **こり・しょう**【凝り性】《名・形動》ある物事に熱中すると、自分の気がすむまで徹底的にする性質(の人)。 **ご・りしょう**【御利生】 「利生」の尊敬語。人々が神仏から受ける恵み。御利益。 **こ・りつ**【孤立】《名・自サ》多くの中で一つだけはなれて存在すること。[四字]「―無援」「―した村落」 **ご**【一語】 言語の形態上の類型の一つ。単語に語尾変化(=活用)がなく、語法上の関係は単に語の配列の位置によって、文法上の関係を示す言語。中国語・タイ語・チベット語など。[参考]屈折語・膠着語・抱合語。 <540> **ごりむ・ちゅう**【五里霧中】 (霧が深くて方角がわからない意から)物事の判断にまよい、見込みや方針が全く立たないこと。[故事]後漢時代、張楷という人が、道術によって五里四方に霧を起こしたという故事から。〈後漢書・張楷伝〉[注意]「五里夢中」は誤り。 **こりや**《感》《「これは」の転)●目下の者などに威張って呼びかけることば。〔古風な言い方〕「―、よく聞け」●[俗]軽い驚きを表すことば。「―、おどろいた」 **ごりやく**【御利益】 「利益」の尊敬語。御利生。霊験。[回]「一のある寺」 **こ・りゅう**【古流】 古風な流儀。 **こ‐りょ**【顧慮】《名・他サ》気にかけてあれこれと考えること。「客の意向を―する」[類語]考慮。配慮。 **ご・りょう**【御寮】 ●他人の妻・娘などをさす尊敬語。〔古風な言い方〕「花嫁―」●「御寮人」の略。ごりょん。〔多く関西で「―はん」の形で使う〕 **―にん**【一人】 〔関西で〕中流家庭の若い妻をさす尊敬語。 **ご・りょう**【御料】〔文〕●「料」の尊敬語。お使いになるもの。〔飯・食べ物・衣服・器物などにいう〕●皇室の財産。特に、御料地。 **―しゃ**【―車】 皇室の使用する乗用車。 **―ち**【―地】 皇室の所有する土地。 **ご・りょう**【御陵】 天皇・皇后などの墓。ふつう丘のように小高く築く。皇陵。陵。[類語]陵墓。山陵。 **こーりょうり**【小料理】(「こ」は接頭語)ちょっとした手軽な料理。手間のかからない料理。「一屋」 **ゴリラ** ヒト科の動物。類人猿のうち最も大形。アフリカの森林に一〇頭ほどの群れですみ、植物などを食べる。大猩猩。▷{gorilla} **こ・りる**【懲りる】《自上一》失敗などをくいて二度とすまいと思う。「ばくちにー・りる」[図]こ・る《上二》。 **ご・りん**【五倫】 儒教で説く、人として守るべき五つの道。五常。[参考]五常。 **ごーりん**【五輪】 ●[仏]万物を生成する、地・水・火・風・空の五つの元素。五大。●「五輪塔」の略。●オリンピックの大会旗にかかれた、五大州をかたどる五つの輪。転じて、近代オリンピック。「―大会」 **―とう**【―塔】 [仏]五輪をかたどって地(方形)・水(円形)・火(三角形)・風(半円形)・空(宝珠形)の五個の石を積んで作った塔。五輪。 **コリント・しき**【コリント式】 古代ギリシャのコリント市から興った建築様式の一つ。アカンサスの葉をほった柱頭の装飾が特色。[参考]イオニア式・ドーリア式。 **こ・る**【凝る】《自五》●寄り集まって固まる。●興味をひかれて夢中になる。熱中する。「映画に―・る」●(意匠を)いろいろと工夫する。「―・った模様」●筋肉が張って固くなる。[句]「肩が―・る」《四》。 **コル** 山の尾根のくぼんだ所。鞍部。▽{col} **こーるい**【孤塁】 ●孤立したとりで。●ある勢力に残された、ただ一つの根拠地。「―を守る」 **コルク** ●コルクガシの表皮の内側にある組織。層をなし、液体や空気を通さず、弾力がある。●コルクガシのコルク層を加工したもの。びんの栓・保温材・吸音材などに用いる。=キルク。▽{kurk} 英 {cork} **コルセット** ●女性の洋装用の下着の一つ。腹部や腰部をしめて形を整える。●医療器具の一つ。脊柱や骨盤を固定しておくために用いる。▽{corset} **コルト** 回転式の連発ピストル。[参考]アメリカのサミュエル=コルトが考案した。▽{Colt} **コルネット** トランペットに形が似てやわらかい音を出す金管楽器。吹奏楽に使われる。▽{cornetto} **ゴルフ** 広い芝生の競技場で、クラブで球を打って一八個の穴の中に入れることを競う競技。総打数の少ないものを勝ちとする。▽{golf} **ゴルファー** ゴルフをする人。▽{golfer} **コルホーズ** 旧ソ連の集団農場。協同組合が農業用機械・家畜・建物などを所有し、農民は労働に応じて報酬を得る。[参考]ソフホーズ。▽{kolkhoz} **こーるり**【小瑠璃】 ツグミ科の小鳥。雄は背面青色、腹面純白色で、雌は背面褐色。夏、シベリア・日本などで繁殖し、冬、東南アジアにわたる。 **これ**【此れ・『是れ・之れ】《代名》《近称の指示代名詞)●話し手が、自分に最も近い関係にある物を指し示す語。「―をください」●話し手が、自分のいる場所・位置またはそれに近い場所・位置を指し示す語。「―より五キロ」●話し手が、より自分に近い話題として取り上げ(ようとし)ている事柄を指し示す語。この事。「――は大変な仕事だ」●話し手がすでに取り上げた話題で、まだ相手には親しく感じられないだろうと思われるものを指し示す語。「きのう競馬へ行ったのですが、―は失敗でした」●話し手が、現に存在している時を指し示す語。現在。「――から先が思いやられる」●《人称代名詞的に用いて)●話し手が相手に対して、自分の身内の者や、自分の側の目下の者を指し示す語。「―がご案内します」「この人。「―が彼の恋人だろう」●ある動作をともなって、その動作が意味するところの人・物・事柄を指し示す語。●(感動詞的に用いて)提示した語を強め、口調を整えるのに使う語。「相違―無く」[表記]もと、漢文訓読体の文章に用いられたもの。「是」「之」「惟」などと書く。●文頭に提示された内容の代わりに用いる語。「学問の自由は、―を保障する」[表記]ふつうかな書きにする。 **これ**《感》《代名詞「これ」と同語源)しかったり注意したりする時に発する語。〔同等以下の者に対していう〕こら。「―、何をする」「一、およし」 **こ・れい**【古例】 ●昔行われた例。古いためし。●古くからのならわし。「―に従う」[類語]旧例。 **こ・れい**【古礼】 昔行われた礼式・作法。 **ご・れい**【語例】 例としてあげる語句。「―を示す」 **ご‐れいぜん**【御霊前】 ●「霊前」の尊敬語。死んだ人の霊の前。●霊前に供える供物の上書きに用いる語。 **これ・から**【此れから】《代名詞「これ」+助詞「から」が一語化したもの)今からのち。今後。将来。〔副詞的にも使う〕「―の日本」「―寒くなる」 **これ・きり**【此れ切り・此れ『限り】《副》これと指すことが限度であるようす。これだけ。これっきり。「もうーで終わりだ」「―会わない」 **コレクション** 美術品・骨董品・切手などを(趣味で)集めること。また、その集めたもの。収集品。「コインのー」「松方ー」▷{collection} **コレクター** 収集家。「アートー(=美術品収集家)」▽{collector} <541> **コレクト**《名・他サ》〔趣味として〕収集すること。「切手をーする」▽collect **―コール** 相手に料金を支払ってもらう電話。料金着信人払い通話。▽collect call **これ・これ【此れ此れ・是れ是れ】** 多くの事柄を一つ一つ数えあげたり、くり返し説明したりせず、一つにまとめていうことば。しかじか。かくかく。「―という次第で」 **これ‐これ**《感》人をとがめたり、注意をうながしたりするときに呼びかけることば。〔多く目下の者に対して使う。「こらこら」よりやわらかい〕「――、静かにしなさい」 **これ・しき【此れ式・是れ式】**〔俗〕たったこれぐらい。〔物事の程度を軽んじる気持ちを表す〕「――のことでさわぐな」 **コレステリン** ➡コレステロール。▽独Cholesterin **コレステロール** 脳・神経組織・臓器・胆汁にふくまれる、脂肪に似た物質。善玉(HDL)と悪玉(LDL)があり、悪玉は血管壁に付着すると動脈硬化症を起こすとされる。コレステリン。▷cholesterol **これ・だけ【此れ丈・是れ丈】**●「これ」と限定して示した、そのものやそのことだけ。こればかり。「有り金は―だ」「―は忘れないでくれ」●「これ」と限定して示した、その程度まで。〔副詞的にも使う〕「―あれば一か月は暮らせる」「一言っても分からないのか」 **これ・つ・ぽっち【此れっぽっち】**〔俗〕物の量・かさなどの少ないこと。また、物事の程度の小さいこと。たったこれだけ。「ーしかないのか」 **これ・ばかり【此れ許り・是れ許り】**●これだけ。●「これ」と示すわずかな程度。これっぽかし。「一の出来事でおどろくな」 **こればかりは【此れ許りは・是れ許りは】**《連語》このことだけは。「―言えない」 **これはこれは**《感》感嘆したり、おどろいたりしたときに発することば。〔「これは」を強めた言い方〕「―、みごとなできばえ」「―、ようこそ」 **これは・したり**《感》〔意外な事に〕おどろいたり、あきれたり、自分の誤りに気づいたりしたときに発することば。〔古風な言い方〕 **これ・ほど【此れ程・是れ程】**《副》こんなにまで。〔程度がはなはだしい場合に使う〕「―注意してもきかないのか」 **これ‐まで【此れ迄・是れ迄】**●現在の状態にいたるまで。今まで。「―の苦労がむだになる」●この位置・時まで。ここまで。「きょうはーにしておこう」●〈「もはやー」「今は―」の形で〉事態が最悪の状態になり、最後の決意をしたことを表すことば。「今は―と覚悟を決める」 **これみよがし【此れ見よがし】**《形動》《「がし」は接尾語》〔これを見よと言わんばかりに〕得意になって見せつけるようす。「――に新車を乗り回す」 **コレラ** 感染症の一つ。コレラ菌によって小腸がおかされる急性感染症。嘔吐、激しい下痢、高熱、口のかわきなどを伴う。[表記]古く、「虎列刺」と当てた。▽英cholera **ころ【頃・比】**●〔文〕時候。時節。[類語]時。時分。●時期。●特定の時の前後を漠然とさす語。「まだ若かったー」[類語]頃おい。●ある事によい時機。「―をみて船を出す」[類語]折。好機。チャンス。 **ころ【転】** 重い物を動かすときに、まさつを少なくするためその物の下に入れて転がす円形の棒。ごろた。 **ごろ【頃・比】**《接尾》●《時を表すことばにつけて》「だいたい…の時分」の意。「三時―」●《動詞連用形につけて》そうするのに「ふさわしい時期」の意。「花の見―」「食べ―」●《名詞につけて》「ちょうどいい程度」の意。「年―の娘」「手―な値段」 **ごろ** 「ごろつき」の略。〔他の語につけて使う〕「政治―」 **ごろ【語呂・語路】**●ことばの続きぐあいから生じる調子。語調。[コロ]「―が悪い」[類語]口調。●「ごろあわせ」の略。 **―あわせ【―合わせ】** ことわざ・成句などの音をまねて、意味がちがうこっけいな新しい句を作る、ことばのしゃれ。「ねこに小判」に対し、「下戸{げこ}に御飯」という類。地口{じぐち}。 **ゴロ** 野球で、打たれて地上を転がるたま。[参考]グラウンダー(grounder)のなまりといわれる。[対]フライ。 **ころ・あい【頃合い・比合い】**●ちょうどよい時機。[コロ]「ーをみて料理を出す」●ちょうどよい程度。「―の大きさ」[類語]手ごろ。適当。 **コロイド** 物質がきわめてこまかい粒子になったもの。コロイド粒子。膠質{こうしつ}。[参考]寒天・石けん・ゼラチンなど。コロイド粒子が溶液中に沈殿しないで浮きただよう状態になったものを「コロイド溶液」という。▽colloid **こ・ろう【固陋】**《名・形動》〔文〕見聞がせまく、古い考えにとらわれてがんこなこと。[四字]「頑迷―」 **こ・ろう【孤老】**〔文〕ひとり暮らしの老人。 **こ・ろう【故老・古老】**〔文〕昔のことをよく知っている老人。[類語]宿老。 **こーろう【虎狼】**〔文〕(トラとオオカミの意から)貪欲で残忍な・こと(人)。 **ごろう・じる【御覧じる】**《他上一》《サ変動詞「ごらんず」の音便「ごろうず」が、さらに上一段活用に変化したもの》ごらんになる。〔古風な言い方〕[句]「細工は流々{りゅうりゅう}、仕上げを―・じろ」 **ころ・おい【頃おい・比おい】**〔文〕ある時期・時間などを漠然とさす語。ころ。「人の寝静まった―に」 **ころがき【転柿・枯露柿】** 渋がきの皮をむき、干してあまくしたもの。ほしがき。つるしがき。 **ころがし【転がし】** ころがすこと。特に、利益を得るために土地や品物を次々と転売すること。「土地―」 **ころが・す【転がす】**《他五》●まわして動かす。また、まわすようにして、ちがう位置に行かせる。回転させる。「さいころを―・す」[コロ]「車を―・す(=運転する)」「玉を―・すような声(=美しい声)」●倒す。ひっくりかえす。「花瓶を―・す」[対]①②ころばす。●転売を重ねる。[コロ]「土地を―・す」●放置する。「玄関に野球道具を―・しておく」●〈「手のひらで―・す」「手のひらの上で―・す」の形で〉相手を意のままにあつかう。[文]ころが・す《四》。 **ころがり・こ・む【転がり込む】**《自五》●ころがって、また、ころがるようにして、中にはいりこむ。「ボールが隣家に―・む」「追われて寺に―・む」●思いがけなく手にはいる。「臨時収入が―・む」●〔暮らしに困ったり家を追われたりして〕人の家にやっかいになる。「友人のアパートに―・む」[同]①~③転げ込む。 **ころが・る【転がる】**《自五》●〔丸みのある物が〕回転しながら進む。ころげる。●立っているべきものが横倒しにたおれる。ころぶ。ころげる。「空き瓶が―・る」●体を横たえる。「ベッドにー・って本を読む」●〈「―・っている」の形で〉物が無造作に置かれている。「庭先に植木鉢が―・っている」●〈「―・っている」の形で〉容易に <542> **ご・ろく【語録】**〔文〕学者・高僧、また偉人・著名人などのことばを集めた・もの(書物)。 **コロケーション** 二つ以上の単語の慣用的な結びつき。▷collocation **ころげ・こ・む【転げ込む】**《自五》➡転がり込む。 **ころ・げる【転げる】**《自下一》●ころころと回転しながら動く。●立っている物が横倒しになる。ころぶ。転倒する。[同]②ころがる。 **ころころ**《副》《「――と」の形も》●小さな物が軽そうに転がるようす。●笑い声、コオロギの鳴き声、鈴の音などの形容。「―と笑う」●考えや気持ちなどが次々に変わるようす。「言うことが――変わる」●《自サ》かわいらしく、まるまるとしているようす。「―とした子グマ」 **ごろごろ**■《名》「雷」の幼児語。■《副》《副詞は「―と」の形も》●大きな物が重そうに転がるようす。また、その音の形容。●《自サ"》転がってたくさんあるようす。「石がーしている」●《自サ》あちこちにたくさんあるようす。「そんな話ならどこにでもーしている」●《自サ》[俗]何もせずひまを持て余しているようす。「家でーしている」[類語]ぶらぶら。●雷が鳴りひびく音の形容。●ネコなどがのどを鳴らす音の形容。 **ころし【殺し】**●殺すこと。●殺人。また、殺人事件。「―の現場」[参考]もとは警察用語。 **ごろーね【転寝】**《名・自サ》〔寝まきに着かえず、ふとんもしかずに〕ごろりと横になって寝ること。 **ころし・もんく【殺し文句】** その一言で相手の心をすっかりひきつけてしまうたくみなことば。 **ころ・す【殺す】**《他五》●相手の生命を絶つ。[対]生かす。●死なせる。なくす。「不注意で金魚を―・す」●おさえつけて、活動しないようにする。「感情を―・す」「才能を―・す」[句]「息を―・す」[対]生かす。●〔野球で〕アウトにする。「走者を三塁で―・す」●碁で、相手の打つ石が生きて働かないようにする。●勢いを弱める。[コロ]「スピードを―・す」●〔男女関係で〕相手を悩殺する。[コロ]「目で―・す」[文]ころ・す《四》。 **コロス** 古代ギリシャ劇の合唱隊。俳優のせりふの合間に状況説明をするなど、劇の進行に大きな役割を果たす。▽希khoros **コロセウム** ➡コロシアム。▽羅Colosseum **ごろ・た【転太】**●丸太。特に、物を移動させるときに下にしく丸太。ころ。●「ごろた石」の略。道などにころがっている小さな丸い石。石ころ。 **コロタイプ** 写真製版による印刷の一つ。ガラス板に写真を焼きつけて版をつくる。写真・絵画などの精巧な複製に適する。玻璃版{はりはん}。▽collotype **ごろつき**〔定職がなく、住所も不定で〕盛り場などをうろつき、悪事を働くならず者。無頼漢{ぶらいかん}。[表記]「破落戸」と当てた。類語与太者。 **ごろ・つ・く**《自五》●物がごろごろと転がっている。●〔決まった仕事がなく〕ぶらぶらしている。また、ごろつきの行いをする。「盛り場を―・く」 **コロッケ** 西洋料理の一つ。ゆでてつぶしたジャガイモに、いためたタマネギ・ひき肉などをまぜて丸め、小麦粉・卵・パン粉をつけて油で揚げたもの。▽仏croquette **コロン** 欧文や横書きの文の句読点の一つ。ピリオドとセミコロンの中間の切れ目に用いる。「:」▷colon **コロナ** 太陽のいちばん外側の部分で、皆既日食のとき真珠色に光る部分。高温のガスの層。▽corona **コロニー** ●植民地。また、植民地での植民者の集落。●一種または数種の生物がつくる、一地域をしめる集団。細菌の場合は「集落」ともいう。●「群体」に同じ。●〔療養者・芸術家などの〕集団居住地。▽colony **コロシアム** ●古代ローマの円形闘技場。コロセウム。●〔規模の大きい〕競技場。「有明一(東京)」▽羅Colosseum 英colosseum **ころ・し・も【頃しも】**《副》《「し」は強意、「も」は感動の助詞》〔文〕ちょうどそのころ。「―師走{しわす}の初め」 **ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶碗】** ふつうより大きい厚手の飯茶碗。江戸時代初期、肥前の陶工、高原五郎八が創製したことからという。 **ころ・ぶ【転ぶ】**《自五》●丸い物がころころと回って行く。●安定を失い、横にたおれる。「つまずいて―・ぶ」●〔江戸時代〕キリシタンが改宗する。●威力に負ける。「金に―・ぶ」●芸者などが、(金銭で)客に身をまかせる。●物事のなりゆきが変化する。「どちらにー・んでも損はない」[文]ころ・ぶ《四》。 **――ばぬ先の杖**《句》失敗しないように前もって用心することが大切であるということ。[類語]ぬれぬ先の傘。 **――んでもただは起きぬ**《句》たとえ失敗をした場合にでも何か利益を得ようとする。要領がよくて強欲な・こと(者)をいう。倒れても土を掴{つか}む。 **ころも【衣】**●人が体に着るものの総称。●僧が身にまとう衣服。法衣。僧衣。●菓子・天ぷらなどで、種を包む皮。●漢字の部首「衣」の称。 **ころも・がえ【衣替え・衣更え】**《名・自サ》●別の衣服に着かえること。特に、季節の変わり目に、季節にあった着物に着かえること。[参考]昔は、陰暦四月一日と一〇月一日に行った。[表記]「更衣」とも書く。●《他サ》〔店などの〕外側のかざり・よそおいなどがすっかり変わること。また、変えること。「店の外装を―する」 **ころもへん【衣偏】** 漢字の部首「衤(衣の変形)」の称。 **ころり**《副》《多く「―と」の形で)●〔軽そうな物が〕急にたおれたり、転がったりするようす。●〔ある物事が〕簡単に行われるようす。「―とだまされる」 **ごろり**《副》《多く「―と」の形で》〔重そうな物が〕急にたおれたり、転がったりするようす。また、むぞうさに寝転がるようす。「―と横になる」 **コロンブス・の・たまご【コロンブスの卵】**《連語》一見だれでも思いつき、できそうなことだが、実際に最初にすることは至難だということ。[故事]アメリカ大陸の発見はだれにでもできると評されたコロンブスは、それでは卵を立ててみろといい、だれもできなかった後に卵の尻をつぶして立てて見せたという故事から。 **こわ・い【強い】**《形》●抵抗力がつよいようすだ。容易に屈服しない。[コロ]「情の―・い人」●ごわごわしている。かたい。「のりが―・い」「髪が―・い」●歯ごたえがある。かたい。「ご飯が―・い」[文]こは・し《ク》。 **こわ・い【怖い・恐い】**《形》●強そうで、あるいは正体がはっきりしなくて、危害を加えられそうな気がする。「―・い先輩」●結果が不安で、それをさけたい <543> **―いもの知らず**《句》自信にあふれて何物もおそれない・こと(人)。 **―いもの無し**《句》おそろしいと思うものがない。[参考]勝手気ままにふるまうようすにいう。 **――いもの見たさ**《句》おそろしいものはかえって好奇心を刺激して、見たくなること。 **こわ・いけん**【『強意見】 〔強い態度で行う〕手厳しい意見。 **こわ・いろ**【声色】 ●〔話すときの〕声の調子。声のようす。こわね。「―がやさしい」●他人、特に役者や芸人のせりふのくせや声の調子をまねること。また、まねたその声。[コロ]「――を使う(=まねる)」 **こわ・が・る**【怖がる・『恐がる】《他五》こわいようすを見せる。おそろしがる。おそれる。「犬を―・る」 **こ・わき**【小脇】《「こ」は接頭語》わき。〔わきに関するちょっとした動作についていう〕[コロ]「―にはさむ(=わきにちょっとはさむ)」[コロ]「ーにかかえる」 **こ・わく**【蠱惑】《名・他サ》〔文〕人の心をひきつけて乱し、まどわすこと。「男をーする姿態」[類語]魅惑。 **―てき**【一的】《形動》〔その姿・動作に〕心をまどわされそうな、あやしい魅力をたたえているようす。 **こーわけ**【小分け】《名・他サ》小さくいくつかに分けること。また、分けたもの。[類語]細別。細分。 **こわごわ**【怖怖・『恐『恐】《副》ひどくおそろしく思いながら物事をするようす。おそるおそる。「―近づく」「―のぞき込む」表記かなで書くことが多い。 **ごわごわ**《副・形動・自サ》《副詞は「ーと」の形も)紙・布などがかたくて張りがあるようす。「ーしたシャツ」 **こーわざ**【小技】 相撲・柔道などで、ちょっとした技。「―がきく」[大技]。 **こわ・す**【壊す・『毀す】《他五》●〔破ったりくだいたりして」そのものの形や働きをなさないようにする。「家を―・す」●〔使いすぎたり乱暴にあつかったりして〕機能をそこなう。「腹を―・す」「誤操作で機械を―・す」●物事のまとまっている状態をくずす。「夫婦仲を―・す」「計画を―・す」●高額の貨幣を小額の貨幣にかえる。くずす。「一万円札を千円札に―・す」[図]《四》。 > **類語と表現「壊す・壊れる」** > **壊す・壊れる**は、他動詞と自動詞の違いであるが、力が加わって物の形や(体や機械の)機能が損なう・損なわれることをいう。共に修理・修復ができることもあれば、できないこともある。「壊れた橋を直す」「壊した機械を直す」「壊した(壊れた)茶碗は元にもどせない」 > [壊す] 破る・破く・崩す・潰す・拉ぐ・砕く・割る・裂く・損なう・損ねる・損じる・傷める・打ち割る・打ち壊す・取り壊す・取り崩す・切り崩す・突き崩す・掘り崩す・押し潰す・握り潰す・ひねり潰す・嚙み潰す・踏み潰す・すり潰す・すり砕く・取り拉ぐ・踏みしだく・踏みにじる・傷付ける/(5)破壊・破損・破棄・破砕・爆砕・爆破・粉砕・損壊・毀損・汚損 > [壊れる] 破れる・崩れる・潰れる・潰える・拉げる・拉げる・砕ける・割れる・ひび割れる・破ける・裂ける・傷付く・傷む・欠ける・毀れる/(5)損壊・決壊・倒壊・崩壊・壊滅・全壊・半壊・損傷・瓦解・パンク **ごわ・す**《自特活》〔活用は助動詞「ます」と同じ〕「ある」の丁寧語。ございます。《補動》補助動詞「ある」の丁寧語。ございます。[参考]鹿児島地方の方言。 **こわ・だか**【声高】《形動》話し声が高く大きいようす。声高。「――に話す」「―にののしる」[類語]大声。 **こーわたり**【古渡り】 古い時代に外国からわたってきたこと。特に、室町時代またはそれ以前に外国からわたってきためずらしい布地・美術工芸品など。「―の更紗」 **こわ・だんぱん**【『強談判】 〔自分の主張を通すため〕強硬な態度で行う談判。強談判。「――におよぶ」 **ごわ・つ・く**【『強付く】《自五》ごわごわする。「のりがききすぎてシャツが―・く」 **こ・わっぱ**【小『童】(「こわらは」の転)少年や未熟な年少者をばかにして言うことば。こぞう。[類語]青二才。 **こわ・ね**【声音】 ●声の音色。●〔話すときの〕声の調子。こわいろ。 **こわば・る**【『強張る・『硬張る】《自五》〔やわらかいものが」つっぱったようになる。「表情が―・る」 **こわ・めし**【強飯】 もち米をしばらく水につけておき、水気をきって蒸した飯。あずきをまぜて赤く色をつけた赤飯をさすことが多い。おこわ。 **こわもて**【強面・怖面】《名・形動》《「こわおもて」の約)こわい表情をすること。また、相手に対して、自分の意見などをむりに押しつけるような、強い態度に出ること。「―に出る」 **こわもて**【強持て・怖持て】 相手におそれられて、かえって優遇されること。「――がする」 **こーわり**【小割り】 ●材木などを小さく割ること。また、割ったもの。●薪割り用の鉈。 **こわれもの**【壊れ物・『毀れ物】 ●こわれたもの。●〔ガラス・陶磁器など〕こわれやすいもの。「病弱な娘を―のように大切に扱う」 **こわ・れる**【壊れる・『毀れる】《自下一》●〔破れたりくだかれたりして〕形が変わり、そのものの働きをしないようになる。「―・れた建物」「傘が―・れる」●〔使いすぎたり乱暴にあつかったりして〕機能がそこなわれる。故障する。「体が―・れる」「テレビがー・れる」●品質が変化して、本来の機能がそこなわれる。「薬の有効成分が―・れる」●物事のまとまった状態がくずれる。「縁談が―・れる」「なごやかな雰囲気が―・れる」[図]こは・る《下二》。> 類語と表現「壊す・壊れる」 **こん**【婚】《接尾》「結婚」「婚姻」の意。「通い婚」 **こん**【献】《助数》杯に酒をさしてすすめる度数を表す。 **こん**【根】 ●あきずに一つの物事をし続ける気力。根気。[句]「精もーも尽きる」●[数]ある数Aを何乗かして得た数Bの、その元の数A。べき根。「平方―」「立方一」●[数]方程式を解いて得られる、未知数を満足させる数。●[理]基のうち、特にイオンになる傾向のあるもの。 **―を詰・める**《句》精神を集中させて一つの物事を熱心に行う。 <544> **こん**【紺】 青と紫がまざりあった色。紺色。 **こん**【今】《連体》「現在の」「いまの」「このたびの」「今日の」などの意。「―国会の会期」 **ごん**【金】 五行の第四位。方位では西、時節では秋、天体の五星では金星、十干では庚・辛に当たる。 **こん‐い**【懇意】《形動》互いに心やすくつきあっているようす。「―な間柄」[類語]親密。懇意。 **こん・いつ**【混一】《名・他自サ》〔文〕まぜて一つにすること。また、まじって一つになること。 **こん・いん**【婚姻】《名・自サ》正式に男女が結婚すること。〔多く、法律的な面から言う〕「一届」 **こん‐か**【婚家】 嫁入り・婿入りした先の家。[団]実家。生家。 **コンガ** ●キューバの民族舞踊。また、それに用いられる四分の二拍子の陽気な舞曲。●打楽器の一つ。立てて両手で打って演奏する太鼓。[参考]「ボンゴ」とともに、ラテン音楽には欠かせないリズム楽器。▽{conga} **ごん・か**【言下】〔文〕げんか(言下)。 **こん・かい**【今回】 〔何回か行われる催し・会合などの〕現在の回。この回。[類語]今次。今般。 **こん・かぎり**【根限り】《副》気力の続くかぎり懸命にするようす。根気の続く限り。「―書き続ける」 **こん・がすり**【紺絣・紺『飛白】 紺色の地に白いかすりをつけた模様。また、その模様のある(綿)織物。 **こん・かつ**【婚活】〔俗〕「結婚活動」の略。結婚するための様々な活動のこと。[参考]「就活」(「就職活動」の略)になぞらえた言葉。 **こんがらか・る**《自五》●もつれてごちゃごちゃにからまりあう。「毛糸が―・る」●〔物事が〕入り組んで複雑になる。混乱する。紛糾する。「話が―・る」=こんぐらかる・こんがらがる。《四》。 **こんがり**《副》(「―と」の形も)ちょうどよい程度に褐色に焼けるようす。「パンがーと焼けた」 **こん・かん**【根幹】(木の根と幹の意から)物事のもとになる、いちばん大切な部分。根本。「民主主義のーをなす理念」[類語]中枢。根源。[因]枝葉。 **こん‐がん**【懇願・悃願】《名・他サ》切にのぞみ願うこと。「協力をーする」[類語]切願。想望。 **こん・き**【今期】 〔いくつかの期間に分けたときの〕現在の期間。この期間。「―最高の売り上げ」 **こん・き**【今季】 〔季節に分けて物事をするときの〕今の季節。現在のシーズン。「――最高の人出」 **こん・き**【婚期】〔主に女性にとって〕結婚するのにちょうどよい年ごろ。結婚適齢期。 **こん・き**【根気】 ●〔一つの物事を〕あきずに熱心に続けていく気力。根。「―のいる仕事」[類語]気力。●〈「―よく」の形で〉一つの物事をあきずに熱心にするようす。「―よく調査を続ける」 **こん‐ぎ**【婚儀】 〔文〕結婚の儀式。婚礼。 **こん・きゃく**【困却】《名・自サ》〔文〕困りはてること。「事態の複雑さに―する」[類語]困窮。 **こん・きゅう**【困窮】《名・自サ》●行きづまって、困り苦しむこと。「対策に―する」[類語]困却。●貧しくて生活に困ること。「生活―者」[類語]困苦。 **こん・きよ**【根拠】 ●ある行動を起こす際の基地になる場所。ねじろ。「―地」●ある言動の理由や考えの基となるもの。よりどころ。「なんのーもなく反対する」 **こん・ぎょう**【今暁】〔文〕きょうの夜明け方。[類語]今朝。 **ごん・ぎょう**【勤行】 仏前で読経や回向をすること。おつとめ。[参考]一日のうち時を定めて行う。 **こん‐く**【困苦】《名・自サ》〔物がとぼしくて〕困ったり苦しんだりすること。「――欠乏」[類語]困窮。辛苦。 **ごん・ぐ**【欣『求】《名・他サ》〔悟りの道を〕よろこんで願い求めること。まごころから求めること。 **ゴング** ●銅鑼。●ボクシングで、試合の開始や各ラウンドの開始・終了を知らせる鐘。▽{gong} **コンクール** 映画・音楽・美術などの競技会。「合唱―」「舞踊―」[類語]コンテスト。▽{concours} **ごんぐ・じょうど**【欣『求浄土】 極楽浄土に往生することを心から願い求めること。[参考]↓厭離穢土{えんりえど}。 **こんぐらか・る**《自五》 こんがらかる。 **こん‐くらべ**【根比べ・根『競べ】 忍耐力や根気の強さをくらべ競うこと。根気くらべ。 **コンクリート** セメント・水・砂・砂利を適当な割合でねりかためたもの。土木・建築工事の材料。[表記]「混凝土」と当てた。▽{concrete} **コングロマリット** 異なる業種の企業を次々に吸収合併して巨大化した、特殊な企業形態の会社。複合企業。{conglomerate} **ごんげ**【権化】 ●仏や菩薩が人々を救うために仮に姿をかえてこの世に現れること。また、その仏や菩薩の化身。権現。[参考]「権」は「仮」の意。●ある抽象的なものがはっきりした具体的な形をもって現れたように思える・もの(人)。「悪のー」 **こんけい**【根茎】 地下茎の一種。一般に地中を長く横に走る、根に似た茎。タケ・ハスなどにある。 **こん・けつ**【混血】 人種のちがう者同士の間に生まれた子に両方の人種の特質がまじりあうこと。 **こん・げつ**【今月】 現在の月。この月。本月。当月。 **こんげん**【根源・根元】 〔ある物事を成り立たせる]いちばんもとになっているもの。おおもと。根本。「諸悪の―」[類語]本源。 **―てき**【一的】《形動》 物事のおおもとであるようす。また、それにかかわるようす。根本的。「難民問題の―な解決策を探る」 **ごんげん**【権現】 ●「権化」に同じ。●仏や菩薩が仮に、日本の神に姿をかえて現れること。また、その神。[参考]本地垂迹の思想にもとづく。●神の尊号の一つ。「箱根―」●〈「―さま」の形で〉江戸時代、徳川家康の死後の尊称。東照大権現。 **―づくり**【一造り】 神社の建築様式の一つ。拝殿と本殿を接近して建て、その間を廊下状の石の間でつないで一棟のようにしたもの。石の間造り。 **こん‐ご**【今後】 これからのち。〔副詞的にも使う〕「―寝坊しません」[類語]以後。自今。将来。向後。 > **類義語の使い分け「今後・以後」** > **[今後・以後]** 今後(以後)過ちを犯さないことをちかいます/今後(以後)は後進の指導に当たる > **[今後]** 今後の計画を立てる/今後ともよろしく > **[以後]** 以後連絡がない/以後の消息は知りません **ごん‐ご**【言語】《「言語」の呉音読み》〔文〕ことば。言語。[四字]「一道断」 **こん・こう**【混交・混淆】《名・自サ》〔いろいろなものが」ごちゃごちゃに入りまじっていること。[四字]「玉石一」[類語]混合。 <545> **こんごう**【根号】 平方根・立方根などの累乗根を表す記号。√。ルート。 **こんごう**【混合】《名・自他サ》●まじり合うこと。まぜ合わせること。[類語]混交。 **ーダブルス** テニス・卓球・バドミントンなど、男女が組んだ二名一組みずつで対戦する試合形式。 **―ぶつ**【一物】 ●数種のものがまじって一つになったもの。●〔理〕二種以上の物質が化学結合を生じないで、それぞれの性質をもったまままじり合っているもの。[参考]化合物に対していう。 **こん・ごう**【金剛】 ●「金剛石」の略。[参考]「金剛」は「金属中で最もかたい物」の意。●非常にかたくて・破れない(こわれない)こと。「―の体」●「金剛神」の略。金剛力士。 **―しゃ**【―砂】 粒状をした不純な鋼玉。不透明で黒色。金剛石に次いでかたく、研磨用。エメリー。 **―しん**【―心】 かたく、くじけない信仰心。 **―せき**【一石】 ダイヤモンド。 **ーブえ**【杖】 修験者・巡礼などが持つ、切り口が八角または四角の白木のつえ。金剛杖。 **―ふえ**【―不『壊】 非常にかたく、ぜったいこわれないこと。 **―りきし**【一力士】 仏法を守護する力の強い神。筋骨たくましく、怒りの相を表している。その像は寺の門の左右に安置される。仁王。金剛神。金剛。 **コンコース** 公園などの中央広場。また、駅・空港内などの中央にある、通路を兼ねた広場。▽{concourse} **ごんご・どうだん**【言語道断】《仏の教えの奥深い真理はことばでは表現しきれない意から》《名・形動》ひどくて批評・非難のことばも出ないほどであること。「一な振る舞い」「げんごどうだん」は誤読。 **こんこん**《副》●《「―と」の形も)●咳をするときに発する声の形容。●雪・あられなどの降るようす。●キツネの鳴き声の形容。●かたい物を続けてたたくようす。また、かたい物が当たって出る、かわいた音の形容。 **こんこん**【懇懇】《形動》〔心をこめて]丁寧に何度もくり返し説くようす。[コロ]「ーとさとす」 **こ・ん・こん**【昏昏】《形動”》●〔文〕暗くて物の区別が明らかでないようす。また、道理に暗いようす。●すっかり意識を失っているようす。また、深くねむっているようす。[コロ]「―とねむり続ける」 **こんこん**【滾滾渾渾】《形動》〔水などが〕盛んに流れるようす。また、盛んに湧き出るようす。「―と泉がわく」 **コンサート** 演奏会。音楽会。▽{concert} **―ホール** 音楽会用の建物。音楽堂。▽{concert hall} **―マスター** 管弦楽団の首席第一バイオリン奏者。楽員全体を指導する役割を担い、時には指揮者の代わりを務める。▽{concertmaster} **こん‐さい**【根菜】 おもに根を食べる野菜の総称。ダイコン・ニンジン・ゴボウなど。[因]果菜・葉菜。 **こん‐ざい**【混在】《名・自サ》〔二種類以上の物が〕まじって存在すること。「異なる思想が―する」 **ごん‐さい**【権妻】 めかけ。〔明治時代に使われた語〕 **こん・さく**【混作】《名・他サ》一つの耕地に二種以上の作物を同時に栽培すること。 **こん‐ざつ**【混雑】《名・自サ》多くの人や物が秩序なく入りまじってこみあうこと。「―をさける」[類語]雑踏。 **コンサルタント** ●ある物事に関する相談相手となることを職業とする人。●企業の依頼を受け、その経営・管理について診断と指導を行う人。マネージメントコンサルタント。「経営―」▽{consultant}(=顧問) **コンサルティング**《名・他サ》専門家の立場から相談にのり、診断・助言・指導を行うこと。▽{consulting} **こん‐し**【懇志】〔文〕親切で行き届いた志。ねんごろな志。「御―かたじけなく存じます」[類語]懇情。 **こん‐じ**【今次】〔文〕このたび。今回。今度。「―の大戦」[類語]今般。 **こんじ**【恨事】〔文〕〔うらめしく思うほど〕ひどく残念なこと。痛恨事。「千載の―」 **こん‐じ**【根治】《名・自他サ》〔病気やよくない事が〕根本からすっかりなおること。また、すっかりなおすこと。「水虫を―する」[類語]全治。 **こんじき**【金色】 黄金のような色。こがね色。金色。「―に輝く」[類語]やまぶき色。 **こん‐じゃく**【今昔】〔文〕現代の世の中と昔の世の中。今と昔。今昔。 **―の・かん**【ーの感】《連語》今と昔を思いくらべて、その相違の大きさにおどろいて起こす感慨。[句]「―に堪えない」 **こん・しゅう**【今週】 現在の一週間。この週。 **コンシューマー** 消費者。▽{consumer} **こんしゅーご**【混種語】 互いに異なった言語に由来する二つ以上の要素の結合からなる単語。たとえば、和語と外来語、漢語と外来語の結合など。また、和語と漢語の結合にもいう。 **こんじゅーほうしょう**【紺綬褒章】 公益のために多額の私財を寄付した人に与えられる褒章。リボンの色は紺色。[参考]褒章。 **こんしょ**【懇書】〔文〕親切で行き届いた手紙。〔相手の手紙を敬っていう語〕 **こん・じょう**【今生】 この世に生きている間。一生の間。この世。「―の思い出」[団]後生。他生。 **こん‐じょう**【懇情】〔文]親切で、行き届いた心もり。ねんごろな志。[類語]懇志。 **こん‐じょう**【根性】 ●〔その人が持っている〕根本的な性質・考え方。性根。「役人――ー」「芸人―」[回]「―が曲がっている」[類語]気性。気質。心根。●物事をやり通そうとする強い気力。[コロ]「ーがある」 **こんじょう**【紺青】 あざやかな明るい青色。また、その色の顔料。[類語]紺碧。 **ごんじょう**【言上】《名・他サ》〔身分の高い人に意見などを〕申し上げること。[類語]進言。具申。上申。 **こんしょく**【混食】《名・自他サ】●米に他の穀物をまぜて主食とすること。●動物性・植物性の食品をかたよらず食べること。 **こん・じる**【混じる】《自他上一》〔文〕〔ある物に他の物が〕まじる。まざる。また、まぜる。混ずる。「不純物が―・じている」 **こんしん**【懇親】 〔多くの人たちが〕互いにうちとけて親しくすること。親睦。「一会」[類語]親善。 **こんしん**【混信】《名・自サ》〔無電・ラジオ・テレビなどの無線通信で〕受信しようとする送信局以外の局の電波がまじってはいること。[類語]混線。 **こんしん**【渾身】 体全体。体じゅう。全身。満身。「―の力をこめる」 **こん」すい**【昏睡】《名・自サ》●ぐっすりとねむりこむこと。●〔医〕意識がなくなって、外から強い刺激を与えても目ざめないこと。「―状態」[類語]人事不省。 <546> **ごんすけ**【権助】〔俗〕下男。飯たき。[参考]昔、下男の名として多く使われたことから。 **コンスターチ** コーンスターチ。▽{cornstarch} **コンスタント** 《形動》一定しているようす。「―に結果を残す」《名》〔数〕常数。定数。▽{constant} **コンストラクション** ●組み立て。構成。構造。●建設。建造。▽{Construction} **こん」ずる**【混ずる】《自他サ変》混じる。 **こん・せい**【懇請】《名・他サ》〔礼をつくして]丁寧にたのむこと。ひたすらたのむこと。[類語]懇願。懇望。 **こん・せい**【混成】《名・自他サ》まじりあってできていること。また、まぜあわせてつくること。「―チーム」 **―しゅ**【一酒】 醸造酒・蒸留酒に果実・香料・薬草などを加えてつくった酒。梅酒・みりん・リキュールなど。混合酒。[参考]カクテルも混成酒の一つとされる。酒税法上では、合成清酒・雑酒をもふくめる。 **こん・せい**【混生】《名・自サ》〔二種以上の植物が〕入りまじって生えること。 **こん・せい**【混、棲】《名・自サ》〔二種以上の動物または植物が〕入りまじって生息すること。[参考]主に生物学で使用する。 **こん・せい**【混声】 男声と女声によって歌うこと。「―合唱団」 **こん・せき**【今夕】〔文]きょうの夕方。今、過ごしている夕方。 **こん・せき**【痕跡】 以前に何かあったことを表す・あと(もの)。形跡。[コロ]「―をとどめる」[類語]残痕。 **こん・せつ**【今節】 ●〔文〕このごろ。いまどき。●〔競馬・野球などで〕今の節。今回の節。[類語]②当節。 **こん・せつ**【懇切】《名・形動》こまかく行き届き、親切なこと。[四字]「丁寧」[類語]懇篤。 **こん・ぜつ**【根絶】《名・他サ》根本からすっかり絶やすこと。根絶やし。「悪習をーする」 **コンセプト** ●概念。●〔全体をつらぬく〕根本の考え方・ねらい。「企画のー」▽{concept} **こんせん**【混戦】 〔敵味方が〕入り乱れて戦うこと。また、同じくらいの力のものが戦って、決着がつかないこと。「三つ巴の―」「―状態」[類語]乱戦。乱闘。 **こん・せん**【混線】《名・自サ》●〔電信・電話で)信号・通話がいくつもまじって聞こえること。[類語]混信。●話の筋が混乱すること。 **こん・ぜん**【「渾然】《形動”》〔異なるものが〕互いにとけあって一つになり区別がないようす。「―として混じり合う」[四字]「一一体」[表記]「混然」とも書く。 **コンセンサス** 意見の一致。合意。{consensus} **コンセント** 電気の配線とコードをつなぐために壁・床などに取りつける、プラグのさしこみ口。[参考]{concentric plug}から転じた語という。 **コンソール** ●テレビ・ステレオなどで、脚がついたキャビネットに収められたもの。「ータイプ」●スイッチや計器類を一か所にまとめたもの。また、電子機器で、その制御を一か所で行うための台。●自動車で、運転席と助手席の間の部分。各種のスイッチや収納スペースなどが設置される。▽{console} **コンソメ** すましのスープ。牛肉・野菜を煮出して作った液(=スープストック)を布でこしたもの。[団]ポタージュ。▽{consommé} **こん・だく**【混濁溷濁】《名・自サ》〔文〕●にごっていること。「―した水」●〔記憶・意識などが〕乱れてはっきりしていないこと。「意識が――する」 **コンダクター** ●オーケストラなどの指揮者。●「ツアーコンダクター」の略。団体旅行の添乗員。▽{conductor} **コンタクト** ●《名・自サ》交渉・かかわり合いをもつこと。接触。[コロ]「―をとる」●「コンタクトレンズ」の略。眼球に直接かぶせて視力の矯正に用いる、プラスチック製などのうすいレンズ。▽{contact} **こん・だて**【献立】 ●料理の品目。また、その取り合わせ・順序。メニュー。「一週間の―を考える」●ある事をするための準備・手配。「会議の―をする」 **こん・たん**【魂胆】《「たましい」と「きも」の意から)心中にかくされたたくらみ・意図。策略。[回]「急に賛成するなんて、なにかーがありそうだ」[類語]陰謀。[参考]多く、悪い意味で使われる。 **こんだん**【懇談】《名・他サ》うちとけて親しく話し合うこと。懇話。「首相とーする」「一会」[類語]歓談。 **こん・ち**【根治】《名・自他サ》 こんじ(根治)。 **コンチェルト** 協奏曲。「バイオリンー」{concerto} **こん‐ちくしょう**【こん畜生】《「こん」は連体詞「この」の転)《名》自分のそばにいる人をさして、その人をののしっていう語。《感》人をののしったり、ひどく腹が立ったりしたときに発する語。=こんちきしょう。 **コンチネンタル**《造語》「ヨーロッパ大陸風の」の意を表す。「ースタイル」「ータンゴ」▷{continental} **こん・ちゅう**【昆虫】 節足動物のうち昆虫類に属する動物の総称。体は頭・胸・腹の三部に分かれ、胸部に三対の足がある。全動物の四分の三をしめる。 **コンツェルト** コンチェルト。▽{Konzert} **コンツェルン** 独占企業形態の一つ。同一系統の大資本によって支配・統制されている、多数の企業の結合体。[参考]カルテル・トラスト。▽{Konzern} **こん‐づくり**【艮、旁】 漢字の部首「艮」の称。 **コンテ** 〔映画・テレビで〕画面の構成、人物の動き、音響、カメラの位置など演出上の指定をくわしく書き入れたもの。「絵―」[参考]「コンティニュイティー({continuity})」の略。 **コンテ** クレヨンの一種。鉛筆よりもやわらかく、濃淡がはっきり出る。写生・デッサン用。[参考]商標名。▽{Conte} **こん‐てい**【根底・根、抵】 いちばんもとになる・もの(所)。土台。根本。「―からくつがえる」[類語]根源。本源。[表記]もと、もっぱら「根柢」と書いた。 **こんでい**【金泥】 金粉を膠にとかしたもの。書・画や装飾などに用いる。 **コンディショナー** 状態や調子を整えるために用いるもの。「エアー」「ヘアー」 **コンディショニング** コンディションを整えること。調整。「エアー」「スキンー」▽{conditioning} **コンディション** 〔何かをするための〕健康・天候・場所などの状態・調子。「ベストー」▷{condition} **コンテクスト** 文章の前後の関係。文脈。▽{contexte} **コンテスト** 優劣を競いあう競技会・競演会。「料理―」[類語]コンクール。▽{contest} **コンテナ** ●鉄道の同一区間を往復する、大型の簡易輸送箱。●貨物の運送に用いる、組み立て式の金属製の箱。梱包がいらず、積み降ろしが簡単。「一輸送」=コンテナー。{container} <547> **コンデンサー** ●「蓄電器」に同じ。●蒸気機関の使用ずみの蒸気を冷やしてふたたび水にする装置。凝縮機。復水器。●集光器。▽{condenser} **コンデンス・ミルク** 牛乳に砂糖を加え、煮つめて濃縮したもの。加糖練乳。[参考]エバミルク。▽{condensed milk}から。 **コンテンツ** ●中身。内容。●本の目次。●マルチメディアであつかう情報の中身や内容。▽{contents} **コンテンポラリー**《名・形動》現代であること。同時代であること。「ーダンス」▽{contemporary} **コント** ●風刺と機知に富んだ小話。●軽妙でこっけいな寸劇。▽{conte} **こん・ど**【今度】 ●何回かくり返し行われる物事の中で、現在にいちばん近い時に・行われた(行われる)ものをさして言う語。このたび。今回。今次。「――のオペラは新作だ」●新しく・起こった(決まった)物事に対して言う語。最近。「―部長に昇進した」●近い将来に行われることを言う語。この次。次回。「―いっしょに行こう」[①~③は副詞的にも使う〕 **こん・とう**【昏倒】《名・自サ》めまいがして意識がなくなりたおれること。「あまりの暑さに―した」[類語]気絶。卒倒。失神。 **こん・どう**【混同】《名・他サ》区別すべきものを区別せずに、同じものとして・あつかう(考える)こと。「公私――」「政治と宗教の―」 **こんどう**【金堂】 寺院の建物の中で、本尊を安置してある堂。本堂。「法隆寺の――」[語源]堂内を金色にかざったことからといわれる。 **こんどう**【金銅】 銅・青銅に金めっきをしたもの。 **コンドーム** うすいゴムで作ったサック。男性が避妊などに用いる。ルーデサック。スキン。▽{condom} **コンドミニアム・ほうしき**【コンドミニアム方式】 〔アパートなどの〕分譲共有方法。また、保養地のホテルなどで、各室の利用権を分譲・販売し、その管理・運営をホテルに委託する方式。[参考]「コンドミニアム({condominium})」は共同所有の意。 **ゴンドラ** ●イタリアのベニスにある、名物の細長い小舟。●気球・飛行船・ロープウエーなどにとりつけるつりかご。[表記]「画舫」と当てる。▽伊・英{gondola} **コントラスト** ●〔対立する〕二つのものを比べたときの違い。また、その違いからくる効果。対照。対比。「―の妙」●写真で、明暗の度合い。▽{contrast} **コントラバス** バイオリンに似た形で、最も低い音を出す、大形の弦楽器。バス。ベース。ダブルベース。▽伊{Kontrabass}英{contrabass} **コントラルト** アルト。▽伊{contralto} **コンドル** コンドル科の鳥。南アメリカ・中央アメリカにすむ。頭部は裸出する。飛ぶ鳥の中では最大。死肉を食べる。ハゲタカ。▷{condor} **コントローラー** ●企業経営の管理者。また、管理機関。●モーターの制御器。また、操縦装置。●電気の整流器。●テレビゲームの操作に用いる器具。▽{controller} **コントロール**《名・他サ》●程度が過ぎないように調節すること。また、自分の思うままに支配すること。制御。統制。「体重を―・する」「感情を―する」●野球で、投手が自分の思う所に自在に球を投げられること。また、その技量。制球力。▽{control} **ータワー** 飛行場にあって、航空交通を管理・指導する設備をそなえた塔。航空管制塔。▽{control tower} **こん・とん**【混沌”渾沌】 ●天地創造のはじめの、天と地がまだ分かれていない状態。カオス。●《名・形動》入りまじって区別がつかないこと。なりゆきがわからないこと。「―たる政局」[類語]渾然。 **こんな**《形動》(連体形「こんなな」は接続助詞「のに」「ので」に続く場合にのみ用いられて、体言に続くときは、語幹「こんな」が用いられる。そのため「こんな」を連体詞とする説もある)状態や程度・数量が、このようであるようす。このよう(な)。「一所にねてはいけない」〔文脈によって、その程度・数量をとりたてて強調することがある」こんなにまで。「―(に)多くの人が集まるとは思わなかった」 **こん・なん**【困難】 ●《名・自サ》困り苦しむこと。困苦。●《名・形動》実行や解決がむずかしいこと。「―な問題」「呼吸―」[コロ]「―を極める」[類語]①②難儀。[因]容易。 **こん・ねん**【今年】 今過ごしている一年。ことし。 **コンパ** 互いに費用を出しあってする(学生の)懇親会。[参考]「コンパニー({company})」の略。 **コンパートメント** 〔列車や喫茶店などの〕仕切った席。コンパート。▽{compartment}(=区画) **こん・ぱい**【困、憊】《名・自サ》〔文]ひどくつかれ、心身が弱りはてること。[四字]「疲労―」[類語]過労。 **コンパイラー** コンパイルを行うプログラム。▽{compiler} **ーげんご**【―言語】 アルファベットと数式により自然言語に近い形式でプログラムを記述できる高水準のプログラム言語。コンパイラーで機械語に変換して用いる。フォートラン・コボルなど。 <548> **コンパイル**《名・他サ≫プログラム言語で記述したソース・プログラムをコンピューターが実行できる機械語に変換すること。▽{compile} **コンバイン** 稲・麦などをかり取りながら、同時に脱穀を行う農業用の機械。▽{combine} (=組み合わせる) **こん・ぱく**【魂魄】〔文〕〔死んだ人の〕たましい。霊魂。「―この世にとどまりて・・・」 **コンパクト** ●鏡のついた、携帯用のおしろい・パフ入れ。●《名・形動》小型で、きちんとまとまって中身が充実していること。また、持ち歩きに便利な大きさ・形であること。「ーサイズ」「ーカメラ」▽{compact} **ーカメラ** 普通の車よりも小型の乗用車。▷{compact car} **ーディスク** デジタル方式で記録・再生する光ディスクの一つ。音楽CD・CD-ROMなど。略語CD。▷{compact disc} **コンパス** ●製図用具の一つ。円をかいたり、線の長さを写し取ったりするのに用いる、開閉自由の二本脚の道具。ぶんまわし。●磁石の針が北を指す性質を利用して方位を知る装置。羅針盤。●[俗][歩くときなどの〕両脚を開く幅。歩幅。[回]「ーが長い」▽蘭{kompas} 英{compass} **コンパニオン** 接待役の女性。▽{companion} **こんばん**【今晚】 きょうの晩。今夜。こよい。 **こんぱん**【今般】〔文〕今回。今度。このたび。〔副詞的にも使う〕「―の事件」[類語]今次。[団]先般。 **こんばんは**《感》夜、人に会ったり、訪問したりしたときに言う挨拶のことば。[参考]「今晩は・・・」のあとの部分が略された形。 **コンビ** (「コンビネーション」の略)●二人で組むこと。また、その組み合わせ。「名―」[回]「ーを組む」●「コンビネーション③」に同じ。「―の靴」 **コン・ビーフ** 塩・硝石で処理したのち、さらに塩づけした牛肉。コーンビーフ。▽{corned beef}から。 **コンビナート** 生産過程で相互に関連のあるさまざまな生産部門を、地域的に結合させた企業集団。結合企業。結合生産。「石油―」▽{kombinat} **コンビニ** 「コンビニエンスストア」の略。 **コンビニエンスストア** 無休で深夜も営業する、小型のスーパー店。コンビニ。▽{convenience store} **コンピュータリゼーション** コンピューター利用による合理化。また、コンピューターが普及して、社会に欠かせなくなること。コンピュータライゼーション。▽{computerization} **コンピュートピア** コンピューターを利用した、理想の未来社会。[参考]{computer}と{utopia} (=理想郷)からの合成語。▽{computopia} **コンビネーション** ●組み合わせ。取り合わせ。「―が悪い」●女性・子供用の上下の続いた下着。●二色の革、または、材質の異なる革と布を組み合わせて作った靴。コンビ。●スポーツで、同一チームの選手間の連係動作。●野球で、投手の配球。「カーブとシュートのー」●「組み合わせ③」に同じ。▽{combination} **コンピューター** 電子計算機。コンピュータ。▽{computer} **ーウイルス** 病原体のウイルスのように、コンピューターの記憶装置などに入りこみ、データを破壊したりソフトウエアを異常に作動させたりするプログラム。ウイルス。▷{computer virus} **ーグラフィックス** コンピューターで図形や画像を作ること。略語CG。▽{computer graphics} **ーだんそうさつえいほう**【―断層撮影法】 「シーティー({CT})」に同じ。 **ーネットワーク** 複数のコンピューターを通信回線でつなぎ、効率的に情報を交換したり共同利用したりするための通信網・システム。▽{computer network} **ーリテラシー** コンピューターを使いこなす能力。▽{computer literacy} (=読み書き能力) > **日本語「いろいろな「コン」」** > 外来語には長い語(多拍語)が多いので、しばしば省略された形で使われる。テレビジョンはテレビとなり、プロフェッショナルはプロとなる。すると、パンストのストはストッキングだが、ハンストのストはストライキというように、もとの語は違うのに省略形は同じ音になる語が続々と生まれてくる。なかでも最も多いのは「コン」だろう。パソコンのコンはコンピューター、リモコンのコンはコントロールだが、エアコン(エアコンディショナー)・生コン(生コンクリート)・ツアコン(ツアーコンダクター)・ミスコン(ミスコンテスト)・合コン(合同コンパ)・駅コン(駅コンサート)など、省略語がひとり歩きをして、もとの語が何であったか分からなくなりそうな語も少なくない。こうした現象は「コン」ばかりではないが、それだけ、外来語が日本語化したのだとも言えるだろう。 **こんぴら**【金、毘羅・金比羅】 ●もとインドの神。仏教で薬師十二神将の一つ。仏法を守護する神。日本では航海の安全を守る神として信仰される。●香川県琴平にある、「金刀比羅宮」の俗称。 **こんぶ**【昆布】 褐藻類に属する多年生の海藻。寒い海の深い所に生える。褐色で、帯状。食用、または、ヨード・カリなどの原料となる。 **コンファレンス** カンファレンス。▽{conference} **コンプライアンス** ●[企業が〕法令を守ること。法令遵守。●〔患者の〕薬の服用遵守。▽{compliance} **コンプリート** 《形動》すべてそろっているさま。完全な。完備した。《名・他サ》完成する。完全なものする。「全種類をーする」▽{complete} **コンプレックス** ●〔心〕無意識のうちにある、感情的経験の記憶。強い感情と結びつき、人間の意識的思考・行動に影響を与える。「マザーー」●「インフェリオリティーコンプレックス」の略。劣等感。[回]「学歴に―をもつ」●複合したもの。「シネマー」「―剤(=複合薬)」▽{complex} **コンプレッサー** 空気・ガスを必要な圧力にまで圧縮する機械。圧縮機。▽{compressor} **コンペ** (ゴルフの)競技会。●(設計などの)公開競技。[参考]「コンペティション({competition} =競争。)」の略。 **コンペイトー** ケシの種などに糖蜜をかけて固めた、小粒の菓子。全体に小さな突起がある。[表記]「金米糖」「金平糖」などと当てる。▽{confeito} **こん・ぺき**【紺、碧】〔晴れた日の海のような〕深い青色。「1の空」 **コンベヤー** 工場などで、材料や製品を連続して自動的に運ぶ帯状の装置。伝送帯。コンベヤ。▽{conveyor} **ごんべん**【言偏】 漢字の部首「言」の称。 **コンベンション** 国際的な会議。見本市。学会。「―シティー」「ーホール」▽{convention} (=習慣) **コンボ** 少人数で編成するジャズ楽団。▽{combo} <549> **コンポーネント** ●構成部分。ステレオの構成部分。●「コンポーネントステレオ」の略。アンプ・チューナー・プレーヤー・スピーカーがそれぞれ独立した機器として構成されているステレオ。▽{stereo component system}から。 **こんぼう**【「棍棒】 ●〔手でふり回せるぐらいの〕長い棒きれ。[参考]「警棒」をいう場合もある。●新体操で使う徳利の形をした木製の手具。二本一組み。クラブ。 **こん・ぼう**【混紡】 種類のちがう繊維をまぜて糸をつむぐこと。「綿と麻の―」[類語]交織。 **こん・ぽう**【梱包】《名・他サ》包装して縄をかけて荷造りすること。また、その荷物。 **コンポート** ●果物をシロップなどで煮たもの。●果物などを盛る足つきの皿。▽{compote} **コンポジション** ●作文。特に、英語の作文。●作曲。●絵画・写真などの構図。▽{composition} **コンポスト** 家庭の生ごみや下水の汚泥などからつくる有機肥料。▽{compost}(=堆肥、) **こん・ぽん**【根本】 ある物事のなりたちを支える、おおもと。基礎になるもの。おおもと。根源。「――原理」[類語]土台。 **―てき**【一的】《形動》 物事のおおもとになっているようす。また、事が物事のおおもとにまでおよんでいるようす。「―に改革する」[類語]抜本的。 **コンマ** ●欧文、横書きの文などの句読点の一つ。カンマ。「,」●小数点。「・」[参考]「0.1秒」と書いて、「れいコンマ一秒」と読む。●〈「―以下」の形で〉標準以下なもの。程度が低いもの。人並み以下なもの。「―以下の作品」▽{comma} **こん・まけ**【根負け】《名・自サ》根比べに負けて、張り合うのをあきらめること。根気負け。 **こん・みょうにち**【今明日】 きょうかあす。きょうあす。こんみょう。「―中にできあがります」 **こん・めい**【昏迷・混迷】《名・自サ》〔文〕●物事の道理に暗く分別にまようこと。また、心が乱れまどうこと。[類語]昏惑。●意識が朦朧として、精神活動が停止すること。 **こんめい**【混迷】《名・自サ`》〔文]物事が複雑に入りまじって見通しがつかなくなること。「―におちいった政局」 **こん・もう**【懇望】《名・他サ》〔他人に対してあることをしてくれるよう〕切に望むこと。懇望。「――黙止しがたく(=見過ごすことができず)引き受ける」[類語]切望。懇願。 **こん・もう**【根毛】 若い根の先端から表皮細胞の外膜が糸状にのび出たもの。養分や水分を吸収する。 **こんもり**《副・自サ》●《副詞は「―と」の形も)●木が生いしげっていて奥深い感じがするようす。「―とした森」●〔山・丘などが〕丸く盛りあがっているようす。 **こん・や**【今夜】 今、過ごしている夜。きょうの夜。今宵。今夜。[類語]今晩。 **こん・や**【紺屋】 染め物屋。[参考]↓こうや(紺屋)。 **こん・やく**【婚約】《名・自サ》結婚する約束をかわすこと。また、その約束。「――が調う」 **こん・ゆう**【今夕】〔文〕今、過ごしている夕方。きょうの夕方。 **こん‐よう**【混用】《名・他サ》〔二つ以上のものを〕まぜて使用すること。また、混同して用いること。 **こん・よく**【混浴】《名・自サ》男女が一つの浴場で入浴すること。「露天風呂でーする」 **こん・らん**【混乱】《名・自サ》種々のものが入り乱れて、秩序を失うこと。「政界の―」「―状態」 **こん・りゅう**【建立】《名・他サ》寺院・堂塔などを建てること。「本堂をーする」 **こん・りゅう**【根粒・根瘤】 マメ科の植物の根に多く見られるこぶ。根粒バクテリアによってできる。 **こん・りん**【金輪】 〔仏〕大地の下にあって世界を支えているという三輪(金輪・水輪・風輪)の一つで、その最上層のもの。 **―ざい**【一際】 《大地の底の金輪のある所の意から》《副》《下に打ち消しの語を伴って)あくまでも。断じて。絶対に。「―ロをきかない」 **こん・れい**【婚礼】 結婚の儀式。婚儀。[類語]結婚式。華燭の典。 **こん‐ろ**【焜炉】 持ち運びのできる炊事用の小さな炉。「石油―」[類語]七輪。 **こん・わ**【懇話】〔文]互いにうちとけて話し合うこと。懇談。「一会」 **こん・わ**【混和】《名・自他サ》まじりあうこと。また、まぜあわせること。 **こん・わく**【困惑】《名・自サ》どうしたらよいか判断がつかず、困ること。「――した表情」[類語]困却。当惑。 **さ**《接頭》《名詞・動詞・形容詞などの上につけて)語調を整える。「―(小)夜」「一(狭)霧」「―まよう」 **さ**【早・五月】《接頭》《名詞の上につけて)「五月に関係が深い」「時期が早く若々しい」などの意。「一(五月)蠅」「―(早)わらび」「―(早)乙女」 **さ**《接尾》《形容詞・形容動詞の語幹につけて名詞をつくる)その形容詞・形容動詞の属性や、属性の程度を表す。「深―」「はなやかー」 **さ**【左】 〔文〕縦書きにした文章で、それより左の方(にくる事柄)。以下。[同]「―のごとし」[図]右。 **さ**【差】 ●性質・状態・数量などをくらべたときのへだたり。「大ーをつける」[類語]差異。相違。[回]「ーが出る」[コロ]「ーが激しい」●〔数〕ある数から他のある数を引いた残りの数。「―額」[団]和。 **さ**【『然】《副》〔文〕前に述べたことばを受けて、その事態を指示する語。そう。そのよう(に)。[句]「―にあて、」 **さ**《感》 さあ。「―、始めよう」●物事の状態がせっぱつまったときに発する語。「―、どうしよう」 **さ** 《間投助》話はまだ終わっていないという気持ちで、相手の注意を引きつけるのに言う。〔親密な間柄のくだけた会話に使う〕「それがさ、困ったことになったんだ」《終助》●このことは決定的で、それ以外にはありえないという気持ちを、軽い詠嘆をこめて言い放つのに使う。〔文脈によって、相手を突き放す態度や話し手のあきらめ・自嘲などが表れる〕「人間、男でも女でも同じことさ」「断られたのなら、しかたないさ」●(主に疑問の意を表す語とともに使って)疑問やとがめだての語勢を強め、非難や反論の気持ちを表す。「何さ、これ」「じゃ、どうすればいいのさ」●〈「・・・とさ」「・・・ってさ」の形で〉伝え聞いた事柄を突き放すような気持ちで示すのに使う。「これを期に一層努力したいとさ」《格助》〔東北方言〕方角を表す。・・・へ。「どこさ行った」 **ざ**【座】 《名》●すわる場所。すわる位置。[回]「1につく」●支配関係や身分関係の中でしめる地位。「首相のー」[回]「チャンピオンのーを守る」●大ぜい集まっている席・場所。「―をにぎわす」●物をすえる台。「仏の一」●芝居を演じる団体。●鎌倉・室町時代の商工業者の組合。●江戸時代、貨幣を鋳造したり度量衡などの免許品を製造したりした、公設の機関。「金―」《接尾》●劇場・劇団などの名にそえる語。「歌舞伎―」●星座の名にそえる語。「オリオン――」《助数》祭神、仏像、劇場、高峰などを数える語。 <550> **―が白・ける**《句》〔だれかがその場に似つかわしくない発言をしたりして」その場の興がさめる。それまで高まっていた気分がこわれる。 **―を取り持・つ**《句》〔酒席などで〕和やかさを保つように注意を行き届かせてふるまう。座を持つ。 **――を外・す**《句》話し合いの席などからしりぞく。席を外す。「1]人で話したいので―・してほしい」 **さあ**《感》 ●人をさそったり、うながしたりするときに呼びかける語。さ。「―、一休みしよう」●物事が急に困難な状態になったり、おどろいたり、喜んだりするときに発する語。「――大変だ」●危ぶむとき、疑うとき、ためらうときなどに発する語。「―、よく分かりません」 **サー** 英国で、準男爵またはナイトの称号を持つ人の名前の前につける敬称。卿。{Sir} **サーカス** 動物や人間の曲芸などをする、見せ物。また、その一座。曲馬(団)。曲芸(団)。▷{circus} **サーキット** ●電気の回路。●オートレース・オートバイレースなどを行う環状のコース。▽{circuit} **ートレーニング** 基礎体力をつけるために、訓練をくり返し行うトレーニング法。▽{circuit training} **サーキュレーション** ●循環。流通。●媒体による広告宣伝の浸透の度合い。新聞・雑誌の発行部数、テレビ・ラジオの視聴率など。▽{circulation} **サークル** ●円。円形。●趣味・関心を同じくする人の集まり。「―活動」[類語]クラブ。同好会。▽{circle} **ざあ‐ざあ**《副》●《「―と」の形も)雨が激しく降ったり、大量の水が勢いよく流れ落ちたりするようす。[類語]じゃあじゃあ。ざんざん。 **ザーサイ**【搾菜】 中国の漬け物の一種。四川省に産するカラシナの根茎の塩づけ。▽中 {zha-cai} **サージ** 綾織りの洋服地。毛・綿・絹・ナイロンなどを使い、無地の物が多い。[類語]セル。▽{serge} **サーズ**【SARS】 略語集({SARS})。 **サーチ・ライト** 特殊な反射鏡を用いて、夜、遠くの方まで照らす大形の照明装置。探照灯。{searchlight} **サーディン** ヨーロッパ産のイワシ。油づけの缶詰として輸入される。「オイルー」▽{sardine} **サード** ●第三。第三位。●〔野球で」「サードベース」の略。三塁。または、三塁手。▽{third} **サーバー** ●テニス・バレーボール・卓球などで、サーブを打つ人。[団]レシーバー。●西洋料理で、取り分けるための大形のスプーンとフォーク。「サラダー」●コーヒー・紅茶などをカップに分配するために使う容器。●コンピューターのネットワーク上でデータやプログラムを供給するコンピューターやソフトウエア。サーバ。▷{server} **サービス** ●《名・自サ》客をもてなすこと。もてなし。接待。応接。[コロ]「―のよい旅館」●《名・自他サ》商店などで、値段を安くしたり景品をつけたりすること。奉仕。「モーニングー」●《名・自サ》報酬を問題にしないで人のために働いたり楽しませたりすること。奉仕。「―精神」「家族―」●サーブ。=サーヴィス。▽{service} **ーエース** テニス・バレーボール・卓球などで、相手が打ち返せないサーブ。また、それによる得点。▷{service ace} **|エリア** ●一つの放送局の電波がとどく範囲。視聴可能地域。●高速自動車道路で、給油所・食堂・手洗い所・休憩所などの設備のある場所。▽{service area} **ぎょう**【―業】 生産や商品の流通に直接関係がなく、労務・便宜などを提供する職業の総称。旅館・理容・広告・医療・保険・金融・娯楽など。 **ーステーション** ●自動車の給油所。●製造業者が自社の商品のアフターサービスのために設けた出張所。▽{service station} **サーブ**《名・自サ》テニス・バレーボール・卓球などで、プレーを開始する際、攻撃側から球を打ちはじめること。また、その球。サービス。[レシーブ]。▽{serve} **サーファー** サーフィンをする人。「ールック」▽{surfer} **サーフィン** サーフボードを使って波に乗って進むスポーツ。波乗り。▽{surfing} **サーフボード** サーフィンに使う長円形の板。 **サーブル** フェンシング用の剣の一つ。また、それを用いて行う競技。上半身への突きと斬りで勝敗を競う。▽{sabre} **サーベル** 西洋風の長い剣。洋剣。洋刀。[参考]もと、日本では軍人や警察官が腰につけていた。▽{sabel} **ざあます**《助動:特殊型》(「ざます」の転)・・・(で)ございます。「―言葉(=「ざまあす」を使用する言葉遣い)」 **ザーメン** 精液。▽{Samen} **サーモグラフィー** 物体表面の温度分布を見る機械。「皮膚の温度の変化をーで見る」▽{thermography} **サーモスタット** バイメタルなどを利用した、温度を一定に保つ自動温度調節装置。▽{thermostat} **サーモン** サケ。▽{salmon} **サーモン・ピンク** サケの肉のような赤みがかったピンク色。▽{salmon pink} **さ・あらぬ**【『然有らぬ】《連体》《「そうでない」の意から)〔文〕何げない。さらぬ。「―体」 **サーロイン** 牛肉の部位の一つ。ロースのうちで尾に近い部分の肉。「―ステーキ」▽{sirloin} **さい**【再】《接頭》《主に漢語につけて)「ふたたび」「あらためて」などの意。「一発行」「―評価」「一登場」 **さい**【祭】《接尾》●「宗教上の・儀式(を行う日)」「まつり」の意。「降誕―」「例大―」●「記念して行うにぎやかな催し」の意。「学園―」「十年―」[類語]フェア。フェスティバル。 **さい**【斎】《接尾》雅号・部屋の名などにそえる語。「一刀ー」「六無一(=林子平の号)」 **さい**【歳】《助数》年齢を数える語。[表記]「才」は書きかえ字。小学校で使う。 **さい**【妻】 (自分の)つま。〔古風なことば〕 **さい**【差異・差違】 ちがいやへだたり。「人によって人生観にーがある」[類語]相違。差。 **さい**【才】 《名》●〔すぐれた]知能の働き。才能。[句]「―におぼれる」[句]「ーたける」《名・助数》●尺貫法で、石材・船の積み荷などの単位。一才は一立方尺。●尺貫法で、容積の単位。一勺の一〇分の一。●材木の体積の単位。一才は、一寸(約三㎝)角で一丈(約三m)の長さの材木の体積。 <551> **さい**【歳】●年の意。〔特に年齢をいう〕「満二〇―」●一年の間(=約一八二)の長さ。[参考]年齢を数える語「歳」の代わりに使うこともある。 >―に溺れる《句》自分の能力や才能を過信して、失敗する。「―・れて練習を怠り、試合に負けた」 **さい**【犀】サイ科の動物の総称。アフリカ・アジアの熱帯地方の湿地や草原にすむ。大形で、角をもつ。 **さい**【細】〔文〕くわしいこと。こまかいこと。「—にわたる」。 **さい**【菜】おかず。副食物。四字「一汁一ー」 **さい**【賽・采】さいころ。 >――は投げられた《句》事はすでに始まって、もう引き返せない。事ここに至っては断行するほかない。▽Alea jacta est.から。源{みなもと}シーザーがルビコン川をわたりローマに進軍するときに言ったとされることば。 **さい**【斉】漢字の部首「齊・斉」の称。 **さい**【際】《形名》ある事に直面している、その時。おり。場合。「このー、言っておきたい」 **さい**【最】《形動》程度が、この上なくはなはだしいようす。第一に数えられるようす。〔多く「―たる」の形で連体詞的に用いる〕「非人道的行為の―たるものだ」■《接頭》《名詞の上につけて》「もっとも・・・」「いちばんの・・・」「この上ない・・・」の意。「――先端」「―高潮」 **ざい**【剤】《接尾》●《助数》調合した薬の数を数える語。「ニー」●「薬」の意。「止血―」「栄養一」 **ざい**【罪】《接尾》「・・・のつみ」の意。「横領―」 **ざい**【在】●都市から少しはなれた土地。いなか。在所。「浜松の―」●その人がその場所にいること。「―、不在」「ーパリ(=パリにいる)特派員」 **ざい**【材】●材木。木材。●原料。材料。「印の―には角{つの}のを使う」●才能や能力(をもった人)。人材。 **ざい**【財】●財産。富。「一代でーを築く」●人間の生活に役立つもの。価値のあるもの。「文化―」③[経]人間の欲望を満たすもの。財貨。「生産―」 **さい・あい**【最愛】もっとも愛していること。もっともかわいがっていること。「―の妻」「―の弟子」 **さい・あく**【最悪】《名・形動》〔物事の状態・性質などが〕もっとも悪いこと。「―の事態」囡最良。最善。 **ざい・あく**【罪悪】〔道徳や宗教上の教えにそむく〕悪い行い。つみ。類語悪事。 >―かん【―感】悪い行いをしてしまったという意識。「―にさいなまれる」 **ささい**【些細】《名・形動》〔文〕わずかで、こまかいこと。「―な事柄」類語些少。 **ざいい**【在位】《名・自サ》天皇・国王などがその位についている・こと(期間)。「――二〇年」 **さい・いき**【西域】中国で、昔の玉門関より西の地方。今の新彊ウイグル自治区・中央アジアなど。 **さい・う**【細雨】〔文〕粒のこまかい雨。類語霧雨{きりさめ}。ぬかあめ。 **さい‐うよく**【最右翼】〔競争しあう中で〕もっとも有力なもの。「芥川賞候補の―と目されている」 **さい‐うん**【彩雲】〔文〕美しくいろどられた雲。 **さい・えい**【才英・才穎】〔文〕才知が非常にすぐれ、ぬきんでている・こと(人)。 **ざい‐えき**【在役】《名・自サ》●懲役刑に服していること。●軍籍にあって軍務に従事していること。団退役。 **さい・えん**【再演】《名・他サ》同じ劇などを、もう一度上演すること。また、同じ人が同じ役を演じること。対初演。 **さい・えん**【再縁】《名・自サ》二度目の結婚をすること。〔ふつう、女性の場合にいう〕類語再婚。再嫁。 **さい・えん**【菜園】野菜をつくる畑。「家庭―」 **さい・えん**【才媛】すぐれた才能(特に文才)のある女性。「大学を首席で卒業したー」類語才女。因才子。 **サイエンス**●科学。学問。「ライフー」●自然科学。▷science >ーフィクション【SF】▷science fiction **ざい・おう**【在欧】《名・自サ「サ》〔文〕ヨーロッパに・在住(滞在)していること。「―中の思い出を語る」 **さいおうがうま**【塞翁が馬】《句》人生における幸・不幸が予測しがたいことのたとえ。人間万事塞翁が馬。故事中国の北辺の塞{とりで}にすむ老人の馬がにげた(=不幸)が、のちにその馬は駿馬を連れて帰ってきた(=幸)。老人の息子はその駿馬に乗り、落ちて脚を折った(=不幸)が、そのために戦争に行かずにすんだ(=幸)という説話による。〈淮南子・人間訓〉 **さい・か**【再嫁】《名・自サ》〔文〕女性が二度目の結婚をすること。類語再縁。再婚。 **さい・か**【最下】いちばん下。また、もっともおとっていること。対最上。 **さい・か**【災禍】地震・台風・火事などによってうける災いや損害。災害。「――に見舞われる」類語災難。 **さい・か**【細瑕】〔文〕こまかいきず。また、小さな欠点。類語細瑾{さいきん}。 **さい・か**【裁可】《名・他サ》君主が臣下から出された議案に許可を与えること。「法案を―する」類語裁許。 **さい・か**【西下】《名・自サ》〔文〕首都から西の地方へ行くこと。「公用でーする」団東上。 **ざい・か**【在荷】《名・自サ》店・倉庫・工場などに荷物や商品があること。また、その荷物や商品。類語在庫。 **ざい・か**【罪科】●法律や道徳、その他のおきてにそむく罪。●犯した罪に対して、法律によって処罰すること。刑罰。「―に処する」 **ざい・か**【罪過】罪や、あやまち。犯罪や過失。 **ざい‐か**【財貨】●金銭と品物。財物。類語財宝。●ざい(財)③。 **さい・かい**【再会】《名・自サ》〔長く別れていた人と〕ふたたび会うこと。「四年後の―を誓う」 **さい・かい**【再開】《名・自他サ》〔物事を〕ふたたび始めること。また、ふたたび始まること。「審議を―する」 **さい・かい**【斎戒】《名・自サ》神聖な仕事をする人が、飲食や行いをつつしみ、心身を清めること。類語精進{しょうじん}。 >―もくよく【―沐浴】《名・自サ》斎戒し、体を洗って、身も心も清らかにすること。 **さい・かい**【西海】●西の方の海。●「西海道」の略。五畿七道の一つ。今の九州地方。 **さい・かい**【際会】《名・自サ》〔文〕〔重大な事件や時機に〕たまたま出会うこと。でくわすこと。「大事件に―した」類語遭遇。逢着{ほうちゃく}。 **さいがい**【災害】台風・地震・大雨・洪水・旱魃{かんばつ}・大火・感染症などによって受ける、不時の災い。また、それによる被害。災禍。類語災難。 **さいがい**【際涯】〔文〕〔広い土地などの〕はて。限り。〔多く、下に「ない」を伴う〕「―もなく砂漠が続く」類語辺際。際限。 **ざい・かい**【財界】資本家・実業家などの社会。経済界。「一人」 **ざいがい**【在外】外国に・いる(ある)こと。「―邦人」 **さい・かいはつ**【再開発】《名・他サ》すでに開発されたものを、さらに新しく開発すること。「都市―計画」 <552> **さい・かく【才覚】**●すばやい頭の働き。「―の ある人」●《名・他サ》いろいろ工夫したり苦労したり して金や品物を集めること。くめん。「資金を―する」 ●《名・他サ》知恵を働かせ、手ぎわよく処置すること。 **さい・がく【才学】**〔文〕才知と学問。「―を認められ る」 **ざい・がく【在学】**《名・自サ》〔学生・生徒・児童とし て」その学校に籍をおいていること。在校。「姉は東京の 大学に―中です」「一生」 **ざい・かた【在方】**いなか。在所。〔古風な言い方〕 **さいかち【皂莢】**マメ科の落葉高木。幹や枝にはと げがある。材は器具に、果実は漢方薬に使う。 **さい・かん【再刊】**《名・他サ》●中止・休止していた (定期)刊行物をふたたび刊行すること。類語{るいご}復刊。 ●ふたたび同じ内容の本を発行すること。類語{るいご}再版。 対{たい}初刊。 **さい・かん【彩管】**〔文〕絵筆。「余生を―の誘いに託 す」[句]「ーをふるう (=絵をかく)」 **さい・かん【才幹】**〔文〕物事をじょうずに処理する才 能。材幹。「―ある人物」 **ざい・かん【在官】**《名・自サ》官職についていること。 「―二五年で局長になった」類語{るいご}在職。 **さい・かん【菜館】**中華料理店。〔店の名につける〕 **ざい・かん【在監】**《名・自サ》〔文〕罪を犯して、刑務 所に入れられていること。類語{るいご}収監。 **さい・き【債鬼】**〔文〕〔返済をしつこくせまる〕借金取 り。「―に責められる」 **さい・き【再起】**《名・自サ》事故・災害・病気などによ って打撃をうけた悪い状態から、ふたたびもとの状態に 立ち直ること。[コロ]「一を図る」「一不能」類語{るいご}再 興。復興。 **さい・き【才気】**〔すばやく適切な判断ができる〕すぐ れた頭の働き。[コロ]「―あふれる人」類語{るいご}才知。機 知。機転。 **―ばし・る【一走る】**《自五》才走 る。 **さい・き【猜忌】**〔文〕ねたみきらうこと。「―の念」 **さい・き【祭器】**宗教の行事に使う器具。類語{るいご}祭具。 **さい・ぎ【再議】**《名・他サ》〔同じ問題を〕ふたたび審 議すること。相談し直すこと。「一事不―の原則」 **さい・ぎ【猜疑】**《名・他サ》疑ったりねたんだりする こと。「―の目で見る」類語{るいご}邪推。疑念。 **―しん【―心】**〔特に自分に対してはたらきかけをした人に向 ける〕ねたんだり疑ったりする気持ち。 **さい!ぎ【祭儀】**神仏を祭る儀式。類語{るいご}祭式。祭礼。 **さいき・かんぱつ【才気煥発】**《名・形動・自サ》 きわだった才知のひらめきが外にあらわれること。 **さい・きょ【再挙】**《名・自サ》一度失敗した事業・計 画などをもう一度興すこと。[コロ]「一を図る」類語{るいご} 再起。 **さい・きょ【裁許】**《名・他サ》〔役所や上位の者が〕 審査した上で許可すること。「――を請こう」 **さい・きょう【最強】**もっとも強いこと。「――チー ム」 **さい・きょう【西京】**西の都。特に、京都。 **―や き【―焼き】**白味噌につけた魚の切り身を焼いた料 理。 **ざい・きょう【在京】**《名・自サ》みやこ(古くは京 都、現在は東京)に・滞在(居住)すること。類語{るいご}滞 京。 **ざい・きょう【在郷】**《名・自サ》郷里にいること。在 郷。「―の同級生」 **さい・きん【最近】**現在にごく近い、ある時。少し以 前から現在までの時。近ごろ。「―ようやく元気になっ た」「―の社会」類語{るいご}現時。 **さい・きん【細瑾】**〔文〕《「細謹(=こまかなことに 注意すること)」の誤記から転じて)ちょっとしたきず。 わずかな欠点。[句]「大行はーを顧みず(=仕事は大 筋が肝心で、小さな欠点はどうでもよい)」類語{るいご}瑕疵{かし} 。細瑕。 **さい・きん【細菌】**植物に属する微細な単細胞生物 の通称。病原体となるものや、発酵作用を利用される ものなどがある。バクテリア。 **ざい・きん【在勤】**《名・自サ》ある職について勤務して いること。類語{るいご}在職。在任。 **さい・く【細工】**《名・他サ》●手先で器物・調度など の細かい物を作る・こと(技術)。また、その作られた 物。[コロ]「―を施す」●《自サ》人目をごまかしたり、 全体を取りつくろったりするために、細かい所でたくらむ こと。「陰でーする」 **―は流流仕上げを御覧じろ**《句》やり方はいろい ろあるから、やり方だけをとやかく言わずに、結果を見 て批評しなさいの意。 **さい・ぐ【祭具】**神仏の祭りに使う道具。類語{るいご}祭器。 **さい・くつ【採掘】**《名・他サ》地中にある有益な鉱物 などを、ほって取り出すこと。類語{るいご}採鉱。発掘。 **サイクリング** 自転車で遠乗りすること。自転車旅 行。▽cycling **サイクル** ●ある状態からいくつかの変化をへてふたたび もとと同じ状態になり、それをくり返すこと。周期。循 環の過程。「流行には―がある」[参考]くり返しの数を 数える語としても使う。●《名・助数》「サイクル毎秒」 の略。音波・電磁波・交流波などの一秒間の振動数(を 表す単位)。[参考]ヘルツ。●自転車。「―ショップ」▽ cycle **ーヒット** 野球で、一人の打者が一試合中 に単打・二塁打・三塁打・本塁打のすべてを打つこと。▽ cycle hit **サイクロトロン**〔理〕イオン加速装置。原子核の人 工破壊や変換、同位体の製造などに使う。▽cyclo- tron **サイクロン** インド洋で発生する強い熱帯低気圧。台 風と同じ性質をもつ。▽cyclone **さい・くん【細君・妻君】**●〔親しい人に対して」自分 の妻をさすことば。女房。ワイフ。「うちの―」●〔同輩 以下の〕他人の妻をさすことば。「A氏の―」 **さい‐ぐんび【再軍備】**《名・自サ》〔いったん軍備を もつことをやめた国家が〕ふたたび軍備をもつこと。 **サイケ**《形動》「サイケデリック」の略。「一調」 **ざい・け【在家】**●僧籍にはいっていない人。在家人。 対{たい}出家。●在郷の家。いなかにある家。在家がい。 **さい・けい【歳計】**一年、または一会計年度中の収 入(=歳入)・支出(=歳出)の総計。 **さい・げい【才芸】**〔文〕才能と技芸。 **さいけいこく【最恵国】**〔法〕その国と通商航海 条約・通商協定を結ぶ国々の中で、もっとも有利な扱 いを受ける国。 **―たいぐう【一待遇】**〔法]通商 航海条約や通商協定の締結にあたって、当事国の一方 が他方に対し、もっとも有利な待遇よりも不利でない 待遇を相手国にも与えること。 **ざいけい・ちょちく【財形貯蓄】**「一般財形貯蓄 制度」の略。勤労者の財産を増加させるために税法上 の優遇措置がとられる貯蓄。給料から天引きで積み立 てる。 <553> **さい・けいれい【最敬礼】**《名・自サ》もっとも丁寧 な敬礼(をすること)。 **さい・けつ【採決】**《名・他サ》議長が、取り上げた議 案の可否を議員の賛否によって決定すること。「法案を 強行ーする」 **さい・けつ【採血】**《名・自他サ》〔検査や輸血などの 目的で〕静脈をとおして体内から血液をとること。 **さい・けつ【裁決】**《名・他サ》●ある物事が正しいか どうかを決めること。また、決めた事柄を申し渡すこ と。[コロ]「ーを下す」類語{るいご}処断。●[法]訴願または 申請に対して、行政庁がその判断を決定すること。ま た、その判断。 **さい・げつ【歳月】**としつき。年月。月日。 **――人を待たず**《句》時は、人の都合に関係なく過ぎて 行き、とどまることがない。過ぎて行く時間の非情さを なげいたことば。光陰人を待たず。〈陶淵明・雑詩〉 **サイケデリック**《形動》麻薬によって生じる、幻覚や 陶酔の状態に似ているようす。サイケ。[参考]昭和四三 (一九六八)年ごろの流行語。▽psychedelic **さい・けん【債券】**国・地方公共団体・法人などが、 事業に必要な資金を借りるために法律にもとづいて発 行する有価証券。国債・地方債・社債など。 **さい・けん【債権】**〔法〕財産権の一つ。特定の人(= 債務者)に対し、一定の行為(=給付)を請求するこ とのできる権利。対{たい}債務。 **―しゃ【―者】**債務者 に対して特定の行為(=給付)をするよう請求できる 権利をもつ人。対{たい}債務者。 **さい・けん【再建】**《名・他サ》●建造物を建て直すこ と。[参考]神社・寺院については「さいこん」と言うことが 多い。●ほろびたりおとろえたりした組織を、またもと の状態に立て直すこと。「会社をーする」 **さい・けん【再検】**《名・他サ》もう一度検討・検査す ること。再検討。再検査。「機体の各部を―する」 **さい・けん【再見】**《名・他サ》一度見たものをもう一 度見ること。また、新しい目で見直すこと。「日本―」 **さい!けん【細見】**●《名・他サ》〔文〕くわしく見るこ と。●くわしく作った地図・絵図・案内書。「銀座」 **さいげん【再現】**《名・自他サ》以前あった物事が、 ふたたび現れること。また、ふたたび現すこと。「往年の 名場面をする」「逆転劇の――成らず」 **さいげん【際限】**物事がこれ以上変化・発展しない という、最終のところ。かぎり。〔多く、下に「ない」を 伴う〕[コロ]「ーがない欲望」類語{るいご}際涯。 **ざい‐げん【財源】**〔あることを行うための〕金銭の出 どころ。収入をうみだすもと。「―がとぼしい」 **さい・けんとう【再検討】**《名・他サ》もう一度検討 すること。検討し直すこと。再検。 **さいこう【再校】**二回目の校正。また、その校正刷 り。 **さい‐ご【最後】**●一続きの物事の、いちばん終わり。 また、その位置にあるもの。「列のーにつく」「―の手段」 類語{るいご}最終。対{たい}最初。●「・・・したら―」「・・・したが―」 の形で〉いったん・・・したら、それきり。・・・したら、その後 どんなことがあっても。「なくしたらー、二度と手に入れ られない」 > 使い分け **つうちょう【―通 牒】**〔政〕外交交渉で、平和的解決の話し合いを 打ち切り、自国の最後の要求を相手国が認めない場合 は実力行使や自由行動をとる旨を述べた外交文書。 ●交渉している相手に示す最後の要求・通告。 **―つ・ぺ【―っ屁】**いたちのさいごっぺ。 > 使い分け 「サイゴ」 **最後**〔「後」はあとの意。物事の一番あと〕最後の審 判・最後のチャンス・これを最後と飛び込む・最後の頼 み **最期**〔「期」は限られた期間の意。死にぎわ〕はかない 最期・最期を飾る・非業の最期を遂げる・最期の言 葉 [参考]そのつもりでなくとも、人生には〈最後〉が何 回か訪れる。「最後の言葉・最後の頼み」は何回 かあろうが、「最期の言葉・最期の頼み」は一回 きりのもの。 **さい‐ご【最期】**命の終わり。死にぎわ。臨終。→ 使い分け **――を遂・げる**《句》死ぬ。「りっぱなー・げる」「あえな いー・げる」 **ざい‐こ【在庫】**〔まだ売れていない〕商品が倉庫にある こと。また、その商品。類語{るいご}在荷。ストック。 **サイコアナリシス** 精神分析。▽psychoanaly- sis **さいこう【再考】**《名・他サ》〔同じ事柄について]も う一度考えること。考え直すこと。「―をうながす」 **さいこう【再興】**《名・自他サ》おとろえていたものが ふたたび盛んになること。また、ふたたび盛んにするこ と。「途絶えた家を――する」類語{るいご}再起。復興。 **さいこ【最古】**もっとも古いこと。対{たい}最新。 **さいこう【最高】**●〔高さ・位置・程度などが同種の 物の中で〕もっとも高いこと。「日本でーの山」「―のス タッフ」●《名・形動》〔俗〕この上なくよいこと。「―に面白 い」類語{るいご}至高。最上。対{たい}①②最低。 **―がくふ【― 学府】**程度のいちばん高い学校。[参考]ふつう、大学を いう。 **―げん【―限】**最高限度。対{たい}最低限。 **― けんさつちょう【―検察庁】**最高裁判所が管 轄している検察事項をとりあつかう官庁。最高検。 **― げんど【一限度】**もっとも高い限界。それ以上高く できない限界。対{たい}最低限度。 **―さいばんしょ 【——裁判所】**司法権を行使する最高機関。いっさいの 法律・命令・規則または処分が憲法に適合するかどう かを最終的に決定する。最高裁。 **―ほう【―峰】** ●〔ある地域の中で〕もっとも高い山。●ある分野・社会 の中でもっともすぐれた人・物。「日本文学の―」 **―ほ うき【一法規】**〔法〕国の法律の中でもっとも強い規 範力をもつ法。日本では日本国憲法をさす。 **さい・こう【採光】**《名・自サ》室内に日光などの光線 をとりいれて明るくすること。「天窓を作って―する」 **さい・こう【採鉱】**《名・他サ》鉱山で、鉱床から鉱 物をとりだすこと。類語{るいご}採掘。 **さい・こう【砕鉱】**《名・自サ》目的の鉱物をとりやす くするために鉱石をくだくこと。 **ざい・こう【在校】**《名・自サ》〔学生・生徒・児童と して」その学校に籍があること。在学。「一生」〔その 学校の学生・生徒・児童や教師などが〕学校の構内にい ること。「五時までーする」 **ざい‐ごう【在郷】**●都市から少しはなれた土地。い なか。在。●《名・自サ》ざいきょう(在郷)。 **―ぐ んじん【一軍人】**ふだんは社会で生業についていて、 戦争が起こった時などに必要に応じて国防に従事する 人。 <554> **ざい‐ごう【罪業】**〔仏〕罪となる、悪い行い。 **さいこうちょう【最高潮】** ある雰囲気・感情などがもっとも高まる・こと(状態・場面)。クライマックス。[コロ]「場内の興奮がーに達する」[注意]「最高調」は誤り。 **さいこく【催告】**《名・他サ》●催促の旨をつげること。●[法]相手方に対して一定の行為をするように請求すること。特に、債務の履行をうながす・こと(通知)。 **さいごく【西国】**●西の方にある国。●関西以西の諸国。特に、九州地方をさすことが多い。[対]①②東国。●「西国三十三所」の略。畿内とその周辺にある三三か所の観音巡礼の霊場。「―巡礼」=西国{さいこく}。 **ざい・こく【在国】**《名・自サ》〔文〕●郷里にいること。在郷。●江戸時代、大名やその家臣が国元にいること。[対]在府。 **サイコパス** いわゆる精神病質者。▽psychopath **さいころ【賽子・骰子】** すごろく・ばくちなどで使う、小さな立方体の遊び道具。各面に一から六までの点が刻んである。さい。[コロ]「―を振る」 **サイコロジー** 心理。心理学。▽psychology **さい・こん【再婚】**《名・自サ》二度目の結婚をすること。[参考]三度目以上にも言う。[類語]再縁。[対]初婚。 **さい」こん【再建】**《名・他サ》神社・寺院などの建物をふたたび建てること。 **さい‐さい【再再】**《副》ある言動をくり返すようす。いく度も。たびたび。再三。「―家を留守にする」 **さい‐さい【歳歳】**《副》〔文〕毎年。年ごと。[句]「年々ー人同じからず」。 **さい‐さい【済済】**《形動》〔文〕(「済済{せいせい}」の慣用読み)数が多く盛んなようす。[四字]「多士―」 **さい・さき【幸先】**《「さきさき」の音便》●めでたいことが起こる前兆。●これから物事を行おうとする際の前知らせ。[コロ]「ーがよい」[類語]縁起。 **さい・さん【採算】** 利益があるかどうかという点からみた、収入と支出とのつりあい。[コロ]「ーが合う」 **―われ【―割れ】** 採算がとれなくなること。その時の商品の売値が原価あるいは仕入れ価格よりも低くなること。 **―がと・れる**《句》引き合う。利益があがる。 **さい・さん【再三】**《副》二度も三度も。たびたび。再再。「―注意をする」 **ざい・さん【財産】** 個人や団体などがもつ、金銭・土地・建物・品物など経済的に価値があるもの(の総体)。資産。「―目録」〔権利・顧客関係・労働力など、無形のものをふくむことがある〕「健康が私のーです」 **―か【―家】** 多くの財産をもっている人。金持ち。資産家。 **―けい【―刑】**〔法〕財産を取り上げる刑罰。罰金・科料・没収の三種がある。 **さいさん・さいし【再三再四】**《副》「再三」を強めていう語。何度も。「―催促する」 **さいし【再思】**《名・他サ》〔文〕ふたたび考えること。もう一度よく考え直すこと。[四字]「―三考」 **さい‐し【妻子】** 妻と子。妻子{さいし}。「――を養う」 **さい・し【才子】**●頭がよく、すぐれた才能がある人。才人。[四字]「―佳人(=才知のすぐれた男と、美しく心のやさしい女)」[四字]「―多病」[注意]主に男性にいう。[類語]才物。[対]才女。才媛。●抜け目のない人。[四字]「軽薄―」 **―才に倒・れる**《句》才子はとかく自分の才能にたより過ぎて失敗しがちである。才子策におぼれる。 **さい・し【祭司】**●〔ユダヤ教で〕宗教上の職務を専門に受け持つ人。●祭りをとり行う神官。 **さい・し【祭祀】**〔文〕神や祖先を祭ること。「―料」[類語]祭儀。祭式。 **さい‐じ【催事】**〔商業的な〕もよおし。「商店街の―」 **さい‐じ【祭事】** 祭り。神事。「神社のー」 **さい‐じ【細事】**●ちょっとした、つまらない事柄。「―にこだわる」●くわしい事柄。「――にわたって書きこむ」 **さい‐じ【細字】** こまかい文字。また、細い文字。 **さい・しき【彩色】**《名・自サ》色をぬること。いろどること。また、いろどり。彩色{さいしき}。「―本」[類語]着色。 **さい・しき【才識】**〔文〕才知と識見。「―の豊かな人」 **さい・しき【祭式】** 祭りの儀式。また、祭りの作法・方式。[類語]祭儀。祭祀。 **さいじき【歳時記】**●一年中の自然現象や生活行事を季節別・分野別に整理して記した本。[表記]「歳事記」とも書く。●俳句の季語を集めて季節別・分野別に整理・分類し、各季語に解説・例句をほどこした本。俳諧{はいかい}歳時記。[参考]季寄せ。 **さい・じつ【祭日】**●神社で、祭りを行う日。●「国民の祝日」の通称。「日曜――は休業します」[類語]祝日。●神道で、死者の霊を祭る日。十日祭・五十日祭など。 **ざい・しつ【在室】**《名・自サ》部屋の中にいること。 **ざい・しつ【材質】**●木材の性質。「堅い―」●材料の性質。「―のいい服」 **さいして【際して】**《連語》〈「…に―」の形で〉…の場合や事態に出あって。…にあたって。…のおりに。「出発に―各自荷物を確かめる」 **ざい・しゃ【在社】**《名・自サ》●会社に籍があって勤めていること。●会社の中にいること。 **さい・しゅ【採取】**《名・他サ》有用な鉱物・植物などを選んで拾いとること。また、研究・調査などで、必要な物を選びとること。「指紋を――する」 **さいしゅ【採種】**《名・自他サ"》植物の種子をとること。 **さい・しゅ【祭主】**●伊勢神宮の神官の長。●祭事を行うとき、中心になる人。祭りの主宰者。 **さい・しゅう【最終】**●いちばん終わり。「―日」「―回」[類語]最後。[対]最初。●バス・電車・列車・飛行機などで、その日の最後に出発するもの。[対]始発。[同]②終発。終便。 **さい・しゅう【採集】**《名・他サ》研究・調査などの資料や標本にするため、とり集めること。「昆虫―」 **ざい・じゅう【在住】**《名・自サ》その土地に(長く)住んでいること。「ハワイーの邦人」[類語]居住。在留。 **さい・しゅつ【歳出】** 国や地方公共団体などの、一会計年度内における支出の総額。[対]歳入。 **さい・しゅっぱつ【再出発】**《名・自サ》〔新たな気分で〕もう一度始めること。出直すこと。「職場をかえてーする」 **さい・しょ【最初】** いちばんはじめ。[対]最後。最終。 **さい・しょ【細書】**《名・他サ》●小さな文字で書くこと。また、その文字。細字。●〔文〕くわしく書くこと。また、その書いたもの。 **さいーじょ【妻女】**〔文〕●妻と娘。●その人の妻。 **さいーじょ【才女】** 才知(特に文才)のすぐれた女性。[類語]才媛{さいえん}。[対]才子。 <555> **ざいしょ【在所】**●住んでいる所。●都会をはなれ た地方。いなか。在。●故郷。国元。 **さい・しょう【最小】**〔いくつかのものの中で」もっとも 小さいこと。対{たい}最大。 **ーげん【―限】**最小限度。 対{たい}最大限。「最少限」は誤り。 **ーげんど【一 限度】**〔ある範囲・条件の中で〕それ以上小さくならな いぎりぎりのところ。最も小さいところ。「損害を―にと どめた」対{たい}最大限度。 **―こうばいすう【一公倍 数】**〔数〕二つ以上の自然数の公倍数のうちで最小のも の。LCMと略記する。 **さい・しょう【最少】**●〔数・量などが〕もっとも少な いこと。「―の人数で戦う」対{たい}最多。●いちばん年齢が 低いこと。もっとも若いこと。最年少。対{たい}最長。 **さい・しょう【妻、妾】**〔文〕妻と、めかけ。 **さい・しょう【宰相】**●〔文〕内閣総理大臣。首相。 ●昔、中国で、天子をたすけて政治を行う者。 **さい・しょう【細小】**〔文〕こまかく小さいこと。 **さい・じょう【最上】**いちばん上にあること。また、こ の上ないこと。もっともすぐれていること。「一階」「―の 菓子」類語{るいご}最高。無上。極上。至上。対{たい}最下。 **さい・じょう【祭場】**〔神道で〕祭りを行う清らかな 場所。斎場。 **さい・じょう【斎場】**●「祭場」に同じ。●葬式 を行う場所。葬儀場。「青山―」類語{るいご}葬場。 **ざい・しょう【罪障】**〔仏〕悟りのじゃまになる罪。極 楽往生のさまたげとなる悪い行い。 **ざい・じょう【罪状】**犯罪の具体的な事実。犯罪が 行われたときの状況や成り行き。「――を明らかにする」 **さい・しょく【彩色】**《名・自サ》◆さいしき (彩 色)。 **さい・しょく【才色】**〔女性の〕すぐれた才能と美し い顔かたち。 **さいしょく、けんび【才色兼備】**才能がすぐれて いる上に顔かたちも美しいこと。「ふつう、女性に言う〕 **さい・しょく【菜食】**《名・自サ》〔副食物として〕野 菜類を常食とすること。「―主義」対{たい}肉食。 **ざい・しょく【在職】**《名・自サ》その職についているこ と。「―二〇年の表彰」類語{るいご}在勤。在任。 **さい・しょり【再処理】**「核燃料再処理」の略。使 用済み核燃料の中から、再利用できるウランとプルトニ ウムを取り出すこと。 **さい・しん【再審】**《名・他サ》●もう一度審査するこ と。審査し直すこと。再審査。●〔法〕裁判で判決が確 定した事件について、その判決の取り消しと再度審判を やり直すことを求める申し立て・手続き。また、その審 判。 **さい・しん【再診】**初診のあとの二度目以降の診察。 **さい・しん【最新】**もっとも新しいこと。また、もっとも 進歩していること。「―流行の服」「――情報」対{たい}最古。 **さい・しん【最深】**もっとも深いこと。「一部」 **さい・しん【細心】**《名・形動》こまかな点まで心を配 ること。「―な計画」[句]「―の注意をはらう」対{たい}綿密。 **さい‐じん【才人】**「才子」に同じ。 **さいーじん【祭神】**その神社に祭ってある神。 **サイズ** 大きさ。寸法。「団地―の六畳」〔衣服 などについて言う〕「ワイシャツの―」「A4―」▽size **ざーいす【座椅子坐椅子】**和室で使う、背もたれ のある脚のないいす。 **さい!する【際する】**《自サ変》〔あるできごとに〕出 会う。〔ある機会に〕当たる。 **さい・せい【再生】**●《名・自サ》死にかけていたものが 生気をとりもどすこと。生きかえること。蘇生。● 《名・自サ》心を入れかえて、正しい生活をはじめるこ と。「―の恩人」類語{るいご}新生。●《名・自他サ》生物体が、 その失った部分をまた新たに作りだすこと。「トカゲの尾 はーする」「骨の―手術」●《名・自他サ》〔心〕以前に 経験したことを思い出すこと。●《名・他サ》録音・録画 したものから音や画像を再現すること。●《名・他サ》 使えなくなった物を原料にして、もう一度使える物に 作りかえること。「――紙」類語{るいご}リサイクル。 **―いり ょう【―医療】**医学の治療を目的に、人間の細胞や遺 伝子を使って、人工的に組織や器官をつくり出す技 術。また、それを治療に生かす・こと(研究)。 **さい・せい【再製】**《名・他サ》●廃物を作り直すこ と。●製品に手を加えて別の物を作ること。 **さい・せい【最盛】**勢いがもっとも盛んなこと。類語{るいご} 全盛。 **―き【一期】**勢いがもっとも盛んな時期。 「出荷の―をむかえる」 **さい・せい【済世】**〔文〕〔社会の弊害を除き〕世の中 の人々を救うこと。[四字]「―救民」 **さい・せい【祭政】**祭事と政治。 **さいせい・いっち【祭政一致】**祭事と政治とは一 致するという思想。また、その政治形態。類語{るいご}政教一致。 **ざい・せい【在世】**《名・自サ》人がこの世に生きてい ること。また、生きている間。在世中。類語{るいご}存命。 **ざい・せい【財政】**●国や地方公共団体が、みずから を維持するために行う経済上の行為。●個人または家 庭の経済状態。金回り。〔やや俗な言い方〕 **ーとう ゆうし【一投融資】**政府が財政資金を一定の計 画に従って特別会計・地方公共団体・民間企業などに 投資または融Cecilすること。 **さいせい・さん【再生産】**《名・他サ》●生産された 物が消費され、また新たな生産が行われること。●生 産によって得た利益をもとにして、新たな生産を行うこ と。 **さい・せき【採石】**《名・自他サ》石材を切り出すこ と。 **さい・せき【砕石】**《名・自他サ》岩石を細かくくだく こと。また、くだかれた石。 **ざい・せき【在席】**《名・自サ》その人が職場の自分の 席についていること。「外出中で―していない」 **ざい・せき【在籍】**《名・自サ》ある学校・団体などに 所属して、その成員としての籍があること。「学生時代 は陸上部に―していた」「一簿」 **ざい・せき【材積】**木材・石材などの体積。 **ざい・せき【罪責】**罪を犯した責任。犯罪の責任。 **ざい・せき【罪跡】**犯罪の証拠になる痕跡。犯跡。 **さい・せつ【再説】**《名・他サ》くり返し説明するこ と。 **さい・せつ【細説】**《名・他サ》細かな部分までくわし く説明すること。詳説。類語{るいご}詳述。 **さい・せん【再選】**●《名・他サ》選挙などで、同じ人 を引き続いて選ぶこと。●ふたたび当選すること。 **さい・せん【賽銭】** (もと、祈願がかなったときの神仏 へのお礼に奉納する金銭で)〈多く「おー」の形で〉神 仏に参拝したとき奉納する金銭。 <556> **―ばこ【一箱】** 神社や寺院に設けて、参拝者の賽銭を受ける箱。 **さい・ぜん【最前】**●〔並んでいるものの〕いちばん先。 もっとも前。●ほんの少し前。さっき。先ほど。「―は失 礼しました」 **さい・ぜん【最善】**●もっともよいこと。もっともすぐれ ていること。「―の策」類語{るいご}最良。対{たい}最悪。●できるか ぎりの方法・努力。ベスト。[コロ]「―をつくす」 **さい・ぜん【截然】**《形動”》《「せつぜん」の慣用読 み)せつぜん(截然)。 **さい・ぜんせん【最前線】**●戦場で、敵にもっとも近 い所にある戦線。●競争のはげしい、直接にその物事を 行う所。「販売のー」 **さい・せんたん【最先端・最尖端】**時代・流行な どのいちばん先頭。その分野で現在もっとも進んでいる ところ。[コロ]「時代の―を行く研究」 **さい・そう【再送】**《他サ》一度送ったものをふたたび 送ること。送り直すこと。「資料を―する」 **さい・そう【彩層】**太陽の光球とコロナとの間の太陽 大気の層。皆既日食のときに紅色を帯びて見える。 **さい・そう【才藻】**〔文〕(「才知と文藻」の意から》詩 歌・文章を作る才能。文才。「―豊かな人」 **さい・そう【採草】**《名・自他サ》〔家畜の飼料・しき 草・堆肥{たいひ}などにする〕草をかりとること。草刈り。 **さい・ぞう【才蔵】**●三河万歳{まんざい}で、太夫{たゆう}の相手 をして、こっけいなしぐさで人を笑わせる役(の人)。 ●調子を合わせてあいづちを打つ人をののしっていう語。 **さい・そく【催促】**《名・他サ》早くするように・要求 すること(うながすこと)。「返金のーをする」類語{るいご}督促。 **さい・そく【細則】**法律・規約などの主となる条文に ない、こまかい事柄を定めた規則。[参考]総則。 **さい・た【最多】**もっとも多いこと。「―出場」対{たい}最 少。 **ざ・いた【座板】**●いすの、腰をかける平らな部分の 板。●「床板」に同じ。 **サイダー** 炭酸水にシロップや香料などを入れて作った 清涼飲料。▽cider (=リンゴ酒) **さいったい【妻帯】**《名・自サ》妻をもつこと。「――者」 **さい・たい【臍帯】**哺乳類の胎児と母体の胎盤と をつないでいる細長い管。へそのお。臍帯{さいたい}。 **―けつ【一血】**へそのおや胎盤にふくまれる血液。白血病や 再生不良性貧血などの患者を治療するために移植す る。 **さい・だい【最大】**もっとも大きいこと。「史上―の作 戦」「攻撃は―の防御」類語{るいご}至大。対{たい}最小。 **―きゅ う【一級】**もっとも大きな等級。また、物事の程度が それ以上はないほど大きいこと。「国内―の遺跡」「―の 賛辞」 **―げん【―限】**最大限度。対{たい}最小限。 **― げんど【―限度】**〔ある範囲・条件の中で〕それ以 上大きくならないぎりぎりのところ。もっとも大きいとこ ろ。対{たい}最小限度。 **―こうやくすう【一公約数】** ●[数〕公約数のうちで絶対値が最大のもの。また、整 式では、次数が最大のもの。GCMと略記する。●い くつかのものに見られる共通点。「三人の意見の一」 **さい・だい【細大】**こまかい事柄と大きい事柄。 **― もらさず【一漏らさず】**《連語》どんなこまかい 点も残さず。全部。すっかり。「――記述する」[注意]「最 大漏らさず」は誤り。 **さい・たく【採択】**《名・他サ》〔同種のものの中から〕 よいものとして選びとること。「提案を―する」「教科書 をーする」 **ざい・たく【在宅】**《名・自サ》自分の家にいること。 「―勤務」 **ーケア** 高齢者・病人などを、自宅で介 護すること。 **さい・た・ける【才『長ける】**《自下一》才気が十分 に備わって、よく頭が働く。図{ず}さいた・く《下二》。 **さい・たる【最たる】**《形動”》《形容動詞「最たり」 の連体形)→さい(最) **さい・たん【最短】**〔同種のものの中で〕もっとも短いこ と。「―のコース」「今季―の試合時間」対{たい}最長。 **さい・たん【採炭】**《名・他サ》石炭をほりとるこ と。類語{るいご}出炭。 **さい・たん【歳旦】**〔文〕●一月一日の朝。元旦。ま た、元日。●新年。対{たい}歳暮。 **さい・だん【祭壇】**祭事を行うための壇。神仏・死者 の霊などを祭り、また、供え物・祭具などをおく壇。 **さい・だん【裁断】**《名・他サ》●ある形にたち切るこ と。特に、布や紙を型に合わせてたち切ること。「一機」 類語{るいご}断裁。●正邪・適否などを判断して、はっきり決め ること。[コロ]「ーを下す」類語{るいご}処断。裁定。 **ざい・だん【財団】**〔法〕●一定の目的に使用するため に結合され、法律上一個の物権と見なされる財産の集 団。類語{るいご}社団。●「財団法人」の略。 **―ほうじん 【一法人】**〔法〕一定の目的のために供出された財産に もとづいて設立され、法律によって独立の権利・能力・運 用を認められた公益法人。類語{るいご}社団法人。 **さい・ち【才知・才、智】**すぐれた才能と、するどい頭 の働き。[コロ]「――に長たける」類語{るいご}才気。 **さい・ち【細緻】**《名・形動》〔文〕きめこまかく行き届 いていること。類語{るいご}精緻。緻密。綿密。 **さい・ちく【再築】**《名・他サ》もう一度建てること。 **さい・ちゅう【最中】**〔ある動作・状態などが〕もっと も盛んな時。また、盛んに行われている時。さなか。「勉 強のーにじゃまするな」[参考]強調した形は「真っ最 中」。類語{るいご}直中。酣。盛り。 **さい・ちゅう【細注・細、註】**●くわしい注釈。●こ まかい字で書いてある注釈。 **ざい・ちゅう【在中】**《名・自サ》〔文〕〔封筒・箱・包 みなどの〕中にその物がはいっていること。「請求書―」 **さい・ちょう【再調】**《名・他サ》〔文〕もう一度調べ ること。調べ直すこと。再調査。 **さい・ちょう【最長】**●〔同種のものの中で〕もっとも 長いこと。「日本―の川」対{たい}最短。●もっとも年長であ ること。最年長。対{たい}最少。 **さい‐ちん【最賃】**「最低賃金」の略。法律によって保 障された最低額の賃金。 **さい・づち【才、槌】**小形の木製のつち。 **―あたま 【一頭】** (才槌の形に似ることから》後頭部と額とがつ き出た頭。 **さい・てい【再訂】**《名・他サ》もう一度訂正するこ と。「自著のーにとりかかる」類語{るいご}改訂。 **さい・てい【最低】**●〔高さ・位置・程度などが同種の 物の中で〕もっとも低いこと。「―気温」「―の生活」● 《名・形動》〔俗〕性質・品質・言動などが、この上なく悪 いこと。ひどくおとっていること。「あの男はーだ」対{たい} ①②最高。 **ーげん【―限】**最低限度。「―の要求」 対{たい}最高限。 **げんど【一限度】**もっとも低い限 界。 <557> それ以上低くできない限界。対{たい}最高限度。 **さいてい【裁定】**《名・他サ》理非・善悪をさばいて 決めること。「議長の――にゆだねる」類語{るいご}裁断。 **さい‐てき【最適】**《名・形動》もっとも適しているこ と。もっともよくかなっていること。類語{るいご})うってつけ。 **ざい・テク【財テク】**「財務テクノロジー」の略。企業 や個人が株式・不動産などに投資して、資金の運用の 効率化をはかること。 **さい!てん【再転】**《名・自サ》〔一転した情勢が〕もう 一度変わること。ふたたび変わること。 **さい・てん【採点】**《名・他サ》〔評価し、その優劣を 表すため〕点数をつけること。「入学試験を―する」 **さい・てん【祭典】**●祭りの儀式。祭儀。●はなやか で大がかりな行事。「スポーツの―」「民族の―」 **さい‐でん【祭殿】**祭りの儀式を行うための建物。 **ざい・てん【在天】**《名・自サ》〔文〕〔神・霊魂などが〕 天にいること。天上にあること。「―の霊」 **サイト** ●敷地。用地。「ダムー」●インターネット上で、 サーバーからの情報提供などのサービスが行われる場 所。情報が保有されている場所。「ウェブー」▽site **さい・ど【再度】**同じ行為をまたくり返すようす。も う一度。「―におよぶ請求」類語{るいご}両度。二度。 **さい・ど【彩度】**色の三属性の一つ。色のあざやかさの 度合い。色の純粋度。[参考]色相・明度。 **さいど【済度】**《名・他サ》仏が、まよい苦しんでいる 衆生を救い、悟りの境地に導くこと。[例]「ーし 難い(=愚かで、正しいことを教えようもない)」 **―し・がた・い【―し難い】**《形》《済度することが難 しい意から)愚かで、正しいことを教えようもない。 **サイド** ■《名》●〔物の〕側面。横(の方)。わき。●〔相 対立する〕一方の側(にあること)。「住民――の見解」● ラグビー、テニスなどで敵・味方それぞれの陣地。■《造 語》「副次的」「補助的」の意を表す。「―ワーク」「ー メニュー」▽side **ーアウト** ●バレーボールで、相手 チームにサーブ権が移ること。●テニスで、打ったボールが サイドラインの外へ出ること。アウト。▽sideout **ーカ** ― オートバイの横につけた車両。側車。また、それがつ いたオートバイ。▽sidecar **ーステップ** ダンス で、片足を横にふみ出し、もう一方の足をそろえる足 どり。ボクシング・ラグビーなどで、相手の攻撃をよけ るために左右に足をふみ出して移動すること。▽side step **ースロー** 野球で、投手が腕を水平にふる投 げ方。横手投げ。サイドハンド。▽side arm throw から。 **ービジネス** 「サイドワーク」に同じ。[参考] side business からの和製語。 **ーブレーキ** 自動車で、運転席の横についている手動式のブレーキ。ハ ンドブレーキ。▷side brake からの和製語。 **ー ボード** 食器・装飾品などを・並べて(かざって)お く、棚を備えた家具。脇棚{わきだな}。▽sideboard **ーラ イン** ●競技場・コートなどをしきる縦の線。側線。 ●縦書きの文章にそえる傍線。▽sideline **ーワー ク** 副業。内職。サイドビジネス。サイドジョブ。▽ side と work からの和製語。 **さい・とく【才徳】**〔文〕才知と仁徳。 **さい‐どく【再読】**《名・他サ》もう一度読むこと。読 み返すこと。「―するたびに感動する」 **―もじ【― 文字】**漢文訓読で、二度読む特定の漢字。「いまだ・・・ ず」と読む「未」、「すべからく・・・べし」と読む「須」な ど。 **さい・とり【才取り】**〔取引所などで〕売買の仲介を して手数料を得る・こと(職業の人)。 **さいな・む【『苛む嘖む】**《他五》せめ苦しめる。い じめ苦しめる。「不安に―・まれる」文《四》。 **さい・なん【災難】**〔不意に起こる〕不幸なできごと。 わざわい。「―続き」類語{るいご}災害。災禍。厄難。 **ざい‐にち【在日】**《名・自サ》外国人が日本に住んで いること。「―フランス人」 **さい・にゅう【歳入】**国や地方公共団体などの、一 会計年度内における収入の総額。対{たい}歲出。 **さい‐にょう【採尿】**《名・自サ》検査のために一定量 の尿をとること。 **さい・にん【再任】**《名・自他サ》前と同じ任務・地位 につくこと。また、つけること。「議長に―される」 **ざい・にん【在任】**《名・自サ》任務・役職についている こと。また、任地にあること。類語{るいご}在勤。在職。 **ざい・にん【罪人】**つみを犯した人。有罪の確定判決 をうけた人。つみびと。類語{るいご}犯罪人。 **サイネリア** 「シネラリア」の別称。[参考]「シネラリア」 の「シネ」が「死ね」に通じ、言いかえた語という。 **さい・ねん【再燃】**《名・自サ》●消えていた火がふた たび燃えだすこと。●ふたたび問題としてもちあがるこ と。「紛争が―する」「ブームがーする」 > 類義語の使い分け「才能・能力」 **さいのう【才能】**(すぐれた)才知の働き。ある物 事をたくみになしとげる能力。「―のある人」類語{るいご}能 力。 [才能・能力]才能(能力)を生かして活躍する [才能]音楽の才能にめぐまれる/才能豊かな建築 家 [能力]やや運動能力に欠ける/ちと能力が足りな い **さい・のう【採納】**《名・他サ》〔文〕〔役に立つものとし て〕とりいれること。採用すること。 **ざい‐のう【財、囊】**〔文]さいふ。「ーをはたく」 **さい・の・かみ【塞の神】**→さえのかみ。 **さい・の・かわら【賽の〈河原〉】**死んだ子供 が行くという三途{さんず}の川の河原。[参考]ここで、死んだ 子供が、父母の供養に石を積んで塔を作ると、鬼がやっ てきて絶えずくずしてしまう。しかし、やがて地蔵菩薩 によって救われるという。●むだな努力。[参考]「賽の河原 の石積み」とも言う。 **さい・の・め【賽の目・采の目】**●さいころの各面に 記してある数を表す点。●さいころほどの大きさの、小 さな立方体。また、その形。「豆腐をーに切る」 **サイバー**《造語》「コンピューターの」「人工頭脳の」「イ ンターネットの」の意を表す。▽cyber- **ースペー ス** コンピューターのつくり出す仮想空間。電脳空間。 サイバー空間。▽cyberspace **ーテロ** インターネッ トなどを通じて他のコンピューターに不正侵入し、システ ム破壊を行うこと。電脳テロ。▽cyberterrorism か ら。 **さい・はい【再拝】**■《名・他サ》続けて二度おがむこ と。■《感》〔文〕手紙の結びの挨拶として記し、相手に 敬意を表す語。[四字]「頓首―」類語{るいご}敬具。 **さい・はい【采配】**●昔、大将が戦場で軍陣を指揮 するために用いた道具。厚紙を細く切って房にし、柄 をつけたもの。●指図。指揮。「監督のーに従う」 **――を振・る**《句》あれこれ指図する。大ぜいの人を指 揮する。 <558> 采配をとる。「祖母が家事の―・る」 **さい・ばい【栽培】**《名・他サ》野菜・草木などを植え て育てること。〔魚や藻類の養殖の意にも用いる〕「―漁 業」類語{るいご}育成。 **さい・ばし【菜箸】**料理を作るときや、その料理を皿 に取り分けるときに使う(長めの)はし。 **さい・はじ・ける【才『弾ける】**《自下一》〈「―・け た」「―・けて」の形で〉才気にまかせて不相応なことを 言ったりしたりする。また、利発そうにふるまう。「―・ けた子供」 **さい・ばし・る【才走る】**《自五》才能が満ちあふれ ている。また、利口すぎる。才気走る。〔多く、よくない 意味に用いる〕「―・った男」 **さい・はつ【再発】**《名・自サ》●治った病気がまた起 こること。●同じ出来事がまた発生すること。「事故の ―を防ぐ」 **ざい・ばつ【財閥】**●大資本・大企業を独占的または 系列的に支配している資本家の一族。「――の解体」「ロッ クフェラーー」●[俗]金持ち。 **さい・はて【最果て】**いちばん端の土地。文化や国土 の中心からもっとも遠ざかった所。[連]「―の地」 **サイバネティックス** 通信と制御に関して、共通な 要素をふくんでいる生物・機械を対比して総合的に取 りあつかおうとする学問。制御工学。▷cybernetics **さいばら【催馬『楽】**古代歌謡の一つ。平安時代初 期、上代の民謡などが雅楽に取り入れられ、宮廷宴席 用の音楽として歌われるようになったもの。 **さい・ふ【採譜】**《名・他サ》〔民謡などの〕曲調・旋律 を楽譜に書きとること。 **さい・ふ【財布】**金銭を入れる小さな入れ物。金入 れ。類語{るいご}札入れ。がまぐち。 **――の底をはた・く**《句》所持金の全部を使ってしまう。 **――の紐を締・める**《句》むだな金銭を使わないように する。倹約する。 **――の紐を握・る**《句》金銭の出し入れなど一家の経 済の責任を一手に受け持つ。財布の尻をおさえる。 **さいぶ【細部】**こまかな部分。「――にわたる説明」 **ざいふ【在府】**《名・自サ》江戸時代、大名やその家 臣が江戸で勤務すること。対{たい}在国。 **サイフォン** サイホン。▽siphon **さい!ふく【祭服・斎服】**祭主や神主が祭礼のとき に着る衣服。類語{るいご}礼服。 **さい・ぶつ【才物】**〔文]すぐれた才能をもった人物。 類語{るいご}才子。才人。 **ざい!ぶつ【財物】**〔文]金銭と品物。また、財産と しての財貨。財物。●財宝。類語{るいご}財宝。 **サイプレス** 「糸杉{いとすぎ}」に同じ。▽cypress **さいーぶん【祭文】**祭りのときに神に告げる文。また、 神式の葬儀で死者の霊に告げる文。祭文{さいもん}。 **さいぶん【細分】**《名・他サ》〔一つのまとまったもの を〕こまかく分けること。「品種を――する」類語{るいご}細別。 **―か【一化】**《名・自他サ》〔一つのまとまったものを〕 こまかく分かれたものにすること。また、そのようになる こと。「趣味や娯楽の―」 **ざい・べい【在米】**《名・自サ》他国から来てアメリカに 住んでいること。「一邦人」 **さい・べつ【細別】**《名・他サ》こまかく区別すること。 また、そのようにした物。類語{るいご}細分。 **さい!へん【再編】**《名・他サ》編成や編集をやり直す こと。再編成。再編集。「チームを―する」 **さい!へん【砕片】**くだけたかけら。類語{るいご}破片。細 片。 **さい!へん【細片】**こまかいかけら。類語{るいご}碎片。破片。 **さい・ぼ【歳暮】**〔文〕一年の終わりのころ。年末。歳 晩。歳暮{せいぼ}。対{たい}歳旦。 **さい・ほう【再訪】**《名・他サ》ふたたび訪れること。 もう一度訪れること。「一○年ぶりに北京をーした」 **さい・ほう【才、鋒】**〔文]するどい才気。「―を現す」 **さい・ほう【採訪】**《名・他サ》民俗学・歴史学など で、研究資料を集めるために、辺地に出かけたり社寺 や旧家をたずねること。「民話――の旅」 **さい・ほう【裁縫】**《名・自サ》布を裁断して、衣服な どにぬいあげること。[参考]多く、和裁を言う。類語{るいご}縫 い物。針仕事。 **さいほう【西方】**西の方角(にある国)。西方。 **―じょうど【一浄土】**阿弥陀如来が支配す る安楽な世界。極楽浄土。西方十万億土。 **さい・ぼう【細胞】**生物体を構成し、体の働きのもと になる最小単位。原則として核・細胞質・細胞膜からな る。[参考]学術用語としては、動物学では「さいぼ う」、植物学では「さいほう」という。 **―しつ【一質】**細胞の原形質のうち、核以外の部分。 <559> ふつう、半透明のコロイド状で、色素体・ゴルジ体・ミトコ ンドリアなどが散在する。 **―ぶんれつ【一分裂】** 細胞が増殖のために二個の新しい細胞に分かれること。 この二個の細胞がそれぞれ同じことをくり返して増えて ゆく。 **―まく【―膜】**細胞の原形質の外側をおお う非常にうすい膜。燐脂質とたんぱく質とからな る。[参考]以前には原形質膜と呼ばれた。 **ざい・ほう【財宝】**財産や宝となるもの。金銭や金 銀、高価な宝石・美術品など。類語{るいご}財貨。財物。 **サイボーグ** 人工臓器をつけるなどして作り変えられ た人間。SFに登場する、改造人間。▷cyborg **サイホン** 〔理〕●大気圧を利用して、液体を一度高い 所にあげてから低い所に移すのに使う、曲がった管。② 蒸気圧を利用した、ガラス製のコーヒーわかし。=サイフ ォン。▷siphon **さい・まつ【歳末】**年の暮れ。年末。「―大売り出し」 **さい・みつ【細密】**《名・形動》〔観察や注意などが〕 行き届いてこまかいこと。「――に調査する」類語{るいご}精密。 綿密。 **―が【―画】**対象をこまかく描写した絵画。 ミニアチュール。ミニアチュア。 **さい・みん【催眠】**〔薬物・暗示などによって」眠けをも よおさせること。ねむくさせること。「―状態」 **―じ ゅつ【―術】**特殊な暗示によって半ばねむった状態に させる術。精神分析や悪癖の治療などに利用する。 **さい・みん【済民】**〔文〕人民の難儀を救うこと。救 民。せいみん。[四字]「経世―」 **さい・みん【細民】**〔文〕貧しい人々。貧民。「一街」 **さい・む【債務】**〔法〕債権者に対し一定の給付(金銭 の支払いや品物の引き渡し)を行わなければならない義 務。多く、借金を返すべき義務。対{たい}債権。 **ーしゃ 【―者】**債権者に対して一定の給付をなすべき義務を 負う者。対{たい}債権者。 **ざい・む【財務】**〔国家・法人などの〕財政上の事務。 **―しょう【一省】**国の行政機関の一つ。国の予算 、財政・通貨・課税などをあつかう。[参考]旧称「大 蔵省」。 **ざい・めい【在銘】**書画・刀剣・工芸品などの製作物 に、その作者の名が記してあること。対{たい}無銘。 **ざいめい【罪名】**●犯した罪の種類を表す名称。● 罪を犯したといううわさ。「―をすすぐ」 **さい‐もく【細目】**〔規則・計画などの〕細かい部分に 関する項目・箇条。「――にわたって検討する」 **ざいもく【材木】**建築物・器具などの材料にするた め、使いやすいように切ってある木。木材。 **さいもん【祭文】**●さいぶん(祭文)。②→うた ざいもん(歌祭文)。 **―かたり【語り】**江戸時 代、歌祭文を語って歩いた職業の人。祭文読み。 **ざい・や【在野】**●公職につかず、民間人でいること。 「―精神」対{たい}在朝。●政党が野党の立場にあること。 **さい・やく【災厄】**不幸なできごと。わざわい。「―が 降りかかる」類語{るいご}災難。災禍。 **さい・ゆ【採油】**《名・自他サ》●〔植物の実などから〕 油をとること。類語{るいご}搾油。●石油をほってとること。 **さい・ゆう【西遊】**《名・自サ》→せいゆう(西遊)。 **さい‐よう【採用】**《名・他サ》人材・意見・方法など をとりあげて用いること。「――試験」類語{るいご}登用。 **さい‐らい【再来】**《名・自サ》●前と同じ状態がふた たび現れること。「黄金時代の――」●過去の偉人・英雄 などが、ふたたびこの世に生まれ出ること。うまれかわ り。「双葉山のーといわれた大力士」 **さい‐るい【催涙】**〔文〕〔毒ガス・薬品などで〕涙を出 させること。「―弾」 **ざい・らい【在来】**これまで(普通に)行われ続けて きたこと。「―工法」類語{るいご}従来。従前。 **―しゅ【― 種】**動植物の品種のうち、その地方に適合し、ほかの 品種と交配されずにきた品種。対{たい}外来種。 **―せん 【一線】**すでに敷設・運行されている鉄道線。特に、新 幹線に対して旧来の路線。 **さい・らん【採卵】**《名・自他サ》卵をとること。 **さい‐り【犀利】**《形動》●武器などがかたくするど いようす。●文章の筆致{ひっち}がするどいようす。●頭の働 きがするどく、真実を的確にとらえるようす。「―な研 究」 **さい‐りゃく【才略】**〔文]才知を用いてたくみに仕 組んだはかりごと。類語{るいご}知略。 **さい・れい【祭礼】**〔神社などの〕祭りの儀式。祭り。 「神社の―」類語{るいご}祭儀。祭典。 **サイレン** ●ギリシャ神話中、半人半鳥で声の美しい海 の魔女。セイレン。●穴のあいた円板を高速度で回転さ せて、大きな音を出す装置。警報、時報などに鳴らす 音。「試合開始のー」▽Siren **サイレンサー** 消音器。また、消音器を取りつけた拳 銃。▽silencer **サイレント** ●無声映画。対{たい}トーキー。●英語などの つづり字の中で、ある文字を発音しないこと。また、その 文字。例、knife のkなど。▽silent (=無言の) **さい・りゅう【細流】**〔文]ほそい(川の)流れ。幅の せまい川。「大河は―を選ばず」類語{るいご}小川。 **ざい・りゅう【在留】**《名・自サ》一時、その土地(特 に外国)にとどまって住むこと。「―邦人」 **さい・りょう【最良】**〔物事の状態・性質などが〕もっ ともよいこと。「―の治療法」類語{るいご}最善。対{たい}最悪。 **さい・りょう【宰領】**《名・他サ》〔古風な言い方〕 [頭となって]荷物・作業員の監督をする・こと(人)。 ●団体旅行などの世話をする・こと(人)。「お伊勢参 りのーをつとめる」類語{るいご}幹事。 **さい・りょう【裁量】**《名・他サ》〔決定権のある人 が〕自分の考えで判断し処理すること。[コロ]「君の一 に任せる」類語{るいご}処断。 **ざい・りょう【材料】**●その物ができ上がるもとにな っている物。「トウモロコシをーとした飼料」類語{るいご}原料。 ●研究・実験などの手段として使われる物。「研究の ―」●物事を判断する場合の資料となるもの。「無罪 と推定する―は十分ある」類語{るいご}根拠。●芸術作品の 生まれるもとになる題材。「小説の―」類語{るいご}素材。 **さい・りょく【才力】**〔文〕物事を的確に判断し、お し進めてゆく才知の働き。 **ざい・りょく【財力】**●財産があるために生じる勢 力。経済力。「――に物を言わせる」類語{るいご}金力。●費用 を負担できる能力。類語{るいご}資力。 **さい・りん【再臨】**《名・自サ》キリスト教で、世界の 終わりの日にキリストが、もう一度この世に現れること。 **ザイル** ●〔登山用の〕つな。ロープ。▽Seil **サイロ** ●円筒形・塔状の貯蔵庫。中を気密にして、冬 季間に与える家畜の飼料を発酵させながら保存する。 ●サイロ①の形をした貯蔵庫。「ミサイルのー」▽silo **さい・ろう【豺狼】**〔文]ヤマイヌとオオカミ。残酷で 貪欲なけもののこと。〔残酷で欲の深い人のたとえに 使う〕「―の徒」 <560> **さい・ろく【再録】**《名・他サ》●もう一度記録(録 音・録画)すること。●一度発表した記事を、改めて取 り上げること。また、その文章。 **さい・ろく【採録】**《名・他サ》取り上げて記録する・ こと(もの)。「発言の要点だけーする」 **さい・ろく【載録】**《名・他サ》書物・記録などに、書 いてのせること。「交友会誌に―される」類語{るいご}掲載。 **さい・ろん【再論】**《名・他サ》同じ事柄について、もう 一度論じること。また、その論。 **さい・ろん【細論】**《名・他サ》事こまかに論じること。 また、その論。類語{るいご}詳論。 **さい・わ【再話】**昔話・伝説などを、そのままの形では なく、現代的な用語で表現すること。また、その話。 **さいわい【幸い】**(「さきはひ」の音便) ■《名・形 動》〔精神的・物質的に満ちたりて〕苦しみや悩みが なく、望ましい状態であること。しあわせ。幸福。「— な一生を送る」類語{るいご})幸。果報。ハッピー。●運がいいこ と。都合がいいこと。「―なことに間に合った」類語{るいご}ラッ キー。■《副》運よく。折よく。都合よく。「―、旅行は 好天にめぐまれた」 **さいわい・する**《自サ変》運よく作用する。都合のよ い結果をもたらす。「何が―・するかわからない」 **さいわいにして**《連語》運よく。〔副詞的に使う〕 「―、チケットを手に入れることができた」 **さい・わん【才腕】**頭の働きがするどく、物事をてき ぱきと処理する腕前。[コロ]「―をふるう」類語{るいご}敏腕。 **サイン**《名・自他サ》●自分の名前を書くこと。署名す ること。また、その名前。「旅券に―する」●合図。暗 号。特に、野球で、プレーを指示するためにとりかわす 合図。シグナル。「―を交わす」▽sign **ープレー** スポーツで、味方同士が合図を交わし、連係して行うプ レー。▷sign play からの和製語。 **サイン**〔数〕三角関数の一つ。直角三角形において、垂 線の斜辺に対する比を底辺と斜辺のはさむ角で表すも の。正弦。記号sin▷sine **ざいん【座員】**芝居・演芸などの一座の人。 ***ザイン**〔哲〕〔あるべきことに対して〕実際にあること。 実在。対{たい}ゾルレン。▽Sein **ざ・う【座右】**◆ざゆう。 **サウスポー** ●野球で、左手で投球する投手。左腕投 手。また、左ききのスポーツ選手。●左ききの人。▽ southpaw **サウナ** 熱気と蒸気の両方を利用した、フィンランド風の 蒸し風呂。サウナ風呂。▽sauna **サウンド** 音。音響。▽sound **ートラック** ●映 画フィルムのへりに帯状に音を記録した部分。●映画で 流れる音楽。サントラ。▽sound track **さえ【冴え冱え】**●音・光・色などがすみきること。 ●頭の働きや感覚がするどく働くこと。「頭の―」●技 術・腕前などがあざやかなこと。「打撃に―を見せる」 **さえ**《副助》《「そへ(添)」が原義という。係助詞とも する)●同じ傾向の事柄が加わり、程度や範囲がさら に進む意を表す。そのうえ・・・までも。〔やや文語的な言 い方〕「父はもちろん、母さえ同意しない」●極端な例 をあげて、他はましてと事柄のはなはだしいさまを強調 的に暗示するのに使う。〔「さえも」の形で使うことも多 い〕「お礼の言葉さえない」●〈「さえ・・・ば」の形で〉 条件が成立すれば、十分な結果が得られる場合、その 条件を強く提示するのに使う。「無事でさえあれば、い いではないか」[参考]すら。 **さえ・かえ・る【冴え返る】**《自五》●あざやか にさえている。「冬空に―・る星」●よく晴れて寒さが厳 しくなる。寒さがぶり返す。「―・る朝」 **さえき【差益】**売買の収支として生じた利益。「円 高―」対{たい}差損。 **さえぎ・る【遮る】**《他五》《「さいぎる」の転)● 向こう側を見えなくする。「雲が日を―・る」●〔人の 言動や物の動きなどを〕じゃまして途中で止める。さま たげる。「話を―・る」文《四》。 **さえ・ざえ【冴え冴え】**《副・自サ》《副詞は「― と」の形も)すみきって、はっきりしているようす。また、 さわやかなようす。「―とした瞳」「水音がーとひびく」 **さえず・る【囀る】**《自五》●小鳥がしきりに鳴 く。●やかましくしゃべり立てる。図《四》。 **さえつ【査閲】**《名・他サ》●実際に調べること。● 軍事教育の成果を実地に調べること。「一官」 **さえ・の・かみ【『塞の神・『障の神・『道祖神】**◆さへ のかみ。 **さ・える【冴える・・冱える】**《自下一》〔文]寒さ が厳しくなる。また、冷え冷えと感じる。「―・えた冬の 朝」●月・星などの光が、寒空にすんで見える。「―・え た月の光」●音がすんだ響きをもって、はっきりと聞こえ る。「―・えた笛の音」●色があざやかに感じられる。特 に、顔色などが生き生きとする。「顔色が―・えない」 ●頭や体の働きがはっきりする。●頭の働きがするどく なる。「夜中になって頭が―・えてきた」〈「目が―・え る」の形で〉神経が興奮して、眠けがなくなる。●技 術・腕前などが、あざやかである。「腕が―・える」 ●〈「―・えない」の形で〉〔俗〕物事が暗くしずんで引きた たない。物足りない感じである。ぱっとしない。「―・えな い男だ」図{ず}さ・ゆ《下二》。 **さえ・わた・る【冴え渡る】**《自五》〔文〕あたり 一面が冷え冷えとする。「―・った空気」●〔光・音・色 などが〕一面にすみきる。「月が―・る」●技術・腕前な どがきわだってあざやかである。「―・る匠の技」「監 督の采配が―・る」[参考]②③は「冴える」を強めた語。 **さお【竿・棹】**■《名》●竹や木の幹から枝・葉を 取り去って作った、細長い棒。物干しざお・旗ざお・つり ざおなど。〔プラスチックや金属製のものもいう〕●水底 や岸について船を進ませる長い棒状の道具。●さおばか りの棒。●三味線で、胴から上の糸を張る細長い柄の 部分。転じて、三味線。「さえた音はじめの――の音」●た んす・長持{ながもち}などの上にさしてかつぐ棒。表記②~⑤は 多く「棹」と書く。[隠〕陰茎。■《助数》●旗を数 える語。「国旗二―」●たんす・長持などを数える語。 ●ようかん・州浜など、棒状の菓子を数える語。 表記②③は多く「棹」と書く。 **さお・さ・す【棹差す・棹刺す】**《自五》●さお を操って舟を進める。[句]「流れに―・す(=流れに乗 って舟を早める)」●時の流れにうまく乗る。乗じる。 **さお・だけ【竿竹】**〔枝・葉をはらって〕竿にした 竹。竿として使う竹。類語{るいご}竹竿。 **さお・だち【竿立ち】**馬などが、竿のように(後 ろ足だけで)まっすぐ立つこと。類語{るいご}棒立ち。 **さおとめ【〈早乙女〉・『早『少女】**〔雅〕●田植 えをする若い女性。●おとめ。 **さお・ばかり【竿秤棹秤】**はかりの一種。 支点を固定した目盛りのついた棒の一端に物をつるし、 他の一端に分銅をつるし、その分銅を動かして重さを はかるはかり。 <561> **さお‐ひめ【佐保姫】** 奈良県にある佐保山の女神の名。春をつかさどる神。[参考]竜田姫{たつたひめ}。 **さお・もの【棹物】** 「棹物菓子」の略。ようかん・外郎{ういろう}・州浜{すはま}など、棒状の和菓子。棹菓子。 **さか【坂】**●道路・線路などで、上下に傾斜しているところ。[類語]坂道。斜面。スロープ。●人生の節目。〔年齢を表す数とともに使う〕「四○のーにさしかかる」 **さ・か【茶菓】** 茶と菓子。茶菓{ちゃか}。 **さか【逆・倒】**■《名》さかさま。ぎゃく。反対。■《造語》《名詞や動詞の上に付いて》普通と方向がぎゃくであることを表す。「―子」「―恨み」「―なで」 **さが【性】**〔文〕●もって生まれた性質。生まれつき。「女のー」●ならわし。習慣。「この世の―」 **ざ・か【座下】**〔文〕(座のそばの意で)手紙の脇付{わきづけ}の一つ。あて名にそえて敬意を表す語。[類語]足下{そっか}。机下。 **ざ・が【坐臥・座臥】**〔文〕《名・自サ》すわることとねること。起き伏し。また、日常生活。[四字]「行住―」[類語]起居。 **さか・あがり【逆上がり】** ➡尻上がり④。 **さかい【境・界】**●物が互いに接している部分。境界。境目。「政治学と社会学の―」●土地を区切っているもの。「この生け垣が隣家とのーだ」●物事の状態の変わり目。ある事態と別の事態との分かれ目。境目。「生死{しょうじ}の―をさまよう」●〔文〕限定された、特定の場所。「神秘の―」●〔文〕心境。境地。「安心立命{あんじんりゅうめい}の―」 **さかい**《接助》《名詞「境」が助詞化したものという》〔関西方言〕原因・理由を表す。から。ので。「はっきりせん―、よう分からへん」 **さかい・め【境目】** 境になる部分。分かれ目。境。 **さか・うらみ【逆恨み】**《名・他サ》●うらんでいる相手から逆にうらまれること。「―をうける」●他人の好意を曲解して、かえってうらみに思うこと。 **さか・える【栄える】**《自下一》勢力が強くなる。盛んになる。繁栄する。「国家が―・える」[対]衰える。[文]さか・ゆ《下二》。 **さか・おとし【逆落とし】**●物をさかさまに落とすこと。●絶壁などを一気にかけおりること。「鵯越{ひよどりごえ}の―」[表記]②は「坂落とし」とも書く。 **さかがみ【酒瓶・酒甕】** 酒を貯蔵しておくかめ。さけがめ。 **さかき【榊】**●ツバキ科の常緑小高木。葉は長楕円形で、表面は光沢がある。枝葉を神事に用いる。[参考]「玉串{たまぐし}」は「サカキ」の美称。●〔古〕神域に植えられる常緑樹の総称。 **さか‐きげん【酒機嫌】** 酒を飲んで、良い機嫌になっていること。さけきげん。 **さ‐がく【差額】** ある金額から他の金額を引いて残った額。差し引きした金額。 **ーベッド** 病院で、健康保険の給付額を越える使用料がかかるベッド(個室)での入院を希望する場合に、その差額を徴収されるしくみ。また、そのベッド(個室)。差額徴収ベッド。 **さか・ぐら【酒蔵】** 酒を醸造するくら。また、酒をたくわえておくくら。さけぐら。 **さかげ【逆毛】**●ふつうとは逆向きに生えている毛。●髪の毛先から根元に向かって逆さにとかした毛。ふくらませた髪形を作るときに用いる。[コロ]「―を立てる」 **さか・ご【逆子・逆児】** 赤ん坊が頭からではなく、足やしりの方から先に生まれ出ること。また、その赤ん坊。 **さか‐ごと【逆事】**〔子が親より先に死ぬなど〕順序が逆であること。また、ものの道理に合わないこと。さかさごと。さかさまごと。 **さかさ【逆さ・倒さ】**《名・形動》「さかさま」の略。 **さかさ‐ことば【逆さ言葉・倒さ言葉】**●意味を反対にして使うことば。「かわいい」を「にくい」と言うたぐい。●一つの語の音節の順序を、上下反対にしていいうことば。「はまぐり」を「ぐりはま」、「種{たね}」を「ねた」、「これ」を「れこ」というたぐい。倒語。 **さかさ・ふじ【逆さ富士・倒さ富士】** 水面に、さかさまに映った富士山。 **さかさま【逆様・倒】**《名・形動》物事の位置・状態・順序などが、反対になっていること。ぎゃく。さかしま。「上下がーになる」 **さかさまつげ【逆さ睫・倒さ睫】** ➡さかまつげ。 **さがし・あ・てる【捜し当てる・探し当てる】**《他下一》方々をさがして見つけ出す。「宝島を―・てる」 **さかし・い【賢しい】**《形》〔文〕●頭の働きがするどい。かしこい。さとい。「―・い生き方」●利口ぶってなまいきである。こざかしい。[文]さか・し《シク》。 **さか・しお【酒塩】** 煮物の味をよくするため、調味料として加える酒。 **さか‐しま【逆しま・倒】**《名・形動》●さかさま。●道理にそむくこと。「―な考え」 **さがしもの【捜し物・探し物】** 物のありかをさがすこと。また、その目当ての物。[類語]尋ね物。失せ物。 **ざ‐がしら【座頭】**●上座にすわっている人。首座の人。●芝居の一座の長。 **さが・す【捜す・探す】**《他五》見つけ出そうとして、たずねもとめる。「人を―・す」「落とし物を―・す」[類語]探る。(5)物色。検索。[文]さが・す《四》。 [使い分け]「さがす」 **探す**〔欲しい物を見つけ出そうとする〕古書店で初版本を探す・宝物を探す・職を探す・借家を探す・人のあらを探す・探し物を見つける **捜す**〔見えなくなった物を見つけ出そうとする。捜査。捜索]犯人を捜す・落とし物を捜す・財布が見当たらないといって家中を捜しする・迷子を捜す [参考]元来「探」は奥深く手を入れてさがす意、「捜」は細かなすき間を手さぐりでさがす意で、意味に大差はない。近年、右のように使い分けるが、混用されることも多い。「家探し/家捜し」では、前者は住むべき家をさがす意、後者は家中をくまなくさがす意で使う。「人探し/人捜し」では、主に前者は求人の意で、後者は行方不明者の捜索の意で使う。「探し物/捜し物」「探し当てる/捜し当てる」なども同様に使い分ける。 **さか・ずき【杯・盃】**●酒をついで飲む(小さな)うつわ。杯{はい}。「―を干す」[類語]酒杯。猪口{ちょこ}。●➡「さかずきごと②」に同じ。[句]「夫婦のーをかわす」[表記]現代仮名遣いでは「さかづき」も許容。 **―ごと【―事】**●さかずきをとりかわして飲むこと。酒宴。●夫婦・兄弟分・親分子分などの約束をかためるために、同じさかずきの酒をくみかわすこと。 <562> **さか‐ぞり【逆剃り】**《名・他サ》ひげや毛髪の、生えている方向と逆に刃をあててそること。さかずり。 **さか・だい【酒代】** ➡酒手{さかで}。 **さかだち【逆立ち】**《名・自サ》●両手を地につけて体を支え、両足を上にのばして立つこと。しゃちほこだち。倒立。●物の上下の位置が反対になっていること。さかさま。 **―しても**《句》どれだけがんばっても。逆立ちをしても。「あの人には―勝てない」 **さか・だ・つ【逆立つ】**《自五》〔下や横に向いたものが〕上に向かって立つ。また、さかさまになって立つ。「髪の毛が―・つ」 **さか・だ・てる【逆立てる】**《他下一》さかさまに立つようにする。「たてがみを―・てて突進する」 **さか・だる【酒樽】** 酒を入れておく、大きなたる。 **さか・づき【杯・盃】** ➡さかずき。 **さか・て【逆手】**●ふつうと反対の向きに手を使うこと。●刃物の持ち方で、刃が小指の方に出るように柄をにぎること。「短刀をーにとって…」●鉄棒・平行棒などのにぎり方で、手を下から回して手のひらが自分の方へ向くようににぎること。[対]順手。●相手の攻撃を逆に利用して攻めること。逆手{ぎゃくしゅ}。[句]「ーにとる」 **さか・て【酒手】**●酒を・買う(飲む)ための代金。●〔雇い人などに〕約束の賃金以外に与える金。「―をはずむ」[同]さかで。酒代{さかだい}。[類語]心づけ。 **さか・とびこみ【逆飛び込み】** 頭の方から水中へとびこむこと。 **さか・とんぼ【逆蜻蛉】** 「さかとんぼ返り」の略。頭から後ろの方向に一回転すること。 **さかな【肴】**(「さか」は酒、「な」は「菜(=おかず)」の意)●酒を飲むときにそえて食べるもの。酒のさかな。つまみ。●酒を飲むときに、その場に興をそえるもの。「上司のうわさ話を―に飲む」 **さかな【魚】** 食用とする魚{うお}ら。また、魚類の総称。[語源]酒菜(=酒のさかな)に魚を用いることが多かったところから。[参考]「一尾が…」または「一匹が…」と数える。 **さか・なで【逆撫で】**《名・他サ》●毛などを、生えている方向と逆の方向になでること。●わざと人の気にさわるような言動をとること。「神経を―する放言」 **さか・なみ【逆波・逆浪】**〔文〕〔強い風などのため〕流れにさからって立つ波。さかまく波。「―が立つ」 **さか・に【酒煮】** 酒を多く使って煮た料理。さけに。 **ざ・がね【座金】**●ねじで物をしめつけるとき、ねじがゆるまないように、ねじの下にあてるうすい金属の板。ワッシャー。●器具などの表面を保護したりくぎの頭をかくしたりするために、飾りとしてうちつける金物。 **さか・ねじ【逆捩じ】**●反対の方向にねじること。●非難や抗議されるべき人が、逆にやりこめること。[句]「ーを食う」 **さかのぼ・る【遡る・溯る】**《自五》●川の流れにさからって上流へのぼる。●系統的にたどってその根本や過去に立ち返る。「時代を―・る」 **さかば【酒場】** 客に酒を飲ませる店。のみ屋。[類語]居酒屋。 **さか‐ぶとり【酒太り・酒肥り】**《名・自サ》➡さけぶとり。 **さか・ま・く【逆巻く】**《自五》〔文〕●流れにさからうように波が激しく立つ。「―・く怒濤{どとう}」●煙や火が激しく巻きあがる。 **さか‐ます【酒升】** 酒などをはかるのに用いる、ます。柄が付いている。 **さか・また【逆叉】** 「シャチ」の別称。 **さか・まつげ【逆睫】** ふつうとは反対に、眼球に向かって生えるまつげ。さかさまつげ。 **さか・まんじゅう【酒饅頭】** 小麦粉に酒を入れた生地で作った皮で餡を包んで蒸した饅頭。 **さがみ【相模】** 旧国名の一つ。今の神奈川県の大部分。相州{そうしゅう}。 **さか・みち【坂道】** 坂になっている道。 **さかむけ【逆剥け】** つめの生えぎわの皮膚が、指のつけ根に向かって細くむけること。ささくれ。 **さか・むし【酒蒸し】** 魚・貝に酒をふりかけてむすこと。また、その料理。「鯛の―」 **さか・もぎ【逆茂木】**〔文〕敵の侵入を防ぐため、とげのある枝や先をとがらせた木を外に向けて並べ、垣としたもの。 **さか・もり【酒盛り】**《名・自サ》多くの人が集まって酒を飲み、楽しむこと。酒宴。[類語]宴会。うたげ。 **さか・や【酒屋】**●酒を売る・店(職業の人)。酒類販売業。[類語]酒家。酒舗。●酒を醸造している店。造り酒屋。酒造業者。 **―へ三里豆腐屋へ二里**《句》日用品を買うのにも遠くへ行かなければならないほど不便な所のたとえ。 **さか・やき【月代】** 江戸時代、男子が前額から頭の中央へかけて頭髪をそった・こと(部分)。月代{つきしろ}。 **さか・やけ【酒焼け】**《名・自サ》常に酒を飲んでいて、顔や胸などが日焼けしたように赤らんでいること。 **さか・ゆめ【逆夢】** 夢で見たことが現実では反対のこととして起こったとき、その夢のこと。[対]正夢{まさゆめ}。 **さから・う【逆らう】**《自五》●物事の勢い・順序などと反対の方向に向かう。逆行する。「風に―・って進む」●〔意見・命令などに〕反対する。反抗する。はむかう。「親の意見に―・う」[文]さから・ふ《四》。 **さかり【盛り】**●物事の勢いが最も・強い(さかんな)こと。また、その時期。「夏の暑いー」「花―」「育ちー」●人の一生で、心身ともに最も充実している状態。また、その時。年盛り。「男―」「働きー」[参考]①②は名詞のあとにつけて接尾語的にも使われ、多く「ざかり」となる。●鳥獣が一定の時期に発情すること。 **さがり【下がり】**●位置・程度・数値などが低くなること。[対]上がり。●一定の時刻を少し過ぎること。また、その時。〔時を表す語につけて接尾語的に使うことが多い〕「昼―」●おさがり。●相撲取りが締め込みの前にはさんでさげるもの。「―をさばく」 **さがり・め【下がり目】**●目じりの下がった目。たれ目。[対]上がり目。●勢いがおとろえかかる時期。また、値段などが下がりかかる時期。下がり口。[対]①②上がり目。 <563> **さーがい【先買い】**●〔値上がりを見込んで〕他人より先に買うこと。●先物を買うこと。後で現物を受け取る約束で買うこと。[対]先売り。 **さか・る【盛る】**《自五》●勢いがさかんになる。たけなわになる。流行する。〔現代では、多く接尾語的に用いる〕「火が燃え―・る」●〔商売などが〕繁盛する。「店が―・る」●鳥獣が発情して交尾する。[文]さか・る《四》。 **さが・る【下がる】**《自五》〔何かに・付いて(属して)いる〕ものの位置が低くなる。●位置が上から下へかわる。「ズボンが―・る」[句]「頭が―・る(=感服する)」●上部が固定されて、他方が下へ垂れる。「幕が―・る」●中心となる場所から位置が移る。●目上の人のいる所などから退く。特に、主人の家から暇を取る。「控え室に―・った」●後ろへ位置が移る。後ろへ退く。[句]「三尺―・って師の影をふまず」●目上の人や官庁から物がわたされる。下付される。「鑑札が―・る」●ものの段階・程度・数値が低い所に移る。●地位などが低くなる。「位が―・る」●高低の度合いが低くなる。「熱が―・る」「打率が―・る」●品質・価値などが低くなる。悪くなる。「成績が―・る」●値段などが低くなる。安くなる。「物価が―・る」[対]①~⑩上がる。●時が移る。「時代が―・る」[文]さが・る《四》。 **さか・ろ【逆櫓・逆艪】**●船首にも船尾にも艪{ろ}をとりつけ、船をまわさずに後ろへも進めるようにすること。また、その船。●なりゆきに応じてどちらへも進めるようにした仕組み。「インフレに対応できるよう、景気浮揚策に―をつけておく」 **さ・かん【佐官】** 旧軍隊で、大佐・中佐・少佐の総称。将官の下、尉官の上。また自衛隊で、一佐・二佐・三佐の総称。[参考]尉官・将官。 **さ・かん【左官】** 壁をぬる職人・職業。「―職人」 **さかん【盛ん】**《形動》《「盛り」の音便》●勢いのいいようす。「―な拍手」●熱心に物事が行われるようす。「―に宣伝する」[類語]盛大。旺盛。 **さ・がん【左岸】** 川下に向かって左側の岸。[対]右岸。 **さ・がん【砂岩】** 堆積岩の一種。砂の粒が水底で固まってできた岩。建築用材などに使う。 **ざ・かん【座棺・坐棺】** 死んだ人をすわらせた姿勢にして入れるように作った棺。[対]寝棺。 **さき【先】**●空間的・時間的に、順序が前であるところ。●物の、いちばん前の部分。突端。「葉の―」●いちばん前。いちばん始め。先頭。「行列の―を歩く」●〔時間的に〕より早いこと。あることよりも前。「兄より―に寝る」●現在よりも前。以前。過去。「――に聞いたことのある話」[句]「転ばぬ―の杖」[表記]⑤は「前」とも書く。●空間的に、物事が向かうところ。●物や人が進んで行くところ。視線などの向かうところ。前方。「―をよく見ろ」●行き着くところ。目的地。「車を回す―を決める」●自分とかかわりをもつ相手。先方。「就職した―」●時間的に、未来に向かって生きてゆくところ。将来。前途。「―が楽しみな子」●〔進行する〕物事の、残り・続きの部分。「話の―を続ける」[対]①④後{あと}。 **―に立・つ**《句》●先頭に立つ。自分から率先してある事を行う。「―・って案内する」●他のことよりも順序が先になる。特に、ある感情が、まず心を占める。さきだつ。「心配が―・つ」 **―を争・う**《句》人より有利になろうとして争って進む。我先にと進む。「―・って出口に向かう」 **さき【崎・埼・碕・岬】**●海につき出た陸地の端。みさき。[参考]ふつう、他の語について固有名詞を作る。「観音崎(神奈川)」「犬吠埼(千葉)」「日御碕(島根)」●山や丘のつき出た先端。でばな。 **さき【左記】** 縦書きにした文章で、それより左の方に書いてある事柄。以下に記した文句。「――の要領で会を開く」[類語]下記。[対]右記。 **さぎ【詐欺】** 人をだまして、金銭や品物をうばったり損害を与えたりすること。「――師」[類語]詐取。 **さぎ【鷺】** サギ科の鳥の総称。くちばし・首・あしが長く、水辺にすむ。 **―を烏{からす}と言いくる・める**《句》見えすいた嘘を真実であると、あるいは逆に真実を嘘であると言い曲げること。道理を曲げて主張すること。 **さき・いき【先行き】** ➡さきゆき。 **さき・うり【先売り】** ●先物を売ること。後で現品の受け渡しをする約束で売ること。[対]先買い。 **さき・おくり【先送り】**《名・他サ》実際に行うことを先へのばすこと。「解決を―にする」 **さきがけ【先駆け・先駈け・魁】**《名・自サ》●他の者に先んじて敵陣に攻め入る・こと(人)。前駆{ぜんく}。「――の功名」[類語]先陣。●いちばんはやく始める・こと(人・物)。先んじること。先駆{せんく}。「流行の―」 **さき・が・ける【先駆ける・魁ける】**《自下一》●他に先んじて敵中に攻め入る。●〈多く、「―けて」の形で〉他に先んじて物事を始める。「春に―・けてさく花」 **さき・がし【先貸し】**《名・他サ》〔給料・代金など〕支払うべき金銭を期日より前に支払い、形の上で貸したことにすること。前貸し。[類語]前払い。[対]先借り。 **さき・がり【先借り】**《名・他サ》受けとるべき金銭を期日より前に受け取り、形の上で借りたことにすること。前借り。前借{ぜんしゃく}。[対]先貸し。 **さき・ぎり【先限】** 長期清算取引の一つ。売買の契約と商品の実際の受け渡しとの間の期間がもっとも長い取り引き。また、その商品。[対]当限{とうぎり}・中限{ちゅうぎり}。 **さき‐くぐり【先潜り】**●先回りしてひそかに事を行うこと。●人の言うことを推量して早合点すること。〔多くは、相手の言うことを悪くとったり疑ったりすることをいう〕=先繰り。 **さき・こぼ・れる【咲き溢れる】**《自下一》花が枝や茎からこぼれ落ちるくらい、多くさく。[類語]咲き乱れる。 **さき・ごめ【先込め】** 銃口から弾丸を込める・こと(銃)。「―銃」[対]元込め。 **さき・ごろ【先頃】** 現在からあまり遠くない過去。このあいだ。「つい―」[類語]先日。先般。 **さき・ざき【先先】**●〔ずっと先の〕将来。行く末。「子供の―を心配する」●現在よりずっと以前。「―からの約束」[類語]まえまえ。●行く方々の場所。「行くーでお土産を買う」●〔物の〕すべての端(の方)。「手足のーまで緊張する」 **さき・さま【先様】** 先方の人に対する敬称。 **さき・ぞなえ【先備え】** 先頭に立つ軍隊。先陣。 **サキソホン** ➡サクソホン。▽saxophone **さきぞめ【先染め】** 布に織る前に、糸のままで染色する方法。[対]後染め。 <564> **さき・そろ・う【咲き揃う】**《自五》〔ある範囲の花が〕残らず全部さく。「庭のチューリップがー・う」 **さき・だか【先高】** 値段が将来高くなる見込みであること。「土地の―を見こす」[対]先安。 **さき・だ・つ【先立つ】**《自五》●(他人の)先頭に立つ。先に立って行動する。「隊長が―・って登頂する」●ある物事より以前に・起こる(行われる)。「開会式に―・って入場行進がある」●ある人より前に死ぬ。「夫に―・たれる」●〈「―もの」の形で〉何よりもまず必要である。[句]「―・つもの(=お金)がない」 **さき・だ・てる【先立てる】**《他下一》●〔他の人より〕先に行かせる。先頭に立たせる。「偵察隊を―・てる」●先に死なせてしまう。「弟子を―・てた悲しみ」 **さぎ・ちょう【左義長・三毬杖】** 昔、一月一五日に宮中で行われた、悪魔を払う火祭りの儀式。民間の「どんど」に当たる。 **さき・づけ【先付け】** 料理屋などで、本料理の前に出す簡単な料理。突き出し。お通し。 **さき・どり【先取り】**《名・他サ》●他人より先に物を取ること。また、将来行われるのを見通して、それ以前にその事を行うこと。「時代を―する」●代金や利子などを先に受け取ること。 **さき・に【先に・前に・嚮に・嚢に】**《副》前に。以前に。「―申し上げましたように…」 **さきばしり【先走り】**《名・自サ》〈「おー」の形で〉先ばしる・こと(人)。「いつものお―だから信用できない」 **さき・ばし・る【先走る】**《自五》他より先に物事をする。特に、先になろうとして、ひとりよがりに判断したり行動したりする。「―・って失敗する」 **さき・ばらい【先払い】**●郵便料金や宅配料金などを受取人が支払うこと。着払い。[対]元払い。●《名・他サ"》料金・運賃などを前もって支払うこと。前払い。[対]後払い。 **さき・ぶと【先太】**《名・形動》棒状のものなどの先端が太い・こと(もの)。「―のつえ」[対]先細。 **さき・ぶとり【先太り】**《名・自サ》●先端にいくほど太くなっている・こと(もの)。●物事が先にいくほど盛んになること。また、数量が先にいくほど増えていくこと。[対]①②先細り。 **さき・ぶれ【先触れ】** 前もって知らせること。また、来るべき物事をあらかじめ感じさせる・こと(もの)。前ぶれ。[類語]前兆。きざし。 **さき・ぼう【先棒】**●二人が棒で物を担ぐとき、前の方を担ぐ・こと(人)。[参考]もっこ(図)。[対]後棒。●➡おさきぼう。 **さき・ほこ・る【咲き誇る】**《自五》ほこらしげにさく。見事にいっぱいさく。「吉野に―・る桜」 **さき・ぼそ【先細】**《名・形動》棒状のものなどの先端が細い・こと(もの)。「―の筆」[対]先太。 **さき・ぼそり【先細り】**《名・自サ》●先端にいくほど細くなる・こと(もの)。●勢いや数量があとになるほどおとろえたり減ったりしていくこと。[対]②先太り。 **さき・にお・う【咲き匂う】**《自五》〔「匂う」は、色が美しく照りはえる意〕花が美しくはなやかにさく。「桃の花がー・う」 **さきのこ・る【咲き残る】**《自五》●散らずにさいている。「山中に―・る桜」●他の花よりおくれてさく。また、他の花はさいたのにさかずに残っている。「いちばん端のヒマワリが一本だけー・っている」 **さき・の・よ【先の世】**●前世。●死後に行くという世。あの世。後世{ごせ}。 **さき・のり【先乗り】**●隊列の先頭に立つ騎馬の人。前駆{ぜんく}。[対]後乗り。●《名・自サ》仲間より先に目的地に行って準備する・こと(人)。「合宿地に―する」 **さきもり【防人】**(「崎守(=辺境を守る人)」の意》上代、九州北辺の地の防備にあたった兵士。東国出身の兵士が主であった。 **さき・やす【先安】** 値段が将来安くなる見込みであること。[対]先高。 **さき・やま【先山】** 鉱山・炭鉱で採掘に従事し、経験が豊かな労働者。[対]後山{あとやま}。 **さ・きゅう【砂丘】**〔砂漠や海岸などで〕風で運ばれた砂が積み重なってできた丘。「鳥取の―」 **さき・ゆき【先行き】**●前途の見通し。将来。ゆくすえ。「交渉の―が読めない」●景気・相場などの将来の動き。=先行{さきゆ}き。 **さ・ぎょう【作業】**《名・自サ》〔頭脳や体を働かせて〕実際に仕事をすること。また、その仕事。「――員」 **―りょうほう【―療法】** 心身に障害のある人などが、農耕や手芸などの生産的活動・日常的動作・社会奉仕・音楽や運動などの余暇活動などを通じて、機能の回復や社会適応のためのリハビリテーションを行う治療法。[参考]略語集(OT)。 **ざ・きょう【座興】**●〔宴席などで〕興をそえる、ちょっとした芸・遊戯。●その場の一時のたわむれ。 **ざ・ぎょう【座業・坐業】** すわったままでする仕事・職業。座職。[類語]居職{いじょく}。 **さぎょう・へんかくかつよう【サ行変格活用】** 動詞の活用形式の一つ。文語は「せ・し・す・する・すれ・せ(よ)」、口語は「せ(さ・し)・し・する・する・すれ・しろ(せよ)」と活用するもの。文語は「す」、口語は「する」の各一語だが、他の語と結びついてできた複合語の数は非常に多い。サ変。 **さき・よみ【先読み】**《名・他サ変》先のことを予測すること。「市場をーする」 **さぎり【狭霧】**(「さ」は接頭語)〔雅〕霧。 **さき・わけ【咲き分け】** 同じ株から出た枝に異なった色や形の花が付くこと(草木)。 **さき・わたし【先渡し】**《名・他サ》●取り引きで、契約後一定期間をおいて商品をわたすこと。●代金の支払い前に商品をわたすこと。また、商品の引き取り前に代金を支払うこと。●貨物を到着先で相手にわたすこと。●月給や賃金を期限前に支払うこと。前払い。 <565> **さ・きん【差金】** 差し引きした残りの金額。[類語]差額。 **さ・きん【砂金】** 砂のような形で産する金。 **さきん・じる【先んじる】**《自上一》《「先にする」の転》●他の者より先に行く。先に事を行う。●他よりも進んだ段階にある。「宇宙開発ではA国がB国に一歩ー・じている」=先んずる。 **さきん!ずる【先んずる】**《自サ変》➡先んじる。 **―ずれば人を制する**《句》人より先に行えば有利な立場に立つことができる。[故事]〈史記・項羽本紀〉 **さく** (マグロなどの)大きな魚を刺身にできるように、縦長に切った肉のかたまり。 **さく【作】**●作品を作ること。また、その作品。「会心のー」「雪舟―」●農作物のできぐあい。「平年―」 **さく【朔】**〔文〕●陰暦で、月の最初の日。ついたち。新月。[対]望{ぼう}。 **さく【柵】**●木や竹を立て並べて作った囲い。●昔、木・竹などをめぐらした小さなとりで。 **さく【策】** はかりごと。計画。また、物事がうまくゆくようにするための手段・方法。「改善―」[コロ]「―を練る」 **――を弄{ろう}・する**《句》正当とは言えない手段を用いる。 **さく【索】** (ふとい)綱。なわ。 **さ・く【咲く】**《自五》花のつぼみが開く。[句]「話に花が―・く(=話題がつきず、いろいろな話が次々に出る)」[類語]綻{ほころ}びる。(5)開花。[文]さ・く《四》。 **さ・く【裂く・割く】**《他五》きっちりとした境界を設けて、二つ(以上)に強引にはなす。●引き破る。引っぱってはなす。「シャツを―・く」●刃物などで切り割る。「魚の腹を―・く」●二人の間を無理に引きはなす。「夫婦の仲を―・く」●〔すでに予定している〕場所・時間・金などの一部を、別の用にあてる。「紙面を―・いて広告をのせる」[表記]④はもっぱら「割く」と書く。[文]さ・く《四》。[使い分け] **ざく** 鍋料理で、肉・魚などとにるハクサイ・ネギなどざく切りにした野菜。 **さく・い【作意】**●わざとすること。たくらみ。故意。「―があってしたことではない」●芸術作品を制作した、作者の意図。[類語]モチーフ。 **さく・い【作為】**《名・自サ》〔文〕自然の状態に手を加えること。[対]無為。●何かに見せかけようとして、わざと手を加えること。つくりごと。「―のあとが目立つ」●〔法〕〔意思をもって行う〕積極的な行為。[対]不作為。 **―てき【―的】**《形動》〔ある目的を果たそうと〕故意に行うようす。また、不自然で、わざとらしいようす。「―に仕組んだ事故」 **さく・い**《形》〔俗〕●性格があっさりしている。気さくである。「―・い人」●もろい。こわれやすい。「――な材質」 [使い分け]「さく・さける」 **割く**〔刀で切り分ける。一部を分けて他の用にあてる〕腹を割く・鶏を割く・時間を割く・領土を割く・人員を割く・紙面を割く **裂く**〔布をたちきる。強引にさきやぶる〕布を裂く・生木を裂く・夫婦仲を裂く・やみを裂く声・引き裂く **裂ける**〔線状に切れてはなれる〕木の幹が裂ける・岩の裂け目・地面が裂ける・張り裂ける [参考]一般に「割」は分割、「裂」は分裂の意だが、「木を割く・仲を割く」と書くこともできる。その場合、「割」は、「裂」よりも強いニュアンスの表現となる。 **さくいん【索引】** 書物の中にある事項・語句などを、容易にさがし出せるように一定の順序に並べ、そのページ数などを記した表。インデックス。「総画―」 **さく・おう【策応】**《名・自サ》〔文〕互いに策を立て合い、しめし合わせて行うこと。[類語]共謀。 **さく・おとこ【作男】**〔農家などで〕やとわれて耕作に従事する男。 **さく・が【作画】**《名・自サ》絵や写真を作ること。 **さく・がら【作柄】**●農作物のできぐあい。作況。●芸術作品のできばえ。でき上がりぐあい。 **さくがん・き【鑿岩機】**〔工〕岩石に穴をあける機械。おもに鉱山・土木工事に用いる。ドリル。[表記]書きかえ字として「削岩機」を用いる。 **さく・ぎょう【昨暁】**〔文〕きのうの明け方。 **ざく・ぎり【ざく切り】** キャベツ・ハクサイなどの野菜を大ぶりにざくざくと切ること。また、切ったもの。 **さく‐ぐ【索具】**〔帆綱{ほづな}など〕船で使う、綱で作った道具。 **さく‐げん【削減】**《名・他サ"》〔それまでの数量・額などを〕けずりへらすこと。「経費――」[類語]減殺。縮減。 **さく・げん【遡源・溯源】**《「そげん」の慣用読み》➡そげん。 **さく‐ご【錯誤】**●〔事実に対する〕まちがい。あやまり。●事実と観念の不一致。[四字]「時代―」 **さくさく**《副》《「―と」の形も)●霜柱・砂・雪などをふむときの音の形容。●ダイコン・ハクサイなどを刻んだり、かんだりするときの軽快な音の形容。●〔俗〕物事を手際よく行うようす。「仕事を―進める」 **さくさく【嘖嘖】**《形動》〔文〕口々にほめそやすようす。[四字]「好評――」[注意]「悪評――」は誤り。悪い意味のときは「(悪評)紛々{ふんぷん}」「(非難)囂々{ごうごう}」などを使う。 **ざくざく**《副》《「―と」の形も》●小石などの上をふむときの音の形容。●野菜などを大きく刻む音の形容。●金銭・宝物などが数限りなくあるようす。 **さく・ざつ【錯雑】**《名・自サ》〔文〕いろいろな事柄が複雑に入りまじっていること。こみ入っていること。「―した中東問題」[類語]錯綜{さくそう}。交錯。 **さく・さん【柞蚕】** ヤママユガ科の蛾{が}。大形で褐色。まゆからじょうぶで安価な絹糸がとれる。 **さく・さん【酢酸・醋酸】**〔理〕刺激臭と酸味のある無色の液体。酒類の発酵、木材の乾留などで作る。食用酢の主成分。薬品の原料にもなる。 **さく・し【作詞】**《名・自他サ》歌曲などの文句を作ること。また、その文句。「土井晩翠―、滝廉太郎作曲」 **さく・し【作詩】**《名・自他サ》詩を作ること。詩作。 **さく・し【策士】** はかりごとのたくみな人。また、事あるごとにはかりごとを好んで用いる人。 **――策に溺れる**《句》策士はあまり策略を使いすぎて、かえって失敗する。 **さく・じ【作字】**《名・他サ》印刷で、特殊な漢字を、既存の活字の部分を組み合わせたりけずりとったりして作ること。[参考]パソコンなどで、内蔵・登録されていない文字を作ることにもいう。 **さく・じつ【昨日】** きょうの前の日。きのう。〔「きのう」よりも改まった言い方〕「―は失礼いたしました」 <566> **さく・じつ【朔日】**〔文〕その月の第一日。ついたち。 **さく・しゃ【作者】**●芸術作品を作った人。[類語]作家。●歌舞伎などの脚本の作り手。狂言作者。 **さく・しゅ【搾取】**《名・他サ》●[文]しぼりとること。●資本家・地主などが労働者・農民などに労働価値に見合った賃金を支払わず、その利益を独占すること。 **さくじょ【削除】**《名・他サ》〔文章などの一部を〕けずりとること。「名簿から―する」[類語]抹消。 **さく・じょう【作条】** 種まきをするため、畑の表面に一定の幅で平行にほった浅いみぞ。 **さく・じょう【索条】** 「ワイヤロープ」に同じ。 **さく・ず【作図】**《名・他サ》●図面を作ること。[類語]製図。●幾何学で、定規とコンパスを用いて、条件をみたす図形をえがくこと。また、その図形。 **さく!する【策する】**《他サ変》〔文〕はかりごとをめぐらす。計略を立てる。画策する。「変革を―・する」 **さく・せい【作成】**《名・他サ》文書・計画などを作り上げること。「予算案を―する」 [使い分け]「サクセイ」 **作成**〔書類・図表・計画などを作り上げる〕レポートを作成する・法案を作成する・入試問題を作成する **作製**〔物を作る。製作。工作〕模型飛行機を作製する・本棚を作製する・昆虫標本を作製する [参考]法令では、書類などの内容に注目して言うときに「作成」、物としての書類の実体に注目して言うときに「作製」と書いて使い分けた(伝票の作成にあたっての心得/伝票は五部作製しなければならない)が、近年「作成」に統一されている。見取り図・予定図などは、両者をあてて用いる(地図の作製/作成)。 **さく・せい【作製】**《名・他サ》物をつくること。製作。[使い分け] **さく・せい【鑿井】**《名・自サ》〔文〕〔地下水・原油などをとるために〕地中深く穴をほること。ボーリング。 **サクセス・ストーリー** 成功物語。立身出世物語。▷success story **さく・せん【作戦】**●軍隊が計画にしたがって行う、敵に対する戦闘行動。「陽動―」●戦闘や試合をうまく進めていく上での方法・計画。[コロ]「ーを立てる」●ある目的を達するための方法・計画。「選挙の―がうまい」[類語]②③戦術。戦略。 **さく・ぜん【索然】**《形動》〔文〕空虚でおもむきがないようす。興ざめのするようす。[四字]「興味―」 **さく・そう【錯綜】**《名・自サ》〔文〕〔物事が〕複雑に入りくんでいること。交錯。「――した事件」[類語]錯雑。 **サクソホン** 木管楽器の一つ。広い音域と豊かな音量をもち、吹奏楽・ジャズ演奏には欠かせない。サキソホン。サクソフォーン。サックス。[参考]金属製だが、構造上木管楽器に入れる。▷saxophone **さく・ちょう【昨朝】**〔文〕きのうの朝。[対]昨晩{さくばん}。 **さく・づけ【作付け】**《名・他サ"》作物を田畑に植えつけること。さくつけ。「麦を―する」[表記]「作付面積」は「け」を送らない。 **さくっと**《副》●少しかたさがあり割れやすいものを、噛んだり割ったり崩したりするようす。また、その音の形容。「うすいクッキーをーかじる」●[俗]物事を手際よくさっさと行うようす。「――用事を済ませる」 **さく‐てい【策定】**《名・他サ》〔文〕計画を十分に練って決めること。「人員合理化案を―する」 **さく・てき【索敵】** 敵の位置や、敵の兵員の配置や兵力の状況を探ったりすること。[類語]偵察。 **さく・ど【作土】** 「耕土」に同じ。 **さく・とう【作陶】**《名・自他サ》〔文〕陶磁器を作ること。「―を生業{なりわい}とする」「―工房」 **さく・どう【策動】**《名・自他サ》〔好ましくないことを〕ひそかに計画し行動すること。策略をめぐらす動き。「反対派の―」[類語]暗躍。 **さく・どう【索道】** 「ロープウエー」に同じ。 **さく・にゅう【搾乳】**《名・自他サ》〔牛やヤギなどの〕乳をしぼって取ること。「―機」 **さく・ねん【昨年】** ことしの前の年。去年。〔「きょねん」より改まった言い方〕[類語]旧年。 **さく・ねんど【昨年度】** 今年度の前の年度。前年度。[対]翌年度。来年度。 **さく・はく【削剝】**〔文〕●けずり、はぐこと。●河川・氷河・波などが地盤をけずりとって平らにすること。 **さくばく【索莫・索寞・索漠】**《形動》〔心をうるおすものがなく〕ものさびしいようす。物足りなく気がめいるようす。「――とした光景」[類語]落莫{らくばく}。 **さく・ばん【昨晩】** きのうの夜。昨夜。[対]昨朝。 **さくひこんぜ【昨非今是】**〔文〕境遇・思想などが一変して、きのう正しくないと思ったことが、きょうは正しいと思われること。〈陶淵明・帰去来辞〉 **さく・ひん【作品】** 芸術的な意図をもって作ったもの。「文芸―」[類語]製作物。[謙譲]愚作。拙作。 **さく・ふう【作風】** 芸術作品に現れる、その時代・作者などの傾向や特徴。「桃山時代のー」 **さく・ふう【朔風】**〔文〕北の方からふいてくる風。北風。 **さく・ぶつ【作物】**〔文〕絵画・彫刻・小説・詩歌などの作品。[注意]「さくもつ」と読めば別語。 **さく・ぶん【作文】**●《名・自サ》文章を作ること。また、その文章。特に、学校の教科で、文章を作ること。また、その文章。[参考]かつては「綴{つづ}り方」と言った。●体裁だけは整っているが、独創性に欠けていて内容のとぼしい文章。「報告書は役人のーだった」。 **さく・ほう【昨報】**〔文〕きのうの報道。 **さく・ぼう【朔望】** 陰暦で、一日と一五日。 **さく・ぼう【策謀】**《名・自他サ》はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。[類語]策略。陰謀。画策。 **さく・ほく【朔北】**〔文〕北方。特に、中国の北方にある辺地。「―の広野」 **さくま【作間】**●作物の植えてあるうねとうねの間。●農業のひまなとき。農閑期。 **ざ・ぐみ【座組み】** 歌舞伎・人形浄瑠璃・新派・寄席などで、一座の出演者の構成。 **さく・もく【作目】** 栽培される農作物の種類。 **さく・もつ【作物】** 田畑で栽培する植物。農作物。「園芸―」[注意]「さくぶつ」と読めば別語。 **さく・や【昨夜】** きのうの夜。昨晩。〔「ゆうべ」よりも改まった言い方〕「―から続く雨」[類語]ゆうべ。 **さく・やく【炸薬】** 爆弾・砲弾・魚雷などの中につめて、それを爆発させるための火薬。 **さく・ゆ【搾油】**《名・自他サ》〔植物の種子・果実などから〕油をしぼりとること。[類語]採油。 **さく‐よう【腊葉】**(「せきよう」の慣用読み》標本用の押し葉。 <567> **さくら** [俗]客の購買心をそそるために、客のふりをして商品をほめたり買ってみせたりする、大道商人の仲間。[参考]多く祝賀の際に用いる。●講演者や芸人などと共謀し、聴衆の中にまじってわざと賛成したりほめたりする人。[語源]「桜の花はただで見る」意で、芝居を無料で見物するかわりに、役者に声をかけた者をいい、そこから生まれた語という。 **さくら【桜】**●バラ科の落葉高木。淡紅色または白色の花は、春をいろどる花として親しまれ、古くは「花」といえばサクラの花をさした。また、散りぎわの美しいことから武士道の象徴とされ好まれた。日本の国花。材は建築・家具用。[類語]桜花。●「桜色」の略。桜の花のような色。淡紅色。➡桜肉。 **さくら・えび【桜蝦・桜海老】** サクラエビ科のエビ。体長約五㎝で、桜色。干して食用にする。 **さくら・がい【桜貝】** ニッコウガイ科の二枚貝。殻は長さ二~三㎝でうすく、桜色の光沢があり貝細工などに用いる。 **さくら・がみ【桜紙】** うすくやわらかいちり紙。 **さくら・がり【桜狩り】** 桜の花を観賞して歩くこと。[類語]花見。 **さくら・ぎ【桜木】**●桜の木。[句]「花はー、人は武士」●桜の木材。 **さくら・ぜんせん【桜前線】** 桜の開花日の等値線。ふつう、ソメイヨシノの開花日を基準にする。 **さくら・そう【桜草】** サクラソウ科の多年草。春、紅紫色・桃色の小さな花を多数つける。[参考]プリムラ。 **さくら・だい【桜鯛】**●桜の花のさくころ、内湾に産卵に来て漁獲されるマダイ。●ハタ科の海魚。体色は紅色。 **さくら・づけ【桜漬け】** 八重桜の花の塩づけ。熱い湯をそそいで桜湯として飲む。 **さくら・にく【桜肉】** 「馬肉」の別称。さくら。 **さくら・めし【桜飯】** しょうゆと酒を入れてたいた味付け飯。茶飯。 **サクラメント** キリスト教で、神のめぐみを信徒に与える儀式。洗礼・聖餐{せいさん}など。秘跡。▽sacrament **さくら・もち【桜餅】** 水でといた小麦粉を焼いた皮であんを包み、塩づけにした桜の葉を巻いた和菓子。また、蒸した餅米を天日に干したもの(道明寺粉)を使うこともある。 **さくら・ゆ【桜湯】** 「桜漬け」に、熱湯をそそいだ飲み物。 **さくらん【錯乱】**《名・自サ》感情・思考などが入り乱れて統一を失うこと。こんがらがってわけがわからなくなること。「驚きのあまりーする」 **さくらんぼ【桜ん坊・桜桃】** 果樹として栽培される桜桃{おうとう}の実。初夏に熟し、甘ずっぱい味がする。さくらんぼう。 **さぐり【探り】** さぐること。 **―を入・れる**《句》それとなく相手の事情などを調べる。 **ざくり**《副》《多く「―と」の形で》思いきり刃物をつき入れたり、勢いよく切ったり割ったりするようす。 **さぐり・あし【探り足】**〔視界のきかない所を〕足で行き先をさぐりながら歩くこと。「暗やみを―で歩く」 **さぐり・あ・てる【探り当てる】**《他下一》●〔手足などで〕さわって見つけ出す。●いろいろと調べたりさがしたりして見つけ出す。「犯人の隠れ家を―・てる」 **さく・りつ【冊立】**《名・自サ》〔文〕●天皇の命令によって、皇太子・皇后などを正式に定めること。●昔、中国で、天子が諸侯を領主に命じること。 **さく・りゃく【策略】** 物事を自分に都合よく動かしたり、相手をたくみに操ったりする、はかりごと。「―家」[コロ]「ーをめぐらす」[類語]計略。策謀。 **さぐ・る【探る】**《他五》●手足などでさわって物をさがしたり、物のようすを感じ取ったりする。「ポケットを―・る」●ひそかにようすを調べる。「ことばの裏を―・る」[類語]調査。探査。●未知のものをさがし求める。探求する。「人生の目標を―・る」[類語]探索。追求。●美しい風景や人に知られていない土地などをたずね求める。探訪する。「秘境の温泉を―・る旅」[文]さぐ・る《四》。 **さく・れい【作例】**●文章・詩などの、作り方の実例・手本。●辞書で、その語の用法の例として作った文。 **さく・れつ【炸裂】**《名・自サ》爆弾・砲弾などが爆発してはじけ散ること。[類語]破裂。 **ざくろ【石榴・柘榴】** ザクロ科の落葉小高木。六月ごろ、赤い筒形の花をつける。果実は熟して自然にさけ、赤い多数の種子を露出する。種皮は甘ずっぱく食用。根皮は駆虫剤。 **ざくろ‐いし【―石】** 珪酸塩鉱物の一群。色は赤・茶・黄・緑・黒などで、美しいものは宝石にする。ガーネット。 **ざくろ‐ぐち【―口】** 江戸時代の浴場で、湯ぶねへの入り口。湯がさめるのを防ぐため湯ぶねの前に下部をあけた板戸を立て、かがんで出入りするようにした所。 **さけ【酒】**●アルコール分をふくむ飲み物の総称。●白米を発酵させて作った、日本独特のアルコール飲料。日本酒。清酒。[使い分け] **――に呑{の}ま・れる**《句》酒を飲みすぎてひどく酔い、正気・自制心を失う。 **――の酔い本性{ほんしょう}に違{たが}わず**《句》酒に酔っても、その人の性質は変わらない。酒飲み本性違わず。 **――は憂いの玉箒{たまぼうき}**《句》酒は心の悩みを払いのけるものである。酒を飲めば心の憂さを忘れるということ。 **――は百薬の長**《句》酒は、適度に飲めばどんな薬にもまさる最良の薬である。〈漢書・食貨志〉 [使い分け]「酒(さけ/さか)」 *「酒」は古くは「さか」と言った。現代語でも複合語の語頭に来るときは「さか…」となる語が多く、古風な響きがある。語末では例外なく「…ざけ」となる。 [さけ…] 酒粕{さけかす}・酒利き・酒臭い(息)・酒肴{しゅこう}・酒好き・酒飲み・酒酔い運転 ◇[「さか」とも]酒癖・酒造り・酒どころ・酒太り・酒断ち・酒浸り [さか…] 酒代・酒手・酒樽・酒場・酒屋・酒蒸し・酒盛り ◇[「さけ…」とも]酒瓶・酒機嫌・酒蔵・酒壺・酒煮・酒升・酒饅頭・酒焼け […ざけ] 朝酒・甘酒・祝い酒・大酒・聞き酒・コップ酒・地酒・卵酒・茶碗酒・濁り酒・寝酒・梯子{はしご}酒・花見酒・冷や酒・深酒・升酒・迎え酒・やけ酒・雪見酒 **さけ【鮭】** サケ科の海魚。北の海で育ち、秋に生まれた川をさかのぼって上流の砂地に産卵し、のち死ぬ。孵化した稚魚は翌春海に下る。肉は淡紅色で、食用。卵も、すじこ・イクラなどとして食用。しゃけ。あきあじ。 <568> **さげ【下げ】**●さげること。さげたもの。「一字―」●相場が安くなること。下落すること。[対]①②上げ。●落語などの結びで、気のきいた面白みをもたせてしめくくる・文句(部分)。落ち。●「下げ緒{お}」の略。 **さげ・あし【下げ足】** 相場が下落の状態に向かうこと。 **さ・けい【左傾】**《名・自サ》〔文〕●〔物体が〕左の方にかたむくこと。●急進的な思想傾向になること。左翼化。[対]②右傾。 **さげ・お【下げ緒】** 刀のさやにつけて下げる組みひも。ふつう、刀を帯に結びつけるために用いる。下げ。 **さげ・かじ【下げ舵】** 航空機や潜水艦を下降させる、かじのとり方。[対]上げ舵。 **さけ・かす【酒粕・酒糟】**「もろみ」から酒をしぼりとった後に残ったもの。漬け物・かす汁などに使う。 **さげ・がみ【下げ髪】** 女性の髪形の一つ。髪全体を後ろで一つに束ねて垂れ下げるもの。すべらかし。 **さけ・ぐせ【酒癖】** 酒に酔ったときに出る(悪い)くせ。さかぐせ。[コロ]「―の悪い人」 **さけーじ【裂け痔】** 「切れ痔」に同じ。 **さげ・しお【下げ潮】**「引き潮」に同じ。[対]上げ潮。 **さげす・む【蔑む・貶む】**《他五》能力・人格などがおとっているものとしてばかにする。軽蔑する。蔑視する。「―・むような視線」[類語]見下げる。[文]さげす・む《四》。 **さけ・のみ【酒飲み】** 酒が好きで、たくさん、あるいは、たびたび飲む人。[類語]酒好き。上戸。 **――本性{ほんしょう}違{たが}わず**《句》➡酒の酔い本性に違わず。 **さけ・びたり【酒浸り】** 絶えず酒を飲んでいることを、酒にひたっていることにたとえていう語。さかびたり。 **さけ・ぶ【叫ぶ】**■《自他五》大声を出す。「火事だと―・ぶ」[類語]怒鳴る。わめく。(話)絶叫。[文]さけ・ぶ《四》。■《他五》世間に対し、強く主張する。「無実を―・ぶ」[文]さけ・ぶ《四》。[類義語の使い分け]「わめく・叫ぶ」 **さけ・ぶとり【酒太り・酒肥り】**《名・自サ》いつも酒を飲んでいるためにふとっていること。さかぶとり。 **さげ・まえがみ【下げ前髪】**〔少女などの〕前髪を額に垂らした髪形。[類語]額髪{ひたいがみ}。 **さけ・め【裂け目】**〔物などの〕さけた部分。[類語]割れ目。亀裂。 **さげ・もどし【下げ戻し】** 民間から政府にさし出された願書などをそのまま本人に返すこと。却下。 **さ・ける【裂ける】**《自下一》一つのものが、(線状に)切れて分かれる。「布が―・ける」[文]さ・く《下二》。➡使い分け「さく・さける」 **さ・ける【避ける】**《自他下一》都合の悪い物事から自分の位置をはなす。●都合の悪い人や物に近よらないようにする。また、かかわりを持たないようにする。よける。「台風を―・ける」「人目を―・ける」●都合の悪い時に重ならないようにする。「食事時を―・けて会う」●都合の悪い行動をひかえる。「対決を―・ける」「明言を―・ける」[文]さ・く《下二》。 **さ・げる【下げる】**《他下一》〔何かに付いている、また、何かに属している〕物の位置を低くする。●位置を上から下へかえる。「レバーを―・げる」●一定の場所にかけて・垂らす(つるす)。「風鈴を―・げる」●携帯するために・手に持って(身につけて)ぶらぶらさせる。「かごを―・げた女性」[表記]④は「提げる」と書く。●中心となる場所から位置を移す。●(目上の)人の前から、(目下の)人や物をしりぞかせる。「膳を―・げる」●後ろへ位置を移す。後ろへしりぞかせる。「車を―・げる」●目上の人から目下の人に物をわたす。さげわたす。「免状を―・げる」●(貯金などを)引き出す。おろす。●ものの段階・程度・数値を低くする。●地位などを低くする。「位を―・げる」●高低の度合いを低くする。「温度を―・げる」●質・価値を低くする。悪くする。「評価を―・げる」●けなす。「人を上げ(=ほめ)たりー・げたりする」●値段などを低くする。安くする。[対]①~⑬上げる。[文]さ・ぐ《下二》。 [使い分け] [使い分け]「さげる」 **下げる**〔位置を低くする。位置を移す〕上げ下げ・看板を下げる・頭を下げる・値段を下げる・評価を下げる **提げる**〔手にもつ。ひきつれる〕手提げかばん・かばんを手に提げる・手なべ提げても・手にカメラを提げて散歩する・大作を引っ提げて登場 [参考]「手に下げる/提げる」と両様の表記があるが、後者は物をぶらぶらさせている情景が浮かぶ。 **さげ・わた・す【下げ渡す】**《他五》官庁から民間へ、または目上の者から目下の者へ、物品などを与える。 **さげん【左舷】** 船尾から船首の方に向いて左側のふなばた。[対]右舷。 **ざこ【雑魚】**(「雑喉{ざこう}」の転)●いろいろな種類の入りまじった小ざかな。じゃこ。●地位の低い、つまらない者。小物。〔さげすんで言う〕 **―ね【―寝】**《名・自サ》せまい部屋などに、大勢が雑然と寝ること。 **―の魚{とと}交じり**《句》身分・能力にふさわしくない高い地位にいて、居心地の悪いことのたとえ。ごまめの魚交じり。[参考]「とと」は「ざこ」に対して「大きな魚」の意。 **ざ・こう【座高・坐高】** 背筋をまっすぐにして、いすに腰かけたときの、座面から頭の頂点までの高さ。 **さこ・うべん【左顧右眄】**《名・自サ》➡右顧左眄{うこさべん}。 **さ‐こく【鎖国】**《名・自サ》政府が他国との通商・交通などを禁止(制限)すること。特に、江戸幕府がオランダ・中国以外との交通・通商を禁止したこと。[対]開国。 **さこそ**《連語》《副詞「さ」+係助詞「こそ」》〔文〕さだめし。さぞ。どんなに。〔下に推量の表現を伴うことが多い〕「悲嘆に暮れるのもーと思われる」 **さ‐こつ【鎖骨】** 胸部左右の上部にあって、横方向にやや曲がった一対の長い骨。胸骨と肩とをつないでいる。 **ざ・こつ【座骨・坐骨】** 臀部{でんぶ}の下部にあって骨盤を形づくる、左右一対の骨。いすにすわるとき、体を支える。 **―しんけい【―神経】** 下肢の運動および知覚を支配する神経。腰部から大腿{だいたい}の後側を通る。人体中最も太く長い神経。「―痛」 **さ‐こん【左近】** ●「左近衛府{さこんえふ}」の略。平安時代、右近衛府とともに、宮中の警護や行幸の随行を務めた機関。左近府。[対]右近。 **―のさくら【―の桜】**紫宸殿{ししんでん}の正面階段のわき、殿舎から見て左側に植えてある桜。南殿の桜。[対]右近の橘。 <569> **ささ【細・小】**《接頭》《名詞の上について》「小さい」「わずかな」「こまかい」などの意。さざ。「―にごり」 **ささ【笹】** イネ科の植物。葉は、ちまきなどに用いる。ささたけ。[参考]竹。 **ささ【酒】**〔文〕酒。[参考]女房詞{にょうぼうことば}。 **さ・さ【些些】**《形動》〔文〕〔取りあげる必要もないほど〕ほんのわずかなようす。少しばかりのようす。[参考]ほとんど連体形だけを用いる。「―たる言動を非難するのもおとなげない」[類語]微々{びび}。些細。 **ささ【瑣瑣】**《形動》〔文〕わずらわしいほどこまごましているようす。「―たる問題」 **さーさい【些細・瑣細】**《形動》取るに足りないほどわずかであるようす。たいしたことではないようす。「―なことで争う」[類語]些々。微々。 **さざい【栄螺】**(「さざえ」の転)➡さざえ。 **ささえ【支え】**きささえる・こと(もの)。「苗木にーをつける」「子供が心のーだ」 **さざえ【栄螺】** リュウテンサザエ科の巻き貝。殻は厚く、こぶし状にふくらむ。多くは、表面にいくつもの突起がある。肉は食用、貝がらは装飾細工用。さざい。 **ささ・える【支える】**認《他下一》《力を働かせて、同じ状態を保つ意》●上または横の方向に力を働かせて、物が落ちたりたおれたり下がったりしないようにする。「たおれかかってきた人を―・える」●現在の状態がくずれないように、もちこたえる。維持する。「生計を―・える」●攻撃などをくいとめる。防ぎとめる。「敵の進撃を―・える」[文]ささ・ふ《下二》。 **ささおり【笹折り】**●ササの葉で食べ物を包んだもの。●経木{きょうぎ}で作った折り箱。折り。 **ささがき【笹掻き】** ゴボウ・ニンジンなどを、ササの葉に見立ててそぎ切りにすること。また、そのもの。 **ささ・がに【細蟹】** 「クモ」の別称。[参考]小さなカニに似ていることから。 **ささぐり【小栗・笹栗】** 「シバグリ」の別称。 **ささくれ** ●物の先端などがこまかくさけて分かれること。●爪の生えぎわの皮膚が小さくむけてめくれること。さかむけ。 **ささく・れる**《自下一》●物の先端などがこまかくさけ分かれる。●爪の生えぎわの皮膚が小さくむけてめくれる。さかむけになる。ささくれができる。●気持ちがあらっぽく角立つ。おこりっぽくなる。「―・れた気分」 **ささげ【豇豆・大角豆】** マメ科の一年草。若いうすいさや、熟した暗赤色の種子は食用。種子は小豆よりやや大きい。 **ささ・げる【捧げる】**《他下一》●〔物を〕両手で目の前に高くさし上げる。「賞状を―・げる」●神仏、または尊敬すべき人に物をさしあげる。「先生に花束を―・げる」●〔相手に〕真心・愛情・生命などをさしだす。[コロ]「文学に一生を―・げる」[文]ささ・ぐ《下二》。 **ささ・たけ【笹竹】** 小形の竹の総称。ささ。 **ささつ【査察】**《名・他サ》調査・視察すること。基準どおり行われているかどうか調べること。「基地を―する」 **ささ・なき【小鳴き・笹鳴き】** 冬、鳥(特にウグイス)が舌鼓{したつづみ}を打つように鳴くこと。また、その鳴き声。 **さざなみ【小波・細波・漣】**●こまかく立つ波。さざれなみ。●心の中の小さな動揺。●物事がしっくりせずに起こる、小さな争い事。「日米間に―が立つ」 **ささ・にごり【小濁り・細濁り】**〔文〕〔池・川などの〕水がほんの一瞬少しにごること。 **ささ・ぶき【笹葺き】** ササの葉で屋根をふくこと。また、その屋根や家。 **ささぶね【笹舟】** ササの葉を折って舟の形に作ったもの。小川などで流して遊ぶ。 **ささ・べり【笹縁】** 衣服・敷物・袋物などの端を布・ひもで細くふちどること。また、ふちどったもの。 **ささみ【笹身】** ニワトリの胸のあたりからとった、やわらかい肉。[語源]ササの葉の形をしていることから。 **ささ・め・く**《他五》〔文〕小声でひそひそ話す。 **さざ・め・く**《自五》●ざわざわと音がする。「松風が―・く」●大勢が声をたててにぎやかにさわぐ。さんざめく。「笑い―・く」 **ささめごと【私語】**〔雅〕ひそひそと小声でする話。ひそひそ話。ささめきごと。 **ささめ・ゆき【細雪】**〔雅〕こまかに降る雪。また、まばらに降る雪。さざめゆき。 **ささやか【細やか】**《形動》●規模などが小さく細々としているようす。こぢんまりとして目立たないようす。「―な楽しみ」●形ばかりで粗末なようす。また、わずかなようす。〔他人に示す自分の好意などを謙遜{けんそん}して言う〕「―な贈り物をする」 **ささーやき【囁き・私語】**●ささやくこと。また、その声やことば。「甘い―」●ささやくような、かすかな音。「流れ下る川のー」 **―千里**《句》ひそひそ話が、すぐに遠くまで知れわたってしまうこと。秘密やないしょ話がもれやすいたとえ。こそこそ三里。 **ささーや・く【囁く・私語く】**《自・他五》●声をひそめて話す。ひそひそと話す。「耳元で―・く」「恋を―・く」●〈「―・かれる」の形で〉こそこそうわさされる。「引退が―・かれる」[類語]つぶやく。(計)耳語。 **ささーやぶ【笹藪】** ササが一面にしげっている所。[類語]竹やぶ。 **ささら【簓】**●竹を細く割って片端を束ねたもの。●田楽や歌祭文などに用いられる楽器の一種。すりささら。●なべ・かま・飯びつなどを洗う道具。●びんざさら。●先がこまかく割れている・こと(もの)。「箸の先がーになる」 **ささ・る【刺さる】**《自五》先のとがったものが、他の物につき立つ。「指にとげが―・る」[文]ささ・る《四》。 **さざれ【細】**《接頭》〔文〕《名詞の上につけて》「小さい」「こまかい」「わずかな」などの意。「―石」「―波」■《名》「細石」の略。 **さざれ・いし【細石】**〔文〕小さな石。さざれ。 **さざんか【山茶花】**《字音「さんさか」の転》ツバキ科の常緑小高木。秋から冬に紅色・淡紅色・白色などの五弁花をつける。ひめつばき。 **サザン・クロス** 南十字星。▽Southern Cross **さし【止し】**《接尾》《動詞の連用形につけて名詞をつくる》「動作を中途でやめている・こと(もの)」の意。…かけ。「マッチの燃え―」「読み―の新聞」 **さし【刺し】**●俵の中の米を調べるため、俵にさし入れて米を少しとりだす道具。筒の先端を斜めにそいだ形のもの。米さし。●「刺身」の略。「イカ―」「馬{ば}―」●針でぬうこと。「―子の半纏{はんてん}」「津軽こぎんー」 **さし【尺】** ものさし。[表記]「指し」「差し」とも書く。 **さし【差し】**《名》●二人だけで向かいあうこと。さし向かい。「―で話す」●〔一つの物を〕二人で担ぐこと。 <570> **さし【差し】**《名》●二人だけで向かいあうこと。さし向かい。「―で話す」●〔一つの物を〕二人で担ぐこと。さしにない。「荷物を―で運ぶ」■《接頭》《動詞の上につけて》その意味を強めたり、語調を整えたり、動作・作用に積極性を与えたりする。「―招く」「―置く」「―もどす」■《助数》舞の曲数を数える語。〔多く「一―」の形で使う〕「一―舞う」 **さし【渣滓】**〔文〕液体の底にしずんだ、かす。 **さし【砂嘴・砂嘴】** 潮流によって運ばれてきた土砂が、入り江や湾の一端から鳥の嘴{くちばし}のように細長くのびる形で堆積{たいせき}し、堤{てい}状に海中につき出たもの。京都府の天橋立{あまのはしだて}などがその類。[類語]砂州{さす}。 **さじ【匙】** 少量の粉末・液体などをすくい取る器具。スプーン。[語源]「茶匙{ちゃじ}」の字音に基づく語。 **―を投・げる**《句》●医者が病人を見放す。●物事に(救いや成功の)見込みがないとあきらめて、手を引く。 **さじ【瑣事・些事】**〔文〕こまごましたこと。取るに足りないこと。小事。「――にこだわる」[類語]枝葉末節{しようまっせつ}。 **ざし【座視・坐視】**《名・他サ》だまって見ているだけで積極的にかかわりをもたないこと。「現状を―できない」[類語]傍観。 **さし・あい【差し合い】**●さしつかえがあること。さしさわり。当たりさわり。「―があって行けなくなりました」 **さし・あ・げる【差し上げる】**■《他下一》●手で持って高く上げる。●「上げる」より、動作を受ける人をさらに尊敬していう語。「お手紙を―・げます」■《補動》「(…して)あげる」をさらに尊敬していう語。「お茶を入れて―・げる」「手伝って―・げる」 **さし・あし【差し足】**●足音を立てないように、つま先のほうからそっと足をおろして歩くこと。[句]「ぬき足、―、しのび足」●競馬で、馬の走り方の一つ。他の馬を追い込んでゆくときの走り方。「―がするどい」 **さしあたって【差し当たって】**《副》➡さしあたり。「―生活には困らない」 **さしあたり【差し当たり】**《副》〔将来は別として〕現在のところ。今この場合。さしあたって。「―問題はない」[類語]さしむき。当面。 **さし・あぶら【差し油】** 機械に油をさすこと。また、その油。 **さし・あみ【刺し網】** 海中に長い帯のように張りめぐらし、魚を網の目に刺しからませて捕らえる網。 **さしいれ【差し入れ】**《名・他サ"》●刑務所内にいる人に、外部から食べ物・衣類などを届けること。また、その品物。●〔仕事をしている人をねぎらいはげますために〕飲食物を届けること。また、その飲食物。 **さし・い・れる【差し入れる】**《他下一》●さしこんで中に入れる。さしこむ。「新聞を―・れる」●さしいれ①②をする。「好物を―・れる」 **さし・え【挿し絵】** 新聞・雑誌・書物などの文章の中に入れ、その内容の理解を助けたり、興味をもたせたりするための絵。挿画。挿図。[類語]カット。イラスト。 **サジェスチョン** 示唆。暗示。サゼスチョン。サジェッション。[類語]ヒント。▷suggestion **サジェスト**《名・他サ》示唆・暗示すること。「いろいろーしてもらう」▽suggest **さし・お・く【差し置く・差し措く】**《他五》●〔他の事をするために〕今している事をそのままにして放っておく。「議論は―・いて早く災害に対処せよ」[類語]捨て置く。保留する。●当事者・関係者などを、ないがしろにして行う。無視する。「先輩を―・いて生意気だ」 **さし・おさえ【差し押さえ】**●民事訴訟法で、債権者の訴訟によって、国の執行機関が債務者の財産・権利の処分を禁止すること。特に、国が債権者となって、税金の滞納者に対し、その財産の使用・処分を禁止すること。●刑事訴訟法で、証拠物などを国家機関が強制的にとりあげること。 **さし・おさ・える【差し押さえる】**、《他下一》●おさえて動かないようにする。●差し押さえをする。 **さし・か・える【差し替える・差し換える】**《他下一》●とりかえる。交換する。「記事を―・える」●差す位置をかえる。位置をかえて差す。 **さしかか・る【差し掛かる】**《自五》●そこを通ろうとしてその前まで行く。「店の前に―・る」●ちょうどその時期になる。ちょうどその状況・場面に臨む。「山場に―・る」●上からおおいかぶさる。「枝が水面に―・る」 **さし・かけ【指し掛け】** 将棋で、一日で勝負がつかない時に一時中止して次回まで休止すること。[対]指し継ぎ。 **さし・か・ける【差し掛ける】**《他下一》〔傘などを〕他の物の上へ、おおうようにさし出す。 **さじ・かげん【匙加減】**●薬を作るときの調合のぐあい。●料理の味つけのぐあい。味加減。●〔ある物事・人などに対する〕状況に応じた配慮のしかた。「上役の―一つで決まる」[類語]手加減。手心。 **さし・かざ・す【差し翳す】**《他五》〔手のひらや、手に持った物を〕頭の上にさしかける。 **さし・かた・める【差し固める・鎖し固める】**《他下一》●門などをかたくとざす。しっかりと戸じまりをする。●〔出入り口・周囲などを〕厳重に警戒する。 **さしがね【差し金】**●大工などが使う、直角に曲がった金属製のものさし。かねじゃく。●芝居・踊りなどの小道具の一つ。客に見えないように、作り物の鳥やチョウなどを動かす針金。●かげで人を指図して思いどおりに動かすこと。「だれの―か、やたらと強気だ」[類語]いれぢえ。 **さしき【挿し木】** 植物の枝・茎などを切り取って地中にさし、根づかせて完全な個体に再生させること。 **さじき【桟敷】** ●祭りの行列などを見るために、道路のわきなどに仮に作った見物席。●劇場・相撲場などで、一段高く作った(上等の)見物席。 **ざしき【座敷】**●畳をしいた部屋。特に、来客を通すための日本間。●〈「おー」の形で〉宴会の席。また、その座の取りもち。また、芸人・芸者などが宴席に呼ばれる・こと(席)。「おーを取りもつ」[句]「おーがかかる」 **―ろう【―牢】** 昔、罪人などを閉じこめておいた座敷の一室。 **―わらし【―童子・―童】**岩手県など東北地方で、旧家の座敷に現れるという家の守り神。赤い顔をしたおかっぱ頭の子供の姿で、時にはいたずらもするが、姿を消すと家が没落すると伝えられている。ざしきぼっこ。 **さしき・る【差し切る】**《他五》競馬で、ゴールの直前に他の馬を追いぬいて勝つ。 **さしーぐすり【差し薬】** 目にさして使う薬。点眼薬。 **さし・ぐ・む【差しぐむ】**《自五》〔雅〕涙がわいてくる。涙ぐむ。「涙―・む」 **さし・く・る【差し繰る】**《他五》〔予定などを〕やりくりして都合をつける。くり合わせる。「日程を―・る」 <571> **さしげ【差し毛】** 動物の毛並みで、ちがった色の毛がまじって生えること。また、その毛。「―の馬」。 **さしこ【刺し子】** 綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫いした衣服。丈夫で、柔道着などに使う。 **さしこ・える【差し越える】**《自下一》〔当然あるべき〕順序をふまずに行う。特に、他人をさしおいて、自分が先に出る。でしゃばる。 **さしこみ【差し込み】**●さしこむ・こと(もの)。●差し込みプラグ。また、コンセント。●胃・腸などに急におこる激しい痛み。しゃく。 **ープラグ** 電気器具のコードをコンセントに差し込むための器具。差し込み。 **さしこ・む【差し込む】**■《自五》●〔月や太陽の〕光がはいりこむ。「窓から朝日が―・む」[表記]「射し込む」とも書く。●胃・腸などが急に激しく痛みだす。しゃくを起こす。■《他五》つきさすように入れる。さし入れる。「かぎを―・む」[類語]つっこむ。 **さし・さわり【差し障り】** ある事を行う際に、さまたげになるような都合の悪い事情。さしつかえ。支障。「今日は休んでも業務に―はない」 **さし‐しお【差し潮】**「満ち潮」に同じ。[対]引き潮。 **さし・しめ・す【指し示す】**《他五》●指さして示す。指示する。「方角を―・す」●「示す」を強めた形。 **さし・ず【指図】**《名・他サ》人に言いつけて、ある事をさせること。また、その言いつけ。「お前の――は受けない」[類語]指揮。命令。 **さしずめ【差し詰め】**《副》●現在の状態では。当面。さしあたって。「―食べていくだけの金はある」●つまるところ。結局。つまり。「君はードンキホーテだ」[表記]現代仮名遣いでは「さしづめ」も許容。 **さし・せま・る【差し迫る】**《自五》ある事態・期限などが間近にせまる。時間の余裕がなくなり、どうにもならなくなる。「ー・った状況」[類語]切迫。 **さし・ぞえ【差し添え】**●《名・自サ》〔世話をするため〕つきそう・こと(人)。●大刀にそえてさす短い刀。 **さしだし・にん【差出人】** 郵便物などを出す人。[対]受取人。 **さしでがまし・い【差し出がましい】**《形》でしゃばっている感じである。「―・い口をきく」 **さしでぐち【差し出口】** よけいな口出しをする・こと。また、そのことば。さしいでぐち。 **さし・だ・す【差し出す】**《他五》●〔手・首などを〕のばして前へ出す。つきだす。「窓から首を―・す」●〔与える気持ちで〕相手の前に出す。「命を―・す覚悟だ」●提出する。「書類を―・す」●〔郵便物などを〕発送する。送り出す。「年賀状は早めに―・す」 **さし・た・てる【差し立てる】**《他下一》●つきさすように立てる。「旗を―・てる」●〔郵便物を〕送り出す。●人をさし向ける。つかわす。「使者を―・てる」 **さしたる【然したる】**《連体》〔文〕《下に打ち消しの語を伴って》特にこれというほどの。これといった。「―用はない」「―違いはない」 **さしつかえ【差し支え】** ➡さしさわり。さまたげ。支障。「話しても―ない」 **さしつか・える【差し支える】**《自下一》ある事を行う際に、そのさまたげになる。都合の悪い事情が起こる。さしさわりがある。「明日の仕事に―・える」 **さしつかわ・す【差し遣わす】**《他五》使者として行かせる。つかわす。[類語]派遣する。 **さし・つぎ【刺し継ぎ】** 布地の弱った部分を、同質・同色の糸で刺し縫いして丈夫にすること。 **さし‐つぎ【指し継ぎ】** 将棋で、前回から持ちこした勝負を続けること。[対]指し掛け。 **さし・つ・ける【差し付ける】**《他下一》●物に押しあてる。押しつける。●目の前にさしだす。つきつける。 **さしつ‐さされつ【差しつ差されつ】**《連語》杯をやりとりして酒を飲むようす。 **さして【差し手】** 相撲で、自分の手を相手の脇の下に差し入れること。また、その差した手。「―争い」 **さして【指し手】**●将棋で駒を動かす手順・方法。「―につまる」●将棋を上手に指す人。 **さ・して**《副》《下に打ち消しの語を伴って》これといって。大して。それほど。「―面白くはない」[類語]さほど。 **さしでる【差し出る】**《自下一》●前へ出る。●身の程をこえた言動をする。「――・出たことをするな」 **さし・とお・す【刺し通す】**《他五》〔先のとがった物で〕さして裏側までつきとおす。さしぬく。 **さし・と・める【差し止める】**《他下一》〔権力などによって〕ある行為をやめさせる。禁止する。 **さし・ぬい【刺し縫い】**●布を何枚も重ねて、一針ずつさしてぬうこと。また、そのぬった物。●日本ししゅうの技法の一つ。外側は輪郭{りんかく}どおりに針目をそろえ、中側は針目をそろえずにさしてうめること。 **さし・ぬき【指貫】** はかまの一種。裾の周りにひもを通して、足首で結ぶようにしたもの。平安時代、衣冠・直衣{のうし}・狩衣{かりぎぬ}のときに着用した。[参考]衣冠束帯。 **さし‐ね【指し値】** 株取引で、客が売買の委託をするときに希望する値段を指定すること。また、その値段。「二八○円の一で売る」 **さし・の・べる【差し伸べる・差し延べる】**《他下一》●ある方向にのばして出す。さし出す。●〈「手を―」の形で〉助けるために力を貸す。[句]「手を―・べる」 **さし・のぼ・る【差し昇る・差し上る】**《自五》〔文〕太陽・月などが、のぼる。 **さしば【差し歯】**●歯の根だけ残して、それについだ人工の歯。●足駄{あしだ}の台に入れかえた歯。 **さし・はさ・む【差し挟む】**《他五》●物と物の間に入れる。はさみこむ。「しおりを本に―・む」●疑いや不満を心にいだく。●他人の話・考えなどに途中から別の話・考えなどを割りこませる。「異議を―・む」 **さし・ひか・える【差し控える】**《自下一》●〔主君・師匠などの〕そばにいる。ひかえる。「脇に―・える」■《他下一》●程度をひかえめにする。内輪にする。「酒を―・える」●遠慮してやめる。また、一時見合わせる。「係争中なので、コメントは―・えたい」 **さし・ひき【差し引き】**《名・他サ》ある数量から他の数量を引くこと。また、金銭を計算して差額を・出すこと(出した結果)。「――一〇〇〇円の損」 **さし・ひ・く【差し引く】**《他五》●ある数量から他の数量を引く。また、金額の大きい方から小さい方を引いてその差を出す。●「すぐれている点を有利なものとし」おとっている点を不利なものとして評価する。「欠点を―・いても立派な人物だ」=さっぴく。 <572> **さし・まね・く**【差し招く・差招く】《他五》人を手でまねく。手で呼び寄せる。手まねきする。 **さし・まわ・す**【差し回す】《他五》ある場所から別の場所へ、必要な物や人を指示して向かわせる。「部下を―・す」「迎えの車を―・す」類語差し向ける。 **さしみ**【刺身】なまの魚肉などをひと口大にうすく切った・もの(料理)。つくり。 >―のつま《句》《「刺身のいろどりにそえるもの」の意》あってもなくても大して影響のないもののたとえ。そえもの。 **さし・み**【差し身】相撲で、自分の得意な方の差し手を、早く相手の脇に入れる体勢になること。 **さしみず**【差し水】《名・自サ》水をそそぎ足すこと。水を加え入れること。また、その水。 **さし・むかい**【差し向かい】二人が向かい合っていること。差し。「夫婦――の夕食」類語対座。 **さし・むき**【差し向き】《副》とりあえず。今のところ。「一住む所には困らない」類語さしあたり。 **さし・む・ける**【差し向ける】《他下一》●その方向にむかせる。「銃口を―・ける」●〔使者などを〕ある指定した場所へ行かせる。派遣する。類語差し回す。 **さ・しも**《副》〔文〕〈多く、「―の」の形で〉あれほどまで。あんなに。〔意外な結果になることを示す〕「―の横綱もあえなく敗れた」 **さし・もどし**【差し戻し】●一度提出された書類・問題などをもとへもどすこと。●〔法〕上級審が原判決を取り消す場合、審理をやり直すためにもとの裁判所に事件をもどすこと。 **さし・もど・す**【差し戻す】《他五》●やり直させるために、もとへもどす。「議案を提案者に―・す」●[法]上級審が原判決を取り消して審理をやり直させるために、事件をもとの裁判所へ送り返す。 **さし・もの**【指し物】●武士が戦場で、よろいの背にさしたり従者に持たせたりした小旗・飾り物。旗指し物。●〔釘などを使わずに〕机・たんす・箱など、木の板材を組み合わせて作った家具。「―師」 **さ・しゅ**【詐取】《名・他サ》金銭・品物などをだまして取ること。「株券を――する」類語詐欺。 **さ・しゅう**【査収】《名・他サ》〔文〕書類・品物・金銭などを、よく調べて受け取ること。 **さ‐じゅつ**【詐術】〔文〕人をだます手段・方法。 **さ・しょう**【些少・瑣少】《名・形動》数量・程度などがきわめてわずかなこと。ほんの少し。「―な金額」[参考]謙遜して使うことが多い。「―ですが、お礼のしるしです」類語僅少{きんしょう}。 **さ・しょう**【査証】《名・他サ》〔調査して証明する意で〕旅券の裏書き。入国査証。ビザ。 **さ・しょう**【詐称】《名・他サ》〔住所・氏名・職業・経歴などを〕いつわって言うこと。「学歴―」類語偽称。 **さーじょう**【砂上】〔文〕砂の上。 >――の楼閣《句》基礎がしっかりしていないためにすぐこわれてしまう物事のたとえ。また、実現の可能性のない計画のたとえ。類語空中楼閣。 **ざしょう**【座礁・坐礁】《名・自サ》船が暗礁や浅瀬に乗りあげて動けなくなること。 **ざ・しょう**【挫傷】打撲・転倒などによって、皮膚の表面はなんともないが、内部の組織に傷を受けること。また、その傷。うちみ。挫創{ざそう}。類語打撲傷 **ざ・じょう**【座乗・坐乗】《名・自サ「サ》〔旧海軍で〕司令官などが艦船に乗りこんで指揮をとること。 **ざ・しょく**【座職・坐職】すわったままでする(職人的な)仕事。座業。類語居職{いじょく}。 **ざ・しょく**【座食・坐食】《名・自サ》〔文〕無職のまま、働かずに暮らすこと。類語居食{いじょく}。徒食{としょく}。 **さし・りょう**【差し料】自分が腰にさすための刀。 **さし・わけ**【指し分け】将棋で、何番かの勝負の勝ち負けの数が同じで、引き分けになること。 **さし・わたし**【差し渡し】直径。「―一メートルの大木」表記「直径」とも当てる。 **さーじん**【砂塵・沙塵】〔文〕すなぼこり。すな煙。 **さ・す**【止す】《接尾》《動詞の連用形について、五段活用の動詞をつくる》途中でやめる。「言い―・す」「読み―・す」 **さ・す**【砂州・砂洲】海岸のやや沖合や河口・湾口の近くに、潮流・風などによって運ばれた砂や小石が細長く積もって水面上に現れたもの。類語砂嘴{さし}。 **さ・す**【差す】《自五》●事物が・外から内(内から外)に向かって直線的に進む。●光線が・あたる(照り込む)。「朝日が―・す」類語照らす。照射。表記「射す」とも書く。●ある現象が現れる。きざす。●潮が満ちてくる。●水がはいり込む。「氾濫した水が床下まで―・してきた」●姿などが現れる。句「うわさをすれば影が―・す」●〔色などが〕表面に出てくる。「顔に赤みが―・す」●ある気持ちが生じる。「眠気が―・す」⑨「気が―・す」の形で〉うしろめたい気持ちになる。気がとがめる。「おこったので気が―・す」●「魔が―・す」の形で〉心に魔物がはいり込む。よくない思いが生じる。 >使い分け「さす」 >差す(射)〔はいりこむ。ある現象が現れる〕光が差(射)す・傘を差す・刀を差(挿)す・潮が差す・影が差す・魔が差す・差し替える・差し上げる・差し込む・差し伸べる >刺す(螫)〔先のとがった細いものでつく。刺激や衝撃を与える〕針で刺す・虫が刺(螫)す・とどめを刺す・走者を三塁に刺す・鼻を刺すにおい・寸言胸を刺す・流れにさお刺(差)す >指す〔指で、ある方向をさし示す〕北を指す・後ろ姿を指す・未来を指す・将棋を指す・指し物師・旗指し物 >挿す〔すきまに細長いものをつき入れる〕かんざしを挿す・髪に花を挿す・バラを挿し木する・挿し絵 >さす(注・点)〔そそぐ。加える。色をつける〕花瓶に水をさ(注)す・お茶をさ(注)す・紅をさ(点)す。二人の仲に水をさ(注)す >さす(止)〔しかけてやめる〕読みさす・言いさす >[参考]「刀を差す/挿す」「さおを差す/刺す」は、同義で両用される。「注」は一気に入れるのではなく、液体を続けてそそぎこむ意。「点」はいろどる意で、「差」で代用することもある。「指さす・人さし指」は「差」も使うが、慣用としてかな書きにすることが多い(ふつう「指指す」とはしない)。 <573> **さ・す**【刺す】《他五》●あるものの内部に向かって、先のするどいものをつき入れる。「指にとげを―・す」「芋に箸を―・す」●虫が針を体につき入れて、毒を注いだり血を吸ったりする。●針でぬいつづる。「雑巾を―・す」●船を進ませるために、さおを水中につき入れる。表記は「差す」とも書く。●もちざおで小鳥を捕らえる。〔古風な言い方〕「鳥を―・す」●野球で、走者をタッチアウトする。●肌・目・耳・鼻・舌に強烈な刺激を与える。「北風が肌を―・す」「ワサビが舌を―・す」●心の中に、思わず痛みを感じさせるような衝撃を与える。「その一言が私の胸を―・した」 >[使い分け]「さす」 **ざーす**【座主】●大寺の事務を統轄する最高位の・僧職(僧)。●特に、比叡山延暦寺の長。天台座主。 **ざす**【座州・坐洲】《名・自サ》船が浅瀬に乗りあげること。 **さすが**【流石】《副》《「――に」の形も》●そうはいうもののやはり。「ずうずうしい彼も―に遠慮するだろう」●やはりそういわれるだけあって。「一名人の作だ」③〈「ー(の)…も」の形で〉いくら・・・でも、やはり。さしもの。「―の彼も説明に困った」 **さずかり・もの**【授かり物】神仏がさずけてくださるもの。天から与えられるもの。[参考]特に、子供をさす。 **さずか・る**【授かる】《他五》〔神仏から〕大切なものが与えられる。たまわる。「子宝を―・る」 **さず・ける**【授ける】《他下一》●〔目上の者が〕金では買えないような大切なものを与える。授与する。「神通力を―・ける」「勲章を―・ける」尊敬賜{たま}う。●〔特別なものを〕師から弟子に教え伝える。「秘法を―・ける」類語伝授。 **さす‐て**【差す手】舞で、手を前にのばして出す・こと(手ぶり)。因引く手。 >―ひくて【―引く手】《連語》差す手と引く手。舞の基本的な手の動きをいう語。 **サス・プロ**サステイニングプログラム(sustaining program)の略。民間放送で、スポンサーのつかない自主番組。 **サスペンション**自動車の車体懸架装置。車体と車軸の間にあるばね状の構造物で、路面からの衝撃を吸収する。▽suspension (=つるすこと) **サスペンス**映画・劇・小説などで、筋の運びによって観客・読者がひきつけられて、はらはらする不安感や緊張感。また、そうさせる作品。▽suspense **サスペンダー**ズボンやスカートを肩からつり下げるベルト。●くつ下どめ。ガーター。▽suspenders **サスペンデッド・ゲーム**野球・ゴルフなどで、日没や悪天候などの事情により、後日その試合を続行することを条件として打ち切られる試合。▽suspended game **さす**《助動:下二型》文語《文語助動詞「す」が、一段・二段・カ変・サ変動詞につくときの形。意味は「す」に同じ》「菓子を食べさせしも喜ばず」(使役)、「師は我に人生をば教へさせ給ふ」(高い尊敬)、「好むがままに寝させておかん」「敵の矢に馬の脚を射させしに」(〔不本意の〕許容・放任)[参考]す(助動)。 **さす・また**【刺股】江戸時代、犯罪人を捕らえるのに用いた道具。長い柄の先にU字形金具をつけたもの。 **さすら・う**【流離う】《自五》住む所を定めず、また、どこへ行くあてもなくさまよい歩く。「異郷を―・う」類語漂泊。放浪。 **さす・る**【摩る・擦る】《他五》軽くなでる。「優しく背を―・る」類語撫{な}でる。 **ざ・する**【座する・坐する】《自サ変》〔文〕●すわる。●事件などに関係する。連座する。「汚職事件に―・する」表記②とも、本来は「坐する」と書く。 >―して食らえば山も空し《句》働かないでいれば山ほどある財産もやがてはつきてしまうものだ。座食すれば山も空し。 **さすれば**【然すれば】《接続》〔文〕〔前に述べた内容を受けて〕そうであるとすれば。そうすると。 **さ・せい**【嗄声】〔文〕しわがれ声。かせい。 **ざ・せき**【座席】〔乗り物・劇場などの中で〕すわる席。 **サジェスチョン**サゼスチョン **さ・せつ**【左折】《名・自サ》左へ曲がること。因右折。 **ざ・せつ**【挫折】《名・自サ》計画・事業などが途中でだめになること。また、そのためにやりとげようとする気力を失うこと。類語蹉跌{さてつ}。頓挫{とんざ}。 >―かん【―感】挫折したときに感じる望みのないやりきれない思い。 **させる**《助動一型》《助動詞「せる」が、上一段・下一段・カ変・サ変動詞につくときの形。サ変動詞には「せ」の形につく》「生徒自身に調べさせる」「子供にご飯を食べさせる」(使役)、「時が悲しみを忘れさせる」「不気味な沈黙が人々を恐れさせた」(状態・作用を引き起こす意)、「やめたいのなら、やめさせるんだな」「心ならずも、あいつを来させて(=あいつに来られて)しまったよ」(〔不本意の〕許容・放任)、「お恵みをたれさせたまう」(高い尊敬)[参考]せる(助動)。 **さ・せる**《連語》《サ変動詞の未然形「さ」+使役の助動詞「せる」》〔他人に対して〕あることを行わせる。「予習・復習を―・せる」●他人の行為を黙認する。するにまかせる。「本人の自由に―・せる」[参考]本 <574> **ささせん**《連語》《文語サ変動詞の未然形「せ」に使役の助動詞「さす」がついた「せさす」がつまって「さす」の形になり、それが口語化したもの》 **さーせん**【左遷】《名・他サ》《左にうつす意から》ある人をそれまでよりも低い地位・官職に移すこと。語源昔、中国で、左より右を尊いとしたことから。対栄転。 **ざ・ぜん**【座禅・坐禅】静座して精神を集中し、無心無言のうちに悟りを求める修行。また、その姿勢。おもに禅宗で行う。「ーを組む」 **さぞ**《副》《下に推量を表す語を伴って》自分がその場にいるかのように、相手の心情を察したり未経験の事柄を想像したりする気持ちを表す。「―気持ちよかろう」類語さだめし。さぞかし。 **さそい**【誘い】さそうこと。勧誘。「―をかける」 **さそい・あわ・せる**【誘い合わせる】《自他下一》さそっていっしょに行動する。あらかじめ相談しておいて、さそい合う。「友人と―・せて温泉に行く」 **さそい・こ・む**【誘い込む】《他五》さそって(人を)ある場所・状態に引き入れる。「仲間に―・む」 **さそい・だ・す**【誘い出す】《他五》●人をさそって外に出す。類語おびき出す。●ある事をするように仕向ける。「発言するように―・す」 **さそい・みず**【誘い水】●井戸のポンプから水が出ないとき、水を導き出すためにポンプの上から注ぐ水。●ある事柄を引き起こす原因となるもの。「彼の一言が―になって論争になる」同①②呼び水。 **さそ・う**【誘う】《他五》●いっしょに・ある所へ行く(ある事をする)ようにすすめる。②〔ある物事が人の心に働きかけて〕ある気分を起こすようにする。また、ある行為をするようにさせる。「同情を―・う涙」「眠りを―・う調べ」 >[類語と表現]「誘う」 >**相手に対して、「いっしょに〜しよう」と誘ったり、「~しては?」とすすめたりするのが、「勧誘」の表現である。「命令」が積極的な行為の要求であるのに対し、消極的な要求が「勧誘」であると言える。もちろん、「御出席をお誘い [お勧め]します」のように動詞で表現することもできるが、一般には、「公園へ行こう・一休みしよう」のように助動詞「(よ)う」を用いたり、「帰らないか」のように文末を否定疑問で結んだりして言う。「~してはどうですか」や「甘い物でもいかが?」などの表現もある。** >**誘う・促す・勧める・語らう・誘い掛ける・働き掛ける・持ち掛ける・呼び掛ける・連れ出す・水を向ける/勧告・勧誘・勧奨・奨励・推奨・誘引・誘致・誘導・誘惑・慫慂{しょうよう}** **ざ・そう**【挫創】「挫傷」に同じ。 **ざ・ぞう**【座像・坐像】すわっている姿の像。対立像。 **さぞかし**【無かし】《副》《下に推量を表す語を伴って》「さぞ」を強めた言い方。「――おつかれでしょう」[参考]「かし」は、もと強めの文語終助詞。類語さぞ。 **さぞーや**【無や】《副》「さぞ」に詠嘆をふくめた言い方。さだめしなあ。きっとまあ。[参考]「や」は詠嘆の助詞。 **さそり**【蠍】クモ綱サソリ目の節足動物の総称。熱帯・亜熱帯にすむ。四対の足と、頭部に一対の大きなはさみと、尾端に毒針をもつ。夜行性。 **さ・そん**【差損】売買の収支で生じた損失。因差益。 **さ・た**【沙汰】●《名・自他サ》物事の是非・善悪を論じて、裁定すること。また、その結果について指図・命令すること。「追って―する」●話題や問題として取り上げるような事柄・行為。また、世間の注目を浴びるような事件。句「正気のーとは思えない」〔接尾語的にも使い、その場合「ざた」と濁音化する〕「警察―にしてはまずい」「刃傷{にんじょう}で――」●知らせ。たより。消息。「―無し」●評判。うわさ。 >―の・かぎり【―の限り】《連語》〔是非・善悪を〕論じる余地がないほど、けしからぬこと。もってのほか。沙汰の外{ほか}。「試験をひかえての夜遊びとは―だ」類語論外。言語道断。 >―やみ【―止み】計画などがなんとなく立ち消えになること。 **さーだいじん**【左大臣】律令制で、太政官{だじょうかん}の官名。太政大臣の次位で、右大臣の上位。太政官のすべての政務を総括する。ひだりのおとど。団右大臣。 **さだか**【定か】《形動》《多く下に打ち消しの語を伴って》はっきりしているようす。確かなようす。「その後の消息はーでない」 **ざ・たく**【座卓・坐卓】すわって使う机やテーブル。 **さだま・る**【定まる】《自五》●物事が、変化・移動しないようになる。●決まる。決まりがつく。「方針が―・る」「役割が―・る」●落ち着く。安定する。「評価が―・る」「住居が―・る」●〔天候・騒ぎなどが〕おさまる。しずまる。「天候が―・る」「足もとが―・る」 **さだめ**【定め】●〔物事の状態が〕定まっていて変わらないでいること。安定。「―のない世の中」●取り決め。おきて。〔古風な言い方〕「法のーに従う」●〔前世から〕定まっている運命。宿命。「はかないーをなげく」 **さだめ・し**【定めし】《副》《下に推量を表す語を伴って》確かにそうであろうと想像して言うことば。きっと。さだめて。「―つらかったろう」類語さぞ。さぞかし。 **さだめ・て**【定めて】《副》さだめし。〔古風な言い方〕 **さだめ・な・い**【定め無い】《形》〔文〕物事が一定しない。無常である。「―・い世」 **さだ・める**【定める】《他下一》●物事を、変化・移動しないようにする。●決める。決まりをつくる。「規則を―・める」「分担を―・める」●落ち着かせる。「ねらいを―・める」「居を―・める」●〔動乱・騒ぎなどを〕おさめる。しずめる。おだやかにする。「天下を―・める」 **さーたん**【嗟嘆・嗟歎】《名・自他サ》〔文〕●なげくこと。●感心してほめること。 **サタン**キリスト教で、悪魔。魔王。▷Satan **さ・たん**【左袒】《名・自サ》〔文〕味方すること。加担。加勢。源{みなもと}「左袒」は左の片肌をぬぐ意。前漢の周勃が漢王朝に味方するものは左袒せよと言ったことから。〈史記・呂后本紀〉 **ざ・だん**【座談】《名・他サ》その場にいる何人かが互いに楽な気持ちで自由に話しあうこと。「一会」 **さち**【幸】〔文〕●海や山でとれる獲物。〔特に食用になるものをいう〕連「海の―山の―」●さいわい。しあわせ。「―あれかし」 **ざ・ちゅう**【座中】●集会の席。また、列席者の中。「―みな爆笑した」●芸人の一座のなかま。 <575> **ざ・ちょう**【座長】●座の名称をもつ劇団のかしら。一座の長。座頭{ざがしら}。●会議や座談会で議事の進行をつかさどる人。類語議長。 **さつ**〔隠〕警察。〔やくざ・犯罪人などが使う〕表記「サツ」と書くことが多い。 **さつ**【冊】《助数》書物を数える語。「雑誌五―」 **さつ**【札】《名》紙幣。類語札びら。丁寧御札{おさつ}。 **ざつ**【雑】■《名》いろいろなものが入りまじること。雑多。「―の部(=歌集などで四季の部や恋の部などに入らないものを集めた部分)」■《形動》粗雑でいいかげんなようす。ぞんざいで大まかなようす。「―な仕事」 **さつ‐い**【殺意】ある人を殺そうとする意思。「―をいだく」 **さつ・いれ**【札入れ】紙幣を入れて持ち歩くもの。紙入れ。類語財布。 **さつ・えい**【撮影】《名・他サ》写真・映画をとること。「一所」[注意]「撮映」は誤り。 **ざつ・えい**【雑詠】和歌・俳句などを、題を決めずに自由によむこと。また、その和歌・俳句。 **ざつ・えき**【雑役】種々雑多な労働。 **ざつ・おん**【雑音】●不愉快な音。さわがしい音。類語騒音。噪音。●ラジオ・テレビ・電話などに入る余計な音。ノイズ。●周囲の人の無責任な意見や批判。「―にまどわされる」 **さつ・か**【作家】〔職業として〕芸術作品を作る人。特に、小説家。劇作家。類語作者。 **さつ・か**【作歌】《名・自他サ》和歌を作ること。また、その和歌。 **さつ・か**【擦過】《名・他サ》〔文〕物の表面をかすること。 >―しょう【一傷】かすり傷。すり傷。 **ざつーか**【雑貨】いろいろな種類の、こまかな日用品。「一店」「一商」類語小間物。荒物。 **サッカー**一一人ずつ二組みに分かれ、ゴールキーパー以外は手や腕を使わずに、ボールを相手方のゴールに入れて得点をきそう競技。蹴球{しゅうきゅう}。▷soccer **サッカー**縞状の凹凸を織りだした薄地の綿織物。主に夏服に用いる。▽seersuckerから。 **さつがい**【殺害】《名・他サ》人間が人間を殺すこと。類語殺戮{さつりく}。 **さつ・かく**【錯覚】《名・他サ》〔心〕外界の事物を実際の形・色・音などとちがえて感じること。幻覚もその一つ。●実際とはちがうのに本当にそうであるかのように思うこと。思いちがい。かんちがい。「ーにおちいる」 >―かく【錯角】〔数〕一つの直線が他の二つの直線と交わってできる四つの内角のうち、互いに反対側に当たる角。 **ざつがく**【雑学】いろいろな分野にわたる、まとまりのない知識・学問。また、学問的に体系化・組織化されていない雑多な知識。「ークイズ」 **サッカリン**人工甘味料の一つ。砂糖の数百倍の甘みをもつ半透明の結晶体。[参考]各食品への使用量が制限されている。▽saccharin **さつ-かん**【錯簡】〔文〕●書物や原稿が、とじちがいのために、ページの順序がちがっていること。●文字・文章が前後入れちがって乱れていること。 **ざっ‐かん**【雑感】まとまりのない、いろいろな感想。 **さつき**【五月・皐月】●〔雅〕陰暦五月。[参考]太陽暦の五月にも言う。●「サツキツツジ」の略。ツツジ科の常緑低木。五~六月ごろ、紅・白・紅紫色や絞りなどの花をつける。 >パーあめ【―雨】〔雅〕陰曆五月(=今の六月)ごろに降る雨。さみだれ。 >―しょう【皐月賞】中央競馬のクラシックレースの一つ。毎年四月、サラブレッド系三歳馬によって行われる。距離は、二〇〇〇が。 >―ばれ【―晴れ】●さみだれの晴れ間。つゆばれ。●五月の、さわやかに晴れわたった・天気(空)。[参考]現在は多く②に用いる。 >―やみ【―闇】[雅]さみだれの降るころの夜が暗いこと。また、その暗やみ。 >――の鯉の吹き流し《句》さっぱりとして心にたくらみやわだかまりをもたないことのたとえ。[参考]こいのぼりは口を開けているが、腹の中は空であることから。 **さっき**《「さき」の促音化》今より少し前。さきほど。いましがた。「つい一来たところだ」類語先刻。 **さっきょく**【作曲】《名・自他サ》●楽曲を創作すること。「ベートーベンーの『運命』」●〔特に作詞に対して〕ことばに旋律をつけること。「『冬の旅』にーする」 **ざつ・き**【座付き】役者・作者などが、ある一座の専属となること。また、その役者・作者。「――作者」 **ざつき**【雑器】●雑多な器物。特に、日常使う食器類。●供物を盛って神棚に供える小さい皿。 **ざつき**【雑記】まとまりのない事を書き記す・こと(もの)。「―帳」「身辺―」 **ざつ・ぎ**【雑技・雑伎】●雑多な技芸。●中国の軽業・曲芸。「一団」 **さつ・きゅう**【早急】《名・形動》〔ある物事をするのに〕非常にいそぐこと。急を要すること。早急{そうきゅう}。「―に処理したい」類語至急。緊急。早速。 **さつ・きゅう**【遡及・溯及】《名・自サ》《「そきゅう」の慣用読み》そきゅう(遡及)。 **ざっ‐きよ**【雑居】《名・自サ》いろいろの人が一つの場所に入りまじって住むこと。特に、一つの家・建物に何家族もの人が住むこと。 >ービルさまざまな業種の事務所や飲食店などがいっしょに入っているビル。 **さっきょう**【作況】農作物のできぐあい。作柄。 >―しすう【―指数】平年作を基準(一○○)として、その年の米のできぐあいを示す指数。 **さつきん**【殺菌】《名・他サ》細菌など病原体となる微生物を殺して、無菌の状態にすること。滅菌。「熱湯でーする」「―剤」類語消毒。 **ざっきん**【雑菌】種々雑多な細菌。 **サック**●物を保護するためにかぶせる袋状のもの。さや。「めがねの―」●「コンドーム」に同じ。▽sack **ザック**「リュックサック」に同じ。▽Sack **サックス**「サクソホン」に同じ。▷sax **ざっくばらん**《形動》〔俗〕気取ったりかくしたりせずに、自分をさらけ出すようす。あけすけ。「今後の経営計画を―に話す」類語率直。 **さっくり**《副》《「―と」の形も)●物がたやすく切れたり割れたりするようす。●《自サ》あっさりして淡泊なようす。「―した性格」 **さっけ**【殺気】殺し合いでも始まりそうな敵意にみちた荒々しい気分。今にも人を殺しそうな緊迫した気配。「会場に―がみなぎる」「ーを感じる」 >―だ・つ【一立つ】《自五》殺気が顔色・態度に現れる。興奮して荒々しい態度になる。 **ざっくり**《副》《「―と」の形も》●物を力を込めて、一気に切ったり割ったりするようす。●《自サ》布地や <576> る」 **ざつ・げき【雑劇】** 中国の古典演劇の名称。時代によりその内容が異なり、宋代では滑稽に風刺劇、元代では歌劇(=元曲)、明・清代では短編劇をさす。 ***ざっけん【雑件】** 〔主要でない〕こまごました事件・用件。また、種々雑多な事件・用件。「―をかたづける」 ***ざっ・けん【雑犬】** 雑種のイヌ。 **さっこう【作興】** 《名・自他サ》〔精神が〕ふるいたつこと。また、ふるいたたせること。「民族精神を―する」 **ざっこく【雑穀】** 米・麦以外のいろいろな穀類。アワ・キビ・豆など。「―米を炊たく」 **さっこん【昨今】** 〔文〕現在に近い過去から現在までの時を漠然びと言う。ちかごろ。「―の出版事情」[類語]このごろ。この節。 **ざっこん【雑婚】** 乱婚。 **さっ‐さつ【、颯、颯】** 《形動》》〔文〕風がさっとふくようす。また、その音の形容。「――たる松」 **さっさと** 《副》すばやく何かをするようす。ためらわず、また、手間どらずに行うようす。「―帰ろう」 **ざっ‐さん【雑、纂】** 〔文〕種々雑多の記録・文書を集めること。また、そうしてまとめた書物。 ***さっ‐し【冊子】** ●簡単にとじた本。とじ本。「小ー」●書物。 ***さっし【察し】** 察すること。推しはかること。推察。[コロ]「ーがいい(=事情を察するのがたくみである)」 ***サッシ** ガラス戸などに用いられる、金属製のわく。サッシュ。「アルミー」▽sash **ざっし【雑誌】** 〔一定の書名で〕定期的に刊行する種々の記事をのせる書物。マガジン。[尊敬]貴誌。[謙讓]小誌。 **ざつ・じ【雑事】** 本務以外の雑多な用事。雑用。 **サッシュ** サッシ。やわらかい布で作る、幅広で帯状の布。サッシュベルト。▽sash ***ざっしゅ【雑種】** ●いろいろと入りまじった種類。●動植物で、種族・品種のちがう雌雄の間に生まれたもの。「ーのイヌ」[類語]混血。 ***ざつ・しゅ【雑酒】** 酒税法上、混成酒類の一つ。発泡酒など。 **ざっしゅうにゅう【雑収入】** ●収入の区分けのどの項目にも属さない収入。●定収入やおもな収入以外の、こまごました収入。「赤字をーで補う」 **ざっしょ【雑書】** ●書物の分類上、どの分類項目にもはいらない書物。●〔学術書などに対し〕種々雑多な知識を寄せ集めた書物。同②雑本。 **さっしょう【殺傷】** 《名・他サ》人を殺したり、傷つけたりすること。「五人をーした犯人」 ***ざっしょく【雑色】** いろいろな色がまじった色。また、さまざまな色。「―の花」 **ざっしょく【雑食】** 《名・自他サ》●〔「肉食」「草食」に対して〕動物が、動物性・植物性の両方の食物を、かたよることなく食べること。「―の動物」●いろいろのものをとりまぜて食べること。混食。 **さっしん【刷新】** 《名・他サ》〔制度や精神状態の〕悪い点をきれいに取り除いて、まったく新しくすること。「人心を―する」[類語]革新。一新。 ***さつじん【殺人】** 人間が、人間を殺すこと。> ―てき【一的】《形動》人の命にかかわるような、激しいようす。「―な混雑」 ***さつじん【殺陣】** たて(殺陣)。 **さっ‐すい【「撒水】** 《名・自サ》「散水{さんすい}」に同じ。「―車」[参考]「さんすい」は慣用読み。 **さっ!する【察する】** 《他サ変》●状況・雰囲気などからそれと知る。推しはかって知る。「ただならぬ気配を―・する」●思いやる。同情する。「心中を―・する」 > ――するに余りある《句》いくら同情しても同情しきれない。「彼の苦労は!」 **ざつ・せつ【雑節】** 旧暦で、二十四節気以外の節。節分・八十八夜・入梅・半夏生・二百十日・土用・彼岸など。 **ざつぜん【雑然】** 《形動》種々のものがまとまりなく入りまじってあるようす。「―とした室内」 **さっそう【「颯爽】** 《形動》〔人の服装・態度・行{為}ぁなどが〕きびきびしていて、見た目に気持ちのよいようす。「文壇に―と登場する」 **ざっ‐そう【雑草】** 自然に生える草。農作物や園芸草花以外の草。〔生命力の強いもののたとえにもいう」「―のようにたくましく生きる」 **さっそく【早速】** 《副》時間をおかずにすぐ行うようす。すぐに。〔名詞的にも使う〕「ーのお返事、ありがとう」[類語]すぐさま。すみやかに。 **ざつ・そく【雑則】** 主要な規則以外の、こまかい規則。 **ざっ‐そん【雑損】** こまかい、いろいろな損失。 **ざった【雑多】** 《形動》いろいろな種類のものが入りまじっているようす。「――な品物」[類語]雑駁。 **さつ・たば【札束】** 〔同種の〕紙幣をたくさん重ねて束ねたもの。また、多額の金銭。 > ―で横面を叩{う}《句》金銭の力で従わせる > ―を積{む}《句》〔金でなんでもできると考えて〕大金を出す。 **ざつだん【雑談】** 《名・他サ》特にこれという目的や話題を決めずに、いろいろなことを気楽に話しあうこと。また、その話。とりとめのない話。[類語]世間話。雑話。 **さっち【察知】** 《名・他サ》〔ある物事を〕推しはかって知ること。「相手の動きを事前に―する」[類語]探知。 **さっちゅう【殺虫】** 人体や農作物などに害のある虫を殺すこと。「―効果」「一剤」[類語]駆虫。 **さっと【颯と】** 《副》●風が急にふいたり、雨が急にさっと降ったりするようす。「一陣の風が―ふき過ぎた」●動作を急にすばやく行うようす。瞬間的に変化・移動するようす。「―立ち上がって質問する」 **ざっ‐と** 《副》●物事をおおまかに行うようす。おおざっぱに。「書類を―読み返す」●〔前に説明した事柄を受けて」あらまし。おおよそ。「―こんな調子だ」〔数量など〕おおよその見当をつけるようす。おおよそ。「―一万」 **さっとう【殺到】** 《名・自サ》ある場所へ多くのものが一度に(勢いよく)おし寄せること。「注文がーする」 **ざっとう【雑踏・雑沓・雑鬧】** 《名・自サ》多くの人でこみあうこと。人ごみ。「盛り場の―」[類語]混雑。 **ざつ・ねん【雑念】** 精神の集中をさまたげるいろいろな思い。気を散らすもととなる種々雑多な思い。[コロ]「―をはらう」[類語]煩惱。 **ざつのう【雑、雲】** 〔軍隊で身の回り品を入れ]肩にかけ、腰のあたりにさげる布製のかばん。 <577> **さっぱ【撒播】** 《名・他サ》広い田畑に種を一面にまく・こと(まき方)。さんぱ。 **ざっぱい【雑俳】** 俳諧{はいかい}から転じた、ざっぱくな形式と内容をもつ遊戲化した句の総称。前句付け・冠付け・折り句など。ぞうはい。 **ざっぱく【雑駁】** 《名・形動》〔知識・思想などが〕入りまじっていて不統一なこと。雑然としてまとまりがないこと。「―な議論」[類語]雑多。雑然。 **さつ・ばつ【殺伐】** 《形動”》〔雰囲気などが〕すさんで荒々しいようす。「―たる気風」〔「殺伐な」の形でも使うことがある」「犯罪が多発する―な時代」 **さっぱり** 《副》《「―と」の形も》●《自サ》余計なわずらわしいものがなく、さわやかであるようす。●すっきりして清潔で気持ちがいいようす。ごてごてとしないようす。「汗を流して―する」●味・気性・態度などが、あっさりして気持ちがいいようす。しつこくないようす。「―した塩味」「―したいい男」[類語]あっさり。淡泊。●わだかまり・こだわりがなくなり、気分が晴れるようす。「借金を返して―した」(下に多く打ち消しの語を伴う)いっこうに。まるで。まったく。「近ごろー便りがない」「成績は―(=全然だめ)だ」 **ざっ‐び【雑費】** 主要な項目以外に使う、こまごまとした費用。わざわざ項目を立てようがない費用。「困ったら―に組み入れておく」[類語]諸費。 **さっぴ・く【差っ引く】** 《他五》〔俗]差し引く。 **さつ・びら【札『片】** 〔俗〕〔何枚もの〕紙幣。 > ―を切{る}《句》大金をおしげもなく、はでに使う。 **ざっぴん【雑品】** こまかい、いろいろな品物。 **ザッピング** テレビのチャンネルを次々と切り換えたり、リモコンのボタンなどを次々に押したりすること。▽zapping **さっぷ【撒布】** 《名・他サ》「散布{さんぷ}」に同じ。[参考]「さんぷ」は慣用読み。 **さっぷうけい【殺風景】** 《形動》《「風景をそこなう」の意)●景色や風景に趣がないようす。「―な部屋」●おもしろみがなく興ざめがするようす。また、情趣を解する心が欠けているようす。無風流。「―な話」 **ざつーぶん【雑文】** 〔正式の論文・小説などに対して〕気楽に書き流した、軽い内容の文章。 **ざっ‐ぼう【雑報】** あまり重要でない種々のこまかな出来事についての報道。また、新聞の社会面の記事。 **ざつ・ぼく【雑木】** あまり役立たない木。ぞうき。 **ざっぽん【雑本】** 「雑書{ざっしょ}②」に同じ。 **さつま【薩摩】** 旧国名の一つ。今の鹿児島県の西部。薩州。> ―あげ【―揚げ】すりつぶした魚肉を調味して、油で揚げた食品。> ―じる【―汁】鳥肉または豚肉に、ダイコン・ゴボウ・ニンジン・イモ・ネギ・こんにゃくなどをいっしょににこみ、みそなどで味つけした汁物。> ―の・かみ【―『守】〔俗〕無賃乗車をする・こと(人)。ただ乗り。平忠度{たいらのただのり}が薩摩守だったことから、「ただのり」をかけたことば。> ―はやと【―『隼『人】薩摩の国の武士の美称。[参考]の上代、薩摩地方に住んでいた勇猛な隼人族に見立てていう。鹿児島県出身の青年にもいう。> ―びわ【―、琵琶】一六世紀末薩摩でおこり、発達した琵琶歌。また、これに用いる楽器。 **さつまいも【薩摩芋・『甘藷】** ヒルガオ科のつる性多年草。根は塊状ででんぷん質にとみ、食用。また、でんぷん・アルコールの原料。甘藷{かんしょ}。 **ざつ・む【雑務】** 〔本来の仕事以外の〕こまかい事務・仕事。[類語]雑用。雑事。 **さつ‐よう【撮要】** 〔文]要点をぬき出して簡潔に書くこと。また、その書物。「論理学――」 **ざつ‐よう【雑用】** 〔あまり重要でない」こまごました用事。つまらない用事。「――に追われる」[類語]雑務。 **さつ・りく【殺戮】** 《名・他サ》〔文]多くの人をむごたらしく殺すこと。[類語]殺害。 **ざつ・ろく【雑録】** いろいろな事柄を、まとまりなく書き記すこと。また、その記録。 **ざつわ【雑話】** 〔文〕〔決まった主題のない〕いろいろな事柄について、あれこれとまとまりなく述べた話。また、その記録。「音楽―」[類語]雑談。よもやま話。 **さて【扱扠倍】** ■《接続》●今までの話から別の話題に転じるときに使う語。ところで。「一話変わって」●すでに起こった事態を軽く受けて、その後に続く事態を導く語。そうして。それから。その後。「出国手続きもすみ、一飛行機に乗ろうというとき」日《感》●改めて何かを始めようとするときに、自問したり相手に呼びかけたりする語。さあ。「―、そろそろ始めようか」●相手の言うことに納得いかないことを示す語。はて。 **さで‐あみ【叉手網】** すくい網の一つ。竹や木を交差させて三角形のわくを作り、袋状の網を取りつけたもの。小魚や小えびをとるのに使う。さで。 **さ‐てい【査定】** 《名・他サ》調査した上で金額・等級・合否などを決めること。「中古車を―する」 **サディスト** サディズムの傾向をもつ人。サド。[対]マゾヒスト。▽sadist **サディズム** 他者の体を痛めつけることによって性的満足を得る異常性欲。一般に、残虐を好む傾向。サド。[対]マゾヒズム。▽sadism **さて・お・く【、扱置く・扠『措く】** 《他五》〔ある事柄・話などを〕ひとまずそのままにしておく。「冗談は―・いて・・・」 **さてこそ** 《接続》そうしてこそ。だからこそ。道理で。「この選挙には負けられない。――、首相じきじきの応援演説だった」《副》思ったとおり。案のじょう。やっぱり。〔古風な言い方。古くは感動詞的に用いた」「一逃げたか」[参考]「こそ」は強めの助詞。 **さてさて** 《感》ひどく感心した時、困った時、あきれた時などに発する語。なんとまあ。それにしてもまあ。「―、どうしたものか」 **さ‐てつ【砂鉄】** 風化・浸食でくずれた岩石中の磁鉄鉱が、河床や海岸に砂状にたまったもの。しゃてつ。 ***さ‐てつ【蹉跌】** 《名・自サ》〔文〕(つまずく意から》失敗や手違いのため、物事が行きづまること。[コロ]「―をきたす」[類語]挫折{ざせつ}。 **さては** ■《接続》そればかりではなく、それ以外にもあることを表す。さらにその上。「天ぷら、すき焼き、―大福まで平らげた」日《感》正体・原因などに気づいたときに発する語。それではきっと。「―だまされたか」 **さて・また** 《接続》そしてまた。それからまた。その上さらに。「映画、一舞台と大活躍」 **さても** 《感》物事に感じ入ったときに発する語。さてさて。何ともはや。〔古風な言い方」「―みごとな腕前だ」 **サテライト** ●衛星。人工衛星。●衛星のような付属関係にあるもの。「―キャンパス」▽satellite > ースタジオ 本局からはなれた所に設けた、ラジオ・テレビの中継放送用の小スタジオ。▽satellite studio <578> **サテン** 繻子{しゅす}。(織の布地)。▽satijn[蘭] satin[英] **さと【里】** ●人家が集まって、小集落をなしている所。●人ざと。村落。●いなか。在{ざい}。表記は「郷」とも書く。●その人が生まれ育った家。●奉公人の実家。「やぶ入りでーに帰る」●妻・養子の実家。[丁寧]御里{おさと}。> おーが知れる《句》生まれや育ちのよくないことが明らかになる。●養育料をそえて子供を他家にあずける・こと(家)。「―にやる」 ***さど【佐渡】** 旧国名の一つ。今の新潟県の一部。日本海にある島。佐州{さしゅう}。 ***サド** 「サディズム」「サディスト」の略。[対]マゾ。 **さと・い【聡い・『敏い】** 《形》物事を理解するのが早い。かしこい。また、敏感である。〔やや古風な言い方」「―・い子」句「利に―・い」 **さといも【里芋】** サトイモ科の多年草。茎は地中で褐色の繊維をかぶった節の多い球茎となり、食用。葉は大きなハート形で、葉柄は「ずいき」と呼ばれ、食用。 ***さ・とう【左党】** ●革新的な政党。左翼政党。[類語]左派。●〔俗〕酒を飲むのが好きな人。酒飲み。[類語]辛党。左きき。[対]①②右党。=左党{ひだりとう}。 ***さとう【差等】** 〔文〕ある一定の基準によってつける差。ちがい。等差。「―をつける」〔古風な言い方〕 ***さ・とう【砂糖】** 蔗糖を主成分とする天然甘味料。サトウキビの茎やサトウダイコンの根を原料とする。 ***さ・どう【作動】** 《名・自サ》機械の運動部分が動くこと。「こおったエンジンがーする」 ***さ・どう【茶道】** 茶の湯の道。→茶道{ちゃどう}。 **ざ・とう【座頭】** 昔、盲目で頭をそり、あんま・鍼・灸をしたり、琵琶{びわ}・箏{こと}・三味線などをひいたり語り物を語ったりすることを職業にした者。 **さとうきび【砂糖黍】** 熱帯・亜熱帯で栽培される、イネ科の多年草。茎のしぼり汁から砂糖をとる。甘蔗{かんしょ}。 **さとう・だいこん【砂糖大根】** アカザ科の越年草。根のしぼり汁から砂糖をとる。甜菜{てんさい}。ビート。 **さと・おや【里親】** 他人の子供をあずかり、親がわりとなって育てる人。里子を育てる人。[団]里子。 **さとがえり【里帰り】** 《名・自サ》●他家にとついで女性が、結婚後はじめて実家に帰ること。●嫁・奉公人などがしばらくの間実家に帰ること。 **さと・かぐら【里〈神楽〉】** 〔宮中で行われる御神楽に対して〕各地の神社で行われる民間のかぐら。 **さと・かた【里方】** 嫁・養子などの実家(の親類)。 **さと‐ご【里子】** 子供を他人にあずけて育ててもらうこと。また、その子供。「――に出す」[団]里親。 **さと・ごころ【里心】** 〔よその家・土地などにいる人が〕親もとや故郷や自分の家を恋しがる気持ち。ホームシック。[コロ]「ーがつく」[類語]望郷。郷愁。 **さとことば【里言葉】** ●いなかで使われる地方なまりのあることば。(お)国ことば。[類語]方言。●江戸時代の、遊里ことば。「ありんす」「行きゃんせ」の類。 **さと・す【諭す】** 《他五》物事の道理を、よくわかるように言いきかせる。「不心得を―・す」 **さと・びと【里人】** ●その里に住んでいる人。●いなかの人。 **さと・へん【里偏】** 漢字の部首「里」の称。 **さと・やま【里山】** 人里に近く、(人手がはいっている)雑木林・わき水・湿地などがある自然環境。 **さと・ゆき【里雪】** 平野部に降り積もる雪。 **さとり【悟り・『覚り】** ●理解すること。また、思いあたること。感づくこと。「―がはやい」●[仏]迷いを去って人生の真理を会得すること。また、その会得した真理。[コロ]「―を開く」[類語]悟道。得道。正覚{しょうがく}。 **さと・る【悟る・『覚る】** ■《自他五》〔仏〕心の迷いを去り真理を会得{え}する。■《他五》物事の意味・事情などをはっきりと理解する。また、かくされていた事柄に感づく。「とても勝てないと―・る」 **サドル** 自転車やオートバイなどの腰をかける部分。▽saddle (=鞍) **さなえ【〈早苗〉】** 苗代{なわしろ}から田に移し植えるころの稲のなえ。[参考]夏の季語。 **さ・なか【『最中】** 〔ある物事や状態の〕もっとも盛んなとき。最高潮であるとき。まっさいちゅう。まっただなか。「忙しいーに話しかけないでほしい」 **さながら【『宛ら】** 《副》〔文〕ある物事・状態を他の物事・状態になぞらえて言うときに、両者が非常によく似ているようすを表す。ちょうど。まるで。あたかも。・・・そっくり。「―霜を置いたよう」「実戦―のすさまじさ」 **さなぎ【蛹】** 完全変態する昆虫の、幼虫期と成虫期との間にある発育段階。食物をとらず、外見上は多く静止している。蛹虫{ようちゅう}。 **さなき・だに** 《連語》(副詞「さ」+形容詞「なし」の連体形「なき」+助詞「だに」) 〔文]そうでなくてさえ。「さらでだに。「―さびしいこの町が」 **さなだ・ひも【『真田紐】** 太い木綿糸で平たく編んだひも。さなだ。 **さなだ・むし【『真田虫】** 主として脊椎動物の腸内に寄生する、帯状の虫。形は「さなだひも」に似て、長さは数メートルにもおよぶ。条虫{じょうちゅう}。 **サナトリアム** 高原・海辺などに設け、新鮮な空気や日光を利用して自然療法を行う療養施設。主として結核療養所。▽sanatorium (=療養所) **さにあらず【『然にあらず】** 《連語》〔文〕〔そう思うだろうが」そうではない。「少しは反省したかと思えば、―」 **サニタリー** ●建物の(台所を除く)水回り。「一用品」●生理用品。▽sanitary(=衛生上の) **さぬき【、讃岐】** 旧国名の一つ。今の香川県。讃州{さんしゅう}。 ***さね【『実・『核】** ●木の実・果実などの芯にあるかたい部分。核。●[俗]陰核{いんかく}。 ***さね【『札】** よろいの材料の一つ。漆{うるし}を塗った鉄・牛革などの板状の小片で、糸や革緒でうろこ状につづって作る。 **さ・のう【左脳】** 大脳の左半分。言語や論理的思考にかかわるとされる。[団]右脳。 ***さのう【砂、囊】** ●砂を入れた袋。浸水を防いだり、決壊した堤防の応急修理をしたりするのに使う。砂袋{すなぶくろ}。●鳥類の胃の一部分。のみこんだ砂・小石などをたくわえて、これで食物をくだく。すなぎも。 **さのみ** 《副》〔文〕(下に打ち消しの語を伴って)それほど(・・・でない)。そんなに(・・・でない)。たいして(・・・でない)。「―高いものではない」 **さは【左派】** 一つの団体や政党の中で、急進的な考えをもつ人たちの一派。また、その人。[類語]左党。左翼。[団]右派。 <579> **さば**【左派】●左翼の思想をもつ人たちの一派。また、その人。類語左党。左翼。団右派。 **さば**【鯖】サバ科の海魚の総称。背部には青緑色の地に黒色の波形のしま模様がある。食用。 >―の生き腐れ《句》サバは、特に傷みが早いというこ >――を読・む《句》都合のいいようにごまかして、実際の数よりも多く言ったり少なく言ったりする。さば読みす **さば・い**【差配】《名・他サ「サ》●とりしきること。あれこれ世話すること。周旋。●何人かの人に手分けして仕事をさせること。●持ち主に代わって貸家・貸し地などの管理をする・こと(人)。「アパートを―する」 **サバイバル**最悪の条件のもとで、それを克服して生き残る・こと(方法や技術)。生き残り術。▽survival >ーゲーム●生き残り競争。勝ち抜き競争。●敵味方に分かれてエアガンなどを使ってする、実践さながらの戦争ゲーム。▽survival game **さば・おり**【鯖折り】相撲の技の一つ。相手に体を密着させて両回しを強く引き、相手の腰をくだいて土俵に膝をつかせる技。 **さばき**【捌き】捌くこと。「手綱「―」「荷―」 **さばき**【裁き】●裁くこと。裁判。裁定。連「―の庭(=法廷)」●キリスト教で、神の審判。 **さばく**【佐幕】(「幕府を佐{たす}ける」の意)江戸時代の末、尊皇攘夷派に反対して幕府を支持した・こと(一派)。[参考]勤皇{きんのう}。 **さばく**【砂漠・沙漠】●大陸の中で、雨量がきわめて少なく岩や砂ばかりの広大な土地。サハラ、アラビア、ゴビの砂漠など。●人間的なうるおいがほとんど感じられない所。「東京―」 **さば・く**【捌く】《他五》●〔からまったりくっついたりしているものを〕解き分ける。解きほぐす。「着物の裾を―・く」●食材になる動物・魚を切り分ける。解体する。「サバを三枚に―・く」●〔乱れやすいものを〕手でたくみにあつかう。「縄を―・く」●入り乱れている物事を、手ぎわよく処理する。「仕事を―・く」●商品を売りこなす。売って始末する。「在庫品を―・く」 **さば・く**【裁く】《他五》●争い事・訴訟などを処理するため、理非・曲直をはっきりさせる。裁判する。「罪を―・く」 **さば・ぐも**【鯖雲】「巻積雲{けんせきうん}」の通称。うろこ雲。いわし雲。[参考]サバの体側の斑点に似ることから。 **さば・ける**【捌ける】《自下一》●乱れたりもつれたりしていたものが、解け分かれてととのう。「交通渋滞が―・ける」●商品が売れてなくなる。はける。「一日に一〇〇個が―・ける」●世慣れていて物事がわかる。また、気取りがなく、ざっくばらんである。「―・けた人」 **さば‐さば**《副・自サ》》《副詞は「―と」の形も》●〔性格などが〕さばけているようす。さっぱりしているようす。「―した人」●気持ちがさっぱりするようす。さわやかになるようす。「宿題が終わってーした」 **さば‐ぶし**【鯖節】サバを加工して、かつお節のように作ったもの。 **さば‐よみ**【鯖読み】数をごまかして言うこと。さばを読むこと。[参考]鯖を読む。 **さはん‐じ**【茶飯事】(茶を飲み飯を食べることの意)ありふれたできごと。めずらしくないこと。〔「日常―」の形で使うことが多い〕「彼の無断欠席は日常―だ」 **サバンナ**雨季と乾季がはっきりした熱帯地方の草原。耐乾性の低木林をまじえ、雨季に丈の高い草が生え、乾季にかれる。熱帯草原。サバナ。▽savanna **さび**「わさび」の略。「――ぬきのにぎり鮨」「ーを利かす」 **さび**【寂】●古びて落ち着いた趣のあること。かれて地味なあじわいがあること。「―のある庭」●さび声。「声にーをきかす」表記②は「錆」とも書く。●芭蕉俳諧の根本理念とされるもので、古びて趣のある美しさが芸術的に高められたもの。閑寂・枯淡{こたん}の情調。[参考]撓{しおり}・細み・侘{わ}び。 **さび**【錆・銹】●金属が空気・水などにふれて表面に生じた酸化物。特に、赤茶色の鉄さび。類語緑青{ろくしょう}。●悪い報い。悪い結果。句「身から出たー」 **さび・あゆ**【錆鮎】秋、産卵期が近づいて体色が黒褐色をおびたアユ。産卵のために川の下流域に下る。落ちあゆ。下りあゆ。[参考]秋の季語。 **さび・いろ**【錆色・銹色】鉄さびのような赤茶色。 **さび・ごえ**【寂声・錆声】〔謡などの修練を積んだ結果生じた〕かすれて低いが、渋くて趣のある声。 **さびし・い**【寂しい・淋しい】《形》●あるはずのものがなくて、それを求めていながら、心が満たされないままの状態である。●欲しい物が得られず、物足りない。旬「ロが―・い(=何か口に入れる物が欲しい)」旬「ふところが―・い(=所持金が少ない)」●心が満たされず、楽しい気分になれない。「―・い境遇」●ひっそりしていたり、数や内容がとぼしかったりして、心細い。また、にぎやかさがなく気が滅入るようだ。「―・い通り」団にぎやか。同①~③さみしい。 >[類語と表現]「寂しい」 >**「さびしい」も「さみしい」も同じに用いられる。現代では古くからあった「さびしい」を標準とする考えが主流。「寂しい」は、一般に静かで孤独をひしひしと感じるようすの意で使われることが** > **多い。寂しいの語幹に接尾語が付いて、名詞形は「寂しさ」、形容動詞形は「寂しげ」、動詞形は「寂しがる」となる。寂しがる傾向がある人は、「寂しがり屋」。** >うら寂しい・心寂しい・もの寂しい・わびしい・よるべない/閑散・閑寂・閑静・荒涼・殺風景・静寂・寂寞{せきばく}・むく・寂寥・寂然{せきぜん}・鷲・寂々・寥々・索漠{さくばく}・蕭然{しょうぜん}・蕭々・蕭条・蕭殺・幽寂・落莫{らくばく}・陰々滅々/門前雀羅{もんぜんじゃくら}を張る **さび・つ・く**【錆び付く】《自五》●〔金属が〕はなはだしくさびる。また、さびて他の物にくっつく。さびてはなれなくなる。「ねじが―・く」●長い間動かさなかったため、働きがにぶる。「腕が―・く」 **さび・どめ**【錆止め】金属がさびるのを防ぐため、塗装やめっきをほどこすこと。また、その塗料やめっき。 **さびょう**【詐病】病気であると偽ること。仮病。 **ざ・ひょう**【座標】●〔数〕直線・平面・空間などにおける任意の点の位置を数または数の組みで表したもの。●何らかのよりどころに従った位置づけ。また、そのよりどころとなるもの。「青春の―」 <580> **さびる**【寂びる】《自上一》●古びて趣が出る。もの静かなあじわいがある。「―・びた芸」●古くなる。古くなってあれた状態になる。《上二》。 **さ・びる**【錆びる】《自上一》●さびが生じる。●声が低く太くなる。声に渋みが出る。《上二》。 **さび・れる**【寂れる】《自下一》●盛んであった人の行き来がおとろえる。人気{ひとけ}がなくなりさびしくなる。すたれる。「―・れた町」●勢いがおとろえる。「虫の声がめっきり―・れる」《下二》。 **さ・ふ**【左府】「左大臣」の別称。 [対]右府。 **サブ**《名》〔正式・首位のものに対して〕ひかえのもの。次位のもの。特にスポーツで、補欠選手。《接頭》「補助の」「副…」の意。「―リーダー」 [由来]sub >ーカルチャー 伝統的な文化には属さず、独自性を主張する新しい文化。 [参考]社会の中心となっている文化のまわりにあって、新しい問題提起をする文化の意味で使われることが多い。 [由来]subculture >ータイトル ●書籍・論文などの副題。●映画で、画面だけではわからない内容を説明する字幕。 [由来]subtitle **サファイア** 鋼玉の一種。多くは青色で透明。九月の誕生石。青玉{せいぎょく}。 [由来]sapphire **サファリ** 狩猟旅行。特に、アフリカでの猛獣狩り。「―ルック」 [由来]safari >ーパーク 野生動物を放し飼いにした動物園。自動車に乗って観覧する。 >ールック アフリカで狩猟や探検の旅をする西洋人の服装を元にして考案された、活動的な装い。 [由来]safariとlookからの和製語。 **ざぶ‐ざぶ**《副》《「―と」の形も》〔連続的に〕水を大きく揺り動かすようす。また、その音の形容。「―と川を渡る」「―と洗濯をする」 **サブジェクト** ●主題。●〔語学で〕主語。主格。●[哲]主観。主体。 [対]オブジェクト。 [由来]subject **ざぶとん**【座布団】すわるときにしく小さなふとん。 **サブマリン** ●潜水艦。潜航艇。●野球で、下手投げ(投手)。 [類語]アンダースロー。 [由来]submarine **サプライズ** 驚き。意外な物事。「―パーティー」 [由来]surprise **サフラワー** 「紅花{べにばな}」に同じ。 [由来]safflower **サフラン** アヤメ科の多年草。秋、赤紫色の香りのある六弁の花をつける。めしべの花柱を乾燥したものを薬用のほか、着色・香辛料として用いる。 [由来]saffraan **サブリミナル**《名・形動》〔特に映像・音声を用いて〕潜在意識に働きかけること(ようす)。「―効果」「―な技法」 [由来]subliminal(=意識下の) **サプリメント** 栄養補助食品。ビタミンなどの特定の栄養成分を錠剤や飲料などにしたもの。 [由来]supplement(=付録。補遺) **さ‐べつ**【差別】《名・他サ》●〔種類・性質・状態などの違いによって〕扱い方に違いをつけること。また、その違い。分け隔て。「大人と子供を―しない」●偏見などによって、他よりも低い価値のものとしてあつかうこと。「人種―」「女性―」「―撤廃」 **さ・へん**【サ変】「サ行変格活用」の略。 **さ・へん**【左辺】〔数〕等式や不等式で、等号や不等号の左側にある数式。 [対]右辺。 **サボ** 「サボタージュ」の略。 **サボ** 木をくりぬいて作った靴。サボー。 [由来]sabot **さ・ほう**【作法】●〔日常生活や儀式などにおける言語・動作などの〕礼儀にかなった正しいしかた・決まり。「礼儀―」 [類語]行儀。礼法。●俳句・和歌・小説などの、決まった作り方。「小説―」 **さ・ぼう**【砂防】〔山地・海岸・川岸などの〕土砂がくずれ流れるのを防ぐこと(設備)。「―ダム」 **さ・ぼう**【茶房】紅茶・コーヒーなどを飲ませる店。喫茶店。〔古風な言い方〕 **サポーター** ●運動選手などが、関節や筋肉を保護するためにつける、ゴム入りの包帯やサポーター。●支持者。特にサッカーなどで、特定のチームを応援する人。 [由来]supporter **サポート**《名・他サ》支えること。支援すること。「発展途上国の貿易を―する」 [由来]support >ーこう【―校】不登校の生徒や中退者のための民間の教育支援組織。通信制・単位制高校などと協力し合い、高校の卒業資格単位の取得を支援する。 **サボタージュ**《名・自サ》●労働争議の手段の一つ。労働者が、仕事についていながら作業の能率を低下させ、経営者に損害を与えること(戦術)。怠業。サボ。●〔俗〕〔仕事などを〕なまけること。 [由来]sabotage **さぼてん**【仙人掌】サボテン科に属する植物の総称。常緑多年草。原産地は中・南米地方。葉は多く針状。茎は柱状・扁平状・塊状の多肉植物。夏、赤・白・黄色などの花を開く。覇王樹{はおうじゅ}。しゃぼてん。 **さ・ほど**【然程】《副》(下に打ち消しの語を伴って)それほど。大して。「―立派ではない」 [類語]さまで。さして。 [表記]かなで書くことが多い。 **サボ・る**《自五》(「サボタージュ」の略「サボ」を動詞化した語)〔俗〕なまける。なまけて欠席する。「仕事を―・る」 **ザボン** ミカン科の常緑高木。初夏に白い花をつける。果実はミカン類では最も大きい。食用。果肉は水分が少なく甘ずっぱい。果皮は砂糖づけにする。文旦{ぶんたん}。 [表記]「朱欒」ともあてて書く。 [由来]zamboa **さま**【様】■《名》きちんとした体裁。恥ずかしくない格好。「―をつくる」■《形名》〔ある物事・人の〕ありさま。ようす。状態。「あわてた―」■《接尾》●《名詞につけて》その方向・方面の意。「逆―」「横―」●《動詞の連用形につけて》「…しようとするとき」「…と同時に」「…や否や」の意。「寝起き―に電話が鳴った」「倒れ―に送球する」●《動詞の連用形につけて》「…するぐあい」「…しかた」「…ぶり」「…のようす」の意。「続け―に失敗する」 [参考]①~③は「ざま」とにごることが多い。●《人名または人を表す名詞などにつけて》その人に対する尊敬の意。「木村―」「お客―」●《接頭語「ご」「お」のついた体言につけて》相手に対する挨拶として、その事を丁寧に言う。「おつかれ―」「おかげ―」「ごちそう―」 >―にな・る《句》格好がついて、それらしくなる。「舞台衣装を着せればなんとか―・る」 **さま**【狭間】はざま(狭間)。 **ざま**【様・態】(「さま」の転)〔俗〕(人の)みっともないようすをあざけったり、ののしったりして言う語。ていたらく。醜態。「その―はなんだ」 >―は無・い《句》〔俗〕体裁が悪い。みっともない。だらしない。「模範演技を失敗して―・い」 >―を見ろ《句》〔俗〕人をだしぬいたとき、人が失敗したときなどに、相手をあざけって言うことば。それ見たことか。ざまあ見ろ。 じく【一軸】[数]座標を決めるための基準となる直線。●基準となるもの。「日本の進路を予測する―を決める」 <581> **サマー** 夏。▽summer~-ウール 縒{よ}りの強い細糸で織った夏向きのウール服地。▽summer と wool からの和製語。~-スクール 夏期学校。夏期講習会。▽summer school~-タイム 夏の一定期間、標準時刻を一~二時間繰り上げる制度。日照時間を有効に利用し、仕事の能率を上げるために行う。夏時刻。夏時間。▽summer time **さま・がわり【様変わり】** 《名・自サ》ようす・情勢がすっかり変わること。「~した駅前通り」 **さま-さま【様様】** 《接尾》自分にとってありがたい物・人の名につけて、感謝の気持ちなどを表す語。「お陰~」 **さまざま【様様】** 《形動》種類・性質・形などが、いろいろであるようす。それぞれちがっているようす。種々。「雲が~に変化する」「考え方は~だ」[類語]各様。とりどり。[表記]かなで書くことが多い。 **さま・す【冷ます】** 《他五》●熱、あるいは熱意をなくす。●熱いものの温度をさげる。また、体温を平熱にする。「熱を~・す薬」[類語]冷やす。(計)解熱。●高ぶっていた感情・興味をおとろえさせる。「興奮を~・す」[類語]静める。[表記]②は「醒ます」とも書く。[文]《四》。→使い分け「さめる・さます」 **さま・す【覚ます・醒ます】** 《他五》本来そなわっている、正常な意識や能力を取りもどす。●ねむっていた状態から、意識のはっきりした状態にもどす。「目を~・す」「眠りを~・す」●酒の酔いを消す。●心の迷いを解く。「怠惰な生活から目を~・す」[文]《四》。→使い分け「さめる・さます」 **ざます** 《助動:特殊型》…(で)ございます。[参考]動詞・補助動詞としても使う。「ここにざますよ」「洗濯ならやってざますのよ」 **さまた・げる【妨げる】** 《他下一》●物事の進行のじゃまをする。妨害する。阻害する。「眠りを~・げる」●〈「…を~・げない」の形で〉…してもさしつかえない。…であってもかまわない。[多く法令文などに用いる]「再任を~・げない」[文]さまた・ぐ《下二》。 **さ・まつ【瑣末・些末】** 《名・形動》[文]重要でない、ちょっとしたこと。取るに足りないこと。「~なことにとらわれる」[類語]些細。末梢{まっしょう}。 **さまで【然迄】** 《副》[文]《多く、下に打ち消しの語を伴って》それほどまで。そんなに。「~深く考える必要はない」[類語]さほど。[表記]かなで書くことが多い。 **さまよ・う【さ迷う・彷徨う】** 《自五》[「さ」は接頭語]●あてもなく歩き回る。さすらう。「町を~・う」●ある場所にとどまらないで、あちこち動く。また、ある状態に定まらないでいる。「生死の境を~・う」 **サマリー** 要約。概略。「~を添付する」▽summary **さみしい【寂しい・淋しい】** 《形》「さびしい」に同じ。 **さみ・せん【三味線】** ⇒しゃみせん。 **さみだれ【五月雨】** [雅]陰暦五月ごろに降る長雨。つゆ。五月雨{さつきあめ}。~しき【~式】[つゆどきの雨のように]物事を、断続的にくり返すこと。また、そういうやり方。「~に攻撃する」 **サミット** 主要国首脳会議。「環境~」▽summit **さ・みどり【さ緑】** (「さ」は接頭語)[雅]若草や若葉の生き生きとした緑色。 **さむ・い【寒い】** 《形》●気温が低くて、体が縮こまるくらいに体温がうばわれるようすだ。「北向きの~・い部屋」[参考]⇔暖かい②。[対]暑い。●さむい①のように感じる場合と似た気持ちを表す。●恐ろしさなどのために、気持ちが縮こまる思いである。ぞっとする。[句]「背筋が~・くなる」●貧しかったり、とぼしかったりして、心細い(情けない)感じである。[句]「ふところが~・い」[対]あたたかい。●[俗]興冷めする感じである。しらける。「彼のギャグは~・い」[文]さむ・し《ク》。→類語と表現 >類語と表現「寒い」 *気温が低い状態を言う。「暑い」の対語で、ともに不快な体感を表す語だ(夏は暑く、冬は寒い)。「温かい」「熱い」「冷たい」が、「温かいスープ」「熱い湯」「冷たい水」のように液体に対して使用できるのに対し、「寒い」は液体には使用できないので、「プールの水は冷たい」のように言う。「(寒さ/冷たさが)肌を刺す・肌に染みる」などのように、近年、触感的表現が目につく。 ・寒々しい・寒々とした・薄寒い・薄ら寒い・うそ寒い・肌寒い・冷たい・冷ややか・冷やっこい・冷や冷や・冷え冷え/ひんやりする・かじかむ・凍える・吐く息が白くなる・身が縮こまる・身を切る/寒さ・寒気・寒冷・冷気・冷涼・清涼・爽涼・厳寒・向寒・酷寒・極寒・春寒・小寒・大寒・凍寒・余寒・冷害 **オノマトペ** ぶるぶる/(擬)すうすう・ぞくぞく **さむえ【作務衣】** 僧などが着る上下に分かれた作業着。筒そで、前合わせをひもで結ぶ上着と、もんぺに似た形のズボンを組み合わせる。 **さむ-が・る【寒がる】** 《自五》普通の人とくらべて、特に寒さを感じる・こと(人)。[対]暑がり。 **さむけ【寒気】** 病気で熱があるときや、おそろしい(いやな)思いをしたときに感じる、気持ちの悪い寒さ。悪寒{おかん}。「風邪をひいて~がする」「深い谷間を見て~を覚える」[表記]「寒け」と書くことが多い。~だ・つ【~立つ】《自五》●さむけを感じる。●おそろしく感じる。ぞっとする。[類語]総毛立つ。 **さむ-さ【寒さ】** 寒いこと。また、その程度。寒気。[対]暑さ。 **さむざむ【寒寒】** 《副・自サ》●いかにも寒そうなようす。●情趣がなくさびしいようす。「~した心象風景」 **さむざむし・い** 《形》●いかにも寒そうな感じである。「~・い冬の雨の日」●まるで趣がなくてさびしい。何もなくて殺風景である。「~・い部屋」 **さむぞら【寒空】** 寒さを強く感じる、冬の空・気候。 **サムネイル** ●パソコンや携帯電話などで、内容の確認ができるように一覧表示される画像や文書データの小見本。●編集・広告で、おおまかなイメージを伝えるためにデザインなどのレイアウトを簡単に表示したページ見本。▽thumbnail(=「親指の」爪) **さむらい【士】** 漢字の部首「士」の称。 **さむらい【侍】** ●武術をもって朝廷・貴族・武家などに仕えた人。武士。もののふ。●[俗]普通ではできない思い切ったことをする男性。ずぶとく自分の意志をつらぬく男性。「彼はなかなかの~だ」 <582> **さめ**【鮫】サメ目の軟骨魚の総称。体の表面はざらざらしている。歯はするどく強い。凶暴で人をおそう種類もある。肉はかまぼこの材料、ひれは乾燥して「ふかひれ(=中華料理の材料)」などにする。皮は研磨用。ふか。 **さめざめ**《副》《「―と」の形も》涙をしきりに流して静かに泣くようす。 **さめはだ**【鮫肌】サメの皮のように、きめがあらく乾燥してざらざらした、人のはだ。 **さめ・やら・ぬ**【覚め遣らぬ・冷め遣らぬ】《連語》まだ完全にさめていない。「眠りー・ぬ早朝」「祭りの興奮が―・ぬ町」 **さ・める**【冷める】《自下一》●熱、あるいは熱意がなくなる。●熱いものの温度がさがって、熱くなくなる。ぬるくなる。「風呂が―・める」「燗が―・める」類語冷える。●高まっていた感情・興味がうすらぐ。「興が―・める」「愛情が―・める」類語静まる。表記②は「醒める」とも書く。 >[使い分け] **さ・める**【褪める】《自下一》色が光沢を失ってうすくなる。あせる。「色の―・めた着物」 >[使い分け] **さ・める**【覚める・醒める】《自下一》●本来の正常な意識にもどる。●ねむっていた状態から、意識のはっきりした状態にもどる。「昼寝から―・める」類語覚醒。●夢・物思いなど、何かに心がうばわれている状態から現実に立ち返る。めざめる。「空想から―・める」類語我に返る。●酒の酔いがなくなる。表記③は「醒める」と書く。 >[使い分け] **さも**【然も】《副》《副詞「さ(然)」に助詞「も」がついた語》●そのようにも。そうも。〔やや古風な言い方〕「―あろう(=当然だ。もっともだ)」●まさにそれらしくふるまうようす。いかにも。「―気持ちよさそうにねむっている」「一元気そうにふるまう」 **さもあらば・あれ**【遮莫】《連語》〔文〕それならそれでしかたがない、なりゆきにまかせようという気持ちを表す。どうにでもあれ。どうあろうとも。ままよ。 **さもありなん**【然も有りなん】《連語》〔文〕人から聞いた話に同意する気持ちを表す。確かにそうであろう。それももっともである。さもあらん。「話を聞いてーとうなずく」 **さもし・い**《形》心がいやしい。意地きたなく、あさましい感じだ。「―・い根性」 **ざ・もち**【座持ち】〔集会・宴会などの〕座の雰囲気をよくするために、その場に興をそえる・こと(人)。座のとりもち。「―のうまい芸者」 **ざ・もと**【座元】〔芝居・見せ物などの〕興行主。また、興行場の持ち主。太夫元{たゆうもと}。 >☆使い分け「さめる・さます」 >覚める(醒)〔正常な意識にもどる〕目が覚める・迷いが覚(醒)める・目覚め・覚めた目・夢から覚める >冷める(醒)[熱または熱意がなくなる〕湯が冷める・冷めた紅茶・冷(醒)めた仲・興が冷(醒)める >さめる(褪)〔色があせる〕色がさめる・さめた赤の洋傘・青ざめた顔 >覚ます(醒)〔本来の正常な意識や能力をとりもどす〕目を覚ます・眠りを覚ます・呼び覚(醒)ます・迷いを覚(醒)ます >冷ます(醒)[熱または熱意をなくす〕湯を冷ます・冷(醒)めた顔・興奮を冷(醒)ます・吹き冷ます >さます・さめる(醒)〔酔いが去る〕酔いをさます・二日酔いがさめる >[参考]「醒」は酔いからさめて心がはっきりする意から、睡眠や夢・迷いなどからさめる「覚」と同様に用いられた。今では、「酔いをさます」などを除き、おおむね「覚」でまかなうことができる。 **さもないと**【然も無いと】《接続》もしその通りにしないと。そうでないと。さもなければ。さもなくば。 **さもなくば**【然も無くば】《接続》〔文〕●そうでないとするならば。そうでなければ。「繁栄か―破滅かのわかれ道だ」●さもないと。同①②さもなければ。 **さもなければ**【然も無ければ】《接続》さもなくば。 **サモワール**ロシアの金属製卓上湯わかし器。中央のパイプに炭火を入れ、その周りの水を熱する仕組み。▽samovar **さ・もん**【査問】《名・他サ》〔ある事件の関係者などを呼び〕問いただして調べること。「――委員会」「―にかけられる」 **さや**【莢】マメ科植物の種子をおおっている、長い殻。熟すと、さけて種子を外にはじきだす。 **さや**【鞘】●筒形のおおい。●刀剣の刀身を入れる細長い筒。[参考]日本刀(図)。●筆・鉛筆などの先にかぶせるキャップ。●商品の売買によって生じるもうけなど、価格や利率の違いによる差額。 >―を取・る《句》売買の仲介をして価格の差額の一部を利益として自分のものにする。鞘をかせぐ。 >―を払・う《句》刀剣からさやを外す。刀剣を抜く。 **さや・あて**【鞘当て】●互いの面目や意地に関係したけんか。●一人の女性をめぐって二人の男性が争うこと。「恋の―」語源昔、行きちがった武士が互いの刀の鞘の先端がふれたのをとがめて争ったことから。 **さやいんげん**【莢隠元】種子が未熟なうちに、さやごと食べるインゲンマメ。 **さやえんどう**【莢豌豆】種子が未熟なうちに、さやごと食べるエンドウ。 **さや・か**【明か・清か】《形動》《「か」は接尾語》[文]●物がはっきりと見えるようす。「月はーに照り」●音がすんで、はっきりと聞こえるようす。「―な瀬音」 **さや・ぐ**【騒ぐ】《自四》〔古〕ざわざわと音をたてる。 **ざ・やく**【座薬・坐薬】肛門などにさしこんで使用する薬。体温でとけるようにしてある。座剤。 **さや・け・し**【明けし・爽けし・清けし】《形ク》〔古〕〔視覚的・聴覚的に〕さえて、はっきりしている。よくすんでいる。「月影―・く、空の色青し」 **さやさや**《副》《「ーと」の形も》物が軽くふれあって音を出すようす。「風で竹やぶがーと鳴る」 **さや・どう**【鞘堂】木造の堂を保護するためにその外側をおおうようにしてつくった建物。 **さや・ばし・る**【鞘走る】《自五》刀身が鞘からひとりでにぬけ出る。 **さや・まき**【鞘巻き】〔大刀にそえて腰にさす〕つばのついていない短刀。腰刀。 **さゆ**【白湯】〔お茶などに対して〕わかしただけで、何も入れない(飲料用の)湯。 <583> **さ・ゆう**【左右】●ひだりとみぎ。両横。句「言を―にする(=いろいろに言って、はっきり答えない)」●自分のすぐそば。かたわら。「―にそなえておく」類語座右。●そばに仕える者。側近。「―の意見を聞く」④《名・他サ》ある物事を思いのままに動かすこと。決定的な影響を与えること。「勝負を―する一手」 >―そしょう【―相称】〔数〕ある線や平面を中心にして左右の形が同じであること。特に、生物の体の左右が同形なこと。左右対称。左右同形。シンメトリー。 **ざ・ゆう**【座右】〔文〕《座の右の意から》身近な場所。身辺。座右。●手紙で、相手を尊敬して直接指すのをさけて言う語。御許{おもと}。おそば。[参考]あて名の脇付{わきづけ}にも使う。類語机下。 >―の・めい【―の銘】いつもおぼえていて、日常の戒めとすることば。 **さゆり**【小百合】《「さ」は接頭語》〔雅〕ユリ。 **さよ**【小夜】《「さ」は接頭語》〔雅〕よる。「―更けて」 **さ‐よう**【作用】《名・自サ》●ある物の力が働いて、他の物に影響を与えること。また、その力の働き。「薬の―で痛みがとまる」●生物の自然のいとなみ。「呼吸―」③[理]力学で、二つの物体が互いに力をおよぼし合うときの、一方の力。団反作用。 >―てん【一点】〔理〕てこやそれを応用した道具で物体を動かすとき、物体に作用をおよぼす箇所。団力点・支点。 **さ‐よう**【左様・然様】■《形動・副》〔相手の話の内容を受けて〕そのよう。その通り。そう。〔古風な、また丁重な言い方〕「―なことは存ぜぬ」「―でしたか」表記かなで書くことが多い。■《感》相手の話を肯定する語。その通りだ。そうだ。〔やや古風な、また、ややかた苦しい言い方〕 >ーしからば【―然らば】《連語》それならば。〔武士などが使った、四角ばった言い方〕[参考]「さよう」と受けて「しからば」と切り出す口上の文句から。 **さようなら**【左様なら・然様なら】■《接続》[文](「さようならば」の略)それなら。それでは。■《感》《「さようならば、別れよう」の意で》別れるときに言う挨拶語。さよなら。グッドバイ。表記多く、かな書き。 **さよかぜ**【小夜風】夜に吹く風。夜風。 **さよーきょく**【小夜曲】「セレナーデ」に同じ。 **さ‐よく**【左翼】●(鳥・飛行機などの)左のつばさ。●[隊列・座席など]左右に広がったものの左側の部分。●急進的・過激な思想。また、そのような思想をもつ人々の集まり。源{みなもと}一八世紀末のフランス議会で急進派が議長席から向かって左側に席をしめていたことによる。類語左派。●野球で、本塁から向かって左側の外野(を守る人)。レフト。対①~④右翼。 **ざ・よく**【座浴・坐浴】《名・自サ》腰のあたりから下だけを温湯につかること。腰・下腹部の血行をうながす。腰湯{こしゆ}。 **さよなら**■《感》「さようなら」に同じ。■《名・自サ》別れること。「学校生活に―する」「仕事に―する」■《接頭》《名詞につけて》「それで終わりとなるもの」の意。「―公演」 **さより**【細魚】サヨリ科の海魚。体は細長く、下あごが長くつき出ている。背は青緑色で腹は銀白色。食用。 **さら**【皿】●食べ物などを盛る、浅くて平たい入れ物。●さらに盛って出す料理。「次から次に―が出る」③さら①のような形をしたもの。「ひざの―」●漢字の部首「皿」の称。 **さら**【新】《形動》一度も使っていないこと。新しいこと。おはつ。まっさら。「――のシャツを着る」 **ざら**《名》「ざら紙」の略。●「ざらめ糖」の略。■《形動》〔俗〕いくらでもあって、めずらしくないようす。「――にある問題だ」 **さらい**【再来】《接頭》《「週」「月」「年」の上につけて》「次の次の」「翌々」の意。「一月」 **さら・う**【復習う】《他五》教えられたことをくり返して勉強する。復習する。さらえる。[参考]おさらい。表記「温習う」とも書く。 **さら・う**【攫う・掠う】《他五》●〔すきを見て〕急にうばい去る。「子供を―・う」句「鳶{とび}に油揚{あぶらあげ}を―・われる」●〔その場にある物を〕残らず持ち去る。また、ひとり占めにする。「人気を―・う」 **さら・う**【浚う・渫う】《他五》中にたまった物をきれいに取り除く。特に、川・井戸・堀などの底にたまった物を除いて、深くする。さらえる。「どぶを―・う」「おひつの飯を残らずー・う」 **さら・える**【復習える】《他下一》復習う。 **さら・える**【変える・渫える】《他下一》浚う。 **ざらーがみ**【ざら紙】表面がざらざらした、あまり質のよくない西洋紙。わら半紙。ざら。 **サラ・きん**【サラ金】「サラリーマン金融」の略。個人を対象にした、比較的高金利の融資。また、その業者。 **さらけだ・す**【曝け出す】《他五》〔ふだん見えないものを〕すっかり出してしまう。「弱点を―・す」 **さらさ**【更紗・サラサ】●人物・花・鳥・幾何模様などを独特の色調で捺染{なっせん}した綿布・絹布。〔もと、インドやペルシャから渡来した〕「―模様」「ジャワー」●花の色で、紅白がまじったもの。表記「更紗」は当て字。▽sarasa **さらさら**《副》《「――と」の形も》●かわいた物が軽くすれ合う音の形容。●浅い川の水がよどみなく流れる音、また、お茶漬けなどを食べる音の形容。●物事がつかえないで進むようす。特に、筆やペンなどでよどみなく書くようす。●《自サ》湿りけや粘りけのないようす。(手触りが)べとべとしないようす。「ーした砂」 **さらさら**【更更】《副》《下に打ち消しの語を伴って》少しも。まったく。決して。「自信などーない」 **ざらざら**《副・自サ》《「―と」の形も》物の表面がこまかくでこぼこしていて、さわった感じがなめらかでないようす。 **さらし**【晒し】●さらすこと。さらしたもの。●さらして白くした麻布・綿布。特に、さらし木綿。●江戸時代、罪人をしばって市中におき、世人に見せた刑罰。さらし首。 **さらし・あめ**【晒し飴】水あめの水分やまじりものを少なくして、白く作ったあめ。 **さらし・あん**【晒し餡】小豆のこしあんを天日・風にさらしてかわかし、粉にしたもの。ほしあん。 **さらし・くび**【晒し首・曝し首】江戸時代、罪人の首を切り、市中にさらして世人に見せた刑罰。また、その首。さらし。梟首{きょうしゅ}。類語獄門。 **さらし・こ**【晒し粉】●水にさらして白くした米の粉。●「クロール石灰」に同じ。 **さらし・もの**【晒し者】●さらし③の刑に処された罪人。●多くの人の前で笑い物にされたり、恥をかかさ <584> **さら-じゅ**【沙羅樹】フタバガキ科の常緑高木。原産地はインド。夏、香りのある黄色の小花を多数つける。さらのき。しゃら。[参考]沙羅双樹。 **さら・す**【晒す・曝す】《他五》●〔戸外に出して〕風雨や日光の当たるままにしておく。「風雨に―・された家」●日光や風に当てて、湿りけを取り除く。虫ぼしをする。「蔵書を―・す」●〔布・繊維などを〕薬品を使ったり日に当てたりして、白くする。漂白する。●かくすところなく、(広く)人々の目にふれるようにする。「恥を―・す」●危険な状態の中におく。「危険に身を―・す」⑥〈「目を―・す」の形で〉じっと見る。目を凝こらす。●さらし③④の刑に処する。 **さらず・ば**【然らずば】《接続》(「さあらずば」の約)〔文〕そうでなければ。それでなければ。 **さら‐そうじゅ**【沙羅双樹】釈迦が入滅(=死去)したときにその地に生えていた沙羅樹。入滅の床の四方に二本ずつあったので「双」という。沙羅双樹。[参考]現在、日本で沙羅(双)樹とされるものは別種。 **サラダ**新鮮な生野菜や果物やゆでた野菜を主にして、ドレッシングやマヨネーズなどであえる料理。▽salad >ーオイルサラダ用に精製した上質の植物油。サラダ油。▽salad oil **サラダ・な**【サラダ菜】半結球性の、レタスの一種。サラダに使う。 **さら‐ち**【新地・更地】手入れをしていない土地。特に、建造物・立ち木などを取り除いた宅地。「―としての地価」表記「さら地」と書くことが多い。 **ざら・つ・く**《自五》ざらざらする。「肌が―・く」 **さらで・だに**【然らでだに】《副》〔文〕そうでなくてさえ。ただでさえ。さらでも。さなきだに。 **さらでも**【然らでも】《副》〔文〕そうでなくても。さらでだに。 **さらなる**【更なる】《連体》いっそうの。ますますの。「―発展を望みます」 **さらに**【更に】《副》●同じ物事を、重ねてするようす。その上に。重ねて。「―災難が続く」●今までより一段と。いっそう。ますます。もっと。「――速い球」③〔文〕(下に打ち消しの語を伴って)少しも。ちっとも。いっこうに。「反省の色は―ない」 **さらぬ**【然らぬ】(「さあらぬ」の転)■《連語》[文]そうでない。■《連体》《「体に」「様」「顔」などの語につけて》なんでもない。平気である。「―体をよそおう」 **さらば**【然らば】(「さあらば」の転)■《接続》[文]そうならば。それでは。■《感》〔文]別れるときに言う挨拶語。さようなら。「いざー」■《名・自サ》別れること。別れ。〔「おー」の形で使われることも多い〕「この世からおーする(=死ぬ)」 **さらば・える**《自下一》《文語四段動詞「さらばふ」から転じた語》●〔雨風にさらされて〕骨ばかりになる。●やせおとろえる。「老い―・える」 **さらばかり**【皿秤】はかる品物をのせる皿がついている、はかり。 **サラファン**ロシアの民族衣装の一つ。はなやかなししゅうをほどこした、袖なしの婦人服。▽sarafan **サラブレッド**●馬の一品種。イギリス産の馬にアラビア系の馬を交配して改良した競馬・乗馬用の優良種。●血統・家柄のよい人。「財界の―」▷Thorough-bred **さら‐まわし**【皿回し】皿を指や棒などの先でまわす曲芸(をする人)。 **サラミ**ひき肉に塩・にんにくなどで風味をつけ、乾燥させたソーセージ。サラミソーセージ。▽salami **ざらめ**【粗目】●「ざらめ糖」の略。結晶のあらい(あめ色の)砂糖。ざら。●「ざらめ雪」の略。積もった雪が日中とけ、夜間にこおってざらめ糖のように粒状になったもの。 **さら・ゆ**【新湯】水を新しく入れてわかしたままで、まだだれもはいっていない風呂(の湯)。新湯。 **さらり**《副》《「―と」の形も》●手ざわりが軽くなめらかなようす。「ーとした絹のスカーフ」●湿りけや粘りけのないようす。「―とした油」●物事にこだわらず、あっさりしているようす。思いきりのよいようす。「―と忘れる」「うらみをーと流す」●とどこおりなく進行するようす。「刀をーとぬく」 **サラリー**月給。給料。▽salary >ーマン給料生活者。月給取り。▽salaried man から。 **サリー**インドで、主としてヒンズー教徒の女性が着る衣装。腰から肩にまきつける、長い布。▽sari **ざり・がに**【蜊蛄】●ザリガニ科の節足動物。一対の大きなはさみをもつ。北海道・東北地方の淡水にすむ。●アメリカザリガニ。一九三○年ごろアメリカから日本にはいってきた。体色は赤褐色。水田などにすみ、イネを食べる。えびがに。 **さりげ・な・い**【然り気無い】《形》《「さありげない」の約》気持ちや考えを態度に表さず、何事もない風である。そんなようすを見せない。「―・い顔」 **さり・じょう**【去り状】昔、夫が妻を離縁するときに記した手紙。離縁状。三行半{みくだりはん}。 **サリチル‐さん**【サリチル酸】[理]酸味・甘味をもつ無色の針状結晶。染料・防腐剤・医薬品などに使う。サルチル酸。▷salicylic acid **さりとて**【然りとて】《接続》(「さありとて」の約)〔文〕〔上の文の内容を受けて〕そうだからといって。だが。「―許すわけにはいかない」 **さりとは**【然りとは】《接続》《「さありとは」の約》〔文〕〔上の文の内容を受けて〕そうであるとは。そうとは。「―気付かなかった」「―つらいね」 **サリドマイド**睡眠薬の一種。妊娠初期に服用すると、胎児に手足の奇形が生じることがわかり、日本など各国で製造・販売が禁止された。▽thalidomide **さり・ながら**【然り乍ら】《接続》(「さありながら」の約)〔文〕そうではあるが。しかしながら。 **さ‐りょう**【茶寮】〔文〕●茶の湯を行うへや。茶室。●喫茶店。茶房。〔料理屋や喫茶店の名にそえて使う〕=茶寮ちゃり。 **さる**【猿】●サル目のヒト以外の動物の総称。全世界の温帯・熱帯に分布し、種類は非常に多い。狭義には、特にニホンザルをさす。類語えて。えて公。猿{えんこう}。モンキー。●ずるくて小才のきく人。また、いなか育ちの人。〔人をあなどった言い方〕「―知恵」●雨戸などの桟の上下や横にとりつけ、かもい・しきい・柱などにあけた穴にさしこみ、戸締まりをするもの。④自在かぎをあげてとめておく道具。[参考]自在かぎ(図)。 >―に烏帽子《句》人柄にふさわしくない服装やふるまいをすることのたとえ。また、外見はりっぱだが、心がいやしいことのたとえ。類語沐猴{もっこう}にして冠す。 <585> >―の人真似《句》よく考えずに人のまねをすることをあざけることば。類語鵜{う}の真似をする烏{からす}。 >―も木から落ちる《句》その道に熟練した人でも、時には失敗することがあるというたとえ。類語河童{かっぱ}の川流れ。 **さる**【申】●十二支の九番目。猿。●昔の時刻の名。現在の午後四時、または、午後三時から五時の間。●昔の方位の名。西南西。 **さる**【去る】《連体》過ぎ去った。「―八日」囡きたる。 **さる**【然る】《連体》《「さあり」の約「さり」の連体形から》●[文]そのような。「――話は聞かず」類語しかる。●具体的な名前・場所を示さないで、漠然とそれをさして言う語。ある。とある。「昔――所に」●それ相応の。したたかな。 **さ・る**【去る】■《自五》●ある場所からはなれて行く。いなくなる。「その場を―・る」謙譲拝辞。●時が過ぎて、それまでの状態ではなくなる。●ある時期・季節などが過去へ遠のく。「昭和の時代が―・る」●ある状態が・終わりになる(消えうせる)。「苦しみが―・る」⑤〔空間的・時間的に〕へだたる。距離がある。●ある所からへだたる。「当地を―・ること五キロの地点」●ある時から過去へ・へだたる(さかのぼる)。「今を―・ること十年前」〔古〕・・・の時期が近づく。時分・季節が至る。「春―・れば」■《他五》はなれさせる。捨てる。「俗念を―・る」■《接尾》「見事に・・・してのける」意。「聴衆を魅了し―・る」 >――る者は追わず《句》去って行く人は無理にひきとめず、去るままにしておく。「来たる者は拒まず、去る者は追はず〈公羊伝〉」から。 >――る者は日日に疎し《句》親しかった者でも、遠くはなれるにしたがって、しだいに親しみがうすれていく。また、死者は月日がたつにしたがって、しだいに忘れられていく。「去る者は日に以て疎く、来たる者は日に以て親しむ〈文選〉」から。 **ざる**【笊】●細くさいた竹などで編んだ(浅い)容器。水を切るときなどに使う。〔ざるから水がもれるように粗雑なもの、手ぬかりの多いことの意にも使う〕「―法」●「ざるそば」の略。「ざる碁」の略。 **さる・がく**【猿楽・散楽・申楽】日本の中古・中世に行われた民衆的演芸の一つ。中国の散楽{さんがく}から転化したもので、こっけいなものまね・曲芸などを主とした。能楽・狂言などのもととなった。 **さる・かた**【然る方】《連語》●相当な身分の人。ある人。〔直接名前を言うのをはばかるときに使う〕●[文]しかるべき所。 **さるぐつわ**【猿轡】声を立てさせないために、口に押しこんだりかませたりするもの。「一をはめる」 **ざる‐ご**【笊碁】(「すきまだらけの碁」の意)へたな、あらっぽい囲碁。へぼ碁。ざる。 **さる・しばい**【猿芝居】●猿をならして芝居のまねをさせる見せ物。●へたな芝居。〔あざけって言う語〕●浅はかでおろかな行動。見えすいたしわざ・たくらみ。「そんな―にはだまされない」類語茶番。 **さる・すべり**【百日紅・猿滑】ミソハギ科の落葉高木。樹皮は褐色でつやがあり、なめらか。夏から秋にかけて白色または紅色の小花をつける。材は細工用。百日紅。源{みなもと}樹皮が、サルもすべりそうなほどなめらかなことからの名。[参考]花期の長いことから「百日紅」と書く。 **ざる‐そば**【笊蕎麦】すのこをしいた容器やざるなどに盛ったゆでそば。多く、細く切った焼きのりがかかっている。ざる。[参考]「一枚は・・・」と数える。 **サルファ‐ざい**【サルファ剤】→スルファ剤。 **サルベージ**海難救助。特に、沈没船などを引き上げる作業。「一船」▷salvage **ざる‐べから・ず**《連語》《動詞の未然形につく》〔文〕・・・しなくてはならない。・・・せよ。〔二重否定で、意味を強める言い方〕「日日努力せー」 **ざる‐ほう**【笊法】大ざっぱで抜け穴だらけの法律。 **さる‐ほどに**【然る程に】《接続》(「さあるほどに」の約)〔文〕●そうしているうちに。そのうちに。●さて。ところで。 **さる・また**【猿股】腰から股をおおうための、男子用の短い下着。類語パンツ。 **さる‐まね**【猿真似】自分の考えを持たずに、やたらに他人のまねをすること。本質をとらえないで、うわべばかりをまねすること。 **さる‐まわし**【猿回し】サルに芸をさせて見せ物にする職業の人。猿引き。猿つかい。 **ざる‐みみ**【笊耳】聞いてもすぐに忘れてしまう・こと(人)。 **さる・めん**【猿面】●サルに似ている顔。●サルの顔にかたどった面。 >―かんじゃ【一冠者】●サルの顔に似ている若者。●豊臣秀吉の若いころのあだ名。=猿面冠者{えんめんかんじゃ}。 **サルモネラーきん**【サルモネラ菌】腸チフス・パラチフス・食中毒などの原因となる、腸内病原菌の一群。手指などに付着して経口感染する。▷salmonella **さる・もの**【然る者】《連語》抜け目のない人。油断のできない人。したたか者。「敵も―」 **ざれ・うた**【戯れ歌】●こっけいな内容の歌。●こっけい味のある和歌。また、狂歌。ざれごとうた。 **されき**【砂礫】〔文〕砂と小石。砂石。しゃれき。 **されこうべ**【髑髏】(「曝{さら}され頭{こうべ}」の意)風雨にさらされて皮や肉が落ち、白骨になった頭蓋骨。しゃれこうべ。どくろ。類語野ざらし。 **ざれごと**【戯れ事】本気でなく、ふざけ半分にする事柄。〔古風なことば〕類語たわむれ。 **ざれごと**【戯れ言】ふざけて言うことば。冗談。〔古風なことば〕「―の好きな人だ」 **されど**【然れど】《接続》(「さあれど」の約)〔文〕前の事柄と後の事柄とが対立関係にあることを表す。 <586> **されば**【然れば】《接続》(「さあれば」の約)〔文〕●前の事柄を受けて後の事柄がその帰結として起こることを表す。そうであるから。だから。「―といって、よい方法もない」●話題を転じるときに用いる。さて。ところで。〔古風な言い方〕「一行くとしよう」 **ざ・れる**【戯れる】《自下一》ふざける。たわむれる。じゃれる。〔古風な言い方〕 **さわ**【沢】●低地で、浅く水がたまり草がしげっている所。類語湿原。湿地。●源流に近い、山あいの谷川。「―歩き」「―登り」 **さ・わ**【茶話】〔文〕〔何人かが集まって〕お茶などを飲みながら、気軽にする話。茶話{さわ}。「――会」類語雑談。 **サワー・クリーム**牛乳から分離したクリームを乳酸発酵させたもの。菓子の材料や料理に用いる。▽sour cream **さわがし・い**【騒がしい】《形》●大きな物音・人声がして何かが起こっているようである。やかましくて落ち着いていられないほどである。「―・い工事の音」類語うるさい。●〔世の中が〕平静でない。おだやかでない。「世情が―・くなってきた」 **さわが・せる**【騒がせる】《他下一》さわぐようにする。騒ぎを起こす。さわがしい状態にする。さわがす。「世間を―・せた怪事件」 **さわ・がに**【沢蟹】サワガニ科に属するカニの総称。谷川の清流にすみ、甲の色は青・紫・褐色など。 **さわぎ**【騒ぎ】●さわぐこと。●事件。騒動。「とんだ―がもちあがった」類語波乱。③〈「・・・どころのー」の形で〉・・・程度の事情。〔下に打ち消しの語を伴って「とんでもない」の意〕「ゴルフどころのーじゃない」 **さわぎ・た・つ**【騒ぎ立つ】《自五》〔波などが〕盛んにさわぐ。さわがしく動く。 **さわぎ・た・てる**【騒ぎ立てる】《自下一》さわいで人に知れるようにする。大きくさわぐ。 **さわ・ぐ**【騒ぐ】《自五》●やかましく声を立てる。また、ざわざわと音を立てる。類語ざわつく。ざわめく。さざめく。さんざめく。●多くの人が、ある特定の人・事物に向かって、いろいろと言い立てる。もてはやす。「若者に―・がれている歌手」●うるさく抗議・反対・要求などをして、秩序を乱す。「デモ隊が―・ぐ」④〔不安・心配などのため〕心がおだやかでなくなる。「うわさに胸がー・ぐ」「心が―・ぐ」●おどろいたりおそれたりして、あわてふためく。うろたえる。「少しもー・がずに処置する」 **ざわざわ**《副》《「――と」の形も》●《自サ》多くの人が小声で話し合ったり動いたりして、落ち着かないようす。●木の枝や葉がふれ合ってたてる音の形容。 **さわ・す**【醂す】《他五》●柿の実の渋をぬく。あわす。[参考]秋の季語。●水につけてさらす。 **ざわ・つ・く**【ざわつく】《自五》ざわざわする。ざわめく。 **さわ・べ**【沢辺】さわ①のほとり。さわの近く。 **ざわ・め・く**【ざわめく】《自五》〔小さな物音や人の話し声などで〕さわがしくなる。ざわざわする。ざわつく。「教室が―・く」 **さわやか**【爽やか】《形動》●さっぱりして心地よいようす。すがすがしいようす。「―な朝」●声などがよどみなく、はっきりしているようす。「弁舌―に話す」 **さわら**【椹】ヒノキ科の常緑高木。材は良質で、風呂桶{ふろおけ}や建具を作る。さわらぎ。 **さわら**【鰆】サバ科の海魚。体は細長く、背はうすい灰青色で斑紋が多い。食用。 **さわらび**【早蕨】〔雅〕芽を出したばかりのワラビ。 **さわり**【触り】●さわった感じ。また、人に接したときの感じ。「手のーがよい」「―のやわらかい人」類語あたり。感触。●義太夫節や浄瑠璃{じょうるり}で、(一曲のうちの)いちばんの聞かせどころ。口説き。「曲の一を歌う」●小説や話の肝心な部分。「演説の―の部分」〔俗に小説や話の最初の部分を言う〕 **さわり**【障り】●さしつかえ。さしさわり。支障。また、じゃまになる・もの(こと)。「ーがあって外出できない」●病気。「おーなくお過ごしのことと存じます」③月経。月のさわり。 **さわ・る**【触る】《自五》●そのものに軽く手などをふれる。また、軽く体にふれる。「足が何かに―・った」 >[使い分け]「さわる」 >触る〔そっとふれる〕手で肩に触る・触らぬ神に祟り無し・寄ると触ると・肌触り [舌触り・口触り・歯触り・手触り・人触り]がよい・触りを聞かせる >障る〔さしつかえる。気分を害する〕おなかに障る・縁談に障る・健康に障る・気に障る・神経に障る・癪{しゃく}に障る・差し障りがある・当たり障りがない・目障りな人・耳障りな言葉・気障りなことを言う >[参考]「気にさわる・神経にさわる」など感情を害する意では「触る」とも書くことがあるが、これは当用漢字表の「障」に「さわる」の訓が認められていなかったころの名残であろう。「〜ざわり」の形では、「〜触り」はよい意味に、「〜障り」は悪い意味に使う。 **さわ・る**【障る】《自五》●さしつかえる。害になる。「おなかに―・る」「就職に―・る」●〈「気に―・る」「神経に―・る」などの形で〉気分を害する。感情を害する。 **さわん**【左腕】左のうで。「一投手」囡右腕。 **さん**《接尾》《「さま」の転》●《人名や人を表す語・団体名などにつけて》軽い尊敬や親愛の意を表す。また、動物名などにつけて親愛の意を表すこともある。「山田―」「息子―」「おさる―」●《挨拶のことばなどにつけて》丁寧な気持ちを表す。「ご苦労ー」「お早うー」[参考]「様」よりも親しみのある言い方。 **さん**【山】《接尾》●やまの名につける語。「富士―」●(寺の名前に重ねて)その寺の別称としての山号を表す。「高野に―金剛峯寺」 **さん**【散】《接尾》「こなぐすり」の意。「胃―」 **さん**【三】●一の三倍の数。みっつ。みつ。表記証書類では「参」と書く。●三番目。第三。みっつめ。「―の酉」「―の膳」●三味線の糸で、いちばん調子の高い音を出す糸。三の糸。 そうではあるが。しかし。「たかが野球、―野球」[参考]「―も」の形をとることもある。 **サロン**●〔西洋風邸宅の〕客間・応接間。広間。サルーン。●美術などの・展覧会(展覧室)。●上流社会の社交的な集まり(の場)。●喫茶店・美容院・バーなどの名として用いられる語。「ヘアー」▽salon **サロン**インドネシア・マレーシア・スリランカなどの民族衣装。布を筒状に腰に巻きつけるもの。▽・英sarong <587> **さん**【桟】●板が反るのを防ぐために打ちつける細い木。●戸・障子・格子窓などの骨。●はしご・やぐら・土台などの横木。●戸締まり用に戸につけた木の栓。[参考]猿(図)。 **さん**【産】《名》●子をうむこと。出産。●その土地で・生まれる(とれる)こと。出身。産出。「わたしは山形のーです」③〔文〕財産。■《接尾》《地名につけて》「・・・でとれる」の意。「信州ーのリンゴ」 >――を傾・ける《句》●全財産を仕事などにつぎ込む。「村のために―・ける」●財産を使ってなくしてしまう。 >――を成・す《句》財産を作る。 >――を破・る《句》財産を失う。破産する。 **さん**【算】《名》●(占いに使う)算木{さんぎ}。転じて、占い。●〔算木やそろばんを使って〕数えること。計算すること。「―が合う」句「―を入れる」●もくろむこと。はかること。手だて。句「―が立たない」類語目算。■《接尾》「計算(方法)」「勘定」の意。〔多く、「ざん」となる〕「つるかめ―」「植え木―」 >―無し《句》数えきれないほど多い。 >―を乱・す《句》〔算木を乱したように〕ばらばらになる。ちりぢりになる。 **さん**【賛】画面にその絵に関した詩・歌・文章などを書きつけること。また、その詩・歌・文章。画賛。 **さん**【酸】●すっぱい味(のする液体)。酢す。●〔理〕水にとけて酸性の反応を示す水素化合物の総称。水にとけると水素イオンができて青色のリトマス試験紙を赤く変える。硫酸・塩酸・硝酸など。対アルカリ。 **さん**【惨】《形動》〔文〕みじめで痛ましいようす。また、心を痛めるようす。「―たる光景」 **さん**【燦】《形動》〔文〕あざやかにきらきら輝くようす。また、際だって輝かしいようす。「―として輝く」 **ざん**【残】残り。特に、残額。「三〇〇円の―」 **ざん**【讒】〔文〕人をおとしいれるために言う作り事。悪意のあるかげ口。讒言{ざんげん}。「ーにあって左遷される」 **さん‐い**【賛意】〔他人の意見・議案などに〕賛成する気持ち。賛成の意志。「提案に―を表す」類語同意。 **ざんい**【慚恚】《名・自サ》〔文〕ある事を恥に思い、それをうらみいかること。 **さん・いつ**【散逸・散佚】《名・自サ》〔まとまっていた書物・書類などが〕ちりぢりになってなくなること。散失。「―した古文書」「資料が―する」 **さん‐いん**【参院】「参議院」の略。因衆院。 **さん‐いん**【山陰】●〔文〕山のかげ。山の北側。因山陽。●「山陰道」の略。●「山陰地方」の略。 >―ちほう【一地方】中国地方の北側で、日本海に面する地方。 >―どう【一道】五畿に七道の一つ。現在の中国地方の日本海沿岸地方。 **さん‐いん**【産院】出産に関する医療を行う医院。 **さん・う**【山雨】〔文〕●山の方から降ってくる雨。山中であう雨。 >【三寒四温】――来たらんとして風楼に満つ《句》《「雨が降り出す前に風が起こって高殿にふきつける」意から》何か事が起ころうとする直前、周りのようすが何となくおだやかでなくなるたとえ。〈許渾・咸陽城東楼〉 **ざんえい**【残映】●夕焼け。夕映え。●消えかけたものの最後の輝き。「江戸文化の―」類語名残{なごり}。 **さんえん**【三猿】両手で、それぞれ目・耳・口をおさえている三びきのサルの像。「見ざる・聞かざる・言わざる」の意を表す。 **ざん・えん**【残炎・残焰】〔文〕●消え残っているほのお。〔ひゆ的に、消え残っているわずかな勢いの意にも使う〕「革命後も王党派がーを保っていた」●秋になってもなお残っている暑さ。残暑。 **さん‐か**【三夏】〔文〕●夏の三か月。初夏(孟夏)・仲夏・晩夏(季夏)をいう。陰暦四・五・六月。●三回の夏を経ること。三年。[参考]三春・三秋・三冬。 **さん・か**【傘下】(「からかさの下」の意から)大きな勢力をもつ人物・団体などの下に属し、その支配・指導を受ける立場にあること。翼下。「大企業の一に入る」 **さん・か**【参加】《名・自サ》なかまに加わること。「マラソン大会に―する」類語加入。参画。因脱退。 **さん・か**【参稼】〔文〕組織や団体の中で、自分の特殊な能力・技術を生かした仕事をすること。「―報酬」 **さん・か**【山窩】山間・河原などを移動しながら独自の社会を作っていた民。竹細工・狩猟などを業とした。山窩{さんか}。[参考]明治時代以後、定住奨励策がとられた。 **さん・か**【惨禍】〔天災・火事・戦争などによる〕むごらしく痛ましい災難。「爆撃の―を受ける」類語惨害。 **さん‐か**【産科】妊娠・出産・新生児を対象とする医学の一分科。 **さん・か**【賛歌・讃歌】●ある物事をほめたたえる歌。●賛美する詩(的なもの)。「愛の―」類語頌歌。 **さん・か**【酸化】《名・自他サ》〔理〕物質が酸素と化合すること。また、物質が水素を失うこと。「金属が―する」「一物」因還元。 >―アルミニウム〔理〕「アルミナ」に同じ。 >―カルシウム〔理〕「生石灰{せいせっかい}」に同じ。 >―ぶつ【一物】〔理〕酸素と他の元素との化合物。酸性酸化物・塩基性酸化物・両性酸化物の三種類がある。 >ーマグネシウム〔理〕炭酸マグネシウムや水酸化マグネシウムを熱分解して作る白色の粉末。耐火材などの原料、触媒・医薬品などに利用。マグネシア。苦土{くど}。 **さんが**【参賀】《名・自サ》〔新年または宮中の祝事などのとき〕皇居に行き、天皇に賀意を表すこと。 **さん・が**【山河】〔文〕山と川。山や川が形づくっている自然。句「国破れて―あり〈杜甫〉」類語山川{さんせん}。山水。 **ざん・か**【残火】〔文〕●消えないで残っている火。残り火。●暁の茶会で、前夜からの灯籠の火。残灯。 **ざん・か**【残花】〔文〕散り残っている花。 **さん・かい**【参会】《名・自サ》会合に出席・参加すること。「懇親会に――する」類語参集。 **さん・かい**【山塊】〔断層の結果できた〕山脈から分かれて孤立している一群の山。 **さん・かい**【山海】山と海。 >―の・ちんみ【一の珍味】《連語》山や海でとれるめずらしい食べ物。 **さん・かい**【散会】《名・自サ》●会合が終わること。また、会合が終わって出席者が立ち去ること。 **さん‐かい**【散開】《名・自サ》●〔集まった人などが〕ちらばり広がること。「左右にーする」●〔軍隊で〕兵隊が一定の距離をおいて広くちらばる・こと(隊形)。 **さんがい**【三界】■《名》●一切の衆生が生死をくり返す三つの迷いの世界。欲界・色界・無色界をいう。●三千世界。全世界。■《接尾》《地名につけて》「・・・のような遠い所」の意。くんだり。〔古風な言い方〕 <588> **さんがい**【惨害】〔天災や事故などによる〕むごく痛ましい被害・損害。「台風による―」類語惨禍。 **ざん・がい**【残骸】●〔戦闘・災害・事故などで〕めちゃめちゃに焼けたりこわれたりした物の、残りの部分。「墜落した航空機の―」●[戦場・被災地などに〕とり残されている死体。むくろ。 **さんかい・き**【三回忌】人の死後満二年目にあたる年忌。三周忌。三年忌。 **さんがく**【山岳】高くてけわしい山。「一地帯」 >―しんこう【一信仰】山岳を霊的なもの、神聖なものとして信じ、たっとぶこと。 **さんがく**【産額】生産・産出される製品や原料の数量。また、それを金額で表したもの。類語生産高。 **ざんがく**【残額】ある金額・数量からさし引いて、残った金額・数量。残。類語残高。 **さんがく・きょうどう**【産学協同】産業界と大学および研究機関が力を合わせること。研究資金・技術開発・開発成果の活用などで協力し合う関係。 **さん・がつ**【三月】一年の三番目の月。弥生{やよい}。 **さんが‐にち**【三箇日】正月元日から三日までの三日間。表記「三が日」と書くことが多い。 **さんか‐めいちゅう**【三化螟虫】メイガ科の蛾「イッテンオオメイガ(=三化螟蛾)」の幼虫。稲のずいに食い入って害をなす。体は黄緑色で、形はいも虫に似る。ずいむし。 **さん・かく**【三角】●三つの角を持った形。三角形。●「三角法」の略。 >―かんけい【―関係】三人の男女の間に結ばれる、もつれた恋愛関係。「―を清算する」 >―かんすう【―関数】〔数〕直角三角形の直角でない一角の大きさによって定まる関数。三角比。 >―きん【中】正方形の布を対角線のところで二つに切った形のもの。包帯に用いたり、調理・掃除などのとき頭にかぶったりする。 >―けい【一形】〔数〕一直線上にない三点を結ぶ三つの線分が作る図形。三つの角をもつ図形。また、それに似た形(のもの)。三角形。 >―す【一州・―洲】上流から流されてきた土砂が河口のあたりに堆積してできた、三角形の砂地。デルタ。 >―すい【一錐】〔数〕底面が三角形の錐体{すいたい}。四面体。 >―そくりょう【―測量】地上に設定したいくつかの点を結んで三角形の網の目を作り、各頂角の大きさを測って、計算により各辺の長さや各点の位置を求めていく測量法。地図の作成に用いる。 >―ちゅう【一柱】底面が三角形である角柱。プリズムなど。 >―てん【一点】三角測量の際に基準とする定点。また、そこにもうける花岡岩{かこうがん}の角柱の標識。 >―なみ【一波】方向の異なる二つ以上の波が重なってできる(三角形の)高い波。外洋で暴風の中心部や、海岸で絶壁になっている所などにできる。 >―ひ【一比】「三角関数」に同じ。 >―ほう【一法】三角関数の性質や、その応用を研究する数学の一分野。 **さん・かく**【参画】《名・自サ》〔政策・事業などの〕計画に加わること。「緑化事業に―する」類語参加。 **さんがく**【参学】《名・自サ-サ》仏の正しい教えを学ぶこと。仏学を修めること。 **さんかくけい**【三角形】 **さんかっけい**【三角形】 **さん・かん**【参看】《名・他サ》〔文〕照らし合わせて見くらべること。参照。「前章――のこと」 **さん‐かん**【参観】《名・他サ》〔第三者が〕その場に出向いて実際に見ること。「授業を―する」 **さん‐かん**【山間】山と山との間。山の中。また、その土地。山あい。「―僻地」類語山中。 **さんかん・しおん**【三寒四温】冬、三日ほど寒い日が続いた後四日ほど暖かい日が続き、これがくり返される現象。[参考]冬の季語。 **ざんかん‐じょう**【斬奸状】悪人を切り殺す場合に、相手の罪状と自分の意図を記した文書。 **さんかん・ば**【三冠馬】日本の競馬で、皐月賞・東京優駿(=日本ダービー)・菊花賞の三つの重賞レース全部に優勝した馬。 **さん・き**【山気】〔文〕山に特有の、冷え冷えとした空気。山にたちこめる霧・もやなどのひんやりとした気。 **さん・ぎ**【参議】●昔、太政官の中に置かれた官職。大・中納言につぐ重要な職。宰相{さいしょう}。●明治時代初期、太政官の左右大臣の次に位して、朝政に参与した官職。 >―いん【―院】衆議院とともに国会を構成する一院。衆議院に対して補正・抑制の機能をもつ。解散はない。参院。 **さん・ぎ**【算木】●易{えき}で占いに使う、長さ九ぐらいの角柱状の六個の木。●中国から伝わり、和算で運算に使われた角柱状の小さな木。算{さん}。 **ざん・き**【慙愧・慚愧】《名・自サ》〔文〕〔かえりみて〕みずから心に深く恥じること。句「―にたえな い」 **ざん・ぎく**【残菊】菊の節句、すなわち重陽{ちょうよう}(陰曆九月九日)過ぎまでさいている菊の花。また、秋の末から冬の初めのころまでさき残っている菊の花。 **さんきゃく**【三脚】●三本の足。「二人―」●開閉・伸縮の自由な三本脚のついた台。カメラ・望遠鏡・カンバスなどをのせる。三脚架。●三本脚で、折りたたみ式の携帯用の腰かけ。三脚いす。 **ざん・ぎゃく**【残虐】《名・形動》〔人や生き物に対する行為が〕むごたらしいこと。「―な行為」類語残酷。残忍。 **さん・きゅう**【産休】「産前産後休業」の略。女性が出産のためにとる、出産前後の有給休暇。 **サンキュー**《感》ありがとう。▽Thank you. **さん・きょ**【山居】《名・自サ》〔文〕山の中に住むこと。また、その住まい。山ずまい。 **さん・きょ**【散居】《名・自サ-サ》〔集落を作らず〕互いに散らばって住むこと。 **さん・きょう**【山峡】〔文〕山と山とにはさまれた、せまい所。谷間。山峡。類語峡谷。渓谷。 **さん・ぎょう**【三業】料理屋・待合{まちあい}・芸者屋の三種の営業。「―組合」 >―ち【一地】三業の営業を許可されている一定の地域。 **さん・ぎょう**【産業】人間がその生活に必要ないろいろな財貨を生産する事業。広義には、生産に直接結びつかない商業・運輸業・金融業・サービス業などもふくめる。「―の振興」「第一次―」 >―い【一医】職場で、労働者が健康で快適な作業環境のもとで働けるよう、指示・助言する医師。[参考]五〇人以上の従業員を有する企業では、産業医をおくことが義務づけられている。 >―かくめい【一革命】(industrial revo- <589> lution) 手工業から機械工業へ、マニュファクチュアから工場制へ移りかわっていった、技術上・産業上の諸変革。一八世紀末のイギリスに起こり、のち各国におよんだ。―しほん【―資本】商品の生産に投じられる資本。―はいきぶつ【一廃棄物】汚泥{おでい}・廃油など、生産活動によって生じたさまざまな廃棄物。―よう・ロボット【―用ロボット】コンピューターの制御によって、一定範囲の作業を自動的に行う工業用機械。悪環境での作業や持続的な単純作業に用いられる。―よびぐん【―予備軍】資本主義社会で生み出される失業労働者群。 **さん・ぎょう【蚕業】** 養蚕業と、関連する製糸業。 **さん・ぎょう【賛仰鑽仰讃仰】**《名・他サ》〔文〕〔聖人・偉人の〕徳をあおぎたっとぶこと。ほめたたえること。鑽仰{さんぎょう}。[表記]本来は「鑽仰」。 **ざん・きょう【残響】** ある音が鳴りやんだあとまで(壁や天井に反射して) 持続して聞こえる音響。余響。 **ざん・ぎょう【残業】**《名・自サ》勤務時間をこえて、仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。 **さんぎょう・こうこく【三行広告】** 新聞などの広告欄で、三行程度にまとめた求人・求職などの広告。 **さんきょく【三曲】** 琴・三味線・尺八(あるいは胡弓)の三つの楽器。また、それらによる合奏。 **ざん・ぎり【『散切り】** 明治時代の初め、月代{さかやき}をそらずに西洋風に短く切った髪形。ざんぎり頭。斬髪{ざんぱつ}。 **さん・きん【参勤・参、覲】**《名・自サ》江戸時代、大名が江戸に出て将軍に謁見し幕府に出仕したこと。参府。―こうたい【一交代】江戸時代、幕府が諸大名を江戸に参勤させた制度。江戸在府と在国を一年おきにくり返すことを原則とした。 **さん・きん【産金】** 金鉱から金を産出すること。また、産出された金。 **ざん・きん【残金】** ●支払い後に手元に残った金。類語②差金。●未払いになっている金(額)。類語②残額。 **さん‐く【惨苦】** 悲惨な苦しみ。「人生の一をなめる」 **さんぐう【参宮】**《名・自サ》神社、特に伊勢神宮に参拝すること。 **サンクスギビング・デー** 一年の収穫を祝い、神に感謝する日。感謝祭。アメリカでは一一月の第四木曜日。[参考]七面鳥、カボチャのパイなどを食べる。▽Thanksgiving Day **サンクチュアリ** ●おかしてはならない神聖な場所。聖域。●戦争で攻撃をひかえる地域。●鳥獣の保護区域。「バードー」▽sanctuary **サングラス** まぶしい光を防いで、紫外線などから目を保護する色つきのめがね。▽sunglasses **さん‐ぐん【三軍】** 陸軍・海軍・空軍の総称。全軍。 **さん‐け【産気】** 今にも子供が生まれそうな気配。―づ・く【一付く】《自五》今にも子供が生まれそうな状態になる。産気をもよおす。 **さん‐げ【散華】** ●仏を供養{くよう}して仏前に花をまきちらすこと。●《名・自サ》《「花と散る」意で)戦死すること。[参考]戦死を美化したことば。 **ざん・げ【懺悔】**《名・他サ》●[仏]過去に犯した罪過{ざいか}をくい、神仏の前で告白してわびること。[参考]古くは「さんげ」。●心の中の真実を包みかくさず打ち明けること。「―話」●キリスト教で、過去の罪を告白して神の許しを求めること。 **さんけん【三権】**〔法〕立法権・司法権・行政権の三種の国家統治権の総称。―ぶんりつ【一分立】権力の濫用を防止し、国民の政治的自由を保護するために、国家権力を司法・立法・行政の三種に分け、それぞれを独立した機関に受けもたせようとする原則。 **さんけん【散見】**《名・自サ》〔同種のものが〕あちこちに少しずつ見えること。「文中に―する独特の表現」 **さんげん【三弦・三、紋】** ●雅楽で使う三種の弦楽器。琵琶{びわ}・和琴{わごん}・箏{そう}。●「三味線」の別称。 **ざんげん【讒言】**《名・自サ》人をおとしいれるために、事実を曲げたり、悪事をこしらえたりして、目上の人に告げる・こと(ことば)。讒{ざん}。類語讒訴{ざんそ}。告げ口。 **さん・げんしょく【三原色】** 適当に配合することによってすべての色を表現することができる、三つの基本的な色。絵の具では赤・黄・青、光では赤・緑・青。 **さんこ【三顧】**〔文]目上の人が、あるすぐれた人に仕事を引き受けてもらうために、何度も訪問してじゅうぶんに礼儀をつくしてたのむこと。三顧の礼。句「―の礼をつくす」[故事]三国時代、蜀{しょく}の劉備が諸葛亮{しょかつりょう}を三度も訪問して軍師にむかえることができた故事から。〈蜀志・諸葛亮伝〉 **さん‐ご【三五】** ●《三と五の積から)十五夜。特に、八月十五夜。三五の月。「―の月」●《三と五の意から)まばらなこと。散らばっていること。三三五五。 **さん‐ご【珊瑚】** ●サンゴチュウが海底の岩に着生して群体を作ったのち、個体が死んであとに残った石灰質の骨格。●珊瑚虫。●「珊瑚珠」の略。「金銀―綾錦」―じゅ【一珠】さんごを加工・細工した装飾用の玉。さんご。―じゅ【―一樹】●木の枝の形をしたさんご。●スイカズラ科の常緑小高木。実は熟すと赤くなる。防火樹や生け垣などにする。[参考]赤い実をさんごに見たてた名。―しょう【一礁】おもにサンゴチュウの群体の遺骸が積もってできた岩礁や島。熱帯・亜熱帯地方の浅いすんだ海に発達する。―ちゅう【一虫】花虫綱に属する刺胞動物の一群。微小な虫で、常に群体をなし、海底に付着して「さんご」を形成する。 **さんご【産後】** 子供を産んだあと(しばらくの間)。お産のあと。句「―の肥立ち(=回復)が悪い」 <590> 産前と「命案】 **さん‐こう【三后】** 太皇太后{たいこうたいこう}・皇太后・皇后の総称。三宮{さんぐう}。 **さん‐こう【三更】** 昔の時刻の呼び名。五更の第三で、今の午後一一時ごろから午前一時ごろまで。子の刻。丙夜{へいや}。[参考]五更。 **さん‐こう【三皇】** 中国古代の伝説上の理想的な三人の君主。伏羲{ふくぎ}・神農{しんのう}・黄帝{こうてい}、伏羲・神農・女媧{じょか}、伏羲・神農・燧人{すいじん}、または天皇・地皇・人皇。 **さん・こう【参向】**《名・自サ》〔文〕位の高い人のところへ出向くこと。参上。 **さん‐こう【参考】** 自分の考えを決める際の手がかりにすること。また、その材料。「一文献」類語参照。―にん【一人】〔法〕●犯罪捜査上、警察などによって取り調べを受ける者のうち、被疑者以外の者。●国会の委員会で、審査または調査のため意見を求められる人。「一招致」 **さん・こう【山行】**〔文〕●山に(山登りに)行くこと。山ゆき。「ヒマラヤー」の山をこえて行くこと。山の中を旅すること。 **さん・こう【散光】** 表面で乱反射して散乱した光。 **さん・こう【鑽孔】**《名・自サ》あなをあけること。パンチを入れること。「ーカード」 **さんごう【山号】** 寺院の名称の上につける「山{さん}」の称号。金竜山浅草寺の「金竜山」の類。 **ざん・こう【残光】**〔文]消えのこっている光。[参考]多く、日没後の夕日の光などにいう。類語残照。 **ざんこう【残香】**〔文]残りの香り。うつりが。 **ざんこん【残痕】**〔文〕のこっているあと。痕跡{こんせき}。 **さん・さ【三、叉】**〔文〕三筋に分かれている・こと(所)。みつまた。―しんけい【―神経】延髄から出て眼神経・上顎{じょうがく}神経・下顎{かがく}神経の三つに分かれる神経。顔面の皮膚の知覚や咀嚼筋{そしゃくきん}の運動をつかさどる。ーしんけいつう【―神経痛】三叉神経が分布する顔面に生じる疼痛{とうつう}。顔面神経痛。―ろ【一路】道が三方向に分かれている所。みつまたになった道。類語丁字路{ていじろ}。 **さんざっぱら**《副》〔俗]「さんざ」を強めて言う語。 **さんざ・め・く**《自五》 《「さざめく」の転)大勢で、にぎやかに騒ぎたてる。「若者たちが笑い―・く」 **さんざ**《副》《「さんざん」の略)〔俗〕はなはだしく。思いきり。さんざん。「――苦労した末にたどりついた」 **ざん・さ【残渣】**〔文〕濾過{ろか}したあとにのこった不純物。残りかす。類語残滓{ざんし}。 **さん‐さい【三彩】** 三色の釉{うわぐすり}をかけて焼いた陶磁器。[参考]「唐三彩」が有名。 **さん‐さい【三才】** ●世界を形成する主な要素としての、天・地・人。●宇宙に存在する万物。「―図会」 **さん‐さい【山塞・山、砦】**〔文〕〔地形を利用して〕山の中に築いたとりで。●山賊のすみか。 **さん・さい【山菜】** 山に自生する植物のうち、食用になるもの。ワラビ・ゼンマイ・タラの芽など。「―料理」 **さん‐ざい【散剤】** 粉状の薬。粉薬。 **さんざい【散在】**《名・自サ》〔同種のものが〕あちこちに広くちらばってあること。まばらにあること。「山のふもとに農家がーする」類語散点。点在。 **さんざい【散財】**《名・自サ》多くの金銭を・つかう(浪費する)こと。「旅行先でーする」「とんだーをかける」 **ざんさい【残滓】**《「ざんし」の慣用読み) ざんし(残滓)。 **ざんざい【斬罪】** 首を切り落とす刑罰。類語斬首。打ち首。 **さん‐こつ【山骨】** 山の表面の土砂がくずれて岩石がむきだしになった所。また、その岩石。 **さん‐こつ【散骨】**《名・自他サ》細かくくだいた遺骨を海や山にまくこと。また、そうしてほうむること。 **さんこん【三献】** 昔、正式の酒宴の礼法で、酒肴{しゅこう}を出し酒を三杯飲ませて膳を下げることを一献といい、これを三回くり返すこと。式三献{しきさんこん}。 **さん・さく【散策】**《名・自サ》〔文〕〔目的をもたず〕気の向くままにぶらぶらと歩くこと。そぞろ歩き。散歩。類語漫步。逍遥{しょうよう}。 **さんざし【山査子・山、帽子】** バラ科の落葉低木。原産地は中国。春、ふさのように小さな白い花をつける。枝にはとげがある。果実は食用。消化剤など薬用にも用いる。 **ざん・さつ【惨殺】**《名・他サ》人をむごたらしい方法で殺すこと。「―死体」類語虐殺。 **ざん・さつ【斬殺】**《名・他サ》刀などの刃物で人を切り殺すこと。 **さん・さん【潸潸】**《形動》〔文〕●さめざめと涙を流すようす。潸然{さんぜん}。「――と涙がほおを伝う」●静かにたえまなく雨が降るようす。「――と雨が降る」 **さん・さん【燦燦】**《形動》〔文〕〔太陽の光などが〕きらきらと明るく輝くようす。「―と注ぐ陽光」 **さんざん【散散】**《形動》●《副》物事の程度・状態がはなはだしいようす。「―しかりつける」●物事の結果・状態などが非常に悪いようす。「―な目にあう」 **さんさん‐くど【三三九度】** 結婚式で行う献杯{けんぱい}の礼。新郎新婦が三つ組みの杯を用い、一つの杯で酒を三回ずつ、合計九度飲みあう。三三九献。 **さんさん‐ごご【三三五五】**《副》〔あちらに三人、こちらに五人というように〕少しずつ・集まっている(散らばっている)ようす。三五{さんご}。「―もどってくる」 **さん・し【三思】**《名・他サ》〔文〕〔ある事について]何度もよく考えること。四字「―三省」類語熟慮。熟考。 **さん・し【蚕糸】** ●カイコの繭{まゆ}からとった糸。絹糸。生糸{きいと}。●養蚕と製糸。「――業」「―試験場」 **さん・し【蚕紙】**「蚕卵紙{さんらんし}」に同じ。 **さん‐じ【三時】** ●一時から数えて三番目の時刻。●おやつ。おさんじ。 **さん‐じ【参事】** ある(高度な) 事務に参与する役職・職級(の人)。―かん【一官】内閣官房,內閣 **ざんこく【残酷・残刻・慘酷】**《名・形動》〔物事の状態や人の行為・性質などが〕むごたらしいこと。やり方があまりにもひどいと感じさせるようす。「―な仕打ち」「―を極める」類語残虐。残忍。 <591> 法制局あるいは各省庁で、その部局の事務に参画し、法律の立案や政策の審議などの事務を行う職員。 **さん‐じ【惨事】** むごたらしい出来事。目をおおうような痛ましい出来事。類語惨劇。 **さん‐じ【産児】** ●子供を産むこと。●生まれてくる子供。また、生まれたばかりの子供。―せいげん【一制限】人口増加や貧困の防止、母体の保護などのため、人為的に受胎または出産をさけること。産制。産児調節。バースコントロール。 **さん‐じ【蚕児】**〔文〕かいこ。 **さん‐じ【賛辞・讃辞】**〔業績などを〕ほめたたえることば。賛詞。コロ「―を送る」類語賞辞。頌辞{しょうじ}。 **ざん・し【惨死】**《名・自サ》むごい死に方をすること。 **ざん・し【悪死”慚死】**《名・自サ》〔文〕ある事を深く恥じて死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じること。愧死{きし}。「―を遂げる」 **ざん・し【残滓】**〔文]残りかす。また、改革したあとに残っている旧来のもの。「封建主義の―」[参考]「ざんさい」は慣用読み。 **ざん‐じ【暫時】**《副》しばらくの間。少しの間。〔やや改まった言い方」「―休憩」[注意]「ぜんじ」は読み誤り。 **サンジカリスム** ゼネストなど労働組合自身の直接行動の力によって、政党政治を排し資本主義体制を打倒しようとする主張。急進的労働組合主義。サンディカリスム。▽ syndicalisme **さん・しき【算式】**〔数〕加減乗除などの記号を用いて、計算の順序や方法を表した式。類語数式。 **さんしき・すみれ【三色、董】** スミレ科の一、二年草。春から夏に、紫・白・黄などの大形の五弁花をつける。パンジー。三色{さんしょく}すみれ。 **さんし・すいめい【山紫水明】**〔文]山は紫色にかすみ、川の水は清らかにすんでいること。山や川のある自然の景色が美しく清らかなこと。「京都は――の地」 **さんした【三下】**「三下奴{やっこ}」の略。ばくち打ちななどのなかまで最も身分の低い者。 **さんしちにち【三七日】** (三と七の積から) ●二一日間。また、二一日目。●人の死後二一日目。また、その日に行う仏事。三七忌{さんしちき}。三七日{さんしゅうにち}。出産後二一日目の祝い。 **さんしつ【散失】**《名・自サ》「散逸」に同じ。 **さん・しつ【産室】** 出産をするへや。うぶや。産所。 **さん・しつ【蚕室】** カイコを飼うへや。 **さんし‐の‐れい【三枝の礼】**《句》《ハトは、親鳥のいる枝から三本下の枝にとまる意)子が親をうやまう態度をたとえたことば。 **さん‐しゃ【三舎】** 昔、中国で軍隊が三日間で行軍する距離。約九○里(日本の一五里、約六〇{キロ})の行程。――を避・ける《句》《三舎の距離の外に退く意から)相手をおそれてしりごみする。また、相手に一目おく。 **さん・しゃ【三社】** 三つの神社。ふつう、伊勢神宮・石清水八幡宮{いわしみずはちまんぐう}・賀茂神社(または春日神社)をさす。さんじゃ。 **さん‐しゃ【三者】** ●三人の者。また、三つのもの。「一面談」四字「―三様」●当事者以外の人。第三者。 **さん・しゃく【参酌】**《名・他サ》〔他と〕照らし合わせて参考にすること。斟酌{しんしゃく}。「事情を―する」 **さん‐じゃく【三尺】** ●一尺の三倍。ふつう、約九○{センチ}。●「三尺帯」の略。男性・子供用の短い帯。兵児帯{へこおび}。●長さが三尺ぐらいの刀剣。―の・しゅうすい【一の秋水】《連語》〔文〕長さ三尺ほどの、とぎすまされた刀剣。三尺の剣。[参考]「秋水」は、とぎすまされた日本刀をいう。―の「どうじ【一の童子】《連語》(身長が三尺ほどの)幼児。――去って師の影を踏まず《句》弟子は先生を尊敬し、礼儀を忘れてはいけないということ。三尺下がって師の影を踏まず。 **さん・しゅ【三種】** ●三つの種類(の物)。●「第三種郵便物」の略。定期刊行の新聞・雑誌など。―の・じんぎ【ーの神器】●皇位のしるしとして代々の天皇が受けつぐ三つの宝物。八咫鏡{やたのかがみ}・天叢雲剣{あめのむらくものつるぎ}・八坂瓊勾玉{やさかにのまがたま}(八尺瓊曲玉)。●[俗]〔あこがれる〕三つの貴重な品物のたとえ。 **さん・しゅ【蚕種】** カイコの卵。 **さんじゅ【傘寿】**〔「傘」の略字「今」が「八十」と読めることから〕八〇歳(の祝い)。 **ざん・しゅ【斬首】**《名・他サ》〔文〕刀などで首を切り落とす・こと(刑)。類語打ち首。斬罪。 **さん・しゅう【三秋】**〔文]●秋の三か月。初秋(孟秋{もうしゅう})・仲秋・晩秋(季秋{きしゅう})をいう。陰暦七・八・九月。●秋を三回むかえること。三年。[参考]三春・三夏・三冬。 **さん・しゅう【参集】**《名・自サ》目的をもって寄り集まること。「演説会に―する人々」類語参会。 **さん‐じゅう【三重】** 三つかさなっていること。三つかさねること。「布で―にくるむ」「―の塔」―く【一苦】三つの苦しみを重ねもつこと。三つの大きな悩みごと。特に、盲・聾・唖{あ}であること。―しょう【一唱】三人が異なる声部を歌い合わせる重唱。トリオ。―そう【―奏】三種類の楽器で行う演奏。ピアノ・バイオリン・チェロによるピアノ三重奏、バイオリン・ビオラ・チェロによる弦楽三重奏などがある。トリオ。 **さんじゅういち・もじ【三十一文字】** →みそひともじ **さんしゅう・き【三周忌】**「三回忌」に同じ。 **さんじゅうさん・しょ【三十三所】** 観音巡礼をする三三か所の霊場。特に、西国三十三所。 **さんじゅうに‐そう【三十二相】** ●仏の身体各部に備わっている三二のすぐれた外見的特徴。●女性のすがた・顔かたちに備わっているいっさいの美しさ。 **さんじゅうろっ‐かせん【三十六歌仙】** 藤原公任{ふじわらのきんとう}が選んだという、三六人のすぐれた歌人。 **さんじゅうろっ・けい【三十六計】** ●昔の兵法にある三六の計略。●「三十六計逃げるに如かず」の略。――逃げるに如かず《句》不利になった際には、あれこれと手段を使うよりも逃げるのが最良である。――を決め込・む《句》逃げ出す。 **さん・しゅつ【産出】**《名・他サ》物をうみ出すこと。ある産物をとり出したり、品物を作り出すこと。「石油を―する」「チーズの―国」 **さん・しゅつ【算出】**《名・他サ》計算して、数値を出すこと。「データをもとに出生率をーする」 **さん・じゅつ【算術】** ●計算のしかた。算法。②もと、初等教育で教えた初歩の数学。また、その教科名。現在の算数。―きゅうすう【一級数】「等差級 **さん・じげん【三次元】** 縦・横・高さの三つの次元をもつこと。縦・横・高さの三つの方向に広がっていること。すなわち立体的空間をいう。[参考]二次元・四次元 <592> 数」に同じ。―へいきん【―平均】「相加平均」「に同じ。 **さんしゅん【三春】**〔文〕●春の三か月。初春(孟春{もうしゅう})・仲春・晩春(季春{きしゅう})をいう。陰暦一・二・三月。●春を三回むかえること。三年。[参考]三夏・三秋・三冬。 **さん・しょ【山椒】**「サンショウ」に同じ。 **さん・じょ【産所】** 子を産むへや。うぶや。産室。 **さん・じょ【賛助】**《名・他サ》ある事業などの趣旨に賛成して(間接的に)手助けすること。「―会員」 **ざん・しょ【残暑】** 立秋を過ぎてもまだ残っている、夏のような暑さ。「―お見舞い申し上げます」 **さん・しょう【三唱】**《名・他サ》三度くり返して(大声で)となえること。四字「万歳」 **さん・しょう【参照】**《名・他サ》他のものと照らし合わせて参考にすること。参看{さんかん}。「文献を―する」 **さん・しょう【山椒】** ミカン科の落葉低木。幹・枝にとげがあり、小さな実をつける。若葉は「木の芽」とよんで香辛料に、果実は香辛料・回虫駆除剤に用いられる。さんしょ。―は小粒でもぴりりと辛・い《句》体は小さくても、気性や才能が非常にするどくすぐれていて、ばかにできないたとえ。さんしょは小粒でぴりりと辛い。 **さん・じょう【三乗】**《名・他サ》同じ・数(式)を三回かけ合わせること。立方。 **さん‐じょう【参上】**《名・自サ》「その人のもとに行くこと」「訪問すること」の意の謙譲語。うかがうこと。参ること。「明日ーします」 **さん・じょう【惨状】** ●〔事故現場などの〕むごたらしいありさま。●「貧乏暮らしなどの〕みじめなありさま。 **ざん・しょう【残照】**〔文]夕日がしずんであたりが暗くなってからも(山頂や空の一部に)なお残っている太陽の光。夕日の光。類語残光。夕焼け。 **さんしょう‐うお【山椒魚】** 両生類のサンショウウオ科とオオサンショウウオ科に属する動物の総称。体は細長く、尾が長い。谷川・湿地などにすむ。 **さん‐しょく【三色】** ●三種類の色。●赤・黄・青の三原色。―き【―旗】三色に染めた旗。特に、フランス共和国の国旗をいう。 **さん‐しょく【山色】**〔文〕山の色。また、山の景色。 **さん・しょく【蚕食】**《名・他サ》《カイコがクワの葉を食べる意から》他の領域を片はしからおかしていくこと。「国内の市場がーされる」 **さんじょく【産褥】** 出産のとき、産婦が用いるねどこ。―き【一期】出産後、母体が妊娠前の状態に回復するまでの期間。ふつう六~八週間。―ねつ【―熱】出産時にできた生殖器内の傷に細菌が入って起こる、発熱性の病気。 **さんしょく・すみれ【三色堇】** →さんしきすみれ **さん・じる【参じる】**《自上一》〔文〕●「その人のもとへ行く(来る)」意の謙譲語。まいる。参上する。「馳{は}せー・じる」●参禅{さんぜん}する。●参加する。=参ずる。 **さん・じる【散じる】**《自他上一》〔文〕●ちる。ちらす。「会合が―・じた」●なくなる。なくす。「財を―・じる」●「思いつめていた気持ちなどが〕晴れる。晴らす。「歌って憂{う}さを―・じる」=散ずる。 **さん・しん【三振】**《名・自サ》野球で、打者がストライクを三つとられてアウトになること。ストラックアウト。 **さん・しん【三『線】** 沖縄の、ヘビ皮をはった三弦の民俗楽器。三味線のもとになった。蛇皮線{じゃびせん}。 **さん‐じん【山人】** 俗世間をはなれて山の中にかくれ住む人。〔文人などが雅号にそえて接尾語としても用いる〕「風来―(=平賀源内)」「紅葉―(=尾崎紅葉)」 **さん・じん【山神】** 山の神。「―の祟{たた}り」 **さん・じん【散人】** 世間の雑事をはなれて気楽に暮らす人。散士。〔文人などが雅号にそえて接尾語的にも用いる」「荷風―」 **ざん・しん【斬新】**《形動》〔趣向や思いつきなどが〕きわだって新しくめずらしいようす。「アイディアはーだ」。 **さんしん・せいど【三審制度】** 同一事件について、三段階の裁判の審理を認める制度。三審制。 **さん・しんとう【三親等】**〔法〕自分または自分の妻や夫から、三代へだたった親族。曽祖父母・曽孫・おじ・おば・おい・めいなど。[参考]親族(図)。 **ざんす**《助動:特殊型》・(で)ございます。〔江戸時代の吉原の遊女語からという」[参考]動詞・補助動詞としても使う。 **さん・すい【山水】** ●山や川・湖などのある自然の風景。「――に遊ぶ」類語山河。●築山やきと池水がある庭園。「枯れー」―が【一画】東洋画で、自然の風景をえがいた絵。山水。 **さん・すい【散水・撒水】**《名・自サ》〔道・庭などに水をまくこと。「――車」[参考]「撒水{さっすい}」の慣用読み。 **さんずい【三水】** 漢字の部首「氵(水の変形)」の称。 **さんすう【算数】** 小学校の教科の一つ。数量や図形の基礎的な原理・法則を教える初歩的な数学。 **さん・すくみ【三、竦み】**〔例えばヘビがナメクジを恐れ、ナメクジはカエルを恐れ、カエルはヘビを恐れてすくむというように〕ある物事をめぐって三者が互いに牽制{けんせい}し合って、だれも自由な行動がとれないこと。 **サンスクリット** 古代インドで用いられた、俗語に対して雅語を意味する文章語。梵語{ぼんご}。▽Sanskrit(=完成された言語) **さん‐すけ【三助】**〔卑称〕風呂屋で、湯をわかしたり客の背中を洗ったりする男性。 **さんず・の・かわ【三途の川・三途の河】** 人が、死んであの世へ行く途中でわたるという川。三途{さんず}。 **さん・する【産する】** ■《自サ変》●うまれる。●〔ある物が〕作り出される。とれる。「バターは牛乳から―・する」■《他サ変》●うむ。出産する。●〔ある物を〕作り出す。生産する。「石油から合成樹脂を―・する」 **さん・する【算する】**《他サ変》〔文]数える。また、数えて、ある数・量に至る。「一〇万を―・する人出」 **さん・する【賛する讃する】**《他サ変》〔文〕●〔事業などに〕力を貸す。●ある意見に賛成する。「趣旨に―・する」●ほめたたえる。「徳を―・する」画面に賛のことばを書く。 **さん・ずる【参ずる】**《自サ変》参じる。 **さん・ずる【散ずる】**《自他サ変》散じる。 **ざん・する【竄する】**《他サ変》〔文]流罪にすること。島流しにする。 **ざん・する【『讒する】**《他サ変》〔文]人をおとしいれるために、事実とちがう悪口を言う。讒言する。 <593> **さん‐ずん**【三寸】●一寸(=約三)の三倍。●短いことのたとえ。「胸一」四字「舌先」 **さん・ぜ**【三世】●三つの世。前世・現世・来世(後世)。また、過去・現在・未来。●親・子・孫の三代。 >―のえん【一の縁】《「三世のあいだ、切れることのない縁」の意で》主従の深い関係。 **さん・せい**【三省】《名・他サ》〔文〕日に三回反省すること。また、何度も反省すること。 **さん・せい**【三聖】●世界の三大聖人。釈迦{しゃか}・孔子{こうし}・キリスト。●その道で特にすぐれた三人の人。 **さん・せい**【参政】政治に参与すること。 >―けん【―権】国民が政治に直接または間接に参加する権利。選挙権、被選挙権、公務員となる権利など。 **さん・せい**【産制】「産児制限」の略。 **さん・せい**【賛成】《名・自サ》他人の意見や態度をよいと認めて支持すること。類語賛同。因反対。 **さん・せい**【酸性】〔理〕●酸の性質。また、ある物質が酸の性質を示すこと。青色のリトマス試験紙を赤変させる。対アルカリ性。 >―う【―雨】大気汚染物質の硫黄酸化物や窒素酸化物が雨にとけて、有害な強酸性の雨となって降るもの。 >―し【一紙】インキのにじみ止めとして硫酸アルミニウムを使用した紙。劣化しやすい。 >―しょくひん【―食品】燃焼して灰にし、水にとかしたときに酸性を示す食品。肉類・魚類・卵・穀類など。団アルカリ性食品。 **ざん・せい**【残生】〔文〕老いて残り少ない人生。余生。 **さん・せき**【三跡・三蹟】和風書道を大成した平安時代中期の三人の能書家。小野道風{おののとうふう}・藤原佐理{ふじわらのすけまさ}・藤原行成{ふじわらのゆきなり}。表記もと、もっぱら「三蹟」と書いた。 **さん・せき**【山積】《名・自サ》山のように高くつもること。また、たくさんたまること。山づみ。「難問がーする」 **ざん・せつ**【残雪】〔春になっても〕消えずにのこっている雪。「―の山」[参考]春の季語。 **サンセベリア**リュウケツジュ科の植物。葉は剣状で肉厚。チトセラン。[参考]葉にある模様が虎に似ていることから「虎の尾」とも呼ばれる。 **さん‐せん**【三遷】三度移りかわること。 >―の教え《句》昔、中国で孟子の母が子の教育のために住居を三回かえたことから、子の教育には環境が大切であるという教え。孟母三遷の教え。〈列女伝・鄒孟軻母〉 **さん・せん**【参戦】《名・自サ》戦争に参加すること。 **さん・せん**【山川】〔文〕山と川。類語山河。 >―そうもく【一草木】《連語》自然の景色。 **さん‐ぜん**【三千】●一千の三倍。●数の非常に多いことのたとえ。 >―せかい【一世界】「三千大千世界」の略。 >―だいせんせかい【―大千世界】●古代インドで説かれた想像上の宇宙。須弥山{しゅみせん}を中心にした一世界の千倍を小千世界、その千倍を中千世界といい、さらにそれを千倍した大千世界のこと。仏の教化が届く範囲とされる。●広い世界。全世界。世間。 **さん・ぞん**【三尊】寺院などで祭るときに中心となる、三体の仏。主になる仏とその左右にある脇士{わきじ}の総称。三尊仏。「釈迦―像」 **さん・ぜん**【参禅】《名・自サ》禅門にはいって禅を修めること。また、座禅を組むこと。 **さん・ぜん**【産前】出産のまえ(の期間)。囡産後。 **さん・ぜん**【潸然】《形動》〔文〕さめざめと涙も流すようす。潸々{さんさん}。「―として泣く」 **さん・ぜん**【燦然】《形動》〔文〕きらきらと光り輝くようす。きらびやかなようす。「金色―たる仏像」 **ざん・ぜん**【嶄然】《形動》〔文〕他より一段とぬきんでるようす。 >――頭角を現・す《句》才能などが、多くの人の中でひときわ目立ってすぐれている。 **さん・そ**【酸素】無色・無臭の非金属元素。空気中には体積で約五分の一ふくまれる。物の燃焼や生物の呼吸に欠くことができない。元素記号O。 >―きゅうにゅう【一吸入】血液中の酸素が欠乏したとき、酸素を吸入させて体内でのガス交換を助けること。 **ざん・そ**【讒訴】《名・他サ》人をおとしいれるために、目上の人に事実とちがうことを言って訴えること。いわれのない訴え。類語讒言{ざんげん}。 **さん・そう**【山相】〔文〕山のすがた・ようす。山の地質・形状・気象など。 **さん・そう**【山荘】山の中にある別荘。 **さん・ぞう**【三蔵】●仏典を三種に分類した、経蔵(=仏の説法集)・律蔵(=僧の戒律集)・論蔵(=経についての論釈集)の総称。●三蔵に精通した高僧の敬称。三蔵法師。「玄奘{げんじょう}―」 **ざん・ぞう**【残像】外部からの刺激が去ったあとも、感覚が残っている現象。おもに視覚についていう。 **さん・ぞく**【山賊】山中に根城を構え、通行人などをおそう盗賊。団海賊。 **さん‐そん**【山村】山中の村。類語山里。 >―りゅうがく【一留学】都会の子供たちが、一定の期間山村の農家などに寄宿し、自然の中での学校生活を体験する制度。 **さん‐そん**【散村】人家が広い範囲に散在している村。 **ざん・そん**【残存】《名・自サ》〔なくなりきらず〕のこっていること。「――する勢力」 **サンタ**■《接頭》「聖」「聖なる」の意。セント。セイント。▽Santa■《名》「サンタクロース」の略。 >ークロースクリスマスの前夜、子供の靴下の中に贈り物を入れて歩くという白いひげの老人。赤い帽子・外套をつけて、トナカイのそりに乗ってくる。サンタ。▽Santa Claus >ーマリアイエス=キリストの母マリアの敬称。聖マリア。▽Santa Maria **さん・だい**【三代】●親・子・孫の三つの世代。三世。●三番目の世継ぎ。三代目。第三代。 **さん・だい**【参内】《名・自サ》宮中にあがること。参朝。 **さん・だい**【散大】《名・自サ》〔死亡時などの〕ひとみが異常に開くこと。瞳孔散大。 **さんだい・ばなし**【三題噺】落語の一種。客から自由に三つの題を出させ、その場で一つの落語にまとめて演じるもの。 **ざん・だか**【残高】収支または貸借の計算をして、のこった金額。残金。「預金――」類語残額。 **さん・だつ**【簒奪】《名・他サ-サ》君主の位をうばい取ること。また、政権・支配権をうばうこと。類語篡立{さんりつ}。 **さんだゆう**【三太夫】昔、華族・金持ちなどの家で、家事や会計の仕事をまかされていた男性の通称。執事・家令・家扶など。 <594> **サンダル**足の甲の部分にひもをわたしたり、幅広のベルトをつけたりした履き物の総称。▽sandal **さんたろう**【三太郎】おろかな者をあざける語。 **さん・だわら**【桟俵】米俵の両端に当てる、藁{わら}で編んだ円いふた。さんだらぼうし。さんだらぼっち。 **さん・たん**【三嘆・三歎】《名・自サ》〔文〕●くり返し声に出してなげくこと。ひどくなげくこと。●非常に感心すること。四字「一読」 **さん・たん**【賛嘆・讚嘆・讚歎】《名・他サ》深く感心してほめること。「―の声」類語賞賛。賞揚。 **さん・たん**【惨憺・慘澹】《形動》〔状態が〕痛ましく、見るにしのびないようす。「―たる点差で敗北する」●心をなやまし、苦労するようす。四字「苦心―」 **さん・だん**【散弾・霰弾】筒形の薬莢{やっきょう}にこめられた多数のこまかい鉛のたまが、発射と同時にあられのように飛び散るしかけの弾丸。ばらだま。 >―じゅう【―銃】散弾を発射するための銃。鳥類・小獣類の狩猟やクレー射撃に用いる。ショットガン。 **さん・だん**【算段】《名・他サ》●方法や手段をあれこれ・考えること(講じること)。「雑誌創刊の―をつける」●金銭を調えるために工夫すること。都合をつけること。工面。才覚。「やりくりー」類語調達。捻出{ねんしゅつ}。 **さんだん・がまえ**【三段構え】支障が生じた場合を考慮して、あらかじめ三段階の方法・手段を考えておくこと。また、その方法・手段。 **さんだん・とび**【三段跳び】陸上競技の一つ。走ってきて片足でふみきってとびあがり(=ホップ)、ふみきった足でさらにふみきり(=ステップ)、次に別の足でとびあがり(=ジャンプ)、最後に両足をそろえて着地し、全体の距離を競う。トリプルジャンプ。 **さんだん・ろんぼう**【三段論法】形式論理学の推論の基本的な形で、三つの命題(大前提・小前提・結論)の組み合わせからなる形式。例えば「動物には生命がある(大前提)」と「犬は動物である(小前提)」から「犬には生命がある(結論)」を導く推論の形式。 **さん・ち**【山地】●山の多い土地。また、山の中の土地。●山が連なった広い地域。大きい起伏・傾斜をもつ。「北上一」因平地。平野。 **さん・ち**【産地】●ある品物を産出する土地。生産地。「リンゴのー」「直送」●〔俗〕出生地。 **サンチ**《名・助数》「センチメートル」に同じ。主として大砲の口径を表すのに用いた。表記「糎」「珊」と当てた。▽centimètreから。 **サンチーム**《名・助数》スイスの貨幣の補助単位。一サンチームは一フランの一〇〇分の一。[参考]ユーロに切り換わる前のフランスでも使われた。▽centime **さん・ちゃく**【参着】《名・自サ》〔文〕到着すること。 **さん・ちゅう**【山中】山の中。類語山間。やまあい。 >――の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し《句》山に立てこもる賊を攻め落とすことはやさしいが、心の中の邪念をおさえることはむずかしい。〈陽明全書〉 >―暦日無し《句》山の中に静かに暮らしていると、のんびりしていて月日のたつのに気がつかない。〈唐詩選・太上隠者答人詩〉 **さん・ちょう**【山頂】山のいただき。山の頂上。山巔{さんてん}。類語山上。因山麓{さんろく}。 **さん・ちょく**【産直】(「産地直結」「産地直送」「産地直売」の意)生鮮食料品を、安く早く入手する目的で、産地と直接取り引きをすること。 **さん・つう**【惨痛】〔文〕ひどく心をいためること。ひどく苦しむこと。また、その苦しみ。 **さん‐づくり**【彡旁】漢字の部首「彡」の称。けかざり。 **さん・づけ**【さん付け】人の名に敬称「さん」をつけて呼ぶこと。類語君付け。 **さん‐てい**【算定】《名・他サ》〔費用や数量などを〕計算して決定すること。「経費を―する」「―方式」 **ざんてい**【暫定】仮の措置として定めること。確定するまでの間、仮に決めること。「―措置」「――内閣」類語臨時。 >―てき【一的】《形動》一時、仮に決めるようす。「―な取り決め」 **サンデー**日曜日。▷Sunday **サン・デッキ**船の上甲板。▽sun deck **さん・てん**【散点】《名・自サ》同種のものがあちこちに散らばってあること。散在。「―する民家」類語点在。 **さん・てん**【山巓】〔文〕山のいただき。山頂。 **ざんてき**【残敵】討ちもらした敵兵。 **さんでん**【参殿】《名・自サ》●御殿に参上すること。●相手を敬って、その家を訪ねることの謙譲語。参堂。 **さんと**【三都】三つの大きな都市。特に、京都・大阪・東京(江戸)の総称。 **さん‐ど**【三度】●三回。みたび。旬「仏の顔も―」●西洋音階で、ある音と、それから数えて三番目の音との間の音程。●「三度飛脚」の略。江戸時代、江戸と京・大坂の間を月に三度往復した町飛脚。 >―がさ【一笠】江戸時代、旅人や渡世人が用いた菅笠{すげがさ}。源{みなもト}三度飛脚が使い始めたことから。 **さん・どう**【酸度】●酸性またはすっぱさの度合い。②〔理〕塩基一分子の中にふくまれる水酸基の数。 **サンド**「サンドイッチ」の略。「ホットー」 **サンド**砂。▽sand >ーバッグ砂をつめた袋。特に、ボクシングの練習でたたく袋。▽sandbag >ーペーパー紙やすり。▽sandpaper **ざんど**【残土】土木工事でほり返したときなどに出る不要の土。「一処理」 **サンドイッチ**●うすく切った二枚のパンの間にハム・野菜・ゆで卵などをはさんだ食べ物。サンド。サンドウィッチ。●両側からはさまれている・こと(もの)。「右派と左派の間でーになる」類語板ばさみ。▽sandwich >ーマン広告板を体の前後にぶらさげ、街頭を宣伝して歩く人。▽sandwich man **さんとう**【三冬】〔文〕●冬の三か月。初冬(孟冬)・仲冬・晩冬(季冬)をいう。陰暦一〇・一一・一二月。●三回の冬を経ること。三年。[参考]三春・三夏・三秋。 **さん・どう**【参堂】《名・自サ》●神仏をまつった堂にまいること。●相手を敬って、その家を訪問することをいう謙譲語。参殿。 **さん・どう**【参道】神社・寺に参詣にするための道。 **さん・どう**【山道】山中にある道。山路。 **さん・どう**【桟道】木材・綱などを用いて、山のがけに <595> **さん・どう**【産道】出産のとき、胎児が通過する母体内の経路。 **さん・どう**【賛同】《名・自サ"》人の意見・主張などをよしとして同意すること。「―の意を表す」 [類語]賛成。 **ざん・とう**【残党】うちほろぼされた一党の中で、生きのこっている徒党。 **さん・とうしん**【三等親】〔俗〕三親等。 **さんとう・せいじ**【三頭政治】古代ローマ共和制末期に行われた、三人の有力政治家による政治。 **さんとう・な**【山東菜】ハクサイの一品種。中国山東省原産。漬け物にする。山東白菜。 **さん・とく**【三徳】●三つの徳目。知・仁・勇、天徳・地徳・人徳など。●三つの用途があること。三通りに使えること。三つの利点。「―ナイフ」 **サントニン** 代表的な回虫駆除剤。シナヨモギ・ミブヨモギなどのつぼみからとれる。 [由来]santonin **サントラ** 「サウンドトラック」の略。 **さん・ない**【山内】●山の中。●寺の境内。寺内。 **さん・にゅう**【参入】《名・自サ"》はいってくること。参加してくること。「出版業界に―する」 **さん・にゅう**【算入】《名・他サ》〔費用・予算などを〕計算に加え入れること。「予備費に―する」 **ざん・にゅう**【竄入】《名・自サ"》〔文〕●にげこむこと。●〔文中に原作以外のものが〕誤ってまぎれこむこと。「この写本は―部分が多い」 **さん・にん**【三人】人の数え方で、三。 >―かんじょ【―官女】桃の節句にかざる雛人形のうち、官女の姿をした、三つ一組みになった人形。 >―寄れば文殊の知恵《句》平凡な人間でも、三人集まって考えれば、知恵をつかさどる文殊菩薩のようなよい知恵が出るものだ、ということ。 **ざん・にん**【残忍・慘忍】《名・形動》平気でむごいことをすること。無慈悲なことを行うようす。「―きわまりない犯行」 [四字]「―酷薄」 [類語]残酷。残虐。 **さん・にんしょう**【三人称】「他称」に同じ。 [対]一人称・二人称。 **さん・ぬる**【去んぬる】《連体》(「去りぬる」の音便形)〔文〕過ぎ去った。前の。「―年に」 **ざんねん**【残念】《形動》●期待(希望)どおりにいかず、ものたりなく心残りがするようす。「―ながら欠席します」●くやしく思うようす。 [四字]「―無念」 [類語]無念。 **さん・の・ぜん**【三の膳】〔正式の日本料理の膳立てで〕本膳・二の膳の次に出す膳。 **さん・の・とり**【三の酉】一一月の三回目の酉の日。また、その日に行われる酉の市。 [参考]三の酉のある年は火災が多いという俗信がある。 **さん・の・まる**【三の丸】城の中心から数えて三番目の外郭。二の丸をかこんで設けられた外郭。 **サンバ** ブラジルの舞踊音楽。四分の二拍子で、テンポが速く、情熱的で陽気なリズムをもつ。 [由来]samba **さん‐ば**【産婆】「助産師」の旧称。出産を助け、また、妊婦や新生児の世話などをする女性。 **さん・ばい**【三拝】《名・自サ》三度拝礼すること。特に、仏家では身・口・意の三業の敬意を表して行う拝礼にいう。 **さん・ぱい**【参拝】《名・自サ》神社・寺などにおまいりして神仏をおがむこと。「神社に―する」 [類語]参詣。 **さん・ぱい**【酸敗】《名・自サ》食べ物が腐敗しかかって、すっぱくなること。「牛乳が―する」 **ざん・ぱい**【惨敗】《名・自サ"》一方的でみじめな負け方をすること。 [コロ]「―を喫する」 **さんぱい・きゅうはい**【三拝九拝】《名・自サ"》●敬意を表すため何度も拝礼すること。また、何度も頭をさげて人に物をたのむこと。「―してノートを借りる」《感》手紙文の末尾に記して深い敬意を表す語。 **サン・バイザー** ●自動車のフロント部に取り付けてある、日よけの板。遮光板。●前びさしとバンドでできている、日よけ用の帽子。サンシェード。 [由来]sun visor **さんばい・ず**【三杯酢】酢・しょうゆ(または塩)・みりん(または砂糖)を適量にまぜ合わせた調味料。また、それで味つけした料理。 [参考]二杯酢。 **さんば・がらす**【三羽烏】門人や部下の中や、ある部門で、特にすぐれた三人。「角界の―」 [類語]三傑。 **さんぱく・がん**【三白眼】黒目が上に寄っていて、左右と下部に白目が多いこと(目)。三白。 **さんば‐そう**【三番叟】●能の「翁」すなわち「式三番」の後半部。また、その部分の舞い手の役名。●歌舞伎で、能の三番叟をとり入れて舞踊化したもの。芝居の幕あけに祝儀として舞う。 **さん・ぱつ**【散発】《名・自サ》●弾丸が間をおいて発射されること。●物事が、間をおいてとぎれとぎれに起こること。「―三安打で負けた」「―的に拍手が起きる」 **さん・ぱつ**【散髪】《名・他サ"》(のびた)髪をかること。また、かってととのえること。 [類語]調髪。理髪。 **ざんばら**《名・形動》結っていた髪などがくずれて、乱れていること。さんばら。 >―がみ【―髪】乱れた髪。さんばら髪。 **ざん・ぱん**【残飯】食べのこしためし。のこりめし。 **さん・はんきかん**【三半規管】内耳にある三つの弓形の管。中がリンパ液で満たされ、体の平衡を保つ働きをする。半規管。 **さんばん・しょうぶ**【三番勝負】三回戦って勝ち負けを決めること。一方が二回続けて勝てば三回目は行わない。 **さん・び**【賛美・讃美】《名・他サ》美しいものとして、ほめたたえること。「青春を―した映画」 [類語]称賛。賞揚。 >―か【―歌】(hymn)キリスト教で、神やキリストの徳をほめたたえる歌。聖歌。 [参考]ふつうプロテスタントで言う語。 **さん・び**【酸鼻】《名・形動》むごたらしく痛ましいこと。ひどくむごいこと。「事故現場は―をきわめた」 **さんぴ**【賛否】賛成と不賛成。賛成か不賛成かということ。 [コロ]「―を問う」 [四字]「―両論」 [注意]「賛非」は誤り。 **さん・ぴつ**【三筆】日本の書道史上で特にすぐれている三人の能書家。ふつう、平安時代初期に現れた空海・嵯峨天皇・橘逸勢の三人をさす。 **さんびゃく・だいげん**【三百代言】●明治時代初期、資格をもたない代言人(=今の弁護士)。転じて、いいかげんな弁護士をののしって言う語。●へりくつを押し通すこと(人)。 **さん・ぴょう**【散票】●選挙で、票が特定の政党や候補者に集中せず、何人かの候補者に分散して入れられること(票)。●選挙で、ある候補者に対してあちこらの投票所で少しずつ入れられる票。 <596> **さん・びょうし**【三拍子】●一小節が三拍からなり、はじめの拍にアクセントがある拍子の形。●囃子などで、三種類の打楽器(小鼓・大鼓・太鼓など)でとる拍子。●必要とされる三つの基本的な条件。「攻・走・守―そろった選手」 **さん・ぴん**【三一】●すごろくなどで、二つのさいころの目に三と一とが出ること。 [参考]ピン。●[俗]「三一侍」または「三一奴」の略。江戸時代、身分の低いさむらいをさげすんで呼んだ語。 **さん・ぴん**【産品】生産される品物。「一次―」 **ざん・ぴん**【残品】売れのこった品物。 [類語]残物。 **さん・ぷ**【参府】《名・自サ》江戸時代、参勤交代で諸国の大名が江戸に出て幕府に仕えたこと。参勤。 **さん・ぷ**【散布・撒布】《名・他サ"》一面にまきちらすこと。ふりまくこと。「農薬を―する」 [参考]「撒布」の慣用読み。 **さん・ぷ**【産婦】出産前後の女性。出産間近の、または産後間のない女性。 [類語]妊産婦。 **ざん・ぷ**【残部】●のこっている部分。●〔印刷物・書物の〕売れのこりの部数。 **ざん・ぷ**【讒誣】《名・他サ"》〔文〕他人をおとしいれるため、事実でないことを言ってそしること。 **さん・ぷく**【三伏】●夏至以後の第三の庚の日と、第四の庚の日と、立秋以後の第一の庚日のこと。●夏の暑い盛りのころ。「―の候(=真夏)」 **さん・ぷく**【山腹】山の中ほどの部分。山頂と山麓との間。山の中腹。 **さんぷく・つい**【三幅対】●三つで一組みになっている掛け物。●三つで一そろいになるもの。「―の屏風」 **さんぶ・さく**【三部作】小説・戯曲・音楽などで、三つの部分に分かれていながら、それらが内容的に関連しあって全体として統一のとれている作品。 **さん・ふじんか**【産婦人科】産科と婦人科。妊娠や分娩、女性特有の病気をあつかう医学の一分科。 **さん・ぶつ**【産物】●その土地でできる(とれる)物。その土地で産出する物。 [類語]物産。●ある物事の結果として得られるもの。「努力の―」「時代の―」 **ざん・ぶつ**【残物】〔使いきれずに〕のこったもの。のこりもの。あまりもの。 **サンプリング**《名・他サ》多くの調査対象の中から見本をぬき出すこと。標本抽出。 [由来]sampling **サンプル** ●「見本」に同じ。●サンプリング調査のため、抽出された調査対象。標本。 [由来]sample **さん・ぶん**【散文】〔小説・随筆・論文など〕韻律・音節数などにとらわれずに自由に書かれた文章。 [対]韻文。 >―し【―詩】散文の形式をとった詩。 >―てき【―的】《形動》●散文のような趣であるようす。●詩情がとぼしく、おもしろみのないようす。「―な性格」 [対]詩的。 **さんぺい‐じる**【三平汁】塩鮭をぶつ切りにして、ざく切りの野菜といっしょに煮込んだ塩味の汁。酒かすを加えることもある。北海道松前地方の郷土料理。もとはぶつ切りのニシンを用いた。 [表記]「三平」はあて字。 **さん・ぺき**【三碧】九星の一つ。方位は東。木星にあたる。 **さん‐べん**【三遍】三回。三度。 >―回って煙草にしょ《句》休むことを急がず、念には念を入れて手落ちがないように気をつけよう。 **ざん・ぺん**【残片】〔文〕〔こまかく破壊された物の〕のこりのかけら。のこった切れはし。 **さんぽ**【散歩】《名・自サ"》気分転換・健康などのために、ぶらぶらと歩き回ること。そぞろ歩き。散策。 **さん‐ぼう**【三宝】●〔仏〕三つの最も大切な宝。仏宝(=釈迦)・法宝(=説法)・僧宝(=修法者)の総称。仏・法・僧。●三方②。 >―こうじん【―荒神】三宝を守護する神。修験道などで祭る。民間では、かまどの守り神。 **さん‐ぼう**【三方】●三つの方角。●白木の四角形の台。三方に穴がある。神仏・貴人に物を供するときなどに使う。三宝。 **ざんぼう**【参謀】●司令官の作戦・用兵などの計画に加わって指揮を助ける将校。 [類語]幕僚。●ある人の下で、助言や指導をする人。「選挙―」 [類語]軍師。 **さん・ぼう**【山房】〔文〕●山の中にある家。山荘。●雅号などの下につけて「書斎」の意を表す。「玄鶴―」 **さん・ぼう**【山砲】山地での戦闘に使う小型の大砲。分解して運べるようにしてある。 **さん‐ぼう**【算法】●計算の方法。算術。●江戸時代、「数学」をさす語。 **ざん・ぼう**【讒謗】《名・他サ》〔文〕他人の事を悪く言うこと。そしること(ことば)。 [四字]「罵詈―」 [類語]悪口雑言。 **サンボリスム** 象徴主義。 [由来]symbolisme **さん・ぼん**【三盆】白砂糖をさらに精製した、上等の砂糖。三盆白。和三盆。 **さんま**【秋刀魚】サンマ科の海魚。体は細長い。秋の代表的な味覚とされる。 [参考]秋の季語。 **さんまい**【三昧】■《名》雑念を捨て、精神を集中して乱さないこと。「―の境地で仕事に没入する」 [参考]梵語samādhiの音訳。■《接尾》(多く名詞につけて)あることに熱中する意。また、とかくその方に一方的に心が傾き、心のおもむくままにそれをするようすを表す。「読書―」「贅沢―」 [参考]「―」は連濁で「ざんまい」となることが多い。 **さん・まい**【三枚】●一枚の三倍。●魚の切り方の一つ。頭を除き中央の骨に沿って包丁を入れ、骨とその両側の肉と三つの部分に分けること。三枚おろし。 [コロ]「アジを―におろす」 >―にく【―肉】牛肉・豚肉などで、あばら骨を包んでいる肉。ばら肉。ばら。 [語源]内と脂肪が三枚に重なって見えることからいう。 **さん・まい**【散米】神事で、お清めに神前にまく米。 **さん・まい**【産米】生産された米。できた米。 **さんまい・め**【三枚目】●芝居で、こっけいな役(の俳優)。 [語源]もと、歌舞伎の番付の三番目に記されたことから。●笑いものになる役目(の人)。「とんだ―にさせられた」 **さんまん**【散漫】《名・形動》集中力に欠け、まとまりのないこと。また、しまりのないこと。「―な文章」 **さん・み**【三位】(「さんい」の連声)●位階の第三。正三位または従三位。また、その位についている人。●キリスト教で、父なる神(天帝)・子なる神(キリスト)・聖霊の三つの総称。 <597> **さん・み**【酸味】すっぱい味。すっぱみ。 **さんみ・いったい**【三位一体】(trinity)●キリスト教で、三位②は唯一の神が三つの姿となって現れたものであり、もとは一体のものであるという考え方。トリニティー。●三つの異なるものが、一つに統一されること。また、三者が心を合わせて一つになること。 [注意]「三身一体」は誤り。 **さん・みゃく**【山脈】多くの山が細長く連なって、脈状をなしているもの。「飛騨―」 [類語]山系。 **さんみん・しゅぎ**【三民主義】孫文が唱えた中国民主主義革命の政治理論。民族・民生・民権の三主義からなり、中国の革命運動の指導原理となった。 **ざん・む**【残務】あとに残った未処理の仕事。「―整理」 **ざん・む**【残夢】〔文〕目がさめてのちに、まだ意識に残っている夢。見残した夢。 **ざん・めい**【残命】〔文〕残っている命。 **さん・めん**【三面】●〔立体の〕三つの面。三つの平面。●一体の像で頭部に三つの顔があること。●三つの方面。三つの分野。「生産・販売・広告の―に重点をおく」●「もと、新聞が四ページであったとき、社会記事を三ページ目にのせたことから〕新聞の社会面。 >―きじ【―記事】新聞で、社会の雑事を報じた記事。社会面記事。雑報。 **さん・めんろっぴ**【三面六臂】●顔が三つで手が六本の仏像。●ひとりで何人分もの活躍をすることのたとえ。八面六臂。「―の大活躍」 **さんもう・さく**【三毛作】一年間に三種類の作物を同じ土地に次々と作ること。 [参考]一毛作・二毛作・多毛作。 **さん・もん**【三文】(一文の三倍の価値の意)きわめて安価なこと。また、ねうちの低いこと。 >―しょうせつ【―小説】通俗的で文学的価値のない小説。 >―ばん【―判】安くて粗末な、できあいの印判。 >―ぶんし【―文士】つまらない、または売れない小説ばかり書いている作家。 **さん・もん**【三門】●中央の大きな門とその左右の小さな門と、三つ連なった門。●寺院の本堂の前にある、三つのとびらを持つ楼門。寺の正門。 **さん・もん**【山門】●寺の正門。特に、禅宗寺院の楼門。 [参考]寺院は多く山に建てられたところから。●寺。特に、禅宗の寺院。 >葷酒{くんしゅ}―に入{い}るを許さず 「比叡山延暦寺」の別称。 **さん・や**【山野】〔文〕山と野原。のやま。 **ざんーや**【残夜】〔文〕夜明け方。夜明けに近いころ。 **さん・やく**【三役】●大相撲で、大関・関脇・小結の総称。 [参考]現在では横綱もふくめていう。●政党・団体などで、三つの重要な役職。また、その地位の人。 **さん・やく**【散薬】粉状のくすり。こなぐすり。散剤。 **さん‐よ**【参与】●《名・自サ》ある事業などに加わってそれに協力すること。ある事にかかわり合うこと。「福祉事業に―する」 [類語]参加。参画。●学識経験者を、ある行政事務などに起用するときの役職名。「内閣―」 [参考]会社などの団体で、職級名としても使われる。 **ざん・よ**【残余】〔文〕残り。余り。「予算の―」 **さん‐よう**【山容】山のかたち・すがた。「―美」 [四字]「―水態(=山水の景色)」 **さん‐よう**【山陽】●〔文〕山の南側。 [対]山陰。●「山陽道」の略。●「山陽地方」の略。 >―ちほう【―地方】中国地方の南側で、瀬戸内海に面する地方。 >―どう【―道】五畿七道の一つ。現在の中国地方南部の瀬戸内海沿岸地方。 **さん‐よう**【算用】●《名・他サ》ある数・量を計算すること。勘定。●見積もり。目算。〔古風なことば〕「胸―」 >―すうじ【―数字】筆算に用いる数字。アラビア数字のこと。0・1・2・3…などの一〇個。 **さん・らく**【惨落】《名・自サ》相場が(一時に)ひどく下落すること。崩落。暴落。 **さんらん**【散乱】《名・自サ》ものがばらばらに乱れ散ること。散らばること。「書類が―する」 **さんらん**【産卵】《名・自サ》卵を産むこと。 **さんらん**【蚕卵】カイコの卵。 >―し【―紙】カイコガに卵を産みつけさせる紙。種紙。蚕紙。 **さんらん**【燦爛】《形動》〔文〕きらきらと輝くようす。まばゆいばかりにはなやかなようす。きらびやかなようす。「―と輝く電飾」 **さん・り**【三里】(一里(=約三・九二七㎞)の三倍)灸点の一つ。ひざがしらの下の、外側の少しくぼんだ所。ここに灸をすえると万病にきくという。 **さんりく**【三陸】陸前(=宮城県)・陸中(=岩手県)・陸奥(=青森県)の総称。また、特に、これらの太平洋沿岸地方。「―海岸」 **さん・りつ**【簒立】《名・自サ》〔文〕臣下が君主の位をうばい、その位につくこと。 [類語]簒奪。 **さん・りゅう**【三流】●三つの流派。●第三等の階級・地位。二流にもおよばない、かなり低い等級。「―会社」 **ざん・りゅう**【残留】《名・自サ》〔ある場所に〕残りどまること。あとに残っていること。「―農薬」 **さん・りょう**【山稜】山の頂上から頂上に続く峰すじ。尾根。「―を伝って頂上に至る」 **さん・りょう**【山陵】●山と丘。●天皇・皇后の墓。 [類語]みささぎ。御陵。 **さん・りん**【山林】●山と林。●樹木の多く生えている山(の土地)。 **さんりん・しゃ**【三輪車】三つの車輪のついた車。子供が乗るものや、運搬用のオート三輪車など。 **さんりん・ぼう**【三隣亡】九星に関する迷信の一つ。この日に建築をはじめると火災などの災いを起こし、隣近所をほろぼすとして忌む日。 **さん‐るい**【酸類】酸性をもったものの総称。硝酸・硫酸・塩酸・酢酸など。 **ざん‐るい**【残塁】●〔文〕攻め落とされず、残っているとりで。●《名・自サ》野球で、攻守交替のとき塁上のランナーが残っていること。 **サン・ルーム** 日光浴をするためのガラス張りの部屋。また、温室。 [由来]sunroom **さん・れい**【山嶺】〔文〕高い山の峰。 **さん・れい**【山霊】山を支配する霊。山の神。 **さん・れつ**【参列】《名・自サ》式などに出席すること。「葬儀の―者」 [類語]参会。列席。 **さん・れつ**【惨烈】《名・形動》物事のありさまがひどくむごたらしいこと。また、厳しいこと。「―な戦闘」 **さん‐ろう**【参籠】《名・自サ》〔願い事の成就や修養のために〕神社・寺などに一定の期間とじこもっていのること。おこもり。 **さん・ろく**【山麓】山のふもと。山すそ。 [対]山頂。 **さん・わおん**【三和音】一つの楽音と、それから三度および五度の音程をもつ音を重ねて作った和音。 <598> し **し**【至】《接頭》《時間・場所を表す名詞を伴って》「…に至る」「…まで」の意。〔文書・標示などで使う〕「自九月一十一月」「自東京—静岡」 [対]自。 **し**【司】《接尾》職務を行う人の意。「保護―」 **し**【姉】《接尾》〔文〕同輩(以上)の女性の氏名につけて敬意を表す。「小山孝子―」 [対]兄。 **し**【志】《接尾》「記録」の意。「三国―」「刑法―」 **し**【私】〔文〕おおやけのことではなく個人に関係したこと。わたくし。 [対]公。 **し**【氏】《接尾》●姓名につけて敬意を表す。うじ。「川上―」●氏族の名につけて同じ血族の系統であることを表す。「藤原―」《助数》〔漢数字につけて〕人数を表す「人々」の尊敬語。「受賞の六―」■《代名》《他称の人称代名詞》かれ。あの人。〔おもに男性をさし、二度目以後呼ぶときに使う〕「―は大阪の出身」 **し**【紙】《接尾》「新聞」の意。「地方―」「日刊―」 **し**【視】《接尾》(おもに漢語につけて名詞およびサ変動詞の語幹をつくる)「…とみなすこと」「…としてあつかうこと」の意。「異端―」「過大―」「重要―」 **し**【誌】《接尾》●「雑誌」の意。「機関―」「週刊―」●記録した文書の意。「郷土―」「植物―」 **し**【歯】《接尾》「歯」の意。「永久―」 **し**【糸】《助数》一万分の一の単位。毛の一〇分の一。 [参考]数または貨幣・価格の単位。 **し**【仕】〔文〕官職につくこと。つかえること。仕官。 >―を致・す《句》官職をやめる。致仕する。 **し**【刺】〔文〕名刺。 >―を通・じる《句》取りつぎの人に自分の名刺を出して、相手に面会を求める。刺を通ずる。 **し**【枝】《助数》〔文〕花のついた枝や細長いものを数える語。「梅一―」「長刀等一―」 **し**【史】《名》●歴史。「―をひもとく」■《接尾》「…の歴史(を書いたもの)」の意。「世界―」「映画興亡―」 **し**【嗣】〔文〕あとつぎ。よつぎ。「皇帝の―」 **し**【四】数の名。三の次。よ。よん。よっつ。 **し**【士】《名》●教養や学徳を持った立派な男性。「同好の―」●武士。■《接尾》法律上の資格をもっている人の意。「弁護―」「栄養―」 **し**【使】《接尾》「つかい」「使節」などの意。「遣唐―」 **し**【子】《名》●こ。子供。特に、むすこ。「―女」●「子爵」の略。「公・侯・伯・―・男の五つの爵位」●師の尊称。特に、孔子のこと。「―曰く」《代名》《対称の人称代名詞》〔文〕親しい同輩や同輩以下の男性を呼ぶときの称。《接尾》●「人」の意。「編集―」「読書―」●「小さなもの」の意。「中性―」「遺伝―」《助数》囲碁で、碁石の数を数える語。 **し**【市】●〔文〕まち。市街。●地方公共団体の一つ。人口五万以上を有し、都市としての一定の条件をそなえているもの。自治権をもつ。 **し**【師】《名》●先生。師匠。「―と仰ぐ」●宗教上の指導者。●軍隊で、「師団」の略。《接尾》●特定の技能を身につけている人の意。「美容―」「薬剤―」●宗教家・芸能人などの名前にそえて、敬意を表す。「一竜斎貞山―」 **し**【梓】〔文〕アズサの木。 >―に上・す《句》出版する。上梓する。昔、アズサの木で版木を作ったことから。 **し**【死】《名》●死ぬこと。 [コロ]「―に至る」 [対]生。●ひどく不気味で静かな(危険な)こと。「―の闇」●〔文〕死罪。《助数》野球で、「アウト」の意。「二―満塁」 >―を賜・る《句》主君などから死ぬことを命じられる。切腹を命じられる。 **し**【詞】〔文〕ことば。また、詩文。 **し**【詩】●心に生まれてくるさまざまな感情・思想を、リズムをもった言語形式で表した文学。●漢詩。 [参考]「―一編(篇)…」と数える。 **し**【試】《名》●〔文〕試験。「―に応じる」■《接頭》「ためすこと」「こころみること」の意。「―運転」「―作品」 **し**【資】〔文〕●もとで。資本。資金。「―を投じる」●資料。材料。「研究の―に供する」●生まれつきの性質。資性。「英明の―がある」●生まれつきの才能。 **し**【駟】〔文〕四頭立ての馬車(の馬)。 >―も舌に及ばず《句》いちど言ったことは、速い四頭立ての馬車でも追いつけない。ことばはつつしまなければならないという教え。〈論語・顔淵〉 **し**《間投助》文語上の語を強く指示して意味を強め、また語調を整えるのに使う。「ああ、大和にしあらましかば、いま神無月〈薄田泣菫〉」 [参考]口語では、「今しも」「誰しも」「必ずしも」「ただし」などの語に残る。 **し**《接助》(間投助詞「し」から。また、文語形容詞の活用語尾「し」からとも)●二つ以上の共存する事柄を積み重ねるように並べあげるのに使う。「優しいし、明るいし、その上かしこい」●〈主に「…し…し(するから)」などの形で〉他にも、同類の事柄があることを述べ(ほのめかし)ながら、理由を述べるのに使う。「暇もないしお金もないし(するから)旅行は取りやめだ」「暗くはなるし、探すのはあきらめよう」●〈「まいし」の形で〉さげすみの気持ちを込めて理由を述べるのに使う。「子供じゃあるまいし、自分に責任をもちなさい」 **シ** 長音階の第七音、また、短音階の第二音の階名。 [由来]si **じ**【次】《接頭》●「次の」「二番目の」の意。「―年度」●〔理〕中心元素が同じオキソ酸のうち、酸化の程度が低いことを表す。「―亜塩素酸」●〔理〕塩基性塩であることを表す。「―酢酸鉛」《助数》回数・度数・順番などを表す。「第四八―越冬隊」 **じ**【自】《接頭》●「自分の」の意。「―意識」●(時間・場所を表す名詞を伴って)「…から」「…より」の意。〔文書・標示などで使う〕「―九時至十二時」「―青森至東京」 [対]至。 **じ**【事】《接尾》「物事」「事柄」の意。「関心―」「不祥―」 **じ**【児】《接尾》●「子供」「児童」の意。「二歳―」「健康優良―」●「男の人」の意。「風雲―」「反逆―」 **じ**【寺】《接尾》「てら」の意。「寛永―」「法華―」 **じ**【時】《接尾》●《名・助数》時間の単位。一日の二四分の一。六〇分。「時速四○キロ」《助数》時刻を表す語。「午前七―」●「とき」「おり」の意。「空腹―」 **じ**【路】《接尾》(日本の旧国名につけて)その地方の道。また、そこへ向かう道の意。「信濃―」「日向―」 <599> >―」 **じ**【地】●地面。地。「雨ふって―かたまる」●その土地。その地方。「―のタケノコ」●囲碁で、碁石で囲んでとった部分。●生まれつきの性質。本性。「―が出る」●現実に行うこと。実地。「秀吉を―で行くような出世ぶり」●織物などの生地。●素地。したじ。また、地色。「紫の―に銀糸でぬいとる」●引用文・会話文などを除いた主体となる文章。「―の文」●「地謡」の略。●日本舞踊の伴奏の音曲。また、伴奏する人。●「地紙」の略。「地髪」の略。 **じ**【字】●【絵・図に対して]文字。特に、漢字。「―が読めない」●文字の書きぶり。筆跡。「―がうまい」 **じ**【持】〔歌合わせや囲碁などで〕引き分け。持ちあい。 **じ**【柱】弦楽器の胴の上に立てて弦を支え、弦の音の高さを調節するもの。特に、琴柱。 **じ**【璽】●天子の印章。「御―」●三種の神器の一つ。八尺瓊曲玉。神璽。 **じ**【痔】肛門およびその付近におこる病気の総称。いぼ痔・きれ痔・痔瘻など。痔疾。 **じ**【磁】〔文〕やきもの。磁器。「青―」「白―」 [参考]ガラス化して吸水性のないものをいう。 **じ**【辞】〔文〕ことば。また、文章。「送別の―」 >―を低・くする《句》ことばづかいを丁寧にして相手に敬意を表する。転じて、へりくだる。「―・してたのむ」 **じ**《助動:無変化型》文語●打ち消しの推量を表す。…ないだろう。…まい。「冬来たりなば春遠からじ」●打ち消しの意志などを表す。…ないつもりだ。…まい。「負けじと頑張る」 [参考]「む」の否定にあたる語。 **し・あい**【試合・仕合】《名・自サ》(「為し合い」の意)スポーツや武術などで、技をくらべ勝敗を争うこと。 [類語]勝負。手合わせ。競技。 **じ・あい**【地合い】●布地の質・品質。織り地。●[浄瑠璃で]地の文。●[取引所で]相場の状態。「―が悪い」●囲碁のある局面で、両者の占める地の大きさの比較。「―では黒がまさる」 **じ・あい**【慈愛】いつくしみ、愛すること。また、その心。 [コロ]「―に満ちたまなざし」 **じ‐あい**【自愛】《名・自サ》〔文〕●自分で自分の体をたいせつにすること。〔ふつう、手紙文などで使う〕「御―ください」 [類語]自重。●〔他人よりも〕自分の利益を考えること。利己。 [対]他愛。 **しあがり**【仕上がり】できあがること。また、その結果・具合。できばえ。「―がおそい」「―がよい」 **しあが・る**【仕上がる】《自五》仕事ができあがる。完成する。「注文どおりに―・る」 **し・あげ**【仕上げ】《名・他サ》●仕上げること。また、仕上がった具合。「―を急ぐ」 >細工は流々―を御覧じろ ●仕事を完成させる最後の工程。「―にかかる」 **じ‐あげ**【地上げ・地揚げ】●土を盛って土地を高くすること。●地権者が分かれている土地の権利を入手するため、各地権者と交渉して一つ一つ買収し、一定の規模にまとめること。「―屋」 **し・あ・げる**【仕上げる】《他下一》仕事を完成させる。なしとげる。「工事を―・げる」「宿題を―・げる」 **しあさって**【明々後日】あさっての次の日。 **ジアスターゼ** でんぷんを糖化する酵素。動物の消化液や植物の発芽中の種子などに多くふくまれる。消化剤として使用される。アミラーゼ。 [由来]Diastase **シアター** 劇場。 [由来]theater **し・あつ**【指圧】《名・他サ》手の指や手のひらで強く押したりたたいたりすること(療法)。 >―りょうほう【―療法】指圧によって病気を治す方法。神経を刺激し、血行をよくすることによって筋肉のこりなどを治療する。 **じ‐あまり**【字余り】俳句(五・七・五)・和歌(五・七・五・七・七)などで、音数が規定の数よりも多いこと。 [対]字足らず。 **じ‐あめ**【地雨】同じ強さで、長く降り続く雨。 **しあわせ**【幸せ・仕合わせ】(「為し合わせ」の意)●運。めぐりあわせ。 >有難き― ●《名・形動》よい運にめぐまれていること。好運。幸福。「―な生活」 [表記]②はふつう「幸せ」と書く。また「倖せ」とも書き、「幸福」とあてることもある。 **しあん**【思案】●《名・他サ"》〔どうしたらよいかと〕考えをめぐらすこと。 >恋は―の外 心配すること。物思い。「―の種」「引っこみ―」 >―がお【―顔】どうしたらよいかと考えこむ顔つき。 >―どころ【―所】考えどころ。思案のしどころ。 >―なげくび【―投げ首】思い余って首を垂れ、深く考えこむこと。 >―に余・る《句》いくら考えてもよい考えがうかばない。 >―に暮・れる《句》迷っていつまでも考えがまとまらない。 **し・あん**【私案】個人的な計画・考え。「―を述べる」 **しあん**【試案】こころみに作った仮の計画・意見。「改革の―を発表する」 [対]成案。 **シアン** 〔理〕炭素と窒素の化合物で、特有の臭気がある有毒気体。青素。 [由来]cyaan >―か・カリウム【―化カリウム】〔理〕白色で針状の結晶。水にとけやすい。猛毒。金・銀の冶金、めっきなどに使う。青酸カリ。 >―か・すいそ【―化水素】〔理〕猛毒で、特異な臭気をもつ無色の液体または気体。殺菌・有機物合成などに使う。青酸。 **じーあん**【事案】問題とされている事柄。 [類語]案件。 **し・い**《接尾》(名詞や動詞の未然形などについて形容詞をつくる)「…のようである」「…と思われる」の意。「疑わ―・い」「軽々―・い」「喜ば―・い」《シク》。 **しい**【四囲】〔文〕まわり。周囲。「―の情勢」 **しい**【思惟】《名・他サ》論理的に考えること。「哲学者の―するところは…」 [類語]思考。思索。 **しい**【恣意・肆意】〔文〕自分だけの勝手な考え。「権力者の―による決定」 >―せい【―性】〔語学〕言葉は音声と意味が結びついたものであるが、その結びつきに必然性はないということ。 [参考]言語学者ソシュールの用語の一つ。 >―てき【―的】《形動》判断・行動などに必然性がないようす。思いつくままにふるまうようす。「―な解釈」「会社を―に経営する」 **しい**【椎】ブナ科の常緑高木。暖地に自生する。六月ごろ白い花を穂状につける。実はかたく、食用。材は建築・器具用や、シイタケ栽培の原木とする。 **し‐い**【私意】●自分ひとりの考え。 [類語]私見。●自分だけの利益をはかる気持ち。私心。 [類語]私情。 **しい**【紫衣】〔文〕地位の高い僧が着るむらさき色の僧衣。昔、勅許によって着た。 <600> **しい**【緇衣】〔文〕●僧が着る墨染めの衣。黒衣{こくえ}。●僧。=緇衣{しい}の客。 **じい**【侍医】身分の高い人の主治医。 **じい**【次位】次の位。特に、二番目の位。 **じい**【爺】[俗]年老いた男性。じいや。〔親しみをこめて呼ぶ場合に使う〕 **じい**【示威】《名・自他サ》相手に気勢や威力を示すこと。「一行進」 >―うんどう【―運動】大勢で意志や気勢を示して相手に心理的影響を与える行動。デモンストレーション。デモ。 **じい**【祖父】[俗]父母の父。そふ。 **じい**【自慰】《名・自サ》●自分を自分でなぐさめること。●性器を手などで刺激して、性的快感を味わうこと。手淫{しゅいん}。自瀆{じとく}。オナニー。マスターベーション。 **じい**【辞意】その職をやめたいという意志。「―をほのめかす」「―を表明する」 **シーアールティー・ディスプレー**【CRTディスプレー】コンピューターで、ブラウン管(CRT)を用いて文字や図形を画面に映し出す装置。▽cathode-ray tube displayの略。 **シーアイ**【CI】略語集(CI)。 **ジーアイ**【GI】略語集(GI)。 **シー・アイ・エー**【CIA】略語集(CIA)。 **シー・エー・ティ!ブイ**【CATV】略語集(CATV)。 **シー・エス**【CS】略語集(CS)。 **ジー・エス**【GS】略語集(GS)。 **ジー・エッチ・キュー**【GHQ】略語集(GHQ)。 **ジー・エヌ・イー**【GNE】国民総支出。→略語集(GNE)。 **シー・シー**【cc】略語集(cc) **シー・エフ**【cf.】略語集(cf.)。 **シー・エム**【CM】略語集(CM)。 **しい・か**【詩歌】(「しか」の延音)漢詩と和歌。詩や短歌。「―の道」四字「一管弦」 **し・いき**【市域】市を形成する区域。 **しい!ぎゃく**【弑逆・弑虐】《名・他サ》《「しぎゃく」の延音》〔文〕主君や父を殺すこと。弑すること。 **シー・キュー**【CQ】略語集(CQ)。 **しーいく**【飼育】《名・他サ》飼って育てること。「鶏を―する」「メダカのー」 **シークレット・サービス**国家要人・外国要人などの警護や偽造紙幣の取り締まりなどを担当する機関。また、その係官。▽Secret Service **ジー・コード**【Gコード】略語集(Gコード)。 **じいさん**【爺さん・祖父さん】年をとった男性、または、祖父を親しんで呼ぶ語。[参考]より丁寧に「おー」の形を用いることが多い。 **しい‐しい**【為い為い】《連語》《動詞「する」の連用形「し」を重ねた「しし」の音変化》その動作をくり返して行う意を表す。・・・しながら。「おじぎを―立ち去る」「遠慮―食べる」表記多く、かな書き。 **シージー**【CG】→コンピューターグラフィックス。 **シージーエス・たんいけい**【CGS単位系】長さにセンチメートル(c)、質量にグラム(g)、時間に秒すなわちセコンド(s)を用いて、物の面積・体積・速度などを表す基本単位系。 **じいしき**【自意識】自分自身についての意識。自己意識。 >―かじょう【―過剰】自分のことを意識し過ぎること。周囲と自分とを区別して考え過ぎること。 **シース**●万年筆・鉛筆などを数本さして持ち歩くための懐中用のいれもの。●体にぴったり密着したドレス。シースドレス。▽sheath (=鞘) **しい!する**【弑する】《他サ変》(「しい」は「弑し」の延音。また、古語「殺しす」の変化とも)〔文〕主君や父を殺す。弑逆{しいぎゃく}する。「親王を―・する」。 **シースルー**〔衣服の地がうすいため、また布目があらいため〕肌がすけて見えること。また、そのようにつくられた衣服。「袖がーのワンピース」▽see-through **シーズン**●季節。時季。●盛んに行われる時期。また、絶好の時期。「台風の―」「野球」▽season >ーオフシーズン②以外の時期。季節はずれ。オフシーズン。▽season と off からの和製語。 **シーソー**中央を支えた長い板の両端に人が乗り、交互に上下させる遊び。また、その道具。ぎっこんばったん。▽seesaw >ーゲーム一進一退の、白熱した試合。seesaw game **しい・そさん**【尸位素餐】能力もないのに高位につき、ただ給与をもらっている・こと(人)。「―の輩{やから}」 **しいたけ**【椎茸】キシメジ科のキノコ。シイ・カシ・クヌギなどの枯れた木に生え、独特の香りがある。干して保存する。食用。 **しいた・げる**【虐げる】《他下一》〔人・動物などを〕むごくとりあつかう。虐待する。「奴隷を―・げる」 **シーツ**敷布。▽sheets **しいて**【強いて】《副》《動詞「しいる」の連用形+助詞「て」》●むりやりに。おして。「―勉強しろとは言わない」②(下に打ち消しの語を伴って)必ずしも(・・・ない)。「―お金を出すこともないだろう」 >ーいえば【一言えば】《連語》あえて言うならば。「体調は悪くない。―、時々肩が凝るぐらいだ」[参考]発言の必要性や的確さについて軽い疑問を感じる場合に用いられる。……しかし **シー・ティー**【CT】略語集(CT)。 **ノー・ディー**【CD】略語集(CD)。 **ジーティー**【GT】略語集(GT)。[参考]grand touring carの略。 **シー・ティー・シー**【CTC】略語集(CTC)。 **ジー・ディー・ピー**【GDP】国内総生産。→略語集(GDP)。 **シーディー・ロム**【CD-ROM】略語集(CD-ROM) **シート**●席。座席。「ロマンスー」●野球で、守備位置。「―ノック」▽seat >ーベルト飛行機や自動車で、体を座席に固定するベルト。▽seat belt **シート**●一枚の紙。また、紙状のもの。「チェックー」●物をおおう布(状のもの)。「―をかぶせる」「防水ー」「断熱」▽sheet **シード**《名・他サ》勝ちぬき試合で、有力な選手・チームを最初から組み合わせないようにすること。また、その選手やチーム。「一枚」「第一一」▽seed **シードル**(「サイダー」と同語源)リンゴの汁を発酵させて作る酒。りんご酒。▽cidre <601> **しいな**【粃・しいな】●殻ばかりで実のはいっていないもみ。●よく実らないうちにしなびた果実。 **シー・ハイル**《感》スキーヤーの挨拶のことば。[参考]「スキー万歳」の意。▽Schl Heil **ジー・パン**丈夫で軽快なデニムの長ズボン。ジーンズ。[参考]「ジーンズ(jeans)パンツ(pants)」の略。表記俗に「Gパン」とも書く **シー・ピー・ユー**【CPU】中央処理装置。主記憶装置・演算装置・制御装置など、コンピューターの主要機能部分。▽central processing unit の略。 **ジープ**多用途小型自動車。四輪駆動で、けわしい道がのぼれる。[参考]もと商標名。第二次世界大戦中、アメリカの軍用車として使われた。▽jeep **シー・フード**〔西洋料理で〕海産の食品。▽seafood **シーベルト**〔理〕放射線が人体に及ぼす影響の度合いを表す線量当量の国際単位。記号 Sv。[参考]スウェーデンの物理学者シーベルトから。▽sievert **ジー・マーク**【Gマーク】略語集(Gマーク)。 **シームレス**●継ぎ目のないこと。「―管」「―構造」●女性用のストッキングで、うしろの縫い目のないもの。▷seamless **ジー・メン**【Gメン】アメリカの連邦捜査局(FBI)の捜査官。[参考]日本では、警察官以外で麻薬などの捜査・摘発を行う役人。“Government men”または gun men の略といわれる。▽G-men **じい・や**【爺や】下働きをする年寄りの男性を親しみをもって呼ぶ語。対婆や。 **シーラカンス**古生代から中生代に栄えた硬骨魚類シーラカンス目の魚の総称。絶滅したと考えられていたが、マダガスカル島付近の海で捕らえられた。体長約一・五局。「生きた化石」として知られる。▽coelacanth **シーリング**予算などを制限する枠。上限。「ゼロー」▷ceiling(=天井) **し・いる**【強いる】《他上一》むりやりにさせる。強制する。強要する。「寄付を―・いる」「犠牲を―・いる」 **し・いる**【誣いる】《他上一》《「強いる」と同語源》事実を曲げて人を悪くいう。こじつける。「人を―・いる」 **しいる**【強いる】 **シール**●封筒や包装紙の封じ目にはる、切手大の紙。●絵や写真を印刷し裏に糊{のり}をつけた、飾りなどに用いる紙片。●アザラシの毛皮(に似せた布地)。スキーで登きに、すべらないようにスキーの裏につける。▽seal **シールド・こうほう**【シールド工法】トンネルの工事で、シールド(shield = 盾)という円筒形の鋼製の枠を、押しこむようにして掘削する工法。 **しいれ**【仕入れ】商品や原料を買い入れること。「―値段」 **シー・レーン**船舶の海上航路。特に、有事の際に物資の輸送に必要な航路帯。▽sea lane **しーい・れる**【仕入れる】《他下一》●商品や原料などを買い入れる。しこむ。「原料を―・れる」●新しく自分のものにする。取り入れる。「新しいねたを―・れる」 **じいろ**【地色】〔織物などの〕下地の色。 **しーいん**【子音】〔唇・歯・舌などの〕発音器官のどこかの部分で呼気がさまたげられて出る音。[k, s, t, g,z, d]などの音。ふつうにはそれだけでは音節を構成しない。子音{しいん}。因母音。 **しいん**【指印】印鑑の代わりに、指の腹に朱肉などをつけて指形を押すこと。また、その指形。類語拇印{ぼいん}。 **し・いん**【死因】死んだ原因。「―は肺炎だ」 **しいん**【私印】私人の用いる印章。因官印。公印。 **しいん**【試飲】《名・他サ》〔飲み物の味の良否などをみるために〕ためしに飲むこと。「新発売のジュースを―する」[参考]「試食」にならって作られた語。 **シーン**●風景。光景。●映画や芝居の場面。また、小説や事件の場面。「ラスト―」▽scene **じいん**【寺院】てら。「ヒンズー教のー」 **ジーンズ**●丈夫な細綾織りの綿布。●ジーパン。▽jeans **じいんと**《副》心をゆり動かされたり、痛みが極度に達したりして、体がしびれるように感じるようす。「親子別れの場面で―きた」 **じうたい**【地謡】謡曲の地の文を大勢で歌う・こと(謡)。また、その人々。 **しうち**【仕打ち】〔他人に対する〕ふるまい。あつかいぶり。「ひどい―」[参考]ふつう、悪い場合に使う。 **し・うん**【紫雲】〔文〕むらさき色の雲。「―たなびく」[参考]仏がこの雲に乗って現れるというので、めでたいしるしとされる。類語瑞雲{ずいうん}。 **じーうん**【時運】時の回り合わせ。時の運。「―にめぐまれる」「―に任せる」 **し・うんてん**【試運転】《名・他サ》新しくできた機械や乗り物をためしに運転すること。「モノレールのー」 **しーえ**【紫衣】しい(紫衣)。 **しーえ**【緇衣】しい(緇衣)。 **シェア**「マーケットシェア」の略。商品の市場占有率。▽share(=分け前。割り当て) **し・えい**【市営】市が経営すること。「―のバス」 **し・えい**【私営】民間の会社・個人などが経営すること。「――鉄道」団公営。国営。 **じ・えい**【自営】《名・他サ》独立して自分の力で経営すること。 >―ぎょう【―業】〔雇われるのではなく〕個人が自分の力で営む事業。また、そうした事業を行う人。個人事業主。 **じ・えい**【自衛】《名・他サ》他からの攻撃などに対して、自分の力で自分を守ること。「―手段」 >―たい【一隊】日本の平和と独立を守り、国の安全を保つことを主な任務とする防衛組織。防衛省に属し、陸上・海上・航空の各自衛隊からなる。 **シェイプ・アップ**《名・他サ》運動や食事制限などにより、体形を整えること。「―にはげむ」▽shape-up **ジェー・アール**【JR】略語集(JR)。 **ジェー・オー・シー**【JOC】略語集(JOC)。 **シェーカー**カクテルを作るために洋酒などを入れてふる、金属製の容器。▽shaker **シェークハンド**卓球で、握手するようにラケットの柄をにぎること。テニスグリップ。ペンホルダー。▽「シェークハンドグリップ(shake-hands grip)」の略。 **シェード**●電灯や電気スタンドのかさ。●日よけ。ひさし。▷shade <602> **シェーバー**電気かみそり。▽shaver (=かみそり) **ジェー・リーグ**【Jリーグ】→略語集(Jリーグ) **しえき**【使役】●《名・他サ》他人を使ってあることをさせること。「奴隷を―する」●動詞の未然形に助動詞「(さ)せる」「しめる」(口語)、「(さ)す」「しむ」(文語)をつけて使役を表す用法。 **しえき**【私益】自分だけの利益。個人の利益。私利。四字「私利一欲」対公益。 **ジェスチャー**●ことばによらず、自分の意思や感情を伝えるために行う・身ぶり(手ぶり)。●本心からではない、見せかけだけの行い。「彼の同情はすべてーだった」=ジェスチュア。ゼスチュア。▽gesture **ジェスチュア**ジェスチャー。▽gesture **ジェット**●流体(=気体・液体)を、高速でふき出させること。また、その流体。噴流。●「ジェット機」の略。▷jet >ーエンジン高温・高圧のガスを高速度で噴出させ、その反作用により推進力を得る内燃機関。おもに、航空機に用いる。噴射式推進機関。▽jet engine >―き【一機】ジェットエンジンによって飛ぶ航空機。 >―きりゅう【一気流】北緯三〇~四〇度付近で、一万ぐらいの上空を海流のように流れている、強い偏西風。ジェットストリーム。 >ーコースター遊園地などで、起伏の激しいレール上を急速度で走らせる娯楽用の乗り物。▽jet と coaster からの和製語。 **ジェネリック**《形動》ある種類に共通するようす。一般的な。▽generic >―やく【―薬】新薬の特許期限が切れた後につくられる、同じ成分の医薬品。後発医薬品。 **ジェネレーション**世代。ゼネレーション。「ヤング一」▷generation >ーギャップ世代差による価値観の断絶。▽generation gap **シェパード**犬の一品種。大形犬で警察犬・軍用犬などに有用。セパード。▽shepherd (=羊飼い) **シェフ**〔西洋料理の〕料理長。コック長。▽chef(=長) **ジェラシー**嫉妬{しっと}。やきもち。ねたみ。▽jealousy **シェリー**スペイン南部で産する白ぶどう酒の一種。通常のぶどう酒よりアルコール度数が高い。シェリー酒。▽sherry **ジェル**ゼリー状のもの。特に、その状態の整髪料や洗顔料。gel **シェル**貝殼。▽shell >「へりくだるのもほどほどに」 >**「明日休まさせてください」「ぜひ私にやらさせてください」などの言い方を、最近よく耳にする。これらは文法的に誤りで、「~休ませてください」「〜やらせてください」が正しい。「さ」が余計なので、「さ入れ言葉」という。** >使役(相手に動作をさせる)の意味を表す助動詞に、「せる」と「させる」の二つがあるが、動詞に接続するとき、「せる」は五段活用(休む・やる・歌うなど)とサ行変格活用(愛するなど)の語に付き、「させる」は上一段活用(着るなど)・下一段活用(植えるなど)・カ行変格活用(来る)の語に付く。「休む・やる」は五段活用だから、「させる」ではなく「せる」が付いて、「休ませて~」「やらせて~」となるわけである。 >また、最近よく使われる言葉に「(さ)せていただく」がある。これも、「歌わさせていただきます」のように、「さ入れ」になる場合が多い。「(さ)せていただく」は、「させてもらう」をさらにへりくだって言った表現で、自分の行為があくまでも相手の意向・許容の下にあるものであるという、非常に遠慮した気持ちを表している。 >「さ入れ」は、遠慮の気持ちを表そうとするあまり起こってしまうのだろう。 >商店の「本日休業させていただきます」という表現や、会社などで外部の電話に「○○は休みを取らせていただいております」という答え方がある。これも相手の許容を求めた表現だが、その相手は実際に許容をあたえた人ではないので、丁寧すぎてかえって慇懃無礼に聞こえてしまう。「本日休業します」「休みを取っています」でよいだろう。私は別に休む許可を与えた覚えは無いけれど・・・と、相手につっこみを入れられてしまうかもしれない。 **シェルター**●防空壕。特に、核攻撃や原発事故などに備えるため地下に作った避難所。●自立促進のための生活支援をする場。DVシェルター。●駅・バス停・タクシー乗り場などで、風雨雪を避ける覆い。▽shelter **シェルパ**ネパール地方に住む一民族。また、特にそのうちのヒマラヤ登山の案内や荷物運搬などを職業としている人。▽Sherpa **しえん**【支援】《名・他サ》力をそえて助けること。「―を受ける」「復興を―する」類語援助。 **し・えん**【私怨】個人的なうらみ。私恨。「ーを晴らす」類語私憤。 **し・えん**【紫煙・紫烟】〔文〕むらさき色の煙・もや。特に、たばこの煙。「―をくゆらす」 **しえん**【試演】《名・他サ》演劇などを本格的に上演する前にためしに演じてみること。「一会」 **じーえん**【自演】《名・自他サ》自分の作品に自分が出演したり、自分で演出したりすること。四字「自作一」 **ジェンダー**●英文法などで、性。●〔生物学的な性(=セックス)に対して〕文化的・社会的に形成される性別。▽gender >評論文キーワード ジェンダー >**「ジェンダー」とは、文化的・社会的な性差のことであり、生物学的な性差の「セックス(性)」と対をなす概念である。** >例えば、「青は男の子の色」「赤は女の子の色」、「男性は外の仕事」「女性は家事」といった認識による性差がジェンダーである。 >これらは、生物としての性差から来たものもあるが、ほとんどは歴史的に形成されたものである。そして、このことで女性の参政権がないとか男女の雇用機会や待遇が均等でないなどといった様々な性差別が起きてきた。 >こうした人為的につくられた性差を特に「ジェンダーギャップ」と呼ぶ。また、そうした性差から解放される意味として「ジェンダーフリー」がある。 **ジェントルマン**紳士。ゼントルマン。対レディー。▽gentleman **しお**【潮・汐】●満ちたり引いたりする海の水。 <603> た、単に、海の水。うしお。〔「―がひく(ような)」などの形で、物事の衰退、減少などの形容に用いる〕「場内は―が引いたように静まり返った」●ちょうどいい時。しおどき。「電話を―に席を外す」[表記]①で「汐」は夕しおに使う。①②は「機」「機会」などと当てる。 ―が差・す《句》満ち潮になる。潮が満ちる。 ―が引・く《句》●引き潮になる。●勢いが衰える。 **しお**【塩】●しおからい味がする白色の食品。塩化ナトリウムの細かい結晶体で、海水から産し、また、岩塩としても産出する。調味料・防腐剤として用いる。食塩。[類語]波の花。●塩味のぐあい。しおかげん。「―がきいている」●漢字の部首「鹵」の称。ろ。 **しお・あい**【潮合い】「しおどき」に同じ。 **しお・あし**【潮足】潮の満ち干の速さ。「速い―」 **しお・いり**【潮入り】●海の近くの湖や川に海水が流入すること。また、その場所。●船の積み荷が海水につかること。また、その積み荷。 **しお・おし**【塩押し・塩圧し】野菜・肉などを塩につけ、重しでおさえておくこと。「ハクサイをーする」 **し・おお・せる**【為果せる】《他下一》最後までやりとげる。なしとげる。「困難な仕事を―・せる」 **しお・かげん**【塩加減】塩でつけた味のぐあい。 **しおがしら**【潮頭】海水が満ちてくるとき、沖から寄せてくる潮の先。しおさき。なみがしら。 **しおかぜ**【潮風】●海の上をわたってくる潮気をふくんだ風。●潮時にふく風。 **しお・がま**【塩竈・塩釜】●海水をにて塩を作るかまど。●みじん粉に砂糖をまぜて押しかため、方形に切った干菓子。 **しお・から**【塩辛】魚介類の肉・内臓・卵などを細かく切って塩づけにし、発酵させた食品。―ごえ【―声】がかすれた太い声。しわがれ声。 **しお・から・い**【塩辛い】《形》塩分が多く舌を刺激する味がする感じだ。しょっぱい。 **しおから・とんぼ**【塩辛蜻蛉】日本で最もふつうに見られるトンボ。雄は灰白色で、腹部先端は黒い。雌は黄褐色で、腹部に黒い二本の線がある。しおとんぼ。[参考]雌をムギワラトンボという。 **しおき**【仕置き】《名・他サ》(処置することの意から)●江戸時代、人を処罰すること。特に、死刑にすること。また、そのこと。「―場」●(多く「おー」の形で)いたずらをした子供などをこらしめること。「悪さをするとおーですよ」 **しお・くみ**【潮汲み】製塩用の海水をくむこと。 **しおぐもり**【潮曇り】潮気で海上がくもること。 **し・おくり**【仕送り】《名・他サ》生活費や学費などの金銭を送ること。また、その金銭。 **しお・け**【潮気】海上や海べの塩分をふくんだ湿りけ。「―を帯びた風」 **しお‐け**【塩気】食べ物などにふくまれている塩(の分量)。塩分。 **しお・けむり**【潮煙・潮烟】海水がくだけ散って煙のように見える水しぶき。しおけぶり。「―が立つ」 **しお・けむり**【塩煙】製塩のとき、塩竈{しおがま}から立ちのぼる煙。しおけぶり。 **しおさい**【潮騒】海水が満ちてくるときなどに聞こえる波のさざめく音。しおざい。「―が聞こえる」 **しお・ざかい**【潮境】●暖流と寒流、沿岸水と外洋水など、異なる水塊が接してできる海水の境界。潮目。●物事のさかい目。境界。 **しおざかな**【塩魚】〔保存のために〕塩をふったり、または塩づけにしたりしたさかな。しおうお。 **しおさき**【潮先】●満ちてくる海水の波の先。また、潮が満ちてくる時。●物事の始まる時。 **しお‐ざけ**【塩鮭】内臓を取り除き、塩づけにしたサケ。塩びき。塩じゃけ。 **し・おさめ**【仕納め】ある物事をやめようとするとき、最後に一度だけそれを行うこと。「スキーの―」 **しお・じ**【潮路】●海流が流れてゆく道すじ。●船の通る道すじ。ふなじ。「はるかなー」[類語]海路。 **しお・しお**【悄悄】《副》(「―と」の形も)がっかりして元気のないようす。「―と引き返す」[類語]しょんぼり。悄然{しょうぜん}。 **しおぜ**【塩瀬】羽二重{はぶたえ}に似た厚地の絹織物。多く帯地に用いる。 **しお・せんべい**【塩煎餅】米を原料として、しょうゆで塩からい味をつけたせんべい。 **しおだし**【塩出し】《名・自サ》塩づけにした食品の塩分をぬくこと。塩抜き。「ワカメのー」 **しおだち**【塩断ち】《名・自サ》〔神仏に願をかけた時や病気の時など〕ある期間、塩気のある食べ物を食べないこと。 **しお・だまり**【潮溜まり】潮が引いたあと海水が残る、岩場のくぼみ。 **しお・た・れる**【潮垂れる】《自下一》(海水にぬれてしずくが垂れる意から)身なりなどが貧弱で、みすぼらしいようすになる。また、態度がうちひしがれて元気がなくなる。「―・れた姿」 **しおづけ**【塩漬け】〔長期間の保存のため、また味つけのため〕野菜・肉・魚などに塩をふりかけてつけること。また、その食品。 **しお・どき**【潮時】●海水が満ち引きする時。●〔あることを始めたり、やめたりするのに〕ちょうどよい時。機会。「このへんが引退のーだ」=潮合い。 **しお・なり**【潮鳴り】潮が寄せては返す音。 **しお・ばな**【塩花】●けがれを清めるためにまく塩。●料理屋などの入り口に、縁起をかついで小さく盛りあげておく塩。盛り塩。 **しお・はま**【塩浜】「塩田」に同じ。 **しおばらい**【塩払い】葬式から帰ったとき、玄関で体に塩をふりかけて身を清めること。 **しお・ひ**【潮干】潮が引くこと。ーがり【―狩り】引き潮の砂地で貝などをとって遊ぶこと。 **しお・びき**【塩引き】[サケ・マス・タラなどの]魚類を塩づけにすること(魚)。特に、塩鮭{ざけ}。 **しおふき**【潮吹き】●バカガイ科の二枚貝。殻は丸みをおびた三角形で、淡褐色の地に横筋がいくつもある。食用。●クジラが海面に出て呼吸するとき、鼻孔から湿気・水分のある空気を出すこと。[参考]海水をふき上げるように見える。 **ジオプトリー**《名・助数》レンズの屈折力の大きさを表す単位。焦点距離をメートル単位ではかった数値の逆数。眼鏡による視力の補正の程度を示す。ディオプタ―。記号 Dptr. または D。▽Dioptrie **しお・ぼし**【塩干し・塩乾し】《名・他サ》〔主に魚・貝などを〕塩づけにし、さらに日干しにすること。また、その食品。干物。「アジをーにする」 **しお・ま**【潮間】潮が引いている間。しおがい。 **しお・まち**【潮待ち】《名・自サ》〔舟などを出す <604> ために潮が満ちてくるのを待つこと。●よい時機を待つこと。潮時を待つこと。 **しお・まねき**【潮招き】スナガニ科のカニ。小形で、南日本の海浜の砂地に多くすむ。しおまねぎ。雄のはさみは一方だけが大きく、これを上下に動かす姿が潮を招いているように見えることから。 **しお・まめ**【塩豆】エンドウなどを乾燥させ、塩水につけてから炒{い}ったもの。 **しおみず**【潮水】海水。うしお。 **しお・みず**【塩水】塩分をふくんだ水。また、食塩をとかしこんだ水。[類語]鹹水{かんすい}。[対]真水{まみず}。 **しおむし**【塩蒸し】《名・他サ》〔魚などを〕塩味をつけて、蒸すこと。また、その料理。 **しお・め**【潮目】二つの異なった潮の流れが接するときに海面にできる、帯状のすじ。しおの目。[類語]潮境{しおざかい}。 **しお・もの**【塩物】塩づけにした魚。しおびき。 **しお・もみ**【塩揉み】《名・他サ》生野菜などに塩をふりかけて、もむこと。「キュウリのー」 **しお・やき**【塩焼き】肉や魚に塩をふりかけて焼くこと(料理)。「アユのー」 **しお・やけ**【潮焼け】《名・自サ》●太陽の光によって、海面から立ちのぼる水蒸気が赤く見えること。●潮風にふかれ太陽にあたって、皮膚が赤黒く日焼けすること。「―した顔」 **しおらし・い**《形》ひかえめで、いじらしいようすだ。〔「かわいそうだ」という気持ちをふくむ〕「いつになく―・いことを言う」[文]しをら・し《シク》。 **ジオラマ** 長い布にえがいた背景の前に人物・動物などの模型を置いて、のぞき窓から見せる装置。また、その見せ物。幻視画。ディオラマ。▽diorama **しおり**【撓】芭蕉の俳諧の根本理念の一つ。作者の心が繊細さをもって余情的に自然に句にあらわれたもの。[参考]→寂{さび}・細み・侘{わ}び。 **し・おり**【枝折り・栞】●昔、山道などを行くとき、木の枝を折って帰り道の目じるしにしたこと。●読みかけの本の間にはさんで目じるしにするもの。●あることをはじめてする人に説明する本。案内書。手引書。「旅行のー」「しおり垣」の略。●「しおり戸」の略。ーがき【枝折り垣・柴折り垣】折った木の枝など作って簡素な垣。―ど【枝折り戸・柴折り戸】細い木の枝や竹を束ねて作った簡単な戸。多く庭の出入り口などに設ける。 **じ‐おり**【地織り】主に自家用として、その地方で織った織物。 **しお・れる**【萎れる】《自下一》●草花などが生気を失ってしぼむ。●力がぬけて弱る。元気がなくなる。「しかられて―・れる」[文]しを・る《下二》。 **し・おん**【四恩】〔仏〕人がこの世で受けるという、父母・国王・衆生・天地(または三宝)の四つの大恩。 **しおん**【子音】→しいん(子音)。 **しおん**【師恩】〔文〕先生から受ける恩。師の恩。 **しおん**【紫苑】キク科の多年草。秋、淡紫色の小さな花を多数つける。根は、せきどめ薬に用いる。 **し・おん**【歯音】歯または歯茎と舌の先とを用いて発する子音。[t,d,s,z,n]など。 **じーおん**【字音】日本に伝わってきて、国語化した漢字の読み方。漢音・呉音・唐音など。漢字音。音。音読み。[対]字訓。―かなづかい【―仮名遣い】漢字の字音をかなで書きあらわすときの、かなの使い方が。 **しか**【史家】歴史の研究者。歴史家。歴史学者。 **し・か**【歯科】医学の一部門。歯に関する病気を診察・治療する。また、それを専門とする医院。「―医」 **しか**【然爾】《副》〔文〕そのように。そう。 **しか**《係助》(「・・・しか・・・ない」の形で)特定の物事・事柄以外は全面的に否定される意を表す。〔数値につくときは、「わずか」の意がそえられる〕「鉛筆と筆箱しか持ってこなかった」「こうなったらやるしかない」「一〇人しかいない(=たったの一〇人だ)」[参考]くだけた言い方には、「しきゃ」「っきゃ」がある。「やるっきゃない」 **しーが**【歯牙】〔文]歯と、きば。また、歯。 ―にもかけ・ない《句》無視して問題にしない。とり上げて論議の対象としない。「相手の怒りなどー・ない」 **じ・か**【時下】〔文]ちかごろ。目下。〔手紙文の最初において副詞的に使う〕「―ますます御清栄の段・・・」 **じ‐か**【時価】その時々の値段・相場。「―五万円」 **じか**【直】(「直」の転)間に他のものを入れないこと。直接。「―の取り引き」「―談判」 **じ・か**【磁化】《名・自他サ》物体が磁気をおびること。また、そのようにさせること。帯磁。 **し・か**【市価】商品が一般の市場で売買される値段。市場価格。「―の半値で取り引きする」 **し・か**【糸価】糸の値段。特に、生糸の値段。 **し・か**【紙価】紙の値段。[句]「洛陽の―を高める」 **しか**【詞花・詞華】〔詩歌・文章などの〕美しくかざったことば。すぐれた詩や文章。―しゅう【―集】名詩・名歌の選集。アンソロジー。 **しか**【詩歌】→しいか(詩歌)。 **しか**【賜暇】〔文〕昔、官吏などが、休暇を取ることを許されること。また、その休暇。「―を乞う」 **しか**【鹿】●シカ科の動物の総称。雄は頭上に枝分かれした角がある。●漢字の部首「鹿」の称。 ―を逐{お}・う《句》帝位や政権を得ようとして争う。「中原に鹿を逐う」。〈史記・淮陰侯伝〉 ―を追う者は山を見ず《句》利益を得ることに夢中になっている者は、周囲の情勢に気づかないものだ。 ―を指して馬と為す《句》間違いを押し通すたとえ。また、作りごとをして人をおとしいれるたとえ。[故事]秦の始皇帝の死後、実権を得た趙高{ちょうこう}が、馬だといつわって鹿を二世皇帝に献じ、その後鹿だといった者を罪におとしいれた故事から。〈史記・秦始皇本紀〉 **じ・か**【自家】〔文〕自分(の家)。「―用」―じゅふん【―受粉】《名・自サ》同一種または同一株の間で行われる受粉。また、同一の花のおしべとめしべの間での受粉。同一の花の場合は「自花受粉」ともいう。[対]他家受粉。―せい【―製】自分の家で作ること。また、作ったもの。ホームメード。「―のハム」―はつでん【―発電】《名・他サ》自家用の電気を自分の所で起こすこと。 **じ・か**【自火】〔文〕自分の家から出した火事。[対]類火。 **じーが**【自我】●〔哲〕認識・行動・意欲の主体が、他から区別したものとしての自分。自己。エゴ。[対]非我。●自分自身に対する意識。「―が強い」「―の確立」 **シガー** 葉巻たばこ。▽cigar **しかい**【司会】《名・他サ》会や番組などの進行をつかさどること(役)。「―者」「結婚式の―をひきうける」 <605> >評論文キーワード 自我 >現代では、他者と異なるものとして、自らがこだわる自分という存在が「自我」だと考えられている。したがって自我をもつことで、他の存在とは異なる自分(=変わらない自分)が確立されることになる。 >こうした「個」を尊重した自我の考え方は近代の西欧で生まれたとされ、現代でも自分のアイデンティティーを保証するものとして「自我の目覚め」などとして用いられている。 >しかし、あまりにも自我を主張しすぎた場合、「自我が強い」と表現するように、わがままととらえられかねない。 >類義語に「自己」があるが、特に主体としての強い意識をもつ場合「自我」を用い、単純に自分自身を表現する場合「自己」を用いることが多い。したがって「自我が強い」とはいっても「自己が強い」とはいわず、「自己愛が強い」などの表現になる。 **し・かい**【四海】〔文〕●四方の海。●世界。天下。世の中。 ―波静か《句》天下がよく治まって平和なことのたとえ。 **し・かい**【市会】「市議会」の旧称、または通称。 **し・かい**【斯界】〔文〕この(専門の)社会・分野。この方面。「―の権威」 **し・かい**【死灰】〔文〕〔火の気がなくなった〕冷たい灰。〔生気のないものの形容に用いる〕「一同―然に」 **し・かい**【視界】●一定の位置から見わたすことのできる範囲。眼界。視野。「―が開ける」「―をさえぎる黒い煙」●知識・考えなどのおよぶ範囲。[コロ]「―を広げる」 **し・がい**【市街】人家や商店などが多くたっている所。また、まちの(にぎやかな)通り。「―地」 **しがい**【死骸・屍骸】死んだ人・動物の体。[類語]死体。[注意]人の場合で丁重にいうときは「遺体」「遺骸」を使う。 **じ・かい**【字解】《名・他サ》文字(特に漢字)の解釈。 **じ‐かい**【持戒】〔仏〕戒めを固く守ること。[対]破戒。 **じ・かい**【次回】次の回。次の機会。[対]前回。 **じ・かい**【磁界】磁気作用がおよぶ範囲。磁場。 **じ・かい**【耳介】「耳殻」に同じ。 **じ・かい**【自壊】《名・自サ》〔組織などが〕ひとりでにこわれること。「内部対立から政党が―する」[類語]自滅。 **じ・かい**【自戒】《名・他サ》〔文〕自分で自分をいましめること。「日々ーする」[類語]自警。 **じ‐がい**【自害】《名・自サ》自分で自分の身を傷つけて命を絶つこと。[類語]自殺。自刃。自決。 **しかい・けいてい**【四海兄弟】世界中の人々はみな平等で、兄弟のように親しくすべきであるということ。四海同胞{どうほう}。〈論語・顔淵〉 **しがい・せん**【紫外線】波長が可視光線より短く、エックス線より長い、電磁波。太陽スペクトルで紫の外側に現れる。光電効果や化学作用がある。略語 UV。 **し・かえし**【仕返し】《名・自サ》〔負けたり、辱めを受けたりした相手に〕うらみやあだを返すこと。報復。復讐{ふくしゅう}。 **じーがお**【地顔】化粧などをしていない、自然のままの顔。すがお。[類語]素っぴん。 **しかかり・ひん**【仕掛かり品】製造工程の途中にあるって、商品として完成していないもの。しかけ品。[表記]簿記では「仕掛品」と書く。 **し・かか・る**【仕掛かる・仕懸かる】《他五》●物事をしはじめる。とりかかる。●〔ある仕事を〕途中までしている。「―・った仕事をかたづける」 **し・かく**【視覚】五感の一つ。光の刺激を網膜に受けて起こる感覚。事物を見る感覚の作用。視感。―か【―化】《名・他サ》目で見てわかるような具体的な形にすること。―てき【―的】《形動》視覚にかかわるようす。また、視覚により認識・理解が可能となるようす。「―な効果」「グラフで―に比較する」 **し・かく**【視角】●物体の両端から目まで引いた二つの直線が作る角。●見る目の角度・方向。見方。 **しかく**【資格】〔ある組織の中での〕地位・身分。「委員の―で発言する」●ある身分・地位・任務などについたり、ある一定の行動をしたりするのに必要な条件。「教員になる―をもつ」「文句を言う―はない」 **しかく**【然く・爾く】《副》〔文〕そのように。そんなに。「何故に―失敗を恐るるや」 **しーがく**【史学】歴史を研究する学問。歴史学。 **しがく**【志学】〔文〕「一五歳」の別称。「吾十有五にして学に志す〈論語・為政〉」から。 **し・がく**【斯学】〔文〕この学問。「―の権威」 **しーがく**【私学】私立の学校。[対]官学。 **し・がく**【視学】旧教育制度で、その地域の学校教育の状況を視察し、指導・監督した官職。「―官」 **しがく**【詩学】詩の原理や方法を研究する学問。 **じ・かく**【字画】漢字を組み立てている点や線。また、その数。「―を数える」 **じ・かく**【寺格】寺の格式。寺の地位の等級。「―が高い」[参考]門跡・本山・別院・末寺などがある。 **じ・かく**【刺客】(「せきかく」の慣用読み)暗殺者。「―をさしむける」 **じ・かく**【痔核】肛門の周囲および直腸の血管(静脈)がうっ血して、こぶのようになる病気。いぼ痔。 **しかく**【四角】《名・形動》●四すみに角があること。また、その形。方形。●〔形が〕かどばっていること。[連体]「―な文字(=漢字)」―ごうま【―号碼】漢字検索法の一つ。漢字の四すみの形によって番号(=号碼)を決め、すべての漢字を四けたの数字で表したもの。 **しかく**【死角】●弾丸をうちこめる距離内にありながら、銃砲の構造や角度の関係で弾丸が届かない範囲。「―に入る」●物にさえぎられて、その角度からでは見えない範囲。また、身近にあっても目が届かない(気がつかない)範囲。「犯人に防備の―をつかれた」 **じ・かく**【自覚】《名・他サ》●自分のおかれている状態・地位・立場などを自分でよく知ること。「成人としての一をもつ」●自分で感じとること。―しょうじょう【―症状】患者が自分で感じる病気の症状。診断の手がかりとなる。 **し・かく・い**【四角い】《形》形が四角である。 **じがくじしゅう**【自学自習】《名・自サ》〔他から教えてもらわず〕自分ひとりで学習すること。 **しかく・しめん**【四角四面】《名・形動》●真四角 <606> なこと。ひどくまじめでかたくるしいこと。「―に考え過ぎる」 **しかく・ば・る**【四角張る】《自五》●形が四角形をなす。●かしこまって、まじめくさった態度をとる。[同義]角張る。 **し・かけ**【仕掛け】●途中まですること。やりかけ。「―の書物」●他に働きかけること。「相手の―を待つ」●たくみに作ったしくみ。また、装置。[句]「種も―もない」●釣りで、道糸の先に鉤{はり}・つり針・おもり・浮きなどを仕組んだもの。―にん【―人】〔俗〕〔大衆文芸で〕江戸時代、殺人をうけ負った者。殺し屋。[参考]作家池波正太郎の造語。●ある状態・状況になるように策略をめぐらす人。「地価高騰の―」―はなび【―花火】いろいろな形が現れるように装置した規模の大きい花火。 **し・か・ける**【仕掛ける】《他下一》●しはじめる。やりはじめる。特に、仕事を始める。●途中までする。やりかける。「質問を―・けてやめる」●〔動作を〕しむける。他に働きかける。「論争を―・ける」●〔装置を〕とりつける。仕掛けをする。「わなを―・ける」 **し・かざん**【死火山】〔地〕歴史上、噴火などの火山活動をした記録が全くない火山。[参考]古い火山分類の一つ。今は使われないことば。[対]活火山。 **しかた**【仕方】(「為し方」の意)●ある物事をする方法・形式。やりかた。「挨拶の―」●〔他人に対する〕ふるまい。しうち。「無法な―」―ばなし【―話・―咄】手まね・身ぶりを入れて話す落語。 ―が無・い《句》(やり方がない意から)●どうにもならない。救いようがない。「―・い奴だ」●しようがない。「ないなら―・い」●たまらない。がまんできない。「暑くて―・い」 **しかた・な・い**【仕方無い】《形》しかたがない。[文]しかたな・し《ク》。 **しかたなしに**【仕方無しに】《副》やむをえず。しかたなく。 **じか・たび**【地下足袋・直足袋】厚いゴム底をつけたたび。[参考]元来「じか」は「直」で、「直接」の意。 **しかし**【然し・併し】《接続》●前に述べた事柄を受けて、それと対比するような事柄を述べ始めるときに使う語。そうではあるが。けれども。だが。「品物は良い。―値段が高い」●以上述べられた事はわきにおいて、これから述べる事が大切だという意を表す語。それはともかく(として)。「あなたも大変ですね。―これからどうなさるつもりですか」 **しかじか**【然然云云】《副》長い話や文章(の末尾)を略すときに使う語。「かくかく―の理由で」 **じが・じさん**【自画自賛・自画自讃】●自分のかいた絵に自分で賛を書くこと。自画賛。●《名・他サ》自分で自分のことをほめること。自賛。 **しかして**【然して・而して】《接続》(「しか」+文語動詞「す」の連用形+助詞「て」)〔文]そうして。 **しかしながら**【然し乍ら・併し乍ら】《接続》そうではあるが。しかし。 **しかしゅう**【私家集】個人の和歌や詩を選び集めた書物。家集。 **しか・ず**【如かず・若かず】《連語》(動詞「しく」の未然形+助動詞「ず」)〔文〕●およばない。かなわない。[句]「百聞は一見に―・ず」●・・・するのにこしたことはない。・・・が最もよい。[句]「三十六計逃げるに―・ず」 **じか・せん**【耳下腺】耳の前下部にある唾液腺{だえきせん}。―えん【―炎】ウイルスによって起こる、感染性の耳下腺の炎症。はれて痛み、発熱する。幼児に多い。[参考]流行性のものを俗に「おたふくかぜ」という。 **じが・ぞう**【自画像】自分でえがいた自分の肖像画。 **じ‐がため**【地固め】《名・自サ》●建物をたてる前に、地面をならし固めること。地形{じぎょう}。●物事の下準備。基礎工作。「優勝へのー」 **じか・だんぱん**【直談判】《名・他サ》当事者同士が直接話しあうこと。直談{じきだん}。直談判。「―におよぶ」 **しがつ**【四月】一年の四番目の月。卯月。―ばか【―馬鹿】エープリルフール。万愚節{ばんぐせつ}。 **じ‐かつ**【自活】《名・自サ》〔他人の援助・保護を受けないで〕自分の力で自分の生活を支えて行くこと。「アルバイトでーする」[類語]自立。 **しかつめ・らし・い**《形》●態度や顔つきが緊張して、まじめそうである。「―・い態度をとる」●〔話などが〕形式的で、かたくるしい。「―・い挨拶」[表記]「鹿爪らしい」と当てる。 **しかと**《名・他サ》〔俗〕人を無視すること。「級友に―される」 **しかと**【確と・聢と】《副》〔文]●たしかに。「―相違はないか」●しっかりと、かたく。「―約束した」 **じか・どうちゃく**【自家撞着】《名・自サ》言動が矛盾すること。自己矛盾。[句]「―におちいる」 **しが・な・い**《形》(「さがない」の転という)とるにたりない。つまらない。「―・いサラリーマン」「―・い暮らし」 **じかに**【直に】《副》間に他のものを入れないで。直接に。「―火にかける」「―伝える」 **じ‐がね**【地金】●〔めっき・細工品などの〕下地になっている金属。●生まれつきもっている(悪い)性質・性格。[コロ]「―が現れる」[コロ]「―が出る」 **し・かね・ない**【仕兼ねない・為兼ねない】《連語》(「する」の連用形+「兼ねる」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)・・・しないとは言い切れない。・・・するかもしれない。「連敗―・ない状況」 **しか・のみならず**【加之】《接続》〔文]そればかりでなく。そのうえ。 **じか・ばき**【直穿き】〔くつ下・たびなどをつけず〕履き物を素足に直接はくこと(もの)。「―サンダル」 **じが・ばち**【似我蜂】ジガバチ科の昆虫。小形で、腰がくびれている。青虫などを捕らえ、毒で麻痺させて、その体に産卵する。すがる。こしぼそばち。 **しがち**【仕勝ち】《形動》とかく、そのような行動・動作をする傾向があるようす。「仕事のない日は寝坊―だ」[表記]かなで書くことが多い。 **し・かつ**【死活】死ぬことと生きること。死ぬか生きるか。生き死に。「―の大事件」―もんだい【―問題】生き死ににかかわるほどの重大な問題。「少子化は幼稚園のーだ」 **し・かばね**【屍・尸】(「しにかばね」の転)死んだ人間の体。死体。なきがら。[連体]「生けるー」―かむり【尸冠】漢字の部首「尸」の称。しかばねだれ。 ―に鞭打・つ《句》→死屍{しし}に鞭を打つ。 **しかばん**【私家版】→私版②。 **じかび**【直火】料理などで、直接材料に火をあてる <607> こと。また、その火。 **じか・まき**【直播き】→じきまき。 **じ・がみ**【地紙】●傘・扇子などに張る厚紙。●金や銀の箔を張りつける、下地の紙。 **じーがみ**【地髪】〔入れ髪・かつらなどに対して〕もともと生えている髪の毛。地毛。 **しがみ・つ・く**《自五》しっかりとすがりつく。「サルが木に―・く」〔ひゆ的に、ある特定の物事に執着したりする意にも用いる〕「過去の思い出に―・く」 **しかめ・っ・つら**【顰めっ面】しかめた顔つき。しかめづら。「―をする」 **しか・める**【顰める】《他下一》顔・額の皮を縮めて、しわを寄せる。〔不快な感情の表現として用いる〕「顔を―・める」[文]しか・む《下二》。 **しかも**【然も・而も】《接続》●前述の事柄にさらに他の事柄が加わる意。そのうえ。「かしこく、―、まじめだ」●次に述べる事柄が、前述の事柄に対比される意。それにもかかわらず。「しかられて、―、反省しない」 **しから・し・める**【然らしめる】《他下一》〔文]そうさせる。そのような結果に至らせる。「情勢の―・める所」[参考]文語連体形「しからしむる」の形も使う。 **しからずんば**【然らずんば】《接続》〔文]そうでないならば。さもなくば。「降伏か―死か」 **しからば**【然らば】《接続》〔文]それならば。それでは。「謝罪しろ、―許してやろう」 **しがらみ**【柵・搦】●水流をせきとめるために杭を打ち並べて、木や竹を横にからみつかせたもの。●まとわりついて、じゃまするもの。「人情のー」「恋のー」「過去のーを捨てる」 **しか・り**【然り】《自ラ変》((「しかあり」の約)〔文]そのとおりである。「小林君―・り田中君―・り」「―・り而して(=そうではあるが、しかし)」[参考]終止形を感動詞的にも使う。 **しかり・つ・ける**【叱り付ける】《他下一》強くしかる。「規則を守らない生徒を―・ける」 **しかり・とば・す**【叱り飛ばす】《他五》はげしくしかる。〔「しかる」を強めた語〕 **しか・る**【叱る】《他五》〔目下の人に対し〕口に出して悪い点を責めとがめる。叱責する。「親が子供を―・る」[文]《四》。 >類語と表現 「叱る」 >他人の非を見届け、それを改めるように厳しく注意する意が「叱る」。いかに激しても、通常、胸の底には冷静な判断がでんとひかえている。「大声で叱る」のように怒りを示すことはあっても、「かんかんになって・烈火のごとく」や「青筋立てて」などの激しい感情表現とはなじみにくいところが、激情的な「怒る」とは異なる点だ。非難の内容を「~と」で受けてその非を具体的に示そうとしたり、非難の対象を「~を」で受けてほこ先を明確にしようとしたりするところに、「叱る」の特徴がある(悪戯をしては駄目だと子供を叱る/部下の怠慢を叱る)。 >▶叱りつける・叱り飛ばす・咎める・窘める・苛む・絞る・絞り上げる・油を絞る・とっちめる・どやす・どやしつける・責める・責め立てる・責めつける・責め苛む・怒鳴る/(名)叱責・譴責・面責・問責・一喝・叱咤・大喝・折檻/小言・剣突・勘気・お目玉・大目玉 **しかるに**【然るに】《接続》〔文]そうであるのに。「何度も手紙を出した。―何の返事もない」 **しかるべき**【然る可き】《連語》●当然である。そうあるべき。「謝ってーだ」●それにふさわしい。適当な。〔連体詞的に用いる〕「―人を仲にたてる」 **しかるべく**【然る可く】《連語》適当に。よいように。〔副詞的に用いる〕「―処理してください」 **シガレット** 紙巻きたばこ。巻きたばこ。▽cigarette **しかれーども**【然れども】《接続》〔文]そうではあるが。しかしながら。「―今の世のありさまは・・・」 **しかれば**【然れば】《接続》〔文]●それゆえ。だから。●さて。そこで。 **し・かん**【仕官】《名・自サ》〔文〕●官吏として職につくこと。●〔めしかかえられて〕武士が主君につかえること。「松平家にーする」 **し・かん**【史官】●古代中国で、文書・記録などをつかさどった役人。●歴史の編纂{へんさん}を任務とした役人。 **し・かん**【史観】歴史に対する根本的な考え方。歴史の見方。歴史観。「唯物―」 **し・かん**【士官】旧軍隊で、将校の総称。下士官の上の位。特に、少尉・中尉・大尉。「―候補生」 **し・かん**【子癇】妊娠・分娩・産褥期に突然けいれんを起こし、失神する病気。 **し・かん**【屍諫】《名・他サ》〔文〕一命をすてて主君をいさめること。 **し・かん**【弛緩】《名・自サ》〔文〕ゆるむこと。たるむこと。また、だらしなくなること。「筋肉が―する」「精神の―」[参考]「ちかん」は慣用読み。[対]緊張。 **し・かん**【止観】天台宗の教義で、心の乱れを統一し、正しい精神によって仏法を会得すること。 **し・かん**【祠官】〔文〕かんぬし。神官。 **し・かん**【私感】〔文〕個人としての立場での感想。 **し・がん**【志願】《名・自他サ》自分から進んで願いでること。「海外勤務を―する」「応募―者」[類語]志望。 **し・がん**【此岸】〔仏〕〔涅槃{ねはん}の世界を彼岸というのに対して〕悩みや迷いの多い世界。この世。[対]彼岸。 **じ・かん**【字間】〔文章などの〕文字と文字との間(の幅)。「―を一字分あける」 **じ・かん**【時間】■《名》●ある時刻と他の時刻との間。ある長さを持つ時。「―が足りない」[類語]間。暇。アワー。●ある物事をするために区切った、一定の長さの時。「算数の―」「就業―」●時日。[対]空間。●(俗に)時刻。「約束の―」「―厳守」[類語]刻限。時分。定刻。タイム。■《助数》時間の長さの単位。一時間は、一日の二四分の一。「一日八―働く」 ―きゅう【―給】仕事の量ではなく労働の時間数に応じて支払われる賃金。時給。―つぶし【―潰し】●時間をむだなことに使うこと。●ひまな時間を退屈せずに過ごすこと。退屈しのぎ。―のもんだい【―の問題】《連語》成り行きはほぼ決まっていて、いつになるかははっきりしないが、近いうちにそうなるであろう事柄。「交渉の妥結はーだ」―わり【―割り】仕事や学校の授業の予定を、それぞれの時間に割り当てて書き表した表。時間表。 ―に追わ・れる《句》時間に余裕がない中で、遅れずこなすようにせき立てられるような状態である。「―・れながら働く」 <608> **じ・かん**【次官】「事務次官」の略。 **じーがん**【慈眼】→じげん(慈眼)。 **しき**【四季】春・夏・秋・冬の四つの季節。「ここはーを通じて温暖である」「―ざきの花」[類語]四時{しいじ}。 **しき**【士気】兵士の、(集団として)戦おうとする意気ごみ。また、一般に、やる気。モラール。[コロ]「ーを鼓舞する」[コロ]「―が阻喪する」[参考]→しき(志気)。 **しき**【始期】物事の初めの時期。特に、法律行為の効力が発生する時期。[対]終期。 **しき**【子規】〔文〕ホトトギス。 **しき**【式】《名》●一定の作法に従って多くの人が集まって行う改まった行事。特に、結婚式。[コロ]「ーを挙げる」[類語]儀式。式典。●いくつかある方法・形式の種類。かた。「いつもの―でやればいい」[類語]様式。方式。●平安時代、律令の施行について定めた細則。「延喜―」●〔数〕計算のしかたを数字や符号で表したもの。[コロ]「ーを立てる」■《接尾》方法・形式・流儀などの意。「欧米ー」「ドーリアー」 **し・き**【志気】あることをなしとげようとする気力。意気ごみ。[コロ]「―が高まる」[参考]「士気」は集団(の一員)としての意気ごみに、「志気」は主として個人の場合にいう。 **しき**【指揮】《名・他サ》〔全体の統一をとるために〕多くの人々を指図すること。「―官」[コロ]「―をとる」―しゃ【―者】●指図する人。「―を決める」●合奏・合唱などの指揮をする人。コンダクター。―ぼう【―棒】指揮者が指揮に使う細い棒。タクト。 **しき**【敷き】●物の下にしくもの。〔ふつう接尾語的に使う〕「どびんー」「なベー」●「敷金{しききん}」の略。 >類義語の使い分け 「時間・時刻」 >[時間・時刻]寝坊して約束の時間(時刻)に遅れる >[時間]時間をつぶす/時間の観念のない人/もう時間がない/時間的にむりだろう/睡眠時間が短い >[時刻]試合開始の時刻が刻々と迫る/時刻はまもなく三時になる/時刻到来、今こそ絶好のチャンスだ **しき**【死期】●死ぬ時。寿命がつきる時。「―がせまる」●死ぬべき時。「―を得る」「―を失う」 **しき**【私記】その人自身の個人的な記録。 **しき**【紙器】紙製の容器。紙コップ・ボール箱など。 **しき**【色】[仏]宇宙において、色・形をもったもの。物質。また、生成し変化する物質現象。[四字]「―即是空」 **しき**【識】●〔仏〕五蘊{ごうん}の一つ。物事を認識・理解する心の働き。●〔文〕知り合っていること。面識。「一面の―もない」 **しぎ**【仕儀】(思わしくない)物事のなりゆき、結果。事の次第。〔古風な言い方〕「このようなーになり・・・」 **しぎ**【私議】〔文〕●自分だけの意見。私見。●《名・他サ》かげで論議・批評すること。 **しぎ**【試技】陸上の跳躍・投てき競技や重量挙げなどで、選手が行う一定回数の演技。トライアル。 **しぎ**【鴫・鷸】シギ科の鳥の総称。くちばし・あしが長い。水辺の小魚・貝などを食べる。大部分が旅鳥で、日本には春秋二回、渡来する。 **じ・き**【時期】とき。期日。「収穫のーがくる」 **じき**【時機】〔ある事を行うのに〕ちょうどいい時。適当な機会。しおどき。チャンス。 >使い分け 「ジキ」 >時期〔「期」は一定の期間の意。物事を行うとき〕試験の時期・花見の時期・時期尚早・時期が早い >時機〔「機」はしおどきの意。特定の事を行う場合のころ合い〕攻撃の時機が熟す・時機到来・時機を失う・時機に投じる・時機をうかがう >時季〔ある物事に適した季節。シーズン〕時季外れ・紅葉の時季・はぜ釣りの時季 >[参考]「時季/時期」は、「紅葉の時季/時期」のように二様の表現ができる。前者は字義どおり季節を重視した表現となるが、句全体の表す意味に大差はなく、季節感を表す連体修飾語がくるときは、おおむね「時期」で代用できよう。 **じき**【時季】〔あることに適した、また、あることが盛んに行われる〕季節。シーズン。 **じ・き**【次期】次の期間・時期。次の折。「―知事選」 **じき**【直】■《名》間に何もはさまないこと。直接。「―の返答」■《副》●距離が短いようす。すぐ。「―そばだ」●時間が短いようす。すぐ。「もう―夏休みだ」■《接頭》「直接の」の意。「―取り引き」 **じき**【磁器】うわぐすりをかけて高温で焼いた焼き物。素地はガラス化して半透明。[参考]中国の磁州(=今の河北省の磁県)で多く作られたことから。 **じ・き**【磁気】〔理〕磁石が鉄を吸いつけたり、磁石の同極同士が互いに反発したりする作用。また、そのような作用を起こすもの。―あらし【―嵐】〔理〕地磁気が異常に変化する現象。地球上全体にわたって電波通信が乱される。太陽面の爆発と深い関係がある。―カード 磁性表面層をもつカード。プリペイドカード・キャッシュカードなどが代表的。―テープ 磁性材料を塗布したテープ。録音・録画やコンピューターの記憶媒体に用いる。 **じーき**【自棄】〔文〕〔どうなってもかまわないと〕自分で自分を見はなすこと。やけ。[四字]「自暴―」[類語]すてばち。 **じき**【自記】《名・他サ》●自分でしるすこと。●機械が自動的に記録すること。〔多く、計器名などにつけて接頭語的に使う〕「―風力計」「―装置」 **じ・ぎ**【児戯】子供の遊び・いたずら。〔謙遜したり軽蔑したりして言う〕「―に等しい行為」 **じ‐ぎ**【字義】ある漢字の意味。「―どおりに解釈する」 **じ・ぎ**【時宜】〔あることをする〕時期が適当であること。ほどよいころあい。[コロ]「―にかなう」[コロ]「―を得た処置」 **じーぎ**【辞儀・辞宜】《名・自サ》●(多く「おー」の形で)頭を下げて挨拶すること。●遠慮して辞退すること。「―にはおよばぬ」 **しき・い**【敷居・閾】日本風の建物で、部屋をしきる戸・障子・ふすまなどをのせて開け閉たてする、溝のある横木。[参考]古くは「しきみ」。[対]鴨居。 ―が高・い《句》相手に不義理なことなどをしていて、その人の家に行きにくい。「借金をしたままで―・い」 <609> ―を跨ぐ《句》その家の中に入る。また、その家に出入りする。「二度とこの家のー・ぐことは許さない」 **しき・いき**【識閾】→いき(閾)②。 **しき・いし**【敷石・甃石・鋪石】●玄関先などの通路や庭にしき並べた平らな石。「―伝いに歩く」●道路にしきつめた平らな石。 **しき・いた**【敷板】●物の下にしく板。底板。●根太の上にはる板。床板。●〔便所などの〕ふみ板。 **しき・うつし**【敷き写し】《名・他サ》●書画などの上に薄紙を置いて上からすかして模写すること。透き写し。引き写し。●他のものをそっくりまねること。 **しき・かく**【色覚】視覚の一部で色を識別する感覚。―いじょう【―異常】すべての、または一部の色の違いの識別が困難な状態。 **しき・がまえ**【式構え】漢字の部首「弋」の称。 **しき・がみ**【敷紙】物の下にしく紙。 **しき・がわ**【敷皮】敷物にする毛皮。 **しき・がわ**【敷革】靴の内側にしくなめし革。中敷き。 **しき・かん**【色感】●ある色から受ける感じ。「暖かい―」●色を識別する感覚・能力。色覚。 **しきぎょう**【私企業】民間の出資・経営による企業。[対]公企業。 **しき・きん**【敷金】●取引所で、売買・委託などの証拠金。●家屋・部屋を借りるときの保証金。[参考]→礼金。 **しき・けん**【識見】「見識」に同じ。[コロ]「―が高い」 **しきご**【識語】(「しご」の慣用読み)写本・刊本などで、書写の来歴・年月・氏名などを記したもの。 **しきさい**【色彩】●いろ。いろどり。いろあい。「はなやかなーの絵」●傾向や性質。「政治的―を持つ」―ちょうせつ【―調節】工場・学校・病院などで、色彩による心理的な効果を利用して精神安定・能率向上・災害防止などを図るために壁面その他の色を選んで用いること。カラーコンディショニング。 **じきさん**【直参】江戸幕府に直属した、一万石未満の武士。旗本・御家人など。 **しき・さんば**【式三番】●能楽の「翁」の古称。式三番叟{そう}。●能楽の「翁」を歌舞伎にうつした舞 **しき・し**【色紙】和歌・俳句などを書き記す(色・模様のついた)四角な厚紙。 **しき・じ**【式次】「式次第」に同じ。 **しき‐じ**【式辞】式場で、その式の趣旨などを述べる挨拶のことば。式言。「校長先生のー」 **しき‐じ**【識字】文字が読めるようになること。―りつ【―率】〔ある国・地域・集団で〕文字の読み書きと理解ができる人の割合。 **しきしだい**【式次第】儀式を進める順序。式次。「開校式のー」 **しき‐じつ**【式日】●儀式を行うその当日。「―には正装する」●祝日。 **しき・しま**【敷島】「大和」の国の別称。また、広く「日本国」の別称。―の「みち【―の道】(日本古来の道の意から)和歌の道。歌道。 しきしまの【敷島の】《枕》「大和」にかかる。「―大和心を人問はば・・・」 **しき・しゃ**【識者】知識が深く、物事を正しく判断する力がある人。有識者。見識者。「―に意見を聞く」 **しき‐じゃく**【色弱】程度の弱い色覚異常の、古い言い方。 **じき・しょ**【直書】《名・他サ》本人が直接に書くこと(文書)。「将軍の―」 **しき‐じょう**【式場】儀式を行う場所。「結婚―」 **しき・じょう**【色情】男女間の性的欲望。欲情。「―を催す」[類語]性欲。色欲。 **じき‐しょうそう**【時期尚早】《名・形動》〔あることを行うのに〕まだその時ではないこと。 **しき・じん**【式神・識神・職神】陰陽道{おんみょうどう}で、陰陽師{おんみょうじ}の命令に従う精霊。呪詛{じゅそ}などの妖術を使って不思議な技をするという。しきがみ。 **しき‐そ**【色素】物が色をおびるもとになる物質。 **じき・そ**【直訴】《名・他サ》定められた手続きをふまず、主君・上役などに直接訴えること。直願。「―状」 **しき・そう**【色相】色の三要素の一つ。色あい。彩度・明度。 **じき・そう**【直奏】《名・他サ》取り次ぎを通さず、直接身分の高い人(特に天皇)に申し上げること。 **しき・そく・ぜ‐くう**【色即是空】〔仏〕この世に存在する一切のものは空であるということ。[参考]→空即是色{くうそくぜしき}。 **じきじき**【直直】《副》(「―に」の形も)間に人をいれず、直接。じか。「社長に―に談判する」 **しき・だい**【式台・敷台】和風の玄関で、上がり口に一段低くつくった板敷き。主人がここで客の送り迎えをする。 **しき・たく**【色沢】〔文〕いろつや。 **しきたり**【仕来たり・為来たり】(「してきたこと」の意で)以前から続いている習わし。風習。「―を守る」「―どおりに儀式を行う」[類語]慣例。慣習。習慣。[表記]かな書きにすることが多い。 **ジギタリス** ゴマノハグサ科の多年草。葉は、強心剤になる。きつねのてぶくろ。▽digitalis **じき・だんぱん**【直談判】→じかだんぱん(直談判)。 **しき・ち**【敷地】建物を建てたり、庭や通路などに当てたりするための土地。「工場の―」[類語]用地。 **しき・ちょう**【色調】色彩の強弱・濃淡の調子。色あい。トーン。「明るいーの絵」「やわらかいーの壁」 **しき・つ・める**【敷き詰める】《他下一》すきまなく、一面にしく。「じゅうたんを―・める」 **じき・でし**【直弟子】直接指導をうけている弟子。 **しき・てん**【式典】〔祝賀・祭典などの〕儀式。式。「記念―」 **じき・でん**【直伝】奥義などを師が弟子に直接伝えること。「師匠ーの製法」 **しき・どう**【色道】色恋に関する事柄。 **じきとう**【直答】《名・自サ》→ちょくとう(直答)。 **じきに**【直に】《副》すぐに。まもなく。「―治るよ」 **しき・ねん**【式年】(「式」は定めの意)神宮・神社などで祭りを行うことに定められている年。「―遷宮」 **しきのう**【式能】儀式として行われる能楽。特に、江戸時代、将軍宣下や普請祝いなどに行ったもの。 <610> く。 **しきび【式微】**《名・自サ》〔文]ひどくおとろえること。「朝廷のー」[参考]「式」は語調を整える接頭語で、意味はない。 **じき・ひ【直披】**〔文〕(他人に見せず、直接に封じてご覧くださいの意)》封書のあて名のわきに書きそえる語。親展。親披{しんぴ}。直披{ちょくひ}。 **じき・ひつ【直筆】** 自分で直接に書くこと。また、書いた物。「空海の―」類語自筆。真筆。对代筆。 **しき・ふ【敷布】** 敷きぶとんの上にしく布。シーツ。 **しき・ふく【式服】** 儀式のときに着る衣服。礼服。囡平服。 **しき・ぶとん【敷き布団】** 寝るときに体の下にしくふとん。対掛け布団。 **しき・べつ【識別】**《名・他サ》物事の性質・種類などを見分けること。「善悪を―する」「個体―」類語鑑別。 **しき・ま【色魔】** 多くの女性を誘惑し、もてあそぶ男性。 **じき・まき【直播き】** 田畑に直接種をまくこと。直{じか}まき。直播く。「―栽培」 **しきみ【樒棚】** シキミ科の常緑小高木。早春、淡黄色の花をつける。果実は有毒。枝を仏前にそなえる。葉に香りがあり、抹香・線香の材料。しきび。 **しき・もう【色盲】**「色覚異常」の旧称。 **しき・もく【式目】** ●武家時代の、箇条書きの法規・制度。「貞永{じょうえい}い―」●連歌・俳諧{はいかい}についての規則。 **しき・もの【敷物】** 床の上にしくもの。また、物の下にしくもの。じゅうたん・ござ・花びん敷きなどの類。 **じき・もん【直門】**〔文〕先生から直接教えを受ける・こと(人)。直弟子{じきでし}。 **しきや**《係助》→しか(係助)。 **しぎ・やき【鳴焼き】** ナスを縦に二つ割りか輪切りにして油をぬって焼き、ねり味噌をつけた料理。 **しきゃく【刺客】** しかく (刺客)。 **しーぎゃく【嗜虐】**〔文〕むごいことを好むこと。「一性」―てき【一的】《形動》むごたらしいことを好むようす。サディスティック。「―な性格」 **しーぎゃく【弑逆弑虐】**《名・他サ≫しいぎゃく **じーぎゃく【自虐】**《名・自サ》自分で自分をいじめること。「―趣味」―てき【一的】《形動》自分で自分を、ことさらにいじめるようす。「―な発言」 **し・きゅう【四球】**〔文]野球で、投手が一人の打者にボールの球を四回投げること。フォアボール。 **し・きゅう【子宮】** 哺乳動物の雌性生殖器の一部で、胎児がやどり、発育するところ。―がい・にんしん【一外妊娠】受精卵が、子宮腔以外の卵管・卵巣・腹膜などに着床して発育すること。―きんしゅ【一筋腫】子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍。 **し・きゅう【支給】**《名・他サ》〔特定の条件の人に〕金銭や品物をわたすこと。特に、官庁・会社などで給与などを支払うこと。「補助金を―する」類語支弁。給付。 **し・きゅう【死球】**〔文]野球で、投手の投げた球が直接打者の体にあたること。デッドボール。 **し・きゅう【至急】**〔時間的に余裕がなく〕ひどく急ぐこと。大急ぎ。「―の用」「大―」〔副詞的にも使う〕「―帰ってください」類語火急。早急。 **じ・きゅう【持久】**《名・自サ》〔ある状態を〕長くもちこたえること。「―力」類語耐久。―せん【―戦】戦闘方法の一つ。決戦することなしに、長時間持ちこたえることによって敵の衰弱を待つ方法。「―に持ち込む」ーりょく【一力】長くもちこたえられる力。「―を養う」 **じ・きゅう【時給】** 時間給。「―一〇〇〇円」 **じ・きゅう【自給】**《名・他サ》必要なものを他との交換・交流によって得るのではなく、自分の力でまかなうこと。「食糧を―する」―ひりょう【―肥料】農家が自分の家で生産する肥料。堆肥{たいひ}・厩肥{きゅうひ}・下肥{しもごえ}など。―りつ(―率】ある国や地域などで必要とする物品の全需要量のうち、他との交換・交流ではなく自分の力で得る割合。 **しきゅう・しき【始球式】** 野球で、試合開始前に、来賓・主催者などの代表者が投手の位置から本塁へ球を投げる行事。 **じきゅう・じそく【自給自足】**《名・他サ》交換にたよらず、自分(自国)に必要なものをすべて自分(自国)の生産でまかなうこと。「―の経済」 **しきょ【死去】**《名・自サ》人が死ぬこと。死んでこの世を去ること。「大正五年にーした」 **じ・きょ【辞去】**《名・自サ》〔文〕訪ねて行った人の家を、挨拶をして立ち去ること。 **し・きょう【司教】** カトリック教の聖職の一つ。大司教の次、司祭の上に位する。司教区の長。 **し・きょう【市況】** 株式・商品などの取り引きの状況。「株式―」「海外」類語景気。 **し・きょう【示教】**《名・他サ》〔文〕具体的に示し教えること。教示{きょうじ}。「―を乞{こ}う」 **し・きょう【詩境】** 詩にえがき出された境地や世界。また、詩を読んで呼びさまされる感興。詩情。日「―が湧{わ}く」 **し・ぎょう【始業】**《名・自サ》●その日の業務や授業を始めること。「九時―」●一定期間の授業を開始すること。「一学期の―式」因①②終業。 **し・ぎょう【斯業】**〔文〕この事業・業務。「―の発展に努力する」 **じ・きょう【持経】** [仏]常に身からはなさないで持ち、読誦{どくじゅ}する経典。特に、法華経{ほけきょう}。 **じ・きょう【自供】**《名・他サ》容疑者・犯人が、取り調べに対し、自分の(犯罪)行為を述べること。また、その申し述べた事柄。1回「犯行を―する」類語自白。 **じ・きょう【自、畳】**《名・自サ》〔文〕自分からすすんでつとめはげむこと。「一術」句「ーやまず(=みずから努めはげんで、おこたることがない)」 **じ・ぎょう【事業】** ●〔規模の大きい〕社会的な仕事。「慈善―」「公共―」●生産・営利を目的とする経済的な仕事。1日「小資本で―を興す」 **じ・ぎょう【地形】** ●建築をする前に地面をならしかためること。地がため。●建築物の基礎工事。 **しきょう・ひん【試供品】** ためしに使ってもらうために無料で客に提供する、見本の商品。 **しき・よく【色欲・色、慾】** ●〔異性に対する]性的な欲望。類語色情。情欲。●色情と利欲。色と欲。 **しきょく【支局】** 本社・本局の管理のもとに各地方に置かれて、その地区の業務を取りあつかう所。「ロンドンにーを置く」類語分局。支社。团本局。 **し・きょう【至境】**〔文〕〔芸道などの〕到達できる最高の境地。「芸のーに達する」 <611> **し・きょく**【私曲】〔文〕公正でないこと。また、自分勝手な不正。「―がある」[類語]よこしま。 **じ・きょく**【時局】〔ある国家・社会などの〕時勢のなりゆき。時事の局面。「重大な―をむかえる」 **じ・きょく**【磁極】〔理〕●磁石の両端に近い部分で、鉄・ニッケルを吸いつける力が最も大きい所。正極(N極)と負極(S極)。●〔理〕地球上で磁気力が最も大きい所。磁針が鉛直方向を指す地点。北磁極と南磁極。 **じき・らん**【直覧】〔文〕文書を直接見ることの尊敬語。[参考]手紙の脇付{わきづけ}としても用いる。[類語]親展。 **しきり**【仕切り】●しきりへだてること。また、それに使ったもの。●取り引きや帳簿のしめくくり。決算。●相撲で、立ち合いの身構え。「―に入る」―しょ【―書】●取り引きで明細を記して荷物とともに買い主へ送る書類。送り状。●売り上げの計算書。―なおし【―直し】相撲で、両力士の気合いがそろわないため、仕切り③をやり直すこと。[参考]一般に物事をやり直す意でも使う。 **しきりに**【頻りに】《副》●続けてくり返されるようす。たびたび。しばしば。「―時計を気にする」[類語]絶え間なく。再三。繁々{しげしげ}。頻々{ひんぴん}。頻繁{ひんぱん}。●程度が強いようす。盛んに。むやみに。ひどく。「―懇願する」「―粉雪が舞う」 **し・き・る**【仕切る】■《他五》●境をつけて、分ける。「大部屋をついたてで―・る」●取り引きや帳簿をある時点でしめくくる。決算をする。「月末で―・る」●とりしきる。「会議を―・る」■《自五》相撲で、力士が立ち合うために身構える。 **しき・る**【頻る】《接尾》「盛んに・・・する」の意。「鳴き―・る」「降り―・る」[文]《四》。 **じき・わ**【直話】《名・自サ》〔本人が〕直接話すこと。また、その話。直接きいた話。「体験者の―」 **しき・わら**【敷藁】農作物の根もとや家畜の小屋などにしくわら。農作物の保護や堆肥{たいひ}などを作るために使う。[参考]草の場合は「しきぐさ」。 **しきん**【至近】《名・形動》ある地点に最も近いこと。また、非常に近いこと。「―距離」―きょり【―距離】非常に近い距離。「―から攻撃される」「―で向き合う」 **しきん**【試金】鉱石や合金の成分を分析すること。また、それによって品位・品質を定めること。―せき【―石】●貴金属の品位決定に使った、黒色の硬い石。かねつけ石。●価値や能力を評価する基準となる物事。「プロ入りへの―」 **し・きん**【資金】事業などのもとで。「―不足」ーぐり【―繰り】資金のやりくり。金繰り。「―に困る」 **し・きん**【賜金】天皇・国家などからたまわる金銭。 **しぎん**【市銀】「市中銀行」の略。 **しぎん**【詩吟】漢詩にふしをつけてうたうこと。 **しぎん**【歯齦】〔文〕歯の付近の粘膜と、その下の組織。歯肉。歯ぐき。「―炎」 **しーく**【四苦】〔仏〕人生における四つの苦しみ。生・老・病・死の四つ。[四字]「―八苦」 **し‐く**【死苦】〔文〕死の苦しみ。死ぬほどの苦痛。 **し‐く**【詩句】詩に書かれたことば。詩の文句。 **し・く**【如く・若く】《自五》〔文〕(多く、下に打ち消しの語を伴って)匹敵する。また、まさる。[句]「―・くはなし(=まさるものはない)」[文]《四》。 **し・く**【敷く】■《他五》●平らに広げ延べる。「布団を―・く」●一面に並べる。「砂利を―・く」●配置する。設備する。「陣を―・く」「鉄道を―・く」●広く行きわたらせる。「戒厳令を―・く」[表記]③④は、「布く」とも書く。■《自五》一面に散らばる。「花が散り―・く」[文]《四》。 **じ‐く**【字句】〔文章の中の〕文字と語句。 **じく**【軸】■《名》●〔車や巻物・掛け軸など〕まるい物の中心にあってそれを支えている棒。●巻物。掛け軸。●物事の中心となるもの。「防衛・外交問題を―とした与野党の攻防」●〔先端の主要部分の支えとなる〕棒の形をした部分。「マッチのー」「ペンー」●俳句や川柳集の最後にある選者の句。●〔数〕対称図形や座標の中心となる線。「対称―」●物体の回転運動の中心となる線。■《助数》巻物や掛け軸を数える語。 **じく・あし**【軸足】●自分の体の支えとなる方の足。●判断や行動の支えとなるもののたとえ。「政党が市民サイドにーを移した」 **じ‐くう**【時空】〔文〕時間と空間。時空間。 **じく・うけ**【軸受け・軸承け】●機械の回転軸を支えるもの。ベアリング。●扉などの軸を支える部分。 **しく・かつよう**【シク活用】文語形容詞の活用形式の一つ。「○―しく―し―しきーしけれ―○」と活用する。「うれし」「悲し」の類。[参考]補助活用に「しから」(未然形)、「しかり」(連用形)、「しかる」(連体形)、「しかれ」(命令形)がある。→ク活用。 **じく・ぎ**【軸木】●掛け物の軸に用いる木の棒。●マッチの軸にする細い木。 **しぐさ**【仕種・仕草・科】●〔あることをするときの〕表情や動作。やりかたのぐあい。「かわいらしいー」「―が気にいらぬ」●俳優の動作。身ぶり。 **ジグザグ**《名・形動》右に左に折れ曲がっていること(線)。いなずま形。「―に進む」▽zigzag **じく・じ**【忸怩】《形動》〔文]心の中で恥ずかしく思うようす。[句]「内心ーたるものがある」 **しく・しく**《副》(副詞は「―と」の形も)●力なく泣くようす。[コロ]「ーと泣く」●《自サ》〔腹が〕たえず刺さすようににぶく痛むようす。[コロ]「おなかが―・く」 **じくじく**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)水分を多くふくみ、絶えずじわじわとにじみ出るようなようす。「傷口がーする」「湿疹が―する」 **しくじ・る**《他五》●しそこなう。失敗する。「仕上げを―・る」「かけ事で―・る」[類語]失策。ミス。●過失などで出入りを禁止されたり解雇されたりする。「会社を―・る」[文]《四》。 **じ・くずれ**【地崩れ】《名・自サ》〔雨などで〕山の斜面などがくずれること。 **ジグソー・パズル** 小さく切り分けた絵や写真を、元の形に組み直す遊び。はめ絵。▽jigsaw puzzle **じ‐ぐち**【地口】よく知られたことわざ・成語などとよく似た発音の文句を作って言う、しゃれ。「鶴は千年、亀は万年」を「露は天然、雨は万遍」と表す類。[類語]語呂合わせ。 **ジグ** 機械工作で、加工しようとする工作物の加工位置を定めるための工具。[表記]「治具」と当てる。▽jig **し・くつ**【試掘】《名・他サ》鉱物の埋蔵量・質などを調べるため、ためしにほること。 **シグナル** ●合図。しるし。信号。「―を送る」●〔鉄道などの〕信号機。▽signal <612> **しく・はっく**【四苦八苦】●〔仏〕四苦に、愛別離苦(愛する人と別れる苦しみ)・怨憎会苦{おんぞうえく}(にくむ人と会う苦しみ)・求不得苦{ぐふとくく}(求めてえられぬ苦しみ)・五陰盛苦{ごおんじょうく}(ものに執着する苦しみ)の四つを加えたもの。●《名・自サ》事がうまく運ばずひどく苦しむこと。「資金繰りに―する」 **じーくばり**【字配り】〔書くときの〕文字の配置。 **しーくみ**【仕組み】●〔物事の〕構造。組み立て。「エンジンで動くーになっている」「社会のー」●計画。くわだて。「このようなーで事を運ぶ」●〔戯曲・小説などの〕筋の組み立て。「複雑な―の劇」 **し・く・む**【仕組む】《他五》●〔その目的に合うように、機械・道具などを〕工夫して組み立てる。●〔わからないように〕悪いことを計画する。たくらむ。「―・まれた罠におちいる」●〔小説・戯曲の〕筋を組み立てる。 **じ・ぐも**【地蜘蛛】ジグモ科のクモ。体長約一・五㌢だ。網を張らず、木の根もと・石垣などの地中に巣を作る。あなぐも。つちぐも。 **じく・もの**【軸物】床の間などにかけるように表装した、東洋風の書画。掛け物。掛け軸。 **シクラメン** サクラソウ科の多年草。葉はハート形で厚く、初春に白・赤・紫などの花をつける。ぶたのまんじゅう。かがりびばな。▽cyclamen **しぐれ**【時雨】●晩秋から初冬にかけて降ったりやんだりする、にわか雨。●「しぐれ煮」の略。ハマグリ・アサリのむきみやカツオ・マグロの角切りの、つくだ煮。 **しぐ・れる**【時雨れる】《自下一》しぐれが降る。また、雨が降ったりやんだりする。[文]しぐ・る《下二》。 **じく・ろ**【舳艫】〔文〕舳と艫。船首と船尾。 ―相銜{あいは}・む《句》〔文〕(船首と船尾がふれあう意から)多くの船が次から次へと並んで進む。 ―千里《句》(船尾と船首とが接して、千里も続く意で)たくさんの船が連なるようす。〈蘇軾・赤壁賦〉 **じ‐くん**【字訓】漢字の意味が国語の発音と結びついて固定化したもの。訓読み。「男」を「おとこ」と読む類。[対]字音。 **しっくんし**【四君子】中国の絵(特に南画)でえがかれる、蘭・竹・梅・菊の総称。[参考]上品で清らかなようすを君子にたとえた語。 **しーくんし**【士君子】〔文〕学問があって徳の高い人。 **し・け**【時化】●海があれること。「―で船が難破する」[対]なぎ。●海があれて、魚がとれないこと。[表記]②は「不漁」とも書く。●興行場の入りが悪いこと。不入り。また、商品などの売れゆきの悪いこと。不景気。 **じ‐げ**【地下】●昔、昇殿を許されなかった官人。一般には六位以下。[対]殿上人{てんじょうびと}。●昔、宮中に仕える人が、それ以外の人をさしていった語。 **じ・げ**【地毛】「地髪{じがみ}」に同じ。 **し・けい**【死刑】犯罪人の生命を絶つ刑罰。「―台」 **しけい**【私刑】個人が勝手に加える制裁。リンチ。 **しけい**【紙型】活版印刷の鉛版を作るために、特殊な紙におしつけてとった活字組版の型。 **しけい**【詩形・詩型】詩の形式。「五七五の―」 **しげい**【至芸】最高の芸。芸の極致。 **じ・けい**【字形】文字の形。[類語]字体。 **じ・けい**【次兄】二番目の兄。 **じ・けい**【自警】《名・自他サ》●〔文〕自戒。「先人の言を―の句とす」●「警察などにたよらず〕自分で自分の周りを警戒すること。「―団」 **しけいと**【絓糸】繭の外側から取った粗悪な生糸。 **じ・けいれつ**【時系列】時間の経過に従って、ある現象を観測して得た値の系列。時間数列。「首都圏の人口密度の変化を―で示す」 **しげき**【刺激・刺戟】《名・他サ》●外界から生体の感覚に作用して何らかの反応を生じさせるもの。「大脳に―を与える」●気持ちをたかぶらせること。「―の強い映画」 **しげき**【史劇】歴史上の事実に材をとった戯曲。 **しげき**【詩劇】韻文で書かれた戯曲。 **しげく**【繁く】《副》(文語形容詞「しげし」の連用形から)しばしば。しきりに。[句]「足ーかよう」 **しけ・こ・む**《自五》〔俗〕●遊び場などに入りこんで遊興する。「麻雀屋に―・む」●〔金回りが悪かったりして〕気がめいって閉じこもる。 **しげしげ**【繁繁】《副》(「―と」の形も)●たび重なるようす。特に、同じ場所に何度も通うようす。たびたび。「―出入りする」●念入りに見るようす。つくづく。「ーとながめる」 **し・けつ**【止血】《名・自他サ》出血がとまること。また、出血をとめること。「―法」「―剤」 **じ‐けつ**【自決】《名・自サ》●〔他人の指図などによらず〕自分のことを自分できめること。「民族の―」●〔軍人などが〕自殺すること。[類語]自死。 **しげ・み**【茂み・繁み】草木がおいしげっている所。 **し・ける**【時化る】《自下一》●雨・風が強く、海があれる。●海があれて不漁になる。●〔俗]不景気である。金回りが悪い。「―・けた顔をしているな」「ふところが―・けている」[文]し・く《下二》。 **し・ける**【湿気る】《自下一》湿気をおびる。しっける。「せんべいが―・ける」[類語]湿る。[文]し・く《下二》。 **しげ・る**【茂る・繁る】《自五》草木がのびて、枝・葉がたくさん出る。繁茂する。「―・った木々」[文]《四》。 **し・けん**【私権】私法上の、身分や財産について認められる権利。人格権・財産権・相続権など。[対]公権。 **しけん**【私見】一個人としての意見。[コロ]「―を述べる」[類語]私考。 **しけん**【試験】《名・他サ》物の性質・力などをためし調べること。特に、人の才能・知識などを、問題に答えさせて調べ、評価すること。テスト。「―を受ける」「―官」―かん【―管】化学の実験などに使う、円筒状のガラス製容器。―てき【―的】《形動》ためしに行うようす。「―な販売」 **しげん**【始原】〔文〕物事のはじめ。もと。原始。 **しげん**【至言】〔文〕本質を言い当てたことば。「けだしーと言うべきだ」 **しげん**【資源】生産のもとになる物資。「地下―」「天然のーを活用する」「観光―」〔天然資源のほか、労働力・資本・技術などもいう〕「人的―」―エネルギーちょう【―エネルギー庁】経済産業省の外局の一つ。石油・ガス・電力などのエネルギーの安定供給を担当する。 **じーけん**【事件】〔日常生活から見て〕変わった出来事。「殺人―」―きしゃ【―記者】〔警視庁などにつめて〕社会面の記事を取材する新聞記者。 **じーげん**【字源】一つ一つの漢字の起こり。「休」の字は「人」が「木」のかげでやすむようすと説明されるたぐい。 <613> **じげん【慈眼】** 仏・菩薩の慈悲の目。慈眼{じげん}。 **じげん【時言】**〔文〕時局を論じたことば。 **じ・げん【時限】** ●〔あることを行う〕時間の限界。時間のくぎり・単位。「第一――の授業」「一爆弾」―りっぽう【一立法】適用する期間が限られている法令。時限法。 **じげん【次元】** ●線・面・空間などの広がりを表すもの。その中にあるものの位置を表すのに必要とする実数の数(座標軸の数)をいう。ディメンション。[参考]線は一次元。面は二次元。空間はふつう三次元。●物事を感じたり考えたりする場合の立場。また、その高低の程度。「―の異なる問題」「―の低い話」 **じげん【示現】**《名・自他サ》〔衆生の救済や教化のために〕仏や菩薩がいろいろな形に身を変えて現れること。また、神仏が不思議な霊験を現すこと。 一 **しこ【四股・『醜】** 〈「―をふむ」の形で〉力士が土俵上で片足ずつ高く上げ、力強く地面をふむ。力足。 **しこ【四顧】**〔文〕●《名・他サ》四方を見回すこと。「座して―する」●あたり。付近。四字「―茫々{ぼうぼう}」 **しこ【指呼】**〔文〕《名・他サ》指さして呼ぶこと。――の間《句》指をさして呼べば答えが帰ってくるほどの近い距離。指顧の間。「――にある」 **し・ご【死後】** 死んだのち。「――硬直」団生前。 **しご【死語】** ●昔は使われていたが、現在は使われていない言語。古代ギリシャ語・ラテン語など。●現在使われなくなった語。類語廃語。因活語。 **し・ご【私語】**《名・他サ》〔公の場での〕私的なささやき。ひそひそ話。「授業中は―を禁じる」 **しご【詩語】** 詩に用いる、特別のことば。類語雅言。 **じ‐ご【「爾後】**〔文〕それ以来。以後。〔副詞的にも使う〕「―一○年におよぶ」 **じ・こ【事故】**〔物事に支障をきたす〕悪い出来事。特に、不注意などによって起こる災害・災難。「自動車で―を起こした」「人身―」類語事件。 **じこ【自己】** 自分自身。おのれ。また、自我。「一を卑下する」―あい【―愛】「ナルシシズム」に同語。―あんじ【一暗示】自分自身が、一つの考えを深く思いつめることによって、ある信念をもつようになること。「―をかける」―かんけつ【―完結】《名・自サ》●自分自身だけで完全にまとまった形になること。「―的な経済」●問題に直面した際、自分の中だけで納得したり決着したりすること。「――型人間」[参考]ひとりよがりのふるまいとして否定的な意味合いで用いられることもある。―ぎまん【一欺、瞞】自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心や本心に反すると知りながら、むりに理屈をつけて自分を正当化すること。―けんお【―嫌悪】自分で自分がいやになること。コロ「ーにおちいる」―じつげん【一実現】《名・自サ"》自分が本来持っている可能性を実現すること。自我実現。―しほん【―資本】〔経]企業体自身が所有している資本。自己資金。因他人資本。―しょうかい【紹介】《名・他サ》初対面の人に対して、自分で自分の姓名・経歴・職業などを紹介すること。―せきにん【―責任】自分自身の責任。また、自分自身が責任を負うこと。「投資のー原則」―はさん【――破産】債務者が自ら裁判所に申し立てる破産。―ひはん【―批判】《名・他サ》自分で自分のこれまでの行動や思想を(誤っていたとして)批判すること。―まんぞく【―満足】《名・自サ》〔他人から見れば、よい状態ではないのに〕自分のことについて自分ひとりで満足すること。一もくてき・か【一目的化】《名・自サ》ある目的のための手段を実行・達成することそのものが目的となってしまうこと。―りえき【―利益】自分だけの利益。自分一人だけが受ける利益。―りゅう【一流】自分だけの独特な方法。』 **じご【事後】** ある物事が終わったあと。因事前。―しょうだく【―承諾】前もって承諾を得ておくべきことを、終わったあとで承諾・を求める(する)こと。 **じご【持碁】** 勝負が決まらず、引き分けになった碁。 **じ‐ご【耳語】**《名・他サ》〔文〕他人の耳もとで小声で話すこと。耳うち。 **し・こう【四更】** 昔の時刻の呼び名。五更の四番目。丑{うし}の刻。今の午前一時ごろから三時ごろまで。 **しこう【伺候・祗候】**《名・自サ》〔文〕●貴人のそば近くに仕えること。侍{はべ}り。●ご機嫌伺いに行くこと。 **し・こう【嗜好】**《名・他サ》〔飲食物などを〕たしなみ、好むこと。特に、各自が持つ好み。―ひん【―品】〔栄養を取るためでなく〕主に香りや味を楽しむために飲食するもの。コーヒー・茶・酒・たばこなど。 **し・こう【志向】**《名・他サ》精神・意識がある一定の目的・目標に向けられること。また、心がある目的に向かって動くこと。「平和国家の建設をーする」「アウトドア―の若者」[表記]「指向」とも書く。 **し‐こう【思考】**《名・他サ】考えること。また、考えられた事柄。考え。「―力」「―をめぐらせる」類語思惟{しい} **し・こう【指向】**《名・他サ》ある方向・目的に向かって進むこと。「―性アンテナ」 **しこう【施工】**《名・自他サ》◆施工{せこう}。 **し・こう【施行】**《名・他サ≫●〔文〕実際に行うこと。実施。「入学試験を―する」●発布された法令が実際に有効なものとして用いられること。「新憲法を―する」[参考]官庁用語では「施行{せこう}」。 **しこう【私考】**〔文〕自分ひとりの考え。類語私見。 **しこう【私行】** 個人としての行為。「ーをあばく」 **し・こう【至高】**〔文〕この上なくすぐれていること。「芸の―に達する」「――の技」類語最高。 **しこう【詩稿】**〔文〕詩の草稿。詩の下書き。 **しこう【試行】**《名・他サ》ためしにやってみること。「一期間」 **し‐こう【歯、垢】** 歯にこびりついたよごれ。歯くそ。プラーク。[参考]固着すると歯石になる。 **しごう【師号】** [仏]徳の高い僧侶に対して、朝廷からたまわる称号。大師・国師・禅師など。 **しごう【諡号】**〔文〕『おくり名」に同じ。 **じこう【事項】**〔ある大きな事柄を組み立てている〕一つ一つの事柄・項目。「注意―」「特記―」 **じ‐こう【侍講】** 君主、天皇などに学問の講義をすること。また、その役(の人)。侍読{じどく}。 **じ・こう【時候】** 四季それぞれの気候。「―の挨拶」 **じ・こう【時効】** ●〔法〕一定の期間が過ぎたため、権利が消滅したり生じたりすること。コロ「―を迎える」コロ「ーが成立する」●期間が過ぎて約束などが無効になること。「あの約束はもうーだよ」 **じこう【時好】**〔文〕その時代の好み・流行。類語時流。 <614> **じごう**【寺号】寺の名。比叡山延暦寺の「延暦寺」の類。[参考]多く山号とともに用いる。 **じ‐ごう**【次号】〔定期刊行物で〕次の号。「―予告」 **しこう・さくご**【試行錯誤】ためすことと失敗することのくり返しによって、目的に進んで行くこと。[コロ]「―を重ねる」[注意]「思考錯誤」は誤り。 **しこう・して**【而して】(「しかくして」の音便)〔文〕そうして。そして。 **しこうして**【而】漢字の部首「而」の称。 **じごう‐じとく**【自業自得】[仏]自分がした(悪い)行いの報いを、自分の身に受けること。 **しこう・ひん**【紙工品】紙を加工して作った製品。 **じーごえ**【地声】生まれつきの声。また、意識しないで、自然に出す声。「―が大きい」[対]裏声。作り声。 **しごき**【扱き】●しごくこと。●厳しくきたえること。激しい訓練。「―に耐える」●「しごき帯」の略。一おび【―帯】●長い着物の余った部分をはしょりあげてしめる帯。●両端に飾りふさをつけた帯。花嫁衣装や女児の盛装に用いる。=しごき。 **しこく**【四国】「四国地方」の略。徳島・香川・愛媛・高知の四県を合わせた地域。[参考]もと、阿波・讃岐・伊予・土佐の四つの国。―さぶろう【―三郎】「吉野川」の別称。[参考]坂東太郎・筑紫次郎。―はちじゅうはっかしょ【―八十八箇所】四国にある八八か所の霊場。弘法大師の遺跡の寺と伝えられる。四国霊場。四国札所。 **しごく**【至極】■《接尾》(状態性の名詞につけて、形容動詞語幹をつくる)「・・・であること、この上もない」「まったく・・・である」の意。[四字]「迷惑―」[四字]「残念―」[類語]千万。■《副》この上もなく。極めて。至って。「―まじめな人物」「―ごもっとも」 **しご・く**【扱く】《他五》●細長い物を片方の手でにぎってもう一方の手で引きぬくように強く引く。「やりを―・く」●[俗]激しくきたえる。[文]《四》。 **じ・こく**【二黒】九星の一つ。方向は南西。土星にあたる。 **じ‐こく**【時刻】●時間の流れの、ある瞬間。「集合の―は九時」●〔何かをするための〕時期。また、機会。時機。「―到来」 **じ・こく**【自国】自分の国。自分の生まれた国または自分の国籍のある国。[対]他国。 **じ‐ごく**【地獄】(梵語 naraka, niraya)[仏]三悪道・六道・十界の一つ。現世で悪業を重ねた者が、死後にその報いとして落ちて責め苦を受けるという所。地獄界。地獄道。奈落。[対]極楽。●キリスト教で、救われない魂の落ちるとされる世界。[対]天国。●ひどく苦しいこと(状態)。「通勤―」[対]極楽。●地中からたえず噴煙・熱湯をふきだしている所。「―谷」―みみ【―耳】●他人の秘密・情報などをいちはやく聞き込む耳(をもった人)。●一度聞いたら忘れないこと(人)。袋耳。 ―で仏に会・う《句》困っているときなどに思いがけない助けにあう。地獄で仏。地獄で仏に会ったよう。 ―の一丁目《句》おそろしい所のたとえ。また、物事が破滅や困難に向かって進んでゆく最初の段階。[参考]地獄には一丁目があって二丁目はないという。 ―の釜の蓋も開{あ}・く《句》(盆と正月の一六日は、閻魔の庁でさえ休暇であるの意から)盆と正月の一六日は皆仕事を休めということ。 ―の沙汰も金次第《句》(地獄の裁判でも金がものをいうの意から)何事も金の力でどうにでもなるというたとえ。 **じこ・けんじ**【自己顕示】自分の存在を社会や集団の中ではっきり示すこと。―よく【―欲】自分の存在を社会の中で誇示したいという欲求。 **しこしこ**《副》(副詞は「―と」の形も)《自サ》かんで、歯ごたえのあるようす。「―したそば」●〔俗〕地味な仕事を持続的に行うようす。「―原稿を書く」 **しご・せん**【子午線】〔天〕●天の北極から天頂を通り、天の南極にいたる天球上の最短の線。●経線。[参考]①を「天球子午線」、②を「地球子午線」という。 **しこたま**《副》〔俗〕たくさん。どっさり。「―もうける」[類語]たんまり。 **しごと**【仕事・為事】●〔しなければならない務めとして〕すること。「針―」●職業。職務。「―を探す」 ―に投・じる《句》時代の好みや流行にうまく一致する。時好に投ずる。 **しこん**【士魂】〔文〕武士の精神。「―商才」 **しこん**【私恨】「私怨」に同じ。 **し・こん**【紫根】●ムラサキの根を干した物。染料や外用薬などとした。●濃い暗紫色。紫根色。 **しこん**【紫紺】紫がかった紺色。「―の優勝旗」 **しこん**【詩魂】〔文〕詩を作ろうとする心。また、詩の中にあふれる情感。「―がみなぎる」 **しこん**【歯根】歯の、歯茎の中にうまった部分。 **じ‐こん**【自今・爾今】《副》〔文〕今後。以後。 **じ‐さ**【示唆】《名・他サ》それとなく示すこと。サジェスチョン。「―を与える」「―に富む話」[類語]暗示。 **しさ**【視差】●両眼で物体を見るときの視線が交差する角度。●カメラで、ファインダーに映る像とフィルム面に映る像との写角(=撮影できる範囲)の差。パララックス。 **しーさく**【思索】《名・他サ》〔筋道を立てて〕考えをめぐらすこと。また、その内容。「―にふける」[類語]思惟{しい}。―てき【―的】《形動》筋道を立てて深く考えるようす。また、そのように考えたものであるようす。「―な試みをする」 **し・さく**【施策】〔政治家・行政官庁などが〕現実の出来事について立てる計画・対策。また、それを実施すること。「―を講じる」 **しーさく**【詩作】詩を作ること。 **し・さく**【試作】《名・他サ》〔本格的に作る前に〕ためしに作ってみること(物)。「―品」 <615> **し-さ【示唆】** 《名・他サ》それとなく教えること。「~に富む言葉」[類語]暗示。 **じ-さ【時差】** ●ある地方の標準時と、他の地方の標準時との差。[参考]経度一五度につき時差は一時間。●基準の時刻をずらすこと。「~出勤」~ぼけ【~惚け・~呆け】海外の旅行先や海外からの帰国後、時差の関係で生活のリズムが狂い、心身の働きに変調を来すこと。 **しさい【司祭】** カトリック教の聖職の一つ。司教の次の位。一般に「神父」と呼ばれる。 **しっさい【子細・仔細】** ●《名・形動》くわしいこと。また、くわしい事情。一部始終。「~に検討する」「事の~を述べる」●《打ち消しの語を伴って》具合の悪い事柄。さしつかえ。「欠席しても~はない」~に及ばず《句》何やかやと事情を言い立てるほどのことはない。「その件はすでに解決済みゆえ、もはや~」 **し・さつ【刺殺】** 《名・他サ》[文] ●刃物などでさし殺すこと。●野球で、野手が飛球を捕らえたり送球を受けたりして打者をアウトにすること。また、走者に直接ボールをつけてアウトにすること。 **し・さい【詩才】** 詩を作る才能。「~のある人」 **しざい【死罪】** ●死刑。また、死に値する罪悪・犯罪。[古風な言い方]●[文]書簡文・批評文などの終わりに記す語。[四字]「頓首{とんしゅ}~」[参考]死に値するほどの失礼をお許しくださいの意。 **し・ざい【私財】** 個人の財産。私産。[コロ]「~をなげうつ」 **しざい【資材】** 材料となる物資。「建築~」 **しざい【資財】** [生活や事業の]もとでになる財産。 **じ-ざい【自在】** ●《名・形動》[束縛・じゃまなどがなく]思いのままであること。[コロ]「人形を~に操る」[四字]「自由~」[類語]随意。●「自在かぎ」の略。~が【~画】定規・コンパスなどを用いずにかく絵。[対]用器画。~かぎ【~鉤】いろりの上に天井からつりさげた棒の先に取り付け、なべ・鉄びんなどを引っかけて自由に上下できる鉤。自在。 **じ-ざかい【地境】** 土地のさかいめ。 **し-さく【思索】** 《名・他サ》[筋道を立てて]考えをめぐらすこと。また、その内容。[例]「~にふける」[類語]思惟{しい}。~てき【~的】《形動》筋道を立てて深く考えるようす。また、そのように考えたものであるようす。「~な試みをする」 **し・さく【施策】** [政治家・行政官庁などが]現実の出来事について立てる計画・対策。また、それを実施すること。「~を講じる」 **し・さく【詩作】** 詩を作ること。作詩。 **し・さく【試作】** 《名・他サ》[本格的に作る前に]ためしに作ってみる・こと(物)。「~品」 **じさく【自作】** ●自分で作ること。また、その物。「~の戯曲」[四字]「~自演」●自作農。[対]小作。~のう【~農】農業経営に必要な土地を自分で所有する農家。[対]小作農。 **じさく・じえん【自作自演】** 《名・他サ》●自分が作った演劇や音楽の作品を自分で演じること。「ピアノ曲を~する」●[特に人をだますために]自分で計画し自分で実行すること。「~の強盗事件」 **じ-さつ【自殺】** 《名・自サ》自分で自分の生命を絶つこと。自尽。「~行為(=自殺に等しいばかげた行為)」[類語]自害。自決。自死。[対]他殺。 **しさ・る【退る】** 《自五》前を向いたままさがる。しざる。[古風な言い方]「こわごわと~・る」[文]《四》。 **し-さん【四散】** 《名・自サ》[集まっていたものが]四方にちらばること。ちりぢりになること。[四字]「一家~」[類語]離散。 **しさん【私産】** [文]私有の財産。私財。 **し-さん【試算】** 《名・他サ》●ためしに計算すること。また、その計算。「工費を~する」●計算に誤りがないかどうかを確かめること。また、その計算。[類語]検算。 **しさん【資産】** ●土地・建物・金銭などの財産。身代{しんだい}。「子孫に~を残す」●[法]金銭とみなすことのできる財産。債務の担保や資本にすることができる財産。~とうけつ【~凍結】[政]国家が特定の資産について、その処分や移動を禁止すること。特に、敵対国に対する経済制裁として、自国内にあるその国の資産に対して行うものをいう。 **し-ざん【死産】** 《名・自サ》胎児が死んで生まれること。しさん。[参考]妊娠二二週以降についていう。 **じ-さん【持参】** 《名・他サ》[必要なものとして]持って行くこと。持って来ること。「書類を~する」「印鑑を御~下さい」[類語]携行。~きん【~金】嫁入り・婿入りするときに実家から持参するまとまった金銭。 **じ-さん【自賛・自讃】** 《名・他サ》[自分のかいた絵に]自分で賛を書くこと。また、その賛。●自分のことを自分でほめること。[四字]「自画~」 **しし【刺史】** 中国の隋・唐代の州の長官。 **し・し【史詩】** [文]歴史上の事柄を題材とした叙事詩。 **しし【嗣子】** [文]家の跡継ぎ。[類語]嫡子。世子{せいし}。 **しし【四肢】** [文]両手と両足。手足。「~をのばす」 **しし【師資】** [文] ●師としてたのむ・こと(人)。先生。●師弟。 **しし【志士】** 国家・民族のためにつくそうとする高い志をもつ人。「勤皇の~」[類語]義士。 **しし【死屍】** [文]しかばね。死体。[四字]「~累々{るいるい}」~に鞭打・つ《句》故人の悪口を言う。死屍を鞭打つ。屍{しかばね}に鞭打つ。 **しし【獅子】** ●ライオンのこと。図像では、変形した形で示される。唐獅子{からじし}。●「獅子舞」の略。~がしら【~頭】獅子舞に用いる、木を刻んで作った獅子の頭。~く【~吼】《名・自サ》[文]獅子がほえること。●[仏]釈迦の説法が、外道・悪魔をおそれさせ退散させること。また、その説法。●[文]大いに熱弁をふるうこと。大演説。~ばな【~鼻】低くて小鼻が開いた鼻。ししっぱな。~まい【~舞】獅子の頭を模したかぶり物をつけて行う、祝儀の舞。ししおどり。しし。~身中の虫《句》[獅子の体にすんで利益を受けている虫がかえって獅子に害を与える意]●仏の弟子でありながら仏法を害する者。●味方でありながら、味方のためにならない者。また、恩をあだで返す者。 **しし【猪】** (「しし(肉)」と同語源)「けもの」の古称。特に、いのしし(猪)・かのしし(鹿)。「~なべ」~食った報い《句》悪いことをしたために受ける当然の報い。[参考]仏教で肉食を禁じていたことから。 <616> **じじ【時事】** 現代の社会的現象。「~問題」「~小説」 **じじ【爺】** 年老いた男性。[古風な言い方][対]婆{ばば}。 **じじ【祖父】** 父母の父親。そふ。じい。[古風な言い方][対]祖母。 **じ-じ【自侍】** [文]自負。「~の心」 **じじい【爺】** (「じじ(爺)」の長音化)年をとった男性。[参考]ののしって言う。「たぬき~」[対]婆{ばばあ}。 **ししおき【肉置き】** [文]肉づき。 **ししおどし【鹿威し】** 田畑をあらす鳥獣を追いはらう装置。特に、添水{そうず}のこと。 **し-じ【四時】** [文] ●春・夏・秋・冬の四つの季節。しき。「~の眺め」[類語]四季。●[仏]晨{じん}(朝)・昼・暮(夕方)・夜。一日の四つの時。 **し-じ【師事】** 《名・自サ》先生として仕え、その教えを受けること。「有名な作家に~する」 **し-じ【指事】** 漢字の六書の一つ。抽象的な事柄(性質・位置・数量など)を、ある約束によって示す漢字の組み立て方。「一」「上」「下」「本」「末」など。 **しじ-ご【指示語】** [文法で]話し手(または、相手)と事物の位置関係・距離などを指し示す語。「これ・それ・あれ・どれ」「こっち・そっち・あっち・どっち」など。こそあど語。指示詞。 **し-じ【指示】** 《名・他サ》●指し示すこと。●[他人の言動に]命令を与えること。指図。「先生の~で行動する」[コロ]「~を仰ぐ」~やく【~薬】[理]ある成分の、溶液中にふくまれる量を判定するのに使う試薬。インジケーター。 **し-じ【支持】** 《名・他サ》●支えて、もちこたえること。●他人の意見・言動に賛成して力になること。また、そのような援助。「A党を~する」[類語]支援。 **し・じ【死児】** [文]死んだ(自分の)子供。~の齢を数える《句》悔いてもしかたのない過去のことをぐちる。死んだ子の年を数える。「死んでしまった子が生きていたら今は何歳かと、その年を数えてなげく」の意。 **しじ【私事】** 個人的な事柄。また、内緒ごと。「~で恐縮です」「~をあばく」[類語]私用。[対]公事。 **じ・し【侍史】** [文] ●貴人のそばに仕える書記。祐筆{ゆうひつ}。●手紙の脇付{わきづけ}に使う語。[参考]「直接渡すことをはばかり、その書記を通してお渡しする」の意。[類語]机下。足下。 **じ・し【次子】** [文]二番目の子。また、次男・次女。 **じ・し【自死】** 《名・自サ》[文]自殺。自決。 **しし-きゅう【四死球】** 野球で、四球と死球。 **シシケバブ** 中東の料理の一つ。さまざまなスパイスで下味をつけた羊肉を金ぐしにさしてあぶり焼きにしたもの。シシュケバブ。▽shish kebab **しじ-こくこく【時時刻刻】** 《副》●時をおって。その時々。「~に移りかわる景色」●次第次第に。だんだん(と)。「発車の時が~にせまる」=時々刻々{じじこくこく}。 **しし・そうしょう【師資相承】** 師から教えを受けつぐこと。 **しし・そんそん【子子孫孫】** のちのちの子孫。子孫の代々。[子孫を強めた言い方]「~に伝える」 **しじ-・だいめいし【指示代名詞】** [文法で]話し手が自分を中心にして、人以外の事物・場所・方角などを指し示す代名詞。「これ・それ・あれ・どれ」「ここ・そこ・あそこ・どこ」「こちら・そちら・あちら・どちら」の類。 >日本語「指示代名詞」 **ししつ【私室】** [公共の建物などの中で]ある個人が専用に使う部屋。「学長の~」 **ししつ【紙質】** 紙の品質。「~が良い」 **ししつ【資質】** 生まれつきもっている性質・才能。天性。資性。「指導者としての~」 **じしつ【史実】** 歴史上の事実。[コロ]「~に基づく小説」 **じしつ【地質】** 織物の生地の質。地合い。 **じしつ【痔疾】** [文]病気の、痔{じ}。 **じ・しつ【自失】** 《名・自サ》[大きな驚きなどのため]われを忘れてぼんやりすること。[四字]「茫然{ぼうぜん}~」 **じ-じつ【事実】** 《名》実際に・あった(起こった)事柄。また、実在する事柄。「~を語る」[類語]真実。現実。《副》ほんとうに。たしかに。「~そのように聞いている」 >類義語の使い分け「真実・事実」 ~じょう【~上】事実ではないが、事実に近いこと。実質的には。「~の夫婦」「~、廃部である」~むこん【~無根】事実としての根拠がないこと。「~のうわさ」~は小説よりも奇なり《句》実生活上で起こる事柄は、作り事である小説よりも不思議で面白いものだ。 **じ・じつ【時日】** 日にちと時間。「二日の~を残すのみ」 **ししとう【獅子唐】** 「獅子唐辛子{ししとうがらし}」の略。ピーマンの一品種。果実は小形で細長い。 **しし・ふんじん【獅子奮迅】** 《名・自サ》[獅子が怒りくるうように]猛烈な勢いで動き回ること。「~の働き」 **しじま** [文] ●口を閉じてものを言わないこと。沈黙。●静まりかえっていること。[句]「夜の~を破る」[表記]①は「無言」、②は「静寂」と当てる。 **しじみ【蜆】** シジミ科の二枚貝。殻は黒茶色でつやがある。淡水や河口にすむ。食用。 **じじ・むさ・い【爺むさい】** 《形》男性の姿や服装が、年寄りじみている感じだ。「~・い身なり」 **しし・むら【肉叢】** [文]肉の塊。また、肉体。 **し・しゃ【使者】** 命令や依頼によって使いにたつ人。使いの者。「和解の~を送る」「天皇の~(=勅使)」 **ししゃ【支社】** ●会社などで、本社から分かれて他の地方に設けられた事業所。[類語]支局。●大きな神社から分かれた神社。末社。分社。[対]②本社。 **ししゃ【死者】** 死んだ人。死人。[対]生者。 **ししゃ【試写】** 《名・他サ》完成した映画を一般に公開する前に特定の人に見せるため映すこと。また、その映画。「~会」「新作の~を見る」 **しょしゃ【視写】** 《名・他変》文章や図形など手本とするものを見て、そのまま書き写すこと。 <617> **し・しゃ**【試射】《名・他サ》銃砲などを試しに撃つこと。 **じ・しゃ**【侍者】〔文〕貴人のそばに仕えて身の回りの世話などの雑用をする者。 **じ・しゃ**【寺社】寺と神社。社寺。「―奉行」 **ししゃく**【子爵】もと、爵位の一つ。五等爵(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち第四の位。 **じーじゃく**【示寂】《名・自サ》〔仏〕菩薩や高僧が死ぬこと。 **じーじゃく**【自若】《形動》〔文〕〔大事にあたっても〕落ち着いて、あわてないようす。[四字]「泰然―」 **ししゃーごにゅう**【四捨五入】《名・他サ》〔数〕計算で端数を処理するとき、求める桁の下の桁が四以下のときはその端数を切り捨て、五以上のときは切り上げて求める桁に一を加え、概数を求めること。 **ししゃも**【柳葉魚】キュウリウオ科の海魚。北海道南東部の沿海に生息し、産卵のために川をのぼる。食用。丸干しにする。▽susam **じしゅ**【死守】《名・他サ》必死に守ること。「先取点を―する」 **じ・しゅ**【自主】他からの保護・干渉を受けず、独立して物事を行うこと。「―管理」「―外交」―せい【―性】〔他人に命令されるのではなく〕自分の力で判断したり行動したりする性質。「社員の―を尊重する」 **じしゅ**【自首】《名・自サ》犯罪人が、みずから犯した罪を警察などへ申し出ること。 **し・しゅう**【刺繍】《名・他サ》布地に絵・模様・文字などを糸でさして表すこと(技法)。また、その表したもの。ぬいとり。「ハンカチにーする」「フランスー」 **し・しゅう**【四周】〔文〕まわり。周囲。 **し・しゅう**【死臭・屍臭】死体が腐敗して発する、いやなにおい。「ーがただよう」 **ししゅう**【詩集】詩を集めた書物。「―を刊行する」 **しじゅう**【始終】■《名》〔文]あることの始めから終わりまでのすべて。「一部―」■《副》たえず。いつも。常に。「―もめごとがある」[類語]しょっちゅう。常々。 **じ・しゅう**【時宗】鎌倉時代、一遍上人が開いた、浄土教の一宗派。平生を臨終の時として、常に念仏を唱え諸国を遊行したので「遊行宗」ともいう。 **じしゅう**【自修】《名・他サ》〔人から教えられず〕自分で学問・技術などを身につけること。「―本」 **じ・しゅう**【自習】《名・他サ》〔学問を〕自分で学び習うこと。「―時間」 **じ・じゅう**【侍従】宮内庁の職員で、天皇・皇太子のそばに仕える役目の人。 **じーじゅう**【自重】〔乗員や積み荷などの重さを除いた〕航空機・車両などの本体の重さ。「じちょう」と読めば別語。 **しじゅう・かた**【四十肩】四〇歳ごろになってよく起こる肩や腕の痛み。四十腕。 **しじゅう・から**【四十雀】シジュウカラ科の小鳥。頭が黒く、ほおは白い。胸に黒い帯状の模様がある。 **しじゅうく・にち**【四十九日】〔仏〕人の死後四九日目の日。また、その日に行う法会。七七日{なななぬか}。 **しじゅうしょう**【四重唱】四声部からなる重唱。混声と同声とがある。カルテット。 **しじゅう‐そう**【四重奏】四つの楽器で行う合奏。カルテット。「弦楽―」 **しじゅうはっ‐て**【四十八手】●相撲で四八種の決まり手。[参考]現在は日本相撲協会が八十七手と定めている。●いろいろのかけひきや手段。「恋の―」 **ししゅうびょう**【歯周病】歯周組織(=歯のセメント質・歯根膜・歯肉・歯槽骨の総称)が炎症を起こす病気。歯周炎。 **ししゅく**【止宿】《名・自サ》〔文〕旅館にとまること。また、下宿すること。「知人の家にーしている」 **し・しゅく**【私淑】《名・自サ》ひそかに師として尊敬し、模範として学ぶこと。「私が―する作家」 **しーじゅく**【私塾】●〔儒学者や洋学者が開いた〕私設の学校。家塾。●生徒を集めて特別の技術や学問を教える小規模の施設。そろばん塾・学習塾の類。 **じ・しゅく**【自粛】《名・他サ》〔他から強制されず〕自分からすすんで言動をつつしむこと。「報道を―する」 **ししゅつ**【支出】《名・他サ》金銭・物品を支払うこと。また、その支払い額。「予算外の―」[対]収入。 **しじゅつ**【施術】《名・自サ》〔文]医術をほどこすこと。特に、手術を行うこと。せじゅつ。 **しじゅーほうしょう**【紫綬褒章】学術・芸術上にすぐれた業績のあった人に国から与えられる紫色のリボンのついた記章。[参考]→褒章。 **しーじゅん**【至純・至醇】《名・形動》〔文〕この上なく純粋なこと。「―な愛」 **じーじゅん**【耳順】〔文〕「六〇歳」の別称。「六十にして耳順ふ〈論語・為政〉」から。 **ししゅん・き**【思春期】体の機能、特に、生殖・生理機能が成人としてほぼ完成する時期。一二歳から一七歳ごろで、異性に対する関心や自我意識が強くなる。 **ししょ**【史書】歴史を書いた書物。歴史書。 **ししょ**【司書】図書館などで書物の整理・保管などの専門的な事務をあつかう職。「―教諭」 **ししょ**【四書】儒教のよりどころとなっている四つの書物。大学・中庸・論語・孟子の総称。[参考]→五経。 **ししょ**【支所】会社・役所などで、中央から分かれて設けられた事務所。[類語]支店。支部。 **ししょ**【支署】〔警察署・税務署などの〕本署から分かれて、設けられた出張所。[対]本署。 **ししょ**【死所・死処】〔文〕●死んだ場所。「―さえわからない」●死にがいのある場所。[コロ]「―を得る」 **ししょ【私書】〔文〕●個人の手紙。私信。●内密の手紙。―ばこ【―箱】一定の料金をはらって郵便局内に備えつけておく、個人・会社・団体専用の郵便箱。郵便私書箱。 **しーじょ**【士女】〔文]男と女。紳士と淑女。 **しーじょ**【子女】〔文〕●息子と娘。子供。「―の教育」「帰国―」●女の子。女子。「良家のー」 **じ・しょ**【地所】〔建物の敷地・用地・財産などとしての〕土地。「―を管理する」 **じーしょ**【字書】●多くの漢字を集めて一定の順序に並べ、その発音・意味・用法などを説明した書物。字典。辞書。字引。 **じしょ**【自署】《名・他サ》自分で自分の名を書き記すこと。また、自分で書いた署名。[対]代署。 <618> **じしょ**【辞書】多くのことばを集め一定の順序に並べ、その発音・意味・用法などを説明した書物。辞典。字引。字書。「国語―」「―を引く」 **じーじょ**【侍女】昔、小間使いをした女性。腰元。 **じーじょ**【児女】〔文〕●女や子供。女子供。「―の手なぐさみ」●男の子と女の子。子女。特に、女の子。 **じーじょ**【次女】女の子のうち二番目に生まれた子。二番目の娘。[対]次男。 **じーじょ**【爾汝】相手を遠慮なく呼び捨てにすること。[参考]「爾」「汝」ともに「なんじ」の意。 ―の交わり《句》互いに相手を呼び捨てにするほど仲のよいつきあい。 **じーじょ**【自助】〔文〕〔自分の向上・発展などを〕自分の力でやりぬくこと。「―努力」「―自立」 **じ・じょ**【自叙】〔文〕自分で自分に関することについて述べること。ーでん【―伝】「自伝」に同じ。 **じーじょ**【自序】著者みずからが書いた序文。 **し・しょう**【四声】→しせい(四声)。 **し・しょう**【刺傷】《名・他サ》〔文]人をさして傷つけること。また、その刺し傷。「―を負う」「―事件」 **しーしょう**【嗤笑】《名・他サ》〔文]あざ笑うこと。嘲笑。「人の―を買う」 **し・しょう**【師匠】●学問・技芸などを教える人。特に、日本的な遊芸を教える人。先生。〔やや古風な言い方〕「おどりの―」[対]弟子。●芸人に対する敬称。 **し・しょう**【支障】〔物事を進めるうえでの〕さしつかえ。さしさわり。「何ら―はない」[類語]障害。 **ししょう**【死傷】《名・自サ》人が死んだり傷ついたりすること。「列車事故で多くの人がーした」「―者」 **し・しょう**【私傷】公務外で受けた傷。[対]公傷。 **し・しょう**【私娼】公認されていない売春婦。「―窟」[対]公娼。 **し・しょう**【私消】《名・他サ》〔文〕公の金品を勝手に使いこむこと。「公金を―する」 **し・しょう**【視床】間脳の大部分をしめる灰白質の部分。感情の表現や運動の促進・抑制に関与する。 **ししょう**【詞章】〔文]詩歌や文章の総称。 **し・しょう**【詩抄・詩鈔】多くの詩の中から一部をぬき出して作った詩集。詩選集。「藤村―」 **し・じょう**【史上】歴史上。[四字]「―空前」 **しじょう**【史乗】〔文]事実の記録。歴史。[参考]「乗」は「記録」の意。 **しーじょう**【市場】〔経〕需要と供給との間における交換関係。国際市場など。特に、売り手と買い手が集まって取り引きを行う所。「―を開拓する」[参考]→いちば。「青果―」―かいほう【―開放】〔経〕国内市場の外国に対する制限を取り除くこと。関税率の引き下げや撤廃、輸入品目の自由化など。―けいざい【―経済】〔経〕市場機構によって需要と供給のつり合いが保たれる経済体制。[参考]計画経済に対していう。―せんゆうりつ【―占有率】「マーケットシェア」に同じ。―ちょうさ【―調査】〔経〕販売活動の前提として、ある商品の販売量・販売方法・価格などについて行う分析的・統計的な調査。 **しじょう**【私情】個人として持つ感情。[コロ]「仕事にーをはさむ」[コロ]「―にかられる」[コロ]「―を捨てる」[類語]私意。 **しじょう**【紙上】新聞の記事の中。新聞の紙面。「―討論会」「―をにぎわす」 **しーじょう**【至上】〔物事の状態が〕この上ないこと。「―の喜び」[類語]最上。最高。―めいれい【―命令】絶対に従わなければならない命令。 **しーじょう**【至情】〔文〕〔この上なくりっぱな〕まごころ。「―をささげる」「愛国の―」●ごく自然な人情。 **しーじょう**【詩情】●詩的な気分や趣。詩趣。[コロ]「―あふれる風景」●「詩興」に同じ。[コロ]「―がわく」 **しーじょう**【試乗】《名・自サ》ためしに乗ること。 **し・じょう**【誌上】雑誌の記事の中。誌面。「―対談」 **じしょう**【事象】観察できる形をとって現れる事柄。事実と現象。「天然の―」 **じ・しょう**【時鐘】〔文〕時刻を知らせる鐘。 **じ・しょう**【自傷】《名・自サ》故意に自分の体を傷つけること。また、その傷。「―行為」 **じしょう**【自性】[仏]物それ自体の定まった本質。固有の性質。本性。真性。 **じ‐しょう**【自照】《名・自サ》〔文〕自分で自分の心を観察し、反省すること。―ぶんがく【―文学】自照する精神から生まれた文学。日記・随筆など。 **じ・しょう**【自称】●《名・他サ》自分で自分のことを・・・だと言うこと。「―天才」「旧皇族と―する」●人称の一つ。文中で話し手が自分自身をさしていうもの。(第)一人称。[参考]対称・他称。 **じじょう**【事情】ある物事がそうなった(なる)わけ。また、進行中の状態。事の次第。「深いーがある」 **じ・じょう**【自乗・二乗】《名・他サ》〔数〕同じ数・式二つをかけあわせること。平方。 **じ・じょう**【自浄】〔文〕それ自体の働きでよごれを取り除き、きれいになること。「―能力」「川の―作用」 **じじょうじばく**【自縄自縛】(自分のなった縄で自分をしばる意から)自分の言動で、自分自身の動きがとれなくなること。[コロ]「ーにおちいる」 **ししょうせつ**【私小説・我小説】作者自身を主人公とし、その生活や経験を材料にして書いた小説。日本独特の小説の一形式。 **し・しょく**【紙燭・脂燭】→しそく(紙燭)。 **し・しょく**【試食】《名・他サ》味などをみるために、ためしに食べてみること。「―会」 **じ・しょく**【辞職】《名・自サ》自分から職をやめること。「一身上の都合で―する」[類語]辞任。 **じ・しょく**【辞色】〔文〕ことばづかいと顔色。[コロ]「―をやわらげる」 **ししん**【使臣】〔文〕君主や国家の命を受けて、外国に派遣される使者。「国王の―」 **ししん**【指針】●磁石盤・計器などの針。●物事を進めるべき方針。手引き。「―を与える」 **ししん**【私信】●「私書」に同じ。●内密の知らせ。 **ししん**【私心】自分の利益を考える心。利己心。また、自分ひとりの考え。私意。「―なく仕える」[コロ]「―を去る」 **し・しん**【至心】〔文〕まごころ。[四字]「―信楽」 **ししん**【視診】《名・他サ》目で見たようすで、患者を診断すること。 **ししん**【詩心】〔文〕詩を理解し、味わう心。 **しじん**【士人】〔文〕●さむらい。●教養や地位のある人。人士。 **しじん**【私人】〔文〕おおやけの立場をはなれた個人。「―として発言する」[対]公人。 **しょじん**【至人】〔文〕最高の道徳を身につけた人。[参考]老子・荘子の学で言われた語。 <619> **しーじん**【詩人】詩を作ることを職業とする人。また、詩的な感受性を持つ人。 **じしん**【侍臣】〔文〕君主のそば近くに仕える臣下。 **じしん**【地震】〔地〕地殻の急激な変動、火山の爆発などで、地面がゆれ動く現象。 ―雷火事親父《句》世間で人々がおそれているものをその順に並べて言った語。 **じ・しん**【時針】時計の時と分を示す針。短針。 **じ・しん**【磁針】〔方角を知るのに使う〕磁石の針。 **じしん**【自信】自分の能力・価値などを信じる気持ち。「―がある」「―家」[四字]「―満々」 **じしん**【自身】●自分。おのれ。「―の考えがある」[類語]自己。●(多く代名詞とともに用い)その人・ものを特に強める語。そのもの。「彼女―」 **じ・じん**【時人】〔文〕同時代の人々。その当時の人々。 **じ・じん**【自刃】《名・自サ》〔文〕刀を用いて自分の命を絶つこと。「―して果てる」[類語]自害。 **じーじん**【自尽】《名・自サ》〔文〕「自殺」に同じ。 **じ・じん**【自陣】●自分の陣地。また、味方の陣地。[対]敵陣。●スポーツなどで、味方のゴール寄りの場所。[対]敵陣。 **ししんけい**【視神経】網膜から脳へつながる束になった太い神経。網膜が受けた光の刺激を脳に伝える。 **ししんでん**【紫宸殿】大内裏{だいり}の正殿。朝賀・即位などの儀式を行う。南殿。ししいでん。 **じ・す**【辞す】《自五》→辞する。 **ジス**【JIS】日本産業規格。▽Japanese Industrial Standardの略。―かんじ【―漢字】JISで情報交換用漢字符号として定めた漢字の通称。―コード →略語集(JISコード)。―マーク JISに従って作られた鉱工業製品に標示する、的のしるし。▽JIS mark **し・すい**【止水】〔文〕とどまって流れない水。静かにたたえた水。[四字]「明鏡―」[対]流水。 **しーずい**【雌蕊・雌蘂】めしべ。[対]雄蕊{ゆうずい}。 **しーずい**【歯髄】歯の中を満たすやわらかな組織。血管や神経が集まり、感覚がするどい。「―炎」 **じ・すい**【自炊】《名・自サ》自分の食事を作るために、自分で炊事をすること。「―生活」 **し・すう**【指数】[数]ある数・文字の右肩に記して、その数の累乗を示す数字・文字。指標。●〔統計で〕同種・同質のものの時間的な変動を、ある時期を一〇〇としてそれと比較して表す数。比率。「物価―」 **し・すう**【紙数】紙の枚数。特に、雑誌・新聞などの、一つの記事に与えられる原稿の量。[コロ]「ーがつきる」 **しずえ**【下枝】〔文〕下のほうの枝。したえ。したえだ。[対]上枝。 **しず・か**【静か】《形動》〔物音がしなかったり動くべきものが動かなかったりして〕ひっそりとしているようす。「―な夜」[類語]密やか。しめやか。ひっそり。しんと。森閑{しんかん}。閑静{かんせい}。寂{じゃく}。寂然{じゃくぜん}。静寂{せいじゃく}。●〔物事の状態や動きが〕おだやかで、ゆったりしているようす。「―な湖面」「車が―に動き出す」[表記]②は、「―に」の形で使うときは「徐かに」と書くことも多い。●〔人の心や態度が〕落ち着いているようす。「―に考える」●おとなしいようす。「―な人」 **しずく**【滴・雫】水・液体などの、ぽつぽつと落ちる一粒一粒。水・液体のしたたり。「―が落ちる」 **しずけさ**【静けさ】静かなこと。また、その程度。[句]「嵐の前の―」[類語]しじま。 **しず‐こころ**【静心】〔文〕静かに落ち着いた心。「―なく花の散るらむ〈紀友則〉」 **しず・しず**【静静】《副》(「―と」の形も)動きが落ち着いて静かなようす。しとやか。「―と歩く」 **シスター** ●カトリック教会の修道女。尼僧。●女きょうだい。▽sister **システマチック**《形動》体系的。組織的。また、秩序正しいようす。「―な研究」▽systematic **システム** ある決まりに従って順序だてて並べたもの。体系。また、そのような秩序のある全体。体制。制度。「運営一」▽system ーアナリスト コンピューターでの効果的な処理方法を研究・分析する人。▽system analyst ーエンジニア システム工学関係の技術者。特に、コンピューターの利用法を開発する技術者。▽system engineer ーキッチン 流し台・ガス台・調理台などの基準寸法の部品を利用者の好みに合わせて構成したもの。▽system と kitchen からの和製語。―てちょう【―手帳】用紙の抜き差しが自由にできる手帳。 **ジステンパー** 犬(特に子犬)に発生する熱性の急性感染症。死亡率が高い。▽distemper **ジストマ** 扁形動物吸虫綱の寄生虫。人・馬などの肺・肝臓に寄生し害を与える。▽distoma **じ・すべり**【地滑り・地辷り】〔地〕地盤がゆるんで地面の一部が傾斜面にそってすべり落ちる現象。雪解けのころや長雨のあとに多く起こる。〔ひゆ的に、防ぎようのない社会現象にも使う〕「株価の―的大暴落」 **し・すま・す**【為済ます】《他五》うまくやってのける。まんまと、し終える。「―・したり、とばかりの得意顔」 **しずまり・かえ・る**【静まり返る】《自五》すっかり静かになる。「しいんと―・った場内」 **しずま・る**【静まる・鎮まる】《自五》●物音がやんで静かになる。「話し声が―・る」「風がやんで、あたりが―・る」●〔騒ぎや乱れた状態などが〕おさまって静かになる。「内乱が―・る」●〔乱れた感情が〕落ち着く。「怒りが―・る」●〔神が〕鎮座する。「神の―・る森」[文]《四》。 >使い分け 「しずまる・しずめる」 >静まる〔物音や動きがやんでしずかになる。心が落ち着く〕風が静まる・あらしが静まる・気が静まる・怒りが静まる・寝静まる・静まり返る >鎮まる〔物事がおさえられてしずかになる。神が鎮座する〕内乱が鎮まる・騒ぎが鎮まる・モルヒネで痛みが鎮まる・神鎮まります宮居 >静める〔物音がしないようにしずかにさせる。落ち着かせる〕鳴りを静める・気を静める・心を静める >鎮める〔おさえて動かないようにする〕乱れた呼吸を鎮める・痛みを鎮める・暴動を鎮める >[参考]「鎮」は外圧的、人為的な事象に使い、「静」は内面的、自然的な事象に使う。 **しずみ**【沈み】●しずむこと。「浮き―」●魚網のすそや釣り糸の先につけるおもり。 **しずみ・うお**【沈み魚】「底魚{そこうお}」に同じ。[対]浮き魚。 <620> **しず・む**【沈む】《自五》●水面から水底に向かって・行く(行き着く)。「船が―・む」[類語]没する。沈下。沈没。沈殿。[対]浮く。浮かぶ。●下の方〈・行く(行き着く)。「夕日が―・む」 ●活発な動きがなくなる。活気がなくなる。「―・んだ目の色」●「悩み・悲しみのために〕気がふさいで、元気がなくなる。[コロ]「物思いに―・む」●社会の低く卑しい境遇や失意の境遇におちる。おちぶれる。「不運に―・む」●[麻雀{マージャン}などで、点がマイナスになる。文《四》。 **しず・める**【沈める】鉛《他下一》〔水中などに〕しずむようにする。「海底に船を―・める」「どん底の生活に身を―・める」[対]浮かべる。図しづ・む《下二》。 **しず・める**【静める・鎮める】鉛《他下一》●物音がしないように、静かにさせる。「鳴りを―・める」[類語]潜むめる。●〔騒ぎや乱れた状態を〕おさめて、静かにさせる。「内乱を―・める」●〔乱れた感情を〕落ち着かせる。[コロ]「心を―・める」●〔神を〕鎮座させる。「山の頂に神を―・める」図しづ・む《下一二》。[使い分け]「しずまる・しずめる」 **し・する**【死する】 《自サ変》〔文]死ぬ。「人の―・する時」 ―して後{のち}已{や}・む《句》命のある限り努力し続ける。やめるときとは、死ぬときだけである。斃{たお}れて後已む。〈論語・泰伯篇〉 **し…する**【資する】《自サ変》〔文〕ある物事の助けとなる。役に立つ。「参考に―・する」 **じ・する**【侍する】《自サ変》〔文〕 〔身分の高い人の〕そば近くに仕える。はべる。 **じ・する**【治する】 ■《自サ変》〔文〕病気がなおる。■日《他サ変》〔文〕●病気をなおす。●混乱した状態・社会をおさめる。「天下を―・する」 **じ・する**【辞する】《自サ変》〔文]●別れを告げて帰る。辞去する。「五時に山口家を―・する」●役・職をやめる。辞任する。「会長の任を―・する」●「すすめられたことなどを〕辞退する。「申し出を―・する」 ●〈「・・・を(も)―・せず」「・・・を(も)―・さず」の形で〉遠慮せず・・・する。おそれず・・・する。「ストライキをー・せず」「死も―・さず訴える」=辞す。 **じ・する**【持する】 《他サ変》〔文]守り保つ。かたく守る。「自説を―・する」句「満を―・する(=十分に用意して待つ)」 **し、せい**【刺青】〔文〕いれずみ。 **し・せい** 【四姓】●昔の日本で、源・平・藤原・橘の四氏。●インドに古代からある、バラモン (僧侶)・クシャトリヤ(王侯・武人)・バイシャ(平民)・シュドラ(奴隷)の四つの階級。カースト。 **しせい** 【四聖】釈迦・キリスト・孔子・ソクラテスの四人の聖人。 **し・せい** 【四声】中国語の音節の高低変化の面からみた四つの区別。●平声・上声・去声{きょしょう}・入声{にっしょう}の四種。●現代中国語(標準語)では、一声(上平声)、二声(下平声)、三声(上声)、四声(去声)に分ける。=四声{しせい}。[類語]平仄{ひょうそく}。 **し・せい** 【姿勢】●〔ある形に構えたときの〕体の格好。すがた。「不動の―」「―を正す」[類語]姿態。●〔ある物事に対する〕精神的な態度。心の持ち方。「積極的なー」「前向きのー」「低―」 **し・せい**【市井】〔文〕人家が集まっている所。ちまた。俗世間。「―の徒」[語源]昔、中国で、井戸のある所に人が集まり町ができたことから。 **し・せい**【市制】地方自治体の市としての制度。「―をしく」 **し・せい**【市政】〔地方自治体としての〕市の行政。「―をつかさどる」「―通信」 **し・せい**【施政】実際に政治を行うこと。また、その政治。「―方針を述べる」 **し・せい**【私製】個人または民間が作る・こと(もの)。「―はがき」[因]官製。 **し・せい**【至誠】〔文〕この上なく誠実な心。まごころ。至心{ししん}。句「―は天に通ず」[類語]赤心。赤誠。 **し・せい**【詩聖】非常にすぐれた大詩人。[参考]詩仙{しせん}(李白)に対して、杜甫を指す。 **し・せい**【試製】 《名・他サ》〔文〕 〔本格的に作る前に」ためしに作ってみること。試作。「一品」 **し・せい** 【資性】 〔文〕生まれつきそなわっている才能・性質。天性。「―ーに恵まれる」 **し・せい** 【雌性】生物のめすに共通する性質。[因]雄性。 **じ・せい** 【時世】現在の移り変わる世の中。時世{ときよ}。 >[使い分け「ジセイ」] **時世**〔移り変わる世の中。ときよ〕結構な御時世・嫌な時世に際会する・時世が違う・時世にかなう **時勢**〔世の中の移り変わる流れ〕時勢に棹{さお}を差す・時勢に乗る・時勢に乗じる・時勢に流される [参考]「時世」は現在の時点における世の中の状況を、「時勢」は世の中の大勢をいう。同音語「時制」は文法用語(時制の一致)、「辞世」はこの世の終わり(辞世の句)。 **じ・せい** 【時制】[印欧諸語やセム語で、過去・現在・未来など、動作・作用などの時間的関係を動詞の語形変化で表現しわける文法組織。テンス。 **じ・せい**【時勢】世の中の移り変わる勢い。時代の流れ。世のなりゆき。→使い分け **じ・せい**【磁性】〔理〕磁気をおびた物体が示す、鉄・ニッケルなどを吸いよせる性質。 **じ・せい**【自制】《名・他サ》自分の感情や欲望を自分でおさえること。「―心」[類語] 克己{こっき}。 **じ・せい**【自生】《名・自サ》植物が人手によらず、自然にはえ育つこと。「山野に―する植物」 **じ・せい**【自省】《名・他サ》〔文〕〔自分の言動などを〕自分で反省すること。「―の念」「深く―する」―てき【一的】《形動》自分で反省するようす。 **じ・せい**【自製】《名・他サ》品物を自分で作ること。また、その品物。「――の菓子」[類語]手製。 **じ・せい**【辞世】●この世を去ること。●死ぬときに残す和歌・俳句など。「―を詠{よ}む」「―の句」 **し・せいかつ**【私生活】個人としての生活。 **しせい・し**【私生子】〔卑称〕旧民法で、正式な婚姻によらずに生まれ、父親に認知されない子。私生児。 **し・せい**【死生】〔文〕死ぬことと、生きること。死ぬか生きるか。生死。「―を共にする」「―観」 ―命{めい}あ・り《句》人間の生死は、天の与える運命であって、人間の意志や努力ではどうすることもできないものである。死生は命なり。〈論語・顔淵> **し・せい**【市勢】市の人口・産業・財政・施設などのありさま。特に、市の経済情勢。「―総覧」 <621> [参考]父親に認知された子は「庶子」といった。現在の民法では「庶子」もふくめて「嫡出でない子」という。 **しせいじ**【私生児】「私生子」に同じ。 **し、せき**【史籍】〔文]歴史を記した書籍。史書。 **し・せき**【史跡・史蹟】歴史に残る事件や建造物があった場所。「―をめぐる旅」[類語]旧跡。古跡。 **し・せき**【咫尺】〔文〕●ごく近い距離。「―の間」●《名・自サ》貴人に間近で会うこと。「―の栄を得る」 ―を弁ぜず《句》〔視界がきかなくて〕一寸先も見分けがつかない。身近のこともはっきりつかめない。 **し・せき**【歯石】歯の周りに沈着して固まった石灰分。[参考]→歯垢。 **じ・せき**【事績】〔文〕ある人がなしとげた(りっぱな)仕事。業績。事業と功績。 **じ・せき**【事跡・事蹟】〔文〕長い期間にわたって行われた事件・事柄のあと。 **じ・せき**【次席】二番目の地位(の人)。「―検事」 **じ・せき**【自席】〔文〕自分の座っている席。「―をはずす」 **じ・せき**【自責】《名・他サ》自分で、自分の失敗やあやまちを責めること。[コロ]「―の念にかられる」―てん【―点】野球で、投手の責任による失点。[参考]投手の成績をはかる防御率計算の基礎となる。 **し・せつ**【使節】国や君主の命を受けて、他国にその国の代表として派遣される人。 **し・せつ**【施設】●《名・他サ》ある目的のための建物や設備を設けること。また、その建物・設備。「厚生―」●各種の「福祉施設」を略した呼称。 **し・せつ**【私設】〔ある機関・設備などを〕個人・民間で設立し経営すること。「―図書館」[対]公設。官設。 **じ・せつ**【持説】ふだんから主張し、持ち続けている意見。持論。「―を固守する」 **じ・せつ**【時節】●季節。時候。「新緑の―」●よい機会。時機。チャンス。[四字]「―到来」●世の中の情勢。[四字]「―時世」[類語]時勢。―がら【―柄】《副》時節にふさわしいようす。時節が時節だけに。時分柄。「―お体をお大切に」 **じ・せつ**【自説】自分の意見。「―を曲げない」 **し・せん**【支線】●鉄道で、主要な線から分かれた線。[対]本線。幹線。●物の支えとする線。特に、電柱などの支えに上部から地上に張った斜めの線。 **しょせん**【死線】●捕虜収容所や刑務所の周りにめぐらして、そこをこえて逃走しようとすると射殺される限界の線。●生きるか死ぬかの境目。[コロ]「―をさまよう」 **し・せん**【私撰】詩歌集などを個人が編集すること。また、その編集したもの。「―集」[対]勅撰。 **し・せん**【私選】《名・他サ》個人の考えでえらぶこと。―べんごにん【―弁護人】被告人が自分で選任した弁護人。[対]国選弁護人。 **し‐せん**【視線】●眼球の中心点と外界の対象とを結ぶ線。●ものを見るときの目の方向。「―が合う」「―をそらす」「―を感じる」[参考]目線。 **し・せん**【詩仙】〔文〕すぐれた大詩人。[参考]詩聖杜甫に対して、李白を指す。 **し・ぜん**【自然】《名》●人間社会のまわりに存在するすべてのもの。「―の驚異」「―を愛する」[類語]造化。森羅万象。山川草木。●人間の手を加えない、そのもののありのままの状態。天然。「果物の―の甘み」「―光」■《形動》●ありのままであるようす。むりがないようす。「―な動き」[対]不自然。●ひとりでにそうなるようす。おのずと。「―に戸が開く」「―に体がよくなる」■《副》(「―と」の形も)ひとりでに。おのずと。「―(と)笑みがこぼれる」―いさん【―遺産】世界遺産の分類の一つ。人類共通の貴重なものとして次世代に伝えるべき自然環境。[参考]日本では、屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島が登録されている。→世界遺産。―かい【―界】●天地万物の存在する範囲。●〔感情・論理などの世界に対し〕人間をとりまく世界。●人間界・生物界以外の世界。―かがく【―科学】人間をふくめた、自然界に起こる現象を研究する学問。自然現象の間にある関係・原因などを調べ、その法則を求めようとするもの。科学。―かん【―観】山や川などのように、人間がつくらずともこの世に存在しているものに対する考え方。―しゅぎ【―主義】(naturalism)●自然を最高の価値とみて、自然のままに行動することを最上の徳とする立場。●人間の自然的行動から善を説明する立場。●文学で、現実をありのままに描写する立場。[参考]西洋ではフランスを中心に一九世紀の後半に起こり、日本では明治三〇年代の末に起こった。―しょくひん【―食品】自然のままの食品。農薬や化学肥料を使わないで作った農産物と、人工色素・防腐剤などの添加物をふくまない加工食品をいう。―じん【―人】●社会・文化の影響を受けていない、生まれたままの本性をもつ人間。●〔法〕権利・義務の主体として、等しくその能力・資格を認められている個人。[対]法人。―すう【―数】〔数〕一・二・三・四・・・のように、一に一を順に加えてできる数。正の整数。―せんたく【―選択】《名・自サ》生物のうち、外界に適応するものは栄え、適応しないものはほろびるということ。自然淘汰。[参考]ダーウィンの進化論の根拠になっている。―たい【―体】●体の一部分に力を入れずに自然に立った姿。柔道で基本とされる。●気負いや力みのない、楽な態度。「―で生きる」―とうた【―淘汰】「自然選択」に同じ。―ほう【―法】自然や人間の本性に基づき、時代と場所とにかかわらず永久不変の効力をもつと考えられる普遍的な法。人為的な実定法の上に位置する。 **しぜん**【至善】〔文〕この上ない善。[四字]「至高―」 **じ・ぜん**【事前】ある事柄が起こる(行われる)前。「事故を―に防止する」「―に知らせる」[対]事後。―うんどう【―運動】決められた期限より前に行う選挙運動。[参考]公職選挙法違反になる。 **じ・ぜん**【慈善】困っている人々をあわれみ助けること。「―事業」「―興行」―なべ【―鍋】「社会鍋」に同じ。 **じ・ぜん**【次善】最善のものに次いでよいこと。また、そのような手段・方法。「―の策」 **じ‐せん**【自撰】《名・他サ》→じせん(自選)②。 **じ・せん**【自薦】《名・他サ-》自分で自分を推薦すること。「立候補は―他薦を問わない」[対]他薦。 **じ・せん**【自選】《名・自サ》●〔選挙のとき〕自分で自分を選ぶこと。●《他サ》自分の作品の中から自分で選ぶこと。自撰。「―歌集」 **し・そ**【始祖】●ある物事を最初に始めた人。また、最初のもの。「哲学のーソクラテス」[類語]元祖。●〔禅宗で〕達磨大師のこと。 **しそ**【紫蘇】シソ科の一年草。葉は緑または暗紫色 <622> **しそ**【紫蘇】シソ科の一年草で、香りが強い。暗紫色の葉(アカジソ)は梅干とともにつけ、緑の葉(アオジソ)は薬味に用いる。 **しそ**【緇素】〔文〕僧と俗人。僧俗。[語源]「腦{し}」は黒、「素」は白で、黒衣と白衣の意から。 **し・そう**【使嗾・指,嗾】《名・他サ》〔文]そそのかすこと。けしかけること。[類語]教唆。 **しそう** 【志操】 〔自分の考え・主義・信条などを〕かたく守り続ける気持ち。「――の堅固な人」 **しそう** 【思想】●〔哲〕思考作用によって生じた意識の内容。●人生・社会などに対する考え。特に、政治的・社会的な考え方。「―の弾圧」[類語]主義。―てき【一的】《形動》思想にかかわるようす。「―な影響」―はん【一犯】国家の秩序・平和を乱す思想を保持し流布する犯罪。また、その罪を犯した人。[参考]もと、治安維持法にふれた犯罪の総称。現在では憲法一九条によって思想の自由が保障されている。 **し・そう** 【死相】●死に顔。●死のせまったようすが人相に現れていること。また、その人相。「――があらわれていた」 **し・そう** 【詞宗】〔文〕詩文の大家。また、文士・詩人の敬称。 **し・そう**【詞藻】〔文〕●文章をかざることば。ことばのあや。「―の豊かな文」●詩歌・文章。また、詩歌・文章を作るすぐれた才能。 **し・そう**【詩宗】〔文〕詩の大家。また、詩人の敬称。 **し・そう**【詩想】●詩を作るもとになる着想。「―を得る」●詩の中に表された思想・感情。 **し・そう** 【試走】《名・自サ》●性能などを調べるために自動車を試験的に走らせること。●〔競走で〕調子をみるために、競技の前にためしに走ること。 **し・そう**【歯槽】上下のあごの骨にある、歯の根がはまっている穴。―のうろう【―「膿漏】歯の周囲の組織の炎症などによって、歯槽からうみが出る疾患。 **し・ぞう** 【死蔵】 《名・他サ》〔役に立つものを〕むだにしまっておくこと。「書物を―する」[類語]退蔵。 **し・ぞう**【私蔵】 《名・他サ》〔価値の高いものを〕個人が所有すること。また、その物。「初版本を―する」 **じ・ぞう**【地蔵】「地蔵菩薩」の略。釈迦の死後、弥勒菩薩{みろくぼさつ}が現れるまでの間、衆生を救う菩薩。俗に、賽の河原で子供を守るといわれる。―がお【一顔】地蔵菩薩のような、丸くて柔和な顔。「借りる時の―、済{な}す時の閻魔顔」 **シソーラス** ●単語を意味によって分類した用語集。●コンピューターに記憶された情報を検索するためのキーワードと、それに対応する主題との関連を示した一覧表。▽thesaurus **しそく**【四則】〔数〕加法・減法・乗法・除法の総称。 **し・そく** 【四足】〔文〕四本の足。特に、四本の足をもつ動物。けだもの。よつあし。 **しそく**【子息】息子{むすこ}。〔他人の子を指して言う語〕〈「御{ご}ー」の形で〉他人の息子に対する敬称。「御―はおいくつですか」 **しそく**【紙、燭・脂、燭】●昔、宮中などで用いた灯火の一種。●こよりに油をしみ込ませて火をつけ、明かりとしたもの。=紙燭{しそく} **し・ぞく**【士族】●武士の家柄。●明治維新後に、もとの武士階級に与えられた身分の名称。華族の下で、平民の上に位した。 ――の商法《句》明治維新後、俸禄を失った武士が、慣れない商売をして、多く失敗したこと。転じて、地位や身分のあったものが、急に慣れないことをしても失敗するというたとえ。武士の商法。 **し・ぞく**【氏族】同一の先祖をもつという観念によって結ばれている一族。 **じ・そく**【時速】乗り物などの動く速さを、一時間に進む距離で表したもの。 **じ・そく**【自足】《名・自サ》〔文〕●〔ある境遇・状態などに〕自分で満足していること。「現状に―する」●必要なものを自分でやりくりすること。[四字]「自給―」 **じーぞく**【持続】《名・自他サ》〔ある状態が〕長い間続くこと。また、保ち続けること。「友好関係を―する」[類語]保持。―てき【一的】《形動》ある状態が長く続くようす。また、保ち続けるようす。「社会のーな発展」―りょく【一力】ある状態を途切れることなく保ちつづける力。「―を身に付ける」 **じ・そう**【寺僧】寺に住んでいる僧。寺の僧。 **しそこな・う**【『為損なう】《他五》しようとして失敗する。しそんじる。「計算を―・う」 **し・そつ**【士卒】 〔文〕下士官と兵卒。また、兵士。 **し・そん**【子孫】ある人を祖先として血筋がつながって生まれる人々。また、あとの世代の人々。「源義家の―」[参考]強調した言い方として「子々孫々」がある。[類語]後裔{こうえい}。後胤{こういん}。[対]祖先。先祖。 **し・そん** 【至尊】 〔文〕●もっとも尊い・こと(人)。●天子。 **じ‐そん**【児孫】 〔文]子供や孫。子孫。 ―――のために美田を買わず《句》子孫のために財産を残すと、それにたよって努力をしなくなるので、財産を増やすようなことはしない。[参考]西郷隆盛の詩「偶感」にあることば。 **じ・そん**【自存】〔文〕●自分の存在。●《名・自サ》自分の力で生きること。[四字]「―自衛」[四字]「自立―」 **じ‐そん**【自尊】●自分で自分がえらいと考えること。[四字]「―自大(=みずから尊大にかまえること)」●自分自身の人格を尊び、誇りと品位をもつこと。[四字]「独立―」ーしん【―心】自分をえらいものだと思う気持ち。また、自分の品位・人格を保とうとする気持ち。プライド。「ーを傷つける」 **じ‐そん**【自損】自分の責任で、自分が傷害・損害を受けること。「―事故」[因]他損。 **し・そん・じる**【仕損じる・『為損じる】《他上一》しそこなう。しくじる。しそんずる。句「急いては事を―・じる」 **し・そん・ずる**【仕損ずる・『為損ずる】《他サ変》しそんじる。 **した**【下】《名》●位置が低い所。「―〈おりる」「―の部屋」●物がおおいかぶさって、そのかげになっている所。また、物の内側。「木の―」「上着の―に着る物」●程度・地位・等級などが他より低いこと。また、他より低い地位(にいる人)。「温度が八度もーになる」「部長よりーの人」「―のクラス」●年齢が少ないこと。年下。「三つーの妹」●順序があとの部分。「―に述べるように・・・」①~⑤上。●その人の支配のおよぶ所。「あの人のーで働く」●すぐあと。直後。「笑うーからせきこむ」《接頭》《名詞の上につけて》「あらかじめする」の意。「―ごしらえ」「―げいこ」 ―にも置か・ない《句》《下座につかせない意から)人を非常に軽くあつかう。 <623> **した**【簧】(「舌」の意)ひちりき・クラリネット・ハーモニカなどの楽器につけ、その振動によって音を出す薄片。リード。[表記]「舌」とも書く。 **した**【舌】●動物の口の中にあって自由に運動できる、筋肉質の器官。人間では、味覚、発声の調節をつかさどる。べろ。●しゃべること。ことばづかい。[句]「駟しも―に及ばず」 ―が回・る《句》よどみなくよくしゃべる。 ―の先《句》ことばの上だけ。口先。「―でものを言う」「―で丸めこむ」[類語]舌(先)三寸。 ―を出・す《句》●〔陰で〕相手をばかにする。●〔失敗したりしたときの〕きまり悪さをまぎらすようす。 ―を鳴ら・す《句》舌を上あごにつけて音を出す。[参考]軽蔑・不満の気持ちを表す動作。②おいしい物を食べて非常に満足している気持ちを表す動作。③犬・猫などを呼ぶときの動作。 ―を振る・う《句》●盛んにしゃべる。しゃべりまくる。●ひどくおどろきおそれる。 ―を巻・く《句》ひどくおどろき、感心する。 **しだ**【羊歯・歯朶】●シダ類に属する植物。胞子によってふえる。ワラビ・ゼンマイなどは食用、タマシダ・シノブなどは観賞用。●「ウラジロ」の別称。 **じ・た**【自他】●自分と他人。●自動詞と他動詞。●自称と他称。 ―共に許・す《句》だれもがそうだと認める。 **じーだ**【耳朶】〔文〕●みみたぶ。●[聴覚を持つものとしての〕耳。 ―に触・れる《句》〔うわさなどが〕ちょっと耳に入る。聞きおよぶ。 ―を打・つ《句》強い調子で聞かせる。聞こえてくる。「物音が彼の―・った」 **した・あご**【下顎】上下に分かれたあごの、下の部分。かがく。[対]上顎{じょうがく}。 **した・あじ**【下味】。料理の材料に前もってつけた味。「肉にーをつける」 **したい**【姿態】〔ある動作をしたときの〕すがた。体ののかたち。体つき。ポーズ。「なまめかしい―」[類語]姿勢。容姿。 **したい**【死体・屍体】命の絶えた体。しかばね。「―を遺棄する」[類語]死骸。遺体。[対]生体。 >類義語の使い分け 「死体・死骸・遺体」 >[死体・死骸]累々と死体(死骸)の横たわる戦場 >[死体・遺体]遭難者の死体(遺体)が山中で発見された >[死体]死体を解剖する/死体遺棄の罪に問われる >[死骸]野犬の死骸に蠅がたかる/鳥の死骸を葬る >[遺体]遺体を火葬にする/遺体にすがって泣く **したい**【肢体】手足。また、手足と体。 **しだい**【四大】●〔仏〕万物を構成する元素と考えられている、地・水・火・風。●人間の肉体。四大から成るといわれる。●〔老子の思想で〕宇宙にある四つの大きなもの。道・天・地・王。 **しだい**【次第】■《名》〔式などの〕順序。「式―」●〔ある物事の〕事情。なりゆき。「事と―によっては許さない」「お恥ずかしいーです」■《接尾》●「なすまま」「なるがまま」の意。「言いなりーになる」●「・・・によって決まる」の意。「腕―で出世できる」「地獄のさたも金―」●(動詞の連用形について)「・・・するとすぐ」の意。「着き―連絡する」〔サ変動詞では語幹に直接つくこともあるが、ややくずれた感じがある〕「到着―報告する」―おくり【―送り】順々に送っていくこと。順送り。―に【―に】《副》だんだんに。少しずつ。おいおいに。 **しだい**【私大】「私立大学」の略。 **しだい**【至大】《名・形動》〔文〕この上なく大きいこと。「―の犠牲をはらう」[類語]最大。 **じたい**【事態・事体】物事の状態。事のなりゆき。〔よくないことに使う場合が多い〕「―が急変する」「―の収拾をはかる」 **じたい**【字体】●発音・意味・用法などを同じくする二種類以上の異形の文字がある場合に、それぞれの字がもつ形。新字体・旧字体など。●〔俗に]書体。 **じたい**【自体】■《名》(自分の体の意から)そのもの自身。それ自身。「計画―に問題がある」[参考]ふつう他の名詞の下につけて接尾語的に用い、その意味を明示し、強める。■《副》もとはといえば。そもそも。どだい。元来。「―、君が悪い」 **じ・たい**【辞退】《名・自サ》〔他人のすすめ、自分に与えられた権利などを〕断って引き下がること。「出場を―する」「その任ではないのでーする」[対]拝辞。 **じ‐だい**【事大】〔文〕弱いものが強いものにつき従うこと。「―思想」―しゅぎ【―主義】〔自分を安全に保つため〕自分の意見や信念によらず、勢力の強い者につき従う主義。「時代主義」は誤り。 **じーだい**【地代】●土地の借用料。借地料。●売買する土地のねだん。地価。=地代。 **じ・だい**【時代】●(長い)年月。「―とともに枯れた趣をそえた阿弥陀堂」●人の生存期間をある基準によって区切ったときの一時期。「少年―」「青春―」●歴史上、ある基準によって区切られた(長い)一定の年月。年代。「天平―」「貴族の―」●その当時。当代。「―の先端を行く」●《名・形動》長い年月がたって、古びた、また、古めかしい感じがすること。〔いい意味にも、また、やゆ的な意味にも使う〕「―のついた茶碗」「時代物」の略。―おくれ【―遅れ・―後れ】その時代の傾向・風潮などにおくれていること。ーがか・る【―掛かる】《自五》昔風に見える。いかにも古びている。「―・った大みえをきる」―げき【―劇】明治時代以前、特に武家時代の事柄をあつかった演劇・映画。髷物{まげもの}。―こうしょう【―考証】映画や演劇などで、衣装・調度・制度・風俗などが題材となった時代に合っているかどうかを考証すること。―さくご【―錯誤】異なる時代のものを混同すること。転じて、時代おくれ。アナクロニズム。「民意と遊離した―の思想」―しょく【―色】その時代特有の傾向・風潮。―せいしん【―精神】その時代の社会・人心を広く支配し、またその時代を特徴づけている、思想・感情など。―そう【―相】その時代特有の様相・傾向。―てき【―的】《形動》歴史上、任意の基準により区切られた期間に関係があるようす。「作品のー背景を考慮する」―もの【―物】●長い年月を経て古くなったもの。「―の家具」●歌舞伎・人形浄瑠璃などで、江戸時代以 <624> 前の歴史や伝説から取材した史劇。時代狂言。[対]世話物。 ―が下がる《句》時が移り、あとの時代になる。[表記]「降る」とも書く。 ―が下が・る《句》「時代が下る」に同じ。 **じ・だい**【次代】次の時代。次の世代。「―をになう若者」 **しだいに**《副》ある状態が少しずつ変化するようす。徐々に。だんだん。「―晴れてきた」 **した・う**【慕う】《他五》●恋しく思う。なつかしく思う。「故郷を―・う」●会いたくてあとを追う。「母のあとを―・う」●その人の学問・人徳を尊敬して、それにならおうとする。「師を―・う」[文]《四》。 **した‐うけ**【下請け】●《名・他サ》引き受けた仕事の一部または全部をさらに他の人が引き受けること。下請負。「―に出す」●下請けをする人。下請け人。 **した・うち**【舌打ち】《名・自サ》上あごを舌ではじいて「ちぇっ」などと音をたてること。 **したうちあわせ**【下打ち合わせ】正式の打ち合わせの前に行う内々の打ち合わせ。下相談。 **した・え**【下絵】●したがきの絵。●ししゅう・彫刻・版画などをするとき、材料の上にかく絵。「―をえがく」 **した・えだ**【下枝】木の下の方の枝。 **した・おし**【下押し】●下の方へ押し下げること。●取り引き・売買の値段が下落する傾向にあること。 **した・おび**【下帯】●昔、装束の下、小袖の上にしめた帯。下ひも。●ふんどし。また、腰巻。〔やや上品な言い方〕●〔女性が〕長襦袢{ながじゅばん}の上にしめる帯。 **したが・う**【従う・随う】《自五》●〔自分よりもまさっているものの〕あとについて行く。「部長に―・って出張する」●他人の意向のとおりになる。従順になる。また、服従する。「目上の人にー・う」[句]「老いては子に―・え」●定めのとおりにする。「慣習に―・う」「方針に―・う」「自分の信念に―・う」●[川・道などの〕進む方向に沿う。「流れに―・って下る」●〈「・・・に―・い」「・・・に―・って」などの形で〉・・・につれて。・・・とともに。・・・に応じて。「成長するに―・い美術に関心を示す」「時間がたつに―・って空は明るくなった」[文]《四》。 **したが・える**【従える・随える】《他下一》●ひきつれる。つれて行く。「従者を―・える」●服従させる。したがわせる。また、征服する。「諸国を―・える」[文]したが・ふ《下二》。 **したがき**【下書き】《名・他サ》●〔書道などで〕清書の前に練習として書くこと。また、書いたもの。●〔絵などを〕本格的にえがく前におおよその形などをかくこと。●書いただけで、修正などをしていない文章。「論文はまだーの段階だ」[類語]草稿。草案。 **したがって**【従って】《接続》だから。それゆえに。「豪雨になった。――中止とする」 **したがり**【下刈り】植林した若木を守るために、木の下の雑草をかること。 **したく**【支度・仕度】《名・自他サ》ある物事を行うのに必要なものを準備、または用意すること。「朝食の―をする」「―金」「旅―」 **したく**【私宅】●一個人の家。[類語]私邸。●自分の住んでいる家。自宅。[謙譲]拙宅。 **しだ・く**【拉く】《他五》くだく。おしつぶす。[参考]多く「踏み―・く」「噛み―・く」の形で接尾語的に使う。[文]《四》。 **じ‐たく**【自宅】自分が住んでいる家。私宅。[謙譲]小庵{しょうあん}。小宅{しょうたく}。陋屋{ろうおく}。陋宅{ろうたく}。拙宅{せったく}。 **した‐くさ**【下草】木陰に生えている草。特に、林の中に一面に生えている雑草。 **した‐くちびる**【下唇・下脣】下側のくちびる。[対]上唇{うわくちびる}。 **した‐げいこ**【下稽古】あらかじめしておくけいこ。前げいこ。「スピーチのーをする」 **した・けんぶん**【下検分】前もって調べておくこと。「演説会場の―をする」[類語]下見。下調べ。 **した‐ごころ**【下心】●ひそかに持っている本心。特に、かねてからの悪いたくらみ。「―を見すかす」●漢字の部首「心(心の変形)」の称。 **した‐ごしらえ**【下拵え】●〔本番の前に]前もって準備をしておくこと。下準備。「研究発表のーをする」●〔ある物を作るとき〕前もってだいたい作っておくこと。下づくり。「料理の―をする」 **したさき**【舌先】●舌の先。舌尖{ぜっせん}。●(たくみな)ことば。口先。弁舌。「―で人をあやつる」 **したさきーさんずん**【舌先三寸】口先だけでたくみにことばを操ること。また、そのことば。舌三寸。 **したざわり**【舌触り】食べたときに舌に受ける感じ。「ーがなめらかだ」 **したさんずん**【舌三寸】→したさきさんずん(舌先三寸)。 **した‐じ**【下地】●ある物事が成り立つ土台となるもの。素地。「商売の―はできている」●壁土をぬりつけるための基礎の骨組み。壁下地。[表記]②は「助枝」とも書く。●生まれつき備えている(かくれた)性質・才能。素質。「悪の―が出てしまった」●(吸い物の基礎を作ることから)しょうゆ。「おー」 **した‐ぎ**【下着】肌に直接つける衣服。肌着。[対]上着。 **しだし**【仕出し】●注文に応じて料理を作り、配達すること。出前。「―の弁当」●芝居で、場面の雰囲気をつくる軽い役。通行人・群衆など。「―の役者」 **したし・い**【親しい】《形》●血筋が近い。「―・い縁者」●心にへだてがなく、仲がよい。親密である。「―・い友人」「―・くつきあう」●なじみが深い。「本によく出てくる―・い地名」[文]した・し《シク》。 ―き中にも礼儀あり《句》親しさになれて無作法になるのは不和のもとであるから、親しい間柄でも礼儀を欠いてはならない。親しき中に垣をせよ。近しき中にも礼儀あり。 **したじき**【下敷き】●物の下にしくもの。特に、字を書くときに紙の下にしくうすい板状のもの。●物の下にしかれること。[コロ]「たおれた木のーになる」●模倣するための手本となるもの。[コロ]「名作を一にする」 **したしく**【親しく】《副》(文語形容詞「親し」の連用形から)●身分の高い人などが自分から働きかけるようす。自分で。みずから。「―お手植えになる」●じかに経験するようす。直接。「ロンドンを―見てきた」 **した・しごと**【下仕事】●下ごしらえ。下準備。●下請けの仕事。 **したしみ**【親しみ】親しむ気持ち。親近感。「―を感じる」「―をこめたまなざし」 **したし・む**【親しむ】《自五》●心に隔てをおかず仲よくする。したしくする。「幼いときから―・んだ友」「皆に―・まれる」●常に身近に接してなじむ。「自然に―・む」[句]「灯火ー・むべき候」[文]《四》。 **した・じゅんび**【下準備】あらかじめ大まかな準備 <625> をしておくこと。「研究発表の―に取りかかる」 **したしょく**【下職】下請けの仕事(をする人)。 **した・しらべ**【下調べ】《名・他サ》●あらかじめ調べておくこと。「ロケ現場を―する」[類語]下検分。●学習する部分を前もって調べておくこと。予習。 **した・ず**【下図】したがきの図。下絵。 **し・だ・す**【仕出す】《他五》●〔物事を〕しはじめる。取りかかる。「急にそうじを―・す」●注文に応じて料理を作って配達する。 **した‐そうだん**【下相談】あらかじめしておく相談。下打ち合わせ。「進行についてーをする」 **した・だい**【舌代】(口で言う代わりのものの意で)料理屋などで、客に対する挨拶・断り書きなどを記したもの。口上書き。ぜつだい。 **したたか**【強か・健か】■《形動》手ごわくて、思うままにあつかえないようす。「―な奴だ」「現代を―に生きぬく」■《副》(「―に」の形も)程度のはなはだしいようす。ひどく。「頭を―に打つ」「酒を―に飲む」―もの【―者】●力があって容易には負けない人。剛の者。●世なれていて、手ごわい人。「海千山千のー」 **したためる**【認める】《他下一》●〔文]書き記す。[コロ]「手紙を―・める」●食事をする。〔古風な言い方〕「夕食を―・める」[文]したた・む《下二》。 **したたら・す**【滴らす】《他五》したたるようにする。「汗を―・す」[文]《四》。 **した・たらず**【舌足らず】《名・形動》●舌がよく回らず、発音がはっきりしないこと。●表現や説明が不十分なこと。「―な論文」 **したた・る**【滴る】《自五》(「下垂る」の意)●しずくになって落ちる。滴下する。「汗が―・る」●あふれるばかりに満ちている。「緑―・る候」[文]《四》。 **した・たる・い**【舌怠い】《形》ものの言い方があいまいで、あまえたような調子である。 **じ・たつ**【示達】《名・他サ》上級官庁から下級官庁に対し、注意事項・指示事項などを通達すること。また、その通達。 **した・つづみ**【舌鼓】おいしいものを食べて舌を鳴らすこと。したづつみ。[コロ]「―を打つ」 **したっぱ**【下っ端】身分や地位が低いこと(人)。〔軽蔑した言い方〕「―の役人」 **した‐づみ**【下積み】●他の物の下に積み置くこと。また、そのもの。[対]上積み。●才能・能力などが、世間に認められないこと(人)。「―時代を過ごす」 **した・て**【下手】●下の方向・場所。「―から攻める」●川の下流。しもて。●へりくだること。したで。●相撲で組み合ったとき、相手の腕の下に自分の腕を入れること。また、その腕(で取ったまわし)。「―を取る」[対]③④上手。―なげ【―投げ】●相撲で、決まり手の一つ。四つに組んで、下手で相手のまわしをつかみ投げる技。[対]上手投げ。●〔野球で〕アンダースロー。 ―に・出る《句》へりくだった態度を取る。 **したて**【仕立て】●〔工夫して〕作り上げること。特に、裁縫。●〔ある目的のため〕準備して整えること。「特別のーをほどこす」〔①②とも上に他の語が付いた場合、多く「じたて」と濁る〕「特別―」―おろし【―下ろし】新調の衣類(を身につけること)。―もの【―物】●裁縫。ぬいもの。「―をする」●ぬうための布。また、ぬいあがった衣服。 **した・てる**【仕立てる】《他下一》●〔工夫して〕作り上げる。こしらえる。特に、衣服を作り上げる。「事件を小説に―・てる」●手をつくしてそれらしく見せる。「教祖に―・てる」「悪者に―・てる」●準備する。用意してさし向ける。「馬車を―・てる」●〔仕事などを〕教えこんで一人前にする。養成する。「立派な役者にー・てる」 **した‐どり**【下取り】《名・他サ》新品の代金の一部として割り引く目的で、売り手が同種の中古品をある値段で引き取ること。[コロ]「車を―に出す」 **した・なが**【舌長】《名・形動》身のほどをわきまえないで大きなことを言うこと。 **した・なめずり**【舌舐めずり】《名・自サ》●舌を出して唇をなめること。口なめずり。●〔食べ物や欲しい物などを〕しきりに待ちかまえること。「獲物を前にしてーをする」 **した・ぬい**【下縫い】《名・他サ》本式にぬう前に仮にぬうこと。仮縫い。[対]本縫い。 **した・ぬり**【下塗り】《名・他サ》下地をぬること。また、ぬったもの。[対]上塗り・中塗り。 **した・ね**【下値】相場で、それまでの値段より安い値段。やすね。[対]上値。 **した・の・ね**【舌の根】舌のつけね。 ―の乾かぬうちに《句》あることばを言ったすぐあとで。〔そのことばと矛盾することを言ったときに非難して使う〕「うそは言わないと言った―またうそをついた」 **した・ばえ**【下生え】木の下にはえている雑草。下草。また、木の下にはえていること。 **した・ばき**【下履き】地面を歩くとき使うはき物。[対]上履き。 **したばき**【下穿き】[パンツ・ズボン下など]腰から下につける下着。 **じたばた**《副・自サ》 (副詞は「―と」の形も)●〔手足をばたばたさせて〕しきりに抵抗するようす。「―するな」●〔悪い状態からのがれようとして〕あせってもがくようす。「今さらーしても間に合わない」 **した・ばたらき**【下働き】●〔ある人の〕部下になって仕事をする・こと(人)。●〔料理屋などで〕炊事・雑用などをする・こと(人)。[参考]→仲働き。=下回り。 **した・はら**【下腹】腹の下の部分。下腹部{かふくぶ}。したっぱら。 **した・ばり**【下張り・下貼り】《名・他サ》〔壁紙やふすま紙をはるとき〕上張りの下地としてはること。また、その紙。[対]上張り。 **した・び**【下火】●火の勢いが弱くなること。「火事が―になる」●勢いがおとろえること。「風邪の流行が―になる」●〔炭火などで〕下からあてる火。[対]上火 **した・びらめ**【舌平目・舌鮃】ウシノシタ科の海魚の総称。体は平たく木の葉形。食用。 **したへん**【舌偏】漢字の部首「舌」の称。 **した・まえ**【下前】衣服、特に和服の前を重ねたときに、内側になる部分。[対]上前。 **じ・たまご**【地卵】その土地で産する鶏卵。じたま。 **した・まち**【下町】〔都会の中で〕土地の低い地域にある町(の一帯)。ふつう、商店や工場などが密集し、商工業者が多く住む。[対]山の手。 **した・まわり**【下回り】●他人の下について、雑用を行うこと(人)。下働き。●歌舞伎などで、地位が低い役者。[類語]大部屋。 <626> **したまわる**【下回る】《自五》基準の数・量・評価より下になる。「昨年の実績を―・る」[参考]「上回る」が流布してからできた語。対{上回る}。 **したみ**【下見】●家の周りなどにはる、横板張りの板壁。下見張り。●《名・他サ》前もって見て調べておくこと。下調べ。「試験場の―をする」●《名・他サ》下読み。「英語のテキストを―しておく」 **したみず**【下水】●物の陰や下を流れる水。●漢字の部首「氵(水{みず}の変形)」の称。 **したむ**【滴む】《他五》(「下」+動詞を作る接辞「む」)〔文〕しずくを垂らし切る。したたらす。文《四》。 **したむき**【下向き】●下の方を向くこと。●物事の勢いがおとろえはじめること。「輸出が――になる」●相場・物価が下がる傾向にあること。[対]①~③上向き。 **しため**【下目】●ひとみを下の方に向けること。また、そのような目つき。「――で話す」[対]上目。●〔相手を〕見下げること。「―にかける」「―に見る」 **したもえ**【下萌え】〔文〕春に地中から草の芽が出ること。また、その芽。 **したもつれ**【舌縺れ】舌が自由に動かないため、ことばがはっきりしないこと。 **したやく**【下役】●組織の中で、地位や職務が自分より下の人。[対]上役。●〔職務上の〕地位の低い人。下級の役人。 **したよみ**【下読み】《名・他サ》書物・原稿などを前もって読んでおくこと。 **じだらく**【自堕落】《名・形動》生活態度がだらいしないこと。ふしだら。「―な生活」 **じたらず**【字足らず】俳句(五・七・五)・和歌(五・七・五・七・七)などで、音数が規定の数よりも少ないこと。[対]字余り。 **して**《感》〔文〕(サ変動詞「す」の連用形+助動詞「たり」)●物事がうまくいったときに言う語。してやったり。「―とばかり攻めこむ」●物事をやりそこなったときに言う語。しまった。[句]「これは―」 **したりがお**【したり顔】得意そうな顔つき。得意顔。「―で話す」 **しだれざくら**【枝垂れ桜・垂れ桜】サクラの一品種。エドヒガンの一変種で、枝がたれさがる。糸桜{いとざくら}。 **しだれやなぎ**【枝垂れ柳・垂れ柳】ヤナギ科の落葉高木。枝は細くしなやかに垂れさがる。街路樹として植える。糸柳{いとやなぎ}。垂柳{すいりゅう}。 **しだれる**【枝垂れる・垂れる】《自下一》〔細い枝などが〕長くたれさがる。 **したわしい**【慕わしい】《形》〔ある人に〕心がひきつけられる気持ちである。「―・い人」[類語]恋しい。なつかしい。文《シク》。 **したん**【紫檀】マメ科の常緑高木。原産地は熱帯アジア。材は堅く、特に心材は赤紫色で香りがある。高級家具材用。 **しだん**【史談】〔文〕歴史上の話。史話。 **しだん**【師団】●旧陸軍の軍隊編制上の単位。連隊が集まって構成され、司令部があり独立で作戦行動ができる。●陸上自衛隊の部隊の一つ。[参考]①②とも「一個…」と数える。 **しだん**【指弾】《名・他サ》〔文〕非難してのけものにすること。つまはじき。[コロ]「世の―を受ける」 **しだん**【詩壇】詩人の社会。「―の新人」 **じたん**【事端】〔文〕事件の発端・糸口。 **じたん**【時短】「労働時間短縮」の略。年間・週・一日あたりの労働時間を短縮すること。 **じだん**【示談】〔法〕〔民事上の事件を〕裁判にかけず、双方の話し合いで解決すること。[コロ]「―が成立する」 **したんかい**【試胆会】度胸をためすための催し。肝試し。 **じだんだ**【地団太・地団駄】(「じたたら」の転)足を強く何回もふみならすこと。 **―を踏む**《句》くやしがったり腹を立てたりして、何度も激しく地をふみつける。また、そのようにしてくやしがったり怒ったりする。 **しち**《接頭》(ある種の形容詞・形容動詞の上につけて)「はなはだしく」「ひどく」の意。ひち。〔不快感を伴うような場合に使う〕「―面倒くさい」「―くどい」 **しち**【七】六の次の数。ななつ。なな。 **しち**【死地】〔文〕●死に場所。「―を求める」●生命が危険にさらされる場所・状態。[コロ]「―を脱する」 **しち**【質】●約束を果たさないときには相手のものになるという条件で、人にあずけるもの。[コロ]「家財を―に取る」●質屋に借金の保証として品物をあずけること。また、その品物。[コロ]「宝石を―に置く」[句]「―に入れる」 **―が流れる**《句》請け出す期限が切れ、質に入れた品物が質屋の所有となる。質流れになる。 **じち**【自治】●自分(たち)の事を、自分(たち)で処理すること。[類語]自主。●地方公共団体や学校などが、その許される範囲内で行政・事務運営などを行うこと。「地方―」 **じちたい**【自治体】「自治団体」に同じ。 **じちだんたい**【自治団体】国家から自治権を認められた、公の団体。地方公共団体・公共組合など。自治体。 **じちりょう**【自治領】ある国家の領土の一部分であるが、広範囲の自治権を認められている領土。イギリス連邦から独立する以前のカナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど。 **しちいれ**【質入れ】《名・他サ》借金の保証として質屋に品物をあずけること。[対]質請け。 **しちうけ**【質請け】質入れした品物を、借金を返して引き取ること。[対]質入れ。 **しちかいき**【七回忌】人の死後満六年の祥月命日。また、その時に行う法事。七年忌。七周忌。 **しちがつ**【七月】一年の七番目の月。文月{ふみづき}。 **しちかはちれつ**【七花八裂】ばらばらに裂け分かれること。 **しちく**【紫竹】●イネ科の植物。竹のなかま。若い茎は緑色で、やがて黒紫色から黒色になる。観賞用、また細工用。くろちく。●「寒竹{かんちく}」の別称。 **しちぐさ**【質草・質種】〔借金をするために〕質に入れる品物。質物。質だね。 **しちくどい**【しち諄い】《形》ひどく、くどい。「―・い味」「―・い話」 **しちけん**【質券】しちふだ(質札)。 **しちけん**【質権】〔法〕債権者が、債務の弁済があるまで債務者から担保として物件を受け取り、それを占有することによって優先的に弁済を受ける権利。「―設定」 **しちごさん**【七五三】●子供の成長をいのる祝い。男子は三歳と五歳、女子は三歳と七歳の年の一一月一五日に氏神などに参拝する。●本膳{ほんぜん}に七菜、二の膳に五菜、三の膳に三菜をつけたりっぱな祝宴。●「しめなわ」の別称。 **しちごちょう**【七五調】韻文で、七音・五音で一まとまりになる調子をくり返すもの。[対]五七調。 <627> **しちごん**【七言】一句が七字からなる漢詩の句。また、その句からなる漢詩の形式。「―古詩」[参考]「言」は「文字」の意。 **しちごんぜっく**【七言絶句】漢詩体の一つ。一句七言で、起句・承句・転句・結句の四句からなる近体詩。七絶{しちぜつ}。 **しちごんりっし**【七言律詩】漢詩体の一つ。一句七言で、二句ずつまとめた八句からなる近体詩。七律{しちりつ}。七言律。 **しちさい**【七彩】〔文〕七つの色どり。七色{なないろ}。転じて、美しい色どり。 **しちさん**【七三】●〔ものを分けるときの〕七と三の割合。●左右の髪を七分と三分に分けること。●芝居の花道で舞台へ三分、揚げ幕へ七分の場所。 **しちしちにち**【七七日】人の死後四九日目の日。また、その日に行う法事。四十九日{しじゅうくにち}。[参考]九九の七七、四十九から。 **しちしょう**【七生】●〔仏〕この世に七度生まれ変わること。転じて、この世に生まれ変わる限り。四字「―報国」●七代。「―までたたる」 **しちしょく**【七色】●七種の色。●太陽の光をスペクトルで分けたときにあらわれる、赤・橙・黄・緑・青・藍・菫{すみれ}の七つの色。=七色{なないろ}。 **しちせき**【七赤】九星の一つ。方位は西。金星にあたる。 **しちてんはっき**【七転八起・七顛八起】《名・自サ》ななころびやおき。 **しちてんばっとう**【七転八倒・七顛八倒】《名・自サ》〔何度もころびたおれる意から〕苦しみのためのたうちまわること。七転八倒{しちてんばっとう}。「―の苦しみ」 **しちどう**【七堂】「七堂伽藍」の略。 **しちどうがらん**【七堂伽藍】正式な寺院の建築として備えるべき七つの建物。金堂・講堂・塔・鐘楼・経蔵・僧房・食堂。七堂。 **しちどう**【七道】昔、畿内と北海道以外の諸国を、東海・東山・北陸・山陰・山陽・南海・西海の七つに分けたもの。 **しちながれ**【質流れ】請け出す期限が切れて、質に入れた物が質屋の所有となること。また、その品物。質流れ品。 **しちなん**【七難】●[仏]火難・水難など、七種類の災難。●多くの欠点。[句]「色の白いは―かくす」 **しちねんき**【七年忌】「七回忌」に同じ。 **しちふくじん**【七福神】俗に福徳の神として信仰されている七人の神。大黒天・恵比寿・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋。 **しちふだ**【質札】質物をあずかったしるしに質屋が出す証書。質券。 **しちぶづき**【七分搗き】玄米をついて、周りについているうす皮の七割をとること。また、その米。 **しちほう**【七宝】〔仏〕七種のめずらしい宝。ふつう金・銀・瑠璃{るり}・玻璃{はり}(水晶)・硨磲{しゃこ}・赤珠{しゃくしゅ}(さんご)・瑪瑙{めのう}の七種。七珍。七宝{しっぽう}。 **しちみ**【七味】「七味唐辛子」の略。 **しちみとうがらし**【七味唐辛子】薬味の一種。唐辛子をはじめ胡麻{ごま}・陳皮{ちんぴ}・罌粟{けし}の実・菜種・麻の実・山椒{さんしょう}の粉をくだいてまぜたもの。七色唐辛子{なないろとうがらし}。しちみ。 **しちむずかしい**【しち難しい】《形》〔俗〕難しくてあつかいにくいようす。「―・い議論」 **しちめんちょう**【七面鳥】シチメンチョウ科の鳥。頭と首には羽毛がない。皮膚の色が青や赤に変わるのでこの名がある。食用。クリスマスの料理に使う。 **しちめんどう**【七面倒】《形動》〔俗〕やっかいで手数がかかるようす。「―な手続き」[表記]「七」は当て字。 **しちめんどうくさい**【七面倒臭い】《形》〔俗〕ひどくめんどうくさい。 **しちもつ**【質物】債務の担保に提供した物。特に、質に入れる品物。質草{しちぐさ}。質物{しちもつ}。 **しちや**【七夜】●七日目の夜。また、七日間の夜。お七夜{しちや}。「―の祝い」 **しちや**【質屋】品物をあずかって金を貸す商売(の人)。質店{しちみせ}。ななつや。しち。一六銀行。 **しちゃく**【試着】《名・他サ》体に合うかどうかためしに着てみること。「水着を―する」 **しちゅう**【死中】〔文〕死・破滅を待つ以外に方法がないような境地。[類語]死地。 **―に活を求める**《句》絶望的な状態のなかで、なおも生きのびる道を探し求める。死中に生を求む。 **シチュー** 牛・ブタ・ニワトリの肉などを、野菜といっしょに、とろ火で長くにこんだ西洋料理。▷stew **じちゅう**【寺中】〔文〕●寺院の中。また、寺の境内。●本寺に付属して境内にある小寺。子院{しいん}。 **しちゅうぎんこう**【市中銀行】●政府で運営する中央銀行に対し、民間で銀行業務を行う普通銀行。●都市銀行。[対]地方銀行。 **シチュエーション**●局面。状況。●映画・文学などで、主人公の置かれた境遇。▷situation **じちょ**【自著】自分の著書。「――にサインをする」 **しちよう**【七曜】●〔昔の中国の天文学説で〕日・月と火星・水星・木星・金星・土星の五星。●一週七日の各日の呼び名に七曜①をわりあてたもの。日曜・月曜・火曜・水曜・木曜・金曜・土曜の総称。「―表」 **しちょう**【市庁】「市役所」の別称。「―舎」 **しちょう**【市長】市民によって選挙され、市を代表し、市政をつかさどる職。また、その人。 **しちょう**【師長】〔文〕先生および目上の人。 **しちょう**【弛張】《名・自サ》〔文]●ゆるむことと張ること。●寛大と厳格。 **しちょう**【思潮】ある時代の社会一般に行きわたっている思想(の傾向)。「一八世紀の―」「文芸―」 **しちょう**【支庁】都道府県庁の下級の役所。交通の不便な地や、北海道の市部以外などに置かれる。 **しちょう**【紙帳】紙を張り合わせて作った蚊帳{かや}。防寒用にも用いた。 **しょちょう**【視聴】《名・他サ》〔文〕●見ることと聞くこと。聴視。「―者」●関心。注目。「世界のーを集めた大事件」 **しちょうりつ**【視聴率】テレビで、ある番組がどれだけ視聴されているかを示す割合。百分率であらわす。聴視率。 **しちょう**【試聴】《名・他サ》〔音質や演奏のぐあいなどをみるため、CDなどを〕ためしに聞くこと。「新譜をーする」「―室」 **しちゅう**【支柱】〔たおれないように〕物を支える柱。つっかいぼう。「塀の―」②〔生活や心の〕支えになる重要な・もの(人)。「一家の―を失う」[類語]大黒柱。 **しちょう**【輜重】〔旧陸軍で〕軍隊が輸送・補給すべき兵器・弾薬・食糧などの軍需物資の総称。「―兵」 <628> **じ・ちょう**【次長】〔役所・会社などで〕長の次の地位の役(の人)。 **じ・ちょう**【自嘲】《名・自サ》自分で自分を軽蔑し、あざけること。「―するように笑う」 **じ・ちょう**【自重】《名・自サ》《自分自身を重んじる意から)自分の品位を保って、軽はずみな行動をつつしむこと。[四字]「隠忍―」[四字]「―自戒」●自分で注意して健康を保つこと。「御一下さい」[類語]自愛。[注意]「じじゅう」と読めば別語。 **しーちょうかく** 【視聴覚】視覚と聴覚。―きょういく【一教育】映画・テレビ・スライドなど、目や耳にうったえる教具を利用する教育法。AV教育。 **しーちょう‐そん**【市町村】市と町と村。 **しーちょく**【司直】〔文〕(公明・正直ぐちをつかさどる意から)法にしたがって物事の正否を裁く人。裁判官。「―の手にゆだねる」 **しちり・けっかい**【七里結界】●[仏]悪魔の侵入をさけるため、七里四方に境界を作ること。●ひどく嫌って寄せつけないこと。=七里結界。 **しちりん**【七輪・七厘】料理のための炭火をおこす、土で作ったこんろ。かんてき。七厘ほどの炭で煮物ができ、光にあふれていた水は **じ・ちん**【自沈】《名・自サ》〔文]自分が乗る艦船をみずからの手で沈没させること。 **じちん・さい**【地鎮祭】建物の基礎工事の前に、その土地の神を祭って平安無事をいのる儀式。 **しつ**【失】〔文〕●失うこと。損失。「得とーを論じる」[対]得。●あやまち。過失。「―を責む」「遊撃―(=遊撃手のエラー)」●欠点。きず。 **しつ**【室】〔文〕●部屋。●妻。「徳川氏の―」 **しつ**【質】●内容。実質。「量よりー」●〔生まれつきの〕性質。たち。もちまえ。「天成のー」 **じつ**【実】■《名》●実際の内容。中身。実質。句「名を捨てて―を取る」●真心。誠意。「―のない人」●充実した成果。実績。「――があがる」●実際。ほんとう。真実。「―の親子」●〈「―を言うと」「―を言えば」の形で〉実際のことを言うと。「―を言うと、つらかったんだ」■日《接頭》「実際の」の意。「―生活」「―利用」 **じつ‐あく**【実悪】歌舞伎で、残忍な悪人の役。代表的な敵役だ。 **しつい**【失意】期待がはずれて望みがかなわず、がっかりすること。句「―のうちに」句「―のどん底」[類語]失望。[対]得意。 **じつ・い**【実意】●本心。「―をただす」[類語] 真情。●誠実な心。真心。「―を示す」[類語]誠意。 **しつ・いん**【室員】〔研究室などの〕「室」とつく組織に属する人。 **じつ・いん**【実印】役所に届け出て、登録してある正式の印判。印鑑。[因]認め印。 **じつ・いん**【実員】〔そこにいる〕実際の人員。 **し・つう** 【止痛】 〔文〕痛みをとめること。「―剤」 **し・つう** 【私通】 《名・自サ》夫婦でない男女がひそかに肉体関係をもつこと。密通。 **し・つう**【歯痛】歯が痛むこと。歯の痛み。はいた。 **しつう・はったつ**【四通八達】《名・自サ》〔文〕道路・交通などが四方八方に通じて、交通の便がよいこと。「――の地」「高速道路の―した巨大都市」 **じつ‐えき**【実益】実際の利益。実利。「趣味と―をかねる」 **じつえん**【実演】《名・他サ》●あることを実際にやって見せること。「料理の――をする」「――販売」●映画俳優・歌手などが、舞台で直接演じること。山階の化学 **しつ・おん**【室温】室内の温度。「―を調節する」 **しっか**【失火】《名・自サ》過失で火災を起こすこと。また、その火災。「――で全焼する」 **しっか**【『膝下】〔文〕(「ひざもと」の意》●庇護のおよぶ範囲。「父母の―をはなれ上京する」●親などに出す手紙の脇付{わきづけ}に書く語。「父上様―」 **じっかい**【十戒】[仏]仏道修行の上で守らなければならない一〇の戒律。 **じっかい**【十戒・十誡】 〔キリスト教で〕モーゼが神ら与えられたという一○箇条の啓示。モーゼの十誠。 **じつがい**【実害】実際に害があること。実際の損害。また、実質的な損害。「―の多い作業」[団]実利。 **しつがいこつ**【『膝蓋骨】ひざの関節の前側にある平たい皿状の骨。ひざざら。 **しっかく**【失格】 《名・自サ》〔規定・手続きなどに違反して〕資格を失うこと。「期限におくれてーした」 **じつがく**【実学】現実の社会・産業を直接発展させる、実利的な学問。実用的な学問。 **しっかと**【『確と・腚と】 《副》(「しかと」の転)しっかり。「大地に―根をはる」 **じつ・かぶ**【実株】取引所で、実際に受け渡しされる株。現株。正株。[対]空株{からかぶ}。 **しっかり**【『確り・腚り】《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●堅固なようす。たしかなようす。「かばんを―持つ」「―とした門」●〔性質・行い・考えなどが〕堅実で信用できるようす。「若いがーした人物」●気持ちがたしかで緊張するようす。気丈なようす。「ーやれ」●〔肉体的機能が〕丈夫なようす。「足はーしている」●《形動》商取引で、市場に活気があり相場が高いようす。 **しつかん**【質感】〔文〕物の材質の違いから受ける感じ。見たり触れたりしたときの感じ。「素材のーを活かす」 **しっかん**【失陥】《名・自サ》〔文〕攻め落とされて土地を失うこと。 **しっ‐かん**【疾患】病気。疾病。「腹部の―」 **じっかん**【十干】 木・火・土・金・水の五行を兄{え}・弟{と}に分けたもの。甲{きのえ}・乙{きのと}・丙{ひのえ}・丁{ひのと}・戊{つちのえ}・己{つちのと}・庚{かのえ}・辛{かのと}・壬{みずのえ}・癸{みずのと}。[参考]十二支{じゅうにし}。巻末「時刻・方位・干支」。 **じっ‐か**【実家】●その人の生まれた家。生家。●婚姻・養子縁組などで他家の籍に入った人の、もとの家。さとかた。[団]婚家。養家。●〔婚姻・養子縁組に限らず〕家族から離れて暮らしている人の、その実父母や家族の家。「出張の帰りにーに立ち寄る」 **じっ‐か**【実科】 〔図工・音楽など〕技芸の実際を学ぶ科目。実用的なことを学ぶ科目。 **しっかい**【悉皆】《副》〔文〕すべて。ことごとく。「一見当がつかぬ」 **しっき**【湿気】しっけ(湿気)。 **しっき**【漆器】漆をぬって仕上げた器具。塗り物。 **じっしん**【十進】十進法。 <629> **しつぎ**【質疑】《名・他サ》〔不明な点、疑わしい点などを〕人に問いただすこと。「―応答」[類語]質問。 **じつき**【地付き】●その土地に、昔から住んでいること。土着。「―の江戸っ子」●魚がある場所にすみつくこと。「―のタイ」 **じつき**【地突き・地搗き】建築のはじめに土地をつき固めること。地がため。地形{じぎょう}。 **じっき**【実記・実紀】〔文〕事実の記録。実録。 **じつぎ**【実技】〔体を動かしたり声を出したりして〕実際に行う技術。「体育の―」 **しっきゃく**【失脚】《名・自サ》〔足をふみはずす意から〕失敗して、今までの地位や立場を失うこと。「―した大臣」「大統領の―をねらう」 **しつぎょう**【失業】《名・自サ》職業を失うこと。失職。特に、働く能力と意志があるのに職が得られないでいること。「会社が倒産して―する」「―保険」「―対策」「―人口」[対]就業。 **じっきょう**【実況】ある物事が実際に行われているありさま・状況。「―放送」 **じつぎょう**【実業】〔農業・工業・商業・水産業など〕生産・売買に関する事業。「―界」 **じつぎょうか**【実業家】〔規模の大きな〕生産・経営などの経済的事業をいとなんでいる人。 **しっきん**【失禁】《名・自サ》神経障害・老衰などのため、大小便を抑制することができず、もらすこと。 **しっく**【疾駆】《名・自サ「》車・馬などに乗って速く走ること。「馬で草原をーする」[類語]疾走。 **シック**《形動》あかぬけして上品なようす。▷chic **しっくい**【漆喰】(「石灰」の唐音{とうおん})石灰に粘土・ふのりなどを混ぜてねりあわせたもの。壁・天井などをぬりかためる材料。「―壁」[表記]「漆喰」はあて字。 **シックスばん**【シックス判】「ろくろくばん(六六判)」に同じ。 **シックハウスしょうこうぐん**【シックハウス症候群】新築の住宅に住む人に見られるさまざまな健康障害。建材にふくまれるホルムアルデヒドなどが原因とされる。▷sick-house syndrome から。 **しっくり**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)性格や調子がよく合うようす。調和がとれているようす。「夫婦の間が―としない」「街並に―とけあった古民家」 **じっくり**《副》(「―と」の形も)物事を落ち着いてゆっくりとするようす。「一つの問題に―取り組む」 **しつけ**【仕付け】●本縫いの前に、衣服の仕立てがくるわないように糸であらくぬっておくこと。また、その糸。「―糸」●礼儀・作法を身につけさせること。また、その礼儀・作法。[表記]②は「躾」とも書く。 **しっけ**【湿気】しめりけ。湿気{しっき}。「―の多い場所」 **しっけい**【失敬】■《名》《自サ・形動》作法や礼儀を欠くこと。「―な男だ」「―して膝をくずす」■〔主に男性が使う〕●《自サ》〔親しい男同士が〕気軽く別れること。〔多く会話の中で用いられる〕「それではーする」[類語]②失礼。●《他サ》〔軽い気持ちで〕ぬすむこと。無断で借りたり使ったりすること。「隣家の柿を―する」■《感》〔男性が〕気軽く別れるとき、また、謝りの気持ちをふくめた挨拶をするときなどに言う語。「では諸君、―」[類語]失礼。 **じっけい**【実兄】同じ両親から生まれた兄。実の兄。[対]義兄。 **じっけい**【実刑】〔執行猶予でなく〕実際に受ける体刑。「懲役五年の―」「―判決」 **じっけい**【実景】実際の景色・情景。 **しっけつ**【失血】《名・自他サ》出血のため、体内の血を失うこと。「交通事故で大量に―する」「―死」 **じっけん**【実験】《名・他サ》●理論や仮説が実際に正しいかどうかためすこと。「―室」●「まだわからないことを〕実際に行ってみること。実地の経験。「―校」「どれだけ飲めるかーしてみる」 **じっけんだい**【実験台】●実験室にある、実験用の器具などをのせる台。●実験の対象・材料になる・もの(人)。「―になる」 **しつげん**【湿原】湿地や高山に発達する、しめりけが多い草原。「―植物」「尾瀬の―」 **じっけん**【実検】《名・他サ》本当か否かを検査すること。「首―」 **じっけん**【実権】実際の権力。[コロ]「会社のーをにぎる」 **じっけん**【実見】《名・他サ】実際にそのものを見ること。「―談」 **じつげん**【実現】《名・自他サ》〔予想・期待・計画などが〕実際の事として現れること。また、現すこと。「夢がーする」「国際平和の―に努力する」[類語]出現。 **しっこ**【疾呼】《名・他サ》〔文〕早口であわただしく呼ぶこと。「部下の名を―する」 **しつご**【失語】脳の障害などで、ことばを忘れたり、正確に発音できないこと。 **しつごしょう**【失語症】脳の部分的障害によって言語中枢が損傷され、ことばを理解したり話したりできなくなる症状。 **じつげつ**【日月】●〔文〕太陽と月。●年月。歳月。月日{つきひ}。にちげつ。「多くの―を費やす」 **しつける**【仕付ける】《他下一》●するのに慣れている。「―・けないことをしたのでつかれた」[類語]やりつける。●本縫いの前に、衣服の仕立てがくるわないようにあらくぬう。しつけ糸をかける。●〔子供に〕日常生活での礼儀・作法などを身につけさせる。「子供を―・ける」[表記]③は「躾ける」とも書く。 **しっけん**【執権】(政権をとる意)●鎌倉幕府で、名目上の将軍を助けて内外の政務をつかさどった重職。執権職。[参考]北条氏が世襲。●室町時代の「管領」の別称。 **しっけん**【失権】《名・自サ》権利や権力を失うこと。 **しつげん**【失言】《名・自サ》言ってはいけないことを、うっかり言ってしまうこと。また、そのことば。「大臣のーが問題になる」 **しっこう**【執行】《名・他サ》〔決められたことを〕実際に取り行うこと。「予算通りーする」●[法]法律・命令・処分などの内容を実際に行うこと。 **しっこうきかん**【執行機関】法人・団体などで、その議決・意思決定を実施する機関。公益法人の理事、地方公共団体の長など。 **しっこうぶ**【執行部】政党や労働組合などで、実際の運営を行う中枢機関。 **しっこうゆうよ**【執行猶予】刑の判決を受けた者に対し、一定期間(=一年以上五年以下)刑の執行をのばし、その期間を事故なく過ごしたときは刑の言い渡しはなかったものとする制度。 **しっこう**【失効】《名・自サ》〔法律・権利などが〕効力を失うこと。「免許証がーする」[対]発効。 <630> **しっこう**【失行】〔文〕道徳的なあやまち。人の道にはずれた行い。 **しっこう**【膝行】《名・自サ》〔文〕〔神前や貴人の前などで〕ひざがしらをついて進退すること。 **じっこう**【実効】〔文〕実際にあらわれる効力・効果。実際のききめ。「―があがらない」 **じっこうせい**【実効性】実際に効果・効力をあらわすことができる性質。「―のとぼしい計画」「―がある」 **じっこう**【実行】《名・他サ》〔計画・約束などを〕実際に行うこと。[コロ]「計画をーに移す」四字「不言―」[類語]実践。実施。 **じっこうりょく**【実行力】〔困難な物事を〕手ぎわよく、実際に行っていく力・能力。「―のある人」 **しっこく**【桎梏】〔文〕(手かせと足かせの意)行動の自由をさまたげるもの。「家庭がーとなる」[類語]束縛。 **しっこく**【漆黒】〔文〕漆{うるし}をぬったように、黒くてつやのあること。また、その色。「―の髪」「―の夜」 **しっこし**【尻腰】(「しりこし」の促音便)度胸。意気地。根気。「―がない人だ」 **じつご**【実事】歌舞伎で、実直で分別に富んだ役柄。「―に優れた役者」[対]和事。荒事。 **じっこん**【昵懇・入魂】《名・形動》(「入魂{じっこん}」の音転)親しくつきあっていること。「―の間柄」[類語]懇意。親昵。 **じっこん**【実根】方程式の根で、実数がふくまれているもの。[対]虚根。 **じっさい**【実際】■《名》〔想像・仮定でなく〕実地の場合。現実のありさま・事柄。「戦争の―を知る」「―問題として」■《副》本当に。「―美しい人だ」 **じっさいか**【実際家】実情に応じて物事を判断・処理する能力のある人。 **じっさいてき**【実際的】《形動》実地や現実によくあうようす。「―な考え方」[類語]現実的。[対]観念的。 **じつざい**【実在】《名・自サ》〔想像や幻ではなく〕実際に存在すること。「その人物はーした」●「哲」われわれが知覚できるものとは別に、客観的に独立して存在すると考えられるもの。 **じつざいろん**【実在論】〔哲〕認識論において、意識や主観から独立して存在するものの・あることを認める立場。[対]観念論。 **じっさく**【実作】《名・他サ》芸術作品などを実際に作ること。また、実際にできた作品。「―者」 **しっし**【嫉視】《名・他サ》〔文〕ねたましく思って見ること。うらめしく思うこと。 **しつじ**【執事】●貴人の側近にいて、事務や家政を担当する役(の人)。●〔文〕貴人にあてた手紙のあて名の脇付に使う語。 **じっし**【十指】〔両手の〕一○本の指。 **―に余る**《句》両手の指を折って数えても足りない。一○より多い。 **―の指す所**《句》多くの人が正しいと認めること。 **じっし**【実姉】同じ両親から生まれた姉。実の姉。[対]義姉。 **じっし**【実子】自分の血をわけた子。産みの子。実の子。[対]養子。義子。継子。 **じっし**【実施】《名・他サ》〔計画などを〕実際に行うこと。施行。「―にふみ切る」[類語]実行。実践。 **じつじ**【実字】●漢文で、形象を持った具体的なものを表す文字。「人」「山」「川」など。●漢文で、文法上の形式的意味を表す文字に対して、実際的な意味を表す文字。名詞・動詞・形容詞などの文字。[対]①②虚字。 **しっしき**【湿式】液体を使う方式。[対]乾式。 **しつじつ**【質実】《名・形動》かざりけがなく、まじめなこと。「―な人柄」四字「―剛健」 **じっしつ**【実質】実際の内容・性質。「外見よりーを重んじる」 **じっしつちんぎん**【実質賃金】実額だけではなく、その時の実質的な購買力で見積もった賃金。名目賃金を物価指数で割ったもの。[対]名目賃金。 **じっしつてき**【実質的】《形動》●実質が充実しているようす。「―なお祝い」●実質そのものに注目するようす。「―には値下げになる」[対]形式的。 **じっしゃ**【実写】《名・他サ》〔模型やセットを使わず〕実際の状況や景色をフィルムに写すこと。また、その写真・映画など。「風景を―する」 **じっしゃ**【実車】タクシーなどの営業用自動車が客を乗せて走ること。 **じっしゃかい**【実社会】〔本の中や頭の中でえがいたものではない〕現実の社会。「―で経験を積む」 **じっしゅう**【実収】〔税金・必要経費などを除いた〕実際の収入。手取り。●実際の収穫(量)。 **じっしゅう**【実習】《名・他サ》〔技術などを〕実際に行って学ぶこと。「料理の―」「教育―」 **じっしゅきょうぎ**【十種競技】男子の陸上競技種目の一つ。一○○メートル走・走り幅跳び・砲丸投げ・走り高跳び・四○○メートル走・一一〇メートル障害・円盤投げ・棒高跳び・やり投げ・一五〇〇メートル走の一○種目を一人で行い、その総得点を競うもの。デカスロン。 **しつじゅん**【湿潤】《名・形動》湿りけをおびること。また、湿気が多いこと。「―の地」「温暖な気候」 **しっしょう**【失笑】《名・自サ》〔我慢できずに〕思わず笑うこと。〔軽蔑の意をふくむ〕「場ちがいな発言に―する」[類語]噴飯。 **―を買う**《句》おろかしい言動のために人から笑われる。 **じっしょう**【実正】〔文〕確かなこと。まちがいのないこと。 **じっしょう**【実証】●確かな証拠。確証。「―のない言説」●《名・他サ》確かな事実や証拠によって証明すること。「自説を―する」 **じっしょうしゅぎ**【実証主義】(positivisme)〔哲〕知識の真偽は感覚的な経験によって判定されるべきもので、形而上学的理論によるものではないとする立場。 **じっしょうせい**【実証性】確かな事実や証拠によって証明できる性質。「この論文はーを欠いている」 **じっしょうてき**【実証的】《形動》〔思考だけでなく〕経験した事実によって研究し、証明するようす。「―な研究家」 **じつじょう**【実情】●〔文〕偽りのない真実の気持ち。真情。「―を吐露する」●実際の事情や状況。実態。「交渉成立の―」[表記]②は「実状」とも書く。 **しっしょく**【失職】《名・自サ》職業を失うこと。失業。「議員を―する」 **しっしん**【失神・失心】《名・自サ》〔強い衝撃などを受けて〕意識を失うこと。気を失うこと。「なぐられてーする」[類語]卒倒。昏倒{こんとう}。 **しっしん**【湿疹】皮膚の表面におこる炎症。かゆみをともない、水疱{すいほう}・膿疱{のうほう}などを生じる。 <631> をともない、水疱{すいほう}・膿{うみ}などを生じる。 **じっしん‐ほう**【十進法】記数法の一つ。1から9までの数を基数とし、さらに0を用いて一〇ずつまとめて位を上げてゆく、数の表し方。 **じっ‐すう**【実数】●〔数〕有理数と無理数の総称。●実際に確かめられた数。「参加者のー」 **しっ!する**【失する】 ■《自サ変》〔文〕〈「・・・に―・する」の形で〉あまり・・・にすぎる。失策と思われるほど・・・すぎる。「寛大に―・する処置」句「遅きに―・する」■日《他サ変》〔文〕 〔あるべきものを〕なくす。失う。「礼を―・する」「機を―・する」●忘れる。 **しっ・せい**【叱正】《名・他サ》〔文〕●しかって、誤りや不備な点を直させること。「師の―を受ける」●詩文の添削・批評を人にたのむとき、謙遜して言う語。「御{ご}―をあおぐ」[類語]斧正{ふせい}。 **しっ・せい**【執政】国家の政務をとること。また、その役目(の人)。「一官」 **しっ・せい**【失政】政治の方法をまちがえること。また、その政治。「行政府の―を正す」 **しっ・せい**【湿性】しめった、水分の多い性質。しめりやすい性質。「―肋膜炎」[対]乾性。 **じっせい**【実勢】実際の勢力・勢い。「経済の―」―かかく【一価格】〔公示価格とは違って〕実際に取り引きされる際の価格。 **じっ・せいかつ**【実生活】実際の日常生活。 **しっせいしょくぶつ**【湿生植物】しめった場所に生える植物。セリ・ヨシなど。 **しっせき**【叱責】《名・他サ》〔文〕過失をとがめてしかること。「叔父にーされる」 **しっ・せき**【失跡】《名・自サ》〔人の〕行方が知れなくなること。「社長がーした」[参考]「失踪{しっそう}」の言いかえ語。新聞などで使う。 **じっ・せき**【実績】 〔仕事などの〕実際の功績・成績。○「ーがある」[コロ] 「ーをあげる」[注意]「実積」は誤り。 **しつぜつ**【湿舌】 水蒸気を大量にふくんだ気団。日本に集中豪雨を降らせる原因となる。[参考]天気図に表すと、舌状にのびた形になることから。 **じっせつ**【実説】〔脚色などしていない〕本当の話。事実のままの話。実話。「――日本人物史」 **じっせん**【実戦】 〔演習・練習でなく]実際の戦い。実際の試合。「―できたえる」「一部隊」 **じっせん**【実線】〔製図などで〕途中に切れた箇所がない線。「―で表示する」[囡]点線・破線。 **じっせん**【実践】《名・他サ》自分で実際に行うこと。「理論を―に移す」「――家」[類語]実行。[団]理論 **じっせん・きゅうこう**【実践、躬行】《名・他サ》[文]実際にみずから率先して行い、行為としてあらわすこと。 **しっ‐そ**【質素】《形動》●〔身なりなどが〕かざりけのないようす。「―な服装」●〔生活などが〕つましいようす。倹約しているようす。「――に暮らす」[類語]地味。 **しっ‐そう**【失踪】《名・自サ》行方をくらますこと。所在・生死が不明になること。失跡。「―事件」「経営者が突然―した」[類語]出奔{しゅっぽん}。逐電{ちくでん}。 **しっ‐そう**【疾走】 《名・自サ》速く走ること。「全力―」[類語]疾駆{しっく}。 **じっ‐そう**【実相】●物事の実際のありさま。「―をあばく」「社会の―」[類語]実情。●[仏]万物の、移り変わる仮の世界をはなれた真実の姿。真如{しんにょ}。 **じつ・ぞう**【実像】●レンズや球面鏡で屈折または反射した光がある場所に集まって実際に作る像。●風説や外見によらぬ真の姿。「スターのー」①②虚像。 **しっそく**【失速】《名・自サ》●航空機が飛行に必要な速度・浮力を失うこと。●上り調子の物事の勢いが、急激に弱まること。「景気が―する」 **じっそく**【実測】 《名・他サ"》〔距離・面積・深度などを測定器などを使って〕実際にはかること。「川の深さを―する」[対]目測。 **じつぞん**【実存】 《名・自サ》●実際に存在すること。●( Existenz)[哲]「(どんなもの)である」と把握される抽象的な本質に対して、「・・・がある」というような具体的・個別的な存在。特に、人間の主体的・自覚的存在。―しゅぎ【―主義】(existentialisme)[哲]人間の主体的・自覚的存在を本質に先立つものと考える立場。ハイデッガー、サルトルらに代表される。実存哲学 **しった**【叱咤】 《名・他サ》〔文〕大声でしかりつけること。また、はげますこと。[四字]「―激励」 **しったい**【失態・失体】面目や体裁を失うような失敗。[コロ]「ーを演じる」 **じったい**【実体】 (substance) [哲〕われわれの感覚に現れるものの背後にあり、そのものの基盤となっている普遍的なもの。●〔現象や形式など外に現れたものに対して〕(具体性をもった)事物の本質。「―のない組織」 >[使い分け「ジッタイ」] **実体**〔現象や作用の背後にあって基盤となる普遍的なもの。事物の本質〕生命現象の実体・教育の実体を問う・組織の実体とは何か・実体のない一経済現象 **実態**〔ありのままの姿。実情〕政治の実態を探る・台風による農作物被害の実態調査・赤字経営の実態・現下の教育行政の実態 [参考]「実体」は現象の背後にひそむ本質、「実態」は現象そのもの。 **じっ‐たい**【実態】実際のありさま・状態。実情。「これが政治のーだ」→使い分け **しった・かぶり**【知ったか振り】知らないのに、知っているようなふりをすること。「―をして恥をかく」 **しったん**【悉曇】●梵語の字母。梵字。古く日本に伝えられ、五十音図などに影響を与えた。●梵語。梵語学。[参考]梵語 siddham の音訳。 **しっち**【失地】●戦争などで失った領土。●失った地位・立場・地盤。 ――を回復・する《句》●失った土地を取り返すこと。●地位や権力などを取り戻すこと。 **しっち**【湿地】湿りけの多い、じめじめした土地。 **じっ‐ち**【実地】●ある事が実際に行われている場所。現場。「電力開発の調査」●【理論・考えでなく〕ある物事の実際の場合。「―訓練」 **じっちゅう・はつく**【十中八九】 〔予想したことの起こる割合が〕一〇のうち八か九。転じて、ほとんど。[副詞的にも使う」「――間違いない」[類語]九分九厘。 **しっ‐ちょう**【失調】調和を失うこと。「栄養―」 <632> **じっ‐ちょく**【実直】《名・形動》まじめで正直なこと。きりちぎ。「―な性質」四字「謹厳――」類語正直。 **しっちん**【七珍】「七宝{しっぽう}」に同じ。 **しっつい**【失墜】《名・自他サ》〔信用・権威などが〕なくなること。また、なくすこと。「権威を―する」 **じ・つづき**【地続き】〔海や川などで区切られず〕土地が一続きになっていること。「隣の村までーだ」 **じって**【十手】江戸時代、捕吏(=今の警官)が使った、手もと近くにかぎのある四五余りの鉄棒。刀剣をたたきおとしたりするのに用いた。じゅって。 **じってい**【実体】《名・形動》正直でまじめなこと。実直。〔古風な言い方]「―な男」「長年―に働いてきた」 **じってい**【実弟】同じ両親から生まれた弟。実の弟。因義弟。 **じってい‐ほう**【実定法】人為的に決められ、社会で現実に制定・実施されている法。憲法・法律・判例など。[参考]自然法。 **しつ・てき**【質的】《形動》內容・性質に関するようす。「ーにすぐれている」団量的。 **じってつ**【十哲】(「哲」は賢人の意)一〇人のすぐれた門人。「蕉門{しょうもん}のー」 **しっ・てん**【失点】●試合・競技などで失った点。「大量――」囡得点。●失敗。失策。「―を重ねる」 **しつ・でん**【湿田】水はけが悪く、水分の多すぎる田。団乾田。 **しってんばっとう**【七転八倒・七顛八倒】七転八倒 **しっと**【嫉妬】《名・自他サ》●自分の愛している人が他へ愛情を向けるのを、うらめしく思う・こと(気持ち)。やきもち。悋気{りんき}。「一心」「二人の仲にーする」「―にくるう」●自分よりすぐれた人をうらやむ・こと(気持ち)。ねたみ。そねみ。「出世した友人を―する」 **しつ・ど**【湿度】空気中にふくまれる水蒸気の度合い。「―が高い」「―計」 **じっと**《副》《自サ》●体や視線などを、動かさないようす。「かくれてーしている」●がまんして、たえしのぶようす。「痛さを―こらえる」 **しっとう**【執刀】《名・自サ》メスを持って、手術・解剖を行うこと。「一医」 **しっとう**【失投】《名・他サ》野球で、投手があやまって打者に打ちやすい球を投げること。「痛恨の―」 **しっとう**【失当】《名・形動》〔文〕正当でないこと。不当。「―な要求」「―な処分」 **しつ・どう**【実働】《名・自サ》実際に労働すること。 >―じかん【一時間】〔勤務時間から、食事・休憩時間などを除いた〕実際に労働する時間。実労働時間。[参考]拘束時間。 **じっとく**【十徳】昔、儒者や医者などが着た、素襖{すおう}に似た羽織のような衣服。 **しっとり**《副・自サ》》《副詞は「―と」の形も》●少し湿りけをふくんだようす。「―とした髪」●〔雰囲気や性格が〕落ち着いて静かなようす。「―した感じの店」 **じっとり**《副・自サ》》《副詞は「――と」の形も)〔不快に感じるほど〕しめっているようす。「汗でシャツがーとする」類語じとじと。 **しつ・ない**【室内】部屋の中。「――競技」類語屋内。因室外。 >―がく【―楽】おもに重奏などの、小規模な合奏。また、そのための曲。 **じつに**【実に】《副》本当に。全く。「―おもしろい」 **しつ・ねん**【失念】《名・他サ》うっかり忘れること。「名前をーしてしまった」類語度忘れ。 **じつ・ねん**【実年】(実りある年齢の意で)およそ五○歳から六九歳までの、壮年と老年の間(にある中高年層)。[参考]一九八五年、旧厚生省が公募したものの中から選んだことば。 **じつの**【実の】《連体》●本当の。実際の。「―話」「一所」●血のつながりのある。「小妹」 **じつは**【実は】《副》事実を言えば。本当は。「―以前から知っていた」 **しっぱい**【失敗】《名・自サ》試みて、目的が果たせないこと。しそこなうこと。「交渉に―する」類語不成功。因成功。 >[類語と表現]「成功・失敗」 >――は成功のもと《句》失敗しても、よく反反省してやり方を改めれば、成功への道が開けるものだということ。 **じっぱ・ひとからげ**【十把一絡げ】多くの種類のものを、価値の低いものとして一まとめにしてあつかうこと。「―にして批判する」 **しっぴ**【失費】〔あることに〕使った費用。ついえ。「ーがかさむ」類語出費。ものいり。 **しつ・び**【櫛比】《名・自サ》〔文〕〔建物などが〕くしの歯のようにぎっしり並んでいること。「商店が――する」 **じっぴ**【実否】〔文〕事実であるかないか。じっぷ。「うわさの―を確かめる」類語真偽。真否。 **じっぴ**【実費】実際にかかった費用。「――を負担する」 **しっぴつ**【執筆】《名・他サ》〔筆をとって〕文字・文章を書くこと。「原稿を―する」 **しっぷ**【湿布】《名・他サ》湯・水・薬液などでしめした布を患部に当てて、炎症をおさえる治療法。また、その布。罨法{あんぽう}。「捻挫した足首に―する」 **じっぷ**【実父】血がつながった父。実の父。因義父。 **しっぷう**【疾風】はげしく速くふく風。はやて。「ーのごとく走りぬける」 **しっぷう‐じんらい**【疾風迅雷】(速い風とはげしい雷の意から)勢いなどが非常にすばやくはげしいこと。「―の進軍」 **しっぷう・もくう**【櫛風沐雨】〔文〕(風で髪をくしけずり、雨で水浴する意から)外に出て苦労しながら、休みなく奔走すること。「―二〇年」 **じつぶつ**【実物】〔模型・見本・写真などでなく〕実際の物。ほんもの。「写真と―はひどくちがう」 >ーだい【一大】実物と同じ大きさ。「―の写真」 **しっぺい**【疾病】〔文〕病気。疾患。「―の予防」 **しっぺい**【竹箆】●禅宗で、修行者の雑念や居眠りなどをいましめてたたく、平たい竹の棒。●人さし指と中指をそろえて、手首などを打つこと。しっぺ。 **しっぺがえし**【竹篦返し】《名・自サ》《しっぺいでたたかれたのをたたきかえす意から》受けた仕打ちに対して、すぐ(同じような)仕返しをすること。しっぺいがえし。仕返し。「手ひどいーを食らう」 **しっぽ**【尻尾】(「しりお」の転)●動物の尾。●魚の尾びれ。●「糸・綱など〕細長いものの端。「糸のーを結ぶ」「大根の―」●順位の後の方。⑤ファスナー。[参考]もと商標名。▽zipperジッパー >――を出す《句》かくしていた正体やごまかしなどがばれる。化けの皮がはがれる。 <633> ―を掴{つか}む《句》ごまかしの証拠をおさえる。 ―を振・る《句》他人に気に入られようとして機嫌をとる。 ―を巻・く《句》相手からやりこめられて、手向かう気持ちをなくす。降参する。 **じ・つぼ**【地坪】地面の坪数。[因]建坪{たてつぼ}。 **じつぼ**【実母】血のつながりのある母。産みの母。実の母。[対]義母。 **しつ‐ぼう**【失望】《名・自サ》●希望を失うこと。「人生にーする」[類語]絶望。●あてがはずれてがっかりすること。「実物を見て―した」[類語]落胆。 **しっぽう**【七宝】●[仏]七宝{しちほう}。●「七宝焼」の略。金・銀・銅や陶磁器・ガラスなどの素地に、いろいろな色のほうろうをほどこして焼きつけるもの。[参考]七種の珍宝をちりばめたように美しいということから。 **じっぽう**【十方】〔文〕●四方(東西南北)・四隅・上下の全部。●あらゆる場所・方角。「一世界」 **じっぽう**【実包】実弾。[因]空包{くうほう}。 **しつ・ぼく**【質朴・質樸】《名・形動》自然のままで、かざりけがないこと。「――な青年」 **しっぽく**【『卓袱】●中国風の朱塗りの食卓。●めん類に、野菜・きのこ・かまぼこなどの具をのせて汁をかけたもの。●「卓袱料理」の略。長崎から広まった、和風の中華料理。数人で卓袱を囲んで食べる。 **しっぽり**《副》 《「―と」の形も) ● 〔小雨などで〕静かにすみずみまでぬれるようす。「小雨にぬれる」●情愛こまやかにうちとけているようす。 **じつ・まい**【実妹】同じ両親から生まれた妹。実の妹。[因]義妹。 **じつ‐みょう**【実名】 じつめい(実名)。 **しつ・む**【執務】《名・自サ》事務・業務などについていること。「一中」「役所でーする」 **じつむ**【実務】実際の事務・業務。「――に従事する」「―に明るい」―か【一家】実務にたずさわる人。また、実務をたくみにこなす人。 **じーづめ**【字詰め】〔原稿用紙・印刷物などの〕一行または一ページに並べる文字の数。 **しつめい**【失名】 〔文〕名前がわからないこと。[連語]「一氏(=氏名不詳のときや氏名をかくしたいときに使う語)」 **しつめい**【失明】 《名・自サ》目が見えなくなること。 **じつめい**【実名】 〔雅号・通称などではない〕本当の名前。本名。「――で報道する」 **しつもん**【質問】《名・他サ》〔不明・疑問の点を〕問いただすこと。また、その内容。問い。[類語] 質疑。 **しつ‐よう**【執、拗】《形動》●自分の意見を通そうとして、意地を張るようす。かたいじ。「―に主張する」●しつこいようす。「―に追及する」 **じつ‐よう**【実用】実際に使って役に立つこと。「―の学問」―か【一化】《名・他サ》〔研究成果や考案などを〕実際に利用できる形にすること。「新技術を―する」―しゅぎ【―主義】「プラグマティズム」に同じ。―しょ【―書】日常生活で実際に役立つ知識や技術などをまとめた書物。―しんあん【―新案】既存の物品の形状・構造などに改良を加え、実用上・産業上利用できるものにする考案。―てき【―的】《形動》実用に適しているようす。実際に役立つようす。「―な英語教育」 **じ‐づら**【字面】●一つ一つの文字の形や配列のぐあい。また、それからうける感じ。「―が悪い」●文字や文章の表面上の意味。「手紙の―から想像する」=字面{じづら}。 **しつらえ**【『設え】作り設けること。用意。準備。しつらい。 **しつら・える**【『設える】ぶ。《他下一》設けととのえる。用意する。また、かざりつける。〔古風な言い方〕「部屋に床の間を―・える」図しつら・ふ《下二》。 **じつり**【実利】実際の利益や効用。実益。「名誉よりーをとる」[囡]実害。―しゅぎ【―主義】現実的な利益を中心に考える主義。功利主義。 **じつり**【実理】〔文〕実際に即した理論や道理。「―に基づいて行動する」[対]空理。 **しつりょう**【質量】●質と量。「――ともに充実している」●〔理〕物体が有する物質の量。物体の慣性および重量(=重さ)の本質となる。「―保存の法則」 **しつりょう**【質料】 ( hyle 英 matter)[哲]形式が加わることによってはじめて一定の物とし構成される、その素材となるもの。内容。実質。[団]形相{けいそう}。―せい【―性】形や構造ができあがる際に素材となるものが有する性質。 **じつりょく**【実力】〔地位・名目などにかかわりのない」実際の能力。[コロ]「数学の一をつける」[四字]「一伯仲」●腕力。武力。「―にうったえる」―こうし【一行使】紛争などが起こったとき、話し合いなどの平和的解決によらず・実力(武力)にうったえること。特に、労働争議で、話し合いによらずストライキなどの闘争手段を用いること。「要求貫徹のため―にはいる」―しゅぎ【―主義】 〔役割などを決める際に〕年齢・経歴などにかかわりなく、その人の実力を判断の基準として重視する立場。能力主義。 **しつれい**【失礼】《名・自サ》《形動》●礼儀に反するふるまいをすること。無作法。「―な人ね」「あの人―しちゃうわ」[類語]不躾{ぶしつけ}。無礼。非礼。●人と別れること。〔多く、会話の中で使う」「これでーします」[類語]②失敬。■《感》人と別れるとき、軽くあやまるとき、許しを請こうときなどに言う語。「じゃあ、―」「あっ、―」「―、ちょっと火を貸してください」[類語]失敬。 **じつ・れい**【実例】〔仮に作ったものではなく」実際にあった例。「―をひく」 **しつ・れん**【失恋】 《名・自サ》恋にやぶれること。[因]得恋{とくれん}。 **じつ・ろく**【実録】事実をありのままに記録・したもの(すること)。実記。「―忠臣蔵」 **じつ・わ**【実話】〔創作などでなく〕実際にあった話。 **して**【仕手】●あることを行う(相手の)人。「相談の―がない」[表記]「為手」とも書く。●相場で、大きな思惑買いをする人。●能楽や狂言の主役(を演じる人)。[表記]③は「シテ」と書く。[対]ワキ。ツレ。アド。 **して**《接続》そして。それで。〔古風な言い方」「―、その後は」 **して**(サ変動詞「す」の連用形「し」+接続助詞「て」)■《格助》文語●手段・方法・材料・原因・理由などを表す。で。「霜やけの小さき手して蜜柑むく我が子しのばゆ風の寒きに〈落合直文〉」「二人して談笑にふける」●〔「(を)して」+動詞未然形+「しむ」の形で〕命じられてそのことをさせられる人、あるいはそうすることを認めてもらった人を表す。「人をして行かしむ」「私をして言わしむれば・・・」■《接助》文語〔形容詞, <634> 形容動詞、断定・打ち消しの助動詞などの連用形について」「そういう状態・状況にあって」の意。「若くして死ぬ」「人間は動物にして(=であって) 動物にあらず」「寸暇を惜しまずして(=ないでいて)何をかなさん」「それなくして(=それがなくて)は済まされない」■《副助》〔格助詞「から」「より」などについて〕語調を強める。〔やや古風な言い方〕「子供の時分からして正直者だった」[参考]「一つとして」も強意で、「一つたりと(も)」の意。 **しで**【『垂・四手】《動詞「しづ(垂)」の連用形名詞化)玉ぐし・しめなわなどにたれさげるもの。[参考]の昔は木綿、今は紙を用いる。ゆ玉ぐし(図)。 **し・で**【死出】「死出の山」「死出の旅」の略。 **してい**【使丁】〔文〕小使。使丁{つかいちょう}。〔古風なことば〕 **してい**【子弟】〔保護を必要とする〕年少者。「―の教育」「良家の―」[対]父兄。 **してい**【師弟】師と弟子。先生と生徒。「―関係」 **してい**【指定】《名・他サ≫●はっきり、それと指し定めること。「―した場所」「一席」●〔語学]「断定②」に同じ。―とし【一都市】 政令指定都市。 **し・てい**【私邸】個人が持っている屋敷。「首相のー」[類語]私宅。[対]公邸。官邸。 **してい**【視程】見通しのきく距離。視程距離。[参考]大気の汚染の程度を表す尺度の一つ。[類語]視界。 **じてい**【自邸】自分の屋敷。 **シティー**■《名》市。都市。「―ホール」■《造語》「都市の」「都会的」などの意を表す。「―ボーイ」▽city **し・でか・す**【仕出『来す・『為出『来す】《他五》[俗][悪いこと、大がかりなことなどを〕する。やらかす。「失敗を―・す」[表記]かなで書くことが多い。 **して・かぶ**【仕手株】〔経〕仕手{して}②が売買の対象としてとり上げる株式。 **してからが**《連語》〈「にー」の形で〉・・・がまず第一に。でさえも。「この私にーとんと気づかなかった」 **してき**【指摘】《名・他サ》〔物事の重要な点や悪い点などを〕とり上げて示すこと。また、示しあばくこと。「重要なー」「誤りを―する」[類語]指示。 **してき** 【史的】《形動》歴史に関係があるようす。歴史的。「―事実」「――な意義」―げんざい【一現在】〔語学]過去の出来事を生き生きと描写するために現在形で述べること。歴史的現在。 **してき**「私的】 《形動》個人に関係するようす。プライベート。「―な発言を禁じる」[類語] 個人的。[団]公的。 **してき**【詩的】 《形動》詩の趣があるようす。「―な文章」[因]散文的。 **じ‐てき**【自適】 《名・自サ》〔文〕何事にも束縛されず心のままに、のんびりと楽しむこと。[四字]「悠々―」 **しってつ**【私鉄】民間の会社で経営する鉄道。私営鉄道。[対]国鉄。 **じてっこう**【磁鉄鉱】金属性の光沢がある黒色の鉱物。鉱物中でいちばん磁性が強い。製鉄の重要な原料。磁石。マグネタイト。 **しで・の・たび**【死出の旅】〔仏〕死出の山へ行くこと。死ぬこと。句「ーに出る」 **しで・の・やま**【死出の山】[仏]死後、閻魔の庁〈行く途中にあるという険しい山。 **してみると**《連語》そうだとすると。そう考えてみると。してみれば。「―、彼が怒るのは当然だ」 **してみれば**《連語》→してみると。 **して・や・る**【『為て『遣る】 ■《連語》他の人・物のためしにする。してあげる。〔同輩以下の人や人間以外の動物などに対して使う〕「友人に忠告―・る」■《他五》[俗]思いどおりにうまくやりおおせる。また、たくらんで、うまくだます。[参考]「してやったり」の形で感動詞的にも使う。―・られる《連語》相手の思いどおりにされること。また、うまくだまされること。「まんまと―・られた」 **し・てん**【支店】本店からわかれて別の所に作られた店。分店。[因]本店。 **し・てん**【支点】てこを支える固定した点。[因]力点・作用点。 **し・てん**【視点】●絵画の遠近法で、視線と直角をなす地平線上の仮定の一点。●目のつけどころ。また、ものを考える立場。「―を変える」[類語]見地。観点。 **し・でん**【史伝】●歴史と伝記。●歴史上に伝えられた事柄をもとにして、考証をまじえた伝記 **し・でん**【市電】市で経営する電車。市営電車。また、市街を走る路面電車。 **しでん**【師伝】〔秘伝・極意{ごくい}などを〕師匠から伝授されること。また、伝授されたもの。「―の技」 **し・でん**【紫電】〔文〕●紫色の電光。●するどい眼光。●とぎすました刀の、するどい光。[四字]「一一閃{いっせん}」 **じ・てん**【事典】いろいろな事物・事項の語を一定の順序に配列し、解説した書物。百科事典。エンサイクロペディア。[参考]辞典・字典と区別するために、「ことてん」と言うこともある。 **じ・てん**【字典】漢字とその熟語を一定の順序に配列し、音・訓・意味などを解説した書物。字書。字引。[参考]辞典・事典と区別するために、「もじてん」と言うこともある。 **じ・てん**【時点】時間の流れの上の一点。「現在のーでは言えない」「真実は事件解決の――で明らかになる」 **じ・てん**【次点】 当選者や入賞者に次いで位置が高い・こと(人)。「おしくもーだった」 **じ・てん**【自転】 《名・自サ》天体がその直径の一つを軸として回転すること。「地球の―」[団]公転。 **じ・てん**【辞典】ことばを一定の順序に配列し、発音・意味・用法などを解説した書物。辞書。字引。[参考]の広義では字典・事典をふくむ。の事典・字典と区別するために、「ことばてん」と言うこともある。 **じ‐でん**【自伝】自分で書いた自分の伝記。 **じてんしゃ**【自転車】乗った人がペダルをふんで、車輪を回転させて走る二輪の車。―そうぎょう【―操業】〔走っている自転車はペダルをふむのをやめるとたおれてしまうことから〕資金の借り入れと返済をくり返しながらかろうじて操業を続けていくこと。また、そのような不安定な経営状態。 **してんのう**【四天王】●[仏]帝釈恋~天に仕え、仏法・僧を守るという四人の天王。東方の持国天王・南方の増長天王・西方の広目天王・北方の多聞天王。●特にすぐれた四人の部下・門人・弟子など。「徳川ー」 **しと**【使徒】●キリストが福音を伝えるために選んだ一二人の弟子。十二使徒。●社会や人々の救済などに努力する人に対する敬称。「平和のー」 **しと**【使途】金銭・物品の使いみち。「―不明金」 **しーど**【示度】 しーど 【示度】〔理〕計器の針が示す目盛り数。特に、気圧計が示す気圧の高さ。「気圧の中心ー」 <635> **しとう**【死闘】《名・自サ》死にものぐるいで戦うこと。「―をくり広げる」 **しとう**【指頭】〔文〕手の指の先。 **し・とう**【私党】個人的な利害関係でできた人々の集団。「―を組む」[因]公党。 **し・とう**【私闘】《名・自サ》〔文〕個人的な利害や感情のために戦うこと。「―をくり返す」 **しとう**【至当】《名・形動》きわめて適当・当然であること。もっとも。「――な理由」「――な処置」[類語]妥当。 **しとう・かん**【四等官】大宝令で定めた官吏の四つの等級。長官・次官{すけ}・判官{じょう}・主典{さかん}。[参考]役所によって使用する漢字が異なる。 **し・どう**【士道】〔文〕武士道。「―をつらぬく」 **し・どう**【始動】《名・自他サ》〔機械を〕動かし始めること。また、動き始めること。「エンジンがーする」 **し・どう**【師道】 〔文〕師として守り行うべき道。 **し・どう**【指導】《名・他サ》ある目的・方向にそって教えみちびくこと。「生徒を―する」「絵のーにあたる」「一者」―ようりょう【―要領】 学習指導要領。 **し・どう**【斯道】〔文〕その方面。この道。「―の大家」 **し・どう**【「祠堂】〔文〕●家の中で、祖先の霊をまつった所。みたまや。●小さいやしろ。ほこら。 **し・どう**【私道】私設の道路。[因]公道。 **じ・とう**【地頭】●平安時代、荘園を管理した荘官。●鎌倉・室町幕府が全国の荘園に置いた官職。荘園の管理、租税の徴収、治安の維持などに当たり、のちに領主化した。[参考]泣く子と地頭には勝てぬ。 **じどう**【児童】子供。特に、小学校に在学する子供。学童。「―劇」「一文学」[参考] 生徒。―けんしょう【―憲章】すべての児童の幸福を図るための理念を示した憲章。日本国憲法の精神に基づき、一九五一(昭和二六)年五月五日に制定された。ーじりつしえん・しせつ【―自立支援施設】不良行為をしたり、その恐れのある児童、また生活指導を必要とする児童を、入所させて自立を支援する公的施設。旧称「教護院」。―てあて【一手当】児童を養育している保護者に対して、支援のために支給される金銭。一九七一年公布の「児童手当法」に基づき、一九七二年に施行された。[参考]二〇一〇年、「子ども手当」の施行により廃止されたが、二〇一二年度に復活。 **じーど**【磁土】磁器の原料になる良質の土や粘土。 **じどう**【自動】●[機械などが〕自身の力で・動く(働く)こと。「ードア」「―券売機」[囡]手動。●「自動詞」の略。[因]他動。―せいぎょ【一制御】《名・他サ》〔機械の働きを〕条件の変化に応じて自動的に調整すること。オートマチックコントロール。―てき【一的】《形動》●ひとりでに・動く(働く)ようす。[対]他動的。●当然の成り行きとしてそうなるようす。「ーに決勝に進出する」―はんばい・き【―販売機】自販機。 **じ・どうし**【自動詞】その動作・作用が直接に影響をおよぼす対象を持たない動詞。「水が流れる」「山を歩く」などの「流れる」「歩く」など。[因]他動詞。 **じどうしゃ**【自動車】原動機を用いて車輪を回転させ、道路上を運転する車。多く四輪車。くるま。 **しとぎ**【染糈】神前に供える、米の粉を水で練り固めた長円形のもち。しとぎもち。 **しーどく**【死毒”屍毒】人や動物の死体に、細菌などの作用によって発生する有毒物質の総称。 **じ・とく**【自得】 〔文〕 〔悪い報いなどを〕自分に受けること。[四字]「自業―」●《名・他サ》自分で会得とすること。また、自分でさとること。「新しい方法を―する」[類語]自覚。●自分で満足して、得意になること。また、うぬぼれること。「―するところがある」 **じ・とく**【自瀆】《名・自サ》〔文〕「手淫{しゅいん}」に同じ。 **じ‐どく**【侍読】 天皇に学問を教える学者。侍講。 **しとど**《副》(「――に」の形も)〔文]ひどくぬれるようす。びっしょり。〔古風な言い方〕「―した天気」 **しとね**【茵褥】〔文〕 〔ふとん・ざぶとんなど」座ったりねたりするとき、下にしくもの。「草をーとする」 **しとみ**【蔀】 〔昔風の建物で〕日光や風雨を防ぐために作りつけた戸。格子組みにし、裏に板を張る。しとみ戸。 **し・と・める**【仕留める・『為留める】《他下一》●刃物・鉄砲・弓矢などを使って確実に殺す。うちとめる。●[俗]ねらっていたものを完全に自分のものにする。「彼女をとうとう―・めた」[表記]かなで書くことが多い。[類語]2射止める。 **しとやか**【『淑やか】《形動》ことばや動作が落ち着いていて上品なようす。〔多く、女性に対していう」「―な令嬢」[類語]優雅。典雅 **じ・どり**【地取り】●建築で、土地の区画をすること。●囲碁で、地に(=領地)を広く取ること。 **じどり**【地鳥・地鶏】日本在来種で、古いかたちを保ち、古くからその土地で飼われている鶏。 **しどろ**《形動》〔文]秩序なく乱れているようす。「筆もーに書き連ねる」 **しどろもどろ**《形動》《「しどろ」を強めた語)あわてたりおどろいたりして、ことばの調子や動作などがひどく乱れるようす。「―に応対する」 **シトロン** レモン汁などに炭酸水を加えた清涼飲料。▽·英 citron **しな**《接尾》《動詞の連用形について)「・・・の時」「・・・のついで」の意。・・・がけ。「帰りー」「来―」「寝―」 **しな**【品】●〔文〕家柄や才能などの等級。「―高く生まれる」「―を定める」●しなもの。物品。「お祝いの―」[謙譲]粗品{そしな}。●商品としての物品。「あの店は―がそろっている」「一不足」●物の性質・種類。品質。「―がよい」句「所変われば―変わる」 **しな**【支那】「中国」の旧称。〔他国人が使ったた「秦{しん}」のなまりといわれる。 **しな**【『科】●みえをはった気どった身ぶり。特に、女性が男性に対して示す、色っぽくこびるしぐさ。●シナノキ。 ―を作・る《句》なまめかしいしぐさをする。こびるようなようすを見せる。 <636> キ。―を作{つく}る《句》なまめかしいしぐさをする。こびるようなようすを見せる。 **しない【〈竹刀〉】**剣道の練習で使う道具。四つ割りにした竹を四本合わせて刀に似せたもの。 **じ・ない【地内】**一定区域の土地のうち。 **じない【寺内】**寺の境内。寺の建物の中。 **しな・う【「撓う】**《自五》弾力があってやわらかに曲がる。たわむ。しなる。「よく―・う竹竿{たけざお}」[文]《四》。 **しな・うす【品薄】**《名・形動》需要に対して品物が不足すること。品不足。「トマトがーだ」[類語]品枯れ。 **し・なお・す【『為直す】**《他五》〔一度したことを改めるために〕もう一度同じことをする。「化粧を―・す」 **しながき【品書き】**品物の名を書き並べたもの。「そば屋の―」[類語]目録。 **しな・かず【品数】**品物の数。また、品物の種類。 **しながら【品柄】**品物の性質。品質。しな。 **しな・がれ【品枯れ】**需要量のわりに商品が不足がちなこと。「人気機種が―になる」[類語]品薄。 **じーなき【地鳴き】**鳥の、ふだんの鳴き方。[参考]繁殖期の鳴き方と区別していう。 **しな・ぎれ【品切れ】**売りつくして、商品(の在庫)がなくなること。「猛暑でエアコンがーだ」 **しな・さだめ【品定め】**品質・優劣を批評して、そのものの等級などを定めること。品評。「新人のーをする」 **しな・しな**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》しなやかなようす。「―と体をくねらせる」 **しな・だま【品玉】**●玉をいくつも空中に投げては受け止めてみせる曲芸。●手品。●お手玉。 **しな・だ・れる【撓垂れる】**《自下一》〔重みで〕しなってたれる。しなって傾く。「実がたくさんついて―・れた枝」②甘えたりして人に寄りかかる。しなだれかかる。「恋人に―・れる」 **しな・ちく【支那竹】**「メンマ」に同じ。 **しなの【『信濃】**旧国名の一つ。今の長野県。信州。 **しなのき【『科の木・『級の木】**シナノキ科の落葉高木。樹皮をひも・かごなどに用いる。しな。 **しな・びる【『萎びる】**《自上一》生き生きしたようすがなくなる。みずみずしさをうしなう。「花が―・れる」[文]しな・ぶ《上二》。 **シナプス**神経細胞で、ニューロンとニューロンを接合して興奮を伝える部位。脳・脊髄{せきずい}の灰白質部や神経節に集中してみられる。▽senior synapse **しなもの【品物】**何かの用に使う物。品。 **シナモン**ニッケイの皮をかわかして作った香辛料。独特の香気と辛みがある。肉桂{にっけい}。▽cinnamon **しなやか**《形動》●弾力に富んで、やわらかに曲がるようす。たわみしなうようす。「ヤナギの枝は―・だ」②動作や姿態がなめらかでやわらかいようす。「―におどる」 **じーならし【地『均し】**●《名・自他サ》地面を平らにならす・こと(道具)。「荒れ地を―する」●物事の下準備。事前工作。「与野党間の交渉の―」 **じーなり【地鳴り】**〔地震・火山爆発などで〕地面が鳴りひびく・こと(音)。「――がする」[類語]地響き。 **シナリオ**●映画や演劇などの場面構成やせりふなどを書きあらわしたもの。脚本。●意図された筋書き。「――通りに事が運ぶ」▽scenario[コロ]ーライター シナリオを書く人。シナリオ作家。▽scenario writer **しな・る【「撓る】**《自五》《「しなう」を誤って活用させたもの》→しなう。「翼を―・らせて飛ぶ」 **しなわけ【品分け・品『別け】**《名・他サ》品物を分類すること。「収集品を―する」 **し・なん【指南】**《名・他サ》〔指南車が方向を示すことから〕武芸などを教え導く・こと(人)。「柔道をーする」「――書」[類語]指導。教授。[注意]「師南」は誤り。**―しゃ【―車】**●中国上代の車の一つ。歯車を利用して車上の人形の手がいつも南を指すようにした車。方向を示すのに用いた。●手引きとなるもの。「研究のーとなる」**―ばん【―番】**昔、大名に仕えて、武芸を教えた者。指南役。 **し・なん【至難】**《名・形動》この上なくむずかしいこと。[連]「―のわざ」 **じーなん【次男】**二番目に生まれた息子。[同]次女。 **シニア**●年上の人。年長者。●上級生。[同]①②ジュニア。▷senior **しに・いそぐ【死に急ぐ】**《自五》まだ死ぬ年齢ではないのに死のうとする。 **しに・おく・れる【死に後れる・死に遅れる】**《自下一》●自分だけ死なないで生き残る。〔身内などが死んだ場合にいう〕「妻に―・れる」●死ぬべき機会を失って生き残る。「―・れて生き恥をさらす」 **しにがお【死に顔】**死んだときの顔つき。 **しに・がくもん【死に学問】**役に立たない学問。 **しに・か・ける【死に掛ける】**《自下一》死にそうになる。「交通事故で―・ける」 **しに・がね【死に金】**●ためておくだけで有効に使われない金。●役に立たないことに使う金。むだがね。[対]①②生き金。●自分の葬式用にためておく金。 **しにがみ【死に神】**人を死へさそうという神。「―にとりつかれる」 **シニカル**《形動》冷笑的。皮肉。シニック。「他人の善意を―に見る」▽cynical **しに・かわ・る【死に変わる】**《自五》●死んで姿を変える。●死んで別のものに生まれ変わる。 **しにぎわ【死に際】**死ぬまぎわ。往生ぎわ。「―に言い残した言葉」[類語]今際{いまわ}の際。臨終。 **しにく【死肉”屍肉】**死体の肉。 **しにく【歯肉】**歯茎{はぐき}。**―えん【一炎】**歯肉に起こる炎症。赤くはれ、出血をともなうこともある。 **しにざま【死に様】**〔人間が〕死ぬ時のようす。死んだ時のありさま。死に様。「悲惨なー」 **シニシズム**既成社会の権威を軽蔑し無視する人生観。シニスム。▽cynicism (=犬儒{けんじゅ}主義) **しに・しょうぞく【死に装束】**●死者に着せる着物。●死ぬとき、特に切腹するときに着る白い着物。 **しにせ【〈老舗〉】**(「為{し}似{に}せ」すなわち祖先からの家業を守りつぐの意)先祖代々続き、客の信用を得て繁盛している店。老舗{ろうほ}。「京都のー」 **しにぞこない【死に損ない】**[俗]「死ぬはずであったのに」死ねなかった人。「あのーめ」[参考]ののしって言うことが多い。 **しに‐そこな・う【死に損なう】**《自五》〔死ぬはずであったのに〕死ねずに生き残る。 **しにたい【死に体】**相撲で、力士の体勢がくずれて、反撃に転じる可能性のない状態。 <637> [対]生き体。 **しに・た・える【死に絶える】**《自下一》一家一族の者や同じ種族の動物などが全部死んで血統が絶える。 **シニック**◆シニカル。▽英 cynic 仏 cynique **しにどき【死に時】**死ぬべき時機。「―を得る」 **しにどころ【死に所・死に『処】**死ぬのに好都合の場所。死に場所。「ここを―と定める」 **しに・はじ【死に恥】**[俗]死にぎわの恥。また、死んでも残っている恥。「―をさらす」[対]生き恥。 **しに・ばしょ【死に場所】**死に所。死に場。「―を得る」 **しに・ばな【死に花】**死にぎわの名誉。――を咲かせる《句》〔りっぱな死に方をして〕死後に名誉を残す。 **しに・み【死に身】**●死ぬべき身。また、死んだ(ような生気のない)身。[対]生き身。●決死の覚悟を持つこと。捨て身。「―になって働く」 **しに・みず【死に水】**[仏]臨終に唇をぬらしてやる水。末期{まつご}の水。――を取・る《句》臨終の人の唇を水でしめしてやる。転じて、臨終までめんどうをみる。 **しに・め【死に目】**人の死にぎわ。臨終。[コロ]「親のーに会えない」 **しに・ものぐるい【死に物狂い】**死んでもよいつもりで努力すること。必死。「―で働く」 **しにょう【「屎尿】**〔文〕大便と小便。排泄{はいせつ}物。[同]糞尿{ふんにょう}。 **しにょう【支「繞】**漢字の部首「支」の称。えだにょう。 **しに・わか・れる【死に別れる】**《自下一》人に死なれて、永久の別れとなる。死別する。[参考]親子・夫婦・兄弟などの一方が死んだ場合に使う。[対]生き別れる。 **し・にん【死人】**死んだ人。死者。――に口無し《句》死んだ人は何も言わないということ。[参考]死人を証人とすることができないことや、死人に無実の罪を着せることなどに言う。 **じ・にん【自任】**《名・他サ》自分をそれにふさわしい資格や能力をもっていると思い込むこと。「ベテランだと―する」[類語]自負。[使い分け]「―する」「名人を―・する」 **じ・にん【自認】**《名・他サ》〔自分のしたことを〕自分で認めること。「あやまりをーした」[使い分け] >使い分け「ジニン」 **自任**〔自分で、それにふさわしい資格や能力があると思い込む〕幹事役を自任する・第一人者と自任する・天才を(もって)自任する **自認**〔自分がしたことをみずからが認める〕失政を自認する・過失を自認する・権力の濫用{らんよう}を自認する [参考]「自任」は自分の能力以上の思い上がりに、「自認」は自分の犯した失策などについて言う。 **じ・にん【辞任】**《名・自サ》自分から任務・職務をやめること。「大臣が責任を取って―した」[類語]辞職。[対]就任。 **し・ぬ【死ぬ】**《自五》●生物の呼吸がとまり、命が終わる。[対]生まれる。●生気・生彩がなくなる。「演出がへたで主役が―・ぬ」「―・んだ目」●働きを示さなくなる。役に立たなくなる。「努力しないと才能が―・ね」「せっかくの寄付金が―・ぬ」●囲碁で、相手に囲まれた一連の石に二つの目がなくてとられる。●〔野球で〕アウトになる。[対]②~⑤生きる。[文]《ナ変》。→[類語と表現]――ぬ者貧乏《句》生きていればよい目を見ることができたのだから、死んだ者がいちばん不幸だということ。死ぬ者は損。死ぬ者が貧乏くじ。―んだ子の年を数・える《句》→死児の齢{よわい}を数える。―んで花実が咲くものか《句》人は、死んでしまったら万事おしまいで、生きているうちがよいのである。[同]死んで花が咲かぬ。死んで骨は光るまい。 >類語と表現「死ぬ」 生命現象の永遠の停止が、死である。生命の終末は、自然的にも偶発的にも意志的にも来る(天寿を全うする・老衰による自然死/病死・事故死/自殺)。すぐれて固体的なもので、死の瞬間にすべての生命体は有機体から無機体へと転じる(死斑→硬直→腐敗)。何よりも〈汚れ〉と意識され、現代においてさえ「死」をいたずらに口にすることは非難の対象となる(服喪・清めの塩/縁起でもない)。死に関する類語の多種多様さは目をみはるばかりで、その言語事実は、死への関心の深さを示すとともに、「死」という語をタブー視してきた日本人の心性を示して余りある。 ・死す・亡くなる・没する・逝{ゆ}く・果てる・身罷{みまか}る・くたばる・息を引き取る・息が絶える・心臓が止まる・絶え入る・絶え果てる・眠る・永遠の眠りに就く・世を去る・冷たくなる・露と消える・仏になる・骨になる・灰になる・土になる・土に還{かえ}る・煙になる・鳥辺野{とりべの}[鳥辺山]の煙となる・お陀仏になる・めでたくなる・朽ち果てる・こと切れる・目をつぶる・はかなくなる・空しくなる・瞑{めい}する・寂{じゃく}する・鬼籍{きせき}(簿)に入る・過去帳[点鬼簿]に載る・不帰の客となる・帰らぬ人となる・あの世にゆく・黄泉{よみ}の客となる・幽明境を異にする・三途{さんず}の川を渡る・お迎えが来る・神に召される・巨星墜{お}つ・将星隕{お}つ・天寿を全うする・命運[命数・命脈]が尽きる/(名)死亡・死去・死没・物故・往生・成仏・絶命・絶息・永眠・瞑目{めいもく}・長逝・逝去・他界・昇天/心中する ◇[若くして死ぬ] (名)若死に・早死に・早世・夭死{ようし}・夭逝{ようせい}・夭折{ようせつ} ◇[貴人が死ぬ] 薨{こう}ずる・崩{ほう}ずる・お隠れになる・卒{そっ}する/(名)卒去{そっきょ}・登仙・薨去・崩御{ほうぎょ} ◇[聖者・高僧が死ぬ] (名)入寂{にゅうじゃく}・寂滅・入滅・遷化{せんげ}/仏滅・涅槃{ねはん} ◇[・・・死(死に)] 病死・老死・圧死・餓死・水死・溺死{できし}・凍死{とうし}・焼死・縊死{いし}・戦死・獄死・悪死・刑死・惨死・頓死・横死・情死・債死・狂死・殉死・客死・変死・脳死・仮死・自然死・事故死・安楽死/犬死に・飢え死に・溺れ死に・狂い死に・凍え死に・野垂れ死に ・[挨拶]御臨終です/お悔やみ申し上げます・御愁傷様です・お力落としと思います・御冥福をお祈りします <638> **じーぬし【地主】**土地を持っている人。 **じ・ねずみ【地「鼠】**トガリネズミ科の動物。鼻先がとがり、昆虫やミミズなどを食べる。 **じねつ【地熱】**地球の内部の熱。地熱。**―はつでん【―発電】**地熱によって生じた天然蒸気を利用してタービンを回転させる発電方式。地熱発電。 **シネマ**映画。キネマ。▽英 cinema 仏 cinéma**ーコンプレックス**一つの建物の中に複数のスクリーンを設置した映画館。シネプレックス。シネコン。▽cinema complex**ースコープ**ワイドスクリーン映画の一つ。横を二分の一に圧縮撮影したものを横に広い弓なりの画面に拡大映写するもの。シネスコ。[参考]商標名。▽CinemaScope **シネマツルギー**映画作劇法。[参考]ドラマツルギーに対してできた語。▽cinématurgie **シネラマ**ワイドスクリーン映画の一つ。三台の特殊カメラで撮影し、これを横長のスクリーンに三台の映写機で同時に映写するもの。[参考]商標名。▽Cinerama **シネラリア**キク科の一、二年草。初夏に白・紅・青などの花をつける。開く。鉢植えにする。[参考]「シネ」が「死ね」に通じるとして、「サイネリア」とも。▽ciner-aria **しーねん【思念】**《名・他サ》〔文〕心の中で思うこと。思い。「――をめぐらす」 **じねん【自然】**〔文〕しぜん。 **じねんじょ【自然薯】**《「自然生{じねんしょう}」の転》ヤマノイモ。[参考]栽培するナガイモに対していう。 **しの【篠】**●シノダケ。●「しの笛」の略。―を突・く《句》雨が激しく降るようすの形容。「―・く雨」 **しーのう【詩、囊】**〔文〕(詩の原稿を入れる袋の意)詩人の作詩のもとになる思想・感情。詩想。―を肥や・す《句》詩想を豊かにする。 **しのう・きん【子、囊菌】**真菌類の中で、有性生殖によって子嚢胞子{しのうほうし}を作る菌類の総称。コウジカビ・アオカビ・チャワンタケなど。 **しーのう・こう‐しょう【士農工商】**江戸時代にあったとされた、四つに分けた職業。武士と農民と職人(工人)と商人。 **しのぎ【凌ぎ】**〔苦しさ・つらさを〕がまんして切りぬけること。「退屈―」「一時―」 **しのぎ【「鎬】**刀剣で、刃と峰との中間の小高く盛りあがっている部分。[参考]日本刀(図)。――を削・る《句》〔鎬をけずるほど刀で斬り合うことから〕激しく争い合う。「―・る販売競争」 **しの・ぐ【「凌ぐ】**《他五》●〔程度や力が〕他のものの先をこして優位に立つ。凌駕{りょうが}する。「富士山をはるかにー・ぐ山」●「苦しさ・つらさを〕がまんして切りぬける。[コロ]「飢えを―・ぐ」「雨露を―・ぐ」[文]《四》。 **しの‐ごの【四の五の】**《連語》面倒なことをなんのかのと言うようす。つべこべ。〔副詞的に使う〕「―ぬかすな」「―言わずについてこい」 **じ・のし【地『伸し】**《名・他サ》衣類などの布を裁つ前にアイロンなどでしわや縮みをのばし、仕上がりの狂いを防ぐこと。地直し。 **しのだけ【篠竹】**茎が細く、むらがってはえる竹の総称。庭などに植え、茎をつりざおなどに利用。しのざさ。篠{しの}。 **しのだ・ずし【『信太、鮨・『信田鮨】**いなりずし。[語源]「しのだ」は大阪府泉北郡にあった地名。信太の森の白狐{びゃっこ}らの伝説と、狐は油揚げを好むということから、「しのだ」は油揚げ料理の名につけられる。 **しのだ・まき【『信太巻き・『信田巻き】**油揚げの三方の端を切り開き、ゴボウ・湯葉・豆腐などを巻いてかんぴょうで結んだ精進料理。 **しのつく・あめ【『篠突く雨】**《連語》激しく降る雨。[語源]篠竹を束ねて突きおろすように激しく降る雨の意。 **シノニム**同義語。同意語。「いす」に対する「こしかけ」などの類。[対]アントニム。▽synonym **しののめ【『東『雲】**〔雅〕明け方。また、あかつき。 **しの・はい【死の灰】**核爆発などによって生じる核分裂生成物の俗称。白灰色の微粒子で、強い放射能を帯びる。多量に浴びると生命にも危険がある。 **しのば・せる【忍ばせる】**《他下一》かくすようにしてこっそり行う。特に、かくし持つ。「声を―・せる」「懐に短刀を―・せる」[文]しのば・す《下二》。 **しのはら【篠原】**篠竹がしげっている原。ささ原。 **しのび【忍び】**●人にさとられないですること。「おーの旅行」●ひそかに敵の中にはいりこむ・こと(術)。忍びの術。●「忍びの者」の略。忍者。「甲賀の―」 **しのび・あ・う【忍び、逢う・忍び会う】**《自五》相愛の男女が、人目をさけてこっそりと会う。 **しのび・あし【忍び足】**こっそり歩く足どり。「―で後をつける」[句]「抜き足、差し足、―」 **しのびーがえし【忍び返し】**泥棒などがしのびこまないように〕塀などの上に先のとがった竹・木・金物・ガラスなどを並べて取り付けた設備。 **しのび・ごえ【忍び声】**[熱]〔他人に聞こえないように〕ひそかに発する低い声。[類語]小声。 **しのび・こ・む【忍び込む】**《自五》こっそり入り込む。しのびいる。「敵陣に―・む」 **しのび・な・い【忍びない】**《形》〈多く「・・・するに―・い」の形で〉がまんできない。「見捨てるに―・い」 **しのび・なき【忍び泣き】**《名・自サ》〔他人に知られないように〕そっと泣くこと。「ふとんの中でーする」 **しのび・ね【忍び音】**●忍び泣きの声。「―に泣く」●陰暦四月ごろに鳴くホトトギスの声。 **しのびやか【忍びやか】**《形動》〔動作・物音が〕人目にたたず、ひそやかであるようす。「―な笛の音」 **しのび‐よ・る【忍び寄る】**《自五》気づかれないように、そっと近づく。「―・る黒い影」[文]《四》。 **しのび・わらい【忍び笑い】**[銘]《名・自サ》人に気づかれないように、声をひそめて笑うこと。 **しの・ぶ【偲ぶ】**《他五》●〔過去や遠くはなれた人・物事を〕なつかしく思い出す。「故郷を―・ぶ」「故人を―・ぶ」●想像してしたう。したわしく思う。「教養のほどが―・ばれる」[文]《四》。 **しの・ぶ【忍ぶ】**■《他五》我慢する。「笑いを―・ぶ」「恥を―・ぶ」[文]《四》。■《自五》●かくれる。「床下に―・ぶ」●かくれて人に知られないようにする。[句]「世を―・ぶ」[句]「人目を―・ぶ」[文]《四》。 **しのぶえ【篠笛】**篠竹で作った穴の七つある横笛。獅子舞・里神楽{さとかぐら}などに使う。しの。 **しのぶ・ぐさ【忍草】**シノブ科のシダ植物。山野の岩や木の上に生える。根・茎などをからませて「つりしのぶ」を作る。しぬびぐさ。しのぶ。 **シノプシス**シナリオなどのあらすじ。梗概{こうがい}。「映画のー」▽synopsis <639> **しば【柴】**山野に生える小さい雑木。また、それを折ったもの。まき・垣根などに使用する。 **しば【死馬】**〔文〕死んだ馬。――の骨《句》かつては優秀であったが、現在では何の値打ちもないもののたとえ。――の骨を買・う《句》才能のない人をまず先に優遇すれば、すぐれた人が自然に集まってくる。〈戦国策〉 **しば【芝】**イネ科の多年草。茎は細く地面をはい、節から根が出て広がる。植えて芝生とする。芝草。 **シバ**ヒンズー教で、ブラフマー・ビシュヌとともに三主神の一つ。破壊と創造をつかさどる神。仏教では大自在天として現れる。シバ神。▽梵語~Siva **じ・ば【地場】**地元{じもと}。「―消費」**―さんぎょう【―産業】**ある地域に多くの中小製造業者が集中して同種の特産品をつくり、土地の名が全国的に知られるようになるほどの産業。[参考]愛知県瀬戸の陶磁器、新潟県燕の洋食器、福井県鯖江の眼鏡枠など。 **じ・ば【磁場】**じかい(磁界)。 **し・はい【支配】**《名・他サ》●権力をもって上に立ち、命令・指図して従わせること。「官僚による―」●勢力をもって他の動きを制約すること。「高気圧が日本列島を―している」「感情に―される」**ーにん【一人】**〔商店などで〕店主に代わって営業に関するいっさいの業務を取りしまる役目(の人)。マネージャー。 **し・はい【紙背】**〔文〕紙の裏。[句]「眼光ーに徹す」 **し・はい【賜杯】**天皇や皇族などから試合・競技の勝者におくられる優勝杯。「―を手にする横綱」 **しばい【芝居】**●演劇。特に、歌舞伎・文楽など、日本特有の演劇。古く、芝生の上で行ったことからいう。●〔俳優の〕演技。「あの女優はーがへただ」③人をだますための作りごと。たくらみ。「あの涙はおーだよ」[類語]狂言。[類義語の使い分け]「演劇・芝居」**―がか・る【一掛かる】**《自五》ことばや動作が、芝居でもしているようにわざとらしくなる。「―・った泣き声」**―ごや【―小屋】**芝居を興行する建物。**―ぢゃや【―茶屋】**劇場に付属して、観客の案内・食事などの世話をした茶屋。お茶屋。**つけ【一っ気】**芝居じみた大げさなふるまいをたくらむ心。しばいけ。しばいぎ。「―たっぷり」 **しばいぬ【柴犬】**純日本犬の一種。小形で、耳が立ち、尾は巻いている。 **じ・はつ【自発】**●自分から進んですること。〔多く「一的」「一性」の形で使う〕●〔文法で〕動作・作用が意志に関係なく自然に生じる意を表す用法。「生まれる」「思われる」の類。「――の助動詞」**―せい【―性】**〔他人からの指導や命令がなくても〕自分で考え、行動する性質。「―を持った子供に育てる」**―てき【一的】**《形動》自分から進んでするようす。自分の意志で物事をするようす。「――に勉強する」[類語]自動的。 **しば・えび【芝、蝦・芝『海『老】**クルマエビ科のエビ。体長約一五㌢。おもに南日本の内湾の砂底に群れをなしてすむ。食用。また、釣りのえさにする。 **しば‐がき【「柴垣】**こばがき【柴垣】柴を編んで作った垣根。 **しば‐かり【「柴刈り】**柴をかる・こと(人)。「山へ―に行く」 **しば・かり【芝刈り】**芝生などのシバをかりそろえること。「―機」 **じはく【自白】**《名・他サ》悪事や秘密などを自分から白状すること。「犯行を―する」[類語]自供。 **じ・ばく【自爆】**《名・自サ》●自分の乗っている飛行機・艦船などをみずから爆破すること。また、目標物に体当たりさせて爆死すること。「――装置」「―テロ」②〔俗〕自分で、自分を破滅させること。自分で自分を悪い状況におちいらせること。「―発言」 **じ・ばく【自縛】**自分の主張した意見に拘束されて自由を失うこと。[参考]自縄自縛{じじょうじばく}という。 **しば‐くさ【芝草】**「芝」に同じ。 **しば・ぐり【「柴、栗】**クリの一品種。実は小粒で、食用。小栗{おぐり}。 **しば・ざくら【芝桜】**ハナシノブ科の多年草。春に紅色・白色・淡青色などの小花をつける。はなつめくさ。 **しばし【『暫し】**《副》〔文〕しばらく。「―待て」「一の別れ」 **しばしば【屢屢屢】**《副》数多くくり返すようす。たびたび。何度も。「―風邪をひく」 **しばしば**《副・自サ》しきりにまばたきをするようす。「目を―させる」 **じ・はだ【地肌】**●〔化粧でかくされていない〕生地のままの肌。「クリームを―にぬる」●〔草木におおわれていない〕大地の表面。「山腹の―が現れる」 **しはす【〈師走〉】**→しわす。 **しば・たた・く【『瞬く】**《他五》《「屢叩殻く」意》盛んにまばたきをする。[コロ]「目を―・く」 **しはつ【始発】**●その日一日の、最初に発車する・こと(電車・列車・バス)。「―は五時三○分だ」[対]終発。最終。●その場所を起点として発車する・こと(電車・列車・バス)。「東京―」[対]終着。 **しば・づけ【柴漬け】**ナス・キュウリ・ミョウガなどをうすく切り、赤ジソの葉とともに調味した梅酢につけたもの。京都大原の特産。 **しば・はら【芝原】**一面にシバの生えた野原。 **しばふ【〈芝生〉】**シバが一面に生えている所。芝地。ローン **しば・ぶえ【柴笛】**カシ・シイなどの若葉をくちびるにあてて笛のようにふき鳴らすもの。 **じ・ばら【自腹】**●自分の腹。●自分が負担する費用。[類語]自弁。自前。自費。――を切・る《句》〔負担しなくてもよい費用を〕自分の金で支払う。身銭{みぜに}を切る。「―・って接待する」 **し・はらい【支払い】**品代金・料金など金銭をはらうこと。「―をすませる」 **しはら・う【支払う】**《他五》代金・料金などをはらいわたす。[文]《四》 **しばらく【『暫く】**《副》●少ししか時間が経過しないようす。暫時。一時。[連]「今ー(=ちょっと)お待ち下さい」●少し長く時間が経過するようす。いくばくかの月日が経つようす。「―会わなかったね」**―ぶり【一振り】**《名・形動》久し振り。 **しばり【縛り】**●しばる・こと(もの)。●制限。期限。「―を設ける」「契約変更するには――がある」③全額を一度に返済する契約で行う銀行の定期貸付金。 **しばり・あ・げる【縛り上げる】**《他下一》〔動けないように〕しっかりとしばる。「犯人を―・げる」 **しばりーくび【縛り首】**首つりの刑。 **しばり・つ・ける【縛り付ける】**《他下一》●あるものにしばって、はなれないようにする。「大木にー・ける」●自由をうばって、ある場所・状態からはなれないようにする。「この地に―・けられている」 **しば・る【縛る】**《他五》●動かないようにするため、縄・紐などを巻きつけて結ぶ。 <640> 「本を一○冊ずつ―・る」「傷口を包帯で―・る」[類語]くくる。ゆわえる。②自由な行動が取れないようにする。束縛する。「他人の行動を―・る」「時間に―・られる」[文]《四》。 **じ・ばれ【地腫れ】**《名・自サ》できもの・傷などのまわりの皮膚が一面にはれあがること。 **しば・れる**《自下一》〔東北・北海道地方の方言〕ひどく冷えこむ。 **し・はん【四半】**●四分の一。〔接頭語的に使う〕「―世紀(=二五年)」●「四半敷き」の略。正方形の石を斜めにしきつめたもの。●正方形に切った布。**―き【一期】**一年を四等分した、それぞれの期間。三か月間。**―ぶん【一分】**四分の一。 **し・はん【市販】**《名・他サ》一般の小売店で売ること。「―の商品」 **し・はん【師範】**●他の模範となって学問・技芸を教える・こと(人)。「柔道の―」●「師範学校」の略。初等教育の教員を養成した公立学校。**―だい【―代】**師範の代わりとなって教える人。 **し・はん【死斑”屍斑】**死後、身体の下面の皮膚にできる紫色の斑点{はんてん}。 **し・はん【私版】**●民間で出版すること。また、その本。[対]官版。●〔商業出版に対して〕個人が自費で出版する・こと(本)。私家版。自家版。 **し・はん【紫斑】**皮内・皮下の出血によって皮膚に現れる紫色の斑点{まだら}。 **じ・はん【事犯】**〔法〕刑罰に処せられるべき行為。「暴力―」 **じ・ばん【地盤】**●建造物などの土台となる土地。[コロ]「ーが沈下する」●根拠地。また、勢力のおよぶ範囲。「選挙の―をきずく」 **じばん【襦袢】**じゅばん。▽葡 gibão **じはん・き【自販機】**「自動販売機」の略。一定の金額を投入すると自動的に品物が出てくる機械。 **し・ひ【私費】**自分ではらう費用。自費。[コロ]「―を投じて作る」「一留学」[対]公費。官費。 **し・ひ【詩碑】**詩文を刻んだ石碑。「白秋の―が建つ浜辺」 **しび【鮪】**●ホンマグロの、特に大きいもの。マグロの成魚。〔西日本の方言〕キハダマグロ。 **し!び【鴟尾・鵄尾】**宮殿・仏殿などの大建築物の棟の両端にとりつける、鳥や魚の尾をあげた形の飾り。沓形{くつがた}。 **じ・ひ【慈悲】**●「苦しみ悩むものを〕あわれみいつくしむこと。なさけ。「―の心」[類語]仁愛。●仏が衆生{しゅじょう}をあわれみ、楽を与え苦を除くこと。 **じ・ひ【自費】**自分ではらう費用。私費。「―出版」[類語]自腹。自前。 **じ‐び【耳鼻】**耳と鼻。「―科の医師」「―咽喉科」 **シビア**《形動》条件や批判などが厳しいようす。容赦のないようす。「―な論評」▽severe **じービール【地ビール】**その土地で生産されるビール。 **じ‐びき【字引】**●漢字を集めて、音訓・意味・用法を説明した書物。字書。字典。●「辞典」の俗称。―と首っ引き《句》読書や翻訳のとき、一語一語辞書を引きながらやっと理解するようす。 **じびき・あみ【地引き網・地、曳き網】**引き網の一種。遠浅の海岸の沖合に弧をえがくように網をはり、陸上へ引き寄せて魚をとる。地引き。 **じひしん‐ちょう【慈悲心鳥】**「ジュウイチ」の別称。[コロ]鳴き声が「じひしん」と聞こえることからいう。 **じ・ひつ【紙筆】**〔文〕紙と筆。筆紙。 **し・ひつ【史筆】**〔文〕(歴史を書き記す筆の意)歴史を書くときの基本的な態度や表現法。 **し・ひつ【試筆・始筆】**《名・自サ》●〔文〕新年になって初めて字を書くこと。かきぞめ。「新年の―」●書写で、一画の書き始め。起筆。[表記]②は「始筆」と書く。[対]終筆。 **じ‐ひつ【自筆】**〔代筆や印刷でなく〕本人が自分で書くこと。また、本人自身が書いたもの。「作者―の色紙」[類語]肉筆。直筆。 **しびと【死人】**死んだ人。死人{しにん}。〔古風な言い方〕 **し・ひびき【地響き】**●重い物が落ちたり重い車などが通ったりして、その音が地面を伝わってひびくこと。[コロ]「ーをたてて戦車が通る」●地震などで地面が鳴りひびくこと。[類語]地鳴り。 **しびん【漫瓶・『尿瓶】**(「しゅびん」の転)ねたまま小便をするのに使う容器。 **しふ【師傅】**〔文〕貴人の守り役。「王子のー」 **しひゃくし・びょう【四百四病】**〔仏〕人間がかかるあらゆる病気。**―のほか【一の外】**《連語》(四百四病に入らない意から)恋のやまい。恋わずらい。 **し・ひょう【師表】**〔文〕学徳などがすぐれ、人々の模範となる・こと(人)。人々の手本。[コロ]「ーとあおがれる」 **し・ひょう【指標】**●〔目的の基準とする〕めじるし。「学習効果の―とする」②〔数〕指数。 **し・ひょう【死票】**落選した候補者に入れられて、むだになった投票。死に票。 **しびょう【死病】**かかれば必ず死ぬと考えられている病気。「昔は結核は―と考えられていた」 **じ・ひょう【時評】**世の中のその時々のできごとについての評論。「社会―」 **じ・ひょう【辞表】**職をやめる旨を書いてさし出す文書。「―を出す」 **じーびょう【持病】**●なおりきらず、ときどき起こる病気。慢性の病気。[類語]宿病。痼疾{こしつ}。●なかなか、なおらない悪いくせ。「すぐ泣き出すのは彼女のーだ」 **しびょうし【四拍子】**●一小節が四拍からなり、強・弱・中強・弱のアクセントをくり返す拍子の形。四拍子{よんびょうし}。●囃子{はやし}などで、四種類のおもな楽器。笛・太鼓・大鼓・小鼓{つづみ}の四つ。 **シビリアン**●一般市民。民間人。●文官。▽civilian**ーコントロール**軍人ではなく、一般人が軍隊に対する統制権・指揮権をもつこと。文民統制。▽civilian control **しびれ【、痺れ】**しびれること。――を切ら・す《句》●長く座っていたため、足の感覚がなくなる。しびれが切れる。●長く待たされて我慢しきれなくなる。待ちくたびれる。「―・して口をはさむ」 **しび・れる【痺れる・痺れる】**《自下一》〔強い刺激などによって〕体の感覚を失う。麻痺{まひ}する。「足が―・れる」●電気などにふれて、びりびりっとふるえる。「電気に―・れる」③[俗]うっとりとした気分になる。陶酔する。「舞台の熱演に―・れる」[文]しび・る《下二》。 <641> 事」の略。私服を着て職務についている刑事。 **しふ【師父】** [文](師匠と父の意)父のように敬い親しむ師匠。[コロ]「ーとあおぐ」 **しふ【詩賦】** [文][古代中国の代表的な韻文である]詩と賦。転じて、詩。韻文。 **しぶ【四部】** 四つの部分・部門。「混声ー合唱」 **しぶ【市部】** 市に属する地域。[因]郡部。 **しーぶ【支部】** 本部から分かれて、はなれた地域の事務をとりあつかう所。[因]本部。 **しぶ【渋】** ●味覚の一つ。渋み。「ーをぬく」●茶などからしみ出て器物についたあか。「茶ー」●渋柿からとる渋みのある液。塗料にする。柿渋。 **じ・ふ【慈父】** [文]●思いやりのあるやさしい父。●父親を敬愛していう語。[対]①②慈母。 **じ・ふ【自負】** 《名・自サ》自分で自分の才能・学問・仕事などに自信をもち、誇る・こと(心)。「研究者としてのー」「ー心」[類語]自慢。自任。誇負。 **しぶ・い【渋い】** 《形》●[十分に熟さない柿を食べたときのように]舌をしびれさせるようないやな味がする。「ー・い茶」●不愉快そうなようすである。「文句を言われてー・い顔をする」●目立たぬ中に落ち着いた深い美しさがある。地味な中に・粋な(老巧な)ところがある。「ー・い色」「ー・い芸」[類語]枯淡。●出し惜しみをして、けちである。「金にー・い」[図]しぶ・し《ク》。 **しぶ・いろ【渋色】** 柿渋のような色。赤茶色。 **しふう【士風】** [文]武士の気風・風紀。 **しぶ・うちわ【渋『団『扇】** 柿渋をぬった赤茶色の丈夫なうちわ。しぶせん。 **しぶ・がき【渋柿】** 熟しても渋い味のする柿。渋ぬきをしたり、干し柿にしたりして食べる。[対]甘柿。 **しぶ・がみ【渋紙】** 紙をはり重ねて柿渋をぬり、丈夫にした紙。包み紙や敷物に使う。 **しぶ・かわ【渋皮】** 木・果実の外皮の内側にあるうすい皮。[類語]甘皮。 > ーが剝{む}・ける 《句》[女性の顔や肌が]あかぬけして美しくなる。 **しぶき** 激しい勢いで細かく飛び散る水。水しぶき。[コロ]「ーがあがる」[類語]水煙。飛沫。[表記]「飛沫」と当てる。 **し・ふく【私服】** ●[官庁・会社・学校などで定めた服でなく]個人の立場で着る衣服。[対]制服。●「私服刑事」の略。私服を着て職務についている刑事。 **しふく【私腹】** 自分の財産・利益。私利。 > ーを肥{こ}や・す 《句》公の地位や立場を利用して、(不正な方法で)自分の財産をふやす。腹を肥やす。 **しふく【紙幅】** [文]《紙のはばの意から》割り当てられている、執筆原稿の枚数。「ーがつきる」 **し・ふく【至福】** [文]この上ない幸福。「ーのひととき」 **し・ふく【雌伏】** 《名・自サ》[文]実力を保ちながら、活動の機会をじっと待っていること。「ー二〇年」「ーしてチャンスを待つ」[因]雄飛。 **しぶ・く** 《自五》●雨まじりの風が激しくふきつける。●しぶきが飛び散る。「波がー・く」[文]《四》。 **じーぶくろ【地袋】** 違い棚の下につけた小さな袋戸棚。 **ジプシー** [卑称]●◆ロマ。[参考]現在は、自称の「ロマ」を用いる。●放浪生活をする・こと(人)。ボヘミアン。[語源]Gypsy **しぶしぶ【渋渋】** 《副》(「ーと」の形も)いやいやながら。不承不承。「ー承諾した」 **しぶ・ぞめ【渋染め】** [柿渋を用いて]渋色に染めること。また、染めたもの。 **しぶーちゃ【渋茶】** [出すぎて]味がしぶくなった茶。また、下等な茶。 **しぶーちん【渋ちん】** 《名・形動》[俗]金を出しおしむ・こと(人)。けち。「会社がーで月給が安いんだよ」 **しーぶつ【死物】** [文]本来は役に立つのに、利用しないために役に立っていないもの。「ーと化する」 **し・ぶつ【私物】** [会社・官庁などが貸与したものでなく]個人の所有である物。「職場にーを持ち込む」 **しーぶつ・か【私物化】** 《名・他サ》[本来、共有であるものを]個人の所有であるもののようにすること。「公用車をー・する」 **じぶつ【事物】** [有形的な]物事。[「こと」よりも「もの」に重点を置いた言い方]「現実の具体的なー」 **じぶつ【持仏】** ●常に身近におき、守り本尊として信仰する仏像。念持仏{ねんじぶつ}。●「持仏堂」の略。持仏や祖先の位牌{いはい}を安置する堂。 **ジフテリア** 感染症の一つ。ジフテリア菌によってのどに白い偽膜ができ、高熱を発する。一〇歳以下の子供に多い。飛沫感染する。[語源]diphtheria **シフト** 《名・自他サ》●[位置・状態や態勢を]変更すること。移動すること。「夜勤にーする」[連]「ーキー(=コンピューターのキーボードで、入力する役割を変更するキー)」●自動車で、ギアの入れかえをすること。「ーレバー」●球技・ボクシングなどで、選手が位置をかえること。野球で、特定の打者に備える変形守備。「バントーをしく」[語源]shift **しぶと・い** 《形》困難・苦境などにたやすく屈しない。ねばり強い。「ー・い打者」「ー・く生きる」[図]しぶと・し《ク》。 **じぶ・に【治部煮】** 鶏肉や鴨肉に小麦粉かそば粉をまぶして、だし・酒・醤油などを合わせた煮汁でにた料理。 **じーふぶき【地『吹雪】** 地上に降り積もった雪が激しい風にあおられて空中を乱れ飛ぶ現象。 **しぶ・み【渋味】** ●しぶい味。「ーの強い茶」●地味で落ち着きのある趣。「ーのある演技」「ーのある着物」[参考]「味」は当て字。 **しーぶり【仕振り】** 物事をするときのようす。しかた。 **しぶり‐ばら【渋り腹】** 下痢の症状の一つ。しきりに痛みと便意をもよおすが、ほとんど便が出ない症状。絞り腹。 **しぶ・る【渋る】** ■《自五》●すらすらとはかどらない状態にある。停滞する。「筆がー・る」[類語]とどこおる。●下腹が痛み、便意がありながら通じがとまる。「腹がー・る」■《他五》気が進まず、容易に物事をしようとしないようすを見せる。いやがる。[接尾語的にも使う]「返事をー・る」「出しー・る」[図]《四》。 **しぶ・ろく【四分六】** 「四分六分」の略。物事の見込みが、四分(割)対六分(割)であること。「ーで有利だ」 **し・ふん【私憤】** [文]私事についてのいきどおり。「ーをいだく」「ーを晴らす」[対]公憤。 **し‐ふん【脂粉】** [文]紅{べに}とおしろい。転じて、女性の(なまめかしい)化粧。「ーの香が」 **しーぶん【士分】** [文]武士の身分。「ーに取り立てる」 **しーぶん【斯文】** [文]この学問。この道。[参考]特に儒学にいう。 **しょぶん【死文】** ●[法令や規則で]条項として書かれているが実際上は効力がない条文。空文。「ー化した」 <642> **しぶん**【詩文】詩と文章。転じて、文学作品。 **じ・ふん**【自刎】《名・自サ》〔文〕自分で自分の首をはねて死ぬこと。また、自分で自分の頸動脈を切って死ぬこと。自到。 **じ・ふん**【自噴】《名・自サ》〔文〕 〔温泉・石油などが〕それ自身の力でふき出ること。自然にふき出ること。 **じぶん**【時分】●「はっきりいつというのではない〕時期。ころ。「そこは子供の―よく行った」●「何かをするのに〕適当な時期。ころあい。折。「――はよしと出かける」―がら【―柄】「時節がら」に同じ。―どき【―時】(ちょうどよい時刻の意から)食事どき。 **じぶん**【自分】■《名》何かをする、当の本人。その人自身。自己。おのれ。「―の事は―でする」■日《代名》(自称の人称代名詞)わたくし。〔軍隊の用語。また、男性が多少あらたまったときに使う〕ーかって【―勝手】《名・形動》自分の都合だけを考えて物事をすること。身がって。「―な考え」―し【一史】自分自身に関わる記録を時間の経過にそってまとめたもの。[類語] 自伝。―じしん【一自身】「自分」を強めていう語。 **しぶん‐ごれつ**【四分五裂】《名・自サ》〔文〕ばらばらに分かれること。また、そのために秩序・統一がなくなること。四分五裂{しぶごれつ}。「いまや党内は―の状態だ」 **しーぶんしょ**【私文書】●個人の文書。●公務員でない者が作成した文書。[団]公文書。 **しべ**【蕊蓋蘂】おしべとめしべの総称。ずい。 **し・へい**【私兵】個人が勢力を張るために養成する兵士。[団]官兵。 **し・へい**【紙幣】紙の貨幣。さつ。[団]硬貨。 **じへい**【時弊】〔文〕その時代の弊害。「―の改革」 **じへい・しょう**【自閉症】脳の機能障害による発達障害。他人との間に、共感・共鳴を感じることに困難をともなう。 **じーべた**【地べた】〔俗〕地面。土の上。 **し・べつ**【死別】《名・自サ》死に別れ。[参者]多く、家族などに使う。[類語]永別。[対]生別。 **しへん**【四辺】●四つの辺。「―形」②〔文]あたり。近所。周辺。[四字]「―蕭々{しょうしょう}い(=あたりがものさびしい)」〔文〕四方の境。「国の―を固める」 **しへん**【紙片】〔文]紙切れ。 **しへん**【詩編・詩「篇】●詩を集めた書物。詩集。また、詩。●旧約聖書の一部。神を賛美する歌と祈りからなる。表記もと、もっぱら「詩篇」と書いた。 **し、べん**【思弁・思辨】《名・他サ》実証・経験によらず、論理的に物事を判断すること。「―哲学」 **し・べん**【支弁・支辨】《名・他サ》〔文〕金銭を支払うこと。「日当を―する」[類語]支出。支給。 **し・べん**【至便】 《名・形動》〔文〕きわめて便利であること。「交通―の住宅地」 **じ‐へん**【事変】●ただごとでない、変わった出来事。変事。●警察力ではしずめられないほどの騒ぎ。●宣戦布告なしで行われる国家間の武力行為。「満州―」 **じーべん**【自弁・自、辨】 《名・他サ》自分にかかる費用を自分で負担すること。「交通費は―だ」[類語]自腹。 **しほ**【試補】官庁で、ある官に任命されるまでの一定期間、その事務を実習する職(の人)。「司法官―」 **しーぼ**【思慕】 《名・他サ》なつかしく思うこと。「故郷の母を―する」 **じぼ**【字母】●ことばをつづるもとになる文字。かな・アルファベットなど。●活字のもとになる型。活字母型。 **じ・ぼ**【慈母】 〔文〕●やさしく思いやりのある母。「―の情」●母親を敬愛していう語。①②慈父。 **しぼ**【皺】●糸のよりぐあいで織物の表面に表れるでこぼこ。●革・紙・金属などの表面に加工してつけたしわ。エンボス。 **し・ほう**【仕法】〔文〕やりかた。方法。特に、証券の取り引きや注文の方法。 **し・ほう**【司法】国家が法律に基づいて行う、民事・刑事の裁判。また、それに関する国家の行為。―かん【一官】司法権の執行と、それに関する事務をあつかう公務員。特に、裁判官。[参考]検察官をもふくめるこもある。―けん【―権】国家の統治作用の一つとして、司法を行う権能。[参考]立法権・行政権に対するもの。―しょし【―書士】司法書士法に基づき、他人の依頼を受けて、裁判所・検察庁・法務局などに提出する書類を作成する人。旧称、司法代書人。 **し‐ほう**【四方】●東西南北の四つの方角。②〔あるものの〕周囲すべて。「―――を敵に囲まれる」[四字]「一八方」●正方形の各辺。「ニメートルー」―はい【―拝】宮中の年中行事の一つ。一月一日の朝、天皇が四方の神をおがんで、豊作と国家の平安をいのる。 **しほう**【私法】個人の義務・権利について定めた法律の総称。民法・商法など。[団]公法。 **し・ほう**【至宝】 〔文〕●この上なく貴重な宝。「法隆寺の―」●非常に貴重な才能・技能などを持っている人物。「歌舞伎界のー」 **し・ほう**【詩法】詩の作り方。詩の表現方法。 **しーぼう**【子房】被子植物で、めしべの下部のふくらんだ袋状の部分。 **しぼう**【志望】《名・他サ》自分の将来などについてこうしたい、こうありたいと望むこと。また、その望み。こころざし。「科学者を――する」[類語]志願。 **しーぼう**【死亡】 《名・自サ》死ぬこと。〔死を事務的,客観的に述べるときに用いる」「――届け」[囡]出生。 **し・ぼう**【脂肪】栄養素の一つ。常温では、ふつう固体をなす。動物のエネルギー源。脂。―かん【―肝】肝臓に多量の脂肪が蓄積された状態。また、その肝臓。[参考]過剰な飲酒、栄養過多、糖尿病などが原因で起こり、肝硬変に移行することも多い。 **し・ぼう**【―油】油脂のうち、常温で液状をなしているもの。オリーブ油・菜種油・肝油など。 **じ‐ほう**【時報】●ある分野のその時々の出来事を報道する新聞雑誌の類。また、その報道。「経済―」●〔ラジオやテレビなどで〕標準の時刻を一般の人に知らせること。また、その知らせに用いる音。 **じ‐ほう**【時法】一日の時間を同じ間隔でわけ、これに名前をつける決まり。 **じぼうじき**【自暴自棄】(自分で自分の身をすてる意)投げやりになること。やぶれかぶれ。やけ。 **しほうじん**【私法人】会社・社団法人・財団法人など、私法上の法人。[団]公法人。 **しほう・どうぶつ**【刺胞動物】無脊椎動物の一門。ヒドラ・イソギンチャク・クラゲなど。[参考]もと、腔腸動物といった。 **しほう・はっぽう**【四方八方】あらゆる方角・方面。「―をさがす」 **し・ぼつ**【死没・死歿】《名・自サ》〔人が死ぬこと。死亡。死去。「一者」 <643> **しぼ・む**【『萎む・凋む】 《自五》〔開いたり、ふくらんでいたりしたものが〕しおれ縮む。また、勢いがなくなる。「花が―・む」「夢が―・む」[団]ふくらむ。文《四》。 **しぼり**【絞り】●カメラなどで、入射光線の量を制限する装置。「―を合わせる」●花弁などで、絞り染めのように色がまだらになっているもの。●「絞り染め」の略。 **しぼり・あ・げる**【絞り上げる・搾り上げる】《他下一》●すっかりしぼる。しぼり終わる。「洗濯物を―・げる」●声をせいいっぱい張りあげる。「声を―・げて応援する」●ひどく責める。ひどくしかる。「悪童を―・げる」●金品を無理に出させて取り上げる。[表記]①②は「絞」、④は「搾」を用いることが多い。 **しぼり・こ・む**【絞り込む】《他五》せまく限る。限定する。「容疑者を―・む」文《四》 **しぼり・ぞめ**【絞り染め】布の図案の部分を糸でかたくぬいしぼり、全体を染料にひたして地の色を残す染め方。しぼり。くくり染め。纐纈{こうけち}。 **しぼり・だし**【搾り出し】ビニールなどの管炊につめたクリーム状のものを、管の一端から出るようにしたもの。絵の具やねり歯みがきなどのチューブの類がある。 **しぼり・だ・す**【搾り出す・絞り出す】《他五》●ある物の中につめた物を、ねじったり押したりして外に出す。「チューブから絵の具を―・す」●〔出にくいものを〕努力して外に出す。「知恵を―・す」「大声を―・す」[表記]は「搾」、②は「絞」を用いることが多い。 **しぼり・と・る**【搾り取る】 《他五》●〔牛乳や油などを〕しぼって取る。●少ないものの中から無理に取り立てる。搾取する。「国民から税金を―・る」 **しぼ・る**【絞る・搾る】 《他五》 ●強くねじったり押しつけたりして、水分を取り去る。「手ぬぐいを―・る」●強く押して液を取り出す。「乳を―・る」「果汁を―・る」●絞り染めにする。「鹿かの子に―・る」●出せないものを無理に出させる。〔声や考えなどを〕無理に出すようにする。1日 「知恵を―・る」●金銭などを無理に責めて出させる。しぼりとる。「農民を―・って年貢をとりたてる」●きつくしかる。きびしくきたえる。「部長に―・られた」「ランニングで―・る」●張り広がっているものを押し縮めて、せまくする。「すそを―・る」●カメラなどのレンズのしぼりを小さくする。●音量を小さくする。「テレビの音を―・ってきく」◎ある基準から整理して、範囲を限定する。「人数を―・る」「問題点を―・る」●相撲で、自分のわきに相手の手をはさんでしめつける。図《四》。 >[使い分け「しぼる」] **絞る**〔ねじって水分をとったり、範囲を限定したりする]手ぬぐいを絞る・絞り染め・涙を絞る・問題を絞る・音量を絞る・声を振り絞る・弓を引き絞る・生徒を絞(搾)り上げる **搾る**〔押してしめつけ水分をとる。無理に出させる〕乳を搾る・油を搾る・搾りかす・金を搾る・税金を搾り取る・絵の具を搾り出す [参考]しぼり方の違いで書き分けるが、「絞」が広い範囲に使われる。「油を搾る」は油の製造に、「油を絞る」はきつくしかる意に使い分ける。また、「絞り上げる/搾り上げる」では、「洗濯物を絞り上げる・声を絞り上げる/お金を搾り上げる」のように、「絞り出す/搾り出す」では、「言葉を絞り出す・知恵を絞り出す/練り歯みがきを搾り出す」のように使い分けるのが一般的。「生徒を絞り上げる/搾り上げる」はともに用いるが、後者の方に残忍の度合いが強い。 **しほん**【資本】●事業を営むもととなる金銭。また、利子・利潤を得るもととなる金。もとで。資金。●生産の三要素(=土地・資本・労働)の一つ。新たに生産活動を行うために用いられる(過去の労働の生産物とし)財貨。―か【―家】資本を所有し、労働者をやとい事業を営み利潤を得る人。また、事業の出資者。―きん【―金】 営利を目的とした会社を経営するもとになる金銭。ーしゅぎ【―主義】生産手段を持つ資本家階級が労働者階級から労働力を商品として買い、生産活動を行うことによって利潤を追求してゆく経済体制。キャピタリズム。 **しほんばしら**【四本柱】大相撲で、土俵の四すみに立てた四本の柱。それぞれに四神を配した。[参考]現在は柱のかわりに四色の房を下げる。 **しま**【島】●周囲を水で囲まれた陸地。●なわ張りとする地域。「―をあらす」●周囲から隔絶してそこだけ独立している土地。●たよれるもの。「とりつくーがない」 **しま**【志摩】旧国名の一つ。三重県志摩半島の東部。志州{ししゅう}。 **しま**【揣摩】《名・他サ》〔文〕あれこれとおしはかること。推測。[四字]「一臆測」 **しま**【死魔】●〔文〕死を魔物化していう語。「―におそわれる」●[仏]四魔(=煩悩魔・五陰{ごおん}に魔・天魔・死魔)の一つ。死が仏道修行のさまたげとなること。 **しま**【縞】布に、二種以上の染め糸で縦や横に織り出した筋。また、そのような模様。「格子―」「横―」 **しま・あい**【縞合い】り。縞模様の色合い。 **しまい**【仕舞】り、能楽で、シテ(主役)が紋付きと袴の姿で、地謡いだけで舞う略式の舞。 **しまい**【仕舞い・『終い】り。〔物事が〕終わること。終了。「仕事を―にする」●物事の最後。「ひやかされて―に泣き出した」[表記]かなで書くことが多い。 **しまい**【姉妹】●姉と妹。女のきょうだい。「三人―」●同じ系統で、互いに似ている点を多く持つ、二つ以上のもの。〔多く、他の語に冠して用いる」「一校」「―都市」→類語と表現「兄弟・姉妹」―とし【―都市】互いの発展と親善と文化の交流のために協定を結んだ、二つの異なる国の都市。 **じーまい**【地米】その土地で産する米。 **りま**《接尾》●《名詞につけて)それを終える意。「仕事―」「店―」●(動詞+打ち消しの助動詞「ず」につけて)「・・・せずに終わってしまった(まま)」の意。「さよならを言わずーだった」 **し・ま・う**【仕舞う・『了う・『終う】《自五》●終わりになる。すむ。「仕事が早く―・った」■《他五》●〔ある仕事などを〕なし終える。すませる。「店を―・ってから出かける」●事業などをやめる。「経営不振で店を―・う」●〔使った物や大切な物などを〕入れ物などに納め入れる。「道具を箱に―・う」「秘密を胸に―・う」■《補動》〈多く「・・・て(で)―・う」の形で〉●その動作が完全に(終わりまで)行われる意。・・・しおえる。「食べて―・う」「書いて―・う」●その動作が行われて、もとへもどらない意。「忘れて―・う」「死んでー・う」[参考]くだけた言い方では「・・・(つ)ちまう」「・・・じまう」などの形になる。●〈「・・・ずに―・う」の形で〉・・・ないで終わる意。「何もせずに―・った」「話もせずに―・う」[表記]曰~目はかなで書くことが多い。 <644> **じま・う**《連語》 《「でしまう」の転。「で」は、接続助詞「て」が撥音便の関係で「で」となったもの)「・・・てしまう」の意の口頭語。・・・じゃう。「死ん―・う」「転ん―・う」[参考]「てしまう」から転じたものは、「ちまう」となる。「行っちまう」 **しまうま**【「縞馬】ウマ科の動物のうち、全身に白と黒のしまがあるものの総称。アフリカの原野に群れをなしてすむ。ゼブラ。 **じーまえ**【自前】へ●自分の費用などを自分で持つこと。「旅行の費用は―だ」[類語]自費。自腹。●芸者が独立して営業すること。また、その芸者。[団]抱え。 **しま・おくそく**【揣摩臆測】《名・他サ》〔文]当て推量。「―をひかえる」 **しま・か**【編蚊】カ科ヤブカ属シマカ亜属の昆虫の総称。ヤブカよりやや小さく、黒色の腹部と胸部に白い縞がある。人畜の血を吸い、熱病を媒介するものもある。 **しま・かげ**【島影】島のすがた。「船もーも見えない」 **しま・かげ**【島陰・島「蔭】島にかくれて見えない所。また、島の入り江などにあって外から見えない所。「―に船をとめる」「―の港」 **しま・がら**【縞柄】しまの模様。「―のシャツ」 **じーまく**【字幕】映画やテレビで、題名・配役・説明・会話などを文字で映し出すもの。特に、外国映画の会話などの翻訳を映し出したもの。スーパーインポーズ。 **しま・ぐに**【島国】四方が海に囲まれている国。―こんじょう【一根性】島国で外国との接触が少ないため起こる、視野がせまくこせこせした気質。 **しまだ**【島田】「島田髷{しまだまげ}」の略。おもに未婚の女性や花嫁などが結う日本髪。 **しま・だい**【島台】婚礼など、めでたい儀式に用いる飾り物。洲浜{すはま}形の台の上に松・竹・梅・鶴・亀・尉{じょう}・婆{うば}などをかざり、蓬萊山{ほうらいさん}をかたどったもの。蓬萊。 **し・まつ**【始末】●物事の始めと終り。また、事の成り行き。顛末{てんまつ}。[類語]。いきさつ。「事の―を語る」●最終的なありさま。〔多く悪い場合に使う」「誰もいなくなる―だ」●《名・他サ》(きちんと)処理すること。しめくくりをつけること。「ごみをーする」[コロ] 「ーをつける」[注意]「仕末」は誤り。―がき【―書】過失をわびるために、事情を書いて差し出す文書。―や【―屋】無駄遣いをしない人。倹約家。締まり屋。 **しまった**《感》失敗したときなどに、それを残念がって発する語。しくじった。 **しま‐づたい**【島伝い】斜島から島へわたり伝ってゆくこと。「瀬戸内海を―にまわる」 **しま・ながし**【島流し】●昔、罪人を遠方の島や土地に送り、居住地を制限した刑罰。遠島{えんとう}。流刑。●遠い不便な土地に行かされること。〔左遷されて転勤になったときなどに使う〕「―にあう」 **しまぬけ**【島抜け】《名・自サ》昔、島流しの罪人がその島をぬけ出たこと。また、その罪人。島破り。 **しまへび**【「縞蛇】日本固有のヘビ。褐色で、背に黒い縦のしまが四本ある。無毒。 **じーまま**【自儘】《名・形動》気まま。〔古風な言い方」「―なくらし」[類語] 自分勝手。 **しま‐め**【縞目】しまの、色と色とのさかいめ。「―のはっきりした服」 **しま‐めのう**【縞瑪瑙】縞目のはっきりしている美しい瑪瑙。研磨面に白黒・赤白・黒赤などの色が帯状に並ぶ。オニックス。オニキス。 **しま・もの**【「編物】しまの模様を織り出した織物。編織物。縞織り。 **しま・もり**【島守】〔文〕島の番人。 **しま・やま**【島山】●全体が山の形をしている島。●庭園の池の中につくった山。 **しまらない**【締まらない】 《連語》きりっとしたところがない。だらしない。「なんともー・ない話だ」 **しまり**【締まり】●ゆるみなく、ひきしまっていること。1日「蛇口のーが悪い」●〔気持ち・態度・雰囲気などに〕緊張感があること。「―のない顔つき」●とりしまり。とりしきり。「店のーをまかせる」→戸じまり。●倹約。しまつ。「一屋」●しめくくり。「―をつける」 ――が無・い《句》〔肉体的にも精神的にも〕きりっとしたところがない。たるんでいて、だらしがない。 **しま・る**【絞まる】 《自五》首の回りに強い力が加えられて、息ができない状態になる。「首が―・る」文《四》。 **しま・る**【締まる】 《自五》●ゆるんだところがなくなる。かたくしめられる。「ひもが―・る」●体(の一部)がたるみのない状態にある。「ウエストが―・っている」●心がゆるみのない状態にある。緊張する。「―・っていこう」[因]だらける。●金銭のむだをなくする。倹約する。「―・った生活」●〔取り引きで〕相場が堅実になる。●〔戸・窓・門などが〕とざされる。とじられる。「ドアが―・る」「店が―・っている」[表記]は「閉まる」とも書く。[対]あく。開く。文《四》。 >[使い分け「しまる・しめる」] **締まる**〔かたくしめられる。ゆるみがなくなる。広く一般に〕ひもが締まる・締まった体・生活が締まる・身が引き締まる **閉まる**〔開いていたものがとじられる〕戸が閉まる・店が閉まる・窓口が閉まる **絞まる**〔首の回りがしめつけられる〕首が絞まる **締める**(〆) 〔ひもなどをきつくしめまわして、広がらないようにする。区切りをつける。広く一般に」帯を締める・ガス栓を締める・財布のひもを締める・出費を締める・心を引き締める・抱き締める・締め(〆)て五万円・魚を酢で締める・会を手拍子で締め(〆)る **閉める**〔開いているものをとじる]窓を閉める・瓶の栓を閉める・ふたを閉める・店を閉める・門を閉める **絞める**〔しぼるようにしてしめる〕首を絞める・鶏を絞める・ひもで絞める・のどを絞める [参考]「戸を閉める/締める」は両用されるが、前者は戸をばたんととじる、後者は錠をかけるなどしてきちんとしめる意味合いをもつ(従って、「戸締まり」と書いても、「戸閉まり」とは書かない)。「栓をしめる」も「締/閉」が併用されるが、水道のようにねじる栓と、瓶などのふた状の栓とて「締/閉」を使い分ける(水道の蛇口をきつく締める/瓶の口を閉める)。 <645> **じーまわり**【地回り】 ●都市に近い町村から物品を送ってくること。また、その物品。〔野菜・米・酒などについていう」「―の米」●都市や、その周辺の町村を回って商売をする・こと(人)。●その土地に住みつき、盛り場などをうろつくならず者。 **じーまん**【自慢】《名・他サ》自分で自分に関する事柄をほこらしげにいばって見せること。「家柄を―する」〔接尾語的にも使う〕」「腕―」「のど―」[類語]自負。―たらし・い《形》いかにも自慢しているようすである。「―・く子供のことを話す」 **しまんろくせん・にち**【四万六千日】七月一〇日の観世音菩薩の縁日。この日に参詣にすると、四万六○○○日参詣したのと同じ功徳{くどく}どがあるといわれる。 **しみ**【『凍み】こおること。また、きびしい寒さ。「―豆腐」「たいそうーが強い」 **しみ**【染み】●液体などがしみこんでできた汚れ。また、汚点。[コロ]「ズボンのーをぬく」[コロ]「経歴に―がつく」●皮膚にできる茶色の斑点{はんてん}。 **しみ**【『紙『魚・『衣『魚】シミ科の昆虫。はねがなく、体は銀白色の鱗粉{りんぷん}でおおわれている。体長約一〇{ミリ}。書物・衣類などののりを食べる。 **じ・み**【滋味】〔文〕 〔食材がもつ」深みのあるうまみ。1日「―に富む料理」●心を豊かにする、芸術作品などの深い味わい。[コロ]「―にあふれた作品」。 ―掬{きく}すべし《句》物事にある深い味わいを、くみとるべきである。 **じみ**【地味】《形動》〔物の外観・色あいや、性格・行動などが〕ひかえめで落ち着いているようす。「―な色柄」「性格が―だ」[類語] 質素。[対]派手。 **しみ・い・る**【染み入る】 《自五》深くしみどおる。、みこむ。「心に―・る話」「優しさが胸に―・る」 **しみ・こ・む**【染み込む】 《自五》深く中までしみる。しみとおる。しみいる。「水が土に―・む」「冷気が肌に―・む」 **しみ・じみ**《副》《「―と」の形も)●心の底から深く感じるようす。「―と絵に見入る」●〔話などを〕静かに落ち着いてするようす。「思い出を語る」[類語]しんみり。 **しみず**【〈清水〉】地中や岩の間からわき出るきれいな水。「山の―」 **じ‐みち**【地道】《形動》《「普通の速さで歩く」「馬を並み足で進ませる」意から)あぶない事や変わった事などをせず物事を堅実にするようす。「―な努力」「―に暮らす」「――にかせぐ」[類語]着実。 **しみ・つ・く**【染み付く】《自五》●におい・色・汚れなどがついて、容易にとれなくなる。そまりつく。「汚れが―・く」「石油のにおいが―・く」●[悪い〕習慣が身について、とれなくなる。「貧乏性が―・く」 **しみったれ**《名・形動》〔俗〕物おしみをする・こと(人)。「あいつはーだ」[類語]けちんぼう。 **しみ・どうふ**【『凍み豆腐】「こうやどうふ」に同じ。 **しみ・とお・る**【染み『透る】製《自五》●〔液体などが〕中までしみこむ。「寒さが骨の髄まで―・る」●心の奥まで入りこむ。「―・る音」「師の教えがわが身に―・る」 **しみ・ぬき**【染み抜き】布地や衣服についたしみを取り去ること。また、それに使用する薬品など。「服の―をする」 **しみやく**【支脈】山脈・鉱脈・葉脈などで、大もとから分かれたもの。分脈。「金山の―」[団]主脈。 **し‐みゃく**【死脈】●死に近づいたときの、弱い脈拍。●鉱物の出なくなった鉱脈。 **シミュレーション** 《名・他サ》コンピューターなどで、実際の現象に似たモデルを作って実験・研究すること。模擬装置を使って飛行士・運転士などの訓練をするなど。「電話料金を―する」「―を繰り返す」▽simulation [注意] 「シュミレーション」は誤り。ーゲーム 現実または実際の現象に似たモデルを作って行うゲーム。乗り物の操縦や、戦争や経営を題材にしたものなどがある。▽simulation game **シミュレーター** シミュレーションに使う機器・装置。▷simulator **しみょう**【至妙】 《名・形動》〔文〕技芸などがこの上なくたくみなこと。極妙。「―の技」[類語]巧妙。 **し・みる**【『凍みる】 《自上一》きびしい寒さのために、ものがこおりつく。また、こおりつくように寒く感じる。「道路が―・みる」図し・む《上二》。 **し・みる**【染みる】 《自上一》●液体・においなどが物の中に吸い取られるように通ってはいる。「雨が上衣に―・みる」「煮物に味が―・みる」[類語] () 浸透。●痛いほどの刺激が・体(心)をつき通る。「心に―!みる悲しい話」 10 「煙が目に―・みる」 ●よくない影響を受けて、そのようになる。そまる。「悪習に―・みる」[参考]文語は古くは四段活用であった。[表記]物にしみ入る意では「滲」「浸」、心にしみる意では「沁」、物からしみ出る意では「泌」を用いることが多い。また、「染」は一般に広く用いる。図し・む上二》。 **し・みる**【染みる】《接尾》《名詞について上一段動詞をつくる) ●「しみこむ」「しみつく」意。「汗ー・みる」「油―・みる」●《多く、好ましくないことの意に使う)「・・・らしく見える」「・・・のようになる」意。「年寄り―・みる」「所帯―・みる」、 **しみ・わた・る**【染み渡る】 《自五》 ●〔液体などが〕すみずみまでしみて広がる。[コロ] 「五臓六腑{ごぞうろっぷ}に―・る」●「思想などが〕すみずみまで行きわたる。「助け合いの精神が―・る」 **し・みん**【嗜眠】高熱や極度の衰弱などのため、強い刺激を与えても目ざめない状態。「一性脳炎」 **しみん**【四民】江戸時代、士・農・工・商の四つの職業。転じて、すべての階層の人。「―平等」 **し・みん**【士民】〔文〕●武士と庶民。●士族と平民。 **しみん**【市民】●市に住んでいる人。「鎌倉―」●国政に参加できる権利・資格をもつ国民。公民。●〔西洋史で〕ブルジョア。―かいきゅう【一階級】ブルジョアジー。中産階級。―けん【―権】●市民としての思想・財産・職業・信仰・居住の自由が保障され、国政に参加することのできる権利。●世に広く認められること。[コロ]「―を得る」 **し・む**【染む】 《自五》〔文]染みる。「寒風が身に―・む」文《四》。 **しむ**《助動:下二型》文語《口語助動詞「しめる」の文語形)●使役を表す。・・・させる。「私をして言はしむれば・・・」●「他の尊敬語とともに用いて〕動作主に対する尊敬を表す。「なさしめ給ふ」「取らしめ給ふ」 **じーむ**【事務】会社・役所などで、書類の作成や計算など、おもに机の上で処理する仕事。「会社でーをとる」―かん【一官】国の行政機関で、一般行政事務を担当する役人。―じかん【一次官】各省や大臣が長である各庁で、大臣を助け、各部局・機関の事務を監督する一般職の国家公務員。次官。―てき【一的】《形動》感情をまじえず、規定どおりに物事を行うようす。「―に話す」 **じ・む**【寺務】〔文〕寺の事務(をあつかう人)。「一所」 **ジム** ボクシングの練習場。▽gym (=体育館) **しむ・ける**【仕向ける】 《他下一》●人を、ある行動をする気持ちにさせる。働きかける。「勉強するようにー・ける」●商品などを人にあてて送る。 **じ・むし**【地虫】●コガネムシ・クワガタムシなどの幼虫。土や堆肥の中にすみ、植物の根などを食べる。根切虫。●地中にすむ虫の総称。 **ジムナジウム**体育館。ジム。▽gymnasium <646> **しめ**【『標・『注『連】●木を立てたり、縄を張ったりして、場所を限るためのしるし。●しめなわ。 **しめ**【締め】《名》●合計。総計。「一月分の一はいくらか」●手紙の封に書く「〆」のしるし。封。緘{かん}。■《助数》●束にした紙を数える語。一しめは二〇〇〇枚。●束ねたものを数える語。たば。 **しめい**【使命】使者として与えられた任務・命令。また、与えられた重要な任務。1回 「―を帯びる」―かん【―感】使命を果たさなければならないという自覚。「―にかられる」 **しめい**【指名】《名・他サ》〔ある事をするように〕特定の人・氏名を指定すること。名ざし。「議長に―する」―だしゃ【一打者】野球で、投手に代わって打席に立つ打撃専門の選手。[参考]「DH」ともいう。―てはい【一手配】《名・他サ"》警察が、犯人の名を広く知らせて、つかまえる手配をすること。―とうひょう【一投票】総理大臣・大統領などを選出するとき、まずその候補者を決定するために行う投票。 **しめい**【死命】死といのち。死ぬか生きるか。―を制・する《句》相手の生き死にを左右するような急所をおさえる。他人の命運をにぎる。 **しめい**【氏名】名字と名前。姓名。 **じ・めい**【自明】《名・形動》あらためて証明するまでもなく、明らかなこと。「身の潔白はーだ」[連語]「―の理」 **しめ・かざり**【『注『連飾り】〔正月などに〕しめなわをかざること。また、その物。 **しめがね**【締め金】帯・ひもなどの一端に取りつけてしめる金具。尾錠。「ベルトのー」 **しめきり**【締め切り】●〔窓・扉などを〕しめたままにすること。「―の戸」●期日を決めて物事を打ち切ること。また、その期日。「原稿の―」[表記]は「閉め切り」、②は「〆切」とも書く。 **しめ・き・る**【締め切る】 《他五》〔窓・扉などを〕すっかり閉じる。全部しめる。また、長くしめたままにする。「窓を―・る」「部屋を―・る」●[募集・受け付けなどを〕打ち切りにする。終わりにする。「申し込みを―・る」[表記]は「閉め切る」、②は「〆切る」とも書く。 **しめ‐くく・る**【締め括る】 《他五》 ●〔長く続いた物事の〕まとまりをつける。結末をつける。「話を短く―・る」●監督する。取りしまる。「若者を―・る」 **しめこ・の・うさぎ**【占め子の「兎】物事が思いどおりになったことを表す言い方。[参考]「うまくいった」の意の「しめた」を「ウサギを絞める」にかけたしゃれ。感動詞的に用いることが多い。 **しめこみ**【締め込み】ふんどし。特に、力士がしめるまわし。 **しめ‐ころ・す**【絞め殺す】 《他五》首をしめて殺す。絞殺する。「ひもで―・される」[類語](5)扼殺{やくさつ}。 **しめさば**【締め、鯖】サバを三枚におろして塩をふり、酢をしみ込ませたもの。 **しめし**【示し】●神仏のさとし。「キリストのおー」●手本としての教え。また、他に対する見せしめ。「―がつか・ない《句》教えるための見本にならない。模範にならない。 **しめし・あわ・せる**【示し合わせる】《他下一≫●前もって相談しあう。「―・せてにげ出す」●互いに合図して知らせあう。同①②示し合わす。 **しめしめ**《感》物事が思いどおりに運んだことを喜んで言う語。「―、うまくいった」[参考]「しめた」の略「しめ」の畳語。[類語]しめた。 **じめ・じめ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●不快にしめっているようす。「―した空気」●〔性格などが〕陰気で、はっきりしないようす。「―した性格」 **しめ・す**【湿す】《他五》少し水分をふくませる。しめらせる。「タオルを―・す」「のどを―・す」句「一筆―・す(=手紙を書く)」[類語] うるおす。文《四》。 **しめ・す**【示す】 《他五》●実際に出して見せる。「実物を―・す」●指さして教えたり、記号・表情・しぐさなどによって表して見せる。「方向を―・す」「反応を―・す」「難色を―・す」●自分の考えをはっきり表す。「条件を―・す」「決意を―・す」●客観的に、そうであると判断させる。「温度計が二〇度を―・す」「検査結果が危険な兆候を―・している」文《四》。 **しめす・へん**【示偏】漢字の部首「示」「ネ(示の変形)」の称。 **しめた**《感》《「占める」の連用形+「た」)物事が自分の思いどおりになって喜ぶとき思わず発する語。「―、きっとうまくいくぞ」[類語]しめしめ。 **しめだか**【締め高】合計した額。総額。[表記]「〆高」とも書く。 **しめ・だ・す**【締め出す】 《他五》〔門・戸・とびらなどをしめて〕外の者を中へ入れないようにする。「遅刻した者を―・す」[表記]は、「閉め出す」とも書く。●外部の物・人を中に入れないようにする。また、仲間はずれにする。「輸入品を―・す」「部外者を―・す」 **しめつ**【死滅】《名・自サ》死に絶えること。死んでほろびること。「細菌がーする」 **じ‐めつ**【自滅】 《名・自サ》●自然にほろびること。●自分がした事がもとで、ほろびること。「エラーでーする」 **じめ・つ・く**《自五》●湿気が多くてじめじめする。「たたみが―・く」●〔性格などが〕陰気で明るさがない。 **しめ・つ・ける**【締め付ける】《他下一》〔動いたりゆるんだりしないように〕強くしめる。また、圧迫する。おさえつける。「厳しい管理で―・ける」 **しめ・つ・ぽ・い**【湿っぽい】 《形》●湿りけがある。「部屋が―・くて気持ちが悪い」●気分がしずんで、陰気である。「―・い話はやめよう」 **しめて**【締めて】《副》全体を合計して。都合。「一五〇〇〇円」[表記] 「〆て」とも書く。 **しめなわ**【『注連縄】」。神前などに不浄なものの侵入をさけるためにはる縄。しめ。[表記]「標縄」「七五三縄」とも書く。 <647> **しめのうち**【『標の内】●しめ縄で囲ってある内部。特に、神社の境内。●正月の松飾りがかざってある期間。松の内。 **しめ・やか**《形動》●ひっそりとしてもの静かなようす。「―に降る雨」●悲しみに気分がしずんでいるようす。1回「葬儀はーに行われた」 **しめり**【湿り】●水分をふくむこと。湿気。うるおい。「―を帯びる」[類語]湿潤。●おしめり。 **しめりけ**【湿り気】湿気。(わずかな)水分。 **しめ・る**【湿る】《自五》 ●少し水気をふくむ。湿気を帯びる。「―・った空気」「布が―・る」[類語]うるおう。●活気がなく、意気があがらなくなる。「打線が―・る」「―・った雰囲気」文《四》。[類義語の使い分け]「濡れる・湿る」 **し・める**【占める】《他下一》〔その場所・地位・物などをご自分の所有とし、そこをふさぐ。「中央に場所を―・める」「首席を―・める」「さびしさが心を―・める」[類語](計)占有。占拠。図し・む《下二》。 **し・める**【絞める】《他下一》●首の回りに強く力を加えて、息ができないようにする。「首を―・める」●ニワトリなどの首をひねって殺す。「鶏を―・める」図し・む《下二》。[使い分け]「しまる・しめる」 **し・める**【締める】《他下一》●ひも状・帯状のものを・巻きつけて(強く結んで)、ゆるまないようにする。「ネクタイを―・める」句「勝ってかぶとの緒を―・めよ」●ねじったりおさえつけたりして、ゆるまないようにする。また、強くおさえつける。「ガス栓を―・める」「腕を―・める」●心のゆるみをなくさせる。「気持ちを―・めてかかる」●金銭のむだがないようにさせる。倹約させる。「出費を―・める」●〔戸・窓・門などを〕とざす。とじる。「ドアを―・める」「店を―・める」[表記] 5は「閉める」とも書く。[因]あける。開く。●塩や酢で、魚肉をひきしめる。「コハダを酢で―・める」●その時点で打ち切って、金銭の合計を出す。「売り上げを月末で―・める」[表記]のは「〆る」とも書く。●しめくくりがついたのを祝って、一同で手を打つ。「本日の会はこのへんで―・めます」図し・む《下二》。[使い分け]「しまる・しめる」 **しめる**《助動:下一型》主に「・・・させる」の意。〔文語的な、あるいは形式的な感じの文章に使う〕「私に言わしめれば・・・」「人に不快を感ぜしめる」「軽率のしからしめるところ」[接続]主に五段・サ変動詞の未然形につく。サ変の場合は「せしめる」の形となる。 **しめん**【四面】●四つの面。四方の面。[連語]「一体」●四つの方面。まわり。「――を敵に囲まれる」●奥行きと間口との長さが等しいこと。「一間」 **しーめん**【紙面】●紙の表面。特に、新聞記事が印刷されている紙の面。紙上。[コロ]「―をにぎわす」[表記]雑誌の場合は「誌面」と書く。●手紙。書面。 **じめん**【地面】●大地の表面。じべた。「でこぼこの―」[類語]地表。●〔建築・耕作などをする〕土地。 **し‐めん**【地師】他人の土地をごまかして売買するさぎ師。 **じ‐めん**【字面】→じづら。 **しめん‐そか**【四面楚歌】まわりがすべて敵で、完全に孤立すること。反対者ばかりで、ひとりも味方や助けがないこと。[故事]漢の高祖が、軍中で楚の歌を歌わせたので、包囲された楚の項羽は、楚はすでに漢に降伏して自分は孤立したと思いなげいた故事から。〈史記・項羽本紀〉[類語]孤立無援 **しも**【下】●〔上{かみ}・源などからへだたった〕低い方。下方。●川の下流。●腰から下の部分。特に、陰部。「―の病」●大小便。「―の世話」●中心部からはなれたところ。●都から遠い方。〔古い用法で、現在では地名などに残っている」「――の村」●唐の都長安および京都で、御所の南の方。「―の京」●〔一続きの〕物事の後の部分。●文章の後続の部分。「この文の―に述べる」●和歌の後半の二句。下の句。●ある期間のうち後半の部分。「一半期」●身分・地位などの系列の中で低い方(にいる人)。●〔君主に対して〕人民。●〔雇い主に対して〕使用人。「上{かみ}は主人から―は召し使いまで」②〔奥向きに対して〕台所。「一女中」●下座。末席。「―にすわる」[対]上座。●舞台で、客席から見て左の方。下手。[囡]上手。①~⑤上{かみ}。 **しも**【霜】●地面や物の表面に生じる、細かい氷の集まり。空気中の水蒸気が地面や物にふれてこおったもの。[コロ]「ーがおりる」●白髪。[コロ]「かしらにーをおく」 **しも**《係助》文語《強意の間投助詞「し」+係助詞「も」)●上に来る語・文節をとり立てて強める。「今はしもかぎりと見るにをさな顔あなあざやかに笑顔とはすや〈窪田空穂〉」[参考]口語には、「だれしも」「今しも」「折しも」「まだしも」などの形で残る。●《下に打ち消しの語を伴って》部分的否定を表す。「それとしも見えず」[参考]口語では、「必ずしも」の形で使う。 **しもいちだん・かつよう**【下一段活用】国語の口語・文語動詞の活用形式の一つ。語尾が、五十音図のエ段に活用するもの。文語では「蹴る」の一語。口語では「出る」「受ける」など。[参考]文語の下二段活用の語が、口語では下一段活用となる。 **しもうさ**【下『総】旧国名の一つ。今の千葉県の北部と茨城県の南西部。総州。しもつさ。しもつふさ。 **しも・がか・る**【下掛かる】《自五》《下半身に関する意から)話が下品でみだらな方面のことになる。 **しもがこい**【霜囲い】「しもよけ」に同じ。 **しもがれ**【霜枯れ】霜のために、草木がかれてしぼむこと。「―の野原」―どき【―時】●草木が霜枯れてさびしい景色になる時節。●年の暮れなどの、商売の景気の悪い時節。 **しも・き**【下期】一年を二期に分けたときの、後期の一六か月。下半期。[団]上期。 **じ・もく**【耳目】 〔文〕●耳と目。転じて、聞くことと見ること。見聞。[コロ]「―を広める」●多くの人々の注意・関心。[コロ]「世界の―を集める事件」 ―を属{しょく}する《句》耳をそばだて目を注いで、よく見たり聞いたりする。 **じーもく**【除目】平安時代、大臣以外の各官職を任命した儀式。春の県召{あがため}しと秋の司召{つかさめ}しの二回。 **しもぐもり**【霜曇り】霜がおりそうな冬の曇り空。 **しもごえ**【下肥】人の大小便を肥料としたもの。 **しもざ**【下座】地位の低い者がすわる座席。末座。[対]上座。 **しもじも**【下下】支配者階級ではない、一般の人民。〔古風な言い方」「―の生活」 **しもたや**【しもた屋】(「仕舞うた屋」の転)●商売をやめた家。●市街地で、商店でない普通の家。 **しもつき**【霜月】〔雅〕陰暦一一月。[参考]太陽暦の一一月にもいう。 **しもつけ**【下『野】旧国名の一つ。今の栃木県。野州{やしゅう}。 <648> **しも・て**【下手】●下の方向・場所。したて。●[風・川の〕流れて行く方。したて。①②上手{かみで}。●舞台で、観客席から見て左の方。[対]③上手{かみて}。 **しもと**【答楚】〔文〕●昔、刑罰として罪人を打つのに用いたむちや杖{つえ}。●厳しい戒め。 **じもと**【地元】●そのことや人に直接関係のある土地・地方。「―のファンの歓迎を受ける」●自分の住んでいる土地。「―の発展のためにつくす」●その人の勢力範囲である地域。「―の票を集める」 **しも・どけ**【霜解け・霜『融け】気温が上がって(地面の)霜がとけること。「―の道」 **しもにだん・かつよう**【下二段活用】国語の文語動詞の活用形式の一つ。語尾が五十音図のエ・ウ二段にわたって活用するもの。「出ぃづ」「越ゆ」「捨つ」など。[参考]口語では下一段活用となる。 **しも・ねた**【下ねた】 〔俗]性にかかわる下品な話題。 **じ・もの**【地物】その土地の産物。「おもに食べ物についていう」「―の大根」 **しも・の・く**【下の句】短歌で、後半の七・七の二句。しも。 **しも・ばしら**【霜柱】冬、土の中の水分がこおって、氷が細い柱状に並んだもの。[コロ]「―が立つ」 **しも・はんき**【下半期】「下期」に同じ。[因]上半期。 **しも・ぶくれ**【下膨れ・下「脹れ】顔の下の方が、肉づきがよくてふくらんでいる・こと(顔)。 **しもふり**【霜降り】●霜がおりること。●白い細かい斑点{まだら}のある模様(の布地)。●脂肪が白い斑点状に細かく入りまじっている、上等の牛肉。●魚や貝や鳥の肉に熱湯をかけ、白くして刺身にしたもの。 **しもべ**【『僕・下『部】《身分の低い者の意)召し使い。 **しもやけ**【霜焼け】●寒さのために手・足・耳などに部分的に起こる皮膚血管の麻痺。血のめぐりが悪くなり、かゆくなる。しもばれ。凍瘡{とうそう}。●霜のために植物の葉の色が変わること。 **しもやしき**【下屋敷】江戸時代、大名が江戸の郊外や町はずれに作った別邸。[因]上屋敷。 **しもよ**【霜夜】霜のおりる寒い夜。 **しもよけ**【霜。除け】農作物や庭木などを霜の害から防ぐため、わら・よしずなどで覆いをかけること。また、その覆い。しもがこい。 **しもん**【指紋】手の指先の内側の皮膚にある、多くの線から成る紋様。また、その跡。「―を採る」「―を照合する」[参考]同形のものは二つとなく、一生不変のため個人の識別に使われる。 **しもん**【試問】《名・他サ》〔学力などを知るため〕質問して試験すること。また、その質問。「口頭―」 **しもん**【諮問】《名・他サ》〔下位のものに〕相談して意見を求めること。特に、政府などが政策決定に先立って、その専門的見解を学識経験者などに相談すること。「総理大臣の―機関」[対]答申。 **じもん**【地紋】●布地に・織り(染め)出した模様。●工芸品・印刷物などの、地にえがいた模様。 **じーもん**【寺門】●寺の門。転じて、寺。●「園城寺{おんじょうじ}」の別称。 **じ・もん**【自問】 《名・他サ》自分で自分の心に問いかけること。 **じもん‐じとう**【自問自答】《名・他サ"》自分の問いに自分で答えること。「心の中でーする」 **しーや**【視野】●一目で見わたせる範囲。視界。「頂上に出るとーが開けた」●ものを見、考えることのできる範囲。識見。[コロ]「―が広い人」●〔望遠鏡・顕微鏡などで〕レンズに映って見える範囲。 **しゃ**【者】《接尾》「・・・する人」「・・・である人」の意。「参会―」「出席」[類語]人。 **しゃ**【車】《接尾》「くるま」の意。「高級―」「人カー」 **しゃ**【舎】《名》「寄宿舎」の略。「―にもどる」■《接尾》家・商店・建物などの名にそえる語。「落柿{らくし}―(= 向井去来の別荘)」 **しゃ**【斜】ななめ。はす。――に構・える《句》●刀を斜めに構える。●改まって身構える。●〔物事にまともに対処しないで〕皮肉やからかいの気持ちをもってのぞむ。「―・えて人生を送る」 **しゃ**【社】●やしろ。神社。●「会社」「新聞社」などの略。「―を出る」 **しゃ**【紗】目があらく、軽くてうすい生糸の織物。夏羽織・かやなどに用いる。紗織り。 **じゃ**【蛇】〔文〕大きなヘビ。おろち。うわばみ。――の道は蛇《句》同類のものは互いにその同類のする(悪い)ことによく通じているたとえ。 **じゃ**【邪】〔文〕よこしまで正しくないこと。[因]正。 **じゃ**《接続》《接続詞「では」がなまった形》それなら。それでは。「―、さようなら」「―、次に進もう」 **じゃ**《助動:形動型》「だ」の古風で方言的な言い方。「これが娘のお光じゃ」「そうじゃ、そのとおりじゃ」 **じゃあ**《連語》 《「では」の転) ●(「で」は、接続助詞「て」が撥音便の関係で「で」となったもの)「では日②」の意の口頭語。じゃ。「呼んじゃあだめだよ」[参考]「ては」から転じたものは、「ちゃ(あ)」となる。「見なくちゃ(あ)損だ」●《「で」は断定の助動詞「だ」の連用形、または格助詞「で」》「では目」の意の口頭語。じゃ。「きっと喜ぶのじゃあないか」「こんな安物じゃあいやだ」 **ジャー** 魔法びんと同じ構造をもった口の広い容器。▽jar (= 水差し) **じゃーあく**【邪悪】《名・形動》心がねじけていて悪いこと。よこしま。「―なふるまい」「―な心」 **シャークスキン**●表面を、サメの皮のようにざらざらに仕上げた織物。●対照的な二種の色糸を綾織りにした毛織物。▷ sharkskin (=サメの皮) **ジャージー**●細い毛糸でメリヤス編みに厚く編んだ洋服地。●メリヤス編みのスポーツシャツ。また、特に、サッカー・ラグビーのユニホームのシャツ。●イギリスのジャージー島産の乳牛。=ジャージ。@ jersey **じゃあしゃあ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)ずうずうしく構えて、恥を知らないようす。あつかましいようす。「失敗してもーとしている」 **ジャーナリスチック**《形動》新聞・雑誌・放送などのマスコミにかかわるようす。「――な話題」▽journalistic **ジャーナリスト** ジャーナリズムの仕事にたずさわる人。新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどの記者・編集者・寄稿家など。「国際―」▽journalist **ジャーナリズム** 新聞・雑誌・ラジオ・テレビなど、活字や電波を媒体とする報道その他の伝達活動、およびその経営体。また、その世界。▽journalism **ジャーナル** 新聞・雑誌など、報道を中心にする定期刊行物。▽journal **じゃーいん**【邪淫】 〔文〕●よこしまでみだらなこと。社会通念として認められない、みだらな情事。「―の道」「一戒」[参考]仏教では五戒・十悪の一つ。 <649> **じゃ・う**《連語》 《「でしまう」の転。「で」は、接続助詞「て」が撥音便の関係で「で」となったもの)「・・・てしまう」の意の口頭語。・・・じまう。〔東日本的な言い方」「そんなことを言ったら喜ん―・うよ」「もう読ん―・ったの」〔「てしまう」から転じたものは、「ちゃう」となる」「とっくに食べちゃったよ」 **しゃーうん**【社運】会社の運命。「―を賭けた企画」 **しゃ・えい**【射影】《名・他サ》●物体の影をうつすこと。また、その影。投影。●〔数〕平面上に図形Fがあるとき、a上にない一点Sと、Fを構成している一つ一つの点を結ぶ直線をすべて作ること。 **しゃ・えい**【斜影】〔文〕ななめにうつる影。 **しゃ‐おく**【社屋】会社の建物。 **しゃーおん**【謝恩】《名・自サ》日ごろ受けた恩に感謝すること。「―セール」「―会」 **しゃーおん**【遮音】《名・自サ"》〔壁などで〕音をさえぎること。「―装置」 **しゃか**【『釈迦】●古代インドの種族の名。[参考]梵語 Sākya(=能力ある人)の音訳。●「釈迦牟尼{しゃかむに}」の略。おしゃか。―さんぞん【―三尊】中央に釈迦、左右に文殊菩薩・普賢菩薩を配した三つの像。―むに【―、牟尼】仏教の開祖。釈尊{しゃくそん}。ゴータマ=シッダルタ。 ――に説法《句》すでによく知りつくしている人に対して教えを説くおろかさのたとえ。 **じゃが**「じゃがいも」の略。「おー」「新―」 **ジャガー** ネコ科の動物。ふちが黒で中がオレンジ色の大きな斑紋{はんもん}がある。北米南部から中南米にすみ、他の動物を捕食する。アメリカひょう。▽jaguar **ジャカード** 紋織り機で織った複雑な模様の紋織物。[参考]紋織り機の発明者の名から。▽jacquard **しゃーかい**【社会】●何らかの結びつきによって寄り集まり共同生活をする人々の集団。「地域―」「資本主義―」●〔人間以外の動物の集団を人間の社会になぞらえていうことがある」「ミツバチのー」●一般の人々と異なり、自分たちだけが同類であるという意識を持つ人々の集団。「学者の―」●独り立ちして実生活をする場。世の中。世間。「―に出る」「―の荒波にもまれる」[類義語の使い分け]→次ページ[類義語の使い分け]―あく【―悪】社会がその内にふくみ持つ矛盾から生じる悪弊・害悪。貧困・犯罪など。「―と戦う」―うんどう【運動】●社会制度の欠陥など、社会上の問題を解決しようとする組織的な活動。●社会主義運動。―か【一科】小・中・高等学校の教科の一つ。社会人として必要な知識や社会生活に適応する能力などを身につけるための教科。―かがく【一科学】社会の現象を研究対象とする科学の総称。経済学・法学・社会学・政治学など。[参考]自然科学・人文科学と区別されるが、人文科学との境界は必ずしもはっきりしない。―かん【―観】社会およびそこに所属する人間(とはどういうものか)についての見方や考え方。―きょういく【―教育】社会人として必要な事柄について、学校教育以外で行われる組織的な教育活動。―じぎょう【―事業】社会福祉に関する事業。―しゅぎ【―主義】 土地や資本などの生産手段を社会全体が共同で持ち、富を民主的に分配して貧富の差がない平等な社会を作ろうとする思想。―じん【一人】●社会の成員としての個人。●〔学生などに対して〕実社会で活動する人。―せい【―性】●集団を作って生活しようとする人間本来の性質。●社会生活と密接な関係を持っている性質・傾向。「―のあるドラマ」―てき【一的】《形動》社会に関係があるようす。「―な責任」―なべ【一鍋】救世軍が歳末などに行う貧しい人々のための街頭募金運動。また、それに用いる鉄製の鍋。慈善鍋。―ふくし【一福祉】国民生活の向上と幸福を目的とするさまざまな方策。特に、めぐまれない人々の救済・援護・厚生をはかること。「―事業」「―士」―ほけん【一保険】労働者などの負傷・疾病・失業などの事由に際し、労働者本人または家族の生活を保障するための公共的な保険。法律により加入を義務づけられる。健康保険・厚生年金保険・雇用保険など。―ほしょう【一保障】国民のすべてが健康で文化的な生活をおくれるように、国家が国民の生活を保護し保障する制度。ーめん【一面】新聞で、社会の一般的な出来事をのせる紙面。三面。―もんだい【一問題】社会の矛盾・不合理・欠陥などから生じる種々の問題。労働問題・失業問題・公害問題・農村問題・青少年問題など。 >[類義語の使い分け「社会・世界」] [社会・世界]歌舞伎の社会(世界)/政治家たちの社会(世界)/動物の社会(世界) [社会]大学を卒業して社会に出る/日本はまだ学歴社会だ/社会人になる/社会的信用を得る [世界]世界で最も高い山/私とあなたとでは住む世界が違います/未知の世界に挑む/世界的な作家 **しゃーがん**【赭顔】 〔文〕あからんだ顔。あから顔。 <650> じゃがい――しゃくう **しゃーがん【赭顔】** [文]あからんだ顔。あから顔。 **じゃがいも【じゃが芋】** 《「ジャガタラ芋」の略》ナス科の多年草。根茎はにぎりこぶしぐらいの大きさででんぷんに富み、食用。馬鈴薯{ばれいしょ}。[語源]ジャガタラ(=インドネシア共和国の首都ジャカルタの古称。またはジャワ島)から渡来したのでいう。 **しゃ・かく【社格】** ●神社の格式。[参考]昔、官幣社・国幣社などの別があった。●会社の格式・品格。 **じゃーかご【蛇籠】** 円筒状のかごに石をつめたもの。河川の護岸・水流の調節などに用いる。 **しゃかしゃか** 《副》(「ーと」の形も)●細かい粒や液体が入った容器を小刻みにふるようす。また、その音の形容。「マラカスをーとふる」●連続する、耳に付く小さな音の形容。「卵白をーと泡立てる」 **しゃが・む** 《自五》ひざと腰を曲げ低い姿勢になる。かがむ。うずくまる。「道ばたでー・む」[文]《四》。 **しゃかりき** 《形動》[俗]いっしんに仕事に打ち込んでいるようす。「ーに働いている」 **しゃがれごえ【『嗄れ声】** しわがれ声。かすれ声。 **しゃが・れる【嗄れる】** 《自下一》《「しわがれる」の転》声がかすれる。「風邪で声がー・れる」 **じゃーかん【蛇管】** 放熱または吸熱のため、らせん状にまげて面積を大きくした管。蒸気などを通す。 **しゃかん・きょり【車間距離】** 前後して走る車の間のへだたり。「ーをとる」 **しゃーき【社旗】** その会社のしるしの旗。 **しゃーぎ【謝儀】** [文]謝意を表す・こと(贈り物)。 **じゃーき【邪気】** ●昔、病気の原因となると信じられた悪い気。[コロ]「ーをはらう」●悪意のある気持ち。悪気。[コロ]「子供のようにーがない」[類語]邪心。邪念。 **じゃーき【邪鬼】** ●たたりをする神。悪神。[類語]邪神。●物の怪{もののけ}。怨霊{おんりょう}。 **シャギー** ●毛足の長い毛織物。●毛先をわざと不規則にしたヘアスタイル。[語源]shaggy **しゃきしゃき** 《副》《副詞は「ーと」の形も》《自サ》明朗・活発な動作で、てきぱきと物事を行ってゆくようす。「ーと仕事を片づける」●《自サ》物をかむときの歯ざわりのよいようす。また、その音の形容。●軽快に物を切り刻んでゆくようす。また、その音の形容。 **しゃきっと** 《副・自サ》●気持ちがすっきりとして元気が出てくるようす。「顔を洗い、ーする」●歯ごたえのあるさわやかな感じの形容。「ーした歯ざわり」●[姿・態度などが]きちんとしていて気持ちのいいようす。また、粋で、ひきしまっているようす。「背筋をーのばす」 **しゃーきょう【写経】** 《名・自他サ》経文を書き写すこと。また、書き写した経文。「供養のためにーする」 **しゃ・かん【舎監】** 寄宿舎の監督をする人。 **しゃーがん【斜眼】** [文]●横目で見ること。●やぶにらみ。斜視。 > 類義語の使い分け「社会・世界」 [社会・世界]歌舞伎の社会(世界)/政治家たちの社会(世界)/動物の社会(世界) [社会]大学を卒業して社会に出る/日本はまだ学歴社会だ/社会人になる/社会的信用を得る [世界]世界で最も高い山/私とあなたとでは住む世界が違います/未知の世界に挑む/世界的な作家 **じゃーきょう【邪教】** [人心をまどわしたり、社会道徳に反したりする]不正な宗教。邪宗。[参考]他の宗教を異端として非難するときにも使う。[対]正教。 **じゃーきょく【邪曲】** 《名・形動》[文]心がねじけていること。よこしま。 **しゃぎり** 歌舞伎で、最後の幕を除き、各幕の終わりごとに笛・太鼓・大太鼓などで演奏するはやし。 **しゃーきん【謝金】** 謝礼のおかね。礼金。 **しーやく【試薬】** ●[理]化学分析で、ある物質がふくまれているかどうかを調べるために使う薬。フェノールフタレインなど。●ためしに使う見本薬。 **しゃく【勺】** ■《名・助数》●尺貫法の容積・容量の単位。升の一〇〇分の一。合の一〇分の一。一勺は約〇・〇一八リットル。●尺貫法の土地の広さの単位。坪の一〇〇分の一。一勺は、約〇・〇三三平方メートル。 **しゃく【尺】** ■《名・助数》尺貫法の長さの単位。一〇寸。一尺。[参考]曲尺{かねじゃく}と鯨尺{くじらじゃく}とがあり、曲尺の一尺は約三〇・三センチ、鯨尺では約三七・九センチ。■《名》●長さ。たけ。身長。●物差し。[職人などが言う]③[俗][あることに必要な]時間の長さ。 > ーを取・る 《句》物差しで長さを測る。寸法を取る。 **しゃく【杓】** 水などをくむ長い柄のついた道具。ひしゃく。 **しゃく【爵】** 日本で、もと華族の世襲的階級。[参考]公・侯・伯・子・男の五階級で、昭和二〇年に廃止された。 **しゃく【癪】** ●腹・胃などに起こる激しい痛み。胃けいれんなど。さしこみ。[古い言い方]「持病のーが起こる」●《名・形動》不愉快で、腹が立つこと。[連]「ーの種」 > ーに障{さわ}・る 《句》腹が立つ。癇{かん}にさわる。 **しゃく【笏】** 昔、束帯を着るときに右手にもった、長さ一尺二寸(約三六センチ)の細長い板。今日では神主などが使用する。[参考]「笏」の音「こつ」が「骨」に通じるのをきらって、その長さを表す「尺」の音を借りたもの。 **しゃく【酌】** 酒(特に日本酒)をつぐこと。[コロ]「ーをする」 **しゃく【釈】** 《接頭》[釈迦の弟子であることを表すため]僧が名の上につけて姓として用いる語。「ー空海」 **しゃく【錫】** 「錫杖{しゃくじょう}」の略。 **じーやく【持薬】** ●常用の薬。●いつも持ち歩く薬。 **じゃく【弱】** ■《接頭》「よわい」の意。「ーアルカリ性」■《接尾》数を表す語につけて端数を切り上げたことを表す語。・・・足らず。「ニメートルー」■《名》弱いこと。「震度五ー」[対]■強。 **じゃく【寂】** 《名・形動》[文]さびしいほど静かでひっそりしているようす。静寂。「ーとした寺の庭」 **しゃく・い【爵位】** ●爵と位。●[公爵・子爵など]爵の階級。 **しゃく・う【杓う】** 《他五》[俗]すくう。しゃくる。 <651> **じゃく・おん【弱音】**弱い音。また、音を弱くすること。**―き【―器】**楽器に取り付けて音量を小さくしたり音質を変えたりするための器具。弦楽器用・管楽器用・太鼓用などがある。ミュート。 **しゃく・ぎ【釈義】**語句・文章などの意味を解釈し説明すること。また、その解釈。「聖書―」[類語]注釈。 **しゃく・ざい【借財】**《名・自他サ》〔多額の〕金銭を借りること。また、借りた金銭。「――がかさむ」「ばく大な―を残して死んだ」[類語]借銭。借金。 **じゃく・さん【弱酸】**酸性度の弱い酸。炭酸・ほう酸など。[対]強酸。**―せい【一性】**酸性度が弱いようす。[対]強酸性。 **しゃく・し【杓子】**飯をよそったり汁をすくったりする、柄のついた道具。[類語]しゃもじ。**ーじょうぎ【――定規】**《名・形動》ある一つの形式・基準だけで判断・決定しようとして応用や融通のきかないこと。「―な考え」――で腹を切る《句》不可能なことのたとえ。また、形式だけのことをするたとえ。すりこぎで腹を切る。 **しゃく・し【釈氏】**〔文〕●釈迦{しゃか}。●僧侶。 **じゃく・し【弱志】**弱い意志。 **じゃく・し【弱視】**眼鏡をかけても矯正{きょうせい}いうできないほど、視力が弱い・こと(目)。 **ジャグジー**噴流式の気泡風呂。ジャグジーバス。ジャクージ。ジャクジー。▽Jacuzzi **しゃくし・な【「杓子菜】**アブラナ科の越年草。葉は杓子の形で、食用。おもに漬け物にする。体菜{たいさい}。 **じゃく・しゃ【弱者】**〔権力・勢力のない〕弱い立場にある人々。「社会的——」[対]強者。 **しゃく・しゃく【綽綽】**《形動》〔文〕落ち着いていて、ゆとりのあるようす。綽然{しゃくぜん}。[四字]「余裕―」 **じゃくじゃく【寂寂】**《形動》〔文〕●ひっそりしてさびしいようす。寂々{せきせき}。「―として人影を認めず」●無心なようす。[四字]「空々―」 **しやくしょ【市役所】**市の行政事務をあつかう役所。市庁。 **しゃくじょう【錫杖】**僧侶・修験者{しゅげんじゃ}の持ち歩くつえ。頭部に大きな円環があり、それに数個の小さな環がついていて、ふると鳴る。有声杖{ゆうじょう}。錫{しゃく}。 **じゃく・しょう【弱小】**《名・形動》●勢力などが弱く、小さいこと。「一国家」[対]強大。●年が若いこと。弱年。年少。「―のころから秀でていた」 **じゃくじょう【寂静】**●《名・形動》〔文〕ひっそりとしてもの静かなこと。●[仏]煩悩をはなれ、苦しみを絶つこと。涅槃{ねはん}の境地。 **じゃく・しん【弱震】**程度の弱い地震(のゆれ)。[対]強震。 **じゃく・でん【弱電】**通信機・電話機など比較的弱い電流をあつかう電気機器部門の通称。[対]強電。 **しゃく・ど【尺度】**●〔文〕長さをはかる道具。ものさし。●長さ。寸法。「―をはかる」③〔から転じて〕物事を評価・批判する基準。「人物評価の―」 **しゃく・どう【赤銅】**●銅に少量の金と銀を加えた合金。ある種の液でにると、黒みがかった紫色になる。装飾に用いる。●「赤銅色」の略。 **しゃく・する【釈する】**《他サ変》〔文〕〔文意・語意を〕説き明かす。解釈する。 **じゃく・する【寂する】**《自サ変》〔文〕僧が死ぬ。入寂{にゅうじゃく}にする。 **しゃく・すん【尺寸】**〔文〕(一尺と一寸の意)長さ・広さがほんのわずかであること。尺寸{せきすん}。「―の地」 **しゃく・せん【借銭】**借金。〔古風な言い方〕[類語]借財。 **しゃく・ぜん【「綽然】**《形動”》〔文〕落ち着いて、ゆとりのあるようす。綽々{しゃくしゃく}。「――として事にあたる」 **しゃく・ぜん【釈然】**《形動》疑い・迷い・恨みなどが解けて、心がさっぱりするようす。[コロ]「―としない結末」 **しゃくどう・いろ【赤銅色】**つやのある、赤黒い色。しゃくどう。〔多く、日に焼けた肌の色などにいう〕「―の肌」 **しゃくとりーむし【尺取虫・尺蠖】**シャクガ科の昆虫の幼虫。色・形が細い枝に似ている。桑・梅などの葉を食べる。えだしゃくとり。[参考]人が指で尺をはかるような形で進むところからこの名がある。 **しゃくなげ【石南『花・石楠花】**ツツジ科の常緑低木。葉は厚く光沢がある。初夏、うす紅色または白色の花をつける。 **じゃくにく・きょうしょく【弱肉強食】**弱い者は強い者のためにほろぼされること。また、強い者の繁栄は弱い者の犠牲によって築かれること。〔生存競争の激しさを表す語〕「―の世の中」 **じゃく・そつ【弱卒】**弱い兵。[句]「勇将の下{もと}にーなし」 **しゃく・そん【釈尊】**「釈迦牟尼{しゃかむに}」の尊称。 **じゃく・たい【弱体】**●弱い体。「―に鞭打つ」●《名・形動》組織・構造・体制などがよわよわしく、他に対抗しきれないこと。「陣営が―だ」**ーか【一化】**組織・構造・体制などがよわよわしくなっていくこと。「国家がーする」 **しゃく・ち【借地】**《名・自サ》土地を借りること。また、借りた土地。借り地。「――料」「―権」 **しゃく・ち【尺地】**せきち(尺地)。 **じゃーぐち【蛇口】**水道管の先にとりつけた金属製の流出口。 **じゃく‐てき【弱敵】**〔文〕力の弱い敵。弱い相手。「―と思ってあなどる」[対]強敵。 **じゃく・てん【弱点】**●〔力が不足して〕不完全なところ。「ーをさらけ出す」●暴露{ばくろ}されると困る、よわみ。[コロ]「ーをにぎる」[同]①②ウイークポイント。 **しゃく・ねつ【灼熱】**●《名・自サ》〔金属などが〕高熱によって熱くなること。[類語]白熱。●焼けつくように暑いこと。「―の太陽」「―の砂漠」[類語]焦熱。●《名・自サ》激しい情熱をもつこと。「―の恋」 **じゃく・ねん【弱年・若年】**年が若い・こと(人)。弱齢。「―労働者」「一層」[類語]弱冠{じゃっかん}。 **じゃく・ねん【寂然】**《形動》〔文〕→せきぜん(寂然)。 **しゃく・の・たね【癪の種】**腹立たしい気持ちを起こさせる原因。「見るもの聞くもの―だ」 **じゃく・はい【弱輩・若輩】**年が若い者。また、経験が浅く、未熟な者。「―をよろしく御指導下さい」「―のくせに生意気だ」[類語]青二才。[参考]自分について謙遜{けんそん}、他人については軽蔑{けいべつ}の意を表す。 **しゃく・はち【尺八】**竹製のたて笛。長さが一尺八寸(=約五五㌢)ある。表に四つ、裏に一つの穴がある。 **しゃく・ふ【酌婦】**〔小料理屋などで〕客を接待し、酒の酌をする女性。 <652> **しゃく・ぶく【『折伏】**《名・他サ》[仏]悪法を打ちくだいて、仏道に帰依させること。 **しゃく・ほう【釈放】**《名・他サ》捕らえられていた者を放して、自由にさせること。「容疑者を―する」 **しゃく・ま【借間】**間借り(した部屋)。 **しゃぐま【赭熊・『赤熊】**●赤く染めたヤクの尾の毛。払子・兜の飾りなどに使う。●縮れ毛で作った入れ毛。また、それを使って結った日本髪。 **じゃく・まく【寂寞】**《名・形動》[文]せきばく(寂寞)。 **しゃく・めい【釈明】**《名・他サ》事情をはっきり説明して了解を求めること。「―を求める」「もはやーの余地はない」類語弁明。 **じゃく・めつ【寂滅】**《名・自サ》●[仏]迷いからはなれ、悟りの境に入ること。四字「一為楽」●死ぬこと。 **\*しゃく・もん【借問】**《名・他サ》しゃもん(借問)。 **\*しゃく・もん【釈門】**〔仏〕釈尊の教え。また、僧。 **しゃく・や【借家】**家賃をはらって借りる家。借家。「―住まい」「一人」囡貸家。 **しゃく・やく【芍薬】**ボタン科の多年草。五月ごろ、白または紅の大形の花をつける。根は漢方で鎮痛薬に用いる。かおよぐさ。[句]「立てばー、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 **じゃくやく【「雀躍】**《名・自サ》〔文〕こおどりして喜ぶこと。四字「欣喜悅ー」 **しゃく・よう【借用】**《名・他サ》〔金銭や物品を〕借りて使うこと。借りること。「―証書」 **じゃく・ら【雀羅】**〔文〕スズメなどの小鳥をとらえる網。とりあみ。参考門前雀羅を張る。 **しゃく・らん【借覧】**《名・他サ》〔本などを〕借りて見ること。「大辞典をする」 **しゃくり・あ・げる【「喊り上げる】**《他下一》声や息を何回もひき入れるようにして泣く。「激しくー・げる」 **\*しゃく・りょう【借料】**〔文〕借り賃。「土地の―」 **\*しゃく・りょう【酌量】**《名・他サ》事情をくみとること。また、事情を考えて手心を加えること。[コロ]「情状を―する」類語手加減。斟酌。 **しゃく・る【杓る】**《他五》●中がくぼむようにえぐる。●〔ひしゃくなどで液体を〕すくいあげる。すくう。「水を―・って出す」●下あごを軽く上へあげる。〔人に命令したり、ある物を見させたりするときの動作〕「あれだとあごを―・る」図《四》。 **じゃく・れい【弱齢・若齢】**〔文〕年が若いこと。弱年。 **しゃく・れる**《自下一》〔顔などの〕中ほどがくぼんで弓なりになる。「―・れたあご」 **しゃけ【社家】**先祖代々の神職の家柄。 **\*しゃけ【鮭】**鮭に。〔主に、加工した物にいう〕 **しゃ・けい【舎兄】**〔文〕自分の兄。実兄。团舎弟。 **しゃ・げき【射撃】**《名・他サ》〔目標を定めて〕銃や砲などで撃つこと。「―訓練」 **しゃけつ【「瀉血】**《名・自サ》治療法として、静脈から、ある量の血液を取り去ること。 **ジャケット**●毛糸の上着。▽jacket ●コートに似て、たけの短い(前あきの)上着。●CDやレコードのカバー。曲名・解説などが印刷されている。▽jacket **\*しゃ・けん【車券】**競輪で、勝者を予想して買う投票券。「――売り場」 **\*しゃ・けん【車検】**「自動車検査」「自動車検査証」の略。道路運送車両法に基づく自動車の車体検査。また、検査合格のしるしに陸運局長から交付される証書。 **\*じゃ・けん【邪見】**仏教で、因果の道理に反する、誤った考え方。一般に、まちがった考え方。「―の徒」 **\*じゃ・けん【邪険・邪”慳】**《形動》〔人に対する態度などが〕冷たくて意地の悪いようす。「ーにあつかう」「そんなにーにするな」 **\*しゃーこ【硨磲】**シャコガイ科の二枚貝。熱帯に生息する。殻は厚く、内側は真珠色で、水盤・置物などにする。肉は食用。しゃこがい。 **\*しゃーこ【蝦蛄】**シャコ科の節足動物。形はエビに似るが、エビより平たい。浅い海の泥の中にすむ。肉は食用。 **\*しゃーこ【車庫】**電車・汽車・自動車などの車両を入れておく建物。「電車の――」類語ガレージ。 **\*しゃーこ【鷓鴣】**キジ科シャコ属の鳥の総称。黒色の斑点のある茶褐色の羽毛をもつものが多い。 **じゃーこ【『雑魚】**(「ざこ」のなまり)→ざこ。 **\*しゃーこう【射幸・射、倖】**〔文〕可能性の少ない偶然の成功を得ようとすること。「少年の心をあおる」類語射利。表記もと、もっぱら「射倖」と書いた。 **\*しゃ・こう【斜光】**〔文〕ななめから照らす光。 **\*しゃ・こう【斜坑】**地表に対してななめにほった坑道。团縦坑。横坑。 **\*しゃーこう【社交】**〔社会生活のために必要な〕人と人との交際。世間のつきあい。「―のうまい人」四字「一辞令(=儀礼的な言葉)」―か【一家】社交性に富んだ人。―かい【一界】上流階級の人たちが集まって交際をする世界。―せい【一性】●社会を形成しようとする、人間の特性。●社交のうまい性質。「―に富む」―ダンス舞踏会などで、男女が組んで、音楽に合わせて踊るダンス。ソーシャルダンス。―てき【一的】《形動》社交のうまいようす。「弟は―だ」 **\*しや・こう【遮光】**《名・自サ》光をさえぎること。「―眼鏡」「一栽培」 **\*しゃ・こう【藉口】**《名・自サ》〔文〕あることを口実にすること。かこつけること。「業務に―して遊興する」 **じゃーこう【、麝香】**ジャコウジカのおすの腹部の麝香腺からとれる、黒褐色の香料。 **じゃこう‐じか【麝香鹿】**ジャコウジカ科の動物。シベリア・チベットなどの森林にすむ。雄の麝香腺を干して麝香をとる。 **しゃーこく【社告】**会社・新聞社などが広く一般に知らせるため、社の名前で出す知らせ。「」を掲載する」 **シャコンヌ**四分の三拍子のゆるやかな変奏曲。スペインの舞曲を起源とし、一八世紀のバロック時代に流行した。▽chaconne **しゃーさい【社債】**株式会社が資金を借りるために発行する証券。 **\*しゃーざい【瀉剤】**くだしぐすり。下剤。 **\*しゃーざい【謝罪】**《名・自他サ》自分が犯した罪やあやまちをわびること。「被害者に―する」「一広告」 <653> **\*しゃーさつ【射殺】**《名・他サ》〔人間や獣を〕銃などで撃ち殺すこと。また、弓で射殺すこと。 **しゃーじゅつ【射術】**弓を射る術。弓術。 **\*しゃし【奢侈】**《名・形動》〔文〕度を過ぎてぜいたくなこと。おごり。「―な生活」「―に流れる」 **\*しゃ・し【斜視】**物を見るとき、左右の視線が平行しない・こと(目)。眼筋の障害による。やぶにらみ。 **\*しゃ・し【社司】**●神主。神官。●もと、府社・県社・郷社の神職。 **\*しゃーじ【匙】**《「さじ」のなまり》さじ(匙)。 **\*しゃーじ【写字】**経文などの文字を書き写すこと。 **\*しゃーじ【社寺】**神社と寺。寺社。 **\*しゃーじ【謝辞】**お礼のことば。また、おわびのことば。[コロ]「ーを述べる」 **しゃーじく【車軸】**車の心棒。「―が折れる」――を流・す《句》激しい雨の形容。車軸を下す。「―すような豪雨」 **\*しゃーじつ【写実】**●《名・他サ》物事の実際のありさまをありのまま表すこと。「――に徹する」●「写実主義」の略。―しゅぎ【―主義】自然や人生のありのままの姿を忠実にえがき出そうとする芸術上の立場。リアリズム。団浪漫主義。 **しゃーじつ【社日】**しゃにち。 **じゃじゃーうま【じゃじゃ馬】**〔俗〕(暴れ馬の意から)わがままであつかいにくい女性。おてんば。 **しゃしゃ・らくらく【洒洒落落】**《形動》[文]性質・態度があっさりしていて、物事にこだわらないようす。参考「洒落」の強調表現。 **しゃしゃり!でる【しゃしゃり出る】**《自下一》[俗]得意そうな顔をして出しゃばる。 **\*しゃ・しゅ【射手】**●弓を射る人。射手。●銃・鉄砲をうつ人。射撃手。うちて。 **\*しゃ・しゅ【社主】**〔会社・結社など〕社と名のつくものの持ち主。「新聞社の―」類語社長。 **\*しゃ・しゅ【車種】**〔動力・用途や形などで分けた〕自動車の種類。「――別の交通規制」 **じゃーしゅう【邪宗】**邪教。特に、江戸時代に禁止されたキリシタン宗の称。邪宗門。 **しゃーしゅつ【射出】**《名・他サ》●矢・弾丸などを勢いよくうち出すこと。発射。●《自サ》液体を細い口から勢いよく出すこと。また、出ること。類語噴出。●《自サ》一点から諸方向にまっすぐ出すこと。また、出ること。放射。「――する光線」 **\*しゃ・しょう【捨象】**《名・他サ》いくつかの事物がもっている共通の性質をとりあげて、個々の特殊な性質を考慮の対象からはずすこと。 >評論文キーワード 捨象 「捨象」とは、いくつかの物事にある共通の性質を探す中で、個別の性質を切り捨てていうことである。具体的な物事を一般化(抽象化)する時、特殊な面は捨てていかなければならない。例えば「魚」という概念を見出したいとき、海で泳ぐ生物という共通点の中から哺乳類であるクジラやイルカ、脊椎のないクラゲは除かれる。これが捨象である。こうした捨象を行うことで、一般的な概念や普遍的な法則を見出すことができるのである。参考評論文キーワードの「抽象」 **\*しゃ・しょう【社章】**会社・結社などの記章。 **\*しゃーしょう【車掌】**汽車・電車・バスなどの車内で、車内の管理・事務をあつかう乗務員。 **\*しゃーじょう【写場】**〔文〕写真館や結婚式場などで、写真をとるために設けた部屋。フォトスタジオ。 **\*しゃーじょう【射場】**●〔練習のために〕弓を射る場所。矢場。●射撃の練習をする場所。射撃場。 **\*しゃーじょう【謝状】**〔文〕●お礼の手紙。礼状。感謝状。●おわびの手紙。わび状。 **\*しゃーじょう【車上】**車の中。また、車に乗っていること。類語車中。―の人とな・る《句》車・電車などに乗る **\*しゃーしょく【写植】**「写真植字」の略。 **\*しゃ・しょく【社稷】**〔文〕●昔の中国で、土地の神(=社)と五穀の神(=稷)。●国家。「―の安危」―のしん【一の臣】国家の運命を一身に担う臣。国を守る重臣。〈論語・季氏篇〉 **\*しゃ・しん【写真】**●写真機で物体の像を画像として写すこと。また、写真機で写した物体の像を印画紙に焼き付けたもの。「報道―」「ーをとる」〔俗〕映画。―き【機】レンズを通して物体の像をフィルムや乾板などに投影する機械。カメラ。―しょくじ【一植字】印刷で、文字の母型をうつした写真によって印刷版をつくる技法。写植。―でんそう【―電送】写真・文字などを電気的信号にかえ、有線または無線で遠くへ送り、再現する方法。―ばん【―版】●銅板・亜鉛板などの表面に写真を焼き付けてつくった印刷版。●新聞・雑誌などに印刷された写真。 **\*しゃ・しん【捨身】**〔仏〕●仏の供養や仏道修行のために、身命を投げ出すこと。「―の行」●出家すること。 **\*じゃ・しん【邪心】**よこしまな心。類語邪気。 **\*じゃ・しん【邪神】**人にわざわいを与えると信じられた悪い神。よこしまな神。悪神。類語邪鬼。魔神。 **ジャス【JAS】**日本農林規格。▷Japanese Agricultural Standards の略。―マーク 日本農林規格に合格した、農産品・畜産品・水産品につけるマーク。▽JAS mark **ジャズ**アメリカの黒人の音楽をもとにして発達した音楽。多く軽快なリズムを持ち、即興的演奏を特色とする。「ーバンド」「ーダンス」▽jazz **じゃ・すい【邪推】**《名・他サ》他人の言動を悪い方向に推察すること。「友人の言葉をーする」 **ジャスダック【JASDAQ】**略語集(JASDAQ)。 **ジャスト**時間や金額などの数値がきりのよいこと。ちょうど。ぴったり。「一二時―」類語フラット。▽just―ミート 野球で、打者がタイミングよくバットの芯で球の中心を打つこと。▽just と meet からの和製語。 **ジャスパー**「碧玉」に同じ。▷jasper **ジャスミン**モクセイ科の芳香をもつ植物の総称。オウバイ・ソケイ・マツリカなど。花から香料をとる。●ジャスミンの花からとった香料。▽jasmine **ジャスラック【JASRAC】**略語集(JASRAC) **しゃ!する【謝する】**《自サ変》〔文〕いとまごいをして立ち去る。謝す。《他サ変》〔文〕●感謝の気持ちを述べる。礼を言う。「恩を―・する」●謝罪する。あやまる。「不心得を―・する」●(丁寧に)断わる。「固く―・して受けない」=謝す。 **しゃーぜ【社是】**会社の基本的な経営方針(それを表す標語)。「誠実・努力がわが社のーだ」 <654> **\*しゃ・せい【写生】**《名・他サ》自然や事物などのありさまを見たままに写しとること。スケッチ。「風景を―する」〔文章などにも言う〕―ちょう【一帳】写生用の紙をとじたもの。スケッチブック。ぶん【一文】事物や景色を見たまま忠実に写して書く文章。参考明治時代中期、正岡子規が西洋画の理論を移入して提唱したことば。 **\*しゃ・せい【射精】**《名・自サ》精液を射出すること。 **しゃせい‐ご【写声語】**「擬声語」に同じ。 **しゃ・せつ【社説】**新聞・雑誌などで、その社の主張として掲載する論説。 **しゃ・ぜつ【謝絶】**《名・他サ》相手の申し出を断わること。また、拒絶すること。「面会―」 **じゃ・せつ【邪説】**〔文〕〔人の心をまどわすような〕まちがった説。異端の説。 **\*しゃ・せん【斜線】**ななめに引いた直線。 **\*しゃ・せん【社線】**民間会社の経営する鉄道やバスの路線。会社線。「―を延長する」 **\*しゃ・せん【車線】**《名》自動車を走らせる路線。レーン。「追い越しー」《助数》自動車が並んで走れる台数で道路の幅を表す語。「片道三ーの幹線」 **しゃ・そう【車窓】**汽車・電車・自動車などの窓。〔車内から窓を通してながめるときにいう〕「――からの景色」 **しゃ・たい【車体】**〔電車・自動車などの〕車台によって支えられた、人や荷物を乗せる部分。ボディー。 **しゃ・だい【車台】**●車体を支え、車輪につながっている鉄製の台。シャシー。●車両の数。「―の増加」 **しゃ・たく【社宅】**社員やその家族を住まわせるために、会社がもっている住宅。社員寮。 **しゃ・だつ【洒脱】**《形動》俗気がなくさっぱりしているようす。「―な人柄」四字「軽妙一」類語洒落。注意「酒脱」は誤り。 **しゃ・だん【遮断】**《名・他サ》〔交通・連絡など、流れ続いていたものを〕さえぎりとめること。「交通を―する」―き【一機】鉄道踏切の開閉機。 **しゃだん・ほうじん【社団法人】**一定の目的のために組織され、独立の権利・義務の主体であることを民法上認められている団体。類語財団法人。 **しゃち【鯖】**●マイルカ科の動物。海にすむ哺乳類。体長は約九。背は黒く腹部は白い。目の後方に半月形の白い斑点がある。するどい歯をもち、群れでアザラシなどをおそう。さかまた。「しゃちほこ」の略。 **じゃーち【邪知・邪、智】**〔文〕よこしまな知恵。悪知恵。「―にたけた人物」類語狡知。 **しゃちこ・ば・る【しゃちこ張る】**《自五》《「しゃちほこばる」の転)しゃちほこばる。 **しゃちほこ【鯱】**●想像上の動物。海にすむ魚で頭は虎に似ていて、尾はそり上がっている。●しゃちほこ①をかたどったもの。防火のききめがあるとして城などの棟の両端にかざる。「天守閣の―」「金のー」―だち【一立ち】《名・自サ》さかだち。―ば・る【一張る】《自五》●いかめしく構える。●緊張して体がかたくなる。「―・ったお辞儀」=しゃっちょこばる・しゃちこばる。 **\*しゃっき【惹起】**《名・他サ》〔問題・事件などを〕ひきおこすこと。「大混乱を―する」 **\*ジャッキ**持ち運びのできる簡単な起重機。歯車・ねじ・水圧などを利用して、わずかな力で重い物を持ち上げる。ジャック。▷jack **じゃっ・きゅう【若朽】**年が若いのに進んで物事をしようとする気持ちがない・こと(人)。参考「老朽」の もじり。 **しゃっきょう【釈教】**〔文〕仏教。また、仏教的なことばの入っている歌や句。「―の歌」「神祇―恋無常(=和歌や連歌によまれる、もろもろの事柄)」 **しゃっきり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)気持ちなどがしっかりしていて物事に動じないようす。「年はとってもーしている」 **しゃっきん【借金】**《名・自サ》金銭を借りること。また、その金銭。「膨大な――」類語負債。借財。――を質に置・く《句》●借金を質に入れるほど貧乏である。●無理に金銭を工面する。 **しゃっ‐く【赤口】**六曜の一つで、正午ごろはよいが、ほかは悪いとされる日。しゃっこう。赤口日。 **\*じゃっ‐く【惹句】**〔文〕人の心をひきつける、短い文句。特に、宣伝文句。うたい文句。キャッチフレーズ。参考catch phrase の訳語。 **\*ジャック**トランプの絵札で、兵士の絵がかいてあり、クイーンの次に位する札。●電気器具の差し込み口。「―をぬく」ジャッキ。▽jack―ナイフ大型の折りたたみ式ナイフ。参考もと、水兵が用いた。▽jackknife **しゃっくり【吃『逆】**横隔膜のけいれんによって起こる、空気を激しく吸いこむ反射運動。 **ジャッグル**《名・他サ》野球で、捕球のとき、ボールをとりそこねてグローブの中ではずませること。▽juggle **しゃっ・けい【借景】**庭の外に見える樹木や山などの自然の景色を、その庭の一部としてとりいれること。「富士山を―とした庭園」 **じゃつ‐こう【寂光】**[仏]寂静の真理から発する真智の光。―じょうど【一浄土】〔仏]寂光によって照らされる浄土。寂光土。 **じゃつ‐こう【弱行】**実行力や活動力が弱いこと。 **\*しゃーちゅう【社中】**同門・結社の仲間。〔多く、邦楽・文芸などの社会で使う〕 **\*しゃ‐ちゅう【車中】**汽車・電車・自動車などの中。車内。「一談」類語車上。 **しゃ‐ちょう【社長】**会社の代表で、業務の最高責任者。類語社主。 **シャツ**●上半身に着る下着。アンダーシャツ。●上着の下に着る、襟の付いた衣服。ワイシャツ。▽shirt **しゃつーか【借家】**〔法〕借家。「借地―法」 **じゃつーか【弱化】**《名・自他サ》勢力・実力などがしだいに弱くなること。また、弱くすること。「投手陣が―する」団強化。 **しゃっ‐かん【借款】**資金の貸借。特に、国際間の資金の貸し借り。「円―」 **しゃっかん‐ほう【尺貫法】**長さに尺、重さに貫、容積に升、面積に坪を基本単位とした、日本古来の度量衡。 <655> **じゃっこく【弱国】**国力の弱い国。[対]強国。 **じゃっこつ【尺骨】**小指側にある細長い管状の骨。 **ジャッジ**●審判員。●レスリング・ボクシングなどの副審。[参考]レフェリー。●《名・他サ》判定(すること)。▽judge **シャッター**●写真機の光線のはいる穴を瞬間的に開閉する装置。「―を切る」「――チャンス」●巻き上げ式の鉄板製とびら。よろい戸。「―を閉じる」▽shutter **しゃっちょこーだち【しゃっちょこ立ち】**《名・自サ》《「しゃちほこだち」の転》〔俗〕→しゃちほこだち。 **しゃっちょこ‐ば・る【しゃっちょこ張る】**《自五》《「しゃちほこばる」の転》〔俗〕◆しゃちほこばる。 **シャトー**●城。宮殿。●邸宅。▽仏 château **シャドー**影。「アイー」▽shadow**ーキャビネット**野党が将来政権を取ることを予想して組織する政策立案機関。多くの場合、政権を取ればそのまま内閣に移行する。影の内閣。▽shadow cabinet**ーボクシング**ボクシングで、相手がいるものと想定して一人で攻撃・防御・フットワークなどの練習をすること。▽shadow boxing **シャトル**●近距離の路線を、くり返し往復する交通機関。「―バス」「スペースー」●「シャトルコック」の略。バドミントンで、羽根。●「杼{ひ}」に同じ。▽shuttle **しゃーない【社内】**●神社の境内。また、神社の建物の中。●会社の建物の中。●会社の内部。「―での評判」[対]①~③社外。 **しゃーない【車内】**〔電車・汽車・自動車などの〕車両の中。車中。「――放送」[類語]車上。[対]車外。 **シャット・アウト**《名・他サ》●しめだすこと。しめだし。「報道陣を―する」●野球で、相手に一点も与えずに負かすこと。完封。▽shutout **ジャップ**〔卑称〕日本人を軽蔑して呼ぶ語。▽jap **シャツポ**帽子。シャポー。▽仏 chapeau――を脱・ぐ《句》降参する。脱帽する。兜{かぶと}をぬぐ。 **しゃ・てい【舎弟】**●〔文〕自分の弟。実弟。「――が世話になる」[対]舎兄。●[俗]弟分。 **しゃーてい【射程】**●鉄砲の弾丸が届く水平距離。射距離。「敵が―に入る」「―距離」●力のおよび得る範囲。「前のランナーを―内にとらえる」 **しゃ・てき【射的】**●〔練習などのため〕的をねらって弓や銃をうつこと。●コルクの弾をこめた空気銃で人形などの的をねらってうちたおし、賞品をもらう遊び。 **しゃ・でん【社殿】**神社で、神体を安置してある建物。 **しゃーど【斜度】**斜面の傾いた度合い。勾配{こうばい}。「このゲレンデのーは一五度だ」 **しゃーど【赭土】**〔文〕「あかつち」に同じ。 **しゃ・とう【社頭】**〔文〕神社の境内で、社殿のあたり。また、神社の付近。 **しゃーどう【車道】**道路を区分して車両などが通るように定めた部分。「―を横切る」[対]人道。歩道。 **しゃば【「娑婆】**●[仏]種々の苦しみに満ち、それをたえしのばなければならない、この世。「一苦」[参考]梵語の saha の音訳。[類語]俗世。●〔俗〕〔刑務所・軍隊などの束縛された世界に対して〕一般の人の暮らす自由な世界。「―の空気を吸う」**――け【一気】**俗世間の名誉や利益に執着する心。しゃばっけ。「―を起こす」[類語]俗念。**―ふさぎ【――塞ぎ】**無益に生きながらえていて、他人のじゃまになる・こと(人)。[類語]ごくつぶし。 **しゃ‐ば【車馬】**車と馬。また、乗り物。「―通行止め」**―ちん【―賃】**交通費。足代。 **ジャパニーズ**●日本人。また、日本語。●日本式。「ーイングリッシュ」▽Japanese **じゃばら【蛇腹】**(ヘビの腹の意)アコーディオン・ちょうちん・写真機などの、ひだで自由に伸縮できる部分。 **しゃーはん【這般】**〔文〕これら。この辺。〔「―の」の形で連体詞的に用いる〕「―の状況を考慮する」 **ジャパン**日本。▽Japan **しゃ・ひ【舎費】**寄宿舎などを維持するために必要な経費。また、そこにはいっている人が納める費用。 **しゃ・ひ【社費】**●神社の費用。●会社・社団がその業務のために使う費用。「――で支払う」 **じゃ・ひ【邪飛】**〔文〕野球で、ファウルフライ。邪飛球。 **じゃび・せん【蛇皮線】**「三線{さんしん}」の俗称。 **しゃ・ふ【車夫】**人力車をひく職業の人。人力車夫。 **ジャブ**ボクシングで、重心をのせず、腕だけで小刻みに打って出端{ではな}をくじく攻撃法。「―をくり出す」▽jab **しゃぶしゃぶ**薄切りの牛肉などを鍋にわかした熱湯にくぐらせ、たれをつけて食べる料理。 **じゃぶじゃぶ**《副》《「―と」の形も》水をかきまわしたり水中を歩いたりするときの音の形容。 **しゃ・ふつ【煮沸】**《名・他サ》〔文〕湯をにえ立たせること。「―消毒」 **シャフト**●動力を伝える回転軸。●ゴルフ用のクラブの柄{え}。▽shaft **しゃぶり・つ・く**《自五》●しゃぶってはなさないようにする。●取りついてはなれない。しっかりとしがみつく。 **しゃぶ・る**《他五》口の中に入れて、なめたり吸ったりする。ねぶる。「あめを―・る」[文]《四》。 **しゃへい【遮蔽】**《名・他サ》〔文〕おおいをして見えないようにする・こと(もの)。「日差しをーする」「―幕」 **じゃーどう【邪道】**●道徳からはずれた行い。よこしまな道。「―に落ちる」●道理にあわない不正な方法。「そのやり方はーだ」[対]①②正道。 **しゃべ・る【喋る】**《自他五》ものを言う。特に、口数の多くおしゃべりする。 <656> **\*シャベル**土・砂などを、ほったりすくったりするさじ形の道具。ショベル。参考スコップ。▽shovel **しゃ・へん【斜辺】**直角三角形の直角に対する辺。 **じゃ・ほう【邪法】**人をまよわせる悪い教え。 **しゃぼてん【『仙『人『掌】**さぼてん。 **ジャポニカ**米の種類の一つ。短粒で炊くと粘りがある。日本で栽培される米は、この種。ジャポニカ米。参考インディカ。▽ラテJaponica **しゃ・ほん【写本】**書物を書き写すこと。また、書き写した書物。「平安時代の一」囡刊本。版本。 **シャボン**せっけん。「―玉」▽sabão **じゃ‐ま【邪魔】**《仏道修行の妨げをする悪魔の意)●《名・形動・他サ》妨げとなる・こと(もの)。「二人の仲をーする」「ーが入る」●「おー(を)する」の形で〉他人の家・居所などを訪問する。伺う。「おーします」―つけ【ーっ気】《形動》じゃまに感じるようす。「―な箱」 **しゃーまく【「紗幕】**舞台用に紗でつくったうすい幕。 **しゃみ【『沙『弥】**仏門に入ったばかりで修行を積んでいない僧。沙弥。参考梵語śrāmanera の音訳。 **しゃみ・せん【〈三味線〉】**邦楽で使う三弦の弦楽器。ネコの皮を張った胴の部分と、細長い棹の部分からなり、ばちでひく。しゃみ。三弦。三味線。参考「一棹」「一丁(挺)」と数える。 **\*シャム**「タイ国」の旧称。▽Siam―そうせいじ【一双生児】身体の一部が互いに癒着・連結した一卵性双生児。源シャム(今のタイ)で生まれた双生児に由来する名。 **ジャム**リンゴ・イチゴなどの果実に砂糖を加えて煮つめ、やわらかくした食品。「イチゴー」▽jam **ジャム・セッション**ジャズの演奏家が数人集まり、簡単な打ち合わせだけで即興的な競演を楽しむ・こと(会)。▷jam session **シャム・ねこ【シャム猫】**ネコの一品種。短毛で体は細長い。胴はクリーム色で、顔・耳・足・尾などの末端部は暗褐色。目は青い。愛玩用。参考シャム(今のタイ)の王宮で保護されてきたといわれる。 **『しゃ‐めい【社名】**神社・会社・結社などの名称。 **\*しゃーめい【社命】**会社から社員に出す命令。「―によって海外駐在員となる」 **\*しゃーめん【赦免】**《名・他サ》〔文〕罪を許すこと。過失・あやまちをゆるすこと。「―をこう」「一状」 **\*しゃ・めん【斜面】**かたむいている面。傾斜面。 **\*しゃも【『軍『鶏】**ニワトリの一品種。原産地はシャム(=タイ)。気性があらく闘鶏用とするほか、観賞用・食肉用にもする。語源「シャムロ(=シャムの古称)」の転。 **しゃもじ【杓文字】**汁や飯をすくう、柄のついた道具。特に、飯をよそう道具。参考もと、「しゃくし」の女房詞。表記かなで書くことが多い。 **\*シャモ**アイヌが、日本人をさしていう語。和人。▽sisam (=隣人)から。 **しゃ・もん【『借問】**《名・他サ》〔文〕ためしにものをたずねてみること。借問。 **\*しゃもん【『沙門】**仏門にはいって修行する人。僧侶。沙門。参考梵語śramanaの音訳。 **じゃーもん【蛇紋】**ヘビの皮にある斑紋に似た模様。「一石」 **\*しゃ‐よう【斜陽】**●〔文〕西にかたむいた太陽。夕日。●時勢の変化で没落しかかること。「―の産業」―ぞく【一族】時勢の変化によって没落した上流階級。語源太宰治の小説「斜陽」から出た語。 **\*しゃ‐よう【社用】**●会社の用事。●神社の用務。―ぞく【一族】〔俗〕社用にかこつけて、会社の費用で飲食・遊興する人々。参考「斜陽族」のもじり。 **じゃ‐よく【邪欲・邪、慾】**不正な欲望。また、みだらな欲情。「―にかられる」 **しゃらく【洒落】**《形動》性質がさっぱりして、物事にこだわらないようす。洒々落々。類語洒脱。 **しゃら‐くさ・い【洒落臭い】**《形》〔俗]えらそうにしたり、出過ぎたまねをしたりしてなまいきである。こしゃくである。「―・いことを言う」 **じゃらじゃら**《副・自サ》《副詞は「―ーと」の形も)●かたい小さなものがふれ合って出る音の形容。「小銭がーいう」●色っぽくたわむれて、いやらしいようす。「人前でーする」 **じゃら・す**《他五》じゃれるようにする。じゃれさせる。「ネコを―・す」文《四》。 **しゃら‐そうじゅ【『沙羅双樹】**→さらそうじゅ。 **じゃらつか・せる**《他下一》じゃらじゃら音をたてる。 **\*しゃり【舎利】**●仏陀または聖者の遺骨。仏舎利。参考梵語śarīra の音訳「舎利羅」の略。●火葬したあと残った骨。おこつ。●(舎利に色・形が似ていることから)〔俗〕米の飯。「銀―」 **\*しゃーり【射利】**〔文]ひたすら利益のみを得ようと物事を運ぶこと。また、偶然の利益をねらうこと。「―の念が強い」類語射幸。 **じゃり【〈砂利〉】**●岩石がこまかくくだけ、角がとれて丸くなった小石。砂利。「玉―」類語砂礫。●〔俗〕劇場などで、子供の観客。転じて、子供。表記2はふつうかな書き。 **しゃり・かん【しゃり感】**布の風合いで、にぎったときにややかたい手ごたえがあり、肌につかず涼感がある。 **しゃーりき【車力】**荷車を引いて荷物を運ぶことを職業とする人。また、その荷車。 **しゃり・しゃり**《副》《「ーと」の形も)細かい粒状のものが触れあう音の形容。また、かたくて薄いものがこすれる音の形容。「―としたシャーベット」「―した手触りの織物」 **しゃーりょう【車両・車、輛】**汽車・電車・自動車などの車。〔車台・車体を一まとめにしていう〕「―の検査」 **しゃーりん【車輪】**●車の輪。車。「前の―」●〔俗]休むことなく懸命に物事を行うことのたとえ。「―になって働く」 **シャルマン**《形動》チャーミング。▽charmant **しゃれ【洒落】**●〔同じ音や似た音のことばを使って〕座興に言う、機知にとんだこっけい味のある文句。「さりとはつらいね」にかけて「しゃれとはつらいね」と言う類。類語語呂合わせ。地口。●《名・形動》気のきいた身なりをしたり化粧したりすること。また、その人。「一者」「多く「おー」の形で使う」「おーをして出かける」「おーな人」類語おめかし。注意「酒落」は誤り。―こ・む【一込む】《自五》●念入りにおしゃれする。めかし込む。「―・んで出かける」●ふだんはあまりしたことのない気のきいた行動をする。「ハイキングに花見と―・む」―つけ【―っ気】●よそおいをこらして自分を美しく見せようとする気持ち。●気のきいたことをして人を感心させようとする気持ち。「―の多い男」●こっけいなことを言ったりしたりして人を笑わせようとする気持ち。「謹厳実直のようだが、なかなか―もある」―のめ・す《自五》むやみにしゃれを言ってはぐらかす。―ぼん【―本】江戸時代後期に刊行された、花柳界を題材にした小説。洒落本。小本。 <657> **しゃれ【酒「落・酒『落】**《名・形動》●身なりや持ち物などを気がきいたものにしようと心をくだく・こと(人)。おしゃれ。「おーをする」「おーな人」[類語]おめかし。[注意]「酒落」は誤り。**―こ・む【一込む】**《自五》●念入りにおしゃれする。めかし込む。「―・んで出かける」●ふだんはあまりしたことのない気のきいた行動をする。「ハイキングに―・む」**―つけ【―っ気】**●よそおいをこらして自分を美しく見せようとする気持ち。●気のきいたことをして人を感心させようとする気持ち。「―の多い男」●こっけいなことを言ったりしたりして人を笑わせようとする気持ち。「謹厳実直のようだが、なかなか―もある」**ーのめ・す**《自五》むやみにしゃれを言ってはぐらかす。**―ぼん【―本】**江戸時代後期に刊行された、花柳界を題材にした小説。蒟蒻{こんにゃく}本。小本。 **しゃ・れい【謝礼】**《名・自サ》感謝の気持ちを表すことばや贈り物。お礼。「―金」「個人指導のー」 **しゃ・れき【社歴】**●その会社に勤めている年数。「―一〇年の社員」●その会社の歴史。社史。 **しゃれこうべ【「髑髏】**されこうべ。 **しゃ・れる【酒『落る】**《自下一》●美しく見せようとして、はでな身なりや化粧をする。おしゃれをする。「念入りに化粧をして―・れて出かける」●気がきいている。現代的で、あかぬけしている。「―・れた言い回し」「ちょっと―・れた建物」③なまいきなところがある。「―・れたことをぬかすな」●しゃれを言う。 **じゃ・れる【『戯れる】**《自下一》(「ざれる」の転)〔小さな動物などが〕まつわりついてたわむれる。「ネコが足元で―・れる」[文]じや・る《下二》。 **じゃ・れん【邪恋】**不倫の恋。「―を清算する」 **シャワー**水や湯をじょうろのような噴水口から出して浴びる装置。また、そこから出る水や湯。▽shower **シャン**《名・形動》女性の容貌{ようぼう}が特に美しいこと。また、美人。[参考]元、旧制高等学校生の用いた語。▽独 schön **ジャンキー**●麻薬中毒者。●何かに夢中になっている人。「コミックー」▷junkie **ジャンク【戎克】**中国の沿海・河川で、旅客や貨物の輸送に使う小型の帆船。▽junk(もと、ジャワ語) **ジャンクション**高速道路どうしの合流地点。▽英 junction(=連結) **ジャンク・フード**カロリーが必要以上に高く、栄養のバランスの悪い食品。即席食品やスナック菓子など。▽junk food **シャングリラ**地上の楽園。理想郷。[語源]イギリスの作家ヒルトンの小説「失われた地平線」に出てくる架空の地名から。▽Shangri-la **ジャングル**〔熱帯地方の〕草木がすきまのないほどしげっている原生林。密林。▽jungle**ージム**金属管を組み合わせて立体格子に作った、子供の遊び道具。公園などにある。▽jungle gym **じゃんけん【じゃん拳】**拳の一つ。二人以上の人が、片手で石・紙・はさみの形の一つを同時に出し合って勝負を決める遊び。いしけん。[参考]「じゃんけんぽん」のかけ声をかけて行う。 **しゃんしゃん**《副》《「―と」の形も)●たくさんの鈴がそろって鳴る音の形容。●手拍子の音の形容。[連]「一総会(=根回しがしてあって、承認中心で進められる総会)」●《自サ》〔年齢のわりに〕元気なようす。しゃんと。「祖父は九○に近いがーしています」 **じゃんじゃん**《副》《「―と」の形も)●半鐘を連打する音の形容。●次から次へと盛んに行われるようす。「―水を流す」「―応募する」[類語]どしどし。どんどん。 **シャンソン**フランスの世俗的歌謡。▽仏 chanson **シャンツェ**スキーのジャンプ競技の競技場。助走路・踏み切り台・着陸斜面・圏外から成る。▽独 Schanze **シャンデリア**洋間の天井からつるす、はなやかな装飾のある電灯。▽chandelier **しゃんと**《副・自サ》●きちんとして乱れないようす。ちゃんと。「―して出かける」●〔年のわりに〕元気なようす。しゃんしゃん。「年をとってもーしている」 **ジャンパー**●作業・運動用などのゆったりした上着。すそをゴムなどでしぼる。[参考]なまって「ジャンバー」とも。●「スキー・陸上競技などの〕跳躍選手。▽jumper**ースカート**ブラウスやセーターの上に着る、そでのない胴着とスカートがつづいている婦人服。▽jumper と skirt からの和製語。 **シャンパン**フランスのシャンパーニュ地方産の、炭酸ガスをふくむ白ぶどう酒。シャンペン。[表記]「三鞭酒」とあてた。▽champagne **シャンピニオン**「マッシュルーム」に同じ。▽仏 champignon **ジャンプ**●《名・自サ》とび上がること。特に、陸上競技やスキー競技の種目としての跳躍。●三段跳びの最後の跳躍の呼び名。「ホップ・ステップ・ー」▽jump **シャンプー**●毛髪を洗う洗剤。洗髪剤。●《名・他サ》シャンプーで髪を洗うこと。▽shampoo **シャンペン**シャンパン。▽仏 champagne **ジャンボ**■《造語》「特大の」「巨大な」の意を表す。「―サイズ」■《名》「ジャンボジェット」の略。長距離用の超大型ジェット旅客機。▽jumbo **ジャンボリー**●ボーイスカウトの野営大会。●集会・催し。「フォークー」▽jamboree **ジャンル**種類。部門。特に、芸術作品(特に文芸作品)を形態・内容によって区分したもの。文芸様式。「新しい―の文学」「―別に分ける」▽仏 genre **しゅ【手】**《接尾》「ある仕事を担当する人」の意。「運転―」「操舵{そうだ}―」「外野―」 **しゅ【株】**《助数》草木を数える語。かぶ。「クワを八―植える」 **しゅ【首】**《助数》漢詩・和歌を数える語。「和歌三―」 **しゅ【鉄・朱】**《名・助数》●昔の目方の単位。一鉄は一両の二四分の一。●昔の貨幣の単位。一鉄は一両の一六分の一。●昔の利率の単位。一鉄は一割の一〇分の一。一歩。 **しゅ【主】**●ぬし。あるじ。主人。[対]客。●主君。主人。「―に忠をつくす」[対]従。●中心となる(たいせつな)事柄。中心。「勉強を―にする」「家庭をーにして考える」[対]従。●〔キリスト教で〕天主・神と呼ばれるエホバ。天帝。また、その子キリスト。「―の教え」――を取・る《句》新しい主君に仕える。 **しゅ【朱】**●少し黄色がかった赤色。また、その色の顔料。●朱の粉で作った墨{すみ}。[対]朱墨。――に交われば赤くなる《句》人は交わる友人によって善人にも悪人にもなる。――を入・れる《句》原稿・校正刷りなどを朱筆で加筆・訂正する。あかを入れる。添削する。――を注・ぐ《句》〔怒りや恥じらいなどで〕顔全体がまっかになる。「満面に―・ぐ」朱墨を注ぐ意から。 <658> **しゅう【種】**●種類。「この―の犯罪」●生物を分類する上での基礎単位。属の下。形態などから別の群と容易に区別できる個体の集まりをいう。「絶滅したー」 **じゅ【従】**《接頭》位階で、同等級において正の下に位する意。「一五位」対正。 **しゅ【樹】**《接尾》「木」「立ち木」などの意。「針葉―」「記念―」「街路――」 **しゅう【臭】**《接尾》●「(いやな)におい」の意。「刺激―」●「・・・らしい(いやな)感じ」の意。「官僚―」 **じゅ【呪】**〔文〕のろい。まじない。●[仏]「陀羅尼」の別称。 **しゅう【囚】**《接尾》「囚人」の意。「死刑―」 **しゅう【主】**〔文〕→主②。 **じゅ【寿】**〔文〕●長命。長寿。●〔人間の〕とし。年齢。「百年の一」●〔長命を〕祝うこと。 **じゅ【「綬】**勲章・褒章などを身につけるひも。 **じゅ【頌】**[仏]「偈頌」のこと。仏の徳や法門をほめる韻文。偈。参考梵語gāthā の訳。 **し・ゆい【思惟】**《名・他サ》〔仏〕対象について、よく考えること。 **しゅーい【主位】**中心となる地位。「一概念」 **しゅーい【主意】**〔文〕●中心となる重要な意味・考え。主眼。「立法の―を汲む」●感情や理性よりも意志を重くみて、それを中心とすること。因主情・主知。●主君の考え・意志。「―に従う」―しゅぎ【主意主義】●〔感情や知性ではなく〕意志を世界または存在の本質であるとして最も重要視する立場。因主情主義。主知主義。●人間の心の中で、意志が最も重要なはたらきをするという考え方。 **しゅーい【趣意】**●ある物事を行おうとするときの考え・目的。「会の―」「―書」●文章・談話などで、表そうとしている意味。「文の―」 **しゅーい【首位】**〔競技・競争などで〕第一の地位。一位。「―を争う」類語首席。対末位。 **しゅ・いん【主因】**〔文〕おもな原因。「死亡のーを調べる」「実験失敗の―は何か」団副因。 **しゅーいん【手淫】**自分の性器を手などで刺激し、性的興奮を得る行為。自瀆。自慰。オナニー。 **しゅーいん【朱印】**●朱肉で押した印。●武家時代、武将が命令・認可の証として文書に朱肉で押した印。また、その印のある文書。御朱印。「一状」「一船」 **じゅーいん【樹陰・樹蔭】**〔文〕木の陰。類語木陰。 **し・ゆう【師友】**●先生と友人。「―の交わり」●先生として尊敬する友人。「ーとあおぐ」 **し!ゆう【私有】**《名・他サ》個人が持っていること。個人が持つこと。「―地」「一財産」対公有。 **し・ゆう【雌雄】**●めすと、おす。「―を見分ける」「―異株」●勝ちと、負け。優劣。――を決・する《句》戦って、優劣を決める。 **しゅう【周】**《名》●物の回り。めぐり。周囲。●〔数]多角形または、曲線で囲まれてできた図形の回り(の長さ)。●昔の中国の王朝名。《助数》その回りをまわる回数を表す。「一―」 **しゅう【宗】**《名》〔文〕宗旨。宗派。宗門。「―を同じくする」《接尾》「宗旨」「宗派」の意。「一向一」 **しゅう【州】**《名》●連邦国家の行政区画の称。「一政府」●昔の中国の行政区画の称。《接尾》「地球上の大陸」の意。「アジアー」表記もと、多く「洲」と書いた。 **しゅう【秀】**〔文〕すぐれていること。「成績は―」参考優・良などの評価の記号としては最上を表す。 **しゅう【衆】**●[文]多くの人々。「―に先んじる」[コロ]「―に抜きんでる」●ある特定の人々を親しみをこめていう語。また、丁寧にいう語。衆。〔単数にも用いる。また、接尾語的にも用いる〕「皆の―」「若い―」「近所の―」「旦那―」「関取―」●〔文〕人数の多いこと。[コロ]「ーをたのんで攻める」対寡。 **しゅう【週】**《名》日曜から土曜までの七日間。一週間。ウイーク。《助数》一週間をひとまとめとして(その月の中での)順序を表す語。「九月の第二ー」 **しゅう【集】**〔文〕詩歌・文章などを集めた書物。「文―」「勅撰ー」 **しゅう【醜】**〔文〕●みにくい・こと(もの)。因美。●恥ずべきこと。恥。「―をさらす」 **じ・ゆう【事由】**〔文〕●ある出来事・事柄の理由。わけ。「―の如何を問わず」●直接の原因・理由となっている事実。また、理由。 **じ・ゆう【自由】**《名・形動》〔意志や行動を決定するときに〕他から支配や強制を受けず自分の思いどおりにできること。「言論の――」「―の身となる」―いし【一意志】他人から干渉されずに、自由に自分で決めた考え。―がた【一形】水泳競技で、泳ぐ形に制限がなく、各人の自由な泳ぎ方。一般には「クロール」をさす。フリースタイル。―かって【一勝手】《名・形動》他をかえりみず、自分の思いどおりにふるまうこと。「―に生きる」―ぎょう【―業】勤務時間などにしばられず、独立して営む職業。医者・弁護士・著述家など。―きょうそう【一競争】一切の規制を受けないで各自が自由に競い合うこと。―けい【一刑】犯罪者の身体の自由をうばう刑罰。懲役・禁錮・拘留の三種がある。―けいざい【―経済】企業や個人の経済活動が自由に認められ、国家や公共団体の干渉・統制を受けない経済。―し【―詩】伝統的な形式にとらわれず、自由な内容・形式で作った詩。因定型詩。―じざい【一自在】《形動》〔自分の〕思いのままにするようす。思いのままにできるようす。「―に馬を乗りこなす」―しゅぎ【一主義】個人の自由を尊重し、国家権力の干渉をできるだけ排除しようとする思想。リベラリズム。―ほうにん【一放任】各自の思いのままにさせて、干渉しないこと。「―主義」―みんけん・うんどう【—民権運動】明治時代初期、専制的な藩閥政府を攻撃し、民主主義、人権の確立、国会の開設などを目ざしておこった国民的政治運動。民権運動。―りつ【一律】短歌・俳句の様式で、伝統的な形式にとらわれずに自由な音数律で表現しようとするもの。―ろうどうしゃ【―労働者】一定の雇用関係や職場・職務を持たないで、臨時の仕事に従事する労働者。日雇い労働者など。自由労務者。 **じゅう【中】**《接尾》●あることが一定の期間続く意。・・・の間ずっと。「一日―」●「ある範囲の全部」の意。・・・のうちで、残らず。・・・全部。「世界一」「家―」表記現代仮名遣いでは「・・・ぢゅう」も許容。 **じゅう【住】**すまい。住居。「衣食―」 **じゅう【十】**《名》九に一を加えた数の名。とお。表記証書などに金銭の額を書くときは「拾」と書く。●漢字の部首「十」の称。《助数》一の一〇倍をする単位。 **じゅう【従】**●《名》とも。けらい。「主と―」●中心となるおもなものに次ぐもの。「勉強を主にし運動を―にする」対主。《接頭》従。因正。 **じゅう【柔】**〔文]やわらかい・こと(もの)。また、おだやかな・こと(もの)。対剛。―よく剛を制す《句》柔弱そうな者がかえって剛強な者に勝つ。 **じゅう【獣】**けもの。けだもの。「肉食―」 **じゅう【重】**●《名》〔文〕大切なこと。「任務は―かつ大」●「おー」の形で〉重箱。《接頭》●「重い」「はげしい」などの意。「―金属」「―労働」対軽。●「酸性を表す水素原子を多くふくむ」意。「―炭酸ソーダ」「ークロム酸」《助数》ものの重なりを数える語。「五―の塔」 **じゅう【銃】**小銃・ピストル・猟銃など、手で持ち運べる銃器の総称。参考それに似た形状・用途をもつ物にも言う。「放水―」「光線―」 **ジュー**ユダヤ人。参考軽蔑的な意味合いをふくむ語。▷jew <659> にする」[対]主。《接頭》[対]従。[因]正。 ***じゅう【柔】**[文]やわらかい・こと(もの)。また、おだやかな・こと(もの)。[対]剛。**―よく剛を制す**《句》柔弱そうな者がかえって剛強な者に勝つ。 ***じゅう【獣】**けもの。けだもの。「肉食―」 ***じゅう【重】**《名》[文]大切なこと。「任務は―かつ大」■《接頭》●「重い」「はげしい」などの意。「―金属」「―労働」[対]軽。●「酸性を表す水素原子を多くふくむ」意。「―炭酸ソーダ」「ークロム酸」■《助数》ものの重なりを数える語。「五―の塔」 ***じゅう【銃】**小銃・ピストル・猟銃など、手で持ち運べる銃器の総称。[参考]それに似た形状・用途をもつ物にも言う。「放水―」「光線―」 **ジュー**ユダヤ人。[参考]軽蔑的な意味合いをふくむ語。[▷]jew **しゅう・あく【醜悪】**《名・形動》ひどくみにくくて汚らわしいこと。「金銭に関した―な争い」 **じゅう・あく【十悪】**[仏]身(体)・口(ことば)・意(心)の三業{さんごう}が犯す一○種の罪悪。殺生{せっしょう}・偸盗{ちゅうとう}・邪淫{じゃいん}・妄語{もうご}・両舌{りょうぜつ}・悪口{あっこう}・綺語{きご}・貪欲{とんよく}・瞋恚{しんに}・邪見の一〇の罪。十悪業{じゅうあくごう}。[因]十善。 **じゅう・あつ【重圧】**強い力で圧迫すること。また、その圧力。「―を加える」[コロ]「入試の―にたえる」 ***しゅう・い【周囲】**●物のまわり。「池の―」[類語]周辺。●ある物・人をとりまく環境。「―の目」 ***しゅう・い【拾遺】**[文章・歌などで〕もれ落ちたものを拾い補うこと。また、そうしてつくったもの。「―集」 ***じゅう・い【戎衣】**[文]戦争に行くときの服装。軍服。軍装。 ***じゅう・い【獣医】**動物、特に家畜の病気を治療する医者。獣医師。 ***じゅう・い【重囲】**幾重にも取り巻き、囲むこと。また、その囲み。「敵の―を脱する」 **じゅういち**カッコウ科の鳥。他の鳥の巣に卵を産んで育てさせる。慈悲心鳥{じひしんちょう}。[参考]鳴き声が「ジュイチー」「ジヒシン(慈悲心)」と聞こえる。[表記]「十一」とも当てる。 **じゅういち・がつ【十一月】**一年の一一番目の月。霜月{しもつき}。 **しゅう・いつ【秀逸】**《名・形動》〔多くの同類のものの中で〕とりわけすぐれている・こと(もの)。「――な表現力」[参考]特に、入選作の次にすぐれている作品にいうこともある。[類語]秀抜。卓抜。 **じゅう・いつ【充、溢】**《名・自サ》[文]満ちあふれること。「闘志が―している」[類語]充満。 **じゅういん【充員】**《名・自他サ》不足した人員を補うこと。また、その人員。補充人員。 ***しゅういん【衆院】**「衆議院」の略。[因]参院。 ***しゅう‐う【秋雨】**[文]秋に降る雨。秋雨{あきさめ}。 **しゅう・う【「驟雨】**にわか雨。通り雨。「―に見舞われる」[類語]村雨。 **しゅう・うん【舟運】**[文]舟による運送・交通。「―で栄える」[類語]水運。 ***しゅう・えき【囚役】**[文]囚人に課せられる労役。 ***しゅう・えき【収益】**〔事業・仕事などによって〕利益をおさめること。また、利益としてはいる金銭。もうけ。「一日五〇万円の―」[類語]利得。 ***しゅう・えき【就役】**《名・自サ》●任務・職務につくこと。[類語]就業。●新建造の軍艦が任務につくこと。 **じゅう・えき【汁液】**[文]〔植物、特に果物などをしぼったときの〕しる。つゆ。液汁。「―で布を染める」 ***じゅう・えき【獣疫】**[文]動物、特に家畜の感染症。 ***しゅう・えん【周縁】**[文]物のまわり。ふち。周囲。「都市のー」 ***しゅう・えん【終演】**〔その日の〕芝居・演劇の上演が終わること。「―は九時」[参考]芝居では「終幕」とも言う。[対]開演。 ***しゅう・えん【終焉】**[文]●命が終わること。臨終。「―記」●老後の身を落ち着けること。「―の地」 **じゅう・えん【重縁】**親類関係にある者どうしの間で行う縁組み・結婚。 **じゅう・おう【縦横】**●縦と横。また、(地図上で)東西と南北。[参考]四方八方の意にも用いる。「都心を―に走る道路」●思いのまま。自由自在。「ハンドルを―にあやつる」 **じゅうおうーむじん【縦横無尽】**自由自在に行うこと。思う存分。「――の大活躍」 ***じゅう・おん【重恩】**〔主君などから」重ねて受ける恩。重い恩義。厚い恩。「――に報いる」 ***しゅう・か【秀歌】**すぐれた和歌。「万葉―」 ***しゅう‐か【衆寡】**人数の多いことと少ないこと。**―敵せず**《句》少数と多数では戦いにならない。寡は衆に敵せず。「――敗走する」[類語]多勢に無勢。 ***しゅう・か【集荷・蒐荷】**《名・自他サ》〔農・水産物の〕荷物が一か所に集まること。また、荷物を集めること。また、その荷。「市場に―する」 ***しゅう・か【集貨】**《名・自他サ》貨物や商品が集まること。また、集めること。また、その貨物や商品。 ***じゅう・か【住家】**[文]人が住むための家。住宅。 ***じゅう・か【銃火】**●銃器をうつときに出る火。●銃器による射撃・攻撃。「―を浴びる」[類語]①②砲火。 **しゅう・かい【周回】**[文]●物のまわり。「―一五キロの島」[類語]周辺。周囲。●《名・自サ》まわること。めぐること。「―道路」 ***しゅう・かい【集会】**《名・自サ》〔共同の目的をもって〕ある場所に一時的に多くの人が集まること。また、その集まり。「定例―」 ***しゅう・かい【醜怪】**《名・形動》みにくく不気味なようす。「―な姿」 **しゅう・かいどう【秋海棠】**シュウカイドウ科の多年草。秋、淡紅色の花をつける。根を漢方薬にする。断腸花{だんちょうか}。 **じゅうかがく・こうぎょう【重化学工業】**重工業に化学工業をふくめたときの言い方。 ***しゅう・かく【収穫】**《名・他サ》●農作物を取り入れること。また、取り入れたもの。「米をーする」「―の秋」●あることを行って得たよい結果。「登山でのー」[表記]釣りや狩りの場合などには多く「収獲」と書く。 ***しゅう・かく【臭覚】**「嗅覚{きゅうかく}」の言いかえ語。 ***しゅうがく【就学】**《名・自サ》教育を受けるため学校に入ること。「―年齢」「―ビザ」 **しゅうがく【修学】**《名・自サ》学問をおさめ習うこと。「一年限」**ーりょこう【一旅行】**名所・旧跡などを見学させるため、教員が児童・生徒を引率して行う団体旅行。「体験型―」 <660> **じゅう・かさんぜい【重加算税】**加算税の一つ。納税義務者が事実をかくしたりいつわったりして正しく納税申告をしなかった場合に制裁として課せられるもの。 **じゅう‐かしつ【重過失】**厳重に注意されている事柄を守らないためにおかした過失。「一致死罪」 **じゅうか・ぜい【従価税】**品物の価格を基準として税率を決める税。関税・物品税など。団従量税。 **しゅう・かつ【就活】**〔俗〕「就職活動」の略。就職するための様々な活動のこと。 **じゅう・がつ【十月】**一年の一〇番目の月。神無月。 **\*しゅう・かん【収監】**《名・他サ》人を刑務所・拘置所に収容すること。「受刑者を―する」「一状」 **\*しゅう・かん【終刊】**新聞や雑誌などの刊行をやめること。また、最後の刊行。「一号」囡創刊。発刊。 **\*しゅう・かん【終巻】**〔文〕全集などの最後の巻。最終巻。また、書物の終わりの部分。团首卷。 **\*しゅう・かん【習慣】**長い間くり返し行われて、決まりのようになった事柄。ならわし。〔多く個人的なならわしをいう」「早起きの―」類語しきたり。慣習。→類義語の使い分け「慣習・習慣」―てき【一的】《形動》習慣となっているようす。また、習慣として行うようす。「―な行動」「毎朝六時にーに目が覚める」 **\*しゅう・かん【週刊】**一週に一回刊行すること。「―誌」注意「週間誌」は誤り。 **\*しゅう・かん【週間】**《名》一週のあいだ。また、特別な行事の行われる一週間。「――天気予報」「交通安全一」《助数》七日を一単位にして日数を数える語。「卒業式まで二―ある」 **\*じゅう・かん【縦貫】**《名・他サ》〔広い土地などを〕縦(南北)につらぬくこと。「本州を―する道路」 **\*じゅう・かん【重患】**重い病気。また、重病患者。「―の付き添い」類語重病。 **\*じゅう・がん【銃丸】**小銃の弾丸。銃弾。 **\*じゅう・がん【銃眼】**敵を監視したり、射撃したりするため、塀・城壁などにあけた(小さな)穴。 **\*しゅう・き【周忌】**《助数》人の死後、その命日が回ってくる回数を表す。回忌。年忌。参考一年目を一周忌、二年目を三周忌などのようにいう。「祖母の七ー」 **\*しゅう・き【周期】**ある決まった時間をおいて同じ運動・現象がくり返されるときの、一回の運動・現象に要する時間。「地球の自転―」―てき【一的】《形動》ある決まった時間をおいて、同じ事が起こるようす。「痛みが――に起こる」 **\*しゅうき【宗規】**〔文〕宗教、特に仏教のそれぞれの宗派で決められている規則。 **\*しゅう・き【秋期】**秋の期間。「―講習会」 **\*しゅう・き【秋気】**〔文〕●秋らしい気配。「―山野に満ちる」●秋の冷たい空気。「―が身にしみる」 **\*しゅうき【秋季】**秋の季節。「―大運動会」 **\*しゅう・き【終期】**●続いていた物事の終わる時期。「国会の―」●法律行為の効力のなくなる期限。「契約のーを待つ」団始期。 **\*しゅう・き【臭気】**くさいにおい。いやなにおい。くさみ。「―が鼻をつく」「――止め」類語悪臭。团香気。 **\*しゅう‐ぎ【宗義】**その宗派・宗門の教義。 **\*しゅう・ぎ【祝儀】**●祝いの儀式。祝典。●結婚式。祝言。「―を挙げる」●お祝いにおくる金品。「――を包む」●心づけ。チップ。[コロ]「―をはずむ」「参考③④は「ごー」の形で用いることも多い。 **\*しゅう・ぎ【衆議】**多人数で相談すること。また、そのときに出る人々の意見。類語合議。―いっけつ【一一決】《名・自サ》多くの人々の意見が一致して、ただちにそれを決定する。―いん【―院】参議院とともに日本の国会を構成する議院。国民によって選挙された議員で組織される。先議権・決議権などで参議院に優越する。衆院。「―議員」 **じゅう・きかんじゅう【重機関銃】**数人で操作する大型の機関銃。長時間の連続射撃にたえる。重機。団軽機関銃。 **じゅうき・ネット【住基ネット】**「住民基本台帳ネットワークシステム」の略。市区町村が管理する住民の居住情報をネットワークで結び、全国で利用するシステム。 **しゅう・きゃく【集客】**《名・自他サ》客を集めること。「ー力」「―を目的としたイベント」 **\*しゅう・きゅう【蹴球】**ボールをけって相手のゴールに入れ、得点を争う競技。フットボール。参考サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールがあるが、ふつうはサッカーをさす。 **\*しゅう・きゅう【週休】**一週間のうちに決まった休みの日があること。「―二日制」 **\*しゅう・きゅう【週給】**一週間単位で支給される給料。 **じゅう・きょ【住居】**〔人が〕住んでいるところ。住まい。「―表示」類語住宅。 **しゅう・きょう【宗教】**神仏などの超自然的・超人間的なものを信仰・畏怖・尊崇することによって、心のやすらぎを得ようとすること。また、その信仰の体系的なまとまり。―が【一画】宗教上の目的で、宗教に関連した事跡・伝説・人物などを題材にしてえがいた絵画。―かいかく【一改革】一六~一七世紀にかけてヨーロッパで起こった、キリスト教改革の運動。多くの争乱の後、ローマ教皇を認めないプロテスタント(新教)が確立した。 **しゅうぎょう【就業】**《名・自サ》〔会社・商店などで働く人が〕仕事をし始めること。業務につくこと。「一時間」「午前九時に――する」類語就役。②〔ある一定の〕職業についていること。「一人口」因失業。 **\*しゅう・ぎょう【修業】**《名・自他サ》学問・技芸などを習いおさめること。修業。「―の年限は三年」 **\*しゅう・ぎょう【終業】**《名・自サ》《他サ》その日の仕事・業務がおわること。また、おえること。「六時―」●学校で一定期間の学業がおわること。「――式」類語卒業。対②始業。 **\*じゅう・き【、什器】**日常使う家具・道具類の総称。 **\*じゅう‐き【重機】**●重工業に用いられる機械。重工業用機械。●「重機関銃」の略。 **\*じゅうき【銃器】**小銃・機関銃・ピストルなどの総称。 **じゅう・ぎょう【従業】**《名・自サ》〔会社・商店などの組織の一員として〕業務に従事すること。「―員」 **しゅう・きょく【終局】**●碁をうちおわること。将棋をさしおわること。●物事の終末。事件のおわり。「事件は―を告げた」 **\*しゅう・きょく【終曲】**いくつかの曲から成る楽曲の、最後の曲。フィナーレ。 **しゅう・きょく【終極】**物事のいちばんおわり。最後。果て。「―の目的」 <661> **\*しゅう・きょく【褶曲】**《名・自サ》〔地〕平らな地層が地殻の変動によって横から圧力を受け、波形に曲がって山や谷ができること。「一山脈」 **しゅうぎょーとう【集魚灯】**夜、魚群をさそい集めてとるために、海上や海中にともすあかり。 **しゅう・きん【集金】**《名・自他サ》品物の代金や貸し金などを集めること。また、集めた金。「―人」 **しゅう・ぎん【秀吟】**〔文]すぐれた詩歌。 **じゅう・きんぞく【重金属】**〔理〕比重四以上の金属。白金・イリジウム・金・銀・銅・鉄など。団軽金属。 **しゅう‐く【秀句】**●すぐれた・俳句(文句)。佳句。名句。团駄句。●同音異義を利用して、うまく言いかけたしゃれ。地口・口合いなどの類。 **しゅう・ぐ【衆愚】**〔文〕多くのおろかな人々。―せいじ【一政治】おろかな大衆によって行われる政治。民主主義をあざけっていう語。 **じゅう‐く【重苦】**重い苦しみ。「―にあえぐ」 **ジューク・ボックス**料金を入れて聞きたい曲のボタンをおすと、自動的にレコードが回って音楽が聞ける装置。▷jukebox **シュー・クリーム**小麦粉・卵・バターなどをまぜて焼いてふくらませた皮の中に、クリームをつめた洋菓子。参考」「シュー」はフランス語で「キャベツ」の意。▽chou à la crème から。 >使い分け「シュウキョク」 終局〔「局」は部分で物事のなりゆきの意。事件の終わり〕終局裁判・終局まで見通す・戦争が終局をむかえる 終曲〔フィナーレ]終曲を奏し終える・第二幕の終曲 終極〔「極」はきわまり・はての意。物事のいちばん終わり〕終極の目標・終極の目的 **じゅう・ぐん【従軍】**《名・自サ》軍隊について戦地に行くこと。「―記者」「軍医としてーする」 **しゅうけい【集計】**《名・他サ》寄せ集めた数を合計・すること(したもの)。「寄付金を―する」 **\*じゅう・けい【従兄】**〔文〕いとこで、自分より年上の男。对従弟。 **\*じゅう・けい【重刑】**刑期の長い、重い刑罰。重科。「―に処せられる」類語重罰。 **じゅう・けい【銃刑】**銃で射殺する刑罰。銃殺刑。 **じゅう・けいてい【従兄弟】**〔文〕従兄と従弟。男性のいとこ。対従姉妹。参考いとこ。 **しゅうげき【襲撃】**《名・他サ》敵を不意におそってうつこと。「―に備える」類語不意うち。 **じゅうげき【銃撃】**《名・他サ》小銃・機関銃などで射撃・攻撃すること。「―戦」 **\*しゅうけつ【終結】**《名・自サ》物事のおさまりがついて終わること。おわり。「戦争が――する」類語終局。終止。終了。●《名》〔論〕仮設から推論して得る結論。因仮設。 **\*しゅうけつ【集結】**《名・自他サ》散らばっていたものが一か所に集まること。また、集めること。結集。「中央広場に―する」 **しゅう・げつ【秋月】**〔文〕秋の夜の月。 **じゅうけつ【充血】**《名・自サ》血管、特に動脈のある部分に異常に血液が増すこと。「目がーする」参考静脈の場合は「鬱血」という。 **じゅうけつ・きゅうちゅう【住血吸虫】**吸血綱住血吸虫科の寄生虫の総称。人・家畜などの肝臓や血管内に寄生する。日本住血吸虫など。 **しゅう‐けん【集権】**権力を一か所に集めること。「中央一」团分権。 **しゅう‐げん【祝言】**結婚式。婚礼。〔やや古風なことば」[コロ]「ーを挙げる」 **じゅう・けん【銃剣】**●銃と剣。●小銃の先につける剣。また、それをつけた小銃。剣つき鉄砲。「―術」 **じゅうげん【重言】**●同意の語を重ねて使う言い方。「半紙がみ」「馬から落馬する」の類。重言。●同じ語を重ねた熟語。「堂堂」「国国」の類。畳語。 **じゅう・こ【住戸】**集合住宅の一戸一戸をいう語。 **じゅう・ご【銃後】**(戦場の後方の意で》直接戦闘に参加していない一般国民。また、戦場となっていない国内。連「―の守り」 **\*しゅう・こう【周航】**《名・自サ》〔文〕あちらこちらを船でめぐること。「瀬戸内海を―する」 **\*しゅう・こう【就航】**《名・自サ》船舶・飛行機などが航海や航空の途につくこと。「遊覧船は来月から―する」 **\*しゅう・こう【修好】**《名・自サ》〔文〕国家間で互いに好意をもってまじわること。「一条約」 **\*しゅう・こう【舟航】**〔文〕《名・自サ》舟で水上(特に海上)を行くこと。 **\*しゅう・こう【舟行】**〔文〕《名・自サ》舟に乗って行くこと。船旅。●舟遊び。 **\*しゅう・こう【衆口】**〔文〕多くの人々のことば。万口。[コロ]「彼が優秀なのは―の一致するところだ」 **しゅう・こう【集光】**《名・自サ》光線を・一か所(一方向)に集めること。「ーレンズ」 **\*しゅう・こう【醜行】**〔文〕恥ずべき行い。類語醜態。 **\*しゅう・ごう【秋、毫】**〔文〕(多く、下に打ち消しの語を伴って》非常に少ないこと。わずか。「―のやましさもない」語源秋にぬけ変わる、獣の細い毛の意から。 **\*しゅうごう【習合】**《名・他サ》いくつかの教義・主義などを取り入れて一つに結びつけること。「神仏ー(日本古来の神と仏教とを結びつけた信仰)」 **\*しゅうごう【集合】**《名・自サ》●一か所に集まること。〔ふつう、人について使う」「八時にーする」団解散。●〔数〕範囲の確定しているものの集まりを一つの全体として見たもの。「偶数の―」―たい【一体】複数のものが集まって一体をなしているもの。「分子とは原子の―である」 **\*じゅう・こう【銃口】**小銃・ピストル・機関銃などの弾丸を発射する筒口。「――をつき付ける」 **\*じゅう‐こう【重厚】**《形動》態度や性質が、どっしりと落ち着いているようす。「―な人物」四字「一長大」団軽薄。 **じゅうごう【重合】**〔理〕同一物質の二個以上の分子が結合し、幾倍かの分子量をもつ物質(=高分子化合物)をつくる化学反応。広義には、高分子を生成する化学反応の総称。―たい【一体】〔理]重合によって生成された化合物。ポリマー。 **じゅう・こうぎょう【重工業】**生産に必要な機械や設備(=生産財)をつくる工業。広義には、大きくて重量のある製品をつくる工業をさす。製鉄業・製鋼業・造船業など。対軽工業。 **しゅうごく【囚獄】**〔文〕牢獄。牢屋。 **じゅう・こくせき【重国籍】**一人の人が同時に二つ以上の国籍を持つこと。二重国籍。 <662> **しゅう・こつ【収骨】**《名・自他サ》●火葬のあとに残った骨を、つぼなどに収めること。●戦場などに広く散らばった遺骨を、埋葬するために集めること。 **じゅうごーや【十五夜】**●陰暦の一五日の夜。満月の夜。●特に、陰暦八月一五日の夜。観月の宴をもうけ、ススキ・だんご・イモなどを月に供える。参考十五夜の月を「中秋の名月」「いも名月」ともいう。 **じゅう‐こん【重婚】**《名・自サ》配偶者のある者が、さらに他の人と結婚すること。二重結婚。「一罪」 **しゅう・さ【収差】**〔理〕レンズや鏡などによって物体の像をつくるとき、一点から出た光線が完全に一点に集まらないため、像がぼけたり曲がったりする現象。 **じゅう・ざ【銃座】**機関銃などで射撃するとき、動かないように銃身をすえておく台。 **ジューサー**野菜や果物の汁をしぼってとる電気器具。類語ミキサー。▽juicer **\*しゅう・さい【収載】**《名・他サ》書物や文書などに載せること。「その句は文中にーされていない」類語所載。 **\*しゅう・さい【秀才】**●学問における才能が人並み以上にすぐれた人。英才。「全国の―を集めた学校」類語天才。俊才。●中国唐代で科挙(=官吏登用試験)の一科目。また、その合格者。その後、その科目の受験資格をもさした。 >類義語の使い分け「秀才・天才」 [秀才・天才]まれに見る秀才(天才)と評価が高い [秀才]本校随一の秀才/秀才が目白押しの名門校 [天才]天才的なピアニスト/天才肌のバッター **じゅうざい【重罪】**おもい罪。重科。 **\*しゅう・さく【秀作】**すぐれた作品。「近年の―」囡凡作。 **\*しゅう・さく【習作】**〔芸術や文芸などで〕練習や試みのためにつくった作品。試作。エチュード。〔完成した作品に対していう」「無名時代の―」 **\*じゅう・さつ【重刷】**《名・他サ》増刷。増しずり。 **\*じゅう・さつ【銃殺】**《名・他サ》●銃でうち殺すこと。●[軍隊で]処刑として小銃で射殺すること。「―刑」 **しゅう・さん【秋蚕】**秋に飼うカイコ。あきご。 **しゅう・さん【「蓚酸】**〔理〕二塩基性カルボン酸。無色柱状の結晶で、有毒。染色・漂白・洗浄などに使用。 **\*しゅうさん【集散】**《名・自他サ》集まったり散ったりすること。また、集めたり散らしたりすること。四字「離合一」連「―地(=産物を生産地から集めて、消費地へ送り出すところ)」 **じゅうさん・や【十三夜】**●陰暦の毎月一三日の夜。●特に、陰暦九月一三日の夜。参考十五夜についで月が美しいと言われ、十三夜の月を「後の月」「豆名月」「栗名月」ともいう。 **じゅうさん・り【十三里】**焼きいも。源「クリより(=九里四里)うまい」というしゃれから。 **\*しゅう・し【収支】**収入と支出。「―が合う」 **\*しゅう・し【宗旨】**●宗教・宗派の中心となる教え。[コロ]「ーを説く」●宗派。宗門。「――が違う」●最上のものとして信じ尊ぶ、主義・好みなど。「自由放任を―とする」[コロ]「甘党に―を変える」―がえ【―変え・替え】●信仰していた宗教・宗派を捨てて、他の宗教・宗派に変わること。●それまでの自分の主義・好みなどを捨てて他の方向へ移ること。 **\*しゅう・し【修史】**〔文〕歴史書を編修すること。 **\*しゅう・し【修士】**大学院に二年以上在学し、一定の単位を修めて論文の審査に合格した人に与えられる学位。マスター。「一論文」参考学士・博士。 **じゅう・し【愁思】**〔文〕思いわずらうこと。うれい。 **\*しゅう・し【秋思】**〔文〕秋に感じる、ものさびしい思い。団春愁。 **\*しゅう・し【終始】**《名》始めと終わり。首尾。●《自サ》始めから終わりまで変わらずに続くこと。「研究生活に―した一生」《副》始めから終わりまでずっと。始終。「―沈黙を守る」「一笑みをたやさず話す」 **\*しゅう・し【終止】**《名・自サ》終わること。類語終了。終結。 **しゅうじ【習字】**文字の書き方を(毛筆で)習うこと。手習い。書き方。「ペンー」参考もと小・中学校の国語科の一分野。現在は「書写」と呼び、硬筆・毛筆によって指導する。類語書道。 **\*じゅう・し【従姉】**〔文〕いとこで、自分より年上の女性。对従妹。 **\*じゅう・し【獣脂】**けもの類からとる脂肪。 **\*じゅう・し【重視】**《名・他サ》重要・重大なこととしてみること。重くみること。「事態を――する」対軽視。 **\*じゅうじ【住持】**「住職」に同じ。 **\*じゅう‐じ【十字】**漢字の「十」の字の形。十文字。―か【一火】左右から交差するように飛び交う砲火。十字砲火。「ーを浴びせる」―か【一架】●昔、罪人をはりつけにした十字形の柱。●キリスト教徒が礼拝の対象として尊ぶ十字の形。〔イエスキリストが十字架にはりつけになったことから、苦難、犠牲、消えることのない罪などの象徴とされる」「―を背負う」―ぐん【一軍】一一世紀末より一三世紀にかけて、ヨーロッパのキリスト教徒が、イスラム教徒に支配された聖地エルサレムをうばい返すために起こした義勇軍。―ろ道が十字形に交差している所。四つ辻。四つ角。類語交差点。―を切・る《句》キリスト教徒が神にいのるとき、手で胸もとに十字の形をかく。 **\*じゅう‐じ【従事】**《名・自サ》ある仕事にたずさわること。「ダム建設にーする」 **ジューシー**《形動》果汁・肉汁などを多くふくむようす。▽juicy **しゅうし・いっかん【終始一貫】**《名・自サ》始めから終わりまで変わらないこと。「―した態度」〔副詞的にも使う」「―考えを変えない」 **しゅうし・けい【終止形】**文法で、活用形の一つ。文をふつうに言い切るときの形。辞典で見出しとして使われる。 **じゅうしちもじ【十七文字】**《五・七・五の一七音でできていることから)「俳句」の別称。参考「みそひともじ」は和歌の別称。 **\*しゅうじつ【秋日】**〔文〕●秋の日。●秋の季節。 **しゅうじつ【終日】**朝から晩まで。一日中。「―を読書で過ごす」「副詞的にも使う」「―机に向かう」 **しゅうじつ【週日】**●一週間の日。七日間。●一週間のうち日曜を除いた日。ウイークデー。参考土曜日も除いて言うことがある。 <663> **じゅうじゅう【重重】**《副》●〔文〕幾重にもかさなるようす。●十分なようす。「事情は―承知している」 **しゅうしゅう【「啾啾】**《形動》〔文〕小声でしくしく泣くようす。四字「鬼哭―」 **しゅうじゅう【『主従】**〔文]主従。「―の関係」 **しゅうしゅ【袖手】**《名・自サ》《「ふところで」の意)自分からすすんで行う労をいやがること。四字「一傍観」 **しゅうじゅ【収受】**《名・他サ》〔文〕〔物品・金銭・利益などを〕受け取りおさめること。「料金をする」 **\*しゅう・しゅう【修習】**《名・他サ》学問などを習いおさめること。「司法一生」 **\*しゅう・しゅう【収拾】**《名・他サ》〔混乱した状態を〕おさめまとめること。拾収。「一策」「ーがつかない」 >使い分け **\*しゅう・しゅう【収集・蒐集】**《名・他サ》●〔ある物を〕集めること。「ごみ―車」●趣味・研究などのため、ある種の品物を集めること。また、その集めた品物。コレクション。「茶器を―する」 >使い分け **しゅうしゅく【収縮】**《名・自他サ》引きしまって縮まること。また、引きしめて縮めること。「筋肉が―する」類語収斂。 **しゅうじゅく【習熟】**《名・自サ》よく慣れてじょうずになること。「編集技術に―する」類語熟練。熟達。 >使い分け「シュウシュウ」 収拾〔乱れた状態をおさめまとめる〕混乱した事態を収拾する・収拾がつかない 収集〔物を集める。趣味・研究用に特定の品物を集める〕ごみの収集日・切手を収集(蒐集)する・資料を収集(蒐集)する・収集と分析 参考「切手の収集」などにおける「収集」は、もと、もっぱら「蒐集」と書いた。「収集」は「同音の漢字による書きかえ」(国語審議会)による表記。 **しゅうじゅつ【柔術】**日本古来の武道の一つ。拳法と相撲から考案されたもの。相手の力を利用して相手をたおす。柔。参考これを改良したのが柔道。 **しゅうしゅぼうかん【袖手傍観】**《名・他サ》「拱手傍観」に同じ。 **じゅうじゅん【従順】**《形動》素直で人の言うことにさからわないようす。「―な家来」類語柔順。 **\*じゅうじゅん【柔順】**《形動》性格がおだやかで人にさからわないようす。「―な性格」類語従順。 **しゅうじょ【醜女】**〔文〕〔顔かたちの〕みにくい女性。醜婦。しこめ。因美女。 **じゅうしょ【住所】**〔その人の〕生活の本拠となっている場所。また、その所番地。「―不定」 **しゅう・しょう【周章】**《名・自サ》〔文]あわてふためくこと。 **しゅう・しょう【就床】**《名・自サ》〔文]寝床にはいること。「一○時―」類語就寝。团起床。 **しゅう・しょう【愁傷】**●《名・自サ》〔文〕なげき悲しむこと。愁嘆。●〈「御ごーさま」の形で〉相手の不幸に対するくやみのことば。また、相手を気の毒に思う挨拶のことば。「このたびは御ーさまです」 **\*しゅう・しょう【秋宵】**〔文〕秋の宵。 **しゅう・しょう【終章】**論文や小説などの最後の章。团序章。 **しゅう・じょう【醜状】**下劣でみにくいありさま。「―をあばく」類語醜態。 **\*じゅう・しょう【重傷】**大けが。ふかで。対軽傷。 **\*じゅう・しょう【重唱】**《名・他サ》各声部を一人ずつが受け持って歌い合わせること。二重唱・三重唱など。 **\*じゅう・しょう【重症】**症状の重い病気。「―の患者」「―を負う」類語重病。重患。团軽症。 **\*じゅう・しょう【重賞】**〔文〕手厚いほうび。多額の賞金。ーレース競馬で、多額の賞金をかけて、最高クラスの競走馬によって行われる特別のレース。 **\*じゅう・しょう【銃傷】**小銃などの銃弾で受けた傷。たまきず。銃創。「―の跡」 **\*じゅう・しょう【銃床】**〔小銃で〕銃身をとりつけてある木製の部分。 **じゅうしょう・しゅぎ【重商主義】**輸出の増大をはかって国を豊かにしようとする経済政策。マーカンティリズム。参考一七世紀の初めから一八世紀半ばにかけてヨーロッパで行われた。団重農主義。 **じゅうしょう・ろうばい【周章、狼、狽】**《名・自サ》〔文]大いにうろたえさわぐこと。「突然の事故に―する」参考「周章」と「狼狽」はほぼ同義。 **じゅう・しゅつ【重出】**《名・自サ》同じものがまた出ること。重出。「問題文がーしている」 **\*しゅうしょく【就職】**《名・自サ》(新しく)職業につくこと。「商社に―する」「―活動」因退職。 **\*しゅう・しょく【修飾】**《名・他サ》●つくろい、かざること。「―された話」●文法で、次にくる語句の上について、その語句の意味をくわしく説明・限定すること。 **\*しゅうしょく【愁色】**〔文]心配そうな顔つき。また、悲しそうな表情。「遭難の報道にーがこい」類語憂色。 **\*しゅうしょく【秋色】**〔文〕●秋のけしき。●秋のけはい。秋らしい感じ。「日ごとにーが深まる」 <664> **しゅうじょく【就、褥・就蓐】**《名・自サ》〔文〕寝床につくこと。特に、病気で床につくこと。 **\*じゅうしょく【住職】**寺の長である僧侶。住持。 **\*じゅうしょく【重職】**〔ある会社・分野における]大切で、責任のある職務。[コロ]「会長のーにつく」類語重役。要職。 **しゅうしょく‐ご【修飾語】**文の成分の一つで、次にくる語句を修飾する文節。連体修飾語と連用修飾語とがある。「赤い花」の「赤い」、「どんどん進む」の「どんどん」など。 **しゅうじょし【終助詞】**国語の助詞の一つ。文や句の終わりに用いられて、感動・願望・禁止・疑問などの意を表すもの。口語では「い」「よ」「さ」「か」など、文語では「か」「かな」「かも」「ばや」「なむ」など。 **\*しゅう・しん【執心】**●《名・自サ》〔文〕物事に深く心をひかれて思い切れないこと。「金銭に―する」類語執着。●「ごー」の形で〉相手を熱烈にしたうこと。「すっかり彼女にごーだ」 **\*しゅう・しん【就寝】**《名・自サ》〔文〕寝床にはいって寝ること。「一○時―」類語就眠。就床。团起床。 **\*しゅう・しん【修身】**●正しい行いをするように努力すること。●旧制度の小・中学校で行われた教科で、道徳を身につけさせるもの。参考現在は「道徳」という。 **\*しゅう・しん【終審】**判決が確定する最終の審理。原則として最高裁判所が行う。 **\*しゅう・しん【終身】**〔生まれた時から〕死ぬまでの間。一生の間。〔副詞的にも使う〕「―独身で過ごす」「―刑」「一保険」類語生涯。終生。 **\*しゅう・じん【囚人】**法律上の罪を犯して刑務所に入れられている人。類語服役者。 **\*しゅう・じん【衆人】**大勢の人。「―の注目を集める」類語大衆。群衆。 **\*しゅう・じん【集塵】**こまかいごみを一か所に集めること。「―機」「一袋」 **しゅうじん・かんし【衆人環視】**大勢の人が取り囲んで見ていること。「―の中で泣く」注意「衆人監視」は誤り。 **シューズ**短ぐつ。くつ。類語ブーツ。▽shoes **\*ジュース**テニス・バレーボール・卓球などで、双方があと一点で一ゲームまたは一セットを取れるというところで同点になること。その後は続けて二点先取した方を勝ちとする。デュース。▽deuce **ジュース**果物・野菜などをしぼった汁。また、それを加工した飲み物。「トマトー」▽juice **しゅう・すい【秋水】**〔文〕●秋の、すみきった水。●とぎすました、曇りのない刀。「三尺の―」 **じゅう‐すい【重水】**〔理〕重水素をふくむ水。ふつうの水より分子量が大きい。原子炉で中性子の速度をおそくするもの(=減速材)として重要な材料。「―炉」团軽水。 **じゅう‐すいそ【重水素】**〔理〕水素の同位元素。水素爆弾・核融合反応の実験などに使う。 **しゅう・すじ【『主筋】**主人・主君の血筋(をひく人)。〔古風なことば〕 **\*しゅう・せい【修する】**《他サ変》〔文〕●〔悪い状態・態度などを〕直す。正しくする。「身を―・する」●身につけ習い覚える。おさめる。しゅする。「学を―・する」●修理する。●仏事をとり行う。しゅする。「法会を―・する」●かざる。修飾する。[句]「辺幅を―・する(=外見だけ立派に見せかける)」 **\*しゅう・せい【修整】**《名・他サ》〔写真の原板などに〕映像の不完全な点を補い直すこと。「ネガをーする」 **\*しゅうせい【修正】**《名・他サ》不十分な点やよくない点を直して正しくすること。「語句のまちがいを―する」類語訂正。 **\*しゅう・しん【獣心】**〔けだもののように〕道理・道徳をわきまえない卑劣・野蛮な心。四字「人面一」 **\*じゅう・しん【重心】**●[理〕物体の各部分に作用する重力の合力が、ある一点に作用すると考えたときのその一点。重力の中心点。「船の―がかたむく」●物事の中心となる点。大切な所。「経営の―」 **\*じゅう・しん【重臣】**〔主君のそばに仕え〕重要な職務についている臣下。また、国が必要とする重要な人物。 **\*じゅうしん【銃身】**銃器の、射撃したときに弾丸が通る筒の部分。 **\*しゅう・せい【終生・終世】**生きている限り。一生。[副詞的に使う〕「―忘れ得ぬ思い出」類語生涯。終身。 **\*しゅう・せい【習性】**●長い間の習慣によってできた性質。くせ。「朝寝坊の―」●その種類の動物が持つ特有の性質。「虫は光に集まる―がある」 **\*しゅう・せい【集成】**《名・他サ》多くの同じ種類のものを集めて、一つのまとまったものにすること。また、まとめたもの。集大成。「古典文学を―する」 **しゅう・ぜい【収税】**税金を取りたてること。類語徴税。 **\*じゅう・せい【獣性】**●けものの持つ性質。●人間の性質の中で、他の動物と変わりのないみにくい一面。肉体的な欲望などをさす。「―をむきだしにする」 **じゅう・せい【重星】**〔天]肉眼では一個に見えるが、望遠鏡で見ると数個の恒星が接近した位置に見えるもの。多重星。参考二重星、三重星…などという。 **じゅう・せい【銃声】**小銃・ピストルなどを撃ったときに出る音。「森の中でーがした」 **じゅう・ぜい【重税】**負担の重い税金。「―に苦しむ」 **しゅう・せき【集積】**《名・自他サ》多くの物が一か所に集まり積み重なること。また、集めて積み重ねること。「材木を―する」「一所」―かいろ【一回路】多くの回路素子を一つの基板に結合させた超小型電子回路。略語IC。 **じゅう・せき【重責】**大きな責任。また、重い責任。[コロ]「議長の―を果たす」「―をになう」 **\*しゅうせん【周旋】**《名・自他サ》〔物の売買・貸借・人の雇用などで〕間にはいって取り持つこと。仲だち。「先生のーで職に就く」「土地を―する」類語斡旋。 **\*しゅう・せん【終戦】**戦争が終わること。参考特に、第二次世界大戦におけるわが国の敗戦を指していうことが多い。「―記念日」囡開戦。 **\*しゅう・ぜん【修繕】**《名・他サ》こわれたり悪くなったりした部分を、つくろい直すこと。修理。類語補修。 **\*しゅう・ぜん【愁然】**《形動》[文]うれえ悲しんで元気のないようす。「―として頭を垂れる」 **じゅう・ぜん【十善】**[仏]十悪を行わないこと。 <665> う。 **じゅう・だい【十代】** ●[役職・家系などの]初代からかぞえて一〇番目の代。「ー将軍」●一二、三歳から一九歳までの少年少女時代。また、その時代の少年少女。ティーンエージャー。「夢多きー」 **じゅう・だい【重代】** [文]先祖代々。累代。「ーの家宝」 **じゅう・だい【重大】** 《形動》●[失敗・破滅に至るほど]大切なようす。「ーな危機」[類語]重要。●ふつうの事柄でないようす。「ーな過ち」 **しゅう・たいせい【集大成】** 《名・他サ》ばらばらのものを集めて整理し、一つのものにまとめ上げること。また、そのまとめたもの。集成。「研究のー」 **じゅう・たく【住宅】** 人の住む家。住まい。「ー地」[類語]住居。 **じゅうたくーなん【住宅難】** [宅地・住宅が不足して]住む家がなかなか得られないこと。 **しゅう・だつ【収奪】** 《名・他サ》[文][財貨などを]うばい取ること。「財産をーする」[類語]没収。 **しゅう・たん【愁嘆・愁歎】** 《名・自サ》[文]なげき悲しむこと。悲嘆。 **しゅうたんーば【愁嘆場】** 人形浄瑠璃、歌舞伎などで、登場人物がなげき悲しむ場面。[広く実生活上での悲劇的局面にもいう]「ーを演じる」 **しゅう・だん【集団】** 多くの人・動物・物の、集まり。群れ。グループ。「ー行動」「ー検診」[類語]団体。 **しゅうだんーしゅぎ【集団主義】** 個人より、村などの共同体や、会社などの組織を重視する考え方。[対]個人主義。 **しゅうだんーてき【集団的】** 《形動》多くの人・動物・物の集まり全体にかかわるようす。[対]個人的。 **じゅうたん【絨毯・絨緞】** 床の敷物などに使う厚い毛織物。カーペット。 **じゅうたんーばくげき【絨毯爆撃】** ある地域を残す所なく一面に爆撃すること。 **しゅう‐たい【醜態】** 見苦しい態度・行動。「ーを演じる」[類語]醜状。醜行。 **じゅう・だん【縦断】** 《名・他サ》たてに断ち切ること。●《名・自サ》たて、または南北に通りぬけること。「大陸をーする」[対]②横断。 **じゅう・だん【銃弾】** ピストル・小銃などのたま。「敵のーにたおれる」[類語]弾丸。 **しゅう・ち【周知】** 《名・他サ》広く世間に知れわたること。公知。「ーの事実」「部下にーさせる」「ー徹底」 **しゅう・ち【羞恥】** 恥ずかしく感じること。はにかみ。はじらい。「ーの念」 **しゅうちーしん【羞恥心】** 羞恥の気持ち。「ーを失う」 十戒を守り保つこと。●[文]天子の位。また、天皇の敬称。「ーの君」[参考]前世で十善を行った功徳どによって現世で王の位を受けるというところから。 **じゅう・ぜん【十全】** 《名・形動》欠けた所がなく、十分に整っていること。「ーの策」[類語]万全。 **じゅう・ぜん【従前】** 今より前。以前から今まで。これまで。従来。「ー通りに進める」[類語]在来。 **しゅう・そ【宗祖】** ある宗派を開いた人。開祖。教祖。 **しゅう・そ【愁訴】** 《名・自サ》[文]苦しみ・悲しみなどをうったえること。また、その訴え。「不定ー」[類語]哀訴。 **じゅう‐そ【臭素】** [理]ハロゲン元素の一つ。常温では赤褐色で、刺激性のにおいがある重い液体。揮発しやすく、蒸発したガスは有毒。酸化剤・殺菌剤・写真の感光材料、医薬などに使う。ブロム。元素記号Br。 **じゅう・そ【重祚】** →ちょうそ(重祚)。 **しゅう・そう【秋霜】** [文][秋の霜が草木をからすほど厳しいものであることから]厳しい刑罰、重い権威や、かたい信念・意志などのたとえ。「喜びは春陽のごとく、怒りはーのごとし」[四字]「ー烈日」●「とぎすました」するどい刀剣。 **しゅう・ぞう【修造】** 《名・他サ》神社や寺院などの建築物を修繕すること。[類語]修築。改修。 **しゅう・ぞう【収蔵】** 《名・他サ》●物を手もとに置いて保存すること。「ー庫」「古書をーする」●農作物を取り入れて貯蔵すること。 **じゅう・そう【住僧】** その寺に住んでいる僧。 **じゅう・そう【縦走】** 《名・自サ》●山脈などが、地形の・長い方向(南北の方向)につらぬくように連なっていること。「けわしい山脈がーしている」●登山で、尾根づたいに歩くこと。「槍・穂高ー」 **じゅう・そう【重奏】** 《名・他サ」各楽器がそれぞれ異なる声部を受け持って演奏すること。二重奏・三重奏・四重奏などがある。「ピアノ三ー」「弦楽四ー」 **じゅう・そう【重層】** いくつもの層になって、重なり合うこと。「ー的な構造」 **じゅう・そう【重曹】** [理]「重炭酸ソーダ(=炭酸水素ナトリウム)」の略。水にとかすと、弱いアルカリ性を示す無色の結晶。医薬・漂白剤・ふくらし粉などに使う。[参考]「曹」は「ソーダ」の当て字「曹達」から。 **じゅう・そう【銃創】** 銃弾にあたって受けたきず。銃傷。「貫通ー」「盲管ー」 **しゅうそう・れつじつ【秋霜烈日】** [文]《秋の冷たい霜と、夏の激しい太陽の意から》刑罰・権力・威厳・信念などがきわめて厳しいことのたとえ。 **しゅう・そく【収束】** ●《名・他サ》集めて束にすること。●《名・自他サ》おさまりがつくこと。また、しめくくりをつけること。「事態がーに向かう」●《名・自サ》[数]ある規則によって変化する数が、ある一定の値に限りなく近づくこと。収斂{しゅうれん}。●《名・自サ》[理]光線などが一点に集まること。集束。収斂。[対]③④発散。 **しゅう・そく【終息・終熄】** 《名・自サ》[戦乱・事変・悪疫の流行などの混乱状態が]すっかり終わりになること。「インフレがーする」「動乱がーする」 **しゅう・ぞく【習俗】** [ある社会や地域の]習慣と風俗。ならわし。「津軽地方のー」[類語]風習。 **しゅう・ぞく【衆俗】** [文]多数の俗人。大衆。 **じゅうそく【充塞】** 《名・自他サ》満ちていっぱになること。また、いっぱいに満たしてふさぐこと。 **じゅう‐そく【充足】** 《名・自他サ》十分に補い満たすこと。また、満ちたりること。「ーした生活」 **じゅうそくーかん【充足感】** 必要とするものが補われて、満ち足りているという感じ。「経済的なーが得られる」 **じゅう・ぞく【従属】** 《名・自サ》権力者などにつき従い依存すること。「支配者にーする」[類語]隷属。 **じゅう・そつ【従卒】** 将校について身の回りの世話をする兵士。将校当番兵。従兵。 **しゅう‐そん【集村】** 多くの人家が一か所に密集して村落をなしているもの。[対]散村。 **じゅう・たい【渋滞】** 《名・自サ》物事がとどこおって、はかどらないこと。すらすら進まないこと。「事故で交通がーする」 **じゅう・たい【紐帯】** →ちゅうたい(紐帯)。 **じゅう・たい【縦隊】** 縦に並ぶ隊形。[対]横隊。 **じゅう・たい【重態・重体】** 病気・負傷の容体が重く危険な状態。[コロ]「ーにおちいる」[類語]危篤。重篤。 <666> **\*しゅう・ち【衆知・衆智】**多くの人がもっている知恵。[コロ]「―を集める」 **しゅう・ちく【修築】**《名・他サ》建築物のこわれた部分をつくろいなおすこと。「橋を―する」類語修造。 **\*しゅう・ちゃく【執着】**《名・自サ》あることに強く心がとらわれてはなれないこと。思いきれないこと。執着。「食べ物に―する」類語執心。愛着。ーしん【―心】ある物事に強くこだわって離れない心。「勝利へのー」「異常なーを燃やす」 **\*しゅうちゃく【祝着】**〔文〕相手のことを喜び祝うこと。めでたく思うこと。〔古風な言い方]「一至極に存じます」 **\*しゅう・ちゃく【終着】**●ある路線の汽車・電車・バスなどが終点に着くこと。「―時刻」「一駅」●その場所に最後に到着すること。「――列車」因①②始発。 **しゅう・ちゅう【集中】**《名・自他サ》●一か所に集まること。また、集めること。「質問が―する」「指先に神経を―させる」因分散。―ごうう【―豪雨】比較的短時間にある地域に集中して降る多量の雨。梅雨末期ごろに多く、雷をともなうことが多い。ーちりょう・しつ【一治療室】「アイシーユー(ICU)」 **しゅう・ちょう【酋長】**〔卑称〕〔昔ながらの生活をしている〕部族や氏族などの長。 **しゅうちん・ぼん【袖珍本】**そでやポケットにはいるくらいの小型の本。ポケット判。袖珍。 **しゅう・てい【修訂】**《名・他サ》書物などの誤りを直し正すこと。「一版」 **\*しゅう・てい【舟艇】**小型の舟。「上陸用―」 **\*じゅう・てい【従弟】**〔文〕いとこで自分より年下の男性。网従兄。 **\*じゅう・てい【重訂】**《名・他サ》一度訂正した書物などの誤りをもう一度直し正すこと。再訂。 **しゅう・てき【讐敵】**〔文〕深い恨みのある相手。かたき。類語仇敵。 **しゅう・てん【終点】**ある物事の終わりとなる所。特に、汽車・電車・バスなどの路線で、最後に到着する停留所や駅。対起点。 **しゅうでん【終電】**「(最)終電車」の略。 **しゅう・とう【周到】**《名・形動》〔準備などが〕すみずみまで行き届いていて手落ちのないこと。「――な計画」「用意——」類語綿密。周密。丹念。 **\*じゅう・てん【充填】**《名・他サ》物をつめて、欠けた所やすきまなどをうめること。「火薬を―する」―ざい【一剤】穴やすき間など、物の欠けた部分を埋めて修復するための物質。「歯科用―」 **\*じゅう・てん【重点】**●物事の重要な点。たいせつな点。[コロ]「語学に―を置く」●てこを使って物体を動かそうとするとき、その物体の重さがかかる点。作用点。―しゅぎ【―主義】重要な点を優先する主義。―てき【一的】《形動》重要な点を優先するようす。「文法を―に学ぶ」 **じゅう・でん【充電】**《名・自サ》●蓄電池・蓄電器に電気をみたすこと。類語蓄電。因放電。●後の活動のために心身の休養やエネルギーをたくわえること。「—期間」 **じゅう‐でんき【重電機】**大型の電気機械器具。発電機・電動機など。重電。団軽電機。 **しゅう‐でんしゃ【終電車】**その日最後に発車する電車。終発電車。最終電車。終電。類語赤電車。 **\*しゅう・と【囚徒】**〔文〕刑罰を受けるために拘置されている者。類語囚人。 **\*しゅうと【姑】**しゅうとめ。 **\*しゅうと【宗徒】**ある宗派の信者。類語信徒。 **\*しゅうと【舅】**夫または妻の父。 **\*しゅうと【衆徒】**〔文〕●多くの僧。●僧兵。=衆徒と。 **\*シュート**●《名・自サ》野球で、投手の利き腕側にすするどく曲がる・こと(投球)。●《名・他サ》バスケットボール・サッカー・ホッケーなどで、球を投げたりけったり打ったりして、相手のゴールに入れること。「ロングーを決める」▽shoot **\*シュート**貨物・郵便物・ごみなどを上から下へ送り落とすための装置。滑り台状のものや、まっすぐ投下する形式のものなどがある。「ダストー」▷chute **ジュート**ツナソの繊維。袋・ズック・敷物などに用いる。▷jute **じゅうど【重度】**〔病気や障害などの」程度が重いこと。対軽度。 **しゅう・どう【修道】**《名・自サ》宗教・学問・技芸などを学び、身におさめること。―いん【一院】カトリック教で、厳しい規律のもとで共同生活を行い、禁欲して修行をする僧または尼僧の住む寺院。 **じゅう・とう【充当】**《名・他サ》〔不足している部分に〕あてて使うこと。「残額は雑費に―する」 **\*じゅう・とう【重盗】**〔文]野球で、二人の走者が同時に盗塁をすること。ダブルスチール。 **じゅうどう【柔道】**日本で発達した格技の一つ。素手でとり組み、相手の力に順応して攻撃したり防御したりするもの。参考柔術。 **\*しゅう・とく【収得】**《名・他サ》拾ったものなどを自分の物にすること。「利益を―する」ーぜい【一税】一定額の貨幣の拾得に対して課せられる租税の総称。所得税・事業税・固定資産税・相続税など。団消費税。 **\*しゅう・とく【修得】**《名・他サ》〔文〕〔学問・技芸・技術などを〕学んで身につけること。また、一定の学業を学びおえること。「医学を―する」「一単位」 **\*しゅう・とく【拾得】**《名・他サ》落とし物をひろうこと。―ぶつ【一物】ひろった落とし物。「―を預かる」 **『しゅう・とく【習得】**《名・他サ》学問・技術などを、ならって覚え、身につけること。「ことばをする」 **じゅう・とく【重篤】**〔文〕《名・形動》病気・けがが著しく重いこと。「――な患者」類語危篤。重態。 **しゅうとめ【「姑】**夫または妻の母。姑。 **しゅう・どり【『主取り】**〔武士などが〕新しく主人につかえること。 **じゅう・なん【柔軟】**《形動》●動作などがやわらかく、しなやかなようす。「――な体」●考え方などがその場に応じてうまく変えられるようす。「―な態度」―せい【一性】〔考え方などを〕その場に応じて適切に変えることができる性質。「―を養う」―たいそう【一体操】体を柔軟にするために各関節を曲げたりのばしたりして行う体操。 **じゅう‐づめ【重詰め】**重箱に料理などをつめること。また、その料理。「―の料理」 **\*しゅう・てい【修訂】**《名・他サ》書物などの誤りを直し正すこと。「一版」 <667> **じゅうに‐がつ【十二月】**一年の一二番目(最後)の月。極月。臘月。師走。 **じゅうに・きゅう【十二宮】**春分点を起点として黄道を一二等分し、その各区分内にある星座につけた名称。白羊宮・金牛宮など。黄道十二宮。 **こゅう・にく【獣肉】**けものの肉。 **じゅうに・し【十二支】**昔、動物の名にあてはめて時間・方角を表した呼び名。また、十干と組み合わせて年や日を表す。子(=ネズミ)・丑・寅・卯(=ウサギ)・辰・巳(=ヘビ)・午・未・申・酉(=ニワトリ)・戌・亥(=イノシシ)の一二。 **じゅうにし‐ちょう【十二指腸】**小腸が胃の幽門に続く部分。参考指を一二本横に並べたくらいの長さがあるので言う。「――潰瘍」 **じゅうにしちょうちゅう【十二指腸虫】**袋形動物線虫綱の寄生虫。小腸上部に寄生して吸血し、貧血を起こさせる。鉤虫。 **じゅうに・ひとえ【十二単】**平安時代の女官の正装。女房装束。参考唐衣の下に何枚もの桂を重ねて着たことからいう。 **じゅうにぶん【十二分】**《名・形動》《十分を強めた言い方)十分すぎるほどたっぷりしていること。「もう―にいただきました」 **しゅうにゅう【収入】**他からはいってきてその人)の所有になる金銭・物品。因支出。いんし【一印紙】国庫の収入となる手数料・税金などを徴収するため、証書などに貼付させる政府発行の証票。印紙。―やく【一役】市町村の出納その他の会計事務を取りあつかう特別職の公務員。参考現在は廃止された。 **しゅう・にん【就任】**《名・自サ》重要な職務につくこと。「支店長に―する」団辞任。退任。 **\*じゅう・にん【住人】**〔その土地や家に〕住んでいる人。「マンションのー」類語住民。 **\*じゅう・にん【重任】**●重要な任務。また、重大な任務。「―を果たす」類語大任。●《名・自サ》任期が終わった後、引き続いて同じ職務・役目につくこと。「大臣のーをさまたげない」類語留任。 **じゅうにん・といろ【十人十色】**服装・好み・考え方・性格などが人によってそれぞれちがうこと。 **じゅうにん・なみ【十人並み】**《名・形動》能力・顔だちなどが、ふつうであること。一般の人と変わらないこと。「―の容姿」「――の仕事ぶり」類語人並み。 **しゅう・ねく【執『念く】**《副》〔文](「執念」を形容詞化した「執念し」の連用形から)執念深く。しつこく。「仕返しの機会をうかがう」 **しゅう・ねん【周年】**《名》〔文〕まる一年。参考「一年中」の意で、副詞的にも使う。「―仕事に追われる」《接尾》《数字の下につけて)「・・・回目の年」の意。「創立二五ー」 **\*しゅう・ねん【執念】**一つのことにとらわれて、そこから動かない心。[コロ]「―を燃やす」 **\*しゅう・ねん【十年】**一年の一〇倍の年月。ととせ。 **しゅう・ねん【十念】**●「南無阿弥陀仏」の名号を一○回唱えること。十念称名。●浄土宗で「南無阿弥陀仏」の名号を信者に授けること。 **じゅうねん・いちじつ【十年一日】**〔一〇年間が一日と感じられるほどに〕長い年月の間、少しも変わらないこと。「―の如く出勤する」 **じゅうねん・ひとむかし【十年一昔】**世の中は変化が激しくて、わずか一○年前でも昔と感じられる過去になってしまうこと。 **しゅうねんぶか・い【執念深い】**《形》執念が強い。なかなかあきらめないようすだ。 **しゅうのう【収納】**《名・他サ》〔役所が〕金銭・品物などを受け取りおさめること。●作物を取り入れること。●箱・棚などに、物をしまいこむこと。「一箱」 **じゅうのう・しゅぎ【重農主義】**農業こそが生産的な経済活動であり、農業の発展が国富を増大させ国家の繁栄を実現させるという経済思想。参考一八世紀、重商主義に対してフランスにおこった。対重商主義。 **\*しゅう・は【周波】**〔理〕決まった時間をおいて同じ振動をくり返す波。また、波の一周期。―すう【―数】〔理〕交流電波・音波・光などが一秒間に方向をかえる度数。波動の周期の数。振動数。単位はヘルツ。 **\*しゅう・は【宗派】**●同じ宗教の中での分派。宗門。類語宗旨。●〔技芸などの〕流派。流儀。 **\*しゅう・は【秋波】**《秋のすみきった波の意から)〔文]美人のすんだ目もと。●色っぽい目つき。色目。流し目。―を送・る《句》相手の気を引こうとして色目を使う。 **しゅう・はい【集配】**《名・他サ》〔郵便物・荷物などを〕集めたり、配達したりすること。「一人」 **しゅう・ばく【就縛】**《名・自サ》〔文〕罪人として捕らえられること。捕らえられてしばられること。類語縛 **しゅう・ばつ【修、祓】**《名・自サ》《「しゅうふつ」の慣用読み)しゅうふつ。 **\*しゅうばつ【秀抜】**《名・形動》他のものより、ぬきんでてすぐれていること。「―な成績」類語秀逸。抜群。 **じゅうばつ【重罰】**重い刑罰。類語重刑。 **しゅうばん【終盤】**●碁・将棋などで、勝負の終わりに近い局面。類語終局。●物事の終わりのころ。「選挙戦も―にはいる」対①②序盤・中盤。 **しゅうばん【週番】**一週間ずつ交替して特定の勤務につくこと。また、その週の勤務につく人。 **じゅう‐ばこ【重箱】**食べ物を入れて、いくえにも重ねられる箱。―よみ【―読み】〔「重箱」のように」二字でできている漢字の熟語で、上の字を音、下の字を訓で読む読み方。「総身」「粗品」「役割」など。因湯桶読み。――の隅を楊枝でほじく・る《句》きわめてこまかい事にまで気を配って口うるさく言うことのたとえ。 **しゅう・バス【終バス】**その路線で、その日の最後に運行されるバス。最終バス。終発バス。類語終車。 **じゅうはち・きん【十八金】**合金で、純金の含有量が全重量の二四分の一八であること。また、その合金。 **じゅうはちばん【十八番】**●歌舞伎十八番。歌舞伎の市川家に伝わる、一八の得意な狂言。●いちばん得意とする物事・芸。同①②おはこ。 **じゅう・のう【十能】**炭火を持ち運ぶ道具。金属製の容器に木の柄をつけたもの。 <668> **\*じゅう・はん【従犯】**正犯を手助けする犯罪。また、その犯罪人。团正犯。主犯。 **\*じゅう・はん【重版】**《名・他サ》一度出版した物をまた印刷して出版すること。版数をかさねること。再版。团初版。 **\*じゅう・はん【重犯】**●重い犯罪。●二度以上重ねて犯罪をおかすこと。累犯。 **しゅうび【愁眉】**〔文〕心配そうにひそめたまゆ。心配顔。―を開・く《句》心配がなくなってほっとした顔つきになる。安心する。 **しゅう・ひつ【終筆】**書写で、一画の書き終わり。また、文字の書き終わり。参考止め・はね・払いがある。团起筆。始筆。 **しゅう・ひょう【衆評】**多くの批評・評判。 **じゅうびょう【重病】**重い病気。大病。「一人」類語重症。 **しゅう・ふ【醜婦】**みにくい女性。しこめ。醜女。 **しゅう・ふう【秋風】**[文]秋にふく風。あきかぜ。 **しゅうふう・さくばく【秋風索莫】**《形動》[文]物事の勢いがなくなってものさびしいようす。 **しゅう・ふく【修復】**《名・他サ》こわれた所をつくろい、もとどおりに直すこと。修復。「壁画の一」類語修造。 **じゅう・ふく【重複】**《名・自サ》ちょうふく(重複)。 **しゅう・ふつ【修祓】**《名・自サ》神道で、おはらいの儀式をすること。また、みそぎをすること。参考」「しゅうばつ」は慣用読み。 **\*しゅう・ぶん【秋分】**二十四節気の一つ。太陽が秋分点をとおる時刻。この日、昼と夜の長さが等しくなる。太陽暦の九月二二、二三日ごろ。秋の彼岸の中日に当たる。団春分。―の・ひ【―の日】国民の祝日の一つ。秋分に当たる九月二二、三三日ごろ。団春分の日。 **\*しゅうぶん【醜聞】**ある人の品行などについてのよくない評判やうわさ。スキャンダル。類語醜名。 **\*じゅうぶん【重文】**●二つ以上の並立する句から成る文。「血湧き、肉躍る」の類。団単文・複文。●「重要文化財」の略。 **じゅうぶん【十分・充分】**《副・形動》みちたりて、不足のないようす。「―な食事」団不十分。―じょうけん【一条件】〔論〕Aが成り立てば必ずBも成り立つというとき、そのBに対するAのこと。参考このとき、Aに対するBを必要条件という。必要条件。 **しゅうへき【習癖】**〔文〕〔身についてしまった〕くせ。〔ふつう、悪い意味に使う〕類語性癖。 **しゅうへん【周辺】**〔ある地域・人・物事をとりかこむ〕まわりの部分。「空港の―」類語周囲。 **じゅう・べん【重弁・重瓣】**おしべやめしべが花弁に変化していくえにも重なったもの。複弁。団単弁。 **しゅう・ほ【修補】**《名・他サ》〔文〕欠けている所やこわれた所などをつくろい補うこと。補修。類語修繕。 **じゅう‐ぼいん【重母音】**一音節の中に、二つの母音が連続しているもの。二重母音。takeの[ei]の類。 **\*しゅう・ほう【宗法】**宗門・宗派のおきて。 **\*しゅう・ほう【週報】**●一週間ごとにする報告・報道。●毎週定期的に発行される報道的な内容の刊行物。ウイークリー。 **しゅう・ぼう【衆望】**多くの人の期待・信頼。「―を集める」 **じゅう・ほう【「什宝】**宝としてたいせつにしまってある道具類。秘蔵の器物。「家代々のー」類語什物。 **\*じゅう・ほう【重宝】**たいせつな宝物。 **じゅう・ほう【重砲】**口径が大きく強力な大砲。 **じゅう・ほう【銃砲】**●小銃と大砲。●銃器類の総称。「一店」類語鉄砲。 **じゅう・ぼく【従僕】**男性の召し使い。下男。下僕。 **シューマイ【焼売】**中華料理の一つ。豚・ニワトリなどのひき肉とみじん切りにしたネギを混ぜ、小麦粉のうすい皮で包み、蒸したもの。▽中国shao-mai **じゅう‐まい【従妹】**〔文〕自分より年下の女性のいとこ。対従姉。 **じゅうへい【従兵】**「従卒」に同じ。 **\*しゅう・へき【周壁】**まわりにめぐらした壁。「城の―」 **\*しゅうへき【皺襞・褶襞】**〔文〕●皮膚のしわ。「大脳の―」●衣服・山脈などのひだ。 **しゅう‐まく【終幕】**●芝居の最後の一幕(場面)。囡序幕。●芝居が終わること。はねること。閉幕。類語終演。●出来事・事件などが終わること。「捜査がーをむかえる」対序幕。 **しゅう‐まつ【終末】**〔文〕物事の終わり。しまい。「事件の―」「―観」団発端。―いりょう【一医療】→ターミナルケア。―き【一期】物事が終わる時期。特に、間もなく生命の終わりを迎える時期。「古墳時代の―」「―を迎える」 **しゅう・まつ【週末】**一週間の終わり。ウイークエンド。参考土曜日、または土曜日・日曜日をいう。 **じゅう‐まん【充満】**《名・自サ》〔ある限られた所に、気体やある種の雰囲気などが〕いっぱいに満ちること。「ガスがーする」「会場に熱気がする」類語充溢。 **じゅうまんおく‐ど【十万億土】**現世から極楽浄土の間にある多くの仏の国土。転じて、極楽浄土。 **しゅう・み【臭味】**●くさいにおい。臭気。●身に付いている、よくない感じ。「官僚的な―がある」=臭み。 **しゅう・みつ【周密】**《名・形動》〔注意・心づかいなどが〕広く、また、こまかい所まで行きわたっていること。「――に計画を練る」類語周到。綿密。 **しゅう・みん【就眠】**《名・自サ》ねむりにつくこと。ねむること。「―時刻」類語就寝。 **じゅう・みん【住民】**その土地に住む人。類語住人。―ぜい【一税】地方税の一つ。地方公共団体がその地域の住民・法人に対して課す税(都民税・区民税・道府県民税・市町村民税)の総称。 **しゅう・む【宗務】**宗教上の事務。 **\*しゅうめい【襲名】**《名・他サ》親・師匠などの芸名をつぐこと。「―披露興行」 **\*しゅうめい【醜名・臭名】**〔文〕恥となるような評判。不名誉な評判。「――をのこす」類語醜聞。 **じゅう・めん【渋面】**不愉快そうな顔つき。にがにがしい表情。しかめつら。しかめっつら。[コロ]「ーを作る」 **じゅう・もう【、繊毛】**●内臓の粘膜にある、こまかい毛のような突起。●植物の葉・花弁などにある、こまかい毛のような突起。突起毛。 **しゅうもく【衆目】**世間の多くの人の見る目。多くの人の観察・見方。十目。「―の一致するところ」 <669> **じゅうもく【十目】**〔文〕《「一〇人の目」の意で)多くの人の見る目。多くの人の見方。衆目。――の視る所十手の指す所《句》だれもが一致して認めること。世間の人々の判断や評価が一致すること。 **しゅう・もち【『主持ち】**仕える主人のある身。主人に仕える身分。主人持ち。〔古風な言い方〕 **じゅう・もつ【什物】**●日常生活に使う道具類。什器。●秘蔵の宝物。「神社の―」類語什宝 **しゅう・もん【宗門】**●同じ宗教の中での分派。宗派。「―改め」類語宗旨。●[仏]ある宗派に属する僧侶。 **じゅう・もんじ【十文字】**●十の字の形。●〔十の字のように〕まっすぐ縦横に交わった形。 **\*しゅう・や【秋夜】**〔文]秋の夜。秋の夜。 **\*しゅう・や【終夜】**一晩じゅう。夜通し。〔副詞的にも使う〕「―、工事を行う」「―営業」 **じゅう・や【十夜】**「十夜念仏」の略。―ねんぶつ【一念仏】浄土宗で、陰暦一〇月六日から一五日までの十昼夜、念仏を唱える法要。十夜。 **\*しゅう‐よう【襲用】**《名・他サ》〔これまでの方法などを〕そのまま受けついで使うこと。「前例をする」 **\*しゅう‐よう【充用】**《名・他サ》〔人などを〕その事にあてて用いること。「渉外係に―する」 **\*しゅう‐よう【重用】**《名・他サ》責任のある地位を与えて人を使うこと。ちょうよう。「腹臣を―する」 **\*しゅう‐よう【重要】**《名・形動》〔物事の本質・成り立ちなどに関係があって〕大事であること。たいせつ。「―書類」類語重大。肝要。貴重。 >類義語の使い分け「貴重・重要」 **じゅう・よく【獣欲・獣、慾】**〔人間の心にある〕けもののような欲望。特に、性的な欲望。肉欲。 **しゅう・やく【集約】**《名・他サ》多くのものを寄せ集めて一つにまとめること。「全員の意見を―する」―のうぎょう【農業】一定の土地に比較的多くの資本と労働力を使い、できるだけ多くの生産をあげようとする農業経営のしかた。团粗放農業。 **\*しゅう・やく【重役】**●〔文〕責任の重い役目(の人)。類語重職。●株式会社の取締役・監査役の通称。 **\*しゅう・やく【重訳】**《名・他サ》原文を翻訳したものを、さらに別の外国語に翻訳すること。また、その翻訳したもの。 **じゅう・ゆ【重油】**石油の原油から揮発油・灯油・軽油を蒸留したあとに残る黒い油。おもにディーゼル機関などの燃料にする。 **しゅう・ゆう【周遊】**《名・自サ》〔ある地方を〕広く旅行してまわること。「このバスは、主な観光地を―する」「一券」類語巡遊。 **\*しゅう‐よう【収容】**《名・他サ》人や物を引きとって、一定の場所に入れること。「難民を施設に―する」 **\*しゅう‐よう【収用】**《名・他サ》公共のために、ある物の所有権を強制的に取り上げ、国・公共団体などに移すこと。「土地の―」類語接収。 **\*しゅう‐よう【修養】**《名・自サ》学問をおさめ心をみがいて人格を高めること。「――を積む」「――が足りない」 **しゅう・らい【襲来】**《名・自サ》激しくおそいかかってくること。せめてくること。来襲。「敵機が―する」 **じゅう・らい【従来】**前から今まで。これまで。従前。〔副詞的にも使う〕「――通り実施する」類語在来。 **しゅうらく【集落・聚落】**●人家が集まっている所。●〔生〕細菌などが固体培養基の上につくった集団。コロニー。 **しゅう・らん【収、攬】**《名・他サ》〔文〕多くの人の心をとらえること。「人心をする」 **じゅう・らん【縦覧】**《名・他サ》〔文〕〔ある場所・物などを〕自由に見ること。「台帳を―する」 **しゅうり【修理】**《名・他サ》つくろいなおすこと。修繕。〔多く、建築物・道具などにいう〕類語補修。 **\*しゅう・りょう【収量】**〔農作物の〕収穫の分量。 **\*しゅう・りょう【修了】**《名・他サ》一定の学業・技芸などの課程をおさめ終えること。「大学の課程を―する」「一証書」 **\*しゅう・りょう【秋涼】**〔文〕●秋のすずしい・風(気候)。「―の候」類語秋冷。新涼。●陰暦八月の別称。 **しゅうりょう【終了】**《名・自他サ》ある物事が終わること。また、ある物事を終えること。「試合―」類語終結。終止。対開始。 **じゅうりょう【十両】**●一両の一〇倍。●大相撲で、力士の階級の一つ。幕内の下で、幕下の上。十枚目。源昔、給金が年一〇両であったことから。 **\*じゅうりょう【重量】**●〔理〕物体に働く重力の大きさ。質量に重力加速度をかけたもの。●重さ。目方。●重さが重いこと。「――級の選手」団軽量。―あげ【一挙げ】バーベルを持ち上げて力の強さを競う競技。ウエートリフティング。 **じゅうりょう‐ぜい【従量税】**品物の重さ・長さ・容積などを基準として税額を決める税。酒税・揮発油税など。因従価税。 **しゅうりょく【衆力】**〔文]多くの人の力。 **じゅうりょく【重力】**〔理〕地球上の物体が地球の中心に向かって引きつけられる力。 **しゅう・りん【秋、霖】**〔文〕秋の長雨。―ぜんせん【―前線】秋雨前線。 **じゅう・りん【蹂躙・蹂躪】**《名・他サ》《ふみにじる意》暴力や権力で他人の権利・社会秩序などをおかし、ふみにじること。「人権を―する」 **シュール**《造語》「超」「・・・をこえた」の意を表す。●《名》「シュールレアリスム」の略。《形動》超現実的なようす。「―な世界」▽sur―レアリスム一九二〇年代にフランスにおこり広まった芸術思潮の一つ。写実的な表現を否定し、無意識・夢の世界など、作者の主観による自由な表現をめざす。超現実主義。シュールリアリズム。▽surréalisme **ジュール**《名・助数》国際単位系(SI)のエネルギー・熱量の単位。一ジュールは一ニュートンの力が物体を力の方向に一メートル動かすときの仕事量。一ジュールは一エルグの一千万倍。また、一カロリーは約四・一九ジュール。記号J。▷joule **じゅうるい【獣類】**哺乳類の通称。けもの。けだもの。 **\*しゅう・れい【秀麗】**《名・形動》他のものより整い、すぐれて美しいこと。四字「眉目」 **\*しゅう・れい【秋冷】**〔文]秋のひえびえとした気候。「―の候」類語秋涼。 **じゅう‐れつ【縦列】**たてに並んだ列。対横列。 **しゅう・れっしゃ【終列車】**その日の最後に・出発(通過)する列車。最終列車。類語終電車。 <670> **じゅ・えい【樹影】**[文]樹木の・かげ(姿)。 **\*じゅ「えき【受益】**利益を受けること。「一者」参考多く、法律や公文書などで使う。ーしゃ【一者】ある物事から利益を受ける者。「――者負担」―しゃふたん【一者負担】特定の公共サービスを受ける人が、一定限度内でその経費を負担すること。 **\*じゅ・えき【樹液】**●樹木の皮などから分泌する液。●樹木の中にふくまれる養分となる液体。 **ジュエリー**宝石類。また、宝石を用いた装身具。宝飾品。ジュエル。▽jewelry **ジュエル**宝石。▽jewel **しゅ・えん【主演】**《名・自サ》映画や演劇などで、主役になって演じる・こと(人)。主役の俳優。団助演。 **しゅ・えん【酒宴】**飲酒を主にした宴会。さかもり。 **\*しゅ・おん【主恩】**主人・主君から受けた恩。 **\*しゅーおん【主音】**(tonic)その音階の基礎となる第一音。ハ長調ではハの音。主調音。キーノート。 **\*しゅーか【主家】**主人・主君の住む家。 **\*しゅーか【酒家】**〔文〕●酒店。酒屋。●大酒飲み。酒豪。類語酒客。上戸。 **しゅが【主我】**●〔哲〕思考し経験する主体である自分。自我。エゴ。●考え・行動などが自分本位で、他をかえりみないこと。利己。「―主義」―てき【一的】《形動》考えや行動が自分本位で、他人をかえりみないようす。 **\*しゅーが【珠芽】**ヤマユリなどの、りん片葉が肥大したもの。類語肉芽。むかご。ぬかご。 **\*じゅーか【儒家】**〔文〕儒学者(の家柄)。 **じゅーか【樹下】**〔文〕(大きな)木の下。因樹上。 **シュガー**砂糖。「―ーレス(=砂糖不使用)」▽sugar **しゅーかい【首、魁】**〔文〕●物事のさきがけ。先駆。●悪事の首謀者。張本人。類語首領。 **しゅーがい【酒害】**飲酒によって健康がそこなわれること。また、その害。 **\*じゅーかい【受戒】**《名・自サ》信者または僧になるために、仏の定めた戒律をうけること。 **\*じゅーかい【授戒】**《名・自サ》信者や出家する者に、戒律をさずけること。 **じゅーかい【樹海】**〔高い所から見ると海のように見えるところから」青々としぼった広大な森林。 **しゅがいねん【種概念】**〔論〕ある概念が他の概念をふくむとき、ふくまれる方の概念。ある概念の中で、よりせまい範囲の概念。「生物」に対する「動物」、「動物」に対する「人間」の類。団類概念。 **\*しゅ・かく【主客】**●主人と客。●重要なものと、そうでないもの。四字「―転倒」●文法で、主語と客語。●〔哲〕主体と客体。主観と客観。 **しゅ・かく【主格】**文法で、主語を示す格。 **\*しゅ・かく【酒客】**〔文]酒好きな人。酒飲み。類語酒家。左党。上戸。 **じゅーがく【儒学】**孔子の思想をもととし四書五経を経典として説く、中国の政治・道徳の教え。中国の思想の中心を成す。 **\*しゅーかん【主幹】**中心となって仕事を行い、とりしきる役(の人)。主任。「編集」 **\*しゅーかん【主管】**《名・他サ》中心になって管理すること。また、その役(の人)。「財務省の―」 **しゅかん【主観】**(subject)〔哲〕いろいろな現象を意識し、物事を考える心の動き。●自分だけにかたよった考え。「―ーに基づく意見」因②客観。→評論文キーワードせい【―性】主観にもとづいている・こと(性質)。团客観性。―てき【一的】《形動》●主観によるようす。「――観念論」●自分のだけの考えや感じにかたよるようす。「好き嫌いはーなものである」対12客観的。 >評論文キーワード 主観 「主観」とは、主体(動作主)が客体(対象)を認識する心のはたらきである。客体は主観と切り離されて存在するため、主体の認識するものと客体は一致するわけではない。動作主が遠くからリンゴだと思ってみているものはナシかもしれないのだ。客体を正確に認識できるわけではないという側面から、「主観」とは自分の認識だけにかたよった考えだという意味が出てくる。参考評論文キーワードの「客観」 **\*しゅ・かん【手簡・手翰】**〔文]手紙。書簡。 **しゅ‐かん【酒間】**〔文]酒を飲む間。「―を周旋する(=酒宴の座のとりもちをする)」 **しゅ・かん【首巻】**〔文〕〔全集などの〕初めの巻。第一巻。また、書物の初めの部分。巻頭。対終巻。 <671> **しゅーがん【主眼】**〔ある物事の〕いちばん大切なところ。かなめ。[コロ]「平和の維持にーを置く」類語眼目。 **\*じゅ・かん【儒官】**昔、大名などにめしかかえられて儒学を教えた人。 **\*じゅ・かん【樹幹】**〔文〕樹木のみき。 **\*じゅ・かん【樹間】**植えられている木と木のあいだ。 **\*しゅき【手記】**自分で書くこと。また、自分の体験やその感想などを自分でしるしたもの。「戦没学生の―」 **\*しゅーき【酒器】**〔さかずき・とっくりなど〕酒を飲むときに使う器。 **\*しゅき【酒気】**●〔酒を飲んだ人の〕酒くさいにおい。さかけ。[コロ]「―を帯びる」●酒の酔い。「―をさます」 **\*しゅーぎ【主義】**〔その人が〕常に持っていて、行動を決める基準にする主張・考え。類語思想。―しゃ【―者】一定の主義を持つ人。特に、社会主義・共産主義・無政府主義などを主張する人。 **\*しゅーぎ【手技】**〔編み物または手術・マッサージなど〕手で行う技術。手先の技。類語手芸。 **しゅーきゃく【主客】**しゅかく(主客)。●客の中でいちばんおもだった人。主賓。正客。 **\*しゅ・きゅう【守旧】**〔文〕昔からの風習・制度などを守って続けて行くこと。「一派」類語墨守。 **\*しゅ・きゅう【首級】**〔文]討ち取った敵の首。しるし。[コロ]「ーを挙げる」源昔、中国で、敵の首を一つ取るごとに階級が一つ上がったことから。 **\*じゅーきゅう【受給】**《名・他サ》●配給を受けること。●給与・年金を受けること。「一者」 **\*じゅーきゅう【需給】**需要と供給。「―を調整する」 **\*しゅーきょう【主教】**キリスト教、特にイギリス国教会や東方正教会の、最高級の聖職。ビショップ。 **\*しゅーきょう【酒興】**〔文〕●酒の席を楽しくする座興。「物まねで―をそえる」●酒に酔った楽しい気分(ですること)。「――にまかせて歌い出す」 **しゅーぎょう【修業】**《名・他サ》学問・技術・芸事などを習い覚えて、身につけること。修業。「有名なレストランでーした」 >使い分け **しゅぎょう【修行】**《名・自他サ》●〔仏〕仏の教えを身につけ、悟りをひらくために努力すること。また、そのために托鉢・巡礼などを行うこと。●学問・技芸・武芸などをおさめみがき自己をきたえること。「武者―」類語鍛練。 >使い分け「シュギョウ」 修行〔仏道を実践することから、学芸・武芸をおさめみがく意に〕仏道を修行する・修行僧・学問の修行・武者修行 修業〔「業」はわざの意。学芸・技術などを習い覚え身につける〕板前の修業をする・生け花を宗家で修業する 参考本来「修業」をあてる技芸の場合に、精神性・求道性を強調して「茶の修行」などとあてる場合がある。また、本来「修行」をあてていた学問に、最近「修業」を用いる傾向が強い。その場合は、「しゅぎょう」ではなく、「しゅうぎょう」と読み、学問における精神性・求道性を排した表記となった(学問の修業にいそしむ・修業の年限は三年とする)。現在、「学問の修行」と書けば、古風な趣が出る。 **\*じゅーきょう【儒教】**孔子の思想をもとにした教え。儒学の教え。 **\*じゅーきょう【「誦経】**《名・自サ》→ずきょう(誦経)。 **じゅぎょう【授業】**《名・自サ》学校などで、学問・技術などを教えさずけること。「数学の―」ーりょう【一料】授業を受けるため、学校などに納める金。 **しゅーぎょく【珠玉】**(真珠と宝石の意から)すぐれたもの、美しい・もの(文学)。「――の短編小説」 **しゅーきん【手巾】**〔文〕てぬぐい。ハンカチーフ。 **しゅく【宿】**《名》〔文〕●宿泊。また、やどや。「―に着く」●宿駅。宿場。「三島の――」《助数》宿泊の回数を表す語。四字「一——一飯」 **\*しゅく【粛】**《形動》●つつしむようす。おごそかなようす。●静まりかえっているようす。[句]「ーとして声なし」参考②とも「ーとして」の形で多く副詞的に使う。 **\*じゅく【受苦】**〔文]苦難を受けること。類語受難。 **\*じゅく【塾】**●人を集めて学問や技芸を教える個人の学校。私塾。「学習――」●修学中の学生が寄宿する所。寄宿舎。〔古い言い方〕 **しゅく・あ【宿、痾】**〔文〕長くなおらない病気。年来の病気。痼疾。類語持病。 **しゅく・あく【宿悪】**●以前におかした悪事。また、以前から重ね続けてきた悪事。古い悪事。類語旧悪。●[仏]前世でおかした悪事。団宿善。 **\*しゅくい【宿意】**●以前から持っている・意見(望み)。「―がかなう」●以前からいだいている恨み。宿怨。「―を晴らす」 **\*しゅくい【祝意】**祝う気持ち。賀意。「―を表す」 **しゅく・う【宿雨】**〔文〕●降り続いてやまない雨。長雨。霖雨。●前夜から続く雨。 **しゅぐう【殊遇】**特別によい待遇。[コロ]「―を受ける」 **しゅく・うん【宿運】**〔文〕前世から定まっている運命。宿命。 **しゅく・えい【宿営】**《名・自サ》●〔文〕軍隊が兵営で宿泊すること。また、その兵営。●軍隊がテントなどを張って兵営以外で宿泊すること。●登山隊などが野外で宿泊すること。「雪山登山の地」類語露営。 **しゅく・えき【宿駅】**昔、街道の要所で、客をとめたり、馬・人足・かごなどの乗り継ぎをしたりする設備のあった所。うまや。宿場。宿。 **しゅく・えん【宿怨】**〔文〕ずっと前からいだいている恨み。宿意。「―を晴らす」類語遺恨。積怨。 **\*しゅく・えん【宿縁】**前世からの因縁。類語宿世。 **\*しゅくえん【祝宴】**祝いの宴会。[コロ]「―をはる」 **しゅくが【祝賀】**《名・他サ》よろこび祝うこと。「―会」類語慶賀。 **\*しゅく・がく【宿学】**〔文〕長年学問を積んだすぐれた学者。また、以前から名声の高い学者。 **\*しゅく・がく【粛学】**《名・自サ》学校、特に大学の内部の不正・腐敗などをとりしまること。 <672> **しゅく・がん【宿願】**●[仏]前世に起こした誓願。●以前からの願い。[コロ]「―を果たす」類語宿望。念願。 **じゅく・ぎ【熟議】**《名・他サ》〔ある事柄を決めるため〕十分に議論・相談すること。「―をこらす」 **しゅくけい【粛啓】**《感》〔文]《「つつしんで申しあげる」の意)手紙文の書き出しに使う挨拶のことば。謹啓。 **しゅくげん【縮減】**《名・他サ》〔計画・予算などの〕規模を小さくし、量をへらすこと。類語削減。 **しゅくご【熟語】**●二字以上の漢字が結合して一つの単語となった漢語。熟字。「書物」「売店」など。●慣用句。イディオム。「英語――集」●〔単純語に対して〕二つ以上の和語からなる複合語。「秋風」「山登り」など。 **しゅくごう【宿業】**〔仏〕前世で行った善悪の行為に対して現世で受ける報い。また、現世での報いをもたらす原因(となる行為)。宿業。 **しゅくこん‐そう【宿根草】**「多年草」に同じ。 **しゅく‐ざい【宿罪】**〔仏〕前世で犯した罪。 **しゅくさいじつ【祝祭日】**祝日と祭日。特に、旧制度で国が決めた祝日と祭日。参考現在の「国民の祝日」にあたる。 **しゅく・さつ【縮刷】**《名・他サ》版の大きさを、以前に印刷したものより小さくして印刷すること。また、その印刷物。「一版」 **\*しゅくし【宿志】**〔文〕以前からの希望。かねてからのこころざし。「ついにーをとげた」類語宿望。 **\*しゅく・し【祝詞】**〔文〕●のりと。●祝辞。対弔詞。 **しゅくじ【祝辞】**祝いの気持ちを述べることば。祝詞。「来賓の―」囡弔辞。 **\*じゅくし【熟思】**《名・他サ》前後の事情や場合などをいろいろと考えること。熟考。熟慮。 **\*じゅくし【熟柿】**よく熟してやわらかくなった柿の実。―くさ・い【一臭い】《形》熟した柿の実のようなにおいがするようすだ。参考酒くさい息の形容。 **\*じゅくし【熟視】**《名・他サ》じっと見つめること。つくづくと見ること。類語凝視。熟覧。注視。 **じゅくじ【熟字】**熟語。くん【―訓】二宇以上のまとまった漢字に対して与えられる一定の訓。「昨日」に対する「きのう」、「乙女」に対する「おとめ」など。 **しゅくじつ【祝日】**祝いをする日。特に、国家が決めた祝いの日。参考国民の祝日。類語祭日。 **しゅく・しゃ【宿舎】**●宿泊する所・建物。やど。「国民―」●寄宿舎。寮。 **しゅくしゃ【縮写】**《名・他サ》〔写真・地図などの〕原形を縮めて写すこと。また、その写したもの。 **じゅくしゃ【塾舎】**塾生の寄宿舎。 **しゅくしゃく【縮尺】**《名・他サ》製図で、実物より小さく書くこと。また、その縮める割合。「五万分の一の一」団現尺。 **しゅくしゅ【宿主】**寄生生物に寄生される生物。宿主。「中間―」 **しゅくしゅく【粛粛】**《形動》〔文〕静かでおごそかなようす。「―として進む行列」 **しゅくしょ【宿所】**とまる場所。宿泊所。宿舎。 **しゅくじょ【淑女】**しとやかで上品な女性。レディ。類語貴婦人。团紳士。 **じゅくじょ【熟女】**成熟した魅力をもつ女性。〔多く中年以上の女性にいう〕 **\*しゅくしょう【宿将】**〔文〕年をとって経験を積んだ大将。〔老練な人のたとえにも使う〕「財界の―」 **\*しゅく‐しょう【祝勝・祝、捷】**〔戦争・試合などの〕勝利をよろこび祝うこと。「―会」 **\*しゅく‐しょう【縮小】**《名・自他サ》縮んで小さくなること。また、縮めて小さくすること。「―コピーをとる」「事業規模を―する」類語短縮。圧縮。团拡大。注意「縮少」は誤り。 **しゅく!す【宿す】**《自五》→宿する。 **しゅく・す【祝す】**《他五》→祝する。 **しゅく‐ず【縮図】**●原形を縮小してえがいた図。●ある物事を端的に表現したもの。「人生のー」 **しゅく!す【熟す】**《自五》●果実などが十分にみのる。うれる。熟む。類語成熟。完熟。●「あることをするのに」ちょうどよい状態になる。[句]「機が―・す」●芸・技術などが十分に上達する。熟練する。熟達する。「―・した芸の力」=熟する。 **しゅく・すい【宿酔】**〔文〕「二日酔い」に同じ。 **じゅく・すい【熟睡】**《名・自サ》ぐっすりねむること。熟眠。「―していて目覚めない」類語安眠。 **\*しゅく・する【宿する】**《自サ変》〔文]とまる。やどる。宿す。「京都に―・する」 **\*しゅく・する【祝する】**《他サ変》〔文]祝う。ことほぐ。祝す。 **じゅく・する【熟する】**《自サ変》→熟す。 **しゅく・せ【宿世】**[仏]●現世に生まれてくる前の世。前世。●前世からの因縁。宿縁。 **しゅく・せい【粛正】**《名・他サ》厳しく不正をとりしまって正しくすること。「不正をする」四字「綱紀―」 **\*しゅく・せい【粛清】**《名・他サ》厳しくとりしまって、内部の異分子・反対者を追放・暗殺などによって除くこと。「血のー」「反対派を―する」 **\*じゅく・せい【塾生】**塾で学ぶ生徒。塾の学生。 **じゅく・せい【熟成】**《名・自サ》熟して十分にできあがること。「酒が―する」「樽で――させる」 **しゅく・せつ【宿雪】**前の年から消えずに残っている雪。類語残雪。 **\*しゅく・ぜん【宿善】**〔仏]前世で行ったよい行い。参考現世でそのよい報いを受けるとされる。団宿悪。 **\*しゅく‐ぜん【粛然】**《形動》〔文〕●静まりかえっているようす。また、整っておごそかなようす。「ーと式典を行う」●心をひきしめ、かしこまるようす。「ーとして襟を正す」 **しゅくだい【宿題】**●教師が前もって生徒に与えておき、自宅でやらせる課題。●解決されずに、あとに持ちこされた問題。「早急な解決は政府の―である」 **じゅく・たつ【熟達】**《名・自サ》〔技術・芸などに]慣れてじょうずになること。「英会話に―する」「―の士」類語熟練。上達。習熟。 **じゅく・だん【熟談】**《名・自サ》十分相談すること。納得のゆくまで相談すること。 **じゅく・ち【熟知】**《名・他サ》くわしく知っていること。よく知っていること。「敵の手の内を―する」「現場をーする」 **しゅく・ちょう【塾長】**●塾生の中から選ばれ、塾生のめんどうを見る人。塾頭。●塾の最高責任者。 **しゅくちょく【宿直】**《名・自サ》交替で勤務先に宿泊して夜の警戒などにあたる・こと(人)。対日直。 **しゅくつぎ【宿継ぎ・宿次ぎ】**昔、人や馬をつぎかえながら、宿場から宿場へと荷物などを送ったこと。 <673> **しゅく・てき【宿敵】**古くからの敵。長年の敵。 **しゅくてん【祝典】**祝いの儀式。祝賀式。 **しゅくてん【祝電】**祝いの電報。因弔電。 **じゅく・でん【熟田】**〔文〕よく耕作してある田。 **\*しゅくとう【祝禱】**●神官に依頼して神にいのること。●キリスト教で、牧師が礼拝に来た人々を祝福して神にいのること。また、その祈り。祝福の祈禱。 **\*しゅく・とう【粛党】**《名・自サ》〔政党が〕党の内部の不正などを正すこと。 **じゅく・とう【塾頭】**●塾長。●塾生の長。 **しゅくとく【淑徳】**〔文〕女性の上品で貞淑な美徳。「―高き令夫人」 **じゅくどく【熟読】**《名・他サ》文章の意味をよく考えてじっくりと読むこと。類語精読。耽読。 **じゅくどく・がんみ【熟読玩味】**《名・他サ》よく読み味わうこと。類語味読。 **しゅくとして【粛として】**《連語》→しゅく(粛)。 **じゅく・ねん【熟年】**人生を十分に経験して円熟した年ごろ。参考一九七○年代後半から「中高年」に代わることばとして使われ始めた。 **しゅくば【宿場】**「宿駅」に同じ。 **しゅく・はい【祝杯・祝、盃】**祝いの酒をつぐさかずき。祝いのさかずき。[コロ]「―をあげる」 **しゅく・はく【宿泊】**《名・自サ》旅先で宿にとまること。やどること。類語投宿。 **しゅくふ【叔父】**〔文〕父母の弟。おじ。団叔母。 **しゅくふく【祝福】**《名・他サ》●キリスト教で、神が信者に幸いを与えること。●幸福を喜び祝うこと。「新郎新婦を―する」 **しゅく・へい【宿弊】**〔文〕〔社会などに〕古くからある弊害・悪習。「―を一掃する」類語積弊。流弊。 **しゅく・べん【宿便】**排泄されずに腸の中に長い間たまっている大便。「―が出る」 **しゅく・ぼ【叔母】**〔文〕父母の妹。おば。団叔父。 **しゅく・ほう【祝砲】**〔国家的な行事などで〕祝いの気持ちを表すためにうつ空砲。因弔砲。 **\*しゅく・ぼう【宿坊】**●他の寺の僧や参詣人などが宿泊する、寺の建物。寺の宿泊所。●檀徒が自分の属している寺院をさしていう語。●僧坊。 **\*しゅく・ぼう【宿望】**ずっと以前から持っている望み。宿望。「――を達成する」類語宿願。宿志。念願。 **じゅく・みん【熟眠】**《名・自サ》〔文〕ぐっすりねむること。熟睡。 **しゅく‐めい【宿命】**生まれる前から決まっていて、さけることのできない運命。宿運。類語天命。→類義語の使い分け「運命・宿命」ーろん【一論】〔哲〕世の中のすべての現象はあらかじめ決まっていて、人間の力では変えることができないとする考え。運命論。 **しゅく・やく【縮約】**《名・他サ》規模を縮めて簡単にすること。「機構を―する」「大辞典の―版」 **しゅく・ゆう【祝融】**〔文〕●中国で、火の神。●火事。「―の災い」 **じゅくらん【熟覧】**《名・他サ》〔文〕くわしく見ること。心をこめてよく見ること。類語熟視。 **じゅく・りょ【熟慮】**《名・他サ》〔時間をかけて〕十分に考えをめぐらすこと。熟考。熟思。「―の末、決断する」四字「―断行」類語深慮。三思。 **じゅく・りょう【宿料】**旅館・下宿などにとまって支払う料金。宿賃。宿代。 **じゅくりょーだんこう【熟慮断行】**《名・自サ》十分考えてから思い切って実行すること。 **じゅく・れん【熟練】**《名・自サ》〔ある仕事・技術などに〕慣れていてじょうずなこと。練熟。「――を要する仕事」「―工」類語習熟。熟達。 **しゅく・ろう【宿老】**●〔文〕経験を積んでその道にすぐれている老人。類語故老。●武家時代の高官。江戸幕府の老中で、大名家の家老など。●江戸時代、町内の年寄役。 **しゅーくん【主君】**自分が仕えている大名・殿様。〔武家社会で使われた語)類語君主。君公。 **しゅけい【主計】**●会計をつかさどること。また、その係(の人)。類語経理。●もと日本の軍隊で、会計をつかさどった官。また、その人。「一中尉」 **しゅげい【手芸】**手先で小さな物を作る技芸。特に、編み物・ししゅうなど。類語手技。 **じゅ・けい【受刑】**《名・自サ》〔裁判によって決定した〕刑罰の執行をうけること。「一者」 **しゅけん【主権】**国を治める最高の権力。統治権。「―者」―ざいみん【―在民】主権が国民にあること。国民主権。 **しゅーげん【修験】**●「修験者」の略。●「修験道」の略。ーじゃ【―者】修験道をおさめる人。山々をめぐり歩き修行する。山伏。―どう【一道】日本古来の山岳信仰に仏教や道教などが加わってできた宗教の一派。参考役小角が開祖。 **\*じゅけん【受検】**《名・自サ》検査を受けること。「――が義務づけられる」 **\*じゅけん【受験】**《名・他サ》(入学)試験を受けること。「国立大学を―する」 **\*じゅけん【授権】**《名・他サ》特定の人に、ある権利・権限などを与えること。特に、代理権を与えること。「一行為」 **しゅご【主語】**●文の成分の一つ。文中の動作・状態などの主体を表す語。「何がどうする」「何はどうである」などの「何」にあたる語で、ふつう助詞「が」「は」をつけて表す。たとえば「太陽がしずんだ」の「太陽が」、「花は美しい」の「花は」など。団述語。●「主辞」に同じ。 **しゅご【守護】**●《名・他サ》まもること。類語警護。護持。●鎌倉・室町時代の職名の一つ。諸国におかれて軍事・警察の役に当たった。守護職。ーしん【―神】守り神。守護神。 **\*しゅこう【手交】**《名・他サ》〔文〕〔公式の文書などを〕直接手から手にわたすこと。「要望書を―する」 **\*しゅこう【手工】**●[木・紙・竹などを使って〕手先でする工芸。手工芸。●もと、小・中学校の教科の一つ。今の、小学校の工作、中学校の技術に当たる。 **\*しゅこう【手稿】**〔文〕手書きの原稿。 **\*しゅこう【趣向】**かわった感じやおもしろみを出すための工夫。[コロ]「―を凝らす」 **\*しゅこう【酒肴】**酒と、それにそえて出す料理。酒と、酒のさかな。「―を供する」―りょう【一料】酒肴の代わりに出す金銭。慰労金。 **\*しゅこう【首肯】**《名・自他サ》〔文]うなずくこと。もっともだと納得し、承知・賛成すること。「―しかねる提案」類語肯定。 <674> **しゅごう【酒豪】**非常に酒に強い人。大酒飲み。類語上戸。酒家。 **じゅこう【受講】**《名・自他サ》講義や講習を受けること。「夏期講習を―する」「――生」類語聽講。 **しゅこうぎょう【手工業】**手先やかんたんな道具を使って仕事をする、規模の小さな工業。おもに家内工業で行われる。 **しゅこうげい【手工芸】**機械を使わず、手先によって行われる工芸。「一品」 **じゅ・ごん【儒艮】**ジュゴン科の動物。体長二・五~三局。前あしはひれ状。インド洋・太平洋の熱帯にすむ。参考昔はこれを人魚と考えていた。 **しゅ・さ【主査】**中心となって調査や審査をする役(の人)。調査の主任。「会計―」 **しゅーざ【首座】**●第一位の席。首席。●首座にすわる資格のある人。しゅそ(首座)。 **\*しゅ・さい【主催】**《名・他サ》会・催し物などを、中心となって開く・こと(人・団体)。「一者」 **\*しゅさい【主宰】**《名・他サ》大勢の人の中心となって、ある物事をとりまとめ行う・こと(人)。「会を―する」 **\*しゅさい【主祭】**〔キリスト教で」祭事をとり行う役(の人)。 **\*しゅ・さい【主菜】**その食事の中心となる料理。メインディッシュ。対副菜。 **\*しゅ・ざい【主剤】**二種類以上調合した薬の中で、主成分となっている薬。主薬。 **\*しゅ・ざい【取材】**《名・自他サ】報道記事・芸術作品などの材料・題材を取り集めること。「事件の現場で―する」「民話に―した小説」 **\*しゅーざい【首罪】**●首を切られる罪。斬罪。●その人が犯した中でもっとも重い罪。 **しゅーざん【珠算】**そろばんでする計算。たまぎん。 **じゅーさん【授産】**生活困窮者などを一定の場所に集めて仕事を与え、暮らしが立つようにさせること。「一所」 **しゅーさんち【主産地】**ある産物の主要な産地。「青森はリンゴのーだ」 **\*しゅーし【主旨】**〔文章・計画などの〕中心となる意味。おもなねらい。「論文の―」 **しゅし【種子】**種子植物で、受精した後の胚珠が発達したもの。たね。―しょくぶつ【一植物】植物分類上の一門。花をさかせ、種子を作る植物の総称。裸子植物と被子植物とに大別される。 **しゅし【趣旨】**物事をする・わけ(目的)。また、中心的なねらい。趣意。「クラブ設立の―」「―に反する」 **\*しゅーじ【主事】**公務員の職名の一つ。ある一定の業務を責任をもってあつかう役(の人)。「指導」 **\*しゅーじ【主辞】**〔論〕主題の概念を表す語。主概念。主語。主体。团賓辞。 **じゅし【樹脂】**樹木の樹液が固まったもの。天然樹脂。やに。 **\*じゅーし【豎子・孺子】**〔文〕(子供の意から)未熟な者。青二才。〔青年を軽蔑して言う〕――の名を成・す《句》ばかにしていた者に手柄をたてさせる。つまらない相手に負けたことを悔やむことば。 **しゅじい【主治医】**●多くの医者の中心となって治療に当たる医者。●かかりつけの医者。 **しゅしがく【朱子学】**中国宋代に朱熹が大成した儒学。儒教の礼を根本原則とし、これを実践に導くことによって天の理につながると説いた。宋学。道学。 **しゅーじく【主軸】**●いくつかある軸の、いちばん中心になる軸。●原動機から直接に動力を受けて他に伝える軸。●〔ある団体などで〕中心になって活動する・人(組織)。「チームのー」 **しゅ・しゃ【取捨】**《名・他サ》良いものや必要なものを取り、悪いものや不要なものを捨てること。四字「―選択」 **\*しゅ・しゃ【手写】**《名・他サ》直接自分の手で書きうつすこと。「経文を―する」 **じゅ・しゃ【儒者】**儒学をおさめた人。また、儒学を教える学者。儒学者。 **じゅーしゃく【授爵】**《名・自サ》〔文〕爵位をさずけること。 **しゅしゃーせんたく【取捨選択】**《名・他サ》〔多くのものの中から〕良いものを取り悪いものを捨てて選びとること。 **しゅしゅ【守『株】**《名・他サ》〔文〕いたずらに古い習慣を守ること。また、古い習慣にこだわり、少しの進歩もないこと。故事ウサギが切り株にぶつかって死んだのを見た農夫が、切り株のそばにいて、またウサギを得ようと待っていたという説話から。〈韓非子・五〉参考株を守る。 **\*しゅじゅ【朱儒・侏儒】**〔文〕●背が非常に低い人。小人。●見識のない人をあざけっていう語。 **\*しゅじゅ【種種】**《名・形動》種類・方法などの多いこと。いろいろ。さまざま。「―の意見がある」「副詞的にも使う〕「―収集している」 **じゅーじゅ【授受】**《名・他サ》授けることと受けること。直接受けわたしすること。「金銭の―」 **しゅーじゅう【主従】**●主たるものとそれに従うもの。●主君とそのけらい。主人とその使用人。主従。 **しゅじゅーざった【種種雑多】**《形動》いろいろな種類のものが入りまじっているようす。「――な商品」 **しゅじゅ・そう【種種相】**さまざまなすがた。「社会のー」類語諸相。 **しゅーじゅつ【手術】**《名・他サ》医者が患部を切開・切断して処置をすること。 **じゅーじゅつ【呪術】**種々の超自然的現象を起こさせようとする神秘的な術。まじない。呪法。類語魔法。魔術。 **しゅしょ【手書】**●《名・他サ》自分の手で書くこと。また、その書いたもの。●自筆の手紙。 **\*しゅしょ【朱書】**《名・他サ》訂正や注釈などを、朱で書くこと。また、朱で書いた文字。朱書き。 **しゅしょう【主唱】**《名・他サ》〔ある意見や主張を〕人々の中心となってとなえること。「改革をーする論客」 **しゅしょう【主将】**●〔軍隊で〕全軍の総大将。首将。●[スポーツで」そのチームのかしら。キャプテン。 **しゅしょう【手抄】**《名・他サ》自分の手で・ぬき書きする(書き写す)こと。また、その書いたもの。 **\*しゅ・しょう【首唱】**《名・他サ》他のものに先だってとなえること。「進化論をした人」 **\*しゅ・しょう【首相】**内閣の最高責任者である大臣。内閣総理大臣。 **\*しゅしょう【殊勝】**《形動》〔仏〕最もすぐれているようす。●「行いなどが〕けなげで感心なようす。「―な心がけ」類語神妙。 <675> **\*しゅーじょう【主上】**天皇の尊称。類語おかみ。 **\*しゅーじょう【主情】**〔知(=理性)・情(=感情)・意(=意志)の中で〕感情を主にすること。〔ふつう、他の語につけて使う」「一的」「一主義」岡主知・主意。―しゅぎ【一主義】精神活動のうちで理性や意志よりも感情を重視する立場。感情主義。感傷主義。センチメンタリズム。団主知主義。主意主義。―てき【一的】《形動》感情を主にするようす。感情を重んじるようす。 **\*しゅーじょう【衆生】**〔仏の救済の対象である〕すべての生き物。四字「一切ー(=すべての生き物)」―さいど【一済度】仏・菩薩などが衆生を迷いの苦しみから救い、悟りの境地を得させること。 **\*じゅ・しょう【受章】**《名・他サ》勲章などを受けること。対授章。 >使い分け **\*じゅ・しょう【受賞】**《名・他サ》賞を受けること。対授賞。 >使い分け「ジュショウ」 受賞〔「賞」は賞状・賞金・賞杯などの褒美の品の意。賞を受ける〕芥川賞の受賞者・新人賞受賞作品・吉川英治文学賞を受賞する 授賞〔賞を渡す〕授賞式 受章〔「章」は勲章や褒章などの意。勲章や褒章を受ける〕文化勲章を受章する・紫綬褒章の晴れの受章 授章〔勲章や褒章などを渡す〕文化勲章の授章式 **\*じゅ・しょう【授章】**《名・他サ》勲章などをさずけること。対受章。 **\*じゅ・しょう【授賞】**《名・他サ》賞をさずけること。対受賞。 **じゅーじょう【樹上】**〔文〕(大きな)木の上。団樹下。 **\*しゅしょく【主食】**ふだんの食事の中心となる食べ物。主食物。「パンをーとする」類語常食。対副食。 **\*しゅ・しょく【酒色】**飲酒と、女遊び。「ーにふける」 **\*しゅしょく【酒食】**酒と食べ物。「―のもてなし」 **\*しゅ・しん【主審】**審判員の中で、主となって審判する人。参考野球では球審をいう。対副審。 **\*しゅーしん【主神】**二柱以上の神をまつってある神社で、主となってまつられている神。 **\*しゅ・しん【朱唇・朱、唇】**〔文〕●赤く美しいくちびる。●ロべにをつけたくちびる。同②紅唇。 **しゅーじん【主人】**●一家のあるじ。また、店の主人。●自分が仕えている人。●妻が他人に自分の夫をさしていうことば。おっと。 **\*じゅ・しん【受信】**《名・他サ》〔電信・放送など〕他からの通信をうけとること。「海外放送を―する」類語着信。团送信。発信。 **\*じゅ・しん【受診】**《名・自サ》診察をうけること。 **しゅじんこう【主人公】**小説・映画・芝居などの中心人物。 **しゅ・す【繻子・朱子】**表面に縦糸または横糸をうかせて織った織物。表面がなめらかで光沢に富む。帯・半襟・高級服の裏地などに用いる。サテン。 **じゅーず【〈数珠〉】**小さなたくさんのたまを糸でつないで輪にしたもの。仏をおがむときや念仏をとなえるときに使う仏具。念珠。数珠。参考たまの数は、人間の煩悩の数を表す一〇八を基本とする。「一連」「一具」と数える。―だま【一玉】●じゅずにする玉。草木の実や水晶などを使う。●イネ科の多年草。初秋、穂のようにかたまった小さな花がつき、卵形のかたい実がなる。=数珠玉。―つなぎ【―『繋ぎ】多数のじゅず玉を一本の糸につなぐように、多くの・人(物)をひとつなぎにすること。また、そうなったもの。ずずつなぎ。「高速道路で車が―になる」 **しゅーすい【取水】**《名・自サ》〔川や湖から〕水を取り入れること。「―ロ」「一制限」 **じゅーすい【『入水】**《名・自サ》〔文〕〔川・池・海など〕水にとびこんで自殺すること。入水。類語投身。 **しゅーずみ【朱墨】**朱の粉をにかわでかためて作った墨。 **しゅ!する【修する】**《他サ変》〔文〕●〔仏]仏事をとり行う。また、仏道を学びおさめる。●〔学問・技術などを〕身につける。学ぶ。同12修する。 **じゅ・する【「誦する】**《他サ変》〔文〕〔詩歌・経文などを〕声を出して読む。誦する。[コロ]「経を―・す」 **\*しゅーせい【守勢】**〔戦争・競技などで」相手の攻撃を防ぎまもる受け身の状態。[コロ]「―に立つ」団攻勢。 **\*しゅ・せい【守成】**《名・他サ》〔文〕創業者のあとをついで、事業を固めまもること。 **\*しゅーせい【酒精】**〔文]アルコール。 **\*しゅせい【首星】**〔天〕ある星座を構成する星の中で最も明るい恒星。琴座の織女星など。アルファ星。 **しゅーぜい【酒税】**間接税の一つ。酒類にかかる税。―ほう【―法】酒類の製造・販売免許、酒税の賦課などを定めた法律。 **\*じゅ・せい【儒生】**〔文〕●儒学者。儒者。●儒学を学ぶ学生。 **\*じゅーせい【受精】**《名・自サ》●雌の卵子と雄の精子とが一つになること。「――卵」●種子植物で、花粉管内の雄精核と子房内の卵核とが一つになること。 **\*じゅせい【授精】**《名・自サ》人工的に精子と卵子とを結合させること。「人工ー」 **しゅぜい・きょく【主税局】**財務省の内局の一つ。国税の割り当て・徴収などをあつかう。 **しゅーせいぶん【主成分】**ある物質を形づくっている物質の中の、おもな成分。「酒の―」団副成分。 **\*しゅ・せき【主席】**●〔客をむかえるときの〕主人の席。●〔国際会議などで〕国を代表する第一位の人。「国家」 **しゅ・せき【手跡・手蹟】**その人が書いた文字。「みごとなー」類語筆跡。 **\*しゅ・せき【酒席】**酒盛りの席。酒の席。 **\*しゅ・せき【首席】**第一位の席次。一番。「大学を―で卒業した」「―奏者」類語首位。 **しゅせき・さん【酒石酸】**〔理〕酒石(=ぶどう酒を作るとき、発酵液の中にできる褐色の沈殿物)から採った無色透明で柱状の結晶。ブドウなどの果実の中に多くふくまれ、薬用、清涼飲料の酸味剤などに利用する。 **しゅーせん【主戦】**●〔解決の方法として〕戦争をすることを主張すること。「―論」●「戦争や競技で〕主力となってたたかうこと。「一投手」 **しゅ・せん【酒仙】**俗事を気にせず、ただ楽しんで酒を飲む人。また、非常に酒がすきな人。 <676> い。 **しゅ・ぜん【鬚髯】** 〔文]あごひげと、ほおひげ。また、ひげ。 **じゅ・せん【受洗】** 《名・自サ》〔キリスト教で]洗礼を受けること。 **じゅ・ぜん【受禅】** 《名・自サ》〔文〕前の天皇の譲位を受けて即位すること。 **しゅせん・ど【守銭奴】** 金銭をためるだけで、使おうとしない欲深い人。類語吝嗇家。 **しゅ・そ【首座】** 禅宗で、その寺の修行僧のうちで第一位の者。 **じゅ・そ【呪詛・呪咀】** 《名・他サ》〔恨みに思う相手に」わざわいが起こるようにいのること。のろい。表記「呪咀」は本来誤用された表記。 **しゅぞう【酒造】** 酒をつくること。造酒。 **じゅ・そう【樹霜】** 霧氷の一種。大気中の水蒸気が昇華し、枝について霜の結晶になったもの。類語樹氷。 **じゅ・そう【受像】** 《名・他サ》放送されたテレビ電波をうけて像をうつすこと。「―機」送像。 **じゅぞう【受贈】** 《名・自サ》〔文]贈り物を受けること。「一図書」 **じゅ・ぞう【寿像】** 存命中につくっておく、その人の像。 **しゅ・そく【手足】** ●手と足。●部下。けらい。=手足{てあし}。 **しゅ・そく【首足】** 首と足。 **――処を異にす** 《句》首を切られて、首と足とがはなればなれになる。斬首の刑または腰斬の刑に処せられる。〈史記・孔子世家〉 **しゅぞく【種族】** ●同じ種類に属する生物。●同じ祖先から出て、同じ系統の言語・文化・風俗などを持つ人間の集まり。[参考]「部族」と同義に用いることも多い。 **しゅそ・りょうたん【首鼠両端】** 〔文]心を決めかねてぐずぐずしていること。[コロ]「―を持す」[参考]ネズミが穴から首を出して左右をうかがうようすからといわれる。 **しゅ・たい【主体】** ●〔哲〕(積極的に)行いや働きをするもの。⇔客体。●物事のおもな部分。組織などの中心となるもの。「主辞」に同じ。 **>評論文キーワード 主体** 何かを行う動作主(「~する」側の人・もの)が「主体」であり、行われる対象(「~される」側の人・もの)が「客体」である。主体は、自発的に行動することを示すものとして「主体的に生きる」「主体性をもつ」などプラスの意味で用いられやすい語である。[参考]評論文キーワードの「客体」 **しゅーだい【主題】** ●おもな題目。中心の題目。「今日の会議の―は・・・」●〔芸術作品で〕作者の表そうとする中心の思想。テーマ。●音楽の中心となる旋律。テーマ。―か【―歌】映画・ドラマなどの中で使われ、その作品の主題などを印象づける歌。テーマソング。 **しゅーだい【首題】** ●〔仏〕経典の最初に記された文句。●〔文書などの〕最初に記された題目。「―の件につき回答を求める」 **じゅーたい【受胎】** 《名・自サ》●受精卵が子宮内膜に着床すること。●胎内に子をやどすこと。妊娠。懐胎。懐妊。「―調節」 **じゅ・だい【入内】** 《名・自サ》皇后・中宮・女御などに決まった人が正式に内裏に入ること。 **じゅたい‐こくち【受胎告知】** キリスト教で、大天使ガブリエルが処女マリアに聖霊によって神の子キリストを受胎したことを告げたこと。[参考]しばしばキリスト教絵画の画題となる。 **しゅ・たく【手沢】** 〔文〕●よく手にするためについた、手のあかや脂のつや。●死んだ人が生前よく手にしていた品。―ぼん【―本】生前に愛読して、その手あかのついている本。転じて、故人の愛読書。愛蔵書。 **しゅ・たく【受託】** 《名・他サ》●委託・嘱託をたのまれること。「――収賄」●〔物品・金銭などを〕他からあずかること。寄託をうけること。 **じゅーだく【受諾】** 《名・他サ》たのみごと・申し込みなどを、引き受けること。類語承諾。⇔拒絶。 **しゅーたる【主たる】** 《連体》おもな。「―目的」 **しゅ・だん【手段】** ある目的をなしとげるための方法。手立て。「目的のためには―を選ばない」類語方策。 **しゅ・ち【主知】** 〔知(=理性)・情(=感情)・意(=意志)の中で〕理性・知性を重んじること。〔ふつう、他の語につけて使う〕「―的」「―主義」⇔主意・主情。―しゅぎ【―主義】〔感情や意志、また神秘的な直観に頼らないで」知性のはたらきを最も重要なものとする立場。主知説。⇔主意主義。主情主義。―てき【―的】《形動》理性・知性を重んじるようす。「―な思想」 **しゅーち【趣致】** 〔文]物事の、おもむき。ふぜい。おもしろみ。「――に富んだながめ」 **しゅーちく【種畜】** 良い品種をとるため、また、繁殖させるための雄の家畜。たね牛・たね馬など。 **しゅちにくりん【酒池肉林】** きわめてぜいたくな酒盛り。豪華なうたげ。「酒を以って池となし、肉を懸けて林となす〈史記・殷本紀〉」から。 **しゅーちゅう【主柱】** 全体の支えとなる最もたいせつなもの。「教育を―とする施策」 **しゅーちゅう【手中】** 手のうち。手のなか。 **――に収める** 《句》自分のものとする。 **――に落ちる** 《句》その人のものになる。「敵の―・ちる」 **じゅーちゅう【受注・受註】** 《名・他サ》注文を受けること。「―が生産を上回る」「―生産」⇔発注。 **しゅ・ちょ【主著】** その人の代表的な著書。 **しゅ・ちょう【主張】** 《名・他サ》自分の意見・説を強く言いはること。また、その意見・説。「権利を―する」 **しゅ・ちょう【主潮】** ある時代・社会などの中心となっている傾向・思想。「近代文学の―」 **しゅ・ちょう【主調】** ●主となる調子。●〔音〕一楽曲を通じて、その曲のもとになる調子。基調。「――音」 **しゅ・ちょう【腫脹】** 《名・自サ》腫瘍・炎症による充血などのため、特定の組織や器官の一部または全部がはれあがること。 **しゅ・ちょう【首長】** 〔組織・団体などを〕統率する人。●地方公共団体の長。「市町村の―選挙」[参考]俗に「くびちょう」と言うことがある。 <677> **しゅちん【朱珍・繻珍】** 繻子地に金糸・銀糸などの横糸を使って模様をうき出させた厚地の絹織物。うちかけ・女帯・袋物などに使う。 **じゅつ【戌】** 〔文〕十二支の一一番目。いぬ。 **じゅつ【術】** ●〔身につけた]特別のわざ。技術。「護身の―」●方法。手段。「世をわたる―」●はかりごと。計略。[コロ]「―におちいる」●魔術・妖術などの類。[コロ]「―をかける」 **しゅつ・えん【出捐】** 《名・他サ》〔文〕金銭や品物を寄付すること。 **しゅつ・えん【出演】** 《名・自サ》舞台・映画・放送などに出て、芝居・演芸などの演技をすること。「―者」 **しゅつ・か【出火】** 《名・自サ》火事を出すこと。「―現場」「―原因」 **しゅつ‐か【出荷】** 《名・他サ》荷物を送りだすこと。特に、商品を市場へ送りだすこと。⇔入荷。着荷。 **しゅつ・が【出芽】** 《名・自サ》●植物が芽をだすこと。発芽。●無性生殖の一種。下等な生物で、体の一部がふくらみ、突起ができること。これが成長して母体からはなれ新しい個体になる。 **じゅつ・かい【述懐】** 《名・他サ》心中の思いや思い出を述べること。 **しゅつ・かく【出格】** 〔文〕格式にはずれること。通例からはずれていること。類語別格。破格。⇔入格。 **しゅつ・かん【出棺】** 《名・自サ》葬式のとき、棺を家・式場などから火葬場などに向けて送り出すこと。 **しゅつ・がん【出願】** 《名・自他サ》〔役所・学校などに〕願いを出すこと。願書を出すこと。類語申請。 **しゅつ・ぎょ【出御】** 《名・自サ》〔会場・式場などに〕天皇・皇后などがおでましになること。⇔還御。 **しゅつぎょ【出漁】** 《名・自サ》しゅつりょう(出漁)。 **しゅつ・きょう【出京】** 《名・自サ》●都を出て地方へゆくこと。類語離京。⇔入京。●地方から都へゆくこと。上京。類語出府。 **しゅっきょう【出郷】** 《名・自サ》故郷を出て他の土地へ行くこと。 **しゅっきん【出勤】** 《名・自サ》職場に出て働くこと。「―簿」類語出社。⇔欠勤。退勤。 **しゅっきん【出金】** 《名・自他サ》〔支払い・貸し付けなどのために〕金銭を出すこと。また、その金銭。 **じゅっ・け【出家】** 《名・自サ》俗世を捨て、仏門にはいる・こと(人)。僧。⇔在家。在俗。 **じゅっ・けい【術計】** 〔文〕はかりごと。術策。「敵の―におちいる」類語術数。 **しゅつげき【出撃】** 《名・自サ》敵を攻撃するため、陣地や基地から出て行くこと。類語進撃。⇔迎撃。 **しゅっ‐けつ【出欠】** 出席と欠席。[コロ]「―をとる」 **しゅっけつ【出血】** 《名・自サ》●血管が破れて血が出ること。「―多量で死亡する」●人員・金銭などの損害・犠牲があること。「――大サービス」 **しゅつ‐げん【出現】** 《名・自サ》〔かくれていたものや、今まで知られていなかったものなどが〕現れ出ること。現出。「頼もしい若手の―」 **しゅっこ【出庫】** 《名・他サ》●蔵・倉庫から品物などを出すこと。蔵だし。●《自サ》電車・自動車などが車庫から出ること。また、出すこと。対①②入庫。 **じゅつ‐ご【術後】** 手術をしたあと。⇔術前。 **じゅつご【術語】** 学術用語。テクニカルターム。 **じゅつ‐ご【述語】** ●文の成分の一つ。主語について、その動作・状態・作用などを述べる語。「何がどうする」「何がどんなだ」「何が何である」などの「どうする」「どんなだ」「何である」にあたる語。「花が開く」「空は青い」の「開く」「青い」など。⇔主語。●「賓辞」に同じ。 **しゅっこう【出向】** 《名・自サ》●出むいて行くこと。類語出頭。●他の場所、特に他の会社に行って仕事につくこと。「子会社へ―する」類語出張。 **しゅっこう【出校】** 《名・自サ》●学校に行くこと。登校。●《他サ》印刷物の校正刷りを出すこと。また、校正刷りが出ること。 **しゅっこう【出港】** 《名・自サ》船が港を出て行くこと。類語出帆。船出。⇔入港。帰港。 **しゅっこう【出航】** 《名・自サ》●船が航海に出ること。類語出帆。船出。●飛行機が出発すること。 **しゅっこう【出講】** 《名・自サ》〔教師が〕他の学校へ出むいていって講義をすること。 **じゅつ・こう【熟考】** 《名・他サ》落ち着いてよく考えること。深く考えをめぐらすこと。熟慮。熟思。「―の末の判断」類語深慮。三思。 **しゅっこく【出国】** 《名・自サ》その国を出て外国へ行くこと。⇔入国。 **しゅつ・ごく【出獄】** 《名・自サ》囚人が許されて刑務所を出ること。出所。⇔入獄。 **しゅっこん‐そう【宿根草】** 「多年草」に同じ。 **じゅつさく【術策】** 〔よくない」はかりごと。術計。「―を弄する」類語術数。策略。策謀。 **じゅつ・さく【述作】** 《名・他サ》〔自分の考えなどを〕本に書き著すこと。また、その本。著述。著作。 **しゅつ・さつ【出札】** 《名・自サ》〔駅で〕乗車券などのきっぷを売ること。「―口」類語改札。 **しゅつさん【出産】** 《名・自他サ》●子供が生まれること。また、子供をうむこと。お産。類語出生。分娩。丁寧おめでた。②〔その土地の〕産物が出ること。また、産物を出すこと。産出。「―額」 **しゅつし【出仕】** 《名・自サ》●官庁に勤めること。●勤めの場所に出ること。出勤。[参考]①②とも古風な言い方。 **しゅっし【出資】** 《名・自他サ》資金を出すこと。特に、会社などの共同事業に資本を出すこと。類語投資。 **しゅつじ【出自】** その人の出た家柄。素性。 **しゅっしゃ【出社】** 《名・自サ》〔勤めるために〕会社へ出ること。「早朝―」類語出勤。⇔退社。 **じゅつしゃ【術者】** 手術などをほどこす人。また、魔術・忍術などを行う人。 **しゅっしょ【出処】** ●[文]官職や公務につくことと、民間にいること。[参考]「処」は、とどまっている意。●出所。②。 **しゅっしょ【出所】** ●生まれた土地。出生地。●あるものの出どころ。出処。「情報の―」●《名・自サ》〔刑を終えて〕刑務所から出ること。出獄。⇔入所。 **しゅっしょう【出生】** 《名・自サ》●子供が生まれること。「―届」類語出産。誕生。⇔死亡。●その土地の生まれであること。「北海道の―」=出生{しゅっせい}。―りつ【―率】ある国または地域の、一年間の出生数とその年の全人口との割合。人口一〇〇〇人についての値で示す。[参考]死産はふくめない。 <678> **しゅつ‐じょう【出場】** 《名・自サ》●その場所に出ること。類語入場。⇔退場。●運動競技などに参加すること。「決勝戦に―する」⇔欠場。 **しゅっしょく【出色】** 《形動》他より目立ってすぐれているようす。「入賞作中―のできばえ」類語抜群。傑出。 **しゅっしょしんたい【出処進退】** その職にとどまることと、退くこと。転じて、事にあたっての身の処し方。「―を明らかにする」[注意]「出所進退」は誤り。 **しゅっしん【出身】** 生まれた土地、卒業した学校、経て来た身分などがそこであること。「―地」「―校」 **しゅつじん【出陣】** 《名・自サ》〔敵と戦うために〕戦場に出て行くこと。「学徒―」類語出馬。出征。 **しゅっすい【出水】** 《名・自サ》大水が出ること。洪水。「集中豪雨による―」類語洪水。 **しゅっすい【出穂】** 〔稲・麦などの〕穂が出ること。「―期」 **じゅつ・すう【術数】** 〔文〕はかりごと。たくらみ。四字「権謀―」類語術計。術策。 **しゅつ・せい【出世】** 《名・自サ》●[仏]衆生を迷いから救うために、仏が仮にこの世に現れること。●[仏]●出世間。●〔地位・身分などのなかった人が〕社会的な名誉ある地位・身分を得ること。四字「立身―」類語立身。―うお【―魚】●成長とともに呼び名の変わる魚。ボラ・スズキ・ブリなど。●「コイ」の別称。[参考]鯉の滝登りの故事から。―がしら【―頭】同族・同級生などの中で、いちばん出世した人。―さく【―作】その人が世間に認められるきっかけになった作品。―ばらい【―払い】出世してから返せばよいという約束で、借金の取り立てをしないこと。―りきし【―力士】大相撲の番付にはじめて名を加えられた力士。 **しゅつ・せい【出征】** 《名・自サ》軍隊にはいり、その一員として戦地に行くこと。「―兵士」類語出陣。 **しゅつ・せい【出生】** 《名・自サ》しゅっしょう(出生)。―まえ・しんだん【―前診断】妊娠後、子どもが生まれる前に胎児の障害や異常の有無などを調べる診断。 **しゅつ・せい【出精】** 《名・自サ》[文]精を出して一生懸命つとめはげむこと。「学問に―する」 **しゅつ・せき【出席】** 《名・自サ》授業・会合などに出ること。「―簿」類語列席。尊敬御成り。御出座。⇔欠席。 **しゅっせけん【出世間】** 〔仏〕この世の迷いを断ち切って悟りの境地にはいること。また、俗世間をはなれて僧になること。出家。出世。同出離。⇔俗世間。 **じゅつぜん【術前】** 手術をする前。⇔術後。 **しゅっそう【出走】** 《名・自サ》●その場を走り去ること。走ってにげ去ること。類語出奔。●〔競馬・競輪などで〕競走に出ること。「―馬」「―の選手」 **しゅったい【出来】** 《名・自サ》《「しゅつらい」の転)●事件・事故などが起こること。「大事件―」●物事ができあがること。「近日―予定」[参考]①②とも古風な言い方。=出来{でき}。 **しゅつ・だい【出題】** 《名・自他サ》●〔文〕詩や歌の題を出すこと。●試験などの問題を作って出すこと。「―範囲」「過去三年間の―傾向」 **しゅっ‐たつ【出立】** 《名・自サ》●旅行に出かけること。旅立ち。●〔ある所・ものを基点として〕物事をし始めること。[参考]②とも古風な言い方。類語②出発。門出。首途。 **しゅっ‐たん【出炭】** 《名・自他サ》●石炭をほり出すこと。類語採炭。●木炭を生産すること。 **じゅつ‐ちゅう【術中】** 〔その人の〕はかりごとの中。計略のうち。[コロ]「相手の―にはまる」 **しゅっちょう【出張】** 《名・自サ》公務や社用で臨時に他の地域・場所へ出かけること。類語出向。 **しゅっちょう【出超】** 「輸出超過」の略。⇔入超。 **しゅっ‐ちん【出陳】** 《名・他サ》〔展覧会・展示会などに〕品物や作品を出して陳列すること。類語出品。 **しゅってい【出廷】** 《名・自サ》〔被告・原告・証人などが〕裁判のために法廷に出ること。⇔退廷。 **しゅっ!てん【出典】** 故事・成語・引用文などの最初の出どころとなった書物。類語典拠。原拠。 **しゅってん【出店】** 《名・自他サ》店を出すこと。「駅前に大型量販店が―する」「バザーに―する」 **しゅってん【出展】** 《名・他サ》展覧会・展示会などに作品・展示物を出すこと。 **じゅつ・な・い【術無い】** 《形》●どうにもする方法がないようすだ。すべがない。「防御の―・く降伏する」●どうしようもなく、心がつらく苦しい。〔古風な言い方〕 **しゅつ‐にゅう【出入】** 《名・自サ》出ることとはいること。また、出たりはいったりすること。出はいり。 **しゅつば【出馬】** 《名・自サ》〔身分の高い人が〕馬に乗って出かけること。●大将がみずから(馬に乗って)戦場に出かけること。類語出陣。●〔地位の高い人などが〕その場所に乗りこむこと。「総裁にごー願う」●〔選挙などに」立候補すること。「地元から―する」 **しゅっぱつ【出発】** 《名・自サ》●目的の場所に向かって出かけること。⇔到着。●〔ある所・ものを基準として〕物事をしはじめること。「新しい人生に―する」類語①②門出。旅立ち。―てん【―点】●出発する地点。●ある物事を始める最初のところ。「その考え方は―から間違っている」 **しゅっ‐ぱん【出帆】** 《名・自サ》《帆をあげて出発する意で)船が航海のため港を出発すること。船出。類語出航。出港。出船。 **しゅっぱん【出版】** 《名・他サ》書物などを印刷して世間に出すこと。類語刊行。発行。上梓。 **しゅっぴ【出費】** 《名・自他サ》費用を出すこと。また、その費用。[コロ]「―がかさむ」類語失費。 **しゅっぴん【出品】** 《名・他サ》〔展覧会場・陳列場などに〕品物・作品を出すこと。類語出陳。 **しゅつ・ぷ【出府】** 《名・自サ》●江戸時代、地方から、幕府のあった江戸に出ること。②〔文]地方から都会に出ること。類語上京。出京。 **じゅつぶ【述部】** 文の中で、述語とそれを修飾する語のある部分。⇔主部。 **しゅつ・ぺい【出兵】** 《名・自他サ》軍隊を出動させること。軍隊が出動すること。「紛争地に―する」類語派兵。⇔撤兵。 <679> **じゅつ・ぺい【恤兵】** 〔文〕戦地の兵士に金銭や品物を送って、なぐさめること。「―金」〔古風なことば〕 **しゅつ・ぼつ【出没】** 《名・自サ》現れたりかくれたりすること。時々現れること。「タヌキが人里に―する」 **しゅっぽん【出奔】** 《名・自サ》にげ出してゆくえをくらますこと。「故郷を―する」類語逃亡。失踪。 **しゅつらい【出来】** 《名・自サ》→しゅったい(出来)。 **しゅつらん・の・ほまれ【出藍の誉れ】** 弟子がその先生よりもすぐれているという名誉・評判。[参考]先生が弟子に対して使うことばで、弟子が先生に対しては使わない。「青は藍より出でて藍より青し〈荀子・勧学〉」より。 **しゅつり【出離】** 〔仏〕●迷いが多くわずらわしい俗世間からはなれること。四字「―解脱」●出家すること。僧になること。同①②出世間。 **しゅつりょう【出漁】** 《名・自サ》漁に出かけること。出漁{しゅつぎょ}。 **しゅつ・りょう【出猟】** 《名・自サ》狩りに出かけること。 **しゅつ・りょく【出力】** ●《名・他サ》機械や機構が入力を受けて変換・処理を行い、結果を外部に出すこと。また、その結果。アウトプット。●機械や機構が働き、その結果として外部へ出し得るエネルギー・動力・仕事率など。ワット・馬力などで表す。⇔①②入力。 **しゅつるい【出塁】** 《名・自サ》野球で、安打・四球・死球などで打者が塁へ出ること。 **しゅつ・ろ【出廬】** 《名・自サ》〔文〕(隠者が廬を出る意から)引退した人が再び活動するため、世に出ること。[故事]三国時代、諸葛亮が、劉備の再三の懇請に感激して出仕したという故事から。〈蜀志・諸葛亮伝> **しゅーでい【朱泥】** ●赤褐色の泥。●鉄分の多い土を用いた赤褐色の陶器。 **じゅーてん【主点】** その物事の中心になるだいじな箇所。類語要点。重点。 **じゅーでん【受電】** 《名・自他サ》●電報を受け取ること。●電力を受けること。⇔送電。 **しゅーと【衆徒】** 昔、大きな寺に集まり修行していた多くの僧。転じて、僧兵。 **しゅーと【酒徒】** 〔文〕●酒飲み仲間。酒の好きな仲間。●酒ばかり飲んでいる人。 **しゅーと【首途】** 〔文〕●旅に出ること。●新たに物事をし始めること。=首途{かどで}。類語②出発。出立。 **しゅーと【首都】** その国の中央政府のある都市。首府。「日本の―は東京」「―圏」 **しゅーとう【手套】** 〔文〕「手ぶくろ」の古い言い方。 **しゅ・とう【種痘】** 痘瘡(=天然痘)の予防のため、毒力を弱めた病原体を皮膚にうえつけて、人体に免疫を得させること。うえぼうそう。 **しゅ・とう【酒盗】** カツオの塩辛。[語源]これを肴にすると酒がすすむ、という意から。 **しゅーどう【主動】** 〔物事の〕中心になって行動すること。「―的」「―力」―てき【―的】《形動》〔物事の〕中心になって行動するようす。ーりょく【―力】〔物事の〕中心になって行動する力。 **しゅ・どう【主導】** 《名・他サ》〔他をおさえて〕中心になって指導・活動すること。「――性」「―権」―けん【―権】中心となって大勢をみちびいて行く権力。イニシアチブ。「試合の―をにぎる」―せい【―性】中心になって指導・活動する性質。 **しゅ・どう【手動】** 器械などを、動力を使わずに手で動かして作動させること。「――式」「―信号機」 **しゅ・どう【衆道】** 男色。しゅうどう。[参考]「若衆道」の略。 **じゅ・どう【儒道】** ●儒学の道。儒教で説く道徳。●儒教と道教。儒家と道家。 **じゅーどう【受動】** 他からの働きを受けること。受け身。所動。⇔能動。―きつえん【―喫煙】「間接喫煙」に同じ。―せい【―性】他からの働きかけを受け入れる性質。また、他からうながされて物事をする性質。⇔能動性。―てき【―的】《形動》他からの働きかけを受けているようす。また、他からうながされて物事をするようす。⇔能動的。 **じゅどう・たい【受動態】** 〔文法で〕主語がある動作の対象となり、その作用を受けるという関係を示す動詞の様態。受け身。⇔能動態。 **しゅーとく【取得】** 《名・他サ》〔権利・資格・物品などを〕自分のものとして手に入れること。「運転免許を―する」類語獲得。所得。 **しゅとして【主として】** 《副》大部分をしめているようす。おもに。もっぱら。「この店には―学生が来る」 **じゅ・なん【受難】** 《名・自サ》苦難・災難にあうこと。類語受苦。●キリスト教で、キリストが十字架にかけられ刑をうけた苦難。「―曲」 **ジュニア** ●年少者。●下級生。⇔②シニア。●中・高校生ぐらいの少女。「――向けの雑誌」 **しゅ・にく【朱肉】** 朱色の印肉。 **しゅにく【酒肉】** 酒とそれにそえる動物の肉。転じて、酒とさかな。酒肴。[コロ]「―に溺れる」 **じゅにゅう【授乳】** 《名・自他サ》〔赤ん坊に〕乳を飲ませること。「―時間」「―期」 **しゅ・にん【主任】** ある範囲の仕事を主になって受け持つ・役(人)。「英語科の―」「販売―」「―弁護人」 **じゅ・にん【受忍】** 《名・他サ》我慢して受け入れること。ーげんど【―限度】迷惑をこうむっても我慢すべき範囲。 **しゅ・ぬり【朱塗り】** 〔道具や建造物などを〕朱色にぬること。また、朱色にぬったもの。「―の門」 **しゅーのう【首脳・主脳】** ●〔組織・集団などの〕指導的立場で活躍する人。おもだった人。「政府―」類語巨頭。領袖。●物事の主要な部分。主眼。[表記]多く、①は「首脳」、②は「主脳」と書く。 **じゅ・のう【受納】** 《名・他サ》〔贈り物の金品などを〕受けとっておさめること。受け入れること。類語受領。 **シュノーケル** ●潜水艦で、潜航したまま水面上に通気管を出して自由に吸排気を行う装置。●顔を水につけたまま泳ぐのに用いる曲がった管。一端を水面上に出し、他の一端を口にくわえて息をする。[参考]②は商標名。=スノーケル。▽[独]Schnorchel **しゅ・はい【酒杯・酒盃】** さかずき。[コロ]「―をかわす」 **しゅ・はい【受配】** 《名・他サ》配給・配布・配当などを受けること。 **じゅーばく【呪縛】** 《名・他サ》●他人にまじないをかけてその体を動けなくすること。●心理的に他人の心の自由をうばうこと。[コロ]「―をとく」 <680> **しゅはん【主犯】** ふたり以上で行った犯罪で、その犯行の実行の中心となった者。⇔従犯。 **しゅ・はん【首班】** ●第一の席次・地位。●特に、内閣の中で第一の地位。内閣総理大臣。「―指名」 **じゅばん【襦袢】** 〔襟のある〕和服用の下着。肌じゅばん・半じゅばん・長じゅばんなどがある。=襦袢{じゅばん}。▽[葡]gibão **しゅ・ひ【守秘】** 《名・自他サ》〔公務員などが〕仕事上で知りえた秘密を守ること。「―義務」 **しゅーひ【種皮】** 種子の外側を包んでいる皮膜。 **しゅーぶ【主部】** ●物事のおもな部分。●文の中で、主語とそれを修飾する語のある部分。⇔述部。 **じゅふ【呪符】** わざわいを防ぐ力があるとして身につけるまじないの札・お守りなどの類。 **シュプール** スキーですべった跡。▽[独]Spur **じゅーぶつ【儒仏】** 〔文〕儒教と仏教。「―の教え」 **じゅーぶつ【呪物】** 呪力があると信じられ神聖視される物。ある種の動植物・岩石・人形など。「―崇拝」 **しゅ・び【守備】** 《名・他サ》〔攻めてくる敵に対して」陣地を守り攻撃を防ぐこと。守り。「―を固める」「―範囲」類語防衛。防御。⇔攻撃。 **しゅーび【首尾】** ●(動物の「くび」と「お」の意から)物事の始めと終わり。終始。●物事の経過・結果。顛末。―よく《副》〔望んでいた通り〕都合よく。うまいぐあいに。「―成功した」 **じゅーひ【樹皮】** 樹木のいちばん外側の部分にある組織。樹木のかわ。木皮。「白樺の―」 **しゅび・いっかん【首尾一貫】** 《名・自サ》始めから終わりまで、筋が通っていること。「彼の主張はーしている」 **ジュピター** ●ローマ神話で、最高の神。天を支配する。ユピテル。ギリシャ神話のゼウスにあたる。●木星。▽[羅]Jupiter **しゅ・ひつ【主筆】** 新聞社・雑誌社の記者のなかで、首席を務める人。重要な記事や論説などを書く。 **しゅ・ひつ【朱筆】** ●朱墨をつけた筆。●朱で書き入れをすること。 **―を入・れる** 《句》朱で書き入れや訂正などをする。朱筆を加える。「原稿に―・れる」 **しゅーびょう【種苗】** 植物のたねとなえ。 **じゅ‐ひょう【樹氷】** 霧氷の一種。氷点以下に冷えた濃霧が、木の枝などにこおりついたもの。細い氷の層が花のように美しく見える。類語樹霜。 **しゅーひん【主賓】** ●客の中でいちばんおもだった人。正客。●[文]主人と客。主客。 **しゅーびん【溲瓶】** しびん。 **しゅ・ふ【主婦】** 〔妻であって〕一家の家事を中心になって切り回している女性。「家庭の―」「専業―」 **しゅ・ふ【首府】** 「首都」に同じ。 **しゅーぶつ【呪物】** 呪力があると信じられ神聖視される物。ある種の動植物・岩石・人形など。「―崇拝」 **シュプレヒコール** ●演劇で、一つのせりふを多くの人が同時に朗唱する表現形式。●集会やデモなどで、要求やスローガンを大勢で一斉にさけぶこと。「戦争反対のーがひびく」▽[独]Sprechchor **しゅーぶん【主文】** ●文章の中の主要な部分。●〔法〕裁判の判決文で、結論となる部分。判決主文。 **じゅふん【受粉】** 《名・自サ》種子植物のおしべの花粉がめしべの柱頭につくこと。「自家―」 **じゅふん【授粉】** 《名・他サ》〔人の手で〕おしべの花粉をめしべにつけること。受粉させること。 **しゅ・へい【守兵】** 守備にあたる兵。 **しゅ・へい【手兵】** 部下として手もとに置き、直接指揮する兵。手勢。「――を率いて攻撃する」 **しゅ・へき【酒癖】** 酒によったときのくせ。 **しゅ・べつ【種別】** 《名・他サ》種類によって分けること。また、その区別。種類分け。類別。類語分類。 **しゅ・ほ【酒保】** 《酒を売る人の意から)兵営の中にあって酒・日用品などをあつかう売店。類語PX。 **しゅ・ほう【主峰】** その山脈の中でいちばん高い山。 **しゅ・ほう【主砲】** ●その軍艦にある大砲のうち、もっとも口径が大きく威力のある大砲。●野球やバレーボールなどで、攻撃の主力となる強打者。 **しゅ・ほう【修法】** 密教で、加持祈禱の行法。すほう。ずほう。 **しゅ・ほう【手法】** 芸術品などを作るときの技術上の方法。また、物事のやりかた。類語技法。 **しゅ・ぼう【首謀・主謀】** 悪事・陰謀などを中心になって計画する・こと(人)。「反乱軍の―者」 **じゅ・ほう【呪法】** ●呪文を唱えて行う法式や祈禱。●〔多く、人をのろう場合に行われる〕呪術。 **じゅぼく・どう【入木道】** 「書道」の別称。[故事]晋の時代、王羲之が木に字を書いたところ、筆勢が強くて墨が三寸の深さまでしみこんだという故事から。〈書断> **しゅ・み【趣味】** ●〔興味をわかせる〕品のよいあじわい。おもむき。「――ある庭園」●物事の、あじわい・おもしろみを理解する力。また、その傾向。「高尚な―」「―がいい」●〔仕事としてではなく]楽しみとして興味を持つ事柄。また、好んですること。このみ。「―と実益を兼ねる」「―が広い」「―嗜好」類語道楽。 **>【類義語の使い分け「道楽・趣味」】** **シュミーズ** 女性の洋装用の下着の一つ。ひもで肩からつり、胸から股までをおおうもの。ふつう、袖がない。シミーズ。類語スリップ。▽[仏]chemise **しゅみ・せん【須弥山】** 世界の中心にあるという非常に高い山。日月がその周囲を回り、頂上に帝釈天、中腹に四天王が住むという。すみせん。[参考]梵語Sumeru(=妙高)の音訳。 **しゅみ・だん【須弥壇】** 寺院の仏殿に設けられた、仏像を安置する壇。もと、須弥山をかたどったという。仏座。すみだん。 **しゅ‐みゃく【主脈】** ●山脈・鉱脈・水脈などで、主要なもの。●〔葉の中央をつらぬく」最も太い葉脈。●主要な系統・系列。「日本産業の―」対①~③支脈。 **じゅ・みょう【寿命】** ●いのちの長さ。命数。「平均―」●その物が使用にたえる期間。「機械の―」 **しゅ・む【主務】** ●中心となってその事務をあつかう・こと(人)。「―大臣」●主要な任務。 **しゅーめい【主命】** 主君・主人の命令。 **じゅ・めい【受命】** 《名・自サ》〔文〕●命令をうけること。●〔中国古代の思想で」天の命令をうけて天子になること。「―の君」 **しゅもく【撞木】** 仏具の一つ。鐘・鉦などをたたき鳴らすためのT字形の棒。かねたたき。―づえ【―杖】握りの部分がT字形になっている杖。 <681> **しゅもく【種目】** 種類によっていくつかに分けた項目。種類の名目。「競技の―」 **じゅもく【樹木】** 木。特に、立ち木。 **しゅ・もつ【腫物】** 〔文〕できもの。腫れ物。 **じゅ・もん【呪文】** まじないやのろいの効果があるとされる・ことば(文句)。[コロ]「―を唱える」 **しゅーやく【主役】** ●演劇・映画などで、中心となる主要人物の役柄。また、それを演じる役者。「―を演じる」⇔端役。●ある物事をするときの、主要な役目(の人)。⇔脇役。 **しゅーやく【主薬】** 「主剤」に同じ。 **しゅ・ゆ【須臾】** 〔文]ほんのわずかの時間。しばし。「―にして消える」「―の間」 **じゅ‐よ【授与】** 《名・他サ》〔改まった場で〕賞や証書をさずけ与えること。「卒業証書を―する」 **しゅ‐よう【主用】** ●主君・主人の用事。●おもな用事。「―を果たす」 **しゅ‐よう【主要】** 《名・形動》おもだって大切なこと。「財界の―な人物」類語肝要。重要。 **しゅ‐よう【腫瘍】** 体の中の細胞の一部が、周囲の組織と関係なく、異常な増え方をして大きくなるもの。悪性のものに癌腫・肉腫などがある。 **じゅ‐よう【受容】** 《名・他サ》〔他人の気持ち・考えなどを〕受け入れること。「申し入れを―する」 **じゅ‐よう【需用】** 電気・ガスで、用いる需要があること。入用。「―電力」 **じゅ‐よう【需要】** ●物品を求めること。いりよう。●〔経]購買力のある人が商品に対してもつ購買の欲望。また、その量。[表記]電気・ガス関係では「需用」と書く。⇔供給。 **しゅよく【主翼】** 飛行機に揚力を与える大きなつばさ。胴体から左右両側に張り出している。 **しゅら【修羅】** ●「阿修羅」の略。●戦争。闘争。[連]「―の巷(=修羅場)」●大木や大石を運ぶ車。修羅車。石車。―じょう【―場】戦争や闘争の行われる血なまぐさい悲惨な場所。修羅道。修羅場。―ば【―場】●演劇・講談などで、激しく悲壮な争いの場面。しゅらじょう(修羅場)。●激しい言い合いや、もめごとなどが行われる場面。「カップルの―」 **――の巷と化・す** 《句》戦闘や闘争の行われる場所となる。 **――を燃や・す** 《句》ねたみ・うらみ・憎しみ・怒りなどの心を盛んにおこす。 **シュラーフ** 「シュラーフザック」の略。―ザック 登山用具の一つ。羽根・真綿などを入れた袋状の布団。頭だけ外に出るようになっている。寝袋。スリーピングバッグ。シュラフ。▽[独]Schlafsack **じゅらく【入洛】** 《名・自サ》〔高貴な人が〕京都に入ること。上洛。入洛。[参考]「洛」は古代中国の都の洛陽のことで、転じて京都をさす。 **ジュラルミン** アルミニウムに少量の銅・マンガン・マグネシウムをまぜた白色の軽合金。軽くて強い。飛行機・自動車・建築物などの重要な材料。▽duralumin **しゅらん【酒乱】** 酒にようと前後のみさかいがなくなり、言動が荒々しくなる・こと(人) **じゅ・り【受理】** 《名・他サ》〔願書・届けなどの書類を〕受け付けること。「申請を―する」類語受領。 **しゅりけん【手裏剣】** 片手の中に持って、敵に投げつける小剣。 **じゅーりつ【樹立】** 《名・自他サ》しっかりとうちたてること。また、しっかりとたつこと。「超人的な記録を―する」「国交を―する」類語確立。 **しゅーりゅう【主流】** ●「いくつかの支流が合流してできた〕川の中心をなす流れ。本流。●〔同一分野の学問・思想などの中で〕中心となっている傾向・流派。「―派」「現代文学の―」⇔①②支流。 **しゅーりゅうだん【手榴弾】** 手で投げる小型の爆弾。手投げ弾。手榴弾。 **しゅ・りょう【狩猟】** 《名・自サ》山野で野生の鳥や獣を捕らえること。かり。りょう。 **しゅーりょう【酒量】** 一人が飲む、酒の量。 **しゅーりょう【首領】** (あたま・くびの意)集団をなすもののかしら。頭目。〔ふつう、悪党などのかしらに対して使う〕「海賊の―」類語首魁。 **じゅーりょう【受領】** 《名・他サ》〔正式の手続きを経て〕金や物を受け取ること。「代金を―する」「―証」類語領収。受理。受納。 **しゅーりょく【主力】** ●〔ある勢力の〕中心を形成している力。「―打者」「―部隊」●〔物事の〕中心となっている傾向。大勢。「輸出品では自動車が―だ」●もっている力の大部分。「英語に―をそそぐ」 **じゅ・りょく【呪力】** 〔文〕まじないやのろいの力。 **じゅーりん【樹林】** 樹木が特に多く生えている林。「―帯」類語森林。叢林。 **しゅーるい【種類】** ある基準によって区別した、一つ一つの集まり。類語類。種。部類。 **しゅーるい【酒類】** 酒の種類。また、アルコール分をふくむ飲み物の総称。 **じゅ・れい【寿齢】** 〔文〕長生きした人の年齢。 **じゅ・れい【樹齢】** 樹木の年齢。「―一〇〇〇年」 **シュレッダー** 不要になった紙を細かく切り刻む機械。極秘書類の処理などに用いる。▷shredder **しゅーれん【手練】** 〔文〕〔技芸・武術などで]熟練してたくみな手ぎわ・腕前。「―の早わざ」類語てだれ。[注意]「てれん」と読むと別語。 **しゅろ【棕櫚】** ヤシ科の常緑高木。幹の先から長い葉柄を多数出し、細く分かれたかたい葉をうちわ状に開く。幹を包む褐色の繊維質「しゅろの毛」から、なわ・ほうきなどを作る。 **しゅろう【鐘楼】** しょうろう。 **じゅ・ろう【入牢】** にゅうろう。 **じゅろうじん【寿老人】** 七福神の一つ。長寿を授けるという神。長いひげを垂らし、杖を持ち、鹿を連れた姿でえがかれる。▽えがかれる姿が福禄寿と逆になることもある。 **しゅろ・ちく【棕櫚竹】** ヤシ科の常緑低木。葉はシュロに似、幹は竹に似るが通常黒褐色の繊維でおおわれる。観賞用。 **しゅーわ【手話】** 手まねの組み合わせによって、意志の伝達を図る聴覚障害者の会話法。―ほう【―法】聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つ。手話を用いた意志伝達手段。 **じゅわき【受話器】** 電話機の受信する側の器具。■一般に電話機のことをもいう。⇔送話器。 **しゅわしゅわ** 《副》《「―と」の形も)液体が泡立つようす。炭酸などの泡がはじけるようす。また、その音の形容。 **しゅわん【手腕】** 物事をたくみに処理・実行する腕前。「政治的な―を発揮する」 <682> **しゅん【旬】** ●魚・野菜・果物などの出盛りの最も味のよい時期。出盛り期。「――の野菜」●ある物事を行うのに最もよい時期。また、盛りの時期。「―の女優」「―の過ぎたアイドル」 **しゅん【準・准】** 《接頭》「それにならう」「それに次ぐ」「それに近い取り扱いを受ける」などの意。「―急行」「―会員」[表記]「准看護師」「准教授」は「准」と書く。 **しゅん【純】** ■《接頭》「まじりけがない」「純粋な」の意。「―文学」「―日本式」■《形動》〔性格・気持ちなどに〕かざりけがなく、素直なようす。純粋なようす。「―な童心を傷つける」類語初心。 **じゅん【旬】** 《名》一〇日間。特に、一か月を三分した一〇日間。上・中・下に分ける。「九月上―」■《助数》〔古〕一○年を一区切りとして年齢を数える語。「齢第八―(=八〇歳)」 **じゅん【醇】** 《名・形動》〔文〕〔日本酒などが〕まじりけがなく味にこくがあること。「―なる酒」●まじりけがないこと。純粋なこと。純。「―なる詩境」 **じゅん【順】** ●ある一定の決まりによって決められた配列。順序。順番。〔接尾語的にも使う〕「到着した―に並ぶ」「五十音―」類語序列。●《名・形動》物事のやり方や順序が、正しくて適当であること。順当。「まず謝罪するのが―だ」●《名・形動》素直に従うこと。柔順。「長上には―な人」 **じゅん・あい【純愛】** 真心からの愛情。純粋な愛情。〔ふつう、男女間の愛情についていう〕「―物語」 **じゅん・い【准尉】** ●旧日本陸軍で、曹長の上、少尉の下の階級。准士官。●自衛隊で、「准陸尉」「准海尉」「准空尉」の通称。 **じゅん・い【順位】** ある基準にもとづく順番によって決められた地位。また、順番で表した位置。 **しゅん・いつ【俊逸】** 才知が特にすぐれていること。また、その人。類語俊英。俊秀。 **じゅん・いつ【純一】** 《形動》まじりけがないようす。偽りやかざりけがないようす。「―な思い」類語純粋。 **じゅんいつ・むざつ【純一無雑】** 《名・形動》まじりけがないこと。偽りや汚れがなく、清らかなこと。 **しゅん・えい【俊英】** 才知がすぐれてひいでている・こと(人)。俊才。類語俊秀。俊逸。 **じゅんえき【純益】** 総収益からいろいろな経費を引いた残りの利益。純粋の利益。純利。類語実益。 **じゅん・えん【巡演】** 《名・自サ》〔芝居などを〕あちこち場所をかえて、上演して回ること。類語巡業。 **じゅん・えん【順延】** 《名・他サ》〔行事の開催期日などを〕順ぐりにのばすこと。「雨天―」 **じゅんえん【順縁】** ●善事が仏道に入る縁になること。●年をとった者から順に死ぬこと。子が父を、また、年少者が年長者を弔うこと。対②逆縁。 **じゅん・おう【順応】** 《名・自サ》→じゅんのう(順応)。 **じゅん・おくり【順送り】** 順を追って次から次へと送ること。「書類を―にする」 **しゅんが【春画】** 性行為をえがいた絵。まくら絵。 **じゅん・か【純化】** 《名・他サ》●まじりものをなく純粋にすること。「気持ちを―する」●醇化。 **じゅん・か【醇化】** 《名・他サ》●人を徳などによって教え導き、心を正しく美しいものにすること。●雑多なものを整理して組織だて、不純な要素を取り去ること。純化。「詩の形式を―する」 **じゅん・か【順化・馴化】** 《名・自サ》気候や環境の異なる所へ移された生物が、それに適する性質を持つようになること。「高度に―する」 **じゅん・かい【巡回・巡廻】** 《名・自サ》●ある施設が順次に移って行くこと。「―図書館」●〔ある限られた区域などを〕見まわること。類語巡視。巡察。巡見。 **しゅん・か・しゅうとう【春夏秋冬】** 春と夏と秋と冬。四季。〔「一年中」「一年を通して」の意で、副詞的にも使われる〕「トマトは―出回っている」 **じゅん・かつ【潤滑】** 《形動》うるおいがあって、なめらかなようす。―ゆ【―油】●摩擦による機械の焼き付き・摩耗を防ぐために、摩擦部分にさす油。●物事が円滑に運ばれる仲立ちとなるもの。「労使間の―となる」 **しゅんぎく【春菊】** キク科の一、二年草。若葉は食用。菊菜。 **じゅん・ぎゃく【順逆】** 〔文〕●道理にあったことと、道理にそむいたこと。「事の―をわきまえる」類語正邪。曲直。●順当なことと、さかさまなこと。●従うことと、逆らうこと。恭順と反逆。 **じゅん・きゅう【準急】** 「準急行列車」の略。急行につぐ列車・電車。普通列車よりも停車駅が少ない。 **しゅん・きょ【峻拒】** 《名・他サ》〔文]厳しい態度で断ること。「申し出を―する」 **じゅん・きょ【準拠】** 《名・自サ》ある標準的なものをよりどころとしてそれに従うこと。また、よりどころとなるもの。「教科書に―した問題集」 **しゅん・ぎょう【春暁】** 〔文]春の夜明け。 **じゅん・きょう【殉教】** 《名・自サ》信仰する宗教のために命を捨ててつくすこと。「―者」 **しゅんかん【春寒】** 〔文]春さきに残る寒さ。春寒。「―の候」 **しゅんかん【瞬間】** (またたきをする間の意から)非常に短い時間。また、何かをしたすぐあと。・・・したとたん。「―の出来事」「打った―、勝ったと思った」類語瞬時。一瞬。刹那。 **じゅん・かん【循環】** 《名・自サ》めぐってもとにかえり、それをくり返すこと。「市内を―するバス」「悪―」―がた・しゃかい【―型社会】限りある資源を効率よく利用し、ごみを減らし再利用をすすめて環境を守ろうとする社会。―き【―器】血液やリンパ液をめぐらせて、各器官に栄養を補給したり、不要になったものを運び去ったりする器官。心臓・血管・リンパ管など。 **じゅん・かん【旬刊】** 〔新聞・雑誌などを〕一○日ごとに刊行する・こと(もの)。 **じゅんかん【旬間】** 〔ある行事などを行うために特別に決めた〕一〇日間。「交通安全―」 **しゅん・き【春期】** 春の期間。春の間。「―講習会」 **しゅんき【春機】** 〔文]異性に対する性的な欲情。―はつどうき【―発動期】異性に対する関心があらわれてくる年ごろ。思春期。青春期。 **しゅんき【春季】** 春の季節。〔特別の行事などを表す語につけて使う〕「――運動会」 **じゅん・ぎょう【巡業】** 《名・自サ》〔大相撲・芝居などを〕あちこち興行して回ること。 **じゅん・きょうじゅ【准教授】** 大学・高等専門学校で、教授の下で学生の教育や学術研究に従事する教員。 <683> **じゅんきん【純金】** 不純物をふくまない金。二十四金。本金。類語金無垢。 **じゅん・ぎん【純銀】** 不純物をふくまない銀。 **じゅん・きんちさん【準禁治産】** 〔法〕自分で財産を管理する能力のない者の利益を守るために、その行為を制限した制度。[参考]成年後見制度。 **じゅんぐり【順繰り】** 次々に順を追ってすること。順々。〔「ーに」の形で副詞的に使う〕「――に答える」 **しゅん・けい【春景】** 〔文〕春の景色。春色。春光。 **じゅん・けい【純系】** 遺伝子に雑種・異種のまじっていない純粋の系統。 **しゅんけい・ぬり【春慶塗】** 堺の漆工、春慶がはじめたという漆塗りの一種。下地を黄色または赤色に染め、木目が見えるように透明な漆をかける。 **しゅんけつ【俊傑】** 才知が多くの人よりずばぬけてすぐれている人。「維新の―」類語英傑。 **じゅんけつ【純潔】** 《名・形動》●心に汚れがなくて清らかなこと。類語純真。●異性との性的なまじわりがなくて、体が清らかなこと。[コロ]「―を守る」 **じゅん・けつ【純血】** 同種のおすとめすの間に生まれたもの。純粋な血すじ。「―のシェパード」「―種」 **じゅん・げつ【旬月】** 〔文〕●一〇日間と一か月。●短い日数。わずかな日数。「―の間」 **じゅん、けっしょう【準決勝】** 競技などで、決勝戦の出場資格を決めるための試合。「――に進出する」 **しゅんけん【峻険・峻嶮】** 《形動》《名》[文]山などが高くけわしいこと。「―な山岳地帯」●態度などが厳しく近づきがたいようす。 **しゅんげん【峻厳】** 《形動》〔文〕●非常にいかめしく、厳しいようす。「―な態度で臨む」●山などが非常にけわしいようす。また、自然などが厳しいようす。 **じゅん・けん【純絹】** 「正絹」に同じ。 **じゅん・けん【巡検】** 《名・他サ》取り調べて回ること。 **じゅん・けん【巡見】** 《名・他サ》見回ること。見回り。「各地区を―する」類語巡回。巡視。 **じゅんこ【醇乎・純乎】** 《形動》〔文〕純粋で優れているようす。〔多く、精神的・文化的なものに言う〕「―たる武士の精神」 **しゅんこう【春光】** [文]●春の日光。類語春日。●のどかな春のけしき。春景。春色。 **しゅんこう【春耕】** 春に田畑をたがやすこと。 **しゅんこう【春郊】** 〔文〕春の郊外。 **しゅん・こう【竣工:竣功】** 《名・自サ》工事ができあがること。類語竣成。落成。⇔着工。起工。 **じゅんこう【巡幸】** 《名・自サ》天皇が各地を旅行されること。 **じゅんこう【巡航】** 《名・自サ》船・航空機などで各地をめぐり回ること。「―船」―そくど【―速度】船舶・航空機が、最も少ない燃料で長距離または長時間航行できる速度。経済速力。―ミサイル 低空をジェットエンジンで飛ぶ長距離誘導ミサイル。 **じゅんこう【巡行】** 《名・自サ》〔見学・参拝などのため〕あちこちをめぐり歩くこと。「史跡―の旅」類語巡遊。 **じゅん‐こう【順行】** 《名・自サ》●順序に従って進んで行くこと。●〔天〕太陽から見て、天体が地球と同方向に進むこと。また、その運動。⇔②逆行。 **じゅんこく【殉国】** 〔文〕国家の大事に際し、命を捨てて働くこと。国に殉じること。 **じゅんさ【巡査】** ●警察官の階級の一つ。巡査部長の下位。●警官。ポリス。おまわり(さん)。 **しゅんさい【俊才・駿才】** すぐれた才知。また、その持ち主。英才。秀才。類語俊秀。 **じゅんさい【蓴菜】** スイレン科の多年草。茎は水中にあって、楕円形の葉を水面に浮かべる。粘液質でおおわれた若芽・若葉は食用。ぬなわ。 **じゅん・さつ【巡察】** 《名・他サ》〔文〕〔役目として〕実地に見て回って事情を調べること。巡回して視察すること。類語巡視。巡回。 **しゅんじ【瞬時】** 〔文〕またたきをする時間。転じて、きわめてわずかな時間。瞬刻。「―も目をはなせない」類語瞬間。一瞬。刹那。 **じゅん・し【殉死】** 《名・自サ》〔忠節を示すため〕死んだ主君の後を追って自殺すること。追い腹。 **じゅんし【巡視】** 《名・他サ》〔警戒したり監督するために〕見回って歩くこと。「―船」類語巡察。巡見。 **じゅんじ【順次】** 《副》《「―に」の形も》順番に従って物事をするようす。順ぐり。順々。「―答える」 **しゅんじつ【春日】** 〔文〕うららかな春の日。春の日ざし。春日。四字「―遅々」類語春光。春陽。 **じゅんじつ【旬日】** 〔文〕一〇日間。また、一〇日間に近い日数。一旬。「―を出ない」 **じゅんしゃく【巡錫】** 《名・自サ》身分の高い僧が各地をめぐり歩いて人々を教化すること。[参考]僧は行脚の際は必ず錫杖をたずさえていたことから。 **じゅん・しゅ【順守・遵守】** 《名・他サ》法律・教え・言いつけなどに従い、それを守ること。[コロ]「法を―する」[表記]「順守」は書きかえ字。類語遵奉。 **しゅん・しゅう【俊秀】** 《名・形動》〔文]才知がすぐれて、人よりひいでている・こと(人)。類語俊逸。 **しゅん・しゅう【春愁】** 〔文〕春の日の、なんとなく憂うつな、もの思い。⇔秋思。 **しゅん・じゅう【春秋】** ●春と秋。●〔文〕一年。歳月。特に、未来の歳月。●〔文]年齢。●五経の一つ。中国周代、魯の国の年代記。魯の史官が書いたものに孔子が筆を加え整理したという。―の・ひっぽう【―の筆法】《連語》《中国の経書「春秋」で行われた筆法の意)●厳しい態度で批判を行うこと。●間接的な関係にある原因と結果とを直接結びつけて、物事を批判する方法。 **―高・し** 《句》〔文〕年をとっている。高齢である。 **――に富・む** 《句》年齢が若く、将来が長い。 **しゅん・しゅん** 《副》(「―と」の形でも)鉄瓶・やかんなどの湯がにえ立つ音の形容。 **しゅんじゅん【逡巡】** 《名・自サ》〔文]なかなか決心がつかずに、ためらうこと。まようこと。「決定にーする」四字「狐疑―(=いろいろ疑って、ためらう)」類語躊躇。 **じゅんじゅん【順順】** 順序を追ってすること。順ぐり。〔「ーに」の形で副詞的に使う〕「――に話をする」 **じゅんじゅん【諄諄】** 《形動》相手が十分納得するように、すじ道を立てて、ていねいに説き聞かせるようす。「―とさとす」 **じゅんじょ【順序】** ●ある一定の決まりによって決められた配列。順番。順。「―不同」●〔物事を行う〕手順。段どり。「―をふむ」―だ・てる【―立てる】《他下一》一定の順序にする。すじ道を立てる。「―・てて述べる」 <684> **しゅん・しょう【春宵】** 〔文〕春の夜。 **―一刻値千金** 《句》春の夜はおもむきが深く、その一刻は千金のねうちがある。〈蘇軾・春夜詩〉 **しゅん・しょう【峻峭】** 《形動》〔文〕〔山などが]険しいようす。●[性質などが〕厳しくむごいようす。●気高くすぐれているようす。 **しゅん・じょう【春情】** 〔文〕●春らしいようす・雰囲気。類語春光。●異性に対する性的欲望。色情。いろけ。[コロ]「―をもよおす」 **じゅん・しょう【准将】** 「代将」に同じ。 **じゅん・じょう【殉情】** 感情にすべてをゆだねること。感情に殉じること。 **じゅんじょう【準縄】** (水盛りと墨縄の意から)[文]手本。おきて。規則。四字「規矩―」 **じゅん・じょう【純情】** 《名・形動》素直で邪心のない心。また、そのような心をもっていること。「―な少女」類語純真。純潔。 **しゅん・しょく【春色】** 〔文〕●春の景色。春景。春光。●春の気配。「―濃い北海道」 **じゅん・しょく【殉職】** 《名・自サ》職責を果たすために命を捨てること。職務の遂行中に死ぬこと。 **じゅん・しょく【潤色】** 《名・他サ》《色をつけてつやを出す意から)●表面をつくろって、かざること。●事実を誇張したり変えたりしておもしろくすること。「事実を―して語る」類語脚色。 **じゅん・しょく【純色】** 一つの色相の中で最も彩度の高い色。 **じゅん・じる【殉じる】** 《自上一》●主君・主人などのあとを追って死ぬ。殉死する。●物事をなすために自分の命を投げ出す。「国難に―・じる」=殉ずる。 **じゅん・じる【準じる・准じる】** 《自上一》〔あるものを手本として〕それと同等の扱いをする。ならう。のっとる。「正会員にー・じる資格」●「あるものを基準にして〕それとのつりあいをとる。応じる。なぞらえる。「収入に―・じた負担金」=準ずる。 **じゅん・しん【純真】** 《名・形動》けがれやいつわりがなく清らかなこと。「子供の―な心」類語純情。純潔。 **しゅんすい【春水】** 〔文]春、(氷がとけて)流れ出る水。[句]「―四沢に満つ〈陶淵明・四時歌〉」 **じゅん・すい【純水】** 〔理〕純度のきわめて高い水。[参考]イオン交換樹脂により精製する。 **じゅんすい【純粋】** 《名・形動》●そのものだけで、混じりけのないこと。「―のアルコール」類語生粋。純然。●〔気持ちや考えに〕利害・かけひきなどがなく、ひたむきなこと。「―な心」―ばいよう【―培養】《名・他サ》●細菌を観察するため、他の菌が混じらないようにしてその細菌をふやすこと。●〔俗]子供や若者を、社会の悪い空気から引きはなして育てること。 **じゅん!ずる【殉ずる】** 《自サ変》殉じる。 **じゅん!ずる【準ずる・准ずる】** 《自サ変》→準じる。 **しゅん・せい【竣成】** 《名・他サ》〔大規模な〕建造物などができあがること。類語竣工。 **じゅん・せい【準星】** 星や星雲と異なった性質をもち、非常に強い光と電波を出す特殊な天体。クエーサー。 **じゅん・せい【純正】** 《名・形動》●純粋で正しいこと。●理論を主にして、応用・実用面は考えないこと。「―化学」 **しゅんせつ【春雪】** 〔文〕春にふる雪。春の雪。 **しゅん・せつ【浚渫】** 《名・他サ》水底にたまった土砂などをさらって取り除くこと。「―船」 **じゅん・せつ【順接】** 《名・自サ》〔文法で〕二つの文または句の接続のしかたの一つ。前文(前句)と後文(後句)とが意味の上で順当につながるもの。「水清ければ魚すまず」の「ば」のように接続助詞を用いる場合や、「事故があった。それで遅れた」の「それで」のように、接続詞を用いる場合がある。⇔逆接。 **じゅんぜん【純然】** 《形動》》余分な物を全くふくまないようす。「―たる水」類語純粋。生粋。●完全にその状態にあるようす。全くそれにちがいないようす。「―たる違法行為」 **しゅん・そう【春草】** 〔文〕春に生える草。 **しゅん・そく【駿足】** ●馬の足が速いこと。また、足の速い馬。類語駿馬。●すぐれた才能を持っている・こと(人)。●足が速い・こと(人)。「―をほこる」[表記]②③は「俊足」とも書く。 **じゅんそく【準則】** 基準とすべき規則。また、その規則にならい従うこと。 **じゅん・たく【潤沢】** 《名・形動》●うるおいがあること。●豊富にあること。「資金は――だ」「―な資源」 **しゅん・だん【春暖】** 〔文]春になって感じるあたたかさ。〔手紙文の挨拶で使う]連「―の候」⇔秋冷。 **じゅん・ち【馴致】** 《名・他サ》●動物などをなれさせて、なつくようにすること。●しだいにある状態になるようにすること。 **じゅん・ちょう【順潮】** 船が進む方向に向かって流れる、潮の流れ。⇔逆潮。 **じゅん・ちょう【順調】** 《名・形動》物事が調子よく進むこと。「事がーに運ぶ」類語好調。⇔不調。 **じゅん・て【順手】** 鉄棒などで、手を上から回して手の甲が上または自分の方へ向くようににぎる、ふつうのにぎり方。[参考]逆手(さかて)(図)。⇔逆手。 **しゅんでい【春泥】** 〔文〕〔雪どけ・霜どけなどのためにできる〕春のぬかるみ。[参考]春の季語。 **しゅん・と** 《副・自サ》気落ちするようす。「しかられて―なる」 **じゅん・ど【純度】** 品質の純粋さの程度。「金の―」 **しゅん・とう【春闘】** 「春季闘争」の略。労働組合が毎年春に、賃上げ要求を中心として行う闘争。 **しゅん・どう【蠢動】** 《名・自サ》《虫がうごめく意)とるにたらない者がかげでこそこそ活動すること。「反対派がーする」 **じゅん・とう【順当】** 《形動》順序や道理にかなっていて、正しいようす。「―に勝ち進む」 **じゅん・なん【殉難】** 《名・自サ》国難や宗教的・社会的な災難などで一身を犠牲にすること。「―者」 **じゅん・に【順に】** 《副》順序に従って。順々に。「―席をつめる」 **じゅん・のう【順応】** 《名・自サ》《「じゅんおう」の連声》環境・刺激などの変化に従って性格・行動が変わり、それに適するようになること。「職場に―する」類語適応。 **しゅん・ば【駿馬】** ↓しゅんめ(駿馬)。 **じゅん・ぱい【巡拝】** 《名・他サ》あちこちの神社や寺院を参拝して回ること。類語巡礼。 **じゅん・ぱく【純白】** 《名・形動》●まっ白なこと。また、まっ白。「―の花嫁衣装」●けがれがなく清らかなこと。「―な乙女心」類語潔白。 **しゅんぱつ・りょく【瞬発力】** [スポーツで]瞬間的に、ばねがはじけるように働く筋肉の力。 <685> **じゅん・ばん【順番】** 決められた順序に従ってその事にあたること。また、その順序。「―がくるう」 **じゅん・び【準備】** 《名・他サ》ある物事をするとき、あらかじめ用意をしてそれにそなえること。そなえ。「―運動」 **じゅん・び【純美”醇美】** 《名・形動》〔文〕まじりけがなく美しいこと。純粋で美しいこと。 **じゅんぴつ【潤筆】** 〔文〕《筆をぬらす意から》書や絵を書くこと。類語揮毫。 **しゅん・びん【俊敏】** 《名・形動》頭の働きがするどく、行動がすばしこいこと。「―な記者」 **しゅんぷう【春風】** 〔文〕〔あたたかい〕春の風。春風{はるかぜ}。 **じゅんぷう【醇風”淳風】** 人情のあつい風俗・習慣。 **――に帆を上・げる** 《句》物事が調子よく進むことのたとえ。類語得手に帆を揚げる。 **しゅんぷう・たいとう【春風、駘蕩】** 《形動》●春の風がおだやかにふくようす。●態度や性格がのんびりして、おおらかなようす。「―たる人物」 **じゅんぷう・びぞく【醇風美俗・淳風美俗】** 人情のあつい、美しい風俗・習慣。良風美俗。 **じゅんぷう‐まんばん【順風満帆】** 《形動》●船が帆にいっぱいの追い風を受けること。●社会での活動などが順調で、なんの障害もないようす。「―の人生」[注意]「じゅんぷうまんぼ」は誤読。 **じゅん・ふどう【順不同】** 順序が一定の基準によっていないこと。順序不同。 **しゅんぶん【春分】** 二十四節気の一つ。太陽が春分点を通る時刻。この日、昼と夜の長さが等しくなる。太陽暦の三月二〇、二一日ごろ。春の彼岸の中日に当たる。⇔秋分。―の・ひ【―の日】国民の祝日の一つ。春分に当たる三月二〇日、二一日ごろ。 **じゅんぶん【純分】** 〔金貨・銀貨・地金などの中に〕純金・純銀のふくまれている分量。 **じゅんぶんがく【純文学】** 〔日本の近代文学で〕純粋な文学思想を表現し、芸術性を第一の目的として創作される文芸作品(特に小説)。⇔大衆文学。 **しゅん・べつ【峻別】** 《名・他サ》けじめをつけて、はっきりと区別すること。「公私をーする」 **じゅん‐ぼう【旬報】** 一○日目ごとに出す、新聞・雑誌などの刊行物。 **じゅん‐ぼう【遵奉】** 《名・他サ》法律・命令・教えなどに忠実に従い、固く守ること。類語遵守。[表記]「順奉」で代用することもある。 **じゅん・ぼう【順法・遵法】** 法律や規則に従い、固く守ること。「―精神」[表記]「順法」は書きかえ字。―とうそう【―闘争】労働争議の戦術の一つ。法律や規則を守ることによって、事実上、能率を下げるもの。集団欠勤・残業拒否・定時退庁など。[参考]争議権を持たない公務員の労働組合で多く用いられる。 **じゅん・ぼく【純朴・純樸・醇朴・淳朴】** 《形動》素直でかざりけのないようす。また、人情が厚く素朴なようす。「―な土地がら」 **しゅん‐ぽん【春本】** 男女のまじわりのようすを興味本位にかいた本。猥本。 **しゅん‐みん【春眠】** 〔文〕春の夜の眠り。 **――暁を覚えず** 《句》春の夜は短く、その上眠り心地がよいので明け方になっても目が覚めない。〈孟浩然・春暁〉 **しゅん‐め【駿馬】** 足の速い、すぐれた馬。汗馬。類語良馬。駿足。⇔駑馬。 **じゅん・めん【純綿】** 綿花だけで作った綿糸・綿織物。 **じゅん・もう【純毛】** 動物の毛だけで作った毛糸・毛織物。 **じゅん・ゆう【巡遊】** 《名・自サ》〔文〕あちこち旅行して回ること。類語巡歴。周遊。巡行。 **じゅん‐よ【旬余】** 〔文〕一○日余り。 **しゅん‐よう【春陽】** 〔文〕春の日ざし。春の陽気。 **じゅん‐よう【準用】** 《名・他サ》あるものに適用する法律・規則などを、他のものにも適用すること。 **じゅんようかん【巡洋艦】** 戦艦より速く、駆逐艦より航続力がある軍艦。 **じゅんら【巡邏】** 《名・他サ》〔警戒のために〕見回って歩くこと。警邏。類語巡視。 **しゅんらん【春蘭】** ラン科の常緑多年草。早春、やや大形でうすい黄緑色の花をつける。ほくろ。 **じゅん・らん【巡覧】** 《名・他サ》〔文〕各地を回って見物して歩くこと。類語巡遊。巡歴。 **じゅん・り【純利】** 「純益」に同じ。 **じゅん・り【純理】** 純粋の理論・学理。 **じゅん・りょう【淳良】** 《形動》かざりけがなくて善良なようす。素朴で善良なようす。「―な学生」 **じゅん・りょう【純量】** 〔総重量から容器などの重さを除いた〕正味の重量。 **じゅん・りょう【純良】** 《形動》〔加工品などで〕不純物がはいっていなくて質がよいようす。「―バター」 **じゅん・りょう【順良】** 《形動》素直で善良なようす。「―な市民」 **しゅん・れい【峻嶺】** 〔文〕険しくて高いみね。 **じゅん・れい【巡礼・順礼】** 《名・自サ》宗教上の聖地や霊場をめぐり歩いておがむ・こと(人)。「―者」「―地」類語巡拝。 **じゅん・れき【巡歴】** 《名・自サ》〔ある目的をもって」各地をめぐり歩くこと。遍歴。類語巡遊。 **しゅん・れつ【峻烈】** 《形動》〔文〕〔人に対する言動・態度などが〕厳しく激しいようす。「―な批評」類語苛烈。酷烈。 **じゅん・れつ【順列】** ●順序。序列。●〔数〕〔いくつかある物の中から」異なるいくつかの物を取り出して一列に並べる配列のしかた。 **じゅん‐ろ【順路】** 〔ある地点から他の地点に行く」順序のある道筋。道順。「見学の―を示す」 **しょ【初】** 《接頭》「はじめての」「最初の」などの意。「―対面」「―一念」■《接尾》「・・・のはじめ」の意。「明治―」「六月―」 **しょ【諸】** 《接頭》「いろいろの」「多くの」などの意。「―問題」「―経費」「―外国」 **しょ【所】** 《接尾》ある事を行うための「場所・施設・機関」などの意。「研究所」「保健所」「出張所」 **しょ【署】** ■《接尾》「役所」の意。「税務署」「消防署」■《名》「警察署」の略。「―まで同行してください」 **しょ【暑】** 〔文〕夏の暑さ。●二十四節気のうち、大暑と小暑。立秋前の三〇日間。また、夏の土用の一八日間。 <686> **しょ【緒】** 〔文〕〔物事の始まる〕いとぐち。端緒。緒{いとぐち}。 **―に就・く** 《句》物事に着手する。また、着手した物事が軌道に乗りだす。緒に就く。 **しょ【書】** 《名》●書いた文字。筆跡。「空海のー」●文字の書き方。書道。「――を習う」●手紙。「――を送る」●書物。「―をひもとく」■《接尾》「書物」「文書」などの意。「参考書」「履歴書」 **じ‐よ【時余】** 〔文〕一時間あまり。 **じ‐よ【自余・爾余】** 〔文]それ以外。そのほか。〔多く、「―の」の形で使われる〕「――の問題は無視する」 **じょ【助】** 《接頭》「力をそえて(主となるものを)助ける」の意。「―監督」「―動詞」 **じょ【女】** 《接頭》「おんなの」「女性の」の意。「―教師」「―店員」■《接尾》《数を表す語について)「・・・人目のむすめ」「・・・人のむすめ」の意。「一男三ー」⇔男。[参考]「一人目のむすめ」は「一女」ではなく「長女」、「二人目のむすめ」は「次女」という。●[文]女性の名前・号などにそえる語。「千代―」■《名》〔文〕●おんな。女性。〔性別を記すときなどに使う〕●むすめ。「―婿」「藤原為時―、紫式部」⇔①②男。 **じょ【所】** 《接尾》しょ(所)。 **じょ【序】** ●[文]順序。「長幼―あり」●[文]物事のはじめ。いとぐち。●書物のはじめに書く文。はしがき。序文。類語序言。緒言。⇔跋。●序詞。●舞楽・能楽で、序・破・急の一つ。最初の部分で、無拍子。⇔破・急。 **じょ【除】** 割り算。除法。「加・減・乗・―」⇔乗。 **しょ・あく【諸悪】** さまざまな悪いこと。連「―の根源」 **しょーい【所為】** 〔文〕(「なすところ」の意から)●しわざ。ふるまい。行い。類語所業。行為。●〔その行為の〕原因となっていること。せい。ゆえ。 **じょーい【叙位】** 〔文〕位を授けられること。 **じょーい【女医】** 女性の医者。 **しょい・こ【背負子】** 物を運ぶため肩にかけて背負う木のわく。せおいばしご。しょいご。 **しょい‐こ・む【背負込む】** 《他五》《「せおいこむ」の転)重荷になることを、不本意ながら身に引き受ける。「やっかいな問題を―・む」 **しょーいちねん【初一念】** 最初からかたく心に決めた考え・決心。初志。「―をつらぬく」類語宿望。宿願。 **しょい!なげ【背負投げ】** (「せおいなげ」の転)せおい投げ。[参考]柔道の技の名は「せおいなげ」という。 **―を食・う** 《句》信用していた相手に最後のところで裏切られてひどい目にあう。 **しょーいん【書院】** ■《名》●読書や書き物をするための和風の部屋。書斎。●書院造りの座敷。■《接尾》出版社・書店などの名前の下につける語。「日本―」―づくり【―造り】桃山時代に完成した住宅建築の様式。玄関・床の間・違い棚・ふすま・障子などがある。現在の一般の和風住宅はこの様式をひく。 **じょーいん【女陰】** 女性の陰部。女性の性器。 **ジョイント** 《名》●継ぎ目。●列車の連結装置。●《名・他サ》合同。連携。「―コンサート」▽joint -ベンチャー 大規模な建設工事や事業を、複数の企業が協力して請け負うこと。共同企業体。▽joint venture **し‐よう【仕様】** ●〔ある物事を行う〕方法。やりかた。類語手段。●「仕様書き」の略。―がき【―書き】●やりかたの順序を書いた文書。●注文品の内容や、工事・工作の内容・手順などをくわしく書いた書類。=仕様書。 **―がな・い** 《句》ほどこすべき方法・てだてがない。どうにもならない。[参考]多く、「しょうがない」を用いる。 **し‐よう【使用】** 《名・他サ》〔物・人などを〕使うこと。―しゃ【―者】●その物を使う人。「図書の―」●人をやとい使う人。「―側の主張」―しょうがい【―障害】物質使用障害。中毒・依存症の新しい言い方。「アルコール―」ーにん【―人】やとわれて使われている人。 **し‐よう【史要】** 歴史の要点。また、それを書きぬいたもの。[参考]書名などに使われる。「世界―」 **し‐よう【姿容】** 〔文]すがたかたち。みめかたち。容姿。「富士山の端麗な―」 **しよう【子葉】** 種子の中にあり、発芽したとき最初に出る葉。あとに出る本葉とは形がちがう。 **しよう【枝葉】** ●枝と葉。②〔物事の〕たいして重要でない、こまかい部分。四字「―末節」=枝葉{しよう}。⇔②根幹。 **しよう【止揚】** 《名・他サ》(Aufheben)「アウフヘーベン」に同じ。 **しょーいん【所員】** 〔事務所・研究所など」「所」と名のつく場所につとめている人。 **しょーいん【署員】** 〔警察署・消防署など」「署」と名のつく場所につとめている人。 **しよう【私用】** ●自分個人の用事。「―で休む」「―電話」類語私事。⇔公用。●《名・他サ》〔公の物を〕自分個人のことに使うこと。「会社の封筒を―する」 **しよう【至要】** 《名・形動》〔文〕この上もなく重要であること。肝要。緊要。「肝心―の大事」 **しよう【試用】** 《名・他サ》ためしに使うこと。「薬を―する」「―期間」 **し‐よう【飼養】** 《名・他サ》〔文〕〔動物を〕飼って育てること。飼育。 **しょう【正】** 《接頭》《数量・時刻などを表す語につけて)「ちょうど」「きっかり」の意。「―一合」●(位階を表す語につけて)同位の位階のうち、上の位であることを表す。「―一位」⇔従。 **しょう【症】** 《接尾》「病気の性質」「症状」などの意。「不眠症」「胃酸過多症」 **しょう【証】** ■《接尾》「証明する書類」の意。「学生証」「免許証」■《名》〔文〕事実のよりどころとなる物事。証拠。「――とするに足る」 **しょう【勝】** ■《助数》〔試合などで〕勝った回数を表す語。「六戦五―」⇔敗。■《名》〔競技・戦いなどで〕勝つこと。⇔敗。●〔文〕地勢・景色などが優れている・こと(所)。「天下の―」 **しょう【升】** 《名・助数》尺貫法による容積の単位。合の一〇倍。一升は約一・八リットル。 **しょう【床】** 《助数》病院のベッドの数を数える語。 **しょう【商】** ●〔文〕あきない。商売。また、それをする人。商人。〔接尾語的にも使う〕「貴金属―を営む」●〔数〕割り算をして得た値。⇔積。 **しょう【将】** 軍隊を指揮する人。大将。 **―を射んとせば先ず馬を射よ** 《句》大きな目的を達するには、対象に直接当たるより、その周辺にある難問を解決する方が先だ。ある人物を説得するには、その人に影響力を持つ人を先に説得すべきだ。 <687> ***しょう【小】**■《名》●小さい・こと(物)。「大はーを兼ねる」●一か月の日数が、陰暦で二九日、陽暦で三〇日または二八日(うるう年は二九日)である月。小の月。●脇差{わきざし}。[対]①~③大。●漢字の部首「小」「ツ(小の変形)」の称。■《接頭》「小さい」「わずかの」の意。「一都市」「一休止」[対]大。**――の虫を殺して大の虫を助・ける**《句》一部を犠牲にすることによって全体を生かすことのたとえ。 ***しょう【少】**●すくない・こと(物)。[因]多。●[文]若い・こと(者)。幼い・こと(者)。 ***しょう【性】**■《名》●[仏]万物の本体。②〔生まれつきの〕性質。気質。気性。「――に合わない」●その物の性質。●陰陽道{おんみょうどう}で、木・火・土・金・水の五行を人の生年月日に配したもの。運命・禍福などを決定するという。■《接尾》「・・・する性質」「・・・の性質」などの意。「苦労」 ***しょう【承】**承句。 ***しょう【抄鈔】**■《名》●一部をぬき出して書くこと。また、書いたもの。「平家物語―」●文章中の語句に注釈をつけること。また、その注釈書。抄物。「史記―」[参考]②とも接尾語的に使い、書名に用いる。■《名・助数》尺貫法による容積の単位。升の一00○分の一。合の一〇〇分の一。 ***しょう【掌】**[文]てのひら。たなごころ。「―を反す」 ***しょう【牆墻】**垣根。また、壁。[句]「糞土の―は朽{ぬ}るべからず(=性根のだめなものは、いくら教えてもだめだ)〈論語・公冶長{こうやちょう}〉」 ***しょう【生】**[文]生きていること。また、命のあること。生。「―あるものは必ずほろぶ」 ***しょう【相】**[文]君主をたすけて政治を行う職。宰相。 ***しょう【省】**●律令制の太政官{だいじょうかん}に属した八つの官庁。●内閣のもとで行政を担当する中央官庁。 ***しょう【称】**●呼び名。●評判。「日本一のーがある」 ***しょう【章】**●文章・楽曲などを内容によって大きく分けた区切り。〔接尾語的にも使う〕「四つのーに分ける」●[文]首尾の整った、ひとまとまりの文章・詩歌。●しるし。記章。〔接尾語的にも使う」「会員―」[表記]「帖」とも書く。 **しょう【『笙】**雅楽に用いる管楽器の一つ。吹き口のついたつぼのふちに、長さの異なる細い竹の管を一七本環状に立て、管の下にリードをつけたもの。笙の笛。[図][小室] ***しょう【衝】**[文]●〔ある事をするために必ずそこを通る〕重要な地点。要所。「交通の―に当たる」●重要な立場。重要な役目。「外交政策の―に当たる」 ***しょう【象】**●[文]すがた。かたち。●易経の占いに出たかたち。占形{せんけい}。 ***しょう【賞】**〔成績・行いなどに対する〕ほうび。また、ほうびの金品。[団]罰。 ***しょう【、鉦】**中国・日本・東南アジアなどで用いられている、銅・青銅製のさら形の打楽器。かね。 ***しょう【「頌】**●漢詩の六義{りくぎ}の一つ。主君のすぐれた徳をたたえ神に告げる詩。●[文]人の美徳や成功をほめたたえることば。また、そのことばを入れた詩歌。 ***しょう【妾】**■《代名》(自称の人称代名詞)[文]身分の高い女性が、自分を謙遜して言う語。わらわ。■《名》[文]めかけ。 ***しょ・う【『背負う】**■《他五》●せなかに乗せる。せおう。●めんどうな事などを、引き受ける。「借金を―・う」[図]《四》。■《自五》[俗]うぬぼれる。[参考]しょってる。[文]《四》。 ***じ‐よう【滋養】**体の栄養となる・こと(もの)。「―をとる」[類語]栄養。 ***じょう【乗】**■《助数》〔数〕同じ数をかけ合わせる回数を数える語。「三の三ー」●[文]車を数える語。「万一」■《名》かけ算。乗法。[対]除。 ***じょう【帖】**《助数》●びょうぶ・楯{たて}などを数える語。●一定の枚数にまとまった紙・海苔などを数える語。[参考]美濃紙では四八枚、半紙では二○枚、西洋紙では一二枚を一帖とする。海苔は一枚で一帖。●折り本の巻を数える語。「宇治十ー」 **じょう【畳】**《助数》畳{たたみ}を数える語。「ハーの間」 **じょう【上】**■《名》●価値・階級・順位・地位などがいちばん高いこと。すぐれていること。上。●〔二冊または三冊に分かれている〕書物の最初のもの。上巻。[因]①②中・下。■《接尾》●「・・・の上で」「・・・に関する」などの意。「立場――やむを得ない」●「・・・の上」の意。「道路——」■《接頭》●「よい」「すぐれた」などの意。「一天気」「一機嫌」●「上部の・・・」の意。「一半身」[対]下。 ***じょう【丈】**■《名・助数》尺貫法で、長さの単位。尺の一〇倍。一丈は約三・〇三阶。■《接尾》歌舞伎俳優などの芸名にそえる敬称。「市川団十郎―」 ***じょう【判官】**大宝令の官制で、四等官のうちの第三位の官。公文書の審査をとり行う。判官{ほうがん}。[表記]役所によって「掾」「尉」「丞」「佑」などと書き分けた。 ***じょう【場】**[文]場所。会場。「―の内外」 ***じょう【嬢】**■《名》むすめ。未婚の女性。〔多く「(お)―さん」「おー」の形で使う〕■《接尾》●未婚の女性の名前にそえる敬称。「山田―」●(職名を表す語などにつけて)その職についている女性を表す。「受付―」 ***じょう【定】**[文]●必ずそうなること。必定。また、いつもそうすること。[参考]案の定。●「禅定」に同 **じょう【尉】**判官。●能楽で、翁{おきな}(=老人)。また、その能面。[団]姥{うば}。●炭火が燃えきったあとに残る白い灰。[参者]老人の白髪になぞらえていう。 ***じょう【情】**●物事に感じる心の動き。感情。[コロ]「―に流される」[囡]知・意。●他人を思いやる心。なさけ。[コロ]「ーが深い」●まごころ。誠意。[回]「ーを立てる」●ある相手を愛する心。●[文]ありさま。事情。実情。[コロ]「―を明かす」●意地。〔古風な言い方〕[コロ]「―を張る」●[文]あじわい。おもむき。「春風駘蕩{しゅんぷうたいとう}のーがあふれる」**―が移・る**《句》しだいに相手に愛情・情愛を感じるようになる。また、ある物事に気持ちがとけこむ。**―を交わす**《句》愛し合う。**―を通・じる**《句》●敵に内情をもらす。内通する。●夫婦ではない男女がひそかに肉体関係を持って愛し <688> **じょう【掾】** ●「判官」に同じ。●江戸時代以後、浄瑠璃の太夫にたまわる称号。国名とともに用いる。「井上播磨―」 **じょう【条】** ■《名》項目ごとに書いた、一つ一つのもの。箇条。■《形名》〔文〕《接続助詞的に用いて)・・・によって。・・・なので。〔候文で使う〕「申しあげたく候―、・・・」●(接続助詞的に用いて)・・・ながら。・・・ても。「知らぬこととは言い―、・・・」■《助数》●行・筋をなすものを数える語。「一――の光線」●帯・幕など、細長いものを数える語。 **じょう【状】** ■《名》〔文〕●ようす。ありさま。「困惑のー」●手紙。「―差し」■《接尾》●性質や形が「・・・のようである」「・・・に似る」などの意。「のりー」●「手紙」「文書」などの意。「見舞いー」「告訴―」 **じょう【錠】** ■《名》●戸・ふたなどが容易にあかないようにするためにつける金属の器具。錠前。[表記]「鎖」とも書く。●「錠剤」の略。〔接尾語的に使う〕「糖衣―」■《助数》錠剤を数える語。「一回に三ー飲む」 **しょう・あい【性合い】** ●物事の性質。●互いの性質が合うこと。 **しょう・あい【鍾愛】** 《名・他サ》《愛情をあつめる意から)たいそうかわいがること。類語溺愛。 **じょう・あい【情合い】** ●人情のぐあい。●互いの気持ちがしっくりととけあうこと。「親子のー」 **じょう・あい【情愛】** 〔深いこまやかな]愛情。なさけ。いつくしみ。「夫婦の―」 **しょう・あく【小悪】** 小さな悪事。⇔大悪。 **しょう・あく【掌握】** 《名・他サ》(手ににぎる意から)物事を、自分の思いどおりに動かせるようにすること。「部下の心を―する」類語把握。 **しょう・い【傷痍】** 〔文〕きず。けが。「―軍人」 **しょう・い【小異】** 〔文〕〔比べたときの〕ごくわずかな違い。四字「大同―」 **―を捨てて大同に就・く** 《句》意見の小さな違いはあっても、大筋で一つにまとまる。 **しょう・い【少尉】** 旧陸海軍の将校の階級の一つ。将校の最下位。⇔大尉・中尉。 **じょう・い【上位】** 上の位置。上のくらい。また、優位な立場にあること。「成績がーの者」⇔中位・下位。 **じょうい【上意】** ●主君・支配者など上位の者の意志・意見・命令。⇔下意。●特に、江戸時代、将軍の命令・意見。 **じょう‐い【情意】** 感情と意志。心持ち。「―投合」 **じょう‐い【攘夷】** (夷を攘う意で)外国人を排撃し、その入国・往来を許さないこと。「尊皇―」[参考]江戸幕府の末期に使われたことば。 **じょう‐い【譲位】** 《名・自サ》帝王や天皇がその位をゆずること。類語禅譲。 **じょうい・かたつ【上意下達】** 上位の者、また、組織の上層部の考えや命令を下位の者に伝えること。⇔下意上達。 **しょうい・だん【焼夷弾】** 家屋などを焼きはらうために、高熱を発して燃える爆弾・砲弾。 **しょう・いん【小引】** 〔文〕短い端書き。短い序文。 **しょういん【勝因】** 勝利に導いた原因。⇔敗因。 **しょういん【承引】** 《名・他サ》聞き入れて引き受けること。承諾。「御―下さい」類語了承。 **しょういん【松韻】** 〔文〕松にふく風の音。松籟。 **しょういん【証印】** 《名・自サ》〔文書などに〕証明としておす印。また、その印をおすこと。 **じょう‐いん【上院】** 二院制の議会で、下院に対する一方の議院。日本の参議院に当たる。⇔下院。 **じょういん【乗員】** 列車・船・飛行機などに乗って勤務する人。乗組員・乗務員・搭乗員など。 **じょういん【冗員】** なくてもすむ人員。むだな人員。 **じょういん【剰員】** 余分の人員。余剰人員。 **じょういん【畳韻】** 漢字二字の熟語で、二字の韻が同じであること。「逍遥」「艱難」など。 **しょう・う【小雨】** こさめ。「―決行」⇔大雨。 **しょう・う【少雨】** 雨量が少ないこと。⇔多雨。 **じょう・うち【常打ち】** 《名・他サ》決まった演劇・演芸などが決まった場所で興行されること。「―小屋」 **しょう・うちゅう【小宇宙】** ●宇宙の一部でありながら、それ自体一個のまとまった宇宙と見なされるもの。特に、それを代表するものとしての人間。ミクロコスモス。⇔大宇宙。●銀河系および銀河系と同様の規模と構造をもつ星雲の総称。島宇宙。 **しょう・うん【勝運】** 勝負に勝つべき運命。勝ち運。 **しょう・うん【商運】** 商売が繁盛するかどうかの運。 **しょうえい【照影】** 〔文〕●光の照らすかげ。●絵や写真による肖像。肖像画や肖像写真。 **じょう・えい【上映】** 《名・他サ》〔観客のために〕映画をスクリーンにうつして見せること。「近日―」 **しょう・えき【漿液】** 〔文]動植物が分泌する、粘度のすくない液。⇔粘液。 **しょう・エネ【省エネ】** 「省エネルギー」の略。エネルギーを節約すること。 **じょう・いき【浄域】** (けがれのない清らかな場所の意で)神社・寺院の境内。類語霊域。 **しょう・えん【招宴】** 〔文〕宴会に人を招くこと。また、人を招いて開く宴会。 **しょう・えん【消炎】** 炎症を消し去ること。「―剤」 **しょう・えん【硝煙・硝烟】** 鉄砲や大砲の発射、弾丸の爆発などによって発生する煙。「―弾雨」―はんのう【―反応】銃を発射した際の、手や衣服などに付着した亜硝酸の有無を調べる検査。これによって発射した本人であるかどうかを識別する。 **しょう・えん【荘園”庄園】** 奈良時代から室町時代にかけて貴族や社寺などが諸国に私有した広大な土地。荘。荘園。 **じょう・えん【上演】** 《名・他サ》〔観客に見せるため〕劇を舞台で演じること。類語公演。 **じょうえん【情炎・情焰】** 火のように燃えあがる(男女間の)激しい欲情。情火。[コロ]「―を燃やす」 **しょう・おう【照応】** 《名・自サ》二つの部分が互いに関連し対応しあうこと。「利害がーする」 **しょう・おく【小屋】** 〔文〕小さな家。[参考]自分の家を謙遜して言うときにも使う。類語小宅。 **しょう・おん【消音】** 《名・自他サ》爆音や雑音をやわらげ消すこと。「―装置」 **じょう・おん【常温】** ●いつも決まっている温度。類語恒温。定温。●「特に熱したり冷やしたりしない」ふつうの温度。「―で保存する」 **じょう・おん【畳音】** 同じ音または音節が重なって一つの語となったもの。「はは」「たたむ」「くるくる」など。 <689> **しょう・か【上下】** [文]上と下。上の人と下の人。支配者と被支配者。上下。「―心を一にして〈五箇条の御誓文〉」 **しょう・か【商家】** 商売をしている家。商人の家。 **しょうか【商科】** 商業に関する学問を研究する学科。または、商学部。「―大学」「大学の―」 **しょう‐か【唱歌】** ●節をつけて歌をうたうこと。また、その歌。●旧制小学校の教科の一つ。現在の音楽にあたる。また、その教材にした歌曲。「文部省―」 **しょう・か【娼家】** 〔文〕遊女をかかえておいて客を遊ばせる家。遊女屋。女郎屋。 **しょう・か【将家】** 〔文〕武将の家柄。武家。 **しょう・か【小過】** 〔文〕小さなあやまち。⇔大過。 **しょうか【昇華】** 《名・自サ》●[理]固体が液体にならずに、直接気体になること。また、その逆の現象。「ドライアイスがーして白い煙になった」●〔心〕性的な欲望や願望が、高尚な芸術や宗教活動におきかえられること。●《他サ》物事がより純粋な状態に高められること。また、高めること。「往復書簡が文学の域に―された」 **しょう・か【消化】** 《名・他サ》●《自サ》食べた物を分解して、体に取り入れやすい状態にする働き。●取り入れた知識を十分に理解して自分のものとすること。同化。●商品・仕事を、残さず処理すること。「ノルマを―する」―えき【―液】食べ物を消化するために消化腺から消化管内に分泌される液体。消化酵素をふくむ。唾液・膵液・胃液・胆汁・腸液など。―き【―器】食べ物を摂取し、栄養分を消化・吸収する器官。口・咽頭・食道・胃・腸・肝臓など。消化器官。―せん【―腺】摂取した食べ物の消化を助ける液を分泌する腺の総称。唾液腺・胃液腺・肝臓・膵臓など。―ふりょう【―不良】●食べ物の消化・吸収が十分にできなくなる、消化器の病気。●〔難しすぎて〕知識を自分のものにすることができないでいること。 **しょうか【消夏・銷夏】** 〔文]夏の暑さをしのぐこと。暑さよけ。「真夏の―法」 **しょうか【消火】** 《名・自サ》火・火事を消すこと。「―に手間取る」「―活動」類語鎮火。―せん【―栓】消火用に設置されている水道のせん。 **しょうか【漿果】** 果肉が厚く、水分を多くふくんでいる果実。カキ・ミカン・ブドウ・スイカ・トマトなど。液果。⇔堅果。 **しょうか【頌歌】** 〔文〕神の栄光、偉人の手柄などをほめたたえる歌。「戴冠式―」類語賛歌。 **しょうが【小我】** ●〔仏〕自分の感情・欲望・立場などにとらわれた、せまい自我。●〔哲〕宇宙の唯一で絶対の我と区別される、自我。⇔②大我。 **しょうが【生薑・生姜”薑】** ショウガ科の多年草。地下茎は淡黄色の塊状で、食用。辛みが強い。-ゆ【―湯】ショウガをすりおろして砂糖とまぜ、熱湯を注いだ飲み物。発汗作用がある。 **じょう‐か【上下】** ●→しょうか(上下)。●上院と下院。「―両院」 **じょう・か【城下】** 大名の城を中心にしてその家臣などの住む地域。―まち【―町】室町時代以後、守護・大名の城や館を中心に発達した市街。 **――の盟** 《句》敵に首都まで攻め入られてする降伏の約束。城下の盟。[参考]敗戦側にとっては最大の屈辱となる。〈春秋左氏伝〉 **じよう‐か【情歌】** ●異性を恋する思いを述べた歌。恋歌。●「都都逸」の別称。 **じょう・か【情火】** 〔文〕燃えさかる火のように激しい、(男女間の)情欲。情炎。 **じょう・か【浄化】** 《名・他サ》●よごれを取り除き、きれいにすること。清浄にすること。「――設備」●ある社会・風習の悪い点を改め、正しく明るい状態にすること。「政治の―」●「カタルシス」に同じ。―そう【―槽】●河川の水、地下水などをきれいにして飲料水とするための水槽。●水洗便所からの汚水を浄化して下水道に放出するための装置。屎尿浄化槽。 **じょう・か【浄火】** 〔文〕きよらかな火。神前にともす火や、寺内で燃やす火など。類語聖火。 **しょう・かい【哨戒】** 《名・他サ》軍隊で、敵の攻撃を警戒して見張りをすること。警戒。「―機」 **しょうかい【商会】** 商業を行っている会社。〔多く、会社・商店の名につけて用いる〕「本田―」類語商事。 **しょう・かい【照会】** 《名・他サ》〔くわしい事情や不明な点などを〕問い合わせること。「予約状況をーする」 **しょう・かい【紹介】** 《名・他サ》知らない人どうしの間に立って双方を引き合わせること。「自己ー」●〔人間関係以外についても言う〕「日本文学をヨーロッパにーする」 **しょう・かい【詳解】** 《名・他サ》くわしく解釈すること。くわしい解釈。「西洋史―」⇔略解。 **しょうがい【傷害】** 《名・他サ》けがをさせること。また、けがをすること。 **>使い分け「ショウガイ」** **傷害**〔「傷」はきずつける意。人にきずを負わせる〕傷害事件・傷害致死・傷害保険 **障害(障碍・障礙)**〔「障」はさしさわり、さしつかえる意。じゃまになる。脳や身体の機能不全や欠損〕障害を取り除く・障害(物)競走・胃腸障害・更年期障害・発達障害 **しょうがい【渉外】** 外部や外国との連絡・交渉。「―係」類語外交。 **しょうがい【生害】** 《名・自サ》〔文〕〔刃物などを使って〕自殺すること。自害。類語自刃。 **しょうがい【生涯】** ●この世に生きている間。一生。[コロ]「―を閉じる」〔副詞的にも用いる〕「―愛し続ける」類語終生。終身。●一生のうちのある特別な期間。「教育家としてのー」ーがくしゅう【―学習】ひとりひとりが自己の実現をはかるために、生涯を通じて行う主体的な学習活動。―きょういく【―教育】学校を卒業した後も、よき社会人として充実した人生を送るために続けられる教育・訓練。 **しょうがい【障害・障碍・障礙】** ●〔ある事を行うのに」さまたげとなる・もの(事情)。障碍。「電波―」類語隘路。支障。●身体や脳、内臓などの一部または全部が欠損したり機能したりしないこと。「肝機能―」[表記]②は「障がい」「障碍」とも書く。●「障害競走」の略。「四○○メートルー」 **>使い分け** **―きょうそう【―競走】** ●競馬で、コースの途中に障害物をおき、それをとびこして競う競走。●陸上競技種目の一つ。一定の間隔でおいた障害物(=ハードル)をとびこして走り、速さを競う競技。ハードル競走。障害物競走。 <690> **じょう・かい【上界】** 「天上界」に同じ。⇔下界。 **じょう・かい【常会】** ●定期的に開く集会。定例の会議。●通常国会。⇔臨時会・特別会。 **じょう-がい【場外】** ある場所・会場の外。⇔場内。 **しょう・かき【小火器】** 〔大砲などに対して]小銃・軽機関銃など、口径の小さい武器。 **しょう・かく【昇格】** 《名・自他サ》資格や格式があがること。また、あげること。⇔降格。 **しょうがく【商学】** 商業について研究する学問。 **しょうがく【奨学】** 学問をすすめはげますこと。「―金」「―生」 **しょう・がく【小学】** ●漢学で、文字について研究する学問。●「小学校」の略。「――二年生」 **しょうがく【小額】** 単位が小さい金額。「―紙幣」⇔高額。 **しょうがく【少額】** 〔合計として〕すくない金額。「―の寄付」類語低額。⇔多額。 **じょう・かく【乗客】** じょうきゃく(乗客)。 **じょう・かく【城郭・城廓】** ●城のいちばん外側の囲い。●城。城塞。●他の人の干渉を許さない態度・構え。「部外者に対して―を構える」 **じょう・かく【城閣】** 城の、ものみやぐら。また、城。 **じょう・がく【上顎】** 〔文〕うわあご。⇔下顎。 **しょうがく・ぼう【正覚坊】** ●「アオウミガメ」の別称。●大酒飲み。 **しょうがん【賞玩・賞翫】** 《名・他サ》《古くは「しょうかん」)●物の美しさやよさを味わうこと。●食べ物の味のよさをほめ味わうこと。賞味。類語玩味。 **じょう・かん【上官】** 〔官吏・軍人で〕その人より上級の官(の人)。類語上役。 **じょう・かん【上浣・上澣】** 〔文〕月の初めの一〇日間。上旬。⇔中浣・下浣。 **じょう・かん【乗艦】** 《名・自サ》軍艦に乗りこむこと。また、乗りこんでいる軍艦。 **しょう・がつ【正月】** ●一年のいちばん初めの月。一月。睦月。●新年の祝い。また、その祝いをする期間。●〔②のように〕はなやかで、楽しく喜ばしいこと。「目の―」類語と表現「新年」 **しょうがっこう【小学校】** 満六歳以上の児童に、義務教育として六年間の初等普通教育を行う学校。 **しょうかん【償還】** 《名・他サ》●つぐない返すこと。②〔法〕金銭の債務を返済すること。「社債を―する」類語返済。 **しょう・かん【召喚】** 《名・他サ》●官庁、特に裁判所が被告人・証人などに対して、一定の日時に指定の場所へ出頭するように命じること。呼び出し。「―状」●〔魔法や呪文などによって〕魔物などを呼び出すこと。「―獣」 **しょう・かん【召還】** 《名・他サ》〔つかわした人を〕呼びもどすこと。「大使を本国へ―する」 **しょうかん【商館】** 商業を営む建物。特に、外国商人の建物。〔古風な言い方〕「オランダー」 **しょう・かん【将官】** 旧軍隊の階級で、士官の最上級。大将・中将・少将の総称。[参考]尉官・佐官。 **しょう‐かん【小寒】** 二十四節気の一つ。太陽暦で一月五、六日ごろ。寒の入り。また、その日から節分までの三〇日間のうち、前半の一五日間。⇔大寒。 **しょう・かん【小官】** ■《名》〔文〕地位の低い官職(の人)。⇔大官。■《代名》官吏や軍人が自分を謙遜して言う語。 **しょう・かん【小閑・少閑】** 〔文〕少しのひま。寸暇。「―を得る」「―を利用して読書する」 **しょうかん【消閑】** 〔文〕退屈しのぎ。ひまつぶし。「―の具」 **しょう・がく【正覚】** [仏]あらゆる妄想を断ち切って得た、正しい悟り。仏教における最高の悟り。 **じょう・かん【冗官】** 〔文〕あっても役に立たない官職。また、その役人。 **じょう・かん【情感】** あるものに感じて起こる心の動き。感情。感じ。[コロ]「―をこめて語る」[コロ]「―あふれる曲」 **しょうかんぜおん【聖観世音】** 本来の姿の観世音。宝冠中に無量寿仏を安置し、手に蓮華を持つ。ふつうにいう観音のこと。聖観音。 **しょう・かんのん【聖観音】** 「聖観世音」の略。 **じょう・かんばん【上甲板】** 船のいちばん上の甲板。 **しょう・き【勝機】** 勝負に勝てる機会。[コロ]「―をつかむ」 **しょう・き【匠気】** 〔文〕〔芸術家・職人などが〕好評を得ようとする気持ち。「―の見えすいた作品」 **しょう・き【商機】** ●商売をする上でよい機会。「―をつかむ」「ーをのがす」●商売上の機密。[コロ]「ーをもらす」 **しょう・き【将器】** 〔文〕大将になり得るほどすぐれた・器量(人物)。「―をそなえる」 **しょう・き【小器】** 〔文〕●小さいうつわ。●度量のせまい・こと(人)。小人物。⇔②大器。 **しょう・き【正気】** 《名・形動》理性や感情、意識が正常である状態。「―を保つ」[コロ]「―にもどる」⇔狂気。 **しょう・き【詳記】** 《名・他サ》くわしく書き記すこと。くわしく書いた記録。「――した報告書」⇔略記。 **しょう・き【瘴気】** 〔文〕ふれると熱病を起こすもとになるという、山川の毒気。 **しょう・き【鍾馗】** 中国で、疫病神を追いはらうという神。日本ではその像を端午の節句にかざる。 **しょう‐ぎ【商議】** 《名・他サ》〔文〕〔会議を開いて〕相談すること。評議。「―をこらす」「―員」 **しょう・ぎ【娼妓】** もと、公認された特定の地域内で売春をした女性。公娼。 **しょうぎ【将棋】** ふたりが縦横各一〇本の線をひいた盤の上に王将・金・銀など二〇枚ずつのこまを並べ、交互に動かして相手の王将を攻め取る遊戯。[コロ]「―を指す」―だおし【―倒し】端から他の端へと折り重なって次々にたおれること。また、一端のくずれが全体におよぶこと。[語源]一定の間隔で立て並べた将棋のこまの一端をたおすと、こまが次々にたおれることから。 **しょう・ぎ【床几・床机】** ●昔、陣中・狩り場などで使った、折りたたみ式の腰掛け。●細長い板にあしをつけた簡単な腰掛け。 <691> **しょうぎ【省議】** 〔その省の意思を決定するため〕内閣の各省内で行う会議。また、その議決。 **じょう・き【上気】** 《名・自サ》のぼせること。のぼせて顔がほてること。また、逆上すること。 **じょうき【上記】** 前に書き記してある・こと(文句)。前記。「日程はーの通り」類語上述。前記。⇔下記。 **じょうき【常軌】** ふつうの人がすべき行い。類語常道。 **――を逸・する** 《句》常識では考えられない行いをする。ふつうではないことをする。 **じょう・き【条規】** 条文・法令に示された規定。 **じょう・き【浄机・浄几】** 〔文〕ちりやよごれなどがついていない、清らかなつくえ。四字「明窓―」 **じょうき【蒸気】** ●[理]液体の蒸発または固体の昇華によってできる気体。「―機関」●水蒸気。「やかんからーが出る」●(小型の)蒸気船。「ぽんぽん―」[表記]③は「蒸汽」とも書く。 **じょうぎ【定規・定木】** ●直線・曲線・角度などを書くときにあてがう道具。「雲形―」●物事の手本。模範。また、物事を判断する時の基準。「杓子―」 **じょうぎ【情義】** 人情と義理。[コロ]「―を欠く」 **じょうぎ【情誼・情宜】** 人とつきあううえでの義理・情愛。「―に厚い人」類語交誼。[表記]「情義」で代用することもある。 **じょうきげん【上機嫌】** 《名・形動》ひどく機嫌がよいこと。「酒によって―になる」⇔不機嫌。 **しょう・きゃく【償却】** ●《名・他サ》〔借金などをすっかり」つぐない返すこと。●「減価償却」の略。 **しょう・きゃく【正客】** いちばん主になる客。主客。主賓。類語上客。 **しょう・きゃく【消却・銷却】** 《名・他サ》〔文〕●けしてなくすこと。消去。●使ってなくすこと。費やすこと。●〔何回かに分けて〕借りた金銭・物品を返すこと。返済。「建築費を二年でーする」 **しょう・きゃく【焼却】** 《名・他サ》焼き捨てること。「ごみをーする」「不要な原稿を―する」 **じょうきゃく【上客】** ●上座につかせるべき、おもな客。類語正客。●商売の上でたいせつな客。上得意。「―を失う」 **じょうきゃく【乗客】** 代金をはらって、乗り物に乗る客。また、乗り物に乗っている客。 **しょうきょうと【小京都】** 町並みや環境などが京都に似た地方都市。 **じょうきゃく【常客】** 店によく来るなじみの客。常連。 **しょう・きゅう【昇級】** 《名・自サ》等級が上がること。「――試験」類語昇進。進級。 **しょう・きゅう【昇給】** 《名・自サ》給料が上がること。「定期―」類語増給。⇔降給。 **じょう・きゅう【上級】** ●上の等級・階級。「―官庁」「―職」「―学校」類語高級。⇔中級・下級。●上の学級。「彼は私より一年―だ」⇔下級。 **しょう・きゅうし【小休止】** 《名・自サ》〔仕事などの間に〕少しの時間休むこと。少憩。 **しょう・きょ【消去】** 《名・他サ》〔不必要なものを〕消してなくすこと。―ほう【―法】●消してなくすやり方。「機密情報の―を考える」②〔数〕複数の未知数をふくむ連立方程式で、順に未知数を減らし、最後に未知数が一つだけの方程式にして解く方法。●想定されるものから可能性のないものを順に消し、最後に残ったものを正しいとする推理法。 **しょう・きょく【商況】** 商売上の取り引きが盛んであるかどうかの状況。 **しょうぎょう【商業】** 作った品物や仕入れた品物を売って利益をえる事業。あきない。類語商売。 **じょうきょう【上京】** 《名・自サ》地方から都(特に東京)へ行くこと。類語上洛。 **じょうきょう【状況・情況】** 〔刻々と変化する]物事のその時々のありさま。「―判断」類語情勢。状態。 **>【類義語の使い分け しょうこ【状況証拠】** 証言や物証はなくても、その時の状況から推定できる証拠。 **>【類義語の使い分け 「状況・情勢」】** **[状況・情勢]** 状況(情勢)判断を誤る/状況(情勢)が激変する/注意深く状況(情勢)を見守る **[状況]** 事態は予断を許さない状況を呈する/災害の状況を伝えるニュースがテレビで流れる **[情勢]** 論説委員が政治情勢について解説する/国際情勢が日増しに緊迫の度を増す **しょう・きょく【小曲】** 短い楽曲。⇔大曲。 **しょう・きょく【消極】** 物事に対して自分から進んでは働きかけないこと。ひかえめなこと。〔ふつう、単独では使わない〕「―策」⇔積極。―せい【―性】自分から進んでは働きかけない性質。⇔積極性。―てき【―的】《形動》自分から進んでは物事をしないようす。ひかえめなようす。類語退嬰的。⇔積極的。 **しょう・きん【償金】** 相手に与えた損害をつぐなうためにはらう金銭。賠償金。 **しょうきん【奨金】** 奨励のために与える金銭。奨励金。 **しょう・きん【正金】** ●〔補助貨幣の紙幣に対して〕正貨。多く金貨・銀貨をさす。●現金。「―取引」 **しょうきん【賞金】** 賞として与える金銭。 **じょうきん【常勤】** 《名・自サ》〔臨時ではなく〕毎日一定の時間、そのつとめに従事すること。「―の講師」 **しょうきん‐るい【渉禽類】** 水鳥のうち、浅い水辺を歩き回ってえさをとる鳥の総称。一般にくちばし・首・脚が長い。シギ・サギ・チドリ・ツル・コウノトリなど。 **しょう‐く【承句】** 漢詩で、絶句の第二句、または律詩の第三・四句。承。 **しょう‐く【章句】** ●文章の章と句。また、文句。●文章の段落。 **じょう‐く【冗句】** ●〔文章中の〕不必要な文句。むだな句。類語冗語。●ふざけていう文句。[参考]「ジョーク(joke)」のもじりから。類語冗談。 **じょうくう【上空】** 空の上の方。また、ある地点の上の空。 **しょうくうとう【照空灯】** 夜間の防空のため、飛行中の航空機を照らし出す大型の投光器。 **しょう‐ぐん【将軍】** ●全軍を指揮・統率する軍人。●もと、陸海軍の将官の敬称。●「征夷大将軍」の略。尊敬上様。 **しょう・げ【障碍・障礙】** 〔文〕「障害」に同じ。 **じょう・げ【上下】** ●〔位置・身分などの〕うえと、した。「―の別なくあつかう」●上と下で対いになったものの両方。「背広の―」②《名・自サ》あがったりさがったりすること。のぼったりくだったりすること。「株価がーする」 <692> **―どう【―動】**〔地震などで〕上下すなわち鉛直方向に起こる振動。たて揺れ。[類語]たて揺れ。[因]水平動。 ***しょう・けい【勝景】**[文]すぐれた景色。きわめてよい景色。絶景。[類語]景勝。 ***しょう・けい【小径・小、運】**[文]細い道。こみち。 ***しょう・けい【小景】**ちょっとした景色。ちょっと印象に残った風景。〔絵の題などにそえて用いる〕 ***しょう・けい【小計】**《名・他サ》一部分を合計すること。「半月の売上高を―する」[団]総計。 ***しょう・けい【少憩・小憩】**《名・自サ》〔仕事・運動などの間に〕少し休むこと。小休止。「―を取る」 ***しょう・けい【憧憬】**《名・他サ》[文]あこがれること。あこがれ。「―の的」 ***しょう・けい【承継】**《名・他サ》[文]〔地位・役職・事業・財産などを〕うけつぐこと。継承。 ***しょう・けい【「捷径】**[文]●近道。●ある物事に通達する、てっとり早い方法。早道。「出世のー」 ***しょう・けい【象形】**●物の形をかたどること。●六書の一つ。物の形をかたどって作る造字法。「日」「月」などがこれによる。**―もじ「一文字】**表意文字の一つ。物の形をかたどって作った文字。エジプト・中国の古代の文字など。 ***じょう・けい【上掲】**上にかかげること。また、前に出したこと。前掲。「―の図を示す」 ***じょう・けい【場景】**その場のありさま。 ***じょう・けい【情景・状景】**見る人に、ある心の動きを起こさせるありさま。「悲惨な――」[類語]光景。 ***しょうげき【笑劇】**喜劇の一種。もっぱら観客を笑わすことを目的とする劇。ファース。 ***しょうげき【衝撃】**●急につきあたったときの激しい打撃。[コロ]「―を受ける」「一音」●激しい心の動き。激しい感動。[回]「大統領の暗殺は全世界にーを与えた」[類語]衝動。●[理]物体に急に加えられる力・刺激。[同]①~③ショック。**―てき【一的】**《形動》心を激しく揺り動かし、動揺や興奮をもたらすようす。「―な告白」**―は【一波】**[理]流体に急激な圧力変化が生じ、それが音速以上の速さで伝わる現象。 ***しょう・けつ【猖獗】**《名・自サ》[文]悪いものがはびこり勢いが盛んになること。猛威をふるうこと。[コロ]「流感がーを極める」 ***しょうけん【商圏】**その会社・商店などの営業範囲。 ***しょう・けん【商権】**商業上の権利・権力。 ***しょうけん【正絹】**まじりもののない・絹(絹織物)。本絹。純絹。「―のネクタイ」[対]人絹。 **しょうけん【証券】**財産に関する権利や義務を示す文書。特に、有価証券。「―アナリスト」「一取引所」 ***しょうげん【証言】**《名・他サ》ことばで事実を証明すること。また、そのことば。「被告に有利な―」「裁判でーする」 ***しょうげん【詳言】**《名・他サ》[文]くわしく述べること。詳述。「提案理由を―する」[類語]詳説。[対]略言。 ***しょうげん【象限】**[数]●円の四分の一。●平面上を直角に交わる二直線で四等分したときの各部分。 **じょうけん【条件】**●ある行為をさせるために、前提として必要な事柄や制約。「―付きの契約」[コロ]「―を満たす」●あることが成り立つために必要な事柄。「立地―」「結婚の―」**―つき【一付き】**物事に、ある一定の条件がついていること。「―の物件」**―はんしゃ【一反射】**[生理]動物がAの刺激に対して無条件にBの反応を起こすとき、別の刺激CをAと同時に与えて(=条件づけ)これをくり返すと、Cの刺激(=条件)を与えただけでも同じBの反応を起こすようになること。[因]無条件反射。 ***じょう・げん【上弦】**新月から満月になるまでの間(陰暦で毎月七、八日ごろ)の月。[参考]月の入りの時、直径を上に向けて半円形をつくる。[団]下弦。 ***じょうげん【上限】**●上の方の限界。「価格の―を決める」●時代の古い方の限界。「この語の発生の―は万葉集の時代に求められる」[因]①②下限。 **しょう・こ【尚古】**[文]古い時代の文化・制度などをよいとして尊ぶこと。「―趣味」 ***しょうこ【商、賈】**[文]●商人。●商売。 ***しょう・こ【称呼】**[文]呼び名。呼称。 ***しょうこ【証拠】**ある事実を証明する、よりどころとなるもの。証左。あかし。証憑{しょうひょう}。[コロ]「ーをあげる」「動かぬー」**―だ・てる【一立てる】**《他下一》〔事実であることを〕証拠をあげて証明する。**―ぶっけん【一物件】**ある事実の証拠となる物品。 ***しょう・こ【鉦鼓】**●仏具の一つ。念仏のときにたたく丸い青銅製のかね。●雅楽に使う打楽器の一つ。金属製のさら形のかねで、つるしてばちでたたく。[しょうこ] ***しょうこ【鐘鼓】**[文]かねと、たいこ。 **しょう‐ご【正午】**昼の一二時。午後零時。 **じょう・こ【上古】**●大昔。上代。●歴史の時代区分の一つ。ふつう、日本では大和時代・奈良時代をさす。 ***じょうご【上戸】**●酒が好きで、多量に飲める人。酒飲み。[類語]酒家。酒豪。[団]下戸。●酒によったときのくせをいう語。〔接尾語的に用いる」「泣きー」 ***じょうご【冗語・剰語】**むだなことば。よけいなことば。「―を省く」[類語]冗句。 ***じょう‐ご【『漏斗】**口の小さな容器に液体を注ぎ入れるときに使う、アサガオ形をした用具。漏斗{ろうと}。 ***じょうご【畳語】**複合語の一つ。同じ単語や語根を重ねて一語としたもの。「われわれ」「あかあか」の類。 **しょう・こう【商工】**商業と工業。また、商人と職人。「一会議所」 **しょう・こう【商港】**商船が出入りして、旅客の乗り降り、貨物の積みおろしができる設備のある港。 ***しょうこう【将校】**軍隊で、少尉以上の軍人。士官。 ***しょう・こう【小康】**[文]●悪かった病状が少しよくなること。[コロ]「―を保つ」●物事の悪い状態がしばらくおさまること。「―状態」 ***しょう・こう【昇、汞】**[理]「塩化第二水銀」の医薬品名。猛毒。染色・水銀化合物の製造・消毒などに使う。**―すい【一水】**[理]昇汞の水溶液。 ***しょう・こう【昇降】**《名・自サ》あがったりおりたりすること。のぼりくだり。「―機(=エレベーター)」「ー **しょう・こう【消光】**《名・自サ》[文]月日を過ごすこと。暮らすこと。〔手紙などで自分について使う」「つつがなく―しております」 **しょうこう【消耗】**《名・自他サ》↓しょうもう(消耗)。 <693> ***しょう・こう【焼香】**《名・自サ》香をたくこと。特に、葬式や法事で香をたいて仏を拝むこと。 ***しょう‐こう【猩紅】**猩猩緋{しょうじょうひ}の色。やや黒みを帯びたあざやかな紅色。**―ねつ「―熱】**感染症の一つ。高熱を発し、全身に赤い発疹が現れる。子供が多くかかる。病原菌は溶血性連鎖球菌。溶連菌感染症。 ***しょう・こう【症候】**病気にかかったとき、体に現れる異常なしるし。**ーぐん【一群】**いくつかの症候が常に重なって起こるが、その原因が不明であるときに、病名に準じて使われる語。シンドローム。〔ある集団や階級によく見られる傾向の意にもいう〕「ピーターパンー(=成人しても少年のままでいたいという傾向)」「燃えつきー」 **しょう‐ごう【商号】**商人が営業上、自分を表すために使う名称。屋号の類。 ***しょう・ごう【照合】**《名・他サ》てらし合わせて調べること。「原稿と校正刷りを―する」 ***しょう・ごう【称号】**呼び名。また、ある資格などを表す名称。「名誉教授の―」[尊敬]尊号。 ***じょう・こう【上皇】**位をゆずった後の天皇の尊称。太上天皇。「後鳥羽に―」 ***じょう・こう【乗降】**《名・自サ》〔乗り物に〕のることとおりること。のりおり。「大阪駅でーする客」 ***じょう・こう【情交】**親しいまじわり。特に、男女間の(肉体的な)まじわり。交情。[コロ]「―を結ぶ」 ***じょう・こう【条項】**箇条書きにした一つ一つの項目。箇条。条目。 **しょうこうい【商行為】**〔物品の売買・交換・仲介・賃貸しなど〕営利を目的として行われるすべての行為。 ***しょうこく【小国】**●国土の小さな国。●経済力・武力などが弱い国。[類語]弱国。[因]①②大国。 ***しょう・こく【生国】**その人が生まれた国。出生地。しょうごく。〔古風なことば」「―を出奔する」 ***しょうこく【相国】**(国政を相{あい}炊{かし}ける人の意)●古代中国で、宰相{さいしょう}のこと。●日本で、太政大臣・左大臣・右大臣の唐名。「入道―(=平清盛の称)」 ***じょうこく【上刻】**昔、一刻(=現在の二時間)を上中下に等分した、最初の時刻。[因]中刻・下刻。 ***じょうこく【上告】**《名・他サ》●上に申し立てること。●[法]上訴の一種。第二審の判決に対し上級の裁判所へ不服を申し立てること。**ーしん【―審】**[法]上告された訴訟事件について行う審判。第三審。 **しょうことなしに【しょうこと無しに】**《副》ほかにてだてがなく。しかたなくて。やむをえず。「―参加した」[参考]「しょうこと」は「せむこと」の転。 **じょう‐ごや【定小屋】**●常設の劇場・興行場。●その俳優・芸人などが決まって出演する劇場・興行場。 **じょう‐こり【性懲り】**ひどくこりること。心から後悔すること。〔多く「―もなく」の形で用いる〕「―もなく同じ失敗をくり返す」 **じょう‐ごわ【情『強】**《名・形動》がんこで情に動かされない・こと(人)。強情。〔古風なことば〕 ***しょう‐こん【傷痕】**[文]傷を受けたあと。きずあと。「戦争の―もなまなましい町」[類語]創痕。 ***しょう‐こん【商魂】**商売を繁盛させて、もうけようとする気構え。[コロ]「―たくましい店主」 ***しょう‐こん【性根】**あることをしとげようとする元気。根気。[二回]「―がつき果てる」[注意]「しょうね」と読めば別語。 ***しょう‐こん【招魂】**死者の魂をこの世にまねいて祭ること。「―の儀」「一祭」 **しょう‐ごん【『荘厳】**●《名・他サ》[仏]寺や仏像をおごそかにかざること。また、その飾り。荘厳{そうごん}。②《名・形動》そうごん(荘厳)①。 ***じょう‐こん【上根】**[仏]仏の教えを受け入れて発心{ほっしん}しうる、すぐれた性質の者。[図]中根・下根。 ***じょう・こん【条痕】**●[文]かすって筋になった傷痕。●鉱物を素焼きの磁器にすりつけたときに生じる筋。その色で鉱物の種類を鑑定する。 ***じょうざ【上座】**〔目上の人、地位の高い人などのすわる〕上位の座席。上座{かみざ}。[類調]上席。[団]下座。末座。 ***じょうざ【常座】**能舞台で、演者が登場してまず立ち止まる場所。舞台の左隅にある。 ***しょう・さい【商才】**商売に関する才能。[コロ]「―にたけた男」 ***しょう・さい【小才】**少しばかりの才知・才能。小才{こざい}。「―の利く男」「―を鼻にかける」[団]大才。 ***しょうさい【詳細】**《名・形動》こまかい所までくわしいこと。つぶさ。「計画の―」「――にわたって報道する」[類語]委細。詳密。精細。 ***じょうさい【城塞・城、砦】**[文]しろ。また、とりで。[類語]城塁。 ***じょうさい【定斎】**むかし用いられたせんじ薬の一つ。夏季のいろいろな病気にきくといわれた。「―屋」 ***じょうざい【浄罪】**罪をきよめること。 ***じょうざい【浄財】**宗教的な事業や社会事業などのために寄付される金品。「全国から寄せられたー」 ***じょうざい【錠剤】**小さくまるい形にかためて飲みやすくした薬。タブレット。 **しょう・さく【小策】**つまらないはかりごと。小手先の策略。[コロ]「―を弄する」 ***じょう・さく【上作】**●〔作品などの」すぐれたできばえ。[類語]上出来。[団]下作。●農作物のみのりがよいこと。豊作。「今年の米はーだ」 **じょう・さく【上策】**最もすぐれた策略や方法。「逃げるが―」[団]下策。 **じょう・さし【状差し】**〔柱・壁などにかけて〕手紙やはがきを差し入れておくもの。 ***しょう・さつ【小冊】**小形の書物、またはうすい書物。小冊子。[因]大冊。 ***しょう・さ【小差】**少しの差。わずかなちがい。「ーでやっと勝った」[団]大差。 ***しょう・さ【少佐】**旧陸海軍将校の階級の一つ。中佐の下、大尉の上の位。佐官の最下位。[団]中佐・大佐。 ***しょうさ【証左】**[文]ある事実を証明するよりどころとなるもの。証拠。「確かなーをつかむ」 **しょうざ【正座】**正面の座席。正客のすわる席。 <694> **じょうさま【上様】**領収書・勘定書きなどで、相手の名前の代わりに書く敬称。上様{うわさま}。 ***しょうさん【勝算】**相手に勝てそうな見こみ。勝ち目。「―のない選挙に出る」「われにーあり」 ***しょう・さん【消散】**《名・自他サ》散って消えること。また、散らし消すこと。「霧がーする」 ***しょうさん【硝酸】**[理]無色で激しいにおいがあり、湿度の高い空気中で煙を出す液体。セルロイド・爆薬などの重要な原料。**―えん【―塩】**[理]金属、およびその酸化物などを硝酸にとかしてできる化合物の総称。酸化剤・火薬・肥料などにする。**―カリウム**[理]無色で光沢のある水溶性の針状結晶。天然には硝石として産出。黒色火薬・花火・マッチ・ガラスなどに用いる。硝酸カリ。煙硝。**―ぎん【―銀】**[理]無色透明な板状の結晶。銀を硝酸にとかすと得られる。有毒。写真のフィルム・銀めっき・分析試薬・医薬などに用いる。 **【しょうさん【賞賛・賞讚·称賛・称讚】**《名・他サ》ほめたたえること。「口をきわめて――する」[類語]賛嘆。賞美。賞揚。 **じょうさん【蒸散】**《名・自サ》植物が体内の水分を体の表面から水蒸気として排出すること。また、その現象。「一作用」 **じょうざん【乗算】**かけ算。乗法。[団]除算。 ***しょう・し【将士】**将校・将軍と兵士。将兵。将卒。 ***しょう・し【小史】**●かんたんに述べた歴史。「日本開化―」●作家などが雅号にそえることば。「鏡花―」 ***しょう‐し【小子】**■《名》[文]●子供。弟子。■《代名》(自称の人称代名詞)[文]目上の人に対して自分を謙遜して言う語。 ***しょう・し【小、祠】**[文]小さなやしろ・ほこら。 ***しょう・し【小紙】**●小さな紙。●自分の発行している新聞を謙遜していう語。 ***しょう・し【小誌】**●小さな雑誌。●自分または自社の出版している雑誌を謙遜して言う語。「―の投稿欄」 ***しょう・し【尚歯】**[文]老人をうやまうこと。「―会」[参考]「尚」はとうとぶ、「歯」は年齢の意。[類語]敬老。 ***しょう・し【焼死】**《名・自サ》火に焼かれて死ぬこと。焼け死に。 ***しょう・し【生死】**●生きることと死ぬこと。また、生まれることと死ぬこと。生と死。生死{せいし}。しょ うじ(生死)。 ***しょう・し【笑止】**《名・形動》●笑うべきこと。おかしいこと。[類語]滑稽。●気の毒なこと。〔古風な言い方〕 **しょうし【証紙】**商品の品質、代金の支払いなどを証明するため、その商品や書類にはる紙。 ***しょう・し【賞詞】**[文]人の功績などをほめることば。賞辞。賛辞。[類語]頌詞。 **しょう・し【頌詞】**[文]人徳・功績などをほめたたえることば・文章。頌辞。[類語]賞詞。 ***しょう・し【、頌詩】**[文]人徳・功績などをほめたたえる詩。 ***しょうじ【商事】**●商業・商売に関する事柄。●商事会社。「東京―」[類語]商会。**―がいしゃ【―会社】**社団法人で、商行為を業務とするもの。 ***しょうじ【小事】**重要でないちょっとしたこと。ささいなこと。[句]「大事の前の―」[団]大事。**――は大事**《句》大きな事も小さな事から始まるものであるから、小事だからといっておろそかにしてはならない。 ***しょうじ【少時】**[文]●幼いとき。子供のころ。幼時。●しばらくの間。暫時{ざんじ}。〔副詞的に使う〕 ***しょうじ【正時】**〔分・秒などのつかない」ちょうどの時刻。一時・二時など。 ***しょう‐じ【生死】**●[仏]生・老・病・死の苦しみをうける迷いの世界。生死{せいし}。●しょうし(生死)。 ***しょう‐じ【賞辞】**[文]「賞詞」に同じ。 ***しょう‐じ【障子】**建具の一つ。格子にに組んだ木のわくに白い紙をはったもの。へやと縁側のしきりなどに用いる。明かり障子。 ***しょう‐じ【頌辞】**[文]「頌詞」に同じ。 **しょうじ・い・れる【『請じ入れる・招じ入れる】**《他下一》まねき入れる。家の中やへやに案内する。 **しょうし・か【少子化】**《名・自サ》出生率が下がり、子供の数が減っていくこと。 **しょう‐じき【正直】**《名・形動》●うそやごまかしがないこと。正しく隠し立てのないこと。「―者」[類語]実直。[団]不正直。■《副》いつわりなく。本当のところ。「―、半信半疑だった」**――の頭に神宿る**《句》正直な人はおのずから神が守ってくれる。神は正直の頭に宿る。**――は一生の宝**《句》正直者は信頼されてやがてその信頼がもとになって幸福になるから、正直は一生守るべき宝である。**――者が損を・する**《句》悪がしこい者がずるく立ち回って利益を得るのに反して、正直者が不自由な目にあったり損をしたりする。世の中が乱れて矛盾が多いことのたとえ。正直者が馬鹿をみる。 ***じょうし【上使】**江戸時代、幕府から諸大名に派遣され、将軍の意を伝えた使者。 ***じょう・し【上司】**●[法]指揮・監督の権限をもつ、上級の・官庁(官吏)。●その人より役職が上の人。会社などの上役。「直属の―」[団]部下。 ***じょう・し【上巳】**五節句の一つ。陰暦三月の最初の巳の日。後世は陰暦三月三日。女子の祝日としてひな祭りを行う。桃の節句。上巳{じょうみ}。 ***じょうし【上、梓】**《名・他サ》[文](絵や文字を版木に刻む意から)書物を出版すること。[類語]出版。[語源]昔、版木にアズサの木を多く使ったことから。 ***じょう・し【上肢】**[文]手足のうち上部にあるもの。人間では腕、他の動物では前肢。[団]下肢。 ***じょう・し【城址・城趾】**しろあと。城跡。 **じょう・し【情史】**[文]ある男女間の恋愛・情事に関することを書いた小説・読み物。 **じょう・し【情死】**《名・自サ》恋愛関係にある男女が合意の上でいっしょに自殺すること。心中。 ***じょう‐じ【常時】**ふだん。平生{へいぜい}。つねに。いつも。〔副詞的にも使う〕「―携帯する」 ***じょうじ【情事】**男女間の愛情に関する事柄。いろごと。〔特に、肉体関係のある場合についていう」 ***じょうじ【畳字】**「踊り字」に同じ。 **じょうしき【常識】**一般の社会人が共通に・持っている(持つべき)知識あるいは判断力。コモンセンス。「そんなことぐらいーだ」「―のない人」[囡]非常識。 **じょうしき・まく【定式幕】**歌舞伎の舞台で、黒・柿・もえぎの三色で縦じまをえがいた引き幕。 **じょうしぐん【『娘子軍】**女性だけの部隊。[俗に、女性の集団。[参考]慣用読みは「ろうしぐん」。 **しょう・しげん【省資源】**資源を節約すること。 <695> **しょうし、せんばん【笑止千万】** 《形動》非常にばかげていておかしいこと。 **しょうしつ【消失】** 《名・自サ》消えてなくなること。また、力・権利などが自然にその効力を失うこと。「大金がーした」「権力の―」類語消滅。 **しょう・しつ【焼失】** 《名・自他サ》焼けてなくなること。また、焼いて失うこと。「五重塔がーした」 **じょう・しつ【上質】** 品質が上等なこと。「―の和紙」 **じょうじつ【情実】** 個人的な感情がからんでいて、公正を欠いた事柄。「人事に―がからむ」 **しょう・しみん【小市民】** 〔社会的地位・財産・思想などが〕資本家と労働者の中間の階級にある人々。サラリーマン・自由業者など。中産階級。プチブル。 **じょうしゅ【城主】** ●城のあるじ。●江戸時代、城を持っている大名の格式。国持ち・准国持ちに次ぐ。 **じょうしゅ【情趣】** しみじみとしたおもむき。あじわい。[コロ]「ーに富む庭」類語風情。風趣。 **しょう・しゃ【勝者】** 〔競争・試合などに]勝った・人(団体)。勝利者。⇔敗者。 **しょう・しゃ【廠舎】** 〔文〕軍隊が演習先などで宿泊する簡単な建物。 **しょう・しゃ【商社】** 商業上の目的のために作った会社。特に、貿易商社。 **しょう・しゃ【小社】** ●小さなやしろ・神社。⇔大社。●小さな会社。小会社。●自分の会社を謙遜して言う語。「―の出版物」類語弊社。 **しょう・しゃ【照射】** 《名・自他サ》●日光などが照りつけること。また、光線や放射線などを当てること。「エックス線を―する」●物事の内面やかくれた部分を明らかにすること。「人間の内面を―した作品」 **しょう・しゃ【瀟洒・瀟灑】** 《形動》かざりがなく、すっきりしてあかぬけしているようす。「―な洋館」 **しょう・じゃ【生者】** 〔仏〕生きているもの。命のあるもの。生者{しょうじゃ}。⇔死者。 **―必滅** 《句》〔仏〕一切の生き物は必ず死ぬということ。世の無常を表すことば。「―会者定離」 **しょう・じゃ【盛者】** 〔文〕勢いが盛んで栄えている者。[参考]古くは「じょうしゃ」といった。 **―必衰** 《句》〔仏〕現在勢いの盛んな者もやがて必ずおとろえるということ。世の無常を表すことば。 **しょう・じゃ【精舎】** [仏]僧侶が仏道を修行する所。寺院。「祇園―」 **じょうしゃ【乗車】** ●《名・自サ》車に乗ること。⇔下車。降車。●ある人が乗っている車。また、乗る車。―けん【―券】電車などの乗客が、運賃の支払いと引き替えに受けとる切符。乗車切符。 **じょう・しゃ【浄写】** 《名・他サ》きれいに書き写すこと。 **しょう・しゃく【小酌】** 〔文〕●小人数でする酒もり。小宴。●ちょっと酒を飲むこと。 **しょう・しゃく【焼灼】** 《名・他サ》病気の組織を電気などで焼いて破壊する外科的な治療法。 **しょう・しゃく【照尺】** 射撃のねらいを正確にするために、銃身または砲身の手もとにつける照準装置。 **じょうじゅ【上寿】** 長寿を三つに分けたうちの最も長いもの。一○○歳。[参考]一二〇歳ともいわれる。⇔中寿。下寿。 **じょうじゅ【成就】** 《名・自他サ》物事をなしとげること。また、願い事などが思ったとおりに実現すること。[コロ]「大願が―する」類語達成。 **しょう・しゅう【召集】** 《名・他サ》●〔上位者が〕多くの人を呼び集めること。●もと、戦時の必要に応じて在郷軍人・国民兵などを呼び出して軍隊に集めたこと。「―令状」類語徴集。●〔法〕国会を開くために国会議員に対して一定の期日に各議院に集まることを命じること。 **>使い分け 「ショウシュウ」** **招集**〔多くの人をまねき集める〕会議を招集する・役員に招集をかける・株主を招集する **召集**〔地位の上の者が下の者たちを特定の所へ呼び出し集める〕召集令状・〔旧軍隊の〕教育召集・国会議員の召集・国会の召集 **[参考]** 強制的、高圧的な「召集」は国会(議員)の召集と旧憲法下の兵役関係に限られ、広く一般には「招集」が用いられる(自衛隊員の招集)。 **しょう・しゅう【招集】** 《名・他サ》多くの人をまねき集めること。集まってもらうこと。 **>使い分け** **しょう・しゅう【消臭】** においを消すこと。「―剤」 **しょうじゅう【小銃】** 携帯用の小型の銃。ピストルよりも銃身が長い。 **しょうじゅん【照準】** ●弾丸が命中するように、銃砲のねらいを定めること。[コロ]「」を定める」●一般に、ねらいをつけること。[コロ]「女性客に―を合わせる」 **じょう・しゅう【上州】** 「上野の国」の唐風の呼び名。 **じょう・しゅう【常習】** 《名・他サ》いつもくり返す悪いこと。いつもの(悪い)習慣。「薬物をーする」―はん【―犯】●〔法〕同じ犯罪を何度も行う・こと(人)。「とばくのー」●好ましくないことをくり返し行う人。「遅刻のー」 **しょう・しゅつ【抄出】** 《名・他サ》ある書物から一部分をぬき出して書くこと。また、そのぬき書き。 **しょうじゅつ【詳述】** 《名・他サ》くわしく述べること。詳言。⇔略述。 **じょうじゅつ【上述】** 《名・他サ》〔書かれた文章などの〕上または前に述べたこと。前述。「式はーの通りとり行う」類語上記。前記。 **じょう・しゅび【上首尾】** 《名・形動》物事がうまくいって、よい結果になること。「――に終わる」⇔不首尾。 **しょう・しゅん【頌春】** 〔文〕新春をほめたたえること。賀春。[参考]年賀状などに書く挨拶のことば。 **じょうじゅん【上旬】** 月の一日から一○日までの一〇日間。初旬。上澣。⇔中旬・下旬。 **しょう・しょ【小暑】** 〔文〕二十四節気の一つ。太陽暦の七月七日ごろ。 <696> **しょう・しょ【消暑銷暑】**[文]暑さをしのぐこと。消夏。 ***しょうしょ【証書】**ある事実を証明する文書。証文。証状。「卒業」「借用―」 ***しょうしょ【詔書】**天皇のことばをしるした公文書で、一般に公示されるもの。[類語]勅書。 ***しょうじょ【少女】**〔十代くらいまでの〕年若い女性。女の子。おとめ。[団]少年。 ***しょうじょ【昇叙陞叙】**《名・自他サ》[文]上級の官位に任命・する(される)こと。「―の栄」[表記]もと、多く「陞叙」と書いた。 ***じょう・しょ【上書】**《名・自他サ》[文]意見を書いた書面を主君などに差し出すこと。また、その書面。[類語]上表。 ***じょう・しょ【情緒】**じょうちょ(情緒)。 ***じょう・しょ【浄書】**《名・他サ》〔下書きしたものなどを〕きれいに書きなおすこと。清書。 **じょうじょ【乗除】**乗法と除法。かけ算と割り算。「加減―」[団]加減。 ***しょう・しょう【小照】**●[文]小さな肖像画・肖像写真。●自分の肖像画を謙遜して言う語。 ***しょう・しょう【少将】**●昔、近衛府{このえふ}の次官。●旧陸海軍で、軍人の階級の一つ。将官の最下位。中将の下で、大佐の上。[対]大将・中将。 ***しょう・しょう【少少】**《名》●数・量などが、すくないこと。「塩―」●程度が、たいしたことではないこと。普通。「―のことでは驚かない」■《副》●すこばかり。「―遠い」[因]多々。●しばらく。「―お待ちください」 ***しょう・しょう【、蕭、蕭】**《形動》[文]●ものさびしいようす。蕭条{しょうじょう}しい。「―とした枯れ野」●風(雨)がものさびしく・ふく(降る)ようす。「―とふきわたる ***しょうじょう【商状・商情】**●商業が行われている状況。商況。●〔株式や商品市場の〕取り引きの状況。 ***しょうじょう【小乗】**[仏]《小さな乗り物の意)自己の解脱{げだつ}を目的とする仏教の流派。上座部仏教。[参考]仏教の二大流派の一つで、人間全般を救おうとする大乗を信じる側がけなして言った語。[団]大乗。 ***しょうじょう【清浄】**《名・形動》[文]●けがれがなく清らかなこと。清浄{せいじょう}。[四字]「一無垢」[対]不浄。●[仏]煩悩・私欲がなく清らかなこと。[四字]「六根治―」 ***しょうじょう【猩猩】**●[文]オランウータン。●中国で、想像上の動物。顔は人に似て、毛は赤褐色で長く、酒を好むという。●酒好きの人。また、大酒のみ。 ***しょうじょう【症状】**病気やけがなどの状態。「発熱のーを呈する」「自覚」[類語]病状。 **【類義語の使い分け「病状・症状」】** ***しょうじょう【賞状】**ある行い・業績などをほめたたえることばを記して、それを行った人に与える書状。 ***しょうじょう【「霄壌】**[文]天と地。**――の差**《句》天と地ほどの大きな・差(違い)。[類語]雲泥の差。 ***しょうじょう【、蕭条】**《形動”》[文]〔風景などが〕ひっそりとしてものさびしいようす。蕭々。「秋色―たる山村」「―と雨が降る」[類語]蕭殺。蕭然。 **じょう‐しょう【上昇】**《名・自サ》のぼること。あがること。「物価が――する」「―気流」[団]下降。低下。 ***じょう・しょう【上声】**漢字の四声の一つ。しり上がりに高く発音するもの。上声{じょうせい}もいう。[参考]去声・入声・平声{ひょうしょう}。 ***じょうしょう【、丞相】**[文]●昔の中国で、天子をたすけて国政をとった大臣。●昔の日本で、「大臣」の別称。=丞相{しょうじょう}。 ***じょうしょう【城将】**[文]城を守る大将。 ***じょう・しょう【常勝】**戦うたびに勝つこと。「一軍」 ***じょう‐じょう【上上】**《名・形動》この上もなくよいこと。最上。上乗。「――のできばえ」**―きち【―吉】**●この上もなく縁起のよいこと。●芸事の位づけで、できばえが最もすぐれていること。転じて、結果などがこの上もなくよいこと。「縁談もまとまってーだ」 ***じょうじょう【上乗】**●[仏]最もすぐれた教え。大乗。●《名・形動》最もよいこと。最上。上々。 ***じょうじょう【上場】**《名・他サ》[経]〔株式などを〕取引所における取り引き物件として登録すること。「―企業」●演劇などを演じること。上演。 **じょうじょう【情状】**[文]参考にされるべき具体的な事情。**―しゃくりょう【―酌量】**《名・自サ》[法]裁判官が判決に際して、同情すべき点をくみとって、刑罰を軽くすること。 **じょうじょう【条条】**[文]一つ一つの箇条。箇条箇条。また、箇条書きされた一つ一つの事柄。 **じょうじょう【嫋嫋裊裊】**《形動》[文]●風がそよそよとふくようす。「―たる微風」●なよなよとしたようす。「―とした美少女」●声・音などが細く長く続くようす。「――たる鐘の音」[四字]「余韻―」 **しょうじょう・せぜ【生生世世】**[仏]生まれかわり死にかわって過ぎていく多くの世(でも変わらないこと)。永遠。生生世世{しょうじょうせぜ}。[副詞的にも使う]「御恩は忘れません」 **しょうじょう・ばえ【猩猩、蠅】**ショウジョウバエ科の昆虫の総称。体長二~三に。数日間で卵から親になり、飼育が簡単なので遺伝学の研究に用いられることもある。 **しょうじょう・ひ【猩猩、緋】**やや黒みをおびたあざやかな紅色。また、その色をした毛織物。 **しょうじょう・るてん【生生流転】**[仏]万物がたえず生まれては変わっていくこと。生生流転{せいせいるてん}。 ***しょうしょく【小職】**《名》[文]地位の低い官職。《代名》[文]職(特に官職)についている人が、自分を謙遜して言う語。 ***しょうしょく【小食・少食】**食事の量が少ないこと。小食{こじき}。[団]大食。 **じょうしょく【常食】**《名・他サ》日常の食事として食べる・こと(食べ物)。「米をーにする」[類語]主食。 ***しょう・じる【生じる】**《自他上一》●はえる。はやす。「かびがー・じる」●起こる。起こす。また、発生する。発生させる。「不測の事態がー・じる」●〔自然に〕できる。「首にでき物が―・じる」=生ずる。 **しょう・じる【『請じる・招じる】**《他上一》人をまねく。招待する。案内して通す。〔古風な言い方〕「客間に―・じる」=請ずる。 **じょう・じる【乗じる】**《自上一》●のる。〔古風な言い方」「馬に―・じる」●都合よく利用する。つけこむ。つけいる。[コロ]「相手の隙に―・じる」●夢中になる。「興に―・じる」■《他上一》[数]数をかけあわせ <697> **しょう・しん【傷心】** 《名・自サ》心をいためること。悲しむこと。また、傷ついた心。「―を抱く」類語痛心。 **しょう・しん【小心】** 《名・形動》気が小さくて、おく病なこと。「――者」類語小胆。 **しょう・しん【小身】** 身分が低くて俸禄の少ない・こと(人)。⇔大身。 **しょう・しん【昇進・陞進】** 《名・自サ》〔官庁・会社などでの〕地位があがること。類語昇級。 **しょう・しん【正真】** 偽りや見せかけでないこと。間違いないこと。 **しょう・しん【焼身】** 〔文〕自分の体を火で焼くこと。「―自殺」 **しょう・しん【焦心】** 《名・自サ》〔文〕思いなやんで心をいらだたせること。また、その心。類語焦燥。 **しょう・しん【衝心】** 《名・自サ》脚気がひどくなって急激に心臓の障害を起こすこと。脚気衝心。 **しょうじん【小人】** ●子供。小人{しょうにん}。「―は半額」[参考]小人{こびと}。●こびと。「―国」⇔巨人。●度量のせまい人。小人物。⇔①~③大人。 **―閑居して不善をなす** 《句》小人物は暇ができるとつい悪いことをしがちである。〈大学> **しょう・じん【消尽】** 《名・他サ》〔文〕使い切ること。消耗しつくすこと。「精力を―する」 **しょう・じん【焼尽】** 《名・自他サ-》〔文]焼きつくすこと。すっかり焼けてしまうこと。「家屋が―する」 **しょう・じん【精進】** 《名・自サ》●[仏]雑念を捨てて一心に仏道を修行すること。●一定の期間、行いや飲食をつつしんで身を清めること。潔斎。類語斎戒。●肉類を食べず野菜類だけを食べること。また、精進料理。●ある事に心を打ちこんで努力すること。「学業に―する」―あげ【―揚げ】野菜に衣をつけてあげたもの。野菜の天ぷら。―おち【―落ち】精進②の期間が終わって、ふつうの生活にもどること。特に、ふつうの食事にもどること。精進明け。精進落とし。―おとし【―落とし】「精進落ち」に同じ。―けっさい【―潔斎】《名・自サ》「精進②」に同じ。―もの【―物】肉類を使わない食べ物。⇔生臭物。ーりょうり【―料理】肉類を使わず、野菜類だけを材料とする料理。斎。⇔生臭料理。 **じょう・しん【上申】** 《名・他サ》上役・上官などに意見や事情を申し述べること。「――書」類語進言。言上。 **じょうじん【常人】** 〔才能・考え方などが〕ふつうの人。常人{つねびと}。「―のおよばざる所」類語凡人。 **じょうじん【情人】** 恋愛関係にある人。愛人。情婦。 **じょう・しんこ【上新粉・上糝粉】** 精白したうるち米を原料にした上質の粉。和菓子などの材料にする。 **しょうしん‐しょうめい【正真正銘】** 間違いなく本物であること。〔正真を強めた言い方〕「―の秋田犬」 **しょう・じんぶつ【小人物】** 気が小さく、こせこせした人。人格のおとった人。小人。⇔大人物。 **しょうしん・よくよく【小心翼翼】** 《形動》●〔うやまいつつしんで〕こまかいところまでよく気を配るようす。〔古風な言い方〕●気が小さくて、びくびくしているようす。「―と暮らす」 **じょう‐ず【上図】** 上にかかげた図。⇔下図。 **じょうず【〈上手〉】** 《名・形動》●ある物事をしたり、物を作ったりする技術がすぐれている・こと(人)。「―にピアノをひく」「名人―(=大変すぐれた技能をもつ人)」類語うまい。巧み。⇔下手。●相手が喜ぶようなことを言う・こと(人)。おせじ。[コロ]「―を言う」 **――の手から水が漏・る** 《句》上手な人でも時には失敗することがあるたとえ。 **しょう・ずい【祥瑞】** 〔文〕めでたいことの起こる前ぶれ。めでたいきざし。吉兆。吉祥。瑞祥。 **じょう・すい【上水】** ●飲料などとして使うため、水道によってひかれた水。●「上水道」の略。「神田―」⇔①②下水。―どう【―道】飲料などに使う水を導いて給水する設備。水道。上水。⇔下水道。 **じょうすい【浄水】** ●けがれのない清らかな水。清水。●手を洗う水。●《名・自他サ》濾過したり薬品を入れたりして水を清浄にすること。また、その水。「―器」⇔汚水。―き【―器】水道水を濾過して、有機物などの物質を取り除く装置。―ち【―池】水道設備で、濾過池から出てくるきれいな水をためておく池。 **しょう・すう【小数】** ●ちいさい数。また、少数。●〔数〕絶対値が一よりちいさい実数。⇔整数。―てん【―点】〔数〕〔小数②をもつ数を表す時に〕小数部分と整数部分とを区別するために、一の位のあとに打つ点。[注意]「少数点」は誤り。 **しょう・すう【少数】** 数が少ないこと。「―意見」「―精鋭」⇔多数。ーみんぞく【―民族】複数の民族によって構成される国家で、相対的に人口が少なく、多数派民族とは言語・文化などを異にする民族。 **じょうすう【乗数】** かけ算で、かけるほうの数。⇔被乗数。 **じょうすう【常数】** ●一定の数。●〔理〕ある状態での、物質の性質に関する特有な数値。●〔数〕常に決まっていて変わらない数。恒数。定数。[参考]現在では「定数」を多く使う。⇔変数。 **しょう・する【称する】** 《他サ変》●名のる。名づける。「小林と―・する男」●いつわって言う。名目を立てる。「腹痛と―・して休む」●〔文]ほめたたえる。「功績を―・する」 **しょう・する【証する】** 《他サ変》〔文〕●証明する。証拠だてる。「無実を―・する」●保証する。うけあう。「生命の安全を―・する」 **しょう・する【誦する】** 《他サ変》〔文]詩文などを声を出して読む。唱える。「李白の詩を―・する」 **じょう・する【賞する】** 《他サ変》〔文〕●ほめる。たたえる。「勇気ある退却を―・する」⇔罰する。●おもむきなどを楽しむ。めでる。「秋の月を―・する」 **しょう・ずる【生ずる】** 《自他サ変》生じる。 **しょう・ずる【請ずる・招ずる】** 《他サ変》請じる。 **じょう・ずる【乗ずる】** 《自他サ変》乗じる。 **しょう・せい【勝勢】** 〔文〕勝ちそうな形勢。また、勝った勢い。[コロ]「―に乗じて一気に攻め落とす」⇔敗勢。 <698> **しょう・せい【将星】** 〔文〕●昔、中国で、大将にみたてた星。●将軍。 **―隕つ** 《句》大将が陣中で死ぬ。転じて、英雄や偉人が死ぬ。〈蜀志・諸葛亮伝>[参考]巨星墜つ。 **しょう・せい【小成】** 〔文]少しばかりの成功。 **―に安ん・じる** 《句》少しばかりの成功に満足してさらに大きな物事に取り組もうとしない。 **しょう・せい【招請】** 《名・他サ》〔社会的に地位のある人に〕たのんで来てもらうこと。「講師として―する」類語招聘。 **しょう・せい【焼成】** 《名・他サ》原料に高熱を加えて、あるものをつくり出すこと。「陶器を―する」 **しょう・せい【照星】** 銃口の先端にある三角形の小さな突起。照尺と併用して照準を定める。 **しょう・せい【笑声】** 〔文〕わらい声。 **しょう・せい【鐘声】** 〔文〕かねの鳴る音。かねのね。 **しょう・せい【小生】** 《代名》〔文〕〔手紙文などで]男性が自分を謙遜して言う語。類語愚生。 **じょうせい【上世】** 大昔。類語上代。 **じょう・せい【上声】** →じょうしょう(上声)。 **じょう・せい【上製】** 上等につくること。また、上等につくったもの。「―本」類語特(別)製。⇔並製。 **じょう・せい【情勢・状勢】** 物事が変化し進んでゆくありさま。「社会―」「―を判断する」類語状況。形勢。 **じょう・せい【醸成】** 《名・他サ》●〔酒・しょうゆなどを」発酵させてつくること。類語醸造。●ある雰囲気・気分・状態などをつくりだすこと。「質実の気風を―する」 **しょう・せき【硝石】** 天然に産する硝酸カリウムの鉱物名。[参考]黒色火薬・マッチ・花火などに用いる。チリ硝石が有名。 **しょう・せき【証跡】** 〔文〕証拠となるあと・形跡。 **じょうせき【上席】** ●正客や地位の高い人がすわる上位の席。類語上座。⇔末席。●階級・席次が上であること。「―の判事」 **じょう・せき【定席】** ●いつもすわる席。決まった座席。●常設の寄席。 **じょう・せき【定石】** ●囲碁で、ある局面において、攻守ともに最もよいとされる、決まった形のうち方。●ある物事をするときの、決まった仕方。「―通りの行動」 **しょう・せつ【小節】** ●小さいふし。●文章の短いひと区切り。●ちょっとした節操・義理。「―にこだわる」●楽譜で、縦線と縦線で区切られた間の部分。 **しょう・せつ【小説】** 近代文学の一形式。作者のつくり出した人物・筋を通して、人間や社会をえがき出そうとする散文体の文学。ノベル。ロマン。「――家」[参考]「一編(篇)」と数える。 **しょう・せつ【小雪】** 二十四節気の一つ。太陽暦で一一月二二、二三日ごろにあたる。 **しょう・せつ【章節】** 〔論文など〕長い文章をいくつかに区切ったものの一つのまとまり。章と節。 **しょう・せつ【詳説】** 《名・他サ》くわしく説明すること。また、くわしい説明。類語詳述。詳言。⇔略説。 **じょう・せつ【常設】** 《名・他サ》〔ある施設・機関などを〕常に設けてあること。常置。「―展示品」類語常備。―かん【―館】演芸・映画などを常に継続して興行・上映するために設けられた建物。 **じょう‐ぜつ【饒舌】** 《名・形動》よくしゃべること。口数が多いこと。おしゃべり。[コロ]「急にーになる」類語多弁。[表記]「冗舌」で代用することもある。 **しょう・せっかい【消石灰】** 生石灰に水を作用させて得られる白色の粉末。さらし粉・しっくいなどの材料や肥料・消毒剤などに使う。水酸化カルシウム。 **しょう・せっこう【焼石膏】** 石膏を熱した、白色の粉末。水を加えると固まる。白墨・壁の原料、また、彫刻の材料。焼き石膏。 **しょうせん【商戦】** 商売上の競争。「年末―」 **しょう‐せん【商船】** 商業目的で客や貨物を運ぶ船。 **しょう‐せん【省線】** もと、鉄道省の経営していた鉄道・電車線の通称。「―電車」 **しょうぜん【小善】** 〔文〕小さな善行。ちょっとしたよい行い。[コロ]「――を積む」 **しょうぜん【承前】** 〔文〕前文を受けつぐこと。[参考]文章の始めに書いて、前文の続きであることを表す語。 **しょう・ぜん【悄然】** 《形動》〔文〕しおれて元気のないようす。しょんぼり。四字「孤影―」「―として帰る」 **しょう・ぜん【悚然・竦然】** 《形動》〔文〕おそれて、ぞっとするようす。「―として目をおおう」 **しょう・ぜん【蕭然】** 《形動》〔文〕〔風景などが〕ひっそりとしてものさびしいようす。「ーたる冬の原野」類語蕭条。 **じょうせん【乗船】** ●《名・自サ》船に乗りこむこと。上船。⇔下船。●乗っている船。 **しょう・せんきょく【小選挙区】** 議員の定員を一名とする選挙区。⇔大選挙区。―ひれいだいひょうへいりつせい【―比例代表並立制】小選挙区制と比例代表制を組み合わせた選挙制度。有権者は一人二票をもち、小選挙区では候補者に投票し、比例代表区では政党に投票する。 **しょうぜんてい【小前提】** 三段論法で、結論の主語となる概念(=小概念)をふくんでいる前提。⇔大前提。 **しょう・そ【勝訴】** 《名・自サ》訴訟で勝つこと。⇔敗訴。 **じょう・そ【上訴】** 《名・他サ》●上位の者にうったえること。●〔法〕未確定の裁判に対して、上級の裁判所に裁判のやりなおしを求めること。また、その手続。控訴・上告・抗告の三種がある。 **しょう・そう【少壮】** 《名・形動》年が若くて意気盛んな・こと(人)。「―の研究者」四字「―気鋭」 **しょう・そう【尚早】** 《名・形動》〔文〕時期がまだ早すぎること。まだその時期になっていないこと。四字「時期―」 **しょう・そう【焦燥・焦躁】** 《名・自サ》あせっていらいらすること。いらだつこと。[コロ]「―にかられる」類語焦心。 **しょう・ぞう【肖像】** ある人の顔や姿を絵・写真・彫刻などにうつした像。「―画」―けん【―権】自分の顔や姿を他人に無断で撮影・描写され、みだりに公表されない権利。人格権の一つとして認められる。 **じょう・そう【上奏】** 《名・他サ》〔文〕天皇に意見・報告などを申しあげること。奏上。「―文」類語上聞。 **じょうそう【上層】** ●「積み重なってできているものの〕上の方の部分。上部の層。「地殻の―」「―雲」●上の階級(の人々)。「会社の一」②下層。 <699> **じょうそう【情操】** 人間のもつ道徳的、宗教的、芸術的な、高等で複雑な感情。「―教育」 **じょう・ぞう【醸造】** 《名・他サ》微生物の発酵作用を利用して、酒・酢・アルコール・みそ・しょうゆなどをつくること。「―酒」類語醸成。 **じょう・そく【消息】** ●便り。音信。連絡。[コロ]「―を絶つ」②ある人・物事のようす。事情。「会社の―にくわしい」―し【―子】●耳かき。●「ゾンデ」に同じ。―すじ【―筋】ある事の実情・なりゆきなどをよく知っている方面(の人)。「政界のー」―つう【―通】ある事の実情・なりゆきなどをよく知っている人。 **しょう・ぞく【装束】** 〔ある事をするために〕よそおうこと。また、その着物。「旅の――に身を包む」「死に―」 **じょう・ぞく【上蔟】** 《名・自サ》まゆを作らせるため、成熟したカイコを蔟にのぼらせること。 **しょうそつ【将卒】** [文]将校と兵卒。将兵。 **しょう・そん【焼損】** 《名・自他サ》焼けてこわれること。また、焼いてこわすこと。「建物の―面積」「―事件」 **しょう・たい【小隊】** ●小人数の隊。●軍隊の、部隊の編制単位の一つ。「一個―」⇔大隊・中隊。 **しょう・たい【招待】** 《名・他サ》客としてまねき、もてなすこと。「落成式に―される」「―状」 **しょう・たい【正体】** ●そのものの本当の姿・身分。[コロ]「ーをあばく」●正常な心持ち・意識。正気。「―なくねむりこける」 **しょう・だい【昭代】** 〔文〕よく治まっている御世。太平の御世。 **じょう・たい【上体】** 体の腰から上の部分。上半身。 **じょう・たい【上腿】** 〔文〕脚のひざから上の部分。⇔下腿。 **じょう・たい【常体】** 口語で、文末を「だ」「である」で終える文体。書きことばに多い。⇔敬体。 **じょう・たい【常態】** 普通の状態。「―に復する」 **じょう・たい【状態・情態】** 〔ある時における〕人や物事のありさま。「興奮の―」「生活――」類語状況。 **じょう・だい【上代】** ●大昔。太古。●日本史の時代区分の一つ。大和・奈良時代。または、奈良・平安時代。上古。上世。 **じょうだい【城代】** ●城主に代わって城をあずかり守る・役目(人)。●江戸時代、大坂城・駿府城などに置かれた、将軍に代わって城をあずかる重職。●「城代家老」の略。江戸時代、大名の留守中、その城を守り政務をとる職。 **しょう・たく【小宅】** 〔文〕小さな家。[参考]自宅を謙遜して言うときにも使う。類語小屋。 **しょう・たく【妾宅】** めかけを住まわせている家。 **しょう・たく【沼沢】** 〔文〕沼と沢。「―地」 **しょう‐だく【承諾】** 《名・他サ》他人のたのみごと・要求などを、引き受けること。聞き入れること。「事後―」「先方の―を得る」類語承知。受諾。承認。 **じょう・たつ【上達】** 《名・自サ》●学術・技芸などが進んで、うまくなること。「そろばんが――する」類語熟達。●〔文〕下の者の意志が上の者に通じること。「下意―」⇔下達。 **じょう・だま【上玉】** ●上等の宝石や品物。類語逸物。上物。●[俗]美人。 **しょうーたん【小胆】** 《名・形動》〔文〕度量がせまいこと。また、気が小さくて臆病なこと。小心。⇔大胆。 **しょう・たん【賞嘆・賞歎・称嘆・称歎】** 《名・他サ》〔文〕感心してほめること。ほめそやすこと。 **しょう・だん【商談】** 商売・取り引き上の相談。「―がまとまる」 **しょう・だん【昇段】** 《名・自サ"》剣道・柔道・碁・将棋などで、段位があがること。「五段に―する」⇔降段。 **じょうたん【上端】** 物の上のはし。⇔下端。 **じょうだん【冗談】** ●ふざけて言う・話(ことば)。「一半分」類語冗句。●ふざけてすること。たわむれにすること。「―にも程がある」ぐち【―口】ふざけた、こっけいなことば・話。[コロ]「―をたたく」 **――から駒が出る** 《句》ふざけて言ったことが、本当になる。[参考]「ひょうたんから駒が出る」のもじり。 **―じゃない** 《句》相手がふざけすぎたり出すぎたりしたときにたしなめることば。また、相手の言ったことが自分の意に反するときに言うことば。とんでもない。 **じょう・だん【常談】** 〔文〕日常のありきたりな話。 **しょう・ち【召致】** 《名・他サ》〔文〕〔目下の人を〕命令して呼び寄せること。「部下を―する」 **しょう・ち【小知・小智】** 〔文〕わずかばかりの知恵。浅はかな知恵。⇔大知。 **しょう・ち【承知】** 《名・他サ"》〔相手の依頼・要求などを〕聞いて引き受けること。いいと認めること。「その条件ではーできない」類語承諾。謙譲拝承。⇔不承知。●〔事情などを〕知っていること。「委細はーしている」類語存じ。●「―しない」の形で〉ゆるさない。勘弁しない。「だましたらーしないぞ」―の・すけ【―の助】〔俗]承知したことを人名になぞらえて言うことば。[句]「合点―だ」 **しょう・ち【招致】** 《名・他サ》〔文〕自分の所で何かをしてもらうために働きかけること。また、まねいて来てもらうこと。「オリンピックをーする」「参考人―」類語招聘。 **じょう・ち【上知・上智】** 〔文〕知恵がすぐれている・こと(人)。⇔下愚。 **じょう・ち【常置】** 《名・他サ》〔文]いつでも利用できるように設けておくこと。常設。「委員会を―する」 **じょう・ち【情痴】** 〔文〕理性を失うほど色情にまようこと。痴情。「―の限りをつくす」 **じょう・ち【情致】** 〔文]物事に感じておこる心の動き。おもむき。類語情趣。 **しょう・ちく・ばい【松竹梅】** 松と竹と梅。[参考]めでたいもののしるしとして祝い事の飾りなどに使う。 **しょう・ちゅう【掌中】** 〔文〕●てのひらの中。手中。●〔物事が〕自分の思いどおりになる範囲。[コロ]「全権を―におさめる」ーの・たま【―の珠】《連語》最も大事にしているもの。特に、最愛の子。 **しょうちゃく【勝着】** 碁で、勝つ決め手となった石を打つこと。また、その石。⇔敗着。 **しょう・ちゅう【焼酎】** 米・麦・サツマイモなどを原料とした蒸留酒。アルコール分が強い。 **じょう・だん【上段】** ●上の段。「寝台車の一」⇔下段・中段。●身分などの上位の人がつく座席。上座。上席。●へやの中で床を一段高くしてある所。●剣道の構えの一つ。刀を頭上に高くふりかざす姿勢。「―の構え」⇔下段・中段。●段位が上であること。「―の者」 <700> **じょうちゅう【常駐】** 《名・自サ》〔決まった場所にこいつも駐在していること。「ロンドンーの特派員」 **じょうちゅう【条虫・絛虫】** 《「じょう(條)」は「とう」の慣用読み》寄生虫のサナダムシ。[表記]もと、もっぱら「絛虫」と書いた。 **しょうちょ【小著】** ●ページ数の少ない著作。⇔大著。●自分の著作を謙遜して言う語。 **じょうちょ【情緒】** (「じょうしょ」の慣用読み)●ある事柄・場所にふれて起こるさまざまな感情。また、その感情を起こさせる独特な雰囲気。「湯の町の―」「―豊かな城下町」●喜び・悲しみ・怒り・恐れなど、一時的に急激に起こる感情。情動。「―不安定」 **しょうちょう【小腸】** 消化器官の一つ。胃と大腸の間にあって、長さは六~七メートル。食べ物を消化し、栄養を吸収する。十二指腸・空腸・回腸に分かれる。 **しょうちょう【消長】** 《名・自サ》〔物事の勢いが」おとろえることと、盛んになること。「総選挙に党のーをかける」類語盛衰。栄枯。隆替。 **しょう・ちょう【象徴】** 《名・他サ》目に見えない物事を、形のある別のもので端的に表すこと。また、その表されたもの。「ハト」が平和を表す類。シンボル。類語表徴。表象。―し【―詩】自己の思想・生命感・情調などを音楽的・暗示的な表現によって表そうとする詩。象徴主義の詩。―しゅぎ【―主義】芸術上の表現として象徴を重視する立場。一九世紀後半から二〇世紀初頭にかけて、フランスにおこった。サンボリスム。シンボリズム。―ーてき【―的】《形動》ある抽象的な物事を象徴する(連想させる)ようす。シンボリック。「現代の社会を―に示す事件」 **じょうちょう【上長】** ●年上の人。年長者。●目上の人。長上。 **じょうちょう【情調】** ●おもむき。気分。類語情緒。●感覚にともなって起こるいろいろな感情。 **じょうちょう【冗長】** 《形動》〔話などが〕むだが多く、長たらしいようす。くどくどと長いようす。「―な演説」 **しょうちょく【詔勅】** 天皇が公に意思表示する文書。詔書・勅書・勅語の総称。みことのり。 **じょう・ちよく【常直】** 《名・自サ》毎日宿直する・こと(人)。 **しょうちん【消沈・銷沈】** 《名・自サ》〔文]きえてなくなること。●気力がおとろえしずむこと。ふさぎこむこと。四字「意気―」 **しょう・つき【祥月】** ある人の一周忌以後の、その死んだ当月。ーめいにち【―命日】ある人の死んだ月日に当たる毎年の同じ月日。忌辰。 **じょうづめ【定詰め】** 《名・自サ》ある場所につめっきりで勤める・こと(人)。 **じょう‐づめ【常詰め】** 《名・自サ》〔勤務の場所に〕いつもつめて、勤める・こと(人)。 **しょうてい【小弟・少弟】** ■《名》〔文〕●幼い弟。●自分の弟を謙遜して言う語。⇔大兄。■《代名》〔文〕〔年長者に対して〕自分を謙遜して言う語。⇔大兄。 **じょうてい【上帝】** 〔文〕天の神。天上にあって万物を支配する神。また、造物主。類語天帝。 **じょうてい【上程】** 《名・他サ》議案を会議にかけること。付議。「補正予算案を―ーする」 **しょう・てき【小敵】** ●小人数の敵。「―といえどもあなどらず」[表記]「少敵」とも書く。●弱い敵。⇔②大敵。 **じょう・でき【上出来】** 《形動》できぐあいがすぐれているようす。「今年の米はーだ」類語上作。⇔不出来。 **じょうて・もの【上手物】** 精巧に作られた、高価な工芸品。⇔下手物。 **しょう・てん【商店】** 商品を売るみせ。「―街」 **しょう・てん【小店】** 〔文〕●小さな店。●自分の店を謙遜して言う語。 **しょうてん【小篆】** 漢字の書体の一つ。大篆を簡単にしたもの。印鑑などに使われる。 **しょうてん【昇天】** 《名・自サ》●天に高くのぼること。[連]「旭日―の勢い(=勢いがよいこと)」●キリスト教で、信徒が死ぬこと。〔一般の人の死に対してもいう〕 **しょうてん【焦点】** ●〔数〕楕円・双曲線・放物線をつくる基本になる点。●〔理]鏡またはレンズで、平行な入射光線が反射または屈折して集まる点。●人々の注意や関心が集まるところ。[コロ]「話のーがぼやける」―きより【―距離】レンズまたは球面鏡の中心から焦点までの距離。 **しょうてん【声点】** 漢字の四すみにつけて、その漢字の四声・清濁を表した点。 **しょうてん【衝天】** 〔文〕(天をつく意から)勢いが盛んなこと。四字「意気―」 **しょうでん【召電】** 〔文〕ある人を呼び寄せるための電報。「本社からのーで急ぎ帰京する」 **しょう・でん【小伝】** 簡単な伝記。類語略伝。⇔詳伝。 **しょう・でん【招電】** 〔文〕人をまねく電報。 **しょうでん【昇殿】** 《名・自サ》●神社の奥の神殿などにのぼること。●〔歴〕平安時代以後、宮中の清涼殿の殿上の間にはいること。 **しょう・でん【詳伝】** くわしい伝記。⇔略伝。小伝。 **じょうてん【上天】** 〔文〕●天。そら。⇔下土。●天の神。●《名・自サ》キリスト教で、昇天。 **じょうでん【上田】** 地味が肥えて作物がよく実る田。⇔下田。 **じょうてんき【上天気】** よく晴れたいい天気。 **しょう・てんち【小天地】** せまい世界。小さい社会。[参考]広い宇宙に対する人間界をさす。 **しょうと【商都】** 〔文〕商業を中心として発展した都市。商業都市。「―大阪」 **しょうど【焦土】** ●焼けて黒くなった土。多くの建物が焼けてあとかたもなくなった土地。[コロ]「―と化す」 **しょう・ど【照度】** 一定の面積が一定の時間に受ける光の量の度合い。単位はルクス。「――計」 **じょうと【譲渡】** 《名・他サ》財産・地位・権利などをゆずりわたすこと。「土地を―する」類語譲与。 **じょうど【壌土】** 〔農〕適度の砂と粘土をふくむ、さらさらした黒色の土。作物の栽培に適している。 **じょうど【浄土】** ●仏・菩薩のいる、悩み・苦しみのない清らかな世界。特に、阿弥陀仏のいる西方極楽浄土。●仏教で浄土宗。また、その教え。 <701> **しょう・と【浄土】**[仏]●清浄な国土。悟りを開いた仏の住む世界。[参考]修行を完成した仏が、衆生を救うために設けた世界。阿弥陀仏の極楽浄土がその代表。[対]穢土。●「浄土宗」の略。**―しゅう【一宗】**仏教の一宗派。阿弥陀仏の救済を信じ、その名号を唱えることで浄土に往生すると説く。法然{ほうねん}を開祖とする。**―しんしゅう【―真宗】**▶真宗。 ***しょうとう【小党】**構成する議員の少ない政党・党派。また、勢力の弱い政党・党派。「一乱立」 ***しょうとう【小刀】**●脇差{わきざし}。[因]大刀。●こがたな。 ***しょうとう【松濤】**[文]松風の音を波の音にたとえた語。 ***しょうとう【橋頭】**[文]帆柱の先。 ***しょうとう【消灯】**《名・自サ》〔電灯などの〕明りを消すこと。「十時に―する」「―時間」[対]点灯。 ***しょう・どう【唱導】**《名・他サ》●[文]〔ある思想などを〕先に立ってとなえ、人をみちびくこと。「改革を―する」[類語]唱道。●仏教の教えを説いて仏道に引き入れること。「一師」 ***しょう・どう【唱道】**《名・他サ》[文]〔ある思想などを〕人より先に立ってとなえること。[類語]唱導。 ***しょう・どう【「聳動】**《名・自他サ》[文]おそれおどろいて動くこと。また、おどろかして動揺させること。 ***しょう・どう【衝動】**●心を激しく動かすこと。急激な心の動揺。[類語]衝撃。●善悪などの判断をともなわないで、反射的・本能的に物事を行おうとする急激な心の動き。[コロ]「―にかられる」「一買い」 ***じょうとう【上棟】**「むねあげ」に同じ。「―式」 ***じょうとう【上等】**●等級が上である・こと(もの)。[類語]高級。極上。[団]中等・下等。●《名・形動》物事がすぐれていること。「―のできばえ」**―へい【一兵】**旧陸軍の階級の一つ。一等兵の上、兵長の下。 ***じょうとう【常、套】**決まりきったやりかた。ありふれていること。ありきたり。「―手段」「一句」**―く【一句】**ある場合・場面で決まって使われる文句。決まり文句。 ***じょう・どう【常道】**●[文]常に人が守り行うべき道徳。●決まっていて変わらないやり方。「政治のー」 ***じょうどう【情動】**「情緒{じょうちょ}②」に同じ。 ***じょう・どう【成道】**《名・自サ》[仏](成仏得道の意)さとりを開くこと。得道。 ***しょう・とく【生得】**[文]〔ある性質を〕生まれつき持っていること。生得{せいとく}。「―の癇癪持ち」〔副詞的にも使う〕「―お人よしだ」 ***しょう・とく【頌徳】**[文]ある人の徳をほめたたえること。「―碑」 **しょう‐どく【消毒】**《名・他サ》病原菌を薬品・熱・光などで殺すこと。「――薬」「日光」[類語]滅菌。殺菌。 ***じょうとくい【上得意】**商品をたくさん買ってくれるよい客。たくさんもうけさせてくれる客。[類語]上客。 ***じょう・とくい【常得意】**「顧客」に同じ。 **しょう‐とつ【衝突】**《名・自サ》●ぶつかること。つきあたること。[類語]追突。●立場の対立したものがぶつかりあい、互いに争うこと。「意見の―」「武力ー」 **しょう・とりひき【商取引】**商業上の売ったり買ったりする行為。「――が活発だ」 **しょう・どん【焼鈍】**やきなまし。 ***じょう・ない【城内】**城の中。また、城壁で囲まれた区域の内。[対]城外。 ***じょう・ない【場内】**ある場所・会場の内。[因]場外。 **しょう・なごん【少納言】**太政官{だいじょうかん}に置かれ、官印などの管理をした三等官。 **しょう・なん【小難】**ちょっとした災難。[因]大難。 **しょう・に【小児】**幼い子供。**―か【―科】**医学の一部門。小児の病気を専門にあつかう。また、それを専門とする医局・医院。**―びょう【―病】**●乳幼児・学童に特有の病気。はしか・百日ぜきなど。●幼稚で極端な行動・思想。「一的」**―まひ【一麻、痺】**小児に多い、神経中枢をおかされて病後に手足のまひを起こす病気の通称。脳性と脊髄{せきずい}性とがある。脊髄性は急性灰白髄炎・流行性小児麻痺・ポリオなどといわれ、感染症の一つ。 **しょうにゅう・せき【、鍾乳石】**鍾乳洞の天井からつらら状に垂れさがった、石灰質の結晶。 **しょうにゅうどう【、鍾乳洞】**石灰岩でできている土地が、雨水や地下水の溶解作用を受けてできたほら穴。石灰洞。[参考]内部は、上から鍾乳石が垂れ下がり、下には石筍が立ち並ぶ。 ***しょう・にん【上人】**●知徳のすぐれた僧。●「法橋上人位」の略。僧の位の一つ。法眼{ほうげん}の次に位し、律師に相当するもの。●僧侶の敬称。 ***しょう・にん【商人】**物の売買を職業とする人。あきんど。 ***しょう・にん【小人】**[文]〔中人{ちゅうじん}・大人{たいじん}に対して]乳児から小学校に入る前ぐらいまでの子供。〔風呂屋・鉄道などの料金の区分に多く使う〕[注意]「しょうじん」と読むと異なる意味が加わる。→日本語「小人」 【日本語「小人」】遊園地の入場料をはらうとき、窓口に「小人」と書いてある。「中人{ちゅうじん}」「大人」もある。入場券売り場や切符売り場でしか目にしない言葉だ。料理店によって、活魚・活いけ魚・活き魚などいろいろな表示がある。店によって、いちばん新鮮に思われる表現を選んだり、作り出したりしている。商売上の名称には、商品価値を高めるためのアイディアが盛り込まれていて面白い。日本酒の種類に、大吟醸・吟醸・本醸造・純米大吟醸・純米吟醸・純米本醸造・純米・特別純米などがある。電車の運行の種類に、快速・特別快速・特急・快速特急・通勤特急などがある。商品の表示は業界団体などで統一される傾向にあるが、電車の種類などは各社まちまちなので、分かりにくいこともある。 ***しょうにん【承認】**《名・他サ》●正当であるとみとめること。●同意してみとめゆるすこと。「条例の改正を―する」[類語]承諾。●[法]国家・政府などについて、国際法上の地位・資格などをみとめること。 ***しょう・にん【昇任・陞任】**《名・自他サ》〔職業上の〕地位・役などが上にあがること。[類語]昇格。[因]降任。 ***しょう・にん【『聖人】**●知徳にすぐれ、慈悲の心の深い人。●徳の高い僧侶。また、その尊称。 ***しょう・にん【証人】**●ある事実を証明する人。●ある人の身元などを保証する人。保証人。●[法]裁判所から、過去に経験した事実の報告を求められる人。 ***じょう・にん【常人】**じょうじん(常人)。 <702> **じょうにん【常任】**《名・自サ》いつもその任務についていること。「―の委員」「――指揮者」 ***じょう・にん【情人】**→じょうじん(情人)。 ***しょう・のう【小農】**〔家族だけでする〕規模の小さい農業。また、その農民。小百姓。[いく]。[対]中農・大農。 ***しょう・のう【「樟脳】**クスノキからとる無色半透明の結晶。独特のにおいがある。防虫剤・医薬などに使う。 **しょう・ね【性根】**心の奥底にもっている根本的な心構え。こころね。[コロ]「―をすえる」[類語]根性。 **しょう・ねつ【焦熱】**[文]焼けこげるような暑さ。[類語]灼熱。苦熱。●「焦熱地獄」の略。**―じごく【一地獄】**[仏]八大地獄の一つ。殺生・偸盗・邪淫・飲酒・妄語の罪を犯した亡者らが、猛火の中で責め苦しめられるという所。 **じょう・ねつ【情熱】**〔あることをなしとげようとして]激しく燃えあがる感情。熱情。「一家」[コロ]「―を燃やす」 ***しょう・ねん【少年】**●七、八歳から一七、八歳ごろまでの、おとなになりきらない人。[参考]少年法では二○歳未満の男女をいう。●特に、十代の男子。[対]少女。**―いん【一院】**家庭裁判所から保護処分を受けた少年を収容し、矯正に教育を行う国の施設。**―かんべつしょ【―鑑別所】**家庭裁判所から観察・保護措置として送られてきた少年を一時的に収容する国の施設。医学・心理学・社会学などの専門的知識によって少年の資質の鑑別を行う。**―老い易く学成り難し**《句》年が若いと思っていても、年月のたつのは早くてすぐ老人になってしまう。それに反して学問はなかなか修得できないから、時間をおしんで勉強すべきである。〈朱子・偶成詩〉 ***しょう・ねん【正念】**●[仏]仏の教えを常に心にとどめ忘れないこと。●[仏]心を乱さず一心に念仏をすること。●正気。本気。 ***しょう・ねん【生年】**[文]生まれてからの年月。年齢。[注意]「せいねん」と読むと異なる意味が加わる。 **じょう・ねん【情念】**さまざまな感情(にともなって起こる、おさえがたい思い)。「―をはらう」[回]「ーがわく」 **しょうねん・ば【正念場】**●歌舞伎・浄瑠璃で、主人公がその役柄の根本的な性格を発揮する最も重要な場面。性根場{しょうねば}。●その人の真価を発揮すべき大事な場面。また、物事の成否を決めるような重要な局面。「―をむかえる」 ***しょう・のう【小脳】**脳髄の一部。大脳の後下方にある。体の各部の運動と平衡を支配する。 **しょうのう【笑納】**《名・他サ》[文]〈多く「御一ください」の形で〉贈り物をするとき、つまらない物だから笑って納めてくださいという気持ちで使う語。「お礼の品です。御―ください」 **じょうのう【上納】**《名・他サ》政府や上部の組織へ金品を納めること。「一金」[因]下付。 **しょう・の・つき【小の月】**陽暦で三一日未満の月、また陰暦で三〇日未満の月。[団]大の月。 ***しょう・は【小破】**《名・自他サ》少し破損すること。〔おもに乗り物・機械類に使う〕[団]大破。 ***しょう・は【照破】**《名・他サ》仏が、無知の闇につつまれている人の心を、知恵の光明でてらすこと。 ***じょう・は【「翔破】**《名・自サ》[文]鳥・航空機などが、長い距離をみごとに飛びきること。 **じょうは【条、播】**[文]畑地に平行した浅いみぞをつくり、そこにたねをまくこと。すじまき。 ***しょう・はい【勝敗】**勝ちと負け。[類語]勝負。 **【類義語の使い分け「勝敗・勝負」】**[勝敗・勝負]勝敗(勝負)は時の運である[勝敗]大関の今場所の勝敗は一一勝四敗だった/この試合の勝敗によってチームは勝率第一位になる[勝負」簡単に勝負がつく/相手が弱くて勝負にならない/勝負に出る/勝負師/勝負事/真剣勝負 ***しょう・はい【賞杯・賞盃】**ほうびとして与えるさかずき。カップ。トロフィー。 ***しょう・はい【賞、牌】**ほうびとして与える記章。メダル。[類語]褒章。 **しょうばい【商売】**●《名・自サ》利益を得るために品物を仕入れて売ること。あきない。「――繁盛」[類語]商業。●生活をしていくための仕事。職業。「―替え」**―おんな【―女】**水商売の女性。くろうと。〔軽蔑した言い方〕**ーがら【一柄】**●商売の種類・性質。●その商売で養われた独特の習性。〔多く副詞的に用いる〕「―、他人の服装が気になる」**―つけ【―っ気】**●「どんなことでも商売に利用して〕金もうけをしようとする性質・気持ち。「―丸出し」●その職業の人に特有な心の働き。職業意識。「つい―が出る」=商売気{しょうばいぎ}。**ーにん【一人】**●商業に従事する人。商人。●そのことを専門にしている人。専門業者。 **しょう・はく【松、柏】**[文](松と児手柏{このてがしわ}の意から)ときわぎ。常緑樹。[参考]松・コノテガシワは常緑樹。●(葉の色が変わらないことから)操{みさお}を守って変えないことや、長寿のたとえ。[連]「――の操」[連]「――の寿 ***じょうはく【上白】**●上等の白米。●上等の白砂糖。上白糖。 ***じょう・はく【上、膊】**[文]腕のひじから上の部分。上腕。[対]「―骨」[団]下膊。 **じょうば【乗馬】**●《名・自サ》馬に乗ること。●乗るための馬。 **じょうばこ【状箱】**手紙を入れておく箱。また、手紙を入れて、使いに持たせる文箱{ふばこ}。 **しょうばつ【賞罰】**賞と罰。「―無し」 **じょうはつ【蒸発】**《名・自サ》●[理]液体がその表面から気化すること。「一皿」●[俗]人・物が、消えたように・いなくなる(なくなる)こと。「友人がーする」 **しょうは・ブロック【消波ブロック】**波のエネルギーを分散または消失させるため、護岸の前面に置くコンクリートの塊。波消しブロック。 **じょう・はり【浄、玻璃】**●(すきとおった水晶の意から)くもりのない透明なガラス。●[仏]浄玻璃の鏡。**―の・かがみ【一の鏡】**●[仏]地獄の閻魔{えんま}の庁にあって、死者の生前の善悪の行為を映し出すという鏡。●悪事をするどく見ぬく眼識。 **しょうばん【相伴】**《名・自サ》●連れて歩くこと。また、その連れ。●客の相手などをして、いっしょにもてなしを受ける・こと(人)。[コロ]「ごーにあずかる」[類語]伴食。陪食{ばいしょく}。 **じょうばん【上番】**役人が当直などの勤務につくこと。 <703> と。[古風なことば][対]下番。 **じょう・はんしん【上半身】** 体の腰から上の部分。[対]下半身。 **じょうび【常備】** 《名・他サ》〔すぐ使えるように〕いつも準備しておくこと。「一薬」 **しょう・ひ【消費】** 《名・他サ》●金や物、また時間や力などを、使ってなくすこと。「体力をーする」[類語]消耗。●[経]欲望を満たすために財貨を使ってなくすこと。[対]生産。―きげん【一期限】食品について、適切に保存した場合に品質が劣化せず安全に食べることができると認められる期限。[参考]賞味期限。―ざい【一財】〔経〕個人の欲望を満たすのに、直接役立つもの。[参考]食べ物などの一時的消費財と住宅・乗用車などの耐久消費財とがある。[対]生産財。―しゃ【―者】生産された物を使ったり食べたりする側の人。[対]生産者。―しゃかい【――社会】企業などによって大量生産された、商品やサービスを、人々が盛んに消費する社会。評論[キーワード]―ぜい【―税】国税の一つ。すべての商品やサービスの消費に対して課せられる間接税。一般消費税。[参考]納税義務者は、生産や流通をふくむすべての取り引きの各事業者。[対]収得税。 **しょう・び【焦眉】** 〔文〕《眉をこがすほどに火が近づいている意で)危難・災いが身にせまること。―のきゅう【―の急】《連語》目の前にせまった危険。一刻も捨ておけない差しせまった事態。「安全な環境を確立することがーだ」 **しょうび【薔薇】** 〔文〕バラ。そうび。 **じょうび【賞美・称美】** 《名・他サ》〔文]ほめたたえること。また、すばらしいものとして味わい楽しむこと。「紅葉を―する」[類語]賞賛。賞玩。 [評論文キーワード] 消費社会 「消費社会」は、高度に発達した資本主義社会の一形態である。消費社会の「消費」は単なる消費ではなく、「欲望を満たすために、ものやサービスを消費する」ことである。企業は利益を求めて必要以上に商品を送り出す。また、買う側はその商品にブランド名など本来の価値を超えた価値を見出し、それを求めて購入する。消費社会にはこのような傾向がある。 **じょう・ひ【上皮】** 体表面をおおっている細胞。 **じょう・ひ【冗費】** むだな費用。また、むだづかい。「―を省く」[類語]浪費。徒費。 **しょう・ひつ【省筆】** 《名・自他サ》〔文〕●文章中のむだな語句を省略すること。●文字の字画を省略して書くこと。=省筆。[対]略筆。 **しょう・ひょう【商標】** 営業者や生産者が自分の商品や製品であることを表すために、その品物につける標識。トレードマーク。「登録」 **しょう・ひょう【証、憑】** 〔文〕「証拠」に同じ。 **しょう‐ひょう【証票】** 証明のためのふだ。 **しょう‐びょう【傷病】** 負傷と病気。「一兵」 **じょう‐ひょう【上表】** 〔文〕《名・他サ》君主に意見書を差し出すこと。また、その文書。「―文」[類語]上書。 **しょう・ひん【商品】** 売るために作られた品物。―けん【一券】デパートなどが発行する、記載した金額と同額の品物と引き換えることができる証券。商品切手。 **しょう・ひん【小品】** 絵画・彫刻・音楽・文学作品などで小さな作品。 **しょう・ひん【賞品】** ほうびとして与える品物。 **じょう・ひん【上品】** 《形動》洗練されて品のよいようす。「―にふるまう」[類語]優雅。高雅。[対]下品。 **しょう・ふ【娼婦】** 金銭で操を売る女性。売春婦。 **しょう・ふ【正、麩】** 小麦粉から麩を作るときにできるでんぷん。煮て糊にする。 **しょう・ふ【生、麩】** 「生麩」に同じ。 **しょうぶ【『菖蒲】** ●サトイモ科の多年草。初夏、黄緑色の小花が穂のようにかたまってつく。香りがあり、邪気をよけるといわれ、端午の節句に軒にさしたり湯に入れたりする。葺草。「――湯」●「ハナショウブ」の意。 **しょうぶ【勝負】** ●勝ち負け。勝敗。「―をつける」●《名・自サ》勝ち負けを争うこと。「実力でーする」[類語]試合。[類義語の使い分け]「勝敗・勝負」―ごと【―事】●勝ち負けを争うわざ。●かけごと。ばくち。―し【一師】●ばくちうち。●きわどい事を大胆に処理する人。 **しょうぶ・は・とき・の・うん【勝負は時の運】** 《句》勝ち負けはそのときの運次第で、カのまさる者が勝つとは限らない。勝敗は時の運。 **しょうぶ【尚武】** 〔文〕武術や勇気を尊ぶこと。 **じょう・ふ【上布】** 上等の麻織物。たて糸・よこ糸ともに麻糸を用い平織りにしたもの。「宮古ー」 **じょう・ふ【丈夫】** 〔文〕男子。雄々しく、りっぱな男性。ますらお。丈夫。〔男子の美称〕「偉一」 **じょう・ふ【城府】** 〔文〕●中国で、都市の周りにめぐらした囲い。●町なか。都会。 **じょうふ・を・もうけ・ず【城府を設けず】** 《句》人と付き合うのにわけへだてをしない。 **じょう・ふ【情夫】** (夫のある女性が)こっそり関係を結んでいる男性。また、内縁関係にある男性。間夫。 **じょう・ふ【情婦】** (妻のある男性が)こっそり関係を結んでいる女性。また、内縁関係にある女性。 **じょうぶ【上部】** 上の部分。[対]下部。―こうぞう【―構造】[史的唯物論]で、社会の経済機構(下部構造)を基盤として、その上に築かれた政治・法律・宗教など。[対]下部構造。 **じょうぶ【丈夫】** 《形動》●体が、病気になりにくいようす。健康。達者。●しっかりしていて、こわれたりくずれたりしにくいこと。「―なくつ下」[類語]②堅固。頑丈。《名》◆じょうふ(丈夫)。 **しょう・ふう【正風】** ●〔文〕物事の正しい姿。正しい風体。●蕉風。 **しょう・ふう【蕉風】** 江戸時代の俳人、松尾芭蕉およびその門人の俳風。閑寂・しおり・ほそみ・わびなどを重んじた。正風。 **しょう・ふく【妾腹】** 〔文]めかけから生まれた・こと(子)。めかけばら。 **しょう・ふく【懾服・懾伏・慴伏】** 《名・自サ》〔文]勢いにおそれて屈服すること。 **しょう・ふく【承服・承伏】** 《名・自サ》承知して相手に従うこと。「その意見には―しかねる」 **じょう・ふく【条幅】** 書画で、画仙紙を縦に半分にした半切を、掛軸に作ったもの。 **じょう・ふく【浄福】** 〔文〕清らかな幸福。●[仏]仏教を信じることによって得られる幸福。 <704> る。 **じょうぶくろ【状袋】** 封筒。[古風なことば] **しょう・ふだ【正札】** かけねのないねだんを書いて、品物に付ける札。また、そのねだん。―つき【一付き】●正札の付いている・こと(商品)。●定評のある物・人。「―の悪党」[参考]②は、多く悪い意味で使われる。 **じょうぶつ【成仏】** 《名・自サ》●[仏]人間としてのまよいをはなれ、さとりをひらいて仏果を得ること。●死んでこの世に未練を残さずに仏になること。 **しょうぶん【小文】** ●ちょっとした文。短い文章。●自分の文章を謙遜して言う語。 **しょうぶん【性分】** 生まれつきの性質。たち。 **じょうぶん【上聞】** 〔文〕天皇や君主に申しあげること。また、天皇や君主の耳にはいること。[コロ]「ーに達する」[類語]上奏。奏上。 **じょうぶん【条文】** 〔法律・規則など〕箇条書きにした文。「憲法のー」 **じょう・ふんべつ【上分別】** 最もよい・考え(判断)。「ここは逃げるがーだ」 **しょうへい【傷兵】** 戦争で負傷した兵士。 **しょう・へい【哨兵】** 見張りの兵士。歩哨。 **しょうへい【将兵】** 将校と兵士。将士。将卒。 **しょうへい【招聘】** 《名・他サ》〔文〕〔ある事をしてもらうために]礼をつくして人をまねくこと。「有名大学の教授を―する」[類語]招請。招致。招来。 **しょうへい【障屏】** ●障子と屏風。●仕切り。へだて。ーが【一画】襖・屏風・衝立など、間仕切りの建具などにえがかれた絵。[参考]障壁画。 **じょう・へい【城兵】** 城を守る兵士。 **しょう・へき【牆壁・墻壁】** 〔文〕●垣根とかべ。●仕切り。へだて。 **しょう・へき【障壁】** ●仕切りのかべ。●「人の交通・交際、また物事の進行などをさまたげる〕仕切り。へだて。「言語の―を乗りこえる」―が【一画】壁画と障屏画をあわせて呼ぶ語。特に、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての豪華なものをさすことがある。 **じょう・へき【城壁】** 城のかべや石垣。[類語]塁壁。 **しょう・へん【小変】** ●わずかな変化。「体に―が認められる」●小さな事変。 **しょう・へん【小片】** 小さなきれはし。かけら。 **しょう・へん【小編・小,篇】** 短い文学作品。短編。 **しょう・へん【掌編・掌、篇】** ごく短い文学作品。コント。〔短編よりもさらに短い]「―小説」 **しょう・へん【爿偏】** 漢字の部首「爿」の称。 **しょう・べん【小便】** 《名・自サ》●体内の老廃物をふくんだ液体。腎臓で作られ、膀胱・尿道を通って体外に排出される。また、それを排出すること。尿。小水。おしっこ。[対]大便。●〔俗〕売買契約のあとで、その契約をやぶること。「―をかけられる」―くさ・い【―臭い】《形》言動が未熟で子供じみている。 **しょうぼ【召募】** 《名・他サ》〔文〕呼び寄せ、つのること。呼び集めること。 **じょう‐ほ【譲歩】** 《名・他サ》《人に道をゆずる意から)自分の主張をひっこめて、相手の主張を入れること。折り合うこと。「――をせまる」[類語]妥協。 **しょう・ほう【勝報・捷報】** 〔文〕戦争や競技に勝った知らせ。「―に沸く」[対]敗報。 **しょう・ほう【商法】** ●商売のしかた。「悪徳―」●〔法〕営利を目的とする事業について規定した法律。 **しょうほう【詳報】** くわしい知らせ。「―を待つ」[対]略報。 **しょうぼう【正法】** ●[仏]の説いた正しい教え。仏法。●釈迦の死後五○○年、または一○○○年の間。正法が行われるという。正法時。[対]像法・末法。 **しょう・ぼう【消防】** 火事を消したり防いだりすること。「―署」「―団」―し【一士】消防の現場に当たる公務員。 **しょう・ぼう【焼亡】** 《名・自サ》〔文〕焼けてなくなること。焼失。焼亡。 **じょうほう【上方】** 上のほう。[対]下方。 **じょうほう【乗法】** かけ算。[対]除法。 **じょうほう【定法】** ●いつも適用される決まった規則。「――通りに処理する」●決まったやりかた。 **じょう‐ほう【情報】** ●事件や物事の事情・内容などの知らせ。「台風―」●適切な判断を下し、行動の意思決定をするために役立つ資料・知識。「―を収集する」「個人―」●通信で伝達される信号(文字・音声・電気的インパルスなど)のうち、ある種の秩序・規則性・パターンを備えたもの。「―を入力する」―かがく【一科学】機械、生物体、人間社会などの各組織における情報の発生・伝達・処理・蓄積などに関する理論や技術を研究する学問。―か・しゃかい【一化社会】コンピューターによって大量の情報が収集・処理・蓄積され、その情報の価値を中心として発展してゆく社会。情報社会。[評論キーワード]―けんさく【一検索】コンピューターなどを使って各種の情報を収集・蓄積し、必要な情報を必要に応じて取り出す・こと(システム)。[略語]IR。―こうかい【一公開】《名・他サ》行政機関などが、請求に応じて一般に情報を公開すること。ディスクロージャー。―さんぎょう【―産業】●情報を集め、整理して提供する産業。新聞・出版・放送など。●コンピューターと通信を結合して情報をサービスする産業。―しょり【一処理】集められた情報を利用しやすい形に加工すること。特に、コンピューターを利用して行うものをいう。ーハイウエー【―ハイウェー】国、またはある地域に敷設された光ファイバー網。光ファイバーを企業・病院・学校・家庭などに張りめぐらし、情報を高速で伝送する。―もう【―網】情報をとらえ、収集するために多方面に設けた組織。情報ネットワーク。「ーを張りめぐらす」 **しょう・ほん【抄本】** ●必要な部分だけを書き写した本。「―源氏物語」●原本の書類から一部分を抜き書きしたもの。「戸籍―」[対]謄本。[表記]は「鈔本」とも書く。 **しょう・ほん【正本】** ●根拠となる原本。[対]副本。●歌舞伎の脚本。芝居の台本。●[浄瑠璃などの〕省略のない完全な本。丸本。 **しょう‐ほん【証本】** 証拠・根拠となる古写本。 **じょう・ぼん【上『品】** [仏]極楽往生するときの階級で、九品のうちの上位三つの総称。[参考]九品。 **しょう‐ま【消磨・銷磨】** 〔文〕《名・自他サ》すりへること。また、すりへらすこと。 **じょう・まい【上米】** 上等の米。 **じょう‐まえ【錠前】** 扉の戸や蓋などに取り付けて、あけられないようにする金具。錠。 **しょうまきょう【照魔鏡】** ●悪魔の本性を照らし出すという鏡。●かくれた悪い面をあばくもの。 <705> [評論文キーワード] 情報化社会 「情報化社会」とは、情報が大きな価値をもち、情報をやりとりするためのネットワークが高度に発達した社会をいう。科学技術の発達とともに物質的にも充足し、消費社会が進展した。情報は新たな商品となり、情報の収集・提供、そのための技術開発が競って行われ、社会全体が情報化社会へと変化していった。 [論点]情報化社会の長所と問題点 [長所] 一,情報と便利さの獲得・・・一部の特権階級が情報を独占していた時代に比べ、一般大衆がインターネットなどを通して手軽に情報を入手できるようになった。 二.科学技術の発展・・・・情報が商品となったため、情報伝送のための技術開発が競って行われた結果、科学技術全体の発展へとつながった。 三、情報の平等化・・・都市部に比べ、地方・農村部に情報が充分に行き届かない状態が改善され、情報の地域格差が是正された。 [問題点] 一、情報の伝送・管理システムの脆弱性・・・情報を取り扱うシステムが機能しなくなったときに対応ができない危険性や、ネットワークを介した犯罪の可能性などが高くなった。 二.大衆操作の危険性・・・・二〇世紀からあることだが、権力者などがマスメディアを使って自分に都合の良い情報を送り、思想操作する危険性がある。 三、新たな情報格差・・・情報機器の使用能力によって人々に情報量の格差が生じる。(これを「デジタル・ディバイド」と呼ぶ) 四、過剰な情報・・・企業など情報の送り手は「魅力的」と思える情報を過剰に提供し、受け手は膨大な情報に振り回され、的確な判断ができなくなったり安易な情報収集に依存してしまう可能性がある。 **しよう‐まっせつ【枝葉末節】** 物事の中心でない、つまらない・事柄(部分)。「―にこだわる」[類語]瑣事。 **しょう‐まん【小満】** 二十四節気の一つ。太陽暦の五月二一日ごろにあたる。 **じょう‐まん【冗漫】** 《名・形動》表現がだらだらしてしまりがないこと。「―なテレビドラマ」「―な解説」 **しょう・み【正味】** ●余分なものを除いた中身。●風袋を引いた中身だけの重さ。正目。「―二○○グラム」●実際の有効な数量。「―四時間みっちり働く」[注意]「正身」は誤り。 **しょう・み【賞味】** 《名・他サ》〔食べ物の味を〕ほめあじわうこと。賞玩。「―期間」―きげん【一期限】食品について、適切に保存した場合に品質が保持されおいしく食べることができると認められる期限。この期限を過ぎたら、すぐに食べられなくなるということではない。[参考]消費期限。 **じょう・み【上巳】** →じょうし(上巳)。 **じょう・み【情味】** ●あじわい。おもむき。[類語]情趣。●心のあたたかみ。人情味。「―のあることば」 **しょう・みつ【詳密】** 《形動》くわしく細かいようす。[類語]詳細。 **じょう・みゃく【静脈】** 血液を、体の各部分から心臓へはこぶ血管。「―血」「―注射」[対]動脈。―りゅう【―、瘤】静脈の血管内圧が上昇して静脈が異常に拡張した状態。下肢や食道壁に生じるものが多い。 **しょう・みょう【小名】** 武家時代、特に平安時代中期以降から室町時代にかけて、名田(=領地)を多くもたなかった領主。[対]大名。 **しょう・みょう【称名・唱名】** 《名・自サ》仏の名号を唱えること。また、その名号。[類語]念仏。 **しょう・みょう【声明】** 法要・仏会に用いられる、仏の徳をほめたたえる歌。梵唄。 **じょうみょう【定命】** 〔仏〕前世からの因縁で定められている寿命。「―とあきらめる」 **じょうみょう【常命】** 〔文〕人間の、ふつうの寿命。 **じょう・みん【常民】** 〔民俗学で〕民間伝承の担い手である、世間一般の人々。庶民。「一文化」 **しょう・む【商務】** 商業上の事務。 **しょうーむ【乗務】** 《名・自サ》交通機関に乗りこんで、運転その他の業務につくこと。「この電車には車掌は―していない」「一員」 **じょう・む【常務】** ●日常の業務。●「常務取締役」の略。株式会社の取締役のうち、特に日常の業務の執行にあたる役職(の人)。常務取締。 **しょう・め【正目】** 入れ物の重さを引いた、中身だけの重さ。正味。「一五○○グラム」 **しょう・めい【正銘】** (正しい銘がある意から)まさにその名で呼ばれるものであること。[四字]「正真正一」 **しょう・めい【照明】** 《名・他サ》●人工の光でてらして明るくすること。また、その光。「夜間―」「間接―」●舞台や撮影の効果を高めるために人工の光を使うこと。また、その光。「一係」「舞台―」 **しょう・めい【証明】** 《名・他サ》●〔ある事実や結論が〕正しいことを明らかにすること。「身分―書」●〔数〕ある命題・判断を根本原理から導き出すこと。 **しょう・めつ【消滅】** 《名・自他サ》〔自然に]消えてなくなること。また、消してなくすこと。「権利が―する」「自然―」[類語]湮滅。消失。 **しょう・めつ【生滅】** 《名・自サ》〔文〕生まれることと死ぬこと。[四字]「―滅已(=生滅の世界から超脱すること)」[類語]生死。 **しょう・めん【正面】** ●物の前にあたる面。「―玄関」「一衝突」[類語]前面。[対]側面・背面。●正しく向きあう・方向(位置)。「―の座席」●まともに向かうこと。まっこう。「―から不正に立ち向かう」―きって【一切って】《連語》改まった厳しい態度で。「―批判する」 **しょう・もう【消耗】** 《名・自他サ》《「しょうこう」の慣用読み)●使って・なくなる(なくす)こと。「タイヤのー」[類語]消費。●体力や気力を使い果たすこと。「―した顔」―せん【一戦】人員・兵器・物資を大量に消耗する戦闘。―ひん【一品】紙・鉛筆などのように使うにつれてなくなるもの。 **しょうもく【条目】** 「条項」に同じ。 **しょう・もつ【抄物】** ●抜き書きにしたもの。●歌作・詩作のための参考書。しょうもの。 **しょう・もの【抄物】** 室町時代、京都五山の禅僧らが行った仏典・漢詩文の講釈の筆記録。抄物。 **じょう・もの【上物】** 上等(で高価)な品物。「絹の―」[類語]上玉。 **しょう・もん【掌紋】** てのひらにある、皮膚の隆起線。その形は一人一人異なり、一生変わらない。 <706> **しょう・もん【照門】** 小銃などの照尺につけるV字形のきりこみ。 **しょう・もん【声聞】** 《声を聞いて悟りを開く者の意で)仏の説法を聞き、またはその教えを学ぶことによって四諦の理をさとり、阿羅漢となる仏道修行者。 **しょう・もん【「蕉門】** 江戸時代の俳人、松尾芭蕉の門人。また、その流派。「―の十哲」 **しょう・もん【証文】** 金品を借りたときや、約束ごとをしたときなどの証拠にする文書。特に、訴訟において証拠として裁判所に提出される文書。証書。――の出し遅れ《句》手おくれでききめがないこと。 **じょう・もん【城門】** 城の門。城の出入り口。 **じょう・もん【定紋】** その家によって決まっている紋。 **じょう・もん【縄文】** (古代の土器につけられた)縄やむしろの編み目のような模様。「―時代」「―土器」 **しょう・や【「庄屋】** 江戸時代、村の長として年貢の徴収や村政の責任をおった者。[参考]西国での称。東国では「名主」、北陸・東北では「肝煎」。 **しょう・やく【抄訳】** 《名・他サ》原文の一部分を翻訳すること。また、その訳文。[対]全訳。完訳。 **しょう・やく【生薬】** 草根・木皮・果実や犀角・麝香など、動植物の全体または一部を材料とし、簡単な加工をした薬。きぐすり。 **しょう・やく【硝薬】** 〔文〕「火薬」に同じ。 **じょう・やく【条約】** 〔国際上の権利・義務に関して〕国家間で文書によって取り決めた約束。また、その文書。[コロ]「―を締結する」 **じょう・やど【定宿・常宿】** とまりつけの宿。 **じょう・やとい【常雇い】** 〔長期にわたって〕いつも決まってやとわれる・こと(人)。[対]臨時雇い。 **じょうや・とう【常夜灯】** 〔神社や寺などで〕一晩じゅうつけておくあかり。常灯明。 **しょうゆ【醬油】** 日本独特の液体調味料の一つ。ふつう、大豆や小麦を原料として、こうじ・食塩などを加え発酵させて作る。したじ。むらさき。 **しょう・ゆう【小勇】** 〔文〕血気にはやった、つまらない勇気。[対]大勇。 **しょう‐よ【賞与】** ●賞として金品を与えること。また、その金品。「一金」●〔役所・会社などで〕給与以外に支給する一時金。ボーナス。 **じょうよ【丈余】** 一丈(約三)あまり。「ーの仏像」 **じょうよ【剰余】** ●余り。残り。余剰。「―金」●〔数〕割り算で、割り切れずに残った数。余り。 **じょうよ【譲与】** 《名・他サ》物品や権利を他人に無償でゆずり与えること。「財産をーする」[類語]譲渡。 **しょう‐よう【商用】** ●商売上の用事。「一文」●商売に用いること。「――に開発した機械」「一化」 **しょう‐よう【小用】** ●ちょっとした用事。●小便(をしに行くこと)を遠回しに言う語。=小用。 **しょう‐よう【慫恿】** 《名・他サ》〔文]そばからさそいすすめること。「知事選への立候補を―する」 **しょう‐よう【賞揚・称揚】** 《名・他サ》〔価値を認め]ほめあげること。[類語]賞賛。賛嘆。賛美。 **しょう‐よう【逍遥】** 《名・自サ》〔文〕気の向くままにぶらぶらと歩くこと。そぞろ歩き。「山林を―する」[類語]散歩。散策。 **しょう‐よう【従容】** 《形動》〔文]ゆったりとして、落ち着いたようす。句「ーとして死につく」 **じょう‐よう【乗用】** 《名・他サ》人が乗るために使うこと。「―車」 **じょう‐よう【常、傭】** 《名・他サ》〔文〕〔長期にわたって」いつもやとっていること。常雇い。「――の作業員」 **じょう‐よう【常用】** 《名・他サ》●ふだん使っていること。「一句」●あるものを続けて使うこと。「睡眠薬を―する」―かんじ【―漢字】一般の社会生活における漢字使用の目安として定められた二一三六字の漢字。一九八一(昭和五六)年、内閣が国語審議会の答申を採用して告示し、二○一○(平成二二)年に改定された。 **しょうよう‐じゅりん【照葉樹林】** 亜熱帯から温帯にかけて見られる、カシ・シイ・クスノキなどの常緑広葉樹を主体とする樹林。[参考]「照葉」は緑の葉につやがあることからいう。 **しょう‐よく【小欲・少欲・小慾・少慾】** 欲が少ないこと。[類語]寡欲。[対]大欲。多欲。 **じょう‐よく【情欲・情慾】** ●男女間の肉体的な欲望。[類語]色欲。愛欲。●[仏]むさぼり執着する心。 **しょう・らい【将来】** ●これから先。未来。前途。「―に備える」〔副詞的にも使う〕「――有望な人材」[類語]今後。《名・他サ》ある結果をもたらすこと。招来。「幸運を―する」―せい【一性】将来が期待されるという見込み。「ーがある」 **しょうーらい【招来】** 《名・他サ"》●まねきよせること。「外国の学者を――する」[類語]招聘。●将来のある状態をもたらすこと。 **しょうーらい【松、籟】** 〔文]松の梢にふく風(の音)。松風。松韻。「――の響き」 **しょう・らい【生来】** 〔文〕●生まれつき。「―の無精者」●生まれてからこれまで。「――病気を知らない」〔②とも副詞的にも使う]=生来。 **しょう・らい【『請来】** 《名・他サ》〔文〕仏像・経典などを、求められて外国から持ってくること。 **じょうらく【上、洛】** 《名・自サ》〔文〕(中国の都、洛陽にのぼる意から)地方から京都へ行くこと。[類語]上京。入洛。 **しょうらん【照覧】** 《名・他サ》〔文〕●はっきりと見ること。●神仏がごらんになること。「神も御――あれ」 **しょうらん【笑覧】** 《名・他サ》〔文〕(笑いながら見る意から)自分のものを人に見てもらうときに、謙遜して言う語。「御―を請う」「御ーください」 **じょうらん【上覧】** 《名・他サ》〔文〕天皇や身分の高い人が見ること。「――相撲」[類語]天覧。 **じょうらん【擾乱】** 《名・自他サ》〔文〕●安定した静かな状態がみだれること。また、かきみだすこと。「国内がーする」●〔気〕大気の流れがみだれること。[類語]騒動。騒乱。紛乱。 **しょう・り【勝利】** 《名・自サ》〔戦い・試合などに〕勝つこと。勝ち。「―を目前にする」「一投手」[対]敗北。 **しょう・り【小利】** わずかな利益。[対]大利。巨利。 **しょう・り【小吏】** 〔文]地位の低い役人。小役人。 **しょう‐り【掌理】** 《名・他サ》〔文〕取りあつかって、管理・処理すること。 **じょうり【場裏】** ある場所・会場の内。また、あることが行われる範囲の内。「国際―での協力を確認する」 **じょうり【情理】** 人情と道理。―を尽く・す《句》相手の気持ちや立場を十分考慮に入れながら、物事の筋道を立てる。「―・して説く」 <707> **じょうり【条理】** 物事の筋道。道理。[コロ]「―にかなう」 **じょうり・を・つく・す【条理を尽くす】** 《句》筋道をきちんと立てる。 **じょう・りく【上陸】** 《名・自サ》●水上から陸にあがること。揚陸。「敵前―」●海上を進んで来た台風が、初めてその地をおそうこと。 **しょう・りつ【勝率】** 試合・勝負などに勝った割合。「―が高い投手」 **しょう・りつ【聳立】** 《名・自サ》〔文〕高くそびえ立つこと。「―する老樹」 **しょうりゃく【商略】** 〔文〕商売上の策略・かけひき。「―に長ける」[類語]商計。商策。 **しょうりゃく【省略】** 《名・他サ》簡単にするために、ある物事・文章などの一部を省くこと。「以下―」 **じょうりゃく【上略】** 《名・自サ》〔文を引用するときなどに〕前の文を省くこと。[対]中略・下略。 **じょう・りゅう【上流】** ●川の流れのうち、源流に近い部分。[対]中流・下流。●川のある地点から見て、上手の方。川上。[対]下流。●社会で、地位・生活程度・教養などの高い階級。上流階級。[対]中流・下流。 **じょう・りゅう【蒸留・蒸、溜】** 《名・他サ》液体を熱して蒸気にし、それを冷やしてふたたび液体にすること。―しゅ【酒】穀類・果実などを発酵させてつくった酒を蒸留した、アルコール分の多い酒。ウイスキー・ジン・焼酎・ブランデーなど。―すい【―水】天然水を蒸留してほとんど純粋にした水。各種の試薬や注射液などの調製に用いる。 **しょうりょ【焦慮】** 《名・自サ》〔文]心があせること。また、心配でいらいらすること。[コロ]「ーにかられる」 **しょう・りょう【商量】** 《名・他サ》心の中であれこれと考えはかること。「相手の気持ちを―する」 **しょう・りょう【将領】** 〔文]将軍・首領など、人々を指揮・統率する人。 **しょう・りょう【小量】** ●少しの分量。少量。[対]大量。●《名・形動》心がせまいこと。狭量。 **しょうりょう【少量】** 少しの分量。小量。「―の塩を加える」[対]多量。 **しょうりょう【渉猟】** 《名・他サ》〔文〕●広い範囲をあさり歩くこと。「山野を―する」●広く書物を読みあさること。「古今東西の書籍を―する」 **しょうりょう【秤量】** 《名・他サ》→ひょうりょう(秤量)。 **しょうりょう【精霊・『聖霊】** 死者の霊魂。みたま。「―迎え」「―送り」―え【一会】盂蘭盆。―だな【―棚】盂蘭盆に、祖先の霊をまつり飲食物などを供える棚。―ながし【一流し】盂蘭盆の行事の一つ。祖先の霊をあの世に送るときに、小さな舟(=精霊舟)に供物などをのせて川や海に流す行事。灯籠流し。 **しょうりょう‐ばった【精霊『飛、蝗】** バッタ科の昆虫。頭がとがり前方につき出している。こめつきばった。 **しょうりょく【省力】** 〔機械の導入などで〕人手をはぶくこと。また、作業の手間をはぶくこと。「―化」 **じょうりょく【常緑】** 冬でも落葉せず一年中葉が緑であること。―じゅ【―樹】一年中緑の葉をつけている木。ときわぎ。[対]落葉樹。 **しょう‐るい【生類】** 〔文〕生き物。特に、動物。 **じょう‐るい【城塁】** 〔敵の攻撃を防ぐ〕城やその周囲に築くとりで。[類語]城塞。 **じょうるり【浄瑠璃】** ●〔仏〕けがれなくすみきった瑠璃。●三味線を伴奏楽器とする語り物の総称。清元・常磐津など。特に、義太夫節の通称。 **しょう・れい【奨励】** 《名・他サ》〔よいことだとして〕すすめはげますこと。「倹約を―する」「一金を出す」 **しょう・れい【症例】** 病気や傷の症状の例。 **しょう・れい【「瘴癘】** 〔文〕気候・風土のために起こる感染性の熱病。マラリアなど。感染性風土病。 **しょう・れい【省令】** 内閣の各省大臣がその所管の事務について発する命令。 **じょう・れい【条例】** ●箇条書きにした法規。[表記]「条令」とも書く。●〔法〕都道府県・市町村などの地方自治体が制定した法規。「まちづくり基本―」 **じょう・れん【常連・定連】** ●いつも連れだって行動する仲間。●一つの決まった興行場や飲食店などによく出入りする客。常客。「―をつかむ」[類語]顧客。 **しょうろ【松露】** ●ショウロ科のキノコ。多く、海岸の黒松林に自生する。直径約二だの白い袋状の球形で、中に胞子がある。食用。●松の葉におく露。 **じょうろ** 草花や植木などに水をかけるための園芸用具。じょろ。[参考]ポルトガル語jorro(ジャルロ)の転。表記「如雨露」と当てる。 **しょうろう【鐘楼】** 寺院の境内にあるかねつき堂。鐘楼。 **じょうろう【上、﨟】** 〔古〕●年功を積んだ高僧。のち、一般に官位の高い者。[対]下﨟。●「上臈女房」の略。宮中に仕えた身分の高い女官。 **しょうろうびょうし【生老病死】** 「四苦」に同じ。 **しょう・ろく【抄録】** 《名・他サ》必要な部分を抜き書きすること。また、抜き書きしたもの。[類語]抜粋。 **しょう・ろく【詳録】** 《名・他サ》くわしく記録をとること。また、くわしい記録。 **じょうろく【丈六】** ●立像のたけが一丈六尺(=約五)の仏像。[参考]座像の場合は八尺のものをいう。●[俗]あぐらをかくこと。 **しょう・ろん【小論】** ●小規模の論文・論説。小論文。●自分の論文・論説を謙遜して言う語。 **しょう・ろん【詳論】** 《名・他サ"》くわしく論じること。また、くわしい論説。「―をさける」[類語]細論。 **しょうわ【唱和】** 《名・自サ》●ひとりの声に合わせて大勢がとなえること。「万歳を―する」●相手の詩歌にあわせて詩歌を作ること。 **しょう・わ【小話】** ちょっとした短い話。こばなし。 **しょうわ【昭和】** 昭和天皇時代の元号。一九二六年一二月二五日~一九八九年一月七日。―のひ【一の日】国民の祝日の一つ。昭和の時代をかえりみ、国の将来に思いをいたす日。四月二十九日。 **しょうわ【笑話】** こっけいな話。笑い話。 **じょう・わ【情話】** 〔文〕●人情のこもった話。●恋愛の情をえがいた物語。「佐渡―」●男女が情愛をこめて交わす話。睦言。 **しょう・わくせい【小惑星】** 〔天〕火星と木星の軌道の間にあって、太陽を回る多数の小天体。ケレスなど。 **しょうわる【性悪】** 《名・形動》性質の悪い・こと(人)。[類語]悪性。 **じょう・わん【上腕】** 肩の関節と肘の関節との間の部分。上膊。「―二頭筋」「一骨」 **しょえん【初演】** 《名・他サ》初めて公の場で上演、演奏すること。「本邦―」[対]再演。 <708> **しょ・えん【所縁】** 〔文〕ゆかり。縁故。 **じょえん【助演】** 《名・自サ》舞台・映画で、主役を助けて出演する・こと(人)。「一女優賞」[対]主演。 **ショー** 見せ物。興行。「ワンマンー」●人に見せるための催し。展覧会。展示会。「モーターー」▽show(=見せる)ーアップ《名・他サ"》工夫をこらして、催し物などが楽しく盛り上がるように構成すること。「―されたステージ」▷show up ーウインドー商品などの陳列窓。show window ーケース陳列棚。▽showcase ービジネス演芸・映画・音楽などの興行に関係のある仕事。▽show business ーマン●芸人。●場あたりをねらう人。はったり屋。▽showman ーマン・シップ●観客を少しでも喜ばせようとする芸人の気質。●自分を目立たせる才能。▽showmanship ールーム陳列室。展示室。▽showroom **じょ・おう【女王】** ●女性の王。また、優れた女性や、仲間の中心となってふるまう女性。「銀幕の―」[類語]女帝。●皇族で、三世以下の嫡男系嫡出の子孫である女子。[対]王。[参考]「じょうおう」ともいう。 **ジョーカー** トランプで特別な働きをもつ番外のカード。[参考]俗に「ばば」ともいう。▽joker(=道化者) **しょ・おく【書屋】** 〔文〕「書斎」に同じ。 **ジョーク** 冗談。しゃれ。▽joke **ジョーゼット** 強いよりをかけた縦糸・横糸を使って、ちりめん状に仕上げた薄地の絹または綿織物。夏の婦人服地。▽georgette **ショーツ** ●短ズボン。ショートパンツ。●女性用パンティー▷shorts **ショート** ■《造語》「短い」の意を表す。「ーカット」「ーパンツ」「ータイム」[対]ロング。《名》《自サ》電気回路の両極が絶縁不良などを起こし、接続すること。短絡。[参考]「ショートサーキット(short circuit)」の略。「ショートストップ」の略。野球で二塁・三塁の間を守る内野手。また、その守備範囲。遊撃手。●髪の毛を短くすること。また、その髪型。「ロングからーにする」▽short ーケーキ▶ショートケーキ(独立見出し)。ーショート意外な結末でしめくくるごく短い小説。▽short short story から。ーショート・ステイ[留学先などへの〕短期滞在。[対]ロングステイ。●高齢者などの介護を、特別養護老人ホームなどの施設が一定期間引き受ける制度。短期入所生活介護。●保護者が子供を養育できないとき、施設が一時的に預かること。▽short stay ーバウンド野球などで、ボールが地面に落ちてから小さくはずむこと。short bound **ショートケーキ** 〔ショートニングを使った〕スポンジケーキを台にし、それに果物やクリーム・チョコレートなどをあしらった洋菓子。▽shortcake **ショートニング** パンや菓子の口あたりを軽くするために加える精製した油脂製品。▽shortening **ショービニスム** 自国の利益ばかり主張する極端な愛国主義。ショービニズム。▽chauvinisme **ショール** 女性用の肩かけ。防寒用・装飾用として使われる。▽shawl **しょーか【初夏】** ●夏のはじめのころ。孟夏。[対]晚夏。●陰暦四月の別称。=はつなつ。 **しょーか【書家】** 書道の専門家。 **しょーか【書架】** 本を並べるたな。本だな。 **しょーか【諸家】** ●多くの人々。特に、自ら中心となって一家をなしている専門家・研究者の人々。●「諸子百家」の略。 **しょーが【書画】** 書と絵画。「――骨董」 **じょーか【序歌】** ●端書き・詞書きをそえた歌。序文のかわりの歌。 **しょーかい【初会】** ●ある人に初めて会うこと。初対面。●初めての会合。●遊女が初めての客の相手をすること。また、その客。 **しょ・かい【初回】** 最初の回。第一回。 **しょ‐かい【所懷】** 〔文〕心の中で思っている事柄。思い。感懐。「―の一端を述べる」[類語]所感。 **じょーがい【除外】** 《名・他サ》ある範囲・規定などの外におくこと。とりのぞくこと。「調査の対象からーする」 **しょーがく【初学】** ある学問を初めて学ぶ・こと(人)。「―者向けの教科書」 **じょーがくせい【女学生】** ●女学校の生徒。〔おもに旧制の高等女学校の生徒に対して用いられた]●女子の学生・生徒。〔おもに高校生以下にいう〕 **しょ・かつ【所轄】** 《名・他サ》権限によって支配監督すること。また、その範囲。管轄。「―の警察署」 **じょーがっこう【女学校】** ●女子だけを教育の対象とする(中・高等)学校。●旧制度の「高等女学校」の略称。高女。 **しょ・かん【初刊】** 初めての刊行(物)。[対]再刊。 **しょかん【所感】** 心に感じた事柄。その時の感想。「年頭の―を述べる」[類語]所懐。 **しよーかん【所管】** 《名・他サ》ある事務を管理すること。また、その範囲。「――する官庁」[類語]管轄。 **しょかん【書簡・書、翰】** 〔文〕手紙。書状。「―文」―せん【―箋】手紙を記す紙。ぴんせん。 **しょーがん【所願】** 〔文〕願うところ。願い。[四字]「―成就」 **じょーかん【女官】** 宮中に仕えている女性。にょかん。 **しょーかんせん【初感染】** ある伝染性の病原菌に初めて感染すること。初感。〔二次感染に対していう〕 **しょーき【初期】** 物事のはじめの時期。「昭和―」「―設定」[類語]初頭。[対]末期。―か【一化】《名・他サ》ディスクやメモリーの中のデータを消去し、新たに使用できる状態にすること。 **しょ・き【所期】** 《名・他サ》期待すること。また、しようと期待している事柄。「―の目的を達する」 **しょき【暑気】** 夏の暑さ。[対]寒気。―あたり【―『中り】夏の暑さに負けて、体をこわすこと。暑さ負け。―ばらい【一払い】夏の暑さをさけること。また、そのために何かを行うこと。暑さしのぎ。 **しょーき【庶幾】** 《名・他サ》〔文〕こい願うこと。 **しょき【書記】** 〔記録をとるために〕文字を書き記す・こと(役)。「一官」―きょく【一局】労働組合や政党などの団体で、一般の事務をあつかう機関。 **しょーきゅう【初級】** 〔学問・技芸などで〕初歩の等級。いちばん低い等級。「英会話のークラス」 **じょーきゅう【女給】** カフェーやバーなどで客を接待する女性。〔古風な言い方〕 **じょーきょ【除去】** 《名・他サ》いらないものを、とりさること。とりのぞくこと。「不純物をする」―しょく【一食】アレルギーのある人のために、そのアレルギーの元となる食品を取り除いた食事。また、その食事による治療法。 <709> **しょぎょう【所行・所業】** 行ったこと。ふるまい。しわざ。「悪魔の―」[類語]所為。 **しょぎょう【諸行】** 〔仏〕宇宙間にあるすべてのもの。すべての移り変わるもの。万物。 **じょーきょう【助教】** 大学・高等専門学校で、教授・准教授の下で学生の教育や学術研究に従事する教員。 **じょーきょうじゅ【助教授】** 「准教授」の旧称。 **しょぎょう・むじょう【諸行無常】** 〔仏〕この世のすべての物はたえず移り変わっていて常住するものがないということ。仏教の根本思想。 **じょ・きょく【序曲】** ●歌劇などが始まる前に、管弦楽だけで演奏する音楽。オーバチュア。●物事のはじめ。また、前ぶれ。「大乱の―」 **じょきん【除菌】** 《名・自他サ》細菌を取り除くこと。「まな板を―する」 **ジョギング** 〔準備運動や健康増進などのために〕自分なりの速さで軽く走ること。▽jogging **し・よく【私欲・私慾】** 自分の利益だけを考えた欲望。[四字]「私利―」 **しょく【色】** 《接尾》●「いろ」「色彩」の意。「淡紅―」「天然―」●「ようす」「ありさま」「傾向」などの意。「地方―」「政党―」 **しょく【初句】** ●和歌・俳句の最初の句。第一の句。●漢詩の起句。 **しょく【燭】** ■《名》〔文〕〔ろうそくなどの〕明かり。ともしび。《名・助数》光度の旧単位。燭光。 **しょく【職】** ■《名》●つとめ。職務。●仕事。職業。「―を失う」●仕事の技術。句「手にーをつける」《接尾》職業・職人などの意。「事務―」「とびー」 **しょく【食】** ■《名》●たべること。また、食事・食べ物。[コロ]「ーが進む」[コロ]「―を断つ」●ある天体が他の天体にさえぎられて見えなくなる現象。日食・月食など。[表記]②は元来「蝕」と書く。「食」は書きかえ字。《助数》食事の回数を数える語。「一日に三ー」 **しょく・が・ほそ・い【食が細い】** 《句》小食である。 **しょく‐あたり【食『中り】** 食べ物による急性の中毒。嘔吐・下痢・腹痛などを起こす。食中毒。 **しょく‐あん【職安】** 「公共職業安定所」の略。 **しょく‐い【職位】** 官職と官位。 **しょく‐いき【職域】** ●ある職業の、仕事の受け持ち範囲。●職業に従事している場所。職場。 **しょく‐いく【食育】** 健全な食生活、食文化の継承、健康を確保するため、食の安全・安心への関心と知識を身につける教育。 **しょく‐いん【職員】** 役所・学校・会社などで職務についている人。「―録」「―室」 **しょく‐えん【食塩】** 精製して食用にするしお。 **しょく‐がい【食害”蝕害】** 《名・他サ》害虫・ネズミなどが、植物・毛織物などを食いあらして害を与えること。また、その害。 **しょく‐がん【食玩】** 「食品玩具」の略。菓子類などにおまけとしてついてくるおもちゃ。 **しょく‐ぎょう【職業】** 生計のためにする仕事。職。「―に就く」「―訓練」[類語]生業。―いしき【―意識】自分の職業に対する自覚。また、それぞれの職業に特有の感覚・注意力など。―こうこう【―高校】「職業高等学校」の略。工業・農業・商業など、職業教育を主体とする高等学校。―びょう【―病】その職業の特殊な環境・作業が原因で起こる病気。鉱山労働者の珪肺、森林労働者の白蠟病など。 **しょく‐け【食気】** くいけ。「―よい者」(人)。 **しょく‐げん【食言】** 《名・自サ》〔文〕《一度口から出したことばをまた口に入れる意から)うそをつくこと。約束を守らないこと。「一行為」 **しょく‐ご【食後】** 食事のあと。「―のデザート」[参考]食間。[対]食前。 **しょく‐さい【植栽】** 《名・他サ》草木をうえること。 **しょく‐ざい【殖財】** 財産をふやすこと。「―にはげむ」 **しょく‐ざい【「贖罪】** 《名・自サ》〔金品を出したり善行を積んだりして〕犯した罪をつぐなうこと。特に、キリスト教で、キリストが神に対する人類の罪をつぐなうために十字架上で死んだこと。 **しょく‐ざい【食材】** 「食品材料」の略。食用としての料理の材料になるもの。 **しょく‐さん【殖産】** ●生産物をふやすこと。産業を盛んにすること。「――興業」●財産をふやすこと。 **しょく‐し【食思】** 〔文〕〔医学で〕食欲。「一不振」 **しょく‐し【食指】** 〔文〕人さし指。しょくじ。―が動・く《句》●食欲が起こる。[故事]春秋時代、鄭の公子の宋が、人さし指が動くと必ずごちそうにありついたという故事から。〈春秋左氏伝・宣公四年〉●あることをしたいという気持ちが起こる。「新事業に―・く」 **しょく‐じ【植字】** 《名・自サ》活版印刷で、文選工がひろった活字を並べて、組み版を作ること。 **しょく‐じ【食事】** 《名・自サ》〔生きていくのに必要な栄養をとるために〕一日に何度か食べ物を食べること。また、その食べ物。[丁寧]御飯。[謙譲]粗飯。 **しょく‐じ【食餌[餌]】** 〔病気の治療に役立てるものとしての〕食べ物。「―療法」[表記]「食事療法」とも書く。 **しょくしゅ【職種】** 職業・職務の種類。 **しょく・しゅ【触手】** 下等動物の口の近くにある、細い棒状の突起。触覚を支配し食べ物を捕らえる。―を伸ば・す《句》あることをしようとして、物を手に入れようとして働きかける。 **しょく‐じゅ【植樹】** 《名・自サ》樹木を植えること。「一祭」 **しょくじゅう・きんせつ【職住近接】** 職場の近くに住居があること。 **しょく‐じょ【織女】** 〔文〕機を織る女性。●「織女星」の略。[対]牽牛。―せい【一星】琴座の首星ベガの漢名。七夕伝説で有名。おりひめぼし。[対]牽牛星。 **しょくしょう【職掌】** 担当している役目・職務。「一柄(=職務をなしとげる関係上)」 **しょくしょう【食傷】** 《名・自サ》●〔文〕食中毒を起こすこと。食あたり。●食べあきること。転じて、同じことがたび重なってあきること。「スイカは―気味だ」 **しょくしん【触診】** 《名・他サ》患者の体を手でさわってその触感や反応によって診察すること。 **しょく‐じん【食尽・蝕甚】** 日食または月食で、太陽または月が最も大きく欠けた状態。 <710> **しょくじん【食人】** 宗教上の儀式または実利上の目的で人肉を食うこと。―しゅ【一種】人肉を食べる習慣がある人種。人食い人種。 **しょく‐ず【食酢】** 食用に使う酢。 **しょく!する【嘱する】** 《他サ変》●たのむ。また、期待する。「将来を―・する」[表記]「属する」とも書く。●[文]ことづける。「後事を―・する」■《自他サ変》〔文]ある天体が他の天体をさえぎって見えなくする。また、見えなくなる。「月が太陽を―・する」[表記]口は元来「触する」と書く。 **じょく・せ【濁世】** [仏]《にごりけがれた世の意で)現世。濁世。「―にまみれる」 **しょく・せい【植生】** ある地域・場所に生育する植物の集まりの全体。「一図」 **しょく・せい【職制】** ●職務を分担する上での制度。●係長・課長以上の管理職(にいる人)。 **しょくせい【食性】** 動物が何をどう食べるかの習性。草食性・肉食性・雑食性・腐食性など。 **しょくせいかつ【食生活】** 日常生活で、食べ物に関する方面での生活。「―を改善する」 **しょく・せき【職責】** 職務上の責任。[コロ]「―を全うする」 **しょくぜん【食前】** 食事をとる前。「―酒」[参考]食間。[対]食後。 **しょく‐ぜん【食膳】** 食事のとき料理をのせる台。[コロ]「ーに供す(=料理して出す)」 **じょく‐そう【褥瘡・蓐瘡】** 〔文〕「とこずれ」に同じ。 **しょく‐たい【食滞】** 《名・自サ》食べ物が消化されずに胃にとどまること。食もたれ。 **しょく・だい【燭台】** 火をともしたろうそくを立てる台。[類語]灯台。 **しょく・たく【嘱託・『属託】** ●《名・他サ》たのんで、ある仕事をしてもらうこと。●正式の社員・職員ではないが、特殊な技能などを生かして仕事にたずさわる・人(身分)。「一医」「一社員」 **しょく・たく【食卓】** 食事をするときに使う机。[類語]ちゃぶ台。テーブル。 **しょくち【初ロ】** 〔物事の〕はじめ。はじまり。 **しょくち【諸口】** ●いろいろの口座・項目。●簿記の仕訳で、勘定科目が二つ以上になっているもの。 **じょく‐ち【辱知】** (知を辱くする意から)〔文〕自分がその人と知り合いであることを謙遜して言う語。「大臣とは―の間柄だ」 **しょくちゅうしょくぶつ【食虫植物】** 葉の変形した捕虫葉で小さな虫をつかまえて養分の一部としている植物。モウセンゴケ・ウツボカズラなど。食肉植物。 **しょく‐ちゅうどく【食中毒】** 飲食物によって起こる中毒。食あたり。食品中毒。 **しょく‐ちょう【職長】** 〔工場などの〕職場の長。職工の長。 **しょく‐つう【食通】** 〔おいしい物をたくさん食べ〕食べ物の味・知識などについてくわしい・こと(人)。 **しょく‐ど【「埴土】** 粘土が多くて、水はけや通気性の悪い土。 **しょくどう【食堂】** ●食事をするための部屋。「ホテルの―」●簡単な食事をさせる店。「大衆―」「―車」 **しょく‐どう【食道】** 消化器官の一つ。食べた食べ物の通路となる、のどから胃までの筋肉性の管。 **しょく‐にく【食肉】** ●〔猛獣などが〕他の動物の肉を食べること。肉食。「一類」●食用にする(鳥獣の)肉。―しょくぶつ【―植物】「食虫植物」に同じ。 **しょく・にん【職人】** 〔大工・左官・庭師など〕手先の技術で物を作る職業の人。―かたぎ【―『気『質】職人に特有の、自分の腕前を信じ、頑固だが実直で、仕事を入念にやりとげる気質。 **しょく‐のう【職能】** ●その職務を果たすうえでの能力。「一給」「社会に対し〕その職業の持つ機能。「―別組合」●そのものの働き。「議会の―」 **しょく‐ば【職場】** 職務に従事する場所。「―結婚」 **しょく‐ばい【触媒】** ●〔理〕それ自身は化学的変化をうけないで、他の物質の化学変化に影響する働きをもつ物質。「―作用」●ある物事の進行や達成をはやめる助けとなるもの。「市場成長のーとなる」 **しょく‐はつ【触発】** ●《名・自サ》ものにふれて発射したり爆発したりすること。「―水雷」●《名・他サ》何らかの刺激を与えて、ある行動をさそい起こすこと。「先輩のことばにーされる」 **しょく‐パン【食パン】** 箱形に焼いたパン。 **しょく‐ひ【植皮】** 《名・自他サ》外傷・やけどなどによる皮膚の欠損部に、体の他の部分の健康な皮膚を移植すること。「―術」 **しょく‐ひ【食費】** 食事をするためにかかる費用。 **しょくひん【食品】** 食べ物とする品物。「インスタントー」「一加工業」[類語]食料品。―てんかぶつ【―添加物】食品の加工や保存などの目的で、食品に加えたり混ぜたりする化学物質。[参考]食品衛生法によって規格や使用量が定められている。 **しょくぶつ【植物】** 生物の二大区分の一つ。主に無機物を養分として生長する。草・木・藻類・菌類・細菌類など。[対]動物。―えん【―園】多種の植物を集めて栽培展示し、その知識の普及や研究を行う施設。―しつ【一質】●植物体を作っている物質。●→植物性。―じょうたい【状態】〔呼吸・血液の循環・消化などの機能は残が〕脳の機能障害で意識や運動能力を失ったままの状態が三か月以上続くこと。「遷延性意識障害」の俗な言い方。―せい【―性】●植物に特有の性質であること。●植物から作られるものであること。「―の油」=植物質。―ゆ【―油】種子や果実から採った油。つばき油・やし油・ごま油など。 **しょくぶつ【食物】** しょくもつ(食物)。 **しょくぶん【職分】** その職についている者がつとめとしてなすべきこと。職務上の本分。[類語]職務。 **しょくぶん【食分・蝕分】** 日食や月食のとき、太陽や月が欠ける度合い。 **しょく‐べに【食紅】** 食品に赤い色をつけるための紅色の染料。食用紅。 **しょく‐へん【食偏】** 漢字の部首「食・食(食の変形)」の称。 **しょく‐ぼう【嘱望・『属望】** 《名・他サ》将来・前途に望みをかけること。[コロ]「将来を―される」[類語]期待。 **しょく‐み【食味】** 食べたときの味。料理の味。「この米は―の良い品種だ」 **しょく‐みん【植民・殖民】** 《名・自サ》新しい土地や市場を開拓するために、ある国の国民が本国以外の土地へ移住すること。また、その移住者。 <711> ―ち【一地】●植民によって、新しく開発された土地。●新しくその国の領土となって、本国の支配を受ける地域。 **しょく‐む【職務】** 〔会社・団体などにおいて〕各人が受け持つ仕事・任務。つとめ。[類語]職分。―きゅう【一給】〔勤続年数などによらず〕職務の種類・内容などに応じて賃金率を決めて支給する給与体系。―しつもん【質問】警察官が、犯人の捜査、犯罪の予防などのために、挙動不審者などに職務として質問すること。[参考]もと「不審尋問」といった。 **しょく・もう【植毛】** 《名・自サ》毛のないところに毛を植えつけること。「―術」「ブラシのー」 **しょくもく【嘱目・『属目】** 《名・自サ》〔文〕〔人の言動などを〕関心をもって見守ること。[コロ]「将来が―される選手」[類語]注目。●自然に視界にはいってくること。「―吟(=俳諧で、目にふれたものを即興的に吟じること)」 **しょく‐もたれ【食、靠れ】** 食べ物が消化しないで、胃の中にたまっていること。食滞。 **しょく‐もつ【食物】** たべもの。くいもの。食物。[参考]広い意味では、飲み物もふくむ。―せんい【―繊維】食品中にふくまれている繊維成分。体内では消化されないが、有害物質を吸着して排泄する働きがある。―れんさ【―連鎖】数種類の動植物があり、AがBに食べられ、BがCに、CがDに・・・と食べられていくどいうつながり。植物プランクトン→動物プランクトン→イワシ→マグロの連鎖などが典型。[参考]A→B→C→Dのように表記する。 **しょく‐やすみ【食休み】** 《名・自サ》食事をしたあとで休息をとること。また、その休息。句「親が死んでもー(=どんな場合でも休憩は必要だ)」 **しょく‐よう【食用】** 食べ物として用いること。食べ物として使えること。「ユリの根は―になる」 **しょくよう-がえる【食用、蛙】** 「ウシガエル」の別称。 **しょく‐よく【食欲・食慾】** ●食べ物を食べたいという欲望。「―不振」●ある事をしたいという気持ち。興味。「芝居には―がわかない」 **しょく‐りょう【食料】** 食べ物(の材料)。[使い分け]ひん【一品】食べ物とする品物。[参考]おもに販売されている副食品をいう。[類語]食品。 [使い分け]「ショクリョウ」 食料〔肉・野菜・果物・缶詰めなど、主食以外のもの。食品〕生鮮食料・携帯食料・多くの食料を買い込む・食料品(店) 食糧〔生命の維持に必須の食べ物の意。米・麦などの主食物〕食糧事情・食糧難・食糧の自給策・食糧法・国連世界食糧計画 [参考]「何人分・何日分のショクリョウを確保する」といった場合は、一般に「食糧」を用いる。 **しょく‐りょう【食糧】** 主食となる食べ物。特に、ある人数・日数などに必要な食べ物。[類語]糧食。 **しょく‐りん【植林】** 《名・他サ》〔森林を育てるために〕山野に木を植えること。[類語]植樹。 **しょく‐れき【職歴】** 職業についての経歴。「―なし」 **しょく‐ろく【食、禄】** 武士の給料。俸禄。 **しょーくん【諸君】** ■《名》同輩以下の多数の人をさす語。「若い―が活躍している」《代名》〔集まっている〕多くの同輩以下の人々を親しんで呼ぶ語。みなさん。〔ふつう男性が使う〕「紳士淑女——」[類語]諸氏。[使い分け]性が使い、「諸君」より改まった言い方。[対]諸姉。 **じょーくん【叙勲】** 《名・他サ》勲等を授け、勲章を与えること。「秋のー」 **じょーけん【女権】** 〔社会上・政治上・法律上の〕女性の権利。「―の拡張」 **しょ‐け【所化】** 〔仏〕《教化される者の意)●仏・菩薩に教化される衆生。●僧侶の弟子。寺で修行中の僧。[対]能化。 **しょ・けい【処刑】** 《名・他サ》刑(特に死刑)を取り行うこと。「公開で―された」[類語]処罰。 **しょ・けい【初経】** 「初潮」に同じ。 **しょ・けい【書契】** 〔文〕文字で書き記す・こと(もの)。また、文字。「一以前(=文字のない大昔)」 **しょ・けい【書、痙】** 一般に、書写を職業としている人に起こりやすい職業病。字を書こうとすると、指にけいれん・痛みなどが起こって書けなくなる。 **しょ・けい【諸兄】** 《代名》〔文〕大勢の男性に対する尊敬語。みなさん。「―の健闘をいのる」[参考]ふつう男性が使う。 **しょげ・かえ・る【悄気返る】** 《自五》すっかりしょげてしまう。しょげこむ。「仕事でミスをして―・る」 **しょ・けつ【処決】** 《名・他サ》〔文〕●処置をはっきりきめること。「懸案を―する」●態度や覚悟をきめること。「進退を―する」 **じょ・けつ【女傑】** 度量が広く知恵や勇気のすぐれた女性。男まさりの女性。[類語]女丈夫。 **しょ・げる【悄気る】** 《自下一》失敗や失望をして、元気がなくなる。 **しょけん【初見】** ●初めて見ること。特に、楽譜を初めて見ながら演奏すること。「――でひく」●初めて会う・こと(人)。初対面。 **しょ・けん【所見】** ●見たところ。見た事柄。「医師の診察―」●考え。意見。「この問題についてーを述べよ」 **しょ‐けん【書見】** 《名・自サ」書物を読むこと。「―台」[類語]読書。 **しょけん【諸賢】** 《代名》〔文〕〔自分に力を貸してくれる」多くの人々に対していう尊敬語。皆様。「―のご理解に訴える」 **しょーげん【緒言】** 〔文〕書物の本文の前に書く文。前書き。緒言。 **じょーげん【助言】** 《名・他サ》わきからことばをそえて助けること。また、そのことば。アドバイス。「ーを与える」[類語]忠告。 **じょーげん【序言】** 書物の序文。序。 **しょこ【書庫】** 書物をしまっておく部屋・建物。 **しょ・こう【初更】** 〔文〕昔の時刻の呼び名。五更の最初の更。戌の刻。今の午後七時ごろから九時ごろまで。 **しょーこう【初校】** 一回目の校正。また、その校正刷り。 **しょ‐こう【曙光】** 〔文〕●夜明けにさす太陽の光。夜明けの光。[類語]暁光。●〔悪い状態の中に)わずかに見えはじめた希望のきざし。「紛争解決の―」 **じょ・けい【叙景】** 景色を文章や詩に書き表すこと。 **じょ・けい【女系】** 〔家系で〕女の方の系統。母方の血統。母系。「―家族」[対]男系。 <712> **しょこう【諸侯】** 武家政権の時代、武士で、一定の土地を領有し、領内の人民を支配した人たち。諸大名。列侯。[注意]「諸候」は誤り。 **しょこう【諸公】** ■《名》〔政治家など〕地位のある人々をさす尊敬語。「大臣——」《代名》多くの人々に対する尊敬語。みなさん。諸君。 **しょ‐ごう【初号】** ●雑誌などの第一号。●「初号活字」の略。号数活字のなかで最も大きいもの。 **じょこう【女工】** 女子工員の古い呼称。[対]男工。 **じょこう【徐行】** 《名・自サ》〔車などが〕速度を落としてゆっくり進むこと。「―運転」[注意]「除行」は誤り。 **しょこく【諸国】** 多くの国々。列国。 **じょーことば【序詞】** ◆じょし(序詞)② **ショコラ** チョコレート。▽chocolat **しょーこん【初婚】** 初めての結婚。[対]再婚。 **しょーさい【所載】** 〔文〕新聞・雑誌などに掲載されていること。「前号――の論文」[類語]所収。 **しょ‐さい【書斎】** 〔個人の住宅で〕読書・書き物などをする部屋。書屋。[注意]「書斉」は誤り **じょーさい【助祭】** カトリック教で、司祭の次の位。 **じょーさい【如才】** 《神が眼前にあるがごとく、手抜かりなく祭る意の「如在」から)手抜かり。手落ち。〔ふつう、否定や反語を伴う〕 **じょさい・が・な・い【如才がない】** 《句》気がよく回り、手抜かりがない。「愛想がよくて―・い」 **じょさいどう【除細動】** 心筋が不規則に活動している状態である心室細動や心房細動をおさえ、正常な鼓動を回復する治療法。電気刺激などを用いて行う。―き【―器】除細動を行うための装置。[参考]AED(自動体外式除細動器)は、公共の場に広く設置されている。 **しょざい・な・い【所在無い】** 《形》することがなくて退屈である。手持ちぶさただ。所在がない。 **じょさい・な・い【如才無い】** 《形》手抜かりがなかったり、愛想がよかったり、気がきいていたりするようすだ。如才がない。「―・くふるまう」 **しょ・さつ【書冊】** 〔文]書物。本。「―を繰る」 **しょ・さつ【初刷】** 〔書籍など〕印刷物を初めて印刷すること。また、その印刷物。しょずり。[類語]初版。 **しょ‐さつ【書札】** 〔文〕書き付け。また、手紙。 **しょーさん【初産】** 初めてのお産。初産。[対]経産。 **しょーさん【所産】** ある行為・状態などの、結果として作り出されたもの。「研究の―」 **じょーさん【助産】** 出産を助け、産婦・新生児のせわをすること。―し【一師】免許を受けて、助産を職業とする人。また、その職業・資格。―ぶ【一婦】「助産師」の旧称。[参考]古くは「産婆」といった。 **じょーさん【除算】** 割り算。除法。[対]乗算。 **しょーさ【所作】** ●しぐさ。身のこなし。●「所作事」の略。―ごと【―事】●歌舞伎で、おもに長唄を伴奏にした舞踊・舞踊劇。振り事。●芝居に仕組まれた、特殊な表情を表す踊り。 **しょし【処士】** 〔文〕仕官したことがない民間人。 **しょし【初志】** 物事を始めるに当たって思い立った志・希望。[四字]「一貫徹」[類語]初心。素志。 **じょし【所思】** 〔文〕心の中にもっている思い・考え。「―の一端を述べる」[類語]所存。 **しょ・し【庶子】** ●庶出の子。妾腹の子。●民法旧規定で、婚姻関係にない女性から生まれ、父親によって自分の子として認められた子。[対]嫡子。 **しょ‐し【書、肆】** 〔文〕本屋。書店。「古―」 **しょ‐し【書誌】** ●ある人・題目などに関する文献目録。●ある書物の体裁・成立・伝来の事情など。また、それを記述したもの。●書物。図書。―がく【―学】図書を科学的に研究する学問。図書の材料・形態・装丁、成立・伝来・異本の研究などを行う。 **しょ・し【諸子】** ■《名》中国の春秋戦国時代に、孔子・孟子以外で一家の学説を立てた人々。また、その著書・学説。《代名》〔文〕同輩以下の人々をさすことば。諸君。「―の健闘をいのる」[参考]ふつう男性が使う。―ひゃっか【一百家】中国で、春秋戦国時代の多くの学派の総称。諸家。 **しょし【諸姉】** 《代名》〔文〕大勢の女性に対する尊敬語。みなさん。「諸兄―に申し上げる」[参考]ふつう男性が使う。[対]諸兄。 **しょーし【諸氏】** 《代名》●すでに述べた何人かの人をさす語。多くの人々に対する尊敬語。諸兄姉。〔「諸君」より改まった言い方〕「先輩ーのおかげです」[類語]諸君。 **じょーじ【所持】** 《名・他サ》身につけて持っていること。「免許証を―する」「――品」[類語]所有。携帯。 **しょ‐じ【書字】** 〔文〕文字を書くこと。「―能力」 **じょし【助士】** 〔鉄道などで〕業務の正式の担当者を補助する役(の人)。助手。「機関―」 **じょし【助詞】** 品詞の一つ。付属語で活用しないもの。かならず自立語または自立語に助詞・助動詞のついたものにつけて用い、語と語との関係を示したり、意味をそえたりする。てにをは。 **じょし【女史】** 《名・接尾》社会的な地位・名声をもっている女性を敬って言う語。また、その女性の名の下にそえる語。〔代名詞的にも使う〕「山川ー」。 **じょし【女子】** ●女の子供。女児。[対]男子。●おんな。女性。[対]男子。 **じょし【序詞】** ●序のことば。はしがき。序言。●和歌などで、語呂・連想などによって、ある語句をひきだすために前置きとして使うことば。枕詞と同じ働きをするが、歌や文におもむきをそえたり、調子を整えたりする。[参考]たとえば、「あしひきの山鳥の尾のしだりをのながながし夜をひとりかもねん」の「あしひきの山鳥の尾のしだりをの」の部分。 **じょし【序詩】** 序としてそえた詩。プロローグ。 **じょーじ【助字】** 漢文で、語句の終わりについてその語句にいろいろな意味をそえる文字。「矣」「乎」など。置き字。虚字。助辞。 **じょーじ【助辞】** ●助詞と助動詞。●じょじ(助字)。 **じょーじ【叙事】** 〔文章・詩などで〕起こった事柄を述べること。[対]叙情。―し【―詩】民族・国家・社会集団などの歴史的な事件や英雄の行為を述べ物語った詩。エピック。[対]叙情詩。 **じょーじ【女児】** 女の子供。「―を出産した」[対]男児。 **じょーじ【序次】** 〔文〕順序。次第。 **しょし・かんてつ【初志貫徹】** 《名・自サ》初志を最後まで変えずに持ち続けること。 <713> **しょ・しき【書式】** ●〔証書・願書・届書など」公式の書類の決まった書き方。「―を整える」●ワープロやパソコンで文書などを作成するときの、文字数・行数などの形式。「―を設定する」 **しょしだい【所司代】** ●室町時代、所司(=侍所の長官)の代理として事務をとった役。●江戸時代、京都に置かれ、朝廷に関する事務や近畿地方の民政などをとりしまった職。 **じょ・しつ【除湿】** 《名・自サ》室内などの湿気を取りのぞくこと。「一機」[対]加湿。 **しょーしゃ【書写】** ●《名・他サ》筆で書き写すこと。●小中学校の国語科の一分科。習字。 **じょ・しゃく【叙爵】** 爵位を授けられること。「――ーの栄を受ける」 **しょしゅ【諸種】** いろいろな種類。種々。 **じょしゅ【助手】** ●ある人の研究や仕事の手助けをする人。●大学で、教授・准教授・助教などの下に属し、教育・研究が円滑に行われるために必要な業務をする・職(人)。 **しょ・しゅう【初秋】** ●秋のはじめのころ。早秋。孟秋。[対]晚秋。●陰暦七月の別称。=はつあき。 **しょ・しゅう【所収】** 〔文〕〔作品が〕本などに収められていること。「九月号に―」[類語]所載。 **じょ・しゅう【女囚】** 女性の囚人。[対]男囚。 **しょ・しゅつ【初出】** 《名・自サ》最初に出ること。初めて現れること。「―の漢字」 **しょ・しゅつ【所出】** 〔文〕●生まれた所。生まれ。●出てきた所。出どころ。「資料の―」[類語]出所。 **しょ・しゅつ【庶出】** 〔文〕正妻以外の女性から生まれた・こと(人)。妾腹。めかけばら。[対]嫡出。 **じょーじゅつ【叙述】** 《名・他サ》ある物事のありさまを順序をおって・のべる(記す)こと。また、その・のべた(記した)もの。「事件を―する」[類語]記述。 **しょーしゅん【初春】** ●春のはじめのころ。早春。孟春。[対]晚春。●陰暦正月の別称。=はつはる。 **しょーじゅん【初旬】** 月の初めの一〇日間。上旬。 **しょしょ【処暑】** 二十四節気の一つ。太陽暦の八月二三日ごろにあたる。 **しょしょ【所所・処処】** ところどころ。あちこち。ここかしこ。〔副詞的にも使う〕「――花が咲く」―ほうぼう【一方方】いろいろな場所・方面。「―〈旅行する」 **しょしょ【諸処・諸所】** 多くの場所。方々。 **しょーじょ【処女】** ■《名》《家に処る女の意)男性との肉体的な交わりを経験していない女性。また、その状態。バージン。[類語]きむすめ。[対]童貞。《接頭》「まだ人間の手のはいらない」「まだ人が足をふみ入れていない」の意。「―峰」「一林」●「はじめての」「最初の」などの意。「―出版」「一航海」[参考]接頭語での使用は、現在は慎む。―ち【―地】●まだ開墾されていない土地。●人が足をふみ入れたことがない土地。●まだ調査・研究されていない分野。未開拓の分野。―ゆき【一雪】まだだれにもふまれていない真っ白な雪。 **しょ‐しょう【所掌】** ある事務を行う行政機関が、法令により定まっていること。「――事務」[類語]所管。 **しょ‐しょう【書証】** 裁判で、文書の内容を証拠とすること。 **じょしょう【女将】** 〔文〕→おかみ(女将)。 **じょしょう【序章】** ●〔論文・小説などの〕序に当たる章。●物事のはじめ。「地球誕生の―」[対]終章。 **じょーじょう【叙情・抒情】** 〔文章・詩などで〕感情や情緒を述べること。[表記]もと、もっぱら「抒情」と書いた。[対]叙事。―し【―詩】作者の感情や情緒を述べうたった詩。リリック。[対]叙事詩。―てき【―的】《形動》感情や情緒が豊かであるようす。 **じょーじょう【如上】** 〔文〕〈「―の」の形で〉前に述べた(ような)。上述。「―の方針」 **じょーじょうふ【女丈夫】** 気丈で、ふつうの男性以上のことをやりとげる女性。[類語]女傑。 **じょーしょく【女色】** ●女性の性的な魅力。女の色香。[コロ]「ーにまよう」●女性との情事。いろごと。[コロ]「ーにふける」=にょしょく。 **しょ・しん【初診】** 初めての診察。「―料」 **しょしん【所信】** 自分が信じ考えているところ。「―表明演説」「―を披瀝する」 **しょしん【初心】** ●その事をしようと思い立ったときの、最初の真剣な心構え。[コロ]「―に返る」[コロ]「―をつらぬく」[類語]初志。素志。●《名・形動》習い始めたばかりで未熟なこと。初学。「―者」―もの【一者】世なれない人。うぶな人。―わする・べからず【初心忘るべからず】《句》物事を始めるときの真剣な気持ちをいつまでも持ち続けなければならない。 **しょ・しん【書信】** 〔文〕手紙。手紙による便り。 **じょしん【女神】** 女性の神。めがみ。 **じょーすう【除数】** 割り算で、割る数。[対]被除数。 **じょ・すうし【助数詞】** 数を表す語の下につけて、ものの種類を表す接尾語。「一枚」「二台」などの「枚」「台」の類。 [日本語「助数詞」] 英語では、数える場合、数えられるものが人でも犬でも文字でも机でも、ワン、ツー、スリーと数えるが、日本語では、人なら「ひとり、ふたり」、犬なら「一匹、二匹」とそれぞれ違う。ヨーロッパの言語では、ドイツ語でもフランス語でもそういう区別はないから、日本語だけの特徴かと思うが、実は中国語をはじめとして、朝鮮語・タイ語・ベトナム語・ビルマ語など、東南アジアの言語には共通に見られる性格である。日本では、昔は、たんすや三味線は「一棹・二棹」と数え、琴や鏡は「一面・二面」と数えるのが正しい数え方で、これがちゃんと言えるのが、その人の教養と考えられていた。イカは動物であるが、「一杯・二杯」が正しく、ウサギは獣であるが、「一羽・二羽」が正しく、蝶は「一頭・二頭」が正しいなどと、びっくりするような数え方もあるが、今はすたれつつある。助数詞の種類が多いのは中国で、人は「一個・二個」と数えられて物並み、犬は「一条・二条」とあたかも紐のように数えている。 **じょじょに【徐徐に】** 《副》ゆるやかに変化するようす。ゆっくりと。「一回復する」[類語]だんだん。 **じょ・すうし【序数詞】** 物事の順序を示す数詞。「第一」「二番目」などの類。[対]基数詞。 **しょ!する【処する】** ■《自サ変》〈「・・・に―・する」の形で〉ある事柄・情勢に対して、適切な態度をとる。対処する。「難局に―・する」《他サ変》●処理する。とりさばく。「難事を―・する」●〈「・・・に―・する」の形で〉・・・という刑罰を与える。「死刑に―・する」=処す。 <714> **しょする【処する】**《他サ変》●〈「・・・に―・する」の形で〉ある事柄・情勢に対して、適切な態度をとる。対処する。「難局に―・する」●処理する。とりさばく。「難事を―・する」●〈「・・・に―・する」の形で〉・・・という刑罰を与える。「死刑に―・する」=処す。 ***しょ!する【署する】**《他サ変》[文]〔自分で〕自分の名前を書く。署名する。 ***しょ!する【書する】**《他サ変》[文]文字を書く。 ***じょ!する【叙する】**《他サ変》爵位・勲等などを授ける。叙す。「正二位に―・する」 ***じょ!する【叙する・序する】**《他サ変》[文]●詩・歌・文章などで、述べ表す。「心中を―・する」●序文を書く。序文で述べる。=叙す・序す。 ***じょ!する【恕する】**《他サ変》[文]思いやりの心をもって罪や過ちを許す。恕す。「過失を―・する」 ***じょ!する【除する】**《他サ変》●とりのぞくこと。●[数]割り算をする。割る。[対]乗じる。=除す。 **しょせい【処世】**社会の中で生活してゆくこと。世渡り。「―の道」「―一訓」「一術」 ***しょ・せい【初生】**[文]初めて生まれること。生まれたばかりであること。「―児」 ***しょ・せい【所生】**[文]●〔その人の〕産みの親。両親。●産みの子。●生まれた所。出生地。 ***しょせい【庶政・諸政】**各方面の政治。「天下の一を一新する」〔古風な言い方〕 ***しょせい【書生】**●「学生」の意の古風な表現。●他人の家の世話になり、家事などを手伝いながら勉強すること。また、そうする人。**ーかたぎ【―『気『質】**学生に特有な、快活、一本気、明朗などの気性。**―ろん【一論】**理論に走りすぎて実情に当てはまらない議論。 ***しょせい【書聖】**書道の名人。 ***じょせい【助勢】**《名・自サ》〔肉体的・精神的に〕力をそえて助けること。[類語]助力。 ***じょ・せい【助成】**《名・他サ》ある研究や事業などが完成するように(経済面で)力をそえること。「教育―金」 ***じょ・せい【女婿・女、壻】**[文]むすめの夫。むすめむこ。 ***じょせい【女性】**〔成人の〕おんな。婦人。女子。[対]男性。**―ご【———語】**女性特有のことば。「おぐし」「おみあし」や、手紙文に使われる「かしこ」、感動詞の「あら」「まあ」、終助詞の「わ」「よ」などの類。**―てき【一的】**《形動》●女性らしいようす。女性を思わせるようす。「―なしぐさ」●〔風景などが〕おだやかでやさしい感じを与えるようす。「―な山」[対]②男性的。 **しょせい【女声】**声楽で、女性の声。[対]男声。 **しょ・せき【書籍】**書物。本。図書。[参考]「一冊ジ・・・」「一部・・・」と数える。 **じょ・せき【除籍】**《名・他サ》名簿・学籍・戸籍などから名をのぞき、身分をとりあげること。[類語]除名。 ***しょ・せつ【所説】**[文]〔あることに関して]主張している事柄。説。「師の―に異を唱える」 ***しょ・せつ【諸説】**〔ある一つのことに対する〕いろいろな意見・説・うわさ。「―入り乱れる」[四字]「―紛紛」 **じょせつ【叙説】**《名・他サ》[文]順序を立てて自分の考えを述べること。 ***じょ・せつ【序説】**本論にはいる前の準備として述べる、説明・論説。〔本の標題などにも用いる〕「哲学ー」[類語]緒論。序論。 **じょせつ【絮説】**《名・他サ》[文]くどくどと述べること。 **じょ・せつ【除雪】**《名・自サ》降り積もった雪をとり のけること。「屋根の―」「―車」 **しょせつ・ふんぷん【諸説紛紛】**《形動》[文]あることに対するいろいろな意見や説が入り乱れて、一つにまとまらないさま。また、定説がないさま。 **しょせん【緒戦】**●はじまったばかりのころの・戦い(試合)。「ーで勝利を決定的にする」●最初の・戦い(試合)。初戦。第一戦。「——敗退」=緒戦{しょせん}。 ***しょせん【所詮】**《副》(「詮ずるところ」の意から)「あれこれ考えてみたが結局は・・・だ」の意。〔下に否定的判断を表す語を伴う〕「―かなわぬ夢だ」 **じょせん【除染】**《名・自他サ》放射性物質が付着した土や草木・建物などから放射性物質を取り除いたり、放射性物質をさえぎったりすること。「―作業」 **しょ・そう【諸相】**〔ある物事にあらわれる」いろいろな姿・ありさま。「現代の若者の―」[類語]種々相。 **しょ・ぞう【所蔵】**《名・他サ》自分のものとしてしまってもっている・こと(物)。「某氏の―――品」[類語]所有。 **じょそう【助奏】**伴奏つきの独唱・独奏に、さらに他の独奏楽器を加えて旋律的な伴奏をすること。また、その伴奏。オブリガート。 ***じょ・そう【助走】**《名・自サ》陸上競技や体操などで、とぶ(投げる)ために踏み切りの位置まで走ること。「一路」[コロ]「―をつける」 ***じょ・そう【女装】**《名・自サ》男性が女性の服装をすること。[対]男装。 ***じょ‐そう【序奏】**楽曲のはじまりに、その曲の前ぶれを表すために奏する、短い(ゆるやかな)部分。導入部。イントロダクション。イントロ。 ***じょそう【除草】**《名・自サ》〔庭園・田畑などに生えた〕雑草をとりのぞくこと。草取り。「―剤」 **じょ‐そう【除霜】**●《名・自サ》植物などを霜の害から守ること。しもよけ。●電気冷蔵庫の霜とり。 **しょ‐そく【初速】**[理]ある物体が運動を起こしたときの、はじめの速度。初速度。 **しょ・ぞく【所属】**《名・自サ》〔ある物・人が〕ある団体・組織などに属していること。「編集部に―する」 **しょーぞん【所存】**[文]こうしようと心の中で思っている事柄。考え。「努力する―でございます」[類語]所思。 **じょそんだんび【女尊男卑】**女性を尊び男性をいやしめること。女性の社会的地位が男性のそれよりも高いとする風潮にいう。[参考]「男尊女卑」のもじり。 ***しょーたい【所帯・『世帯】**《もと、身に帯びている財産・官職などの意から)●一戸を構えて営まれる独立の生計。「―が苦しい」●一つの独立した住居や生計の下に営まれる生活体。ふつう、夫婦とその家族で構成される。「大一」「男―」=世帯{せたい}。**ーじ・みる【一染みる】**《自上一》考え方・態度・姿かたちなどが、所帯をもった苦労がにじみでて、やつれて見える。**―どうぐ【一道具】**所帯をもって生活するのに必要な道具。なべ・かま・たんすなど。**―もち【―持ち】**●所帯をもって生活をする人。家族持ち。●生計のたて方。「―のいい女」**―やつれ【―、寝れ】**《名・自サ》所帯の苦労に追われてやつれること。**―を持・つ**《句》一家を構えて、独立の生計を営む。また、結婚して、家庭をつくる。 **しょたい【書体】**●文字を書き表すときの様式。漢字の楷書{かいしょ}・行書・草書、活字の明朝・清朝{しんちょう}、欧文活字のイタリック・ローマン・ゴシックなどの別をいう。 <715> [参考]俗に「字体」ともいう。●[その人特有の〕文字の書きぶり。書風。 **しょーだい【初代】**ある役職・家・芸道などの系統の最初の代(の人)。第一代。「―の団十郎」 ***しょ‐ちょう【所長】**〔事業所など」「所」と名のつく所のいちはん上位の役職。また、その人。「営業―」 ***しょ‐ちょう【署長】**〔警察署・税務署など〕「署」と名のつく役所のいちばん上位の役職。また、その人。 ***しょ・ちょう【初潮】**初めての月経。初経{しょけい}。 **じょーちょう【助長】**《名・他サ》ある働きかけによって、その傾向などがよりいっそう盛んになるようにすること。また、そうした結果にしてしまうこと。「成長を―する」 **しょっかい【職階】**〔役所・会社などで〕職務の種類や責任の度合いに応じて分類される、職員の階級。 ***しょっかく【触覚】**五感の一つ。ものにふれて起こる皮膚の感覚。触感。 ***しょっ‐かく【触角】**昆虫などの頭の先にある、ひげのような器官。嗅覚・触覚などを受けもつ。 **じょっ‐かく【食客】**●他人の家で、客の待遇を受けて生活している人。●他人に食わせてもらっている人。いそうろう。=食客{しょっかく}。 **しょっ‐かん【触感】**●手などで物にさわったときの(ざらざらしたとか暖かいとかの)感じ。●触覚。 **しょっ‐かん【食感】**食べたときに口の中で感じる感触。「なめらかな―」「―がよい」 ***しょっかん【食間】**〔食前・食後に対して〕食事と食事との間。「――に服用」 **しょつき【食器】**食事に使う器具。茶碗・箸・皿など。 **しょっき【織機】**布を織る機械。はたおりき。はた。 **ジョッキ**ビールなどを飲むための、取っ手のついた大型の容器。[▽]jug (=水さし) **ジョッキー**競馬の騎手。[▽]jockey **しよつきやく【食客】**→しょっかく(食客)。 **しょっきり【初っ切り】**興行相撲で、余興に行うこっけいな相撲。 **しょっきん【蜀錦】**「蜀江{しょっこう}の錦{にしき}」に同じ。 **ショッキング**《形動》どきっとするようなようす。衝撃的なようす。「―なニュース」「―な発見」[▽]shocking **ショック**●[物理的・精神的に〕急激な強い打撃を受けること。衝撃。「―を受ける」●全身の組織や臓器に血液が十分運ばれず、酸素が不足した状態。[▽]shock**―し【——死】**《名・自サ》出血や心疾患などが原因でショック②の状態になり、急速に死に至ること。**―しょうじょう【一症状】**さまざまな原因によって血圧が激しく低下し、全身に血液が行き渡らなくなることによって起きるさまざまな症状。**ーりょうほう【一療法】**●医学で、人体に電流・薬物などの刺激を加えて治療する方法。衝撃療法。●思い切った手段を使って事態を変えようとすること。 **しょ‐づくえ【書机】**床に座って読み書きをするための脚の短い机。文机{ふづくえ}。 **しょ‐づく【書癖】**本を好むくせ。 **しょっけん【職権】**公務員などがその職務を果たすためにもっている権限。職務上の権限。**ーらんよう【一濫用】**[法]公務員が範囲をこえてその職権を使用すること。「一罪」[表記]「乱用」で代用することもある。 ***しょっけん【食券】**食堂などで発売し、それと引きかえに注文した飲食物をわたす札。 ***しょっこう【燭光】**《名》[文]ともしびの光。■《名・助数》光度の旧単位。しょく。 ***しょっこう【職工】**工場で製造・修理などを行う労働者。工員。〔古い言い方〕 **しょっこう・の・にしき【蜀江の錦】**●昔、中国の蜀{しょ}で作られた、精巧で美しい錦。●京都の西陣で織る、①を模した美しい錦。[同]回①②蜀錦{しょっきん}。 **しょっちゅう**《副》[俗]常に。たえず。いつも。「―先生にしかられている」[類語]始終。 **しょっつる**秋田地方特産の魚醤{ぎょしょう}。ハタハタ・イワシなどを塩づけにして、自然としみだしてきた上澄みの汁。「―なべ(=しょっつるで魚介類や野菜をにる料理)」 **しょってた・つ【『背負って立つ】**《連語》自分の責任として引き受ける。また、組織などの中心・支柱となって働く。「会社を―・つ」 **しょってる【『背負ってる】**《自下一》(「しょっている」の転)[俗]自分で自分を買いかぶっている。うぬぼれている。「彼はずいぶんと―・てるね」 **ショット**[ゴルフ・テニスなどで〕たまを打つこと。また、打ったたま。打球。「ミスー」●銃などを撃つこと。射撃。●映画で、カメラが回転しはじめてから終わるまでの一場面。カット。「ロングー」[▷]shot <716> **しょっぱ・い【『塩っぱい】** 《形》〔俗〕●塩からい。「海水は―・い」●出しおしんで、けちな感じだ。しみったれている。「祖父は―・い」●つまらない。情けない。「―・い試合だった」 **しょっぱな【初っ端】** 〔俗〕物事の最初。「試合のーに負けた」[表記]かなで書くことが多い。 **しょーっぴ・く** 《他五》〔俗〕無理に連れて行く。特に、犯人などを警察署へ引っぱって行く。 **ショッピング** 買い物をすること。「―センター」「ーバッグ」「気軽にーが楽しめる店」▽shopping **ショップ** 店。小売店。「メンズー」▽shop **しょて【初手】** (碁・将棋で最初に打った手の意)物事のしはじめ。最初。「――から無理だとあきらめる」 **しょ‐てい【所定】** 〈「―の・・・」の形で〉「形式として決められた・・・」の意を表す。「――の手続きをとる」 **じょーてい【女帝】** 女性の皇帝。[類語]女王。 **しょてん【書店】** ●書物を売る店。本屋。●出版社。〔会社・店の名称に使う〕 **しょ・でん【初伝】** 〔学問・芸道などで〕最初の段階に伝授する事柄。最下級の伝授。初許し。[対]中伝・奥伝。 **しょ・でん【所伝】** 〔文〕●口頭・文書などで伝えられた・こと(もの)。伝え。●「・・・――の」の形で〉「・・・に伝わった」の意。「三条西家―の資料」 **しょーど【初度】** 〔文〕初回。第一回。 **しょ・とう【初冬】** ●冬のはじめ(のころ)。孟冬。[対]晚冬。●陰暦一〇月の別称。=はつふゆ。 **しょ・とう【初等】** 〔学問・技術などを習得する際の〕最初の等級・段階。[対]中等・高等。―きょういく【―教育】小学校の教育。 **しょ・とう【初頭】** 〔継続する期間・時代の〕はじめ。はじめのころ。「一二一世紀―」[類語]初期。 **しょ・とう【蔗糖】** 《「しゃとう」の慣用読み)サトウキビからとる砂糖。 **しょ・とう【諸島】** ●いくつかの島。多くの島。●〔地〕一定水域にかたまって数多く存在する島々。「フィリピン―」[参考]もと「群島」といった。 **しょ・どう【初動】** ●最初の行動・動き。「―捜査」「一態勢」●地震の最初の震動。「地震の――期」 **しょーどう【所動】** 〔文〕働きかけられる・こと(もの)。受け身。受動。[対]能動。 **しょーどう【書道】** 〔毛筆で書く〕文字の書き方を学ぶ芸道。[類語]習字。 **しょーどう【諸道】** ●いろいろな芸道。●いろいろな方面。諸方面。万事。 **じょーどうし【助動詞】** 品詞の一つ。付属語で活用があるもの。用言や他の助動詞について、それに意味を加えて叙述を助けたり、体言その他の語について、その文節に叙述の意味を加えたりする。文語で「けり」「なり」、口語で「たい」「だ」など。 **しょ・とく【所得】** ●その人のものになる・こと(もの)。[類語]取得。●ある個人・法人が一定期間に得た財貨。給料・利子・家賃など。「国民―」ーぜい【―税】個人・法人の一年間の所得に対して課せられる国税。 **しょとく【書、牘】** 〔文〕手紙。書簡。 **しょーなぬか【初七日】** ある人の死んだ日から数えて、七日目に当たる日。また、その日に行う仏事。一七日。 **しょ・なのか【初七日】** →しょなぬか(初七日)。 **じょ・なん【女難】** 女性との関係がもとになって、男性がこうむる災い。「―の相」 **じょーにだん【序二段】** 大相撲の番付で、序の口の上、三段目の下の地位(の力士)。 **しょーにち【初日】** 〔芝居・大相撲・展覧会など〕何日も続く興行・催し物の最初の日。第一日。―が・出る《句》大相撲で、負け続けていた力士が初めて勝つ。「秋場所六日目に―・出る」 **しょ・にゅう【初乳】** 出産後数日間に分泌される母乳。たんぱく質やミネラルとともに免疫体を多くふくむ。 **しょ・にん【初任】** はじめて職(特に官職)に任じられること。―きゅう【一給】就職・任官してはじめてもらう給料。また、その金額。 **じょーにん【叙任】** 《名・他サ》〔文]位を授け、官に任命すること。 **しょーねつ【暑熱】** 夏の厳しい暑さ。炎熱。炎暑。 **しょーねん【初年】** ●最初の年。第一年。●はじめのころ。「昭和のー」 **じょーのくち【序の口】** ●「ある物事が」始まったばかりで本格的でないこと。「寒さはまだーだ」●大相撲の番付で、いちばん下の位(の力士)。 **しょーは【諸派】** (いろいろな派の意)国会などで、議席をもたない政党や、少数の議席しかもたない政党をまとめた呼び方。「―が連合する」 **しょーば** (「場所」の倒語)〔俗〕場所。特に、露店などのなわばり。「一代」 **じょーは・きゅう【序破急】** ●舞楽・能楽を構成する表現形式の三段階。「序」は最初の部分で無拍子。「破」は中間の部分でゆるやかで変化のある拍子。「急」は最後の部分で速い拍子。●緩急の変化。「―をつけて演奏する」●物事のはじめと、なかと、終わり。 **しょ・はつ【初発】** ●物事が、はじめて起こること。はじまり。●汽車・電車などの始発。 **しょばつ【処罰】** 《名・他サ》刑罰に処すること。罰すること。「―を受ける」「違反者を―する」 **しょ・はん【初版】** ある書物の最初の版(による出版)。また、その書物。第一版。[類語]初刷。[対]再版。重版。 **しょ・はん【初犯】** 〔その人の〕はじめての犯罪。[対]再犯。 **しょ・はん【諸般】** いろいろ。もろもろ。各般。「―の事情」 **じょーばん【序盤】** ●碁・将棋で、試合をはじめたころ(の盤面の情勢)。●ある物事のはじまって間もないころ(の情勢)。「選挙の―戦」[対]①②中盤・終盤。 **しょーひ【諸費】** いろいろな費用。[類語]雑費。 **しょび・く** 《他五》〔俗〕「しょっぴく」に同じ。 **しょ・ひょう【書評】** 〔新聞・雑誌などで〕新刊の書物・雑誌の内容を紹介・批評する・こと(文章)。 **しょーふう【書風】** 〔書いた人の性格や流派の特色の出た〕毛筆の文字の書きぶり。「豪快なー」 **しょ・ふく【書幅】** 〔詩句などの〕文字を書いた掛け軸。[類語]画幅。 **じょぶく【除服】** 〔文〕●喪に服する期間が終わって喪服をぬぐこと。●喪に服する期間が終わること。忌明け。 **しょーぶん【処分】** 《名・他サ》〔売りはらったり、捨てたりして〕不要なもの、余分なものなどを整理すること。「古本をーする」●〔ある組織・団体などで規則に反した者などを〕罰すること。「違反者を厳重に―する」 <717> **じょぶん【序文】** 〔本文・跋文に対して〕書物で、本文の前に記す文章。はしがき。序。序言。 **しょーへき【書癖】** 〔文〕●読書を好むくせ。●書物を集めるくせ。●書きぐせ。筆ぐせ。 **ショベル** 「ーカー」[参考]主として機械関係でいう。▽shovel **しょ・ほ【初歩】** 〔学問・技術などの〕習いはじめの段階。てはじめ。「運転の―」「―的」―てき【一的】《形動》〔学問・技術などの〕習得の段階がはじめのほうであるようす。「ーなミス」 **しょぼ・い** 《形》〔俗〕しみったれたようすだ。「―・い景品」 **しょ・ほう【処方】** 医師が患者の病状に応じて薬とその服用法を指示すること。[注意]「処法」は誤り。―せん【―箋】医師が処方を記した文書。〔物事の処理法・解決法の意にも使う〕「非行防止のー」 **しょ・ほう【書法】** 〔筆順・はね方など〕(毛筆で)文字を書くときの方法。また、文章の書き方。 **しょ・ほう【諸方】** いろいろな方面。あちらこちら。 **しょ・ほう【諸法】** [仏]宇宙に存在するすべての事物・現象。万法。 **しょぼう【書房】** 〔文〕●書斎。●書店。書林。〔接尾語的に使って会社・店の名称ともする]「井上―」 **じょ・ほう【叙法】** 文章での言い表し方。述べ方。 **じょ・ほう【除法】** 割り算。[対]乗法。 **しょぼ・く・れる** 《自下一》〔俗]しょぼたれる② **しょぼしょぼ** 《副》 《「ーと」の形も)●小雨が降り続くようす。しとしと。●《自サ》目がはっきり開けられず、まばたきをするようす。[コロ]「目を―させる」●《自サ》力が弱ってさびしそうなようす。「―と歩く」[類語]しょんぼり。 **しょぼ・た・れる** 《自下一》●〔雨などに〕びしょびしょにぬれる。しょぼぬれる。●[俗]力がぬけ、気が弱る。みじめな気持ちになる。しょぼくれる。●〔俗〕〔服装などが〕古かったりよごれたりして、みすぼらしく見える。ぼくれる。 **しょぼ・つ・く** 《自五》目がしょぼしょぼする。 **しょぼ・ぬ・れる【しょぼ濡れる】** 《自下一》びしょびしょにぬれる。しょぼたれる。そぼぬれる。 **じょぼん【序『品】** 《「品」は「章」の意)●経典の、序の部分。●法華経二十八品中の第一品。 **じょーまく【序幕】** ●芝居・歌劇などのはじめの一幕。●ある物事の始まりの部分。口あけ。[類語]幕あき。[対]終幕。 **じょーまく【除幕】** 《名・自サ》銅像・記念碑などが完成したとき、幕をはずして披露すること。「―式」 **しょーみん【庶民】** 一般の国民。一般大衆。民衆。「―の声」―てき【一的】《形動》考え方や態度などが庶民らしく、親しみがもてるようす。 **しょ・む【処務】** 〔文〕事務を処理すること。 **しょ・む【庶務】** 会社などの仕事で、特定の名前をつけられないようないろいろな事務。「―課」 **しょーめい【署名】** 《名・自他サ》自分の姓名を書き記すこと。また、その書き記した姓名。サイン。「契約書にーする」[類語]記名。―うんどう【―運動】ある特定の問題についての意見・要求などを政治に反映させるために、多数の人々から賛成の署名を集め、これを関係当局に提出する運動。 **しょーめい【書名】** 書物の名前。 **じょーめい【助命】** 〔殺されることになっている人の〕命を助けること。[コロ]「――を嘆願する」 **じょーめい【除名】** 《名・他サ》〔団体・会などの〕名簿から名前をのぞくこと。特に、その団体から脱退させること。「―処分」[類語]除籍。 **しょーめん【書面】** ●文書・手紙などに書かれた内容。文面。●文書。また、手紙。 **じょーも【除喪】** 〔文〕喪に服する期間を(くり上げて)終わること。除服。 **しょ・もう【所望】** 《名・他サ》〔文〕欲しい、また、して欲しいと望むこと。また、その望みのもの。[類語]注文。 **しょーもく【書目】** ●書物の目録。●〔文]書物の題名。書名。 **しょーもつ【書物】** 本。書籍。 **しょーや【初夜】** ●一夜を初・中・後の三つに分けたときの、最初の時間。夕方から夜半にかけての間。[参考]中夜・後夜。●戌の刻。午後七時ごろから午後九時ごろまで。初更。●[仏]戌の刻に行う読経。●初めての夜。特に、新婚の夫婦が初めていっしょにねる夜。「新婚―」 **じょーや【除夜】** 一年の最後の日(=一二月三一日)の夜。大晦日の夜。年越しの夜。―のかね【―の鐘】除夜の一二時をはさんで寺々でつく鐘。一〇八の煩悩を除去する意味をこめて一〇八回つく。 **しょ・やく【初訳】** 《名・他サ》初めて翻訳すること。また、その翻訳したもの。「本邦―」 **じょ・やく【助役】** ●主任者を助けてその仕事を行う役(の人)。●市・町・村で、市長・町村長を助けてその仕事を行う役(の人)。●鉄道で、駅長を助けてその仕事を行う役(の人)。 **しょ・ゆう【所有】** 《名・他サ"》自分のものとして持っていること。「土地を――する」「――権」[類語]所蔵。所持。 **じょ・ゆう【女優】** 女性の俳優。[対]男優。 **しょーよ【所与】** 与えられる・こと(もの)。特に、推理・研究などの出発点として与えられ、または仮定される事実・原理。与件。「―の条件」 **しょ‐よう【所用】** ●ある用事・用件。「―で上京する」●必要なこと。入用。「――があってお借りします」 **しょ‐よう【所要】** ある事をするのに必要な・こと(もの)。「―時間」「―の経費」 **しょーり【処理】** 《名・他サ》〔仕事や事件などを〕とりさばいて始末をつけること。「事務―」[類語]処置。 **じょーりゅう【女流】** 女性。婦人。「一名人」「一棋士」「一作家」「一文学」 **しょーりょう【所領】** 〔王・大名などが〕領有している土地。「―をたまわる」[類語]領地。 **じょーりょく【助力】** 《名・自サ》〔他人の仕事・事業などに〕力をそえて手伝うこと。[コロ]「ーを乞う」[コロ]「ーをあおぐ」[コロ]「―を惜しまない」[類語]加勢。助勢。 **しょ・りん【書林】** 〔文〕●多くの書物のある所。●書店。書房。[参考]接尾語的に使って店の名称ともする。 **じょりんもく【如輪木・如、鱗木】** うろこまたは輪のような形をしている木目。 <718> **しょーるい【書類】** 事務上の文書・書きつけ。[参考]「一通・・・」「一札・・・」と数える。――そうけん【一送検】〔法〕被疑者の身柄を拘束することなく、事件に関する取り調べ調書だけを警察から検察庁に送ること。 **ショルダーバッグ** 肩にかけて持ち歩く(小型の)かばん。ショルダー。▷shoulder bag **じょーれつ【序列】** 〔年齢・官位・成績など〕一定の基準に従って並べた順序。「年功―」 **じょ・れん【鋤簾】** 土・小石などをかき集める農具。長い柄の先に箕をつけたもの。 **じょろ【如露】** じょうろ。 **しょ・ろう【初老】** 中年から老年にはいる年ごろ。[参考]もと「四〇歳」の別称。現在では六〇歳前後を指す。 **しょ・ろう【所労】** 〔文〕病気。また、つかれによる病気。 **じょ・ろう【女郎】** 遊女。「一屋」 **じょろう・ぐも【女郎蜘蛛】** コガネグモ科のクモ。腹部に黄色と青黒色の帯がある。 **しょ・ろん【所論】** 《「論じるところ(のもの)」の意で)その人の唱えている意見・理論。[類語]持論。 **しょ・ろん【緒論】** 「序論」に同じ。 **じょろん【序論】** 〔論文などで〕本論にはいる前に述べるおおよその・論(文章)。緒論。[類語]序説。 **しょ・わけ【諸訳・諸分け】** 〔文〕●いろいろとこみ入った事情・事柄。●いろいろの費用。諸雑費。 **ジョン・ブル** 典型的なイギリス人を指す俗称。▽John Bull **しょんぼり** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)さびしそうで元気のないようす。[コロ]「―とうつむく」[類語]しょぼしょぼ。しおしお。 **しら** 〈「ーを切る」の形で〉知らないふりをする。しらばくれる。[表記]「白」とも書く。 **しら【白】** ■《接頭》●色が白い意。「―帆」●〔染めたりぬったりせず」〕生地のままである意。「―木」 [小論文のツボ「序論・本論・結論」] ある主張を筋道立てて(=論理的に)論じるための文章の流れや骨組みの作り方のひとつとして、文章の全体を大きく三つの部分に分け、それぞれを「序論」「本論」「結論」と称する構成のしかたがある。文章全体が大きく三つの部分に分かれることから、「三段構成」「三部構成」と呼ばれることもある。この構成のしかたは、「文章全体が三つの段落で成り立つ」ことを必ずしも意味するわけではなく、それぞれの部分を一段落で書くことも可能であるし、複数の段落に分けて書くことも可能である。したがって、例えば「全部で八つの段落からなる、三段構成の文章」といったものも存在することになる。ある程度の長さをもった一般的な文章では、「序論=導入」「本論=展開」「結論=まとめ」のための部分である、と説明されることが多い。しかし受験小論文は一般の文章と比べると字数が少なく、かつ採点者によって評価されて合否判定の材料として用いられるものであることを考慮すると、次のようにはたらきを考えておくことが賢明である。 ・序論…論ずるテーマの明示、主張の予告をする=「答案の方向性を明らかにする」ための部分。 ・本論・・・結論で述べる主張に対して、その論理的な正当性や整合性を訴える=「根拠を示す」ための部分。 ・結論…設問で指示や要求されたことについて、自分の考えを述べる=「主張を述べる」ための部分。 六〇〇~一〇〇○○字程度の受験小論文の答案では、「制限字数:二○○」を段落数の目安と考え、答案全体の段落数が四つ以上になるときは、本論を複数に分割して論ずるとよい。序論や結論を複数の段落に分割することは、採点者にとって論点のあいまいな答案となってしまうため適切ではない。一方、本論を複数に分割することは、より多くの根拠を示すことによって、答案全体を通じて自分が訴えたい主張が、採点者にとって説得力のより強いものになるという点でも好都合である。 [使い分け「白(しろ/しら)」] 「白」を語頭に持つ語は「しろ・・・」と言ったり、「しら・・・」と言ったりして、使い分けがまぎらわしい。「しら」は古い形が複合語に残ったもので、地名・人名のほか一般語にも見られる。「しら・・・」には古風で優雅な響きが感じられる(「白壁・白菊」を「しろかべ・しろぎく」と言う場合と、「しらかべ・しらぎく」と言う場合などを比較)。語末に来るときは、一部の例外を除いて「・・・じろ」となる。 [しろ・・・]白蟻・白餡・白馬・白瓜・白帯・白絣・白銀・白熊・白酒・白砂糖・白地・白々・白そこひ・白田・白栲・白タク・白詰草・白装束・白葡萄酒・白蛇・白星・白身・白味噌・白無垢・白目/素魚・素人 ◇[「しら・・・」とも]白鹿毛 [しら・・・]白和え・白糸の滝・白魚・白梅・白髪・白樫・白樺・白粥・白鷺・白鞘・白々明け・白々しい・白子・白干し・白州・白太・白滝・白玉・白茶(ける)・白露・白鳥・白波・白煮・白刃・白羽の矢・白南風・白拍子・白帆・白む・白焼き・白雪/シラス(白砂)・素面。 ◇[「しろ・・・」とも]白壁・白木・白雲・白子・白菊・白土・白旗 [・・・しろ/じろ]黒白・清白/色白・裏白・三盆白(砂糖)・白々・鼻白・頬白・目白 **しら・あえ【白『和え】** 豆腐と白ごまをすりまぜ、にんじん・こんにゃくなどをゆでてあえた料理。 **じらい【地雷】** 地中にうめておき、その上を車や人が通ったときに爆発するしくみの爆薬。地雷火。 **じらい【、爾来】** 《副》〔文〕〔その前に述べた事柄を受けて」それ以後。その後。「一音信がない」 **しら・いと【白糸】** ●染めていない白い糸。しろいと。[参考]滝などのたとえに使う。●生糸。 **しら・うお【白魚】** シラウオ科の近海魚。細長く、すきとおっている。川の下流で産卵し、海へ下って成長する。食用。〔女性のすんなりとのびた白い指のたとえに使う]句「―のような指」 <719> **しらうめ【白梅】** 白い花をつける梅。また、白い梅の花。 **しらーが【〈白髪〉】** 年をとるなどして、色素がなくなって白くなった頭髪。「―染め」[類語]銀髪。 **しら・かし【白、樫】** ブナ科の常緑高木。材は堅く、白い。器具の材料・炭などにする。 **しら・かば【白樺】** しらかんば。 **しら・かべ【白壁】** ●漆喰などで白くぬった壁。しろかべ。●「豆腐」の女房詞。おかべ。 **しらかわ・よふね【白河夜船・白川夜船】** 何が起こっても気づかないほど、ぐっすりねこむこと。京を見たといつわった人が、京都の白河(=土地の名)のことを聞かれて川の名と思いこみ、「夜、船で通ったから知らぬ」と答えたという話から。 **しら・かんば【白樺】** カバノキ科の落葉高木。高原などに生える。外皮は白く紙のようにうすくはげる。木は細工物・建築材にする。白樺。 **しら・き【白木】** 皮をはいだり、けずったりしたままで塗料をぬっていない木材。しろき。「―の箱」 **しらく【刺絡・刺賂】** 漢方で、瀉血法の一つ。皮下の静脈に針をさして悪い血を流し出す・こと(療法)。 **しら・くも【白癬】** 白癬菌によって多く子供の頭にできる感染性の皮膚病。皮膚白癬症の一つ。 **しら・くも【白雲】** 〔青い空にうかぶ〕白い雲。 **しら・ける【白ける】** 《自下一》●(色あせて)白くなる。「畳が―・ける」●〔高まっていた」興がさめる。また、場が気まずくなる。「座が―・ける」 **しら・げる【『精げる】** 《他下一》●玄米をついて白くする。●みがいて仕上げる。 **しら・こ【白子】** ●雄の魚にある、白い精液のかたまり。食用。[対]真子。●皮膚の色素が欠乏して、全体または局部が白く見える人・動物。=白子。 **しらこばと【白子、鳩】** ハト科の鳥。全身が灰褐色で、首の後部に黒い輪模様がある。「ポポーポ」と鳴く。南アジアに分布。日本では少数が埼玉県の一部に生息し、天然記念物。 **しらさぎ【白鷺】** サギ科の鳥の中で全身が純白な種類の総称。チュウサギ・コサギ・アマサギなど。 **しらさや【白、鞘】** 白木のままで何もぬっていない、刀のさや。また、さやを白木で作ってある刀。 **しら・しら【白白】** 《副》《「―と」の形も)●夜があけて、しだいに空が明るくなってゆくようす。●いかにも白く見えるようす。「――と氷がかがやく」=しらじら(と)。―あけ【―明け】東の空が少しずつ明るくなってくるころ。夜明けのころ。しらじらあけ。[類語]薄明。 **しら‐じら【白白】** 《副》《「―と」の形も)●しらじらしいようす。●しらしら①②。―あけ【―明け】◆しらしらあけ。 **しらじらし・い【白白しい】** 《形》●うそであるとか真心がないとかいうようすが、見て取れる感じだ。「―・くお世辞を言う」●知っていて知らないふりをするようす。「―・い態度をとる」●興ざめがするようす。「―・い思いがする」 **しらす【白子】** ●イワシ類・シラウオ類・アユなどの幼魚。色素細胞が発達せず透明。ゆでると白くなる。●「しらすぼし」の略。カタクチイワシの幼魚を干した食品。●ウナギの稚魚。しらすうなぎ。 **しらす【白州・白、洲】** ●庭・玄関前などの、白い砂をしきつめた所。●能舞台と観客席との間の、白い砂・小石をしきつめてある所。●〔白い砂がしいてあったことから〕昔、奉行所で犯人を取り調べた場所。おしらす。表記③はもと、もっぱら「白洲」と書いた。 **しらす【白『砂】** 火山灰や砂などからできた堆積層。くずれやすい。九州南部の台地を形成している。[表記]ふつう「シラス」と書く。 **しらず【知らず】** (「知る」の未然形+打ち消しの文語助動詞「ず」)■《連語》〔文〕〈「・・・はー」の形で〉「・・・を問題にしないでおく」の意。・・・は知らないが。「他の人はー、私は行く」■《接尾》《名詞について、名詞・形容動詞語幹を作る)「・・・を経験することがない」「・・・に対して無感覚である」の意。「寒さー」「恥―」 **じら・す【『焦らす】** 《他五》〔相手の期待することをなかなかしないで」いらいらするように仕向ける。じれったがらせる。 **しらせ【知らせ】** ●知らせること。また、その内容。通知。報知。「よい―が届く」●何かが起こるきざし・前兆。[連]「虫のー」[類語と表現]「知らせる」 **しら・せる【知らせる】** 《他下一》〔出来事・考えなどを言ったり書いたりして〕他人が知るようにする。「会合の日時を―・せる」「答えをメールで―・せる」「手紙で無事を―・せる」[類語と表現] [類語と表現]「知らせる」 「知らせる」は、「知る」の未然形に使役の助動詞「せる」が付いてできた語。他人が「知る」ようにする意になる。「転居先を知らせる・近況を知らせる」は、〈誰に〉あたる対象が自明の関係者や身内なので省略されることが多い。「事故を(警察に)知らせる」「火事を(消防署)に知らせる」なども同様だ。知らせる手段〈何で〉は、官公庁などなら公告・通達など文書が一般的。映像と音声で知らせるのは多くのマスコミ機関。携帯電話やパソコンの普及は、メールやネットで情報を知らせる。近年、知らせる媒体も多岐にわたってきた。報じる・伝える・通じる・告げる・宣する・達する・広める・触れる・触れ回る・触れ込む・言い触らす・言い広める・言い付ける・言付だける/()報道・特報,通報・速報・急報・続報・予報・報知・報告・一報・内報・内通・通知・公告・告知・通告・布告・急告・予告・密告・通達・連絡・示達・布達・厳達・口達・下達・令達・案内・注進・広告・宣伝・喧伝・鼓吹・吹聴/謹告◇[知らせ]報・情報・飛報・既報・昨報・雑報・詳報・勝報・敗報・公報・広報・警報・時報・確報・誤報・虚報・快報・朗報・吉報・凶報・悲報・訃報・訃報・社告・ニュース・インフォメーション **しら・た【白太】** ●材の色が白い杉。●木材の、樹皮に近い色のうすい部分。[対]赤身②。 **しらたき【白滝】** ●まっ白に見える滝。●糸のように細く作ったこんにゃく。糸ごんにゃくの特に細いもの。 **しら・たま【白玉】** ●(白い王の意)●白い宝玉。特に、真珠。●白玉粉で作っただんご。●「白玉椿」の略。白い花をつけるツバキ。―こ【一粉】もち米を冷水にさらし、かわかしてひいた粉。 <720> **しら‐ちゃ【白茶】**白っぽい茶色。うすい茶色。 **しらちゃ・ける【白茶ける】**《自下一》色があせて白くなる。しらっちゃける。 **しら・つち【白土】**●色の白い土。●〔陶器などの原料になる〕白いねんど。陶土。●白い漆喰{しっくい}。=しろつち。 **しらっ‐ちゃ・ける【白っ茶ける】**《自下一》→しらちゃける。 **しらつゆ【白露】**(「光って白く見える露」の意)「露」の美的な表現。白露{はくろ}。「秋草に置く―〈大伴家持〉」 **しら・とり【白鳥】**●羽の白い鳥。●はくちょう。 **しら・なみ【白波・白『浪】**●[川・海などで〕泡立って白く見える波。●どろぼう。盗賊。「一五人男」[語源]中国の白波谷にいた盗賊の名「白波賊」から。 **しら・に【白煮】**〔しょうゆを使わないで〕食材を塩・砂糖・みりんなどで白く煮上げること。また、そのにたもの。 **しらぬい【『不『知『火】**[叫]九州の有明海・八代海に、陰暦七月ごろの夜見える無数の火。漁船の光がいくつにも屈折して起こるという。しらぬひ。 **しらぬ・かお【知らぬ顔】**知っていながら知らないふりをすること。知らんぷり。また、その顔つき。知らん顔。**―の半兵衛**《句》知らん顔をしていて少しもとりあわない・ようす(人)。「―を決めこむ」 ***しら・は【白刃】**さやからぬいた刃。ぬきみ。「―の下をかいくぐる」 **しら・は【白羽】**矢につけたまっ白い羽。**――の矢が立・つ**《句》多くの中から、特に選び出される。白羽の矢を立てる。 **しら・はえ【白『南『風】**[文]つゆ明けのころふく南風。また、六月ごろふく南西風。[参考]黒南風{くろはえ}。 **しら・ばく・れる**《自下一》[俗]知っているのに知らないふりをする。しらばっくれる。しらっぱくれる。「1・れて答えない」[類語]そらとぼける。 **しら・はた【白旗】**白色の旗。●〔平氏の赤旗に対して〕源氏の旗。[対]赤旗。●降服を表す旗。○○「―をあげる」●安全信号の旗。=白旗{はっき}。 **しら・はだ【白肌】**●色白の肌。●「しろなまず」に同じ。 **しら・はり【白張り】**●白い紙を張ること。●「白張り提灯{ちょうちん}」の略。**―ぢょうちん【―『提灯】**文字や絵をかかず、白紙を張っただけの提灯。葬式に使う。白提灯。 **しらびょうし【白拍子】**●雅楽の拍子の名。●平安時代末期の歌舞の一つ。また、それを舞う遊女。 **しらふ【『素面・白『面】**酒によっていない状態。「一では歌えない」 **ジラフ**「麒麟」に同じ。[▽]giraffe **シラブル**「音節」に同じ。[▽]syllable **しらべ【調べ】**●調べること。研究・調査・尋問など。「―がつく」●音律の調子を整えること。●詩歌・音楽などの調子。特に、歌のふし。メロディー。「琴の―」 **しらべ・おび【調べ帯】**原動機の働きを他に伝えるためのベルト。 **しらべーぐるま【調べ車】**調べ帯をかけて動力を伝える車。プーリー。ベルト車。 **しら・べる【調べる】**《他下一》●わからない点、不確かな点などを、見比べたり、さがしたり、問いただしたりする。また、そのようにして、はっきりさせる。「事故の原因を―・べる」「疑問点を―・べる」「犯人を―・べる」「辞書で―・べる」●楽器の調子を整える。「琴を雲井の調子に―・べる」●[雅]音楽を演奏する。「琵琶を―・べる」[図]しら・ぶ《下二》。 **しら・ほ【白帆】**船に張った白い帆。また、(遠くに見える)白い帆を張った船。 **しら・まゆみ【白真弓】**■《名》センダンの木で作った丸木の弓。■《枕》「張る」「射る」などにかかる。 **しらみ【『虱・・蝨】**シラミ科の昆虫。体はごく小さくて平たく、はねはない。哺乳類・鳥類に寄生し血を吸い、発疹チフスなどを媒介することがある。 **しらみ・つぶし【虱潰し】**〔たくさんのシラミを一匹ずつつぶしていくように〕物事をかたはしから一つ残らず処理するようす。[コロ]「犯人をーにさがす」 **しら・む【白む】**《自五》●白くなる。特に、夜が明けて、(あたりが)ほの明るくなる。「山の端{は}が―・む」●興がさめる。しらける。「座が―・む」[文]《四》。 **しら・やき【白焼き】**《名・他サ》魚肉などを調味料をつけずに焼くこと。また、焼いたもの。「鰻{うなぎ}のちょ」 **しら・ゆき【白雪】**〔降り積もった〕まっ白な雪。白雪{はくせつ}。「富士の―」 **しーらん【紫、蘭】**ラン科の多年草。初夏に紅紫色または白色の花を六、七個ふさ状につける。 **しらん・かお【知らん顔】**「知らぬ顔」に同じ。 **しらんぷり【知らん振り】**《「しらぬふり」の転)知っていても知らないふりをすること。知らぬ顔。「会っても―をする」 ***しり【尻臀・『後】**●動物の肛門、およびその付近の肉の豊かな部分。腰の後ろ下の部分。けつ。[句]「頭かくして―かくさず」[類語]おいど。臀部。ヒップ。●物のしりに相当する部分。●容器などの外側の底面。「なべの―」●人・物の後ろ。後ろのはし。最後の部分。「―から三番目」●収拾すべき事態。あと始末すべき事柄。「けんかのーを持って行く」**――が暖ま・る**《句》同じ所に長く勤めて落ち着く。また、同じ場所に長い間いる。「―・る間もない」**――が重・い**《句》「腰が重い」に同じ。**――が軽・い**《句》●(女性が)浮気である。●ふるまいが軽率である。●物事を気軽にする。**――が・来る**《句》他人のした、好ましくない物事の解決をおしつけられる。また、苦情などを持ちこまれる。**――がこそばゆ・い**《句》きまりが悪かったり、もじもじしたりして落ち着かない。「ほめられて―・い」**――が据わ・る**《句》「腰が据わる」に同じ。**――が長・い**《句》人の家で長居をするくせがある。**――が割・れる**《句》かくしている悪事が発覚する。**――に敷・く**《句》家庭内で、妻が夫よりも強い発言力・支配力を持つ。「女房の―・かれる」**――に付・く**《句》●人の後ろについて行く。●人の配下になる。●人のまねをする。**――に火が付・く**《句》物事が切迫してくる。**――に帆を掛・ける**《句》急いでにげ出す。**――の毛まで抜か・れる**《句》利用されて、財産などを徹底的にしぼり取られる。**――を上・げる**《句》「腰を上げる」に同じ。 <721> **しり・え【『後『方・『後】** [文]後ろのほう。うしろ。 **しり・おし【尻押し】** 《名・他サ》●後ろから他人のしりを押すこと。●後ろだてとなって助けること。後押し。「政府が―役を演じる」 **しり・おも【尻重】** 《名・形動》動作がにぶく、物事をなかなか始めないこと。[対]尻軽。 **しりがい【靴】** 〔鞍を安定させるために〕馬の尾のつけ根から鞍にかけるひも。 **しり・かくし【尻隠し】** 自分の悪事・あやまちなどをかくすこと。 **シリカゲル** 〔理〕水ガラスの水溶液を塩酸などの酸で中和して得られる白色の粒。乾燥剤・吸着剤などに用いる。▽Silikagel **しり・からげ【尻『絡げ】** 《名・自サ》着物の裾の後ろをまくって帯にはさむこと。尻はしょり。尻っぱしょり。 **しり・がる【尻軽】** 《名・形動》●動作がきびきびして、物事をおっくうがらずすること。[対]尻重。●言動に落ち着きがなく、軽々しいこと。●〔女性が〕浮気っぽいこと。「―女」 **じ・りき【地力】** その・人(もの)に、もともと備わっている力・能力。実力。「――を発揮する」 **じ・りき【自力】** ●自分のもっている力。自分だけの力。「―で立ち直る」[類語]独力。●〔仏〕自分の力で修行して悟りを開こうとすること。[対]他力。——こうせい【一更生】他人にたよらないで、自分の力だけで立ち直ること。 **しりきりばんてん【尻切り半纏】** 裾が腰のあたりまでの、たけの短いはんてん。 **しり・きれ【尻切れ】** ●後ろの方が切れていること。また、物事が途中で終わっていること。●「しりきれぞうり」の略。―ぞうり【―〈草履〉】●かかとの当たる部分がない短いぞうり。足半。●はき古して、かかとがすり切れたぞうり。―とんぼ【―、蜻、蛤】物事が途中でとだえて後が続かないこと。「話がーになる」 **しり・くせ【尻癖】** 大小便などをもらすくせ。 **しりーげ【尻毛】** しりに生えている毛。 **シリコーン** 珪素に炭素・水素などを化合させた有機物。低温・高温に強く、水をはじき、電気を絶縁する。[表記]シリコン。「―ゴム」▽silicone **しり・こそばゆ・い【尻、轢い】** 《形》意外なほめ方をされて、恥ずかしくていたたまれない。しりこそばい。 **しりこ・だま【尻子玉】** 肛門の口にあると想像されていた玉。[参考]古来、河童がぬくと考えられ、溺死の原因とされていた。 **しり・ごみ【『後込み・尻込み】** 《名・自サ》●顔は前に向けたまま、後ろへ少しずつ下がること。[類語]あとずさり。●あることをするのをためらうこと。躊躇。 **シリコン** ●〔理〕珪素。半導体やシリコーンの材料にする。「一樹脂」●シリコーン。▽silicon **しり・さがり【尻下がり】** ●後ろのほうが下がっていること。●語尾・文末を低く発音すること。●物事の情勢が後になるにつれて悪くなっていくこと。「―に売り上げが落ちている」[対]①~③尻上がり。 **しり・しよく【私利私欲】** 自分だけの利益や欲望で行動すること。個人の私的な利益と欲望のこと。[参考]悪い意味で使われる。 **じりじり** 《副》(「―と」の形も)●ある物・状態に向かって、ゆっくりと確実に近づいていくようす。「敵を―と追いつめる」[類語]じわじわ。じわりじわり。《自サ》しだいに心がいらだってくるようす。「―しながら知らせを待つ」●脂などが少しずつ燃えたり焼けたりするようす。また、毛・布などが焼けちぢれるようす。●〔夏の〕太陽が強く照りつけるようす。 **しり・すぼまり【尻、窄まり】** 《名・形動》●下になるにしたがって細くなっている・こと(もの)。●はじめは勢いがよく、後になるにしたがって勢いがおとろえること。=しりすぼみ。しりつぼみ。 **しりぞ・く【退く】** 《自五》●後方に行く。後ろへ下がる。「陣地から―・く」[対]進む。●身分の高い人の所から帰る。退出する。「御前を―・く」「一礼して―・く」●「ある職・社会などから〕身をひく。引退する。「政界を―・く」「第一線から―・く」●〔対象から〕距離をおく。「―・いて考える」 <722> **しりぞ・ける【退ける・『斥ける】** 《他下一》●後ろへ下がらせる。〔人を〕遠ざける。「人を―・けて二人だけで話す」●追い返す。向かってくる者を負かす。「敵軍を―・ける」「挑戦を―・ける」●相手の申し出や他の思想などをこばむ。「要求を―・ける」「楽観的な見方を―・ける」●職などをやめさせる。また、地位を下げる。「役員の地位から―・ける」 **じり・だか【じり高】** 〔経〕相場が少しずつ高くなること。[対]じり安。 **しり・だこ【尻胼胝】** サルのしりの、皮が厚く毛のない部分。 **しりつ【市立】** 市で設立・経営している・こと(もの)。「―病院」[参考]「私立」と区別するため「いちりつ」ともいう。[類語]県立。 **し・りつ【私立】** 個人や法人で設立・経営している・こと(もの)。特に、私立学校。[参考]「市立」と区別するため「わたくしりつ」ともいう。 **じ‐りつ【侍立】** 《名・自サ》〔文〕貴人のそばに従者として立つこと。おそばに立つこと。 **じ‐りつ【而立】** 〔文〕「三〇歳」の別称。「三十にして立つ〈論語・為政〉」より。 **じりつ【自律】** 《名・自サ》〔他からの支配・命令によらず」自分で自分の気持ちをおさえたり、自分の規範に従って行動したりすること。[対]他律。―しんけい【―神経】大脳から命令を受けず独自に働く神経。不随意筋の運動や腺の分泌を受けもつ。―てき【一的】《形動》〔他から強いられるのではなく〕自分で決めた規則や目標に従って適切に行動するようす。「――な学習」 **じ・りつ【自立】** 《名・自サ》他のものの力や支配を受けず、それ自身の力で物事を行ってゆくこと。「経済的にーする」[類語]独立。ーしん【―心】他からの助けや支配などを受けずに自分だけの力でやっていこうとする心。 **しり・つき【尻付き】** しりのかっこう。[表記]「付き」はかなで書くことが多い。 **じりつ‐ご【自立語】** 文法的機能上から分けた単語の二大別の一つ。それ自身で、ある概念を表し、単独で文節を構成することのできる単語。名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞の総称。[対]付属語。 **しりとり【尻取り】** 前の人の言ったことばの最後の音節をことばの最初の音節にして、次々に物の名をあげてゆく遊び。「たぬき→きつね→ねこ」とする類。 **しり・ぬ・く【知り抜く】** 《他五》〔ある物事について〕何から何まで十分に知っている。知りつくす。 **しりーぬぐい【尻拭い】** 他人の失敗・不始末のあとの処理をすること。 **しり・ぬけ【尻抜け】** ●聞くはしからすぐ忘れる・こと(人)。●物事の始末をしっかりつけない・こと(人)。●手ぬかりがあること。不備。「―の法律」 **しり・はしょり【尻『端『折り】** 《名・自サ》《「しりはしおり」の転)しりからげ。[参考]「しりっぱしょり」とも。 [評論文キーワード]自律 「自律」は、他人からの支配を受けることなく自分の決めたルールにしたがって、自分の判断で主体的かつ自発的に行動することである。例えば、「自律的に仕事に取り組む」とあるとき、上司や同僚から強制されて行うのではなく、自分の意思・判断で積極的に仕事に関わっている状態を意味する。意味の区別が難しい語に「自立」があるが、これは他人からの物質的・精神的な援助を受けることなく一人で生活したり、物を考えたり、何かを成し遂げることを指す。「精神的にも経済的にも自立する」といえば、親元を離れ自分で生活費を稼いで自活している状況を表現している。[参考]評論文キーワードの「他律」 **しり・びと【知り人】** 知っている人。知り合い。知人。〔古風な言い方] **しり・びれ【尻、鰭”臀鰭】** 魚の腹の後部、尾びれの前についているひれ。 **じり・ひん【じり貧】** ●しだいに・貧乏(悪い状態)になっていくこと。[対]どか貧。●〔経〕じり安。 **しり・め【尻目・『後目】** ●視線だけを動かして、横または後ろの方をちらっと見る・こと(見方)。●〈「・・・をに(かけて)・・・する」の形で〉・・・を(ちらっと見て)問題にせず・・・をする。「さわぐ人々をーに立ち去る」―づかい【一遣い】尻目に見ること。――に掛・ける《句》●そのものを問題にしない態度をとる。人をさげすんだり、軽視・無視の気持ちで見る。●媚をふくんだ目つきで見る。[表記]「懸ける」とも書くが、多くかな書き。 **しり・めつれつ【支離滅裂】** 《形動》ばらばらでまとまりのないようす。筋道の通らないようす。「――な話」 **しり・もち【尻餅[餅]】** 後ろに転んでしりを地にうちつけること。[コロ]「―をつく」 **じり・やす【じり安】** [経]相場が少しずつ下がること。じり貧。「A社の株はーをたどっている」[対]じり高。 **し・りゅう【支流】** ●本流にそそぐ川。また、本流から分かれ出た川。えだ川。[対]本流。●大もとのものから分かれた系統。[対]主流。 **じ・りゅう【時流】** その時代の社会一般の風潮・流行。「―に投じる」[コロ]「―に乗る」[類語]時好。 **しりょ【思慮】** 《名・他サ》注意深く考えること。また、その考え。[四字]「——分別」[類語]考慮。分別。[類義語の使い分け]「分別・思慮」 **し・りょう【史料】** 歴史の研究に使う材料。文献・遺物など。「古代史のー」 **し・りょう【思量・思料】** 《名・他サ"》〔文〕思いはかること。あれこれと考えること。[コロ]「―をめぐらす」 **しりょう【死霊】** 〔たたりをするという]死んだ人の怨霊。また、単に、死人の魂。[類語]悪霊。[対]生霊。 **し・りょう【試料】** 化学分析などの材料。サンプル。 **し・りょう【資料】** 研究・判断のもとになる材料。「研究―を集める」 **し・りょう【飼料】** 家畜に与えるえさ。 **じーりょう【寺領】** 寺院の領地。 **しりょく【死力】** 死にものぐるいで出す、激しい力。ありったけの力。必死の力。[コロ]「―をつくして闘う」 **し・りょく【視力】** 物の形を見分ける目の能力。「―が弱い」「―検査」 **し・りょく【資力】** 金銭を出資できる能力。「―にものを言わせる」[類語]財力。 **じりょく【磁力】** 磁石の二つの極が互いにしりぞけ合い、また引きつけ合う力。磁気力。「一計」「一線」 <723> **しりん【四隣】** 〔文〕●周囲の家々・人々。隣近所。●四方の国々。また、近くの国々。 **じ・りん【字林】** 〔文〕漢字を集めて、その読み方・意味などを記した書物。字書。 **じりん【辞林】** 〔文〕ことばを集めて、その意味・用法などを記した書物。辞書。辞典。 **シリング** 《名・助数》イギリスの旧貨幣単位。一シリングは一二ペンスで、ポンドの二〇分の一。一九七一年廃止。▽shilling **シリンダー** その中でピストンが往復運動を行う機関の円筒形部分。気筒。▽cylinder **しる【汁】** ●物にふくまれた液体。物からにじみ出たり、しぼり取ったりした液体。[類語]つゆ。液汁。●水分を主にし、その中に具を入れた料理。すましじる・みそしるなど。●他人の労苦や犠牲で得る利益。句「うまいーを吸う」 **し・る【知る】** 《他五》●他の存在を心にとらえる。認識する。「―・らないうちに時が過ぎた」「危険を―・る」[謙譲]存じる。存じ上げる。●心にとどめている。記憶する。「彼の幼時を―・っている」「結婚したことは―・っている」●ものの意味・内容などをさとる。理解する。[コロ]「恥を―・る」句「推して―・るべし(=当然わかるだろう)」句「子を持って―・る親の恩」句「一を聞いて十を―・る〈論語・公冶長〉」●経験する。体得する。「剣道を―・っている」「仕事の厳しさはい十分―・っている」●交わりをもつ。面識がある。「―・らない男」[表記]③~⑤は「識る」とも書く。●(下に打ち消しの語を伴って)関係する。関知する。「そんなことをして、あとで泣いてもー・らないよ」「私の―・ったことではない」―らぬが仏《句》知っていれば腹も立つが、知らないから仏のように心を動かさずにいられる。―る人ぞ知る《句》●わかってくれる人はわかってくれる。●その道では有名である。「――財界の重鎮」―る者は言わず言う者は知らず《句》物事を本当に知っている者は、その物事についてむやみに発言しないが、よく知らない者はかえって軽々しく話すものだ。言う者は知らず知る者は黙す。〈老子・五十六章〉 **シルエット** ●輪郭の内側を黒くぬりつぶした絵・画像。影絵。また、影絵の技法を用いた図案。[参考]影絵のように黒くうかんだ実景にもいう。一八世紀のフランスの財務大臣の名から。●影。影ぼうし。●洋服の立体的な輪郭。▽silhouette **しる・けんり【知る権利】** 国民が政治や行政に関する公的な情報を自由に入手できる権利。公権力に対する情報開示請求権など。 **しる・こ【汁粉】** 小豆で作ったあんをとかした汁に、餅や白玉だんごなどを入れたあまい食べ物。おしるこ。善哉。 **ジルコニウム** 〔理〕銀白色の金属元素。原子炉材・合金添加材のほか、酸化物は白色顔料や耐火材に用いる。元素記号Zr▽Zirkonium **ジルコン** 〔鉱〕柱状の結晶をした鉱物。透明または半透明で、黄色・褐色・無色など。美しいものは宝石にする。風信子鉱。▽zircon **しるし【印・『記・『標】** ●他のものと区別するための心覚えとするもの。また、その形。目じるし。「―をつける」●証拠・象徴として形に表れたもの。「友情の―」 **しるし【『徴】** 前兆。きざし。「大雪は豊年の―」 **しるし【『首・『首級】** 〔文〕〔えらい人の〕首。首級。 **しるし【験・徴】** ききめ。ききめがあったと認められる現象。「いのったーが現れる」 **じるし【印】** 《接尾》ある語の後半を略した形などにつけて)あからさまに表現するのがはばかられるとき、遠回しにそのものをさしていう語。「丸―(=お金)」 **しるしばかり【印『許り】** 《副》少しばかり。わずか。「―の品」 **しるしばんてん【印半纏】** 背や襟に屋号や紋を染めぬいた、はんてん。多く職人が用いる。はっぴ。 **しる・す【『印す・『標す】** 《他五》しるしをつける。目じるしとする。「足跡を―・す」 **しる・す【記す】** 《他五》●書きつける。記録する。●記憶にとどめる。「心に―・す」 **ジルバ** テンポの速い社交ダンスの一種。曲に合わせてはねるように踊るのが特徴。ジャイブ。 **シルバー** ●銀。●銀色。●銀製品。●《造語》「高齢者」の意を表す。「―産業」「―コーナー」▽silver ーグレー銀白色。銀ねずみ色。「――の髪」▽silver gray ーシート電車やバスに設けられた高齢者や体の不自由な人のための優先席。▽silverとseatからの和製語。 **しるべ【知る辺】** 知り合い(の人)。知人。〔古風な言い方〕「昔からの―をたよる」 **しるべ【『導・『標】** 〔文〕導くもの。手引きをするもの。「道―」 **しる・もの【汁物】** 汁を主にした料理。つゆもの。 **しる・わん【汁、椀】** 汁物を盛る器。 **ジレ** ●袖なしの胴着。チョッキ。●女性がスーツの下に着る、胸もとをかざる袖なしの衣服。▽gilet **し・れい【司令】** 《名・他サ》軍隊・艦隊をひきいてその行動を指揮する・こと(人)。「―長官」「一部」 **し・れい【指令】** 《名・他サ》〔官庁・団体などで〕上部から下部に命令・通知を出すこと。また、その命令・通知。「一室」 **じ・れい【事例】** ●〔前例となる〕事件や事実。●場合に応じた実例。ケース。「―研究」 **じ・れい【辞令】** ●人あるいは国・団体などに応対するときの・ことば・挨拶。「外交―」●官職・役職などを任免することばを書いて、本人にわたす文書。 **しれごと【『痴れ事】** 〔文〕ばかげたこと。おろかなこと。句「ーをぬかす(=ばかなことを言う)」 **し・れつ【歯列】** 歯並び。歯なみ。「一矯正」 **しーれつ【、熾烈】** 《名・形動》〔戦いなどの〕勢いが激しく盛んなこと。[コロ]「爆撃がーをきわめる」[類語]激烈 **じれったい【『焦れったい】** 《形》〔物事が思うようにならないで」いらだたしい。歯がゆい。もどかしい。 **ジレッタント** ディレッタント。▽dilettante **しれっと** 《副・自サ》〔俗]何があっても平気でいるようす。「怒られてもーしている」[類語]けろりと。けろっと。 <724> **しれ・もの【『痴れ者】** 〔文〕おろかもの。ばかもの。 **し・れる【知れる】** 《自下一》●容易にわかる。自然に察せられる。[コロ]「気心が―・れる」句「お里が―・れる」●「―・れた」の形で〉わかりきっていて言うにおよばない。たいしたことはない。「彼の実力などー・れたものだ」●他の人に知られる。「世間に―・れては困る」句「言わずと―・れた」●「―・れない」の形で〉どうなるか予測ができない。「本当かも―・れない」「あすは大雨かも―・れない」「どれほど心配したか―・れない」 **し・れる【『痴れる】** 《自下一》〔一時の間〕心をうばわれる。「酒によいー・れる」 **じ・れる【『焦れる・懊れる】** 《自下一》〔思うようにならないで」いらいらする。心がせく。「―・れて待つ」 **しれ・わた・る【知れ渡る】** 《自五》広まって世間の人々が皆知るようになる。「スキャンダルが―・る」 **し・れん【試練・試煉】** 信仰・決心の強さ、実力の程度などを厳しくためすこと。また、そのための苦難。「今がーの時だ」「ーにたえる」 **ジレンマ** ●相対する二つの事柄の間にあって、どちらとも決めかねている状態。板ばさみになって苦しんでいる状態。[コロ]「ーにおちいる」●〔論〕両刀論法。ディレンマ。▽dilemma **しろ【代】** 〔文〕●材料。もと。「薪の―」●代用。「借金の―」●代金。「翻訳の―」「飲みー」●あることをするためにとってある部分。「のりー」「縫い―」●苗代。[コロ]「―を掻く」 **しろ【城】** 昔、敵を防ぐために築いた堅固な建物。〔ひゆ的に、他人の侵入をゆるさない自分だけの領域の意にも使う」「自分のーにとじこもる」 **しろ【白】** ●雪・塩のような色。物理学的には、すべての可視光線を反射することによって目に感じられる色。白色。[参考]潔白・清浄の語感をもつ。[対]黒。●白の色をしたもの。特に、白色の碁石(を打つ人)、紅白に分けた白組など。「――(=白色の衣服)を着る」「赤勝て―勝て」●何も書き入れていないこと。また、印刷のあとがないこと。「答案を―のまま出す」●〔俗〕犯罪の容疑が晴れること。無罪。無実。「彼は―です」[対]黒。●漢字の部首「白」の称。[使い分け] **しろ・あと【城跡・城址】** 昔、城のあったあと。城址。 **しろ‐あり【白、蟻】** シロアリ目の昆虫。白色で、形はアリに似ているが別種。建築材などを食いあらす。 **しろ・あん【白、餡】** 白いんげん・白ささげなどで作った白いあん。「―入りの最中」 **しろ・い【白い】** 《形》白の色である。「雪のようにー・い肌」[類語]白っぽい。―い歯を見せ・ない《句》笑顔を見せないで、むずかしい顔つきをする。―い歯を見・せる《句》〔心を許して〕笑顔を作る。にっこり笑いかける。 **しろい・め【白い目】** 冷淡な、また、憎しみのある目つき。――で・見る《句》冷淡な態度をとる。「周囲の人々に―・見られる」 **しろい・もの【白い物】** ●雪。「―が落ちてきた」●しらが。「頭に―がまじる」●おしろい。 **しろう【「屍、蠟】** 死体現象の一つ。死体が腐敗しないで原形を保ち、蠟のように変化したもの。長く水中や水分の多い地中に置かれたときなどになる。 **じろう【痔、瘻】** 痔の一種。肛門の付近に穴があいて膿が出る、悪性の病気。あなじ。 **じろう【耳漏】** 中耳炎や外耳にできたできものなどのために、耳から膿が出てくる症状。みみだれ。 **しろうお【『素魚】** ハゼ科の魚。体は細長く円筒状。淡黄色でうろこがなく、腹部に赤い斑点がある。春、小石の多い川口をさかのぼり産卵する。食用。 **しろうと【〈素人〉】** ●〔その物事に〕経験の少ない人。また、専門家でない人。●〔ホステスや芸者などを玄人というのに対して〕一般の人。[対]玄人。―くさ・い【一臭い】《形》いかにもしろうとらしい感じだ。「―・い演技」―ばなれ【―離れ】《名・自サ》専門家ではないのに(技術・知識などが)専門家のようであること。「―した文章」―め【一目】専門家でない者が見た場合の評価・判定。「―にはよく見える」 **しろ・うま【白馬】** ●毛の色の白い馬。白馬。[参考]青馬。「にごり酒」の別称。どぶろく。 **しろうり【白、瓜】** ウリ科のつる性一年草。果実は緑白色の長球形で、食用。漬け物などにする。 **しろ・おび【白帯】** 柔道や空手で、段位のない人がしめる白い帯。また、その人。[対]黒帯。 **しろ・かき【代掻き】** 田植えの前などに田の土をすき起こし、水を入れて土の面を平らにならすこと。 **しろ・かげ【白鹿毛】** 馬の毛色の一つ。全体が薄茶色で、四肢に白毛がまじっているもの。 **しろ・がすり【白、絣・白『飛『白】** 白地に紺・黒などのかすりを表した模様。また、その織物。 **しろがね【『銀】** (「白金(=白い金属)」の意。古くは「しろかね」)〔文〕●銀。また、銀貨。[類語]あかがね(=銅)。くろがね(=鉄)。こがね(=黄金)。●銀色。 **しろく【四緑】** 九星の一つ。木星にあたり、方位は南東。 **しろくじ・ちゅう【四六時中】** 《名・副》二四時間中。一日中。いつも。つねに。「―忘れることがない」[参考]「四六二四」の算式から。昔の「二六時中」にならった新しい言い方。二六時中。 **しろく・ばん【四六判】** 書物の大きさの一つ。縦六寸(約一八・二)、横四寸(約一二・一)。現在のB6判に近い。 **しろく・ぶん【四六文】** 漢文の文体の一つ。四字または六字の句を基本とし、対句を多用する華麗な文章。四六駢儷体。駢儷体。四六。 **しろくま【白熊】** クマ科の動物「ホッキョクグマ」の別称。大形で、全身が白い。魚やアザラシなどを捕食する。 **しろくろ【白黒】** ●(白と黒の意から)●物事の善悪。無罪か有罪か。「―をつける」[対]黒白。●写真・映画などで、色彩のついていないもの。モノクロ。モノクローム。●「目を―させる」の形で〉おどろいたり苦しんだりして、目玉をきょろきょろ動かす。 **しろ・こ【白子】** しらこ。 **しろ・ざけ【白酒】** 蒸した餅米にみりんなどを加え、すりつぶした、どろりとしたあまい酒。ひな祭りに供える。 **しろ・ざとう【白砂糖】** 精製した白い砂糖。[対]黒砂糖。 **しろ‐じ【白地】** 〔紙や布などの〕地の白い・こと(もの)。 <725> **しろ・した【白下】** 白砂糖に精製する前の、茶色っぽい半流動体のもの。[参考]白砂糖の下地の意。 **しろ・しょうぞく【白装束】** まっ白な(和風の)服装。「―に身をかためる」[参考]切腹するときなどに、身を清めるために用いた。[対]黒装束。 **しろ・じろ【白白】** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)きわだって白いようす。まっ白いようす。「―した顔」 **じろじろ** 《副》(「―と」の形も)無遠慮に人の顔などを見るようす。「人の身なりを―と見る」 **しろ・ずみ【白炭】** ●かたく焼いた木炭。火力は弱いが火もちはよい。堅炭。白炭。[参考]表面が白く見えるところから。●石灰などで白く色をつけた枝炭。茶の湯に使う。 **しろ・そこひ【白『内『障】** はくないしょう。 **しろ・た【白田】** ●《「畠」の字を「白」と「田」に分けた語)畠。●雪のある冬期の田。[参考]→青田・黒田。 **しろたえ【白『妙・白栲】** 〔古〕●カジノキなどの繊維で織った白い布。●白いこと。白い色。 **しろたえ・の【白『妙の・白栲の】** 《枕》「ころも」「たもと」「そで」「たすき」「ひも」「ひれ」「おび」「くも」「ゆき」などにかかる。 **しろ・タク【白タク】** 〔俗〕白ナンバーの乗用車で無許可のタクシー業をする・車(営業行為)。 **しろ・ぢょうちん【白『提灯】** 白張り提灯。 **シロップ** ●こい砂糖水。●果汁に砂糖・香料を加えた液体。清涼飲料・アイスクリーム・カクテルなどに用いる。▽siroop<英syrup **しろ・つ・ぽ・い【白っぽい】** 《形》●白みがかっているようすだ。「―・い服装」●しろうとくさい。「―・い芸」 **しろ・つめくさ【白詰草】** 「クローバー」に同じ。 **しろ・ながすくじら【白長須鯨】** ナガスクジラ科の動物。全動物中最大で、体長約三〇M、体重一五〇t以上。 **しろ・なまず【白癜】** 色素が欠乏して皮膚に白い円形の斑紋が広がる病気。白斑。白肌。 **しろ・ナンバー【白ナンバー】** (白地のナンバープレートの意から)自家用車の俗称。また、特に、自家用車で違法の営業行為を行うもの。 **しろ・ぬき【白抜き】** 〔染色や印刷などで〕文字・しるしなどをきわ立たせるため、その部分だけ地色にせずに白く残すこと。また、白く残ったもの。 **しろ・ねずみ【白、鼠】** ●毛色の白いネズミ。ドブネズミ・ハツカネズミの白変種。●主家に忠実で、繁栄をもたらす雇い人、特に番頭。[対]黒ねずみ。 **しろ・バイ【白バイ】** 交通取り締まりにあたる警察官が使用する、白塗りのオートバイの通称。 **しろ・はた【白旗】** しらはた。 **しろ・ば・む【白ばむ】** 《自五》●白い色を帯びる。白っぽくなる。●夜が明けかかる。「空が―・む」 **しろ・ぶどうしゅ【白、葡萄酒】** 透明に近い淡黄色のぶどう酒。おもに黄・緑・薄紫色のブドウから作る。魚や貝の料理に合うとされる。白ワイン。 **しろ・へび【白蛇】** 白色のヘビ。特に、アオダイショウの白色化したもの。山口県岩国地方に生息するものは天然記念物。 **しろ・へん【白偏】** 漢字の部首「白」の称。白偏。 **しろ・ぼし【白星】** ●中をぬりつぶしていない、星または丸形の図形(☆○)。●大相撲の星取り表で「勝ち」を表す図形(○)。転じて、相撲に勝つこと。勝ち星。[参考]「成功」「手柄」の意でも広く用いる。①②黒星。――をあ・げる《句》(試合に)勝つ。 **シロホン** 木琴。▽xylophone **しろ・み【白身】** ●〔食用の〕肉の白い部分。特に、魚の白い肉。[対]赤身。●卵の白い部分。卵白。[対]黄身。●材木の木質の白い部分。しらた。 **しろ・みず【白水】** 米をといで白くにごった水。 **しろ・みそ【白味噌】** 米こうじと白豆で作った黄白色のみそ。塩分が少なくあまい。[類語]赤みそ。 **しろ・みつ【白蜜】** ●白砂糖をにつめた液体。[対]黒蜜。●〔黒砂糖の蜜に対して〕「蜂蜜」の別称。 **しろ・むく【白無垢】** 上着も下着も白だけの衣服。 **しろ・め【白目・白『眼】** ●眼球の白い部分。●白目①を出した冷たい目つき。白い目。[コロ]「―を刻む」―で見・る《句》悪意のある見方をする。 **しろめ【白、鑞】** 「はんだ」に同じ。 **しろ・もの【代物】** 〔俗]物。または、人。「とんだーをつかまされた」「彼の兄貴は、大したーだ」[参考]その物・人を高くまたは低く評価した言い方。 **じろり** 《副》《多く「―と」の形で)目を動かしてにらむように見るようす。気味の悪い目つきで見るようす。 **しろ・ワイン【白ワイン】** 白葡萄でつくった白い色の酒。 **し・ろん【史論】** 歴史についての評論・理論。 **しろん【私論】** 自分だけの個人的な意見・評論。 **しろん【至論】** 〔文〕至極もっともな議論。だれも反対できないような論。 **しろん【詩論】** 詩についての評論。また、詩の本質・作法などについての理論。 **しろん【試論】** 試みに述べた論説・評論。 **じろん【持論】** 〔ある事に関して〕その人がいつも主張する意見・説。持説。「―を披露する」[類語]所論。[注意]「自論」は誤り。 **じろん【時論】** 〔文〕●時事に関する議論。●その当時の世論。 **しわ【史話】** 歴史上の事実・逸話などについての話。 **しわ【皺・皺】** 皮膚・布・紙などの表面にできた、細かい筋目。「―をのばす」「眉間にーをよせる」 **しわ・い【吝い・嗇い】** 《形》けちである。しみったれている。〔古風な言い方〕 **しわ・が・れる【嗄れる】** 《自下一》声がかすれる。声がかれる。しゃがれる。 **しわ・くちゃ【、皺くちゃ】** 《形動》しわだらけなようす。一面にしわがよっているようす。「紙がーになる」 **し・わけ【仕分け・仕訳】** 《名・他サ》〔品物・物事などを〕分類・区別すること。●簿記上の取り引きを貸し方と借り方に分けて、それぞれの勘定科目を決めて記入すること。「一帳」[表記]②は「仕訳」と書く。 **しわ・ける【仕分ける】** 《地下一》品物などを種類・用途に応じて分ける。区分する。 **しわざ【仕業】** 結果から見た行為。したこと。所業。[ふつう、よくないことに言う]「だれのーだ」 **じわじわ** 《副》《「ーと」の形も)●物事がゆっくりとしだいに進むようす。「―と敵の陣地にせまる」[類語]じりじり。●液体がゆっくりと・しみ込む(にじみ出る)ようす。「水がーとしみ込む」 **しわす【〈師走〉】** 陰暦一二月の別称。極月。 <726> **しわのばし【「皺伸ばし】**●しわをのばすこと。●〔高齢者の〕気晴らし。「―に温泉に出かける」 **しわ・ばら【「皺腹】**しわのよった腹。〔高齢者が自分の腹について言う〕「ーを切ってわびる」 **しわ・ぶき【「咳】**[しわ]〔文〕せき。せきばらい。 **しわ・ほう【指話法】**聴覚障害者の対話法の一つ。あらかじめ決められた指の形によって意思の伝達をはかるもの。 **しわ・ほう【視話法】**音声を目に見える形に図式化し、(言語障害者に)発音法を習得させる方法。 **しわ・む【皺む】**《自五》しわがよる。[文]《四》。 **しわ・よせ【、皺寄せ】**(一部分にしわをよせる意から)物事を無理にしたために生じた矛盾や不利を、他におしつけること。「国民に―がくる」 **じ・わり【地割り】**《名・自他サ》〔境界・区分などを決めて〕土地をわりふること。地所の区画。 **じわりじわり**《副》《「―と」の形も》ゆっくりと休みなく行われるようす。「―と攻め立てる」[類語]じりじり。 **じわり**《副》《多く「―と」の形で》物事がゆっくりと進むようす。「―と圧力をかける」 **しわ・る【撓る】**《自五》〔重さなどのために〕たわむ。しなう。「雪で枝が―・る」[文]《四》。 **じ・われ【地割れ】**《名・自サ》地震・日照りなどのため、地面に割れ目ができること。また、その割れ目。 **しわん・ぼう【「吝ん坊】**ひどく物惜しみをする人。[参考]古風な言い方。[類語]けちんぼう。しみったれ。にぎりや。 **しん【信】**■《名》〔文〕●うそのないこと。まこと。「―を示す」●信頼すること。信用。[コロ]「―のおける人」③信仰(の心)。信心。「―を起こす」■《助数》特定の発信人からの通信の着順を表す。「南極からの第一―」 **しん【寝】**〔文〕ねること。ねむり。[コロ]「―に就く」 **しん【心】**●こころ。精神。「―・技・体」②人を精神の内奥において支えると思われるもの。また、心の底。「―の強い人」「ーから愛する」③ものの根本・中心。[表記]③は「芯」とも書く。芯。――が疲・れる《句》体の奥底に疲労がたまる。特に、精神・神経がつかれる。 **しん【新】**■《名》●新しい・こと(もの)。「ーを好む」●「新暦」の略。「―の正月」[対]②旧。■《接頭》「新しい」の意。「――時代」「一幹線」 **しん【真】**●〔文〕いつわりやまちがいがないこと。真実。[対]偽{ぎ}。●〈「―の・・・」の形で〉本当の意味(での)。〔連体詞的に使う〕「―の友人」●〔論〕ある命題が真理であること。[対]偽{ぎ}。●漢字の書き方の一つ。字体をくずさない書き方。楷書{かいしょ}。「――で書く」――に迫・る《句》表現されたものが、現実のものと全く同じであると感じさせる。また、表現のしかたに真心がこもっていて説得力がある。「―・った演技」 **しん【神】**●かみ。〔ふつう単独では使わない〕「人格―」「守護―」●〔文〕精神。心。――に入・る《句》技術などが非常にすぐれて、人間業とは思えない境地に達する。「技芸―・る」 **しん【臣】**■《名》●主君に仕える者。家来。[対]君。●漢字の部首の一つ。「臨」「臥」などの「臣」の称。■《代名》〔古〕臣下が主君・天皇に対して使う自称。 **しん【芯】**●(「芯」は「とうしんぐさ」の意。その茎の髄{ずい}を灯心としたことから)ランプ・ろうそく・石油ストーブなどの、火をつける糸の部分。[表記]慣用により「心」とも書く。●物の中心。●物の中心にある固い部分。「リンゴのー」「鉛筆の―」●形を整えるために、帯・襟などに入れる布。「帯―」●体の中心部。「体の―まであたたまる」[表記]②は別語であった「心」と「芯」が一語化したもので、「心」とも書くが、「芯」が優勢。 **じん【仁】**●儒教で、慈愛の心をもとにして自己を完成する最高の徳。●他を思いやり、いつくしむ心。③「人」の敬称。かた。御仁{ごじん}。「物のわかったーだ」④果実の核の内部。仁心。 **じん【刃】**〔文〕やいば。はもの。 **じん【尽】**〔文〕みそか。月末。尽日{じんじつ}。「四月―」 **じん【陣】**■《名》●軍隊が集結している所。陣地。陣営。[コロ]「ーをはる」●戦闘のために兵士を配置すること。また、その配置。「―をたて直す」●戦い。いくさ。〔古風な言い方〕「大坂冬の―」[類語]合戦。■《接尾》ある共通した行動を行う人々の意。「第一―が出発する」「報道―」「教授―」 **ジン**洋酒の一種。大麦・ライ麦などの穀類を発酵させ、ネズの実で香りをつけた蒸留酒。無色で透明。▽gin **しん・あい【親愛】**《名・形動》人を愛し、親しみを感じること。また、その気持ち。「――の情」 **じん・あい【仁愛】**〔文〕思いやりやなさけをもって人を愛すること。また、その心。[類語]仁慈。慈悲。 **じん・あい【塵、埃】**〔文〕●ほこり。ちり。[類語]塵芥{ちりあくた}。●〔俗世間的な〕汚れ。また、よごれたもの。[コロ]「都会の―にまみれる」 **しん・あん【新案】**新しい工夫・思いつき。「―特許」 **しん・い【深意】**〔文〕〔内部にふくまれた〕深い意味。 **しんい【真意】**本当の気持ち。本心。また、物事の真実の意味。[コロ]「ーを探る」[コロ]「ーをつかむ」 **しん・い【瞋恚】**〔文〕●激しい怒り。[句]「一の炎を燃やす」●[仏]十悪または三毒の一つ。自分の心に逆らうものを激しくにくみ怒ること。=瞋恚{しんに}。 **しん・い【神威】**神の威力・威光。 **しん・い【神意】**〔ある事に対する〕神の意志。神の心。「―にしたがう」[類語]天意。神慮。 **じん【親】**〔文〕●親しいこと。[対]疎{そ}。●[親子・兄弟など〕血のつながりのある人。身内。みより。――は泣き寄り他人は食い寄り《句》不幸が起こると、身内の者は悲しみのために集まるが、他人は出されるごちそうを食べるために集まる。 **じん【識】**〔文〕(未来記の意)未来の吉凶・禍福を知らせることば。予言。 **じん【人】**■《名》評点や書物の内容の分類などで天・地・人の三段階に分けたときの、第三。[対]天·地。■《接尾》「・・・出身の人」「・・・(の分野)に属す人」「・・・をもつ人」などの意。「東北―」「映画——―」「常識」 **じん・い【人為】**●人間の力ですること。●〔自然の状態・変化などに〕人間の力を加えること。「―淘汰」[類語]人工。**―てき【一的】**《形動》自然のままではなく人間の力が加わるようす。また、自然のなりゆきではなく人間がかかわって行われるようす。「―な造形」「株価をーに操作する」「―ミス」 **しん・いき【神域】**神社の(神聖な)境内{けいだい}。また、神聖な領域。「―をけがす」 **しん・いき【震域】**地震のときに震動した地域。 **しんいり【新入り】**ある仲間に新しくはいること。また、その人。新参。新顔。 <727> [類語]新米。新顔。新人。 **\*しん・いん【心因】** 心理的なことによる原因。精神的な原因。 **―せい【―性】** 身体的な疾患や精神異常などの原因が、一時{いっとき}の精神的なことによるものであること。「―の病気」 **\*しん・いん【真因】** 〔事件などの〕本当の原因。 **\*しん・いん【神韻】** 詩文などの芸術作品がいいようがなくすぐれていて、神の技かと思われるような趣。 **じん・いん【人員】** 〔ある団体・集団などを構成する〕人々。また、その数。「――を点呼する」「一整理」 **しんいん・ひょうびょう【神韻縹渺】** 《形動》〔文〕芸術作品などに、たとえようもないほど深い趣が感じられるようす。 **じん・う【腎盂】** 腎臓の中にある袋状のもの。腎臓から排泄{はいせつ}される尿を集め、輸尿管を通して膀胱{ぼうこう}へ送る。「一炎」 **しん・うち【真打ち・心打ち】** 落語・講談などの寄席で最後に演じる芸のすぐれた人。また、その資格。 **しん・うん【進運】** 〔文〕〔世の中の〕進歩・発達・向上に向かうなりゆき。「時勢の―」「技術の―」 **\*しん・えい【新鋭】** 新しく現れてきて、勢いが強く力がある・こと(存在)。新進気鋭。「期待のー」「ーチーム」 **\*しん・えい【真影】** その人の実物そのままの絵姿。また、その人の写真。[参考]御真影{ごしんえい}。 **\*しん・えい【親衛】** 国王・元首などの身辺を守ること。「一隊」 **\*じん・えい【人影】** 〔文〕人の姿・形。人影{ひとがげ}。 **\*じん・えい【陣営】** ●戦線で、軍隊が攻撃・守備の態勢をとって集まっている所。軍営。陣。[コロ]「――をたて直す」[類語]陣地。●〔反対勢力などに対して〕結束している、階級・党派などの集まり。「革新―」 **しん・えつ【親閲】** 《名・他サ》〔文〕〔国王・元首などが〕みずから検閲・閲兵すること。 **\*しん・えん【心猿】** 〔文〕人間の欲望などがおさえにくいことを、わめきさわぐ猿にたとえたことば。[四字]「意馬―」 **\*しん・えん【神苑】** 神社の境内。また、神社に付属している庭園。 **\*しん・えん【深淵】** 〔文〕●深いふち。●〔深い精神の内奥にたとえる〕「虚無の―」「悲しみのー」 **―に臨むが如し** 《句》〔一歩まちがえばとり返しがつかないような〕きわめて危険な立場にあるたとえ。 **\*しん・えん【深遠】** 《名・形動》奥深くてはかり知れないこと。[類語]深奥{しんおう}。「――な思想」 **\*じん・えん【人煙】** 〔文〕人家から立ちのぼる炊事のけむり。〔人家・人里からはなれた所であることを表すのに用いる〕「―まれなる森林地帯」 **\*じん・えん【腎炎】** 腎臓の糸球体に起こる炎症。浮腫{ふしゅ}・たんぱく尿・血尿・高血圧などの症状を特徴とする。腎臓炎。 **\*しん・おう【心奥】** 〔文〕心の奥(にある考え・気持ち)。「わが―を明かす」[類語]心底{しんそこ}。 **\*しん・おう【深奥】** 〔文〕●《名・形動》「深遠{しんえん}」に同じ。●奥深い所。奥底。「心の――に秘める」 **しん・おう【震央】** 震源の真上にあたる地点。 **じん・おく【人屋】** 〔文〕人の住んでいる家。人家。 **\*しん‐おん【唇音】** くちびるで調音される音。両唇音(p, b, m, w)と歯唇音(f, v)がある。 **\*しん・おん【心音】** 心臓が伸縮するたびに起こる音。鼓動{こどう}の音。 **\*しん・か【心火】** 〔文〕心の底から激しくわきあがってくる、怒り・嫉妬{しっと}・憎しみなどの感情。 **\*しん・か【深化】** 《名・自他サ》●〔理解などが〕深くなること。また、深めること。「内容を―させる」●深刻になること。深刻化。「労使の対立が―する」 **\*しん・か【真価】** 本当のねうち。[コロ]「―が問われる」[コロ]「ーを発揮する」[類語]真骨頂{しんこっちょう}。 **\*しん・か【神化】** 〔文〕《名・自他サ》神になること。神にすること。特に、神と見なしてあがめること。 **\*しん・か【神火】** 〔文〕●〔神域などでたく〕けがれのない火。神聖な火。●不思議な火。鬼火{おにび}。 **\*しん・か【臣下】** 天子・君主に仕える人。臣{おみ}。 **しん・か【進化】** 《名・自サ》●生物が長い年月の間に少しずつ変化して、より複雑・高等なものになってゆくこと。●物事が、よりすぐれたものに発展すること。「技術のー」[類語]進歩。[対]①②退化。 **―ろん【―論】** 生物はすべて下等なものから進化して現在の形態になったとする学説。ダーウィンによって発表された。 **じん・か【人家】** 〔生活するために〕人が住む家。人家{じんか}。 **シンカー** 野球で、投手の投げる変化球の一種。打者の近くで急にしずむように落ちるたま。▽sinker **シンガー** 歌手。「ジャズー」 ▽singer **ー・ソングライター** 自分で作詞・作曲したポピュラー曲を歌う人。▽singer-songwriter **\*しん・かい【新開】** 〔人が住んだり、農耕地にしたりするために〕あれた土地を新しく切り開くこと。 **―ち【―地】** ●新しく切り開いた土地。●新しく開けて市街となった地域。 **しん・かい【深海】** ●海の深い所。深い海。●[地]二○○㍍以上の深さのある海。「―魚」[対]②浅海{せんかい}。 **\*しん・がい【侵害】** 《名・他サ》他人の権利・領域などをおかして害を与えること。「領土を―する」「人権―」 **\*しん・がい【震撼】** 《名・自サ》〔文〕〔多くの人が〕おどろきふるえあがること。「国中を―させる」[類語]震撼{しんかん}。 **\*しん・がい【心外】** 《形動》予想もしないことなので、裏切られたような気持ちになるようす。また、残念に思うようす。「そんなことを言われては―だ」 **\*じん・かい【人海】** 多くの人の集まり。 **―せんじゅつ【―戦術】** 多くの人間をくり出し、人数で敵を圧倒しようとする戦術。転じて、大勢の人間を動員して物事にあたらせる方法。 **\*じん・かい【人界】** 〔文〕人間の住む世界。[対]天界。 **\*じん・かい【塵界】** 〔文〕けがれたこの世。俗界。[コロ]「―をはなれる」 **\*じん・かい【塵芥】** 〔文〕ごみ。ちり。あくた。「―を焼却する」[類語]塵埃{じんあい}。 **じん・がい【人外】** 〔文〕人の住む世界の外。「一境(=人が住まない所)」 **\*じん・がい【塵外】** 〔文〕俗世間のけがれやわずらわしさなどをはなれた所。「―の地に遊ぶ」 **しん・がお【新顔】** 新しくその社会に現れた人。新しく仲間にはいった人。〔新しく出現したものの意にも使う〕「―の医薬品」[類語]新入り。新人。[対]古顔。 **しん・かき【真書き】** 穂先の細い小筆。楷書{かいしょ}の細字を書くときに使う。 **しん・かく【神格】** 神としての資格・地位。「―をもつ」 <728> ごーか【神化】** 《名・他サ》神ではないものに神としての地位を与えること。また、神と同様に尊く犯しがたいものとして扱うこと。「国王をーする」「自然物のー」 **しん・がく【心学】** ●心を正しくし、身を修める学問。おもに朱子学・陽明学をさす。●江戸時代の中期から末期にかけて、庶民の間に行われた道徳教育。儒教・仏教・神道の教えを融和し、平易なことばで実践をといた。石門心学。[参考]石田梅岩が始めた。 **しんがく【神学】** キリスト教で、神と神事とに関する学問。特に、教理や信仰に関して体系的・歴史的・実践的に研究する学問。 **しんがく【進学】** 《名・自サ》上級の学校に進むこと。「ー指導」 **じん・かく【人格】** ●ひとりの人間としての価値をもつ独立した存在。また、その人間性。ひとがら。●[心]個人の多様な特性を、統一してもつ存在。個性。●[法]法律上の行為をなしうる主体。 **じんかくーか【人格化】** 《名・サ》人間以外のものを、仮に意思ある人間とみなすこと。[類語]擬人化。 **じんかくーけん【人格権】** 人の生命・身体・自由・名誉・肖像・信用など、権利者としての個人から切りはなすことのできない利益を保護される権利の総称。 **じんかくーしゃ【人格者】** 常識をもち、道徳をわきまえ、多くの人の模範とされるりっぱな人。 **じんかくーしょうがい【人格障害】** 思考や行動にかたよりや異常があって、社会生活に支障をきたす障害。パーソナリティー障害。 **じん・がさ【陣『笠】** ●戦国時代、足軽など下級の武士が、戦場でかぶとの代わりにかぶったかさ。●「陣笠連」の略。 **じんがさーれん【陣笠連】** ●陣がさをかぶるような下級の武士。雑兵。●幹部でない者。下っぱ。特に、そのような代議士。 **しん・がた【新型】** 今までの物とちがった新しい型。ニュータイプ。「ーの電車」[類語]新式。 **しん・がっこう【神学校】** キリスト教で、神学を教えて伝道者を養成する学校。 **しん・かなづかい【新『仮名』遣い】** 「現代仮名遣い」に同じ。[対]旧仮名遣い。 **じん・がね【陣鐘】** 昔、陣中でいろいろな合図のために打ち鳴らした鐘。どら、または半鐘を用いた。 **しん・かぶ【新株】** 株式会社が増資するとき、新しく発行する株式。子株。[対]旧株。 **しん・から【心から】** 《副》心の底から。本心から。「ー残念に思う」 **しん・がら【新柄】** 新しく作られた柄。「ーの着物」 **しん・がり【『殿】** 《「後駆{しりがり}」の音便》●軍隊が退却するとき、最後尾にいて追ってくる敵を防ぐ・こと(部隊)。●[列・順番などの]いちばんあと。「ーにひかえる」 **しん・かん【信管】** 弾丸・爆弾などの火薬に点火して爆発させるため、弾頭や弾底につける装置。 **しん・かん【宸翰】** [文]天皇がみずから書いた文書。[類語]宸筆。 **しん・かん【心肝】** [文](心臓と肝臓の意から)こころ。また、心の底。[コロ]「ーに徹する」[類語]心胆。 **しんかん【新刊】** [書物を]新しく発行すること。また、その書物。新版。新本。「ー案内」 **しん・かん【新館】** もとの建物とは別に新しく建てた建物。[対]旧館。 **しん・かん【新患】** ●新しく発病した患者。新患者。●その病院に新しく・来た(入院した)患者。 **しん・かん【神官】** 神社で、神に仕え神を祭る職(の人)。神主。[類語]神職。 **しん・かん【震撼】** 《名・自他サ》ふるえ動くこと。ふるえ動かすこと。また、人々をおそれおどろかすこと。「世界をーさせたクーデター」[類語]震駭。 **しん・かん【森閑・深閑】** 《形動》[人けがなく]あたりがひっそりと静まりかえっているようす。「ーとした館内」 **しん・がん【心眼】** 物事の本質を見分ける力をもつ心を、目に見立てた語。心の目。「ーを開いて見よ」 **しん・がん【心願】** [神仏に対して]心の中で願を立てること。また、心の中で真剣に願うこと。 **しん・がん【真贋】** 本物と、にせもの。「ーの区別」 **じん・かん【人間】** 人の住む世界。世間。 > ー到る処{ところ}に青山{せいざん}有り 《句》人間はどこで死んでも骨をうめる所はある。故郷を出て大いに活躍すべきであるということ。[参考]幕末の僧、月性{げっしょう}の詩から。「にんげん到る処・・・」とも言う。 **しんき【心悸】** 心臓の鼓動。 **しんきーこうしん【心悸亢進】** 心臓の鼓動が平常より激しく感じられる症状。 **しん・き【心機】** 心の働き。心の動き。「ーを静める」 **しんき【新奇】** 《名・形動》新しくて目先が変わっていること。[コロ]「ーをてらう」[対]陳腐。 **しん・き【心気】** [文]気持ちのありかた。心持ち。「ー充実」 **しん・き【新禧】** [文]新年のよろこび。新年の祝い。[四字]「恭賀ー」 **しん・き【新規】** ●《名・形動》今までのものとは別に、新しく物事をすること。「ーに契約する」●〈「ごー」の形で〉[飲食店で]新しい客・注文のこと。「ごーで熱燗一本」 **しんきーまきなおし【新規蒔き直し】** [今までのことはなかったものとして]最初から新しくやりなおすこと。[注意]「新規巻き直し」は誤り。 **しんき【神気】** [文]●万物のもとになる気。●精神。気力。「ー充実」●すぐれたおもむき。「ーがただよう」 **しん・き【辛気】** 《名・形動》何か気になることがあって心が晴れ晴れしないこと。歯がゆくじれったいこと。 **しんきーくさ・い【辛気臭い】** 《形》じれったくてやりきれない。いらだたしい。[おもに関西で使う] **しん・ぎ【審議】** 《名・他サ》提出された案を会議にかけて検討し、その可否を相談すること。「ーを重ねる」 **しん・ぎ【心技】** 精神力と技術。[四字]「ー一体」 **しん・ぎ【心木】** ●車の中心となる棒。心棒。●ある物事の中心となるもの。 **しん・ぎ【信義】** 約束した事を必ず守り、人としてのつとめを忠実に果たす・こと(心)。[コロ]「ーに厚い人柄」 **しん・ぎ【『清規】** 《清浄な規則の意》[禅宗で]僧侶の行うべき、日常の動作・作法についての規則。 **しん・ぎ【真偽】** 本当かうそか、また、正しいかまちがいかということ。「ーのほどはわからない」[類語]虚実。真否。実否。 **しん・ぎ【真義】** [文]本当の意義。「人生の一」 **しん・ぎ【神技】** 人間とは思えないほど、あざやかなわざ。きわだった腕前。神業。 **じん・き【人気】** その地方一帯の気風・気質。にんき。 **じんぎ【仁義】** ●儒教で、教えの中心となる仁と義。●人として行うべき道徳。転じて、礼儀上すべきこと。義理。[コロ]「ーにもとる」●やくざ仲間などの、特殊な形式・作法をそなえた初対面の挨拶。[コロ]「ーをきる」 <729> **る」** ●やくざ仲間などの社会に特有の道徳・おきて。「渡世の―」[参考]③④は「辞儀」の転といわれる。 **\*じん・ぎ【神器】** 神から授けられた宝物。特に、三種の神器。 **\*じん・ぎ【神祇】** 〔文〕天の神と地の神。天神地祇{てんじんちぎ}。「一官」 **しんき・いってん【心機一転】** 《名・自サ》ある事をきっかけとして、気持ちがすっかりよい方向に変わること。[注意]「心気一転」は誤り。 **しん・きげん【新紀元】** 新しい時代の始め。 **―を開・く** 《句》画期的なことをなしとげる。[類語]画する。 **しん・きじく【新機軸】** それまでのものと異なる新しい工夫。新しい方法。「機構の改正にーを打ち出す」 **ジンギスカン・りょうり【ジンギスカン料理】** 薄切りにした羊肉や野菜をたれにつけ、兜{かぶと}を伏せたような形の鉄鍋や鉄板で焼きながら食べる料理。ジンギスカン鍋。[表記]ジンギスカンは「成吉思汗」と当てる。 **\*しん・きゅう【新旧】** ●新しいものと古いもの。「―勢力の対立」●新暦と旧暦。 **\*しん・きゅう【進級】** 《名・自サ》等級・学年などが上の級に進むこと。「三年に―する」 **\*しん・きゅう【鍼灸・針灸】** はりときゅう。「―術」 **しん・きょ【新居】** ●新しく建てた住居。[類語]新宅。[対]旧居。●〔結婚して〕新しく住む家。[コロ]「ーを構える」 **じん・きょ【腎虚】** 漢方の病名。過度の性行為により、男子の体が衰弱して精力・根気がなくなる状態。 **\*しん・きょう【信教】** ある宗教を信仰すること。「―の自由」[類語]信心。信仰。 **\*しん・きょう【心境】** (そのときの)心の状態。気持ち。「―の変化をきたす」「現在の―を語る」 **\*しん・きょう【新教】** 「プロテスタント」の通称。「―徒」[対]旧教。 **\*しん・きょう【神橋】** 神社の境内や神殿にかけた橋。 **しん・きょう【神鏡】** ●三種の神器の一つ。八咫鏡{やたのかがみ}。●神社で御神体の前にかけておく鏡。●神霊として祭る鏡。 **しん・きょう【進境】** 〔技術・知識などの〕進歩した程度。上達のぐあい。[コロ]「ーがいちじるしい」 **しん・ぎょう‐そう【真行草】** ●漢字の書体で、真書(楷書)・行書・草書。●絵画・いけ花・俳諧{はいかい}の形式。真は正格、草はくずした風雅、行はその中間。 **しん・きょく【新曲】** 新しく作った歌曲・楽曲。 **しん・きろう【蜃気楼】** 空気の密度のちがいによって、光線が異常に屈折し、そこに実際にはない物があるように見える現象。蜃楼{しんろう}。海市{かいし}。空中楼閣。[語源]昔、蜃{みずち}がはく気によって生じると考えられたことから。 **\*しん・きん【宸襟】** 〔文〕天子の心。[コロ]「―を悩ます」 **\*しん・きん【心筋】** 心臓のかべを作っている筋肉。「―梗塞{こうそく}」 **\*しん・きん【親近】** ●《名・自サ》〔文〕身近な者として近づき親しくすること。[類語]懇意。●そば近くに仕える臣下。●身より。近親。 **―かん【―感】** 親しみ、近づきたいと思う気持ち。「―を抱く」 **しん・ぎん【呻吟】** 《名・自サ》〔文〕苦しくてうめくこと。また、なやみ苦しむこと。「病苦に―する」 **\*しん‐く【深紅・真紅】** 濃いべに色。まっか。 **\*しん‐く【辛苦】** 《名・自サ》〔文〕つらいことや難儀なことにあって苦しむこと。[類語]苦辛。[四字]「艱難{かんなん}―」 **しん・ぐ【寝具】** ねるときに使う用具。布団・まくら・寝巻きの類。夜具。 **じん‐く【甚句】** 民謡の一つ。七・七・七・五の四句からなる。米山{よねやま}甚句・越後{えちご}甚句などが有名。 **しん‐く‐い【身口意】** [仏]日常生活の基本である、身(=すべての行動)・口(=言語)・意(=精神)。 **しん・くう【真空】** ●[理]気体などの物質が全く存在しない空間。●[仏]この世の実相は空であるということ。●作用・活動などが全く停止したり、他の勢力の全くおよばなかったりする状態。からっぽの状態。「一地帯」 **―かん【―管】** [理]真空にしたガラス管などの中にいくつかの電極を入れたもの。整流・検波・増幅などの作用があり電気機器に利用される。 **―ポンプ** 容器内の気体を吸い出して真空度を高めるためのポンプ。 **しん・くん【神君】** 〔文〕●功績が大きく徳の高い君主に対する尊称。●徳川家康の死後の尊称。 **しん・ぐん【進軍】** 《名・自サ》〔敵を撃ち破りながら〕軍隊が進むこと。「―ラッパ」 **じん・ぐう【神宮】** ●伊勢(皇大)神宮のこと。●「神宮」の称号のついた格式の高い神社。熱田神宮・明治神宮・鹿島神宮など。 **ジンクス** 縁起の悪いもの。また、縁起の悪い言い伝え。▽jinx [コロ]「初日は勝てないというーがある」 **シンク** 台所や調理場の流し。また、洗面台。▽sink **シンク・タンク** 種々の分野に属する専門家を集め、企業や官庁から依頼された課題に対して調査・分析・研究・開発を行い、その知識・技術を提供する企業組織。頭脳集団。▽think tank **シングル** ●ひとり用(のもの)。[コロ]「ールームに宿泊する」[対]ダブル。●独身(者)。[コロ]「―ライフ」●「シングル幅」の略。[対]ダブル。●「シングルブレスト」の略。上着やコートで、前合わせが浅くボタンが一列のもの。片前{かたまえ}。[対]ダブル。●ウィスキーを飲むときの量の単位。ウィスキーグラス一杯分。約三〇cc。[対]ダブル。●「シングル盤」の略。また、シングル盤に収める程度、または一曲の楽曲。[コロ]「―リリース」▽single(=一つ。対をなさないもの) **―はば【一幅】** 服地の幅で、七一㌢(二八吋)幅のもの。[参考]最近では、九○㌢幅のものにもいう。[対]ダブル幅。 **―ばん【一盤】** 歌謡曲などを片面に一曲ずつふきこんだ小型レコード。S盤。 **―ヒット** 野球で、打者が一塁まで行く安打。単打。[対]ロングヒット。 ▷single hit **―ベッド** 一人用の寝台。▽single bed **―マザー** 結婚していない母親。また、一人で子育てをしている母親。シングルママ。▽single mother **シングルス** テニス・卓球・バドミントンなどで、一人対一人の試合。単(試合)。[対]ダブルス。▽singles **シンクロナイズ** 《名・自他サ》●同時に起こる(起こす)こと。●写真を撮影するとき、フラッシュやストロボの発光とシャッターの開く瞬間とを一致させること。●映画で、画面の撮影と同時に音をふきこむこと。●映像と音とを一致させること。▽synchronize **シンクロナイズド・スイミング** 音楽に合わせて泳ぎ、演技の美しさ・正確さを競う競技。水中バレエ。 ▷synchronized swimming **しん・ぐう【新宮】** 本宮{ほんぐう}から神霊を分けて祭った神社。若宮{わかみや}。[対]本宮。 <730> **じん・くん**【人君】 [文]君主のこと。 **じん・くん**【仁君】 [文]仁徳の高い君主。 **しん・け**【新家】 分家。別家。 **しん・けい**【晨鶏】 [文]夜明けを告げる鶏。 **しん・けい**【神経】 ●動物の体内にあって、外界からの刺激を中枢部(脳・脊髄)に伝え、また中枢部に起こった興奮をほかのいろいろな器官に伝える働きをする繊維状の器官。「―繊維」●物事に感じ、それに応じる心の働き。「―がにぶい男」●気。また、必要以上に気にかけること。「病気はーのせいだ」 > ―かびん【―過敏】 《名・形動》わずかな刺激にも強く感じて、神経系統が不安定であること。 > ―しつ【―質】 《名・形動》ささいな物事にも感じやすく、また、情緒が不安定で気分が変わりやすい性質・状態。 > ―しょう【―症】 「ノイローゼ」に同じ。 > ―すいじゃく【―衰弱】 過労などのため神経系統の働きが弱くなり、刺激に対してひどく敏感になる病気。不眠・頭痛・めまい・注意力の散漫などの症状を起こす。 > ―せん【―戦】 謀略・宣伝などによって敵を刺激し、不安を与え、動揺を起こさせる戦法。 > ―つう【―痛】 知覚神経の刺激によって発作的に起こる、激しい痛み(を伴う病気)。 **じん・けい**【仁恵】 [文][下の者に]いつくしんでめぐむこと。「―を施す」 **じん・けい**【陣形】 戦闘をするため軍隊を配置した形。[参考]碁・将棋などの構えの形にもいう。 **しん・げき**【新劇】 日本の近代劇の一つ。歌舞伎・新派などに対して、西欧の近代演劇の影響を受けて、明治時代末期からおこった新しい傾向の演劇。 **しん・げき**【進撃】 《名・自サ》[軍隊が]敵陣へ向かって前進して攻撃すること。「快―」[類語]進攻。出撃。时退却。 **しん・けつ**【心血】 ありったけの精神力。 > ――を注・ぐ 《句》心身の力のすべてをつくす。 **しん・げつ**【新月】 ●陰暦で、月の第一日。ついたち。朔。●[天]太陽と月の黄経が等しくなって、月が暗い面を地球に向けたとき。因満月。●陰暦で、月のはじめのころ出る月。三日月。 **じん・けつ**【人傑】 [文]知能や才能が非常にすぐれた人。傑人。[類語]傑物。 **じん・けつ**【人血】 人間の血液。 **しん・けん**【真剣】 ■《名》[木刀や竹刀に対し]本物の刀剣。■《形動》まじめで、心がこもっているようす。一生懸命にするようす。本気。「―な目つき」「試験問題に―に取り組む」 > ―しょうぶ【―勝負】 ●本物の刀剣で行う勝負。●本気になってする勝負。 **しん・けん**【神剣】 ●神から授かったという剣。また、神に供える剣。●三種の神器の一つ。天叢雲剣{あめのむらくものつるぎ}(=草薙剣)。 **しん・けん**【神権】 ●神の権威。●神から授けられたとされる権力。「帝王――説」 **しん・けん**【親権】 [法]親が未成年の子に対して持つ、保護・監督・教育などの権利・義務。「―者」 **しん・げん**【「箴言】 人生における教訓や戒めとなる短いことば。「―集」[類語]金言。格言。 **しん・げん**【進言】 《名・他サ》地位・身分などが上の人に意見を申し述べること。[類語]建言。建白。上申。 **しん‐げん**【震源】 地球内部において地震が起こった場所。「―地」[参考]震央。 **しん・げん**【森厳】 《形動》[文]いかめしくおごそかなようす。「――な雰囲気に包まれる」「―な大自然」 **じん・けん**【人権】 [法]人間が人間として生まれながらに持っている、生命・自由・平等などを保障される権利。基本的人権。「―を擁護する」 > ―じゅうりん【―蹂躙】 [権力などを用いて]人権を不法にふみにじること。人権侵害。 > ―しんがい【―侵害】 「人権蹂躙」に同じ。 **じん・けん**【人絹】 「人造絹糸」の略。因正絹{しょうけん}。本絹{ほんけん}。 **しん・けん・ざい**【新建材】 新しい材料・技術で作られた建築材料。プリント合板・石膏ボードなど。 **じん・けん・ひ**【人件費】 経費のうち、人の労働に対して支払う費用。給料・手当など。 **しんげん・ぶくろ**【信玄袋】 長円形の底のある、布製の大きな手提げ袋。口をひもでしめる。合切袋。 **しん・けん・ぽう**【新憲法】 旧憲法(大日本帝国憲法)に対して、現行の日本国憲法。 **しん・こ**【新『香】 《「しんこう」の約》「香の物」に同じ。 **しん・こ**【真個・真『箇】 [文]●まこと。ほんと。「―の天才」[副詞的にも使う] **しん・こ**【糝粉】 ●白米を水にさらし、日光でかわかして粉にしたもの。糊や菓子の材料に使う。●「しんこ餅」の略。しんこを水でこね、蒸してついた餅。 > ―ざいく【―細工】 しんこ餅に色づけをして花・鳥・人物などの形を作ること。また、そのもの。 **しん・ご**【新語】 ●新しく作られたり外国からはいってきたりして、新しく使われ出したことば。新造語。●教科書の中などで新しく習うことば。新出語。 **じん・ご**【人後】 [文]他人の後ろ。他人の下。 > ――に落・ちる 《句》一般の人にくらべて、おとる。[多く、打ち消しの形で使う]「読書量においてはー・ちない」 **じん・ご**【人語】 [文]●[動物などの声に対して]人間のことば。[コロ]「――を解する動物」●人の話し声。 **しん・こう**【信仰】 《名・他サ》神・仏などをかたく信じ、その教えを守り、それに従う・こと(心)。「キリスト教を―する」「―を深める」[類語]信心。信教。 **しん・こう**【侵攻】 《名・他サ》他国や他の領域に攻め入ること。「―作戦」[類語]侵寇。 **しん・こう**【侵、寇】 《名・他サ》[文]他国に侵入して害を与えること。「敵の―を受ける」[類語]侵攻。 **しん・こう**【振興】 《名・他サ》学術・産業などを力と。入れて盛んにすること。また、学術・産業などが盛んになること。「産業の―をはかる」 **しん・こう**【新興】 [もとからある物に対抗して]強い勢力をもって新たにおこること。「―財閥」「―宗教」 **しん・こう**【新香】 《新しい香の物の意》「香の物」に同じ。 **しん・こう**【深交】 [文][心にかくしだてのない]深い交際。「―のある友」[コロ]「―を結ぶ」[類語]親交。 **しん・こう**【深厚】 《名・形動》[文][ある人に対する情けや気持ちなどが]深くてあついこと。「―の同情」 **しん・こう**【深更】 [文]夜ふけ。真夜中。深夜。 **しん・こう**【深紅】 濃いべに色(の絵の具)。 **しん・こう**【深耕】 《名・他サ》田畑を深くたがやすこと。 **しん・こう**【親交】 親密な交際。親しい交わり。[コロ]「―を深める」[類語]深交。 <731> **\*しん・こう【進攻】** 《名・他サ》前進して敵を攻めること。「敵地深く―する」[類語]進撃。 **\*しん・こう【進航】** 《名・自サ》船が進んで行くこと。 **\*しん・こう【進行】** 《名・自サ》●[乗り物・人(の列)などが]目的地に向かって進んで行くこと。●物事が時の経過とともに、様相を変えながら進んで行くこと。特に、病状が悪化すること。「がんがーする」●物事が予定された時間の中ではかどること。「会議がーする」 **―がかり【―係】** 《名・他サ》物事を予定された時間の中ではかどらせること。「議事を―する」 **\*しん・こう【進講】** 《名・他サ》〔天皇・皇族などに〕講義すること。 **しん・ごう【信号】** ●一定の符号として決めた光・音・形・色などを使い、はなれた地点の人に意志を伝える・こと(方法)。また、その符号。●鉄道・道路などで、通行の可否を指示する機械。信号機。シグナル。 **\*しん・ごう【神号】** 〔皇大神{こうたいじん}・大御神{おおみかみ}・明神{みょうじん}など〕神の称号。 **\*じん・こう【人口】** ●〔文〕人の口。世の人のうわさ。「―にのぼる」●[町村・国など]一定の地域に住んでいる人の数。「――が増加する」「―密度」 **―に膾炙{かいしゃ}・する** 《句》広く世間の人に知れわたる。有名である。[語源]なます(膾)やあぶりにく(炙)が美味で多くの人の口に合うことから。〈林嵩・周朴詩集序〉 **\*じん・こう【人工】** 人間の力を加えること。また、人間の力で作り出すこと。[類語]人造。[対]天然。 **―えいせい【―衛星】** 惑星(特に、地球)の周囲を回る軌道に打ち上げられた人工の物体。科学・気象・通信・軍事など広く使われる。 **―えいよう【―栄養】** ●ふつうの食事をとることが不十分あるいは不可能なとき、注射などによって栄養物を体内に入れること。また、その栄養物。●母乳以外の牛乳・粉乳などで乳児を育てること。また、その栄養物。 **―ご【―語】** [自然言語に対し]国際語をめざして意図的に作られた言語。エスペラントなど。 **―こきゅう【―呼吸】** 仮死状態の人を、人工的に生き返らせる・こと(方法)。口から空気をふきこんだり、胸部を手でおして空気を肺に流通させたりする。 **―しば【―芝】** 化学繊維を加工して芝生に似せた敷物。野球場などのスポーツ施設で使う。 **―じゅせい【―授精】** 《名・自サ》人為的に精子と卵子を結合させること。家畜の品種改良や、不妊症治療などに行う。表記「人工受精」とも書く。 **―ぞうき【―臓器】** 人工材料で臓器の機能を代行させる装置。人工心肺・人工腎臓{じんぞう}など。 **―ちのう【―知能】** (artificial intelligence)コンピューターに体系的な知識をもたせ、学習・判断・推論などの人間の知能の働きを行うシステム。略語AI。 **―てき【―的】** 《形動》人の手を加えたようす。自然のままでないようす。「―に作りだす」[類語]人為的。 **―とうせき【―透析】** 人工腎臓{じんぞう}を用いて、腎臓障害の患者の血液を浄化する・こと(治療法)。 **\*じん・こう【沈香】** ●ジンチョウゲ科の常緑高木。熱帯地方に産し、樹脂から香料がとれる。きゃら。●香料の一種。沈香を土にうめたりくさらせたりして作った樹脂から取る。良質のものを「伽羅{きゃら}」という。 **―も焚かず屁{へ}もひらず** 《句》特によいところもなければ悪いところもなく、平凡である。 **しん・こきゅう【深呼吸】** 《名・自サ》大きく息をはいたりすったりすること。 **\*しん・こく【新穀】** その年にとれた穀物。特に、米。 **\*しん・こく【申告】** 《名・他サ》●〔上司などに〕申し出ること。●[法]国民が、役所へ一定の事実を明らかにして申し出ること。「所得をする」 **\*しん・こく【神国】** 神が作り、神が守っているという国。神州。[参考]〔日本の美称であった〕「―日本」 **しん・こく【親告】** 《名・他サ》他人を通さずに本人がみずから告げること。特に、法律で、被害者が告訴すること。 **―ざい【―罪】** 検察官が起訴するにあたって、被害者の告訴を必要とする犯罪。強姦罪{ごうかんざい}など。 **しん・こく【深刻】** 《形動》●重大な事態がさしせまってきて、悲観的・絶望的であるようす。「水不足がーになる」●重大な意味をもつようす。「―な地球温暖化」 **じん・こつ【人骨】** 人間のほね。 **じん・こく・き【人国記】** 都道府県別にその地方出身の著名人物を紹介・評論した記事・書物。じんこくき。 **しん‐こっちょう【真骨頂】** 本来持っている真の姿・ようす。「―を発揮する」[類語]真価。 **シンコペーション** アクセントの位置をずらして、リズムに変化を与えること。ジャズに多く用いられる。切分法。▽syncopation **\*しん・こん【心魂・神魂】** 〔文〕たましい。全精神。[コロ]「―をかたむける」 **\*しん・こん【新婚】** 結婚して間がないこと。結婚したばかりであること。「―生活」「一旅行」「―ほやほや」 **\*しん・こん【身魂】** 〔文〕身体と心。全身全霊。[コロ]「―をなげうつ」「ーをみがく」 **しん・ごん【真言】** ●真実を伝える仏のことば。●祈禱{きとう}の際に唱える呪文{じゅもん}。陀羅尼{だらに}。●「真言宗」の略。 **―しゅう【―宗】** 平安時代の初めに空海が中国から伝えた、仏教の一派。身(印を結ぶ)・口(真言を唱える)・意(瞑想する)により、即身成仏{そくしんじょうぶつ}すると説く。密教。 **しん・さ【審査】** 《名・他サ》成績・経歴などをよく調べ、ある基準に従って優劣・適否などを決めること。「書類―」「―を通過する」[類語]鑑査。 **\*しん・さい【神祭】** 神道にのっとって行う祭り。 **\*しん・さい【親祭】** 《名・自サ》〔文〕天皇がみずから神を祭ること。 **\*しん・さい【親裁】** 《名・他サ》〔文〕天皇・貴人が自身で裁断を下すこと。 **\*しん・さい【震災】** 地震によって起こる災害。特に、一九二三年九月一日の関東大震災や、一九九五年一月一七日の阪神・淡路大震災、二〇一一年三月一一日の東日本大震災など。「―記念日」 **\*しん・ざい【心材】** 樹木の中心に近い材。緻密でかたい。赤身。[対]辺材。 **しん・ざい【浸剤】** 細かく切った生薬に熱湯を注いで成分をにじみ出させ、布ごしした水薬。ふりだし。 **じん・さい【人災】** 人間の不注意・怠慢などが、その大きな原因となる災害や災難。「水害も半ば以上は―である」[参考]「天災」にならって作られた語。[対]天災。 **じん・ざい【人材】** すぐれた役に立つ人物。有能な人物。人才。「一不足」「―を育てる」 **\*しん・さく【振作】** 《名・他サ》〔文〕人心に刺激を与えて盛んな状態にさせること。「人心の一」 **\*しん・さく【新作】** 《名・他サ》作品を新しく作ること。また、新しく作られた作品。「―の発表」 **しん・さつ【診察】** 《名・他サ》医師が患者の体を調べ、病気の有無、病状、病因などを判断すること。 **\*しん・さん【心算】** 〔文〕(自分の)心の中だけで考えている計画。心づもり。「―がくるう」 <732> **\*しん・さん【神算】** 〔文〕きわめて巧妙な計略。思いもよらないようなたくみなはかりごと。[四字]「一鬼謀」 **\*しん・さん【辛酸】** 〔文〕精神的につらいことや苦しいこと。さまざまな苦労。 **―を嘗める** 《句》さまざまな苦しみを経験する。つらい目にあう。「災害で家を失い、―・める」 **\*しん・ざん【新参】** ●新しく仕える・こと(人)。●新しく仲間に加わってから日が浅い・こと(人)。新入り。[類語]新米。新顔。新人。[対]①②古参。 **―もの【―者】** 新たに仕えた者。また、新たに仲間に加わった者。 **\*しん・ざん【深山】** 人里はなれた、山の奥の方。奥深い山。奥山。[類語]深山幽谷。[四字]「――幽谷」 **\*しん・し【伸子・籖】** 洗い張りや染めるときに、布の両端をぴんと張るために使う竹串{たけぐし}状の道具。「―張り」 **\*しん・し【振子】** ふりこ。 **\*しん・し【紳士】** ●上流社会の男子。[類語]搢紳{しんしん}。●気品や教養を備え、礼儀正しく道義を重んじる男子。ジェントルマン。[対]①②淑女。●男子の尊称。「―服」[対]婦人。 **―きょうてい【―協定】** 互いに相手を信頼しあって正式の手続きをとらずに定めた取り決め。紳士協約。 **―てき【―的】** 《形動》紳士らしく道義を重んじ、礼儀正しいようす。「―な態度」 **―ろく【―録】** 地位や資産のある人々の姓名・職業・住所・経歴などを記した名簿。 **\*しん・し【臣子】** 〔文〕主君や親に仕える身分のもの。また、家来。 **\*しん・し【親子】** 〔文〕親と子。親子{おやこ}。 **\*しん・し【参差】** 《形動》〔文〕高低・長短の差があって、ふぞろいなようす。 **\*しん・し【真摯】** 《形動》まじめでひたむきなようす。また、心をこめて物事に取り組むようす。「―な態度」 **\*しん・しき【新式】** 《名・形動》〔もとからあるものに工夫を加えた〕新しい方法・様式。「――装備」[類語]新型。[対]旧式。 **\*しん・しき【神式】** 神道のしきたりによって行う儀式。「―の結婚式」 **シンジケート** [経]●市場の独占を目的として共同販売を行う同業者の連合組織。また、その中央機関。●[経]国債・公社債・株式などが発行されるとき、その募集・販売を引きうける金融団体。●[俗]大規模な犯罪組織。「麻薬―」▽syndicate **\*しん・じ【信士】** ●出家せず俗人のままで受戒した男子。信士{しんじ}。●仏式で葬った男子の戒名にそえる語。[参考]居士{こじ}により下の位。[対]①②信女{しんにょ}。 **\*しん・じ【心事】** 〔文〕心の中で思っている事柄。「その―は察するに余りある」 **\*しん・じ【心耳】** ●〔文〕心で聞きとること。[四字]「心眼―」●心臓の心房の一部が、前方に耳状につき出した部分。[参考]「心房」の意で用いられることもある。 **\*しん・じ【新字】** ●新たに作られた文字。●〔国語教科書などに〕初めて出てくる漢字。新出漢字。 **\*しん・じ【神事】** 神を祭る儀式。祭り。 **しん・じ【神璽】** 〔文〕●三種の神器の一つ。八坂瓊勾玉{やさかにのまがたま}。[参考]三種の神器の総称として用いることもある。●天皇の印。玉璽{ぎょくじ}。 **\*しん・じ【臣事】** 《名・自サ》〔文〕臣下として仕えること。「大名にーする」 **\*しん・じ【芯地・心地】** 帯・襟・洋服などのしんにする布地。ふつう、厚く織り目があらい。 **じん・し【人士】** 〔文〕地位や教養のある人。「風流―」 **\*じん‐じ【人事】** ●人間の力でできる事柄。[コロ]「―をつくす」●人間社会に起こる出来事。「―にわずらわされる」●[俳句の分類で]人間の社会・生活などに関する事柄。●[会社や組織内の]成員個人の地位・能力・異動などに関する事柄。「―課」 **―いん【―院】** 国家公務員の人事や給与に関する仕事をあつかう行政機関。 **―は棺を蓋{おお}うて定ま・る** 《句》人間の真の評価は、その人の死後になって初めて決まる。 **―を尽くして天命を待つ** 《句》力の限り努力し、それ以上は天命に任せてあせらない。〈胡寅・読史管見〉 **\*じん‐じ【仁慈】** 〔文〕〔上の者が下の者に与える〕いつくしみ。思いやり。[類語]仁愛。 **しんじ・いけ【心字池】** 草書の「心」の字の形に作られた日本庭園の池。また、一般に、複雑に入りくんだ形の、奥行きを感じさせる池。 **しんし・おん【唇歯音】** 上の前歯と下唇を接して調音する音。[f,v]の類。歯唇音。 **しん・しつ【寝室】** ねる部屋。寝所。 **\*しん・しつ【心室】** 心臓内部の下半部。左心室と右心室に分かれる。[対]心房。 **\*しん・じつ【信実】** 《名・形動》〔文〕正直でいつわりのない・こと(心)。まごころ。「―をつくす」 **しん・じつ【真実】** ■《名》《形動》うそいつわりがないこと。本当のこと。「――を語る」[類語]事実。[対]虚偽。●[仏]絶対の真理。真如。■《副》本当に。まったく。「―怒りを覚えた」[類語]心底。 >類義語の使い分け「真実・事実」 [真実・事実]真実(事実)が明るみに出る/あの話は単なるうわさではなくて真実(事実)だった [真実]真実を探求する/真実味のある人/彼のずうずうしさには真実あきれたね/真実一路 [事実]検察が贈収賄{ぞうしゅうわい}の行われた事実をつかむ/既成事実をこしらえる/うん、事実そうらしいね **しん・じつ【親昵】** 《名・自サ》〔文〕〔その人と〕したしみなじむこと。「――の間柄」[類語]昵懇{じっこん}。 **\*じん・じつ【人日】** 五節句の一つ。陰暦正月七日の称。七草がゆを食べる風習がある。七草。 **\*じん・じつ【尽日】** 〔文〕●一日中。終日。●月の最終日。みそか。尽{じん}。●一年の最終日。大晦日{おおみそか}。 **じんじ・ふせい【人事不省】** 意識がなくなること。昏睡{こんすい}状態になること。[コロ]「―におちいる」[類語]失神。 **しんし・ほしゃ【唇歯輔車】** (「輔」はほお骨、「車」は歯ぐきの意)〔文〕利害関係が密接で、互いに助け合わなければ共倒れになるような関係。切っても切れない関係。「―の間柄」 **\*しん・しゃ【新車】** 真新しい車。[対]中古車。 **しん・しゃ【深謝】** 《名・他サ》〔文〕●深く感謝すること。「お力添えをーいたします」●心からわびること。 **しん・じたい【新字体】** 一九四九年告示の「当用漢字字体表」により、それまで正しいとされた字体に代えて新しく採用された字体。「當」「晝」「佛」に代える「当」「昼」「仏」など。[参考]常用漢字でも採用。[対]旧字体。 <733> **―」** 「不始末を―する」[同義語]多謝。 **\*しん・しゃ【親炙】** 《名・自サ》〔文〕親しく接して、直接その感化を受けること。「―している高名な作家」 **しん・じゃ【信者】** ある宗教を信仰している人。信徒。宗徒。〔ひゆ的に、ある人・思想などの信奉者・ファンの意でも使う〕「ビートルズのー」 **じん・しゃ【仁者】** 〔文〕●儒教の仁の道をきわめ、道徳を完成した人。●情け深い人。 **―は敵無し** 《句》仁者は広く人を愛するから、敵対する者がいない。〈孟子・梁恵王上篇〉 **じん・じゃ【神社】** 〔神代の神など神道の〕神を祭ってある所。また、その建物。やしろ。「―仏閣」[参考]「一社…」と数える。尊敬{そんけい}大宮。丁寧{ていねい}お宮。 **ジンジャー** ●ショウガ科の多年草。夏から秋にかけ、茎の先に香りのある白い花をつける。●干したショウガの粉。香辛料の一つ。▽ginger **―・エール** ショウガを主な香料とした炭酸飲料水。▽ginger ale **\*しん・しゃく【斟酌】** 《名・他サ》●事情や心情をくみとること。「年少の点をーして処分を決める」[類語]酌量。●条件などを考え合わせて適当に取捨・処置すること。参酌。「両者の主張を―する」●ひかえめにすること。遠慮。「忠告するのに何の―がいるものか」 **\*しん・しゃく【新釈】** 新しい解釈。 **じん・しゃく【人爵】** 〔文〕爵位・官位など、人が定めた栄誉。[対]天爵。 **\*しん・しゅ【新種】** ●今までになかった新しい種類。●新たに・発見された(改良された)生物の種。「稲の―」 **\*しん・しゅ【新酒】** その年に蔵から出したばかりで、殺菌のための火入れをしていない清酒。[対]古酒。 **\*しん・しゅ【神酒】** 神にそなえる酒。おみき。 **\*しん・しゅ【進取】** 〔文〕自分から進んで新しい物事をすること。「―の精神に富む」[対]退嬰{たいえい}。 **しん・じゅ【真珠】** アコヤガイなどの貝殻の内側や肉の中にできる小さな丸いたま。美しいつやがあるので宝石として貴ばれる。パール。[参考]六月の誕生石。 **しん・じゅ【神授】** 神からさずかること。「―の鏡」「王権一説」 **しん・じゅ【神樹】** 神社の境内にある樹木。特に、神霊が宿るとされる樹木。神木{しんぼく}。霊木。 **じん・しゅ【人種】** ●人類を骨格、皮膚や髪の色など、身体の諸形質の違いによって分けた種別。[参考]現在では、遺伝ではなく環境などの条件で変化し分かれたと考えられ、科学的な根拠がないとされる。●人を社会的身分・生活環境などで分けた種別。「政治家というー」「サラリーマンというー」 **しん・しゅう【信州】** 「信濃の国」の唐風の呼び名。 **\*しん・しゅう【新秋】** 〔文〕●秋のはじめ。初秋。孟秋。●陰暦七月の別称。 **\*しん・しゅう【神州】** 〔文〕●神が作り、神が守っているという国。神国。[参考]昔、日本・中国などが自国の美称として使った。●神・仙人の住む国。 **\*しん・しゅう【真宗】** 鎌倉時代に親鸞{しんらん}を開祖として浄土宗から分かれた、仏教の一派。阿弥陀仏を念じることで往生成仏できると説く。浄土真宗。一向宗。 **しん・じゅう【心中】** (相愛の男女が相手に対する義理をたてる意)《名・自サ》●相愛の男女がこの世でそえないことを悲観して、合意の上でいっしょに自殺すること。情死。●複数の人間が合意的または強制的にいっしょに自殺すること。「親子―」「無理―」●ある仕事や団体などと運命を共にすること。「会社とーする」[表記]現代仮名遣いでは「しんぢゅう」も許容。[類語]「しんちゅう」と読めば別語。 **―だて【―立て】** 《名・自サ》人への義理を守り通すこと。 **しん・じゅう【神獣】** ●神と獣。「―鏡(=神獣模様がある古代の鏡)」●霊妙な動物。竜・麒麟{きりん}など。 **しん・じゅう【臣従】** 《名・自サ》臣下として従うこと。また、その人。 **しん・じゅく【伸縮】** 《名・自他サ》のびたりちぢんだりすること。また、のばしたりちぢめたりすること。「―自在」 **―じざい【―自在】** 《名・形動》伸び縮みが自由にできること。「―のアンテナ」 **しん・しゅつ【新出】** 《名・自サ》〔教科書などに〕はじめて出ること。「一漢字」 **しん・しゅつ【浸出】** 《名・自他サ》液体にひたっている物質の成分がとけ出ること。また、成分をとけ出させること。「―成分」 **\*しん・しゅつ【滲出】** 《名・自サ》液体がにじみ出ること。「毒性が強い一物」「緑茶の―液」「―性炎症」[表記]「浸出」で代用することもある。 **\*しん・しゅつ【進出】** 《名・自サ》〔新しい分野・方面などに〕勢力をのばして進み出ること。「政界へ―する」 **しん・じゅつ【鍼術・針術】** 古く中国から伝わった医学の一つ。神経の経穴(俗に、つぼ)に細い金属製の針をさしこんで病気をなおす方法。はり。 **じん・じゅつ【仁術】** 〔儒教の道徳である〕仁をほどこす方法。「医は―なり」 **しんしゅつ・きぼつ【神出鬼没】** 〔神や鬼のように〕出没が自由自在でその所在が容易につかめないこと。 **しん・しゅん【新春】** 新年。正月。初春。 **しん・じゅん【浸潤】** 《名・自サ》●液体がしだいにしみこむこと。●思想・勢力などがしだいにゆきわたること。「人心に―した気風」●[医]炎症を起こした組織などに、異常液がしみこんでゆくこと。また、病巣が周囲の組織に広がること。「肺―」 **\*しん・しょ【信書】** 〔文〕個人の手紙。 **―のひみつ【―の秘密】** 自由権の一つ。出し手が相手以外に見せたくない手紙を、第三者が勝手に開けられないこと。日本国憲法では「通信の秘密」として規定。 **\*しん・しょ【心緒】** 〔文〕思いのはしばし。心の動く筋道。心緒{しんちょ}。「―を述べる」 **\*しん・しょ【新書】** ●新しく刊行された書物。新刊書。●新書判の判型で、比較的軽い教養物・読み物をおさめた叢書。 **―ばん【―判】** 書物の判型の一つ。B6判よりやや小型で文庫本より縦が長い。 **しん・しょ【親署】** 《名・自サ》〔文〕[天皇など身分の高い人が]自分で名を記すこと。また、記した名。 **\*しん・しょ【親書】** ●《名・他サ》〔文〕手紙を自分で書くこと。また、その手紙。●天皇・元首の書いた手紙・文書。 **しん・じょ【寝所】** ねる所。寝室。 **\*しん・じょ【神助】** 〔文〕〔正しい者に与えられる〕神の助け。神佑。四字「天佑――」[類語]天佑。 **\*しん・じょ【糝薯】** 魚・鶏肉などをすり身にし、すりおろしたヤマイモなどを加えて熱を通した食べ物。 <734> **しんしょ【心緒】**心の中にうかぶ、さまざまの思い。 **じんしょ【陣所】**[文]〔戦線の近くで〕軍隊が配置され、兵がとどまっているところ。 **じんじょ【仁、恕】**[文]●情け深くて思いやりのあること。●あわれんで罪を許すこと。 ***しん・しょう【心証】**●相手の言動から受ける印象。[コロ]「ーを害する」●[法]裁判官が事件の審理によって心中にえた確信。 ***しん・しょう【心象】**見聞きしたものが基になって心の中にえがき出されたもの。イメージ。「―風景」 ***しん・しょう【真正】**《名・形動》→しんせい(真正)。 ***しん・しょう【真症】**感染症などで、検査によって確かにそうであると診断された病気。[因]疑似症。 ***しん・しょう【紳商】**[文]教養や品位のあるりっぱな商人。大商人。 ***じん・じょう【晨『朝】**六時の一つ。辰の刻(=現在の午前八時ごろ)。 ***じん・じょう【尋常】**《形動》●特に異なったり目立ったりせず、ふつうであるようす。あたりまえ。「―の手段では通じない」[類語]正常。●〔容貌などが〕特にみにくくなく、十人並みであるようす。「―な顔立ち」●[文]道理にかなった、ふつうの態度をもつようす。「―に勝負せよ」**―いちよう【―一様】**《形動》ふつうのものと変わりがないようす。ありふれているようす。「―な方法では勝てない」**―しょうがっこう【一小学校】**旧制の小学校で、満六歳以上の児童に初等普通教育を行った学校。 **しんしょう・しゃ【身障者】**「身体障害者」の略。体の働きに障害のある人。 **しんしょう・ひつばつ【信賞必罰】**手柄のあった者は必ずほめ、罪過のあった者は必ず罰すること。賞罰を厳正にまた確実にすること。「――で臨む」 **しんしょう・ぼうだい【針小棒大】**《名・形動》(針のように小さいことを棒のように大きく言う意から)ちょっとした事を大げさに言うこと。誇張して言うこと。「―に言いふらす」 ***しん・しょく【侵食・侵蝕】**《名・他サ》●他の領域をじわじわとおかし、そこなうこと。「領地を―される」②浸食{しんしょく}。 ***しん・しょく【寝食】**ねることと食べること。また、日常生活。[コロ]「―を忘れて仕事にはげむ」[回]「—を共にする」 ***しんしょく【浸食・浸蝕】**《名・他サ》●水がしみこんで物をそこなうこと。●[地]流水・海水・雨水・氷河・風などが陸地や岩石を少しずつくずしてゆくこと。「―作用」[表記]の「浸食」は書きかえ字。①②は「侵食」とも書く。 ***しん・しょく【神職】**〔神社に属し〕神に奉仕する職業(の人)。神官。[類語]神主。 ***しん・しょく【神色】**[文]〔精神状態の表れた]顔色。**―じじゃく【―自若】**《形動》[文]非常のときも顔色を変えたりあわてたりしないようす。 **しん・じる【信じる】**《他上一》●真実である・正しい・確実である、と強く心に思う。「霊魂の不滅を―・じる」「彼の愛をー・じる」[類語]計信用。信頼。[因]疑う。●信仰の心を持つ。信仰する。信心する。「仏教を―・じる」=信ずる。 ***しんしん【心神】**[文]精神。心 ***しんしん【心身・身心】**心と体。精神と肉体。**—しょう【心身症】**心理的な原因によって起こる疾患群。喘息{ぜんそく}・じんま疹・胃潰瘍、など。 ***じん・じょう【信条】**●信仰の教義。●ふだんからかたく信じ従っている考え。「生活―」」 ***しん・じょう【心情】**心の中で感じているもの。中の思い。「友のーを察する」**―てき【一的】**《形動》理屈ではなく、人情に基づいているようす。「法律的にはともかく、―には理解できる」 ***しんじょう【真情】**●純粋でいつわりのない、本当の気持ち。まことの心。[コロ]「―を吐露する」●真実の情況。実情。 ***しん・じょう【身上】**●財産。身代。「―をつぶす」●家計のやりくり。「―の苦労」〔①②とも古風な言い方〕[御蔵]「しんじょう」と読めば別語。**―もち【―持ち】**●財産家。金持ち。●家政のやり方。家計のやりくり。「ーがいい」 ***しん・しょう【辛勝】**《名・自サ》〔競技などで〕苦戦しながらもやっと勝つこと。[団]圧勝。楽勝。[参考]負けた立場からは「惜敗」という。 ***しんしん【搢神縉紳】**(笏{しゃく}を神{おび}に搢{はさ}む人の意)[文]官位・身分の高い男性。社会的地位を有するりっぱな人。[類語]紳士。 ***しんしん【新進】**新たにその分野に現れ出てきて、将来の活躍が期待されること。「――作家」 ***しんしん【森森】**《形動”》[文]木がたくさんしげっているようす。「高山―として」 **しんしん【津津】**《形動》[文]〔ある気持ちが〕たえず盛んにわきでるようす。「興味―」 ***しんしん【深深】**《形動》》●静かに夜がふけていくようす。深沈。「秋の夜はーとふける」●寒さが身にしみるようす。「―と冷えこむ」 ***しんしん【「駸、駸】**《形動”》[文]〔馬が速く走るようすから〕物事の発達・進歩が速いようす。 ***しんじん【信心】**《名・他サ》神仏の存在を信じ、たっとぶ・こと(心)。また、神仏のご加護やご利益を信じ、祈り拝む・こと(心)。信仰心。「―深い」[類語]信仰。信教。 ***しんじん【新人】**●〔ある社会・団体などに〕新しく仲間入りした(若い)人。[類語]新入り。新顔。新参。[団]旧人。●人類の進化過程で、旧人に次ぐ更新世の化石人類、ならびに現世の人類。ホモサピエンス。 ***しんじん【真人】**[文]●まことの道を体得し、完全な道徳を身につけた人。●「仙人」の別称。 ***しんじん【神人】**[文]●神と人。●神のように何でもできる能力を身につけた人。●神のように気高い人。 **しんじん【深甚】**《形動》[文]〔意味・気持ちが〕ひどく深いようす。甚深。「――なる謝意を表す」 ***じんしん【人心】**人の心。特に、世間の人々の心。[コロ]「―が離反する」[□□]「―を掌握する」 ***じん・しん【人臣】**[文]主君に仕える人。臣下。[句]「位ーを極める(=臣下として最高の地位につく)」 **じん・しょう【人証】**裁判所で、証人・被告人などの供述内容を証拠とする手段。人証{にんしょう}。[因]物証。 **じんしん【人身】**●人間の体。●個人の身の上。身 <735> **しんしん・きえい【新進気鋭】**新たにその分野に現れ出てきて、勢いが盛んな・こと(人)。「―の学者」 **しんしんこうじゃく【心神耗弱】**心神喪失ではないが、自分の行為の結果についての合理的な判断能力がおとっている・こと(状態)。 **しんしん・そうしつ【心神喪失】**精神の障害などの理由で、自分の行為の結果についての判断能力をまったく欠いている・こと(状態)。 **じんじん・ばしより饶。**着物の後ろの裾から少し上のところをつまんで帯にはさむこと。[参考]「爺端折{じじはしょり}」の転という。 ***しん・すい【心酔】**《名・自サ》ある物事に心をうばわれうっとりすること。また、ある人を心から尊敬して何から何まで見習おうとすること。「ドストエフスキーにーする」 ***しん・すい【浸水】**《名・自サ》大量の水がはいりこむこと。水びたしになること。「床下―」 ***しんすい【深邃】**《名・形動》[文]●その土地のようすが奥深く、静かなこと。「―の境に遊ぶ」●学問・芸術などが奥深いこと。深遠。 ***しん・すい【神水】**[文]●神前に供える清らかな水。●神の霊験があるという水。=神水{しんすい}。 ***しん・すい【薪水】**[文](たきぎと水の意から)炊事。**――の労**《句》炊事などの労働。また、人に仕えて骨身をおしまずに働くこと。「―をとる」 ***しんすい【進水】**《名・自サ》新しく造った船を初めて水上にうかべること。「一式」 ***しん・すい【親水】**●水との親和性があること。「―コロイド」●水に親しみ、水と共存すること。「―権」「―公園」 ***しんずい【心髄】**●物の中心にある、しん。●物事の中心になる最もだいじなところ。「法の―」●心の底。 ***しんずい【神髄・真髄】**《精神と骨髄の意から)物事の本質的なもの。「文学の―を学ぶ」 **じん・すい【尽瘁】**《名・自サ》(「瘁」は病みつかれる意)[文]身も心もつかれはてるほど、一生懸命に力をつくすこと。「仕事に―する」 **じん・ずう【神通】**霊妙不可思議で、何でも自由自在にできる・こと(力)。神通{じんつう}。[表記]現代仮名遣いでは「じんづう」も許容。**―りき【一力】**人間にはできない事を何でもできる不思議な力。神通力{じんつうりき}。 **じんすけ【甚助】**[俗]嫉妬{しっと}。の気持ち。また、多情で、嫉妬し、深い性質(の男性)。「―を起こす」 **じん・ずる【信ずる】**《他サ変》→信じる。 ***しん・ずる【進ずる】**■《他サ変》〔人にものを〕差し上げる。進上する。■《補動》…て差し上げる。「貸して―・ぜよう」=進ぜる。 ***しん・せい【心性】**●心のありかた。精神。「日本人の―」●生まれつき。天性。 ***しんせい【新制】**新しい制度。特に、学校教育の新しい制度。「―大学」[団]旧制。 ***しん・せい【新政】**〔機構・法令などを改めた〕新しい政治(体制)。「―をしく」 ***しんせい【新生】**《名・自サ》●新しく生まれること。●それまでとはすっかり変わった新しい人生にはいること。また、その人生。[参考]信仰生活にはいる場合にもいう。**ーじ【一児】**生まれてから一~四週間までの小児。初生児。**―だい【一代】**地質時代の区分のうち最も新しい時代。約六六○○万年前から現代に至る時代。 ***しんせい【新製】**《名・他サ》新しく製作すること。 ***しんせい【深省】**《名・他サ》[文]深く反省すること。「堕落した生活をーする」 ***しんせい【申請】**《名・他サ》国や地方公共団体などの機関に、認可・許可などを願い出ること。「ビザを―する」[類語]出願。 ***しんせい【真性】**●生まれつきの性質。●まちがいなくその病気であること。「―コレラ」[因]疑似。仮性。 ***しんせい【真正】**《名・形動》本物で正しいこと。真実。「語のーの意味において・・・」 ***しんせい【神性】**神としての性格・性質。 ***しん・せい【神聖】**《名・形動》清らかでけがれがないこと。尊くておかしがたいこと。「―なる霊山」 ***しんせい【親政】**天子みずから政治をとり行うこと。また、その政治。 **じん・せい【人世】**[文]人の住む世。この世の中。世間。「―を活写する」 ***じん・せい【人性】**[文]人間が本来もっている性質。 ***じん・せい【人生】**●人間がこの世で生きている期間。人の一生。●人間がこの世に生を受け、生活して行くこと。人間の生活。「―論」**―かん【一観】**人生の意義・目的・価値などについての考え方。**―もよう【―模様】**人生の種々相を織物の模様に見立てた語。**―意気に感・ず**《句》人間は、金銭や名誉のためではなく、人の心持ちに感動して行動するものである。〈魏徵・述懷〉**―七十古来稀なり**《句》七○歳まで生きる人は昔からまれである。〈杜甫・曲江詩〉[参考]古希{こき}。**―朝露の如し**《句》人生は、朝日が出ると蒸発してしまう露のようなものである。人生のはかないことのたとえ。〈漢書・蘇武伝〉 ***じんせい【仁政】**国民のためを思いやるよい政治。人民をいつくしむ政治。[コロ]「―をしく」[類語]善政。[囡]悪政。 **じん・ぜい【人税】**人や法人の居住・所得など、物にもとづかない所得に課せられる租税の総称。所得税・法人税・相続税など。[団]物税。 **しんせいしゅ【新清酒】**清酒に似た風味をもつようにつくった合成酒。 **しん・せいめん【新生面】**〔その専門についての〕新しい分野・方面。「著者は―を切り開いた」 **しん・せかい【新世界】**●新しく発見された地域,世界。〔ヨーロッパから見て〕特に、南北アメリカ。新大陸。[対]旧世界。●新しく生活し活動する場所。新天地。「―をひらく」 ***しん・せき【真跡・真、蹟】**本当にその人が書いた筆跡。真筆。「弘法大師の―」[表記]もと、もっぱら「真蹟」と書いた。[類語]直筆{じきひつ}。自筆。 ***しん・せき【臣籍】**明治憲法のもとで、皇族以外の臣民としての身分。「―に降下する」[因]皇籍。 ***しんせき【親戚】**血すじや婚姻によってつながってい <736> **じん・せき【人跡】**[文]人の足あと。人が通ったあと。[四字]「未踏」[類語]足跡。 **シンセサイザー**音を合成できる電子回路によって音楽を演奏する装置。[▽]synthesizer ***しんせつ【新設】**《名・他サ》〔設備・施設などを〕新しく設けること。「―の高校」 ***しん・せつ【新説】**●新しく立てられた意見・考え。[対]旧説。●はじめて聞く話・意見。 ***しん・せつ【新雪】**新しく降り積もった雪。 ***しん・せつ【深雪】**深く積もった雪。深雪{みゆき}。 ***しん・せつ【親切・深切・心切】**《名・形動》●〔利害を考えず〕相手の身になってつくすこと。人情の厚いこと。「―な人」[類語]懇篤{こんとく}。[団]不親切。●行き届いて、丁寧にであること。「―な仕事」**―ごかし**《名・形動》親切そうに見せかけること。 **しん・せっきじだい【新石器時代】**磨製石器を使うようになった、石器時代最後の段階。土器・骨角器を用い、農耕・牧畜が始まる。日本では縄文時代にあたる。[団]旧石器時代。 ***しん・せん【新撰】**《名・他サ》新しく(えりすぐって)書物を編集すること。〔多く書名として用いられる」「―姓氏録」[表記]「新選」に書きかえることも多い。 ***しんせん【深浅】**●深いことと浅いこと。「理解に―がある」●色がこいことと、うすいこと。 ***しん・せん【神仙】**[文]神通力を持っている仙人。 ***しんせん【神饌】**〔神にささげるために〕神前に供える飲食物。お供え物。[回]「―を供する」 ***しんせん【新鮮】**《形動》●〔野菜・肉などが〕新しくて生き生きとしているようす。[類語]生鮮。●よごれがなく、すがすがしいようす。「―な空気」●今までになかった新しさが感じられるようす。「―な感覚」[類語]生新。 ***しん・ぜん【浸染】**●《名・他サ》繊維類を染料にひたして無地に染める・こと(方法)。●《名・自サ》[文]液体がしみこんで、それに染まること。●《名・自サ》[文]しだいにゆきわたること。「仏教が人心に―する」 ***しんぜん【神前】**祭ってある神霊の前。「―結婚」 ***しんぜん【親善】**〔国家や団体が〕互いに親しくつきあい、理解を深め仲よくすること。「―訪問」「国際―」[類語]懇親。親睦{しんぼく}。 **じん・せん【人選】**《名・自サ》〔多くの人の中から〕その仕事にふさわしい人をえらぶこと。[回]「閣僚のーにあたる」 **しんぜん【荏苒】**《形動”・副》[文]月日がいたずらに過ぎていくようす。また、物事がはかどらずのびのびになっていくようす。「―と日を送る」 **しんぜん‐び【真善美】**人間が最高の理想とする三つのもの。認識上の真、道徳上の善、審美上の美。 **しん・そ【神祖】**《偉大な功績のあった祖先の意)●徳川家康の尊称。●天照大神の尊称。 ***しん・そ【親疎】**つきあいの親しい・こと(人)と、親しくない・こと(人)。「―の別なく対する」 **しんぞ【新『造】**(「しんぞう」の転。明治・大正時代まで使った語)他人の若い妻を呼ぶ語。また、他人の妻の敬称。〔ふつう「ごー」の形で使う〕「ごーさん」=新造{しんぞう}。 ***しん!ぜる【進ぜる】**■《他下一》→進ずる日。■《補動》→進ずる目。 ***しん・そう【新装】**《新しい服装の意から)建物などの外観・設備を新しくすること。「――開店」 ***しん・そう【深層】**深い層。奥深くかくれた所。「―心理学」**―しんりがく【―心理学】**人間の無意識の世界を研究する心理学。 **しんそう【深窓】**[文](家の奥深い所にある窓の意から)大きな屋敷にある、人目にふれない奥の部屋。〔上流階級の環境にいう〕「――に育つ」[連]「―の令嬢」 ***しん・そう【真、槍】**実戦に用いる本物のやり。 ***しん・そう【真相】**真実のすがた。事件などの本当の内容・事情。「―を追う」「○「事故の―を究明する」 ***しん・そう【真草】**真書(=楷書)と草書。 ***しん・そう【神葬】**神道の儀式による葬儀。**―さい【一祭】**神葬。 **しんぞう【心像】**過去の経験などから意識に現れる像。記憶像・直観像など。イメージ。 **しんぞう【心臓】**●内臓の一つ。血液循環の原動力となる器官。「―移植」●物事のいちばん大切な部分。「社会の―部」●[俗]〈「ーだ」などの形で〉あつかましく、ずうずうしい。[参考]慣用句「心臓が強い」から。**―が強・い**《句》物おじしない、気の強い性格である。特に、あつかましく、ずうずうしい。強心臓だ。**――が弱・い**《句》気が弱く、神経質な性格である。 ***しん・ぞう【新造】**●《名・他サ》新しくつくること。「―の客船」「―語」[対]新造{しんぞ}。 ***じん・ぞう【人造】**天然のものに似せてつくること。また、そのつくった物。「一皮革」[類語]人工。[因]天然。**―けんし【一絹糸】**絹糸に似せてつくった糸。綿花・木材パルプなどの繊維素からつくる。人絹。レーヨン。**ーこ【―湖】**治水・発電などのためにダムを築き、川をせきとめてつくった湖。**―にんげん【一人間】**人型のロボット。 ***じん・ぞう【腎臓】**内臓の一つ。脊柱の両側に一対あり、尿の排泄{はいせつ}を支配する。「―炎」 **しん・そく【神速】**《名・形動》[文]〔人間業とは思えないくらい」行動などがすばやいこと。[四字]「一果敢」 ***しんぞく【真俗】**[仏]●仏の教えと世俗の教え。●僧と俗人。出家と在家。 ***しんぞく【親族】**●血統・結婚によってつながりのある人々。「―会議」[類語]親類。親戚。●[法]六親等内の血族および配偶者と、三親等内の姻族。 **じん・そく【迅速】**《形動》〔行動や動作などが〕きわめて速いようす。すばやいようす。「―に処置する」[類語]敏速。 **しん・そこ【心底・真底】**■《名》〔気持ちが宿る〕心の底。心の奥底。[コロ]「―から願う」[類語]心奥。■《副》心の底から。本当に。「――ほれた」[類語]真実。 ***しん・そつ【新卒】**《「新しい卒業(生)」の意)その年に学校を卒業した・こと(人)。「―の採用状況」 ***しん・そつ【真率】**《名・形動》かざりけがなく、きまじめなこと。正直で率直なこと。「――な性格」[類語]正直。 **じんた**[俗]宣伝や、映画館・サーカスなどの景気づけに使われる、小人数の吹奏楽隊。また、その音楽。 ***しん・たい【神体】**神の霊が宿るものとして、神社などに祭ってある物。神霊の象徴として、礼拝の対象となる物。御神体。みたましろ。[参考]「一柱{ひとはしら}・・・」「一座……」「一体・・・」と数える。 <737> ***しん・たい【身体】**人間の体。[類語]肉体。人体。体軀{たいく}。**―けんさ【検査】**●〔学校などで〕身体の発育状態や健康状態を検査すること。●服装や所持品などを検査すること。**―しょうがい・しゃ【一障害者】**身体の機能に障害のある人。身障者。 **しんたい・はっぷ【身体髪膚】**(体と髪と皮膚の意から)体全体。「―これを父母に受く」 ***しん・たい【進退】**●《名・自サ》前に進むことと、後ろに下がること。動くこと。●《名・自サ》〔日常の〕一つ一つの動作。たちいふるまい。「挙措――」●職を離れるかとどまるかというような、自分の身の置き方を決める行動。身の処置。「出処―」**―うかがい【一伺い】**〔公務員などが〕職務上の過失があった場合、責任をとってその地位をやめるべきかどうかについて上役の処置をあおぐ・こと(文書)。**―りょうなんベー両難】**進むことも退くこともできない困難な状態。**――谷{きわ}ま・る**《句》進むことも退くこともできない窮地におちいる。どうしてよいかわからない状態になる。 ***しん・たい【真『諦】**仏教で、絶対的・究極的真理。転じて、芸道・思想などの真髄。真諦{しんてい}。[団]俗諦。 ***しんだい【寝台】**洋式の家具の一つ。ねるために使う台。ベッド。「車」―」 ***しん・だい【身代】**その人の一身に属する財産。資産。身上。〔古風な言い方〕「―を築く」**―かぎり【一限り】**●江戸から明治時代にかけて、借金が返せないとき、財産の全部を債権者に提供して債務にあてたこと。●破産。〔古風な言い方〕。 ***じん・たい【人体】**〔生理学的な立場から見た〕人間の体。「―の解剖」「模型」[類語]身体。 ***じん・たい【靱帯】**おもに骨と骨を結びつけ、関節の運動を調節する、弾力性のある帯状の結合組織。 ***じん・だい【人台】**洋裁で、デザイン・仮縫いなどに使う胴体の模型。ボディー。 ***じん・だい【神代】**神話に出てくる有史以前の時代。日本では神武天皇の即位以前の時代。神代{かみよ}。**―すぎ【一杉】**長い年月、水中や土中にうもれていた杉材。工芸品・装飾品の材料になる。**―もじ【―文字】**日本で漢字の渡来以前に用いられていたという文字。後世の偽作。 ***じん・だい【甚大】**《形動》〔物事の程度が〕はなはだしく大きいようす。「――な被害」[類語]多大。 **じん・だいこ【陣太鼓】**昔、戦場などで進退の指揮をとるための合図として打ち鳴らしたたいこ。 **しんたい・し【新体詩】**明治時代初期、西欧の詩の技法や発想を取り入れて創始された新しい形式の詩。多くは七五調。[参考]漢詩を「詩」というのに対していう。 **しん・たいそう【新体操】**手で用具をあやつりながら音楽のリズムに合わせ、独創性と芸術性を競う体操。手具には縄・輪・こん棒・リボン・ボールの五種がある。 **じん・だいめいし【人代名詞】**「人称代名詞」に同じ。 **しん・たいりく【新大陸】**「新世界」に同じ。[因]旧大陸。 ***しん・たく【信託】**《名・他サ》●相手を信用してたのみまかせること。「国民の―にこたえる」●[法]一定の目的に従って自分の財産の管理・処分をたのむこと。「―銀行」**―とうち【一統治】**国際連合の信託を受けた国がその監督のもとに、ある一定の地域の統治にあたること。 ***しん・たく【新宅】**●〔住まいとして〕新しく建てた家。[類語]新居。[団]旧宅。●本家から分かれて独立した家。分家。別家。[同]②新家。 ***しん・たく【神託】**神のお告げ。託宣{たくせん}。 ***しん・たつ【申達】**《名・他サ》[文]上級官庁から下級官庁へ文書で指令を出すこと。 ***しん・たつ【進達】**《名・他サ》[文]下からの文書などを官庁に取りつぐこと。「―書(=上申書)」 **シンタックス**文法で、単語の連結による文の構成を取りあつかう部門。また、それの研究。構文論。統語論。シンタクス。[▽]syntax **じん・だて【陣立て】**戦いをするための軍勢の配置・編制。陣ぞなえ。〔古風なことば〕[類語]配陣。 **じんだ・みそ【糙、秋味噌】**ぬかみそ。じんだ。 ***しん・たん【心胆】**[文]心。きもったま。[類語]心肝。**――を寒からしめる**《句》相手を心からおそれおののかせる。ぞっとさせる。 ***しんたん【滲炭・浸炭】**鋼の表面に炭素を加えて、品質をかたくすること。 ***しん・たん【薪炭】**[文]たきぎと、すみ。燃料。 ***しんたん【震旦】**昔、インドから中国をさした呼称。 **しん・だん【診断】**《名・他サ》●医師が患者を診察してその病状を判断すること。●物事に欠陥があるかどうかを調べて先行きを判断すること。「企業を―する」 **しん・ち【新地】**●新しく開けた土地。新開地。●新開地にできた遊里。「曽根崎———」●新しく得た領地。 ***じん・ち【人知・人、智】**人間の知恵。「―のおよぶ所ではない」 ***じん・ち【陣地】**戦闘にそなえて軍隊を配置してある地帯。陣を作った場所。 **しんちく【新築】**《名・他サ》建物を新しく建てること。また、その建物。「―の家」「一祝い」 **じん・ちく【人畜】**●人間と家畜。「――無害」●恩 <738> **じんちく・むがい【人畜無害】**●人間にも家畜にも害がないこと。「―の殺虫剤」●よくも悪くもなく、ほかに影響をおよぼさないこと。「形骸化した―の制度」「―な草食男子」 **しん・ちゃ【新茶】**その年に出た新芽をつんでつくった緑茶。[対]古茶。 **しん・ちゃく【新着】**《名・自サ》ごく最近に到着したこと。また、その品物。「―の雑誌 ***しん・ちゅう【心中】**心の中(の気持ち・思い)。「―おだやかならざるものがある」[類語]胸中。内心。[注意]「しんじゅう」と読めば別語。 ***しん・ちゅう【真鍮】**銅と亜鉛との合金。黄色で、展性・延性に富み、用途が広い。黄銅{こうどう}。 ***しん・ちゅう【進駐】**《名・自サ》軍隊が他国の領土に進入し、一定期間とどまること。「―軍」[類語]駐留。 **しん・ぢゅう【心中】**しんじゅう(心中)。 ***じん・ちゅう【尽忠】**[文]忠義をつくすこと。 ***じん・ちゅう【陣中】**●陣地のなか。●戦場(で戦っている間)。**―みまい【一見舞い】**引。●戦地で戦っている兵士たちを慰問すること。●選挙戦やいそがしい仕事場の人を激励すること。また、その贈り物。 **しん・ちょ【心緒】**(「しんしょ」の慣用読み)→しんしょ(心緒)。 ***しん・ちょう【伸張】**《名・自他サ》〔勢力や物の大きさなどが〕のびて広がること。また、のばし広げること。「国威を―する」「―式テーブル」[類語]伸展。[表記]「伸長」で代用することもある。 ***しん・ちょう【伸長・伸暢】**《名・自他サ》〔力や長さが〕のびること。また、のばすこと。「体力のー」「―法」 ***しん・ちょう【慎重】**《名・形動》大事をとって注意深く物事をすること。軽はずみな行動をしないこと。「―論」「―を期する」「―に事を運ぶ」[団]軽率。 ***しん・ちょう【新調】**《名・他サ》〔衣服などを〕新しくこしらえること。また、その物。「背広をーする」 ***しん・ちょう【身長】**体の高さ。せたけ。 **しん・ちょう【深長】**《形動》意味が深くてふくみのあるようす。[四字]「意味」 **じんちょう・げ【『沈丁花】**ジンチョウゲ科の常緑低木。早春、枝先にうす紫色または白色の、甘い香りの小花が集まってつく。庭木用。沈丁花{ちんちょうげ}。 **しん・ちょく【進捗・進、陟】**《名・自サ》〔物事が〕すすみはかどること。「一状況」「工事がーする」[注意]「進渉」は誤記。また、「しんしょう」は誤読。 **しん・ちん【深沈】**《形動”》[文]●落ち着いて、物事に動じないようす。軽々しくないようす。「―たる態度」●夜が静かにふけてゆくようす。深々。「 **しんちん‐たいしゃ【新陳代謝】**《名・自サ》(〔生理〕生物が生きるために必要なものを体内にとりいれ、不必要なものを体外に出すこと。物質交代。物質代謝。●古いものが去り、新しいものがこれに代わって現れること。「婦人服の流行はーが激しい」 **しん・つう【心痛】**《名・自サ》心配して心を痛めること。「―の余り病床に就く」[類語]心労。 ***じんつう【神通】**じんずう。**―りき【ーカ】**→じんずうり】 ***じんつう【陣痛】**●分娩{ぶんべん}のとき、間隔をおいてくり返し起こる腹部の痛み。子宮の収縮によって起こる。●ある物事が成しとげられるまでの苦しみ。「成功には―がともなうものだ」 **しん・づけ【新漬け】**新しくつけた漬け物。[囡]古漬け。 **しん・て【新手】**新しい手段・方法。あらて。 ***しんてい【心底・真底】**心の底(にある本当の気持ち)。心底{しんそこ}。「―見届けたり」[類語]心奥。 ***しん‐てい【新帝】**新たに即位した皇帝。[因]前帝。 **しんてい【真諦】**→しんたい(真諦)。 **しんてい【進呈】**《名・他サ》〔人に物を〕差し上げること。進上。「粗品を―する」[類語]贈呈。呈上。 **じん・てい【人定】**●人が定めること。「―法」●[法]本人であることを確認すること。「質問」 **しん・ていし【心停止】**心臓が停止し、血液が流れなくなる状態。 **ジンテーゼ**[哲]テーゼ(=正)とアンチテーゼ(=反)が総合されて、新たにできた高次概念(=合)。総合。[参考]弁証法の用語。[▽]Synthese **しんてき【心的】**《形動》心に関するようす。「―現象」[団]物的。 **じん・てき【人的】**《形動》人間に関するようす。「―交流」[対]物的。**―しげん【―資源】**人間の能力や労働力を生産要素の一つである資源と見なした語。 **シンデレラ**ヨーロッパ民話の主人公の少女。ガラスの靴の不思議な縁で王子と幸福な結婚をする。②〔から転じて〕一躍有名になった人、幸福をつかんだ人。「一ボーイ」[▽]Cinderella (=灰まみれの娘) ***しん・てん【伸展】**《名・自他サ》〔物の勢い・規模などが〕発展してのび広がること。また、広げること。「事業のー」[類語]伸張。▶使い分け ***しん・てん【神典】**●神のことを書き記した書物。②神道の聖典。古事記・日本書紀など。 ***しんてん【親展】**(あて名の人が自分で開封して読んでくださいという意》封書のあて名のわきに書く語。直披。親披{しんぴ}。[類語]直覧。 ***しん・てん【進展】**《名・自サ》事件などが進行し、局面が展開すること。また、物事が進歩し発展すること。「交渉がーする」[類語]前進。 **【使い分け「シンテン」】**進展〔「進」は時間的な進行の意。事件などが進行し局面がひろがる〕事件が進展する・戦局の進展とともに・捜索の進展に伴って・文化の新しい進展伸展〔「伸」はのびる意。勢力・規模などが発展しひろがる〕屈葬に対する伸展葬・事業の伸展・経済力の伸展・貿易が伸展する ***しんでん【寝殿】**●昔、宮中で天皇が日常寝起きした御殿。南殿。●寝殿造りの建物で、主人の居間となるおもな建物。正殿。**一づくり【一造り】**平安時代に成立した、貴族の住宅の建築様式。中央に寝殿(正殿)をおき、その両側・後方に対屋{たいのや}があり、南の庭に池を作り、これに臨んで泉殿・釣殿などを配し、各殿舎を廊下でつないだ。 ***しんでん【新田】**うめたてたり切り開いたりして新しく作った田。「一開発」 ***しんでん【神殿】**神を祭る殿堂。神社の本殿。 ***しん・でん【親電】**国の元首が自分の名で打つ電報。 **しんでんず【心電図】**心臓の運動によって起こる電流を、心電計によって曲線として記録したもの。心臓病の診断に不可欠。 <739> **しん・てんち【新天地】**今まで知られていなかった新しい土地。また、新しい活躍の場所。 **しんてん・どうち【震天動地】**《天をふるわせ地を動かす意で)異変・大事件が起こって世間の人々を強くおどろきおそれさせること。驚天動地。「―の大事件」 ***しん・と【信徒】**ある宗教を信仰しているもの。信者。 ***しん・と【新都】**〔別の所に〕新しく定められた都。[団]旧都。 ***しん・と**《副・自サ》物音一つせず、静かなようす。ひっそりと。「会場が―なる」「―静まり返る」 ***しん・ど【心土】**表土の下層の土壌で、耕されない部分。肥料分・有機物が少ない。[団]耕土。 ***しん・ど【深度】**〔海や地中などの〕深さの度合い。深さ。「―ハ○メートルまで潜水する」 ***しん・ど【進度】**物事のすすみぐあい。はかどりぐあい。「工事の―がおくれる」 **しん‐ど【震度】**ある地点での、地震のゆれの度合い。[参考]日本では、震度0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の一○段階に分けている。 **じんと**《副》●あることに心を強く動かされて、胸がしめつけられるように感じるようす。「胸にーくることば」●体にしびれや痛みを強く感じるようす。 **しんど・い**《形》〔関西方言〕●つかれてだるい。つかれて苦しい。●骨が折れる。めんどうだ。[参考]「辛労」のなまりか。 ***しん・とう【心頭】**[文]心。心中。[句]「怒りーに発する(=激しくおこる)」**――を滅却{めっきゃく}すれば火もまた涼し**《句》(精神を集中して心に何事も思わなければ、火の熱ささえも忘れてしまう意から)どんな苦しみにあっても、心をきたえてそのことを超越すれば、苦しさを感じなくなるものである。 ***しんとう【振盪・震盪】**《名・自他サ》[文]文」[衝撃を受けるほど」激しくふり動かすこと。また、ふるえ動くこと。「脳」 ***しん・とう【新刀】**新しく作った刀。特に、慶長年間(一五九六~一六一五年)以後の日本刀。[因]古刀。 ***しんとう【浸透滲透】**《名・自サ》●液体がしみとおること。●ある勢力がしだいにゆきわたること。「民主主義がーする」●[理]濃度の異なる二つの液体を半透膜でさえぎったとき、一方の液体が他方の液体の中に広がってゆくこと。**―あつ【一圧】**[理]二種類の溶液を半透膜で隔てたとき、両液の間にあらわれる圧力の差。 ***じん・とく【人徳】**その人に本来備わっている徳。「—のある人」 **しんどく【真読】**《名・他サ》[仏]経文の全文を省略せずに読むこと。[対]転読。 ***しん・とう【神灯】**神前に供えるともしび。みあかし。[類語]灯明。 ***しん・とう【神道】**日本民族の伝統的信仰で、祭祀を重んじる多神教の宗教。自然や祖先への崇拝が中心となっている。かんながらの道。神道{しんどう}。 ***しんとう【親等】**[法]親族の間で血筋の遠近を区別する等級。等親。[参考]の親子は一親等、祖父母・兄弟・孫は二親等。▶親族(図)。 ***しんどう【振動】**《名・他サ》●ふれ動くこと。また、ふり動かすこと。「――の少ない高級車」●[理]位置・量などが周期的に変化する現象。振り子の運動や音波・電波など。「―数」 ***しんどう【新道】**新しく作った道路。[因]旧道。 ***しん・どう【神童】**人並みはずれて、才知のすぐれている子供。[句]「十でー、十五で才子、二十過ぎては只の人」 ***しん・どう【震動】**《名・自サ》〔大きな物体が〕ふるえ動くこと。「大地が―する」 ***じん・とく【仁徳】**[文]思いやりの心をもって他人を愛する徳。仁愛の徳。 **じん・とり【陣取り】**子供の遊びの一つ。二組みに分かれて自分の陣地を決め、相手の陣地をうばい合う。 **じん・ど・る【陣取る】**《自五》●〔ある場所に〕陣地を構える。●〔あることをするための〕場所をしめる。「客席の最前列に―・る」 **シンドローム**「症候群」に同じ。[▽]syndrome **シンナー**ペンキ・ラッカーなどをうすめるのに使う揮発性の液体。衣服のしみぬきにも用いる。[▽]thinner **しんない【新内】**「新内節」の略。**―ながし【―流し】**二人一組みで新内を語りながら町なかを歩き、心付けをもらう・こと(芸人)。**―ぶし【一節】**豊後{ぶんご}節から分かれた浄瑠璃の一種。江戸時代に鶴賀新内{つるがしんない}が語りだした。官能的で哀調に富む。新内。 **しんなり**《副・自サ》(副詞は多く「ーと」の形で)しなやかなようす。「上体をーとそらす」 ***しん・に【瞋恚】**しんい(瞋恚)。 ***しん・に【真に】**《副》本当に。まことに。また、真剣に。「―偉大な人物」「―国を思う」 ***じん・とう【人頭】**人の頭数。〔古風な言い方〕**ーぜい【―税】**原始的租税形態の一つ。国民一人一人に対して一律に同額を課する租税。人頭税。 **しん・にち【親日】**日本または日本人に好意を寄せ親しくすること。「―家」[類語]知日。[団]反日。 **しんにゅう【之、繞】**(「しんにょう」の転)しんにょう。**―を掛・ける**《句》事を大げさにする。程度をはげしくする。輪をかける。 ***しんにゅう【侵入】**《名・自サ》〔他国の領土や他人の家など」はいってはならない所に不法な手段を用いてはいりこむこと。「不法―」▶次ページへ使い分け ***しんにゅう【新入】**その組織の一員として新しくはいること。また、新しくはいった人。新入り。「一社員」[類語]新参。 ***しんにゅう【浸入】**《名・自サ》〔建物や土地に]水がはいりこむこと。▶次ページへ使い分け ***しんにゅう【進入】**《名・自サ》〔多くの人などが〕 <740> 【使い分け「シンニュウ」】侵入〔「侵」はおかす、他の領分にはいる意。相手方の中〈不法に入る〕隣国に侵入する・家宅侵入罪・不法侵入進入〔「進」は前にすすむ意。特定の場所へ向かって人や車がすすみ入る〕車の進入禁止・会場に進入する人々の群れ・旅客機が滑走路に進入する浸入〔「浸」は水にひたる、水がしみこむ意。建物や土地に水がはいりこむ〕泥水が家の中に侵入する・濁水の浸入を防ぐ ***しんにょ【信女】**●尼にならないで受戒した女性。●仏式で葬った女子の戒名にそえる語。[対]②信士 ***しんにょ【真如】**[仏]宇宙万物の本体で、絶対不変の真理。**――の月**《句》真如が衆生の迷いを破ることを、暗夜を照らす月にたとえたことば。 **しんにょう【之、繞】**《「しにょう」の撥音{はつおん}化》漢字の部首「(辵の変形)」の称。しんにゅう。 ***しん・にん【信任】**《名・他サ》その人を信用して物事をまかせること。▶使い分け**ーじょう【―状】**外交使節が正当な資格を持つことを記した文書。 **【使い分け「シンニン」】**信任〔その人を信用して物事をまかせる〕社長の信任が厚い・信任状・信任投票・内閣不信任案の上程・信任を得る・部下を信任する親任〔旧憲法下で、天皇みずからが官を任命する〕親任官・大臣の親任式・親任されて晴れの国務大臣に[参考]「親任式」は今日の「任命式」。新聞では、間違いないと考えてよいとする意の「信認」は、ドルの信認などのほかは「信任」を用いる。 ***しん・にん【新任】**ある職務に新しく任じられること。また、任じられた人。「―の挨拶」「―の教師」 ***しん・にん【親任】**《名・他サ》[文]もと、天皇みずから(高官を)任命したこと。▶使い分け**ーしき【一式】**天皇により、内閣総理大臣・最高裁判所長官を任命する儀式。国事行為の一つ。 **しん・ねこ**[俗]男女がさし向かいで人目をさけてむつまじく語り合うこと。 **しんねり**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)〔性質・態度などが〕しつこくて、あっさりしないようす。ねちねち。 **しんねり・むっつり**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)思っていることをはっきり言わず、態度もはっきりしないようす。「―とした男」 ***しん・ねん【信念】**その事をかたく信じて疑わない心。自信の念。「―を曲げない」 **【類語と表現「新年」】***字義どおりの解釈では、「新しい年」の意であるが、始まりは一月一日だとしても、終わりがいつか明確ではない。「明けましておめでとう」という挨拶を交わしあう間が新年だとすれば、三が日・松の内(七草がゆ)・鏡開き(一一日)を経て、小正月(一五日)のころまでが「新年」で、その日は「どんど焼き」の日であり、かつてのお年玉付き年賀状の抽選日でもあった。この間、「正月気分」があふれ、新年を祝うことによって期待と決意を新たにしよ うとする儀式や行事が、公私にわたって行われる。[年の初め]正月・小正月・七日正月・元日・元旦・元朝・年始・年頭・新春・初春・・三が日・松の内・来る年[新年のイメージ]初日(の出)・若水・初詣・恵方参り・四方拝・年賀状・年始回り・雑煮・屠蘇・お節料理・門松・鏡餅・注連飾り・初夢・お年玉・書き初ぞめ・新年会・かるた・百人一首・羽子板・追い羽根・凧揚げ・双六・こま・獅子い舞・福寿草・初荷・出初め式・御用始め・仕事始め・初場所[挨拶]明けましておめでとう・新年おめでとう・新年のお慶びを申し上げます・謹賀新年・恭賀新年・賀正・賀春・迎春・頌春 ***しん・ねん【新年】**《新しい年の意)●新しく来ること。と。「―をむかえる」●新しく来た、祝うべき年。「――おめでとう」「謹賀―」[対]旧年。▶類語と表現 **しんのう【親王】**嫡出の皇子、ならびに嫡男系嫡出の皇孫中の男子の称。[団]内親王。 **じん・のう【人皇】**[文]神武天皇以後の天皇。人皇{じんこう}。[参考]神代と区別して言う。 **しんのたつ【辰】**漢字の部首「辰」の称。 ***しんば【新派】**●新しくできた流派・流儀。新式のやり方。[対]旧派。●「新派劇」の略。歌舞伎(=旧劇・旧派)に対抗して、明治時代の中ごろから発達した演劇。世相・風俗を主題にしたものが多い。 **シンパ**「シンパサイザー」の略。左翼運動に直接参加しないが、背後で援助する人。共鳴者。 **じん・ば【人馬】**人と馬。「―一体」 ***しん・ぱい【心配】**《名・他サ》《形動》●心にかけて思いわずらうこと。気がかり。「入試の結果を―する」「―性」「事故が起こる―がある」[類語]心痛。気遣い。[囡]安心。●心をくばって・努力する(世話する)こと。「就職の―をする」[類語]配慮。 ***しん・ぱい【親拝】**《名・他サ》[文]天皇がみずから参拝すること。 **じん・ぱい【「塵肺】**粉塵の多い職場で働く人にみられる職業病の一種。粉塵が肺に沈着して呼吸器障害などを起こす。粉塵の種類によって、珪肺・石綿肺・アルミ肺・黒鉛肺などがある。肺塵症{はいじんしょう}。 **じん・ばおり【陣羽織】**昔、陣中でよろい・具足の上に着た袖なしの羽織。[陣羽織] **しん・ぱく【心拍・心搏】**心臓の搏動。「―数」[類語]鼓動。 **シンパサイザー**→シンパ。[▽]sympathizer (=同情者。共鳴者) **シンパシー**同情。共感。[▽]sympathy **しん・ばしら【心柱・真柱】**●仏塔などの中心になる柱。●天理教の首長。表記②は「真柱」と書く。 **しん・ばつ【神罰】**神が与える罰。[類語]天罰。 **しんぱつ【進発】**《名・自サ》〔部隊が〕出発すること。 **しんばり・ぼう【心張り棒】**戸と柱などの間に内側から斜めに支えて戸締まりを厳重にするつっかい棒。 <741> **シンバル**打楽器の一つ。一対の、中央がへこんだ金属製の円盤。両手で打ち合わせる。[▽]cymbals ***しん・ぱん【信販】**「信用販売」の略。 ***しん・ぱん【侵犯】**《名・他サ》他国の領土・領空・領海や権利などをおかすこと。「領空―」[類語]侵略。 ***しんぱん【審判】**《名・他サ》●事件を審理し、正否の判決を下すこと。●第三者的立場から物事の正否の判断を下す・こと(人)。●競技で反則・不正などを判断したり、勝敗・優劣などを決めたりする・こと(役の人)。審判員。●キリスト教で、神がこの世をさばくこと。「最後の―」=審判{さいばん} ***しん・ぱん【新版】**●新しく刊行された書物。新刊。●以前に出版した書物の版・体裁を新しくして出版したもの。[団]旧版。 ***しん・ぱん【親藩】**江戸時代、将軍家の近親者が治めた藩。尾張・紀伊・水戸など。[因]譜代・外様。 **しんび【審美】**美と醜とをはっきり識別すること。〔美しさを追求することも言う」「―歯科」**ーがく【―学】**「美学」の旧称。**―がん(―眼】**美醜を見分ける能力。「自分の―に自信を持っている」**―てき【一的】**《形動》美醜を見分けるようす。美を追究するようす。また、美に関するようす。美的。「―感覚」 ***しんぴ【真否】**本当か、本当でないかということ。真実か否か。「事の―を確かめる」[類語]真偽。実否。 ***しんぴ【真皮】**脊椎動物の表皮の下にある強じんな層。表皮とともに、皮膚を形成する。[因]表皮。 ***しんぴ【神秘】**《名・形動》人間の知恵でははかり知れない不思議なこと。「一的」「宇宙の―」**―しゅぎ【―主義】**[哲]最高実在(神・絶対者など)は理性ではとらえることができないとして、瞑想いや直観などでとらえようとする立場。ミスティシズム。**―てき【―的】**《形動》人間の理解をはるかにこえてふしぎなようす。ミスティック。「―な伝説」 ***しんぴ【親披】**「親展」に同じ。 **じんび【靱皮】**樹木の外皮の内側で形成層の外側にある、やわらかい組織。あま皮。 **シンビジウム**ラン科の多年草。洋ランの一つ。多くの品種がある。[▽]Cymbidium ***しんぴつ【宸筆】**[文]天皇の筆跡。[類語]宸翰{しんかん}。 ***しんぴつ【真筆】**まちがいなくその当人が書いた筆跡。真跡。〔ふつう、古人の書いたものについていう〕「弘法大師の―」[類語]直筆。[因]偽筆。 ***しん‐ぴつ【親筆】**[文]身分の高い人が自分自身で書いた筆跡。「大臣の―」 **しんぴょう【信憑】**《名・他サ》[文]信じてよりどころにすること。確かで信頼できること。「これはーすべき資料だ」**―せい【一性】**〔物事の〕信頼できる性質。信じてよりどころにできる性質。「その話は―が高い」 **しんぴん【新品】**使っていない新しい品物・製品。「――同様のタオル」[因]中古。古物。 ***しん‐ぴん【神品】**[文]芸術作品などで、人間のものとは思えないほど、気高くりっぱな品位(のある作品)。 **じん・ぴん【人品】**●その人に備わっている気品・品位。人柄。[句]「―骨柄がいいやしからず」●その人の品位を表す態度や身なり。 **しん・ぶ【深部】**奥深い所。「一体温」 ***しん・ぷ【新婦】**花嫁。[因]新郎。 ***しん・ぷ【新譜】**●新しい曲の楽譜。●新曲をふきこんだレコード・CD。また、新発売のレコード・CD。 ***しん・ぷ【神父】**カトリック教会の司祭。[参考]牧師。 ***しん・ぶ【神符】**神社が与える守り札。お札{ふだ}。護符 ***しんぷ【親父】**[文]〈「御ごー」の形で〉相手の父親をさす尊敬語。「御―様」 **しん・ぷう【新風】**《新鮮な風の意から)古い因習に支配されたやり方・考え方に対して、それまでになかった新しいやり方・考え方。[コロ]「詩壇に―をふき **シンフォニー**交響曲。シンホニー。[▽]symphony ***しん・ぷく【信服・信伏】**《名・自サ》相手を信じきって服従すること。「朝廷に―する」 **しん・ぷく【心服】**《名・自サ-》心から尊敬して従うこと。「師の教えに―する」[類語]感服。 ***しん・ぷく【心腹】**[文]●胸と腹。●心。まごころ。「―の友」**――の病**《句》《胸や腹の治しにくい病気の意から)除きにくい敵のたとえ。 ***しんぷく【振幅】**振動する物体の、静止する位置から振動の極点までの距離。 ***しん・ぷく【臣服】**《名・自サ》[文]〔ある人の〕臣下として服従すること。 **しん・ふぜん【心不全】**心臓の機能がおとろえて、血液の循環が不完全になった症状。 **じんふぜん【腎不全】**腎臓機能が低下し、体内の老廃物を尿として排出することが困難な症状。 **しん・ぶつ【神仏】**●神と仏。●神道{しんとう}と仏教。**―こんこう【一混交・—混淆】**神道信仰と仏教信仰とを融合するために唱えられた教説。神宮寺・本地垂迹{ほんじすいじゃく}説など。神仏習合。 **じん・ぶつ【人物】**[評価・描写の対象としての個人に言う〕●人間。ひと。また、その性質・人柄。「偉大な―」「重要―」「―を見込む」●人格・能力などのすぐれた人。「彼はたいしたーだ」●小説・劇などにえがかれた人間。「登場―」●写生・撮影などの対象となる人。また、その絵・写真。「―画」 **シンプル**《形動》●単純なようす。素朴なようす。「―な柄」●質素・簡素なようす。「――な生活」[▽]simple **しんぶん【新聞】**社会の新しいできごとや話題を印刷して知らせる定期刊行物。多くは日刊。「―記者」「[参考]「一部・・・」と数える。[剛誕]貴紙。[謙讓]小紙。**―じれい【一辞令】**官吏の任免などについて新聞社側が、世評や探知した材料をもとに臆測{おくそく}して報道すること。[参考]特に、うわさだけで事実に反するときに言う。**―だね【一種】**新聞記事の材料になるような事柄。 **じん・ぶん【人文】**●人間と文化。●人類の作った文化。=人文{じんぶん}。**―かがく【一科学】**〔広義では〕文化現象を対象とする学問の総称。文化科学。●〔狭義では〕文化科学の中で、文芸学・言語学・歴史学・哲学など。**―しゅぎ【―主義】**中世の神中心主義に対して、ルネサンス期にイタリアにおこり欧州に広まった、人間中心の思想運動。古代ギリシャ・ローマを理想とし、人間性の解放・向上をはかった。人本主義。ヒューマニズム。ユマニスム。 **じんぶん【人、糞】**人間が排泄{はいせつ}がした大便。 **しんぶんすう【真分数】**分子が分母より小さい分 <742> **しんぺい【新兵】**新しく兵隊になった者。[対]古兵。 **じんべえ【甚兵衛】**●男子や幼児の夏の家庭着。筒袖{つつそで}で、身たけはひざぐらいまでの短いもの。つけひもで結ぶ。●袖無し羽織の一種。=じんべ。甚平。 **しんぺん【新編】**新しい編集・編成。また、新しく編集した書物。「―水滸伝{すいこでん}」 **しん・ぺん【神変】**〔文〕人間の知恵でははかり知れない、物事の不思議な変化。「―不可思議」 **しんぺん【身辺】**身の回り。「―を整理する」 **しんぼ【進歩】**《名・自サ》物事が・よい(望ましい)ほうにしだいにすすんで行くこと。「科学の―」[類語]発達。発展。向上。進化。[対]退歩。**―てき【一的】**《形動》●進歩の方向にあるようす。●進歩した思想をもつようす。特に、旧来の思想・制度などを改革していこうとするようす。「―な教育」[対]保守的。 **しんぼう【信望】**信頼と尊敬。また、信用と人望。[コロ]「部下にーがある」「―を集める」[類語]声望。**―か【一価】**人望のあつい人。 **しん・ぼう【心房】**心臓内部の上半部。左心房と右心房に分かれる。静脈の血液を心室に送る。[対]心室。 **しん・ぼう【心棒】**●回転するものの中心となる回転軸。心木{しんぎ}。●ある活動の中心になるもの。 **しんぼう【深謀】**深く考えたはかりごと。[類語]深慮。 **しん・ぼう【辛抱】**《名・自他サ》〔いやなことやつらいことを〕がまんすること。「泣きたいのをーする」「―してやっと店がもてた」[類義語の使い分け]「忍耐・我慢・辛抱」**―づよ・い【一強い】**《形》よく辛抱するようすだ。がまん強い。「―・く待つ」 **しんぼう【信奉】**《名・他サ》ある思想・教えなどを信じて、それに従うこと。「師の学説を―する」「一者」 **しんぼう【新法】**●新しい法令。●新しい方法。[対]①旧法。 **しんぼう【神宝】**●神社の宝物。●神聖な宝物。 **じん・ぼう【人望】**りっぱな人、好ましい人として、多くの人から尊敬・信頼の気持ちをもってあおがれること。[コロ]「―を集める」[コロ]「ーが厚い」[類語]人気{にんき}。 **しんぼう・えんりょ【深謀遠慮】**よく計画し遠い将来のことまで考えること。深慮遠謀。 **しんぼく【神木】**「神樹」に同じ。 **しんぼく【親睦】**《名・自サ》飲食などを共にして、互いに親しみ合うこと。「――会」[類語]親善。 **シンポジウム**ある特定の問題について何人かが意見を述べ、それをもとに参会者が質疑応答を行う形式の討論会。▽symposium **しんぼち【新『発『意】**[仏]発心して新しく僧になった人。出家したばかりの人。しぼち。 **じん・ぼつ【陣没・陣、歿】**《名・自サ》〔文〕戦地で死ぬこと。戦没。類語戦死。 **しんぼとけ【新仏】**●死んで間もない人。また、うずめて日数のたっていない死者。●その年の盆にはじめて霊がむかえられる仏だ。あらぼとけ。 **シンボライズ**《名・他サ》形のないものの概念を、具体的に表すこと。象徴すること。▽symbolize **シンボリズム**「象徴主義」に同じ。▽symbolism **シンボリック**《形動》「象徴的」に同じ。▽symbolic **シンボル**●任意に作った、意味をもつ記号。符号・言語など。●象徴。表象。「平和のー」▽symbol**ーマーク**主義・団体・行事などの性格を象徴する図案。▷symbol と mark からの和製語。 **しんぽん【新本】**●発売後、まだ人手にわたっていない新しい本。[対]古本。●新刊書。 **じんぽん・しゅぎ【人本主義】**●「人道主義」に同じ。●「人文主義」に同じ。●人間および人間生活を最も大切なものとする実用主義的な思想。 **しん・まい【新米】**●ことし収穫した米。[対]古米。●(「新前{しんまえ}」のなまりから)新たに従事したばかりで、まだ十分慣れていない・こと(人)。「―教師」[類語]新入り。 **しん・まい【神米】**神に供える(洗った)米。洗米{せんまい}。 **しん・まえ【新前】**しんまい(新米)②。 **しん・まく【心膜】**心臓全体を包んでいる袋状の膜。心囊{しんのう}。 **じんましん【「蕁麻疹】**強いかゆみをともなって、急に皮膚が赤く発疹する病気。 **しん・み【新味】**今までにない新しい感じ・趣。新しみ。「―のない小説」 **しん・み【親身】**●きわめて血筋の近い身うち。近親。●《名・形動》〔肉親に対するように〕親密・親切であること。[コロ]「ーになって世話をする」 **しん・みち【新道】**●新しく通じた道。新道{しんどう}。●町家の間のせまい道。小路{こうじ}。[表記]「新路」とも書く。 **しん・みつ【親密】**《名・形動》交際が深くて親しい関係にあること。「――な間柄」[類語]懇意。[対]疎遠。 **じん・みゃく【人脈】**ある組織の中などで、利害・主義・主張などの立場を同じくする人々のつながり。「一をたどる」「法曹界に―を持つ」 **しん・みょう【神妙】**《形動》《名》〔文〕人の知恵では考えられない不思議な・こと(現象)。●けなげで感心な行いをするようす。殊勝{しゅしょう}。「―に働く」●素直で、おとなしいようす。「――な面持ちで話を聞く」 **しんみり**《副・自サ》[副詞は「――と」の形も]●心静かに落ち着いているようす。しみじみ。「―語り合う」●心がしずんでさびしいようす。「―とした通夜」 **しん・みん【臣民】**君主国の国民。特に、明治憲法下で、日本の国民。 **じん・みん【人民】**社会を構成している人々。特に、政府の支配下にある人々。[類語]国民。**―さいばん【裁判】**法律によらないで、結束した人民の意思と力によって行う裁判。かつて、主に社会主義の国々で反動分子に対して行われた。**―せんせん【―戦線】**ファシズムに反対して民主主義を守ろうとする政党・団体・市民などによる共同戦線。 **しん・め【新芽】**新しく出てきた芽。わかめ。 **しん‐め【神『馬】**《神の乗用に供する馬の意から)神社に奉納する馬。しんば。じんめ。 **しん・めい【神明】**〔文〕神。「天地―に誓う」 **しん・めい【身命】**体と、いのち。身命{しんみょう}。――を賭{と}する《句》命をかける。――をなげうつ **じん・めい【人名】**人の名。「―録」**―よう・かんじ【一用漢字】**法律で戸籍上の人名に用いることができるとして定められた漢字。字体は決められているが、読み方には特別の制限はない。[参考]巻末「人名用漢字一覧」参照。 <743> 用漢字表」】 ***じん・めい**【人命】人のいのち。「一救助」 **シンメトリー** 左右のつりあいがとれていること。左右対称。対称。▽symmetry **じんめん・じゅうしん**【人面獣心】(顔は人間だが、心はけものと同じである意)冷酷な人、恩義を知らない人をののしっていう語。 **しん・めんもく**【真面目】〔文〕そのもののもつ本来の姿や力。真価。本領。真面目{しんめんぼく}。「―を発揮する」 **しん・モス**【新モス】「新モスリン」の略。モスリンに似せて織った平織りの綿布。薄地でやわらかい。和服・夜着などの裏地や肌着に用いる。新メリンス。 **しん・もつ**【進物】〔慶事・歳暮{せいぼ}・中元などのときに〕他人におくる品物。[類語]つかいもの。 **しんもん**【審問】《名・他サ》●事情を明らかにするために、くわしく問いただすこと。●〔法〕裁判所が、書類または口頭で当事者や利害関係にある人などに陳述の機会を与えて聞くこと。 ***じん・もん**【人文】→じんぶん。 ***じんもん**【尋問・訊問】《名・他サ》〔裁判官・警察官などが〕口頭で問いただすこと。「不審―」[表記]もと法令では、もっぱら「訊問」と書いた。 ***じん・もん**【陣門】陣屋の出入り口。軍門。―に下・る《句》戦いに敗れて敵に降伏する。軍門にくだる。 ***しんや**【新家】〔文〕●新しく建てた家。●本家から独立した家。分家。しんけ。[同]②新宅{しんたく}。 ***しんや**【深夜】よふけ。真夜中。深更{しんこう}。 **じん・や**【陣屋】〔文〕●軍勢が宿営する所。●城を持たない大名の居所。●郡代・代官などの居所。 ***しん・やく**【新約】●新しく決めた約束・契約。●「新約聖書」の略。[団]①②旧約。―せいしょ【―聖書】(The New Testament) キリスト教の聖典の一つ。イエス=キリストの生涯の記録、キリストの弟子による伝道の記録、使徒たちの手紙など二七巻より成る。新約。[参考]神と人との新しい契約を記した聖典の意。[注意]「新訳聖書」は誤り。[団]旧約聖書。 ***しんやく**【新薬】新しく作られた薬。 ***しん・やく**【新訳】新しい翻訳・現代語訳。新しく訳された書物。「源氏物語の―」[同]旧訳。 **しん・やま**【新山】新しく材木や鉱物をとる山。 ***しん・ゆう**【心友】〔文]互いに心をうちあけ、心から信じあっている友。心の友。 ***しん・ゆう**【深憂】〔文〕大きな心配やなやみ。深い憂い。「―にたえない」 **しん・ゆう**【神、佑・神、祐】〔文〕神のたすけ。天佑{てんゆう}。神助{しんじょ}。[四字]「神佑天助」[類語]天助。 ***しん・ゆう**【親友】うちとけて付き合っている友。きわめて仲のよい友。「無二のー」 **しん‐よ**【神、輿】〔文]「みこし」に同じ。 **しん‐よう**【信用】●《名・他サ》確かだと信じて疑わないこと。また、信じて受け入れること。「父の言葉を―する」[類語]信頼。●《名・他サ"》それまでの業績・行為から、まちがいを起こさないだろうと・思う(思われる)こと。よいという評判。[コロ]「店の―にかかわる」●取り引きで、相手の経済状態が確実だと判断して、代金の支払いが一定期間猶予される関係のこと。信用取引。―がし【―貸し】借り手を信用して担保や保証なしで金品を貸すこと。―きんこ【―金庫】中小商工業者を対象とする、組合組織の金融機関。―くみあい【―組合】[略]。中小商工業者などが共同で出資して、組合員の相互扶助的金融を行うために設立した非営利的組合。―じょう【―状】銀行がその取り引き先の依頼によってその信用を保証するために発行する証書。―はんばい【―販売】客が代金を支払うことを信用して、商品を先に引き渡す販売方法。掛け売り・月賦販売など。信販。 **じん‐よう**【陣容】●軍隊の配置。陣構え。「――を立て直す」●ある会社・団体・組織などを構成している顔ぶれ。「編集部の―を改める」 **しんよう・じゅ**【針葉樹】針のような形の葉をもつ樹木。マツ・スギ・ヒノキ・モミなど。[団]広葉樹。 ***しんらい**【信頼】《名・他サ》信じてたよりにすること。また、信じてまかせること。「―にこたえる」[類語]信用。―かん【―感】〔ある人・事物に対して抱く〕信じて頼りにできるという気持ち。「政府への―」「―が回復する」―せい【―性】〔ある人・事物に対して抱く〕信じて頼りにできる・こと(性質)。 ***しんらい**【新来】〔文]新しく来た・こと(人)。 **じん・らい**【迅雷】急に激しく鳴る雷。[四字]「疾風―」 **しんらつ**【辛辣】《名・形動》(ひりひりとからい意から)批評や言い方がひどく激しいこと。「―な批評」 **しんらばんしょう**【森羅万象】(「森」はしげる、「羅」は連なる意。「万象」はさまざまな形の意)宇宙間に存在する数限りないすべてのもの。 **しん・り**【審理】《名・他サ》●事実やことの筋道をくわしく調べて処理すること。●〔法〕裁判の対象となる事実関係・法律関係を明らかにするため、裁判所が取り調べること。 ***しんり**【心理】〔意識に現れた」心の働き。心の状態。―がく【―学】生物の意識現象や行動を研究する学問。―しょうせつ【―小説】事件の筋を追うことよりも、作中人物の心の動きの分析を主眼として描写した小説。―てき【―的】《形動》心の働きに関係のあるようす。「―効果」―びょうしゃ【―描写】小説などで、作中人物の心理状態やその微妙な変化を細かく分析してえがき出すこと。―りょうほう【―療法】患者に心理的な影響を与えることによって、心身の疾患を治療する方法。暗示・催眠・精神分析・遊戯などによるものがある。精神療法。サイコセラピー。 ***しん・り**【心裏】〔文]心のうち。心の中。「―に焼きつく思い出」 ***しんり**【真理】●普遍妥当性をもった知識・認識。●〔論〕ある命題が論理の法則にかなっていること。また、それが事実に一致していること。真。●正しい道理。「彼の言うことにも一面のーがある」 **じん・りき**【人力】●人間の力。じんりょく。●「人力車」の略。―しゃ【―車】人を乗せ、車夫が引っぱって走らせる二輪車。人力{じんりき}。[参考]日本独特のもので、明治・大正時代に盛んに用いられた。 **しん・りゃく**【侵略・侵、掠】《名・他サ》他国に攻め入って領土をうばい取ること。「―戦争」[類語]侵犯。 ***しんりょ**【深慮】〔文]深くめぐらした考え。[四字]「―遠謀」[類語]熟慮。熟考。深謀。[団]浅慮。 **しんりょ**【神慮】〔文〕●神の心。[類語]神意。●天皇の心。「―をわずらわす」 ***しんりょう**【新涼】〔文]秋のはじめの涼しさ。〔手紙文などで使う〕[連]「―の候」[類語]秋涼。 <744> **じん・りょう【診療】**《名・他サ》病人を診察し治療すること。「一所」「夜間―」 **しんりょう・ないか【心療内科】**発症やその後の経過に心理社会的な要因が密接に関係している身体疾患を診療の対象とし、生理・心理・社会的側面から全人的・総合的に治療を行う医学の一分科。 **しん・りょく【心力】**〔文〕心の働き。また、精神の力。 **しん・りょく【新緑】**〔初夏のころの〕みずみずしい若葉のみどり。[連]「―の候」 **しん・りょく【深緑】**〔文〕〔しげった草木の〕こいみどり。ふかみどり。 **じん・りょく【人力】**人間のもつ力・能力。人間の出す力。じんりき。「―で動く」 **じん・りょく【尽力】**《名・自サ》ある目的の実現のために努力すること。「会の発展に―する」 **しん・りん【森林】**木が多く集まって生えている所。大きな森。「―地帯」[類語]樹林。**ーよく【一谷】**森林に入って、清浄な空気を吸い、樹木の出す芳香性物質を浴びること。 **しん・りん【親臨】**《名・自サ》〔文〕天皇・皇族などがその会場・式場に出席すること。「―の栄をたまう」 **じん・りん【人倫】**〔文〕〔親子・夫婦など〕人と人との秩序関係。●人間として守り行うべき道。[コロ]「―にもとる行為」[類語]人道。●人間。人。 **しん・るい【親類】**血縁・婚姻などによってつながりをもっている人で、同じ家族に属さない人。親戚{しんせき}。「―縁者」[類語]親族。**―づきあい【一付き合い】**●親類との交際。●他人であるが親類同様に親しくつきあうこと。 **しんるい【進塁】**《名・自サ》野球で、走者が次の塁へ進むこと。**ゆう【安価】** **じん・るい【人類】**人間。ヒト。〔ほかの動物と区別していうことば〕「―の進化」「―の未来」「一愛」 **しん・れい【心霊】**〔肉体をはなれても存在すると考えたときの〕心の主体。たましい。霊魂。「―術」**ーげんしょう【―現象】**現代科学では説明できない超自然的な精神現象。テレパシー・千里眼など。 **しん・れい【振鈴】**〔文〕〔合図をするために〕すずや鐘をふって鳴らすこと。また、その音。 **しん・れい【新令】**新たに出された法令。 **しん・れい【浸礼】**キリスト教の洗礼の一方法。全身を水にひたして罪を清める儀式。バプテスマ。 **しん・れい【神霊】**〔文〕●神のみたま。●霊妙な神の徳。「―の御加護」 **しん・れき【新暦】**太陽暦。陽暦。[対]旧暦。 **しんろ【進路】**これから進んで行く道。「卒業後の―」[対]退路。 **しん・ろ【針路】**(羅針盤{らしんばん}の針が示す方向の意)船舶・航空機などの進むべき方向。[参考]ひゆ的に、行動すべき方向の意でも用いる。 >使い分け「シンロ」 **進路**〔車や人の進んで行く方向〕進路を妨げる・進路を切り開く・進路指導・台風の進路 **針路**〔羅針盤の針が指す方向の意から、あらかじめ定められている方向〕針路を誤る・針路を西に取る・正しい針路に沿って進む・日本の針路 **しん・ろう【心労】**《名・自サ》心づかいをすること。あれこれと心配し、心を痛めること。また、精神的な疲れ。「―の末、病気になった」[類語]心痛。 **しん・ろう【新郎】**# こん・ろう【新郎】花婿{はなむこ}。[対]新婦。 **しん・ろう【辛労】**《名・自サ》ひどくつらい苦労。骨折り。[四字]「一辛苦」 **じん・ろう【塵労】**●〔文〕俗世間のわずらわしい苦労。[コロ]「ーにつかれる」●〔仏〕「煩悩」に同じ。 **じん・ろく【甚六】**〔俗〕のろまでお人好{ひと}よしの人。[参考]多く、大事にのんびりと育てられ、世間を知らない長男をばかにしていう。[連]「総領の―」 **しん・わ【神話】**●その氏族・民族などの神を中心として伝えられた伝説・説話・物語。「記紀―」●根拠もなく絶対的なものと信じられている事柄。「安全―が崩壊する」 **しんわ【親和】**《名・自サ》●仲よく親しむこと。親睦{しんぼく}。[コロ]「会員の一を図る」[対]不和。●〔理〕物質の化合。「ーカ」**―せい【―性】**●物事を組み合わせたときの、なじみやすさ。●〔理〕ある物質が他の物質と化合しやすい性質。「油との――が高い」 **す【素】**■《接頭》●「何もつけない」「かざらない」「ありのままの」などの意。「――焼き」「――顔」「―手」「―足」●「地位も財産もない」「見すぼらしい」「つまらない」などの意。「―浪人」●普通の程度をこえておどろくほどである意。「――早い」●単にそれだけをする意。「―泊まり」「―振り」■《名》ほかのものが加わらず、そのものだけの状態のもの。「―のままの自分」 **す【子】**《接尾》漢字一字からなる漢語にそえてことばの調子を整える語。「金―」「扇―」 **す【州洲】**川・湖・海などの水底に土砂がたまり、水面に現れて島のようになったもの。中州{なかす}。[表記]もともっぱら「洲」と書いた。 **す【巣】**●鳥・獣・虫・魚などがこもりすむ場所。「クモのー」●人が住みついている所。「愛の―」〔悪者が集まる所の意味で使うことが多い〕「不良の―」[類語]すみか。 **す【箸】**竹・葦{よし}などをあらく編んだむしろ。日よけや囲いに用いる。「―をかける」 **す【簾】**〔文〕→すだれ。「―を下ろす」 **す【酢に醋】**酸味をつけるのに使う、液体の調味料。――の蒟蒻{こんにゃく}《句》何のかのと文句をつけるようす。ああだこうだ。酢だの蒟蒻だの。[語源]「四の五の」をもじったものという。 **す【鬆】**●ダイコン・ゴボウのしんや、煮にすぎた豆腐などにできる、こまかに通ったすき間やあな。「―が入る」「―が立つ」●鋳物{いもの}にできた空洞。 **す**《助動:下二型》《口語助動詞「せる」の文語形》●使役を表す。・・・させる。「否とは言はせぬ」●《「せ給ふ」「せらる」など、尊敬を表す語とともに用いて》動作主に対する高い尊敬を表す。・・・なさる。お・・・になる。「古への帝王たちも書かせ給ふ」●他の動作に対する(不本意の)許容・放任を表す。・・・にまかせる。かく・・・させる。・・・される。「好むがままに言はせておかん」「いとし子を死なせしぞ悲しき」[参考]四段・ナ変・ラ変動詞の未然形につく。その他の動詞には、「さす」がつく。 <745> **すいえん** ***すいえん**【水煙】●みずけむり。[類語]しぶき。●[仏]塔の九輪の上部にある、ほのおをかたどった飾り。[参考]②の「火焰{かえん}」の語を忌み、同時に火を調伏する意から。 ***ず**【図】●物の形・ありさまに似せてえがいたもの。特に、絵画。「樹下美人の―」〔数〕面・線・点などからなる形。図形。●ある物事のありさま・状態。「みっともない―」―に当・たる《句》物事が自分の予想した通りになる。[同]思うつぼ。―に乗・る《句》自分の思い通りになってつけあがる。 ***ず**【頭】人間のあたま。〔古風なことば」―が高・い《句》人に対する態度が高慢無礼である。 ***ず**《助動:特殊型》文語打ち消しを表す。・・・ない。ぬ。「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ〈若山牧水〉」「口には出さねど」[参考]活用語の未然形につき、「ず・ざらーず・ざりーずーぬ・ざるーね・ざれーざれ」と活用する。連体形「ざる」は、「言わざるをえない」などの形で口語文中でも使う。「ぬ(=文語では連体形)」は、口語では終止形となる。「ず(=文語では未然・連用・終止形)」は、口語では連用形のみとなる。なお、連用形につく「ぬ」は、完了の「ぬ」。 ***ず**《助動》《打ち消しの助動詞「ぬ」の連用形)打ち消しの意を伴って、文を中止する。あるいは、後の動詞を修飾する。「食が進まず、元気がない」「取るものもとりあえず駆けつけた」〔「ずに」の形をとることも多い」「予習もせずに授業を受けた」 **す‐あえ**【酢和え・酢、奮】へ。魚介類や野菜を酢で混ぜ合わせること。また、その料理 **す‐あげ**【素揚げ】ころもをつけないで油だけであげること。また、その料理。「ナスのー」 **す・あし**【素足】●靴下・たびなどをはいていない、肌がむきだしの足。●はだし。 **す・あま**【素甘】上しん粉に白砂糖を混ぜ、蒸した和菓子。 **す・あわせ**【素、袷】じゅばんを着ないで、素肌にあわせの着物を着ること。 **ず・あん**【図案】美術品・工芸品を作るときの、色や模様の組み合わせや配置などを図に表したもの。デザイン。 ***すい**【水】■《名》●五行の一つで、第五位。方位では北、時節では冬、天体の五星では水星、十干では壬{みずのえ}と癸{みずのと}に当たる。●「水曜日」の略。■《接尾》「水」「液体」などの意。「飲料―」「化粧―」 ***すい**【粋】●混じりけがない・こと(もの)。●ぬきんでてすぐれている・こと(もの)。[コロ]「技術の―を尽くす」●《名・形動》世間の人情に通じていて物わかりのよいこと。特に、男女間の愛情に理解があること。[コロ]「―をきかす」●《名・形動》花柳界や芸人社会の事情を知ること。また、そのために言動があかぬけていること。[類語]③④粋。通{つう}。[団]③④不粋。―が身を食・う《句》花柳界の事情などに通じている粋な人は、その道にふけって身をほろぼす。 **す・い**【酸い】《形》酢のような味である。すっぱい。[同]す・し《ク》。 ――いも甘いも噛み分・ける《句》多くの人生経験を経て、世情・人情に通じている。 ***ずい**【瑞】〔文〕●めでたい・こと(しるし)。瑞祥{ずいしょう}。瑞兆{ずいちょう}。●「瑞西」「瑞典」の略。 ***ずい**【「蕊・藥】おしべとめしべの総称。しべ。 ***ずい**【髄】●動物の骨の中の空所を満たしているやわらかい組織。●茎や根の中心部にあり、環状の維管束によって囲まれた部分。●〔文〕物事の中心となる所。要所。「人情の―を穿つ」 **すい・あ・げる**【吸い上げる】《他下一》●液体や気体を吸って上へあげる。●他人の得た利益を自分のものとしてとる。搾取する。「稼ぎを―・げる」 **すい・あつ**【水圧】水が他の物体または水自体におよぼす圧力。「高―」「―が下がる」 **すい・い**【推移】《名・自サ》時がたつにつれて物事のありさまがうつり変わること。「時が―する」[コロ]「事態の―を見守る」 ***すい-い**【水位】ある面を基準にして測った、ダム・湖・沼・川・海などの水面の高さ。「―が上がる」。 **ずい‐い**【随意】《名・形動》束縛・制限などを受けないこと。自分の思うままになること。「――に食べる」「どうぞごーに」[類語]任意。自在。―きん【―筋】意志によって動かすことのできる筋肉。一般に横紋筋繊維からなる。骨格筋など。[団]不随意筋。 **すい・いき**【水域】海・湖などの水面に定められた、ある一定の範囲。「危険――」 **ずい・いち**【随一】同類の中で、第一番に位置づけられる・こと(もの)。「関東――の規模」 **スイー** **スイーツ** あまい菓子類。「人気の―」▽sweets ***スイート**ホテルで、居間・寝室が一続きになった豪華な部屋。スイートルーム。▽suite―ルーム「スイートルーム」に同じ。▽suiteとroomからの和製語。 ***スイート**《形動》あまいようす。また、甘美で、気持ちがよいようす。スウィート。「――な気持ち」▽sweet―ホーム〔新婚の〕楽しい家庭。楽しいわが家。▽sweet home **スイート・ピー**マメ科のつる性一年草。五月ごろ、蝶形で白・淡紅・紅紫・青色などの花をつける。▽sweet pea **スイート・ポテト**●サツマイモ。●サツマイモを主材料にし、サツマイモの形にして焼いた洋菓子。▽sweet potato **スイーパー**●道路などを清掃するための特殊自動車。●サッカーで、バックスのうちマークする相手をもたず、主に最後尾を守る選手。●カーリングで、ブルーム(ほうき)で氷面をこすってストーン(=石)をコントロールする選手。▽sweeper **ずい・いん**【随員】身分・地位などの高い人につき従って行く人。特に、外交使節につき従って行く人。 ***すい・うん**【水運】船で人や貨物を運ぶこと。水路による交通・運送。「――の便」[類語]海運。[団]陸運。 ***すい・うん**【衰運】〔文〕物事がおとろえてゆく運命・傾向。「――をたどる」[類語]衰勢。[団]盛運。 **ずいうん**【瑞雲】〔文〕めでたいことの起こるきざしとされる雲。[コロ]「ーがたなびく」[類語]紫雲。 **すい・えい**【水泳】《名・自サ》スポーツとして水中を泳ぐこと。また、その技術。 **すい・えき**【膵液】膵臓で作られる消化液。導管を通って十二指腸に分泌される。 **すい・えん**【垂、涎】《名・自サ》「すいぜん」の慣用読み)→すいぜん。 <746> **すいえん【炊煙・炊烟】**〔文〕炊事をするときの煙。 **すい・おん【水温】**水の温度。 **すい・か【水火】**〔文〕(水と火の意)●水難と火難。「―の難」●水におぼれ、火に焼かれるような苦しみ。●ひどく仲が悪いことのたとえ。「―の仲」――も辞せず《句》〔文〕どんな苦しみや危険もいやがらない。 **ずい・か【水禍】**〔文〕●出水によって受ける災害。[類語]水害。●水におぼれること。[類語]②水難。 **すい・か【『西瓜・水、瓜】**ウリ科のつる性一年草。茎は地上をはう。雌雄異花{しゆういか}。夏、緑色で球形の大きな実をつける。果肉は水分が多くて甘く、食用。 **すい・か【『誰何】**《名・他サ》〔文〕〔警備の人が〕「だれか」と声をかけて名や身分を問いただすこと。「―の声」 **すい・がい【水害】**大雨・洪水・高潮などによって受ける害。[類語]水禍。水難。 **すい・かく【酔客】**〔文〕酒によった人。酔客{よっぱらい}。 **すい・かずら【『忍冬】**スイカズラ科の常緑つる性低木。初夏、筒形の二個ずつ並んだ、白またはうすべに色の香りのある花をつけるが、のち黄色にかわる。干した葉を漢方薬に使う。にんどう。 **すい・がら【吸い殻】**たばこの吸いさした残りかす。 **すい・かん【吹管】**化学・鉱物学の実験用具。直角に曲がった金属製の管で、ほのおに空気をふきつけ、金属の分析に都合のよい酸化炎や還元炎をつくる。 **すい・かん【水干】**(のりを使わず、水につけて板に張って干した絹の意)狩衣{かりぎぬ}を簡単にしたもの。菊綴{きくとじ}と呼ばれる装飾をつけ、胸ひもをつける。平安時代、一般の人のふだん着。のち、少年の晴れ着や公家の平服。 **すい・かん【水管】**●水を通すくだ。●軟体動物の呼吸器で、呼吸口の部分がくだ状になったもの。 **すい・かん【酔漢】**〔文〕酒によった男。酔っぱらい。 **すい・がん【酔眼】**〔文〕酒によってとろんとした目つき。 **すい・がん【酔顔】**酒によった顔。 **ずい・かん【随感】**おりにふれて得た感想。「―録」[類語]随想。 **すいがん・もうろう【酔眼、朦朧】**《形動》酒によってはっきり見えないようす。 **すい・き【水気】**〔文〕●しめりけ。水気{みずけ}。●水蒸気。●水腫{すいしゅ}。むくみ。 **すい・き【水、紙】**〔文〕水を支配する神。水神。 **ずいき【「瑞気】**〔文〕めでたい雲。また、めでたく神々しい雰囲気。「―がたちこめる」 **ずいき【『芋苗・『芋『茎】**サトイモの茎。食用。 **ずい‐き【随喜】**《名・自サ》●〔仏〕仏を信じ、その徳をありがたく感じること。●ひどく喜んでありがたいと思うこと。**―のなみだ【―の涙】**《連語》喜び、ありがたく思って流す涙。ありがた涙。 **すい・きゃく【酔客】**●よったお客。●酔客{すいきゃく}。 **すい・きゅう【水球】**七名ずつの二組みが、泳ぎながらボールを相手のゴールに投げ入れる競技。ウオーターポロ。 **すい‐ぎゅう【水牛】**ウシ科の動物。半月形につきでた大きな角をもつ。水辺にすむ。耕作・運搬用の家畜として使われる。角は印材とする。 **すい・きょ【推挙】**《名・他サ》ある人をその地位・職務にふさわしい人としておし、すすめること。「彼を役員にーする」[類語]推薦。推輓{すいばん}。 **すいぎょ【水魚】**みずと、さかな。――の交わり《句》水と魚が切りはなせないように、はなれることのできない親密な交わり。[故事]三国時代、蜀{しょ}の劉備が、自分と諸葛亮{しょかつりょう}のことを「孤{こ}(=私)の孔明(=諸葛亮)有るは猶{なお}魚の水有るがごとし」といった故事から。〈三国志・蜀書・諸葛亮伝〉 **すい・きょう【水郷】**水郷{すいごう}。 **すい・きょう【酔狂】**●酒によって、正常でない言動をすること。●《名・形動》ものずきな・こと(人)。「―にもほどがある」[表記]②は「粋狂」「酔興」とも書く。 **すいぎょく【翠玉】**「エメラルド」に同じ。 **すい・ぎん【水銀】**金属元素の一つ。常温で液体状をなす、ただ一つの金属。色は銀白色。多くの金属と合金を作り、この合金を「アマルガム」という。温度計・気圧計・医薬・水銀灯などに用いられる。元素記号 Hg。**―ちゅう【一柱】**気圧や温度を示す、ガラス管の中の水銀の柱。**―ちゅうどく【―中毒】**水銀または水銀化合物が体内に吸収することによって起こる障害の総称。急性の場合は尿毒症などの腎臓疾患を起こし、慢性の場合は中枢神経に障害が生じて運動失調を起こす。[参考]水俣病{みなまたびょう}。**―とう【一灯】**水銀蒸気を入れた放電管を利用した照明灯。 **すい・くち【吸い口】**●口で吸う道具の、口をつける部分。「パイプのー」●吸い物にそえて香りをつける香辛料。ユズの皮・木の芽・ミョウガなど。 **すい・くん【垂訓】**〔文〕目下に教え示すこと。また、その教え。「山上のー」 **すいぐん【水軍】**昔、水上で武力的活動を行った軍隊。「村上―」 **すい・けい【推計】**《名・他サ》ある事実をもとにして、数量をおしはかって計算すること。「人口を―する」**―がく【一学】**(stochastics)もとの集団(母集団)からいくつかの標本を選び、それらの性質から母集団の性格を推定する統計学の一分野。推測統計学。 **すい・けい【水系】**河川など、地表の水の流れの系統。河川の本流とそれに合流するすべての支流、およびそれに付属する湖・沼などをふくむ。「利根川―」 **すい・けん【水圏】**地球表面上で水のしめる部分。その大部分は海で、陸地面積の約二・五倍。 **すい・げん【水源】**●川・地下水などの水が流れ出てくるもと。みなもと。「―をさがす」「―地」●用水を供給するもと。「―開発」「―池」 **すい・こう【推敲】**《名・他サ》詩や文を作るとき、字句を何度も練り直すこと。「―に―を重ねる」[故事]中国の唐の詩人賈島{かとう}が「僧は推{お}す月下の門」の句を作り、「推す」を「敲{たた}く」にするかどうか考えまよって何度も練り直したということから。 **すいこう【推考】**《名・他サ》ある事柄をもとにして、他の事柄をおしはかって考えること。[類語]推察。 **すい・こう【水行】**《名・自サ》●水上を船などで行くこと。[対]陸行。●水が流れていくこと。 **すい・こう【遂行】**《名・他サ》与えられたこと、志したことなどをやりとげること。「任務をーする」[注意]「ついこう」は誤読。 **すいごう【水郷】**川の下流や湖沼などのほとりにある水辺の村。 <747> **ずいこう** ***ずいこう**【瑞光】〔文〕めでたいきざしを示す光。 ***ずいこう**【随行】《名・自サ》目上の人などにつき従って行く・こと(人)。「一員」[類語]同行。 **すいこう‐ほう**【水耕法】土壌を使わず、栄養分をとかした溶液で植物を育てる方法。水栽培。 **すい・こみ**【吸い込み】●吸いこむこと。●吸って中に入れるしくみ。下水管の流入口など。 **すい・こ・む**【吸い込む】《他五》●〔気体・液体などを〕吸って中に入れる。●人や物を中に引き入れる。「―・まれそうな瞳{ひとみ}」「ボールがゴールにー・まれる」[参考]②は、多く受け身の形で使われる。 **すい・さい**【水彩】水でといた絵の具で・かくこと(かいた絵)。水彩画。[団]油彩。 **すい・さつ**【推察】《名・他サ》〔他の事情や他人の気持ちなどを〕おしはかって見当をつけること。また、そのようにして得られた考え。「胸中を――する」[類語]推量。推考。[尊敬]賢察。高察。[謙譲]恐察。拝察。 ***すい・さん**【推参】〔文〕●《名・自サ》〔相手の都合などを聞かず〕自分の方からおしかけて訪問すること。〔多く謙遜した意味で使う〕「突然―におよび失礼いたしました」●《名・形動》無礼なこと。さしでがましいこと。〔相手のふるまいをとがめていう」「―者」 ***すい・さん**【推算】《名・他サ"》おしはかって大体の数量を計算すること。また、その内容。[類語]概算。 ***すい・さん**【水産】水中でできて、とれる・こと(もの)。[類語]海産。[団]陸産。―ぎょう【―業】水産物の漁獲・養殖・加工などを行う産業。―ちょう【―庁】水産業の振興と水産物増産のための行政事務をあつかう、農林水産省の外局。―ぶつ【―物】海・川・湖沼などから産出する魚介・海藻などの総称。「―加工」 ***すい・さん**【炊爨】《名・自他サ》〔文〕飯をたくこと。食事のしたくをすること。炊事。「飯盒{はんごう}ー」 **すい・ざん**【衰残】〔文〕衰弱しきってただ生きているだけであること。「―の身をさらす」 **すいさんか‐ぶつ**【水酸化物】水酸基(-OH)をもつ無機化合物の総称。 ***すい・し**【出師】〔文〕戦いをするため、軍隊をくり出すこと。出兵。[連]「―の表{ひょう}。」 **すい・し**【水死】《名・自サ》水におぼれて死ぬこと。「―者」。 **すいーじ**【炊事】《名・自サ"》食べ物の煮炊きや、食事のしたく・後片づけなどをすること。「一洗濯」[類語]調理。 **ずい‐じ**【随時】《副》●〔適当なときに〕ときどき。「―薬を配布する」●「必要なときに〕いつでも。「本校は―入学を許可する」 **すい・しつ**【水質】水の品質。「―検査」[参考]公害対策の立場から工業用水・産業廃水などの水質を調査することにもいう。 **ずい・しつ**【髄質】生物の器官で内層と外層が異なった構造や機能をもつとき、その内層の組織。大脳の白質など。[団]皮質。 **すい・しゃ**【水車】●流水や流れ落ちる水で羽根車を回転させて、水のエネルギーを機械的エネルギーに変える原動機。製粉用のみずぐるまや、水力発電用の水力タービンなど。●水路に設置し、足でふんで車を回して水を引きこむ装置。また、その車。=みずぐるま。 **すい・じゃく**【垂、迹】仏・菩薩{ぼさつ}が衆生を救うために仮に神の姿で現れること。[参考]本地垂迹{ほんじすいじゃく} ***すい‐じゃく**【衰弱】《名・自サ》〔肉体的な力が〕おとろえて弱くなること。「体が―する」「神経―」 **すい・しゅ**【水腫】組織液・リンパ液が組織のすきまにたまった状態。むくみ。 **ずい・じゅう**【随従】《名・自サ》〔文〕●身分の高い人につき従う・こと(人)。お供。●人の意見を受け入れてそれに従うこと。 **ずいじゅん**【随順】《名・自サ》〔文〕〔人の言うことなどに〕逆らわずに従うこと。 **すいしょ**【水書】《名・他サ》泳ぎながら扇などに筆で絵や字をかくこと。 **ずい・しょ**【随所・随処】いたる所。あちこち。「ーに誤りの見られる文」[類語]各所。 **すい・しょう**【推奨】《名・他サ》すぐれている点を述べて、その物・人を他の人にすすめること。「成長株を彼に―する」[類語]選奨。 ***すい・しょう**【推賞・推称】《名・他サ》ある物・人などのよい点を、人に向かってほめること。「―に値する」 ***すい・しょう**【水晶】六角柱状の石英。純粋なものは無色透明で、光学器機などに用いられる。不純物をふくむものは印材・装飾品などに用いる。―たい【―体】眼球内で虹彩とガラス体の間にある凸レンズ形の透明な組織。光の屈折率を変えて網膜上に像を結ばせる。―どけい【―〈時計〉】水晶発振子に交流電圧を加えて得られる安定した振動を利用した時計。精度が高い。クォーツ(時計)。 ***すい・じょう**【水上】●水の上。水の表面。「―スキー」[類語]水面。[対]陸上。●〔文〕水のほとり。「―きょうぎ【―競技】競泳・飛び込み・水球など、水上で行われる競技。 ***すい・じょう**【穂状】植物の穂のような形状。―かじょ【―花序】花序の一つ。長い花軸に柄のない小さな花が並んでつく。オオバコ・グラジオラスなど。 ***すい・じょう**【水定】《名・自サ》仏道の修行者が、海や川の中に身を投げて死ぬこと。[参考]火定・土定。 **ずいしょう**【瑞祥・瑞象】〔文]めでたいことの起こるきざし。「勝利の―があらわれる」「類語]吉兆。 **すいーじょうき**【水蒸気】水が蒸発して気体になったもの。蒸気。 ***すい・しょく**【水色】●湖沼・海などの、水の色。●[文]海・川・湖などのある、水辺の景色。 ***すい・しょく**【水食・水、蝕】《名・他サ》波・流水・雨水などが地表を浸食すること。 **すいしょく**【翠色】〔文]みどりいろ。 **すい・しん**【推進】《名・他サ"》力を加えて物を前へおしすすめること。「―力」●物事をはかどらせ、前進させること。「予定通り計画を―する」―き【―器】原動機でまわり、船舶や航空機をおし進める装置。スクリューやプロペラなど。 **すい・しん**【水深】海・川・湖などの水面からの深さ。 <748> **すいじん** ***すい・じん**【水神】水をつかさどり、水難・火災から守る神。水祇{すいき}。 ***すい・じん**【粋人】●趣味が広く、風流を好む人。●世情・人情などに通じて物わかりのよい人。特に、花柳界・芸人の社会などの事情にくわしい人。通人{つうじん}。 **ずいじん**【随身】●《名・自サ》〔文]目上の人に供としてつき従っていく・こと(人)。●平安時代、上皇や貴人が外出するとき、護衛のためにつき従った近衛府{このえふ}の舎人{とねり}。=随身{ずいしん}。 **すいすい**《副》《「ーと」の形も)●水中や空中を軽やかに進むようす。「魚がーと泳ぐ」●[俗]物事がすみやかに、はかどるようす。「――事が運ぶ」 **すい・する**【推する】《他サ変》〔文〕おしはかる。推察する。「これを―・するに」 ***すい・せい**【彗星】太陽を焦点とする細長い楕円{だえん}・放物線などの軌道を回る天体。ふつう、長く白い尾を引く。ほうきぼし。[参考]昔は、この星が現れると不吉のきざしとされた。―のごとく《句》〔彗星が現れるように〕突然現れるようす。「―、映画界に現れたスター」 ***すい・せい**【水勢】〔文〕水の流れる勢い。「大雨で川のーが増す」[類語]流勢。 ***すい・せい**【水性】●水にとけやすい性質。水溶性。「―塗料」「―のサインペン」●水の性質。 ***すい・せい**【水星】太陽系で、もっとも小さく、もっとも太陽に近い軌道を回る惑星。公転周期は約八八日。マーキュリー。 ***すい・せい**【水生・水棲】《名・自サ》水中で生活すること。「―動物」[団]陸生。 ***すい・せい**【水生】《名・自サ"》水中に生え育つこと。「―植物」 ***すい・せい**【水声】〔文〕〔川などの〕水が流れる音。 ***すい・せい**【衰勢】おとろえていく勢い。また、勢いがおとろえた状態。「―を挽回する」[類語]退勢。 **すいせい・がん**【水成岩】岩石の破片や生物の死骸{しがい}などが水底に積もってできた堆積岩。 **すいせい・むし**【酔生夢死】〔文]《酒によい、夢を見て一生を終える意から)これといった仕事もせず、無意味に一生を送ること。 **すいせん**【垂線】一つの直線または平面と直角に交わる直線。垂直線。 ***すい・せん**【推薦】《名・他サ"》ある人・物を、適当なもの・すぐれたものとして人にすすめること。「委員長に―する」「―入学」[類語]推挙。推輓{すいはん}。 ***すい・せん**【水仙】ヒガンバナ科の多年草。早春、長い茎の先に白・黄などの六弁花をつける。花弁の内側に花弁状のもの(=副花冠)がある。 **すいせん**【水洗】《名・他サ》水で洗うこと。また、水で洗い流すこと。「―便所」 **すいーぜん**【垂涎】《名・自サ》〔文〕(食べたくてよだれをたらす意から)非常に欲しがること。垂涎{すいえん}。―の・まと【―の的】《連語》だれもが欲しがりうらやましがるもの。 **すい‐そ**【水素】非金属元素の一つ。物質中でもっとも軽く、無色・無味・無臭。酸素と化合して水になる。元素記号H。―ばくだん【―爆弾】水素の原子核が融合したときのエネルギーを利用した爆弾。原子爆弾の一○○○倍の威力をもつという。水爆。 ***すい‐そう**【吹奏】《名・他サ》笛・ラッパなどの管楽器をふいて演奏すること。―がく【―楽】木管楽器・金管楽器・打楽器の編成によって演奏する音楽。 ***すい・そう**【水槽】水をたくわえておく容器。「防火―」「―で熱帯魚を飼う」 ***すい・そう**【水草】●水と草。[コロ]「―を追う (=あちらこちらと移り住む)」●水中に生える草。水草{みずくさ}。 ***すい・そう**【水葬】《名・他サ》死体を水中に投じてほうむること。[参考]火葬・鳥葬・土葬・風葬。 **すい・ぞう**【膵臓】胃の背後にある消化腺。膵液とホルモンを分泌し、消化と糖分の代謝を行う。―えん【―炎】膵臓の炎症。急性のものは膵液による自己消化が原因とされ、激しい痛みを伴う。膵炎。 **ずい・そう**【瑞相】〔文〕●めでたいことが起こるしるし・前ぶれ。[類語]吉兆。瑞兆。●福々しい人相。 **ずい・そう**【随想】おりにふれて心に浮かぶ思い。また、それを記した文章。[類語]随感。偶感。 **すい・そく**【推測】《名・他サ》ある物事の状態・成り行きなどをおしはかること。また、その内容。「株価の動きを―する」[類語]推定。推量。 **すいぞくかん**【水族館】水中にすむ生物を飼育し、その生態を観覧・研究できるようにした施設。 **すい・たい**【推戴】《名・他サ》〔文〕おしいただくこと。特に、組織の長として適任だとしてあおぐこと。「総裁として―する」 **すい・たい**【翠、黛】〔文〕(緑色のまゆずみの意から)緑色にかすんで見える遠くの山。また、その色。 ***すい・たい**【衰退】《名・自サ》おとろえて勢いがなくなること。「―の一途をたどる」[類語]凋落。衰微。 ***すい・たい**【衰頹】《名・自サ》〔組織などが〕おとろえくずれること。[表記]「衰退」で代用することもある。 ***すい・たい**【酔態】酒によったようす。[コロ]「―を演じる」 **すい・たく**【水沢】〔文]土地が低く、浅く水がたまっ <749> **すい・つ・く【吸い付く】**《自五》●吸って、また、吸うようにしてぴったりとつく。「磁石に鉄粉が―・く」●ぴったりついてはなれない。「タコが手に―・く」 **すいつけ・たばこ【吸い付け『煙『草】**吸って火をつけてから人にわたすたばこ。 **すい・つ・ける【吸い付ける】**《他下一》●吸って、または吸うようにして引きつける。「磁石は鉄を―・ける」「視線が―・けられる」●たばこを火に近づけ、吸いながらつける。●いつも吸う。吸いなれている。「外国たばこを―・ける」 **スイッチ**●電気回路の開閉や切り換えを行う器具。開閉器。点滅器。●鉄道の軌道の切り換え装置。転轍機{てんてつき}。ポイント。●《名・他サ》他のものに切り換えること。「第二案にーする」▽switch**ーバック**《名・自サ》列車が、山道などでジグザグに折り返しながら進行すること。また、その線路。▽switchback**ーヒッター**野球で、右打席でも左打席でも打てる打者。▽switch hitter **すいっちょ**「ウマオイムシ」の別称。 **すいてい【推定】**《名・他サ》●〔はっきりわからないことを〕他の物事からおしはかって仮に判断すること。「江戸時代の製作と―する」「出生率を―する」[類語]推測。推理。推量。●〔法〕はっきりしない事実を、反対の証拠が出るまで一定の事実であると仮定すること。 **すいてい【水底】**水の底。水底{みなそこ}。[対]水面・水中。 **すい・てき【水滴】**●水のしずく。●書{しょ}にさす水を入れておく小さな容器。水注{すいちゅう}。水さし。 **すい・でん【水田】**水を引き入れて稲などを栽培する耕地。水田{みずた}。「一地帯」[対]陸田。 **すいてんぐう【水天宮】**水天(=水中にいて水を支配する神)を祭った神社。安産の神、水難よけの神として信仰される。 **すいてん・ほうふつ【水天、彷彿】**《形動計》〔文〕遠い海上などで、水面と空と接するあたりの区別がはっきりしないようす。 **ずいと**《副》〔わきに気をとられず〕急に大きく(一歩を)進み出るようす。「―前へ出る」 **すい・とう【出納】**《名・他サ》金銭や商品などを出し入れすること。特に、金銭の出し入れ。「一係」「一帳」 **すい・とう【水痘】**子供に多いウイルス性急性感染症。熱が出て、皮膚に赤い斑点{はんてん}ができ、それが水疱{すいほう}になる。水ぼうそう。 **すい・とう【水稲】**水田に栽培するイネ。[対]陸稲{おかぼ}。 **すい・とう【水筒】**飲料水を入れて携行する容器。 **すい・どう【水道】**●上水道・下水道の総称。●水源から飲料水・工業用水などを導き供給する設備。上水道。●海峡。特に、航路としての海峡。「豊後{ぶんご}で―」**どう【隧道】**〔文〕トンネル。ずいどう。 **すい‐どく【水毒】**〔文〕漢方で、体内水分の分布・代謝などの変調から起こる病的症状。むくみ・口渇{こうかつ}(=口の渇き)・乏尿{ぼうにょう}(=尿の排出量の低下)などの類。 **ずいとくじ【随徳寺】**〔俗〕あとのことなどかまわずに姿をくらますこと。〔「ずいと行く」を寺の名前らしくいった語〕[連]「一目山ー(=一目散ににげ出すこと)」 **すいとり・がみ【吸い取り紙】**書いたばかりの紙面におしあて、余分なインク・墨汁などを吸い取らせる紙。すいとりし。 **すいーと・る【吸い取る】**《他五》●吸い出して取る。●他の物に吸いこませて取る。「電気掃除機でほこりを―・る」●他人の利益などを取りあげる。しぼり取る。「上納金として―・られる」 **すい・なん【水難】**●出水によって受ける災難。[類語]水害。●〔溺死・難破{なんぱ}など〕水上で受ける災難。「一救助」[類語]②水禍。 **すい・にょう【夊、繞】**漢字の部首「夕」の称。なつあし。[参考]常用漢字では「ちかんむり(久)」と同じ形になった。 **すい・にん【推認】**《名・他サ》〔文〕すでにわかっていることから、推測して判断・認定すること。 **すいーのう【水、囊】**●こまかく編んだふるい。食品の水を切る、みずこし。●帆布製の携帯用バケツ。 **すいーのみ【吸い飲み・吸、呑】**吸い口の長い、きゅうすに似た容器。ねたまま水などをのむときに使う。 **すい・ば【酸葉・酸模】**タデ科の多年草。葉や茎は少し酸味があり、若いものは食用になる。すかんぽ。 **すい・ばく【水爆】**「水素爆弾」の略。 **すい・はん【垂範】**《名・自サ》〔文〕〔指導すべき立場の人が〕模範を示すこと。[四字]「率先―」 **すい・ばん【推輓・推挽】**《名・他サ》〔文〕(車を押(=推)したり、引(=輓・挽)いたりする意から)人をある地位や職につけるように、ことばをそえてすすめること。「会長にーする」[類語]推挙。推薦。 **すい・ばん【水盤】**花をいけたり盆石をかざったりするための陶製または金属製の、底が平らな浅い容器。 **ずい・はん【随伴】**《名・自サ》●身分の高い人などにつき従って行くこと。供をすること。随行。●ある物事にともなって起こること。「―現象」 **すいはん・き【炊飯器】**飯をたく器具。電気・ガスなどによって自動的にたけるものをいう。 **すい・はんきゅう【水半球】**地球を水陸の分布状態から二分したとき、できるだけ海洋の面積を広くふくむようにとった半球。[対]陸半球{りくはんきゅう}。 **すい・ひ【水肥】**液状の肥料。液肥。みずごえ。 **すい・び【衰微】**《名・自サ》盛んであったものが、おとろえて弱くなること。「国勢がーする」[類語]衰退。 **すい・ひつ【水筆】**穂に芯{しん}を入れてない、根元まで墨をふくませて書く筆。 **ずい‐ひつ【随筆】**体験・感想・意見などを思いつくままに自由な気持ちで書いたもの。エッセー。 **すい・ふ【水夫】**船乗り。船員。特に、雑役に従事する下級船員。[参考]現在はふつう「水手{すいしゅ}」という。 **すい・ふく【推服】**《名・自サ》〔文〕尊んで心からその人に従うこと。心服すること。「師に―する」[類語]敬服。 **すい・ぶん【水分】**成分として、ある物の中にふくまれている水・液体。みずけ。 **ずいぶん【随分】**■《副》《「―と」の形も》《形動》普通の程度をこしているようす。非常に。かなり。「―な話」 <750> **すいりょ** **すいへい** ***すいへい**【水兵】海軍の兵士。[類語]海兵。―ふく【―服】●水兵の軍服。●水兵の軍服の上着をまねた形の女性・子供用の服。セーラー服。 ***すい・へい**【水平】●《名・形動》動かない水面のように平らなこと。●《名・形動》地球の重力の方向と直角に交わる方向(であること)。「―飛行」[対]垂直。●上がり下がりのないこと。「成績は―を保つ」―こう【―坑】「横坑{よここう}」に同じ。―しこう【―思考】問題の解決に際して一つの支配的アイディアの枠をもたず、いろいろの角度から思考の源を引き出してくる方法。―せん【―線】●海上で、水面と空との境として見える線。●地球の重力の方向に直角に交わる線。―どう【―動】〔地震などで〕水平方向に起こる振動。[団]上下動。ーぶんぷ【分布】地表の水平方向の広がりとしてみた生物の分布。[団]垂直分布。 **すいへん**【水辺】[文]みずべ。 **すい・ほ**【酔歩】〔文]酒によってよろめきながら歩く足どり。千鳥足。 ***すい・ほう**【水泡】〔文]水のあわ。―に帰・する《句》失敗などによって、今まで続けてきたものがむだになる。むなしく終わる。 ***すい・ほう**【水疱】発疹の一種。表皮下に漿液{しょうえき}がたまり、半球状にふくれあがるもの。水ぶくれ。 **すい・ぼう**【水防】水による災害を防ぐこと。 ***すい・ぼう**【衰亡】《名・自サ》おとろえて、ほろびること。「ローマ帝国の―」[類語]衰滅。[対]興隆。 **ずいほう・しょう**【瑞宝章】社会・公共のために功労のあった人に授与される勲章。勲一等から勲八等まである。 **すいぼく・が**【水墨画】墨だけでかいた絵。山水を題材とするものが多い。すみえ。水墨{すいぼく}。 **すい・ぼつ**【水没】《名・自サ》出水などのため、水面より下にかくれてしまうこと。「―家屋」 ***すい・ま**【水魔】〔文〕水害。[参考]おそってくる水を魔物にたとえた語。 **すい・ま**【睡魔】〔ひどい〕ねむけ。「―におそわれる」「―撃退法」[参考]おそってくるねむけを魔物にたとえた語。 **ずいまく・えん**【髄膜炎】脳と脊髄{せきずい}を包む髄膜が細菌・ウイルスなどにおかされて炎症を起こす病気の総称。脳脊髄膜炎。 **すいません**《連語》「すみません」が転じた語。→すみません。 **すい・みつ**【水密】水槽・管・隔壁などが水をもらさず、水圧にたえること。「―扉」 **すいみつ・とう**【水蜜桃】モモの一品種。果実は大きく、あまくて水分が多い。原産地は中国。水蜜{すいみつ}。 **すい‐みゃく**【水脈】●地下水が流れている道。●船の通る道。[類語]水路。 **すい・みん**【睡眠】《名・自サ》●ねむること。ねむり。[コロ]「ーをとる」●活動をしばらくやめていること。―じむこきゅう‐しょうこうぐん【―時無呼吸症候群】睡眠障害の一つ。睡眠中に、一〇秒以上の呼吸停止(=無呼吸)が一時間あたり五回以上くり返される病気。▽sleep apnea syndrome―しょうがい【―障害】何らかの医学的な問題により正常な睡眠がとれない状態。 **スイミング** 泳ぐこと。水泳。「ープール」「ークラブ」▷swimming **ずい・むし**【、螟虫】メイガの幼虫。稲などの植物のずいを食い荒らす。めいちゅう。 ***すいめい**【吹鳴】《名・他サ》〔文〕楽器をふきならすこと。また、汽笛などを高くならすこと。「号笛―」 ***すい・めい**【水明】〔文〕〔川・湖などの〕すんだ水が日光を受けて美しく輝くこと。[四字]「山紫―」 **すい‐めつ**【衰滅】《名・自サ》〔文〕しだいにおとろえて、やがてほろびること。[類語]衰亡。 **すい・もの**【吸い物】だしをとり、塩・しょうゆなどで味をつけ、魚肉や野菜などを入れた汁物。すまし汁。 ***すい・もん**【水門】水の流れや水量を調節するために、貯水池や水路に設けてある門。 ***すい・もん**【水紋】〔文〕●水面に起こる波紋。●水紋①のような形の模様。 **すい・やく**【水薬】みずぐすり。 ***すいよ**【睡余】〔文〕ねむりから覚めたあと。 **すいよ**【酔余】〔文〕〔ある言動が」酒によったあとであること。酒によったあげく。「―の繰り言」〔副詞的にも使う」「―口論におよぶ」 ***すい‐よう**【水曜】曜日の一つ。日曜から数えて週の四日目。火曜の次の日。水曜日。 **すい‐よう**【衰容”悴容】〔文〕やつれた姿・顔。 ***すいよう・えき**【水溶液】ある物質を水にとかした液。 ***すいよう・えき**【水様液】●水のような無色・透明の液体。●眼球の水晶体と角膜との間にある無色・透明なリンパ液。 **すい・よく**【水浴】《名・自サ"》水をあびること。みずあび。[参考]温浴。 **すいーよ・せる**【吸い寄せる】《他下一》●吸って、また、吸うようにして近くへ寄せる。「磁石が鉄片を―・せる」●気持ち・注意などをひきつける。「視線を―・せる」 **すい‐らい**【水雷】水中で爆発させて艦船を破壊する兵器。魚形水雷(魚雷)や機械水雷(機雷)など。 ***すい・らん**【翠『嵐】〔文]青々とした山の雰囲気。 **すいらん**【翠、巒】〔文]青々とした山の峰。 **すいり**【推理】《名・他サ》わかっている事実をもとにして、まだわからない事柄をおしはかること。「―を働かせる」[類語]推定。―しょうせつ【―小説】事件のなぞを推理によって解くことを中心にした小説。ミステリー。[参考]日本では以前は「探偵小説」と呼ばれていた。 **すい・りく**【水陸】水上(水中)と陸上。水路と陸路。「―両用自動車」[類語]海陸。 ***すいり**【水利】●船で人や荷物を運ぶ便。「川べりで―がよい町」●灌漑・飲用などのための水の利用。「―権」 **すい・りゅう**【垂柳】〔文〕「しだれやなぎ」に同じ。 ***すい・りゅう**【水流】〔川などの〕水の流れ。 **すい・りゅう**【翠柳】〔文〕葉の青々としたヤナギ。 ***すい・りょう**【推量】《名・他サ"》はっきりわからない物事の事情や人の考え・感情などを、おしはかること。「胸のうちをーする」[類語]推測。推定。推察。忖度{そんたく}。 <751> **スーパー** ***す・う**【吸う】《他五》●気体を口または鼻から、また、液体を口から体内に引き入れる。「汁を―・う」「息を―・う」[類語]啜{すす}る。吸引。〔水分などを〕しみこませる。吸収する。「湿気を―・う」《四》。 **すうがく**【数学】数や図形の性質・関係を研究する学問。代数・幾何・解析などの学問の総称。 ***すう・き**【数奇】《名・形動》《「数」は運命、「奇」はちぐはぐの意)●ふしあわせ。不運。●運命が激しく変化すること。「―な運命をたどる」 **すう‐き**【枢機】〔文〕●物事のいちばん大切なところ。かなめ。[類語]枢軸。●政治上の最も重要な仕事。「国政の―に参与する」―きょう【―、卿】カトリック教会の高位聖職者。教皇の最高顧問。枢機卿{すうきけい}。 **すう・けい**【崇敬】《名・他サ》〔文〕あがめうやまうこと。心から尊敬すること。「―の念」[類語]崇拝。 **すうこう**【崇高】《名・形動》気高く貴いこと。「―な理想」 **すう・こう**【趨向】〔文〕ある物事の成り行きが、ある方向に向かうこと。また、その方向。「時の――には逆らえない」[類語]傾向。趨勢{すうせい}。動向。 **すう‐し**【数詞】名詞のうち、数量や順序を表す語。「一」「一つ」「一本」「一枚」「一番」「幾つ」「第一」「二倍」「二分の一」など。 ***すうじ**【数字】数を表すのに使う文字。[参考]アラビア数字(1・2・3・・・)・ローマ数字(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・・・)・漢数字(一・二・三・・・)などがある。――に明る・い《句》数を用いて表された物事の状態を正しく判断する能力がある。 ***すうじ**【数次】数回。数度。「―の調査」 **すう・しき**【数式】数・量を表す数字や文字を計算記号で結びつけ、全体が数学的に意味をもつ式。 **すう‐じく**【枢軸】●物事の中心となる大切な部分。特に、政治活動・政治権力の中心。[類語]中枢。枢機。●第二次世界大戦前から戦時中にかけて、連合国に対立して、日本・ドイツ・イタリアおよびその同盟国相互に結ばれた、友好・協同の関係。「一国」 **すうすう**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●鼻息が軽い音を立てるようす。「―とねむる」●すきまから風が通るようす。●冷たくさわやかな感じのするようす。「のどがーする飴」 **ずうずう・し・い**【『図『図しい】《形》他人の意向にかまわず、自分のやり方を押し通して行うようすである。あつかましい。「―・い奴だ」「―・く他人の土地に居すわる」[類語]ずぶとい。 **ずうずう‐べん**【ずうずう弁・ずうずう、辯】〔俗〕東北地方の人に特有の、鼻にかかるような発音のしかた。「じ」を「ず」、「じゅう」を「ずう」に近い音で発音することからいう。 **すうせい**【趨勢】〔文〕その時の物事の傾向・流れ。「時代の―」[類語]傾向。趨向。動向。 **すう・た**【数多】〔文]数の多いこと。たくさん。あまた。 **す・うたい**【素謡】能の略式演奏形式の一つ。囃子{はやし}も舞もなく謡曲だけをうたうもの。 **ずう‐たい**【『図体】〔俗]体。なり。〔特に、大きい体をさしていう」「―だけ大きい」 **すう・だん**【数段】《名・副》程度・段階に差がある・こと(ようす)。はるかに。「彼の方が一上だ」 **すうち**【数値】〔数〕●文字で表した数式の中の、その文字にあてはまる数。●計算・測定して得た数。 **スーツ** 洋服の上下を同じ布で作った一そろい。「―を着こなす」[参考]男子服では背広上下(とチョッキの三つぞろい)、婦人服ではスカートまたはズボンと上着またはコートと組み合わせたそろいをいう。▽suit―ケース 衣類などを入れて持ち歩く旅行用のかばん。▽suitcase **すう・てき**【数的】《形動》数に関するようす。「―な変化が現れる」「―に優位に立つ」[類語]量的。 **すうとう**【数等】《副》程度・段階に差のあるようす。ずっと。はるかに。「――すぐれている」 **す・うどん**【素、饂飩】ゆでたうどんに味つけした汁をかけただけのもの。かけうどん。うどんかけ。 **スーパー**《接頭》「とびぬけて(すぐれて)いる」「超・・・」の意。「ースター」日《名》●「スーパーインポーズ」の略。「字幕」●「スーパーマーケット」の略。▽super―インポーズ 映画・テレビなどで、画面の端などに出る訳文や解説文。字幕。スーパー。▽superimpose―コンピューター 大規模な科学技術計算などを高速で行う大型コンピューター。スパコン。▷supercomputer―マーケット 食料品や日用品などを中心に現金・廉価販売を行う、セルフサービス方式の大規模な小売店。スーパー。▽supermarket―マン 並外れた能力をもった人。超人。▽superman **すう・はい**【崇拝】《名・他サ》立派な人・物だとして、あがめ敬うこと。「英雄―」[類語]崇敬。 **スープ** 西洋料理で、肉・野菜などをにだして味をつけ <752> **ずがいこ** **すえ** **すえ・おき**【据え置き】本来・手をつける(変える)べきものを、そのままの状態にしておくこと。「料金がーになる」〔貯金・債券・年金などを〕一定の期間、はらいもどしたり、償還したりしないでおくこと。 **すえ・おそろし・い**【末恐ろしい】《形》将来が思いやられて、おそろしい感じだ。「―・い子供たち」 **すえ・ずえ**【末末】●遠い将来。のちのち。さきざき。〔副詞的にも使う〕「―のことまで考える」「―どうなることかと心配する」●子孫。●身分の低い人々。庶民。しもじも。〔古風な言い方〕 **すえ・ぜん**【据え膳】食事を調えた膳を人の前に出すこと。また、その膳。[連]「上げ膳―」――食わぬは男の恥《句》女性の方から情事の誘いをかけられて、それに応じないのは男性として恥である。 **すえたのもし・い**【末頼もしい】《形》将来が期待されるようすだ。将来有望である。「―・い青年」 **すえ・つ・かた**【末つ方】《「つ」は口語の「の」に当たる格助詞)〔文〕●末のころ。終わりごろ。●末の方。終わりの部分。末端。 **すえ・つ・ける**【据え付ける】《他下一》動かないようにしっかりと置く。固定する。「ストーブを―・ける」 **すえ・つーこ**【末っ子】兄弟姉妹のうち、いちばん最後に生まれた子。いちばん下の子。末子{まっし}。 **すえ・ながく**【末長く】《副》これから先もずっと長く。遠い将来まで変わることなく。「―お付き合いのほど」 **すえ・ひろ**【末広】「末広がり」に同じ。 **すえ・ひろがり**【末広がり】●末になるにつれて広がっていること。●物事がしだいに栄えて行くこと。「将来は―だ」●「扇子{せんす}」「中啓{ちゅうけい}」の別称。=末広。 **すえふろ**【据え風呂】大きな桶{おけ}にかまどを取り付けたふろ。 ***す・える**【「籠える】《自下一》飲食物などがくさってすっぱくなる。「―・えたにおい」図す・ゆ《下二》。 **※す・える**【据える】《他下一》●場所を設けて、物を置く。「カメラをー・える」[句]「灸{きゅう}を―・える」[コロ]「印を―・える(=印を押す)」●人をある席・地位につかせる。「恩師を上座に―・える」「専務を社長のあとがまに―・える」●しっかりと落ち着かせる。[句]「胆{きも}を―・える」[句]「腰を―・える」一か所に定めて動かさないようにする。[句]「目を―・える」図す・う《下二》。 ***すおう**【『周防】旧国名の一つ。今の山口県の東部。 **す・おう**【素、袍・素、襖】直垂{ひたたれ}の少し変化した衣服で、同色の麻地で作り、家紋を染め出したもの。室町時代は武士の常服、江戸時代には武士の礼服。 ***す・おう**【蘇芳・蘇方】●マメ科の落葉小高木。枝にとげがあり、春、黄色の五弁の花をつける。古くは材から染料をとった。●蘇芳①の材から得た染料で染めた色。黒っぽい赤色。「一色」 **す・おどり**【素踊り】衣装やかつらを着けずに、おどること。また、その踊り。 **すか**〔俗〕●あてがはずれること。見当ちがい。「―を食う」●つまらないもの。かす。「―みたいな講演」 **ずーが**【図画】絵。また、絵をかくこと。「―工作」[類語]絵画。 **スカート** 洋装で、女性が腰から下の部分をおおって着る、衣服。「ミニー」「タイトー」▽skirt **スカーフ** 首に巻いたり頭にかぶったりする、四角形の薄地の布。▽scarf **スカーレット**緋{ひ}。深紅色。▽scarlet **スカイ**天。大空。▽skyーダイビング 飛行中の航空機から飛び降り、途中でパラシュートを開いて目標地点に向かって降下し、着地の正確さを競う競技。▽skydivingーライン●空を背景として見たときの山・建物などの輪郭線。●山・高原などの見晴らしのよい所に作った観光用のドライブウエー。▽skyline(=地平線) **すーがい**【酢貝、酷貝】●リュウテンサザエ科の巻き貝。小形。殻を酢につけると溶けてくるくる回る。食用。●貝、特にアワビの酢の物。 **ず・かい**【図解】《名・他サ》図などを用いて分かりやすく説明すること。また、図で表した解説。「機械の構造を―する」[類語]図説。 **ずがいこつ**【頭蓋骨】顔面骨とともに頭蓋を構成する骨。頭骨{とうこつ}。頭蓋骨{とうがいこつ}。 <753> **ずかんそ** **スカイ・ブルー** 空色。▽sky blue **スカウト**《名・他サ》有望な新人や有能な人を見つけだしたり引きぬいたりすること。また、それを仕事にする人。「―されて歌手になる」▽scout **すーがお**【素顔】●〔俳優の〕扮装{ふんそう}をしていないときの顔。●〔女性の〕化粧をしていない顔。地顔。「――が美しい」[類語]素っぴん。●酒気をおびていない顔。しらふ。●虚飾のないありのままの状態。「都会のー」 **すかさず**【透かさず】《副》ある事が終わると時間をおかないで、すぐに他の事をするようす。すぐさま。「―次の策を講じる」[表記]かなで書くことが多い。 **すかし**【透かし】●すきまを作ること。また、すきまを作った部分。●紙を明るい方に向けて、光を通したときに見える模様・文字。 **すかしおり**【透かし織り】絽{ろ}や紗{しゃ}など、すきとおるようにうすく織った絹織物。透き織り。 **すかしぼり**【透かし彫り】彫刻で、木や板金などをくりぬいて模様を表すこと。また、そのもの。欄間{らんま}の装飾や刀剣の鍔{つば}などにほどこす。 ***すか・す**【『空かす】《他五》〈「腹を―・す」の形で〉空腹にする。また、空腹になる。 ***すか・す**【「賺す】《他五》●だます。●機嫌をとってなだめる。「おどしたり、ー・したりする」文《四》。 ***すか・す**【透かす】《他五》●すきまをつくる。間隔をおく。「間を―・して板を張る」●〔密なものを〕まばらにする。間をあらくする。「庭木の枝を―・す」●すきとおらせる。物を通して向こう側を見る。「ガラス窓を―・して見る」●透かし彫りを作りつける。「雲の形を―・した欄間{らんま}」〔俗〕相手にすかを食わす。タイミングをはずす。「相手の攻撃を―・す」●[俗]音のしない屁{へ}をする。[表記]③~⑥は多くかな書き。●[俗]きどる。すます。〔軽蔑して言う〕「―・したやつ」文《四》。 **すかすか**《名・形動》すきまが多いこと。「―のスイカ」 **ずかーずか**《副》《「―と」の形も》荒々しく進み出るようす。無遠慮に入りこむようす。「―と座敷に上がりこむ」[類語]つかつか。 **すがすが・し・い**【『清清しい】《形》さっぱりとしていて気持ちがよいようすだ。さわやかで気持ちがよい。「―・い朝」図すがすが・し《シク》 [日本語]「すがすがしい」 スポーツで一汗かくと、すがすがしい気持ちになる。高原の冷気を吸うと、すがすがしくなる。この「すがすがし(い)」という語は、「我が御心すがすがし〈古事記〉」のように、奈良時代から使われている。清潔感があって、清らかであるという意味である。この語には、物事がすらすら運ぶ、気が早いなどの意味もあったが、今では使わない。 [あした]〈昔〉朝・翌朝、〈今〉明日 [ののしる]〈昔〉大声で騒ぐ・うわさする、〈今〉大声で非難する このように、古くから今に至るまで、同じ意味で使われている語や、一部意味が変わって使われている語は数多い。今の時代には、時代にふさわしい言葉が作られ使われているが、日本人の根っこの部分は、あまり変わっていないともいえる。古典とか伝統とかいうことは、逆に私たちに新しいことを教えてくれそうである。 **すがた**【姿】●人の体の、全体的なかっこう。また、物の(全体的な)形。「均斉のとれた―」「―の美しい山」「―鮨」「―煮」「―焼き」●みなり。風采{ふうさい}。「みすぼらしい―」(「現す」「見える」「かくす」「消す」などの動詞とともに用いて)見えかくれするものとしての人の体。「―をかくす」「―を現す」●物事のありさま・状態。「世の―」 **すがた‐み**【姿見】全身を映す大型の鏡。 **す‐がたり**【素語り】●三味線の伴奏なしに浄瑠璃{じょうるり}を語ること。●人形をあやつらずに、浄瑠璃だけを語ること。 **すか・たん**〔俗〕●とんま。まぬけ。●むだ。くいちがい。「―をくらう」●見当はずれ。とんちんかん。 **スカッシュ**●果物の汁にソーダ水を加え、砂糖や香料などで味を付けた飲料。「レモンー」●四方を壁で囲んだコートで、二人の競技者が壁面を利用してラケットでボールを打ち合う競技。▽squash **すかっと**《副》●すがすがしくさっぱりしたようす。さわやかなようす。「―した服装」「―晴れる」●気持ちよく物が切れるようす。「―した切れ味」 **すが・め**【眇】[卑称]斜視{しゃし}。また、横目。●片方の目が不自由であること。 **すが・める**【眇める】《他下一》〔物を見るとき〕片目を細くする。また、片目を細くしてねらい見る。[連]「ためつ―・めつ」図すが・む《下二》 **すがら**《接尾》《名詞につけて》●「初めから終わりまで」「・・・の間ずっと」の意。「夜もー」●「そのまま」の意。「身」「・・・の途中」「・・・のついでに」の意。「道―」 **ずーから**《接尾》《「の」の意の助詞「つ」+名詞「から」から。体の一部分を表す名詞について)「・・・から」「自身の・・・によって」の意。「手―」 **ず・がら**【図柄】〔織物などの〕図案の構図。模様。 **スカラー**〔理〕一つの数値だけで完全に表される量。長さ・面積・質量・時間など。[団]ベクトル。▽scalar **スカラシップ**奨学金。また、奨学金を受ける資格。▽scholarship **スカラップ**●ホタテガイ。また、その殻。●襟・袖口・カーテンなどをホタテガイの殻に似た波形にふちどること。また、そのもの。「―縫い」●ホタテガイの殻(に似たなべ)に入れた西洋料理。=スカロップ。▽scallop **すがり・つ・く**【縋り付く】《自五》頼りにしてしっかりととりつく。「父親に―・く」「柱に―・く」 ***すがる**【蜾蠃】「ジガバチ」の古称。 ***すが・る**【縋る】《自五》●〔頼りとするものに」身をもたせるような形でつかんで、はなすまいとする。しがみつく。「杖{つえ}に―・って歩く」●〔同情・援助などの〕助けを求める。また、それを頼りとする。「人の情けに―・る」《四》。 **すが・れる**【、関れる】《自下一》《「末{すえ}枯れる」の意)●〔冬が近づいて」草木や花がかれ始める。「菊が―・れる」●人の盛りの時がおとろえる。[表記]「末枯れる」「素枯れる」とも書く。図すが・る《下二》。 **ず・かん**【図鑑】同じ種類のものの図や写真を集めて説明した書物。「動物―」「恐竜——」 **スカンク**イタチ科の動物。体色は白黒で、敵におそわれると肛門{こうもん}から激しい悪臭を放って身を守る。南北アメリカに分布する。▷skunk **ずかん・そくねつ**【頭寒足熱】頭を冷やして、足を暖めること。よくねむれ、健康によいという。 <754> **すきほう** ***すかんぴん**【素寒貧】《名・形動》〔俗〕無一物である・こと(人)。[表記]かなで書くことが多い。 **すかんぽ**【『酸模】→酸葉{すいば}。 ***すき**【好き】《名・形動》〔ある物・物事・人に]心を引かれること。好むこと。「私にはーな人がいる」「演劇が―だ」[類語]好み。選{え}り好み。嗜好{しこう}。好尚。[対]嫌い。●変わったことを好むこと。物好き。●好色。色ごのみ。●気まま。勝手。「―なようにする」――こそ物の上手なれ《句》何事によらず好きだからこそ、自然に上達もするのだ。 ***すき**【〈数寄〉・〈数奇〉】●風流を好むこと。また、風流の道。●茶の湯・和歌などを好むこと。[表記]「好き」の当て字。――を凝らす《句》建物や道具などに、いろいろと風流な工夫をほどこす。「―・した茶室」 ***すき**【犂・鋤】●牛馬や機械に引かせて田畑の土をほり起こす農具。からすき。●柄の末端に取っ手があり、手や足を使って刃を地中にさしこみ、田畑の土をほり起こす農具。[参考]①は「一丁{いっちょう}・・・」と数える。[表記]①は「犁」、②は「鋤」と書く。 ***すき**【透き・隙】●物と物との間。すきま。「戸の―」●あいている場所。余地。あき。「足をふみ入れる―もない」●続いている物事の切れ目。また、ひま。[コロ]「仕事のーをみて電話をかける」●気のゆるみ。油断。また、つけ込むべき機会。[コロ]「―を見せる」「―をねらう」 ***すぎ**【過ぎ】《接尾》ある時刻・年齢または物事などの程度が基準をこえていることを表す。「五時―」「食べ―」 ***すぎ**【杉】スギ科の常緑高木。幹はまっすぐにのび、葉は小さな針状で密生する。材は建築・造船などに用いる。 **すぎ・あや**【杉、綾】「杉綾織り」の略。杉の葉のような縞{しま}もように織るあや織り(の布地)。ヘリンボーン。 **スキー**●雪の上を歩いたりすべったりするために、両足にはく細長い板状の道具。左右一対になっている。●スキー①をつけて行うスポーツ。▽ski―ヤー スキーをする人。▽skier **すきいれ・がみ**【漉き入れ紙】文字・模様・他の材料などの透かしをすき込んだ紙。漉き入れ。 **すき・うつし**【透き写し】《名・他サ》うすい紙などを書画・図面の上に置き、上からすかして写し取ること。しきうつし。トレース。 **すき・おこ・す**【「鋤き起こす】《他五》田畑の土を、鋤{すき}やくわでほり起こす。 **すぎ・おり**【杉折り】杉のうすい板で作った折り箱。料理や菓子を入れる。 **すき・かえし**【「漉き返し】ふほご紙をすきなおして再生すること。また、その紙。 **すき・かえ・す**【鋤き返す】《他五》田畑の土を、鋤{すき}やくわでほり返す。 **すき・かげ**【透き影】●すきまから見える姿・形。●〔障子・ガラスなど〕うすい物をへだてて、暗い所から明るい方をすかして見たときに見える姿・形。 **すき‐かって**【好き勝手】《名・形動》自分の思いどおりにふるまうこと。また、自分勝手。「―な行動」 **すき・きらい**【好き嫌い】好きであることと、きらいであること。また、えりごのみ。「食べ物のーがはげしい」[類語]好悪{こうお}。 **すきーぐし**【「梳き、櫛】髪の毛をすく、歯の目のこまかいくし。 **すき・げ**【梳き毛】頭髪を整えるために中に入れる毛のたば。 **すき‐ごころ**【好き心】●好色な心。「―が動く」●風流な心。●物好きな心。好奇心。[表記]②は「数寄心」「数奇心」とも書く。 **すぎこし‐かた**【過ぎ来し方】《連語》〔文〕通り過ぎてきた方向。また、過ぎ去った昔。こしかた。[表記]当て字で、「過ぎ越し方」とも書く。 **すき・この・む**【好き好む】《他五》〈多く「―・んで」の形で〉特に好む。特に望む。〔「好く」を強めた言い方〕「―・んで無理をすることはない」 **すき・こ・む**【漉き込む】《他五》●紙に文字・模様などが現れるように、ほかの繊維を混ぜてすく。●木の葉などを中に入れて紙をすく。 **すぎ・さ・る**【過ぎ去る】《自五》●〔ある地点を〕通りこしてしまう。●月日が過ぎてしまう。「―・った日々」●物事が終わってしまう。「―・ったこと」 **すきーしゃ**【〈数寄〉者・〈数奇〉者】〔文〕●風流な人。●茶道を好む人。茶人。 **すぎ・じゅう**【杉重】杉のうすい板で作った重箱。 **すきーずき**【好き好き】人それぞれに好みがちがうこと。[句]「蓼{たで}食う虫もー」 **ずきずき**《副・自サ》「副詞は「――と」の形も)はれものや傷などで体の一部が脈を打つように絶えず痛むようす。ずきんずきん。「頭が―する」〔心情にも使う〕「心がーと痛む」 **スキッド**自動車の横滑り。高速でカーブを曲がったり、急ブレーキをかけたりしたときに起こる。▽skid **スキッパー**ヨットなどの船長。艇長。▽skipper **すきっぱら**【『空きっ腹】〔俗〕「空き腹」に同じ **スキップ**《名・自サ"》●片足で、左右かわるがわるに二拍子で軽くとびながら進むこと。●カーリングで、作戦を立て終盤でストーンを投げる人。チームの主将をつとめる。●順番を飛ばして次へ行くこと。「CM―」▽skip **すぎ・ど**【杉戸】杉の板を張って作った戸。 **すきとお・る**【透き通る・透き『徹る】《自五》●物を通して、その物の中または向こうにある物が見える。透明である。「―・った池の水」●〔声・音が〕高くはっきりと聞こえる。すんでよく通る。 **すぎ・な**【杉菜】トクサ科のシダ植物。茎は細く、葉は退化して節ごとに枝が輪生している。地下茎から胞子茎を出す。[参考]胞子茎を「つくし」という。 **すき・なべ**【鋤鍋】すき焼きに使う、底の浅い鉄のなべ。すき焼きなべ。 **すぎ・なり**【杉『形】〔杉の樹形から〕上がとがって下が広がった形。ピラミッド形。 **すき・はら**【『空き腹】腹がすいていること。また、その腹。空腹。すきばら。すきっぱら。 **すぎはら・がみ**【杉原紙】コウゾを原料にして作ったうすくてやわらかい和紙。鎌倉時代以降、慶弔・目録用、版画用として使われ、贈答品にもされた。すぎわらがみ。杉原。[参考]播磨国杉原谷村(兵庫県)で産した。 **すき・へん**【未偏】漢字の部首「未」の称。 **すき‐ほうだい**【好き放題】《名・形動》自分の好むまま。て。「戦わ―勝つ」「期せ――(=予期しないで)意見が一致した」 <755> **ずく【『尽く】** 《接尾》《名詞にそえて》●「その力を働かせる」の意。「金―」「腕―」●「それだけを目的とする」の意。「面白——」「欲得——」「それを十分にした上である」の意。「相談――」「納得―」表記現代仮名遣いでは「・・・づく」も許容。 **ずく【『木菟】** 「ミミズク」の古称。 **すくい【救い】** ●救うこと。助け。 [コロ]「―の手を差しのべる」●気持ちが明るくなって、ほっと安心させられること。「君の笑顔がーだ」 **すくい・あ・げる【「掬い上げる】** 《他下一》物をすくって、持ち上げる。「網で魚を―・げる」 **スクイズ** 野球で、無死または一死のとき、打者のバントによって三塁にいる走者を生還させる戦法。スクイズプレー。▽squeeze (= しぼり取る) **すくい・なげ【掬い投げ】** 相撲の決まり手で、相手のわきの下に腕を差し入れて投げたおす技。 **すくい・ぬし【救い主】** ●救ってくれた人。●〔キリスト教で〕救世主。メシア。 **す・く・う【巣くう】** 《自五》●鳥などが巣をつくる。また、巣をつくってすむ。●よくない人がある場所をたまり場にする。「ゲームセンターにー・う」●よくない考え方などが心の中をしめる。また、病気などが体内に宿るたとえ。「邪悪な思いが―・う」「癌が肺に―・う」 **すく・う【掬う】** 《他五》〔液体や粉状のものを〕軽くかすめるようにして上へ取り出す。また、液体の表面や中にある物を軽く取り上げる。「清水を手で―・って飲む」「金魚を―・う」「灰汁{あく}を―・う」●下から上へさっと持ち上げる。「足を―・う」図《四》。 **すく・う【救う】** 《他五》●危機にあるものを危難からのがれるようにする。助ける。「遭難者を―・う」類語(5)救出。救助。救護。救援。●〔困難・貧苦などで]苦しんでいる人の苦痛を取り去る。「飢えに苦しむ人を―・う」●罪を犯したり、堕落したりした人を正しい道にもどるように指導する。「信仰によって―・われる」表記②③は「済う」とも書く。●このましい方向に解決する。「出窓で部屋のせまさが―・われる」図《四》。 **スクーター** 原動機が座席の下にあり、運転する者が腰かけて走らせる小型の自動二輪車。scooter **スクーナー** 二本または四本のマストに縦帆を装備した帆船。schooner **すきま【透き間・『空き間・隙間】** ●物と物との間の、あいている所。すき。透き目。●物事の切れ目。また、あいた時間。ひま。[コロ]「ーをぬって休む」 **すきま‐かぜ【一風】** ●戸・障子などのすきまからふきこんでくる風。●人間関係にへだたりができること。[コロ]「ーがふく」 **すき‐み【透き見】** 《名・他サ》物の間から中をのぞいて見ること。のぞき見。 **スキム・ミルク** 牛乳から脂肪を取り去ったもの。そのまま飲んだり、脱脂粉乳・ヨーグルトなどの原料にする。脱脂乳。▽skim milk **すぎ・むら【杉、叢】** 杉の木が群がって生えている所。 **すき・もの【好き者】** ●物好きな人。好事家。すきしゃ。●色好みの人。好色家。 **すき・や【〈数寄屋〉・〈数奇屋〉】** ●茶の湯を行うための、母屋から独立した小さな建物。●数寄屋造りの建物。 **すきや‐づくり【―造り】** 茶室風の建て方。また、その建物。 **すきや【『透、綾】** (「すきあや」の転)非常にうすい絹織物。 **すき・やき【「鋤焼き】** 牛肉などに、ネギ・豆腐・しらたきなどを加え、しょうゆ・みりん・砂糖などで味付けして鉄のなべでにながら食べる日本料理。鋤の上で肉を焼いて食べたことからとも、肉をすき身(=うす切り)にして焼くことからともいわれる。 **スキャット** 歌詞の代わりに、意味のない音節をくり返して歌うこと。また、その歌。▽scat **スキャナー** ●コンピューターに画像を取り込む装置。イメージスキャナー。●バーコードの読み取り装置。▽scanner **スキャニング** 《名・他サ》スキャナーを用いてデータや画像を読み取ること。スキャン。▽scanning **スキャン** 《名・他サ》 ●走査すること。●連続性をもって一つずつ細かく調べていくこと。スキャニング。▽scan **スキャンダル** ●醜聞。●みにくい事件。特に、汚職などの不正事件。「政界の―」▷scandal **スキューバ** 「アクアラング」に同じ。▽scuba **スキューバ‐ダイビング** スポーツ・レジャー・海底調査などのために、スキューバをつけて水中にもぐること。類語スキンダイビング。▽scuba diving **すぎ・ゆ・く【過ぎ行く】** 《自五》〔ある場所を〕通り過ぎて行く。●月日がたって行く。「―・く夏をおしむ」 **ず・きょう【「誦経】** 《名・自サ》経文を(そらんじて)声を出して読むこと。読経。誦経。因看経。 **スキル** 〔身につけた〕技能・技術。また、特殊技能。手腕。▽skill **す・ぎる【過ぎる】** ■《自上一》〔ある場所を〕通って行く。通過する。「川のほとりを―・ぎる」類語通る。過ぎ去る。過ぎ行く。通り抜ける。通り越す。●時がたつ。経過する。過去となる。「事件から三日が―・ぎた」類語移る。●盛りの時が終わっておとろえる。「紅葉はもう―・ぎた」●ある数量をこえる。「二十歳を―・ぎる」●ある程度をこえる。度が過ぎる。「冗談が―・ぎる」●普通以上である。まさる。「あの男には―・ぎた女房だ」「身に―・ぎた栄誉」〈「・・・に―・ぎない」の形で〉程度が低いことをいう語。・・・以上のものではない。ただ・・・であるだけだ。「この事件は氷山の一角に―・ぎない」図す・ぐ《上二》。《接尾》ある程度をこえる意。「働きー・ぎる」「やさし―・ぎる」「知らな―・ぎる」図す・ぐ《上二》。――ぎたるは猶及ばざるが如し《句》やり過ぎることは、足りないのと同様に正しくないことだ。程々が肝心だ。「過ぎたるは及ばざるが如し。〈論語・先進〉 **すぎ・わい【『生『業】** 〔古〕生業。なりわい。 **スキン** ■《造語》●「はだ・皮膚」などの意を表す。「ーローション」「ーミルク」●「皮・皮革」などの意を表す。「バックー」日《名》コンドーム。▽skin **スキン‐ケア** 肌の手入れ。「―用品」▽skin care **スキン‐シップ** 親と子の肌の触れ合いを重んじ、親近感を持って子を育てること。▽skin と ship からの和製語。 **スキン‐ダイビング** 水中眼鏡・潜水ひれをつけ、シュノーケルを装備して水中にもぐって泳ぐスポーツ。▽skin diving **スキン‐ヘッド** つるつるに剃り上げた頭。▽skinhead **ずきん【頭巾】** 〔防寒・変装などのため〕頭や顔をおおう袋形の布。 **す・く【『空く】** 《自五》●中にあるものが少なくなる。「電車が―・ぐ」[コロ]「腹が―・く」表記「透く」とも書く。●「胸が―・く」の形で〉悩みや恨みなど、心中のつかえがなくなってさっぱりする。●〈「手が―・く」の形で〉するべき用がなくなる。暇になる。あく。[コロ]「手が―・いたら手伝って」文《四》。 **す・く【透く】** 《自五》●すきまができる。まばらになる。「戸の間が―・いている」[コロ]「歯が―・く」表記「空く」とも書く。●物を通して、中の物や向こう側の物が見える。すける。「人影が―・いて見える」類語透る。透き通る。すけすけ。透明。シースルー。《四》。 **す・く【『剝く】** 《他五》●うすく切る。「牛肉を―・く」●そぎ切る。また、そいですきまをつくる。[コロ]「はさみで髪を―・く」表記「透く」とも書く。図《四》 **す・く【好く】** 《他五》●「すき」という気持ちをいだく。好む。「どうもー・かない(=感じが悪い・気に入らない)人だ」「パン食が―・かれる」類語好き好む。愛する。(5)愛好。対嫌う。●〔異性に]愛情を感じる。「彼女は僕を―・いてくれている」〔「―・いた」の形で連体詞的にも使う」「―・いた娘」図《四》。 **す・く【梳く】** 《他五》髪の毛をくしでとかす。くしけずる。[コロ]「髪を―・く」文《四》。 **す・く【漉く・『抄く】** 《他五》 [紙・海苔などの原料を水にとかして〕簀の上にうすく平らにしきのばす。また、しきのばすようにして作る。[コロ]「紙を―・く (=紙を作る)」[コロ]「海苔を―・く(=海苔を作る)」図《四》。 **す・く【『結く】** 《他五》糸で網を編む。「魚網を―・く」文《四》。 **す・く【、鋤く】** 《他五》〔鋤などで〕田畑の土をほり起こす。「田を―・く」類語耕す。起こす。文《四》。 **すぐ【『直ぐ】** 《形動》まっすぐなようす。また、心がまっすぐなようす。〔古風なことば」「―な性格」《副》(「―と」「―に」の形も)●時間の間をおかないようす。「―に出発する」「意味は―(=容易に)わかる」類語直に。直ちに。忽ち。俄に。立ち所に。見る間に。瞬く間に。急遽。即刻。早速。●距離の間をおかないようす。「―近くにいる」 <756> **ずく**【『尽く】 《接尾》●(「・・・から・・・まで」の意を表す名詞の下について)「残らず全部」の意。「国の北から南―」「力―」●(「思いやり」「理屈」などの抽象的な意味を表す名詞の下について)「そのことだけでする」「そのことだけで満たされている」の意を表す。「親切―で世話をする」「理屈―で話す」●(名詞の下について)そのことだけを「する」の意。「面白―」「欲得―」●(「それを十分にした上で」の意を表す名詞の下について)「それを十分にした上である」の意。「相談―」「納得―」[表記]現代仮名遣いでは「・・・づく」も許容。 **ずく**【『木菟】 「ミミズク」の古称。 **すくい**【救い】 ●救うこと。助け。[句]「―の手を差しのべる」●気持ちが明るくなって、ほっと安心させられること。「君の笑顔がーだ」 **すくい・あ・げる**【「掬い上げる】 《他下一》物をすくって、持ち上げる。「網で魚を―・げる」 **スクイズ** 野球で、無死または一死のとき、打者のバントによって三塁にいる走者を生還させる戦法。スクイズプレー。▽squeeze(=しぼり取る) **すくい・なげ**【掬い投げ】 相撲の決まり手で、相手のわきの下に腕を差し入れて投げたおす技。 **すくい・ぬし**【救い主】 ●救ってくれた人。●[キリスト教で]救世主。メシア。 **す・く・う**【巣くう】 《自五》●鳥などが巣をつくる。また、巣をつくってすむ。●よくない人がある場所をたまり場にする。「ゲームセンターにー・う」●よくない考え方などが心の中をしめる。また、病気などが体内に宿るたとえ。「邪悪な思いが―・う」「癌が肺に―・う」 **す・く・う**【掬う】 《他五》●[液体や粉状のものを]軽くかすめるようにして上へ取り出す。また、液体の表面や中にある物を軽く取り上げる。「清水を手で―・って飲む」「金魚を―・う」「灰汁を―・う」●下から上へさっと持ち上げる。「足を―・う」[図]《四》。 **す・く・う**【救う】 《他五》●危機にあるものを危難からのがれるようにする。助ける。「遭難者を―・う」[類語]救出。救助。救護。救援。●[困難・貧苦などで]苦しんでいる人の苦痛を取り去る。「飢えに苦しむ人を―・う」●罪を犯したり、堕落したりした人を正しい道にもどるように指導する。「信仰によって―・われる」[表記]②③は「済う」とも書く。●このましい方向に解決する。「出窓で部屋のせまさが―・われる」[図]《四》。 **スクーター** 原動機が座席の下にあり、運転する者が腰かけて走らせる小型の自動二輪車。▽scooter **スクーナー** 二本または四本のマストに縦帆を装備した帆船。▽schooner **スクープ** 《名・他サ》ある新聞社・雑誌社などが、他社に先がけて大きなニュースをさがしだし報道すること。また、その記事。特種。▽scoop **スクーリング** 通信教育で、学生・生徒が一定期間登校して受ける授業。面接授業。▽schooling **スクール** 《造語》「学校」「学校の」の意を表す。「クッキングー」「ーバス」▽school > ―カウンセラー 学校においてカウンセリングの業務を行う心理学の専門家。学生の悩み事の相談に応じたり、保護者・教職員に助言を行ったりする。▽school counselor > ―カラー ●学校の気風。校風。「質実剛健の―」●学校を象徴して校旗などに使われる色。▽schoolとcolorからの和製語。 > ―ゾーン 幼稚園・小学校の通学路として指定される区域。▽schoolとzoneからの和製語。 **スクエア・ダンス** ふたりずつ組みになった四組みが、正方形を作っておどるフォークダンス。▽squaredance **すーぐき**【酸茎】 スグキナ(=カブの一種)の漬け物。京都の特産で、独特の酸味と香味がある。すぐき漬け。 **すぐさま**【『直ぐ様】 《副》ただちに。すぐに。「―返事を出した」 **すくすく** 《副》(「―と」の形も)子供や植物が元気にのびやかに成長するようす。[コロ]「―と育つ」 **すく・せ**【『宿世】 [仏]→しゅくせ。 **ずく・てつ**【銑鉄】 「銑鉄」の俗称。ずく。 **すくな・い**【少ない】 《形》同類の他のものにくらべて、数量・程度・割合などが小さいようすだ。少ししかない。「報酬が―・い仕事」「この牛乳は脂肪分が―・い」囲多い。[図]すくな・し《ク》。 **すくなからず**【少なからず】 《副》たくさん。たいそう。はなはだ。非常に。[「多く」より強い言い方]「―おどろいた」[類語]大いに。 **すくなからぬ**【少なからぬ】 《連語》少なくない。たくさんの。「―寄付をいただいた」 **すくなくとも**【少なくとも】 《副》●[数量を]いくら少なく見積もっても。最小限。「―一キロはある」●ほかのことはさておいて、せめて。少なくも。「―これだけはやりとげる」 **すくな‐め**【少なめ】 《名・形動》数量がふつうよりもやや少ないこと。「―に湯を入れる」「実際よりーに見積もる」対多め。 **すぐに**【『直ぐに】 《副》→すぐ。 **ずく・にゅう**【『木菟入】 僧や坊主頭の人をののしっていう語。[参考]「ずく入道」の略という。 **すく・む**【竦む】 《自五》●驚きや恐れで体が自由にならなくなる。[コロ]「足が―・む」●体を小さくする。ちぢこまる。[コロ]「身を―・ませる」[文]《四》。 **ずく・め**【『尽め】 《接尾》(名詞の下について)「・・・ばかりである」の意。「いいこと―」「規則――」「黒――の服」[表記]現代仮名遣いでは「・・・づくめ」も許容。 **すく・める**【竦める】 《他下一》●[驚きや恐れで]体の自由をきかなくさせる。●体をちぢめて小さくさせる。[コロ]「首を―・める」[図]すく・む《下二》。 **すく・よか**【『健よか】 《形動》●すくすく育つようす。●健康なようす。丈夫。達者。=すこやか。 **スクラッチ** ●ゴルフやボウリングで、ハンディキャップをつけないで試合をすること。また、ハンディキャップ0のこと。「ープレーヤー」●レコード盤を手でこすったり逆回転させたりしてノイズを出す演奏法。ヒップホップなどで使われる。▽scratch(=ひっかく) > ―カード 表面の銀色に塗られた部分をコインなどで削ると、当たりやはずれの表示などが見えてくるカード。▽scratchcard **スクラップ** ■《名・他サ》新聞・雑誌などの記事を切り抜くこと。また、その切り抜き。「―ブック」■《名》くず鉄。「自動車を―にする」▽scrap > ―アンド・ビルド 効率の悪い組織・設備を整理して、新たに組織・設備を設けること。また、新たな組織・設備を設けるとき、同等の組織・設備の廃止を条件として肥大化を抑制すること。「一方式」▽scrap and build **スクラム** ●ラグビーで、プレー再開法の一つ。両チームのフォワードが隊形を組んで押し合い、ボールを取り合うこと。また、その体勢。[コロ]「―を組む」●肩と肩(または腕と腕)を組んで人垣をつくること。▽scrum **スクランブル** ●緊急出動。緊急発進。[コロ]「戦闘機が―をかける」●交差点で、一時的にすべての車を止め、歩行者がどの方向にも自由に行き来できること。「―交差点」●「スクランブルエッグ」の略。●有料テレビで、契約者などしか視聴できないようにすること。電 <757> 波の暗号化。「ーを解除する」[語源]scramble (=急いでかき集める。かきまわす) **スクランブル ーエッグ** スクランブルエッグ。[語源]scrambled eggs から。 **すぐり【酸塊】** ●ユキノシタ科の落葉低木。秋に赤褐色で楕円形のあまずっぱい実をつける。果実は食用。●ユキノシタ科スグリ属に属する落葉低木の総称。果実は食用。グーズベリー。西洋すぐり。 **スクリーン** ●映画やスライドを映す幕。映写幕。●映画(界)。「ーの花形」●写真で、撮影用のフィルター。●枠に布を張った間仕切り。[語源]screen **スクリプター** 映画の撮影に立ち会って、進行上の細かい事項を記録する係。記録係。[語源]scripter **スクリプト** 映画・放送などの台本。各場面ごとに、人物の動き・せりふなどをこまかく指定したもの。上演台本。[語源]script **スクリュー** ●「スクリュープロペラ」の略。扇風機の羽根の形をした、船を推進させる機械。●ねじ。また、らせん状のもの。「ードライバー(=ねじ回し)」[語源]screw **すぐる【過ぐる】** 《連体》《「過ぎる」の文語「過ぐ」の連体形から》過ぎ去った。「ー年の夏」「ー日」[類語]去る。[対]きたる。 **すぐ・る【『選る】** 《他五》多くのものの中からよいものをえらびとる。「実力者をー・る」[文]《四》。 **すぐれ・て【優れて・『勝れて】** 《副》特に。とりわけて。特に目だって。「ーまれなケースだ」 **すぐれもの【優れ物・『勝れ物】** 多くの物の中で、特にすぐれた物。利用価値がある物。 > 類語と表現「優れる」 *「優れる」の類義語に「勝る」がある。「勝る」は、比較する(より具体的な)対象よりも程度が上にある意を表す。しかし対象とするものの程度の高低は問わない(剣道では兄より弟の方が勝る・AはBに勝る)。一方、「優れる」は、他と比較するしないにかかわらず、そのものが有する能力や価値が(普通より)よいとされるレベルにある意になる(音感が優れる・優れた業績を残す・人並み優れた運動能力)。 ・勝{まさ}る・秀{ひい}でる・長{た}じる・長{た}ける・凌{しの}ぐ・目立つ・際立つ・水際立つ・引き立つ・抜け出る・抜きんでる・図抜ける・ずば抜ける・右に出る・一頭地を抜く・頭角を現す/(漢)傑出・特出・卓出・卓絶・卓抜・卓越・超越・優越・凌駕・穎脫{えいだつ} [優れているようす]素晴らしい・目覚ましい・輝かしい・華々しい・鮮やか・優秀・優等・秀逸・最高・至上・至高・結構・上々・見事・立派・素敵・天晴{あっぱ}れ・上出来・上手。 **すげ【『菅】** カヤツリグサ科スゲ属の植物の総称。多くは多年草。葉は細長くかたい。 **ず・けい【図形】** ●物の形をかいた図。図の形。また、図式やグラフなど。●[数]面・線・点などが集まってある一定の形を表したもの。「平面ー」「立体ー」 **すぐ・れる【優れる・『勝れる】** 《自下一》●能力・価値などが、他のものよりまさっている。「ー・れた素質」「理解力にー・れる」●「ー・れない」の形で〉気分・健康・天候などが普通のときよりもよくない状態である。「顔色がー・れない」[図]すぐ・る《下二》。 > 類語と表現 **スクロール** 《名・他サ》コンピューターのディスプレー装置の画面を上下・左右に移動させて、必要な情報部分を映し出すこと。[語源]scroll(=巻く) **すけ【助】** 《名》●たすけること。加勢。手伝い。「ーに来る」●子供を背負う帯。●寄席・芝居などで、ある芸人の応援や代役で出演する・こと(人)。[隠]情婦。いろ。[■]《接尾》[俗]他の語につけて人名のようにいう語。「承知のー」「飲みー」「ちびー」「雲ー」 **スケート** ●氷の上をすべるため、靴底に取りつける刃の形の金具。●スケートをつけた靴をはいて氷の上をすべるスポーツ。アイススケート。●ローラースケート。[語源]skate, skating から。 **スケート ーボード** 細長い板に二個のローラーをつけたもの。乗ってすべりながら遊びや競技をする。サーフローラー。略して「スケボー」ともいう。[語源]skateboard **スケート ーリンク** スケートをする場所。スケート場。[語源]skating rink から。 **スケープ・ゴート** ●古代ユダヤで、人間の罪を負わされ追放されたヤギ。贖罪{しょくざい}のヤギ。●他人の罪を負う、身代わりの犠牲者。[語源]scapegoat **スケール** ●目盛り。尺度。「五万分の一のー」●長さや角度などをはかる器具。物差しなど。●大きさ。規模。「ーが大きい」●[音]音階。[語源]scale **スケール ーアップ** 《名・自他サ》規模が大きくなること。また、規模を大きくすること。[語源]scale up **スケール ーメリット** 大量生産・大量仕入れなど、規模が大きいことによって得られる利益。[語源]scale と merit からの和製語。 **すげ・か・える【『挿げ替える】** 《他下一》とりかえてすげる。つけかえる。「下駄の鼻緒をー・える」「人形の首をー・える」●ある人をその役からはずして代わりの人をつける。更迭する。「部長をー・える」 **すげーがさ【菅笠】** スゲの葉を編んで作ったかぶりがさ。すががさ。 **スケジュール** 予定(表)。日程(表)。[語源]schedule **ずけずけ** 《副》(「ーと」の形も)遠慮せずに言うようす。つけつけ。「ー(と)ものを言う」[類語]ずばずば。 **すけそう‐だら【助宗『鱈】** →すけとうだら(介党鱈)。 **すけ‐だち【助太刀】** 《名・自サ》●仇討ちや決闘などをする人に加勢する・こと(人)。●力を貸す・こと(人)。「仕事のーをたのむ」 **スケッチ** ●写生。写生画。「ーブック(=写生帳)」●《名・他サ》その場で感じた大体の印象を簡単に絵・文章・曲などに表すこと。また、その作品。[語源]sketch **すけーっと【助っ人】** (「すけびと」の転)力を貸してくれる人。手助けする人。加勢。すけて。 **すけとう・だら【『介党鱈】** タラ科の深海魚。北太平洋・日本海・オホーツク海などに分布。卵は「たらこ」。食用。めんたい。すけそうだら。 **すげーな・い** 《形》[言動が]冷淡である感じだ。そっけない。つれない。[コロ]「ー・い返事」[コロ]「ー・く断られる」 **すけ・ばん【助番】** ●[文]当番になったものが休みのとき、その代わりをつとめる・こと(人)。「ーにあたる」●[隠]不良青少年グループの女性リーダー。女番長。 **すけべえ【助『兵衛】** 《名・形動》[俗]好色な・こと(人)。また、みだらで下品な・こと(人)。すけべ。助平。 **すけべえーこんじょう【助兵衛根性】** ●好色な心。●気が多く、もしかしたらいい目にあうのではないかと思って、いろいろな物事に手を出したがること。 **スケ・ボー** 「スケートボード」の略。 <758> **す・ける【透ける】**《自下一》物を通して向こう側が見える。透く。「紙がうすくて下の字が―・ける」 **す・ける【『助ける】**《他下一》手伝う。手助けをすること。「仕事をちょっと―・けてくれ」[文]す・く《下二》。 **す・げる【『挿げる”箝げる】**《他下一》はめこんだり、さしこんだりしてとりつける。[コロ]「鼻緒を―・げる」[文]す・ぐ《下二》。 **スケルツォ**速い三拍子の陽気で軽快な器楽曲。諧謔曲{かいぎゃくきょく}。▽伊 scherzo (=冗談。冷やかし) **スケルトン**●骨格。骨組み。「―タイプ(=機械などの、透明・半透明で中の骨組みが見えるデザイン)」②ガスストーブで、炎を放射熱に変える器具。●腹ばいになって乗る、小型のそり。また、それを使った滑走競技。④「スケルトンブラシ」の略。目のあらいヘアブラシ。▽skeleton(=骸骨) **スコア**●運動競技の得点。また、その記録。●合奏・合唱曲で、全声部の楽譜をひとまとめにしたもの。総譜。▽score**ーブック**競技の得点や経過を記録する帳面。試合経過記録表。▽scorebook**ーボード**球技などで、競技の得点・経過を表示する掲示板。▽scoreboard **スコアラー**得点や試合の経過などを記録する係。記録員。▽scorer **スコアリング・ポジション**野球で、一本のヒットが出れば走者がホームインできる塁。二塁または三塁。得点圏。▽scoring position **すご・い【『凄い】**《形》●ぞっとするほど・恐ろしい(気味が悪い)ようすだ。「―・い目つきでにらむ」②けたはずれの事に接して、感心したりあきれたりする気持ちである。「彼は学問だけでなく、どの方面でも―・い人だ」●程度がはなはだしいようすだ。「―・い迫力」④〔俗〕(連用形を副詞的に用いて)たいそう。とても。「―・くうれしい」[文]すご・し《ク》。 **ずーこう【図工】**●〔小学校の教科で〕「図画工作」の略。●図をかく職人。[類語]画工。 **すご・うで【『凄腕】**〔俗〕(「すごい腕きき」の意から)他の人には不可能なことをやってのけるすぐれた腕前。「―の経営者」[類語]敏腕。辣腕{らつわん}。 **スコール**乾杯。また、乾杯の掛け声。▽デンマーク skål **スコール**熱帯地方特有の激しいにわか雨。▽squall **すこし【少し・些し】**《副》数量・程度などがわずかであるようす。いくらか。ちょっと。「――寒い」「もう―食べたい」 **すこしく【少しく】**《副》すこし。わずかに。「――狼狽{ろうばい}する」[参考]古く「すこしき」という副詞があり、それを形容詞連体形と誤認し、その類推によって生じた語。 **すこし・も【少しも】**《副》《下に打ち消しの語を伴って》ちっとも・・・しない。全然(・・・しない)。「―さわがない」「―ねむれない」[類語]毫{ごう}にも。些かも。 **すご・す【過ごす】**《他五》●時間を費やす。転じて、暮らす。「一日を―・す」●適当な程度をこす。「酒を―・す」[文]《四》。■《接尾》「・・・するままにしておく」の意。「やり―・す」「見―・す」[文]《四》。 **すご‐すご**《副》《「―と」の形も》元気なく立ち去るようす。[コロ]「ーと引き下がる」 **スコッチ**●「スコッチウイスキー」の略。スコットランド産のウイスキー。▽Scotch whiskyから。●「スコッチツイード」の略。スコットランド産の羊毛で織った手ざわりのあらい毛織物。▽Scotch tweed から。 **スコップ**(柄{え}の短い)シャベル。▽蘭 schop **すこぶる【頗る】**《副》〔程度が〕普通の状態からかけはなれているようす。きわめて。たいそう。「―元気である」[類語]はなはだ。**―つき【一付き】**〔俗]「すこぶる」ということばがつくほど、きわめてすぐれていること。「―の美人」 **すご‐み【『凄み】**表情やことばなどに表れる、ぞっとするような恐ろしさや不気味さ。「―のある顔つき」――を利か・せる《句》相手をおどすような態度やことばで脅迫する。「どすのきいた声で―・せる」 **すご・む【『凄む】**《自五》すごみのある態度やことばつきをする。また、おどすようなようすを見せる。[文]《四》。 **す‐ごも・る【巣籠もる】**《自五》〔ひなをかえすために〕鳥が巣の中にはいりこむ。巣につく。●〔冬をこすために〕虫が土中にもぐりこむ。 **すこやか【健やか】**《形動》●健康で、丈夫なようす。[コロ]「―に育つ」[類語]達者。●心が正しく、しっかりしているようす。「―な精神」[類語]健全。 **すごろく【『双六】**「ふりだし」から「上がり」までの順に絵をえがき、ふったさいころの目数でこまを進め、上がりを競う遊び。また、その遊具。 **スコンク**〔俗〕競技などで一点も取れず敗れること。「―負け(省略して「スコ負け」とも)」▽skunk **すさ【苟・『寸、莎】**わら・あさ・紙などをこまかく刻んだもの。壁土に混ぜてひび割れを防ぐつなぎにする。 **すさび【『遊び】**〔文〕心のおもむくままに行うなぐさみごと。「筆の―」「老いの―」 **すさ・ぶ【『荒ぶ】**《自五》→すさむ。[文]《四》。 **すさまじ・い【『凄まじい】**《形》●〔勢い・程度が〕おそろしいほど激しい。「現代社会の―・い変わり方」②何ともいえずおそろしい。「―・い光景」●あきれはてるほどひどい。「これで観光都市とは―・い」=すさましい。[文]すさま・じ《シク》。 **すさ・む【『荒む】**《自五》●気持ちに・ゆとり(やさしさ)がなく、とげとげしくなる。「―・んだ表情」●あれはてて粗雑になる。「芸が―・む」=荒ぶ。[文]《四》。 **すさ・る【『退る】**《自五》後ろへ下がる。しりぞく。すざる。しさる。しざる。[文]《四》。 **ずーさん【杜撰】**《名・形動》《「ずざん」の転)●〔著作などの〕よりどころが不確かなこと。●物事の仕方がぞんざいで手落ちの多いこと。「―な工事」[類語]粗雑。粗漏。粗末。[故事]宋の時代、詩人杜黙{ともく}の作品は規則はずれが多く、律に合わなかったという故事から。〈野客叢書〉 **すし【鮨鮮・『寿司】**《文語形容詞「酸{す}し」の転)●魚介類を塩づけにしたり、それに飯を加えてつけこんだりして発酵させた食品。なれずし。●塩・砂糖・酢で味をつけた飯に、魚肉・貝・卵・野菜などをそえた食品。にぎりずし・押しずし・巻きずし・ちらしずしなど。 **すじ【筋】**■《名》●筋肉の繊維。また、筋肉。「首の―をちがえる」●〔一般に〕繊維。「大根の―」●細長く一続きになっているもの。線。「―を引く」「手のー」[表記]③は「条」とも書く。●血管。「青―を立てる」⑤血筋。家系。「平家のーを引く家柄」⑥たち。素性。素質。「踊りの―がいい(=のびる素質がある)」⑦物事の道理。確かな理由・根拠。[コロ]「―の通った話」「恨まれる―はない」⑧小説・劇・話などのしくみ。すじがき。⑨道・川などに沿った所。〔多く、接尾語的に使う〕「街道―」「大川―の町」⑩囲碁・将棋で、最も効果のある打ち方・差し方。手筋。⑪《形名》ある物事に関係のある・事(人)を漠然とさす語。・・・の方面。・・・関係の人。〔接尾語的にも使う〕「その―からの情報」「政府一」■《助数》細長い物を数える語。「帯一―」「槍一―」 <759> **ずし【図示】**《名・他サ》図によって示すこと。 **ずし【厨子】**●物を入れる二枚扉の戸棚。●仏像・経巻などを安置するための、堂の形をした仏具。龕{がん}。[参考]「一基{き}・・・」と数える。 **すじ・あい【筋合い】**確かな理由や根拠や、筋道の通った関係。道理。「拒絶できる――はない」 **すじ・かい【筋交い・筋『違い】**●ななめ(に交差すること)。はすかい。●建造物の耐震・耐風力を強めるために、柱と柱の間にななめにとりつける木材。 **すじ・がき【筋書き】**●物事の大体の内容を書いたもの。特に、小説・劇・映画などの内容の一応の経過を書き記したもの。すじ。[類語]梗概{こうがい}。●前もって仕組んだ計画。「―どおりに事が運ぶ」[類語]シナリオ。 **すじ・がね【筋金】**●物を丈夫にするために中に入れる補強用の金属の線・棒。●その人の思想・意志などをしっかりと支えているもの。**―いり【一入り】**●すじがねのがはいっていること。●〔人体や物などが〕構造的に強固なこと。「―の腕」●十分にきたえられた、確固とした信念をもっていること。「―の党員」 **ずしりで・で**《副》(「―と」の形も)体に物の重さを(重く)感じるようす。また、重い物を置くようす。ずっしり。「―と重い財布」 **ず・しき【図式】**物事の関係などを図で整理する様式。また、その図。 **すじ・ぐも【筋雲】**「巻雲{けんうん}」に同じ。 **すじ・こ【筋子】**サケ・マスの卵を卵巣膜にはいったまま塩づけにしたもの。すずこ。 **すじ・だて【筋立て】**〔物語・脚本などの〕筋を立てること。また、その立て方や内容。 **すじ・ちがい【筋違い】**●ななめ向かい。すじかい。●筋肉の筋がもとの位置からはずれて痛むこと。③《名・形動》道理にはずれること。「―な行い」●《名・形動》見当ちがい。「私を責めるのはーだ」 **すしづめ【「鮨詰め】**〔すしを折り箱につめるように〕多くの人や物がせまい場所にぎっしりはいっていること。「―の列車」「―教室」 **ず‐して**〔文〕《連語》《打ち消しの助動詞「ず」の連用形+接続助詞「して」)・・・(し)ないで。・・・(で)なくて。「戦わ―勝つ」「期せ――(=予期しないで)意見が一致した」 **すじ・ば・る【筋張る】**《自五》●体内の筋がかたくつっぱったようにうきでる。「―・った手」●話や態度がかたくるしくなる。四角ばる。「話が―・る」 **すじ・ぼね【筋骨】**●筋肉と骨格。転じて、体格。きんこつ。●軟骨。 **すじ・まき【筋、播き・『条播き】**畑地に平行した浅いみぞをつくり、そこに種をまくこと。条播{じょうは}。 **すじ・みち【筋道】**物事の道理。また、物事を行うときの正しい順序。条理。[コロ]「―をふんで話す」 **すじ・むかい【筋向かい】**ななめに向かい合うこと。ななめむかい。すじむこう。「――の家」 **すじ・むこう【筋向こう】**「すじむかい」に同じ。 **す‐じょう【素性・素姓・素生・『種姓】**●人の生まれながらの血筋・家柄や生まれ育った環境・経歴。「―を明かす」「氏{うじ}も―」●由緒。由来。「――の確かな品」 **ずーじょう【頭上】**あたまの上。あたまの上の方。 **すす【煤】**●燃料が不完全燃焼したときにできる黒い粉末。[類語]煤煙{ばいえん}。●すす①やほこり・ちりがいっしょになって、天井や壁などに付着したもの。 **すず【鈴】**鳴り物の一つ。球形で割れ目があり、中空部に小さな球などを入れてふって鳴らす。―を転がすよう《句》すんでよく通る美しい声の形容。玉を転がすよう。 **すず【錫】**銀白色で光沢がある金属元素。展性・延性に富み、さびにくい。食器・錫箔{すずはく}や、めっき・合金などに用いる。元素記号 Sn。 **ずーず【数珠】**じゅず(数珠)。**―だま【―玉】**じゅずだま(数珠玉)。 **すず・かけ【鈴掛・篠懸】**●山伏{やまぶし}が衣服の上にまとう麻の法衣。●すずかけのき。 **すずかけ・の・き【鈴掛の木・篠懸の木】**スズカケノキ科の落葉高木。葉は大きく、てのひら形。秋、球形の果実が鈴のように垂れ下がってなる。多く街路樹として植える。プラタナス。 **すずかぜ【涼風】**すずしい風。特に、秋のはじめごろふく、すずしい風。涼風{りょうふう}。[コロ]「ーが立つ」 **すすき【薄芒】**イネ科の多年草。秋の七草の「尾花」。葉は細長い。黄褐色の花穂を尾花ということもある。かや。 **すすぎ【『濯ぎ】**●すすぐこと。「―が足りない」●帰宅して足を洗う・こと(湯や水)。洗足{せんそく}。 **すずき【鱸】**スズキ科の近海魚。背部は青緑色で、口が大きい。[参考]出世魚とされ、関東周辺では満一歳未満を「せいご」、それ以後成魚になるまでの間を「ふっこ」、成魚は「すずき」と呼ぶ。 **すす・ぐ【漱ぐ】**《他五》水などで口を洗い清める。口をゆすぐ。うがいをする。[文]《四》。 **すす・ぐ【濯ぐ】**《他五》●水でよごれをざっと洗い落とす。●恥・汚名などをのぞき去る。[コロ]「恥辱を―・ぐ」[表記]②は「雪ぐ」とも書く。=濯ぐ。[文]《四》。 **すす・ける【煤ける】**《自下一》すすがついてうす黒くなる。また、古くなってうすぎたなくなる。すすばむ。「―・けた壁」[文]すす・く《下二》。 **すずし【『生『絹】**練らない生糸で織った、軽くてうすい絹織物。きぎぬ。 **すずし・い【涼しい】**《形》●ほどよく冷ややかで、気持ちがよいようすだ。「―・い風」●すんでいて美しい。さわやかな感じだ。[コロ]「目もとの―・い女性」●〈「―・い顔」の形で〉自分に関係がないように、平気な顔つきである。「―・い顔で聞き流す」[文]すず・し《シク》。→次ページ[類語と表現] **すずしろ【清白蘿蔔】**「大根」の古称。[参考]春の七草として称{とな}えるときに使う。 **すす‐たけ【煤竹】**●すすで赤黒くなった竹。●すすはらいに使う、先に葉のついた竹。 **すすど・い【『鋭い】**《形》●動作がすばしっこい。●するどい。〔古風なことば〕[文]すすど・し《ク》。 **すずな【、菘】**「カブ」の古称。かぶら。[参考]春の七草として称えるときに使う。 **すず・なり【鈴『生り】**●〔神楽鈴が小さい鈴をたくさんつけているように〕果実がたくさん集まってなっていること。 <760> ること。また、多くの物が一か所にぶら下がっていること。●一か所に多くの人が取り付いていること。「ビルの窓という窓は野次馬がーだった」 **すす・はき【『煤掃き】** 「すすはらい」に同じ。 **すす・はらい【煤払い】** 家の中のすすやほこりをはらってきれいにすること。すすとり。すすはき。[参考]多く年末に行う大掃除を言う。 **すす・ほこり【『煤『埃】** すすと、ほこり。すすのまじったほこり。 **すずみ・だい【涼み台】** [庭さきなどに置いて]すずむときに使う簡単な腰かけ台。縁台。 > 類語と表現「涼しい」 *暑い日が続いたあとの、少し気温が低くて心地よい状態が「涼しい」。熱暑のあとの二○℃は「涼しい」であるが、一五℃の日のあとの二○℃は「暖かい」である。ある決まった気温の幅を指すわけではなく、あくまでも相対的な体感を言うのである。気温の上からは似かよった春を「暖かい」と言い、酷暑のあとの秋を「涼しい」と言うのはそのためである。〈熱さ〉あっての涼しさもある(ほてった顔に夜風が涼しい)。 ・冷たい・冷ややか・冷え冷え・冷やっこい・ひやり「ひんやり」とした/涼気・涼味・清涼・爽涼・秋冷・寒冷 **すす・む【進む】** 《自五》●前方〈へ〉行く。前に出る。前進する。「一歩ー・む」[対]退く。●現在より上の段階・地位にのぼる。「地位がー・む」「学年がー・む」●物事の状態・程度がはなはだしくなる。「過疎化がー・む」●能力・技術の程度が高くなる。上達する。進歩する。「研究がー・む」「公害対策がー・む」「文明化がー・む」●病気などの症状がひどくなる。「病状がー・む(=悪化する)」「眼鏡の度がー・む」●〈「気がー・む」の形で〉積極的にしようという気持ちになる。[多く、打ち消しの形で用いられる]→[句]「気がー・まない」●〈「食(事)がー・む」の形で〉食事の量が増える。食欲が増す。●物事がはかどる。進行する。「工事がー・む」「開発がー・む」●ある目標を目指して行く。「役者の道にー・む」●時計の針が、正しい時刻より先の所をさすようになる。[対]遅れる。●「ー・んで・・・する」の形で〉自分から積極的に行う。「ー・んで話す」[図]《四》。 > 類語と表現・使い分け「すすめる・すすむ」 > 類語と表現「進む」 *「進む」は、①前方・上方に行く(移る)、②状態・程度がはなはだしくなる、③好ましい状態に向かう、④はかどるの意がある。①は、前進・移動・移行・進行などの漢語に置き換えられる。②は、進行または悪化に、③は、進歩・進展・発展に、④は、進捗{しんちょく}・進展に、それぞれ置き換えられる。 [前方に行く]突き進む/(漢)前進・進出・急進・突進・猪突猛進・盲進・驀進{ばくしん}・邁進{まいしん}・挺進・漸進・直進・転進・東進・西進・北上・南下 [上の段階・地位にのぼる]成り上がる・のし上がる・浮かび上がる/(漢)昇進・昇格・昇任・昇級・昇段・栄進・栄達・栄転・進学・進級・累進・特進・立身・出世 [程度・状態の度合いが増す]伸{の}す・伸びる/(漢)進歩・進化・上達・発達・発展・進展・進捗・増進・亢進・躍進・飛躍/日進月歩 [はかどる]はかが行く/(漢)進捗・促進 **すず・む【涼む】** 《自五》暑さをさけてすずしい風にあたる。「川原でー・む」[図]《四》。 **すず・むし【鈴虫】** ●コオロギ科の昆虫。平たい卵形で黒褐色。長い触角をもつ。雄は「リーンリーン」と澄んだ音を出す。●「マツムシ」の古称。 **すずめ【『雀】** ●スズメ科の小鳥。頭は栗色で、ほおが黒い。人家の近くにすむ。穀物や草の実、虫などを食べる。●よくしゃべる人。●あちこちに出入りして、その世界の事情にくわしい人。[接尾語的に使う]「楽屋ー」 > ーの涙 《句》きわめて少ないもののたとえ。「ーほどの謝礼」 > ー百まで踊り忘れず 《句》幼いとき身についた習慣は年をとっても忘れない。 **すずめ・いろ【雀色】** スズメの羽のような茶褐色。 **すずめーどき【雀時】** [古]夕方。日暮れ時。たそがれ時。 **すずめ・おどり【『雀踊り】** 奴{やっこ}編み笠をかぶり、奴姿でスズメのかっこうをまねておどる郷土舞踊。 **すずめ・ずし【雀『鮨】** すずめ開き(=頭をつけたまま背開きにすること)にした小鯛になどに飯をつめた押しずし。[参考]形がスズメのように見えることから。 **すずめ・ばち【雀蜂・胡蜂】** スズメバチ科のハチの総称。特に、オオスズメバチ。日本では最大で、体長三〇〜四五ミリ。ミツバチをおそうこともある。針に猛毒がある。くまんばち。 **すす・める【勧める】** 《他下一》●自分がよいと思うことを他人がするように、さそいかける。「入会をー・める」[類語]働きかける。勧誘。慫慂{しょうよう}。●[飲食または使用するように]相手の前に差し出す。「茶をー・める」「いすをー・める」●ほめたり、はげましたりしてその事を実行するように働きかける。奨励する。「発明をー・める」[表記]③は「奨める」とも書く。[類語]推奨。[図]すす・む《下二》。 > 使い分け > 使い分け「すすめる・すすむ」 進める[前のほうへ移動させる。はかどらせる]車を進める・時計の針を進める・膝を進める・歩を進める・地位を進める・縁談を進める・議事を進める 勧める[たすけてつとめさせる意から、~するように誘いかける]入会を勧める・節約を勧める・食事を勧める・お茶を勧める 薦める[神にそなえすすめる意から、ほめて説得する。推薦する]良書を薦める・学長に佐藤教授を薦める・結婚の相手に姪を薦める 進む[前のほうへ移動する。上の段階に地位がのぼる。状態・程度がひどくなる。はかどる]時計が進む・足の進む方角・高学年に進む・進んだ文化・病状が進む・気が進まぬ・話が進む・法曹界に進む・進んで財産を放棄する・突き進む [参考]「縁談を進める」は話としての縁談を進行させる意、「結婚を勧める」は結婚の美点をとり上げて結婚するように誘う意、「結婚相手としてA氏に姪を薦める」は特に姪を賞揚し、A氏に姪を推薦する意。 <761> **すすめる【薦める】**《他下一》〔人・物・事の美点を述べて〕採用するように、他人に説きつける。推薦する。「先生が―・めてくれた本」[文]すす・む《下一二》。→[使い分け] **すす・める【進める】**《他下一》●前に出す。前方へ行かせる。前進させる。「将棋のこまを―・める」●現在より上の段階・地位にのぼらせる。昇進させる。「子供を大学に―・める」●物事の状態・程度を高める。「理解を―・める」●物事をはかどらせる。進行させる。「話を―・める」●時計の針を動かして現在より先の時刻をさすようにする。「五分ほど―・めておく」[対]遅らせる。[文]すす・む《下二》。[使い分け] **すず・やか【涼やか】**《形動》●すずしそうなようす。「―な服装」●さっぱりとしてさわやかなようす。「―な顔」 **すずらん【鈴、蘭】**ユリ科の多年草。寒地や高山の草原に自生する。初夏、茎の先に白い釣り鐘形の小花を並べてつける。君影草{きみかげそう}。 **すずり【現】**《「墨すり」の転)墨を水でするための道具。墨をする平らな所(=陸)と、水をためるくぼみ(=海)とがある。[参考]「一面{いちめん}・・・」と数える。 **すすり・あ・げる【啜り上げる】**■《他下一》息を急に強く吸って、外へ出た鼻汁を再び鼻に入れる。■《自下一》鼻汁をすすって泣く。しゃくりあげる。 **すすり・な・く【啜り泣く】**《自五》〔声をおさえて〕すすりあげて泣く。しゃくりあげて泣く。 **すずり・ばこ【硯箱】**すずり・筆・墨などを入れておく箱。あたり箱。 **すずりーぶた【「硯蓋】**●すずり箱のふた。●口取り肴{さかな}などをのせる盆状のうつわ。また、その肴。 **すす・る【啜る】**《他五》●口で息とともに吸いこむ。また、そうしながら少しずつ飲む。「そばを―・る」「茶を―・る」●〈「洟{はな}を―・る」の形で〉鼻汁を息といっしょに吸いこむ。[文]《四》。 **ず…する【誦する】**《他サ変》〔文〕〔詩・歌・経などを〕簡単に節づけして声を出して読む。誦{しょう}する。 **ず・せつ【図説】**《名・他サ》図・写真などによって説明すること。また、説明したもの。[類語]図解。 **すそ【裾】**●衣服の下端部分。●山や丘のふもと。また、川しも。●物の下の方の部分。特に、頭髪のえりくびに近い部分。[対]①②③かみ。 **すそうら【裾裏】**「裾回し」に同じ。 **すそ‐がり【裾刈り】**髪のすそをかること。 **すそ‐ご【裾濃】**ぼかし染めの一種。上の方をうすく下の方へゆくにしたがってだんだんこく染める。 **すそ・さばき【裾、捌き】**和服の裾が乱れない身のこなし。また、和服での立ち居振る舞い。「優雅な―」 **すそ‐の【裾野】**山のふもとに広がった野原。「富士{ふじ}の―」 **すそ‐まわし【裾回し】**和服の裾の裏側につける布。すそうら。八掛{はっかけ}。 **すそ‐もよう【裾模様】**和服の裾につけた模様。また、裾に模様のある和服。[対]総模様 **すそ‐よけ【裾除け】**「蹴出し」に同じ。 **すそわけ【裾分け】**→御裾分け。 **すそ・わた【裾綿】**和服の裾に綿を入れて仕立てること。また、その綿。 **ずだ【頭、陀】**●衣・食・住の三種の欲をはらいのけて仏道を修行すること。特に、その修行のための行脚{あんぎゃ}。頭陀行。類語托鉢{たくはつ}。●頭陀げを行う僧。[参考]梵語の dhūta の音訳。**―ぶくろ【一袋】**●頭陀の僧が経文や布施{ふせ}などを入れて首から前にかける袋。●何でも入れられる、だぶだぶした大きな袋。 **スタート**《名・自サ】●出発すること。また、出発点。[コロ]「ーを切る」●開始すること。発足すること。「新会社としてーする」▽start**ーライン**●競走で、スタートする地点に引いた白線。●物事の出発点。[コロ]「人生のーに立つ」▽start と line からの和製語。 **スターリング**イギリスの「ポンド貨幣」の別称。▽sterling **スタイリスト**●風采{ふうさい}・服装に特に気を配る人。●文章をこって書く人。美文家。●形式主義者。●モデルなどの服装・髪形・装身具などに関する選定・指導をする職業(の人)。▽stylist **スタイル**●体つき。かっこう。姿。●文章の様式・型。文体。●美術・建築などの様式・型。「ゴシックー」●服装の型。「最新流行の―」▽style**ーブック**●流行服の型を図や写真で示した本。ファッションブック。●文体や表記法の約束、あるいは活字の書体などを示した本。▽stylebook **スタウト**黒ビールの一種。麦芽の香りが高く、苦みもアルコールの度も強い。▽stout (=強い) **スタカート**スタッカート。 **すだ・く【『集く】**《自五》〔文〕●たくさんあつまる。群がる。●虫などが群がって鳴く。「草むらに―・く虫の音{ね}」[文]《四》。 **スタグフレーション**[経]景気が停滞しているのに物価の上昇が続くこと。不況インフレ。▷stagflation **すーだこ【酢、蛸】**ゆでたタコを、甘酢につけた料理。 **すたこら**《副》《「ーと」の形も)〔俗〕わき目もふらず急いで歩いていくようす。特に、去っていくようす。[コロ]「―にげて行く」[類語]すたすた。[連]「―さっさ」 **スタジアム**観覧席をそなえた運動競技場。野球場・陸上競技場・サッカー場など。▽stadium **スタジオ**●画家・彫刻家などの仕事場。[類語]アトリエ。●写真・映画・テレビジョンなどの撮影所。●放送局の放送室。●歌・音楽などの演奏室・録音室。●写真館。▽studio **すたすた**《副》(「―と」の形も)わき目もふらず急ぎ足で歩くようす。[コロ]「―と歩く」[類語]すたこら。 **ずたずた**[森]《形動》こまかく・切れた(さけた)ようす。[コロ]「ーに切りさく」 **す・だち【巣立ち】**●ひな鳥が巣立つこと。巣ばなれ。●子供が親もとや学校をはなれて世に出ること。 **すだち【酸、橘、醋、橘】**ミカン科の常緑高木。ユズの近縁種。 <762> の近縁種。実の汁を料理などに使う。徳島県の特産。 **すーだ・つ【巣立つ】** 《自五》●ひな鳥が成長して、巣から飛び去る。●子供が親もとや学校からはなれて世に出る。「学窓をー・つ」 **スタッカート** 一つ一つの音を、短く切って・歌う(演奏する)こと。また、その記号。音符の上に「・」をつけて示す。スタカート。[対]レガート。[語源]staccato **スタッドレス・タイヤ** スタッド(=鋲{びょう})を使わない雪上用のタイヤ。特殊ゴムを使用し、突出部に細かい切り込みがついている。[語源]studless tire **スタッフ** ●何人かで一つの仕事をする場合の、担当者全員。陣容。●企業の経営組織で、製造・販売を行う部門に対し、企画・人事・調査などを行う部門。[対]ライン。●映画・演劇で、俳優以外の演出・装置・照明・音楽などの担当者。[語源]staff **す・だて【簀立て】** 潮の干満を利用して、内湾の波の静かな浅い所に竹簀{たけす}だけを張り、囲いの中に魚を追いこんで捕らえる装置。また、その漁法。 **スタティック** 《形動》静的。「ーな美」[対]ダイナミック。[語源]static **すだま【魑魅・『霊】** [古]山林・木石の精気。また、それから生じるという化け物。魑魅{ちみ}。 **スタミナ** 元気を長く持ちこたえられること。肉体的なねばり強さ。持久力。「ーがない」[語源]stamina **スタミナ ーズリンク** 体力の補強や疲労の回復に効果のある成分が配合された、栄養価の高い清涼飲料水。[語源]stamina と drink からの和製語。 **スタ・メン** 「スターティングメンバー」の略。 **すた・る【廃る】** 《自五》廃れる。[名誉などが]そこなわれる。失われる。[コロ]「男がー・る」 **すだれ【簾】** 《「簀垂れ」の意》細く割った竹やアシなどをならべて糸で編んで、つないだもの。つり下げて、日よけ・部屋のしきりなどにする。簾{す}。[参考]蒸籠{せいろう}の底にしいて用いるものにもいう。[類語]よしず。 **すた・れる【廃れる】** 《自下一》●[世間に]用いられなくなる。使われなくなる。「ー・れたことば」●おとろえる。勢いがなくなる。また、価値が下落する。「ー・れた町」「ー・れた風習」●はやらなくなる。「去年の流行色はもうー・れた」[対]①③はやる。[古]廃さる。[図]すた・る《下二》。 **スタン・ガン** 護身用器具の一つ。瞬間的に高電圧を出して相手に衝撃を与える。[語源]stun gun **スタンザ** 詩の一節。一定の韻律的構成をもち、ふつう四行以上から成る。[語源]stanza **スタンス** ●野球・ゴルフなどで、ボールを打つときの足の位置や開きぐあい。「ーを広くとる」●物事に対する立場・態度。[コロ]「積極的なーをとる」●物事の見方・考え方。「長いーで見れば有利だ」[語源]stance **スタンダード** 《名・形動》標準(型)。標準的。「ーサイズ」[語源]standard (=基準。規範) **スタンダード ーナンバー** ジャズ・ポピュラー音楽で、長年親しまれ、流行にかかわりなく演奏される曲。[語源]standard number **スタンディング・オベーション** 劇場や競技場などで、観客が席から一斉に立ち上がって拍手喝采すること。[語源]standing ovation **スタント** 離れ業。特に、映画などで、危険を伴う演技。[語源]stunt **スタント ーマン** 危険な場所での撮影や特殊な技術を要する演技を出演者に代わってする職業(の人)。[語源]stunt man **スタンド** ●物をのせたり立てたりする台。「エッグー」●競技場などの階段式の観覧席。「メーンー(=正面観覧席)」●飲食店・酒場などで、カウンターに向かい合ったいす席。●カウンターで飲み食いさせる形式の店。また、小規模で簡易な飲食店。●駅・街路などに設けられた売店。「ガソリンー」●「電気スタンド」の略。[語源]stand **スタンド ーイン** 俳優の代役。替え玉。ふきかえ。[語源]stand-in **スタンド ープレー** ●競技者などが観衆を意識して行うはでな動作・行動。●目立つための、わざとらしい動作・行動。[語源]grandstand play」から。 **スタン・バイ** 《名・自サ》●すぐ行動できる態勢をとること。待機。●放送で、本番前の準備。また、その準備完了を示す合図。[語源]stand-by(=そばに立つ) **スタンプ** ●印。特に、ゴム印。「ー台」●観光地などで記念に押すはんこ。「ー帳」●郵便物などの消印。●切手。収入印紙。証紙。[語源]stamp **スタンプ ーラリー** 所定の場所に用意されたスタンプを集めて回るゲーム。[語源]stamp rally からの和製語。 **スチーム** ●蒸気。ゆげ。「ーアイロン」●蒸気を使って室内をあたためる装置。蒸気暖房装置。[語源]steam **スチール** ●はがね。鋼。鋼鉄。[語源]steel **スチール** 《名・自サ》野球で、盗塁。「ホームー」[語源]steal (=ぬすむ) **スチール** 宣伝用に映画の一画面を大きく焼きつけた写真。スチール写真。[語源]still(=静止写真) **スチュワーデス** 旅客機の中で乗客へのサービスにあたる女性の乗務員。[参考]今は性差のない「キャビンアテンダント」などを用いる。[語源]stewardess **スチロール** [理]●エチルベンゼンを脱水素してつくる無色の液体。スチロール樹脂の原料などに使う。スチレン。●「スチロール樹脂」の略。スチロールの重合体。容器・玩具などに用いるほか、発泡させて断熱材・包装材料などにする。スチレン樹脂。ポリスチレン。「発泡ー」[語源]Styrol **すつ【素っ】** 《接頭》[俗](名詞・動詞・形容動詞の上につけて)下にくる語の意味を強める語。「ーぱだか」「ーとんきょう」「ー飛ぶ」 **ずつ【『宛】** 《副助》《分量を表す語につく》等量の物をいくつかに割り当てる意。また等量の物として、それがくり返される意。「千円ずつわたす」「少しずつ大きくなる」[表記]多くかな書き。現代仮名遣いでは「・・・づつ」も許容。 **ずつう【頭痛】** ●頭が痛むこと。また、その症状。「ーがする」●心配。なやみ。「ーの種」 **スツール** 背のないひとり用の腰かけ。[語源]stool **すっからかん** 《形動》[俗]中のものがすっかりなくなるようす。「ーの財布」[類語]すってんてん。 **すっかり** 《副》●何もかもすべて。一つ残らず。「ー忘れていた」[類語]ことごとく。●ある状態になり切ってしまうようす。「ー慣れる」●〈「ーになる」「ーです」の形で〉全部なくなる。 **ず・つき【頭突き】** 相撲やけんかなどで、自分の頭で相手の胸などをつくこと。 **ズッキーニ** 西洋カボチャの一品種。果皮は暗緑色か黄色で、形はキュウリに似る。若い果実は食用で、煮込み料理、いため物、揚げ物などにする。北アメリカ南部の原産。[語源]zucchini **すっきり** 《副・自サ》●《副詞は「ーと」の形も》●気分がよいようす。「よくねたので頭がーした」●むだ <763> **ズック**●太い亜麻糸・もめん糸を斜文織りにした厚くて丈夫な布。テント・帆・袋などに用いる。●「ズックぐつ」の略。ズックで作った運動靴。▽蘭 doek **すっくと**《副》〔意を決して〕勢いよく立ち上がるようす。また、物に動じないで直立しているようす。 **す‐づけ【酢漬け】**魚肉や野菜類などを酢につけること。また、その食品。 **ずっ‐こ・ける**《自下一》〔俗〕(「ずりおちる」意から)常道からはずれた行いをする。はめをはずす。また、まともな状態でなくなる。 **ずっしり**《副》《「―と」の形も)→ずしり。 **すったもんだ【擦った、揉んだ】**《名・副・自サ》[俗]物事がもめて、なかなかまとまらないこと。さんざんごたつくこと。「――の挙げ句、中止になった」 **すっと**《副》●《自サ》ほっそりと形よくのびているようす。「―のびた枝」●動作が軽くすばやく行われるようす。「本をーとる」●物事がとどこおりなく進むようす。「大学へ―はいる」●《自サ》気持ちや気分がさっぱりするようす。「言いたいことを言ってーした」 **ずっと**《副》●比較してひどく差があるようす。ずいぶん。「こちらの方が―重い」●時間のへだたりが大きいようす。「―昔の思い出」③ためらわずにそのまま進んでいくようす。「奥へ―通る」●ある状態を長く続けるようす。その間じゅう。「―待っていた」 **すっと・ぶ【素っ飛ぶ】**《自五》《「すっ」は接頭語)[俗]勢いよく飛ぶ。勢いよく飛び出る。また、飛ぶような勢いで一直線に行く。「―・んで家に帰る」[同]ふっとぶ。 **すっとんきょう【素っ頓狂】**《形動》《「すっ」は接頭語)〔俗〕ひどく調子はずれで間がぬけたようす。「―な声を上げる」 **すっぱ・い【酸っぱい】**《形》●酸味がある感じだ。②〈「今口を―・くして」の形で〉いやになるほどしつこく言うようすの形容。「部屋を片づけるよう口をー・くして言う」 **すっぱだか【素っ裸】**《「すっ」は接頭語)●身に何もつけていないこと。●何も所持しないこと。「―の再出発」[同]②まるはだか。まっぱだか。 **すっぱーぬ・く【すっぱ抜く】**《他五》〔俗〕人の秘密などをだしぬけにあばく。「内情を―・く」 **すっぱり**《副》(《「―と」の形も)●あざやかに断ち切るようす。「スイカをーと割る」●すっかりやめてしまうようす。きっぱり。[コロ]「ーとあきらめる」 **すっぴん【素っぴん】**〔俗〕化粧をしていない・こと(顔)。[類語]地顏。素顔 **すっぽか・す**《他五》《「すっ」は接頭語)〔俗〕〔仕事などを〕手をつけずにそのままにしておく。「当番を―・す」●約束を破る。「待ち合わせを―・す」=すっぽらかす。 **すっぽ・ぬ・ける【すっぽ抜ける】**《自下一》●すっぽりとぬける。急にぬける。●野球で、(ボールが指のかかりからはずれ)投球が思わぬコースにそれる。 **すってんころり**《副》《「―と」の形も)〔俗〕勢いよく転ぶようす。すってんころりん。 **すってんてん**《形動》〔俗〕金や品物がすっかりなくなること。「遊びすぎて―になる」[類語]すっからかん。 **すっぽり**《副》《「ーと」の形も)●全体にかぶせておおうようす。「―と雪に包まれた町」●さしこんだ物がたやすくぬけたり、また、くぼみにうまくはまったりするようす。「―さやに収まる」 **すっぽん【「鼈】**●スッポン科のカメ。こうらは丸みを帯びてやわらかい。物にかみついたらなかなかはなれない。肉は食用。どろがめ。●歌舞伎{かぶき}の花道にある「迫{せ}り出し」。[表記]はかな書きする。 **すっぽんぽん**《名・形動》〔俗〕まるはだか。 **すーで【素手】**●手に何も・おおっていない(持たない)こと。「―で魚をつかむ」「―で(=手ぶらで)帰る」●特に、手に武器を持たないこと。「―で立ち向かう」 **すて‐いし【捨て石】**●和風の庭で、趣をそえるために置く石。●水底に投げ入れて、土木工事の基礎にする石。●囲碁で、作戦のために相手に取らせる石。●当座の役には立たないが、他日のためになると予測して行う行為・投資。「社会改善のーとなる」 **すて‐いん【捨て印】**証書などの欄外におしておく印。訂正や抹消の箇所におす必要の出た場合に備えるもので、その書類に用いたものと同じ印を用いる。 **すて‐うり【捨て売り】**《名・他サ》損を承知の上で安く売ること。投げ売り。 **ステーキ**●厚めの肉を焼いた料理。●特に、ビーフステーキのこと。ビフテキ。テキ。▽steak **ステージ**●舞台。また、演壇。●〔成長・発達の〕段階。▽stage **ステーショナリー**文房具。▽stationery **ステーション**●停車場。駅。「――ホテル」「ービル」●ある仕事を集中的に行う所。「キーー」「サービス―」「ナースー」▷station **ステータス**社会的地位や身分。▽status**ーシンボル**社会的に高い地位・経済力を表すのに役立つ具体的な物事。▽status symbol **ステートメント**政府・政党・団体などが発表する声明文。▽statement **ステープル-ファイバー**→スフ。▽staple fiber **すて・お・く【捨て置く】**《他五》そのままにして、ほっておく。放置する。 **すて・おぶね【捨て小舟】**〔文〕●乗り捨てた小舟。●たよりない境遇の身の上。 **すてーがな【捨て〈仮名〉】**「送り仮名②」に同じ。 **すて・がね【捨て金】**●使って役立たない金。むだ金。死に金。●利益・返済を期待しないで貸す金。 **すてき【素敵】**《形動》心を引きつけられるようす。すぐれていて、すばらしいようす。「―な人」「この時計はーだ」[表記]「素的」「素適」などとも書く。 **すてご【捨て子・『棄て『児】**育てる義務のある子を捨てること。また、その捨てられた子。 **すてごま【捨て駒】**将棋で、戦いを有利に進めるために、作戦上、相手が取るように駒を進めること。また、その駒。 **すて・さ・る【捨て去る】**《他五》思い切りよくほうり出す。「余分なものはすべて―・る」 **すて・ぜりふ【捨て台詞】**●役者が舞台の雰囲気などによってその場かぎりに言う、台本にないせりふ。●立ち去るとき、勝手に言い捨ててゆく乱暴でいやしいことば。[コロ]「―をはく」 **スティック**●棒。棒状のもの。●ホッケー・アイスホッケー用の木製の打球棒。▽stick <764> **ステッカー** ものにはりつける、注意書き・広告などを刷り込んだのり付きの小紙片。「駐車違反の―をはられる」▽sticker **ステッキ** [西洋風の]つえ。▽stick **ステッチ** ししゅう・編み物などの、針目・編み目・縫い目。「クロスー」「アフガンー」●《名・自サ》衣服のふちなどに、飾りのための縫い目をつけること。▽stitch **ステップ** ●[目標に近づく]一段階。「大学合格への―」●バス・汽車などにある、乗降口のふみ段。●足の運びぐあい。特に、ダンスの足どり。「ジルバのー」●《名・自サ)三段とびで、二番目の跳躍。「ホップ、ー、ジャンプ」●登山で、雪や氷の斜面に作る足場。●野球などで、足をふみ出すこと。▽step > ーアップ 《名・自サ》向上すること。進歩すること。「仕事のー」▽step up **ステップ** 湿潤な森林地帯と乾燥した砂漠との中間の(雨の少ない)地域にある草原。特に、中央アジアからシベリアにかけて広がる草原。▽steppe **すててこ** ●男子の下ばきの一つ。ひざの下まであるゆったりとした、長いさるまた状のもの。●「すててこ踊り」の略。寄席演芸で、鼻をつまんで捨てるまねをしておどる、滑稽・卑俗な踊り。 **すて・どころ**【捨て所】 物を捨ててよい場所・時期。また、単に、捨てる場所。「心の憂さの―」 **すでに**【既に・已に】 《副》●前に。以前から。「―結婚している」●今となっては、もはや。もう。「―手遅れだ」●何よりも明らかに。「その事が―彼の無実を証明している」 **すでに・して** 《接続》[文]そうしているうちに。 **すて・ね**【捨て値】 損を承知でつけた安い値段。 **すて・ばち**【捨て鉢】 《名・形動》思いどおりにならなくて、やけになる・こと(態度)。自暴自棄。「――になる」 **すて・ぶち**【捨て扶持】 ●江戸時代、由緒ある家の老幼・婦女・病人などを救済するために与えた、わずかな扶持米。●役に立たない者に、捨てたつもりではらう賃金・給料。 **すて・み**【捨て身】 命をすてるほどの覚悟で物事にあたること。「―の戦法」 **す・てる**【捨てる・『棄てる】 《他下一》●不用のものとして投げ出す。「ごみを―・てる」「権利を―・てる」団拾う。●見限って、かまわなくなる。見放す。「恋人を―・てる」「家業を―・てて画家になる」●あきらめて手を引く。放棄する。「希望を―・てるな」「武士を―・てる」●乗って来た物から降りる。「車を―・てて歩く」●「・・・てー・てる」の形で〉始末をつける。処置する。「斬って―・てる」●「―・てて置く」の形で〉かまわずにそのままにしておく。ほうっておく。放置する。「―・てて置くわけにもいかず、声をかけた」[図]す・つ《下二》。→類語と表現 > ―てたものではな・い 《句》[捨てるのはまだ早いということから]まだ見込みがある。まだ使える。 > ―てる神あれば拾う神あり 《句》一方で見捨てられても、他方で救いの手がさしのべられることがある。世間は広いからくよくよする必要はないということ。 > [類語と表現]「捨てる」 > *物を捨てるだけでなく、人は勝手なもので色々なものを捨てる。有形・無形にかかわらず捨てる。「夢(望み・迷い・憎しみ)を捨てる」は、心の中の思いやこだわりを断ち切ること。換言すれば、あきらめるに近くなる。名を捨てて(名声を得ることをあきらめて)実を取る・小異を捨てて(小さな違いはあっても)大同に就くもこの意。「命を捨てる・財産を捨てる・仕事を捨てる」となるとおだやかではなくなるが、すべて不用なものとして投げ出す意になる。「親(赤ん坊)を捨てる」は、かかわりを無くして関係を絶つ行為だ。 > ・打ち捨てる・投げ出す・投げ捨てる・振り捨てる・取り捨てる・焼き捨てる・掃き捨てる・切り捨てる・かなぐり捨てる・ふるい落とす・うっちゃる・抛つ・手放す・ほかす・無にする/( )廃棄・投棄・破棄・遺棄・放棄・棄権・放置・焼却・放擲・一擲・処分 > [オノマトペ]ぽいと「捨てる」・ぱっぱと **ステレオ** ■《造語》「立体の」「立体的」「立体音響の」などの意を表す。「―スコープ」「―放送」■《名》立体感を出せるしくみの音響装置。ステレオ装置。対モノラル。●「ステレオレコード」の略。立体的な音響が再生できるように録音したレコード。▽stereo > ―タイプ 決まりきった形式・方法。紋切り型。ステロタイプ。▽stereotype **ステロイド・ホルモン** 副腎皮質ホルモンなど、ステロイド核をもつホルモンの総称。炎症の治療・拒絶反応の抑制などに使われる。▽steroid hormone **ステロ・タイプ** 「ステレオタイプ」のなまり。▽stereotypeから。 **ステン・カラー** 首にそって少し立っている襟。折り立て襟。▽soutienと英collarから。 **ステンド・グラス** 色ガラスを組み合わせて、絵や模様を表したガラス板。▽stained glass **ステンレス** 「ステンレススチール」の略。 > ―スチール 鋼鉄にクロム、またはクロムとニッケルなどをまぜて作った、さびにくい合金。機械類・家庭用品・建築用。不銹鋼。ステンレス鋼。ステンレス。▽stainless steel(=さびない鋼鉄) **スト** 「ストライキ」の略。 > ―やぶり【―破り】 ストライキをしている仲間を裏切る行為をする・こと(人)。 **ストア** 《造語》「店」「商店」「販売店」などの意を表す。「チェーンー」「ドラッグー」▽store **ストイック** 《形動》(ストア派の哲学者の思想から)禁欲的。克己的。「―な生活」▽stoic **す・どうふ**【酢豆腐】 [俗]知ったかぶり。半可通。[参考]知ったかぶりが、くさって酸っぱくなった豆腐をこれは酢豆腐という料理だといったという落語から。 **ストーカー** 特定の人に恋愛感情などをいだいて、相手がいやがっているのに、しつこくつけ回す人。[参考]原義は、獲物にしのび寄る者。▽stalker **す‐どおし**【素通し】 ●間にさえぎるものがなく、先方がすっかり見えること。●眼鏡に度がついていないこと。また、その眼鏡。 **ストーブ** 室内をあたためる暖房器具。「石油ー」▽stove > ーリーグ (ストーブを囲んでする話題の意)プロ野球で、シーズンオフに行われる契約更改や移籍の・話題(争奪戦)。▽stove league **ストーム** あらし。暴風雨。●[俗]夜、学生たちが寄宿舎の中などを集団でさわぎ歩くこと。旧制高等学校の学生がよく行った。▽storm **す‐どおり**【素通り】 《名・自サ》立ち寄らずその前をとおり過ぎること。「自宅を―して買い物に行く」 <765> **ストーリー** ●物語。話。●物語・小説・脚本・映画などの筋。筋書き。▽story > ーテラー 話のじょうずな人。特に、筋立てのおもしろさで読者を引きつける小説家。▽storyteller **ストール** 女性用の細長い肩かけ。▽stole **ストッキング** 長靴下。特に、薄手の女性用長靴下。[類語]ソックス。▽stocking **ストック** ●《名・他サ》ためておくこと。また、ためてあるもの。「食糧を―する」●商品の在庫。在庫量。●スープの原料にする肉の煮出し汁。スープストック。●「あらせいとう」に同じ。▽stock **ストック** スキーのつえ。▽Stock **ストック・オプション** 企業が役員や従業員に対し、一定期間後に自社株を一定価格で購入する権利を与えること。業績向上への意欲をもたせるために行われる。▽stock option **ストッパー** ●[機械などの]停止装置。●サッカーで、相手のフォワードをマークする守備の選手。●野球で、抑え役の投手。救援投手。▽stopper **ストップ** ●《名・自他サ》止まること。また、止めること。●交通信号などの「止まれ」のしるし。停止信号。対ゴー。●停留所。「バスー」▽stop > ーウオッチ 自由に針を発進・停止させて、秒以下の時間が正確にはかれる時計。タイマー。▽stopwatch **す‐どまり**【素泊まり】 《名・自サ》食事をとらずに、ねるだけのために旅館にとまること。 **ストライカー** サッカーで、強力な攻撃力を持ちシュートの成功率の高い選手。ゴールゲッター。▽striker **ストライキ** ●労働者がその要求をとおそうとして行う争議行為の一つ。全員が職場を放棄する。同盟罷業。●学生・生徒が申し合わせて授業・試験を放棄すること。同盟休校。=スト。▽strike **ストライク** ●野球で、投手が打者に対して投げた球がストライクゾーンを通ったもの。[参考]から振り、ツーストライク前のファウルボール・ファウルチップもストライクと判定される。因ボール。●ボウリングで、第一投で全部のピンをたおすこと。▽strike > ーゾーン 野球で、投球がストライクと判定される範囲。▽strike zone **ストライド** 競走で、走るときの歩幅(が大きいこと)。「―走法」▽stride **ストライプ** 縞。縞模様。▽stripe **ストラップ** ●ドレス・下着などの肩ひも。●カメラ・携帯電話などの提げひも。▽strap **ず‐どり**【図取り】 《名・他サ》物の形・配置などを図に写しとること。また、その図。 **ストリート** 街路。通り。「メーンー」▽street > ―チルドレン 住む家がなく、路上で物売りや物乞いをしながら暮らす子供。▽street children **ストリキニーネ** フジウツギ科の植物マチンの種子にふくまれるアルカロイド。苦みと猛毒をもつ。神経刺激剤として有効。ストリキニン。▽strychnine **ストリッパー** ストリップショーに出演する踊り子。ストリップダンサー。▽stripper **ストリップ** ●裸になること。●「ストリップショー」の略。▽strip > ―ショー [踊り子が]音楽に合わせておどりながら、衣装を一枚ずつぬいでいって裸を見せる演芸。ストリップティーズ。▽strip show **ストリングス** ●弦楽器。また、その弦。●弦楽器を主体とした楽団による演奏。また、その演奏者。▽strings **ストリンジェンド** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「次第に速く」の意。団リタルダンド。▽stringendo **ストレート** ●《名・形動》折れたり挫折したりしないで、まっすぐなこと。また、言い方が単刀直入なようす。「―で(=一回の受験で)合格する」「―にものを言う」●野球で、直球。●ボクシングで、腕をまっすぐのばして・打つこと(攻め方)。「右ーを浴びせる」●同じことが連続していること。「―のフォアボール」●酒・コーヒー・紅茶などに、他のまぜものを入れないこと。また、その状態。「ウイスキーをーで飲む」●ポーカーの役の一つ。マークに関係なく五枚の札の番号がひと続きになっているもの。▽straight **ストレス** ●[語学]強さのアクセント。語勢。強勢。●[医]生体に物理的・精神的な刺激が加えられたとき、その生体が示す防衛反応。適応が破れると、種々の病的な変化が起こる。▽stress **ストレッチ** ●競馬場・競技場などの、直線コース。ストレートコース。「ホームー」●全身の筋肉と関節をのばす柔軟体操。ストレッチング。▽stretch **ストレッチャー** 傷病者用の、ねたままで運ぶ車付き寝台。▽stretcher **ストレプトマイシン** 土中の放線菌からとった抗生物質の一つ。赤痢・結核・チフスなどによくきく。ストマイ。▽streptomycine **ストロー** ●麦わら。「―ハット(=麦わら帽)」●飲み物を吸うのに使う細い管。▽straw **ストローク** ●オールで水をかく動作。●水泳で、腕で水をかく動作。●[テニス・ゴルフなどで]球を打つこと。[①②③ともに、助数詞的にも使う]▽stroke **ストロフルス** 乳幼児にみられる皮膚疾患。じんましんに似た紅斑点の上に水疱・小丘疹ができる。▽strophulus **ストロベリー** いちご。「ージャム」▽strawberry **ストロボ** 写真撮影用の補助光源として閃光を得る装置。放電管でシャッターと同時に発光させる。[参考]もと商品名。▽strobo **ストロンチウム** アルカリ土類金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。元素記号 Sr。[参考]同位元素の「ストロンチウム九〇」は、原子爆弾や水素爆弾の爆発によってできる。半減期が長く、有害。▽strontium **すな**【砂・『沙】 自然にある鉱物質のきわめて小さなつぶ。[類語]いさご。まさご。砂子。 > ―を噛む 《句》〈多く「砂をかむよう」の形で〉あじわい・おもしろみが少しもなく、無味乾燥に感じる。味気ない思いをする。 **すな・あらし**【砂嵐】 砂漠地方で、突風によって起こる砂をまじえたあらし。 **すな・え**【砂絵】 地面などに、手ににぎった色のついた砂を少しずつ落としてえがく絵。[参考]江戸時代の大道芸人の芸。 **すな・お**【素直】 《形動》●[性格・態度に]飾りけがなく、ひねくれていないようす。「―な人柄」●人にさからわないようす。「――に言うことを聞く」●[物の形が]ねじ曲がっていないようす。「――な髪」●「技芸などで]癖がなく、のびのびとしているようす。「―な字」 **すな・かぶり**【砂『被り】 大相撲で、土俵際の見物席。 **すな・ぎも**【砂肝】 「砂嚢②」に同じ。 **すな・けむり**【砂煙】 砂が空中にまい上がって、煙の <766> **すな・ご**【砂子】 ●[雅]すな。●蒔絵や色紙などに模様としてふきつける金箔・銀箔の粉。 **すな・じ**【砂地】 砂の多い土地。また、砂ばかりの土地。 **すなーずり**【砂『摩り】 魚の腹の下面の、脂肪分に富むところ。 **スナック** ●軽い食事。●「スナックバー」の略。軽い食事を出すスタンド形式の店。また、軽い食事もとれる酒場。●「スナック菓子」の略。ポテトチップ・ポップコーンなどの手軽に食べられる菓子。▽snack **スナップ** ●衣服の合わせ目をとめる、凹部と凸部が対になった金具。押し合わせてとめる。ホック。●投げたり打ったりするとき、手首の力をきかせること。「―がきく」●「スナップショット」の略。「―写真」▽snap > ―ショット ある瞬間の動作をすばやく写真にとること。また、その写真。スナップ。▽snapshot **すな・どけい**【砂〈時計〉】 砂を小さな穴から均一に落として時間をはかる、簡単なしかけの時計。 **すな・ど・る**【『漁る】 《他五》[文]魚や貝をとる。漁をする。 **すな・ば**【砂場】 ●一面に砂のある所。砂地。砂原。●[跳躍競技や砂遊び用の]砂を入れて区切った場所。 **すな・はま**【砂浜】 砂地の海岸。 **すな・はら**【砂原】 広い砂地。 **すな・ぶくろ**【砂袋】 ●砂を多量に入れた袋。消火用・防水用。サンドバッグ。●「砂嚢②」の俗称。 **すな・ぶろ**【砂風呂】 [温泉の蒸気などで]適度にあたためた砂に体をうずめて、疲れなどをとる設備。 **すな・ぼこり**【砂、埃】 こまかい砂のほこり。砂塵。 **すな・めり**【砂『滑】 ネズミイルカ科の動物。小形のクジラで、全長約一・八局。背部は灰色。くちばしはなく、前頭部が丸い。本州以南からインド洋に分布する。瀬戸内海のものは天然記念物。 **すな・やま**【砂山】 砂でできた山。[類語]砂丘。 **すなわち**【『即ち】 《接続》●上に述べたことを、さらに別の語で説明するときに使う。言いかえれば。「詩、―韻文というものは・・・」●上に述べたことと次のことがぴったり一致する意味を表す。ほかのものではなく。まさしく。「それが―愛情だ」●上を受けて下に続け、ある条件があれば当然ある結果に至ることを示す。そうすれば(かならず)。「戦えば―勝つ」[表記]③は「則ち」とも書く。●上を受けて、さらにことばを続ける。そこで。そして。「川沿いの道を行き、―花を見、句を吟じた」[表記]④は「乃ち」とも書く。 **ずーに** 《連語》(打ち消しの助動詞「ぬ」の連用形「ず」+格助詞「に」)●打ち消しの意を伴って、文を中止する。あるいは、後の動詞を修飾する。・・・ないで。・・・ず。「気がつか―、そのまま行ってしまった」●「ある・いる・おく・済む」などの動詞に続けて、補助動詞的に使う〕打ち消しの意を伴った動作の具体的な内容を示す。・・・ないで。「深くは事情を聞か―おいた」「怒られ―済んだ」[二重否定「〜ずに(は)・・・ない」などの形では、その動作についての肯定的な気持ちが強調される]「愛さ――はいられない」「怒られ―は済むまい」 **スニーカー** [音を立てずに歩ける]ゴム底の運動靴の総称。▽sneakers **ずーぬ・ける**【図抜ける・頭抜ける】 《自下一》多くのものの中で、とびはなれてすぐれる。並はずれる。ずばぬける。抜群である。「―・けて勉強ができる」 **すね**【脛・臑】 ひざから足首までの部分。下腿。はぎ。[類語]弁慶の泣き所。 > ――に傷を持・つ 《句》やましいところがある。特に、[以前の悪事など]人に知られては困る事がある。 > ――を齧{かじ}る 《句》親の脛を齧る。 **すね・あて**【脛当て・臑当て】 ●鎧の付属具。すねにつけて足を保護するもの。鉄または革で作る。●「レガーズ」に同じ。 **スネーク・ウッド** クワ科の高木。南米産。材は密で堅く、ヘビに似た斑紋がある。材で装飾品・ステッキなどを作る。▽snakewood **すねーかじり**【脛、齧り”臑、齧り】 親などから学資や生活費をもらっている・こと(人)。[類語]親がかり。 **すね・もの**【拗ね者】 ひねくれていて他人の言うことを受け入れない人。[類語]つむじまがり。 **す・ねる**【拗ねる】 《自下一》素直に従わず、ぐずぐずと我を張る。また、そのようにして世間から遠ざかった態度をとる。「世を―・ねる」「しかられて―・ねている」[図]す・ぬ《下二》。 **ず・のう**【図、囊】 地図などを入れて腰に下げる、革製箱形の小さなかばん。[旧軍隊の用語] **ず・のう**【頭脳】 ●脳。脳髄。●物事を判断する力。頭の働き。[四字]「――明晰」●優秀な知力をもった人。「―の流出」●組織の中心になる人(たち)。首脳(部)。「わが社の――」[類語]知恵袋。 **スノー** 《造語》「雪の」「雪のときの」の意を表す。「ータイヤ」▽snow > ―ボード 幅広の板に両足を固定して、体を横向きにし、雪の斜面をすべるスポーツ。また、その板。スノボ。▽snowboard > ―モービル 前がそりで、後ろに無限軌道(=キャタピラー)を持った小型の雪上車。スノーモビル。▽snowmobile **スノーケル** →シュノーケル。▽snorkel **す・のこ**【簀の子】 ●細い竹を横に並べて編んだもの。●「すのこ縁」の略。竹や細長い板を少しずつすきまをあけて打ちつけた縁。●細長い板をすきまをあけて枠に張ったもの。土間や水の流れる所にしく。 **スノッブ** 紳士気取り。また、俗物。▽snob **スノビズム** 紳士気取り。また、俗物根性。▽snobbism **すーの・もの**【酢の物】 生のままの新鮮な魚介類や野菜を酢にひたした料理。 **スパ** 温泉。鉱泉。また、それを利用した浴場を備えた保養施設。▽spa **ず・ば** 《連語》[文語](打ち消しの助動詞「ず」+接続助詞「ば」)打ち消しの意を伴った仮定条件を表す。もし・・・ないならば。「静かにせずば聞こえまい」[強調して「ずんば」とも]「会わずんば心休まらず」 **スパーク** 《名・自サ》電気のプラスとマイナスがふれあって火花を出すこと。また、その火花。▽spark **スパート** 《名・自サ"》競走・競泳などで、急に速度を増し、全力をふりしぼること。「ラストー」▽spurt **スパーリング** 《名・自サ》ボクシングで、重いグローブをつけて試合形式で行う練習。▽sparring **スパイ** 《名・他サ》敵側の機密情報をさぐり出す・こと(人)。間諜。密偵。「産業―」(=企業の情報を不正にさぐり出すこと。また、その人)▽spy **スパイク** ●[すべらないように]競技用の靴の底につける金具。●「スパイクシューズ」の略。底にスパイク①のとりつけてある靴。●《名・他サ》スポーツで、スパイクで他の選手を傷つけること。●《名・他サ》バレーボールで、 <767> **スパイス** 香辛料。「―をきかせる」▽spice **スパイラル** らせん(状のもの)。●[経]悪循環。「デフレー」▽spiral **スパゲッティ** パスタの一つ。細い棒状の、穴のないめん。スパゲティ。▽spaghetti **す・ばこ**【巣箱】 小鳥が巣を作りやすいように、人がこしらえてかけておく箱。 **すばしこ・い** 《形》動作がきわめて速いようすだ。敏捷である。すばしっこい。[類語]すばやい。 **すぱ・すば** 《副》(「―と」の形も)●物を続けて勢いよく切るようす。「大根を一切る」●たばこを続けて勢いよく吸うようす。 **ずばずば** 《副》(「―と」の形も)遠慮なく、また容赦なく言ったりしたりするようす。「思ったことを―言う」[類語]ずけずけ。 **す・はだ**【素肌・素『膚】 ●化粧をしないそのままの肌。●下着などをつけない肌。「―にシャツを着る」 **スパッツ** ●細身で脚をぴったり包む、タイツのようなパンツ。●くつの上部に付けるおおい。足首をおおい、保温・どろよけなどに用いる。▽spats **すぱっと** 《副》●刃物であざやかに切るようす。[コロ]「大根を一切る」●ためらわず、すばやく物事を行うようす。「気持ちを―切り替える」 **ずばっと** 《副》●刃物で勢いよく切るようす。「包丁で―魚の頭を切り落とす」●的確にはっきりと、言ったりしたりするようす。「問題点を―言う」 **スパナ** ボルトやナットの頭をはさんで、しめつけたりゆるめたりする器具。レンチ。▽spanner **す・ばなれ**【巣離れ】 《名・自サ》ひなが成長して巣から出て行くこと。巣立ち。 **スパニッシュ** 《造語》「スペイン(人)の」「スペイン風の」の意を表す。「―オムレツ」「ーダンス」▽Spanish **ずばぬ・ける**【ずば抜ける】 《自下一》ふつうの程度をはるかにこえる。ずぬける。「クラスの中でー・けて足が速い」 **す・はま**【州浜・洲浜】 ●海につき出た州のある、曲線状の浜べ。●州浜の形に作り、上に木石・花鳥などをかざった台。宴席などにかざる。すはまだい。●大豆粉・水あめ・砂糖などを練りこんだ棒状の和菓子。 **スパム** 勧誘や宣伝のために、受信者の同意なく送られる大量の電子メール。スパムメール。迷惑メール。▽spam **すばや・い**【素早い】 《形》動作や頭の働きがきわめて速くて見事である。「―・く身をかわす」[類語]手早い。すばしこい。 **すばらし・い**【素晴らしい】 《形》●心をときめかすばかりに、きわめてすぐれている。「―・い発想」●程度がはなはだしい。「―・く速い」[図]すばら・し《シク》。 **ずばり** 《副》(「―と」の形も)●刀などで一気に気持ちよく断ち切るようす。●物事の急所を正確につくようす。単刀直入にはっきり言うようす。「欠点を―と指摘する」「言いにくいことを―と言う」 **すばる**【昴】 (「統ばる(=一つにまとまる)」の意)●[天]おうし座にある「プレアデス星団」の和名。二十八宿の一つ。すばる星。六連星。 **スパルタ・きょういく**【スパルタ教育】 きびしい教育。スパルタ式教育。[参考]古代ギリシャの都市国家スパルタで行われた厳格な鍛錬を主とする教育から。 **スパン** ●橋脚間の距離。径間。●ある一定の期間。「長い―で考える」▽span(=全長) **ず・はん**【図版】 書物の中に印刷してある図。 **スパンコール** 金属やプラスチック製の小さな薄片。光を反射してかがやくので舞台衣装や夜会用の衣服などにぬいつけて飾りとする。スパングル。▽spangleから。 **す・ばなし**【素話】 ●酒食・茶菓などを出さず、話だけをすること。●鳴り物のはいらない落語。 **スピーカー** ●テレビ・ラジオ・オーディオ装置などで、電気信号を音波にかえる装置。●「ラウドスピーカー」の略。拡声器。●うわさ話を広める人。▽speaker **スピーチ** 人の前でする話。(短い)演説。特に、テーブルスピーチ。▽speech > ーセラピスト 言語聴覚士。音声・言語・聴覚に障害がある人に対し、検査や機能の維持・回復の訓練をする者。ST。▽speechtherapist **スピーディー** 《形動》動きが速いようす。また、物事がてきぱきと行われるようす。敏速。「問題を―に処理する」▽speedy **スピード** ●速さ。速度。速力。「―をあげる」●速度のはやいこと。「―写真」▽speed > ーアップ 《名・自他サ》速度が速まること。また、速めること。「作業の―を図る」対スピードダウン。▽speed-up **す・びき**【巣引き】 《名・自サ tribulations》飼っている鳥が飼育箱の中に巣を作ってひなを育てること。 **す・びき**【素引き】 《名・他サ》矢をつがえないで、弓の弦を引いてその強さをためすこと。 **す‐びつ**【『炭、櫃】 [古]いろり。炉。また、一説に火鉢の類を指すともいう。 **スピッツ** ドイツ原産の小形犬。毛は白くて長い。かん高い声でよくほえる。愛玩用。▽Spitz **ず・ひょう**【図表】 数量の関係などを直線・曲線・数字などによって表したもの。グラフ。 **スピリチュアル** ■《形動》精神的であるようす。また、霊的であるようす。■《名》アメリカで、民衆の間から生まれた宗教的性格を持つ歌曲。ニグロスピリチュアル(黒人霊歌)・ホワイトスピリチュアル(白人霊歌)・ゴスペルソング(福音賛美歌)など。▽spiritual **スピリット** 精神。「ファイティングー」▽spirit **スピロヘータ** ●糸状のらせん形をした微生物の総称。●梅毒などの病原体トレポネーマパリズム(旧学名スピロヘータパリダ)の俗称。▽spirochaeta **スピン** ●テニス・卓球・ボウリングなどで、球に回転をあたえること。[コロ]「―をかける」●[飛行機の]きりもみ降下。●フィギュアスケート・ダンスなどで、片足先で立って一か所でこまのように回転すること。●《名・自サ》自動車などが、急ブレーキ・急ハンドルなどのため、後輪が空転して車体が横すべりすること。▽spin > ーオフ [経]●企業内の一部門を独立させて別企業あるいは子会社をつくること。●親会社が子会社の株式を株主に分配すること。また、分配している子会社の分離・独立を図ること。●既存のテレビ・ラジオの番組や、映画・小説などの作品から派生してできた別の番組や作品。▽spin-off(=副産物) **スピンドル** ●旋盤などの主軸。また、機械類の小軸。●紡績機械で、糸を巻きとるボビンをはめる小軸。錘。●「スピンドル油」の略。透明で比較的粘度が低い潤滑油。軸受けなどに用いる。▽spindle 打ち上げたボールをジャンプして相手のコートに強く打ちこむこと。▽spike <768> い。 **スフ**「ステープルファイバー」の略。化学繊維からつくる短い紡績用繊維。また、それを原料にして織った布。 **ずーふ**【図譜】同類のものの図を広く集めて説明をほどこし、書物にまとめたもの。「服飾ー」 **ずぶ**《副》《多く「―の」の形で使う)全く。全然。まるっきり。連「―の素人」 **スフィンクス**●古代エジプトやアッシリアなどで、王宮・墓・神殿などの入り口にたてられた、顔は人間で、体がライオンの形をしている巨大な石像。●ギリシャ神話の怪物。通行人になぞをかけ、そのなぞが解けない者を殺したという。▽Sphinx **スプートニク**一九五七年に旧ソ連が打ち上げた世界最初の人工衛星の名。▽sputnik (=随伴者) **スプーン**●さじ。●ゴルフのクラブで、ウッドの三番の通称。▽spoon **すーぶた**【酢豚】中国料理で、揚げたぶた肉と、油でいためた野菜類とを甘酢あんでからめたもの。 **ずーぶと・い**【図太い】《形》神経が太くて、何事にもびくともしないようすだ。のぶとい。類語 ずうずうしい **ずぶぬれ**【ずぶ濡れ】「びしょぬれ」に同じ。 **すーぶり**【素振り】●剣・木刀・竹刀などを大上段から中段まで上下にふること。●ボールを用いず、バットだけふること。[注意]「そぶり」と読めば別語。 **ずぶり**《副》(「ーと」の形も)〔やわらかいものに〕物が勢いよくつきささるようす。 **スプリット・タイム**長距離のスピード競技で、一定距離ごとの所要時間。▽split time **スプリング**●ばね。●春。「―セール」「―コート」の略。春・秋に着る薄手のコート。▽spring **スプリンクラー**●天井などに取り付ける自動消火装置。火災のときに自動的に散水する。●畑・庭園などに立てて灌漑用の水を周囲にふき出させる装置。同散水器。▽sprinkler **スプリンター**陸上競技や水上競技などの短距離選手。▽sprinter **スプリント**短距離競技。●短い距離を全力を出して・走る(泳ぐ)こと。また、その技術。▽sprint **スフレ**卵白を泡立て、ソースなどを加えて天火で焼いた料理や洋菓子。▽soufflé **スプレー**●《名・他サ》液体を霧状にしてふきつけること。●噴霧器。霧吹き。●噴霧式の容器に入った、薬剤・整髪料。「ヘアー」 ▷spray **スプレッド**パン・クラッカーなどにぬって食べるペースト状の食品の総称。「チーズー」「サンドイッチー」▽spread **ずぶ・ろく**〔俗〕正体をなくすほど酒にようこと。また、その人。 **すべ**【『術】手段。方法。〔古風な言い方で、下に打ち消しの語を伴うことが多い〕句「なすーがない」 **スペア**●予備(の品)。「―キー」●ボウリングで、二回目の投球で全部のピンをたおすこと。▷spare **スペアミント**シソ科の多年草。葉から香りのある精油をとり、料理や菓子の香料に用いる。ミドリハッカ。オランダハッカ。▽spearmint **スペアリブ**豚の肉付きあばら骨。▽spareribs **スペース**●あいている場所。空間。●宇宙空間。●紙面の余白。●紙面。また、誌面。「―をさく」▽space [コロ]**スペースシャトル**アメリカが開発した、くり返し使用できる有人宇宙船。▷space shuttle [コロ]**スペースデブリ**地球のまわりに浮遊している人工物。不用となった人工衛星やロケットの残骸など。宇宙ごみ。▽space debris [参考]デブリ **スペード**トランプで、剣をかたどった黒い模様「←」。また、その模様のついた札。▽spade **すべからく**【『須らく】《副》〔文〕なすべきこととして。ぜひとも。当然。「―努められんことを」〔多く、下を「べし」で結ぶ〕「―勉励すべし」 **スペキュレーション**●投機。思惑買い。●トランプで、スペードのA(エース)。▽speculation **すべ‐くく・る**【統べ『括る】《他五》全体をまとめてとりしまる。統括する。「社長は全社員を―・る」 **スペクタクル**●壮観。見もの。●映画・演劇で、大がかりで、はでな場面。また、そのような場面の多い映画。「一大一」▽spectacle **スペクトル**〔理〕●可視光線その他の光を、プリズムや回折格子で分解したとき得られる成分が、波長の順に並んだもの。●複雑な組織をもつ対象を単純な成分に分けて質量などの順に配列したもの。▽spectre **ずべーこう**【ずべ公】〔俗〕不良少女。 **スペシャリスト**特殊な技術・技能をもった人。専門家。▽specialist **スペシャル**《造語》「特別の」「特製の」の意を表す。「―ランチ」「―メニュー」 ▽special **すべ・すべ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》〔つやがあり〕なめらかなようす。「―した肌」 **すべた**〔俗]●顔のみにくい女性。ぶおんな。しこめ。●節操のない女性。〔ののしって言うことば〕 **スペック**仕様書。また、仕様・性能。「パソコンのー」▷specification の短縮形 specsから。 **すべ・つ・こ・い**【滑っこい】《形》〔俗〕すべすべしているようすだ。なめらかである。すべりやすい。「―・い感触」 **すべったの‐ころんだの**【滑ったの転んだの・『こったの転んだの】《連語》〔言い訳や文句を〕ああでもないこうでもないと、うるさく言い続けること。 **すべて**【『総て・『凡て・全て・・渾て】■《名》たくさんあるものの全部。「―の権利を放棄する」《副》ことごとく。どれもこれも。「計画は―だめになった」 >すべての道はローマに通ず《句》《ローマ帝国の盛時には、世界各地からローマに通じる道が開かれていたことから)多くの物事が中心に向かって集中していることのたとえ。やり方はちがっていても目的は同じであることのたとえ。また、あらゆる物事は一つの真理から発していることのたとえ。 **すべり‐こ・む**【滑り込む】《自五》●すべって入る。すべるようになめらかに入る。「三塁に―・む」「電車がホームに―・む」●決まった時間にやっと間にあうように着く。「集合時間ぎりぎりに―・む」「スキー・スケートなどで〕練習のため、よくすべって体をならす。「十分にー・んだので万全の調子だ」 **すべりーだい**【滑り台】傾斜をつけたなめらかな板の上をすべり下りるように作った、遊戯用の設備。 **すべり・だし**【滑り出し】〔物がすべり始めることから〕物事の始め。ではじめ。でだし。「試合のーは上々だ」 **すべりーどめ**【滑り止め】●すべるのを防ぐためのもの。特に、階段のかどにとりつけて足がすべるのを防止するもの。●[俗]目的の学校以外に別の学校も受験しておく・こと(学校)。「―に私立を受ける」 <769> **すべりどめ**【滑り止め】 ●すべるのを防ぐこと。また、そのためのもの。特に、階段のかどにとりつけて足がすべるのを防止するもの。●[俗]目的の学校以外に別の学校も受験しておく・こと(学校)。「―に私立を受ける」 **すべり・ひゆ**【『滑、莧】 スベリヒユ科の一年草。道ばたなどに自生する雑草。多肉質の茎・葉が根もとから枝分かれして地面をはい、全体に赤紫色をおびる。夏、枝先に黄色の小花をつける。 **スペリング** アルファベットで書く、ことばの字のつづり(方)。つづり字(法)。スペル。▽spelling **すべ・る**【滑る・辷る】 《自五》●物の表面をなめらかに動いて行く。「雨戸がよく―・る」●雪や氷などの上をスキー・スケートなどをはいて滑走する。「雪山を―・って降りる」●ふみつけた足が移動してよろける。「雪道で―・って骨折した」●つかもうとする物が、うまくつかめず手をはなれる。「手が―・る」●言ってはいけないことをうっかり言う。[句]「ロが―・る」●[俗]試験に落ちる。落第する。[コロ]「大学入試に―・る」[文]《四》。 **す・べる**【統べる・『総べる】 《他下一》(多くの物の全体をまとめて一つにする意から)支配する。統一する。治める。「全軍を―・べる」[図]す・ぶ《下二》。 **スペル** 「スペリング」に同じ。▽spell **スポイト** 端にゴムの袋がついたガラスの管。インクや薬品などを吸いあげ、他の入れ物に移し入れるのに使う。▽spuit **スポイル** 《名・他サ》●悪くする。台無しにする。●性質・気持ちなどを傷つけたり、あまやかしたりして、だめな人間にすること。「親に―された子供」▽spoil **スポーク** 自転車などの車輪を軸から支えている放射線状の細い棒。輻。▽spoke **スポークスマン** 政府・団体の意見を報道機関へ発表する担当者。また、代弁者。▽spokesman **スポーツ** 運動や運動競技の総称。▽sports > ーマン スポーツ選手。また、スポーツの愛好者。▽sportsman > ーマン・シップ 明るく正々堂々とたたかうスポーツマンの態度・精神。▽sportsmanship **スポーティー** 《形動》服装などが、活動しやすいようす。「ーなブラウス」対ドレッシー。▽sporty **す・ぼし**【素干し・素『乾し】 《名・他サ》[野菜などを]日光や火にあてないでかわかすこと。[類語]陰干し。 **ず・ぼし**【図星】 (的の中心の黒い点の意から)目あての所。大事な点。 > ―をさされる 《句》思わくが指摘された通りである。 **スポット** ●空港で、旅客が乗降したり貨物の積みおろしをしたりするために航空機がとまる場所。駐機場。●場所。「観光―」●「スポットライト」の略。●「スポットアナウンス」の略。▽spot(=点) > ーアナウンス 放送で、番組と番組の間、または番組中にいれる短いアナウンス。スポット。▽spot announcement > ―ライト 舞台の一部分だけを集中して照らし出すためにあてる光線。[コロ]「ーをあびる」[コロ]「ーを当てる」▽spotlight **すぼま・る**【窄まる】 《自五》よりすぼんだ状態になる。[文]《四》。 **すぼ・む**【窄む】 《自五》●ふくらんだ物が、縮んで小さくなる。しぼむ。「風船が―・む」●広がった物の先が細くなる。せまくなる。「ロのー・んだびん」●[勢いが]おとろえる。しぼむ。「勢力が―・む」[文]《四》。 **すぼ・める**【、窄める】 《他下一》すぼむようにする。[コロ]「口を―・めて笑う」[図]すぼ・む《下二》。 **ずぼら** 《名・形動》[俗]仕事や生活にけじめがつかず、だらしがないこと。「―な性格」 **ズボン** 洋服で、下半身にはくもの。筒形で、股だから下が二つに分かれ、両足を別々におおう。▽jupon **スポンサー** ●商業放送で、番組を提供する広告主。●資金を出してくれる人。出資者。▽sponsor **スポンジ** ●海綿。●海綿状のゴム。また、弾力のある多孔質の合成樹脂。▽sponge > ーケーキ 泡立てた卵、砂糖、小麦粉などを混ぜて海綿状にやわらかく焼き上げた洋菓子。▽sponge cake > ーボール 軟式野球などで使うゴム製のボール。軟球。▽sponge ball **スマート** 《形動》●現代風で、洗練されているようす。あかぬけしているようす。「――に着こなす」「――な会話を楽しむ」●体つきやものの形がすらりとして美しく、格好がよいようす。「―なデザイン」▽smart **スマートフォン** 多機能携帯電話。高度な情報管理機能をそなえる。スマートホン。[参考]スマホとも言う。▽smartphone **す・まい**【住まい】 ●住むこと。[多く、接尾語的に「・・・ずまい」の形で使う]「一人――」「借家―」「わび―」●住んでいる所。家。「静かで落ちついたー」「仮の―」[表記]②は「住居」とも当てる。 **スマイル** 微笑。ほほえみ。▽smile **すま・う**【住まう】 《自五》場所を決めて、そこに住む。住み続ける。[文]《四》。 **す・まき**【簀巻き】 ●簀で巻くこと。●昔の私刑で、簀で人間の体を巻いて水中に投げこむもの。 **すまし**【澄まし・『清まし】 ●「すましじる」の略。●酒席で杯を洗うための水。●きどること。態度などを改めて、まじめくさること。「―屋」「―顔」 **す・まじき** 《連語》[文]してはいけない。すべきではない。[連体詞的に使う] > ――ものは宮仕え 《句》他に仕えるということはいろいろと苦労の絶えないものであるから、すべきではない。 **すまし・じる**【澄まし汁・『清まし汁】 吸い物。すまし。[表記]「清汁」とも当てる。 **すま・す**【済ます】 ■《他五》●なしとげる。し終える。「食事を―・す」●借りを返す。返済する。「借金を―・す」●おさめる。解決する。「笑いごとではーされない」●それでよいとする。間に合わせる。「朝飯はパン一きれで―・す」=済ませる。[文]《四》。■《接尾》「すっかり・・・する」「うまく・・・しおおす」の意。「し―・す」「成り―・す」[文]《四》。 **すま・す**【澄ます・『清ます】 《他五》●液体の濁りを除いて、すんだ状態にする。「水を―・す」●心を落ち着かせて、注意を集中する。[句]「耳を―・す」[図]《四》。■《自五》まじめそうな顔つきをする。また、知らん顔をする。「つんと―・す」[類語]気取る。[図]《四》。■《接尾》●「精神を集中して・・・する」の意。「行い―・す」●「すっかり・・・する」の意。「研ぎ―・す」[図]《四》。 **スマッシュ** 《名・他サ》テニス・卓球などで、球を上から強くたたきつけるように相手のコートに打ちこむこと。また、その打球。スマッシング。▽smash **すまない**【済まない】 《連語》謝罪や感謝や依頼の気持ちを表すときに使うことば。申し訳ない。すまん。「本当に―・ない」「席をゆずってもらって―・ない」「―・ないけれど手伝ってくれないか」[参考]すむ(済む)。 <770> **すみ**【墨】●東洋風の書画をかくのに使う材料で、質のよい油煙を、にかわで固めたもの。また、それを硯{すずり}でですった黒い汁。「―をする」[参考]「一丁(梃・挺)・・・」と数える。類語墨汁。●黒い色。すみ色。「一一色」◎イカ・タコなどが出す、黒い汁。●すす。「なべ底のー」「すみいと」の略。 >―と雪《句》性質が正反対のもののたとえ。氷と炭。 **すみ**【済み】物事がすんでいること。「代金はー」〔多く、接尾語的に「・・・ずみ」の形で使う〕「売約―」 **すみ**【炭】●木が焼けて黒く残ったもの。●木炭。「―をおこす」 **す・み**【酸み・酸味】(「み」は接尾語)すっぱい味。すっぱみ。さんみ。「―の強いレモン」 **すみ**【隅・『角】囲まれた平面・空間のかど。中央ではない所。「四ー」句「―から―まで(=すべて)」 >―に置け・ない《句》思いのほかに力量・技量・知識があって、あなどれない。 **すみ・いと**【墨糸】大工道具の墨壺についている、墨汁をふくませる糸。材木の面にまっすぐ張り、指ではじいて黒い線をつける。すみなわ。すみ。1回「―を打つ」[参考]墨壺(図) **すみ・いろ**【墨色】●黒い色。すみ。●書いたり染めたりした、墨の濃淡・色つや。墨色がくし。 **すみ・うち**【墨打ち】墨糸で線をつけること。 **すみ・え**【墨絵】「水墨画」に同じ。 **すみ・か**【住『処栖・住家棲家】●住んでいる所。住まい。●特に、良くないものの住む所。「悪霊のー」表記「住家」「棲家」は当て字。 **すみ・か・える**【住み替える】秘《他下一》住む・場所(家)をかえる。●住み込みの使用人・芸者などが雇い主をかえる。 **すみ・かき**【炭、掻き】炭をかきよせる道具。鉄製で、先がかぎ状になっている。 **すみ・がき**【墨書き】《名・他サ≫●墨だけで絵をかく・こと(絵)。●日本画の下絵として塁で線がきをすること(絵)。 **すみ・がね**【墨金】●「かねじゃく」に同じ。●すみがねを使って木材に工作用の墨付けをする技術。 **すみ・がま**【炭窯・炭、寵】炭焼きがま。 **すみ・き・る**【澄み切る】《自五》少しの曇りもなく晴れわたっている。「―・った空」「―・った心境」 **すみーこみ**【住み込み】やとわれて、その家で寝起きして働くこと。「―の店員」団通い。 **すみ‐じ**【墨字】点字に対して、ふつうに書いたり印刷したりした文字。 **すみずみ**【隅隅】あちこちのすみ。また、あらゆる方面。「―まで掃除する」 **すみそ**【酢味噌】酢を混ぜてすったみそ。あえものに使う。「―あえ」 **すみぞめ**【墨染め】●黒い色に染めること。●黒い色の僧衣。●ねずみ色の喪服。 **すみ・つき**【墨付き】●墨のつきぐあい。●墨でかいた筆のあと。筆跡。●おすみつき。 **すみ・つぎ**【墨継ぎ】●筆にふくませた墨が少なくなったとき、さらに筆に墨をふくませて書くこと。●短くなった墨をはさんで磨けるためのもの。すみばさみ。 **すみ・つ・く**【住み着く】《自五》そこをすみかとして落ち着く。「当地に―・いて三十年」。 **すみ・つ‐こ**【隅っこ】すみ。〔くだけた言い方〕 **すみ・つぼ**【墨壺】●墨汁を入れるつぼ。墨池{ぼくち}。●大工道具で、木材・石材などに直線をつけるもの。車に巻かれた墨糸が、墨汁にひたした綿の中を通って外に出るようにし、その墨糸を指ではじいて線をつける。 **すみ・つぼ**【炭、壺】炭火を入れ、ふたをして消すつぼ。火消しつぼ。 **すみ・てまえ**【炭手前】へ。茶の湯で、炉に炭をついだり、火をかき立てたりする・こと(作法)。 **すみ・とり**【炭取り】炭を小出しにして入れておくかご・箱。すみとりかご。 **すみ・ながし**【墨流し】墨や染料を水面に落としたときにできる波状の模様に紙や布をあてて写しとり、染めつける・こと(方法)。また、その模様。 **すみ・な・れる**【住み慣れる・住み、馴れる】《自「下一》長く住んで、その家・土地になれる。 **すみ・なわ**【墨縄】「墨糸」に同じ。 **すみ・び**【炭火】木炭でおこした火。炭の火。 **すみ・ぶくろ**【墨袋】イカの墨をたくわえている器官。 **すみませーん**【済みません】「済まない」の丁寧語。「御迷惑をかけてどうもー」[参考]なまって、「すいません」とも言う。 **すみ・やか**【速やか】《形動》物事の行われ方が手間どらず、はやいようす。「――に事を運ぶ」 **すみ・やき**【炭焼き】木炭を作る・こと(人)。 **すみよし・づくり**【住吉造り】神社建築の一様式。切り妻造りで、屋根にそりがなく、棟に千木と鰹木{かつおぎ}を置く。 **すみれ**【董】スミレ科の多年草。根元から多数の葉が出る。春、五弁のこい紫色の小さな花をつける。 **すみ・わけ**【棲み分け】《名・自サ》生活様式の似た生き物同士が、空間的・時間的な重なりを持たないようにして同じ生活環境を分け合うこと。 **すみ・わた・る**【澄み渡る】《自五》空や広い水面が、一面にすむ。「青く―・った秋の空」 **す・む**【住む棲む】《自五》●居所を定めて、そこで生活をする。住まう。「静岡に―・む」類語住み着く。居着く。●ある領域の中に、身をおく。「我々とは―・む世界がちがう人間」●動物が巣を作ってすみかとする。生息する。「熱帯地方に―・む鳥」表記③は「棲む」と書くか、かな書きにすることが多い。図《四》。 >―めば都《句》どんな所でも住みなれると、それなりに結構よい所だと思うようになる。 **す・む**【済む】《自五》●物事が終わる。完了する。「授業が―・む」「―・んだことは取り返しがつかない」●かたがつく。解決する。「金で―・む問題ではない」●用が足りる。間に合う。「電話で―・む話だ」「軽いけがで―・んでよかった」●申し訳が立つ。義理が立つ。〔多く打ち消し・反語の形で使う〕「気が―・まない」「そんなことで世話になった人に―・むか」文《四》。 **す・む**【澄む・『清む】《自五》●濁りがなく、すきとおる。「―・んだ水」囡濁る。●曇りがなく、はっきりする。「―・んだ秋の空」●雑音がまじらず、音がさえる。「―・んだ笛の音」対濁る。●心配・邪念がなく、心がすがすがしくなる。「心がー・んでさわやかだ」●〔濁音を「濁る」と言うのに対し]清音である。「『百代』の『だい』は、昔は―・んで読んだ」囲濁る。図《四》。 **スムージー**凍らせた果物や野菜などをミキサーにかけてつくる飲み物。▽smoothie <771> スムーズ《形動》物事がとどこおらず、すらすらと運ぶようす。スムース。「式はーにとり行われた」[語源]smooth **すめらみこと【『皇『尊・『天『皇】** [文]天皇。すめらぎ。すべらぎ。 **すーめん【素面】** ●[剣道で]面をつけないこと。●酒を飲んでいない・こと(顔)。しらふ。 **ずーめん【図面】** 土木工事・建築物・機械などの構造・設計を明らかにした図。設計図。 **すもう【〈相撲〉・『角力】** ●土俵の内で二人がまわしを着けて組み合って勝負を争う競技。日本の国技とされる。[コロ]「ーを取る」●「すもう取り」の略。すもうをとることを職業とする人。力士。 > ーに勝って勝負に負・ける 《句》相撲の取り口では相手を圧倒していながら、結局負けてしまう。 > ーになら・ない 《句》力の差が大きすぎて勝負にならない。 **スモーキング** たばこを吸うこと。喫煙。「ノーー(=禁煙)」[語源]smoking **スモーク** ■《名》●煙。●舞台などで使う発煙筒。また、その煙。●煙のような灰色。[語源]smoke■《造語》「煙でいぶした」「薫製{くんせい}の」の意を表す。「ーサーモン」「ーチーズ」[語源]smoked から。 **スモーク ーフィルム** 乗用車などのガラスに貼る合成樹脂フィルム。[語源]smoke と film からの和製語。 **す・もぐり【素潜り】** 呼吸のための潜水用具を使わないで水にもぐること。息をつめて潜水すること。 **すもじ【酸文字】** 《多く「おー」の形で》「すし」の女房詞。 **スモック** ゆったりした上っ張り。女性・子供用、あるいは作業着・事務服として用いる。[語源]smock **スモッグ** 工場や車などから出る煙やすすなどの汚染物質が原因となって大気中に発生する、霧のようなもの。煙霧。「ーにおおわれた空」[語源]smog **すもどり【素戻り】** 目的・用事を果たさないで帰ってくること。 **すもも【李】** バラ科の落葉小高木。春、葉よりも先に白い花をつける。果実は赤または黄赤色で酸っぱい。食用・薬用。 **スモン・びょう【スモン病】** 特定疾患の一つ。腹痛など腹部症状ののち、しびれが足先から始まり上方へ進行し、視力も減退する。キノホルム剤の服用による。[参考]スモン(SMON)は、subacute (=亜急性)-myelo (=脊髄)-optico (=視神経)-neuropathy (=末梢神経障害)の頭文字をとったもの。 **す‐やき【素焼き】** ●陶器で、うわぐすりをかけないで、低い温度で焼くこと。また、その陶器。「ーの皿」●魚肉などを調味料を何もつけずに焼くこと。また、その魚肉。しら焼き。「ウナギのー」 **すやすや** 《副》(「ーと」の形も)静かによくねむっているようす。[コロ]「ーとねむる」 **ず‐よう【図様】** [文]図柄。もよう。 **す‐よみ【素読み】** 《名・他サ》●→素読{そどく}。●原稿と照合せず、校正刷りだけを読んで校正すること。 **すら** 《副助》●予想外のはなはだしい事例をあげるのに使う。「頼りなげにすら見える」●〈「・・・すら・・・ない」の形で〉極端な事例を示して、「だから、他はまして」と、その事柄のはなはだしいさまを暗示するのに使う。「当人すら気づかなかった」「一粒の涙すら流さない」[参考]「さえ」よりは文語的。また、「さえ」と異なり、仮定条件句の中で使う用法はない。→さえ③。 **スラックス** ズボン。特に、スーツの替えズボン。[参考]男性用・女性用ともにいう。[語源]slacks **スライディング・システム** 物価の動きに応じて賃金を上げ下げする制度。スライド。スライド制。[語源]sliding system **スライド** ●《名・自他サ》すべること。また、すべらせること。●《名・自他サ》ある数量に対応して他の数量を移動させること。また、移動すること。「年金を物価上昇にーさせる」●《名・自他サ》内容はそのままで、時間をずらすこと。「ー登板」●幻灯機。また、幻灯機での、フィルムをすべらせて投影する装置。また、それに用いるフィルム。●スライドガラス。顕微鏡で観察材料をのせる透明のガラス板。[語源]slide **スライド ーせい【スライド制】** →スライディングシステム。 **ずらか・る** 《自五》[俗]にげて姿をかくす。 **ずら・す** 《他五》●物をすべらせるようにして少し位置をかえる。「机の位置をー・す」●日時・日程を[重ならないように]他に動かす。「集合時刻を一時間ー・す」[文]《四》。 **すらすら** 《副》(「ーと」の形も)物事が順調に行われるようす。[コロ]「ーと文章を書く」[コロ]「ーと答える」 **スラッガー** 野球で、長打力のある打者。長距離打者。強打者。[語源]slugger **スラッジ** ●汚泥。へどろ。●タンクやボイラーなどの底にたまる沈殿物。[語源]sludge **スラッシュ** ●文章中で使う斜線の記号。「/」。区切りや「または」の意などをあらわす。スラッシ。●裏地・下着を見せるために入れる上着の切り込み。[語源]slash **スラー** 楽譜で、音の高さの異なる二つ以上の音符を結んだ弧線状の記号。「なめらかに演奏せよ」の意を表す。[参考]タイ③[語源]slur **スラブ** ヨーロッパ東部・中部に住む、インドヨーロッパ語族のスラブ語派に属する民族の総称。ロシア人・ポーランド人・ブルガリア人など。[語源]Slav **スラブ** ●登山で、一枚岩。●建築物などに用いる鉄筋コンクリート製の床板。●圧延用鋼材の一つ。鋼塊・鋼片を扁平な形に圧延したもの。[語源]slab **スラム** 大都市で、所得の低い人々が密集して住む区域。貧民街。「ー街」「ー化」[語源]slum **スライス** 《名・他サ》●うすく切ること。また、その切った一片。「レモンのー」●テニスなどで、球に逆回転をかける打ち方(打球)。[対]スピン。●ゴルフで、右打ちのとき右側に流れる打ち方(打球)。[対]フック。[語源]slice **スライダー** 野球で、変化球の一種。打者のそばで、するするとすべるように曲がる球。[語源]slider **スライディング** 《名・自サ》●(なめらかに)すべること。滑走。●野球で、すべりこみ。「ヘッドー」[語源]sliding **すらり** 《副》《多く「ーと」の形で》●背が高く、スタイルのよいようす。「ーとした容姿」●物事がとどこおりなく進むようす。●刀を一息にぬくようす。 **ずらり** 《副》(「ーと」の形も)同じようなものが、たくさん並ぶようす。[コロ]「強打者がーと並ぶ」 **スラローム** スキーで、回転競技。[語源]slalom **スラング** 特定の社会集団だけで通用する俗語。[類語]隠語。[語源]slang **スランプ** 心身の調子が一時的に落ちてふるわなくなること。また、仕事などが一時的に行きづまり、順調に進まなくなること。[コロ]「ーにおちいる」[語源]slump <772> **すり**【刷り】●印刷すること。また、印刷のできばえ。「―の具合を見る」●印刷したもの。「多色―」 **すり**【拘、模】他人の懐中物・携帯品などをこっそりとぬすみ取る・こと(人)。類語ごまの灰。きんちゃく切り。 **ずり**〔北海道で〕採鉱・選鉱の際に除去される鉱物や岩石。「一山」[参考]九州では「ぼた」という。 **ずり・あが・る**【ずり上がる】《自五》●ずれて少し上に上がる。●少しずつ高い地位に上がる。 **すり・あし**【「摺り足】足を地面にすりつけるようにして静かに歩くこと。また、その歩き方。 **すり・あわせ**【擦り合わせ・摺り合わせ】も[機〕機械で、ぴったりと接触するように部品をやすりなどでみがくこと。●複数の物事をつきあわせ、一つにまとまるよう調整すること。 **すり・あわ・せる**【擦り合わせる・摺り合わせる】報《他下一》●二つのものを触れ合わせてこする。「両手を―・せる」●「意見・提案など〕複数の物事をつき合わせ、一つにまとまるよう調整する。「支社と販売戦略を―・せる」 **スリー**三。みっつ。▽three [コロ]**スリークォーター**●ラグビーで、ハーフバックとフルバックとの間に位置する四人の選手。スリークォーターバックス。略語TB。●野球で、ななめ上からの投法。▽three quarters [コロ]**スリーサイズ**人体のバスト(B)・ウエスト(W)・ヒップ(H)の寸法。▽three と size からの和製語。 [コロ]**スリーディー**【3D】●三次元。立体的であること。●立体映画。立体写真。▽three-dimensionalの略。 **スリーピング・バッグ**シュラーフザックのこと。寝袋。▷sleeping bag **スリーブ**洋服の腕の部分。そで。「ノーー」▽sleeve **すり・うす**【『磨り臼】もみをすり落として玄米にするのに使う、うす。木ずるす。 **すり・え**【摺り餌[餌]】刻すりつぶした小鳥のえさ。 **ずり・お・ちる**【ずり落ちる】《自上一》ずれて落ちる。ずれて下がる。「眼鏡が―・ちる」 **すり・か・える**【『摩り替える拘り替える】ふ《他下一》わからないように、内容をそっと別のものに取りかえる。「問題の本質を―・える」 **すり・ガラス**【『磨りガラス】表面を金剛砂{こんごうしゃ}などでこすって、光沢を消した不透明なガラス。曇りガラス。つや消しガラス。 **すりーきず**【擦り傷・擦り、疵】物にすれて皮膚にできた傷。擦過傷。〔物にできたきずにもいう〕 **すり・きり**【摺り切り】さじや容器に入れた粉状・粒状のものを、平らにならして余りを取りさること。「一一杯」 **すり・き・る**【擦り切る・『摩り切る摺り切る】《他五》●こすって切る。「やすりで鎖を―・る」●金銭などを使い果たす。 **すり・き・れる**【擦り切れる・『摩り切れる・摺り一切れる】《自下一》こすれて切れる。 **すりこぎ**【擂り粉木】すり鉢で物をすりつぶすときに使う木の棒。連木{れんぎ}。あたりぎ。 >――で腹を切・る《句》不可能なことのたとえ。擂り粉木で芋を盛る。連木で腹を切る。 **すりこみ**【刷り込み】(imprinting) 動物の学習の一種。生後間もない時期に見聞きしたものを特別なものとして認識・記憶すること。鳥のひなが最初に見たものを親と思いこむ、など。 **すり・こ・む**【刷り込む】《他五》印刷面の一部に別の要素のものを加えて刷る。「名刺の裏に英文を―・む」 **すり・こ・む**【擦り込む・『摩り込む】《他五》●すりつけて中へ入れる。こすってつける。「軟膏{なんこう}を―・む」●すりくだいて他の物と混ぜる。「味噌の中にサンショウを―・む」表記②は「擂り込む」とも書く。 **スリット**スカートや上着の裾{すそ}などに入れる切り込み。▷slit **スリッパ**足の甲部分をおおった、足の先を入れてはく、西洋風の室内用上ばき。▽slippers **スリップ**●《名・自サ》すべること。特に、自動車が横すべりすること。「――事故」●女性用の下着の一つ。肩からつってひざの上までおおう。上着のすべりをよくし、服の形を整える。類語シュミーズ。▽slip **すり・つぶ・す**【『磨り潰す”擂り潰す】《他五》●すってこまかくくだく。すってもとの形をなくす。「ジャガイモを―・す」●財産をすっかりなくす。 **すり・ぬ・ける**【擦り抜ける・・摺り抜ける】《自下一》●大勢の人やせまいものの間をぬって、通りぬける。「人ごみをー・ける」●他のことにまぎらして、まぬかれる。「その場はうまく―・けた」 **すりばち**【擂り鉢】すり粉木にですって食べ物をこまかくくだくのに使うはち。[参考]商家では「磨する」と音が通じるのを忌{い}んで「あたりばち」と言いかえる。 **すりーばん**【擦り半・擂り半】●「擦り半鐘」の略。●火事が近いこと。 **すり・ばんしょう**【擦り半鐘・擂り半鐘】火事が近くであることを知らせるために半鐘を続けざまに打ち鳴らすこと。また、その音。 **すり・ひざ**【擦り膝・『磨り膝】ひざがしらで、畳をこすりながら進むこと。 **すり・へら・す**【『磨り減らす・『摩り減らす】《他五》●他の物にこすりつけたり、他の物でこすったりしてへらす。「靴のかかとを―・す」●心身をひどく使って、つかれさせる。「神経を―・す」●少しずつなくす。「身代を―・す」 **すりーみ**【擂り身】魚肉を包丁でたたいて、すりつぶしたもの。「イワシのー」 **スリム**《形動》体つきなどが、ほっそりしているようす。細身のようす。「―な女性」▽slim **すりーむ・く**【擦り『剝く】《他五》物にこすって皮をむく。こすって傷がつく。「ころんでひざを―・く」 **すり・もの**【刷り物】印刷したもの。印刷物。 **ず・りょう**【『受領】〔文〕(前任者から職務を引きつぐ意》律令制で、諸国司の長官。任地に行かない名目だけの国守(=遥任)に対して、赴任する国守。 **すりーよ・る**【擦り寄る】《自五》●すれあうほど近くに寄る。いざって近寄る。「病床へ―・る」 **スリラー**映画・小説などで、観客や読者をぞっとさせるように作った作品。スリラー物。「―小説」▽thriller **スリリング**《形動》スリルを感じさせるようす。はらはら、またぞくぞくするようす。「―な場面」▽thrilling **スリル**ぞっとして冷や汗をかくような感じ。ひやひやす る気持ち。戦慄。「――とサスペンス」▽thrill **する**【刷る・・摺る】《他五》版木などに墨・絵の具などをぬって紙を当て、こすって写し取る。「版画を―・る」●印刷する。文《四》。 **する**【剃る】《他五》「そる」のなまり。[参考]商家でする【剃る】は「磨する」と音が通じるのを忌いんで「あたる」と言いかえる。 <773> [使い分け]「する」 >刷る(摺)〔こすって写しとる。印刷する〕紙幣を刷る・良質紙に刷る・版木を刷(摺)る・版画刷(摺)りの賀状・刷り上がる >擦る(『摩)〔こする。こすってだめにする〕マッチを擦(摩)る・傷に薬を擦り込む・擦り傷・擦りむく・擦り付ける >する(『磨・『摩・摺・擂)〔みがく・使い果たす(磨・摩)。表面をこする(摺)。細かくすりつぶす(擂)〕玉をす(磨・摩)る・塁をす(磨・摩)る・競馬です(磨・摩)る・すそを引きず (摺)る・味噌をす(擂)る・ごまをす(擂)る >する(掏掏摸)〔こっそりぬき取る〕財布をすられる >する(「剃)〔「そる」のなまり〕ひげをする >[参考]「摩」は、物と物をすり合わせてみがく意。「磨」は、強くおしつけて動かして、その部分のつやを出す意。「擂」は、強くおしつぶして細かくする意で、押しつけてこする意味では「擦」に通じるが、「墨をする・味噌をする」に「擦」はなじまない。 **す・る**【拘る】《他五》人が身につけている金品を、ぬすみ取る。文《四》。 **する**【擦る・『摩る・『磨る揺る・摺る】《他五》●物の面に他の物をふれ合わせて動かす。こする。「マッチを―・る」すり減らしてなくす。使い果たす。「資産を―・る」表記②は「磨」「摩」を用いることが多い。●すり鉢・石うすなどに入れてこまかくくだく。すりつぶす。表記③は「擂」を用いることが多い。文《四》。 **する**【『為る】■《自サ変》●物事やある状態が起こる。「夕立のした日」「胸がわくわくする」●意志・決意を行動にあらわす。・・・・と試みる。・・・と努力する。・・・に決める。「家に帰ろうとする」感じられる。「いい香りがする」「腹痛がする」その値段である。価する。「一万円もする本」●時がたつ。経過する。「三年ほどして日本に帰った」図す《サ変》。《他サ変》●ある物事を行う。「読書をする」「買い物をする」尊敬する。なさる。謙譲いたす。仕わる。●ある役目をつとめる。「役員をしている」●ある状態にならせる。また、あるものに育てる。「大豆をひいて粉にする」「娘を音楽家にする」●ある用にあてる。使う。「本を枕にしてねる」●あるものを選んで決める。「ビールはやめて酒にする」◎見なす。考える。「人をばかにする」図す《サ変》。目《補動》●《動詞連用形に助詞「は」「も」「や」「さえ」などを伴ったものの下につけて)その動詞あるいはその動詞の打ち消しの意味を強める。「考えはしたが・・・」「笑いもしない」●《「お」+動詞連用形の下につけて》謙譲の意味を表す。「お持ちする」〈「・・・として」「・・・としては」「・・・とすれば」「・・・にしたら」などの形で〉・・・という立場で。・・・という・立場(水準)で考えると。「政治家として大成した」「子供にしたら泣くのも当然」〈「・・・うと―」「・・・ようとー」の形で〉もう少しで・・・しそうな状態になる。「寝ようとするところだった」●ある状態になる。ある状態にする。「読んだり書いたりする」図す《サ変》。[参考]名詞、動詞・形容詞の連用形、副詞などについてサ変複合動詞をつくる。「涙する」「ぼんやりする」「勝負する」「ジャンプする」など。「論ずる」「感じる」のように、一字の漢語と複合するときなど、「ずる」「じる」と濁ることがある。表記ふつう、かなで書く。 >すまじきものは宮仕え《句》すまじき。 **ずる**【狡】〔俗〕ずるい・こと(人)。「一休み」 **ず・る**■《自五》●すべって移る。すべり動く。●ゆるんで下がる。「ズボンが―・る」文《四》。目《他五》引きずる。「足を―・って歩く」文《四》。 **ずる・い**【狡い】《形》●公正でない方法を用いて成功しようとする性質だ。悪がしこい。「―・く立ち回る」類語狡たい。こざかしい。狡猾。狡獪。●横着だ。「休んでばかりいるのは―・い」図ずる・し≪ク≫。 **スルー**《名・他サ》〔俗〕聞き流すこと。無視すること。●[サッカーなどで〕味方から来たボールに触らず、そのまま別の選手に通すこと。▽through **するが**【駿河】旧国名の一つ。今の静岡県の中央部。駿州。 **ずる‐がしこ・い**【狡賢い】《形》ずるくて悪知恵が働くようす。 **ずるずる**《副》《「ーと」の形も)●物を引きずるようす。「裾をーと引きずって歩く」●少しずつすべり・落ちる(動く)ようす。「――と成績が下がる」《形動・自サ》どろ・砂などのため足もとが心もとないようす。「雨で道は―だ」●《形動・自サ》物事の決まりがつかず、そのままの状態が続くようす。「――と結論を引きのばす」 [コロ]**ずるべったり**《名・形動》けじめをはっきりさせないままに、同じような状態の物事を続けること。 **スルタン**イスラム教国の君主。特に、トルコの皇帝。スルターン。サルタン。▽sultan **ズルチン**人工甘味料の一つ。砂糖の二五〇倍の甘みがある。現在は食品への使用を禁止。▽Dulzin **すると**《接続》●そうすると。「―戸が開いた」それでは。それならば。「―君のお母さんはあの人だね」 **するど・い**【鋭い】《形》●先がとがっている。また、刃物がよく切れる。鋭利だ。「―・い爪』」「―・いナイフ」●人の皮膚や心を強く刺激するようすだ。勢いが激しい。「―・い目つき」「―・い攻撃」●頭脳や感覚の働きが速くすぐれているようす。「物事の裏面を―・く見通す」①~③鈍い。図するど・し《ク》。 **するめ**【、鯛】イカをたてに切り開き内臓をとって干した食べ物。酒のさかななどにする。 **するめいか**【鯣、烏賊】アカイカ科のイカ。食用として多く見られる。 **するり**《副》《多く「ーと」の形で)●なめらかにすべるようす。●動作がすばやいようす。「―と身をかわす」 **ずれ**ずれる・こと(程度)。●正しい位置・状態から、少しはずれていること。くいちがい。「意味の―」 **すれ・あ・う**【擦れ合う】。《自五》物と物とが互いにすれる。「肩が―・う」「車が―・う」 **スレート**屋根がわらなどに使う板状のもの。天然スレート(=粘板岩の薄板)と人造スレート(=石綿にセメントを混ぜて作った板)がある。「―ぶきの屋根」▽slate <774> **すれ・からし**【擦れ枯らし】さまざまな経験を経て、悪がしこくなっている・こと(人)。すれっからし。 **ずれ・こ・む**【ずれ込む】《自五》時期が後にくいこむ。「スタート時間が―・む」 **すれすれ**《名・形動》●もう少しでふれそうになるくらい近づくこと。「ネットーの打球」●ある限度をもう少しでこえること。ぎりぎり。「違法―の行為」 **すれ‐ちが・う**【擦れ違う】點《自五》●互いにふれるほど近くを通り過ぎて、それぞれ反対方向へ行く。「列車が―・う」の行きちがう。「議論が―・う」 **すれ・っ・からし**【擦れっ枯らし】→すれからし。 **スレッド**●複数のプログラムを行うOSの実行単位。●電子掲示板などで、一つの話題に関する一連の記事や投稿。「―を立ち上げる」[参考]スレとも言う。▽thread (=糸) **す・れる**【擦れる・『摩れる】《自下一》●物が他の物の面にふれ合って動く。こすれる。「裾が―・れる」「ガラスのー・れるいやな音」●世間慣れして、人柄が悪がしこくなる。「―・れた感じの人」図す・る《下二》。 **ず・れる**《自下一》●縦や横に・動いて(すべって)、正しい位置から少しはずれる。「机の位置が―・れる」●二つのものの間にへだたりができる。食いちがう。「論点が―・れる」◎基準・標準からはずれる。「時代感覚が―・れる」図ず・る《下一二》。 **ず・ろう**【杜漏】《名・形動》〔文〕《杜撰{ずさん}と脱漏の意)いいかげんで手ぬかりが多いこと。「―な計画」 **す・ろうにん**【素浪人】貧乏な浪人。[参考]浪人を軽蔑して言ったことば。 **スロー**《名・他サ》ボールを投げること。「アンダー―」「フリーー」▽throw **スロー**《形動》動作がゆっくりしているようす。速度がおそいようす。「―テンポ」「―ボール」囡クイック。▽slow [コロ]**スローダウン**《名・自他サ》速度が落ちること。また、落とすこと。▷slowdown [コロ]**スローフード**地域の食材や伝統的な料理法を守り、それを用いた良質な食事をとろうとする運動。また、その食事。[参考]ファーストフードを批判して生まれた言葉。▽slow food [コロ]**スローモー**《名・形動》〔俗〕「スローモーション①」の「事務処理が―で困る」 [コロ]**スローモーション**●《名・形動》動作がのろいこと。また、ゆっくりとした動作。スローモー。●高速度撮影で、画面の動きが実際よりゆっくり見えること。対クイックモーション。▽slow motion [コロ]**スローライフ**大量消費社会の経済活動から離れ、時間に束縛されない生活を送ろうという考え方。また、そのような生活。▽slow と life からの和製語。 **スローガン**主義・主張などを短いことばで表したもの。標語。類語モットー。▽slogan **ズロース**女性用のゆったりした下ばき。▽drawers **スロープ**、傾斜。斜面。特に、スキー場における傾斜地。「なだらかなー」▽slope **ず・ろく**【図録】図や絵を中心にした記録や資料集。 **スロット**自動販売機・公衆電話などの料金投入口。▽slot [コロ]**スロットマシン**回転するマークの組み合わせによってコインなどが出る自動賭博機。▽slot machine (=自動販売機) **すわけ**《感》〔文〕突然の出来事におどろいたり、突然に声をかけて相手の注意をうながしたりするときに発する語。それ。そら。「―一大事」「一行け」 **ずわいがに**【ずわい蟹】クモガニ科のカニ。甲羅は丸みを帯びた三角形で、表面にこぶ状の突起がある。甲幅は雄約一五{センチ}、雌約八{センチ}。海底にすみ、冬、日本海側で漁獲される。雄はマツバガニ(鳥取・島根)、エチゼンガニ(福井)、雌はセイコガニ・コウバクガニなどとも呼ばれる。食用。 **すわえ**【楚】な細くまっすぐにのびた若枝。 **スワッピング**夫婦交換。▽swapping **スワップ・とりひき**【スワップ取引】外国為替取引で、直物{じきもの}為替の売買と同時に、それに対する先物為替の売ryを同額で行うこと。為替予約期間の延長や為替持ち高調整などの際に行われる。スワップ。チェンジオーバー。▽swap **すわり**【座り・「坐り】●すわること。〔ふつう単独では使わない〕「一心地」●安定。落ち着き。「―の悪い置物」表記②は多く「据わり」と書く。 **すわり・こ・む**【座り込む・坐り込む】《自五》その場にすわったまま動かないでいる。「抗議のため―・む」 **すわり・だこ**【座り胼胝坐り胼胝】いつも正座しているために皮膚がすれて、足の甲にできるたこ。 **すわ・る**【座る・「坐る】《自五》●ひざを折り曲げて席につく。[参考]いすなどこしかける。類語座する。(5)正座。端座。着席。着座。●席を取る。「劇場の最前列に―・る」●ある地位につく。「社長の座に―・る」●物がしっかりと位置をしめる。向句「首が―・る」●落ち着いてものに動じなくなる。コロ「度胸が―・る」◎一か所に定まって動かない状態になる。句「目が―・る」○○「舟が―・る(=舟の底が水底について動かなくなる)」表記本来は「坐る」と書く。また、④~⑥は多く「据わる」と書く。文《四》。 **スワン**白鳥{はくちょう}。▽swan **すん**【寸】《名・助数》尺貫法による長さの単位。一寸は一尺の一〇分の一。三・〇三{センチ}。●〔比較的短い〕長さ。寸法。「一足らず」「―づまり」●ごくわずかなこと。「―ほどの好意もない」●漢字の部首「寸」の称。 **すんいん**【寸陰】〔文〕きわめてわずかな時間。寸刻。類語寸時。 **すん・か**【寸暇】わずかなひま。1回「―をおしむ」 **すんかん**【寸感】ちょっとした感想。1回「―を述べる」 **ずん・ぎり**【『寸切り】(「ずん」は「ずい(髄)」の転という)まっすぐに断ち切ること。輪切り。ずんどぎり。 **ずんぐり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》太くて短いようす。また、太って背丈の低いようす。「―した体」囡すんなり。 [コロ]**ずんぐりむっくり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)「ずんぐり」を強めた言い方。 **すん・げき**【寸劇】短くまとまっている演劇。 **すん・げき**【寸隙】〔文〕●わずかなひま。あいているわずかな時間。●わずかなすきま。コロ「―をぬって進む」 **すん・けん**【寸見】《名・他サ》〔文〕ちょっと見ること。「書簡を―する」 **すんげん**【寸言】〔文]深い意味をふくんだ短い・ことば(批評)。 **すんごう**【す、毫】〔文〕非常にわずか。ほんの少し。寸分。「―も狂いはない」 **すん‐こく**【寸刻】少しの時間。わずかの時間。寸時。寸陰。1日「一をおしむ」コロ「―を争う事態」 **すん‐し**【寸志】●少しのこころざし。〔自分のこころざしを謙遜して言う〕類語寸心。●心ばかりの(ささやかな)贈り物。のし紙の上などにも書く。[注意]目上の人に使うのは、失礼とされる。 <775> り物の、のし紙の上などにも書く。[注意]目上の人に使うのは、失礼とされる。 **すんじ**【寸時】ちょっとの時間。わずかな時間。寸刻。「―に解決する」「―もおろそかにしない」[類語]寸。 ***すん・しゃく**【寸借】《名・他サ》ちょっとの間だけ借りること。また、少しばかり借りること。―さぎ【―詐欺】現金などをちょっとの間貸してくれと言って、だまし取ること(人)。 ***すん・しゃく**【寸尺】〔文〕●寸と尺。転じて、わずかな長さ。「―を競う」●長さ。たけ。寸法。 **すん・しょ**【寸書】〔文〕《短い手紙の意で》自分の手紙を謙遜{けんそん}して言う語。寸楮{すんちょ}。 **すん・しん**【寸心】〔文〕わずかばかりの気持ち。〔自分の気持ちを謙遜{けんそん}して言う〕[類語]寸志。 **すん・ずん**【寸寸】《形動》物をこまかく切るようす。きれぎれ。ずたずた。「―に切りさく」 **ずんずん**《副》物事がとどこおりなくはかどるようす。速く進行するようす。どんどん。「―先に行く」 **すん・ぜん**【寸前】●〔空間的に〕ある物の少し手前。「ゴールの―でたおれる」●〔時間的に〕ある物事が起こる少し前。「爆発の―ににげ出す」 **すんぜん・しゃくま**【寸善尺魔】〔文〕世の中にはよいことが少なく、悪いことが多いというたとえ。 **すん・たらず**【寸足らず】《名・形動》ふつうのものに比べて少し長さが短い・こと(もの)。「―のシャツ」 **すん・だん**【寸断】《名・他サ》こまかく切ること。ずたずたに切ること。「地震で幹線道路が―される」 **すん・ちょ**【寸、楮】〔文〕《短い手紙の意で》自分の手紙を謙遜{けんそん}して言う語。寸書{すんしょ}。 **すん・つくり**【寸、旁】漢字の部首「寸」の称。 **すん・づまり**【寸詰まり】《名・形動》ふつうのものより少し短い・こと(もの)。「―のゆかた」[因]寸のび。 **すん・てつ**【寸鉄】●短い刃物。小さな刃物。「身にーも帯びずに(=全く武器を身につけないで)」●短いが、人の心にくい入る深い意味をもったことば。警句。 >―人を刺す《句》短いことばでずばりと言い当てて、人の心に強い印象を与える。 **すんで‐に**《副》(《「すでに」の転)もう少しのところで。あやうく。「―命を落とすところだった」 **すんでの‐こと**《副》《「―で」「―に」の形も》すんでのところ。「―で助かった」 **すんでのところ**《副》《「―で」の形も》もう少しのところで。すんでのこと。「―で命拾いした」 **すんど**【寸土】〔文〕きわめてわずかな土地。寸地。尺地。尺土。 **ずん・と**《副》〔俗〕程度の差が大きいようす。ずっと。 **ずん・ど**【寸胴】(「髄胴{ずいどう}」の転という。「髄」はものの真ん中・胴中の意)●「ずんどぎり」の略。●《名・形動》「ずんどう③」に同じ。―ぎり【―切り】●まっすぐに断ち切ること。輪切り。ずんぎり。●竹を一尺(約三〇㌢)で切り取り、一つの節を残して底にした花筒。●古い大木の幹を下だけ残して切り、茶室の庭などに植えて飾りとするもの。[同]①~③ずんど。 **ずん・どう**【寸胴】●ずんどぎり。●筒形で頭部を真っすぐに断ち切った形の花器。●《名・形動》太くて、上から下までが同じ太さであること。また、太くてかっこうの悪いこと。ずんど。 **すんなり**《副》《「――と」の形も》●《自サ》細くてしなやかなようす。「―とした足」[反]ずんぐり。●〔俗]物事がとどこおりなくなめらかに進むようす。「―応じる」 **ずんば**《連語》[文語]ずは。 **すんびょう**【寸描】簡単な描写。スケッチ。「人物―」 ***すんびょう**【寸秒】きわめてわずかな時間。寸刻。[コロ]「―を争う大けが」 **すんぴょう**【寸評】短い批評。短評。 **すん・ぶん**【寸分】ほんのわずか。寸毫{すんごう}。[打ち消しの語を伴う]「―たがわぬ大きさ」「―の狂いもない」 **ずんべらぼう**《名・形動》〔俗〕●行いが投げやりでしまりのない・こと(人)。●なめらかで凹凸がない・こと(もの)。のっぺらぼう。 **すん・ぼう**【寸法】●物の長さ。●事を行う順序。計画の手順。段どり。「事後承諾ですませる―らしい」 **すん・れつ**【寸裂】《名・自他サ》ずたずたにさけること。また、ずたずたにさくこと。 **すん・わ**【寸話】短いはなし。「球界―」 **せ** ***せ**【世】《助数》人の一生を過去・現在・未来に区切ったときの一区切りを単位として、時間を数える語。「親子は一―、夫婦は二―、主従は三―」 ***せ**【畝】《名・助数》尺貫法による土地の面積の単位。一畝は一反の一〇分の一。三〇歩。一畝は約一㌃。 ***せ**【兄・夫】〔古〕女性が夫・兄弟・恋人などの男性を親しんで呼んだことば。特に、夫。[対]妹{いも}。 ***せ**【瀬】●川の流れの浅い場所。あさせ。[対]淵{ふち}。●川の流れの急な所。早せ。●場合。機会。「逢う―」「浮かぶ―」●置かれている立場。「私の立つ―がない」 ***せ**【背】●動物の胸腹部の反対側。人間ならば、首から尻までの後ろの部分。せなか。●ものの後ろ側。背面。●せたけ。身長。また、物の高さ。「―の高い人」●山の尾根。●書物の、のりでとじてある方の外側の部分。「―に金文字を入れる」 >―に・する《句》●背負う。●背後にくるようにする。後ろにする。「窓を―・してすわる」 >―に腹は替えられ・ぬ《句》さしせまった危機を回避するには少々の犠牲・損害などはやむをえない。 >―を向・ける《句》●背中を見せる。後ろ向きになる。●相手にしない。また、さからう。そむく。「しきたりに―・ける」 **ぜ**【是】〔文]道理に合っていること。正しいと認めていること。「―か非か」[因]非。 >―が非でも《句》善悪にかかわらず。なにがなんでも。「―これだけはやらせてもらう」 ***ぜ**《終助》(「ぞえ」(終助詞「ぞ」+終助詞「え」)の転)親しい間柄の男性が、くだけた表現で念を押したり、注意を喚起したりするのに使う。「互いに気をつけよう―」 ***せい**【世】《接尾》《助数》〔受けついだ]世代・地位・称号などの順序を表す。代目。「日系三ー」「ナポレオン三ー」地質時代の区分を表す。「更新―」 ***せい**【製】《接尾》〔会社名・国名などにつけて]そのもののつくられた場所を表す。「スイスーの時計」●つくられていること。「―の士」●よりぬきの強い兵士。また、よりぬきのすぐれた人。「―部隊」[類語]精兵。 <776> **せい**【製】 《接尾》●「・・・で作った」「・・・で作られた」などの意を表す。「外国―」「プラスチック―」●作られたものの材質・素材を表す。「木―の机」 **せい**【制】 《名》制度。■《接尾》「制度」「しくみ」などの意。「封建―」「六三ー」 **せい**【勢】 [文]●物事の勢い。●兵力。軍勢。 **せい**【姓】 家の名称。名字。因名。 > ――を冒・す 《句》他人の姓を名のる。 **せい**【性】 《名》●生まれつきの心の働き。たち。性質。「―すこぶる温厚」●万物の本質。「水の―」●生物にある男女・雌雄の別。「―の区別」●生殖に基づく本能の活動に関する事柄。セックス。「――に目ざめる」「―教育」●[語学]インドヨーロッパ語族などの中で、性別の概念が冠詞・名詞・代名詞・形容詞などの語形変化に表されるもの。ジェンダー。■《接尾》(名詞・形容詞の語幹につけて)「・・・のような性質をもつ(もの)」の意。「動物――たんぱく質」「危険――のある仕事」 **せい**【正】 《名》●[文]道徳的に正しい・こと(道)。正義。因邪。●論理にかなっていること。まちがっていないこと。団誤。●書物などの正編の略。因続。●主となるもの。正式なもの。「――副二通の書類」団副。●[哲]弁証法の定立。「―反合」囡反。●[数]実数が0より大きいこと。また、その数。正数。●[理]二種の電荷のうち負電荷に対する電荷。因⑥⑦負。■《接頭》●「正式の」「主である」などの意。「―会員」●「まちがいなく」「正しく」などの意。「―反対」「―三角形」■《接尾》同じ階級の中で上位にあるものを表す語。「検事―」■《助数》一〇の四〇乗を一とする単位。 **せい**【生】 《名》●生きること。生きていくこと。「―に執着する」団死。●毎日の暮らし。生活。●いのち。生命。■《代名》[文]男子が自分のことを謙遜して言う語。わたくし。■《接尾》(年数を表す語について)「…年間生長・する(した)植物」の意。「多年―の草花」●学生・生徒の意。「研究―」「実習―」●男子が署名のとき名前にそえる語。[謙遜した使い方]「山田―」 > ―を受・ける 《句》この世に生まれる。[表記]「―を享ける」とも書く。 **せい**【精】 ●《名・形動》[文]くわしいこと。また、丁寧なこと。「―なる計画」団粗。●まじりけがなく、そのものの本質をなす・こと(もの)。●気力。元気。[句]「―も根にもつきる」●「人間以外のものの]たましい。精霊。「湖のー」 > ―が出・る 《句》よくはげみ働く。 > ――を出・す 《句》一生懸命に物事をする。精いっぱい働く。「野良仕事に―・す」 **せい**【聖】 ■《名》聖人。ひじり。■《形動ナリ》清らかで尊いようす。神聖。[ふつう、連体形「聖なる」の形で使う]「―なる川」■《接頭》(Saint)●キリスト教で、その人が聖人に加えられたことを表す。セント。「―ペテロ」●「神聖な」の意。「―家族」 > ―なる 《連体》 [文]清らかで尊い。神聖な。「―儀式」[参考]聖。 **せい**【静】 [文]●しずかなこと。●動かないこと。じっとしていること。「―を保つ」対動。 **せい**【背】 せ(背)③。 **ぜい**【税】 国家や地方公共団体が強制的に国民・住民から徴収する金銭。税金。租税。 **ぜい**【贅】 [文]●むだ。余り物。●ぜいたく。おごり。[コロ]「ーをつくす」 **せい・あ**【井、蛙】 [文](「井戸の中のカエル」の意から)世の中の大勢を知らず見識のせまい・こと(人)。[参考]「井蛙は以て海を語る可からずく荘子・秋水〉」から。 **せい・あい**【性愛】 男女間の性本能に基づく愛。 **せいあく・せつ**【性悪説】 人の本性は生まれつき悪であるとする説。荀子が唱えた。因性善説。 **せい・あつ**【制圧】 《名・他サ》力ずくでおさえること。 **せい・あん**【成案】 できあがった考え・文案。「草案はできたがーには至らない」因草案。試案。 **せい・い**【勢威】 権勢と威力。人をおさえつけて従わせる、強い勢力。[コロ]「ーを振るう」 **せい・い**【誠意】 [私欲などをまじえず]まじめに行おうとする気持ち。まごころ。[四字]「誠心――」[類語]実意。 **せい・いき**【聖域】 ●聖人の地位。また、聖人の境地。「―に入る」●宗教上、神聖でおかしてはならないとされる場所・地域。サンクチュアリ。「――をおかす」 **せい・いき**【声域】 声の出せる高低の範囲。[参考]その範囲の高いほうから、女声はソプラノ・メゾソプラノ・アルト、男声はテノール・バリトン・バスに分ける。 **せい・いき**【西域】 古代中国人が、中国の西方諸国を指して呼んだ語。狭義には、中国の勢力のおよぶ現在の新疆ウイグル自治区一帯の地域をいう。西域。 **せい・いく**【成育】 《名・自サ》育って体の機能が整っていくこと。「稚魚の―」[類語]発育。成長。 **せい・いく**【生育】 《名・自他サ》●生まれ育つこと。また、育てること。●植物が育つこと。また、育てること。「イネの―」 **せいい・たいしょうぐん**【征夷大将軍】 ●平安時代の初め、蝦夷征伐時の臨時の総大将。●源頼朝以後徳川慶喜まで、幕府の長の職名。 **せい・いつ**【斉一】 整っていること。等しいこと。 **せい・いっぱい**【精一杯】 その人が出すことができる力の全部。力の限り。「―努力する」 **せい・いん**【成員】 ある団体・組織を形づくっている人々。構成員。メンバー。 **せい・いん**【成因】 ある物のできた原因。「氷河のー」 **せい-いん**【正員】 ある組織の正式な人員として資格を持っている人。団客員。 **せい・う**【晴雨】 晴れることと雨が降ること。晴天と雨天。「―にかかわらず決行する」 > ーけい【―計】 [気圧の変化が天気の変化と密接な関係があることから]気圧計のこと。バロメーター。 **セイウチ** セイウチ科の動物。北極海に群れをなしてすむ。四肢はひれ状で、雌雄ともに長い牙を持つ。海馬。[表記]「海象」と当てる。▽sivuch **せい・うん**【星雲】 銀河系内の雲のように見える天体。 **せい・うん**【盛運】 物事が発展する方向に進んでいる状態。栄える運。[コロ]「―に向かう」対衰運。 **せい・うん**【青雲】 [文]●晴れた空。青空。●高位。高官。 > ―のこころざし【―の志】 《連語》出世して高い地位につこうと願う大きな志。功名心。 **せい・えい**【清栄】 [文]清らかに栄えること。[参考]手紙文で、相手の繁栄・健康などを祝う挨拶のことば。 **せい・えい**【盛栄】 《名・自サ》[文]栄えること。[コロ]「―を極める」[類語]隆盛。繁栄。 **せい・えい**【精鋭】 《名・形動》才気がするどくすぐ <777> ***せい・かく**【政客】[文]政治に関係している人。政治家。 ***せいか**【聖歌】神や仏をたたえる歌。特に、キリスト教で讃美歌。―たい【―隊】キリスト教の教会で、聖歌を歌うために組織されている合唱団。 ***せい・かく**【正格】「正格活用」の略。[因]変格。 ***せい・かく**【正確】《名・形動》正しくて確かなこと。正しくてまちがいのないこと。「―な時刻」[コロ]「―を期す」 ***せい・かく**【精確】《名・形動》くわしく確かなこと。「―に調査する」 ***せい・かく**【製革】生皮からなめし革をつくること。 **せい・えき**【精液】雄性の生殖器(精巣または睾丸{こうがん})から分泌する精子をふくんだ液。ザーメン。 ***せい・えん**【清宴】〔文〕風雅な宴会。 ***せい・えん**【盛宴】〔文〕さかんな宴会。「―を張る」 ***せい・えん**【声援】《名・他サ》声をかけて応援すること。[コロ]「―を送る」 ***せい・えん**【製塩】《名・自サ》海水・岩塩などから食塩を製造すること。 ***せい・えん**【凄艶】《形動》すごみを感じるほどあでやかなようす。〔多く女性の形容に使う〕「―な美女」 **せい・おう**【西欧】●〔東洋に対して〕ヨーロッパ。西洋。「―文化」●ヨーロッパ西部の地域。西ヨーロッパ。[対]東欧。 **せい・おん**【清音】●すんだ音色。●日本語で、濁点・半濁点をつけないかなで表す音節。「バ・パ」に対して「ハ」、「ガ」に対して「カ」など。[対]濁音・半濁音。 **せい・おん**【聖恩】〔文〕天子のめぐみ。 **せい・おん**【声音】〔文〕こえ。音声。 ***せい・おん**【静穏】《名・形動》落ち着いていて静かなこと。何事もなくおだやかなこと。「―な日々を送る」[類語]静謐{せいひつ}。安穩{あんのん}。 ***せい・か**【成果】ある事をして得られた(よい)結果。[コロ]「目覚ましい―を上げる」[類語]賜物{たまもの}。―しゅぎ【―主義】昇進・昇給を決める際、勤続年数や能力ではなく、業務の成果を基準とするやり方。 ***せい・か**【正価】掛け値なしの値段。「現金―販売」 ***せい・か**【正課】学校で、正規の授業課目。 ***せい・か**【正貨】その国の貨幣制度の基礎となる貨幣。本位貨幣。 ***せい・か**【生家】●ある人の生まれた家。●〔嫁や養子の〕実家。[対]婚家。養家。 ***せい・か**【生花】●いけばな。●自然のままの生きた花。[対]造花。 ***せいか**【盛夏】〔文]夏の、いちばん暑いころ。暑さのさかり。真夏。 ***せいか**【精華】〔文〕そのものの真価となる、きわだってすぐれた部分。「古代彫刻のー」 ***せい・か**【聖火】●神にささげる神聖な火。[参考]神前や儀式を行う場所で燃やす。●オリンピック大会のためにギリシャのオリンピアで採火され、競技場へ運ばれて期間中燃やし続けられるかがり火。「―リレー」 ***せい・か**【声価】世間の(よい)評判・うわさ。名声。 ***せいか**【臍下】〔文〕へその下。下腹。 ***せいか**【製菓】菓子をつくること。「―工場」 ***せい・か**【製靴】くつをつくること。「―業」 ***せい・か**【青果】「青果物」の略。野菜・果物類の総称。「―市場」 **せいが**【清雅】《名・形動》〔文]清らかで上品なこと。 **せい・かい**【政界】政治の世界。また、政治家と政治にたずさわる人々の社会。「―の動き」「―に身を置く」 **せい・かい**【正解】正しく解釈または解答すること。また、その解釈・解答。「―を出す」[類語]正答。 **せい・かい**【盛会】出席者が多くさかんな会合。 ***せい・かい**【精解】《名・他サ》くわしく解釈すること。また、その解釈。詳解。[対]略解。 **せいかい・けん**【制海権】ある海域での軍事・通商・航海などに関する事柄を支配する権力。「―を失う」 **せいがいは**【青海波】●雅楽の曲名の一つ。●藍色の波形模様。[参考]青海波の舞で用いた衣装の模様から。 **せいかがく**【生化学】(biochemistry)〔理〕生物体を構成する物質や、生命現象を化学的に研究する学問。生物化学。バイオケミストリー。 ***せい・かく**【性格】●ある人物の感情や意志の動きに表れる(特有の)傾向。「―の不一致」●その事物に特有な傾向。「進歩的な―の政党」―はいゆう【―俳優】劇中人物の個性を表現することにたくみな俳優。また、独特の個性を特徴としている俳優。―はたん・しゃ【―破綻者】ふつうの社会生活が営めないほど性格に欠陥がある人。 ***せいがく**【聖楽】キリスト教の宗教音楽。聖歌・賛美歌など。 ***せいがく**【声楽】人の肉声による音楽。[因]器楽。 **ぜいがく**【税額】税金の額。 **せいかく・かつよう**【正格活用】日本語の動詞の活用で、文語の四段・上二段・下二段・上一段・下一段活用、口語の五段・上一段・下一段活用の総称。[対]変格活用。 **せい・かげき**【正歌劇】大規模で、悲劇的で厳粛な内容をもつ、せりふをふくまないオペラ。オペラセリア。 **せい・かぞく**【聖家族】イエスキリスト、その母マリア、養父ヨセフの三人の家族。神聖家族。 **せいか・たんでん**【臍下丹田】へその下三寸(約一〇㌢)の所。[参考]気力をふるい起こすときに力を入れる所。 **せい・かつ**【生活】《名・自サ》●生きて活動すること(ありさま)。「野生の馬のーを調べる」●社会の中で暮らしていくこと。また、その方法。暮らし。―か【―科】小学校の低学年の教科の一つ。自分を取りまく自然や社会に関心を持ち、自分自身や生活を考え、自立する人間を目指させようとする教科。―きゅう【―給】労働者の生活を保障するものとして支払われる賃金。―きょうどうくみあい【―協同組合】生活物資を生産者から直接手に入れて組合員に安く分け、その生活を高めようとする消費者の団体。消費生活協同組合。生協。―く【―苦】収入が少ないことから起こる、生計を維持していくための苦労。―ざっか【―雑貨】日常の暮らしに役立つ、いろいろな種類の品物。日用品。―しゅうかんびょう【―習慣病】食習慣・喫煙・飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に深くかかわっている病気の総称。高血圧症・糖尿病・がんなど。[参考]もと、「成人病」といった。―なん【―難】収入が少ないために生活をいくことが苦しい状態。「―におちいる」―ねんれい【―年齢】誕生の日から数えた、暦の上の年齢。暦年齢。[対]精神年齢。―はんのう【―反応】●瀕死の患者が、まだ生きているかどうかを確かめる手がかりとなる反応。心音・脈搏{みゃくはく}など。●死体に損傷がある場合に、それが生存中のものかどうかを知る手がかりとなる反応。生体反応。―ほご【―保護】生活困窮者の最低限の生活を守るために国が行う保護。 <778> **せい・かっこう**【背格好・背、恰好】せかっこう。 ***せい・かん**【性感】性的な感覚。また、性的な快感。 **せい・かん**【清閑】〔文〕●《名・形動》俗事にわずらわされず静かなこと。また、その心境。●〈「御ご―」の形で〉他人の閑暇をうやまって言う語。 ***せい・かん**【生還】《名・自サ》●死ぬ危険のある所から、生きてもどること。「戦地から―する」●野球で、走者が本塁にかえって得点すること。ホームイン。 ***せい・かん**【盛観】〔文〕勢いがさかんですばらしいありさま。「行列は―をきわめた」[類語]壮観。 ***せい・かん**【精悍】《名・形動》たくましく勇敢で、気力にあふれていること。特に、顔つき・目つき・動作などがたくましくするどいこと。「―な面構え」 ***せい・かん**【静観】《名・他サ》物事のなりゆきを、静かに見守ること。「隣国の政変を―する」 ***せい・がん**【晴眼】〔文〕●はっきり見える目(の人)。晴眼者。〔盲人の側から言う語〕。 ***せい・がん**【正眼】刀のきっ先を相手の目の高さにおく構え方。中段の構え。[表記]「青眼」「晴眼」とも書く。 ***せいがん**【誓願】《名・他サ》自分が行おうとすることを神仏に誓い、成就を願うこと。また、その願い。 ***せい・がん**【請願】《名・他サ》国民が国会・地方議会・官公署に対し、要望を文書で申し出ること。「―権」 ***せい・がん**【青眼】●親しい人を喜んでむかえる目つき。[因]白眼。 **ぜい・かん**【税関】港・空港・国境などで、輸出入品に税金をかけたり、船舶や貨物を取り締まる役所。 **せい・き**【世紀】■《助数》キリスト誕生の年を起点とし、一○○年を単位として数えた時代の区切りを表す。「二一―」■《名》世紀日を単位とする一○○年間。「次の―」●ある物事が盛んに行われる時代。「科学の―」●〈「―の」の形で〉一○○年に一度しか・起こらない(現れない)ほどの。「―の祭典」「―の偉業」―まつ【―末】一九世紀末のヨーロッパ(特にフランス)で、病的・退廃的な気分が社会を支配した時代。転じて、ある社会に病的・退廃的な傾向のおこる時期。 **せい・き**【性器】生殖器。 ***せい・き**【旌旗】〔文〕はた。はたじるし。 ***せい・き**【正気】〔文〕●天地に本来存在すると考えられる、物事の根本となる自然の力。●正しい意気。 **せい・き**【正規】《名・形動》正式に決められた規則。また、規則にかなって正しいこと。「―の手続きを取る」[類語]正式。 ***せい・き**【生気】生き生きした気力・感じ。[コロ]「―のない顔」[コロ]「ーにあふれる」[類語]活気。元気。 ***せい・き**【生起】《名・自サ》〔文〕ある事件・現象などがあらわれ起こること。「民族としての自覚がーする」 ***せい・き**【盛期】〔文〕ある物事のさかんな時期。 **せいき**【精気】●万物に備わる純粋な力・気。「大地のー」[類語]霊気。●心身を活動させるもとになる力。また、生き生きした気力。「―に満ちた体」 **せい・き**【西紀】「西洋紀元」の略。西暦。 ***せいぎ**【正義】道徳・道理にかなっていて正しいこと。フーかん【―感】不正をにくみ、正義を重んじる気持ち。「世人の―にうったえる」 **せいぎ**【盛儀】〔文〕大がかりでさかんな儀式。盛典。 **せい・きゃく**【政客】せいかく(政客)。 ***せい・きゅう**【制球】野球で、投手が球を思いどおりに投げる・こと(技術)。コントロール。 ***せい・きゅう**【性急】《名・形動》落ち着きがなく、あわただしいこと。「―な処置」「―に事を運ぶ」 ***せい・きゅう**【請求】《名・他サ》〔当然の権利として〕相手に対してある行為をするよう要求すること。特に、金銭や物品の引き渡しを求めること。「―書」[類語]要求。 ***せいきょ**【盛挙】りっぱな仕事。また、そのための計画。「―をたたえる」[類語]壮挙。 ***せいきょ**【逝去】《名・自サ》死ぬこと。なくなること。〔尊敬した言い方〕「御―を悼む」[類語]他界。長逝。 ***せいぎょ**【制御・制、禦・制、馭】《名・他サ》●自分の思うままにおさえつけて操ること。「欲望をーする」「人心をーする」●機械・電子回路などを、適当な状態に保って作動させること。コントロール。「―装置」 ***せいぎょ**【成魚】稚魚・幼魚から成熟して生殖機能をもつようになった魚。[対]幼魚。稚魚。 ***せいぎょ**【生魚】●生きているうお。●〔塩づけや日干しにしたものに対して〕なまの魚肉。なまざかな。●新鮮なうお。鮮魚。 ***せい・きょう**【政教】政治と宗教。[類語]祭政。 ***せい・きょう**【正教】●正しい教え。正しい宗教。[因]邪教。●キリスト教の東方正教会。「ギリシャー」 ***せいきょう**【清興】〔文〕品のよい楽しみ。風雅な遊び。 ***せい・きょう**【盛況】〔会合・催し物などの〕さかんなありさま。盛大に行われていること。「大入り満員の―」 ***せい・きょう**【精強】《名・形動》すぐれて強い・こと(人)。「―を誇るチーム」 **せいきょう**【生協】「生活協同組合」の略。 ***せい・きょう**【聖教】●聖人の教え。特に、孔子の教え。●神聖な教え。特に、キリスト教。 ***せいぎょう**【成業】《名・自サ》学問・事業などをなしとげること。「研究の―の暁には」 **せい・ぎょう**【正業】正当な職業。まともな仕事。かたぎの仕事。「―に就く」 ***せいぎょう**【生業】生活費を得るための仕事。なりわい。「大工をーとする」[類語]職業。 ***せい・ぎょう**【盛業】〔文〕事業や商売が栄えていること。また、さかんな事業や商売。「御―を祝す」 **せい・きょういく**【性教育】青少年の発達段階に応じ、性の正しい知識を与えて、それを知らないことから生じる弊害を取り除こうとする教育。 **せい・きょうかい**【正教会】一○五四年にローマカトリック教会から分離し、東欧・中東・ロシアを中心に発展した、キリスト教の民族教会の総称。ギリシャ正教会・ロシア正教会など。[参考]「東方正教会」の略。 <779> 分。 **せいきょうと【清教徒】** 一六世紀後半にイギリス国教会に対抗しておこった新教徒の一派。主の教えの厳守と清浄な生活を主張した。ピューリタン。「ー革命」 **せい・きょく【政局】** ある時点における政治・政界の動向。政治的局面。「不安定なー」[類語]政情。 **せい・きん【精勤】** 《名・自サ》休まず出勤・出席し、与えられた仕事にはげむこと。「彼のーぶりには感心する」「ー賞」[類語]精励。 **ぜい・きん【税金】** 国や地方公共団体が税として徴収する金銭。税。 > 使い分け「セイケイ」 成型[型にはめて同じ形の物を作る]圧縮成型・成型加工・プラスチックを成型する 成形[「成」はつくり上げる意。形をつくる]陶土を成形する・胸郭成形術 整形[「整」は正しくそろえる意。形を整える]整形外科・整形手術・美容整形・顔を整形する [参考]「整形外科」は正式の医学用語で、「整形手術」は整形外科による手術。「美容整形・顔を整形する」における「整形」は俗用で、医学的には「形成外科」にふくめられる。 **せい・く【成句】** ●二語以上から成り、その結びつきが習慣的に固定していて、ある意味をもっている句。慣用句。「癖はだれにでもあるものだ」を「無くて七癖」と言う類。●古人の作った詩文の句で、広く世に知られているもの。「出藍{しゅつらん}のほまれ」など。故事成語。成語。 **ぜい‐く【『贅句】** むだなことば。不必要なことば。冗語。[類語]冗句。 **せいくう・けん【制空権】** 軍事上の目的で、ある地域の上空を(航空兵力によって)支配する権力。 **せいくらべ【背比べ・背『競べ・背『較べ】** 《名・自サ》せいの高さをくらべあうこと。たけくらべ。 **せい・くん【請訓】** 《名・自サ》外国にいる外交官などが、本国政府に訓令を求めること。また、そのことば。[対]回訓。 **せい・けい【成型】** 《名・他サ》型にはめて物を作ること。「ー加工」 > 使い分け **せい・けい【成形】** ●《名・他サ》形をつくること。形成。●「胸郭成形術」の略。もと行われた肺結核の治療法の一つ。肋骨の一部を切り取り、胸部を縮めて肺の患部を圧迫する手術。 > 使い分け **せい・けい【整形】** 《名・他サ》手術によって、体の異常な部分を正しい形にととのえること。 > 使い分け **せいけいーげか【整形外科】** 骨格・関節・筋肉などの異常を矯正し、その運動機能障害を予防・治療する外科の一 **せい・けい【政経】** 政治と経済。「ー学部」「ー分離」 **せい・けい【生計】** [社会で]生活していく方法。暮らし。活計。「ー費」「ーを立てる」 **せい・けい【西経】** 地球の西半球上の位置を表す座標の一つ。イギリスのグリニッジ天文台跡を通る子午線を零度としてその西側一八〇度までの経度。[対]東経。 **ぜい‐けつ【清潔】** 《名・形動》●汚れがないこと。「ーなタオル」●心が清くていさぎよいこと。「ーな選挙」[対]不潔。 **せいけん【政権】** ●政策を実行し、政治を行う権力。●[特定の性格をもつ]政府。「連立ー」 **せいけん【政見】** 政治家・政党がもつ、政治についての意見。「ー放送」 **せいけん【生検】** (biopsy)生体の組織や臓器の一部を切りとって検査する方法。病気の診断や予後の判定のために行う。バイオプシー。 **せいけん【聖賢】** 聖人と賢人。「ーの教え」 **せいげん【制限】** 《名・他サ》認められる限界を定めること。また、その限界。「年齢ー」「ーを加える」 **せいげん【正弦】** →サイン[数]。 **せいげん【西諺】** [文]西洋のことわざ。 **せいげん【誓言】** 《名・他サ》→せいごん。 **ぜいげん【税源】** 税の支払われる財源となる、納税者の所得・財産。 **ぜいげん【『贅言】** 《名・他サ》[文]言う必要のないむだなことばを言うこと。また、そのことば。無用の言。贅語。冗語。[句]「ーを要しない」 **せいこ【世故】** →せこ(世故)。 **せい・ご【成語】** ●昔の人によって作られ、決まった形で言いならわされてきたことば。成句。「故事ー」●二つ以上の語が一まとまりになった形で使われる、熟語などのことば。 **せい・ご【正誤】** ●正しいことと誤っていること。「ーを見分ける」●誤りを直すこと。 **せいごーひょう【正誤表】** 印刷物の誤った部分とその訂正を示した一覧表。 **せい・ご【生後】** 生まれてからのち。[ふつう、期間を表す語の上につけて使う]「ー三か月の乳児」 **せいご【鯖】** スズキの幼魚。長さ約二五センチまでのもの。 **ぜいご** アジ科の魚の尾に近い両側面に並ぶ、とげ状のうろこ。ぜんご。ぜご。 **ぜいご【贅語】** [文]言う必要のないむだなことば。贅言。冗語。 **せいこう【性交】** 《名・サ》男女の肉体的なまじわり。性的なまじわり。交接。媾合。交合。 **せいこう【性向】** その人や物事の、性質上の傾向。気質。「消費ー」 **せいこう【性行】** 性質と行い。「ー不良」 **せいこう【成功】** 《名・自サ》●目的を達して予期した結果になること。[コロ]「実験はーを収めた」[対]失敗。●高い地位や財産を得て、社会的に認められること。「ー者」→次ページ[類語と表現] **せい・こう【政綱】** [政府・政党がうち立てた]政治のもとになる大筋の方針。政策の要綱。 **せい・こう【正鵠】** (「せいこく」の慣用読み)→せいこく(正鵠)。 **せいこう【生硬】** 《名・形動》文章や態度などが十分にこなれないで、ぎこちないようす。「ーな訳文」 **せいこう【盛行】** 《名・自サ》さかんに行われること。 **せい・こう【精巧】** 《名・形動》機械・細工物などが、こまかい点まで注意がはらわれてよくできていること。「ーなからくり人形」[類語]精密。緻密。 **せいこう【精鋼】** 精錬した鋼鉄。 **せいこう【製鋼】** 《名・自サ」鋼鉄をつくること。 **せいごう【整合】** 《名・自他サ》ぴったりと合うこと。きちんと合わせること。また、理論などの内容に矛盾がないこと。「ーの美」「ーを図る」 **せいごう【正号】** 「正の数」を示す記号。プラスを示す記号。「+」。[対]負号。 <780> >類語と表現「成功・失敗」 *人が何かをしようと意図する。その意図が実現した場合に「成功」と言い、実現しなかった場合に「失敗」と言う。意図が実現すれば、必ず成功かと言えば、そうではないこともある。薬が悪い副作用を起こす場合などがそれだ。意図どおりにできなかったことが、かえってよい結果を生むこともある。これが「怪我の功名」で、一種の成功ということになる。また、失敗が成功に結びつくであろうことを期待して「失敗は成功のもと」といってはげます。 [成功]実る・実を結ぶ・物になる・うまくいく・やってのける・当たる/合格・成就・完遂・完成・貫徹・達成・小成・大成・晩成・大当たり・大願成就・大団円・ハッピーエンド・有終の美・怪我の功名/金的を射当てる・蛍雪の功を積む・日の目を見る・まるくおさまる・終わりよければすべてよし [失敗]しくじる・し損なう・やり損なう・し損じる・とちる・躓{つまず}く・間違える・間違う・抜かる・誤る・過つ/味噌を付ける・前轍を踏む・棒に振る・水泡に帰する・無に帰す・九仞{きゅうじん}の功を一簣{いっき}に欠く・敗軍の将は兵を語らず・骨折り損のくたびれ儲け・虻蜂{あぶはち}取らず・千慮の一失/間違い・誤り・過ち・過失・失策・失脚・失格・失態・失墜・蹉跌{さてつ}・挫折・錯誤・大過・粗相・手落ち・落ち度・手抜かり・抜かり・不首尾・不手際・遺漏・空振り・命取り・へま・どじ・ぽか・エラー・ボーンヘッド・ミス・ちょんぼ **せいこう‐ほう【正攻法】** はかりごとを用いず、堂々と攻める方法。「―で敵をくだす」 **せいこく【正、鵠】** 〔文〕●弓などの的のまん中の黒い点。●物事のいちばん大切な点。要点。急所。[参考]「せいこう」は慣用読み。――を・射る《句》物事の急所を正確につく。正鵠を得る。「その意見は―・射ている」――を・得る《句》「正鵠を射る」に同じ。――を失・する《句》急所をはずれる。要点をはずれる。正鵠を誤る。 **せいこつ【整骨】** 骨が折れたり、関節がはずれたりしたものを治療すること。骨つぎ。接骨。「―師」 **ぜいこみ【税込み】** 賃金や料金に税金がふくまれていること。また、その税金をふくんだ金額。 **せい・こん【成婚】** 結婚が成立すること。「皇太子御―」 **せい・こん【精根】** 物事をしようとする心身の力。気力。精力と根気。[コロ]「―尽き果てる」 **せいこん【精魂】** 物事にうちこむたましい。精神。[コロ]「―こめて仏像をほる」[コロ]「―をかたむける」 **せい‐ごん【誓言】** 《名・他サ》〔文〕ことばに出して(神仏に)ちかうこと。また、ちかいのことば。誓言{せいげん}。類語誓詞。 **せいさ【精査】** 《名・他サ》こまかな点までくわしく調査(検査)すること。精密な・調査(検査)。 **せい・ざ【星座】** 天球上の恒星の群れをある形に見立てて区分したもの。[参考]星宿{せいしゅく}。 **せい・ざ【正座・正坐】** 《名・自サ》ひざを折ってそろえ、姿勢正しくきちんとすわること。端座。「かしこまってーする」 **せいざ【静座・静、坐】** 《名・自サ》心を落ちつけて静かにすわること。 **せいこうい‐かんせんしょう【性行為感染症】** 性行為で感染する病気の総称。性感染症。性病。略語STD。 **せいこう‐うどく【晴耕雨読】** 《名・自サ》晴れた日は畑を耕し、雨の日は家にいて読書をすること。のんびりと気ままに生活するようすをいう。 **せいこうとうてい‐がた【西高東低型】** 〔気〕冬の日本の典型的な気圧配置。西にシベリア高気圧が張り出し、東の太平洋上には低気圧があるので、日本海側は雪か雨、太平洋側は晴天となる。 **せいさい【制裁】** 《名・他サ》道徳・慣習・法などの、守るべき規範にそむいた者をこらしめること。また、その罰。「鉄拳パー」[コロ]「―を加える」 **せい・さい【正妻】** 正式に法律の手続きを取って結婚した妻。本妻。时内妻。 **せいさい【生彩】** 精彩②。―を放・つ《句》目立ってすぐれて見える。 **せいさい【精彩】** ●美しい色どり・つや。●力がこもって生き生きしていること。生き生きとしてあざやかなこと。生彩{せいさい}。 **せい・さい【精細】** 《名・形動》こまかく注意が行きとどいてくわしいこと。精密。「――にえがく」類語詳細。 **せいさい【聖祭】** 〔カトリック教の〕祭りの儀式。聖体と聖血を神にささげる儀式。 **せいざい【製剤】** 《名・自他サ》薬剤を製造すること。また、製造して製品とした薬剤。類語製薬。 **せいざい【製材】** 《名・自他サ})山から切り出した原木を切って、一定寸法の板材や角材にすること。「―所」 **せい・さく【制作】** 《名・他サ》絵画・彫刻などの芸術作品をつくること。また、その作品。「出品作品を―する」類語作成。作製。→使い分け >使い分け「セイサク」 **制作** 〔芸術的な作品をつくる〕絵画の制作・彫刻の制作・工芸品の制作 **製作** 〔主として道具・機械などの実用品をつくる。プロデュースする〕本の製作・航空機を製作する・映画を製作する・放送番組の製作者 [参考]「制作」は芸術的な作品に限られていたが、近年芸術の語にひかれて「制作」を使うことが多い。本来、映画・演劇・放送などの企画立案では「製作(=プロデュース)」を当てたが、「映画制作・番組制作」、はては「本の制作」と拡大する傾向にある。 **せい・さく【政策】** 政治を行う上での方針・手段。「経済―」 **せい・さく【製作】** 《名・他サ》●物品をつくること。作製。類語製造。●映画・演劇・放送番組などをつくること。特に、それらを企画立案し、その統括にあたる・こと(役)。プロデュース。[表記]放送関係では「制作」の表記を用いることが多い。→使い分け **せいさつ【制札】** 〔文〕禁止する事柄を簡潔にしるして、道端や神社の境内などに立てる札。禁札{きんさつ}。 **せいさつ【省察】** 《名・他サ》〔文〕自分のことをかえりみてよく考えること。省察。類語自省。反省。 <781> **せいさつ【精察】** 《名・他サ》注意してくわしく調べること。くわしく観察・視察すること。 **せいさつ‐よだつ【生殺与奪】** 生かすも殺すも、物を与えるもうばうも自分の思いどおりであること。相手を自分の思うままにすること。[コロ]「―の権をにぎる」 **せい・さん【凄惨”悽慘】** 《名・形動》〔死に方や傷つき方が〕目をおおうほどむごたらしいこと。また、そのようす。「―な事故」類語凄愴{せいそう}。陰惨。 **せい・さん【成算】** 成功の見通し。成功する見込み。「優勝の―はある」 **せい・さん【正餐】** 〔文]洋食で、正式の献立で行う食事。ディナー。[参考]和食の本膳料理にあたる。 **せい・さん【清算】** 《名・他サ》●貸し借りを計算して、その支払いをすませること。「借金を―する」●[法]会社や組合などが解散したとき、あとの財産を整理し処分すること。●これまでの(よくない)関係・状態に結末をつけること。「過去の関係を―する」 **せいさん【生産】** 《名・他サ》●あるものを新しく作り出すこと。「大量―」●〔経〕人間が自然物を加工して、生活に必要なものをつくり出すこと。また、その効用を増すこと。因②消費。―コスト 製品を生産するために要する単位当たりの費用。原価。―ざい【一財】生産の手段として使われる財。原料・機械など。囲消費財。―しゃ・かかく【一者価格】生産者が生産物を流通市場・消費市場へ売りわたすときの価格。生産コストに平均利潤を加えたもの。団消費者価格。―せい【―性】原材料や労働力などの、生産物に対する割合。また、どれだけ生産できるかという程度。「―を高める」―てき【一的】《形動》直接、新しいものをつくり出すことにつながるようす。「―な意見」 **せい・さん【精算】** 《名・他サ》最終的にこまかく計算しなおし、(支払うべき)金銭の過不足などを正すこと。「着駅で運賃を―する」団概算。 **せいさん【聖餐】** キリスト教プロテスタントで、聖餐式の食事。―しき【―式】キリスト教プロテスタントで、キリストが磔{はりつけ}になる前夜の最後の食事を記念して行う儀式。ぶどう酒とパンをキリストの血と肉にたとえて人々に分け与える。 **せいさん【青酸】** 「シアン化水素」に同じ。―カリ「シアン化カリウム」に同じ。[参考]商標名。 **せい‐ざん【青山】** 〔文〕●遠く青々として見える山。また、木が青々としげっている山。●死んで骨をうめる所。墳墓の地。[参考]人間{じんかん}到る処、青山有り。 **せいさんかくけい【正三角形】** 〔数〕三辺の長さおよび三つの内角の大きさが等しい三角形。 **せい・し【世子・世嗣】** 〔文〕諸侯・大名などの跡継ぎ。世継ぎ。類語嗣子。嫡子。 **せい・し【制止】** 《名・他サ》他人の言動をおしとどめること。[コロ]「―を振り切る」類語抑止。禁止。 **せいし【姓氏】** 〔文〕姓と氏{うじ}。名字。[参考]もと、「姓」は職業の別で、「氏」は血族の別で表していた。 **せい・し【正使】** 使者のうち主となる者。団副使。 **せい・し【正史】** ●国家や政府の事業として編まれた歴史書。団野史。外史。●事実を正確に記した歴史(の書)。[参考]稗史{はいし}。 **せい・し【正視】** 《名・他サ》正面からまともに見ること。直視。[コロ]「―にたえない」 **せいし【生死】** ●生と死。生きていることと死んでいること。生き死に。生死{しょうじ}。「――不明」●生き死ににかかわる運命。「師と―を共にする」 **せい・し【精子】** 雄の生殖細胞。卵子と結合して新しい個体が生まれるもととなる。精虫。团卵子。 **せいし【聖旨】** 〔文〕天皇のお考え。聖慮。叡慮{えいりょ}。 **せい・し【製糸】** ●糸を作ること。紡績。「―業」●繭{まゆ}から生糸をとること。 **せい・し【製紙】** パルプから紙をつくること。「―工場」 **せいし【誓紙】** 誓いのことばを書きつけた紙。誓書。類語起請文{きしょうもん}。 **せいし【誓詞】** 〔文〕誓いのことば。また、それを書きつけたもの。[コロ]「―を交わす」類語誓言。誓文{せいもん}。 **せい・し【青史】** 〔文〕《昔、紙のない時代に青竹に書き記したことから)歴史(書)。記録(書)。 **せい・し【静思】** 《名・他サ》〔文〕心を落ち着けて静かに考えること。類語沈思。黙考。 **せい・し【静止】** 《名・自サ》●じっとして動かないこと。とまって動かないこと。「―画面」類語停止。●〔理]物体の速度がゼロである状態。因①②運動。―が【―画】動かない画像。特に、デジタル化されたものをいう。 **せい・じ【政事】** 〔文〕政治上の事柄。まつりごと。 **せいじ【政治】** 国家の主権者がその権力に基づいて、国土・国民を治める全活動。国の立法・司法・行政の統治作用。まつりごと。―か【一家】●政治にたずさわる人。〔俗]政治的手腕のある人。物事の調整・交渉などをうまくやってのける人。また、策略をめぐらす人。―けっしゃ【―結社】政治上の権力をにぎり、それを維持・拡大することを目的として結成された集団。[参考]政党はその代表的なもの。―てき【一的】《形動》●政治に関係があるようす。●理論だけによらず、実情に応じて判断するようす。「――に解決する」―はん【一犯】国家の基本的な政治秩序を侵害する・犯罪(犯人)。国事犯。ーりょく【―カ】●政治をうまく進めていく力量。政治上の手腕。●望む方向にうまく物事をさばいていく力。 **せい・じ【正字】** ●正しく用いられた字。因誤字。②字源的に正統と認められる字。また、常用漢字の新字体に対し、そのもととなる漢字。「桜」に対する「櫻」など。対俗字。略字。 **せいじ【盛事】** 〔文]盛大な事柄。 **せい‐じ【盛時】** 〔文〕●若くて元気さかんな時。●国やある物事の勢力がさかんで栄えている時。 **せいじ【青磁・青、瓷】** 鉄分をふくんだ青緑色または淡青色のうわぐすりをかけて焼いた磁器。あおじ。 **せい・しき【制式】** 定められた様式。決まり。 **せいしき【整式】** 〔数]代数式のうち、分母や根号の中に文字がふくまれていないもの。単項式と多項式とがある。 **せい・しき【正式】** 《名・形動》決まりどおりの正しいしかた・方法。また、それに・合っている(従っている)こと。「――に辞退する」類語正規。本式。团略式。 **せいしき【清拭】** 《名・他サ》病気などで入浴できない人の体をふき清めること。 **せい・しつ【性質】** ●その人に(生まれつき)備わっている気質。たち。性分。●ある物に本来備わっている、他の物と区別できる特色。「油には燃えやすいーがある」→次ページ類認と表現 **せい・しつ【正室】** 〔文〕●表座敷。●身分の高い人の、本妻。正妻。时側室。 <782> > 類語と表現「性質」 「性質」は、もっぱらその人に生まれつき備わった気質を言うが、「性格」は、「性質」にその後の育ち方や周囲の環境の影響を受けて形づくられる特有の傾向を指す。性質は直しようがないとも言えるが、性格は今後変わりうる可能性がある。「この犬はおとなしい性質[性格]だ」は使われ方が似ているが、もともとおとなしかったのか、しつけや訓練でおとなしくなったのかは言外にかくされていて不明。だが、「父はせっかちな(性格・性質)だ」となると、「性質」は選びがたい。「性質」にはもう一つの意味がある。その物事が他とを区別する固有の特色という意味だ(ビタミンCは水にとける性質がある=水溶性)。 [性質・気質] 質・性・性分・性合い・真性・天性・稟性・資性・個性・性格・性向・性情・本性・気性・気象・素質・資質・天資・気立て・パーソナリティ ◇「色々な性質・気質」 人性・人間性・父性・母性・野性・獣性・社交性・外向性・内向性・悪性・魔性・凝り性・飽き性・堪え性・苦労性・貧乏性・美質・麗質・変質・多血質・粘液質・胆汁質・憂鬱質・ヒューマニティー [特色・傾向] 性格・属性・特性・特質 > **せいじつ【聖日】** キリスト教で、日曜日。 **せいじつ【誠実】** 《名・形動》言動にいつわりがなく、まごころがこもっていること。「―な人柄」類語忠実。 **せいし・ぼさつ【勢至菩薩】** 阿弥陀三尊の一つ。阿弥陀仏の右脇士。知恵を表し、知恵の光で衆生を救うという菩薩。参考観世音菩薩。 **せいしめんたい【正四面体】** 〔数〕四つの面が合同な正三角形である四面体。 **せい・しゃ【生者】** 〔文〕生きている人。命ある者。生者。⇔死者。 **せいじゃ【正邪】** 〔道徳的に正しいことと不正なこと。また、正しい人と悪人。「――の別」類語善悪。 **せい‐じゃ【聖者】** ●聖人。●その宗教で、偉大な業績を残した信者。特にキリスト教で、殉教者や偉大な信者。聖人や聖徒。 **せいじゃく【静寂】** 《名・形動》ひっそりとして静かなこと。「――な環境」類語閑寂。閑静。⇔喧騒。 **ぜいじゃく【脆弱】** 《名・形動》〔体・器物・組織などが〕もろくて弱いこと。「―な体質」「―な基盤」⇔堅固。―せい【―性】●もろくて弱い性質。●コンピューターやネットワークにおける安全上の欠陥や仕様の問題点。 **せい・しゅ【清酒】** ●すんだ良質の酒。⇔濁酒。●米からつくる日本固有の酒。日本酒。 **せいじゅ【聖寿】** 〔文〕天子または天皇の年齢・寿命。 **せい・じゅう【製絨】** 〔文〕毛織物を製造すること。 **せい・じゅう【西戎】** 古代の中国人が西方の異民族をえびすとしていやしめて呼んだ語。参考東夷。 **ぜい・しゅう【税収】** 税金によって得る国や地方公共団体などの収入。 **せい・しゅく【星宿】** 昔、中国で定めた星座。星の宿り。参考黄道にそって二八に分ける。 **せい・しゅく【静粛】** 《名・形動》声や音をたてず、静まりかえっていること。「御ーに願います」 **せい・じゅく【成熟】** 《名・自サ》●農作物・果実などが十分に実ること。●心や体が一人前に成長すること。●経験や習練を積んで、うまくなること。「―した演技」類語円熟。●ある事をするための適当な時期になること。機が熟すること。「条件がーするのを待つ」 **せい・しゅつ【正出】** 〔文〕法律上正式な夫婦の間に生まれること。また、その子。嫡出。 **せいしゅん【青春】** 人生の、若く元気な時代。「―の日々」「ーを謳歌する」参考古代中国の五行思想で「青」は春を表すことから。 **せいじゅん【正閏】** 〔文〕●平年とうるう年。●正しい系統と正しくない系統。〔ふつう、皇位の系統などについていう〕「南北―論」 **せい・じゅん【清純】** 《形動》心や行いが清らかでけがれのないようす。「―な乙女」類語清楚。清潔。 **せいしょ【清書】** 《名・他サ》改めてきれいに書き直すこと。また、書き直したもの。浄書。清書き。 **せいしょ【盛暑】** 〔文〕夏の暑いさかり。「―の候」 **せいしょ【聖書】** キリスト教の聖典。バイブル。参考旧約聖書と新約聖書がある。 **せいしょ【誓書】** 「誓紙」に同じ。 **せいじょ【整除】** 《名・他サ》〔数〕整数を他の整数で割ったとき、その商が整数となって余りが出ないこと。 **せいじょ【聖女】** 言行が神のような女性。特に、宗教的な事柄に身をささげた女性。類語聖母。「――ジャンヌダルク」 **せいしょう【制勝】** 《名・自サ》〔文〕他の者をおさえて勝ちを得ること。 **せいしょう【政商】** 政府または有力な政治家と結んで権益を得る商人。 **せいしょう【正称】** 通称・俗称などに対して、正式の名称。 **せい・しょう【清勝】** 〔文〕〔手紙文で〕相手が健康で暮らしていることを祝う語。類語健勝。 **せいしょう【清祥】** 〔文〕〔手紙文で〕相手が元気で幸せに暮らしていることを祝う語。「時下ますます御―のこととお慶び申し上げます」 **せいしょう【斉唱】** 《名・他サ》●同じことばを声をそろえて一斉にとなえること。「万歳―」●一つの旋律を二人以上で同時に歌うこと。「国歌——」類語合唱。 **せいじょう【性情】** ●人間の性質と心情。●生まれつきの性質。 **せいじょう【性状】** 〔物の〕性質と状態。●人の性質と日々の行い。性行。「彼の―を調べる」 **せい・じょう【政情】** ●政治のありさま。政治のなり行き。「―不安」類語政局。●政界のようす。「―に通じている」 **せいじょう【正常】** 《名・形動》変わったところがなく、ふつうであること。「―にもどる」類語尋常。⇔異常。 **せい・じょう【清浄】** 《名・形動》汚れがなく清らかでなこと。「―な空気」四字「――無垢」清潔。⇔不浄。―やさい【―野菜】無農薬で栽培した野菜。生食に適する。参考もと、下肥を使わないで栽培した野菜。 <783> **せいじょう【聖上】** 〔文〕現在の天皇を尊敬していう語。主上。 **せいじょうき【星条旗】** アメリカ合衆国の国旗。[参考]一三本の赤と白の横線で独立当時の州の数を、左肩の青地に白い星で現在の州の数を表す。 **せい・しょうねん【青少年】** 青年と少年の総称。ふつう、一二歳ぐらいから二五歳ぐらいまでの男女。 **せいしょく【生殖】** 生物が自分の種族を維持・繁栄させるため、自分と同じ種の新しい個体をつくりだすこと。また、その働き。「―機能」―き【―器】生物が有性生殖を行うための器官。生殖器官。性器。 **せいしょく【生色】** いきいきした顔色。また、元気そうなようす。[コロ]「―を取りもどす」類語精彩。 **せいしょく【生食】** 《名・他サ》なまで食べること。「―用カキ」囡火食。 **せいしょく【星食・星蝕】** 〔地〕地球と恒星・惑星の間に月が入り、その恒星や惑星をさえぎりかくすこと。掩蔽{えんぺい}。 **せいしょく【聖職】** 人を導き教える神聖な職業。教師・神官・僧、特に、キリスト教の僧職。「―者」 **せいしょく【声色】** 〔文〕●物を言うときの声と顔色。転じて、ようす。態度。「―をやわらげる」●〔退廃的なものとしての〕音楽と女色。「――にふける」 **せいしょ・ほう【正書法】** ある言語を文字で書き表す場合の、社会一般に正しいと認められている書き方。また、その体系。正字法。オーソグラフィー。 **せい・しん【成心】** 〔文〕●ある考えにとらわれたものの見方。先入観。固定観念。●たくらみのある心。下心。 **せい・しん【星辰】** 〔文]ほし。また、星座。星宿。 **せい・しん【精神】** ●〔思考・感情の働きなどを総括しているものとして考えた〕人間の心。類語心神。对肉体。●物質的なものを超越した宇宙の根源的存在。団物質。●物事に対する心の持ち方。たましい。意気。「―がたるんでいる」●物事の根本をなす意義・目的。「立法の―」―えいせい【―衛生】精神病・神経症などの予防・治療、また積極的には精神的健康の保持・向上をはかるための、実践的理論と方法。―かがく【一科学】人間の精神活動の所産としての文化現象(芸術・宗教・社会・歴史など)を理論的に解明する学問の総称。―かんてい【―鑑定】裁判の審理過程で、被告の責任能力などの有無を判断するために行う精神状態の診察・検査。ーしゅぎ【―主義】物質的なものよりも精神的なものを重視する立場。因物質主義。―しょうがい【一障害】〔医〕精神が正常に働かない状態の総称。知的障害・性格異常(精神病質)・統合失調症・うつ病・神経症など。―てき【一的】《形動》精神のことに関するようす。また、精神に重点を置くようす。「―疲労」対物質的。肉体的。―ねんれい【―年齢】●〔心〕知能検査ではかった知能の発達程度を、生活年齢を基準にはかった知能の平均値をもとにして、その何歳にあたるかを示したもの。因生活年齢。●ものの考え方や行為などからみた年齢の程度。―はくじゃく【―薄弱】「知的障害」の旧称。―びょう【―病】精神が正常に働かなくなる病気の総称。―ぶんせき【一分析】〔心〕夢・空想・連想などを分析して、意識の奥にある無意識の領域を明らかにしようとすること。サイコアナリシス。―ぶんれつびょう【―分裂病】「統合失調症」の旧称。―りょく【―力】〔何かをやりぬこうとする〕精神の・力(強さ)。気力。―ろうどう【―労働】おもに頭脳を使ってする労働。頭脳労働。団肉体労働。―ろん【一論】精神主義にもとづく考え方。または、議論。[参考]精神力が物質的なものすべてを左右し支配するという極端な考え方や議論を否定的に言う語としても用いられる。―一到何事か成らざらん《句》全精神をかたむけて一つの事に当たれば、どんな困難な事でも必ず成しとげることができるものである。〈朱子語類〉 **せいしん【西進】** 《名・自サ》西へ進むこと。団東進。 **せい・しん【誠心】** まじめな心。まごころ。誠意。類語赤誠。 **せいしん【清新】** 《形動》感覚・気分などが新しくてすがすがしいようす。「―な文体」「―なイメージ」 **せいしん【生新】** 《形動》いきいきして新しいようす。生気があふれて新しいようす。類語新鮮。生鮮。 **せいじん【成人】** ●心身ともに成長し一人前の人間になった人。おとな。「一男子」●《名・自サ》おとなになること。成長すること。―の‐ひ【一の日】国民の祝日の一つ。一月第二月曜日。成人した青年男女を祝福し激励する日。―びょう【―病】「生活習慣病」の旧称。 **せいじん【聖人】** ●知徳がりっぱで、世間の人々から理想的な人物とあおがれる人。聖者。「一君子」●ローマカトリック教会で、殉教者や偉大な業績を残した信者。聖者や聖徒。 **せいしん・せいい【誠心誠意】** 《副》「まごころをもって」の意を強調して言う語。「―努力する」 **せい‐ず【星図】** 天球上の恒星の位置や明るさを地図のように平面上に表した図。恒星図。 **せい‐ず【製図】** 《名・他サ》設計するために形状・構造などを図面にかくこと。また、その図面。類語作図。 **せいすい【清水】** 〔文]すんだきれいな水。しみず。――に魚棲まず《句》水清ければ魚棲まず。时濁水。 **せい‐すい【盛衰】** 〔文〕勢いがさかんになることとおとろえること。四字「栄枯―」類語興亡。興廃。消長。 **せいすい【精粋】** 不純なものを除き去ったあとの、まじりけがなく、最もよいところ。「元禄文化のー」 **せいすい【静水】** 静止して動かない水。因流水。 **せい・ずい【精髄】** 物事の本質をなす、最もすぐれたところ。いちばん重要なところ。「茶道の――」類語神髄。 **せい・すう【整数】** 〔数〕0およびそれに1を順次に加えてできる数(1・2・3・・・・)と、引いてできる数(-1・-2・-3・・・)の総称。因分数。小数。 **せい・すう【正数】** 〔数]実数で0より大きい数。プラスの数。[参考]符号は「+」。因負数。 **せい!する【制する】** 《他サ変》●おきてを定める。制定する。●おしとどめる。「はやる気持ちを―・する」●支配する。[コロ]「先んずれば人を―・する」=制す。 **せい!する【征する】** 《他サ変》〔文]従わない者を攻めうつ。征伐する。「外敵を―・する」 **せい!する【製する】** 《他サ変》〔文]つくる。こしらえる。製造する。「紙を―・する」「陶器を―・する」 **ぜい!する【、贅する】** 《他サ変》〔文]むだ口をきく。よけいな物言いをする。贅す。 **せいせい【整済・斉整】** 《名・形動・他サ》〔文]多くの物の集まりが、ととのいそろっていること。また、ととのえそろえること。「――たる天体の運行」 **せい・せい【生成】** ●《名・自サ》自然に物ができあがること。物が生じること。「火山の一」類語発生。●《名・他サ》人工的に物をつくりあげること。「鋼板の―」 **せい・せい【生生】** 〔文〕●《形動”》生き生きしているようす。●《名・自サ》万物が生まれ育つようす。物がたえず生じて変化していくようす。「―発展」 **せい・せい【精製】** 《名・他サ》●品物を細かい点まで気を配ってつくること。念入りにつくること。団粗製。②粗製品を純粋な品質のものにすること。「石油を―する」 **せい・せい【清清】** 《副・自サ》●〔文]晴れ晴れして清らかなようす。「――と晴れわたる」●気分が晴れ晴れするようす。さっぱりとして快いようす。[コロ]「気分がーした」 **せい・せい【『済『済】** 《形動》〔文]多くて盛んなようす。四字「多士―」[参考]「さいさい」は慣用読み。 **せいぜい【精精】** 《副》●力のおよぶ範囲内で努力するようす。できるだけ。「――お力添えしよう」●多く見積もったとしても。たかだか。「―五人来れば上出来だ」[表記]かな書きにすることが多い。 **ぜい・せい【噬臍】** 〔文〕(へそをかもうとしても口が届かない意から)後悔しても間に合わないこと。「―の悔い」 **ぜい・せい【税制】** 租税のかけ方、取りたての方法などについての制度。「―の改革」 **ぜい・せい【税政】** 租税に関する行政。 **ぜい・せい【脆性】** 〔理〕外力を受けた物体が変形しないうちに、またはわずかに変形しただけで破壊されてしまう性質。もろさ。 **せいせい・どうどう【正正堂堂】** 《形動》●〔文〕軍勢などの勢いが盛んなようす。「―の陣」●態度や手段が正しく立派なようす。「―と戦う」 **せいせい‐るてん【生生流転】** しょうじょうるてん。 **せい・せき【成績】** ●行った仕事・事業などの結果。「営業―」類語業績。実績。●学業や試験のできぐあい。「―が悪い」[注意]「成積」は誤り。 <784> **せい・せき【聖跡・聖蹟】** ●宗教上、神聖なできごとのあったあと。神聖な遺跡。類語聖地。●以前に天皇が訪れたり、都があったりした場所。 **せいせつ【正接・正切】** 「タンジェント」に同じ。 **せい・ぜつ【凄絶凄絶】** 《名・形動》ぞっとするほどものすごいこと。「――な死をとげる」類語凄然{せいぜん}。 **せい・せっかい【生石灰】** 石灰岩を焼き、炭酸ガスを除いてつくる白色のかたまり。水をよく吸収する。酸化カルシウム。生石灰{せいせっかい}。 **せい・せん【征戦】** 出かけて行って敵と戦うこと。 **せい・せん【生鮮】** 《名・形動》魚・野菜などが新しくて生きがよいこと。「――食料品」類語新鮮。生新。 **せい・せん【精選】** 《名・他サ》特にすぐれたものを選び出すこと。えりぬき。「――された問題」 **せいせん【聖戦】** 神聖な目的のために行う戦い。 **せい・ぜん【生前】** 生きていた時。在世中。対死後。 **せい・ぜん【西漸】** 《名・自サ》〔文〕しだいに西の方へ移っていくこと。「インド文明の―」団東漸。 **せい・ぜん【凄然】** 《形動沿》〔文〕●ものさびしい感じがするようす。●冷え冷えとしたようす。すごみを帯びているようす。類語凄絶{せいぜつ}。 **せい・ぜん【整然・井然】** 《形動〃》●区画が正しくととのっているようす。「――とした町並み」対雑然。●秩序・筋道がきちんとととのっているようす。四字「理路―」 **せい・せんしょくたい【性染色体】** 性の決定に関係する遺伝子をもつ特別な染色体。雌が同型、雄が異型のものをもつ場合、その共通の染色体をX染色体、雄だけがもつものをY染色体と呼ぶ。 **せいぜん・せつ【性善説】** 人の本性は生まれつき善であるとする説。孟子が唱えた。因性悪説。 **せい・そ【清楚】** 《名・形動》かざりけがなく、さっぱりして清らかなこと。「――な身なり」類語清純。 **せい・そ【精粗】** 〔文〕こまかいことと、あらいこと。くわしいことと、大ざっぱなこと。類語疎密。 **せい・そう【凄、信悽愴】** 《名・形動”》〔文〕すさまじく、いたましいこと。「―きわまる死闘が展開される」[参考]「凄愴な」の形で使うこともある。 **せい‐そう【成層】** 層をなして重なっている・こと(もの)。ーけん【一圏】〔気]地球をとりまく大気圏を気温分布で分けた、空気の層の一つ。地表から約一○~五五キロで、気象の変化がなく、風向きも気温もほぼ一定している。[参考]対流圈。 **せい・そう【政争】** 主義・主張をめぐる政治上のあらそい。また、政権の奪い合い。[コロ]「―の具」 **せい・そう【星霜】** 〔文〕《星は一年で天を一めぐりし、霜{しも}は年ごとに降る意から)年月。歲月。[コロ]「幾―を経る」類語春秋。 **せい・そう【正装】** 《名・自サ》公式の場所や場合にかない、正式の服装。また、それを着ること。団略装。 **せい‐そう【清掃】** 《名・他サ》掃除をしてきれいにすること。ごみをさっぱりとはらい除くこと。「――車」 **せい・そう【盛『粧】** 《名・自サ》〔文〕人目を引くようなはでな化粧をすること。また、そのような化粧。 **せいそう【盛装】** 《名・自サ》美しくはなやかに着かざること。また、その服装。「―して出かける」 **せい・そう【精巣】** 雄の生殖腺。精子をつくる器官。团卵巢。 **せい‐そう【清爽】** 《形動》〔文〕清らかでさわやかなようす。「―の気がみなぎる」類語爽快。 **せい・ぞう【聖像】** ●天皇の肖像。●聖人の像。 **せい・ぞう【製造】** 《名・他サ》品物をつくること。原料や半製品を加工して商品をつくること。「――業」類語生産。製作。謙譲謹製。―ぶつ・せきにん・ほう【一物責任法】製品の欠陥による被害に対して製造業者が負う損害賠償責任について規定した法律。一九九五年施行。PL法。 **せい・そく【棲息栖息】** 《名・自サ》ある場所に動物がすんで生活すること。生息。「サルの一地」 **せい・そく【正則】** ●正しい規則。●《名・形動》規則にかなっていること。類語正規。正式。囡変則。 **せい・そく【生息】** 《名・自サ》●ある環境の中で、生物が生きて、繁殖すること。「――状況」棲息{せいそく}。 **せいぞく【聖俗】** 〔文〕●聖人と俗人。●宗教的なことと、世俗的なこと。 **せいぞろい【勢、揃い】** 《名・自サ》●なかま(軍勢)が、ある目的で一か所に集まること。「スター選手がーする」●あるものが一か所に集まること。「新機種がーする」「神輿{みこし}の――」類語集結。 **せいぞん【生存】** 《名・自サ》生きていること。また、生きながらえること。生存{しょうぞん}。「―者」―きょうそう【一競争】自分が生き延びるために住居や食べ物などを得ようとして行われる、生物間の争い。〔ひゆ的に、人が生活してゆくための激しい競争の意でも使う〕「企業の間の―」―けん【―権】国民の一人一人が健康で文化的な最低限度の生活を営むための諸条件を国家に要求する権利。[参考]日本国憲法第二五条は、これを保障している。 <785> **せいたい【成体】** 成長して生殖可能となった生物体。 **せい・たい【政体】** ●国家の組織形態。君主制・貴族制・民主制の三種、また、君主制・共和制の二種に分ける。●国家の主権の運用形式。立憲政体・専制政体の二種に分ける。 **せいたい【整体】** 骨格のゆがみを矯正し、健康増進をはかる民間療法。「―術」 **せい・たい【生体】** 人間の、生きている体。「―実験」類語生身{なまみ}。因死体。―にんしょう【一認証】指紋・声紋・静脈など一人一人異なる身体的特徴によって、本人かどうかを確認する技術。バイオメトリクス認証。―はんのう【一反応】●生きている細胞内でだけ起こる呈色で反応(=発色や変色を伴う化学反応)または沈殿反応。●「生活反応②」に同じ。 **せいたい【生態】** ●生物が自然界の中で生活しているありさま。「サルの―」●活動しているものの、ありのままの状態。「若者のーを探る」―がく【一学】(ecology)生物学の一分野。生物の個体・集団の生活、および同じ環境に生活する他の生物との関係などを研究する。エコロジー。―けい【一系】動植物と、それらに影響を与える環境とからなる、自然のしくみ。 **せいたい【聖体】** ●天皇の体。類語玉体。●〔キリスト教で〕キリストの体。 **せいたい【声帯】** のどの中央部にある発声器官。二すじの靱帯{じんたい}から成る。―もしゃや【一模写】人物・鳥獣などの声をまねる演芸。こわいろ。 **せいたい【「臍帯】** さいたい(臍帯)。 **せいたい【青、焦】** 〔文〕●青いまゆ墨。また、それであいたまゆ。●青黛①のような濃い青色。 **せいたい【静態】** 本来動きのあるものが静止している状態。また、いつも活動しているものを、仮に静止したものとしてとらえて見た状態。因動態。 **せい・だい【盛代】** 〔文〕国力が栄え発展する時代。 **せいだい【聖代】** 〔文〕すぐれた天子が治める時代。〔その時代を尊んだ言い方」 **せいだい【正大】** 《形動》〔文〕態度や行動が正しく堂々としているようす。また、かたよらず規模が大きいようす。〔多く他の語につけて使う〕四字「天地―」「公明―」 **せいだい【盛大】** 《形動》●集会・儀式などが、大がかりでりっぱなようす。「―な祝宴」●さかんなようす。「―な歓声が起こる」「―な拍手」 **せい・たかくけい【正多角形】** 〔数〕すべての頂角とすべての辺がそれぞれ等しい多角形。正多边形。 **せい・たく【請託】** 《名・他サ》内々で特別のはからいをたのむこと。特に、職務権限をもつ政治家・公務員に対して働きかけること。「―を受ける」 **せい・だく【清濁】** ●すんでいることと、にごっていること。●清音と濁音。●君子と小人。善人と悪人。―併せ呑の・む《句》心が広く、善人でも悪人でもかまわず来るものすべてを受け入れる。 **ぜいたく【贅沢】** 《名・形動》●《自サ》必要以上に費用をかけること。「――な暮らし」類語贅{ぜい}。奢侈{しゃし}。豪奢。●必要な限度や身の程をわきまえないこと。「一な望み」「―な悩みだ」―ざんまい【―三昧】ぜいたくのしほうだいをすること。 **せい・たけ【背丈】** せたけ。 **せい・だ・す【精出す】** 《自五》骨おしみせず、はげむ。一生懸命つとめる。精を出す。「仕事に―・す」 **せい」ためんたい【正多面体】** 〔数〕四つ以上の合同の正多角形に囲まれ、どの頂点に集まる面の数も等しい、凸多面体。正四面体・正六面体・正八面体・正十二面体・正二十面体の五種類がある。 **せいたん【生誕】** 《名・自サ》〔文〕人が生まれること。誕生。〔偉人について使う」「ゲーテー―二百年祭」 **せいたん【製炭】** 木炭をつくること。「一業」 **せい・だん【政談】** ●〔その時行われている」政治についての議論・談話。「盛んに―をたたかわす」●ある時代の政治・裁判事件などを題材とした物語。「大岡―」 **せいだん【星団】** 恒星たちの集団。「プレアデスー」 **せいたん・きょく【聖、譚曲】** 「オラトリオ」に同じ。 **せいたん・さい【聖誕祭】** 「クリスマス」に同じ。 **せいち【整地】** 《名・他サ》作物の植え付けや建築などができるように土地をならすこと。地ならし。 **せいち【生地】** 生まれた土地。出生地。 **せいち【精緻】** 《名・形動》非常にこまかい点まで注意が行き届き、よく整っていること。「―な調査」「―な銀細工」類語細緻。 **せい・ち【聖地】** 〔神・仏・聖人に関係があって〕神聖とされる土地。霊地。「一巡礼」 **ぜい・ちく【筮竹】** 易の占いに使う、細い竹の棒。 **せい‐ちゃ【製茶】** つみとった茶の葉を飲料用に加工すること。また、その茶。「――工場」 **せい・ちゃく【正嫡】** 〔文〕●正妻。正室。●正妻が産んだ子。嫡出子{ちゃくしゅつし}。 **せい・ちゅう【成虫】** 成長して生殖能力をもつようになった昆虫・クモ類など。对幼虫。 **せい・ちゅう【掣肘】** 《名・他サ》〔文〕《肘{ひじ}を掣{ひ}く意から)わきから干渉して自由な行動をさまたげること。[コロ]「ーを加える」 **せい・ちゅう【正中】** ●物を二等分した真ん中。物の中心。「一線」●かたよりがなく中正であること。「―を保つ」●〔天]《名・自サ》天体が真南または真北にくること。●《名・自サ》正しくあたること。的中。 **せい・ちゅう【精虫】** 「精子」の別称。 **せいちょう【性徴】** 男女・雌雄の別による性的な特徴。[参考]生まれつきのものを第一次性徴、成熟にともなって現れるものを第二次性徴という。 **せい・ちょう【成長】** 《名・自サ》人間や動物が育って一人前に成熟すること。おとなになること。〔肉体的・精神的なことにも、また物事がより高い段階に発展することにも言う」「勤めに出てから一段とーした」「経済―」類語成育。―かぶ【―株】●将来大きく発展する見込みのある産業や会社の株。●将来性のある人。 <786> 人。将来を期待される人。 **せい・ちょう【成鳥】** 成長して生殖能力がある鳥。 **せいちょう【政庁】** 政務を取りあつかう役所。 **せいちょう【整調】** ●《名・他サ》調子を整えること。●ボートで、舵手(=コックス)と向かいあい、こぎ手全体の調子を整える・こと(役の人)。 **せいちょう【正調】** その曲本来の調子。特に、日本の民謡で、伝統的に受けつがれてきた正しい調子。「―おけさ節」⇔変調。 **せいちょう【清朝】** 「清朝体」の略。活字の書体の一。毛筆でくずさずに書いたような書体。清朝活字。 **せいちょう【清聴】** 《名・他サ》自分の講演・演説などを相手がきくことを言う尊敬語。「御―ありがとうございました」 **せいちょう【生長】** 《名・自サ》植物がのび育つこと。「稲の苗がーする」―てん【―点】植物の根および茎の先端にあって細胞分裂を行う部分。 **せい・ちょう【声調】** ●歌うときの声の調子。●詩歌の調子。「万葉の――を模倣する」●〔中国語などで、意味を区別するための〕音の高低。 **せい・ちょう【静聴】** 《名・他サ】人の話・講演などを静かにきくこと。「御―願います」 **せいちょう【清澄】** 《形動》清らかにすんでいるようす。「谷川の―な流れ」類語澄明。 **せい・つう【精通】** ●《名・自サ》ある事柄について、こまかい点までよく知っていること。「ドイツ文学にーする」類語通暁。●男子が初めて経験する射精。 **せい・てい【制定】** 《名・他サ》法律や規則をつくり定めること。「憲法を―する」 **せいてい【聖帝】** 〔文〕徳のすぐれた天子。聖天子。 **せいてき【政敵】** 政治のうえで対立する相手。政治的な問題で争う相手。「―をたおす」 **せいてき【清適】** 《名・形動》〔文〕心身がすがすがしく安らかなこと。〔多く手紙文で、相手の無事・健康を祝っていう語〕「貴下ますます御ーの段・・・」 **せいてき【性的】** 《形動》男女の性に関するようす。また、性欲に関するようす。「―な魅力」 **せい・てき【静的】** 《形動》動かないようす。動きが感じられないようす。「―な美しさ」⇔動的。 **せい‐てつ【聖哲】** 〔文〕知徳がすぐれ、物事の道理に通じている人。 **せい・てつ【製鉄】** 鉄鉱石を製錬して銑鉄をつくること。「一所」 **せいてつ【西哲】** 西洋のすぐれた哲学者・思想家。 **せい・てん【性典】** 〔文〕性に関して解説した本。 **せいてん【晴天】** 晴れた空。また、天気がよいこと。「ーにめぐまれる」類語好天。⇔雨天・曇天。――の霹靂《句》(青空に突然起こる雷の意で)突然起こる思いがけない出来事・大事件。 **せいてん【盛典】** 〔文〕大がかりでりっぱな儀式。盛大な儀式。盛儀。「即位式の―」 **せいてん【聖典】** ある宗教の教義・戒律、教祖の言行などを記した書物。参考キリスト教の聖書、イスラム教のクルアーンなど。 **せい・てん【西天】** ●西方の天。西方の空。⇔東天。●西方の土地。特に、仏教で天竺(=インド)をさして言う語。 **せいでん【正殿】** ●宮殿の中心となる建物。表御殿。●神社で、神を祭ってある建物。本殿。 **せい・てんかん【性転換】** 《名・自他サ》性別が逆になること。また、逆にすること。「―手術」 **せいでんき【静電気】** 物の表面または内部にあって電流とならずに静止している電気。⇔動電気。 **せいてん・はくじつ【青天白日】** ●晴れわたった青空に日が輝いていること。よい天気。●心にやましいところがないこと。また、疑いが晴れ無罪が明らかになること。「ーの身となる」[注意]「晴天白日」は誤り。 **せい・と【征途】** 〔文〕戦争や競技に向かう旅の道。遠征への道。「声援に送られて―につく」 **せい・と【生徒】** 中学校・高等学校・各種学校に籍を置いて教育を受ける人。学生。参考児童。 **せい・と【聖徒】** ●キリスト教の信徒。キリスト教徒。●カトリック教で、聖人。 **せいど【制度】** 社会や組織などの秩序を保ち、(うまく)運営してゆくための決まりや仕組み。―てき【―的】《形動》社会の決まりや仕組みにかかわりがあるようす。また、それにもとづいて成立しているようす。「―な要因」「言論の自由を―に保障する」 **せいど【精度】** 測定機器などの精密さの度合い。また、仕事などの正確さの程度。「―の高い器械」 **せいど【西土】** 〔文〕●西方の地・国。●西洋。また、インド。 **せいとう【征討】** 《名・他サ》反逆者や服従しない者を攻めうつこと。征伐。類語討伐。 **せいとう【政党】** 政治上同じ考え・理想をもつ人々が集まり、政権を取ってその政策を実現するためにつくった団体。「保守ー」―せいじ【―政治】議席数の最も多い政党が内閣を組織して行う政治。―ないかく【―内閣】議院内閣制のもとで、多数政党の党首が首相となり、閣僚の大部分をその政党員で組織する内閣。 **せいとう【正当】** 《名・形動》正しくて、道理または法律にかなっていること。「―な理由」⇔不当。―か【―化】《名・他サ》〔実際は異なるが理屈をつけて〕立場・言動などを道理にかなっていて正しいとすること。そのように見せること。―ぼうえい【―防衛】〔法〕急に不法な暴行などを受けたとき、自分または他人の生命・権利を守るために、やむをえず相手に害を加える行為。参考刑法でも民法でも責任を問われない。⇔過剰防衛。 **せい・とう【正答】** 《名・自サ》正しい答えを出すこと。また、正しい答え。類語正解。⇔誤答。 **せい・とう【正統】** ●正しい血筋・系統。●始祖の教えや学説・思想などを正しく受け伝えていること。⇔異端。 **せいとう【精糖】** 不純物をふくむ粗糖から純粋な砂糖を精製すること。また、その砂糖。⇔粗糖。 **せい・とう【精到】** 《名・形動》〔文〕細かく十分に行き届いていること。「―な研究報告」 **せい・とう【製糖】** サトウキビ・テンサイなどをしぼった液をにつめ、結晶させて砂糖をつくること。「―業」 **せいどう【制動】** 《名・他サ》運動する物体を止めたり、速度を落としたりすること。「――距離」「――をかける」 **せい・どう【政道】** 政治のしかた。〔古風なことば〕 **せいどう【正道】** 正しい道理。また、それに従ったやり方。正しい行為。「―を歩む」⇔邪道。 **せいどう【生動】** 《名・自サ》生き生きと動き出すこと。 <787> **せい・どう【精銅】** 精錬した銅。また、銅を精錬すること。「一所」 **せいどう【聖堂】** ●聖人、特に孔子を祭った建物。聖廟{せいびょう}。●[キリスト教で]教会堂。礼拝堂。 **せいどう【青銅】** 銅を主成分とした、錫{すず}との合金。機械部品・美術品などに用いられる。ブロンズ。「ーのキリスト像」 **せいどうき・じだい【青銅器時代】** 考古学上の時代区分の一つ。石器時代と鉄器時代の中間で、青銅の器具を多く製造・使用した時代。 **せいどういつせい・しょうがい【性同一性障害】** 身体的性と心的性が一致しないことから生じる心の障害。肉体的には男性または女性であると認知しながら、人格的には別の性になりたいと強く望む状態をいう。略称GID(gender identity disorder)。 **せい・とく【生得】** 生まれつき。生得{しょうとく}。「ーの性格」 **せいとく【盛徳】** [文]すぐれた徳。[連]「ーの君子」 **せいとく【聖徳】** [文]●天皇・天子の徳。●最もすぐれた徳。 **せい・どく【精読】** 《名・他サ》内容をよく理解できるように、こまかいところまで丁寧に読むこと。[類語]熟読。 **せい・とん【整頓】** 《名・自他サ》乱れている物の位置などをととのえ片づけること。また、その状態。「整理ー」[類語]整理。整備。 **せい・なん【西南】** 西と南との中間の方角。南西。[対]東北。 **せい・にく【精肉】** 品質をよく選んだ上等の肉。 **ぜい・にく【『贅肉】** 体に必要以上についた、脂肪の多い肉。余分な肉。[コロ]「ーがつく」[コロ]「ーを落とす」 **せい・ねん【成年】** 心身が発達し、一人前の能力をもつ者と認められる年齢。民法では二〇歳をもって成人とずる。[対]未成年。 **せいねんーこうけん・せいど【成年後見制度】** [法]日常生活に必要な判断能力が不十分な成年者を法律的に保護する制度。[参考]一九九九年の民法改正で、禁治産・準禁治産に代わる制度として定められた。 **せい・ねん【生年】** ●生まれた年。[対]没年。●生まれてからその時までの年数。「ー一七歳」 **せい・ねん【盛年】** [文]若いさかりの元気な年ごろ。 > ー重ねて来たらず 《句》若いさかりは一生に二度はないから、むなしく過ごしてはいけない。〈陶淵明・雑詩〉 **せい・ねん【青年】** 青春期にある男女。一四、五歳から二四、五歳ごろの人。若人。若者。「ー期」 **せい‐のう【性能】** [器具・機械などの]仕事をする上での能力。「ーのよい自動車」 **せい‐のう【精農】** [文]よく働き、農業に熱心な農民・農家。[類語]篤農。[対]惰農。 **せい・は【政派】** 政党の中の派閥。「政党ー」 **せい・は【制覇】** 《名・自サ》●他の勢力をおさえて、権力をにぎること。[類語]征服。●競技・試合などで、優勝すること。「三年連続ーの偉業」[類語]制勝。 **せい・はい【成敗】** [文]成功と失敗。また、成功するか失敗するか。[句]「ーは時の運」 **せい・ばい【成敗】** [文]《名・他サ》●さばくこと。裁決すること。裁判。●こらしめること。処罰すること。[句]「喧嘩両ー」 **せいはく【精白】** ●《名・他サ》米や麦などをついてうす皮をとり、白くすること。●「精白米」の略。玄米をついて白くした米。白米。精米。 **せい・ばく【精麦】** 《名・自サ》麦をついてうす皮をとり、白くすること。また、ついて白くした麦。 **せい・はつ【整髪】** 《名・自サ》髪の形をととのえること。[男性の髪についていう]「ー料」[類語]調髪。理髮。 **せい・ばつ【征伐】** 《名・他サ》悪者や反逆者などを攻めうつこと。征討。「鬼をーする」[類語]討伐。 **せい・はん【正犯】** [法]刑事上の責任を問われる犯罪行為を、直接実行した者。[対]従犯。 **せい・はん【製版】** 《名・自他サ》印刷するための版をつくること。「写真をーする」 **せい・はんごう【正反合】** [哲]ヘーゲルの弁証法における論理展開の三つの過程。ある一つの判断(正または定立)と、それに対立・矛盾する別の判断(反または反定立)とが、さらに高い段階の総合された判断(合または総合)〈に〉と統合されてゆくことをいう。 **せい・はんたい【正反対】** 《名・形動》完全に反対であること。まったくあべこべであること。まぎゃく。「ーの意見」 **せい・ひ【成否】** 成功と失敗。また、成功するかどうか。「手術のーは医者の経験に左右される」 **せい・ひ【正否】** 正しいことと、正しくないこと。また、正しいかどうか。「事のーを問う」 **せい・ひ【正比】** [数]逆比に対して、そのもとになるふつうの比。正比例。[対]逆比。反比。 **せい・び【整備】** 《名・他サ》機械・道具などをすぐに使えるように、準備してととのっていること。また、準備をととのえること。「ー工場」「環境をーする」 **せい・び【精微】** 《名・形動》こまかい所までくわしいこと。また、くわしくこまかいようす。[コロ]「ーをきわめる」 **せい・び【精美】** 《名・形動》[文]●精巧で美しいこと。●純粋で、美しいこと。 **せい・ひつ【省筆】** 《名・自他サ》→しょうひつ。 **せい・ひつ【静謐】** 《名・形動》[文]世の中や周りの雰囲気が、静かでおだやかなこと。「町は元のーにもどった」[類語]平穏。静穏。 **せい・ひょう【製氷】** 《名・自サ》氷をつくること。「ー皿」 **せい・ひょう【青票】** 国会で記名投票による表決のときに使う、反対を表す青色の票。青票。[対]白票。 **せいびょう【性病】** 性交によってうつる感染症の総称。花柳病。[参考]医学上は「性行為感染症」という。 **せいびょう【聖廟】** 聖人の霊を祭るみたまや。聖堂。[参考]特に孔子や菅原道真の廟をいう。 **せい・ひれい【正比例】** 《名・自サ》[数]一方が二倍・三倍・・・となれば他方も二倍・三倍・・・となるような、二つの量の関係。比例。正比。[対]反比例。 **せい・ひん【清貧】** [文]行いが正しく、私利を考えないために貧乏であること。[コロ]「ーに甘んじる」 **せい・ひん【製品】** 商品としてつくった品物。「ーを問屋におろす」「プラスチックー」 **せい・ふ【政府】** 国家を統治する最高の機関。日本では、内閣、または内閣のもとにある行政機関の全体。 **せいふーかいはつえんじょ【政府開発援助】** →略語集(ODA)。 <788> **せい・ぶ【声部】** 多声楽曲を構成する個々の音域。合唱のソプラノ・テノールなど。パート。 **せいぶ【西部】** ●西の部分。団東部。●アメリカ合衆国で、太平洋沿岸の比較的新しく開けた地方。―げき【一劇】アメリカの西部開拓時代の事件・出来事などを題材とした映画。ウエスタン。 **せい・ふう【清風】** ●すがすがしい風。さわやかな風。四字「一明月」●人の気持ちをすがすがしくさせるような新鮮みのあるもの。「文壇に―を送る」 **せい・ふう【西風】** ●西の方からふく風。にしかぜ。●(五行説で西は秋に当たることから)秋風。対②東風{とうふう}。 **せい・ふく【制服】** ある団体・学校などに属する人が着るように定められた服装。ユニフォーム。対私服。 **せい・ふく【征服】** 《名・他サ》●武力などによって敵をうち負かして従えること。支配下におくこと。類語制覇。●困難な事柄を成しとげること。「冬山を―する」 **せいふく【整復】** 《名・他サ》骨折したり脱臼{だっきゅう}たりした部分をもとの正常な状態にもどすこと。 **せいふく【清福】** 〔文]清らかな精神的な幸福。〔手紙文で、相手の幸福を祝う語〕「御ーをいのる」 **せい・ぶつ【生物】** 生命をもち、成長・繁殖するもの。動物と植物の総称。生き物。因無生物。―かがく【―化学】せいかがく(生化学)。ーがく【―学】生物および生命現象を研究の対象とする学問。 **せいぶつ【静物】** 動かない物。特に、絵画の題材としての静止した物。また、それをえがいた絵。「―画」 **ぜい・ぶつ【贅物】** 〔文〕●あっても役に立たない物。よけいな物。●ぜいたくな物。 **せい・ふん【製粉】** 《名・自サ》穀物(特に小麦)をひいて粉にすること。「一所」 **せい・ぶん【成分】** ●まじり合ってある物を組み立てている、その各部分・物質。構成要素。「薬品の―」②主語・述語・修飾語など、一つの文を構成する各部分。 **せいぶん【成文】** 文章として書き表されたもの。「慣習法をー化する」―ほう【―法】〔法〕文書の形式を備えた法。成文律。因不文法。―りつ【一律】「成文法」に同じ。団不文律。 **せい・ふ【政府】** 国家を統治する最高の機関。日本では、内閣、または内閣のもとにある行政機関の全体。―かいはつえんじょ【―開発援助】→略語集(ODA)。 **せい・ふ【正負】** 正と負。プラスとマイナス。●〔数]正数と負数。正号(+)と負号(一)。●〔電気・磁気の〕陽性と陰性。また、陽極と陰極。 **せいぶん【正文】** ●〔写し・翻訳び文などに対して〕もとになる文書・文章。「条約の―を保管する」類語原文。●〔そえられた説明書などに対して〕文書の本文。 **せい・へい【政柄】** 〔文]政治を行う権力。政権。「―を執る(=政権を握る)」 **せい・へい【精兵】** よりぬきの強い兵。精兵{せいびょう}。類語強兵。精銳。 **せい・へき【性癖】** 性質上に見られるかたより。くせ。「うそをつくーがある」 **せいべつ【性別】** 男女・雌雄の区別。「―は問わない」 **せいべつ【生別】** 《名・自サ》本来共にいるべき関係のものが、互いに生きたまま会えずにいること。生き別れ。団死別。 **せいへん【政変】** ●急激におこる政権の移動。「軍部のクーデターによる―」●内閣が変わること。 **せい・へん【正編・正、篇】** 書物の主要部分として最初に編集されたもの。本編。因続編。 **せい・ほ【生保】** 「生命保険」の略。「―業界」 **せい・ぼ【歳暮】** ●年の暮れ。年末。歳末。さいぼ。因歳旦{さいたん}。●〈多く、「おー」の形で〉その年世話になった人に年末に贈り物をすること。また、その贈り物。 **せい・ぼ【生母】** その人を産んだ母。実母。 **せい・ぼ【聖母】** ●聖なる母。また、聖人の母。②〔キリスト教で〕キリストの母、マリアのこと。 **せい・ほう【製法】** 物品をつくる方法。製造方法。 **せい・ほう【西方】** 西の方角。西方。団東方{とうほう}。 **せい・ぼう【制帽】** ある団体・学校などに属している人がかぶるように定められた帽子。「制服―」 **せい・ぼう【声望】** 〔多くの人から受ける〕よい評判や人気。名声と人望。「ーが高い」類語信望。 **ぜい・ほう【税法】** 租税に関する法規の総称。 **せい‐ほうけい【正方形】** 〔数〕四つの辺の長さが等しく、四つの角が直角の四辺形。正四角形。真四角。 **せい・ほく【西北】** 西と北との中間の方角。北西。因東南。 **せい・ぼく【清、穆】** 〔文〕(清らかでおだやかな意》相手の幸福・健康を祝っていう語。「御―の段・・・」 **せい・ホルモン【性ホルモン】** 生殖腺から分泌されるステロイドホルモン。雄性ホルモンと雌性ホルモンがあり、生殖器の発育や第二次性徴の発現をうながす。 **せい・ほん【正本】** ●公文書の原本にもとづいて作成した文書。原本と同じ効力をもつ。●写しとったものや副本のもとになったもの。原本。団①②副本。 **せい・ほん【製本】** 《名・他サ》印刷物や原稿などをとじて、本の形につくること。「一所」 **せい・まい【精米】** 《名・自他サ》玄米をついてうす皮をとり、白くすること。また、ついて白くした米。精白米。「一所」 **せい・みつ【精密】** 《形動》●こまかい点までたくみにつくられているようす。精巧。「――な計器」●こまかい点まで注意が行き届いているようす。精細。「―――に測定する」類語②緻密。―きかい【一機械】製作にあたって、特に高い精度の要求される機械の総称。計測機器・カメラ・顕微鏡・時計など。精機。 **せい‐みょう【精妙】** 《形動》こまかい点までたくみにできているようす。「―な細工」 **せい・む【政務】** 政治を行う上での仕事。行政事務。―かん【一官】大臣のもとで、副大臣とともに大臣を助けて種々の政務に従事する特別職。[参考]100一年、政務次官に代えて設置。 **ぜい・む【税務】** 租税の賦課・徴収に関する行政事務。―しょ【一署】国税庁の地方支分部局である国税局の出先機関。 **せいめい【姓名】** 名字と名前。氏名。―はんだん【一判断】姓名の文字の音韻や字画の組み合わせなどによって、その人の運勢・吉凶を占うこと。 **せいめい【清明】** ●《名・形動”》〔文]清らかではっきりしていること。●二十四節気の一つ。春分から数えて一五日目。太陽暦で四月四、五日ごろ。 **せいめい【生命】** ●生物が活動する根本の力。生物が生物として存在しうるための原動力。いのち。「一を失う」●ある物事を成り立たせていく上で、最も大切なもの。「新聞の―は報道の中立にある」「政治―を犠牲にする」―せん【一線】●そのものが・生きる(存立する)ためにはどうしてもゆずれない限界線。●死のひらの筋。―ほけん【―保険】被保険者の死亡、または一定の年齢に達するまで生存したことに対して一定の金額が支払われる保険。ーりょく【-力】生きようとする力。生きぬく力。ーりんり【一倫理】人の生や死に関する倫理。科学がどこまで生命に介入できるかなどを探究すること。バイオエシックス。→評論文キーワードプ >評論文キーワード 生命倫理 科学技術の進歩にともない、医療や生物科学は人の誕生から死に至るまでさまざまな局面に介入できるようになった。そこで「人は生命を自由に操っていいのか」という根源的な問題が生じた。こうした問題を、医学だけでなく社会科学・自然科学にわたる広い視点から考えるのが「生命倫理」である。 代表的な事例としては、ガン告知、インフォームドコンセント、出生前診断、再生医療、クローン(人間)、体外受精、人工授精、代理母出産、妊娠中絶、安楽死、尊厳死、脳死、臓器移植、生体実験などが挙げられる。これらはすべて、医療・科学技術の点からだけでなく、患者の意思や社会的背景(文化・宗教・法律)など、多角的な見地から考えるべき問題である。 **せいめい【盛名】** 〔文〕〔業績などによる〕りっぱな評判。さかんな名声。[コロ]「―を馳せる」類語高名。 **せいめい【声名】** 〔文〕よい評判。名声。 **せいめい【声明】** 《名・他サ》自分の意見などを広く世間に告げ知らせること。また、その文章。「共同―」「反対一」「抗議——」「一文」類語宣言。 **せいめい【誓盟】** 〔文〕ちかい。盟誓{めいせい}。 **せい・めん【生面】** 〔文〕●新しい方面。新生面。[コロ]「ーを開く」●初めて会うこと。初対面。「―の客」 **せい・めん【製麺】** 《名・他サ》めん類を作ること。 **せい・もく【井目・聖目】** ●碁盤の目にしるした九つの黒い点。●囲碁で、力量に差があるとき、腕のおとる者が最初に井目①に一つずつ碁石を置くこと。 **ぜい・もく【税目】** 租税の種目。所得税・法人税・相続税・酒税・自動車税など。 <789> **せいめい【生命】** ●[有機体が生きてゆくための]活動の根源。いのち。「ーを失う」「ーの恩人」●ある物がその物として存続してゆくための、最も大切なもの。「作品のー」「政治ー」●活動できる期間。「選手のーは短い」 **せいめいーほけん【生命保険】** 被保険者の死亡、または一定の年齢に達するまで生存したことに対して一定の金額が支払われる保険。 **せいめいーりょく【生命力】** 生きようとする力。生きぬく力。 **せいめいーりんり【生命倫理】** 人の生や死に関する倫理。科学がどこまで生命に介入できるかなどを探究すること。バイオエシックス。 > 評論文キーワード 生命倫理 科学技術の進歩にともない、医療や生物科学は人の誕生から死に至るまでさまざまな局面に介入できるようになった。そこで「人は生命を自由に操っていいのか」という根源的な問題が生じた。こうした問題を、医学だけでなく社会科学・自然科学にわたる広い視点から考えるのが「生命倫理」である。 代表的な事例としては、ガン告知、インフォームドコンセント、出生前診断、再生医療、クローン(人間)、体外受精、人工授精、代理母出産、妊娠中絶、安楽死、尊厳死、脳死、臓器移植、生体実験などが挙げられる。これらはすべて、医療・科学技術の点からだけでなく、患者の意思や社会的背景(文化・宗教・法律)など、多角的な見地から考えるべき問題である。 **せいめい【盛名】** [文][業績などによる]りっぱな評判。さかんな名声。[コロ]「ーを馳せる」[類語]高名。 **せいめい【声名】** [文]よい評判。名声。 **せいめい【声明】** 《名・他サ》自分の意見などを広く世間に告げ知らせること。また、その文章。「共同ー」「反対ー」「抗議ー」「ー文」[類語]宣言。 **せいめい【誓盟】** [文]ちかい。盟誓。 **せい・めん【生面】** [文]●新しい方面。新生面。[コロ]「ーを開く」●初めて会うこと。初対面。「ーの客」 **せい・めん【製麺】** 《名・自他サ》めん類を作ること。 **せい・もく【井目・聖目】** ●碁盤の目にしるした九つの黒い点。●囲碁で、力量に差があるとき、腕のおとる者が最初に井目①に一つずつ碁石を置くこと。 **ぜい・もく【税目】** 租税の種目。所得税・法人税・相続税・酒税・自動車税など。 **せいもん【正門】** 建物の正面にある門。表門。[対]裏門。 **せいもん【声紋】** 声を周波数分析装置によって分析し、その結果を複雑なしま模様にえがいたもの。指紋と同様に各人ごとに異なり、犯罪捜査などに利用する。 **せいもん【声門】** 左右の声帯の間にあるせまいすきま。 **せいもん【誓文】** 誓いを書いた文書。誓書。[類語]誓詞。 **せいもんーばらい【誓文払い】** [関西地方で]年末に行う、呉服の安売り。転じて、大安売り。 **せい・や【征野】** [文]戦いの行われている山野。[類語]戦野。 **せい・や【星夜】** [文]よく晴れて星が輝いている夜。星月夜。 **せい・や【晴夜】** [文]よく晴れて気持ちのよい夜。 **せい・や【清夜】** [文]すがすがしい夜。 **せい・や【聖夜】** クリスマス(=イエス生誕の日)の夜。また、クリスマスイブ。 **せい・やく【制約】** 《名・他サ》条件をつけて範囲をせばめること。また、その条件。[コロ]「時間のーを受ける」 **せい・やく【成約】** 《名・自他サ》契約が成り立つこと。また、その契約。「部品の輸出がーする」 **せい・やく【製薬】** 薬品をつくること。[類語]製剤。 **せい・やく【誓約】** 《名・他サ》誓いをたてること。かたく約束すること。また、その誓い・約束。「ー書」 **せい・ゆ【精油】** ●《名・自他サ》石油を精製すること。また、精製した石油。●ある種の植物から採取・精製した芳香のある揮発性の油。樟脳の油など。 **せい・ゆ【製油】** 《名・自他サ》原油を加工・精製して石油製品をつくること。また、動植物から油をとること。 **せい・ゆう【清遊】** 《名・自サ》[文][詩歌・管弦など]上品で世俗をはなれた遊び。風流な遊び。●相手の遊び・旅行などを敬って言う語。[手紙文で用いる]「当地に御ーの節・・・」 **せい・ゆう【声優】** 《「声の俳優」の意で》アニメや洋画などの声の吹き替えに出演する俳優。 **せい・ゆう【西遊】** 《名・自サ》西の方、特に西洋へ旅行すること。西遊。 **せいよ【声誉】** [文]よい評判。ほまれ。名声。 **せい‐よう【整容】** [文]姿をととのえること。また、姿勢を正しくすること。 **せい‐よう【西洋】** 日本や中国から、ヨーロッパ諸国をさして言う語。西欧。[対]東洋。 **せい‐よう【静養】** 《名・自サ》病気の治療や休息のため、しずかにして心身を休めること。[類語]休養。保養。 **せい・よく【制欲・制慾】** 《名・自サ》欲情または欲望をおさえること。 **せい・よく【性欲・性慾】** 異性の肉体を求める欲望。性的な欲望。[類語]肉欲。愛欲。 **せいらい【生来】** ●生まれつき。「ーの怠け者」[表記]「性来」とも書く。●生まれてからこのかた。「ー病弱である」[古]生来{しょうらい}。 **せいらん【晴嵐】** [文]晴れた日に山にかかる霞{かすみ}。 **せいらん【清覧】** [文]相手が見ることを敬って言う語。[手紙文で用いる]「ーに供する」 **せいらん【青嵐】** [文]●青々とした山のようす。●あおあらし(青嵐)。 **せい・り【整理】** 《名・他サ》●乱れているものを秩序正しくすること。「未ー」「交通ー」[類語]整頓。●むだなものを処分すること。「人員をーする」●新聞社などで、記事を選び、紙面をまとめること。「ー部」 **せい・り【生理】** ●生物が生きてゆくための体の働き。また、その原理。●月経。 **せいりーがく【生理学】** 生物体の各器官の機能や生活現象を科学的に研究する学問。 **せいりーてき【生理的】** 《形動》●身体の組織・機能の面に関するようす。「ー反応が起きる」「ー要求」●理屈ではなく、本能的にそうであるようす。「ーにきらう」 **せいりーてきーしょくえんすい【生理的食塩水】** 体液、特に血液と浸透圧が等しくなるようにつくった食塩水。 **せい・り【税吏】** 税務署に勤務する役人。 **せいり・し【税理士】** [税務書類の作成や税務相談など]納税に関する仕事を専門に行う職業(の人)。 **せいりつ【成立】** 《名・自サ》物事が成り立つこと。また、取り決めなどがまとまること。「時効がーする」「契約がーする」 **ぜい・りつ【税率】** 税金を割り当てる割合。課税率。 **せいりゃく【政略】** ●政治上のはかりごと。特に、政権をとるための策略。●ある目的を達成するための、かけひき。「ー結婚」 <790> **せいりゅう【整流】** 《名・他サ》交流電流を直流電流にかえること。「ー器」 **せいりゅう【清流】** 川などのすんだ流れ。[対]濁流。 **せいりゅうとう【青竜刀】** 昔、中国で使われた刀。刀身は先が幅広く、全体に湾曲している。柄に青い竜の飾りがついている。 **せいりょう【清涼】** 《名・形動》さわやかですずしいこと。また、さっぱりしてすがすがしいこと。「ーの秋気」 **せいりょうーいんりょう【清涼飲料】** さわやかさを感じさせる飲み物。清涼飲料水。 **せいりょうーざい【清涼剤】** ●気分をさっぱりさせるために飲む薬。●心をすがすがしくさせる・もの(できごと)。「一服のーになる」 **せい・りょう【精良】** 《名・形動》[文]すぐれてよいこと。「ーな陶土を用いる」「ーな内装」 **せい・りょう【声量】** その人がもっている声の大きさや豊かさの程度。「ーのある歌手」 **せいりょく【勢力】** ●他をおさえ、自分が自由に行動できる勢いと力。「ーを伸ばす」「ー範囲」「反対ー」●活用できる人員。「現有ー」「武装ー」 **せいりょく【精力】** 心身の活動の原動力。[類語]活力。 **せいりょくーぜつりん【精力絶倫】** 《名・形動》精力が並はずれて強いこと。 **せいりょくーてき【精力的】** 《形動》疲れを見せず、物事を積極的に行うようす。「日程をーにこなす」 **せい・るい【声涙】** [文]こえと、なみだ。 > ー俱{とも}に下・る 《句》感情がたかぶって、涙を流しながら話すようすの形容。 **せいろ【世路】** →せろ(世路)。 **せいろ【『蒸籠】** →せいろう(蒸籠)。 **せい・ろう【『蒸籠】** 食べ物を蒸す、木製の道具。角形または丸形のわくの底にすのこがしいてあり、釜の上などに置いて蒸気を通して蒸す。蒸籠{せいろ}。 **せい・ろう【青楼】** [文]遊女屋。妓楼。 **せい・ろう【晴朗】** 《形動》[文]空がさわやかに晴れわたって、明るいようす。「天気ーなれども波高し〈秋山真之〉」[注意]「晴郎」は誤り。 **ぜい・ろく【贅六】** 江戸時代、江戸の人が、抜け目のない関西人をあざけって言った語。ぜえろく。[参考]「才六郎」のなまりと言う。 **せい・ろん【政論】** 時の政治に直接関係する議論。 **せい・ろん【正論】** 道理にかなった正しい意見・議論。[対]曲論。 **せいれい【政令】** ●政治上の命令や法令。●[法]憲法・法律の規定を実施するために内閣が出す命令。 **せいれいーしてい・とし【政令指定都市】** 政令により特に指定された、人口五〇万以上の都市。区を設けられる。指定都市。[参考]横浜市・名古屋市・京都市など。 **せい・れい【清麗】** 《名・形動》清らかでうるわしいこと。清潔で美麗なこと。 **せい・れい【生霊】** →いきりょう(生霊)。 **せいれい【精励】** 《名・自サ》仕事などに精を出してつとめはげむこと。「学業にーする」[四字]「ー恪勤」[類語]精勤。勉励。 **せいれい【精霊】** ●人間・動植物をはじめ、自然物すべてのものに宿っているという霊。●死者の魂。肉体から解放された自由な魂。 **せいれい【聖霊】** キリスト教で、キリストを信じて洗礼を受けた人に宿り、その人の精神活動を起こさせる神聖な魂。[参考]三位一体の第三位格。 **せい・れき【西暦】** キリスト生誕の年を元年として数える西洋の年の数え方。西紀。[参考]実際は生後四年目が元年となっている。 **せい・れつ【凄烈】** 《名・形動》すさまじく激しいこと。「ーな闘い」「ーなる愛のドラマ」 **せい・れつ【整列】** 《名・自サ》列を作って正しく並ぶこと。正しく列を作ること。「グラウンドにーする」 **せい・れつ【清冽】** 《形動》[文]水が清らかにすんで、つめたいようす。「ーな流れ」 **せい・れん【清廉】** 《名・形動》心や行いが清く正しく、物欲などに動かされないこと。廉潔。「ーな人」 **せい・れん【精練】** 《名・他サ》●動植物の繊維から混じり物をとり除くこと。●訓練してきたえあげること。よく練りきたえること。精錬。[類語]鍛鍊。 **せい・れん【精錬】** 《名・他サ》●鉱石から金属をとり出し、不純物を取り除いて純度を高めること。●精練②。 **せい・れん【製錬・製煉】** 《名・他サ》鉱石から金属をとり出すこと。[類語]冶金。 **せいれん・けっぱく【清廉潔白】** 《名・形動》心が清く行いが正しいこと。後ろめたいところが一つもないこと。「ーな人柄」 **ゼウス** ギリシャ神話で、最高の神。ローマ神話のジュピターに当たる。[語源]Zeus **セージ** シソ科の多年草。初夏、青紫色の唇形の花をつける。葉を薬用や西洋料理の香辛料などに用いる。薬用サルビア。[語源]sage **セーター** 毛糸などで編んだ上着。特に、かぶって着るもの。スウェーター。[語源]sweater **セーフ** ●野球で、走者・打者が塁を得ること。●テニス・バレーボール・卓球で、打ち込んだたまが相手コートの決められた線内にはいること。イン。●[俗]成功すること。また、間に合うこと。「B校を受けた人はみんなーだった」[対]①〜③アウト。[語源]safe (=安全な) **セーフーガード** ガット(=関税および貿易に関する一般協定)一九条に基づく緊急輸入制限。特定品目の輸入が急増して国内産業に重大な損害を与えるおそれがある場合、その品目について輸入数量制限や関税引き上げができるとするもの。[語源]safeguard **セーブ** 《名・他サ》●ゆきすぎないようにおさえ、抑制。「力をーする」●野球で、勝っているチームの救援投手がリードを守り切ること。●「コンピューターで]保存。[語源]save (=救う) **セーブ ーポイント** 野球で、投手のセーブ数に救援勝利数を加えた数字。[語源]save point **セーフティー** 安全。「ーゾーン」[語源]safety **セーフティー ーネット** ●転落防止のための安全網。●安全策。また、危険などに対する備え。[語源]safety net **セーフティー ーバント** 野球で、打者が一塁に生きることを目的に行うバント。[語源]safety bunt からの和製語。[対]送りバント。 **セーラー** 船乗り。また、水兵。[語源]sailor **セーラー ーふく【セーラー服】** ●水兵の軍服。水兵服。●セーラー服の型をまねた(女子学生用の)衣服。 **セーリング** ●帆に風を受けて船を走らせること。帆走。また、航海。●帆走の技術。[語源]sailing **セール** 販売。特に、特売。「バーゲンー」[語源]sale **セールス** 《名・他サ》販売。また、外交しながら販売すること。売り込み。「車のー」「キャッチー」[語源]sales **セールス ーエンジニア** 機械などの製品に対する専門的な知識をもっているセールスマン。[語源]sales engineer **セールス ートーク** [外交販売で]客に商品を販売する際の説得 <791> **せおいなげ**【背負い投げ】柔道の技の一つ。相手の腕と柔道着の襟をつかみ、体を引きつけて肩に背負うようにして投げる技。[参考]しょいなげ。 **せ・お・う**【背負う】《他五》●せなかにのせてもつ。「リュックを―・う」●重荷となることを、引き受ける。「一国の運命を―・う」 **せ・おと**【瀬音】浅瀬を流れる水の音。 **せ・およぎ**【背泳ぎ】「背泳{はいえい}」に同じ。 **セオリー**理論。学説。定説。「―どおりの戦術」▽theory **せ・かい**【世界】●地球を中心として見た宇宙全体。「星の―」●地球上のすべての地域。すべての国。万国。「―地図」●(人の)生活の場。世の中。世間。「―のせまい人」●ある特定のものの限られた範囲。「学問の―」●何らかの秩序をもった同類のものの集まり。「芸能人のー」[類語]社会。●[仏]〔あらゆる時・所を通じて〕衆生が住む所。[参考]「世」は過去・現在・未来、「界」は東西南北上下の意。[類語の使い分け]「社会・世界」―いさん【―遺産】ユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づいて登録された、人類共通の財産とすべき遺跡や自然環境など。文化遺産・自然遺産・複合遺産がある。[参考]日本では、法隆寺の地域の仏教建造物(文化遺産)や知床(自然遺産)などが登録されている。―かん【―観】●世界およびその中に住む人間(とはどういうものか)についての見方・考え方。●人物や芸術作品などによって表現される独特の主張や感覚。「原作の―を見事に表現したドラマ」―ぎんこう【―銀行】[略語集](IBRD)。―てき【―的】《形動》●世界全体に関係しているようす。●世界中に知られ有名であるようす。また、世界中で最もすぐれているようす。「―な名画」―ぼうえききかん【―貿易機関】[略語集](WTO②)。―ほけんきかん【―保健機関】[略語集](WHO)。―れんぼう【―連邦】全世界を単一の政府のもとに統一し、人類すべてをその国民とする理想的な国家。世界国家。世界政府。 **せ・がき**【施餓鬼】仏法会の一つ。餓鬼道に苦しむ亡者や、とむらう人のない亡者のために行う供養。 **せか・す**【『急かす】《他五》早くするようにうながす。いそがせる。急せかせる。「仕事を―・す」[文]《四》。 **せか・せか**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》あわただしく落ち着かないようす。「――(と)歩く」「いつも―している人」 **せか・せる**【『急かせる】《他下一》→急かす。[図]せかせ《下二》。 **せ‐かっこう**【背格好・背”恰好】背の高さと体のかっこう。せいかっこう。「―の似た人」 **せが・む**《他五》むりにたのむ。しつこくたのむ。「送金を―・む」「子供に―・まれて出かける」[類語]ねだる。[文]《四》。 >類義語の使い分け >「せがむ・ねだる」 >[せがむ・ねだる] お小遣いが欲しいと親にせがむ(ねだる) >[せがむ]せがまれて娘を遊園地に連れていく >[ねだる]あのおもちゃが欲しいと娘が母親にねだる **せがれ**【倅・悴】●むすこ。〔「むすこ」よりも古風な言い方〕●自分のむすこを謙遜{けんそん}して言う語。[類語]愚息。●[隠]陰茎。 **せがわ**【背皮・背革】洋とじの本の背にはる、なめし革。また、それで製本した本。 **セカンド**●第二のもの。二番目。「―ハウス(=別荘)」●野球で、二塁(セカンドベース)。また、二塁手。セコンド②。▽second ーオピニオン 医療で、主治医以外の医者に意見を求めること。また、その診断。▷second opinion ーハンド セコンドハンド。▷secondhand -ライフ 第二の人生。特に、退職後の生活。▽secondとlifeからの和製語。 **セカンド・ラン**映画で、封切り館に次いで上映すること。二番館上映。▽second run ***せき**【赤】《接頭》「赤い」の意。「―十字」 ***せき**【石】《助数》●時計の軸受けに使う宝石の数。●ラジオなどに使うトランジスター・ダイオードなどの数。 ***せき**【隻】《助数》●対いになっているものの片方を数える語。「びょうぶ一―」[参考]双{そう}。●船を数える語。「貨物船二―」[参考]艘{そう}。 ***せき**【勺】《名・助数》→しゃく(勺)。 ***せき**【尺】《名・助数》→しゃく(尺)。 **せき**【咳】のどや気管の粘膜が刺激を受けて、肺の中の空気が急激にはき出される現象。しわぶき。 ***せき**【堰】水流を止めたり調節したりするために、川の中や湖・池などの流出口につくる、しきり。 >――を切・る《句》おさえられていた動作や物事が急に激しく起こるようす。「―・ったように話し出す」 **せき**【席】《名》●人がすわる場所。座席。また、その人が(いつも)すわることになっている位置。座。「―をはずす」●地位。身分。「部長の―をゆずる」●多くの人が集まり、会をする場所。会場。「祝賀会の―で祝辞を述べる」●寄席{よせ}。講釈場。「昼―」■《接尾》成績や地位の順位。「入選第一―」 >―の暖まる暇もな・い《句》一か所にじっとしていられないほどいそがしい。「各地の講演会に呼ばれ―・い」 >―を蹴る《句》激しくおこって、席を立って出て行く。 ***せき**【積】かけ算によって得た値。[対]商。 **せき**【籍】●戸籍。「―を入れる」●学校やある団体の一員としての正式の身分。「演劇部にーを置く」 ***せき**【責】〔文〕任されて、やりとげなければならないつとめ。責務。[コロ]「委員長の―を果たす」 ***せき**【関】●関所。「箱根の―」●人の行動などをさえぎるもの。しきり。「人目の―(=恋路のじゃまをする人目)」 ***せき**【寂】《形動》〔文]ひっそりとしているようす。 **ぜき**【関】《接尾》力士のしこ名にそえる敬称。[連]「―として」が本名。 **せきあえず**【『塞き『敢えず】《連語》〔文]せきとめてささえることができない。また、我慢しようとしてもどうしても我慢できない。 **せき・あく**【積悪】〔文〕長い間に行ってきた多くの悪事。 <792> >――の余殃{よおう}《句》悪事を積み重ねてきた家には、その報いとして必ず子孫にまで災いがおよぶということ。[囲]積善の余慶{よけい}。 **せき・あ・げる**【「咳き上げる】《自下一》●「咳き込む」に同じ。●息を吸い込むようにして泣く。しゃくり上げる。 **せき・いり**【席入り】《名・自サ》茶道で、茶会の席にはいること。また、その作法。 **せき・い・る**【「咳き入る】《自五》「咳き込む」に同じ。 **せき・いん**【石印】石の面に彫刻してつくった印。 **せき・うん**【積雲】ドーム形に発達した厚い雲。主に夏の炎天に上昇気流によって生じる。綿雲。積み雲。 ***せき・えい**【隻影】〔文〕ただ一つだけの物の姿。 ***せき・えい**【石英】二酸化珪素{けいそ}から成り、ガラスのような光沢をもつ鉱物。無色透明なものを水晶と呼ぶ。陶磁器・ガラスの原料。クオーツ。 **せき・えん**【積怨】〔文〕長い間に積もり重なったうらみ。「―を晴らす」[類語]宿怨{しゅくえん}。 **せき・が**【席画】集会の席や客の前で即席に絵をかくこと。また、その絵。[類語]席書き。 **せきがい・せん**【赤外線】〔光の〕スペクトルの赤色の外側にある、目に見えない電磁波。透過力が大きく、蛍光作用・写真作用がある。また、熱作用も大きく、熱線ともいう。写真および医療などに利用する。 **せき・がき**【席書き】集会の席や客の前などで即席に書画をかくこと。また、その書画。[類語]席画。 **せき・がく**【碩学】学問を広く深く身につけること。また、その人。「当代のー」 **せき・がし**【席貸し】料金を取り、時間を区切って部屋を貸すこと。また、その商売。 **せき・かっしょく**【赤褐色】せっかっしょく(赤褐色)。 **せきがはら**【関ヶ原】勝敗や運命の定まる大事な場面。▷一六〇〇年、徳川方と豊臣方の天下分け目の合戦が行われた、岐阜県の地名から。 **せき・がん**【隻眼】〔文〕●片目。独眼。[対]双眼。●〈「一ー」の形で〉〔人とはちがった]すぐれた見識。ひとかどの見識。 **せきぐん**【赤軍】旧ソ連の正規軍の通称。正式には「労農赤軍」という。 **せき・ご**【隻語】〔文]ちょっとしたことば。[四字]「片言―」 ***せき・こ・む**【「咳き込む】《自五》続けて激しくせきをする。咳き入る。咳き上げる。 ***せき・こ・む**【『急き込む】《自五》急ぎあせる。ひどく急ぐ。心がせいて、いらだつ。「―・んで話す」 **せきさい**【積載】《名・他サ》船・車などに荷物を積みのせること。「トラックに資材を―する」[類語]搭載。 **せきざい**【石材】土木建築や彫刻の材料にする石。 **せき・さく**【脊索】動物の発生の途中で背部にできる、体を支える棒状の器官。魚類以上の脊椎動物では成長するにつれて脊椎に置き換わる。 **せきーさん**【積算】《名・他サ》●次々に加算していくこと。「―電力計」●費用の見積もりを計算すること。 **せき・し**【赤子】〔文〕●生まれたばかりの子。赤子{あかご}。●〔君主を親にたとえて〕人民。国民。「陛下の―」 **せき・じ**【席次】●〔会合などで〕座席の順序。席順。「披露宴の―」●成績の順位。[コロ]「―を争う」 ***せき・じ**【昔時】〔文]遠いむかし。往時。[類語]昔年。 **せき・しつ**【石室】●石でつくった部屋。●古墳で、周囲を石で積みかためた墓室。 ***せき・じつ**【昔日】〔文〕むかし。いにしえ。往時。「―の面影が残る」[類語]往年。昔年。 ***せき・じつ**【赤日】〔文〕●真っ赤に燃える太陽。●「赤口{しゃっこう}」に同じ。 ***せき・しゅ**【隻手】〔文〕片方の手。片手。[類語]隻腕。[対]双手。 ***せき・しゅ**【赤手】〔文〕手に何も持っていないこと。[四字]「―空拳{くうけん}」[類語]徒手{としゅ}。素手{すで}。空手{からて}。 **せき・じゅうじ**【赤十字】●白地に赤い十字をえがいた赤十字社の記章。●「赤十字社」の略。戦時には傷病者の救護、平時には災害・病気・貧困などに苦しむ人々を救う社会事業を行う国際的な民間組織。 **せき・しゅつ**【析出】《名・自他サ》〔理〕溶液から固体が分離して出てくること。また、化合物を分析して、ある物質を取り出すこと。 **せき・しゅん**【惜春】〔文〕春が過ぎ去るのをおしむこと。また、青春が過ぎ去るのをおしむこと。「―の情」 ***せき・じゅん**【席順】座席の順序。席次。 **せき・じゅん**【石、筍】鍾乳洞の床面に天井から滴下した炭酸石灰が積もって、筍{たけのこ}状にのびたもの。 **せき・しょ**【関所】●昔、交通の要所や国境に設けて、通行人を調べたり、通行料を徴収した所。関。●通りぬけるのがむずかしい所。 **せき・しょう**【夕照】〔文]ゆうばえ。ゆうやけ。 **せき・じょう**【席上】(座席の上の意)ある集会・会合の場。また、その席。「会議の―で質問をする」 **せき・しょく**【赤色】●赤い色。●共産主義。「―革命」―テロ 革命遂行のために共産主義者・無政府主義者などが行う反政府的暴力行為。[因]白色テロ。 **せき・しん**【赤心】〔文]うそいつわりのない心。まごころ。丹心{たんしん}。[類語]誠心。至誠。 **せきずい**【脊髄】脊椎{せきつい}の中を通って脳に続き、延髄とともに中枢神経系を構成する、ひも状の器官。 **せき・せい**【赤誠】〔文]うわべをかぎらず、いつわりのない心。まごころ。[類語]誠心。 **せきせい・いんこ**【脊黄青、鸚、哥】インコ科の鳥。体色は黄・青・緑色など、色あざやか。愛玩用に飼われる。 **せき・せつ**【積雪】降りつもった雪。「―量」 ***せき・ぜん**【積善】〔文〕長い間に行ってきた多くの善事。[対]積悪。 >――の余慶は《句》善行を積み重ねてきた家には、その子孫に幸福がおとずれること。[因]積悪の余殃{よおう}。 ***せき・ぜん**【寂然】《形動〃》〔文]ひっそりとしてさびしいようす。「―たる山路」[類語]寂寞{せきばく}。 **せき・ぞう**【石像】石をほってつくった像。 ***せき・ぞう**【石造】石を材料にして建築物・芸術品などをつくること。また、石材でつくったもの。石造り。 **せき・ぞく**【石、鏃】石器時代に、石を割ったりみがいたりして作った矢じり。石の矢じり。 ***せき・だい**【席代】「席料」に同じ。 ***せき・だい**【席題】歌会・句会で、その場で出す題。[類語]即題。[対]兼題。 **せき・た・てる**【『急き立てる】《他下一》ある物事を、早くするように急がせる。「連れを―・てる」 **せき・たん**【石炭】太古の植物が地中に堆積{たいせき}し、長い間に炭化してできた燃料用の鉱物。 <793> **せき・にん【責任】** ●任されて、しなければならない務め。任務として負うべき義務。[コロ]「――を果たす」類語責務。●償いとしてしなければならない務め。また、それを自分が引き受けねばならないという意識。[コロ]「―をとって辞職する」「―を転嫁する」―かん【―感】責任を重んじる気持ち。責任を果たそうとする気持ち。[コロ]「―の強い人」ーしゃ【一者】万一の場合の責任を負うべき立場にある人。―のうりょく【一能力】〔法〕●民法上、行為の責任を理解しうる能力。●刑法上、行為の是非を見きわめうる能力。 **せき・ねつ【赤熱】** 《名・自他サ》物体がまっ赤になるまで熱せられること。また、熱すること。赤熱{しゃくねつ}。 **せき・ねん【昔年】** 〔文〕むかし。「類語昔時。昔日。 **せき・ねん【積年】** 過去の長い年月。つもる年月。宿年。「―のうらみ」類語多年。 **せき・の・やま【関の山】** うまくいってもそれ以上はできないという限界。精一杯。「このままでは一回戦突破がーだ」 **せき・はい【惜敗】** 《名・自サ》〔競技・試合などで」わずかな差で負けること。おしいところで負けること。[参考]勝った立場からは「辛勝」という。 **せき・ばく【寂寞】** 《名・形動”》〔文〕●少しの物音もせず、しんとしてさびしいこと。「―として人影もなし」類語寂然。●気持ちが満たされず、ものさびしいこと。「―たる思い」類語①②寂寥{せきりょう}。=寂寞{じゃくまく}。 **せき・ばらい【咳払い】** 《名・自サ》自分の存在をそれとなく気づかせるように、わざとせきをすること。また、のどの調子を整えるために軽くせきをすること。 **せき・はん【赤飯】** もち米に小豆を入れて蒸した飯。祝いの時などに食べる。こわ飯。おこわ。 **せきばん【石版】** 平版印刷で用いる原版の一つ。板状の石灰石の表面に、せっけん・脂肪をふくむインク液でかいて作る印刷板。また、その印刷。せきはん。[参考]現在は金属板を用いる。―が【一画】石版を使って絵を紙に写したもの。リトグラフ。 **せき・ばん【石盤・石板】** 〔黒っぽい〕粘板岩をうすい板状にして、わくをつけたもの。石筆で文字や絵をかく。[参考]子供の筆記練習用に使った。 **せき・ひ【石碑】** ●後世に伝えたい事柄や人名などをほって建てる石。石造りの記念碑。いしぶみ。「―の除幕式」②墓石。 **せき・ひつ【石筆】** ●蠟石粉を加工して筆の形に作ったもの。石盤にものを書くのに使う。●黒や赤の粘土を固めて筆の形にしたもの。書画をかくのに使う。―洗うが如だし《句》持ち物をすべて洗い流したように、何もなく、ひどく貧しいようす。 **せき・ふ【石、斧】** 原始時代に作られた、おのの形をした石器。木工具・農具や武器に使った。 **せき・ぶつ【石仏】** 石で作った仏像。また、岩にほりつけた仏像。石仏{いしぼとけ}。 **せき・ひん【赤貧】** 〔文〕ひどい貧乏。類語極貧。 **せき・ぶん【積分】** 《名・他サ》〔数〕微分すれば、与えられたその関数になるような、関数を求めること。また、その計算法。因微分。 **せき・へい【積弊】** 〔文〕長い間に積もり重なった、悪い事柄・風習。積年の悪弊。類語宿弊。 **せき・べつ【惜別】** 別れをおしむこと。「―の情」 **せき・ぼく【石墨】** 最も純粋な天然の炭素。黒色または灰色で金属光沢がある。顔料・電極・鉛筆のしんのほか、原子炉の中性子減速材などに使う。黒鉛。 **せき・まつ【席末】** 〔文〕席順のいちばん終わり。末席。 **せき・む【責務】** 責任と義務。また、責任をもってやらねばならない務め。「――を果たす」類語責任。任務。 **せき・めん【石綿】** →いしわた(石綿)。 **せき・めん【赤面】** 《名・自サ》恥ずかしく思って顔を赤くすること。「―の至り」類語汗顔{かんがん}。 **せき・もり【関守】** 〔雅〕関所を守る役人。関の番人。 **せき・や【関屋】** 〔雅〕関所の番小屋。 **せき・ゆ【石油】** ●天然に産する液体の燃料。炭化水素類の混合物で、精製してガソリン・灯油・軽油・重油などを得る。[参考]精製した石油製品と区別する場合には「原油」という。●「灯油」の別称。「―ストーブ」 **セキュリティー** ●安全。安心。●保安。また、防犯。securityーポリス <エスピー②。▷security police **せき‐よう【夕陽】** 〔文〕夕日。入り日 **せっか【赤化】** 《名・自他サ》●赤くなること。また、赤くすること。●赤旗を旗印とすることから、共産主義化すること。[参考]資本主義の立場から言う。 **せっか【赤禍】** 共産主義によるわざわい。[参考]資本主義の立場から言う。 <794> **せじょう【施行】** 「せぎょう(施行)」の慣用読み。 **せきらら【赤裸裸】** 「せきらら(赤裸裸)」の慣用読み。 **せきらん・うん【積乱雲】** 積雲が高く上がり、山や塔の形に発達したもの。夏に多く、雷雨やひょうを降らす。入道雲。 **せき・り【赤痢】** 三類感染症の一つ。赤痢菌・赤痢アメーバなどによって起こる急性の大腸炎。発熱し、激しい腹痛・下痢をともない粘液性の血便を出す。 **せき・りょう【寂寥】** 《名・形動》〔文〕わびしく、ものさびしいこと。「ーたる景色」「―を感じる」類語寂寞。―かん【―感】ひっそりとして、ものさびしい感じ。また、心が満たされず、さびしい気持ち。「―がただよう」「心がーに占められる」 **せき・りょう【席料】** ●座席や会場を借りる料金。席代。●〔寄席の〕入場料。 **せき・りょう【脊梁】** 背骨。脊柱。脊梁骨。 **せき・りょく【斥力】** 〔理〕二つの物体が空間をへだてて、互いにしりぞけあう力。反発力。参考同種の電気・磁気を帯びた物体の間などに起こる。⇔引力。 **せき・りん【赤燐】** 〔理〕赤褐色・無臭の粉末になった燐。無毒。安全マッチ・花火などの原料にする。 **せ・きる【瀬切る】** 《他五》流れをせきとめる。 **せき・れい【鶺鴒】** セキレイ科の小鳥の総称。水辺にすむ。くちばしが細く、長い尾を上下によくふる。いしたたき。 **せき・ろう【石蠟】** 「パラフィン」に同じ。 **せき・わけ【関脇】** (「せきわき」の転。「大関のわき」の意)力士の階級の一つ。大関の下、小結の上。 **せき・わり【席割り】** ●座る席をわりふって決めること。●寄席で、客の入りで決められる出演料。 **せき・わん【隻腕】** 〔文〕片方の腕。かたうで。類語隻手。⇔双腕。 **せ・く【咳く】** 《自五》せきをする。しわぶく。《四》。 **せ・く【急く】** ■《自五》●早くそのことをしようと心がいらだつ。あせる。「気が―・く」類語いらだつ。《四》。●息などが激しくなる。急になる。《四》。■《他五》いそがしくうながす。急きたてる。「仕事を―・く」文《四》。――いては事を仕損じる《句》物事は、あせるとかえって失敗しやすいものだ。 **せ・く【塞く・堰く】** 《他五》●流れなどをさえぎる。せきとめる。「岩に―・かれる谷川」●人と人との間をへだてて遠ざける。特に男女の間をさえぎって、会わせないようにする。《四》。 **せ・ぐくま・る【背ぐくまる】** 《自五》(「背屈まる」の転)体を前へかがめて、背を丸くする。 **セクシー** 《形動》性的魅力のあるようす。また、性的なものを感じさせるようす。セクシュアル。▽sexy **セクシュアル** 《形動》性的なようす。性的魅力のあるようす。セクシャル。セクシー。▽sexual ーハラスメント セクハラ。▽sexual harassment **セクショナリズム** 組織内のある部門に属する人が、その立場だけにこもって、他からの干渉をしりぞける傾向。セクト主義。なわばり根性。▽sectionalism **セクション** ●区切られた部分。区画。●部門。科。「ノン―」〔新聞・雑誌の〕欄。▽section ーペーパー 方眼紙。▽section paper **セクト** 一つの社会・組織の中にできる、主張を同じくするものの集団。分派。▽sect(=宗派)―しゅぎ【―主義】セクショナリズム。 **セク・ハラ** 「セクシュアルハラスメント」の略。●立場の強い者が弱い者に、その地位を利用してする性的いやがらせ。●異性間または同性間で行われる性的いやがらせ。 **セグメンテーション** ●区分。分割。●商品の販売やサービスの対象を区分けし、それぞれの特性に応じた企業活動をしようというもの。市場細分化。〔電算〕プログラムを細分化すること。▽segmentation **セクレタリー** 秘書。また、書記。▽secretary **せぐろ・いわし【背黒鰯】** 「カタクチイワシ」の別称。 **せ・けん【世間】** ●人間が集まりすむ世界。また、世の中の人々。「ーがうるさい」類語世の中。●〔自分の〕交際の範囲。つきあい。「―がせまい」 > 類義語の使い分け「世の中・世間」 > **せ・こ【世故】** 世の中の種々な事情・風俗・習慣など。世間の俗事。――に長・ける《句》世の中のことをよく知っていて、世渡りがうまい。 **せ‐こ【勢子】** 狩りで、獲物を追いたて、にげるのを防ぐ役の人。かりこ。 **せこ・い** 《形》〔俗〕●芸がまずい。悪い。●やり方がきたない。みみっちい。「金払いが―・い」 **セコイア** スギ科の常緑高木。高さ一二〇m以上、直径六m以上に達する。各地で広く化石として発見されるが、北米西部に現存する。材は建築用。▽sequoia **せ・こう【施工】** 《名・他サ》工事を実際に行うこと。施工した。「―主」「一式」 **セコハン** 〔俗〕「セコンドハンド」の略。「―の時計」 **セコンド** ●秒。また、時計の秒針。●ボクシングで、選手の介添え人。セカンド。▽second ーハンド〔他人が〕一度使ったもの。中古品。セコハン。▷secondhand **せ・さい【世才】** 世渡りをする才能。俗才。類語世知。 **セ・し【セ氏】** せっし(摂氏)。 **せーじ【世事】** 俗世間で行われること。世の中のできごと。俗事。「ーにかまける」「―にうとい」 ―し【―師】世渡りがうまく悪がしこい人。―しらず【―知らず】《名・形動》世の中の実情やしきたりに暗い・こと(人)。―ずれ【―擦れ】《名・自サ》実社会で苦労して、悪がしこくなること。―てい【―体】世間の人々に対する体面・体裁。「―が悪い」―てき【―的】《形動》●世間で一般的であるようす。俗っぽいようす。世俗的。●表向きであるようす。公的。―なみ【―並み】《名・形動》世間一般の人々と同じ程度である。ふつう。「―の暮らし」類語人並み。―ばなし【―話】世の中のできごとなどについてのありふれた話。雑談。よもやま話。―が広・い《句》●交際範囲が広い。つきあいが広い。●世の中のことをよく知っている。物知りである。――を狭く・する《句》信用を失うようなことやきらわれるようなことをして、交際の範囲をせまくする。 **ゼーげん【女衒】** 江戸時代、女性を遊女屋にあっせんすることを職業とした人。 <795> せーじ【世辞】** 〈多く、「おー」の形で〉[本心からでなく相手をうれしがらせるためのことば。「おーがうまい」 **セシウム** [理]アルカリ金属元素の一つ。色は銀色。光電管に利用。元素記号Cs。[参考]セシウム137は核分裂によってできる有害な放射性同位体。[語源]cesium **せし・める** 《他下一》うまくはかって自分のものにする。「まんまと大金をー・める」[図]せし・む《下二》。 **せしゅ【施主】** ●寺や僧に金品をほどこす人。檀那{だんな}。●葬式・法事などを行うときの主人役。[類語]喪主。●建築主。施工主に。 **せ・しゅう【世襲】** 《名・他サ》[その家の職業・地位などを]子孫が代々受けつぐこと。「三代目をーする」 **せーじゅつ【施術】** →しじゅつ(施術)。 **せ・じょう【世上】** 世の中。世間。[類語]巷間{こうかん}。 **せ・じょう【世情】** ●移り変わる世の中の状態。世間の事情。世態。[コロ]「ーに暗い人」[類語]世相。●世間の人の人情。[コロ]「ーに通じた人」 **せ・じょう【施錠】** 《名・自サ》鍵をかけること。ロック。[対]開錠。 **せ・じん【世人】** [文]世の中の多くの人。 **せ・じん【世『塵】** [文]世の中のこまごましたわずらわしい事柄。[コロ]「ーをのがれる」[コロ]「ーにまみれる」 **せ・すじ【背筋】** ●背骨にそった筋肉。また、そのあたり。[コロ]「ーを伸ばす」●衣服の、背骨にあたる部分の縫い目。 > ーが寒くな・る 《句》おそろしくて、ぞっとする。「ー・るような話」 **ゼスチュア** →ジェスチャー。[語源]gesture **せ・ぜ【世世】** [文][前世・現世・来世などの]それぞれの世。また、多くの世。よよ。[四字]「生々ー」 **ぜ・せい【是正】** 《名・他サ》不都合な点などを、なおして正しくすること。「格差をーする」[類語]改正。 **せせく・る** 《他五》[俗]「せせる」に同じ。[文]《四》。 **せせこまし・い** 《形》●周囲にものがごたごたとあって、せまくて窮屈である。「ー・い都会」[類語]せまくるしい。●小さいことにこだわってゆとりがないようすだ。こせこせしている。「ー・い考え」[図]せせこま・し《シク》。 **セセッション** →ゼツェッション。[語源]secession **ぜ・ひひ【是是非非】** よいことには賛成し、悪いことには反対すること。公平無私なこと。「ー主義」[参考]荀子{じゅんし}の修身にあることば。 **せせらぎ【『細『流】** 小さな浅い川の流れ(の音)。 **せせら・わら・う【『嘲笑う】** 《他五》ばかにして笑う。あざけり笑う。あざ笑う。「人の失敗をー・う」[類語]冷笑。 **せせりばし【「拝り箸】** はしで料理をつついたり、ほじったりして食べること。[参考]無作法とされる。 **せせ・る【拝る】** 《他五》●細いものでつついて中身をほりだす。ほじる。「つまようじで歯をー・る」●もてあそぶ。いじる。[同]①②せせくる。[文]《四》。 **せ・そう【世相】** 世の中にあらわれた時代の傾向。世の成り行き。「ーを反映した事件」[類語]世情。世態。 **せ・ぞく【世俗】** ●世間の俗人。一般の人々。また、世間。●世の中のならわし。 **せぞくーか【世俗化】** 《名・他サ》高尚な物事の影響力が落ち、大衆に向けて解放されること。わかりやすく、また俗世間的なものに変わる。特に西洋史で、キリスト教の絶対的制度や価値観が、宗教改革などを経て崩れ、世間一般に広がることで、社会の近代化が進んだこと。 **せぞくーてき【世俗的】** 《形動》世の中一般に見られるようす。俗っぽいようす。 **せ・そん【世尊】** 「釈迦{しゃか}」の尊称。 **せたい【世帯】** 「所帯{しょたい}」に同じ。「ーを持つ」 **せたい【世態】** 世の中のありさま。世情。[類語]世相。 **せ・だい【世代】** ●親・子・孫などと続くときの、人の一代。「三ー(=親・子・孫)同居」●年齢が同じぐらいの人々の集まり。ある年齢層。ジェネレーション。「おじさんと僕じゃーがちがう」 **せだいーこうたい【世代交代】** ●同一の生物が有性生殖を行う世代と無性生殖を行う世代が交互に現れて増殖を行うこと。シダ・コケやクラゲなどに見られる。世代交番。●年をとった人がしりぞいて若い人が中心になって活躍すること。 **せーたけ【背丈】** ●せいの高さ。身長。「ーがのびる」●衣服のたけの長さ。特に洋裁で、うしろ首のつけねから胴まわりまでの長さ。「ーが合わない」[古]背丈{せたき}。 **セダン** 乗用車の車体の型式の一つ。一般的な箱型で、四ドアニ列の座席のあるもの。[語源]sedan **せ‐ち【世知・世智】** 世渡りをしてゆく才能・知恵。[類語]世才。 **せち・え【節会】** 奈良・平安時代に、朝廷で節日や公事のある日に行われた宴会。節。[参考]「節日」とは、季節の変わり目などの祝いを行う日。 **せち・がら・い【世知辛い・世智辛い】** 《形》●世の中に打算的な傾向が強く、暮らしにくい感じだ。●計算高く抜け目がない。「ー・い商いをするね」[図]せちがら・し《ク》。 **せつ【拙】** 《名・形動》[文]つたないこと。[対]巧。■《代名》[文]自分をさす謙譲語。 **せつ【節】** ■《名》●あることをする時。ころ。おり。「そのーはよろしく」●自分が正しいと信じている考え。また、それを守る態度。みさお。[コロ]「ーを曲げる」●物事のほどあい。適度。●[文法で、文章を構成する一部分。主語・述語があって一つのまとまりをなすもの。「条件ー」●詩や文章の一くぎり。■《接尾》長い文章・期間などをいくつかに分けたときの一まとまり。「第一章第二ー」「Jリーグの第一ー」 **せつ【説】** ●ある問題に対する筋道の通った意見。主張。[コロ]「ーを立てる」[尊敬]高説。[謙譲]愚説。●学説。 **せつ【切】** 《形動》思ったり感じたりする気持ちがとても強いようす。[参考]切なる・切に。 **せつ・あく【拙悪】** 《名・形動》[文]技巧がおとっていて質が悪いこと。「ーな文章」[類語]拙劣。 **ぜつ・いき【絶域】** [文]遠くはなれた土地・外国。 **せつ・えい【設営】** 《名・他サ》ある物事のために施設・建物などをもうけること。「基地をーする」「会場のー」 **ゼツェッション** 一九世紀末にドイツ・オーストリアに興った新芸術運動。従来の閉鎖的な機構や過去の芸術様式からはなれて、自主的・機能的な芸術の創造をめざした。分離派。ゼツェシオン。セセッション。[語源]Sezession **せつ・えん【節煙・節烟】** 《名・自サ》たばこを吸う量を適度に減らすこと。[類語]禁煙。 **ぜつえん【絶縁】** 《名・自サ》●関係をたつこと。縁を切ること。「ー状」[類語]絶交。●[理]導体の間に不導体を入れて、電気や熱の伝導をたつこと。 **ぜつえんーたい【絶縁体】** 熱または電気を伝えない物体。不導体。 <796> **ぜつえん【絶遠】** ひどく遠くはなれていること。 **せっか【赤化】** 《名・自他サ》●赤くなること。また、赤くすること。●赤旗を旗印とすることから、共産主義化すること。[参考]資本主義の立場から言う。 **せっか【赤禍】** 共産主義によるわざわい。[参考]資本主義の立場から言う。 **ぜっか【絶佳】** 《名・形動》[文]景色がとてもすばらしいこと。[四字]「眺望ー」[類語]明媚。絶勝。 **ぜっか【絶家】** 《名・自サ》→ぜっけ。 **ぜつーか【舌禍】** ●他人からの悪口・中傷などによって受けるわざわい。●自分の発言の内容が法にふれたり世間の非難を浴びたりして身に受けるわざわい。 **せっかい【切開】** 《名・他サ》患部の治療などのために体の一部を切って開くこと。「ー手術」 **せっかい【石灰】** 「生石灰」と「消石灰」の総称。 **せっかいーがん【石灰岩】** 炭酸カルシウムを主成分とする、白色または灰色の水成岩。耐火材・セメント・カーバイド・肥料などの原料になる。石灰石。 **せっかい【石階】** [文]石でつくった階段。 **せつ・がい【殺害】** 《名・他サ》→さつがい。 **せつ‐がい【雪害】** 降雪やなだれなどによる被害。 **ぜっ・かい【絶海】** 陸地から遠くはなれている海。陸地から遠い海域。[連]「ーの孤島」 **せっかく【『刺客】** →しかく(刺客)。 **せっかく【折角】** ■《名》●その事のためにわざわざ力をつくすこと。「ーの努力」●「ーの」の形で、体言について〉たまにしかない・・・。[それをむだにするのがおしい気持ちを表す]「ーの休日なのに雨とは残念だ」●〈「ーだが」「ーですが」などの形で〉相手の苦労や心情は十分わかるのだが。「ーですが、その品物は売り切れです」■《副》●力をつくして。骨を折って。わざわざ。[多く「ー・・・のに」「ー・・・だから」などの形で、その行為をむだにするのが気の毒だという気持ちを表す]「ーだからご招待に応じましょう」●つとめて。せいぜい。「ーご自愛願います」[古風な言い方][表記]■は多く、かな書き。 **せっかく【石槨】** 棺を入れる石造りの箱。また、死体を納めた石造りの部屋。 **せっかち** 《名・形動》短気で物事の先を急ぐこと。 **せっ‐かっしょく【赤褐色】** 赤みを帯びた褐色。赤褐色。 **せっかん【切諫】** 《名・他サ》強くいさめること。 **せっかん【摂関】** 摂政と関白。「ー政治」 **せっ‐かん【折檻】** 《名・他サ》厳しくしかること。特に、こらしめのために肉体に苦痛を与えること。 **せっ‐かん【石棺】** 石でつくった棺。石のひつぎ。 **せっき【節気】** 「二十四節気」に同じ。 **せっき【節季】** (「季節の終わり」の意から)●商店が貸借や収支の総勘定を行う時期。特に、決算期としての盆・暮れ。「ー払い」●年末。歳末。 **ぜっ・かい【絶海】** 陸地から遠くはなれている海。陸地から遠い海域。[連]「ーの孤島」 **せっきゃく【隻脚】** [文]片方の足。片足。一本足。[対]双脚。 **せっきゃく【接客】** 《名・自サ》仕事などで客をもてなすこと。客の接待。「丁寧にーする」 **せっきゃくーぎょう【接客業】** 客の相手をし、もてなす職業。飲食店・旅館など。 **せっきょう【説教】** 《名・自他サ》●宗教上の教えを広く人々に説くこと。●[目下の者に]改まって意見や忠告をすること。説法。「ーは聞きあきた」[類語]説諭。 **せっきょう【説経】** 《名・自他サ》僧が経文の内容や意味をわかりやすく説明してきかせること。[類語]説法。 **せっきょく【積極】** 物事に対して進んで働きかけること。[ふつう、単独では使わない]「ー性がある」[対]消極。 **せっきょくーせい【積極性】** 物事に対し進んで働きかける性質。「ーがかけている人」[対]消極性。 **せっきょくーてき【積極的】** 《形動》自分から進んで働きかけるようす。「ーに発言する」[類語]能動的。[対]消極的。 **せっ・がん【切願】** 《名・他サ》心から願うこと。熱心な願い。「市長選への立候補をーする」[類語]懇願。 **せつ・がん【接岸】** 《名・自サ》船が岸に横づけになること。また、岸に近づくこと。[類語]着岸。 **ぜつがん【舌癌】** 舌にできる、がん。 **せつがん・レンズ【接眼レンズ】** 顕微鏡・望遠鏡などで、物を見るとき目に近い方にあるレンズ。像を拡大し収差を少なくする。接眼鏡。[対]対物レンズ。 **せっき【石器】** 石でつくった道具。石鏃{せきぞく}・石斧{せきふ}など。[参考]打製のものと磨製のものとがある。 **せっきーじだい【石器時代】** 人類が石器を使っていた時代。旧石器時代・中石器時代・新石器時代に分かれる。 **せっきん【接近】** 《名・自サ》●はなれていたものが、近よること。近づくこと。「台風がーする」●差が縮まること。「実力がーする」 **せつ・く【『責付く】** 《他五》→せっつく。 **せっ‐く【節句・節供】** 五節句。また、それに当たる日。[参考]現在は、特に三月三日の桃の節句と五月五日の端午の節句をさす。 **せっくーばたらき【節句働き】** ふだんなまけている人が、節句の休みにかえっていそがしそうに働くこと。「なまけ者のー」 **ぜっ‐く【絶句】** ●漢詩の形式の一つ。起・承・転・結の四句からなる。各句の字数により五言絶句と七言絶句がある。絶。●《名・自サ》話している途中でことばがつまり、続かなくなること。また、役者などがせりふを忘れてつかえること。「訃報にーする」「やじられてーする」 **せつ・ぐう【接遇】** 《名・他サ》[文]もてなすこと。もてなし。接待。 **セックス** ●身体的な特質による男女の別。性。●性欲。「ーに目覚める年ごろ」●《名・自サ》[俗]性交。[語源]sex **セックス ーアピール** 異性をひきつける力。性的魅力。[語源]sex appeal **セックス ーチェック** [競技大会で]性染色体検査などで性別を確認する・こと(検査)。 **せっ‐くつ【石窟】** 岩にあいたほら穴。また、岩をくりぬいてつくったほら穴。いわや。 **せっけ【摂家】** 摂政・関白になる資格のある家柄。摂関家。[参考]五摂家。 **ぜっけ【絶家】** 《名・自サ》相続する者がなく、その家がたえること。また、そのたえた家系。絶家。 **せっけい【設計】** 《名・他サ》●機械の製作や土木・建築などで、完成したときの外形・構造などを考え、それを図などによって具体化すること。「ー図」●ある目的を実現するための計画をたてること。「人生ー」 **せっけい【雪景】** [文]ゆきげしき。 **せっけい【雪渓】** 夏でも雪がとけずに残っている、高 <797> 一年中雪のある高山。●「ヒマラヤ山脈」の別称。 **ぜっけい【絶景】**この上なくすばらしい景色。[類語]絶勝。 **せっけい・もじ【楔形文字】**紀元一世紀ごろまで、西南アジアで使われた楔状の文字。楔形文字{けっけいもじ}。 **せつ・げっ‐か【雪月花】**(冬の雪と秋の月と春の花の意)四季折々の自然の美。風雅な日本の美。 **せっ‐けっきゅう【赤血球】**血球の一つ。血液の主成分。ヘモグロビンをふくみ、体の各部に酸素を供給し炭酸ガスを取り除く働きをする。[対]白血球。―ちんこうそくど【―沈降速度】血液を細いガラス管に吸いあげたとき、赤血球が一定時間内に沈降してゆく速さ(で病状をはかる検査法)。赤沈。血沈。 **せっけん【席巻・席捲】**《名・他サ》《席(=むしろ)を巻く意から)ものすごい勢いでかたっぱしから領土を攻め取ること。また、転じて、ものすごい勢いで自分の勢力範囲に収めること。「アジアを―する」 **せっけん【接見】**《名・自サ》●〔身分の高い人が公の立場で〕人に直接面会すること。「大統領が外国大使にーする」●[法]弁護士と被疑者・被告人とが会うこと。 **せっけん【石鹸】**動植物の脂肪に水酸化ナトリウムなどを加えて作った、用途の広い洗剤。シャボン。 **せっけん【節倹】**《名・他サ》むだな出費をつつしんで質素に暮らすこと。「一家」 **せつ・げん【切言】**《名・他サ》●心をこめて熱心に相手を説く・こと(ことば)。[類語]忠言。忠告。●思い切って言う・こと(ことば)。また、痛切なことば。「時局批判のーをはく」 **せつ・げん【節減】**《名・他サ》金銭や物の使用量を切りつめてへらすこと。節約。「経費を―する」 **せつげん【雪原】**●一面に雪が降り積もった野原。●[地]極地や高地で、一年中雪におおわれている広い平地。 **ゼッケン**競技者が背や胸につける番号を書いた布。また、その番号。ナンバーカード。▽Deckeからか。 **ぜつ・ご【絶後】**●それ以後に同じ例が起こると考えられないこと。四字「空前―」●〔文〕息がたえたあと。 **せっこう【拙攻】**まずい攻め方。[対]拙守。 **せっこう【拙稿】**〔文〕●へたな原稿。●自分の書いた原稿を謙遜{けんそん}して言う語。[参考]他人の原稿をうやまって言うときは「玉稿」。[類語]②拙文。 **せっこう【斥候】**敵軍の動静や敵地の地形などをさぐりに行く・こと(兵士・小部隊)。 **せっこう【石工】**石に細工をする職人。石工{いしく}。 **せっこう【石膏】**成層岩や粘土層の中に産する白色の含水硫酸カルシウムの結晶。セメントの混材などのほか、焼いて焼石膏として工芸用に使う。 **せつ‐ごう【接合】**《名・自他サ》●つなぎあわさること。また、つなぎあわせること。「金属板を―する」●原生動物や下等な藻類など雌雄の別がない生物に見られる有性生殖の一種。二個体の一部が接着し、互いに核の一部を交換してから分離することなど。 **ぜっこう【絶好】**ある事を行うのにこの上なく好都合であること。「―の機会」[類語]最良。 **ぜっこうちょう【絶好調】**《名・形動》きわめて調子がよいこと。[対]絶不調。 **ぜっこう【絶交】**《名・自サ》仲が悪くなって、付き合いをやめること。「友と―する」[類語]絶縁。断交。 **せっ・こつ【接骨】**《名・自他サ》折れたりくじいたりした骨をなおすこと。ほねつぎ。整骨。「一院」 **ぜっ‐こん【舌根】**●舌のつけね。舌のね。●[仏]六根の一つ。味を感じる力。舌。 **せっさ【切磋・切瑳】**《名・自サ》《骨・象牙などを切ったりみがいたりする意から)努力して学問や行いを高めること。四字「一琢磨」 **せっ・さく【切削】**《名・他サ》金属などをきりけずること。「一工具」 **せっさく【拙作】**〔文〕●へたな作品。●自分の作品を謙遜して言う語。[類語]①②愚作。 **せっさく【拙策】**〔文〕●まずいはかりごと・策略。●自分のたてた策を謙遜{けんそん}して言う語。[類語]①②愚策。 **せっさたくま【切磋琢磨】**《名・自サ》学問や行いを練りみがくこと。また、志を同じくする仲間などが、互いにはげましあって努力すること。[語源]「切」は骨の、「磋」は象牙の、「琢」は玉の、「磨」は石の加工法で、「詩経」のことばから。 **せつ・ざん【雪山】**〔文]●雪が積もった山。ゆきやま。●一年中雪のある高山。 **ぜっさん【絶賛・絶讃】**《名・他サ》この上なくほめること。最大級の賛美。「――を博する」[類語]激賞。 **せっし【切歯】**《名・自サ》〔文〕●歯をきしりあわせること。歯ぎしり。歯がみ。●ひどくくやしがること。 **せっし【摂氏】**水の氷点を零度、沸点を一〇〇度とする温度目盛り。また、それではかった温度。セ氏。記号℃。[参考]華氏。 **せっし【窃視】**《名・自サ》〔かくされているものを〕ひそかにのぞき見ること。「―罪」 **せつ‐じ【接辞】**接頭語と接尾語の総称。 **せつ‐じ【説示】**《名・他サ》〔文〕説明してしめすこと。 **せつじつ【切実】**《形動》●影響を受けたり深くかかわったりして、ないがしろにできないようす。「――な問題」●身にしみて深く感じるようす。せつ。「―な願い」 **せっしゃ【接写】**《名・他サ》カメラを被写体に接近させて撮影すること。「―レンズ」 **せっしゃ【摂社】**本社に付属し、本社と末社の中間の格式の神社。本社の祭神に関係の深い神を祭る。 **せっしゃ【拙者】**《代名》〔文〕昔、武士などが自分を謙遜{けんそん}して言った語。わたくし。[参考]同輩以下の人に対して使う。[類語]身共{みども}。 **せっしーやくわん【切歯扼腕】**《名・自サ》《歯ぎしりし、自分の腕をにぎりしめる意から)ひどくくやしがったり、おこったりすること。 **せっしゅ【拙守】**へたな守り方。[対]好守。拙攻。 **せっしゅ【接種】**《名・他サ》〔病気の予防・治療・診断などのために〕人間や動物の体の中に、毒素や病原菌を移しうえること。「予防」 **せっしゅ【摂取】**《名・他サ》外から取り入れて自分のものにすること。「栄養を―する」[類語]吸収。 **せっしゅ【窃取】**《名・他サ》こっそりぬすみとること。ぬすんで自分の物にすること。「盗品を―する」「個人情報を―する」 **せっしゅ【節酒】**《名・自他サ》飲む酒の量を適度に減らすこと。 **せつ‐じゅ【接受】**《名・他サ》〔文]うけとること。また、うけ入れること。「公文書を―する」 **せっしゅう【接収】**《名・他サ》権力をもって強制的に取り上げること。「軍に家屋を―される」[類語]収用。 <798> に取り上げること。「軍に家屋をーされる」[類語]収用。 **せっしょ【切所】** 山道などの難所。 **せつじょ【切除】** 《名・他サ》病気に冒された悪い部分を切って取りのぞくこと。「病巣をーする」 **せっしょう【摂政】** ●天皇が女性・幼少であるとき、または病気のときなどに天皇に代わって政治をとる役(の人)。●[法]天皇が成年(満一八歳)に達しないとき、または心身の重患や重大事故のあるとき、天皇に代わって国事を行う憲法上の機関。 **せっしょう【折衝】** 《名・自サ》《「敵の衝{つき}をくじく」意から》外交その他の交渉などで、利害の異なる相手と話し合って問題の解決をはかること。また、そのかけひき。「政治ー」「事務ー」[類語]交渉。 **せっしょう【殺生】** ●《名・自サ》生き物を殺すこと。「無益なー」[参考]仏教では十悪の一つ。●《名・形動》むごいこと。ひどいこと。「ーな話だ」 **せつ‐じょう【雪上】** 雪の上。 **せつじょうーしゃ【雪上車】** 雪や氷の上を自由に走行できるように、幅の広いキャタピラーを装備した特殊車両。 **ぜっしょう【絶勝】** 景色がこの上なくすぐれていること。また、その土地。「ーの地」[類語]絶景。絶佳。 **ぜっ・しょう【絶唱】** ●この上なくすぐれた詩や歌。●《名・他サ》感情をこめて一生懸命に歌うこと。 **せっしょく【接触】** 《名・自サ》●近づいてふれあうこと。「ー事故」●他の人とつきあうこと。また、他と交渉を持つこと。「外国とーする」 **せっしょく【摂食】** 《名・自他サ》食べ物をとること。食べること。 **せっしょくーしょうがい【摂食障害】** 拒食症や過食症など、食事の摂取にかかわる障害。思春期の女性に多い。 **せっしょく【節食】** 《名・自他サ》食事の量を適度に減らすこと。[類語]減食。 **ぜっ・せい【絶世】** 世の中に比べるものがないほどすぐれていること。[ふつう、女性の容貌などを形容するのに使う][連]「ーの美女」[類語]希代。不世出。 **せつ・せつ【切切】** 《形動》●愛情・まごころがこもっているようす。「ーと訴える」●ある感情が深く身にしみるようす。「くやしさがーと身にしみる」 **せっせと** 《副》一心に物事をするようす。「ー働く」 **せっせん【拙戦】** へたな戦いをすること。また、その戦い・試合。 **せっせん【接戦】** 《名・自サ》勝ち負けを激しくせりあうこと。また、その戦い・試合。[コロ]「ーを演じる」 **せっせん【舌尖】** [文]●舌の先。●ものの言い方。 **ぜっせん【舌戦】** ことばに出して激しく議論すること。言い争うこと。「ーを交わす」[類語]論戦。 **せっせん【接線・切線】** [数]曲線または曲面上の一点を共有し、その点の付近ではそれと交わらない直 て使用量を減らすこと。「ーを呼びかける」 **せっせん【雪線】** [地]高山や極地で、一年中雪がとけない所と、そうでない所との境界線。 **せつ・ぜん【截然】** 《形動》[文]《「切り立つ」意から》物事の区別がはっきりしているようす。[コロ]「ーと区別する」[参考]「さいぜん」は慣用読み。 **せっ・する【接する】** ■《自サ変》●交際する。つきあう。また、応対する。「人にー・する態度」●あう。でくわす。「朗報にー・する」●[間をおかずに]となり合う。また、続く。「国境にー・する町」「道路にー・する地域」●[数]ある曲線・直線、または曲面・平面が、他の曲線・曲面と交差することなしに一点だけを共有する。■《他サ変》●二つのものを続ける。つなぐ。「電線をー・する」●近くに寄せる。近づける。また、くっつける。「ひざをー・する」[文]《四》。 **せっ・する【摂する】** 《他サ変》[文]●代わって行う。代行する。「政治をー・する」●兼ねる。兼務する。●取り入れる。摂取する。「栄養をー・する」 **せっ・する【節する】** 《他サ変》減らす。制限する。また、ひかえめにする。「食をー・する」 **ぜっ・する【絶する】** ■《自サ変》[文]絶つ。絶やす。とだえさせる。「音信がー・する」■《他サ変》〈「・・・をー・する」「・・・にー・する」の形で〉そのものの範囲、または、そうできる限度を(はるかに)こえている。また、かけはなれている。「言語にー・する」「善悪をー・した超人」 **せっせい【摂生】** 《名・自サ》健康を保つため、体に悪いことをつつしむこと。「ーに努める」[類語]養生。 **せっ・せい【節制】** 《名・他サ》欲望を適度におさえること。ひかえめにすること。「飲酒をーする」 **せつ・ぜい【節税】** 《名・自他サ》合法的・合理的に税負担を軽くすること。「ーに努める」 **せっ‐そう【節奏】** 音の長短・強弱が一定の決まりに従ってくり返される構造。リズム。 **せっ‐そう【節操】** 自分の正しいと信じる立場や主義をかたく守ること。みさお。[コロ]「ーを守る」 **せっ‐そう【拙僧】** 《代名》僧が自分を謙遜して言う語。[類語]愚僧。 **せっそく【拙速】** 《名・形動》でき上がりはまずいが仕事が速いこと。「ーはさけたい」[対]巧遅。 **せつ‐ぞく【接続】** 《名・自サ》《他サ》つながること。また、つなぐこと。「コードを電源にーする」●二つの交通機関が、ある地点で互いに連絡すること。「列車とバスのーが悪い」 **ぜっそく【絶息】** 《名・自サ》息がたえること。死ぬこと。絶命。 **せつぞく‐ご【接続語】** 文の成分の一つ。前の文や事柄の内容を、後の文や事柄につないで、条件や理由などを示す働きをする。ふつう、接続助詞がついていたり、接続詞やそれと同じ働きをすることばによって成り立つ。 **せつぞく・し【接続詞】** 品詞の一つ。自立語で活用がなく、前の文や語の意味を受けて後の文や語に結びつけ、どのような関係にあるかを示す語。「および」「また」「しかし」の類。 **せつぞく・じょし【接続助詞】** 助詞の一つ。用言・助動詞について、それより前の句の意味を後の句に結びつけ、どのような関係にあるかを示す語。「て」「ので」「のに」の類。 **せっそく・どうぶつ【節足動物】** 動物を分類した一部門。体と足とにたくさんの環節をもつ動物。昆虫類・クモ類・甲殻類・多足類など。 **せっ‐そん【折損】** 《名・自サ》おれて破損すること。「車軸がーする」 **ぜつ・じん【舌人】** [文]通訳。通弁。通事。 **せっ‐すい【節水】** 《名・自他サ》水のむだ遣いをやめ <799> **せった【雪駄・雪踏】**ぞうりの裏に革を張り、かかとの部分にうすい金物を打ちつけた履き物。「――履き」 **セッター**イヌの品種の一つ。イギリス原産。毛が長く、耳がたれている。猟犬として使われる。●バレーボールで、ボールを打ち込みやすいようにトスをあげる役の人。setter **せっ‐たい【接待】**《名・他サ》客をもてなすこと。また、酒・食事などをふるまうこと。「一係」「得意先を―する」 **せつだい【設題】**《名・自サ》〔解答させるための〕問題・題目を作ること。また、その問題・題目。 **ぜったい【絶対】**■《名》●他の何物とも比較されず、同等に並ぶ物がない・こと(もの)。「神は―の存在」●どんな制約や条件も受けつけない・こと(もの)。「一の信頼を得る」[対]①②相対。《副》《「―に」の形も》●なにがなんでも。必ず。「―やりとげる」●けっして。とうてい。〔あとに打ち消しの語を伴う〕「―あり得ない」>評論文キーワード『―おんかん【一音感】楽音の高さを他の音との比較によらないで識別できる能力。[対]相対音感。―おんど【―温度】摂氏零下二七三・一五度を○度(=絶対○度)とした温度。記号K。―しゅぎ【―主義】●〔哲〕真理や価値の絶対性、すなわち永遠・普遍の妥当性を主張する立場。[対]相対主義。●〔政〕君主が無制限の権力をもち、国家は君主に体現されているとする国家形態。―たすう【一多数】議決などで、どんな条件のもとでも多数をしめること。―ち【――値】〔数〕ある実数に対して、その正負の符号をとった値。―てき【一的】《形動》他のものと比較したり同等のものとして並立したりできないようす。また、どんな制約や条件も受けつけないようす。「―な権力」「―な信頼を得る」[対]相対的。ーりょう【一量】●どうしても必要な量。●最初からある、それ自体の量。「人員の―は多いが、使える人は少ない」 **ぜったいぜつめい【絶体絶命】**《名・形動》きりぬける方法が見当たらないほど困難な立場。また、追い詰められてどうすることもできないこと。「―のピンチにおちいる」[注意]「絶対絶命」は誤り。 >評論文キーワード 絶対「相対」がほかのものと比べたものであるのに対し、「絶対」はほかと関わりがなく、それ自体で価値などを持つものをいう。成績評価を例に挙げると、「絶対評価」はテストの平均点やほかの生徒のがんばり具合などといった比較対象とは無関係に、その生徒個人のがんばりや達成度によって評価が行われる。これに対して「相対評価」は、テストの平均点やほかの生徒のがんばり具合という判断の基準をもとに比較を行い、それらを上回ればよい成績、下回れば悪い成績という評価をすることになる。[参考]評論文キーワードの「相対」 **せったく【拙宅】**自分の家を謙遜{けんそん}していう語。「―までおこし下さい」[類語]小宅。陋宅。 **せつだん【切断・截断】**《名・他サ》たち切ること。切りはなすこと。「電話線を―する」 **ぜっ‐たん【舌端】**〔文〕●舌の先。●話しぶり。論じ方。▷――火を吐・く《句》激しい勢いで論じたてる。 **ぜったい【舌苔】**舌の表面につく、灰白色または褐色のコケ状の付着物。熱病や胃腸病のときに見られる。 **ぜつ・だい【舌代】**●口で言うかわりに書きつけたという、簡単な挨拶(文)。しただい。●飲食店が挨拶状や値段表のはじめに書く語。口上書き。 **ぜつ・だい【絶大】**《形動》〔物事が〕この上なく大きいようす。「―な権力」[類語]甚大。 **せっ‐ち【接地】**《名・他サ》「アース」に同じ。 **せっ‐ち【設置】**《名・他サ≫●機械・設備などを備えつけること。「消火器を―する」[類語]設備。●ある機関をつくり設けること。「委員会を―する」 **せっ‐ちゃく【接着】**《名・自他サ》二つの物がぴったりとくっつくこと。また、くっつけること。「一剤」 **せっちゅう【折衷・折中】**《名・他サ》二つ以上の異なる物事からそれぞれのよい所だけをとって、新しい物事をつくること。「一案」四字「和洋一」 **せっちゅう【雪中】**〔文〕雪が降っている中。また、深く積もった雪の中。「―の登山」「一行軍」 **せつ・ちょ【拙著】**〔文](「つたない著作」の意で)自分が書いた書物を謙遜{けんそん}して言う語。 **ぜっ‐ちょう【絶頂】**●山のいちばん高い所。頂上。●物事の調子が最も高まった時。頂点。「得意のーにある」[類語]極点。 **せついん【雪隠】**《「せっちん」の転)便所。かわや。せっちん。〔古風な言い方〕[参考]もと禅宗の用語。―だいく【一大工】〔俗〕(便所の工事ぐらいしかできない大工の意で)へたな大工。〔あざけって言う語〕一づめ【―詰め】●将棋で、王将を盤のすみに追い込んでつめること。●逃げ道のない所に追い込むこと。 **せっつ【摂津】**旧国名の一つ。今の大阪府の西北部と兵庫県の南東部。津の国。摂州。 **せっつ・く【責っ付く】**《他五》〔俗〕激しくせきたてる。強く催促する。せつく。「金を返せと―・く」 **せってい【設定】**《名・他サ》●ある規則・物事などを設け定めること。「課題を―する」「場面―」●〔法〕ある権利を新しく発生させること。「抵当権を―する」 **セッティング**《名・他サ》●物を配置すること。●会合を開く準備をすること。「懇親会を―する」●舞台やスタジオで、大道具を組み立てること。▷setting **せってん【接点】**●〔数〕曲線とそれに接する線との共有点。また、曲面とそれに接する平面が共有する点。[表記]「切点」とも書く。●異なる物事が接する点。また、一致するところ。「議論のーを求める」 **せつ・でん【節電】**《名・自他サ》電力の使用を節約すること。「このエアコンは―効果が高い」 **セット**●組みになっているものの一そろい。また、組み合わせて一そろいになったもの。「応接―」〔数えるときにも使う〕●演劇・映画・テレビなどで、装置。舞台装置。●《名・他サ》髪の形を整えること。●《名・他サ》道具・機器などを組み立てること。また、整え用意すること。「テーブルをーする」「目ざまし時計を―する」●テニスやバレーボールで、一試合中の一勝負。〔数えるときにも使う〕「三―続けて勝つ」▽set ーオール テニス・卓球などで、双方の勝ち取ったセット数が同じであること。▽setとallからの和製語。ーポイント テニス・卓球・バレーボールなどで、そのセットの勝敗を決める最後の一点。[参考]マッチポイント。▽set point ―ポジション 野球で、投手の投球姿勢の一つ。軸足を投手板の上におき、ボールを両手で体の前に保持する。▽set position **せつ・ど【節度】**時と場合に応じたゆきすぎのない、ちょうどよい程度。[コロ]「―を保つ」 <800> **せっぱ【切羽】**日本刀のつばの両面の、柄{つか}とさやに接するところにはさむうすい金具。 **せっぱ【説破】**《名・他サ》ときふせて相手の説に勝つこと。「論敵を―する」[類語]論破。 **せつ・ぱく【切迫】**《名・自サ》●ある時刻・期限などが近づくこと。おしせまること。「開始時間が―する」●重大な事態などが近づき、緊張した状態になること。また、追いつめられた状態になること。「―した空気」[類語]緊迫。●小刻みに速くなること。「呼吸が―する」>類義語の使い分け ―りゅうざん【一流産】流産がはじまろうとする状態。適切な処置をほどこさないと流産となる。>類義語の使い分け 「切迫・緊迫」[切迫・緊迫]交渉が決裂して事態が切迫(緊迫)する[切迫]期限が切迫してあせる/時間が切迫する[緊迫]情勢が緊迫の度を増す/緊迫感がみなぎる **せっぱく【雪白】**《名・形動》〔文〕雪のように白いこと。まっ白。純白。「―の肌」 **せっぱ・つま・る【切羽詰まる】**《自五》どうにもしかたのない状態になる。追いつめられる。「―・って打ち明ける」 **せっぱん【折半】**《名・他サ》金や物を半分ずつ分けること。二等分すること。「費用をーする」 **ぜっぱん【絶版】**一度出版した本の印刷・発行をやめること。「あの本は―になった」 **せつ・び【設備】**《名・他サ》あることを行うために必要な物を備えつけること。また、その備えつけた物。「一の整った工場」「投資」[類語]設置。 **せっぴ【雪庇】**雪が山稜の風下側にひさしのように張り出して積もったもの。雪庇{ゆきび}。 **ぜつ・び【絶美】**《名・形動》〔文〕この上なく美しいこと。「風光―」 **せつび‐ご【接尾語】**独立しては使われず、他の語のあとについて、その語を強めたり、意味をそえたり、他の品詞に変えたりする語。「楽しげ」の「げ」、「子供ら」の「ら」など。接尾辞。[対]接頭語。 **せっ‐ぴつ【拙筆】**〔文〕●へたな字。悪筆。[対]能筆。●自分の書いた字を謙遜{けんそん}して言う語。 **ぜっ‐びつ【絶筆】**●原稿などを書くのをやめること。●死んだ人の、生前最後の文章・文字・絵画など。 **ぜっぴん【絶品】**比べるものがないほどすぐれた品物・作品。「古今のーが展示される」〔美味な料理などにもいう〕「このスープは――だ」[類語]逸品。 **せっぷ【節婦】**〔文〕操{みさお}をかたく守る女性。貞節な女性。貞女。貞婦。[対]淫婦。 **せっぷく【切腹】**《名・自サ》自分で腹を切って死ぬこと。はらきり。割腹。[参考]江戸時代には、武士に科した死罪の一種。 **せっぷく【説伏・説服】**《名・他サ》〔文〕相手に従うよう、説きふせること。説きふせて従わせること。「反対派を―する」[類語]說得。 **せつぶん【拙文】**〔文〕●へたな文章。[類語]悪文。●自分の文章を謙遜{けんそん}して言う語。 **せつぶん【節分】**立春の前日。太陽暦で二月三日ごろ。いり豆をまき、災い・病気などをはらう行事を行う。[参考]もとは立春・立夏・立秋・立冬の前日をいい、四季の分かれ目をさした。 **せっぷん【接吻】**《名・自サ》相手の唇・顔・手などに自分の唇をつけること。口づけ。キス。[参考]愛情や尊敬を表し、また、親愛の情を示す挨拶。 **ぜっぺき【絶壁】**切りたった険しいがけ。断崖。 **せつ・ぺん【切片】**●[文]切れはし。●検査するために、生体の組織の一部をうすく切り取ったもの。●〔数〕一次関数のy=ax+bの直線が、y軸と交わる点。 **せっぺん【雪片】**〔文〕降ってくる雪のひとひら。 **せつ・ぼう【切望】**《名・他サ》しきりに望むこと。強く願うこと。「チャンスの到来を―する」[類語]熱望。 **せっぽう【説法】**《名・自他サ》●仏教の教えを説き聞かせること。[類語]説経。●物事の道理を言い聞かせること。また、意見すること。説教。 **ぜつぼう【絶望】**《名・自サ》希望・期待が全くなくなること。望みがたえること。「人生に―する」[類語]失望。―てき【一的】《形動》のぞみが全くもてないようす。希望や期待が完全になくなりそうなようす。「―な気分」「優勝がーになる」 **ぜっぽう【舌鋒】**〔文〕相手をせめたてる激しいことばつき。手厳しい弁舌。[コロ]「―するどく追及する」 <801> **ぜつ‐みょう【絶妙】** 《形動》技術がこの上なくたくみであるようす。絶巧。「――の演技」類語巧妙。 **ぜつむ【絶無】** 《名・形動》全くないこと。皆無。「こんな事故は今まで―に等しかった」 **せつめい【説明】** 《名・他サ》ある事柄の内容を、理由や具体例を挙げて、よく分かるように述べること。分かりやすく教えること。「―文」類語解説。 **ぜつめい【絶命】** 《名・自サ》命がたえること。死ぬこと。絶息。「病院に運ばれてからまもなくーした」 **ぜつめつ【絶滅】** ●《名・自サ》生物の種などが、すっかりほろびること。「―の危機に瀕する」類語滅亡。 ●《名・他サ》〔人の力で〕すっかりほろぼし、なくすこと。「交通事故を―する」類語根絶。―きぐしゅ【一危惧種】絶滅のおそれのある野生生物の種。[参考]ィリオモテヤマネコやカンムリワシなど。 **せつ・もう【雪盲】** 積雪に反射する紫外線の刺激で起こる目の炎症。スキー・登山の際に起こる。雪目。 **せつもん【設問】** 《名・自サ》問題や質問をつくって出すこと。また、出された問題や質問。設題。 **せつ・もん【說文】** ●漢字の成立と原義について説明すること。●「説文解字」の略。中国最古の漢字字典。後漢の許慎{きょしん}の著で、紀元一○○年ごろの成立。 **せつ・やく【節約】** 《名・他サ》むだをなくして、切りつめること。倹約。「エネルギーを―する」類語節用。 **せつ・ゆ【説諭】** 《名・他サ》目下の者の悪い点・過ちなどを教えさとすこと。話していましめること。「警察でーされる」類語説教。 **せつ‐よう【節用】** ●費用を切りつめること。むだな費用をなくすこと。類語節約。●「節用集」の略。昔、日常語に関して用字や簡単な語釈を記した、いろは引きの国語辞書の総称。 **せつ‐よう【切要】** 〔文〕《形動》きわめて大切なようす。「―の急務」類語肝要。 **せつり【摂理】** ●キリスト教で、神の意志{の中にある計画}。これによって万物がそれぞれの目標に導かれるとする。●自然界を支配している法則。「自然の―」 **せつり【節理】** ●〔文〕物事の筋道。●〔地〕岩石中に見られる規則正しい割れ目。「柱状―」 **せつ・りつ【設立】** 《名・他サ》学校・会社などの組織や機関を新しくつくること。創立。類語設置。 **せつりゃく【節略】** 《名・他サ》適切に省くこと。 **せつりん【絶倫】** 《名・形動》人並みはずれてすぐれていること。「精力ー」 **セツルメント** 貧しい人々の住む地域に住み、住民と生活を共にして、その生活の向上を図る社会運動。また、そのための施設。セツル。▽settlement **せつ・れつ【拙劣】** 《形動》技巧がへたでおとっているようす。「―な文章」類語拙悪。因巧妙。 **せつ・ろう【拙老】** 老人が自分を謙遜していう語。 **せつ・ろく【節録】** 《名・他サ》〔文〕適切に省略して書き記すこと。また、その記録。 **せつ・ろん【切論】** 《名・他サ》〔文〕しきりに論じること。熱心に論じること。また、その論。 **せつ‐ろん【拙論】** 〔文〕●へたな議論。つたない論理。●自分の議論・論理を謙遜{けんそん}して言う語。 **せつ‐わ【説話】** 昔から民間に語り伝えられた物語の総称。神話・伝説・昔話など。「民間―」「仏教―」「―文学」 **せ・と【瀬戸】** ●海が陸地にはさまれてせまくなっている所。小さな海峡。●「瀬戸際」の略。●「瀬戸物」「瀬戸焼」の略。 **せ‐ど【背戸】** 家の裏側にある出入り口。また、そのあたり。背戸口{せどぐち}。 **せ・どう【世道】** 〔文〕人が社会の中で生活するときに守るべき道徳。世道{せどう}。 **せどう‐か【旋頭歌】** 和歌の歌体の一つ。上の句と下の句が共に五七七で、あわせて六句からなるもの。 **せと・ぎわ【瀬戸際】** (「瀬戸と外海との境」の意で)勝負・成否などの分かれ目。物事の重大な分かれ目。瀬戸。「勝負のー」1回「生死のーに立つ」類語先途{せんど}。 **せど‐ぐち【背戸口】** 裏の出入り口。背戸。 **せと・びき【瀬戸引き】** 鉄製の器具などの表面にほうろう質をかぶせること。また、その器具。ほうろう引き。 **せと・もの【瀬戸物】** ●瀬戸焼。●陶磁器の通称。焼き物。同2瀬戸。 **せと・やき【瀬戸焼】** 愛知県瀬戸市およびその付近から産する陶磁器。瀬戸物。瀬戸。 **せなか【背中】** ●動物の胴体の後ろ側。背{せ}。●ある物の後ろの方。背後。―あわせ【一合わせ】●二人、または二つの物が背中または裏側を接して反対を向いていること。団腹合わせ。向かい合わせ。●仲が悪いこと。「―の仲」●一見無関係のようで、背と腹のように深い関係があること。「幸と不幸は―だ」 **ぜに【銭】** (字音「せん」の転)お金。特に、金属製の小額貨幣。〔やや俗な言い方]1日「ーをかせぐ」 **ぜにがた【銭形】** ●銭のかたち。●〔神前に供える〕銭のかたちに紙を切ったもの。 **ぜに・かね【銭金】** ●お金。ぜに。●金銭上の利害。損得。「―の問題じゃない」 **ぜに‐がめ【銭亀】** イシガメ、あるいは、クサガメの子。[参考]大きさや甲羅の形が銭に似ていることから。 **ぜにこ【銭こ】** (「こ」は接尾語)お金。ぜに。 **ぜにさし【銭差し・銭緡】** 銭の穴に通して束ねるひも。さし。 **セニョーラ** 奥様。類語ミセス。マダム。▽悠señora **セニョール** だんな様。男性の姓の前につける敬称。類語ミスター。ムッシュー。▽señor **セニョリータ** お嬢さん。未婚の女性。類語ミス。マドモアゼル。▽señorita **ぜ・にん【是認】** 《名・他サ》●よいと認めて許すこと。「彼の行為を―する」類語承認。●そうであると認めること。「私の罪と――する」類語肯定。②否認。 **せ・ぬい【背縫い】** 衣服を背筋のところでぬい合わせること。また、その縫い目。 **せ・ぬき【背抜き】** 背広などの洋服で、背中に裏地を用いずに仕立てること。また、その上着。類語胴抜き。 **ゼネコン** 大手の総合建設請負業者。▽general contractorの略から。 **ゼネ・スト** 「ゼネラルストライキ」の略。 **ゼネラル** 《造語》「一般の」「全般の」の意を表す。■《名》将軍。司令官。「―マッカーサー」▽general[コロ]スタッフ企業内で、最高幹部を補佐して企画・調査・調整などの職能を受けもつ人々。管理スタッフ。▷general staff (=参謀)[コロ]ストライキ全国または一地方の、同じ産業またはいくつかの産業に働く労働者がいっせいに行うストライキ。総罷業。総同盟罷業。ゼネスト。▷general strike[コロ]マネージャー企業やスポーツチームなどの運営全般を統括する役職{の人}。略称GM。▽general manager <802> ゼネレーション ジェネレーション。▽generation **せーのび【背伸び】** 《名・自サ》●背をできるだけのばして背丈{せたけ}を高くすること。●実力以上のことをしようとすること。「よく見せようとーする」 **セパード** シェパード。▽shepherd **せばま・る【狭まる】** 《自五》間がせまくなる。「道が―・る」「相手との差が―・る」団広まる。文《四》。 **せば・める【狭める】** 《他下一》間をせまくする。「調査の範囲を―・める」囲広める。図せば・む《下二》。 **セパレーツ** ●一組みの道具を自由に組み合わせて使えるようにつくったもの。●上下に分かれた婦人服。類語ツーピース。●上下に分かれた女性用の水着。=セパレート。▽separates (=分かれたもの) **セパレート・コース** スピードスケートや陸上競技などで、各人の走路が明確に区分されているコース。対オープンコース。▽separate course **せーばんごう【背番号】** スポーツ選手がユニフォームの背につける番号。類語ゼッケン。 **せ・ひ【施肥】** 《名・自他サ》肥料を与えること。 **ぜひ【是非】** ■《名》●よいことと、悪いこと。また、道理にかなっているかどうか。1回「事の―を問う」類語可否。正否。当否。理非。●《他サ》〔文〕物事のよしあしを論じること。■《副》どうしても。必ず。是が非でも。〔下に願望・希望を表す語を伴う〕「――おいでください」類語どうか。どうぞ。何とぞ。―とも《副》「ぜひ回」を強めて言う語。どんなことがあっても。なにがなんでも。ぜひぜひ。―に及ば・ず《句》〔文]しかたがない。やむを得ない。どうしようもない。―も無・い《句》よいも悪いもない。また、よい悪いを言っていられない。やむを得ない。 **セピア** 暗褐色。また、その色の絵の具。▽sepia **せ・ひょう【世評】** 世間の人の評判・批評。1回「一が高い」[コロ]「ーを気にする」 **せーびょうし【背表紙】** 題名・作者名などのある、書物の表紙の背の部分。背。 **せび・る** 《他五》金銭や品物をくれるように無理にたのむ。「こづかいを―・る」類語せがむ。ねだる。 **せ・びろ【背広】** 男子用の洋服。共布で作った折り襟の上着、チョッキ、ズボンの三つぞろいを指すが、チョッキを省いたものも言う。スーツ。語源civil clothes (=市民服)、また、Savile Row (=ロンドンの有名な洋服商街)の音訳からともいわれる。 **せーぶし【背節】** 「本節{ほんぶし}」に同じ。 **せーぶみ【瀬踏み】** 《名・他サ》●川などをわたる前に、足をちょっとふみ入れて水深を測ること。●あることをする前にちょっと試してみること。また、ようすを見ること。「相手の誠意を―する」 **ゼブラ** シマウマ。▽zebra[コロ]ゾーン横断歩道。[参考]白の縞{しま}の線で表されていることから。▽zebraとzoneからの和製語。 **せーびれ【背鰭】** 魚の背中の中央にあるひれ。 **せ・ぼね【背骨・脊骨】** 「脊柱{せきちゅう}」に同じ。 **せ・まい【施米】** 《名・自他サ》貧しい人や困っている人に米を与えること。また、その米。 **せま・い【狭い】** 《形》●面積が小さいようすだ。「―・い庭」●幅が小さいようすだ。「―・い道」句「肩身が―・い(=引け目を感じる)」●活動範囲が限られている。また、範囲が小さいようすだ。「用途が―・い」「文壇という―・い社会」心の持ち方や考え方などに、ゆとりがないようすだ。「心の―・い人』①~④広い。図せま・し《ク》。せまき・もん【狭き門】《連語》●天国に至る道が険しいことのたとえ。[参考]新約聖書マタイ伝にあることば。●競争が激しくて突破することが困難な・もの(ところ)。難関{なんかん}。〔就職・入学などに際して言う〕 **せま‐くるし・い【狭苦しい】** 《形》不自由なほどせまくて窮屈だ。「―・い部屋」 **せま・る【迫る・逼る】** ■《自五》●間隔がせまくなる。せばまる。「川の両岸が―・る」●ある時刻などが近づいてくる。ある状態に近づく。「期日が―・る」「死期が―・る」●押し寄せてくる。また、せり出してくる。「敵が―・る」「危険が身に―・る」●本質に近づく。肉迫する。「真に―・る演技」「核心に―・る」余裕がなくなる。せっぱつまる。また、困窮する。向「悠揚―・らざる態度」●呼吸が激しくなって胸が苦しくなる。また、ある強い感情がわいてきて胸をしめつける。■《他五》強く要求する。強く催促する。「決断を―・る」「返済を―・る」「必要に―・られる」 **せみ【蟬】** ●セミ科の昆虫の総称。雄には腹部に発音器があり、夏に鳴く。アブラゼミ・ツクツクボウシ・ヒグラシなど。●高い所に物をつり上げる、小さな滑車。帆柱や長いさおの上端などにつける。 **セミ** 《接頭》「なかば」「準」などの意。「―ロング」「ーダブル」▽semi[コロ]コロン欧文の句読点の一つ。コンマとコロンの中間の切れ目を表す。「;」▽semicolon[コロ]ドキュメンタリー映画・放送などで、記録的なものに劇的なものをからませる手法。また、その作品。セミドキュメント。▽semidocumentary[コロ]ファイナル●準決勝。●プロボクシングなどで、メーンイベントの直前の試合。▽semifinal[コロ]プロ半ば職業化したアマチュア。半くろうと。セミプロフェッショナル。▽semipro **ゼミ** 「ゼミナール」の略。 **せみ・くじら【背美鯨】** セミクジラ科の動物。体長約一五{メートル}で、頭部にこぶ状の突起がある。北半球の温帯から寒帯の海に広く分布する。 **せみ・しぐれ【蟬時雨】** 多くのセミがいっせいに鳴き立てる・ようす(声)を、時雨{しぐれ}にたとえていう語。 **セミナー** 講習会。●ゼミナール。▽seminar **ゼミナール** 大学で、学生が小人数のグループを作り、教授の指導のもとに専門的な課題について研究する授業。演習。セミナー。ゼミ。▽ッツィSeminar **せ・むし【傴僂】** 〔卑称〕骨の発育障害の一つで、背骨が曲がって体が前かがみになる状態。また、そうなった人。佝僂{くる}。 **せめ【攻め】** 戦いやスポーツで相手を攻めること。攻撃。「―に転じる」「―のチーム」囲守り。 **せめ【責め】** ●欠点・失敗などを責めること。レ苦しめること。[コロ]「―を食う」●責任。任務。「―を負う」類語つとめ。責務。 **せめ・あぐ・む【攻め倦む】** 《他五》攻める手段がつきて、困る。効果がなくて攻めるのがいやになる。 **せめ・い・る【攻め入る】** 《自五》攻めて敵の陣地などに入りこむ。攻めこむ。 **せめ・うま【責め馬】** 馬を乗りならすこと。また、その馬。 **せめ・おと・す【攻め落とす】** 《他五》城・陣地などを攻めてうばいとる。攻めて負かす。 <803> る」 **せめ・おと・す【責め落とす】** 《他五》●責めて罪を認めさせる。しつこくせがんで承知させる。●責めて追いやる。「地獄に―・す」 **せめ・かか・る【攻め掛かる】** 《自五》自分の方から進んで攻めていく。「大敵に向かって―・る」 **せめぎ・あ・う【閲ぎ合う】** 《自五》互いに負けまいと争う。「与党と野党が―・う」[参考]ひゆ的に、多くのものが存在を主張しあうようすにもいう。 **せめ‐く【責め苦】** 責めさいなまれる苦しみ。 **せめ・ぐ【閲ぐ】** 《自五》うらみをもって互いに争う。旬「兄弟{けいてい}牆{かき}に―・ぐ(=うちわもめをする)〈詩経〉」 **せめ・こ・む【攻め込む】** 《自五》攻めて敵の陣地などに入りこむ。攻め入る。 **せめ・さいな・む【責め苛む】** 《他五》ひどくいじめ苦しめる。「友の裏切りを―・む」「良心に―・まれる」 **せめ・だいこ【攻め太鼓】** 昔、戦いで、攻めかかる合図に鳴らした太鼓。攻撃の合図の太鼓。 **せめ・た・てる【攻め立てる】** 《他下一》続けざまに激しく攻撃する。「敵を―・てる」 **せめ・た・てる【責め立てる】** 《他下一≫●激しく何度も非難する。●しきりに催促する。「返答を―・てる」 **せめ・つ・ける【責め付ける】** 《他下一》厳しく責める。 **せめて【攻め手】** ●攻める側の人。「―に回る」●攻める手段。攻撃方法。「―につまる」 **せめて** 《副》《文語動詞「責む」の連用形に助詞「て」がついてできた語》最小限の願望を表す。やむを得なければ、それだけでも。不満足ながら、少なくとも。「―ひと目会いたい」―も《副》〈多く、「―の」の形で〉「せめて」を強めた言い方。「―の救いは・・・」「――の慰めに」 **せめ・どうぐ【攻め道具】** 敵を攻めるときに使う道具。銃砲・刀剣など。攻め具。 **せめ・どうぐ【責め道具】** 拷問の道具。責め具。 **せめ・よ・せる【攻め寄せる】** 《自下一》大勢が近くまで攻めてくる。「敵の大軍が―・せる」 **せ・める【攻める】** 《他下一》●進んで行って敵をうつ。攻撃する。「拠点を―・める」の積極的な姿勢になる。うって出る。「変化球で―・める」対守る。図せ・む《下二》。 **せ・める【責める】** 《他下一》《「攻める」と同語源)●罪やあやまちなどを非難する。とがめる。「非を―・める」「自分で自分を―・める」類語(5)譴責。苦痛を与える。苦しめる。●せきたてる。せがむ。「早くしろと―・める」●馬を乗りならす。図せ・む《下二》。 **セメン** 「セメント」の略。 **セメン** 「セメンシナ」の略。 **セメン・シナ** キク科の多年草。つぼみにサントニンをふくみ、これを干して回虫の駆除薬を作る。シナヨモギ。▷semencinae **セメント** 無機質接着剤の総称。●「ポルトランドセメント」の通称。土木・建築用の接着剤。石灰石・粘土などを焼いて粉にしたもので、砂などと混ぜて、水で練って使う。セメン。▽cement **せ・もじ【背文字】** 本の背の部分に印刷してある題名・作者名などの文字。 **せ・もつ【施物】** 〔文〕僧や貧しい人にほどこし与える品物。施物{せもつ}ぶ。 **せーやく【施薬】** 《名・自他サ》〔文〕病人に薬をほどこすこと。また、その薬。 **せ・よ【施与】** 《名・他サ》〔文〕ほどこし与える・こと **ゼラチン** 動物の皮・骨などから取り出す硬たんぱく質。熱湯にとけやすく、冷えるとゼリー状になる。食品・医薬品・写真材料などに用いる。「粉―」[参考]不純なものを膠{にかわ}と呼ぶ。▽gelatine **ゼラニウム** フウロソウ科の多年草。夏、白・赤などの小さな花を茎の先につける。テンジクアオイ。▽geranium **セラピー** 治療。療法。テラピー。「アロマー」▽therapy **セラピスト** 治療にあたる専門家。▽therapist **セラミックス** 粘土・珪砂{けいしゃ}などの天然原料を使って焼いた陶磁器・ほうろう・セメントなどの総称。陶磁質。セラミック。▽ceramics **せり【競り・糶り】** ●せること。せりあうこと。●競売。せり売り。「古道具を―に出す」「せり市{いち}」の略。●行商。せりうり。表記④は多く「曜り」と書く。 **せり【芹】** セリ科の多年草。春の七草の一つ。湿地に自生する。茎・葉には香りがあり、食用。 **せり【迫り】** 劇場で、舞台や花道の床の一部を角形に切りぬき、その上に役者や舞台装置の一部などをのせて上げ下げできるようにした仕掛け。 **せり・あ・う【競り合う】** 《自他五》優位に立とうとしてきそいあう。「トップを―・う」類語はりあう。 **せり・あ・げる【競り上げる】** 《他下一》競売で、二人以上の買い手がきそいあって、だんだん値段を高くする。 **せり・あ・げる【迫り上げる】** 《他下一》●下から押してしだいに上げる。押し上げる。●劇場で、役者や大道具などを、迫りの装置で舞台上に押し出す。●声などをだんだんと大きくする。 **ゼリー** ゼラチンや、果物からとれるペクチン質などをとかし、砂糖・香料を加えて固めた菓子。▽jelly **せり・いち【競り市・糶り市】** 競り売りによって行う売買。また、それが行われる場所。せり。「馬の―」 **セリウム** 〔理]希土類元素の一つ。鋼状の金属。合金の材料に利用する。元素記号Ce°▷cerium **せり・うり【競り売り・糶り売り】** 《名・他サ》●多くの買い手に競争させて値段をつり上げ、最高の値段をつけた人に売る・こと(方法)。競売。〔売り手の側から言うことば〕団競り買い。●行商。表記②は多く、「糶り売り」と書く。 **せり・おと・す【競り落とす】** 《他五》競り売りで、最高の値段をつけて品物を自分のものにする。 **せり・か・つ【競り勝つ】** 《自五》接戦の末に勝つ。「一点差でー・つ」 **せり・だし【迫り出し】** 劇場で、追{せ}ゃりの装置に役者や大道具をのせて、奈落から舞台や花道へ押し上げて登場させること。また、その装置。せりあげ。 **せり・だ・す【迫り出す】** 《他五》●押し上げて出す。また、押すようにして前へ出す。● <804> 劇場で、迫きりの装置を使って、役者や大道具を舞台に登場させる。日《自五》〔後ろから押されるようにして〕前へ出る。「腹が―・す」「海に―・す半島」 **せりふ【台詞・科白】** ●舞台で、俳優が劇中人物になって言うことば。台詞。「―を覚える」のものの言い方。「やつの―が気に入らない」●決まり文句。「別れの―」 **せりふ・まわし【台詞回し】** せりふの言い方。せりふの表現のしかた。「あの役者は―に味がある」 **せり・もち【迫り持ち】** 「アーチ」に同じ。 **せ・りょう【施療】** 《名・自サ》治療をほどこすこと。特に、貧しい人を無料で治療をすること。「一院」 **せ・る【競る・糶る】** 《他五》●勝とうとして互いに争う。きそう。「ゴール直前まで―・る」表記「競る」と書く。●〔取引所・競り市などで、多くの買い手が〕争って値をつり上げる。また、売り手の方で、買い手がつくようにしだいに値段を下げていく。図《四》。 **せる** 《助動:下一型》●使役を表す。「生徒にレポートを書かせる」●〔意志を持たないものが主語に来て〕ある状態・作用を引き起こす意を表す。「その知らせは人々を悲しませた」●他の動作に対する(不本意の)許容・放任を表す。・・・にまかせる。やむなく・・・させる。・・・される。「戦争で一人息子を死なせて(=一人息子に死なれて)しまう」●「他の尊敬語とともに用いて〕動作主に対する高い尊敬を表す。〔文語的で古風な感じを伴う言い方〕「御健康であらせられる」接続五段、サ変動詞の未然形に付く。サ変動詞には「さ」の形につく(させられる)。その他の動詞には、「させる」がつく。[参考]の文語助動詞の「す」にあたる。ゆさせる(助動詞)。 **セル** 梳毛糸{そもうし}で織った薄地の毛織物。類語サージ。▽猫sergeを日本語化した「セル地」の略。 **セル** ●細胞。●電池。「ソーラーー(太陽電池)」●表計算ソフト(=表の形式で計算などを行うアプリケーションプログラム)で、縦横に並んだます目。▽cell **セル・が【セル画】** アニメーションの撮影に使う、透明なシートにかいた絵。[参考]「セル」はセルロイドの略。 **セルフ** 《造語》「自分で」「自動的」の意を表す。▽self[コロ]コントロール●自分の行動や感情を自分自身で制すること。自制。克己。●自動制御。▽self-control[コロ]サービス給仕や店員がすることを客が自分でする・こと(システム)。▽self-service[コロ]タイマーカメラで、自動シャッター。▽self-timer **セル・モーター** 自動車などのエンジンを始動させるための電池式電動機。▽cell (=電池)とmotorからの和製語。 **セルロイド** セルロースに硫酸と硝酸を加えてできたものに、しょうのうとアルコールを入れてつくった物質。燃えやすい。おもちゃ・文房具などをつくった。▽celluloid **セルロース** 植物の細胞膜や繊維の主要な成分。繊維素。▷cellulose.196 **セレクション** 選びぬいたもの。選集。また、精選品。▷selection **セレクト** 《名・他サ》選ぶこと。選択。▽select **セレナーデ** ●夜、恋人の家の窓の下などで男性が歌い、また、かなでる歌曲。●器楽形式の一つで、交響曲より小規模な娯楽音楽。同①②小夜曲。夜曲。=セレナード。セレナータ。▽ィSerenade **セレナード** セレナーデ。▽serenade **セレニウム** セレン。▽selenium **セレブ** (セレブリティの略)〔俗〕有名人。また、富裕な人や、その暮らしぶり。 **セレモニー** 儀式。式典。会。▽ceremony **セレン** 〔理〕非金属元素の一つ。金属セレンは光沢のある灰色の固体だが、非金属状セレンもある。性質は硫黄に似る。ガラスの脱色、光電池・整流器・合金材料などに利用。セレニウム。元素記号Se゜▽Selen **せ・ろ【世路】** 〔文〕人間が世の中で暮らしてゆく方法。世わたりの道。世路{せろ}。 **セロ** チェロ。▷cello **ゼロ** 〔数〕整数の一つ。零{れい}。●価値がないこと。●得点がないこと。零点。「一敗」表記「零」とも書く。▽zero[コロ]さいーじ【ー歳児】生後一年未満の乳児。ーベース〔予算などで〕白紙状態から検討し直すこと。「―予算」▽zero-base[コロ]メートル・ちたい【ーメートル地帯】地盤沈下などによって海抜ゼロメートル以下になった土地。 **セロテープ** セロハンで作った粘着テープ。セロハンテープ。[参考]商標名。Cellotape **セロハン** ビスコースをせまいすきまから押し出して作る、無色透明で紙状の再生セルロース。包装用などに用いる。▽cellophane **セロリ** セリ科の多年草。独特のにおいがあり、肉厚の葉柄を食用にする。オランダ三葉{みつば}。。セルリー。▽celery **せろん【世論】** ある特定の問題についての、世の中の人々の総括的な意見。輿論{よろん}。「――調査」「――の動向に注意する」[参考]よろん(輿論)。 **せ・わ【世話】** ●世間のうわさ。●庶民的なこと。通俗・卑俗なこと。[コロ]「―にくだけて言えば」●「世話物」の略。〔①~③は古風な言い方〕《名・他サ》気を配って面倒をみること。[コロ]「―を焼く」類語後見。介護。●《名・他サ》中にはいってとりもつこと。仲介すること。「仕事をする」類語周旋。《名・形動》手数がかかって苦労なこと。[コロ]「とんだーをかけたな」類語面倒。厄介。語源④~⑥は「忙しい」の「せわ」からとも。―ずき【―好き】《名・形動》人の面倒をよくみる・こと(人)。類語世話やき。―にょうぼう【一女房】家事のきりまわしがうまく、よく夫の面倒をみる妻。―にん【一人】世話をする人。世話役。―もの【一物】歌舞伎・浄瑠璃などで、おもに江戸時代の庶民の生活から取材した作品。二番目物。世話。因時代物。―やき【―焼き】●人の世話をするのが好きな・こと(人)。●おせっかいな・こと(人)。「―が過ぎる」―やく【一役】「世話人」に同じ。―がな・い《句》●手数がかからない。●あきれてどうしようもない。「注意をした本人がミスをするなんて―・い」―が焼・ける《句》手数がかかる。「幼い子は―・ける」―に砕・ける《句》ことばや動作などが和らいで庶民的に打ち解ける。――にな・る《句》人に面倒をかける。厄介になる。また、人の援助を受ける。 **せわし・い【忙しい】** 遠《形》●することが多くて暇が少ない。いそがしい。「毎日が―・い」●動作に落ち着きがないようすだ。せかせかしている。「―・い人」「繁華街はいつも―・い」②しきりに行われて絶え間がないようすだ。「―・く足を運ぶ」=せわしない。図せは・し≪シク》。 <805> **せわし・な・い【忙しない】** 《形》「せわしい」に同じ。 **せーわた【背腸】** ●サケの血合い。また、それで作った塩辛。めふん。●エビの背にある黒い線状の腸。 **せん【戦】** 《接尾》「戦争」「競争」「試合」などの意。「市街」「宣伝―」「決勝―」 **せん【泉】** 《接尾》「温泉」の意。「単純―」「硫黄―」 **せん【箋】** 《接尾》「紙」「びんせん」などの意。「書簡」「実用―」 **せん【船】** 《接尾》「(大きな)ふね」の意。「連絡――」 **せん【銭】** 《接尾》●《名・助数》昔の貨幣の単位。貫の一〇〇〇分の一。文{もん}。●《名・助数》貨幣の単位。円の一〇〇分の一。[参考]利子計算などだけに用いられる。●お金、特に、金属貨幣の意。「一文ー」 **せん【先】** ●これからさき。将来。「―を見こす」●あることより前。以前。「――から知っていた」●碁・将棋などで、さきに打つ方。先手。半音。「はいはい【一音――を越・す《句》相手の先回りをして物事を行う。先手を取る。先をこす。 **せん【千・仟・阡】** 《名》●一〇〇の一〇倍。[参考]証書などに金額などを記載するときは、「仟」「幹」と書く。●数量の多いこと。■《助数》一〇〇の一倍をーとする単位。一〇の三乗。 **せん【撰】** 〔文]すぐれた詩歌や文章をえらび、書物に収めること。「紀貫之誌シーの歌集」 **せん【栓】** ●物の口に差し込んだり取り付けたりするもの。中身がもれたり、外の物が中に入ったりしないようにする。「風呂のーをぬく」10「耳にーをする」●水道管・ガス管などにつける開閉装置。コック。「ガスのー」 **せん【磚博慙】** 中国・朝鮮・日本などで用いられた建築材料。粘土を焼いて作った方形または長方形の平板で、れんが・タイルに似る。 **せん【線】** ■《名》●細長いすじ。また、そのような形をしたもの。●ある物の輪郭。●〔数〕点の動いたあと。位置と長さがあって、幅と厚みのないもの。●決められた基準。標準。「支出はその―でおさえる」●ある物事を進めるときの基礎となる考え方。「話をその―で進めよう」◎相手の言動・外形から受ける感じ。○○「ーが細い」●鉄道線路。《接尾》「道すじ」「鉄道」「航空路線」などの意。「国際―」「環状―」 **せん【腺】** 体内でつくられる一定の物質を、皮膚または粘膜に分泌する器官。「消化―」「甲状―」 **せん【詮】** 〔ある行為に対して〕ききめのあること。[コロ]「どなってもーがない」類語効果。[参考]せんない。●なすべき方法。すべ。1回「泣くよりほかにーがない」 **せん【選】** ■《名》多くのものの中からえらぶこと。[コロ]「―にもれる」目《接尾》●「選集」の意。「名作―」●「選挙」の意。「知事―」「市長―」 **ぜん【全】** 《接頭》「すべての」「すべてで」などの意。「一国民」「一世界」「一二○巻」 **ぜん【然】** 《接尾》《名詞について形容動詞をつくる)「いかにも・・・らしい」「・・・のようなようす」の意。「易者―とした態度」「紳士―とした物腰」 **ぜん【前】** 《名》●今よりさき。以前。●「紀元前」の略。目《接頭》●「現在の一つまえの」の意。「――首相」●「・・・にさき立つ」「・・・になるまえの」の意。「一近代的」「二つに分けたもののまえの方」の意。「一半生」後だ。目《接尾》●「・・・のまえ」「・・・以前」の意。「戦争―」団後ご。●(年数を表す語について)「・・・年まえ」の意。「五○年―のできごと」団後ご。 **ぜん【善】** よいこと。よい行い。また、道義にかなっていること。対悪。――は急げ《句》よいことだと思ったら、ためらわずに急いで実行せよ。 **ぜん【漸】** 〔文〕物事が少しずつ進みはかどること。「一をもって進歩する」 **ぜん【禅】** ●〔仏〕雑念を去って精神を統一し、無我の境地に達して真理をさとること。●「禅宗」の略。「―の開祖」●「座禅」の略。○○「―を組む」 **ぜん【膳】** ■《名》食器や食べ物をのせる台。また、料理が盛りつけてある台。お膳。「二のー、三のー」日《助数》●ご飯や汁物など、椀{わん}々に盛ったものを数える語。「一―飯」●二本一組みの、はしを数える語。―に上・る《句》食べ物として食卓に出る。 **ぜん・あく【善悪】** 善と悪。よいことと悪いこと。「――の区別がつかない」類語正邪。是非。理非。――は友による《句》善人になるのも悪人になるのも友人しだいである。 **せん‐い【戦意】** 戦おうという意気込み。闘志。ファイト。「―の高揚をはかる」「――喪失」類語闘魂。 **せん・い【繊維】** ●生物体を組織する細い糸状のもの。植物体の節部・木部、動物体の筋・神経などにみられる。表記動物体の場合は「線維」とも書く。●繊物になる細い糸状の物質。「化学―」食物繊維。 **せん・い【船医】** 船に乗り組んで、航海中の船員・乗客などの傷病の診察・治療にあたる医師。 **ぜん‐い【善意】** ●人のためを思う心。「―の人」類語好意。●ある事柄に対してもつ、よい方の見方。よい意味。「――に解する」●〔法〕法にふれるその事実を知らないこと。[参考]この場合の行為は、法的にとがめられない。①~③悪意。 **ぜん・いき【全域】** ある区域・領域の全体。 **せん・いつ【専一】** 《名・形動》一つのことだけに心や精力を注ぐこと。そのことだけにはげむこと。「研究―に打ちこむ」―てき【一的】《形動》一つのことだけに心や精力を注ぐようす。また、一つのところだけに・集まる(集める)ようす。「―な関心」「―に支援する」 **ぜん・いつ【全一】** 《名・形動》〔文]完全に統一がとれて一まとまりになっていること。 **せん・いん【船員】** 船に乗り組んで働く人。船の乗組員。船乗り。類語海員。 **ぜんいん【全員】** ある集団に属する、すべての人。総員。 **ぜんいんぜんか【善因善果】** 〔仏」よい行いには、よい結果が伴うということ。対悪因悪果。 **せん・うん【戦雲】** 戦争が始まりそうな(緊張した)ようす。また、戦争。「――が広がる」類語戦機。――急を告・げる《句》今にも戦いが始まろうとする。 **せん・えい【船影】** 遠くに見える船の姿。ふなかげ。 **せん・えい【先鋭・尖鋭】** 《形動》●先がするどくとがっているようす。●思想・行動などがするどくて激しいようす。急進的であるようす。―か【一化】《名・自サ》思想・行動などが急進的になること。―ぶんし【一分子】急進的な考え方をする人々。急進分子。 **ぜん・えい【前衛】** ●前方にあって戦い、本隊の行動 <806> を容易にする部隊。●球技で、前方で競技する選手。団後衛。●階級闘争の先頭に立って活動する人々。●芸術活動で、伝統にとらわれず、時代の先頭に立つ傾向(の人々)。アバンギャルド。「――美術」 **せん・えき【戦役】** 戦争。戦い。〔古風な言い方〕 **せん・えつ【僭越】** 《名・形動》自分の身分や力をわきまえず、出過ぎている・こと(言動)。〔自分の行為について言えば謙譲での気持ちを表す〕「―ですが代表して・・・」類語過分。越権{えっけん}。 **せん・えん【遷延】** 《名・自他サ》〔文〕物事が長びくこと。また、長びかせること。のびのびになること。「―化」 **せん・えん【嬋媛】** 《形動》〔文]あでやかに美しいようす。上品で美しいようす。「――たる春の暮色」 **せん・おう【先王】** ●前代の君主。●昔のすぐれた君主。=先王{せんのう}。 **せん・おう【専横】** 《名・形動》〔権力をもつ者が〕他を無視して自分の思うままにふるまうこと。わがままで勝手なこと。「――なふるまい」「―をはばむ」類語横暴。 **ぜん・おん【全音】** 半音二つをふくんだ音程。[参考]長二度に相当する。対半音。―おんかい【一音階】一オクターブの間が、六つの全音だけでできている音階。六全音音階。[参考]全音階とは異なる。 **ぜん・おんかい【全音階】** 一オクターブの間が、五つの全音と二つの半音からできている音階。長音階と短音階に分かれる。全音階的音階。 **せん・か【専科】** 本科・普通科などに対して、ある分野だけを専門に学び研究する課程。「デザインー」 **せん・か【戦果】** 戦闘で得た成果。[コロ]「ーをあげる」 **せん・か【戦渦】** 戦争による混乱。[コロ]「―に巻きこまれる」 **せん・か【戦火】** ●戦争によって起こる火災。兵火。[コロ]「―をまぬがれた京都」●戦争。1回「ーを交える」 **せん・か【戦禍】** 戦争によるわざわい・被害。1回「—をこうむる」類語戦災。 **せん・か【泉下】** 〔文〕(「黄泉{よみ}の下」の意で)死後に行く世界。あの世。冥土。「――にねむる人々」 **せん・か【選果】** 果実の大きさ・外見・熟度など、品質に従う等級に選別すること。「――場」 **せん・か【選科】** 規定の学科の中から一部の科目だけを選択して学習する課程。「人類学——生」 **せんか【選歌】** よい歌をえらぶこと。また、その歌。 **せんが【線画】** 線だけでかいた絵。 **ぜん・か【前科】** 以前に刑罰に処せられた経歴をもつこと。「―をもつ」「ひゆ的に、以前にした好ましくない行為を、からかい・自嘲{じちょう}の気持ちでいう〕10「遅刻についてはーがある」類語前歴。 **ぜん・か【善果】** よい行いをした結果として受ける、よい報い。よい果報。四字「善因一」因悪果。 **ぜん・か【全科】** 学校で習う全部の学科。全教科。 **ぜん・か【禅家】** ぜんけ。 **せん・かい【仙界】** 仙人の住んでいる世界。また、俗界をはなれた所。仙境。「――に遊ぶ心地がする」 **せん・かい【浅海】** ●浅い海。●[地]海岸に近く、深さ二〇〇{メートル}までの海。対12深海。 **せん・かい【旋回・旋廻】** 《名・自サ》●円をえがいてまわること。●飛行中にまわるように進路を変えること。「右ー」「急―」 **せんがい【選外】** 選に入らないこと。類語落選。 **ぜん・かい【前回】** 一つ前の回。「―にまさる好成績」对次回。 **ぜんかい【全会】** その会場・会合に出席している人全部。その会全体。「―一致」類語満場{まんじょう} **ぜん・かい【全壊・全潰】** 《名・自サ》建造物などが完全にこわれること。「―した家屋」因半壊。 **ぜん・かい【全快】** 《名・自サ》病気や傷が完全になおって、もとの体になること。「一祝い」類語全治。 **ぜん・かい【全開】** 《名・自他サ》〔栓・弁・戸などが〕すっかり開くこと。また、すっかりあけること。「窓を―する」●全部の力を発揮すること。「パワーーで働く」 **せんがき【線描き】** ●物の形を線でかき表すこと。●〔日本画で〕物の形・ありさまをすべて線でかき表す技法。同②線描きえ{が}。 **せん・かく【先覚】** ●物事の移り変わりを世人に先んじてさとる・こと(人)。「一者」類語先駆。●学問・見識の上での先輩。類語先学。②後覚。 **せんがく【先学】** 学問上の先輩。「――の導き」類語先觉。先達。对後学。 **せんがく【浅学】** 〔文〕●学問・知識がまだ十分身についていない・こと(人)。未熟なこと。対博学。●自分の学識を謙遜{けんそん}して言う語。四字「―非才」 **ぜん・かく【全角】** 和文活字一字分の大きさ。対倍角・半角。 **ぜん・がく【前額】** 〔文〕ひたい。おでこ。 **ぜん・がく【全学】** その大学全体。「――集会」 **ぜん‐がく【全額】** 全部の金額。「―返す」類語総額。 **ぜん‐がく【禅学】** 禅宗の学問。 **ぜん・がく・れん【全学連】** 「全日本学生自治会総連合」の略。大学自治会の全国的連合機関。 **せんか・し【仙花紙・泉貨紙】** ●コウゾを原料とした厚くて丈夫な和紙。包み紙・合羽{かっぱ}などに使われた。●くず紙をすきかえして作った質の悪い洋紙。 **せん・かた【為ん方・詮方】** 《文語サ変動詞「す」の未然形+意志を表す助動詞「む」+名詞「方」》[文]なすべき方法。表記「詮」はあて字。 **せんかた・な・い【為ん方無い・詮方無い】** 《形》なすべき方法がない。しかたがない。「悔やんでも―・い」図せんかたな・し≪ク》。 **せん・かん【専管】** 《名・他サ》一手に管理すること。「国土交通省の―事項」―すいいき【一水域】沿岸国が、漁業や資源などについて排他的権利を主張している水域。[参考]漁業水域。 **せん・かん【戦艦】** 軍艦のうち、強力な火砲と装甲の装備をもつもの。戦闘艦。「―大和」 **せん・かん【潜函】** 建物や橋などの基礎工事をするため、地下に作った鉄筋コンクリート製の箱。その中に入って作業を行う。ケーソン。 **せん・かん【潺湲】** 《形動》〔文〕●川などの水が、さらさらと流れるようす。また、その音の形容。類語潺潺{せんせん}。●涙がしきりに流れるようす。 **せん・がん【洗眼】** 《名・自サ》水・薬液で目を洗うこと。 **せん・がん【洗顔】** 《名・自サ》顔を洗うこと。 **ぜん・かん【全巻】** ●何巻かに分かれている巻物・書物・フィルムなどの全部の巻。「―揃{そろ}いで買う」●その巻物・書物・フィルムなどの内容全体。類語全編。 <807> **ぜん・かん【全館】** ●すべての建物。「――共通の割引券」●その建物(の中)全体。「―大安売り」 **ぜん・がん【前癌】** 癌ではないが、放置すれば癌に移行する確率が高い・こと(症状)。「――病変」 **せん・き【戦機】** 戦争が起こりそうな気配・機運。また、戦争を起こすのによい時機。「――が熟す」類語戦雲。 **せん・き【戦記】** 戦争の記録。軍記。「一物」 **せん・き【疝気】** 漢方で、腹・腰などの痛む病気の総称。―すじ【――筋】疝気が起こる筋肉。疝気の時に痛む筋肉。●筋道をちがえること **せん・ぎ【先議】** 《名・他サ》●他の議案・議題より先に審議すること。●両院制の議会で、一方の議院が他に先だって法案を審議すること。「―権」 **せん・ぎ【詮議】** 《名・他サ》●話し合って物事をはっきりりとさせること。●罪人をさがすこと。また、罪人を取り調べること。〔①②とも古風な言い方〕ーだて【―立て】《名・他サ》ことさらに詮議すること。 **せん・ぎ【僉議】** 《名・他サ》〔文〕多くの人々が集まり評議すること。衆議。 **ぜん・き【前期】** ●ある期間を二つまたは三つに分けたときの、最初の期間。「―試験」因後期。●現在の期間のすぐ前の期間。「―からの繰越金」―こうれいしゃ【―高齢者】高齢者のうち、六五~七四歳の人。因後期高齢者。 **ぜん・き【前記】** 《名・他サ》ある部分より前に書かれること。また、その部分。上記。「―のとおり」対後記。 **ぜん・き【全期】** ●すべての期間。●その期間全体。 **せん・きゃく【先客】** 先に来ている客。 **せん・きゃく【船客】** 船の乗客。 **せんきゃく・ばんらい【千客万来】** たくさんの客が入れかわり立ちかわり来ること。千客万来{せんきゃくばんらい}。 **せん・きゅう【仙宮】** 仙人が住んでいるという宮殿。 **せん・きゅう【船級】** 船級協会が船舶に対し、その規模・構造・設備などに応じて付与する等級。海上運送・保険・売買などの国際的基準となる。 **せん・きゅう【選球】** 《名・自サ》野球で、バッターボックスに立った打者がボールとストライクを見分け、打つべき球を選ぶこと。「一眼」 **せんきょ【占拠】** 《名・他サ》●ある場所を占有して他のものを寄せつけないこと。●「占領②」に同じ。 **せん・きょ【船渠】** 〔文〕「ドック」に同じ。 **せん・きょ【選挙】** 《名・他サ》●ある団体・集団の役員や代表者を(投票で)選び出すこと。●有権者が投票で議員や知事・市町村長を選び出すこと。―うんどう【―運動】選挙で、選挙人に働きかける・こと(活動)。―<【―区】議員を選出する単位としていくつかに区分された地域。議員一人を選出する小選挙区と二人以上を選出する大選挙区、また中選挙区がある。―けん【―権】ある団体の代表者を選ぶ権利。特に、選挙によって公職につく者を選ぶ権利。団被選挙権。―にん【一人】選挙権をもつ人。因被選挙人。 **せん・ぎょ【鮮魚】** 新鮮な魚。いきのいい魚。 **せん・きょう【仙境・仙郷】** 〔文〕「仙界{せんかい}」に同じ。 **せん・きょう【宣教】** 《名・自他サ》宗教上の教えを広めること。類語伝道。―し【―師】キリスト教の教えを広める人。特に、キリスト教の教えを異教国に伝え広める人。類語伝道師。 **せん・きょう【戦況】** 戦争・戦闘のありさま。戦争の状況。「前線から―を伝える」類語戦局。 **せん・きょう【船橋】** ●船舶の上甲板の前方にあって、船長が運航中の指図をする場所。ブリッジ。類語艦橋。ふなばし。 **せん・ぎょう【専業】** ●ある職業を専門にすること。また、その職業。「――農家」●国家が特定の個人・法人にだけ許す事業。独占事業。―しゅふ【―主婦】もっぱら家事や育児を行い、他に職業をもたない主婦。 **せん・きょく【戦局】** 進展している・戦争(試合)の状況。戦いのなりゆき。「―が行きづまる」類語戦況。 **せんきょく【選局】** 《名・自サ》ラジオ・テレビなどの受信機を調節して、目的の局を選ぶこと。チューニング。 **せん・きょく【選曲】** 《名・自サ》多くの曲の中からいくつかを選び出すこと。 **ぜん・きょく【全局】** ●全部の局。「―同時中継」物事の全体のなりゆき。「―を見わたす」〔碁や将棋で〕対局のすべて。 **ぜん・きょく【全曲】** ●すべての曲。●いくつかの楽章などからなる、ある曲の全体。「―を続けて演奏する」 **せん・きん【千金】** ●千両。●多額の金銭。また、大きな価値。四字「一攫{いっかく}ぐー」句「春宵一刻直{あたい}―〈蘇軾・春夜〉」 **せん・きん【千鈞】** ひどく重い・こと(もの)。「―の重み」[参考]の「鈞」は重さの単位。 **ぜんきんだいてき【前近代的】** 《形動》考え方や行動などが昔のままで、現代的でないようす。古めかしくて合理性に欠けるようす。「―な経営方針」 **せん・く【先駆】** 名・自サ》「前駆{ぜんく}べ」に同じ。●他に先だって物事をする・こと(人)。さきがけ。「一者」類語先覚。―てき【一的】《形動》他に先立って物事をするようす。 **せん‐く【選句】** すぐれた俳句を選ぶこと。また、その選ばれた俳句。 **ぜん‐く【前駆】** 《名・自サ》馬に乗って行列を先導する・こと(人)。さきのり。さきがけ。先駆。[参考]ひゆ的に、ある物事の前兆の意でも使う。―しょうじょう【一症状】ある病気の前兆として起こる症状。 **せん・ぐう【遷宮】** 新しい神殿に神霊を移すこと。また、神殿建て替えのため、神霊を一時仮殿に移すこと。「一式」類語遷座。 **せん・くち【先口】** さきの順番。また、さきに申し込んだ者。「―の客」団後口{あとくち}。 **せん‐グラフ【線グラフ】** 座標上のそれぞれの値を線で結び、数量の比較や推移がわかるようにしたグラフ。折れ線グラフ。 **せん‐くん【先君】** 〔文〕●先代の君主。●死んだ父。亡父。類語先考。 **ぜんぐん【全軍】** ●いくつかの部隊からなる軍隊の全部。●軍隊・チームの全員。 **せんぐんばんば【千軍万馬】** ●[文]多くの軍兵と軍馬。●何度も戦場に出て戦いの経験が豊富なこと。〔ひゆ的に、多くの経験をつんでいる意にも言う〕「―の強者{つわもの}」 **せん・げ【宣下】** 《名・他サ》天皇が臣下に対してこと <808> ばを述べること。宣旨{せんじ}んをくだすこと。 **せん・げ【遷化】** 《名・自サ》《この世での教化に救済を終えてあの世へうつる意で)高僧が死ぬこと。 **ぜん・け【禅家】** 禅宗の寺・僧。また、禅宗。禅家{ぜんか}だ。 **せん・けい【扇形】** ●おうぎを広げた形。●〔数〕一つの円弧と、円の中心点からその両端に引いた半径とでできる図形。=おうぎがた。 **せん・けい【線形】** 線のように細長い形。 **せん・けい【船型】** 船の形。また、船の外形を表すための模型。 **ぜん・けい【前傾】** 《名・自サ》体が前にかたむくこと。「一姿勢」 **ぜん・けい【前掲】** 文章中のその箇所より前にあげて示すこと。「―のグラフを参照のこと」類語前出。 **ぜん・けい【前景】** ●前に見える景色。●絵・写真などで、手前の方に配置する景色。また、舞台で、手前の方に置く舞台装置。因後景。―か【一化】《名・自他サ》物事のある部分を注意や関心の対象として選ぶこと。また、選ばれること。[参考]認知科学で、人間のもののとらえ方に関する用語。団背景化。 **ぜん・けい【全形】** ●全体の形。●完全な形。 **ぜん・けい【全景】** 〔ある土地の〕全体の景色。 **せん・けつ【先決】** 《名・他サ》先に決めること。最初に解決すること。「仕事より健康の回復がーだ」―もんだい【―問題】まず解決しておかなければならない問題。 **せん・けつ【専決】** 《名・他サ》その人だけの考えで結論を出すこと。四字「―事項」四字「独断」 **せん・けつ【潜血】** 〔医〕肉眼では認められないが、化学的検査によってわかる微量の出血。潜出血。 **せん・けつ【鮮血】** 体から流れ出たばかりの、生々しい血。1回「ーがほとばしる」類語生き血。 **せん・げつ【先月】** 現在の月のすぐ前の月。「―の統計」類語前月。 **せん・げつ【繊月】** 〔文〕細い形の月。三日月など。 **ぜん・げつ【前月】** ●ある月の前の月。「この事件の起こったーにも同様の事件が起きている」●今月のすぐ前の月。類語先月。 **せん・けん【先見】** 将来起こることをあらかじめ見ぬくこと。成り行きを見通すこと。類語予見。予知。―の‐めい【一の明】《連語》将来のことを前もって見ぬく見識・かしこさ。「―がある」 **せん・けん【先賢】** 〔文〕すぐれた業績を残した昔の人。昔の賢人。「――の偉業をたたえる」類語先哲。 **せん・けん【先遣】** 《名・他サ》全員が向かう前に、先に派遣すること。「一隊」 **せん・けん【専権】** 思うままに権力をふるうこと。また、思いどおりにできる権利。―じこう【―事項】ある人または組織のみが自由に行う権利をもつ物事。「政府の―」 **せん・けん【浅見】** 〔文]浅はかな意見・考え。また、自分の意見・考えを謙遜{けんそん}して言う語。類語浅慮。 **せん・けん【輝姸嬋娟】** 《形動〃》〔文〕顔や姿の美しくあでやかなようす。「―たる美女」 **せんげん【宣言】** 《名・他サ》ある個人または団体が、自分の意見や方針を公に発表すること。また、そのことば。「引退―」類語声明。 **せんげん【譫言】** 〔文〕うわごと。たわごと。 **せんげん【選言】** 〔論〕二つの異なった命題が「または」「あるいは」「もしくは」などでつながっている合成命題。いずれか一方の命題が真であれば全体も真となる。「PVQ(PまたはQ、と読む)」で表す。団連言。 **ぜん・けん【前件】** 前記の箇条。前述の事項・物件。囡後件。 **ぜん・けん【全権】** 〔まかせられた〕一切の権限。「一掌握」「全権委員」の略。―いいん【一委員】全権委任状をもち、国家を代表して国際会議や外交交渉に派遣される委員。―たいし【―大使】「特命全権大使」の略称。 **ぜんげん【前言】** ●前に述べたことば。「」をひるがえす」〔文]前人の言ったことば。 **ぜんげん【善言】** 教えや戒めとなることば。 **ぜんげん【漸減】** 《名・自他サ》だんだんへること。また、だんだんへらすこと。「人員をーする」類語逓減。团漸增。 **せんけん・てき【先験的】** 《形動》〔哲〕経験に先立つようす。アプリオリ。因後験的。 **せんげんばんご【千言万語】** 〔文]きわめて多くのことば。千言万句。[コロ]「―を費やしても表せない」 **せん・こ【千古】** 〔文〕●大昔。太古。●永遠。四字「一不変」類語12万古。 **せん‐ご【先後】** ●さきと、あと。〔時間的にも空間的にも使う〕《名・自サ》物事の順序が逆になること。[参考]①②とも、「前後」よりやや古めかしい言い方。 **せん‐ご【戦後】** 戦争の終わったあと。特に、第二次世界大戦の終わったあと。対戦中・戦前。―は【一派】●「アプレゲール」に同じ。●第二次世界大戦後に生まれ育った人々。団戦中派・戦前派。 **ぜん・こ【前古】** 〔文〕昔。いにしえ。類語往昔{おうせき}。―みぞう【―未曽有】〔文〕昔から今までに一度もなかったこと。前例が全くないこと。古今未曽有。「―の大災害」類語前代未聞。 **ぜん・こ【全戸】** ●〔ある範囲内にある〕すべての家。「町の―をあげて祝う」●一家の者全部。家じゅう。 **ぜん‐ご【前後】** ●〔ある位置の〕まえと、あと。類語腹背。●〔ある時刻・事柄などの〕さきとあと。(時間・年齢・数量などを表す語につけて)それを中心としたおおよその範囲を表す。・・・ころ。・・・ぐらい。「八時―に帰る」●物事のまえとあとのつながり。あとさきの状況。「話の―が矛盾する」《名・自サ》物事の順序が逆になること。「話が――する」《名・自サ》間を置かずに続くこと。「母とーして父が出る」 **ぜんご【善後】** 後日のためによいように取りはからうこと。後始末をよくすること。〔ふつう、単独では用いない〕「一処置」―さく【一策】後始末をうまくするための方策。○○「―を講じる」「前後策」は誤り。 **せんこう【先攻】** 《名・自サ》試合などで、先に攻める・こと(チーム)。先攻め。団後攻。 **せんこう【先考】** 〔文]死んだ父。亡父。囡先妣{せんぴ}。 **せん・こう【先行】** 《名・自サ》●他より先に行くこと。「一者」●他に先立って行われること。「――投資」他の事柄より先に進むこと。「実力より人気がーする」 **せん・こう【専攻】** 《名・他サ》ある学問分野を専門に研究すること。「英文学―の学生」類語専修。 **せん・こう【専行】** 《名・他サ》自分だけの考えで行うこと。また、勝手気ままに行うこと。四字「独断―」 **せん‐こう【戦功】** 戦争で立てた手柄。軍功。 **せんこう【潜航】** 《名・自サ》●潜水艦などが水中 <809> **せん・こう【潜行】**《名・自サ》●水の中をもぐって行くこと。●人目をしのんで行くこと。「敵地にーする」●かくれて活動すること。「地下に―する」 **せんこう【穿孔】**《名・自サ》●穴をあけること。穴があくこと。また、その穴。鑽孔。「一機」●内臓の壁・膜などが破れて穴があくこと。「胃―」 **せん・こう【線香】**香料の粉を練って、細い棒状に固めたもの。火をつけて仏前に供える。―はなび【―花火】●こよりの先に火薬をひねりこんだ、小さな花火。火をつけるとこまかい枝状の閃光を発して燃える。●[俗]最初は勢いがよいがすぐおとろえるもの、また、あっけなく終わるもののたとえ。=せんこはなび。 **せん・こう【選考・銓衡】**《名・他サ》よく調べて、適当または適任と思われる者を選ぶこと。「代表―会」[類語]選抜。選出。 **せんこう【選鉱】**《名・自他サ》ほりだした鉱石を、有用なものと無用なものとに選びわけること。 **せん・こう【遷幸】**《名・自サ》〔文〕天皇が都から他の土地に移ること。 **せん・こう【閃光】**瞬間的にきらめく光。フラッシュ。―でんきゅう【―電球】閃光を発する電球。フラッシュ電球。 **せん・こう【鮮紅】**〔文〕あざやかな赤色。 **せん・こう【繊巧】**《形動》こまかくたくみなようす。 **ぜんこう【前項】**●文書などで前にあげた項目・箇条。●〔数〕一つの数式の中に二つ以上の項があるとき、その前の方の項。[対]①②後項。 **ぜんこう【善行】**よい行い。道徳にかなった行い。[コロ]「―を積む」[対]悪行。 **ぜん・こう【全校】**●ある学校の中の全体。また、ある学校の職員・生徒の全部。「――生徒」●すべての学校。「県下の―に配布する」 **せん・こく【先刻】**■《名》さきほど。今しがた。〔副詞的にも使う〕「―申し上げましたように・・・」[対]後刻。《副》すでに。とっくに。「―御承知のとおり」 **せんこく【宣告】**《名・他サ》〔公式なものとして〕告げること。言いわたすこと。「あと半年の命とーされる」●[法]法廷で裁判の判決を言いわたすこと。 **せんごく【戦国】**国が乱れて、各地の武将が勢力を競って戦っている世の中。「―の武将」―じだい【―時代】●古代中国で、一般に、紀元前四〇三年の晋の分裂から紀元前二二一年の秦の始皇帝による中国統一までの戦乱時代。●日本で、一般に、応仁の乱(一四六七年)から豊臣秀吉の天下統一までの戦乱時代。 **ぜんこく【全国】**国全体。国じゅう。[類語]全土。―し【一紙】全国を対象として編集・発行される新聞。[対]地方紙。 **せんこく‐しょうち【先刻承知】**すでに知っていること。ずっと前からわかっていること。「そんなことは―だ」[参考]相手を敬い「先刻ご承知」とも用いる。「先生は先刻ご承知のことでしょう」 **せんごく‐どおし【千石通し・千石簁】**籾摺{もみす}りのすんだ玄米を流して、米とぬかをふるい分ける日本特有の農具。万石通し。 **せんごく・ぶね【千石船】**おもに江戸時代、米千石を積むことができた大型の和船。千石積み。 **せんこつ【仙骨】**●〔文〕(「仙人の骨相」の意》世俗を超越した非凡な風采{ふうさい}。[コロ]「―を帯びる」●脊椎{せきつい}の下部にあり、骨盤の一部を形成するくさび形の骨。[表記]②は「薦骨」とも書く。 **せんこ・ふえき【千古不易】**《名・形動》永遠に変わらないこと。「―の真理」 **ぜんごーふかく【前後不覚】**前後の事柄がわからなくなるほど正気をなくすこと。正体がなくなること。「―に眠る」 **ぜん‐こん【善根】**〔仏〕よい報いを受けるもとになるよい行い。また、さまざまな善のもとになるもの。 **せん・さい【先妻】**以前に妻であった女性。前妻。[対]後妻。 **せんさい【戦災】**戦争による災害。[類語]戦禍。―こじ【一孤児】戦災で両親を失った子供。 **せん・さい【浅才】**〔文〕●あさはかな才能。●自分の才能を謙遜{けんそん}して言う語。四字「非学―」[類語]②菲才。 **せん・さい【繊細】**《形動》●ほっそりとして優美なようす。「――な指」●感情や感覚がするどくこまかいようす。感じやすいようす。デリケート。「―な感受性」 **せんざい【前栽】**●草木を植えてある庭。●庭先に植えてある草木。庭先の植え込み。 **せんざい【千載】**〔文〕千年。転じて、長い年月。[表記]「千歳」とも書く。 **せんざい【洗剤】**衣類・食器などを洗うために用いられるものの総称。 **せんざい【潜在】**《名・自サ》はっきりした形では外に表れず、内部にひそかに存在すること。「危険がーする事例」[対]顕在。―いしき【意識】〔心〕はっきりと自覚されてはいないが、心の奥で働いていて、その人の考えや行動などを左右する自我の活動。―てき【一的】《形動》表面にはっきり表れず内部にひそんでいるようす。「―な勢力」[対]顕在的。―のうりょく【一能力】外にはあらわれず、内部にひそかに存在している才能。 **ぜん・さい【前妻】**「先妻」に同じ。 **ぜんさい【前菜】**「オードブル」に同じ。 **ぜんざい【善哉】**■《名》関西地方で、つぶしあんなどで作った汁粉。関東地方で、濃厚なあんを餅にかけたもの。しるこ。[対](汁粉)。日《感》(「よきかな」の意)[文]ほめることば。 **せん-ざ【遷座】**《名・他サ》神体・仏像・天皇の御座所などを他の場所に移すこと。[類語]遷宮。 **ぜんざ【前座】**●寄席{よせ}やイベントなどで、その興行の本番の前、または前半に出演する・こと(人)。「ーをつとめる」●落語家の格付けで、前座を演じる最下位の者。[参考]二つ目・真打ちと地位が上がる。 **センサー**音・光・温度・ガス成分・紫外線など、さまざまな種類の物理量を感知したり、検出・判別・計測したりする装置。感知器。検出装置。sensor **せん・さく【穿鑿】**《名・他サ》〔文〕●かたい岩などに穴をほること。うがつこと。●こまかいことまでほじり調べること。また、小さな点までとやかく言うこと。「かげであれこれーする」[類語]詮索。 **せん・さく【詮索】**《名・他サ》こまかい点までたずね調べること。「犯人を―する」[類語]穿鑿。 <810> **センサス**●人口調査。国勢調査。●一斉調査。実態調査。「賃金―」▷census **ぜん・さつ**【禅刹】〔文〕禅宗の寺。禅寺院。 **せんさ‐ばんべつ**【千差万別】《名・形動》多くのものがそれぞれちがっていること。また、種類がきわめて多いこと。「―の顔」「出身地は―だ」 **ぜんざん**【全山】●すべての山。「北アルプスのー」●一つの山全体。満山。「―紅葉する」 **せんし**【先史】文献によって知ることができる時代以前であること。前史。有史以前。―がく【―学】先史時代のことを研究する学問。考古学を中心とし、人類学・地質学・古生物学などもふくむ。ーじだい【―時代】文献的史料がまったく存在しない時代。[参考]日本では旧石器時代から弥生時代までをいうが、弥生時代を歴史時代とする説もある。[対]歴史時代。 ***せん・し**【先師】〔文〕●すでになくなった師匠・先生。「―の教え」●昔の賢人や聖人。先賢や先哲。 **せん・し**【戦史】ある戦争の経過を書いた歴史。 ***せん・し**【戦士】●戦場で戦う兵士。●ある目標に立ち向かって第一線で活躍している人。 ***せん・し**【戦死】《名・自サ》戦場に出て、戦いのために死ぬこと。「―の知らせ」「―者」[類語]戦没。 ***せん・し**【穿刺】《名・自サ-して体内のものを採取すること。 ***せん・じ**【宣旨】〔古〕昔、天皇のことばを述べ伝えること。また、そのことばを書き記した文書。 **せん‐じ**【戦時】国家が戦争をしているとき。「―体制」「―下」[対]平時。 **ぜん・し**【前史】●ある時代の歴史を形成する原因となった、それ以前の歴史。「維新―」●ある時代の前半の歴史。「江戸時代―」●「先史」に同じ。 **ぜん・し**【前肢】〔文〕動物の前あし。[対]後肢。 **ぜん・し**【全姿】〔文〕全体の姿。 **ぜん・し**【全紙】●規格に合わせてたち切ったままの大きい用紙。A判とB判がある。全判。●ある新聞の紙面全体。すべての新聞。全新聞。 ***ぜん‐じ**【善事】●よい行い。「―を行う」●めでたい事柄。 ***ぜん‐じ**【禅師】●禅に深く通じた僧。●徳の高い禅宗の僧に朝廷から与えられる称号。「一休―」 ***ぜんじ**【漸次】《副》〔文〕物事がゆっくり変わるようす。だんだん。しだいに。「―後退する」[注意]「ざんじ」は誤読。 ***ぜん・しゃ**【前者】二つ述べた事柄のうち、はじめに述べたほうのもの。[対]後者。 ***ぜん・しゃ**【前車】前方を進んでいる車。前の車。また、ある車より前に通過した車。[対]後車。 >――の覆るは後車の戒め《句》前人の失敗は後人の戒めとなることのたとえ。〈漢書・賈誼伝〉 >――の轍を踏・む《句》(《「前に行く車のわだちを後車がふんで行く」の意から)前の人の経験(特に失敗)を、後の人がくり返すことのたとえ。前轍{ぜんてつ}をふむ。 **せんじ・ぐすり**【煎じ薬】漢方で、薬草を煮出してつくる飲み薬。煎薬{せんやく}。薬湯{やくとう}。 **せん・しつ**【船室】船客が使う部屋。キャビン。 **せん‐じつ**【先日】いく日か前のある日。この間。過日。先頃。「―はありがとう」「―お目にかかった者です」[類語]先般。せんだって。[対]後日。 **ぜん・しつ**【禅室】●座禅をする部屋。●禅僧の居室。●〔禅宗で〕住持。●仏門に入った貴人の尊称。 **ぜんじつ**【前日】〔ある日の〕前の日。[因]翌日。 **ぜんじつ・せい**【全日制】ぜんにちせい。 **せんじ・つ・める**【煎じ詰める】《他下一》●薬草などを成分がすっかりしみ出るまでにる。●結論を出すところまで考えを推し進める。「問題を―・めると・・・」 **せんし・ばんこう**【千思万考】《名・他サ》〔文〕いろいろと考えをめぐらすこと。また、その考え。 **せんし・ばんこう**【千紫万紅】〔文〕さまざまな色(の花)。また、色とりどりの花がさき乱れているようすの形容。「―の花園」[類語]百花繚乱{ひゃっかりょうらん}。 **せんし・ばんたい**【千姿万態】〔文〕いろいろとちがった姿や形。「雲は―をなす」[類語]千状万態。 **センシビリティー**感受性。▽sensibility **センシブル**《形動》感受性が強いようす。▽sensible **センシティブ**《形動》●感じやすいようす。●慎重な扱いを必要とするようす。「―な問題」▽sensitive ***せん・しゃ**【戦車】●戦争に使う車。●装甲した車体に火砲を備え、キャタピラーで進む戦闘車両。タンク。 ***せん・しゃ**【洗車】《名・自サ》自動車などの車体をあらうこと。 ***せんじゃ**【撰者】〔古〕書物・文章などの作者。●[文]多くの作品の中から選んで、詩集・歌集などをつくる人。「古今集の―」[類語]編者。 **せんじゃ**【選者】多くの作品の中からすぐれたものを選ぶ人。「川柳欄の―」 **せん‐じゃく**【繊弱】《名・形動》〔文〕かぼそく弱々しいこと。きゃしゃなこと。「―な体格」 **ぜん・しゃく**【前借】《名・他サ》ある期日に受け取るべき金銭を、期日前に借りること。前借り。 **せんしゃく‐ていしょう**【浅酌低唱】《名・自サ》程よく酒を飲みながら歌などを小声で口ずさむこと。 **せんじゃ・ふだ**【千社札】千社参りの人が参拝のしるしとして社殿の柱・梁などにはりつける紙札。 **せんじゃ・まいり**【千社参り】〔ある地方の〕一千の神社に参拝し、祈願すること。千社詣{せんしゃもうで}。 ***せん・しゅ**【僭主】●君主の名を僭称{せんしょう}する者。武力によって君主となった者。●古代ギリシャで、非合法手段によって政権をにぎった支配者。タイラント。ーせい【―政】僭主②が主権者である政治制度。僭主政治。僭主制。 ***せん・しゅ**【先取】《名・他サ》他より先に取ること。さきどり。「三点を―する」「一点―」 ***せん・しゅ**【繊手】〔文〕女性のかぼそいしなやかな手。 **せん・しゅ**【船主】船の所有者。船主{ふなぬし}。 ***せん・しゅ**【船首】船体の前の部分。舳先{へさき}。[因]船尾。 **せん・しゅ**【腺腫】腺細胞が増殖してできる良性の腫瘍{しゅよう}。 ***せんしゅ**【選手】●競技に出るために多くの中から選ばれた人。●職業としてスポーツを行う人。「プロ野球のー」ーけん【―権】ある競技・種目の最優秀者を決める大会の優勝者としての地位。また、その大会。チャンピオンシップ。 <811> 会。チャンピオンシップ。「―保持者」 **せん・しゅう【先週】** 現在の週の前の週。 **せん・しゅう【千秋】** 〔文〕千年。転じて、長い年月。千載。四字「一日ー」―らく【―楽】芝居・大相撲などの興行期間の、最後の日。らく。語源法会に奏する雅楽の曲名。常に最後に奏されたことから。 **せん・しゅう【専修】** 《名・他サ》ある一つのことだけを専門に学ぶこと。「―科目」類語専攻。―がっこう【―学校】学校教育法に基づき、職業または実際生活に必要な技能を育成し、または教養の向上を図ることを目的とする学校。修業年限は一年以上。中学卒業者を対象とする高等専修学校と高校卒業者を対象とする専門学校とがある。 **せん・しゅう【撰修】** 《名・他サ》書物を著すこと。また、編集すること。 **せん・しゅう【撰集】** 〔文〕詩歌・文章などを選び集めて書物を作ること。また、その書物。撰集{さんしゅう}え。 **せん・しゅう【選集】** ある人の多くの作品の中から選んだ作品を集めて作った書物。「芥川龍之介―」 **せん・じゅう【先住】** ●ある人が移り住む以前にそこに住んでいること。「――者」●先代の住職。因後住。―みん【―民】ある民族・種族が新たに移住する以前から、その土地に住んでいた民族・種族。先住民族。 **せん・じゅう【専従】** 《名・自サ》その事だけを仕事として従事する・こと(人)。「農業―者」類語専任。 **ぜん・しゅう【全集】** ●ある人の作品を全部集めて作った書物。全書。「森鷗外―」●同種類または同時代の代表作品を集めて作った書物。「世界美術―」 **ぜん・しゅう【禅宗】** 座禅によってさとりを開き、人生の真理を求めようとする仏教の一派。日本では臨済宗・曹洞宗・黄檗宗{おうばくしゅう}の三派がある。 **せんしゅうばんぜい【千秋万歳】** 《「千年・万年」の意から)長寿を祝うことば。〔古風なことば〕 **せんじゅ・かんのん【千手観音】** [仏]千本の手をもち、その各々に目を備えて衆生を救うとされる観音。[参考]ふつうは四二本の手をもつ像につくる。 **せん・しゅつ【選出】** 《名・他サ》〔代表者などを〕選び出すこと。「委員長を―する」類語選考。選抜。 **せん・じゅつ【仙術】** 仙人が行うといわれる、不老不死などの術。 **せん・じゅつ【戦術】** ●戦闘・競技などに勝つための具体的・実際的な計画・手段。「―を練る」[参考]「戦略」はこれより上の段階で、全体にかかわるものをいう。類語)作戦。●ある目的のために用いる計画・手段。「牛歩ー」 **せん・じゅつ【撰述】** 《名・他サ》〔文〕書物を書きあらわすこと。著述。 **ぜんしゅつ【前出】** 〔文章などで〕それより前に記したり示したりしてあること。また、そのもの。類語前掲。 **ぜんじゅつ【前述】** 《名・他サ》前に述べてあること。また、その部分。先述。囡後述。 **せんしょ【選書】** 〔ある基準に従って〕多くの書物の中から選び集めた一連の書物。叢書{そうしょ}。「数学――」 **せんじょ【仙女】** せんにょ(仙女)。 **ぜん・しょ【善処】** 《名・他サ》ある問題を最もよい方法で処置すること。「その件は―します」 **ぜん・しょ【善所・善処】** 死後生まれ変わって行く、よいところ。極楽浄土。 **ぜんしょ【前書】** ●前に書いた書物・文章。●前に出した手紙。 **ぜん・しょ【全書】** ●ある事項や学説などを広範囲にわたって集めて作った書物。「六法―」●「全集」に同じ。 **せん・しょう【僭称】** 《名・他サ》〔文〕●身分をこえた称号を勝手に名のること。また、その称号。僭号。「王を―する」●立場や実力をわきまえずに、勝手にそうであると言ったりすること。類語自称。 **せんしょう【先勝】** ●《名・自サ》何回かの試合で、まず最初に勝つこと。●「先勝日{せんしょうび}」の略。六曜の一つで、急用や訴訟によいとされる日。囡先負{せんぶ}。 **せん・しょう【先蹤】** 〔文〕前人の行った事跡。「―をふむ」類語先例。前例。 **せん・しょう【戦傷】** 戦闘中に受けた傷。「―者」 **せん・しょう【戦勝・戦捷】** 《名・自サ》戦争に勝つこと。かちいくさ。「―国」団戦敗。 **せん・しょう【船檣】** 〔文〕船の帆柱{ほばしら}。マスト。 **せん・しょう【選奨】** 《名・他サ》すぐれたものを選んで人にすすめること。「―作品」類語推奨。 **せん・しょう【鮮少・尠少】** 《形動》〔文〕きわめて少ないようす。わずか。 **せん・じょう【僭上】** 《名・形動》〔文〕]身分をこえておごりたかぶること。「―の沙汰」 **せん・じょう【戦場】** ●戦争の行われている場所。「―と化した村」類語戦地。●戦場を思わせる状況や激しい競争の場所。「介護の現場は――だ」「―のような仕事場」 **せん・じょう【扇情”煽情】** ある感情・欲望をあおりたてること。特に、劣情を刺激すること。「一的」 **せん・じょう【扇状】** おうぎを開いた形・状態。―ち【一地】〔地〕川によって山地から運ばれた砂礫が、平野部に出て扇状に堆積{たいせき}してできた地形。沖積扇状地。 **せん・じょう【洗浄・洗滌】** 《名・他サ》(「洗滌{せんでき}」の慣用読み)薬品などで洗いすすぐこと。「胃を―する」「一器」 **せん・じょう【線上】** ●線の上。「―に一列に並ぶ」●ある状態すれすれの所。「飢餓の―をさまよう」 **せん・じょう【線条】** ●すじ。線。●細長い金属線。 **ぜん・しょう【前哨】** 軍隊が休止している間、警戒のためにその前方に配置される小部隊。―せん【―戦】●前哨どうしで行われる戦闘。●本格的な活動にはいる前の準備段階の活動。「選挙のー」 **ぜん・しょう【前生】** 〔仏〕「前世{ぜんせ}ヴ」に同じ。 **ぜん・しょう【全勝】** 《名・自サ》すべての勝負・試合に勝つこと。「―優勝」「全戦―」全敗。 **ぜんしょう【全焼】** 《名・自サ》建物が火事で全部焼けてしまうこと。丸焼け。「―家屋」团半焼。 **ぜんじょう【禅定】** 〔仏〕●精神を集中して真理をさぐりもとめること。また、そのための瞑想{めいそう}。定{じょう}だ。●信者が高山に登って行う修行。 **せんじょうばんたい【千状万態】** 〔文〕さまざまなようす。いろいろなありさま。類語千姿万態。 **ぜんしょう・とう【前照灯】** 自動車などの前部につけた照明灯。ヘッドライト。因尾灯{びとう}。 **せんしょく【染織】** 布を染めることと、織ること。 <812> **せん・しょく【染色】** 《名・他サ》布や糸などに染料をしみこませて色をつけること。●そめた色。―たい【一体】〔理〕細胞が分裂するときに現れる糸のような物質。遺伝・性の決定などに重要な役割をもつ。生物の種類により形・大きさ・数は一定。[参考]塩基性色素に染まりやすいことから。 **ぜん・しょく【前職】** ●以前に従事していた職業・職務。●前任者。①②現職。 **せん・じる【煎じる】** 《他サ変》薬草・茶などをよくにつめて、成分をしみ出させる。煎ずる。 **せん・しん【先進】** 他のものより進歩・発達していること。「―諸国」類語)先輩。因後進。―てき【一的】《形動》〔進歩・発達が〕ほかよりも進んでいるようす。「―な科学技術」 **せん・しん【専心】** 《名・自サ》ある一つのことを行うために心を集中させること。専念。「―して研究に打ち込む」四字「一意——」類語没頭。 **せん・しん【潜心】** 《名・自サ》〔文〕心をあることだけにかたむけること。四字「―熟慮」 **せん・しん【線審】** テニス・バレーボールなどでボールが規定の線外に出たかどうかを判定する人。ラインズマン。 **せん・じん【先人】** 〔文〕●昔の人。前人。「―の足跡をたどる」団後人。●祖先。死んだ父。亡父。 **せん・じん【先陣】** ●本陣の前に配置された陣。先鋒{せんぽう}。団後陣・で。●一番乗り。[コロ]「ーを切る」「―争い」類語さきがけ。 **せん・じん【千尋・千仞】** 〔文〕山がとても高いこと。また、海や谷がとても深いこと。「万丈{ばんじょう}での山、一の谷《鳥居忱・箱根八里〉」[参考]「尋」「仞」は長さの単位。 **せん・じん【戦塵】** 〔文〕●戦場に巻き起こる砂やほこり。●戦争によって起こるさわぎ。「ーをのがれる」 **せん・じん【戦陣】** ●戦うために兵などを配置してある所。陣営。「―をしく」●戦いの陣立て。戦法。 **ぜん・しん【前審】** 裁判で、現在審理している事柄についての以前の審理。「―の判決をくつがえす」 **ぜん・しん【前身】** ●〔仏〕前世{ぜんせ}の身の上。●ある人の以前の身分・職業。これまでの経歴。「―をかくす」類語前歴。●団体・組織などの以前の形態。〔その名称が変わったときに言う〕「財務省の―は大蔵省である」①~③後身。 **ぜんしん【前進】** 《名・自サ》●前へ進むこと。因後進。●物事がよい方向へ進むこと。「交渉がーする」団後退。 **ぜんしん【善心】** ●良心に恥じないりっぱな心。道徳にかなった正しい心。対悪心。●[仏]あわれみの心。 **ぜん・しん【漸進】** 《名・自サ》徐々に進むこと。だんだんに進歩すること。「――的」因急進。 **ぜん・しん【全身】** 体全体。体じゅう。類語満身。対半身。 **ぜん・じん【前人】** 〔文〕今より以前の人。昔の人。先人。团後人。 **ぜん・じん【全人】** 知・情・意に欠けたところのない完全な人格をそなえた人。「―教育」 **ぜんしんぜんれい【全身全霊】** 体も魂もすべて。身も心も全部。「―をかたむける」「―をささげる」 **せんしんばんく【千辛万苦】** 《名・自サ》〔文]多くのつらいことや苦しいことを経験すること。いろいろな難儀や苦労をすること。「―して今日を成す」類語艱難辛苦{かんなんしんく}。 **ぜんじん・みとう【前人未到・前人未踏】** 今までだれも足をふみ入れていないこと。また、今までだれも到達していないこと。「―の記録」 **センス** 物事の微妙な違いや味わいを感じとる力。「―のいい服装」▽sense[コロ]アップ《名・自他サ》センスがよくなること。また、よくすること。「―を目指す」senseとupからの和製語。 **せん‐す【扇子】** 「扇」に同じ。 **せん・すい【泉水】** ●泉の水。わきみず。●庭に造った池。 **せん・すい【潜水】** 《名・自サ》水中にもぐること。「―服」―かん【―艦】水中にもぐったまま行動できる軍艦。魚雷攻撃や地上目標に対するミサイル攻撃や偵察などを行う。 **せんずい【仙髄】** 脊髄{せきずい}を五つに分類した一つ。五つの髄節がからなる。仙椎{せんつい}の部分に当たる。願語頸髄{けいずい}。胸髓{きょうずい}。腰髓{ようずい}。尾髓{びずい}。[参考]脊髄。 **ぜんすう【全数】** すべての数量。―ちょうさ【調査】統計調査で、対象の全体を調査すること。国勢調査など。因標本調査。 **せん・すじ【千筋】** 掣{こま}かいたてじまの模様(の織物)。 **せん・すべ【為ん術・詮術】** 〔文〕ある事をする方法。せんかた。「――なし」表記「詮」はあて字 **せん・する【僭する】** 《他サ変》〔文]身分をこえ、上の位の人のまねをする。また、思い上がって、上の者の名を称する。 **せん!する【宣する】** 《他サ変》はっきりと広く告げ知らせる。宣告する。宣言する。「勝利を―・する」 **せん!する【撰する】** 《他サ変》●詩歌・文章などを選び書物にする。●著作する。〔古風な言い方〕 **せん!ずる【煎ずる】** 《他サ変》煎じる。 **せんずる・ところ【詮ずる所】** 《連語》せんじつめて考えたところ。つまるところ。「――明るい材料は全くないということだ」[参考]「所詮{しょせん}た」を訓読したことば。 **ぜん・せ【前世】** この世に生まれる前にいた世。前生{ぜんしょう}し。前世{ぜんせい}。「―の因果」団現世・来世。 **せんせい【先制】** 《名・他サ》先手をとること。機先を制すること。「―点をあげる」「攻擊」 **せん・せい【先生】** ●〔文〕自分より先に生まれた人。因後生。●学問・芸術・芸能などの指導者。師匠{ししょう}。また、その人に対する敬称。●教員・医師・作家・弁護士・代議士などの職業についている人に対する敬称。「担任の一」からかい・親しみの気持ちをこめて人をさすことば。 **せんせい【宣誓】** 《名・他サ》●公の場で誓いのことばを述べること。また、その誓い。「選手―」●裁判で、証人などが供述する前に真実を述べることをちかうこと。また、そのことば。 **せんせい【専制】** 政治を独断で思うままに処理すること。「―君主制」類語独断専行。 **せん・ぜい【占筮】** 《名・他サ》筮竹{ぜいちく}を使って吉凶を占うこと。 **せん・ぜい【蟬蛻】** 〔文〕セミのぬけがら。●《名・自サ》超然と俗世の雑事や因習からぬけ出ること。蟬脱。「塵埃{じんあい}の世を―す」 **ぜん・せい【前世】** ぜんせ。 **ぜん・せい【善政】** 人民にとってよい政治。「ーをしく」類語仁政。对悪政。 **ぜん・せい【全盛】** その名声・人気・力などが最もさかんな・時期(状態)であること。「一期」1回「ーをき <813> わめる」 **せんせいじゅつ【占星術】** 星・月・太陽などの天体の運行や天文現象によって、社会や個人の吉凶を占う術。星占い。 **せん・せいりょく【潜勢力】** 内部にひそんでいて表面に現れない勢力。潜在勢力。 **センセーショナル** 《形動》人々の興味を強くひくようす。また、世間をおどろかせるようす。「―な事件」類語扇情的。▷sensational **センセーション** 世間の注意をひくこと。大評判。「―を巻き起こす」「一大―」▽sensation **せん・せき【戦績】** 戦争や試合などの成績・結果。 **せん・せき【戦跡】** 戦争の行われた跡。 **せん・せき【泉石】** 〔文〕庭園の池と庭石。 **せん・せき【船籍】** 官庁の船舶原簿に登録された、その船舶の所属(地)を示す籍。 **ぜん・せつ【前節】** 〔文〕詩歌・文章・楽章や物事の区切り目などで、その節の前の節。団後節。 **せんせん【先先】** 《接頭》前の前である意。「―週」「一月」「一代」類語前々。 **せんせん【先占】** 《名・他サ》●他人より先に占有すること。●民法上、所有者のない動産(野生の鳥獣・魚類など)を他に先んじて所有すること。先占取得。 **こんせん【宣戦】** 《名・自サ》他国に対して戦争開始を宣言すること。開戦宣言。「一布告」 **せんせん【戦線】** ●戦闘を交えている区域。交戦区域。「西部―」●政治・社会運動などで、直接闘争する場。また、その闘争の形態。「統一―」 **せんせん【潺潺】** 《形動”》〔文〕水がよどみなく流れるようす。また、その音の形容。類語潺湲{せんかん}。 **せん・ぜん【戦前】** ●戦争が始まる前。特に、第二次世界大戦の前。対戦中・戦後。●試合を行う前。―は【一派】●「アバンゲール」に同じ。●第二次世界大戦前に生まれ育った人々。対戦中派・戦後派。 **ぜんせん【前線】** ●戦場で敵と接触する最前列。戦闘の第一線。転じて、戦場。●〔気〕性質の異なる二つの気団の境界面(=前線面)が大地と交わる線。温暖前線・寒冷前線・梅雨前線など。 **ぜんせん【善戦】** 《名・自サ》力をつくしてよく戦うこと。「ーむなしく敗れる」類語健闘。 **ぜんせん【全線】** ●戦線の全部。全戦線。●汽車・電車・バスなどの路線の全部。「――不通のお知らせ」 **ぜんぜん【前前】** 《接頭》前の前であることの意。「一日」類語先々。 **ぜんぜん【全然】** 《副》●《下に打ち消しの語を伴ってちっとも(・・・ない)。まるで(・・・ない)。「――変わらない」〔俗〕《下に打ち消しや否定の語を伴わず)とても。ものすごく。「―すばらしい」〔俗〕程度の差がはっきりしているようす。「私より―若い」 **せんせんきょうきょう【戦戦恐恐・戦戦兢兢】** 《形動”》あることが起こるのをおそれてびくびくするようす。おそれつつしむようす。「発覚をおそれて―として暮らす」 **せんそう・ほう【漸層法】** 修辞法の一つ。同種の語句を重ねて用い、しだいに表現を強めてゆき、最大の効果をねらう方法。 **せんそく【栓塞】** 血管内の異物が、細い血管にひっかかって血管がふさがれた状態。塞栓。 **せん・そく【船側】** 〔文〕●船の側面。ふなばた。舷側{げんそく}。●船のそば。船のかたわら。 **せんぞく【専属】** 《名・自サ》ある一つの会社・団体などだけに属していること。「一歌手」「一契約」 **ぜんそく【喘息】** 呼吸困難の発作を起こす病気。 **ぜんそくりょく【全速力】** そのものが出せる最大の速力。フルスピード。「―でにげる」 **ぜんそん【全損】** ●〔文〕全部が損失となること。丸損。●[法]海上保険の目的物である船体や積み荷が全部・なくなる(役立たなくなる)こと。団分損。 **せん・そ【践祚】** 《名・自サ》〔文〕天皇が崩御したとき、皇太子が皇位を受けつぐこと。類語即位。 **せん‐ぞ【先祖】** ●家系の第一代。●家系の第一代から死んだ先代までの人々。先祖代々。「―の霊を祭る」因子孫。―がえり【―返り】先祖にはあったが現在では見られない形質が、突然ある子孫の個体に現れること。[参考]隔世遺伝。 **センター** 中央。中心。●その分野や部門の中心になる・機関(場所)。「サービスー」「文化―」●野球で、中堅。また、中堅手。「―フライ」●球技で、おもに中央を守る選手。▽center[コロ]しけん【―試験】「大学入試センター試験」の略。大学入試センターが各大学ごとの個別学力試験に先立って行う試験。国公立大学に一部の私立大学をふくめた共通テスト。ーポール競技場のバックスタンドや広場などの中央に立てた(旗をかかげるための)柱。▽center pole[コロ]ライン●主に球技で、競技場・コートを中央で仕切る線。中央線。●道路を左右に二分する線。▽center line **せん・たい【戦隊】** 軍隊の戦術単位。水雷戦隊・潜水戦隊・航空戦隊など。 **せん・たい【船体】** 船の、積載物・付属品を除いた部分。船の本体。「―を破損する」 **せん・たい【船隊】** ●船で構成された軍隊。類語艦隊。●船の集団。「――を組む」類語船団。 **せん・たい【蘚苔】** コケ植物。「一類」 **せん・だい【先代】** ●現代より前の時代。前代。因当代。後代。●現在の主人の前の主人。「―から分けてもらった暖簾{のれん}」対当代。当主。●現在同じ芸名を受けついでいる人の、一代前の人。 **せん・だい【船台】** 船を造ったり修理したりするとき、 <814> 船体をのせる台。 **ぜん・たい【全体】** 《名》体の全部。全身。●ある物・事柄の全部。「クラスーの意見」類語総体。对部分。日《副》●もとをただせば。もともと。「―君が悪い」類語大体。●《下に疑問の意を表す語を伴って)そもそも。いったい。〔疑問の意を強める〕「―どういう考えなのだ」―しゅぎ【―主義】国家や民族全体の利益を第一にはかり、そのためには個人の自由や権利をおさえつけてもよいとする政治上の考え・思想。 **ぜん・だい【前代】** ●現代より前の時代。先代。因後代。●ある時代の一つ前の時代。 **せんだい・ひら【仙台平】** 宮城県仙台地方で作られる精巧な絹織物。平織りで、礼装用のはかま地に用いる。また、それで作ったはかま。 **ぜんだい・みもん【前代未聞】** 今まで聞いたこともない・変わった(めずらしい)こと。「―の出来事」類語前古未曽有。 **せん・たく【洗濯】** 《名・他サ》よごれた衣服などを洗ってきれいにすること。「一物」「―機」 **せん・たく【選択】** 《名・他サ》二つ以上のものの中から適当なものを選び取ること。「―の余地がない」四字「取捨―」ーし【一肢】質問に対して自由に選べるように用意された二つ以上の答え。 **ぜん・だく【然諾】** 《名・他サ》〔文〕よろしいといって引き受けること。承諾。―を重ん・じる《句》いったん引き受けたことは必ず実行する。然諾を重んずる。 **せん・だつ【先達】** ●その方面・分野での先輩。「―の教え」類語先学。●修験者{しゅげんじゃ}が修行のため山へ入るとき、その人々の先導をつとめる修験者。●登山をするときの案内人。また、一般に、先導者。 **せん・だつ【蟬脫】** 《名・自サ》《「蟬蛻{せんぜい}」を誤ってできた語)せんぜい(蟬蛻)②。 **せん・だって【先達て】** さきごろ。このあいだ。「ーの件」表記かな書きにすることが多い。類語先日。 **ぜん・だて【膳立て】** 《名・自サ》●食事をするために膳を並べること。●《他サ》〈多く「おー」の形で〉ある物事の準備をととのえること。また、その準備。「会議のおーをする」 **ぜん・だま【善玉】** 善人。特に、芝居などで、善人の役。〔ひゆ的に、よい働きをするものの意でも使う〕「―コレステロール」対悪玉。語源江戸時代の草双紙{くさぞうし}の挿し絵で、人の顔を丸くかき、その中に「善」と書き入れて善人を表したことから。 **センタリング** 《名・自他サ》●文書作成ソフトウエアなどで、行や文字を画面の中央にそろえるように配置すること。●サッカーなどで、攻撃する側が相手のゴールラインの両サイド近くからゴール前にパスを送ること。クロス。▽centering **せん・たん【仙丹】** 飲めば不老不死となり、仙人になれるという霊薬。 **せん・たん【先端】** 〔棒状・糸状の〕物のはし。さき。 **せん・たん【先端・尖端】** ●物がとがっている物のさき。「針の―」類語突端。●時代・流行などの先頭。「―技術」10「流行の一を行く」 **せん・たん【戦端】** 戦いのいとぐち。[コロ]「―を開く」 **せん・たん【選炭】** 《名・自他サ》ほり出した石炭から不純物を取り除いたり、大きさによってより分けたりする作業。「一場」 **せん・だん【専断・擅断】** 《名・形動・他サ》自分一人で勝手に処理すること。独断。 **せんだん【梅檀】** ●センダン科の落葉高木。暖かい地方に自生する。根・樹皮・果実は薬用、材は器具用。おうち。「ビャクダン」の別称。[参考]梵語~candanaの音訳。――は双葉より芳し《句》ビャクダンは芽生えたときから香気が高いように、大成する人物は子供のときからすぐれていることのたとえ。類語蛇{じゃ}では一寸にして人を呑{の}む。 **せん・だん【船団】** 船の集団。「輸送―」類語)船隊。 **ぜん・だん【前段】** 〔文]文章の、ある段落の前の段落。また、前の一区切り。団後段{こうだん}。 **せん・ち【戦地】** ●戦争の行われている場所。戦場。●軍隊が出動した土地、特に外地。 **センチ** ■《接頭》メートル法で、メートルなどの単位名につけて、その一○○分の一をあらわす語。記号c。「―グラム」「ーリットル」《名・助数》「センチメートル」の略。▽centi[コロ]ーメートル《名・助数》メートル法による長さの単位の一つ。一心の一〇〇分の一。センチ。記号cm。▽centimètre **センチ** 《形動》〔俗]「センチメンタル」の略。〔多く「お―」の形で使う〕「おーなドラマ」 **ぜん・ち【全知・全智】** 〔文〕すべての事を理解できる完全な知恵。 **ぜん・ち【全治】** 《名・自サ》病気や傷が完全になおること。全治{ぜんじ}。「―一週間のけが」類語全快。全癒{ぜんゆ}。 **ぜんち‐し【前置詞】** 西欧語の文法で、品詞の一つ。名詞や代名詞の前について、その語の、他の語に対する関係を示すもの。英語のat,in,to,onなど。 **ぜん‐ちしき【善知識】** 〔仏〕●人を正しく導いて仏門に入らせる高徳の僧。対悪知識。●人を仏門や悟りの境地に入らせるきっかけとなるもの。 **ぜんち・ぜんのう【全知全能・全智全能】** すべての事を理解し、あらゆる事を実行できる能力。「―の神」 **センチメンタリスト** ものに感じやすい、感傷的な人。感傷家。▽sentimentalist **センチメンタリズム** 詠嘆・悲嘆などの感情を強く表現しようとする文芸上の傾向。主情主義。感傷主義。sentimentalism **センチメンタル** 《形動》ちょっとしたことにもしんみりしたり涙を流したりして、物事に感じやすいようす。感傷的。センチ。「――な年ごろ」▽sentimental **センチメント** 感情。心情。▽sentiment **せん‐ちゃ【煎茶】** 熱い湯で茶の葉をせんじ出して飲む緑茶。[参考]玉露と番茶の間の中級のものをさす。 **せん・ちゃく【先着】** 《名・自サ》他のものより先に着くこと。「―順に受け付ける」 **せん・ちゅう【戦中】** 戦争が行われている期間。戦時中。[参考]特に第二次世界大戦中をさす。対戦前・戦後。―は【派】第二次世界大戦中に青春時代を過ごした・世代(人々)。戦前派・戦後派。 **せん・ちゅう【箋注・箋註】** 〔文〕注釈。注解。[参考]「箋」は注釈などを記して書物にはさんでおく紙片。 **せん・ちょう【船長】** ●船の乗組員の長として、航行 <815> の指揮や船員の監督などに当たる職(の人)。●船首から船尾までの長さ。対船幅。 **ぜん・ちょう【前兆】** 物事が起こる前に前ぶれとして現れるしるし。きざし。「嵐のー」 **ぜん・ちょう【全長】** ある物の全体の長さ。「―二0○メートルの船」 **せん・つう【疝痛】** 発作的に起こる腹部の激痛。 **ぜん・つう【全通】** 《名・自サ》道路や路線の全部が開通すること。全線開通。「高速道路がーした」 **せん・て【先手】** ●同じ物事を他より先に行うこと。また、そうして有利な立場に立つこと。四字「一必勝」[コロ]「―を打つ」[コロ]「―を取る」●囲碁・将棋で相手より先に・うち(さし)はじめること。また、その人。先番。②後手{ごて}。 **せん・てい【先帝】** 先代の天子。先代の皇帝。 **せん‐でん【宣伝】** 《名・他サ》●主義・主張や商品の特質などを説明して、多くの人々の理解・共鳴を得るように働きかけること。プロパガンダ。ピーアール。「―効果」類語広告。●ある物事を大げさに言いふらすこと。[コロ]類義語の使い分け「広告・宣伝」 **せん‐てい【剪定】** 《名・他サ》樹木の生育や実りやよくしたり、また、樹形を整えたりするために、枝の一部を切ること。枝切り。 **せん・てい【船底】** 船のそこ。ふなぞこ。 **せん‐てい【選定】** 《名・他サ》ある条件に合うものを多くの中から選んで決めること。「―基準」 **ぜん・てい【前庭】** 家屋の前にある庭。前庭{まえにわ}。 **ぜん・てい【前提】** ●ある事柄が成り立つための基となる条件。前置きの条件。「結婚を―に交際する」2〔論〕三段論法で、結論を導き出すための、既知または仮定の事柄に関する判断。[参考]大前提・小前提。―か【一化】《名・他サ》ある事柄を前提とすること。 **せん・でき【洗滌】** 《名・他サ》せんじょう(洗浄)。 **ぜんてき【全的】** 《形動》全部そうであるようす。全体におよぶようす。全体的。全般的。「―に肯定する」 **せん・てつ【先哲】** 〔文〕昔のりっぱな思想家。昔の哲人。「―の教え」類語先賢。 **せん・てつ【銑鉄】** 鉄鉱石を溶鉱炉でとかして作った不純物をふくむ鉄。鋳物や製鋼の原料。ずく鉄。 **ぜん・てつ【前轍】** 〔文]前を行く車のわだち。―を踏・む《句》前車の轍を踏む。 **ぜん・でら【禅寺】** 禅宗の寺。禅院。禅林。 **せんてん【先天】** ●生まれつき、ある性質・体質を身に備えていること。類語天稟{てんぴん}。天性。②〔哲]経験によって得るものでなく、経験以前に身に備わっていること。[①②とも、ふつう単独には用いない〕囡①②後天。―せい【一性】生まれつきもっている性質。因後天性。―てき【一的】《形動》●生まれつき備わっているようす。生まれながらの。「―資質」●「アプリオリ」に同じ。対12後天的。 **せんてん【旋転】** 《名・自サ》〔文〕くるくる回ること。 **せん‐ど【先度】** さきごろ。先日。「―はおおきに」[参考]おもに関西地方で使う。 **せん・ど【先途】** ●〔文〕物事が行き着く所。物事の結果。成り行き。「―を見届ける」●勝敗や成否の決まる重大な時・場合。「ここをーと」類語瀬戸際。 **せん・ど【鮮度】** 野菜・魚・肉などの新鮮さの度合い。[コロ]「ーを保つ」[コロ]「ーが落ちる」 **ぜん・と【前途】** ●ある地点から目的地までの道のり。●人生におけるこれから先の過程。将来。「――ある青年」四字「一多難」 **ぜん・ど【全土】** ある国土・地域の全体。類語全国。 **せん・とう【仙洞】** 〔文〕●仙人のすみか。●上皇の御所。仙洞御所。転じて、上皇の尊称。 **せんとう【先登】** ●まっ先に敵の城に攻め入ること。一番乗り。●いちばん先に物事を行うこと。また、最初に到着すること。〔古風な言い方〕 **せん・とう【先頭】** いちばん前。さき。[コロ]「一に立つ」類語真っ先。最前。因後尾。――を切・る《句》集団のいちばん先を勢いよく進む。また、物事を他の人より先に行う。 **せん・とう【尖塔】** 〔文]頂上がとがった塔。 **せん・とう【戦闘】** 《名・自サ》武器を使って戦うこと。また、攻撃・防御などの行動をとること。―き【―機】ミサイルなどを備えた比較的小型で高速の軍用機。 **せん・とう【銭湯】** 湯銭(=入浴料)をとって入浴させる浴場。風呂屋。公衆浴場。 **せん・どう【先導】** 《名・他サ》先に立ってみちびくこと。「案内係が客を―する」「―車」 **せん・どう【扇動”煽動】** 《名・他サ》感情にうったえて、あることを行うようにそそのかすこと。あおりたてること。アジテーション。「―者」「民衆を―する」類語教唆。 **せんどう【羨道】** →えんどう(羨道)。 **せん・どう【船頭】** ●和船の指揮をとる人。ふなおさ。●船をこぐ職業の人。因美操。―多くして船山に登る《句》指図する者が多くて統一がとれず、物事が順調に進まないことのたとえ。 **せん・どう【顫動】** 《名・自サ》こまかくふるえ動くこと。「一音」 **ぜん・とう【前頭】** 頭の前部。前額。「―部」因後頭。―よう【一葉】大脳半球の一部で、中心溝より前方にある部分。新皮質の一部で、感情・思考・判断などの精神作用や随意運動をつかさどるといわれる。 **ぜん・とう【漸騰】** 《名・自サ》物価や相場がしだいに高くなること。团漸落。 **ぜん・とう【全島】** ●島の全体。また、その島の全島民。●いくつかある島の、全部。 **ぜん・どう【善導】** 《名・他サ》よい方へ教えみちびくこと。「生徒を―する」 **ぜん・どう【禅堂】** 禅の修行をするための建物。特に、座禅をする堂。 **ぜん・どう【蠕動】** 《名・自サ》●虫がくねってうごめくこと。●腸・胃などが食べ物を送り出すために行う規 <816> 則的な筋運動。蠕動運動。「腸がーする」 **ぜんと・たなん【前途多難】** 《名・形動》これから先に多くの苦労や困難が待ち受けていること。「―が予想される」「―な恋」 **セントポーリア** イワタバコ科の多年草。紫・紅・白などの花をつける。多く、はち植え。アフリカスミレ。▽saintpaulia **セントラル** 《造語》「中心の」「中央の」の意を表す。「―ホール」「ーパーク」▽central[コロ]ヒーティング建物の一か所に熱源を置き、そこから各室に蒸気・温水・温風を送り、暖房するしくみ。集中暖房。▷central heating **ぜんと・りょうえん【前途遼遠】** 《名・形動》●これから行く道のりがはるかに遠いこと。●仕事などがはかどらず、まだまだ先が長いこと。なかなか終わらないこと。「工事は―の感がある」 **ゼントルマン** ジェントルマン。▽gentleman **せん・ない【詮無い】** 《形》してもむだである。かいがない。「言っても―・いこと」 **せん・なり【千生り・千成り】** たくさん群がって実がなる・こと(もの)。 **せんなり‐びょうたん【千成り瓢箪】** ひょうたんの一変種。小形の果実がたくさんなる。●せんなりびょうたんの果実が群がってなるようすを図案化した模様。[参考]豊臣秀吉の馬印として有名。 **ぜん・なん【善男】** 仏法に帰依した男子。善男子{ぜんだんし}。因善女{ぜんにょ}。―ぜんにょ【一善女】〔仏〕仏法に帰依した男女。また一般に、信仰の厚い人々。 **ぜん・に【禅尼】** 〔在家のまま〕仏門に入って髪をおろした女子。「松下ー」団禅門。 **せん・にく【鮮肉】** 食用の新鮮な肉。 **ぜんにち・せい【全日制】** 毎日昼間に授業を行う通常の学校教育の課程。全日制{ぜんじつせい}。因定時制。 **せんにち‐て【千日手】** 将棋で、双方が同じ手順を連続して三度くり返すこと。 **せん・にゅう【先入】** 〔文〕前もって心に入っていること。―かん【一観】あらかじめ作り上げられている固定的な観念。先入主。先入見。〔ふつう、自由な思考をさまたげるものとしてとらえられる〕「―をもつ」「―にとらわれて判断を誤る」注意「先入感」は誤り。―けん【一見】「先入観」に同じ。―しゅ【―主】「先入観」に同じ。 **せん・にゅう【潜入】** 《名・自サ》人に気づかれないように、こっそり入りこむこと。「敵地に―する」 **せんにょ【仙女】** 〔文〕女性の仙人。仙女{せんじょ}。 **ぜん・によ【善女】** 仏法に帰依した女子。善女人{ぜんにょにん}。因善男{ぜんなん}。 **せん・にん【仙人・僊人】** ●人間界をはなれて山中に住み、不老不死の法を修め、神通力をもつという人。神仙。[参考]道教で理想とする。●世間ばなれした無欲の人。 **せん・にん【先任】** ある任務に、その人より先についていた・こと(人)。前任。「―の人」団後任。 **せん・にん【専任】** ある一つの職務だけを担当すること。「―講師」類語専従。対兼任。 **せん・にん【選任】** 《名・他サ》選び出して任命すること。「委員を―する」 **ぜん・にん【前任】** ●その職務にその人より以前についていた・こと(人)。先任。「一者」団後任。●その人が以前に服務していたこと。「―地」 **ぜん・にん【善人】** ●善良な人。よい人。団悪人。●人の言いなりになる人をからかって言う語。お人よし。 **せんにん・ばり【千人針】** 腹巻きの形の布に千人の女性が赤糸で一針ずつぬって千個の縫い玉を作ったもの。出征軍人にその無事をいのっておくった。全帯。 **せんにん・りき【千人力】** ●千人分に相当するくらいの強い力。また、それをもっていること。●千人の助力を得たほどに心丈夫なこと。「これがあればーだ」 **せん・ぬき【栓抜き】** びんの王冠やコルク栓をぬき取る道具。 **せん・ねつ【潜熱】** ●中にひそんでいて外に出ない熱。●〔理〕物質の状態が変化するときに吸収または放出する熱。気化熱・融解熱・凝固熱など。 **せん・ねん【先年】** いく年か前の年。以前の年。「―来の好景気」類語前年。往年。後年。 **せん・ねん【千年】** 一年の一○○○倍。転じて、きわめて長い年月。類語千歳。千代{ちよ}。 **せん・ねん【専念】** 《名・自サ》一つのことに心を集中させること。専心。「指導に―する」類語没頭。[コロ]類義語の使い分け「専念・没頭」 **ぜん・ねん【前年】** ●今過ごしている年の前の年。昨年。去年。ある年の前の年。「終戦の―のできごと」●過ぎ去ったなん年か前の年。先年。因後年。 **ぜん・ねんど【前年度】** 今年度の、まえの年度。昨年度。 **せんのう【先王】** 《「せんおう」の連声{れんじょう}》→せんおう(先王)。 **せん・のう【洗脳】** 《名・他サ》 (第二次世界大戦後の中国で資本主義思想を洗い去って、共産主義思想に変えたことから)その人の思想や考え方を根本的に改造すること。 **ぜん・のう【前納】** 《名・他サ》代金・費用などを前もっておさめること。「会費は―のこと」対後納。 **ぜん・のう【全納】** 《名・他サ》おさめるべき金額・数量の全部を、おさめること。「滞納金を――する」類語完納。团分納。 **ぜん・のう【全能】** すべての事をなし得る・こと(能力)。四字「全知―」 **ぜん・ば【前場】** 取引所で、午前中に開かれる売買取引。団後場{ごば}。 **せん・ばい【専売】** 《名・他サ》●ある人が独占的に売ること。●国家が行政上の目的で特定の商品の生産・販売を独占すること。―とっきょ【一特許】●「特許」の旧称。●その人だけができる特技。おはこ。 **せん・ぱい【先輩】** ●年齢・学芸・地位・経験などが上の人。「―風をふかす」類語先進。●特に、同じ学校を自分よりも先に卒業した人。「―は我が校の誇りだ」①②後輩。 **せん・ぱい【戦敗】** 戦争・試合などに負けること。敗戦。「一国」類語敗北。対戦勝。 **ぜん・ぱい【全廃】** 《名・他サ》全部を廃止すること。 **ぜん・ぱい【全敗】** 《名・自サ》試合や勝負事のすべてに負けること。「五戦―」団全勝。 **せん・ぱく【船舶】** 〔文〕ふね。特に、大型のふね。 <817> **せん・ぱく【浅薄】** 《形動》学問や考えが浅いこと。あさはかなこと。「――な考え」類語輕薄。 **ぜん・はく【前膊】** 「前腕」の旧称。 **せん・ばつ【選抜】** 《名・他サ》〔ある基準に従って〕多くの中から選び出すこと。よりぬき。「―試験」「ーチーム」類語選出。選考。 **せん・ぱつ【先発】** 《名・自サ》●他より先に出発すること。「一隊」対後発。●スポーツで、試合の最初から出場すること。「ーメンバー」「一投手」 **せん・ぱつ【洗髪】** 《名・自サ》髪の毛をあらうこと。 **せん・ぱつ【染髪】** 《名・自サ》髪の毛をそめること。 **せんば・づる【千羽鶴】** ●たくさんのツルをえがいた模様。●折り紙でツルの形を折り、糸でたくさんつないだもの。[参考]病気の全快などをいのったり応援の気持ちをこめたりして作る。 **せんぱ・ばんぱ【千波万波】** 〔文〕次々と絶え間なく打ち寄せる波。「―を乗り切る」「ーをこえる」 **せん・ばん【先番】** ●物事を先にする順にあたること。また、その順。●碁・将棋で、先手。 **せん・ばん【千万】** ■《名》〔文〕いろいろ。さまざま。種々。「―心をくだく」目《接尾》《形容動詞語幹などについて、形容動詞語幹を作る)「程度のはなはだしいようす」の意。「ふとどきー」「迷惑―」「無礼一」 **せんばん【千番】** 千回。きわめて多くの回数。――に一番の兼ね合い《句》千回やっても一回成功するかどうかわからないほど困難なこと。 **せんばん【旋盤】** 工作機械の一種。加工すべき物を主軸にとりつけて回転させ、刃物をあててけずり取って加工する。「―エ」 **せん・ぱん【先般】** 〔文〕さきごろ。このあいだ。過日。「―御依頼の件につき・・・」類語先日。对今般。 **せんぱん【戦犯】** 「戦争犯罪人」の略。 **ぜん・はん【前半】** 物事を二つに分けたときの、前の半分。前半{まえはん}。「一戦」団後半。 **ぜん・ぱん【全般】** ある物事を大づかみにした、その全体。総体。「教育の―を論じる」「一的」―てき【一的】《形動》全体を大づかみにしたようす。おしなべて。「この冬はーに雪が多い」 **ぜん・はんせい【前半生】** 人の一生を二つに分けたときの前半の人生。「―をふりかえる」因後半生。 **せん‐び【戦備】** 戦争をするための準備。類語軍備。 **せん・び【船尾】** 船体の後部。とも。団船首。 **せん・ぴ【先妣】** 〔文〕死んだ母。亡母。因先考。 **せんぴ【戦費】** 【戦費】戦争に要する費用。「莫大なー」 **ぜん‐び【善美】** ●善と美。「真―」《名・形動》〔文]美しくりっぱなこと。「―をつくした建築」 **ぜん・び【全備】** 〔文〕十分そなわっていること。また、完全に装備すること。「―重量」 **ぜん‐ぴ【前非】** 以前に犯した過ち。先非。1回「一を悔いる」類語旧悪。 **せんびき【線引き】** 《名・自サ》●線を引くこと。●〔ある基準に従って〕線を引いて・区切る(分ける)こと。 **せん・ぴつ【染筆】** 《名・自サ》筆に墨をふくませて書画をかくこと。また、その書画。揮毫{きごう}だ。 **せん・びょう【線描】** 〔文〕「線がき」に同じ。「―画」 **せん‐ぴょう【選評】** よいものを選んで、それについて批評すること。また、その批評。 **ぜん・ぴょう【全豹】** 〔文〕(ヒョウの皮の全体の模様の意から)物事の全体。全体のようす。「―を窺{うかが}っ」[参考]一斑{いっぱん}を見て全豹をトッす。 **せん‐びょうし【戦病死】** 《名・自サ》軍人や軍属が出征中に病死すること。 **せんびょう・しつ【腺病質】** 体格が貧弱で、病気になりやすく、神経質な(子供の)体質。 **せん・びん【先便】** 先に出した手紙。前回のたより。前便。「――でもお知らせしましたが・・・」団後便。 **せん・びん【船便】** ふなびん。 **ぜんびん【前便】** 「先便{せんびん}」に同じ。 **せん・ぶ【先負】** 「先負日{せんぶび}」の略。六曜の一つで、急用・公事にに悪いとされる日。先負{さきまけ}。囡先勝。 **せん・ぷ【宣撫】** 《名・他サ》占領地において占領軍がその意思・方針を述べ伝え、人心を安定させること。 **せん・ぷ【先夫】** 以前に夫であった男性。前夫。 **ぜんぶ【膳部】** 膳にのせて出す料理。また、料理。 **ぜんぶ【前部】** 物の前の部分。因後部。 **ぜんぶ【全部】** ●ある物事のすべて。みな。「残りの―を持ってくる」囡一部。●一揃いになっている書物のすべて。全冊。 **せんぷう【旋風】** ●〔気〕渦巻き状にふく激しい風。つむじ風。●突然起こって、その社会に大きな影響を与えるような出来事。[コロ]「業界にーを巻き起こす」 **せんぷうき【扇風機】** 小型のモーターで羽根車を回して風をふき送る機械。 **せん・ぷく【潜伏】** 《名・自サ》●かくれひそむこと。●感染していながら、症状が現れないこと。―きかん【期間】病気に感染してから発病するまでの期間。[参考]者病気によって異なる。 **せん・ぷく【船幅】** 船のはば。因船長。 **せん・ぷく【船腹】** ●船の胴にあたる所。●船の、貨物を積みこむ部分。●船の積載能力。 **ぜんぷく【全幅】** 〔文〕●紙・布などのはば一杯。●ある感情や気持ちの、ありったけ。「―の信頼を寄せる」 **せん・ぶり【千振】** リンドウ科の二年草。全体に強い苦みがあり、煎じて胃の薬にする。 **せん・ぶん【撰文】** 《名・他サ》〔文〕碑文などの文章を作ること。 **せん・ぶん【線分】** 〔数〕直線上の、ある二点間の、限られた部分。有限直線。 **ぜんぶん【前文】** ●ある箇所より前に書いた文章。「―をけずる」●手紙文で、最初に書く時候などの挨拶の文章。●法令などの条項の前にある文章。前書き。「憲法の―」類語序。序文。 **ぜんぶん【全文】** ある文章の全体。「―を掲載する」 **せんぶんりつ【千分率】** 基準の量を一○○○としたときの、ある量の比率。千分比。パーミル。記号‰。 **せんべい【煎餅[餅]】** 菓子の一つ。米粉または小麦粉を練り、うすくのばして焼き、味をつけた菓子。―ぶとん【一布団】せんべいのようにうすく粗末なふとん。 **せん・ぺい【先兵・尖兵】** 警戒しながら本隊の前方を進む小部隊。 **せんべつ【選別】** 《名・他サ》ある基準によって、より分けること。選び分けること。「リンゴのー」 **せんべつ【餞別】** 〔旅行・移転などをする人に〕別れをおしむしるしとして金品をおくること。また、その金品。はなむけ。1回「門出にーをおくる」[コロ]「― <818> を包む」 **せんべん【先鞭】** 《他より先に馬にむちをあて、さきがけをなす意から)〈「――をつける」の形で〉他に先んじて物事に着手すること。[コロ]「国際的研究に―をつける」 **ぜん・ぺん【前編・前篇】** 二つまたは三つに分かれている書物・映画などの最初の編。団中編・後編。 **ぜん・ぺん【全編・全篇】** 一つの詩・文章・映画などの全体。「―にみなぎる詩情」類語全巻。 **せんぺん・いちりつ【千編一律・千篇一律】** みな同じ調子で、変化やおもしろみのないこと。一本調子。「―の小説」 **せんぺんばんか【千変万化】** 《名・自サ》物事がさまざまに変化すること。「―の美しさ」 **せん・ぼう【羨望】** 《名・他サ》〔文〕うらやましがること。「―の的{まと}」 **せん・ぼう【先方】** ●向こうの方。前方。●相手の人。先様{さきさま}。「―の言い分を聞こう」因当方。 **せん・ぽう【先鋒】** (「鋒」はきっさきの意)●部隊の先頭に立つ人。「一隊」●ある主義・主張・行動などの先頭に立って活躍する人。 **せん・ぼう【戦法】** 戦争・試合などの戦い方。戦術。 **せん・ぼう【旋法】** (mode)ある音階に基づく旋律について、その音の変化の性格を規定している法則。[参考]長・短調による和声法が確立される一七世紀以前に使われていたもので、ふつう教会旋法をさす。雅楽の律旋法・呂旋法もこの類。 **ぜん・ぼう【全貌】** 物事の全体のありさま。全体の姿。全容。「事件の―が明らかにされた」 **ぜん・ぼう【前方】** 前の方向。「―に注意」団後方。 **せんぼう・きょう【潜望鏡】** 潜水中の潜水艦から水面に垂直につき出して、海上のようすを見るしくみの望遠鏡。ペリスコープ。 **ぜんぽうこうえん・ふん【前方後円墳】** 古墳の形式の一つ。後部が円形で、前部が方形(=四角形)のもの。 **せん・ぼつ【戦没・戦歿】** 《名・自サ》戦場で死ぬこと。戦争で死ぬこと。〔「戦死」より改まった言い方〕「―者の霊をなぐさめる」類語戦死。 **せん・ぼつ【潜没】** 《名・自サ》水中にもぐり込むこと。特に、潜水艦が潜航すること。 **ぜんぽん【善本】** ●内容や校訂の行き届いた本。●〔書誌学で〕保存がよかったり、本文のもつ系統が古かったりする本。 **せん・まい【千枚】** 一枚の一〇〇○○倍。転じて、枚数の多いこと。―づけ【―漬け】京都地方名産のカブの漬け物。うすく輪切りにしたカブを塩づけにしたあと、こんぶ・みりん・とうがらし・塩を加えてつけなおして作る。―どおし【―通し】重ねた紙にさし通して穴を明けるきり。目打ち。―ばり【―張り】紙などを何枚も張り重ねて厚くすること。また、そうしたもの。 **せん・まい【洗米】** 神に供えるために、水できれいに洗った米。洗い米{あらいごめ}。 **せん・まい【饌米】** 〔文〕神に供える洗米。類語供米{くまい}。 **ぜんまい【発条・撥条】** 渦巻き状に巻いた鋼鉄製のばね。おもちゃ・時計などの動力に使う。「―じかけ」 **ぜんまい【薇】** ゼンマイ科のシダ植物。若葉は淡赤褐色の綿毛をかぶり、渦巻き形。食用。 **せん・まん【千万】** 一万の一〇〇〇倍。一千万。転じて、きわめて数の多いこと。 **せんまん・むりょう【千万無量】** 《名・形動》数が多くてはかりしれないこと。「―の思い」 **ぜん‐み【禅味】** 〔禅宗にあるような〕俗世間をはなれた枯淡な趣・あじわい。「―を帯びる」 **せん・みつ【千三つ】** ●(「本当のことは千に三つぐらいしか言わない者」の意で)うそつき。ほらふき。●「商談がまとまるのは千に三つぐらいしかない」意で)土地の売買や貸し金のあっせんをする職業(の人)。「一屋」 **せん・みょう【宣命】** 〔漢文体で書かれた詔勅{しょうちょく}に対し〕宣命体で書かれたみことのり。―がき【―書き】宣命・祝詞{のりと}などを書くときに用いられた特別な表記法。国語の語法のままに、体言および用言の語幹などは漢字で大きく書き、助詞・助動詞・活用語尾などは万葉仮名で小さく書く。―たい【一体】宣命書きを用いた文体。[参考]「宣命書き」と同義にも用いる。 **せん・みん【賤民】** 身分がいやしいとされた民。[参考]制度的に差別を受けてきた。上代社会では、良民,に対してその最下層にあった。 **せん・みん【選民】** ●すべての民族の中から選ばれて、人々を神に導く使命をもつとされた民族。特に、ユダヤ民族が自らをいう。「―思想」●神に選ばれたすぐれた人民。 **せんむ【専務】** ●一つの職務だけをつとめること。「―車掌」●「専務取締役」の略。―とりしまりや<【一取締役】株式会社などで、社長を助け、その会社の業務全般を行う取締役。専務。 **せんむ・は【戦無派】** 〔俗〕〔戦前派・戦中派・戦後派に対して〕第二次世界大戦後に生まれ、戦争の実態をまったく知らない世代。 **せんめい【闡明】** 《名・他サ》〔文〕はっきりしなかった道理や意味などを明らかにすること。「国体の一化」 **せんめい【鮮明】** 《形動》あざやかではっきりしているようす。「―な印象」「――な画像」 **ぜんめい【喘鳴】** 呼吸する空気が気管を通るとき、ぜいぜい音を立てること。また、その音。 **せん‐めつ【殲滅】** 《名・他サ》〔文]皆殺しにすること。残らずほろぼすこと。「敵を―する」類語掃滅。 **ぜん・めつ【全滅】** 《名・自他サ》全部ほろびること。また、全部ほろぼすこと。「台風で畑の作物は―だ」 **せん・めん【扇面】** 扇の・地紙(表面)。また、扇。 **せん・めん【洗面】** 《名・自サ》顔を洗うこと。洗顔。〔「洗顔」よりも古風な言い方〕「―器」「一台」 **ぜん・めん【前面】** 前のほう。表のほう。「要求を―に押し出す」類語正面。因後面。 **ぜん‐めん【全面】** すべての面。すべての方面。ある物事の全体。「―改訂」「一降伏」―てき【一的】《形動》あらゆる方面にわたるようす。「――に賛成する」 **せん・もう【旋毛】** うずのように巻いた毛。つむじげ。 **せん・もう【繊毛】** こん・もう【繊毛】●きわめて細い毛。●生物体の細胞の表面にある細い毛のような突起。バクテリア・下等動物などの体表や高等動物の鼻腔・気管などに見られ、運動性がある。 **せん・もう【腺毛】** 植物の表皮にある毛のような突起物で、その先端から粘液などを分泌するもの。 **せん・もう【譫妄】** 外界に対する意識がうすれ、妄想・錯覚が起こる症状。 <819> **せんもん【専門】** 一つの学問・仕事などを特に受け持ち、研究・従事すること。また、その学問・仕事。「―店」[注意]「専問」は誤り。―か【一家】その分野に精通・熟練した人。エキスパート。玄人。因門外漢。―がっこう【―学校】専修学校のうち、高等学校卒業者を対象に大学程度の専門教育を行う学校。[参考]専修学校。―こうこう【―高校】「専門高等学校」の略。「職業高校」の新称。 **ぜんもん【前門】** 〔文〕建物の前の方にある門。表門。対後門。――の虎後門の狼{おおかみ}《句》一つの災難をのがれて、すぐまた他の災難にあうことのたとえ。〈李贄・史綱評要〉 **ぜん・もん【禅門】** ●禅宗。●〔在家のまま〕仏門にはいって髪をおろした男子。因禅尼{ぜんに}。 **ぜん・もんどう【禅問答】** ●禅宗で、修行僧と師とが一問一答をし、教義を会得{えとく}すること。●わかったようなわからないような、ことばのやりとり。 **せん・や【先夜】** いく日か前の夜。また、先日の夜。 **せん・や【戦野】** 〔文〕戦場となっている野原。類語征野。 **ぜん・や【前夜】** ●前の日の夜。昨夜。●ある日の、前の夜。●大事の起こる直前。「革命の―」―さい【―祭】記念日・祝典などの前の晩に、それを祝って行う催し。「学園祭の―」団後夜祭。 **せん・やく【仙薬】** ●飲めば不老不死の仙人になるという薬。●不思議によくきく薬。 **せん・やく【先約】** ●その人より先にした約束。「その日はーがある」●その人と以前にした約束。以前からの約束。前約。「―を果たす」 **せん・やく【煎薬】** せんじ出して飲む薬。煎じ薬。[参考]漢方薬に多い。 **ぜん・やく【前約】** 「先約び②」に同じ。 **ぜん・やく【全訳】** 《名・他サ》原文全部を翻訳すること。また、その訳。完訳。対抄訳。 **ぜん・ゆ【全癒】** 《名・自サ》〔文〕病気や傷が完全になおること。全快。類語全治。 **せん・ゆう【占有】** 《名・他サ》●自分の所有にすること。「土地を―する」②〔法〕自分のためにする意思をもって物を所有すること。「―権」ーりつ【一率】あるものの中で、そのものが占める割合。「国土における農地のーを調査する」 **せん・ゆう【仙遊】** 《名・自サ》〔仙人のように〕俗世間から離れて自由に遊ぶこと。 **せん・ゆう【戦友】** 同じ部隊に属し、戦場で行動を共にしたなかま。戦場で共に敵と戦った友。 **せんゆう‐こうらく【先憂後楽】** 国の支配者は、下の者より先に前途を心配し、下の者が安楽になってから楽しむべきだとする戒め。〈范仲淹・岳陽楼記〉 **せん‐よう【宣揚】** 《名・他サ》〔文〕世間に広くはっきりと示すこと。「国威を―する」 **せん‐よう【専用】** 《名・他サ》●限られた人だけが使うこと。「社長―の車」団共用。●ある決まった時・目的だけに使うこと。「夜間――電話」「水彩―の筆」●決まった物だけをいつも使うこと。「国産品を―する」 **ぜん‐よう【善用】** 《名・他サ》●よい方に使うこと。「知識を―する」対悪用。●じょうずに使うこと。 **ぜん‐よう【全容】** あるものの全体の姿。ある物事の全体のありさま。全貌{ぜんぼう}。「事件の―が明らかになる」 **ぜんら【全裸】** 身に何もまとっていないこと。まるはだか。まっぱだか。すっぱだか。あかはだか。因半裸。 **せんりゃく【戦略】** 戦争・政治闘争・企業競争などでの全体的な計画・手段。「販売―」[参考]「戦術」は、「戦略」と違い、部分的・実際的な計画・手段をさす。類語軍略。 **ぜん・りゃく【前略】** ●引用文などの前の部分をはぶくこと。因中略・後略。●(季節の挨拶部など形式的な前文をはぶく意で)手紙の最初に書きしるす語。 **せんらん【戦乱】** 戦争によって世の中が乱れること。「―の世」類語戦渦。兵乱。 **せん・り【千里】** 一里の一○○○倍。転じて、非常に遠い道のり。四字「一望―」類語万里。―がん【一眼】肉眼では見えないような遠い所のできごとや他人の心中などを感知できる力(をもった人)。―のこま【―の駒】《連語》一日に千里を走るという馬。転じて、才能の特にすぐれた人。千里の馬。――の堤も蟻の穴から崩れる《句》大きな堤防も小さなアリの穴から崩れることがあるように、取るに足りないことでも油断をすると大事になるというたとえ。――の野に虎を放つ《句》危険なものを野放しにして災いのもとを作ることのたとえ。虎を野に放つ。――の道も一歩より始まる《句》遠い旅も第一歩を踏み出すことから始まるように、遠大な事業も手近なところから始まる。〈老子〉 **ぜんらく【漸落】** 《名・自サ》相場や物価がしだいに安くなること。対漸騰{ぜんとう}。 **ぜん・り【戦利】** 〔文〕●戦争での勝利。戦勝。●戦争で敵から品物をうばうこと。ぶんどり。「一品」 **せん・りつ【戦慄】** 《名・自サ》恐れのためにふるえること。ふるえおののくこと。「怪談に―する」[コロ]「ーが走る」[コロ]「ーを覚える」 **せん・りつ【旋律】** 〔音〕高低とリズムをもった、(音楽的価値のある)音の流れ。ふし。メロディー。 **ぜんりつ‐せん【前立腺】** 男性の生殖器の一部。膀胱の下にあり、尿道を囲む腺性の臓器。精子の運動を活発にする液を分泌する。旧称、摂護腺{せつごせん}。 **ぜん・りょ【千慮】** 〔文〕深くいろいろと考えること。また、その考え。類語熟慮。――の一失《句》すぐれた知者でも、まれには失敗がある。十分に配慮しても思いがけない失敗をすること。賢者の千慮の一失。知者も千慮に一失あり。〈史記・淮陰侯伝〉対千慮の一得。――の一得《句》愚か者でも、まれにはすぐれた考えを出すことがあるということ。〈史記・淮陰侯伝〉団千慮の一失。 **せん・りょ【浅慮】** 〔文〕思慮の浅いこと。あさはかな考え。「―を恥じる」類語短慮。浅見。团深慮。 **せん・りょう【千両】** ●一両の一〇〇〇倍。「一箱」●金額の多いこと。価値の高いこと。●センリョウ科の常緑小低木。実は小さな球形で、冬、赤く熟す。―やくしゃ【一役者】《千両の給金をとる役者の意で)技芸がすぐれ、格式の高い役者。 <820> **せん・りょう【占領】**《名・他サ》●ある場所を占有すること。「本で部屋が―される」●[法]他国の領土を武力で自国の勢力下におくこと。占拠。「一地域」 **せん・りょう【専領】**《名・他サ》自分一人で領有すること。また、自分勝手に領有すること。 **せん・りょう【染料】**糸・布などを染める材料。 **せん・りょう【線量】**放射線の量。「被曝{ひばく}―」 **せん・りょう【選良】**〔文〕●選び出されたりっぱな人。エリート。●〔選挙で選ばれることから〕「代議士」の別称。 **ぜん・りょう【全量】**全体の重量または容量。 **ぜん・りょう【善良】**《形動》人の性質が正しく素直なようす。まじめで素直なようす。「―な市民」 **ぜんりょうせい【全寮制】**学生・生徒などの全員を寮に入れて教育する制度。「――の高校」 **せん・りょく【戦力】**●戦争を遂行できる能力。戦闘力。[参考]兵力・武器生産力・輸送力などをふくむ。●物事を行う上で役に立つ働き手。「彼は貴重な―だ」 **ぜん・りょく【全力】**もっている限りの力。出せる限りの力。「―で走る」―とうきゅう【一投球】《名・自サ》●野球で、投手が全力で投げること。●力の限りをつくして物事に取り組むこと。「仕事に―する」 **ぜん・りん【前輪】**前後にある車輪の、前の方の車輪。[対]後輪。 **ぜん・りん【善隣】**〔文〕隣の家・国と仲よくすること。また、その仲よくしている隣家・隣国。「一外交」 **ぜん・りん【禅林】**〔文〕禅宗の寺院。禅寺。 **せん・るい【蘚類】**蘚苔{せんたい}植物の一綱。苔類より進化したもので、有性世代のもの(=配偶体)は茎と葉の区別がある。スギゴケ・ミズゴケなど。 **せん・れい【先例】**●以前にあった同種の事例。[類語]旧例。先蹤{せんしょう}。「―に従う」●今後の基準となる最初の例。「―を残す」[対]②前例。 **せん・れい【洗礼】**●キリスト教で信者となるための儀式。頭上に聖水を注いだり、水にひたったりする。●影響を受けるほどの特別な経験。[コロ]「プロのーを受ける」 **せん・れい【船齢】**ある船が進水して以来の年数。 **せん・れい【鮮麗】**《形動》〔文〕あざやかできれいなようす。「―な色彩」 **ぜん・れい【前例】**「先例」に同じ。 **ぜん・れい【全霊】**ある人の精神のすべて。四字「全身全霊」 **せん・れき【戦歴】**戦争・試合に参加した経歴。 **ぜん・れき【前歴】**過去にあった履歴。過去から現在までの経歴。「―を調べ上げる」[類語]前身。前科。 **せん・れつ【戦列】**●戦闘に参加する部隊・艦隊などの隊列。●闘争のために組まれた組織。 **せん・れつ【鮮烈】**《形動》〔文〕あざやかで激しいようす。「――な印象を与える」 **ぜん・れつ【前列】**まえの列。[対]後列。 **せん・れん【洗練・洗煉】**《名・他サ》《洗ったり練ったりしてよくする意から)●詩歌・文章をよく考え練ってりっぱなものにすること。「―された文章」●趣味・人格などを、高尚で上品なものにすること。 **せんろ【線路】**汽車・電車などを通す道筋。また、そこにしく細長い鉄材。レール。 **せん・ろっぽん【繊六本・千六本】**大根を細長くきざんだもの。また一般に、野菜を細長くきざんだもの。せん切り。[語源]「細長く切った大根」の意の「繊蘿蔔」の唐音「せんろうぽ」の転といわれる。 **ぜん・わ【禅話】**禅宗の学問・修行に関する講話。 **ぜん・わん【前腕】**肘から手首までの部分。前膊{ぜんぱく}。 **そ【疎】**《名・形動》〔文〕●物と物との間がすいていること。まばら。[対]密。●親しくないこと。[対]親。 **そ【祖】**●その家系の最初の人。先祖。祖先。●祖父。●ある物事を最初に始めた人。開祖。始祖。元祖。「遺伝学の―」「高野山開山の―」 **そ【粗】**《名・形動》〔文〕●くわしくないこと。大ざっぱなこと。[対]精。●粗末・粗悪なこと。 **そ【素】**●染めないもとのままの絹。白地の絹。●互いに割り切れぬ。②〔数〕二つの数・数式の一方が他方で整除されない関係(にあること)。「互いに―である」●《接尾語的に用いて)元素を表す名につけて元素名であることを表す。「水素」「酸素」 **そ【其・夫】**《代名》〔雅〕相手側の事物や人を指す。それ。そのもの。また、その人。「―はかの人か」 **そ**《係助》文語(係助詞「ぞ」の古形)ぞ(係助)。・《終助》文語〔「(な)・・・そ」の形で〕おだやかな禁止を表す。どうか・・・しないで下さい。「声をな人に聞かせ玉ひそ〈森鷗外・舞姫〉」 **そ**ソ長音階の第五音の階名。また、短音階の第七音の階名。▽sol **ぞ**■《係助》文語(代名詞「そ」と同源か。古くは、「そ」。これを受ける用言は連体形で結ぶ)●文のある部分をとり立て、それと指定して強調する。「優しき詞のもれ出るぞをかしき〈樋口一葉・たけくらべ〉」[参考]口語には、「よくぞ」などの形で残る。●〔疑問を表す語について]疑問、あるいは反語の意を強める。「いづくにぞ行きたる」「何人{なにびと}ぞ知らむ」《終助》●文語強く指示して断定をふくめるのに使う。「良家の令嬢{れいじょう}も遊ばさるるぞかし〈樋口一葉・たけくらべ〉」●文語〔疑問を表す語とともに使って〕疑問、あるいは反語の意を強める。「今あらば、何歳なるぞ」「命の惜しい男とは、どうして見えようぞ〈森鷗外・阿部一族〉」●〔男性用語〕自分に強く言い聞かせ、自己確認するのに使う。「もう諦めないぞ」●相手に、一方通告的に指示し、念を押すのに使う。〔女性の使う「よ」にあたる〕「頼みましたぞ」目《副助》(下に打ち消しの語を伴って)その語を強調しながら、否定の語勢を強める。「ついぞ病気をしたことがない」●(不定を表す語について)不確かの意を表す。〔やや古風な言い方〕「どこぞ具合でも悪いのか」「彼に何ぞ世話になったことがあるのか」 **そ‐あく【粗悪】**《形動》そまつで質が悪いようす。「一な品を買わされた」[類語]粗末。 **そ・あん【素案】**原案よりさらに前の段階の、大もとになる案・考え。「―をたたき台にして原案を作る」 **そ・い【粗衣】**〔文]そまつな衣服。粗服。四字「一粗食」 **そーい【素意】**〔文]もとから持っていた考え。つねづね思っている考え。[コロ]「―を達する」[類語]素志。 **ぞい【沿い】**《接尾》「・・・にそっている」意。「線路―の道」 <821> **そいつ【其奴】** 《代名》 《「そやつ」の転》〔俗〕●単数の人をさす。その人。その者。「うそをついたーをつれてこい」のある事柄や事物をさす。それ。〔ぞんざいな言い方〕「ーをとってくれ」 **そい・と・げる【添い遂げる】** は《自下一》●障害をのりこえて望みどおり夫婦になる。「反対を押しきって―・げる」●夫婦として死ぬまでいっしょに暮らす。 **そい・ね【添い寝】** 《名・自サ》ねている人のそばによりそってねること。添い臥{ぶ}し。「赤ん坊にーをする」 **そ・いん【疎音】** 〔文〕長い間・便り(行き来)をしないこと。無沙汰。無音{ぶいん}。「――にうち過ぎまして」 **そ・いん【素因】** ●ある事をひき起こすもと。類語原因。●その病気にかかりやすい、体の素質。 **そ・いん【訴因】** 〔法〕起訴の原因となるもの。刑事訴訟法で、検察官がある事実について起訴しようとするとき、その事実を一定の犯罪構成要件にあてはめた形で起訴状に記す事柄。 **そ・いんすう【素因数】** 〔数〕ある数が素数の積に分解できるときの、それぞれの素数。例えば、30=2×3×5であるから、2、3、5はそれぞれ30の素因数となる。 **そう【総】** 《接頭》《体言について)「すべての」「全部の」などの意。「―選挙」「―決算」「――まくり」 **そう【荘】** 《接尾》旅館・別荘・アパートなどの名にそえる語。「湖畔一」 **そう【葬】** 《接尾》「葬式」の意。「合同一」 **そう【艘】** 《助数》小さな船を数える語。類語隻。 **そう【僧】** 仏門にはいった男子。僧侶。参考「僧」は梵語samgha (=衆。和合衆)からでた語。類語)比丘{びく}。法師。坊主{ぼうず}。尊敬御坊。上人{しょうにん}。貴僧。謙譲愚僧。拙僧。愚禿{ぐとく}。対尼{あま}。 **そう【双】** 《名》二つで一組みになっているものの、両方。二つ。「―の脚は」「―のこめかみ」《助数》対になっているものを数える語。「びょうぶ一―」「手袋一―」 **そう【壮】** 〔文〕●《名・形動》血気盛んで勇ましいこと。[コロ]「志をーとする」●元気盛んな年齢。また、その人。壮年。[参考]三〇歳前後をさす。 **そう【宗】** 〔文]●分かれ出たものの、おおもと。もと。また、芸道などの家元・宗家・本家。●祖先。また、祖先のうちすぐれた者。 **そう【層】** ■《名》いくえにも重なって、ある厚みをもっているもの。「ーをなす」《接尾》●「上下に厚みをもっている物」の意。「電離――」「地層」の意。「沖積―」「階級」「階層」の意。「中堅―」「若年―」《助数》重なった物を数える語。「三―」類語重{え}だ。 **そう【想】** ●考え。思い。思想。●芸術作品などを作ったり計画を立てたりするときの構想。10「小説の―を練る」●外界の対象を心にうかべる精神作用。 **そう【相】** ●外に表れた顔のかたちやありさま。「死の―」●吉凶のしるし。人相・手相など。「火難の―」 **そう【箏】** 弦楽器の一つ。桐材で作った細長い胴に一三本の絹の弦を張り、柱{じ}とで音階を調節し、親指の先にはめたつめでひく。箏の琴{こと}。しょう。 **そう【草】** 書道で、草書。草体。因楷{かい}行{ぎょう}。 **そう【装】** 〔文〕●衣服をつけて身ごしらえをすること。よそおい。[コロ]「―をこらす」●物の体裁。外見。「―を改める」「装丁」の意。「フランスー」 **そう【躁】** 気分が高揚すること。「―状態」団鬱{うつ}。 **そう【然う】** ■《副》そのように。そんなに。「―します」「―難しくはない」日《感》相手の言ったことに対して、肯定の気持ちや半信半疑の気持ちを表したり、軽い感動・驚きの気持ちなどを表す語。そうだ。そうですか。「―、ほんとかね」「今から五年前の、一冬の夜だった」――は問屋が卸さない《句》物事は簡単には自分の思いどおりにならない。 **そ・う【沿う】** 《自五》そばをはなれないようにして・進む(並ぶ)。また、基準となるものからはなれないように進む。「鉄道に―・った町」図《四》。[コロ]使い分け **そ・う【添う・副う】** 《自五》●そばからはなれずにいる。つきしたがう。●夫婦となる。●期待・目的にあてはまる。合う。かなう。適応する。「目的に―・う」類語適する。即する。文《四》。[コロ]使い分け **ぞう【贈】** ものをおくること。特に、下に官位を表す語を伴って、死後におくったことを表す。「一正三位」 **ぞう【像】** ●物の形・姿。●神仏・人・動物などの形をまねて作った彫刻や絵。「キリストの―」尊敬尊像。物体から出た光が、レンズや鏡によって反射または屈折してもとの物体に対応する点に集まり、その物体と相似の形を作ったもの。[コロ]「―を結ぶ」 **ぞう【象】** 陸上にすむ最大の動物。熱帯にすむ。全身おく灰色で、長い一対の牙{きば}と自由に屈伸する長い鼻をもつ。インド象・アフリカ象の二種がある。 **ぞう【雑】** 〔文〕●ものを分類するとき、どの区分にも入らないものをまとめて言った語。「――の部」●「雑の歌」の略。ぞうか(雑歌)。 **そう・あい【相愛】** 一組みの男女が互いに愛し合うこと。「―の仲」四字「相思——」 **そう・あげ【総揚げ】** 《名・他サ》呼べるだけの芸者・遊女などを全部呼んで遊ぶこと。 **そう・あたり【総当たり】** 《名・自サ》●参加する全部の人・チームと試合すること。●くじ引きで、からくじのないこと。どのくじでも当たること。 **そう・あん【僧庵】** 〔文〕僧の住むいおり。 **そう・あん【創案】** 《名・他サ》それまでなかったものをはじめて考え出すこと。また、その考え・工夫。 **そう・あん【草庵】** 〔文〕わら・カヤなどの草でふいたそまつな家。草のいおり。[コロ]「―を結ぶ」類語茅屋{ぼうおく} **そう・あん【草案】** 文章の下書き。[参考]ふつう、事務 <822> 的なものに使う。類語草稿。対成案。 **そう・い【僧位】** 朝廷から、学徳にすぐれた僧におくられた僧の位。法印・法眼・法橋{ほっきょう}など八段階に分かれる。法位。僧階。 **そうい【僧衣】** 僧侶の着る(正式の)衣服。法衣{ほうえ}。僧服。僧衣{そうえ}。 **そうい【創意】** 他のもののまねでなく、新しく考え出した考え。新しい思いつき。四字「一工夫」 **そうい【創痍】** 〔文〕●刃物などで受けた傷。切り傷。四字「満身―」●手ひどく受けた損害。 **そう‐い【相違】** ●《名・自サ》二つ以上のものが、互いに異なっていること。同じでないこと。ちがい。「事実との―」「一点」表記「相異」と書くこともある。類語差異。●「・・・に―ない」の形で〉必ず・・・である。・・・にちがいない。「本人に―ない」 **そう・い【総意】** 〔その事に関係がある〕全部の人の意見・考え。全員の意思。「――に基づいて決める」 **ぞう‐い【贈位】** 《名・自サ》〔文〕生前の功績をたたえて、死後に位をおくる・こと(位)。 **そう・いっそう【層一層】** 《副》〔文〕」さらにいっそう。ますます。「いっそう」を強めた言い方〕「情勢は―不利になった」 **そう・いん【僧院】** ●寺で僧が住む建物。また、広く寺のこと。寺院。●修道院 **そう・いん【総員】** ある団体に属する全部の人。全体の人員。全員。「一五〇名」類語総勢。 **ぞう・いん【増員】** 《名・自他サ》人数・定員をふやすこと。「公務員を―する」対減員。 **そううつびょう【躁鬱病】** そうきょくせいしょうがい(双極性障害)。 **そう・うら【総裏】** 洋裁で、洋服の身ごろ・袖{そで}でなどの全体に裏布をつけること。また、その洋服。 **そう・うん【層雲】** ●層をなしている雲。●〔気〕下層雲の一つ。霧のように広がる層状の雲。地面にいちばん近く現れ、霧雨を降らせることがある。霧雲{きりぐも}。 **そう・え【僧衣】** そうい(僧衣)。 **ぞう・えい【造影】** 《名・他サ》薬品を使って体内の諸器官をエックス線で検査すること。「一剤」 **ぞう・えき【増益】** 《名・自サ》〔文〕増し加わること。また、増し加えること。増加。●利益がふえること。「前年度より五○億円のーとなる」対減益。 **そう・えん【桑園】** 〔文〕くわ畑。 **そう・えん【蒼鉛】** ビスマス。 **ぞう・えん【増援】** 《名・他サ》〔その仕事にあたる〕人数をふやして助けること。「―部隊」 **ぞうえん【造園】** 《名・自サ》石や樹木をうまく配置して、庭園・公園などをつくること。「―業」 **ぞう・お【憎悪】** 《名・他サ》にくみきらう・こと(心)。にくしみ。[コロ]「―を抱く」類語嫌悪。 **そう・おう【相応】** 《名・自サ・形動》ふさわしいこと。つりあっていること。「年―」「身分―」「能力にーした仕事」 **そう・おく【草屋】** 〔文〕●草で屋根をふいたそまつな家。草ぶきの家。●自分の家を謙遜{けんそん}して言う語。類語茅屋{ぼうおく}。陋屋{ろうおく}。 **そう・おん【宋音】** 唐音{とういん}。 **そう・おん【噪音】** ●〔理・音〕振動数が不規則で、高さや調子が明瞭{めいりょう}でなく、不快に感じる音。対楽音{がくおん}。●騒音。 **そう・おん【騒音】** やかましい音。うるさくてじゃまになる音。噪音{そうおん}。「バイクのーでねむれない」類語雑音。 **そう-が【装画】** 本の装丁に用いられている絵。 **そう-が【挿画】** 〔文〕文章の途中にはさんでかかれた絵。さしえ。類語カット。 **そうが【草画】** 大まかな筆遣いでえがいた水墨画や淡彩画。[参考]南画に多い。 **そう・が【僧家】** 〔文〕●僧の住む家。寺院。●僧侶{そうりょ}。僧家{そうけ}。 **そうか【喪家】** 〔文〕●家をなくすこと。宿なし。●喪中の家。―の・いぬ【―の狗】《連語》〔文〕●飼い主が死んで宿をなくした犬。宿なし犬。●やせて元気のない人のたとえ。〈孔子家語〉 **そう‐か【挿花】** 〔文]花を生けること。いけばな。 **ぞう・えい【造営】** 《名・他サ》神社・仏閣・宮殿などの建物を建てること。類語築造。 **そう・が【爪牙】** 〔文〕●獣の攻撃の手段となるつめと、きば。〈多く「・・・の―にかかる」「・・・の―にかける」の形で〉人に害を与えるやり方。魔手。1回「賊の―にかかる(=犠牲になる)」●手先となって使われる家来。「―の臣」 **ぞう・か【増加】** 《名・自他サ》数や量がふえること。ふやすこと。「人口が――する」対減少。 **ぞう・か【造化】** ●天地万物をつくり、育てる神。造物主。●天地万物。宇宙や自然。「―の妙」 **ぞう・か【造花】** 紙・布・ビニールなどで本物の花に似せて作った花。つくり花。団生花{せいか}。 **ぞうか【雑歌】** 和歌集の分類の一つ。万葉集では相聞話・挽歌以外の大部分の歌、古今集以後の歌集では四季・哀傷{あいしょう}などに明確に分類できない雑多な内容の歌。ぞう。ぞうのうた。雑歌{ざっか}。 **そう・かい【僧階】** 「僧位」に同じ。 **そう・かい【掃海】** 《名・他サ》海中にしかけられた機雷その他の危険物・障害物を取り除くこと。「一般」 **そう・かい【滄海・蒼海】** 〔文]青々とした海。あおうなばら。大海。|桑田{そうでん}《句》《青々とした海が変わって桑畑になる意から)世の中の変化の激しいことのたとえ。滄桑{そうそう}の変。滄海変じて桑田と成る。〈神仙伝〉――の一粟{いちぞく}《句》《大海中の一粒の粟{あわ}の意)広大なものの中にあるきわめて小さいもののたとえ。〈蘇軾・赤壁賦〉 **そう・かい【総会】** 機関・団体などの全構成員により開かれる会議。ふつう、その機関・団体の最高議決機関。「生徒―」「株主―」―や【一屋】少数株を持って株主総会に出席し、いやがらせや脅迫で会社をゆすったり、会社側から要請を受けて他の株主の正当な発言を封じたりする人。 **そう・かい【壮快】** 《形動》勢いが盛んで勇ましく、見ていて気持ちがよいようす。「―なマーチ」 **そう・かい【爽快】** 《形動》さわやかで気持ちがよいようす。「―な山頂の朝」「気分 **そう・がい【窓外】** 〔文]窓を通して見た外。窓の外。 **そう・がい【霜害】** 時期はずれの霜のために農作物・樹木などが受ける害。 **そう・がかり【総掛かり】** 〔関係する〕全員で事にあたること。総動員。「家族―で後片付けをする」総攻撃。●あるについやした費用のすべて。 <823> **そう・かく【総画】** 偏・旁{つくり}に区分せずに、一つの漢字の画数すべてを数えたもの。漢字一字の全体の画数。 **そうがく【奏楽】** ●《名・自サ》〔文]音楽を演奏すること。また、演奏する音楽。「―の響き」●歌舞伎の下座音楽で、雅楽の音色をまねた曲。 **そうがく【宋学】** 中国の宋時代に体系化された儒教哲学の総称。狭義には朱熹{しゅき}によって大成された朱子学をさす。程朱学。 **そう・がく【相学】** 人相・手相・家相などを見て、その性質・運命などを判断する学問。 **そう・がく【総額】** 全体の金額。「賞金―三億円の宝くじ」類語全額。総高。 **ぞう・がく【増額】** 《名・自他サ》金額をふやすこと。「予算は一割―された」対減額。 **そう・かつ【双括】** 〔論〕最初と最後の両方に結論を書き、その間に事実・説明・理由・論証を書く文章の形式。事実・説明・理由・論証が長いなど、読者に結論を踏まえつつ本論を読み、最後にもう一度結論を確認させる場合に用いる。双括型。双括式。因頭括。尾括。[コロ]小論文のツボ「頭括・尾括・双括」 **そう・かつ【総括】** 《名・他サ》●個々のものを一つにまとめること。「会議の発言を―する」●〔行事・仕事などが終わったあとに〕評価や反省をしてしめくくること。「今期をーする」―てき【一的】《形動》[個々ではなく]全般にわたるようす。「―な見解」「方針を―に説明する」 **そう・かつ【総轄】** 《名・他サ》全体をまとめてとりしまること。「―責任者」類語統轄。 **そう-がな【草仮名】** 仮名の字体の一つ。万葉仮名を草体化したもの。変体仮名。 **ぞうがん【象眼・象嵌】** 《名・他サ》●金属・陶磁器・木材などの面に模様を刻み、そこに金・銀などの材料をはめこむ・工芸技術(細工物)。●印刷で、刷版の修正を要する部分を切りぬき、そこに別の字をはめこむこと。「一校正」 **そう・かん【創刊】** 《名・他サ》新聞・雑誌などの定期刊行物を新たに刊行すること。対囡終刊。廃刊。 **そう・かん【壮観】** 規模が大きく、堂々としたすばらしいながめ。「―この上もない景色」類語偉観。盛観。 **そう・かん【相姦】** 《名・自サ》社会通念として接触を禁じられている男女が肉体関係をもつこと。「近親一」 **そう・かん【相関】** 《名・自サ》一方が変われば他方も変わるというように、二つの物事が互いに関係し合うこと。互いに影響し合うこと。「両者は密接に―している」―かんけい【―関係】相関する関係。 **そう・かん【総監】** 軍隊・警察など、組織全体の仕事やそれに従事する人をとりしまり監督する・こと(人)。また、その官職。「警視―」 **そうかん【送還】** 《名・他サ》ある人物を、もとの所〈送り返すこと。〔多く捕虜・抑留者・密航者などに言う〕「密入国者を―する」類語返還。帰還。 **そう・がん【双眼】** 〔文〕左右両方の目。二つの目。両眼。因隻眼{せきがん}。―きょう【―鏡】二個の望遠鏡の光軸を平行に並べて一体化し、両眼で見られるようにした光学機器。 **そう-がん【蒼顔】** 〔文〕青白い顔。特に、年老いて青ざめた顔。 **ぞう・かん【増刊】** 《名・他サ》雑誌などの定期刊行物で、決まった時期以外に臨時に刊行する・こと(もの)。 **ぞう・かん【贈官】** 《名・自サ》その人の死後に朝廷から官職をおくること。また、その官職。 **そうか・へいきん【相加平均】** 〔数〕二個以上の数の和を、その個数で割った値。ふつう単に「平均」と言えば、これを意味する。算術平均。団相乗平均。 **そう・がら【総柄】** 布地などの全体に模様がえがかれていること。「―の服」 **そうき【想起】** 《名・他サ》前にあった事を思い起こすこと。「幼時をーする」 **そう‐き【早期】** 早い時期。また、まだ十分に進まない時期。「一教育」「がんの一発見」 **そう・き【総記】** ●研究書・論文などで、全体について一通り述べた部分。類語総論。●図書の十進分類法で、一から九までのどの類にも属さない○の類。 **そうぎ【争議】** ●意見を互いに主張し、争って議論すること。「家庭」●労働争議。―けん【―権】〔法〕労働者が正当な争議行為を行う権利。 **そう・ぎ【葬儀】** 死者をほうむる儀式。葬式。葬礼。とむらい。【改まった言い方]「盛大なーをとり行う」―しゃ【―社】葬儀の会場を整え、葬儀に関する一切の世話を引き受ける職業(の人)。葬儀屋。 **ぞう・き【臓器】** 高等動物の内臓の器官。肺・胃・腸・肝臓・腎臓{じんぞう}など。「人エー」―いしょく【一移植】機能が損なわれた臓器を取り除き、他の個体から正常な臓器を移植すること。 **ぞうき【造機】** 〔文〕機関や機械の設計や製造。 **ぞう・き【雑木】** いろいろな種類の木。また、まきなどに使い、材木にできない木。雑木{ぞうぼく}。「一林」 **そう・きゅう【早急】** →さっきゅう(早急) **そう・きゅう【送球】** ●《名・自他サ》球技で、味方の選手に球を送ること。特に、野球で、球を塁に投げること。また、その球。●ハンドボール。 **そう・きゅう【蒼穹】** 〔文〕青空。蒼空。 **ぞう・きゅう【増給】** 《名・自サ》給料がふえること。類語昇給。加給。囡減給。 **そうきゅうきん【双球菌】** 球菌の一種。球形の細菌が二つずつ対になってつながっているもの。肺炎球菌・淋菌{りんきん}など。 **そう・きょ【壮挙】** 規模が大きく勇ましい企て・行為。「世界走破の―」類語壮図。快挙。 **そう・ぎょ【草魚】** コイ科の淡水魚。体長は五○{センチメートル}から一{メートル}以上になる。体は円筒形で、ひげはない。中国・ベトナムに分布。食用。 **そう・きょう【躁狂】** 《名・自サ》〔文]くるったようにさわぐこと。 **そう・ぎょう【僧形】** 〔文〕頭髪をそり、僧衣を着た僧の姿。出家姿。法体{ほったい}。僧体{そうたい}。团俗形{ぞくぎょう}。 **そう・ぎょう【創業】** 《名・自他サ》事業を新しく始めること。特に、会社・店を興して営業を始めること。 **そう・ぎょう【操業】** 《名・自サ》工場で機械などを動かして作業をすること。―たんしゅく【一短縮】過剰生産の対策として、作業時間や日数を減らしたり機械を止めたりして生産量を落とすこと。操短。 **そう・ぎょう【早暁】** 〔文〕夜が明けるころ。明け方。夜明け。「―に起床した」類語早朝。払暁{ふつぎょう}。 **ぞう・きょう【増強】** 《名・他サ》〔人員や設備などをふやして〕力を強くし機能を高めること。「輸送力をーする」「体力ー」「兵員をする」 <824> **そう・きょういく【早教育】** ●学齢に達するより前に、特別に行う教育。●ある特殊な才能を持つ子供に、幼いときから行う教育。 **そう・きょく【箏曲】** 琴で演奏する音楽。琴を伴奏楽器とする声楽曲と、琴による器楽曲との総称。 **そうきょくせい・しょうがい【双極性障害】** 気分障害の一つ。極端に気分が高揚する状態(=躁状態)と、極端に気分が悲観的になる状態(=鬱状態)とを繰り返す病気。 **そうきょく‐せん【双曲線】** 平面上で二定点(F・F)からの距離の差が、一定である点(P)を連ねた曲線。 **そう・ぎり【総桐】** 和家具などの全体が、桐材で作られている・こと(もの)。高級なたんすにいう。 **そう・きん【送金】** 《名・自他サ》金銭を送ること。また、その金銭。「故郷の母に―する」 **ぞうきん【雑巾】** 家屋のよごれた所や物などをふく布。「ぬれー」ーがけ【一掛け】廊下・床などを雑巾でふき掃除すること。 **そうきん‐るい【走禽類】** 主に陸上性で、飛行力を持たない鳥の総称。ダチョウ・エミュー・キウイなど。走鳥類。 **そう‐く【痩軀】** 〔文〕やせた体。四字「長身—」 **そう・く【走狗】** 〔文〕《狩りで、鳥や獣を追いたてる犬の意から)人の手先として使われる者。「権力のー」 **そう・ぐ【葬具・喪具】** 葬儀に使う道具。 **そう・ぐ【装具】** 身につける道具。「潜水用の―」 **そう‐くう【蒼空】** 〔文〕青空。蒼穹{そうきゅう}。 **そう‐ぐう【遭遇】** 《名・自サ》〔ある人物やある物事に〕思いがけず出会うこと。「めずらしい出来事に―する」「ふつう、よくないことに使う〕「災難に―する」 **そう・くずれ【総崩れ】** 《名・自サ》〔組織の〕全体のまとまりがくずれて、がたがたになること。また、試合や競技でチームの全員が敗れること。「投手陣がーした」 **そう‐くつ【巣窟】** 悪者などが集団でかくれすんでいる場所。「悪人の一」 **そう・ぐるみ【総包み】** 団体などが全体をあげて、あることをすること。「業界――の選挙運動」 **そう・け【僧家】** →そうか(僧家)。 **そう・け【宗家】** 家系・芸道の流派などの、中心となる家。本家。「観世流―」類語家元。 **ぞう‐げ【象牙】** ゾウのきば。淡黄白色でかたく、きめがこまかくて美しいので、いろいろの細工物に使われる。[参考]ワシントン条約によって現在は輸入が禁止されている。―の・とう【―の塔】《連語》(沒latourd'ivoire)俗世間をはなれてもっぱら学問や芸術を楽しむ、静寂・孤高な境地。特に、学者などの学究生活の世界。〔皮肉や軽蔑の意をもふくむ〕「―にこもる」「―を出る」 **そう・けい【早計】** はやまった考え。軽率な判断。1回「その決定は―にすぎる」 **そう・けい【総計】** 《名・他サ》全部を合わせて計算すること。また、計算したもの。全体の合計。総合計。類語総和。因小計。 **そう・げい【送迎】** 《名・他サ》帰る人を見送ったり、来る人をむかえたりすること。送り迎え。「ーバス」 **そう・げいこ【総稽古】** そうざらい②。 **そうけ・だ・つ【総毛立つ】** 《自五》おそろしさでぞっとする。おそろしくて、鳥肌が立つような寒けを感じる。身の毛がよだつ。類語寒気で立つ。そそけ立つ。 **ぞうけつ【増結】** 《名・他サ》ある列車に車両をつなぎふやすこと。「食堂車を―する」 **ぞうけつ【増血】** 《名・自サ》体内の血液をふやすこと。また、ふえること。―ざい【一剤】「造血剤」に同じ。 **ぞうけつ【造血】** 《名・自サ》体内で血液をつくりだすこと。「―作用」―ざい【一剤】血液中の赤血球・ヘモグロビンなどを増加させる薬剤。鉄製剤・銅製剤・肝臓製剤・ビタミン製剤など。貧血の治療に用いる。增血剤。 **そう・けっさん【総決算】** ●一定期間の収入・支出の全部を計算して、決まりをつけること。「一年の―」●物事のしめくくりをつけること。「研究の―」 **そう・けん【創建】** 《名・他サ》建物をはじめてつくること。はじめて建てること。類語創立。 **そう・けん【創見】** 〔文〕今までにない新しい考え。独創的な意見。[コロ]「―に富む論」 **そう・けん【双肩】** 〔文〕左右両方のかた。1回「―に担う」10「国の将来は君たちの―にかかっている」 **そう・けん【想見】** 《名・他サ》〔文〕想像すること。頭の中で考えてみること。「将来を―する」 **そう・けん【総見】** 《名・他サ》全員がそろって、興行物を見物すること。総見物。「顔見世興行を友の会で―する」 **そう・けん【送検】** 《名・他サ》犯罪者や犯罪容疑者、また、その調書を、検察庁に送ること。「書類―」 **そう・けん【壮健】** 《形動》体が丈夫で元気なこと。健康。たっしゃ。「御―で何よりです」 **ぞう・けい【造形・造型】** 《名・他サ》ある形をつくり出すこと。形のある物をつくること。――げいじゅつ【芸術】絵画・彫刻・建築など、さまざまな材料で有形的な美を表現し、もっぱら視覚にうったえる芸術の総称。造形美術。空間芸術。――び【一美】〔芸術作品・自然物など」形のある物がもつ美しさ。「豊かな―」ーびじゅつ【―美術】「造形芸術」に同じ。 **ぞう・けい【造詣】** 学問・芸術などのある分野についての、深くすぐれている知識や理解。1回「英文学にーが深い」類語蘊蓄{うんちく}。 **そうげん【草原】** ●いちめんに草の生えた野原。草原{くさはら}。●乾燥地帯や寒冷地帯で、草本植物だけがはえる原野。 **ぞうげん【増減】** 《名・自他サ》ふえたりへったりすること。また、ふやしたりへらしたりすること。増加と減少。「所得の―」 **ぞう・げん【造言】** つくりごと。うそ。四字「一飛語」 **そう‐こ【倉庫】** 商品・貨物などを入れて保管・貯蔵する建物。類語倉。 **そう‐こ【操觚】** 〔文〕職業として詩や文章をつくること。文筆の業に従事すること。語源「觚」は文字を書きつけた方形の木の札。「操」は手にとる意から。―かい【一界】言論界。ジャーナリズム。 **そう‐ご【壮語】** 《名・他サ》〔文〕威勢のいいことば、えらそうなことば(を言うこと)。壮言{そうげん}。四字「大言―」類語豪語{ごうご}。高言。 **そう‐ご【相互】** ●両方から、それぞれ他方の側へ働きかけがあること。また、そのそれぞれの側。互い。「―に助けあう」かわるがわる。交互。「―に話す」―ぎんこう【―銀行】もと、中小企業専門の金融機関。今は普通銀行に転換し、第二地方銀行と呼ぶ。―ふじょ【一扶助】互いに助け合うこと。互助。 <825> **そうご【相互】**●両方。たがいに。また、双方がかかわりがあること。また、そのそれぞれの側。互い。「―に助けあう」●かわるがわる。交互。「―に話す」―ぎんこう【―銀行】もと、中小企業専門の金融機関。今は普通銀行に転換し、第二地方銀行と呼ぶ。―ふじょ【一扶助】互いに助け合うこと。互助。 **ぞう‐ご【造語】**《名・自サ》●すでにある単語や造語成分を組み合わせて、新しい概念をもつ単語を作ること。また、その単語。●新しくことばを作ること。―せいぶん【―成分】単語を作っている、それぞれの部分。語構成要素。「山里」の「やま」と「さと」や、「草稿」の「草」と「稿」など。 **そう・こう【壮行】**遠くへ旅立つ人の出発を祝い、その前途の幸せをいのりはげますこと。「―のことば」「―会」[表記]「送行」と書くこともある。 **そう・こう【奏功】**《名・自サ》〔文〕●物事を目的どおりに成しとげること。成功すること。「ねばり強い説得が―した」●功績を現すこと。「新しい法律がーした」 **そう・こう【奏効】**《名・自サ》〔文〕言動のききめがあらわれること。効果があがること。[類語]奏功。 **そう・こう【操行】**道徳的な観点からみた、ある人の平素の行い。身もち。素行。「――に難がある」 **そう・こう【糟糠】**〔文〕《酒のかすとぬかの意から)そまつな食事。また、貧乏な暮らし。―のつま【―の妻】《連語》若く貧乏な時代から苦労を共にしてきた妻。 **そうこう【草冠】**《「草冠{くさかんむり}」の転)くさかんむり。 **そうこう【草稿】**文章の下書き。原稿。「文豪の―が発見された」[類語]草案。 **そうこう【装甲】**《名・他サ》●よろい・かぶとで身をかためること。「―の騎士」●弾丸を防ぐため船体や車体に厚い鋼鉄を張ること。また、そのもの。「―車」 **そう・こう【走行】**自動車などが走ること。「―距離」 **そうこう【送稿】**《名・自他サ》原稿を送ること。「取材記事をメールで本社ヘーする」 **そうこう【霜降】**二十四節気の一つ。太陽暦の一〇月二三、二十四日ごろにあたる。 **そうこうげき【総攻撃】**《名・他サ》●全軍がいっせいに攻撃すること。総ぜめ。[コロ]「―をかける」●多くの人がいっせいに非難すること。「失敗を―された」 **そうこうせい【走光性】**生物が光の刺激によって起こす走性。光に向かう場合を正の走光性、光から遠ざかる場合を負の走光性という。 **そう・こう【然う斯う】**《副・自サ》漠然とした行為を表す語。あれこれ。何やかや。とやかく。「―するうちに日が暮れた」 **そうこう【倉皇・蒼惶】**《形動》〔文〕あわただしく落ち着かないようす。また、ひどくあわてるようす。「ーとして参内する」[類語]あたふた。 **そうごう【相好】**感情の表れた顔つき。顔かたち。▷――を崩・す《句》にこにこした顔つきになる。 **そうごう【総合・綜合】**《名・他サ》●多くのばらばらな物を全体として大きく一つにまとめること。「各情報を―する」●(Synthese)〔哲〕ばらばらの概念を統一して、より高い一つの概念を作ること。[対]①②分析。[表記]②は、もともっぱら「綜合」と書いた。>評論文キーワードーげいじゅつ【芸術】各種の芸術の要素を総合・統一してできる芸術。楽劇・演劇・オペラ・映画など。―しょく【―職】コース別人事制度で、仕事の内容に制限がなく、企業の中心となる仕事や重要な判断を必要とする仕事を行う職。転勤を伴う。[対]一般職。―だいがく【一大学】いくつかの学部をもつ大学。[対]単科大学。 >評論文キーワード 総合「総合」は「分析」の対義語として用いられることが多い。物事を、構成するパーツ(これを「要素」という)に分け、その内容や性質を明らかにしようとすることが「分析」であり、ばらばらに分けられた要素をひとまとめにすることが「総合」である。例えば、落ちてきた隕石があったとする。それを分析によって、重さ、構成物質などの見地から調べることになる。それらのデータを総合することで、その隕石の全体像がわかることになる。このように科学の分野では「分析」と「総合」が基本的な考え方となる。 **そう‐こく【相克・相剋】**●五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つこと。[対]相生{そうしょう}。[表記]「相克」は書きかえ字。《名・自サ》対立する二つのものが、互いに相手に勝とうとして争うこと。また、その争い。「理性と感情の―」「価値観の―」 **そう・こん【早婚】**世間一般の結婚年齢よりも早く結婚すること。[対]晚婚。 **そう・こん【爪痕】**〔文〕爪を立てたり、爪でひっかいたりした跡。つめあと。 **そうごん【荘厳】**●《名・形動》おごそかで、いかめしいこと。りっぱで威厳があること。荘厳{しょうごん}。「―な儀式」●《名・他サ≫しょうごん。 **ぞう‐ごん【雑言】**乱暴な悪口。雑言{ざつごん}。四字「悪口―」 **そうこん・もくひ【草根木皮】**〔文〕草の根と、木の皮。特に、漢方で薬剤として使うもの。草根木皮{そうこんぼくひ}。 **そうさ【捜査】**《名・他サ》●さがして調べること。●[法]検察官・警察官などが犯人をさがしたり犯罪の証拠を集めたりすること。「一令状」 **そう・さ【操作】**《名・他サ》●機械を取りあつかって動かすこと。「遠隔―」●仕事などをうまくやりくりして処理すること。「資金を―する」 **そうさ【走査】**《名・他サ》テレビなどで送信の際に画像の明暗を一定の順序で線に分解して電気信号にかえること。また、受信の際に受けた電気信号を線の明暗にかえて像を再現すること。―せん【一線】テレビなどで、横方向に一定の順序で連ねて画像を構成する多くの細い線。 **ぞう・さ【造作・雑作】**●何かをするのに、手数がかかること。めんどう。てま。「何のーもなく(=いとも簡単に)やってのける」●人をもてなすこと。ごちそう。〔古風な言い方〕[注意]「ぞうさく」と読めば別語。 **そう・さい【相殺】**《名・他サ》●貸し借りなどを差し引いて、損得がないようにすること。●よいことと悪いことを差し引きすること。帳消し。「実績は失敗で―された」 **そう・さい【総裁】**《名・他サ》ある機関・団体の長・代表者として全体をまとめ、とりしまる・こと(人)。また、その職務。「名誉」 **そうさい【葬祭】**〔文]葬式と先祖の祭り。「―料」 **そうざい【総菜・惣菜】**食事のおかず。副食物。 **そう・さく【創作】**《名・他サ》●新しいものを作り出すこと。●新しい発想に基づいて芸術作品(特に小説)を作ること。また、その作品。「短編―」 <826> そ そうさく―ぞうしゃ すこと。また、その作品。「―活動」類語{創}造。●いかにも真実のように言う・こと{話}。作り話。「事件は彼の―だった」 **そう・さく【捜索】**《名・他サ》●行方のわからないものを、さがし求めること。「―隊」類語{探索}。●[法]犯人または犯罪の証拠となる物件を発見するため、人の身体・物・家屋その他一定の場所を強制的に調べること。「家宅―」 **ぞう・さく【造作】**●《名・他サ》家を建てたり、部屋をつくったりすること。「はなれを―する」類語{普請}。●家の内部の仕上げをすること。また、その仕上げ{に取り付ける、たな・建具・畳・階段など}。内装。[連語]「―付きの{=畳・建具類のついた}貸家」●〔俗〕顔のつくり。目鼻だち。「顔の―がはでだ」[注意]「ぞうさ」と読めば別語。 **そう・さつ【相殺】**《名・他サ》《「そうさい」の慣用読み》そうさい{相殺}。 **ぞう・さつ【増刷】**《名・他サ》さらに追加して印刷すること。ましずり。 **ぞうさ・な・い【造作無い・雑作無い】**《形》手数や努力がいらないようすだ。面倒でない。たやすい。図{ざうさな・し}《ク》。 **そう・ざらい【総浚い】**《名・他サ》●それまでに学習したことを全部復習すること。「一学期分の英語を―する」●出演者が総出で本番どおりに稽古をすること。総げいこ。総ざらえ。 **そうざん【早産】**《名・自他サ》胎児が第二二~三六週の間に生まれること。「―児」[参考]流産。 **ぞうさん【増産】**《名・他サ"》生産高をふやすこと。「食糧―」[対]減産。 **ぞうざん・うんどう【造山運動】**〔地〕地球上のある地域に激しい褶曲{しゅうきょく}や断層が生じ、山脈や大地溝帯を形成する地殻変動。造山作用。 **ぞう・じ【造次】**〔文〕あわただしく過ぎる短い時間。わずかのひま。 >てんぱい【顛沛】〔文〕{「顛」「沛」ともに、つまずきたおれる意}つまずきたおれるわずかの間。非常に短い時間。とっさの場合。〈論語・里仁〉 **そう・し【創始】**《名・他サ》だれもしていない物事や事業を新たにはじめること。また、物事の起こり。「―者」 **そう・し【壮士】**〔文〕●壮年の男子。●意気盛んな若者。また、政治・思想に熱中して直接行動にうったえる人。類語{壮者}。●〔壮士②をかたって〕人にたのまれて脅迫や談判を行い、事件などを収める人。 **そう・し【壮志】**〔文〕盛んな意志。勇壮な心。 **そう・し【相思】**互いにしたい合うこと。恋仲であること。相愛。[四字]「―相愛」 **そう・し【草紙・双紙・草子・『冊子】**●紙をとじ合わせて書物の体裁にしたもの。和風のとじ本。冊子本{さっしぼん}。●江戸時代の、さし絵を多く入れた大衆向けの読み物。御伽草子{おとぎぞうし}・草双紙{くさぞうし}など。絵双紙。●平安・鎌倉時代の物語・日記・随筆など、かな書きの文学作品の書物。●習字に使うための、紙をとじたもの。手習い草紙。[表記]④は「書」と書く。 **そうじ【壮時】**〔文〕元気盛んな時期。 **そうじ【掃除】**《名・他サ》ごみやほこりや汚れを取り去って、清潔にすること。「部屋の―をする」〔ひゆ的に、社会の汚濁・害悪を取り去る意にも用いる〕「世界の一をする」 **そうじ【相似】**●《名・自サ》二つの物の形や性質が、互いにそっくり写したようによく似ていること。類語{酷似}。●[生物]の器官で、発生上は起源が別であるのに、その形態や機能が似ていること。鳥のつばさと昆虫のはねなど。[参考]相同。●〔数〕二つの図形において、一方を拡大または縮小すると他とまったく等しい図形になるような相互の関係。類語{合同}。 >けい【―形】互いに相似である二つ以上の図形。[参考]相似③。 **そう・しき【相識】**〔文〕互いに相手を知っていること。また、その人。知り合い。 **そう・しき【葬式】**死者をほうむる儀式。とむらい。また、告別式。葬儀。葬礼。 **そうじしょく【総辞職】**《名・自サ】関係者全員がその職をやめること。特に、内閣を組織する総理大臣と国務大臣のすべてが同時に辞職すること。 **そうした【『然うした】**《連体》そのような。そういう。 **そうしつ【喪失】**《名・他サ》なくすこと。うしなうこと。「記憶を―する」「資格―」類語{阻喪}{そそう}。 >かん【―感】〔大切な人が死んだり物を無くしたりなどしたときに生じる〕うしなってしまったという、苦しくむなしい気持ち。「心に大きな穴があいたような―」「―に打ちのめされる」 **そうして【『然うして】**■《連語》前に述べた手段・方法によって何かが行われる意。そのようにして。そうやって。「―食べてごらん」■《接続》●前に述べた動作・状態を受けて、その後に次の動作・状態が起こる意。それから。そして。「彼は私をおとずれた。―謝意を述べた」●前に述べたことにつけ加えて述べる意。それから。そして。「冷たく、―澄んだ空気」 **そうじ・て【総じて】**《副》こまかいことはともかくとして、だいたいのところ。全体として。およそ。概して。「―世間というものは厳しい」 **そうじ【送辞】**送別の挨拶として、おくることば。特に、学校の卒業式で、在校生の代表が卒業生におくることば。[対]答辞。 **ぞう・し【増資】**《名・自他サ》株式会社が資本金をふやすこと。また、その資本。「百億円の―を実施した」[対]減資。 **そう‐じまい【総仕舞い】**《名・他サ"》●予定していたことを全部終えること。●商品などの全部を売りきること。また、全部を買いきること。 **そう‐じめ【総締め】**●全体をまとめて計算すること。また、その合計。総計。「一年間の出費の―をする」●全体をとりまとめる・こと{人}。 **そう・しゃ【壮者】**〔文〕元気がよく働き盛りの人。壮年の人。「―をしのぐ勢い」類語{壮士}。 **そう・しゃ【奏者】**●演奏をする人。●事を天皇に奏上する人。また、取り次ぎをする役{の人}。 **そう・しゃ【掃射】**《名・他サ》機関銃などで物をはくように、続けざまに射撃すること。「機銃―」 **そう・しゃ【操車】**《名・自サ"》列車・電車・バスなどの車両の編成・入れ換えなどをすること。「―場」 **そう・しゃ【相者】**〔文〕人相を見て、その人の運命を占う人。人相見。 **そう・しゃ【走者】**●陸上競技で、走る人。●野球で、攻撃側の選手で、塁に出た者。=ランナー。 **そう・じゃ【総社・惣社】**一定地域の神社の祭神を一か所に集めて祭った神社。 **ぞうしゃ【増車】**《名・自他サ》運行する車両の台数または運転回数をふやすこと。[対]減車。 <827> そ そうしゅ――そうしん **そうしゅ【双手】**〔文〕左右両方の手。もろ手。[句]「―を挙げて賛成する{=大賛成する}」[対]隻手{せきしゅ} **そう・しゅ【宗主】**〔文〕●大もととしてあおがれる長。●西欧で、封建時代に、諸侯の上に立って権力をふるっていた盟主。 >けん【―権】●諸侯の上に立って統治する権力。●〔法〕従属国の内政・外政を支配・管理する権力。 >こく【―国】〔政〕ある国に対して、宗主権②をもつ国家。[対]従属国。 **そう・しゅ【操守】**〔文〕自分の信念や決心を固く守ってむやみに変えないこと。節操。みさお。[対]変節 **そう・しゅ【漕手】**●舟をこぐ人。●競技用ボートで、オールをこぐ人。[対]舵手{だしゅ}。 **そう・じゅ【送受】**《名・他サ》●送り出すことと、受け入れること。●送信と受信。「―器」 **ぞう‐しゅ【造酒】**《名・自サ》酒をつくること。さかづくり。酒造。 **そう・しゅう【爽秋】**〔文〕さわやかな秋。 **そう・しゅう【早秋】**秋のはじめ。初秋。孟秋{もうしゅう}。[対]晩秋。 **そう・しゅう【総州】**「上総{かずさ}・下総{しもうさ}」の国の唐風の呼び名。 **そう・じゅう【操縦】**《名・他サ》●思いどおりに機械をあやつり動かすこと。「旅客機を―する」●人を思いどおりに動かし使うこと。「部下をうまく―する」 >かん【―桿】航空機の操縦席の前にある棒状の装置。これによって、補助翼や昇降舵{しょうこうだ}を動かす。 >し【―士】航空機を操縦する人。パイロット。 **ぞう・しゅう【増収】**《名・自サ》収入・収穫がふえること。また、ふえた収入・収穫。[対]減収。 **ぞう・しゅうわい【贈収賄】**賄賂をおくることと、それを受けとること。「―事件」 **そう・じゅく【早熟】**《名・形動》●果実や穀物の熟し方がふつうより早い・こと{もの}。類語{わせ}。●心身の発達が年のわりに早いこと。ませていること。早成。「最近の子供は―だ」類語{老成}。[対]晩熟。 **そう・しゅつ【創出】**《名・他サ》〔文〕物事を新しく作り出すこと。「価値の―」 **そう・しゅつ【簇出】**《名・自サ》〔文〕群がってたくさん出ること。簇生{そうせい}。「新語の―」[参考]「族生」は慣用読み。 **そう・じゅつ【槍術】**やりを使う武術。槍法。 **そう・しゅん【早春】**春のはじめ。初春。孟春{もうしゅん}。[対]晩春 **そう・しょ【双書・叢書】**同一のテーマ・形式・体裁で編集・刊行した一群の書物。シリーズ。「古典文学―」 **そう‐しょ【草書】**漢字書体の一つ。行書をさらに早く書きして画を続け書きしたもの。草体。[対]楷書・行書。 **ぞう‐しょ【蔵書】**ある機関・個人が書物を所蔵すること。また、所蔵している書物。蔵本。 **そう・しょう【創傷】**〔文〕刃物などで体に受けた傷。 **そう・しょう【宗匠】**連歌・俳諧{はいかい}・茶道などの師匠。 **そう・しょう【相承】**《名・他サ》〔文〕学問・技芸などを次々に受けついでゆくこと。「父子―の秘法」[参考]古くは、また、仏教では「そうじょう」という。 **そう・しょう【相称】**中央の直線または平面によって、左右{上下}が等しく分けられ、互いに対応していること。「左右―」類語{対称}。 **そう・しょう【総称】**《名・他サ》ある共通の性質・傾向をもった個々の物を一まとめにして呼ぶこと。また、その呼び名。 **そうじょう【僧正】**●僧官の階級の最高位。●後世、各宗派の僧階の一つ。 **そう‐じょう【奏上】**《名・他サ》天皇・国王などに申し上げること。上奏。類語{奏聞}{そうもん}。 **そうじょう【層状】**いくえにも層になって重なっている形・状態。 **そうじょう【相乗】**《名・他サ》〔数〕二つ以上の数をかけあわせること。 >こうか【―効果】相乗作用によってもたらされる効果。「映像と音楽の―をあげる」「順風と潮の―」 >さよう【―作用】複数のものが同時に作用し、個々に作用したときよりも大きな効果をもたらす作用。 >へいきん【―平均】〔数〕n個の値を相乗してそのn乗根を求め、それをn個の平均とすること。幾何平均。[対]相加平均。 **そうじょう【総状】**ふさのような形・状態。 >かじょ【―花序】長い花軸に柄のある花がふさのようにつくもの。フジ・ヒヤシンスなどに見られる。総状花{そうじょうか}。 **そうじょう【葬場】**葬儀を行う場所。葬儀場。類語{斎場}。 >さい【―祭】神式の葬儀。仏式の葬儀・告別式にあたる。[参考]神社は聖域のため葬儀は行われない。 **そうじょう【騒擾】**《名・自サ》〔文〕大勢で騒ぎを起こし、秩序を乱すこと。騒乱。「―罪」類語{騒動}。 **ぞう・しょう【増床】**《名・自他サ》●病院で、ベッド数がふえること。また、ふやすこと。●店の売り場面積がふえること。また、ふやすこと。 **ぞう・しょう【蔵相】**〔文〕旧「大蔵大臣」の略。 **そうじょうのじん【宋襄の仁】**《連語》敵に対する不必要なあわれみ。無益のなさけ。[故事]春秋時代、楚{そ}と争っていた宋の襄公{じょうこう}が、「人の困っているときに苦しめてはならぬ」と言って攻めなかったため機を失い、楚に負けたという故事から。〈春秋左氏伝・僖公二三年〉 **ぞうじょう‐まん【増上慢】**●まだ悟りを得ていないのに、さとったとおごりたかぶる・こと{人}。《名・形動》実力もないのに実力があると思いあがる・こと{人}。「―になってつけ上がる」 **そうしよう‐るい【双子葉類】**被子植物の一綱で、子葉を二枚もつ植物群。葉は扁平で広く、葉脈は網状。双子葉植物。[対]単子葉類。 **そうしょく【僧職】**僧の職務。僧という職業。 **そうしょく【草食】**《名・自サ》動物が草などの植物質を主な食物とすること。「―動物」[対]肉食。 >せい【―性】草などの植物を主たる食物とする性質。「―の動物」[対]肉食性。 **そうしょく【装飾】**《名・他サ》物を美しくかざる・こと{もの}。かざり。「室内―」[コロ]「―をほどこす」 **ぞうしょく【増殖】**《名・自サ》《名・他サ》増しふやすこと。増しふえること。「―炉」「ストレスを―する」●[生物]の組織や細胞や個体がふえること。 >ろ【―炉】消費する核燃料よりも多くの核燃料を生産する原子炉。 **そう・しん【喪心・喪神】**《名・自サ》●正気を失うこと。心の張りを失ってぼんやりすること。気ぬけ。「―状態」●気絶すること。失神。 **そうしん【痩身】**やせて、ほっそりした体。「―術」 <828> そ そうしん――そうそう **そう・しん【総身】**体全体。体じゅう。全身。総身{そうみ}。「―の力」 **そう・しん【送信】**《名・自他サ》信号を送ること。特に、電波によって信号を送りだすこと。「―機」「メールを―する」類語{発信}。[対]受信。 **そう・じん【騒人】**〔文〕詩や文章を作り、風流を解する人。文人や詩人。[参考]「騒」は詩歌・風流の意。 **ぞう・しん【増進】**《名・自他サ》増し進むこと。増し進めること。「学力―」「健康を―する」[対]減退。 **そうしんぐ【装身具】**〔首飾り・耳飾り・指輪・ブローチなど〕体や衣服につけてかざるもの。アクセサリー。 **そう‐ず【僧都】**僧官の階級で、僧正の次の位。[表記]現代仮名遣いでは「そうづ」も許容。 **そう・ず【挿図】**「さしえ」に同じ。 **そうず【添水】**中ほどを支点にした竹筒などの一方に水を落とし、たまった水の重みで下がると水が流れ出て、その勢いで石を打って音を出すしかけ。水辺にかけて田畑の鳥獣を追ったり、庭園に設けて音を楽しんだりする。ししおどし。 **そう・すい【総帥】**全軍を統率し指揮する人。総大将。「財閥の―」 **そう・すい【送水】**《名・自サ》水を送ること。「―管」 **ぞう・すい【増水】**《名・自サ》川・湖・ダムなどの水量がふえること。「集中豪雨で川が―する」[対]減水。 **ぞうすい【雑炊】**野菜や魚介類などをきざみこみ、しょうゆや塩で調味したかゆ。おじや。 **そう・すう【総数】**全体の数。全数。 **そう・すかん【総すかん】**{「総好かん」の意か}〔俗〕関係者の全員からきらわれること。[句]「彼の提案は―をくった」[表記]「総スカン」と書くことが多い。 **そう…する【奏する】**《他サ変》●天皇に申しあげる。奏上する。●演奏する。かなでる。「琴を―・する」 **ぞう…する【蔵する】**《他サ変》●中にしまって自分の持ち物として持つ。「貴重な美術品を―・する」●内部にふくみ持つ。「多くの問題を―・する」 **そう…する【相する】**《他サ変》〔文〕物事の姿・ありさまによって、その吉凶・成り行きなどを判断する。特に、人相・手相・家相などから吉凶を占う。 **そう…する【草する】**《他サ変》〔文〕原稿を書く。下書きをつくる。「宣言文を―・する」「物語を―・する」 **そう・せい【創世】**〔文〕神が世界をはじめてつくること。世界のできはじめ。類語{開闢}{かいびゃく}。[対]太初。 >き【―記】旧約聖書の第一巻。神による天地創造からヨセフの死までを記録する。 **そう・せい【創成】**はじめて作りあげること。また、はじめてできること。 >き【―期】ある物事がはじめて成り立った時期。「江戸幕府の―」 **そう・せい【創製】**《名・他サ》ある商品などを考案してはじめて作りだすこと。「当店―の品」類語{創造}。 **そうせい【叢生・簇生】**《名・自サ》〔文〕草木が群がり生いしげること。また、一般に、勢いが盛んになること。[参考]「簇生」は慣用読み。 **そう・せい【奏請】**《名・他サ》〔文〕天皇に申しあげて許可を求めること。 **そう・せい【早世】**《名・自サ》〔文〕年が若くして死ぬこと。夭折{ようせつ}。 **そう・せい【早成】**●早く成しとげること。●早く大人びること。早熟。 **そう・せい【蒼生】**〔文〕人民。あおひとぐさ。 **そう・ぜい【総勢】**●一団の全部の人の数。「―一万人の大企業」類語{総員}。●全体の軍勢。総軍。 **ぞうせい【造成】**《名・他サ》すぐ利用できるように、手を加えてつくりあげること。「宅地を―する」 **ぞう・ぜい【増税】**《名・自サ》税金の額をふやすこと。「―に反対する」[対]減税。 **そうせいじ【双生児】**同じ母から同時に生まれた二人の子。一卵性と二卵性とがある。ふたご。 **そうせいじ【早生児】**出産に要する標準の期間を経ないで、早く生まれた子。月足らずの子。早産児。 **そう・せき【僧籍】**ある宗派に属する僧{尼}として登録してある籍。「―にある身」 >―に入・る《句》出家する。 **そう・せき【踪跡】**〔文〕●足あと。●行方。[コロ]「―をくらます」[コロ]「―をたずねる」 **そう・せき【送籍】**《名・自サ》旧民法で、婚姻・養子縁組などにより、籍を先方の戸籍に移すこと。 **そうせき・うん【層積雲】**〔気〕下層雲の一つ。灰色のむらのある低い雲。雨天の前後に多い。くもり雲。 **そう・せつ【創設】**《名・他サ》ある機関・施設を新たにつくり設けること。「研究所を―する」類語{創立}。 **そう・せつ【総説】**《名・他サ》論文や演説の全体の要旨を{概観的に}まとめて説くこと。また、それを著述の冒頭などに書き記した部分。総論。[対]各説。 **そう・せつ【霜雪】**〔文〕{霜と雪の意から}髪・ひげなどの白いこと。[句]「頭に―をおく」 **そう・ぜつ【壮絶】**《名・形動》他に類がないほどひどく勇ましく意気盛んなこと。この上なく勇壮なこと。「―な戦い」類語{壮烈}。 **ぞう・せつ【増設】**《名・他サ》施設・設備などを、さらに新たにふやし設けること。「電話を―する」 **そう・ぜん【蒼然】**《形動》〔文〕●色が黒ずんで青いようす。「顔色―」●夕暮れになってあたり一面暗いようす。「―とした暮色に包まれる」●すっかり古びて色あせて見えるようす。[四字]「古色―」 **そう・ぜん【騒然】**《形動タナ》さわがしいようす。さわがしくておだやかでないようす。「物情―たる時代」 **ぞう‐せん【造船】**《名・自サ》船を設計してつくること。 **そう・せんきょ【総選挙】**〔政〕●衆議院議員を選ぶ選挙。●委員・議員などの全員を一時に選ぶ選挙。 **そう・そ【曽祖】**祖父母の父。曽祖父。 **そう・そう【滄桑】**「滄海桑田{そうかいそうでん}」の略。 >―の変《句》世の中の激しい移り変わり。 **そう・そう【草創】**〔文〕ある物事や事業の起こりはじめ。草わけ。始まり。 >き【―期】物事のはじまりの時期。「アメリカ合衆国の―」 **そうそう【葬送・送葬】**死者をほうむり、あの世に旅立つのを見送ること。野辺の送り。 >こうしんきょく【―行進曲】葬送のときに演奏する、ゆったりしたテンポの行進曲。 **そうそう【早早】**■《副》《多く「―に」の形で》ある動作を急いでするようす。はやばや。さっさと。「―に食事をすます」■《名》《多く他の語の下につけて》新しい状態になってまだ間のないこと。…してすぐ。…になってすぐ。「新年―の惨事」 **そうそう【『然う『然う】**■《副》《下に打ち消しの語を伴って》そんなに長く。そんなに何度も。それほど。「―遊んでもいられない」■《感》●忘れていたことを思い出したときに発する語。「―、伝言があった」●相手の言うことに同感の意を表す語。そうだそうだ。 <829> そ そうそう――そうたい **そうそう【層層】**《形動タル》〔文〕いくえにも高く重なり合っているようす。「―たる高層ビル群」 **そうそう【淙淙】**《形動タル》[文]水がさらさらと流れるようす。また、その音の形容。《文》{タリ}。 **そうそう【草草・匆匆】**《形動》●簡略なようす。手みじかなようす。「―に説明を終える」●急なために、応対・もてなしなどを十分にできないようす。そまつなようす。〔多く謙遜{けんそん}して使う〕「お―さまでした」●いそがしいようす。あわただしいようす。■《感》〔文〕{いそいで記したの意で}手紙文の末尾につける挨拶のことば。「右、御礼まで。―」 **そうそう【蒼蒼】**《形動タル》〔文〕●辺り一帯が青々としているようす。●草木がしげっているようす。 **そう・そう【蹌蹌】**《形動タル》〔文〕ふらふらと動くようす。よろめくようす。蹌踉{そうろう}。「―として歩む」 **そうそう【錚錚】**《形動タル》〔文〕●きたえた鉄などの音がよくひびくようす。転じて、琴{きん}・琵琶{びわ}などの弦の音がさえてひびくようす。また、その音の形容。●多くの人の中でも、名が広く知られ、すぐれているようす。「―たるメンバー」 **そう・ぞう【創造】**《名・他サ》●自分の力で今までにない独自なものをつくりだすこと。「文化を―する」類語{創作}。{創始}。[対]模倣。●神が宇宙の万物をつくりだすこと。 >てき【―的】《形動》これまでになかった独自なものをつくりだすようす。また、そうした力があるようす。「―に生きる」「―な人材」 >りょく【―力】自分の力で新しいものを作り出す能力。「―を発揮する」 **そう・ぞう【想像】**《名・他サ》●実際に経験していないことを、頭の中に思いうかべること。[コロ]「―をたくましくする」[コロ]「―を絶する」●[心]すでに知っている事実・観念をもとにして、新しい事実・観念を作ること。また、その心の働き。 **そう・ぞう【送像】**《名・自サ》テレビなどで、画像を電波で送ること。[対]受像。 **そうぞう・し・い【騒騒しい】**《形》●いろいろの音や声がして、やかましい。うるさい。さわがしい。●事件が起こって世の中が落ち着かない。「世間が―・い」 **そう・そく【相即】**《名・自サ》●万物はその本体において融合し一体であるということ。●二つのものがとけあって、一体となること。[四字]「―不離」 **そう‐そく【総則】**ある規則全体の根本となる規則。全体に適用する規則。類語{通則}。[参考]細則{さいそく}。 **そう・ぞく【僧俗】**〔文〕僧侶と俗人。 **そうぞく【宗族】**〔文〕本家と分家が一体となったもの。親族。一族。 **そう・ぞく【相続】**《名・他サ》{受けつぐ意}〔法〕死亡した人の財産上の権利義務の一切を受けつぐこと。「―人」 >ぜい【―税】相続または遺贈によって得た財産に課せられる国税。 **そうそつ【匆卒・忽卒・草卒・倉卒】**《名・形動》〔文〕あわただしく落ち着かないこと。急なこと。「優劣は―に断言できない」「―の間」 **そう‐そふ【曽祖父】**祖父母の父。ひいおじいさん。曽祖。[対]曽祖母。 **そう・そぼ【曽祖母】**祖父母の母。ひいおばあさん。[対]曽祖父。 **そう‐そん【曽孫】**〔文〕孫の子。ひまご。ひいまご。 **そう・だ【操舵】**《名・自サ》〔文〕船を進めるためにかじをあやつること。「―手」 **そうだ**《助動:形動型》●外見から判断して、そのような様子や状態が十分に認められる意{=様態}を表す。いかにも…らしく見える。「よく切れそうなナイフ」●現実の可能性が大きいという気持ちを表す。まさに…しようとしているように見える。…しかけているように見える。「泣き出しそうな顔」●過去の経験やその場の状況などから導いた、主観的な判断を表す。「熱があるから休んだ方がよさそうだ」[接続]動詞、助動詞「(さ)せる」「(ら)れる」の連用形につく。また、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」の語幹につく。形容詞「ない」「よい」の場合は、「なさそうだ」「よさそうだ」のように、語幹と「そうだ」の間に「さ」が入る。丁寧語は「そうです」。 **そうだ**《助動:形動型》伝聞を表す。…ということだ。…という話だ。「北海道はもう雪だそうだ」[接続]用言・助動詞「(さ)せる」「しめる」「(ら)れる」「ない」「たい」「たがる」「た」「だ」の終止形につく。[参考]⑦古くは終止形に「そうな」があった。古風な言い方として現在でも使う。「昔、この沼のほとりに美しい娘が住んでおったそうな」⑦の丁寧語は「そうです」。 **そう・たい【僧体】**頭をまるめた僧の姿。僧形{そうぎょう}。[対]俗体。 **そう・たい【早退】**《名・自サ》職場や学校などを決められた時刻よりも早く退出すること。早びけ。早びき。 **そう・たい【相対】**●向き合っていること。相対していること。●相互に関係しあっていて、互いに相手方を切りはなしては成り立たないこと。「―評価」[対]絶対。 >【評論文キーワード】 >おんかん【―音感】楽音の高さを他の音との比較によって識別する能力。[対]絶対音感。 >か【―化】《名・他サ》〔あるものが他のあるものと相対②の関係にあるという考えのもとで〕あるものを他のあるものとの比較によりとらえること。「歴史観を―する」 >せい・げんり【―性原理】〔理〕●種々の物理現象はどの観測者に対しても同じように表れ、個々の観測者の立場に相対的であるという原理。●相対性理論。 >せい・りろん【―性理論】〔理〕アインシュタインがはじめて唱えた物理学上の基本理論。相対性原理を前提とする理論で、特殊相対性理論と一般相対性理論に大別される。相対論。 >てき【―的】《形動》あるものが、ほかのあるものと相対②の関係にあるようす。あるものが、ほかのあるものとの比較によりとらえられるようす。「価格は―に決まる」[対]絶対的。 >【評論文キーワード】 相対 >「絶対」がただ一つのものしか認めないのに対し、「相対」は複数のものが互いに存在し合う中で成り立つものを意味する。複数のものどうしを比べてその違いが理解できる状態を指すことでもある。 >「自分を相対化する」という表現がある。これは絶対化することの逆だと考えればよい。つまり、自分の判断・価値観が絶対ではなく、他者の異なる評価・価値観を受け入れて判断するということを意味する。 >[参考]評論文キーワードの「絶対」 <830> そ そうたい――そうとう **そう・たい【総体】**■《名》ある物事の全体。「文化の―」■《副》《「―に」の形も》だいたいにおいて。総じて。全般的に。「―彼には向かない仕事だ」 **そう・たい【草体】**草書の字体。草書体。 **そう・だい【総代】**関係者やなかまの全員を代表する人。「卒業生―」 **そう・だい【壮大】**《形動》規模が大きくりっぱなようす。「―な計画」「―な景観」類語{雄大}。 **ぞう・だい【増大】**《名・自他サ》数量や程度がふえて大きくなること。また、ふやして大きくすること。「不安が―する」「需要の―」[対]減少。 **そう・だか【総高】**すべてを合計した数。〔多く金額の場合にいう〕「売上―」類語{総計}。 **そうだかつお【惣太鰹・宗太鰹】**サバ科の魚。背部に虎斑{とらふ}の模様がある。食用。なまりぶしにする。 **そう・だち【総立ち】**興奮したり興味をもったりして、すわっている大勢の人がいっせいに立ちあがること。 **そう・たつ【送達】**《名・他サ》〔文〕●送り届けること。●[法]裁判所から訴訟上の書類を当事者や訴訟関係者に送ること。 **そうだつ【争奪】**《名・他サ》争ってうばい取ること。「優勝杯―戦」 **そう・たん【操短】**「操業短縮」の略。過剰生産の対策として、作業の時間や日数を減らしたり、機械を止めたりして生産量を減らすこと。「―勧告」 **そうち【送致】**《名・他サ》〔文〕●送り届けること。●〔法〕事件の書類・物件・被告人などを、警察から検察官に送ること。 **ぞう‐ち【増置】**《名・他サ》さらにふやして設置すること。増設。「営業所を―する」 **ぞう‐ちく【増築】**《名・他サ》今ある建物に新しくつけたして建築すること。建て増し。「社屋を―する」 **そう‐ちゃく【早着】**《名・自サ》列車などが定刻より早く到着すること。[対]延着。 **そう‐ちゃく【装着】**《名・他サ》身につけること。また、器具などをとりつけること。「防弾チョッキを―する」 **そう・ちょう【宋朝】**●中国の宋の朝廷。また、その時代。●「宋朝体」の略。 >たい【―体】活字の書体の一つ。楷書体で、肉が細く、たて長。宋朝活字。宋朝。[参考]中国で宋の時代にできた書体。 **そう・ちょう【早朝】**朝早いころ。「―に出発する」類語{早暁}{そうぎょう}。 **そう・ちょう【曹長】**旧陸軍の階級の一つ。軍曹の上、准尉の下。下士官の最上級。 **そう・ちょう【総長】**●官庁・公的機関などの全体を管理する長官。「検事―」●総合大学の長。[参考]一部の総合大学の「学長」の通称。 **そう・ちょう【荘重】**《形動》おごそかで重々しく力強い感じを与えるようす。「―な儀式」 **ぞう・ちょう【増徴】**《名・他サ》〔文〕税金などを、それまでよりも多く徴集すること。「住民税の―」 **ぞう・ちょう【増長】**《名・自サ》●よくない傾向が、だんだんひどくなること。「わがままが―する」●調子にのって高慢になること。「ちやほやされて―する」 **そうちょう‐るい【走鳥類】**「走禽類{そうきんるい}」に同じ。 **そうで【総出】**全部の人が、そろってでること。また、でかけること。「町じゅう―で歓迎する」 **そうとう【双頭】**●〔一つの体に〕二つ並んでついている頭。[連語]「―の鷲」類語{両頭}。●二人の支配者。 **そうとう【想到】**《名・自サ》〔文〕あれこれ考えた結果、考えがその点におよぶこと。「原因に―する」 **そう・だん【相談】**《名・他サ》問題を解決するために他の人の意見を聞いたり、自分の意見を述べて話し合うこと。「身の上―」[コロ]「―に乗る」[コロ]「―を持ちかける」 >ずく【―尽く】何事もすべて相談の上で行うこと。 >やく【―役】●相談にのって助言などをする役{の人}。●会社などで、重要な問題についての助言やもめごとの調停などをするために設ける役{の人}。 **そう・だん【装弾】**《名・自サ》銃砲に弾丸をこめること。類語{装填}{そうてん}。 **ぞう・たん【増反・増段】**《名・自他サ》作付面積をふやすこと。[対]減反。 **ぞうーたん【増炭】**《名・自他サ》石炭の産出量をふやすこと。[対]減炭。 **そう・ち【装置】**《名・他サ》ある目的のために機械・道具などをその場所に備えつけること。また、その機械・道具。「安全―」 **そうてい【壮丁】**●[文]成年に達した、一人前の男子。類語{壮士}。{壮者}。●もと、徴兵検査を受ける適齢者。また、徴兵の義務を負って兵役にあたる青年。 **そうてい【想定】**《名・他サ》場面・状況・条件などを、これこれこうだと仮に考えてみること。「万一の場合を―する」「―問答集」類語{仮定}。 **そう・てい【漕艇】**〔文〕〔競技用の〕ボートをこぐこと。 **そうてい【装丁・装釘・装幀】**《名・他サ》●本をとじて表装すること。装本。●書物を作る上で、表紙・カバー・外箱・扉などの意匠をほどこす・こと{技術}。また、その意匠。 **そうてい【送呈】**《名・他サ》物を人に送って、さしあげること。「詩集を―する」 **ぞうてい【贈呈】**《名・他サ》人に物をさしあげること。贈り物をすること。「花束を―する」類語{進呈}。 **そうてん【操典】**旧陸軍で、教練のやり方や戦闘の原則・法則を規定した教則の書物。「歩兵―」 **そう・てん【争点】**議論・訴訟などの争いの中心になっている重要な点。争いの主要な原因。「裁判の―」 **そう・てん【総点】**全部の得点数。得点の合計。 **そうてん【蒼天】**〔文〕青空。 **そう・てん【装塡】**《名・他サ》すぐ使えるようにつめこんで装置すること。「弾丸を―する」 **そうでん【桑田】**〔文〕桑畑{くわばた}。 >―変じて滄海と成る《句》{桑畑であった所が海に変わる意から}世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。滄海桑田。滄桑の変。 **そう・でん【相伝】**《名・他サ》〔文〕何代にもわたって次々と受け伝えること。[四字]「一子―」 **そうでん【送電】**《名・自他サ》電力を発電所や変電所から電線で需要地に送ること。「―線」[対]受電。 **そう・と【僧徒】**僧の仲間。 **そう・と【壮図】**勇ましく、規模の大きな計画。壮大な計画。「宇宙旅行の―を抱く」類語{雄図}。{壮挙}。 **そう・と【壮途】**成果が期待される勇ましい出発。雄途。[コロ]「―に就く」 **そうとう【掃討・掃蕩】**《名・他サ》{残っている}敵・賊などをすっかりうちはらうこと。「ゲリラを―する」 <831> そ そうとう――そうび **そうとう【争闘】**《名・自サ》〔文〕あらそい、たたかうこと。闘争。「権力―の場」 **そうとう【相当】**■《名・自サ》●地位・働きなどが、それにあてはまること。等しいこと。「大将に―する地位」類語{該当}。●程度や力がそれにふさわしいこと。つり合っていること。匹敵。相応。「それ―の報酬」■《副・形動》物事の程度がはなはだしいようす。「―な変わり者」「合格は―厳しい」類語{かなり}。 >【類義語の使い分け】 >【類義語の使い分け】「相当・かなり」 >[相当・かなり]相手チームは相当(かなり)強そうだ/場内は相当(かなり)の混雑/相当(かなり)の利益 >[相当]五人分に相当する量/一万円相当の品 >[かなり]この地に移り住んでからかなりになる **そう・とう【総統】**ある国家・政党などをまとめてひきいること{役職}。特に、もとナチスドイツや中華民国国民政府の最高の官職。「ヒトラー―」 **そう・どう【僧堂】**禅宗で、僧が座禅をしたり食事をしたりする堂。禅堂。雲堂{うんどう}。 **そう・どう【相同】**[生物]の器官で、その形態や機能が似ていなくても発生の起源が同じであること。人の手とコウモリや鳥の翼など。[参考]相似②。 **そう・どう【草堂】**〔文〕●草ぶきの家。草庵{そうあん}。●自分の家を謙遜{けんそん}して言う語。 **そう・どう【騒動】**●事件などが起こり、大勢がさわぎたて、秩序が乱れること。大騒ぎ。「金が紛失して―になる」●争い。もめごと。「お家―」 **ぞう・とう【贈答】**《名・他サ》人に詩歌・手紙・贈り物をおくったり、お返しをしたりすること。「―品」。 **そう・どういん【総動員】**《名・他サ》全員を集めて事にあたらせること。「従業員を―して清掃する」「知識を―して難問を解く」 **そうとう・しゅう【曹洞宗】**鎌倉時代に道元禅師が、中国の宋から日本に伝えた、禅宗の一派。本山は福井県の永平寺と神奈川県の総持寺。 **そうとく【総督】**もと、植民地の政務をつかさどった長官。また、その人。「インド―」 **ぞう・とく【蔵匿】**《名・他サ》〔文〕人に知られないようにかくすこと。「犯人を―する」類語{隠匿}。 **そう・トン【総トン】**船の大きさを船舶内部の総容積で表し、容積一〇〇立方フィートを一トンとして計算するもの。〔客船・コンテナ船やふつうの貨物船などの大きさを表すときに使う〕[参考]→排水トン。 **そうな**《助動》《伝聞の助動詞「そうだ」の古い形》→そうだ。 **そう・なめ【総嘗め】**●あるものの勢いが全体をおおいつくすこと。「火の手は町を―にした」●競技などで、対抗する相手をみんな負かすこと。 **そうなん【遭難】**《名・自サ》登山・航行中に、命にかかわるような災難・事故にであうこと。「―救助隊」 **そう‐に【僧尼】**僧と尼{あま}。 **ぞう‐に【雑煮】**新年を祝う日本料理の一つ。青菜・ダイコン・サトイモなどの野菜や、鳥肉・かまぼこなどを入れたすまし汁{または、みそ汁}の中にもちを入れた料理。 **そう‐にゅう【挿入】**《名・他サ》物の中や間にさし入れること。さしこむこと。「―歌」 **そう‐にょう【『爪繞】**漢字の部首「爪」の称。 **そうにょう【走繞】**漢字の部首「走」の称。 **そう・ねん【壮年】**元気盛んで働き盛りの年ごろ{の人}。三〇代から五〇代前半ぐらいまで。盛年。壮齢。類語{中年}。 **そう・ねん【想念】**〔文〕心にうかぶ考え。 **そう・ねん【早年】**〔文〕若いとき。若すぎる年齢。[対]晩年。 **そう・は【掻爬】**《名・他サ》体内の組織の一部を器具でかき取ること。特に、人工妊娠中絶のこと。 **そう・は【争覇】**《名・自サ》〔文〕●覇者{支配者}になろうとして争うこと。●優勝を争うこと。「―戦」 **そう・は【走破】**《名・自サ》予定した{困難な}コースを全部走り通すこと。「全コースを―する」 **そう・ば【相場】**●市場で取り引きされる商品の価格。時価。市価。●[経]株券などの現物のやりとりをせず、価格の変動による売買で生じた差額で利益を得る、投機的な取り引き。「―でもうける」●〔俗〕世間一般の評価。一般に妥当とされる大体の見当。[コロ]「仕事はつらいものと―が決まっている」 >し【―師】相場②によって利益を得ることを職業としている人。投機師。 **そう・ばい【層倍】**《助数》《数を表す語につけて》「…倍」を強めた言い方。[四字]「薬九々―」 **ぞう・はい【増配】**《名・他サ》株式の配当や物資の配給量をふやすこと。[対]減配。 **そうはく【糟粕】**〔文〕●酒のかす。●よいところを取り去った、役に立たない物。不用物。[句]「古人の―{=昔の聖人のことばやその著書}」 **そうはく【蒼白】**《名・形動》顔色があお白いこと。血の気が無くあおざめていること。「大きなミスをして顔面―になる」 **そう・はつ【双発】**航空機で、エンジン{発動機}が二つついていること。また、その航空機。「―の旅客機」[対]単発。 **そう・はつ【早発】**《名・自サ》●列車などが定刻より早く出発すること。[対]延発。{遅発}。●青年時代から発病すること。 >せい【―性】ある物事が、一般に考えられるよりも早く起こる性質。 **そう・はつ【総髪】**江戸時代の男性の髪形の一つ。髪の毛を全体にのばして後ろで束ねたもの。束ねずに後ろへ垂らしてなでつけたものもいう。そうがみ。 **ぞう‐はつ【増発】**《名・他サ》運行回数をふやすこと。 **そう・ばな【総花】**関係のある者全部にまんべんなく、利益や恩恵を与えること。[参考]ふつう「―的」「―式」の形で、悪平等、不徹底などを非難するときに使われる。「―的予算」[語源]妓楼・料亭などで、客が芸者・使用人など一同の者に与える祝儀から。 **そう・ばん【早晩】**《副》おそかれ早かれ。いつか。「―分かることだろう」 **ぞう・はん【造反】**《名・自サ》反逆。謀反。[参考]一九六六年の中国文化大革命以後に多用された。 >有理《句》反逆を起こす側には必ず道理があること。 **そうび【壮美】**〔文〕●りっぱで規模の大きな美しさ。●崇高な感じを与える美しさ。 **そう・び【薔薇】**〔文〕「バラ」のこと。しょうび。 <832> そ そうび――そうむ **そう・び【装備】**《名・他サ》必要な備品や機材をととのえ・そなえつける{身に帯びる}こと。また、そのもの。「完全―」 **ぞうひ・びょう【象皮病】**陰嚢{いんのう}・外陰部・手足などの皮膚がふくれて、象の皮膚のように変形する病気。おもにフィラリアが寄生するために起こる。 **そう・ひょう【総評】**《名・他サ》全体について批評すること。また、その批評。「審査委員長の―」 **そうびょう【宗廟】**〔文〕●祖先の霊を祭る所。みたまや。●皇室の祖先の霊を祭る所。伊勢神宮。 **ぞう・ひょう【雑兵】**身分の低い、取るに足りない兵士。歩卒。 **ぞう・ひん【贓品】**〔文〕「贓物{ぞうぶつ}」に同じ。 **ぞう・びん【増便】**《名・自他サ》おもに、航空機・船などの、定期便の回数をふやすこと。 **そう・ふ【総譜】**合唱や合奏などで、各音部の譜をひとまとめにした楽譜。指揮者が用いる。スコア。 **そう・ふ【送付・送附】**《名・他サ》品物や書類を送り届けること。〔改まった言い方〕「領収書を―する」 **ぞう・ふ【臓腑】**五臓六腑{ごぞうろっぷ}。はらわた。内臓。[句]「―が煮えくりかえる{=ひどく腹が立つ}」類語{臓物}{ぞうもつ}。 **そう・ふう【送風】**《名・自サ》人工的に風を起こして空気を送ること。「―機」「―管」 **そう・ふく【僧服】**僧が{正式の場で}着る衣服。僧衣{そうえ}。 **そう・ふく【双幅】**二つで一対になる掛け軸。対幅{ついふく}。 **ぞう・ふく【増幅】**《名・自他サ》●入力した電気信号や光・音波・機械的振動などの振幅を大きくすること。また、大きくなること。「ゆれが―する」●ある物事の範囲を広げ、大きくすること。また、大きくなること。「汚職が国民の怒りを―する」 >き【―器】アンプ。 **ぞう・ぶつ【贓物】**〔文〕窃盗・詐欺などの犯罪行為によって手に入れた品物。盗品。贓品。 **ぞうぶつ・しゅ【造物主】**天地の万物をつくった神。造化の神。造物者。 **そう・へい【僧兵】**平安時代の末期から戦国時代にかけ、寺領や仏法を守る名目で戦闘に従事した僧。 **ぞうへい【増兵】**《名・自他サ》兵員数をふやすこと。 **ぞうへい【造兵】**兵器をつくること。 >しょう【―廠】旧日本陸海軍で、兵器などの設計・製造・修理などを担当した機関および工場。 **ぞうへい【造幣】**貨幣を鋳造すること。 >きょく【―局】財務省の付属機関の一つ。貨幣の鋳造、勲章・記章などの製造、貴金属の品位証明などを行う。本局は大阪市にある。[参考]紙幣は印刷局でつくられる。 **そう・へき【双璧】**《「一対の宝玉」の意から》優劣のつけにくい、すぐれた二つのもの、また、ふたりの人。[句]「王朝文学の―をなす作品」[注意]「双壁」は誤り。 **そうべつ【送別】**《名・他サ》別れてゆく人を送ること。「―の辞」「―会」 **そうべつ【総別】**《副》〔文〕総じて。おおよそ。だいたい。 **ぞう‐ほ【増補】**《名・他サ》書物の不十分なところをおぎない、内容を豊かにすること。「改訂―版」 **そう・ほう【双方】**対立し、関係している両方。あちらとこちら。「―が譲歩する」 **そう‐ほう【奏法】**楽器をかなでる方法。演奏法。 **そう・ほう【相法】**人相・家相などを見て、その運命・吉凶などを判断する法。 **そう・ほう【走法】**陸上競技で、{早く走るための}走り方。「ピッチ―」「ストライド―」 **そう・ぼう【僧坊・僧房】**寺院内で僧とその家族が日常住む建物。[参考]もとは戒律専門の道場。 **そう・ぼう【僧宝】**〔仏〕{宝のように尊いものの意から}僧の尊称。三宝の一つ。[参考]三宝。 **そう・ぼう【双眸】**〔文〕両方のひとみ。両眼。 **そう・ぼう【忽忙】**《名・形動》〔文〕いそがしくて落ち着くひまがないこと。あわただしいこと。「―の間」 **そう・ぼう【想望】**《名・他サ》〔文〕●思いしたうこと。●ある事の到来を心の中にえがいて待つこと。 **そう・ぼう【相貌】**〔文〕●顔つき。●物事のようす。「時代の―」「陰惨な―を呈する廃墟{はいきょ}」 **そうぼう【蒼氓】**〔文〕人民。蒼生{そうせい}。[参考]「氓」は民の意。 **そうぼう【蒼茫】**《形動》〔文〕どこまでも青々と広がっているようす。「―たる海原」 **ぞう‐ほう【増俸】**《名・自サ》俸給をますこと。給料をふやすこと。[対]減俸。 **ぞう・ぼう【像法】**釈迦の死後を正法・像法・末法{まっぽう}の三つの時期に分けた一つ。正法の次の五百年あるいは一千年間をいい、教説と実践はまだ存在するが信仰は形式的になるという時期。[対]正法・末法。 **そう・ほん【草本】**●茎がやわらかく木質でない植物。地上部が一年でかれるもの。くさ。[対]木本{もくほん}。●〔文〕原稿などの下書き。草稿。 **そう・ほん【装本】**《名・他サ》「装丁」に同じ。 **そう‐ほん【送本】**《名・自サ》書物を送ること。 **ぞう‐ほん【蔵本】**ある施設・個人などが所蔵している本。蔵書。 **ぞう‐ほん【造本】**本にしたてること。用紙・材料の選択、印刷・製本・装丁などの企画・設計、およびその作業をさす。本づくり。 **そう・ほんけ【総本家】**分かれた多くの流派・分家などの、大もとになる家。大もとの本家。類語{宗家}。 **そう・ほんざん【総本山】**●その宗派に属する各本山をまとめる寺。「天台宗の―」●物事の大もとにあたる所。全体を支配する所。「医学界の―」 **そう‐まい【草昧】**〔文〕世の中が開けず、文化も人の知恵も発達していないこと。「―の世」 **そう‐まくり【総捲り】**《名・他サ》{残らずまくる意}●一般に知られていないことを、片端からあばくこと。●残らず批評・解説すること。「球界―」 **そうま・とう【走馬灯】**回転するにつれて、いろいろな影絵が次々に見える仕掛けのとうろう。まわりどうろう。 >―のように《句》まるで走馬灯をめぐる影絵のように、さまざまな情景が頭に次々と浮かんでは消えていくようす。走馬灯のごとく。「幼いころの記憶が―よみがえる」[参考]次々と過去を思い起こすことの形容に用いる。 **そう・み【総身】**体全体。全身。総身{そうしん}。 **そう・む【双務】**〔法〕契約した当事者双方が互いに義務を負うこと。「―契約」[対]片務。 **そう・む【総務】**会社・団体などで全体の運営に関する事務を処理する・こと{人}。「―部庶務課」 >しょう【―省】旧総務庁・自治省・郵政省の業務を統轄して行う、国の行政機関の一つ。 >ちょう【―庁】もと、総理府の外局で、人事・機構・定員の管理、恩給・統計に関する事務などを担当した国の行政機関。[参考]二〇〇一年、自治省・郵政省とともに総務省に統合。 <833> そ ぞうむし――そうるい **ぞう・むし【象虫】**ゾウムシ科の昆虫の総称。頭部の先端がゾウの鼻のように長くつき出し、端に大あごがある。 **そう・めい【滄溟】**〔文〕「青海原{あおうなばら}」のこと。大洋。 **そう・めい【聡明】**《名・形動》頭がよく、物事の理解が早いこと。かしこいこと。「―な人」類語{利口}。 >【類義語の使い分け】「利口・利発・聡明」 **そうめい・きょく【奏鳴曲】**器楽曲の形式の一つ。ふつう三ないし四楽章から成る。第一楽章は速いソナタ形式をとる。ソナタ。「ピアノ―」 **そう・めつ【掃滅・剿滅】**《名・他サ》〔文〕すっかりほろぼすこと。類語{殲滅}{せんめつ}。 **そうめん【素麺・索麺】**めん類の一つ。小麦粉を塩水でこね、植物油をぬって糸のように細く長くのばしてかわかした食品。ゆでて食べる。 **そう・もう【草莽・草莽】**〔文〕●草のおいしげっている所。草むら。●民間。在野。 >の・しん【―の臣】《連語》官職につかないで、民間にある人。在野の人。《孟子・万章篇下一》 **そう・もく【草木】**草や木。植物。[四字]「山川―」 **ぞう・もつ【臓物】**内臓。はらわた。特に、食用にする、魚・鳥・牛・豚などのはらわた。もつ。類語{臓腑}{ぞうふ}。 **そう・もよう【総模様】**女性の和服で、表面全体に模様がある・こと{もの}。「―の訪問着」[対]裾模様。 **そう・もん【僧門】**〔文〕僧の社会。仏道。仏門。 **そう・もん【奏聞】**《名・他サ》〔文〕天皇に申し上げること。類語{奏上}。 **そうもん【桑門】**〔文〕出家して仏道を修める人。僧侶。沙門{しゃもん}。 **そう・もん【相聞】**万葉集の三大部立ての一つ。男女・親子・兄弟・友人の間で相思の情を述べた贈答歌。「―歌」[参考]古今和歌集以後の恋歌にあたる。 **そう・もん【総門・惣門】**●やしきのいちばん外側にある大きな正門。●禅宗の寺で、正門。 **そう・やく【装薬】**《名・自サ》弾丸を発射するため、銃砲に火薬をつめること。また、その火薬。 **そう・ゆう【曽遊】**〔文〕以前に訪れたことがあること。かつて来たことがあること。「―の地」 **ぞう‐よ【贈与】**《名・他サ》●物品を人におくり与えること。「―を受ける」●[法]自分の財産を無償で相手に与える意思を表し、相手が受諾すること。また、その契約。 >ぜい【―税】個人からの贈与で得た財産に課せられる国税。 **そう‐よう【掻痒】**〔文〕かゆい所をかくこと。[四字]「隔靴{かっか}―{=はがゆいこと}」 **そう・らん【奏覧】**《名・他サ》〔文〕天皇にお目にかけ奉ること。 **そう・らん【争乱】**争いが起こって世の中が乱れること。争いによる乱れ。「戦国―の世」 **そう・らん【総攬】**《名・他サ"》〔文〕一手ににぎりおさめること。「政治権力を―する」 **そうらん【総覧・綜覧】**●《名・他サ》全体に目を通すこと。余す所なく全体を見ること。●ある分野に関係のある事柄を一つにまとめた本。「国史―」 **そう‐らん【騒乱】**事件が起こって、世の中がさわがしくなり治安が乱れること。[コロ]「各地で―が起こる」[参考]「騒擾{そうじょう}」の言いかえ語として用いる。 **そう‐り【総理】**●《名・他サ》〔文〕全体に関する重要な事務をとりまとめて管理する・こと{人}。「国務を―する」●「内閣総理大臣」の略。総理大臣。首相。 >ふ【―府】内閣に直属して各省間の事務を統合・調整し、各省に属さない事務を担当した国の行政機関。[参考]二〇〇一年、経済企画庁・沖縄開発庁を統合して内閣府となった。 **ぞうり【草履】**和装のときに着用する、足の裏を保護する履き物。はなおをつけ、底は平ら。 >とり【―取り】室町時代以後、武家で、主人の履き物を持って供をした下男。ぞうりもち。 **そう・りつ【創立】**《名・他サ》学校・会社などの組織や団体を、初めて作り設けること。「大学の―記念日」類語{創設}。{創建}。 **そう・りょ【僧侶】**出家して仏門に入り仏道を修行する人{の集団}。沙門{しゃもん}。桑門。僧。 **そう・りょう【爽涼】**《名・形動》〔文〕気候がさわやかで、すずしいこと。「―の気」類語{清涼}。 **そうりょう【総量】**全体の分量または重量。総分量または総重量。「排気ガスの―規制」 **そう・りょう【総領・惣領】**●家名をつぐ者。あととり。●いちばんはじめの子。長子。特に、長男。 >の甚六《句》長子は大事にされすぎて、次子以下に比べおっとりしていて世間知らずが多いということ。 **そう・りょう【送料】**金銭や物品を送り届けるのに必要な料金。送り賃。「―がかかる」 **ぞうりょう【増量】**《名・自他サ》分量・重量がふえること。分量・重量をふやすこと。また、ふやした分量・重量。「有効成分を―する」[対]減量。 **そう・りょうじ【総領事】**領事の中で、最上位の階級{の領事}。 **そう・りょく【総力】**ある集団・団体などの持っているすべての力。あらゆる方面の力。「―戦」 **そう・りん【僧林】**〔文〕大きな寺。叢林{そうりん}。 **そう・りん【叢林】**●〔文〕木が群がり生えている林。類語{樹林}。●大きな寺院。僧林。特に、禅僧が集まって修行する禅寺。禅林。 **そう・りん【相輪】**五重塔などの屋根の先端にある、金属で作ったかざり。露盤{ろばん}・九輪・水煙{すいえん}・宝珠{ほうじゅ}などからなる。 **ぞうりん【造林】**《名・自サ》木を植え育てて、森林をつくること。「―事業」 **ソウル**●たましい。心。精神。●「ソウルミュージック」の略。▽soul >―ミュージック リズムアンドブルースとゴスペルソング{=黒人霊歌の一種}が影響しあってできた音楽。ソウル。▽soul music **ぞうり・むし【草履虫】**ゾウリムシ科の原生動物。池沼にすみ、体長〇・二~〇・三㍉。体は細長い草履形で、無色または褐色。表面に繊毛が密生し、これを動かして移動する。分裂と接合によって増殖する。 **そう‐るい【藻類】**水中や湿地に生じる下等な植物の一群の総称。クロロフィルをふくみ、胞子でふえる。食用・医薬・肥料などに利用。藻{も}。 <834> **そうるい【藻類】**水中に生育する下等植物の総称。食用・医薬・肥料などに利用。藻{も}。 **そう‐るい【走塁】**《名・自サ》野球で、走者が次の塁へ走ること。ベースランニング。 **そう・ルビ【総ルビ】**文章中の漢字全部にルビ(=振り仮名)を付けること。 **ぞう・わい【贈賄】**《名・自他サ》賄賂{わいろ}をおくること。「一罪」[対]収賄。 **そう・わん【双腕】**両方の腕。[対]隻腕。 **そえ【添え・副え】**●そえる・こと(もの)。「アイスクリームのフルーツー」●つき従わせる・こと(もの)。たすけ。補佐。「父の―になって働く」●めしのおかず。 **そえ・がき【添え書き】**《名・他サ》●文章・書画などに、その由来・証明などをそえて書く・こと(文章)。●追って書き。[類語]①②添え筆。 **そえ・ぎ【添え木・副え木】**●草木などがたおれないように、そえて支えとする・こと(木や竹)。●骨折などの治療で、患部を固定するために当てる木。副木{ふくぼく}。 **そえ・じょう【添え状】**使いをやったり品物を送ったりするとき、それにそえる手紙。そえぶみ。添書{てんしょ}。 **そえ・ぢ【添え乳】**《名・自サ》赤ん坊のそばにねて、自分の乳を飲ませること。 **そえぶみ【添え文】**「添え状」に同じ。 **そえ・もの【添え物】**●主となる物を引き立てるためにつけ加えたもの。●景品。おまけ。 **そ・える【添える・副える】**《他下一》●そばにつけて置く。「お茶に菓子を―・える」●補助として加える。つけ加える。[コロ]「彩りを―・える」「花を―・える」[コロ]「力を―・える」「案内状に地図を―・えて送る」[コロ]「虫の音が興を―・えた」▷そ・ふ《下二》。 **そ・えん【疎遠】**《名・形動》音信・行き来がとだえ、親しみがうすれること。「平素の―をわびる」[対]親密。 **ソーサー**紅茶茶わんなどの受け皿。▽saucer **ソーシャル**《造語》「社会の」「社会的」「社交的」の意を表す。ソシアル。▽social ーダンス 社交ダンス。▽social dance ーワーカー 患者・貧困者・非行者などの援助・対策・調査などを専門的に行う人。「医療―」▽social worker **ソース**西洋料理で、料理をするときに加えたり、できあがった料理にかけたりして使う、液体調味料。「ホワイトー」▽sauce ーパン 長い柄のついた深いなべ。ソースなどをつくるのに用いる。▽saucepan **ソース**出どころ。みなもと。「ニュースー」▽source **ソーセージ**味つけした豚・牛・羊などのひき肉を、それらの腸膜につめた食品。腸詰め。▷sausage **ソーダ**●炭酸ソーダ。ナトリウムの炭酸塩で白色の結晶。水にとけてアルカリ性を示す。ガラス・石けん・陶器などの原料。●「ソーダ水」の略。[表記]①②とも「曹達」と当てた。▽soda ―すい【水】清涼飲料の一種。水に無機塩類と炭酸ガスを入れたもの。甘味料・香料などを加えたものもある。炭酸水。 **ソート**《名・他サ》〔コンピューターなどで〕データを分類すること。基準となる項目に従ってデータを並べかえること。▽sort (=種類) **ソーホー【SOHO】**パソコンやインターネットなどを活用して、自宅などで事業や仕事をすること。▽SOHO (small office, home office の略) **ソーラー**《造語》「太陽の」「太陽熱を利用した」の意を表す。▽solar ―カー 太陽エネルギーを電気に変換して動力源とする自動車。▽solar car ーシステム 太陽熱を利用する給湯・冷暖房などの設備。▷solar system ーハウス ソーラーシステムを備えた住宅。▽solar house ーパネル 太陽電池や太陽熱集熱板。▷solar panel **ソール**●靴などの底。「ラバー―」●ゴルフで、クラブヘッドの底の部分。▷sole **ゾーン**●区域。地域。「緑地―」「住宅―」●範囲。「セーフティーー」「ストライクー」▽zone **そ・か【粗菓】**そまつな菓子。〔贈り物にしたり客にすすめたりするときに謙遜{けんそん}して言う語〕「――ですが」 **そ‐かい【疎開】**《名・自他サ》敵の襲撃や火災などによる被害を少なくするため、都市などに集中している人や物や建物を分散すること。また、空襲などに備えて都市の住民が地方へ移り住むこと。「学童――」 **そ・かい【租界】**第二次世界大戦終了まで、中国の開港都市に設けられていた、外国人の居留地。[参考]警察権・行政権は租借した国がもっていた。 **そ・かい【素懐】**〔文〕ふだんからもっている願い。素志。特に、出家または極楽往生しようとする願い。[コロ]「―を遂げる」 **そがい【疎外】**《名・他サ》●仲間からのけものにすること。よそよそしくして近づけないこと。「自分がーされているように思う」●自己疎外や人間疎外の略。自分が生み出したものが、かえって自分にとってよそよそしいものや敵対的なものになる、矛盾した現象。 <835> >評論文キーワード 疎外「疎外」は、評論文においては、人がつくったものが逆に人を支配し、「人間らしさ」やその主体性を奪い、人をかえって不幸せにする「人間疎外」の意味で問われることが多い。>評論文キーワード かん【―感】●のけものにされているときに体験する、その不快の感情。「―を抱く」●人間がその社会関係の中などで、自己の本来的なあり方とちがった形でしか存在することができず、自己が自己から切り離されていくときに体験する感情。虚無感・無力感・不満などの感情がその内容をなす。例えば、情報化社会によって、人と人とが顔を合わせることなく情報を入手することが可能となった。しかし、そのためにかえって人と人との本来のコミュニケーションが希薄になったことなどがあげられる。 **そ・がい【阻害・阻碍】**《名・他サ》じゃますること。さまたげること。「文明の発達を―する」 **そがい【鼠害】**ネズミから受ける害。 **そ・かく【疎隔】**《名・自他サ》付き合いなどが、うとくなってへだたりができること。また、敬遠してへだてること。「実社会から―された別の世界」 **そ・かく【組閣】**《名・自サ》内閣を組織すること。 **そ・かく【阻隔】**《名・他サ》〔文〕じゃまをして間をへだてること。「二国間の友好を―する関税」 **ぞかし**《連語》文語《終助詞「ぞ」+終助詞「かし」)かし(終助)。 **そ・がん【訴願】**《名・他サ》●うったえ願うこと。●[法]違法・不当な行政処分の取り消し・変更を行政官庁にうったえでること。 **そぎ・いた【削ぎ板・枌板】**木をうすくけずって作った板。屋根をふくのに使う。こけら。 **そぎ・おと・す【殺ぎ落とす・削ぎ落とす】**《他五》うすくけずり落とす。「骨についた肉を―・す」 **そぎ・と・る【殺ぎ取る・削ぎ取る】**《他五》うすくけずり取る。「魚の腹骨を―・る」 **そ・きゃく【阻却】**《名・他サ》〔文]しりぞけること。▷「違法性を―する(=違法でないと認める)」 **そ・きゅう【遡及・溯及】**《名・自サ》〔文〕過去にさかのぼって影響や効力をおよぼすこと。「四月まで―して支給する」[参考]「さっきゅう」は慣用読み。―てき【―的】《形動》〔規則・法律などの〕影響力や効力が過去にさかのぼっておよぶようす。また、物事が過去のことを対象として行われるようす。「法の―な適用」「責任を―に追求する」 **そ・きゅう【訴求】**《名・自サ》宣伝や広告などで買い手の欲求に働きかけること。「消費者に―する」 **そ・ぎょう【祖業】**〔文〕祖先が起こした事業。また、祖先伝来の事業。 **そく【則】**《助数》項目や箇条を数える語。「心得十一」 **そく【束】**《助数》●たばにした物を数える語。たば。「まき一―」●稲十把{ぱ}・紙十帖{じょう}を単位にして数える語。●矢の長さをはかるときの単位。一にぎり(=親指以外の四本の指の幅)の長さを一束とする。「十三ー三伏の矢」●百を単位にした語。「―(=百尾)の釣り」 **そく【足】**《助数》一対の履き物を数える語。「靴二―」 **そく【息】**〔文〕●むすこ。子息。●利息。 **そく【即】**■《接続》〔文〕前にあげたものと後にあげたものが同じであることを表す。すなわち。とりもなおさず。四字「色是空」■《副》すぐ。ただちに。▷「一退場」 **そ・ぐ【殺ぐ・削ぐ】**《他五》●けずりとる。けずり落とす。●先をとがらせるように、刃物などでななめにうすく切り落とす。「竹を―・ぐ」●なくすようにする。弱くする。「集中力を―・がれる」[コロ]「興を―・ぐ」[コロ]「気勢をー・ぐ」▷そ・ぐ《四》。 **ぞく【属】**《接尾》生物分類上の単位。科の下で、種の上。「ナス科トマト」 **ぞく【族】**《接尾》●同じ祖先から分かれたもの。同じ血統をもつもの。「チベットー」●〔俗〕同じ種類の行動をする仲間。「深夜―」「マイカーー」「暴走」 **ぞく【俗】**■《名》●世間(一般)。また、世間一般のならわし。[コロ]「―に従う」●「僧に対して〕出家していない人。俗人。目《形動》●世間一般にふつうに行われているようす。[コロ]「ーに言う」●低級でいやしいようす。また、利害損得にあくせくしているようす。「―な人」 **ぞく【賊】**●人の物をとる人。どろぼう。「―が押し入る」●時の支配者(特に国家・政府)にそむく者。反逆者。「西南戦争に敗れて―となる」 **ぞく【粟】**●外皮を取り除いていない米。もみごめ。②粟{あわ}。また、粟粒に似たもの。 **ぞく【続】**《名》「続編」の略。[対]正。《接頭》「続編」の意。「――日本紀」 **ぞく・あく【俗悪】**《名・形動》低級で下品なこと。「―な番組」 **そく・あつ【側圧】**〔理〕流体が容器や物体の側面におよぼす圧力。 **そく・い【即位】**《名・自サ》●天皇(君主)の位につくこと。「シャルル7世が国王に―する」[類語]践祚{せんそ}。[対]退位。●践祚の後、即位の礼を行うこと。 **そく・い【続飯】**(「そくいい」の転)飯粒を練りつぶして作った、ねばりけの強いのり。 **そく・いん【惻隠】**〔文〕かわいそうだと思い同情すること。「―の情」[類語]憐憫。 **そぐ・う**《自五》ふさわしい。似合う。[参考]ふつう、打ち消しの形で使う。そぐわない。▷そぐ・ふ《四》。 **ぞく・うけ【俗受け】**《名・自サ"》大衆の気に入ること。世間の人々の評判を得ること。「―する作品」 **そく・えい【即詠】**《名・他サ》〔文〕題を出されて、その場で詩歌をよむこと。また、その詩歌。即吟。 **ぞく・えい【続映】**《名・他サ》その映画が好評のため、予定期間を延長して上映を続けること。[類語]続演。 **そく・えん【測鉛】**水中に入れて深さを測る道具。綱の先端に鉛のおもりをつけたもの。 **ぞく・えん【俗縁】**●俗人としてのつながり。世の中の人と人とのかかわりあい。[コロ]「――を絶つ」●僧や尼が出家する前の親類・縁者。 **ぞく・えん【続演】**《名・他サ》演劇の興行でその出し物が好評のため、予定した期間を延長して上演を続けること。「一か月の―」[類語]続映。 **そく・おう【即応】**《名・自サ》●ある目的にそのままぴったりかなうこと。「戦況に―した作戦」●情勢の変化にその場ですぐに応じてそのままついてゆくこと。「時代の流れに―する」「実態に―する」 **そく・おん【促音】**日本語の発音で、一音節分、声帯を閉じて呼吸を止める、つまる音。ふつう、仮名では小さい「っ」で表す。 <836> そ そくおん――ぞくしん **そく・おんびん【促音便】**音便の一つ。単語の語中・語尾の「ち」「ひ」「り」の母音が脱落して促音になるもの。「立ちて」→「立って」、「売りた」→「売った」などがあり、また、「追いつく」→「追っつく」、「取りくむ」→「取っくむ」などがある。 **そく・が【側臥】**《名・自サ》〔文〕●だれかの横にねること。●脇を下にして、横にねること。横臥。[対]仰臥・伏臥。 **ぞく・が【俗画】**大衆受けのする絵。俗っぽい絵。 **ぞく・がく【俗学】**世間に広く行われているが、理論的な裏づけのない浅薄な学問。世俗的な学問。 **ぞく・がく【俗楽】**●[雅楽・能楽などに対して]邦楽のうち、民間に発達し大衆に愛好された、通俗的な音楽。箏曲{そうきょく}・三味線音楽などを言う。●低俗で下品な音楽。 **ぞく・がら【続柄】**つづきがら。 **ぞく・がん【俗眼】**〔文〕一般の人の見方。俗人の見方。〔多く、軽蔑{けいべつ}的に使う〕「彼の偉大さは―にはわからない」 **ぞく・ぎょう【俗形】**俗人の身なり・姿。[対]僧形{そうぎょう}。 **そく・ぎん【即吟】**《名・他サ》〔文〕「即詠{そくえい}」に同じ。 **ぞく・ぐん【賊軍】**支配者{特に朝廷}にそむく軍勢。[句]「勝てば官軍、負ければ―」類語{賊徒}。[対]官軍。 **ぞく・け【俗気】**世間的な名声や金銭にひかれる気持ち。ぞっけ。ぞっき。「―を出す」 **そく・げん【塞源】**《名・自サ》〔文〕〔悪の生じる〕みなもとをふさぐこと。「抜本―」 **ぞく・げん【俗言】**●世間一般の人々が日常使っていることば。俗語。[対]雅言{がげん}。●世間のうわさ。 **ぞく・げん【俗諺】**〔文]世間一般にふつうに使われることわざ。俚諺{りげん}。「石の上にも三年」の類。 **ぞく・ご【俗語】**●〔雅語に対し〕明治時代に、言語生活でふつうに使われる話しことばを言った語。口語。俗言。●〔標準的な話しことばに対し〕改まった場では使われない・くだけた{下品な}日常語。スラング。「がめつい」「いけすかない」など。 **そく・ざ【即座】**すぐその場。「―の機転」〔「―に」の形で「その場で、すぐ」の意でも使う〕「―に応答する」類語{即席}。{即時}。[注意]「速座」は誤り。 **そくさい【息災】**●仏の力で病気や災難をなくすこと。●《名・形動》健康で無事なこと。〔古風な言い方〕[四字]「無病―」 >にち【―日】暦の上で、何をしても吉であるという日。春は巳{み}の日、夏は申{さる}の日、秋は辰{たつ}の日、冬は酉{とり}の日。 **ぞく・さい【俗才】**世俗的な名誉・利益などを得て、うまく世の中をわたっていく才能。世俗の才。世才。「―にたける」 **ぞく・さい【続載】**《名・他サ》雑誌・新聞などに、その作品・記事などのあとを続けてのせること。類語{連載}。 **そく‐さん【速算】**《名・他サ》そろばんなどで手早く計算すること。「―表」 **そく・し【即死】**《名・自サ》事故などにあって、その場ですぐに死ぬこと。類語{頓死}{とんし}。 **ぞく・し【賊子】**〔文〕●親不孝な子。●主君に反逆した者。謀反人。「乱臣―」類語{逆賊}。 **ぞく・じ【俗事】**日常生活でのわずらわしい用事。世間的なくだらない用事。俗用。「―に追われる」類語{俗務}。 **ぞく・じ【俗字】**世間にふつうに用いられている、正体でない漢字の字体。もとの字を簡略にしたものが多い。「卒」を「卆」、「恥」を「耻」と書く類。[対]正字。 **ぞく・じ【俗耳】**〔文〕話を聞き、理解するものとしての世間一般の人の耳。俚耳{りじ}。 >―に入り易い《句》一般の人が聞いてわかりやすい。 **そく・しつ【側室】**〔武家社会で〕正妻以外に妻としてむかえられた女性{の身分}。「徳川家康の―」類語{側女}。[対]正室。 **そく‐じつ【即日】**何か事があったその日。当日。「―開票」「―出発する」 **そくじ【即時】**それをするのに手間取らないこと。すぐその時。すぐさま。即刻。〔単独で、また、「―に」の形で副詞的に使うこともある〕「―回答を要求する」「―に抗議する」類語{即座}。{即席}。 **そく・しゃ【速写】**《名・他サ》すばやく写しとること。「モデルを―する」 **そく・しゃ【速射】**《名・他サ》弾丸を、すばやく立て続けに発射すること。「機関銃の―」「―砲」 **ぞく・じゅ【俗儒】**〔文〕俗受けのする、見識のせまい学者。「―と貶{おとし}められる」 **そく・しゅう【束脩】**〔文〕●たばねたほし肉。[参考]昔、中国で入門の時にその礼に持参した。●入門の時、弟子入りのしるしとして師匠におくるお礼の金品。 **ぞく・しゅう【俗習】**世間一般のならわし。俗世間の風習。 **ぞく・しゅう【俗臭】**富や名誉に固執する、いかにも俗な感じのする気配。俗っぽさ。「―芬々{ふんぷん}たる僧」 **ぞく・しゅう【俗衆】**〔文〕世間一般の人々。 **ぞく・しゅつ【簇出】**《名・自サ》《「そうしゅつ」の慣用読み》→そうしゅつ{簇出}。 **ぞく・しゅつ【続出】**《名・自サ》同じようなことが次から次へと続いて・現れる{起こる}こと。「エラーが―する」「被害―」類語{続発}。{頻発}。{頻出}。 **そく・じょ【息女】**●〔文〕むすめ。特に、身分のある人のむすめ。●「御{ご}―」の形で〉他人のむすめに対する敬称。 **ぞく・しょ【俗書】**●学問的ではなく、通俗的でくだらない書物。●書道で、気品のない筆跡。俗筆。 **ぞく・しょう【俗姓】**→ぞくせい{俗姓}。 **ぞく・しょう【俗称】**●正式ではなく、世間でふつうに使っている呼び名。通称。類語{俗名}。 **ぞく・しょう【族称】**明治政府が定め、第二次世界大戦終了時まで、国民の階級上の区別をあらわした呼称。華族・士族・平民の別があった。 **そく・しん【促進】**《名・他サ》物事がはかどるように、うながし進めること。「販売を―する」「経済開発の―」 **そく・しん【測深】**海・川・湖などの深さをはかること。 **ぞく・しん【俗信】**占い・まじないなど、世間で行われている迷信的な信仰。また、幽霊・妖怪・つき物などの存在を信じる迷信。 **ぞく・しん【賊臣】**主君をほろぼすような悪い臣下。謀反を起こした家来。乱臣。 <837> そ ぞくしん――そくてい **ぞく・しん【続伸】**《名・自サ》相場が、前日に引き続いて高くなること。 **ぞく・じん【俗人】**●〔僧に対して〕世間一般の人。出家していない人。●風流心や高尚な趣味をもたず、芸術などに無関心な人。●名声や利害や評判ばかり考えて行動する、くだらない人。類語{俗物}。 **ぞく・じん【俗塵】**〔文〕{「世間のちり」の意から}俗世間のわずらわしい事柄。[句]「―をさける」 **ぞくじん・しゅぎ【属人主義】**〔法〕現在どこにいるかにかかわらず、その人の国籍のある国家の法律に従うべきであるという考え方。[対]属地主義。 **そくしん・じょうぶつ【即身成仏】**生きているままで仏になること。[参考]真言密教の教義。 **そくしん・そくぶつ【即心即仏】**〔仏〕今ある心がそのまま仏の心であるということ。即心是仏{そくしんぜぶつ}。 **ぞく・する【則する】**《自サ変》あることを基準にしてそれにならう。のっとる。「法に―・した行為」。 **そく・する【即する】**《自サ変》ある事態や行為からはなれず、ぴったりつくように対処する。即応する。「実情に―・した政策」「状況に―・した対策」類語{添う}。 **ぞく・する【属する】**《自サ変》●ある集団・機関などに・はいる{はいっている}。「総務部に―・する」類語{所属}。●ある種類・範囲の中に、ふくまれる。「日本列島に―・する島」[句]「旧聞に―・する」 **ぞく・する【賊する】**《他サ変》〔文〕●内面から乱し、傷つける。害する。「国を―・する」●人を殺す。 **ぞく・せ【俗世】**この世の中。俗世間。ぞくせい。 **そく・せい【仄声】**漢字の四声{しせい}のうち、上声{じょうしょう}・去声{きょしょう}・入声{にっしょう}の総称。[対]平声{ひょうしょう}。 **そく・せい【促成】**《名・他サ》植物を人工的に早く生長させること。「―栽培」 **そく・せい【即製】**《名・他サ》手間をかけず、その場ですぐに作ること。「―の棚」類語{即席}。 **そく・せい【速成】**《名・自他サ》すぐにでき上がること。また、急いで仕上げること。「実力―講座」 **ぞく・せい【俗姓】**●僧の、出家する以前の姓。俗人としての名字。類語{俗名}。●本名ではなく世間でふつう呼ばれている名字。類語{俗称}。 **ぞく・せい【属性】**●その物が本来もっている性質。特性。●[哲]〔実体に対して〕そのものを他と区別する固有の性質。 **ぞく・せい【族制】**家族・氏族などのように、血縁関係に基づいている集団制度。 **ぞくせい【族生・簇生】**《名・自サ》{「簇生」の慣用読み}〔文〕叢生{そうせい}。 **そく・せき【即席】**●準備などせず、その場ですぐに・する{つくる}こと。「―の歌」類語{即座}。●その場の間に合うように、手間をかけずにすぐにできること。インスタント。「―ラーメン」類語{即製}。 **そく・せき【足跡】**●歩いたあと。類語{人跡}。●今まで積み上げてきて、あとに残した事業・業績。[コロ]「―をたどる」[コロ]「科学の発展に偉大な―を残す」=足跡{あしあと}。 **ぞく・せけん【俗世間】**●一般の人が住む、この世の中。俗世。●〔出家した人の住む世界に対して〕出家しない人の世界。[対]出世間{しゅっせけん}。 **ぞく・せつ【俗説】**学問的な根拠がなく、世間に広く言い伝えられている説。 **そく・せん【側線】**●鉄道線路で、貨物の積み替え・待避などのために設けた本線以外の線路。引き込み線など。●〔動〕魚類や両生類の幼生などの、体の側面に一列に並んでいる感覚器。水流や水圧を感じる働きをする。●サイドライン。 **そく‐せん【塞栓】**血管内に生じたり外部から入ったりして血流をさまたげるもの。栓塞。 >しょう【―症】血管やリンパ管の中に凝血・脂肪・腫瘍{しゅよう}・空気などの異物がつまり、血流をさまたげるために生じる病的症状。肺塞栓症・静脈血栓塞栓症など。 **そくせん‐そっけつ【速戦即決】**《名・自サ》戦いで、一気に勝敗を決めてしまうこと。転じて、すみやかに物事の決着をつけること。[注意]「速戦速決」は誤り。 **そくせん・りょく【即戦力】**〔文〕訓練を受けなくても、すぐに実戦で活躍する力があること。また、その人。「―として採用される」 **そく・そく【惻惻】**《形動タル》〔文〕人に対する悲しみを身にしみて感じるようす。「―として胸にせまる」 **ぞくぞく**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》●急に鳥肌が立つほど寒けを感じてふるえるようす。「風が冷たくなって―する」●急に恐ろしい目に出会って、こわさに身ぶるいするようす。類語{ぞっと}。●急にうれしいことに出会って心の落ち着きを失うようす。「吉報に―する」 **ぞくぞく【続続】**《副》《「―と」の形も》次から次へと絶え間なく続くようす。「―と雑誌が創刊される」類語{つぎつぎ}。{陸続}。 **そく・たい【束帯】**平安時代中期から、天皇はじめ文武官が着用した正式の礼服。[四字]「衣冠―」 **そく・だい【即題】**●その場ですぐ作るように出された、詩歌や文章の題。「―に応じて歌一首をよむ」[対]兼題。●その場で出された題に対して、すぐ作曲し演奏すること。類語{即興}。 **ぞく・たい【俗体】**〔文〕●出家していない、ふつうの人の姿。[対]法体{ほったい}。{僧体}。●俗っぽく、風流でないようす。●〔詩歌などの〕ありふれた形式。 **そく・だく【即諾】**《名・他サ》〔文〕その場ですぐ承諾すること。「就任を―する」 **そく・たつ【速達】**「速達郵便」の略。別料金をとって、普通郵便よりはやく配達する郵便物。 **そく・だん【即断】**《名・他サ》その場ですぐに判断し決めること。「―しかねる問題」類語{即決}。 **そく・だん【速断】**《名・他サ》●すばやく判断し決めること。「―をさける」●早まった判断を下すこと。「―に過ぎる」 **ぞく・だん【俗談】**俗事に関する話。世間話。 **そく・ち【測地】**《名・自他サ》広さ・位置・傾斜などを知るために、土地を測量すること。 **ぞくち・しゅぎ【属地主義】**〔法〕ある国内において起こったこと、または存在する物は、その人の国籍にかかわらず、すべてその国の法律に従うべきであるという考え方。[対]属人主義。 **ぞく・ちょう【族長】**一族のかしら。 **ぞく・ちょう【続貂】**〔文〕●おとった者がすぐれた者の後に続くこと。●他人のすぐれた仕事を受けついで仕事をすることを謙遜{けんそん}して言う語。[語源]貂{てん}の冠をつけた立派な人に、犬の尾の冠をつけた人が続く意から。 **ぞく・つぼ・い【俗っぽい】**《形》いかにもありふれているようすだ。通俗的で品のないようすである。 **そく‐づみ【即詰み】**将棋で、王手の連続でつむこと。 **そく‐てい【測定】**《名・他サ》●器械・器具などを使って、はかること。「体重―」「台風の位置を―する」●一定の基準に基づいて、そのものの能力・価値をはかること。「宣伝効果を―する」「体力―」 <838> そ そくてん――そくりょ **そく・てん【側転】**体操で、開脚した姿勢から横方向への倒立を経て回転する運動。「右―」 **そくてんきょし【則天去私】**私情を去って自然の道理に従って生きること。[参考]夏目漱石{そうせき}が晩年に達した人生観・芸術観。 **そく・ど【速度】**●物事の進む速さ。●〔理〕運動する物体の、単位時間における位置の変化を表す量。CGS単位で「…センチメートル毎秒」で表す。 **ぞく・と【賊徒】**●盗賊の仲間。賊衆。「―の首領」●朝廷や時の権力者にそむく者。賊党。類語{賊軍}。 **そく・とう【側頭】**頭の両がわ。「―部」 >よう【―葉】大脳半球のうち、頭頂葉から下部外側、後頭葉から前外側の部分。記憶・聴覚・言語などに関係する。 **そく・とう【即答】**《名・自サ》聞かれて、その場ですぐに答えること。[句]「軽率な―をさける」 **そく・とう【速答】**《名・自サ》すみやかに答えること。早く答えを出すこと。「いかなる難問にも―する」 **ぞく・とう【属島】**その国、または本島に属する島。 **ぞく・とう【続投】**《名・自サ》●野球で、投手が他の投手と交替せずに、続けて投げること。[対]継投。●引き続き同じ職務を行うこと。「知事を―する」 **ぞく・とう【続騰】**《名・自サ》相場や物価が引き続いて上がること。[対]続落。 **ぞくに【俗に】**《形動》《形容動詞「俗だ」の連用形》→ぞく{俗}■●。[句]「―いう超能力」 **ぞく・ねん【俗念】**世俗的な名誉や金銭を得たいと思う心。俗人特有の、いやしい{くだらない}考え。「―をはらう」類語{娑婆気}{しゃばけ}。 **そく・のう【即納】**《名・他サ》金や品物をその場ですぐに納めること。「注文を受けて―する」 **そく・ばい【即売】**《名・他サ》展示会・展覧会などをしているその場で、品物を直接売ること。「展示―会」 **ぞく・はい【俗輩】**知識・教養のないくだらない連中。俗物ども。〔軽蔑{けいべつ}していう語〕 **そく・ばく【束縛】**《名・他サ》条件・罰則などをつけて人の行動の自由をうばうこと。「行動を―する」類語{拘束}。{桎梏}{しっこく}。[対]解放。 **そくばく【若干】**《副》→そこばく。 **ぞく・でん【俗伝】**世間に言い伝えられていること。 **そく・はつ【束髪】**髪をたばねて結ぶこと。特に、明治一八年ごろから流行した、頭の上や襟のところなどでたばねる、女性の西洋風の髪形の一つ。 **ぞく・はつ【続発】**《名・自サ》同じような事件・事故などが続けざまに起こること。しばしば起こること。「交通事故が―する」類語{続出}。{頻発}。 **ぞく・ばなれ【俗離れ】**《名・自サ》世間一般の人々と異なって俗事に無関心で、物にこだわらない風であること。世間離れ。 **そく・ひつ【速筆】**書く速度がはやいこと。[対]遅筆。 **ぞく・ぶつ【俗物】**高い理想や高尚な趣味を持たない、くだらない人間。世間的な名誉や利益ばかりを求めるいやしい人間。「―根性」類語{俗人}。 **そくぶつ‐てき【即物的】**《形動》実際の物にそくして、見たり考えたりするようす。「―な表現」 **そく・ぶん【仄聞】**《名・他サ》〔文〕少し耳に入ること。うわさに聞くこと。「―するところでは」 **ぞく・ぶん【俗文】**●日常的なことばを使って書いた文。[対]雅文{がぶん}。●内容の低俗な文。 **そく・へき【側壁】**側面のかべやしきり。 **ぞく・へん【続編・続篇】**論文・小説・映画などで正編や本編に続くもの。[対]正編。本編。 **そく‐ほ【速歩】**はやく歩く歩き方。はやあし。 **そく・ほう【速報】**《名・他サ》ある物事のなりゆきや結果を、定期的にではなく、すばやく知らせること。また、その知らせ。「地震―」「ニュース―」 **ぞく・ほう【続報】**《名・他サ》前の知らせに続けて知らせること。また、その知らせ。「状況を―する」 **そく・みょう【即妙】**《名・形動》「当意即妙」に同じ。 **ぞく・みょう【俗名】**●僧の、出家する前の名前。俗姓。●生きていたときの名前。=俗名。戒名。法号。 **ぞく‐めい【俗名】**→ぞくみょう{俗名}。 **ぞく・めい【賊名】**盗賊{反逆者}であるという名。「―を着せられる」 **ぞく・めん【側面】**●立体を構成する面のうち、上下を除いた横の面。●物の、上下・前後の面を除いた面。「―に光を当てる」[対]正面・背面。●わきの方。「―から援助する」●さまざまな特色・性質をもったものの、ある一面。「彼のちがった―を見る」 **そくもん【足紋】**足の裏の乳頭隆線{にゅうとうりゅうせん}{=汗腺{かんせん}の出口がつながった隆起}が作る紋様。 **そくーや【即夜】**《副》〔文〕何か事があったその夜。その夜すぐに。 **ぞく‐よう【俗用】**●日常生活でのわずらわしい雑事。世間的なくだらない用事。俗事。「―に追われる」類語{俗務}。●世間一般での用い方。「―に従う」 **ぞく‐よう【俗謡】**民衆の間に伝わる通俗的な歌。はやり歌や民謡などをふくむ。類語{俗曲}。{俗歌}。 **ぞくらく【続落】**《名・自サ》相場や物価が引き続いて下がること。続落ち。[対]続騰。 **ぞく・り【俗吏】**●つまらない仕事をしている役人。俗物である官吏。〔官吏を軽蔑{けいべつ}していう語〕 **ぞく・り【属吏】**官庁で、地位の低い公務員。下役。 **ぞく・りゅう【俗流】**〔文〕俗人の仲間。くだらない考え方をする、つまらない連中。 **ぞく・りゅう【粟粒】**●アワの実のつぶ。粟粒{ぞくりゅう}。●ひどく小さい・つぶ{もの}。「―大の土地」 **そく・りょう【測量】**《名・他サ》地表上のある部分の位置・形・面積・高さなどを測ること。「三角―」「―地図」 >せん【―船】水路の測量、海流調査、海上の気象観測などを行う船。 **そく・りょう【速了】**〔文〕早がてん。早のみこみ。 **ぞく・りょう【属僚】**〔文〕ある人に従って仕事をしている仲間。特に、下級役人。類語{属官}。 **ぞく・りょう【属領】**ある国に付属した領土。属領地。 **そく・りょく【速力】**運動する物体{特に乗り物}の、進むはやさ。また、それを単位時間内に進む距離で表したもの。スピード。[コロ]「―を上げる」類語{速度}。 <839> **ぞく‐ろん【俗論】**俗人に受けるようなくだらない議論。見解のせまい、低級な意見。「―にまどわされる」 **そぐわない**《連語》《動詞「そぐう」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)ふさわしくない。つり合わない。「外見と中身が―・ない」[参考]そぐう。 **そくわん・しょう【側湾症・側彎症】**脊柱が側方に強度に湾曲する疾患。内臓圧迫などの障害を起こす。脊柱側湾症。 **そ・けい【粗景】**〔文〕粗末な景品。 **そけいぶ【鼠蹊部】**〔文〕下腹部の足に接する内側の所。恥骨部の両側にある三角形状の範囲をいう。もものつけね。 **そ・げき【狙撃】**《名・他サ》ある人物を銃でねらい撃つこと。「一兵」 **ソケット**電球・真空管・プラグなどを・ねじこむ(さしこむ)受け口。▷socket **そ・げる【殺げる・削げる】**《自下一》うすくけずられる。けずられたようにうすくなる。「ほおがげっそり―・げる(=ひどくやせる)」▷そ・ぐ《下二》。 **そ・けん【素絹】**●練らない絹。すずし。●「素絹の衣」の略。練らない絹で作った、略式の僧衣。 **そ・けん【訴件】**訴訟行為の行われている事件。訴訟事件。 **そ・けん【訴権】**〔法〕裁判所に訴訟を提起する権利。 **そ・げん【遡源・溯源】**《名・自サ》〔文〕さかのぼって大もとをきわめること。[参考]「さくげん」は慣用読み。 **そこ【底】**●中のくぼんだ所や容器などの下の面。底面。「なべの―」●水面・地面などから極限の所まで深く下がった所。「海の―」「地の―」●いちばん奥深い所。「心の―」●物事が進んでゆきつく所。はて。「絶望の―にしずむ」●力の限界。[コロ]「彼女の絵も―が見えた感じだ」●相場の下がりきった所。「一値」▷―が浅・い《句》●内容に深みがない。「―・い小説」●基礎がしっかりしていない。「―・い論文」▷―が堅・い《句》〔経〕相場が下がりそうでいて、意外に下がらない。底堅い。▷―が知れ・ない《句》●実態がよくわからない。「―・ないおそろしさ」●際限がわからない。限りがない。「―・ない実力がある」▷――が割・れる《句》かくしていたことが現れる。▷―を突・く《句》●底値になる。●たくわえたものがすっかりなくなる。払底する。「食糧が―・く」。▷―を払・う《句》出しつくして、空になる。「在庫が―・う」▷―を割・る《句》●心中をうち明ける。「―・って話す」●底値よりさらに下がる。●芝居などで、事件の結末や仕組みを、早くから観客にさとらせてしまう。 **そこ【其処・其所】**《代名》●話し手が、自分から少しはなれていて、より相手に近い関係にあると意識している場所を指し示す語。その場所。「―をどいて下さい」●話し手が、相手と共通に話題にしているある場所を指し示す語。その場所。「頂上へたどりついて、一で昼食にした」●話し手が、相手と共通に話題にしているある場面を指し示す語。「――へ邪魔がはいった」●話し手が、相手と共通の話題として取り上げ(ようとし)ている事柄を指し示す語。その点。そのこと。「―をもう少しくわしく話してください」▷―へ持って来て《句》さらにその上に。さらに加えて。「雨が降り出した。―風まで強くなってきた」 **そ‐ご【祖語】**同じ系統に属する諸言語の、祖先に当たる言語。 **そ‐ご【齟齬】**《名・自サ》〔文〕《「歯がかみ合わない」の意から)意見や物事がくいちがって、うまく行かないこと。「意見の一」[コロ]「両者の感情に―をきたす」 **そこ‐あげ【底上げ】**《名・他サ》最低の数値を引き上げること。「生活水準の一を図る」 **そこ‐い【底意】**表情や言動に出さない、心の奥にある考え。下心。腹の内。〔多く、よくない意味に使う〕 **そこ‐いじ【底意地】**おもてに表さない心の底にふくみもつ意地・根性。[コロ]「ーが悪い」 **そこいら【其処いら】**■《代名》●相手側の場所や相手との話題の場面を漠然と指し示す語。その辺。そのあたり。そこら。「―までいっしょに行こう」●相手との話題の事柄を漠然と指し示す語。その点。その事。「―の事情はよくわかりません」■《名》漠然とした数量・程度であること。その程度。そのくらい。そこら。〔多く「数量を表す語+か(や)」の下につけて用いる〕「三万かーの出費」 **そこ‐いれ【底入れ】**《名・自サ》〔経〕相場が下がるだけ下がって、それ以上下がる見込みがない状態になること。〔景気の回復を予期して使う〕「景気の―」 **そこう【遡行・溯行】**《名・自サ》川辺を歩いたり、船に乗ったりなどして、川をさかのぼって行くこと。 **そ・こう【粗肴】**〔文〕●そまつな酒のさかな。四字「粗酒―」●料理を客にすすめるときに謙遜{けんそん}して言う語。 **そ・こう【粗鋼】**製鋼炉から得られるすべての鋼。 **そ・こう【素行】**良い悪いという観点から見た、ふだんの行い。平素の品行。身持ち。[コロ]「ーが悪い」 **そこ・うお【底魚】**海底近く、または海底の砂泥中にすんでいる魚。アンコウ・カレイなど。沈み魚。[類語]底物。[対]浮き魚。 **そこ・かしこ【其処彼処】**《代名》あちこち。あちらこちら。ほうぼう。「ーに花がさいている」 **そこ・がた・い【底堅い】**《形》〔経〕下げてきた相場が、もっと下がりそうでいて意外に下がらない。 **そこきみ・わる・い【底気味悪い】**《形》何か知らないが、いやに気味が悪い感じだ。 **そ・こく【祖国】**●先祖から住み続けて自分もそこで生まれた国。母国。●民族が分かれ出た、もとの国。 **そこ・ここ【其処此処】**《代名》そっちこっち。[参考]「そこかしこ」より自分に近い場所を指す。 **そこ・しれない【底知れない】**《連体》→そこしれぬ。 **そこ‐しれぬ【底知れぬ】**《連体》際限がどこまであるかわからない。底知れない。「―実力の持ち主」 **そこそこ**■《副》《多く「ーに」の形で)心がせいて先を急ぐようす。また、十分に事を終えるか終えないうちに急いで次の事をするようす。「仕事も―に会社を出る」[類語]早々。《接尾》《数量を表す語について)その数量に達するか達しないかというほどの程度を表す。・・・に足りるか足りないほど。「二十歳の娘」「一〇分―で着く」 **そこ・ち【底地】**借地権の設定された土地。 **そこ・ぢから【底力】**奥底にひそむ、いざという時に発揮する強い力・能力。「―を発揮する」 **そ‐こつ【粗忽】**《名・形動》●言動に落ち着きがないこと。そそっかしいこと。「―者」●不注意で起こすあやまち。粗相{そそう}。「―をわびる」 <840> **そこ‐つち【底土】**●表土より下にある土。下層の土。[対]表土。●水の下に・ある(たまった)土。 **そこ‐づみ【底積み】**●バラスト。●荷物を積むときに、いちばん下に積む・こと(荷物)。[対]上積み。 **そこで**《接続》●前の話を受けて、次の事柄を切り出すときに言う語。そんなわけで。それで。●話題を変えるときに言う語。ところで。さて。 **そこ・な【其処な】**《連体》〔文](「そこなる」から)そこにいる。そこにある。「―一人、こちらへ参れ」 **そこな・う【損なう】**《他五》●物をこわす。傷つける。「やや古風な言い方〕●〔気分・健康・性質などを〕悪くする。害する。▷「機嫌を―・う」[コロ]「美観を―・う」[表記]②は「害う」とも書く。●殺傷する。「一兵も―・うことなく勝つ」▷そこの・ふ《四》。《接尾》●「・・・することに失敗する」「・・・し損じる」の意。「撃ち―・う」●「間違えて・・・する」の意。「問題文を読み―・う」●「・・・する機会をのがす」の意。「食べー・う」●「危うく・・・しそうになる」の意。「命を落とし―・った」▷そこの・ふ《四》。 **そこ・なし【底無し】**●底がないこと。また、そう思われるほど深いこと。「―沼」●きりがないこと。終わりがないこと。「―の食欲」 **そこ・に【底荷】**バラスト。 **そこ・ぬけ【底抜け】**●〔容器などの〕底がとれて、ない・こと(もの)。「―のバケツ」●《名・形動》極端に限度をこえていて、はかり知れないこと。「―の大さわぎ」●《名・形動》しまりのないこと。だらしのないこと。また、その人をののしっていう語。「―野郎」 **そこ・ね【底値】**〔経〕相場で、下がりきったときの値段。最低の値段。「今年の―を記録する」[対]天井値。 **そこ・ねる【損ねる】**《他下一》●人の気持ちを傷つける。[コロ]「気分を―・ねる」●体の調子を悪くする。[コロ]「健康を―・ねる」▷そこ・ぬ《下二》。 **そこのけ【其処退け】**《接尾》《多く名詞につけて)〔腕前などが〕「・・・もおよばないほどすぐれている」意。・・・以上。・・・はだし。「料理ではプローの腕前」 **そこはかと・な・い【そこはかと無い】**《形》〔文〕はっきりした理由・場所などを表せないが、全体的にそのような雰囲気が感じられるようすだ。「―・い風情がただよう」 **そこ・ばく【若干】**《副》〔文〕数量を明らかにせず、おおよそのところを表す。いくらか。いくつか。そくばく。〔名詞的にも使う〕「―の金を与える」 **そこ・ひ【内障・内障眼】**(「底翳{そこひ}」の意)外見には異常がなく、眼球内に故障を起こす病気の総称。白そこひ・青そこひ・黒そこひなどがある。 **そこ・びえ【底冷え】**《名・自サ》体のしんまで冷える(ように寒い)こと。「―のする朝」 **そこ‐びかり【底光り】**《名・自サ》●奥底から光ること。また、その光。「――する眼」●すぐれた価値・力が深い所からにじみ出てくること。「―のする芸」 **そこ‐びきあみ【底引き網・底曳き網】**引き網の一種。海底に垂らし、船で引きずるように引き回して海底近くの魚介類をとる網。 **そこ・まめ【底豆】**足の裏にできるまめ。「―が痛む」 **そこ・もと【其処許】**《代名》〔文〕●そこのところ。●同輩またはそれ以下の人を呼ぶ語。おまえ。〔古風な言い方〕 **そこ・もの【底物】**おもに、海底の近くや海底の砂の中にすむ魚。カレイ・ヒラメなど。[類語]底魚。 **そこーら【其処ら】**■《代名》●相手側の場所や相手との話題の場面を漠然と指す語。そのあたり。その辺。そこいら。「―を歩き回る」●相手との話題の事柄を漠然と指す語。「―の件はよろしくたのむ」■《名》漠然とした数量・程度であること。その程度。そのくらい。そこいら。〔多く「数量を表す語+か(や)」の下につけて用いる〕「百万かーの金」 **そこ・われ【底割れ】**《名・自サ》〔経]それ以下に下がる見込みがない状態から、さらに悪くなること。 **そ‐さい【蔬菜】**〔文〕副食物にする野菜。あおもの。 **そざい【礎材】**土台になる材料。基礎材料。 **そざい【素材】**ある物を作るときのもとになる材料。特に、芸術作品の材料(となるもの)。「新しいーの肌着」「旅を―にした小説」 **そ‐ざつ【粗雑】**《形動》物事の考え方・やり方などがいかげんで大ざっぱなようす。雑。「―な拭き方」「―な計画」[類語]粗放。杜撰{ずさん}。[対]緻密。 **そーさん【粗餐】**〔文〕●そまつな食事。粗飯。●他人に食事を出すとき、謙遜{けんそん}して言う語。 **そ・し【祖師】**一宗一派を開いた人。開祖。禅宗の達磨{だるま}、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、日蓮宗の日蓮など。また、釈迦をもいう。[参考]日蓮宗では、日蓮を「お祖師様」と称する。 **そ・し【素子】**まとまった電気回路や機械回路の構成要素として重要な働きをもつ、個々の単位部品。 **そ・し【素志】**〔文]前からいだいているこころざし。平素からの願い。素懐。[コロ]「―を貫く」[類語]初志。初心。 **そ・し【阻止・沮止】**《名・他サ》ある行為のじゃまをしてやめさせること。はばむこと。「敵の攻撃を―する」「実力―」[類語]防止。 **そ・じ【措辞】**〔文〕詩歌・文章などでの、ことばの使い方。辞句の置き方。「―にすぐれる」 **そ‐じ【素地】**何かをするときなどの基礎。下地{したじ}。[類語]素地{そじ}。「画家としての―がある」 **ソシアル**《造語》→ソーシャル。▽socialーダンス→ソーシャルダンス。▽social dance **そ・しき【組織】**●《名・他サ》ある目標を達成するために、人または物が一定の役割や地位をもって集まり、秩序ある全体を組み立てること。また、その組み立てられたもの。「組合を―する」「――作り」●生物体を構成する単位の一つで、同じ形や働きをもつ細胞の集まり。「神経―」「分裂―」―だ・つ【一立つ】《自五》ある秩序や体系によって統一されている。「―・った動き」―てき【一的】《形動》ある目的のために、全体が一定の秩序をもって有機的に組み立てられているようす。「―な行動」―ひょう【一票】選挙で、ある組織がまとまって特定の政党や候補者に投じる票。―ろうどうしゃ【一労働者】労働組合にはいっている労働者。[対]未組織労働者。 **そ・しつ【素質】**生まれつき備わっている性質。特に、生まれつき備わっていて、将来、発達することが期待される性質・能力。「声楽のーがありそうだ」[類語]資質。 **そして**《接続》そうして。 **そ・しな【粗品】**●そまつな品物。[類語]粗品{そひん}。●人に物をおくるとき、謙遜{けんそん}して言う語。〔上書きにも用いる〕 **そしゃく【咀嚼】**《名・他サ》●食べ物をよくかむこと。かみこなすこと。●物事や、人の言動や文章の意味をよく考えて味わい、十分に理解すること。 <841> **そしゃく【租借】**《名・他サ》〔政]条約で、ある国が他国の領土の一部を一定の期間借りて治めること。 **そ・しゅ【粗酒】**〔文〕●上等でない酒。●自分の家で他人に酒を出すとき、謙遜{けんそん}して言う語。 **そ・しゅう【楚囚】**〔文〕他国で捕らわれの身となっている人。捕虜。「――となって故国を思う」 **そ・しゅうにゅう【粗収入】**こまかい費用を差し引いていない、大雑把な収入。 **そ・じゅつ【祖述】**《名・他サ》〔文〕先人の説をもとにして・研究を進める(学説を述べる)こと。 **そ・しょう【訴訟】**《名・自サ》〔法〕裁判所にうったえて、裁判によって法律的判断を求めること。また、その手続き。[コロ]「―を起こす」 **そ・じょう【俎上】**〔文〕まな板の上。▷――に載{の}・せる《句》ある事柄を取り上げて、自由に批判し論じる。▷――の魚{うお}《句》《まな板にのせられて料理されるのを待つ魚の意で)相手の思うままにあつかわれるよりほか仕方がない人のたとえ。俎板{まないた}の魚。俎板の鯉{こい}。 **そ・じょう【遡上・溯上】**《名・自サ》流れをさかのぼって行くこと。「サケのー」 **そ・じょう【訴状】**民事訴訟で、訴えの趣旨を記して裁判所に提出する文書。 **そ・しょく【粗食・麁食】**《名・自サ》粗末な食事(をすること)。四字「粗衣一」[対]美食。 **そ・しらぬ【素知らぬ】**《連体》知っていながら知らないふりをするようす。「―ふりをする」「―顔ですれちがう」 **そしり【謗り・譏り・誹り】**そしる・こと(ことば)。[コロ]「軽薄のーをまぬかれない」[コロ]「怠惰の―を受ける」 **そし・る【謗る・譏る・誹る】**《他五》他人のことを悪く言いたてる。けなす。「いいかげんなやつだと―・る」[類語]くさす。あざける。▷そし・る《四》。 **そしん【祖神】**神として祭った祖先。 **そ・すい【疎水・疏水】**灌漑{かんがい}・発電・運輸などの目的で、水をひくために人工的に切り開いて作った水路。 **そ‐すう【素数】**〔数〕一とその数自身以外に約数のない正の整数。二・三・五・七・一一・一三など。 **そ・せい【塑性】**「可塑性」に同じ。 **そ・せい【粗製】**悪い材料を使ったり、手をぬいたりしてぞんざいに作ること。また、そうして作ったもの。粗造。四字「一乱造」[対]精製。 **そ・せい【組成】**いくつかの要素・成分から組み立てられたもの。「化合物の―」[類語]構成。構造。 **そーせい【蘇生・甦生】**《名・自サ》●息の絶えたものが再び息をすること。生き返ること。「一術」●生き返ったように元気を取りもどすこと。「―の思い」[類語]回生。 **そ‐ぜい【租税】**国家や地方公共団体がその経費をまかなうために、法律に基づいて国民から強制的にとりたてる金銭。税金。「―を課す」。 **そせい・らんぞう【粗製乱造・粗製濫造】**粗悪な品をやたらに多く作ること。 **そ・せき【礎石】**●建物の柱の下にすえる石。土台石。いしずえ。台石。●大きな事業などの基礎。また、それを作る人。▷「平和の―を築く」 **そ・せん【祖先】**●その家系のいちばんはじめにあたる人。初代。[類語]鼻祖。●初代から先代までの人々。[対]子孫。後裔。 **そ‐そ【楚楚】**《形動”》〔文〕飾りけがなく清潔で美しいようす。清らかで可憐なようす。〔多く若い女性の形容にいう〕「――たる美人」[類語]清楚。 **そーそう【祖宗】**《「君主の始祖と中興の祖」の意から)当代以前の代々の君主。「―の霊」 **そーそう【粗相】**《名・自サ》●不注意やそそっかしさのために(ちょっとした)過ちを犯すこと。また、その過ち。[類語]粗忽{そこつ}。「くれぐれもーのないように」●大便や小便をもらすこと。 **そ・そう【沮喪】**《名・自他サ》〔文〕気力がくじけて、元気がなくなること。また、元気をなくすこと。四字「意気―」[類語]喪失。 **そ・ぞう【塑像】**粘土や石膏で作った像。 **そぞく【鼠賊】**〔文]こそどろ。小盗{しょうとう}。 **そそくさ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》動作があわただしく、落ち着かないようす。いそがしそうに行動するようす。[コロ]「―と立ち去る」 **そそけ・だ・つ【そそけ立つ】**《自五》●そそける②。●ぞっとしてふるえあがる。身の毛がよだつ。「―・つ思い」[類語]総毛立つ。 **そそ・ける**《自下一》●髪の毛などがほつれ乱れる。「髪の毛が―・ける」●毛羽立つ。そそけ立つ。「―・けた毛布」▷そそ・く《下二》。 **そそっかし・い**《形》動作や考えに落ち着きがなく、注意が足りないようすだ。そこつだ。「会う相手をまちがえるとは―・い人だ」▷そそっか・し《シク》。 **そそのか・す【唆す・嗾す】**《他五》おだてたりすかしたりして、相手が(よくない)行為をする気になるように、さそいすすめる。「盗みを―・す」[類語]けしかける。たきつける。あおる。▷そそのか・す《四》。>類義語の使い分け「そそのかす・けしかける」[そそのかす・けしかける]一部の住民をそそのかし(けしかけ)て、マンション建設の反対運動を起こさせる[そそのかす]友達にそそのかされて悪事に加わる[けしかける]立候補しろとけしかける/犬をけしかける **そそり・た・つ【聳り立つ】**《自五》高くそびえ立つ。高々と立つ。「立山連峰が―・つ」 **そそ・る**《他五》ある感情や行動を起こさせる。もよおさせる。[コロ]「興味を―・る」[コロ]「食欲を―・られる」▷そそ・る《四》。 **そそ・ぐ【注ぐ】**■《自五》●流れ入る。「大河に―・ぐ支流」●光・雨・雪などが降りかかる。「さんさんと陽光のー・ぐ公園」▷そそ・ぐ《四》。■《他五》●水を引いて流し込む。[コロ]「田に水を―・ぐ」[表記]「灌ぐ」とも書く。●液体をつぎ込む。「グラスにビールを―・ぐ」●涙を・流す(落とす)。●まきちらす。降りかける。[コロ]「春の光を―・ぐ太陽」●もっぱらその方へ向ける。集中する。[コロ]「視線を―・ぐ」▷そそ・ぐ《四》。 **そそ・ぐ【濯ぐ】**《他五》→すすぐ。▷そそ・ぐ《四》。 **そぞろ【漫ろ】**《副・形動》●何ということもなく、ある感情をもよおすようす。何となく。すずろ。「――昔を思い出す」●何となく落ち着かないようす。そわそわするようす。「気もー」「心もー」 **そぞろ・あるき【漫ろ歩き】**あてもなくのんびりと歩くこと。すずろ歩き。漫歩。散歩。散策。 **そぞろ‐ごころ【漫ろ心】**そわそわして落ち着かない心。うわついた心。すずろごころ。 <842> **そーだ【粗朶】**切り取った木の枝。薪{たきぎ}などに使う。 **そ・だい【粗大】**《形動》●あらっぽくて大まかなようす。大雑把。「――な調査」●ごつごつして大きいようす。粗末で大きいようす。「手足がーである」「―な着衣」―ごみ 家庭から出されるテレビ・家具など、大きな廃物。 **そだち【育ち】**■《名》●育つこと。「―盛り」●〔その過程が順調かどうかで見た場合の〕育ち方。成長。生長。「――がおそい」[類語]成育。●〔その環境・教育などを問題にした場合の〕育ち方。育てられ方。[コロ]「―がよい」■《接尾》その環境で、また、そういう人として育つ・こと(人)の意。「田舎―」「温室―」「お嬢さん―」 **そだ・つ【育つ】**《自五》●生物がある環境の下で、成熟への過程を進む。また、成熟の状態に達する。また、小規模のものなどが・大きくなる(発展する)。成長する。成育する。「稲が―・つ」「会社が大きく―・った」●学び、また教えられて、一人前になる(過程を進む)。「若手が―・つ」▷そだ・つ《四》。 **そだて・あ・げる【育て上げる】**《他下一》育てて一人前にする。りっぱに成長させる。「三人の子を―・げた」 **そだて・の・おや【育ての親】**●〔実の親に代わって〕その子を実際に育てた親。義父母。養い親。[対]生みの親。●ある物事の育成に力をつくした人。「プロ野球の―」 **そだ・てる【育てる】**《他下一》●手をかけて、生物の成長を導き助ける。また、小規模のものなどが・大きくなる(発展する)ようにする。「子供を―・てる」「二人の愛を―・てる」[類語]育て上げる。●一人前にするために教え導く。「弟子を―・てる」「技術者を―・てる」▷そだ・つ《下二》。 **そ‐ち【措置】**《名・他サ》ある事態が起こったとき、うまく始末をつけるために、必要な方法をもって取り計らうこと。「適切なーをとる」「優遇」[類語]処置。 **そ‐ち【其方】**《代名》〔文〕●方向を示す。そっち。そちら。●目下の者を呼ぶ語。そのほう。「―ーは誰だ」 **そちこち【其方此方】**《代名》あちらこちら。ほうぼう。「―に釣り人がいる」 **そ‐ちゃ【粗茶】**●上等でない茶。●まずい茶。他人に茶を出すときに謙遜{けんそん}して言う語。「―でございます」 **そちら【其方】**《代名》●●話し相手がいる方向、また話し相手が関係している方向をさす。「―へ目を向ける」●そちらにあたる場所をさす。そこ。「―はもう暖かいでしょう」●そちら⑦にある物をさす。それ。●●話し相手をさす。あなた。「御注文は一様ですか」●話し相手に近い関係にある人をさす。その人。[参考]①②とも「そっち」に比べて丁寧な言い方。 **そつ【卒】**●[文]下級の兵士。兵卒。●「卒業」の略。「平成一三年——」 **そつ**不十分・不注意な点。また、無益なこと。むだ。〔「―がない」「―のない」「――なく」などの形で使う〕[コロ]「万事に―がない」「ーなくこなす」 **そつえん【卒園】**幼稚園・保育園を卒業すること。 **そつ・ぎょう【卒業】**《名・自サ》●その学校の決められた学課を学び終えること。また、そうして学校を去ること。[類語]修業。終業。[対]入学。●ある(低い)段階を通り過ぎること。「もう少女趣味は―した」―ろんぶん【一論文】大学の学部の学生が、卒業に際して提出して審査を受ける論文。卒論。 **ぞっきょく【俗曲】**日本の音楽の一つ。酒席・寄席などで三味線などに合わせてうたわれる、座興的な歌曲。都都逸{どどいつ}・二上がり新内{しんない}など。[類語]俗謡。 **ぞつーか【俗歌】**世間ではやっている歌。[類語]俗謡。 **ぞっ・かい【俗解】**通俗的な解釈。「語源―」 **ぞつ・かい【俗界】**世間一般の人々の住んでいる(わずらわしい)世の中。俗世間。[類語]俗間。[対]天界。 **ぞっかん【速乾】**すぐかわくこと。短時間でかわくこと。「―性の塗料」 **ぞっかん【俗間】**〔文〕世間一般の人々の間。世間。[類語]俗界。 **ぞっ‐かん【属官】**つき従う下級の官吏。[類語]属僚。 **ぞっき【速記】**●《名・他サ》話を聞きながら、すばやく書き取ること。特に、速記術を使って書き取ること。「―係」●「速記術」の略。特定の符号で話などを書き取り、あとでそれをふつうの文字に直す技術。 **ぞつき【俗気】**→ぞくけ(俗気)。 **ぞっきーぼん【ぞっき本】**出版元から見切り品として出され、格安の値段で売られる単行本や雑誌。 **ぞっきーや【ぞっき屋】**ぞっき本を専門に売る書店。 **そつきゅう【速球】**野球で、(投手が投げる)速い球。スピードボール。「――投手」[対]緩球。 **そっきょ【卒去】**《名・自サ》《「しゅっきょ」の慣用読み)〔文〕一般に、身分の高い人が死ぬこと。卒去。死去。「昭和三年―」 **そっきょう【即興】**●その場で起こる興味。●起こった感興をもとにして、すぐその場で詩歌・音楽などを作ること。「―演奏」「一詩人」[類語]即題。―きょく【一曲】即興的に作った曲。また、そのような気分をもつ自由な形式の器楽小曲。 **そ・つう【疎通・疏通】**《名・自サ》意見・意思などが相手によく通じること。[コロ]「意思の―を図る」 **そっ・か【足下】**■《名》〔文〕●人が立っている足の下。足もと。「王の――にひれふす」●手紙の脇付に用いる語。足もとは「おそば」の意。机下。案下。「山田様——」[類語]座下。■《代名》〔文〕同等の相手に対する敬称。あなた。貴殿。 **ぞつ・か【俗化】**《名・自サ》ありふれたものになること。俗っぽくなること。「古都の―を防ぐ」 **そっ・きん【側近】**身分の高い人や権力者などのそばに親しく仕える・こと(人)。「社長の―」「―政治」 **そっ・きん【即金】**物を買ったその場ですぐに、現金で支払うこと。また、そのお金。「――で車を買う」 **ソックス**くるぶしの上あたりまでの長さのくつ下。▽socks **そっ‐くび【素っ首】**〔俗〕首。素首{すくび}。「きゃつのーを打ち落としてくれる」 **そっくり**■《副》すっかり。残らず。全部。「昔と―同じだ」■《形動》〔二つ以上のものが〕きわめてよく似ているようす。「お母さんとーだ」 **そっくり・かえ・る【反っくり返る】**《自五》(「そりくりかえる」の促音化)〔俗〕●体を後ろにそらせる。そりかえる。●ひどくいばる。[類語]ふんぞり返る。 **ぞっ‐け【俗気】**ぞくけ(俗気)。 **そっけつ【即決】**《名・他サ》議案・判決などをその場ですぐに決めること。四字「速戦―」[類語]即断。速決。 <843> **そっけつ【速決】**《名・他サ》すみやかに決めること。「―をせまる」[類語]即決。 **そっけ・な・い【素っ気無い】**《形》相手に対する思いやりや愛想がない感じだ。すげない。[コロ]「―・い態度をとる」[コロ]「―・く答える」[注意]「素気ない」が変わった形。 **そっけ・も・な・い【素っ気も無い】**《連語》味わいやおもしろみがない。「何の―・い」[句]「味も―・い」 **そっ・こう【側溝】**排水のために、道路や線路などのかたわらに設けたみぞ。 **そっこう【即効】**用いるとすぐにききめがあらわれること。「一性」「一薬」 **そっこう【即行】**《名・他サ》〔文〕その場ですぐに行うこと。「地震対策を―する」 **そっこう【速効】**ききめがはやいこと。「―肥料」[対]遅効。 **そっこう【速攻】**《名・他サ》すばやく攻めたてること。「―で横綱をたおす」 **ぞっこう【続稿】**前に書いた原稿を・完成させる(補訂する)ために書き続けること。また、その続きの原稿。 **ぞっこう【続行】**《名・他サ》中止されそうになった物事を、引き続いて行うこと。「試合を―する」 **そっこう‐じょ【測候所】**気象庁の地方出先機関。気象や地震などの観測・調査などを行い、天気予報や警報などを出す。[参考]現在は、北海道と鹿児島を除き、廃止。 **そっこく【即刻】**《副》すぐその時。ただちに。即時。「―退去を命じる」 **ぞっこく【属国】**独立せず、他の国に支配されている国。従属国。[対]独立国。 **ぞっこつ【俗骨】**〔文〕凡俗である・こと(人)。また、その性質。 **そっこん【即今】**〔文〕ただいま。目下。現在。 **ぞっこん**《副》〔俗]心底から。すっかり。[コロ]「―ほれこむ」 **そつじ【卒爾・率爾】**《名・形動》〔文〕言動が突然なこと。また、軽率なこと。 **そつじ・ながら【卒爾乍ら・率爾乍ら】**《副》突然で失礼だが。[知らない人に話しかけるときなどに使う]「―ちょっとおたずねいたします」 **そつじゅ【卒寿】**九○歳(の祝い)。[語源]「卒」の俗字「卆」が、「九」と「十」に分けられることから。 **そっする【卒する】**《自サ変》〔文〕●(「しゅっする」の慣用読み)〔身分のある人が〕死ぬ。●〔書物などを〕読み終えること。読了。 **そっ‐-せん【率先】**《名・自サ》人の先頭に立って物事を行うこと。四字「――垂範」[注意]「卒先」は誤り。 **そつぜん【卒然・率然】**《副》《「―と」の形も)[文]思いがけないことが急に起こるようす。だしぬけ。突然。[コロ]「ーと逝く(=急に死ぬ)」 **そっち【其方】**《代名》《「そち」の促音化)→そちら。[参考]「そちら」よりもぞんざいな言い方。 **そっちのけ【其方退け】**●そのことにだけ心をかけ、他のことを問題にしないこと。「仕事―で釣りに行く」●そのことがおどろくほどすぐれていること。そこのけ。「プローの腕前」 **そっ‐ちゅう【卒中】**血管の障害(出血や血栓{けっせん}など)によって、突然意識を失ったり、手足の自由がきかなくなったり、言語障害を起こしたりする病気。中風{ちゅうぶ}。中気。[参考]〔ふつう、脳卒中の意味に使われることが多い〕 **そっちょく【率直】**《形動》言動などが、かざったりかくしたりしないで思っているままであるようす。[コロ]「―に言う」[類語]フランク。[注意]「卒直」は誤り。 **そっと**《副》●音を立てずに、また、おだやかに物事をするようす。「一歩く」●〈「―しておく」の形で〉気持ちをかき乱さず、静かな状態にしておくようす。「今日はーしておいてくれ」●人に気づかれないように物事をするようす。こっそり。ひそかに。「―出かける」「一事を運ぶ」[参考]①~③は「そうっと」と長音化して意味を強める。 **ぞっと**《副・自サ》●急に(不快な)寒さを感じて思わず体がふるえるようす。「すきま風の冷たさに―する」[類語]ぞくぞく。●恐ろしさに思わず体がすくんだり、身の毛がよだったりするようす。[参考]①②は「ぞうっと」と長音化して意味を強める。 **そっとう【卒倒】**《名・自サ》急に意識を失ってたおれること。[類語]失神。昏倒。 **そつ・どく【卒読】**《名・他サ≫●急いでざっと読むこと。●読み終えること。読了。 **ぞっと・し・ない**《連語》〔俗」あまり感心しない。いい気持ちがしない。「―・ない話」 **そっぱ【反っ歯】**(「反{そ}り歯」の転)上の前歯がふつうより前に出ている・こと(人)。出歯{でっぱ}。 **ソップ**スープ。▽sopーがた【―型】大相撲で、やせた力士。[語源]鶏のがらをスープに使うことから。[対]あんこ型。 **そっぽ【外方】**(「そっぽう」の転)〔俗〕相手の方でなく、よその方。わきの方。▷―を向・く《句》協調しない態度をとる。知らん顔をする。「上司の方針に皆が―・く」 **そで【袖】**●衣服の腕をおおう部分。●和服のたもと。●〔門のわきの垣根・小門、机のわきの引き出し、舞台の左右のはしの部分など〕わきについているもの。▷――に縋{すが}・る《句》あわれみをこう。哀願する。▷――に・する《句》じゃま者扱いする。すげなくあつかう。▷――触れ合うも多生{たしょう}の縁《句》袖がふれ合うようなちょっとした出来事も、前世からの因縁によって起こるものだ。袖触(振)り合うも多生の縁。袖摺{す}り合うも多生の縁。[表記]「触れ」は「触(振)り」「摺り」、「多生」は「他生」とも書く。▷――を絞・る《句》涙でぬれた袖をしぼるほど、ひどく泣く。▷――を連・ねる《句》●いっしょに連れ立って行く。同行する。●行動を共にする。▷――を通・す《句》衣服を着る。特に、新しい衣服を着ることにいう。「まだー・していないスーツ」▷――を引・く《句》《「袖を引いて連れて行く」意から)人をさそう。●袖を引いてそっと注意する。 **そで‐うら【袖裏】**衣服の袖の裏(に使う布)。 **ソテー**西洋料理で、肉類などを少量の油でいためたもの。また、その料理法。「ポークー」▽sauté **そで・がき【袖垣】**門などにそえ、低く作った垣根。 **そで・ぐち【袖口】**そでの先端。手首を出す部分。 <844> そ そでぐり――ソナタ **そでぐり【袖刳り】**洋服の身ごろの、袖をつけるためにくってあけた部分。アームホール。 **そでしょう【袖章】**制服の袖につける記章。 **そで・たけ【袖丈】**●和服で、袖山から袖下までの長さ。また、たもとの長さ。●洋服で、袖山から袖口までの長さ。 **そで・だたみ【袖畳み】**背を内側へ二つに折り、両袖を合わせて、袖付けのあたりでたたむこと。和服の略式のたたみ方。 **そ・てつ【蘇鉄】**ソテツ科の常緑樹。暖地に自生する。葉は鳥の羽のような形で、幹の先端から広がる。種子は食用・薬用。茎から澱粉{でんぷん}をとる。 **そで・づくえ【袖机】**机のわきなどに置く小さな机。わきづくえ。そばづくえ。 **そで・つけ【袖付け】**袖が身ごろにつく部分。また、袖を身ごろにつけること。 **そで・なし【袖無し】**●袖のない衣服。ノースリーブ。●袖なし羽織。ちゃんちゃんこ。 **そで・の・した【袖の下】**{袖の下にかくしてひそかにわたす意から}わいろ。[コロ]「―を使う」類語{鼻薬}。 **そではば【袖幅】**●和服で、袖付けから袖口までの長さ。●洋服で、平面に広げた袖の横幅。 **そで・やま【袖山】**●和服で、肩から続いた袖の折り山の部分。●洋服で、袖の原型をとったときの、袖付けの部分。[語源]山のような曲線をえがくことから。 **そと【外】**●囲ったり仕切ったりした範囲以外の広い部分。「窓の―を見る」[対]うち。●自分の家・家庭以外の場所。また、一般に、家・家屋以外の所。屋外。戸外。「―で一泊する」「―に出て日に当たる」●その人が属する社会以外の所。「日本の―に出てみる」「社内の事情は―の人には分からない」●個体の外部。また、おもてに現れた部分。表面。外面。「怒りを―に表す」●その事以外。ほか。「出世の―に身をおく」 **そと・あるき【外歩き】**《名・自サ》外を出歩くこと。外出。また、仕事で出歩くこと。類語{外回り}。 **そ・とう【粗糖】**精製していない砂糖。[対]精糖。 **そとうば【卒塔婆】**→そとば{卒塔婆}。 **そと・うみ【外海】**〔湾・入り江などでなく〕陸地に囲まれていない広い海。外洋。[対]内海。 **そと・がけ【外掛け】**相撲の技の一つ。四つに組んだとき、自分の足を同じ側にある相手の足の外側からかけてたおす技。[対]内掛け。 **そと・がこい【外囲い】**建物などの外側の囲い。外郭{がいかく}。 **そと・がまえ【外構え】**〔門・垣・へいなど〕建物の外側の構造や配置。●外観。外見。 **そと・がわ【外側】**物の、外に面している側。「箱の―」[対]内側。 **そと・ぜい【外税】**商品の価格表示で、消費税にあたる額がふくまれていないこと。[対]内税。 **そと・づら【外面】**●物の外側の面。うわべ。外面{がいめん}。●外部の人に応対するときの態度。「―はいいが、内面は悪い」[対]内面。 **そと・のり【外法】**〔厚みのある入れ物で、その厚みを加えて測った〕外側の寸法。[参考]内法{うちのり}(図)。[対]内法。 **そとば【卒塔婆】**●仏舎利を安置し、供養するために建てる塔。●死者をとむらうために墓の後ろに立てる、うすくて細長い板。板塔婆{いたとうば}。塔婆。[参考]梵語 stūpa (=高くあらわれる)の音訳。 **そと・ぶろ【外風呂】**●建物の外に設けた浴場。類語{外湯}。●自分の家でわかす風呂に対して、もらい湯や銭湯のこと。[対]①②内風呂。 **そと・べり【外減り・外耗り】**穀物をついたときの減った量の残った量に対する比。[対]内が減り。 **そと・ぼり【外堀・外濠】**城の外を囲むほり。[対]内堀。 >―を埋・める《句》ある目的をとげるため、まず周辺の問題から片づけていく。 **そと・まご【外孫】**結婚して他家の者となった娘・息子から生まれた孫。外孫{がいそん}。〔祖父母から見ていう〕[対]内孫{うちまご}。 **そと・また【外股】**足のつまさきを外側に向けて歩く歩き方。そとわ。[対]内股。 **そと・まわり【外回り】**●建物などの外側の周囲。●《名・自サ》会社などで、取り引き先などを回ること。また、その仕事{を担当する人}。外勤。類語{外歩き}。●環状になっている電車・バスの路線のうち、外側を回る路線。また、その電車・バス。「―循環バス」[対]内回り。 **そと・み【外見】**ある人や物の、外から見たようす・感じ。見かけ。外目{そとめ}。外観。「―がいい」 **そと・め【外目】**他人から見た感じ。外観。 **そと・ゆ【外湯】**温泉場の旅館などで、宿泊用の建物の外部に設けた浴場。[対]内湯。 **そと・わ【外輪】**「外また」に同じ。[対]内輪。 **ソナー**超音波を利用して、水中にある物体を探知する装置。水中音波探知機。▽sonar (=sound navigation ranging の略) **そない**《副》《「―に」の形も》〔関西方言で〕そのように。そんなに。 **そなえ【供え】**《多く「お―」の形で》●供えること。●供えもの。供物{くもつ}。 **そなえ【備え】**●非常事態に対する準備。用意。「消火器の―」●防備。陣立て。「―を固める」 >―あれば憂い無し《句》用意が十分できていれば、心配することはない。 **そなえ・つ・ける【備え付ける】**《他下一》必要なものを、ある場所に置いて使えるようにしておく。 **そなえ・もの【供え物】**神仏にささげ供えるもの。供え。お供え。供物{くもつ}。 **そな・える【供える】**《他下一》神仏・貴人などに物を差し上げる。「墓に花を―・える」類語{手向ける}。[文]そな・ふ《下二》。 >【使い分け】 **そな・える【備える・具える】**《他下一》〔これから行われること、起こることに対して〕用意する。「火災に―・える」●〔用にあてるために〕整えておく。設備する。「電話を―・えた部屋」●もともとその身につけたものとして持つ。自然に持つ。「動物が―・えた本能」●りっぱに持つ。具備する。「すべての条件を―・える」[表記]②は「備」を、③④は「具」を用いることが多い。[文]そな・ふ《下二》。 >【使い分け】 **そなた【其方】**《代名》〔文〕●そちらの方。そっち。●目下の相手を呼ぶ語。おまえ。なんじ。 **ソナタ**〔主に、古典派以前の音楽で、声楽曲をカンタータというのに対し〕器楽曲。「トリオ―」「教会―」●奏鳴曲。「バイオリン―」▽sonata >けいしき【―形式】ヨーロッパの古典派以降の器楽曲に用いられた器楽形式の一つ。主題の提示・展開・再現の三部からなる。 <845> そ ソナチネ――そのひと **ソナチネ**内容적にも形式的にも小規模な奏鳴曲。多くは二楽章または三楽章から成り、第一楽章も簡略なもの。小奏鳴曲。▽sonatine (=小さいソナタ) **そなれ・まつ【磯馴れ松】**〔雅〕強い潮風で地面に低くかたむいて生えた松。いそなれまつ。 **そなわ・る【備わる・具わる】**《自五》●足りないものがなく、そろい整う。「心・技・体の三拍子が―・る」●身についたものとして持つ。「体力が―・る」●〔文〕その地位につく。列する。[句]「員に―・るのみ」[文]《四》。 >【使い分け】「そなえる・そなわる」 >【使い分け】「そなえる・そなわる」 >備える(具える)〔用意する。そろえ整える。ちゃんともつ。具備〕地震に備える・老後に備える・調度品を備えた部屋・美人の相を備(具)える・天分を備(具)える・特色を備(具)える・条件を備(具)え持つ >供える〔神仏・貴人に物を整えささげる〕花を供える・お神酒を供える >備わる(具わる)〔そろえ整う。自然に身についている〕設備が備わる・気品が備(具)わる・条件が備(具)わる >[参考]「備」は当面予備においておく意から、心配のないように用意されている意。「具」は全体が不足なくそろう意で、必要な物のそろっていることを表す。 **そ・にん【訴人】**《名・自サ》訴え出た人。また、訴え出ること。〔古風なことば〕 **ソネット**ヨーロッパの叙情詩の形式の一つ。一四行からなる短い詩。十四行詩。ソンネ。▽sonnet **そね・む【嫉む・妬む・猜む】**《他五》他人の幸福や長所をうらやみ、にくむ。ねたむ。嫉妬{しっと}する。「友人の成功を―・む」[文]《四》。 **その【園・苑】**〔雅〕●木・花・野菜などを植えるための区切られた広い土地。また、広い庭。「桜の―」●ある限られた場所。「女の―」「学びの―」 **その【其の】**■《連体》●聞き手に近い事物をさす語。「―コップ」「―場所にいてください」●すぐ前に述べたことをさす語。「―話はやめてください」■《感》ことばがすらすらと出ないときなどに、つなぎとして用いる語。「あの、―」[参考]「そのう」と長音化することが多い。[表記]②はかな書き。 >―気にな・る《句》あることがきっかけで、そうしようという気持ちになる。「ほめられて―・る」 **そのう【嗉囊】**鳥類・昆虫類・軟体動物などにみられる、食道の一部が袋状になった器官。食物を一時的にこの中にたくわえ、胃に送る食物量を調節する。 **そのうえ【其の上】**《接続》ある事柄に、さらにちがった事柄が加わることを表す語。それに加えて。さらに。「仕事はできるし、―趣味も広い」[表記]ふつう、かな書きにする。類語{のみならず}。 **そのうち【其の内】**《副》《「―に」の形も》あまり時間のたたないうち。近いうち。「―(に)結果が出る」[表記]ふつう、かな書きにする。類語{近々}。{やがて}。 **その‐かぎりでは・な・い【其の限りではない】**《連語》〔先に述べた内容を受けて〕その範囲にあてはまらない。対象外である。例外である。「外泊は禁止だが、特別な事由がある場合は―」[参考]限り②。 **その‐かた【其の方】**《代名》《他称の人称代名詞。中称》→そのひと。[参考]「そのひと」より敬意が強い。 **その‐かみ【其の上】**《副》〔文〕今では以前になってしまった、その時。その昔。当時。 **その・かわり【其の代わり】**《接続》前に述べたことが、次に述べることによって差し引きされる意を表す。そのひきかえとして。「卵焼きをあげるね。―、ウィンナーをちょうだい」 **その‐ぎ【其の儀】**〔文〕その事柄。その件。 **そのくせ【其の癖】**《接続》前に述べたことと、次に述べることとが矛盾している意を表す語。それなのに。「元気がよいのに、―気が弱い」 **その‐ご【其の後】**あることがあって、それからのち。そののち。それ以来。以後。 **その‐じつ【其の実】**《副》〔前に述べた事柄に反して〕本当のことを言えば。本当は。実際は。「簡単そうだが、―むずかしい」 **そのすじ【其の筋】**●話題にのぼっているその分野{の人}。その方面{の人}。「―の意見も考慮する」[類語]その道。●そのことを管轄する役所。特に、警察。〔婉曲{えんきょく}な言い方〕「―のお達し」 **その・せつ【其の節】**〔自分に関わりのある事が行われた、または未来に行われる〕その時。その折。[句]「―はお世話になりました」「―はよろしく」 **その‐た【其の他】**〔前に述べたものを受けて〕それ以外のもの・こと。そのほか。「―大勢」 **そのて【其の手】**●相手が実行するであろう、そのような手段・計略。●そのような種類。「―の品には注意が必要だ」 >―は食わ・ない《句》そのような計略にはひっかからない。 >―は桑名の焼き蛤《句》「その手は食わない」の「くわない」を地名の「桑名」にかけ、名物の「焼き蛤」で結んだ地口{じぐち}。そんな計略には乗らないぞの意。 **その・でん【其の伝】**〔前に述べた事柄を受けて〕そのような考え方・やり方。「―で行こう」 **その‐ば【其の場】**《連語》●〔あることが・行われる{行われた}〕その特定の場所、場面・状況。「―に居合わせる」[コロ]「―をとりつくろう」●「―で」の形で〉その場所ですぐ。即座に。ただちに。「―で意味を調べる」 >かぎり【―限り】その時だけで終わりになること。その時だけで、あと長続きしないこと。「―の付き合い」 >しのぎ【―凌ぎ】「その場逃れ」に同じ。 >のがれ【―逃れ】あとのことは考えず、その場だけをとりつくろって切りぬけようとする態度。一時のがれ。その場しのぎ。「―の答弁」 **その・はず【其の筈】**そうあって当然なこと。もっともなこと。[連語]「それも―」 **その・ひ【其の日】**■《連語》〔前に述べた日を受けて〕その当日。「―は朝から雨だった」■《名》さしあたっての、今日という日。今日現在。 >かせぎ【―稼ぎ】一定した職がなく、その日のつごうであちこちへ行って働いて生活費を得ること。 >ぐらし【―暮らし】●その日に得た収入全部で、やっとその日が暮らせるような貧乏な暮らし。●さしあたって必要なことだけをして将来への計画がない、消極的な生活態度。「―の外交政策」 **その‐ひと【其の人】**《代名》すぐ前に話題になった人、また相手に近い人をさしていう。「―はだれですか」 <846> そ そのぶん――ソフィス **そのぶん【其の分】**●それだけのこと。その程度。「―では合格はおぼつかない」●それに応じた分。「見切り品だから―お買い得」 **そのへん【其の辺】**《連語》●話し手から少しはなれた場所。「この辺」より遠く、「あの辺」より近い場所。そのあたり。「―をよく見てください」●それくらい。その程度。「―で許してやりなさい」●〔前に述べたことを受けて〕そのことに関する方面。「―の事情はよく知らない」 **その・ほう【其の方】**■《連語》その方向。また、その方面。「―の知識はあまりない」■《代名》〔文〕目下の相手をさす語。おまえ。そなた。なんじ。 **そのまま【其の儘】**■《名》今までと同じ状態。「机の上を―にする」■《副》●これまでの状態に何の変化もないようす。また、これまでの状態を変えずに何かをするようす。今のまま。もとのまま。「―ぐっとがまんする」●何かが行われたあと、すぐ次の事が行われるようす。「机に向かうなり、―原稿を書き出した」●二つのものがとてもよく似ているようす。「本物―に作る」=そのまんま。 **その・みち【其の道】**●話題にのぼっているその専門の方面。「―の権威」[参考]文語的な語に「斯道{しどう}を」「斯界{しかい}」がある。類語{その筋}。●色欲・色ごとの方面。〔婉曲{えんきょく}な言い方〕 **その・むかし【其の昔】**むかし。ずっと昔。大昔。 **その・もの【其の物】**●ほかのものではなく、問題や話題になっている、当のもの。[連語]「―ずばり」●《上に来る名詞と同格の関係に立ち、その意味を強める》他の何ものでもない、まさしくそれ自身。それ自体。「人間―の価値を問う」●《形容動詞語幹について、接尾語的に用い》その性質・状態をとりあげて意味を強める。それ以外の何ものでもないといえるようだ。とても…だ。「無邪気―」「新鮮―」 >か《代名》●《上に来る、人を表す語と同格の関係にたって、その意味を強める》ほかでもないその人。その人自身。「幼児の命をすくったのは、ほかでもない船頭さん―だったのです」●「…に―あり」の形で〉その世界にその人が・すぐれた{名を知られた}存在としてある意。「財界に―ありといわれたA氏」 **そば【側・傍】**ある物のすぐ横、すぐ近く。かたわら。「家の―」「―にいて口を出す」 >から《連語》(動詞の連体形を受けて)…するとすぐに。「聞いた―忘れる」 **そば【姐】**〔文〕山の、がけが切り立ったようになった所。絶壁。「―づたいの道をたどる」 **そば【蕎麦】**●タデ科の一年草。秋に白または淡紅色の花をふさ状につける。種子は三角形で黒い皮におおわれ、粉にして食用にする。●そば①の種子をひいた粉に、水・小麦粉などを加えてこね、のばして細く切った食品。そば切り。また、その料理。●中国風の、めん。また、その料理。「焼き―」 **そばがき【蕎麦掻き】**そば粉を熱湯でかたく練った食べ物。つゆなどをつけて食べる。そばねり。 **そば・かす【蕎麦滓】**「そばがら」に同じ。 **そば・かす【雀斑】**おもに顔の皮膚に現れる、褐色の斑点{はんてん}。[語源]「蕎麦滓{そばかす}」に似ることからいう。 **そば・がら【蕎麦殻】**ソバの実を粉にしたあとの、から。枕{まくら}などにつめる。そばかす。 **そば・きり【蕎麦切り】**「蕎麦②」に同じ。 **そば・こ【蕎麦粉】**そばの実をひいて粉にしたもの。そばがき・そば切りなどに用いる。 **そば・だ・つ【峙つ・聳つ】**《自五》{「稜{そば}立つ」の意}他よりもひときわ高く立つ。「雲に―・つ山々」 **そば・だ・てる【欹てる・哉てる】**《他下一》●〔一方の端を〕ひときわ高く立てる。[コロ]「枕を―・てる」●{慣用句的に用いて}注意して…しようとする。[句]「耳を―・てる」 **そば・づえ【側杖・傍杖】**そばにいたため、自分に直接関係のないことに巻き込まれて受ける、思わぬ災難。巻き添え。とばっちり。[コロ]「―を食う」 **そば・づかえ【側仕え】**身分の高い人のそば近くに仕える・こと{人}。そば役。〔ふつう「お―」の形で、女性をいう〕 **そば・づくえ【傍机】**「そでづくえ」に同じ。 **そば・みち【姐道】**険しいがけが続いている道。 **そば・め【側妻・側女】**〔文〕〔身分の高い人の〕めかけ。てかけ。類語{側室}。 **そば・め【側目】**そばにいて見える様子。はため。「―にも美しい」 **そば・める【側める】**《他下一》●かたわらに寄せる。片寄せる。「体を―・める」●横に向ける。そむける。[句]「目を―・める」[文]そば・む《下二》。 **そば・ゆ【蕎麦湯】**そば②をゆでた湯。また、そば粉を湯でといたもの。 **そば・ようにん【側用人】**江戸幕府の職名。将軍のそば近くに仕え、老中{ろうじゅう}に将軍の命令を伝えたり、老中などの上申を取り次いだりした要職。 **そ・はん【粗飯】**●そまつな食事。粗餐{そさん}。●食事を出すとき、謙遜{けんそん}して言う語。 **そび・える【聳える】**《自下一》山や建築物などが高く立っている。そばだつ。「屹然{きつぜん}と―・える白塔」[文]そび・ゆ《下二》。 **そびやか・す【聳やかす】**《他五》●高くなるようにする。そびえるようにする。●「肩を―・す」の形で〉いばって肩を高くあげる。また、他を威圧するような大きな態度をとる。「肩を―・して席につく」[文]《四》。 **そびょう【祖廟】**〔文〕祖先の霊を祭った御霊屋{みたまや}。 **そびょう【粗描】**《名・他サ》あらましを大ざっぱに描写すること。「全景を―する」 **そびょう【素描】**《名・他サ》●木炭や鉛筆で下絵をかくこと。また、その絵。デッサン。●物事の要点をざっと書き表す・こと{文章}。 **そび・れる**《接尾》《動詞の連用形について下一段活用の動詞を作る》「…する機会をにがす」「…しそこなう」の意。「寝―・れる」「言い―・れる」 **そ・ひん【粗品】**→そしな。 **そふ【祖父】**父母の父。おじいさん。[対]祖母。 **ソファー**長椅子の一種。二人以上ゆったりと腰掛けられて、背もたれと両わきにひじかけがついている、クッションのきいた安楽椅子。ソファ。▽sofa **ソフィア**知。知恵。英知。▽sophia **ソフィスティケート**《名・形動・他サ》洗練されていること。「―な服装」「―された態度」▽sophisticate **ソフィスト**●紀元前五世紀ごろ、主にギリシャのアテナイ{=アテネ}で、弁論・修辞の術などを教えた人々。詭弁学派。●詭弁家。理屈屋。▽Sophist,sophist <847> **そ・ふく【粗服】**〔文〕粗末な衣服。粗衣。 **そふぼ【祖父母】**祖父と祖母。父母の父母。 **ソフホーズ**旧ソ連で、国営によって農業生産を行う大規模な農場。コルホーズより高度な形態とされる。ソホーズ。[参考]コルホーズ。▽sovkhoz **ソプラノ**女声のうち、いちばん高い音域(を歌う声)。また、その歌手。▽soprano **そーぶり【素振り】**感情などが表情や動作にあらわれた場合の、その表情や動作。「つれない―」「気のない―を見せる」[注意]「すぶり」と読めば別語 **そ・ぼ【祖母】**父母の母。おばあさん。[対]祖父。 **そぼ・ふ・る【そぼ降る】**《自五》雨がしめやかに降る。しとしと降る。「―・る雨」 **そ・ぼう【粗暴】**《形動》性質・動作などが荒々しくて乱暴なようす。「――なふるまい」[類語]粗野。 **そほう‐か【素封家】**領地は持たないが、古くからきわめて多くの財産を持っている人。「彼はーの一人息子だ」 **そ・ぼく【素朴・素樸】**《名・形動》●洗練されたところや飾りけはないが、いつわりのない自然のままのよさを持つこと。「―な人柄」[類語]純朴{じゅんぼく}。●考え方やややり方などが、単純で十分に発達していないこと。「―な議論」 **そぼ・つ【濡つ】**《自四・自上二》〔古〕〔霧・雨・涙などで〕ぬれる。[参考]現代では「ぬれそぼつ」「泣きそぼつ」などの複合語に残る。●雨がしめやかに降る。 **そぼ・ぬ・れる【そぼ濡れる】**《自下一》雨でびしょびしょにぬれる。「雨に―・れて歩く」 **そぼろ**●《名・形動》髪などが乱れてからまること。「―髪」●ゆでたり蒸したりしてほぐした魚肉やとりのひき肉などを調味していりつけた食品。おぼろ。 **そ‐ほん【粗笨】**《名・形動》〔文〕〔物事の考え方・やり方などが〕こまかい所まで注意が行き届かず、雑なこと。粗雑。「――な事業計画」 **そま【杣】**〔文〕→そまやま(杣山)。そまぎ(杣木)。そまびと(杣人)。 **そま・ぎ【杣木】**〔文〕そま山に育った、材木をとる木。また、そま山から切り出された材木。そま。 **そ・まつ【粗末】**《形動》●品質や作りがよくないようす。また、安っぽくみすぼらしく見えるようす。「―な料理」[類語]ちゃち。粗悪。●いいかげんにあつかうようす。大事にあつかわないようす。「親をーにするな」[類語]粗略。[参考]おそまつ。 **そま・びと【杣人】**〔文〕そま木を取るきこり。そま。 **そま・やま【杣山】**〔文〕材木にするための木を植えた山。そま。 **そま・る【染まる】**《自五》●色がついて、物がその色になる。「西の空が朱{しゅ}に―・る」●影響を受けて感化される。[コロ]「悪に―・る」▷そ・む《四》。 **そめいよしの【染井吉野】**バラ科の落葉高木。オオシマザクラとエドヒガンの交雑種。四月ごろ、葉に先だって淡紅色の花が咲く。[参考]サクラの開花予想に用いる。 **そ・ぼう【粗放・疎放】**《名・形動》〔文〕●考え方・やり方などがいいかげんで、大ざっぱなこと。綿密でないこと。[類語]粗雑。粗慢。―のうぎょう【一農業】一定の土地に資本と労働力の投下を少なくおさえた農業経営のしかた。[対]集約農業。 **そーまん【粗慢・疎慢】**《名・形動》〔文〕やり方が荒々しいばかりで、しまりのないこと。いいかげんなこと。 **そ・みつ【疎密・粗密】**密度のあらいことと、こまかいこと。「人口のー」 **そみん・しょうらい【蘇民将来】**●疫病よけの神の名。●護符の一つ。柳の木で作った短い六角柱や長方形の紙や板に「蘇民将来の子孫也」としるしたもの。 **そ・む【染む】**《自五》→染まる。〔現在では、否定の語を伴った形で用いる〕▷「気に―・まない(=心がなじまない。気にいらない)」▷そ・む《四》。 **そむ・く【背く】**《自五》●背中を向ける。「明かりに―・いてすわる」●何かに逆らってそれに反した行動をとる。違反する。「学則に―・く」●はむかう。反抗する。「言いつけに―・く」●〔世間やある人から〕はなれて行く。すてる。[句]「世を―・く(=出家する)」●予想とはちがった・結果になる(行動をとる)。「期待に―・く」〈「名に―・く」の形で〉名と実とが一致しない。[コロ]「世界王者の名に―・かぬ活躍」▷そむ・く《四》。 **そむ・ける【背ける】**《他下一》顔や目をそのものにまっすぐに向けていられず、よそに向ける。そらす。[コロ]「惨状に目を―・ける」▷そむ・く《下二》。 **ソムリエ**ホテルや高級レストランなどで、客のワイン選びの相談にのる係(の人)。▽sommelier **そめ【染め】**染めること。また、染めた色・具合。 **ぞめ【初め】**《接尾》《動詞の連用形につけて名詞を作る)「その年になってからはじめて・・・すること」「生まれてからはじめて・・・すること」「でき上がってからはじめて・・・すること」の意。「書き―」「食い―」「渡りー」 **そめ・あがり【染め上がり】**染めて仕上がる・こと(もの)。また、その出来ぐあい。「―がよい」 **そめい【疎明・疏明】**●〔文〕言いわけ。申し開き。[類語]釈明。弁明。●〔法〕裁判官に、一応確からしいという推測をいだかせる程度の証拠をあげること。 **そめ・いろ【染め色】**染料で染め出した色。染色。 **そめ・かえ【染め変え・染め替え】**染めかえること。一度染めたものを別の色に染め直すこと。また、そのもの。「―のきく着物」 <848> **そめ・かえ・す【染め返す】**《他五》●色がさめたものをもう一度、同じ色に染める。●別の色や模様に染める。染め直す。染め変える。 **そめ‐がた【染め型】**染め出す模様(の型紙)。 **ぞめ・く【騒く】**《自五》〔文〕大勢がうかれさわぐ。ざわざわする。▷ぞめ・く《四》。 **そめ・こ【染め粉】**粉にしてある染料。 **そめ・だ・す【染め出す】**《他五》染めて色や模様を表す。「家紋を―・す」 **そめ・つけ【染め付け】**●染めて色や模様をつけること。また、その色や模様。特に、藍色に染め付けた模様。また、その布。●藍色の模様を焼き付けた陶磁器。また、その技法。「からくさ模様の―」 **そめ・なお・す【染め直す】**《他五》「染め返す②」に同じ。 **そめ・ぬき【染め抜き】**●布に模様などを染めぬくこと。また、その染めぬいた布・模様。――もん【―紋】白く染め抜きにした紋。染め紋。[参考]書き紋・縫い紋。 **そめ・ぬ・く【染め抜く】**《他五》模様の部分に地色を残して、他の部分を染める。 **そめ・もの【染め物】**布などを染めること。また、その布。「―を干す」 **そめ・もよう【染め模様】**〔手でえがいたり、織り出したりした模様に対して〕染めて表した模様。 **そ・める【初める】**《接尾》 《「染める」と同語源)(動詞の連用形につけて下一段動詞を作る)「・・・し始める」「はじめて・・・する」の意。「思い―・める」「さき―・める」▷そ・む《下二》。 **そ・める【染める】**《他下一》●ある色をしみ込ませて、物をその色にする。また、ぬって色をつける。「布を―・める」[類語]着色。●「心を―・める」「胸を―・める」の形で〉深く心に感じる。印象に残る。●〈「筆を―・める」の形で〉書き始める。初めて書く。執筆にとりかかる。[句]「筆を―・める」●〈「手を―・める」の形で〉ある物事に取りかかる。着手する。[句]「手を―・める」●ある色に変える。[コロ]「ほおを―・める(=ほおを赤らめる)」▷そ・む《下二》。 **そめ・わけ【染め分け】**●染め分けること。また、染め分けたもの。「―手綱」●花びらが染め分けたようにちがった色になる花。 **そめ・わ・ける【染め分ける】**《他下一》二色以上の色に分けて染める。 **そも【抑】**《接続》《「そ」は代名詞、「も」は係助詞)〔文〕次の事柄を説き起こすときに使う語。そもそも。いったいぜんたい。それにしても。「―いかに」 **そ・もう【梳毛】**布地に織るために羊などの動物の毛をすいて短い毛を除き、縮れをのばして長さをそろえ平行に並べること。また、そのようにした毛。「一機」 **そもさん【什麼生・作麼生】**《副》禅宗で、問いかけて相手の答え・説明をうながすことば。いかに。さあどうじゃ。[参考]もと、中国宋代の俗語。 **そ・もじ【其文字】**《代名》〔古〕女性が目下の相手を呼ぶ語。そなた。[参考]「其方」の「そ」に「もじ」をつけた女房詞。 **そもそも【抑】**■《名》物事の最初。初め。第一。「二人が知り合った――は・・・」■《接続》ある事柄を説き起こすときに使う語。いったい。そも。「―なぜ大学をめざすのか」[参考]「そも」を重ねて強くいう語。 **そーや【征矢・征箭】**〔文]戦場で使う矢。 **そーや【粗野】**《名・形動》性質や言動が荒々しく、下品なようす。「―なふるまい」[類語]粗暴。 **ぞーや**《副助》《係助詞「ぞ」+係助詞「や」)〔不定を表す語について〕不確かの意を表す。〔古風な言い方〕「いつぞやはお世話になりました」「それきりどこぞやへ消えた」《連語》文語《終助詞「ぞ」+終助詞「や」)感動をこめて断言し、また強く問いかけるのに使う。「まつりの夜の所為{しわざ}はいかなる卑怯―〈樋口一葉・たけくらべ〉」 **そや・す【嗾す・煽す・称す】**《他五》〔文〕そそのかす。おだてる。「ほめ―・す」▷そや・す《四》。 **そよが・す【戦がす】**《他五》風が草木などを静かに動かす。そよそよと音を立てさせる。「花を―・す風」「カーテンを―・す」▷そよが・す《四》。 **そよ・ぐ【戦ぐ】**《自五》草木などが、微風にゆれたり、かすかな音を立てたりする。また、風がそよそよとふく。「麦の穂が風にー・ぐ」[類語]なびく。▷そよ・ぐ《四》。 **そよ**《副》《多く「―と」の形で)風がかすかにふくようす。また、草木などが微風に動くようす。▷「―ともふかない」 **そよ**《連語》文語《禁止の終助詞「そ」+終助詞「よ」)そ(終助)。 **そよかぜ【微風】**そよそよと静かにふく風。微風{びふう}。[参考]ふつう、春風や夏の風にいう。 **そよそよ**《副》《「ーと」の形も)風が静かにふくようす。また、草木などが微風に動くようす。「―と春風がふく」[参考]ふつう、春風や夏の風にいう。 **そよ・ふ・く【そよ吹く】**《自五》風がそよそよとふく。〔ふつう、春風や夏の風にいう〕「春風―・く空」 **そら【空】**《名》●地上の空間のはるか上方に見える所。「―に月が出ている」●空の様子。空模様。天候。「曇ったー」[句]「男心と秋の―」●心の余裕。転じて、気持ち。[句]「生きたーもない」●遠くはなれた場所・境遇。「異国の――」●《形動》ある事をしていながら心がその事に向いていないようす。そわそわして落ち着かないようす。「心もーな手つき」[連]「うわのー」●書いたもの(実物)にたよらないで、そのとおりに・言う(書く)こと。[コロ]「方丈記をーで言う」●いつわり。うそ。[コロ]「―を言う」[コロ]「―を使う」■《接頭》《動詞・形容詞につけて)「なんとなく」「わけがわからず」などの意をそえる語。「―とぼける」「―おそろしい」●「かいのない」の意。「―だのみ」●「いつわりの」の意。「―涙」「一寝」●「そのようでありながら真実はそうでない」意。「―耳」>類語と表現 **そら**■《連語》(「それは」の転)〔俗〕そりゃ。そりゃあ。「―そうだ」■《感》相手に注意をうながす語。それ。そりゃ。「―、どぶに落ちるぞ」 **そら・あい【空合い】**●天気のようす。「雪になりそうなーだ」●物事の成り行き。雲行き。「交渉は決裂しそうなーだ」[類語]②空模様。 **そーよう【素養】**ふだんから練習や訓練をして身につけた(特別な)教養・技術。「ピアノのーがある」[類語]心得。 **そーやつ【其奴】**《代名》「その人」を軽いものと見なしていう語。そいつ。〔古風なことば〕「―をのがすな」 <849> >類語と表現 「空」*「天」には、万物を支配する神や霊魂がすむ所、といった宗教的な意味合いがこもるが、「空」は我々の頭上に果てしなく広がる、空漠たる空間、何もない空間を言う語である。「空耳・空言・空覚え」などの言い方は、「何もない」ということから生じた。「空涙・空寝・空頼み・空恐ろしい」もいずれも実体のないものについて言う言い方である。青天井・空中・大空・青空・雨空・中空・夜空・天・天上・天界・天球・晴天・青天・蒼天・曇天・満天・半天・中天・東天・暁天・霜天・干天・寒天・炎天・悪天・天心・天頂・天際・天涯・天外・蒼穹・碧落・高層・成層圏◇[・・・くう]虚空・高空・上空・蒼空・中空・低空・半空・碧空・領空 **そら・いろ【空色】**●晴れた空のような色。うすい青色。みず色。●空模様。空のけはい。「今にも降りそうなーだ」 **そら・うそぶ・く【空嘯く】**《自五》●相手をばかにした態度をとる。「―・き、たばこの煙をふきかける」●わざと知らないふりをしてとぼける。そらとぼける。 **そら・おそろし・い【空恐ろしい】**《形》はっきりした理由はないが、おそろしい感じがするようすだ。「行く末の―・い子供」 **そら・おぼえ【空覚え】**●書いたものを見ないで言えるように、頭の中で覚えること。暗記。「―で詩をよむ」●確かでない記憶。うろ覚え。「―の住所」 **そらごと【空事】**空想で作りあげた事柄。いわれのない話。つくり事。「失敗して、夢は―となった」 **そらごと【空言】**偽りのことば。うそ。虚言。「決してーではない」 **そら・す【反らす】**《他五》そるようにする。「胸を―・す」▷そら・す《四》。 **そら・す【逸らす】**《他五》●わきへ取りにがす。のがす。「球を―・す」●目標とちがった方向に向ける。ねらいをはぐらかす。[コロ]「目を―・す」[コロ]「気を―・す」●〈多く「人を―・さない」の形で〉相手の気持ちをうまくつかんで、気まずい思いをさせない。[コロ]「人を―・さない話術」▷そら・す《四》。 **そらぞら・し・い【空空しい】**《形》うそである、真心がこもっていない、とぼけて知らないふりをしている、などのようすが見えすいている。「―・いお世辞」 **そら・だのみ【空頼み】**《名・他サ》見込みのないことをたのみにすること。また、あてにならないたのみ。 **そら‐どけ【空解け】**ひもや帯などがゆるんで自然に解けること。 **そら‐とぼ・ける【空惚ける】**《自下一》知っているのにわざと知らないふりをする。そらっとぼける。「父は―・けた顔をした」[類語]しらばくれる。 **そら・なき【空泣き】**《名・自サ》泣くふりをするこ と。泣きまね。うそ泣き。[類語]空涙。 **そら・なみだ【空涙】**悲しくもないのに悲しそうなふりをして流す涙。うその涙。「―にだまされる」[類語]空泣き。 **そら・に【空似】**血のつながりのない他人同士であるのに、顔かたちがよく似ていること。[対]他人の一 **そら・ね【空寝】**《名・自サ》ねむっているふりをするこ と。たぬき寝入り。そら寝入り。 **そら・ね【空音】**〔文〕●人がいつわってまねる鳴き声。「鶏の―」●うそのことば。空言{そらごと}。「―をはく」 **そら・ねんぶつ【空念仏】**念仏を唱えるふりをするこ と。また、信仰心を持たずに念仏を唱えること。空念誦{くうねんじゅ}。[類語]から念仏。 **そらまめ【空豆・蚕豆】**マメ科の越年草。さやの中に一個から数個の扁平で、くぼみのある種子があり、食用。さやは空を向いてつく。 **そら・みみ【空耳】**●実際には何も聞こえないのに聞こえたような気がすること。「足音かと思ったがーだったのか」[類語]幻聴。●聞こえないふりをすること。[コロ]「―を使う」[コロ]「―を潰す」 **そら‐め【空目】**●実際には何も見えないのに見えたような気がすること。●見て見ないふりをすること。「―を使う」●ひとみを上に向けること。また、そのような目つき。上目。「―づかい」 **そら・もよう【空模様】**●天候のようす。天気のぐあい。●物事の成り行き。雲行き。〔ふつう、悪くなりそうに使う〕「両国間の―が険悪になってきた」 **そら・ゆめ【空夢】**●実際には見ていないのに、見たかのようにこしらえて話す夢。●現実ではそうならない夢。「―に終わる」 **そらん・じる【諳じる】**《他上一》書いたものを見なくてもそのとおり言えるように、頭の中で覚える。そらで覚える。暗記する。そらんずる。「漢詩を―・じる」 **そらん!ずる【諳ずる】**《他サ変》《「そらにす」の転)→そらんじる。 **そり【剃り】**●そること。また、髪やひげをそった具合。●かみそり。[表記]②は「剃刀」とも書く。 **そり【反り】**●反ること。反った程度・ようす。「まな板のーがひどい」●刀身の峰の反り具合。▷―が合わ・ない《句》《刀身のそりがさやと合わない意から)お互いの気持ち・気質がしっくりゆかない。気が合わず、仲がうまくゆかない。「ペアを組んだ相手と―・ない」 **そり【橇】**雪や氷の上をすべらせて人や荷物を運ぶもの。底に二本の細長い金属や板が平行につけてある。遊びや競技にも用いる。 **そり・おと・す【剃り落とす】**《他五》髪の毛・まゆ毛などをかみそりなどでそって落とす。 **そり・かえ・る【反り返る】**《自五》●そって、一方(後ろ)の方へ曲がる。また、非常によくそる。「板が―・る」●いばって、上体を後ろへそらす。ふんぞり返る。「―・って命令する」[類語]①②そっくり返る。 **ソリスト**●独奏者・独唱者。また、独奏家・独唱家。●バレエで、第一舞踊手。▽soliste **ソリッド**《形動》かたいようす。がっちりしているようす。solid **そり・はし【反り橋】**弓のように、中央が高くなっている橋。[類語]太鼓橋。 **そり‐み【反り身】**胸をはって、上半身を後ろへそらすこと。[参考]いばったようすを表すときにも使う。 **そりゃく【粗略・疎略】**《名・形動》物事や人の扱い方が、心がこもらずいいかげんなこと。やり方がぞんざいなこと。[コロ]「客をーにあつかう」[類語]粗末。 **そ・りゅうし【素粒子】**〔理〕物質を構成する最低単位となる、微細な粒子。電子・陽子・中性子など。 **そーりん【疎林】**〔文〕木がまばらな林。[対]密林。 <850> そ そる――それとな **そ・る【反る】**《自五》●物が一方へ弓なりに曲がる。「板が―・る」●体{の一部}が弓なりに後ろへ曲がる。「指がよく―・る」[文]《四》。 **そ・る【剃る】**《他五》かみそりなどで、髪やひげなどを根元から切り落とす。そり落とす。そり上げる。[文]《四》。 **ゾル**〔理〕コロイド粒子が液体中に分散して流動性をもっている状態。参考{ゲル}。▽Sol **ソルド**特売{品}。類語{セール}。{バーゲン}。▽solde **ソルフェージュ**ドレミファや母音などを用いて音程・リズム・聴覚などを練習する方法。▽solfège **ゾルレン**〔哲〕そうあるべきこと。そうすべきこと。当為{とうい}。[対]ザイン。▽Sollen **それ【其れ】**《代名》●話し手が、自分から少しはなれていて、より相手に近い関係にあると意識している物を指し示す語。「―をください」●話し手が、共通の話題として取り上げ{ようとし}ている事柄を指し示す語。その事。「―は昨年の事だ」●話し手が、相手と共通の話題にしているある時を指し示す語。その時。「―以来会っていない」●前に言ったことばをすぐくり返すときの代わりに用いる語。「オルガンの奏法はピアノの―とは異なる」[参考]翻訳調の文章に多い。●[文]{接続詞的に用いて}ある話題を始めるとき、発語として用いて口調を整える語。そもそも。いったい。「―智ちは物に接して益々其広く」[参考]もと、漢文訓読体に用いられた。 **それ**《感》《代名詞「それ」と同語源》注意をうながしたり、気合いをかけたりする時に発する語。そら。「―、進め」 **それがし【某】**《代名》〔古〕●なにがし。だれそれ。ある人。●わたくし。「―がこの関所を守る」 **それから**《接続》●前の事柄に続いて、後の事柄が起こる意。それに続いて。その次に。その後。そして。「―どうしたの」「―食事に出かけた」●ある事柄に他の事柄を付加する意。それに加えて。そして。「鉛筆、消しゴム、―ノートが欲しい」類語{そうして}。{それに}。{且つ}。{更に}。{ならびに}。 **それと**《副》物事が次から次へと起こるようす。 **それきり【其れ切り・其れ限り】**《副》それだけで終わり、あとに続くものがないようす。それを最後として。それかぎり。それっきり。「―便りがない」 **それくらい【其れ位】**《副》前に述べた事柄を受けて、量や程度などがそれとほぼ同じであること。その程度。そのくらい。「―のことでくよくよするな」[表記]ふつうかな書き。 **それ・こそ【其れこそ】**■《連語》代名詞「それ」を強調して言う語。「―私がさがしていたものです」■《副》《多く条件句を受けて》次に述べる事柄を強調して言う語。{そうなれば}まさしく。「そんなことをしたら―私がうらまれる」 **それ・しき【其れ式】**その程度。たったそれぐらい。「―のことがなぜできないのか」[参考]その程度を軽くみるときに使う。[表記]ふつうかな書き。 **それ・しゃ【其れ者】**〔俗〕●その道によく通じている人。●くろうと女。芸妓・娼妓・遊女など。〔婉曲{えんきょく}な言い方〕 **それ・そうおう【其れ相応】**《名・形動》それに・つりあう{ふさわしい}こと。それなり。「―に役に立つ」 **それ‐ぞれ**《感》《代名詞「それ」を重ねた語が感動詞化したもの》●人に注意や行動をうながしたりするときに言う語。それ。さあさあ。「―早く起きなさい」●相手の意見に同意するときに言う語。そうだそうだ。「―それが正しい」●ふと思い出したときに言う語。そうそう。「―あの時は愉快だったねえ」 **それぞれ【其れ其れ・夫れ夫れ】**〔二つ以上の物・人の〕一つ一つ。ひとりひとり。おのおの。「性格は―に異なる」類語{銘々}。{各々}。{個々}。 **それだけ【其れ丈】**●そのことだけ。そのものだけ。また、それですべて。それきり。「―はいやだ」「言いたいのは―だ」●その程度。それほど。それぐらい。また、それに相応する程度。その分だけ。「―あれば十分だ」「努力すれば―のことはある」[表記]ふつうかな書き。 **それ・だま【逸れ弾・逸れ玉】**ねらいがはずれて別の方向へ飛んで行く弾丸。流れだま。流弾。 **それ・だま【逸れ球】**野球やテニスなどで、ねらいをはずれて別の方向へ飛んで行く球。 **それで**《接続》●前に述べた事柄を受けて、それを理由として次の事柄を述べるときに言う語。それゆえ。それだから。「途中で事故があった。―電車が一時間もおくれた」●前に述べた事柄を受けて、話を先へ進めるときに言う語。そして。それから。「―、その後どうなりましたか」 **それでいて**《接続》前に述べた事柄を受けて、それにふさわしくないことを次に述べるときに言う語。それなのに。それでいながら。「買う金はないのに、―あきらめきれない」 **それでは**《連語》〔前に述べた事柄を受けて〕そういうことでは。「―困る」《接続》●前に述べた事柄を理由・根拠として、後に何らかの判断を導くのに用いる語。そういうこと、そういうわけなら。それなら。では。「―仕方があるまい」「―風邪も治らない」●ある物事のはじめや終わりの区切りを示すのに用いる語。「―これでおいとまします」「―よい週末を」[参考]①②ともくだけて「それじゃ」ともいう。 **それじゃ**《接続》「それでは」のくだけた言い方。 **それでも**《接続》前の事柄を内容上相反する次の事柄に結びつけるのに用いる語。それにもかかわらず。そうであっても。「困難はあるかもしれない。―私は行く」 **それというのも【其れと言うのも】**《接続》前の文を受けて、その理由・解釈などを引き出すときに用いる語。ということは。それというも。「ひどく眠い。―昨晩夜ふかししたからだ」 **それ・どころ【其れ処】**《連語》前に述べた事柄に対し、下に否定の語や反語を伴って、その事柄よりはるかに重大であるという意を強める語。とてもその程度ではない。それぐらいのことではすまされない。「反対はしない。―か協力するつもりだ」「多忙で―の話ではない」 **それとなく【其れと無く】**《副》特にそれと、はっきり示さず。遠回しに。それとはなしに。「―断る」[表記]ふつうかな書き。 **そ・れい【祖霊】**先祖の霊。「―を祭る」 <851> じ。 **それとも**《接続》前にあげた事柄と次にあげる事柄のうち、どちらかを選ぶときに使う語。「勉強するか、―遊ぶか」[参考]前件・後件とも疑問の形をとる。[類語]あるいは。または。若しくは。 **それなのに**《接続》前に述べた事柄に対して、その結果がふさわしくないときに使う語。それにもかかわらず。「梅雨入り。―雨が降らない」 **それなら**《接続》[前の事柄を受けて]そういうわけなら。それでは。「――やめよう」「――歩いて行く」。 **それなり** ●《名・副》それが最後で、後の状態に変化がないようす。それっきり。そのまま。「話し合いはーになった」 ●一応それ相当のものとして認められるようす。それ相応。それはそれで。「――の効果はあった」 **それに**《接続》●ある事柄にさらに他の事柄が加わることを表す語。そのうえ。さらに。「雨が降り出した。―、風もふきはじめた」●前の事柄を受けて、それにふさわしくない事柄が起こる意を導くのに用いる語。それに反して。それにもかかわらず。「病気なんでしょう。―出かけたりしていいの」 **それにしても**《接続》●前の事柄を一応認めながらも、それに反する意を導くのに用いる語。そうだとしても。それはそれとしても。「――納得できない」●話をつなぐきっかけとして使う語。「――寒いな」 **それにつけても**《接続》前に述べた事柄と関連して、後の事柄が成立することを表す。それと関連して。それを原因として。「――彼が出場しないのは残念だ」 **それにもかかわらず**《接続》次に述べる事柄が前に述べる事柄に対して、反対・対立の関係にあることを表す。それに関係なく。「天気が悪い。一気分は晴れやかだ」 **それは【其れは】**《副》次に述べることを感動の意をこめて、強調して言う語。「―美しい人でした」 **それはさておき**《接続》話題をしばらく他に転じるときに用いる語。ところで。 **それはそうと**《接続》前の話を打ち切り、別の話に移るときに使う語。それはそれとして。「―この間の話はどうなったのか」 **それはそれとして**《接続》「それはそうと」に同じ。 **それはそれは【其れは其れは】**《副》●副詞「それは」をさらに強めていう語。「―大きなお屋敷でした」●(感動詞的に使って)恐縮・驚きなどの気持ちを表していう語。「―大変失礼いたしました」 **それほど【其れ程】**《副》示されたり予想されたりしたのと同じ程度であるようす。その程度に。それぐらい。「―好きならたくさん食べなさい」 **それやこれや**《連語》そのことやこのことや。いろいろ。 **それゆえ【其れ故】**《接続》[文]そういうわけで。だから。ゆえに。[改まった言い方] **そ・れる【『逸れる】**《自下一》●ねらいがはずれる。また、ねらいがはずれてちがった所へ行く。「弾が―・れる」●行くべき方向、進むべき道からはずれる。また、本筋からはなれる。「話が―・れる」[図]そ・る《下二》。 **そろ【候】**《助動:無変化型》[「そうろう」の転]・・・です。・・・(で)ございます。・・・ます。「存じ上げ候」 **ソロ**■《名》●独唱{どくしょう}・独奏{どくそう}(曲)。「バイオリンー」●一人だけで行うこと。■《造語》「単独の」の意を表す。「―アルバム」「―ホームラン」▽solo **ゾロアスター・きょう【ゾロアスター教】**ペルシャのゾロアスター(Zoroaster 紀元前六世紀ごろの人)がはじめた宗教。太陽・星・火をあがめる。拝火教。祆教。 **そろい【揃い】**■《名》そろっている・こと(もの)。「おーでお出かけですか」「―の浴衣」■《助数》[数を表す和語について]いくつかで組みになるものを数える語。「スキー用具一―」[参考]②は「そろえ」ともいう。 **ぞろい【揃い】**《接尾》[名詞について]「・・・がそろっている」「皆・・・ばかり」の意。「役者―」「個性派―」 **そろい・ぶみ【揃い踏み】** ●大相撲で、中入り後、大関以下幕内の全力士が並び、しこをふむこと。●「三役そろいぶみ」の略。本場所の千秋楽に、大関・関脇・小結にかなう力士が、東西別に三人ずつ土俵に上がって、そろってしこをふむこと。●ある行動を起こすために勢ぞろいすること。また、勢ぞろいして物事にとりかかること。「選挙戦の初日に駅前で三党首が―」 **そ・ろう【疎漏・粗漏】**《名・形動》[文]物事のやり方が、いいかげんで抜け落ちのあること。おおざっぱでぬけた所があること。「万事―なきよう」[類語]遺漏。 **そろ・う【揃う】**《自五》●二つ以上の物事の状態・程度が同じになる。[句]「粒が―・う」●きちんとあう。一致する。[コロ]「足並みが―・う」●一か所に集まる。ならぶ。[コロ]「役者が―・った」●対になるものがととのう。「箸{はし}が―・っていない」●必要なものが全部備わる。ととのう。「要員が―・う」「証拠が―・う」[区]《四》。 > **―いも揃って**《句》同じような(好ましくない)ものだけが集まっているようす。どれもこれも。「―役にたたない奴でばかりだ」[参考]後にくる語を強調する語。 **そろ・える【揃える】**《他下一》●物事の状態・程度などを同じにする。「長さを―・える」●合わせる。一致させる。[句]「ロを―・えて言う」●きちんと並べる。「はきものを―・える」●一か所に集める。「漱石全集を―・える」●対のものをととのえる。「靴のサイズを―・える」●必要なものを全部備える。用意する。「資料を―・える」[図]そろ・ふ《下二》。 **そろそろ**《副》●(「―と」の形も)動作を・静かに(注意深く)ゆっくりするようす。「一歩く」●ある状態になる時期にさしかかるようす。おいおい。ぼつぼつ。「―日が暮れる」「引っ越して―三年になる」●ある動作を起こす時期になりかけたようす。ぼつぼつ。「一将来のことを考えなくては」 **ぞろぞろ**《副》(「ーと」の形も)●人や虫など、多くのものが長く続いて進むようす。「改札口からーと人が出てくる」●《自サ》長い物を(だらしなく)引きずるようす。「裾をーと引きずる」 **ぞろっぺえ**《名・形動》[おもに関東方言]ぞんざいでいいかげんな・こと(人)。ぞろっぺい。 **そろばん【『算盤・『十露盤】**●中国や日本で日常使われる計算用具。多数のくしざしのたまが上下に分かれて長方形の枠の中に並んでいる。[参考]「一丁{ちょう}(挺{ちょう})・・・」「一面{いちめん}・・・」と数える。●そろばんを使ってする計算技術。また、損益の計算。「読み書き―」―かんじょう【―勘定】利害・損得についての勘定。金銭勘定。「―が合わない」―ずく【―『尽く】常に損得を考え、得になるようにしようとする態度。[表記]現代仮名遣いでは「・・・づく」も許容。―だか・い【一高い】《形》勘定高い。計算高い。 > **――が合・う**《句》計算が合う。特に、損得の計算が合う。採算がとれる。 <852> > **―を弾く**《句》そろばんを使って計算する。また、損得を計算する。損得を考える。そろばんを置く。 **ぞろ‐め【ぞろ目】**●二個のさいころをふって同じ数が出ること。●[俗]競馬などの連勝式投票券で、同じ枠内のものが一着と二着になること。 **そろり**《副》(多く「―と」の形で)(人に気付かれないように)静かにゆっくりと動作が行われるようす。そろりそろり。「階段を―と下りる」 **ぞろり**《副》(多く「―と」の形で)●一続きになったものが一か所に集まって・出る(いる)ようす。「人材が―とそろう」[類語]ぞろぞろ。●派手でぜいたくな和服を(長く引きずるように)身につけるようす。「―と着流す」 **そわ【岨】**そば(岨)。 **そわ・せる【添わせる】**《他下一》●そばにいるようにする。また、そばにあるようにする。●夫婦にする。結婚させる。[古風な言い方][図]そは・す《下二》。 **そわそわ**《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)気持ちや態度が落ち着かないようす。「―して落ち着かない」 **そわ・る【添わる】**《自五》加わって多くなる。[古風な言い方]「気品が―・る」[文]《四》。 **そん【尊】**《接尾》[仏像を表す語について]「あがめ尊ぶべき存在」の意。「不動―」「地蔵―」 **そん【損】**●[金銭上・物質上などで]利益を失うこと。「―を承知で売る」●《名・形動》労力のわりに効果が目立たないこと。「―な性分」「いつもーな役をおおせつかる」①②[対]得。益。 **そん‐い【尊意】**[文]他人の考え・意見などの敬称。お考え。お気持ち。ご意志。[類語]御意。 **ぞん・い【存意】**[文](自分の)思っているところ。考え。見込み。「―を述べる」 **そん‐えい【尊影】**[文]他人の写真・肖像などの敬称。お写真。ご肖像。 **そん‐えき【損益】**損失と利益。出費と所得。―けいさんしょ【―計算書】一会計期間中の企業の純損益の発生した原因を明らかにした表。 **そん‐か【尊家】**[文]他人の家・家族の敬称。貴家。お宅。「ふつう、手紙文などで「御」をつけて使う」「御―の隆盛をいのります」[類語]尊宅。 **そん・かい【損壊】**《名・自他サ》[建物・機械・道具などが]傷つきこわれること。また、傷つけこわすこと。「器物―」「道路―」[類語]破壊。 **そん・かい【村会】**「村議会」の旧称。 **そん‐がい【損害】**●《名・自他サ》[文]物を傷つけ、だめにすること。また、そこなわれてだめになること。[類語]損傷。●事件などによって受ける、金銭上・物質上の不利益。「多大なーを与える」[コロ]「ーを受ける」[コロ]「ーを被る」[類語]損失。―ほけん【―保険】偶然の事故によって起きる損害を補填するための保険。火災保険・海上保険・自動車保険など。 **ぞん・がい【存外】**《副・形動》予期した以上であるようす。思いのほか。「―うまくいった」[類語]案外。 **そん・かん【尊簡・尊翰】**[文]他人の手紙の敬称。お手紙。[類語]尊書。 **そん‐がん【尊顔】**[文]他人の顔の敬称。お顔。[コロ]「―を拝する」[コロ]「―に接する」[類語]尊容。 **そん・き【損気】**損する気質。[参考]短気は損気。 **そん・ぎかい【村議会】**地方公共団体としての村の行政について、その意思を決定する代議制の議決機関。「一議員」[参考]旧制度では「村会」といった。 **そん・きょ【蹲踞・蹲居】**《名・自サ》[文]うずくまること。しゃがむこと。●相撲で、力士がちりを切る(=手を左右に広げる動作)ときおよび仕切りにはいる前に行う姿勢。腰をおろし両ひざを開いてつま先で立ち、上体を正す。「――の姿勢に入る」 **そん・きん【損金】**損をした金銭。[対]益金。 **ソング**《造語》「歌」「歌謡」の意を表す。「クリスマス―」「テーマー」▽song **そん・けい【尊兄】**■《名》[文]他人の兄の敬称。令兄。■《代名》[文]相手の男性に対する敬称。貴兄。大兄。[参考]①②とも、男性同士の手紙文で使う。 **そん・けい【尊敬】**《名・他サ》その人のすぐれた行為やりっぱな人格を、自分にはおよばないものとして認め、自然に頭を下げたくなるような、また、その人に従っていきたくなるような気持ちになること。「―の念を抱く」「―のまなざし」 **そんけいご【尊敬語】**敬語の一つ。話し手が、動作の主体に対して敬意を表すために、対象者(相手や第三者)やその動作・状態・所有物などについて、特別な語や言い方を用いるもの。 **そんげん【尊厳】**《名・形動》尊くおごそかなこと。気高く威厳があること。「人間の―」―し【一死】延命の治療をことわり、人間としての尊厳を維持して死ぬこと。また、その死。 **そん‐こう【損耗】**《名・自他サ》そんもう(損耗)。 **そん‐こう【尊公】**《代名》[文]相手の男性に対する敬称。[古風な言い方で、ふつう、男性同士の間で使う]「――に御出席願いたい」 **そんごう【尊号】**尊んで呼ぶ称号。特に、天皇・皇后などにおくる称号。尊称。 **そんざい【存在】**《名・自サ》●現実に事物・人間などがあること、いること。また、その事物・人間など。存在物。存在者。「神の―を信じる」●[哲](英 being, 仏 être, 独 Sein)あること。また、あるもの。特に、意識をもつ人間のあり方。実存。―しょうめい【一証明】→アイデンティティー)。―ろん【―論】存在それ自体、また存在するものがもつ根本的規定を考察する哲学上の一学問。オントロジー。「認識論」と並ぶ哲学の主要分野。▽ontology **ぞんざい**《形動》物事のやり方・扱い方や口のきき方などが、いいかげんで乱暴なようす。「―な挨拶」 **ぞんじ【存じ】**知っていること。承知していること。「御―ですか」[表記]「存知」は当て字。 **ぞんじ・あ・げる【存じ上げる】**《他下一》「知る」「承知する」「思う」「考える」の謙譲語。「お名前は―・げております」[参考]「存じる」より敬意が高い。 **そん・しつ【損失】**●利益や財産を失うこと。●大切な人や物を傷つけ失うこと。[類語]損害。損亡。 **そんしゃ【村社】**●もと、神社の社格の一つ。郷社の下、無格社の上。●[文]村の鎮守のやしろ。 **そんじゃ【尊者】**[文]●目上の人。また、身分の尊い人。●知徳の備わったりっぱな人。また、高徳の僧の敬称。 **そんしょ【尊書】**[文]他人の手紙の敬称。お手紙。[類語]尊簡。 **そん‐しょう【尊称】**尊敬の気持ちを表すための特別な呼び名。敬称。尊号。「サーのーを授けられる」 <853> **そん‐しょう【損傷】**《名・自他サ》物が傷つけられたりこわされたりすること。また、傷つけたりこわしたりすること。「車体に―を受ける」[類語]損害。 **そん‐そう【村荘】**[文]いなかの別荘。 **そん‐じょう【尊攘】**「尊皇攘夷」の略。 **ぞんじょう【存生】**《名・自サ》[文]この世に生きていること。存命。生存。「先生の―の時」 **そん・しょく【遜色】**他のものと比べておとっているようす。見劣り。ひけめ。[多く「―(が)ない」の形で使う]「名人の作に比して、―がない」 **そんじょそこら【そんじょ其処ら】**《代名》「そこら」を強めた言い方。そのへん。そこいら。「―にある品物ではない(=どこにでもある品物ではない)」 **ぞんじ‐より【存じ寄り】**●自分が考えている事柄。思っている事柄。意見。「その件についてはいささか―もございます」●知り合い。知己。「近所に―の所もあります」[参考]①②とも、謙遜した言い方。 **そん・じる【損じる】**■《自他上一》そこなう。傷つけ悪くする。こわす。また、そこなわれる。傷つき悪くなる。こわれる。「生命を―・じる」■《接尾》「・・・しそこなう」の意。「しー・じる」 **ぞん・じる【存じる】**《他上一》●「知る」「承知する」などの謙譲語・荘重語。「それは―・じませんでした」「思う」「考える」などの謙譲語・荘重語。=存ずる。 **そんすう【尊崇】**《名・他サ》[文]神仏や偉大な力をもつものを、心から尊び敬うこと。 **そんする【存する】**■《自サ変》●現実にその場にある。また、残っている。「ここにこそ真実が―・する」●生きている。生きながらえている。●・・・は・・・しだいである。・・・によっている。「成否は君の手腕に―・する」「結果は機械の性能に―・する」■《他サ変》保つ。とどめる。「長く―・して家宝にする」 **そんする【損する】**《他サ変》利益を失う。むだにする。「お金を―・する」[対]得する。 > **―して得取れ**《句》一時は損をしても、あとでそれ以上の利益を得よ。 **そん…ずる【損ずる】**■《自他サ変》損じる。■《接尾》損じる。 **ぞんずる【存ずる】**《他サ変》存じる。 **そんぜん【尊前】**[文]神仏や貴人の前の敬称。 **そん‐そ【樽俎】**[文](酒だるとまないたの意から)宴会。宴会の席上。―せっしょう【一折衝】[文]宴席で外交談判をして、戦わずして敵の圧力をくじくこと。また、談判。 **そん‐ぞう【尊像】**[文]神仏や貴人の像。また、他人の像を敬っていう語。「孔子のー」 **Sonde** **そん‐ぞく【存続】**《名・自他サ》そのままの状態で引き続いて存在すること。また、引き続いて残しておくこと。「会の―を望む」「―運動」[類語]存立。 **そん‐ぞく【尊属】**血族または姻族関係にある者のうち、父母、または父母と同列以上にある者。父母・祖父母・おじ・おばなど。[対]卑属。 **そん‐たい【尊体】**[文]●他人の体を敬っていう語。お体。●肖像・仏像などを敬っていう語。 **そん‐だい【尊大】**《名・形動》いばってえらそうな態度をすること。[コロ]「―に構える」[類語]高慢。横柄。横暴。 **そん‐だい【尊台】**《代名》[文]自分より目上の相手に対する敬称。あなた。貴台。[改まった言い方] **そんだい‐ご【尊大語】**話し手自身を上位において、尊大な態度を表すことば。「くれてやる」「ほめてつかわす」「有難くいただけ」「おれ様」など。 **そんたく【尊宅】**[文]他人の家の敬称。尊堂。[類語]尊家。 **そん・たく【忖度】**《名・他サ》[文]他人の心の中を推し量ること。[コロ]「心中をーする」[注意]「すんたく」は誤読。 **そん・ち【存置】**《名・他サ》[文]今ある制度・施設・機関などをそのまま残しておくこと。「ローカル線の―を決定する」[対]廃止。 **そん・ちょう【尊重】**《名・他サ》価値あるもの、尊いもの、犯すべからざるものとして大事にあつかうこと。「少数意見を―する」「人権を―する」 **そん・ちょう【村長】**地方公共団体である村の長。村民の選挙で選ばれ、任期は四年。 **ゾンデ** ●食道・尿道・胃腸・子宮などにさし込んで診察や治療に用いる細い管。消息子。●ラジオゾンデ。▽Sonde **そん・どう【尊堂】**《名》[文]他人の家の敬称。尊宅。《代名》[文]相手に対する敬称。あなた。 **そん・どう【村道】**●村の中を通っている道。●地方公共団体としての村の経費でつくり、村が管理する道路。 **そん・とく【損得】**損をすることと得をすること。損失と利益。「―抜きで(=損得の計算をしないで)」「―勘定」―ずく【―『尽く】何かをするときに、必ず損か得かを考えて決めること。「―の人」[表記]現代仮名遣いでは「・・・づく」も許容。 **そんな**《形動》(連体形「そんなな」は、接続助詞「のに」「ので」に続く場合にのみ用いられて、体言に続くときは、語幹「そんな」が用いられる。そのため「そんな」を連体詞とする説もある)状態や程度・数量が、そのようであるようす。そのよう(な)。[文脈によって、その程度・数量をとりたてて強調することがある。特に連用形「そんなに」の形で用いるときにその傾向が強い]「それ程(まで)に」の意。「―に心配なら、見てこい」「―こと(=そんなたやすいこと)もできないのか」「―に多くの犠牲者があったのか」 **そんなこんな**《連語》そんなことやこんなこと。それやこれや。「―で親と別居することにした」 **そんなら**《接続》「それなら」のくだけた言い方。「―もういいよ」 **ぞん・ねん【存念】**[文]いつも心に思っている事柄・考え。存じ寄り。「―を申し述べる」 **そん・のう【尊皇・尊王】**天皇・皇室をあがめたっとぶこと。勤皇。「―の志士」―じょうい【―攘夷】幕末の、皇室を中心にして幕府を退け、西欧人を追いはらおうとする考え。勤皇攘夷。尊攘。 **ぞん・ち【存知】**一《名・他サ》[文]知っていること。心得ていること。ぞんじ。「その件についてはーしない」 **そん・ぱい【存廃】**ある制度・規則・施設などを、そのまま残しておくことと、やめてしまうこと。存続するか廃止するか。存否。「制度の―を協議する」 **そん‐び【存否】**●ある物・人などが存在するかどうか。●無事に生きているかどうか。●存続させるかどうか。存廃。「規則の―を検討する」 **そん‐び【尊卑】**尊いことと卑しいこと。身分の高いものと低いもの。[類語]貴賤。 **そん‐び【村費】**地方公共団体としての村の費用。 <854> **そんぷ** **そん・ぷ【尊父】**<「御―」の形で>他人の父の敬称。[対]尊母。 **そん・ぷうし【村夫子】**[文]いなかの学者。また、見識のせまい学者をあざけって言う語。「―然とした男」 **ソンブレロ** 中央の部分(=クラウン)が高く、つばが広い帽子。メキシコ・スペインなどで使う。▽sombrero **ぞん・ぶん【存分】**《副・形動》思いどおりであるようす。じゅうぶん。「思う―飲む」「―に楽しむ」 **そんぼ【尊母】**<「御―」の形で>他人の母の敬称。[対]尊父。 **そんぽ【損保】**「損害保険」の略。 **そん・ぼう【存亡】**[文]国家・制度など長く続いて来たものが、引き続き存在するかそのままほろびてしまうかということ。[句]「危急――の秋{とき}」 **そん・みん【村民】**その村に住んでいる人。むらびと。 **そん‐めい【尊名】**[文]他人の名前の敬称。お名前。芳名。「御―は承っております」 **そん‐めい【尊命】**[文]他人の命令の敬称。御命令。 **ぞん‐めい【存命】**《名・自サ》人が生きながらえていること。「父の―中はお世話になりました」[類語]在世。 **そん・もう【損亡】**損害をうけ、利益を失うこと。損失。損害。「―を来たす」 **そん・もう【損耗】**《名・自他サ》[「そんこう」の慣用読み]物がいたみ減ること。また、使ってすり減らすこと。「タイヤのーが激しい」「体力のーを防ぐ」 **そん・ゆう【村有】**地方公共団体としての村が所有している・こと(もの)。村の所有。「一地」 **そん‐よう【尊容】**[文]仏像や身分の高い人の容姿。転じて、他人の容姿の敬称。お姿。「―を拝する」[類語]尊顔。 **そん・らく【村落】**農村・漁村・林業村などの集落の総称。村里。村。 **そん・りつ【存立】**《名・自サ》存在し成立すること。ほろびずに立ちゆくこと。「国家の―」「―の基盤がゆらぐ」[類語]存続。 **そん・りょう【損料】**物を借りたときの借用料。借り賃。「―をはらう」「―貸し」 **た【他】** **た【多】** **た【田】** **た【駄】** **た【打】** **た**《助動:特殊型》●過去を表す。「きのうは寒かった」「去年中国に行った」●完了を表す。「レポートはもう書き上げた」「大きくなったね」●事態の実現を確定的なものとみなして、実現しかかっている目前の事態に関して言う。「ほら、電車がホームに入ってきたよ」●[主として連体形を用いて]後句の出来事より以前に起こる意を表す。「余裕ができた時に返してくれ」「明日いちばん早く着いた人が窓を開けて下さい」●[主として連体形を用いて]結果の存続を表す。また、状態・性質を表す。・・・ている。「眼鏡をかけた人」「優れた作品」[参考]この用法が形式化したものに「こうした」「そうした」「ああした」がある。「こうした(=このような)ことはきらいだ」●[終止形を用いて]発見・確認・想起を表す。「あった!」「君には確か妹がいたね」「明日は約束があった」●[終止形を用いて]さしせまった要求を表す。「ちょっと待った(=待て)」●事実とはちがうことを仮定して述べる意(=反実仮想)を表す。「すぐやるべきだった」「優勝していたらヒーローだった」●[仮定形「たら」を接続助詞的に用いて]既定・仮定の条件を表す。・・・たならば。「探したらすぐに見つかった」「お金を持っていたら買えたのに」[参考]「たらば」の形は、古風で方言的。●<「・・・ときたら」「・・・だったら」の形で、係助詞的に使って>問題とする事柄を提示する。「彼ときたら、ものも言わない」「新聞だったら机の上にある」●<「・・・たらどうか」の形で>選択を相手にゆだねる気持ちで、勧誘を表す。・・・てはどうか。「お帰りになったらどうですか」●<「・・・たらいい」の形で>その実現を仮定して望む気持ちで、勧誘・推薦・願望などを表す。・・・するといい。「すぐ行ったらいいのに」「車が運転できたらいいなあ」●<「・・・た方がよい(いい)」の形で>一方を積極的に推薦・示唆する意を表す。[未実現の事態が既に実現したものとみなして言う。ふつう「・・・する方がいい」よりはおだやかな言い方となる]「もっと努力した方がいい」[接続]用言および「(よ)う・まい・そうだ(伝聞)」を除く助動詞の連用形につく。[参考]ア行・カ行・タ行・ラ行の五段動詞は音便を起こす(言った・歩いた)。また、ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段動詞の場合は濁音化する(泳いだ・読んだ)。助動詞「う」に続く形は「たろう(連語)」の項を参照。終助詞化した「行ってみたら」などの用法は「たら(終助)」の項を参照。 **だ**《助動》(過去の助動詞「た」が、ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段動詞の連用形について濁音化したもの)「泳いだ」「死んだ」「飛んだ」「読んだ」など。◆た(助動)。 **だ**《助動:形動型》[「断定」「指定」の「だ」と言われるもの。書きことばでは中立的な文体であるが、話しことばでは「です・ます」に対立する丁寧でない文体で、男性が好む。言い切りの形では断定の気持ちがこもる]●[「AはBだ」「AがBだ」の形で]AがBと等しい関係にある(また、AがBに属する)という認識を表す。・・・である。「あの人が新任の山田先生だ」「鯨は哺乳動物で、イルカもそうだ」●[述部のみを言う形で、終止形を用いて]ある事柄を提示する。「水だ。水をくれ」「さあ、出発だ」「あかんべだ」●[「AはBだ」の形で、文意の理解を文脈にゆだねて]Aの動作・状態などを簡潔・直截に表現するのに使う。[①の意に解すると非論理的な文になる]「僕はウナギだ(=僕が食べたいのはウナギだ・僕が好きなのはウナギだ)」「うちの娘は男の子だ(=うちの娘が産んだのは男の子だ)」●<「お」+動詞連用形+「だ」の形で>「お~になる」を簡略化して言う。[簡潔・直截な言い方の中に敬意がこもる]「よく聞いておくれだ」「殿様のお通りだ」●<「・・・ようだ」の形で、引用文を受けて>相手に対する軽い反対・非難・軽蔑などの意を表す。「必ず勝つようだ」「負けても知らないようだ」●[話しことばで、間投助詞的に使って]話は終わらない、続きを聞いてくれという気持ちで、相手の注意をうながすのに使う。[「だな」「だね」「だよ」の形で使うことが多い]「そんなわけでだな、君にだね、引き受けてもらいたいんだ」[参考]「だろ―で・だっ―だ―なーなら」と活用し、体言(に準じるもの)につくが、未然形「だろ」、仮定形「なら」は、「だろう」「なら(ば)」の形ですでに一語化が進み、断定の意を失って、単に推量・仮定の意を表すだけとなり、さらに、他の活用形とは接続を異にすることとなった。だろう。なら。の連体形「な」は、「はず」「もの」などの形式名詞と、助詞「の」「ので」「のに」に続く場合だけに使う。形容動詞とはちがって、一般に連用形に「に」を認めない。その立場に立てば、「信号が赤になった」「遠目には美人に見える」などの「に」は、格助詞になる。 <855> **たあ**《係助》(「とは」の転)とは。 **た・あい【他愛】**自分の幸福や利益よりも、他人の幸福や利益を考えること。愛他。[対]自愛。 **ダーク**《名・形動》暗いこと。黒っぽいこと。暗黒。「―サイド(=暗黒面)」▷dark ースーツ 黒っぽい色調の男性用のスーツ。代表的なビジネススーツで、礼服の代用ともする。▽dark suit ーチェンジ[演劇・映画などで]暗転。▽dark change ーホース 競馬で、実力はわからないが、勝ち馬になりそうな馬。穴馬。転じて、実力はわからないが、有力とみなされている競争相手。▽dark horse **ターゲット** ●目標。標的。●商品を売りこむ相手。「若い男性にーをしぼる」▽target **ダーシ** ダッシュ③。 **ダース**《名・助数》品物一二(個)を一組みとして数える語。「えんぴつ一―」▽dozen から。 **た-あそび【田遊び】**その年の稲の豊作を祈願する神事芸能。田の耕作から収穫までの仕事を模擬的に演じるもの。小正月に行う所が多い。 **タータン** タータンチェック。▽tartan **タータンチェック** 多くの色を使った格子柄のあや織物。また、その模様。タータン。▽tartan と check からの和製語。 **ダーツ** ●洋裁で、布地を細く三角形につまんでぬい合わせる部分。体型に合わせてふくらみをつけるためのもの。「―をとる」●投げ矢遊び。円形の標的をねらって小さい矢を投げ、得点を競う遊び。▽darts **ダーティー**《形動》●きたないようす。不潔なようす。●公正でないようす。不正なようす。「―なイメージ」「―なヒーロー」▽dirty **タートルネック** セーターなどで、首の上までのびて、ぴったりと首の回りを包んでいる襟。とっくり襟。[参考]「タートル」は海亀の意。▽turtleneck **ターニング・ポイント** 物事の変わり目。転機。分岐点。「人生の一」▷turning point **ターバン** ●シーク教徒やイスラム教徒の男性が頭に巻く布。●ターバンをかたどった婦人帽。▽turban **ダービー** ●毎年六月初め、ロンドン郊外のエプソムで行われる競馬。四歳馬で争われ、距離は一・五マイル(約二四〇〇メートル)。●ダービーにならって行われる競馬。日本では、五月末または六月初めの「東京優駿競走」をいう。日本ダービー。●一位争い。「ー」▽Derby (=もと、人名)―マッチ サッカーなどで、本拠地が同じ都市・地域であるチーム同士が対戦する試合。ダービー。▷derby match **タービン** 蒸気力や水力を羽根車の翼にあて、その力で軸を回転させる原動機。▽turbine **ターボ**《造語》「タービン式の」の意を表す。▽turbo ージェット ジェットエンジンの一つ。燃料を燃焼させるために前方から取り入れた空気を、タービン式の圧縮機で圧縮するもの。▽turbojet ープロップ ターボジェットのタービンでプロペラを回し、プロペラの推力とジェットの推力を併用する、航空機用のエンジン。▽turboprop **ターミナル** ●鉄道・バスなどの終着駅・始発駅。また、経過点になっていて多くの交通機関が集中している所。「ターミナルビル」の略。●空港で、航空管制塔・通信施設・税関など、中心的施設が集まっている建物。●鉄道のターミナルの上、または隣接する建物で、デパート・ホテル・飲食店などと、鉄道業務施設が複合されたもの。●電極を接続する箇所に取り付ける金具。端子。▽terminal ーケア 死期の近づいた患者に対して安らかな最期を過ごせるように行う医療・看護。終末(期)医療。▷terminal care ーデパート 鉄道の起点駅または終点駅にあるデパート。▽terminal department store からの和製語。 **ターム** ●専門語。「テクニカルー(=専門用語。学術用語)」●期間。「短いーで考える」▷term **ターメリック** ウコンの地下茎を乾燥した黄色の香辛料。カレー粉など食品の着色料とするほか、染料にもする。▽turmeric **タール** 石炭・木材などを乾留するときにできる、黒いねばねばした液体。塗料などとして使う。コールタール・木タールなど。▷tar **ターン**《名・自サ》●回転すること。「―テーブル」●進路をかえること。折り返すこと。「Uー」▷turn **たい【耐】**《接頭》[名詞につけて]「・・・におかされない」「・・・にたえる」の意。「―熱ガラス」「――水性」 **たい【帯】**《接尾》●気候・自然現象などによって分けた、地球上の帯のような地域の意。「森林―」「緑地―」●体にまく帯状のものの意。「丁字―」 **た・い**《接尾》[名詞や動詞の連用形などについて形容詞をつくる]「はなはだしい」「そのようすである」の意。「じれっ―・い」「野暮っ―・い」[図]た・し《ク》。 **たい【他意】**[表面には出さない]別の考え。かくしている考え。[コロ]「ーはない」 **たい【体】**《名》●人間のからだ。身。「―を起こす」●「他と区別されるある特徴をそなえた」かたち。すがた。また、ようす。外観。「草書――」「僧―」「文―」●物事のもとになるもの。本質。実体。[句]「名はーを表す」■《助数》神仏の像や遺体などを数える語。 > **―を躱す**《句》体の向きを変えてさける。「―・して車をよける」 > **――を成・す**《句》まとまった形になる。形が整う。「文章の―・さない」 **たい【堆】**[地]大洋中にある平らな頂をもった隆起部。上部は水深二〇〇メートル以内の浅所となり、魚類が多く集まるので好漁場となる。バンク。 <856> **たい【対】**●対照となるもの。性質が反対のもの。「『苦』の―は『楽』」●二つで一組みになるもの。対。●二つのものの間に優劣・高下の差がないこと。同等なこと。タイ。「―で碁を打つ」●[二つの数の間にはさんで]比を表す。「六一四の割合」●[試合などでの]両者の得点を比較して表す。「七回裏を終わって得点はニー一」●[二つの語の間にはさんで]●比較のために向かいあう。「費用―効果が高い」●相対立するものであることを表す。「巨人―阪神」「人間―自然」●[接頭語的に使って]働きかけ・交渉・抗争などの相手であることを表す。「――米貿易交渉」 **たい【態】**■《名》ようす。かたち。すがた。■《接尾》「・・・の状態」の意。「個別―」「受動―」 **たい【胎】**[文]母体で、子の宿るところ。子宮。 **たい【隊】**《名》●多くの兵士を集めて組にしたもの。軍隊。●ある目的のために秩序をもって集まった多人数の集団。「―を組んで行進する」■《接尾》「・・・をする組織・集団・軍隊」などの意。「探検―」「機動―」。 **たい【鯛】**タイ科の海魚の総称。体は平たく、うすい紅色をしたものが多い。食用。めでたい魚とされ、祝いのときに使われる。 **た・い**《助動:形型》●動作主の希望を表す。「私もぜひ行きたい」「意見を言いたい人は手を挙げなさい」●相手への希望を表す。[尊敬の意を持った語とともに使われることが多く、文語的な感じを伴う]「御一報下されたくお願い申し上げます」「補注を読まれたい」[接続]動詞および動詞に準じる語の連用形につく。[参考]言い切りの形では、話し手の希望しか表すことができない(「彼は行きたい」のような言い方はできない)。連体修飾語の場合、特に「のだ」がついている場合は、事情を説明するといった意味合いで、「彼は行きたいのだ」のように話し手以外の第三者の希望を表すことができる。もとの動詞で、「~を」と言ったものに「・・・たい」がつくと、「~が」となる場合がある。「水が(=を)飲みたい」「真実が(=を)知りたい」「二人で海辺を(=が)歩きたい」/「海辺を二人で歩きたい」「その場の情景をもっとたくみにえがきたい」[表記]「度い」とも書いた。 **タイ** ネクタイ。「ーピン」●[競技などで]記録・得点が同等なこと。タイスコア。●楽譜の上で、同じ高さの音符を結び、音を切らずに演奏することを指示する弧線。[参考]スラー。▽tie ーアップ《名・自サ》協同して仕事をすること。提携。「出版社と―する」「航空会社とレストランの―商品」▽tie-up **だい【代】**《名》●ある位・家督とをうけついで、その地位にいる期間。世。「孫の―で海外進出した」●代金。「おーは後ではらいます」■《接尾》●「・・・の代金」の意。「食事―」「車―」●[年代・年齢などを表す語の下につけて]そのおおよその範囲を表す。「三○――の男」[表記]②は「台」とも書く。■《助数》●王位・家督などをついだ順を数える語。「第一一——垂仁天皇」●地質時代の最大の区分を表す語。「古生―」 **だい【台】**■《名》●物をのせたり、人がのったりするもの。●つぎ木の、もとになる木。台木。■《接尾》●「高い建物」「高台」などの意。「展望―」●《助数》●車・機械などを数える語。「自動車五――」●[値段、年代・年齢などを表す語につけて]そのおおよその範囲を表す。「五○―の男性」[参考]②代②。 **だい【大】**《名》●《形動》大きい・こと(もの)。[句]「声をーにする(=強調して言う)」[対]小。●《形動》程度がはなはだしいこと。●大小二つの刀のうち長い方の刀。大刀。[対]小。●陽暦で三一日、陰暦で三〇日ある月。大の月。[対]小。●「大学」の略。「女子―」●漢字の部首「大」の称。■《接頭》●[名詞につけて]「大きい」「すぐれた」「非常な」などの意。「―会社」「―失敗」[対]小。●美称として国名などにつける語。「大日本」■《接尾》[名詞につけて]「・・・ぐらいの大きさ」の意。「名刺ーの写真」[使い分け]「大(だい/たい/おお)」 > **―の虫を生かして小の虫を殺せ**《句》やむをえない場合には大きなものを救うために小さなものを犠牲にせよというたとえ。 > **――は小を兼ねる**《句》大きなものは小さなものの代わりをすることもできる。 **だい【第】**■《名》[文]やしき。邸宅。■《接頭》[数を表す語につけて]物事の順序を表す。「――一次世界大戦」「改訂一六版」 **だい【題】**[文学・美術作品などの]内容や主題を短いことばで表したもの。特に、書物の名。表題。タイトル。●詩歌・俳句などで、それをよみこむことが要求される事柄。●解決することが要求されている事柄。問題。課題。 **だい**《連語》(助動詞「だ」+終助詞「い」)→い(終助)。 **だい・あく【大悪】**非常に大きな悪事。また、大悪人。[対]小悪。 **たい・あたり【体当たり】**《名・自サ》●自分の体を直接相手にぶつけること。[コロ]「―をくう」●捨て身になって物事をすること。「――の演技」 **たい・あつ【耐圧】**圧力にたえること。[ふつう単独では使わない]「―力」 **ダイアリー** 日記帳。ダイヤリー。▷diary **ダイアル** ダイヤル。▽dial **ダイアローグ** 対話。特に、劇で、人物の会話。[対]モノローグ。▽dialogue **たい・あん【大安】**「大安吉日」の略。六曜の一つで、結婚・旅行などすべてのことによいとされる日。だいあん。四字「―吉日」 **たい・あん【対案】**相手の案に対して、こちらから出す案。「―を出す」 **だい・あん【代案】**ある案にかわって出される案。 **たい・い【体位】**●体格・健康・運動能力などからみた、体の強さ。「―の向上」●体の位置・姿勢。「――を変える」 **たい・い【大尉】**旧陸海軍の将校の階級の一つ。尉官の最上位。[対]中尉・少尉。 **たい・い【大意】**[長い文章などの要点をまとめた]だいたいの意味・内容。「―をつかむ」 **たい・い【退位】**《名・自サ》●[皇帝・国王などが]位をしりぞくこと。[対]即位。●[文]→退官。 **だいい【題意】**●題の意味。●問題の意味。 **たい・いく【体育】**●肉体の健全な発育をはかり、衛生知識を与える教育。[対]知育・徳育。●特に学校で、体づくりと、運動競技の技術や理論を教える教科。―の・ひ【一の日】国民の祝日の一つ。体育についての理解と関心を深めることを目的とする。一〇月第二月曜日。[参考]一九六四年のオリンピック東京大会の開会日を記念して定めた。二〇二〇年、「スポーツの日」に改称。 <857> **だい・いし【台石】**[建物などの]土台としてすえる石。土台石。礎石。 **だいいち【第一】**■《名》[いくつかある物・物事の]いちばんはじめ。●《形動》最も・すぐれている(たいせつな)こと。「世界―のオペラ歌手」「健康が―だ」■《副》[ほかのことはともかくとして]まず。なによりも。「家は建てたいけど―資金がない」―いんしょう【一印象】ある人や物事に接して、いちばんはじめに受けた感じ。―ぎ【―義】根本的な意義。最もだいじな事柄。「それを―に考える」―じーさんぎょう【―次産業】イギリスの経済学者コーリン=クラークによる産業分類の一つ。自然に直接働きかけて採取・生産する産業部門。農業・牧畜業・水産業・林業・狩猟業など。一次産業。[参考]第二次産業・第三次産業。―じ・せいひん【―次製品】原材料を加工して製品をつくる過程で、最初にできる加工度の低い製品。[参考]◆第二次製品。―じ・せかいたいせん【一次世界大戦】一九一四年六月から一九一八年一一月にかけて起こった世界規模の戦争。欧州大戦。三国協商(イギリス・フランス・ロシア)と三国同盟(ドイツ・オーストリア・イタリア)の対抗関係を背景として、ヨーロッパを中心に三〇余か国が参戦した。―にん・しゃ【一人者】ある分野・社会で最もすぐれた人。「財界の―」ーにんしょう【一人称】■じしょう(自称)。[対]他称。 **だい・いっせい【第一声】**[要職への就任や選挙運動などの際に]公に述べる初めてのことば。 **だい・いっせん【第一線】**●敵と直接戦闘をまじえる地帯。最前線。●ある分野で、最も重要な事柄が活発に行われる部分。「映画界の――で活躍する」 **だい・いっぽ【第一歩】**●最初のひと足。●物事の最初。「―からやり直す」 **たいい・ほう【対位法】**二つ以上の独立した旋律を互いに対等な関係で同時にひびくように組み合わせる作曲技法。[対]和声法。 **たい・いん【太陰】**[文][太陽に対して]「月」の別称。―たいようれき【一太陽暦】太陰暦を太陽の動きに合うように、適宜、閏月(普通一九年間に七回)を加えて作った暦。[参考]日本の旧暦はこれに属する。一般に「太陰暦」「陰暦」ともいう。―れき【―暦】月が地球を一周する時間をもとにして作った暦。一年一二か月を、二九日の小の月と三〇日の大の月で構成する。陰暦。[対]太陽暦。 **たい-いん【退院】**《名・自サ》●入院していた患者が病院から出ること。[対]入院。●衆・参両院の議員がそれぞれの議院から退出すること。[対]登院。 **だい・いん【代印】**《名・自サ》ある人の印の代わりに他の人の印をおすこと。また、その印。 **たい・う【大雨】**[文]おおあめ。豪雨。[対]小雨。 **だい・うちゅう【大宇宙】**人間と宇宙に対応・類似の関係を認め、人間を小宇宙と呼ぶのに対して、本来の宇宙。マクロコスモス。[対]小宇宙。 **たい・えい【退嬰】**[文]●あとずさり。しりごみ。●[今までのことを受けついで行くだけで]積極的に新しいものを取り入れようとしないこと。[対]進取。―てき【一的】《形動》[文]今のままでよいとして、進んで新しいものをとり入れようとしないようす。ひっこみがちなようす。[類語]消極的。 **だい・えい【題詠】**前もって決めた題にそって詩歌・俳句などを作ること。また、その詩歌・俳句。 **たい・えき【体液】**動物の体内で、細胞外にあって流動している液体の総称。リンパ液・血液・精液など。 **たい・えき【退役】**《名・自サ》軍人が兵役をしりぞくこと。「―将校」[対]在役。 **ダイエット**《名・自サ》健康な体を保つために、食事制限や運動などをすること。▽diet(=食事療法) **だい・えん【大円】**●大きな円。●[数]球の中心を通る平面と球面とが交わってできる円。 **たい・おう【対応】**《名・自サ》●[二つのものが]向きあって組みをなすこと。「―する角」●「異なった二つのものが]互いにつりあっていること。「学力にーする高校」[類語]相応。●状況の変化や相手の出方に応じて、それにふさわしい行動をとること。対処。「国際化時代に―する教育」「一策」[類語]適応。 **たい・おう【滞欧】**《名・自サ》ヨーロッパに滞在すること。 **だい・おう【大王】**王を敬って言う語。「フリードリヒ―」 **だい・おう【大黄】**タデ科の多年草。乾燥させた黄色い根茎を漢方で健胃薬・下剤にする。 **だい・おうじょう【大往生】**《名・自サ》[苦しみや悩みがなく]安らかに死ぬこと。[コロ]「―を遂げる」 **ダイオード**[理]整流・検波作用をもつ、二極の半導体製品。▽diode **ダイオキシン**[理]ポリ塩化ジベンゾダイオキシンの略称。猛毒の有機塩素化合物。塩素をふくむプラスチック製品などが不完全燃焼した際に発生する。▽dioxin **たい・おん【体温】**動物の体の温度。特に、人体の温度。[参考]成人では、ふつうセ氏三六~三七度。―けい【一計】体温をはかるための温度計。検温器。 **だい・おん【大恩】**[文]大きな恩。深いめぐみ。[コロ]「―ある人にそむく」[類語]高恩。 **だい・おんじょう【大音声】**[文][力強く]大きな声。「―で名のる」「やや古風な言い方] **たい・か【大家】**●大きな家。また、金持ちの家。●家柄のりっぱな家。●ある方面で、特にすぐれた知識や技術をもった人。「画壇の―」 **たい・か【大廈】**[文]大きな建物。―こうろう【―高楼】大きな建物と高殿。豪壮な建物。 > **――の顕れんとするは一木の支うる所にあらず**《句》大勢がすでにある方向にかたむきだしたときは、一人の力では支えきれないことのたとえ。<文中子・事君> **たい・か【大火】**大きな火事。大火災。[対]ぼや。 **たい・か【大禍】**●大きなわざわい。大きな災難。[類語]大難。●「大禍日」の略。―にち【一日】暦注の一つ。大悪日として、建築・旅行・葬送などを行うのを忌む日。大過。 **たい・か【大過】**●大きな失敗。また、大きな判断の過ち。[多く、否定的表現を伴う]「―なく勤め上げる」[対]小過。●大禍日。 **たい・か【対価】**[法]財産・労力などを他人に与えたり貸したりしたとき、その報酬として受け取るもの。 **たい・か【耐火】**高い火熱にあっても、燃えたりとけたりしにくいこと。「――建築」「――れんが」 <858> **たい・か【滞貨】**《名・自サ》●商品が売れないでたまっていること。また、その商品。●輸送できず、貨物がたまっていること。また、その貨物。 **たい・か【退化】**《名・自サ》●生物体のある器官が、不用になったため、おとろえて小さくなったり働きがにぶくなったりすること。●進歩していたものが、もとの状態にもどること。「文明の―」[類語]退歩。①②[対]進化。 **たい・が【大我】**●[仏]せまい見解や執着をはなれた、自由自在の境地。●[哲]宇宙の本体としての、唯一絶対の精神。①②[対]小我。 **たい・が【大河】**[文]大きな川。おおかわ。[対]小川。―しょうせつ【一小説】個人またはある一群の人々の長期間にわたる生活の歴史を社会的な背景とともにえがいた大規模な長編小説。 **たい・が【胎芽】**●葉の付け根や茎に生じた芽で、養分をたくわえて小さなかたまりとなり、やがて地上に落ちて新しい個体となるもの。ヤマノイモ・オニユリなどのむかごの類。●受精後第八週以内の、外観上他の動物とはっきり区別できない状態の胎児。 **タイガ**[地]ユーラシア大陸・北アメリカ大陸北部の針葉樹林帯。▽taiga **だい・か【代価】**●品物の値段。代金。●あることを行うために、必要な犠牲・損害。「独立実現の―」 **だい・か【台下】**[文]●台の下。楼下。●貴人を敬って呼ぶ語。 **だい・が【題画】**詩やことばなどを書きそえた絵。 **たい・かい【大会】**●多くの人が集まる盛大な会合。「野球―」●ある団体などの全体的な会合。「党―」 **たい・かい【大海】**広く大きな海。大洋。 > **――の一粟**《句》きわめて広大な所にとても小さな物があることのたとえ。大海の一滴。 > **―は芥を択ばず**《句》[広い海がどんなごみでも受け入れるように]度量が広くて人をよく受け入れるたとえ。 **たい・かい【退会】**《名・自サ》会からしりぞき、会員でなくなること。[対]入会。 **たい・がい【体外】**体のそと。身体の外部。「一受精」[対]体内。 **たいがい【大概】**《名》●[文]物事のあらまし。概略。「事の―を知る」●適当な程度。よい加減。「ふざけるのもーにしろ」●ほとんど大部分。大半。「―の生徒は進学する」■《副》物事の大体のようす。たいてい。「―夜八時すぎに帰る」 **たいがい【対外】**外部や外国に対すること。[単独では用いない]「―問題」「――政策」[対]対内。 **だいかいてん・きょうぎ【大回転競技】**スキーのアルペン競技の種目の一つ。滑降競技に、旗門をくぐりぬける回転競技の要素を取り入れたもの。ジャイアントスラローム。 **だい‐がえ【代替え】**[俗]他のもので、かわりにすること。代替。[コロ]「―の品物」[類語]代用。 **たい・かく【体格】**[外から見た]体のかっこう。からだつき。「りっぱなー」[類語]柄。体。図体。 **たい・かく【台閣】**[文]●高くりっぱな建物。高殿。●国政をとる所。内閣。[コロ]「―に列す」 **たい・かく【対角】**[数]●ある角と向きあう角。●三角形のある一辺と向かいあう角。――せん【一線】[数]多角形で、となりあっていない二つの角の頂点を結ぶ直線。 **たいがく【退学】**《名・自サ》卒業しないうちに学生・生徒が学校を・やめる(やめさせられる)こと。中途退学。中退。[類語]退校。[対]入学。 **だいがく【大学】**●高等学校を卒業した人、またはそれと同等の学力のある人が入学し、専門的な分野の学業を修める学校。●中国の儒学の古典で、四書の一つ。●「大学寮」の略。律令制で、官吏養成のために設けた学校。―いん【一院】大学の卒業者またはこれと同等の学力を持つ人が、さらに研究するために設けられた施設。修士課程と博士課程がある。―ノート 主に大学生向けに作られた、大判の筆記帳。 **だいがくしゃ【大学者】**非常にすぐれた学者。碩学。 **だい・かぐら【『太〈神楽〉】**●伊勢の皇大神宮で行うかぐら。だいだいかぐら。●江戸時代に始まったとされる、獅子舞いや品玉・皿回しなどの曲芸を行う大衆芸能。 **ダイカスト** とかした金属を金属製の型に注入して圧力をかけ、鋳物を作る方法。また、そうして作った鋳物。ダイキャスト。▽die castingから。 **だい・かつ【大喝】**●《名・他サ》大声でしかりつけること。●《名・自サ》大声でどなること。四字「―一声」 **だい・がっこう【大学校】**●大学。[俗な言い方。古風な言い方]●学校教育法によらないで、大学程度の技術・学問を教える所。「防衛―」「警察――」 **だい・がわり【代替わり】**《名・自サ》君主・将軍・戸主・経営主などが次の代にかわること。 **たい・かん【体感】**●[人が外部から]体に受ける感じ。[類語]触感。●内臓の諸器官に刺激が加わって感じられる感覚。飢え・かわき・性欲など。―おんど【―温度】人体が感じる暑さ寒さなどの度合いを数量で表したもの。[参考]気温のほか、湿度・風速・日射量などによって変化する。 **たい・かん【大官】**[文]地位の高い官職(についている人)。[類語]高官。[対]小官。 **たい・かん【大患】**[文]●重い病気。大病。[類語]重患。●大きな心配事。「国家の―」 **たい・かん【大、旱】**[文]ひどいひでり。 > **――の雲霓**《句》心から待ち望んでいる物事のたとえ。大ひでりの時に待ち望む、雨の前ぶれとしての雲や虹の意から。<孟子・梁惠王下> **にい・かん【大艦】**[文]大きな軍艦。 **たい・かん【大観】**《名・他サ》全体を広く見わたすこと。「情勢を―する」●広々とした大きなながめ。 **たい・かん【大鑑】**その一冊で、ある部門の全体がわかるようにまとめた本。大観。「美術―」 **たい・かん【耐寒】**寒さにたえること。[対]耐暑。 **いかん【戴冠】**《名・自サ》ヨーロッパ諸国の帝王が、即位してはじめて王冠をかぶること。「一式」 **たい・かん【退官】**《名・自サ》官職をやめること。[対]任官。 **たい・かん【体幹】**体の中心部分。胴体。「―トレーニング」 **たい・がん【大願】**●[仏]仏がこの世の人々を救おうとする願い。●大きな願い。四字「―成就」 **たい・がん【対岸】**向こう岸。 > **―の火事**《句》自分に関係のない出来事のたとえ。 **だい・かん【代官】**(代理の役人の意から)江戸時代、幕府の直轄地や諸藩で、年貢の徴収や土木・農政をとりおこなった地方官。「一所」 <859> **だいかん【大寒】**二十四節気の一つ。太陽暦で一月二〇、二一日ごろ。また、その日から節分までの一五日間。一年中で最も寒い時とされる。[対]小寒。 **だい・がん【代願】**《名・他サ》本人に代わって神仏に祈願すること。[類語]代参。 **たい・き【大器】**●大きないれもの。●すぐれた才能(をもつ人)。[類語]大人物。[対]①②小器。 **たいき‐ばんせい【大器晩成】**人よりすぐれた才能や器量のある人は、ふつうよりおくれて大成するということ。 **たい・き【大気】**●空気。地球をとりまく空気。●[文]度量の広いこと。大度。―おせん【一汚染】車の排気ガスや工場排煙などの有害物質によって大気がよごされること。「―防止法」―けん【一圏】地球をとりまく大気の範囲。対流圏・成層圏・中間圏・熱圏に分けられる。気圏。 **たい・き【待機】**《名・自サ》準備をととのえて、機会・時期を待つこと。[注意]「待期」は誤り。 **たい・ぎ【体技】**柔道・相撲・ボクシング・レスリングなど、相手と直接体をぶつけあう競技の総称。 **たい・ぎ【大儀】**■《名》[文]重大な儀式。「皇室の―」■《形動》●骨の折れることがわかっていて、めんどうであるようす。「歩くのは―だ」[他人の労をねぎらうときにも使う]「―であった」●病気をしたりつかれていたりして、何をするのもおっくうなようす。「口をきくのもーだ」 **たい・ぎ【大疑】**[文]大いに疑うこと。また、大きな疑問。 > **―は大悟の基**《句》大いに疑うことは大きな悟りを得るもとになるということ。 **たい・ぎ【大義】**●人間として行うべき、大事な道。特に、国民として行うべき務め。●重要な意義。「自由民権の―」 > **――親を滅す**《句》国家の大事のためには親子兄弟をもかえりみない。<春秋左氏伝・隠四> **だい・ぎ【代議】**《名・他サ》●他人に代わって意見を述べ評議すること。●構成員によって選ばれ、権限を一任されてその組織の意思決定に参加すること。―し【一士】国民によって選ばれ、国民の意見を代表して国の政治に参加する人。衆議院議員の俗称。―せい【一制】[ある組織・団体で]構成員の代表者が評議して、その組織・団体の意思決定をする仕組み。●議会制度。 **だい‐ぎ【台木】**●つぎ木の台にする木。[対]つぎほ。 **たいぎ‐ご【対義語】**「反意語」に同じ。 **だいきち【大吉】**●[占い・おみくじなどで]運勢がきわめてよいこと。[対]大凶。●「大吉日」の略。きわめて縁起のよい日。 **たいきぼ【大規模】**《名・形動》物事の規模が大きいこと。「―な計画」―こうり・てんぽ【一小売店舗】デパート・スーパーマーケットなど、売り場面積の大きな店。大型小売店。「―法」 **たいぎ‐めいぶん【大義名分】**[儒学で、臣民として守るべき節義と分限]よりどころとしてかかげる、だれもがもっともであると認める道理・理由。[コロ]「ーが立つ」 **たい・きゃく【退却】**《名・自サ》●[戦争や競技で]負けて、今までいた所からあとへしりぞくこと。「―を余儀なくされた」[類語]退陣。[対]進撃。●その場を去ること。[類語]退散。退去。 **たい・ぎゃく【大逆】**[君主や親を殺すような]人としての道にそむく、はなはだしく悪い行い。[四字]「―無道」 **たい・きゅう【耐久】**長く持ちこたえること。[ふつう単独では使わない]「ーカ」「ーレース」[類語]持久。―しょうひざい【―消費財】長期の使用にたえる消費財。家具・電気製品・自動車など。耐久財。―せい【一性】長く持ちこたえる性質。 **だい・きゅう【代休】**公休日に出勤して休めなかった場合に、その代わりとしてとる休暇。「水曜にーをとる」 **だい・きゅう【大弓】**長さ約二二五センチメートルの普通の弓。[対]半弓。 **だい・きゅうし【大臼歯】**小臼歯の奥にある臼歯。上下の歯列の左右に三本ずつある永久歯。[対]小臼歯。 **たい・きょ【大挙】**《名・自サ》多数のものがそろって物事にあたること。[副詞的にも使う]「一出動する」[コロ]「ーして押し寄せる」 **たい・きょ【太虚】**[文]●おおぞら。虚空。「茫々たる―」●「限界も形もなく、人間の感覚を超越した]宇宙の本体・根元。 **たい・きょ【退去】**《名・自サ》ある場所から立ちのくこと。「―命令」[類語]撤退。退却。 **たい・ぎょ【大魚】**大きな魚。 > **―を逸・す**《句》大事を仕損じる。大物をとりにがす。 **たい・きょう【胎教】**妊娠中、心や行いを正しくして、胎児によい影響を与えようと努めること。 **たい・ぎょう【大業】**[文]●大きな事業。りっぱな事業。●[天下統一に関する]帝王・君主の行う事業。 **たい・ぎょう【怠業】**《名・自サ》●サボタージュ。●仕事をなまけること。 **だい・きょう【大凶】**●[占い・おみくじなどで]運勢がひどく悪いこと。[対]大吉。●[文]きわめて大きな罪悪。大悪人。[表記]②はもと「大兇」と書いた。 **たい・きょく【大局】**●囲碁で、盤面を全体から見た場合の勝負の形勢。●ある物事の全体としてのなりゆき・情勢。「―から判断する」[類語]大勢。―てき【一的】《形動》ある物事について判断・考慮するときに、その物事全体の状況や成り行きを考えてするようす。「―な立場から決断を下す」 **たい・きょく【大曲】**大がかりな楽曲。[対]小曲。 **たい・きょく【太極】**[中国哲学で]万物の生じる根元。―けん【一拳】中国で始まった武術の一つで、空手に似た拳術。健康体操として普及。 **たい・きょく【対極】**反対側の極。また、相反する極。「―の立場から発言する」 **だい・きらい【大嫌い】**《形動》ひどくきらいなようす。「―な食べ物」 **たい・きん【大金】**たくさんの金銭。多額の金。「―を手にする」 **たい・きん【退勤】**《名・自サ》勤めが終わって勤め先を出ること。[類語]退社。[対]出勤。 **だい・きん【代金】**品物を買った人が、売った人に支払う金銭。代価としての金銭。「―と交換」―ひきかえ【―引き換え】代金を受け取ったときに買い手に品物をわたすこと。特に、「代金引き換えサービス」のこと。運送業者が、客が購入した品物の配送と代金領収を行う。代引き。 <860> **たい・く【体、軀】**[文][人間の]体。体つき。体格。「堂々たるー」[類語]身体。 **たい・ぐ【大愚】**[文]きわめておろかな・こと(人)。[対]大賢。 **だい・く【大工】**[おもに和風の]木造建築を作る職人。また、その仕事。 **たい・くう【対空】**空からの攻撃などに対すること。[ふつう単独では使わない]「――射撃」「―ミサイル」 **たい・くう【滞空】**《名・自サ》航空機・宇宙船などが空中を飛び続けること。「――時間」 **たい・ぐう【対偶】**●二つでひとそろいになっているもの。対になるもの。左右・夫婦など。●対句。●[論]一つの命題に対して、その結論を否定したものを仮定とし、仮定を否定したものを結論とした命題。「人ならば動物である」の対偶は「動物でないならば人ではない」の類で、原命題と対偶命題の真偽は常に一致する。 **たい・ぐう【待遇】**■《名・他サ》●他人や客をもてなすこと。「国賓として―する」●ある地位・条件を与えてあつかうこと。特に、職場での地位・給与などのあつかい方。「―を改善する」■《接尾》[役職・身分などを表す語について]「・・・と同様の扱いの身分」の意。「課長―」―ひょうげん【―表現】人物に対する話し手の上下・尊卑・親疎などの認識に基づいて行われる言語表現。尊敬・軽侮・尊大・親愛などの表現をいう。 **たい・くつ【退屈】**《名・形動》《自サ》何もすることがなく、いやになること。時間をもてあますこと。「―な船の旅」●物事にあきること。また、刺激や変化がなくつまらないこと。「―な仕事」「―な人生」―しのぎ【―凌ぎ】退屈をまぎらすこと。「―に雑誌を読む」 **たい・くん【大君】**[文]天子。おおきみ。 **たい・ぐん【大群】**同種の動物が数多く集まってできた群れ。「イナゴのー」 **たい・ぐん【大軍】**多人数の軍勢。 **だい・くんい【大勲位】**勲一等の上に位する日本最高の勲位。大勲位菊花大綬章と大勲位菊花章頸飾が授けられる。 **たい・け【大家】**→たいか(大家)②。 **たい・けい【体刑】**●直接体に苦痛を与える刑罰。●体の自由を束縛する刑罰。懲役・禁錮・拘留など。自由刑。 **たい・けい【体型】**体格の型。肥満型・やせ型など。 **たい・けい【体形】**体のかたち。「―を整える」 **たい・けい【体系】**個々別々の断片的なものを、ある原理のもとに秩序づけたものの全体。システム。「賃金―」―てき【一的】《形動》体系づけられているようす。組織的。システマチック。「―な研究」 **たい・けい【大兄】**《名》兄の尊敬語。[類語]賢兄。[対]小弟。《代名》[対称の人称代名詞][文]男性どうしの間で、同輩か少し年上の相手に使う敬称。[おもに手紙文で使う][類語]賢兄。 **たい・けい【大慶】**[文]きわめてめでたく、よろこばしいこと。「御結婚の由、―に存じます」 **たい・けい【大系】**一つの部門の著作物などを集めて系統的にまとめあげたもの。「古典文学―」 **たい・けい【大計】**大きなはかりごと。遠大な計画。「国家百年の一」 **たい・けい【隊形】**軍隊・スポーツなどで兵員やメンバーを配置した形。隊のかたち。「―を組む」 **だい・けい【台形】**向かい合った辺の一組みが平行な四辺形。[参考]「梯形」の改称。 **だい・げいこ【代稽古】**師範や師匠の代理の者が稽古をつけること。 **たい・けつ【対決】**《名・自サ》両者が向かい合い、どちらが正しいかなどを決めようと争うこと。「進歩派と保守派の―」「全面一」 **だい・けつ【代決】**《名・他サ》ある人の代理として決裁すること。また、その決裁。 **たい・けん【体験】**《名・他サ》自分で実際に経験すること。また、その経験。「―学習」[参考]「経験」とほとんど同義に使われるが、「経験」の方が意味が広い。 **たい・けん【大圏】**地球の中心を通る平面と地表とが交わってできる円。地球の大円。―こうろ【一航路】地球の大圏に沿った航路。地球上の二点を結ぶ最短航路。大圏コース。 **たい・けん【大権】**明治憲法下での、天皇の統治権。 **たい・けん【大賢】**[文]きわめてかしこい・こと(人)。[対]大愚。 > **――は愚なるが如し**《句》きわめてかしこい人はそのかしこさを外に出さないから、外からちょっと見ただけでは、おろか者のように見える。 **たい・けん【帯剣】**《名・自他サ》[軍人が]剣を腰に下げること。また、腰に下げた剣。 **たいげん【体現】**《名・他サ》[文][抽象的なものを]具体的な形にあらわすこと。「夢を―する」[類語]具現。 **たいげん【体言】**自立語で活用がなく、助詞をともなって主語や目的語になる語。名詞と同義にも用いるが、名詞・代名詞(時に数詞)をふくんだ品詞の上位の概念とするのがふつう。[対]用言。 **たいげん【大言】**●[文]すぐれたことば。●《名・自サ》いばって、大きなことを言うこと。また、そのことば。[コロ]「―を吐く」[類語]豪語。高言。 **だい・けん【大検】**「大学入学資格検定」の略。大学受験資格を認定する試験。[参考]現在は「高等学校卒業程度認定試験」(略称は「高卒認定」)という。 **だいげん【代言】**《名・他サ》本人に代わって、言い分を述べること。●「代言人」の略。「弁護士」の古い呼び名。[参考]三百代言。 **だいげん【題言】**「題辞」に同じ。 **だいげんすい【大元帥】**全軍をひきいる総大将。特に、もと、陸海軍を統率する元首としての天皇の称。 **たいげん‐そうご【大言壮語】**《名・自サ》できもしない大きなことをいばって言うこと。また、そのことば。 **たいげん・どめ【体言止め】**和歌・俳諧などで、最後の句を体言で終わらせること。余韻・余情を表す効果がある。名詞止め。 **たい・こ【太古】**ずっと遠い昔。大昔。[参考]ふつう、有史以前をさす。―だい【一代】[地]地質時代のうち、最古の時代。約四○億年から二五億年前の時代で、原生代の前の時代。先カンブリア時代の前半。 **たいこ【太鼓】**●打楽器の一つ。円筒形の胴の両面に皮をはり、ばちや手で打ち鳴らす楽器。[参考]「一掛(かかり)・・・」「一張(はり)・・・」「一柄(から)・・・」と数える。●「太鼓持ち」の略。●「太鼓結び」の略。おたいこ。―ばし【一橋】太鼓の半円のように反った橋。―ばら【一腹】太鼓のようにふくれてつき出た腹。 <861> > **―もち【―持ち】**酒席に出て客の機嫌をとり、踊りなどをして座をとりもつことを職業とする男性。太鼓。幇間。男芸者。おたいこ。ひゆ的に、人にこびへつらって機嫌をとる男性の意でも使う「社長の―」 > **―も撥の当たりよう**《句》[太鼓を強くたたけば大きくひびき、弱くたたけば小さくひびくように]やり方によって相手の反応もちがうことのたとえ。 > **―を叩く**《句》相手の言うことに調子を合わせて機嫌をとる。 **たい!ご【大悟】**《名・自サ》→だいご(大悟)。 **たい!ご【対語】**●《名・他サ》[文]向かい合って話すこと。●熟語で、事物が相対するように構成されたもの。「貧富」「花鳥」など。●対義語。●意味が対応する関係にあり、それら全体で一組みにまとめられるような、それぞれの語。「父」と「母」、「真」と「善」と「美」など。対照語。●反意語。反対語。 **たい・ご【隊伍】**「隊列」に同じ。 **だい・ご【大悟】**《名・自サ》[仏]迷いを去り、完全にさとること。大悟。―てってい【一徹底】《名・自サ》[仏]すっかりさとって、なんの疑念もなくなったこと。 **だい・ご【醍醐】**牛乳・羊乳などから作った濃厚で甘い液体。 > **だいご‐み【醍醐味】**●醍醐のようにおいしい味。●[仏]釈迦の、最上の教え。●そのもののもつ、真のあじわい。妙味。「スキーのーを味わう」 **たい・こう【体、腔】**動物の体壁と内臓との間にある空所。扁形動物以上にみられる。[参考]医学では「たいくう」という。 **たい・こう【大公】**●ヨーロッパの公国の君主。「レニエ―」●ヨーロッパの王家の男子の称。 **たい・こう【大功】**[文]大きな手柄。また、大きな成功。「―を奏する」 **たい・こう【大綱】**[文]●根本となる重要な点。「条約の―」●大要。あらまし。「経済学―」「政策の―」 **たい・こう【大行】**[文]すぐれた事業。―てんのう【一天皇】死んだのち、まだ贈り名の決まっていないあいだの、天皇の尊称。 > **――は細謹いを顧みず**《句》大事業を行うときには、つまらない事柄を問題にしない。<史記・項羽本紀> **たい・こう【太閤】**●摂政・太政大臣に対する敬称。●関白の位をその子にゆずった人に対する敬称。●[②から]特に、豊臣秀吉のこと。 **たいこう【対向】**[自動車などが]互いに向き合うこと。―しゃ【―車】[自分の車と]向かい合って走ってくる車。[注意]「対行車」は誤り。 **たいこう【対抗】**●《名・自サ》相対する二つのものが互いに競いあうこと。「―意識」「――戦」●競馬・競輪で、本命と張り合うことが予想されるもの。「一馬」[参考]競技や選挙などで、実力の匹敵する競争相手のたとえにも使う。―ぶんか【―文化】「カウンターカルチャー」に同じ。 **たいこう【対校】**●学校どうしで競争すること。「―試合」●《名・他サ》原稿や前回の校正刷りと照らし合わせて校正すること。[類語]照合。●《名・他サ》写本などの系統の異なる本を比べあわせて校合すること。 **たいこう【退校】**《名・自サ》●生徒が中途で学校を・やめること(やめさせられること)。[類語]退学。●一日の課業を終えて学校を出ること。 **たいこう【退行】**《名・自サ》●[ある場所から]後ろにさがること。●[天]惑星が天球上を西に向かって動くこと。逆行。●進歩がとまって、精神がもとの未発達な段階にもどること。退化。「―現象」 **たい・ごう【大剛】**[文]すぐれて強い・こと(人)。 **だい・こう【代行】**《名・他サ》[職務などを]本人に代わって行う・こと(人)。「社長の―をする」[類語]代理。 **だい・こう【代講】**《名・他サ》本人に代わって講義や講演をする・こと(人)。 **だい・こう【乃公】**《代名》[自称の人称代名詞][文]おれさま。わが輩。[尊大な言い方。男性が使う] > **―出でずんば**《句》(=このおれが出なければ・・・) **だいごう【題号】**書物などの表題。題目。 **たいこう・しょく【退紅色・褪紅色】**うすもも色。淡紅色。 **たい‐こうたいごう【太皇太后】**先々代の天皇の皇后。天皇の祖母。 **たいこうぼう【太公望】**●中国周代の賢人、「呂尚」の別称。●釣りをする人。釣り好きな人。[故事]太公望が、周の文王につかえるきっかけが、渭水で竿で釣りをしているときであったという故事から。<史記・斉太公世家> **たい・こく【大国】**●国土が広い国。●国力の強い国。「経済―」[対]①②小国。―しゅぎ【―主義】国際関係で、大国が経済力・軍事力などを背景に小国をおさえつけようとする高圧的な態度。 **たい・ごく【大獄】**[文]重大な犯罪事件で多くの人が捕えられること。「安政の―」 **だいこく【大黒】**●「大黒天」の略。●[俗][②から転じて]僧侶の妻。梵妻。―ずきん【一頭巾】七福神の大黒天がかぶっているような丸くて、周りがふくれて垂れ下がった頭巾。ーてん【一天】●(梵語 Mahākāla)仏・法・僧の三宝を守り、飲食を豊かにする神。また、戦闘の神。●七福神の一つ。福徳の神。左肩に大きな袋を背負い、右手に打ち出のこづちをもって、米俵の上にのった形で表される。―ばしら【一柱】●木造家屋で、家の中心に立てる太い柱。●一家・一国をささえる中心人物。「チームのー」 **だいこん【大根】**●アブラナ科の一年草または越年草。春の七草の「すずしろ」。白色の長くて太い根や、葉は食用。●「大根役者」の略。―おろし【一下ろし・―卸し】●大根の根をすりおろしたもの。おろし大根。●大根の根をすりおろすための器具。おろしがね。―やくしゃ【一役者】芸のへたな役者をあざけって言う語。大根。 **たい・さ【大佐】**旧陸海軍の将校の階級の一つ。佐官の最上位。[対]中佐・少佐。 **たい・さ【大差】**大きなちがい・へだたり。「―で勝つ」「両者の実力にーはない」[対]小差。 **たい・ざ【対座・対坐】**《名・自サ》二人が向かい合ってすわること。また、その席。 **たい・ざ【退座】**《名・自サ"》●座席を立ち、その場を去ること。退席。●しばいなどの一座をやめること。[類語]退団。 <862> **だい・ざ【台座】**●物をのせておく台。特に、仏像を安置する台。●[俗]尻。「―をすえる」 **たい・さい【体菜】**「杓子菜」に同じ。 **たい・さい【大祭】**●神社で大がかりに行う、重要な祭り。おおまつり。●天皇がみずから行う、皇室の祭儀。 **たいざい【大罪】**大きな罪。重大な罪。「―を犯す」 **たい・ざい【滞在】**《名・自サ》よその土地・家に行ってそこにとどまること。「ロンドンにーしている」[類語]逗留。 **だい‐ざい【題材】**[芸術作品・学問研究などの]主題・内容となる材料。「小説の―」「油絵の―」 **たい・さいぼう【体細胞】**生物体を構成する細胞のうち、生殖細胞以外の細胞の総称。 **たい・さく【大作】**●芸術としてすぐれた作品。傑作。●規模の大きな作品。 **たい・さく【対策】**相手の態度や事件の成り行きに応じてとる手段・方法。[コロ]「台風の一を立てる」[コロ]「―を講ずる」[コロ]「―を練る」[類語]方策。 **だい・さく【代作】**《名・他サ》ある人に代わって作品を作ること。また、その作品。 **たい・さつ【大冊】**大きな本。ぶあつい本。[類語]大部。[対]小冊。 **たい・さん【耐酸】**酸におかされにくいこと。[ふつう単独では使わない]「―性の物質」 **たい・さん【退散】**《名・自サ》にげ去ること。ちりぢりに去ること。「悪霊―」[俗に、その場を引きあげることにも言う]「そろそろーしよう」[類語]退却。 **たい・ざん【大山・太山】**大きな山。 > **―鳴動して鼠一匹**《句》前ぶれの騒ぎばかりが大きくて、実際の結果は小さいこと。 **たい・ざん【泰山・岱山】**●中国の山東省にある名山。[句]「ーの安きに置く(=泰山のようにゆるぎない状態にする)」●[文]高くて大きな山。 > **――は土壌を譲らず**《句》大人物になるには心を広くして、どんな小さな意見でも取り入れるべきであるというたとえ。泰山が大きな山になったのは、どのような小さな土くれでも受け入れたからだという意から。<戦国策> **だい・さん【代参】**《名・自サ》本人に代わって参拝すること(人)。[類語]代願。 **だい・さん【第三】**●三番目。●連句で、発句・脇句に続く三番目の句。●関係のある二つのもの以外のもの。―かいきゅう【階級】一八世紀フランスで、国王・領主(第一階級)、貴族・僧侶(第二階級)に対して、商人・農民・都市下層民をいう。第三身分。―き【一紀】地質時代の区分の一つ。新生代の初めから中ごろまで。―ごく【―国】当面する事件・事柄に関係のない国。―じーさんぎょう【―次産業】イギリスの経済学者コーリン=クラークによる産業分類の一つ。商業・運輸通信業・金融業・公務・サービス業などをいう。[参考]第一次産業・第二次産業。―しゃ【―者】当事者以外の人。関係のない人。[対]当事者。―せいりょく【一勢力】対立する二つの勢力のいずれにも属さない第三の中立的勢力。「インドは世界の―といわれる」―せかい【一世界】アジア・アフリカ・中南米などの発展途上国。西側先進諸国を第一世界、東側社会主義諸国を第二世界としていう。ーセクター 地域開発などのために、地方公共団体や国と民間企業との共同出資で設立される事業体。[参考]公共事業でもなく民間事業でもないところから「第三」という。ーにんしょう【一人称】たしょう(他称)。 **たいさん・ぼく【大山木・泰山木】**モクレン科の常緑高木。初夏、香りのある白色の大きな花をつける。 **たいざん‐ほくと【泰山北斗】**[泰山と北斗星の意から]その分野の権威者として尊ばれる人。泰斗。 **たい・し【大使】**「特命全権大使」の略。―かん【一館】大使が駐在国で公務を行う公館。 **たい・し【大志】**[文]大きなこころざし・のぞみ。[コロ]「―を抱く」[類語]大望。 **たいし【太子】**●皇位をつぐべき皇子。皇太子。●「聖徳太子」の略称。 **たいじ【帯磁】**《名・自サ》[理]物体が磁気をおびること。磁化。「CDがーする」 **たい・じ【対、峙】**《名・自サ"》[文]●競い合うように、向かい合って(そびえ)立つこと。●行動を起こさずに、にらみあったまま対立すること。「両軍、川をはさんで―する」「死と―する」 **たい・じ【胎児】**母親の胎内で育っている子。 **たい・じ【退治】**《名・他サ》[害となるものを]うちほろぼすこと。「蚊を―する」「鬼を――する」 **だいし【台紙】**写真・絵などをはりつけるための紙。 **だい・し【台詞】**[文]芝居のせりふ。 **だい・し【大姉】**女性の戒名の下にそえる語。[対]居士。 **だいし【大師】**●仏・菩薩の尊称。●高徳の僧の敬称。●朝廷から有徳の僧にたまわる称号。●弘法大师。 **だい・し【題詞】**「題辞」に同じ。 **だい・し【題詩】**●ある題によって作った詩。●書物の巻頭に記す詩。 **だい‐じ【大事】**■《名》重大な・こと(事件)。大変な・こと(事件)。[コロ]「一に至らない」[対]小事。■《形動》●重要なようす。「この点が一番――だ」●かけがえのないものとして、心を配って取りあつかわなければならないようす。「命よりーなもの」[類語]大切。肝要。重要。重大。緊要。貴重。[類義語の使い分け]「大切・大事」 > **――の前の小事**《句》●大きな事を行うためには小さな犠牲はやむを得ないこと。●大きな事を行うときには、小さな事にも気を配って油断してはならないこと。 > **―を取・る**《句》用心して事にあたる。「―・って、今日は休みます」 **だい・じ【大字】**●大形の文字。[対]小字。●漢数字の「一」「二」「三」などの代わりに証書などで用いる「壱」「弐」「参」などの字。 **だいーじ【題字】**書物・絵・碑などの題として記す字。 **だい‐じ【題辞】**書物の巻頭にかく・文章(ことば)。また、絵・碑などに記すことば。題言。題詞。 **だいし・いちばん【大死一番】**過去のすべての思念をなげうち、自己を空しくして仏法に徹すること。また、一度死んだつもりになって、事に当たること。 <863> **ダイジェスト**《名・他サ》ある著作物の内容の要点をまとめて、わかりやすく・すること(したもの)。要約。「古典文学の一版」▽digest(=消化する) **だい・しきょう【大司教】**キリスト教で、ローマカトリック教会の高位聖職者。大司教区の最高位の僧職。 **だい・しぜん【大自然】**偉大な力をもつ自然。また、壮大な自然。 **たいした【大した】**《連体》●〔物事の程度が〕はなはだしいようす。おどろくほどの。「年は若いが――男だ」「―評判だ」「―食わせ者だ」「―ものだ」●《下に打ち消しの語を伴って》特に取り上げるほどの。「―傷ではない」「―ことはない」 **だいじ・だいひ【大慈大悲】**(仏の)限りなく広い慈悲。特に、観世音菩薩{かんぜおんぼさつ}の慈悲。 **たい・しつ【体質】**●その人が生まれつき持っている、体の性質。●組織・団体などが本来的に持っている、特有の性質。「日本の社会の―」―かいぜん【一改善】●運動・食事・服薬などによって、体の性質を変えること。●新しい状況などに応じられるように、組織の機構・人事・運営方針などを改めること。 **たい・しつ【対質】**《名・自サ》刑事訴訟で、被告人・証人などをつき合わせて尋問すること。 **たい・しつ【耐湿】**湿気におかされにくいこと。〔ふつう単独では使わない〕「一性」 **たい・しつ【退室】**《名・自サ》部屋から出ること。[対]入室。 **だい・しっこう【代執行】**行政上の強制処分の一つ。法律に基づく行政上の決定に従わない者に代わって、行政機関が決められた処分を行うこと。 **たい・して【大して】**《副》《下に打ち消しの語を伴って》取り上げて言うほど。それほど。「―寒くない」 **だいじ・な・い【大事無い】**《形》さしつかえない。心配ない。〔古風な言い方〕 **たい・しぼう【体脂肪】**皮下や内臓に蓄えられた脂肪。「一率」「一計」 **たい・しゃ【代謝】**《名・自サ》●生物体が栄養分を体内に取り入れて生活し、老廃物を排泄{はいせつ}すること。物質代謝。「一機能」●次々に古いものと新しいものが入れかわること。 **たい・しゃ【代赭】**●粉末状の赤色顔料。赤鉄鉱から作る。●「代赭色」の略。茶色を帯びた、だいだい色。 **たい・しゃ【大赦】**恩赦の一つ。国家の慶事などに際し、国家が、ある範囲の罪に該当するものの刑罰の執行をとりやめたり軽くしたりすること。[参考]特赦。 **たい・しゃ【大社】**●名高い神社。大きい神社。[対]小社。●もとの官幣大社・国幣大社の略称。●特に、出雲大社のこと。 **たい・しゃ【退社】**《名・自サ》●勤めていた会社をやめること。[類語]退職。[対]入社。●〔仕事を終えて〕会社を退出すること。「――時刻」[類語]退勤。[対]出社。 **だい・しゃ【台車】**●鉄道車両の車体を支えている部分。台わく・車輪・車軸・ばね・ブレーキなどからなる。●台に車輪と取っ手をつけた簡単な運搬車。 **だい‐じゃ【大蛇】**大きなヘビ。おろち。うわばみ。 **たい・しゃく【帝釈】**「帝釈天」の略。ーてん【一天】梵天{ぼんてん}とともに仏法を守る神。また、十二天の一つで、東方の守護神。帝釈。 **たい・しゃく【貸借】**●《名・他サ》貸すことと、借りること。貸し借り。●簿記で、貸方と借方。また、その仕訳。―たいしょうひょう【―対照表】企業の決算日における財産の状態を表すため、資産・負債などを対照させて示した表。バランスシート。 **だい・しゃりん【大車輪】**《大きな車の輪の意)●器械体操の技の一つ。鉄棒を両手でにぎり、体をのばして回転する。●〔ある物事を〕一生懸命にすることのたとえ。「―で働く」 **たい・しゅ【大守】**●律令制時代、親王の任国であった上総{かずさ}・常陸{ひたち}・上野{こうずけ}の三国の国守のこと。●江戸時代、一国以上を領有した大名。国主大名。●昔、中国で、郡の長官。[表記]③は「太守」と書く。 **たい・じゅ【大儒】**〔文〕すぐれた儒学者。大学者。 **たい・じゅ【大樹】**●大きな樹木。大木。[句]「寄らばーの蔭」[類語]巨木。●「征夷大将軍」の別称。 **だい・しゅ【大衆】**[仏]多くの僧。 **たい・しゅう【体臭】**●体から発散するにおい。●その人・物に特有の性質。「作者の―を感じる作品」 **たい・しゅう【大衆】**●多くの人々。●民衆。特に、農民・労働者など、社会の大多数をしめる一般勤労者。―か【一化】《名・自他サ》一般民衆の間で好んで行われるようになること。また、そうすること。「ゴルフはーした」―しゃかい【社会】大衆②が強く影響力をもつようになった社会。>評論文キーワード―てき【一的】《形動》一般の人々が受け入れやすいようす。「―な小説」ーぶんがく【一文学】一般大衆に好んで読まれるような(興味本位の)文学。通俗文学。[対]純文学。 >評論文キーワード 大衆社会「大衆社会」とは、社会の大多数を占める一般的な人々が強い影響力をもつ社会である。大衆社会は、肯定的に論じられる場合と否定的に論じられる場合で大きく二つに分けられる。肯定的に論じられる場合、特権階級に限定した政治から脱し、より多くの人々の意見が直接的に反映される社会を意味する。否定的に論じられる場合、技術革新やマスメディアの発達、消費文化の氾濫{はんらん}などとともに没個性的・画一的・受動的,情緒的な思考や行動に陥り、権力者側から扇動されやすい人々による社会を意味する。 **たい・じゅう【体重】**体の重さ。 **たい・しゅつ【帯出】**《名・他サ》〔書籍・備品などを〕決められた場所から持ち出すこと。「禁―」 **たい・しゅつ【退出】**《名・自サ》〔改まった場所から〕しりぞき出ること。引きさがって帰ること。 **たい・しょ【大所】**小さなことにこだわらない、広い観点。―こうしょ【―高所】小さなことにとらわれず、全体を見わたす立場。「――から見る」 **たい・しょ【大暑】**●〔文〕〔夏の〕厳しい暑さ。[類語]酷暑。●二十四節気の一つ。一年中で最も暑い時。太陽暦の七月二二、二三日ごろに当たる。 **たいしょ【大書】**《名・他サ》文字などを大きく書くこと。また、大きく書かれた文字。四字「特筆」一 **たい・しょ【太初】**〔文〕天地が開けた初め。世界の初め。太始。[類語]創世。 **たい・しょ【対処】**《名・自サ》ある事件・状況に応じて適当な処置をとること。「不況に―する」「―法」 **たいしょ【対蹠】**《「たいせき」の慣用読み)〔足の裏を向かいあわせたように〕二つのものが正反対の位置・関係にあること。 <864> **たいしょ【耐暑】**暑さに耐えること。[対]耐寒。 **だいしょ【代署】**《名・自他サ》本人に代わって署名すること。また、署名させること。その署名。[対]自署。 **だいしょ【代書】**●《名・他サ》[文書・手紙などを]本人に代わって書くこと。[類語]代筆。[対]自書。●「代書人」の略。―にん【一人】代書を職業とする人。行政書士・司法書士の旧称。 **だいじょ【大序】**●浄瑠璃の時代物で、第一段の最初の場面。●歌舞伎で、最初の狂言。序幕。 **たいしょう【大正】**大正天皇時代の元号。一九一二年七月三〇日~一九二六年一二月二五日。―ごと【一琴】二本の金属弦と簡単な鍵盤を備えた弦楽器。[参考]大正時代初期に考案され、のち、三~五弦に改良された。 **たい・しょう【大勝・大捷】**《名・自サ》大きな差をつけて勝つこと。圧倒的な勝利。「――に湧わく」 **たい・しょう【大匠】**[文]腕前のすぐれた職人。 **たい・しょう【大将】**●旧陸海軍の将官の最高位。[対]中将・少将。●ある集団などの、かしら。親分。[連語]「お山のー」●[俗]他人を、親しみ・からかいなどの気持ちをもって呼ぶ語。[男性に対して使う]「よう、一元気かい」 **たい・しょう【大笑】**《名・自サ》大いにわらうこと。おおわらい。[四字]「呵呵―」[類語]爆笑。 **たい・しょう【大詔】**[文][全国民に対して告げる]天皇のことば。みことのり。 **たい・しょう【大賞】**その分野で、最も優秀なものに与える賞。グランプリ。「レコードー」 **たい・しょう【対照】**●《名・他サ》[似かよった性質をもつ]二つの事物をてらし合わせること。[類語]対比。●反対の性質をもつ物を並べたときの、はっきりしたちがい。また、その取り合わせ。コントラスト。「新旧のーが面白い」「―の妙」―てき【一的】《形動》相反する二つのものの性質のちがいが、非常に目立つようす。「新旧の―な意見」[類語]対蹠的。 **たい・しょう【対称】**●[上下または左右の物が]調和を保ってつり合っていること。「左右一」●[数]二つの図形・点・線などが、一つの点・直線・平面に関して向き合う位置にあること。シンメトリー。[類語]相称。[語学]人称の一つ。文中で話し手が聞き手をさしていう場合のもの。またそのとき用いられる代名詞。(第)二人称。[参考]自称・他称。[使い分け]―じく【一軸】[数]ある図形が一つの直線を軸にして対称であるときのその直線。 **たい・しょう【対象】**●目標とするもの。めあて。「批判の―」「課税―」●[哲]主観に対立し、認識・感情・意志などが向けられる目標物。客観。[使い分け]―か【一化】《名・他サ》●意識や思考の対象として物事を明瞭にとらえること。●自己の主観内にある意識や思考を客観的にとらえ、自己の外にあるものとして扱うこと。 > **使い分け「タイショウ」** > **対象** [「象」はかたち、様子の意。目標や相手となるもの]読者対象・恋愛の対象・対象化・研究対象・攻撃対象 > **対照** [「照」はてらし合わせる、つき合わせる意。似たものを比べ合わせる。取り合わせ]新旧二者を対照する・好対照・比較対照・対照的性格・貸借対照表 > **対称** [「称」はつり合うの意。上下・左右のものが調和を保ってつり合う]対称図形・線対称・左右対称 **たい・しょう【隊商】**隊を組んで砂漠などを往来する商人の集団。キャラバン。 **たい・じょう【帯状】**[文]帯のように一定の幅をもって細長く続く形。おびじょう。―ほうしん【―疱疹】小さな発疹が一定の末梢神経に沿って皮膚上に多発し、やがて水疱になる病気。水疱帯状疱疹ウイルスによって起こり、発熱・痛みを伴う。 **たい・じょう【退場】**《名・自サ》会場・競技場・舞台などから立ち去ること。[類語]退席。[対]入場。出場。 **だいしょう【代償】**●本人の代わりにつぐないをすること。●与えた損害のつぐない。また、そのための金品や労力。「こわした窓ガラスのーをはらう」●ある行為に対してその報酬として与えられるもの。●あることを行うために必要な犠牲・損害。「戦争の―」 **だいしょう【代将】**アメリカなどの軍人の階級の一つ。将官の最下位。准将。 **だい・しょう【大小】**●大きいものと小さいもの。また、大きいことと小さいこと。●大刀と小刀。 **だいじょう【大乗】**利他主義によって人間全般の救済を説く、積極的な仏法。「―仏教」[対]小乗。 **だいじょう・かん【太政官】**だじょうかん。 **だい・じょうだん【大上段】**●剣道で、刀を頭上にふりかぶった構え。[コロ]「――に構える」●大げさに相手を威圧するような態度。「大義名分を―にふりかざす」 **だいじょうふ【大丈夫】**[文]りっぱな一人前の男子。ますらお。偉丈夫。[対]小丈夫。 **だいじょうぶ【大丈夫】**《形動》危なげがなく、確かなようす。■《名》だいじょうふ。 > **日本語「大丈夫ですか?」** > 喫茶店でお茶を飲んでいたら、ウエートレスから「お水大丈夫ですか」と聞かれて、思わずグラスの水に何か変なものが入っているのかと、どきっとしてしまった。ウエートレスは、「水は足りていますか」「水をお注ぎしましょうか」のつもりで言ったのだった。「大丈夫」は、とくに問題も無く、危険や失敗など悪い事が起こらないという意味だから、この場面で使うには大げさだ。しかし、彼女は大丈夫を単に問題ないぐらいの意味にうすめ、「よろしいですか」の意味で使っている訳だ。人の領域に踏み込むのを遠慮する気持ちから使っているのだろう。「~でよろしかったでしょうか」を使わなくなって生まれた表現だという。 > また、人に物を頼むとき、「してもらっていいですか」という言い方が増えてきた。「してください」に押し付けのニュアンスがあるので、自分が恩恵を受けてしまって申し訳ないがお願いできますかの意味で、かなりへりくだった表現だ。しかし持って回った表現であり、また許可を求める表現であるので、逆に押し付けに取られかねない。他人との関係を気にする昨今の風潮から出た表現とはいえ、裏の感情が読めてしまうので、従来の単純な表現のほうが快いものだ。 **だいじょうみやく【大静脈】**体の各部から集まった静脈血を心臓の右心房に送り込む静脈の本幹。[対]大動脈。 <865> **たいしょうりょうほう【対症療法】**●病気の原因を根本的に除去するのではなく、その時々の症状をやわらげたりなくしたりする療法。[対]原因療法。●その時・その場だけに行う、間に合わせの対策・処置。 **たい・しょく【大食】**《名・自サ》ふつうよりたくさん食べること。大食い。[四字]「無芸―」[類語]健啖。[対]小食。―かん【―漢】大食いの人。[ふつう男性についていう] **たい・しょく【耐食・耐蝕】**腐食しにくいこと。[ふつう単独では使わない]「―性合金」。 **たい・しょく【退職】**《名・自サ》勤めていた職をやめること。「定年でーする」「――金」[類語]辞職。[対]就職。 **たい・しょく【退色”褪色】**《名・自サ》[日光や水のため]色があせること。色がさめること。「赤いカーテンがーした」 **だい・じり【台尻】**小銃で、銃床の下端にある幅の広い部分。 **たい・じる【退治る】**《他上一》[「退治」を活用させた語]害となるものをうちほろぼす。 **たい・しん【大身】**[大金持ちで]身分・地位の高い人。[古風なことば][対]小身。 **たい・しん【大震】**[文]大きな地震。 **たい・しん【対審】**《名・他サ"》原告・被告を法廷に立ち会わせ、弁論をさせて行う審理。 **たい・しん【耐震】**[建造物が]地震に対して強いこと。[ふつう単独では使わない]「―構造」「―性」 **たい・じん【大人】**●ふつうより体の大きい人。巨人。●一人前のおとな。成人。大人びていること。●心が広く、徳の高い人。身分や地位の高い人。①~④[対]小人。●父・師・学者・身分の高い人などに対する敬称。[男性に対して使う] **たい・じん【対人】**他人に対すること。「―関係」―きょうふしょう【―恐怖症】人に会うのがこわいという強迫観念をもつ神経症。 **たい・じん【対陣】**《名・自サ》敵と味方が向かい合って陣をはること。「川をはさんで両軍が―する」 **たい・じん【退陣】**《名・自サ》●陣地を後方へ移すこと。[類語]退却。●陣営を立ち去ること。また、責任のある地位・役目などから身をひくこと。「首相にーを求める」 **だい・しん【代診】**《名・他サ》ある医者に代わって診察する・こと(人)。 **だいじん【大尽】**●大金持ち。●遊里で、大金を使って遊ぶ人。 **だいじん【大臣】**内閣を構成し、国の政治を行う人。国務大臣。「財務」 **だいじんぐう【大神宮】**伊勢神宮のこと。内宮・外宮を合わせて言う。 **だい・しんさい【大震災】**大地震による災害。[参考]特に大正一二年に起きた関東大震災、平成七年に起きた阪神・淡路大震災、平成二三年に起きた東日本大震災のこと。 **だい‐じんぶつ【大人物】**器量の大きな人。[類語]大器。[対]小人物。 **だいす【台子】**茶の湯で使う四本柱のたな。茶碗・茶入れ・水さしなどをのせておくもの。 **ダイス** さいころ。●二~五個のさいころを使って行う遊び。▽dice●円柱状の鉄の棒に雄ねじの山を切り刻む工具。▷dies **だい‐ず【大豆】**マメ科の一年草。若い実は「枝豆」といい、食用。種子は、とうふ・みそなどの原料。 **たい・すい【大酔】**《名・自サ》[文]ひどく酒にようこと。酩酊。[類語]泥酔。 **たい・すい【耐水】**●水にぬれても水が裏までしみ通らないこと。●水にぬれてもくさったり変質したりしないこと。[①②とも、ふつう単独では使わない]「―性」 **たい‐すう【大数】**●大きな数。また、多数。●おおよその数。概数。 **たい・すう【対数】**[数]xとyの間にx=a^y(aは1でない正数)の関係があるとき、aの指数yをaを底とするxの対数であるといい、y=logaXで表す。ロガリズム。 **だい・すう【代数】**「代数学」の略。―がく【―学】数字の代わりに文字を記号として用い、数の性質や関係を研究する学問。 **だいすき【大好き】**《形動》ひどく好きなようす。 **たいする【対する】**《自サ変》●二つの物が向かい合う。「川をはさんで二軒の家が―・する」●[ある物事に応じる。こたえる。「質問に―・する答え」●対になる。「陰に―・して陽」●敵・相手として争う。対抗する。「去年の優勝者と―・する」●人と応対する。「客にあいそよく―・する」 **たいする【体する】**《他サ変》人から受けた教え・命令などを、心にとめて守る。コロ「恩師の意を―・して・・・」 **たいする【帯する】**《他サ変》[文]身につける。たずさえる。特に、腰につける。「ピストルを―・する」 **だいする【題する】**《他サ変》●表題・題字などを書く。●[文章・絵などに]題をつける。 **たい・せい【体制】**●[社会や団体の]全体として組織されている様式。●特に、ある政治的権力によって支配されている状態。「社会主義―」「ベルサイユー」●生物体の各部分がそれぞれの働きを行いながら全体として統一を保っている関係。 > **使い分け「タイセイ」** > **体制** [「体」はかたち・形式・形態を整えたものの意。組織・社会・国家の全体統一的な様式。特に、政治的権力下にある社会の状態]教育体制・資本主義体制・戦時体制・反体制・体制側 > **体勢** [「勢」は成り行きの意。運動などにおける体の構え]体勢の立て直し・体勢をくずす・着陸体勢 > **大勢** [おおよその成り行き]天下の大勢が決する・党の大勢に従う・時代の大勢に即応する > **態勢** [「態」はすがた・様子の意。ある物事や状況に対する身構え]受け入れ態勢・協調態勢・出動態勢 > [参考]「臨戦体制/態勢」「警備体制/態勢」などは恒久的か一時的か(時間の長短)で使い分ける。 **たい・せい【体勢】**[ある行動を起こすときの]体の構え。姿勢。「土俵際の―」[使い分け] **たい・せい【大勢】**物事や世の中の、大筋となる形勢。おおよその成り行き。「天下の―」[注意]「おおぜい」「たいぜい」と読めば別語。[類語]大局。[使い分け] **たい・せい【態勢】**ある物事・状況に対する身構え・態度。「出動の―」[使い分け] **たい・せい【大成】**●《名・他サ"》仕事・研究などをりっぱに仕上げること。「大事業を―する」●多くの著述を集めて、一つに仕上げる・こと(もの)。集大成。「万葉集―」●《名・自サ》才能を生かしてりっぱな人物になること。「政治家として―する」 <866> **たい・せい【大聖】**[文]きわめて徳の高い人。 **たいせい【大声】**[文]おおごえ。[四字]「―疾呼」 **たい・せい【対生】**《名・自サ》植物の葉や枝が一節に二つずつ向かい合って生じること。[対]互生・輪生。 **たい・せい【耐性】**病原菌などの、ある種の薬にたえて生きる性質。「―緑膿菌」 **たい・せい【泰西】**[文]西洋。欧米。「一名画」[対]泰東。 **たい・せい【胎生】**子が母体の中で、ある程度発育してから生まれること。[参考]卵生・卵胎生。 **たい・せい【退勢・頹勢】**[ある物事の]勢いがおとろえて行くありさま。おとろえていく形勢。「―を挽回する」[類語]衰勢。 **たい・ぜい【大勢】**[文]人数が多いこと。[対]小勢。[注意]「たいせい」と読めば別語。 **たいせい‐よう【大西洋】**ヨーロッパ・アフリカと南北アメリカとの間にある大きな海。 **たい・せき【体積】**立体の、空間をしめる大きさ。物体のかさ。 **たい・せき【堆石】**[地]氷河によって運ばれて積み重なった土砂・岩石。氷堆石。モレーン。 **たい・せき【堆積】**《名・自サ》《他サ》うずたかく・積み重なる(積み重ねる)こと。また、その物。「土砂が―する」●風・川・氷河などによって土や砂が運ばれ、一か所にたまること。―がん【―岩】岩石片・鉱物粒などが海底・湖底・地表などに堆積してできた岩石。成因によって水成岩・風成岩・氷成岩などに大別される。 **たい・せき【対蹠】**たいしょ(対蹠)。 **たい・せき【滞積】**《名・自サ》[荷物や仕事などが]かたづかないで、たまること。「仕事が処理できずーする」「廃棄物が身近にーする」 **たい・せき【退席】**《名・自サ》[会合などの]席をたってその場をはなれること。[類語]退場。 **たい・せつ【大雪】**[文]●激しく降る雪。また、多く積もった雪。おおゆき。●二十四節気の一つ。太陽暦一二月七日ごろにあたる。 **たい・せつ【大切】**《形動》[なくてはならぬほど]重要なようす。「この点がーです」「―な約束がある」●注意して粗末にしないようす。「お体をーに」[類語]大事。[類義語の使い分け]「大切・大事」 > **類義語の使い分け「大切・大事」** > **[大切・大事]** 大切(大事)な用事で出かける/道具を大切(大事)にあつかう/心構えが大切(大事)だ > **[大切]** 実際に体験してみることの大切さを痛感する > **[大事]** 大事に至らずよかった/大事を取って休む **たい・せん【大戦】**多くの国が参加する、大規模な戦争。特に、第一次・第二次の世界大戦。 **たい・せん【対戦】**《名・自サ》[戦争や競技で]敵味方に相対して戦うこと。「優勝候補と―する」 **たい・ぜん【大全】**[文]ある分野に関する事柄を広く集めた書物。[題名などに使う]「経済学―」 **たい・ぜん【泰然】**《形動”》落ち着いていて、物事に動じないようす。「―と座っている」「――たる表情」[類語]悠々。 **たいぜん‐じじゃく【泰然自若】**《形動”》落ち着いていて、あわてないようす。物事に動じないようす。 **だい・ぜんてい【大前提】**●物事の大もととなる前提。「人命尊重が――だ」●三段論法で、結論の述語となる概念(=大概念)をふくんでいる前提。[対]小前提。 **たい‐そ【太祖】**[中国・朝鮮において]その王朝を始めた最初の皇帝の廟号。 **たいそう【体操】**「体操競技」のこと。平均台・床運動などがある。 **たい・そう【大喪・大葬】**天皇・皇后・皇太后・太皇太后の葬儀。「―の儀」 **たい・そう【太宗】**帝王の祖先で、その功績が太祖につぐ人。 **たい・そう【大層】**■《副》物事の程度がはなはだしいようす。非常に。「―やさしい人」■《形動》[言動・ようすなどが]大げさであるようす。「―なことを言う」―らし・い《形》いかにも大げさなようすだ。「―・く文句を言う」 **たい・ぞう【退蔵】**《名・他サ》物資などを利用しないでしまっておくこと。「資料が―される」[類語]死蔵。 **だい・そう【代走】**《名・自サ》野球で、ある走者に代わって走る・こと(人)。ピンチランナー。 **だいぞうきょう【大蔵経】**釈迦の説法を集めた経蔵、戒律を集めた律蔵、論釈を集めた論蔵の三蔵をすべておさめた書物。一切経。 **だい‐そうじょう【大僧正】**僧の最高の位。僧正の上位。 **たい・そく【体側】**[文]体の側面。 **だい‐そつ【大卒】**「大学卒業」の略。大学を卒業している・こと(人)。 **だい・それた【大それた】**《連体》自分の能力・身分をわきまえていない。また、道義にはずれた。とんでもない。「―望みをいだく」 **たい・だ【怠惰】**《名・形動》なまけてだらしないこと。おこたること。「――な生活」[類語]怠慢。 **だい・だ【代打】**野球で、ある打者に代わって打つ・こと(人)。ピンチヒッター。 **だいたい【代替】**《名・他サ》[文][ある物を]ほかの物で代えること。「一品」「―地」[類語]代用。 **だいたい【大体】**■《名》●おおよそのこと。およそ。あらまし。[副詞的にも使う]「情勢の―はわかった」「彼と―同じぐらいの成績」[類語]大方。大旨。大概。九分九厘。十中八九。概略。大略。概要。大要。大筋。■《副》もとはと言えば。もともと。「―先に暴力をふるったほうが悪い」 <867> **だいたい【大隊】**軍隊の編制単位の一つ。二~四個中隊で編制する軍隊。 **だいだい【代代】**何代も続いていること。歴代。よよ。[副詞的にも用いる]「私の家は―米屋です」 **だいだい【橙】**●ミカン科の常緑高木。六月ごろ白い花をつけ、秋から冬に実が黄色く熟す。実は正月の飾りや食用にする。●赤みを帯びた黄色。だいだい色。 **だい・だい【大大】**《副》(「―と」の形も)[俗]●大きな感じを与えるようす。「―と置かれた盛り花」―てき【一的】《形動》とりわけ規模が大きいようす。「航空事故のニュースをーに取り上げる」[類語]大規模。 **だいだい・かぐら【『太『太〈神楽〉】**だいかぐら。 **だいだいり【大内裏】**[内裏に対して]皇居と諸官庁のある区域。一般に平城京・平安京にいう。 **だい・たすう【大多数】**ある限られた数のうちの、ほとんど全部。また、その人や物。「クラスのーが賛成した」[類語]大部分。 **たい・だん【対談】**《名・自サ》ふたり以上の人が向かい合って(あるテーマについて)話をすること。「名士とーする」[類語]対話。 **たい・だん【退団】**《名・自サ》所属している団体から出ること。[対]入団。 **だい・たん【大胆】**《名・形動》●度胸があって恐れを知らぬこと。「―な演技」[類語]剛胆。[対]小胆。●思い切ったことをすること。「―なデザイン」 **だい・だんえん【大団円】**小説・芝居・事件などで、すべてが(めでたく)おさまる最後の場面。 **だいたん・ふてき【大胆不敵】**《名・形動》大胆で、敵を敵とも思わないこと。 **たい・ち【大知・大智】**[文]すぐれた知恵。[対]小知。 **たい・ち【対地】**空中から地上に対すること。また、海上から陸地に対すること。[ふつう単独では使わない]「―攻撃」「―ミサイル」 **たい・ち【対置】**《名・他サ》二つの物・事柄を対照的な位置におくこと。「両者を―して違いを知る」「真実を虚偽に―する」 **だい・ち【代地】**[文]代わりの土地。かえ地。 **だいち【代置】**《名・他サ》[文]あるものの代わりとして置くこと。 **だいち【台地】**周囲よりも少し高くなっている平らな土地。[類語]高台。 **だいち【大地】**生命を息づかせ、豊かな実りをもたらすものとしての、広々とした土地。また、空漠たる天に対して、生活を確実に支えてくれるものとしての、地面。「母なる―」「―の恵みを受ける」 **たい・ちょ【大著】**●分量の多い著作。「全二〇巻の―」●内容のすぐれている著作。「後世に残る―」 **たい・ちょう【体調】**体の調子。[コロ]「―をくずす」[コロ]「ーがすぐれない」[コロ]「―を整える」 **たいちょう【体長】**動物などの体の長さ。 **たい‐ちょう【退庁】**《名・自サ》その日の勤めを終わって役所から退出すること。[対]登庁。 **たい・ちょう【退潮】**●潮が引くこと。引き潮。干潮。●勢いがおとろえること。「人気が―する」 **たい・ちょう【隊長】**[軍隊やある集団で]隊員をひきいて指揮・指導にあたる人。 **だい・ちょう【台帳】**●金銭の出入りや物事の記録などを記した、もとになる帳簿。原簿。「土地―」●歌舞伎などの、芝居の脚本。台本。 **だい・ちょう【大腸】**消化器官の一つ。小腸に続き肛門にいたる臓器。主として食物中の水分を吸収する。―えん【一炎】大腸の炎症。下腹部の痛みと下痢・血便を伴う。急性と慢性があり、急性のものはウイルスや細菌の感染によるものが多い。大腸カタル。―きん【―菌】腸管、特に大腸に多く存在する桿菌。ビタミンの合成や消化吸収の補助などを行うが、病気の原因となるものもある。 **たいちょう‐かく【対頂角】**[数]二直線が交わってできる四つの角のうち、向かい合った二つの角。それらは互いに等しい。 **タイツ** 腰から足先までぴったりおおうように作った衣服。バレエ・体操競技用、また防寒用。▽tights **だい・つう【大通】**[文]遊びの道にくわしく通じている・こと(人)。 **たいてい【大帝】**皇帝・帝王の尊称。 **たいてい【退廷】**《名・自サ》法廷から退出すること。[対]入廷。出廷。 **たいてい【大抵】**《副》●[ある物事の]大部分。おおかた。たいがい。「その問題なら―解けた」●物事のだいたいのようす。おおよそ。大体。たいがい。「―六時には帰宅する」●[下に打ち消しの語を伴って]程度がふつうであるようす。一通り。「生活の苦しさは並―ではない」●物事の度をこさないようす。「冗談だってもーにしろ」 **たい・てき【大敵】**●強くて、てごわい敵。また、大きな害をおよぼす相手。[四字]「油断―」●大勢の敵。[対]①②小敵。 **たい!てき【対敵】**[文]●《名・自サ》敵として相対すること。敵対。「隣国に―する構えを見せる」●敵とする相手。 **たい・てん【大典】**●[国家・皇室などに関する]重大な儀式。特に、天皇の即位式。「御―」●重大な法律・法典。[連語]「不磨の―(=明治憲法の別称)」 **たい・てん【退転】**《名・自サ》●仏道を修行する心がゆるみ、悪い方へもどること。●移り変わって前より悪くなること。 **たい・でん【帯電】**《名・自サ》物体が電気をおびること。「―防止処理をほどこす」 **たい・と【泰斗】**[文](泰山と北斗星の意)人々から尊敬されているその分野の大家・権威者。泰山北斗。「東洋哲学の―」 **タイト**●《名・形動》ひきしまっていること。また、ぴったり体に合っていること。●時間的に余裕がないこと。「スケジュールがーだ」●「タイトスカート」の略。▽tight ースカート 体にぴったりそう形のスカート。▽tight skirt **たい・ど【大度】**[文]心が広いこと。度量が大きいこと。[四字]「寛仁―」 **たい・ど【態度】**(ことば・表情・身ぶりなどを通して表に表れる)その人の物事に対する姿勢や行動のあり方。[コロ]「真剣なーを示す」[コロ]「―を改める」 > **―が大き・い**《句》尊大で、無礼な態度である。なまいきな態度である。「新人のくせに―・い」 **たい・とう【台頭に擡頭】**《名・自サ》●頭をもたげてくること。新しく勢力をのばしてくること。「若手がーしてくる」[類語]出現。 **たい」とう【対当】**《名・自サ》[文]●相対すること。●二つの物の価値などが、つりあうこと。 <868> **たいとう【帯刀】**《名・自サ》刀を腰にさすこと。また、腰にさした刀。「苗字」[類語]佩刀。 **たいとう【泰東】**[文]東洋。[対]泰西。 **たいとう【「頹唐】**[文]道徳・気風などが、乱れくずれること。退廃。 **たい!とう【対等】**《名・形動》二つのものの間に優劣や上下の差がないこと。同等。「――の立場に立つ」 **たい・とう【駘蕩】**《形動”》[文]景色・雰囲気などが、のどかなようす。うららか。[四字]「春風―」 **たい・どう【帯同】**《名・他サ》[文]いっしょに連れてゆくこと。「秘書を――する」[類語]同行。同伴。 **たい・どう【胎動】**《名・自サ"》●母体の中で胎児が動くこと。また、その動き。「―を感じる」●新しい物事が起ころうとすること。また、その内面の動き・芽ばえ。「新世紀の―」 **だい・とう【大刀】**[脇差などに対し]長い刀。たち。[対]小刀。 **だい・とう【大盜】**大泥棒。大盗賊。 **だい・どう【大同】**●大体同じであること。●《名・自サ》目的を同じくするものが一つにまとまること。 **だい・どう【大道】**●幅の広い大きな道路。●路上。道ばた。「―芸人」―しょうにん【一商人】大道で商売をする商人。 > **――廃れて仁義有り**《句》人として守るべき道理が自然に行われていた昔は仁義を説く必要がなかったが、その道理がおとろえたために仁や義という道徳を説く必要が生じたということ。<老子・第十八章> **だいどう・しょうい【大同小異】**こまかい点は異なるが、全体的にはほとんど同じこと。「―の意見」[類語]五十歩百歩。 **だいどう・だんけつ【大同団結】**《名・自サ》多くの政党・団体が主義・主張の多少の違いを捨てて、一つになること。 **だい・どうみゃく【大動脈】**●心臓の左心室から出る動脈の本幹。[対]大静脈。●鉄道・道路などの交通の最も重要な幹線。「海上交通のー」 **だいとうりょう【大統領】**●共和国の元首。国民から選ばれ、一定の期間、その国の行政の最高責任者となる。●[俗][芝居などで]芸のすぐれた者に対して親しみをこめて呼びかけるほめことば。「よう、―」 **たい・とく【体得】**《名・他サ》十分に理解して自分のものにすること。また、経験して身につけること。「仕事のこつをーする」[類語]会得。 **たい―どく【胎毒】**赤ん坊の頭や顔にできる皮膚病の俗称。 **だい・とく【大徳】**●[仏]徳の高い僧。高僧。碩徳。●[文]金持ち。 **だい・どく【代読】**《名・他サ》本人の代わりに読むこと。「祝辞を―する」 **だいどころ【台所】**●家庭で食べ物を調理する場所。炊事場。[類語]厨房。●金銭のやりくり(を担当する所)。「―が苦しい」 **タイトル**[書物・映画などの]表題。題名。●映画の字幕。●称号。肩書き。●選手権。また、選手権保持者としての資格。▽title ーバック 映画・テレビなどで、題名や配役を記した字幕の背景になる画面。▽title background から。ーマッチ[ボクシング・レスリングなどで]選手権をかけた試合。選手権試合。「ミドル級のー」▽title match ーロール[映画・演劇・オペラなどで]作品の題名になっている役柄。 **たい・ない【体内】**体の内部。[対]体外。 **たい・ない【対内】**内部・国内に対すること。「―政策」[対]対外。 **たい・ない【胎内】**[子供を身ごもっている]母親の腹の中。胎中。―くぐり【―『潜り】●人がやっとくぐりぬけられるほどのほら穴。●精進潔斎のために、仏像の胎内や自然の洞穴などをくぐりぬけること。 **だい・なごん【大納言】**●太政官の次官で、右大臣につぐ官。●「大納言小豆」の略。小豆の一品種。小豆よりも粒が大きく、色がこい。 **だい・なし【台無し】**《形動》[台は仏像をのせる台座の意]全く役に立たないようす。めちゃくちゃになるようす。「計画がーになる」「君のスピーチで披露宴はーになった」 **ダイナマイト** ニトログリセリンを珪藻土・綿火薬などに吸収させた、工業用の爆薬。▽dynamite **ダイナミズム** そのものが内にひめている力強いエネルギー。活動力。活力。力強さ。▽dynamism **ダイナミック**《形動》●力強いようす。力強くいきいきと動くようす。躍動的。力動的。「――な筆致」[対]スタティック。●力学的。▽dynamic **ダイナモ** 発電機。▽dynamo **だいなり・しょうなり【大なり小なり】**《連語》[程度などに]大きいか小さいかの差はあっても。大きくても小さくても。多かれ少なかれ。「―影響が出るだろう」 **だい・なん【大難】**大きな災難。[対]小難。 **だいに【第二】**第一の次。二番目。―ぎ【一義】根本的でないこと。ーじーさんぎょう【一次産業】イギリスの経済学者コーリン=クラークによる産業分類の一つ。製造業・鉱業・建設業・ガス電気事業・水道業など。[参考]第一次産業・第三次産業。―じ・せいちょう【―次性徴】成熟するにつれて現れてくる、男女や動物の雌雄を区別する体の特徴。男性のひげ、動物の雄の角など。―じ・せいひん【―次製品】第一次製品を加工してできる製品。[参考]次元が高くなるにつれて加工度が高くなる。第一次製品。―じ・せかいたいせん【一次世界大戦】一九三九年から一九四五年にかけて、日本・ドイツ・イタリアを中心とする枢軸国と、イギリス・フランス・中国・ソ連・アメリカなどの連合国との間で行われた世界戦争。一九四五年、ドイツ・日本の無条件降伏により終結。第二次大戦。[参考]太平洋戦争。―にんしょう【一人称】たいしょう(対称)③。 **たいにち【対日】**《接頭》「日本に対する」の意。「―政策」「―感情」 **たいにち【滞日】**《名・自サ》[外国からの旅行者が]日本に滞在すること。 **だいにち【大日】**「大日如来」の略。―にょらい【一如来】真言宗の本尊。宇宙を照らす太陽を意味し、万物の慈母とされる。遍照如来。遍照尊。 **だいにゅう【代入】**《名・他サ》[数]式または関数中の文字を、他の文字や数値でおきかえること。 <869> **たい!にん【体認】**《名・他サ》[文]実際に自分で体験して、しっかり理解すること。「座禅を―する」 **たい・にん【大任】**重大な任務。大切な役目。[コロ]「―を果たす」[類語]重任。大役。 **たい・にん【退任】**《名・自サ》今までの任務をやめること。任務をしりぞくこと。[対]就任。 **だい・にん【代人】**代理人。[類語]名代。 **だい・にん【代任】**《名・他サ》ある人の代わりにその任務につく・こと(人)。「A大使の一にB氏をあてる」 **だい・にん【大人】**[小人・中人に対して]おとな。[料金や入場料などの区分に多く使う] **ダイニング** 「ダイニングルーム」の略。食事をする部屋。食堂。▽dining (= 食事)―キッチン 台所と食堂をかねた部屋。DK。▽dining kichen からの和製語。―ルーム[洋風建築で]食事をする部屋。食堂。▽dining room **たい・ねつ【耐熱】**熱によって変化・変形しないこと。[ふつう単独では使わない]「――性」「ーガラス」 **だい・の【大の】**《連体》●大きな。一人前の。[多く、男・おとなを表す語につく]「――男が大泣きする」●大変な。非常な。「――好物」「―仲よし」 **たい・のう【滞納】**《名・他サ》[納めるべき金銭を]決められた期日を過ぎても納めないこと。「税金を―する」 **だい・のう【代納】**《名・他サ》●本人に代わって金品を納めること。●金銭の代わりに物で納めること。 **だい・のう【大脳】**脊椎動物の脳の一部。運動・感覚などをつかさどり、人間では思考・意志などの精神作用をいとなむ。―ひしつ【一皮質】大脳の表面の灰白質の部分。おもに神経細胞からなり、運動・感覚・意識・知能の働きを支配する。 **だいのう【大農】**●機械を使って広大な耕地で大規模に行う農業。[対]小農。●広い農地をもつ百姓。大百姓。[類語]豪農。[対]小農・中農。 **だい・のうかい【大納会】**取引所における一年の最終立ち会い。通常一二月三〇日。[対]大発会。 **だい・の・じ【大の字】**[「大」という字のように]両手・両足を広げ、あおむけにねること。 **だい・の・つき【大の月】**太陽暦で三一日、太陰暦で三〇日の日数がある月。[対]小の月。 **たい・は【大破】**《名・自他サ》大きな物が原形をとどめないほど、ひどくこわれること。また、こわすこと。「一した戦艦」[対]小破。 **だい・ば【台場】**「砲台場」の略。江戸時代の末、海上からの攻撃にそなえ、大砲をすえつけた所。お台場。 **ダイバー** ●[職業として]潜水する人。潜水士。●[水泳で]飛び込み種目の選手。●スキンダイビングまたはスカイダイビングをする人。▽diver **たい・はい【大、旆】**●昔、中国で、日月と上り竜・下り竜をえがいた天子・将軍の旗。●[文]堂々とした旗印。「自由の―」 **たい・はい【大敗】**《名・自サ》ひどく負けること。[コロ]「―を喫する」 **たい・はい【大杯・大盃】**大きなさかずき。[類語]大杯。 **たい・はい【退廃・頽廃】**《名・自サ》●勢いなどがおとろえ、すたれること。「王朝がーする」●道徳や気風が乱れて不健全になること。[表記]もと、もっぱら「頽廃」と書いた。―てき【一的】《形動》道徳が失われたり気風が乱れたりして、健全ではないようす。「―な映画」 **だい・ばかり【台、秤】**物を台の上にのせ、分銅とつり合わせて重さを計るはかり。かんかんばかり。[参考]重い物を計るときに使う。 **たい・はく【大白】**[文]大きなさかずき。[類語]大杯。●精製した純白の砂糖。●太い絹糸。「太白飴」の略。―あめ【―、飴】太白②を練り固めて作った飴。 **たいはく【太白】**●「太白星」の略。「金星」の別称。●サツマイモの一品種。 **だい・はち【大八】**「大八車」の略。ーぐるま【一車】[人がひく]大型の荷車。[語源]「代八車」、すなわち「八人分の仕事の代わりをする車」の意という。 **たい・ばつ【体罰】**肉体に苦痛を与える罰。[類語]体刑。 **だい・はっかい【大発会】**取引所で、その年最初の立ち会い。通常一月四日。初立ち会い。[対]大納会。 **たい・はん【大半】**全体の半分よりもはるかに多い数量。大部分。 **たい・ばん【胎盤】**胎児を母体の子宮内につないでおく器官。これによって胎児の栄養供給・呼吸・排泄などがどの機能が行われる。 **だいばんじゃく【大盤石・大、磐石】**[大きな岩の意]物事の基礎がしっかりして、ゆるがないこと。「―の備え」「―の企業」 **たい・ひ【堆肥】**草・わら・糞尿などを積み重ねてくさらせた肥料。積み肥。 **たい・ひ【対比】**《名・他サ》[似た性質をもつ]二つの物をくらべてそのちがいを見ること。「二案を―して考える」[類語]比較。対照。[次ページ]小論文のツボ「対比」 **たい・ひ【待避】**《名・自サ》他のものが過ぎ去るのを、わきへ寄って待つこと。「普通列車が――する」「一線」 **たい・ひ【貸費】**[学費などの]費用を貸すこと。また、その金。「―生」[類語]給費。 **たい・ひ【退避】**《名・自サ"》危険をさけるためその場所からしりぞくこと。「攻撃地点から―する」 **たい・び【大尾】**[文]物事の終わり。終局。 **だい・ひ【大悲】**●衆生の苦しみを救う、仏の大きな慈悲。●「大悲菩薩」の略。観世音菩薩。 **だい・ひき【代引き】**●「代金引き換え」の略。●「代金引換郵便」の略。郵便物の特殊取り扱いの一つ。差出人の依頼を受けた郵便局が、その指定した額の金銭と引き換えに受取人に郵便物をわたし、その代金を差出人に送付するもの。=だいびき。 **タイピスト** タイプライターを打つ職業(の人)。▽typist **だい・ひつ【代筆】**《名・他サ》[文書・手紙などを]本人に代わって書くこと。また、その書いたもの。[類語]代書。[対]直筆。 **たい・びょう【大病】**なおりにくい重い病気。大患。 **だい・ひょう【代表】**《名・他サ≫●一つ(または一部)のもので、全体の性質や役目を示す・こと(もの)。「サクラは日本の花を―する」●多くの人・団体に代わって、その意見を外部に表す・こと(人)。「国民を―する意見」[類語]総代。―けん【―権】法人や団体を代表してその意思を外部に示し、折衝事務などに当たる権限。―ち【―値】ある集団の統計値のうち、その集団の特徴を表している値。―とりしまりやく【一取締役】会社を代表する権限をもつ取締役。株式会社では取締役会で、有限会社では定款または社員総会の決議によって選任される。 <870> **だいひょう【代表】**●ある集団の中から選び出されて、その集団を代表してその意思を外部に示し、折衝事務などに当たる権限。―ち【―値】ある集団の統計値のうち、その集団の特徴を表している値。―とりしまりやく【一取締役】会社を代表する権限をもつ取締役。株式会社では取締役会で、有限会社では定款または社員総会の決議によって選任される。 **だい・ひょう【大兵】**〔文〕体が大きくたくましい・こと(男性)。[対]小兵。 **だい・ひん【代品】**代わりの品物。代用品。 **ダイビング**《名・自サ》●水上競技で、飛び込み。●航空機の急降下。●「スキンダイビング」の略。●「スカイダイビング」の略。▽diving **たい・ふ【大夫】**●五位の位にある人の通称。たゆう。●中国の周{しゅう}代の職名。卿{けい}の下、士の上に位する。 **たい・ぶ【大部】**一まとまりの書物の、冊数やページ数が多いこと。分厚いこと。「――の全集」[類語]大冊。 **タイプ**●型。型式。「新しい―の車」●人間の性格をその共通の特性によって分けた型。また、その型にあてはまるような性格。「重役―」「彼は私の好きな―です」●《名・他サ》タイプライターで文字を打つこと。「―を習う」●「タイプライター」の略。▽type ーライター キーをたたいて紙に文字を記す機械。印字機。タイプ。▷typewriter **だい・ふ【乃父】**〔文](「乃{なんじ}の父」の意)●他人の父のこと。●父が子に対して、自分のことをいう語。●「転じて、単に〕父。おやじ。 **だいぶ【大分】**《副》物事の程度が進んでいるようす。かなり。大分{だいぶん}。「―できあがった」[表記]ふつうかな書き。 **たい・ふう【台風・颱風】**北太平洋の南西部に発生し、フィリピン・中国・日本などをおそう暴風雨。夏から秋が多い。熱帯低気圧のうち最大風速毎秒一七・二メートル以上のもの。タイフーン。―の・め【一の目】●台風の中心の、風がほとんどなく、雲の少ない区域。直径数十キロメートル。台風眼{たいふうがん}。●激動する事象の中心(人物・勢力)の意。 **だいーぶきん【台布巾】**食卓などをふくふきん。台ふきん。 **だいふく【大福】**●大きな幸運。●金持ちで、運がよいこと。「―長者」「大福餅」の略。―ちょう【―帳】商家で、売買を記録しておく帳面。 **だいふく・もち【大福餅】**和菓子の一つ。うすくのばした餅の中にあんを包み入れた菓子。大福。 **たい・ぶつ【対物】**物・物件に対すること。〔ふつう、単独では使わない〕「―担保」―レンズ〔理〕望遠鏡・顕微鏡などで、観察する物体に近い方にあるレンズ。対物鏡。[対]接眼レンズ。 **だいーぶつ【代物】**代わりの品物。 **だいぶつ【大仏】**大きな仏像。[参考]ふつう座像で、高さが一丈六尺(約四・八メートル)以上のものをいう。 **だいぶぶん【大部分】**〔ある事物の〕ほとんどの部分。おおかた。大半。[類語]大多数。[対]一部分。 **だいぶん【大分】**《副》だいぶ(大分)。 **たいぶんすう【帯分数】**〔数〕整数と真分数の和からなる数。たとえば2 1/2など **たいへい【太平・泰平】**《名・形動》世の中が平和で、よく治まっていること。四字「天下―」[連]「―の世」―らく【―楽】●天下太平をいわう雅楽の曲名。●のんきに構えて、好き勝手なことを言ったりしたりすること。また、その言動。「――を並べる」 **たいへい‐よう【太平洋】**南北アメリカ・オーストラリア・アジアの間にある、世界最大の海。―せんそう【―戦争】第二次世界大戦のうち、主として太平洋方面で行われた、日本とアメリカ・イギリス・オランダ・中国などの連合国との戦争。ーベルト 日本列島の太平洋側にある、京浜・中京・阪神を経て北九州に至る帯状の工業先進地域。太平洋沿岸工業地帯。 **たいべつ【大別】**《名・他サ》物事を大まかに分けること。だいたいの分類。「読書傾向を―する」[対]小別。 **たいへん【大変】**■《名》〔文〕大事件。一大事。「お家の―」■《形動》●重大なようす。程度がふつうでないようす。「―な人物」「―な人出」●苦労が激しいようす。「仕事は――だった」■《副》程度が激しいようす。たいそう。非常に。「――お世話になりました」 **たいへん【対辺】**〔数〕ある角や辺に向かい合う辺。 **たい・べん【胎便】**生まれ出たとき、新生児の大腸にたまっている便。かにばば。かにくそ。[参考]生後三六時間ぐらいの間に排泄{はいせつ}される。 **だいへん【代返】**《名・自サ》〔俗〕出席をとるとき、欠席者の代わりに返事をするこ。 >小論文のツボ 対比(類比)二つの事柄を比較し、その特徴をより鮮明にするような考え方や論じ方を「対比」という。例えば、日本文化の特徴について論じようと思った場合、日本文化についてだけ述べることも可能ではあるが、それでは読み手にとって説得力のあるわかりやすい文章にはなりにくい。そのようなときに、西洋文化を「引き立て役」として登場させて対比し、「西洋文化は~であるのに対し日本文化は~」と述べていくことで、読み手に自分が伝えようと思ったことをよりはっきりと伝えることが可能となる。二者を比較して相違点について検討するときには「対比」、二者の共通点や類似点について検討することは「類比」と、言葉が使い分けられることもある。小論文を書く場合においては、制限字数に比較的余裕があるならば、・自分が論じたい事柄と対照的な性質や内容をもつ事柄を文中に登場させ、二者の相違点を明らかにしながら論を展開する。・自分が論じたい事柄と似た性質や内容をもつ事柄を文中に登場させ、二者の共通点を明らかにしながら論を展開する。といった展開が、対比を利用した論の組み立てとして可能である。また、賛否両論がありうるような問題や、功罪両面がありうるような事柄について論ずる場合に、・賛否それぞれの立場(言い分)を比較検討しながら自分の主張を導く。・功(利点、長所、メリット)と罪(欠点、短所、デメリット)を比較検討しながら自分の主張を導く。といった展開をとることも可能である。 <871> **だい・べん【代弁・代、辨】**《名・他サ》●本人に代わって弁償すること。代償。「損害を―する」●ある人に代わって物事を処理すること。代理。[類語]代務。 **だい・べん【代弁・代、辯】**《名・他サ》[意見などを]本人に代わって述べること。「彼の気持ちを―する」 **だい・べん【大便】**消化された食べ物がかすとなって肛門から排泄されるもの。うんこ。くそ。便。 **たい・ほ【退歩】**《名・自サ》[あともどりをする意から]能力・技術などの程度が前より低くなること。「技術的には―している」[類語]退化。後退。[対]進歩。 **たい・ほ【逮捕】**《名・他サ》●身柄を拘束すること。●[法]捜査機関が(逮捕状によって)強制的に被疑者を捕らえること。[類語]勾引。―じょう【一状】捜査機関による被疑者の逮捕を許可する旨を記載した令状。裁判官が発行する。 **たい‐ほう【大法】**[文]重要な法律。 **たい‐ほう【大砲】**大型の弾丸を発射する兵器。火砲。おおづつ。[参考]「一門・・・」と数える。 **たい・ぼう【大望】**たいもう。 **たい・ぼう【耐乏】**品物が少なく不自由な状態をがまんすること。貧しさをたえしのぶこと。「一生活」 **たい・ぼう【待望】**《名・他サ》あることの実現を、待ち望むこと。「救世主の出現を―する」 **だいぼう・あみ【大謀網】**ブリ・マグロなどをとる袋網の一つ。大型で、数隻の漁船で操る。 **だい・ほうてい【大法廷】**[法]最高裁判所で、裁判官の全員(一五人)によって構成される合議体。長官が裁判長となる。法令等の違憲や判例の抵触などを審判する。 **たい・ぼく【大木】**大きな木。大樹。[類語]巨木。 > **――は風に折られる**《句》大木は風当たりが強いので折られやすい。高い地位につくと他人からねたみや非難を受けやすいたとえ。 **たい・ほん【大本】**[文]物事のいちばんもとになるもの。おおもと。 **だい・ほん【台本】**「脚本」に同じ。 **だい・ほんえい【大本営】**戦時に天皇のもとに置かれた、陸海軍最高統帥部のこと。 **だい・ほんざん【大本山】**総本山の次の寺格で、一宗・一派の末寺を統括する寺。[参考]本山。 **たい・ま【大麻】**●「麻」の別称。●麻からとった麻薬。―ゆ【―油】麻の種から取ったあぶら。 **タイマー** ●ストップウオッチ。→タイムスイッチ。●競技の時間記録係。▽timer **たい・まい【玳瑁】**ウミガメ科のカメ。体長約一メートル。甲羅には黄と黒のまだらで、べっこう細工の材料にされた。べっこうがめ。 **たい・まい【大枚】**金額の多いこと。たくさんのお金。「一三〇万円」 **たい・まつ【『松『明】**[「たきまつ」の音便]昔、松のやにの多い部分や竹・アシなどを束ね、火をつけて照明に用いたもの。炬火。 **たい・まん【怠慢】**《名・形動》なまけ、おこたること。いい加減に物事をすること。「職務――」[類語]怠惰。 **たい・みそ【鯛味噌】**鯛のすり身を味噌にまぜて練り上げた食品。 **だい‐みょう【大名】**●平安時代末から中世にかけて、広い領地を持っていた武士。[対]小名。●江戸時代、将軍と直接の主従関係にあった知行一万石以上の武士。―ぎょうれつ【一行列】江戸時代、大名が参勤交代などで公式に外出する際に整えた行列。[参考]大勢の部下などを従えて歩く一行をからかっても言う。―りょこう【一旅行】ひどくぜいたくな旅行。[参考]俗に、官費を使って行う観光旅行をからかっても言う。 **だい‐みょうじん【大明神】**神名の下につけ、明神をさらに尊んでいう語。「稲荷」 **タイミング** よい時機を見はからうこと。ころあいをはかって、調子を合わせること。[コロ]「―が合う」[コロ]「―が悪い」▽timing **タイム** シソ科の多年草。原産地は地中海沿岸。高さ一〇~三〇センチメートル。初夏に淡紅紫色の花をつける。全体に強い香りがあり、ハーブとして料理に用いる。立麝香草ともいう。▷thyme **タイム** ●時。時刻。時間。●[音]拍子。●運動競技で、試合の一時中止(の時間)。●レースで、所要時間。▽time ーアップ 規定の時間が切れること。▷Time's up. から。―カプセル その時代の文化を示す物を納めて後世に伝えるための容器。地中にうめる。▽time capsule ーキーパー 運動競技の時間記録係。計時員。▽timekeeper ースイッチ 一定の時間がたつと自動的に電流が切れたり流れたりする装置。タイマー。▽time switch ー ★スリップ《名・自サ》[想像上で]一瞬のうちに過去や未来に移動すること。▽time と slip からの和製語。ーテーブル●時間割り。●時刻表。▽timetable ートンネル 通りぬけると、未来や過去にたどりつける想像上のトンネル。▽time tunnel ーマシン 自由自在に過去や未来に旅することのできる想像上の機械。[参考]H・G・ウェルズの空想科学小説の題名から。▷time machine ーラグ 時間のずれ。遅れ。ラグ。▽timelag ーリミット ぎりぎり許される日限・時限。しめきりの日・時間。「―を設ける」▽time limit ーレコーダー 工場や会社などで、社員の出社・退社の時刻をカードに記録する機械。▽time recorder **だい・む【代務】**《名・他サ》本人に代わって事務を行うこと。「税務を―する」「一人」[類語]代行。 **タイムリー** ■《形動》折がちょうどよいようす。「―な企画」■《名》「タイムリーヒット」の略。野球で、走者をホームインさせるヒット。▽timely **たいめい【大命】**君主や天皇の命令。[コロ]「ーが下る」 **たい・めい【待命】**《名・自サ"》●命令の下るのを待つこと。●公務員・会社員などが、身分はありながらその職務・任地が決まっていない・こと(状態)。 **だいめい【題名】**[書物・映画・芸術作品などの]表題。タイトル。 **だいめいし【代名詞】**●名詞のうち、事物や人の名の代わりに、事物・人・場所・方向などを直接指し示す語。人称代名詞と指示代名詞とに分けられる。「それ」「かれ」「そこ」など。●[俗]そのものを言い表すのにぴったりな名称。「エコノミックアニマルは日本人のーだった」 **たい・めん【体面】**世間に対する体裁・面目。[コロ]「―を保つ」[コロ]「―を失う」 **たい・めん【対面】**《名・自サ》●互いに向き合うこと。●直接顔を合わせて会うこと。―こうつう【一交通】歩道と車道の区別のない道路で、人は右、車は左と、向かい合って通行すること。 <872> **たい・もう【体毛】**人間や動物の体に生える毛。[参考]ふつう、頭髪はふくめない。 **たい・もう【大望】**[分に過ぎた]大きな望み。野望。[コロ]「―を抱く」[類語]大志。 **だい・もく【題目】**●[書物・論文などの]表題。タイトル。●[討議・研究・施策などの]主題・項目。テーマ。●日蓮宗で、となえて唱える「南無妙法蓮華経」の七字。[コロ]「―を唱える」●口先で唱えるだけで、実現できそうもないこと。また、(事あるごとに)くり返し言うことば。[ふつう、「おー」の形で使う]「おーで終わる」 **ダイヤモンド** ●宝石の一つ。炭素の結晶で、鉱物の中でいちばんかたい。強く美しい光沢がある。工業用としても用いられる。金剛石。ダイヤ。●野球で、内野。=ダイアモンド。▷diamond ーこん・しき【―婚式】結婚六〇周年または七五周年を祝う式。また、その祝い。ダイヤモンド婚。[参考]金婚式・銀婚式。ーダスト 非常に気温の低いとき、空中の水分が氷結して、きらきらと輝きながら空中に浮かぶ現象。細氷。▽diamond dust **ダイヤリー** ダイアリー。▽diary **ダイヤル** ●ラジオなどの受信機の目盛り盤。また、それを動かすためのつまみ。●旧式電話機の数字盤。回転させて、電話番号を指示する。=ダイアル。▽dial ―イン 直通電話。▽dial in **たい・ゆう【大勇】**[文]見かけだけではない、真の勇気。「政界の刷新に―をふるう」[対]小勇。 > **――は怯なるが如し**《句》真の勇者は慎重であって、ちょっと見ると臆病者のようである。 **たいよ【貸与】**《名・他サ》[品物や金銭を]貸し与えること。「学費を―する」 **たい‐よう【体様・態様】**[文]ありさま。ようす。 **たい‐よう【体用】**[文]物事の本体とその作用。実体と応用。 **たい‐よう【大洋】**大きな海。大海。ーしゅう【一州】六大州の一つ。オーストラリア大陸・ニュージーランド・ニューギニアと周辺の島々からなる地域。オセアニア。 **たい‐よう【大要】**大体の要点。あらまし。要旨。 **たい‐よう【太陽】**●[天]太陽系の中心をなす恒星。地球に最も近い恒星で、地球上に熱と光を与え、万物を育てる。日輪。●物事の中心となる偉大なもの。また、希望を与えるもの。「心に―を持て」↓[類語と表現]―けい【一系】[天]太陽の引力によって、太陽を中心に運行している天体の集まり。―こう・はつでん【――光発電】太陽電池で太陽の光エネルギーを電気エネルギーにかえ、電力を発生させる方式。ーでんち【一電池】太陽の輻射エネルギーを電気エネルギーにかえる装置。―とう【一灯】太陽光線に似た、紫外線を比較的多くふくんだ光を発する電灯。医療・殺菌などに使う。ーねん【一年】太陽が黄道上の春分点を通ってから、再び春分点を通るまでの時間。約三六五日五時間四八分四六秒。回帰年。―れき【―暦】地球が太陽の周りを一回まわる時間を一年とする暦。一年を三六五日とし、四年目ごとに三六六日の閏年をもうける。陽暦。[対]太陰暦。 > **類語と表現「太陽」** > **太陽**は朝東から昇り、夕方西にしずむ。太陽の熱と光は、万物をはぐくんできた。昔、人々は太陽の満ち欠け(日食)に恐れおののき、太陽の黒点に不吉を占い、太陽をあがめ神と見なした(太陽神・太陽崇拝)。また、その高さや傾きで時刻を知り、季節の移り変わりをも知った(太陽暦)。太陽はまた、偉大なものであり希望の象徴でもあった(きみはぼくの太陽だ・元始女性は太陽だった<平塚らいてう>)。今日では、太陽が持つ膨大なエネルギーは二酸化炭素も放射能も出さないクリーンなエネルギーとして注目を浴びている。 > ◆日・天日・白日・赤日・烈日・日輪・天道・火輪・金鳥・日天子・初日・旭日・朝日・夕日・入り日・落日・落陽・落暉・斜陽・夕陽・サン・ソレイユ [尊敬]お日様・お天道様 > ◇[太陽の光]日光・天日・日差し・木漏れ日・日の目・日影・春陽・夕影・日脚・陽光・旭光・暁光・採光・曙光・余光・春光・春日・残照・反照・西日・薄日・コロナ > [オノマトペ]かんかん・ぎらぎら・さんさん・じりじり[と照る] **たい‐よう【耐用】**[長期、また、多くの回数の]使用にたえること。[ふつう単独では使わない]「一年数」 **だい‐よう【代用】**《名・他サ》ある物の代わりとして間に合わせに使うこと。[類語]代替え。代替。―きょういん【一教員】旧制の小学校で、免許状をもたないで教員を務めた人。―しょく【一食】主食、特に米の代わりに食べるもの。[参考]第二次大戦中から戦後にかけて、食糧事情の悪かったころの語。麦飯・芋類・蒸しパン・すいとんの類。―ひん【一品】その物の代わりに使う、間に合わせの品。代替品。 <873> **たい・よく【大欲・大慾】**●大きな望み・欲望。●ひどく欲が深い・こと(人)。[類語]多欲。[対]小欲。 > **―は無欲に似たり**《句》●大欲の人は小さな利益にはこだわらないから、かえって無欲に見える。●欲の深い人は欲に心がまどわされて損失を招きやすく、結局無欲な人と同じ結果になる。 **たいら【平ら】**《形動》●平面上の高低や傾斜がないようす。ひらたいようす。「――な道」●「おーに」の形で>足をくずし楽な姿勢でいるように。「どうぞおーに」●おだやかなようす。やすらかなようす。「気を―にする」■《接尾》[地名につけて]山間の、広い地域にわたる平地であることを表す。[多く「・・・だいら」とにごる]「松本―(長野)」[表記]①は「平」と書く。 **たいら・か【平らか】**《形動》●でこぼこや傾斜がないようす。平ら。「畑を―にならす」●おだやかで静かなようす。平和で何事もないようす。平穏。「波―な内海」「平凡だが、―な日々」●心が落ち着いて安らかなようす。不安や不満がないようす。 **たいら・ぐ【平らぐ】**《自五》●おだやかになる。静まる。●争いが終わって平和になる。[図]《四》。 **たいら・げる【平らげる】**《他下一》●敵や反対者をほろぼし、世の中をしずめる。平定する。「賊を―・げる」●すっかり食べてしまう。「三人前のすしを―・げた」[図]たひら・ぐ《下二》。 **たい・らん【大乱】**[革命・内乱などによる]世の中の大きな乱れ。大動乱。「―をおさめる」 **たいらん【台覧】**《名・他サ》[文]皇族など、身分の高い人がごらんになること。「――に供する」[類語]叡覧。天覧。 **たい・り【大利】**[文]大きな利益。巨利。[対]小利。 **だいり【代理】**《名・他サ》●ある人に代わってあることを処理する・こと(人)。「部長の―で出席する」●[法]本人に代わって法律行為をする・こと(人)。[類語]①②代行。―しゅっさん【―出産】不妊などの理由で自身で出産することができない場合に、第三者の女性に妊娠・出産をしてもらうこと。人工授精や体外受精などの方法を用いる。代理母出産。―てん【一店】特定の会社などの委託を受けて、関連業務の代行をする店・会社。エージェンシー。エージェント。「広告―」―にん【一人】●他人の代理をする人。●[法]本人に代わって意思表示をしたり受けたりする法律上の権限を持つ人。 **だい‐り【内裏】**●[文]天皇の住まい。御所。●「内裏びな」の略。―びな【――、雛】天皇・皇后の姿に似せて作った一対のひな人形。ももの節句(三月三日)にかざる。(お)だいりさま。 **だい・リーグ【大リーグ】**→メジャーリーグ。 **だい・りき【大力】**人並みはずれて強い力(を持っている人)。[類語]怪力。強力。 **たい・りく【大陸】**●地球上の広大な陸地。ユーラシア、アフリカ、南・北アメリカ、オーストラリア、南極。[対]海洋。●[英国からみて]ヨーロッパのこと。●[日本からみて]中国のこと。―かん・だんどうだん【一間弾道弾】ロケットで打ち上げられ、弾道をえがいて目標点に落ちる超長距離ミサイル。略語 ICBM。―せい・きこう【―性気候】[気]大陸特有の気候。昼と夜、夏と冬の寒暑の差が大きく、雨量が少ない。内陸性気候。[対]海洋性気候。―だな【―棚】[地]海岸から深さ約二〇〇メートルぐらいまでの間の、傾斜がなだらかに続いている海底。陸棚。[対]大陸斜面。―てき【一的】《形動》●風土・風俗などが、大陸に特有であるようす。●気が大きく、のんびりしているようす。「―性格の人」 **だいり・せき【大理石】**石灰岩が熱変成作用を受けて再結晶したもの。ふつう、白色で美しい模様があり、みがくと美しいつやを出すので、美術・建築などの材料になる。結晶質石灰岩。マーブル。[語源]中国の大理で多く産したことから。 **たい・りつ【対立】**《名・自サ》二つのものが全く反対の立場をとること。また、反対の立場をとって互いに張り合うこと。「―候補」「意見が――する」 **たい・りゃく【大略】**おおよそ。あらまし。「計画の―を説明する」[副詞的にも使う]「調査は―終わった」 **たい・りゅう【対流】**[理]熱の伝わり方の一つ。液体や気体の一部を暖めたとき、その部分の密度が小さくなって上昇し、密度の大きい冷たい部分が下降して起こる循環運動。―けん【一圏】[気]大気圏の最下層。大気の対流があり、雨・雪などの降る部分。中緯度で地上一二キロメートルまで。[参考]成層圏。 **たい・りゅう【滞留】**《名・自サ"》[文]●物事がとどこおって、動かないでいること。「事務が――する」[類語]停滞。●旅先で長くとどまること。「インドに二週間―する」[類語]逗留。 **たい・りょう【大漁】**漁で収獲が多いこと。豊漁。[対]不漁。―ばた【一旗】大漁を祝って漁船にかかげる旗。―びんぼう【一貧乏】魚がとれすぎたために値くずれが起き、かえって収入が少なくなること。 **たい・りょう【大猟】**狩猟で収穫が多いこと。豊猟。 **たい・りょう【大量】**●数量が多いこと。たくさんの量。「商品を―に仕入れる」「―生産」[類語]多量。[対]少量。●[文]心が広いこと。大きな度量。 **たい・りょう【耐量】**薬物を使用したとき、中毒は起こすが死には至らない摂取可能な最大量。 **たい・りょく【体力】**作業や運動をする体の力。また、病気に抵抗する力。「―がある」 **たい・りん【台臨】**《名・自サ》[文]<「御―」の形で>皇后・太皇太后・皇太后・皇族がその場所へ来ることをいう尊敬語。 **たい・りん【大輪】**花などの輪郭が、ふつうより大きい・こと(もの)。「―の菊」 **タイル** 粘土や岩石の粉末を原料にして小さな板状に焼いたもの。水回りの床や、壁面にはる。▽tile **たい・れい【大礼】**●宮中の重大な儀式。特に、即位の儀式。●冠・婚・葬・祭などの重大な儀式。―ふく【服】明治時代以後、宮中の重大な儀式などの際に着用した礼服。[参考]爵位・官等などによって区別があった。一九四七年廃止。 **たい・れい【頹齢】**[文]「老齢」に同じ。 **ダイレクト**《形動》とりつぐものがなくて直接であるようす。「―に交渉する」▽direct ーセール 直接販売。直販。▽direct sale ーメール 製造業者・販売業者から、客として見込みのある個人に直接郵送する広告。あて名広告。略語DM。▽direct mail **たい・れつ【隊列】**隊になったものの列。隊の並び。隊伍。 <874> **たい・ろ【退路】**[文]逃げ道。[コロ]「―を断つ」[対]進路。 **たいろ【多雨】**雨量が多いこと。「高温―」[対]少雨。 **たい・ろう【大、牢】**[文]●昔、中国で天子が神を祭るとき供物としたもの。●りっぱな料理。「―の滋味」 **たい・ろう【大老】**●[文]世間から尊敬される老人。●江戸幕府で、将軍を補佐する最上位の職名。必要に応じて、老中の上に置かれた。「井伊―」 **だいろっ‐かん【第六感】**[五感以外の六番目の感覚の意で]理屈では説明できないが、物事の本質をするどく感じとる心の働き。[コロ]「―が働く」[類語]直感。 **たい・ろん【対論】**《名・他サ》対抗して、または直接向かい合って、議論すること。また、その議論。 **たい・わ【対話】**《名・他サ》向かい合って話し合うこと。また、その話。「親子の――」「――集会」[類語]対談。 **だい・わたし【代渡し】**株式の短期取引で、買い方が売り方よりも多く、株が不足したときに、代行機関が売り方に代わって株を渡すこと。仮渡し。 **だい・われ【台割れ】**株価が下がって、一〇円刻みで示される台が一つ下の単位に変わること。七〇円台の株が六〇円台に下がるなど。 **たいわん・ぼうず【台湾坊主】**●[俗]円形脱毛症。台湾はげ。●[気]台湾の北から北東にかけての近海上に発生する低気圧。冬から春にかけて多く発生し、北東ないし東北東に進んで日本に雨や雪をもたらす。 **ダイン**《名・助数》力の大きさの単位。一ダインは、質量一グラムの物体に毎秒一センチメートルの加速度を生じさせる力。記号 dyn°▷dyne **ダウ** 「ダウ式平均株価」の略。―しき・へいきんかぶか【一式平均株価】増資による権利落ちなどで生じる株価の下落を修正した平均値。ダウ平均。ダウ。[参考]アメリカのダウ・ジョーンズ(Dow Jones)社が始めた。単純平均株価。 **た‐うえ【田植え】**苗代場で育てた稲の苗を、田に移し植えること。 **た‐うち【田打ち】**[耕作しやすいように]春の初めごろ、田の土をほりおこすこと。 **タウン** 町。都会。「ダウンー(=下町)」▽town ーウエア 街着。外出着。▽townwear ーし【―誌】ある都市の一定地域の生活情報やイベント情報を掲載した雑誌。 **ダウン** ■《名》《自他サ》下がること。また、下げること。「コストー」[対]アップ。●《自他サ》ボクシングで、たおす(たおれる)こと。ノックダウン。●《自サ》疲労したり、意識を失ったりして、それ以上その物事を続けられなくなること。「走り過ぎて―した」■《助数》野球で、一イニング中のアウトの回数を数える語。[参考]「ワンダン」「ツーダン」のように、多く「ダン」となる。▽down ータウン[商店などの多い]下町。また、繁華街。▷downtown ーロード《名・他サ》インターネットなどで、ホストコンピューターからデータやプログラムを端末に転送すること。[対]アップロード。▽download **ダウン** 水鳥の羽毛。「―ジャケット」▽down **ダウン・しょうこうぐん【ダウン症候群】**染色体の異常により、成長や発達に遅れがみられることの多い先天的な疾患。ダウン症。[語源]一八六六年に最初の報告をしたイギリスの医師ダウン(Down)の名にちなむ。 **たえ【構】**[古]カジノキなどの繊維で織った布。また、布の総称。 **たえ【『妙】**《形動》[文]不思議なほどすぐれているようす。素晴らしいようす。「―なる楽の音」 **たえ・い・る【絶え入る】**《自五》息が絶える。死ぬ。「―・るような声で言う」 **たえ・がた・い【耐え難い・堪え難い】**《形》我慢できない感じだ。こらえきれない。「―・い苦しみ」 **だ‐えき【唾液】**唾液腺から口の中に分泌される液。口中をうるおし、消化をたすける。つば。 **たえ・しの・ぶ【耐え忍ぶ・堪え忍ぶ】**《自他五》[つらいこと・苦しいこと・悲しいことなどを]じっと我慢する。じっとこらえる。「屈辱を―・ぶ」「冬を―・ぶ花」 **たえず【絶えず】**《副》ある動作・状態が、止まることなく引き続いて行われるようす。たえまなく。いつも。「―車が通る道」 **たえ・だえ【絶え絶え】**《形動》今にも絶えそうで、やっと続いているようす。また、とぎれとぎれ。「泣き声が―に聞こえる」[コロ]「息もーのようすだ」 **たえて【絶えて】**《副》[下に打ち消しの語を伴って]その事がやんだまま、今までに一度も。少しも。全然。[コロ]「めでたい話など―なかった」 **たえ・は・てる【絶え果てる】**《自下一》●すっかり絶える。まったくなくなる。「全快する望みは―・てた」●息が絶えてしまう。死んでしまう。 **たえ・ま【絶え間】**[ずっと続いていたものが]とだえている間。切れ間。「雨が―なく降る」「雲の―に陽光がさす」 **た・える【耐える・堪える】**《自下一》●[苦しさやつらさを]我慢する。辛抱する。こらえる。「悲しみに―・える」●他から圧迫する力に屈しないで、支えとめる。「雨風に―・える大木」「批判に―・える」●(・・・を)することができる。(・・・に)値する。「見るに―・えない」「読むに―・えない本」[表記]③は多く「堪える」と書く。[参考]感にたえる・感にたえない。[図]た・ふ《下二》。[使い分け] > **使い分け「たえる」** > **耐える** [もちこたえる。我慢する]猛攻に耐える・苦痛に耐える・迫害に耐える・風雪に耐える > **堪える** [値する。おさえ得る]鑑賞に堪える作品・任に堪えない・見るに堪えない・驚きに堪えない・感に堪えない・遺憾に堪えない > **絶える** [続いていたものがそれ以上続かない。なくなる]消息が絶える・血統が絶える・送金が絶える・死に絶える・と絶える・絶えて久しい・絶え間なく > [参考]「耐」は外部からの力に屈せず、じっと我問する意、「堪(=坎)」は穴が原義で、その場でじっとたえしのぶ意。また、「断」は続いていたものが途中で切れる意で、「線が断える・水が断える・補給路が断える」のように使われたが、今日では「絶える」と書く。現在「断」はもっぱら「断つ」の形で使う。 **た・える【絶える】**《自下一》●続いてきた動作・作用・状態・関係などが切れる。「音信が―・えたままだ」[コロ]「息がー・える」●なくなる。つきる。やむ。「水の―・えた川」[コロ]「生傷がー・えない」[図]た・ゆ《下二》。 <875> **だ・えん【「楕円】**[数]二次曲線の一つ。一平面上で二つの定点(=焦点)からの距離の和が一定である点の軌跡によってできる図形。長円。 **たお・す【倒す・仆す】**《他五》●力を加えて、立っているものを横にする。転ばす。「斧で木を―・す」●敵対する勢力を破って存続できなくする。くつがえす。「幕府を―・す」●勝負で負かす。「強敵を―・す」●生命をうばう。殺す。「一刀のもとに―・す」[表記]④は「斃す」「殪す」とも書く。●金を借りたままにし、相手に損を与える。ふみたおす。[文]《四》。 **たおたお**《副》(「―と」の形でも使う)しなやかなようす。たおやかなようす。「鳥が――とはばたく」 **たおやか**《形動》●女性の動作などが、しとやかで優美なようす。「――に足を運ぶ」●[姿・形が]しなやかなようす。なよやか。「―な柳の枝」 **たおや・め【手『弱女】**[雅]たおやかな女性。やさしい女性。また、女性。[対]ますらお。―ぶ・り【一振り】女性的で優艶な歌風。[参考]万葉集の益荒男振りに対して、古今和歌集などに見られる歌風をいう。[対]益荒男振り。 **た・お・る【手折る】**《他五》[文]●花や枝を手で折る。「桜を―・る」●女性を自分のものにする。 **タオル** ●布面に輪状のけばを織り出した綿織物。やわらかく吸湿性に富む。●タオルで作った西洋風の手ぬぐい。▷towel ーケット タオル地で作った掛け布団。▷towel と blanket (=毛布)からの和製語。 > **―を投・げる**《句》ボクシングで、セコンドがリング内にタオルを投げ入れ、試合放棄を表明すること。転じて、戦意を喪失して中途であきらめること。 **だおれ【倒れ】**《接尾》うわべだけがりっぱで、中身が伴わない意。「看板―」「企画」 **たお・れる【倒れる・仆れる】**《自下一》●立っている物が、自分の力で支えきれずに横になる。転ぶ。「台風で垣根が―・れる」●ある勢力が敵対者の力に屈して存続できなくなる。くつがえる。「独裁政権が―・れる」●企業が事業を続けられなくなる。「不況で会社が―・れる」●病気にかかって床につく。「過労で―・れる」●人の手にかかったりして生命を失う。殺される。[コロ]「凶弾に―・れる」[表記]④⑤は「斃れる」「殪れる」とも書く。[図]たふ・る《下二》。 > **斃れて後已む**《句》死ぬまで努力し続ける。 > **―れても土を掴む**《句》→転んでもただは起きぬ。 **たか【多寡】**数量の多いことと少ないこと。多少。「寄付は金額の―にかかわらず受け付けます」 **たか【高】**■●金額。数量。「希望した――のお金」●[物事の]程度。ねうち。●<「―が・・・」の形で>数量・程度が取るに足りないようす。せいぜい。たかだか。「―が一分おくれたぐらいで、そんなに怒らなくてもいいのに」「―が素人となめてかかる」■《接頭》「高い」「大きい」意。「―調子」「一笑い」 > **――が知・れる**《句》どのくらいの程度か、だいたい分かる。たいしたことはない。「節約してもー・れている」 > **――を括る**《句》高く評価せずに安易に考える。たいしたことはないと思って軽く見る。 **たか【鷹】**タカ科の鳥のうち、一般に小形の鳥の総称。くちばしは内側に鋭く曲がり、足にはするどい爪がある。他の鳥や小動物などを捕らえて食べる。 **たが【箍】**桶・樽などの周りにはめてしめる、竹・金属などの輪。 > **――が緩・む**《句》[しめつけていた箍がゆるくなる意から]●緊張がゆるんで、しまりがなくなる。「政府内部の―・む」●年をとって気力がなくなる。 > **――を締・める**《句》ゆるんだ気持ちや規律を引きしめる。「勤務態度の悪い社員の―・める」 **だか【高】**《接尾》●「数量」「分量」の意。「収穫―」●「金額」の意。「売上―」●[金額を表す語につけて]ある時の価格より高い意。「三円―」[対]安。 **だーが**《接続》前に述べた事柄を受けて、次にそれに反するようなことを述べるときに、文頭にそえる語。そうであるけれども。しかし。けれども。「仕事は早い。―まちがいが多い」 **たか・あがり【高上がり】**●高いところに上がること。「ヒバリのー」●上座にすわること。●[予想より]費用が多くかかること。 **たかあし【高足】**●足を高く上げて歩くこと。●すねが長いこと。「竹馬」の別称。●歯の高いあしだをはいて行う田楽舞。また、それに用いる高あしだ。●膳などの、脚部が高い・こと(もの)。 **だ・かい【打開】**《名・他サ》物事の行きづまった状態を解決すること。解決の道をきりひらくこと。「財政危機を―する」「―策」[注意]「打解」は誤り。 **たかい【互い】**相対する両方。関係し合うものの一つ一つ(一人一人)。「―の利益」[参考]互いに。お互い様。 **たか・い【高い】**■《形》(ものの位置が)上の方にあって、基準の面からのへだたりが大きいようすだ。「―・く差し上げる」[句]「頭が―・い」●(ものの)下端から上端までの長さが大きいようすだ。たけが長い。「背が―・い」●身分・地位が他より上にあるようすだ。「―・い位の人」●能力が他よりすぐれているようすだ。「―・い識見」●品位・品格がりっぱである。[コロ]「格調の―・い作品」●一定の水準よりもまさっているようすだ。「生活水準が―・い」●程度・勢いなどが激しいようすだ。また、数値が大きい。[コロ]「気位が―・い」[コロ]「血圧が―・い」●声・音が耳に大きく聞こえる感じだ。音域が上である。「声が―・い。静かに話して」「ソプラノの―・い声」[類語]高らか。甲高い。声高。[対]①~⑧低い。●よく聞こえているようすだ。有名である。[コロ]「悪名が―・い」●買うのに多額の金銭がかかるようすだ。「ダイヤモンドは―・い」[類語]高価。[対]安い。●えらぶっているようすだ。[多く「おー・い」の形で使う][句]「おー・くとまる(=えらぶっている)」[図]たか・し《ク》。■《名》漢字の部首「高」の称。 **たかい【『違い】**[文]ちがっていること。相違。[古風な言い方]「世間の評判に―はない」 **ダカーポ** 楽譜で、曲の初めにもどって演奏することを指示する語。略号 D.C. ▽Da capo **た・かい【他界】**[文]●人間界以外の世界。●《名・自サ》[人が死ぬこと。[婉曲な言い方]]「祖父は昨年―した」 **たがい・せん【互い先】**囲碁や将棋で、同じぐらいの強さの者どうしが勝負をするとき、かわるがわる先手になること。相先。 **たがい、ちがい【互い違い】**二つの物事を交替にするようす。また、二つのものが入れちがいになるようす。かわるがわる。交互。「男女がーに並ぶ」 **たがい・に【互いに】**《副》関係し合うもののそれぞれが、双方から。また、どちらもともに。「―助け合う」 <876> **たかいびき【高いびき】**●大きな音のいびき。「ーをかく」●ぐっすりねむること。[類語]高まくら。 **たが・う【違う】**《自五》●一致しない。ちがっている。〔やや古風な言い方〕「寸分―・わぬ(=全く同じ)できばえ」「予想に―・わぬ(=予想通りの)結果」●ある約束・基準に、はずれる。そむく。[句]「事に―・う」▷たが・ふ《四》。 **たが・える【違える】**《他下一》●一致しないようにする。ちがわせる。「方法を―・える」●「約束や決まりに〕そむく。[コロ]「約束を―・える」▷たが・ふ《下二》。 **たかが【高が】**《副》→高々。 **たかがり【鷹狩り】**飼いならしたタカ・ハヤブサなどを使って、野鳥を捕らえる狩猟。 **た・かく【多角】**●角が多いこと。●多方面にわたること。〔ふつう、他の語につけて使う〕「―経営」―けい【一形】〔数〕三つ以上の直線で囲まれた平面図形。三角形・四角形・五角形など。多辺形。たかっけい。―てき【一的】《形動》物事がいろいろな方面にわたるようす。「―な取り組み」「―に論じる」 **た‐がく【多額】**《名・形動》金銭の額が多いこと。多い金額。「―の投資」[類語]巨額。高額。[対]少額。 **たか・ぐもり【高曇り】**雲が空高くにあって曇っていること。 **たか・げた【高下駄】**歯の高いげた。あしだ。 **たか・さ【高さ】**●高いこと。また、その程度。●基準になる点から上方のある点までの距離。また、その度合い。高度。「山のーをはかる」●〔数〕図形の上下の長さ。三角形では、頂点から底辺に下ろした垂線の長さ。台形・平行四辺形では平行な辺と辺の間の距離。 **たかさご【高砂】**謡曲の曲名。世阿弥{ぜあみ}の作。「高砂の松」の精が老夫婦となって姿を現し、夫婦の道を説く脇能物の代表曲で、婚礼などの席でうたわれる。 **だがし【駄菓子】**安価で大衆的な菓子。「一屋」 **たか・しお【高潮】**満潮のときに暴風が陸に向かってふきつけるために、高い波が陸地におし寄せる現象。風津波。 **たかしまだ【高島田】**女性の髪形の一つ。根を高く結った島田まげ。高まげ。[参考]島田。 **たか・じゅふん【他家受粉・他花受粉】**ある植物の花粉が別の個体のめしべや別の株のめしべに付着して受精すること。[対]自家受粉。 **たかじょう【鷹匠】**江戸時代、タカを飼いならして鷹狩りに従った・役(人)。転じて、タカを飼いならして鷹狩りを行う人。たかつかい。 **たかせ・ぶね【高瀬舟】**川舟の一種。浅瀬でもこげるように底を大きく平らに作った舟。 **たか・だい【高台】**周囲より少し高くなっている、平らな土地。「―に家を建てる」[類語]台地。 **たかだか【高高】**《副》●《「――と」の形で)ひときわ高いようす。「山頂にーと国旗を立てる」●十分に見積もっても。せいぜい。「―二千円の品物」 **たかたか・ゆび【高高指】**「中指」に同じ。 **たか・ちょうし【高調子】**●声などの調子が高いこと。また、その調子。●相場が上がりぎみなこと。 **だ・かつ【蛇蝎・蛇蠍】**ヘビと、サソリ。〔ひゆ的に、人がひどくいみきらうものの意でも用いる〕[句]「―の如くにくみきらう」 **たかつき【高坏】**食べ物を盛る、長いあしの器。 **だーがっき【打楽器】**打って音を出す楽器の総称。太鼓・シンバル・カスタネットなど。 **たかっけい【多角形】**→たかくけい(多角形)。 **たがね【鏨・鑽】**鉄板などをけずったりたたき切ったりするときに使う、鋼鉄製ののみ。 **たが・ねる【束ねる】**《他下一》集めて一つにまとめる。つかねる。▷たが・ぬ《下二》。 **たか・な【高菜】**カラシナの一種。葉・茎に辛味があり、おもに漬け物にする。オオバガラシ。 **たか・なみ【高波】**高く立つ波。大波。 **たか・な・る【高鳴る】**《自五》●〔文〕高く鳴りひびく。「祭りばやしが―・る」●うれしさ・期待などで、激しく動悸{どうき}がする。どきどきする。[コロ]「合格の喜びにて胸が―・る」 **たか・ね【高値】**●値段が高いこと。高い値段。[対]安値。●取引所で、その日の立ち会いのうち、その株の最も高い値。[対]①②安値。―びけ【―引け】取引市場で、終わり値がその日を通じて最高の値段になること。[対]安値引け。 **たか・ね【高嶺・高根】**〔文〕高い山。高い峰。[連]「富士の―」▷―の花《句》あこがれるが手に入れがたいもののたとえ。 **たか・のぞみ【高望み】**《名・他サ》身分や才能にふさわしくない、大きなことを望むこと。また、その望み。「そこまでの―はしていない」 **たか・の・つめ【鷹の爪】**トウガラシの一品種。果実は赤く熟し、種子とともに、きわめて辛い。 **たか・は【鷹派】**自分の主義・主張を貫くため、相手と妥協せず事を強硬に進めようとする人々。[参考]特に、武力解決を主張する人々をさして言うことがある。[表記]ふつう「タカ派」と書く。[対]鳩派。 **たか・ばなし【高話】**あたりかまわず大きな声で話をすること。また、その話。「傍若無人の―」 **たか・はり【高張り】**「高張提灯{たかはりぢょうちん}」の略。―ぢょうちん【高張提灯】さおの先につけて、高くかかげるようにしたちょうちん。高張り。 **たか・ひく【高低】**高いことと低いこと。高い部分と低い部分。高低{こうてい}。[類語]起伏。 **たか・びしゃ【高飛車】**《名・形動》相手をはじめから威圧するような態度をとること。高圧的。▷「―に出る」[語源]将棋で、飛車の駒を自陣の前方に進める戦法から。 **たか・て【高手】**●腕の、ひじから肩までの部分。二の腕。上膊{じょうはく}。[対]小手{こて}。●「高手小手」の略。―こて【一小手】後ろ手のひじを曲げ、首からひじに縄をかけて厳重にしばること。高手。 **たか・どの【高殿】**高くつくったりっぱな建物。高楼。[類語]楼台。楼閣。 **たか・とび【高飛び・高跳び】**●陸上競技の一つ。横にわたした高いバー(=棒)をとびこえる競技。走り高跳び・棒高跳びなど。●《名・自サ》〔俗〕犯人が犯罪をおかした場所から、遠い土地へにげること。[表記]①は「高跳び」、②は「高飛び」と書く。 **たか・とびこみ【高飛び込み】**水泳の飛び込み競技の一つ。高さ五メートルまたは一〇メートルの固定した台の上から飛び込み、そのフォームの美しさ・正確さを競う。 **たか・どま【高土間】**昔の劇場の客席の一つ。左右の桟敷{さじき}の前部に土間よりやや高く設けられたもの。 <877> たたかぶる―たきぐち **たかぶ・る**【高ぶる】《自五》●気持ちが激しく強くなる。興奮する。1回「神経が―・る」表記「昂ぶる」「亢ぶる」とも書く。●えらいと思っていばる。おごりたかぶる。「―・った態度」永 **たかま・が・はら**【高。天が原】日本の神話で、天上にあ-り、天照大神競粋が支配し、天孫民族(=神神)の住んでいた所。高天勢の原。 **たか・まきえ**【高、蒔絵】漆地いいに、漆・金粉・銀粉を高くもりあげて模様を出したまき絵。対平まき絵。 **たか・まくら**【高枕】●〔日本髪を結ったときなどに使う〕高く作ったまくら。●まくらを高くしてねむること。安心してよくねむること。類語)高いびき。 **たか・まげ**【高、髷】「高島田」に同じ。 **たかま・る**【高まる】《自五》〔気分・雰囲気・物音・程度などが〕高くなる。盛り上がる。「価値が―・る」表記気分の場合には「昂まる」「亢まる」とも書く。図《四》。 **たか・み**【高み】高い所。高くなっている所。因低み。――の見物《句》●高い所から見物すること。●事の成り行きを第三者の立場でながめること。 **たかみくら**【高『御『座】●即位・朝賀などのときに天皇が座る、特別な形をした玉座。現在は即位礼のときにのみ使用。●天皇の位。皇位。 **たか・むら**【『竹叢篁】〔文〕竹の林。たけやぶ。 **たか・め**【高め】《名・形動》●位置がやや高いと思われること。因低め。●値段が少し高いこと。対安め。 **たがめ**【田亀】コオイムシ科の昆虫。体長約六だで、体は褐色。日本の水生昆虫のなかで最大。小魚・カエル・昆虫を捕らえて体液を吸う。「田にすむかめむし」の意から。 **たか・める**【高める】《他下一》程度を高くする。「教養を―・める」冈たか・む《下二》。 **たか・もも**【高『股】またの上部。 **たがや・す**【耕す】《他五》 《「田返す」の意)作物を作るために田畑をほりかえす。耕作する。類語起こす。鋤く。文《四》。 **たか・ようじ**【高、楊枝】満腹して、ゆっくりとつまようじを使うこと。向「武士は食わねどー」 **たから**【宝】●世の中に少ししかない貴重な物。宝物。類語財宝。至宝。●他に代える物のない大切な・もの(人)。「子は家の――だ」●お金。金銭。〔多く「おー」の形で使う〕――の持ち腐れ《句》せっかく役に立つものを持ちながら、利用できないでいること。紹介風袋机。 **だから**《接続》前に述べたことを理由として、次のことを述べるときに、文頭にそえることば。であるから。それゆえ。「彼は病気だ。――今日は来ない」 **たか‐らか**【高らか】《形動》〔声・音などが〕高くはっきり-とひびくようす。「声―に歌う」大きかったこと **たから‐くじ**【宝、籤】「当籤慧金付証票」の通称。抽選により、賞金が当たるくじ。都道府県と特定の市が財政資金調達を目的として発売する。 **たからぶね**【宝船】宝物や米俵を積み、七福神を乗せた帆かけ船。また、その絵。参考一月一日または二日の夜、この絵を枕の下にしいてねると、よい初夢をみるとされた。 **たからもの**【宝物】宝とする品物。宝物。 **たかり**【『集り】たかること。特に、おどしたりせびったり泣きついたりして、金品を出させる・こと(人)。類語ゆすり。恐喝。 **たか・る**【『集る】《自五》●一か所に集まる。群がる。「店の前に人が―・る」●〔虫などが〕集まって付く。「ゴミにハエが―・る」●おどしたりせびったり泣きついたりして、人に金品を出させ、自分の手に入れる。「不良に―・られる」文《四》。 **たが・る**《助動》《希望の助動詞「たい」の語幹+接尾語「がる」)・・・したいという様子が客観的に認められる意を表す。・・・したい様子を見せる。「彼がいちばん行きー・っている」「子供はすぐお菓子を食べ―・る」参者の言い切りの形では、ふつう、第三者の希望を述べる。言い切りでない形では、話し手・聞き手の希望を述べることができる。「君は会社を辞めたがっていたね」「私がいくら食べたがっても・・・」の接尾語とする説もある。 **たか・わらい**【高笑い】銘《名・自サ》〔意識して〕大きく高い声で笑うこと。高笑うし。 **た‐かん**【多感】《名・形動》ちょっとしたことにも感じやすいこと。感受性のするどいこと。「―な年ごろ」 **だ・かん**【兌換】《名・他サ》紙幣を正貨(=本位貨幣)と引きかえること。―しへい【一紙幣】正貨といつでも取りかえる約束で、銀行が発行した紙幣。兌換券。团不換紙幣。 * **たき**【多岐】《名・形動》《道がいくすじにも分かれている意から)一つの物事がいろいろな方面に分かれていること。[コロ]「問題がーにわたる」 * **たき**【滝】●高いがけなどから流れ落ちる水流。類語 白滝。瀑布。●〔古〕傾斜の急な浅瀬を勢いよく流れる水流。滝つ瀬。はやせ。 **たぎ**【多義】一つのことばにいろいろな意味があること。「一語」 * **だき**【唾棄】《名・他サ》つばをはきすてる意から)軽蔑し、いみきらうこと。「――すべき卑劣なやつ」 * **だ・き**【惰気】〔文]なまけ心。 * **だ・き**【舵機】船の方向を決める機械。かじ。 **だき・あ・う**【抱き合う】。《自他五》互いにだきつく。「恋人同士が―・う」 **たき・あわせ**【炊き合わせ】も魚や野菜を別々ににておいて、一つの皿に盛り合わせたもの。 **だき・あわせ**【抱き合わせ】●二つのものを組み合わせること。●「抱き合わせ販売」の略。客の欲しがる商品に売れ行きの悪い商品を組み合わせて売ること。よい品と悪い品を組み合わせて売ること。 **たき・おとし**【「焚き落とし】たきぎを燃やしたあとに残った火。おき。 **だき・かか・える**【抱き抱える】《他下一》〔たおれたり落ちたりしないように」腕を回して、だくようにして支えもつ。「けが人を―・えて運ぶ」 **だき・かご**【抱き籠】夏の夜、すずしく過ごすためにだいてねる、円筒形の竹かご。竹夫人。 **たきぎ**【薪】(「焚{た}き木」の意)燃料にする木。まき。―のう【一能】●奈良興福寺の修二会の際、夜ごと薪をたいて演じられた神事能。●社寺などで、夜間、野外で薪をたいて行われる能。 **だき・ぐせ**【抱き癖】だかないと機嫌が悪くなる、赤ん坊のくせ。 * **たきぐち**【滝口】●滝の落ち口。●平安時代、蔵人所{くろうどどころ}に属し、宮中の警備にあたった武士。滝口の武士。 <878> たたきぐち―だくおん * **たき・ぐち**「焚き口】かまど・ふろ場などの、火をたきつける口。 **たきこみーごはん**【炊き込み御飯】魚介・肉・野菜などの具を入れ、味をつけてたきあげたご飯。 **たき・こ・む**【炊き込む】《他五》●米の中に魚介・肉・野菜などを入れてたく。●よくたく。にこむ。 **だき・こ・む**【抱き込む】《他五》●両腕の中へすっぽりと入れるようにしてだく。かかえこむ。●〔悪い計画の〕仲間に引き入れる。 **タキシード**夜間に着る、男子の略式礼服。晩さん会・音楽会・観劇会などに着る。黒い蝶ネクタイを結かか。参考モーニング曰。えんび服。▽tuxedo **たき・じま**【滝、縞】織物の縦縞の一つ。縦に平行な縞模様で、太い筋から細い筋になっているもの。 **たき・し・める**【焚き『染める】《他下一》〔香をたいて]香りをしみこませる。 **だき・し・める**【抱き締める】《他下一》しめつけるように強くだく。しっかりだく。「母親が子を―・める」 **だき・すく・める**【抱き、竦める】《他下一》きつくしっかりとだいて、相手が身動きできないようにする。 **たき・だし**【炊き出し】火事・地震・事故などの非常の場合に、罹災者{りさいしゃ}いや現場で働く人々などに飯をたいて出すこと。 **だき・つ・く**【抱き付く】《自五》だくようにして取り付く。 **たき・つけ**【焚き付け】たきぎなどで火をたくときに、火つきをよくするために、最初に火をつけてそえる(燃えやすい)材料。枯れ葉・紙くず・細い木など。 **たき・つ・ける**【焚き付ける】《他下一》〔かまどなどで〕火をつけて、燃えるようにする。「風呂を―・ける」●けしかける。そそのかす。扇動する。「けんかを―・ける」 **たき・つ・せ**【滝つ瀬】〔雅〕「滝②」に同じ。 **たき・つぼ**【滝壺】滝の水が落ちこむ深いふち。 **だき・と・める**【抱き留める】《他下一》だくようにして・引きとめる(受けとめる)。 **だき・と・る**【抱き取る】《他五》●だくようにして自分の方に受けとる。●だきとめる。 **たき・び**【「焚き火】かがり火。燎火”。●かまどや炉でたく火。●戸外で落ち葉や木片などを集めて燃やす・こと(火)。「―にあたる」 **たき・ぼうよう**【多岐亡羊】学問の道が多方面に分かれているので真理に達しにくいこと。また、転じて、方針が多くあってどうしたらよいかまようこと。亡羊の嘆。語源道がいくつにも分かれていて、にげた羊を見失ってしまう意から。〈列子・説符〉 **たき・もの**【「焚き物】たきぎ。まき。 * **たき・もの**【『薫物】●いろいろな香を合わせて作った練り香。あわせ香。●香をたき、くゆらせること。―あわせ【一合わせ】「物合わせ」の一つ。いろいろな練り香を持ち寄り、それをたいて優劣を競う遊び。香合わせ。 **だ・きゅう**【打球】野球で、打者が打った球。 **た・きょう**【他郷】故郷でない土地。異郷。他国。 **た・ぎょう**【他行】《名・自サ》〔文]よそへ行くこと。外出。「主人は―中です」 **だ・きょう**【妥協】《名・他サ》対立した意見をまとめるため、両方がゆずりあうこと。〔一方だけがゆずる場合にも言う」「―の余地はない」類語譲歩。 **た‐きょく**【多極】《たくさんの極の意から)全体の中止となるものがなく、勢力がいろいろな方向に分散して互いにゆずらないでいる状態。「国際情勢の―化」「―性」「一的」 **たぎ・る**【滾る】《自五》●〔湯が〕ぐらぐらとわく。にえたつ。●泡をたてて激しく流れる。しぶきをあげ、激しく波立つ。「―・る瀬」〔感情が〕強くわきあがる。[コロ]「青春の血が―・る」文《四》。 **たく**【卓】〔文〕つくえ。テーブル。[コロ]「―を囲む」 * **たく**【宅】●自分の家・家族。「―へもお遊びにいらしてください」●他人に対して妻が自分の夫をさしていうことば。主人。注意接頭語「御{お}ぁ」をつけると、相手に関することをいう語になる。おたく。 * **たく**【鐸】●銅または青銅製で、扁平な釣り鐘の形をした鈴。昔、中国で命令を発するときに鳴らし、大衆を呼び集めた。大鈴辖。●〔文〕風鈴。 * **た・く**【炷く・『薫く】《他五》香をくゆらす。 * **た・く**【炊く】《他五》米を釜で、水分が全部吸収されるようににる。かしぐ。[コロ]「ご飯を―・く」〔西日本地方では「にる」と同じ意に使う」「里芋を―・く」《四》。 * **た・く**【焚く】《他五》●火に入れて燃やす。また、火を燃やす。「まきを―・く」1日「火を―・く」②かまど・炉などに火をつける。「風呂を―・く」 **タグ**●荷札。●商品の値段・材質・製造会社名などを記した下げ札。●コンピューター上で、文書の特定箇所に付けて特定の指示などを表す記号列。▽tag * **だ‐く**【駄句】くだらない俳句。〈たな俳句。团秀句。 * **だ・く**【抱く】《他五》●腕でかかえる。「赤ん坊を―・く」[コロ]「卵を―・く(=あたためる)」類語抱きかかえる。擁する。(材)だっこ。抱擁。●かかえるようにまわりを囲む。〔多く受け身の形で使う」「半島に―・かれた湾」●ある考え・感情を心に持つ。「安心感を―・く」参考①~③の古形は「いだく」。《四》。 **だく・あし**【跑足】〔馬術で〕馬の歩みの少し急なもの。跑{はや}だ。 **たくあん**【沢、庵】「たくあん漬け」の略。生干しの大根を塩と米ぬかにつけ、重しをかけて作った漬け物。たくわん。唐沢庵和尚び式が始めたという。―――の重しに茶袋《句》少しも効果のないことのたとえ。 **たぐい**【類い・『比い】●同じ種類のもの。同じような仲間。●同じ程度のもの。並ぶもの。「―まれなる秀才」=類。参考たぐいない。 **だく‐い**【諾意】〔文]承諾する気持ち。「―を示す」 **たく・いつ**【択一】二つ以上のものの中から一つだけ選ぶこと。四字「二者一」 **たぐい・な・い**【類い無い・『比い無い】作《形》くらべるものがない。最もすぐれている。「―・い美しさ」 **たぐ・う**【『類う・『比う】《自五》〔文〕同等のものとして並ぶ。匹敵する。「―・うものがない」文《四》。 **たく・えつ**【卓越】《名・自サ》他のものよりはるかにすぐれていること。「――した理論」類語卓抜吹。卓絶。卓立。―ふう【一風】〔気〕地球上のある地方で、特定の期間にだけふく風。貿易風・偏西風・極東風。 **たぐ・える**【『類える・『比える】《他下一》〔同等のものとして〕並べくらべる。また、なぞらえる。「―・える物のないすばらしさだ」図たぐ・ふ《下二》。 **だく‐おん**【濁音】かなで表すとき濁点「゛」をつけて書き表す音節。ガ行・ザ行・ダ行・バ行の音節。団清 <879> 音・半濁音。ぷ【―符】「濁点」に同じ。 **たくさん**【沢山】《副・形動》●数量が多いようす。「―の品物」●十分で、それ以上は望まないようす。「これでーです」表記ふつう、かな書きにする。 **たく・し**【卓子】〔文]つくえ。テーブル。 **たく‐じ**【託児】親が勤めなどに出ている間、子供をあずけて世話をたのむこと。「――施設」「一所」 **たくし・あ・げる**【たくし上げる】《他下一》〔裾・袖などを〕手でまくりあげる。 * **だく・せい**【濁世】→じょくせ(濁世)。 * **だく・せい**【濁声】にごった声。だみ声。類語どら声。 **たく・せつ**【卓説】すぐれた意見・説。四字「名論―」類語卓論。名論。高説。团愚説で。 **たく‐せん**【託宣】神がその意志を告げることば。お告げ。神託。〔多く、「御―」の形で使う〕「ごーを受ける」 **タクシー**客を乗せ、走った距離に応じて料金をとる貸切自動車。▽taxi **たく・しき**【卓識】〔文〕すぐれた考え。卓見。 **たくし・こ・む**【たくし込む】《他五》●たぐって手もとに入れる。●はしょった着物の端を帯の下にはさみこむ。また、シャツのすそなどをズボンやスカートの中に押し込むようにして入れる。美麻出お咲小战例。他中 **だく・しゅ**【濁酒】日本酒の一種。こしたり、しぼったりしていないために白くにごっている。どぶろく。もろみ酒。濁り酒。团清酒。中一中 **たく・しゅつ**【卓出】《名・自サ》ずばぬけてすぐれていること。「―した意見」類語卓絶。 **たく・しょ**【謫所】〔文〕流刑で、移された所。配试所。どこ **たく・じょう**【卓上】机・テーブルの上。「ーカレンダー」三功心。 **たく・しょく**【拓殖・拓植】未開の土地を切り開いて、そこで人が生活すること。類語開拓。 **だく・しょく**【濁色】にごった色。因清色ぶじ。 **たく・しん**【宅診】《名・自他サ》医者が自宅で患者を診察すること。内診。团往診。 **だく・すい**【濁水】にごった川の水。類語濁流。团清水。 **たく・する**【託する・「托する】《他サ変》●自分がなすべき事の代行を、他にたのんでまかせる。「後事を―・する」〔伝言・品物などを〕ことづける。「手紙を―・する」10「思いを―・する」「あることに〕かこつける。口実にする。 **だく・する**【諾する】《他サ変》〔文〕〔他人からのたのみなどを〕承知する。引き受ける。聞き入れる。 **だく・せ**【濁世】◆じょくせ(濁世)。 **たく・ぼく**【啄木】〔文」「キツツキ」の別称。 **たく‐ほん**【拓本】碑などに紙を当て、その上から墨をたたいて、刻まれた文字や模様などを写し取ったもの。石ずり。メン **たく・ぜつ**【卓絶】《名・自サ》この上なくすぐれていること。「―した見識」類語卓出。卓越。卓抜。 **たく・ぜん**【卓然】《形動”》ひときわ目立つようす。きわだってすぐれているようす。「――たる才能」 **たく・そう**【託送】《名・他サ》〔運送屋など〕人にたのんで物を送ること。 * **だくだく**《副》 《「――と」の形も)〔汗や血などが〕とめどなく多量に流れるようす。類語どくどく。 **だくだく**【諾諾】《形動”》逆らわず、人の言うままに従うようす。四字「唯唯灬ー」遊前式もよめろい **たく‐ち**【宅地】●住宅を建てるための土地。●〔法〕建物の敷地として登記された土地。―ぞうせい【―造成】住宅用地にするために、山林や農地を整地すること。 **だく・てん**【濁点】〔語学〕清音のかなの右上につけて、濁音であることを表すしるし。「が・ぎ・ぐ・・・」などの「゛」。濁音符。お **タクト**〔音〕●拍子。●指揮棒。▽ Tact白タクト――を取・る《句》音楽の指揮をする。タクトをふる。 **ダクト**建物内部の空気調節・排煙などを目的として取り付けた管。風道。duct **たく・はい**【宅配】《名・他サ》「自宅配達」の略》商品や新聞などを、客の家庭に届けること。―びん【―便】荷物を、客の家に配達する運送システム。 **たく・はつ**【托鉢】《名・自サ》僧や尼が修行のため、経を唱え鉢を持って家々をめぐり歩き、米や金銭のほどこしを受けること。類語乞食{こつじき}に。頭陀。小 **たく‐ばつ**【卓抜】《名・形動・自サ》他よりぬきんでてすぐれていること。「―な技術」類語卓越。卓絶。秀逸。 **たく・ひ**【諾否】承諾するか、しないか。否応ゞ。「―を問う」 **タグボート**強力なエンジンを備えて他の船を引く、引船。▽tugboat **たくま**【、琢磨】《名・他サ》〔文〕(玉や石などをとぎみがく意から)よりよいものにするため、学問・技芸などにいっそうはげむこと。四字「切磋―」の大トリを **たくまし・い**【逞しい】《形》●体格ががっしりして、強そうである。「―・い馬」●意気ごみ・勢いなどが盛んである。力に満ちている。「戦後の日本は―・く発展した」「・・・を―・する」の形で〉その物事をほしいままにする。たくましゅうする。[コロ]「想像を―・する」図たくま・し《シク》。 **たくましく!する**【逞しくする】《連語》→たくましゅうする。 **たくましゅう・する**【逞しゅうする】《連語》《「たくましくする」の音便)〔文〕→たくましい意ぐ妻す。 **たくまず・して**【巧まずして】《連語》効果を考えてしたのではなくて。はからずも。〔副詞的に使う」「なにげない一言が―好感を与えた」 **たくみ**【『工・『匠・巧み】■《名》〔雅]手先や器械でものを作る職人。特に、大工。●工作物の意匠。技巧。趣向。「―をつくした彫刻」たくらみ。もくろみ。表記●は「工」「匠」、③は「巧み」と書く。■《形動》〔物事のやり方が〕うまいようす。てぎわがよいようす。「―に利用する」「ことば―にだます」表記目はもっぱら「巧み」と書く。 **たくみ・へん**【『工偏】漢字の部首「工」の称。 **たく・む**【巧む・『工む】《他五》●工夫する。技巧をこらす。「1・まざるユーモア」●たくらむ。文《四》。 **たく・らく**【拓落】落ちぶれること。 **たくらく・しつろ**【拓落失路】落ちぶれて失意のどん底にあること。 **たくら・む**【『企む】《他五》〔悪いことを」くわだてる。計画する。「脱獄ぶを―・む」文《四》。 **たくらん**【、托卵】《名・自サ》他の鳥の巣に産卵して、その鳥に卵をかえさせ育てさせること。参考カッコウ・ホトトギスなどに見られる。 <880> たたくりつ―たけにす **たく‐りつ**【卓立】《名・自サ》〔文〕目立って高く立つこと。また、はるかにすぐれていること。「―した人物」類語卓越。 **だく・りゅう**【濁流】川などの、にごった水の激しい流れ。「―が岸を洗う」類語濁水。因清流。 **たぐり・よ・せる**【手繰り寄せる】《他下一》●両手でかわるがわるつかんで手元に引き寄せる。「網を―・せる」「幸運を―・せる」●順々にたどっていって思い出す。1回「記憶を―・せる」 **た・く・る**■《他五》《「手{た}繰る」意)●むりにうばい取る。ひったくる。●引き寄せるようにしてまくる。たくし上げる。文《四》。■《接尾》《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る)「盛んに物事をする」「荒々しく物事を行う」などの意。「ペンキをぬり―・る」文《四》。 **た・ぐ・る**【手繰る】《他五》●〔綱・帯など細長いものを〕両手でかわるがわる引いて手元へ寄せる。●順々にたどっていって思い出す。「記憶を―・る」図《四》。 **だく・ろう**【濁浪】〔文〕にごった波。 **たく・ろん**【卓論】〔文]すぐれた議論・説。「――を述べる」類語卓説。卓見。 **たくわえ**【蓄え・『貯え】渋たくわえること。たくわえたもの。特に、貯金。「一円のーもない」 **たくわ・える**【蓄える・『貯える】《他下一》●[後で使えるように〕ためておく。「知識を―・える」「資源を―・える」〔ひげ・髪などを〕はやしておく。[コロ]「鼻下にひげを―・える」図たくは・ふ《下二》。 **たくわん**【沢庵】たくあん(沢庵)。 * **たけ**【丈】●〔人や草などの〕立った高さ。「―の高い草」●物の長さ。「スカートのー」●ある物事のすべて。ありたけ。全部。句「思いのーを述べる」 * **たけ**【他家】よその家。他人の家庭。「―〈嫁ぐ」 * **たけ**【竹】●イネ科の植物。茎はまっすぐにのび、中空で節がある。建築や器具の材料。若い芽は「たけのこ」といい、食用。参考たけのこの皮が早く落ちるのがタケ、長く残るものがササ。●〔竹製であることから」「尺八」の俗称。――を割ったよう《句》〔竹はすぱっと一直線に割れるところから〕性質がさっぱりしていることの形容。 **だけ**《副助》《名詞「たけ(丈)」の転)●範囲をそれと限定する。「二人だけで話す」「ここだけの話にしておく」「問題はそれだけではない」②〈「・・・だけだ」「・・・だけで」の形で〉事態がそれに限定されることを断定的に言う。「ちょっとからかってみただけだ」「退屈なだけで、つまらない小説だ」●〈「・・・だけは・・・ない」などの形で〉他は肯定する気持ちで、否定の範囲を限定する。「委員長にだけはなるものではない」「他人にだけは迷惑をかけるな」●〔範囲を限定する形で〕程度を示す。「生活に困らぬだけの金を送る」「考えられるだけ(=可能な限り)考えた」「これだけあれば十分だ」参考文脈によっては、相当の程度、あるいは、わずかの程度の意となる。「これだけ(=こんなにまで)言っても分からないのか」「想像するだけで(=ほんの少し想像する程度で)怖い気がする」「たったあれだけでは物足りない」●〈「・・・すれば・・・するだけ」「・・・したら・・・しただけ」「・・・したらそれだけ」などの形で〉一方の程度の変化に応じて、他方が比例的に変化する場合、一方の程度の変化を表す。・・・すればするほど。「金がたまればたまるだけけちになる」「努力したらそれだけ力もつく」●〈「・・・だけのことはある」の形で〉それにふさわしい価値や効果が備わっている意を表す。「やってみるだけのことはある」「頑張っただけのことはあった」●〈「・・・だけ(のことは)あって」「・・・だけに」などの形で〉前句に、後句の判断を導くにふさわしい十分の理由が備わっている意を表す。・・・なので。また、・・・だからなおさら。「敏腕家だけあって、言うことが違う」「値段が高いだけに質がいい」 **た‐げい**【多芸】《名・形動》いろいろな芸を身につけていること。類語多才。多能。团無芸。――は無芸《句》多芸な人は、かえって一つの芸に精通しにくいので特にすぐれた芸を持たず、芸がないのと同じだということ。 **たけ・うま**【竹馬】●昔、葉のついた竹にひもをかけ、馬になぞらえて子供がまたがって遊んだもの。ちくば。●二本の竹ざおに足がかりをつけ、上部をにぎって乗り歩く子供の遊び道具。高足。 **たけ・えん**【竹縁】竹を並べて張った縁側。 **たけ・がき**【竹垣】竹で作った垣根。 **たけ・がり**【茸狩り】《名・自サ》山や林で食用のキノコをさがし集めること。きのことり。きのこがり。 **たけ・かんむり**【竹冠】漢字の部首「竹」の称。 **だ‐げき**【打撃】●強くうちたたくこと。「後頭部の一による死亡」●相手の気力がうせてしまうほどの損害・痛手を与えること。また、その損害・痛手。「水害によってーを受ける」「壊滅的―」●野球で、打者が投手の投げた球を打つこと。バッティング。 **たけ・くらべ**【丈比べ】〔子供が〕互いに身長をくらべること。せいくらべ。〔古風な言い方〕 **たけざいく**【竹細工】竹を使って道具・器物などを作ること。また、その道具・器物。 **たけ・ざお**【竹、竿】、竹の幹で作ったさお。旗ざお・物干しざお・つりざおなどに使う。 **た-げた**【田下駄】水田や湿地帯で、足がしずみこまないようにはく木製のはきもの。 **たけだけ・し・い**【猛猛しい】《形》●たいそう勇ましく強そうである。「―・い武者」●ずうずうしい。ずぶとい。句「盗人{ぬすびと}学―・い」 **たけつ**【多血】●体内の血液の量が多いこと。●《名・形動》同情したり感激したりしやすいこと。血の気が多いこと。類語熱血。―しつ【一質】物事に感激しやすいが、長続きしない気質。参考ヒポクラテスの体液説による気質の四分類の一つ。 **だけつ**【妥結】《名・自サ》対立した意見を持つ者が、互いに折れ合って話をまとめること。「交渉がすみやかに―する」 **たけ・づつ**【竹筒】竹を横に切って作ったつつ。たけづっぽう。 **だけど**《接続》《「だけれど」の略)だけれど。 **たけ・とんぼ**【竹蜻蛉】子供のおもちゃの一つ。竹をうすくけずってプロペラ状にしてT字形に軸をさしこみ、両手で回して飛ばすもの。 **たけ・なが**【丈長】《名・形動》衣服などの丈が長いこと。 **たけなわ**【酣闌】節《名・形動》物事の勢いが最も盛んな・こと(時)。また、最も盛んな・こと(時)を少し過ぎたころ。まっさかり。まっ最中。「春―の野山」「宴もーですが・・・」 **たけ・に・すずめ**【竹に雀】《連語》●取り合わせのよいもののたとえ。類語梅に鶯。●紋所の名。笹竹と。 <881> ちく。 僕の丸の中に二羽の雀が向き合ったもの。 **たけのこ**【竹の子・筍】●春、竹の地下茎から出る新芽。うろこ状の皮に幾重にも包まれている。やわらかいうちは食用になる。●「たけのこ生活」の略。●「たけのこ医者」の略。―いしゃ【―医者】《やぶ医者にも達していない医者の意で)経験が浅く技術のおとる医者。―せいかつ【一生活】〔タケノコの皮を一枚ずつはぐように〕自分の着物や身の回りの物を少しずつ売って生活する、苦しい暮らし。類語売り食い。 **たけ・べら**【竹、館】竹をけずって作ったへら。 **たけ・みつ**【竹『光】●竹をけずって刀身の代わりにししたもの。●切れ味の悪い刀をあざけっていう語。 **たけ・むら**【竹群・竹、叢】➡たかむら。 **たけ・やぶ**【竹、藪】竹が群がって生えている所。竹林悲。竹藪跡。 **たけ・やらい**【竹矢来】竹をあらく斜めに組んで作った垣根。 **たけ・やり**【竹槍】長い竹の先を斜めにけずってとがらせ、やりの代わりに用いた武器。 **たけり・くる・う**【『猛り狂う】《自五》興奮して大声を上げたり暴れ回ったりする。「猛牛が―・う」「海が―・う」 * **たけり・た・つ**【哮り立つ】《自五》〔けものが〕荒々しくほえる。盛んに声高くさけぶ。「ライオンが * **たけり・た・つ**【『猛り立つ】《自五》気がたって勇みたつ。ひどく興奮する。「怒りでー・つ心」 * **たけ・る**【哮る】《自五》〔けものが興奮して〕ほえたてる。「トラが―・る」文《四》。 * **たけ・る**【『猛る】《自五》●興奮して、早くそのことをしようとあせる。勇みたつ。「―・る選手をしずめる」●気が立ってひどくあばれる。あれくるう。「馬が―・る」《四》。 * **た・ける**【『長ける】《自下一》〔文〕●ある方面の力・才能などが、十分に備わっている。長じる。「語学に―・けた人」●成長する。年上である。長じる。「年―・けた人」図た・く《下二》。 **だけれど**《接続》《「―も」の形も) [俗]だけれども。「頭は悪い。―性格はいい」 **だけども**《接続》前の文を受けて、次に、それと相反する内容を述べるときに使う語。そうではあるが。だけど。だけれど。「仕事はおそい。一丁寧だ」「歌うのは苦手だ。―音楽を聴くのは好きだ」 **たご**【『担、桶】水や肥料を入れてかつぐおけ。「肥に―」 **たけん**【他見】〔文〕他人が見ること。また、他人に見せること。[コロ]「―をはばかる文書」 * **た-げん**【他言】《名・他サ》→たごん(他言)。 * **たげん**【多元】〔文〕ある物事を成立させている要素が多くあること。囡一元。―てき【一的】《形動》考えや事物のもとになるものが多くあるようす。「―な視点」「―に理解する」囡一元的。―ほうそう【一放送】二つ以上の放送局から送信される内容によって、一つの番組を構成する放送。参考特に、二局の場合を二元放送、三局の場合を三元放送という。―ろん【一論】〔哲〕宇宙を説明するのに、多くの独立した原理(=根源的実在)を認める立場。囡一元論・二元論。【出入】 * **たげん**【多言】《名・他サ》〔ある事柄について」いろいろしゃべること。多く説明すること。「―を要しない」類語長広舌に。多弁。団寡言。 **だ‐けん**【駄犬】血統の正しくない犬。どこにでもいる、つまらない犬。 * **たこ**【凧・『紙、鳶】竹で作った骨組みに紙をはり、糸をつけて風の力で空にあげるもの。いかのぼり。いか。「―揚げ」四 * **たこ**【胼胝】たえず外から刺激を与えられる部分の皮膚が、かたく厚くなったもの。〔上に他の語がつくときは「だこ」とにごる〕「ペンー」「座りー」 * **たこ**【蛸】●頭足類タコ目の軟体動物の総称。胴はまるく頭のように見え、あしは八本で多くの吸盤がある。敵におそわれるとすみをはく。マダコ・イイダコなど。食用。参考「一杯・・・」「一匹・・・」と数える。表記「章魚」とも当てる。●「蛸胴突{どうづ}き」の略。地面をつき固めたり、くいを打ったりするのに用いる木製の道具。胴突き。 **たこ・あし**【蛸足】●〔机・台などの〕道具のあしで、タコの足の形をしたもの。●タコの足のように、あちこちに・のび広がって(分かれて)いること。「―配線」 * **たこう**【他校】よその学校。ほかの学校。因自校。 * **た‐こう**【多孔】あなが多いこと。「―質」 **たこう**【多幸】《名・形動》〔文]しあわせが多いこと。さち多いこと。「御ーをお祈りします」対薄幸い。 **だこう**【蛇行】《名・自サ》〔ヘビが進むときのように〕くねくねとS字形に曲がって進むこと。じゃこう。「川が平野を―する」「―運転」 **たこう・しき**【多項式】〔数〕二つ以上の単項式を加号(+)または減号(-)で結びつけた式。ab + cdの類。団単項式。 **たーこく**【他国】●よその国。外国。他邦飞。因自国。●自分の生まれた土地以外の地。他郷。 **だーこく**【打刻】《名・他サ》●かたいものに文字や記号などを刻み記すこと。「製造年を――する」●タイムレコーダーなどで時刻を記すこと。 **たこくせき・きぎょう**【多国籍企業】世界各地に現地の法人資格を持つ子会社をつくり、世界的規模で活動している企業。 **タコグラフ**車に取り付け、走行時間や速度を記録する装置。▽tachograph **タコス**メキシコ料理の一つ。トルティーヤ(トウモロコシ粉で焼いたうすい皮)に、肉・野菜などをはさんだもの。▷ tacos **たご・さく**【田、吾作】〔俗〕農夫やいなか者をあざけっていう語。参考「肥にたご」の「たご」に「作」をつけて人名めかしたもの。 **たこ・つぼ**【蛸、壺】タコをとらえる素焼きのつぼ。海底にしずめ、タコがはいるのを待って引き上げる。 **たこ・にゅうどう**【蛸入道】〔俗]動物の、々 [俗]●はげ頭やぼうず頭の人をからかっていう語。たこぼうず。参考タコの胴の形に似ていることから。 **たこ・の・き**【蛸の木】タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島などの亜熱帯地方に自生し、高さ約一〇。雌雄異株。幹の下部から気根がタコの足のようにのびる。葉は細長く、かご・敷物などを編む材料にする。 **たこ・はいとう**【蛸配当】〔俗〕株式会社が、営業成績の不振をかくすため、配当するだけの利益がないのに利益があったようによそおって無理な配当を行うこと。たこはい。参考空腹のタコは自分の足を食うということから。 **たこ・ベや**【蛸〈部屋〉】土木業・鉱山などで、労働者をにがさないように監禁同様に住まわせた部屋。 <882> たたこぼう―たじま **たこ・ぼうず**【「蛸坊主】「蛸入道」に同じ。 **タコメーター**回転体の速度を測定して回転数を示す計器。回転速度計。▽tachometer **たこ・やき**【「蛸焼き】水にといた小麦粉に、刻んだタコ・ねぎ・紅しょうがなどを入れ、球状に焼いた食べ物。 **たこん**【多恨】《名・形動》〔文]うらみ・くやみなどの気持ちがつきないこと。四字「多情―」類語長恨。 **た‐ごん**【他言】《名・他サ》〔秘密などを〕他人に話すこと。外部の人に話すこと。他言。「一無用」 * **たさい**【多彩】《名・形動》●いろいろな色がたくさんあって美しいこと。●種類が多く変化に富んでいて、にぎやかなこと。「―な活動」類語)多種多様。 * **たさい**【多才】《名・形動》いろいろな方面にすぐれた才能があること。「―な人物」類語多芸。多能。对非才。 **たーざい**【多罪】●罪が多いこと。●[文]書簡文などで無礼をわびることば。多謝忱。「暴言―」 **ださ・い**《形》〔俗]洗練されていない。野暮ったい。「―・い格好」表記「ダサい」とも書く。 **だざいふ**【『大宰府】律令制で、地方官庁の一つ。筑前焼の国(=今の福岡県)に置かれ、壱岐・対馬記及び九州を管理し、防備や外交に当たった。表記地名・神社名は「太宰府」と書く。 **た・さいぼう**【多細胞】多くの細胞。―せいぶつ【一生物】多くの細胞が集まって一個体を作っている生物。ほとんどの動植物はこれに属する。团単細胞生物。 **た・さく**【多作】《名・他サ》たくさん作ること。「―の画家」類語乱作。团寡作。 **だ・さく**【駄作】〔芸術的価値のない〕くだらない作品。できの悪い作品。团傑作。 **た・さつ**【他殺】他人に殺されること。因自殺。 **たーさん**【多産】子供や卵をたくさん産むこと。 **た・ざん**【他山】●ほかの山。●ほかの寺。―の石《句》《よその山から出たつまらない石でも、自分の宝石をみがく砥石{といし}として役立つの意から)自分に直接関係のないよくない出来事やつまらない言行でも、それを参考にすれば自分の知徳をみがく助けになるということ。「他山の石以て玉を攻{おさ}むべし〈詩経〉」から。 **だーさん**【打算】《名・他サ》物事を行う前に利害・損得などを考えること。[コロ]「―が働く」―てき【一的】《形動》物事を行う前に利害・損得などを考えるようす。「―な考え」類語功利的。 * **たし**【他紙】他社から出している新聞。ほかの新聞。 * **たし**【他誌】他社から出している雑誌。ほかの雑誌。 * **た・し**【多士】〔文〕多くの、すぐれた人材。 * **たし**【足し】●〔足りないところを〕補うもの。たしまえ。連「腹のー(=空腹を補う食べ物)」●役に立つこと。利益。「学問など何のーにもならない」 **たし**《助動:ク型》文語(「たい」の文語形》希望を表す。・・・たい。てほしい。「至急帰郷されたし」 **た‐じ**【他事】その人には直接関係ない、ほかの事柄。よそごと。「―ながら御安心ください」 * **た‐じ**【多事】〔文〕●するべき仕事が多いこと。「身辺―」類語多用。多忙。●国家や社会に、事件や事変が多いこと。「内外一」 * **だし**【出し】●だしじる。[コロ]「―をとる」●自分の欲望や利益のために利用する・もの(人・手段)。表記①②は「出汁」とも書く。――に・する《句》自分の利益のために手段として利用する。出しに使う。「時間つぶしの―・された」 * **だし**【〈山車〉】祭りのとき、飾りをつけて引き歩く車。だんじり。冷言】 **だし・いれ**【出し入れ】《名・他サ》出すことと入れること。「お金の一以行) **だし・おしみ**【出し惜しみ】疑《名・他サ》出しおしむこと。「どうせ出すものならーしないでさっさと出せ」 **たしか**【確か】■《形動》はっきりして誤りのないようす。「お金は―に受け取りました」●しっかりしていて信用できるようす。「身元の―な人」「若いけれど芸は―だ」「気は―だ」類語①②確実。正確。明確。確たる。■《副》絶対ではないが、たぶん。「彼は一四○をこしているはずだ」表記目は、もともっぱら「慥か」と書いた。 **たしか・める**【確かめる】《他下一》はっきりしないことをはっきりさせる。「相手の気持ちを―・める」図たしか・む《下二》。 **だしがら**【出し殻】●出し汁などをとったあとのかす。●茶をいれたあとの茶の葉。茶がら。 **た・しき**【多識】〔文]多くの物事を知っていること。博識。四字「博学―」 **だし・こんぶ**【出し昆布】料理に使う出し汁をとるためのこんぶ。だしこぶ。 **たしざん**【足し算】寄せ算。因引き算。 **だし・しぶ・る**【出し渋る】《他五》出すのをいやがる。「金を―・る」「情報を―・る」 **だし・じる**【出し汁】かつお節・こんぶなどを煮出した汁。料理にうまみをつける。煮出し汁。だし。 **たし・せいせい**【多士済『済】《名・形動》〔文]すぐれた人物が多く集まっていること。多士済々惑。 **たじたじ**鎊《副・形動》《多く「―と」の形で)相手に圧倒されて少しずつ後ずさりするようす。しりごみするようす。「相手に言いまくられて―になる」日。 **たじ・たたん**【多事多端】《名・形動》仕事が多くひどくいそがしいこと。「―の一年」 **たじ・たなん**【多事多難】《名・形動》事件などが多く、苦労が多いこと。「――な年を送る」 **た・しつ**【多湿】《名・形動》湿度が高いこと。湿気が多いこと。「高温——」類語高湿。 **た・じつ**【他日】〔きょう以後の]いつか別の日。ほかの **たしなみ**【嗜み】●好み。趣味。特に、学問・芸事についての心得。「短歌の―がある」●〔言動に対する〕ふだんの心がけ。つつしみ。「―がないふるまい」 **たしな・む**【、嗜む】《他五》〔人並み程度に]好み親しむ。愛好する。□□「酒を―・む」●芸事などを趣味として習い、身につけている。[コロ]「茶の湯を―・む」●言動をつつしむ。《四》。 **たしな・める**【窘める】《他下一》〔相手のよくない言動を〕ことばでおだやかに注意する。「不作法を―・める」図たしな・む《下二》。 **だし・ぬ・く**【出し抜く】《他五》すきに乗じたりだましたりして、他人より先に事を行う。「他紙を―・く」 **だし・ぬけ**【出し抜け】《形動》物事が突然起こるようす。思いがけないようす。いきなり。不意。「―に質問される」「―に飛びかかる」類語唐突。 **たじま**【『但馬】旧国名の一つ。今の兵庫県の北部。但州筑。 <883> たたしまえだす **たしまえ**【足し前】〔必要な量・額の〕不足を補う分量・金額。足し高。 **だしもの**【出し物・『演し物】芝居の興行や演芸会などで、上演する作品。演目。〔やや古風なことば」 * **た・しゃ**【他者】ほかの者。自分以外の者。 **た・しゃ**【多謝】《名・他自サ》〔文〕●深く感謝すること。●深くわびること。〔手紙文などで多く使う〕四字「妄評ー(=自分の批評を謙遜してわびること)」参考②は「多罪」の誤用から。同②深謝。 **だ・しゃ**【打者】野球で、投手の投げる球を打つ人。バッター。 **だーじゃく**【惰弱懦弱】《名・形動》〔文〕●勇気がなく弱いこと。いくじなし。●体が弱いこと。また、体力がないこと。類語②柔弱い。軟弱化。創りよい **だーじゃれ**【駄洒落】深みのないへたなしゃれ。くだらないしゃれ。 **た・しゅ**【多種】種類が多いこと。多くの種類。「作品はーにわたる」四字「一多樣」―たよう【多種多様】《名・形動》〔種類・形・性質などが〕いろいろさまざまなこと。「―な人間像」類語多彩。千姿万態。 **だ・しゅ**【「舵手】●船のかじをとる人。かじとり。●競技用ボートで、かじを取る人。団漕手。 **たじゅう**【多重】いくつも重ねること。また、いくつも重なっていること。〔ふつう単独では使わない」「一方し―・す」式」「一放送」 **た・しゅつ**【他出】《名・自サ》〔文〕外へ出て行くこと。外出。何 **だーじゅん**【打順】野球で、打者になる順番。バッティングオーダー。」、 **た・しょ**【他所】〔文〕よその土地・場所。ほかの所。おり * **た・しょう**【他生】〔仏〕この世に生まれる前にいた世と、死後に生まれ変わる次の世。前世と来世。参考多生。因今生にんじ。 * **た・しょう**【他称】人称の一つ。文中で話し手および聞き手以外の人・物を指していう場合のもの。また、そのとき用いられる代名詞。あれ・これ・それ・彼・彼女・そのかたなど。(第)三人称。参考自称・対称。口。 * **た・しょう**【多少】■《名》多いことと、少ないこと。「―にかかわらず配達する」目《副》いくらか。少し。少少。「部屋の中は―暑く感じる」「砂糖を多めに入れるる」図へ四)。 * **た‐しょう**【多生】●[仏]何度も生まれ変わること。数多くの生をめぐりまわること。●多くのものの命を助けること。四字「一殺―」―の・えん【一の縁】〔仏〕前世で結ばれた縁。句「袖で触れ合うも―」表記俗に「他生の縁」とも書く。 * **た・しょう**【多祥】〔文〕しあわせな事が多いこと。「御をいのる」 **たじょう**【多情】《名・形動》●感情が豊かで、物事に感じやすいこと。類語多感。●異性に対して、移り気なこと。気が多いこと。浮気。「―な人」「―な性格」―ぶっしん【多情仏心】感じやすく移り気で、しかも薄情なことのできない性質。さもない。(古 **たじょう・かん**【『太政官】●律令制の中央最高官庁で、八省以下諸司の行政事務を統轄し、政務を審議・処理した役所。太政官。●明治時代前期の最高官庁。現在の内閣にあたる。 **たじょう・たこん**【多情多恨】《名・形動》物事に感じやすく、うらんだりくやんだりする気持ちが多いこと。 **だじょうてんのう**【『太上天皇】譲位した天皇の称号。上皇。 **たじろ・ぐ**誇《自五》●相手の勢い・態度などに圧倒されてしりごみする。ひるむ。「反撃にあって―・ぐ」「するどい質問に一瞬―・ぐ」●〔相手の力におされて〕よろめく。文《四》。 **だ・しん**【打診】《名・他サ》●指先や打診器で胸・背を軽くたたき、その音によって内臓の状態を診察すること。●それとなく働きかけて、相手の意向などを知ること。さぐりを入れること。「相手の気持ちを―する」 **たしん・きょう**【多神教】多くの神を信仰の対象とする宗教。参考神社神道もその一つ。团一神教。 **た・す**【足す】《他五》●加えて増やす。つけ加える。「八に三を―・す」「しょうゆを少し―・す」●「用を―・す」の形で〉●用事をすます。●大小便をすます。図へ《四》。 **たず**【『鶴・田鶴】〔雅〕つる。 **だ・す**【出す】《他五》●中から外に移す。●外に行かせる。「部屋から―・す」●前方にのばす。つき出す。「舌を―・す」「手を―・す」●他の所に出向かせる。発・出立。させる。「子供を東京に―・す」●仕事などをするための特定の場所に臨ませる。出席(出勤・出場・出演・出馬)させる。「代表選手を大会に―・す」●「かくれていたものなどを〕おもてに現す。●人目に触ふれるようにする。「実力を―・す」●他に示すために、特定の所に届ける。送付(出品・陳列・掲示)する。「手紙を―・す」●問題などを課する。「宿題を―・す」●出版する。また、出版物に掲載する。「単行本を―・す」●ある限度をこえさせて、現す。はみ出させる。句「足を―・す(=予算をこえて支出する)」●新たに生じさせる。●生じさせる。発生させる。起こす。「火事を―・す」「熱を―・す」●「勢いなどを〕新たに加える。増加させる。「スピードを―・す」〔水などを〕外にあふれさせる。「鼻血を―・す」●生み出す。作り出す。「早場米を―・す土地柄」●ある結果をもたらす。「結論を―・す」の味を生じさせる。「しぶさを―・す」与える。供する。「食事を―・す」文《四》。日《接尾》「・・・(して)外へ現す」の意。「電灯で照らし―・す」「・・・し始める」の意。「歩き―・す」図 <884> **たすう【多数】**●数が多いこと。「―の書物」●たくさんの人数。多人数。「――が反対した」[対]②少数。―けつ【―決】議会などである物事を決めるとき、多数の者の支持する意見に従う・こと(方法)。 **だーすう【打数】**野球で、打者として打撃を完了した回数。四死球・犠打などを打席の回数から除いたもの。 **たすか・る【助かる】**《自五》●死をまぬかれる。「火事にあったが命だけは―・った」●害を受けないですむ。「盗難にあったが宝石は―・った」●費用や労力が省けて楽である。「物が安くて―・る」●気持ちが楽になる。「彼がいてくれたのでずいぶん―・った」[注意]③④は「・・・のおかげで―・る」の形で、感謝の表現に用いられる。「おかげでー・りました(った)」▷たすか・る《四》。 **たすき【襷】**●和服の袖をたくし上げておくために、背中で斜め十文字になるようにかける細いひも。●一方の肩から斜めにかけた細い布。●漢字で、「成」「文」の字などの「ノ」の部分。▷―すことは舌を出すのも嫌い《句》ひどくけちであるたとえ。 **たすきがけ【襷掛け】**●たすきを掛けること。また、その姿。●ひもや縄を斜めに交差させて掛けること。 **タスク**●仕事。作業。任務。●コンピューター上で実行される処理の単位。▽task **たすけ【助け】**助ける・こと(もの)。[コロ]「ーを求める」 **たすけーぶね【助け船】**●水上の遭難者を助ける船。救助船。●困っているときに力や知恵を貸してくれる・こと(もの)。[コロ]「見かねてーを出す」 **たす・ける【助ける】**《他下一》●〔人に〕力をそえて、危険や災難からのがれさせる。救助する。「おぼれかけている人を―・ける」●〔困っているものに〕力をそえて、足りないところを補う。[句]「弱きを―・け、強きをくじく」[表記]②は「扶ける」「援ける」とも書く。●物事などがうまく運ぶようにしてやる。手伝う。促進する。「消化を―・ける薬」▷たす・く《下二》。>類語と表現「助ける」*力を貸して命を救う(急病人を助ける)、また、力を貸してうまく運ぶようにしてあげる(家計[家業]を助ける・難民を助ける)のが「助ける」。また、「草花の生長を助ける」は、促進する意になる。助けられた相手は、当然のごとく感謝の気持ちをいだき、礼をつくさなければならない。[救う]救い出す/(5)介抱・救助・救出・救護・救済・救援・救恤/救命・助命・救難・救急・救荒[力をそえる]手伝う・助ける/(5)手助け・助太刀・力添え・後押し・尻押し・人助け・援護・援助・扶助・賛助・幇助・助力・助成・助長・助勢・加勢・支援・後援・応援・来援・増援・補佐・補弼・翼賛・荷担・促進・フォロー・バックアップ/一助・内助・互助・天助・神助・佑助・天佑・隣保・相互扶助・唇歯輔車「動詞表現手を貸す・力を貸す・肩を貸す・助け船を出す・引き立てる・守もり立てる・一肌脱ぐ・片棒をかつぐ・同舟相救う **たずき【方便】**〔文〕てがかり。手段。特に、生活の手段。たつき。[表記]「生計」「活計」とも当てる。 **たずさ・える【携える】**《他下一》●手にさげて持つ。身につけて持つ。「土産を―・える」●「手を―・える」の形で〉手を取り合って行く。いっしょに行う。「手を―・えて歩く」「手を―・えて取り組む」●連れていく。「妻子を―・えて渡米する」▷たづさ・ふ《下二》。 **たずさわ・る【携わる】**《自五》〔ある仕事・事業などに〕関係する。従事する。「教育に―・る」▷たずさわ・る《四》。 **ダスター**●ほこりをはらう布。はたき・ふきん・ぞうきんなど。●「ダスターコート」の略。●ダストシュート。▷duster ーコート ほこりよけに着る、薄手のコート。▷duster coat **ダスト**ちり。ごみ。ほこり。「ーボックス」▽dust -シュート 中高層建築で、各階の投げ入れ口にごみを捨てると、そのごみが下部まで筒の中を落下するようにした装置。ダスター。▽dust chute **たずね・あ・てる【尋ね当てる】**《他下一》方々をたずねて回って、目的の所へ行きつく。あちこちさがし求めて、目的のものを見つけ出す。「秘湯を―・てる」「幼なじみを―・てる」 **たずね・あわ・せる【尋ね合わせる】**《他下一》〔それが事実かどうかを調べるために〕あちこちに聞く。問い合わせる。[類語]聞き合わせる。 **たずね・びと【尋ね人】**消息がとだえて、さがし求められている人。さがし求めている消息不明の人。 **たずねもの【尋ね物】**ありかがわからなくなって、さがしている品物。[類語]さがし物。 **たずねもの【尋ね者】**おたずねもの。 **たず・ねる【尋ねる・訪ねる】**《他下一》●所在のわからないものをさがし求める。あとを追ってさがし求める。「行方を―・ねる」[類語]捜す。[付]捜索。探索。●物事の根源・道理を探って明らかにする。[類語]探究。●わからない点を人に聞く。問う。[表記]③は「訊ねる」とも書く。●他人の家やある土地をおとずれる。訪問する。訪{おとない}とう。[表記]④は多く「訪ねる」と書く。「訪ねる」は④以外には用いない。▷たづ・ぬ《下二》。>使い分け「たずねる」尋ねる(『訊)〔知らないことを明らかにするため、ほかの人にきくなどの意で、一般に広く〕道順を尋(訊)ねる・姓名を尋(訊)ねる・真相を尋(訊)ねる・先生に尋ねる・由来を尋ねる・忘れ物を尋ねる・尋ね人訪ねる〔人や場所を訪問する〕友人を訪ねる・遺跡を訪ねる・故郷を訪ねる[参考]「訊」は上の人が下の人に問う(=といただす)意で、多く、罪の取り調べに関して用いた。また、「道を尋ねる」には、道順を聞く意と人生などの道を求める意とがあるが、後者の意で「訊」と書くことはない。 **た・する【堕する】**《自サ変》〔悪い傾向・方向に〕おちいる。おちこむ。「低俗な興味に―・する」 **た・せい【他姓】**〔文]他人の姓。「―を冒す(=他人の姓を名乗る)」 **たーぜい【多勢】**〔まとまった〕多くの人。おおぜい。〔古風な言い方〕[類語]多人数。[対]無勢。▷―に無勢《句》小人数で大人数に立ち向かっても勝ち目がない。 <885> **だ・せい【惰性】** ●[理〕物体の慣性。●今まで行ってきた・勢い(習慣・なれ)。「―でジョギングを続けている」[注意]「堕性」は誤り。 **だ・せい【打製】** 石をくだいて器具を・作る(作ってある)こと。「一石器」[参考]磨製{ませい}より原始的。 **だ・せき【打席】** ●バッターボックス。●バッターボックスに打者として立つこと。「三―一安打」 **た・せん【他薦】** 《名・他サ》(その人を)他人が推薦すること。対自薦。 **た・せん【多選】** 選挙で、何度も選出されていること。「一禁止」 **だ・せん【唾腺】** つばを分泌する腺。唾液腺。 **だ・せん【打線】** 野球で、打者の顔ぶれ。また、その力。「上位のーがふるわない」 **たそがれ【『黄昏】** ●《「誰{た}そ彼は」の意から)日が落ちて、人の見分けがつかないころ。夕暮れのうす暗いころ。夕方。日暮れどき。たそがれどき。[参考]日暮{ひぐ}ち。薄暮{はくぼ}。黄昏{こうこん}。●物事が終わりに近づき、勢いを失うころ。「石炭産業の―」――どき【―時】夕暮れどき。夕方。類語かわたれどき。 **だ・そく【蛇足】** 《ヘビの足の意から)よけいなもの。あっても役に立たないもの。「最後の話はーだった」[故事]昔、中国でヘビの絵を早くかく競争をしたところ、先にかき上げた人が勢いにのって足までかいたため負けになったという説話から。〈戦国策·齐策〉 **た・そん【他村】** 〔文〕よその村。ほかの村。 **た・た【多多】** 《副》数が多いようす。たくさん。「反省する点が―ある」対少々。―益益弁・ず《句》●する事が多ければ多いほどうまくやってのける。才能・腕前がすぐれていて余裕のあるようす。〈漢書・韓信伝〉②多ければ多いほどいい。 **ただ【只】** 代金のいらないこと。無料。ロハ。――より高い物は無・い《句》ただで物をもらうと、お返しにお金がかかったり頼みを聞かなくてはならなくなったりするので、結局は高いものにつく。ただほど高いものはない。 **ただ【『徒】** ■《名》〔取り立てて言うところもなく」ふつう。なみ。「―の白い紙です」■《副》それだけで、取り立てて他に何もないようす。「―だまって笑っている」――では置かない《句》このままでは置かない、必ず仕返しをする。徒では済まない。 **ただ【『唯・惟・『但】** 《副》ひたすら。もっぱら。そればかり。「―無事をいのる」目《連体》たった。わずかに。「―ひとり」■《接続》前に述べた事柄に条件・例外をつけ加えるときに使うことば。ただし。「あの店はうまいものを食わせる。―、料金が高い」 **だだ【駄駄】** 子供などが、あまえてわがままを通そうとすること。――を捏ねる《句》子供などがあまえて無理を言ったりわがままにふるまったりする。 **ダダ** ダダイズム。●ダダイスト。▽dada **た‐たい【多胎】** 複数の子を同時にみごもること。 **ただい【多大】** 《名・形動》きわめて大きいこと。「―な犠牲をはらう」類語莫大{ばくだい}。甚大。因軽少。 **だ‐たい【堕胎】** 《名・自サ》自然の分娩{ぶんべん}期に先だって人工的に胎児を母胎の外に出すこと。人工流産。妊娠中絶。 **ただいま【只今】** ■《名》ちょうど今。現在。「―の時刻は一○時です」[表記]「唯今」とも書く。類語今頃。現時。現下。目下。■《副》●ほんの少し前。ついさっき。たったいま。「―出発しました」●間をおかず、すぐに。今すぐ。「―伺います」〔「今」より丁寧な言い方」[表記]②は「唯今」とも書く。類語直{ただ}すぐ。直ぐ様。直ちに。早速。■《感》外出先から帰ってきたときの挨拶のことば。「ただいま帰りました」を略した言い方。 **たた・える【湛える】** 《他下一》●液体をあふれるほどいっぱいに・する(もつ)。みたす。「涙を両の目に―・える」[コロ]「豊かな水を―・える湖」●感情を顔(いちめん)に表す。[コロ]「満面に笑みを―・える」たた・ふ《下二》。 **たた・える【『称える】** 《他下一》ほめていう。ほめそやす。称賛する。「山の美しさを―・える」「世界への貢献を―・える」たた・ふ《下二》。 **たたかい【戦い・闘い】** たたかうこと。「―を挑む」 **たたか・う【戦う・闘う】** 《自五》●武力をもって争う。戦争する。類語交戦。対戦。●競技などで優劣を争う。類語競う。競争。対抗。●〔利害の対立するものが〕利益を守るために争う。闘争する。●〔困難なことや苦しいこと、あるいは自分の感情に〕打ち勝とうと努力する。〔他動詞的にも使う〕「選挙戦を―・う」[表記]①②は「戦う」、③④は「闘う」と書くことが多い。《四》。 >使い分け「たたかう」 **戦う** 〔武器をもって勝敗を争う意や、スポーツなどで一般に広く。戦闘〕両軍相戦う・賊軍と戦う・決勝戦を戦う・戦わずして勝つ・選挙で戦う・言論の戦い **闘う** 〔組み合って技量の優劣を競う意から、利害反するものが主張を通す、困難や障害にうちかとうと努める。闘争〕労使が闘う・貧苦と闘う・時の権力と闘う・権利奪還のための闘い・難病との闘い・精神と肉体との闘い・自己との闘い・要求を闘い取る [参考]「戦」は戦争・試合をはじめ選挙戦など具体的な争いに使う。「闘」は「戦」より小さな争いに使ったが、近年は、言論による権力との争いや目に見えない相手との争いなど抽象的なものに使うことが多い。おおむね「闘争」と言い換えることができる。 **たたき【『三『和『土】** セメント・砂利・砂などでかためた、玄関・台所などの土間。 **たたき【叩き敲き】** ●たたく・こと(人)。「太鼓―」●料理で、鳥や魚などの肉を包丁でたたきくだくこと。また、その料理。「アジのー」 **たたき・あ・う【叩き合う】** 。《他五》●互いにたたく。「肩を―・って再会を喜ぶ」●互いに言い合う。「冗談口を―・う」 **たたき・あげ【叩き上げ】** 下積みの苦労を重ねて上の地位につく・こと(人)。「社長は現場からの―・です」 **だっかい【奪回】** 《名・他サ》●うばいとられたものをうばい返すこと。奪還。「ペナントの―をはかる」 <886> **たたきあ―ただのり** **たたき・あ・げる【「叩き上げる】**《他下一》たたいて作り上げる。「しっくいでー・げた土間」の下積みの苦労を重ねて、自分を一人前にする。「小僧から―・げた店主」 **たたき・うり【叩き売り】** ●大道商人が商品をのせた台などをたたきながら景気よく(安く) 売ること。「バナナのー」の大安売り。投げ売り。「旧商品のー」 **たたき・おこ・す【「叩き起こす】**《他五》●戸などをたたいて、ねむっている人を起こす。●ねむっている人をむりに起こす。 **たたき・おと・す【「叩き落とす】**《他五》●たたいて落とす。「蠅殻を―・す」●その地位や立場から力ずくで追い落とす。無理に失脚させる。「談合事件で知事を―・す」 **たたき・こ・む【叩き込む】**《他五》●たたいて入れる。「五寸くぎを―・む」●荒々しく入れる。また、「入れる」の乱暴な言い方。「ボールをゴールに―・む」[芸事・技術・思想などを〕忘れないようにしっかりと教えこむ。「プロ根性を―・む」1日 「劇のせりふを頭に―・む」 **たたき・だい【叩き台】** 検討を加えて、さらに内容を向上・充実させるために、最初に出される原案。 **たたき・だいく【叩き大工】** 仕事が未熟な大工。また、主に技量をあまり必要としない仕事をする大工。 **たたき・だ・す【叩き出す】**《他五》●たたいて追い出す。乱暴に追いはらう。追い出す。「都から―・す」良い得点や記録を出す。「最高タイムを―・す」 **たたき・つ・ける【叩き付ける】**《他下一》●激しく打ちつける。「扉を―・けて出て行く」●物を乱暴に手わたす。荒々しい態度でさし出す。「上司に辞表を―・ける」 **たたき・なお・す【叩き直す】**製《他五》●もう一度たたく。あらためてたたく。●〔精神や心構えを〕きたえて正しくする。「くさった根性を―・す」 **たたき・のめ・す【叩きのめす】**《他五》●激しくなぐって足腰がたたないようにする。●徹底的にやっつける。「論争で―・す」[類語]①②ぶちのめす。 **たたきふ・せる【叩き伏せる】**《他下一》なぐってたおす。「ちんぴらを―・せる」●強い打撃を与えて相手を屈服させる。「敵を―・せる」「舌鋒するどく論敵を―・せる」 **たた・く【叩く・敲く】**《他五》●続けて打つ。また、打つ。「肩を―・く」「ふとんを―・く」[句]「石橋を―・いてわたる」●なぐる。転じて、やっつける。「出端を―・く」「敵の機動部隊を―・く」[類語]②打つ。●打つようにして(魚肉や鳥肉を)こまかく切る。●打ち合わせて音を出す。打ち鳴らす。「ドラムを―・く」「手を―・く」●相手の意向をきく。打診する。「部長の意見を―・く」◎安く値切る。買いたたく。「質流れ品を―・いて買う」●〈多く「・・・ロを―・く」の形で〉盛んに言う。しゃべる。[句]「大口を―・く」[コロ]「陰口を―・く」●非難する。論難する。「政治の腐敗をマスコミが―・く」[文]《四》。 >―けば埃が出る 《句》どんなに正しく見えてもこまかく調べれば、やましい点が出てくるものである。 >―けよさらば開かれん 《句》●ひたすら神にいのり、救いを求めれば、神は必ずこれに応えて下さる。[語源]キリストのことば。〈新約聖書・マタイ伝〉●自分から積極的に努力すれば必ず目的を達することができる。 **ただ‐ごと【『徒事・『唯事只事】**《ふつう、下に打ち消しの語を伴って)日常のでき事。ふつうの事。「―ではない」 **ただ・さえ【『唯さえ】** へ、《副》普通の場合でさえ。そうでなくても。ただでさえ。「―さびしい山道」 **ただし【但し】**《接続》前に述べたことに条件や例外をつけ加えるとき、言い出しに使うことば。ただ。「全力を尽くせ、一無理はするな」[類語]なお。もっとも。 **ただし・い【正しい】**《形》●ゆがみ・乱れなどがない。きちんとしている。整っている。「楽譜通りー・くピアノを弾く」「―・い姿勢」[類語]きちんと。ちゃんと。整然。●道理・道徳・決まりなどにかなっている。「礼儀―・い人」[類語]まとも。正当。正式。方正。●真理や事実にあっている。真実である。「―・い答えを示せ」[図]ただ・し《シク》。 **ただしがき【但し書き】** 本文にそえて、前文の条件・例外などについて書き記した文。[類語]断り書き。[語源]「ただし」という語を用いることから。 ***ただ・す【正す】**《他五》●誤りを正しくする。1回「まちがいを―・す」[類語](矿)修正。訂正。●ゆがみ・乱れなどをきちんと直す。「服装を―・す」[句]「威儀を―・す」◎よしあしを明らかにする。[コロ]「理非を―・す」[表記]③は「質す」「糺す」とも書く。[文]《四》。 ***ただ・す【糺す】**《他五》●取り調べる。「罪を―・す」●〈「もとを―・す」の形で〉源までさかのぼって考える。[コロ]「もとを―・せば他人の仲」[文]《四》。 ***ただ・す【『質す】**《他五》聞いて確かめる。質問する。[コロ]「真偽を―・す」「方針を―・す」[文]《四》。 **たたず・む【佇む・バイむ】**《自五》〔ある場所に〕しばらく立ちどまっている。「岸辺に―・む姿」《四》。 **たたずまい【庁い】** 龄、(四段動詞「たたずまふ」の連用形の名詞化)〔自然のままのおもむきが感じとれるような〕ものや景色のありさま。「素朴な―の家」 **ただちに【直ちに】**《副》〔文〕●時間をおかずに行動を起こすようす。すぐ。即刻。「――出発せよ」[類語]たちどころに。只今。●間に他のものがないようす。じかに。直接。〔古風な言い方」「庭の向こうは―日本海である」 **だだ・つーこ【駄駄っ子】** あまえてわがままを言い、ききわけのない子供。だだをこねる子供。 **だだっぴろ・い【だだっ広い】**《形》なにもなく、やたらに広いようすだ。だだびろい。「―・い部屋」 **ただでさえ【『唯でさえ】** へ。《連語》ふつうの場合であっても。そうでなくとも。たださえ。「―暑いのに湿度まで上がったら耐えきれない」 **ただ・なか【『直中・只中】** 〔文]●〔広い所や多くのものの〕まん中。まっただ中。「湖のーで釣り糸をたれる」●「ある物事が行われている〕まっ最中。「議論のー」「春爛漫敖の―で病気になる」 **ただならぬ**《連体》〔物事の状態が〕ふつうでない。変わっている。「―さわぎ」■《連語》〈「・・・も―」の形で〉・・・どころではない。[向]「犬猿想も―仲(=犬と猿どころか、それ以上にひどく悪い仲)」 **たた・なわ・る【『畳なわる】** 影《自四》〔雅〕山などが重なって連なる。「―・る比叡山」 **ただ・に【啻に】**《副》〔文〕《下に「だけでなく」「のみならず」などの句を伴って)ただ単に。単に。「―美しいだけでなく、頭もいい」 **ただのり【『只乗り】**《名・自サ》料金をはらわないで乗り物に乗ること。無賃乗車。[参考]薩摩にっの守 <887> **ただ・ばたらき【「只働き】** もらうべき報酬をもらわずに働くこと。 **だだ・びろ・い【だだ広い】**《形》→だだっぴろい。 **たたみ【畳】** ●わらをしんにした床ぃを、畳表でおおい布でふちどりなどした厚い敷物。和室にしきつめる。げた・ぞうりの表につける、イグサ・籐・竹の皮などを畳表のように織って作ったもの。パ部等が発親に一番 >――の上の水練 《句》「畳水練燃「」に同じ。前開条衣 **たたみ・いわし【畳み、鰯】** イワシの稚魚をうすく板状につなぎ合わせて干した食品。・立さべる】《自女图】《雪中》海老 **たたみ・おもて【畳表】** イグサの茎を波状に織ったもの。畳の表面などに使う。大声下一 **たたみ・がえ【畳替え】** 畳表を新しくすること。 **たたみ・か・ける【畳み掛ける】**《他下一》〔相手に余裕を与えず]続けざまにものを言ったりしたりする。たたみこむ。「―・けて質問する」「一気に攻撃を―・ける」 **たたみ・こ・む【畳み込む】**《他五》●折りたたんで中に入れる。「新聞にちらしを―・む」●心の奥にしっかりと覚えこむ。「父の遺言を―・む」たたみかける。 **たたみ・じき【畳敷き】** 床に畳がしいてあること。 **たたみ・すいれん【畳水練】** 《畳の上で水泳の練習をする意)方法を知っているだけで実際の練習はしていないこと。また、理論や方法を知っているだけで、実地には役立たないこと。畳の上の水練。畑水練。 **たた・む【畳む】**《他五》●積み重ねる。折り重ねる。「石を―・んだ井戸」「顔に深いしわを―・む」●折り返し重ねて小さくする。[コロ]「ふとんを―・む」〔広げた物を〕とじる。[コロ]「かさを―・む」〔今までの商売・生活などを〕すっかりやめる。かたづける。1回「店を―・む」「胸(心)に―・む」の形で〉心の中にしまって、表面に現さないでおく。[句]「胸に―・む」[俗]暴力でやっつける。殺す。「なまいきな、―・んでしまえ」[文]《四》。 **ただ・もの【只者・『徒者】** とりたてて言うほどの価値もない、平凡な者。ありふれた人。〔ふつう下に打ち消しの語を伴う」「―ではない(=人並みではない、特異な人だ)」 **だだもれ【だだ漏れ】** 〔俗〕はなはだしく漏れ出ること。際限なく外部に流出すること。「情報が―になる」 **ただよ・う【漂う】**《自五》●水や空中にうかんでゆれ動く。「大海に―・う小舟」●「〔あてもなく〕あちこち歩く。さまよう。●香りが風で運ばれる。たちこめる。[コロ]「あまい香りが―・う」●ある雰囲気・感情がその場にみちる。「妖気が―・う」「沈黙が―・う」「危機感が―・う」10 「哀愁が―・う」[図]《四》。 **たたら【『踏、鞴蹈、鞴】** 足でふむ大きなふいご。じ >――を踏・む 《句》向かった的がはずれ、勢いあまって空足いをふむ。 **たたり【「祟り】** ●神仏や怨霊抗。から受けるわざわい。●よくないことをしたために受ける、悪い報い。[類語]報い。[注意]「崇り」は誤り。 **たたり‐め【『祟り目】** たたりにあう時。[向]「弱り目に―(=不運にまた不運が重なること)」と感づけ **たた・る【「祟る】**《自五》●神仏・怨霊統』などが人にわざわいを与える。●ある事柄が原因で、悪い結果になる。「長雨に―・られて不作だ」[文]《四》第1 **ただれ・め【「爛れ目】** 目のふちが赤くただれる病気。眼瞼縁炎就祝。また、その目。ただらめ。稲泉 **ただ・れる【爛れる】**《自下一》●〔炎症・やけどなどのために〕皮膚や肉の組織がやぶれくずれる。●生活がすさむほど、ある物事におぼれこむ。「酒に―・れた生活」[図]ただ・る《下二》。《公・パンチの **た‐たん【多端】**《名・形動》〔文〕●事件が多いこと。「内外―」●仕事が多く、いそがしいこと。[四字]「多事 **たち【立ち】**《接頭》《動詞または動詞の連用形から転じた名詞について)●「立ったまま」の意。「―泳ぎ」「―食い」●語勢を強める語。「――働く」「一入る」一 ***たち【『達】**《接尾》《人・動物などを表す語について》複数であることを表す語。「生徒―」[参者]「ら」「ども」より丁寧な言い方。 ***たち【〈太刀〉・『大『刀】** (「断ち」の意)●奈良時代、刀剣の総称。●平安時代以後、腰に帯びる剣。 ***たち【『質】** ■《名》〔生まれつきの〕性質・体質。「あきっぽいー」●物の性質。品質。「―の悪い化粧品」物事の性質。[コロ]「―の悪いいたずら」■《接尾》《名詞について)「・・・の性質・気質」の意。〔「だち」とにごる場合もある」「美人―」「名校―」 **たち【『館】** 〔古〕●貴人の宿舎、または邸宅。●小さな城。=たて。 ***たち-あい【立ち会い】** 。●立ち会う・こと(人)。「家主ーのもとで作業を行う」●取引所の市場に多くの仲買人が集まって、売買取引を行ったこと。[連]「午前の―(=前場)」[連]「午後の―(=後場に)」―えんぜつ【一演説】意見のちがう人々が同じ場所に集まってする演説。―にん【一人】〔証人・参考人などとして」その場に立ち会う人。有、低能です。 **たち・あい【立ち合い】** り。相撲で、仕切りの姿勢から立ち上がること。また、その瞬間。「―が悪い」 ***たち・あ・う【立ち会う】** 。《自五》〔証人・参考人として」その場に出る。「開票に―・う」「勝負に―・う」 ***たち・あ・う【立ち合う】** 。《自五》互いに(向かい合って)勝負を争う。「正々堂々とー・う」 **たち-あおい【立、葵】** をアオイ科の越年草。茎は直立し、高さ二以上になる。葉は円形で、浅く五~七裂する。初夏、葉のわきに紅・白・紫色などの大きな花をつける。はなあおい。 **たちあがり【立ち上がり】** ●立ち上がること。●物事をし始めたところ。行動を起こし始めたばかりのところ。でばな。「―を攻める」 **たち・あがり【裁ち上がり】** 布・紙などをたち終えること。また、たち終えた結果。「―寸法」 **たち・あがる【立ち上がる】** 《自五》●〔座ったり横になったりしていた者が〕身を起こして立つ。●〔空中に〕高く上がる。立ちのぼる。「砂ぼこりが―・る」苦しい状態におちいった者が勢いを盛り返す。「絶望のどん底から―・る」行動を起こす。「支援活動に――・る」5相撲で、仕切りを終えた力士が立って相撲を始める。●プログラムや機械などが起動する。 **たち・あ・げる【立ち上げる】**《他下一》●起動のための操作をして、機械やシステムを稼働する。「パソコンを―・げる」●組織などを新しく作って活動を始める。「販売会社を―・げる」「 **たち‐い【立ち居・『起ち居】** り立ったり座ったりすること。転じて、日常の動作。―ふるまい【一振る舞い】り立ったり座ったりする動作。転じて、日常の動作。起居。立ちふるまい。 <888> **たちいた―たちのみ** **たち・いた【裁ち板】** 布をたち切るとき、台にする板。裁ち物板。 **たち・いた・る【立ち至る】**《自五》《「立ち」は接頭語)〔重大な状態に〕なる。いたる。「倒産に―・る」 **たち・いち【立ち位置】** ●立つ位置。特に、舞台上で役者が立って演じる位置。「―に目印を付ける」「ある役割を期待される者としての〕身の置き場。立場。「自分のーをわきまえる」 **たち・いり【立ち入り】** ある場所にはいること。「構内一禁止」「―検査」 **たち・い・る【立ち入る】**《自五》《「立ち」は接頭語)●ある場所の中にはいる。「社内に―・る」「ある物事・問題の核心に向かって」深くはいる。はいりこむ。「―・ったことをたずねる」●他人の生活・感情などにまでかかわり合う。「私生活に―・る」●〔自分に直接関係のない事件・問題などに〕関係する。干渉する。 **たち・うお【〈太刀〉魚】** ,タチウオ科の海魚。全長約一・五局。体は銀白色で、刀のように細長い。食用。 **たち・うち【〈太刀〉打ち】**《名・自サ》《互いに刀をぬいて戦う意から)実力で対等に勝負・競争をすること。7回 「A君にはとてもーできない(=かなわない)」 **たち・うり【立ち売り】**《名・他サ》〔店を構えないで〕道ばたなどで立って物を売る・こと(人)。 **たち・えり【立ち襟】** 外側へ折り返さずに立っているえり。つめえり。スタンドカラー。団折り襟。 **たち・おうじょう【立ち往生】**《名・自サ》》《弁慶が立ったまま死んだことから)●途中で行きづまったまま動きがとれなくなること。「大雪で列車が―する」の物事が行きづまって、処理に困ること。「難問に―する」 **たち・おく・れる【立ち後れる・立ち遅れる】**《自下一》●立つのがおくれる。転じて、事を始めるのがおくれて時機を失う。「大関が―・れた」「駅前開発が―・れる」(「立ち」は接頭語)〔進歩・発展が〕他よりおくれる。「経済の復興が―・れる」 **たち・おとし【裁ち落とし】**●余分なものとして、布地や紙などを切りおとすこと。また、そのときに出るくず。●食品などで、大きな部分を切り取ること。また、そのあとの部分。「肉の―」 **たち・およぎ【立ち泳ぎ】**《名・自サ》立ったような姿勢で泳ぐこと。また、その泳ぎ方。 **たち・かえ・る【立ち返る】** ふ《自五》《「立ち」は接頭語)もとの所・状態にもどる。かえる。立ちもどる。「古人の心に―・る」10 「原点に―・って検討する」 **たち・かぜ【〈太刀〉風】** 激しく刀をふったときに起こる風。「―するどく切り下ろす」 **たち・かた【立方】** 〔歌舞伎なや舞踊で〕地方・囃子方に対して、立って舞い踊る者。 **たち・がれ【立ち枯れ】**《名・自サ》草木が地に生えたままかれること。また、その草木。 ■**たち・かわり【立ち代わり】** 《副》交代して。代わる代わる。[句]「入れ代わりー」 **たち-き【立ち木】** 地面に生えて立っている木。 **たち-ぎえ【立ち消え】** ●「燃えていた物が〕全部燃えつきないうちに火が消えること。●物事がいつのまにか途中で取りやめになること。[コロ]「計画がーになる」 **たち-ぎき【立ち聞き】**《名・他サ》〔他人どうしの話を〕立ったままこっそりと聞くこと。[類語]盗み聞き。 **たち・き・る【断ち切る】**《他五》●刃物で、紙・布などを切りはなす。切断する。●続いていた関係をなくす。すっかり捨てる。[コロ]「未練を―・る」1回「師弟の関係を―・る」●相手の一連の行動をさえぎる。途中でこわす。「輸送路を―・る」「悪循環を―・る」 **たち・ぐい【立ち食い】** 立ちたまま食べること。「―そば」 **たちぐされ【立ち腐れ】** 立ったままくさること。「ムギのー」〔建物などが、手入れされないであれはてることにも言う」「―の別荘」 **たち・くず【裁ち、屑】** 、布や紙を切ったときに出るくず。 **たちくらみ【立ち、眩み】**《名・自サ》長く立っていたり急に立ち上がったりしたときに起こる目まい。立ちぐらみ。 **たち-げ【立ち毛】** 田畑に生育中の農作物。多く、稲についていう。稲立毛。 **たち・げいこ【立ち稽古】** 俳優・出演者が(扮装説せずに)動作や表情をつけて行う稽古。 **たち・こ・める【立ち『籠める】** る】《自《自下一》〔煙・霧・かすみなどが〕一面にただよう。一面にこもる。по「暗雲が―・める」 **たちさき【〈太刀>先】**●刀の刃先。きっさき。●切りかかるときの勢い。「――するどく切り込む」 **たち・さばき【〈太刀〉捌き】** 太刀の使い方。太刀の使いぶり。「あざやかなー」 **たち・さ・る【立ち去る】**《自五》立ち上がってほかへ行く。また、単に、去る。「足早に―・る」 **たち・さわ・ぐ【立ち騒ぐ】**《自五》●〔多くの人が〕立ってさわぐ。●さわぎたてる。●激しく動く。「波が―・ぐ」 **たち・しょうべん【立ち小便】**《名・自サ》道ばたなどで、立ったままの姿勢で小便をすること。たちしょんべん。 **たち・すがた【立ち姿】** ●人の立っている姿。●舞を舞っているときの姿。 **たち・すく・む【立ち、竦む】**《自五》〔恐ろしさや驚きなどのために」立ったままで動けなくなる。 **たち・すじ【〈太刀〉筋】** 斗刀の使い方の素質。 **たち・つく・す【立ち尽くす】**《自五》〔衝撃を受けたり感激したりして〕そこにいつまでも立っている。 **たち-づめ【立ち詰め】** 長い時間、立ったままでいること。立ち続け。立ちん坊。「朝からーで働く」 **たちどころに【立ち所に】** 《副》ある事をするとすぐ結果がでるようす。その場ですぐに。たちまち。「名探偵を呼べば―事件は解決する」[表記]ふつうかな書きにする。 **たちどま・る【立ち止まる】**《自五》歩くのをやめてそこに立つ。「道ばたで―・る」 **たち・なお・る【立ち直る】** 影《自五》●たおれかかったものが、立ってもとの状態になる。●もとのよい状態にもどる。「不況から―・る」 **たち・なら・ぶ【立ち並ぶ】**《自五》●並んで立つ。●〔才能・力などが〕同じくらいである。肩を並べる。「―・ぶもののない剛の者」 **たち・の・く【〈立ち退く〉】**《自五》●今いるその場所をはなれる。「―・る」●住んでいる所を引きはらってよそへ移る。「マンションを―・く」 **たち・のぼ・る【立ち上る】**《自五》〔煙などが〕空中〈高くあがる。[コロ]「かまどの煙が―・る」「水蒸気が **たちのみ【立ち飲み】**《名・他サ》〔酒や飲料水などを〕立ったまま飲むこと。 <889> **たちば【立場】** 《立っている場所の意)●その人の置かれている地位・境遇。また、その人の面目。立つ瀬。「苦しいーに立つ」「私のーがない」のある物事に対する考え方のより所。見地。「いろいろな―で考える」 **たちばさみ【裁ち、鋏】** 布地をたつときに使う大きなはさみ。 **たち・はだか・る【立ちはだかる】**《自五》●行く手をさえぎるように、足を広げて立つ。「大男が道に―・る」●障害となるものが行く手をさえぎってじゃまをする。「前途には困難が―・る」[類語]①②立ちふさがる。 **たち・はたらく【立ち働く】**《自五》《「立ち」は接頭語》〔体を動かして〕いろいろと仕事をする。 **たちばな【「橘】** ●ミカン科の常緑小高木。日本の暖地に古くから自生する。果実は酸味が強く食用に適さない。やまとたちばな。●「カラタチバナ」の別称。●〔古〕ミカン・コウジミカンなどの古称。 **たちばなし【立ち話】** 立ったまま人と話をすること。また、そのちょっとした話。せ>封百合の求 **たちはばとび【立ち幅跳び】** 幅跳びの一つ。踏み切り板の上に両足をそろえて立ち、助走しないで前方にとび、その距離を競うもの。 **たちばん【立ち番】** 立って見張りをする・こと(人)。 **たち・びな【立ち雛】** 立った姿に作った男女一対のひな人形。[参考]古くは紙で作ったので「紙雛」ともいう。 **たちふさがる【立ち塞がる】**《自五》前に立ってさえぎる。「強敵が―・る」[類語]立ちはだかる。 **たちふるまい【立ち振る舞い】** 引。たちいふるまい。●旅立ちにあたってする御馳走だや宴会。たちぶるまい。 **たち・まさ・る【立ち勝る】**《自五》《「立ち」は接頭語)すぐれている。まさる。「実力において―・る」 **たち・まじ・る【立ち交じる】**《自五》《「たち」は接頭語》仲間としてその中に加わる。入りまじる。 **たちまち【「忽ち】**《副》●きわめて短い時間の内に行われるようす。またたく間に。すぐに。「一売り切れた」●ある物事・行為が急に起こるようす。にわかに。「一起こる喚声」 **たちまち・づき【立ち待ち月】**《夕方に、立って待つ間に出る月の意で》陰暦一七日の夜の月。たちまちのつき。 **たち・まわり【立ち回り】**●立ち回ること。また、ある所に立ち寄ること。●能楽で、シテが囃子に合わせて舞台を歩き回ること。●映画や芝居で、切り合い・けんかなどの動きの多い演技。[類語]ちゃんばら。殺陣ぃ。●つかみ合い・なぐり合いなどのけんか。[コロ]「酔っぱらって―を演じる」―さき【―先】●外出している人が立ち寄る所。●逃亡中の犯人などが立ち寄る所。 **たちまわ・る【立ち回る】**《自五》●〔いそがしく〕あちこち歩き回る。奔走説する。●多くの人の間をうまく行き来して、自分が有利になるように働きかける。「如才なく―・る」●〔逃走中の犯人が〕ある所に立ち寄る。「犯人が生まれ故郷に―・る」 **たち‐み【立ち見】** ●立ったままで見ること。「野球の試合を―で見る」●芝居で、一幕ごとの観覧料をはらって、立ったままで見物する・こと(席)。幕見く。「――席」 **たち・むか・う【立ち向かう】** 誌《自五》〔大きな物に〕向かいあって立つ。●〔強いものや困難なことなどを、恐れたりさけたりしないで〕正面からぶつかっていく。対抗する。「難局に―・う」 **たち・もち【〈太刀〉持ち】** ●昔、主君の太刀を持ってその後ろにひかえていた小姓兄。●横綱の土俵入りに、太刀を持ってそのそばに従う力士。たち取り。[参考]露払い。 **たちもど・る【立ち戻る】**《自五》《「立ち」は接頭語》出先から帰る。もとにもどる。立ち返る。「昼に―・る」「基本に―・る」 **たち・もの【断ち物】** 神仏に願をかけ、心願を成就するために一定の期間、ある飲食物をとらないこと。また、その飲食物。 **たち・やく【立役】** ●歌舞伎で、女形・子役以外の役の総称。また、特に、ふけ役・敵役だきを除いた、善人の男性の役。立て役。●立方贱。 **たち・ゆ・く【立ち行く】**《自五》●〔時が〕過ぎてゆく。●〔暮らしや商売が〕どうにか成り立ってゆく。「生計が―・かない」 **だ‐ちょう【「駝鳥】** 世界で最大の陸鳥。首と足が長く、全長二以上もある。翼は退化して飛ぶことができない。アフリカの草原などに群れをなしてすむ。CO民日 **たち‐よみ【立ち読み】**《名・他サ》本を買わずに、本屋の店先で立ったまま読むこと。 **たち‐よ・る【立ち寄る】**《自五》〔人が〕ある物のそばに近づく。近寄る。「戸口に―・る」●ある所へ行く途中で、ついでに訪れる。「帰る途中、本屋へ―・る」 **たち・わか・れる【立ち別れる】**《自下一》《「立ち」は強めの接頭語》別れ去る。別れて行く。 **たち・わざ【立ち技・立ち業】** 柔道やレスリングで、立った姿勢で相手を攻める技。団寝わざ。 **だ‐ちん【駄賃】** (駄馬で荷物を運ぶときの運賃の意から)●荷物を運ぶ料金。●使い走りや手伝いなどの骨折り賃。使い賃。おだちん。〔ふつう、子供に与えるときにいう][参考]行き掛けの駄賃。 **たちんぼう【立ちん坊】** ●昔、坂道に立っていて車のあとおしなどをして賃金をかせいだ人。●長い間立ったままでいること。立ちづめ。=たちんぼ。 ***たつ【辰】** ●十二支の五番目の呼び名。●昔の時刻の呼び名。今の午前八時ごろ、また、午前七時から九時までの間。●昔の方角の名。東南東。 ***たつ【竜】** りゅう(竜)。 ***た・つ【立つ・建つ】** 《自五》●ものが一定の場所に縦になっている。足をのばして体をまっすぐに支える。●草や木などが地に垂直に生える。[向]「襲が―・つ(=花軸が伸びる。転じて、盛りの時期が過ぎる)」細長いものやとがったものなどが、まっすぐにつき出る。○○「霜柱が―・つ」とがったものがまっすぐにささる。「とげが―・つ」●ある位置・地位に身をおく。[句]「先にー・ご[句]「教壇に―・つ(=教員になる)」●ある場所にあったものがそこから起きて・上方(他所)に向かう。●空中に(高く)上がる。[コロ]「ほこりがー・つ」●空中にかかる。「虹ぃが―・つ」●座ったりねたりしていた者が身を起こす。立ち上がる。「―・って歩く」●身を起こしてその場から去る。[コロ]「席を―・つ」[表記]の国は「起つ」とも書く。●出向く。出発する。出立する。「羽田空港を―・つ」[表記]は「発つ」とも書く。●ある現象・作用が現れる。●かすみ・霧・蒸気・風・波・泡などが生じる。[句]「鳥肌が―・つ」●新しい季節が始まる。「春が―・つ」はっきり認められる。 <890> 「目に―・つ」「値が―・つ」●起こって世に広まる。[コロ]「うわさがー・つ」「怒りなどの感情が〕起こりたかまる。気持ちがとげとげしくなる。「気が―・つ」新たに設けられる。●建造物が築かれる。「ビルがー・つ」[表記]⑦はもっぱら「建つ」と書く。●開設される。「朝市が―・つ」●ふろがわく。「ふろが―・つ」●物事が成り立つ。●よく用にたえる。りっぱな働きをする。[向]「弁がー・つ(=話し方がうまい)」[句]「役にー・つ」傷つけられずに保たれる。1回「面目が―・つ」●保たれて、続く。[句]「暮らしが―・つ」一人前に世をわたる。「小説家として―・つ」●事情や理由が成り立つ。筋道が通る。1回「申し訳が―・つ」●目標などがはっきりと定まる。[コロ]「見通しが―・たない」●割り算で、商として成り立つ。「一〇を三で割ると三が―・つ」《四》。《使い分け >―っている者は親でも使え 《句》急ぎの用事にはだれでもよいからそばに立っている者を使えということ。 >――つより返事 《句》人から呼ばれたら立ち上がるより前に返事をせよということ。 >―てば歩めの親心 《句》這ょえば立て立てば歩めの親心。 >―てば芍薬く座れば牡丹歩く姿は百合の花 《句》美人の容姿を形容することば。 >使い分け 「たつ・たてる」 >立つ(『起・『発) 〔まっすぐ上に向いた形になっていることから、ある場所から他の場所に向かう、現れるなどの意で、一般に広く〕立っている力もない・席を立(起)つ・煙が立つ・正義のために立(起)つ・風が立つ・民衆が立(起)ち上がる・大阪へ立(発)つ・腹が立つ・市が立つ・弁が立つ・役に立つ・面目が立つ・(計画を) 立て直す・勇み立つ・浮き立つ・思い立つ・成り立つ >建つ(『樹) 〔建物がつくられる。建造〕家が建つ・記念碑が建(樹)つ >たつ(『経) 〔時が過ぎる。経過〕日が経つ・五年も経つ >立てる 〔立つようにする、現すなどの意で、一般に広く〕柱を立てる・計画を立てる・手柄を立てる・志を立てる・使者を立てる・顔を立てる・音を立てる・企画を立て直す・二本立ての映画 [答申・法案]・まくし立てる >建てる(『樹) 〔建物などをつくる。建造〕ビルを建てる・家を建て替える・銅像を建てる・二階建て・建て増し・国を建(樹)てる・別建て・両建て預金 >[参考]「立」は一般に広く使われ、「日が経つ」を「立つ」と当てる向きもあるが、なじまない。出発の意の「十日に発つ」は慣用に従い「立つ」で代用できよう。「建」は建物・碑・銅像など、建造物をつくる意で限定的に使う。「立/建」の使い分けは複合語でも同様で、「棒を立て直す・計画を立て直す/社屋を建て直す」のように書き分ける。再建を抽象的な意味で用いるときは「経営を立て直す/建て直す」のように二様に書くことができるが、後者には比喩的で大仰ぎな感じが残る。同様に、接尾語「~立て」は映画その他の一般用語に用い、「~建て」は建造物・経済関係(二階建て・ドル建て・二本建て価格)に限って用いる。「起」は立ち上がる、特別の目的のために決心して物事を行う意、「樹」はまっすぐに立つ意で、「建」の意とともに始めるの意があって、「立」とは異なる(「国を樹てる」などとも書くが、現代の表記としては、まれ)。「発」は出発する、出向く意。 ***た・つ【『経つ】**《自五》時が過ぎてゆく。1回「月日がー・つ」[文]《四》。《使い分け ***た・つ【断つ・絶つ】**《他五》●物をいくつかに切りはなす。切断する。●続けてきたことをやめる。つながり・縁を切る。[コロ]「酒を―・つ」途中でさえぎる。通わなくさせる。[コロ]「退路を―・つ」終わらせる。せる。[句]「筆を―・つ」[文]《四》。《使い分け ***た・つ【裁つ】**《他五》布・紙などを寸法に合うように切る。「服地を―・つ」《四》。《使い分け ***だつ【奪】**《接頭》《名詞に付いて》「うばう」意。「―三振」「ータイトル」 ***だつ【脱】**《接頭》《名詞に付いて)「そのものからぬけ出す」「のがれる」意。「―社会」「―イデオロギー」 肌―・つ」「殺気―・つ」[図]《四》。 >使い分け 「たつ」 >断つ 〔続いているものを途中で切りはなす。さえぎる」鎖を断つ・手足を断つ・きずなを断つ・悪の根を断つ。退路を断つ・国交を断つ・公害を断つ・筆を断つ・酒色を断つ・塩を断つ・食を断って一心不乱に祈る >絶つ 〔続いているものを終わらせる。やめる〕交際を絶つ・縁を絶つ・跡を絶つ・消息を絶つ・命を絶つ・後を絶たない・連絡を絶つ・塵を絶つ・治療のため食事を絶つ >裁つ(載) 〔目的の寸法に合わせて布などを切る」着物を裁つ・服地を裁つ・型紙を裁つ・裁ち方・裁ちばさみ・紙を裁(截)つ >[参考]「断」は形のあるものを打ち切る、さえぎる場合に、「絶」は形のないものを絶やす、やめるの意味合いで使う(鎖を断つ/交際を絶つ)が、「断/絶」の使い分けは難しい。「交際を一時断っていた/これ以後交際を絶った」、「思うところあって一時筆を断つ/生涯筆を絶ってしまった」のように中断(一時的)と終了(継続的)で区別したり、「信仰・修行のために食事を断つ/療養のために食事を絶つ」のように目的によって書き分けたりする。これは「断交/絶交」「絶筆」「断食/絶食」に対応した書き方であるが、ここまで細分化することはないであろう。「紙を截つ」は「截」を使っていたが、これは刃物をもって平板なものを切り分ける意であるから、「断・絶」では代用しがたく、かな書きか、目的に応じて「裁」を使うことになろう。 **たつ・い【達意】** 〔文]文章で述べた自分の考えが、他の人によく通じること。「――の文を書く」 **だつ・い【脱衣】**《名・自サ》〔文〕衣服をぬぐこと。「―だつ・い【脱衣】場」囡着衣。 **だつーか【脱化】**《名・自サ》●虫などが殻からぬけ出て形を変えること。●もとの形式や状態からぬけ出して、新しい形式や状態に変わること。[類語]脱却。 **だっ‐かい【奪回】**《名・他サ》〔とられていたものを」うばい返すこと。 ***た・つ【立つ】**《接尾》《体言に付いて五段活用の動詞をつくる)「・・・の状態になる」「・・・のようになる」の意。「鳥 <891> 奪還。「ペナントの―をはかる」日 ***だっ‐かい【脱会】**《名・自サ「》会からしりぞいて、会員であることをやめること。退会。[類語]脱退。因入会。 **たっ‐かん【達観】**《名・他サ》●物事の全体を広く見通すこと。大観。「世界の情勢を―する」●つまらぬことにこだわらず、物事の真理・道理などをさとること。「人生を―する」。使弱化会』 **たつ・がん【達眼】** 〔文〕物事の真相を見ぬく力(をもつこと)。「―の士」[類語]達見。 **だっ‐かん【奪還】**《名・他サ》「奪回」に同じ。 **たつき【『方『便】** [文]たずき。 **だっ・きゃく【脱却】**《名・自サ》〔古い考えやよくない状態から」ぬけ出ること。のがれること。また、捨て去ること。「不況から―する」[類語]脱化。 **たっ・きゅう【卓球】** 長方形の台の中央に網をはって、ラケットでセルロイド製の小さな球を打ち合う競技。室内で行う。テーブルテニス。ピンポン。 **だっ・きゅう【脱臼】**《名・自サ》骨のつぎめ(=関節)がはずれること。《今から **たっ‐きょ【謫居】**《名・自サ》〔文〕とがめをうけて遠方に流され、その地に住むこと。開拓中再说。花灯 **ダッキング** ボクシングで、上体を(左右に)かがめて相手の攻撃をよけること。▽ducking-」▷tuck **たづくり【田作り】** 「ごまめ」に同じ。 **タック** 洋裁で、布をつまんで作った小さいひだ。「ピンタック「ッグマッチ」の略。また、それに参加する組。[コロ]「ーを組む」▷tagックあひる。鴨。「北京」▽duck **ダッグアウト** 野球場で、監督や選手がひかえている所。一・三塁側に、地面より一段低い位置に設けられている。ベンチ。▽dugout m分かちん等もささん』 **タックス** 税。税金。▽taxーフリー 免税。非課税。▽tax-free-ヘイブン 外国企業に対して税率の優遇措置をとっている国または地域。租税避難地。租税回避地。▷tax haven ーペイヤー 納税者。▽taxpayer **ダックスフント** 犬の一品種。胴が長く、足が極端に短い。愛玩炊用。▽ Dachshund **タッグ・マッチ** プロレスで、双方がそれぞれ複数の組になってする試合。タッグ。タグマッチ。▽tag match **タックル**《名・自サ》ラグ タックル《名・自サ》ラグビーなどで、ボールを持って走っている敵に組みついて、前進をはばむこと。▽tackle **たっけ**《連語》《助動詞「た」+終助詞「け」》→け(終助)。名〉でしんや。L藤ナーでんて **だ‐つけ**《連語》《助動詞「だ」+終助詞「け」》け **たっけい【磔刑】** 〔文〕はりつけの刑。はりつけ。歌 ***たっ‐けん【卓見】** すぐれた考え・意見。卓識。「―に富む論文」[類語]卓論。高見。の日産前の鬼と) ***たっけん【達見】** 〔文〕物事の全体や将来を十分に「見通した、すぐれた考え・見識。達識。[類語]達眼。 **だっこ【抱っこ】**《名・他サ》「だくこと」の幼児語。 **たっこう【卓効】** 〔文〕〔薬などの〕すぐれたききめ。「害虫の駆除にーがある」[類語]特効。 ***だっこう【脱稿】**《名・他サ》原稿を書き終えること。「論文を―する」[対]起稿。 ***だっこう【脱、肛】**《名・自サ》直腸の下端の粘膜が垂れ下がって肛門の外へ出ること。[参考]痔との一種。 **だつこうちく【脱構築】**《名・他サ》〔哲〕西欧の伝統的な形而上学的思考の仕組みを否定し、新たな可能性の要素を抽出して再構築を試みる方法。デコンストラクション。歌 **だっこく【脱穀】**《名・自他サ》●穀物の粒を穂からとりはなすこと。●穀物の粒から外皮をとりのぞくこと。 **だつごく【脱獄】**《名・自サ》囚人が刑務所からにげ出すこと。 **だつ・サラ【脱サラ】**《名・自サ》《「サラ」はサラリーマンの略)サラリーマンをやめて事業を興すこと。パ голор-字。因衍字呢。 **たっ‐しきき【達識】** 〔文〕「達見心」に同じ。 **たっしゃ【達者】** ■《名》達人②。名人。〔古風な言い方」「茶の湯の―」日《形動》●ある物事に熟達しているようす。巧みであるようす。「話術がーだ」「―な英語」[類語]堪能。●体が丈夫なようす。「両親とも―です」[類語]壮健。元気。 ***だっしゅ【奪取】**《名・他サ》〔文〕〔攻めて〕うばいとること。「三振五を―する」「政権をする」動 ***ダッシュ** ●《名・自サ》突進すること。特にスポーツで全力で・走る(泳ぐ)こと。「スタートー」●数学などで、ローマ字の右上につける記号。「'」[参者]「ん」「ど」の類。●文章で、語句の説明・言いかえなどをするときに使う、短い線で表した記号。ダーシ。「ー」▽dash―ボード 自動車の運転席とエンジン室の間に置く仕切り板。計器盤・スイッチ類などを取り付けた部分。▷dashboard **だっしゅう【脱臭】**《名・自サ》〔その物にふくまれている」くさいにおいをぬき去ること。「―剤」7千 **だっしゅつ【脱出】**《名・自サ》〔危険な場所やいやな所から〕のがれ出ること。「国外へーする」 **だっしょく【脱色】**《名・自他サ》それにふくまれている色や、染めた色をぬくこと。 **たつじん【達人】** ●〔文〕物事の道理を知り、人生を達観した人。●武芸や技芸のある分野に深く通じ、すぐれた腕前を持つ人。「剣のー」「料理の―」 **だっ‐すい【脱水】**《名・自サ》●ある物にふくまれている水分を取り除くこと。「一機」●〔理]結晶した物質から結晶水を取り除くこと。また、有機化合物から水素と酸素を取り除くこと。●体の中の水分が異常に欠乏すること。「―症状」―しょう【一症】体内の水分や電解質が極度に欠乏した状態。多汗・多尿などによって起こる。 **たっし【達し】** 官庁・警察などから国民や下級の官庁に出す命令・通知。「おー」[表記]「達示」とも当てる。 **だっ‐し【脱脂】**《名・自サ》〔ある物にふくまれている〕脂肪分を取り去ること。―にゅう【一乳】牛乳から乳脂肪分を取り除いたもの。スキムミルク。―ふんにゅう【一粉乳】脱脂乳を濃縮・乾燥させて粉末状にしたもの。菓子・料理・乳製品などの原料にする。ーめん【―綿】不純物や脂肪分を取り除いて消毒したわた。 **だつ‐じ【脱字】** 書くときや印刷するときに落とした文字。 **たっ・する【達する】**■《自サ変》●ある場所・程度・地位に届く。至る。およぶ。「頂上に―・する」「水準に―・する」「合意に―・する」●〔技芸などに]深く通じる。熟達する。「悟りに―・する」10 「師範の域に―・する」《他サ変》〔物事を〕なしとげる。「目標を―・する」〔命令・通知などを〕広く知らせ、わからせる。「趣旨を―・する」 <892> **だっ!する【脱する】**■《自サ変》〔危険な状態・場所から〕のがれ出る。ぬけ出す。「敵の包囲を―・する」●[団体・仲間を〕やめる。ぬけ出る。「組合を―・する」●範囲をこえる。○○「アマチュアの域を―・する」●「稿を―・する」の形で〉原稿を書き終える。脱稿する。《他サ変》●取り除く。「水分を―・する」●[必要な物を〕入れ忘れる。「名簿に彼の名を―・する」 **たつ・せ【立つ瀬】** 立場。面目。〔多く「ーがない」の形で使う〕1回「そんなことをされては私のーがない」 **たっせい【達成】**《名・他サ》〔文〕〔大きな計画や目的などを〕なしとげること。「使命を―する」 **だつ・ぜい【脱税】**《名・自他サ》ごまかして税金を納めないこと。「―が発覚する」 **だっ・せん【脱線】**《名・自サ》●汽車や電車の車輪が線路からはずれること。「―して転覆悩した」●話などが本筋からそれること。また、行動が常軌を逸すること。「講義が――する」「盛り上がってーする」 **だっ‐そ【脱疽】** 血管の末端部に血液が行き届かないため、体の組織の一部がくさって脱落する病気。特に足の指に多く起こる。壊疽社の一種。 **だっ‐そう【脱走】**《名・自サ》〔自由を束縛されている場所から〕ぬけ出てにげること。「一」(= **だつ・ぞく【脱俗】**《名・自サ》〔文〕名声や利益を求める世俗的な気風からぬけ出ること。また、凡俗の心を 超越すること。[類語]超俗もいう。 **たった**《副》《「ただ」の促音化した形)数量などの少ないようす。ほんの。わずか。「―三人しか来なかった」 **たつた-あげ【竜田揚げ】** 魚肉・鶏肉などに醤油とみりんで下味をつけ、片栗粉をまぶして油で揚げる料理。揚げた色が紅色になることから、紅葉の名所の竜田川にちなんでいう。 **だっ・たい【脱退】**《名・自サ》属していた会・団体・組織などをやめること。[類語]脱会。团加入。参加。 **たったいま【たった今】**《副》現在よりほんの少し前。いましがた。「――到着した」「――帰った」 **たつた・ひめ【竜田姫・立田姫】** 〔文]秋の女神。[参考]の竜田山は奈良の都の西にあり、西は秋に当たることから。佐保姫踪。 **タッチ**《名・自サ》ふれること。さわること。●《名・自サ》物事に関係すること。たずさわること。「その計画にはーしていない」●絵画・文章などの筆づかい。「軽妙なーでえがく」《名・自サ》野球で、走者やベースにボールをふれること。「―アウト」●ピアノやキーボードのけんばんを押す、力の入れぐあい。●手ざわり。感触。「クールなー」▽touchーダウン《名・自サ》●ラグビーで、攻撃側の選手がけりこんだボールを、防御側の選手が自陣のインゴール内でおさえること。●アメリカンフットボールで、ボールを持ったまま相手のゴールラインをこえて得点すること。▽touchdown ーパネル 画面にふれるだけで、簡単にコンピューターを操作できる装置。touch panel ―ライン ラグビーやサッカーなどで、競技場の左右の境界線。タッチ。▽touch-line **たっちゅう【『塔『頭】** 《「塔頭」の唐音)●禅宗で、祖師の塔(=墓)がある所。●本寺に所属し、その境内にある小さな寺。わき寺。けれ **だっ‐ちょう【脱腸】**《名・自サ》内臓(おもに大腸)の一部が腹壁に生じたすきまから押し出されること。また、その病気。ヘルニア用下の時の例 **ダッチ・ロール** 航空機が横滑りと横揺れをくり返しながら機首をふり、8の字をえがくように飛ぶ状態。▽Dutch roll **たっ-つけ【裁っ着け】** 下部を脚絆嘘のように作り、裾をひもでひざにくくりつけるようにした袴が。たっつけ袴。 >裁っ着け ***たって**《副》〔無理は承知で〕強く他の人に要望するようす。無理にでも。ぜひとも。「―の希望」 ***たって**《連語》〔くだけたスタイルの口頭語で使う〕●《完了の助動詞「た」+接続助詞「とて」の転)条件句を受けて、それと食い違う事態が生じることを予想させながら、後句を結びつける。・・・ても。「いくら泣い―無駄だ」(「といったって」の略》〈ふつう「ったって」の形をとる〉・・・といっても。「博士ーいろいろある」●《完了の助動詞「た」+格助詞「って」)って(格助)。「もう帰っー(=ということだ)」「合格しー(=ということは)本当か」[参考]①と②は、ガ行イ音便・撥音便の後では「だって」となる。「病気で死んだって」 ***だって**《接続》〔くだけたスタイルの口頭語〕(連語「だって」から転じた用法)●相手の言った事柄に反論する場合に用いる語。そうは言っても。でも。「やらない?―君はさっきやると言ったじゃないか」●前の事柄に理由を補う場合に用いる語。なぜかと言うと。「行かないよ。―くたびれたもの」 ***だって**《連語》〔くだけたスタイルの口頭語〕●(断定の助動詞「だ」+副助詞「とて」の転)●〈「・・・だって(・・・だって)」などの形で〉他と同様であることを強調する気持ちで、話題として示す。・・・も他と同様に。〔多く前提に対して反論する気持ちを伴う。その場合は「・・・といえども他と同様に」の意」「父も喜んでいる。母―喜んでいる」「音楽―絵――好きだ」「先方に――事情はあるのだから」「彼―つらいんだよ」「でも(副助)」の意を表す。たとえ・・・でも。たとえ・・・といえども。〔前提に対して反論する気持ちが強くこもる〕「先生に―できはしない」「子供―分かることだ」(疑問詞について、下に肯定の意を表す語を伴って》全面的肯定を表す。・(で)も・・・だ。「どこ―満員だ」●(疑問詞や単数を表す語について、下に否定の意を表す語を伴って)全面的否定を表す。「一人一来やしない」●《断定の助動詞「だ」+連語「とて」の転)・・・だといって。「まるで子供―笑うの」(音便の関係で「だ」となった完了の助動詞「た」+接続助詞「とて」の転)たって①②。「いくら読ん―理解できない」(音便の関係で「だ」となった完了の助動詞「た」+格助詞「って」)たって②。「もう済んーいうのか」●《断定の助動詞「だ」+終助詞「って」って(終助)。「明日は晴れるん―」 **だっと【脱、兎】**〔文]追われてにげるウサギ。〔多く、勢いがよくきわめて速いことのたとえに使われる〕[向]「―の勢い」[句]「―の如だく」 **たっと・い【尊い・貴い】**《形》《「たふとし」の音便形「たっとし」の口語形》とうとい。〔古風な言い方〕[図]たつと・し《ク》。《使い分け「とうとい(たっとい)・とうとぶ(たっとぶ)」 **だっ・とう【脱党】**《名・自サ》属していた党をやめること。党員をやめること。[類語]脱退。团入党。 **たっと・ぶ【尊ぶ・貴ぶ】**《他五》《「たふとぶ」の音便形》とうとぶ。〔古風な言い方]「真理を―・ぶ」[図]《四》。《使い分け「とうとい(たっとい)・とうとぶ(たっとぶ)」 <893> >使い分け「とうとい(たっとい)・とうとぶ(たっとぶ)」 >貴い 〔価値や身分が他より上で貴重である〕貴い人命・貴い身分・貴い資料・和をもって貴しとなす >尊い 〔大切なものとして、尊重すべきである〕尊い神・尊い教え・尊い犠牲・尊い辺り >貴ぶ 〔価値がほかより上であるとして、重んじる〕名誉を貴ぶ・平和を貴ぶ・真実を貴ぶ・忠告を貴ぶ >尊ぶ 〔大切にすべきものとして、尊重する〕老師を尊ぶ・先人を尊ぶ・神仏を尊ぶ >[参考]「尊いお方/貴いお方」と二様の書き方があり、前者は至尊(皇室)、後者は貴人を表す。「武を貴(尚)ぶ」のように「『尚」を使うこともあるが、これは大切さを知って実践に心掛ける場合に用いる。 **たつ・とり【立つ鳥】**《連語》飛び立って行く鳥。 >―跡を濁さず 《句》飛び去る水鳥が水面をよごさないように、人がある所をはなれるとき、そのあとを見苦しくないようにして行くこと。何事も後始末をきれいにするべきであるというたとえ。飛ぶ鳥跡を濁さず。 **た‐づな【手綱】** 馬を操るために、くつわにつけて手に持つ つな。―さばき【―「捌き】●馬を乗りこなす技量。●人を動かしたり統括したりする技量。 >――を締・める 《句》●馬が勝手に走らないように手綱を手元に引きしぼって持つ。●勝手な行動をしたり、気をゆるめたりしないように他人を統制する。「だらけた選手の―・める」 **たっぴ【脱皮】**《名・自サ》●昆虫・ヘビなどが成長するときに、古い表皮をぬぎ捨てること。●古い習慣・様式・考え方などからぬけ出して、新しい方向に進むこと。「家内工業の町から工業都市に―し発展をとげる」 **たっ‐ぴつ【達筆】**《名・形動》じょうずな字を書くこと。また、その書いた字。「――な手紙をもらった」[類語]能筆。健筆。团悪筆。 ***タップ** ●穴にさしこんで回しながら雌ねじの山を切り刻む工具。●配電された電気をわけて取るための中間のさしこみ。コンセント。「テーブルー」▷tap ***タップ** 「タップダンス」の略。▽tapーダンス 靴のかかととつま先とで床をふみ鳴らして踊るダンス。タップ。▷tap dance局へ一人冰果まし **たっぷり**《副》《副詞は「―と」の形も》●《形動》余るほどたくさんあるようす。「皮肉―の口調」●少なく見積もっても、それだけの数量はあるようす。「―と二時間はかかる」●《自サ》〔かさや数量が〕十分にあって、まだゆとりがあるようす。「ーしたポケット」 **ダッフル・コート** フード付きで丈の短めの両前コート。両前の打ち合わせはトッグル(=魚網用の浮き木)ボタンで留める。参考ダッフルは、コート用の粗いウール地。▽duffel coat **たつ‐ぶん【達文】** 〔文〕●表現のじょうずな文章。筋道のよく通った文章。[類語]①②名文。 **だつ‐ぶん【脱文】** 書き写すときや、印刷するときにぬけ落ちた文章。 **だっ‐ぷん【脱糞】**《名・自サ》大便をすること。 **たつ・へん【立偏】** 漢字の部首「立」の称。 **たつ・べん【達弁・達辯】** 〔文〕よどみのない話しぶり。さわやかな弁舌。[類語]能弁。雄弁。この **だつ・ぼう【脱帽】**《名・自サ》●〔敬意を表して〕帽子をぬぐこと。●感心して尊敬の気持ちをもつこと。「彼の努力にーする」 **たつ・の・おとしご【竜の落とし子】**ヨウジウオ科の海魚。褐色で、体長約七。顔は馬に似ている。直立して泳ぐ。海馬・。 **たっぱ【立端・建端】** ●〔建〕建物の高さ。●〔俗]背の高さ。10「ーがある(=背が高い)」 **だっぱん【脱藩】**《名・自サ》江戸時代、藩籍を捨てること。藩をぬけ出して浪人になること。 **だっぽう【脱法】**《名・自サ》法律にふれない方法・手段を使って、実際には法律で禁止されている行為を行うこと。法の盲点をくぐること。「一行為」「ードラッグ」 **たつ・まき【竜巻】** 局地的な激しい旋風銭。家・砂・家畜などを空中に巻き上げる。[類語]つむじ風。 **たつみ【辰、巳・巽】** ●方角の名。辰がと巳ぁとの間の東南。(江戸城の辰巳の方角に当たることから)江戸深川にあった遊郭。「―芸者」 **だつ・もう【脱毛】** 人名・自サ》毛がぬけ落ちること。●《名・他サ》不要の毛を取り除くこと。 **だつらく【脱落】**《名・自サ》●必要な物がぬけ落ちること。「ねじがーする」●仲間について行けなくなること。「―者」[類語]落伍。 **だつ‐りゃく【奪略・奪、掠】**《名・他サ》〔力ずくで]うばいとること。略奪。「食糧を―する」 **だつ・りゅう【脱硫】** 物質にふくまれている硫黄がお十分または硫黄化合物を取り除くこと。「―装置」 **だつりょく【脱力】**《名・自サ》体の力がぬけること。「―感」 **だつ・りん【脱輪】**《名・自サ》●車輪がはずれること。●自動車・電車などの車輪が道路・線路からはみ出(분ること。落輪。「――事故】《山丘》 **だつ・ろう【脱漏】**《名・自サ》ぬけ落ちること。ぬけもれること。遺漏。「文章の―を補う」にやさしい(立 ***たて【立て】** ■《接頭》「第一位の」「筆頭の」の意。「一女形」「一行司」[表記]送りがなをつけない。接尾》《動詞の連用形について)「・・・して間がない」「・・・したばかり」の意。「つきーの餅」[表記]多くかな書き。目《助数》同じ相手にたて続けに負けた回数を数える語。・・・連敗。「同じ相手に四――を食う」[表記]ふつうかな書ポーセ ***たて【『殺陣】** 映画や芝居で、切り合い・乱闘などの場面・演技。殺陣。[類語]立ち回り。―し【一師】たての型を考案し、出演する俳優に教える職業の人。 ***たて【盾・・楯】** ●戦いのとき、矢・やり・刀などから身を守る、厚い木板・金属板などで作った武器。●自分の立場を守るための手段。 >――に取・る 《句》ある物事を言い訳や言いがかりの材料とする。 >――の両面を見よ 《句》物事はその一面だけでなく全体をよく観察したうえで判断せよ。 >―をつく 《句》《戦いのために盾を地につき立てる意か反抗する。逆らう。異議を唱える。たてつく。 **たて【縦・竪】** ●左右の目を結ぶ線に対して垂直の方向。●物の上下の・方向(長さ)。[句]「横の物をーにもしない」●前後の・方向(長さ)。「―に並べる」●立体・平面などの最も長い部分。また、その方向。「ナスを―に切る」●南北の方向。「盆地を―に走る川」組 <894> **たて【縦】** ●上下の方向。天地の方向。●物事の前後関係・組織・機構などで、階級の上下。●「縦糸{たていと}」の略。団①~⑤横。 **たて【『館】** →たち(館)。 **たで【蓼】** ●タデ科の植物の総称。多く一年草で、道ばたや水辺に自生する。●「ヤナギタデ」の別称。茎・葉に辛みがあり、香辛料とする。―食う虫も好き好き《句》〔辛いタデの葉を好んで食べる虫もあるように〕人の好みはさまざまである。 **だて【建て】** 《接尾》●家などの建て方を表す。「一戸―」「三階―」●〔貿易で〕その通貨により支払われることを示す。「円―の輸出契約」 **だて【立て】** 《接尾》●《動詞の連用形について)「わざと・・・する(こと)」「とりたてて・・・する(こと)」の意。「かくしー」「とがめ―」●車に牛馬を何頭つけられるか、また、船にろをいくつ付けられるかを表す語。「二頭―の馬車」「八挺―」●一回の興行に何本の作品を・上映(上演)するかを表す語。●同時にいくつの方法・項目をとるかを表す語。「海と陸と二本ーで攻める」 **だて【伊達】** 《名・形動》●意気・俠気をことさら示そうとすること。「――な若い衆」類語粋。●はでな身なりやふるまいで、外見をかざること。みえをはること。「一者」――の薄着《句》姿をよく見せるために、寒くてもみえをはって薄着をすること。――や酔狂で《句》《多く下に打ち消しの語を伴って)みえをはったり物好きで物事をする。「―行くわけではない」 **たて・あな【縦穴・竪穴】** ●地表に垂直にほった穴。囡横穴。●古代の人類が住んだ、住居のあと。竪穴住居。竪穴式住居。[表記]②は「竪穴」と書く。 **たて・あみ【建て網・立て網】** 魚群の通る道にはって、垣網{かきあみ}で誘導した魚群を袋網に追い入れて捕らえる網。大謀網{だいぼうあみ}など。定置網。 **たて・いた【立て板】** 物に立てかけてある板。―に水《句》〔立て板に流した水がさっと流れるように〕よどみなくすらすらと話すことのたとえ。因横板に雨垂れ。 **たていと【縦糸・『経糸】** 織物で、縦に通っている糸。縦に並べて布を織る糸。たて。団横糸。 **たて・うり【建て売り】** 〔家などを、商品として〕建てて売ること。また、その建物。「――住宅」 **だて・おとこ【伊達男】** はで好きな男性。おしゃれな男性。好みが粋な男性。 **たて・おやま【立『女『形】** 歌舞伎で、一座の中で筆頭位の女形役者。 **たて・か・える【立て替える】** 《他下一》一時、他人に代わって代金をはらう。「友人の会費を―・える」 **たて・がき【縦書き】** 文字を上から下に書くこと。因横書き。 **たて・か・ける【立て掛ける】** 《他下一》〔他のものに」もたれさせて立てる。「竹ぼうきを塀に―・ける」 **たてがみ【『鬣】** ライオンの雄や馬などのくびから背にかけてはえている長い毛。 **たて・かん【立て看】** 〔俗〕「立て看板」の略。 **たて・かんばん「立て看板】** 〔劇場や商店などが客寄せのために]道ばたに立てかけておく看板。 **たて・ぎょうじ【立行司】** 大相撲で、結びの取組を審判することのできる、位がいちばん上の行司。 **たて・き・る【立て切る・『閉て切る】** 《他五》〔戸・障子・ふすまなどを〕すっかりしめる。しめきる。 **たて・ぐ【建具】** 〔障子・ふすまなど〕部屋を仕切るために家の中に取り付け、あけたてするもの。「一師」「室内―」 **たて・ぐみ【縦組み】** 印刷の組み版で、各行が縦読みになるように活字を組むこと。対横組み。 **たて・こう【縦坑・立坑竪坑】** 地表に垂直にほりさげた坑道。対横坑。斜坑。 **たてごと【竪琴】** 「ハープ」に同じ。 **たて・こ・む【立て込む】** 《自五》●多くの人が集まって混雑する。こみあう。[表記]「立て混む」とも書く。●すきまなく並ぶ。密集する。「家が―・む地区」●〔仕事や用事が〕一度に重なる。「日程が―・む」 **たて・こ・める【立て『籠める・『閉て『籠める】** 《自下一》〔におい・ガスなどが〕いっぱいにこもる。一面に広がる。たちこめる。 **たて‐こも・る【立て籠もる】** 《自五》●城や陣地にこもって戦う。類語籠城{ろうじょう}。●周りを閉ざして、中から出ないでいる。とじこもる。 **せーたけ【背丈】** ●せいの高さ。身長。「―がのびる」●衣服のたけの長さ。特に洋裁で、うしろ首のつけねから胴まわりまでの長さ。「―が合わない」=背丈{せたけ}。 **セダン** 乗用車の車体の型式の一つ。一般的な箱型で、四ドアニ列の座席のあるもの。▽sedan **セセッション** ゼツェッション。▽secession **たて・じく【縦軸】** 〔数〕平面上の直交座標でのY軸。対横軸。 **たて・じま【縦縞】** 〔織物などで〕縦の方向に走ったしま模様。対横縞。 **だて・しゃ【、伊達者】** はでな身なり・ふるまいを好む人。あかぬけた粋{いき}な服装をする人。〔古風なことば」。 **たて・しゃかい【縦社会】** 役職・階級など、上下の人間関係が重視される社会。[参考]日本の社会構造の特性とされる。 **たで‐ず【、蓼酢】** 蓼{たで}②の葉をすりつぶして酢でのばしたもの。鮎の塩焼きなどにそえる。 **だて・すがた【伊達姿】** いきな姿。 **たて・つ・く【楯突く】** 《自五》〔目上の人や強い権力などに〕反抗する。口答えする。たてをつく。「体制に―・く」「親に―・く」[表記]ふつうかな書きにする。類語歯向かう。逆らう。→「歯向かう・楯突く」類義語の使い分け **たて・つけ【立て付け・建て付け】** 戸・障子・ふすまなどの開閉のぐあい。「―の悪い戸」 **たて・つづけ【立て続け】** 〔同じことや、似た物事が〕続けて行われること。続けざま。「ビールをーに飲む」 **たて・つぼ【建坪】** 〔建〕建物のしめている土地の坪数。建築面積。建蔽率{けんぺいりつ}。团地坪{じつぼ}。[参考]延べ坪。 **たて・つぼ【立て坪】** 《名・助数》→りゅうつぼ(立坪)。 **たて・とお・す【立て通す】** 《他五》〔ある考えや態度を〕最後まで変えずに持ち続ける。「意地を―・す」「義理を―・す」 **たて・なお・す【建て直す】** 《他五》●古い建物をこわして新しく建てる。改築する。●立て直す③。 **たて・なお・す【立て直す】** 《他五》●もう一度改めて立てる。●〔計画・考えなどを〕もう一度最初からやり直す。●もとのよい状態にもどす。再建する。「会社を―・す」[表記]③は「建て直す」とも書く。 **たて・なみ【縦波】** ●船が進む方向に寄せてくる波。●[理]波の進行方向と媒質の振動方向とが一致している波。音波など。団横波。 **たて・ぬき【経緯】** 〔文〕縦糸と横糸。●縦と横。 **たてね【建値】** →たてねだん。 <895> **たて・ねだん【建値段】** ●生産業者が卸売業者に対して設定する販売価格。取り引き価格の基準となるもの。●為替相場で、銀行が公表する標準値段。=建値 **たてば【立て場・建て場】** ●昔、街道で、かごかきの人足などがつえを立てて休んだ所。●乗り合い馬車などの発着所。●廃品回収業者が家庭などから集めた廃品などをまとめて買い取る問屋の熱いに対を **たて・ひき【立て引き・『達引き】**《名・自サ》意地を張り合うこと。〔古風な言い方〕「恋の小」ではささ」 **たて・ひざ【立て膝】**《名・自サ》片方のひざを立ててすわる・こと(姿勢)。所授(懷料今詣は式恋のおめで **たて・ぶえ【縦笛】** ●縦にかまえてふく木管楽器の総称。尺八・クラリネットなど。[対]横笛。●リコーダーに似た簡易な楽器類。●リコーダー。オバン・《二》。 **たてふだ【立て札】** 知らせや注意などを書いて地面に立てる木の札。[類語]高札・慾。酒の学版) **たてまつ・る【奉る】**■《他五》●〔神や身分の高い人に〕さし上げる。献上する。●形だけ高い地位におく。「会長に―・る」[類語]まつり上げる。■《補動》〔文)(動詞の連用形について)・・・申しあげる。〔謙遜説した言い方」「拝み―・る」「たのみ―・る」 **たて・みつ【縦、輝】** 相撲のまわしの、股間にゅを通して後ろ腰に結ぶ部分。 **たて・むすび【縦結び】**〔こま結びで〕両はしが上下になるように結ぶこと。また、そのような結び方。[参考]不器用な結び方とされる。 **だて・めがね【伊達〈眼鏡〉】** 実際はかける必要がないのに、おしゃれのためにかける眼鏡。 **たてもの【建物】** 〔雨・風などをしのぎ」人が住んだり、仕事をしたり、物を保管したりするために作ったもの。建築物。 **たてもの【立て物】** 兜の鉢の頂上や前後・左右につける飾り物。 **たて・や【建屋】** たててある家。建物。とくに、工場などの建物。「原子炉心」の中别恋野ね **たて・やく【立て役】** →立て役者。 **たて・やくしゃ【立て役者】** ●一座の中心となる重要な役者。立て役。立て者。●ある分野で中心となって活躍する人。中心人物。「優勝の―」 **たて・ゆれ【縦揺れ】** ●航空機・船舶などが上下にゆれること。ピッチング。●地震で、垂直方向にゆれること。「―の直後に横揺れがきた」[対]①②横揺れ。ととも **だてら**《接尾》《人の身分などを表す語につけて)「・・・にふさわしくない」「・・・に似合わぬ」の意。〔非難・軽蔑の気持ちをふくんだ言い方」「女ー」頂分のる響。 **た・てる【立てる・建てる】** ■《他下一》●ものを一定の場所に縦にする。●縦にまっすぐに置く。「柱を―・てる」とがったものをまっすぐに刺さす。「とげを―・てる」「歯を―・てる」●〔馬車などを〕ある場所にとどめて置く。●ある位置・地位につかせる。「候補者を―・てる」●戸・障子などをとざす。[コロ]「ふすまを―・てる」[表記]は「閉てる」とも書く。●ある場所にあったものをそこから起こして・上方(他所)に向かわせる。●空中に(高く)のぼらせる。「砂ぼこりを―・てる」●横になっているものを縦にする。「えりを―・てる」●出向かせる。差し向ける。「使者を―・てる」ある現象・作用が現れるようにする。●蒸気・風・波などを生じさせる。[コロ]「湯気を―・てる」●音を響かせる。さす声を発する。[句]「声を―・てる」●浮き上がらせる。[句]「青筋を―・てる」●はっきりと現し示す。[コ]「身のあかしを―・てる」●人に知られるようにする。世に広める。[コロ]「名を―・てる」[コロ]「うわさを―・てる」怒りなどを起こし高める。気持ちをとげとげしくする。[句]「腹を―・てる」●抹茶を湯でかきまぜてととのえる。[句]「茶を―・てる」[表記]は「点てる」とも書く。●新たに設ける。●建物を築く。「家をー・てる」[表記]⑦のみ、もっぱら「建てる」と書く。●ふろをわかす。「ふろを―・てる」●新たにつくり示す。「新記録を―・てる」[コロ]「誓いを―・てる」物事を成り立たせる。●よく用にたえさせる。りっぱに働かせる。[句]「役に―・てる」(傷つけることなく)保たせる。[句]「顔を―・てる」●保ち、続かせる。やってゆく。[コロ]「生計を―・てる」●上位のものとして尊重する。「友人を―・てる」〔目標などを〕はっきりと定める。[コロ]「予算を―・てる」[図]た・《下二》。日《接尾》その動作を際立たせる意。盛んに・・・する。強く・・・する。「数え―・てる」「ほえ―・てる」[図]た・つ《下二》。 >使い分け 「たつ・たてる」 **たて・わり【縦割り】** ●縦に割ること。●組織の中で、仕事の分担などがいくつかの上下関係によって分割され構成されている・こと(状態)。「一行政」「一保育」囡①②横割り。 **だ・てん【打点】** 野球で、安打・犠打、四死球による押し出しなどで打者が味方にもたらした得点。 **だ・でん【打電】**《名・自他サ》〔文〕電報をうつこと。[因]入電。 **たとい【『仮『令・縦令】** 《副》たとえ(仮 **たとう【多頭】** ●一つの体に多くの頭があること。●〔一つの団体・組織などで」かしらになる人が二人以上いること。「―政治」 **たどう【他動】** 他に働きかけること。また、他から働きかけられること。[因]自動。―てき【一的】《形動》他から働きかけられるようす。他から働きかけられて動くようす。[対]自動的。 ***た・どう【多動】** 脳の機能不全などにより、落ち着きがなく、じっとしていることができない症状。多く、子供に見られる。参考に見られる。参考略語集(ADHD)。 ***だ」とう【妥当】** 《名・自サ・形動》実情や道理にむりなくあてはまること。適切であること。「―な結論」「―な金額」[類語]適当。穏当。至当。因不当。 ***だ・とう【打倒】** 《名・他サ》〔再起できないほどに〕相手をうちたおすこと。うち負かすこと。「―すべき強敵」「政権をする」 **タトゥー** 刺青。▽tattoo **たとう・がみ【『畳紙】** 揆(「たたみがみ」の変化した●[古〕懐紙い。●厚手の和紙に渋・うるしなどをぬって折り目をつけた包み紙。和服などを入れる。=をぬって折り目をつけた包み紙。有型。 <896> **たどうし【他動詞】** 動詞の中で、主体の動作・作用が他に働きかける、または他を作り出す意味をもつもの。日本語では、ふつう、働きかけられる対象を、助詞「を」のついた形で目的語として示す。たとえば、「紙を破る」「家を建てる」の「破る」「建てる」など。[団]自動詞。 ***たとえ【例え・譬え・『喩え】** ●たとえること。たとえた話。比喩唸。「宝の持ち腐れというーもある」●似た例。同じような例。「―をあげて説明する」 ***たとえ【『仮『令・『縦令】** 吃《副》(「・・・とも」「・・・ても」「・・・しようが」などを伴って)ある条件を仮定し、その条件のもとでも結果が変わらないことを表す。もしそうでも。かりに。たとい。「――雨でも決行する」 **たとえ・ば【例えば】** 作《副》●前に述べたことをもと具体的に言うときに使う語。例をあげると。「植物の絵をよく描きます。―バラやランです」●かりに。たとえ。「わたしが、―選ばれたとする」[参考]学校文法では接続詞とも。 **たとえ・ばなし【譬え話】** 〔道理などを説明するため〕ある事柄にたとえてする話。[類語]寓話が。寓言烂。 **たと・える【例える・譬える・『喩える】**《他下一》〔わかりやすく説明するため〕身近なものを引き合いに出して言う。ことよせて言う。「―・えようもなく美しい」[類語]見立てる。準婆える。[図]たと・ふ《下二》。 **たどく【多読】**《名・他サ》〔丁寧に読むより〕たくさん本を読むこと。 **たどたど・し・い**《形》〔動作や話し方が〕なめらかでなくあぶなっかしいようす。「―・い日本語」 **たどり・つ・く【「辿り着く】**《自五》たずねながら、または苦労しながら、やっと行き着く。「会場に―・く」 **たど・る【「辿る】**《自五》●道にそって進んで行く。また、知らない道をたずねて行く。「山路を―・る」「いばらの道を―・る」●あとに従って、(はっきりしない筋道を)さがし求めていく。1回「おぼろげな記憶を―・る」あちこちとたずねて行く。「縁故を―・って友人の消息を知る」●ある過程を進んで行く。ある方向に進んで行く。「彼と同じ運命を―・る」[図]《四》。 **たどん【『炭団】** ●炭の粉にふのりなどを入れて、まるく固めた燃料。●〔俗〕大相撲で、黒星。詞。 >――に目鼻 《句》色が黒く、みにくい顔立ちの形容。[団]卵に目鼻。 ***たな【『店】** ●商店。みせ。〔多く「おー」の形で使う]●貸し家。また、借家。〔①②とも古風なことば〕 ***たな【棚】** ●物をのせるため、板を横にかけわたしたもの。●つる性の植物を地面からはなしてはわせるために、竹などを編んで水平に作ったもの。「ブドウー」●海中で、魚などの群がりすんでいる層。●→大陸棚。(自 >―から牡丹餅 《句》思いがけない幸運にあうこと。棚ぼた。あいた口へぼたもち。 >――に上・げる 《句》〔わざと]ふれないでおく。うち捨てておく。「自分の怠慢を―・げて私を非難する」 **たな・あげ【棚上げ】**《名・他サ》ある問題に手をつけず、そのままにしておくこと。「計画を―する」[類語]保留。 **たな・おろし【棚卸し・『店卸し】**《名・他サ》●商店などで、決算や整理のため、在庫品の数量・価格を調べること。●他人の欠点を数えあげていろいろ批評すること。「A氏のーをする」 **たな・ぎょう【棚経】**盂蘭盆会に、僧が精霊棚筋の前で経を読むこと。 **たな・ぐも【棚雲】** 〔文]空を一面におおっている雲。また、たなびいている雲。 **たなこ【『店子】** 借家人。〔古風な言い方[囲]大家わお。家主ば。 >たなご **たなご【嶼】** コイ科の淡水魚。全長約六。食用。にがぶな。 **た・な・ごころ【『掌】** 〔文〕てのひら。[語源]「た」は「手」、「な」は「の」に当たる助詞で、「手の心」の意。 >――の中 《句》〔てのひらの中にあるように〕物事が思いのままになること。 >―を反すよう 《句》●物事が簡単にできるたとえ。態度や考え方が簡単に変わるたとえ。 >――を指・す 《句》《てのひらの中にあるものを指し示す意から)きわめて明白であることのたとえ。 **たな・ざらえ【棚、浚え】**《名・自他サ》商品を整理するため、在庫品を全部出して安く売ること。蔵払い。 **たな・ざらし【『店、晒し】** ●商品が売れずに、いつまでも店に置かれている・こと(商品)。●ある問題が、全然手をつけられておらず、未解決のまま放置されていること。「―の案件」 **たな・だ【棚田】** 傾斜した土地に階段のように作った水田。[類語]だんだん畑。 **たな・ちん【『店賃】** 家賃。〔古風な言い方〕 **たなばた【〈七夕〉・棚機】** ●たなばた祭り。しちせき。●「たなばたつめ」の略。[参考]「棚機」は、もと、織物を織る機械の意。一つ‐め【一つ女】●〔古〕機を織る女性。●〔雅〕織女星。おりひめ星。たなばた。―まつり【一祭り】五節句の一つ。陰暦七月七日の夜行う祭り。葉竹に願い事を書いた短冊や飾りを下げる。主に、女性は手芸の上達をいのる。星祭り。乞巧奠定。たなばた。[参者]天の川にへだてられた牽牛星と織女星が、この夜一年に一度だけ会うという中国の伝説にもとづく。 **たな・び・く【棚引く】**《自五》雲・かすみ・煙などが横に細長くただよう。「かすみ―・く春」 **たなぼた【棚ぼた】**〔俗]「棚からぼたもち」の略。思いがけない幸運にめぐまれること。「―式(=「棚からぼたもち」の状態)の出世」 **た・なん【多難】**《名・形動》災難や困難が多いこと。[四字]「前途——」 **たに【谷】** ●山と山との間の深くくぼんだ所。[類語]谷間・慾。山間悸・競。山峡。山懐。●谷に似た形をした所。「気圧の―」●波形の低くなった所。[囡]①③山。●漢字の部首「谷」の称。 ***だに【『壁蝨】** ●ダニ目の節足動物の総称。体はごく小さく、卵形。人や動植物に寄生し、体液・樹液を吸う。感染症を媒介するものもある。●働かずに他人にたかって生活する、きらわれもの。 ***だに**《副助》[文語]●(多く下に打ち消しを伴って》他の場合はましてと暗示する形で一例(多くは、最小限の評価を受けるもの)をあげる。でさえ。「我身だに知らざりしをへ森鷗外・舞姫〉」(多く条件句の中で使う》ある困難さを伴う状況の中で、それが局面打開のための願わしい最低の条件であることを表す。 <897> せめて・・・だけでも。「母だに世にあらば、この別”はあるまじきを〈森鷗外・即興詩人〉」●必要十分な最低条件であることを表す。ちょっと・・・だけで(さえ)。「聞くだに寒き冬の雨〈文部省唱歌・四季の雨〉」 **たに・あい【谷『間】** 引。谷のふかい所。谷の中。谷間整。「―の村」の明るさで心 **たに「あし【谷足】** スキーや登山で、山の斜面に対して横向きに立ったとき、谷側の低い方にある足。[因]山一足。 **たに・おり【谷折り】** 紙などを折るとき、折り目が内側にかくれるように折ること。また、そのように折った部分。[団]山折り。 **たに・かぜ【谷風】** 谷間や平地から山の斜面に沿ってふき上げる風。[対]山風。 **たにがわ【谷川】** 谷間を流れる川 **た・にく【多肉】** 〔植物の葉や茎などの〕肉が多く、厚みのあること。「――果」「―植物」 **た・にし【田、螺】** タニシ科の巻き貝。黒褐色で大きさは三~四。多く水田・沼などにすむ。食用。 **たに・そこ【谷底】** 谷のいちばん低いところ。谷の底。たにぞこ。 **たにぶところ【谷懐】**山にかこまれた谷あい。 **たに・ま【谷間】**たにあい。 **たにまち【谷町】** 大相撲で、力士のひいき客のこと。 **たに・みず【谷水】** 仏谷あいを流れる(澄んだ冷たい)水。 **たに・わたり【谷渡り】** ●谷から谷へ伝いわたること。●ウグイスが、谷から谷へ飛びながら鳴く・こと(声)。 **た・にん【他人】** ●自分以外の人。ほかの人。●血のつながりのない人。[連]「赤の―」●そのことに関係のない人。「―が口を出すことではない」――ぎょうぎ【——行儀】《名・形動》〔親しい間柄なのに」他人のように、よそよそしくふるまうこと。「―なことばを使う」―しほん【―資本】〔経]企業資本のうち、金融機関からの借り入れや社債などによって、企業体の外部から調達された資本。[对]自己資本。 >――の疝気を頭痛に病む 《句》自分に関係のないことについて余計な心配をするたとえ。 >―の空似 《句》血縁のない他人であるのに容貌ちがよく似ていること。他人の猿似に。。 >――の飯を食・う 《句》他人の家に寄食する。また、他人の家に奉公するなどして実社会の経験を積む。いか **た・にんずう【多人数】** 多くの人数。大人数。たにんず。「――の会」[類語]多勢。[因]小人数。 **たぬき【狸】** ●イヌ科の動物。毛は黄褐色で、目の周りが黒い。山野の穴にすみ、果実・野ねずみ・昆虫を食べる。毛は筆などに用いる。人をばかすと考えられた。●悪がしこい人。「―おやじ」●「たぬきうどん」「たぬきそば」の略。天ぷらの揚げ玉を入れた、かけうどん・かけそば。●「たぬきねいり」の略。 **たぬき・ねいり【狸寝入り】**《名・自サ》ねむっているふりをすること。たぬきね。たぬき。そらね。パチとう **たぬき・ばやし【「狸、囃子】** 夜半、どこからともなく聞こえてくる祭り囃子。俗に、タヌキが打ち鳴らす腹鼓だと考えられた。 **たね【種】** ●植物が芽を出すもとになるもの。種子ぃ。[句]「早く芽を出せ柿の―」[類語]種物。実ぁ。●血統を受けつぐもとになるもの。また、血統を受けついだもの。特に、精子・子供。「武士の―」[表記]「子供」の意味では「胤」とも書いた。●物事を・起こす(成り立たせる)もと。原因。また、(話や小説などの)材料。「しゃくの―」「笑い話の―になる」●手品のしかけ。また、表面に表れていない事情・しくみ。□□「―を明かす」●料理の材料。汁などの実。具ぐ。「おでんのー」 **たね・あかし【種明かし】**《名・他サ》●手品のしかけを明らかにすること。●かくしていた、また表面に表れていなかった事情やしくみを、明らかにすること。「怪事件の―をする」 **たね・あぶら【種油】** 菜種からとった油。菜種油。 **たね・いも【種芋】** 種として植える芋。 **たね・うし【種牛】** よい牛をふやすため、種付け用に飼う雄牛。種牛のぎ。 **たね・うま【種馬】** よい馬をふやすため、種付け用に飼う雄馬。種馬。。 **たね・おろし【種下ろし】**《名・自サ》「たねまき」に同じ。 **たねがしま【種子島】**ポルトガル人によって伝えられた、火縄銃。また、それにならって作った鉄砲の総称。種子島(鹿児島県)にはじめて伝わったとされることから。 **たね・がみ【種紙】** ●カイコガに卵を産みつけさせる紙。産卵紙。●写真の印画紙。 **たね・がわり【種変わり】** 母親が同じで、父親がちがう・こと(兄弟)。種違い。[団]腹変わり。 **たねぎれ【種切れ】**《名・自サ》〔準備した〕材料・品物を全部使いはたすこと。「話が―になる」とむべき」 **たね・せん【種銭】** あることをして利益を得るための元となる金銭。 **たね・だわら【種俵】**稲の種もみを入れた俵。特に、発芽を促進させるために、種もみを入れて水につけておく俵。* **たね・ちがい【種違い】** ぃたねがわり。[因]腹違い。 **たね‐つけ【種付け】**《名・自サ》家畜の品種改良・繁殖などのため、雌に血統のよい雄を交尾させること。 **たね・とり【種取り】** ●植物の種を採取すること。●新聞・雑誌などの記事の材料を取りにいくこと。●子を産ませるために飼育する動物。 **たね・なし【種無し】** ●果実に種が入っていないこと。また、その果実。●〔卑称〕精子がなくて、またはその数が少なくて、子供がつくれない・こと(男性)。 **たね・び【種火】** 少しだけ消さないで残しておく火。また、ガス器具などで、すぐに点火できるようにつけておく小さな火。 **たね・ほん【種本】** ある著作・講義などのもとになっている他人の著書。 **たね・まき【種、蒔き】** ●種をまくこと。たねおろし。播種呢。●特に、八十八夜のころ、苗代に稲の種をまくこと。 **たね・もの【種物】** ●草木の種子。[類語]種。●汁物のそば・うどんで、中にかまぼこ・たまご・てんぷら・肉などがはいっているもの。 **たね・もみ【種、籾】** 種としてまくための、もみ。 ***たねん【他年】** 将来の、ある年。後年。〔はっきりいつと言えないときに使う」「――の再会を期する」 ***た・ねん【他念】** ほかのことを思う心。余念。 **たねん【多年】** 長い年月。多くの年月。長年。「―の努力が実る」[類語]積年。―せい【一生】草本植物が二年以上にわたって生存すること。―せいし <898> **よくぶつ【―性植物】** 二年以上にわたって生育する植物の総称。[参考]一年草。―せい」「そうほん【一生草本】多年草。―そう【―草】樹木以外の植物で、毎年秋に地上部は枯死するが、地下部は越冬し、春になると茎や葉を伸ばすもの。キク・オオバコ・ススキ・ユリなど。宿根草。多年生草本。[参考]ラン・オモトなどの常緑多年草は、地上部も枯れないで越冬する。 **だ‐の**《並助》《断定の助動詞「だ」+並立助詞「の」))〈「~だの~だの」の形で〉例として二つ三つのものをあげるのに使う。「スキーだのテニスだの」「やれだのやるなだのと口うるさい」〔「など」がつく場合は下の「だの」は省略される」「エビだのカニなどばかりを好む」 **た‐のう【多能】**《名・形動》●いろいろな方面に才能を持っていること。[類語]多才。多芸。●多くの機能を持っていること。「―工作機械」 **たのし・い【楽しい】**《形》心が満ちたりて、明るく愉快な気持ちである。心配やわずらいごとがなくて、ここちよい。「仕事が―・い」「―・い思い出」[図]たの・し《シク》。《類語と表現 **たのしみ【楽しみ】**■《名》●楽しむこと。楽しむ材料。また、(自分が)楽しいとする事。「老後の―」 >類語と表現 「楽しい・嬉しい」 >*「楽しい・嬉しい」は、「今夜のパーティーは楽しかった・久しぶりで彼に会えたのが嬉しかった」のように、ともに〈喜び〉の感情を表す。前者は静穏的で持続的な感情に言い、後者は感激的で一時的な感情に言う。「楽しい」はさらに、喜びを引き起こすものを主語にとって、「スキーは楽しい」のように「スキー」の性質を規定する言い方ができるのに対し、「嬉しい」にはそうした言い方ができない。「スキーができて嬉しい」のように、「〜て」で喜びの原因に注目して、もっぱら感情表現に徹した言い方をするのである。 >◆快い・心地よい・面白い・小気味よい・明るい・爽やか・清々しい・晴れやか・晴れ晴れしい・朗らか・麗らか・喜ばしい/楽しむ・喜ぶ・嬉ゃしがる・面白がる・おかしがる/楽しみ・喜び・愉快・欣快・痛快・軽快・爽快・豪快・快感・快適・歓喜・喜悦・御機嫌・上機嫌・有頂天・お祭り気分・同慶/嬉々として・喜んで・喜び勇んで >「オノマトペ わくわく・ぞくぞく・せいせい・うきうき・さばさば[する] 〈「―にする」の形で〉●楽しいこととする。楽しむ。「自分史を書くのを一にする」●楽しいこととして期待する。「海外旅行をーにする」●「おーに」「おーだ」の形で〉これから起こることの内容を言わないで、期待をもたせる意。「来週の放送をお―に」「楽しんでいることをからかう意でも用いる〕「やあ、おーだね」《形動》〔将来、よい結果・状況になって〕楽しいであろうと心待ちにされるようす。「この子の将来がーだ」 **たのし・む【楽しむ】**《他五》●楽しいと感じる。楽しく思う。「余生を―・む」●好きな事で心をなぐさめる。娯楽にする。「ゴルフを―・む」「読書を―・む」[類語]興じる。●明るい期待をかける。よい見通しを立てて喜ぶ。「娘の成長を―・む」[文]《四》。 **たのし・める【楽しめる】**《自下一》《「楽しむ」の可能形)楽しむことができる。「乗馬が―・める場所」 **だ‐のに**《接続》〔俗〕上の文を受けて、それに似つかわしくない内容であることを表す。・・・であるのに。それなのに。「熱がある。―出かけると言う」 **たのみ【頼み】** ●〔他人に〕あることをしてほしいと願うこと。また、願ったことがら。「友人のーをきく」●頼りにすること。あてにすること。「君一人が―だ」さびれ >――の綱 《句》頼りにしてすがる人や物を綱にたとえていうことば。 **たのみ・こ・む【頼み込む】**《他五》〔聞き入れてくれるように〕一心にたのむ。「知人に―・んで手に入れる」 **たの・む【頼む】**《他五》●してほしいと相手に願う。うまくとりはからうように願う。「金を貸してくれと―・む」「事後の処理を―・む」●力として頼りにする。あてにする。「多勢を―・んで敵に当たる」[句]「自らを―・む(=自負する)」[表記]②は「恃む」とも書く。[類語]頼る。《四》。《類語と表現 >―む木の下に雨漏・る 《句》頼りにしていたあてがはずれることのたとえ。また、頼りにしていたのにその甲斐のないことのたとえ。 >類語と表現 「頼む」 >*相手に「~してほしい」と頼む言い方が、「依頼」の表現である。「~の件宜しく頼みます/お願いします」など、本動詞で言う言い方もあるが、多くは「~てくれ/~て下さい」のように補助動詞を用いたり、「〜てくれないか/~てもらえないか/~て下さいませんか/~て頂けませんか」のように否定+疑問の形を文末につけて表現したり、「~て貰いたい/~てほしい」のように希望の意で表したり、「〜て頂戴っ」のように命令の意で表したり、「〜して頂ければ幸いです」のように仮定の成立に満足の意を表明する言い方で表したりする。本心は命令でも形は依頼といったものから、拝み倒す〈哀願〉まで、振幅が激しく、丁寧さの度合いも様々である。 >●請う・仰ぐ・ことづける・委ねる・託す・依ょる・頼る・願う・願い出る・頼み込む・頼み入る・泣きつく・拝み倒す・取りすがる/(5)依頼・依願・出願・請願・嘆願・切願・訴願・哀願・哀訴・懇願・懇望・懇請・桌請烹・苡/心頼み・力頼み・人頼み・神頼み・空頼み **たのも【田の『面】** 〔雅〕田の表面。 **たのもう【頼もう】** 蒻《感》他家を訪問した際に案内をこうことば。〔昔、武士などが使った」 **たのもし【頼『母子】** 「頼母子講」の略。―こう【―講】互いに掛け金を出し、一定期日にくじなどで順を決め、その金を融通しあう団体。無尽講災ん。無尽化。 **たのもし・い【頼もしい】**《形》頼りになりそうだ。期待が持てて心強いようす。「―・い助っ人」[図]たのも・し《シク》。 **たば【束】**■《名》〔細長いものやうすく平らなものを〕ひとまとめにしてくくったもの。「まきを―にする」「新聞紙の―」《助数》たばねたものを数える語。「花を二ー買う」[参考]束。 >―になって 《句》大勢がいっしょになって物事を行うようす。[コロ]「―かかる」 **だ・は【打破】**《名・他サ》〔文〕●相手を打ち破ること。 <899> **だーば【駄馬】** ●荷を運ばせるための馬。荷馬。●血統のよくない馬。下等な馬。[類語]駑馬。[回] **たばい【多売】**《名・他サ》商品をたくさん売ること。[四字]「薄利」口本 **たばか・る【『謀る】**《他五》《「た」は接頭語》計略を用いてだます。たぶらかすぷれ氷 **たばこ【『煙草茛】** ●ナス科の一年草。原産地は南米。葉は大きく、楕円形禁。で、ニコチンをふくむ。たばこの葉をかわかして作ったもの。火をつけてその煙を吸う。▽競tabaco -せん【一銭】たゴム」ばこを買うための金銭。また、たばこを買うくらいの少額の金銭。たばこ代。「一日働いてもーにしかならない」ト>煙草①はし **たばさ・む【手挟む】**《他五》手にはさんで持つ。また、わきにはさむ。「矢を―・む」「両刀を―・む」 **たばし・る【た走る”进る】**《自四》《「た」は接頭語》〔古〕勢いよく走り飛ぶ。ほとばしる。「―・る雨」 **タバスコ** 赤唐辛子に酢・塩などを加えて作るからいソース。ピザ・スパゲッティなどに用いる。[参考]商標名。▽Tabasco **た・はた【田畑・田島】** 田と、はたけ。田畑蹴。[参考]「一枚・・・」「一面鷲・・・」と数える。 **た・はつ【多発】** ●《名・自サ》数多く発生すること。しばしば起こること。頻発。「交通事故地点」(〔航空機などが〕エンジン(発動機)を二個以上持っていること。 **たばね【束ね】** ●たばねること。また、たばねたもの。●中心になって全体をとりまとめる・こと(人)。〔古風な言い方」「組織の―」dst1- **たばね・がみ【束ね髪】** 後ろでかんたんに束ねた髪形。[類語]束髮。 **たば・ねる【束ねる】**《他下一》〔細長いものやうすく平らなものを〕ひとまとめにしてくくる。束にする。「髪の毛を―・ねる」②〔ある集団・組織などを〕まとめて取りしきる。「販売員を―・ねる」=束ねる。[図]たば・ぬ《下二》。 ***たび【度】** ■《名》●くり返される物事の、それぞれの一回一回。時。おり。「この――は・・・」●〈「ーに」の形で〉・・・(を)するごとに。・・・(を)する時ごとに。「外出の一に」「やるーにうまくなる」■《助数》度数・回数を数える語。「三ぁ―当選する」】(茄維ン) ***たび【旅】** 《名・自サ》自宅をはなれて、泊まりがけで一時(遠い)よその土地へ行くこと。また、その道中。[類語]と表現 >――の恥は掻き捨て 《句》旅先では知人もないから、平素は恥ずかしいような行いも平気でできるものだ。 >―は道連れ世は情け 《句》旅をするときは道連れのあるほうが心強いように、世の中をわたって行くのには、互いに人情を持って助け合うことが大切だ。一匹の >類語と表現 「旅」 >*どのような旅をするか、どんな人が旅をするか、どこを旅するか、何のために旅をするか等によって、いろいろな言葉が使い分けられる。旅はまた、人生にたとえられる(旅は道連れ世は情け)。旅は帰ってくるものだが、人は死ぬことも「旅」の一つと考えた(帰らぬ旅・死出の旅)。 >長旅・初旅・一人旅・船旅・羈旅・股旅・旅行・一泊旅行・修学旅行・卒業旅行・研修旅行・大名旅行・団体旅行・海外旅行・観光旅行・パック旅行・新婚旅行・蜜月旅行・ハネムーン/周遊・歴遊・西遊・漫遊・外遊・遊歴・洋行・行脚・長途・巡行・行幸・御幸・膝栗毛く・ツアー・赤ゲット・南船北馬/旅立ち・旅支度・旅心・旅衣・旅の空・旅路・旅寝・旅枕・旅日記・旅回り・旅興行・旅人び・漆・旅烏符”·旅芸人・旅役者/旅情・旅愁/冥土、の旅・帰らぬ旅・死出の旅 ***たび【〈足袋〉】** 足の形に合わせ、指先を二つに分けて袋形に作った、布製のはきもの。かかとの上をこはぜでとめてはく。和服を着たときの防寒用・礼装用。 **だび【荼毘】** [仏]「火葬」に同じ。 >―に付・す 《句》火葬にする。 **タピオカ** キャッサバ(=ブラジル原産の多年生植物)の塊根からとったでんぷん。菓子の材料などとして用いる。▽tapioka **たび・かさな・る【度重なる】**《自五》〔またかと思うほど」何回も続く。何回も起こる。「―・る失敗」 **たび・がらす【旅、鳥】** 決まった住まいがなく、旅から旅へとわたり歩いて暮らす人。[類語]旅人漆。 **たび・げいにん【旅芸人】** 各地を回ってかせぐ芸人。旅回りの芸人。[類語]旅役者。 **たび‐こうぎょう【旅興行】** 〔本拠とする土地をはなれ〕各地を回って行う興行。 **たび・ごころ【旅心】** ●旅をしているときに感じる、しみじみとした気持ち。[類語]旅情。●旅をしたいと思う心。「―がわく」― **たびさき【旅先】** 旅行の目的地。また、そこへ行く途中。旅行先。旅の空。[類語]出先。 **たび・じ【旅路】** ●旅の道筋。道中。また、旅の途中。●旅。[コロ]「―につく」ご入 **たび‐じたく【旅支度・旅仕度】** ●旅行に出る準備。「―を調える」●旅行の服装。旅装。「―で、どちらへお出かけですか」 **たび・しょ【旅所】** おたびしょ。 **タピストリー** タペストリー。▽tapestry **たびーずまい【旅住まい】**《名・自サ》旅先でしばらく住むこと。また、旅先の住まい。 **タピスリー** タペストリー。▽tapisserie **たび・だ・つ【旅立つ】**《自五》●旅に出かける。・た、遠くへ出発する。「米国へ―・つ」●亡くなる。死ぬ。「あの世に―・ご **たびたび【度度】**《副》同じことが何回もくり返されるようす。しばしば。いくども。再三。「―訪問する」[類語]頻々。 **たび・どり【旅鳥】** 渡りの途中でその地方を定期的に おとずれる鳥。日本では、シギ・チドリなど。 **たび・な・れる【旅慣れる】**《自下一》旅をすることになれている。「―・れた人」10 **たび・にっき【旅日記】** 旅行中の日記。 **たび・にん【旅人】** 〔俠客時・やくざ・やしなど]旅から旅へと各地をわたり歩いて生活する者。[注意]「たびびと」と読むと別語。[類語]旅がらす。PIの **たび・ね【旅寝】**《名・自サ》旅先で宿り、寝ること。旅の宿り。旅枕漆。[類語]草枕。 <900> **たび・の・そら【旅の空】** 《連語》旅先。旅行中。また、家をはなれた定めない境遇。「――で故郷を思う」 **たび・はだし【〈足袋〉跣】** はきものをはかずに足袋のままで地面を歩くこと。 **たび・びと【旅人】** 旅をしている人。旅の人。〔古風な言い方」[注意]「たびにん」と読むと別語。 **たび・まくら【旅枕】** 〔文〕→たびね(旅寝)。 **たび・まわり【旅回り】** 〔商人や芸人が、その商売のために]旅をしてあちこち歩き回ること。「―の役者」 **たび・やくしゃ【旅役者】** 各地を回って芝居をして歩く役者。どさ回りの役者。類語旅芸人。 **たび・やつれ【旅、窶れ】** 《名・自サ》旅の疲れでやつれること。旅やせ。 **たびょう【多病】** 《名・形動》よく病気をすること。病気がちなこと。四字「才子ー」 **たびらこ【田平子】** 「ほとけのざ②」に同じ。 **ダビング** 《名・他サ≫●録音・録画したものを別のテープなどに再録すること。●放送・映画で、せりふ・音楽・効果音などを一本に編集すること。▽dubbing **タフ** 《形動》たくましく、疲れを知らないようす。「―な選手」▽toughーガイ 精力のあふれた男性。強い男性。▽tough guy **タブ** ●衣服の袖口などにつける飾り布。また、帽子の耳覆い。●つまみ。また、つけ札。「プルー式の缶ビール」●文書作成ソフトウエアなどで、あらかじめ設定した位置にカーソルを移動するキー。タビュレーター。▽tab **タブ** 浴槽。ふろおけ。「バスー」▽tub **だ・ふ【懦夫】** 〔文〕おくびょうな男性。いくじなし。 **タブー** ●神聖または不浄とみなした事物・場所・行為・ことばなどに、ふれることを禁じたもの。禁忌{きんき}。●〔ある社会・場などで〕言ったり行ったりしてはならない・こと(もの)。「彼の前でその話はーだ」[参考]もとはポリネシア語。▽taboo **たぶさ【髪】** 日本髪やちょんまげで、髪の毛を頭の上で集めてたばねた所。もとどり。 **タフタ** つやのある薄地の絹織物。横方向にうねがある。リボン・婦人服・ネクタイなどに用いる。▽taffeta **だぶーだぶ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》《形動》衣服が大きすぎて体に合わないようす。ぶかぶか。「―の洋服」●《形動》体がしまりなく太っているようす。ぶよぶよ。「―にふくらんだ腹」③〔容器に〕たくさんはいった液体がゆれ動くようす。たぷたぷ。 **だぶ・つ・く** 《自五》〔衣服が大きすぎたり、太って肉がつきすぎたりして〕張っているべきものがたるむ。ぶかぶかする。ぶよぶよする。「―・いた頬の肉」●入れ物の中にいっぱいはいった液体がゆれ動く。●品物・金銭などが多くありすぎて余る。「暖冬で冬物が―・く」 **たぶね【田舟】** ●かり取った稲や肥料などをのせ、水田の上をおして運ぶ小舟。●水郷などで、日常の交通や農作物の運搬などに使う平底の小舟。 **タフネス** 体や精神が、ねばり強いこと。疲れを知らないこと。▽toughnes **たぶ・の・き【柄】** クスノキ科の常緑高木。暖地の海岸近くに自生し、高さ約一五局。材は枕木・家具・楽器などに、樹皮は黄八丈の染料に用いる。 **だふーや【だふ屋】** 〔俗]乗車券や入場券を買いしめて、客に高く売りつける・人(商売)。[語源]「だふ」は「札{ふだ}」を逆さ読みした隠語。 **たぶらか・す【誑かす】** 《他五》心をまよわせてだます。いつわりあざむく。「人の心を―・す」「あの人に―・される」文《四》。 **ダブリュー【W】** 〔俗〕女性。また、女性的な要素。対M。▽woman の頭文字から。――エッチ・オー【WHO】→略語集(WHO)。ーシー【WC】→略語集(WC)。water closetの略。 **ダブル** ●二重。二倍。●「ダブル幅」の略。●「ダブルブレスト」の略。洋服で、前が深く重なり、二列のボタンになっている上着やオーバー。●ウイスキーを飲むときの量の単位。ウイスキーグラス二杯分。約六〇ミリ。因①~④シングル。▽doubleーキャスト 演劇などで、一つの役に二人の俳優がつき、交替で演じること。▷double castースタンダード 対象によって適用の仕方が異なる基準。二重基準。二重標準。▽double standardースチール野球で、重盗。▷double steal―はば【一幅】(毛織りの)服地の幅で、シングル幅の二倍のもの。約一・四二階。ダブル。对シングル幅。―パンチ ボクシングで、一方の手で連続的に打つこと。●一度に二つの痛手を受けること。▷double と punch からの和製語。―ブッキング 航空機・ホテル・興行などで、予約を二重に受け付けること。▽double-booking-プレー野球で、重殺。併殺。ゲッツー。▽double playーベース「コントラバス」に同じ。▷double bass―ヘッダー 野球で、同じチームどうしが同じ日に二回試合をすること。▽doubleheaderーベッド二人用の幅の広い寝台。▽double bed **ダブ・る** 《自五》(double を動詞化した語)〔俗〕●二重になる。重複する。かさなる。「A校とB校の試験日が―・る」●同じ学年を二度くり返す。落第する。 **ダブルス** テニス・卓球などで、双方が二人一組みで行う試合。「混合ー」団シングルス。▷doubles **タブレット** ●錠剤。●薄い板状の情報機器。●タブレット型端末。画面に指で触れて操作する情報端末。●ペンタプレット。ペンなどを使って図形情報をコンピューターに入力したり操作したりする装置。●単線鉄道で、駅長が機関士にわたす次の駅までの区間の通行票。通票。[参考]列車運行の安全を確保するためのもの。▽tablet **タブロイド** 〔新聞・雑誌などで〕ふつうの新聞一面の二分の一の大きさの型。タブロイド版。▽tabloid **タブロー** ●絵。絵画。●絵画で、習作の後にえがかれる、画家の着想が盛りこまれている決定的な作品。团エチュード。▽tableau **たぶん【他聞】** 〔文〕〔話の内容を〕関係のない他人に聞かれること。[コロ]「この件は―をはばかる」 **たぶん【多分】** 《名》●数・量・額などの多いこと。たくさん。「―の小遣いをもらう」●〈「――に」の形で〉かなり多く。相当。「―に皮肉をふくんだことば」《副》(後に推定の語を伴って)おそらく。たいてい。「あの人は―来ないだろう」「―あしたは雨だろう」類語蓋{けだ}し。 **だ・ぶん【駄文】** ●へたな、くだらない文章。●自分の文章を謙遜して言う語。類語②拙文{せつぶん}。 **たべ・あわせ【食べ合わせ】** →くいあわせ(食い合わせ)。 **たべ・か・ける【食べ掛ける】** 《他下一》食べはじめる。また、途中まで食べている。 **たべ・かす【食べ滓】** 食べかけて残した物。また、食べた魚や肉の骨、果物の皮など。 **たべごろ【食べ頃】** その食べ物の、食べていちばんおいしい時。 <901> いしい時期。食べるのにちょうどいい時分。「―の桃」 **たべーすぎ【食べ過ぎ】** 度をこして食べること。食い過ぎ。「バナナのーで腹をこわす」 **たべず・ぎらい【食べず嫌い】** 《名・形動》→食わず嫌い。 **タペストリー** 絹・綿・毛などの色糸で模様・風景などを織り出した織物。壁かけなど装飾的なものに使われる。タピストリー。タピスリー。▽tapestry **たべ・つ・ける【食べ付ける】** 《他下一》ふだんよく食べている。食べなれている。 **たべもの【食べ物】** 食用にするものの総称。食べるもの。食物{しょくもつ}。尊敬語{そんけいご}、召し上がり物。 **たべ・よごし【食べ汚し】** 食べよごすこと。また、食べよごした料理や食器。 **たべ・よご・す【食べ汚す】** 《他五》ぞんざいに食べて、あとをきたなくする。 **た・べる【食べる】** 《他下一》《古語「賜{た}ぶ」の転》●物をかみ、飲み込んで胃に入れる。〔「食う」「食らう」より丁寧な言い方〕尊敬{そんけい}召し上がる{めしあがる}。謙譲{けんじょう}頂く{いただく}。●生活する。「この給料では―・べられない」図た・ぶ《下二》。類語と表現・日本語 **だべ・る**《自五》《「駄弁」を動詞化した語》〔俗〕とりとめのないことをしゃべる。むだ話をする。 **た・へん【田偏】** 漢字の部首「田」の称。 **たべん【多弁・多、辯】** 《名・形動》口数が多いこと。よくしゃべること。「興奮して―になる」類語饒舌{じょうぜつ}。多言。長広舌{ちょうこうぜつ}。 **だ・べん【駄弁・駄、辯】** くだらないおしゃべり。むだ話。[コロ]「―を弄する」類語むだロ。 **たへん・けい【多辺形】** 〔数〕「多角形」に同じ。 **たぼ【髢】** 日本髪で、後ろに張り出した部分。たぼがみ。つと。 **だ‐ほ【「拿捕】** 《名・他サ》敵国や外国の船舶を捕らえること。取り押さえ。捕獲{ほかく}。 **た・ほう【他方】** ■《名》ほかの方向・方面。〔二つのものの〕もう一方。ほかのもの。《副》ほかの面から見ると。一方。「乱暴だが、―やさしいところもある」 **たぼう【多忙】** 《名・形動》する事が多くて、いそがしいこと。「―にまぎれて送金がおくれた」「―な毎日を送る」類語繁忙{はんぼう}。多事。多端。多用。 >類語と表現「食べる」 *「食べる」は、元来「飲む・食う」の謙譲・丁重表現として行われてきたが、「飲む」の意も謙譲の意も失い、現代語としては女性語的・丁寧語的な語感を残すのみとなった。「食う」は久しく男性語として使われてきたが、近年粗野な語感を伴うようになり、女性語的な「食べる」にとって代わられる傾向にある。「食らう」は乱暴な、「食す」は文章語的な、「認める」は古風な言い方である。 [かんで飲み込む] 食う・食らう・食する・認める・喫する・食はむ・口にする・つつく・摘む・ほおばる・ぱくつく・かき込む・流し込む・がっつく・平らげる・舌鼓を打つ/ (2) 食事・飲食・美食・悪食・満腹・節食・粗食・飲み食い・暴飲暴食・牛飲馬食・鯨飲馬食/小食・大食・健啖{けんたん}・一宿一飯 尊敬{そんけい}上がる。召し上がる。召す。謙譲{けんじょう}頂く。頂戴{ちょうだい}する。丁寧{ていねい}頂く。 [オノマトペ] もりもり・がつがつ・ぱくぱく・むしゃむしゃ・がぶり・ぱくり・ぺろり [生活する] 食う・暮らす・やってゆく・食いつなぐ・糊口{ここう}をしのぐ・口を糊{のり}する >日本語「食べる言葉」 口の中に物を入れて、それを食道のほうに送る。そういうことを「食べる」と言う。同じような言葉に「飲む」がある。「食べる」と「飲む」はどこが違うかと言えば、一方は固体を摂{と}る、一方は液体を摂ることであると考えられる。 しかし、固体であっても薬を「飲む」と言う。具だくさんのみそ汁は、「食べる」と言うかもしれない。おかゆであれば「食べる」がいいけれど、重湯{おもゆ}であれば「飲む」であろう。英語で濃いスープやポタージュスープは eat を使う。日本語では「飲む」であろう。「食べる」と eat は、同じ動作ではない。 「食べる」と「飲む」は、かみくだくか否かというとこに相違点がある。「食べる」は歯を使う。「飲む」は使わない。少なくとも、大切な働きはしていない。すると、そうめんはどうなるか。口からのどにするりと入る胃カメラは「飲む」だから、そうめんも「飲む」かというと、やはり固体の食べ物なので「食べる」がふさわしい。いずれにせよ、日本人は何を摂{と}るかで、「食べる」と「飲む」を使い分けている。 **だ‐ほん【駄本】** 何の価値もないつまらない本。役に立たない、くだらない本。 **たま【玉・『珠・球】** ●(まるい形の)美しい宝石や真珠。「―をちりばめる」連「掌中{しょうちゅう}のー(=最も大事にしているもの)」●美しいもの。また、価値の高いもの。「―のような男の子」連「―の肌」●球形のもの。また、それに似た形のもの。「目の―」●〔野球・卓球・玉つきなどの〕ボール。●銃砲の弾丸。「―をこめる」「―が切れる」表記⑤は多く「弾」と書く。●電球。「外灯のーを交換する」表記⑥⑦は多く「球」と書く。●眼鏡・写真機などのレンズ。●そろばんの、計算するときに動かすもの。「―をおく」●うどんなどの、ひとかたまり。●たまご。「かき―汁」「おー(=鶏卵を指す女性語)」●「金玉」の略。睾丸{こうがん}。●丸太を輪切りにした、一切れ。「切り―」●芸者など客商売の女性。また、美しい女性。「上―」〔俗]人をののしっていう語。「すんなり金を返すような―ではない」人をだます手段。策略の種。「女をーにしてゆする」表記⑬~⑯ **たーぼう【多望】** 《名・形動》将来りっぱになる望みが多いこと。将来性があること。有望。四字「前途{ぜんと}――」 **だ・ぼう【打棒】** 野球のバット。また、バットで球をうつこと。打撃。「ーがさえる」 **たほうとう【多宝塔】** 釈迦・多宝如来を安置する塔。二階建てで、下が方形、上が円形。 **た‐ほうめん【多方面】** 《名・形動》いろいろの方面。多くの分野。「―にわたる活躍」 **だぼく【打撲】** 《名・他サ》体を物に強くうちつけること。〔体を強く〕なぐること。―しょう【一傷】体を強くうったときにできる傷。類語挫傷{ざしょう}。 **だぼーはぜ【だぼ「鯊】** ハゼ科の淡水魚。体長約一〇㌢。内湾の河口近くにすむ。ちちぶ。参考小さなハゼの総称とされることもある。 **だぼら【駄『法、螺】** くだらない大げさなうそ。いいかげんな大きな話。[コロ]「―をふく」 <902> ⑥は「珠」とは書かない。●漢字の部首「玉」の称。表記はふつう、ひらがなで書く。 ―に瑕{きず}《句》おしいことにわずかだけ欠点があること。〔それさえなければすべて申し分ないのだが、この時に使う」「あの人はせっかちなのがーだ」 ―磨かざれば光なし《句》すぐれた才能があっても努力して学ばなければりっぱな人になれないことのたとえ。玉琢{みが}かざれば器をなさず。 ―を転が・す《句》(女性の)美しく高い声の形容。「―・すような声で笑う」 >使い分け「たま」 玉(『珠) 〔まるいもの一般〕シャボン玉・こんにゃく玉・パチンコの玉・そろばんの玉(珠)・数珠玉(珠)・火の玉・目の玉・掌中{しょうちゅう}の玉(珠)・玉の汗 球〔かたくしまってまるい物〕球が速い・球を突く・球遊び・電気の球・決め球 弾〔鉄砲のたま〕鉄砲の弾・弾が尽きる・流れ弾 [参考]「珠」は真珠の意から、そろいになった同一形状の丸い物や宝石の意に。また、「弾」は「弾丸」とも書く。 **「たま【霊・『魂】** 〔文]死者のたましい。魂魄{こんぱく}。 **「たま【『偶】** 〈「――に」「―の」の形で副詞的に用いる〉ある物事の起こる回数がごく少ないようす。まれであるようす。「―に出かける」「―の休日」 **だま** 小麦粉を水などでといたときに、なめらかにとけずにできるかたまり。「―になる」 **たま・いし【玉石】** 川の流れや海の波でけずられてまるくなった石。石垣や庭の飾りに用いる。 **たま・いと【玉糸】** 玉繭(=二匹のカイコがいっしょに作った大形の繭)からとった、節の多い太い絹糸。節糸{ふしいと}。 **たま・う【『賜う・『給う】** ■《他五》「与える」「授ける」の尊敬語。お与えになる。くださる。[おもに文語体の文章に用いられ、口語ではあまり用いられない]「金一封を―・う」文《四》。《補動》《動詞の連用形について)●目上の人の動作に対する敬意を表す。お・・・になる。・・・なさる。・・・あそばす。[おもに文語体の文章に用いられ、口語ではふつう用いられない」「恵みを垂れ―・う」「金子{きんす}を下しー・う」●(命令形を用いて)男性が同輩または同輩以下の人に対して、軽くやわらかい調子で命令する意を表す。〔口語でふつうに用いられる〕「行きー・え」「読み―・え」参考連体形・終止形の「たまう」は、発音する際には「タモー」と発音されることも多い。文《四》。 **たま・おくり【霊送り・『魂送り】** 《名・自サ》盂蘭盆{うらぼん}の最後の日に死者の霊をあの世へ送り返すこと。精霊送り{しょうりょうおくり}。団たまむかえ。 **たまおし‐こがね【玉押し『金『亀『子】** コガネムシ科の昆虫のうち、獣糞{じゅうふん}を球形に丸めて転がし、地中に運びこむ習性のあるものの総称。ヨーロッパからアジアにかけて分布する。ふんころがし。スカラベ。 **たま・がき【玉垣】** (「玉」は美称)神社の周りにめぐらした垣。神垣{かみがき}。瑞垣{みずがき}。 **だまか・す【「騙かす】** 《他五》〔俗]だます。だまくらかす。「子供を―・す」 **たまき【『環鐶】** 上代の装身具の一つ。玉や鈴などにひもを通して腕に巻いたもの。くしろ。 **たま・ぎわ【球際】** 、球技で、体の近くに来たボールを処理する技術。〔サッカーや野球で多く用いる〕「―に強い」 **たま・きわる【『魂『極る】** 《枕》「命」「世」「うつつ」「うち」にかかる。 **たま・ぐし【玉串】** 《「玉」は美称)●切りとったサカキの小枝に木綿{ゆう}または白い紙をつけたもの。儀式などのとき神前にささげる。●「さかき」の美称。ーりょう【―料】神道の儀式で、神前に供物としてささげる金品。 **たま・くら【手枕】** 〔文〕腕をまくらに・する(して寝する)こと。てまくら。 **だまくら・か・す【騙くらかす】** 《他五》〔俗〕だます。あざむく。 **たま・げる【『魂『消る】** 《自下一》(魂が消える意》[俗]ひどくおどろく。びっくりする。肝{きも}をつぶす。たまぎる。 **たまご【卵】** (「玉子」の意)●鳥・魚・虫などが産み、こども・ひな・かえるもの。多くは円形または楕円形。からや膜などで包まれている。●特に、ニワトリの卵。鶏卵{けいらん}。表記卵②を使った料理には「玉子」とも当てる。類語鳥の子。●まだ一人前になっていない・こと(人・もの)。「医者のー」 ――に目鼻《句》色が白くてかわいらしい顔立ちの形容。対炭団{たどん}に目鼻。 **たまご・いろ【卵色】** ●ニワトリの卵のからの色。白茶色。●ニワトリの卵の黄身の色。うす黄色。 **たまご・がた【卵形】** 鶏卵のような、だ円の形。 **たまご・ざけ【卵酒・玉子酒】** 鶏卵に砂糖を入れてかきまぜ、日本酒に加えてにたてた飲み物。体があたたまるので風邪をひいたときなどに飲む。 **たまご・どうふ【卵豆腐・玉子豆腐】** といた鶏卵に出し汁を加えて調味し、豆腐状に蒸し上げた料理。 **たまご・とじ【卵、綴じ・玉子、綴じ】** といた鶏卵をにたった汁物に入れ、汁の具をやわらかくとじこむようにした料理。 **たまご・どんぶり【卵丼・玉子丼】** 甘辛いだし汁でにたネギ・ミツバなどを卵とじにして、どんぶりに盛ったご飯の上にのせた料理。たまごどん。たまどん。 **たまご・やき【卵焼き・玉子焼き】** 鶏卵をといて、調味料で味をつけて焼いた料理。 **たまさか【『偶さか】** 《副》●思いがけず・出あう(起こる)ようす。偶然。「――起きた事件」●そうなる場合・機会がめったにないようす。ひどくまれなようす。たまに。「―訪れる人がいる」 **たま・ざん【玉算・『珠算】** そろばんを使ってする計算。珠算{しゅざん}。 **たましい【魂】** ●人間の体内に宿り、精神の働きを支配すると考えられるもの。昔から肉体とは別に存在すると考えられてきた。類語霊魂{れいこん}。尊敬御霊{みたま}。●〔物事をしようとする〕気力。精神。類語精魂{せいこん}。●(職業・身分などを表す語につけて)そのものに特有の精神の構え方。気構え。「さむらいー」参考③は「だましい」とにごる。 ―を入れ替・える《句》心を改める。性根を入れ替える。「―・えて勉強にはげむ」 ―を売・る《句》自分の信念や良心を捨て、他人の意向に従う。 <903> ―を冷や・す《句》ひどくおどろき、おそれる。肝を冷やす。 **だましうち【「騙し討ち】** 計略などを用い、相手を油断させておいて・おそう(ひどいめにあわす)こと。「―にあう」類語不意討ち。 **だましこ・む【「騙し込む】** 《他五》すっかりだます。 **だましだまし【「騙し騙し】** 《副》〔なだめて言うことを聞かせるような気持ちで〕ようすや調子を見ながら物事を行うようす。「痛めた膝を一歩く」 **たま・じゃり【玉〈砂利〉】** 粒の大きいじゃり。 **だま・す【「騙す】** 《他五》●本当らしくみせかけて信じさせる。真実でないことを言って、信用させる。「人を―・して金を巻き上げる」「甘いことばに―・される」②〔その場しのぎに〕なだめて、思いどおりにさせる。「ぐずっている子を―・す」文《四》。 >類語と表現「騙す」 *「キツネに騙される」は遠い昔の話として、うそを本当だと思わせるのが「騙す」。現代では騙す・騙される犯罪が多発する(架空取り引き・振り込め詐欺など)。その多くは金銭にからむ話だ。一方、「わたしを騙して捨てた人」の騙すは、本当らしく見せかけて信じさせる意になる。信じたのが悪いのか騙したのが悪いのか、もつれた関係では真実は闇の中。「騙されたと思って飲んで(食べて・やって)みなさい」は、疑っている(気が進まないでいる)相手に、強くうながす意になる。「死んだと思って・・・やってみろ」と似た用法だ。 ◆騙かす・騙くらかす・騙し込む・騙る・偽る・欺く・ごまかす・まやかす・引っ掛ける・嵌める・陥れる・乗せる・担ぐ・謀る・化かす・誑かす・賺す・証し込む・ちょろまかす・作り上げる・でっち上げる・見せ掛ける/()欺瞞{ぎまん}・瞞着{まんちゃく} [動詞表現] 口車に乗せる・ぺてんにかける・一杯食わせる・芝居を打つ・寝首を掻く [副詞的表現] まんまと [引っかかる・騙される」 ――すに手無・し《句》●だまして切りぬけるより方法がない。たくみにだまされると、いくら用心しても防ぎょうがない。 **たまーずさ【玉章・玉梓】** 〔文〕手紙・書簡などの美称。ぎょくしょう。 **たまたま【『偶『偶】** 《副》●そうなる場合・機会が何度かあるようす。時たま。時おり。「――道で見かける人」●そうなる場合・機会が偶然であるようす。ちょうどその時。思いがけず。偶然に。「―そこを通った」 **たま・つき【玉突き】** ●らしゃを張った長方形の台上で、数個の玉を棒(キュー)でついて勝負を競う遊び。撞球{どうきゅう}。ビリヤード。●追突された自動車が、そのはずみで前の車に次々と追突すること。「―事故」 **たま‐てばこ【玉手箱】** ●伝説で、カメを助けたお礼に浦島太郎が竜宮城の乙姫からもらった箱。●めったに人に見せられない物を入れる箱。 **たま・な【玉菜・球菜】** ●「キャベツ」の別称。●「ハボタン」の別称。 **たま・ねぎ【玉葱】** ユリ科の多年草。地下の鱗茎{りんけい}は球形で、強いにおいがある。食用。 **たま・の・あせ【玉の汗】** 《連語》大粒の汗。 **たま・の・お【玉の緒】** ●玉を通したひも。②〔雅〕(「魂の緒」の意)いのち。 **たま・の・おの【玉の緒の】** 《枕》「長し」「短し」「絶ゆ」「継ぐ」などにかかる。 **たま・の・こし【玉の輿】** 《連語》《「玉」は美称)〔身分の高い人の乗る〕美しく、りっぱなこし。 ――に乗・る《句》女性が結婚することによって、急に富貴の身分になる。また、富貴の身分の人と結婚する。 **たま・のり【玉乗り・球乗り】** 球の上にのって足でその球を転がしながら曲芸をする・こと(人)。 **たま・のれん【『珠『暖簾】** 玉をいくつも糸に通して作ったのれん。 **たま・ははき【玉、帚】** ●正月の初子{はつね}の日、蚕室のそうじに使ったほうき。●心配・悩みなどをはらいのけるもの。特に、酒。句「酒は憂いのー」=たまばはき。 **たまーぶさ【玉『総】** 先を玉のように、まるくしたふさ。 **たまーぶち【玉縁】** ●美しい縁。また、美しく縁どりしたもの。●布の裁ち目やボタン穴などを別布でくるんで細く・縁どること(縁どったもの)。 **たまへん【玉偏】** 漢字の部首「王(玉の変形)」の称。おうへん。ぎょくへん。 **たま・まつり【霊祭り・『魂祭り】** ●死者の霊をまつること。●七月(または八月)一三日から一六日まで祖先の霊を家にむかえてまつる年中行事。盂蘭盆{うらぼん}。精霊祭{しょうりょうまつり}。お盆。 **たま・むかえ【霊迎え・『魂迎え】** 《名・自サ》孟蘭盆の最初の日に死者の霊をあの世からむかえる・こと(儀式)。精霊迎え{しょうりょうむかえ}。団たまおくり。 **たま・むし【玉虫】** ●タマムシ科の昆虫。はねは緑色の地に一対の金赤色のたてじまがあり、光沢がある。●「玉虫色」の略。 **たまむし・いろ【玉虫色】** 光線のあたりぐあいで紫色や緑色に見える染め色・織り色。玉虫。〔ひゆ的に、どうにでも解釈できる意にも使う」「―の政治的妥結」「―の表現」 **たま・も【玉藻】** 「藻」の美称。 **たま・もく【玉目】** 渦巻き状のこまかく美しい木目。クス・ケヤキなどの材に見られる。 **たま・もの【『賜物】** ●〔神や高貴の人から〕いただいたもの。「子は神のーだ」●ある行為・ものに対して現れたよい結果。「信心のー」「努力のー」類語成果。 **たま・や【霊屋】** ●葬送の前に、しばらく死体を安置しておく所。●霊魂をまつってある堂。霊廟{れいびょう}。 **たまゆら【玉『響】** 《副》〔雅〕しばらくの間。少しの間。瞬間。「―の命」「―の幸せ」 **たまらない【『堪らない】** 《連語》《動詞「堪る」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)●保たれない。すぐにだめになる。「この泥道では靴が―・ない」●我慢できない。やりきれない。「自由のない生活は―・ない」類語忍びない。「・・・て―・ない」「―・なく・・・」の形で〉我慢ができないほど・・・である。・・・で我慢ができない。「つらくて―・ない」「―・なく嬉しい」●この上なくよい。「こう都合よくことが運ぶとは―・ないね」参考■たまる(堪る)。類語こたえられない。 **たまり【、溜り】** ●人がたむろしている所。たまり場。●人が集まってひかえている所。特に、大相撲の土俵下で、審判委員・行司・力士などがひかえている所。●味噌からしたたった液。●「たまりじょうゆ」の略。 **たまり・か・ねる【『堪り兼ねる】** 《自下一》〔たかぶった気持ちなどを〕それ以上おさえきれなくなる。 <904> 我慢できなくなる。「―・ねて文句を言う」 **だまり‐こく・る【黙りこくる】** 《自五》いつまでもものを言わないでいる。おし黙る。「不機嫌に―・る」 **だまり・こ・む【黙り込む】** 《自五》すっかりだまってしまう。一言も、ものを言わなくなる。「困ると急に―・む」 **たまり・じょうゆ【溜り、醤油】** 大豆と麹にだけ作 る濃厚なしょうゆ。参考原料に小麦を少量用いる場合もある。 **たまり・ば【溜り場】** ある仲間がいつも群れ集まっている所。たまり。「公園が仲間の―だ」 **たまり・みず【「溜り水】** 一か所にたまって流れ出ない水。 **たま・る【『堪る】** 《自五》 《「溜る」と同語源)(打ち消し・反語を伴って)我慢できる。たえられる。「―・らず泣き出す」「お前などにわかって―・るか」参考たまらない。文《四》。 **たま・る【溜る】** 《自五》 《「堪る」と同語源)●少しずつ集まり積もる。「ごみが―・る」●多くなる。増える。「金が―・る」●かたづかずとどこおる。「仕事が―・る」「家賃が―・る」文《四》。 **だま・る【黙る】** 《自五》●ものを言う、または泣くのをやめる。沈黙する。黙する。「泣く子も―・る」類語黙り込む。黙りこくる。●何も反論・忠告などを言わない。また、何も働きかけない。「文句を言われて―・って引き下がる」文《四》。 **たまわり・もの【賜り物】** いただいた品物。 **たまわ・る【賜(わ)る】** 《他五》〔「もらう」の謙譲語〕いただく。ちょうだいする。「ほうびを―・る」「ご尽力を―・る」●「与える」の尊敬語。ものを与える。くださる。「ご指導を―・る」図《四》。 **たみ【民】** ●国家・社会を構成する人々。国民。人民。〔古風なことば〕●特に、君主の支配を受けている人々。臣民。類語民草{たみくさ}。蒼生{そうせい}。蒼氓{そうぼう}。 **たみ・くさ【民草】** 〔文〕人民。あおひとぐさ。民草{たみくさ}。参考人民を繁茂する青草にたとえたことば。類語民{たみ}。 **だみ・ごえ【『濁声・訛声】** ●にごった、耳ざわりな声。●発音になまりのある声。 **だ‐みん【惰眠】** なまけてねむっていること。 ――を貪る《句》なまけてねむってばかりいる。また、なすべきことをしないで、だらしなく日を送る。「太平の―・る」 **ダム** 発電・水利などのため、川にせきを作って水をためる施設。堰堤{えんてい}。▽dam ーサイト ダムをつくるための敷地。ダム用地。▽damsite **たむけ【手向け】** ●神仏や死者の霊に物をささげること。また、その物。「位牌に心ばかりのーをする」●別れて行く人におくるもの。はなむけ。―の・かみ【―の神】旅人の道中の安全を守る神。峠などに祭られ、昔、旅人が幣{ぬさ}を手向けた。道祖神{どうそじん}。 **たむ・ける【手向ける】** 《他下一》●神仏や死者の霊に物をささげる。「墓に花を―・ける」類語供える。●別れる人に餞別をおくる。はなむけをする。「別れのことばを―・ける」 **た・むし【田虫】** 頑癬{がんせん}(湿疹性白癬)の俗称。糸状菌の寄生によって起こる皮膚病。赤い輪のような斑点ができて、非常にかゆい。股間・肛門の周りなどに多く起こる。いんきんたむし。 **たむろ【『屯】** 〔文〕兵士が集まる所。屯所{とんしょ}。 **たむろする【『屯する】** 《自サ変》〔兵士・仲間などが〕一か所に群れ集まる。「不良が―・する」 **ため【『溜め】** ●(必要な力を)ためること。「腰にーをつくる」「打撃スイングにーが足りない」●水・物・糞尿などをためておく所。特に、こえだめ。 **ため【『為】** ■《名》利益・得になること。教訓などが得られて役に立つこと。[コロ]「ーになる話」[コロ]「本人のーになる仕事」■《形名》《動詞の連体形、または体言+助詞「の」「が」を受け、多く下に「に」を伴って)その事が次に述べる事の目的であることを表す。・・・という目的で。「食う―に働く」「人民の一の政治」■(体言+助詞「の」「が」を受け、多く下に「に」を伴って)そのものの立場から見て次に述べる関係であることを表す。・・・にとって。「私の―にも義理の娘だ」■(体言+助詞「の」「が」、または用言の連体形を受け、多く下に「に」を伴って)その事が次に述べる事の原因・理由であることを表す。・・・によって。・・・のせいで。〔連体形に続く形は、接続助詞的に働く〕「雪の――に電車がおくれた」 ――に・する《句》自分に都合のよいように計らおうとする下心があって、それを行う。「―・する非難」 **ため【ため】** 〔俗〕同じ。同等。同い年。また、同等に張り合うこと。「ーロ」[コロ]「ーを張る」 **だ‐め【駄目】** ●囲碁で、両方の境目にあって、どちらのものにもならない目。●《名・形動》するかいのないこと。無益。むだ。「どんなに努力してもーだ」類語詮{せん}ない。●《名・形動》悪い状態にあること。役に立たないこと。おとっていること。「このままでは自分がーになる」●《名・形動》できないこと。不可能。「あの方との結婚は―です」●演出者が演技者に対して出す演技上の注意。◎《名・形動》してはいけないこと。「練習をなまけては―だ」「依頼や勧誘を断る意にも用いる」「ちょっと貸して」「―」―おし【一押し】《名・他サ》《囲碁で駄目に石を置いてつめることから)●さらに確実にするために念をおすこと。「必ず持って来るようにーした」●試合などで、ほとんど勝負が決まっているのにさらに得点を加えること。「―の一点を入れる」 ―で元元《句》やって失敗することも、やらずにうまくいかないことも、結果の面では同じであるから、試しにやってみればよい。参考俗に「駄目元」と略す。 ―元〔俗)「駄目で元元」の略。 ―を押・す《句》〔大丈夫だとわかっていても」さらに確実にするために念をおす。駄目押しする。 **ダミー** ●実物のように見せかけた・もの(見本)。●洋服店で衣服を着せてかざっておく人形。●映画のトリック撮影で、人の代わりに使う人形。かえ玉。●実験に使う人体模型。●同一企業であるが、便宜上別名にしてある会社。「一商社」▽dummy **ため・いき【、溜め息】** 心配・失望したり感心したりして出る、大きな息。[コロ]「ーが出る」[コロ]「ーを漏らす」[コロ]「ーをつく」 ―を出・す《句》演出家が演技者に対して演技上の注意を与える。●悪い所を指摘して直させる。 **ため、いけ【溜め池】** 灌漑{かんがい}や消火に用いる水をためておく池。 **ダメージ** 損害。被害。痛手。▽damage **ため、おけ【、溜め、桶】** 〔人糞などの〕肥料を入れておいたり運んだりする、おけ。肥桶{こえおけ}。●雨水をためておく、おけ。 <905> **ため・ぐち【ため口】** 〔俗〕仲間や同輩・同級生のようななれなれしい口調・話し方。「―をきく」 **ため・こ・む【溜め込む】** 《他五》〔金銭を〕熱心に集めてたくわえる。盛んにためる。「へそくりを―・む」 **ためし【例】** それより以前に実際にあった事柄。先例。「ほめられたーがない」 **ためし【試し・『験し】** ためすこと。こころみ。「―に気球に乗ってみたい」 **ためし・ぎり【試し切り・試し斬り】** 刃物の切れ味をみるために実際に切ってみること。 **ためし・ざん【試し算】** 計算の結果があっているかどうかを調べるための計算。検算{けんざん}。 **ため・す【試す・『験す】** 《他五》〔真偽・良否・力などを調べるため〕実際にやってみる。実験してみる。こころみる。「模擬試験で実力を―・す」《四》。 **ためつすがめつ【矯めつ、眇めつ】** 《連語》いろいろな方向からよく見るようす。[コロ]「作品を―ながめる」 **ために【『為に】** 《接続》〔文〕 〔前に述べたことを受けて〕それが原因で。そのために。それゆえ。「予想をこえる観客が集まり、一会場は大混雑となった」 **ため・ぬり【「溜め塗り】** 漆塗りの一種。下地に朱などをぬり、木炭でみがいた後、透き漆・梨子地に漆で仕上げる。もと皇室の乗り物に用いられた。 **ためら・う【「躊躇う】** 《他五》あることをしようかどうか、まよってぐずぐずする。ちゅうちょする。「返事を―・う」「出発を―・う」《四》。 **た・める【溜める】** 《他下一》●一か所に集めてとっておく。集め、たくわえる。「目に涙を―・める」「力を―・める」「お金を―・める」表記「貯める」とも書く。●片づけないでおく。とどこおらせる。「借金を―・める」「ストレスを―・める」図た・む《下二》。 **た・める【矯める】** 《他下一》●〔よい形にするために〕曲げる。また、曲がっているものをまっすぐに直す。「松の枝を―・める」句「角を―・めて牛を殺す」●悪い性質・くせなどを改める。矯正する。「短所を―・めて長所をのばす」図た・む《下二》。 **た・めん【他面】** ●ある方面以外の面。ほかの面。「一から考察する」●他の立場から見ると。一方。〔副詞的に用いる」「やさしいが、一厳しい」 **ためん【多面】** ●多くの平面。●いろいろの方面。「―にわたる活躍」―たい【一体】〔数〕四つ以上の平面多角形で囲まれた立体。四面体・六面体など。―てき【一的】《形動》もののあり方・見方がいろいろの方面にわたっているようす。 **だ‐も**《係助》文語(副助詞「だに」に係助詞「も」がついた「だにも」が変化したもの)さえも。「一波だも動かず」 **たも・あみ【「薫網】** 魚をすくう小形の網。木・竹・針金などのわくに網をはったもの。たまあみ。たも。 **たもう【多毛】** 体に毛が多いこと。毛ぶかいこと。 **たもう‐さく【多毛作】** 同じ田畑で一年に三回以上の作付け・収穫を行うこと。参考一毛作・二毛作。 **たもくてき【多目的】** 《形動》一つのものがいくつもの目的を持つようす。「―ダム」「―ホール」 **たも・つ【保つ】** ■《自五》ある状態がそのまま続く。もつ。「命が―・つ」文《四》。■《他五》●ある状態をそのまま続ける。「温度を二〇度に―・つ」「一定の距離を―・つ」●支えまもる。維持する。「健康を―・つ」「体面を―・つ」文《四》。 **たもと【袂】** 《「手本{たもと}」の意)●和服の袖で付けから下の袋のような部分。また、和服の袖。「長い―」●ふもと。「山のー」●すぐそば。きわ。「橋の―」 ―を絞る《句》ぬれたたもとをしぼるほど涙を流す。ひどく泣き悲しむ。 ―を連・ねる《句》人と同じ行動をする。「―・ねて去る」 ―を分・つ《句》人と別れる。また、交わりを絶つ。 **たもと・くそ【袂、糞】** たもと①の底にたまるごみ。 **だもの【駄物】** 〔俗]価値のないもの。くだらないもの。 **たも・る【『賜る・『給る】** 《他四》《「たまわる」の変化した「たまうる」がさらに変化した語。動詞+助詞「て」について補助動詞として使われる) 〔古〕・・・てくださる。〔ふつう女性が使う丁寧語で、敬意はあまりふくまれない」「そなたの意見をきかせて―・れ」参考命令形は「たも」の形で使うこともある。「・・・てください」の意の「たもれ」は現在も雅言・方言として残っている。 **たもん・てん【多聞天】** 毘沙門天{びしゃもんてん}。 **たや・す【絶やす】** 《他五》●すっかりなくしてしまう。絶つ。「蚊を―・す」類語ほろぼす。●なくなったままにする。きらす。「米だけは―・さない」文《四》。 **た・やす・い**《形》《「た」は接頭語》いとも簡単である。やさしい。容易だ。「言うのは―・い」「そんなことは―・くできる」表記「容易い」と当てる。 **たゆう【大夫・太夫】** ●もと、五位(の位の人)の通称。たいふ。表記「大夫」と書く。●上級の芸人。また、格式の高い芸人。●最上位の遊女。●歌舞伎の女形。―もと「―元】演芸の興行主。 **たゆた・う**《自五》●ゆらゆらと動いて定まらない。ただよう。「波に―・う小舟」●決心がつかない。ためらう。「―・う心」《四》。 **たゆ・む【弛む】** 《自五》《多く打ち消しの語を伴って)心がゆるむ。だらける。「どんな困難にも―・まない心の強さ」文《四》。 **た‐よう【他用】** 〔文〕●ほかの使いみち。「―を禁じる」●ほかの用事。 **た‐よう【多用】** 用事が多いこと。「御―中お手数をかけてすみません」類語多忙。多事。 **た‐よう【多様】** 《形動》いろいろあるようす。また、変化にとんでいるようす。さまざま。四字「多種―」囡一様。―せい【―性】性質の異なるものが幅広く存在すること。「文化のーを保つ」 **た・よく【多欲・多慾】** 《名・形動》〔文〕欲が多いこと。類語大欲。对少欲。 **たよ・たよ**《副》《「―と」の形でも)●たどたどしいようす。弱々しいようす。「疲れはててーと歩く」●しなやかにたわむようす。なよなよ。「柳の枝がーとゆれる」 **たより【便り】** 《名・自サ》〔手紙などで〕知らせること。また、手紙。「―がない」「風の―」「花一」 **たより【頼り】** ●いざというとき力になってくれる・こと(人・物)。たのみとする・こと(人・物)。「あなただけが―だ」「つえをーに歩く」●縁。てづる。つて。「ーを求めて就職する」 **たより・な・い【頼り無い】** 《形》●たよる・もの(人)がないようすだ。「―・い身」●あてにならなくて心細い感じだ。「―・い返事」 **たよ・る【頼る】** ■《自五》力を貸してもらえるものとして身をよせる。たのみにしてすがる。「親の財力に!・る」類語寄り掛かる。頼む。文《四》。■《他五》縁を求める。てづるとする。「親戚を―・って上京をする」文《四》。 <906> **たら【「惚】** たらのき。 **たら【「鱈】** タラ科の魚の総称。マダラ・スケトウダラなど。北海道以北の深い海にすむ。口が大きい。肉・卵を食用にするほか、肝臓から肝油をとる。 **たら**《助動》《過去の助動詞「た」の仮定形。また、それが助詞化したもの)→た(助動)。→たら(終助)。 **たらし【垂らし・『滴し】** 液体をたらすこと。したたり。たれ。「しょうゆをひと―する」「鼻―」 **たらし【誑し】** ことばたくみにうまく・誘惑(だます)こと。また、その人。「人―」表記「蕩し」とも書く。 **たらちねーの【垂乳根の】** 《枕》「母」「親」にかかる。 **タラップ** 船や航空機に乗り降りするのに使うはしご段。▽trap **だらに【陀羅尼】** 〔仏〕真言密教の梵文で、翻訳せずに唱えると神秘的な力を発揮するとされる文句。呪{しゅ}。参考梵語dhāranīの音訳。 **たら・の・き【惚の木】** ウコギ科の落葉小高木。幹、葉軸にとげがある。若芽は食用。樹皮は干して薬にする。たら。 **たらし・い**《接尾》《名詞や形容動詞の語幹につけて形容詞をつくる)「・・・の感じがする」の意。〔いやな感じのする場合に使う〕「自慢―・い」「みじめっ―・い」図たら・し《シク》。 **たら**■《副助》《副助詞「ったら」の転)→ったら■。《係助》《係助詞「ったら」の転)→ったら■。「お父さんたら冗談ばっかり」■《終助》《完了の助動詞「た」の仮定形「たら」が、「・・・たらどうか」「・・・たらいい」を経て、終助詞化したもの)親しい間柄でのおだやかな命令を表す。・・・ては。〔時に、じれったい気持ちがこもる」「試してみたら」「この辺でおよしになったら」参考↓た(助動)。 **ダラー** ドル。▽dollar **たらい【盟】** 湯や水を入れるまるく平たい容器。 **たらい・まわし【盥回し】** ●足などでたらいを回す曲芸。●《名・他サ》一つの物事を次々に送りわたすこと。「政権の―」「患者を―にする」 **ダライ・ラマ** チベット仏教で、最高権威の生き仏の尊称。▽Dalai Lama。 **だら・かん【だら幹】** [俗] (「堕落した幹部」の意で)労働組合などで、仕事のできないだめな幹部。 **だらく【堕落】** 《名・自サ》[仏]仏道を修行する気持ちを失って俗悪な道におちいること。●品行が悪くなり生活が乱れること。身をもちくずすこと。「―した生活」●主義・節操を失うこと。「政治のー」 **だらけ**《接尾》《名詞について)「・・・にまみれている」「・・・がいっぱいある」などの意。「血―」「泥―」「いい事―」 **だら・ける**《自下一》〔気持ちや態度に〕しまりがなくなる。だらしなくなる。「―・けた服装」●てきぱきと動かず、なまける。 **たらこ【鱈子】** ●タラの腹子。●スケトウダラの卵巣を塩づけにした食べ物。紅葉子{もみじこ}。 **タラゴン** キク科の多年草。葉は細長く、かすかな苦味・辛味・甘味がある。香味料として用いる。エストラゴン。▷tarragon **たらし・こ・む【誑し込む】** 《他五》〔俗〕 〔いろいろな手段を使って〕人をすっかりだます。うまくだます。「世間しらずの男を―・む」 **だらし・な・い【だらし無い】** 《形》《「しだらない」の転)気持ち・態度などに秩序がない。しまりがない。「着物を―・く着る」「酒に酔って―・く寝込む」 **たら…しめる**《連語》《断定の助動詞「たり」の未然形+助動詞「しめる」)・・・であるようにする。「天才―・しめるゆえん」参考文語形は「たらしむ」。 **たら・す【垂らす】** 《他五》〔細長い物を〕たれるようにする。ぶらさげる。「腰にひもを―・す」「前髪を―・す」●液体をしたたらせる。「水洟{みずばな}を―・す」表記②は「滴す」とも書く。文《四》。 **たら・す【誑す】** 《他五》〔俗〕●ことばたくみにうまく誘惑する。うまく言いくるめてだます。「女を―・す」類語たらしこむ。●〔子供などを〕すかしなだめる。「子供を―・す」表記①②は「蕩す」とも書く。文《四》。 **たらず【足らず】** 《接尾》《数詞に付いて)その数値に満たない意。「百日―の間」「一坪―の小部屋」 **たら・たら**《副》《「―と」の形も)●しずくがとぎれないで伝わり落ちるようす。「汗が流れる」●〔聞いて不愉快なことを〕長々と言うようす。〔接尾語的にも使う〕「不平―」「お世辞―」 **だらだら**《副》《副詞は「―と」の形も)●《自サ・形動》なだらかな傾斜が続くようす。「―した坂」●液体がとぎれず流れ伝わるようす。「血が流れる」●《自サ・形動》物事がしまりなく長く続くようす。「―した祝辞」「毎日をーと過ごす」 **たらちね【垂乳根】** 《乳をたらす女の意で)母親。 **たらばがに【鱈場蟹】** タラバガニ科のカニ。あしを広げると一㍍以上になる。北海道以北の海にすみ、肉は食用。 **たらふく【、鱈腹】** 《副》《「――に」の形も》〔俗]十二分に食べるようす。腹いっぱい。「すしを食う」 **だらり**■《副》《「ーと」の形も)力なく(しまりなく)垂れ下がっているようす。「両手を―と下げる」■《名》両端を長く下げる、女性の帯の結び方。多く祇園の舞妓{まいこ}が結ぶ。だらり結び。「――の帯」 **たら・れば**〔俗〕過去の出来事について、もしもあのとき〜して「たら」、もしもあのとき〜してい「れば」と考えること。「―を言っても始まらない」 **タランテラ** イタリア南部のタラント地方から起こったといわれる急速度の舞踏曲。▽tarantella **たり【『人】** 《助数》《三ぁ・四。などの数につけて》人数を数える語。 **たり**《助動:タリ型》文語《助詞「と」+動詞「あり」の転)●断定(指定)の意を表す。・・・である。「兄たり難く、弟たり難し」●〔連体形「たる」の形で〕ある物事を強調して提示する。「わが悲しみたるやかくも深き」接続体言につく。 **たり**《助動:ラ変型》文語●完了を表す。また、実現を表す。「赤土道に手をつきたれば、羽織の袂にもも泥になりて〈樋口一葉・たけくらべ〉」●〔現実の意に、相手への要求の意が加わって」さしせまった要求や勧誘を表す。「さあ、どいたり、どいたり」●継続を表す。また、結果の存続を表す。・・・てある。・・・ている。「紅葉の形のうるはしきが我が足近く散ぼひたる、〈樋口一葉・たけくらべ〉」●状態または性質を表す。・・・てある。・・・ている。「さしも堅固の塔なれど虚空に高く聳えたれば〈幸田露伴・五重塔〉」 <907> **たり**《並助》《完了の文語助動詞「たり」が助詞化したもの。ガ行イ音便、撥音便の場合は「だり」となる)〔主に「・・・たり・・・たりする」の形で〕並行・継起する同類の動作・状態を並べあげる。〔多く、同類のものが他にあることを言外に暗示する〕「泣いたりわめいたりする」「海は荒れたりおだやかだったりする」参考「降ったりやんだりの天気」などの言い方もある。注意「飲んだり食べたり歌って大騒ぎした」のように、最後の「たり」を省略する言い方も行われるが、さけたい。「歌ったりして・・・」としたい。●〈「・・・たりする」の形で、副助詞的に使う〉一例として一つの動作・状態をあげ、同類の他のものを暗示する。「思い出し笑いしたりしていやだね」 **だり**《並助》→たり(並助)。 **ダリア** キク科の多年草。大輪・中輪・小輪など品種が多い。ふつう塊根で増える。初夏から秋にかけてあざやかな花をつける。てんじくぼたん。ダリヤ。▽dahlia **タリウム** 金属元素の一つ。鉛ににた白色で軟らかい金属。元素記号 Tl゜▽Thallium **たり・かつよう【タリ活用】** 〔語学〕文語形容動詞の活用形式の一つ。終止形の活用語尾が「たり」となるもの。本来は「堂堂と」「泰然と」などの形が動詞「あり」と結びついた「堂堂とあり」「泰然とあり」のつづまったもので、活用はラ変とほぼ同じだが、連用形にもとの形である「―と」を組み入れる点が異なる。参考ナリ活用。 **た・りき【他力】** ●他人の力。他人の助力。●仏の力。特に、阿弥陀如来の力。①②自力。 **たりき・ほんがん【他力本願】** ●阿弥陀如来の立てた願いの力にすがって極楽浄土に成仏すること。●[俗]自分では努力しないで、もっぱら他人の援助をあてにすること。 **た‐りつ【他律】** 自分の意志によってではなく、他からの支配・命令などによって行動すること。因自律。 >評論文キーワード 他律 「他律」とは、外部から強制されて何かをすること。自律の対義語となる。主体性を失い、他者の意見や集団内のルールに無条件にしたがうイメージでとらえるとわかりやすい。 例えば、ある本を、読書感想文を書かなければならないという義務があるために、クラス全員が読むのは他律的な状態である。これに対して、自分の意思で本を選択して行う読書は自律的行為である。 参考評論文キーワードの「自律」 **たり!ない【足りない】** 《連語》→足りる④。 **たり‐ほ【垂り穂】** 〔文〕稲・アワなどの、よく実って垂れ下がっている穂。 **た・りゅう【他流】** 〔武術・芸事などで〕自分が属するもの以外の流儀・流派。他の流儀・流派。「―試合」 **たーりょう【多量】** 《名・形動》量が多いこと。「出血―」「―の出土品」類語大量。团少量。 **だーりょく【惰力】** 惰性による力。 **だ・りょく【打力】** ●打つ力。●野球で、打撃の力。 **だーりつ【打率】** 野球で、打数に対する安打数の比。安打率。参考割・分・厘で表す。 **たりとも**《連語》・・・であっても。「何人たりとも通るべからず」「一秒たりとも無駄にしたくはない」参考古風な言い方。 **た・りる【足りる】** 《自上一》《四段動詞「足る」から転じた語)●〔数量・力などが〕不足しない状態である。十分である。「千円あれば―・りる」「努力が―・りない」●不満な点がなく、間にあう。[コロ]「スコップさえあれば用は―・りる」●〈「・・・するに―・る」の形で〉・・・するだけの価値がある。「信頼するに―・りる人物」「あやしむにー・りない(=あやしむほどのことはない)」④〈「―・りない」の形で〉頭の働きが悪い。欠点がある。=足る。 **たる【『樽】** 酒・みそ・しょうゆなどを入れる、ふたのある木製の容器。「漬け物のー」 **た・る【足る】** 《自五》〔文〕足りる。「尊敬するに―・る人物」冈《四》。 **ダル**《形動》●にぶいようす。怠惰なようす。●退屈で、おもしろくないようす。「―な生活」▽dull **たる・がき【樽柿】** 渋柿をたるにつめ、酒・焼酎などをふりかけて密閉し、渋をぬいて甘くしたもの。類語あわせがき。さわしがき。 **タルカム** かっせき。タルカン。▽talcum ーパウダー かっせきの粉に硼酸や香料などを加えた粉末。汗止めなどに使う。▽talcum powder **タルカン** かっせき。タルカム。▽talcum **たる・き【垂木・棰】** 屋根板を支えるために、むねから軒にわたす角材。 **タルク** かっせき。▽talc **たる・ざけ【「樽酒】** 木のたるにつめた酒。参考木の香が移ってよい香りがする。 **タルタル・ソース** マヨネーズに、こまかく刻んだタマネギ・ピクルス・パセリなどを入れ、からしを加えたソース。▽tartar sauce **タルト** パイ生地に果物などをつめて焼いた菓子。▽tarte **たる・ぬき【「樽抜き】** ●たるのふたをぬくこと。●梅柿にして渋をぬくこと。また、その柿。 **だるま【『達磨】** ●インドの僧で、中国の禅宗の始祖。大乗禅を唱え、中国にわたって九年間座禅の修行をした。達磨大師。参考梵語Bodhidharma (=菩提達磨)の音訳から。●達磨大師の座像をかたどった人形。商売繁盛・開運出世の縁起物。●だるま②の形に似た、まるい物を言う語。「火―」「ーストーブ」 **たる・む【、弛む】** 《自五》●ぴんと張っていたものがゆるむ。「綱が―・む」句「目の皮がー・む(=ねむくなる)」●気持ちにしまりがなくなる。だれる。図《四》。 **たれ【垂れ】** 《名》●たれ下がること。たれ下がっているもの。●魚・肉の焼き物や鍋物・しゃぶしゃぶなどにつける、味をつけた汁。「ごまー」●漢字の、字体の構成要素の称。上から左を囲む部分。●よろいや剣道の防具で、腰の周りを防護するために胴の下につけるもの。《接尾》《あほ・ばか・はな・小便・くそなどの下につけて)人をののしる意。「くそっー」 **だる・い【『怠い・「解い】** 《形》〔発熱や疲れなどで〕体に力がなく動かすのがつらい感じである。「足が―・い」類語かったるい。図だる・し《ク》。 **たれ【『誰】** 《代名》だれ。〔古風な言い方〕 ――か鳥の雌雄を知らんや《句》〔烏の雌雄を見分けるのがむずかしいように〕是非善悪の区別がつけにくいことのたとえ。〈詩経・小雅〉 **たる・かがみ【梅鏡】** 酒樽のふた。 <908> **だれ** たれること。●相場に活気がなくなって、やや下落すること。 **だれ【誰】** 《代名》《不定称の人称代名詞)●名を知らない人、正体のわからない人をさす語。「―がこの絵をかいたのか」尊敬どなた(様)。どちら様。●「一か」の形で〉任意の人・不定の人をさす語。「―か助けて」「―かが言うだろう」参考だれも。類語①②何者。 **だれ・かれ【誰彼】** 《代名》《不定称の人称代名詞》名前を示さずに特定の人をさしていう語。あの人やこの人。誰彼{すいひ}。 **だれかれ・なしに【誰彼無しに】** 《連語》だれという区別なしに。だれにでも。「――声をかける」 **だれ・ぎみ【だれ気味】** 《名・形動》●だれかけていること。「―の練習」●相場が下がる傾向であること。 **たれ・こ・む【垂れ込む】** 《他五》〔俗〕警察などへ、ひそかに情報を提供する。密告する。 **たれ・こ・める【垂れ『籠める】** 《自下一》〔文〕●とばりやすだれを下ろしてその中に閉じこもる。●〔雲・霧などが〕低く一面に広がる。「暗い雲が―・める」 **たれ・さが・る【垂れ下がる】** 《自五》●だらりと下の方へ下がる。ぶらさがる。●雲などが低く垂れこめる。 **だれしも【誰しも】** 《連語》だれでも。〔「だれも」を強めた言い方]参考古くは「たれしも」とも。 **だれ・しらぬ【誰知らぬ】** 《連語》《下に打ち消しの語を伴って)だれも知らない。〔皆が知っているということを強調していう」「一人とてない」 **だれ・それ【誰『某】** 《代名》《不定称の人称代名詞)特にだれと名を言わずに、ある人を漠然とさす語。ある人。「―の話によると・・・」 **だれ・だれ【誰誰】** 《代名》《不定称の人称代名詞)二人以上の不特定の人をさす語。だれとだれ。 **たれ・ながし【垂れ流し】** ●大小便を無意識のうちに排出してしまうこと。●工場の汚水などを処理しないままで流すこと。「廃水のー」 **だれ・ひとり【誰〈一人〉】** 《連語》《下に打ち消しの語を伴って)だれも。ひとりも。〔「だれも」を強めた言い方〕「一賛成する者はない」 **たれ、まく【垂れ幕】** 垂れ下げた幕。 **たれ‐みみ【垂れ耳】** 耳たぶの垂れ下がっている耳。 **たれ・め【垂れ目】** 目じりの下がった目。 **だれも【誰も】** 《連語》《多く下に打ち消しの語を伴って)どんな人も。すべての人が。「一答えない」参考肯定のときは、ふつう「誰でも」を使う。 **だれも・かも【誰も『彼も】** 《連語》あの人もこの人も。どの人もみな。 **た・れる【垂れる】** ■《自下一》(重みで)下の方へだらりと下がる。「幕が―・れる」句「まぶたが―・れる(=ねむくなる)」●液体がしずくになって流れ落ちる。したたる。「よだれが―・れる」表記②は「滴れる」とも書く。図た・る《下二》。■《他下一》●下の方へだらりと下げる。下の方へ向けておろす。たらす。[コロ]「釣り糸を―・れる」●しずくを流す。したたらせる。たらす。「涙を―・れる」表記②は「滴れる」とも書く。●大小便や屁、をする。表記③は「放れる」とも書く。●上の者から下の者に与える。また、示す。「恵みを―・れる」[コロ]「範を―・れる」●のちのちまで続かせる。句「名を竹帛{ちくはく}に―・れる(=名を後世に残す)」図た・る《下二》。 **だ・れる**《自下一》〔あきたり疲れたりして〕気持ちにしまりがなくなる。だらける。「授業が―・れる」●相場に活気がなくなり下落ぎみになる。 **タレント** ●才能(のある人)。●俳優・歌手・司会者など、芸能番組に出演する人。▽talent **タロ・いも【タロ芋】** サトイモ科の多年生植物。熱帯地方で塊茎などを食用とする。参考「タロ」はポリネシア語taroから。 **たろう【太郎】** ●長男。また、長男につける名。●最もすぐれたもの。また、第一のもの。「坂東―(=利根川の別称)」「一月』(=一年の最初の月、一月)」 **たろう**《連語》《過去の助動詞「た」の未然形+推量の助動詞「う」)●過去の事柄、完了した事柄についての推量・疑いを表す。「いつそのことを知っ―」②《多く上昇調のイントネーションを伴って)過去の事柄、完了した事柄について、相手に同意・承知を求める意を表す。「お父さんもまだ小さかっー、こわかったよ」 **だろう**《連語》《断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」)●話し手の推量を表す。「彼ならきっと合格できるー」「多分、優勝するのは山田君―」●(多く上昇調のイントネーションを伴って)相手に意向をたずねる意を表す。「君ももう帰る――」●ある事態を提示し、想起させるのに使う。「家の中が荒れ放題、てっきり泥棒だと思ったよ」●(疑問詞、または疑問の助詞とともに使って)反語を表す。「だれがそんなことを言う―(か)」「こんなばかな話がある――か」接続体言(に準じる語)、および動詞・形容詞・助動詞(「(よ)う」「まい」「だ」を除く)の終止形につく。形容動詞・助動詞「そうだ」「ようだ」の語幹につく。参考だ・でしょう。 **だろう‐が**《連語》《断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」の終止形+接続助詞「が」)●〈「Aだろうが、Bだろうが、・・・」の形で〉並列したものの、両方とも満たしても、どちらか一方だけを満たしても、何かをする強い決意を表す。「雨―、雪―、試合は行う」類語だろうと。●〈「・・・だろうが~」の形で〉〔見通せない将来や予測できない事態を考え〕不安な気持ちを表す。「合格できるとよいのー、心配だ」③〔文末につけて〕 〔するべきことをしない〕相手を強く非難する気持ちを表す。「練習をしろと言ったー」 **だろうと**《連語》《断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」の終止形+接続助詞「と」)〈「Aだろうと、Bだろうと、・・・」の形で〉並列したものの、両方とも満たしても、どちらか一方だけを満たしても、何かをする意志を表す。「雨―、雪―、試合は行う」類語だろうが。 **タワー** 塔。「東京―」▽tower **たわい【他『愛】** 〈「―がない」「―もない」「―ない」などの形で〉●思慮分別がなく幼い。とりとめがない。「―もない話をする」●手ごたえ・張り合いがない。「―もなく負けた」●正体がない。「酔って―もなくねむる」表記「他愛」は当て字。 **たわい・な・い【他『愛ない】** 《形》→たわい。図たわいな・し《ク》。 **たわいも・な・い【他『愛もない】** 《連語》→たわい。 **たわけ【『戯け・『白『痴】** ●たわけること。ふざけた言動。「―をつくす」●おろか者。ばか者。 **たわけ・もの【『戯け者】** 〔俗〕ばかもの。おろかもの。類語しれもの。 <909> **たわ・ける【『戯ける】** 《自下一》〔ばかげたことやみだらなことをして〕ふざける。たわむれる。「―・けたことを言うな」図たは・く《下二》。 **たわごと【戯言】** たわけたことば。ばかばかしいことば。とりとめのない話。「―を言う」「―を書き散らす」 **たわし【『束子】** わらやシュロの毛などを束ねて作った物。器などをこすり洗う道具。 **たわ・む【撓む】** 《自五》〔棒や枝のような物が弾力をもって〕弓形に曲がる。しなう。文《四》。 **たわむれ【戯れ】** ●たわむれること。ふざけること。「―の恋」●遊戲。=たわぶれ。 **たわむ・れる【戯れる】** 《自下一》●こっけいなことをする。ふざける。●[子供や動物が〕おもしろそうに動きまわって遊ぶ。遊び興じる。「子犬と―・れる」③[男女が〕みだらなことをする。いちゃつく。「酔って女に―・れる」図たはむ・る《下二》。 **たわ・める【撓める】** 《他下一》〔弾力のある棒・枝などを〕弓形に曲げる。しなわせる。図たわ・む《下二》。 **たわ・やか**《形動》→たおやか。 **たわや・め【手『弱女】** →たおやめ。 **たわら【俵】** 米・いも・炭などを入れるため、わらなどを編んで作った大きな袋。類語かます。 **たわわ【撓わ】** 《形動》〔果実などがたくさんついて]枝が重さでしなうようす。[コロ]「オレンジがーに実る」 **たん【炭】** 《接尾》「石炭」「木炭」などの意。「無煙―」 **たん【譚】** 《接尾》「・・・ばなし」「・・・談」の意。「冒険―」 **たん【反・『段】** 《名・助数》●尺貫法による、田畑・山林などの土地の広さの単位。一反は一町の一〇分の一で三〇〇坪。約九九一・七平方㍍。表記もとは「段」と書いた。●反物の長さの単位。一反はくじら尺で二丈八尺(約一〇・六㍍)の長さ。参考幅は九寸(約三四㌢)で、一反でふつう成人ひとり分の着物が作れる。●昔の距離の単位。一反は六間。約一〇・九㍍。 **たん【丹】** 《名》●赤。赤色。丹に。《接尾》丸薬・練り薬の名の下につける語。「万金一」 **たん【単】** 《名》●テニス・卓球などの、シングルス。対複。■《接頭》「一つの」の意。「―子葉」「一細胞」 **たん【嘆歎】** 〔文〕●なげくこと。句「髀肉{ひにく}の―」●〈三国志・蜀志〉」●ひどく感心すること。 **たん【痰】** 気管から出るねばねばした分泌物。 **たん【短】** ■《名》〔文〕●短いこと。「長―二本の棒」●おとっている点。短所。欠点。对②長。■《接頭》「短い」の意。「―期間」「―距離」対長。 ―を捨て長を取・る《句》ある物事を行うとき、参考とするものの短所・欠点はのぞき、長所・美点を採用する。是非・良否を考えて取捨する。〈漢書・芸文志〉 **たん【端】** 〔物事の起こる〕いとぐち。はじめ。 ―を発する《句》あることがきっかけになって物事がはじまる。 **たん【胆】** 〔文〕●肝臓。また、胆嚢{たんのう}。きも。●胆力。度胸。きもったま。 ―が据わ・る《句》勇気があって、おそれたりおどろいたりしなくなる。大胆になる。 ―斗の如し《句》(肝が一斗ますほども大きい意から)きわめて大胆なことのたとえ。〈三国志・姜維伝注〉 ―を練・る《句》物事におそれたりおどろいたりしないように精神力をきたえる。 **タン** 牛・豚などの舌の肉。「ーシチュー」▽tongue **たん【弾】** 《接尾》「たま」「弾丸」の意。「不発―」 **だん【団】** ■《名》〔文〕大勢の仲間。団体。■《接尾》〔ある目的を持って組織された〕大勢の人の集まりの意。「海洋少年」 **だん【壇】** ●土を高く盛って作った祭りや儀式を行う場所。●下にいる人からよく見えるように一段高く作った場所。「―の上で演説をする」 **だん【断】** ●きっぱりと決めて行うこと。決行。「―あるのみ」●はっきりと決めること。決断。[コロ]「―を仰ぐ」[コロ]「―を迫る」[コロ]「―を下す」 **だん【暖】** あたたかみ。 ―を取・る《句》体をあたためる。また、あたたまる。 **だん【段】** ■《名》●階段。また、それに形が似ている・こと(もの)。「ーをのぼる」「―になった畑」●上下に区切ったものの一つ一つ。「上のーに本を置く」●内容のまとまりで分けた、文章の一区切り。段落。●武道・囲碁・将棋などで、技の優劣の程度に応じてつける等級。「―を与えられた」●浄瑠璃・歌舞伎などの作品で、大きく分けた場面の一つ。場{ば}。「熊谷陣屋の―」■《形名》●こと。次第。点。〔先に述べたことをうける」「御無礼の―お許しください」●はなはだしい程度。「おいしいのおいしくないのというーじゃない」●進行している物事の、ある段階・局面。事態。場合。「事を始める―になると・・・」■《助数》段、または、いくつかの段階に分かれているものの数を数える語。「百ーの石段」「柔道二ー」 **だん【男】** ●〔文〕おとこ。男性。〔性別を区別するときなどに使う〕〔文〕むすこ。②女。●「男爵」の略。「公・侯・伯・子・―」 **だん【談】** ■《名》〔文〕話。談話。「―、政治におよぶ」■《接尾》「・・・の話」「・・・した話」の意。「首相―」 **だん・あつ【弾圧】** 《名・他サ》社会的な活動を、権力でおさえつけること。「言論の―」類語抑圧。 **だん・あん【断案】** その案を最後として決定すること。また、その案。[コロ]「―を下す」 **たん・い【単位】** ●長さ・広さ・重さ・量などをはかるときの基準になるもの。●ある組織を組み立てる基本的な一まとまり。「―組合」「グループーで行動する」●高等学校や大学で、一定の学習量。「必修の―を落とす」 **だん・い【暖衣・煖衣】** [文]あたたかい衣服。また、それを着て体をあたたかくすること。四字「―飽食」 **だん‐い【段位】** 〔技量の程度を〕段で表した位。参考囲碁・将棋・武道などで使う。 **たんいせいしょく【単為生殖】** 有性生殖の一つで、卵細胞が受精しないで発生を始め、新たな個体を生じる現象。動物ではアブラムシ・ミツバチ・ミジンコなど、植物ではドクダミ・タンポポなどにみられる。処女生殖。单性生殖。囡両性生殖。 **たん・いつ【単一】** 《名・形動》●それ一つだけであること。ひとりだけであること。「―の行動をとる」類語単独。●そのものだけで他のものがまじっていないこと。「―生産」●複雑でないこと。「―機械」 **だん・いん【団員】** その団体に属している人。団体を構成している人。「応援」 **だん・う【弾雨】** 雨が降るように激しく飛んでくる弾丸。四字「硝煙―」 **だん・うん【断雲】** 〔文]ちぎったように浮かんでいる雲。ちぎれ雲。類語片雲{へんうん}。 **たん・おん【単音】** ●音声学で、音声を構成する、それ以上分析できない音の単位。●ハーモニカで、リードが一列並んでいるもの。因複音。 <910> **たん・おん【短音】** 短くひびく音節。短い母音をふくむ音節。団長音。 **たん・おんかい【短音階】** 洋楽の音階の一つ。第二・三音間が半音である音階。ラシドレミファソの階名をもつ音階。団長音階。 **たん・か【丹花】** 〔文]赤い花。連「―の唇{くちびる} (=美人の赤い唇の形容)」 **たん・か【啖呵】** 〔相手をやっつける〕歯切れのよいするどいことば。 ――を切・る《句》するどく歯切れのよいことばでまくしたてたり、ののしったりする。 **たん・か【単価】** 商品の・一個(一単位)当たりの価格。参考伝票などに書くときは@で表す。 **たん・か【単科】** 大学で、学部が一つだけであること。―だいがく【―大学】ただ一つの学部から成っている大学。工業大学・商科大学・医科大学・薬科大学など。カレッジ。団総合大学。 **たん・か【担架】** 死者や傷病者をねかせてのせ、前後をもって運ぶ道具。 **たん・か【炭化】** 《名・自サ》有機物が分解して炭素だけが残ること。―カルシウム 生石灰と炭素で作る固体の物質。水と激しく反応してアセチレンガスを発生する。カーバイド。炭化石灰。 **たん・か【短歌】** 和歌の形式の一つ。五・七・五・七・七の三一音から成る。対長歌。 **たん・か【「譚歌】** ●神話・伝説・物語などを材料にした叙事詩。●物語風に作詞した歌曲。バラード。 **タンカー** 石油を運送する船。油送船。▷tanker **だん・かい【団塊】** 〔文〕かたまり。―の・せだい【一の世代】一九四七~四九年の第一次ベビーブーム時に生まれた世代。参考他世代に比べて人数が多いことからいう。 **だん・かい【段階】** ●身分・能力などによって分けた区切り。等級。●進むに従って変化する物事の過程の区切り。「準備の―」 ――を踏・む《句》物事の過程の区切りを一つ一つ順にたどる。「―・みながら訓練する」 **だん‐がい【弾劾】** 《名・他サ》罪科・不正などを調べ、責任を追及すること。「時の政府を―する」類語糾弾{きゅうだん}。―さいばんしょ【――裁判所】罷免の訴追を受けた裁判官を裁判する裁判所。衆参両議院の議員各七人で構成される。 **だん‐がい【断崖】** ほとんど垂直に切り立った高いがけ。きりぎし。懸崖{けんがい}。四字「―絶壁」 **だん・がら【炭殻】** 石炭の燃えがら。石炭がら。 **ダンガリー** デニムに似てやや薄地の綾織り綿布。「ーシャツ」▽dungaree **たん・かん【短観】** 日本銀行が行う「企業短期経済観測調査」の略称。景気の動向をつかむ調査。 **たん・がん【単眼】** 昆虫類・クモ類にみられる簡単な構造の小さい目。対複眼{ふくげん}。 **たん・がん【単願】** 受験で、一つの学校・学科のみを志願すること。対併願。 **たん・がん【嘆願”歎願】** 《名・他サ》〔事情をくわしく述べて〕心からたのむこと。「――書」「助命を―する」 **だん・かん【断簡】** 〔文〕きれぎれになった文書・手紙。四字「―零墨{れいぼく}(=きれぎれの文章)」類語断編。 **だん・がん【弾丸】** ●銃砲につめて発射する、たま。●きわめて速く進むもののたとえ。「―列車」 ―黒子{ほくろ}の地《句》《弾丸やほくろのように小さな土地の意から)ひどくせまい土地のたとえ。 **だん‐き【単記】** 《名・他サ》一枚の紙に・一人(一つの事)だけを記すこと。「―投票」団連記。 **たん・き【単機】** ただ一機の航空機。 **たん・き【単騎】** ただ一騎であること。馬に乗ってただひとりで行くこと。 **たん・き【短期】** 短い期間。「―貸付け」「―決戦」囡長期。―だいがく【一大学】修業年限が二年または三年の大学。短大。―てき【一的】《形動》期間が短いようす。また、短い期間に限られるようす。「―な計画」「株価が―に下落する」 **たん・き【短気】** 《名・形動》根気がなく、すぐいらだったり怒ったりすること。気みじか。「―な人」「一を起こす」類語せっかち。性急。短慮。 ――は損気《句》短気を起こすと、結局は失敗して損をするということ。 **だん・き【暖気】** あたたかい気候。あたたかみ。 **だん・ぎ【談義・談議】** 《名・他サ》●話し合うこと。相談すること。談合。〔古風な言い方〕●僧が仏教の教義を説明して聞かせる・こと(話)。説教。説法。表記②はもっぱら「談義」と書く。●道理などを説明して聞かせる・こと(話)。「音楽――」「哲学―」 **だん・きだん【暖気団】** 〔気〕広い範囲をおおう、あたたかい空気のかたまり。因寒気団。 **たん・きゅう【探求】** 《名・他サ》〔ある物を得ようと」さがし求めること。「真実を――する」「美味――」類語追求。探索。 >使い分け **たん・きゅう【探究】** 《名・他サ》物事の真の姿をさぐり明らかにしようとすること。「真理の―」「人間の―」類語追究。 >使い分け「タンキュウ」 探究〔物事の真の姿をさぐり、見きわめようとする〕真理の探究・美の探究・真実の歴史を探究する 探求〔さがし求める〕平和の探求・真実の探求・事故原因の探求・人生の意義を探求する [参考]「探究」は研究・考究に、「探求」は追求・探索に類する。意味は近似し、「人生の探究/探求」などではほぼ同義で併用されるが、前者は考究、後者は追求の意を含む。 **だん・きゅう【段丘】** 〔地〕地盤の隆起や水面の降下などによって、河岸・湖岸・海岸にできた階段状の地形。 **たんきょり【短距離】** ●短い距離。●陸上・水泳競技で、短い距離で競う種目。●「短距離競走」の略。陸上競技で、一〇〇・二〇〇・四〇〇㍍の距離で行う競走。団中距離・長距離。 **だん・きん【断琴】** 〔文〕琴の弦を断ち切ること。 ―の交わり《句》とりわけ友情に厚い、親密なまじわり。故事昔、中国で、琴の名人の伯牙は、自分のひく琴の音をよく解した鍾子期を唯一の友とし、彼が死んだとき、琴の弦を断って二度と琴をひかなかったという故事から。〈呂氏春秋・本味〉 **だん・きん【断金】** [文]「ーの交わり」「―の契り」の形で〉金属をも断ち切るほど、固く強い友情で結ばれた付き合い。刎頸{ふんけい}の交わり。周源「二人心を同じくすれば、その利ときこと金をも断つ〈易経〉」より。 <911> **たん‐く【短編】** 〔文〕背が低い・こと(体)。団長軀。 **タンク** ●水・油・ガスなどをたくわえておく大きな入れ物。●戦車。▽tankートップ ランニングシャツに似た衣服。ワンピース形の水着(タンクスーツ)の上半部(トップ)に似ていることから。▽tank top -ローリー ガソリンなどの液体を運ぶための鉄製タンクを備えた貨物自動車。▽tank と lorry からの和製語。 **ダンク・シュート** バスケットボールで、ジャンプしてボールをバスケットの上からたたきこむようにして入れるシュート。ダンクショット。▽dunking shoot から。 **タングステン** 金属元素の一つ。灰白色で非常にかたい。合金の原料や電球のフィラメントに使われる。元素記号W。▽tungsten ―こう【一鋼】タングステンをふくむ特殊鋼。鋼よりもかたく、強い。 **たん・ぐつ【短靴】** 足のくるぶしの下までしかない浅い靴。短靴。団長靴。 **ダンケ**《感》ありがとう。▽danke **たん・けい【短径】** 長円形の、短いほうのさしわたし。対長径。 **たん・けい【短、楽】** 〔文〕丈の低い燭台。また、それにともされた明かり。 **たんけい【端渓】** 中国広東省、端渓地方から産出する上質のすずり石。また、それで作ったすずり。 **たんげい【端倪】** 〔文〕(山頂(=端)と水辺(=倪)の意から)物事の初めと終わり。●《名・他サ》〈多く「ーすべからず」の形で〉成り行きが推しはかれない。推測できない。「―すべからざる人物」 **だん・けい【男系】** 家系で、男性の方の血統。父方の血統。对女系。 **だんけつ【団結】** 《名・自サ》〔ある目的のために〕多くの者が一つにまとまること。結束。四字「一致一」類語結託。―けん【―権】〔法〕労働者が使用者と対等の立場で労働条件などについて交渉するために、労働組合を結成する権利。労働基本権の一つ。 **たんけん【探検・探険】** 《名・他サ》〔危険をおかして〕未知の地域を実地に調べること。「月世界一」 **たん・けん【短剣】** 短い剣。類語短刀。因長剣。 **たんけん【短見】** 〔文〕目先の利害にとらわれた、あさはかな意見。浅見{せんけん}。類語短慮。 **たんげん【単元】** 〔教育〕ある主題を中心にして展開される学習活動の一まとまり。 **たんげん【端厳】** 《形動》〔文〕姿や態度がきちんとしていて、威厳のあるようす。「――な姿」類語端正。 **だん‐げん【断言】** 《名・他サ》きっぱりと言い切ること。「合格するとは―できない」類語言明。明言。 **たん・こ【淡湖】** 淡水のみずうみ。淡水湖。因塩湖。鹹湖{かんこ}。 **たん・ご【丹後】** 旧国名の一つ。今の京都府の北部。丹州{たんしゅう}。 **たん‐ご【単語】** 〔語学〕一定の意味をもち、文を組み立てる最小の単位となるもの。たとえば、「空が青い」という文は「空」「が」「青い」の三つの単語に分けられる。語。 **たん‐ご【端午】** 五節句の一つ。五月五日の男子の節句。ショウブを軒にさし、鯉のぼりを立て、よろい・かぶと・刀剣などをかざって男児の成長をいのる。端午の節句。菖蒲の節句。重五{ちょうご}。参考現在はこの日を「こどもの日」としている。 **タンゴ** アルゼンチンに起こった、四分の二拍子のダンス曲。また、それに合わせておどるダンス。旋律はきわめて情熱的。アルゼンチンタンゴと、ヨーロッパ風に洗練されたコンチネンタルタンゴとがある。▽tango **だん‐こ【断固・断、乎】** 《副・形動”》固い決意をもって、物事をするようす。断じて。きっぱり。「―たる姿勢で交渉に臨む」「――断る」類語断然 **だんご【団子】** ●米・麦・アワなどの粉に水をくわえてまるめ、蒸したりゆでたりした食べ物。●だんごのようにまるめたもの。「ひき肉を一にする」「髪を一にする」 **たん・こう【単行】** ●《名・自サ》単独で行うこと。ひとりで行く旅行。「一列車」●一回だけ単独に行うこと。ただ一回行うこと。―ほう【―法】特定の事項について、特に独立して定められている法律。少年法・借家法・建築基準法など。―ぼん【―本】〔雑誌・全集・叢書などに対して〕単独に出版する本。 **たんこう【探鉱】** 鉱床・石炭層・石油層などをさがすこと。 **たん・こう【淡交】** 〔文]あっさりとした交わり。君子の交際は淡きこと水の如し〈荘子・山木〉」から。 **たん・こう【炭坑】** 石炭を採掘するためのあな。 **たん・こう【炭鉱・炭、礦】** 石炭を採掘している鉱山。石炭をほり出し処理する設備のある所。 **たん・こう【鍛鋼】** きたえた鋼。 **だん・こう【団交】** 「団体交渉」の略。 **だん・こう【断交】** 《名・自サ》交際を断つこと。特に、国交を断つこと。類語絶交。 **だん・こう【断行】** 《名・他サ》〔危険や反対をおしきって」思い切って行うこと。「改革を――する」四字「熟慮―」類語決行。敢行。 **だんこう【男工】** 男子工員。团女工。 **だんごう【談合】** 《名・他サ》●話し合うこと。相談。●競争入札の際、入札に加わる者があらかじめ入札価格や落札者を相談して決めておくこと。「官製―」―ずく【一尽く】話し合いの上で物事を決めること。相談ずく。 **たんこう・しき【単項式】** 〔数〕加減の記号をふくまないで、数や文字の積、または数と文字の積として表された整式。たとえばax²yなど。対多項式。 **たんこうしょく【淡紅色】** うすいべに色。うすくれないの色。退紅色。 **だんごく【断獄】** 〔文〕●罪を裁くこと。断罪。●打ち首。死罪。 **だんごく【暖国】** 一年中、気候がおだやかであたたかい・国(地方)。類語暖地。 **たんこぶ【たん、瘤】** [俗]こぶ。連「目の上の一(=自分が活動するときにじゃまになる目上の人)」 **だん・こん【弾痕】** 弾丸のあたったあと。 **だん・こん【男根】** 男子の外部生殖器。陰茎。 **たん・さ【探査】** 《名・他サ》〔文]ようすをさぐり調べること。「火星を―・する」―き【機】自動観測装置とその観測データの送信装置を備えた機器。宇宙や地底などを探査する。「火星――」 **たんざ【単座】** 乗り物で、座席が一つであること。一人乗り。「―戦闘機」 **たんざ【端座・端、坐】** 《名・自サ》〔畳の上などに〕姿勢を正してきちんとすわること。 <912> 正座。「礼装でーする」 **だん・さ【段差】** ●勝負事で、段位の差。●道路・地面などの高低の差。「――が障害になる」 **ダンサー** ●舞踊家。●ダンスホールで、客の相手になっておどる職業の女性。▽dancer **たん・さい【淡彩】** あっさりした、うすい色どり。「はがきに―画をかく」因濃彩。 **たん・さい【短才】** 〔文〕才能が足りない・こと(人)。〔自分の才能を謙遜して言う〕類語浅才。非才。 **だん・さい【断裁】** 《名・他サ》断ち切ること。特に、製本所などで紙を断ち切ること。類語裁断。 **だん‐ざい【断罪】** ●《名・他サ》罪を裁くこと。罪状に判決を下すこと。断獄。「真犯人を―する」●罰として首を切ること。また、その刑罰。打ち首。斬罪。「―に処する」●〔罪があるに等しいとして〕強く批判したり、非難したりすること。「身勝手を―する」 **たん・さいぼう【単細胞】** ●体が、ただ一つの細胞でできていること。●〔俗〕考え方が単純な人。―せいぶつ【一生物】体がただ一つの細胞からできている生物。原生動物・細菌類・下等藻類などにみられる。团多細胞生物。 **たん・さく【単作】** 同じ田畑に一種類の穀物を一年に一回だけ作ること。一毛作。 **たん・さく【探索】** 《名・他サ》〔ありかのわからないものを〕さがし求めること。「行方不明者を―する」類語搜索。探求。 **たん・ざく【短冊・短尺】** ●字を書いたり物に結びつけたりする、細長い紙。たんじゃく。●和歌・俳句・絵などを毛筆で書く、厚く細長い紙。たんじゃく。●たんざく①のような形。「ニンジンをーに切る」 **たんさん【単産】** 「産業別単一労働組合」の略。産業ごとに組織される労働組合。産業別組合。 **たん・さん【炭酸】** 炭酸ガスが水にとけてできる弱い酸。清涼飲料に使う。ーガス〔理〕炭素の完全燃焼や動物の呼吸などによって生じる、無色・無臭の気体。植物の同化作用に必要。二酸化炭素。無水炭酸。―カリウム〔理〕植物を焼いた灰の中にふくまれる、カリウムの炭酸塩。医薬品・硬質ガラスの原料など。カリ。ーカルシウム〔理]天然に方解石・石灰石・大理石・貝殻などとして存在する、カルシウムの炭酸塩。セメント・製紙・顔料・歯みがき粉など、用途は広い。炭酸石灰。―し【一紙】「カーボン紙」に同じ。―すい【一水】炭酸ガスの水溶液。炭酸泉として天然にも存在する。薬・清涼飲料に用いる。―せん【―泉】二酸化炭素を多くふくむ鉱泉または温泉。―ソーダ 炭酸ナトリウム。―ナトリウム 白色の粉末で水によくとけ、水溶液は強アルカリ性を示す。せっけんやガラスの原料。化学工業上重要。炭酸ソーダ。 **たん・し【単糸】** 粗糸によりをかけて作り出した一本の糸。単撚糸{たんねんし}。これを何本かより合わせて、より糸を作る。 **たん・し【短詩】** 短い形式の詩。団長詩。 **たんし【短資】** 短期貸し付けの資金。コール。 **たん・し【端子】** 〔理〕「ターミナル③」に同じ。 **たん・し【譚詩】** 「バラード」に同じ。 **だん・し【弾指】** 〔仏〕●《名・自サ》指を強くはじいて音を出すこと。つまはじき。●きわめて短い時間を表す単位。連「―の間」 **だん・し【男子】** ●男の子。●成人の男性。因①②女子。●男らしくりっぱな男性。「―一生の仕事」=男児 **だん‐じ【男児】** ●男の子。「―誕生」団女児。●成人の男性。●りっぱな男性。「日本一」=男子。 **タンジェント** 〔数〕三角関数の一つ。直角三角形において、垂線の底辺に対する比を底辺と斜辺のはさむ角で表すもの。正接。記号tan。▽tangent **たん・しき【単式】** ●単純・簡単な方法・形式。●「単式簿記」の略。因①②複式。―かざん【一火山】〔地〕火口が一つだけの、比較的単純な構造の火山。富士山など。単一火山。因複式火山。―ぼき【―簿記】簿記の一つ。取り引きを借方・貸方の二面に記入する複式簿記に対して、一面にだけ記入する簿記。単に財産の増減だけを記入する。単式。因複式簿記。 **だん‐じき【断食】** 《名・自サ》〔信仰や修行などのため〕一定の期間ものを食べないこと。類語絶食。 **たん‐じく【短軸】** 〔数〕楕円の二つの軸のうち、短い方の軸。団長軸。 **だんじ‐こ・む【談じ込む】** 《他五》〔強い態度で〕苦情・意見・要求を申し入れる。「弁償するよう―・む」 **たん‐じじつ【短時日】** 短い日数。わずかな日数。「橋は―で完成した」 **たん・しつ【炭質】** 木炭・石炭などの品質。 **たん・じつ【短日】** 昼間の時間が夜間よりも短い日。団長日。―しょくぶつ【一植物】一日の日照時間が短くなると開花する植物。キク・コスモスなど。団長日植物。 **たん・じつげつ【短日月】** 短い月日。わずかな月日。短期間。「―で仕上げる」 **だんじて【断じて】** 《副》●必ず。きっと。〔かたい決意を表す〕「―合格してみせる」●(下に打ち消しの語を伴って)決して。どうしても。「彼は―あんな人ではない」参考②は、「決して」よりも強い調子。類語①②絶対に。 **たん・しゃ【単車】** 「オートバイ」に同じ。 **たんしゃ【炭車】** 石炭を運ぶ車。 **だんしゃく【男爵】** もと、爵位の一つ。五等爵(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち第五の位。 **だん・しゅ【断種】** 《名・自サ》《種を断つ意》手術によって生殖能力を失わせること。 **だん・しゅ【断酒】** 《名・自サ》酒を断つこと。禁酒。 **たん・しゅう【丹州】** 「丹波・丹後の国」の唐風の呼び名。 **たん・しゅう【反収・『段収】** 一反当たりの収穫高。 **たん・じゅう【短銃】** 拳銃。ピストル。 **たん・じゅう【胆汁】** 肝臓で生成される苦い液体。いったん胆嚢{たんのう}に集められ、十二指腸に分泌されて脂肪の消化を助ける。ーしつ【―質】激情的で怒りっぽい気質。参考ヒポクラテスの体液説による気質の四分類の一つ。 **だん・しゅう【男囚】** 男性の囚人。团女囚。 **たんしゅく【短縮】** 《名・他サ》〔本来の時間・距離などを〕減らして短くすること。「期間を―する」類語縮小。对延長。 **たん・じゅん【単純】** 《名・形動》●しくみや形がこみいっていないこと。四字「一明快」●他の種類がまじっていないこと。「―な色」①②複雑。―おんせん【温泉】温泉の化学組成による分類の一つ。湯の水分一㎏にふくまれる各種の固形成分や遊離炭酸などが一㌘未満で、セ氏二五度以上の温泉。単純泉。 <913> **たんしん【短信】** 短い手紙。●新聞・雑誌などの、ごく短い記事。 **だん・しょう【断章】**〔文〕詩や文章の一部分。章のきれぎれになった一部分。[類語]断簡。 **たん・じょう【誕生】** ●《名・自サ》生まれること。出生。生誕慾。[類語]生まれる。生まれて満一年目の日。「―をすぎてから丈夫になった」《名・自サ》新しく組織・制度などができること。「子会社がーした」―せき【一石】一二か月に関係づけて選び、その月に誕生した者が幸福の象徴として用いる宝石。 **たん・しょう【短小】**《名・形動》短くて小さいこと。また、背が低いこと。矮小。[対]長大。 **たん・しょう【探勝】**《名・他サ》〔文]景色のよい所に出かけ、それをながめ味わうこと。「紅葉―の旅」に同じ。 **たん・しょう【嘆賞歎賞・嘆称・歎称】**《名・他サ》〔事物に接して〕深く感心しほめたたえること。「人々のーの的となる」[類語]嘆美。 **たんしょう‐るい【単子葉類】** 被子植物のうち、発芽するときに一枚の子葉をもつもの。タケ・イネ・ユリ・シュロなど。単子葉植物。[団]双子葉類。 **たんしょく【単色】** ●一色だけで、他の色がまじっていないこと。●〔理〕プリズムで太陽光線を分析したときの一つ一つの色。「一光」 ***だん‐しょく【暖色】** あたたかい感じを与える色。赤色・黄色・だいだい色など。[団]寒色。 ***だん・しょく【男色】** 男性が男性に性欲を感じること。男子の同性愛。男色。 **ダンジョン** ●〔中世の城などの〕地下牢。●〔から転じて〕ロールプレイングゲームなどの場面となる、迷路のような空間。▽dungeon **たん・じる【嘆じる歎じる】**《他上一》〔文〕●なげく。いきどおり、なげく。「堕落を―・じる」「すばらしさに〕感心する。ほめる。「妙技を―・じる」=たんずる。 **だん・じる【談じる】**《他上一》〔文〕●語る。「時局を―・じる」●相談する。●談判する。=だんずる。 ***だん・じる【弾じる】**《他上一》〔文〕〔琴・びわなどの弦楽器を〕かなでる。ひく。弾ずる。「琴を―・じる」 ***だん・じる【断じる】**《他上一》〔文〕●はっきりと判断を下す。「必要ないとー・じる」●裁決する。裁きを下す。「無罪だとー・じる」=だんずる。 **たん・す【単、筒】** 引き出し・開き戸などのある箱状の木製家具。衣類などをしまうのに用いる。[参考]「一棹設・・・」と数える。 **ダンス** 西洋式のおどり。特に、社交ダンス。「ーパーティー」▽dance ーホール ダンスをするための部屋。また、有料の社交ダンス場。▽dance hall ***たん・すい【淡水】** 塩分をふくまない(天然の)水。まみず。「―魚」[対]鹹水域。 ***たん・すい【炭水】** ●石炭と水。●炭素と水素。―かぶつ【一化物】炭素・水素・酸素からなる化合物。おもに植物の体内で作られ、動物の主要な栄養素の一つ。[参考]もと含水炭素符、といった。ーしゃ【車】蒸気機関車につける石炭・水を積んだ付属車両。 **だんじり【「檀尻・『楽『車・『山『車】** 「山車ぶ」に同じ。 **だんすい【断水】**《名・自他サ》水の供給・をとめる(がとまる)こと。水道の送水・をとめる(がとまる)こと。 **たんすいろ【短水路】** 長さが二五(以上,五〇未満)の競泳用プール。[団]長水路。 **たんすう【単数】** ●数が一つであること。●〔語学〕おもに欧米語の文法で、一つの物、一人の人などを表す名詞・冠詞・動詞などの語形、およびそれに応じる文法形式。②複数。 **たん!ずる【嘆ずる・歎ずる】**《他サ変》→たんじる。 **だん・ずる【談ずる】**《他サ変》だんじる(談じる)。 **だんとずる【弾ずる】**《他サ変》だんじる(弾じる)。 **だんこずる【断ずる】**《他サ変》だんじる(断じる)。 ***たん」せい【丹精】**《名・自サ》心をこめて、作ったり世話したりすること。「父がーした盆栽」[表記]「丹誠」とも書く。 ***たん・せい【丹誠】** 〔文〕いつわりのない心。まごころ。赤心。丹赤。[コロ]「―をこめる」 ***たん・せい【丹青】**〔文〕●《赤と青の意から)あざやかないろどり。彩色。●絵の具。また、絵。絵画。 **たん・せい【端正】**《名・形動》きちんとしていて、乱れた所がないこと。「―な顔だち」[類語]端麗。 <914> **たん・せい【単性】** 生物が雌雄どちらか一方だけの生殖器官をもっていること。―か【一花】雄しべ・雌しべのどちらか一方だけをもつ花。雄しべだけのものを雄花、雌しべだけのものを雌花という。マツ・イチョウ・カボチャ・ナスなどにみられる。両性花。―せいしょく【一生殖】「単為生殖」に同じ。 **たん・せい【嘆声歎声】** 感心したり困ったりして思わずもらす・ため息(声)。[コロ]「―をあげる」 **たん・せい【端整】** 《形動》〔顔だちなどが〕整って美しいようす。「―な顔だち」 **たん・せい【端正】** 《形動》〔姿・動作などに〕乱れたところがなく、きちんとしているようす。「――な着こなし」「―な芸風」類語端厳。端麗。 **たん・ぜい【担税】** 税金を負担すること。「―カ」 **だん・せい【弾性】** 外力を受けて変形した物体が、その力が除かれて、もとの形にもどろうとする性質。―たい【一体】〔理〕弾性をもつ物体。 **だん・せい【男性】** 男。特に、成人の男。男子。尊敬尊公。尊兄。因女性。―てき【一的】《形動》●〔強い、勇気がある、さっぱりしているなど〕男らしいようす。●[風景などが〕堂々としているようす。雄々しいようす。「―な剣岳の姿」団①②女性的 **だん・せい【男声】** 〔声楽で〕男性の声。因女声。 **たん・せき【旦夕】** 〔文〕●明け方と夕方。旦暮{たんぼ}。朝夕。●朝となく夕となく。始終。〔副詞的にも使う〕「―努力する」 ――に迫・る《句》〔この朝か晩かというほど〕重大な事の起こる時期が刻々とせまっている。「命―・る」 **たん・せき【胆石】** 胆汁の成分が固まって胆嚢{たんのう}にできる石。胆石症を起こす。―しょう【一症】胆嚢や胆管に胆石が生じる病気。腹痛・発熱・黄疸{おうだん}などを伴うが、無症状の場合もある。 **だん・ぜつ【断絶】** 《名・自サ》●長く続いていた物事がたえること。「伝統の―」類語廃絶。●《他サ》関係やつながりをたちきること。また、たちきれること。「世間とのー」「国交―」 **たんせん【単線】** ●〔文〕一本の線。●一本の鉄道線路を上り下りの車が交互に使用するもの。単線軌道。对②複線。 **たん・ぜん【丹前】** 「どてら」の別称。周江戸時代初期、堀丹後守の屋敷前にはやった風呂屋があり、そこに通う遊客たちが広袖の派手な姿をしていたことから。 **たんぜん【淡然】** 《形動”》物事にこだわらずさっぱりしているようす。「得意―、失意泰然〈崔後渠・六然〉」 **たんぜん【端然】** 《形動犷》〔文〕〔姿勢などが〕きちんとして、乱れていないようす。「―とすわる」 **だんぜん【断然】** 《副》●物事を自分の考えによって行うようす。また、きっぱりと決めて心を動かさないようす。「――職を辞す」類語断固。●他のものとひどくかけはなれているようす。「彼のほうが―優勢だ」③(下に打ち消しの語を伴って)決して。「―そんな事実はない」 **たん・そ【炭疽】** 土中にいる炭疽菌によって起こる家畜の感染症。急性の敗血症で、皮膚の傷口、口や鼻を通して人間にも感染する。脾脱疽{ひだそ}。炭疽病。―びょう【―病】●たんそ(炭疽)。●子囊菌の寄生によって起こる植物の病気。葉・茎・果実などに黒褐色の斑点を生じ、落葉・落果の原因になる。 **たん・そ【炭素】** 非金属元素の一つ。無味・無臭の固体。遊離してダイヤモンド・石炭・石墨として存在する。また、有機化合物を作る。元素記号C。 **たん‐そう【炭層】** 地中の石炭の層。炭床{たんしょう}。 **たんぞう【鍛造】** 《名・他サ》〔文〕金属を熱してやわらかくし、つちで打ち延ばして必要な形を作ること。参考鋳造{ちゅうぞう}。 **だん‐そう【弾倉】** 連発銃などで、弾丸をつめる部分。 **だん‐そう【弾奏】** 《名・他サ》〔文〕弦楽器を演奏すること。 **だん‐そう【断層】** ●〔地〕地殻変動で、地殻の割れ目にそってできた地層の食い違い。参考地溝(図)。●[考え方や意見の〕食い違い。ずれ。「世代間のー」 **だん・そう【断想】** その時々に思い浮かぶ断片的な考え。またそれを記したもの。「哲学的一」 **だん‐そう【男装】** 《名・自サ》女性が男性の身なりをすること。連「―の麗人」対女装。 **たん‐そく【嘆息・歎息】** 《名・自他サ》なげいてため息をつくこと。ため息。また、単に、なげくこと。[コロ]「―をもらす」類語大息。 **たん・そく【探測】** 《名・他サ》天体・気象などを、装置を使って観測・測定すること。「――気球」 **だんぞく【断続】** 《名・自サ》物事がとぎれたり、続いたりすること。「風雨が――する」「―的な協議」 **だんそんじょひ【男尊女卑】** 男性をたっとび女性を軽んじること。「―の風潮」参考女尊男卑。 **たん・だ【単打】** 野球で、シングルヒット。 **たん・だ【短打】** ●野球で、バットを短く持ち、小さくふって打つ・こと(打法)。「―戦法」●単打。団長打。 **たん・たい【単体】** ただ一種の元素でできている物質。鉄・金・オゾンなど。 **だんせん【断線】** 《名・自サ》電線が切れること。 **だん・たい【団体】** 共同の目的をもった人の集まり。「一旅行」「一保険」類語集団。組。―きょうやく【一協約】〔法〕団体と団体、または個人と団体との間で結ばれる契約。労働協約など。―こうしょう【一交渉】労働組合などの代表者が使用者側と賃金・労働条件などについて交渉すること。団交。―こうしょう・けん【―交渉権】〔法〕労働者が団結して使用者側と団体交渉を行う権利。労働基本権の一つ。 **だん・たい【暖帯】** 温帯地方のうち、熱帯に近い地帯。 **だんだら【段だら】** 模様や柄に、(異なった色の)太い横じまがいくつもあること。「―模様」 **たんたん【坦、坦】** 《形動》〔土地や道路などが」平らに続くようす。「―とした平原」●物事が変化なく・平凡(無事)に進むようす。「――たる人生」 **たんたん【淡淡】** 《形動〃》●物の味・感じなどがあっさりしているようす。●〔態度・動作などが〕あっさりとしてこだわりのないようす。「現在の心境を―と語る」類語淡泊。 **たん・たん【眈眈】** 《形動〃》●動物がするどい目つきで獲物をねらうようす。●野心をもってじっと機会をねらうようす。四字「虎視―」 **だんだん【段段】** ■《名》●[俗]階段。「―をのぼる」●[行ったり、言ったりしたことの〕一つ一つ。〔古風な言い方」「―の御親切、ありがとうございます」■《副》(「ーと」の形でも使う)物事が順をおって進むようす。しだいに。「東の空が―明るくなる」類語追い追い。徐々に。―ばたけ【一畑】傾斜地に階段のように作った畑。類語棚田{たなだ}。 <915> **だんだん【団団】** 《形動介》〔文〕●まるいようす。●露などが多くたまっているようす。「露―」 **だんだん・こ【断断固・断断、乎】** 《形動犷》「断固」を強めた言い方。「―として排斥する」 **たん・ち【探知】** 《名・他サ》〔かくれているものなどを〕さぐって知ること。「魚群―機」「レーダーでーする」 **だん・ちょう【断腸】** 〔文〕(はらわたがちぎれる意で)ひどく・悲しい(苦しい)こと。連「―の思い」 **だん・ちょう【暖潮】** 〔文〕あたたかい潮流。暖流。团寒潮。 **だん‐つう【段通緞通】** (中国語「毯子{タンツ}」から)じゅうたんに似た、手織りの敷物用の厚い織物。地糸に綿・麻・羊毛などを織りこんで作る。 **だん・つく【旦つく】** 〔俗〕旦那。〔軽んじていう〕 **たん・つぼ【「痰、壺】** たんやつばをはき入れる容器。 **だん・ち【団地】** 同種の建物が計画的に集団をなして建っている地域。特に、集団住宅のある地域。「工業―」「住宅―」 **だん・ち【暖地】** 一年中、気候がおだやかであたたかな土地。類語暖国。对寒地。 **だん・ちがい【段違い】** ●《名・形動》〔二つの物の差が〕比べものにならないほどちがうようす。格段の差があること。「―の強さだ」参考俗に「だんち」とも言う。●二つの物の高さがちがうこと。「―の棚」―へいこうぼう【一平行棒】女子体操競技種目の一つ。高さのちがう二本の平行棒の上で回転・倒立・振り上げなどの演技を行う。 **だん・ちゃ【「磚茶】** 緑茶・紅茶などの粉を蒸して、板状にかためたもの。けずって煮出してのむ。磚茶{せんちゃ}。参考モンゴル・シベリア方面の遊牧民に常用される。 **だん・ちゃく【弾着】** 発射した弾丸が(目標に)届くこと。また、弾丸の届く位置。 **たん・ちょ【端緒】** 《「たんしょ」の慣用読み)→たんしょ(端緒)。 **たん・ちょう【丹頂】** ツル科の鳥。羽毛は純白で、頭頂は赤く、首と風切り羽の先が黒い。シベリア地方で繁殖する。日本では北海道の釧路・根室地方にすむ。特別天然記念物。丹頂づる。 **たん・ちょう【単調】** 《名・形動》単純で変化にとぼしいこと。「―な生活」類語平板。 **たん・ちょう【探鳥】** 〔文]野外で野鳥をさがし、その生態を観察すること。バードウオッチング。「一会」 **たん・ちょう【短調】** 短音階で作られている楽曲の調子。暗くしずんだ気分の表現に適する。対長調。 **だん・ちょう【団長】** 団体を統率する入。団体の長。 **たんまり**《副》《「ーと」の形も)〔俗〕〔もうけ・楽しみなどが〕十分なようす。たくさん。「金を―もうける」「土産を―いただく」類語しこたま。 **だんまり【『黙り】** (「だまり」の撥音便)●だまっている・こと(人)。無言。「―戦術」[コロ]「―をきめこむ」●歌舞伎の演出の一つで、ふたり以上の登場人物が無言のまま暗やみの中で手さぐりでさがし合うしぐさを様式化したもの。また、その場面。暗闘。 **たん‐み【淡味】** 〔文]あっさりした味わい・趣味。 **たん‐めい【短命】** 《名・形動》寿命が短いこと。〔長続きしないことにもたとえる〕「―内閣」対長命。 **タンメン【湯麺】** 中華そばの一つ。塩味のスープに麺と、いためた野菜を入れたもの。▽中国 tang-mian **だん‐めん【断面】** ●物の切り口の面。裁断面。●ある視点から物事を(ありのままに)見たとき、そこに現れたありさま。「社会の―をえがいた小説」ーず【―図】〔内部の状態を示すために〕ある物を垂直に切断したと仮定して、その断面を表した図。「地質―」 **たん・もう【短毛】** 動物の短い毛。「一種」因長毛。 **たん・もの【反物】** ●一反ずつになっている、和服用の布。参考「一反{いったん}・・・」また、二反を一単位として「一匹{いっぴき}・・・」と数える。●呉服。 **たん・やく【弾薬】** 弾丸とそれを発射するための火薬。 **だん・ゆう【男優】** 男性の俳優。因女優。 **たん‐よう【単葉】** ●一枚の葉片でできている葉。●航空機で、主翼が一枚であること。また、その航空機。「一機」②複葉。 **たん・らく【短絡】** 《名・自他サ》●電気回路のショート。●物事を・正常な(論理的な)筋道をたどらず、簡略なやり方で結びつけること。「―を戒める」―てき【一的】《形動》深く考えることなく、物事を単純に結びつけるようす。「―な考え方」 **だん・らく【段落】** ●長い文章中の内容上の切れ目。●物事のくぎり。「―をつける」 **だんらん【団、欒】** 《名・自サ》《集まって輪になってすわる意から)親しい人たちが集まって、なごやかに話したり遊んだりすること。まどい。和楽。「一家―」 **たん・り【単利】** 元金に対してだけつく利息。因複利。―ほう【―法】利息計算で、前期間の利息を元金にくり込まないで、元金に対してだけ利息を計算する方法。时複利法。 **たんてい【探偵】** ●《名・他サ》こっそりさぐり調べること。「科学的に―する」●犯罪事件の有無、特定した人の行動などをひそかに調べる・人(職業)。 **たんてい【端艇・短艇】** 〔文〕小舟。ボート。 **だん‐てい【断定】** 《名・他サ》●「・・・は・・・である」というように、はっきりと判断を下すこと。また、その判断。「事故と―する」類語決定。●〔語学]文法で、ある事物に対して、それが何であるか、あるいは、どんな性質であるかを示すこと。断定の助動詞といわれる文語の「なり」「たり」、口語の「だ」「です」をつけた形で表される。指定。 **ダンディー**《名・形動》〔男性が〕おしゃれで、ふるまいなどが洗練されている・こと(男性)。だて者。「―な人」▷dandy **たん‐てき【端的】** 《形動》●わかりやすく、はっきりしているようす。「彼の性格がーに表れた絵」●〔表現などが〕てっとりばやいようす。「―に言えば愚作だ」注意「単的」は誤り。 **たん・でき【耽溺】** 《名・自サ》〔文〕ふけりおぼれること。特に、酒や色事などにふけりおぼれること。「酒色にーする」類語惑溺{わくでき}。 **たん・てつ【鍛鉄】** ●鉄をきたえること。また、きたえた鉄。錬鉄{れんてつ}。 **たんでん【丹田】** 〔文〕へその下のあたり。心身の力を集めて気力を充実させる所とされる。四字「臍下{せいか}―」 **たんでん【炭田】** 石炭の地層が多く、石炭の採掘が行われている地域。 **たんと**《副》〔俗〕たくさん。どっさり。「―めしあがれ」 **だんと【「檀徒】** 檀家の人々。 **たん・とう【担当】** 《名・他サ》〔仕事などを〕割り当てられて受けもつこと。「―者」「―地区」「ボーカルをーする」類語担任。 **たん・とう【短刀】** 短い刀。九寸五分。どす。類語小刀。短剣。 **だんとう【弾頭】** 砲弾の頭部の、爆発する部分。 **だん・とう【断頭】** 〔文〕首を切り落とすこと。―だい【一台】死刑執行のとき、罪人の首を切り落とすための台。ギロチン。首切り台。「―の露と消える」 **だん・とう【暖冬】** 例年よりもあたたかな冬。 **だん・どう【弾道】** 発射された弾丸が空中を飛ぶときの道筋。また、それがえがく曲線。―ミサイル 発射直後はロケットによる推力で上昇し、そのあとは重力による弾道軌道をえがいて飛ぶミサイル。弾道弾。 **たんとう・ちょくにゅう【単刀直入】** 《名・形動》《ひとりで刀をふるって敵地に切りこむ意から)前置きや遠回しの言い方をせず、いきなり本題にはいること。「―に質問する」注意「短刀直入」は誤り。 **たん・どく【丹毒】** 連鎖状球菌が傷口からはいって起こる、急性の化膿症。ふるえや寒気とともに高熱を発する。患部が赤くはれ、激痛を伴う。 **たん・どく【単独】** ●〔物事を行うとき〕ただひとりであること。「―行動」類語単身。团共同。●〔他と関係をもたずに」ただ一つであること。「―首位」類語単一。―せい【一性】一つだけで他にないという性質。ただ一人、または、ただ一つの存在であること。 **たん・どく【耽読】** 《名・他サ》書物を夢中で読みふけること。「古典をする」 **だん・トツ【断トツ】** (「断然トップ」の略)〔俗)他を大きく引きはなしていること。「―の一位」 **だん・どり【段取り】** 物事を行うときの順序・方法。また、それを決めること。[コロ]「旅行のーをつける」「仕事のーが悪い」類語手順。手はず。 **だんな【旦那・檀那】** ●寺に財物を寄進する信者。施主{せしゅ}。檀家。〔僧の立場から言う参考梵語dāna の音訳。●〈「―様」の形で〉〔商家などの〕男主人。〔雇い人が主人を呼ぶ語〕●自分の夫を呼ぶ語。●他人の夫をさす語。『お隣の―」●商人が男性の客を呼ぶ語。「―、お安くしますよ」●〔俗〕目上の男性などをさす語。「警察の―がこられた」―げい【旦那芸】商家のだんななどがなぐさみに覚えた芸事。類語殿様芸。―でら【「檀那寺】自分が信者として属し、墓のある寺。菩提寺。 <916> **たん・なる【単なる】** 《連体》それだけで他に余計なものをふくまないようす。ただの。「彼とは―友人です」 **たん・に【単に】** 《副》《多く下に「だけ」「のみ」「ばかり」などを伴って)限定する範囲を強めることば。ただ。ただに。「―生活費をかせぐだけの仕事」 **たん・にん【担任】** 《名・他サ》●〔ある仕事を〕任務として受け持つ・こと(人)。受け持ち。類語担当。●学校の教員が学級や教科を受け持つ・こと(人)。 **タンニン** 五倍子{ふし}・没食子{ぼっしょくし}など、多くの植物からとれる物質の総称。媒染剤や皮をなめすときなどに用いる。タンニン酸。▽tannin **だん・ねつ【断熱】** 《名・自サ》熱の伝導を断つこと。熱が伝わらないようにすること。「一材」 **たん・ねん【丹念】** 《形動》細部まで注意深く丁寧にするようす。心をこめて念入りにするようす。「―にみがく」「―に教える」類語入念。丁寧。 **だん・ねん【断念】** 《名・他サ》〔希望したことなどを〕きっぱりとあきらめること。「旅行を―する」 **たん・ねんど【単年度】** 一つの年度。 **たん・のう【胆囊】** 肝臓から分泌される胆汁をたくわえる袋状の内臓。 **たん・のう【堪能】** 《名・形動》《「堪能」の慣用読み)●ある技芸・学芸などにすぐれているようす。熟達しているようす。「英語に―な人」類語達者。■《名・自他サ》《「足んぬ」のなまり)十分満足すること。「本場の中国料理を―した」表記「堪能」は当て字。 **たんば【丹波】** 旧国名の一つ。今の京都府の一部と兵庫県の一部。丹州{たんしゅう}。 **たんぱ【短波】** 波長一〇~一〇〇㍍、周波数三〇~三メガヘルツの電波。船舶・航空機の通信やアマチュア無線などに使う。略語HF。团中波・長波。 **たん・はい【炭肺】** →たんぱい(炭肺)。 **たん・ばい【探梅】** 《名・自サ》〔文〕梅の花を観賞して歩くこと。観梅。 **たん・ばい【炭肺】** 炭素の粉を吸収するために起こる慢性の呼吸器病。たんはい。 **たんぱく【淡泊】** 《名・形動》〔味・色などが〕あっさりしていること。「―な味を好む」団濃厚。●物事にこだわらず、さっぱりしていること。「金銭に―な人」類語淡々。恬淡{てんたん}。表記俗に「淡白」とも書く。 **だんぱく【蛋白】** ●卵のしろみ。●「たんぱく質」の略。また、たんぱく質成分。「尿に―が出る」―しつ【―質】動植物の体を構成する高分子有機化合物の総称。重要な栄養素の一つ。―せき【一石】オパール。 **だん・ばしご【段、梯子】** 幅の広い板をつけて階段のように作ったはしご。 **たんぱつ【単発】** ●航空機で、エンジン(発動機)が・一つ(一対)ついていること。また、その航空機。「―機」因双発。●一発ずつ発射すること。「一銃」団連発。●連続せず、一回だけの放送で終わる・こと(番組)。「ードラマ」 **だん・ぱつ【断髪】** ●《名・自サ》長い髪を短く切ること。●女性の髪形の一種。髪を短く切った形。 **タンバリン** →タンブリン。▽tambourine **だんぱん【談判】** 《名・他サ》紛争や事件のしまつをつけるため、互いに話し合うこと。「―が決裂する」 **たんび** (「たび」の撥音便)〔俗〕度。 **たん・び【嘆美・歎美】** 《名・他サ》〔文]感心または、感動してほめること。「景観を―する」類語嘆賞。 **たん‐び【耽美】** 〔文〕美を最高のものと考え、ひたすら美的なものにふけること。唯美{ゆいび}。「――主義者」「―派」 **だん・ぴ【断碑】** 〔文〕こわれて折れた石碑。 **たんぴょう【短評】** 短い批評。寸評。 **だん・びら【段平】** 〔俗〕幅の広い刀。また単に、刀。「―をふり回す」 **たん‐ぴん【単品】** ●一種類の製品。●セットになっている商品のうちの一つ。「―では売らない」 **ダンピング** 《名・他サ》●〔経〕他国の市場に法外な安値で商品を売ること。不当廉売。ソーシャルダンピング。●〔一般に〕投げ売り。「車のー」▷dumping **たん・ぷ【反歩・『段歩】** 《名・助数》反を単位として田畑の広さを数える語。「四―の畑」 **タンブール** ●たいこ。●ししゅうに使う円形のわく。▽tambour **ダンプ・カー** 〔砂利・砂・土などの運搬用の〕荷台をかたむけて積み荷をおろす装置のある、大型のトラック。ダンプ。参考 dump と car からの和製語。 **たん・ぷく【単複】** ●〔語学などで〕単数と複数。「―同形」●〔テニスや卓球などで〕シングルスとダブルスの試合。 **だん・ぶくろ【段袋・『駄袋】** ●布製の大きな袋。●明治期に、兵士が着用した幅広のズボン。 **タンブラー** 底の平らな比較的大型のガラスのコップ。▷tumbler **タンブリン** 円形のわくの片面に革を張り周囲に鈴をつけた打楽器。たたいたりふったりして演奏する。タンバリン。▽tambourine **タンブリング** ●大勢の人が、手をつないだり、肩に乗ったりしていろいろな形を作る体操遊戯。●床上またはマット上で連続的に行う回転運動。▷tumbling **たん・ぶん【単文】** 〔語学〕一つの文で、主語と述語の関係がただ一回だけ成りたつもの。「富士山が見える」「犬がワンワンと鳴いた」など。対複文・重文。 **たんぶん【短文】** 短い文・文章。因長文。 **たんぺい【短兵】** 〔文〕弓矢などに対して、刀剣などの短い兵器。―きゅう【急】《形動》〔文〕●短い刀剣などをとって急に攻撃するようす。●ひどく急なようす。だしぬけ。「―な要求」注意「単兵急」は誤り。 **だん・ぺい【談柄】** はなしの種。〔古風なことば〕 **たん・べつ【反別・『段別】** ●田畑を一反ごとに分けること。●町・反{たん}・畝{せ}・歩{ぶ}などの単位で表す、田畑の面積。 **ダン・ベル** 「啞鈴{あれい}」に同じ。▽dumbbell **たんべん【単弁・単、瓣】** 一重の花弁。「一花」囲重弁。 **たん・ぺん【短編・短篇】** 小説・詩・映画などで、短い作品。特に、短編小説。小編。团中編・長編。 **だん・ぺん【断片】** 本来はまとまっていた物の、きれぎれになった一部分。きれはし。「記憶の―」―か【―化】《名・自他サ》〔まとまったものが〕きれぎれになること。また、そのようにすること。「記憶のー」―てき【一的】《形動》きれぎれでまとまっていないようす。「―にしか覚えていない」 **だんぺん【断編・断・篇】** 〔文〕〔まとまりのある〕文章のきれぎれになった一部分。 <917> 章のきれぎれになった一部分。類語断簡。 **たんぼ【田、圃】**田。田地{でんち}。田園{でんえん}。―みち【一道】田圃の中を通っている小道。 **たんぽ**綿を丸めて布・革で包んだもの。けいこ用のやりの先や、石碑の拓本をとるときの墨つけなどに使う。 **たんぽ【担保】**●〔法〕債務者が債務を果たさない場合、債権者の損害を補うために提供するもの。1日「家を―に入れて借金する」●抵当。かた。 **たんぽ【『湯『婆】**「ゆたんぽ」に同じ。 **たん・ぼう【探訪】**《名・他サ》〔報道関係者が〕世間に知られていない社会の実態や事件の真相を実地にたずね調べること。「ヒマラヤの奥地を―する」「―記事」 **だん・ぼう【暖房”煖房】**《名・他サ》室内をあたためる・こと(装置)。「――のきいた部屋」因冷房。 **だん・ボール【段ボール】**波形にしたボール紙の片面または両面に平らなボール紙をはりあわせたもの。いろいろな物の外箱などに使う。 **たんぽぽ【蒲公『英】**キク科の多年草。春先に茎をのばし先に黄色または白色の花をつける。種子には毛がついていて、風で飛び散る。 **タンポン**●脱脂綿やガーゼに薬をしみこませたもの。綿球。●内装式生理用品で、タンポン①に似せて作ったもの。▽ Tampon **たん・ほんい【単本位】**金または銀のどちらか一つを本位貨幣とすること。単本位制度。因複本位。 **たんま**〔幼児語〕一時的に遊びの中断を宣言することば。タイム。 **だん・まく【弾幕】**多数の弾丸を同時に連続的に発射して、幕をはったような状態にすること。「―を張る」 **だん・まく【段幕】**紅と白、黒と白などの布を、横に交互につないでぬい合わせた幕。 **たん・まつ【端末】**●はし。すえ。●電気回路における電流の出入り口。●コンピューターで、入出力装置を取り付ける部分。―き 【機】 コンピューターで、中央処理装置にふくまれない、入出力機器の総称。端末機器。端末装置。 **だん・まつま【断末魔・断末摩】**死にぎわの苦しみ。また、死にぎわ。「―の叫び」 **たんまり**《副》《「ーと」の形も)〔俗〕 〔もうけ・楽しみなどが〕十分なようす。たくさん。「金を―もうける」「土産を―いただく」類語しこたま。 **だんまり【『黙り】**(「だまり」の撥音便)●だまっている・こと(人)。無言。「―戦術」[コロ]「―をきめこむ」●歌舞伎の演出の一つで、ふたり以上の登場人物が無言のまま暗やみの中で手さぐりでさがし合うしぐさを様式化したもの。また、その場面。暗闘。 **たん‐み【淡味】**〔文]あっさりした味わい・趣味。 **たん‐めい【短命】**《名・形動》寿命が短いこと。〔長続きしないことにもたとえる〕「―内閣」対長命。か剂 **タンメン【湯麺】**中華そばの一つ。塩味のスープに麺と、いためた野菜を入れたもの。▽中国 tang-mian **だん‐めん【断面】**●物の切り口の面。裁断面。●ある視点から物事を(ありのままに)見たとき、そこに現れたありさま。「社会の―をえがいた小説」ーず【―図】〔内部の状態を示すために〕ある物を垂直に切断したと仮定して、その断面を表した図。「地質―」 **たん・もう【短毛】**動物の短い毛。「一種」因長毛。 **たん・もの【反物】**●一反ずつになっている、和服用の『参考「一反怂・・・」また、二反を一単位として「一匹・・・」と数える。●呉服{ごふく}。 **だん・ゆう【男優】**男性の俳優。因女優。 **たん‐よう【単葉】**●一枚の葉片でできている葉。●航空機で、主翼が一枚であること。また、その航空機。「一機」②複葉。 **たん・らく【短絡】**《名・自他サ》●電気回路のショート。●物事を・正常な(論理的な) 筋道をたどらず、簡略なやり方で結びつけること。「―を戒める」―てき【一的】《形動》深く考えることなく、物事を単純に結びつけるようす。「―な考え方」 **だん・らく【段落】**●長い文章中の内容上の切れ目。●物事のくぎり。「―をつける」 **だんらん【団、欒】**《名・自サ》《集まって輪になってすわる意から)親しい人たちが集まって、なごやかに話したり遊んだりすること。まどい。和楽。「一家―」 **たん・り【単利】**元金に対してだけつく利息。因複利。―ほう【―法】利息計算で、前期間の利息を元金にくり込まないで、元金に対してだけ利息を計算する方法。时複利法。 **たん・りゃく【胆略】**〔文〕大胆で知略のあること。 **だん・りゅう【暖流】**〔地〕赤道付近から温帯に向かって流れる、あたたかい海流。黒潮など。因寒流。 **たん・りょ【短慮】**《名・形動》〔文〕●考えが浅いこと。あさはかな考え。四字「無謀———」類語浅慮。短見。●気が短く怒りやすいこと。「―を起こす」類語短気。 **たん・りょく【胆力】**ものに動じない気力。きもったま。「―に欠ける」類語度胸。 **だん・りょく【弾力】**●弾性体が外から加わった力に抵抗してもとの状態にかえろうとする力。また、はずむ力。●状況に応じて自由に適応できる力。「――的な運用」―せい【一性】●物体の、弾力に富む性質。弾性。●その状況に応じて変化・適応できる性質。融通性。「―のある考え方」 **だんりん【談林・檀林】**●寺の学問所。また、寺院。●「談林風」の略。―ふう【一風】江戸時代前期に西山宗因が興した俳諧の一派。また、その俳風。貞門{ていもん}の古風に対し、奇抜な趣向、自由な表現を重んじた。宗因風。談林派。 **たん・れい【淡麗】**《名・形動》日本酒やビールなどの味がすっきりして、のどごしがよいようす。「―な吟醸酒」 **だん‐やく【弾薬】**弾丸とそれを発射するための火薬{かやく}。 **たん・れい【端麗】**《名・形動》きちんと整って、美しいようす。「―な姿」四字「容姿―」類語端正。 **だん・れつ【断裂】**《名・自サ》強い力を受けて、さけること。「筋肉がーする」 **たん・れん【鍛練・鍛鍊】**《名・他サ》《生糸・金属をねりきたえる意から) 心身をきたえたり技をみがいたりすること。「心身の―を積む」類語練磨。修行。修練。 **だん‐ろ【暖炉・煖炉】**火をたいて室内を暖かくする道具・設備。ペチカ・ストーブなど。 **だん‐ろん【談論】**《名・他サ》〔文〕話をし、議論をすること。 **だんろんふうはつ【談論風発】**《名・自サ》〔文〕話し合いや議論が盛んに行われること。 **だんわ【談話】**●《名・自サ》〔うちとけて〕話すこと。・その話。「―室」●ある事柄について、公式の場所以外で示した公的な意見。「炉辺―」「首相の―」 <918> **ち【池】**《接尾》「人工のいけ」の意。「貯水―」 **ち【乳】**〔文〕ちち。乳汁。●[文]乳房。乳首。●つり鐘の表面にある、いぼ状の突起。●羽織・旗などの、ひもなどを通す小さな輪。 **ち【知;智】**物事を(論理的に)理解し判断する精神の働き。知恵。句「―に働けば角が立つく夏目漱石・草枕〉」对情・意。 **ち【地】**●天に対する位置にあり、天におおわれ、土や岩石などで形成されている所。大地。●土。土壌。「死んでーに帰る」●地面。地べた。類語土地。对天。●陸地。陸上。「一対空ミサイル」●特定の土地・場所・地方。「未開の―」句「―の利を得る」●所有している土地。領土。「隣家と―を接する」●地を支配する神。句「天知る―知る」◎書物・荷物などで上部と下部を区分するときの、下の部分。四字「天一無用」团天。●評点や、書物の内容の分類などで天・地・人の三段階に分けたときの、第二。团天・人。――に落・ちる《句》●地上に落ちる。●盛んであったものがまったくおとろえてすたれる。「信用が―・ちる」――に塗{まみ}・れる《句》敗北または失敗して立ち上がれなくなる。「一敗一・れる」】森守いた―を掃・う《句》〔ほうきではき清めたように〕すっかりなくなる。「―ようにいなくなる」 **ち【治】**〔文〕●世の中がよくおさまっていること。団乱。●政治。「徳川三百年のー」―に居て乱を忘れ・ず《句》太平の世にあっても、戦乱のときを忘れずに、武芸や軍備をおこたらない。平和なときも、常に非常時に備える。 **ち【痴癡】**〔文〕おろか。「その―なること赤児の如し〈森鷗外・舞姫〉」表記「癡」は、旧字体。 **ち【茅】**〔古〕「ちがや」に同じ。しみ **ち【血】**●血液。〔「血液」よりも一般的な言い方] 類語血潮。血糊{ちのり}。●〔子が親の血を受けつぐということから〕血統。血筋。[コロ]「ーが絶える」●きわだって現れ出たときの、人間的な感情のたとえ。10「青春のーが燃える」●漢字の部首「血」の称。―が通・う《句》人間味がこもる。温かみを持つ。「―・った福祉行政を望む」―が騒・ぐ《句》興奮してじっとしていられなくなる。――が繋がる《句》血縁関係にある。寒―が滲むよう《句》「血の出るよう」に同じ。―が上・る《句》のぼせる。興奮する。かっとなる。―が沸・く《句》感情がたかぶる。意気が盛り上がる。――で血を洗・う《句》●仲間どうしが互いにむごい争いをする。●殺傷に対して殺傷で報いる。●悪事を処理しようとして、さらに悪事を重ねる。―と汗《句》非常な努力や忍耐のたとえ。「―の結晶」――に飢・える《句》手あたりしだいに殺傷したくてたまらないことのたとえ。血に渇する。―の出るよう《句》ひどく苦しい思いをすることのたとえ。血がにじむよう。「―な努力をして難関を突破する」――は水よりも濃・い《句》〔親子・兄弟など〕血筋を引いた間柄は、他人に対するよりも親密であることのたとえ。――も涙も無・い《句》冷酷で人情がまるでない。―湧き肉躍・る《句》勇ましくて興奮させられる。「―・る大冒険」―を受・ける《句》血筋をひく。その血統に属している。表記「―を享ける」「―を承ける」とも書く。―を啜る《句》心から誓うことのたとえ。語源昔、中国で誓いを立てるとき、いけにえを殺してその血をすすったことから。―を吐く思い《句》ひどくつらく苦しい思い。「―で諦める」―を引・く《句》血筋を引き継ぐ。また、風貌や性格、気質も引き継ぐ。―を・見る《句》争いなどで死傷者が出ること。―を分・ける《句》実の親子・兄弟など血縁関係の間柄である。「―・けた子にそむかれる」形体き会に **ち-あい【血合い】**引。カツオ・マグロなどの背と腹の境目に見られる、魚肉の黒ずんだ部分。 **チアノーゼ**血液中の酸素不足によって、皮膚・粘膜が青黒く見える状態。心臓病・薬物中毒のときなどに見られる。▽ Zyanose **チア・リーダー**そろいの服でダンスやアクロバットのような演技をする応援団員。▽cheer leader **ち・あん【治安】**国家・社会が秩序を保ち、平穏であること。[コロ]「ーが乱れる」】 **ちい【地位】**〔あるものの中でしめる〕役割上の位置。「高い―につく」「重要なーにある」類語身分。立場。座。 > 類義語の使い分け 「地位・身分」 **[地位・身分]**地位(身分)の高い人なので敬意をはらう/自分の地位(身分)をわきまえて行動する **[地位]**責任ある地位につく/社会的地位を失う **[身分]**私と彼とではまるで身分が違う/身分証明書 **ちい【地異】**〔文〕地上に起こる自然の異変。地震・津波・噴火・大水など。地変。四字「天変―」団天変。 **ちいき【地域】**他と区別される、一定の限られた土地の範囲。区画された土地。類語地区。地帯。―しゃかい【一社会】一定の土地の範囲に成立し、利害を共通にする生活共同体。村・町・都市など。 **ちいく【知育】**知能を高め、知識量をふやすことをめざす教育。因徳育・体育。【一画】 **チーク**クマツヅラ科の落葉高木。東南アジア原産。材質は堅くて軽い。家具など用途が広い。▽teak **チーク・ダンス**〔男女が〕体を寄せ合い、ほおをすり寄せて踊るダンス。▽cheek(=ほお)と dance からの和製語。 **ちいさい【小さい】**誌《形》●物の面積・体積が他よりわずかである。「―・い家」●数量や程度が他よりわずかである。「被害が―・い」●声・音が遠くまで届かない。「―・い声」●年齢がすくない。年少である。「―・いころの思い出」●金銭の単位がある基準より下である。「千円札を―・くする」規模などが他よりおとる。大きさがおとり、取り立てて言うほどのこともない。「―・い会社」●度量などがせまい。[コロ]「気が―・い」①~⑦大きい。図ちひさ・し《ク》。 **ちいさな【小さな】**後《連体》〔そのものが〕小さい。「一家」団大きな。 <919> **チーズ** 動物の乳汁(おもに牛乳)を固まらせ、微生物の作用で熟成させた食品。たんぱく質・脂肪・ビタミンが豊富で栄養価が高い。乾酪究。「ーケーキ」ーケーキ」▽cheese▽cheese **チータ** ネコ科の動物。体は淡黄色で、黒い斑点磯がある。短い距離を走るのが速い。チーター。▽cheetah **チーフ** 主任。長。首席。「―マネージャー」[類語]キャッchief **チープ**《名・形動》安いこと。安っぽいこと。▽cheapーガバメント〔政]政府の役割を国防・司法などに限定し、経済への介入をやめて財政負担をできるだけ少なくすることを理想とする国家観。▽cheap gov-1ernment -レーバー 低賃金の労働力。▽cheap labour **チーム** 同じ仕事・競技を行う一団(の人々)。ティーム。「ーを組む」▽team ープレー 団体競技で、チーム全体が協力し合って行うプレー。転じて、周囲との連係を重視した行動。「――に徹する」[因]個人プレー。▷team play -ワーク チームの連帯・団結。「―を乱す」▽teamwork **ちい‐るい【地衣類】** 菌類と藻類とが共生している生物。地上・岩石・樹皮などの表面に生育する。イワタケ・ウメノキゴケなど。それに **ちいん【知音】** 〔文〕●互いに信じ合っている友人。親友。[参考]自分の琴の音をよく知り理解してくれた親友がいたという中国の故事から。■断琴の交わり。●知り合い。知人。[同]②知己。J1室list **ちえ【千重】**[文]たくさん重なること。「―の波」 **ちえ【知恵・智恵智慧】** ◎[仏]煩悩を去り、真理をとらえ、悟りをひらく精神の力。六波羅蜜の第六。[表記]もと、もっぱら「智慧」と書いた。●道理・善悪などをよく判断し、物事をじょうずに処理する頭の働き。[コロ]「ーが回る」[コロ]「一を貸す」コ「―を絞る」[コロ]「―を借りる」[類語]知能。―しゃ【一者】知恵のすぐれた人。知恵のよく働く人。「彼はなかなかの―だ」―づ・く【一付く】《自五》幼い子供が、成長するにつれて知恵が備わる。―ねつ【一熱】離乳期の幼児にみられる、一時的な原因不明の発熱。歯牙熱。―の・わ【ーの輪】金属製のいろいろな形の輪を、つなぎ合わせたりはずしたりして遊ぶおもちゃ。―ば【――歯】「第三大臼歯がい」の俗称。成人して最後に生える奥歯。知歯。親知らず。ーぶくろ【一袋】●ありったけの知恵。「―をたしぼる」●〔仲間の中で〕いちばん知恵のある人。知恵者。[類語]②知囊ちの。―まけ【一負け】《名・自サ》知恵があるため、いろいろと考えすぎて、かえって失敗すること。 >―を付・ける 《句》〔どうしてよいか分からない人に〕いろいろな工夫やたくらみを教える。され天さ。さてされた **チェア** 〔一人用の背のある〕いす。「ロッキングー」「アームー」「デッキー」▷chair ーパーソン議長。座長。[参考]「チェアマン」とも言う。最近は性差のない「チェアパーソン」と呼ぶことが多い。▽chairperson **チェーン** くさり。特に、自動車の車輪に巻いて、雪道走行時などのスリップを防ぐくさり。●劇場・商店・ホテルなど、資本が同一の系統のもの。連鎖経営。▽chain ーストア 共同大量仕入れ・共同広告・共同設備による小売店の集団。連鎖店。▽chain store ーソー チェーン状の歯の電動式のこぎり。チェンソー。▽chain saw ーブロック 滑車に歯車を組み合わせてくさりをかけ、くさりを手で引いて重量物をつり上げる装置。▽chain block **ちえき・けん【地役権】** 〔法〕自分の土地の便益のために、他人の土地を支配する権利。隣地を通行したり、隣地を通って水を引いたりする類。元首・が交 **ちえん【地縁】** (人が)同じ地域内に住むことによって生じる社会的な関係。「―社会」 **ちぇすと**《感》意を決したとき、また、詩吟・演説などで聴衆が感激したときに発する語。ちぇすとー。[参考]鹿児島地方の方言なん」介《教 **チェス** 縦横それぞれ八ますに区画した盤上で、当事人学校芸とする。交べさせる。●各一六個の駒にを交互に動かして、相手のキングをつむゲーム。西洋将棋。「―を指さす」▷chess **チェッカー**●縦横八ますに区画した市松模様の盤上で、白・黒おのおの一二個の駒を使い、相手の駒を取りつくすか動けなくさせるゲーム。西洋碁。●格子にっじま。市松模様。▽checkers checker -フラッグ 自動車レースで、発進やゴールの合図としてふる白と黒の市松模様の旗。チェッカー。▽check-ered flag **チェック** ●小切手。「ギフトー」「トラベラーズー」[洋服地の〕格子にぅじま。碁盤じま。「―のスカート」《名・他サ》〔あるものの勢いを〕阻止すること。「アイスホッケーのボディー」《名・仙女》照合のしるしとして「V」などをつけること。また、そのしるし。名・他サ》(事前に)よく調べること。点検。「エンジンの調子をーする」▽checkーアウト名・自サ》ホテルななどのフロントで、勘定を済ませてそこを引きはらうこと。[対]チェックイン。●金銭を支払って出る出口。「スーパーマーケットのー」▽checkout ーイン《名・自サ》●ゴホテルなどのフロントで、宿泊手続きをとること。[対]チェックアウト。●〔空港のカウンターで〕搭乗手続きをとること。checkin ーオフ 労働組合のために、使用者が組合員の賃金から、組合費などを天引きすること。▷checkoff ーポイント●注意すべき点や箇所。「商品選びのー」●ラリー・オリエンテーリングなどの、指定通過地点。checkpoint ーリスト 機械などを整備・点検すべき箇所、または注意すべき検討箇所などを列挙した一覧表。照合表。▽check-list **チェリー** さくらんぼ。また、サクラの木。▽cherry **チェリスト** チェロの演奏者。▽cellist **チェレスタ** 鍵盤楽器の一つ。鍵盤を押すとハンマーが鋼鉄板を打って音を出す。澄んだ明るい音が特徴で、管弦楽で使われる。▽celesta **チェロ** バイオリン属の四弦の擦弦焓楽器で、ダブルベースに次ぐ大きさのもの。きわめて音域が広く、音の表情も豊かで、独奏・室内楽・管弦楽に使う。セロ。▽cello **ち・えん【遅延】**《名・自サ》物事が予定の時間・時刻より長引いたり、おくれたりすること。「工事がーする」[類語]延引。 **ち・うみ【血、膿】** 血がまじっているうみ。 **チェンジ**《名・自他サ》●かわること。また、かえること。交換。「部品を―する」「イメージー」●野球で、攻守が交替すること。●テニス・バレーボール・バスケットボールなどで、攻守やコートを交替すること。チェンジコー- change ーアップ 野球で、変化球の一つ。打者のそばで、沈む球。▽change-up ーオブペース 野球で、投手の投球術の一つ。球速をたくみに変化させて打者のタイミングをはずす。また、スポーツで、スピードの変化をつけること。途中で調子を変え <920> **チェンバロ** 「ハープシコード」に同じ。▽cembalo **ち‐おん【地温】** 地表または地中の温度。 **ち・か【地下】** ●地面の下。土の中。「―二階」類語地中。団地上。●あの世。死後の世界。「―にねむる」●世間の目からかくれて、秘密の行動が行われる場所。「一組織」―がい【一街】地下につくられた商店街。―けい【―茎】地中にある茎。形から、根茎・球茎・鱗茎・塊茎などに分けられる。団地上茎。―しげん【―資源】地面の下にある鉱物資源。石炭・石油・鉱石・地下水など。―しつ【一室】建造物で、地面より下につくった部屋。―すい【―水】地中の土砂・岩石などのすきまや割れ目にたまり流れたりしている水。―てつ【―鉄】《「地下鉄道」の略)地下のトンネルによって通じている鉄道。メトロ。サブウエー。―どう【一道】地面の下にトンネル状につくった通り道。 ――に潜・る《句》秘密に非合法な政治活動や社会運動を行う。 **ち・か【地価】** ●土地の売買価格。●〔法〕課税の標準となる土地の価格で、土地台帳に登録されたもの。 **ち・か【治下】** 〔文〕ある国・政権の支配下にあること。統治下。 **ち・かい【地階】** 〔建物で〕地下につくられた階。 **ちかい【誓い】** ●固く約束すること。また、そのことば。[コロ]「ーを立てる」●神仏に対する約束。願。●[仏]仏の、衆生{しゅじょう}を救おうとする誓願。 **ちか・い【近い】** 《形》●距離・時間のへだたりが少ないようすだ。「家は駅から―・い」「―・い将来」●抽象的にへだたりが小さいようすだ。関係がこい。●血縁関係が密接である。「―・い親戚」●親しい。近しい。「彼とは―・い関係にある」団①②遠い。●〔性質・形状・内容・状態が〕似ているようすだ。「青に―・い色」「満月に―・い月」●数量がそれよりやや少ない程度である。それに満たないがほぼそれくらいである。「一〇〇人に―・い人数」「五〇歳に―・い人」図ちか・し《ク》。 **ちがい【稚貝】** 貝類で、幼生の時期を終え、砂泥や岩石などに定着して間もないもの。 **ちがい【違い】** ちがうこと。また、その程度・差。相違。差異。異同。「二者のーを述べる」「天と地ほどの―がある」 **ちかい‐ごと【誓い言】** 誓いのことば。 **ちがいだな【違い棚】** 二枚の板を上と下とで左右がくいちがうようにつった棚。多く、床の間・書院などのわきに設ける。参考天袋(図)。 **ちがい・な・い【違いない】** 《連語》●〈「・・・に―・い」の形で〉・・・に決まっている。・・・であることは確かである。「あすは雨に―・い」●ほんとうだ。そのとおりだ。「うん、―・い、君の言うとおりだよ」 **ちがい‐ほうけん【治外法権】** ●〔法〕外国の領土内にあって、その国の法律の支配を受けない権利・資格。特に、その国の裁判権に服さない資格。元首・外交使節・軍艦や、駐留する軍隊などがもつ。●規制のおよばない場所。「警察も―の暗黒街」 **ちがい・め【違い目】** ●ちがっているところ。●ななめに交差させて組んだところ。 **ちか・う【誓う】** 《他五》神仏や他人に対して、ある事を固く約束する。また、自分自身で、そうしようと決意する。「神かけて―・う」図《四》。 **ちが・う【違う】** 《自五》●一致しない状態である。異なる。相違する。「意見が―・う」●それとは別の物である。ほかのものである。「―・う人にたのもう」●正しいものと異なる。誤っている。「答えが―・う」●「骨・筋などが〕正常の位置・状態からはずれる。●(動詞の連用形について》交差する。すれちがう。「ツバメが飛び―・う(=飛びかう)」《四》。 **ちが・える【違える】** 《他下一》●違うようにする。「方法を―・える」●誤る。まちがえる。とりちがえる。[コロ]「約束を―・える」●人の間柄をそむかせる。「ふたりの仲を―・える」●交差させる。交わらせる。●[骨・筋などを〕はずす。たがえる。「首の筋を―・える」図ちが・ふ《下二》。 **ち・かく【知覚】** 《名・他サ》感じとること。特に、感覚器官を通じて、外部の事物を認識する働き。―しんけい【一神経】感覚器官で受け入れた刺激を中枢に伝達する神経。感覚神経。 **ち・かく【地核】** 〔地〕地球の中心で、高温・高圧の部分。核。コア。 **ち・かく【地殼】** 〔地〕地球の表層近くのかたい部分。―へんどう【―変動】〔地〕地球内部からの直接の作用によって地殻に起こる各種の運動。地層の褶曲{しゅうきょく}・断層、土地の隆起・沈降など。 **ちかく【近く】** ■《名》近い所。近いあたり。近所。「―の交番」団遠く。■《副》そのうちに。近いうちに。もうじき。ちかぢか。「彼は――結婚するそうだ」 **ちーがく【地学】** ●地球と、地球を形成する物質を研究する学問。地質学・鉱物学・地球物理学・海洋学・気象学などをふくむ。●〔学校教育課程で〕地学に、さらに天文学・古生物学などを加えた分野。 **ちかごろ【近頃】** ■《名》このごろ。最近。近来。〔副詞的にも使う〕「世の中は物騒だ」■《副》《「近ごろになく」の意から)はなはだ。すこぶる。〔古風なことば」「―迷惑な話だ」 **ちかし・い【近しい・『親しい】** 《形》親しい。仲がよい。懇意にしている。「―・い間柄」図ちか・し《シク》。 ―しき中にも礼儀あり《句》→親しき中にも礼儀あり。 **ち・がたな【血刀】** 人などを切って、なまなましい血のついている刀。 **ちかちか**《副・自サ》●(副詞は「―と」の形も)●星や宝石などの光が明滅して光るようす。「―ときらめく」●目が刺激されて断続的に痛むようす。「目がーする」 **ちか・ぢか【近近】** 《副》●ある事が起こるのが、それほど先のことではないようす。近いうちに。近日中。近々。「―転勤する」類語近日。そのうち。●(「―と」の形も)距離的にひどく接近して。ごく近くに。「名画を―と見る」、 **ちか・づき【近付き】** 親しく交際する・こと(間柄)。「おーになる」 **ちか・づ・く【近付く】** 《自五》●〔ある場所に〕近い所へ行く。近くなる。接近する。寄る。「船が岸壁に―・く」対遠ざかる。遠のく。●〔時期・季節・時刻などが〕近くなる。さしせまる。「決算期が―・く」●積極的に親しくなろうとする。交際を求める。「下心をもって―・く」対遠ざかる。遠のく。●[形状・内容などが〕似てくる。「だいぶ本物に―・いた」 <921> る」 **ちかって【誓って】**《副》《神仏に誓いをたてる意から)必ず。きっと。「―約束を守る」 **ちか・ば【近場】**ある所から近い場所。「―ですます」 **ちか・ま【近間】**〔文〕近い所。近所。 **ちか・まわり【近回り】**●《名・自サ》近道を通って行くこと。対遠回り。●近所。近辺。「―の店」 **ちかみち【近道】**●《名・自サ》他よりも目的地に早く行ける、距離の近い道。また、その道を通ること。「駅〈のー」類語抜け道。団遠道。●手間のかからない方法。手っとりばやい手段。早道。「合格への―」 **ちか・め【近め】**《名・形動》〔あるものの位置が〕やや近いこと。「―に投げられたボール」因遠め。ど酢がちんこ **ちか・め【近目・近『眼】**きんし(近視)。因遠目。 **ちーがや【茅茅”萱】**イネ科の多年草。山野に自生する。葉は細長い。春、葉に先立って白い絹毛が密生した花穂を出す。ち。参考この穂を「つばな」という。 **ちか‐よ・せる【近寄せる】**《他下一》●近くに寄せる。近づける。「目を―・せて見る」●〔ある事柄・人物などに〕親しませる。「彼はだれをもー・せない性格だ」 **ちかよ・る【近寄る】**《自五》●近くに寄る。近づく。「危険な場所に―・るな」●ある事柄や人物とかかわりをもつ。親しくなるようにする。「悪い仲間に―・る」 **ちから【力】**●●動物の体内にあって、みずから動いたり、また他の物を動かしたりする作用をするもの。筋肉の緊張と収縮によって現れる。力。「―が強い」「ーを出す」●〔理〕物理学で、静止している物体に運動を起こし、運動している物体の速度や方向を変えようとする作用。重力・引力・斥力など。「―の合成」●他に働きかけ動かそうとする作用。●ある事物に備わっている強い働き。連「ペンのー(=文章の持つ作用)」「生命のー」他を支配し従わせる働き。暴力・腕力・権力など。「―で事を解決する」「―関係」●気力・体力が備わっている状態。元気。精気。[コロ]「―が尽きる」[コロ]「ーがわく」●人の心にせまる強い勢い。迫力。「―のある文章」●他人のためにする働き。骨折り。尽力。[コロ]「ーになる」[コロ]「国のために―をつくす」●役に立つ働き。ききめ。効力。「薬の一」●たよって助けとするもの。たのみ。たより。[コロ]「―をかす」◎物事をなしとげることのできる心身の働き。能力。実力。「実業家としてのーはある」「一不足」●身につけた知識の働き。学力。「語学の―がある」●漢字の部首「力」の称。―がこも・る《句》力が強くそそがれる。「にぎった手に―・る」―が張・る《句》外にあふれ出そうなほど元気や活力が満ちる。「全身に―・る」とい――を入・れる《句》特に熱意をもって努力する。「不得意科目に―・れて勉強する」――を落と・す《句》がっくりする。落胆する。「一人息子に先立たれて―・す」 **ちから・あし【力足】**相撲で、四股{しこ}に。「―をふむ」 **ちから・いし【力石】**力比べや力試しに持ち上げる大きな石。多く神社の境内などに置かれる。 **ちから‐いっぱい【力一杯】**《副》全力をあげるようす。「―働く」類語精一杯。 **ちから・おとし【力落とし】**がっかりして気力がぬけること。〔ふつう、「おー」の形で、おくやみのことばに用いる」「お父さんを亡くされて、さぞおーでしょう「 ודע **ちから‐がみ【力紙】**●大相撲で、土俵にあがる力士が体をふき清めたり、口をぬぐったりするのに使う紙。化粧紙。●力が強くなるようにと、寺の山門の仁王像に、口でかんで丸めてぶつける紙。●〔製本などのとき」とじ目などを補強するためにはりそえる紙。 **ちから‐こぶ【力瘤】**ひじを曲げて力を入れたとき、上膊{じょうはく}いう部にできる筋肉の盛り上がり。一零一――を入・れる《句》物事に力をつくす。力をこめて熱心に行う。「観光に―・れる」 **ちから・しごと【力仕事】**筋力を要する肉体労働。 **ちから・しば【力芝】**イネ科の多年草。北海道南西部から沖縄、東アジアなどに分布し、日当りのよい道端や野原に生える。夏から秋にかけて、茎頂に円柱状の花穂をつける。 **ちからずく【力『尽く】**●ありったけの力を出して事を行うこと。●腕力・権力などを使って、無理に事を運ぶこと。「―で反対運動をねじふせる」表記 現代仮名遣いでは「ちからづく」も許容。 **ちから・ぞえ【力添え】**《名・自サ》力をそえて助けること。助力。援助。「ぜひお―を願います」 **ちからだのみ【力頼み】**力を貸してくれるものとして、たよりに・思う(する)こと。 **ちから‐づ・ける【力付ける】**《他下一》元気になるようにはげます。元気づける。「選手を―・ける」「声援にー・けられる」 **ちから‐づよ・い【力強い】**《形》●たよりにすることができて、心強い感じだ。気強い。「―・い味方」力がこもっている。力があふれている。「―・い足どり」 **ちから・な・い【力無い】**《形》力のこもらないようすだ。気力のないこと。「―・く笑う」「―・く敗れる」 **ちから・ぬけ【力抜け・力『脱け】**《名・自サ》がっかりして気力がなくなること。落胆すること。 **ちから・ぬの【力布】**裁縫で、補強のために当てる布。力ぎれ。 **ちから・まかせ【力任せ】**《形動》加減せず力のあるにまかせて物事を行うようす。「―にバットを振りまわすLD **ちから・まけ【力負け】**《名・自サ》●力を入れすぎて、かえって負けること。●相手より力が数段弱くて、たち打ちできずに負けること。 **ちから・みず【力水】**弘大相撲で、土俵に上がる力士が口にふくんで力をつける水。化粧水。[コロ]「勝ち力士がーをつける(=力水をくんでやる)」 **ちから・もち【力持ち】**力の強い・こと(人)。がしら。 **ちから・わざ【力業】**●強い力をよりどころとするわざ。「―で圧倒する」●体力を必要とする仕事。力仕事。 **ち・かん【弛緩】**《名・自サ》》《「しかん」の慣用読み)[文]ゆるむこと。たるむこと。転じて、だらしなくなること。「風紀のーを強くいましめる」 **ち・かん【痴漢】**●〔文〕おろかな男性。ばか者。●女性にみだらないたずらをしかける男性。 **ち・かん【置換】**《名・他サ》あるものを他のものに置き換えること。「一部の条件を―して考える」 **ち・かんむり【久冠】**漢字の部首「久」の称。ふゆ **ちき**《接尾》〔人の状態を表す語につけて」「・・・な人」の意。「高慢―」「変」 **ち・き【知己】**〔文〕●自分の心や人柄をよく理解している人。親友。「一〇年の―」類語知友。●知り合い。知人。同12知音結い。 <922> **ち・き【稚気に穉気】**〔文]子供っぽいようす・気分。幼げなようす。句「―愛すべし」 **ちくご【筑後】**旧国名の一つ。今の福岡県南部。筑州。 **ちぎ【千木】**神社建築で、屋根のむねの両端にX字形に交差させてつき出させた材。ひぎ。参考鰹木(図)。 **ちぎ【地祇】**〔文〕地の神。国土の神。くにつかみ。团天神。 **ち・ぎ【遅疑】**《名・自サ》〔文]あれこれと疑い迷って、ためらうこと。四字「——逡巡」類語躊躇{ちゅうちょ}。 **ちきゅう【地球】**太陽系に属する三番目の惑星で、われわれ人類が住んでいる天体。衛星として月をもつ。テラ。ーおんだんか【―温暖化】化石燃料の燃焼によって生じる二酸化炭素などの温室効果などによって、地球全体の気温が上昇すること。―ぎ【―儀】地球の模型。球面に海・陸・経緯度線などがかいてある。 **ち・ぎょ【稚魚】**卵からかえって、特徴となる色彩や体形がほぼ完成するころまでの魚。対成魚。 **ち・きょう【地峡】**二つの大きな陸地を結ぶ、幅のせまい陸地。パナマ地峡・スエズ地峡など。 **ち・ぎょう【知行】**近世、幕府や藩から武士に与えられた土地。封土。また、その代わりとして与えられた扶持米{ふちまい}。俸禄{ほうろく}。 **ち・きょうだい【乳兄弟】**血のつながりはないが、同じ人の乳で育った間柄(の人)。 **ちぎょ・の・わざわい【池魚の「殃】**《連語》思いがけない災難にあうことのたとえ。そばづえをくうことのたとえ。参考火事で類焼にあうことの意に使うことが多い。故事の池に投げられた宝珠を得ようと池をさらったため、そこにいた魚が死んだという故事から。〈呂氏春秋・必已〉の城門の火事を消すために池の水を全部使ったため、そこにいた魚が全部死んだという故事から。〈杜弼・檄梁文> **ちぎり【契り】**〔文〕●ちぎること。約束。特に、夫婦としての約束。「二世の―」●[仏]前世からの因縁。宿世{すくせ}ずくの縁。宿縁。●男女・夫婦の交わり。―を交わ・す《句》互いに約束する。特に、夫婦の約束をする。男女の関係を結ぶ。契りを結ぶ。 **ちぎり・え【千切り絵】**ちぎった千代紙などをはり付さけ けてつくった絵。 **ちぎり・き【乳切り木・千切り木】**両端をやや太く、中央を少し細くけずった棒。物をかつぐために使ったが、けんかなどをする時にも用いた。ちぎり。デスで頑 **ちぎ・る【千切る】**■《他五》●指先でこまかく切りはなす。「紙を―・る」●むりやりにもぎとる。ねじきる。「実を枝から―・る」《接尾》その動作を強める意。「ほめ―・る」表記日目とも、ふつうかな書き。出 **ちぎ・る【契る】**《他五》〔文〕●互いに将来のことを約束する。●〔夫婦となる約束として〕男女が愛情をもって交わりをおこなう。文《四》。 **ちぎれ‐ぐも【千切れ雲】**ちぎれたように、はなれてうかんでいる雲。表記ふつう「ちぎれ雲」と書く。 **ちぎれ‐ちぎれ【千切れ千切れ】**《名・形動》こまかくいくつにもちぎれていること。きれぎれ。「雲が―に浮かんでいる」「話し声が―に聞こえてくる」表記ふつうかな書き。改版】当声丁氏当人は **ちぎ・れる【千切れる】**《自下一》●こまかくいくつにもきれる。●〔ある部分が〕もぎ取ったようになる。「着物の袖が―・れる」表記ふつうかな書き。母の介 **チキン**●鶏のひな。●鶏肉。▽chicken ーライス飯に鶏肉ときざんだタマネギなどを入れて油でいため、トマトケチャップなどで味をつけた料理。▽chicken と rice からの和製語。」職入かゆいと **ちぎん【地銀】**「地方銀行」の略。 **ち‐く【地区】**●一定の区切られた土地。土地の区域。「―ごとに代表を決める」●一定の目的により指定された特定の区域。「文教―」類語地带。地域。・ **ち‐く【馳駆】**《名・自サ》〔文〕●馬に乗って走り回ること。●あちこちとかけ回って人のために尽力すること。「―の労をいとわない」 **ち‐ぐ【痴愚】**●[文]ばか。●〔卑称〕「知的障害」を指した語。 **ちく・いち【逐一】**■《副》順を追って一つ一つするようす。一つ一つ詳細に。いちいち。「経過を報告する」■《名》順を追った、一つ一つのくわしいこと。それぞれの詳細。「経歴の―を聞く」注意「遂一」は誤り。 **ちぐう【知遇】**〔文〕人格・才能などを認められて厚く待遇されること。値遇{ちぐう}。[コロ]「社長の―ーを得る」 **ちくおんき【蓄音機】**録音したレコードから音を再生する装置。〔古風な言い方〕 **ちくご【逐語】**解釈・翻訳などで、原文の一語一語を忠実にたどること。逐字。「―訳」 **ちぐさ【千『種】**〔文〕種類の多いこと。いろいろ。くさぐさ。ちくさ。「―の品々」 **ちぐさ【千草】**〔文〕●いろいろの草。たくさんの草。参考秋の季語。●「千草色」の略。 **ちぐさ・いろ【千草色】**緑色を帯びたうすい青色。浅葱色{あさぎいろ}。うすい空色{そらいろ}。ちぐさ。 **ちく‐ざい【蓄財】**《名・自サ》金銭・財産をたくわえること。また、その財産。類語殖産{しょくさん}。貯蓄。 **ちくさつ【畜殺】**肉・皮などをとるため、家畜を殺すこと。参考「屠殺」の新しい言い方。 **ちくさ・もめん【千草〈木綿〉】**千草色に染めた木綿。 **ちくさん【畜産】**家畜を飼育・繁殖させて、肉・乳製品・皮などを生産する産業。「―試験場」 **ちく・し【竹紙】**●中国産の竹の繊維を材料にして作った、きめのあらい書画用の紙。唐紙。●竹の幹の中にあるうすい皮。●うすい鳥の子紙。 **ちく・じ【逐字】**〔文〕「逐語」に同じ。 **ちく・じ【逐次】**《副》順を追って行うようす。順次。「交渉の経過を―説明する」「遂次」は誤り。1―かんこうぶつ【一刊行物】新聞・雑誌・年鑑などのように、同じ標題で号を追って発行される刊行物の総称。電車 **ちく‐じつ【逐日】**《副》〔文〕日を追って進んで行くようす。日がたつにしたがって。「―秋冷相は増し・・・」「―変化」 **ちくしゃ【畜舎】**家畜を飼う小屋。家畜小屋。類語牧舎。 **ちく・しゅう【、筑州】**「筑前{ちくぜん}・筑後{ちくご}の国」の唐風の呼び名。 **ちくしょう【畜生】**《名》●《人に飼われるものの意から)けだもの。また、広く鳥獣虫魚の総称。[コロ]「―にもおとる(=人間とは思えない) 悪徳行為」●(畜生と同様に、人に値しないものの意で》人をののしって言う語。ちきしょう。《感》〔俗]おこったとき、くやしいときなどに発する語。ちきしょう。「―、やまがは <923> **ちく・じょう【築城】** 《名・自サ》城を築くこと。また、陣地を作ること。 **ちく・じょう【逐条】** 〔文〕箇条・条文を一つ一つ順を追って進むこと。「法案を―審議する」 **ちく・せき【蓄積】** 《名・自他サ》たくわえ積んで、しだいに大きくすること。また、たまること。また、そのもの。「資本を―する」「疲労がーして病気になる」 **ちくぜん【「筑前】** 旧国名の一つ。今の福岡県北部。筑州{ちくしゅう}。 **ちく・ぞう【築造】** 《名・他サ》〔ダム・堤防・城などを〕築きつくること。造築。類語構築。造営。 **ちく・ぞう【蓄蔵】** 《名・他サ》〔文〕 〔金銭・財物などを〕たくわえ、しまっておくこと。「一貨幣」 **ちく・ちく**《副》(「―と」の形も)●〔針の先など〕とがったもので続けざまにさすようす。「雑巾をーぬう」●意地悪くいじめるようす。「――責めたてる」●《自サ》とがったものでさされるような痛みを感じるようす。「腹が―痛む」 **ちく・てい【築堤】** 《名・自サ》〔文〕堤防を築くこと。また、築いた堤防。 **ちくてい【築庭】** 《名・自サ》〔文〕庭園を築くこと。造園。 **ちく・でん【蓄電】** 《名・自他サ》電気をたくわえること。ふつう、蓄電器や蓄電池に電気を十分入れること。類語充電。―き【―器】向かい合った二つの導体間に誘電体を入れ、電気をたくわえておく装置。コンデンサー。―ち【―池】電気をたくわえておき、必要に応じて取り出す装置。充電可能で、くり返し使用できる。二次電池。可逆電池。バッテリー。 **ちくでん【逐電】** 《名・自サ》《「稲妻を追うように急ぐ」の意)あっという間ににげ出して姿・ゆくえをくらますこと。ちくてん。類語出奔。失踪。脱走。 **ちく・ねん【逐年】** 《副》〔文〕年を追って程度が進むようす。年とともに。年々。「―変化している」 **ちくのう・しょう【蓄膿症】** 鼻の粘膜に炎症を起こし、うみのたまる病気。鼻づまり・頭痛・臭覚異常が起こり、記憶力が減退する。 **ちく・ば【竹馬】** 〔文〕たけうま。―のとき【―の時】《連語》幼少の時。―の・とも【一の友】《連語》幼いころからの親しい友だち。 **ちく・はく【竹、帛】** 〔文〕●書物。●歴史書。歴史。参考古代中国で、紙のなかったころ、竹や帛(=絹)に文字を記したことから。 ――に名を垂・れる《句》名が書物にのせられ、後世に伝わる。また、功績などによって歴史上に名を残す。 **ちく・ふじん【竹夫人】** 「だきかご」に同じ。 **ちく・べつ【地区別】** 一定の地区ごとに分けること。「一に代表を選ぶ」 **ちく・るい【畜類】** ●家畜。●けだもの。畜生。 **ちく・りょく【畜力】** 車・農具などを引く家畜の力。 **ちく・る**《他五》〔俗〕告げ口する。密告する。 **ちくりん【竹林】** 〔文〕竹やぶ。竹の林。―のしちけん【一の七賢】中国の晋の時代、俗塵をさけ、竹林の中で清談にふけった七人の賢者。儒教の形式主義を無視し、老荘の虚無思想を尊んだという、阮籍・嵇康・山濤・向秀・阮咸・劉伶・王戎の七人をいう。 **ちく・ろく【逐『鹿】** 《名・自サ》〔文〕政権や地位を獲得しようとして争うこと。〔議員選挙で票を争うことなどに言う〕故事帝位を鹿にたとえ、群雄がこれを逐ったという、中国の「史記・淮陰侯伝」の記述から。参考■中原に鹿を逐う。 **ちくわ【竹輪】** かまぼこの一種。すりつぶした魚肉を、串に太くぬりつけて棒状にし、焼いたり蒸したりしてつくる。語源切り口が竹の輪に似ることから。 **ちくわぶ【竹輪、麩】** グルテンに小麦粉などを加え、竹輪形の型に入れて蒸した食品。おでん種などに用いる。 **ち・けい【地形】** 土地の表面の形態。ふつう、地表面の高低・起伏の状態をいう。「―図」 **チケット** 切符。入場券・回数券・乗車券・購入券・預かり券・引換券など。ティケット。▽ticket **ち・けむり【血煙・血、烟】** 人などを切ったときの、ほとばしり出る血を煙に見立てた語。ちけぶり。 **ち・けん【知見智見】** 〔文〕●実際に見て知ること。また、見聞や調査・研究によって得た知識。[コロ]「ーを広める」●識見。見識。●〔仏〕悟り。 **ち・けん【地検】** 「地方検察庁」の略。 **ちけん【治験】** 新しい薬の製造・販売の承認を得るために、人体に対する有効性・安全性を調べる試験。新薬の臨床テスト。「―薬」 **ち‐ご【〈稚児〉】** (「乳子」の意)●ちのみご。幼児。●社寺の祭礼などの行列に、着かざって加わる男女の児童。●男色の相手となる少年。 **ち‐くび【乳首】** ●乳房の先の小さくつき出た部分。うす赤色または褐色。乳頭。ちちくび。●乳首をまねて作った、赤ん坊にくわえさせるゴム製品。 **ち・こう【知行】** 〔文〕知ることと行うこと。知識と行為。四字「一合一」 **ち‐こう【地溝】** ほぼ平行した断層の中間が陥没してできた、せまくくぼんだ土地。諏訪盆地など。「一帯」 **ち・こう【治効】** 治療した効果。「―が現れる」 **ち・こう【遅効】** 【薬や肥料などの」ききめがゆっくり現れること。「一性肥料」囡速効。 **ちこう‐ごういつ【知行合一】** 知と行とは別々のものではなく、真の知は必ず行を伴うものであるということ。中国の明の王陽明が唱えた説。 **ちーこく【治国】** 〔文〕国を治めること。ーへいてんか【一平天下】一国をよく治め、天下を平和にすること。参考中国の四書の一つ、「大学」から。 **ち‐こく【遅刻】** 《名・自サ》決められた時刻におくれること。類語遅参。 **ちこつ【恥骨】** 骨盤を形成している寛骨の一部分で、生殖器のすぐ上に位置する骨。 **チコリ** キク科の多年草。西洋野菜の一つ。葉がちぢれている。菊にがな。チコリー。▽chicory **ちさ【萵苣】** →ちしゃ(萵苣)。 **ちーさい【地裁】** 「地方裁判所」の略。 <924> **ちさん【治山】** 〔文〕 〔災害を防ぐために〕植林・築堤などをして山を整備すること。四字「一治水」因治水。 **ちーさん【治産】** ●〔文〕生計の道を立てること。●自分の財産の管理処分。「禁一」 **ちさん【遅参】** 《名・自サ》決められた時刻、約束の時刻におくれて来ること。〔あらたまった言い方〕類語遅刻。 **ちさん・ちしょう【地産地消】** ある地域で生産された農林水産物を、その地域で消費すること。「――を推進する」 **ちし【知歯”智歯】** 「第三大臼歯」の別称。ちえば。親知らず。一八~二〇歳前後に生える。 **ちし【地誌】** ある地方についての地理的現象を調査・分類して記載し、地域の特性を明らかにした書物。 **ちし【致仕】** 〔文〕●《名・自サ》官職を退くこと。辞職。●「七〇歳」の別称。雷昔、中国の官吏の定年が七〇歳だったことから。 **ち‐し【致死】** ある事が原因で人を死に至らせること。「過失―」ーりつ「―率】ある病気にかかった患者数に対する死亡者数の割合。百分率または千分率で示す。ーりょう【―量】人間や動物を死なせるのに十分な薬物の量。 **ち‐じ【知事】** 都道府県の長。任期は四年で、その地域の住民により公選される。 **ちじく【地軸】** ●地球の自転軸。南極と北極とを結ぶ軸で、公転軌道面に対しておよそ六六・六度の傾きをもつ。●大地をつらぬき、その回転を支えていると想像された軸。 **ち‐しつ【知悉】** 《名・他サ》〔文〕こまかい点までくわしく知っていること。精通。「内部事情を―する」 **ちしつ【地質】** 地球の表層部を構成している各種の地層や岩石の性質・状態。―じだい【一時代】地球の歴史のうち、岩石や地層に残っている化石などの記録によって推測される範囲の時代。生物の進化を基礎として時代区分がなされる。 **ち‐じつ【遅日】** 〔文〕〔特に春の日について〕日の暮れるのがおそく夕べが長く続く日。日なが。参考春の季語。 **ちしま・かいりゅう【千島海流】** 「親潮」に同じ。 **ち・しゃ【知者”智者】** 〔文〕●物事の道理を十分わきまえた人。知恵のすぐれた人。●知識の広い人。 ―は惑わず《句》かしこい人は物事の道理をよく心得ているから、事を行うにあたって迷うことはない。〈論語・子罕篇〉 ―も千慮に一失あり《句》→千慮の一失。 **ち‐しゃ【治者】** 〔文〕●ある国・地方を治める人。統治者。●主権者。 **ちしゃ【「萵苣】** キク科の越年草。葉は食用。変種が多い。ちさ。参考俗に、結球性のものを「レタス」、非結球性のものを「サラダ菜」と呼ぶ。 **ち‐しょう【知将智将】** 〔文〕知恵にすぐれ、はかりごとにたくみな大将。 **ちしお【血潮・血、汐】** 血。また、熱っぽい気持ち。熱情。「若いーがたぎる」類語血。参考体からほとばしり出る血を潮にたとえた語。 **ちしょう【池沼】** 〔文〕池と沼。 **ちしょう【地象】** 地震・地すべりなど、大地に起こる異常現象。因天象。 **ちしき【知識・智識】** ●ある物事についてはっきりと知り、理解した事柄。知っている内容。「予備―」「―を詰め込む」●[仏]善知識。高徳の僧。―かいきゅう【階級】高等教育を受け、知的職業にたずさわっている社会層。知識層。インテリゲンチア。―さんぎょう【―産業】人々の知的欲求にこたえる産業。新聞・通信・出版・印刷・映画・音楽・放送などの産業。ーじん【一人】知識や教養がある人。識者。インテリ。―よく【一欲】知識を得ようという欲望。「―が旺盛な人」 **ち‐じき【地磁気】** 地球自体がもっている磁気。また、それによって生じる磁場。地球磁気。 **ちじょう【地上】** ●土地の上。地面の上。また、地面より上。因地下。●この世。現世。「―の楽園」囡天上。―けい【一茎】地上に出ている茎。団地下茎。―けん【―権】〔法〕他人の土地に建築物や樹木を所有しているために生じる、その土地を使用できる権利。ーデジタルほうそう【ーデジタル放送】地上波を使って映像や音声のデジタル情報を送信する方式のテレビ放送。地デジ。参考日本では、二〇一一年七月二四日に多くの地域で従来のアナログ放送から完全に移行した。―は【一波】地上にある送信所や中継局から送信される電波。また、それを使ったテレビ放送。 **ちじょう【痴情】** 男女間の肉体的な愛情にとらわれ、て理性をなくした気持ち。色情に迷う心。「―のもつれ」 **ち‐じょう・い【知情意】** 人間の持つ、知性と感情と意志の三つの心的要素。 **ちじょく【恥辱】** はじ。はずかしめ。[コロ]「ーを受ける」類語屈辱。 **ちじん【知人】** 知り合い。知己。 **ち‐じん【地神】** 〔文〕地の神。地祇{ちぎ}。団天神。 **ちじん【痴人】** 〔文〕おろかな者。ばかな人。 **ちーず【地図】** 地表の一部または全体の状況を、一定の縮尺と図法により、記号・文字などを用いて平面に表した図。「世界一」 **ち・すい【治水】** 《名・自サ》河川に堤防を築くなどの工事をほどこして水の流れを制御し、氾濫を防いだり運輸・灌漑への便をはかったりすること。また、それに関する行政。団治山。 **ち‐すい・か・ふう‐くう【地水火風空】** 地と水と火と風と空。万物を生成する五つの元素。五大{ごだい}。参考」「地水火風」を四大という。 **ち・すじ【血筋】** ●血液が体内を流れる道筋。●[親・子・孫などの〕血のつながり。血統。また、血縁。[コロ]「ーをひく」 **ち‐せい【知性】** 知覚されたものを整理・統一して新しい認識を生み出す精神の働き。また、知覚・直観・悟性など知的能力の総称。類語知力。―てき【一的】《形動》知性の働きが強く感じられるようす。類語知的。 **ち・せい【治世】** ●よく治まっている世。太平無事の世。「―の能吏乱世の姦雄{かんゆう}」囡乱世。●君主が国を治めること。また、その期間。「ルイ一四世のー」 **ち・せい【地勢】** 土地全体のありさま。土地の高低・起伏や山・川・平野などの形勢。「険しい―」類語地文 **ち・せき【地積】** 〔文〕一区画ごとの、土地の面積。 **ち・せき【地籍】** 〔文〕一区画ごとの、土地の所在・用途や所有関係を登録したもの。土地の戸籍。「―調査」 <925> **ち・せき【治績】** 〔文〕その国をよく治めたという実績。政治上の功績。「――大いにあがる」 **ち・せつ【稚拙】** 《名・形動》子供じみていて、未熟であること。「面白い小説だが、文章は―だ」 **ち‐そ【地租】** 土地を課税物件とする租税。参考日本の国税としての地租は一九五〇年に廃止。 **ち‐そう【地層】** 地表をおおっている堆積岩の層状の重なり。 **ち‐そう【地相】** ●土地のありさま。●土地のようすから判断される吉凶。 **ち・そう【馳走】** ●《名・他サ》《用意のために走りまわる意から)客などに対して、食事を出してあれこれもてなすこと。「―にあずかる」●おいしい料理。参考②とも、現在では「ごー」の形で使う。ごちそう。 **ち‐そく【遅速】** 〔文〕おそいことと速いこと。また、おそいか速いかの程度。「―を競う」 **ちーぞめ【血染め】** 血で赤く染まること。 **チター** 弦楽器の一つ。小型で扁平な共鳴箱に三〇~四〇本の弦が張ってあり、これを指でかき鳴らす。南ドイツ・スイスなどに古くから伝わる。▽Zither **ち・たい【地帯】** ある程度の広がりをもち、ある特徴によって他と区別されるような特徴を持つ地域。ゾーン。「工業」「安全―」「砂漠―」類語地域。地区。 **ちたい【痴態】** 〔文〕ばかげた振る舞いや格好。「―の限りをつくす」 **ちたい【遅滞】** 《名・自サ》〔文〕おそくなったり、とどこおったりすること。「―なく提出せよ」類語延滞。 **ちーだい【地代】** →じだい(地代)。 **チタニウム** →チタン。▽titanium **ち・だらけ【血だらけ】** 《名・形動》「血まみれ」に同じ。 **ち・だるま【血『達磨】** 血を全身に浴びて、赤いだるまのようになること。血まみれ。 **ちち【遅遅】** 《形動》〔文]ゆっくりして、おそいようす。はかどらないようす。「工事がーとして進まない」四字「春日ー(=春の日が長く、のどかなようす)」 **チタン** 岩石・土の中に化合物として存在する銀白色の金属元素。軽くて強く、耐食性・弾力性に富み、ジェット機などの材料、また染料・顔料の材料として重要。チタニウム。元素記号 Ti゜▽Titan **ちち【乳】** ●哺乳動物が子を育てるために、乳腺から分泌する白い液体。乳汁{にゅうじゅう}。ち。●ちぶさ。乳房。 **ちち【父】** ●その人にとって男の方の親。男親。参考実父だけでなく、継父・養父・義父にもいう。団母。●学問・芸術などのある分野で、初めて基礎を築き上げた偉大な人。先駆者。「交響曲の―」●キリスト教で、子・聖霊に対して、創造主である神。天帝。エホバ。ヤハウェ。●漢字の部首「父」の称。 >類語と表現「父・母」 *言葉を知らない赤ん坊は、親の教えるままに両親の呼称を覚える。「お父さん・お母さん」「パパ・ママ」「父ちゃん・母ちゃん」などがそれだ。子が思春期に達すると、「親父・お袋」などが新たに登場し、自分の親を話題にするときは、「私の父が、……」などと言い始める。親子げんかとくれば、「そっち」「あんた」なども飛び出しかねない。子が子供をもうけると、その親は「お祖父さん・お祖母さん」に昇格?する。親の呼称が変幻自在であるとはいえ、親が親であることに違いはない。左にかかげる尊敬語は、主に手紙文などで使うもの。接頭語「お・御」をつけて使うことが多い。 ・父母・両親・二親・片親・親御・養い親・継親 ・父親・とと・親父・雷親父・お父様・お父さん・お父ちゃん・ちゃん・パパ・家父・実父・慈父・老父・乃父・義父・養父・継父・舅 ◇尊敬 父上・父御・厳父・尊父・岳父・父君・御父様 ・母親・かか・お袋・お母様・お母さん・お母ちゃん・おっかあ・ママ・慈母・賢母・老母・家母・愚母・実母・義母・養母・継母・姑 ◇尊敬 母上・母御・母堂・母君・御母様 **ちぢ【千千】** [文]〈「千千に」「千千の」の形で〉さまざま。いろいろ。かずかず。「心中にーの思いが去来する」 **ちちうえ【父上】** 父親の敬称。〔手紙文などで多く使う、古風で上品な言い方]网母上。 **ちち・おや【父親】** 父である親。男親、因母親。 **ちち・かた【父方】** 〔親類の中で」父親の血筋に属すること。「―のおじ」団母方。 **ちぢか・む【縮かむ】** 《自五》〔恐怖・緊張などのために]体が小さくなってのびなくなる。ちぢこまる。●寒さでかじかむ。「指先が―・む」文《四》。 **ちちぎみ【父君】** 〔文〕〔他人の〕父親の敬称。〔手紙文などで多く使う、古風で上品な言い方〕団母君。 **ちち‐くさ・い【乳臭い】** 《形》●(赤ん坊が)乳のにおいがする。●ある人の口ぶりや態度が幼稚である。子供じみている。未熟である。「―・い議論」 **ちち・くび【乳首】** →ちくび。 **ちちくり・あ・う【乳繰り合う】** 《自五》人目をさけて男女がたわむれあう。また、男女がひそかに情を通じる。ちちくる。参考やや下品な表現。 **ちち・く・る【乳繰る】** 《自五》→ちちくりあう。 **ちち‐ご【父御】** 〔他人の]父の敬称。〔古風な言い方〕对母御。 **ちぢこま・る【縮こまる】** 《自五》〔遠慮・恐怖・寒さなどのために」体がちぢんだようになる。ちぢんだように小さくなる。ちぢかむ。「―・ってお説教を聞く」図《四》。 **ちぢーに【千千に】** 《副》〔文〕こまかく、いろいろに。さまざまに。「心が乱れる」「―くだける」 **ちち・の・ひ【父の日】** 父親に感謝する日。六月の第三日曜日。母の日。 **ちちばなれ【乳離れ】** 《名・自サ》→ちばなれ。 **ちぢま・る【縮まる】** 《自五》物がちぢんだ状態になる。物の長さが短くなる。ちぢむ。[コロ]「命が―・る思いがした」「先頭との距離が―・る」文《四》。 **ちぢみ【縮み】** ●ちぢむ・こと(程度)。「この布はーがひどい」●「縮み織り」の略。布の全面をこまかくちぢませた薄地の織物。材質は麻・綿・絹など。夏の衣料用。「―のシャツ」 **ちぢみ・あがる【縮み上がる】** 《自五》〔おそれなどで]体がすくんで、身動きできないほど小さくなる。畏縮する。「急にどなられて―・る」 **ちぢ・む【縮む】** 《自五》●しわがよったりつまったり中身が少なくなったりして、面積や体積が小さくなる。 <926> 「布地が―・む」●[長さが短くなる。「ズボンのたけが―・む」対伸びる。●おそれなどのために小さくなる。句「身の―・む思い」10「寿命がー・むような目にあった」文《四》。 **ちち・める【縮める】**《他下一》ちぢむようにする。対伸ばす。●小さくする。[コロ]「身を―・める」●短くする。「服のそでを―・める」●ひっこめる。[コロ]「首を―・める」●しわをよせる。「眉間を―・める」●体をすくませる。図ちぢ・む《下二》。 **ちちゅう【地中】**土の中。大地の中。類語地下。 **ちぢれ・げ【縮れ毛】**ちぢれている毛。ちぢれっけ。 **ちぢ・れる【縮れる】**《自下一》●しわがよってちぢまる。「洗っても―・れない繊維」●「髪の毛が〕うねったり、巻いたりした状態になる。図ちぢ・る《下二》。 **ちつ【帙】**おもに和本を保護するためのおおい。厚紙に布などを張って作る。―を緩く《句》書物を開いて読む。 **ちつ【、膣】**女子生殖器の一部。子宮から外陰部に通じる管{くだ}炊で、交接器や産道となるところ。 **チッキ**鉄道・汽船などが、旅客からあずかって輸送する手荷物。また、その預かり証。現在は取りあつかわれていない。▽checkから。 **ちっきょ【蟄居】**●《名・自サ》〔文〕《虫が冬眠のため地中にこもる意から》家や部屋に閉じこもって外出しないこと。●江戸時代、武士に科した刑罰の一つ。閉門を命じ、一定期間一室で謹慎させたもの。 **チック**コスメチック②。+の通 **チック・しょう【チック症】**顔面・頸部{けいぶ}・肩などの筋肉が痙攣{けいれん}性の不随意運動をくり返す症状。心因性と器質性とに大別される。(民意代 **ちっこう【築港】**《名・自サ》船舶が出入りできるように港をきずくこと。また、その港。。土壁のを持 **ちつじょ【秩序】**●物事の正しい順序・筋道。「―を立てて話す」●社会生活が整然と行われるための条理。規律。四字「安寧統一」10「社会の一を乱す」 **ちつ・ぜん【秩然】**《形動》〔文〕秩序がよく整っているようす。整然としているようす。 **ちっ‐そ【窒素】**非金属元素の一つ。無色・無味・無臭で、空気の体積の七八とを占める。肥料・火薬の重要な原料。元素記号N。―さんかぶつ【一酸化物】一酸化窒素・二酸化窒素など、窒素と酸素の化合物の総称。排気ガスなどにふくまれ、大気汚染の原因物質の一つとされる。略語NOx。―どうか【一同化】生物が外界から体内に窒素成分を取り入れて、生体に必要な有機窒素化合物をつくること。例えば動物がアミノ酸を吸収してたんぱく質を合成し、植物が根から硝酸塩を吸収してたんぱく質を合成するなど。―ひりょう【―肥料】窒素化合物を主成分とする肥料の総称。無機物では硫安・硝安・チリ硝石など、有機物では油かす・魚肥など。 **ちっそく【窒息】**《名・自サ》●〔気管がつまったり、酸素がたりなくなったりして〕呼吸が止まること。息がつまること。「―死」●周りに圧迫され、活動が阻害されること。「こう規則ずくめでは―しそうだ」 **ちっちゃ・い**《形》〔俗]小さい。 **ち‐つづき【血続き】**〔親子・兄弟などのように〕血のつながりがあること。 **ちっと**《副》〔俗]ちょっと。少々。●ほんの少し。少しばかり。「一困ったことになった」●時間が短いようす。わずかな間。「―お待ちください」 **ちっとも**《副》《下に打ち消しの語を伴って)少しも。いっこうに。「暑くてーねむれない」 **ちっとやそっと**《副》〔俗〕わずかばかり。少しばかり。〔多く下に打ち消しの語を伴い、とてもその程度では済まされないという気持ちをふくむ〕「―の苦労ではない」 **チップ**●ルーレットやトランプなどで、賭け金の代わりに用いるまるい札。●製紙業で、原料となる木材の細片。●「ポテトチップ」の略。●薄片。小片。「IC―」▷chip **チップ**●心づけ。祝儀。[コロ]「―をはずむ」●《名・自サ》野球で、球が打者のバットをかすって後方へ飛ぶこと。また、その球。「ファウルー」▽tip **ちっぽけ**《形動》〔俗〕(ごく)小さいようす。また、小さくて、貧弱に見えるようす。「―な会社」 **ちてい【地底】**大地の底。地下の深い所。 **ちてい【池亭】**〔文〕池のほとりに設けたあずまや。 **ちってき【知的】**《形動》〔人の感じが〕知性や知識に富んでいるようす。「――な雰囲気」類語知性的。理知的。●知識に関係があるようす。「―労働」―こうきしん【——好奇心】未知のものに興味を持ち、新たに知識を得て理解を深めたいと思う心。「―をかきたてられる」 **ちてき‐ざいさんけん(一財産権】**人間の精神的な創作努力から生じる、発明・考案・デザイン・著作物などの知的成果物を保護する権利の総称。知的所有権。無体財産権。 **ちてき‐しょうがい【—障害】**精神障害の中の、知能の障害。「知的発達障害」の略。参考もと「精神薄弱」「精神遅滞」などといった。 **ち・デジ【地デジ】**「地上デジタル放送」の略。 **ち・てん【地点】**地上のある一つの場所。「ロケの―」 **ち・とう【池塘】**●〔文〕池の堤{つつみ}。●湿原{しつげん}の池沼{ちしょう}。 **ちどう・せつ【地動説】**地球は自転しながら、他の惑星と同じように太陽の周りを公転しているとする説。コペルニクスらによって唱えられた。団天動説。 **ち・とく【知得】**《名・他サ》〔文]知ること。「機密情報を―する」 **ち・とく【知徳・智徳】**〔文〕知識と道徳。知恵と徳行。学識と人格。「―をみがく」「―を備える」 **ちとせ【千歳・千年】**〔雅〕●千年。●きわめて長い年月。千代。類語百歳{ももとせ}。―あめ【一、飴】七五三などの縁起物に用いる、紅白に染めわけた棒状のささらし飴。一の・ちぎり【一の契り】一生の約束。 **ち・どめ【血止め】**傷口から出る血をとめること。また、そのための薬。 **ちどり【千鳥】**●チドリ科の小形の水鳥の総称。背がうす黒く、腹部は白い。足を左右に交差させて歩く。水辺に群棲{ぐんせい}する。[文]多くの鳥。―あし【一足】酒によった人のふらふらした足どり。―がけ【一掛け】●斜めに交差させること。●糸を交互に斜めに交差させてかがること。千鳥かがり。―ごうし【一格子】千鳥が連なって飛んでいる姿に似せた格子柄。 **ち‐どん【遅鈍】**《名・形動》頭や体の働きがにぶく、のろのろしていること。ぐず。対鋭敏。 **ち」なまぐさ・い【血腥い】**《形》●血のにおいがする <927> **ちなみに**【『因みに】《接続》[文]あることを言ったついでに、関連して別のことを付け加えるときに使う語。ついでに言えば。「―申し上げると・・・」 **ちな・む**【『因む】《自五》ある事の縁によって他の物事をする。ことよせる。「七夕祭に―・む行事」図《四》。 **ちにち**【知日】[外国人が]文化・風俗など日本の事情に通じていること。「―家」類語{親日}。 **ちぬ・だい**【茅、淳、鯛】「クロダイ」の別称。 **ち・ぬ・る**【血塗る”釁る】《自五》刀剣などに血をぬる。転じて、戦いや殺傷などを行う。「―・られた(=流血の惨事があった)革命」[句]「刃、に―・る(=人を殺す)」[参考]古代中国で、神を祭るために、いけにえや殺した敵の血を祭器などにぬったことから。 **ち・ねつ**【地熱】◆じねつ。―はつでん【一発電】じねつはつでん。 **チノ**「チノクロス」の略。▽chinoークロス 丈夫なあや織り綿布。チノ。▽chino cloth―パンツ チノクロスで作られたパンツ。チノパン。▽chino pants **ち・の・あめ**【血の雨】《連語》[戦争やけんかなどで]多くの死傷者が出ることのたとえ。[コロ]「―を降らす」 **ち・の・いけ**【血の池】《連語》[仏]地獄にあり、生前悪い事をした者が落ちるという、血をたたえた池。 **ちのう**【知囊智囊】[文]深くたくわえられた知恵。また、知恵に富んだ人。知恵者。類語{知恵袋}。 **ちのう**【知能智能】[物事を判断・処理する]頭の働き。知力。「―の発達」類語{知恵}。―けんさ【知能検査】個人の先天的な知能水準や知能的発達の程度を判定する検査。メンタルテスト。―しすう【知能指数】個人の知能程度を示す指数。知能検査で得られた精神年齢を実際の年齢で割り、それに一〇〇を掛けた数で表す。一〇〇を平均とする。略語IQ。―はん【知能犯】[法]詐欺・背任・横領など、暴行や脅迫によらず、知能を働かせてなされる犯罪。また、犯罪者。対{強力犯}。 **ち・の・うみ**【血の海】《連語》血がおびただしく流れ広がっているたとえ。「あたり一面―になった」 **ちのけ**【血の気】《連語》●[顔などに]血のかよっているようす。皮膚の赤み。[句]「―が失せる」[句]「―が引く」●物事に激しやすい意気。向こう見ずの勇気。血気。[コロ]「―の多い人」 **ちーの「しお**【地の塩】も《連語》●[キリスト教で]神を信じる者は、神の教えを守って人間社会の純化・向上のためにつくさねばならないという教え。また、その教えを守る人。●一般に、末端にあって社会の純化・向上のための模範となる人。 **ちーの‐なみだ**【血の涙】《連語》[涙がかれはて、その代わりに血が流れ出すほどの]たえがたい、つらい思い。また、悲憤または悲哀のあまり流す涙。血涙。 **ちのみ・ご**【乳飲み子・乳、呑み『児】まだ乳を必要とする幼児。乳児。 **ちーの‐みち**【血の道】《連語》●血液の通る道。血脈。●[漢方で]生殖器や内分泌腺の異常や血行不順などで起こる、女性特有の疾患。婦人病。血道。 **ち・の・めぐり**【血の巡り】《連語》●血液の循環。●物事を理解する力。頭の働き。[コロ]「―の悪い人」 **ち・のり**【血、糊】[のりのように]かわききらないでねばねばした血。また、物にねばりついた血。類語{血糊}。 **ちの‐り**【地の利】《連語》その土地の位置や形状が、ある物事を行うのに有利なこと。[句]「ーを得ている」 **ち‐はい**【遅配】《名・自サ》配給・配達などが予定の期日よりおくれること。「郵便物の―が続く」 **ちばし・る**【血走る】《自五》物事に興奮・熱中などして、眼球が充血する。[句]「客が目を―・らせて集まる」 **ち・はつ**【薙髪】《名・自サ》[文]髪の毛を切ること。また、髪をそりおとして僧になること。類語{剃髪}。 **ちはつ**【遅発】《名・自サ》[列車などが]規定の時刻よりおくれて出発すること。対{早発}。 **ちばなれ**【乳離れ】《名・自サ》●乳児が成長して乳を飲むかわりに、ほかの食べ物もとるようになること。離乳。●成長して自立心が備わり、親にたよろうとする気持ちがなくなる・こと(時期)。=乳離れ。 **ちはやぶる**【千早振る】《枕》「神」およびこれに類する語、また「宇治(地名)」などにかかる。 **ちはらい**【遅払い】給料や代金の支払いがおくれること。ちばらい。 **ち・はん**【池畔】[文]池のほとり。池のはた。 **ちばん**【地番】[法]土地登記簿の登録事項の一つで、一筆(区画)ごとにつけた土地の所在番号。 **ちび**《名・形動》[俗]●背が低く体が小さい・こと(人)。「―な犬」[人に対して言うと、軽蔑した言い方]●年の幼い者を親しんでいう語。「わが家のお―さん」 **ちびちび**《副》(「ーと」の形も)[俗]物事を一度に勢いよくやらないで、少しずつ行うようす。ちびりちびり。「借金を―返す」「酒を―飲む」 **ち‐ひつ**【遅筆】文章を書くのがおそいこと。対{速筆}。 **ちびっこ**[俗][小学生ぐらいまでの]子供。 **ち・ひょう**【地表】土地・地球の表面。類語{地面}。 **ちびり・ちびり**《副》「ちびちび」に同じ。 **ちび・る**《他五》●[大小便などを]少しもらす。●出しおしむ。けちけちする。「寄付を―・る」 **ち・びる**【禿びる】《自上一》[道具などが使い古されて]先がすり切れて減る。「―・びた筆」 **ちひろ**【千尋】[文]●一ひろの一〇〇〇倍。一ひろは約一・八m。せんぴろ。●測り知れない深さ・長さ。「―の海底」 **ちーぶ**【恥部】●陰部。●人に見られると恥ずかしい部分。恥ずべき点。「大都会の―」「政界の―」 **ちぶさ**【乳房】哺乳類の胸部や腹部の両側にあって乳汁を分泌する器官。乳房。 **チフス** 腸チフス・発疹チフス・パラチフスの総称。特に、腸チフス。チブス。▽Typhus **ちーぶつ**【地物】●植物・河川・道路・建造物など、地上にあるすべての物。●軍隊で、地上にあって敵の目または砲火から身をかくす物。 **ちへい**【地平】●大地の平面。なだらかな大地の、見わたす限りの広がり。「―をひらく」「はるかなる―」●「地平線」の略。―せん【一線】●なだらかな大地の果てと空との境界線。●[天]観測地点上で地球に接する平面が天球と交わってできる線。 **ち・へど**【血反吐】[胃などからの出血によって]口からこらはき出す血。[ひどく苦しい思いをすることのたとえにも使う][句]「―を吐く」 **ちへん**【地変】地震・噴火など、地上に起こる変異・変動。地異。四字「天災―」対{天変}。 <928> **ち‐ほ**【地歩】ある物事をする上で、自分のいる地位・立場。「―を固める」―を占・める《句》自分の地位・立場を定める。 **ち・ほう**【地方】●国内をいくつかに区分した地域。「関東―」●ある一部の地域を漠然とさしていう語。その方面の土地。「東京―」「熱帯―」●首都など大きな都市以外の土地。いなか。「―出身の人」対{中央}。一ぎかい【一議会】地方公共団体の議決機関。都道府県議会・市町村議会・特別区の区議会など。―ぎょうせい【一行政】地方公共団体がとり行う、その地方の住民に直接かかわりあう行政。―ぎんこう【一銀行】都市銀行以外の普通銀行。本店が地方都市にあり、その所在する府県内をおもな営業の基盤としている銀行。地銀。対{都市銀行}。{市中銀行}。―けんさつちょう【―検察庁】検察庁の一種。地方裁判所および家庭裁判所に対置して設置される。地検。―こうきょうだんたい【一公共団体】国のある一定の地域内に居住するすべての人に対し、法の認める範囲内で支配権を有する統治団体。都道府県・市町村・特別区など。地方自治体。自治体。―こうふぜい【一交付税】地方公共団体間の財政不均衡を正し、必要な財源を補うために、国税収入額の一定割合を国庫から地方公共団体へ交付するもの。国の予算会計上は「地方交付税交付金」という。―こうむいん【公務員】地方公共団体の公務に当たる公務員。―さいばんしょ【裁判所】下級裁判所の一つ。各都道府県に設けられ、通常は第一審の裁判所となる。地裁。―し【一紙】特定の地域のみを対象として発行される新聞。対{全国紙}。ーじ【一時】ある地点の子午線を基準として決められた時刻。一般に地方平均太陽時をいう。|じち【―自治】一定地域の住民が、その地方の行政を自分たちの意思によって行うこと。直接的には、地方公共団体が行政を行うこと。―じちたい【一自治体】「地方公共団体」に同じ。―しょく【―色】その地方独特の自然・風物・文化・習慣などのようす。ローカルカラー。郷土色。「――豊かな祭り」ーぜい【一税】地方公共団体が徴収する租税。都道府県税と市町村税とからなる。対{国税}。―ばん【―版】新聞が、特にある地方の読者のためにその地方に関する記事をのせる紙面。ローカル版。―ぶんけん【一分権】行政権を中央政府に集中せず、地方公共団体に分散してその独立性を強調すること。対{中央集権}。 **ち・ほう**【痴呆】「痴呆症」の略。脳の疾患により、社会生活を営む知脳・記憶力などが欠けている状態。現在、認知症と呼ぶ。 **ちーぼう**【知謀智謀】知恵を働かした、たくみなはかりごと。知略。[コロ]「―をめぐらす」類語{才略}。 **ちま・うま**《連語》<「てしまう」の転>「・・・てしまう」の意の口頭語。…ちゃう。「食べ―・う」「酔っ―・う」[参考]「でしまう」となったものから転じたものは、「じまう」となる。「もう飲んじまった」 **ち・まき**【粽】餅米・餅米粉・くず粉などで作った餅を、ササ・マコモ・タケノコの皮などで巻いてしばった餅菓子。端午の節句に食べる習慣がある。[参考]昔は茅(チガヤ)の葉で巻いた。夏の季語。 **ち・また**【巷・『岐衢】(「道{ち}の股{また}」の意)●物事の分かれ目。「生死のーをさまよう」●街路。また、まちなか。「―に人の波があふれる」●世間。一般社会。「―の声を聞く」●[流血などの異常事が行われる]場所。ところ。「戦乱の―」「修羅の―」 **ちまちま**《副・自サ》<副詞は「――と」の形も>[俗]小さくまとまっているようす。ちんまり。「―した顔」 **ち・まつり**【血祭り】戦いに向かう前に、敵方の者を殺して、味方の士気をふるいたたせたこと。また、手はじめとして威勢よく最初の相手を片づけること。[コロ]「―にあげる」[参考]昔、中国で、出陣に際していけにえを殺し、その血をもって軍神を祭ったことから。 **ち・まなこ**【血眼】<血走った目の意で>ある目的をなしとげようとして、夢中になること。[コロ]「―になって探す」 **ち・まみれ**【血塗れ】《名・形動》[体や衣服などが]一面に血を浴びること。血だらけ。血みどろ。 **ち・まめ**【血豆】皮下出血を起こして皮膚にできた血腫。赤黒い豆状になる。皮下溢血。 **ち・まよ・う**【血迷う】《自五》[不意の恐怖や怒りなどのために]逆上して理性を失う。「炎の恐怖に―・う」 **ち‐み**【地味】土地の、農作物の生産に対する適否。土地の生産力。「―が肥えている」類語{地力}。 **ちみ**【魑魅】山や沢に生じるという、ばけもの。すだま。四字「―魍魎。」 **ちみち**【血道】●血の通う道。②血の道②。[コロ]ーを上・げる《句》異性や道楽に夢中になる。また、分別を忘れてある事に熱中する。「骨董の収集に―・あげる」 **ちみつ**【緻密】《形動》●[布地・紙などの]きめがこまかいようす。●こまかい所まで行きとどいて(すぐれて)いるようす。「――な計画」「――な頭脳」類語{細密}。{精密}。{綿密}。①②{粗雑}。 **ち・みどろ**【血みどろ】《名・形動》●ひどく血にそまっていること。血まみれ。血だらけ。●ひどく苦しくせっぱつまった状態であること。「―の選挙戦」 **ちみ・もうりょう**【、魑魅魍魎】さまざまな妖怪変化。いろいろなばけもの。また、あやしげな人々。「―が跋扈する」[参考]魍魎。 **ち‐みゃく**【遅脈】通常の状態よりもおそい脈拍。 **チムニー** ●煙突。●ランプのほや。●登山で、岩場にある煙突状の裂け目。直立裂孔。▽chimney **ち・め**【血目・血眼】[病気や逆上のために]結膜が充血した目。血走った目。ちまなこ。 **ちめい**【知名】《名・形動》世間にその名がよく知られていること。「―の士」「―人」類語{著名}。ーど【一度】世間に名を知られている度合い。[コロ]「ーが高い」 **ち・めい**【知命】[文]「五〇歳」の別称。「五十にして天命を知る<論語・為政>」から。類語と表現「年」 **ち‐めい**【地名】ある土地・地域の呼び名。 **ちめいしょう**【致命傷】●死の直接の原因となる傷。●とり返しのつかない大きな失敗・損害。「小さなミスもーとなりうる」 **ちめいてき**【致命的】《形動》●生命にかかわるようなようす。「―な重傷を負う」●失敗・損害などがひどくてとり返しのつかないようす。「―な欠陥」 **ち・もう**【恥毛】恥部に生えている毛。陰毛。 **ち・もく**【地目】土地登記簿に表示される、その土地の現状や使用目的などによって区別された名称。田・畑・宅地・山林・公衆用道路など。 <929> **ちゃ**【茶】●茶の木。●茶の若葉・若芽を乾燥させたもの。また、それに湯を注いで出した飲料。[ふつうは緑茶をさす][コロ]「―を淹れる(=飲料としての茶を作る)」[コロ]「ーをわかす」●抹茶をたてる・こと(作法)。茶の湯。点茶。●茶や軽い食べ物をとる気楽な集まり。「おーに招く」●茶の葉を染料としたときの色。黒みを帯びた赤黄色。茶色。「―の背広」類語{薄茶}。{狐色}。{焦げ茶}。{栗色}。{褐色}。●ちゃかすことば。ひやかすことば。[コロ]「―を言う」―に・する《句》●ひと休みして茶を飲む。休憩する。●ちゃかす。ひやかす。また、ばかにする。類語{からかう}。―をた・てる《句》抹茶に湯を注ぎ、かきまぜてあわを立てて飲める状態にする。作法に従って点茶する。―を濁・す《句》その場をうまくとりつくろってのがれる。お茶を濁す。―を挽ぃ・く《句》●<昔、遊里でひまな芸者などに茶の葉をひかせたことから>芸者などが、客がなくてひまである。お茶をひく。●用事がなくて、たいくつである。 **ちゃあ**《連語》<「ては」の転>「・・・ては」の意の口頭語。ちゃ。「それを言っちゃあおしまいよ」「食っちゃあ寝の生活」[参考]「では」となったものから転じたものは、「じゃ(あ)」となる。「あんな本読んじゃ(あ)だめよ」 **チャージ** ●《名・自サ》充電すること。●《名・自サ》給油すること。●《名・自他サ》磁気カードなどに入金する。●《名・自サ》ラグビーやサッカーで、相手チームの選手を故意におしたおしたり、けったりして妨害すること。チャージング。●[レストラン・ナイトクラブなどの]料金。請求代金。「テーブルー」▽charge **チャーシュー**【叉焼】焼き豚。▽中国cha-shao―メン【一麺】具として薄切りのチャーシューをのせた中華めん。▽中国cha-sha-mian **チャーター**《名・他サ》船・航空機・自動車・列車などを一定の契約で借り切ること。▽charter **チャーハン**【炒飯】米飯に肉や野菜、卵などをまぜて味をつけながら油でいためた、中国風の料理。焼き飯。▽中国chao-fan **チャーミング**《形動》かわいらしくて、人の心をひきつけるようす。魅力があるようす。魅力的。魅惑的。「―な笑顔」▽charming **チャーム**《名・他サ》●人の心をひきつけること。魅力。「―ポイント」●ネックレスなどに付く小さな飾り。▽charm **チャイナ** 中国。中国人。また、中国風。「ードレス」●陶磁器。▽China china **チャイム** ●打楽器の一つ。音階に音を合わせた一組みの鐘で、旋律を演奏するようにしたもの。教会の鐘に似た音を出す。●玄関口などにつける、チャイムに似た音を出す呼び出し用のベル。▽chime **チャイルド・シート** 自動車の助手席などに取り付ける幼児用のシートベルト付き座席。▽child safety seatの略。 **ちゃ・いろ**【茶色】「茶⑤」に同じ。 **ちゃうゃ**《連語》<「てしまう」の転>「・・・てしまう」の意の口頭語。…ちまう。「先生に怒られ―・うよ」「困っ―・うなあ」[参考]「でしまう」となったものから転じたものは、「じゃう」となる。「もうすんじゃった」 **ちゃ‐うけ**【茶請け】茶を飲むときに食べる菓子・漬け物など。茶の子。お茶請け。類語{茶菓子}。 **ちゃーうす**【茶臼】茶の葉をひいて抹茶を作るのに使う、石のひきうす。 **チャウダー** 魚介類を主材料にして、ジャガイモ・タマネギなどと煮込んで作る濃厚なスープ。「クラムー」▽chowder **ちゃ・えん**【茶園】茶を栽培する畑。茶畑。さえん。 **チャオ**《感》挨拶のことばで、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などをかねる語。▽ciao **チャオズ**【餃子】ギョーザ。▽中国jiao-zi **ちゃーか**【茶菓】茶と菓子。茶菓。「――で接待する」 **ちゃーかい**【茶会】客を招待し、茶をもてなす会。茶の会。●茶の湯の会。類語{茶事}。●紅茶と菓子をふるまう洋風の会。ティーパーティー。 **チャーチ** キリスト教の教会。教会堂。▷church **チャート** ●地図。海図。●一覧表。図表。「フローー(=流れ図)」▽chart **ちゃ‐がし**【茶菓子】お茶にそえて供する菓子。類語{茶の子}。{茶うけ}。 **ちゃか・す**【茶化す】《他五》他人のまじめな話を冗談にしてしまう。「人の話を―・す」[表記]「茶化す」は当て字。類語{からかう}。 **ちゃーかっしょく**【茶褐色】黒みを帯びた茶色。とび色。 **ちゃ・がま**【茶釜】茶の湯で、湯をわかすかま。 **ちゃ・がゆ**【茶、粥】茶の煎じ汁を入れてにたかゆ。 **ちゃ・がら**【茶殻】茶を煎じ出したあとのかす。でがら。茶かす。 **ちゃーき**【茶器】●抹茶をたてたり煎茶をいれたりする道具。茶道具。●抹茶を入れておく容器。 **ちゃきちゃき**《名・形動》(「嫡嫡」の転という)生まれが純粋であること。血統にまじりけがないこと。生粋。「―の江戸っ子」 **ちゃーきん**【茶巾】●茶の湯で、茶わんや茶器をふくのに使う麻やもめんの布。●「茶巾しぼり」の略。材料をふきんで包み、しぼり目をつけた食べ物。●「茶巾ずし」の略。具を入れたすし飯をうすい卵焼きで包んだもの。 **ちゃく**【着】《接尾》[場所・時刻を表す語につけて]そこに到着する意。「大阪―」対{発}。●《助数》衣服の数を数える語。「背広二――」●《助数》到着した順番を数える語。「マラソンでニー」●《助数》囲碁で石をおろす回数を数える語。「第一―をおろす」 **ちゃく・い**【着意】《名・自サ》[文]●気をつけること。心をとどめること。類語{留意}。●思いつくこと。思いつき。「―がいい」類語{着想}。 **ちゃくい**【着衣】《名・自他サ》[文]衣服を着(ている)ること。また、着ている衣服。ちゃくえ。対{脱衣}。 **ちゃく・えき**【着駅】[鉄道で]列車・旅客・荷物が到着する駅。対{発駅}。 **ちゃく・がん**【着岸】《名・自サ》[船などが]岸につくこと。類語{接岸}。 **ちゃく・がん**【着眼】●《名・自サ》研究・工夫・調査などをする対象として、ある点に目をつけること。「市場の動向に―する」類語{着目}。●目のつけどころ。目のつけ方。「―点」 **ちゃく・ざ**【着座】《名・自サ》座席につくこと。席にすわること。類語{着席}。 **ちゃく・し**【嫡子】●家督相続人となる子。あとつぎ。跡継ぎ。類語{嫡男}。●正妻が生んだ子。嫡出子。対①②{庶子}。 <930> **ちゃく・しつ**【嫡室】[文]本妻。正室。 **ちゃく‐じつ**【着実】《名・形動》危なげがなく確かであること。手がたいこと。「――な経営」類語{堅実}。{地道}。 **ちゃく・しゅ**【着手】●《名・自サ》[ある仕事に]とりかかること。手をつけること。「研究に―する」●囲碁・将棋の一手一手。 **ちゃく・しゅつ**【嫡出】法律上有効な婚姻をした夫婦間における出生。正出。対{庶出}。{非嫡出}。 **ちゃく・じゅん**【着順】到着した順番。「―に並ぶ」 **ちゃく・しょう**【着床】《名・自サ》受精した卵子が子宮粘膜に付着して、粘膜上皮に包みこまれること。これによって妊娠が成立する。 **ちゃく・しょく**【着色】《名・自サ》色をつけること。また、その色。「ーした食品」類語{彩色}。 **ちゃく・しん**【着信】《名・自サ》通信が到着すること。また、到着した通信。類語{着電}。{受信}。対{発信}。 **ちゃく・すい**【着水】《名・自サ》[飛行艇・水鳥などの飛行体が]空から水面に降り着くこと。対{離水}。 **ちゃく・する**【着する】■《自サ変》[文]●到着する。とどく。「旅籠に―・する」●付着する。くっつく。「よごれが―・する」●執着する。「一事に―・する」■《他サ変》[文]●[衣服などを]身に着ける。着る。「一張羅を―・する」●[金銭や物品などを]身につけて持つ。 **ちゃく・せい**【着生】《名・自サ》植物が他の植物などに付着して生活・生育すること。 **ちゃく・せき**【着席】《名・自サ》座席に腰をおろすこと。席に着くこと。類語{着座}。対{起立}。{離席}。 **ちゃく・せつ**【着雪】《名・自サ》雪が電線などにつくこと。また、そのついた雪。「一注意報」 **ちゃく・せん**【着船】《名・自サ》船が港などに到着すること。また、到着した船。 **ちゃく‐そう**【着想】ある仕事・計画などの糸口となるような工夫・考えが心にうかぶこと。また、その工夫・考え。思いつき。アイディア。「奇抜なー」類語{着意}。 **ちゃく‐そう**【着装】《名・他サ》[文][衣服を]身につけること。着付けること。「十二単の―体験」●[機械などの部品や装備具を]本体に取りつけること。「冬用タイヤをーする」 **ちゃく・そん**【嫡孫】[文]嫡子のそのまた嫡子。家をつぐ孫。 **ちゃく・たい**【着帯】妊娠一七~二〇週目に腹帯(岩田帯)をしめること。また、それを祝う式。 **ちゃく‐だつ**【着脱】《名・他サ》取りつけたりはずしたりすること。「簡単に―できるベルト」 **ちゃく・だん**【着弾】《名・自サ》弾丸・爆弾がある地点に到達すること。また、その弾丸・爆弾。 **ちゃく‐ち**【着地】《名・自サ》●着陸。●スキーのジャンプ競技や体操競技などで、降り立つこと。 **ちゃくちゃく**【嫡嫡】[文]嫡子から嫡子へと家をつぐこと。また、そうして続いてきた家筋。嫡流。 **ちゃく‐ちゃく**【着着】《副》<「――と」の形も>物事が順をおって確実にはかどるようす。「工事はーと進んでいる」「機能が―と進化する」 **ちゃく‐でん**【着電】《名・自サ》電信・電報が到着すること。また、到着した電信・電報。類語{着信}。 **ちゃく・なん**【嫡男】嫡出の長男。あととり。類語{嫡子}。 **ちゃく‐に**【着荷】《名・自サ》→ちゃっか(着荷)。 **ちゃく・にん**【着任】《名・自サ》新しい任地に到着すること。新しい任務につくこと。「部長としてーした」類語{赴任}。対{離任}。 **ちゃく・はつ**【着発】●到着と出発。発着。●弾丸が目的物に当たった瞬間に爆発すること。「一信管」 **ちゃく・ばらい**【着払い】郵便物や配達物などの代金を受取人が支払うこと。対{元払い}。 **ちゃく・ひつ**【着筆】《名・自サ》[文]●筆を紙などにつけること。●字や文章を書き始めること。 **ちゃく・ひょう**【着氷】《名・自サ》●[高空を飛ぶ航空機などに]氷が付着すること。また、付着した氷。●冬、山地などで水蒸気または水滴が樹木などにこおりつく現象。霧氷など。●フィギュアスケートなどで、ジャンプしてリンクに降りること。 **ちゃくふく**【着服】《名・他サ》●[文]衣服を着ること。●[預かっている]他人の金品をこっそりぬすんで、自分のものにすること。「公金を―する」類語{横領}。[注意]「着腹」は誤り。 **ちゃく・メロ**【着メロ】(「メロ」は「メロディー」の略)[俗]携帯電話などで、着信を知らせるメロディー。[参考]商標名。 **ちゃくもく**【着目】《名・自サ》[ある人・ある物事を重要なものとして]目をつけること。気をつけて見ること。「未知の分野に――する」類語{着眼}。 **ちゃく‐よう**【着用】《名・他サ》●衣服を身に着けること。着ること。「礼服をーして式に出る」●身に着けて用いること。「場内整理係は腕章を―のこと」 **ちゃく‐りく**【着陸】《名・自サ》[航空機などが]空中から地上に降り着くこと。「空港に―した」「月面―」対{離陸}。 **ちゃく・りゅう**【嫡流】[文]●本家の家筋。総本家の系統。正統の血筋。「源氏の―」類語{直系}。●正統の流派。「狩野派のー」 **チャコ** 裁縫で、布や服地を裁つときにしるしをつけるチョーク。▽chalkから。 **チャコール・グレー** 黒に近い灰色。けしずみ色。▽charcoal gray **ちゃーこし**【茶漉し】煎茶などの茶がらをこす道具。円形の小さなわくに網を張って柄をつけたもの。 **ちゃーさじ**【茶匙】●抹茶をすくうのに用いる細長い小さじ。茶しゃく。●コーヒー・紅茶などを飲むときに使う小形のさじ。ティースプーン。 **ちゃーじ**【茶事】●茶道で、小人数で行う本格的な茶の湯を中心とする会合。類語{茶会}。●茶の湯に関するいろいろの事柄。 **ちゃ・しつ**【茶室】茶の湯に用いられる部屋・建物。床の間つきの四畳半を基準とし、炉を切り、にじり口・茶道口がついている。茶席。 **ちゃしぶ**【茶渋】茶わんなどについた、茶のあか。 **ちゃーしゃく**【茶、杓】●抹茶をすくいとるための、細長い小さじ。茶さじ。●湯をくみとるためのひしゃく。茶びしゃく。 **ちゃーじん**【茶人】●茶の湯を好む人。また、茶道に通じている人。●風流人。数寄者。 **ちゃ・せき**【茶席】●茶をたてる席。●茶会をする部屋。茶室。茶会。 **ちゃ・せん**【茶筅】●抹茶をたてるとき、かきまわしてあわを立てる、ささら状の道具。●「茶筅髪」の略。ーがみ【一髪】●中世の男子の髪の結い方の一つ。髪を後頭部で束ね、もとどりをひもで長く巻き、その先を茶筅状にしたもの。●江戸時代の女子の髪形の一つ。髪を後頭部で束ね、短く切ってひもで結び、その先を散らして茶筅状にしたもの。おもに未亡人が結った。 <931> わしてあわを立てる、ささら状の道具。●「茶筅髪」の略。ーがみ【一髪】●中世の男子の髪の結い方の一つ。髪を後頭部で束ね、もとどりをひもで長く巻き、その先を茶筅状にしたもの。●江戸時代の女子の髪形の一つ。髪を後頭部で束ね、短く切ってひもで結び、その先を散らして茶筅状にしたもの。おもに未亡人が結った。 **ちゃ‐そば【茶、蕎麦】**抹茶を入れて打ったそば。 **ちゃ・だい【茶代】**●茶店で休んだ客が、茶の代金としてはらう金銭。●旅館・飲食店などで、客が心づけとして与える金銭。チップ。パウン調同物。 **ちゃ・たく【茶、托】**客に茶をすすめるときなどに茶わんをのせる、皿状の台。托子{たくす}。 **ちゃ・だち【茶断ち】**《名・自サ》〔神仏に願いごとをするときなど」ある一定期間、茶を飲まないこと。旅吾。 **ちゃ・だな【茶棚】**茶道具などをのせておくたな。 **ちゃ・だんす【茶簞笥】**茶道具や食器などを入れておく、戸だな式の和風の家具。 **ちゃち**《形動》〔俗〕粗雑な作りで、見劣りがするようす。「―な住宅」「――な理論」類語粗末。 **ちゃーちゃ【茶茶】**〔俗〕他人の話の途中で、横から言こう冗談{じょうだん}・ひやかし。〔多く「―を入れる」「―が入る」の形で使う〕10「議論の最中に―を入れる」 **チャチャチャ**ラテン音楽のリズムの一つ。二拍子系のダンス音楽で、二小節ごとにチャチャチャという囃子{はやしことば}がはいる。▽ cha-cha-cha **ちゃつーか【着火】**《名・自他サ》火がつくこと。・火をつけること。「打上げ花火に―する」のぶ♪ア **ちゃっ‐か【着荷】**《名・自サ》荷物が到着すること。また、その荷物。着荷{ちゃくに}。類語入荷。囡出荷。 **ちゃっかり**《副・自サ》《副詞は「ーと」の形も)〔俗〕抜け目なく、あつかましいようす。「―もうける」 **ちゃっきん【着金】**《名・自サ》送金が到着すること。また、その金。 **チャック**「ファスナー」の商標名。 **チャック**旋盤の工作物などを周りからしめつけて固定させる工具。▷chuck **ちゃ・づけ【茶漬け】**飯に(具をのせたりして) 熱い日本茶をかけて食べること。また、その飯。 **ちゃっ‐こう【着工】**《名・自サ》工事にとりかかること。起工。「一式」因竣工{しゅんこう}。७, **ちゃっこう【着港】**《名・自サ》船が港に着くこと。 **ちゃ‐づつ【茶筒】**茶の葉をいれる筒形の容器。 **チャット**《名・自サ》インターネットなどで、会話をするように短いメッセージを即時に投稿しあうこと。また、そのサービス。▽chat (=おしゃべり) **ちゃ‐つぼ【茶、壺】**茶の葉をたくわえておくつぼ。 **ちゃ‐つみ【茶摘み】**初夏、茶の若芽や葉をつみとる・こと(人)。参考春の季語。―うた【―歌】民謡の一つ。茶摘みをしながら歌う労働歌。参考春の季 **ちゃ‐てい【茶亭】**〔文〕茶みせ。茶亭{さてん}で。 **ちゃーてい【茶庭】**茶室に付属した庭。蹲踞{つくばい}・灯籠{とうろう}・腰掛け・飛び石などを配置する。露地{ろじ}。ちゃにわ。 **ちゃ・てん【茶店】**ちゃみせ。茶屋。茶店{さてん}に。 **ちゃーどう【茶道】**茶の湯によって精神を修練して交際の礼儀作法をきわめる芸道。茶の湯の道。数寄道{すきどう}。参考古くは「ちゃどう」、今日では「さどう」ということが多い。 **ちゃーどうぐ【茶道具】**抹茶・煎茶{せんちゃ}に使う器具の総称。茶器。 **ちゃーどころ【茶所】**茶の名産地。「宇治はーだ」 **ちゃーの・き【茶の木】**ツバキ科の常緑低木。葉はかたく、光沢がある。若葉を茶にする。チャ。 **ちゃーの・こ【茶の子】**●茶うけ。類語茶菓子。●朝食前に仕事をするときにとる簡単な食事。②〔俗]物事がたやすいこと。簡単にできること。=おちゃのこ。 **ちゃーの・ま【茶の間】**●茶室。●家族が食事をしたりくつろいだりする部屋。 **ちゃーのみ【茶飲み】**●よく茶を飲む・こと(人)。●「茶飲み茶碗{ぢゃわん}」「茶飲み友達{ともだち}」の略。―ともだち【一〈友達〉】●集まっては茶飲み話などをする親しい仲間。茶飲み仲間。●老いてから結婚した相手。―ばなし【一話】茶を飲みながらする世間話。気軽な雑談。ちゃばなし。ちゃわ。さわ。 **ちゃ・の・ゆ【茶の湯】**客を茶室に招き、茶をたててもてなす・こと(作法)。お茶。参道{さどう}茶道。 **ちゃーばおり【茶羽織】**襠{まち}のない、丈が腰のあたりまでの短い羽織。参考もと茶人が着たほこりよけの羽織。現在は女性用。 **ちゃーばこ【茶箱】**葉茶をつめる大形の木箱。内側には湿気よけの渋紙またはブリキを張る。 **ちゃ・ばしら【茶柱】**番茶を湯のみに注いだとき、縦になってうかぶ茶の茎。吉兆とされる。1回「ーが立つ」 **ちゃ‐ぱつ【茶髪】**〔俗]茶色の髪。茶色に染めた髪。 **チャパティ**インド北部やネパールなどで主食とされる平焼きのパン。小麦粉に塩を加えてこね、無発酵のまま鉄板で焼いたもの。▽chapati **ちゃばな【茶花】**茶室にいける花。ふつう、その季節の簡素な感じの花を一、二輪いける。 **ちゃ・ばなし【茶話】**「茶飲み話」に同じ。の **ちゃばら【茶腹】**茶ばかりたくさん飲んだときの腹ぐあい。[コレル]―も一時、《句》茶を飲んだだけでも、しばらくの間は空腹をしのげることにいう。転じて、わずかなものでも一時の間に合わせになるたとえ。 **ちゃーばん【茶番】**●客のために茶をたてる役(の人)。●「茶番狂言」の略。ありあわせの物を使って身ぶり手ぶりなどで滑稽{こっけい}に」を演じる即興の芝居。●底の見えすいたばかげたふるまい。茶番劇。「とんだーだ」 **ちゃ・びん【茶瓶】**●茶を煎じ出すのに使う、薬罐{やかん}や釜・土瓶の類。●「茶瓶頭」の略。はげあたま。 **ちゃーぶくろ【茶袋】**●葉茶を入れておく紙袋。●葉茶をつめて湯に入れ、茶を煎じ出す布袋。 **チャプスイ【雑砕・炒汁砕】**中国料理の一つ。肉類や野菜類を油でいためてからスープで煮、とろみをつけたもの(をかけた飯)。参考中国語の広東方言から。 **チャプター**〔書物や論文などの〕章。ひと区切り。▽ chapter **ちゃぶ・だい【『卓、袱台】**《「ちゃぶ」は、卓袱{しっぽく}の中国音(zhuo-fu)のなまりか) 座卓の一つ。折りたたみ式の四本の短い脚のついた、円形または四角形の食卓。 **チャペル**〔学校・病院などに付属した〕キリスト教の礼拝堂。小聖堂。会堂。▽chapel **ちゃ・ほ【茶舗】**〔文]「茶屋」に同じ。 <932> **ちゃぼ**【「矮鶏】日本で改良された、ニワトリの一品種。ごく小形で尾羽は直立し、脚がきわめて短い。おもに愛玩用。[参考]インドシナ半島にあった、チャンパ(Champa)国から渡来したという。 **ちゃ・ぼうず**【茶坊主】●昔、武家に仕えて、給仕・接待・茶の湯などをとり行った下級の役(の人)。茶坊主。茶頭。[参考]剃髪していたことから坊主という。●権力者にへつらう者を軽蔑していう語。 **ちやほや**《副・他サ》<副詞は「―と」の形も>おせじを言っておだてたり、機嫌をとったり、甘やかしたりするようす。「―されてつけあがる」 **ちゃぼん**【茶盆】茶器をのせる盆。 **ちゃーみ**【茶味】[文]●茶道の精神。茶の湯の味わい。●風雅なおもむき。 **ちゃ・みせ**【茶店】●通行人・旅人を休ませて、茶・菓子などを売る小さな店。茶亭。茶屋。茶店。●茶屋②。 **ちゃ‐め**【茶目】《名・形動》こっけいで悪気のないいたずらをする・こと(人)。お茶目。[表記]「茶目」はあて字。―つけ【―っ気】無邪気ないたずらをして人を笑わせようとする気質。「―のある人」 **ちゃ・めし**【茶飯】●水の代わりに茶で炊き、塩味をつけた飯。精進料理に用いる。●しょうゆ・酒をまぜて炊いた飯。さくらめし。 **ちゃーや**【茶屋】●茶を作ったり、売ったりする店。茶舖。茶店。●「茶店①」に同じ。●客に、飲食させたり芸者などを呼んで遊興させたりする店。茶屋小屋。●相撲や芝居の小屋に付属して、座席をとったり食事のせわをしたりする店。芝居茶屋・相撲茶屋の総称。 **ちゃら**[俗]●貸し借りなどを帳消しにすること。「借金を一にする」●出まかせ(を言うこと)。 **ちゃらちゃら**《副》<「―と」の形も>●小さなうすい金属性のものがふれ合って出す音の形容。●派手な服装や軽薄な態度であるようす。「人前でーするのはきらいだ」 **ちゃら・つか・せる**《他下一》ちゃらちゃらという音をさせる。「銭を―・せる」 **ちゃら‐つ‐ぽこ**[俗]でたらめ。また、でたらめを言う人。ちゃら。「―をぬかすな」 **ちゃらんぽらん**《名・形動》[俗]無責任でいいかげんな・こと(ことば)。ちゃら。「―な態度」「―を言う」 **ちゃーり**【茶利】●おどけた文句や動作。[句]「ーを入れる」●人形浄瑠璃で、こっけいな語り物。また、こっけいな語りのある部分。 **チャリティー** 慈善のための行為。「―コンサート」▽charityーショー 利益を慈善事業に寄付する目的で行う興行。慈善興行。▽charity show **ちゃりんこ**[俗]●子供のすり。●自転車。 **チャルメラ** らっぱに似た木管楽器。屋台の中華そば屋などがふく。唐人笛。▽葡charamela **チャレンジ**《名・自サ》強い相手に戦いをいどむこと。また、未知の分野などに立ち向かうこと。挑戦。「メジャーリーグに―する」▽challenge **チャレンジャー** 挑戦者。▽challenger **ちゃ・わ**【茶話】●茶を飲みながらする世間ばなし。茶飲みばなし。さわ。●滑稽な味のある話。 **ちゃわん**【茶碗】茶を飲んだり飯を食べたりするのに使う、陶磁製の食器。―むし【―蒸し】出し汁に鶏卵のとき汁を加え、エビ・とり肉・かまぼこ・ギンナン・ミツバなどを入れて、茶わんごと蒸した料理。 **ちゃん**《接尾》<「さん」の転>[人を表す名詞などにつけて]親しみをもって人を呼ぶときに用いる語。[「さん」よりもなれなれしい呼び方]「おじー」「太郎―」 **ちゃん**[俗]庶民の子供が父親を呼ぶ語。父ちゃん。[参考]江戸時代から明治・大正時代に使われた。 **ちゃんこーなべ**【ちゃんこ鍋】相撲社会独特のなべ料理。大きななべに、魚・とり肉・野菜・豆腐などをぶつ切りにして入れてにるもの。ちゃんこ。 **チャンス** 機会。特に、ちょうどよい機会。好機。「絶好のー」▽chanceーメーカー スポーツで、味方に得点の機会をもたらす選手。▽chance makerからの和製語。 **ちゃんちゃら・おかし・い**【ちゃんちゃら可『笑しい】《形》[俗]まじめにとりあえないほど、ばかばかしい感じだ。笑止千万である。 **ちゃんちゃん**《副》<「―と」の形でも>[俗]●物事がとどこおることなく正確に進められていくようす。きちんきちん。「毎月―と家賃をはらう」●刀と刀が打ち合って音を発するようす。また、その音の形容。―ばらばら■《副》刀で切り合いをする音やそのようすを表す語。《名》●映画・演劇などで、刀で切り合うこと。また、その場面。ちゃんばら。●けんか。乱闘。 **ちゃんちゃんこ** 子供用の袖なし羽織。 **ちゃんと**《副・自サ》●几帳面に(まちがいなく)するようす。「仕事だけは――する」類語{きちんと}。●筋が通っているようす。「――した話」●身元・身分などが確かであるようす。「―した会社の社員」●態度がしっかりしているようす。しゃんと。「―した生活」●形・状態などが整っているようす。「―つくられた書類」類語{きちんと}。 **チャンネル** ●電気通信や装置などの情報の通路。おもに、ラジオ・テレビなどで各局に割りあてられた電波の周波数帯をいう。●テレビ受像機で、放送をきりかえるためのつまみ。[コロ]「―を変える」[コロ]「ーを合わせる」=チャネル。▽channel **ちゃん・ばら**[俗](「ちゃんちゃんばらばら」の略)●刀で切り合うこと。また、切り合いを見せ場とする映画・演劇。剣劇。類語{立ち回り}。●けんか。乱闘。 **チャンピオン** ●選手権保持者。優勝者。●その分野で最もすぐれた人。第一人者。▽champion-シップ 選手権。また、それを争う試合。▽championshipーフラッグ 優勝旗。▽champion flagーベルト ボクシング・プロレスなどで、選手権保持者に与えられるベルト。▽champion belt **チャンプルー** 沖縄料理の一つ。野菜や豆腐などをいためたもの。「ゴーヤーー」[参考]「チャンプルー」は「まぜこぜにする」の意。 **ちゃんぽん** ●中国風料理の一種。めんに肉・貝・野菜・かまぼこなどを加えていっしょに煮込んだもの。長崎の名物。●《名・形動》[俗]種類の異なるものをまぜこぜにすること。「英語と日本語を―に話す」 **ち・ゆ**【治癒】《名・自サ》[文]病気・けがなどがなおること。「自然に―した」「―力」 **ち・ゆう**【知勇智勇】[文]知恵と勇気。 **ち・ゆう**【知友】[文]互いに心の底まで深く知りあった友。類語{知己}。 **ちゅう**【中】《名》時間的・空間的に成立する、両極のあいだ。なか。中央。中間。「上下の―」●価値・階級・順位・地位・程度などが普通であること。中ぐらいのきさ。「クラスでーの成績」対{上}・{下}。●どちらにもかたよらないこと。中庸。[句]「ーを執とる」●「中学校」の略。「一高一貫校」●「中国」の略。「二度目の訪―」●中気②。《接尾》[名詞について]●時間的・空間的に、その範囲内である意。・・・のうち。「今月一」「空気―」●その事が現在行われている意。その事態にある意。「会議―」●ある物事の範囲に属している意。「不幸ーのさいわい」 <933> **ちゅう**【宙】●そら。大空。虚空。また、地からはなれた空間。空中。●[実物で確かめず]記憶や勘だけにたよってすること。そら。「憲法を―で言ってみせる」―に浮・く《句》●地に立たずに空間にうかぶ。●行き所がなくなる。いずれとも定まらなくなる。「計画が―・く」類語{宙に迷う}。――に舞・う《句》空中で、舞うような動きをする。「監督が―・う(=胴上げされる)」―に迷・う《句》決着のつかない、あいまいな状態になる。「国会の空白で法案が―・う」類語{宙に浮く}。 **ちゅう**【忠】●いつわらず、まごころをもってつくすこと。忠実。●国家・主君に対して自己の職責をまっとうすること。儒教の中心道徳の一つ。類語{忠義}。 **ちゅう**【注註】本文の補足説明をしたり、本文中の語句や文の意味をくわしく説明したりするために書き入れた文句。頭注・脚注など。類語{注釈}。 **ちゅう**【誅】[文]罪のある者を殺すこと。 **ちゅう**【酎】[俗]「焼酎」の略。 > **類語と表現「注意する」** > *精神を物事に集中させること、並びに、集中させた精神が「注意」の基本義である(注意して先生の話を聴く・細心の注意をもって事に当たる・注意をはらう)。用心・警戒の意では、注意のおもむく対象を「~に」などで受けて、「足元に注意して夜道を歩く・天候への[に対する]注意をおこたるな」のように使ったり、注意すべきことの内容を「〜ように」で受けて、「遅刻しないように注意して道を急いだ」のように使ったりする。「遅刻しないように[遅刻するなと]彼に注意した」と言えば、訓戒・意見の意となる。 > 心する・構う・戒める・気を配る・気が回る・気を回す・気を付ける・気にかける・気を使う(気遣い)・目を光らせる・目が届く・目がはなせない・目を付ける・目に留まる・目を配る・目を注ぐ・意に介する・意を致す・意を用いる・意を注ぐ・耳をそばだてる・耳目を属する・心がける・心を用いる・心を置く・心を使う(心遣い)・行き届く・念を入れる・念には念を入れる・大事を取る/(5)留意・介意・着意・配慮・心配・用心・戒心・戒厳・気配り > ◇[訓戒・意見]諫める・諭す・言い聞かせる/(5)説教・説諭・諫言・忠告/忠言・苦言 **ちゅう・い**【中位】中ぐらいの地位・順位。中程度のくらい。「―の成績」対{上位}・{下位}。 **ちゅう・い**【中尉】旧陸海軍の将校の階級の一つ。尉官の第二位で、大尉の下、少尉の上。対{大尉}・{少尉}。 **ちゅう・い**【注意】●《名・自サ》自分の心を集中し、気をつけること。特に心を配ること。「―して見る」[コロ]「ーを払う」●《名・自サ》用心すること。警戒すること。「頭上―」●《名・他サ》気をつけるようにいましめること。はたから用心をうながすこと。[コロ]「ーを受ける」類語と表現―じんぶつ【一人物】監督する立場にある人から、危険な人物としてその行動を注目されている人。ーぶか・い【一深い】《形》よく気をつけるようす。「―・く作業する」―を引・く《句》人々の関心を引く。特に目にとまる。 **ちゅう‐いん**【中陰】[仏]●「中有」に同じ。●人の死後四九日間の称。人は死後、四九日の間に来世の生を受けると言われる。●人の死後四九日目にあたる日。七七日。 **チューインガム** チクルゴムまたは酢酸ビニール樹脂に、砂糖・香料などを加えてかためた菓子。口の中でかみながら味わう。ガム。▽chewing gum **ちゅう・う**【中有】四有の一つ。人が死んでから次の生を得るまでの間。中陰。 **ちゅう・えい**【中衛】●九人制バレーボールで、前衛と後衛との中間に位置して攻守を受け持つ選手。●ホッケー・サッカー・ラグビーなどで、前衛(=フォワード)と後衛(=バックス)との中間に位置する選手。 **ちゅうおう**【中央】●まん中の位置。中心部。「座敷の―」対{末端}。●政府のある土地。首府。首都。また、政府。対{地方}。●機能上で中心となっている重要な位置・役目(にあるもの)。中枢。「党の―」「―委員会」対{末端}。―ぎんこう【―銀行】[経]一国の金融制度の中心となって独占的に銀行券を発行し、銀行の銀行、政府の銀行として金融政策の運営にあたるなど、特殊な機能を果たす銀行。日本では日本銀行。―しゅうけん【――集権】国家の統治権能が地方に分散せず、中央政府に統一されていること。対{地方分権}。―しょりそうち【一処理装置】[電算]コンピューターの中枢で、命令を読解し、演算を実行する部分。主記憶装置・演算装置・制御装置からなる。略語CPU。―ひょうじゅんじ【―標準時】一国または一地方で標準とする時刻。日本では東経一三五度の子午線における平均太陽時をいい、グリニッジ時(=世界標準時)より九時間はやい。 **ちゅう・おう**【中欧】[文]ヨーロッパ中央部の諸国。 **ちゅう・おし**【中押し】囲碁で、途中で勝敗が明らかになって、最後まで打たずにやめること。なかおし。 **ちゅう・おん**【中音】●高くも低くもない、中ぐらいの音。また、中ぐらいの強さの音。●ソプラノにつぐ高さの女声声域。中高音。アルト。 **ちゅう・か**【中華】●昔、中国人(漢民族)が、中央にあって最も文化の進んだ国の民族という意味で、みずからを称した語。のちその居住する地域「中国」の別称となった。「―思想」●「中華料理」の略。―そば【蕎麦】中国風のめん類(を使った料理)。特に、ラーメン。支那そば。ーりょうり【一料理】中国固有の料理。また、中国風の料理。北京・上海・広東・南京・四川料理などに大別される。中国料理。 **ちゅう・か**【仲夏】[文]●夏のなかば。盛夏。[参考]夏の三か月のまん中の意。●陰曆五月の別称。 **ちゅう・かい**【仲介】《名・他サ》第三者が両当事者の間に立って、便宜をはかったりまとめたりすること。なかだち。[句]「―の労をとる」類語{媒介}。 **ちゅう・かい**【厨、芥】[文]台所・炊事場から出る野菜・魚介などのくず。台所のごみ。生ごみ。 **ちゅう・かい**【注解註解】《名・他サ》注を加えて本文の意味を説明すること。また、その注。注釈。類語{注疏}。 <934> **ちゅう・がい**【中外】[文]内と外。国内と国外。 **ちゅう・がい**【虫害】[農業・園芸・林業などで]害虫のために受ける損害。 **ちゅう・がえり**【宙返り】《名・自サ》●空中で体を回転させること。とんぼがえり。●航空機が空中で一回転し、輪をえがくようにして飛ぶこと。 **ちゅう・かく**【中核】物事の中心となる重要な部分。[句]「グループのーをなす人物」類語{核心}。 **ちゅうがく**【中学】「中学校」の略。 **ちゅうがくねん**【中学年】[小学校で]中ほどの学年(の児童)。三、四年(生)。対{高学年}・{低学年}。 **ちゅう・がた**【中形・中型】●物の形状が大と小との中間であること。●染め物で、大紋と小紋との中間の型紙を用いた染め模様。●中形②の浴衣地。また、「浴衣地」の別称。 **ちゅうがっこう**【中学校】小学校課程を終了した人が三年間の中等普通教育を受ける、義務制の学校。 **ちゅう・かん**【中、浣】月のなかばの一〇日間。中旬。対{上浣}・{下浣}。 **ちゅう・かん**【中間】●二つのものの間(で、それぞれから等距離にある所)。まん中。「駅と家の一地点」●二つの物事あるいは両極端の間であること。なかほど。「一派」●物事が終わらない途中のところ。「―報告」類語{中途}。―さくしゅ【一搾取】資本家と労働者の間に介在し、労働者の賃金の一部を横取りすること。―し【―子】[理]質量が、電子・中性微子などの軽粒子群と、陽子・中性子などの重粒子群との中間にある一群の素粒子。メソン。メソトロン。ーしゅくしゅ【―宿主】寄生虫が発育の途中で宿主を変える場合、最終の宿主に達する間の幼生期の一時的な宿主。肺臓ジストマのカワニナ・サワガニ、日本住血吸虫のカタヤマガイなど。―しょく【一色】●純色と無彩色の中間の色。くすんだやわらかい感じの色。●色環で、主要色相の間の色。橙・黄緑など。●三原色と白・黒以外の色の総称。間色。 **ちゅう・かん**【昼間】ひるま。「一人口」対{夜間}。 **ちゅう・き**【中期】●一定期間を三区分したときの二番目。中ほどの時期。「平安時代―」●[経]中限。 **ちゅう・き**【中気】●中風。●旧暦法で、冬至から次の冬至に至る期間を一二等分した、おのおのの区分点。陰暦で各月の後半にあたる。中。 **ちゅう・き**【注記・註記】《名・他サ》注を書き記すこと。また、書き記したもの。「欄外に―する」 **ちゅう・ぎ**【忠義】《名・形動》国家や主君に対して、まごころをつくしてつかえること。「―者」類語{忠}。{忠誠}。{忠節}。―だて【一立て】《名・自サ》忠義を立て通すこと。また、いかにも忠義らしいふるまいをすること。「―して沈黙を守る」 **ちゅう・きゅう**【中級】中ぐらいの程度・等級。「―の実力」類語{中等}。対{上級}・{下級}。 **ちゅう・きゅう**【「誅求】[文]租税などを厳しく取り立てること。四字「苛斂―」 **ちゅうきょう**【中京】<東京と京都(西京)との中間にあるところから>「名古屋」の別称。 **ちゅう‐きょり**【中距離】●中ぐらいの距離。●「中距離競走」の略。陸上競技で、八〇〇・一五〇〇mなどの競走。対{短距離}・{長距離}。 **ちゅう・ぎり**【中『限】→なかぎり(中限)。 **ちゅう・きん**【忠勤】主君・主人などに忠義をつくしてつとめること。[コロ]「ーをはげむ」 **ちゅう・きん**【鋳金】金属を鋳型にとかしこんで、いろいろな器物を作ること。鋳物。鋳造。 **ちゅう・きんとう**【中近東】中東と近東を合わせた地域。 **ちゅう‐くう**【中空】●[文]そら。なかぞら。中天。「月がーにかかる」●《名・形動》内部がからっぽであること。がらんどう。「―の筒」 **ちゅう・ぐう**【中宮】●律令制で、三后(=太皇太后・皇太后・皇后)の称。●平安時代中期から南北朝時代にかけて、皇后と同じ資格を持つ天皇の妃の称。 **ちゅう・ぐらい**【中位】《名・形動》平均的であること。中くらい。[表記]「中ぐらい」と書くことが多い。 **ちゅう‐くん**【忠君】[文]主君に忠義をつくすこと。四字「一愛国」 **ちゅう・けい**【中啓】<「中ば啓く」意>儀式に使う扇で、外側の二本の骨(親骨)の上端を外側に弓なりにそらしてあり、たたんでも半ば開いているように見えるもの。末広がり。末広。 **ちゅう・けい**【中継】《名・他サ》●中間で受けつぐこと。なかつぎ。リレー。「―プレー」「駅伝の一所」●「中継放送」の略。「実況―」―ぼうえき【一貿易】[経]輸入した貨物をそのまま、または保税工場で加工して最終需要国に再輸出する貿易。なかつぎ貿易。―ほうそう【放送】《名・他サ》●他局の放送を受けついで自局から放送すること。●スタジオ外の実況を放送局経由で放送すること。 **ちゅう・けい**【仲兄】[文]二番目の兄。次兄。 **ちゅう・けん**【中堅】●全軍中の最精鋭を集めた部隊(を配置した要地)。「敵の―を衝っく」●社会または団体の実務をになって活躍する人。「一幹部」●野球で、「中堅手」の略。左翼と右翼の中間を守る。センター。 **ちゅう・けん**【忠犬】主人に忠実な犬。「―ハチ公」 **ちゅう・げん**【中元】●陰暦七月一五日。半年の無事を祝い、盂蘭盆の行事をして死者の冥福をいのる。●中元の時期に、顧客先や世話になった人に対して行う贈り物。 **ちゅうげん**【中原】[文]●広い原野の中央。●黄河中流域の中国文明発祥の地。漢民族の活動の中心地であった。●[辺境に対して]天下の中央の地。――に鹿を逐ぉう《句》●[中国で「中原」を天下に、「鹿」を帝位にたとえたことから]多くの英雄たちが、争って天下を支配する地位を得ようとするたとえ。政権を争う。●多くの人々が、ある地位や目的物を得ようとして争うたとえ。[参考]「中原に還た鹿を逐ふ<魏徴・述懐詩>」から。逐鹿。 **ちゅうげん**【中間】●昔、公家・寺院などで、侍と小者との間に位置し、召し使われた男。●武士に仕えて雑務に従った者。[表記]②は「仲間」とも書く。 **ちゅうげん**【忠言】まごころをもって相手をいさめることば。類語{忠告}。―耳に逆らう《句》忠言というものは、相手の心に素直に受け入れられないことが多い。〈孔子家語〉 **ちゅう‐こ**【中古】●歴史の時代区分の一つ。上古と近古との間の時代。ふつう、日本史(特に文学史)では平安時代をさす。●前に使って新しいとはいえないが、まだ使える品物。中古品。セコハン。[句]「―車」対{新品}。 <935> **ちゅう・こう**【中耕】《名・他サ》作物の発育をよくするために、生育の途中で畝間や株間を浅く耕すこと。 **ちゅう・こう**【中興】《名・他サ》一度おとろえたものを、途中で再び盛んにすること。[句]「―の祖」 **ちゅうこう**【忠孝】忠義と孝行。 **ちゅう・こう**【鋳鋼】鋳造した鋼。鋳鉄と鋼との中間の性質をもち、構造用材料に用いられる。 **ちゅうこういっかん・きょういく**【中高一貫教育】中学校・高等学校の六年間を同じ学校において同じ教育方針・学習環境で学ぶ教育の方法。 **ちゅうこう‐しょく**【昼光色】太陽光線の色に似た人工的な光の色。蛍光灯などで得られる。 **ちゅう‐こうねん**【中高年】中年と高年。体力がややおとろえてくる年ごろ。「―層」 **ちゅう・こく**【中刻】昔、一刻(=現在の二時間)を上・中・下に三分した中間の時刻。対{上刻}・{下刻}。 **ちゅう・こく**【忠告】《名・他サ》その人の過失や欠点を告げ、それを改めるようにすすめる・こと(ことば)。「態度を改めるように―する」類語{忠言}。{助言}。{注意}。[注意]「注告」は誤り。 **ちゅう・ごく**【中国】●「中華人民共和国」の通称。●漢民族の居住する地域。●「中国地方」の略。山口・鳥取・島根・広島・岡山五県のある地方。 **ちゅう・ごし**【中腰】立つでも座るでもなく、半ば腰をかがめた姿勢。「―で作業をする」 **ちゅう・こん**【中根】[仏]仏の教えを受け入れて実行する能力・素質が、中ぐらいであること。対{上根}・{下根}。 **ちゅう・こん**【忠魂】[文]●忠義をつくそうとする心。●忠義をつくして死んだ人の霊魂。「一碑」 **ちゅう・さ**【中佐】旧陸海軍将校の階級の一つ。佐官の第二位で、大佐の下、少佐の上。対{大佐}・{少佐}。 **ちゅう・ざ**【中座】《名・自サ》集会の中途で席をはずして立ち去ること。「会議を―する」 **ちゅう・さい**【仲裁】《名・他サ》争いの間にはいって、仲直りをさせること。「喧嘩のーにはいる」 **ちゅうざい**【駐在】●《名・自サ》官吏・社員などが、派遣された任地に長期間滞在すること。「ニューヨークーの記者」●「駐在所」の略。また、駐在所の巡査の俗称。―しょ【一所】警察署の下部機構の一つで、巡査がその受け持ちの地区の任務のため付属した住宅に住み、単独で勤務する所。 **ちゅう・さつ**【「誅殺】《名・他サ》[文]罪のある者を殺すこと。類語{誅戮}。 **ちゅう・さつ**【駐、割】《名・自サ》[文]官吏などが外国に派遣されて、その任地にしばらくとどまること。 **ちゅうさん・かいきゅう**【中産階級】資本主義社会で、資本家階級(有産階級)と労働者階級(無産階級)との間に存在する種々の社会階層。中小商工業者・自営農民・官公吏・医師・サラリーマンなど。中間階級。中流。中流階級。中間層。プチブルジョア。 **ちゅう・し**【中止】《名・他サ》●途中で動きを一時やめること。「機械の運転を―する」類語{中断}。{停止}。●予定されていた催しなどをとりやめること。「運動会を―する」―ほう【―法】述語となっている用言の連用形を用いて、表現を途中で言いさす用法。「よく食べ、よくねむる」「美しく、やさしい人」の類。 **ちゅう・し**【注視】《名・他サ》注意深く、じっと見つめること。「国会の動きを―する」類語{注目}。 **ちゅう‐じ**【中耳】両生類以上の動物の耳の一部で、外耳と内耳との中間の部分。対{外耳}・{内耳}。―えん【―炎】中耳に発生する炎症。主に化膿菌の感染によって起こる。急性は発熱・耳痛・耳鳴りなどを伴い、慢性になると難聴を起こすこともある。 **ちゅう‐じき**【昼食・中食】[文]昼の食事。ひるめし。ちゅうしょく。 **ちゅう‐じく**【中軸】●物の中心をつらぬく軸。●物事の中心となる大事なもの。集団・組織などの中心となる・位置(人)。「一打者」「研究の―にすえる」 **ちゅうじつ**【忠実】《形動》●[与えられた仕事に]まごころをもって努めるようす。「―に職務にはげむ」類語{誠実}。●少しのちがいもなく、そのとおり・にする(である)ようす。「原文に―な翻訳」 **ちゅう・しゃ**【注射】《名・他サ》注射器で薬液を体内にそそぎこむこと。「―を打つ」「皮下一」「予防」 **ちゅう・しゃ**【駐車】《名・自サ》自動車などをとめておくこと。[参考]道路交通法では、車両などが継続的に停止すること、また、運転者が車両などをはなれてただちに運転できない状態にあることをいう。停車。 **ちゅう・しゃく**【注釈註釈】《名・他サ》注を加えて、本文の意味をわかりやすく説明すること。また、説明したもの。注解。「―書」類語{注}。{釈義}。{注疏}。 **ちゅう・しゅう**【中秋】[文]陰暦八月一五日。[句]「―の名月」[参考]秋の九〇日のまん中の意。 **ちゅう・しゅう**【仲秋】[文]●秋の中ごろ。盛秋。[参考]秋の三か月のまん中の意。●陰暦八月の別称。 **ちゅう・しゅつ**【抽出】《名・他サ》いくつかの事物の中からある特定の考え・要素などをぬき出すこと。「サンプルをーする」「無作為ー」 **ちゅう・しゅん**【仲春】[文]●春の中ごろ。盛春。仲陽。[参考]春の三か月のまん中の意。●陰暦二月の別称。 **ちゅう・じゅ**【中寿】長寿を三つに分けたうちの中くらいのもの。八〇歳。[参考]一〇〇歳ともいわれる。対{上寿}。{下寿}。 **ちゅう・じゅん**【中旬】月の一一日から二〇日までの一〇日間。対{上旬}・{下旬}。 **ちゅうじょ**【忠、恕】[文]まごころをつくすことと、人に対して思いやりの深いこと。「―の人」 **ちゅう・しょう**【中傷】《名・他サ》(「中<あ>てて傷つける」意)根拠のないことをわざと言って、他人の評判を傷つけること。[コロ]「―を受ける」類語{讒言}。 **ちゅう・しょう**【中称】文法で、他称の指示詞の区分の一つ。話し手よりも聞き手に近い関係にある対象(事物・場所・方角・人など)を指すもの。「その」「それ」「そこ」「そちら」など。[参考]近称・遠称。 **ちゅうしょう**【抽象】《名・他サ》見たり聞いたりしてとらえたいろいろな物の中から共通の性質をぬき出すこと。「―論」対{具象}。{具体}。次ページ> 評論文キーワード・小論文のツボ~「抽象化」―げいじゅつ【一芸術】「抽象美術」に同じ。―てき【一的】《形動》●個々のものから共通の性質をぬき出して一般化するようす。●頭の中だけで考えて現実性を持たないようす。観念的。概念的。「――な議論」対{具体的}。びじゅつ【―美術】具体的な対象の再現によらず、抽象化した線・面・色彩で作品を構成しようとする美術。抽象芸術。アブストラクトアート。 <936> **ーめいし【一名詞】**具体的な事物の概念を表す名詞に対して、抽象概念を表す名詞。「平和」「精神」「勇気」「忍耐」など。 > 評論文キーワード 抽象 いくつかの物事の中から共通する性質を抜き出し、それらをまとめて、ある概念でとらえたり、特定の言葉で表現したりすることを「抽象」「抽象化(一般化)」という。その過程で、共通しない性質を捨てることを「捨象」という。 **論点**人は、多くの場合、物事を抽象化してとらえている。例えば、饅頭、ようかん、桜餅・・・・などの食品があったとき、「甘い」「お茶うけに食べる」「日本的な食品である」というような共通な性質により、「和菓子」という言葉で抽象化する。逆に「和菓子はお好きですか?」という問いに対して、「和菓子」という概念に共通する性質をもった個別の食品を思い浮かべ(具象化)、「饅頭は好きですが、桜餅はあまり好きではありません」などと答えるのである。 このように複数のものをひとつにまとめる抽象化の作業と、その逆の具象化の作業を、人は無意識のうちに行っているのである。 **参考**評論文キーワードの「具象」「捨象」 **ちゅう・じょう【中将】**●近衛府{このえふ}の次官の上位。左右に分かれ、正と権とがある。●旧陸海軍軍人の階級の一つ。将官の第二位で、大将の下、少将の上。団大将・少将。 **ちゅう・じょう【柱状】**柱のように細長い形。角柱形。―せつり【一節理】〔地〕岩石に生じた多角形柱状の割れ目。 **ちゅう・じょう【衷情】**〔文〕心の底からほとばしり出る気持ち。うそいつわりのない心。[コロ]「―を披瀝する」類語衷心。 **ちゅうしょう・きぎょう【中小企業】**資本金・従業員数などが中小程度の規模である企業。 **ちゅうしょく【昼食・中食】**昼の食事。ひるめし。ちゅうじき。対朝食・夕食。 **ちゅう・しん【中心】**●まん中の位置。中央。●物事が集中し、最も重要な働きをする場所・位置(にあるもの)。「議題の―」「文化の―」「一選手」〔数〕円周上または球面上のすべての点から等距離にある点。また、点対称図形の対応点を結ぶ線分の中点。●〔理〕重心。 **ちゅう・しん【忠信】**〔文〕まごころをつくし、いつわりのないこと。 **ちゅう・しん【忠心】**〔文〕忠義の心。 **ちゅう・しん【忠臣】**〔文〕忠義な臣下。対逆臣。 **ちゅう・しん【注進】**《名・他サ》事件を急いで目上の人に報告すること。[コロ]「ごーに及ぶ」スメの中山バ **ちゅう・しん【衷心】**〔文〕心の中にいだいているほんとうの気持ち。心の底。本心。〔「心から」の意で副詞的にも使う〕「―から友の死をおしむ」「―より感謝いたします」類語衷情。 **ちゅう・すい【注水】**《名・自サ》水をそそぎ入れること。また、そそぎかけること。「タンクにーする」 **ちゅう・すい【虫垂】**盲腸の下部にある、細い管状の小突起。虫様突起。―えん【―炎】腸内の細菌によって起こる、虫垂の炎症。盲腸炎。 **ちゅう・すう【中枢】**《「枢」は戸の開閉に重要な部分である、くるるの意)物事の中心となる、最も大切な・もの(ところ)。重要な部分。中心部。「国家の―」類語)枢軸。根幹。核心。―しんけい【一神経】神経系の機能の中枢部。人間では脳と脊髄{せきずい}がこれにあたり、知覚・運動・感覚・自律機能などを支配する。神経中枢。因末梢{まっしょう}神経。―てき【一的】《形動》物事の中心となる、最も大事な部分にかかわるようす。「行政の―な機能を担う」 ギルピートソロ・小 **ちゅう・する【沖する・沖する】**《自サ変》〔文〕[煙・火炎などが〕空高く上がる。[コロ]「天に―・する噴煙」 **ちゅう・する【注する・註する】**《他サ変》〔文〕本文の語句・文章に注をほどこす。また、説明を加える。ニ **ちゅう・する【誅する】**《他サ変》〔文]悪人や罪のある者を殺す。賊を攻め討つ。「逆賊を―・する」 **ちゅう・せい【中世】**歴史の時代区分の一つ。古代と近世あるいは近代との間の時代。ふつう、日本では鎌倉・室町時代、西洋ではローマ帝国の滅亡からルネサンスまでをいう。 > 小論文のツボ 「抽象化」 どのような物事を論ずるにしても、抽象的な概念だけで論を進めると読み手にとってわかりにくいものとなってしまう。そこで文章の書き手は、具体例をいくつか挙げ、その中に共通して含まれる性質を取り出す。これを「抽象化」という。 (例) **具体例(1)**「電車の中での化粧」 **具体例(2)**「喫煙所以外でのタバコ」 **具体例(3)**「電車の中での通話」 **↓** 公共の場において、他者に配慮しマナーを守るという意識が低下している。 ※具体例(1)~(3)に共通して含まれる「迷惑な行為」という性質を「公共の場におけるマナー違反」という事例に抽象化する。 このような構成上の工夫を行うことによって、自分の書く文章の説得力やわかりやすさを高めようとするわけである。小論文においても同様の工夫を行うことが可能である。 「具体例」においても述べたことだが、受験小論文は一般的な文章に比べて字数が限られていることがほとんどである。読み手が理解しやすいような具体例をいくつか挙げ、抽象化することで論点を明確にし、読み手に伝わりやすくしていくことができるが、一方で、具体例を多く挙げ続けても字数が増えるばかりで論の深まりにはつながらないため、注意が必要である。 **参考**小論文のツボ「具体例」評論文キーワード「抽象」 <937> **ちゅうせい**【中性】●対のになる二つの性質のどちらにも属さない中間的な性質。●[理]酸性でもアルカリ性でもない状態。また、電荷を帯びていない状態。「一洗剤」●インド・ヨーロッパ語族の文法で、性の区分の一つ。男性・女性に対していう。●[俗]男性とも女性ともつかない性質。また、そのような人。―し【一子】原子核を構成する素粒子の一つ。原子核の破壊に利用される。ニュートロン。ーし【一紙】インキのにじみ止めに中性の炭酸カルシウムなどを用いた洋紙。長持ちする。―しぼう【一脂肪】動物の皮下、臓器の表面などに付く脂肪。[参考]血液中の中性脂肪が増えると、高脂血症や動脈硬化の原因となる。 **ちゅう・せい**【中正】《名・形動》[文]両極の立場にかたよることなく、公平であること。「その意見は―を欠く」類語{不偏}。{中庸}。 **ちゅう・せい**【忠誠】[文]真心をつくして裏切らない・こと(心)。まこと。「―をちかう」類語{忠義}。 **ちゅう・ぜい**【中背】高すぎも低すぎもしない、ごく普通の身長。四字「中肉――」 **ちゅうせい・だい**【中生代】[地]地質時代の区分の一つ。古生代と新生代の中間にあたり、今から約二億五一〇〇万年前から六六〇〇万年前までの時代。動物では、爬虫類・アンモナイト・二枚貝類が栄え、植物では、シダ・ソテツ・マツなどが栄えた。 **ちゅう・せき**【柱石】[文](柱と礎石の意から)社会や団体を支える頼みとされる中心人物。「国家の―」 **ちゅう・せき**【沖積】流水によって土砂が運ばれて堆積すること。―せい【一世】完新世。 **ちゅう・せつ**【忠節】[文]変わることなく忠誠をかたく守ること。[コロ]「―をつくす」類語{忠義}。 **ちゅう・ぜつ**【中絶】《名・自他サ》●[進行している物事が]途中で・とぎれる(なくなる)こと。「仕事を一時―する」類語{中断}。●「妊娠中絶」の略。 **ちゅう・せん**【抽籤】《名・自サ》くじをひくこと。くじびき。[表記]「抽選」で代用されることが多い。 **ちゅう・せんきょく**【中選挙区】選挙区の区域・議員定数において、小選挙区と大選挙区の中間のもの。大選挙区の一種と考える立場もある。 **ちゅう・そ**【注疏註疏】[文]本文のくわしい説明は注にさらに注を加えたもの。類語{注釈}。{注解}。 **ちゅうぞう**【鋳造】《名・他サ》溶解した金属を鋳型に注入し、固まらせて一定の形につくること。鋳込み。キャスティング。[参考]鍛造。 **チューター** ●個人指導の教師。家庭教師。●研究会などの講師・助言者。▽tutor **ちゅう・たい**【中退】《名・自サ》「中途退学」の略。修了年限を終えないで、途中で学校をやめること。 **ちゅう・たい**【中隊】軍隊編制上の単位の一つ。日本の旧陸軍では、通常、三個小隊で一中隊を作り、四個中隊で一大隊を作った。対{小隊}・{大隊}。 **ちゅう・たい**【紐帯】<「ひも」と「おび」の意>物事を結びつける大事なもの。紐帯。「同盟諸国の―を強める」 **ちゅう・だん**【中断】《名・自他サ》●まん中から切れること。また、まん中で断ち切ること。●[継続して行われている物事が]一時的に途中でとぎれること。また、途中で断ち切ること。「活動を―する」類語{中絶}。{中止}。 **ちゅう・だん**【中段】●段または段階の中ほど。●剣道・槍術などで、上段と下段との中間の(基本的な)構え方。正眼。対②{上段}・{下段}。 **ちゅう・ちゅう・たこ‐かい‐な**《連語》子供がおはじきなどを「二・四・六・八・一〇」と二つずつ数える代わりにいうことば。[参考]「ちゅうじ(重二)ちゅうじ(重二)たこ(蛸)のかいな」から転じたことばという。「ちゅうじ」は「じゅうに(重二)」の変化した語で、すごろくの用語で四のこと。それを二つ合わせて八、八本足からの連想で「たこ」と並べて唱えたというもの。 **ちゅう・ちょ**【躊躇】《名・自他サ》決心がつかずあれこれまようこと。しりごみ。ためらい。「―なく申し込む」類語{逡巡}。{遅疑}。 **ちゅう・っぱら**【中っ腹】《名・形動》心の中で腹を立ててむかむかしていること。「―ーな物言い」 **ちゅう・づり**【宙、吊り】●空中にぶら下がった状態になること。宙ぶらりん。●「宙乗り」に同じ。 **ちゅうてつ**【鋳鉄】鋳物用の銑鉄。 **ちゅう・てん**【中天】[文]天の中心。天心。また、なかぞら。中空。[コロ]「月がーにかかる」 **ちゅう・てん**【沖天・衝天】[文]空高くのぼること。人の威勢などがとても強いことのたとえに使う。「―の勢い」「―の意気」 **ちゅう・でん**【中伝】[芸道などで]初伝の次に伝授する事柄。中許し。対{初伝}・{奥伝}。 **ちゅう・と**【中途】●出発点からある目的地までの間のある地点。道中の中ほど。また、時間的にある長さを持つものの中ほど。「――で引き返す」「一採用」類語{途中}。●進行している物事のまだ完了しないうち(の状態)。物事のなかば。「計画の―で断念する」類語{途中}。{中間}。> 「途中・中途」いい類義語の使い分け **ちゅう・とう**【中東】極東と近東の中間にあたる地域。アフガニスタン・イラン・イラクおよびアラビア半島などをさす。[参考]トルコ・エジプトなどをもふくめた中近東の意にも用いられる。対{極東}・{近東}。 **ちゅう・とう**【中等】中ぐらいの等級・程度。類語{中級}。対{上等}・{下等}。{高等}・{初等}。 **ちゅう・とう**【仲冬】[文]●冬の半ば。[参考]冬の三か月のまん中の意。●陰暦一一月の別称。 **ちゅう・とう**【偸盗】(「とうとう」の慣用読み)[文]ぬすみ。また、ぬすびと。どろぼう。 **ちゅうとう**【柱頭】●柱の頭部。特に、柱の上端の彫刻をほどこしてある部分。●めしべの先端の、花粉を受ける部分。 **ちゅう・どう**【中道】[文]●一方にかたよらず、中正であること。「―政治」[句]「―を歩む」類語{中庸}。{不偏}。●[進行している]物事が・完了(完成)しない段階。中途。途中。なかば。「志の―でたおれる」 **ちゅう・どく**【中毒】《名・自サ》●薬物・毒物・毒素などを体内に摂取して好ましくない反応を起こすこと。毒あたり。「ガスー」「食ー」●[俗]依存症。「ニコチン―」「活字―」「買い物―」[参考]現在は、「物質使用障害」ともいう。 **ちゅう・どしま**【中年『増】中ぐらいの年増。[参考]昔は、二〇歳過ぎから三〇歳ぐらいまでの女性をさした。 **ちゅうと・はんば**【中途半端】《名・形動》●物事がやりかけのままであること。未完成の状態であること。●どっちつかずで徹底していないこと。「彼は何をやらせてもーだ」 <938> **ちゅう・とろ**【中とろ】マグロの肉で、適度の脂肪分があるところ。すし種・刺身などにする。 **ちゅう・とん**【駐屯】《名・自サ》軍隊が、その土地に・とどまる(居つく)こと。「―地」類語{駐留}。 **チューナー** テレビなどの電波受信機で、ある特定の周波数に同調させるための装置。同調器。▽tuner **ちゅう・なごん**【中納言】太政官の次官。令外の官で、大納言に次ぐもの。唐名は黄門。 **ちゅう・にかい**【中二階】二階と一階との中間の高さに作られた階。 **ちゅう・にく**【中肉】●太りすぎてもやせすぎてもいない、ほどよい肉づき。普通の太りぐあい。四字「―中背」●中程度の品質の食肉。並肉。 **ちゅうにち**【中日】●彼岸の七日間のまん中の日。彼岸の中日。春分・秋分の日に当たる。●一定の期間・日数のまん中の日。なかび。 **ちゅう・にち**【駐日】日本に駐在すること。「―アメリカ大使」 **ちゅう・にゅう**【注入】《名・他サ》●液体を容器などにそそぎ入れること。「ライターにガスを―する」●ある物事を一か所に集中して送り込むこと。「道路建設に予算を―する」●[断片的に、また強制的に]知識や思想をつめこむこと。「根性を―する」 **ちゅう・にん**【中人】[小人・大人に対して][小・中学生ぐらいの年齢の者。風呂屋などの料金の区分に多く使う] **ちゅう・にん**【仲人・中人】[文]●仲裁する人。仲裁者。●結婚をとりもつ人。媒酌人。なこうど。 **チューニング** ●テレビ・ラジオの受信機で、特定の周波数に同調させること。●楽器の調律・音合わせ。「ギターのーをする」▷tuning **ちゅう・ねん**【中年】青年と老年との間の年ごろ(の人)。類語{壮年}。 **ちゅう・のう**【中脳】大脳の下の間脳と小脳にはさまれている部分。視覚・聴覚などに関係するほか、大脳半球から脊髄に伝わる運動神経の道筋となる。 **ちゅう・のう**【中農】中規模の農業を営む・家(人)。対{大農}・{小農}。 **ちゅう・のり**【宙乗り】歌舞伎で、針金・滑車などを利用して役者を宙につり上げ、空中を行くように見せる演出。また、その仕掛け。宙づり。 **ちゅう・は**【中波】波長一〇〇~一〇〇〇m、周波数三〇〇~三〇〇〇kHzの電波。ラジオ放送などに使う。略語MF。対{長波}・{短波}。 **チューバ** 金管楽器の一つ。大型のらっぱで、金管楽器のうちの最低の音域を受け持つ。▽tuba **ちゅう・ハイ**【酎ハイ】[俗]焼酎を炭酸水で割った飲みもの。[参考]「ハイ」は「ハイボール」の略。 **ちゅうばい‐か**【虫媒花】昆虫の媒介によって受粉する花。 **ちゅうばつ**【誅伐】《名・他サ》[文]悪人や罪のある者を討ちほろぼすこと。類語{誅戮}。 **ちゅう・ぼく**【忠僕】主人に忠実に仕える下僕。忠実なしもべ。 **ちゅう・ぼそ**【中細】中ぐらいの太さである・こと(もの)。「―の毛糸」 **ちゅう・ぼん**【中『品】[仏]極楽浄土へ往生するときの階級で、九品のうちの中位の三つ。[参考]→九品。 **ちゅう・みつ**【稠密】《名・形動》[文][人や人家が]すきまなく集まっていること。密集。「人口の―地帯」[注意]「しゅうみつ」は誤読。 **ちゅう・もく**【注目】《名・自他サ》注意してよく見ること。また、関心をもって見守ること。「事のなりゆきにーする」「―の的になる」類語{注視}。{瞩目}。 **ちゅう・もん**【中門】●表門より内側にある門。●社寺の楼門と拝殿との間にある門。●寝殿造りの表門と寝殿との間にある門で、中庭に通じる入り口。 **ちゅう・もん**【注文・註文】《名・他サ》●品質・数量・寸法・価格などを指定して、品物の製作・配達・送付などを依頼すること。また、その依頼。「ラーメンを二つーする」[句]「一をとる」●人に物事をたのんだりゆだねたりするとき、希望や条件を出すこと。また、その希望や条件。「早期実現とは無理なーだ」類語{所望}。―ながれ【―流れ】注文を受けてととのえたものが、引き取られずにそのままになっていること。また、その品物。―を付・ける《句》●自分の望みや条件を相手にいう。●相撲で、自分の有利な体勢に持ち込むために特に工夫した手を打つ。 **ちゅう・や**【中夜】●一夜を初・中・後の三つに分けたときの、真ん中の時間。午後九時ごろから午前三時ごろまでの間。[参考]初夜・後夜。●よなか。深夜。 **ちゅう・や**【昼夜】■《名》ひると、よる。[句]「ーを分かたず働く」類語{日夜}。《副》ひるもよるも。よるひるの区別なく。「―、研究に没頭する」類語{日夜}。―おび【一帯】表と裏とを別の布で仕立てた女帯。腹合わせ帯。―を舎おかず《句》昼夜の区別なく。昼も夜も休まないで。絶えず。〈論語·子罕〉 **ちゅうや・けんこう**【昼夜兼行】昼夜の区別なく続けて事を行うこと。「―の行軍」「―で工事を急ぐ」 **ちゅう・ぼう**【厨房】[文]台所。調理場。厨。 **ちゅう‐はば**【中幅】●大幅と小幅の中間の幅の布。幅四五cm内外。対{大幅}・{小幅}。●「中幅帯」の略。中幅の布地で仕立てた、幅二六cm内外の丸帯。 **ちゅう‐ばん**【中盤】勝負事で、戦いが中ほどまで進んだ時期(の形勢)。「選挙戦も―に突入した」対{序盤}・{終盤}。 **ちゅう・び**【中火】[料理で、にたり焼いたりする時の]中ぐらいの勢いの火加減。対{強火}・{弱火}。 **ちゅう‐ぶ**【中部】●中央の位置にあたる部分。まん中の部分。●「中部地方」の略。新潟・富山・石川・福井(以上、北陸地方)、静岡・愛知(以上、東海地方)、山梨・長野・岐阜の九県からなる地方。 **チューブ** ●くだ。●歯みがき・接着剤・薬品などを入れ、押し出して使う筒状の容器。●車などのタイヤの中に入れて空気をつめるゴム製のくだ。▽tube **ちゅう・ぶう**【中風】脳卒中ののち、意識が回復しても残る、半身不随や手足の麻痺や言語障害などの症状。中気。ちゅうふう。ちゅうぶ。 **ちゅう・ふく**【中腹】山頂とふもとの中間。山腹。 **ちゅう・ぶらりん**【宙ぶらりん・中ぶらりん】《名・形動》[俗]●空中にぶらさがっていること。●どっちつかずで中途はんぱなこと。「―な気持ち」 **ちゅうぶる**【中古】ちゅうこ(中古)②。 **ちゅう・へん**【中編・中篇】[小説・映画などで]長編と短編の中間の長さの作品。特に、中編小説。対{長編}・{短編}。●三編に分かれている作品の、中間の一編。第二編。対{前編}・{後編}。 <939> **ちゅう・ゆ**【注油】《名・自サ》●機械などに油をさすこと。●燃料を補給すること。 **ちゅう・ゆう**【忠勇】《名・形動》[文]忠義と勇気をかね備えていること。四字「一無双」 **ちゅう‐よう**【中庸】●《名・形動》考えや行いがかたよらず穏当なこと。[句]「ーを得る」類語{中正}。{中道}。●四書の一つ「礼記」から、中庸の徳を述べたもの。 **ちゅう‐よう**【中葉】[文]ある時代の中ごろ。中期。「二〇世紀一」 **ちゅうよう・とっき**【虫様突起】「虫垂」に同じ。 **ちゅう・よう**【仲陽】陰暦二月の別称。仲春。 **ちゅうりき‐こ**【中力粉】小麦粉で、たんぱく質・グルテンなどの含有量は強力粉と薄力粉との中間のもの。主にめん類に用いられる。対{強力粉}。{薄力粉}。 **ちゅう・りく**【誅戮】《名・他サ》[文]罪のある者を殺すこと。類語{誅伐}。{誅殺}。 **ちゅう・りつ**【中立】《名・自サ》●対立して争う者の間にあって、どちらにも味方したり反対したりしないこと。「非武装―」●[法]戦争に参加しない国家の国際法上の地位。敵対する双方の国に対して公平と無援助とを原則とする。局外中立。―ちたい【―地帯】●戦争の際に、交戦国間の協定に基づいて相互に兵力を入れないよう定めた地域。非武装地帯。●平時において、要塞など構築や軍隊の駐兵を禁止された地域。 **チューリップ** ユリ科の多年草。四、五月ごろ、葉間からのばした茎の先に釣り鐘形の花をつける。鬱金香。▽tulip **ちゅう・りゃく**【中略】《名・他サ》文章で、途中の文句を省くこと。対{前略}・{後略}。{上略}・{下略}。 **ちゅう・りゅう**【中流】●川が源流から海へ流れ出るまでの間のなかほどの部分。●川の流れのまん中。川の中ほど。●社会における地位・生活程度などが中ぐらいの階級。中産階級。対③{上流}・{下流}。 **ちゅう・りゅう**【駐留】《名・自サ》軍隊がある地に長くとどまること。「一軍」類語{進駐}。{駐屯}。 **ちゅう・りん**【駐輪】自転車をとめておくこと。「―場」 **ちゅう・れい**【忠霊】[文]忠義をつくして死んだ人の霊。英霊。忠魂。「——塔」 **ちゅう・れつ**【忠烈】[文]忠義心のきわめて強いこと。四字「―無比」 **ちゅう・れん**【注連】[文]しめ飾り。しめなわ。 **ちゅうろう**【中老】●室町・江戸時代の諸大名家の重臣で、家老の次の位。●武家の奥女中で、老女の次の位(の人)。 **ちゅう‐ろう**【中、薦】●平安時代、宮中の女官で、上﨟の下、下﨟の上の位(の人)。●江戸時代、幕府または大名に仕えた奥女中。 **ちゅう‐ろう**【柱廊】天井を支える柱だけが並んで吹き通しになっている廊下。コロネード。 **ちゅう・わ**【中和】《名・自他サ》●異なる性質をもつものが融合して、互いにその効力を弱め、中間の性質をもつものになること。「――政策」●[理]●酸と塩基とが反応して、水と塩とを生じること。●正電荷と負電荷とが打ち消し合って、電荷を失うこと。 **チューン・ナップ**《名・他サ》特別な調整をして、全体の性能を高めること。特に、自動車の走行性能を高めるためにする整備。チューンアップ。▽tune-up **チュニック** 丈が腰下あたりまである女性用上着。チュニックコート。▽tunic **ちよ**【千代】[文]きわめて長い年月。永遠。永久。千載。ちとせ。類語{八千代}。 **ちょ**《接尾》[俗][名詞、形容詞の語幹につけて]「・・・である者」「・・・のもの」の意。「太っー」「横っ―」 **ちょ**【緒】(「しょ」の慣用読み)[文](糸のはしの意から)物事の始め。いとぐち。端緒。―に就・く《句》◆しょ(緒)につく。 **ちょいちょい**《副》[俗]同じ事が間をおいてくり返されるようす。たびたび。ちょくちょく。「ミスがー出る」 **ちょいと**■《副》少しばかり。ちょっと。「――困った」■《感》[主に女性が]人に呼びかけるときに用いることば。もし。[やや古風な言い方]「―、そこの若旦那」 **ちょい・やく**【ちょい役】[俗][映画や演劇などで]ほんのちょっと出演するだけの役。端役。 **ちょう**【超】■《接頭》●ある限度を通りこしている意。「一満員」「音速」●あるものから極端に逸脱している意。「―自然」「一論理」《接尾》「その方が多くなる」意。「払い―」「輸出―」■《副》[俗]程度が並はずれているようす。「―かわいい」 **ちょう**【帳帖】《接尾》「帳面」「帳簿」などの意。「日記―」「練習」 **ちょう**【張】《助数》琴・弓など、弦をはったものを数える語。●幕・かやなど、はりわたしたものを数える語。 **ちょう**【挺挺】《助数》●銃・すき・くわ・墨・ろ・かじ・ろうそく・のこぎり・かんな・包丁・といし・三味線・バイオリンなど、手に持つ細長いものを数える語。●かご・人力車などを数える語。[表記]「丁」でも代用する。 **ちょう**【丁】《名》[ばくちなどで]さいころの目の偶数。「―か半か」対{半}。《助数》●和とじの書物の紙数を数える語。表裏で一丁になる。枚。葉。●豆腐を数える語。●[飲食店などで]一人前を単位とする料理を数える語。「ラーメン一―」 **ちょう**(町)目。→ちょうめ。 **ちょう**【兆】《名》●物事が起こる前ぶれ。きざし。「不況のー」類語{前兆}。{徴候}。■《助数》億の一万倍を一とする単位。一〇の一二乗。[名詞として、「一兆」の意でも使う]「―をこえる予算」 **ちょう**【寵】[文][目上の人・身分の高い人などが]特別にかわいがること。寵愛。[コロ]「皇帝のーを得る」 **ちょう**【庁】●役所。●国家行政組織法による外局の一つ。金融庁・気象庁など。 **ちょう**【徴】[文]●まえぶれ。きざし。徴候。「乱世の―」●呼びだすこと。召しだすこと。「―に応じる」 **ちょう**【著】書物を著すこと。また、その書物。著書。 **ちょう**【朝】《名》[文]●朝廷。「――に仕える」●天子の治める国。対{野や}。■《接尾》●一人の君主または同系統の君主の在位期間。御代。「南――」「清一」「ビクトリアー」●同一地方に都が置かれていた時代。「奈良一」「平安一」 **ちょう**【町】■《名》●地方公共団体の一つ。都道府県に属し、市と村との中間に位する。まち。■《接尾》●《名・助数》尺貫法で、距離の単位を表す語。一町は六〇間。約一〇九m。[表記]「丁」とも書く。●《名・助数》土地の面積の単位を表す語。一町は一〇反。約九九・一七a。●市街地の小区分された地域名にそえる語。「千代田区内幸―」[参考]行政区画とは無関係。 <940> **ちょう**【庁】化膿菌が侵入してできる、急性で悪性のはれもの。赤くはれて激しく痛む。顔にできたものを特に面庁と呼ぶ。 **ちょう**【腸】消化器の一部。胃の幽門の下に始まり肛門に至る部分。小腸と大腸に分かれる。食物の消化・吸収を行う。はらわた。 **ちょう**【蝶】チョウ目の昆虫のうち、ガを除いたものの総称。二対のはねは鱗粉でおおわれ、多彩で模様が美しい。花のみつを吸う。幼虫は毛虫・青虫などと呼ばれ、さなぎを経て成虫になる。種類がきわめて多い。ちょうちょう。ちょうちょ。―よ花よ《句》親が自分の娘をひどくかわいがり大事にするようす。「―と育てた一人娘」 **ちょう**【調】■《名》●律令時代の税制の一つ。成年男子に課せられたもので、その土地の産物を納税者に中央まで運搬させて納めさせた。●一つの音階または和音をもととした音組織の特性。長調と短調に大別され、主音の位置によってハ長調・イ短調などと呼ぶ。■《接尾》[名詞について]●詩歌の音節数による調子の意。「七五―」●ある調子・特徴・形式などがそれに属する意。「貴族―の生活」「まんがー」類語{風}。 **ちょう**【長】■《名》●ある集団の中で、いちばん高い地位(にある人)。かしら。「一家の―」「委員―」●[文]年上(の人)。年長(の人)。「五年の一」●[文]長いこと。「―短二本の棒」●[文]すぐれている・こと(点)。まさっている・こと(点)。長所。[句]「短を捨て―を取る<漢書・芸文志>」対③④{短}。■《接頭》「長い」の意。「―距離」「一時間」対{短}。 **ちょう・あい**【丁合】[製本の工程で]印刷のすんだ紙をページ順に正しくそろえる作業。「―を取る」 **ちょう・あい**【寵愛】《名・他サ》特別にかわいがること。[句]「主君の一を受ける」 **ちょう・あい**【帳合】●台帳と現金や商品の出入りとを照らし合わせて、収支を確かめること。●帳簿に収支を記入し、計算すること。 **ちょう‐あく**【懲悪】悪をこらしめること。四字「勧善―」 **ちょう・い**【弔意】[文]人の死を悲しみ、とむらう気持ち。[コロ]「―を表す」対{賀意}。 **ちょう・い**【弔慰】《名・他サ》[文]死者をとむらい、遺族をなぐさめること。「―金」類語{弔問}。 **ちょう・い**【潮位】満潮や干潮によって変化する海面の高さ。潮高。「――が上がる」 **ちょういん**【調印】《名・自サ》[法]条約・契約などの文書に双方の代表者が署名・捺印して内容を承認すること。「停戦協定に―する」 **ちょうえき**【懲役】自由刑の一つ。犯罪人を刑務所に拘置して、一定の労役に服させること。「五年以下のーまたは禁錮」 **ちょう・えつ**【超越】《名・自サ》ある限界・範囲をはるかにこえること。また、ある物事からぬけ出て、より高い立場にあること。「利害を―する」類語{超脱}。 **ちょう・えん**【腸炎】「腸カタル」に同じ。ービブリオ 食中毒の原因となる細菌の一つ。海産の魚介類などに付着する細菌で、それを食べると約一〇時間ほどで嘔吐・腹痛・下痢などの症状が表れる。 **ちょう・えん**【長円】「楕円」に同じ。 **ちょう・おん**【朝恩】[文]朝廷の恩。天子の恩。 **ちょうおん**【聴音】[文]音を聞きとり、聞き分けること。―き【―機】あるものの発する音を感受し、そのものの方向や距離を探知する装置。水中聴音機・空中聴音機などがある。 **ちょうおん**【調音】●《名・自サ》声帯より上の音声器官が、ある音声を発するために必要な位置をとり一定の運動をすること。●《名・他サ》[音]調律。 **ちょう・おん**【長音】母音を長く引きのばす音節。日本語ではふつう二音節に数える。「おとうさん」「おかあさん」の「とう」「かあ」などや、「オ」に対する「オー」など。対{短音}。―ふごう【一符号】母音を引きのばすのに用いる符号。外来語の表記に用いられる「アー」「オー」の「ー」など。長音記号。 **ちょうおんかい**【長音階】西洋音階の一つ。第三・四音の間と第七・八音の間が半音で、他は全音よりなっている七音の音階。対{短音階}。 **ちょう・おんそく**【超音速】空気中を伝わる音の速度よりはやい速度。「―機」 **ちょうおんぱ**【超音波】振動数が毎秒二万ヘルツ以上で、人間の耳には聞こえない音波。深海測定・魚群探知・医療などに利用。 **ちょう・か**【弔歌】[文]死者をとむらう歌。挽歌。 **ちょう・か**【弔花】人が亡くなったときにおくる花や花輪。 **ちょう・か**【町家】●町人の家。商人の家。商家。[古風な言い方]●町の中にある家。まちや。 **ちょう・か**【超過】《名・自サ》[数量・時間などが]一定の限度をこえること。「手荷物の一料金」 **ちょう・か**【釣果】[文]釣りの成果。釣りのえもの。 **ちょう・か**【長歌】和歌の形式の一つ。五・七音の句を三つ以上連ねて、最後に七音で結ぶもの。ふつう、別に反歌をそえる。ながうた。対{短歌}。 **ちょう・か**【長靴】皮革製の長ぐつ。ブーツ。 **ちょう・が**【朝賀】昔、元日に諸臣が朝廷に参上して、天皇に新年のよろこびを申し上げたこと。朝拝。 **ちょう・かい**【懲戒】《名・他サ》不正・不当な行為に対して制裁を加えること。特に、公務員の義務違反に対して、制裁を科すること。類語{懲罰}。―かいこ【一解雇】使用者が労働者の職務秩序違反に対して制裁として行う解雇。―しょぶん【―処分】懲戒のためになされる行政処分。免職・停職・減給・戒告などがある。ーめんしょく【一免職】公務員が懲戒処分によってその職をやめさせられること。 **ちょう・かい**【朝会】「朝礼」に同じ。 **ちょう・かい**【町会】●「町議会」の旧称・通称。●町の住民で組織され、町内のことを相談して実行する会。町内会。 **ちょう・かく**【弔客】[文]人の死をとむらうために訪れる人。とむらい客。弔問客。 **ちょう・かく**【聴覚】空気・水などの媒体を伝わって耳で受けた音波の刺激が、脳に伝えられて生じる感覚。 **ちょう・カタル**【腸カタル】腸の粘膜に起こる炎症。腐敗食品の摂取や細菌感染などで起こる。腸炎。 **ちょう・かん**【朝刊】日刊新聞で、朝、発行されるもの。対{夕刊}。 **ちょうかん**【長官】官庁などの最高の官職。「最高裁――」「警察庁―」 **ちょうかん**【鳥瞰】《名・他サ》[文]空中または高い所から地上を見下ろすこと。また、広い視野で全体を大きく見わたすこと。俯瞰。展望。「世界経済を―する」―ず「―図】高所から広く下界を見下ろしたようにえがいた図。「自然景観の―」 <941> **ちょうき**【「寵『姫】[文][身分の高い人に]特にちやほやされている女性。 **ちょう・き**【弔旗】とむらう気持ちを表すためにあげる旗。さおの中ほどに旗をかかげたり(=半旗)、さおの頂上に黒布をつけたりする。 **ちょうき**【長期】長い期間。「―予報」対{短期}。―てき【一的】《形動》期間が長いようす。長い期間にわたるようす。「―な円高」「―に考えると」 **ちょう‐ぎかい**【町議会】地方自治体としての町の意思を決定する議決機関。町会。 **ちょう・きゃく**【弔客】ちょうかく(弔客)。 **ちょう‐きゅう**【長久】[文]長く久しいこと。長く続くこと。とこしえ。永久。四字「武運——」 **ちょうきょ**【聴許】《名・他サ》[文]意見や願いを聞きとどけて許すこと。 **ちょうぎょ**【釣魚】[文]魚つり。つり。 **ちょう・きょう**【調教】《名・他サ"》馬・犬・猛獣などの動物を訓練すること。慣らしてしこむこと。「―師」 **ちょうきょり**【長距離】●長い距離。「―列車」●陸上・水泳競技で長い距離で競う種目。●「長距離競走」の略。陸上競技の競走種目で、五〇〇〇メートル以上とマラソンなど。対{短距離}・{中距離}。 **ちょうきん**【彫金】たがねを用いて金属に彫刻をほどこすこと。また、その技法。 **ちょうきん**【超勤】「超過勤務」の略。規定の時間をこえて勤務すること。過勤。「――手当」 **ちょう‐く**【長軀】[文]長身。対{短軀}。 **ちょう‐く**【長駆】《名・自サ》[文]●遠くまで馬を走らせること。遠乗り。遠駆け。●一気に長い距離を走ること。「―ホームインする」 **ちょうけい**【長兄】いちばん年上の兄。対{末弟}。 **ちょうけい**【長径】楕円形のさしわたしの中でいちばん長いもの。長軸。対{短径}。 **ちょう・けし**【帳消し】《名・他サ"》●貸借などの金銭勘定が終わって、帳簿に記載された金高を棒線で消すこと。転じて、貸借関係がなくなること。棒引き。「借金を一にする」●互いに差し引いて残りがなくなること。「前回の殊勲打も今日のエラーでーだ」 **ちょうけつ**【長欠】《名・自サ》「長期欠席」「長期欠勤」の略。長い間学校または勤務を休むこと。 **ちょう・けん**【朝見】《名・自サ》[文]臣下が天子にお目にかかること。 **ちょう・けん**【朝憲】[文]朝廷で定めたおきて。転じて、国の根本となる法。国憲。四字「一紊乱」 **ちょう・けん**【長剣】●長い剣。●時計の長いほうの針。長針。対①②{短剣}。 **ちょう‐げん**【調弦】《名・自他サ"》弦楽器の弦の音律をととのえること。[参考]楽器一般については調律という。類語{調律}。 **ちょう‐げんじつしゅぎ**【超現実主義】「シュールレアリスム」に同じ。 **ちょう‐こう**【彫工】[文]彫刻を職業とする人。彫り物師。彫り師。 **ちょう‐こう**【徴候・兆候】物事が起こる前ぶれ。きざし。「よいー」「風邪の―」類語{兆}。{兆し}。{前兆}。―てき【一的】《形動》物事の前触れとしての性質を有するようす。「―な現象」 **ちょう‐こう**【朝貢】《名・自サ》[文]外国からの使いが朝廷にみつぎ物をたてまつること。来貢。 **ちょう‐こう**【聴講】《名・他サ》講義をきくこと。類語{受講}。―せい【一生】正規の学生ではないが、聴講を許可された人。 **ちょうこう**【長江】●[文]長大な川。●中国で「揚子江」の正式名称。 **ちょうこう**【長考】《名・他サ》長い時間、考えること。「―三時間」 **ちょう・こう**【長講】長い時間にわたって、講演・講談を行うこと。四字「一一席」 **ちょうこう**【調光】《名・他サ》光量を調節すること。「自動でーする」「―器」「―レンズ」 **ちょう‐ごう**【調号】楽曲の調子を示すために、楽譜の始めに書く、シャープ・フラットの記号。 **ちょう‐ごう**【調合】《名・他サ》薬品を(決まった分量どおりに)二種類以上まぜあわせること。類語{調薬}。{調剤}。{配剤}。 **ちょうこう‐ぜつ**【長広舌】長々としゃべりたてること。長舌。[コロ]「―をふるう」類語{多弁}。「長口舌」は誤り。 **ちょう・こうそう**【超高層】建造物がきわめて高いこと。「ービル」[参考]六〇m以上の建物をいう。 **ちょうこく**【彫刻】《名・他サ"》木・石・金属などをほりきざんで、物の形や模様などをかきあらわしたり、立体的な像を作ったりすること。また、そのようにほりきざんだ(芸術)作品。彫り物。 **ちょうこく**【、肇国】[文]新しく、国を作ること。国をはじめること。建国。 **ちょうこく**【超克】《名・他サ》[文]困難や苦境をのりこえ、それにうちかつこと。「苦悩を―する」 **ちょう・こん**【長恨】[文]終生忘れることのできないうらみ。類語{多恨}。 **ちょう・さ**【調査】《名・他サ》物事の実態・事実などを明らかにするために調べること。取り調べ。「世論―」「独自にーする」 **ちょう‐ざ**【長座・長、坐】《名・自サ》[文]他人の家に客として長時間いること。長居。 **ちょうざい**【調剤】《名・自他サ"》薬剤を調合して、薬を作ること。調薬。「――薬局」類語{調合}。 **ちょう・ざめ**【蝶、鮫】チョウザメ科の海魚。産卵期に川に上る。卵の塩漬けは「キャビア」と呼ばれる。食用。 **ちょうさん・ぼし**【朝三暮四】目の前の利益にとらわれて結果が同じになることに気づかないこと。また、ことばたくみに人をだますこと。朝四暮三。[故事]猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ暮れに四つ与えようと言ったらおこったので、朝に四つ暮れに三つ与えようと言ったら喜んだという、「荘子」「列子」の寓話から。 **ちょうさん・りし**【張三李四】ありふれた人。一般庶民。[参考]張氏の三男、李氏の四男の意。張も李も中国に多い姓。 **ちょう・し**【弔詞】[文]死者をとむらって述べることば。おくやみのことば。弔辞。類語{弔文}。対{祝詞}。 **ちょうし**【聴視】《名・他サ》(テレビを)聞いたり見たりすること。視聴。「一者」 **ちょうし**【調子】●音楽で、音の高低。音調。●話す人の気持ちや肉体の状況が反映している、声の高低・強弱・緩急などのぐあい。「甲高い―で話す」類語{口調}。{語調}。{抑揚}。{イントネーション}。●物事の程度。特に、文章表現の程度。「―の高い文章」●[体や機械などの]働きのぐあい。コンディション。「胃の―が悪い」●物事の、進行のぐあい。事を運んでゆくときの、やり方のかげん。「今のーで続けなさい」●相手の気持ちに応じた様子・態度。その場の状況に応じた様子・態度。「―を合わせる」●勢い。はずみ。「――が出る」―づ・く【一付く】《自五》●はずみがつく。勢いがつく。「商売が―・く」●いい気になって、うわつく。図《四》。―はずれ【一外れ】《名・形動》●正しい音律・音階からはずれていること。●考え方や行動が他とちがっていて、調和せず奇妙なこと。同②{調子はぐれ}・{調子っぱずれ}。―もの【一者】●調子にのって軽はずみなことを言ったりしたりする人。●いいかげんに他と調子を合わせる人。無責任に迎合する人。[参考]②とも多く「おー」の形で使う。―が良い・い《句》●相手の気持ちに合うような、(心にもない)適当なことを言ったりしたりして、気を引くのがじょうずである。●順調である。ぐあいがいい。―に乗・る《句》●[仕事などの]進みぐあいがよくなる。順調に進む。●おだてられて、いい気になる。――を合わ・せる《句》●相手の気に入るように、話や態度を合わせる。●音の高低・強弱・速さなどを合わせて程よくする。●機械の動きなどを調整する。 <942> **ちょう・し**【銚子】●酒を杯につぐための長い柄のついた器。●酒を入れてあたため、ちょこなどにつぐための器。徳利。[句]「おーをつける(=酒をあたためる)」 **ちょう・し**【長子】最初に生まれた子。特に、長男。総領。対{末子}。 **ちょう・じ**【丁子・丁字】フトモモ科の常緑高木。熱帯地方に栽培される。九月ごろ、枝の先に白または淡紅色の香りのある花をつける。つぼみを干して、香料や薬品にしたり、つぼみや実などから油をとる。クローブ。 **ちょう‐じ**「寵児】[文]●特別にかわいがられている子。類語{愛児}。{秘蔵っ子}。●時流にのってもてはやされている人。[句]「時代の―」類語{花形}。 **ちょう‐じ**【弔事】とむらいごと。対{慶事}。 **ちょう・じ**【弔辞】死者をとむらうことば。追悼文。弔詞。「―を述べる」類語{弔文}。対{祝辞}。 **ちょう・しぜん**【超自然】《名・形動》自然の法則を超越し、理屈では説明できないこと。「―の現象」 **ちょうじつ**【長日】[文]昼間の時間が長い日。夏の日。永日。対{短日}。―しょくぶつ【一植物】一日の日照時間が一定時間以上にならないと花をつけない植物。春から夏にかけて花をつけるものに多い。ダイコン・ホウレンソウ・アブラナなど。対{短日植物}。 **ちょう‐しゃ**【庁舎】官公庁の建物。「市―」 **ちょう‐じゃ**【長者】●年上または目上の人。特に、地位や徳の高い年長者。長老。●大金持ち。富豪。金満家。「億万―」「一番付」「わらしべー」 **ちょう‐しゃく**【長尺】標準以上に長い・こと(もの)。ちょうじゃく。「―の鉄材」「―の映画」「一物」 **ちょうしゅ**【聴取】《名・他サ》●(公の立場で)ききとること。「参考人から事情を―する」●ラジオ放送を聞くこと。「―者」「―率」 **ちょうじゅ**【長寿】寿命の長いこと。長命。長生き。「―を保つ」四字「不老―」 **ちょう・しゅう**【徴収】《名・他サ》法規・規約などに従って、税金・手数料・会費などをとりたてること。「会費を―する」対{納入}。 **ちょう・しゅう**【徵集】《名・他サ》国家などが人・金銭・物品を強制的に集めること。特に、もと兵役制度で、現役兵として強制的に人を呼び集めたこと。「兵員を―する」類語{召集}。{徵募}。{徵用}。 **ちょう・しゅう**【聴衆】演説・講演・音楽などを聞きに集まった人々。 **ちょう・しゅう**【長州】「長門の国」の唐風の呼びば。 **ちょう・しゅう**【長袖】[文]●ながい袖(の着物)。●袖の長い着物を着た(実行力のとぼしい)人。特に、公卿・僧。 **ちょうじゅう**【弔銃】軍人などの死をとむらうため葬儀の際に一斉に小銃をうつこと。 **ちょうじゅう**【鳥獣】鳥やけもの。禽獣。 **ちょう‐じゅう**【鳥銃】鳥をうつ小銃。 **ちょう・しゅつ**【重出】《名・他サ》◆じゅうしゅつ(重出)。 **ちょうしょ**【調書】●調べた結果を記した文書。しらべがき。「身上―」●[法]訴訟手続きの経過・内容などを記録した公文書。 **ちょう・しょ**【長所】特にすぐれているところ。とりえ。美点。「―を生かす」対{短所}。――は短所《句》人はその長所にたよりすぎてかえって失敗を招くことがあるので、長所というものは見方を変えれば短所でもある。 **ちょうじょ**【長女】最初に生まれた女の子。いちばん年上の娘。総領娘。一女。 **ちょう‐しょう**【嘲笑】《名・他サ》[文]ばかにして笑うこと。嘲笑い。類語{冷笑}。 **ちょう・しょう**【寵妾】[文]気に入りのめかけ。 **ちょうしょう**【弔鐘】[文]●死者をとむらって打ち鳴らす鐘の音。●物事の終わりを告げるしるし。 **ちょう‐しょう**【徴証】[文]ある結論を引き出すよりどころとなるもの。証拠。あかし。徴憑。 **ちょう‐しょう**【長、嘯】《名・自サ》[文]声を長く引いて詩歌を吟じること。 **ちょうじょう**【重畳】《名・自サ・形動》[文]いくえにも重なっていること。「山岳ーとしてそびえたつ」●《名・形動》よい事が重なり、この上もなく満足なこと。「無事でーだ」[古風な言い方] **ちょうじょう**【長上】[文]年上または目上の人。 **ちょうじょう**【長城】長く続いている城。特に、中国の万里の長城。 **ちょうじょう**【頂上】●[山や高い建物の]いただき。てっぺん。●ある状態がそれ以上にはならないところに達していること。「夏の暑さも今がーだ」類語①②{頂点}。 **ちょうじょう・げんしょう**【超常現象】科学では説明できない不思議な現象。心霊現象・超能力など。 **ちょうしょく**【朝食】朝の食事。朝飯。対{昼食}・{夕食}。 **ちょう‐じり**【帳尻】(帳簿の終わりの部分の意で)収支の最終的計算。決算の結果。―を合わせる《句》●収支が合うようにする。「売り上げの―・せる」●最終的に物事のつじつまが合うようにする。「何とか話の―・せる」 **ちょう・じる**【長じる】《自上一》●成長する。類語{育つ}。●物事にすぐれる。まさっている。「語学にー・じた国際派」●年が上である。年長である。「妹より三年―・じる姉」=長ずる。 <943> **ちょう・しん**【寵臣】[文]気に入りの家来。 **ちょう・しん**【聴診】《名・他サ》おもに聴診器で、呼吸音・心音・胸膜音など体内の諸器官の音をきき、病気診断の手がかりとすること。 **ちょう・しん**【調進】《名・他サ》[文]注文の品をととのえて納めること。類語{調達}。{調製}。 **ちょう・しん**【長身】背丈が高い・こと(体)。また、その人。長軀。四字「―痩軀」 **ちょう・しん**【長針】時計の長い方の針。分針。対{長剣}。対{短針}。 **ちょう・じん**【超人】人間とは思えないほど並はずれの能力を持つ人。スーパーマン。ーてき【一的】《形動》人間とは思えないほどのすぐれた能力を持っているようす。 **ちょう・じん**【鳥人】[文]操縦技術の巧みな飛行家や、スキーの跳躍競技の選手を鳥にたとえていう語。 **ちょう・しんけい**【聴神経】聴覚を伝える感覚神経。内耳で生じた聴覚と平衡覚を脳に伝える。蝸牛神経。 **ちょう・しんせい**【超新星】[天]進化の最終過程で、突然に爆発してきわめて明るく輝く星。 **ちょうしん・るこつ**【彫心鏤骨】《名・自サ》<「る」は「鏤」の呉音>[文](心に刻み、骨にちりばめる意で)ひどく苦心して(詩文などの芸術作品を)作り上げること。ちょうしんろうこつ。「―の作品」 **ちょうず**【『手『水】(「てみず」の転)●手や顔を洗い清めるための水。また、洗い清めること。●便所。手洗い。●便所に行くこと。また、大小便。―ば【一場】●便所のそばにある、手を洗うところ。手洗い。●便所。かわや。手洗い。[①②とも古風な言い方]―ばち【―鉢】手を洗う水を入れておく鉢。 **ちょう・すいろ**【長水路】コースの長さが五〇m以上あるプール。対{短水路}。 **ちょう‐すう**【丁数】●おもに和とじの書物の紙の枚数。[参考]一丁は、裏表二ページをさす。●偶数。[古風な言い方] **ちょう・する**【朝する】《自サ変》[文]●宮中に参上する。●朝廷にみつぎ物をささげる。朝貢する。 **ちょう!する**【「寵する】《他サ変》[文]特別にかわいがる。「美女を―・する」 **ちょう・する**【弔する】《他サ変》[文]人の死を悲しみいたんでくやみを述べる。とむらう。「亡き友の霊をーする」 **ちょう・する**【徴する】《他サ変》[文]●呼び出す。呼び集める。「兵を―・する」●取りたてる。「税を―・する」●求める。要求する。「意見を―・する」●証拠や根拠を求める。「経験に―・して明らかだ」 **ちょう!ずる**【長ずる】《自サ変》→長じる。 **ちょうせい**【町制】地方自治体としての町のしくみや権限などを定めた制度。 **ちょうせい**【調整】《名・他サ》手を加えて、正常な(都合のよい)状態にととのえなおすこと。「意見を―する」「日程を―する」類語{調節}。―ち【―池】水力発電所や浄水場で、水量を調整するために設けられた貯水池。 **ちょうせい**【調製】《名・他サ》注文や好みに合わせてこしらえること。「背広を―する」類語{調進}。 **ちょうせい**【長生】《名・自サ》[文]ながいきをすること。長命。「健康で―する秘訣」 **ちょうせい**【長逝】《名・自サ》[文](遠くへ去って永久に帰らない意から)死ぬこと。逝去。死去。 **ちょう・ぜい**【徴税】《名・自他サ》税金を取り立てること。収税。対{納税}。 **ちょう・せき**【朝夕】■《名》[文]朝と夕方。あさばん。《副》[文]いつも。あけくれ。 **ちょうせき**【潮、汐】周期的に満潮と干潮がくり返す現象。 **ちょうせき**【長石】[鉱]珪酸塩鉱物の一つ。火成岩・変成岩の主要成分。陶磁器やガラスの原料となる。 **ちょうせつ**【調節】《名・他サ》物事の調子をほどよくととのえること。コントロール。「ラジオの周波数を―する」「温度―」類語{調整}。 **ちょう・ぜつ**【超絶】《名・自サ"》他とは比べることができないほどとびぬけてすぐれていること。四字「―技巧」 **ちょうぜつ**【長舌】[文]ながながとしゃべること。長広舌。「―をふるう」 **ちょうせん**【挑戦】《名・自サ》●戦いや試合などをしかけること。「世界チャンピオンにーする」●今まで手がけたことのない困難な物事に立ち向かうこと。「前人未到の記録に―する」 **ちょうせん**【朝鮮】アジア大陸北東部、日本本土の北西方にある半島およびその属島からなる地域。―せんそう【―戦争】米ソの対立を背景として、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国との間に起こった戦争。一九五〇年六月に始まり、一九五三年七月休戦。朝鮮動乱。 **ちょう・ぜん**【悵然】《形動”》[文]がっかりして悲しみなげくようす。「―として肩を落とす」 **ちょう・ぜん**【超然】《形動》物事にこだわらず平然としているようす。「世俗にーたる態度」 **ちょうせん・あさがお**【朝鮮朝顔】ナス科の一年草。熱帯アジア原産で、高さ約一m。夏から秋にかけて白色の花をつける。種子は猛毒。曼陀羅華。 **ちょうせん・にんじん**【朝鮮人参】ウコギ科の多年草。中国・朝鮮の原産。漢方で、白い肉質の根を強壮剤にする。 **ちょう・そ**【彫塑】●彫刻と塑像。また、彫刻。●《名・自サ》彫刻の原型となる塑像(を作ること)。 **ちょう‐そ**【重、酢】《名・自サ》[文](祚(=位)を重ねる意から)いったん位をしりぞいた天子が、再び帝位につくこと。重祚。 **ちょう‐そう**【鳥葬】死体を野ざらしにしたまま鳥の食うのに任せる葬り方。[参考]火葬・水葬・土葬・風葬。 **ちょう・ぞう**【彫像】彫刻した像。 **ちょう‐そく**【長息】《名・自サ"》[文]「長大息」に同じ。 **ちょう・そく**【長足】<長い足の意>●歩幅の大きいこと。おおまた。●物事の進み方が速いこと。[句]「―の進歩をとげる」 **ちょう‐ぞく**【超俗】[文]俗世間の事柄に関心を持たず超然としていること。類語{脱俗}。{超脱}。 **ちょう・そん**【町村】●町と村。●地方公共団体としての町と村。「一合併」 **ちょうだ**【長打】《名・自他サ》野球で、二塁打以上の安打(を打つこと)。二塁打・三塁打・本塁打の総称。ロングヒット。「左中間にーする」「―攻勢」対{短打}。 <944> **ちょう・だ**【長蛇】[文]長い大きなヘビ。―の・れつ【ーの列】《連語》ヘビのように長くうねって続く行列。「婉々―」 **ちょうだい**【長大】《名・形動》[文]長くて大きいこと。また、背が高く体が大きいこと。対{短小}。 **ちょうだい**【頂戴】●《名・他サ》<頭上にささげ持つ意から>いただくこと。●「もらうこと」の謙譲語。「おほめのことばを―する」「お目玉を―する」●「もらって・食べる(飲む)こと」の謙譲語。「もう十分ーしました」●(文末で動詞や補助動詞の命令形のように用いて)相手に物をもらうこと、または相手にある事をしてもらうことを求める語。ください。[多く、女性や子供が使う]「お小遣いを―」「窓を閉めてー」 **ちょう・たいそく**【長大息】《名・自サ》[文]長いためいきをつくこと。また、そのためいき。長息。類語{長嘆}。 **ちょう・たつ**【暢達】《名・形動》[文](のび育つ意から)のびのびしていること。「―の文章」 **ちょう・たつ**【調達】《名・他サ"》必要な金品や注文どおりの品物をとりそろえること。また、とりそろえて求める相手方に届けること。調進。「資金を―する」「探検隊の食糧を―する」類語{調進}。 **ちょうだつ**【超脱】《名・自サ》[文]あたりまえの範囲をこえ出ること。特に、俗世間や世俗的な物事から一段高い境地にぬけ出ること。「世俗を―する」「―の境地」類語{超越}。{超俗}。 **ちょうたん**【長嘆・長歎】《名・自サ》[文]なげいて長いためいきをつくこと。長嘆息。類語{長大息}。 **ちょうたん**【長短】●長い・こと(もの)と短い・こと(もの)。●長さ。「―を測る」●長所と短所。類語{優劣}。●余分な点と不足している点。[句]「―相補う」 **ちょうたんそく**【長嘆息】《名・自サ"》「長嘆」に同じ。 **ちょう・たんぱば**【超短波】波長一~一〇m、周波数三〇~三〇〇MHzの電波。近距離通信・テレビ放送・FM放送・警察の移動用無線などに利用する。メートル波。略語VHF。 **ちょう・チフス**【腸チフス】腸チフス菌の感染によって起こる感染症。ほとんどが経口感染。高熱・頭痛・ばら疹・白血球減少などの症状を伴う。チフス。 **ちょう‐ちゃく**【『打、擲】《名・他サ》[文][人を]打ちたたくこと。なぐること。「下男を―する」 **ちょう‐ちょう**【町長】地方自治体としての町の長。 **ちょう‐ちょう**【「蝶、蝶】→ちょう(蝶)。 **ちょうちょう**【長調】長音階で作られている楽曲の調子。明るい響きの曲になる。対{短調}。 **ちょうちょう**【丁丁・『打『打】《副》<多く「――と」の形で>物を続けて打つ音を表す。 **ちょう‐ちょう**【、喋喋】《副・自サ》<副詞は多く「―と」の形で>[文]口数多く、しきりにしゃべるようす。よけいなことを話すようす。 **ちょうちょう・なんなん**【、喋喋、喃喃】《形動》[文]仲のよい男女が、小声で楽しそうにしきりに語り合うようす。「――たる語らい」 **ちょう・たく**【彫琢】《名・他サ》[文](宝石などをきざんでみがく意から)文章・詩などを練ってりっぱに仕上げること。「―をきわめた美しい詩」 **ちょうつがい**【蝶番】●開き戸や、箱のふたなどに渡して取り付け、開閉が自由にできるようにする金具。蝶番。●体の関節。「腰の―」―を逸・する《句》●ひどくおしい人物やえものを取そこなう。●ひどくおしい機会を取りにがす。 **ちょう・づけ**(丁付け】書物の、丁数やページ数の順を記入すること。ノンブル。 **ちょう・づけ**【帳付け】《名・自サ》●帳面に書き付けること。また、その役(の人)。●買った品物の品名・値段などを帳面につけさせておいて、月末や節季などにまとめて支払うこと。つけ。=帳付け。 **ちょう‐づめ**【腸詰め】ソーセージ。 **ちょう・づら**【帳面】「帳面。」に同じ。「ーが合わない」[表記]「ちょうめん」との誤読をさけるために、「帳づら」と書くことも多い。 **ちょうてい**【朝廷】[文]●天子が政治をとる所。朝堂。廟堂。●政治を行う機関としての天皇。天皇政権。 **ちょうてい**【調停】《名・他サ》●対立する双方の間にはいって争いをやめさせること。●[法]国家が一定の機関を設けて紛争当事者の間に立ち、双方のゆずり合いのもとに合意の上で和解に導くこと。「――案」「―に付する」 **ちょうてい**【長弟】[文]最も年上の弟。 **ちょう・てい**【長、汀】[文]長く続いているなぎさ。四字「一曲浦」 **ちょう・てき**【朝敵】[文]朝廷に刃向かう者。 **ちょうてん**【頂点】●[山などの]最も高い所。いただき。てっぺん。●物事の勢いの最も盛んな時。ピーク。絶頂。全盛。「人気の―」類語②{頂上}。●[数]二直線が交わって角を作っている点。多角形のとなり合う二辺の交点。多面体の三つ以上の面の交わる点。円錐や角錐の母線の交点。 **ちょう・でん**【弔電】くやみの電報。対{祝電}。 **ちょう・でんどう**【超伝導・超電導】ある種の物体にみられる、一定温度以下で電気抵抗がゼロに近くなる現象。「一体」「一物質」 <945> **ちょうと**【長途】[文]長いみちのり。「―の旅」 **ちょうと**「丁と・『打と】《副》[文]物と物とが打ち合って(金属性の)音をたてるようす。また、その音の形容。「刀を―はらう」 **ちょうど**【調度】日常生活に使うために家の中にととのえておく、身の回りの道具類。 **ちょうど**【丁度”恰度】《副》●数量・大きさ・時刻・位置などが、ある基準や目的に合致するようす。きっちり。ぴったり。きっかり。「長さはー一メートルだ」「一時間―」類語{かっきり}。{ちょっきり}。{正に}。{ジャスト}。●都合よく。具合よく。折よく。「―来合わせた友人にたのんだ」●ある物事のありさまが他の物事のありさまとそっくりであると認められるようす。まるで。さながら。「その形は―富士山のようだった」 **ちょうとう**【長刀】[文]●長いかたな。類語{大刀}。●なぎなた。 **ちょうどう・けん**【聴導犬】聴覚障害者と生活をともにして、電話や警報などの音を知らせたり、誘導したりするよう訓練された犬。 **ちょうとうは**【超党派】立場の異なる各政党が、それぞれの政策・主張の別をこえて意見・態度を一致させ、協同して事に当たること。「―の訪米議員団」 **ちょうどきゅう**【超弩級】同類のものよりもはるかに強大ですぐれていること。「―の大作」[参考]弩級艦(=英国のドレッドノート号と同程度の戦艦)をこえる装備の「超弩級艦」の意から。「弩」は「ド」の当て字。 **ちょう・とっきゅう**【超特急】●特別急行列車よりもさらに速い列車。「夢の―」●とりわけ速く事を処理すること。「ーで完成する」 **ちょうな**【『手斧・新】~(「ておの」の転)大工道具の一つ。斧であらけずりした材木をさらに平らにするのに使う、長さ六〇cmほどのくわ形の刃物。―はじめ【一始め】●新年に大工が行う仕事始めの儀式。●大工が家の建築にかかるとき、その仕事を始める日に行う儀式。おのはじめ。 **ちょう。ない**【町内】その町のなか。特に、市街地で、ひとまとまりのつきあい関係をもつせまい地域。「一会」 **ちょう・なん**【長男】最初に生まれた男の子。いちばん年上の息子。長子。総領。類語{嫡男}。 **ちょう・にん**【町人】江戸時代、都市に住んだ商人・職人の身分の人。 **ちょう・ネクタイ**【蝶ネクタイ】襟のまわりに巻いて、チョウの形に結ぶネクタイ。 **ちょう・ねんてん**【腸捻転】腸管が腸間膜を軸としてねじれ、腸閉塞を起こす病気。腸捻転症。 **ちょう‐のうりょく**【超能力】人間が生理的に不可能と思われることをなしとげる特殊な能力。念力・透視・読心術など。 **ちょう‐は**【長波】波長一~一〇km以上、周波数三〇~三〇〇kHzの電波。船舶・航空機用のビーコンなどに利用される。略語LF。対{短波}・{中波}。 **ちょうば**【嘲罵】《名・他サ》[文]軽蔑してロぎたなくののしること。類語{嘲弄}。 **ちょう‐ば**【帳場】商店・宿屋・料理屋などで、帳づけや勘定をする所。勘定台。勘定場。 **ちょう‐ば**【町場・丁場】●ある宿場と次の宿場との距離。また、ある区間の距離。「長―」●[道路工事などの]仕事の受け持ちの区域。持ち場。 **ちょう‐ば**【跳馬】体操競技の種目の一つ。馬の胴体をかたどった跳躍台をとびこして技を競うもの。また、その跳躍台。とび馬。 **ちょうばい・か**【鳥媒花】鳥の媒介によって受粉する花。南アメリカのハチドリによるものが有名。日本ではメジロによって媒介されるツバキ・ビワ・サザンカなど。 **ちょうはつ**【徴発】《名・他サ"》●人のものを強制的に取り立てること。特に、軍が人民から軍需物資などを強制的に取り立てること。「軍馬を―する」●ある仕事をさせるために、強制的に人を呼び出すこと。特に、兵として呼び出すこと。類語{徴用}。 **ちょうはつ**【挑発・挑撥】《名・他サ》わざと相手を刺激して、争いごとや好奇心・欲情などを起こすようにしむけること。「敵の―に乗る」「―的な言動」 **ちょうはつ**【調髪】《名・自サ》[文]髪の毛をかったり結ったりして、形をととのえること。類語{整髪}。{理髪}。 **ちょうはつ**【長髪】[特に男性の]長くのばした髪。 **ちょうばつ**【懲罰】《名・他サ》不正や不当なことをした人をこらしめるために罰を与えること。また、その罰。[コロ]「―を受ける」類語{懲戒}。 **ちょうはん**【丁半】●さいころの目の丁(=偶数)と半(=奇数)。●二個のさいころの目の合計が丁であるか半であるかをあてて勝負を争うばくち。丁半ばくち。 **ちょうばん**【蝶番】ちょうつがい。 **ちょう・び**【掉尾】[文](魚が尾をふるい動かす意から)●物事の最後になって一段と勢いが盛んになること。[句]「―の勇を奮う」●物事の最後。[コロ]「―を飾る」[参考]「とうび」は慣用読み。 **ちょうび・けい**【長尾鶏】ニワトリの一品種。高知県原産で、日本固有種。雄の尾羽は六mにも達する。特別天然記念物。ながおどり。おながどり。 **ちょう・ひょう**【徴、憑】●[文]しるし。めじるし。徴証。●[法]犯罪などに関する事実を間接的に証明する材料となる事実。間接事実。「―書類」 **ちょう・ひょう**【徵表】[文]ある物事を他の物事と区別して特徴づける性質。「健康の―」 **ちょう・ふ**【貼付】《名・他サ》[文][証紙・写真などを書類などに]はりつけること。「写真を―する」[参考]「てんぷ」は慣用読み。 **ちょう‐ぶ**【町歩】《助数》田畑や山林の面積を、町を単位として数えるときに使う語。[参考]「町」は距離の単位としても使うため、これと区別していう。 **ちょう・ふく**【重複】《名・自サ"》同じ物事がかさなること。重複。「記事がーする」類語{重出}。 **ちょう・ぶく**【調伏】《名・他サ》●[仏]心身をととのえて、悪心・悪行をおさえつけること。●[仏]真言宗・天台宗などで、仏にいのることで魔物や怨敵をおさえしずめること。●[文]人をのろい殺すこと。=調伏。 **ちょう・ぶつ**【長物】●[文]長いもの。●長すぎてかえってじゃまになるもの。よけいなもの。[句]「無用のー」 **ちょうぶん**【弔文】人の死をいたみとむらう文章。類語{弔詞}。{弔辞}。 **ちょうぶん**【長文】長い文・文章。対{短文}。 <946> **ちょうへい**【徴兵】《名・他サ》国が法律に基づいて定年齢に達した国民を徴集し、一定期間強制的に兵役に服させること。「―検査」「―忌避」対{募兵}。 **ちょうへいそく**【腸閉塞】腸管の内部がせまくなったりふさがったりして、内容物が通過しにくくなったりつまったりする病気。 **ちょうへん**【長編・長篇】詩歌・小説・映画などで、長い作品。特に、長編小説。対{短編}・{中編}。 **ちょう・ぼ**【帳簿】金銭の収支、物品の出納、その他事務上の必要な事柄を書きつける帳面。「―をつける」 **ちょう・ぼ**【徵募】《名・他サ》[文][兵士などを]つのり集めること。「成人男子を―する」類語{徴集}。 **ちょう‐ほう**【弔砲】葬儀の際、軍隊が弔意を表してうつ空砲。対{祝砲}。 **ちょう・ほう**【調法】《名・形動・他サ》「重宝②」に同じ。 **ちょう・ほう**【「諜報】[文]敵や競争相手の秘密・動静などをひそかに探って味方に知らせること。また、その知らせ。「―員」「一機関」 **ちょうほう**【重宝】●大切にしている宝。[句]「お家の―」●《名・形動・他サ》使って便利なこと。また、便利なものとして使うこと。調法。「ふだんからーしている道具」ーが・る《他五》役に立つものとして大切にあつかう。「英会話ができるので―・られる」 **ちょう・ぼう**【眺望】《名・他サ》景色を遠く広く見わたすこと。また、そのながめ。見晴らし。観望。「―のきく山頂」類語{展望}。> 【類義語の使い分け】「展望・眺望」―けん【―権】環境権の一つ。建物の所有者が従来眺望してきた景観を、他の建物などによって妨害されない権利。 **ちょうほうき・てき**【超法規的】《形動》本来は法律で認められていないが、例外として認めるようす。「一措置」 **ちょうほう・けい**【長方形】四つの角が直角で、となり合う辺の長さが異なる四辺形。矩形。長四角。 **ちょう・ぼん**【超凡】《名・形動》[文]ふつうの人の程度をはるかにこえてすぐれていること。また、凡俗をはなれていること。「―な才能」 **ちょうほん・にん**【張本人】悪事をくわだてるなど、事件を起こすもととなった人。「けんかの―」 **ちょう・み**【調味】《名・自サ》飲食物にほどよく味をつけること。味をととのえること。―りょう【一料】調味に使う材料。しょうゆ・みそ・砂糖・塩・酢やうまみ調味料など。 **ちょう・みん**【町民】その町の住民。 **ちょう・むすび**【「蝶結び】ひも・リボン・ネクタイなどの結び方で、チョウの形に似せて結ぶもの。 **ちょう・め**【丁目】《名・助数》一つの町の中をさらに区分した小単位。「一——一番地」 **ちょう‐めい**【澄明】《名・形動》[文]すみきって、きれいなこと。「―な湖面」類語{清澄}。 **ちょうめい**【長命】《名・形動》命の長いこと。長生き。長寿。対{短命}。 **ちょうめん**【帳面】物を書き記すために、何枚かの紙をとじて一冊にしたもの。ノート(ブック)。―づら【一面】収支などの数字が帳面に記載されている状態。また、おもてむきの計算や数字。帳づら。 **ちょう・もく**【鳥目】「銭」の別称。穴あき銭のこと。[参考]江戸時代までの銭貨は円形で中央に穴があり、全体の形が鳥の目に似ていたところから。 **ちょう・もん**【弔問】《名・他サ》死者の家族を訪問してくやみを述べること。「一客」類語{弔慰}。―がいこう【一外交】国家元首や大物政治家などの葬儀に、諸国の要人が集まる機会を利用して行われる外交交渉。 **ちょう・もん**【聴聞】《名・他サ"》[文]演説・説法などを聞くこと。●行政機関が行政上の決定や行為を行う場合、利害関係者の意見を聞くこと。「一会」 **ちょう・もん**【頂門】[文]頭の上。―の一針《句》<頭の上に一本の針をさす意で>人の急所をついた、痛切な教訓。 **ちょう・やく**【調薬】《名・他サ》くすりを調合すること。調剤。類語{調合}。 **ちょうやく**【跳躍】《名・自サ》●飛びはねること。飛びあがること。ジャンプ。●「跳躍競技」の略。走り幅跳び・三段跳び・走り高跳び・棒高跳びなどの総称。 **ちょう‐よう**【徴用】《名・他サ"》国家が権力により強制的に国民を一定の仕事に従事させること。「軍需工場にーされる」「一船」類語{徴発}。{徵集}。 **ちょう‐よう**【重陽】[文]五節句の一つ。陰暦九月九日のこと。また、その節会。菊の節句。[参考]周易で陽の数とされる九が重なるところからいう。 **ちょう‐よう**【長幼】[文]年上(の者)と年下(の者)。また、おとなと子ども。――序あり《句》年上の者と年下の者の間には、道德上当然守るべき秩序がある。〈孟子・滕文公上〉 **ちょう‐らい**【朝来】《副》[文]朝からずっと。朝以来。「―の強風」 **ちょうらく**【凋落】《名・自サ》[文]●草木の葉や花が、しぼんで落ちること。●やせおとろえること。●勢いがおとろえること。おちぶれること。衰微。没落。[句]「―の一途をたどる」類語{零落}。{衰退}。{沈淪}。[注意]「しゅうろく」は誤読。 **ちょうり**【調理】《名・他サ》料理をすること。「―場」「自分でーする」類語{割烹}。{炊事}。 **ちょう・りつ**【町立】町が設立し、管理運営する・こと(もの)。「一中学校」 **ちょうりつ**【調律】《名・他サ》楽器の音を一定の音律に合わせととのえること。調音。類語{調弦}。 **ちょう・りゅう**【潮流】●潮の干満によって起こる海水の流れ。海峡・湾口などでは特に強く速い。●[ある傾向を持った]世の中の動き。世の中の成り行き。時勢の傾向。「時代の―に乗る」 **ちょうりょう**【跳、梁】《名・自サ》[文]●自由にはね回ること。とび回ること。●[好ましくないものが]思うままにのさばりはびこること。横行。「悪漢が―する暗黒街」類語{跋扈}。 **ちょうりょう・ばっこ**【跳梁跋扈】《名・自サ》悪人が思うままにふるまい、はびこること。好ましくないものが勢いをもち、あちこちに広がること。「ファシストがーする」 **ちょうりょく**【張力】●外側にはりひろがる力。●ロープ・糸・棒などを引きのばす力。「―を挙げて議論する」 **ちょう・や**【長夜】[文]●[冬の]長い夜。対{短夜}。●夜明けまでずっと続くこと。夜通し。「―の宴」類語{徹夜}。{徹宵}。 <947> ●[理]物体内部の任意の面に対して垂直に働き、その両面の部分をひきはなすような向きに働く力。「表面―」 **ちょうりょく【潮力】**潮流の力。「―発電」 **ちょうりょく【聴力】**音を聞きとる能力。「――検査」おめ **ちょう‐るい【鳥類】**脊椎動物門の一綱。卵生の温血動物で、くちばしを持ち、体は羽毛に包まれている。前肢が翼に変わり、空を飛ぶものが多い。位大歩 **ちょう・れい【朝礼】**学校・会社などで、朝の始業前に行う挨拶や伝達などを行う行事。朝会。 **ちょうれい・ぼかい【朝令暮改】**《朝出した命令をその日の夕方改める意で)法令や命令が頻繁に変わって、定まらないこと。朝改暮変。 **ちょう・れん【調練】**《名・他サ》兵士を訓練すること。類語練兵。教練。《合せだ乗が **ちょう・ろう【嘲弄】**《名・他サ》〔文〕ばかにしてからかうこと。「―するように笑う」類語嘲罵{ちょうば}。 **ちょうろう【長老】**●年をとった人(の敬称)。特に、年をとって経験が豊かで、その社会で指導的な立場にある人。「文壇の―」●学徳のすぐれた年長の高僧。禅宗では、住職または先輩の僧。●キリスト教会の名誉職。また、牧師を補佐する信徒の代表。 **ちょう・わ【調和】**《名・自サ》二つ以上の物事が、矛盾・対立したところがなく、しっくりとつりあいがとれていること。また、そのつりあい。「自然とーした建物」[コロ]「―のとれた配色」 **ちょうわ・き【聴話器】**「補聴器」に同じ。 **チョーカー**(息をふさぐものの意) ●首の回りにぴったりと合う短いネックレス。●高い立ち襟{えり}。▽choker **チョーク**●白墨。●白亜。▽chalk **ちよ・がみ【千代紙】**日本の伝統的な模様を色刷りにした紙。折り紙で遊んだり、小箱にはったり、人形を作ったりする。 **ちょき**じゃんけんで、人さし指と、中指または親指を出す形。はさみ。対ぐう・ぱあ。ちょきぶね。 **ちょきちょき**《副》 《「―と」の形でも使う)はさみなどで物を軽やかに切るようす。また、その音の形容。「―と切りぬく」 **ちょきぶね【猪牙船】**細長くて先のとがった、屋根のない川舟。軽快で船足が速く、江戸時代、隅田川で舟遊びや遊里通いの客などを乗せた。ちょき。 **ちょーきん【貯金】**《名・自他サ》金銭をためること。特に、銀行などに口座を作って金銭をあずけ、ためること。また、その金銭。類語預金。貯蓄。衣神間 **ちょく【勅敕】**〔文〕天子のことば。天子の命令。みことのり。勅語。「天皇の―」表記「軟」は旧字体。 **ちょく【猪口】**●ちょこ(猪口)。●刺身・酢の物などを盛るのに使う、小さくて深い陶製の器。 **ちょく【直】**■《名》まっすぐなこと。正しいこと。因曲。目《形動》〔性格などが〕素直でかざらないようす。「―な人柄」類語率直。実直。●手軽で簡単なようす。「昼飯を―にすます」類語安直。●間にはさまるものがないようす。「産地から――に運ぶ」類語じか。即 **ちょく‐えい【直営】**《名・他サ》他を介さずに直接に経営すること。直接経営。「工場――の食堂」 **ちょく‐おう【直往】**《名・自サ》〔文〕まっすぐに行くこと。わき目もふらずに進むこと。四字「―邁進{まいしん}」類語直進。 **ちょく‐おん【直音】**国語で、一音節が、一母音、または一子音と一母音から成る音節。すなわち、拗音「ゃ・ゅ・ょ」・促音「っ」・撥音「ん」を除く、かな一字で表される音節画面】《街 **ちょく‐がく【勅額】**〔文〕天皇がみずから書いた額。類語勅題。 **ちょく‐がん【勅願】**〔文〕天皇自身の命令による祈願。「一寺」 **ちょくげき【直撃】**《名・他サ》目標とするものに直接攻撃・打撃を与えること。「台風が九州をする」 **ちょくげん【直言】**《名・他サ-》〔文〕思うことを面と向かってはっきりと言う・こと(ことば)。「意を決してする」対曲言。 **ちょく‐ご【勅語】**天皇の国民に対する意思表示のことば。みことのり。勅言。参考現在ではこの語は使わず、「おことば」というのが普通。類語綸言{りんげん}。 **ちょく‐ご【直後】**ある物事のあったすぐあと。「事件のー」「終戦―」对直前。 **ちょく‐さい【直、戴】**《名・形動》《「ちょくせつ」の慣用読み)ちょくせつ(直截)。 **ちょく‐さい【直裁】**《名・他サ》〔文〕●直ちに裁決すること。●本人が直接裁決にあたること。 **ちょく‐し【勅使】**天皇の意思を伝えるために特別につかわされる使者。勅命の使者。 **ちょく‐し【勅旨】**〔文〕天皇の意思。「―を受ける」 **ちょくし【直視】**《名・他サ》●目をそらさないでまっすぐに見つめること。正視。「太陽を―するのは危険だ」●物事の真実の姿を、ありのままに見つめること。「現実をーする」 **ちょく‐しゃ【直写】**《名・他サ》〔文〕ありのままにうつすこと。「事件の真相を―する」 **ちょく‐しゃ【直射】**《名・他サ》《自サ》光線がまっすぐにさしこむこと。また、光線がじかに物体を照らし出すこと。「一日光」●直線に近い弾道で飛ぶように、弾丸を発射すること。平射。「―砲」囡曲射。 **ちょく‐しょ【勅書】**天皇の意思を伝える公文書。類語詔書。 **ちょく‐じょ【直叙】**《名・他サ》〔文]虚構や感情などを加えずに、ありのままに叙述すること。 **ちょく‐じょう【直上】**●まうえ。「―の階」「―の上司」《名・自サ》まっすぐにのぼること。「斜面をーする」対①②直下。 **ちょく‐じょう【直情】**〔文〕偽りや飾りのない、ありのままの感情。「―を吐露する」 **ちょくじょう・けいこう【直情径行】**《名・形動》自分の思ったとおりのことを直ちに言ったり行ったりすること。「―の青年」 **ちょく・しん【直進】**《名・自サ》●まっすぐに進むこと。類語直往。●ためらわずに進むこと。ひたすらに進むこと。「目標に向かって―する」 **ちょく‐せつ【直、截】**《名・形動》〔文]●ためらわず、直ちに決裁すること。●まわりくどくないこと。「―に言う」参考「ちょくさい」は慣用読み。 **ちょく‐せつ【直接】**《名・副・自サ》間に他のものをはさまないで、じかに・接する(かかわる)こと。「―の原因」「課長を通さず、―報告する」囡間接。―ぜい【―税】税を納める者と税を負担する者とが同一人である租税。所得税・相続税・固定資産税など。直税。 <948> **ちょく・せん**【勅撰】[文]勅命によって、詩歌や文章をえらび集め編集する・こと(書物)。「―和歌集」対{私撰}。 **ちょく‐せん**【直線】●まっすぐな線。また、まっすぐな方向。「―コース」●[数]ある二点を最短距離でつなぐ線。対{曲線}。 **ちょく‐ぜん**【直前】●すぐ前。目の前。●ある物事の起こるすぐ前。寸前。「爆発――の脱出」対{直後}。 **ちょく‐そう**【直送】《名・他サ》[物品を]相手へ直接送ること。「産地―」 **ちょく‐ぞく**【直属】《名・自サ》組織で、直接その下に属し、指揮・監督を直接に受ける位置にあること。「大臣に―する審議官」「―の部下」 **ちょく・だい**【勅題】●[文]天皇が書いた題のある額。類語{勅額}。●天皇が詩会や歌会で出す、詩や歌の題。特に、新年に行われる歌御会始の題。 **ちょく‐ちょう**【直腸】腸の最終部。上はS字状の結腸を受け、下は肛門に至って外に開口する。 **ちょくちょく**《副》[俗]「ちょいちょい」に同じ。 **ちょく‐つう**【直通】《名・自サ》乗り物・電話などが、乗り換えや中継なしに目的地や相手まで直接通じること。「―電車」 **ちょくとう**【勅答】《名・他サ》[文]●天皇が臣下に答えること。また、その答え。●臣下が天皇の問いに答えること。また、その答え。 **ちょくとう**【直答】《名・他サ》●その場ですぐに答えること。また、その答え。即答。「―をさける」●人を介さないで、相手に直接答えること。また、その答え。「社長にーする」=直答。 **ちょく‐どく**【直読】《名・他サ"》漢文を訓読せずに、上から下へ音読すること。対{顚読}。 **ちょく‐はい**【直配】《名・他サ》生産者から消費者に、商品を直接に配達・配給すること。「荷物をーする」 **ちょく・はん**【直販】《名・他サ》企業が、一般の流通機構を通さずに、商品を消費者に直接販売する・こと(システム)。「一店」類語{直売}。 **ちょく‐ひつ**【直筆】●書道で、字を書くときに筆をまっすぐに立てて持つこと。四字「懸腕——」②《名・他サ》事実のとおりに書くこと。また、その文章。対{曲筆}。[注意]「じきひつ」と読むと別語。 **ちょくほう・たい**【直方体】[数]六つの長方形、または二つの正方形と四つの長方形でかこまれた立体。直六面体。 **ちょく‐めい**【勅命】天皇の命令。みことのり。 **ちょく‐めん**【直面】《名・自サ》直接に、ある事態に対すること。「死に―する」「難局に―する」 **ちょく‐やく**【直訳】《名・他サ》原文の字句・文法に忠実に従って一語一語を訳すこと。また、その訳したもの。逐語訳。「―では意味が通じない」対{意訳}。 **ちょく・ゆ**【勅論】[文]天皇がみずから人民をさとすために下したことば。特に、「軍人勅諭」の略。詔書。 **ちょく‐ゆ**【直喩】修辞法の一つ。「ような」「ごとし」などの語を使って、直接に二つの物事を比較してたとえるもの。「雪のような肌」「光陰矢のごとし」の類。明喻。対{隐喻}。{暗喻}。 **ちょく‐ゆにゅう**【直輸入】《名・他サ"》外国の商品を、仲介を経ずに直接輸入すること。対{直輸出}。 **ちょく‐りつ**【直立】《名・自サ》●まっすぐに立つこと。四字「一不動」●まっすぐに高くそびえること。「―する山々」類語{屹立}。{聳立}。 **ちょく‐りゅう**【直流】●《名・自サ》まっすぐに流れること。また、その流れ。対{曲流}。●回路の中を常に一定の方向に流れる電流。また、大きさと方向とが時間的に変化しない電流。略語DC。対{交流}。 **ちょく‐れつ**【直列】●まっすぐに並んだ列。●「直列接続」の略。回路を流れる電流がひとすじになるように、電池などを順次一列につなぐこと。対{並列}。 **ちょーげん**【緒言】<「しょげん」の慣用読み>◆しょげん(緒言)。 **ちょこ**【猪口】(「ちょく」の転)陶製の小さなさかずき。猪口。類語{杯}。―ざい【才】《名・形動》こざかしく、なまいきな・こと(人)。[軽蔑して言う語]「――なやつめ」 **チョコ**「チョコレート」の略。 **ちょこちょこ**《副・自サ》<副詞は「――と」の形も>●小さいものがせまい歩幅で気ぜわしく・歩く(走る)ようす。●動作が落ち着かず、あちこちめまぐるしく動くようす。ちょこまか。「―しないで座っていろ」●ちょいちょい。しばしば。「店へ―顔を見せる」●物事を手早くするようす。「――と部屋を片づける」 **ちょこなんと**《副》[人や動物が]小さくかしこまっているようす。「―座る」類語{ちょこんと}。 **ちょこまか**《副・自サ》<副詞は「―と」の形も>絶えずこまかく動いていて、落ち着きのないようす。「―と走り回る」 **チョコレート** カカオの種を炒ってこまかくくだいたもの。砂糖などを加えて飲料とし、砂糖・ミルク・香料などを加えて練り固めて菓子とする。また、その飲料や菓子。チョコ。ショコラ。▽chocolate **ちょこんと**《副》●軽く・ぶつかる(打つ)ようす。●小さなものがじっとしているようす。類語{ちょこなんと}。 **ちょーさく**【著作】《名・他サ》書物を書きあらわすこと。また、その書物。著述。述作。「一家」ーけん【——権】知的財産権の一つ。著作物をその著作者が経済上独占的に利用できる権利。コピーライト。ーぶつ【一物】著作によって創造されたもの。文芸・学術・美術・音楽・写真などの創作作品のほか、演奏・歌唱などの創造的所産もふくむ。 **ちょしゃ**【著者】その書物を書きあらわした人。著作者。類語{筆者}。 **ちょーじゅつ**【著述】《名・他サ》小説・随筆・論文などの文章を書きあらわすこと。また、その文章。「―業」 **ちょしょ**【著書】その人が書きあらわした書物。著作。述作。[尊敬語]高著。[謙譲語]拙著。 **ちょすい**【貯水】《名・自サ》水をたくわえること。また、たくわえた水。「一量」―ち【一池】貯水のために人工的に作った池。水源・発電・かんがい用など。 **ちょせん**【緒戦】<「しょせん」の慣用読み>→しょせん(緒戦)。 **ちょーぞう**【貯蔵】《名・他サ》物をたくわえておくこと。「―庫」「食糧と水を―する」 <949> **ちょーだい**【著大】《形動》[文]目立って大きいようす。「―な成果をあげる」 **ちょーたん**【貯炭】《名・自サ》石炭をたくわえること。また、たくわえた石炭。「――量」 **ちょ・ちく**【貯蓄】《名・他サ》金銭をたくわえること。また、たくわえた財産。類語{貯金}。{預金}。{蓄財}。 **ちょつーか**【直下】●すぐ下。ました。「赤道―」●《名・自サ》まっすぐに・くだる(落ちる)こと。四字「急転―」対①②{直上}。―がた‐じしん【一型地震】内陸部の活断層のずれによって起こる地震。震源は比較的浅いが、直下で発生するので被害は大きくなりやすい。 **ちょっかい**[俗](猫などがじゃれて前足でちょっと物をかきよせるようにする動作の意から)横あいから余計な手出しや干渉をすること。また、たわむれて女性などに手を出すこと。[コロ]「ーをかける」[コロ]「ーを出す」 **ちょっ‐かく**【直覚】《名・他サ》直接に感じ知ること。また、推理・経験・思考などによらず、直観的に知ること。「成功を―した」類語{直観}。 **ちょっ‐かく**【直角】《名・形動》互いに垂直な二直線のなす角。九〇度の角。また、図形などがそういう角度をなしていること。 **ちょっ‐かつ**【直轄】《名・他サ》直接に管理・支配すること。「幕府―の領地」 **ちょっ‐かっこう**【直滑降】スキーで、斜面の最大傾斜線をまっすぐにすべりおりること。 **ちょつーかん**【勅勘】[文]天子から受けるとがめ。 **ちょっ‐かん**【直感】《名・他サ》[勘などの働きによって]瞬間的に感じとること。「あやしいとーした」 **ちょっ‐かん**【直観】《名・他サ》推理や判断などによらずに対象の本質を直接にとらえること。また、とらえた内容。「本質を―する」類語{直觉}。 **ちょっ‐かん**【直、諫】《名・他サ》[文][目上の人などを]はばかることなく率直にいさめる・こと(ことば)。対{諷諫}。 **チョッキ** 上着とワイシャツの間に着る、袖なしの短い胴着。ベスト。[葡jaqueからか] **ちょっきゅう**【直球】野球で、投手の投球の一つで、変化せずにまっすぐなコースをとるもの。ストレート(ボール)。対{変化球}。 **ちょっきょ**【勅許】天皇の許可。「一状」 **ちょっきり**《副》●[俗]数量のきりがよいようす。かっきり。きっかり。「―千円になる」類語{ちょうど}。●はさみで物を切る音の形容。ちょきり。ちょきん。 **ちょっきん**【直近】いちばん最近。「―の選挙」 **ちょっくら**《副》[俗]ちょっと。ちょいと。[いなかっぽい感じを与える]「―行ってくる」「―待て」 **ちょっ‐けい**【直径】[数]円・球の中心を通り、円周または球面上に両端をもつ線分。さしわたし。 **ちょっ‐けい**【直系】●血筋が祖先から子孫へと親子関係によって直接続いている系統。「清和源氏のー」類語{嫡流}。●師弟・派閥などの関係で、直接に系統を受けつぐこと。また、その人や団体。対②{傍系}。 **ちょっ‐けつ**【直結】《名・自他サ》間に他のものを介さず直接に結びつくこと。また、結びつけること。「中央政界に―する人脈」「駅―のホテル」 **ちょっ‐こう**【直交】《名・自サ"》直角に交わること。「鉄道線路と道路がーする」 **ちょっこう**【直航】《名・自サ》船や航空機が途中どこへも寄らず、直接目的地へ航行すること。「―便」 **ちょっこう**【直行】●[文]正しく、曲がったところがない行い。「―の士」対{曲行}。●《名・自サ》はばかることなく思った通りに実行すること。四字「直言―」●《名・自サ》寄り道をせず、目的地にまっすぐ行くこと。「出張先から会社に―する」「―便」対{迂回}。 **ちょっと**■《副》●時間が短いようす。しばらく。「まだ―早い」「一休もう」●数量や程度がわずかであるようす。すこし。いくらか。やや。「―しかない」「―値段が高い」●(②を逆説的に用いて)けっこう。かなり。「―見ごたえがある」●(下に打ち消しの語を伴って)簡単には。少しのことでは。「―思いつかない」■《感》身近の人に気軽に呼びかける語。ちょいと。「―、君」[表記]「一寸」「鳥渡」と当てる。 **ちょっとした**《連体》●たいしたことでない。わずかの。ささやかな。「―アイディア」●(①を逆説的に用いて)かなりの。相当の。「―掘り出し物」 **ちょっと‐み**【ちょっと見】ちっと見ること。また、ちょっと見た感じ。「―にはきれいだが、つくりは雑だ」 **ちょっぴり**《副》<「ーと」の形も>[俗]分量や程度がきわめて少ないようす。ちょっとばかり。「―寒い」 **チョップ** ●あばら骨がついている豚・羊の肉。また、その焼き肉料理。「ラムー」●テニスで、はずんだ球にきどく逆回転を与える打ち方。チョップストローク。●プロレスで、手のひらの側面でするどくたたくこと。「空手一」▷chop **ちょとつ**【猪突】《名・自サ》[文][イノシシがまっしぐらに突進するように]目標に向こう見ずにつき進むこと。 **ちょとつ・もうしん**【、猪突猛進】《名・自サ》[まわりへの配慮や反省なしに]「つのことに向かってただがむしゃらにつき進むこと。 **ちょび・ひげ**【ちょび髭】鼻の下にほんのわずか生やしたひげ。 **ちょぼ** ●しるしに打つ点。ぽち。●歌舞伎で、地の文を義太夫節で語ること。また、その義太夫節。 **ちょぼいち**【樗蒲一】一つのさいころをふって、かけた目が出れば勝ちとなるばくち。ちょぼ。 **ちょ・ぼく**【貯木】材木をたくわえること。また、たくわえてある材木。「一場」 **ちょぼくれ** 江戸時代の大道芸で、あほだら経などの卑俗な文句に節をつけてうたったもの。また、小さな木魚二つをたたきながらそれをうたい歩いたこじき坊主。 **ちょぼちょぼ**■《副》<「ーと」の形も>点がまばらに、または続いてあるようす。また、物が少しずつあるようす。■《形動》[俗]どちらも同じぐらいの程度で、たいした差のないようす。「試験の成績は彼とーだ」 **ちょーま**【苧麻】「からむし」に同じ。 **ちょーめい**【著名】《形動》名前が世間に広く知れわたるようす。有名。「一人」類語{高名}。知名。 **ちょーりつ**【佇立】《名・自サ》[文]しばらくの間、立ち止まっていること。たたずむこと。「大木が一本一する」 **ちょろ・い**《形》[俗]●てぬるい。あまっちょろい。「そんなー・いやり方ではだめだ」●きわめてたやすい。簡単である。「あの問題なら合格点は―・い」 **ちょろぎ**【『草石『蚕】シソ科の多年草。巻き貝形の塊茎は食用で、赤く染めて正月料理などに用いる。「黒豆にーをそえる」 <950> **ち・よろず**【千万】礼数が限りなく多いこと。[古風な言い方]「―の神」類語{八百万}。 **ちょろちょろ**《副・自サ》<副詞は「―と」の形も>●水がわずかに流れるようす。「湧き水がーと出る」●(炎がくり返しわずかに立つようす。ちろちろ。[句]「はじめーなかぱっぱ赤子泣くともふた取るな」●小さいものが、落ち着きなく動きまわるようす。「ネズミがー走る」 **ちょろまか・す**《他五》[俗]●だまして利益を得る。ごまかす。「税金を―・す」●人の目をごまかしてぬすむ。「店の金を―・す」類語{くすねる}。 **ちょろり**《副》<「―と」の形でも使う>●少しの水などが流れ出るようす。「水道から―としか水が出ない」●動きがすばやいようす。「―と舌を出す」●軽々しく物事をするようす。「秘密を―ともらす」 **ちょろん**【緒論】<「しょろん」の慣用読み>→しょろん(緒論)。 **ちょん**■《副》<多く「――と」の形で>●拍子木などを打つ音の形容。「―と柝がはいる」●物をたやすく断ち切るようす。「枝を―と切る」■《名》●しるしとして点を打つようす。●[俗][芝居で幕切れに拍子木を打つことから]物事の終わり。おしまい。「この話はそこでーだ」●免職。解雇。くび。「会社をーになる」●時間が短いこと。わずか。[句]「―の間」 **チョンガー**[俗]独身の男性。ひとりもの。[参考]もと、朝鮮の丁年以前の独身男子の髪形をいった。表記「総角」と書く。▽朝鮮chonggak **ちょん・ぎ・る**【ちょん切る】《他五》無造作に切る。 **ちょんぼ**[俗]マージャンで、誤って上がりを宣言すること。また、一般に、思いがけないあやまち。ミス。 **ちょんまげ**【『丁髷】江戸時代、男子が結った髪形で、もとどりを前に折り曲げたもの。「一物(=時代劇)」 **ちら・か・す**【散らかす】■《他五》散らかるようにする。乱雑にする。「部屋を―・す」■《接尾》「荒々しく・・・する」の意。「料理を食い―・す」「読み―・す」 **ちらか・る**【散らかる】《自五》物が乱雑に散り広がる。散らばる。「―・った部屋」 **ちらし**【散らし】●散らすこと。また、散らしたもの。「―模様」●広告や宣伝のため、街頭で配ったり新聞に折りこんだりする一枚刷りの紙きれ。びら。●「ちらしずし」の略。「ちらしがき」の略。 **ちらし‐がき**【散らし書き】色紙・短冊などに文字を書くとき、行を整えず散らして書くこと。ちらし。 **ちらしずし**【散らし、鮨】●すし飯の上に魚介類・卵焼き・野菜・かんぴょう・もみのりなどをのせた料理。●具をきざんですし飯に混ぜ入れた料理。=ちらし。 **ちら・す**【散らす】■《他五》散るようにする。「火花を―・す」文《四》。■《接尾》「荒々しく・・・する」「やたらに・・・する」の意。「どなり―・す」「あたり―・す」 **ちら‐ちら**《副・自サ》<副詞は「――と」の形も>●こまかいものがひるがえり散るようす。「――と雪が降り始めた」●小さな光がくり返してかすかに光るようす。ちかちか。「テレビの画面が―する」●物が見えたりかくれたりするようす。また、対象物を目でうまくとらえられないようす。「人影がーする」●少しずつ、くり返して見るようす。「―とぬすみ見る」●間をおいて少しずつ、聞こえて来るようす。「―耳にするうわさ」 **ちら・つ・く**《自五》●ちらちら降る。「小雪が―・く」●ちらちら光る。「漁火が―・く」●ちらちら見える。見えたりかくれたりするように感じられる。「買収のうわさが―・く」 **ちらっと**《副》「ちらり」に同じ。 **ちら・ば・る**【散らばる】《自五》●物が一か所にかたまらずあちこちに散り広がる。「無数の星が―・る空」●[一か所にあったものが]あちこちに散ってはなればなれになる。ちりぢりになる。「卒業生が全国に―・る」 **ちら・ほら**《副・自サ》<副詞は「―と」の形も>たまにあるようす。また、あちこちにわずかずつあるようす。ちらりほらり。「うわさが―聞こえてくる」「―と桜がさいた」 **ちらり**《副》<多く「ーと」の形で>●一瞬の間、わずかに・見える(見る)ようす。一瞬の間、わずかに現れるようす。「人影がーと目をかすめる」●うわさが少し耳にはいるようす。「ーと聞いたところによると・・・」=ちらっと。 **ちらり・ほらり**《副》<「ーと」の形も>「ちらほら」に同じ。 **ちーらん**【治乱】[文]世の中が治まることと乱れること。 **ちり** タイ・タラ・フグなどの白身魚の切り身を、野菜・豆腐などといっしょに湯でにながら、しょうゆ・酢じょうゆなどで味つけして食べる料理。ちりなべ。 **ちり**【地理】●地球上における地形・風土・気候・生物分布・住民・都市・産業・交通・人口・政治などのありさま。また、それを研究する学問。地理学。●土地のようす。「この辺のーに明るい」 **ちり**【塵】●土や砂、その他粉末状になって飛び散るきたないもの。ほこり。あくた。[参考]ごみ・紙くずの類をふくめて言うこともある。類語{塵埃}。{塵芥}。●俗世間のよごれ。「浮き世のーに染まる」●いつまらないもののたとえ。「―の身」●ごくわずかなことのたとえ。ほんの少し。「―ほどの誠意もない」―も積もれば山となる《句》ほんのわずかなものでも積もり積もれば大きなものになることのたとえ。[語源]「微塵を積みて山と成す<大智度論>」から。―を絶・つ《句》●塵も立たないくらい速く走る。●人並みすぐれて、人格や徳が人の追随を許さない境地にあることのたとえ。〈荘子・田子方篇〉●俗世間との縁を切る。 **ちり・あくた**【塵、芥】ちりやごみ。塵芥。[参考]値うちのないもののたとえにも使う。類語{塵埃}。 **ちりがみ**【塵紙】鼻紙や落とし紙(に使う質の悪い紙)。ちりし。 **ちり・け**【『身『柱・『天柱】●うなじの下、両肩の中央の部分で、灸をすえる所。●頭に血がのぼる子供の病気。 **ちり・し・く**【散り敷く】《自五》散って、しいたように辺り一面をおおう。「枯れ葉が―・いた道」 **チリ・ソース** チリ(=とうがらし)のはいったトマトソース。きわめて辛い。▷chili sauce **ちり・ちり**《副・自サ》<副詞は「―と」の形も>●物が縮れたりしわがよったりするようす。「―の髪」●毛など焼け縮れるようす。また、その音の形容。●熱いものなどにふれて痛みを感じるようす。●あせって、気があれているようす。いらいら。 **ちり・ぢり**【散り散り】《名・形動》集まっていたものがばらばらになって別れること。また、そのようす。ちりぢりばらばら。「一家が―になる」類語{離散}。 <951> **ちり-づか【「塵塚】**ごみすて場。ごみため。 **ちりとり【「塵取り】**はき集めたごみやちりをすくいとる道具。ごみとり。 **ちり-なべ【ちり鍋】**→ちり。 **ちり・のこ・る【散り残る】**《自五》まだ散らないで残る。「枝に-・った花」 **ちり・ば・める【鏤める】**《他下一》金銀・宝玉などを、(装飾として)あちこちに散らしてはめこむ。「ダイヤを-・めた冠」[注意]「散りばめる」は誤り。(出)《字》 **ちりめん【『縮緬】**よりの強い生糸を横糸に使った、平織りの絹織物。織ってから精練し、湯のし仕上げをして布の面にしぼを出す。染色して和服地・へこ帯地などに使う。-じわ【-、皺】ちりめんのしぼのような、こまかいしわ。 **ちりめんじゃこ【『縮緬『雑{ざ}『魚{こ}】**イワシの稚魚をにて干した食品。縮緬雑魚。しらすぼし。 **ち-りゃく【知略・智略】**〔文〕知恵をはたらかせたはかりごと。知謀。知計。「-をめぐらす」[類語]才略。 **ちりょ【知慮・智慮】**〔文〕頭をよく働かせた思慮。かしこい考え。「-のすぐれた人」 **ち・りょう【治療】**《名・他サ》手当てをして、病気やけがをなおすこと。「-をほどこす」 **ち・りょく【知力・智力】**知恵の働き。[類語]知性。 **ち・りょく【地力】**土地のもっている、農作物を生育させる能力。土地の生産力。[類語]地味。 **ちり・れんげ【散り、蓮華】**陶製の小さじ。れんげ。形がハスの花びらに似ているところから。 **ち・る【散る】**《自五》〔一つにまとまっていたものが〕一つ一つにはなれて落ち飛ぶ。ばらばらになって落ちる。「花びらが-・る」[類語]散らばる。●一か所に集まっていたものが、わかれわかれになる。「参会者が三々五々-・る」[類語]散じる。●注意が他に向かって動き、集中しなくなる。句「気が-・る」●広い範囲に伝わる。知れわたる。「うわさが村じゅうに-・る」●墨・インクなどがしみて広がる。●霧などが周囲に広がって消える。●腫れ・痛みなどがおとろえてなくなる。●人がいさぎよく死ぬ。多く、戦死することをいう。「花と-・る」[文]《四》。 **チルド**食品が、こおる寸前の、零度前後の低温で保存されていること。低温冷蔵。「-食品」▷chilled **ちろり【「銚釐】**火鉢の灰や湯の中にさしこんで酒をあたためる、銅や真ちゅう製の筒形の容器。 **チロリアン・ハット**アルプスのチロル地方から広まったフェルト帽。つばがせまく羽根飾りがついている。多く登山帽とする。チロル帽。▽Tyrolean hat **ちわ【痴話】**恋人どうしがたわむれ合ってする話。男女のむつごと。情話。-げんか【-、喧嘩】男女間の、痴情による(たわいない)けんか。 **ちん【賃】**《接尾》代価または報酬としての金銭の意。「電車-」「家-」 **ちん【亭】**(「ちん」は「亭」の唐音)眺望・休息のために庭園の中などに建てた、風雅な小屋。あずまや。 **ちん【狆】**犬の一品種。体は小さく、長い毛でおおわれ、垂れ耳・巻き尾で顔が短い。愛玩用。ちんころ。 **ちん【珍】**■《名・形動》●風変わりでおもしろい・こと(もの)。「-な服装」●めずらしくなかなか得がたい・こと(もの)。貴重な・こと(もの)。句「-とするに足る」■《接頭》「風変わりでおもしろい」「めずらしい」などの意。「-回答」「-趣向」「-道中」 **ちん【朕】**《代名》天皇・国王の自称。「-は国家なり」 **ちん**《副》(「-と」の形も)●鼻をかむ音の形容。●小さなかねや鈴の鳴る音の形容。 **ちん-あげ【賃上げ】**《名・自他サ》賃金の額を引き上げること。ベースアップ。[対]賃下げ。 **ちん・あつ【鎮圧】**《名・他サ》反乱・暴動などを警察や軍隊の力によっておさえしずめること。「内乱を-する」[類語]鎮定。鎮撫。 **ちん・うつ【沈鬱】**《名・形動》気分がしずんで、ふさぎこむこと。また、陰気くさいこと。「-な空気に包まれる」「-な表情」[類語]憂鬱。 **ちん・か【沈下】**《名・自サ》土地などがしずみ下がること。沈降。「地盤-」 **ちん・か【鎮火】**《名・自他サ》火事が消えること。また、火事を消しとめること。[類語]消火。 **ちんがいざい【鎮咳剤】**せき止めの薬。 **ちん・がし【賃貸し】**《名・他サ》使用料を取って物を貸すこと。賃貸。[対]賃借り。 **ちんがり【賃借り】**《名・他サ》使用料をはらって物を借りること。賃借。[対]賃貸し。 **ちん・き【珍奇】**《名・形動》めずらしくて変わっている・こと(もの)。「-な風習」[類語]珍妙。 **チンキ**ある薬品をアルコールにとかした液体。「ヨード-」[表記]「丁幾」と当てた。▽蘭tinctuurから。 **ちん・きゃく【珍客】**久しぶりにやって来ためずらしい客。珍客。「これは-だ」 **ちん・きん【沈金】**蒔絵の一技法で、漆面に線彫りで模様をほり、その刻み目に金粉や金箔をうめこんだもの。沈金彫り。沈金塗り。沈金蒔絵。 **ちん・きん【賃金】**●賃貸借の関係があるとき、借り手が貸し手に支払う金銭。●賃金。 **ちん・ぎん【沈吟】**《名・他サ》〔文〕●《自サ》思いにしずむこと。じっと考えこむこと。「苦境に-する者あり」 ●静かに口ずさむこと。「漢詩を-する」 **ちん・ぎん【賃金・賃銀】**労働者が労働力を提供することによって使用者から受け取る報酬。労賃。賃金。 **ちん・くしゃ【神狆くしゃ】**〔狆{ちん}がくしゃみをしたような〕くしゃくしゃな感じの、みにくい顔。 **チンク・ゆ【チンク油】**酸化亜鉛を植物油でとかした白い泥状の外用皮膚薬。やけど・おできなどにきく。 **ちんけ**《形動》〔俗〕小さいようす。小さくて取るに足りないようす。ちっぽけ。「-なまねをする」 **ちんげい【珍芸】**いっぷう変わったおもしろい芸。 **ちんけいざい【鎮痙剤】**けいれんをしずめる薬。 **チンゲン・サイ【青梗菜】**アブラナ科の野菜。葉柄は広く厚く、緑白色。中国原産。▽中国語qing-geng-cai **ちんご【鎮護】**《名・他サ》〔文〕外敵や災厄をしずめて、国を守ること。「-国家の祈禱をささげる」 **ちんこう【沈降】**《名・自サ》●土地などがしずみ下がること。沈下。「-海岸」●しずみよどむこと。沈殿。 **ちんころ【神ころ】**〔俗〕●狆。●小犬の愛称。 **ちんこん【鎮魂】**《名・自サ》〔体内から遊離・した(しようとする)〕魂をしずめ落ち着かせること。たましずめ。「-祭」-きょく【-曲】ミサ曲の一種。キリスト教で、死者の魂をしずめるためにささげる音楽。 <952> 演奏会用のものもある。鎮魂歌。レクイエム。 **ちん・ざ【鎮座】**《名・自サ》〔文〕神霊がその場所に しずまっていること。「二柱の神が-まします」●[俗]どっかりすわっていること。〔ふざけた言い方〕「へやのまん中に-する火鉢」 **ちん・さげ【賃下げ】**《名・自他サ》賃金の額を引き下げること。[対]賃上げ。 **ちん・し【沈思】**《名・自他サ》〔文〕深く考えこむこと。深くもの思いにしずむこと。[類語]黙思。静思。 **ちん・じ【椿事】**〔文〕思いがけない一大事。「予想外の-が起きた」[表記]「珍事」で代用することもある。 **ちん・じ【珍事】**めずらしく、変わった出来事。「前代未聞の-」 **ちん・しごと【賃仕事】**家庭などで、手間賃を取ってする手仕事。 **ちんし・もっこう【沈思黙考】**だまって、深く考えこむこと。「ひとり-する」 **ちんしゃ【陳謝】**《名・他サ》〔文〕事情を説明して、わびること。「失言を-する」 **ちん・しゃく【賃借】**《名・他サ》→ちんがり(賃借り)。 **ちん・しゅ【珍種】**めずらしい種類。「-の動物」 **ちんじゅ【鎮守】**●〔文〕兵士を駐屯させてその地方をしずめ守ること。「奥羽-の府」●その土地を守る神。また、そのやしろ。「村の-」 **ちん・じゅう【珍獣】**姿や生態のめずらしい動物。[参考]オカピ・ジャイアントパンダ・コビトカバなどが珍獣といわれる。 **ちん・じゅつ【陳述】**《名・他サ》意見や考えを口頭で述べること。また、その述べた内容。●[法]《名・他サ》訴訟当事者または関係者が裁判所に対して、事件に関する事実や法律上の意見を、口頭または書面で述べること。また、その内容。●国文法で、言語表現にまとまりをつけ、文として成り立たせる作用。「-の副詞」 **ちん‐しょ【珍書】**〔文〕手に入りにくい、めずらしい書物。珍本。稀覯本。 **ちん‐しょう【沈鐘】**〔文〕湖・沼・池などにしずんでいるという、伝説上の鐘。 **ちん‐じょう【陳情】**《名・他サ》目上の者に実情や心情を・述べる(訴える)こと。特に、担当の官公庁や役人などに実情を説明して、施策に関する善処を要請すること。「-書」 **ちん・じる【陳じる】**《他上一》●ことばで述べる。申し述べる。「思う所を-・じる」●主張する。言い訳をする。釈明する。=陳ずる。 **ちんすい【沈酔】**《名・自サ》〔文〕酒によいつぶれること。[類語]泥酔。 **ちん・ずる【陳ずる】**《他サ変》→陳じる。 **ちん・せい【沈静】**《名・形動・自サ》〔文〕落ち着いて静かなこと。また、そうなること。「物価が-に向かう」 **ちん・せい【鎮静】**《名・自他サ》〔文〕騒ぎや興奮した心などが静まって落ち着くこと。また、静めて落ち着かせること。「反乱が-する」「-剤」 **ちんぜい【鎮西】**〔文〕「九州」の別称。[参考]昔、大宰府を一時、鎮西府といったことから。 **ちん・せき【『枕席】**〔文〕(「まくらと敷物」の意から)寝床。ねや。[表記]「枕籍」「枕藉」とも。-に侍・する《句》女性が男性と寝床を共にする。夜の伽をする。枕席にはべる。枕席を薦けむ。 **ちんせつ【沈設】**《名・他サ》〔文〕海中または海底にしずめて敷設すること。「通信ケーブルを-する」 **ちん・せつ【珍説】**風変わりな説。とっぴな、ばかばかしい意見。「-に失笑する」 **ちんせん【沈潜】**《名・自サ「》〔文〕●水の底に深くしずむこと。●深くひそみかくれて表面にあらわれないこと。「心に深く-した憎しみ」●心をしずめてある事にうちこむこと。「研究に-する」 **ちん・せん【賃銭】**仕事に対する報酬の金銭。賃金。[類語]手間賃。 **ちん・ぞう【珍蔵】**《名・他サ》めずらしいものとして、大切にしまっておくこと。 **ちん・たい【沈滞】**《名・自サ》一つ所にとどこおって動かないこと。また、そうして活気のない状態が続くこと。「貿易が-する」「士気が-する」[類語]停滞。 **ちん・たい【賃貸】**《名・他サ》→ちんがし(賃貸し)。 **ちんたいしゃく【賃貸借】**〔法〕所有物を相手に使用・収益をさせ、これに対して相手が借り賃を支払うことを約束する契約。賃貸借契約。賃貸契約。 **ちんたら**《副・自サ》《副詞は「-と」の形も》〔俗〕のろのろ。ぐずぐず。「-仕事をするな」 **ちん・だん【珍談】**めずらしくおもしろい話。「江戸時代の-奇談を集める」[類語]奇話。珍聞。 **ちんちくりん**《名・形動》●背が低い・こと(人)。〔あざけって言う語〕●衣服の丈が身長にくらべて短すぎること。つんつるてん。「-の浴衣」 **ちんちゃく【沈着】**《名・形動》物に動じず軽はずみでないこと。「-な行動」[四字]「冷静-」[類語]冷静。[団]軽躁。 **ちん・ちょう【珍重】**《名・他サ》〔品物などを〕めずらしいものとして・大事にする(もてはやす)こと。「父の-する品」「香辛料として-された草」●《名・自サ》〔文〕(自分を大切にする意で)書簡文で、相手に自重自愛をすすめる語。 **ちんちょうげ【沈丁花】**→じんちょうげ(沈丁花)。 **チンチラ**●齧歯{げっし}目チンチラ科の動物。体長二五~三〇{センチ}。尾が長く、耳が大きい。南アメリカのチリおよびアンデス山脈の高地に分布する。●イエウサギの一品種。チンチラに似た毛皮をとるためにフランスで改良されたもの。チンチラうさぎ。▽chinchilla **ちんちろりん**■《副》マツムシの鳴き声の形容。■《名》●「マツムシ」の俗称。●二個以上のさいころを茶碗に投げ入れ、出た目によって勝負を争う賭博。[参考]さいころを投げ入れる音から。 **ちんちん**●陰茎をさす幼児語。おちんちん。●《名・自サ》犬が前足をあげて立つ・こと(芸)。●片足を上げ、軽くとびはねること。また、そうして競走したり押し合ったりする子供の遊び。けんけん。●「ちんちんかもかも」の略。-かもかも〔俗〕男女が仲よくたわむれるようすをからかって言う語。-でんしゃ【-電車】市街地を走る路面電車のこと。[参考]発車に際して、車掌が「ちんちん」と鐘を鳴らして合図したことから。 **ちんちん【沈沈】**《形動》〔文〕〔夜ふけで〕物音がなく、静かなようす。「-と夜がふける」 **ちんつう【鎮痛】**痛みをしずめること。「-剤」 **ちんつう【沈痛】**《形動》悲しみにしずんで、心を痛めるようす。「-な面持ちで弔辞を読む」 **ちんてい【鎮定】**《名・自他サ》〔文〕〔朝廷・政府などが〕乱をしずめおさめること。また、乱がしずまり世の中が安定すること。 <953> 「内乱を-する」[類語]平定。鎮圧。 **ちん・でき【沈溺】**《名・自サ》〔文〕●水にしずみおぼれること。●ある物事に心をうばわれてそれにおぼれること。「趣味に-する」[類語]耽溺。惑溺。 **ちん・でん【沈殿・沈澱】**《名・自サ》●液体中にあるまじり物がしずんで底にたまること。「-物」●〔理〕溶液中で起きた化学反応によって、液内に不溶性の物質が生じること。 **ちん・とう【『枕頭】**〔文〕人のねているまくらもと。まくらべ。まくらがみ。[連]「-の書(=座右の書)」 **ちんどん-や【ちんどん屋】**人目を引く仮装をし、笛・鉦・太鼓などをちんちんどんどんと鳴らして町をねり歩き、宣伝する職業(の人)。ひろめ屋。東西屋。 **ちん・にゅう【闖入】**《名・自サ》〔文〕断りもなく、突然はいりこむこと。「なぞの-者」 **ちんば【跛】**〔卑称〕●足の具合が悪くて釣り合いのとれた歩行ができない・こと(人)。●《名・形動》対になるものの形や大きさがきちんとそろっていないこと。かたちんば。 **チンパンジー**ヒト科の動物。アフリカに生息する類人猿。顔以外は黒褐色の毛でおおわれている。道具を使って食べ物をとることがある。くろしょうじょう。▽chimpanzee **ちんぴ【陳皮】**ミカンの皮を乾燥させたもの。香辛料とするほか、漢方で健胃・鎮咳薬などに用いる。 **ちんぴら**〔俗〕一人前でないのに、えらそうな言動をする者。小物の悪党。 **ちんぴん【珍品】**めったにない、めずらしい品物。 **ちんぶ【鎮撫】**《名・他サ》〔文〕〔国家などが〕反乱や暴動などをしずめて人心を安らかにすること。反対派を帰順させること。[類語]平定。鎮圧。 **ちんぷ【陳腐】**《名・形動》ありふれていて新味にとぼしいこと。古くさいこと。「-な表現」[因]新奇。 **ちんぶん【珍聞】**〔文〕めずらしく変わった内容のうわさ話。[類語]珍談。 **ちんぷんかんぷん**《名・形動》さっぱり訳の分からない・こと(ことば)。ちんぷんかん。「-の悪文」 **ちんべん【陳弁・陳辯】**《名・他サ》〔文〕事情や理由を述べて申し開きをすること。また、その内容。言い訳。「必死で-する」 **ちんぼつ【沈没】**《名・自サ》●船が浸水して、水中にしずむこと。「-船」●[俗]酔いつぶれること。●〔俗〕仕事や用事を投げ出して遊びに夢中になること。 **ちんぽん【珍本】**めったに手に入らない、めずらしい本。珍書。 **ちんまり**《副・自サ》《副詞は「-と」の形も》小さくまとまっているようす。「-した家」[類語]こぢんまり。 **ちんと**《副》●とりすまして、じっとしているようす。「床の間の前に-座る」●きちんと。ちん(副詞)。 **ちん・み【珍味】**めったに味わえないめずらしい味(の食べ物)。特に、酒のさかなとして珍重される、このわた・からすみの類。「山海の-」[四字]「-佳肴」 **ちん・みょう【珍妙】**《形動》ひどく変わっていて、こっけいなようす。「-な服装」[類語]珍奇。 **ちん・むるい【珍無類】**《名・形動》他に類がないくらい・めずらしい(こっけいな)こと。「-の冒険譚」 **ちん・めん【沈湎】**《名・自サ》〔文〕酒・色事・ばくちなどにおぼれて、すさんだ生活をすること。 **ちんもく【沈黙】**《名・自サ》●口をきかないでいること。だまりこむこと。[コロ]「-を守る」●一切の活動をやめてじっと静かにすること。「好投手の前に打線が-する」-は金雄弁は銀《句》沈黙が最上の分別である。[参考]西洋のことわざから。 **ちん・もち【賃餅[餅]】**賃銭を取って餅をつくこと。また、その餅。 **ちん・もん【珍問】**的はずれの、おかしな質問。「入試にクイズのような-が出る」[団]珍答。 **ちん・ゆう【沈勇】**〔文〕落ち着いていて勇気があること。「-の士」 **ちん・りん【沈淪】**《名・自サ》〔文〕●しずみこむこと。「孤独に-する」●おちぶれること。零落。「-の身を嘆く」[類語]淪落。凋落。 **ちんれつ【陳列】**《名・他サ》見せるために物品を並べておくこと。「菊人形を-する」「-棚」[類語]展覧。 **ちん・ろうどう【賃労働】**資本主義社会で、労働者が労働力を資本家に提供し、その代償として賃金を受けとる労働の形態。賃金労働。 **つ**《助数》 《「ひと(一)」から「ここの(九)」までの和語の数詞について》数値そのものを表し、また個数や年齢などを表す。「リンゴが五-」「今年で七-になる」 **つ【津】**〔古〕船着き場。渡し場。 **つ**《助動:下二型》文語●完了または実現を表す。「石炭をば早や積み果てつ〈舞姫・森鷗外〉」[参考]つ(並助)。●物事の確認を表す。「なほ死なでありつるよ〈うたかたの記・森鷗外〉」 **つ**《格助》文語〔体言+「つ」+体言の形で〕下の体言が上の体言に所属する関係にあることを表す。「夕波の音にまぎれざる沖つ風聞きつつあればとよもし来る〈島木赤彦〉」[参考]格助詞「の」の一部の用法に当たる。 **つ**《並助》(完了の助動詞「つ」の転)〈主に「…つ…つする」の形で〉くり返し起こる二つの動作・作用を並べあげるのに使う。…たり…たり。「行きつ戻りつする」[連]「ためつすがめつ(しながら)見る」 **ツアー**●観光旅行。特に、旅行社が企画する海外旅行。「-を組む」●小旅行。「日帰り-」▽tour-コンダクター添乗員。▽tour conductor-ツアー帝政時代の、ロシアの皇帝の称号。ツァーリ。▽tsar **つい【追】**《接頭》もう一度同じ事をあとから行う意。「-試験」「-起訴」「-体験」 **つい【対】**《名》●二つで一組みになっている・こと(もの)。「着物と-の羽織」●対句。《助数》二つで一組みになったものを数える語。「三-の夫婦茶碗」 **つい【『終】**〔文〕終わり。最後。[連]「-のすみか(=最後に住む所。また、死後に落ち着く所)」[連]「-の別れ(=最後の別れ。死別。)」 **つい**《副》●しようという意識がないままに、その事をしてしまうようす。「-通りすぎた」●しようという意識をもちながら、何もしないでそのままでいるようす。「-なまけてしまう」●時間や距離などが、あまりはなれていないようす。「彼は-さっき帰った」 **ツイード**羊毛糸を使って、平織り・綾織り・杉綾織りなどにした織り目のあらい洋服地。 <954> スーツ・コートなどに使われる。「-のジャケット」▽tweed **ついえ【費え】**●ものいり。「かなりの-を要する」●むだな消費。浪費。〔①②とも古風な言い方〕 **つい・える【『潰える】**《自下一》〔文〕●くずれこわれる。「嵐で古城が-・える」●戦いに負けて総くずれになる。「敵軍は完全に-・えた」●〔希望や計画などが〕破れて実現できなくなる。「三連覇の夢も-・えた」[図]つひ・ゆ《下二》。 **つい・える【費える】**《自下一》〔文〕●むだに使われてなくなる。「財産が-・える」●時がむだに過ぎる。「いたずらに日々が-・える」[図]つひ・ゆ《下二》。 **つい・おく【追憶】**《名・他サ》過ぎ去ったことを思い出すこと。「-にふける」[類語]追懐。追想。 **つい・か【追加】**《名・他サ》あとから付け加えること。「-注文」「多くの機能が-された」 **つい・かい【追懐】**《名・他サ》〔文〕過ぎ去ったことを思い出し、なつかしむこと。「-談」[類語]追憶。追慕。 **ついかん・ばん【椎間板】**椎骨と椎骨の間にあって、両者を連結している軟骨。-ヘルニア椎間板の髄核が後ろへ脱出した状態。脊髄や神経を圧迫するので激しい痛みを起こす。 **つい・き【追記】**《名・他サ》あとから書き足す・こと(文章)。「注意事項を-する」[類語]追録。 **つい・きそ【追起訴】**《名・他サ》第一審に係属中の刑事事件で、検察官が併合審理を求めて、同じ被告人の別の犯罪または共犯者を起訴すること。 **つい・きゅう【追及】**《名・他サ》●〔文〕〔先に行く者の〕あとから追いつくこと。あとから追いかけること。●〔責任の有無や犯行の事実などを〕どこまでもさぐって追いつめること。「責任の-」 **つい・きゅう【追求】**《名・他サ》目的のものを手に入れようと追い求めること。[類語]探求。 **つい・きゅう【追究・追窮】**《名・他サ》どこまでも深くつきつめ明らかにしようとすること。[類語]探求。[表記]「追求」と書くことも多い。 >使い分け「ツイキュウ」 **追及**〔責任や犯行をどこまでもさぐって追いつめる〕責任を追及する・余罪を追及する・犯人を追及する・追及の手をゆるめる・相手の追及をかわす **追求**〔あくまでも目的のものを手に入れようとする〕理想の追求・幸福の追求・利潤の追求・飽くことなき欲望の追求 **追究・追窮**〔実体のよく分かっていない物事を、どこまでも深くつきつめ明らかにしようとする〕真理を追究(追窮)する・学問を追究(追窮)する・本質の追究(追窮) [参考]一般に、利益や快楽を追うときは「追求」、真理を追うときは「追究・追窮」、責任や犯人を追うときは「追及」と書き分けるが、明確に区分しがたいときは、ふつう「追求」をあてる。また、「追窮」よりは「追究」が一般的である。 **つい・きゅう【追給】**《名・他サ》給与の不足分または増加分をあとから支給すること。また、その給与。 **つい-く【対句】**文の修辞法で、「帯に短し、たすきに長し」のように、構造が似ていて、語格・意味・語形などを対比させた二つの句(を対照的に並べること)。 **つい・げき【追撃】**《名・他サ》にげる敵のあとを追いかけてうつこと。おいうち。「-をかける」[類語]追討。 **つい-ご【対語】**→たいご(対語)②③。 **つい-ごう【追号】**〔生前の業績をたたえて〕死後におくる称号。贈り名。 **ついこつ【椎骨】**脊柱を構成する骨の一つ一つ。軟骨でつながっている。脊椎骨。脊椎。 **つい・し【墜死】**《名・自サ》高い所から落ちて死ぬこと。墜落死。 **つい・し【追試】**●《名・他サ》以前に他人が行った実験をそのとおりにやって確かめ、さらに研究を発展させること。●「追試験」の略。「-を受ける」 **つい・し【『築地】**(「つきひじ(築泥)」の転)泥土でぬり固め、かわらで屋根をふいた塀。築地塀。[注意]「つきじ」と読めば別語。 **つい-しけん【追試験】**試験を受けられなかった者や不合格者に対して、あとで特別に行う試験。追試。 **ついしゅ【『堆朱】**朱漆をぬり重ねて厚くし、それに模様を彫刻したもの。堆朱彫り。 **つい-じゅう【追従】**《名・自サ》〔文〕●人の言動などにそのまま従うこと。「上役に-する」●前にあるものをまねること。「他社に-して値下げする」「-モデル」[類語]②追随。[注意]「ついしょう」と読めば別語。 **つい・しょう【追従】**《名・自サ》こびへつらうこと。「-笑い」「お-」〔「お-を言う」の形で、皮肉の意味合いを強める〕[注意]「ついじゅう」と読めば別語。-わらい【-笑い】相手にこびへつらうような・笑い(笑い方)。 **ついしん【追伸・追申】**〔文〕(「つけ加えて申し述べる」意から)手紙文で、本文中に書きもらしたことを書き足すとき、その初めに書く語。また、その書き足した文章。追啓。追白。二伸。追って書き。 **つい・ずい【追随】**《名・自サ》他人のしたあとからそれにつき従って行くこと。また、まねをすること。句「他の-を許さない」[類語]追従。 **ツイスト**●四分の二拍子のリズムに合わせて、相手とはなれ、腰をひねっておどる踊り。●《名・自サ》ねじること。ひねること。▽twist **つい・せき【追跡】**《名・他サ》●にげるもののあとを追いかけること。「泥棒を-する」「-をのがれる」[類語]追尾。●今までに起こった出来事のあとをたどること。「-調査」 **つい・ぜん【追善】**《名・他サ》〔仏〕死者の冥福をいのって、仏事や(その人にちなんだ)善行を行うこと。追福。「-供養」「役者の-興行」[類語]回向。 **つい・そ【追訴】**《名・他サ》〔法〕訴えた事柄に、さらに追加して訴えること。また、その訴え。 **ついぞ【『終ぞ】**《副》《下に打ち消しの語を伴って》いまだかつて。今まで一度も。「-見かけぬ人」「-聞いたことがない」 **つい・そう【追想】**《名・他サ》過去の出来事や亡き人のことなどを思い出し、しのぶこと。「一〇年前の出来事を-する」[類語]追憶。追慕。 **つい・そう【追走】**《名・他サ》あとを追って走ること。「パトカーが犯人の車を-する」 **つい・そう【追送】**《名・他サ》〔文〕●追加して、もう一度送ること。「説明書を-する」●見送ること。 **つい・ぞう【追贈】**《名・他サ》死後に官位をおくること。 <955> **ついったいけん【追体験】** 《名・他サ》読んだり聞いたりして知った他人の体験を、あとから自分でなぞってみること。「現代っ子に戦時を―させる」 **ついたち【〈一日〉朔日朔】** (「つきたち(月立)」の音便)●〔古〕月のはじめのころ。対{つごもり}。●月の第一日。因{みそか}。 **つい・たて【『衝立】** 「衝立障子{しょうじ}」の略。座敷・玄関などに立てて、しきりにする家具。 **つい・ちょう【追弔】** 《名・他サ》〔文〕死んだ人の生前をしのんでとむらうこと。「亡き師を―する」類語{追悼}。 **つい・ちょう【追徴】** 《名・他サ》不足の金銭をあとから取り立てること。「一金」 **ツイッター【Twitter】** SNSの一種。一四○字以内の文を発信したり、他の人の文を閲覧したりすることができる。 **ついな【追儺】** 「おにやらい」に同じ。 **つい・とつ【追突】** 《名・自サ》列車や自動車などが、後ろからつき当たること。「―事故」類語{衝突}。 **ついに【『終に・『遂に・竟に】** 《副》●長い時間を要して、ある事態に達するようす。しまいには。結局。「橋は―完成した」類語{とうとう}。●《多く下に打ち消しの語を伴って)長い時間を要しても、ある事態の実現がみられないようす。最後まで。いまだに。「計画は―実現しなかった」 **つい・にん【追認】** 《名・他サ》過去にさかのぼってその事実を認めること。「現状を―する」 **つい・ば・む【啄む】** 《他五》《「突き食{は}む」の音便)鳥がくちばしで物をつついて食べる。「木の実を―・む」 **つい・ひ【追肥】** 種をまいたり移植したりしたあとにほどこす肥料。追い肥{ごえ}。団{元肥}。 **つい・び【追尾】** 《名・他サ》〔文〕あとをつけて行くこと。「不審な車を――する」類語{追跡}。 ***ついふく【対幅】** 二つで一組みになっている掛け物。双幅。対軸。「竜虎図―」 **ついふく【追福】** 《名・他サ》〔仏〕「追善」に同じ。 **つい・ほ【追補】** 《名・他サ》〔文〕〔出版物などで〕足りない部分や修正すべき箇所を、あとからおぎなうこと。補遺。「三年ごとに―する」「百科事典の一版」 **つい・ぼ【追慕】** 《名・他サ》死んだ人や遠くへ去った人を恋しく思うこと。「亡き母へのーの情」類語{追懐}。 **つい・ほう【追放】** 《名・他サ》●〔害あるものを〕その社会から追い出すこと。しめ出すこと。放逐。「悪書―」「国外一」●不適格者と認められたものをその地位・職業からしりぞけること。パージ。「公職―」 **ついや・す【費やす】** 《他五》使ってなくす。また、むだに使う。「一○年を―・して完成した」「回り道して時を―・した」文《四》。 **つい・らく【墜落】** 《名・自サ》高い所から落ちること。類語{転落}。 **つい・ろく【追録】** 《名・他サ》〔文〕あとから書き加えること。また、書き加えたもの。類語{追記}。 **ツイン** ●対いになっていること。「ータワー」●ホテルで、部屋にツインベッド(=シングルベッド二つ)を備えてある部屋。「ールーム」▽twin (=ふたご) **つう【通】** ■《名・形動》●趣味・道楽などによく通じてくわしいこと(人)。通人。「歌舞伎の―」「―な楽しみ方」●人情の機微に通じていて、さばけて思いやりのあること(人)。「―なはからい」■《接尾》その事によく通じていてくわしい意。「芝居―」■《助数》手紙・文書などを数える語。「正副二―」 **ツー** 《造語》「二つ」の意を表す。▽twoーショット●映画などで、男女二人の場面。●男女が二人でいること。▽two-shot ートン・カラー〔同系色の濃淡や互いに調和する〕二色を並べたいろどり。ツートーンカラー。「―のユニホーム」▽two-tone color からの和製語。ーバイ・フォー 柱を用いず、断面が二×四インチの木材の枠組みに合板を打ち付けて、それを組み立てる建築方式。「一住宅」▽two-by-four ーピース〔上着とスカートなどのように〕上下に分かれて一組みになっている婦人服。ワンピース。▷two-piece dress から。 **つういん【痛飲】** 《名・他サ》大いに、また、いやというほど酒を飲むこと。「ひとりでーする」 ***つう・いん【通院】** 《名・自サ》治療を受けに病院へ通うこと。「月に三回―している」 **つう・うん【通運】** 〔陸上で〕貨物を運ぶこと。「―の便を図る」「―会社」 ***つうか【通貨】** 一国内で通用が認められ、実際に流通している貨幣。「日本の―」 ***つう・か【通過】** 《名・自サ》●ある地点を通り過ぎること。「折り返し点を―する」「急行列車がーする」●〔ある関門を〕無事に通ること。「法案が議会を―する」―ぎれい【一儀礼】人間が一生のうちに経過する、誕生・成人・結婚・死亡などに伴う儀礼。また、成長とともに経験する人生の節目。「恋愛は青春の―だ」 **つうかあ** (「つうと言えばかあと答える」のつづまった語)〔俗〕相手をよく知っていて、ほんのわずかなことばからでもその話の内容をすぐ理解できること。「彼とは―の仲だ」 **つう‐かい【痛快】** 《名・形動》気持ちがすっとするほど、きわめて愉快なこと。「じつにーな気分だ」 ***つう」かい【通解】** 《名・他サ》文章全体を解釈すること。また、解釈したもの。通釈。「枕草子賛のー」 **つう【痛】** 《接尾》「痛み」の意。「神経―」「筋肉――」 **つう・かく【痛覚】** おもに皮膚や粘膜で痛いと感じる <956> 痛点によって感じとる。 **つうかく【通客】**「通人①」に同じ。 **つうがく【通学】**《名・自サ》学校や塾へ通うこと。「電車で-する」「-路」「-定期」 **つう・が・る【通がる】**《自五》通人ぶる。通ぶる。 **つうかん【痛感】**《名・他サ》身にしみて強く心に感じること。「勉強不足を-する」 **つうかん【通巻】**定期刊行物・全集などの各巻の通し番号。「-百号」 **つうかん【通観】**《名・他サ》全体にわたって目を通すこと。また、そのもの。「ドイツ文学の流れを-する」 **つうかん【通関】**正規の手続きをふんで、税関から輸出または輸入の許可を受けること。税関通過。 **つう-き【通気】**〔部屋などの〕内部と外部の空気を互いに通わせること。「-孔」「-性のある繊維」[類語]通風。 **つう・ぎょう【通暁】**〔文〕●夜を通して明け方に至ること。夜どおし。[類語]徹夜。終夜。●《名・自サ》〔ある事柄について〕非常にくわしい知識を持っていること。「伝統芸能に-している」[類語]精通。 **つう・きん【通勤】**《名・自サ》勤め先に通うこと。 **つう-く【痛苦】**〔文〕ひどい苦しみ。 **つう・けい【通計】**《名・他サ》部分ごとの計算を全部合算すること。また、その合計。[類語]通算。 **つうげき【痛撃】**《名・他サ》手厳しい攻撃・打撃(を与えること)。「敵の-を受ける」 **つうげん【痛言】**《名・他サ》〔文〕手厳しく言う・こと(ことば)。「誤りを-する」 **つうげん【通言】**〔文〕●一般に使われていることば。通りことば。通語。●通人の使う粋なことば。 **つうご【通語】**〔文〕「通言」に同じ。 **つう・こう【通交・通好】**《名・自サ》国と国が(よく知り合って)親しく交際すること。「-条約」 **つう・こう【通航】**《名・自サ》〔文〕船舶や航空機が航路を通ること。「海峡を-する外国船」[類語]航行。 **つう・こう【通行】**《名・自サ》●人や車が道を通ること。「車は左側-」「-止め」●〔文〕世間に広く行われること。「-する言い回し」 **つう-こく【痛哭】**《名・他サ》〔文〕激しく泣きさけぶこと。ひどくなげき悲しむこと。「-して地に倒れる」[類語]痛嘆。 **つうこく【通告】**《名・他サ》文書などで正式に告げ知らせること。「全員に-する」[類語]通知。通達。 **つう・こん【痛恨】**《名・他サ》ひどく残念に思うこと。「-のミス」「-の極み」[四字]「千載-」[類語]痛惜。 **つうさん【通算】**《名・他サ》〔ある期間の〕全体を通して計算すること。また、計算したもの。「-五度目の優勝」[類語]通計。 **つう-し【通史】**全時代・全区域にわたって総合的に記述した歴史。「平安-」 **つう-じ【通じ】**●他人の気持ち・考えを理解すること。わかり。[コロ]「彼は-が早い」●大小便、特に大便の排泄。便通。[コロ]「-がよい」 **つう-じ【通事・通辞・通詞】**〔古い言い方で〕通訳。また、通訳官。「オランダ-」 **つうじ【通時】**歴史的な動き。時間的な流れや変化。「-的な視点」[対]共時。 **つう・しゃく【通釈】**《名・他サ》文章全体の意味を解釈すること。また、その解釈。通解。「-徒然草」 **つう・しょ【通所】**《名・自サ》福祉施設などに通うこと。「-者」「-介護」 **つう・しょう【通商】**《名・自サ》外国と商業取引を行うこと。貿易。「-協定」-さんぎょう・しょう【-産業省】経済産業省の旧称。 **つう・しょう【通称】**〔正式の名称でないが〕普通に呼ばれている名前。通り名。「-すずらん通り」 **つうじょう【通常】**特別でないこと。普通。常。〔副詞的にも用いる〕「講義は-八時開始」[類語]通例。-こっかい【-国会】日本国憲法により、毎年一回、定期的に召集される国会。一月中に召集され、会期は一五〇日間。主に新年度の予算が審議される。法令上は「常会」と呼ぶ。[参考]特別国会・臨時国会。 **つう・ずる【通ずる】**《自他サ変》→通じる。 **つうせい【通性】**〔文〕一般に持っている性質。同類のものに共通の性質。「日本社会の-」 **つう・じる【通じる】**《自上一》●〔道・交通機関などが〕ある場所へ続く。つながる。「郊外に-・じる道」「鉄道が-・じる」●「自分の考え・意志などが〕相手に伝わる。「ことばが-・じた」「気持ちが-・じる」●くわしく知っている。精通する。「事情に-・じている人」●ひそかにつながりをもつ。内通する。「敵に-・じる」●男女がひそかに交わりを結ぶ。密通する。●広く行きわたる。一般に通用する。「この国では英語が-・じる」●〈「…を-・じて」の形で〉●物事がある期間継続して行われる意を表す。…をとおして。…の間ずっと。「三年間を-・じて一日も休まない」●すべてを包括する意を表す。広く…全体にわたって。「全体を-・じて言えることだ」●…を仲立ちとして。…を経由して。…を手段として。「人を-・じて仲人をたのむ」=通ずる。■《他上一》●〔ある場所へ続く〕道筋をつくる。連絡する。届かせる。「道を-・じる」「電流を-・じる」●〔相手に〕知らせる。告げる。わからせる。「意を-・じる」[句]「刺を-・じる(=相手に面会を求める)」●心を通わせる。[句]「情を-・じる」[句]「気脈を-・じる」=通ずる。 **つうしん【痛心】**《名・自サ》〔文〕心配し心をいためること。心痛。「-にたえない」 **つうしん【通信】**《名・他サ》〔電信・電話・郵便・インターネットなどによって〕情報を連絡すること。「-の秘密」-いん【-員】新聞社・雑誌社・放送局などから派遣または委嘱されて、その地の出来事や状況を本社に知らせる人。-えいせい【-衛星】マイクロ波による遠距離通信を中継するための人工衛星。多くは静止衛星。略語CS。-きょういく【-教育】通信手段(郵便・ラジオ・テレビなど)によって行う教育。-しゃ【-社】各地の通信網から集めたニュースを新聞社・雑誌社・放送局などに提供する会社。-はんばい【-販売】《名・自サ"》広告・カタログなどを通じて客から商品の注文を通信で受け、郵送などでその商品を引きわたす販売の方法。通販。-ぼ【-簿】「通知表」の古い言い方。-もう【-網】通信社・新聞社・放送局などで、国内外の各地に網の目のように設けた通信組織。 **つうじん【通人】**●ある事柄について非常によく通じている人。「食の-」●人情の機微に通じてものわかりのよい人。●遊び上手な人。通客。粋人。 **つう・せき【痛惜】**《名・他サ》〔文〕心から残念に思うこと。「-の念」[類語]痛恨。 **つう・せつ【通説】**世間一般に認められている説。[類語]定説。 <957> **つう・せつ【痛切】**《形動》身にしみて強く感じるようす。[コロ]「親のありがたみを-に感じる」 **つう・せん【通船】**●海や川を往来する船。かよいぶね。●船を通過させること。「-料」 **つう・そく【通則】**●一般に適用される規則。●〔細則などに対して〕全体に通じる規則。[類語]総則。 **つうぞく【通俗】**《名・形動》わかりやすく、一般の人にも親しまれること。「-小説」[参考]「低俗な」という意味で使われることが多い。-てき【-的】《形動》わかりやすく一般受けのするようす。「-な番組」 **つう・だ【痛打】**《名・他サ》●手ひどい打撃を相手に与えること。また、その打撃。「顔面を-される」●野球で、痛烈な打撃。「-を浴びせる」 **つう-ば【痛罵】**《名・他サ》〔文〕激しくののしること。「公衆の面前で-される」 **つう・はん【通販】**「通信販売」の略。 **つう・ふう【痛風】**関節に炎症を起こし、発作的に激しい痛みを伴う病気・症状。尿酸や尿酸塩が結晶となって体内にたまるのが原因。中年男性に多い。高尿酸血症。 **つうふう【通風】**風を通すこと。また、風を通して室内の空気を入れかえること。風通し。「部屋の-をよくする」「-孔」[類語]通気。 **つう-ぶ・る【通ぶる】**《自五》いかにも通人であるように振る舞う。通人を気取る。通人ぶる。通がる。「-・って蘊蓄をかたむける」 **つう・ふん【痛憤】**《名・他サ》〔文〕大いに憤慨すること。「-の叫び」「-やる方なし」 **つうぶん【通分】**《名・他サ》〔数〕分母の異なる二つ以上の分数の値を変えずに、同分母の分数にすること。 **つうへい【通弊】**同類のもの全体に共通してみられる弊害。「貴族の-」 **つうべん【通弁・通辯】**《名・他サ》通訳。通詞。〔古風な言い方〕 **つう・ほう【通報】**《名・他サ》伝え知らせること。また、その知らせ。「警察に-する」[類語]通知。報知。 **つうぼう【痛棒】**●座禅のとき、師の僧が気が散って落ち着かない者を打つ棒。●厳しい叱責や非難。-を食らわ・す《句》●手厳しくしかりつける。●痛い目に合わせる。打撃を与える。痛棒を加える。 **つうぼう【通謀】**《名・自サ》〔文〕二人以上の者が連絡し合って、よくない事をたくらむこと。共謀。 **つう・たつ【通達】**●《名・自サ》〔文〕ある物事に深く通じていること。「三か国語に-する」●《名・他サ》〔決定事項などを〕上から下へ告げ知らせること。特に、行政・司法などにおいて、上級機関が下級機関に文書で指示や方針などを出すこと。また、その指示や方針。[類語]通告。 **つう・たん【痛嘆・痛歎】**《名・他サ》〔文〕ひどく嘆き悲しむこと。「-の極み」[類語]痛哭。 **つうち【通知】**《名・他サ》〔必要な事柄を〕相手に告げ知らせること。また、その知らせ。「合否を-する」[類語]通告。通報。-ひょう【-表】学校から、生徒の学業成績などをその保護者に知らせる書類。通知簿。通信簿。-ぼ【-簿】「通知表」に同じ。 **つうちょう【通帳】**〔貯金・掛け売りなどの〕月日・金額・数量などを記す帳面。通い帳。「預金-」 **つう・ちょう【通牒】**《名・他サ》●書面によって通知すること。また、その書面。特に、国際法上、自国の態度・政策などを文書によって相手国に一方的に通知すること。「最後-」●「通達②」の旧称。 **つうつう**《形動》〔俗〕意志・気心などが、よく通じ合っているようす。「-の仲」〔情報などが相手側につつぬけになっているようすにもいう〕「情報が-だ」 **つう-てい【通底】**《名・自サ》〔文〕表面は別に見える事柄が、奥底では互いに通じ合っていること。「作品に-するテーマ」 **つう・てん【痛点】**皮膚や粘膜の表面に多数分布する、痛みを感じる部分。 **つう-でん【通電】**《名・自他サ》電流を通すこと。 **つうといえばかあ【つうと言えばかあ】**《句》→つうかあ。 **つう・どく【通読】**《名・他サ》始めから終わりまでざっと読み通すこと。「新刊本を-する」 **つう・ねん【通年】**一年間を通して行うこと。一年間を通して数えること。「-営業の山小屋」「-で百万人の入場者」 **つう・ねん【通念】**大多数の人々が共通にもっている考え。「男女平等は社会の-だ」 **つう・や【通夜】**●夜通し。一晩じゅう。「-語り合う」→つや(通夜)。 **つう・やく【通約】**《名・他サ》〔数〕約分。〔古い言い方〕 **つうやく【通訳】**《名・他サ》異なる言語を使う人と人との間に入って、互いのことばを相手のわかることばになおして伝える・こと(人)。「同時-」 **つう・ゆう【通有】**《名・形動》〔文〕同類のものそれぞれに共通であること。「日本人に-な心理」[団]特有。 **つう-よう【痛痒・痛癢】**〔文〕痛みやかゆみ。また、心の苦しみ。-を感じ・ない《句》痛くもかゆくもない。何の利害も影響も受けず、一向に平気である。 **つう-よう【通用】**《名・自サ》●世間に行きわたって用いられること。流通。「紙幣が-する」●正しい、価値あるものとして認められること。「そんな考え方では-しない」「世界に-するバレリーナ」●いつも出入りすること。「-門」 **つうらん【通覧】**《名・他サ》全体をざっと一通り見ること。「報告書を-する」[類語]一覧。 **つうりき【通力】**「神通力」に同じ。 **ツーリスト**●観光客。また、旅行者。●「ツーリストビューロー」の略。観光案内所。旅行社。▽tourist **ツーリズム**観光旅行。▽tourism **ツーリング**特に自動車・オートバイ・自転車による、周遊旅行。「-カー」「-を楽しむ」▽touring **ツール**道具。工具。▽tool **つう・れい【通例】**■《名》習慣としての、いつもの例。一般のならわし。「-に従う」■《副》多くの場合。一般に。「-火曜日に休む」[類語]通常。 **つうれつ【痛烈】**《名・形動》きわめて激しく行われること。「-な批判」「三遊間を-に破るヒット」 **つう・ろ【通路】**出入り・通行のためにあいている所。通り道。「-に座りこむ」 **つうろん【痛論】**《名・他サ》〔文〕手厳しく論じ批判すること。また、その論。「国政を-する」 **つうろん【通論】**●〔ある専門分野に属する事柄の〕全体にわたって広く論じた・説(書物)。「日本文学-」[対]各論。●世間一般に認められ、だれにでも通じる説。「天下の-」 <958> **つうわ【通話】**■《名・自サ》電話で話をすること。また、その話。「-が不能になる」■《助数》電話で話をするときの、一定時間の長さの単位を表す。 **つえ【杖】**手にささえ持って歩行の助けとする、木や竹の棒。「-をついて歩く」-とも柱とも頼・む《句》ひどく頼りにする。-を曳・く《句》ぶらぶら歩く。散歩する。 **ツェツェ・ばえ【ツェツェ蠅】**イエバエ科のハエ。アフリカの一定地域の水辺にすみ、人・家畜の血を吸い、眠り病を媒介する。[語源]「ツェツェ」はアフリカのツワナ語tsetseで、家畜をほろぼすハエの意。 **つか【塚】**●土を小高く盛った所。「一里ごとに-を築く」●土を小高く盛って作った墓。また、単に、墓。 **つか【『束】**■《名》●梁と棟の間や縁側の下に立てる短い柱。束柱。●製本したときの本のあつさ。「-のある本」■《助数》手をにぎったときの四本の指の幅を表す。昔、矢などの長さをはかる単位。「八-の矢」 **つか【柄】**●刀や弓の手でにぎる部分。●筆の軸。 **つが【栂】**マツ科の常緑高木。日本の中部以南の山地に自生する。材は建築・器具・パルプなどに用いられ、樹皮からタンニンをとる。栂。 **つが・う【『番う】**《自五》●二つのものが組み合う。対になる。●交尾する。つるむ。[文]《四》。 **つか・あな【塚穴】**死体を葬るための穴。はかあな。 **つかい【使い・遣い】**《名》●たのまれて、用事をするために行く・こと(人)。「国王の-」●「買い物など〕外向きの用事をすること。「-に出る」「お-」〈「お-」の形で〉神仏の使者とされる動物。《接尾》「…の使い方」「…を使うこと」「…を使う人」の意。「魔法-」〔「…づかい」とにごることも多い〕「金-」「両刀-」 **つがい【『番い】**《名》●二つ組み合って一対となったもの。特に、動物のおすとめすの一対。「-のインコ」●《組み合わさった所の意から》関節。つがいめ。「-がはずれる」 **つかい・あるき【使い歩き】**用事を言いつけられてあちこち歩くこと。 **つかい・あわ・せる【使い合わせる】**《他下一》〔体系や性格などが〕異なるものを組み合わせて使いこなす。「(漢字・平仮名・片仮名などの)複雑な文字を-・せている〈金田一春彦・日本語の特質〉」 **つかい・がって【使い勝手】**使う立場からの便利さ。「-がよい(=使ってみて便利だ。使いやすい)」 **つかい・きり【使い切り】**●使い切る・こと(もの)。●小分けしたものをその都度開封し使い残さないことが望ましい・こと(物)。「-のドレッシング」 **つかい・き・る【使い切る】**《他五》残らず全部つかう。「歯みがきチューブを-・る」 **つかい-こな・す【使い『熟す】**《他五》その物の価値・性能を十分発揮させて使う。「パソコンを-・す」 **つかい・こ・む【使い込む】**《他五》●預かった金銭などを、勝手に私用に使う。「公金を-・む」●予定した額以上に金を使う。「今月は三万円も-・んだ」●〔物を〕長い間使ってすっかり慣らす。「フライパンは-・むほどよい」 **つかい・さき【使い先・遣い先】**●使いに行った所。「-で油を売る」●金銭の使いみち。 **つかいすて【使い捨て】**ちょっと使っただけで(修理したり、洗ったりしないで)捨ててしまう・こと(物)。また、そうするように作られた物。「-のライター」 **つかいだて【使い立て】**人に用事をしてもらうこと。「お-をして恐縮です」。 **つかい・つ・ける【使いつける】**《他下一》いつも使っていて、その扱いに慣れる。「-・けた包丁」 **つかいて【使い手・遣い手】**●使う人。使い主。「-が悪いと道具のいたみが早い」●使い方の上手な人。達人。「槍の-」●金づかいのあらい人。 **つかい-で【使い出】**使ってもなかなかなくならないくらいの量の多さ。[コロ]「-がある」[表記]「使いで」と書くことが多い。 **つかい・はしり【使い走り】**言いつけられて、あちこちに(走り回って)使いに行く・こと(人)。つかいばしり。「-をたのまれる」「-の少年」 **つかい・はた・す【使い果たす】**《他五》残らず使ってしまう。「燃料を-・す」 **つかい・ふる・す【使い古す】**《他五》長く使って古くする。また、何度も使って新鮮味をなくする。「-・した手袋」「-・した手段」 **つかい・みち【使い道】**●使う方法。使い方。「金の-を知らない」●使う目的に応じた方面。使いどころ。用途。「-のない機械」 **つかいもの【使い物・遣い物】**●使って役に立つもの。「古くて-にならない」●〔儀礼的な〕贈り物。「お-にする」[類語]進物。 **つかい・りょう【使い料】**●使うためのもの。「自分の-にする」●使用料。 **つかい・わ・ける【使い分ける】**《他下一》●同じものをいくつかの用途・場合に応じてちがった使い方をする。「声を-・ける」●いくつかのものを場合に応じて適当に区別して使う。「三か国語を-・ける」 **つか・う【使う・遣う】**《他五》●〔人を〕用いて働かせる。用事をさせる。「人を-・うのがうまい」「店員を大勢-・う」●ある動作をさせるために、物を動かしあつかう。操る。「人形を-・う」「掃除機を-・う」●〔物を〕用に当てる。役立たせる。用いる。「だしに-・う」「登山に-・うテント」「野菜を-・った料理」●ある用に当てるために、動かす。「扇子を-・う」「車を-・う」●技・術などを行う。「英語を-・って話す」「仮病を-・う」「居留守を-・う」●ついやす。用いてへらす。「お金を-・う」「時間をむだに-・う」●心・頭を働かせる。[句]「気を-・う(=注意をはらって心を働かせる)」[句]「頭を-・う」●あるしぐさをする。「上目遣いを-・う」●それを用いて、ある特定の行為をする。[コロ]「袖の下を-・う(=わいろをおくる)」[句]「弁当を-・う(=食べる)」[文]《四》。 >使い分け「用いる・使う」 **つかえ【『支え・'悶え】**●さしつかえ。支障。●胸のつまり。また、心の中のわだかまり。[句]「胸の-がおりる」[表記]②は「痞え」とも書く。 **つか・える【仕える・『事える】**《自下一》●目上の人のそばにいて、その人のために働く。「師匠にまめまめしく-・える」「姑に-・える」〔人以外の場合にもいう〕「飼い犬が飼い主に-・える」「神仏に-・える」●役所など、公的な機関に勤めてその職に奉仕する。官する。「宮中に-・える女房」「徳川家に-・える」[図]つか・ふ《下二》。 **つか・える【使える】**《自下一》(「使う」の可能形から)●有能で役立つ。「あの男はなかなか-・えるよ」●刀・槍などを上手にあつかう。 <959> >使い分け「つかう」 **使う**〔使用する意で、一般に広く〕社員を使う・道具を使う・大金を使う・扇を使う・漢字を使う・体力を使う・子供を使いに出す・弁当を使う・こき使う・召し使う・剣術使い・忍術使い・魔法使い・猛獣使い **遣う**〔物事を役立つように、心・頭を働かせて工夫して動かす。技や術などを行う〕気遣う・あれこれ気を遣う・神経を遣う・人形を遣った芝居・心遣い・息遣い・仮名遣い・手品遣い・人形遣い・両刀遣い・筆遣い・金遣い・小遣い銭・無駄遣い・上目遣い [参考]「扇を使う/遣う」「言葉を使う/遣う」「気を使う/遣う」など二様の表記が成立する。「使/遣」の意味の違いに応じて、従来「扇を使って風を起こす/扇を遣って見事に舞う」などのように、単なる使用(=用立てる)と、工夫されたたくみな使用(=操る)とで使い分けてきたが、使い分けが困難なところから、近年「気遣う」を唯一の例外として、動詞には「使」を使い、「〜づかい」の形で使う特定の名詞にのみ「遣」を使うという傾向が強まってきた。そのため、「仮名を使う/仮名遣い」「心を使う/心遣い」「人形を使う/人形遣い」のように動詞と名詞とで用字法を異にするものも多出している。剣術・忍術・魔法・猛獣の場合は「使い/遣い」が併用されるが、「使」が優勢。「金遣い・息遣い・筆遣い」などでは伝統的に「使」を使うことはない。 **つか・える【『支える・問える】**《自下一》●物につき当たったり、物がつまったりして、先へ進めなくなる。つっかえる。「餅がのどに-・える」「頭が-・えて立てない」●先にたまって・動かなく(動けなく)なる。「車が-・える」「仕事が-・える」「他の人が使っているため」ふさがって使えなくなる。「電話が-・える」●ふさがったような感じになる。「悲しみで胸が-・える」「ことばがのどで-・える」[図]つか・ふ《下二》。■《他下一》〈「手を-・える」の形で〉礼として両手をつく。「畳に手を-・えて挨拶をする」[図]つか・ふ《下二》。 **つが・える【『番える】**《他下一》●二つのものを組み合わせる。「関節を-・える」●矢を弓のつるにあてる。「弓に矢を-・える」[図]つが・ふ《下二》。 **つか・がしら【『柄頭】**刀の柄の先端(につける金具)。 **つかさ【『官・『司】**〔古〕●役所。●官職。●役人。●職務。「-で責任を果たす」 **つかさ・ど・る【『司る・『掌る】**《他五》(官を取る意)●職務として行う。担当する。「政務を-・る」●管理・監督する。支配する。「自然界を-・る力」 **つか・す【尽かす】**《他五》出しつくしてしまう。[参考]ふつう「愛想を-・す」の形で用いる。[文]《四》。 **つかず・はなれず【付かず離れず】**《連語》〔二つのものが〕つきすぎもせずはなれすぎもせず、ちょうどよい関係を保っていること。不即不離。「-の交際」 **つか-つか**《副》(「-と」の形も)ためらわずに進み出るようす。「社長に-と近づく」[類語]ずかずか。 **つかぬ-こと【付かぬ事】**《連語》〔それまでの話と関係がなく〕出しぬけで妙なこと。〔急に問いかけるときなどに使う〕「-をうかがいますが…」 **つか・ねる【『束ねる】**《他下一》●集めて一つにくくる。たばねる。「枯れ枝を-・ねる」●腕を組み合わせる。こまぬく。「手を-・ねる」●統率する。たばねる。「三軍を-・ねる」[図]つか・ぬ《下二》。 **つか・の・ま【『束の間】**ちょっとの間。わずかの間。瞬間。「-の休日」「-も忘れない」 **つかまえ・どころ【、摑え所・『捉え所】**「つかみどころ」に同じ。 **つかま・える【捕まえる・摑える・『捉える】**《他下一》●にげるものをとらえる。とりおさえる。「泥棒を-・える」[表記]「捕まえる」と書く。[類語]召し捕る。挙げる。●[はなすまいと]手でしっかりと持つ。また、つかんで自分のものとする。「袖を-・えてはなさない」「チャンスを-・える」[表記]②は「摑える」「捉える」と書く。[類語]捕らえる。●「…を-・えて」の形で〉…を相手にして。「私を-・えてぐちをこぼす」[図]つかま・ふ《下二》。 **つかま・せる【「掴ませる】**《他下一》(「つかむ」の使役形)●わいろ・代償などを受け取らせる。「札束を-・せる」●だまして悪い品物を買わせる。「にせ物を-・せる」[図]つかま・す《下二》。 **つかまつ・る【『仕る】**■《自四》〔古〕「仕える」の謙譲語。お仕え申し上げる。■《他五》「する」「行う」の意の謙譲語。いたす。〔古風な言い方〕「私がお供を-・ります」[文]《四》。■《補動》(おもに漢語動詞の語幹あるいは連用形について)謙譲の意を表す。ご…申し上げる。〔格式ばった言い方〕「拝借-・る」[文]《四》。 **つかま・る【捕まる・掴まる・『捉まる】**《自五》●にげたものが、とらえられる。「犯人が-・る」[表記]「捕まる」と書く。●目的のものが見つかる。「タクシーが-・らない」●ひきとめられる。「あいつに-・ると面倒だ」●手でにぎって、また、とりすがって体を支える。「鉄棒に-・る」[表記]③④は「掴まる」「捉まる」と書く。[類語]縋る。取り付く。[図]《四》。 **つかみ【、摑み】**●つかむこと。●相手の注意や関心を引きつけること。「-がうまい」●「握り③」に同じ。●破風の合う部分を丈夫にするために使う木。 **つかみ・あ・う【掴み合う】**《自他五》互いにつかむ。互いの体をつかんでけんかをする。「人前で-・う」 **つかみ・かか・る【掴み掛かる】**《自五》相手に激しい勢いで組みつく。「強盗に-・る」 **つかみ・きん【、摑み金】**きちんとした基準によらず、大ざっぱに与える金銭。つかみがね。 **つかみどころ【掴み所】**●〈「-がない」などの形で〉とりつく所がない。とらえどころがない。「-のない男」●要点がはっきりしない。「-がない質問」=つかまえどころ。 **つかみどり【、掴み取り】**●物を手につかんだだけ取ること。「お菓子の-のイベント」●物を手で無造作に取ること。 **つかみ・と・る【掴み取る】**《他五》●つかんでとる。「机の上の荷物を-・る」「成功を-・る」●理解する。察知する。「論文の主旨を-・る」[文]《四》。 **つか・む【掴む・攫む】**《他五》●物を手でしっかりとにぎり持つ。「碁石を-・む」[句]「雲を-・む(=つかみどころがない)」[類語]握る。●自分のものとする。手に入れる。「大金を-・む」「証拠を-・む」[類語]得る。獲得。取得。●人の心をとらえてはなさない。「相手の気持ちを-・む」[文]《四》。 <960> **つか・る【『浸かる・漬かる】**《自五》●液体の中に長くはいる。転じて、ある状態・境地にはいりきる。「家が床下まで水に-・る」「怠惰な世界に-・る」●漬け物が熟して味が出てくる。「白菜がほどよく-・る」[表記]②はもっぱら「漬かる」と書く。[図]《四》。 **つかれ【疲れ】**つかれること。疲労。「-がたまる」 **つか・れる【憑かれる】**《自下一》霊魂などにのりうつられて、言動が自分以外の力に支配された状態になる。「キツネに-・れる」〔「…に-・れたように」の形でも使う〕「何かに-・れたように話しまくる」[図]つか・る《下二》。 **つか・れる【疲れる】**《自下一》●〔精力・体力を消耗して〕神経や体が弱る。くたびれる。また、元気がなくなる。「-・れて動けない」「生活に-・れる」●長く使ったために、その物が本来持つ能力・性質がおとろえる。「-・れたズボン」[図]つか・る《下二》。 **つかわし・め【使わしめ】**神仏の使いとされる動物。熊野のカラス、稲荷のキツネなど。お使い。 **つかわ・す【遣わす】**■《他五》〔文〕〔目下の者に命じて〕行かせる。派遣する。「使者を-・す」●〔身分の高い者が目下の者に〕物を与える。「ほうびを-・す」[図]《四》。■《補動》…してやる。〔尊大な気持ちがこめられる〕「許して-・す」[図]《四》。 **つーかんむり【つ冠】**漢字の部首「ツ」の称。つ。 **つき【付き・『附き】**■《名》●〔物が他の物に〕つくこと。また、その具合。「おしろいの-が悪い」●火が燃え出すぐあい。火のつき。●つき従う人。お供。お付き。●[俗]よいめぐりあわせ。幸運。「-が回ってきた」[表記]④は多く、かな書き。《接尾》●「…に現れたようす」の意。「顔-」「手-」[表記]かなで書くことも多い。●「…がついている」の意。「三食-」「保証-」〔「づき」とにごる場合もある〕「肉-」●〈「づき」の形で〉「…についている」「…に所属する」の意。特に、役職を表す語について、その直属の意。「部長-」[表記]一般に「き」を送らない。 **つき【杯】**古代、飲食物を盛った器。碗より浅く、皿より深いもの。[参考]はじめはすべて土器であった。 **つき【月】**●地球の衛星。太陽の光の反射によって輝く。新月から新月までの周期は約二七・三日。太陰。月輪。[参考]巻末「月齢表」。●月の光。月光。「-がさし込む」「-が輝く」●〔暦の上で〕一年を一二に分けた一つ。〔「大の月」と「小の月」がある〕「-が変わる」●一か月。約三〇日間。「-に一回集まる」●約一か月の妊娠期間。「-が満ちて生まれる」 >-と鼈《句》二者の違いがはなはだしいことのたとえ。[類語]提灯に釣り鐘。 >-に叢雲花に風《句》よい状態は長く続かず、とかく支障が多いということ。花に嵐。 >-よ星よと眺める《句》月や星を賞美するように、あるものを寵愛し、その美しさをめでることのたとえ。 **つき【槻】**「ケヤキ」の古称。 **つき【尽き】**つきること。終わり。果て。[連]「運の-(=続いてきた幸運の終わり)」 **つき【突き】**《名》●つくこと。●剣道で、相手ののどをつく技。●相撲で、相手を正面から平手でつきたてる技。《接頭》(動詞について)その動作の勢いを強める意。「-進む」〔あとに続く語によって「つっ」「つん」とも〕「つっ走る」「つんのめる」 **つき【付き・就き】**《自五》(動詞「つく」の連用形)「…に-」の形で助詞的に使う。◆付く⑤・就く②。 **つぎ【次】**●〔時間・位置・階級・順位などが〕すぐあとに続く・こと(もの)。また、その所。「-の会合」「-の間」●〔古〕宿場。宿駅。「東海道五十三-」 **つぎ【継ぎ・接ぎ】**着物や布の破れた所に別の布を当ててつくろうこと。また、そのための布地。「-を当てる」 **づき【付】**《接尾》◆つき(付き・附き)。 **つきあい【付き合い】**つきあうこと。「近所の人との-」[コロ]「-が広い」 **つき・あ・う【付き合う】**《自五》●親しく交わる。交際する。「十年来-・ってきた人」●《他五》〔社交上・交際上などの必要や義理から〕他人と行動を共にする。「ゴルフに-・う」 **つき・あかり【月明かり】**月の光(による明かり)。月明。「-で道がよく見える」 **つき・あ・げる【突き上げる】**■《他下一》●下からついて押し上げる。「拳を-・げる」●下位の者が上位の者に圧力をかけて、ある行動をとるように仕向ける。「組合の幹部を-・げる」■《自下一》ある感情が急に激しくわき出る。「怒りが-・げる」 >類語と表現「月」 「月」は日本人の美意識の中で重要な位置を占めてきた(雪月花・月見て一杯・月に叢雲花に風)。古い時代には、夜の道を照らしてくれるものであり、そのやわらかな光は人の心を慰めるものとして慕われた。中でも、秋の月を最上のものとして愛でてきた(中秋の名月)。古人は、日々変わるその形によって、また季節とともに変わる美観に応じて、様々な思いを抱き、それぞれに特別な名前をつけた(有明の月・名残の月)。「月」の異称もまたそれぞれに風雅の趣がある。日本では月にウサギがすみ、中国ではカエルがすむ。西洋では、満月は狂気の象徴となる(月に憑かれたピエロ)。 [月の種々相]弓張り月・偃月・片割れ月・半月・弦月/名月・明月・満月/名残の月・残月・寒月・秋月・朧月/落月・風月/雨月・雨夜の月 [月齢]新月・三日月・十日余りの月・十三夜の月・望月(=満月)・十六夜の月・有明け月(=一六日以後)・立待ち月(=一七日)・居待ち月(=一八日)・臥待ち月(=一九日)・寝待ち月(=一九日)・更待ち月(=二〇日)・二十日余りの月・二十三夜の月 [月の異称]睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月・神無月・霜月・師走 [動詞表現](月が)出る・照る・皓皓と輝く・光る・冴える・冴え渡る・冴え返る・満ちる・欠ける・昇る・沈む **つき・あたり【突き当たり】**突き当たる・こと(所)。特に、道の行きづまった所。「-を左に曲がる」 **つき・あたる【突き当たる】**《自五》●強い勢いでぶつかる。衝突する。「ガードレールに-・って止まる」●進む方向が障害物でさまたげられて、そのまままっすぐ進めなくなる。「門に-・って右へ曲がる」●障害・困難に出会う。 <961> 「難問に-・る」 **つき・あ・てる【突き当てる】**《他下一》●強い勢いでぶつける。「壁に車を-・てる」●さがし当てる。「犯人の隠れ場所を-・てる」[類語]つきとめる。 **つき・あわ・せる【突き合わせる】**《他下一》●二つの物をくっつきそうになるほど近づけて向かい合わせる。〔「顔(鼻・膝)を-・せる」の形で、向かい合って何かをする意を表す〕「顔を-・せて対策を練る」●比べ合わせて、異同などを調べる。照合する。「納品書と品物を-・せる」●「それぞれの主張を聞くために〕当事者双方を同時に出席させる。「加害者と被害者を-・せる」 **つぎ・あわ・せる【継ぎ合わせる】**《他下一》●つないで一つにする。「割れた皿を-・せる」●ぬいつけて一つにする。「布を-・せて敷物を作る」 **つき・いた【突き板】**木目の美しい材を薄板にしたもの。また、それを張って仕上げた化粧板。 **つき・うま【付き馬】**「付け馬」に同じ。 **つき・おくれ【月遅れ・月後れ】**●旧暦で行っていた行事を、新暦のその月日に行わずに一か月おくらせて行うこと。「-の正月」●月刊誌で、前月または数か月前の号。「-の雑誌」 **つき・おと・す【突き落とす】**《他五》●高い所からついて落とす。「谷底へ-・す」●いちばん悪い状態におとしいれる。「絶望のどん底に-・す」 **つき・かえ・す【突き返す】**《他五》●ついてきたものを、ついてもとへもどす。●出されたものを、受け取らずに返す。つきもどす。「辞表を-・す」=つっかえす。 **つき・かげ【月影】**●〔雅〕月の光。月の姿。「冴えわたる-」●〔古〕月の光に照らし出された人や物の姿。 **つき・がけ【月掛け】**月々掛け金をすること。また、その掛け金。「-貯金」 **つき・がわり【月代わり】**●月がかわること。次の月になること。●一か月ごとに交替すること。 **つぎ・き【接ぎ木】**《名・他サ》〔品種の改良などのため〕木の芽や枝などの一部を切り取って他の木につぐこと。また、そのようにして育てた木。 **つき・ぎめ【月『極め】**一か月を単位として契約すること。また、その契約。「-駐車場」 **つき・きり【付き切り】**絶えずそばに付きそってはなれないこと。つきっきり。「-で弟の勉強をみる」 **つき・き・る【突き切る】**■《他五》ついて切る。■《自五》〔広い野原や道などを〕一息にまっすぐ横切る。つっきる。「線路が荒野を-・る」 **つき・くず・す【突き崩す】**《他五》●形のあるものを、ついてくずす。「古い土塀を-・す」●突入して、守りを打ち破る。「敵陣の一角を-・した」 **つき・げ【月毛・鴒毛】**馬の毛色で、少し赤み帯びた茶色。また、その馬。 **つぎ・こ・む【『注ぎ込む】**《他五》●器の中に液体をそそぎ入れる。「花びんに水を-・む」●ある事のために多くの金や人を使う。「収入の大半を趣味に-・む」「この事業には大量の人員が-・まれた」 **つき・ごろ【月頃】**〔文〕最近の数か月間。 **つぎ・ざお【継ぎ、棹】**さおの部分がつぎ合わせるようになっている三味線。 **つぎ・ざお【継ぎ、竿】**何本かをつぎ合わせて長くして使う釣り竿。[因]延べざお。 **つき・ささ・る【突き刺さる】**《自五》〔先のとがった物が〕つき立って中に入る。「矢が-・る」「その一言が心に-・った(=その一言で心を痛めた)」 **つき・さ・す【突き刺す】**《他五》●〔先のとがった物で〕ついてさす。「串を-・す」●するどい刺激を与える。「人を-・すようなことば」 **つき-じ【『築地】**〔雅〕沼・海などを埋め立てた土地。埋め立て地。[注意]「ついじ」と読めば別語。 **つき・しろ【月白】**月が出ようとするとき、空が少し明るくしらんで見えること。 **つき・すす・む【突き進む】**《自五》勢いよく進む。突進する。「敵陣に-・む」「破局の道へと-・む」 **つきせ・ぬ【尽きせぬ】**《連体》〔文〕いつまでもつきることのない。「-思い」「-なごり」 **つき-そい【付き添い】**〔病人や子供などの〕そばにいて世話をする・こと(人)。「幼児の-」「-人」 **つき・そ・う【付き添う】**《自五》世話をするために、そばについている。「老親に-・う」 **つぎ・だい【接ぎ台・継ぎ台】**●つぎ木をするとき、台にする木。台木。[団]つぎ穂。●「踏み台」に同じ。 **つき・だし【突き出し】**●相撲で、相手を土俵の外について出す技。●料理屋などで、酒のさかなとして最初に出す軽い料理。(お)通し。 **つき・だ・す【突き出す】**■《他五》●ある範囲の外へついて出す。「土俵の外へ-・す」●体の一部や物を前の方へ勢いよく出す。「手を-・す」「茶わんを-・す」●犯人などを警察にわたす。「空き巣を-・す」■《自五】つき出る。「丸太が斜めに-・している」 **つぎ・た・す【継ぎ足す】**《他五》足りない分をつけ加える。「竿を-・す」「秘伝のたれを-・す」[表記]液体の場合にはふつう「注ぎ足す」と書く。 **つき・た・てる【突き立てる】**《他下一》●〔先のとがった物を〕強くつきさして立てる。「旗を-・てる」●はげしくつく。つきまくる。「槍を-・てる」 **つぎ・た・てる【継ぎ立てる】**《他下一》〔文〕宿場で、かご・馬などを乗りかえる。 **つき・たらず【月足らず】**胎児が妊娠三七週未満に生まれること。また、その子供。早生児。早産児。 **つき・づき【月月】**月ごとに同じ事が行われること。毎月。〔副詞的にも用いる〕「-三万円貯金している」 **つぎつぎ【次次】**《副》(「-と」「-に」の形も)次から次へと続くようす。「-到着する」[類語]ぞくぞく。 **つきっきり【付きっきり】**「付ききり」を強めた言い方。「-で看病する」 **つき・つける【突き付ける】**《他下一》〔目の前に〕荒々しく差し出す。また、強い態度で相手に差し出す。〔多く、好ましくないものを差し出す場合に使う〕「銃を-・ける」「抗議文を-・ける」 **つき・つ・める【突き詰める】**《他下一》●ある一つのことをいちずに思いこむ。「あまり-・めて考えるな」●最後まで考えぬいてつき止める。「原因を-・める」 **つぎ・て【継ぎ手】**●〔金属・木材など〕物と物とをつぎ合わせた所。つぎめ。●家督・家業をつぐ人。●囲碁で、はなれた石の群れをつなぐために打つ手。[表記]②は「接ぎ手」とも書く。 **つき・でる【突き出る】**《自下一》●外へつき破って出る。「釘が-・出る」●ある部分が他の部分よりも前へ出っぱる。 <962> 「腹が-・出る」「海に-・出た防波堤」 **つき・とお・す【突き通す】**《他五》《自五》ついて反対側に通す。つきぬく。また、つきぬける。「針を-・す」「弾丸が壁を-・した」●意見などを主張し通す。「信念を-・す」[類語]貫く。 **つき・とお・る【突き通る】**《自五》ついて反対側にぬける。つきぬける。「矢が-・る」 **つき・とば・す【突き飛ばす】**《他五》激しくついて向こうへやる。「人を-・して逃げていった」 **つき・と・める【突き止める】**《他下一》わからない点を徹底的に調べて明らかにする。「事故の原因を-・める」「正体を-・める」[類語]つきあてる。 **つき・なかば【月半ば】**月のなかごろ。中旬。月中。[団]月初め・月末。 **つき・なみ【月並み・月『次】**●毎月定期的に行うこと。「-の会」●《名・形動》型にはまって平凡なこと。「-な挨拶をする」[類語]ありきたり。陳腐。 >類義語の使い分け「月並み・ありきたり」 [月並み・ありきたり]月並み(ありきたり)な企画だな [月並み]月並みな批評でつまらない/月並み俳句 [ありきたり]ありきたりの応対で、誠意が感じられない **つぎ・に【次に】**《接続》前の事柄に後の事柄が続く意を表す。続いて。「-会計報告に移ります」 **つき・ぬ・ける【突き抜ける】**《自下一》●…をつき破って反対側へ出る。「壁を-・ける」●通りぬける。「路地を-・ける」 **つき・の・ける【突き『除ける】**《他下一》荒々しく押しのける。「友達を-・けて前へ出る」 **つぎ・の・ま【次の間】**〔日本間で〕おもな部屋に続いた隣の小部屋。控えの間。「-にひかえる」 **つき・の・わ【月の輪】**●月。●〔満月にかたどった〕円形。●ツキノワグマの胸にある白い三日月形の部分。 **つきのわ・ぐま【月の輪熊】**クマ科の動物。全身黒色で、胸に三日月形の白斑がある。雑食性。胆のうは「くまのい」として胃の薬にする。 **つぎは【継ぎ端】**話などを続ける・きっかけ(手がかり)。つぎほ。「話の-を失う」 **つぎは【継ぎ歯】**●こまげたなどの歯がすり減ったとき、他の木をつぎ足して高くすること。また、その部分。●悪い歯をけずって人造の歯をつぎ足すこと。また、その歯。=つぎば。 **つぎはぎ【継ぎ『接ぎ】**●つぎを当てたり、布をはぎ合わせたりすること。また、その部分。「-だらけの服」●〔論文などで〕他人の書いたものからその一部分を少しずつ寄せ集めて文章を作ること。「-の論文」 **つき・はじめ【月初め】**月の初め。月がしら。[団]月中・月末。 **つき・は・てる【尽き果てる】**《自下一》すっかりなくなってしまう。[句]「精根-・てる」 **つき・はな・す【突き放す】**《他五》●強く押してはなれさせる。●〔たよってくる相手を〕冷たく見はなす。「親にも-・された」=突っ放す。 **つき・ばらい【月払い】**●月ぎめで支払うこと。「家賃は-です」●月ごとに分割して支払うこと。月賦。「-で車を買う」[類語]月割り。 **つき・ばん【月番】**一月交替で勤務する・こと(人)。 **つき・ひ【月日】**暦の上での月と日。比較的長い時間。歳月。[コロ]「-が経つのは早い」[類語]年月。 **つき・ひざ【突き膝】**両ひざとつま先をそろえて地につけ、腰をうかした姿勢。 **つき・びと【付き人】**付きそって、身の回りの世話をする人。つけびと。〔芸能人や力士などの場合にいう〕 **つき・べり【搗き減り・舂き減り】**《名・自サ》米などをついたために、その分量が減ること。 **つきへん【月偏】**漢字の部首「月」の称。 **つぎ・ほ【接ぎ穂・継ぎ穂】**●つぎ木のとき、台木につぐ枝や芽。[団]つぎ台。台木。●とぎれた話を続ける機会・手がかり。つぎは。「話の-に困る」 **つき・まいり【月参り】**《名・自サ"》神社や寺などに毎月決まって拝みに行くこと。月もうで。 **つき・もうで【月詣で】**「月参り」に同じ。 **つき・まと・う【付き纏う】**《自五》〔人などが〕いつもそばについてはなれないでいる。「私に-・うのはやめて下さい」●〔ある事柄・事情などが〕いつも自分の身からはなれないでいる。「悪い噂が-・う」 **つき-み【月見】**●満月を見て楽しむ・こと(行事)。観月。特に、陰暦八月一五日の夜(=十五夜)と九月一三日の夜(=十三夜)。●「月見うどん」「月見そば」の略。かけうどんやかけそばに生卵を割って落としたもの。[参考]卵黄を月に見立てた。 **つきみ・そう【月見草】**●アカバナ科の二年草。高さ約六〇{センチ}。夏の夕方、四弁で白色の花を開き、翌朝しぼんで赤く変わる。メキシコ原産。●「マツヨイグサ」「オオマツヨイグサ」の俗称。夏の夕方、うす黄色の花をつけ、翌朝しぼむ。 **つぎ・め【継ぎ目】**●二つの物をつぎ合わせた所。つなぎめ。「レールの-」[表記]「接ぎ目」とも書く。●あとつぎ。 **つき・もど・す【突き戻す】**《他五》向かってきたものを荒々しくもとへ返す。つきかえす。「お金を-・す」 **つき・もの【付き物】**あるものと共にいつも存在して、切りはなしがたいもの。「梅にウグイスは-だ」 **つき・もの【憑き物】**人間に乗り移って異常な行動をさせる、ある種の霊。もののけ。-が落ちたよう《句》〔人間に乗り移って異常な行動をさせていたものが取り除かれたように〕普通の状態にもどるようす。 **つぎ・もの【継ぎ物】**衣服の破れをつくろうこと。また、そのような衣服。[類語]つくろい物。 **つきや**《係助》→しか(係助)。 **つき・やく【月役】**月経。〔婉曲で古風な表現〕 **つき・やぶ・る【突き破る】**《他五》●強い力でついてやぶる。「障子を-・る」●敵のかたい守りや囲みを激しく攻撃してくずす。「敵の守備を-・る」 **つき・やま【〈築山〉】**日本庭園で、山をかたどって土や石を小高く盛った所。 **つき・ゆび【突き指】**《名・他サ》指先を強く物にぶつけたりして、指の関節を痛めること。 **つき・ま・ぜる【「搗き交ぜる】**《他下一》●ついてまぜあわせる。「米と豆を-・ぜる」●種類の異なるものをいっしょにする。「カニとイカを-・ぜたような味」 **つき-よ【月夜】**月が明るい夜。[対]闇夜。-がらす【-、鳥】月夜にうかれて鳴くカラス。また、夜遊びに出る人のたとえ。 <963> -に釜を抜かれる《句》(「月夜に釜をぬすまれる」意から)ひどく油断していることのたとえ。 -に提灯《句》むだなこと、不必要なことのたとえ。 **つき・よみ【月夜見・月読】**〔古〕「月」の別称。つくよみ。[参考]夜の神である「月読命」から。-の・みこと【月読命・月夜見『尊】昼の世界を支配する天照大神に対して、夜の国を支配する神。月の神。つきよみのかみ。つくよみのみこと。 **つきり**《副助》◆きり(副助)。 **つ・きる【尽きる】**《自上一》●減っていって、すっかりなくなる。「資金が-・きる」●続いていたある物事がそこで終わる。果てる。「力が-・きる」「話題が-・きない」●〈「…に-・きる」の形で〉…に限る。もっぱら…だけである。「疲れをいやすには音楽を聴くに-・きる」「怖いの一言に-・きる」[図]つ・く《上二》。 **つき・わり【月割り】**●月の数に分けること。また、その平均。「-の経費」●月賦。[類語]月払い。 **つく**《接尾》(擬声語・擬態語などの一部について)その音・動作・様子が表れる。「がた-・く」「ふら-・く」 **つ・く【付く・『附く】**《自五》●二つのものがふれ合ってはなれない状態になる。●ものが表面にすきまなくふれる。また、ものが移って取れない状態である。「服に泥が-・く」[句]「手に-・かない(=身を入れて物事をすることができない)」「臭いが-・く」●主となるものなどにそえられる。付加される。「おまけが-・く」「理屈が-・く」「庭の-・いた家」●与えられて身に負う。「役が-・く」「名が-・く」●ものの表面にしるされて残る。「指紋が-・く」「しみが-・く」●その人の身などにしっかりと位置を占め、そこからはなれなくなる。「身に-・いた学問」●(「よい運がつく」の意で)運が向く。幸福になる。「今年は-・いている」●〔怨霊などが〕身に乗り移ってはなれない。とりつく。「悪霊が-・く」[表記]⑧はふつう「憑く」と書く。●感覚器官にはいりこむ。また、感覚・知覚が働く。[句]「耳に-・く」[句]「気が-・く」●他人のそばをはなれずにいっしょにいる。また、後ろを離れずに従い続く。「母に-・いて上京する」「私のあとに-・いてきて」●その人を助ける役割を負う。「部下が二人-・く」●対立するものの一方に味方する。「徳川方に-・いた大名」[句]「易きに-・く」●〈「…とも-・かない」「…とも-・かぬ」などの形で〉…にも属さない。「冗談とも-・かぬことを言う」●道などからはなれずに行く。そう。「道に-・いて川辺におりる」●新たな状態が発生する。●新たに生じる。また、さらに加わる。「力が-・く」「勢いが-・く」●ある現象が起こる。ある働きが始まる。「火が-・く」「電灯が-・く」[表記]⑯で明かりの場合は「点く」とも書く。●植物が根づく。また、花や果実が生じる。「移植した木が-・いた」「実が-・く」●明らかに定まる。●不定だった状態が終わり、ある状態に落ち着く。[句]「目鼻が-・く」[句]「勝負が-・く」●それと知られて定まる。「見当が-・く」「想像が-・く」●ある値に定まる。ある値に相当する。「船の旅は高く-・く」「試験で八〇点が-・いた」●酒が温められて飲める状態になる。「お燗が-・く」●〈「…に-・き」の形で〉…という理由で。…のため。「雨天に-・き中止」[図]《四》。 >使い分け「つく・つける」 **付く**(『附)〔二つのものがはなれない状態になる。新たな状態が発生する。明らかに定まる〕知識が身に付く・しみが付く・目に付く・火が付く・味方に付く・病人に付く・条件が付く・力が付く・一段落付く・飛び付く・付き添う・お付き合い・付け焼刃 **就く**(『即)〔ある位置に身を置く〕知事の席に就く・王位に就(即)く・家路に就く・床に就く・職に就く・任務に就く・緒に就く **着く**〔目的の所に達する。届く〕まっすぐ席に着いた・軽井沢に着く・手紙が着く・船が岸に着く・足が地に着く・行き着く・落ち着く・帰り着く **突く**(『衝・撞)〔手前から向こうへ強く力を加える。強く刺激する〕竹で突く・まりを突く・判こを突く・キューで球を突(撞)く・鐘を突(撞)く・急所を突(衝)く・口を突(衝)いて出る・風雨を突(衝)く・不意を突(衝)く・胸を突(衝)く・鼻を突(衝)く・意気天を突(衝)く **つく**(『吐)〔はき出す。言い放つ〕ため息をつく・一息つく・うそをつく・悪態をつく **つく**(搗・舂)〔穀物などをたたいて白くする。もちをつくる〕米をつく・あわもちをつく **つく**(憑)〔悪霊などが乗り移る〕キツネがつく・物の怪がつく・つかれたようにさまよう **つく・つける**(『点)〔電灯がともる〕灯がつく・ネオンがつく・ランプをつける・明かりをつける **つく・つける**(蹤・跟)〔あとに続いて行く〕方針につく・民衆がついて行く・子供がついて来る・あとをつける・刑事につけられる **付ける**(『附・『点)〔二つのものをはなれない状態にする。新しい状態を起こす。明らかに定める〕口に付ける・色を付ける・名を付ける・値を付ける・火を付(点)ける・日記を付ける・味方に付ける・付録を付ける・保険を付ける・条件を付ける・利息を付ける・付け加える・押し付ける・受け付ける・貸し付ける **就ける**(『即)〔ある位置に身を置かせる。その仕事を行わせる〕社長のいすに就ける・王位に就(即)ける・床に就ける・職に就ける・役に就ける・守備に就ける・家庭教師に就ける **着ける**〔身にまとう。目的の所に届かせる。くっつくようにする〕はかまを着ける・車を玄関に着ける・指先を地面に着ける・知識を身に着ける・のりで着ける [参考]「~に付(就)き・~に就いて・~に就き」は一般にかな書き(喪中につき御遠慮します・自由について語る・百グラムにつき一〇〇〇円)。また、「勢い付く・行き付け・板に付く・かたを付ける・今日は付いている・高く付く・酒のかんを付ける」などもかな書きが一般的。このほか「元気づける・見つける」など「付」はかな書きが多い。「附」は他について付属になる意。「付」は与えるかたちで、くっつける意。「衝」は特定の所へ勢いよく向かわせる意。「撞」は棒などを勢いよく当てる意。「点」は明かりがともる、火が燃え始める意であるが、「(枯れ草に)火がつく」場合は「付」を用いている。 **つ・く【就く】**《自五》●ある位置に身を置く。一定の場所・位置に身を置く。「議長の席に-・く」「皇位に-・く」[表記]即位の場合は「即く」とも書く。●目ざすところに身を置く。「家路に-・く」「眠りに-・く」●ある位置に身を置いて仕事をする。「任務に-・く」●人を選びとって従う。 <964> 「師に-・いて学ぶ」●〈「…に-・き(て)」「…に-・いて」の形で〉…に関して。「その件に-・き質問します」●…に応じて。…ごとに。「一時間に-・き一〇〇円かかります」[文]《四》。→前ページの使い分け **つ・く【浸く・漬く】**《自五》●水がものをひたす。「床上まで水が-・く」●漬け物がよくつかる。〔古風な言い方〕[文]《四》。 **つ・く【着く】**《自五》●移動していって、ある場所に達する。到着する。「荷物が-・く」「席に-・く」●届いてふれる。「底に足が-・く」[図]《四》。→前ページ使い分け **つ・く【『吐く】**《他五》●口からはき出す。「ため息を-・く」●〔うそ・悪口・好ましくないことなどを〕言い放つ。「うそを-・く」[文]《四》。→前ページ使い分け **つ・く【搗く・舂く】**《他五》穀物を杵でたたいて押しつぶしたり白くしたりする。また、もちを作る。「もちを-・く」[文]《四》。→前ページ使い分け **つ・く【突く】**《他五》●先のとがったものでさす。「針で指を-・く」[表記]「衝く」とも書く。●手や棒状のものの先で強く・押す(打つ)。「後ろから背中を-・かれた」●〔印判で〕印をつける。[コロ]「判を-・く」●まりや羽根などを強く・打つ(押しやる)。「鐘を-・く」[表記]④で鐘や球の場合は「撞く」とも書く。●棒状のものの先を支えとして他のものにあてる。「杖を-・いて歩く」●ある場所を目がけてするどく・攻める(責める)。また、だしぬけに攻める。「敵陣を-・く」「弱点を-・く」●〔雨・風・雪など〕障害となるものを物ともしないで進む。「吹雪を-・いて出かける」●心や感覚を強く刺激する。「鼻を-・くにおい」[表記]⑥⑦⑧は「衝く」とも書く。[図]《四》。→前ページ使い分け **つ・ぐ【告ぐ】**《他下二》「告げる」の文語形。「国民に-・ぐ」 >使い分け「つぐ」 **次ぐ**〔引き続く。すぐ下に位置する〕事件が相次ぐ・徹夜に次ぐ徹夜・社長に次ぐ人物・乾杯に次いで来賓の挨拶がある・取り次ぐ **継ぐ**〔あとを引き受けて続ける。絶やさず同じ状態を保つ〕志を継ぐ・息を継ぐ・家元を継ぐ・跡を継ぐ・夜を日に継ぐ・命を継ぐ・炭を継ぐ・継ぎはぎ **接ぐ**〔つなぎ合わせる。つぎ木をする〕骨を接ぐ・茶わんの欠けを接ぐ・木に竹を接ぐ・話の接ぎ穂 **つぐ**(『注)〔容器に物をいれる。液体をそそぎいれる〕飯をわんにつぐ・茶をつぐ・お酒をついで回る [参考]「家元を継(『襲)ぐ・跡を継(『嗣)ぐ」のように、「襲・嗣」は跡継ぎの意で用いられた。「次」は「…に次いで」の形で使われることが多い。 **つ・ぐ【継ぐ】**《他五》●続いてきたものを絶やさずに、そのあとへ続ける。「家業を-・ぐ」「言葉を-・いで話す」●絶やさずにそのままの状態を保つ。[句]「命を-・ぐ(=つなぐ)」●つなぎ合わせる。また、つぎ木をする。「骨を-・ぐ」「木片を-・いで細工をする」[表記]③は「接ぐ」とも書く。●衣類の破れなどをつくろう。「ほころびを-・ぐ」●そえ足す。増し加える。「火鉢に炭を-・ぐ」[文]《四》。→使い分け **つ・ぐ【次ぐ・『亜ぐ】**《自五》●すぐそのあとに続く。引き続く。「秀吉に-・いで家康が天下を取った」●すぐその下に位する。「大統領に-・ぐ地位」「A君に-・ぐ好成績」[文]《四》。→使い分け **つ・ぐ【『注ぐ】**《他五》容器に物を入れる。特に、液体をそそぎ入れる。「飯を-・ぐ」「お茶を-・ぐ」[表記]飯の場合は、かな書きも多い。[文]《四》。→使い分け **つくえ【机】**読書したり、字を書いたりするときに使う台。デスク。 -を並・べる《句》同じクラス・職場などで、ともに学んだり働いたりする。 **つくし【『土『筆】**スギナの地下茎から出て、胞子をつける茎。春早く茎の先に筆の先のような穂ができる。食用。つくしんぼ。 **つくし【筑紫】**「筑前」「筑後」の古称。また、九州の古称。-じろう【-次郎】「筑後川」の別称。[参考]坂東太郎・四国三郎。 **づくし【尽くし】**《接尾》(名詞の下について)それと同類のものを多く並べあげる意。「花-」「宝-」 **つく・す【尽くす】**■《他五》●ある限りを出しきって使う。ことごとくする。「礼を-・してたのむ」「全力を-・す」●(自動詞的に用いて)そのもののために十分な働きをする。尽力する。〔「力を尽くす」などを省略した表現〕「恩師のために-・す」[図]《四》。■《接尾》「ことごとく…する」「…し切る」意。「食い-・す」「使い-・す」[図]《四》。 **つくだに【佃煮】**小魚・貝・海藻・野菜などを、しょうゆ・砂糖・みりんなどで濃い味ににつめたもの。[語源]江戸の佃島で初めて作られたことから。 **つくづく【熟】**《副》(「-と」の形も)●念を入れて・考える(見る)ようす。じっくり。「-考えてみると…」「自分の顔を-ながめる」●身にしみて感じられるようす。「-いやになる」[類語]ほとほと。 **つくつく・ぼうし【つくつく法師・寒蟬】**セミ科の昆虫。はねは透明。夏の半ばから秋の初めまで見られる。鳴き声が「ツクツクホーシ」「オーシーツクツク」などと聞こえる。法師蝉。つくつくほうし。 **つぐない【償い】**つぐなうこと。また、そのための金品・労力など。「-に辞職する」[類語]罪滅ぼし。 **つぐな・う【償う】**《他五》〔犯した罪や過ち、また、相手に与えた損失などを〕金品・労力などでうめ合わせる。「罪を-・う」[図]《四》。 **つくね・いも【捏ね芋・『仏『掌薯】**ヤマノイモ科のつる性多年草。ナガイモの一品種で、畑で栽培する。手の形をした塊根を食用にする。とろろいも。 **つくね・やき【捏ね焼き】**たたいた魚肉や鶏肉などに、鶏卵・かたくり粉を加えてよくすりまぜて丸め、炭火などで焼いた料理。つくね。 **つく・ねる【捏ねる】**《他下一》●手でこねて丸い形に作る。「粘土を-・ねる」●乱雑に積み重ねる。「服を部屋の隅に-・ねる」[図]つく・ぬ《下二》。 **つくねんと**《副》何もしないで(さびしそうに)一人でぼんやりしているようす。「-すわる老婆」 **つくばい【蹲い】**《手を洗うとき、つくばうことから》茶室の入り口・庭の縁側近くなどに置く、石の手洗い鉢。[表記]「蹲踞」とも書く。[参考]懸樋(図)。 **つくば・う【蹲う】**《自五》うずくまる。しゃがむ。つくばる。「池のほとりに-・う」[文]《四》。 <965> **つくばのみち【筑波の道】** 「連歌」の別称。[参考]日本武尊{やまとたけるのみこと}が甲斐{かい}の酒折{さかおり}の宮{みや}に着いたとき、「新治{にひばり}筑波{つくば}を過ぎて幾夜{いくよ}か寝{ね}つる」と詠{よ}んだのに対して、火ともしの翁{おきな}が「かがなべて夜には九夜{ここのよ}日にには十日{とをか}を」と返したという故事が連歌の初めとされたことから。 **つくば・る【蹲る】** 《自五》つくばう。文《四》。 **つぐみ【『鶇】** ツグミ科の鳥。秋にシベリアなどから日本へ渡来する冬鳥。背は茶褐色で、胸は白地に黒い斑点がある。木の実や地中の虫を食べる。 **つぐ・む【噤む】** 《他五》〈「ロを―・む」の形で〉物を言わない。黙る。「しかられて口を―・む」図《四》。 **つくも・がみ【『江『浦『草髪・『九十九髪】** 〔文〕老女の白髪。周白髪が植物のツクモ(=太蘭)に似ていることから。 ***つくり【作り・造り】** ●作る・こと(人)。また、作られた物のようす。作りぐあい。「粋な―の家」〔他の語のあとにつく場合は、「づくり」とにごることが多い」「手―」「町―」●組み立て。構造。「体の―がきゃしゃだ」●身ごしらえ。化粧。「顔の―に時間がかかる」●刺身。作り身。おつくり。「マグロのー」 ***つくり【旁】** 漢字の、字体の構成要素の称。左右に分けた右側の部分。対{偏}。 **つくり・あ・げる【作り上げる・造り上げる】** 《他下一》●作り終える。完成させる。「五日で―・げる」「幸せな家庭を―・げる」●実際にない物事を作ってしまう。また、実際にないものをあるように見せかける。「マスコミがー・げたイメージ」「架空の事件を―・げる」 **つくり・か・える【作り替える・造り替える】** 《他下一》●前のもののかわりに新しく作る。「カーテンを―・える」●すでにあるものに手を加えて、別のものを作る。「着物をドレスにー・える」 **つくり・かわ【作り皮・『革】** ●漢字の「皮」と「革」を区別していうときの「革」の称。●漢字の部首「革」の称。かくのかわ。かわへん。 **つくり・ごえ【作り声】** 人や動物の声をまねたり、わざとふだんの自分の声とちがえたりして出す声。「―で電話をかける」「―であまえる」因{地声}。 **つくり・ごと【作り事】** ●実際にはないことを、あるように作った事柄。「―を言ってだます」●特に、作者の空想や想像で作ったひとまとまりの話。小説など。 **つくり・ざかや【造り酒屋】** 酒を醸造して売る店。 **つくり・じ【作り字】** ●日本で漢字をまねて作った字。国字。●かってに作った字。うそ字。 **つくり・だ・す【作り出す・造り出す】** 《他五》●つくり始める。●〔商品として〕形のあるものに仕上げる。生産・製造する。「一日一○○台の車を―・す」●新しいものを生み出す。創造する。「芸術品を―・す」 **つくり・た・てる【作り立てる・造り立てる】** 《他下一》●こしらえ上げる。●人目につくように派手に装う。かざる。「派手に―・てて出かける」 **つくり・つけ【作り付け・造り付け】** 〔家具などを〕取りはずせないように固定して作る・こと(物)。「―の洗面台」「―のタンス」 **つくり・なお・す【作り直す】** 《他五》〔一度作ったものをやめて」改めて作る。「棚を―・す」 **つくり・ばなし【作り話】** 実際にはないことをあったかのように作った話。架空の話。「―でだます」 **つくり・み【作り身】** ●魚の切り身。●刺身。 **つくり・もの【作り物】** ●本物に似せて作ったもの。「この真珠は―だ」●農作物。●舞台に置く簡単な装置。●架空の作品。 **つくり・わらい【作り笑い】** おかしくも、うれしくもないのに、むりに笑うこと。「―でごまかす」 **つく・る【作る・造る・創る】** 《他五》●原料・材料・素材などに手を加えて、目的のものに変える。製造・作製する。「時計を―・る」「宅地を―・る」●〔これまでなかったものを〕新たに生じさせる。●はじめて、この世に生み出す。創造する。「天地を―・る」「エジソンがー・った蓄音機」「規則を―・る」●芸術作品などを生み出す。創作する。「小説を―・る」「曲を―・る」●作成する。「書類を―・る」●創立する。創設する。「会社を―・る」●うち立てる。樹立する。確立する。「世界記録を―・る」②〔苦心や努力によって〕築き上げる。また、自分のものとする。「明るい社会を―・る」「財産を―・る」 [手を加えて〕こしらえ育てる。生産する。「野菜を―・る」●ある関係にある人を生み出す。「友人を―・る」「敵を―・る」●子をもうける。「子を―・る」●美しくととのえる。化粧する。「顔を―・る」●その形にする。形づくる。「列を―・る」「砂場に山を―・る」●用立てるためにととのえる。「金を―・る」「暇を―・る」◎ある行為をする。「罪を―・る」●いつわってこしらえる。ことさらにその風をする。「話を―・る」「声を―・る」文《四》。 >使い分け「つくる」 作る〔小規模な物や抽象的なものをこしらえる。広く〕着物を作る・人形を作る・料理を作る・計画を作る・規則を作る・記録を作る・作り笑い・罪作り 造る〔大規模な物や具象的な物を工業的にこしらえる〕客船を造る・貨幣を造る・庭園を造る・酒を造る・宅地を造る・天地創造 創る〔新しく何かをこしらえる〕小説を創(作)る・学校を創(立)する・国を創(る)・文化を創(造)る [参考]「国をつくる」では、「国を作る/造る」両様の表記があるが、「作」は初めてつくる(=創)の意をふくみ、「造」は苦心をしてつくり上げる意をふくむ。規模の大小や形の有無(具象/抽象)を「造/作」の使い分けの基準にすることもできるが、目安にすぎず、かな書きされることも多い。「造船・造園・酒造·造幣局・宅地の造成」など「造」を用いる漢語を想起することも、使い分けの目安となろう。 **つくろい【繕い】** つくろうこと。修理。―もの【一物】つくろわなければならない物。また、衣服をつくろうこと。「―を広げる」類語{継ぎ物}。 **つくろ・う【繕う】** 《他五》●破れた物やこわれた物を再び使えるように直す。修理する。「着物のほつれを―・う」●体裁よくよそおう。「人前を―・う」「体裁を―・う」●失敗・欠点などをわからないようにする。「あわててその場を―・う」文《四》。 **つけ【付け】** ■《名≫●勘定書き。請求書。「―を見てお金をはらう」●月末などにまとめてはらう約束で、購入代・飲食代などを帳面につけさせておくこと。また、その請求書。「――で買う」●歌舞伎で、場面の緊迫感を盛り上げるため道具方が板を二つの柝{き}(拍子木に似たもの)で打つこと。打け拍子。「―を打つ」表記③は多く「ツケ」と書く。■《接尾》《動詞の連用形について》 <966> 「行き-の店」「かかり-の医者」[表記]目はふつうかな書き。 **つけ・げんき【付け元気】**「から元気」に同じ。「-でがんばる」-が回・る《句》(あとから請求書が回ってきて支払いをさせられる意から)悪いことや無理をしたことの報いがあとになって現れる。 **つげ【告げ】**〈「お-」の形で〉神や仏からの知らせ。託宣。神託。「神のお-を聞く」 **つげ【『黄楊・『柘植】**ツゲ科の常緑低木。春、黄色の小花をつける。材は緻密で堅く、印・櫛・版木などに用いる。 **づけ【漬け】**■《名》魚の切り身をしょうゆ・みりんにつけたもの。「マグロの-丼」■《接尾》●〔調味料・材料・産地などを示す名詞の下に付けて〕その漬け物である意。「ぬか-」「わさび-」「奈良-」●毎日そればかりをする意。「英語-」「仕事-」 **つけ・あい【付合】**連歌・俳諧で、句と句とを互いに付け合うこと。前に出された句を前句、これに付ける句を付句という。 **つけ・あが・る【付け上がる】**《自五》〔相手の寛大な態度をいいことにして〕自分の思いどおりに勝手な行動をする。増長する。「やさしくすれば-・る」 **つけ・あわせ【付け合わせ】**他の物にそえる・こと(もの)。特に、主役の料理にそえる野菜・海藻など。 **つけ・い・る【付け入る】**《自五》機会をつかみ、のがさず利用する。つけこむ。[句]「-・るすきがない」 **つけ・うま【付け馬】**飲食費や遊興費がはらえない客の家までついて行って、代金を受け取る人。付き馬。 **つけ・おち【付け落ち】**帳面などに記入すべき事柄を忘れて書いていないこと。また、その事柄。「先月は大口の-があった」 **つけ・ぎ【付け木】**ヒノキ・杉などのうすい木片の端に硫黄などをぬりつけたもの。火を他へ移すときに使う。 **つけ・く【付句】**連歌・俳諧の付合いで、前の句に付ける句。[参考]前句。 **つげ・ぐち【告げ口】**《名・他サ"》他人の秘密・過失などをひそかに人につげること。 **つけ-くわ・える【付け加える】**《他下一》前の事柄にそえて加える。付加する。「一言-・える」 **つけ-げいき【付け景気】**「から景気」に同じ。 **つけ-こ・む【付け込む】**《自五》〔仕訳をせずに〕帳簿に書き入れる。●つけ入る。特に、相手のすき・弱点などにつけ入る。「人の弱みに-・む」 **つけ・こ・む【漬け込む】**《他五》漬け物をつける。また、よくつかるようにつける。「よく-・んだたくあん」 **つけ・さげ【付け下げ】**着物の模様の一つ。仕立てあげたときに、肩山・袖山を中心に前後とも模様が同一の方向になるように染めたもの。 **つけ・ざし【付け差し】**自分が口をつけたきせるや杯などを人にわたして飲ませること。[参考]遊里などで、親愛の気持ちを示す粋なこととされた。 **つけ-だい【付け台】**すし屋で、客の前に設けて、にぎったすしを置く台。 **つけ・だし【付け出し】**●掛け売りの請求書。勘定書き。かきつけ。●大相撲で、番付に追加して名をのせること。「幕下-」 **つけ・た・す【付け足す】**《他五》〔元からあるものに〕さらに補い加える。追加する。「新しいデータを-・す」 **つけ・だ・す【付け出す】**《他五》●掛け売りの請求書を書いてさし出す。●大相撲で、付け出し②にする。 **つけ・たり【付けたり】**《「たり」は文語の助動詞》●〔大した価値のないものとして〕つけ加えたもの。付録。●口実。うわべだけの名目。「病気見舞いは-だ」 **つけ・つけ**《副》(「-と」の形も)「ずけずけ」に同じ。 **つけ・どころ【付け所】**〈「目の-」の形で〉注意を向ける点。[句]「目の-がいい」 **つけ・とどけ【付け届け】**〔義理や謝礼・依頼などのために〕人に贈り物をすること。また、その金品。「盆暮れの-」 **つけ・な【漬け菜】**漬け物用の菜。ハクサイ・トウナ・キョウナ・カラシナ・タカナ・コマツナなどをいう。 **つけ・ね【付け値】**買い手がつけた値段。[因]言い値。 **つけ・ね【付け根】**物がついている根もとの部分。「腕の-」 **つけ・ねら・う【付け狙う】**《他五》絶えずあとをつけて、目的をとげる機会をうかがう。「敵を-・う」 **つけ・び【付け火】**「放火」に同じ。〔古風なことば〕 **つけ・ひげ【付け、髭】**人工的に作ったひげ。また、それをつけること。「-で変装する」 **つけ・びと【付け人】**「付き人」に同じ。 **つけ-ぶみ【付け文】**恋文をひそかに相手にわたすようにすること。また、その恋文。「お嬢さんに-をする」 **つけ・ペン【付けペン】**軸にペン先をはめ、インクをつけながら書く筆記用具。また、そのペン先。 **つけ・まつげ【付け、睫】**人工のまつげ。 **つけまわ・す【付け回す】**《他五》●どこまでもしつこくあとを追う。「女性を-・す」●他に経費を支払わせる。「借金を-・す」 **つけ-め【付け目】**《「目をつけるべきところ」の意から》●利用すべき相手の弱点。「親切心を-に金を借りる」●かくされた本当の目的。「財産が-で結婚する」 **つけもの【漬け物】**野菜などを塩・ぬか・みそ・酒かすなどにつけた食べ物。香の物。(お)こうこう。 **つけ・やき【付け焼き】**〔肉や魚の切り身、もちなどに〕たれをつけて、炭火などで焼くこと。また、その焼いたもの。[類語]照り焼き。 **つけ・やきば【付け焼き刃】**知識などをにわか仕込みで身につけようとすること。また、その知識など。「-の勉強では合格できない」[語源]鈍刀の、刃だけに鋼をつけたしたものの意から。実際はもろくて切れない。 **つ・ける【付ける・『附ける】**■《他下一》●二つのものをふれ合わせてはなれない状態にする。●表面に(すきまなく)ふれさせる。また、そのようにして取れなくする。「手に粉を-・ける」「接着剤で板を-・ける」「紙に色を-・ける」●船や車をある場所にとめて降りられるようにする。「車を駅に-・ける」[表記]③は多く「着ける」と書く。●身に帯びさせる。身に装う。「衣服を-・ける」「ネックレスを-・ける」[表記]衣服や装身具の場合には「着ける」と書く。●(抽象的なものを)身に負わせる。「役を-・ける」「芸名を-・ける」●その人の身などに備わるようにする。[句]「身に-・ける」「へんな癖を-・けるな」●主となるものなどにそえる。付加する。「おまけを-・ける」[句]「もったいを-・ける」●(食べ物を)すぐに食べられるように用意する。「ご飯を-・ける」●物の表面に記して残す。特に、記入する。「傷を-・ける」「帳簿を-・ける」●感覚器官をそれに向ける。[句]「気を-・ける(=注意する)」 <967> [句]「目を-・ける(=着目する)」●そばからはなさずにいさせる。「護衛を-・ける」●あとを追って行く。尾行する。[句]「あとを-・ける」●新しい状態をおこし、加える。●新しい状態を生じさせる。「力を-・ける」「勢いを-・ける」●ある現象をおこす。働きを始めさせる。「電灯を-・ける」「火を-・ける」[表記]⑬は多く「点ける」と書く。●明らかに定まる。●不定だった状態を終わらせ、それと定める。[句]「かたを-・ける」[句]「都合を-・ける」●知って、それと定める。[コロ]「当たりを-・ける」●〈「…に-・けて」の形で〉…に関連させて。…に関連して。「雨に-・け風に-・け」「何かに-・けてめんどうをみる」[図]つく《下二》。→使い分け「つく・つける」■《接尾》●習慣となる意。いつも…する。…しなれる。「歩き-・けている道」●動作の勢いが激しい意。強い勢いで…する。「打ち-・ける」「どなり-・ける」[表記]目は多くかなで書く。[図]つ・く《下二》。 **つ・ける【就ける】**《他下一》●特定の場所・位置に身を置かせる。「皇位に-・ける」[表記]即位の場合は「即ける」とも書く。●ある位置に置いて仕事をさせる。「仕事に-・ける」「要職に-・ける」●人を従って教えを受けるようにさせる。「コーチを-・けて練習させる」[図]つ・く《下二》。→使い分け「つく・つける」 **つ・ける【『浸ける・漬ける】**《他下一》●液体の中に入れて、液体をしみこませる。ひたす。「布を水に-・ける」●漬け物にする。「ナスをぬかに-・ける」[表記]②は、もっぱら「漬ける」と書く。[図]つ・く《下二》。 **つ・げる【告げる】**《他下一》述べ伝える。知らせる。「いとまを-・げる」「閉会を-・げる(=閉会を宣言する。会が終わる)」[句]「風雲急を-・げる」[句]「終わりを-・げる(=終わる)」[図]つ・ぐ《下二》。 **づ・ける【付ける・『附ける】**《接尾》(名詞につけて下一段活用動詞をつくる)その物事を他に付け加える、また、与える意。「元気-・ける」「秩序-・ける」「関係-・ける」「位置-・ける」[図]づ・く《下二》。 **つごう【都合】**■《名》●ある事とのかかわりのぐあい。物事のなりゆき。事情。「一身上の-で退職する」「飛行機の-で出発が遅れた」●便宜。「他人の-を考える」「その集合場所なら-がいい」■《名・他サ》〔金品や時間などを〕あれこれと手をつくしてととのえること。やりくり。工面。算段。「時間を-して会う」「お金を-する」[句]「-がつく」(=やりくりができる)」[句]「-をつける(=やりくりをつける)」■《副》全体で。ひっくるめて。「-二〇人の参加者」 **つ-ごもり【晦・晦日】**(「月隠り」の転)〔陰暦で〕月の最後の日。月末。みそか。[参考]一二月の最後の日は「おおつごもり」という。[団]ついたち。 **つじ【「辻】**●道が十文字にまじわっている所。十字路。四つつじ。●人が往来する道ばた。街頭。 **つじ・うら【辻『占】**《昔、ツゲのくしを持って辻に立ち、通行人のことばを聞いて吉凶の判断をしたことから》●小さな紙片に吉凶をうらなういろいろな文句を書いたもの。また、それを売る・こと(人)。「恋の-」●偶然の事物から先行きの吉凶を判断すること。 **つじ・ぎみ【「辻君】**昔、夜道に立って客をとった売春婦。夜鷹。 **つじ・ぎり【「辻斬り】**昔、武士が夜道で通行人を待ちぶせて切ったこと。また、その武士。 **つじ-ごうとう【「辻強盗】**道ばたで通行人をおそう強盗。おいはぎ。「-に遭う」 **つじ・せっぽう【「辻説法】**道ばたで通行人を相手に行う説法。「日蓮上人の-」 **つじ・だち【辻立ち】**《名・自サ》街頭に立つこと。〔古風な言い方〕「候補者が毎朝-をする」 **つじ・つま【辻棲】**終始一貫すべき物事の道理や筋道。-が合・う《句》物事の道理や筋道が通る。矛盾なく終始一貫する。「-・わない話」 **つじ・どう【『辻堂】**道ばたにある小さな仏堂。 **つじ・ふだ【辻札】**昔、禁止事項などを書いて、辻に立てた札。[類語]高札。 **つしま【『対馬】**旧国名の一つ。今の長崎県の一部。朝鮮海峡にある島。対州。 **つた【「蔦】**ブドウ科のつる性落葉低木。巻きひげに吸盤があり、樹木などにからみつく。秋に紅葉する。 **づたい【伝い】**《接尾》「…を伝って行く・こと(所)」「…に沿う・こと(所)」の意。「尾根-」「線路-」 **つた・える【伝える】**《他下一》●そのものが媒介となって、他のものに移す。「金属はよく電流を-・える」「作者の意図を読者に-・える」●ことばで知らせる。「出発の日時を-・える」「ニュースを-・える」●仲立ちをとおして告げ知らせる。伝言する。「彼には君から-・えてくれ」[類語言付ける。●先人からことばを受けついで今に残す。言い伝える。「沼に竜がすむと-・える」●代々受けついできて、あとの者に・残す(教え授ける)。「昔の情緒を今に-・える町」●〔ある物・物事を〕よそからもってきて、そこに届かせる。もたらす。「海外から新技術を-・える」[図]つた・ふ《下二》。 **つた・かずら【蔦『葛・蔦、蔓】**つる草の総称。 **つたな・い【拙い】**《形》●〔力が足らず〕へたである。まずい。「-・い司会」「-・い文章」●能力がおとっているようすだ。至らない。「-・い者ですがよろしく」●運が悪い。「武運-・く敗れた」[図]つたな・し《ク》。 **つた・もみじ【蔦〈紅葉〉】**紅葉したツタの葉。 **ったら**■《副助》(「とやら」の転)〔下に「言う」「申す」などの動詞を伴う〕…とか(言う)。たら。〔俗語的で方言的な言い方〕「源の字ったらいう男」■《係助》(「といったら」の転) (親しみの気持ちをこめて)話題として提示する。たら。〔もっぱら口頭語で使い、多く軽い驚きや非難の気持ちがこもる〕「くやしいったらないぜ(=ひたすらくやしい)」■《終助》(①の転)〔活用語の終止形や命令形につく〕親しみのうちにも非難やじれったい気持ちをこめて強く言い切る。「早くしろったら」 **つたわ・る【伝わる】**《自五》●一方から他方へ、ものに沿って移る。伝う。「水がといを-・って流れる」●〔音・熱・電流などが〕移る。流れる。「金属に熱が-・る」●人を仲立ちにして、ことばが届いてくる。「ニュースが-・る」「うわさが-・る」●先人からことばが受けつがれて今に残る。言い伝えられる。「土地に-・る伝説」●代々受けつがれてきて後世に残る。「代々-・る田畑」●〔ある物・物事が〕よそから移ってきて届く。もたらされる。「最新情報が-・る」[文]《四》。 **つた・う【伝う】**《自五》物にそって移って行く。「軒を-・うしずく」「飛び石を-・って歩く」[図]《四》。 **つち【土】**●〔岩石・土砂など〕地球の外表を形成しているもの。また、それを構成している、地殻の岩石がこまかい粉になったもの。土壌。「肥えた-」[類語]土塊。●地上。地面。「-に腰をおろす」[表記]大地・地上の意では「地」とも書く。[対]天。 <968> -一升に金一升《句》土地の値段がきわめて高いことのたとえ。土一升金一升。 -が付・く《句》大相撲で、(その場所中はじめて)負ける。「大関に-・く」 -にな・る《句》土に変わる。死ぬ。土となる。「異国の-・る(=外国で死ぬ)」 -を踏・む《句》(場所や国などについて)そこを訪れる。そこに来る。「ふるさとの-・む」 **つち【槌・鎚】**物をたたく道具。柄の頭部に木のついた木づちと、鉄のついた金づちとがある。ハンマー。 **つち-いきれ【土『熱れ・土熅れ】**夏などに、強い日光を受けた土が熱気を発すること。また、その熱気。 **つち・いじり【土『弄り】**●土をいじって遊ぶこと。●〔慰みとして〕園芸などをすること。 **つち・いろ【土色】**土の色。また、青みを帯びた黒色。つちけいろ。〔青ざめた顔色の形容にも言う〕「血の気がひいて顔が-になる」 **つち・か・う【培う】**《他五》(「土養う(=土をかける)」の意)●根に土をかけて草木を育てる。「菊を-・う」[参考]自動詞が転じたもの。●養い育てて・大きく(強く)する。「日頃ご-・ってきた力を発揮する」 **つち・くさ・い【土臭い】**《形》●土のにおいがする感じだ。●田舎じみている。やぼくさい。泥くさい。「-い身なり」〔生命力に富んだの意をそえることもある〕「-・い迫力に満ちた演奏」「-・い男」 **つち・ぐも【土、蜘蛛】**「地蜘蛛」に同じ。 **つち-くれ【土塊】**土のかたまり。土塊。[類語]土。 **つちけ・いろ【土気色】**「土色」に同じ。 **つち・けむり【土煙・土烟】**こまかい土や砂が風にふき上げられて、煙のように見えるもの。[コロ]「-をあげる」 **つち・つかず【土付かず】**●大相撲で、その場所でまだ一度も負けていないこと。「-で中日をむかえる」●一連の勝負にまだ一度も負けていないこと。 **つちのえ【戊】**(「土の兄」の意)十干の五番目。戊。 **つちのこ【槌の子】**●小さいつち。小づち。●額と後頭部が張り出した頭。さいづちあたま。●胴の太い、ヘビのような形の想像上の生物。 **つちのと【『己】**(「土の弟」の意)十干の六番目。己。 **つちふまず【土踏まず】**足の裏のくぼんだ所。 **つち・へん【土偏】**漢字の部首「土」の称。 **つち・ぼこり【土埃】**風で・飛び散った(まい上がった)こまかい土。つちほこり。「-がまい上がる」 **つちやき【土焼き】**素焼きの土器。どやき。 **つち-よせ【土寄せ】**生長期の農作物の根もとに土をかけること。防寒・防乾・防湿などのために行う。 **つちろう【土・牢】**地をほって作った牢。 **つつ【筒】**●細長く断面が円形で、中がからになっているもの。「竹の-」●銃身・砲身。また、小銃・大砲。「ささげ-」[表記]②は「銃」「砲」とも書く。 **つつ**《接助》●一つの動作が反復・継続する(また、二つの動作が並行して行われる)意。…ながら。「書よむ月日かさねつつ。いつしか年もすぎのとを〈文部省唱歌・蛍の光〉」●文語 前後の動詞句を接続するのに使う。…て。…て、それから。「苦しさに耐えかねつつ叫びたり」●〈多く「つつも」の形で〉下の動作が、反復・継続する上の動作と相いれない関係であることを表す。…ながらも。「いけないと知りつつも、つい手がでる」●〈「つつある」の形で〉ある動作が反復・継続する状態にある意。…ているところだ。「復興の道を歩みつつある」[参考]③は「ながら」よりは文語的な言い方。 **つつ【突っ】**《接頭》(「突き」の促音化)→突き。 **つつ・い【筒井】**〔雅〕まるく掘り下げた井戸。-づつ【-筒】〔雅〕●井戸に取り付けた、まるい井げた。●幼なじみの男女。[参考]「伊勢物語」の一節から。 **つつうらうら【津津浦浦】**(「あらゆる港や海岸」の意から)全国のいたる所。国じゅう。つづうらうら。「-から優秀な人材が集まる」 **つつ-おと【筒音】**〔文〕鉄砲や大砲を撃ち出す音。 **つつ-かい【突っ『支い】**棒などを当てて物がたおれないようにささえる・こと(もの)。つっぱり。つっかえ。-ぼう【-棒】ささえにする棒。 **つつ-かえ・す【突っ返す】**《他五》(「突き返す」の促音便)つきかえす。〔やや乱暴な言い方〕 **つつ-かか・る【突っ掛かる】**《自五》●強い勢いでぶつかる。また、足が引っかかる。「物に-・って転ぶ」●乱暴なことばを使って、争いをしかけるような態度をとる。くってかかる。「上司に-・る」 **つっかけ【突っ掛け】**足の先につっかけてはく、手軽な履き物。 **つっ・か・ける【突っ掛ける】**《他下一》(「突き掛ける」の促音便)●履き物をつま先にかけて無造作にはく。「下駄を-・けて散歩に出る」●強い勢いでぶつける。「車が看板の人形を-・けた」●相撲で、仕切りの時に呼吸が合わず、相手に先がけてついて出る。 **つつが・な・い【恙無い】**《形》病気・事故などの異常や心配事がないようすだ。「-・く帰国する」[参考]「つつが(痛処)無し」の意。 **つつが・むし【恙虫】**ツツガムシ科のダニの総称。体長約一{ミリ}。幼虫は哺乳類に寄生し、つつがむし病を媒介する。あかむし。-びょう【-病】ツツガムシによって感染する四類感染症。感染後一週間前後でさされたところが化膿し、高熱・発疹・筋肉痛などの症状を起こす。 **つづき【続き】**●あとに続く・こと(もの)。また、その続きぐあい。「話の-」●《名詞のあとについて接尾語のように使い》ずっと続いている意。「地-」「ひでり-の天候」 **つづき・あい【続き合い・続き『間】**●相互の関係。間柄。●親族の関係。続き柄。 **つづき・がら【続き柄】**親族・血族としての関係。「本人と保証人との-」[参考]「続柄」ともいう。 **つづき・もの【続き物】**〔小説・映画などで〕終わるまでに何回か回を重ねて発表されるもの。「-の小説」 **つつ・ぎり【筒切り】**「輪切り」に同じ。「コイの-」 **つつき・る【突っ切る】**《自五》一息にまっすぐ通りぬける。「車が線路を-・る」 **つつ・く【『突く】**《他五》●〔軽く〕指先やくちばしなどで何度もつく。「キツツキが木を-・く」「ほっぺたを-・く」●そばからそそのかす。けしかける。「友人を-・いて意見を言わせる」●人の欠点・落ち度などを取り上げてとがめる。「-・かれてぼろが出る」●〔箸・くちばしなどでつくようにして〕食べ物を食べる。「すき焼きを-・く」「鳥がえさを-・く」=つっつく。[図]《四》。 <969> **つづく【続く】**《自五》●一連の物が、長く切れないである。「果てしなく-・く道」「練習が-・く」●ある状態が、変わらないままである。「命の-・くかぎりたたかう」「沈黙が-・く」●同じ事が間をおかずに起こる。「事件が-・いて起こる」●すぐあとに従う。「手紙に-・いて荷物が届いた」「先導車に-・く」●すぐその次に位する。次ぐ。「A氏に-・く実力者」[文]《四》。 **つつぐち【筒口】**筒形のものの先。筒先。 **つづけ・ざま【続け様】**続けて同じことをくり返すようす。「-に大声が聞こえた」「-に失敗する」 **つづ・ける【続ける】**■《他下一》●続くようにする。「話を-・ける」「練習を-・ける」[図]つづ・く《下二》。■《接尾》●切れずにずっと…する。「本を読み-・ける」「梅の花がさき-・ける」[図]つづ・く《下二》。 **つっけんどん【突っ慳貪】**《形動》態度やことばづかいが、とげとげしく冷淡なようす。「-な返事」 **つっこみ【突っ込み】**●突っ込むこと。●物事の核心にふれるところまで深くはいりこむこと。「演技に-が足りない」●〔俗〕一つ一つ区別せず全体をひとまとめにすること。「大小-で五〇〇円の品」●漫才で、ことばのやりとりをリードする・こと(役)。[句]「-を入れる(=会話の途中で、あげあしをとったり攻めたりする)」[対]ぼけ。 **つっこ・む【突っ込む】**(「突き込む」の促音化)■《自五》●激しい勢いで中にはいる。突入する。「敵陣めがけて-・む」●問題となる点に深く立ち入る。「-・んだ質問」●漫才で、あげあしをとったり攻めたりしながら話を進行する。「相方のぼけに-・む」■《他五》●深くさし入れる。「管に棒を-・む」●無造作に入れる。「ポケットに手を-・む」●深く関係する。「同好会に頭を-・む」[句]「首を-・む」●強く問い責める。「どこから-・まれてもぼろを出さない」 **つつ・さき【筒先】**〔ホースなど〕筒形のものの先。筒口。●銃身・砲身の先。[句]「-にかかる(=銃で撃たれる)」[表記]②は「銃先」「砲身」とも書く。●ホースの先を受け持つ消防士。 **つつざき【筒咲き】**花びらが筒の形をして開くこと。また、その花。「-のアサガオ」 **つつじ【躑躅】**ツツジ科の常緑または落葉低木の総称。春から夏にかけ、赤・紫・白などの花をつける。 **つつしみ【慎み】**つつしむこと。「-のない言動」-ぶか・い【-深い】《形》つつしむ心が深いようすだ。 **つつし・む【慎む・謹む】**《他五》●まちがいのないように気をつける。軽はずみなことをしない。[句]「身を-・む」[句]「口を-・む」●度をこさないように控えめにする。「酒を-・む」[表記]①②は「慎む」と書く。●〈多く「-・んで…する」の形で〉うやうやしくかしこまる。「-・んで哀悼の意を表す」[表記]③は「謹む」と書く。[文]《四》。 **つつ-そで【筒袖】**袂がなく、全体が筒のように細い袖。また、その袖の着物。つつっぽ。 **つった・つ【突っ立つ】**《自五》「立つ」を強めた言い方。勢いよくまっすぐに立つ。また、立ちつくす。「呆然と-・つ」「銅像が-・つ」 **つった・てる【突っ立てる】**《他下一》●「立てる」を強めた言い方。勢いよくまっすぐに立てる。「敵陣に旗を-・てる」●とがった物をつきさして立てる。「刀を畳に-・てる」 **つつ-つ・く【突っ突く】**《他五》〔俗〕つつく。 **つつ・つぼ【筒っぽ】**〔俗〕「筒袖」に同じ。 **つつーと**《副》(「つと」の転)●動作がなめらかに素早く行われるようす。「-前に出る」●動作などがそのままの状態を保っているようす。じっと。ずっと。 **つつ-どり【筒鳥】**カッコウ科の鳥。「ポンポン」と竹筒をたたくように鳴く。メジロなどの巣に卵をうんで、育てさせる。 **つつ・ぬけ【筒抜け】**(筒の底がぬけて物が通りぬける意から)●秘密や話し声などがもれて、すぐ他に伝わること。「話が-になる」●〔人の話などが頭の中を〕素通りすること。「何を言っても右から左へ-だ」 **つっぱし・る【突っ走る】**《自五》〔俗〕●速く勢いよく走る。「先頭を-・る」「優勝街道を-・る」●向こう見ずに進む。「革命へと-・る」 **つっぱな・す【突っ放す】**《他五》〔俗〕「つきはなす」に同じ。 **つっぱ・ねる【突っ撥ねる】**《他下一》●ついて、はねとばす。●〔相手の要求・依頼などを〕強く拒絶する。[コロ]「組合の要求を-・ねる」 **つっぱ・る【突っ張る】**■《他五》●物に押しあててたおれないように支える。また、腕などをつき出すようにのばしておす。「かたむいた塀を丸太で-・る」「腕を-・る」●相撲で、腕をのばし、てのひらで相手の胸を勢いよくおしはなす。「互いに激しく-・る」■《自五》●筋肉や皮膚などが強くはった感じになる。「筋肉が-・る」「肌が-・る」●自分の言い分を強く押し通そうとする。また、虚勢をはる。「-・って生きる」●〔俗〕不良じみた行為をする。「-・ったまねをする」 **つつーぶ・す【突っ伏す】**《自五》勢いよくうつぶせになる。「机に-・して泣く」 **つつまし・い【慎ましい】**《形》控えめである。遠慮深いようすだ。「-・い態度」[図]つつま・し《シク》。 **つつましやか【『慎ましやか】**《形動》つつましく見えるようす。「-な女性」 **つづま・やか【『約まやか】**《形動》●短くて要を得ているようす。「-な文章」[類語]簡約。簡潔。●控えめで質素であるようす。「-な暮らし」 **つづま・る【約まる】**《自五》●縮まる。短くなる。「『つきごもり』が-・って『つごもり』になる」●簡単にまとめられる。要約される。「-・るところは同じような話だ」[文]《四》。 **つつみ【包み】**■《名》●〔紙・ふろしきなどで〕包んだもの。「-を開ける」■《助数》包んであるものを数える語。「薬を毎夕食後一-ずつ飲む」 **つつみ【堤】**〔湖・川などの〕水があふれ出ないように、岸に土や石を高く積み上げた所。土手。「-が切れる」 **つづみ【鼓】**●革を張って鳴らす日本の打楽器の総称。●中央のくびれた胴の両面に革を張り、調べの緒を結びつけた打楽器。手で打ち鳴らす。●漢字の部首「鼓」の称。[参考]①②は「一張・一張り…」「一丁…」と数える。 **つつみ・かく・す【包み隠す】**《他五》(包んで外から見えなくする意から)秘密にして人に知られないようにする。「事実を-・さず話す」 **つつみ・がね【包み金】**〔挨拶や謝礼のために〕紙に包んで出す金。包み金。「出席者に-をわたす」 **つつみ・がまえ【包み構え】**漢字の部首「勹」の称。 **つつ・む【包む】**《他五》●物を中に入れて、外側から完全におおう。「オーバーに身を-・む」「餞別に一万円-・む」●あたり一面をおおう。「霧に-・まれた高原」●〔ひゆ的に、ある感情でおおう意にも使う〕「人を愛情で-・む」●心の中にこめておく。秘める。「-・むにあまる苦しみ」[文]《四》。 <970> **つづ・める【『約める】**《他下一》●縮めて簡単にする。短くする。「文章を-・める」●倹約する。節約する。「暮らしを-・める」[図]つづ・む《下二》。 **つつもたせ【『美人局】**女性が夫あるいは情夫と示し合わせた上で他の男性と通じ、夫あるいは情夫がそれに言いがかりをつけて金品などをゆすりとること。 **つづら【『葛】**●「ツヅラフジ」の別称。●「葛」の別称。 **つづら【『葛籠】**衣服をしまっておくかご。ツヅラフジのつるや、竹などで編んで作る。[参考]「一合…」「一荷…」と数える。 **つづら・おり【『葛折り・『九十九折り】**〔ツヅラフジのつるのように〕いくつにも折れ曲がった坂道。 **つづらふじ【『葛藤】**ツヅラフジ科のつる性落葉植物。夏、うす緑の小さな花をつける。つるはきわめて強く、つづらなどを編むのに用いる。 **つづり【綴り】**●書類などをとじ合わせること。また、とじ合わせたもの。「書類の-」●英語などの単語を表すときの文字の並べ方。スペリング。 **つづり・あわ・せる【綴り合わせる】**《他下一》つづって一つにする。つづりあわす。 **つづり・かた【綴り方】**●〔英語などの単語を〕つづる方法。スペリング。「ローマ字の-」●旧制の小学校の教科目の一つ。文章の作り方。「-教室」[参考]現在の「作文」のこと。 **つづ・る【綴る】**《他五》●つなぎ合わせて一続きのものにする。「ほころびを-・る」●ことばをつらねて詩歌・文章を作る。「文章を-・る」●アルファベットなどをつらねて単語を書く。[文]《四》。 **つづれ【綴れ】**(「つづり」の転)●破れ目をつぎはぎした着物。ぼろ。「-をおおう」●細くさいた布地を横糸にして織ったもの。裂き織り。 **つづれおり【綴れ織り】**綴れ錦をまねて、数種の色糸で模様を織り出したもの。 **つづれ・にしき【「綴れ錦】**花鳥・人物などの模様を織り出した絹織物。帯地・壁掛け・ふくさ地などに使われる。京都西陣の特産。つづれのにしき。 **つて【『伝】**〔自分の希望や目的を達するための〕手がかり。手づる。[コロ]「先輩の-をたどる」[表記]「伝手」とも書く。 **って**《「ん」に続くときは、「て」とも。くだけたスタイルの話しことば》■《格助》●引用の格助詞「と」に同じ。「待ってるって伝えてください」[参考]と(格助)■④●同格を表す。…という。「可哀そうたぁ惚れたってことさ」■《係助》●軽い詠嘆・感動をこめて題目語をあげるのに使う。…というのは。「人生ってはかないものね」●相手の質問を受けとめ、それを主題として、解説・主張・質問などを展開するのに使う。「だれかって、彼に決まっているよ」■《終助》(引用の格助詞「と」の転)●他人の話を引用紹介する。…っていうことだ。「二度と来るなってさ」●〔上昇のイントネーションで〕おうむ返しに反問するのに使う。…と言っているのか、…は本当か、…とはどういう意味かなどの意。〔不審・驚き・詰問などの気持ちがこもる〕「えっ?留学するって?」■《接助》(接続助詞「とて」の転) (…た)としても。「走ったって間に合わない」 **つと【、髢】**日本髪を結ったとき、顔の左右や頭のうしろの方へ張り出した部分。たぼ。 **つと【苞】**●わらづと。「納豆の-」●〔文〕土産物としての産物。また、土産。 **つと**《副》(別な)動作を急にするようす。突然。さっと。「-立ちあがる」 **つど【都度】**たびごと(に)。毎回。「その-謝る」 **つどい【集い】**〔文〕集まり。会合。「若人の-」 **つど・う【集う】**《自五》目的をもって一か所に寄り集まる。寄り合う。「-・う若人一万余」[文]《四》。 **つと・に【夙に】**《副》〔文〕●ずっと前から。早くから。「その件は-有名な話だ」「そのことは-専門家の指摘するところだ」●幼い時から。「-志を立てる」 **つとま・る【勤まる・務まる】**《自五》〔その職務を〕つとめることができる。「とても-・りそうにない」[図]《四》。 **つとめ【勤め・務め】**●その人の役目として、当然しなければならないこと。任務。「親としての-」●役所・会社などにやとわれて仕事をすること。また、その仕事。◆おつとめ。●僧が毎日すべき、読経や看経などの修行。勤行。「朝夕の-をおこたらない」[表記]①は「務め」、②③は「勤め」と書く。[参考]「つとめる・つとまる」使い分け **つとめ・あ・げる【勤め上げる】**《他下一》すべての任期をつとめおえる。「二〇年間大過なく-・げる」 **つとめ・ぐち【勤め口】**就職口。「-を探す」 **つとめ・さき【勤め先】**勤めている所。勤務先。 **つとめて【努めて・『勉めて】**《副》努力して。できるだけ。「-平気を装う」「夏は-水分をとる」 **つとめ・にん【勤め人】**官庁や会社などに勤めている人。サラリーマン。 **つとめ・むき【勤め向き】**勤務上のこと。また、勤務先。「-の出張」 >使い分け「つとめる・つとまる」 **努める**(『勉・『力)〔努力する〕学習に努める・完成に努める・解決に努める・努めて早起きする **勤める**〔与えられた仕事を毎日のように行う。勤務〕会社に勤める・しゅうとに勤める・日々の読経に勤める・勤め人・朝のお勤め・寄席で落語を一席勤める・受付(の仕事)を長年勤める **務める**〔与えられた役目や任務に当たる〕司会を務める・町長を務める・主役を務める・受付(係)を務める・学生の務めを果たす **勤まる**〔与えられた仕事を毎日のように行うことができる〕私でも勤まる仕事だ **務まる**〔与えられた役目や任務に当たることができる〕とてもそんな大役は務まらない [参考]「受付を勤める/務める」では、前者には会社などの受付係員としての仕事をする意が、後者には受付係としての役割を一時的に果たす意がこもる。 **つと・める【勤める】**《自下一》●〔職場で〕仕事に従事する。勤務する。「役所に-・める」●仏につかえる。勤行をする。[図]つと・む《下二》。→使い分け <971> **つと・める【務める】**《他下一》●役目を行う。任務に当たる。「外務大臣を-・める」「進行係を-・める」[表記]「勤める」とも書く。●劇などで役を演じる。「主役を-・める」[図]つと・む《下二》。→使い分け **つと・める【努める・『勉める・『力める】**《自下一》〔困難な事をなしとげようとして〕力をつくす。努力する。励む。「看護に-・める」「学問に-・める」「成功するように-・める」[図]つと・む《下二》。 **つな【綱】**●植物の繊維や針金などを長くより合わせて作った太くて丈夫なひも。物を結びつなぐもの。ロープ。●すがって頼りにするもの。[連]「命の-」[連]「頼みの-」 **ツナ**マグロ。マグロの肉。「-サンド」▽tuna **つながり【「繋がり】**つながること。また、関係。きずな。「血の-」「前後に-のないことを言う」 **つながる【「繋がる】**《自五》●〔はなれていたものが〕一続きに結ばれる。連なる。「電話が-・る」「相手と気持ちが-・る」●関連する。関係する。「事件に-・る」「兄と-・る友人」[文]《四》。 **つなぎ【繋ぎ】**●次の物事が始まるまでの合間をうめるために、仮に行う物事。「-法案」「舞台の-に踊りを入れる」●料理で、ねばりけのない物の形がくずれるのを防ぐために、まぜ入れる材料。「そばの-に小麦粉を入れる」 **つな・ぐ【「繋ぐ】**《他五》●ひも状のもので、ものを他のものに結びとめてはなれないようにする。「ボートを岸に-・ぐ」[類語]結ぶ。●拘束する。拘禁する。「監獄に-・がれる」●切れているもの、はなれているものを結びつけて一続きにする。「二本の糸を-・ぐ」「電話を-・ぐ」●絶えないようにする。切れないように保たせる。「望みを-・ぐ」「その場を-・ぐ」[図]《四》。 **つな・げる【、繋げる】**《他下一》つながるようにする。「短いひもを-・げて長くする」[図]つな・ぐ《下二》。 **つな・そ【綱『麻】**シナノキ科の一年草。インド原産。茎の皮から「ジュート」という繊維をとり、あらい布を織る。黄麻。 **つな-で【綱手】**〔文〕船につないで引く綱。引き綱。 **つな・とり【綱取り】**横綱の地位をつかむこと。 **つな・ひき【綱引き・綱曳き】**大勢が二組みに分かれて一本の綱を両方から引き合う競技・遊び。 **つなみ【津波・津『浪・海嘯】**〔地震や噴火などによる〕海底の大規模な地殻変動に伴って生じた大波が陸地をおそう現象。 **つな・わたり【綱渡り】**《名・自サ》●空中に張った一本の綱の上を(芸をしながら)歩く軽業。●危険をおかして行動すること。「ぎりぎりの-経営が続く」 **つね【常】**●ふだん。平素。「-とは異なる顔つき」●〔習慣的に〕いつもそうであること。決まり。ならわし。「夕方散歩をするのが-だ」●そのものの特性として、そうありがちであること。「敗者の-として弱気になる」●いつも変わらないこと。不変。「-ならぬ世の中」●普通。あたりまえ。「-の人とは考え方がちがう」 **つねづね【常常】**《副》平生。ふだん。いつも。「私が-忠告しておいたのに…」[類語]始終。 **つねに【常に】**《副》いつも。たえず。どんな時でも。「君は-若々しい」 **つね・ひごろ【常日頃】**ふだん。いつも。〔副詞としても用いる〕「-から体力増強に努める」 **つね・る【、抓る】**《他五》指先やつめで皮膚をつまんでねじる。ひねる。「頰を-・る」[文]《四》。 **つの【角】**●動物の頭部にある、かたい突起。●物の表面または頭上にある、角①のような形をしたもの。「カタツムリの-」「コンペイトーの-」●「角書き」の略。-を折・る《句》強情な態度を改めて、素直になる。-を付けてお・く《句》他人にとられないように前もって手を打っておく。-を出・す《句》女性が嫉妬する。[参考]能楽で、女の生霊が嫉妬のために鬼になることからいう。-を矯めて牛を殺・す《句》小さな欠点を直そうとして、かえってそのもの全体をだめにしてしまう。 **つの-がき【角書き】**浄瑠璃の名題や歌舞伎の外題、また書物(特に草紙類)の標題の上に、その主題や内容を示す簡単な文句を小文字で二行に記したもの。「国性爺合戦」など。 **つの・ぐ・む【角ぐむ】**《自五》〔文〕草木が角のように新芽をのばす。[参考]葦・ススキ・荻などにいう。 **つの‐ざいく【角細工】**動物の角を細工したもの。 **つのだる【角、樽】**角のように大きく長い二つの柄をつけた、朱または黒塗りの酒だる。祝いの時などに酒を贈るのに使う。柄樽。 **つのつきあい【角突き合い】**仲が悪くて、よくけんかをすること。つのつき。「いつも-をしている」 **つのつきあわ・せる【角突き合わせる】**《自下一》〔牛が角で突き合うように〕仲が悪くて、たえずけんかをする。「あの二人はことごとに-・せている」 **つのぶえ【角笛】**動物の角で作った笛。 **つの・へん【角偏】**漢字の部首「角」の称。 **つの・また【角、叉】**紅藻類スギノリ科の海藻。波のあらい岩の上に群生。おもに壁土用ののりの原料にする。 **つのめ・だ・つ【角目立つ】**《自五》互いに感情を害し、荒々しく興奮して対立する。「互いに-・つ」 **つのら・せる【募らせる】**《他下一》〔気分・感情の〕勢い・傾向をいっそう激しくさせる。つのるようにする。「不満を-・せる」「恋しさを-・せる」 **つの・る【募る】**■《自五》●勢い・傾向がいっそう激しくなる。「恋しい思いが-・る」「風雨が-・る」[図]《四》。■《他五》●広く・さがし(呼び)集める。広く求め集める。募集する。「寄付を-・る」[文]《四》。 **つば【唾】**唾液。つばき。「-を吐く」 **つば【鍔・鐔】**●刀の柄と刀身との間にはさむ平たい鉄板。[参考]日本刀(図)。●帽子の周りまたは前に、ひさしのようにつき出ている部分。●釜の周囲にすそがつき出て、かまどにかけるようになっている部分。 **つばき【唾】**(「つ」は「つば」の古語。「ばき」は「吐き」)→つば(唾)。 **つばき【椿】**ツバキ科の常緑高木。葉は長円形で、厚くてつやがあり、早春、赤・白・もも色などの大きな花をつける。種子から油をとる。 **つばき・あぶら【、椿油】**ツバキの種子からしぼりとった油。頭髪用・食用にする。 **つば-ぎわ【、鍔際】**●「つばもと」に同じ。●物事の重大な分かれ目。せとぎわ。 **つばくら【燕】**「つばくらめ」の略。 **つばくら・め【『燕】**つばめ。 **つばくろ【燕】**(「つばくら」の転)→つばめ①。 **つばさ【翼】**●鳥類の前あしが変化した器官。外側の羽毛は長くてかたい風切り羽で、体を空中に浮かせ前進させる働きをもつ。はね。[参考]ペンギンやダチョウなど、飛ばない鳥も翼をもつ。●〔ひゆ的に、飛躍するのに用いるものの意にも使う〕「空想の-を広げる」●航空機が浮力を得るための、機体の左右にはり出した部分。主翼。 <972> **つば・する【唾する】**《自サ変》〔文〕つばをはきかける。[句]「天に-・する」 **つばぜりあい【鍔迫り合い】**《名・自サ》●打ち合わせた刀を互いの鍔で受け止めたままおし争うこと。●互いに真剣に勝負を争うこと。また、その争い。[コロ]「議席を争って-を演じる」 **つばな【「茅花】**チガヤ(の花の穂)。食べられる。 **つばめ【「燕】**●ツバメ科の小鳥。翼と背が青黒く、腹が白い。渡り鳥で、日本へは春来て、秋に南へ去る。人家の軒などに巣を作る。身軽で速い。つばくらめ。つばくら。つばくろ。燕子。●「若いつばめ」の略。年上の女にかわいがられている若い男性。 **つばめがえし【「燕返し】**●ある方向にふった刃先を素早く反転させて相手を切る刀法。●素早く方向をかえること。[参考]ツバメが素早く身をひるがえして飛ぶようすから。 **つば・もと【鍔元】**刀の刀身と鍔の接している部分。つばぎわ。 **つぶ【粒】**《名》●丸くて小さいもの。「米-」■《助数》丸くて小さいものを数える語。「豆二-」-が揃う《句》(たくさん集まった物の大きさや質がそろっている意から)集まった人々の質や能力などがそろってすぐれている。 **つぶさに【『具に・悉に・『備に】**《副》〔文〕●こまかくくわしいようす。「問題点を-検討する」●〔何から何まで〕ことごとく。もれなく。「事件を-報告する」 **つぶし【潰し】**●つぶすこと。つぶしたもの。「-餡」●あいている時間に費やすこと。「時間-」「暇-」●金属製品や紙製品を、とかしたりばらばらにしたりして、再生原料にすること。「-値段(=金属製品をつぶして原料としたときの値段)」-が効・く《句》(金属製品は地金につぶしても役立つ意から)別の仕事でも、十分な能力がある。 **つぶし・あん【潰し、餡】**小豆をにて、つぶして皮を取り去らないで作ったあん。 **つぶ・す【潰す】**《他五》●〔固形物に〕外から力を加えて形をくずす。「卵を-・す」●役に立たなくする。「声を-・す」●〔組織を〕立ちゆかなくさせる。ほろぼす。「会社を-・す」●体面や心の平静を失わせる。[句]「顔を-・す」[句]「肝を-・す」●時間を費やす。[句]「暇を-・す」●他のことに使うために変形する。「庭を-・してテラスを作る」●家畜を食べるために殺す。「ニワトリを-・す」●すきまをふさぐ。「壁穴をしっくいで-・す」[図]《四》。 **つぶ‐ぞろい【粒揃い】**たくさんのものの粒の大きさや質がそろっていること。「-のミカン」●優劣のつけがたい、すぐれた物や人が集まっていること。「-の作品」「-の芸者衆」[類語]粒より。 **つぶ・だ・つ【粒立つ】**《自五》●多くの粒が表面にできる。つぶつぶになる。「ご飯が-・つ」●音やことばが一つ一つはっきりときわだつ。「台詞が-・つ」 **つぶつぶ【粒粒】**■《名》たくさんの粒になったもの(の一つ一つ)。■《副・形動・自サ》(副詞は「-と」の形も)粒だつようす。「表面が-になる」 **つぶて【礫・『飛礫】**〔投げるものとしての〕小石。 **つぶや・く【呟く】**《他五》独り言を言う。独り言のように小声で言う。ぶつぶつ言う。「思わず『さびしい』と-・く」「何やら-・く声が聞こえる」[文]《四》。 **つぶ‐より【粒『選り】**多くの中から、すぐれたものだけを選んであること。また、選んだもの。「-の選手」「-の品」[類語]粒ぞろい。よりぬき。えりぬき。 **つぶら【『円ら】**《形動》〔文〕まるいようす。まるくふっくらとしているようす。「-な瞳」 **つぶり【『頭】**〔文〕(「円ら」の転)あたま。つむり。 **つぶ・る【瞑る】**《他五》〈多く「目を-・る」の形で〉●まぶたを閉じる。目をつむる。●見て見ないふりをす。「今回だけは目を-・ってやる」●死ぬ。「とうとう目を-・ったか」=瞑る。[図]《四》。 **つぶ・れる【潰れる】**《自下一》●〔固形物が〕外からの力を受けて形がくずれる。ひしゃげる。「箱が-・れる」●役に立たなくなる。「声が-・れる」●立ちゆかなくなる。だめになる。「会社が-・れる」「企画が-・れる」●体面や心の平静が失われる。[句]「面目が-・れる」[句]「胸が-・れる(=ひどくおどろく)」●時間が費やされる。「雑用で半日が-・れる」●よって動けなくなる。[図]つぶ・る《下二》。 **つべこべ**《副》(「-と」の形も)ああでもない、こうでもないと、うるさく理屈を言うようす。[コロ]「-言うな」 **ツベルクリン**結核に感染したかどうかを診断するために使われる注射液。▽Tuberkulin-はんのう【-反応】皮内にツベルクリン液を注射し、四八時間後にその皮膚の反応を見て結核菌感染の有無などを調べる方法。 **つぼ【坪】**《名・助数》●尺貫法で、土地の面積の単位。一坪は六尺(一間)平方。約三・三〇六平方{メートル}。畳二枚の広さに当たる。歩。「百-の土地」〔名詞として、「一坪」の意でも使う〕「-百万円の土地」●尺貫法で、土砂の体積の単位。一坪は、六尺立方。約六・〇一立方{メートル}。●尺貫法で、印刷の製版や錦絵などの面積の単位。一坪は、かね尺の一寸平方。約九・一八平方{センチ}。●尺貫法で、革・タイルなどの面積の単位。一坪は一尺平方。 **つぼ【壺】**〔陶磁器やガラスなどで作った〕口がせまくて胴が丸くふくらんだ形の器。[参考]「一壺…」「一口…」と数えるが、一般に「一個…」とも。●つぼざら。[コロ]「-をふる(=ばくちで、さいころを入れたつぼざらをふる)」●くぼんで深くなった所。「滝-」●灸をすえてききめのある場所。灸点。●物事の大切な所。急所。要点。[コロ]「-をおさえる」●ここと見込んだ所。予期したこと。「思う-」-に嵌る《句》●急所を押さえる。要点を心得る。「-・った見方」●見込みどおりになる。「企画が-・ってベストセラーになる」 **つぼ**《接尾》〔俗〕そのような立場・状態にある人の意。〔ややさげすんでいう語〕「書生-」 **つぼ・がり【坪刈り】**ある田畑の全体の収穫高を推定するため、一坪(=約三・三平方{メートル})分の稲や麦をかり取ってみること。[類語]坪掘り。 **つぼ・ざら【壺皿】**●正式の日本料理で、椀形の小さくて深い器。つぼ。●ばくちのさいころをふせるのに使うさら。つぼ。=つぼさら。 **つぼ・すみれ【坪、董・壺、董】**スミレ科の多年草。原野の湿地に自生する。春、白色で紫色の筋のある小さな五弁花をつける。こまのつめ。 <973> **つぼ・にわ【坪庭】**屋敷内の、建物に囲まれた庭。内庭。中庭。 **つぼね【『局】**●昔、宮殿の中で、建物を小さくいくつにもしきった部屋。曹司。●局を与えられている女官。また、その名につけて呼ぶ語。「丹後-」 **つぼ・ほり【坪掘り】**畑全体の収穫量を推定するために、一坪(=約三・三平方{メートル})分のいもなどをほり起こしてみること。[類語]坪刈り。 **つぼみ【「蕾・莟】**●植物の、これから開いて花になるもの。「桜の-がほころぶ」●〔女性として成熟する前の少女のたとえに使う〕「まだ-の女の子」●前途有望であるが、まだ一人前でない人。-を散ら・す《句》前途有望の人を若くして死なしたり、その才能をつぶしたりする。「蕾の花を散らす」とも。 **つぼ・む【窄む】**《自五》●〔開いている花が〕閉じる。「朝顔が-・む」●せまく細くなる。閉じて小さくなる。すぼむ。「先が-・んだズボン」[文]《四》。 **つぼ・む【蕾む・莟む】**《自五》つぼみになる。「梅が-・む」[類語]芽吹く。[文]《四》。 **つぼ・める【窄める】**《他下一》つぼむようにする。すぼめる。[コロ]「口を-・める」[図]つぼ・む《下二》。 **つぼ・やき【壺焼き】**●サザエなどの巻き貝を殻ごと焼いたもの。しょうゆなどで味つけして食べる。●大きなつぼの中で蒸し焼きにしたもの。「サツマイモの-」 **つま【『夫】**〔雅〕結婚している男女のうちの、男性の方。妻の配偶者。〔女の方から言う語〕「我が-」 **つま【妻】**●結婚している男女のうちの、女性の方。夫の配偶者。また、夫が配偶者を指すときの称。「家族は-と子供が二人です」[類語]家内。女房。[尊敬]奥さん。奥様。奥方。御新造。令閨。令室。令夫人。[謙譲]愚妻。荊妻。[団]夫。●刺身などのあしらいにそえる少量の野菜・海藻など。「刺身の-」[表記]②はかな書きにする。 **つま【端】**●もののはし。きわ。〔古風なことば〕「縁の-」●切り妻造り・入母屋造りの屋根の両側の、三角形の壁面。[表記]②はふつう「妻」と書く。 **つま【「棲】**●あわせ長着・綿入れ長着などの左右の裾の両端。●和服のおくみの、腰から下の部分のふち。たてづま。-を取・る《句》●褄を取って裾を持ち上げる。●芸者になる。 **つま-いた【妻板】**建物の側面の板。 **つま・おと【爪音】**●琴爪で琴をひく音。●馬のひづめの音。 **つま・お・る【『端折る・爪折る】**《他五》〔文〕はしを折る。はしょる。「着物の裾を-・る」 **つま-がけ【爪掛け】**●「つまかわ」に同じ。●雪国で、藁や蒲でつま先の形に作り、わらじの先につけて使うもの。足の指の防寒に用いる。 **つま・かわ【爪皮・爪革】**下駄・草履の先にかけて、どろ・雨水などを防ぐもの。つまがけ。 **つま・ぐ・る【爪繰る】**《他五》〔数珠などを〕指先でくり動かす。「数珠を-・る」 **つま-こ【妻子】**妻と子。さいし。 **つま-ごい【妻恋・『夫恋】**〔別れ別れになっている〕夫婦や動物の雌雄が互いに相手を恋いしたうこと。 **つま-ごと【妻琴・爪琴】**〔雅〕琴。[参考]琴は爪でひくところから。 **つまさき【爪先】**足の指の先。足先。-あがり【-上がり】《名・形動》ゆるく段々と上り坂になっていること。また、その道。つまあがり。「-の道」-だ・つ【-立つ】《自五》かかとをあげて、足の指先で立つ。つまだつ。「-・って歩く」 **つまさ・れる**《自下一》〔愛情・恩義などに〕心が動かされる。「親の愛に-・れる」[句]「身に-・れる(=他人の不幸などに心が動かされる)」[図]つまさ・る《下二》。 **つまし・い【『倹しい】**《形》倹約して質素である。ぜいたくでない。「-・く暮らす」[図]つま・し《シク》。 **つまず・く【躓く】**《自五》(「爪突く」の意)●歩くときに、誤って足先を物につき当ててよろける。「石段に-・く」●物事の途中で支障が起きて失敗する。「新しい事業は資金面で-・いた」=けつまずく。[表記]現代仮名遣いでは、「つまづく」も許容。[文]《四》。 **つま・だち【爪立ち】**《名・自サ》つま先で立つこと。つま先立ち。 **つま・だ・つ【爪立つ】**《自五》〔背伸びして〕つま先で立つ。つま先だつ。「-・ってのぞく」 **つまづ・く【躓く】**《自五》→つまずく。 **つま-ど【妻戸】**(「端の戸」の意)●寝殿造りの寝殿・対屋などの四すみにある両開きの板戸。●家の、玄関ではなく、裏口や中庭の垣根にある開き戸。 **つま・ど・る【褄取る】**《他五》着物の褄を手でつまんで持ち上げる。褄を取る。 **つま・はじき【爪『弾き】**いみきらい、のけものにすること。[コロ]「-にされる」[コロ]「よそ者だと-にあう」[語源]きらって排斥するとき、人さし指のつめの先を親指の腹にかけてはじく動作をすることから。 **つま・び・く【爪弾く】**《他五》弦楽器の弦を指先ではじいて鳴らす。「ギターを-・く」「三味線を-・く」 **つまび・らか【『詳らか・『審らか】**《形動》〔文〕くわしく明らかなようす。「事の真相を-にする」「生死は-ではない(=生死がわからない)」 **つままれる**《連語》(「つまむ」の未然形+受け身の助動詞「れる」)→つまむ④。 **つまみ【『摘み・『撮み・抓み】**■《名》●器具などにとりつけて、つまんで持つ部分。とって。「なべぶたの-」●酒にそえて出す簡単な食べ物。つまみもの。おつまみ。■《助数》つまんだ分量を表す語。「塩一-」 **つまみ・あらい【摘み洗い】**《名・他サ"》衣服などのよごれた部分だけをつまんで洗うこと。 **つまみぐい【摘み食い】**《名・他サ》●箸などを使わないで、指先でつまんで食べること。●人にかくれてこっそりと食べること。盗み食い。●公金をごまかして(少しずつ)使うこと。「公金の-がばれる」 **つまみ・だ・す【『摘み出す】**《他五》●〔指先で〕つまんで外へ出す。「ミミズを土の中から-・す」●無造作につかんで外へ追い出す。「闖入者を-・す」 **つまみ・な【摘み菜・『撮み菜】**間引くためにつみ取った若い菜。間引き菜。ひたしものなどにして食べる。 **つま・む【『摘む・撮む・抓む】**《他五》(「爪む」の意)●指先や棒などではさみ持つ。「鼻を-・む」「ピンセットでガーゼを-・む」●手や箸で取って食べる。「お茶菓子を-・む」●ぬいて取りあげる。かいつまむ。「要点を-・んで話す」●〈「-・まれる」の形で〉キツネやタヌキに化かされる。「きつねに-・まれる」[表記]④はかな書きにすることも多い。[文]《四》。 **つまようじ【爪楊枝】**歯の間にはさまった物を取り除いたり、食べ物をつきさして取ったりするのに用いる、小形のようじ。こようじ。黒文字。 <974> **つまらない【詰まらない】**《連語》(「詰まる」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)●興味がもてない。心が満たされない。おもしろくない。「彼女に会えなくて-・なかった」「-・ない映画」●価値がない。取るに足りない。「-・ない買い物をしてしまった」「-・ないことにこだわる」〔自分に関する物事を謙遜して言うときにも使う〕「-・ないものですがどうぞ召し上がってください」●はらった犠牲に比べて得るところが少ない。ひきあわない。「戦争なんて実に-・ないものだ」〔期待に対して得るところが少ない場合にも使う〕「待たされたあげくにこのざまでは-・ないもんだ」●ばかばかしい。くだらない。「-・ない失策」「-・ないことになる」[参考]丁寧に言う場合の形は「つまりません」。[表記]かな書きにすることが多い。 **つまり【詰まり】**■《名》●物がつまること。「パイプの-具合」●物事の行きつく所。はて。[連]「とどの-」■《副》結局。すなわち。要するに。「-何が言いたいのだ」[表記]回は多くかな書き。 **つま・る【詰まる】**《自五》●物がはいっていっぱいになる。すきまなく満ちる。「ぎっしり-・った本棚」「予定が-・っている」●通路に物がつかえて通じなくなる。ふさがる。「下水が-・る」●追いつめられてうまく対応できなくなる。行きづまる。「返事に-・る」「退路に-・る」●短くなる。縮まる。「差が-・ってきた」「丈が-・った服」「日が-・る」[文]《四》。 **つまるところ【詰まる所】**《副》〔文〕最終的に見れば。要するに。結局。「-そうせざるを得ない」[表記]かな書きにすることが多い。 **つみ【罪】**《名》●〔道徳・宗教・法律などのうえで〕してはならない行い。悪い行い。「盗みの-を犯す」●悪い行いや悪い結果に対する責任・刑罰。「人に-を着せる」「-に問われる」●《形動》思いやりがないようす。無慈悲なようす。「二人の仲をさくとは-な話だ」-が無・い《句》無邪気である。「子供は-・い」-を悪んで人を悪まず《句》犯した罪はにくむべきだが、その罪を犯した人までもにくむべきではない。 **つみ【詰み】**将棋で、王将の逃げ場がなくなること。 **つみ・あ・げる【積み上げる】**《他下一》●ある物の上に他の物を高く積む。「本を-・げる」●少しずつ段階を追って高い水準に達するようにする。「実績を-・げる」 **つみ・いれ【摘み入れ】**「つみれ」に同じ。 **つみ・か・える【積み替える・積み換える】**《他下一》●積んである物を別の場所に移して積む。「船から車に-・える」●一度積んだ物をおろして、改めて積み直す。「重い物を下にして-・える」 **つみ・かさ・ねる【積み重ねる】**《他下一》●ある物の上に他の物を積む。幾重にも重ねて積む。「新聞紙を-・ねる」●ある物事を段々と重ねふやしてゆく。「努力を-・ねる」「悪事を-・ねる」 **つみ・き【積み木】**●材木を積むこと。また、積んだ材木。●いろいろな形の木片を積んで、いろいろな物の形を作る遊び。また、それに使うおもちゃ。 **つみくさ【摘み草】**春の野原などで草花をつむこと。 **つみ-ごえ【積み肥・『堆肥】**「堆肥」に同じ。 **つみ・こ・む【積み込む】**《他五》〔船・車・航空機などに〕荷物を積み入れる。「トラックに荷物を-・む」 **つみ・する【罪する】**《他サ変》罪を責めて、刑罰を与える。罰する。「人を-・する」 **つみ・だ・す【積み出す】**《他五》〔船・車・航空機などに〕荷物を積んで送り出す。「船で一度に-・す」 **つみたて・きん【積立金】**●積み立てておく金銭。つみきん。「旅行の-」●企業が将来のために利益の一部を積み立てておく金。準備金。[表記]送りがなをつけない。 **つみ・た・てる【積み立てる】**《他下一》〔ある目的のために〕何回かにわたって預貯金する。金銭を少しずつたくわえる。「車を買う金を-・てる」 **つみ・つくり【罪作り】**《名・形動》無慈悲で罪深い行いをすること。「子供をだますとは-なことをする人だ」 **つみ・とが【罪『科】**つみと、とが。罪過。「-もない者を傷つけるとは許せない」 **つみ・と・る【摘み取る】**《他五》●芽・実・花などを、つまんで取る。また、切り取る。「茶葉を-・る」「花を-・る」●〈「芽を-・る」の形で〉大きくなる前に取り除く。「非行の芽を-・る」「紛争の芽を早期に-・る」 **つみに【積み荷】**〔船や車などに積んで運ぶ荷物。また、その荷物を積み込むこと。「-を降ろす」 **つみ・のこし【積み残し】**●積み切れずに荷物の一部分を残すこと。また、残った荷物。●予定の時間内・空間内に収まり切れなかった物事。「会期切れで多くの法案が-になった」 **つみ・びと【罪人】**罪を犯した人。罪人。 **つみ・ぶか・い【罪深い】**《形》〔人の道にはずれていて〕罪が重いようす。「-・い考えをいだく」 **つみ・ほろぼし【罪滅ぼし】**よい行いをして、過去に犯した罪のうめ合わせをすること。「せめてもの-に寄付をする」[類語]つぐない。 **つみ・もの【積み物】**積み重ねた物。特に、酒樽・米俵などの祝儀の品を積み上げてかざったもの。 **つみれ**「摘み入れ」の転)魚肉をすりつぶし、小麦粉・塩・卵などを加えて練り、形をととのえてゆでたり蒸したりした食べ物。つみいれ。 **つむ【錘・紡錘】**〔糸繰り車・紡績機械などで〕綿や生糸によりを加えて糸にしながら、それを巻き取ってゆく心棒。紡錘。錘。スピンドル。 **つ・む【詰む】**《自五》●すきまなくつまる。「目の-・んだ布」●将棋で、王将の逃げ場がなくなる。「あと一手で-・む」[文]《四》。 **つ・む【摘む】**《他五》●〔生えているものを〕指の先ではさんで取る。「草を-・む」[類語]つむ。●はさみなどで物の先を切り取る。「髪を-・む」[表記]②は「抓む」とも書く。[文]《四》。 **つ・む【積む】**《他五》●物の上に物を重ねて置く。「机の上に本を-・む」●物事をくり返しおこなう。「修業を-・む」「経験を-・む」「善行を-・む」●〔車・船・航空機などに〕荷物をのせる。「商品を-・んだトラック」●金品をためる。預貯金をする。「旅行費を-・む」[文]《四》。■《自五》〔文〕つもる。「屋根に-・む雪」[文]《四》。 **つむぎ【紬】**つむぎ糸を平織りにした和服用の絹織物。大島つむぎ・結城つむぎなどがある。 **つむぎ・いと【紬糸】**くず繭または真綿を手でつむいで作った絹糸。 **つむぎ・うた【紡ぎ歌】**糸をつむぎながらうたう歌。 **つむ・ぐ【紡ぐ】**《他五》綿や繭から繊維を引き出し、よりをかけて糸にする。「糸を-・ぐ」[文]《四》。 **つむじ【『旋『毛】**毛が一点に集中・放散して渦巻きのように生えているところ。特に、頭のてっぺんにあるもの。 <975> -まがり【-曲がり】《名・形動》性質がねじけていて素直でない・こと(人)。へそ曲がり。[類語]拗ね者。-を曲・げる《句》気分をそこねて、わざと意地悪くする。へそを曲げる。 **つむじかぜ【『旋風】**渦を巻いてふく強い風。旋風。[類語]竜巻。 **つむり【『頭】**あたま。つぶり。〔古風な言い方〕 **つむ・る【瞑る】**《他五》→つぶる。[図]《四》。 **つめ【爪】**●人間の手足の指先や動物の足先に生える角質のもの。●琴づめ。●引っかけてとめるしかけの物。足袋のこはぜ、鉤の類。●きわめてわずかなことのたとえ。「-ほどの狂いもない」[注意]「瓜」は別字。-に爪なく瓜に爪あり《句》間違いやすい「爪」と「瓜」の字形の相違をわかりやすく教えたことば。-に火を点・す《句》ひどくけちなことのたとえ。「-の垢ほどのお金」[参考]貧乏な生活のたとえに用いるのは、本来は誤用。-の垢ほど《句》きわめてわずかなことのたとえ。「悪気は-もなかった」-の垢を煎じて飲・む《句》すぐれた人の言行を見ならって、その人にあやかるようにする。-を研・ぐ《句》(野獣が爪をするどくみがく意から)獲物をとらえようと準備して待つ。また、野心をだいてそれをとげる機会を待つ。 **つめ【詰め】**●つめる・こと(もの)。●きわ。はし。特に、橋のたもと。〔主として関西地方でいう〕「橋-」●将棋で、勝負のつきそうな最後の局面。また、物事の最後の段階。「芝居の-」[句]「-が甘い」 **づめ【詰め】**《接尾》●「つめる・こと(もの)」「つめてある・こと(もの)」の意。「びん-」「半ダース-」●それだけでおし通すことの意。「理-」「規則-」●(動詞の連用形につけて)同じ状態が続くことの意。「働き-」●決まった場所にいて勤めることの意。「A支店-」 **つめ・あと【爪痕】**●つめでおしたり引っかいたりしたあと。●災害や戦争などが残した被害。「雪崩の-」「大戦の-が残る」 **つめあわせ【詰め合わせ】**一つの箱やかごに、二種類以上のいろいろな物をいっしょにつめること。また、その物。「お菓子の-」「果物の-」 **つめ・いん【爪印】**指先の腹に墨や朱肉をつけて印のかわりにおすこと。また、おした印。爪判。拇印。 **つめ・えり【詰め襟】**洋服の襟の、立っているもの。また、その襟の洋服。立ち襟。「-の制服」[団]折り襟。 **つめ・か・える【詰め替える】**《他下一》一度つめたものを、改めて(他のものに)つめる。また、一度つめたものを出して他のものと入れかえる。「箱の中身を-・える」「新しい箱に-・える」 **つめ・か・ける【詰め掛ける】**《自下一》大勢でおしかける。「大勢のファンが-・ける」 **つめ・がしら【爪頭】**「つめかんむり」に同じ。 **つめ・かんむり【爪冠】**漢字の部首「爪」「」(爪の変形)の称。つめがしら。 **つめきり【爪切り】**つめを切る道具。 **つめ・き・る【詰め切る】**■《自五》待機して、ある場所にずっと居続ける。「各社の記者が-・る」■《他五》●全部つめ込んでしまう。「バッグに荷物を-・る」 **つめこみ【詰め込み】**詰め込むこと。-しゅぎ【-主義】理解し応用させることよりも、多くの知識の暗記を重んじる教育方法。詰め込み教育。 **つめ・こ・む【詰め込む】**《他五》〔限られた場所に〕つめられるだけ入れる。「多くの乗客を-・む」 **つめ・しょ【詰所】**ある(特別の)勤務にあたる人たちが待機している所。「警備員の-」 **つめ-しょうぎ【詰め将棋】**決められたいくつかのこまを使い、王手をかけ、王将をつめる将棋。 **つめた・い【冷たい】**《形》〔ふれた感じで〕温度が特に低い感じだ。「-・い水」「風が-・い」「-・くなる(=死ぬ)」●情愛・人情味に欠けているようすだ。冷淡である。「最近彼は-・くなった」「-・くする」[類語]つらい。[対]①②あたたかい。[図]つめた・し《ク》。 **つめたい・せんそう【冷たい戦争】**冷戦。コールドウォー。 **つめ・ばら【詰め腹】**●昔、強制されてする切腹。●強制的に辞職させられること。また、責任をとらされること。〔多く「-を切る(切らせる)」の形で使う〕[コロ]「副社長が-を切って決着をつける」 **つめみがき【爪磨き】**つめの表面をきれいにみがく・こと(道具)。 **つめ」もの【詰め物】**●鳥・魚・野菜などの内部をえぐり出したあとに、別の食材をつめた料理。また、その中につめる物。スタッフ。●枕やぬいぐるみなどの中につめる物。●荷作りで、箱のすきまや品物の間などをうめる物。パッキング。●虫歯の穴をふさぐためにつめる物。 **つめ・よ・せる【詰め寄せる】**《自下一》一度におしよせる。「群衆が-・せる」[図]つめよ・す《下二》。 **つめ・よ・る【詰め寄る】**《自五》●そば近くまでよる。「相手に-・る」●回答・答弁などを求めて、強い態度でせまる。「改善するよう-・る」 **つめ・る【抓る】**《他五》〔俗〕→つねる。[図]《四》。 **つ・める【詰める】**《他下一》●〔容器などに〕ものを入れていっぱいにする。すきまなく満たす。「弁当を-・める」「ふとんに綿を-・める」●通じないようにする。ふさぐ。「穴を-・める」●〈「息を-・める」の形で〉呼吸を一時止める。[句]「息を-・める」●ある事を熱心に絶え間なく続ける。「-・めて仕事をする」[句]「根を-・める」●最終の段階までおし進める。「話を-・める」●将棋で、王将の逃げ道がないようにする。●長さ・間隔を短くする。縮める。「寸法を-・める」「差を-・る」「席を-・めて下さい」●倹約する。つましくする。「食費を-・める」「暮らしを-・める」[図]つ・む《下二》。■《自下一》●仕事の場所に出向いてひかえる。「父の病室に-・める」「現場に-・める」[図]つ・む《下二》。■《接尾》●「絶え間なく…する」「…し続ける」の意。「見-・める」「通い-・める」●「徹底して…する」「最後まで…する」の意。「煮-・める」「思い-・める」「上り-・める」●「…して相手を窮地に追いこむ」「…して行きづまらせる」の意。「問い-・める」「追い-・める」[図]つ・む《下二》。 **つもごり【、晦】**「つごもり」の転。 **つもり【積もり】**●あらかじめ持っている考え。意図。「家は弟にゆずる-だ」●実際はそうでないのに、そうなった気持ち。「旅人の-になる」●あらかじめ計算すること。見積もり。「設計者の-と一〇〇万ちがう」[表記]①~③は「心算」とも当てる。また、①②はかなで書くことが多い。 **つもり・つも・る【積もり積もる】**《自五》積もった上にさらに積もる。「不満が-・って爆発する」 **つも・る【積もる】**《自五》●重なって高くなる。「雪が-・る」●重なって多くたまる。「-・る話」「不平が-・る」 <976> **つや【艶】** ●もののなめらかな表面から出る、落ち着いた感じの美しい光。光沢。「みがくほどーが出る」●声がなめらかで張りがあり、よく通ること。「―のある声」●話などに加わるおもしろみや味わい。「話に少し―をつける」●男女間の情事に関すること。「――種が」「一事」 ***つ・や【通夜】** ●仏堂にこもって一晩じゅう祈願すること。●死者をほうむる前に、死者の親類・縁者が棺を守って一夜を明かすこと。おつや。通夜。「―の弔問客」 **つや・けし【艶消し】** ●(強い)つやをなくすこと。また、そのもの。〔多く他の語につけて使う」「ーガラス」「一印画紙」●《名・形動》せっかくのおもしろみや興味をなくすこと。いろけし。「―を言う」「―な話」 **つや‐ごと【艶事】** 男女間の情事に関した事柄。ぬれごと。いろごと。 **つや・だね【艶種】** 男女間の情事に関した話題。艶聞。「あの人にはーが多い」 **つや・つ・ぽ・い【艶っぽい】** 《形》なまめかしい感じだ。色気がある。また、男女間の情事に関することである。「―・い後ろ姿」「―・い話題」 **つや・つや【艶艶】** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)美しい光沢のあるようす。「―した髪」 **つや・ぶきん【艶布巾】** 木製品などをふいて、光沢を出すために使うふきん。 **つや・め・く【艶めく】** 《自五》●つやつやして見える。「―・く絹」●色気が感じられる。「―・いた話」 **つや・もの【艶物】** 浄瑠璃で、男女間の情事をあつかったもの。 **つややか【艶やか】** 《形動》つやがあって美しいようす。「ーな肌」「夜目にも―に見える」 ***つゆ【〈梅雨〉】** ●梅雨。梅雨の降るころの季節。梅雨期。つゆどき。「ーにはいる」「ーが明ける」 ***つゆ【『液・汁】** ●水け。しる。「ダイダイのーをかける」●〈「おー」の形で〉吸い物。すましじる。「豆腐のお―」●だしにしょうゆを加えて味をつけ、そば・そうめんなどをひたして食べるもの。「そばのー」 ***つゆ【露】** ■《名》〔夜半や早朝に〕大気が冷え、その中の水蒸気が水滴となって物の表面についたもの。「―が置く」●〔ひゆ的に〕●涙。「大きな目にーが光る」●ほんの少し。ごくわずか。「―の間ま」●消えやすく、はかないもの。「断頭台のーと消える(=処刑される)」■《副》 《下に打ち消しの語を伴って)少しも・・・(ない)。全然・・・(ない)。「―も疑わない」「そんな事とは―知らず」表記目はふつう、かなで書く。 **つゆ・あけ【〈梅雨〉明け】** つゆの季節が終わる・こと(日)。出梅。「―宣言が出た」団{梅雨入り}。 **つゆ・いささかも【露、聊かも】** 《副》〔文〕《下に打ち消しの語を伴って)少しも。ちっとも。〔つゆ(露)を強めた言い方〕「――疑わない」 **つゆ・いり【〈梅雨〉入り】** つゆの季節になる・こと(日)。入梅。つゆの入り。団{梅雨明け}。 **つゆ・がた【〈梅雨〉型】** ●〔気〕梅雨の時期に現れる気圧配置の型。日本付近で東西に前線がとどまる。「―の気圧配置」●梅雨に似た雨の降り方。 **つゆ‐くさ【露草】** ツユクサ科の一年草。山野や道ばたに自生。夏、蝶形の青紫色の小花をつける。古称を「つきくさ」といい、染料にした。蛍草{ほたるぐさ}。 **つゆーざむ【〈梅雨〉寒】** つゆのころに低温が続き、うすら寒いこと。「―で体調をくずす」 **つゆ・しぐれ【露〈時雨〉】** 露が一面におりて時雨にぬれたようになること。 **つゆ・じも【露霜】** ●露と霜。●秋の終わりごろ、露がこおって霜のようになったもの。水霜。 **つゆ・の・いのち【露の命】** 《連語》はかない命。 **つゆ・の・ま【露の間】** 〔古〕(露がおりてから消えるまでの間の意から)ほんのわずかな間。ちょっとの間。 **つゆ・の・よ【露の世】** 《連語》はかないこの世。 **つゆ・はらい【露払い】** ●貴人の先に立って道を開き導く・こと(人)。転じて、物事の前段階的作業をする・こと(人)。「―をつとめる」●大相撲で、横綱の土俵入りのとき、先に立って土俵にあがる力士。 **つゆ・ばれ【〈梅雨〉晴れ】** ●つゆが過ぎて晴れること。●つゆどきに、時々からっと晴れること。 **つゆ・びえ【〈梅雨〉冷え】** つゆの間に、気温が急に下がること。 **つゆほども【露ほども】** 《副》 《下に打ち消しの語を伴って)ほんの少しも。「そんな事とは―知らなかった」 **つよ・い【強い】** 《形》●力が大きい。「腕っぷしが―・い」「―・く引く」●能力や技がすぐれている。「チェスが―・い」「―・いチーム」類語{手強い}。●健康で持久力がある。丈夫である。「―・い体」「足腰が―・い」類語{遅くしい}。●しっかりとしてゆるがない。屈しない。「―・い信念」類語{しっかり}。{がっしり}。●ゆるみがない。かたい。「―・く締める」●勢いが激しい。程度がはなはだしい。「風が―・い」「度の―・い眼鏡」●きびしい。「―・くしかる」「―・く要求する」③〈「・・・に―・い」の形で〉・・・にかけては能力などがすぐれている。・・・が得手である。「数字に―・い」●・・・にたえる力が十分ある。・・・にあっても屈しない。「不況に―・い企業」「熱に―・い繊維」団①~⑧弱い。図つよ・し《ク》。 **つよ・が・る【強がる】** 《自五》強いことを自慢する。強いように見せかける。「友人の前では―・っている」 ***つよき【強き】** 《文語形容詞「強し」の連体形》強いこと。また、強いもの。「弱きを助けーをくじく」 ***つよ・き【強気】** 《名・形動》積極的で大胆な態度をとること。気が強いこと。「――な発言」「―で押し通す」●取り引きで、将来相場が上がると予想すること。「市況がーをとりもどす」囡①②弱気。 **つよ‐ごし【強腰】** 《名・形動》態度が強硬で、相手にゆずろうとしないこと。「―で臨む」対{弱腰}。 **つよび【強火】** 〔料理でにたり焼いたりするときの〕勢いの強い火加減。「魚を―で焼く」団{中火}。{弱火}。{とろ火}。 **つよ・ふくみ【強含み】** 取り引きで、相場が多少上がる傾向にあること。対{弱含み}。 **つよま・る【強まる】** 《自五》だんだんと強くなる。「風雨が―・る」「不安が―・る」囡{弱まる}。文《四》。 **つよみ【強み】** ●強い程度。強さ。「―を増す」●他にひけを取らないような強さを持つ点。「英語で話せるのがーだ」類語{利点}。对{弱み}。 **つよ・める【強める】** 《他下一》それまでよりも強くする。「火力を―・める」「語気を―・める」囡{弱める}。図つよ・む《下二》。 **つら【面】** ●[俗]顔。〔やや下品な言い方で、いやしめた感じを伴う。いい意味では使わない〕「あいつのー」「し <977> かめっ―」「泣きっ―」●物の表面。「上っー」 **づら**【面】《接尾》「・・・の(ような) 顔」「・・・の表面」「・・・の(ような)ようす」などの意。「紳士―」「帳面―」 **づら**[隠]かつら。「―合わせ」 **つら・あて**【面当て】わざと皮肉を言ったり、意地悪な言動をしたりすること。あてつけ。「―を言う」。競 **つら・い**【『辛い】《形》●心身にひどい苦痛・苦悩を感じて、たえがたい。我慢しがたい。「痛くて―・い」「貧乏で―・い生活」「仕事が―・い」類語{るいご}苦しい。じゃけんである。冷酷である。「―・いしうち」句「・く当たる」類語{るいご}すげない。冷たい。図つら・し≪ク≫ち気でア **づら・い**【『辛い】《接尾》「・・・するのがたえがたい」「・・・(し)にくい」の意。「たのみ―・い」「聞き―・い」「見 **つら・がまえ**【面構え】顔つき。〔強そうな、または悪さをしそうなときなどに使う〕「精悍{せいかん}な―」「したたかなー」『年も、けん玉通り悪ではオ **つら・だましい**【面魂】ま強い精神や性格が顔に現れた顔。「不敵な―」 **つらつき**【面付き】〔俗〕顔つき。顔のようす。〔いい意味では使わない」「にくらしい―」「不満げなー」表記{ひょうき}「付き」は多くかな書き。 **つらつら**【『熟・『熟『熟】《副》十分考えるようす。よくよく。つくづく。〔古風な言い方〕「―思うに・・・」 **つらな・る**【連なる・『列なる】《自五》●列になって続く。つながる。「自動車が―・る」「山が―・る」会合・式などに、出席する。列席する。「祝賀会の席に―・る」会・団体などに、一員として参加する。「選考委員のひとりに―・る」図《四》。 **つら・にく・い**【面憎い】《形》顔を見るだけでもにくい感じだ。「―・い奴だ」参者強調して「こづらにくい」という。 **つらぬき・とお・す**【貫き通す】製■《自五》〔物が反対側まで」つきぬける。■《他五》〔目的・願望などを〕終わりまで変えずに続ける。「信念を―・す」 **つらぬ・く**【貫く】●《他五》物の端から端、または反対側までつき通す。貫通する。「弾丸が戸を―・く」●ものの間をつきぬけて通る。「谷間を―・く急流」 ●目的・願望などを〕終わりまでなしとげる。果たす。貫徹する。「初心を―・く」「市民の立場を―・く」図《四》。 **つらね**【連ね】歌舞伎で、役者が自己紹介や物の由来などを、掛け詞にとを用いて長々と述べるせりふ。 **つら・ねる**【連ねる・『列ねる】《他下一》〔多くのものを〕一列にして続ける。並べたてる。「翼を―・ねる」句「軒を―・ねる(=家がぎっしり立ち並ぶ)」一員として仲間に加わるようにする。「名前を―・ねる」図つら・ぬ《下二》。酒】长有 **つら・の・かわ**【面の皮】〔俗〕「顔面の皮膚」をいやしめて言う語。面皮{めんぴ}。参考{さんこう}いい面の皮。 ―が厚・い《句》あつかましい。ずうずうしいぷいぐいす ―を剝は・ぐ《句》あつかましい人の正体をあばいて面目を失わせる。面の皮をひんむく。面皮をはぐ。 **つら・よごし**【面汚し】その人の属する社会・仲間の名誉を傷つけること。面目を失わせること。「家のーだ」 **つらら**したたり落ちる水がこおって棒状にたれ下がったもの。垂氷{たるひ}。表記{ひょうき}「氷柱」と当てる。 **つら・れる**【釣られる】《自下一》《「釣る」の受け身形から)●さそい出される。誘惑される。●引き入れられる。「人の話に―・れる」「好奇心に―・れてのぞく」 **つり**【「吊り】●つるすこと。「ズボンー」●相撲で、相手のまわしに手をかけて体をつり上げる技。ひき/CGI- **つり**【釣り】●魚をつること。魚つり。「―が好きだ」●つり銭。おつり。「ーはいらない」おる人間の **つり・あい**【釣り合い】。つりあうこと。均衡。調和。バランス。[コロ]「―を保つ」[コロ]「―をとる」 **つり・あ・う**【釣り合う】。《自五》並べ合わせた二つの物が、安定した状態を保つ。●〔力・重さなどが〕互いに等しく、安定する。「天びんの左右が―・う」●〔色・形などが〕互いに調和している。「背広とネクタイがよく―・う」〔身分・力量・性質などが〕互いに相応している。「―・った縁組み」 **つり・あ・げる**【釣り上げる・吊り上げる】《他下一》●魚をつってとらえる。「タイを―・げた」表記{ひょうき}「釣り上げる」と書く。●つって高く上げる。「クレーンで―・げる」〈「目を―・げる」「眉を―・げる」の形で〉目じりをひきつらせて上にあげる。〔怒りなどを表す動作に言う〕句「目を―・げて怒る」●相場・物価を人為的にわざと高くする。「株価を―・げる」 **つり・いと**【釣り糸】魚つりに使う糸。「―を垂れる」 **つり・えさ**【釣り餌[餌]】魚つりに使うえさ。つり **つり・おと・す**【釣り落とす】《他五》魚などをつり上げる途中で誤ってにがす。 ―した魚は大き・い《句》手に入れかけて失ったものは実物よりすばらしく思われておしい。逃した魚は大きい。 **つりーがき**【釣り書き】縁談にあたり、自分の経歴や家族の構成などを書いて相手にわたす文書。参考{さんこう}現在は行わない。 **つり・かご**【釣り籠】●つるすように作ったかご。また、こつるしたかご。表記{ひょうき}「吊り籠」とも書く。●つった魚を入れて下げるかご。びく。 **つりがね**【釣り鐘】寺院の鐘楼につるしてある大きな鐘。梵鐘{ぼんしょう}べし。「――を撞{つ}き鳴らす」 **つりがね・そう**【釣り鐘草】釣り鐘形の花をつける草花の総称。クサボタン・ホタルブクロなど。 **つり・かわ**【釣り革・吊り革】バスや電車などで、立っている乗客が体を支えるためにつかまる、輪のついたひもの類。参者もと革製のひもを用いたことから。 **つり・こ・む**【釣り込む】《他五》相手に興味を起こさせて、自分の方へさそい入れる。さそい込む。「話に―・まれる」「参考{さんこう}受け身の形で使うことが多い。 **つりざお**【釣り、竿】 **つり・し**【釣り師】〔職業的な漁師に対し〕趣味として釣りを楽しむ人。釣り人。参考{さんこう}高度の知識・技術をもつ人についていうことが多い。 **つり・せん**【釣り銭】代金より多額の金で支払ったとき、差額として返す金。つり。おつり。 **つり・だい**【釣り台】物をのせ、二人がこれを棒につるしてかついで運ぶ道具。 **つり・だ・す**【釣り出す】《他五》●だましてさそい出す。「甘いことばで―・す」●相撲で、相手の体をつって土俵の外へ出す。表記{ひょうき}②はふつう「吊り出す」と書く。 **つり・だな**【釣り棚・吊り棚】●天井からつり下げたたな。●床の間のわきに作り付けたたな。●ブドウなどの果樹栽培に用いるたな。 **つり・て**【釣り手】●魚つりをする人。●蚊帳をつるためのひも。参考{さんこう}蚊帳(図)。表記{ひょうき}②は「吊り手」とも書く。 **つり・てんぐ**【釣り天狗】魚つりの腕前が自慢の人。釣り自慢。 <978> **つり・てんじょう【釣り天井・吊り天井】** つるしておいて、落として下にいる人をおし殺すしかけの天井。 **つり・どこ【釣り床・吊り床】** ●上方だけ床の間のように作り、下は特に段を設けず畳をしいたままの、略式の床の間。壁床。●ハンモック。 **つり・ばし【釣り橋”吊り橋】** 橋脚を用いないで、空中につりわたした綱で床をつり下げた橋。 **つり・ばり【釣り針・釣り、鉤】** 魚をつるために使う先の曲がった針。鉤。 **つり・ぶね【釣り船】** 魚つりのために客を乗せて出す船。「乗り合いのー」 **つり・ぼり【釣り堀】** (人工の)池に魚をかっておき、料金を取ってつらせる所。 **つり・め【「吊り目・釣り『眼】** 目じりがつり上がった目。上がり目。 **つり・わ【吊り輪”吊り『環】** 体操に用いる道具の一つ。二本の綱をつり下げて、その先に輪をつけたもの。また、それを用いて行う男子の体操競技。 **つる【弦】** 弓に張る糸。弓弦{ゆみづる}。 **つる【「蔓】** ●植物の茎で、細長くのびて物にからまったり、地をはったりするもの。●手がかり。手づる。「金もうけの―」●眼鏡の、耳にかける部分。 ***つる【鉉】** ●なべ・どびんなどについている弓形または半円形の取っ手。●升{ます}の上面に張りわたした鉄線。平らにならすためのもの。 **『つる【鶴】** ツル科の鳥の総称。大形の水鳥で、首・あし・くちばしが長く、全体がほっそりしている。日本には、タンチョウ(北海道)・マナヅル(九州)・ナベヅル(中国・九州)などが冬鳥として渡来する。古くからめでたい鳥とされる。――の一声《句》多く人の意見や議論をおさえつける、権威や権力をもつ人の一言。)―は千年亀は万年《句》長寿でめでたいこと。 ***つ・る【吊る攣る・釣る】** ■《自五》●一方へ引っ張られて寄る。また、引っ張られたように上にあがる。「少しー・った目」表記「吊る」と書く。●筋が引っ張られてかたく縮む。ひきつる。「足が―・る」表記「吊る」「攣る」と書く。図《四》。■《他五》●〔上部を固定して〕垂れ下げる。つるす。「蚊帳を―・る」●〔両端を固定して]空中にかけわたす。「橋を―・る」「ハンモックを―・る」●引っ張って上にあげる。「サスペンダーでズボンを―・る」●相撲で、相手のまわしに手をかけて高く持ち上げる。●釣り針に魚をかけて捕る。「ハゼを―・る」●(たくみに)相手の行動をさそう。「賞金で―・る」「宣伝文句で―・る」表記①~④はふつう「吊る」、⑤⑥はもっぱら「釣る」と書く。《四》。 **つる・おと【弦音】** 矢を射たときの弓の弦の鳴る音。 **つる‐かめ【鶴亀】** ■《名》〔共に長寿で、めでたいものとされる〕ツルとカメ。■《感》縁起直しに言うことば。「―、―」ーざん【一算】〔数〕ツルとカメの合計匹数とその足の合計本数を与えて、それぞれの数を求めるという問題。 **つるぎ【剣】** 諸刃の刀。けん。 **つる‐くさ【「蔓草】** つる植物のうち、草本性のものの総称。 **つるし【「吊し】** ●つるすこと。●(つり下げて売ることから)既製服、または古着。「―の背広」 **つるし・あ・げる【吊し上げる】** 《他下一》●しばって高い所につるす。●大勢で、ある人を問いつめて、その非を厳しく責める。「責任者を―・げる」 **つるし‐がき【「吊し柿】** 渋柿の皮をむき、つるして天日で甘くなるまで干した食べ物。ほしがき。 **つる・しょくぶつ【「蔓植物】** 茎がつるとなって、地上をはったり他の物にからみついたりしてのびる植物の総称。木本性と草本性とがある。つる性植物。 **つる・す【吊す】** 《他五》〔ひも・縄などで〕上からつり下げる。ぶらさげる。「風鈴を―・す」文《四》。 **つる・だち【蔓立ち”蔓『質】** 草の茎がつるになる性質のもの。 **つるつる** 《副》《「―と」の形も》●《自サ》物の表面がなめらかで光沢のあるようす。「肌がーになる」「―した紙」●《自サ》よくすべるようす。「道がこおりついて―する」●そば・うどんなどをすするようす。また、その音の形容。 **つるはし【鶴嘴】** かたい土をほり起こすときなどに使う、金属製の土木用具。柄の先についている金具の両端がツルのくちばしのようにとがっている。 **つるばみ【「像】** ●「クヌギ」の古称。●灰とともにクヌギの実(=どんぐり)をにた汁で染めたこいねずみ色。また、その色の服。にびいろ。 **つるべ【釣『瓶】** 井戸の水をくむために、縄やさおなどにつけておろすおけ。―うち【一打ち・一撃ち】《名・他サ》〔大勢並んで」鉄砲を順々に続けざまに撃つこと。また、野球で連続安打すること。―おとし【一落とし】〔つるべを井戸に落すように」急速にまっすぐに落ちること。特に、秋の日の早く暮れやすいことのたとえ。「秋の日は―」 ***つる・む** 《自五》〔鳥・けものなどが〕交尾する。つがう。表記「交尾む」「遊牝む」などと当てる。文《四》。 ***つる・む【『連む】** 《自五》連れ立つ。また、行動を共にする。「いつも三人で―・んで遊び回る」文《四》。 **つるり** 《副》(多く「―と」の形で) ●表面がつるつるしたようす。「卵の殻を―・とむく」●よくすべるようす。「―とすべる」 **つる・れいし【蔓、荔枝】** 「苦瓜」に同じ。 **つれ【連れ】** ●いっしょに行く・こと(人)。また、いっしょに行動する・こと(人)。「ーがある」●能で、シテやワキに伴って舞台に出て助演する役。シテツレとワキツレ。表記②はふつう「ツレ」と書く。シテ・ワキ。 **づれ【連れ】** 《接尾》「・・・を連れていること」の意。「子供―の客」「三人一」 **つれ・あい【連れ合い】** ●連れになった者。●つれそう相手。配偶者。また、夫婦の一方が他方を呼ぶ称。つれそい。「ーをなくす」 **つれ・あ・う【連れ合う】** 《自五》〔どちらが主ということなく」いっしょに・行く(行動する)。同伴する。●夫婦になる。類語{連れ添う}。 **つれ・こ【連れ子】** 再婚するときに連れて来た、前の配偶者との間の子。 **つれ・こ・む【連れ込む】** 《他五》いっしょに連れて入りこむ。特に、旅館などに異性を連れてはいる。 **つれ・しょうべん【連れ小便】** 人につられて、並んで小便をすること。参考俗に「つれしょん」という。 **つれ・そい【連れ添い】** 〔関西地方で」「つれあい②」に同じ。 **つれ・そ・う【連れ添う】** 《自五》夫婦になる。「長年―・ってきた仲」類語{連れ合う}。 **つれ・だ・す【連れ出す】** 《他五》〔誘って〕外へ連れて出る。「妹を―・して公園へ行く」 **つれ・だ・つ【連れ立つ】** 《自五》いっしょに行く。「―・って映画を見に行く」 <979> **つれづれ【『徒然】** 《名・形動》何もすることがなくて、退屈なこと。手持ちぶさた。〔古風な言い方〕「船旅のーをなぐさめる」 **つれて【連れて】** ■《連語》〈「・・・に―」の形で〉一方の変化に伴って他方も変化する意を表す。・・・にしたがって。・・・と共に。・・・につれ。「日がたつに―忘れる」■《接続》それにつれて。それと共に。「人手不足になり、一人件費が上がる」表記日目とも、ふつうかな書き。 **つれ・な・い** 《形》無関心で思いやりがないようすだ。冷淡だ。「―・いことば」「―・い態度」 **つれ・びき【連れ弾き】** 邦楽で琴・三味線などを、二人以上でひき合わせること。 **つれ・もど・す【連れ戻す】** 《他五》連れて帰る。もといた場所に連れてくる。「家出人を―・す」 ***つ・れる【攣れる吊れる】** 《自下一》●一方に引っぱられて寄る。ひきつる。「襟元が少しー・れている」●筋肉などがひきつった状態になる。「やけどのあとが―・れる」「足が―・れた」図つ・る《下二》。 ***つ・れる【連れる】** ■《他下一》同行者として伴う。連れにする。「犬を―・れて散歩する」図つ・る《下二》。■《自下一》→つれて曰。図つ・る《下二》。 **つわぶき【橐吾・『石、蕗】** キク科の常緑多年草。葉は厚くてつやがある。秋に黄色い花をつける。葉は民間の薬用、葉柄は食用。つわ。 **つわもの【兵】** 〔文〕●兵士。軍人。特に、強くりっぱな武士。●勇敢な人。また、その方面にすぐれた人。猛者。「彼はこの道の―だ」「このチームはーぞろいだ」 **つわり【『悪阻】** 妊娠によって起こる中毒症。吐き気や食欲不振などを起こす。おそ。 **つん【突ん】** 《接頭》《「突き」の撥音便)→突き目。 **ツングース** シベリア東部から中国東北部・朝鮮半島北部・サハリンにかけて住むツングース諸語(アルタイ語の一つ)を話す狩猟民族の総称。参考狭義では、シベリアの「エベンキ(Evenki) 族」をさす。▽Tungus **つん・けん** 《副・自サ》 《副詞は「―と」の形も)不愛想で、ことばや態度がとげとげしいようす。「―した店員」 **つん・ざ・く【「劈く】** 《他五》 《「突き裂く」の音便)激しく破りさく。「耳を―・く爆音」「闇を―・く雷鳴」 **つんつるてん** 《名・形動》〔俗〕衣服の袖や丈が短くなって手足が出ていること。「―の洋服」●頭髪が完全にはげていること。 **つんつん** 《副》 《「―と」の形も)●《自サ》とりすまして、愛想のないようす。また、怒ったようす。「ーしていて話しかけにくい」「叱られてーしている」●《自サ》強いにおいが刺激するように鼻をつくようす。「アンモニアのにおいがーする」●固く上へつき出すようす。「髪の毛がー立っている」同①②つんと。 **つんでれ** 《名・形動》〔俗〕普段はつんつんと冷たい態度なのに、ときどきでれでれと甘えるような態度になること。また、そのような人。「ーキャラ」表記 「ツンデレ」と書くことが多い。 **つんと** 《副・自サ》●→つんつん。「―すましている」●→つんつん②。「わさびの香りがーする」●とがって高いようす。「―した鼻」 **つんどく** 〔俗〕書物を買っても積んでおくばかりで、読まないこと。参考「積んでおく」の転「積んどく」の「どく」を「読」にかけたしゃれ。 **ツンドラ** 〔地〕一年中ほとんど凍結し、夏季にわずかにとけて湿地となる荒野。シベリア・カナダなどの北極沿岸地方にある。凍土帯。凍原。▷tundra **つんのめ・る** 《自五》〔俗〕「のめる」を強めた言い方。体が前へ勢いよくかたむく。「裾を踏まれて!・る」 **つんぼ【「聾】** 〔卑称〕耳が聞こえない・こと(人)。聴覚障害(者)。 **つんぼ・さじき【聾〈桟敷〉】** 〔卑称〕●芝居で、舞台から遠くて役者のせりふがよく聞こえない席。●関係者でありながら重要な物事の事情を直接知らされない、疎外された立場。 * **て【手】** 《名》●人体の前肢のうち、手首から指先までの部分。物をつかむ、にぎるなどさまざまな働きをする。「ーをついてわびる」団{足}。●肩から指先までの部分。また、猿・犬・猫などの前肢をもいう。「―を上げろ」「猫の―も借りたい」対{足}。●ものをつかまえ、支配する力を持つもの。「運命の―」「暴君の―から救う」●物に付属している、そこをつかむための部分。とって。「鍋の―」●植物のつるを巻きつかせたり茎を支えたりするための木や竹。「ナスのー」●何らかの働きをする人間。●ひとで。労働力。「―が足りない」●部下。てした。「―の者」◎手を使って何かをすること。また、その結果。●筆で文字を書くこと。また、その筆跡。「小野道風のーと伝えられる」●物を作ること。「名工のーになる刀剣」●自分が所有するものを表す。●自分のもの。「ーに入れる」「人のーにわたる」●将棋・トランプ遊びなどで、手持ちのこま・札。「よいーがきた」●広く、体を用いて種々の動作・作用をすることを表す。●仕事をする力。労力。●手間。手数。「―がこんだ細工」●世話。「一がかかる子供」「親の―をはなれる」●みずから物事をすること。また、その腕前。●相撲などの技。「四十八―」●手段。方法。「ずるいーを使う」「八方ーをつくす」●はかりごと。策略。「そのーは食わない」●囲碁・将棋などで、石を打ったりこまを動かしたりすること。「―の読みが深い」●戦いで受けたきず。手きず。「―を負う」●他人とのかかわり合い。関係。●邦楽で、楽器の演奏。また、楽曲。「間のー」●日本舞踊の手ぶり。所作。「差すー引くー」●方向。「行く―に山が見える」「右ーの家」●品質などの種類。「この―の本は難しい」●〔炎などが〕あらわれ出ること。また、その勢い。「火のーが上がる」●ものの形。「かぎのー(=直角に曲がっていること)」●漢字の部首「手」の称。■《接頭》(状態を表す語(おもに形容詞)について)具体的な感じを表す語。「―ごわい」「―きびしい」■《接尾》●(動詞の連用形について)「その動作をする(能力のすぐれた)人」の意。「語りー」「やりー」「使い―」●(名詞について)品質などの種類を表す。「奥ーの稲」■《助数》囲碁・将棋の一さしを数える語。「九ー詰めの詰め将棋」 >類語と表現 ―が上がる《句》●芸事などの腕前が上達する。 <980> 字がうまくなる。●酒量が多くなる。同①~③腕が上がる。 ―が空ぁ・く《句》暇になる。手がすく。「―・いたら手伝って下さい」 ―が後ろに回・る《句》警察に捕らえられる。 ―が落・ちる《句》仕事や芸事の技量が落ちる。手が下がる。「年をとって―・ちた」 ―が掛か・る《句》労力と時間がかかる。めんどうで世話が焼ける。「修理に―・る」「―・る赤ん坊」 ―が切・れる《句》●関係がなくなる。「悪い仲間と―・れる」●紙幣などの真新しいようすをいう。「―・れるようなお札で」 ―が込・む《句》細工または技巧が複雑である。「―・んだ彫刻」 ―が付・く《句》●すでに使い始められている。●肉体関係ができる。「殿様の―・く」〔第三者の立場からいう〕 ―が付けられ・ない《句》とるべき方法や手段がない。どうしようもない。「わがままで―・ない」「火の勢いが強くて―・ない」 ―が出・ない《句》自分の能力や財力以上で、ほどこすべき手段がない。「高くて―・ない」 ―が届・く《句》●力がおよぶ。することができる。〔ふつう、打ち消しの形で使う〕「高くて―・かない」●世話がゆきとどく。「かゆい所に―・くような心遣い」●〔ある年齢に〕達しようとする。「八十に―・く」 ―が無・い《句》●人手が足りない。●とるべき方法や手段がない。「謝るしか―・い」 ―が長・い《句》〔俗〕盗癖がある。てくせが悪い。 ―が入・る《句》●警官や刑事がそこに立ち入る。●製作の過程で、他の人の修正が加わる。 ―が離・れる《句》●子供が成長して、世話に手がかからなくなる。●仕事が一段落して、それと関係がなくなる。 ―が早・い《句》 ●物事を処理するのが早い。●すぐに暴力をふるうくせがある。●女性に手を出すのが早い。 ―が塞が・る《句》仕事をしている最中で、他のことをするゆとりがない。参考断るときの文句としても使う。 ―が回・る《句》●〔処置・世話などが〕ゆきとどく。「忙しくて金魚の世話まで―・らない」●犯人を捕らえようとする警察の手配がなされる。「検察の―・った」 ――に汗を握る《句》〔緊張したり興奮したりすると手のひらに汗をかくことから〕はらはらする。「―・る展開だ」 ――に余・る《句》●たくさんで(大きくて)持ちきれない。●「手に負えない」に同じ。「―・る仕事」 ――に負え・ない《句》自分の力では処理できない。手に余る。手がつけられない。「いたずらっ子で―・ない」 ――に落・ちる《句》その所有となる。「敵の―・ちる」 ――に掛・ける《句》●自分で行う。手掛ける。「長年―・けた仕事」●みずからよく世話をする。手塩にかける。●自分の手で殺す。●〈「・・・の―・ける」の形で〉・・・にたのんでまかせる。「乳母の―・けて育てる」 ――に・する《句》●手に持つ。手に取る。●自分のものにする。「念願のものを―・する」 ――に付か・ない《句》〔心が他にとらわれて〕落ち着いてできない。「父の病気が心配で勉強も―・ない」 ――に手を取・る《句》互いに手を取り合う。また、行動を共にする。「―・って駆け落ちした」「―・ってにげる」 ――に取るよう《句》すぐ目の前に・ある(いる)ようにはっきりとしているようす。「敵の動きがーにわかる」 ――に乗・る《句》相手の仕掛けたわなにはまる。だまされて、人の計略にかかる。「二度とその―・らないぞ」 ――の舞い足の踏む所を知らず《句》うれしさのあまり思わず夢中になって踊り出すことをいう。非常に喜んで有頂天になるようすの形容。〈礼記・楽記〉 ―も足も出・ない《句》どうすることもできない。手段の講じようがない。「難しくて―・ない」 ―を上・げる《句》〔相手をなぐろうとして〕手をふり上げる。「幼い子に―・げるな」●降参する。閉口する。「―・げろ」●上達する。 ―を合わせる《句》●合掌する。おがむ。「神仏に―・せる」●相手になって勝負をする。「一局、―・せたい」 ―を入・れる《句》●世話をしてととのえる。手入れをする。「庭に―・れる」●足りないところを補い、悪いところをなおす。手を加える。「原稿に―・れる」●警官が、犯罪の現場などにふみこむ。 ――を打・つ《句》●左右の手のひらを打ち合わせる。●思いあたったとき、感心したときなどに思わずする動作。●神前で礼拝するときの動作。●話し合いがついたときに、それを祝って関係者がそろってする動作。●〔取り引き・もめ事などで〕妥協して解決する。「一〇万円で―・とう」●〔ある事態に対して〕処置をはかる。手段を講じる。「事前に―・つ」 ――を替え品を替・える《句》いろいろの方法を試みる。 ―を掛・ける《句》 ●〔うまくゆくように」いろいろのめんどうなことを処理する。手数をかける。「―・けた料理」●自分で直接その物事を行う。「巨匠みずから―・けた作品」●手出しをする。また、盗みを働く。 ――を貸・す《句》助力を与える。 ――を借・りる《句》人に手伝ってもらう。 ――を切・る《句》関係をなくす。参考多く、男女の関係、好ましくないつながりなどについていう。 ―を下・す《句》自分で実際にその事を行う。 ―を組・む《句》共通の目的を達成するために協力する。「隣国と―・んで経済を発展させる」 ―を加・える《句》「手を入れる②」に同じ。「原案に―・える」 ―を拱・く《句》●腕組みをする。●何もしないで見ている。人のなすままにする。手をつかねる。 ――を差し伸・べる《句》助けるために力を貸す。 ―を締める《句》手締めをする。 ―を染・める《句》ある物事をし始める。着手する。 ―を出・す《句》●自分からすすんで動作をしかける。「悪球に―・す」●物事をやってみる。「株に―・す」●女性を誘惑し、関係をもつ。●暴力をふるう。「先に―・したのは、あっちだ」 ――を携・える《句》手を取り合っていく。いっしょに行う。 ――を束ねる《句》「手をこまぬく」に同じ。 ―を付・ける《句》●ある事をし始める。着手する。「課題に―・ける」●使い始める。また、消費する。「貯金に―・ける」●箸をつける。食べ始める。●肉体関係をもつ。表記「―を着ける」とも書く。 ―を取・る《句》●人の手を・にぎる(持つ)。●心をこめて念入りに指導するようす。「―・って教える」 <981> ―を握・る《句》力を合わせて物事に当たる。また、仲直りをする。「与党と一部の野党が―・った」 ―を抜・く《句》しなければならないことをしないで・ごまかす(いい加減にする)。「工事の―・く」 ――を延ば・す《句》関係する範囲を広げる。手を広げる。表記「―を伸ばす」とも書く。 ―を引・く《句》かかり合いをなくす。「事業から―・く」 ――を広・げる《句》商売などで、関係する範囲を大きくする。手を延ばす。 ―を回・す《句》●ひそかに十分な手配り・処置をする。「裏に―・して口止めする」●手をつくしてさがす。「あちこちー・して旧式の機械を手に入れた」 ―を結・ぶ《句》協力し合うことを約束する。 ――を焼・く《句》処置に困る。もてあます。「子供のいたずらに―・く」 ――を煩わ・す《句》人に世話をしてもらう。めんどうをみてもらう。やっかいをかける。「先生の―・す」 * **て** ■《格助》って(格助)。「何て言った?」「縁てものは異なものだ」■《係助》→って(係助)。「人間て一体何だろう」■《接助》《完了の助動詞「つ」の連用形の転という)〔動詞・形容詞などの連用形につく。ガ行イ音便・撥音便の動詞につくときは「で」となる。形容詞につく場合は、「って」とも。助動詞「ない」の場合は、「なく(っ)て」のほか、「ないで」の形も使う〕●並列的、または対比的関係を表す。「色が白くて背が高い」「罪をにくんで、人をにくまず」●継起する事態が次に続くことを表す。〔完了の意がこもる〕「挨拶だけして帰った」◎次の事態が起こる原因・理由を表す。「勝ったと思っていい気になるな」●評価・判断を導くきっかけとなる動作・状態を表す。「協力してくれてありがとう」「気づかないで悪かった」●逆接関係を表す。「見た顔のようでいて思い出せない」●動作を行う場合の様態を表す。「傘もささないで歩く」●〔下に「いる」「くる」「しまう」「やる」「もらう」「下さる」などの動詞を伴い、補助動詞として働き〕アスペクト(相)や授受関係・待遇関係を表す。「戸が開いている」「読んでください」■《終助》〔主に「・・・まいて」「・・・だて」「・・・だろうて」の形で」ひとり合点的な詠嘆・感動を表す。〔古風な言い方」「このままでは済むまいて」●〔親しい間柄での丁寧な女性語〕〔結果・継続・状態を表す動詞句について]実現している事柄についての問いかけを表す。「お疲れになって?」●依頼を表す。「私に教えて」「もう来ないで」「待ってらして」●〔「てよ」の形で〕自分の意見や立場を述べ、さらに念を押すのに使う。「よく似合ってよ」 >類語と表現「手」 「持つ・取る・握る・掴む・掴まる・撫でる・さする・くすぐる・掻かく・揉む・ぶつ・絞める・絞る・摘む・つまむ・つねる・捻る・いじる・渡す・支える・押す・引く・開ける・閉める・探る・洗う・磨く」から「手で食べる・手で飲む」や「手で覚える」に至るまで、これらの動詞は手の動作と深く関わり、いずれも「手で~する」と言えるものばかりだ。手と人の関わりの深さが分かるが、こうした動作の大半は猿類にもできることかもしれない。その意味で、人特有の手の働きは、物を作ることにあると言えよう。作ることは人だけがよくする。そこから、「手があがる・手が足りない・手をかける・手がない」など、技術・労働・手間・方法などの意を表す慣用表現も出てくる。 ・両手・両の手・諸手・双手/片手・右手・馬手・左手・弓手・利き手・義手・触手・手首・手の平・掌・手の甲・手先・拳/肘・腕・二の腕・片腕・上膊・下膊は・前膊 **で【出】** ■《名》●出ること。また、出る状態・程度。出ぐあい。「月のーが早い」「水のーが悪い」団{入り}。●出動または出勤すること。「早―」●人や物の出所。出身。産地。「房州の―」「貴族の―」●役者などが舞台に登場すること。出番。「―を待つ」●物事の出はじめ。物事のやりはじめ。■《接尾》《多く動詞連用形について)「・・・する点における内容の充実度」「十分に(いつまでも)・・・することができる数量や能力」の意。〔ふつう、下に「ある」「ない」を伴って用いる」「読みーがある」「使いーがない」表記ふつう、かな書きにする。 **で** 《接続》前の事柄を受けて、次の事柄をうながすときに用いる語。それで。そこで。「」、どうしたの?」 ■《格助》(「にて」の約) ●動作・作用が成立する条件としての具体的、あるいは抽象的場所を示す。「東京で会議を行う」「序文で方針を述べる」「日常生活での不安」●(「では」「でも」の形で)時間的条件を示す。「今ではもう見られない」「いつでもいい」●手段・材料・道具など、依拠すべき条件を示す。「船で外国へ行く」「小麦粉でうどんを作る」「鉄砲で撃つ」●原因・理由など、発生の条件を示す。「薄着で風邪をひいた」「興奮で顔を赤らめる」●動作・作用が行われるときの様態・条件などを示す。「彼女なしでは生きられない」「みんなで分ける」●〔数値を表す語について〕動作・作用が行われる時期・期限・限度・基準などを示す。「三日で仕上げろ」「費用は一万円で済んだ」●〔組織・団体名などについて〕動作を行う主体を間接的に示す。「A社では、新薬を開発したと発表した」●〈「・・・たところで」の形で〉ところで(接助)。 ■《接助》《接続助詞「て」がイ音便・撥音便の関係で「で」となったもの)→て(接助)。●文語打ち消しながら、下へ続けるのに使う。・・・ないで。「寝もせで夜を明かす」〔現在では、「ならでは」の形で使う」「彼ならではの快挙」 **て・あい【手合い】** ●連中。やつら。〔多少軽蔑の気持ちをこめた言い方」「あのーには文学はわからない」●種類。「同じーの品物」●囲碁・将棋などの対局。 **で・あい【出会い・出合い】** ●[思いがけず」であうこと。めぐりあうこと。知りあうこと。「偶然のー」「人生における―」●恋しあう男女がひそかにあうこと。あいびき。「―茶屋」「一宿」●川・沢などが合流する所。「一の倉沢のー」ーがしら【一頭】出あったとたん。また、出たとたん。「―にぶつかる」 **で・あ・う【出会う・出合う】** 《自五》●〔自分の家以外の所で]偶然にあう。●(ふと)目にとまる。「美しい風景に―・う」●思いがけなく受ける。「反撃に―・う」●出てきて相手になる。〔古風な言い方)「曲者でや、―・え、―・え」●ある場所でいっしょになる。落ち合う。また、男女が密会する。 **てあか【手、垢】** ●手のあか。「―にまみれる」●手がふれてついたよごれ。転じて、古くさいこと。「―のついた表現」 **て・あき【手明き・手空き】** することがなくて暇な・こ <982> と(人)。てすき。「―の人にたのめ」 **てあし【手足】**《手と足の意から》ある人の下で、その人の思うとおりに働く人。「社長のーとなって働く」 **で・あし【出足】**●〔ある場所に出かける〕人出の状態・程度。「雨で観客の―がにぶい」●物事を始めるときや出て行くときの速さ。1回「―のよい新製品」●相撲で、相手を攻めて前へ出るときの、足の出ぐあい。[コロ]「ーがするどい」 **て・あそび【手遊び】**●手に持って遊ぶ・こと(もの)。おもちゃなど。●暇つぶしや慰みにすること。特に、ばくち。「ほんのーにかいた絵」 **て・あたり【手当たり】**手に当たる・こと(感じ)。手ざわり。ーしだい【―次第】《副》《「ーに」の形も)何でもかたっぱしから。「―(に)買いあさる」 **て・あつ・い【手厚い】**《形》真心がこもっていて丁寧なようす。「―・い看護」「―・く葬る」 **て・あて【手当て】**●〔ある物事を予定して〕前もって用意しておくこと。準備。「資金の―をする」●報酬として与えられる金銭。また、本給以外に支給される金銭。「家族―」表記②は「手当」と書く。●《名・他サ》病気・けがなどに対して処置をほどこすこと。また、その処置。「傷の―をする」「応急のー」 **テアトル**劇場。映画館。▽théâtre **て・あぶり【手、焙り】**手をあたためる、小さな火鉢。 **て‐あみ【手編み】**〔機械を使わず〕手で編むこと。また、手で編んだもの。「―のセーター」ます。 **て・あら【手荒】**《名・形動》扱い方や動作などが乱暴なこと。「―なまねはよせ」「―にあつかう」」」 **て・あらい【手洗い】**●手を洗うこと。また、そのための水や器。「―鉢」●便所。〔婉曲な言い方〕 **て・あら・い【手荒い】**《形》手荒なようすだ。「―・いことはしたくない」 **で・あ・る**《連語》《断定の助動詞「だ」の連用形「で」+補助動詞「ある」)◆ある(補動)。「吾輩は猫―・る〈吾輩は猫である・夏目漱石〉」「大人―・れ子供・れ」参考書きことばでは、「だ」とともに「です・ます」に対立する丁寧でない文体。話しことばでは、あまり使われない。 **で・ある・く【出歩く】**《自五》家・宿舎などを出て歩き回る。外出する。「夜間は―・かないほうがよい」 **である・たい【である体】**口語の文体の一つ。文末の指定表現に、おもに「である」を用いるもの。である調。対ですます体。 **て・あわせ【手合わせ】**影《名・自サ》●相手になって勝負をすること。「かるたのーをする」●取り引きの契約をすること。「小の価格」の十代( **てい【低】**《接頭》「ひくい」の意。「――姿勢」「――気圧」对高。 **てい【帝】**《接尾》「皇帝」「天皇」の意。「仁徳ジー」 **てい【邸】**《接尾》「・・・の邸宅」の意。「鈴木ー」 **てい【丁】**〔文〕●十干{じっかん}の四番目。ひのと。●〔物事の等級で〕第四位。「甲乙丙―」 **てい【亭】**■《名》〔文〕●庭園に設けられる休憩所。あずまや。参考「ちん」ともいう。●亭主。《接尾》●料理屋・旅館・寄席{よせ}もなどの屋号にそえる語。「末広ー」●雅人の居室の名にそえる語。「時雨―」●芸人・文人などの号にそえる語。「春風―」「断腸―」 **てい【体・『態】**●外から見えるようす。〔接尾語的にも用いる〕「満足の―」「なにげない―」「職人―の男」●〔具合の悪いことをかくした」見せかけのようす。体裁。「―よく断る」参考体によく。 **てい【底】**●〔文〕そこ。●〔文〕〈「―の」の形で〉そのような程度・種類。「金に目の色を変える―の男」〔数〕底辺。台形の平行な二辺。 **てい【弟】**〔文〕おとうと。句「兄{けい}たり難くーたり難し(=二人の間に優劣がつけがたい)」囡兄。 **てい【艇】**〔文]洋風の小舟。はしけ。〔接尾語的にも使う〕「魚雷―」「救命―」 **デイ**《造語》「日」「昼」の意を表す。デー。▽day デイケア昼間だけ、専門職員が家族に代わって高齢者・障害者などの世話をすること。▽day-care ーサービス 障害などのある在宅の高齢者を昼間だけ施設に預かり、入浴・給食などを行うサービス。また、その家庭を訪問して、入浴・給食・洗濯などを行うサービス。▽day と service からの和製語。ーパック日帰り旅行用の小型のリュックサック。デーパック。▽day pack **てい・あつ【低圧】**ひくい圧力・電圧。因高圧。 **てい・あん【提案】**《名・他サ》会議に議案を出すこと。また、その案。「――者」●相手の意見を求めるために、ある・案(考え)を出すこと。また、その案。「春の旅行をする」類語②発案。 **ていい【定位】**《名・他サ》ある事物の位置・姿勢を一定にとること。また、一定の位置・姿勢。 **ていい【帝位】**帝王の位。「―を継ぐ」「―につく」 **ティー**お茶。特に、紅茶。「―スプーン」「ーポット」「―タイム」▽teaーパーティー 主に紅茶と菓子でもよおす洋風の会合。▷tea party ーバッグ 少量の紅茶や緑茶などをうすい紙袋につめたもの。そのまま湯にひたして用いる。▽tea bag |ルーム 喫茶室。喫茶店。▽tearoom **ティー**●ゴルフで、各ホールの初球を打ち出すとき、ボールをのせて打つ小さな台。球座。●「ティーグラウンド」の略。▽tee ーグラウンドゴルフで、(ティー①を使って)各ホールの初球を打ち出す場所。ティー。▷teeing ground から。 **ディー・エッチ【DH】**略語集(DH)。 **ディー・エヌ・エー【DNA】**略語集(DNA)° deoxyribonucleic acidの略。 **ディー・エム【DM】**略語集(DM)。 **ティー・ケー【DK】**略語集(DK)。 **ティー・ケー・オー【TKO】**テクニカルノックアウト。 **ディー・ジェー【DJ】**ディスクジョッキー。▽disk jockeyの略。 **ティー・シャツ【Tシャツ】**丸首で半袖{はんそで}のシャツ。参考袖の長いものを指すこともある。▽T-shirt **ティーじ・ろ【T字路】**「丁字路」に同じ。 **ディーゼル**「ディーゼルエンジン」「ディーゼルカー」の略。参考ドイツのディーゼルが発明。ーエンジン圧縮して高温になった空気に重油をふきつけて発火させ、そのエネルギーでピストンを動かす内燃機関。重油機関。▽diesel engine ーカー ディーゼルエンジンを原動機とする鉄道車両・自動車。ディーゼル動車。気動車。▽diesel car **ティーチ・イン**学内討論集会。一般に、テーマを決めて行う討論集会。▽teach-in **ティーチング・マシン**能力に応じて段階的に自学自習するための教育機器。▽teaching machine **ディー・ディー・ティー【DDT】**略語集 <983> **ディー・ティー・ピー【DTP】** 略語集 (DTP)。 **ディー・ピー・イー【DPE】** 略語集(DPE)。 **ディー・ピー・オー【TPO】** →略語集(TPO)。 **ティー・ブイ【TV】** ◆テレビジョン。 **ディー・ブイ【DV】** ドメスティックバイオレンス。―ぼうしほう【―防止法】〔法〕配偶者などからの暴力を禁じ、被害者を保護するための法律。被害者の申し立てによって、地方裁判所が保護命令などを出せる。参考法律の題名は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」。 **ディー・ブイ・ディー【DVD】** 略語集(DVD)。 **ディーラー** ●証券の自己売買業者。「為替―」●取扱業者。また、取扱店。特約店。「中古車―」◎トランプゲームの親。カードを配る人。▽dealer **ティーン** 十代の人。「ハイー」「ローー」▷teens -エージャー 十代の少年少女。参考元来の意味は、英語で-teen の語尾で終わる年齢、すなわち一三歳から一九歳までをさす。▽teen-ager **てい‐えん【庭園】** 庭。特に、りっぱな広い庭。 **てい・おう【帝王】** ●君主国の元首。●ある分野・社会の中で特にすぐれ、絶対的な権威・支配力をもつ者。「暗黒街の―」「無冠の―」―せっかい【一切開】腹壁・子宮壁を切り開いて胎児を取り出す手術。俗説に、古代ローマの帝王シーザーがこの方法によって取り出されたためという。 **ディオニソス** ギリシャ神話で、豊穣と酒の神。ディオニュソス。参考ローマ神話のバッカスにあたる。▽Dionysos ―てき【―的】《形動》陶酔的・激情的であるようす。参考ニーチェが説いた芸術上の世界観から。団{アポロ的}。 ***てい・おん【低温】** ひくい温度。「一殺菌」因{高温}。 ***てい・おん【低音】** ●ひくい音。●男声のいちばんひくい音域の声。楽曲の最低音部。バス。対{高音}。―ぶ・きごう【一部記号】「へ音記号」に同じ。 ***てい・おん【定温】** 一定の温度。「――を保つ」―どうぶつ【動物】「恒温動物」に同じ。対{変温動物} ***てい・か【低下】** 《名・自サ》〔度合いが〕ひくくなること。さがること。「水位のー」「気温が――する」対{向上}。●〔質・力などが〕悪くなること。悪化。「モラルの――」「学力が―する」対{向上}。 ***てい・か【定価】** 商品の、(販売元によって)前もって決められた売値。「―をつける」「―どおりで買う」 **てい‐かい【低回”低、徊】** 《名・自サ》〔文〕考えや思いにふけって、ゆっくりと行ったり来たりすること。―しゅみ【趣味】俗世間をはなれ、ゆとりをもって人生をながめ味わおうとする態度。参考夏目漱石が高浜虚子の小説を評したときのことば。 **てい・がく【低額】** ひくい金額。少ない金額。「―で製作する」類語{少額}。团{高額}。 ***てい‐がく【停学】** 学則に違反した学生・生徒に対して、罰として一定期間登校を禁じること。「一処分」 ***てい・がく【定額】** 決められた一定の金額。「一時金」 **てい‐がくねん【低学年】** 小学校で、下の方の学年。一、二年。対{中学年}・{高学年}。 **でい‐かざん【泥火山】** 〔地]地下からガスや水とともにどろがふき出し、火山のように盛り上がった小さな山。 **てい‐かっしゃ【定滑車】** 〔理〕軸を固定した滑車。単に、力の方向を変えるためのもの。因{動滑車}。 **てい‐かん【定款】** 〔会社・公益法人・協同組合などの〕目的・組織・活動などに関した根本の規則。また、それを記した文書。 ***てい・かん【諦観】** 《名・他サ》〔文〕●本質を見きわめること。諦視。「事の次第を―する」類語{明察}。●さとりあきらめること。「――の境地」類語{諦念}。 ***ていき【定期】** ●決められた一定の期間・期限・間隔。「―的に検査を受ける」●「定期乗車券」の略。一定期間中、一定区間に限って乗車できる列車・電車・バスなどの割引乗車券。定期券。●「定期預金」「定期貯金」の略。一定の期間引き出さないという条件で銀行などが預かる預金。普通預金よりも利率が高い。―びん【一便】一定の区間を定期的に行き来して行う連絡・輸送。また、それに用いる交通機関。 ***ていき【提起】** 《名・他サ》ある場に訴訟や検討すべき問題などを持ち出すこと。「違憲訴訟を―する」 ***てい‐ぎ【定義】** 《名・他サ》ことばの意味を、他のことばの意味と区別できるように明確に限定すること。また、それを述べた文。「三角形を―する」 ***てい・ぎ【提議】** 《名・他サ》会議などで、議案や意見を提出すること。また、その議案・意見。類語{提言}。 **てい・きあつ【低気圧】** ●【気〕周囲より気圧がひくくなっている領域。参考上昇気流が起こるため、一般に天気が悪い。団{高気圧}。●人の機嫌が悪いこと。また、不穏な形勢になりそうなこと。 ***てい・きゅう【低級】** 《名・形動》〔考え方・趣味・品位などの〕程度がひくく、おとっていること。「――な書物」「―な商品」類語{安価}。对{高級}。 ***てい・きゅう【定休】** 会社・商店などで、毎週日を決めて業務を休むこと。「一日」「月曜―」 **てい・きゅう【庭球】** 〔文]「テニス」に同じ。 ***てい・きゅう【、啼泣】** 《名・自サ》〔文]涙を流し、声をあげて泣くこと。類語{落淚}。{号泣}。 ***てい・きゅう【、涕泣】** 《名・自サ》〔文]涙を流して泣くこと。 **てい・きょう【提供】** 《名・他サ》●相手の目的に役立てるために、自分の持っているものを差し出すこと。「資料を―する」「情報を―する」●民間放送で、企業などが広告主として出資すること。「一番組」 **てい・きん【庭訓】** 〔文〕家庭内での親の教育。「―往来」故事孔子が、庭を走り過ぎる子を呼び止めて、詩や礼を学ぶように教えた故事から。〈論語・季氏〉 **てい・きん【提琴】** 〔文]「バイオリン」に同じ。 **てい・ぎん【低吟】** 《名・他サ》〔文〕 〔詩歌などを〕ひくい声で歌うこと。因{高吟}。 **テイク・アウト** 《名・他サ》飲食店で販売する料理を持ち帰ること。また、その料理。テークアウト。「―メニュー」「ハンバーガーをーする」▽takeout **ていくう【低空】** 空の、地面・水面に近い所。団{高空}。―ひこう【一飛行】●航空機などが、地面・水面に近い空中を飛ぶこと。●物事が程度のひくい状態を保ちつつ進むこと。「景気は依然としてーだ」 <984> **ディクテーション** 英語の書き取り(試験)。▽dictation ***てい・けい【定型】** 〔詩・和歌・俳句などの〕決まった型。「無―」―し【―詩】音節の数、詩句の数、配列の順序などが一定している詩歌。わが国の和歌・俳句、漢詩の五言・七言の律詩・絶句、西欧のソネット(=十四行詩)など。团{自由詩}。{不定型詩}。 ***てい・けい【定形】** 目的などによって物の形が決められていること。一定の形。「―を保つ」「―郵便物」 ***てい・けい【提携】** 《名・他サ》共同で物事を行うこと。タイアップ。「外国の企業と技術を―する」 ***てい・けい【梯形】** 「台形」の旧称。 ***てい・けつ【貞潔】** 《名・形動》みさおがかたく、行いが潔白なこと。「―をたて通す」 ***てい・けつ【締結】** 《名・他サ》条約・協定・契約などを取り結ぶこと。「講和条約を―する」類語{締約}。 **てい・けつあつ【低血圧】** 血圧が正常よりひくいこと。 **てい・けん【定見】** はっきり決まっている自分の意見・見識。「無」」「―のない人」 **てい・げん【低減】** 《名・自他サ》●〔量・程度などが〕へること。また、へらすこと。「負担の一を図る」●値段が安くなること。また、安くすること。「運賃を―する」 ***てい・げん【提言】** 《名・他サ》〔会議などで〕自分の考え・意見を多くの人の前に出すこと。また、その考え・意見。「環境問題への―」類語{提議}。 **ていげん【逓減】** 《名・自他サ》〔文〕数や量がだんだんとへること。また、へらすこと。「人口がーする」「定員をーする」類語{漸減}。因{逓増}。 **てい・こ【艇庫】** 〔文〕ボートをしまっておく倉庫。 **ていこう【抵抗】** ●《名・自サ》外から加わる力や権力をはねのけようとすること。はむかうこと。「弾圧に―する」「―運動」「―力」類語{反抗}。●素直に受け入れられない気持ち。「―を感じる」「何のーもなく受け入れる」●〔理〕ある力の作用に対して、その方向と反対の方向に働く力。空気抵抗・摩擦抵抗・電気抵抗など。―き【—器】〔理〕電気回路に接続して電気抵抗を与えるためのもの。電気抵抗器。 ***ていこく【定刻】** あらかじめ決められている時刻。定時。「――に集合する」「――通りに開会する」 ***ていこく【帝国】** ●皇帝・天皇の治める国家。●「大日本帝国」の略。明治憲法下の日本国の呼称。「一軍人」―しゅぎ【―主義】●自分の国の領土や勢力範囲を広げ、政治的・経済的に他民族・他国家を支配しようとする主義。●独占資本主義の最終段階における、国家の政治的・経済的侵略主義。参考ロシアの革命家・政治家のレーニンの規定によるもの。 **ていざ【鼎、坐鼎座】** 《名・自サ》〔文〕〔鼎の三本の脚のように〕三人が三方から向かい合ってすわること。参考→鼎(図)。 **ていさい【体裁】** ●〔物の〕外観。外見。「―のいい門」●一定の形式。「小説としての―を備える」●人の目にうつる自分の状態。見かけ。体面。「―をつくろう」類語{外聞}。●人の気に入られるような、口先だけのことば。「おーを言う」―ぶ・る【一振る】《自五》みえをはる。もったいぶる。「―・った態度」 **でいざい【泥剤】** どろどろに練った外用の塗り薬。 **ていさつ【偵察】** 《名・他サ》敵・相手のようすや行動をひそかに探ること。「敵状を―する」「一機」 ***てい・し【停止】** 《名・自他サ》●物事の進行が途中でとまること。また、とめること。「一時―」●「続けていた事柄が〕途中で(一時)やむこと。やめること。また、さしとめること。「業務を―する」「権利処分」 ***てい・し【底止】** 《名・自サ》〔文〕行きつく所まで行ってとまること。「―するところを知らず」 ***てい・し【諦視】** 《名・他サ》〔文〕「諦観」に同じ。 **てい‐じ【丁字】** 漢字の「丁」の字のような形。「―形」「一定規」―たい【一帯】〔頭や股などにまく〕丁字形のほうたい。―ろ【一路】丁の字の形になった道路。T字路。 ***ていじ【低次】** ●程度が低いこと。●〔数〕次数が低いこと。対{高次}。 ***てい・じ【呈示】** 《名・他サ》差し出し示すこと。「免許証を―する」 ***ていじ【定時】** ●決まった時間。定刻。「―に退社する」●一定の時期。「―刊行」―せい【一制】夜間など、特別な時間に授業が行われる学校教育の制度。〔特に高校についていう〕団{全日制}。 ***ていーじ【提示】** 《名・他サ》〔ある物事を〕ある場所に持ち出し示すこと。「原案を―する」 ***てい‐じ【綴字】** 言語の音声を表音文字で書くこと。その文字。つづり字。てつじ。スペリング。 **ていしき【定式】** 一定の方式。また、決まっている儀式。「一化する」 **てい・しせい【低姿勢】** 相手に対して下手に出る態度。「―になる」「―に出る」因{高姿勢}。 ***てい・しつ【低湿】** 《名・形動》土地がひくく湿気が多いこと。「―な上地」団{高燥}。 ***てい・しつ【低質】** 《名・形動》品質がよくないこと。 **てい・しつ【帝室】** 皇帝や天皇の一家・一族。 **ていじつ【定日】** 〔文]前もって決めた日。 **てい・しゃ【停車】** 《名・自サ》●車がとまること。特に、汽車・電車・バスが駅や停留所にとまること。「踏切でーする」団{発車}。●道路交通法で、車両などの停止のうち、駐車以外のもの。参考 駐車。―じょう【一場】汽車・電車の駅。停車場。〔古風な言い方〕参考バス・路面電車などは「停留所」という。類語{停留場}。 **てい・しゅ【亭主】** ●一家の主人。特に、宿屋・茶店のなどの主人。あるじ。●[俗]夫。●茶の湯で、茶をたてて客を接待する人。主人。―かんぱく【一関白】夫が家庭の支配者として(特に妻に対して)いばっていること。囲{かかあ天下}。 ――の好きな赤烏帽子《句》《烏帽子は黒塗りがふつうであるところから)一家の主人の好みとあれば、家の者はそれに同調しなければならない。 ―を尻に敷・く《句》妻が夫をないがしろにして自分の思いのままにふるまう。 **ていしゅう【定収】** 「定収入」の略。決まった収入。 **てい・じゅう【定住】** 《名・自サ》ある場所に住居を定めて住むこと。「東京に―する」 **てい・しゅうは【低周波】** 〔理〕比較的ひくい周波数(の電波・電流)。团{高周波}。 **てい・しゅく【貞淑】** 《名・形動》女性の操がかたく、しとやかなこと。「―な妻」 **ていしゅつ【提出】** 《名・他サ》文書・資料・証拠物件などを、ある場所に差し出すこと。「宿題を―する」 <985> **てい‐じょ【貞女】** 操のかたい女性。貞婦。 ***てい・しょう【低床】** ゆか面がひくいこと。特に、バスで、乗降口の段差がなく、ゆか面がひくいこと。「ーバス」 ***てい・しょう【低唱】** 《名・他サ》〔文]ひくい声で歌うこと。小声で歌うこと。「歌を―する」囡{高唱}。 ***てい‐しょう【提唱】** 《名・他サ》●ある意見・主張を示して広く人々に呼びかけること。「環境保護運動を―する」●[仏]禅宗で、教義の意義を説ききかせること。 ***てい・じょう【呈上】** 《名・他サ》「贈る」意の謙譲語。さしあげること。「一書を―する」類語{進呈}。{進上}。 ***てい・じょう【定常】** 《名・形動》常に一定して変わらないこと。―は【―波】〔理〕波形が進行せず、一定の場所にとどまって振動する波。 ***てい・しょく【停職】** 公務員に対する懲戒処分の一つ。身分はそのままで、一定期間(一年以内)、職務につくことを差し止めること。その間給与は支給されない。 ***てい・しょく【定植】** 《名・他サ》苗として育てていた植物を本式に植え付けること。対{仮植}。 ***てい・しょく【定職】** 一定の収入を得る決まった職業。「―がない」「―につく」 ***てい・しょく【定食】** 食堂・飲食店などで、献立の内容・組み合わせが決まっている料理。「てんぷら―」 ***てい・しょく【抵触抵触紙触】** 《名・自サ》規則や法律にふれること。「騒音規制法に―する」。 ***てい・しん【廷臣】** 〔文〕朝廷に仕え、役人として任じられた臣。 ***てい・しん【挺身】** 《名・自サ》〔文〕]身を投げ出し、進んで困難な事にあたること。「革命運動に―する」 ***てい・しん【挺進】** 《名・自サ》〔文〕他にぬきんでて進むこと。〔軍隊などに言う〕「敵中深くーした」 ***てい・しん【艇身】** ■《名》ボートの長さ。■《助数》ボートレースで、引きはなした差をボートの長さで表す単位。「一ーの差で優勝する」 **でい・すい【泥酔】** 《名・自サ》意識がなくなるほどに、ひどく酒にようこと。深酔い。「―して前後不覚になる」類語{酩酊}。{沈醉}。 **ディスインフレーション** デフレにならないようにインフレの進行を抑制してゆく経済政策。disinflation **てい‐すう【定数】** ●〔規則で定めた〕一定の数。「―に満たない」●〔数〕他の数量が変わっても常に一定で変わらない数値。常数。不変。因{変数}。 **ディスカウント** 《名・他サ》割引。値引き。「―ストア」「ーセール」▷ discount **ディスカッション** 《名・自他サ》討論。討議。「パネルー」▽discussion **ディスク** ●蓄音機のレコード。音盤。「―大賞」●円盤形の情報記憶媒体の総称。フロッピーディスクやハードディスク、CD、DVDなど。▽disc (disk) disque ージョッキー 音楽を聞かせながら、その合間に話題をはさんで構成する放送番組。また、その番組の話し手。略語DJ。▽disc jockey **ディスクロージャー** 情報を公開すること。特に、国・地方公共団体の情報開示や、企業の(投資家に対する)業績内容の公開。▽disclosure **ディスコ** ロック系の音楽を流し、踊りなどを楽しむ店。参考一九八○~九○年代にはやった。▽ disco-thèque から。ーグラフィー 曲名・演奏者名・収録年月日などを記載した解説目録。▽discography **てい・ぜん【庭前】** 〔文〕にわの前面。にわさき。 **テイスト** ●味。味わい。●趣味。嗜好。=テースト。▷taste **ディスプレー** ●展示。陳列。特に、商店内や展示場などに、商品などを工夫をこらして陳列する・こと(もの)。●〔電算〕ブラウン管や液晶などを用いて文字・図形の形式でデータを表示する装置。▽display **ディスポーザー** 台所の流しに取りつけ、食べ物の残りかすなどをこまかくくだいて下水道に流す電気器具。▷disposer ***てい…する【呈する】** 《他サ変》●差し出す。差し上げる。進呈する。「賛辞を―・する」●ある状態を表す。示す。「活況を―・する」「悲惨な情景を―・する」 ***てい…する【挺する】** 《他サ変》〔文〕自分から進んで差し出す。先んじて進む。〔ふつう、「身を―・する」の形で使う」「身を―・してつくす」 ***てい…する【訂する】** 《他サ変》〔文〕誤りを直す。訂正する。「原本の誤りを―・する」 **てい・せい【低声】** 〔文]ひくい声。また、ひくく小さな声。「一部」団{高声}。 ***てい・せい【帝政】** 皇帝が治める政治形態。「―ロシア」 ***てい・せい【訂正】** 《名・他サ》内容・字句などの誤りを正しく直すこと。「誤字を―する」類語{修正}。 **ていせいぶんせき【定性分析】** 〔理〕ある物質がどのような成分からなっているかを知るために行う化学分析。因{定量分析}。 **てい・せき【定積】** 一定の面積・体積。 ***てい・せつ【貞節】** 《名・形動》(女性が)操、をかたく守ること。「―をつくす」因{不貞}。 ***てい・せつ【定説】** 評価が確定している学説・理論。また、一般に正しいと認められている説。「ーをくつがえす」類語{定論}。{通説}。 ***てい・せん【停戦】** 《名・自サ》戦争中に、合意により一時戦闘行為をやめること。「―協定」類語{休戦}。 ***てい・せん【停船】** 《名・自サ》船の進行をとめること。また、とまること。特に、航行中の船をとめること。「―を命じる」「港に――する」類語{停泊}。 ***てい・せん【汀線】** 海水面と陸地面との境界線。なぎさ線。みぎわ線。「一測量」 ***てい・そ【定礎】** 〔礎石を置いて〕建物の工事にとりかかること。「一式」 ***てい‐そ【提訴】** 《名・他サ》裁判所に、うったえ出ること。「著作権侵害でーする」団{応訴}。 ***てい・そう【貞操】** 男女が互いに性的関係の純潔を守ること。女性の男性に対する純潔をいうことが多い。「一観念」「―を守る」 **ていそう【逓送】** 《名・他サ》〔文〕人の手から手へ順に送ること。順送り。「荷物を―する」 **ていぞう【逓増】** 《名・自他サ》〔文]数や量がだんだんにふえること。また、ふやすこと。「生産が年々ーする」類語{漸増}。团{逓減}。 **ていぞく【低俗】** 《名・形動》性質・趣味などが低級で下品なこと。「―な映画」「―番組」囡{高尚}。 **ていそく・すう【定足数】** 議会などが、会議の開催または議決をするのに必要な最小限度の出席者数。「―に達する」参考国会では、全議員の三分の一。 <986> **ていたい【停滞】** 《名・自サ》物事がつかえて先へ進まないこと。物事がはかどらないこと。「作業がーする」 ***ていた・い【手痛い】** 《形》損害や非難などの程度がはなはだしいようすだ。てひどい。「―・い打撃を受ける」 **てい・たく【邸宅】** 大きな住宅。屋敷。「豪壮なー」 **ていたらく** (「体にたり」の名詞化。「らく」は接語)〔情けない〕人のようす。ありさま。ざま。〔好ましくないありさまを(軽蔑して)いうときに用いる」「さんざんのー」「なんというーだ」表記「為体」と当てる。 **てい・だん【鼎談】** 《名・自サ》〔文〕《鼎が三本の脚をもつことから)三人が向かい合って話し合うこと。 **でい・たん【泥炭】** 水生植物が堆積してできた石炭。最も炭化の程度が低く、質が悪い。 ***てい・ち【低地】** ひくい土地。因{高地}。 ***ていち【定置】** 《名・他サ》決まった場所に置くこと。「漁具を―する」―あみ【―網】沿岸の一定の場所にはって、魚をとる網。建て網。「―漁業」 **てい‐ちゃく【定着】** 《名・自他サ》●〔決まった位置に」しっかりとつくこと。また、つかせること。「―した民主主義」類語{固着}。●写真で、現像したフィルム・印画紙などの感光性をなくすこと。「―液」 **でい・ちゅう【泥中】** 〔文〕どろの中。―のはちす【一の「蓮】《連語》〔どろの中に生えても、ハスが清らかな美しい花を開くように〕けがれた環境の中でも清らかさを保つことのたとえ。 ***てい・ちょう【丁重に鄭重】** 《名・形動》〔人に対する言動などが〕礼儀正しく丁寧なこと。手厚いこと。「―にもてなす」類語{丁寧}。 ***てい・ちょう【低調】** 《名・形動》 ●内容が充実していないこと。「―な応募作品」●調子が出ず、思うようにはかどらないこと。「試合は―だった」因{高調}。 **ていちょうご【丁重語】** 敬語の一つ。謙譲語のうち、主に話し手の謙遜した気持ちだけを表し、敬意の対象が存在しなくても成立する語。「おる」「参る」「申す」などの類。 **ティッシュペーパー** うすくやわらかい上質のちり紙。ティッシュ。▽tissue paper **ていっぱい【手一杯】** 《形動》それ以上のことをするだけの能力にゆとりがないようす。精一杯。「事業を―に広げる」「この仕事だけでーだ」 **てい‐てい【亭亭】** 《形動”》〔文〕大きな木などがまっすぐに高くのびているようす。「―たる杉の古木」 **ディテール** ●詳細。細目。「―にわたって説明する」●〔美〕部分(画)。細部。▽detail **てい‐てつ【蹄鉄】** 馬のひづめの損傷・摩滅などを防ぐために、ひづめの底に打ちつける半楕円形の金具。 **ていてん【定点】** ●〔数〕位置の決まっている点。●国際条約により、おもに気象観測を行う目的で、海洋上に定められた地点。「一観測」 ***てい‐でん【停電】** 《名・自サ》送電が一時とまること。また、そのために電灯が消えること。 ***てい‐でん【逓伝】** 《名・他サ》〔文〕人から人へ順々にひきついで伝え送ること。「メッセージをーする」 **てい‐と【帝都】** 皇居のある都会。皇都。 **てい‐ど【程度】** ●その物事の高低・大小・多少・強弱・優劣などのほどあい・度合い。「――の低い本」「被害の―はまだ不明だ」●適当であると考えられる度合い。ほど。「小学生のーをこえた問題」―もんだい【―問題】事の本質ではなく、その程度がどうかという問題。「あまり責めるのもーだ」 **てい‐ど【泥土】** 〔文〕●どろ。●値うちのないもの。 **てい・とう【低頭】** 《名・自サ》〔文〕謝意、敬意などを表すために、頭をひくくさげること。四字「平身―」 ***てい・とう【抵当】** 借金をするとき、それが返せなくなった場合には貸し手の自由にしてよいという約束で提供するもの。かた。担保。「店を―に入れる」「ーを取る」―けん【―権】〔法]債務不履行の場合、担保とした不動産・地上権などの物件について、他の債権者に優先して弁済を受ける権利。―ながれ【―流れ】金銭を借りた人がそれを返さないため、抵当に入れた品物の所有権が貸した側に移ること。 **ていとく【提督】** 艦隊の司令官。また、海軍の将官。 **てい・とん【停頓】** 《名・自サ》やりかけた物事が、行きづまってはかどらないこと。「事業が―する」 **ディナー** 洋風の正式の食事。晩餐をさすが、午餐の場合もある。正餐。「ーパーティー」▽dinner **ていねん【丁年】** 〔文〕●一人前と認められる年齢。満二〇歳。成年。「―に達する」●一人前の男子。 ***てい・ねん【定年・停年】** 〔会社・官庁などで〕退職・退官するように決められている年齢。「ーをむかえる」 ***てい・ねん【諦念】** 〔文]道理をわきまえてさとった心。また、あきらめの心。類語{諦観}。 **ていのう【低能】** 《名・形動》脳の発育がおくれ、ふつうより知能がおとっている・こと(人)。 **ディバイダー** 製図などで、線の分割や等分に用いる器具。コンパスに似た形状で、両端に針がつく。分割器。デバイダー。▽dividers **てい・はく【停泊・碇泊】** 《名・自サ》港や沖合に、船がいかりをおろしてとまること。「―灯」類語{停船}。 **てい・はつ【、剃髪】** 《名・自サ》髪をそること。また、髪をそって仏門に入ること。落髪。類語{落飾}。 **てい・ばん【定番】** ●流行に左右されず、常に安定した一定量の売り上げがある商品。定番商品。商品番号が固定している意で、衣料品業界から出たことば。白のワイシャツなどはその典型。●一般に、いつも決まっている・こと(もの)。「―料理」「カラオケのー」 **ていばん・がん【泥板岩】** 「頁岩」に同じ。 **ティピカル** 《形動》典型的な。代表的な。「この種の岩石に―な特徴」▽typical **てい・ひょう【定評】** 多くの人に認められていて、たやすく変わらない評判・評価。「技術にーのある店」 **てい・ふ【貞婦】** 〔文]操のかたい女性。貞女。団{淫婦}。 <987> **ていぶ【底部】** 底の部分。また、奥まった所。 **ディフェンス** 競技で、守備。防御。対{オフェンス}。▽defense **ディフェンダー** サッカーなどで、後方で守備を中心にプレーをする選手。バックス。略語DF。対{フォワード}。▽defender **ディベート** 《名・自他サ》あるテーマについて、賛否いずれかの立場に分かれて行う討論。debate **ディベルティメント** 古典派音楽時代に貴族の会合や宴席において演奏された娯楽的な器楽曲。嬉遊曲。▽ divertimento **ディベロッパー** デベロッパー。 **ていへん【底辺】** ●〔数〕三角形の頂点に対する辺。●社会の下層。「―の人々」 **てい・ぼう【堤防】** 河川の氾濫や海水の浸入を防ぐために、土石などで築いた土手。つつみ。「―の決壊」 **てい・ぼく【低木】** 高さが三m以下の木。幹と枝との区別がはっきりせず、多く、根元から枝分かれする。ツツジ・ナンテンなど。参考もと「灌木」といった。団{高木} ***てい‐ほん【定本】** ●異本の多い古典などで、比較照合して誤り・脱落などを正し、最も原本に近い形に復元したと考えられる本。「――万葉集」●〔著者が訂正・加筆した」決定版。 ***てい・ほん【底本】** 校訂したり翻訳したりするときの、もとにする本。底本。「初版本をーとする」 **てい・まい【弟妹】** 弟と妹。因{兄姉}。 ***てい・めい【低迷】** 《名・自サ》●雲などが、ひくい所をさまようこと。四字「暗雲ー(=事件の起こりそうな不気味な気配がただようこと)」●悪い状態からなかなか出られず、もたつくこと。「下位にーしている」 ***てい・めい【締盟】** 〔文〕同盟・条約を結ぶこと。 **てい・めん【底面】** ●底になる面。●〔数〕角柱・円柱・角錐・円錐などで、母線と交わる面。 **ディメンション** 次元。▽dimension **てい・もう【、剃毛】** 《名・自サ》体毛をそること。 **てい・やく【定訳】** 翻訳の決定版。決定訳。 **てい・やく【締約】** 《名・自サ》〔文〕条約や契約を結ぶこと。また、その条約や契約。類語{締結}。 **ていゆ・ほう【提喩法】** (synecdoche) 修辞法の一つ。全体の名称の代わりに一つの代表的・特徴的な名を提示したり、またその反対に、全体の名称を提示してその一部を表したりするもの。「小町」と言って「美人」を、「花」と言って「桜」を表す類。 **てい‐よう【提要】** 〔文〕要点・要領をあげて示すこと。また、それらを示した書物。「幾何学―」 **てい‐よく【体よく】** 《副》さしさわりがないよう体裁よく。表面上うまく理由をつけて。「一断る」 **て・いらず【手入らず】** ●手数や人手がかからないこと。●一度も手入れをしていないこと。「―の花壇」●一度も使っていない・こと(もの)。「―の茶器」 **てい・り【低利】** 安い利子。「―で借りる」対{高利}。 **てい・り【定理】** 公理や定義によって確かめられた、推論の基礎になる理論的命題。「三平方のー」 **ていれ【手入れ】** 《名・他サ》●よい状態に直したり、よい状態を維持したりするために、手をかけて整えること。「肌のー」「庭の―」●犯罪の捜査や犯人の検挙などのため警官が現場にふみ込むこと。「暴力団の―」 **てい‐り【廷吏】** 法廷の事務をあつかう裁判所の職員。 **で・いり【出入り】** ●《名・自サ》出たり入ったりすること。ではいり。「人の―が激しい」「年末はお金の―が多い」●《名・自サ》人の家などを頻繁に訪れること。また、商売などでその家によく来ること。「―の銀行員」●人数・数量などの超過と不足。増減。ではいり。●つき出たり入りんだりすること。「―の多い海岸線」●けんか。もめごと。「なわばり争いでーがあった」 ―ば【一場】●足しげく出入りしている得意先の家。出入り筋。●けんかの場面。 **てい‐りつ【低率】** 《名・形動》率がひくいこと。「―の利息」対{高率}。 **てい‐りつ【定律】** ●常に定まっている規則・法則。さだめ。●[理〕自然現象間の因果関係を一般化したもの。法則。参考主として化学で使われる語。 **ていりつ【定率】** 一定の比率。「―の税金」 **ていりつ【定立】** 〔哲〕「テーゼ」に同じ。因{反定立}。 ***てい‐りつ【鼎立】** 《名・自サ》〔文〕 〔鼎の脚のように〕三者が互いに対立すること。「―する勢力」 ***てい・りゅう【停留】** 《名・自他サ》〔文〕とまること。とどまること。また、とめること。とどめること。―じょ【一所】客が乗降するために、路面電車やバスがとまる一定の場所。停留場。「バスの――」類語{停車場}。 ***てい・りゅう【底流】** ●海や川の、底の方を流れる流れ。●《名・自サ》物事の内部で、ある勢い・思想・感情などが動いていること。「市場の―を読む」類語{暗流}。 **でい・りゅう【泥流】** ●〔地〕火山の噴火のとき、噴出物や崩壊した山体の一部が水とまじって流れ下る、その流れ。●山くずれのときの、泥土の流れ。 **ていらく【低落】** 《名・自サ》●下がること。特に、物価などが下がること。下落。「株価が――する」因{高騰}。●〔人気や評判が〕悪くなること。「支持率が――する」 **てい・りょう【定量】** 決まった分量。一定量。「―の水を加える」―ぶんせき【一分析】〔理]物質を構成している各成分の量的関係を測定する化学分析。重量分析と容量分析がある。団{定性分析}。 **ているい【涕淚】** 〔文]流れ落ちる涙。「―、ほおをぬらす」類語{落淚}。 **ディレクター** ●監督。また、演出者。特に、放送番組を製作するスタッフの指揮をとる人。●楽団の指揮者。▷director **てい・れつ【低劣】** 《名・形動》程度がひくくてくだらないこと。「―きわまる行為」「――な書物」 **ディレッタンティズム** 道楽。また、道楽・趣味として文学や美術などを愛好すること。ジレッタンティズム。▷dilettantism **ディレッタント** 〔専門でなく〕趣味として、文学や美術を愛好する人。好事家。ジレッタント。▽伊・英dilettante **てい・れん【低廉】** 《名・形動》値段が安いこと。「―な商品」 **てい・ろん【定論】** 多くの人に(正しいと)認められている論。「―をくつがえす」類語{定説}。 **ディンクス【DINKS】** 略語集(DINKS)。 **ティンパニ** 胴に革を張り、ばちでたたいて演奏する、半球形の打楽器。ティンパニー。▽ timpani <988> **て‐うえ【手植え】** みずからの手で、また手作業で植えること。また、その・草木(毛など)。「田んぼの隅は―する」〔「おー」の形でも〕「明治天皇おーの松」 **て・うす【手薄】** 《名・形動》●手持ちの商品や金銭が少ないこと。「在庫が――になる」●人手が足りないこと。「守りがーになる」「警備の―に乗じる」 **デウス** 〔キリシタン用語で〕神。天主。天帝。▽Deus **て‐うち【手打ち】** ●武士が、家来や町人など目下の者をみずから切り殺すこと。表記「手討ち」とも書く。●うどんやそばなどを、機械でなく手で打って作ること。「―そば」●取り引き・契約・和解などの成立を祝して両手を打ち鳴らすこと。また、それらが成立すること。「一式」「これでーにしよう」 **デー** 〔接尾語的に使って〕ある特別な行事の行われる日。「ノー残業―」参考ディ。▽day **テーク・アウト** テイクアウト。▷takeout **デージー** ヒナギク。デイジー。▽daisy **テースト** テイスト。▽taste **テーゼ** [哲〕初めに立てられた命題。定立。団{アンチテーゼ}。●政治活動の綱領。▽These **データ** ●おしはかって結論を出すための資料。また、それをもとにして行動を決定するための事実。「実験―」「―を集める」●〔電算〕その事柄の事実を記号で表したもの。また、コンピューターで処理できるすべてのもの。情報。「一処理」「画像」▽data ―つうしん【―通信】中央のコンピューターと端末装置とを電話・電信回線で結び、情報の処理・伝達を行うこと―バンク さまざまな資料を集めて保管し、利用者の要求に応じて資料を提供する機関。情報銀行。▽data bank ーベース いろいろなデータを体系的に整理統合して記憶装置に蓄積しておき、必要に応じていつでも取り出せるようにしたもの。▽database **デート** ●日付。「ースタンプ(=日付印)」●《名・自サ》日時を約束して異性と会うこと。デイト。▽date **テーピング** 《名・自サ》ねんざや肉離れの防止や治療のために関節・筋肉などにテープをはったり巻いたりすること。▽taping **テープ** ●布・紙・ビニールなどで作った幅のせまい帯状のもの。「船のデッキからーを投げる」「ーカット」●〔陸上競技で〕競走の決勝点に張る帯状のもの。「ーを切る(=一着でゴールインする)」●録音機・通信機などで、音や符号を記録するのに使う帯状のもの。「ビデオー」▽tape ーデッキ 磁気録音テープ再生装置で、スピーカーがないもの。デッキ。▽tape deck -レコーダー 磁性酸化鉄の粉をぬったテープに音を記録し、それを再生することができる装置。磁気録音機。テレコ。▽tape recorder **テーブル** ●脚の高い西洋式の卓。特に、食卓。「サイド―」「―につく」●一覧表。目録。「タイムー」▽table ークロース テーブルにかける布類。テーブルかけ。テーブルクロス。クロース。▽tablecloth -スピーチ 結婚披露宴などの会食の席でする、簡単な演説・挨拶。▽ table speech からの和製語。ーセンター テーブルの中央にしく装飾用の布やレース。▽table と center からの和製語。ータップ プラグの差し込み口が二つ以上ある、コード付きの電源接続器具。▽table tap ーチャージ「カバーチャージ」に同じ。―マナー 食事の作法。特に、西洋料理についていう。▽table manners **て・おち【手落ち】** やり方などに欠陥があること。また、その欠陥。落ち度。手抜かり。遺漏。「品物が届かなかったのは当方の―です」 **て・おどり【手踊り】** ●歌舞伎の所作事で、手に何も持たないでする踊り。●大勢そろって同じ手ぶりでする踊り。「お盆のー」 **て・おの【手、斧・新】** ちょうな。 **て・おも・い【手重い】** 《形》●取り扱いが丁寧である。「―・いもてなし」●簡単にあつかえないのでおっくうである。簡単にあつかえない。容易でない。「―・い仕事」団{手軽い}。 **ており【手織り】** 手足で動かす簡単な機械を使って織る・こと(布)。「―の帯地」 **ておい【手負い】** [戦って」傷を受けること。また、傷を受けた人や動物。「―のクマ」 **ておくれ【手後れ・手遅れ】** 〔病気やけがの手当て、物事の処置などの〕するべき時機をのがして、見込みがないこと。「病院に運んだときはすでに―だった」「事をし始めるのがおくれること。「―を取りもどす」 **ておけ【手、桶】** 取っ手のついたおけ。 **て・おし【手押し】** 〔機械・動物などの力によらず〕人間の手で押すこと。「―のポンプ」「―車」 **でか** 〔俗〕刑事。警官。周明治時代の私服刑事巡査を意味する「角袖」を逆にして略した隠語から。 **でか・い** 《形》〔俗]大きい。でっかい。「―魚が釣れた」 **で・がいちょう【出開帳】** 〔仏〕ふだんは見せない本尊を、他の土地へ運んで拝ませること。 **てかがみ【手鏡】** 手に持って使う、柄のついた鏡。 **て」がかり【手掛かり・手懸かり】** ●〔よじ登ったりするときに〕手でつかまる所。「―を求めながら城壁を登る」●捜査や調査を進めるためのきっかけとなるもの。糸口。手づる。「犯人の一をつかむ」 **てかき【手書き】** 〔文]字を上手に書く人。 **て・かぎ【手、鉤】** 棒の先にかぎをつけたもの。大きな魚や荷物などをひっかけて動かしたり運んだりする。 ***てがき【手描き】** 印刷などによらずに、手で絵をえがくこと。また、えがいたもの。「―の模様」 **てがき【手書き】** 印刷などによらずに、手で文字をかくこと。また、かいたもの。肉筆。「―の会報」 **てかけ【手掛け・手懸け】** ●いす・器具などで、手を置いたりかけたりする所。●[俗] (手にかけて愛する者の意)めかけ。手かけ女。表記②は「妾」とも書く。 <989> を置いたりかけたりする所。●[俗] (手にかけて愛する者の意)めかけ。手かけ女。表記②は「妾」とも書く。 **でがけ【出掛け】**●外出しようとする、その時。出てしな。出ぎわ。「―に客が来る」●出かけて行く途中。「―に手紙を投函する」 **て・が・ける【手掛ける・手懸ける】**《他下一》自分で直接その事をあつかう。「長年―・けた仕事」 **で・か・ける【出掛ける】**《自下一》●出て行く。出向く。「散歩に―・ける」●出ようとする。出かかる。「―・けるところへ客が来た」ニマン。若離も。 **てかげん【手加減】**●物の重さ・分量などを、手にとった感じではかること。「―では一キロぐらい」●《名・自他サ》〔相手の程度やその場の条件などに応じて〕ほどよくあつかうこと。手心。「―を加える」「―して技をかける」 **てかご【手籠】**手に提げる小さなかご。実 **て・かず【手数】**●→てすう(手数)。●囲碁や将棋で、手の数。ボクシングで、相手に向かって手を出す回数。 **でか・す【出『来す】**《他五》〔俗〕●できるようにする。つくりあげる。「書類を木曜までに―・す」●りっぱにしとげる。〔「でかした」の形で感動詞的に使う〕「又兵衛、―・したぞ」表記かなで書くことが多い。図《四》。 **て・かせ【手枷・手『械】**●囚人などの手首にはめた昔の刑具。●自由な行動を束縛するもの。「しきたりが―足かせとなる」類語①②足枷。首枷。ける **て・がら【手柄】**人にほめられるような、りっぱな働き。功績。□□「―を立てる」―がお【―顔】自分が手柄を立てたというようなほこらしげな顔つき。 **で・かせぎ【出稼ぎ】**家や故郷をはなれ、一時他の土地へ行って働く・こと(人)。「冬の間―に行く」城核 **て・がた【手形】**●手のひらに墨などをぬって紙に押した形。「横綱の―」●一定の金銭を一定の期日に一定の場所で支払うことを約束した有価証券。為替手形{かわせてがた}と約束手形がある。「―を振り出す」参考「一通・・・」と数える。―わりびき【一割引】銀行が、手形の額面から支払い期日までの利子を差し引いた額で、その手形を買い取ること。パパさ―517L- **で・かた【出方】**●ある物事に対してとる、態度・方法。出様{でよう}。「相手の―を見る」「先方の一次第だ」●興行場で、客の案内や雑用をする男性。 **てーがた・い【手堅い】**《形》●方法などが確かで危なげがないようす。堅実である。「―・い商売」「―・い人物」の相場が下がるようすがない。「―・い株式投資人物」●相場が下がるようすがか **てがたな【手刀】**指をそろえてのばし、手を刀のように使うこと。また、そのようにして相手を打つ技。)――を切・る《句》大相撲で、勝ち力士が懸賞金を受け取るときに、中央・右・左の順に手刀の動作をする。参考造化の三神に対する謝意を表すとされる。 **でがたり【出語り】**芝居で、浄瑠璃語りが舞台に出て顔を見せながら浄瑠璃を語ること。 **デカダン**●退廃的な・こと(芸術家)。●退廃的な生活をする・こと(人)。▽ décadent **デカダンス**九世紀末、ヨーロッパ(主としてフランス)に起こった文学・芸術上の一傾向で、退廃的・耽美{たんび}的・芸術至上的なもの。▽ décadence **でかでか**《副》《「―と」の形も)いかにも大きくて人目に立つようす。「新聞に―と発表する」。「海苔 **てがみ【手紙】**伝えたい事柄を書いて、人に送る文書。書簡。書状。特に、封書。参考「一通・・・」と数える。類語文{ふみ}。信書。書信。書面。雁書{がんしょ}。尺牘{せきとく}。尊敬貴簡。貴書。玉章{ぎょくしょう}。尊簡。尊書。芳簡賤。芳書。芳信。芳墨。謙譲愚書。寸書。寸楮{すんちょ}。 **て・から**《連語》《接続助詞「て」+格助詞「から」》→から日。 **て・がら【手『絡】**女性が日本髪を結ったとき、まげの根もとにかける飾りの布。日 **でがらし【出、涸らし】**〔茶・コーヒーなどの〕何度も湯を通したりせんじたりして、味や香りがうすくなること。また、そのもの。「―のお茶」囡出花{でばな}。 **てがる【手軽】**《形動》手数がかからず、たやすいようす。「―に引き受ける」「―に用意できる朝食」 > 類義語の使い分「安直・安易・手軽」合メイ **てがる・い【手軽い】**《形》手数がかからず簡単でたやすいようす。軽い気持ちでできる。〔ふつう、「手軽に」の形で使う」「―・く仕事を片づける」対手重い。 **デカンタ**食卓用の小型の栓つきガラスびん。ぶどう酒などを入れる。デカンター。デキャンタ。▽decanter **てき【的】**《接尾》(名詞およびそれに準じる語(多く抽象的な意味を表す漢語)につけて、形容動詞語幹を作る)「・・・に関する」「・・・についての」などの意。「教育―な立場」「哲学―な問題」●「・・・のような性質を有する」「・・・らしい」「・・・に似る」などの意。「動物―な態度」「悲劇―な結末」「貴族―な顔」「・・・の状態にある」の意。「合法―な活動」参考もと、「・・・の」の意に当たる中国語の助詞。これにならい、明治時代初期の翻訳文で英語の -tic の意味にあてて用いたことから。●[俗]親しみまたは軽蔑の気持ちをこめて人を呼ぶ語。「・・・の奴{め}で」というほどの意。「取―(=ふんどしかつぎ)」「ひろー(=ひろ坊)」「泥一(=泥棒)」 **てき【滴】**《助数》液体のしたたりを数える語。「しずくが一―落ちる」】要・室岡営 **てき【敵】**●戦い・競争・試合などの相手。団味方。●害を与えるもの。「社会の―」「ぜいたくはーだ」――に塩を送・る《句》敵の弱みにつけこまず、逆にその苦境から救う。戦国時代、上杉謙信が、敵将武田信玄の領国甲斐(山梨県)が山国で塩の不足に苦しんでいるのを知り、自国越後(新潟県)から塩を送らせた故事による。――は本能寺に在り《句》《明智光秀が西国の毛利勢を攻めに行くと見せかけて京都の本能寺にいる織田信長をおそったことから)目ざすものは全く別のところにあるという意。参考敵本主義にん。―を見て矢を矧{は}ぐ《句》《敵を近くに見てから矢を作る意から)必要にせまられてあわててその準備に取りかかるたとえ。手おくれの処置のたとえ。類語どろぼうを捕らえて縄をなう。 **でき【出来】**(動詞「できる」の連用形の名詞化)できること。また、できたぐあい。完成した状態。できばえ。「テストのーがよかった」「―の悪い作品」●農作物の実りぐあい。収穫。「米のーがよい」●取引所で、売買が成立すること。「―高」ーレース あらかじめ示し合わせてあって、やる前から結果のわかっている競争。 **でき・あい【出来合い】**り。すでに出来ているもの。既製品。「―のスーツ」「―の惣菜」対あつらえ。 <990> ***でき・あい【溺愛】** 《名・他サ》ひどくかわいがること。「孫を―する」類語{猫可愛がり}。{盲愛}。 **でき・あ・う【出来合う】** 《自五》男女がいい仲になる。「あの二人はー・っている」 **できあがり【出来上がり】** でき上がる・こと(もの)。また、できばえ。「色をぬったらーだ」「―は上々だ」 **できあがる【出来上がる】** 《自五》●すっかりできる。完成する。「あと一息で―・る」●生まれつく。「素直で柔順に―・った人」●〔俗]酒を十分に飲んですっかりよう。「ビール三本で―・った」 **でき・あき【出来秋】** 稲のよく実るころ。収穫の秋。 **てき‐い【敵意】** 相手を敵としてにくむ気持ち。敵対する心。「ーをいだく」「―に満ちている」 **テキーラ** 竜舌蘭を原料として作られる、メキシコのテキーラ村特産の蒸留酒。テキラ。▽tequila **てき・えい【敵影】** 〔文〕敵の姿。「―を認めず」 **てき・おう【適応】** 《名・自サ》●その環境や条件などによくあてはまること。また、あてはまるように変わること。「環境に―した対策」類語{順応}。●生物の形態や機能が、環境に適合するように変化すること。 **てき・おん【適温】** ほどよい温度。「室内を―に保つ」 ***てき・か【摘果】** 《名・自他サ》よい果実を得るために、余分な未熟の果実をつみ取ること。 ***てき・か【摘花】** 《名・自サ》よい果実を実らせるために、開花の時期に花を間引いてつみ取ること。 ***てき・か【滴下】** 《名・自他サ》しずくとなってしたたること。また、したたらせて落とすこと。「点滴の―速度を調節する」 **てき‐が【摘芽】** 《名・自他サ》花や果実の発育を助長するために、むだな芽をつむこと。芽掻き。参考{摘心}。 **てきがい・しん【敵愾心】** 敵視した相手に感じる憤りの気持ち。 「ーを燃やす」「ーを抱く」 ***てき・かく【的確】** 《名・形動》的にをはずれず確かなこと。まちがいのないこと。「―に表現する」「情勢を―につかむ」「―な判断」表記俗に「適確」とも書く。 ***てき‐かく【適格】** 《名・形動》資格にかなっていること。適格。「選手として―だ」「一条件」因{欠格}。{不適格}。 **てき・がた【敵方】** 敵になる側。敵の方。因{味方}。 **てきき【手利き】** 「腕きき」に同じ。「―の大工」 **てき‐ぎ【適宜】** ●《形動》それぞれの場合にほどよくかなっているようす。「―に指示を与える」●《副》その時々に応じて各自がよいと思うとおりにするようす。「―解散してください」 **てき・ぎょう【適業】** 「適職」に同じ。「―を選ぶ」 **てき‐げん【適言】** 〔文〕適切に言いあてたことば。 **てき‐ごう【適合】** 《名・自サ》ある場合・条件などにうまくあてはまること。「現代に―した生活」 **てき‐こく【敵国】** 敵としている相手の国。 **できごころ【出来心】** その場でついふらふらと起こった悪い心。「ほんの―で落書きをしてしまった」 **でき‐ごと【出来事】** 世間に起こる様々な事柄。また、ふいに起こった事件・事故。「忘れられない―」 **てき‐ざい【適材】** ある仕事・任務にふさわしい才能・能力をもっている人。適任者。 **てきざいてきしょ【適材適所】** 人の才能・能力にふさわしい地位や仕事を与えること。「―の人事異動」注意「適才適所」は誤り。 **てき・さく【適作】** その土地に適した農作物。 **テキサス・ヒット** 野球で、野手の中間にぽとんと落ちて、安打となるもの。ぽてんヒット。テキサスリーガー。テキサスリーグの選手がよくこの安打を打ったことから。▽Texas leaguer **てき・し【敵視】** 《名・他サ》相手を、敵とみなすこと。「よそ者を―する」「―政策」 **てき‐じ【適時】** 時宜にかなうこと。ちょうどよい時。「―に辞去する」「―に安打を打つ」 **でき・し【溺死】** 《名・自サ》おぼれて死ぬこと。水死。おぼれ死に。「一体」 **てき・しつ【敵失】** 〔特に野球で〕敵方の失策。相手のエラー。 **てき・しゃ【適者】** 〔文〕ある物事をするのにふさわしい性質・能力をもつ者。また、環境に適応している者。 **てきしゃ・せいぞん【適者生存】** 生存競争の世界で、外的な環境に最も適応できるものだけが生き残り、他はほろびること。 **てき・しゅ【敵手】** ●敵の勢力範囲。敵の手。「――に落ちる」●自分に敵対する者。競争の相手。「好―」 **てき・しゅう【敵襲】** 敵がおそってくること。敵の襲撃。「―に備える」「―を受ける」 **てき・じゅう【適従】** 《名・自サ》〔文]たよりにして従うこと。その人のもとにおもむいて従うこと。 ***てき・しゅつ【剔出・摘出】** 《名・他サ》●肉体の一部や異物を手術によって取り除くこと。「病巣を―する」表記「摘出」は書きかえ字。●〔文〕内部にかかえている問題点などをえぐり出すこと。「社会の問題点を―する」類語{剔抉}。 ***てき・しゅつ【摘出】** 《名・他サ》●〔中にはいりこんだものを〕つまんで取り出すこと。「弾丸を―する」●ある部分をぬきだすこと。えらび出すこと。「要点を―する」●あばき出すこと。「不正をする」 **てき‐しょ【適所】** その人の能力・性格などに適した地位や仕事。「人材を―に配置する」 **てき・しょく【適職】** その人の能力や性格にかなった職業。適業。「―に就く」 **てき・しん【摘心・摘芯】** 良質の花や果実を得るために、果樹などの茎の先端の若い部分(生長点)を取り去ること。参考{摘芽}。 **てき‐じん【敵陣】** 敵の陣地・陣営。敵営。囡{自陣}。 **てーきず【手傷・手『創・手、疵】** 戦いのときに(刀や槍で)受けた傷。「―を負う」 **でき・す・ぎる【出来過ぎる】** 《自上一》できばえがよすぎる。また、話などがうますぎる。「その話はどうもー・ぎている」 **テキスト** ●教材として使われる教科書・副読本。テキストブック。「放送大学の―」●原典。原文。テクスト。「―にあたって調べる」●コンピューターで、人間が読める文字・記号でつくられた文書。▽text ―ファイル コンピューターで、テキスト③を収めたファイル。▽text file **デキストリン** 〔理]でんぷんを酸またはアミラーゼで加水分解するときにできる中間生成物の総称。粘着力が強いので、印紙・封筒などの糊に用いる。糊精。 <991> dextrin ***てき・する【敵する】** 《自サ変≫●敵として手向かう。敵対する。「―・する者なし」「衆寡・せず」●匹敵する。肩を並べる。「彼に―・する選手はいない」 ***てき・する【適する】** 《自サ変》●望ましい条件を備えている。よく合う。「登山に―・する服装」●ふさわしい資格・能力がある。「政治家に―・した人」 ***てき・せい【敵勢】** 敵の攻め寄せてくる勢い。 ***てき・せい【敵性】** 敵とみなされる性質(を持っていること)。戦争法規の範囲内で、敵として加害行為をすることが交戦国に認められる性質。「一行為」「一国家」 ***てき・せい【適性】** その人の性格や素質が、ある事をするのに適していること。また、その性格や素質。「教育者としての―がある」「一検査」 ***てき・せい【適正】** 《名・形動》ふさわしくて正しいこと。「―な評価」「―価格」 **てき・せつ【適切】** 《形動》ぴったりとあてはまるようす。ふさわしいようす。「―なアドバイス」類語{適当}。 **てき・ぜん【敵前】** 敵の陣地・軍勢などのすぐ前。「―逃亡」「一上陸」 **できそこない【出来損ない】** ●でき上がりが不完全な・こと(もの)。「―の菓子」●人並みよりおとっている人をののしって言う語。「この―め」 **てきたい【敵対】** 《名・自サ》敵として対立すること。「時の政府に―する」「一行為」―てき【一的】《形動》相手を敵とみなして対立する(ような)ようす。「―な態度をとる」 **でき・だか【出来高】** ●〔仕事などの〕でき上がった量。生産高。「―払い」●農作物の収穫量。「米のー」●売買取引の成立した株式の総数。「一概算」 **てきだん・とう【、擲弾筒】** 迫撃砲を小型にしたような歩兵用火器。近距離用の小型爆弾の射撃や、照明弾・信号弾の打ち上げに用いる。 ***てきち【敵地】** 敵の領土。また、敵の勢力が支配する土地。「―に潜入する」「―に乗り込む」 ***てきち【適地】** ある物事をするのに適した土地。「一適作」 **てき・ちゅう【的中】** 《名・自サ》●矢・弾丸が的にあたること。類語{命中}。●予想や推測などがぴったりあたる❸こと。「予報がーする」表記②は「適中」とも書く。 >類義語の使い分け 「命中・的中」 **てき‐てき【滴滴】** 《形動》〔文〕しずくがしたたり落ちるようす。ぽたぽた。「―と落ちる涙」 **てき‐ど【適度】** 《名・形動》ちょうどよい程度であること。適当。「―の運動」「―に与える」因{過度} **てきとう【適当】** 《名・形動》●ある能力・性質・状態・目的などに、ほどよくあてはまること。ふさわしいこと。「リーダーにーな人物」類語{妥当}。{適切}。团{不適当}。●分量・程度などが、ほどよいこと。適度。「―に塩を加える」「―な運動」対{過当}。●要領のよいこと。いいかげんなこと。〔悪い意味で使われることが多い」「―なことを言う」「―にほめておく」 **できない‐そうだん【出来ない相談】** うまくいく見込みのない話。また、無理な注文。 **でき・ね【出来値】** 取引所で、売買の成立した値段。 **てき・はい【敵背】** 〔文〕敵のうしろ。「―をつく」 **できばえ【出来映え・出来栄え】** でき上がったときのようす。できぐあい(がよいこと)。「見事な――」 **てきぱき** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)物事を手ぎわよく処理するようす。「―と処理する」 **てき・はつ【摘発】** 《名・他サ》悪事をあばいて公にすること。「脱税の―」「汚職を―する」類語{剔抉}。 **てき‐ひ【適否】** 適しているかいないか。適不適。「選手としてのーを論じる」「――を判断する」 **てーきびし・い【手厳しい】** 《形》批判・要求などが、ひどくきびしく感じられるようすだ。てごころを加えない。「―・い批評」対{手ぬるい}。 **てき‐ひょう【適評】** 適切な批評。 **でき‐ぶつ【出来物】** 才能も人格もすぐれた人。りっぱな人。「彼ほどの―はめったにいない」 **てき・ふてき【適不適】** 適当と不適当。適否。「仕事の一を見きわめる」 **てき・ほう【適法】** 法にかなっていること。合法的であること。「一行為」因{違法}。 **でき・ぼし【出来星】** 急に出世したり、金持ちになったりすること(人)。なりあがり。「―のタレント歌手」 **てきほんしゅぎ【敵本主義】** 他の所に目的があるように見せかけて、途中で急に本来の目的を達するやり方。参考{敵は本能寺にあり}。 **てきめん【覿面】** 《形動》結果が即座に出るようす。すぐに効果が現れるようす。「この薬はーにきく」四字「効果―」 **でき・もの【出来物】** ふきでもの。はれもの。おでき。「足に―ができた」表記かなで書くことが多い。 **てきや【的屋】** 「香具師」に同じ。表記 ふつう「テキ屋」と書く。 ***てき・やく【適役】** 〔芝居や仕事などで」その役にふさわしいこと。その人に適した役。はまり役。類語{適任}。 ***てき・やく【適薬】** その病気や傷に適した、よくきくくすり。「この病気には―がない」 ***てき・やく【適訳】** 原文にぴったりあった翻訳・訳語。 ***てき‐よう【摘要】** 《名・他サ》〔ある事柄・文章などの〕要点を抜き書きすること。また、その抜き書き。「一欄」類語{摘錄}。 ***てき‐よう【適用】** 《名・他サ》〔法律や規則などを〕ある行為や物事などにあてはめて用いること。「条例第三条第一項をーする」「法の―を誤る」 **で・ぎらい【出嫌い】** 《名・形動》外出や人前に出ることがきらいなこと。出不精。囡{出好き}。 **てき・りょう【適量】** ちょうどよい分量。「―の薬剤」 **で・き・る【出切る】** 《自五》全部出てしまう。出つくす。「在庫品が―・る」「野菜から水分が―・る」 ***で・きる【出来る】** 《自上一》(カ変動詞「でくる」の転じた形)●新しい形をとって現れる。●新たに作られて存在するようになる。生じる。「用事が―・きる」「あかぎれがー・きる」「子供が―・きる」●決まった形に作られる。仕上げられる。「夕食のしたくがー・きる」「覚悟が―・きる」●[俗]男女が親密な関係になる。「二人は―・きている」●能力、または可能性がある。●(能力があって)可能である。「まだ歩くことがー・きない赤ん坊」●(サ変動詞の語幹の下につけて接尾語的に用い)・・・することが可能である。・・・しうる。「理解―・きる」「ゆっくりー・きる」●その方面の能力がある。「外国語が―・きる」「運転が―・きる」●人柄・才能・成績などがすぐれている。「あの男は―・きる」「―・きた人物」表記かな書きにすることが多い。 <992> **て・ぎれ【手切れ】** ●それまでの互いの関係を断つこと。特に、男女間の愛情関係を断つこと。「―話」●「手切れ金」の略。おもに男女間で、それまでの関係を断つときに慰謝料として相手に与える金。 ***てき・れい【適例】** よくあてはまる例。適切な例。好例。「―をあげる」 ***てきれい【適齢】** そのことに適する年齢。また、ある規定や条件に合う年齢。「――に達する」「―期」 **てぎれい【手奇麗·手”綺麗】** 《形動》手ぎわよく、みごとにでき上がるようす。「―な仕上がり」「―に作業を進める」 **てき・ろく【摘録】** 《名・他サ》〔文〕要点をかいつまんで書き記すこと。また、その記録。類語{摘要}。 **てぎわ【手際】** ●物事を行う腕まえ。処理のしかた。「―よく片づける」「―がよい」●物事のできばえ。「すばらしいーだ」 **て-きん【手金】** 予約したしるしに支払う金銭。手付け金。「―を打つ」「―をわたす」 **て・く** 《連語》《「ていく」の転)「・・・ていく」の意の口頭語。「寄っ―・くかい」〔「・・・でいく」となったものから転じたものは、「でく」となる」「ちょっと休んでこうよ」 **でく【『木偶】** ●木彫りの人形。木偶。●操り人形。「一回し」●役立たず (をののしって言う語)。でくのぼう。 **テクシー** 〔俗〕自動車などに乗らず、てくてく歩いて行くこと。「てくてく」の「てく」と「タクシー」の合成語。 **てぐす【『天蚕糸】** 《「てぐす糸」の略)テグス蚕の幼虫の体内から絹糸腺を取り出し、酢で処理して作った無色透明の糸。つり糸用。 **テクスチャー** ●織物の織り方。また、布地。●素材から受ける感触。質感。手ざわり。肌ざわり。「やわらかいーの紙」●〔電算〕画像データを編集するのに用いられる、ものの模様や質感を表した画像。「画像に木目のーをはり付ける」▽texture **てぐすね・ひ・く【手『薬、煉引く】** 《自五》すっかり用意をととのえて機会がくるのを待つ。「―・いて待ち構える」参考「手に薬煉を引く」意。「くすね」は弓弦を強くするためにぬる薬。 **て‐くせ【手癖】** ●習慣となっている手の動き。●盗みをするくせ。―が悪・い《句》●盗みをする癖がある。●女ぐせが悪い。「―・い男」 **で・ぐせ【出癖】** 外出癖。「―がつく」 **てくだ【手管】** 人をだまし、あやつる手ぎわ。「―を弄する」参考「手練に―」の形で使うことが多い。 **てぐち【手口】** ●犯罪など、悪い事を具体的に実行する方法・手段。「同じーの犯罪」●「手筋③」に同じ。 **で・ぐち【出口】** 外へ出る口。図{入り口}。 **てくてく** 《副》《「ーと」の形も)ふつうの足並みで歩いて行くようす。「ーと歩く」 **テクニカル** 《形動》専門的。技術的。学術的。▽technical ーターム 学術用語。専門用語。▽technical term ーノックアウト ボクシングで、力がちがいすぎたり一方が負傷したりしたとき、・途でレフェリーが勝敗を宣告すること。略語TKO。▽technical knockout **テクニシャン** 技巧派(の人)。▽technician **テクニック** 技術。技巧。手法。「演奏の―」▽technic ・ technique **テクノクラート** 〔政治家に対して〕技術・科学畑出身の官僚。技術官僚。▽technocrat **テクノ・ストレス** コンピューターがもたらすストレスや精神的ゆがみの総称。コンピューター作業による心身のストレス症状や、技術の進歩にとり残されるという不安症。また、コンピューターに過度に適応してしまうコンピューター依存症など。▽technostress **でく・の・ぼう【『木『偶の坊】** でく。また、役にたたない人をののしって呼ぶ語。「この―め」 **テクノポリス** 先端技術産業と研究機関などからなる都市。高度技術集積都市。▽technopolis **テクノロジー** 科学技術。参者従来の工学や技術学より広い意味で用いられる。▽technology ーフセスメント 技術革新に伴う社会的影響をあらかじめ分析・評価して計画に反映させること。技術事前評価。「環境破壊の防止を目的として―を実施する」▽technology assessment トランスファー■他の分野で開発された技術を応用すること。技術転移。技術流用。▽technology transfer **て・くばり【手配り】** 《名・他サ》てはい(手配)。「式典のーをする」類語{配備}。 **て・くび【手首・手、頸】** 腕と手のひらとのつながる部分。うでくび。対{足首}。 **て‐くらがり【手暗がり】** 自分の手のために光線がさえぎられて、手もとが暗くなる・こと(場所)。 **てーぐり【手繰り】** ●糸などを手でたぐり寄せること。●ある人の手から他の人の手に順に物をわたすこと。●〔仕事などの〕やりくり。 **てく・る** 《自五》〔俗〕てくてくと歩いて行く。 **てぐるま【手車】** ●手でおして動かす、小形の車。「―で荷物を運ぶ」●土砂などを運ぶ、二本の柄のついた手押しの一輪車。ねこ車。 **デクレシェンド** 音楽で、「だんだん弱く」の意。「ディミヌエンド」と同義。デクレッシェンド。対{クレシェンド}。▽ decrescendo **で‐くわ・す【出会す・出『交す】** 《自五》偶然に出あう。ばったりあう。「とんだ災難にー・した」 **で・げいこ【出稽古】** ●芸事の先生が弟子の家などに出かけて教えること。出張教授。「お茶の―」●大相撲で、よその部屋へ出向いてする稽古。 **てこ【梃子・艇】** ●〔理〕一定点(支点)のまわりを自由に回転でき、小さな力や動きを大きな力や動きに変えるための棒。また、それを用いた道具。槓杆。レバー。●重い物の下にさし入れて、それを動かすために使う棒。●有力な道具や手段。「世論を―に辞職をせまる」 ―でも動か・ない《句》どんな方法を使っても動かない。何と言ってもいうことを聞かない。 **でこ【凸】** ●つき出ている・こと(もの)。「―凹」●〈多く「おー」の形で〉つき出た額。また、額。また、額のつき出た人。「ちょっとおーのかわいい子」 **てこーいれ【挺入れ】** ●相場の・下落(騰貴)の傾向を人為的にくい止めること。●順調に進まない物事などに、援助を与えて局面をうまく打開するようにすること。「一を図る」「人材をつぎこんで営業部のーをする」 **デコーダー** 符号化された情報を元の信号に変換する装置。解読機。復号機。対{エンコーダー} ▷decoder (=暗号解読者) <993> **てごころ【手心】** 事をほどよくあつかうこと。また、その事情に応じて適当にはからうこと。手加減。 ――を加・える《句》物事をその場・状況に応じて寛大に取りあつかう。手加減をする。「検査に―・える」 **てこず・る** 《自五》あつかい方がめんどうで困る。もてあます。「わがままな子に―・る」「仲裁に―・る」表記「手古摺る」「挺(子)摺る」などと当てる。図《四》。 **て‐ごたえ【手答え・手応え】** ●働きかけた手に伝わってくる感じ。「木刀でつくとーがあった」●働きかけに対する反応。「皮肉を言ってもーがない」 **て‐ごと【手事】** 箏曲や地唄で、楽器だけで演奏される長い間奏部分。 **デコパージュ** 工芸品などの装飾法の一つ。木・ガラスなどに切りぬいた絵・写真をはり、上塗り液をぬって仕上げるもの。デクパージュ。▽ découpage **でこ・ぼう【『凸坊】** ●頭・額の大きな子供。●いたずら坊主。わんぱく小僧。 **でこぼこ【〈凸凹〉】** 《名・形動・自サ》●高低があって平らでないこと。おうとつ。「―した道」●〔数量・金額が〕ふぞろいであること。「生産高に―が目立つ」 **てごま【手駒】** ●将棋で、手持ちのこま。持ちごま。●自分の自由に使える手下。「優秀な―をそろえる」 **てこ‐まい【手古舞】** 祭礼のとき、芸妓、などが男装で片肌をぬぎ、木遣りを歌いながら山車やみこしの先がけをすること。江戸時代以来行われる。 **てごめ【手込め・手『籠め】** ●暴力で人の体の自由をうばい、自分の思うままにすること。●暴力で女性を犯すこと。強姦。「―にする」 **デコラティブ** 《形動》装飾がほどこされているようす。装飾的。「―な彫刻をほどこす」▽ decorative **デコレーション** 装飾。また、飾りつけ。「クリスマスの―」「ーケーキ」▷decoration **てごろ【手頃】** 《形動》●手に持つのにちょうどよいようす。「―な棒をつえに使う」●条件・身分・能力などにちょうど適しているようす。「―な値段」 **てごわ・い【手『強い】** 《形》すぐには勝てないほど強い。「―・い相手」「小国だが―・い」類語{手づよい}。 **テコンドー** 【跆拳道】蹴り技を中心とする韓国・北朝鮮の武道。▽朝鮮 tae-kwon-do **デザート** 主に食事の最後に出る、アイスクリーム・菓子・果物・コーヒーなど。▽dessert **て‐ざいく【手細工】** 手先でする細工。手仕事。 **デザイナー** 建築・家具・室内装飾・書籍などの意匠を考案する職業の人。また、服の型を考案する職業の人。「グラフィックー」「服飾―」 ▽designer **デザイン** 《名・他サ》あらゆる造形作品の、意匠を考案すること。「建築」▽design **で‐さか・る【出盛る】** 《自五》●人がさかんに出る。「花見の客が―・るころだ」●その季節の農産物などがたくさん出回る。「ミカンが―・る」 **て‐さき【手先】** ●手の先の部分。指先。「―が器用だ」●配下となって人に使われる者。〔ふつう、よくないことに使う〕「悪代官の―」類語{手下}。 **でさき【出先】** ●外出している先。外出先。「―から電話をする」●「出先機関」の略。本国または中央の官庁や会社が、国外または地方に設けた出張機関。 **てさぎょう【手作業】** 手先でする作業。また、機械によらないで人手で行う作業。「――で書類を分ける」 **てさぐり【手探り】** 《名・自他サ》●目を使わず、手にふれた感じで物をさぐること。「―でドアを開ける」●勘をたよりにしてさぐり求めること。「―で良い指導方法を考える」「―状態で子育てをする」類語{模索}。 **てさげ【手提げ】** 手にさげて持つこと。また、そのように作られた袋・かばん・かごなど。「―かばん」 **て・さばき【手、捌き】** 手先を使って物をさばくこと。また、その手つき。「あざやかなー」 **て・ざわり【手触り】** 手でさわったときの感覚。「―のよい布」「絹のような―」類語{肌ざわり}。 ***でし【弟子】** 師に就いて学問・技芸などの教えを受ける人。門弟。門人。門下生。「―をとる」対{師匠}。―いり【一入り】《名・自サ》弟子になること。入門。 ***デシ** 《接頭》〔メートル法の単位名の上につけて〕一〇分の一の意。記号d。▽ déciーリットル 《名・助数》一リットルの一〇分の一を表す単位。記号dL。▽décilitre **デジ** 《造語》「デジタル」の略。「―カメ(=デジタルカメラ)」「地―(=地上デジタル放送)」 **てじお【手塩】** ●昔、自分でとれるように、各自の食膳においた塩。●「手塩皿」の略。香の物などを取り分ける浅くて小さな皿。おてしょ。 ――に掛・ける《句》手をかけて育て上げる。「―・けた弟子」 **でしお【出潮】** 月が出ると同時に満ちてくる潮。いでしお。さししお。対{入り潮}。 **てしごと【手仕事】** 手先を使ってする仕事。手細工。類語{手業}。{手職}。 **てした【手下】** 自分の指図のもとにある・こと(人)。配下。手下。類語{子分}。{手先}。 **デジタル** データなどを数値で表現すること。計数的。また、文字表示的。「―時計」因{アナログ}。▽digital ーカメラ フィルムの代わりにCCD(=電荷結合素子)を用い、画像をデジタル信号に変換して記録するカメラ。参考「デジカメ」と略す。▽digital camera ―つうしん【通信】デジタル信号によって行う通信。ーデバイド コンピューターの利用能力の差によって生じる、情報格差。デジタルディバイド。▽digital divide **て‐じな【手品】** ●道具などを使い、たくみな手さばきによって人の目をごまかして、不思議なことを見せる芸。奇術。「―の種明かし」「一師」●人をごまかしだます手段。「悪徳業者の―にひっかかった」 **で・しな【出しな】** 「でがけ」に同じ。「―に雨に降られた」 **デシベル** ●〔理〕●電圧や電力の増幅・減衰を表す単位。●ある基準値を基にして音圧や音の強さ(騒音など)を表す単位。記号db。dB。参考電話機の発明者ベルの名から。▷ decibel **て‐じまい【手仕舞い】** 取引所で、売りまたは買いの約束をしたものを買いもどしたり転売したりして、取り引き関係を終了すること。「売り」 **てじめ【手締め】** 物事の成就や決着を祝って、大勢の人がそろって掛け声に合わせて手を打つこと。参考一本締め、三本締めなどがある。 **てーじゃく【手酌】** 自分で自分の杯に酒をついで飲むこと。「お互いにーでやろう」類語{独酌}。 **でしゃば・る【出しゃばる】** 《自五》出なくてもいいのに出てきて、余計なことをする。「―・って損をする」 **デジャビュ** 初めての体験なのに、かつて経験したことがあるように感じること。既視感。デジャブ。▽ déjà vu <994> **てじゅん【手順】** 物事をするときの順序。「仕事のープーを決める」「―ーがくるう」類語{段どり}。{手筈}。 **てしょう【手性】** 手先の器用・不器用のたち。「――がよくない」 **てーじょう【手錠】** 罪人や容疑者の手にはめて、手を拘束する金属製の道具。「―をかける」「――をはめる」 **でしょう** 《連語》《丁寧の意を持つ断定の助動詞「です」の未然形+推量の助動詞「う」)「だろう」の丁寧語。〔「ます」と同じ程度の丁寧な文体で使う〕「きっと何かの間違い―」「明日は雪になる―」(推量)、「私に賛成してくださる―」(同意)、「親友を裏切ることができ―か」(反語)。接続体言(に準じる語)、および動詞・形容詞・助動詞(「(よ)う」「まい」「だ」を除く)の終止形、形容動詞・助動詞「そうだ」「ようだ」の語幹につく。参考だろう。 **でしょく【出職】** 他に出かけて仕事をする職業。左官・屋根職・庭師など。因{居職}。 **で・じろ【出城】** 根城(=本地)のほかの、国境や要害の地に築いた城。団{根城}。 **デシン** 「クレープデシン」の略。うすくてやわらかい平織りのちりめん。 **です** 《助動:特殊型》「だ」の丁寧語。〔「ます」とともに「です・ます体」といわれ、丁寧さに関して中立的な「だ体」「である体」と対立する〕「あれが僕の学校です」「人間は動物です」(一致の認定)、「七時のニュースです」(事柄の提示)、「私はバッハです(=私が好きなのはバッハの音楽です)」(文章の理解を文脈にゆだねた簡潔・直截な表現)、「どちらにお出かけですか」(軽い尊敬・丁寧)、「しかしですね、やってやれないことはないでしょう」(間投助詞的な用法)など、「だ」と共通する用法のほかに、「ですね」などの形で一語化の進んだ「早かったですね」などの言い方もある。接続「でしょーでしーですーです―○―○」と活用し、体言(に準じるもの)につく。また、形容詞(型の助動詞)の終止形、形容動詞(型の助動詞)の語幹につく。形容詞(型の助動詞)について言い切る形の「です」は、簡明・直截な言い方として一般化しているが、多少ともくずれた、子供っぽい感じが残る(ジュースが飲みたいです・大変面白かったです)。未然形「でしょ」は「でしょう」の形で一語化し、すでに断定の意を失い、推量の意を表すだけとなり、さらに他の活用形とは接続を異にすることとなった。参考の「ます」の打ち消しの過去は「ませんでした」の形になる。「とうとう会えませんでした」 **でず・いらず【出ず入らず】** 《名・形動》過不足・損得・増減などがないこと。ほどよいこと。「―の経費」 **でず・いり【『手数入り】** 大相撲で、横綱の土俵入り。参考「手数」は相撲の技の意。 **て・すう【手数】** ●手間のかかる度合い。また、手段などが面倒であること。「―のかかる仕事」「おーをかけて、すみません」―りょう【一料】他人のために費やした手間の報酬として受け取る金銭。コミッション。「発券——」 **て・ずから【手ずから】** 《副》自分の手で。みずから。「―庭木を植える」 **です‐から** 《接続》「だから」の丁寧な言い方。 ***て・すき【手漉き】** 人の手で紙をすくこと。また、手ですいた紙。「―の和紙」 ***て・すき【手透き・手隙】** 《名・形動》する仕事がなく暇であること。てあき。「今おーですか」 **で‐ずき【出好き】** 《名・形動》外出することや人前に出ることが好きな・こと(人)。「母は―な性分です」囲{出嫌い} **デスク** ●机。特に、事務机。●新聞社などで、社にいて記事の取材や編集の指図をする役職(の人)。「政治部の―」▽desk ―トップ機器で、机上用・卓上型。特に、机上型のパソコン。▽ desktop ートップ・パブリッシング 略語集 (DTP)。ープラン 机の上だけで立てた計画。また、実際の役に立たない計画。▽desk plan ーワーク 机に向かってする仕事。▽desk work **て・すさび【手『遊び】** 手なぐさみ。手あそび。手すさみ。「―に菊をつくる」 **て・すじ【手筋】** ●手のひらのしわの筋。●書画・芸事などの素質。「ピアノのーがいい」●取引所で、売り手・買い手の種類。手口。●囲碁・将棋で、ある局面における理にかなった有効なさし手。また、盤上にあらわれた一連の有効なさし手の形。「ーを読む」 **テスター** ●電気回路の電圧・電流を測定する小型の計器。回路計。●検査をする人。試験者。●試供品。▷tester **でずっぱり【出突っ張り】** ●〔俗]芝居などで、一人の俳優が出し物の最初から最後まで出続けること。●一般に、ある期間出続けること。出っぱなし。「―で歌う」「一○日間―で勤務する」表記現代仮名遣いでは「でづっぱり」も許容。 **テスト** 《名・他サ》●検査。実験。「開発中の製品を―する」●試験。考査。「学力ー」▽test ーケース 先例となるべき試み。試験台。▽test case ーパターン テレビジョンの受像機の映像のぐあいを見るために、放送に先立って映し出される図形。▽test pattern **デスパレート** 《形動》絶望的。やけ。デスペレート。「―な気分になる」▽desperate **デス・マスク** 死者の顔から直接に形をとって作った面。死面。デッドマスク。▽death mask **ですます・たい【ですます体】** 口語の文体の一つ。文末の断定表現に、「です」や「ます」を用いるもの。話しことばに用いられるほか、手紙・童話などの文章に用いられる。ですます調。です体。対{である体}。 **で・す・ぎる【出過ぎる】** 《自上一》●適当な程度をこえて出る。ある基準以上に出る。「茶が―・ぎる」「白線から体が―・ぎる」●分をこえた言動をする。でしゃばる。「―・ぎたまねをする」 **デス・マッチ** ●プロレスで、特別な条件をつけて徹底的に戦う試合。●生死をかけた戦い。死闘。▽death match からの和製語。 **てすり【手、摺り】** 転倒や落下を防ぐために、橋・階段・窓などのはしに、手がかけられるほどの高さに取り付けた横木。類語{欄干}。 <995> **てだれ【手足れ・手『練】** 《「手足り」の転》技芸の腕まえがすぐれている・こと(人)。腕きき。〔古風なことば」「―の武芸者」 **て‐ずり【手刷り】** ●印刷機械を手で操作して一枚ずつ印刷すること。また、その印刷物。「―のカレンダー」●木版をはけと馬楝とを用いて手で一枚一枚刷ること。また、その刷ったもの。「―の年賀状」 **て・ずれ【手擦れ・手『摩れ】** 何度も手があたって表面がすれること。また、その部分。「―のした本」 **て・せい【手製】** 本人の手で作る・こと(もの)。手づくり。「ーのチーズケーキ」「これは母のお―だ」 **て・ぜい【手勢】** 手下の軍勢。手兵。「ーをひきいて出陣する」 **て・ぜま【手狭】** 《名・形動》部屋・家などが、使うにはせまく感じられること。「――な家を増築する」 **で・ぞめ【出初め】** ●新年になって初めて出ること。特に、消防士が出そろって、はしご乗り・消火演習などを行う儀式。出初め式。参考一月六日の朝行う。 **で・そろ・う【出揃う】** 《自五》〔出るべき人や意見などが〕全部そろって出る。残らずそろう。「関係者がー・う」「稲の穂が―・う」 **て・だい【手代】** 昔、商家で、主人から任せられた範囲で権限をもつ使用人。番頭の下、丁稚の上。 **て・だし【手出し】** 《名・自サ》●〔争いなどを〕自分からしかけること。「こちらからは―ができない」●そばからよけいな世話をやくこと。「―は無用」●〔ある物事に〕自分から関係すること。「株に―をする」 **で・だし【出出し】** 物事の始まり(の部分)。すべり出し。「一快調」表記ふつう、「出だし」と書く。 **てだすけ【手助け】** 《名・他サ》人の仕事などを手伝って助けること(人)。「父のーをする」類語{手伝い}。 **て・だて【手立て・手段】** ある物事をしとげる方法。手段。「解決の―を講じる」 **でたとこ・しょうぶ【出た『所勝負】** 《さいころばくちで、「出た賽の目で勝負を決める」意から)とにかくやってみて、あとはその場のなりゆきにまかせて事を決めること。「一か八かのー」 **て・だま【手玉】** ●手につけて飾る玉。●お手玉。 ―に取・る《句》人を自分の思うままにあやつる。 **でたらめ** 《名・形動》言動が出まかせでいいかげんなこと。「――の住所を書く」表記」「出鱈目」と当てた。 **デタント** 〔二つの国・陣営などの間の〕緊張が和らぐこと。緊張緩和。▽ détente **て・ぢか【手近】** 《名・形動》●すぐ手にとれるような近い所(にあること)。すぐそば。「辞典をーに置く」「―な材料を使う」●ふつうにあることで、わかりやすいこと。卑近。「―な例をひく」類語②身近。 **て‐ちがい【手違い】** 物事の手順や手続きをまちがえること。また、その事情。「当方の―で迷惑をかけて、すみませんでした」 **て‐ちょう【手帳・手帖】** 〔いつも持ち歩く〕心覚えを書き込むための小さな帳面。 **て・そう【手相】** 手のひらの筋や手の肉づきなどに表れるという、その人の性質・運命・吉凶など。「―を見る」 ***てつ【轍】** ●車が通ったあとに残る車輪のあと。わだち。●前人のしたこと。先例。 ―を踏・む《句》前の人と同じ失敗をする。前人のあやまちをくり返す。参考{前車の轍を踏む}。 ***てつ【鉄】** ●〔理〕金属元素の一つ。かたくて銀色のつやがある。展性・延性に富み、広い用途をもつ。くろがね。元素記号 Fe。●きわめてかたく強いことのたとえ。 ――は熱いうちに打て《句》人は若い時期にきたえるべきである。また、時機を失してはいけないというたとえ。 **てつ・あん【鉄案】** 〔文〕確固とした結論・案。「――を下す」 **てつ・いろ【鉄色】** 鉄のような色。やや緑色(または赤み)を帯びた黒色。 **てっか【鉄火】** ●高温でまっ赤に焼けている鉄。●「鉄火打ち」の略。ばくちうち。●刀剣と銃砲。また、銃火。「―をかいくぐる」●《名・形動》気性が激しく、男気のあること。勇み肌であること。鉄火肌。〔多く女性の気性にいう〕「―な姐御肌」類語{伝法}。●「鉄火丼」の略。どんぶりにすし飯を盛り、上にマグロの切り身をのせた食べ物。鉄火どん。●「鉄火巻き」の略。マグロの切り身をワサビとともにすし飯の中にのりで巻きこんだもの。―ば【―場】賭場。ばくち場。 **てっかい【撤回】** 《名・他サ》一度提出した意見や文書などを取り下げること。ひっこめること。「処分の―を求める」「発言をする」 **でっかい** 《形》〔俗]「でかい」を強めていう語。大きい。「―希望をもつ」 **てっかく【的確】** 《名・形動》→てきかく(的確)。 ***てっかく【適格】** 《名・形動》→てきかく(適格)。 **てつがく【哲学】** ●人生・世界・事物の根本的な原理を探究する学問。フィロソフィー。「―者」参考ギリシャ語「フィロソフィア (philosophia)」の訳語で、知恵を愛する学問の意。●〔生活信条としてもっている〕人生観・世界観。「独自の―をもって生きる」、 **て・つかず【手付かず】** ●まだ手をつけていないこと。また、とりかかっていないこと。「料理が―で残る」「仕事はまだーのままだ」「―の自然」 **てつ・かぶと【鉄、兜】** 頭部を防護する鉄製の帽子。 **てづかみ【手、摑み】** ●道具を使わず、手で直接つかむこと。「魚がーでとれる」「―で食べる」 **てっか・みそ【鉄火味噌】** 油でいためた大豆・ゴボウ・トウガラシなどにみそをまぜ、調味してねりあげた食品。 **てっ・かん【鉄管】** 鉄で作った管。鉄パイプ。 **て‐つき【手付き】** 手を使って物事をするときの、手の動かし方やかっこう。「慣れた―で料理を作る」 **てっき【摘記】** 《名・他サ》要点などをかいつまんで記すこと。また、その記事。「概要を―する」 ***てっき【敵機】** 敵の航空機。 **てっき【適期】** 〔文〕ちょうどよい時期。 ***てっき【適帰】** 《名・自サ》〔文〕その人の所に行って身を寄せること。「―する所とてない」 ***てっき【鉄騎】** 〔文]●鉄のよろい・かぶとで武装した騎兵。勇敢な騎兵。 ***てっき【鉄器】** 鉄で作った器具。―じだい【―時代】鉄製の農工具や武器などを使うようになった時代。考古学上の時代区分の一つで、石器時代・青銅器時代に次ぐ時代。 **てっ・きょ【撤去】** 《名・他サ》〔建物や設備などを〕取りはらうこと。「違法建築物を―する」類語{撤収}。 **デッキ** ●船の甲板。●旅客列車の乗降口の床。また、客室の外の乗降口付近の部分。●「テープデッキ」の略。▽ dek 英 deck チェア 木のわくに厚い布を張った折りたたみ式のいす。▽deck chair <996> **てっきょう【鉄橋】** 鉄材でつくった橋。特に、鉄道用の橋。「―をかける」 **てっきり** 《副》〔間違いだとは気づかずに〕確かにそうだと強く思いこむようす。「―失くしたと思っていた」 **てっきん【鉄琴】** 打楽器の一つ。鉄片を半音階ごとに調律して並べ、たたいて演奏する楽器。 ***てっきん【鉄筋】** ●コンクリート建築物の芯に入れる鉄の棒。●「鉄筋コンクリート」の略。鉄筋を芯にして周りを型枠で囲み、中にコンクリートを流しこんで固めたもの。また、その建築物・建築工法。「―につながれる」 **テックス** ●木くずやパルプかすなどを押しかためて作った板。断熱性や吸音性があり、建材とする。軟質繊維板。●織物生地。▽texture から。 **て・づくり【手作り・手造り】** 本人の手で作ること。また、作ったもの。手製。「―のバッグ」「―の本箱」 **て・つけ【手付け】** ●売買・請負・貸借などの契約が成立したとき、その保証として支払い金などの一部をその場でわたす・こと(金)。手付け金。手金。「ーを打つ」 ***てっけつ【剔抉】** 《名・他サ》〔文〕(えぐり出す意》欠点・悪事・不正などをあばくこと。「社会の不正を―する」類語{摘発}。{剔出}。 ***てっけつ【鉄血】** 鉄と血、すなわち兵器と兵力。軍備。「―宰相(=ビスマルクの別称)」 **てっけん【鉄拳】** 〔鉄のように〕かたくにぎりしめたこぶし。「―が飛ぶ」「一制裁」 ***て・っこう【手甲】** 手の甲をおおい保護するもの。厚い布または革で作る。 ***てっこう【鉄工】** ●鉄材を用いてする工作。「一所」●鉄の精錬や鉄器の製造などに従事する工員。 **てっこう【鉄鉱】** 鉄の原料となる鉱石。鉄鉱石。 **てっこう【鉄鋼】** 鉄とはがね。また、鋼鉄。 **てっこく【敵国】** てきこく(敵国)。 **てっこつ【鉄骨】** 鉄材を接合して組み立てた建造物の骨組み。また、それに用いる鉄材。 **てつさ【鉄鎖】** 〔文〕●鉄のくさり。●厳重な束縛。 **てつ‐ざい【鉄剤】** 鉄分を主成分とした貧血を治すための薬。 **てつ‐ざい【鉄材】** 建築・土木工事などの材料として使う鉄。 ***てっさく【鉄索】** 鉄の太い針金をより合わせた綱。鋼索。ケーブル。 **てっさく【鉄柵】** 鉄製の柵。「――を設置する」 **てっさん【鉄傘】** 鉄骨で作った半球形の屋根。 **てつ‐ざん【鉄山】** 鉄鉱をほり出す鉱山。 **デッサン** 《名・他サ》えがこうとするものの形を単色による線がきで表した・もの(絵)。素描。▽ dessin **てつじ【、綴字】** 《「ていじ」の慣用読み)ていじ(綴字)。 **てっしゅう【撤収】** 《名・他サ》●取り去ってしまいこむこと。「テントを―する」類語{撤去}。●《自サ》部隊をまとめて引きあげること。「軍が―する」類語{撤退}。 **てっしょう【徹宵】** 《名・自サ》〔文〕一晩じゅう起きていること。〔副詞的にも使う〕「―して文学を語る」類語{長夜}。{徹夜}。 **てつじょう【鉄条】** 〔文〕鉄で作った太い針金。―もう【―網】敵や獣などの侵入を防ぐため、とげのたくさんついた鉄条を網状に張りめぐらした柵。 **てっしん【鉄心】** ●物の中に入れた鉄のしん。●コイルで、導線を巻く軟鉄の棒。コア。●鉄のようにかたい決心。四字「一石腸。」表記①②は「鉄芯」とも書く。 ***てつじん【哲人】** 学識が深く、すぐれた思想をもつ人。「―の風格」 ***てつじん【鉄人】** ●鉄のように強い体を持った人。「ーレース(=トライアスロンの俗称)」●〔俗]熟達した人。信念を曲げない人。 **てっ・せい【鉄製】** 鉄で作ってある・こと(もの)。「―のなべ」 **てっ・せき【鉄石】** (鉄と石の意) 堅固なこと。―しん【一心】鉄や石のようにかたい心。きわめて堅固な意志。 ***てっせん【鉄扇】** 〔武士が使った〕骨が鉄製の扇。 ***てっせん【鉄泉】** 鉄分、特に、炭酸鉄・硫酸鉄を多くふくんでいる鉱泉。褐色ににごっている。 ***てっせん【鉄線】** ●鉄の針金。●キンポウゲ科のつる性植物「クレマチス」の別称。初夏、濃紫・白色などの大きな花をつける。茎は針金状。 **てっ‐そう【鉄窓】** ●鉄格子をはめた窓。●刑務所。 **てっそく【鉄則】** 変えることのできない規則・法則。厳しい決まり。「民主主義のー」 **てっ‐そん【姪孫】** 甥(姪)の子。又甥。参考◆親族(図)。 **てったい【撤退】** 《名・自サ》〔軍隊が〕陣地などを取りはらって退くこと。「―作戦」類語{撤収}。{退去}。 **てつだい【〈手伝い〉】** ●手伝う・こと(人)。「家事のー」「おーさん」類語{手助け}。 **てつだ・う【〈手伝う〉】** ●《他五》人の仕事などを助ける。手助けする。「家業を―・う」「宿題を―・う」●《自五》ある原因に他の原因が加わる。「寒さが―・って風邪が悪化した」 **でっち【丁雅】** 昔、商家などに年季奉公し、雑役などをした少年。小僧。「一奉公」 **でっち・あ・げる【捏ち上げる】** 《他下一》●実際にはないことを、あったことのように作り上げる。捏造する。「証拠を―・げる」●〔俗]やりくりして(体裁だけ整えて)なんとか作り上げる。「企画書を―・げる」 **てっちり** フグを野菜・豆腐などとにるなべ料理。ふぐちり。語源フグの毒に「あたれば死ぬ」というので、フグのことを俗に「鉄砲」と言い、「てつ」はその略。 **でっちり【出っ尻】** 〔俗]しりが(肉づきよく)つき出ていること。また、そのしり(の人)。でじり。 **てつ・つい【鉄、槌・鉄、鎚】** ●大形のかなづち。ハンマー。●〔文]ひどく厳しい制裁・命令。 ―を下・す《句》厳しい制裁を加える。厳しく処置する。 **て・つづき【手続き】** ●ある事を行う順序・方法。手順。「いくつかのーをふむ」●《名・他サ》あることをするのに必要な、順序を追った処置。また、それをすること。「入学のーをする」 <997> **てっとりばや・い【手っ取り早い】** 《形》●てきぱきとして、すばやいようすだ。「―・く部屋を片づける」●簡単に早くできるようすだ。「―・い方法」 **てつ・の・カーテン【鉄のカーテン】** 第二次世界大戦後、旧ソ連を中心とした東欧の共産主義国が欧米の自由主義諸国に対してとった政治的秘密主義・閉鎖主義。参考当時の英国首相チャーチルのことば。 **てつば【出っ歯】** →でば(出歯)。 **てっぱい【撤廃】** 《名・他サ》今まで行われてきた制度や規則などを取りやめること。「輸入規制の―」 **てっぱつ【鉄鉢】** 〔仏〕僧が托鉢のときに持ち歩き、米などを受け取る鉄製のはち。 **てっぱり【出っ張り】** 出っぱっている・こと(部分)。「―をけずる」 **でっぱ・る【出っ張る】** 《自五》〔一部分が〕つき出る。でばる。「腹が―・る」 **てっぱん【鉄板】** 鉄の板。「―焼き」 **てっぴ【鉄扉】** 鉄でつくったとびら。 **てっぴつ【鉄筆】** ●印判などをほる小刀。印刀。●軸の先に針状の鉄をつけた筆記具。謄写版用の原紙に文字・図を書くときなどに使う。「―で原紙を切る」 **てつ・びん【鉄瓶】** やかんに似た鉄製の湯沸かし。 **てつーぷ【轍、鮒】** 〔文〕わだちのあとの水たまりの中にいて、あえいでいるフナ。 ――の急《句》今にも危険な状態におちいりそうなことのたとえ。また、さしせまった困窮のたとえ。〈荘子・外物〉 **でっぷり** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》よく太っていて、体格のよいようす。「―と太る」 **てつぶん【鉄分】** ある物にふくまれている成分としての鉄。かなけ。「―ーの多い食品」 **てっぷん【鉄粉】** 鉄のこな。 **てっぺい【撤兵】** 《名・自サ》派遣した軍隊をその地から引きあげること。「占領軍のー」囡{出兵}。 **てっぺき【鉄壁】** 《鉄板を張ったかべの意から)きわめてかたい守りや砦。「――の守備陣」四字「金城一」 **てっぺん【『天辺】** 《「天辺」の転)(かぶとのいただきの意から》頭のいただき。「頭の―」●物のいちばん高い所。頂上。「山の一」表記多くかな書き。 **てつ・どう【鉄道】** レールを敷設してその上に車両を走らせ、人や荷物を運ぶ運輸機関。―もう【―網】網の目のように、四方八方に通じている鉄道。 **てっとう‐てつび【徹頭徹尾】** 《副》 初めから終わりまで方針・考えなどが変わらないようす。あくまでも。「―反対する」注意「徹底徹尾」は誤り。 **てつ・ぼう【鉄棒】** ●鉄でできた棒。●固定した二本の柱に鉄の棒を水平にかけわたした体操用具。また、それを使って行う体操競技の種目。「―の選手」 **てっぽう【鉄砲】** ●火薬の爆発力で弾丸を発射する兵器の総称。大砲・小銃など。特に、小銃。参考「一丁(挺)・・・」と数える。類語{銃砲}。●すえぶろに取り付けて火をたく、金属製の筒。鉄砲ぶろ。●かんぴょうを入れた、細巻きののりまき。鉄砲巻き。●〔俗〕(毒にあたれば死ぬというところから) 「フグ」の別称。●藤八拳の形の一つで、こぶしをかためて前へ出し、鉄砲を撃つ姿をまねたもの。◎相撲で、両方の手で行う突き。もろて突き。また、左右の手で柱などを突いて、手・腕と足とが一致した動作ができるようにする稽古。―だま【一弾・―玉】●鉄砲の弾丸。●外出や使いなどに行ったきりもどってこない・こと(人)。「―の使い」●(黒くて)丸いあめ玉。―みず【―水】山間地を流れる川が、集中豪雨による急激な増水のためにあふれ、土砂・岩石などをふくんで激しい勢いで流れ下る現象。 **てっぽう・ゆり【鉄砲百合】** ユリ科の多年草。初夏、白色で香りの強い、筒部の長い花をつける。 **てづま【手妻】** (「手先の仕事」の意から》手品。〔古風な言い方」「―づかい」 **てづまり【手詰まり】** ●手段や方法がなくなって行きづまること。特に、金銭に困ること。「戦局は―の状態である」「商売がーになる」 **てつ・むじ【鉄無地】** 模様のない鉄色の織物。 **てづめ【手詰め】** 相手にぐずぐずさせず厳しくつめ寄ること。「―の談判」類語{ひざ詰め}。 **てつめんび【鉄面皮】** 《名・形動》《面の皮が鉄でできている意から)恥知らずであつかましい・こと(人)。厚顔。鉄面。「ーなやつ」 **てつや【徹夜】** 《名・自サ》ある物事をして一晩じゅうねないでいること。夜明かし。「―で踊る」類語{徹宵}。{長夜}。{通暁}。 **て・づよ・い【手強い】** 《形》〔相手に対する態度などが〕手厳しいようすだ。「―・く抵抗する」類語{手ごわい}。 **てつり【哲理】** 〔文〕哲学上の道理。また、人生についての奥深い道理。「人生のーを学ぶ」 **て・づり【手釣り】** さおを使わず、つり糸をじかに手に持って魚をつること。 <998> **てづる【手、蔓】** ●「てがかり②」に同じ。●たよりにする縁故。つて。手引き。「―を求めて就職する」 **てつ・ろ【鉄路】** 〔文]鉄道の線路。また、鉄道。 **てつ・わん【鉄腕】** 鉄のように強い腕。「―投手」 **てて【『父】** [文]ちち。〔古風な言い方」「―御」「―おや」 **ててなし・ご【『父無し子】** ●父親がだれであるかわからない子。●父親に死に別れた子。 **でで・むし【でで虫】** 「カタツムリ」の別称。 **で・どこ【出『所・出『処】** でどころ。 **で・どころ【出所・出『処】** ●物事の出てくるもとの所。出所。「うわさの―」「金の―」●出るべき場面・時機。「今が――だ」●出口。=でどこ。 **テトラ・パック** 四面体の、ポリエチレン塗装紙で作った容器。牛乳などの飲料用。参考スウェーデンの製造会社名から。商標名。▽Tetrapack **テトラーポッド** 護岸用のコンクリートブロック。中心から四方に円筒形のあしが出ている。波消しブロック。参考商標名。▽Tetrapod **て・とり【手取り】** ●人をあやつるのがたくみな・こと(人)。―あしとり【一足取り】《連語》こまかいことまでいちいち世話をやくこと。手を取り足を取り。「―して教える」 **て‐どり【手取り】** ●給料などで、社会保険料や税金などを差し引いて実際に受け取る金額。●〔動物などを〕直接手でつかまえること。また、いけどりにすること。「魚を―にする」表記②は「手捕り」とも書く。●糸を機械にかけずに手で繰り取ること。手繰り。 **テトロドトキシン** フグの卵巣や肝臓などに含まれる猛毒。摂取すると死に至ることもある。フグ毒。▽tetrodotoxin **テトロン** ポリエステル系の合成繊維。しわになりにくく、乾燥が早い。参考商標名。▽Tetoron **てないしょく【手内職】** 〔袋張りや編み物など〕手先を使ってする内職。「――で家計を支える」 **てなおし【手直し】** 《名・他サ》ちょっとした修正をほどこすこと。「手すりを―する」「作文のーをする」 **で・なお・す【出直す】** 《自五》●いったん引き返して、改めて出かける。「用事を思い出したのでー・します」●はじめからやり直す。「一から―・す」 **てなが【手長】** ●手が長い・こと(もの)。「―猿」●他人の物をぬすむ癖のある・こと(人)。 **てなぐさみ【手慰み】** なぐさみに物を手先でもてあそぶこと。また、手先の仕事などをなぐさみにすること。手遊び。手すさび。「―の人形」「―に刺繍をする」●ばくち。 **てなげ・だん【手投げ弾】** 「手榴弾」に同じ。 **てなこと** 《連語》〔俗]・・・というようなこと。「すぐ行くーを言いながら、まだ来ない」 **て・なず・ける【手『懐ける】** 《他下一》●〔動物などを〕なつかせる。ならす。「野生のサルを―・ける」②〔人を〕うまくあつかって自分の言いなりになるようにする。「反対派の幹部を―・ける」表記現代仮名遣いでは「てなづける」も許容。 **て・なべ【手鍋】** つるをつけてある鍋。―提げても《句》好きな男性と夫婦になれるならば、どんな貧乏暮らしもいとわないの意。参考おもに、つつましやかな新婚生活をいとなむことに言う。 **て・なみ【手並み】** 腕まえ。技量。「お―拝見」。 **て・ならい【手習い】** ●文字を書くことを習うこと。習字。「手本を見て―をする」●〔学問・芸事などの〕けいこ。修業。「俳句の一」●「六十のー(=年をとってから、学問やけいこ事を始めること)」 **て・ならし【手慣らし・手馴らし】** 使って手にならすこと。「二、三度使って―をする」 **て・な・れる【手慣れる・手、馴れる】** 《自下一》●〔道具などを〕いつも使ってなれている。「―・れた機材を使いたい」●〔仕事などに〕なれてうまくできる。「―・れた筆さばき」 **デニッシュ** パイ生地でつくるデンマーク風の菓子パン。デニッシュペストリー。▷ Danish pastryから。 **てにてに【手に手に】** 《連語》〔同じような物を〕多くの人がめいめい手に持つようす。「―荷物を持って列車に乗りこむ」 **デニム** 厚地の、綿のあや織物。丈夫なので、子供服やズボンなどに用いる。「―のズボン」▽denim **て・にもつ【手荷物】** ●手回りの荷物。特に、旅客が身辺に携帯する荷物。「――を預ける」●「チッキ」に同じ。 **てにをは** ●漢文を訓読するとき、補読しなければならない、助詞、助動詞、用言の語尾、接尾語などの総称。参考昔、漢文を訓読するときに、漢字の四すみにこつけた訓点が左下から上へ順に「て」「に」「を」「は」を表したことから。●ことばの使い方。特に、助詞の使い方。「―がおかしい」 ――が合わ・ない《句》話や文章のつじつまが合わない。 **てぬい【手縫い】** 〔ミシンなどを使わず」手でぬうこと。また、手でぬった物。「―の浴衣」 **テヌート** 音符の長さを十分に保って演奏する方法。記号 ten。▽ tenuto **てぬかり【手抜かり】** 注意が行き届かず不十分な点。手落ち。「―のないように準備をする」 **てぬき【手抜き】** しなければならない手数や工程を省くこと。「―工事」「一料理」 **てぬぐい【手拭い】** 手・顔・体などをふく、長方形の薄手の木綿の布。日本手ぬぐい。 **てぬる・い【手。緩い】** 《形》●処置・監督などが寛大すぎるかんじだ。なまぬるい。「―・い規制」囡{手厳しい}。●やり方がぐずぐずしてのろいようすだ。「仕事が―・い」 **テナント** ビルの一区画を借りて設けた店や事務所。また、その借り主。「―募集中」▽tenant **デニール** 《名・助数》糸の太さを表す単位。一デニールは、長さ九〇〇〇mの糸の重さが一gのときの太さ。数が大きいほど太くなる。記号Dまたはd。▽denier **テニス** 長方形のコートの中央をネットでしきり、これをへだてて競技者が相対し、互いにラケットでボールを打ち合う競技。庭球。「ーコート」▽tennis **て・の・うち【手の内】** 《手のひらの意)●〔相手が知らない〕腕まえ。手並み。「――拝見」●心の中の考えや計略。「相手の―を読む」●権力・勢力などのおよぶ範囲。支配下。「A国はB国の―にある」 **て・の・うら【手の裏】** 手のひら。たなごころ。 ―を反・す《句》態度をがらりと変えるようす。手のひらをかえす。「―・すように冷淡になった」 **テノール** ●男声の最高音域(を受け持つ歌手)。●テノールに対応する音域を持つ管楽器の略称。=テナー。▽tenor <999> **てのひら【手の平・『掌】** 手をにぎったときに内側になる面。手のうら。たなごころ。対{手の甲}。 ―を反・す《句》「手の裏を反す」に同じ。 **デノミネーション** 通貨の呼称単位を切り下げること。例えば現在の一○○○円を新一円と呼ぶ類。デノミ。参考和製用法。▽denomination. ***てのもの【手の物】** 〈「おー」の形で〉慣れていて得意とするもの。「書くことはお―だ」 ***てのもの【手の者】** 部下。配下。「―を遣わす」〔やや古い言い方] **ては** 《連語》《接続助詞「て」+係助詞「は」)〔音便の関係で「では」とも〕●継続的に起こる動作がくり返されることを表す。「寄せては返す波の音」「寝ては夢、起きてはうつつ」●ある事態を招くきっかけとなる仮定(または既定)の条件を表す。〔容易ではない事態の展開に使うことも多い〕「腹が減っては軍ができぬ」「そうと知っては(=知ったからには)ただでは済まぬ」◎ある条件をきっかけとして、いつも同じ事態が生こることを表す。「せいては事をしそんじる」●(「・・・ては駄目だ」「・・・てはいけない」「・・・ては困る」などの形で、下に否定的な評価をふくむ語句を伴って) 禁止・迷惑などの要因となる条件を表す。「飲んでは駄目よ」「休まれては困るんだよ」「参考くだけた会話では「ちゃ(あ)」とも。「それを言っちゃあおしまいよ」。 ***てば【手羽】** 鶏肉で、羽のつけ根の部分。手羽肉。 ***てば** 《係助》《「と言えば」の略) 〔「ってば」とも〕聞き手の注意をうながす気持ちで話題としてあげる。(つ)たら。「一三日で金曜日ってばおだやかじゃないね」「お父さんてば、またかさを忘れて」■《終助》じれったい気持ちで注意をうながすのに使う。「おい、もうよせってば」「そんなものいらないってば」 **でば【出場】** 「出場所」に同じ。 **で・ば【出歯】** 上の前歯が外側にそっていること。また、そのような歯の人。でっぱ。そっぱ。 **デパート** 「デパートメントストア」の略。百貨店。 **てはい【手配】** 《名・他サ》●仕事などの割り当て・段取りをすること。てくばり。「歓迎会の―をする」「車を―する」類語{手筈}。{手回し}。●容疑者や犯人などを逮捕するため、必要な指令を出したり人員を配置したりすること。「指名―」。 **デバイス** ●電子回路を構成する部品。トランジスターやLSIなどの電子素子。●電子機器を構成する装置。参考パソコンにおける、マウス・ハードディスク・プリンターなど。▽device **ディバイダー** →デバイダー **で・はいり【出入り・出這入り】** 《名・自サ》●〔同じ所にたびたび〕出たり入ったりすること。「人の一が激しい」●人数・数量などが多かったり少なかったりすること。増減。「出席者には一、二名のーがあるだろう」●金銭の支出と収入。同①②出入り。 **でば・かめ【出歯亀】** 〔俗〕女湯などをのぞく、変態的な男。でばがめ。明治時代の池田亀太郎という出っ歯の変態性欲者のあだ名から。 **てばかり【手、秤】** ●手で下げて使うはかり。●手に持った感じで重さや量をはかること。料理の材料などをはかるときに言う。「――で味噌を入れる」 ***では【出端】** ●出るべき機会。出るきっかけ。「―を失う」●出かけようとするとたん。出しな。「―に雨が降りだした」参考②は「でば」とも言う。●能楽や歌舞伎で、役者が登場するときの、はやしや音楽。 ***では** 《接続》《「それでは」の略)〔くだけて「じゃ(あ)」とも〕●前の事柄を根拠として後の事柄を導く語。そうゆうことなら。それなら。「―そのように決定します」類語{とすれば}。●物事の初めや終わりの区切りを示す語。それでは。「―始めましょう」「―さようなら」 ***では** 《連語》《格助詞「で」+係助詞「は」)〔くだけた言い方では「じゃ(あ)」とも〕 ●格助詞「で」のついた語を取り立てる。「それはここでは禁句だ」「うわさではビルが建つらしい」●仮定(または、既定)の条件を表す。・・・であったら。・・・であっては。「知らないでは済まされない」「ひとりでは食べきれない」■《連語》文語《接続助詞「で」+係助詞「は」)打ち消しの仮定条件を表す。・・・ないならば。「酒の勢ならでは歌はず〈国木田独歩〉」参考で(接助)。■《連語》《撥音便の関係で、接続助詞「て」が「で」となったもの)〔くだけた言い方では「じゃ(あ)」とも〕ては。「読んではいけない」 **で‐ば【出刃】** 「出刃包丁」の略。 **てばこ【手箱】** 装身具や化粧道具など、手回りの小道具を入れておく小さい箱。 **てばさき)【手羽先】** 鶏肉で、羽の先の部分。羽毛のつけ根にあたり、軟骨などが多く、肉は少ない。 **てばしこ・い【手、捷い】** 《形》〔物事をするのが〕すばやいようすだ。てばやい。「―・く料理を作る」 **て・はじめ【手始め・手初め】** ある物事に取りかかる最初の段階。物事のしはじめ。「――に練習曲をひく」 **で・ばしょ【出場所】** ●出て行くべき場所や場面。「私の―がない」●出てくる所。また、産地。同②出場。 **て・はず【手、筈】** 前もって決めておく一定の順序・段取り。「出発の―が整う」類語{手配}。{手順}。 **で・はず・れる【出外れる】** 《自下一》町・村などの中心から外れた所に出る。「町を―・れた所」。 **て・ばた【手旗】** ●片手に持ってふる小さな旗。「―をふって応援する」●手旗信号に使う、赤白一組みの小旗。また、それによる信号。手旗信号。 **デバッグ** 《名・他サ》〔電算〕プログラムが正しく作動するかどうかを調べて、その誤りを除くこと。▷debug **てばな【手鼻】** 〔紙などを使わず〕片手の指先で、一方の鼻孔をおさえて鼻をかむこと。「ーをかむ」 **ではな【出端・出鼻】** ●出ようとする折。出たとたん。でがけ。でぎわ。「―に友人が訪ねてきた」●物事をし始めるとすぐ。「事業の―」=でばな。 ―を挫い・く《句》事を始めたり調子が出始めたりするところを、さまたげてだめにする。でばなを折る。「雨が降って―・かれた」 ***で・ばな【出花】** 湯を注いだばかりの、香りのよいころあい(の茶)。「番茶もー」囡{出がらし}。 **で・ばな【出鼻】** ●山の端や・岬などのつき出た所。「山の一を回る」=ではな。 **てばなし【手放し】** ●めんどうを見ず、そのままほうっておくこと。放任。「子供をーで育てる」●遠慮したり気にしたりせず、おおっぴらなこと。「―て喜ぶ」●条件や制限を加えずそのままにしておくこと。無条件。「―の支持」 **て・ばな・す【手放す・手離す】** 《他五》●つかんでいる物から手をはなす。手からはなす。「たづなを―・す」 <1000> ●自分の持っている物を人手にわたす。「書画を―・す」●親が子供などを自分のそばからはなれた所へやる。「ひとり息子を―・して旅に出す」●手をつけている仕事などを一時やめる。「―・すことができない用事」 **てばなれ【手離れ】** 《名・自サ》●幼児が成長してこまごまとした世話を必要としなくなること。「―が早い子だ」●製品が完成し、手を加える必要がなくなること。 **でばぼうちょう【出刃包丁・出刃庖丁】** 魚・鳥などを切るのに使う、先のとがった刃のみねが厚い包丁。出刃。[参考]包丁(図)。 **てばやい【手早い】** 《形》物事をするのがはやいようすだ。「―・く部屋を片づける」[類語]素早い。 **でばやし【出囃子】** ●歌舞伎で、囃子方が長唄連中と舞台に居並んで演奏するはやし。●寄席で、出演者が高座にあがるときに演奏するはやし。 **ではらう【出払う】** 《自五》●物がすっかり出てしまう。出つくす。「その品は―・いました」人が残らず外へ出て、だれもいなくなる。「家人がみなー・う」 **でばる【出張る】** 《自五》でっぱる。●自分の方から出かけて行く。出向く。「工事現場に―・る」 **でばん【出番】** ●勤め・舞台などに出る番。「楽屋で―を待つ」●その人が出て活躍できる場面。出る幕。「こちらのーがない」。 **てびかえ【手控え】** ●手控えること。「採用の―」●忘れないように手もとの帳面などに書いておくこと。また、その書いたもの。メモ。「ノートにーをしておく」●予備として手もとに残しておく・こと(物)。 **てびかえる【手控える】** 《他下一》〔物事を〕ひかえめにする。少なめにする。「仕入れを―・える」 **てびき【手引き】** ●《名・他サ》ある場所へ(手を引いて) 人を導く・こと(人)。また、案内する・こと(人)。●初心者を指導する・こと(書物)。「一書」[類語]手ほどき。[注意]書物の意では「手引」と書く。●手づる。つて。「先輩のーで就職できた」 **デビス・カップ** アメリカのD・F・デビスが寄贈した、国際テニス選手権試合の銀製の優勝杯。また、それを争う男子の国別対抗戦。デ杯。▽Davis Cup **てひどい【手酷い】** 《形》情け容赦もなく厳しいようすだ。手厳しい。「―・い打撃を受ける」「―・い批判する」 **てびねり【手捻り】** ろくろを使わずに、手で陶器を作ること。また、その作ったもの。てひねり。「―の花瓶」 **デビュー** 《名・自サ》役者・歌手・作家などとして、初めて登場すること。お目見え。「一曲」〔初めて登場する製品などにもいう〕「新車が――する」▽ début **てびょうし【手拍子】** 手を打ち鳴らして拍子をとること。また、その拍子。[コロ]「―をとって歌う」囡足拍子。 **てびろい【手広い】** 《形》●規模がひろく大きいようすだ。●関係する範囲がひろい。「―・く商売する」 **でぶ** 《名・形動》〔俗〕太っている・こと(人)。「―な猫」〔人に対して言うと、軽蔑した言い方〕 **てふうきん【手風琴】** 「アコーディオン」に同じ。 **デフォルト** ●〔経〕債務不履行。●「デフォルトバリュー」の略。コンピューターで、初期設定値・既定値。●〔俗〕はじめからそうであること。それが標準であること。「その行動は―だ」▽default (=あるべきものがないこと) **デフォルメ** 《名・他サ》絵画・彫刻などで、意識的に対象を誇張したり変形したりして表現すること。デフォルマシオン。「特徴をーした肖像画」▽ déformer **てふき【手拭き】** 手などをふく布や紙。「おー」 **でぶしょう【出無精・出不精】** 《名・形動》外出をおっくうがる・こと(人)。出嫌い。「年をとってーになる」 **てぶそく【手不足】** 《名・形動》人手が足りないこと。人手不足。「中小企業は―で困っている」 **てふだ【手札】** ●名刺。名札。●トランプ・花札などで、めいめいが手もとに持っている札。●「手札型」の略。写真の印画紙などの大きさで、縦が一〇八、横が八三のもの。手札判。 **でふね【出船】** 船が港を出て行くこと。また、その船。出船。「―の銅鑼が鳴る」[対]入り船。 **てぶら【手ぶら】** 手に何も持たないこと。から身。「―で旅に出る」「―で訪問する」 **てぶり【手振り】** 手を動かすこと。意思や感情を表す手つき。「身振りー」[類語]手まね。 **てぶり【手風】** 〔文〕ならわし。風習。「都の―」 **デブリ** 〔登山用語で〕なだれで落ちてたまった雪塊。また、岩石・土砂がくずれ落ちて堆積したもの。▽débris **てぶれ【手ぶれ】** 手で支えているカメラがシャッターを切るとき動くこと。また、そのための不鮮明な画像。 **デフレ** 「デフレーション」の略。囡インフレーション。 **デフレーション** 〔経〕通貨の量が商品の取引量に比べて減少し、物価が下がり貨幣の価値が上がる状態。デフレ。[対]インフレーション。▽deflation **テフロン** フッ素樹脂(=フッ素をふくむ合成樹脂)の一つ。熱・酸に強く、絶縁材・調理器具の被膜などに用いる。ポリテトラフルオロエチレンの商標名。▽Teflon **てぶんこ【手文庫】** 手近において、手紙や大切な書類などを入れておく小さい箱。 **でべそ【出臍】** とび出ているへそ。 **デベロッパー** ●大規模な土地開発業者。●パソコンのソフトウェア開発者。=ディベロッパー。▷developer **てへん【手偏】** 漢字の部首「扌(手の変形)」の称。 **てべんとう【手弁当】** (弁当を持って働きに出ることから)報酬などをあてにせず、(時には自分の金を持ち出してまで)働くこと。「―の応援」 **てぶくろ【手袋】** 手にはめて防寒・保護・装飾などのために用いる、手の形をした袋状のもの。「革―」―を投・げる《句》《決闘を申し入れる意から)絶交を通告する。また、絶交する。 **デポ** ●荷物の置き場。●デパートなどで、商品集配所。●《名・他サ》登山で、一時荷物を置いていく・こと(場所)。●軍隊で、補給所。▽ dépôt 英 depot **てぼうき【手箒】** 片手で使う、柄の短いほうき。 **でほうだい【出放題】** 《名・形動》●出るに任せること。出る一方であること。「蛇口がこわれて水がーだ」●口から出るままにでたらめを言うこと。「―に勝手なことを言う」 **デポジット** 預託金。預かり保証金。▽deposit **デポジットせいど【デポジット制度】** 製品価格に一定の金額を上乗せして販売し、使用後の製品やその容器が返却されたときにその金額をもどす制度。[参考]投棄による公害を防ぎ、資源の再利用のために設けられた。 **てほどき【手解き】** 《名・他サ》初心者に、第一步から教えること。「スキーのーをする」[類語]手引き。 <1001> の略。 **て‐ほん【手本】** ●習うときに手もとに置いて模範とする書・画などを書いた本。「習字の――」●物事の模範とすべきもの。法。「人のーとなる行い」類語鑑が。範。規範。亀鑑{かめかがみ}。 **デボン・き【デボン紀】** 地質時代の区分の一つ。古生代四番目の時代で、およそ四億年前から三億五○○○万年前。気候は温暖で、魚類・陸生植物が多数出現し繁栄した。参考「デボン」はイギリスの州名「デボンシャー (Devonshire)」から。 **て・ま【手間】** ●ある仕事をするのに費やす時間・労力。「ーを省く」1回「―のかかる仕事」●「手間賃」の略。 **デマ** (「デマゴギー」の略)●〔政治的目的でなされる〕虚偽の宣伝。●でたらめなうわさ話。流言蜚語。「―を飛ばす」▽ Demagogie から。 **て・まえ【手前】** へ。■《名》●自分の目の前。●ある場所よりも自分に近い方。こちら。「終点の一つーの駅」●他人や世間に対する体裁・面目。「世間の―だまってはいられない」「できると言ったー、引っ込みがつかない」●腕まえ。手並み。「お――拝見」●茶道で、茶をたてた・所作{さほう}(作法)。「おー」表記⑤は「点前」とも書く。日《代名》(自称の人称代名詞)わたくし。「やや謙遜して言う語〕「―がお供いたします」●《対称の人称代名詞)おまえ。てめえ。〔同等または目下の人に対してやや軽蔑して言う語〕ーがって【一勝手】《名・形動》自分勝手。「―に過ぎる」―みそ【―味噌】(手製のみその味を自慢する意から)自慢。「―を並べる」 **で・まえ【出前】** へ 料理屋・食堂などで、注文した客の家などに料理を届ける・こと(人)。また、その料理。[コロ]「ーをとる」 **で・まかせ【出任せ】** 《名・形動》口から出るままに、いいかげんなことを言うこと。句「口からーを言う」 **て・まき【手巻き】** 手でまくこと。自分の手でまいて作る・こと(もの)。「―の時計」「――ずし」 **て・まくら【手枕】** (自分の)腕を曲げて、まくらにすること。腕枕。 **てま・しごと【手間仕事】** ●手間のかかるめんどうな仕事。「機能を織るのは―だ」●手間賃をもらってする仕事。「―に仕立て物をする」 **てまーだい【手間代】** 「てまちん」に同じ。 **てま‐ちん【手間賃】** 〔職人などの〕手間に対して支払う賃金。手間代。手間。 **で・まど【出窓】** 建物の壁面から外へつき出した窓。張り出し窓。 **てま・ど・る【手間取る】** 《自五》〔ある事をするのに〕時間がかかる。手数がかかる。「外出の支度に―る」 **て‐まね【手真『似】** 《名・他サ》〔ある動作や物事のようすを〕手でまねたりして表現すること。手ぶり。「――で了解したことを伝える」類語 **て‐まねき【手招き】** 《名・他サ》手をふって、こちらへ来るように示すこと。「こちらに来るように―する」 **てまひま【手間暇・手間『隙】** 労力と時間。「―をかけてようやく完成した」 **て・まめ【手『忠『実】** 《形動》●めんどうがらずにするようす。「―に手紙を書く」●手先を使う仕事がじょうずなようす。「―な細工」 **て・まり【手、毬・手鞠】** 幼児や少女などが手でついて遊ぶまり。また、それをつく遊び。「―歌」 **てまわし【手回し・手廻し】** ●手でまわすこと。「―の機械」●前もって用意しておくこと。「―よく事前に報告しておく」類語手配。 **てまわり【手回り・手、廻り】** 《手の届くあたりの意)身の回りに置いて使う・こと(もの)。手回り品。 **で・まわ・る【出回る・出、廻る】** 影《自五》品物が市場に行きわたる。「夏の野菜が―・る」 **デマンド** 要求。需要。「オンー」▽demand **て‐みじか【手短】** 《形動》文章や話が簡潔で、手っ取り早いようす。簡略。「――に話す」 **て・みず【手水】** 。●手を洗う水。ちょうず。●もちつきで、こねどり(=もちをこねかえす人)が手に水をつけて、臼の中のもちをしめらせる・こと(水)。―や【――『舎】神社で、参拝者が手を洗い口をすすぐための水盤を設けた建物。御手洗{みたらし}。 **デマゴーグ** 扇動的な弁舌で、大衆をある方向にかりたてる人。民衆扇動家。▽Demagog **で‐みず【出水】** 弘大雨などのため、河川などの水があふれ出すこと。出水{しゅっすい}。「――で橋が流される」大水。洪水。 **でみせ【出店】** ●〔商店などで」本店からはなれた場所で営業する店。●路上などに仮に出した店。露店。「――で朝顔の鉢を買う」 **デミタス** 小型のコーヒー茶碗(で飲む食後のコーヒー)。▽ demi-tasse (=二分の一の茶碗) **て・みやげ【手〈土産〉】** 人を訪問するときに、挨拶代わりに持って行くみやげ。 **て・むか・う【手向かう】** 點 《自五》 勢力・権力などに、立ち向かう。反抗する。「親に―・うとは何事だ」類語はむかう。 **で・むかえ【出迎え】** 出かけて行ってむかえる・こと(人)。「空港のロビーはーの人でいっぱいだ」 **で・む・く【出向く】** 《自五》〔目的の場所へ出かけて行く。おもむく。「本社に―・いて報告する」 **で・め【出目】** 目玉がふつうより外へつき出ていること。また、その目(の人)。団奥目。くぼ目。 **でめきん【出目金】** 金魚の一品種。大きくなるにつれて目が左右につき出てくる。 **デメリット** 短所。欠点。また、悪い結果。弊害。「一が多い」団メリット。▽demerit **ても** 《接助》《接続助詞「て」+係助詞「も」)〔「っても」とも。また、音便の関係で「でも」とも〕●逆接の仮定条件を表す。かりに・・・したとして、それでも。「苦しくてもあきらめるな」「死んでも死にきれない」●逆接の既定条件を表す。・・・た(ている)にもかかわらず。「あれだけ言っても聞いてくれない」「一日中探しても見つからない」 ***でも** 《接頭》●名ばかりで内容が伴わない意。「―学者」「一紳士」参者「あれでも(・・・か)」の「でも」から。●ほかになるものがないのでやむなくそれになっている意。「―しか先生」参者「・・・にでもなるか」の「でも」から。 **でも** 《接続》前の事柄を内容上相反する次の事柄に結びつける語。そうであっても。けれども。「行きたい。―いそがしくて行けない」 **でも** 《格助詞「で」+係助詞「も」)ででも■《連語》(格助)・も(係助)。「左打席——打てる」《副助》(「でも日」が一語化したもの)●極端な例をあげ、「他はまして・・・」とほのめかして、物事のようすを強く述べるのに使う。「子供にでもできる(=まして、大人の君にできないなんて・・・)」 <1002> きないなんて・・・)」〔疑問詞につけて〕全面的肯定を表す。「命令とあらば、どこへでも行く」〔許容・許可の表現などでは、下に肯定的意味を表す表現を伴えば全面的肯定を、否定的意味を表す表現を伴えば全面的否定を表すことができる」「チケットが手に入るなら、ごの日でもよい」「何でも構わない」「今、出かけるのは、、こでも駄目」〈「でもしたら」「でもしようものなら」の形で〉重大な結果が生じることをほのめかすのに使う。「触りでもしたら、すぐにこわれる」「注意でもしようものなら、怒り出す」●〈主に「でもない」の形で〉一例をあげて、それを否定し、他の同類のものも否定することをほのめかすのに使う。「嫌いなわけでもない(=かと言って好きなわけでもない)」●(下に意志・推量・命令・勧誘・仮定・例示などの表現を伴って)軽い気持ちで一例をあげ、他に同類の適切なものがあれば、それでもよい、といった気持ちをふくませるのに使う。「お茶でも飲もう」「天下でもとったような喜び方だ」参考二例をあげる場合もある。「お茶でもコーヒーでもいいよ」並列したものの、両方を満たしても、どちらか一方だけを満たしても、何かをする気持ちを表す。目《接助》《接続助詞「ても」が音便の関係で、「でも」となったもの)→ても(接助)。四文語(打ち消しの接続助詞「で」+係助詞「も」)「・・・しなくても(よい)」の意を表す。〔現在では、「言わでものこと」のような慣用句に残っている〕「言わでもの意見」 **デモ** (「デモンストレーション」の略)大勢の人がそろって、抗議や要求をかかげ、それを広く主張・宣伝しながら、その威勢を示すために行う行進や集会。示威運動。「反戦―」「一隊」「ジグザグー」 **デモーニッシュ** 《形動》鬼神や魔物にとりつかれたようす。悪魔的。超自然的。▽ dämonisch **デモクラシー** 民主主義。また、民主政治。民主政体。▽democracy **て・もち【手持ち】** 現在手もとに持っている・こと(もの)。「―の現金」―ぶさた【―無沙汰】《名・形動》何もすることがなくて時間をもてあますこと。所在ないこと。「客が来なくてーだ」 **て・もと【手元・手『許】** ●手の届く範囲。身の回り。身近。「―が暗い」●何かをするときの手で支えている部分。また、手の動かしぐあい。「ーがくるう」「ーがふえる」●物の、手でにぎる部分。●「手元金」の略。手元に置く現金。また、生計を立てていくための金。「――が不如意になる」●「料理屋などで〕箸。「おー」参考もと、女房詞{ことば}。 **でもどり【出戻り】** 結婚して家を出た女性が、離婚して実家へもどること。また、その女性。 **ても・なく【手も無く】** 《副》苦労せずに物事を行うようす。容易に。やすやすと。「―だまされる」 **でもの【出物】** ●ふき出物。はれもの。おでき。●売りに出されている不動産や古物。「――の書画を買う」●屁{へ}。おなら。句「―はれ物所きらわず(=おならやできものは、時や場所に関わりなく出る)」 **てもり【手盛り】** ●自分の食べる物を自分で食器にもること。「―で飯を食う」 おてもり②。 **デーモン** 。▽demon **デモンストレーション** ●デモ。●宣伝したり注目を集めたりするために実際に何かをして見せること。デモ。「新商品の―」●スポーツ大会などで、公開演技。▽demonstration **デュープ** 複写。「カラー写真の―」▽duplicate から。 **デュエット** ●二重・唱(奏)。また、その曲。デュオ。▽英 duet●バレエで、二人でおどる・こと(場面)。▽ duetto **デュオ** ●二重・唱(奏)の二人組み。●デュエット。 **で‐よう【出様】** 〔交渉などで〕とる態度。出方。「敵の―を見る」表記「出よう」と書くことが多い。 **てら【寺】** 仏像が安置され、仏道修行や仏事を行う建物。寺院。 **てら・う【街う】** 。《他五》〔自分の才能・知識などを〕ほこり見せびらかす。えらい者のようにふるまう。「学問を―・う」句「奇を―・う」《四》。 **てら・おとこ【寺男】** 寺で雑役をする男性。 **てら‐こ【寺子】** 寺子屋で学ぶ子供。ーや【一屋】江戸時代、庶民の子供を集めて、読み書き・そろばんを教えた所。注意「寺小屋」は誤り。 **テラ・コッタ** 良質の粘土を素焼きにしたもの。土偶{どぐう}・つぼ・かわらなどに応用されるほか、建築物の外装にも使われる。▽ terracotta (=焼いた土) **てらし・あわ・せる【照らし合わせる】** 《他下》異同などを調べるため、二つ以上の物をくらべる。つきあわせる。照合する。「現金と帳簿を―・せる」 ***てら・す【照らす】** 《他五》●光をあてて明るくする。「足もとを―・す」●くらべあわせる。参照する。[コロ]「法に―・して判断する」文《四》。 ***テラス** 洋風の建物で、床と同じぐらいの高さで部屋の前の屋外に張り出した所。類語ベランダ。バルコニー。▽英 terrace 仏 terrasse ーハウス 各住戸にテラスと庭があり、一階の屋根の一部が二階のテラスになっている連続住宅。▽terrace house **てら‐せん【寺銭】** ばくち場の借り賃として、出来高に応じて支払う金銭。てら。「―を取る」 **デラックス** 《名・形動》豪華なこと。豪華版。「―なムード」参考DXと書くこともある。▽ de luxe の英語読みから。 **てら‐てら** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》つやがあって光っているようす。てかてか。「脂ぎってーした顔」 **てら・まいり【寺参り】** 寺に行って、仏像・位牌・墓を拝んだり説経を聞いたりすること。寺もうで。 **てり【照り】** 〔太陽が〕照ること。●晴天。「―が続く」対降り。●つや。光沢。特に、料理につやを出すためにぬるもの。「―を出す」 **テリア** 犬の品種群の一つ。一般に小形。愛玩悲用のほか猟犬・番犬にもする。テリヤ。▽terrier **テリーヌ** 肉・レバーなどをペースト状にして香辛料・調味料などを加え、型につめてオーブンで蒸し焼きにする料理。▽ terrine **てり・かえ・す【照り返す】** 《自他五》反射しててる。また、反射しててらす。「西日が―・す」 **てり・かがや・く【照り輝く】** 《自五》光をはなって・明るく(美しく)光る。「―・くイルミネーション」 **デリカシー** 心遣いなどの繊細さ。微妙さ。「―のない人」▽delicacy **デリカテッセン** 〔ハム・ソーセージなど]調理ずみの洋風食品(を売る店)。デリカ。▽delicatessen **デリケート** 《形動》●感情がこまやかで、ものに感じやすいようす。繊細。「―な神経の持ち主」●ちょっとしたことで、形勢が変わりそうで扱いが難しいようす。微妙。「―な問題」「―な素材」▷ delicate **てり・つ・ける【照り付ける】** 《自下一》太陽が激しくてる。「真夏の太陽がじりじりとー・ける」 <1003> **テリトリー** ●領土。領域。「民俗学者の―」●[動物の〕縄張り。生活圏。「ゴリラのー」●「セールスマン・販売店などの〕受け持ちの地域。▽territory **てり・は・える【照り映える】** 《自下一》光にてらされて美しく輝く。「夕日にー・える紅葉」 **デリバリー** 配達。宅配。「―サービス」 ▷delivery **てり・ふり【照り降り】** 晴天と雨天。―あめ【―雨】てったり降ったりして定まらない空模様。 **てり・やき【照り焼き】** しょうゆ・みりん・砂糖をまぜたたれを魚の切り身につけ、つやを出して焼く・こと(もの)。「ブリのー」類語付け焼き。 **て・りゅうだん【手榴弾】** しゅりゅうだん。 **て・りょうじ【手療治】** 《名・自サ》医者にかからず、自分で病気や傷の治療をすること。 **て・りょうり【手料理】** 手製の料理。「―でもてなす」 **デリンジャー・げんしょう【デリンジャー現象】** 急に電波(特に短波)が弱くなって、乱れたり受信できなくなったりする現象。太陽面の爆発によって電離層に異常が生じるためと考えられる。参考一九三五年にアメリカのデリンジャー (J.H. Dellinger)が確認した。 ***て・る【照る】** 《自五》 ●〔太陽・月などが〕光を出す。「日がかんかんと―・る」●晴れる。晴天である。「―・る日もあれば曇る日もある」「降っても―・っても」図《四》。 ***てる** 《連語》《「ている」の約)「・・・ている」の意の口頭語。「彼ならもう来てるよ」〔「でいる」から転じたものは、「でる」となる」「雲がぽっかりうかんでる」 ***でる【出る】** 《自下一》●中から外に移る。●外に行く。「部屋を出る」団はいる。●「ものが表面に〕出っ張る。つき出る。「腹が出ている」「くぎの頭が出る」●他の所に出向く。出発する。「東京へ出る」「旅に出る」「新幹線が出る」●ある所に行きつく。到達する。「まっすぐ行けば駅へ出る」●前方に進む。「一歩前へ出る」●仕事などをしていた特定の場所から去る。「大学を出る」「家を出て独立する」●売れていく。はける。さばける。「高級品がよく出る」「かくれていたものなどが〕現れる。●おもてに現れて人目にふれるようになる。「姿を現す。「不満が顔に出る」「月が出る」[コロ]「ぼろが出る」〔なくなったものなどが〕見つけられる。「盗品が出た」〔仕事などのために〕特定の場所に臨む。「会社に出る」「舞台に出る」●特定の方面に乗り出す。登場する。「選挙に出る」「コンクールに出る」●ある態度で、相手に当たる。「高飛車に出る」「優勝宣言とは大きく出たな」●他に示すために、特定の場所に持ち出される。出品・掲示される。「大きな看板が出ている」●問題などが示される。「宿題が出る」「質問が出る」●出版・発行される。または、掲載される。「単行本が出る」「新聞に出る」●文学・演劇などの芸術作品の中に登場する。「神話に出てくる英雄」●ある限度をこして現れる。はみ出る。「上着の下からワイシャツが出ている」句「足が出る」●新たに生じる。●起こる。発生する。「風が出る」「芽が出る」〔勢いなどが〕新たに加わる。増す。「スピードが出る」「勇気が出る」「仕事に調子が出る」●〔水などが〕外にあふれて流れる。「温泉が出る」「涙が出る」●産出される。生まれ出る。「良い米の出る土地柄」「この山は昔は金が出た」●ある結果がもたらされる。「結論が出る」「点数が出る」●味が生じる。「渋みが出る」●与えられる。供される。「許可が出る」「免許状が出る」「夕飯に刺身が出た」●ある源から系統を引く。「史記から出たことば」参考古形は「いづ」。図づ《下二》。>出る杭{くい}は打た・れる《句》●頭角を現す人はとかく他の人からにくまれる。●さしでたことをすると、他から非難され制裁を受ける。>出る所へ・出る《句》警察・法廷などに出て行って、裁断をあおぐ。「―出て決着をつけよう」>出る幕ではな・い《句》出てくる場合ではない。口をはさむ場合ではない。「お前の―・い」 **でる** 《連語》➡てる(連語) **デルタ** 三角州。参考形がギリシャ語のアルファベットのΔに似ていることから。「―地帯」 ▷delta **てるてるぼうず【照る照る坊主】** 晴天をいのって軒下などにつるす人形。 **テレカ** 「テレホンカード」の略。参考商標名。 **てれ・かくし【照れ隠し】** 恥ずかしさや気まずさをごまかそうとする・こと(行為)。「―に頭をかく」 **てれ‐くさ・い【照れ臭い】** 《形》きまりが悪い。何となく恥ずかしい。「みんなの前で歌うのは―・い」 **テレグラフ** 電信。電報。▽telegraph **デレゲーション** 〔会議やスポーツの大会などに派遣される〕代表団。派遣団。「大人数のーを送り出す」▷delegation **テレコ** 〔俗)「テープレコーダー」の略。 **でれすけ【でれ助】** 〔俗)(女性に)でれでれしてだらしのない男性。 **テレスコープ** 望遠鏡。▽telescope **テレタイプ** タイプライター式の文字盤を打つと、相手側の受信機が自動的に印字を行う電信機。参考「テレプリンター」の商標名。▽Teletype **テレックス** ダイヤルで相手を呼び出し、テレタイプを使って相手に文字を伝える通信方法。加入(者)電信。▽telex **でれでれ** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔俗〕●真剣さがなく、しまりのないようす。「―したかっこうで歩く」●だらしなくこびるようす。「女性に―する」 **テレパシー** 五感によらずに、人の意志や感情が他人に伝達されること。死の予知、夢の一致、心の透視などの類。精神感応。遠感現象。▽telepathy **テレビ** 「テレビジョン」の略。 **テレビジョン** 送像機から電波信号によって画像を送り、それを受像機で受けて画像を再生する装置。テレビ。略号TV。▽television **テレビン** 油。▽{蘭}terebinthina から。―ゆ【一油】針葉樹、特に松の樹脂を蒸留して作る精油。揮発性で、特有の香りをもつ。油絵の具をとかしたり樟脳{しょうのう}などの原料にしたりする。テレピン油。 **テレホン** 電話。テレフォン。▽telephone ーカーど【―カード】公衆電話で、硬貨のかわりに用いる磁気カード。テレカ。▽telephone card **テレマーク** ●スキーで、回転法の一つ。体重がかかるように内側の足を曲げ、外側の足で雪を押しやるようにして回転する。深雪上での回転に適する。●スキーのジャンプ競技で、着地するときにとる姿勢。片足を前に出して両ひざを曲げ、両腕を開く。参考「テレマーク」はノルウェー南部の地方名。▽telemark **てれ・や【照れ屋】** 恥ずかしがりや。はにかみや。 **て・れる【照れる】** 《自下一》恥ずかしがって、はにかむ。きまり悪がる。「ほめられて―・れる」 <1004> **てれ・わらい【照れ笑い】** 銘《名・自サ》照れて決まり悪そうに笑うこと。また、その笑い。 **てれん【手練】** 人をたくみにだまして自分の思いどおりにする手段・技。てくだ。四字「―手管{しゅくだ}」 **テロ** ●「テロリズム」の略。●「テロル」の略。 **テロップ** テレビ放送で、文字・図面・写真などを、画面に映しだす・こと(装置)。また、その文字・図面・写真。類語スーパー。参考もと商標名。▽telop **テロリスト** 暴力によって一定の政治上の目的をはたそうとする人。暴力革命主義者。▽terrorist **テロリズム** ●一定の政治上の目的をはたすために、集団的・組織的な暴力手段にうったえようとする考え。暴力主義。また、その行為。テロ行為。テロ。テロル。▽terrorism **テロル** 暴力手段によって敵対者を威嚇すること。テロリズム。テロ。▽ Terror **でろれん** 「でろれん祭文{さいもん}」の略。歌祭文・説経祭文の一種。江戸時代、祭文語りが錫杖{しゃくじょう}を片手に文句を語りながら、合間にほら貝をふき鳴らして門付けして歩いたもの。参考「でろれん」は、ほら貝の擬音。 **でわ【出羽】** 旧国名の一つ。明治元年に羽前{うぜん}と羽後{うご}に分けられた。今の山形県と秋田県。羽州{うしゅう}。 **て・わけ【手分け】** 《名・自サ》一つの仕事を何人かで分担して行うこと。「―してさがす」 **て・わざ【手業】** 手先でするわざ。類語手仕事。 **て・わた・す【手渡す】** 《他五》他人の手を通さずに相手に直接わたす。また、手渡しする。 ***てん【展】** 《接尾》「展覧会」の意。「美術―」 ***てん【店】** 《接尾》「みせ」の意。「喫茶―」「食料品―」 ***てん【典】** 〔文〕儀式。式典。連「華燭のー」 ***てん【天】** 〔地に対して〕高く遠く地をおおって無限に広がっている空間。「―と地」「――に達する噴煙」「―をあおぐ」類語空。天空。天上。天頂。団地。〔中国古代の思想で〕●万物の支配者。天帝。上帝。神。「―の命」●自然や宇宙の法則。「―の理」●天②が下す運命。天運。句「運をーに任せる」●天にあって、神など超人的存在のものがすみ、清浄で至福だとされる想像上の世界。特にキリスト教で、神の国。天国。「―にましますわれらの父よ」[仏] もろもろの仏神。多聞天・広目天・持国天など。●仏神のすむ所。特に、天上界。●書物・荷物などで上部と下部を区分するときの、上の部分。四字「一地無用」団地。●はじめ。最初。あたま。「―から受けつけない」●評点や書物の内容の分類などで天・地・人の三段階に分けたときの、第一。団地・人>―知る地知る我知る人知る《句》《天地の神も自分も相手も知っている意から)悪事は、だれも知らないと思っても、いつかは露見するものである。天知る地知る。四知{しち}。〈後漢書・楊震伝〉>――にも昇る心地《句》ひどくうれしいことの形容。>―は二物を与えず《句》人間はそんなにいくつもの長所を持っているものではないということ。>―を仰ぎて唾{つば}す《句》人に害を与えようとして、かえって自分がひどい目にあう。天に向かって唾す。天に唾{つばき}する。〈四十二章経〉>――を摩{ま}・する《句》天に届くほど高い。「―・する塔」参考➡摩天楼{まてんろう} **【篆】** 「篆書{てんしょ}」に同じ。 ***てん【転】** ●〔語形・音韻などが〕変わること。変化。「『あたい』は『あたし』の―」●漢詩の絶句の第三句。転句。四字「起承——結」 ***てん【点】** 《名》●形がはっきりしないほどに小さなもの。●視覚でとらえうる最小のもの。「飛行機がーとなって空のかなたに消える」●位置の概念を示すもの。ふつう幾何学では、線分の端、直線と直線の交わりなどをいう。「二直線の交わったー」●他のものにつけそえる小さなしるし。●文字のわきなどに目印に記す小さなしるし。傍点。●文章の句切り目に打つ小さなしるし。ふつうは「、」を使う。読点。●漢文の訓読のしかたを示すために文字のわきにつける符号。返り点・乎古止点など。訓点。●古文書などに文の字画のうちで線よりも短いもの。「犬」「太」「丸」などの「、」。漢字の部首「、」の称。ちょぼ。●物事の価値・評価を表すもの。●詩文に書きこむ評価のしるし。また、詩文の添削。「―を加える」「―を乞う」●答案などにつける評点。「―をつける」●運動競技などの得点。「―を入れる」日《形名》特に注目・言及すべき箇所。「哲学と宗教はこのーがちがう」「学力のーでまさる」目《接尾》●「位置」「場所」「地点」の意。「出発―」「落下―」●《助数》得点・評点を数える語。「三ーリードする」「国語のテストは八〇ーだった」《助数》品物の数を数える語。「衣類三―」「展覧会に数―出品する」>―高く馬肥ゆる秋《句》秋のさわやかさをいうことば。 ***てん【恬】** 《形動》〔文〕気にしないで平気でいるようす。平然。句「ーとして恥じない」 ***でん【殿】** 《接尾》●〔東洋風の〕大きな建物の名にそえる語。「神楽―」「清涼―」●位の高い法名にそえる敬称。「大猷院―」 ***でん【伝】** 《名》●言い伝えられていること。また、その話。言い伝え。「―俊成筆」●個人の一生の事績を記録した書物。伝記。「エジソン伝」〔俗〕 〔基準の」やり方。「いつものーで説教を始める」《接尾》「伝記」「注釈書」などの意。「シェークスピア―」「古事記―」 **でん・あつ【電圧】** 〔理〕電位差。単位はボルト(V)。 ***てん・い【天位】** 天子の位。また、天皇の位。皇位。 ***てん・い【天意】** 〔文〕宇宙を支配する神の心。また、自然の道理。「―に従う」類語神意。 ***てん・い【転位】** 《名・自他サ》〔文〕位置が変わること。また、変えること。「星のー」 ***てん・い【転移】** 《名・自サ》《他サ》〔文]場所が移ること。また、移すこと。移転。●病原体または腫瘍{しゅよう}細胞が、他の組織に移り、そこではじめの病巣と同じ変化を起こすこと。「がんがーする」 **でん・い【電位】** 〔理〕電界内の一点に一定の電気量を運ぶのに必要なエネルギー量。―さ【一差】二点間における電位の差。電圧。 **てんい・むほう【天衣無縫】** 《名・形動》〔文〕●詩文などに技巧のあとがなく、自然で美しく作られていること。●人の性格や言動が、飾りけがなくありのままであること。天真爛漫{らんまん}。「―の人柄」源天人の衣には縫い目のような作為がないということから。 **てんいん【店員】** 店の従業員。「一募集」 **てんうん【天運】** 〔文〕●天が定めた運命。天命。「ーがつきる」●[天]天体の運行。 <1005> **てんえん【展延】** 《名・自他サ》広がりのびること。また、広げのばすこと。「―性に富む金属」 **でんえん【田園】** 田畑・林・野原などの多い郊外。「―風景」―とし【―都市】大都市郊外に自然と調和させて、計画的に建設された都市。 ***てん・おん【天恩】** 〔文〕●天から受ける恵み。●天子の恩恵。 ***てん・おん【転音】** 語が連なって複合語をつくるときに、前の語の語末の音が本来の形から転じかわること。また、そのかわった音。「あめ(雨)」と「と(戸)」が複合して「あまど」となるときの「ま」の類。 ***てん・か【天下】** ●(「天上」に対して天の下の意)全世界。また、世の中。「―に勇名をはせる」●国全体。全国。「―を治める」●国家を支配する権力。「―を取る」〈多く「―の」の形で〉並ぶものがないほど有名であること。「――の横綱」●〔実権をにぎって〕思うままにふるまうこと。「かかあ――」●〈「――様」の形で〉江戸時代の将軍。参考①~⑥は中世・近世には「てんが」とも言った。>―はれて【―晴れて】《連語》だれに遠慮することもなく。「―の夫婦」>―わけめ【一分け目】天下の支配権を決する分かれ目。また、勝敗の決まる大事な分かれ目。「――の天王山」 ***てん・か【添加】** 《名・他サ》他の物をつけ加えること。「防腐剤を―する」「食品一物」類語 添付。 ***てん・か【点火】** 《名・自サ》火をつけること。また、ある機関を始動させるために、発火の操作をすること。「ダイナマイトにーする」 ***てん・か【転化】** 《名・自サ》他の状態に移り変わること。転じること。「山林を宅地に―する」類語転成。 ***てん・か【転嫁】** 《名・他サ》自分の罪・責任などを他人に移しておしつけること。なすりつけること。[コロ]「責任を―する」注意「責任を転化する」は誤り。 ***てん・か【転訛】** 《名・自サ》〔文〕ことばの本来の発音がなまって変化すること。 **てんが【典雅】** 《形動》みやびやかで上品なようす。「―な舞」 ***でん・か【伝家】** その家に代々伝わっていること。家伝。>一の・ほうとう【一の宝刀】《連語》●その家に代々伝わり、宝とされている刀。●大事な場合以外には使わない、とっておきの手段。「―をぬく」 **でん・か【殿下】** 《宮殿や殿堂の階の下の意》〔「陛下」と呼ばれる以外の〕皇族・王族に対する敬称。〔接尾語的にも使う〕「―をお迎えする」「皇太子―」参考摂政・関白・将軍などにも用いた。古くは「てんが」。 ***でん・か【電化】** 《名・自他サ》熱源・光源・動力源などに電力を利用するようになること。「―製品」 ***でん・か【電荷】** 〔理〕物質に帯電している電気(の量)。荷電。 ***てん・かい【天界】** てんがい(天界)。 ***てん・かい【展開】** 《名・自他サ》●〔物事の範囲を〕大きく広げること。また、大きく広がること。「眼前に眺望が―する」「郊外に支店を―する」●順を追って進展させること。また、進展すること。「平和外交を―する」「局面の一を図る」●情況・場面などを次々とくり広げること。また、次々とくり広げられること。「激しい論争がーする」《名・他サ》●〔数〕多項式の積を、和の形にすること。(a+b)² を a²+2ab+b²とするなど。●〔数〕立体を切り開いて一つの平面図形にすること。「―図」●密集した部隊が散らばった隊形をとること。「機動部隊が―する」 **てん・かい【転回】** 《名・自他サ》●ある物を中心としてぐるりと回ること。また、回すこと。回転。●ぐるりと回って方向を変えること。また、方向がぐるりと変わること。「一八〇度―する」●方針などが大きく変わること。また、変えること。「生活の一を図る」 ***てんがい【天外】** 〔文〕《天の外の意から)はるか遠くの空。また、きわめて・遠い(高い)所。「―に飛ぶ」 **てんがい【天涯】** 〔文〕●空の果て。はるかに遠い空。●(故郷を)はるかに遠くはなれた土地。 ***てんがい【天界】** ●〔文〕天上の世界。因地界。●[仏]天上界。团俗界。人界。=天界。 ***てんがい【天蓋】** ●仏像・導師などの上にかざす衣笠{きぬがさ}。宝蓋{ほうがい}。●虚無僧がかぶる深い編み笠。 ***でん・かい【電解】** 《名・他サ》「電気分解」の略。―しつ【一質】〔理〕水溶液にしたとき、電流を通すことができるようになる物質。酸・アルカリ・塩類など。 ***でん・かい【電界】** 〔理〕電荷を近づけたとき、それに電気力の作用の働く空間。電場。 **てんがい‐こどく【天涯孤独】** 広い世の中に身寄りが一人もいないこと **てんか・いっぴん【天下一品】** 天下にただ一つというほどすぐれている・こと(もの)。天下一。「―の味」 **てん・かく【点画】** 漢字を形づくる点と線。 **てん・がく【転学】** 《名・自サ》学生が学業の途中で他の学校へ移ること。参者ふつう、大学生に使う。「短大から四年制大学へ――する」類語転校。 **でんがく【田楽】** ●平安時代中期から室町時代に行われた芸能。田の神に豊作をいのる田舞に始まる。のち、田楽能に発展。●「田楽豆腐」の略。豆腐を串ににさし、みそをぬって火であぶった食べ物。参考形が、田楽を踊る姿に似ることから。●「田楽焼き」の略。魚・野菜・こんにゃくなどを串にさしてみそをぬり、火であぶった食べ物。―ざし【一刺し】田楽豆腐のように、串や刀などのとがった物でさしつらぬくこと。類語串刺し。 **てんか‐ごめん【天下御免】** 公然と許されること。 **てんか・たいへい【天下太平・天下泰平】** 天下がよくおさまっておだやかなこと。 **てんか・ふん【天花粉・天、瓜粉】** キカラスウリの根からとったでんぷんを精製した白色の粉。あせも・ただれに用いる。 **てんてん・から【天から】** 《副》はじめから。頭から。で。「―間違っている」「一信じていない」表記かな書きにすることが多い。 ***てんかん【展観】** 《名・他サ》〔文〕一般に広く見せること。類語展览。 ***てんかん【癲癇】** 脳の機能障害によって、発作的に意識喪失や痙攣{けいれん}を起こす病気。 ***てんかん【転換】** 《名・自他サ》物事の方針・傾向などを別の方向に変えること。また、変わること。「政策を―する」「気分」類語変換。 ***てん・がん【天眼】** 神通力があって、ふつうでは見えないものも見通すことのできる目。天眼通{てんげんつう}。―きょう【一鏡】大形の凸レンズに柄{え}をつけた拡大鏡。人相見が用いる。 <1006> **てん・がん【天顔】** 〔文〕天子の顔。竜顔{りゅうがん}。 ***てん・がん【点眼】** 《名・他サ》薬液を目にさすこと。「目薬を―する」―すい【一水】「目薬」に同じ。〔古風な言い方〕 ***てんき【天機】** 〔文〕●天地自然の秘密。●天から与えられた才能。天性。●天子の機嫌。>―を洩{も}ら・す《句》《自然の秘密をもらす意から)重大な秘密を人に知らせる。表記「―ーを泄もらす」とも書く。 ***てんき【天気】** ●〔気圧・気温・湿度・風向・風力・風速・雲量・降水などを総合した〕その時刻、その場所における気象状態。空模様。「ぐずついた―」類語天候。●空模様がよい状態であること。晴天。「―が続く」「今日は―だ」●人の機嫌。「社長のおーが悪い」→類義語の使い分け あめ【雨】>―きごう【一記号】天気図で使われる記号。「快晴」が○、「くもり」が◎など。―ず【―図】気圧・気温・雲量・風向・風力などの分布を、数字や天気記号を用いて地図の上にかき表したもの。 > [類義語の使い分け 「天気・天候」] >[天気・天候]今度の旅行は天気(天候)にめぐまれた/このところ天気(天候)が変わりやすい >[天気]雨が上がって天気になる/今日はよい天気ですね/天気雨が降る/天気予報 >[天候]天候が不順で困る/悪天候/全天候型 ***てん・き【転機】** ある状態から他の状態に変わるきっかけ。変わり目。「大病が人生の一になる」 ***てん・き【転帰】** 病気が経過したその結果。また、病状の変化。参考治癒、軽快、不変、悪化、死亡などと判定する。 ***てんき【転記】** 《名・他サ》記載事項を他の帳簿などに書きうつすこと。「元帳へ―する」 **てん・ぎ【転義】** 《名・自サ》語の本来の意味から別の意味に転じること。また、転じた意味。因本義。 **でんき【伝奇】** 怪奇や幻想に富んだ物語。「一小説」 **でんき【伝記】** ある人物の一生の事績を記したもの。「リンカーンのー」「―作家」 **でんき【電器】** 電気器具。「―店」 ***でん・き【電機】** 電力で運転する機械。電気機械。 ***でんき【電気】** ●〔理〕いろいろな電気現象(たとえば摩擦によって起こる物体の吸引現象など)の原因となるもの。電荷・電気エネルギーの総称。「―を起こす」「―が流れる」類語電流。●電灯。「―を消す」「ースタンド」―うお【――魚】体に発電器官をもち、他の動物を感電させる魚類。デンキナマズ・デンキウナギ・シビレエイなど。―かいろ【一回路】 〔理〕導体によって作られた、電流の通路。―きかんしゃ【一機関車】電動機によって走行する機関車。ーじどうしゃ【―自動車】蓄電池によってモーターを回転させて走行する自動車。騒音が少なく、排気ガスを出さない。EV。―ていこう【―抵抗】〔理〕導体の電流の通りにくさの度合いを表す値。単位はオーム(C)。抵抗。―どう【―銅】〔理〕粗銅を電解精錬して得た純度の高い銅。電線などに用いられる。電解銅。―ぶんかい【一分解】《名・他サ》〔理〕電解質溶液に二個の電極板をさし入れ、電流を通して両電極の表面に化学変化を起こさせ、物質を分解すること。電解。ーメス 高周波電流の働きを利用して生体組織や臓器を切断する外科手術器具。出血の少ない利点がある。―ようせつ【―溶接】電気を熱源として金属を溶接する方法。―りょうほう【―療法】体に電気を通じ、神経・筋肉などに刺激を与えて治療する方法。痛み・けいれん・知覚神経まひなどの治療に用いられる。―ろ【一炉】〔理〕電流の熱作用を利用して高温を得る炉。金属の加熱・溶融・精錬などに用いる。」 **テン・キー** コンピューターの入力装置の一つ。0から9までの数字・+・」など、四則演算に用いるキーをひとまとめにしたもの。▽ten と key からの和製語。 **でんき・くらげ【電気『水『母・電気『海『月】** 「カツオノエボシ」の俗称。語源触手に有毒のとげがあり、ふれると感電したように激痛を感じることから。 **てんきーぼ【点鬼簿】** 〔文]「過去帳」に同じ。 **こんきゅう【天球】** 〔天〕すべての天体が、地球上の観測者を中心とした球の球面上に投影されると考えたときの、仮想の球体。―ぎ【―儀】球面上に、恒星・星座・軌道(=赤道・黄道)などを記した天球の模型。類語出典。 **でん・きゅう【電球】** 電流を通じると発光する物質をガラス球の中に封入したもの。電気のたま。白熱電球やLED電球など。「裸―」 **てん・ぎょう【転業】** 《名・自サ》職業、特に、商売を変えること。転職。「―して喫茶店を開く」 ***てん・きょ【典拠】** もとになった正しいよりどころ。 ***てん・きょ【転居】** 《名・自サ》住まいを他の場所へ変えること。転宅。転住。「―通知」類語引っ越し。 **てんきょく【電極】** 〔理〕電界を作ったり電流を流したりするために設けられた、一定の形の導体。参考電流の流れ出る方を陽極、流れ入る方を陰極という。 ***てん・きん【天金】** 洋装本で、上部の小口でに金箔をはりつけたもの。「背革の豪華本」 ***てん・きん【転勤】** 《名・自サ》同じ会社・官庁などの中で勤務地が変わること。「支社へ―になる」「さ **てん‐く【転句】** 漢詩で、絶句の第三句。転。 **てんぐ【天狗】** ●深山にすむという想像上の怪物。赤顔で鼻が異常に高く、神通力をもち、大きな羽うちわを持って空を自由に飛ぶという。●自慢すること。うぬぼれる・こと(人)。1回「ほめられて―になる」 **てんくう【天空】** 〔文]はてしなく広がっている空。大空。「―をかける」 **てんくう・かいかつ【天空海、闇】** 《名・形動》〔文〕度量が大きく気持ちがさっぱりしていること。「―な人物」 **てんぐさ【天草】** 紅藻類テングサ科の海藻。ところてん・寒天の原料。トコロテングサ。 **てんぐーちょう【天、狗、蝶】** テングチョウ科のチョウ。前翅{ぜんし}の端はとがり、黒褐色に橙色の模様がある。幼虫はエノキを食べる。 **デング・ねつ【デング熱】** (ディ Denguefieber)シマカの媒介による感染症。病原体はウイルス。高熱が出て関節や筋肉が痛み、発疹ができる。 **てんぐりがえし【でんぐり返し】** でんぐりがえること。でんぐりがえり。 **てんぐりがえ・る【でんぐり返る】** 《自五》●引っくり返る。転倒する。●逆さまになる。 <1007> 地に手をつき、体を前または後ろに一回転させて起きる。●さかさまになる。ひっくりかえる。 **てんけい【典型】** 同類の中で、その種類の特徴を最もよく表している型や事物。また、その規範となる形式。「ギリシャ悲劇の―」「教師のー」**典型的**《形動》典型とされるようす。「――な日本人」 **てんけい【天啓】** 〔文〕天の神が、真理を人間に示すこと。天の啓示。「―がひらめく」 **てんけい【天恵】** 〔文〕天からの恵み。天恩。 **てんけい【点景・添景】** 風景画や風景写真などで、趣を出すために風景にそえられる人物や動物など。 **でんげき【電撃】** ●感電によるショック。「―療法」●突然で激しい攻撃。「―作戦」**電撃的**《形動》突然で衝撃的なようす。「―な婚約発表」 **てんけん【天譴】** 〔文〕「天罰」に同じ。 **てんけん【天険・天嶮】** 〔文〕地勢がきわめて険しい場所。自然の要害。 **てんけん【点検】** 《名・他サ》誤りや故障などがないか、一つ一つ調べること。「定期―」「総――する」[類語]検査。 **てんげん【天元】** ●万物の生育する根源である天。●碁盤の中央にある星。 **でんげん【電源】** ●電流をとる源。コードのさしこみ口など。「―を切る」●電力を供給する源。**電源かいはつ【電源開発】** 《名・自サ》電力の供給源である発電所・ダム・貯水池などの施設をつくること。 **てんこ【典故】** 〔文〕よりどころとなる故事。故実。 **てんこ【点呼】** 《名・他サ》一人一人の名を呼んで、人員がそろっているかどうかを確かめること。[コロ]「一をとる」 **でんこ【電弧】** 〔理〕アーク放電のとき、気体中にできる弧状の発光部分。アーク。 **てんこう【天候】** 数日間、または十数日間というように、比較的長い期間における天気の総合的な状態。「作物の出来は―に左右される」「悪―」[類語]天気。 >類義語の使い分け「天気・天候」 **てんこう【転向】** 《名・自サ》途中で方向・方針・立場・職業などを変えること。「検事から弁護士に―する」「プロー」「台風が東へ―した」●権力の圧迫などにより、それまでの思想上の立場を変えること。「一文学」 **てんざい【点在】** 《名・自サ-》あちこちに散らばってあること。散在。「山麓にーする農家」 **てんこう【転校】** 《名・自サ》児童・生徒・学生が、ある学校から別の学校に移ること。「一生」[類語]転学。 **でんこう【電光】** ●いなずま。いなびかり。●電灯の光。**電光けいじばん【電光掲示板】** 板面に配列した多数の電球を点滅させて、文字や符号を表示する装置。 **でんこうせっか【電光石火】** (「石火」は火打ち石の火花)きわめて短い時間。また、動作がきわめてすばやいことのたとえ。「―の早業」 **てんこく【篆刻】** 《名・他サ》木・石・金属などに、印として文字をほりつけること。印刻。[参考]その文字に、多く篆書体を使ったことから。 **てんごく【典獄】** 「刑務所長」の旧称。 **てんごく【天国】** ●キリスト教で、清浄で幸福な所とされる天上の理想的な世界。神・天使がいて、信徒の死後の霊をむかえるという。「―に召される」●苦しみや悩みのないめぐまれた環境。また、理想的ですばらしい環境。「至れり尽くせりのもてなしで―のようだ」「遊園地は子供の―だ」「歩行者―」囡①②地獄。 **てんこつ【天骨】** 〔文〕生まれつきの性質・才能。 **てんこもり【てんこ盛り】** 食べ物(特に飯)を食器にうずたかく盛ること。「―のどんぶり飯」 **でんごん【伝言】** 《名・他サ》人やある手段を介して用件を相手に伝える・こと(ことば)。ことづけ。ことづて。「―をたのむ」「―板」「災害用ーダイヤル」 **てんさい【天才】** 生まれつき備わっている人並みはずれてすぐれた才能(をもった人)。「語学の―」「一的」[類語]秀才。 >類義語の使い分け 「秀才・天才」 **てんさい【天災】** 地震・風水害など自然現象によって起こる災害。[対]人災。 **天災は忘れた頃にやってくる** 《句》前にあった天災から時がたって気がゆるむのをいましめたことば。[参考]物理学者・随筆家の寺田寅彦が言ったとされている。 **てんさい【天際】** 〔文〕空のはて。天のきわ。空際。 **てんさい【甜菜】** 「砂糖大根」に同じ。**甜菜とう【甜菜糖】** 砂糖大根の根からとった砂糖。ビート糖。 **てんさい【転載】** 《名・他サ》〔新聞・雑誌・書籍などに〕すでに掲載された文章・写真などを他の印刷物にそのままのせること。「無断―を禁ず」 **てんさく【添削】** 《名・他サ》他人の文章・詩歌・答案などに手を入れ、文字をけずったり加えたりしてその悪い部分を直すこと。「詩文のーをあおぐ」「通信一」 **てんさく【転作】** 《名・他サ》それまで作っていた物とは別の農作物を作ること。「―で大豆を栽培する」 **てんさん【天産】** 〔文〕天然に産出すること。また、その産物。天産物。「――にめぐまれる」 **てんさん【天蚕】** 「ヤママユ」の別称。 **でんさんき【電算機】** 「電子計算機」の略。コンピューター。 **てんし【天使】** ●(angel) キリスト教で、神に仕え、神の使いとして天界から人間の世界につかわされたもの。エンジェル。●神のような慈愛をもって人の心をなぐさめいたわる人。 **天使が通る** 《句》会話や座談がとぎれて、皆がだまりこむことをいう。[語源]フランスのことわざから。 **てんし【天子】** (「天の子」の意)天命により人民を統治する者。君主。皇帝。特に、日本で、天皇。 **てんし【天資】** 〔文〕生まれつき備わっている資質。天性。天稟。天質。「―豊かな人物」。[四字]「天資英明」 **てんし【展翅】** 《名・他サ》標本にするため、昆虫の羽を広げて固定させること。「――板」 **てんじ【典侍】** ●内侍司の次官。ないしのすけ。●明治時代以後、宮中に仕える女官の最高位。 **てんじ【展示】** 《名・他サ》品物・作品などを並べて大勢の人に見せること。「新車を―する」「一会」 **てんじ【篆字】** 篆書の文字。篆文。篆。 **てんじ【点字】** とび出した点を一定の方式によって組み合わせて、目の不自由な人が指先でさわり音標文字として読み取れるようにしたもの。**点字ブロック** 目の不自由な人が足の裏や杖の先で触れて方向や位置などがわかるようにつくられた、点や線状の突起のついた黄色いブロック。駅のホームや道路などに敷かれている。 **でんし【電子】** 〔理]原子を構成している素粒子の一つ。負の電気量の最小単位をもっている。エレクトロン。 **電子オルガン** 電気の振動を音波に変え、多様な音色で各種の楽器の効果を出す鍵盤楽器。ハモンドオルガン。 <1008> **でんじてんしょ** ―ろうにん【一浪人】住所不定の浪人。参考一説に、「逐電浪人」の「ちくてん」をひっくり返した語という。 **でんし【電子】** ●[理]すべての物質を構成する素粒子の一つ。負の電気をもち、原子核のまわりを回っている。―オルガン エレクトーンなど。―おんがく【―音楽】いろいろな電気回路による発振音を素材として作る音楽。―けいさんき【―計算機】電子回路によって複雑な計算を高速度で行う装置。数値計算だけでなく、記憶・判断などの機能を備え、自動制御・事務管理・データ処理などに利用される。電算機。コンピューター。―けんびきょう【―顕微鏡】〔理〕光線の代わりに電子線を、ガラスレンズの代わりに電子レンズを使った顕微鏡。参考数万倍から数十万倍まで拡大できる。―こうがく【―工学】〔理〕真空・気体・固体の中における電子の運動による現象や、その現象の応用技術を研究する学問。エレクトロニクス。―じしょ【―辞書】辞書のデータが内蔵されている携帯型のコンピューター。ーじゅう【一銃】ブラウン管や電子顕微鏡に利用される電子線発生装置。|しょせき【―書籍】パソコンや携帯電話など、電子機器の画面で読む出版物。内容がデジタルデータ化されている。―ずのう【一頭脳】人間の頭脳の働きに似た機能をもつ電子装置。一般に、コンピューターの俗称。電脳。―てちょう【一手帳】手帳の機能をもった小型のコンピューター。住所録・メモなどを記憶させるほか、演算もできる。電子ノート。ーマネー(electronic money) 実際に流通する通貨と同じ価値をもち、電子商取引の決済に用いることのできる電子情報。電子貨幣。ーメール インターネットを利用し、メッセージを交換できるシステム。また、そのメッセージ(手紙)。Eメール。ーレンジ 高周波の電磁波を利用した調理器具。レンジ。 ***でん・じ【田地】** でんち(田地)。 ***でん・じ【電磁】** 電気と磁気とが互いに作用すること。―かい【一界】〔理〕 〔統一体としてとらえた〕電界と磁界。電磁場。―き【―気】〔理〕●電気と磁気。●電流によって生じる磁気。―は【一波】〔理〕電磁界の振動が真空中または物質の中を波になって進んでいく現象。参考波長の長さから電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・7ご線がある。 **てんじく【天竺】** ■《名》●昔、日本および中国で、インドを指して言った語。●「天竺木綿。」の略。地が厚く、幅の広い木綿。テーブルかけ、シーツ・芯地用。《接頭》「外国産の」「舶来の」の意。「―木綿」 **てんじく・あおい【天竺葵】** フウロソウ科の多年草。高さは約三〇㎝。独特の香りがある。夏、白・深紅・淡紅色などの花をつける。参考園芸上では四季咲きのものを「ゼラニウム」、一季咲きのものを「ペラルゴニウム」という。 **てんじく・ねずみ【天竺鼠】** テンジクネズミ科の動物。尾がなく耳が小さくて丸い。医学実験用やペットとして飼われる。モルモット。 **でんじしゃく【電磁石】** 軟鉄の心に絶縁銅線を巻いたもの。電流を通じると磁石になる。電動機・発電機・電流計・スピーカーなど用途が広い。 **てんじつ【天日】** 〔文〕太陽。日輪。―えん【―塩】太陽の熱で海水の水分を蒸発させて作った塩。 **てんしゃ【転写】** 《名・他サ》文章・絵などを、そのまま他から写し取ること。「原本から―する」 **てんじゃ【点者】** 連歌{れんが}・俳諧{はいかい}などで、作品の優劣を判定して評点をつける人。判者{はんじゃ}。 ***でんしゃ【伝写】** 《名・他サ》〔文〕書物などを次々と写し取って伝えること。また、その写し。「―の誤り」」 **でんしゃ【殿舎】** 〔文〕ごてん。殿堂。 ***でんしゃ【電車】** 電動機で走る鉄道車両。「通勤―」 ***てんしゃく【天爵】** 〔文]身分にかかわりなく、生まれつき備わっているすぐれた徳。因人爵{じんしゃく}。 **てん・しゃく【転借】** 《名・他サ》人が他から借りた物を、さらに借り受けること。又借り。団転貸。 **てんしゃ・にち【天赦日】** 《「天が赦{ゆる}す日」の意)陰陽道で、一年中で極上の吉日とされる日。天赦。参考何事をするのにもよい日とされる。 **てん・しゅ【天主】** キリスト教で、天にいる神。天帝。参者現在は「神」を用いる。―きょう【一教】「カトリック教」の別称。―どう【一堂】天主教の教会堂。 ***てんしゅ【天守】** 「天守閣」の略。表記もと「天主」とも書いた。―かく【一閣】城の本丸駄に築いた、城中で最も高い物見やぐら。天守。 ***てんしゅ【天趣】** ●[仏]六趣(六道)の一つで、天上界のこと。天道。●【絵や彫刻などの作品に見られる〕人工をこえた天然自然のおおらかな味わい。 ***てんしゅ【店主】** 店の主人。店の持ち主。 ***てんじゅ【天寿】** 天から与えられた命の長さ。自然の寿命。天命。「―を全{まっと}うする」 ***てんじゅ【天授】** 〔文〕天からさずかること。特に、生まれつきの才能や徳性。「――の才」類語天与。 ***でん・じゅ【伝受】** 《名・他サ》師から、学問・技芸・武芸などに関する内容を伝え受けること。伝授されること。対伝授。 **でんじゅ【伝授】** 《名・他サ》師が弟子に、学問・技芸・武芸などを教えさずけること。特に、その奥義・秘伝を教えさずけること。「極意を―する」団伝受。 **てんじゅう【転住】** 《名・自サ》〔文]「転居」に同じ。 **でん・しゅう【伝習】** 《名・他サ》伝えられて習うこと。また、習い伝えること。「航海術を―する」「一所」 **てん・しゅく【転宿】** 《名・自サ》〔文〕宿所を変えること。やどがえ。「ホテルを次々とーする」 ***てん・しゅつ【転出】** 《名・自サ》●他の府県・区域へ住所を移すこと。「一届」「―証明」団転入。●転任して他の職場へ移ること。「子会社へ―する」 ***てん・しゅつ【点出】** 《名・他サ》〔文〕 〔画中などに〕てえがき出すこと。 ***てんしょ【添書】** 《名・自サ》●使者・贈り物などに手紙をそえること。また、その手紙。そえ状。●《名・他サ》書類に気づいたことや注意などを書きそえる・こと(もの)。そえ書き。●紹介状。そえ状。「―をたずさえて訪問する」 ***てんしょ【、篆書】** 漢字の書体の一つ。主に中国秦{しん}代に使われた。現在は印章・碑銘などに用いる。篆{てん}。 **てんじょ【天助】** 〔文]天の助け。神の助け。天佑{てんゆう}。四字「神佑{しんゆう}」類語神佑。 **でん・しょ【伝書】** 〔文〕●秘伝を書いた文書・書物。「花道のー」●代々伝わる文書・書物。●書状を送り伝えること。 **てんしょう【典章】** 〔文〕おきて。規則。 **てんしょう【天象】** 〔文)●日・月・星などの天体の現象。日食月食・流れ星など。「―をもって吉凶を占う」団地象。●空のようす。空模様。天気。 <1009> う」団地象。●空のようす。空模様。天気。 **てんしょう【転生】** 《名・自サ》●[仏] 輪廻。◆転生。 **でんしょう【伝誦】** 《名・他サ》〔古い物語・叙事詩などを〕口から口へと唱え伝えること。また、代々伝えて唱えること。「――文学」[類語]口承。 **てんしょう【点鐘】** 船内で時刻を知らせる鐘。 **てんじょう【天上】** 〔文〕●空。大空。「―に舞い上がる」[類語]天。囡地上。●《名・自サ》〔霊魂などが〕天にのぼること。死ぬこと。昇天。「八〇歳にしてーした」●この上もないこと。無上。●◆天上界②。 **天上界** ●天上にあるという世界。天界。上界。[対]下界。●[仏]六道の一つ。人間界の上にあって、最もすぐれた果報を受けた者が住むという世界。天上。天道。 **天下唯我独尊** 《句》生死の間に独立する人生の尊厳を示したことば。我々がただ一つの(尊い)存在である。[参考]釈迦が誕生の直後に唱えた語という。 **てんじょう【天井】** ●屋根裏や上の階の床をかくすために、部屋の上部に板を張ったもの。●物の内部のいちばん高い部分。「電車の――」●物価・相場のいちばん高い値段。「―相場」**天井がわ【天井川】** 川底が両側の平地よりも高くなっている川。**天井さじき【天井桟敷】** 大劇場で、後方の最上階に設けた低料金の見物席。**天井しらず【天井知らず】** 物価や相場などがどこまで上がるかわからないこと。「―の地価」**天井ね【天井値】** 〔経〕その日、またはある期間で、相場・物価がいちばん高い値になること。天井相場。[対]底値。 **てんじょう【天壌】** 〔文〕天と地。天地。あめつち。 **てんじょう【殿上】** ●清涼殿にあった、殿上人の詰め所。●殿上の間にのぼることを許されること。昇殿。●「殿上人」の略。囡地下。**殿上びと【殿上人】** 殿上にのぼることを許された人。四位・五位者の一部および六位の蔵人。雲の上人。雲上人。堂上。 **てんじょう【添乗】** 《名・自サ》旅行客の世話・案内をするために団体旅行につきそって乗り物に乗ること。「一員」 **てんじょう【纏繞】** 《名・自サ》〔文〕〔つる草などが〕他のものにまといつくこと。からまりつくこと。 **てんじょう【転乗】** 《名・自サ》〔文〕他の乗り物に乗りかえること。「港で他の船に―する」 **でんしょう【伝承】** 《名・他サ》風習・言い伝えなどを受けついで後世へ伝えていくこと。また、その伝えられた事柄。「地域文化の―」「民間―」 **てんしょうこうたいじんぐう【天照皇大神宮】** 伊勢神宮の内宮。天照大神を祭ってある。皇大神宮。 **でんしょうさいばい【電照栽培】** 植物が明暗の周期の変化に示す反応を利用し、夜間も電気で照明をあてて、菊などの植物の開花をおくらせる栽培方法。 **てんじょうむきゅう【天壌無窮】** 〔文〕天地が永遠に続くように、物事が永遠に(栄え) 続くこと。 **てんしょく【天職】** (「天からさずけられた職務」の意から)生まれながらの才能・性質に適した仕事。「作曲をーとする」 **てんしょく【転職】** 《名・自サ》職業をかえること。転業。「警察官にーした」。 **でんしょく【電飾】** イルミネーション。 **でんしょばと【伝書鳩】** ハトの帰巣性を利用して、通信文を運ぶように飼いならしたドバト。 **てんじる【転じる】** 《自他上一》〔方向・状態などが〕移る。変わる。また、移す。変える。転ずる。「目を―・じる」「攻勢に―・じる」 **てんじる【点じる】** 《他上一》●明かりをつける。火をともす。「灯籠に火を―・じる」●しずくを落とす。「目薬を―・じる」●茶をたてる。「一服―・じる」●点をつける。特に、訓点をつける。=点ずる。 **てんずる【転ずる】** 《自他サ変》→転じる。 **てんずる【点ずる】** 《他サ変》→点じる。 **てんしん【天心】** 〔文〕空のまん中。中天。「一の月」 **てんしん【転身】** 《名・自サ》《身をかわす意から》職業・身分・生活態度または考え方などをすっかり変えること。「野球選手からタレントにーする」 **てんしん【転進】** 《名・自サ》●方向を変えて進むこと。●軍隊が現在地から他の目的地に移動すること。[参考]「退却」の婉曲な言い方としても使う。 **てんしん【点心】** ●禅家で、空腹のとき一時しのぎにとる軽い食事。●間食。また、茶うけ。●中華料理で、食事代わりやお茶請けにとる軽い食べ物。 **てんじん【天人】** 〔文]天と人。また、天意と人事。[注意]「てんにん」と読めば別語。 **てんじん【天神】** ●天をおさめる神。あまつかみ。天神。[対]地祇。地神。●菅原道真を祭る神社。天満宮。また、菅原道真。●〔俗)梅干しの核心。 **でんしん【田紳】** 《「田舎紳士」の略)〔俗〕外見だけは紳士気取りだが、いかにもやぼな男。 **でんしん【電信】** 情報を電気信号に変え、電磁波や電流などを介して伝送する通信方式。**電信ばしら【電信柱】** ●電柱。●背の高い人をからかって言う語。 **てんしんらんまん【天真爛漫】** 《名・形動》気どったりかざったりしないで、ありのままであること。無邪気で明るいこと。天衣無縫。「―な青年」 **てんす【テンス】** [文法で]時制。▷tense **てんず【点図】** 漢文を訓読するときにつける乎古止点、点の形を図にしたもの。 **てんすい【天水】** 〔文〕●雨水。あまみず。「―にたよる」●「天水桶」の略。防火用に雨水をためておくおけ。 **てんすう【点数】** ●評価を表す数値。得点の数。[コロ]「ーをかせぐ」●品物の数。しなかず。「出品―が多い」 **でんすけ【伝助】** 〔俗〕街頭賭博で、目盛りのある円板上に棒を水平にとりつけて回し、止まった目盛りを当たりとするもの。伝助賭博。[参考]街頭賭博をよく取りおさえた刑事の名からという。 **てんせい【天性】** 天からさずかった性質。天質。生まれつき。〔副詞的にも使う」「――絵画を好む」[類語]天成。 **てんせい【天成】** ●人力を加えず、自然にできていること。「―のとりで」●性質などが生まれつきであること。「―の美声」「―の音楽家」[類語]天性。 **てんせい【展性】** 打ったりおしつけたりしてうすくのばすことのできる金属の性質。[参考]延性。 **てんせい【転成】** 《名・自サ》●別の性質のものに変わること。[類語]転化。●ある品詞に属する語が他の品詞に転じること。 <1010> **てんぞ【典『座】** 禅宗で、食事など雑事を務める僧。 **でん・そ【田租】** 昔、田地に課した租税。 ***てん・そう【『伝奏】** 《名・他サ》〔文〕申し出を取り次いで、貴人(特に天皇)に申し上げる・こと(役)。 ***てん・そう【転送】** 《名・他サ》送られてきたものをそのまま他に送ること。「手紙を転居先へ―する」「メールを―する」類語回送。 **でん・そう【伝送】** 《名・他サ》〔物を〕次々に伝え送ること。「情報の―」●電気信号を送り伝えること。」 ***でん‐そう【電送】** 《名・他サ》電流や電磁波を利用して、写真の映像などを遠くへ送ること。「―写真」 ***てん・そく【天測】** 経度・緯度を知るために六分儀などを使って天体を観測すること。「小航法」 ***てんそく【纏足】** 昔の中国の風習で、幼時に女性の足に布をかたく巻きつけてその発育をさまたげ、小さくした・こと(足)。参考中国で美人の条件とされた。 **てんぞく【転属】** 《名・他サ》●原籍を他に移しかえること。転籍。移籍。●《自サ》所属がかわること。また、かえること。「営業部に―する」「―を命じる」 **てん・そん【天孫】** ●天をおさめる神の子孫。●日本の神話で、天照大神{あまてらすおおみかみ}の孫である瓊瓊杵尊{ににぎのみこと}。―こうりん【―降臨】日本の神話で、天照大神の命を受けた孫の瓊瓊杵尊が、葦原{あしはら}の中つ国(=日本)を治めるため、高天{たかま}が原から日向{ひゅうが}の高千穂の峰に降りたこと。 **テンダーロイン** 牛の腰の上部からあばらにかけての、やわらかい上等の肉。「―ステーキ」▽tenderloin **てん・ち・じん【天地人】** ●天と地と人。宇宙のすべてのもの。三才。●三つのものの順序・順位を表す語。●漢文の返り点の一つ。 **てん・たい【天体】** 太陽・月・星・星間物質など、宇宙に存在する物体の総称。「―を観測する」「一望遠鏡」 ***てん・たい【転貸】** 《名・他サ》人から借りた物を、さらに他の人に貸すこと。又貸し。因転借。 **てんだい【「椽大】** 垂木{たるき}のような大きさ。>―のふで【―の筆】《連語》《「垂木のような大きな筆」の意から)りっぱな文章。堂々たる文章。〈晋書・王珣伝〉 **てん・たいしゃく【転貸借】** 《名・他サ》土地・家屋など、賃借りしているものをさらに第三者に貸すこと。「土地を―する」 **てんだい・しゅう【天台宗】** 仏教の一派。法華経を根本の教義とする。平安時代に最澄{さいちょう}が伝えた。 **てん・たく【転宅】** 《名・自サ》住まいを移すこと。転居。「改まった言い方〕 **でん・たく【電卓】** 「電子式卓上計算機」の略。電子計算機の技術を応用した小型の計算機。 **でん・たつ【伝達】** 《名・他サ》命令・連絡事項などを相手に伝えること。「命令を―する」 **てん・たん【恬淡・恬、澹】** 《名・形動》〔文〕欲がなくあっさりしていること。「―とした態度」四字「無欲ー」参考「恬淡な」の形で使うこともある。類語淡泊。 ***てん・ち【天地】** ●天と地。「――ほど違う」●世界。宇宙。世の中。「自由の―」四字「創造」〔紙・書物・荷物などの〕上と下。上下。「―が逆になる」 ***てん・ち【転地】** 《名・自サ》他の土地に移り住むこと。「一療養」「健康のため――する」 **でん・ち【田地】** 田として使う土地。田地{でんじ}。四字「一田畑{でんばた}」 ***でん・ち【電池】** 化学作用・温度差・光の作用などによって電流を発生させる装置。「乾―」「太陽」 **てんち・かいびゃく【天地開闢】** 天と地が分かれて、この世界ができること。「―以来の大事故」 **てんち・しんめい【天地神明】** 〔文〕天地の多くの神々。天神地祇{てんじんちぎ}。「―にちかって・・・」 **てんちむよう【天地無用】** 荷物などで、上下を逆さまにしてはならない、という注意を標示する語。 ***てん・ちゃ【碾茶】** 茶の葉を蒸して、もまずに乾燥させたもの。参考これをひいて粉にしたものが抹茶{まっちゃ}。 **てんちゃ【点茶】** 抹茶をたてること。 ***てん・ちゅう【天、誅】** 〔文〕●天がくだす罰。天罰。●天に代わって罰を加えること。[コロ]「逆賊にーを加える」 **てん・ちゅう【転注】** 漢字の六書の一つ。ある漢字の本来の意味をほかの意味に転用すること。「悪(わるい)」を「にくむ」の意味にかえて「憎悪{ぞうお}」と使う類。 **でん・ちゅう【殿中】** ●御殿・宮殿の中。●江戸時代、将軍のいる所。 **でんちゅう【電柱】** 空中に張りわたす電線を支える柱。電信柱。 <1011> **てんちょう【天頂】** ●天。てっぺん。「――の星」●[天]観測者の真上の天球上の仮想の点。天頂点。因天底。 ***てん・ちょう【転調】** 《名・自他サ》楽曲の途中で、ある調子から他の調子にかわること。また、かえること。 **てんちょうせつ【天長節】** 「天皇誕生日」の旧称。一八六八年に制定され、一九四五年に改称された。参考「老子」の「天長地久」の語から **てんちょう‐ちきゅう【天長地久】** 〔文〕天や地のように、物事がいつまでも長く続くこと。〈老子〉 **てんてつき【転轍機】** 鉄道線路の分岐点につけ、分かれたレールの接点を切りかえて、車両を本線から別の線へ移す装置。ポイント。転路機。 **てんで・に** 《副》《「てんでんに」の転)ひとりひとり別々に。思い思いに。「――思いつきを話す」 ***てんてん【輾転】** 《名・自サ》〔文〕●ころがること。●寝返りをうつこと **てんてん【転転】** 《副》《「―と」の形も)●〔球などが〕ころがっていくようす。「打球が外野を―・とする」●次々に移り変わっていくようす。「―と住居を変える」 **てん・てん【点点】** ■《名》複数の点。いくつかの点。「濃淡を―で表現する」■《副》《多く「ーと」の形で)●点を打ったように散らばってあるようす。「――と輝く星」●しずくなどがしたたり落ちるようす。「血がーとしたたる」 **てんでん** 《副》《「手に手に」の転、あるいは「手手で」の転という)(多く「―に」の形で)思い思いに。各自。「―に勝手なことを言う」―ばらばら 《形動》大勢の人の考えや行動がまとまらないようす。「参加者が―に発言して場が混乱した」 **でんでん・だいこ【でんでん太鼓】** 小さい張り子の太鼓の左右に、鈴や玉を結びつけたおもちゃ。柄をふると、鈴や玉が太鼓の面にあたって鳴る。 **てんてん・はんそく【輾転反側】** 《名・自サ》〔文〕ねむれず、何度も寝返りをうつこと。 **でんでんむし【でんでん虫】** (「出出虫{ででむし}」の転)「カタツムリ」の別称。 ***てん・と【、奠都】** 《名・自サ》〔文〕都をある土地に定めること。「平安―」類語遷都。 **テント** 雨・風・日光などを防ぐため地上に張る幕。天幕。また、それで作った小屋。 「キャンプ場でーを張る」▽tent **でんと** 《副》〔俗〕重みがあってどっしりしているようす。また、どっしりと落ち着きはらっているようす。どっかと。「――腰をおろす」「―構える」 ***てんとう【天道】** ●天地を支配する神。天の神。天道。●〈「おーさま」の形で〉太陽。おひさま。 **てんとう【店頭】** 〔文〕店の入り口あたり。店先。 ***てんとう【転倒・顛倒】** 《名・自サ"》●引っくり返ること。「すべって―する」●《他サ》逆さまに・なる(する)こと。四字「本末——」類語倒置。●おどろき、うろたえること。「気がする」表記もと、もっぱら「頭倒」と書いた。 ***てん・とう【点灯】** 《名・自サ》明かりをつけること。「門灯を―する」因消灯。 ***てんどう【天堂】** 〔文〕天上にある神・仏の殿堂。また、極楽。天国。 **てん・どう【天道】** ●天地自然の法則。宇宙の道理。●天体が運行する道。●天の神。天道{てんとう}。〔仏]六道の一つ。天上界。 ***でん・とう【伝統】** ある民族・集団・社会において、古くから受けついで行われている有形無形の様式・風習・傾向。「―芸能」「―の早慶戦」1日 「―を守る」―てき【一的】《形動》古くから受け継がれているようす。「日本の―な芸能」「―に行われてきた手法」 ***でん・とう【電灯】** 電気を利用した灯火、およびその装置の総称。「―をつける」 ***でん・どう【伝動】** 《名・他サ》機械の動力を他の部分、または他の機械に伝えること。「ーベルト」 ***でん・どう【伝導】** 《名・自他サ》〔理]熱または電気が物体の中を移動すること。それぞれ「熱伝導」「電気伝導」という。「金属は熱を早く―する」「一体」「―率」 ***でん・どう【伝道】** 《名・自サ》キリスト教で、その教えを伝え広めること。類語布教。宣教。―し【―師】キリスト教で、伝道を任務とする人。類語宣教師。 ***でん・どう【殿堂】** ●神仏などを祭ってある建物。●大きくてりっぱな建物・施設。「美の―」「学問の―」 ***でん・どう【電動】** 〔機械などが〕電気で動くしくみになっていること。「―式」―き【一機】電力によって回転運動を起こし機械的動力を得る機械。モーター。 **てんどう・せつ【天動説】** 地球は宇宙の中心に静止し、他の天体はすべて地球を中心にして回っているとする説。古代・中世に唱えられていた宇宙観。因地動説。 **てんとうむし【天道虫・・瓢虫】** テントウムシ科の昆虫の総称。半球形の甲虫で、背に斑紋{はんもん}をもつものが多い。 ***てんどく【転読】** 《名・他サ》〔文〕とびとびに読むこと。●[仏]経典の本文を省略し、その要所あるいは題目だけを読むこと。因真読。 <1012> こと。●[仏]経典の本文を省略し、その要所あるいは題目だけを読むこと。因真読。 **てん・どく【顕読】**《名・他サ》〔文]漢文などで、返り点の付いた語を下から上に訓読すること。対直読。 **てんと・して【恬として】**《連語》 てん(恬)。 **てん・とり【点取り】**得点や評点の多少で優劣・勝負を争うこと。「ーゲーム」ーむし【一虫】いい点を取ることだけを目的にがつがつと勉強する学生・生徒。〔からかったり軽蔑したりして言う語〕《・自《里 **てん・どん【天丼】**《「てんぷら丼{どんぶり}」の略)どんぶりに盛った飯の上にてんぷらをのせ、天つゆをかけた料理。 **てんなん・しょう【天南星】**サトイモ科テンナンショウ属の植物の総称。多年草で、山野の樹林下に自生する。一般に有毒であるが、薬用にされるものもある。 **てん・にゅう【転入】**《名・自サ》●他の土地から入って来てその土地の住民になること。「仙台市にーする」団転出。●他の学校から転校してくること。「一生」 **てん・にょ【天女】**●〔仏〕天上界にすむ美しい女性。女性の天人{てんにん}。弁財天女・吉祥天女など。●〔俗]美しく優しい女性。「気品のある君はまるでーだ」 **てん・にん【天人】**〔仏〕天上界にすみ、羽衣を着て天上を飛行し、舞楽がたくみな女性の姿で表される。注意「てんじん」と読めば別語。、魚や真い場 **てん・にん【転任】**《名・自サ》他の任務または任地にかわること。「―の挨拶」ハー丁・帖。[小]帝网天 **でん・ねつ【電熱】**電流が抵抗体を流れるときに生じる熱。―き【―器】電流を通して熱を発生させる装置。電気こんろ。康平四 **てん・ねん【天然】**●自然のままであること。「一の美」「―の恵み」「一の氷」因人工。人造。●生まれつき。天性。「ーパーマ」「―ぼけ」―ウラン 〔理]天然に存在する状態のウラン。ウラン鉱や歴青{れきせい}ウラン鉱などの中にふくまれている。参考人工的にウランの含有量を増したものを「濃縮ウラン」という。ーガス 地中からふき出す可燃性の気体。―きねんぶつロー記念物】学術上特に価値があるものとして、保護保存するように法律で定められている動物・植物・鉱物、およびそれらの存在する地域。―とう【―痘】ウイルス性感染症の一つ。全身に発疹が出て化膿する。なおったあとがあばたになって残る。種痘によって予防する。とうそう。ほうそう。参考一九八○年WHOが根絶宣言をした。―ひりょう【一肥料】下肥・堆肥、など、自然物を用いる肥料。团化学肥料。 **てんのう【天王】**〔仏〕欲界の最下位にいる諸神。四天王など。特に、牛頭{ごず}天王。―ざん【一山】勝敗の分かれ目となる大事な時・所。「天下分け目のー」周「天王山」は京都と大阪の境にある山の名。豊臣秀吉と明智光秀が山崎で戦ったとき、この山の占有が勝敗を左右したと言われることから。―せい【一星】太陽から七番目の軌道を回っている惑星。約八四年で太陽を一周する。ウラノス。てんおうせい。 **てんのう【天皇】**●日本国の君主の尊称。すめらぎ。すめろぎ。すめらみこと。みかど。参考日本国憲法では日本国および日本国民統合の象徴とされる。尊敬天皇陛下。●その世界で絶対的な権力を持つ人。「財界の―」―せい【一制】●天皇が君主として国を治める政治体制。●明治維新以後成立した、天皇の独占的統治権を中心とする政治体制。第二次世界大戦の終了によってくずれた。●現憲法下における、国の象徴としての天皇の制度。―たんじょうび【ー誕生日】国民の祝日の一つ。今上天皇の誕生を祝福する日で、二月二三日。―へいか【―陛下】「天皇」の敬称。2 **でんのう【電脳】**●「電子頭脳」の略。●コンピューター。「―社会」参考中国語から。 **てん・の・こえ【天の声】**《連語》《天上から聞こえてくる声の意から》官公庁・企業の、上層部から非公式に示される・意向(考え)。「入札は―で決まった」 **てん・のびろく【天の美禄】**《連語》 《天からの賜り物の意で)酒のこと。〈漢書・食貨志下〉 **てん・の・はいざい【天の配剤】**《連語》《天が薬の調合をする意で)自然や人間などこの世の物事は、すべて神がうまくとりしきっているということ。「―の妙」 **てん・ば【天馬】**〔文〕●天上界にすむという馬。天馬{あまうま}。すぐれた馬。駿馬。●ギリシャ神話に出てくる、翼があって天空をかけるという馬。ペガサス。ペガスス。―空を行・く《句》 何ものにもさえぎられず、すばらしい勢いで進んで行く。また、着想などが自由自在である。天馬空を行く。「―・く勢い」 **でん・ば【電場】**「電界」に同じ。 **でん・ぱ【伝、播】**《名・自サ》●伝わり広まること。波及。「中国から―した文化」●〔理]波動が広がること。 **でん・ぱ【電波】**周波数三〇〇万ヘルツ以下の電磁波。「一探知機」参考波長の長さによって長波・中波・短波・超短波などに分ける。―どけい【一時計】国の標準時刻を示す電波を受信して、自動的に正しい時刻を調整して示す時計。―ぼうえんきょう【―望遠鏡】天体からの電波を受信・測定する装置。 **てん・ばい【店売】**店頭で売ること。みせうり。团外商。 **てんばい【転売】**《名・他サ》ある人から買った物をさらに他の人に売ること。又売り。「土地を―する」 **でん・ぱた【田畑・田島】**田と畑。田畑{でんぱた}。「田地―」。参考「一枚・・・」「一面・・・」などと数える。 **てん・ばつ【天罰】**〔悪い行いに対して〕天がくだす罰。神罰。天譴{てんけん}。[コロ]「ーがくだる」 **てんばつ・てきめん【天罰、覿面】**悪事をすると天罰がすぐ現れること。 **てんばん【天板】**家具などの最上部に置く板。てんいた。「テーブルのー」 **てん・ぱん【典範】**〔文〕手本となる正しい事柄・規則。また、それを定めた法律。「皇室」 **てん・パン【天パン】**天火(=オーブン)で、食材をのせる鉄製の浅く四角な容器。参考パンは、pan (=平なべ)。】 **てんぴ【天日】**太陽の光・熱。「―に干す」 **てん・び【天火】**西洋料理で、蒸し焼きに使う箱型の加熱調理器具。オーブン。「―でローストビーフを焼く」 **てん・びき【天引き】**《名・他サ》貸したりはらったりする金額の中から、前もって一定の額を引き去ること。「給料から―して貯金をする」の **てん・びょう【点描】**《名・他サ》●絵画で、色の斑点{はんてん}などによって形を表す手法。●一部分を簡単に書き表すこと。「下町の夏を―する」「財界人―」 **でん・ぴょう【伝票】**収入・支出の計算、取り引き内容の伝達などに使う小さな紙片。入金伝票・出金伝票・振替伝票など。[コロ]「―を切る」 **てんびん【天秤】**●中央を支点とするてこの両端の皿に、一方にはかる物、他方に分銅をのせ、つりあ <1013> わせて重さをはかる器械。てんびんばかり。●「天秤棒」の略。両端に荷物をつるして、中央を肩にかつぐ棒。――に掛・ける《句》●どちらかを選ばなければならないとき、その両方の優劣・軽重・損得を比べてみる。はかりにかける。「恋と金とを―・ける」のどちらに転んでもつごうのよいようにふたまたをかける。両天秤にかける。 **てん・ぴん【天、稟】**〔文〕《天から授かる意) 生まれつき(の性質・才能)。素質。天分。「画家としての―」 **てん・ぶ【天、桴・天府】**時計の回転速度を一定にし、遅れや進みを調節する装置。ひげぜんまいによって動く環{わ}で、かちかちと刻む音がする。 **てんぷ【天賦】**(天が分け与える意)生まれつき(の才能)。もちまえ。連「―の才」類語天与。 **てんぷ【添付】**《名・他サ》〔文〕書類などに、その補いとしてある物をつけそえること。「成績証明書をーする」ーファイル 電子メールにつけそえて送られるファイル。「集計したデータをーで送ります」 **てん・ぷ【貼付】**《名・他サ》》《「貼付{ちょうふ}」の慣用読み)[文]はりつけること。「履歴書に写真を―する」 **でん・ぶ【田、麩】**魚肉を蒸して脂肪をとった後、もみほぐして砂糖・しょうゆなどで味付けした食べ物。 **でんぶ【臀部】**〔文〕体の尻の部分岁 **でん・ぷ【田夫】**〔文〕農夫。田舎者。四字「一野人」 **てんぼ【展墓】**《名・自サ》〔文〕墓参り。 **てんぷく【転覆顛覆】**《名・自他サ》●車両・船舶などが引っくり返ること。また、引っくり返すこと。「列車が脱線―した」 ●〔大きな組織が〕たおれほろびること。また、たおしほろぼすこと。「独裁政権の一」 **てん・ぶくろ【天袋】**和風住宅で、床の間の上方や押入れの上に設ける小さな戸棚。類語地袋。関士る **てんぷら【天麩羅】**魚介・野菜類に、小麦粉を冷水でといたころもをつけ、油であげる料理。参考野菜類の揚げ物は「精進揚げ」と呼ぶ。語源ポルトガル語 tempéro からなど諸説ある。●[俗]金・銀でめっきしたもの。また、うわべだけ本物のように見せたもの。「―時計」「一学生」●《名・形動》粗暴な言動をとる・こと(人)。語源昔、浅草の伝法院の下男が寺の威光をかさにきて乱暴なふるまいをしたことから。●〈名・形動》(女性が) 勇み肌である・こと(人)。「一な口をきく」類語鉄火。 **テンプレート**●図形や文字の形をなぞって描くために穴があいている定規。●パソコンのキーボードに特定の機能を割り当てたことを表示するシート。キーボードにかぶせて使う。●コンピューターで、データを作成する際にひな形となるデータ。▽template **てんぶん【天分】**天から受けた(生まれつきの)性質・才能。天性。天稟{てんぴん}。[コロ]「豊かなーにめぐまれる」 **でんぶん【伝聞】**《名・他サ》〔文〕他の人から伝え聞くこと。またぎき。「―するに病状はよくないらしい」 **でんぶん【電文】**電報の文句。杨过据。 **でんぷん【澱粉】**〔理〕葉緑素をもつ植物の葉緑体中で作られ、根・種子などにたくわえられる炭水化物。白色の粉末で無味・無臭。重要な栄養素。呼気と降 **テンペラ**顔料を油以外のもの(にかわ・のり・卵の黄身など)で練った絵の具(でえがいた絵)。エナメルのようなつやをもち、耐久性がある。▽・英 tempera **てんぺん【天変】**〔文〕天空に起こる異変。台風・雷・大雨・日食・月食など。団地異。地变。 **てんぺん【転変】**《名・自サ》〔文〕万物が(激しく)移りかわること。「―する世相」四字「有為―」 **てんぺん・ちい【天変地異】**〔文〕天変と地異。天空および地上に起こる異変。台風・雷・地震・大水など。「―が続く」新刊] **てんぼ【填補】**《名・他サ》〔文〕不足したり欠けたりしているところをうずめ補うこと。補填{ほてん}。穴うめ。「欠損をする」類語補充。単立ちイムス **てんぼ【店舗】**商品を売るための建物。店。「―を構える」「一併用住宅」然中ケ〜 **てんぼ【転補】**《名・他サ》他の官職につけること。 **テンポ**●楽曲が演奏される速さ。●物事の進む速度。進みぐあい。「仕事のーがのろい」▽ tempo **てんぼう【展望】**《名・他サ》〔広い所を〕遠くまで見わたすこと。また、見わたしたながめ。見晴らし。「―がきく」「一台」類語眺望。●社会のできごとなどを広くながめること。「将来への―を語る」「会社の長期的な―を語る」 > 類義語の使い分け「展望・眺望」 **[展望・眺望]**壮大な展望(眺望)に感動する/展望(眺望)のきく峠に立つ/展望(眺望)が開ける **[展望]**展望台/経済界を展望する/春場所展望 **[眺望]**遠く富士を眺望する/夜景のすばらしい眺望 **でんぼう【伝法】**●仏法を授け伝えること。伝灯。●《名・形動》粗暴な言動をとる・こと(人)。 **でんぽう【電報】**電信によって文字・符号を送る・こと(文書)。[コロ]「ーを打つ」 **てんぽん【点本】**仮名・乎古止点・返り点などをつけてある漢籍・仏典。卵」いよい **てん・ま【〈伝馬〉】**●昔、宿駅で公用に使用した馬。宿継ぎの馬。●「伝馬船」の略。荷物などを運ぶ、木製の小さな船。幅が広く船尾が平らになっている。 **てん・ま【天魔】**[仏]四魔の一つ。欲界の第六天にいる魔王およびその配下の悪魔。仏法を乱し、人間が善事を行うのをさまたげる。「―に魅入られる」 **てん・まく【天幕】**「テント」に同じ。 **てん・まつ【顛末】**物事の初めから終わりまでの事情。一部始終。「事件の―を報告する」 **てん・まど【天窓】**採光や換気用に屋根につけた窓。 **てんめい【天命】**《天の命令の意)●生まれた時から定まっていて、人の力では変えることのできない運命。「人事を尽くしてーを待つ」類語宿命。●天から与えられた人の命。天寿。寿命。「――が尽きる」 **でん・めい【電命】**電報による命令。 **てん・めつ【点滅】**《名・自他サ》灯火がついたり消えたりすること。また、つけたり消したりすること。「ランプがーする」 **てん・めん【、纏綿】**■《名・自サ》〔文〕●まといつくこと。「―する不安」●いろいろな事情が、複雑に入り組むこと。「情実がーする」《形動》〔文]情緒が深くこまやかなようす。四字「情緒」 **てん・もう【天網】**〔文〕 〔悪事や悪人をのがさないために〕天が張りめぐらした網。―恢恢疎にして漏らさず《句》悪人には必ず悪の <1014> **てんもく【天目】** 「天目茶碗」の略。抹茶茶わんの一つ。浅いすりばち形で、鉄質の黒色釉{うわぐすり}を厚くかけたもの。―ざん「―山】最後の場所。また、勝敗の分かれ目。語源武田勝頼が織田軍と戦い、山梨県の天目山で自害して果てたことから。 **てんもん【天文】** ●天体に起こるいろいろな現象。●「天文学」の略。―がく【―学】天体および天体が存在する空間に関する諸現象を研究する学問。―がくてき・すうじ【―学的数字】天文学であつかうような、けた数の極端に多い現実ばなれした数字。―だい【一台】天体観測器械を設置し、天体の観測・研究に従事する施設・機関。 **でん・や【田野】** 〔文〕●田畑と野原。●田舎。 ***てん・やく【典薬】** 昔、宮中または幕府で医薬を取りあつかった職(の人)。 ***てん・やく【点薬】** 《名・自サ》目に薬液をさすこと。点眼。また、その薬液。 ***てん・やく【点訳】** 《名・他サ》ふつうの文字や文章を点字になおすこと。「漱石{そうせき}の作品を―する」 **てんや・もの【店屋物】** そば屋などの飲食店から取り寄せる食べ物。「昼食は―ですます」 **てんやわんや** 《名・形動》〔俗〕大勢の人が勝手にふるまって混乱すること。「場内は―の大騒ぎだ」 **てん・ゆう【天佑・天、祐】** 〔文〕天のたすけ。神の加護。天助。「―により一命を救われる」類語神助。 **てん・よ【天与】** 〔文〕天から与えられた・こと(もの)。「―の才能」類語天賦。天授。 **てん・よう【転用】** 《名・他サ》本来の目的とちがった用途に用いること。「農地を宅地に―する」類語流用。 ***てんらい【天来】** 〔文〕天からこの世に来たこと。また、人間の力とは思えないくらい素晴らしいこと。〔多く「―の」の形で使う〕「―の曲」「―のわざこ ***てんらい【天、籟】** 〔文〕●風が当たって鳴る音。●すぐれた調子の詩歌。「―の妙音」 **でんらい【伝来】** 《名・自サ》 外国から伝わってくること。渡来。「インドからーした秘薬」●先祖から代々伝えられてきたこと。相伝。「父祖ーの土地」 **てんらく【転落頜落】** 《名・自サ》 ●ころげ落ちること。「―事故」●落ちぶれること。また、身をもちくずすこと。「―の一途をたどる」 **てんらん【天覧】** 天皇がごらんになること。叡覧{えいらん}。「―相撲」「―試合」類語上覧。 **てんらん【展覧】** 《名・他サ》並べたり広げたりして、人々に見せること。「―に供する」「一会」類語展観。 **でんらん【電纜】** 絶縁体でおおった電線。また、それを束ねてさらにおおったもの。ケーブル。 **てん・り【天理】** 〔文〕自然の道理。「―にそむく行い」 **でん・り【電離】** 《名・自サ》●原子や分子が電子を放出あるいは吸収してイオンになること。イオン化。「―層」●電解質分子が溶液中でイオンに分かれること。 **でん・りゅう【電流】** 導体内の電気の流れ。電位の高い方から低い方へ流れる。単位はアンペア(A)。「一計」類語電気。 **てん・りょう【天領】** ●天皇・朝廷の直轄地。●江戸時代、幕府の直轄地。 **でん・りょく【電力】** 電流が単位時間にする仕事量。電流の仕事率。単位はワット(W)。「―計」 ***てん・れい【典例】** 〔文〕よりどころとなる先例。「―を古文書に求める」「―を重んじる」 ***てん・れい【典礼】** 〔文〕一定の儀式・儀礼。「立太子のーが行われる」 ***てん・れい【典麗】** 《名・形動》〔文〕整っていて美しいこと。「琴を弾く―な姿」 **でん・れい【伝令】** 命令や報告を伝えること。また、その役の人。「ーを出す」「IRNA」 **でん・れい【電鈴】** 電磁石を利用して鳴らすベル。 **てん・ろ【転炉】** 鉄や銅を精錬するためのつぼ形の炉。前後にかたむけながら回転できる構造をもっている。 **でん・ろ【電路】** 電流が通じる道。電気回路。 **てんろ・き【転路機】** 「転轍機{てんてつき}」に同じ。 **でんわ【電話】** ●《名・自サ》電話機を通じて話をすること。また、電話機による通話。[コロ]「―をかける」●「電話機」の略。声の音波を電気信号に変えて電流または電磁波で遠隔地に送り、再び音波にもどして相互に通話する装置。「―をひく」「携帯―」ーぐち【―ロ】電話で話をするときの、電話機の近く。また、電話機の音声を受ける部分。「母を―まで呼んでください」 **と** 洋楽で、音名の第五音。ハ長調のソに当たる。G。「―短調」参考「ABC・・・G」を「イロハ・・・ト」に当てたもの。 ***と【十】** とお。十。〔多く、下に他の語を伴って接頭語的に使う」「一月十日」「―たび」 ***と【『外】** 〔古]そと。「窓のー」 ***と【堵】** 〔文〕かき。かきね。かこい。>――に安ん・ず《句》家で安心して生活する。垣根の内に安んじている意から。〈蜀志・諸葛亮伝〉 **と【徒】** 〔文〕〔ある条件の下に〕一括される人たち。また、それに属する人。〔「・・・のー」の形で使う」「学問の―」〔上に悪い意味の語をとるときは見下した言い方となる。「やから」の意」「忘恩の―」 ***と【戸】** ●建物の出入り口などに取り付け、開閉する建具。●〔古〕出入り口。●〔古〕潮の流れが出入りする所。せと。表記③は、ふつう「門」と書く。 **と【斗】** 《名》」斗ます。とます。《名・助数》尺貫法による容積の単位。一斗は一〇升。約一八リットル。 ***と【砥】** 〔文]「砥石{といし}」に同じ。「あらー」「仕上げー」 ***と【途】** 〔文〕みち。特に、ある目的をもって行く、旅の道程。「帰国の一につく」 ***と【都】** 〔地方公共団体としての〕東京都。 **と** ■《接続》前の事柄に続いて次の事柄が生じる意を表す。すると。「―、急に風がふき出した」 ***と** ■《並助》〈「・・・と・・・(と)」の形で〉対等の関係にあるものを並べあげ、組み合わせて一団とするのに使う。「太郎と次郎とがけんかした」「ノートと鉛筆を買う」参者複数の主語を表す「級友の太郎と花子が結婚した」の場合は、級友同士の結婚の意でも、「太郎が正子と、花子が良雄と結婚した」のようにそれぞれ別の相手と結婚した意でも、ともに並立助詞。しかし、それぞれの相手を表す「太郎が正子と、花子が良雄と結婚した」の場合の「と」は格助詞。■《格助》●対等の関係にある相手(または相手相当のもの)を表す。〔相手を必要とする動作などに言う」「母と話し合う」 「トラックが乗用車と衝突する」「難問と取り組む」●比較・対照される一方を表す。また、相互関係にある一方を表す。「『自由』は『好き勝手』とは違う」「太郎は和子といとこだ」参考「……と」は相互関係にある相手を表す言い方なので、互いを入れ換えて「父は子と顔が似ている」「子は父と顔が似ている」と言うことができる。「・・・に」は比較の基準を表す言い方なので、「子は父に顔が似ている」と言えても、ふつう「父は子に顔が似ている」とは言えない。●対称の関係にある一方を表す。「日曜が祝日と(=に)重なる」「米を塩と交換する」●動作をともにする相手を表す。・・・と一緒に。〔必ずしも相手を必要としない動作などに言う〕「子供と遊ぶ」「恋人と映画をみる」●措定、転成の結果をそれと示す。「長兄を師と仰ぐ」「大阪を開催地と(=に)する」「友の死を悲しいと(= 悲しく)感じる」「冷たい雨が雪と(=に)化す」参考格助詞「に」や、形容詞・形容動詞の連用形で言い換えられることも多い。●(発話・認識などを表す動詞を伴って)内容を引用し、それと示す。〔引用の「と」と言われる」「山のあなたの空遠く『幸{さち}』住むと人のいふ〈上田敏〉」「彼は来ないと思う」「大きな被害が出たと言われる」〔「言って」「思って」などを省略して言う言い方もある」「『面白いね』と笑う」●様態をそれと示す。・・・のように。「大から小へと順序よく並べる」「非難の声が雨と降る」「華麗な文化が花と咲く」「華と散る」●副詞句を作る。「ゴトゴトと音を立てる」「しっかりとつかむ」「割りと(=に)いいよ」参考「に」で置き換えられるものもあるが、多く「に」に比べて俗語的。●(少数量を表す語+「と」の形で、下に打ち消しの語を伴って)わずかそれだけの数量なのに・・・ない、の意を表す。「三日と続かない」「十人とは集まるまい」●文語〔古〕(同じ動詞の間にはさみ、後の動詞にかかって)動詞の意味を強める。「秋風の吹きと吹きぬる武蔵野は〈古今和歌集〉」参考現代では、「生きとし生ける」「ありとあらゆる」の形で残り、「すべて」の意をそえる。目《接助》〔終止形につく〕●文語 軽い逆接を表す。・・・としても。・・・とも。参考現代では、「言わずと知れた」などの形で残る。●〈「ずと」の形で〉「・・・ないで」の古風で方言的な言い方。「文句を言わずと話を聴きたまえ」●同時に(または直後に)起こる物事の時間的関連をそれと示す。●時間的関連を示して、新しい事態を描くのに使う。「本を読んでいると(=ところに)、電話がかかってきた」「『いやよ』と叫ぶと(=や否や)、部屋をとびだした」「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった〈川端康成〉」●一方が他方の前提条件になることをそれと示す。・・・たら。「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる〈夏目漱石〉」「返事をしないと欠席とみなされる」「先生に相談するといいよ」●〈「・・・かと思うと」の形で〉予想外の、相反する二つの事態の同時的関連をそれと示す。「ここかと思うとまたあちら」●(「・・・(よ)うと」「・・・まいと」の形で、仮定条件句を作り) 仮定条件に拘束されることなく、物事が遂行されることを表す。いかに・・・しようとも。「雨が降ろうと降るまいと決行する」 <1015> う」「母と話し合う」 「トラックが乗用車と衝突する」「難問と取り組む」●比較・対照される一方を表す。また、相互関係にある一方を表す。「『自由』は『好き勝手』とは違う」「太郎は和子といとこだ」参考「……と」は相互関係にある相手を表す言い方なので、互いを入れ換えて「父は子と顔が似ている」「子は父と顔が似ている」と言うことができる。「・・・に」は比較の基準を表す言い方なので、「子は父に顔が似ている」と言えても、ふつう「父は子に顔が似ている」とは言えない。●対称の関係にある一方を表す。「日曜が祝日と(=に)重なる」「米を塩と交換する」●動作をともにする相手を表す。・・・と一緒に。〔必ずしも相手を必要としない動作などに言う〕「子供と遊ぶ」「恋人と映画をみる」●措定、転成の結果をそれと示す。「長兄を師と仰ぐ」「大阪を開催地と(=に)する」「友の死を悲しいと(= 悲しく)感じる」「冷たい雨が雪と(=に)化す」参考格助詞「に」や、形容詞・形容動詞の連用形で言い換えられることも多い。●(発話・認識などを表す動詞を伴って)内容を引用し、それと示す。〔引用の「と」と言われる」「山のあなたの空遠く『幸脚』住むと人のいふ〈上田敏〉」「彼は来ないと思う」「大きな被害が出たと言われる」〔「言って」「思って」などを省略して言う言い方もある」「『面白いね』と笑う」●様態をそれと示す。・・・のように。「大から小へと順序よく並べる」「非難の声が雨と降る」「華麗な文化が花と咲く」「華と散る」副詞句を作る。「ゴトゴトと音を立てる」「しっかりとつかむ」「割りと(=に)いいよ」参考「に」で置き換えられるものもあるが、多く「に」に比べて俗語的。●(少数量を表す語+「と」の形で、下に打ち消しの語を伴って)わずかそれだけの数量なのに・・・ない、の意を表す。「三日と続かない」「十人とは集まるまい」文語〔古〕(同じ動詞の間にはさみ、後の動詞にかかって)動詞の意味を強める。「秋風の吹きと吹きぬる武蔵野は〈古今和集〉」参考現代では、「生きとし生ける」「ありとあらゆる」の形で残り、「すべて」の意をそえる。目《接助》〔終止形につく〕●文語 軽い逆接を表す。・・・としても。・・・とも。参考現代では、「言わずと知れた」などの形で残る。●〈「ずと」の形で〉「・・・ないで」の古風で方言的な言い方。「文句を言わずと話を聴きたまえ」●同時に(または直後に)起こる物事の時間的関連をそれと示す。●時間的関連を示して、新しい事態を描くのに使う。「本を読んでいると(=ところに)、電話がかかってきた」「『いやよ』と叫ぶと(=や否や)、部屋をとびだした」「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった〈川端康成〉」●一方が他方の前提条件になることをそれと示す。・・・たら。「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる〈夏目漱石〉」「返事をしないと欠席とみなされる」「先生に相談するといいよ」●〈「・・・かと思うと」の形で〉予想外の、相反する二つの事態の同時的関連をそれと示す。「ここかと思うとまたあちら」とい(「・・・(よ)うと」「・・・まいと」の形で、仮定条件句を作り) 仮定条件に拘束されることなく、物事が遂行されることを表す。いかに・・・しようとも。「雨が降ろうと降るまいと決行する」、いいさする **ど**《接頭》〔俗〕 (名詞・形容詞につけて》その意味を強めたり、程度のはなはだしいことを強調したりして言う語。「―えらい」「―真ん中」「―しろうと」参考の人をさす語につくときは相手を軽蔑する場合が多い。もと関西方言で、くだけた言い方。 **ど【度】**《名》 【度】■《名》●長さ。また、これを測る器。「―量衡」〔ほどよい〕程度。句「―を過ごす(=やりすぎる)」●度合い。「―の強いめがね」●物事の回数。回。句「―を重ねる」●《名・助数》角度、経緯度、温度、湿度、めがねのレンズの強さ、音程、アルコール含有量(パーセントと同じ)などの単位。《助数》回数を数える語。回。たび。―が過・ぎる《句》度合いがふつうの程度をこえる。過度である。「―・ぎたいたずらは許さない」―を失・う《句》平静さをなくし、あわてる。 **ど【土】**■《名》●五行の第三位。時節で土用、方位で中央、十干で戊・己{つちのえ・つちのと}、天体の五星で土星に当たる。●「土曜日」の略。参考の読むときは「どう」と長音化することが多い。「金―(きんどう)と二日続けて休む」の記号的に用いることが多い。「一月一日(一)」●「土佐」の略。「薩長肥」〔③は、「と」とも言う〕「一州」《接尾》「つち」の意。「腐葉―」 **ど**《接助》文語《活用語の已然形につく)逆接の既定条件を表す。・・・た(ている)が。「はたらけどはたらけど猶{な}おわが生活{くらし}楽にならざりぢつと手を見る〈石川啄木〉」 **ドア**洋風の開き戸。とびら。▽door **ど・あい【度合い】**り。程度。ほどあい。「濃淡のー」 **と・あみ【〈投網〉】**漁網の一種。引き綱におもりのついた円錐{えんすい}形の網。手で投げて浅瀬の魚をとる。ΠΟ「ーを打つ」】准】百名無 **とある**《連体》ある。さる。参者偶然行きついた場所、偶然そうなった日時などについて言う。「―喫茶店に入る」「―夏の夕方」 **とい【問い】**●ききただすこと。質問。「―を発する」●〔試験などの〕問題。設問。「次のーに答えよ」団②答え。 **とい【樋】**●屋根に降った雨水を集めて地上に流すしかけ。参考訛って「とよ」とも言う。●はなれた場所に湯や水を送るしくみ。通。 **とい・あわ・せる【問い合わせる】**點《他下一》よくわからない点などを手紙や電話でたずねて確かめる。照会する。「安否を―・せる」類語聞き合わせる。 **といえども【と雖も】**心《連語》◆いえども。 **とい・かえ・す【問い返す】**《他五》〔一度たずねたことを」もう一度たずねる。聞き返す。「何度も―・してようやくわかった」●「相手の問いに答えず」逆に「こちらからたずねる。反問する。 **とい・か・ける【問い掛ける】**《他下一》●それを予期しない相手に向かって、一方的に質問する。価をしかける。「見知らぬ人に―・けられた」●質問をしはじめる。たずねはじめる。「―・けたが、やめた」· **と・いき【吐息】**落胆・心配・安心したときなどにはく、大きな息。ため息。また、そのような息をつくこと。四字「青息―」[コロ]「―をもらす」 **と・いし【砥石】**刃物をとぐための石。低{と}。参考「一枚・・・」「一丁(挺)・・・」と数える。 **といた【戸板】**人や物をのせて運ぶためにはずした雨戸の称。「けが人をーにのせて運ぶ」 **とい、ただ・す【問い質す】**《他五》疑問・不審な点について、徹底的に質問する。「真相を―・す」注意」「問い正す」は誤り。 **と「いち【十一】**〔俗】●十日で一割の、高い利息。●花札で、一〇点札一枚と、かす札ばかりの手役。 **どいつ【『何『奴】**《代名》《他称の人称代名詞。不 <1016> **とい・つ・める【問い詰める】** 《他下一》納得のいくまで、(厳しく)たずねる。「―・めて白状させる」 **トイメン【対面】** マージャンで、卓をへだてた向かい側(の人)。▽中国{語} dui-mian **とい・や【問屋】** ●近世、港で船商人の宿所を営み、貨物の運送・仲介売買をした業者。●問屋{とんや}。 **トイレ** 「トイレット」の略。 **トイレタリー** 化粧品や化粧用具。▽toiletry **トイレット** ●化粧室。洗面所。●便所。手洗い。トイレ。「ーペーパー」 ▷toilet ***とう【藤】** ヤシ科のつる性植物の総称。アジアの熱帯地方に自生する。茎は編んで、いす・ステッキ・かごなどに使う。 ***とう【灯】** 《接尾》●「ともしび」「あかり」の意。「野外―」《助数》電灯の数を数える語。「街路灯ニー」 ***とう【島】** 《接尾》「しま」の意。「無人―」「火山ー」 ***とう【頭】** 《助数》牛・馬など、大きなけものを数える語。「二―の馬」参考匹。 ***とう【党】** 《名》●同じ目的をもって集まり、活動する人々の集団。なかま。「――を組んで事をなす」●その政党。「―を結成する」「―の方針」《接尾》《体言について)政党の名前を作る語。「民主―」「自民―」 ***とう【刀】** ■《名》かたな。「―を構える」■《接尾》「かたな」「刃物」の意。「日本一」「彫刻―」 ***とう【唐】** ●中国の王朝名。隋{ずい}の後、李淵により建てられた国(六一八~九○七年)。都は長安。●昔、日本で中国または広く外国をさして呼んだことば。唐土{とうど}。 ***とう【塔】** ●釈迦の骨を納めるため、また、供養や霊地であることを表すために建てる、高い建物。「五重の―」●一般に、高く細長い形の建物。タワー。「テレビー」 ***とう【棟】** 《名》団地・施設などを構成する大きな建物。《助数》建物を数える語。むね。 ***とう【投】** 野球で、投手力。「一打両面で活躍する」 ***とう【盗】** 野球で、「盗塁」の略。「ニー」 ***とう【当】** ■《名》道理にかなっていること。適切であること。[コロ]「―を失する」[コロ] 「―を得た質問」■《連体》現実を直接的に指して、また話題にしているものをそれと指して言う語。「この」「その」の意。〔類語「同」に比べて、より主観的な言い方で、「私(たち)の」の意で用いることも多い〕「(それと指して)―劇場は明治初年に建てられた」「―(=我々の)組合」 ***とう【『疾う】** 《文語形容詞「とし」の連用形「とく」の転)かなり早い時期。ずっと以前。とっく。連「―の昔」 ***とう【等】** ■《接尾》●同種のものを並べあげて、そのほかにもまだあることを表す語。など。等々。〔副助詞的に働く〕「東京、大阪、横浜ーの大都市」《助数》順位・等級を表す。「第一――」目《接頭》「同じ」「等しい」意。「一間隔」 ***とう【糖】** ■《名》水溶液が甘みを持つ炭水化物。糖類。「尿はにーが出る」目《接尾》「糖分」「砂糖」などの意。「ぶどうー」「麦芽{ばくが}―」 ***とう【薹】** 菜やフキなどの花軸。「フキの―」>―が立・つ《句》●〔菜などの〕とうがのびる。また、葉がかたくなって食べられなくなる。●〔女性の〕若さの盛りが過ぎて新鮮さがなくなる。 ***と・う【問う】** 《他五》●わからないこと、はっきりしないことなどを人に聞く。たずねる。「安否を―・う」類語聞く。謙譲伺う。対答える。●〔広い視野で〕人々に判断を求める。「力量が―・われる」「民意を―・う」●責任の所在・有無などを明らかにするためにただす。追及する。「事故の責任を―・う」●ある行為に法律上の罪があるものとする。〔多く「・・・罪にに―・われる」の形で使う」「傷害罪に―・われる」●問題としてとりあげる。〔多く否定の形で使う〕「経歴は―・わない」「過去は―・わない」文《四》。>―うに落ちず語るに落・ちる《句》人にたずねられたときは用心して秘密や本心をもらさないが、自分から話すときは不用意にもらしてしまう。語るに落ちる。 ***と・う【『訪う】** 《他五》〔文〕 〔人に会うために、また特定の場所を見るために〕その場所をたずねる。「旧友を―・う」「史跡を―・う」類語訪れる。図《四》。 ***どう【同】** ■《接頭》「おなじ」の意。「一年齢」「一世代」目《連体》 ●《同一の言語形式をくり返して使うのをさけるときに用いる。前に述べた固有名を受け、それと同一であることを表す)●「その」の意。「―劇場で公開中」参考とう(当)曰。●(表の中などで、記号的に用いて)「同じく」の意。「平成九年入学、一一二年卒業」「佐藤太郎、―次郎」表記 「仝」とも書く。「"」の記号を使うこともある。●(前に述べた固有名を受け、その内容を具体的に説明する普通名詞に付けて)「・・・という名の、その」の意。「漱石は『明暗』を新聞に連載。―小説は・・・」 ***どう【動】** 動くこと。ゆれ動くこと。「静と―」対静。 **どう【堂】** ■《名》●神仏を祭る建物。「地蔵―」●多くの人が集合する建物。「議事――」「礼拝―」《接尾》店の名・建物の名などの下にそえる語。「文化―」>―に入ぃ・る《句》学問・技芸などが深奥に達する。また、技術などがよく身についている。「―・った演技」「堂に升{のぼ}れりいまだ室に入らざるのみ〈論語・先進〉」から出たことば。 ***どう【『筒】** ●すごろく・ばくちなどで、さいころを入れてふる、つつ。●ばくちで、親をつとめる者。筒元。 ***どう【胴】** ●体で、頭・手・足を除いた部分。胴体。●体のまん中あたり。腹。腹部。「―の周りをはかる」●物の、付属部分を除いた、中央の部分。胴体。「飛行機のー」●よろいや剣道の防具で、胸から腹部をおおうもの。「―をつける」●剣道で、胴④く打ちこむ技。 ***どう【道】** ●昔、日本で行った行政上の区画。京都を中心とする畿内から放射状に全国に通じる道路によって七つに分けた。東山道・北陸道・東海道など。●〔地方公共団体としての〕北海道。 ***どう【銅】** ●金属元素の一つ。暗赤色で、展性・延性に富む。電気・熱の良導体。あかがね。元素記号 Cu。●「銅メダル」の略。競技で、第三位の者に与えられる銅製のメダル。転じて、第三位。 **どう【『如何】** 《副》●どのように。「球場へは一行くの」「―あっても承服できない」「―とも勝手にしろ」「どうですか」の略。「―、気に入ってくれた?」《感》はやる馬をしずめるときに発する語。 **どう・あ【東亜】** 〔文〕アジアの東部。東アジア。 **どう・あく【獰悪】** 《形動》〔文]性質が凶悪で、荒々しく強いようす。「――な野盗」類語獰猛。猛悪。注意「ねいあく」は誤読。 **どう‐あげ【胴上げ・胴揚げ】** 《名・他サ》優勝したときなど、祝福や喜びの気持ちを表して、大勢がひとりの人を空中にほうりあげること。「監督を―する」 <1017> **とうあつ・せん【等圧線】** 天気図の上で、気圧の等しい地点をむすんだ線。 ***とう・あん【偷安】** 〔文〕先のことを考えず、目先の安楽をむさぼること。「―の夢」 ***とう・あん【答案】** 試験などの問題に対する答え。また、それを書いた用紙。「―を採点する」 ***とう・い【東夷】** (東方のえびすの意)●〔中華の東方に住むところから〕中国で、満州・朝鮮・日本などの異民族の称。参考西戎{せいじゅう}。●〔京都の東方に住むところから〕関東・東北の武士などの称。あずまえびす。 ***とう・い【当為】** ( {独}Sollen) (哲〕そうあるべきこと、そうすべきこと。 ***とう・い【等位】** ●〔上下・優劣などを示す〕位。等級。●等しい位・等級。類語同位。 ***どう・い【同位】** 同じ位置・位。「―入賞」類語等位。ーげんそ【一元素】「アイソトープ」に同じ。 ***どう・い【同意】** ●同じ意味。同義。「ほぼ―の言葉」●《名・自サ》相手と同じ意見。また、相手と同じ意見をもっていて承知すること。「提案に――する」「――を求める」類語合意。賛意。 ***どう・い【胴囲】** 胴まわり(の長さ)。ウエスト。 ***どう・い【胴衣】** 「胴着」に同じ。 **どうい‐ご【同意語】** 「同義語」に同じ。 **とうい・じょう【糖衣錠】** 薬を飲みやすくするために外側を砂糖で包んだ錠剤。 **とう・いす【「籐椅子】** トゥの茎などを編んで作ったいす。おもに夏用。 **とうい‐そくみよう【当意即妙】** 《名・形動》その場に応じてすばやく機転をきかすこと。即妙。「―の答えを出す」「―に話をまとめる」。 **どういたしまして【どう致しまして】** 《連語》他人から礼やわびを言われたとき、ほめられたときなどに、謙遜してそれを打ち消す、挨拶のことば。「そんなことはありません」の意。「『どうもありがとう』『―』」「『結構なお住まいですね』『―、ほんの安普請ですよ』」 **とう・いつ【統一】** 《名・他サ》まとまりのない物事を一つにまとめること。また、そのまとまり。「国をーする」「―を欠く」類語統合。統括。因分裂。 **どう・いつ【同一】** 《形動》〔異なったところがなく」同じであるようす。「――の意見」●差がないようす。等しいようす。「おとなとーにあつかう」―し【一視】《名・他サ》差がないものと考えて、同じにあつかうこと。同視。「規模が異なっていて―できない企画」 ***とう・いん【党員】** その党にはいっている人。特に、共産党員。類語党人 ***とういん【登院】** 《名・自サ》議員が、国会や議院に出席すること。因退院 ***とういん【頭韻】** 〔韻文で〕語・句の頭に韻をふむ修辞法。アリタレーション。「よき人のよしとよく見てよしと言ひし・・・〈万葉集〉」の「よ」の類。「―をふむ」団脚韻 **どう‐いん【動員】** 《名・他サ》●戦争で軍隊の態勢を平時編制から戦時編制に組織すること。●人員・兵士を召集すること。「学徒―」囡①②復員。●戦争のため、国内の資源・生産力・施設などを国家の管理下におくこと。●ある目的のために、人や物をかり出すこと。「社員をーしてCMをつくる」 ***どういん【動因】** 〔文〕ある物事を引き起こす(直接の)原因。「闘争の―」類語動機。 **どう‐う【堂宇】** 〔文〕●堂の軒。●堂。 **どう‐うら【胴裏】** 袷{あわせ}・綿入れなどの裏で、裾回しの上につける部分。また、それに用いる布。 ***とうえい【倒影】** 〔水面などに〕逆さまに映った影。「湖面に富士の―が映る」 ***とうえい【投影】** 《名・他サ》《自サ》あるものの上に・影が映ること(影を映すこと)。また、映った影。「池にーする五重塔」類語投射。《自サ》ある物事が他の物事に反映すること。また、反映させること。「南北の緊張を―する外交」●物体に平行光線をあてて、その影を平面上に映しとること。また、その考え方で投影図を得るための操作。「―図」 **とう・おう【東欧】** ヨーロッパの東部。東ヨーロッパ。対西欧。 **とう・おく【塔屋】** ビルの屋上につき出た形で設けられた建造物。塔屋{ぺントハウス}。 **どう・おう【堂奥】** 〔文〕●堂の奥深い所。●奥義。「―に入る」=堂奥{どうおう}。 **どう・おや【胴親・『筒親】** 「胴元{どうもと}」に同じ。 **とう・おん【唐音】** 漢字音の一つ。鎌倉時代から江戸時代にかけて、宋代以後の中国語の音を帰化僧や留学生が伝えたもの。「行脚{あんぎゃ}」「蒲団{ふとん}」「鈴{りん}」など。宋音。唐宋音。参考漢音・呉音 ***とう・おん【等温】** 温度が等しいこと。また、その温度。―せん【一線】地図の上で、温度の等しい地点を結んだ線。 **どう・おん【同音】** ●字は異なるが、音が同じであること。同じ音・発音。「神と新は――だ」「―語」●同じ高さの音・音声。●声をそろえて言うこと。四字「異口」 ***とう・か【投下】** 《名・他サ》●〔高い所から物を〕下へ投げること。落とすこと。「爆弾を―する」●資本をつぎこむこと。「資金を―する」類語投入。投資。 ***とう・か【灯下】** 〔文]ともしびの下。明かりの近く。「――に書をひもとく」 ***とう・か【灯火】** 〔電気やろうそくなどの〕明かり。ともしび。「無ーの自転車」「一管制」>―親しむべき候《句》夜、ともしびの下で読書をするのにふさわしい季節。秋をいう。「灯下親しむべき候」は誤り。 **とう・か【等価】** 価値または価格が等しいこと。同価。「一交換」 ***とう・か【糖化】** 《名・自サ》でんぷん・繊維素などの炭水化物が酸や酵素の働きで、糖類に変わること。 ***とうか【透過】** 《名・自サ》光・放射能・液体などが物質の内部を通りぬけること。―せい【一性】膜が気体・流体、あるいはそれらの中にとけて入っている成分を透過させる性質。参考一部の成分のみ透過させる性質を「半透性」という。 ***とう・が【冬芽】** 初夏から夏の終わりにかけて生じ、冬をこして春になってから生長する芽。 ***とう・が【唐画】** ●唐時代の絵。●中国人のかいた絵。また、中国風の絵。唐画{からえ}。 ***とう・が【陶画】** 陶器にかいた絵。 ***どうか【同化】** 《名・他サ》《自サ》一体となるように・とけこむ(とけこませる)こと。また、感化して、自分と同じ考え・態度にすること。「環境に―する」●外から得た知識を完全に自分のものにすること。消化。「知識を―する」●生物が外界からとった物質を自分の体を構成する成分と同じものに作りかえること。「炭酸一作用」対異化。 <1018> ***どうか【道家】** ●諸子百家の一つ。老子・荘子の説いた思想を信奉する学派。●道教を信奉する人。道士。=道家{どうけ}。 ***どう・か【道歌】** 仏教や心学の精神をわかりやすくよみこんだ教訓の短歌。 ***どう・か【銅貨】** 銅で作った貨幣。銅銭。 **どうか** 《副》●人に頼み事をするときに、へりくだって、心から願い望む気持ちを表す語。なにとぞ。どうぞ。「―出席してください」類語ぜひ。●手段・方法を講じて、実現しにくいことを実現させたいと願い望む気持ちを表す語。どうにか。なんとか。「食べるだけは自分で―したい」「―する」「―なる」の形で慣用句的に用いて〉何かわからないが、なりゆきが(普通とちがって)変わるようす。「彼は―したらしい」「―した拍子に」>――と思・う《句》疑問に思う。また、あまり感心しない。「いま訪問するのは―・う」 ***どう・が【動画】** ●アニメ。●デジタル化された、動く画像。「―ファイル」対静止画。 ***どう-が【童画】** ●おとなが子供のためにかいて与える絵。●子供のかいた絵。児童画。 ***とう・かい【倒壊・倒潰】** 《名・自サ》たおれ、こわれること。特に、建造物がたおれつぶれること。「―のおそれのある建物」類語破壞。 ***とう・かい【東海】** ●東の方の海。連「―の君子国(=日本の美称)」●「東海道」のこと。―ちほう【地方】静岡・愛知・三重の三県と岐阜県の南部をふくめた地域。―どう【一道】●昔の七道の一つ。現在の近畿・中部・関東地方の太平洋岸沿いの地域。伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・伊豆・甲斐・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸{ひたち}など一五か国をふくむ。●江戸時代の五街道の一つ。江戸から京都に至るおもに海岸ぞいの街道。―どう‐ごじゅうさんつぎ【一道五十三次】昔、東海道②にあった五三の宿駅。品川・川崎・神奈川・保土ヶ谷・戸塚・藤沢・平塚・大磯・小田原・箱根・三島・沼津・原・吉原・蒲原・由比・興津・江尻・府中・丸子・岡部・藤枝・島田・金谷・日坂・掛川・袋井・見付・浜松・舞坂・新居・白須賀・二川{ふたがわ}・吉田・御油{ごゆ}・赤坂・藤川・岡崎・池鯉鮒{ちりゅう}・鳴海・宮・桑名・四日市・石薬師・庄野・亀山・関・坂下・土山・水口{みなくち}・石部・草津・大津。 ***とう・かい【韜晦】** 《名・他サ》〔文〕●自分の地位・才能・本心などをごまかしかくすこと。「自己をーする」「戦争責任を―する」●行方・消息をくらますこと。身をかくすこと。「消息を―する」 ***とう-がい【凍害】** 農作物・樹木などが氷点下の寒さによって受ける害。寒害。 ***とう・がい【等外】** 〔競走・品評会などで〕決められた等級にはいらないこと。「―の作品」 ***とう‐がい【当該】** 《連体》〔文〕 〔前に述べた」そのことにあてはまる。その。「――事項」「――の役所」 **とうがいこつ【頭蓋骨】** ずがいこつ。 ***とう・かく【倒閣】** 《名・自サ》内閣をたおすこと。 ***とう・かく【当確】** 「当選確実」の略。選挙で、選挙前、または開票が完了しないうちに当選が確かであると判断されること。「開票半ばにして―となる」 ***とう・かく【統覚】** 《名・他サ》●〔哲〕対象に対する多様な経験を総合し統一する作用。●〔心〕意識の内容がはっきりと知覚される作用。 ***とう・かく【頭角】** 頭の先。>を現・す《句》学識・才能が特にすぐれて目立つ。「詩人として―・す」表記「一見す」とも書く。 **どう・かく【同格】** ●同じ資格・格式。「部長と―にあつかう」類語 同等。●文法で、一つの名詞または名詞に相当する句が、(助詞の類を伴わずに)他の名詞を修飾するのにいう語。たとえば、「日本の首都、東京」では、「日本の首都」は「東京」に対して同格。 ***どう・がく【同学】** 出身学校や先生、また、学問の分野などを同じくする・こと(人)。連「―の士」類語同窓。同門。 ***どう・がく【道学】** 道徳を説く学としての、儒学(特に宋学{そうがく})、道教、心学などの称。―しゃ【一者】道学をおさめた人。〔世事にうとい儒学者・道徳家をあざけって言うことも多い」「一先生」 **どうか・すると** 《連語》●その時のぐあいで。場合によっては。「―会えるかもしれない」●ややもすると。「―なまけがちだ」 **どうか・せん【導火線】** ●口火をつけるために引いた線。●ある事件の起こるきっかけ。「大統領の暗殺が内戦のーとなった」 ***とう・かつ【統括】** 《名・他サ》●ばらばらな物事を一つにまとめること。「事務を――する」類語統一。統合。②統轄。 ***とう・かつ【統轄】** 《名・他サ》〔多くの人々・組織などを〕一つにまとめてとりしまること。統括。「総理大臣が政務を―する」類語総轄。統御。 ***とう・かつ【頭括】** 〔論〕最初に結論を書き、続けて事実・説明・理由・論証などを書く文章の形式。読者に結論を早く、手短に伝えたい場合に用いる。頭括型。頭括式。团双括。尾括。 **どう・かつ【恫喝】** 《名・他サ》〔文〕おどしつけておびやかすこと。おどかし。「―して金を巻きあげる」 **どう‐かっしゃ【動滑車】** 滑車の一つ。軸が固定されておらず、自由に位置を変えることのできる滑車。団定滑車。 **どう・がね【胴金】** 刀のさや、やりなどの柄{え}などにはめる輪状の金具。 **とう・がまえ【、闘構え】** 漢字の部首「鬥」の称。たたかいがまえ。 **どう・がまえ【同構え】** 「けいがまえ」に同じ。 **とう・から【『疾うから】** 《副》ずっと前から。早くから。とっくに。「そんなことは―わかっていた」 **とうがらし【唐辛子・蕃、椒】** ナス科の一年草。夏、白い花をつけ、実は食用。辛味種と甘味種がある。辛味種は、香辛料に用いる。 ***とう・かん【凍寒】** 〔文〕こおりつくような厳しい寒さ。類語酷寒。極寒。 ***とう・かん【投、函】** 《名・他サ》郵便物をポストに入れること。「はがきをする」 **とう・かん【盗汗】** 〔文]「寝汗」に同じ。 ***とう・かん【等閑】** 〔文]軽く見て、扱いをいいかげんにしておくこと。なおざり。「―視する」同「―に付す(=なおざりにする)」 類語閑却。 ***とう・かん【統監】** 《名・他サ》〔政治や軍事の面で〕全体をまとめて監督する・こと(職)。「駐留軍を―する」類語統率。 <1019> [小論文のツボ] >頭括・尾括・双括 「徹頭徹尾」という四字熟語が「最初から最後まで一貫して」という意味であることからもわかる通り、「頭」には「はじめ・はじまり」、「尾」には「おわり・おしまい」という意味がある。また「括」には「括る」という訓読みがあり、これは「まとめる」という意味である。文章を書いて、あるいは言葉を発して他者に何かを伝えようとする際、筆者や話者の最も伝えたいことをどの部分で示すか、という観点から文章やスピーチの構成を分類すると、 ・頭括型…はじめ(=冒頭)に最も伝えたいことを示す ・尾括型・・・おわり(=末尾)に最も伝えたいことを示す ・双括型・・・はじめとおわりの両方(=双方)に、最も伝えたいことを示す という分類ができる。 例えば、受験小論文においてよく用いられる「序論■本論結論」という構成をとる場合、設問で求められたことに対する自分の考え、つまり小論文の中で受験生が最も伝えたいことは「結論」の部分に記されるので、これは「尾括型」の文章であるといえる。また、グループでの討論において「自分の考え➡そう考える理由(根拠)」という順で話を進めた場合、話のはじまりで最も伝えたいことを示しているので、これは「頭括型」のスピーチであるといえる。 受験小論文においては、一般的な解答字数であれば「尾括型」が、短い字数(四○○字など)であれば「頭括型」が用いられることが多い。一方で、「双括型」を用いることはあまりない。これは、受験小論文は字数が少なく、解答中で同一の内容をくり返し論ずる必要がないからである。数千字を超えるような文章や、長い時間のスピーチなどでは、聞き手や読み手へのわかりやすさを考慮して「双括型」も用いられる。 何を述べるときにどの型がふさわしいか、ということに一定のきまりは存在しない。しかし、 ・自分の伝えたいことは何か ・そのために与えられた時間や字数はどれくらいか を考慮して、適切な文章やスピーチの構成を決定することが重要である。 **とうがん【冬瓜】** ウリ科のつる性一年草。夏、黄色の花がつき、大きなまるい実がなる。食用。かもうり。 ***どう・かん【動感】** 〔絵・写真などに表された〕動きのある感じ。動いているような感じ。「―にあふれた描写」 ***どう・かん【同感】** 《名・自サ》その人の意見・感想などと同じように・考える(感じる)こと。「彼の意見にーだ」 **どうかん【導管・道管】** ●水・ガスなどを送る管。表記「導管」と書く。●被子植物の水分・養分の通路となる管。 **どう-がん【童顔】** ●子供の幼い顔つき。●子供のような顔つき。参考柔和な感じのする丸顔にいう。 ***とう・き【党紀】** 〔文〕党の風紀・規律。「―を乱す」 ***とう・き【党規】** 〔文〕党の規則。党則。「―に反する」 ***とう・き【冬期】** 冬の期間。冬の間。「―講習」「一休暇」「―運休」団夏期。 ***とうき【冬季】** 冬の季節。「―大会」「ーオリンピック」団夏季。 ***とうき【投棄】** 《名・他サ"》不要のものとして投げすてること。「ごみの不法―」 ***とう・き【投機】** ●確実ではないが、大きな利益をあてにして行う行為。「―心」「―的」●市価の変動を予想して、その差から生まれる利益を得るために行う取り引き。「土地―」 ***とう・き【当期】** この期間。「――の決算は黒字だ」 ***とう・き【当季】** この季節。その季節。 **とうき【登記】** 《名・他サ》民法上の権利の有無などに関する一定の事項を広く公に示すために、それを公開された登記簿に記載する手続き。「不動産を―する」「一所」類語登録。 ***とう・き【陶器】** ●粘土質の土で形を作り、うわぐすりをかけて低温で焼いたもの。吸水性があり、不透明。薩摩焼・益子焼{ましこやき}など。参考磁器。●陶器・磁器の総称。せともの。焼き物。 ***とう・き【騰貴】** 《名・自サ》値段が上がること。高騰。「物価がーする」団下落。 ***とう・ぎ【党議】** 党内での討議。また、それによって決まった意見・方針。「―にかける」「――に服する」 **とうぎ【討議】** 《名・自他サ"》ある問題について意見をたたかわせること。ディスカッション。「―を重ねる」類語討論。論議。 ***とう・ぎ【闘技】** 〔文〕 〔優劣をくらべるため〕力や技をたたかわせること。「一場」 **どう・き【動、悸】** 《名・自サ》心臓の鼓動が、ふだんより激しく打つこと。また、その鼓動。「―がする」 ***どう・き【動機】** 人に行動を起こさせる内的な要因。「犯罪の―」〔きっかけの意でも用いる」「文学を志した―」類語動因。―づけ【一付け】《名・自サ"》行動の動機を与えること。モチベーション。 ***どう・き【同期】** ●同じ時期・期間。「―に活躍した作家」●同じ職場や学校で、就職・入学や卒業などの年度が同じであること。「一生」 ***どう・き【同気】** 〔文〕同じ気質。また、同じ仲間。>――相求・める《句》気質の合った者どうしは自然に親しくなり、寄り集まる。 ***どう・き【銅器】** 銅・青銅で作った器具。「古代のー」 ***どう‐ぎ【動議】** 会議中に、予定した議案以外の議題を出席者が出すこと。また、その議題。「緊急」 ***どう・ぎ【同義】** 同じ意味。同意。 **どう・ぎ【胴着・胴衣】** ●上着と肌着との間に着る、袖なしの保温用下着。「綿入れのー」●ある目的で胴にまとうもの。「救命―」「防弾―」=胴衣。 ***どう・ぎ【道義】** 人間のふみ行うべき正しい道。「―を重んじる」「―心」 [コロ]「ーにもとる行い」類語徳義。道徳。―かん【―感】道義を重んじる気持ち。 **どうぎ・ご【同義語】** 語形は異なるが、内容が(ほとんど)同じ関係にある語。「手紙」「レター」「書簡」、「みち」「道路」など。同意語。シノニム。 **とうきび【唐、黍】** ●トウモロコシ。●モロコシ。 ***とう・きゅう【投球】** 《名・自サ》野球で、投手が打者に対してボールを投げること。また、投げたボール。「―のモーションをおこす」「全力ー」 ***とう・きゅう【等級】** ●〔身分・品質などの〕上下・優劣を示す段階・区分け。くらい。等。「品評会でーをつける」類語階級。品等。●〔天〕星の明るさを表す数値。「絶対」「実視―」 **とう・きゅう【討究】** 《名・他サ》〔文]検討を重ねて深く研究すること。「交通問題を―する」 <1020> **とうぎゅう【闘牛】** ●牛と牛をたたかわせる競技。牛合わせ。●人と牛とがたたかう競技。また、それに出る牛。「一士」 ***どう・きゅう【同級】** ●同じ等級。「――の商品」の同じ学級。「一生」 ***どう・きゅう【「撞球】** 〔文]玉突き。ビリヤード。 ***とう・ぎょ【統御】** 《名・他サ》〔文〕全体を一手にまとめて支配すること。全体を思い通りに動かすこと。「全国の支社を―する」類語統制。統轄。 ***とう・ぎょ【闘魚】** ベタ・タイワンキンギョなどの通称。雄同士で激しくたたかう。多くは観賞用熱帯魚。 **どう・きょ【同居】** 《名・自サ》●二人以上の人が一つの家にいっしょに住むこと。「アパートで友人とーする」●特に、夫婦・親子が同じ家にいっしょに住むこと。「三世代―」類語 同棲。対別居。●ある家族の家に家族以外の人がいっしょに住むこと。「知人の家に―する」 ***どうきょう【同郷】** 郷里が同じであること。「―の友人」「―のよしみでつきあっている」 ***どう・きょう【道教】** 現世的な幸福や不老長生を求める、中国土着の宗教。中国古来の民間信仰、老荘思想、陰陽五行説、神仙思想、さらに仏教や儒教などが混合してできたもの。 ***どう・ぎょう【同業】** 職業・業種が同じである・こと(人)。「一者」「一組合」 ***どう・ぎょう【同行】** ●志を同じくして仏道修行にはげむもの。また、同じ宗派の信者。●巡礼・参詣{さんけい}などの道連れ。四字「―二人{ににん}」(=弘法大師といっしょという意味で、巡礼者などが笠などに書きつけることば)」 ***どう・ぎょう【童形】** 〔文〕まだ結髪していない子供。また、その姿。稚児姿。童体{どうたい}。 ***とう・きょく【当局】** ●その事を処理すべき責任をもつ(公の)機関。特に、行政上の重要な任務を担当する関係官庁。「―の責任を追及する」「学校―」「政府―」●〔局と名のつく所でそれ自身をさして〕この局。 ***とう・きょく【登極】** 《名・自サ》〔文〕天皇または皇帝の位につくこと。即位。 **とうきょり【等距離】** 等しい距離。 **とう・ぎり【当『限】** 長期清算取引で、受け渡しの期日が、その月の末日である取り引き。当月ぎり。囡先限・中限。 **どう・きん【同、衾】** 《名・自サ》一つの夜具にいっしょにねること。ともね。参考特に、男女が一つの夜具にねて肉体関係をもつ意にいう。類語 合歓{がっかん}。 **とう‐く【投句】** 《名・自他サ》自作の俳句を投稿すること。また、その句。「文芸欄に――する」 **どうぐ【道具】** ●物を作ったり、仕事をしたりするときに用いる用具。また、家具・台所用品など、日常生活に用いる種々の品物。「掃除―」類語用具。●そのもの(特に顔や体)に備わっているもの。「顔の―がよくない」●他の目的のために利用され、役立てられる物事や人。「結婚を出世の―にする」●芝居の、大道具・小道具。>ーだて【一立て】あることを行うのに必要な道具を、ととのえておくこと。また、もろもろの準備。>ーや【―屋】古道具を売買する店(の人)。また、その商売。古道具屋。 > [類義語の使い分け「道具・用具」] >[道具・用具]必要な道具(用具)を一式買いそろえる >[道具]大工道具/嫁入り道具/古道具屋 >[用具]筆記用具持参のこと/乗馬に使う用具 **とう・ぐう【東宮・『春宮】** ●皇太子の住む宮殿。東宮御所。参考昔は皇居の東にあり、東方が四季の春に配されるところから「春宮」とも書く。●皇太子。 **とう・くつ【盗掘】** 《名・他サ"》〔鉱物や埋蔵物を〕許可なくほり出して自分の所有とすること。「一品」 **どう‐くつ【洞窟】** がけや岩などにできた奥行きの深い大きな穴。ほらあな。洞穴{どうけつ}。 **どう‐くん【同訓】** 字は異なるが、訓が同じであること。「計・測・量・図」の訓がすべて「はかる」である類。「一語」「異字ー」 **とう・け【当家】** ●この家。その家。〔改まった言い方」「―のしきたり」「相手の家について言うときは、多く「御ご―」の形で敬意をそえる〕「御――の婿ぃどの」 **とうげ【峠】** ●尾根越えの道を登りつめて、そこから下りになる所。「――の茶屋」●物事の最も盛んな時期。また、極限。「病状は今晩がーです」1回「暑さもーをこす」 **とうげん【凍原】** 「ツンドラ」に同じ。 **どう・け【道化】** ●おどけた身ぶりやことばで人を笑わせる・こと(人)。また、その身ぶりやことば。「――者」「道化師」の略。道化を職業にしている人。ピエロ。 ***とう・けい【刀、圭】** 〔文]●薬をもる、さじ。●医術。医学。「―家(=医者)」 ***とう・けい【東経】** 地球の東半球上の位置を表す座標の一つ。イギリスのグリニッジ天文台跡を通る子午線を零度として、その東側一八〇度までの経度。团西経。 ***とう・けい【統計】** 《名・他サ》同種の事柄を、多くの場合について調べ、その結果を数字によって・表すこと(表したもの)。「―学」「人口の高齢化を―に取る」 ***とう・けい【闘鶏】** 二羽のニワトリをたたかわせる競技。鶏合わせ。また、それに使うニワトリ。 **とう・げい【陶芸】** 陶磁器の工芸。「―家」 ***どう・けい【同型】** 同じかた。「―の飛行機」 ***どう・けい【同形】** 同じかたち。「―の三角形」 ***どう・けい【同慶】** 自分にとっても同じようによろこばしいこと。〔ふつう「御ごー」の形で使う」「ますます御活躍の由、御ーの至りです」 ***どう・けい【同系】** 同じ系統・系列。「―の会社」 ***どう・けい【憧憬】** 《名・自他サ》《「憧憬{しょうけい}」の慣用読み)〔文]あこがれること。あこがれ。 **とう・けつ【凍結】** ●《名・自サ》こおりつくこと。氷結。「―した川」●《名・他サ》移動や使用、変更などを禁じ、そのままの状態にしておくこと。「資産の―」 **とうげつ【当月】** この月。今月。本月。 ***どう・けつ【同穴】** ●同じ穴。●〔夫婦などが〕死んで同じ墓にほうむられること。「死なばーと心にちかう」 ***どう・けつ【洞穴】** ほらあな。洞窟。 **どう・ける【道化る】** 《自下一》こっけいなことを言ったりしたりする。おどける。「変な格好で―・けてみせる」参考「道化」を動詞化した ***とう・けん【刀剣】** かたな・つるぎなどの総称。 **とう・けん【闘犬】** 二頭の犬をたたかわせる競技。犬合わせ。また、それに使う犬。 ***どう・けん【同権】** 同じ権利(をもつこと)。平等な権利。「男女一」 ***どう・けん【洞見】** 《名・他サ》〔文〕物事の先の先まで見ぬくこと。洞察。「将来を―する」 <1021> 見ぬくこと。洞察。「将来を―する」 **どうげん【同源・同原】**原因や出発点が同じであること。四字「医食―」参考特に、語源が同じという意で使われることが多い。静》裡閃 **とうげんきょう【桃源郷】**俗世間をはなれた、平和な世界。桃源。武陵桃源。「―に遊ぶ」陶淵明続の「桃花源記」から。二単♪との心心能」 **とう・げんしつ【糖原質】**「グリコーゲン」に同じ。 **とう‐ご【倒語】**もとのことばの構成を逆にしたことば。たとえば、「やど(宿)」を「どや」、「ばしょ(場所)」を「しょば」という類。隠語・卑語に多い。 > 日本語「音位転換と倒語」 「だらしない」という語がある。近世語の「しだらない」が変化した語だ。「しだら」は、事のいきさつ、ひどい有様などの意で、「ふしだら」という語に残っている。 「あたら(新)しい」も、奈良時代には「あらたし」であったが、平安時代に「あたらし」になった。「あら」は「新た」という語に残っている。このように、一語中の音の位置が変わってしまう現象を、「音位転換」または「音位転倒」という。 さんざか(山茶花)→さざんか 手持ちぶさた 手持ちぶたさ ちゃがま(茶釜)→ちゃまが はらつづみ(腹鼓) はらづつみ おさわがせ おさがわせ などがその例であるが、最近若者の間では、「雰囲気」を「ふいんき」と読む例が増えているという。原因としては、しゃれで言ったものが定着(だらしない)、発音しやすさ(さざんか・ちゃまがなど)、記憶の不確かさ(雰囲気など)などが上げられる。(なお、「だらしない」「あたらしい」「さざんか」以外は誤用) 外来語でも、原語に対する知識不足や発音のしやすさから、シミュレーション シュミレーション フェミニズム→フェニミズムのように、誤りが起こりやすい。 なお、隠語に多い、「たね(種)→ねた」「ばしょ(場所)→しょば」「しろうと (素人) →とうしろ」のように、音の位置を変えて作った言葉を「倒語」という。 **とう‐ご【頭語】**手紙で、冒頭に使う挨拶のことば。「拝啓」「前略」の類。团結語。 **どう‐こ【銅、壺】**長火鉢の中などに置く、銅や鉄で作った箱形の湯わかし器。上部の穴に影でい徳利などを入れてあたためる。入 **どう‐ご【同語】**●同じことば。●〔前に述べた語を受けて〕その語。 **とう・こう【刀工】**刀剣を作る人。刀鍛冶{かたなかじ}。刀匠。 **とう・こう【投光】**《名・自サ》レンズと反射鏡を使って光を一点に集め、一部を照らしだすこと。―き【―器】スポットライト・ヘッドライトなど、反射鏡やレンズを使って遠くを照らせるようにした照明装置。金の一。配金皆 **とうこう【投稿】**《名・他サ》新聞や雑誌にのせてもらうため、原稿を送ること。また、その原稿。「雑誌に短歌を―する」「―欄」参考依頼された原稿には言わない。 **とう・こう【投降】**《名・自サ》みずから敵に降参すること。「―を勧告する」敗す」を吾劍蘭。人 **とう・こう【登校】**《名・自サ》〔生徒が授業をうけるために]学校に行くこと。「集団―」団下校に。―きよひ【一拒否】ふとうこう。ぷ」での提出が **とう・こう【陶工】**陶磁器を作る職人。焼き物師。 **とうごう【投合】**《名・自サ》〔意見や気持ちが〕互いに一致すること。四字「意気―」 **とうごう【等号】**〔数〕二つの数や式の間にはさんで、(両方が数量的に)等しいことを表す記号。イコール記号。「=」因不等号。 **とう‐ごう【統合】**《名・自他サ》二つ以上のものをまとめて一つにすること。また、一つになること。「銀行を――する」類語統一。統括。―しっちょうしょう【一失調症】〔医〕自己をとりまく外界との接触感が失われ、思考・感情・行動などに統一性がなくなる精神病。参考「精神分裂病」の改称。 **どうこう【動向】**人の行動や物事の情勢が、どういう傾向をもって動いていくかということ。動き。成り行き。「財界の―を探る」類語趨勢{すうせい}。 **どうこう【同好】**趣味や興味の対象が同じであること。「―の士を求む」「一会」 **どうこう【同工】**〔文〕作り方が同じであること。 **どう・こう【同行】**《名・自サ》●いっしょに連れ立って行く・こと(人)。同道。「彼と―する」「―は五人」類語同伴。《他サ》〔主たる人に〕ついて行く・こと(人)。また、連れて行くこと。また、連れとなる人。同道。「首相に―する」「妻子を―する」「署まで―願います」類語同伴。随行。帯同。 **どう・こう【瞳孔】**眼球のまん中にある、虹彩{こうさい}にかこまれた小さな穴。光線の入り口になる。ひとみ。 **どう・こう【銅鉱】**〔黄銅鉱など〕銅をふくむ鉱石。 **どう・こう【『何、斯う】**《副・自サ》いろいろ言うようす。どうのこうの。とやかく。「―言う資格はない」 **どうこう・いきょく【同工異曲】**●手法は同じだが、内容や趣がちがうこと。●表面はちがっているが、中身は大体同じであること。「どの作品もーだ」注意「同巧異曲」は誤り。=異曲同工。 **とうこうせいてい‐がた【東高西低型】**〔気〕東側の気圧が高く、西側の気圧が低い気圧配置。日本付近では春から夏へ移るときによく現れ、東日本は好天、西日本は雨がちになる。 **とうこう‐せん【等高線】**地図で、標準海面からの高さが等しい点を結んだ線。 **とう‐ごく【投獄】**《名・他サ》牢{ろう}・監獄{かんごく}に入れること。「政治犯として―された」 **とう‐ごく【東国】**●東の方にある国。●古くは、北陸を除いた近畿以東、後には箱根より東の国。今の関東地方。あずま。坂東{ばんどう}。①②西国。 **どう‐こく【慟哭】**《名・自サ》〔文]悲しみのあまり、声をあげて激しく泣くこと。「床に身を投げて―する」類語号泣。 **とう・こつ【頭骨】**「頭蓋骨{ずがいこつ}」に同じ。 **とう‐ごま【唐、胡麻】**トウダイグサ科の一年草。原産地はインド。高さ一~二阶。秋、黄色の花がつく。種から「ひまし油」をとる。ひま。 **とう・こん【刀痕】**〔文]刀で切った傷あと。かたなきず。「領のー」」 **きとう・こん【当今】**〔文]このごろ。近ごろ。現今。 **とう‐こん【闘魂】**戦いぬこうとする意気ごみ。闘争精神。「不屈の一―」類語闘志。戦意。 **どう・こん【同根】**根(根元・本源)が同じであること。 <1022> **とうさ【等差】**●〔文〕等級によるちがい。差。差等。「程度に―がある」●〔数]差が等しいこと。等しい差。―きゅうすう【一級数】等差数列を和の記号でつないだもの。算術級数。参考等差数列をいうこともある。類語等比級数。―すうれつ【一数列】一定の数を前の数に加えて得られる数の列。最も鮮備。 **とうさ【踏査】**《名・他サ》実際にその場所に出かけて調べること。「実地―」 **どうざ【当座】**(「その席上」の意)●すぐその時、その場。即座。「――に意を決する」●ここ当分の間。今しばらくの間。「―の間に合わせ」「――の費用」●あることがあったあと、しばらくの間。「上京した―はよく連絡があった」類語②③当分。当面。●その席上で出す、短歌や俳句の題。●「当座預金」の略。ーしのぎ【―凌ぎ】その時だけ間に合わせること。一時しのぎ。―よきん【一預金】銀行預金の一つ。預金者の請求によって小切手と引きかえに払い戻しができる預金。無利子。する **どう・さ【動作】**〔何か行うときの〕体の動き。「―がすばやい」「機械・装置の動きの意にも用いる」「誤―」類語所作。起居 **どう・さ【陶砂・礬砂・礬『水】**にかわ・みょうばんを水にとかしてにた液。和紙・絹などにひいて、墨・絵の具・インクなどがにじまないようにする。 **どう・ざ【動座】**《名・自サ》●貴人が居場所を変えること。●神道で、御輿{みこし}などの置き場が変わること。 **どう・ざ【同座・同坐】**《名・自サ》●同じ席・場所に居あわせること。同席。●巻き添えを食うこと。連座。「事件に―する」は、三八割と花落もいいかも。 **とう・さい【搭載】**《名・他サ》車両・船舶・航空機などに(大量の)物品などを積みこむこと。また、機器などを備えつけること。「ミサイルーの戦闘機」「高倍率ズームをーしたデジタルカメラ」類語積載護。 **とう・さい【当歳】**●〔現に経過しつつある〕この年。ことし。当年。「―とって五○歳」●その年に生まれたこと。「―で父を失う」「一馬」 **とう‐さい【登載】**《名・他サ》〔文〕新聞・雑誌・書物などに記事を取り上げてのせること。掲載。 **とう・さい【統裁】**《名・他サ》〔文〕 〔最高責任者として〕全体をまとめ、判断・指図すること。「組織を―する」類語統率。 **とうざい【東西】**●東と西。●東洋と西洋、東部と西部など。「―の文化が交流する」同「洋のーを問わず」四字「古今―」〔①から転じて〕方角。また、物事の手段・方法・道理。「―をわきまえず」[コロ]「―を失う」●「東西東西」の略。芝居などで、観客に向かって口上を述べるときなどに最初に言う語。「とざいとうざい」とも。 **どうざい【同罪】**同じ罪・責任。「両人ともー」 **とう・さく【倒錯】**《名・自サ》●逆になること。ひっくり返ること。●正常とされる位置・状態が入れちがって、それとは正反対の状態になること。「味覚」 **とう‐ざ【当座】**《名・他サ》他人の作品やアイディアなどを、そっくり自分の創作に見せかけて使うこと。また、その作品。剽窃{ひょうせつ}。「デザインをーする」 **どう・さつ【盗撮】**《名・他サ》ぬすみどりすること。こっそり撮影すること。 **どう・さつ【洞察】**《名・他サ》物事の奥底まで見ぬく・こと(能力)。洞見。「本質を―する」「―カ」 **とう‐さん【倒産】**《名・自サ》財産をなくして、企業がつぶれること。「不況のあおりで―した」「―が相次ぐ」参考「破産」はふつう個人の場合に言う。 **とうさん【『嬢さん】**《「いとさん」の「い」が脱落し、「と」が長音化した語》〔大阪方言〕お嬢さん。 **とうさん【〈父さん〉】**「お父さん」のややくだけた言い方。因母さん。 **とう‐ざん【唐桟】**浅黄・赤などのたて縞模様を織りだした平織りの高級な綿布。長着・羽織などにする。 **とうざん【当山】**●この山。●この寺。当寺。 **どう‐さん【動産】**〔法〕 〔現金・株券・商品など]そのものの形をかえずに動かすことのできる資産、すなわち、土地およびその定着物以外の物すべて。因不動産。 **どうざん【銅山】**銅鉱を埋蔵・産出する山。 **とうさんさい【唐三彩】**中国で唐代にできた軟質陶器。白地に茶・緑でいろどったものと、さらに藍{あい}を加えたものがある。語源三色でいろどったことから。 **とうさん・どう【東山道】**昔の七道の一つ。近江(=滋賀県)から中部地方の内陸部を経て奥羽地方に至る地域。近江・美濃・飛騨・信濃・上野{こうずけ}・下野・陸奥・出羽の八国。 **とう・し【凍死】**《名・自サ》こごえて死ぬこと。こごえ死に。「冬山でーする」 **とう・し【唐紙】**竹を主原料にして中国で作りだされた紙。書画用に使う。参考ふつう、日本でこれをまねて作った和唐紙をもふくめて言う。 **とう・し【唐詩】**●中国で唐代に作られた詩。「―選」●(唐詩が漢詩のすぐれたものであることから) 漢詩。 **とう・し【投資】**《名・他サ》利益を得ることを見こんで、事業などに資金を出すこと。「新会社に―する」「設備——」「―家」類語出資。投下。投入。ーしんたく【一信託】 証券会社が一般の人から申し込みを受けて集めた金銭を、株式を中心に投資し、一定の期間をおいてその損益を出資者に分配・負担するしくみ。投信。 **とう・し【透視】**《名・他サ》●すかして見ること。②〔特殊な感覚で]肉眼では見えないものを見ぬくこと。「壁の向こう側を―する」「―術」●レントゲン線で蛍光板上に投影される体の内部を直接観察して調べる・こと(方法)。「胃を―する」「――撮影」 **とう・し【闘士】**●戦闘に従事する人。戦士。●強い闘志をもっている人。特に、主義・主張のためにたたかう人。「憲政擁護の―」 **とう・し【闘志】**たたかおうとする意志・意気込み。戦意。ファイト。[コロ]「―を燃やす」四字「―満々」類語闘魂。た **とう‐じ【冬至】**二十四節気の一つ。一年中で太陽が最も南に寄る時刻。また、その日。太陽暦の一二月二一、二二日ごろ。北半球では一年中で昼がいちばん短くなる。「一点」団夏至。 **とう‐じ【悼辞】**その人の死をいたみ悲しむ気持ちを述べることば。追悼の辞。弔辞。「―を読む」 **とうじ【杜氏】**酒をつくる職人。また、そのかしら。さかとうじ。杜氏{とじ}に。 **とう‐じ【湯治】**《名・自サ》温泉にはいって、病気やけがを治すこと。「温泉にーに行く」「一場」「一客」 **とう‐じ【蕩児】**〔文]放蕩{ほうとう}むすこ。道楽むすこ。また、酒色にふける者。道楽者。 **とう‐じ【当事】**その事に直接関係していること。「ふつう、単独では使わない」「―国」―しゃ【―者】その事に直接関係している人。「―から事情を聞く」団第 <1023> 三者。 **とう‐じ【当時】** ●[過去にある事があった]そのとき。そのころ。「小学生ーの思い出」「ーはまだ電灯はなかった」[類語]当代。●現在。現今。当今。当節。[古風な言い方]「ーはやりのことば」 **とう‐じ【答辞】** 式場で、祝辞・送辞などに対する感謝の気持ちを述べることば。「卒業生総代でーを読む」[対]送辞。 **どう・し【動詞】** 品詞の一つ。事物の動作・作用・存在・状態を表す語。日本語では、用言に属し、自立語で活用がある。言い切るときの形が、口語ではウ段の音で終わる。「動く」「歩く」「読む」など。 **どう・し【同士】** 互いに同じ関係にある、また同じ種類のものである人。[接尾語的にも使う]「好き合ったー」「恋人ー」「いとこー」「男ー」「仲間ー」[表記]俗に「同志」とも書く。接尾語的に使うときは、かなで書くことも多い。 **どうしーうち【同士討ち】** 《名・自サ》味方または仲間同士で戦う・こと(争い)。 **どう・し【同志】** 志や主義などを同じくする・こと(人)。仲間。「ーをつのる」「ー諸君」[類語]同腹。 **どう・し【同旨】** [文][案・文章などが]同じ趣旨であること。「ーの書状」 **どう・し【同視】** 《名・他サ》[階級・程度・品質などを]同じにみなすこと。同一視。「新人の作品とーされるのは心外だ」 **どう・し【導師】** ●衆生を導いて仏道にはいらせるもの。仏・菩薩、など。●法会・葬儀などを主となってとり行う僧。 **どう・し【童詩】** ●子供のために作られた詩。[類語]童謡。●子供の作った詩。児童詩。 **どう・し【道士】** ●道教をおさめた人。道者。道人。●仙術をおさめた人。仙人。 **どう・じ【同時】** ●二つ以上の事がほとんど時を同じくして・行われる(起こる)こと。[「ーに」の形で副詞的にも用いる]「駅に着くのと列車が出て行くのとーであった」「二人はーににっこり笑った」「ー通訳」「ー録音」●《「・・・とーに」の形で、接続助詞または接続詞的に用いて)①前件が成立してから、後件が成立するまで、ほとんど時間的ずれがない意を表す。・・・とすぐ。「到着(する)とーに鐘が鳴った」●前件が成立するとともに、後件もまた成立する意を表す。とともに。一方において。「良質であるとーに安価だ」 **どう‐じ【童子】** [文]幼い子供。わらべ。児童。「三歳のーにもわかることだ」 > 日本語「動詞の種類」 ①継続する動作と瞬間の動作 「・・・ている」という言葉をつけて、「本を読んでいる」「字を書いている」と言うと、〈本を読みつつある〉〈字を書いている最中だ〉という意味になるが、「あの人は死んでいる」とか「彼は知っている」とかは、〈死んだ状態にある〉〈知った状態にある〉という意味になる。これは、「読む」「書く」は終わるまでに時間がかかることを表す動詞、つまり継続する動作を表す動詞であるが、「死ぬ」「知る」は一瞬にしてその動作が終わる意味の動詞だからである。 また、「字を書いてしまう」のように、継続する動作を表す動詞に「・・・てしまう」がつくと、その動作をし終えることを表す。しかし、「あの人は死んでしまう」のように、瞬間で終わることを表す動詞に「・・・てしまう」がつくと、取り返しがつかないという意味になることが多い。 動詞には、このほか、「ある」「できる」のような、「・・・ている」「・・・てしまう」のつかない動詞もあり、「似る」「そびえる」のような、「・・・ている」がつかなければ使いにくい動詞もある。 ②意志の動作と無意志の動作 「読む」「書く」などは人の意志をもった動作を表す動詞であるが、「雨が降る」の「降る」や「日が昇る」の「昇る」は雨や太陽の意志を表してはいない。また、ある一つの動詞が意志を表す場合と表さない場合とがあり、たとえば、同じ「打つ」でも、「坊さんが鐘を打とうとする」では坊さんの意志を表すが、「時計が七時を打とうとする」というときは、単に、それが近く起こることを表す。 **とう・しき【等式】** [数]二つの式または数を等号で結んだもの。恒等式と方程式がある。[対]不等式。 **とう‐じき【陶磁器】** 陶器と磁器。焼き物。 **とう・しつ【等質】** 《名・形動》全体にわたって質や性能が同じであること。均質。[類語]同質。 **とう・しつ【糖質】** 炭水化物やこれに類似している物質の総称。でんぷん質。 **とう‐じつ【当日】** ある事のあった、その日。また、ある事の行われる、その日。「事件のーは八時に帰宅した」「ー限り有効」「試験ーの心得」 **どうしつ【同室】** 《名・自サ》同じ部屋。また、同じ部屋に・住む(いる)こと。「ーに起居する」「宿でーになった」 **どう・しつ【同質】** 《名・形動》二つ以上の物の質が同じであること。「ーの油」[類語]均質。等質。[対]異質。 **どうしつーせい【同質性】** 質が同じであること。同じ質をもつこと。「二つの事件のー」「ーの低い集団」[対]異質性。 **どう・じつ【同日】** 同じ日。その日。「ー選挙」 > ーの談ではな・い 《句》差が大きくて、比べものにならない。同日の論で(は)ない。 **どうして【如何して】** ■《副》●どういう方法で。どうやって。「この困難をーのりこえようか」●どういう理由で。なぜ。「ー参加しないのか」[類語]何故。なんで。■《感》●[反語的に]前に述べた・相手(自分)のことばを打ち消し、それとは反対のことを述べるときに使う語。それどころではなく。「口数の少ない人だったが、近ごろはー、よくしゃべる」●おどろいたり、感心したりしたときに言う語。いやはや。「ー、大変な人気だ」[参考]■は二回重ねて使うこともある。 **どうしても** 《副》●どんな方法を使っても。どう考えても。[下に打ち消しの語を伴う]「ー間に合わない」「ーわからない」●どんなことがあっても。ぜひとも。「ー行きます」 **どう‐じめ【胴締め】** ●胴をしめること。特に、柔道・レスリングなどの技の一つ。●胴をしめるもの。特に、女性の腰ひも。 **とう・しゃ【投射】** 《名・他サ》[影・光などを]投げかけること。「ー光線」[類語]投影。●[理]「入射」に同じ。 **とう・しゃ【当社】** ●この神社。●この会社。我が社。 **とう・しゃ【謄写】** 《名・他サ》[文]文章などを書きうつすこと。「原稿をーする」[類語]筆写。●謄写版で刷ること。 **とうしゃーばん【謄写版】** やすり板の上で、ろうを引いた紙(=原紙)に鉄筆で書いたりタイプライター <1024> ***とう・しゃ**【透写】《名・他サ》うすい紙をおいて上からなぞって書きうつすこと。すきうつし。トレース。 ***どう・しゃ**【同車】●同じ車。その車。●《名・自サ》その人と同じ車に乗ること。同乗。 ***どう・しゃ**【堂舎】〔文〕大きな家(=堂)や小さな家(=舎)。大小の家々。 **どう・じゃく**【瞠若】《形動〃》〔文〕感嘆したりおどろいたりして目を見はるようす。「世人を―たらしめる」 ***とう・しゅ**【党首】〔総裁・委員長など〕党の最高責任者。「―会談」 ***とう・しゅ**【投手】野球で、規定の位置にいて、打者に対し球をなげる役目(の人)。ピッチャー。「好―」 ***とう・しゅ**【当主】その家の、現在の主人。当代。[因]先代。 ***とう・しゅ**【頭首】〔文〕(《頭と首の意から》ある集団・組織の上に立つ人。頭目。かしら。ボス。「一門の―」 **どう・しゅ**【同種】種類が同じであること。また、同じ種類のもの。同類。[四字]「―同文」[対]異種。別種。 **とう・しゅう**【踏襲蹈襲】《名・他サ》それまで続けていた方針・やり方などを変えずに受けついでゆくこと。「先代の経営方針を―する」 ***どう・しゅう**【同臭】〔文〕(《「同じくさみ」の意から)同じ仲間。「―が集う」[参考]程度のよくない者同士という意をふくむ。 ***どう・しゅう**【同舟】《名・自サ》〔文〕同じ舟に乗ること。またその人。 >―相救・う《句》利害を同じくするものは、たとえ敵同士であっても危険にあえば、たがいに助け合う。〈孫子・九地〉 ***どう・しゅう**【銅臭】〔文〕(《「銅貨の悪臭がする」の意から)金銭をむさぼる人、財貨に誇りをもつ人を軽蔑して言う語。[四字]「―芬々{ふんぷん}」 **とう・しゅく**【投宿】《名・自サ》宿をとって、とまること。「海辺の旅館に―する」[類語]宿泊。 **どう・しゅく**【同宿】《名・自サ》同じ宿屋にとまる・こと(人)。また、同じ下宿にいる・こと(人)。「―の客」 **どう・しゅつ**【導出】《名・他サ》結論などを論理的に導き出すこと。[対]導入。 **どうじゅつ**【道術】道教で行う術。まじないの術・神仙術・養生術など。 ***とう・しょ**【島、嶼】(《「嶼」は小さな島》〔文〕大きな島や小さな島。大小の島々。諸島。 ***とう・しょ**【投書】《名・他サ》意見・要望・苦情などを書いて、関係者や新聞・雑誌などに送る・こと(手紙)。「―欄」[注意]文学作品・論文などは「投稿」を使う。 ***とう・しょ**【当初】そのことの最初(の時)。「―の計画を変更する」 ***とう・しょ**【当所】●この場所。この所。「―で講演会を開く」[類語]当地。●この事務所・事業所。 ***とう・しょ**【頭書】●書類のはじめに書かれている事柄。「―の件につき検討する」「―のとおり」●《名・自サ》本文の上欄に書き加える・こと(語句)。 **どうじょ**【倒叙】時間の流れと逆に、後の物事から先に順次記述してゆくこと。「―法」 **どう・しょ**【道書】道教の教義を説いた書物。 **どう‐じょ**【童女】〔文〕幼い女の子。幼女。「あどけないー」 ***とう‐しょう**【凍傷】寒さのため人体に受ける損傷。血管壁や組織がおかされて、充血・壊死{えし}などが起こる。 ***とう・しょう**【刀匠】刀を作る人。刀鍛冶{かたなかじ}。刀工。 ***とう・しょう**【闘将】●部下やチームの先頭にたって勇ましく戦う大将や主力選手。●〔政治運動などで〕先頭に立って活動する指導者。「反戦運動の―」 **とうじょう**【凍上】《名・自サ》寒さのため地表付近の土の温度が下がり、土中の水分がこおって地表面がもち上げられること。[参考]霜柱もこの現象による。 ***とう・じょう**【搭乗】《名・自サ》艦船・航空機などに乗りこむこと。「国際線に―する」「―員」 ***とうじょう**【東上】《名・自サ》西の地方から東の地方へ行くこと。特に、西の地方から東京へ行くこと。[因]西下{さいか}。 ***とうじょう**【登場】《名・自サ》●舞台・物語・事件などに現れ出ること。「上手{かみて}から主役がーする」「真犯人がーする」●新しい製品などが公の場に現れ出ること。おめみえ。「新型のカメラがーする」=登場{とうば}。 **どう・しょう**【道床】鉄道の軌道で、枕木{まくらぎ}の下に入れる砂利・砕石などの層。 **どうじょう**【同上】上または前に述べた事柄と同じであること。同前。「―の理由により・・・」 ***どう‐じょう**【同乗】《名・自サ》その人と同じ乗り物に乗ること。同車。「友人の車に―する」 ***どうじょう**【同情】《名・自サ》他人の苦しみ・悲しみを、その人と同じ気持ちになったつもりで思いやり、いたわる・こと(心)。かわいそうに思う・こと(心)。「―を寄せる」「主人公にーする」 ***どう・じょう**【堂上】《古くは「とうしょう」「どうしょう」とも)●中古、昇殿を許されたもの。殿上人{てんじょうびと}。[対]地下{じげ}。●近世以降、公家{くげ}の称。 ***どう・じょう**【道場】●仏道を修行する場所。●武芸を教授・練習する場所。「剣道の―」「―荒らし」「―破り」●体や心をきたえる場所。「断食―」 **どうしょう・いむ**【同床異夢】(《「いっしょにねても見る夢はちがう」の意で)表面上は同じ立場にいても、それぞれ思惑がちがうこと。「反対で一致しても、諸野党はしょせん―だ」 **とうじょう・か**【頭状花】多くの小さい花が円盤上の花軸の先端に集まってつき、一つの花のように見えるもの。キク・タンポポなど、キク科の植物に見られる。 **どうしょく**【同色】同じ色。 **どう・しょくぶつ**【動植物】動物と植物。 **とう・じる**【投じる】《他上一》〔文]●投げる。ほうりだす。[句]「一石をー・じる」[句]「筆をー・じる(=書くのをやめる)」●投げかける。投影する。「満月が光をー・じる」「湖面に紅葉の影を―・じる」●投げるように、中に入れる。投げ入れる。「獄に―・じる」●〈「・・・に身を―・じる」などの形で〉ある環境・状況にみずから進んで身をおく。「問題の渦中に身を―・じる」●〔持っているもの、特に金銭を〕おしまずに出す。つぎこむ。「私財を―・じる」=投ずる。■《自上一》(「自分自身を投じる」意が自動詞化したもの)〔文〕●その中にはいる。●みずから進んでその環境・状況にはいる。「民族解放運動に―・じる」●つけ入る。乗じる。「機にー・じる」●出て行って降参する。投降する。「敵にー・じる」●やどる。投宿する。「旅宿に―・じる」●合わせる。投合する。「時流に―・じる」=投ずる。 <1025> ***どう・じる**【動じる】《自上一》心の落ち着きを失う。動揺する。動ずる。「何が起ころうとー・じない」 ***どう・じる**【同じる】《自上一》〔文〕〔他人の意見などに〕同意する。賛成する。同ずる。「起案に―・じる」 **とう・しろ**【藤四郎】〔俗]「しろうと」を逆さまにして人名のように言った語。とうしろう。 ***とう・しん**【刀身】刀の、さやとつかにおさめる部分。 ***とう・しん**【投身】《名・自サ》自殺するために、水中や噴火口などに身をなげること。身なげ。「―自殺」 ***とう・しん**【東進】《名・自サ》東へ進むこと。[対]西進。 ***とう・しん**【盗心】〔文〕人のものをぬすもうとする気持ち。ぬすみ心。「―を起こす」 ***とう・しん**【灯心】あんどん・ランプなどの芯{しん}。火をともし、明かりにする。「―をかきたてる」 ***とう・しん**【等親】「親等」に同じ。 ***とう・しん**【等身】身長と同じ高さであること。「―像」ーだい【―大】●実際の身長と同じ大きさ。●〔身近に感じる〕その人のあるがままの姿。「―のヒロイン」 ***とう・しん**【答申】《名・他サ》上級の官庁や上役から意見を求められた事柄に対して、意見を述べること。また、その意見。「国語審議会の―」[対]諮問{しもん}。 ***とう・じん**【党人】党派・政党に属する人。特に、はえぬきの政党人。「―政治家」[類語]党員。 ***とう・じん**【唐人】中国人、また、外国人の古称。 >――の寝言《句》わけのわからないことば。 ***とう・じん**【蕩尽】《名・他サ》〔文〕財産などを洗い流すように使いはたすこと。「家産をーする」 ***どう・しん**【同心】●《名・自サ》同じ意見を持つ・こと(人)。また、心を合わせる・こと(人)。「―協力」●中心が同じであること。「―の円」●江戸時代、与力{よりき}につかえ、今の警察にあたる仕事をした下級の役人。 ***どうしん**【同仁】〔文〕人をわけへだてなく愛すること。[四字]「一視―」 ***どう・しん**【童心】けがれのない、子供の心。純真で無邪気な心。「―を傷つける」「―にかえって楽しむ」[類語]子供心。 ***どう・しん**【道心】●〔文]道徳心。「―を失う」●[仏]仏道を信じる心。「―が定まる」●[仏]一三歳、または一五歳以上で仏門にはいった人。 ***どうじん**【同人】→どうにん(同人)。 ***どうじん**【道人】●仏門にはいって悟りをひらいた人。道人{どうにん}。●道教をおさめた人。道士。●神仙の術をおさめた人。方士。●世捨て人。 **とうしん・せん**【等深線】地図で、海・湖などの、水面から水底までの深さの等しい点を結んだ線。 **とうしん・そう**【灯心草】「藺{い}」の別称。灯心ぐさ。 ***とう・すい**【統帥】《名・他サ》すべての軍隊をまとめ、指揮すること。「陸軍を―する」「―権」 ***とう・すい**【透水】〔文]水がしみとおること。「―層」 ***とう・すい**【陶酔】《名・自サ》〔酒に〕気持ちよくようこと。●ある境地にひたって、うっとりとした気分になること。「名演奏に―する」[類語]恍惚{こうこつ}。陶然。 **どう‐すい**【導水】《名・自サ》ある場所に水を引くこと。「―管」 **とう‐すう**【頭数】〔一頭・二頭・・・と数える〕動物の数。[注意]「あたまかず」と読めば別語。 **どうすう**【同数】数が同じであること。同じ数。「賛否―」 **とう!ずる**【投ずる】《自他サ変》→投じる。 **どう・ずる**【動ずる】《自サ変》→動じる。 **どう・ずる**【同ずる】《自サ変》→同じる。 **とう・ぜ**【党是】〔文〕その政党の進むべき方向を決めた根本方針。「―に反する行い」 **どうせ**《副》●その事態が、すでにそう決まっていてそれ以外にはありえないことを容認する気持ちを表す。いずれにしても。どっちみち。結局は。〔自嘲や捨てばちの気持ちを表したり、見くびって推測し、断定する気持ちを表したりする〕「―すぐにこわれるだろう」「―私は馬鹿ですよ」●その事態が決まっている以上、それをうまく利用しようとするようす。「―東京へ来たんだから、スカイツリーに行ってみよう」 ***とう・せい**【党勢】党の勢い・勢力。「ーをのばす」 **とうせい**【濤声】〔文〕大きな波の音。「―を聞く」 **とう・せい**【当世】●今の世の中。現代。当代。「―流行のスタイル」[類語]当節。●「当世風」の略。「すぐ責任のがれをするのがーなのだ」―ふう【―風】《名・形動》今の世の中の流行・風習・風俗。また、それに合っているようす。当流。当世。「―の服装」 ***とう・せい**【統制】《名・他サ》●ばらばらなものを一つにまとめおさめること。「全員の―をとる」●〔国家などの権力をもって〕自由な行動に制限を加えること。「言論―」[類語]②統御。「統制経済」の略。―けいざい【―経済】資本主義国家が、ある目的のために価格などを決定し、個々の企業の経済活動を規制する経済形態。 ***とう・せい**【陶製】焼き物でできている・こと(もの)。 ***とう・せい**【頭声】主に頭部に共鳴させて発する比較的高音域の声。[参考]裏声とは異なる。[対]胸声。 **とう・せい**【騰勢】〔文]物の値段が上がる・勢い(傾向)。「地価は―をたどる」「―にある株価」 **どう・せい**【動静】人の行動や物事の動きについてのようす。「敵の―を探る」「首相―」[類語]消息。 **どうせい**【同姓】名字が同じであること。同じ姓。「―同名」[対]異姓。―あい【―愛】同性の者を性愛の対象として愛すること。また、その関係。 ***どう・せい**【同棲】《名・自サ》(男女が)いっしょに暮らすこと。特に、正式に結婚していない男女が一緒に住むこと。「―生活」[類語]同居。 **どう・ぜい**【同勢】いっしょに行動している人々。また、その人数。「―十人で旅行する」 ***とう・せき**【党籍】党員として登録されている籍。「―を離脱する」 **とう・せき**【投石】《名・自サ》〔害を与えようと]石を投げつけること。「機動隊に―する」 **とう・せき**【透析】《名・他サ》半透膜を利用して、コロイドや高分子溶液を精製する方法。血液中の尿毒成分の除去(=人工透析)、血清やワクチン・酵素などの精製に広く利用される。 **どう・せき**【同席】《名・自サ》同じ会合に出席すること。また、同じ席に居合わせること。同座。「会でA氏とーした」●同じ席次・地位。「―の重役」 **とう・せつ**【当節】このごろ。当今。〔やや古風な言い方〕「―の学生は礼儀を知らない」[類語]当世。 <1026> **とうせん**【盗泉】 中国山東省泗水県にあったという泉の名。故事{こじ}孔子{こうし}はその名が悪いとしてその水を飲まなかった。そのことから、不義・不正のたとえとする。 ▶渇しても盗泉の水を飲まず。 **とう・せん**【灯船】 船上に高く灯火をかかげて航路を示す船。灯台船。灯明船。 **とう・せん**【当選・当、籤】《名・自サ》くじに当たるここと。「宝くじに―する」 **とうせん**【当選】《名・自サ》選挙で、えらばれること。「市長に―する」「―確実」[対]落選。 **とうせん**【登仙】《名・自サ》〔文〕●仙人になって天にのぼること。四字「羽化登仙」●貴人が死ぬことの尊敬語。 **とう・ぜん**【東漸】《名・自サ》〔文〕〔あるものの勢力・影響などが〕しだいに東の方へ移ってゆくこと。「文化のー」[対]西漸。 **とう・ぜん**【当然】《形動・副》道理上、そう・なる(する)べきであるようす。あたりまえ。「出席するのが―だ」「―の権利」「―経費は負担しなくてはならない」[類語]至当。[注意]「当前」は誤り。 **とう・ぜん**【陶然】《形動》〔文〕●酒に気持ちよく酔うようす。「―として杯を重ねる」●心がひきつけられてうっとりするようす。「美しい調べに―となる」[類語]陶酔。 **どう・せん**【動線】 人・乗り物などが動く流れを示した線。住宅の居住性を判定する指標となる。 **どう・せん**【同船】《名・自サ》同じ船に乗る・こと(人)。また、その船。「―の客」 **どうせん**【導線】 電流を通すための線。 **どう・せん**【銅線】 銅の針金。 **どう・せん**【銅銭】 「銅貨」に同じ。 **どう・ぜん**【同前】 前に述べたことと同じであること。同上。「以下―」 **どう・ぜん**【同然】《形動》同じであるようす。同じと言っていいくらいなようす。同様。「勝ったもーだ」 **どうぞ**【『何卒】《副》●相手に物事をたのむとき、自分の希望をかなえてほしい気持ちをこめて言う語。なにとぞ。どうか。「―よろしく」「―許してください」[類語]ぜひ。●相手に物事をすすめたり、許しを与えたりするときに言う語。〔丁寧な言い方〕「―ごらんください」「―お入りなさい」「『本を貸してください』『はい、―』」 **とうそう**【党葬】 党が行う葬儀。 **とう・そう**【党争】 党派間のあらそい。 **とう‐そう**【凍、瘡】〔文〕「しもやけ」に同じ。 **とう・そう**【痘瘡】〔文〕「天然痘{てんねんとう}」に同じ。 **とう・そう**【逃走】《名・自サ》走ってにげること。にげ去ること。「犯人がーした」[類語]逃亡。 **とう‐そう**【闘争】《名・自サ》●相手をおしのけようとして、あらそうこと。「―本能」「動物同士の―」●思想や階級の対立で、たたかうこと。「労働者と資本家のー」「賃金―」 **どう・そう**【同窓】 同じ学校で、または同じ先生について学ぶ・こと(人)。同じ学校を卒業している・こと(人)。「―生」「―会」[類語]同門。同学。 **どう・ぞう**【銅像】 銅で作った像。ブロンズ。 **とうぞく**【盗賊】 どろぼう。ぬすびと。特に、集団をなして大規模な盗みを働く者。〔やや古風な言い方〕 **どうぞく**【同族】 同じ血筋・系統・種族などに属しているもの。一族。「―で争う」 **どうぞく**【道俗】〔文〕僧や尼と、俗人。僧俗。 **どうぞ‐じん**【道祖神】 村や道路への悪霊の侵入を防ぎ、村民や旅人の安全を守るという神。塞{さえ}の神。 **どうそ・たい**【同素体】 互いに同じ元素から成るが、その原子の配列や結合のしかたがちがう物質。[参考]赤燐と黄燐、ダイヤモンドと石墨のような物質。 **とう・そつ**【統率】《名・他サ》多くの人を一つにまとめてひきいること。「―力」「よく―のとれたチーム」[類語]統裁。統監。[注意]「統卒」は誤り。 **とう・た**【淘汰】《名・他サ》●不用・不適なものを除くこと。「―される悪徳業者」●生物のうち、環境や条件に適応できないものがほろび、適応するものだけが残ること。「自然―」 **とうだい**【灯台】 ●昔の照明器具の一つ。油皿をのせて火をともす台。灯明台。●燭台。●港口や岬の突端などに設け、夜、光を放って、付近を航行する船舶の安全を守る設備。「―守」 [灯台]① > **―下暗し**《句》「灯台のすぐ下が暗いように身近なことはかえってわかりにくいことのたとえ。 **とうだい**【当代】 ●今の時代。現代。当世。「―随一の画家」●〔ある時代をさして〕その時代。「―の名画を集めた美術展」[類語]当時。●〔ある家の〕現在の主人。当主。[対]先代。●今の天皇。今上。 **とう・だい**【登第】《名・自サ》〔文〕試験に合格すること。 **どう・たい**【動体】 ●動いているもの。「―写真」●[理]気体と液体の総称。流体。流動体。 > **―しりょく**【―視力】 動いているものを正しく認識する力。 **どう・たい**【動態】 物事が時間の経過にしたがって動き変わってゆくありさま。「人口―調査」[対]静態。 **どう・たい**【同体】 ●一体となること。また、その体。四字「一心同体」●相撲で、たおれるときに両者が同じ体勢であること。勝ち負けがつかず、取り直しとなる。 **どう・たい**【導体】 熱や電気を伝える物体。金属は一般に熱・電気の―である。良導体。[対]不導体。 **どう・たい**【童体】〔文〕子供の姿。童形。 **どう・たい**【胴体】 胴。胴の部分。 > **―ちゃくりく**【―着陸】《名・自サ》航空機が車輪を出せずに、機体を地にこすりつけて着陸すること。「―を試みる」 **どう・だい**【同大】 ●同じ大きさ。●〔前に述べた大学を受けて〕その大学。 **どう・たく**【銅、鐸】 弥生時代に作られた、釣り鐘状で扁円筒形の青銅の器物。祭りの道具、あるいは楽器として使ったものといわれる。 **とう・たつ**【到達】《名・自サ》ある経過をたどって、目標とする地点や状態に至ること。「名人の域に―する」「山頂に―した」「結論に―する」[類語]到着。 **とう・だん**【登壇】《名・自サ》〔演説・訓辞などをするため〕壇にあがること。「講師が―する」[対]降壇。 **どう・だん**【同断】《名・形動》前に述べたことと同じことわり(=理屈)であること。「以下―」 **どうだん・つつじ**【『灯台、躑躅・『満天星】(「どうだん」は「灯台」の転)ツツジ科の落葉低木。春、白いつぼ形の花を下向きにつける。庭木や生け垣にして観賞する。どうだん。 **とう・ち**【倒置】《名・自他サ》位置を逆さまにすること。順序などを逆にすること。また、逆さまになること。 <1027> ―法】印象や意味を強めるため、主語・述語・修飾語などの順を変えること。「何だ、これは」の類。 **とうち【当地】** 〔自分が現在いる所を指し、また話題にして〕この地、この地方。その地、その地方。「―の名産」「―はまだ寒い」〔相手の土地について言うときは、多く「御―」の形で敬意をそえる〕「御ーソング」[類語]当所。 **とう‐ち【統治】** 《名・他サ》〔主権者が〕国土・人民を支配すること。統治。「国を―する」「委任―」 **とう‐ちゃく【到着】** 《名・自サ》●人や乗り物が目的地に行き着くこと。「―駅」[対]出発。●物が届くこと。「注文した品物がーした」[類語]②到達。 **どう‐ちゃく【同着】** 同時に決勝点などに着くこと。 **どう‐ちゃく【「撞着】** 《名・自サ》〔文〕《つきあたる意から》物事の前後がくいちがうこと。つじつまの合わないこと。矛盾。「―した論理」[四字]「自家――」 **とう‐ちゃん【『父ちゃん】** 「父さん」のくだけた、または幼児語的な言い方。[対]母ちゃん。 **とう・ちゅう【頭注・頭、註】** 本文の上の方に記した、語句などの注釈。「―をほどこす」[対]脚注。 **どう・ちゅう【道中】** ●旅行。また、旅行の途中。旅路。〔古風な言い方〕「―の無事をいのる」●昔、おいらんが盛装して従者らを従え、遊郭の中を練り歩いたこと。おいらん道中。―き【―記】●旅行中の日記。紀行。●主に江戸時代に作られた旅行案内記。 **とうちゅう・かそう【冬虫夏草】** 昆虫類やクモ類に特殊な菌類(虫生菌類)が寄生して、その体に子実体{しじつたい}を形成したもの。乾燥して漢方薬にする。[参考]昔、冬は虫で夏は草になると考えられていたことから。 **とう・ちょう【盗聴】** 《名・他サ》第三者が、他人の話をこっそり聴くこと。特に、録音機などを秘密にとりつけて、他人の話をこっそり聴くこと。盗みぎき。「―器」「電話を―する」 **とう・ちょう【登庁】** 《名・自サ》役人が役所に出勤すること。[対]退庁。 **とうちょう【登頂】** 《名・自サ》高い山の頂上に登ること。「エベレストの―に成功する」[類語]登攀{とうはん}。 **とう‐ちょう【頭頂】** (頭の)てっぺん。「―部」 **どう‐ちょう【同調】** 《名・自サ》●他人の意見・態度などに調子を合わせること。「B氏の意見に―する」「―者」[類語]共鳴。●ラジオ受信機などで、コイルとコンデンサーからなる回路の共振周波数が、目的の周波数に合うこと。「FM波にーさせる」 **とうちょう‐とせつ【道聴塗説】** 〔文〕(道できいたことをすぐ道(=塗)で人に話す意から)よいことばをきいても、それを自分のものとして心に留めておかないこと。転じて、受け売りをすること。いいかげんな受け売り話。「―の意見」<論語・陽貨> **とう‐ちょく【当直】** 《名・自サ》日直・宿直の番にあたる・こと(人)。「―医」「―勤務」 **とう・ちん【陶『枕】** 陶磁器で作った、中空のまくら。夏に用いる。 **とう・つう【疼痛】** ずきずきと、うずくような痛み。 **どう‐づき【胴突き】** ●地盤を固くするために地面をつき固めること。地固め。土突き。●胴突きや、くい打ちに用いる道具。太い丸太材に何本かの足または縄を付けたもので、二~三人でこれを上下させて用いる。たこ。たこど。 **とうてい【到底】** 《副》《下に打ち消しの語を伴って》肯定すべき余地が全くない意を表す。とても。どうしても。「そんなペースでは―間に合わない」「―受け入れられない」 **どうてい【同定】** 《名・他サ》●同一と認めること。また、どういうものであるかを見定めること。「分析して成分をーする」●生物の分類学上の所属を決めること。 **どう‐てい【童貞】** 女性と性的な関係をもったことのない男性。また、その状態。[対]処女。 **どうてい【道程】** ●ある場所から他の場所までの距離。みちのり。路程。「一○○キロの―」[類語]行程。●ある目的・状態に至るまでの道筋。過程。「研究の長き―」 **とう‐てき【投擲】** 《名・他サ》〔文〕ほうり投げること。また、投げすてること。[類語]放擲{ほうてき}。●「投擲競技」の略。陸上競技のうち、投げの技を競う、円盤投げ・砲丸投げ・槍投げ・ハンマー投げの総称。 **どう‐てき【動的】** 《形動》動きがあって生き生きしているようす。ダイナミック。「―な描写」[対]静的。 **とう・てつ【透徹】** 《名・自サ》●すきとおっていること。すみきっていること。「―した大気」「―した湖水」[類語]透明。●筋が通って、はっきりしていること。あいまいない点がないこと。「―した論理」 **どうでも** 《副》(副詞「どう」+副助詞「でも」)●どうあろうとも、それを拘束したり、限定したり、とりたてて問題にしたりしない意を表す。どうとでも。どうなりと。「人にあげるなり捨てるなりー好きなようにすればいい」〔反語的文脈の中で用いるときは、相手の意志に対する不本意の気持ちをそえる〕「―勝手にしろ」〈「ーよい」「ーいい」の形で〉それを特に問題にせず無関心につきはなす意を表す。どうであっても。「彼のことなんか―よい」「できようができまいがーいいさ」●他人の意志がどうあろうとも、自分の強い意志を通す意を表す。〔「どうしても」よりやや古風な言い方〕「―フランスへ行くと言ってきかない」「―こうでも」 **とう・てん【東天】** 〔文〕●東の空。[対]西天。●夜明けの東の空。しののめの空。「――の曙光」 **とうてん【読点】** 日本語で書いた(縦書きの)文章の文の途中に打つ点「、」。てん。 **とう‐でん【盗電】** 《名・自他サ]正規の契約をしないで電気をこっそり使うこと。[参考]窃盗罪に問われる。 **とう‐でん【答電】** 《名・自サ》返事の電報(を打つこと)。返電。 **どう・てん【動転・動、顚】** 《名・自サ》ひどくおどろいて平静さを失うこと。度を失うこと。「突然のできごとにーした」「気がーする」 **どう・てん【同点】** 得点数が同じであること。同じ点数。「―決勝」 **どう・でんき【動電気】** 〔理〕流動している電気。電流。[対]静電気。 **とうてんこう【東天紅】** ●夜明けを告げるニワトリの声。●愛玩用のニワトリの一種。長く、美しい声で鳴く。高知県の原産。天然記念物。 <1028> **とうと**【東都】 〔文〕●京都を西都と言うのに対する、江戸または東京の称。「―大学リーグ戦」●長安を西都と言うのに対する洛陽の称。 **とうど**【凍土】 〔文〕こおった土。また、こおった大地。「―帯(=ツンドラ)」 **とうど**【唐土】 〔文〕昔、中国をさして言った語。から。もろこし。 **とう・ど**【陶土】 陶磁器の原料となる粘土。白色で粘り気がある。白土。 **とうと・い**【尊い・貴い】《形》●身分が高く、うやまい重んじるべきである。尊敬すべきだ。「―・い神」「―・い犠牲」●価値が高い。大切である。貴重だ。「―・い体験をした」=たっとい。[活]たふと・し<ク>。 **とうとう**【等等】《接尾》「等」を強めた語。いくつかの語を並べ、それと同じようなものがまだあることを表す語。など。等々。エトセトラ。〔副助詞的にも使う〕「クマ・トラ・ゾウーの動物」 **とうとう**【到頭】《副》《下に、過去または完了を表す語を伴って》最終的には何かが実現する意を表す。結局。「―だれも来なかった」「―姿を現した」[類語]ついに。 **とうとう**【滔滔】《形動》〔文〕●水が盛んに流れるようす。「―と流れる大河」●ある感情が盛んに起こるようす。「―たる望郷の念」●よどみなく盛んに話すようす。「―と弁じ立てる」●〔ある風潮が〕強い勢いで移り動いてゆくようす。「―たる世論」 **とうとう**【蕩蕩】《形動》〔文〕●広々として大きいようす。●おだやかなようす。「春日ーとして」 **どう・とう**【同等】《名・形動》●同じ等級・階級。[類語]同格。●〔資格・能力・身分などが〕同じ程度であること。「大学卒と―の学力」[類語]同様。同列。 **どう・とう**【堂塔】〔文〕寺の、堂と塔。 **どう・どう**【同道】《名・自他サ》同行する・こと(人)。同行者。「父親と―する」[類語]同伴。 **どう・どう**《副》《多く「ーと」の形で使う》●大量の水が高い所から流れ落ちる音を表す語。●大きな波が打ち寄せる音を表す語。「荒波がーと音を立てる」●風が激しくふく音を表す語。 **どう・どう**【堂堂】《形動》《まれに「―の」の形も使う》●規模が大きく、りっぱなようす。「―たる体格」「―の行進」●悪びれたり、おそれたりしないようす。「―と意見を述べる」「―と戦う」 **とうどう・ばつい**【党同伐異】〔文〕(同じものに党し、異なるものを伐{う}つ意から)道理の是非にかかわらず、常に仲間に味方し、反対の者を攻めること。 **とうどう‐めぐり**【堂堂巡り・堂堂『回り】《名・自サ》●祈願のために、社寺の堂のまわりを何回もまわること。●同じような議論・考えを何度もくり返して少しも先へ進まないこと。「―の議論」●議会で、議員が演壇のまわりに列をつくり、順々に壇上で投票すること。 **どう‐とく**【道徳】 社会生活の秩序を存続するために、個人が守るべき規範の総体。倫理。「―心」「―を守る」「社会―」[類語]道義。 **とう‐とつ**【唐突】《形動》突然で思いがけないようす。「―な発言」「―の感を免れない」[類語]だしぬけ。突然。 **とうと・ぶ**【尊ぶ・貴ぶ】《他五》●尊敬に値するものとして、うやまい、大切にする。「老人を―・ぶ」●価値あるものとして、大切にする。重んじる。「人の忠告を―・ぶ」=たっとぶ。[活]四。[使い分け]「とうとい(たっとい)・とうとぶ(たっとぶ)」 **とう‐どり**【頭取】 ●多くの人の頭となる人。●銀行などの代表者。●劇場で、楽屋のとりしまりをする人。「―部屋」 **どう・とり**【胴取・『筒取】 「胴元{どうもと}」に同じ。 **とう・な**【唐菜】 アブラナ科の一、二年草。白菜の一種で、葉はうす緑色。食用。漬け物にする。 **どう・なか**【胴中】 ●胴のなかほど。●まんなか。 **どう・なが**【胴長】 ●〔体全体のつりあいからみて〕胴の部分が長い・こと(人)。「―の体」●ズボンと長靴が一つづきになったゴム製の防寒衣。釣りなどに使う。 **とう・なす**【唐、茄子】 ●「カボチャ」の別称。●カボチャの一種。ひょうたん形で、京都付近で栽培される。 **とう・なん**【東南】 東と南との中間にあたる方角。巽{たつみ}。南東。[対]西北。 **とう・なん**【盗難】 金銭や品物をぬすまれる災難。「―防止」 [コロ]「―にあう」 **とう・に**【『疾うに】《副》〔その時より〕ずっと前に。とっくに。「注文の品は―出来ている」「―にあきらめた」 **どう・に・か**【如何にか】《副》●困難であるが、また、十分ではないが、一応目的を達するようす。まがりなりにも。かろうじて。「―命は助かるらしい」「―一人で暮らしていける」「―こうにか合格した」●どのようника。なんとか。「―なりませんか」 **どうにも**【如何にも】《副》《下に打ち消しの語を伴って》いろいろ手段をつくしても、やはり実現しがたいという気持ちを表す。どのようにも。「いまとなってはーならない」「―やりきれない」●手のほどこしようがなく、困りきってしまう気持ちを表す。なんとも。「―こうにも」「―困った」 **とうにゅう**【投入】《名・他サ》●〔文〕投げ入れること。「ポストにーする」●〔資本・労力などを〕つぎこむこと。「仕事に全力を―する」「資金を―する」[類語]投資。投下。 **とう・にゅう**【豆乳】 ひきくだいた大豆をにて、布でこした白い液。豆腐の原料のほか、飲料にもする。 **どう‐にゅう**【導入】《名・他サ》●みちびき入れること。「外資を―する」「機動隊を―する」●《名・他サ》問題を解決するために新しい理論・条件などをとり入れること。「新制度を―する」[対]導出。●〔教〕本格的な学習活動を始める前に、生徒の興味をその学習に向けさせるようにする段階。 > **―ぶ**【―部】 ●序奏。イントロダクション。●文学作品などで、前置きの役割を果たす部分。「長い―を持つ小説」 **とう・にょう**【糖尿】 ●ぶどう糖を多量にふくむ病的な尿。●「糖尿病」の略。 > **―びょう**【―病】 血液中に糖が多くなり、尿の中に糖が排泄される病気。つかれやすく、のどがかわく。 **とう・にん**【当人】 〔問題になっている〕当の人。その人。本人。「それは―の責任だ」「―に事情を聞くべきだろう」 **どう・にん**【同人】 ●同じ人。「異名―」[対]別人。●同じ志や趣味をもつ人。「―雑誌」=どうじん。 **どう・ぬき**【胴抜き】 ●和服の下着の、胴の部分だけを別の布で仕立てること。また、その下着。「―の長襦袢」●夏の背広の仕立て方で、裏をつけないこと。また、その背広。[類語]背抜き。 <1029> **とうねつびょう**【稲熱病】 →いもちびょう。 **とう・ねん**【当年】 ●ことし。本年。「―とって五〇歳」●〔文〕〔前に述べた過去のある時期を受けて〕そのころ。「―の勇気」 **どう・ねん**【同年】 ●同じ年。「彼と私はーの生まれだ」「―四月に入社」●同じ年齢。「―の子供たち」 **どう・ねん**【道念】〔文〕●道徳の観念。道徳心。道義心。●道を求める心。求道心。●僧侶の妻。 **とう・の**【当の】《連体》今問題になっている。ちょうどそれに当たる。その。「―本人に聞いてみよう」 **どうのこうの**【『如『何の、斯うの】《連語》〔不平・不満めいた事を〕いろいろと言い立てるようす。なんのかんの。どうこう。「今さら―言ってもしかたがない」 **とう・の・むかし**【『疾うの昔】《連語》ずっと前。とっく。「その人は―に転居した」 **とう・は**【党派】 主義・思想などを同じくする人々の集まり。また、党(の中の分派)。「二つの―に分かれて争う」「―をこえて協力する」「超―」 **とうは**【踏破】《名・自サ》〔文〕〔長い道のりや、困難な道を〕歩きとおすこと。「北アルプスをーする」 **とう・ば**【塔婆】 「卒塔婆{そとば}」に同じ。 **どう・は**【道破】《名・他サ》〔文〕きっぱりと言いきること。「真相を―する」[類語]喝破。 **どう・はい**【同輩】 年齢・経歴などがちがわない仲間。特に、同じ学校・職場に同時にはいった仲間。「―と語り合う」[類語]同僚。 **どう・はい**【銅牌】〔文〕銅で作ったメダル。 **とう・はいごう**【統廃合】《名・他サ》統合と廃合。「学校を―する」 **とう・ばく**【倒幕】《名・自サ》幕府(特に江戸幕府)をたおすこと。「―運動」 **とう・ばく**【討幕】《名・自サ》幕府(特に江戸幕府)を攻めうつこと。「尊皇―」 **どう・ばち**【銅鉢】 ばちで打ち鳴らす、銅製の鉢形の楽器。勤行{ごんぎょう}のときに使う。 **どう・ばち**【銅鈸】 打楽器の一つ。銅製の二個の円盤をうち合わせて鳴らす。仏教で法会{ほうえ}のときにも使う。鈸{はち}。銅鈸{どうばつ}。 **とうはちけん**【藤八拳】 拳の一つ。ふたりが、キツネ・庄屋・狩人(鉄砲)の身ぶりをして勝負を争う遊び。きつねけん。とうはち。[参考]キツネは庄屋に、庄屋は狩人に、狩人はキツネに勝つ。 **とう・はつ**【頭髪】 人間のあたまの毛。かみの毛。「―用のブラシ」 **とうばつ**【党閥】 同じ党派の者が、自分たちの利益のために、団結して他の党派を排斥すること。 **とうばつ**【盗伐】《名・他サ》他人や国などの所有する山林からこっそり木や竹をきりとってぬすむこと。 **とう・ばつ**【討伐】《名・他サ》兵をさしむけて、反抗する者を攻めうつこと。「幕府軍を―する」[類語]征伐。 **どう‐ばつ**【銅、鈸】 どうばち(銅鈸)。 **とう・はん**【盗犯】〔文〕窃盗・強盗の犯罪。 **とう・はん**【登、攀】《名・自サ》〔文〕高い山や岩壁などをよじのぼること。登攀{とうはん}。「アイガー北壁を―する」[類語]登頂。 **とう‐ばん**【当番】 順番に割り当てられた仕事の、番に当たること。また、当たった人。「給食―」「―勤務」[対]非番。 **とうばん**【登板】《名・自サ》野球で、球を投げるため、投手が投手板(マウンド)に立つこと。[対]降板。 **どう・はん**【同伴】《名・自サ》(男女・夫婦が)いっしょに行くこと。「婚約者とーして仲人宅を訪問する」「御―」[類語]同道。●《他サ》〔主たる人に〕ついて行くこと。また、連れて行くこと。「先輩に―する」「妻を―する」[類語]①②同行。 **どう・ばん**【銅板】 銅の板。 **どう・ばん**【銅版】 銅板に絵画・文字などをほった印刷原版。銅版画。「―印刷」 **トウバン・ジャン**【豆板醤】 ソラマメに唐辛子などを加えて発酵させた調味料。中国料理に用いられる。 **とう・ひ**【当否】 ●正当であるかどうか。また、適当であるかどうか。 [コロ]「事の―を問う」[類語]可否。●当たることと、当たらないこと。当たりはずれ。「予想の―は自信がない」 **とう・ひ**【等比】〔数〕比が等しいこと。 > **―きゅうすう**【―級数】 等比数列を和の記号でつないだもの。幾何級数。[参考]等比数列をいうこともある。[類語]等差級数。 > **―すうれつ**【―数列】 一定の数を前の数にかけて得られる数の列。幾何数列。 **とう‐ひ**【逃避】《名・自サ》対処すべき事柄をさけ、のがれること。「現実のわずらわしさから―する」[類語]回避。 > **―こう**【―行】 人目をさけて、よその土地を移り歩いたり、だれも知らない所にひそみかくれたりすること。「恋の―」 **とうび**【掉尾】(「ちょうび」の慣用読み)〔文〕(魚が尾をふるう意から)●物事の最後になって勢いが盛んになること。●物事の終わり。最後。 [コロ]「オリンピックの―をかざる」 **どう‐ひつ**【同筆】 同じ人の筆跡。「―の書」 **とう‐ひょう**【投票】《名・自サ》選挙・採決などのとき、紙に自分の選びたい人の名や賛否などを書いて箱の中に入れること。「新人に―する」「―率」 **とう‐ひょう**【灯標】 航路標識の一つ。岩礁・暗礁・浅瀬の位置を知らせるための灯火。 **とうびょう**【投、錨】《名・自サ》〔文〕船がいかりをおろすこと。いかりをおろしてとまること。「湾内に―する」[対]抜錨。 **とうびょう**【痘苗】 種痘に用いるワクチン。天然痘の病原体を牛の腹壁に接種してつくる。 **とう・びょう**【闘病】《名・自サ》病気を治そうとして、治療にはげむこと。「―生活」 **どう・ひょう**【道標】〔文〕方向・距離などを書いて、道ばたに立てる札や柱。道しるべ。 **どう・びょう**【同病】 同じ病気(の人)。 > **―相憐れ・む**《句》 同じ苦しみを受けている人は互いに同情しあう。 **とう・ひん**【盗品】 ぬすんだ品物。贓品{ぞうひん}。贓物{ぞうぶつ}。「―を質に入れる」「―故買」 **とう・ふ**【豆腐】 豆乳ににがりを加えてかたまらせた白色のやわらかい食べ物。たんぱく質に富み、消化がよい。[参考]「一丁・・・」と数える。 > **―がら**【―殻】 豆腐を作る際、豆乳をしぼったあとに残るかす。副食物や家畜の飼料にする。おから。うのはな。きらず。 > **―に鎹**《句》 少しも手ごたえやききめがないようす。「いくら注意しても―だ」[類語]糠にくぎ。 **とう・ぶ**【東部】 〔ある地域の中の〕東の部分。東の地方。[対]西部。 **とう・ぶ**【頭部】 頭の部分。「―損傷」 **とうふう**【唐風】 昔の中国(特に唐)の制度・風俗。 <1030> に似ているようす。からよう。「―文化」 **とう・ふう【東風】**●東からふく風。ひがしかぜ。●〔五行説で東は春に当たることから〕春風。=こち。①②西風。 **どう・ふう【同封】**《名・他サ》手紙といっしょに封書の中に入れること。「返信用の葉書を―する」 **どう・ふう【同風】**〔文〕同じ風習・習慣。四字「万国―」 **とう・ふく【当腹】**〔文〕現在の妻の腹から生まれた・こと(子)。 **とう・ふく【倒伏】**《名・自サ》〔文]稲・麦などの作物がたおれたり折れ曲がったりすること。 **どう・ふく【同腹】**〔文〕●同じ母親から生まれた・こと(人)。「―の姉妹」類語同母。对異腹。●ある目的に対し、考え方を同じくする・こと(人)。「―の志」類語同志。論】新語·南阳 **どうぶつ【動物】**●生物の二大区分の一つ。多くは自由に動き回り、感覚の働きがあり、ほかの生物から栄養を得て生きる。人間・けもの・鳥・魚・虫など。「一界」「―学」囡植物。●動物から人間を除いたもの。特に、けもの。―えん【一園】いろいろな動物を集めて飼い、大勢の人に見せる公園風の施設。―しつ【―質】動物の体を形づくっている、たんぱく質・脂肪などの物質。―せい【一性】動物の体に特有な性質。「―たんぱく質」―てき【一的】《形動》 人がけものと同じような本能を持つようす。また、行動・趣味・心の働きなどが野卑・低劣なようす。「――な勘」 **どう‐ぶるい【胴震い】**《名・自サ》〔寒さや恐ろしさなどで〕体がふるえること。「あまりの寒気に―する」類語身震い。 **とうぶん【等分】**●「ーに」の形で〉同じ分量・程度・割合で。「―に分ける」●《名・他サ"》いくつかの等しい分量に分けること。「財産を兄と―する」〔②は接尾語的にも使う〕「二ー」「三ー」類語均分歳。 **とうぶん【糖分】**〔物にふくまれる〕糖類の成分。 **とうぶん【当分】**《副》今からしばらくの間。しばらく。〔期限をはっきり決めない言い方」「―雨が続くだろう」「ここー」「―の間」類語当座。 **とうほく【東北】**●東と北との間の方角。うしとら。北東。東北。团西南。●「東北地方」の略。本州の東北部、青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島の六県をふくむ地方。奥羽地方。 **とう・ぼく【倒木】**〔自然に〕たおれた木。 **とう・ぼく【唐木】**からき(唐木)。 **どう・ぼく【童僕】**〔文〕召し使いの少年。 **とう‐ほん【謄本】**原本の内容をそのまま全部写しとった文書。特に、戸籍謄本。因抄本う。 **とうほん・せいそう【東奔西走】**《名・自サ》ある目的を達するため、あちこちいそがしくかけ回ること。「新会社設立のために―する」「―の大活躍」 **どう‐まき【胴巻き】**金銭や貴重品を入れて腹にまきつける布製の細長い袋。 **どうまごえ【胴間声】**礼、調子はずれの、にごった太い声。1回「―を張り上げる」 **とう・まる【唐丸】**●ニワトリの一種。鳴き声が長く十数秒におよぶ。愛玩{あいがん}用。新潟県原産。天然記念物。●「唐丸籠」の略。―かご【―籠】●唐丸①を飼う、円筒形の竹かご。●江戸時代、重罪を犯した百姓・町人を護送するための、網ではった竹駕籠。周源形が唐丸籠①に似ていることから。 **どう‐まる【胴丸】**胴を筒のように丸く作った、簡単なよろい。 **どう‐まわり【胴回り】**胴のまわり(の長さ)。ウエスト。「ーを測る」「―が細い」 **とう・み【唐、箕】**風をふきつけて、穀物の中のしいな・もみがら・ごみなどを取り除く農具。 **とう・みつ【糖蜜】**●砂糖を製造したあとに残る黒褐色{こっかつしょく}の液。飼料・肥料・燃料などにする。●砂糖を水にてとかした液。シロップ。蜜。 **どう・みやく【動脈】**●血液を、心臓から体の各部に送り出す血管。静脈。●交通路などの、主要な部分。「日本列島の―」―こうか【一硬化】●動脈壁がかたくなったり厚くなったりして血管に弾力がなくなること。血液の循環に障害を起こす。●感じ方・考え方、態度などが柔軟さを失うこと。「考え方に―を来たしている」―りゅう【―、瘤】動脈硬化などのため、動脈の一部が異常に大きくなった状態。「脳」 **とう・みょう【灯明】**神仏に供えるともしび。みあかし。「神棚に―をあげる」「一台」類語神灯。法灯。 **とう・みょう【唐名】**中国での呼び名。特に、昔、日本の官職名にそれを当てはめた通称。「参議」を「宰相」と呼ぶなど。からな。とうめい。囡和名{わみょう}。 **どうみょうじ【道明寺】**「道明寺糒{ほしいい}」の略。―こ【一粉】道明寺種{だね}の一つ。道明寺糒をひいて粉にしたもの。―だね【一種】 道明寺糒を粒状または粉状にしたもの。桜餅などの和菓子の材料に用いる。 **とうみん【冬眠】**《名・自サ》冬の間、ある種の動物が土や穴の中にもぐって活動をやめ、ねむったような状 <1031> **とうめい**【透明】《名・形動》●その物を光がよく通り、向こうがすきとおって見えること。「―な石」「無色―」●にごり・けがれなどの不純なものがないこと。すんでいること。「―で純粋な心」「―な秋空」[類語]②透徹。 **どう‐めい**【同名】 名前が同じであること。同じ名。「同姓―」「―異人」 **どうめい**【同盟】《名・自サ》〔国家・団体や人などが〕共通の目的のために同じ行動をとることを約束すること。また、その約束。また、その約束によって生じた関係。「―条約」「―国」[対]「―を結ぶ」 > **―ひぎょう**【―罷業】 ストライキ。〔やや古風な言い方〕 **とう・めん**【当面】 ●《名・自サ》解決・対処しなければならない事態や問題にぶつかること。「難局に―する」●ここからしばらくの間。さしあたり。「―の急務」「―の間、お店はお休みします」[類語]当座。 **どうも**《副》●《下に打ち消しの語を伴って》努力したにもかかわらず、期待に反した結果に終わった意を表す。どうしても。「―うまく説明できない」「―困ったよ」●それが事実として認められるにもかかわらず、その原因・理由などが判然としない意を表す。何だか。どことなく。「―腹の具合が悪い」〔詠嘆の気持ちを伴うことがある〕「―よく降りますね」●その判断があれこれと考えた結果なされたものである意を表す。どう考えても。「彼の態度は―よくない」●〔挨拶に用いて〕相手に対して、感謝・謝罪・祝福・悔やみなどの気持ちを表す。「―有難う」「―御愁傷さまで・・・」〔下に続く挨拶のことばを略すことも多い。また、感動詞的に用いて軽い挨拶のことばとする〕「この度は―・・・」「―、―」 **どう・もう**【童、蒙】〔文〕幼くて、道理のわからないこと。 **どう・もう**【獰猛】《形動》あらっぽく、危害が加えられそうなようす。「―な虎」[類語]獰悪。猛悪。[注意]「どうもう」は誤読。 **とうもく**【頭目】〔山賊・海賊などの〕かしら。親分。首領。[類語]頭領。 **どうもく**【瞠目】《名・自サ》おどろいたり感心したりして、目を見はること。「―すべき作品」 **どうもと**【胴元・『筒元】 ばくちの席を貸し、歩合をとる人。胴親。●ある物事をしめくくる人。元締め。[類語]②胴取。 **どう・もり**【堂守】 堂の番をする・こと(人)。 **とうもろこし**【『玉蜀黍】《唐(=西洋渡来)のモロコシの意》イネ科の一年草。雌花は全体がつとに包まれ、その中の太い円筒状の軸に多数の実が並んでつく。実を食用・家畜の飼料などにする。とうきび。 **どうもん**【同門】 同じ先生について学ぶ・こと(人)。また、同じ流派に属する・こと(人)。「―の友」「―のよしみ」[類語]同窓。同学。 **どう・もん**【洞門】 ●ほらあなの入り口。●ほらあな。 **とう・や**【当夜】 ●あることのあった、その夜。また、あることの行われる、その夜。同夜。「事件―のアリバイがない」●今夜。「―のプログラム」 **とう・や**【陶冶】《名・他サ》《陶器や鋳物を作る意から》才能・人格などをきたえて、一人前の人間に育てること。「人格の―」[類語]薫陶。 **とう・や**【頭屋・当屋】 専任の神職のない神社の氏子を代表して、祭礼や神事の世話役を一年間つとめる家。また、その家の主人。 **どう・やく**【同役】 ●同じ役目(の人)。[類語]同僚。●同じ配役。「―を演じる」 **どうやら**《副》《副詞「どう」+副助詞「やら」》●不十分ではあるが、所期の目的にかなうようす。どうにか。かろうじて。「―間に合った」「―こうやら」●はっきりわからないが、大体そのように判断される意を表す。なんとなく。どことなく。「―雨らしい」「―不合格のようだ」 **とう・ゆ**【桐油】 ●アブラギリの種からとった乾性油。塗料に使う。きり油。●「桐油紙」の略。桐油をぬった紙。「―ガッパ(=桐油紙製の雨ガッパ)」 **とう・ゆ**【灯油】 ●灯火に用いる油。ともしあぶら。●原油を蒸留するとき、ガソリン分の留出に次いで摂氏約一五〇~三〇〇度までの間にできる油。石油ストーブ・ジェット機関などの燃料や、ペンキ・殺虫剤などの溶剤に用いる。ケロシン。 **どう・ゆう**【同憂】 一つの物事、特に世の行く末について、同じ心配をもつ・こと(人)。「―の士」 **とう・ゆうし**【投融資】 投資と融資。「財政―」 **とう‐よ**【投与】《名・他サ》〔医者が〕薬を患者に与えること。「鎮静剤を―する」[類語]投薬。 **とう‐よう**【東洋】 ●トルコより東にある国の総称。アジア。●特に、アジアの東部および南部の諸地方。日本・中国・インド・タイ・インドネシアなど。[対]①②西洋。 **とう‐よう**【盗用】《名・他サ》許しを得ないで他人の・発明した(所有する)ものを使うこと。〔ふつう、デザイン・特許・文章などにいう〕「大作家の小説を―する」 **とう‐よう**【当用】 さしあたり用いること。さしあたっての用事。〔ふつう、他の語につけて用いる〕「―日記」 **とう‐よう**【登用・登庸】《名・他サ》特に選んで引き上げて、重要な仕事・地位につけること。「人材を―する」[類語]採用。 **どう‐よう**【動揺】《名・自サ》●ゆれ動くこと。ぐらつくこと。「列車が―する」●不安で落ち着かないこと。平静さを失うこと。「激しく―する」「―をかくせない」 **どう‐よう**【童謡】 ●子供のために作られた歌。子供の歌。「―歌手」〔広い意味ではわらべ歌をもふくめて言う〕[類語]童詩。●子供が作った歌。 **どう‐よう**【同様】《形動》状態・様相が同じでほとんど区別が認められないようす。同じよう。同然。「家族―にあつかう」「―の事故が相次ぐ」[類語]同等。 **どうやく**【投薬】《名・自他サ》〔医者が〕その病気に適した薬を調合して与えること。[類語]投与。 **とうようかんじ**【当用漢字】 一九四六年、内閣が国語審議会の答申を採用して告示した「当用漢字表」に掲げられる、一八五〇字の漢字。一九八一年に制定された「常用漢字」の前身。 **どう・よく**【胴欲・胴、慾】《形動》(「貪欲」の転という)欲が深く、思いやりのないようす。「―な高利貸し」[類語]強欲。貪欲。 **とう・らい**【当来】〔仏〕(「当然来るべき世」の意から)来世。未来。 [連]「―の導師(=弥勒菩薩)」 **とう・らい**【到来】《名・自サ》●ある時機がやってくること。「春の―を待つ」「好機―」●贈り物などが届くこと。「―の品」「―物」 **とうらく**【当落】 当選と落選。「―を左右する問題」 <1032> **どうらく**【道楽】 ●本職としてではなく、趣味として打ちこみ、楽しむこと。また、その趣味。「釣りー」「着―」●《名・自サ》ばくち・酒・女遊びなどに熱中すること。また、その遊び。放蕩。遊蕩。「―の限りをつくす」「女ー」[類義語の使い分け] > [類義語の使い分け] 「道楽・趣味」 > [道楽・趣味] 道楽(趣味)が高じて陶芸店を始める > [道楽] 食い道楽で有名な人/とんだ道楽者だ > [趣味] 趣味と実益をかねる/趣味のいい着物 **どうらん**【動乱】 世の中の秩序が乱れ、さわがしくなること。また、その騒ぎ。特に、比較的小規模な戦闘状態。「―を鎮圧する」 **どうらん**【胴乱】 ●昔、薬・印・銭・たばこなどを入れ腰に提げて持ち歩いた、革製あるいは布製の四角い袋。●植物採集で、とった植物を入れておく、ブリキ・トタン製の容器。肩から提げる。 [胴乱]② **とうらん・けい**【倒卵形】 ニワトリの卵の、とがった方を下にしたような形。 **とう・り**【党利】 自分の属する党派・政党の利益。四字「―党略」 **とう・り**【桃、李】〔文〕モモと、スモモ。 > **―もの言わざれど下自ら蹊を成す**《句》徳のある人の下には自然に人が集まるものである。モモやスモモは何も言わなくても、その花が美しく実がおいしいので、自然に人が集まり下に道ができる意から。〈史記〉 **どう‐り**【道理】 理屈に合った筋道。わけ。「―にかなう」 **とう・りつ**【倒立】《名・自サ》逆さまになって立つこと。逆立ち。 **どう‐りつ**【同率】 同じ率・割合。「―首位」 **どうりで**《副》不審に思っていたことの理由・原因がわかったときに言う語。それもそのはず。なるほど。「エアコンの故障か。―暑いはずだ」 **とうりゃく**【党略】 自分の属する党派・政党のためのはかりごと。「―をはかる」四字「党利―」 **とう・りゅう**【当流】 ●〔現在、話題にしている〕この流派・流儀。●〔文〕今の世の流儀。当世風。 **とう・りゅう**【「逗留】《名・自サ》旅先で、ある期間とどまること。「鎌倉に―する」[類語]在留。滞在。 **とう・りゅうもん**【登竜門】 困難であるが、そこを通れば立身出世の道が開かれるという関門。「芥川賞は文壇の―だ」[語源]中国の黄河の中流に竜門と呼ばれる急流があり、そこをさかのぼることのできた鯉には竜になるということから。 **とう・りょう**【投了】《名・自サ》囲碁・将棋で、一方が負けたことを認めて、勝負をやめること。「一三〇手目でーする」[類語]投げ。 **とう・りょう**【棟、梁】《屋根の重要な部分である、棟と梁の意から》●国や家を支える重任にある人。「一国の―」「源氏の―」●仲間の中心となる主だった人。統率者。●職人などの親方。特に、大工の親方。かしら。「大工のー」 **とう・りょう**【等量】 分量が等しいこと。等しい分量。同量。「水と―のしょうゆを入れる」 **とうりょう**【頭領・統領】《名・他サ》人々をまとめ、おさめる・こと(人)。かしら。首領。[類語]頭目。 **どう・りょう**【同僚】 同じ職場で働いている仲間。特に、同じ地位・職務についている人。「―の教師」[類語]同輩。同役。 **どう・りょう**【同量】 分量が同じであること。同じ分量。等量。「―の水を加える」 **どう・りょく**【動力】 機械を動かす力。水力・風力・電力・原子力など。原動力。 > **―ろ**【―炉】 とり出したエネルギーを動力に利用する原子炉。発電用・船舶推進用など。動力用原子炉。 **どうりん**【動輪】 機関車・自動車などで、シリンダーやモーターから直接動力を受けて車を走らせる車輪。 **とうるい**【盗塁】《名・自サ》野球で、走者が相手チームのすきをねらって、次の塁へ進むこと。スチール。「二塁へ―する」「―成功」「―王」 **とう‐るい**【糖類】 水にとける、甘みのある炭水化物の総称。ぶどう糖・果糖・乳糖など。 **どう‐るい**【同類】 ●同じ種類。同じたぐい。同種。「―の植物」●同じたぐいのもの。仲間。「君も彼とは―だ」[類語]②類同。 > **―こう**【―項】 〔数〕代数式で、係数は異なるが文字とその指数が同じである二つ以上の項。●同じたぐい。仲間。 **とう・れい**【答礼】《名・自サ》相手の礼に答えて礼をすること。また、その礼。「敬礼にーする」 **どう・れつ**【同列】 ●列が同じであること。同じ列。「友人とーに並ぶ」●《名・自サ》同じ程度・地位・資格・待遇(にあること)。また、同じ地位に並ぶこと。「大使とーにあつかう」「―に論じる」[類語]同等。 **とう・ろ**【当路】〔文〕(もと、交通の要路にあたる意から)〔政治上の〕重要な地位についている・こと(人)。「―の大臣」「―者」 **どう・ろ**【道路】 人・車などが通れるように整備して設けた道。「―標識」 **とう・ろう**【灯籠】 石・金属・木などでわくを作り、紙や紗をはって中にあかりをともす器具。置き灯籠と、釣り灯籠とがある。とうろ。[参考]「一基・・・」「一対・・・」と数える。 > **―ながし**【―流し】 盂蘭盆の終わりの日に、小さな灯籠に火をともし、川や海に流す行事。流灯会。流灯。 > **―ぶね**【―舟】 送り盆に、供え物や飾り物をのせて川や海に流す、麦わら・まこもなどでつくった小さな舟。精霊舟。 **とう・ろう**【登楼】《名・自サ》〔文〕●高殿にのぼること。●遊郭にあがって遊ぶこと。 **とう・ろう**【蟷螂】〔文〕「かまきり」に同じ。 > **―の斧**《句》 力のないものが、自分の力を考えずに強い相手に立ち向かう、はかない抵抗のたとえ。[故事]カマキリが前足をあげて車の車輪に向かってきたという、中国の故事から。〈韓詩外伝〉 **とう・ろく**【登録】《名・他サ》ある地位・資格・権利などのあることを公に証明するために、(役所へ)正式に届け出て帳簿に記載すること。「住民―」[類語]登記。 > **―しょうひょう**【―商標】 特許庁に登録しておいて、他人の使用を許さない商標。トレードマーク。 **とう・ろん**【討論】《名・他サ】特定の問題について何人かの人が意見をたたかわせること。ディスカッション。「―会」[類語]討議。 **どうわ**【童話】 子供のために作られた話。「―劇」 **どうわ**【道話】 ●江戸時代に行われた、心学の訓話。●人の行うべき道を説いた話。 <1033> **どうわ・きょういく**【同和教育】《「同和」は「同胞一和」「同胞融和」の略》同和問題を解消するための教育。[参考]基本は、国民の基本的人権尊重の精神を高めることと、対象地域における教育上の格差解消、教育・文化の向上に努めること。 **とう・わく**【当惑】《名・自サ》〔解決・理解しにくい物事に出会って〕どうしてよいかわからず、迷うこと。「返答をせまられーする」[類語]困惑。 **どう・わすれ**【胴忘れ】《名・他サ》《「どわすれ」の長音化》→どわすれ。[表記]「胴」は当て字。また、「道忘れ」とも当てる。 **と・えい**【都営】 東京都が経営・管理していること。「―のバス」「―住宅」 **とえ・はたえ**【〈十重二十重〉】 同じ物が幾重にも重なるようす。「群衆がーに取り囲む」 **ど‐えら・い**【ど偉い】《形》《「ど」は接頭語》〔俗〕ものすごいようすだ。びっくりするほどだ。「―・い事件」 **とお**【十】 ●九より一つ多い数。十。●〔物の数を数えるときに使う〕一〇歳。 **とお・あさ**【遠浅】 岸からずっと沖の方まで水が浅い・こと(場所)。「―の海」 **とお・い**【遠い】《形》●空間的・時間的にへだたりが大きいようすだ。●空間的に大きくはなれている。「ここから駅までは―・い」「―・い太鼓の音」●時間がへだたっている。昔のことだ。「―・い昔の話」●抽象的にへだたりが大きい感じだ。関係がうすい。●血縁関係がうすい。「―・い親類」●交渉・交際が少ない。親しみがうすい。「―・い間柄」●見ること・することが少ない。昔のしたきりで、最近はしない。「虫送りの風習も―・くなった」「社会に出て学問の世界とも―・くなる」●あまり持ち合わせていない。関心がうすい。「人情に―・い人」●共通点が見いだしにくい。似ていない。ちがっている。「天才というには―・い」[句]「当たらずといえども―・からず」[対]①②近い。●よく聞こえないようすだ。[句]「耳が―・い」●〈「目が―・い」の形で〉老眼である。遠目である。 [コロ]「目が―・くなって新聞がよく読めない」●〈「気が―・くなる」の形で〉意識を失う。[句]「気が―・くなる」〔ひゆ的に、意識を失うほど心を動かされる意でも用いる〕「気が―・くなるような話」[活]とほ・し<ク>。 > **―い親類より近くの他人**《句》 何か事があったときには、遠くにいたり疎遠にしていたりする親類より親しくつきあっている近所の人の方が頼りになる。 > **―くて近きは男女の仲**《句》 男女の仲は一見近づきがたいようでも、意外に結ばれやすいものであるということ。 **とお・えん**【遠縁】 血のつながりの遠い親戚。 **とお・か**【十日】 ●一日の十倍の日数。十日間。●月の十番目の日。 > **――の菊**《句》 時機におくれて役に立たないこと。六日のあやめ。[参考]菊の花は九月九日の菊の節句に使うが、その翌日では役立たないことから。 **とおから‐ず**【遠からず】《副》まもなく。ほどなく。近いうちに。「事件は―解決する」 **トーキー** 画面と同時にせりふや音楽などが聞こえるようにした映画。発声映画。[対]サイレント。▽talkie **とおく**【遠く】■《名》《「遠し」の連用形の名詞化》遠い所。「―の家」「―に行く」[対]近く。■《副》《「遠し」の連用形の副詞化》へだたりが大きいようす。はるかに。「世界の水準には―およばない」 **トーク** 談話。話。おしゃべり。「―ショー」▽talk **とお・ざか・る**【遠ざかる】《自五》《「遠離る」の意》●〔ある場所から〕遠くはなれてゆく。「家から―・る」●つきあいがうすれる。うとくなる。「友人から―・る」[対]①②近づく。[注意]「遠去かる」は誤り。 **とお・ざ・ける**【遠ざける】《他下一》《「遠離ける」の意》●遠くへやる。遠くへはなれさせる。「人を―・けて話す」●つきあわないようにする。疎遠にする。「悪い仲間を―・ける」[対]①②近づける。 **とおし**【通し】 ●始めから終わりまで続いていること。「宝くじをーで買う」「―番号」「―稽古」●お通し。●「通し狂言」の略。 **どおし**【通し】《接尾》《動詞連用形について》「ずっと・・・し続け」の意。「食ベー」「負けー」 **とおし・きょうげん**【通し狂言】 一つの芝居を発端(=序)から結末(=大切り)まで通して上演すること。また、その芝居。とおし。 **トー・シューズ** つま先で立って踊れるように工夫された、バレエ用のくつ。トウシューズ。▽toeshoes **とお・す**【通す】《他五》●端から端まで届くようにする。道などを築いて他の所まで通じるようにする。「二つの町の間に鉄道を―・す」●一方から他方までつきぬいて至らせる。「針に糸を―・す」「トンネルを―・す」●物事の筋道などを正しくする。一貫させる。「筋を―・す」「道理を―・す」●ある所を通過させる。●ある所を過ぎて行くようにさせる。また、過ぎて行くのを許す。「正門をとざして部外者を―・さない」「ガラスは光を―・す」「ゴムは電気を―・さない」●試験・審査などの過程を経て、そこから先に進ませる。「法案を―・す」「検査を―・す」●抵抗をおしのけて進める。「意地を―・す」「無理を―・す」●〔客を〕玄関先などから室内に入れる。「客を応接間に―・す」●客の意向などを奥向きに知らせる。特に、料理屋などで客の注文を帳場に知らせる。「客の来意を主人に―・す」●(「・・・を―・して」の形で、通過する空間を「を」で受けて自動詞的に用いる)こまかい物の間、うすい物、透明の物などを・通りぬけ(すかし)て。「上着を―・して雨がしみこむ」「ガラスを―・して見る」[表記]⑧は「徹す」「透す」とも書く。特に、後者は透明のものについて用いる。●〔ある人や物事を〕仲立ちとする。〔多く「・・・を―・して」の形で自動詞的に用いる〕「人を―・して交渉する」「若者像を―・して現代を論じる」●よしと認める。容認する。「相手の要求を―・す」●最初から最後まで続ける。〔自動詞的に用いる〕「全曲を―・して聴く」●その状態を保ち続ける。「独身で―・す」●全期間にわたる。「夜を―・して議論する」●旅行で、目的地まで休まずに行く。「―・して行っても三日はかかる」[表記]⑭は「徹す」とも書く。●熱をいきわたらせる。●〈「火(熱)を―・す」の形で〉食べ物に熱を加える。「肉によく火を―・す」●短時間、熱湯や熱い油にくぐらせる。「油揚げに湯を―・す」[活]文《四》。 [接尾] 「・・・し続ける」意。「しゃべり―・す」「歩き―・す」[活]四。 **トースター** 電熱で食パンを焼く器具。▽toaster **トースト**《名・他サ》切った食パンを軽く焼くこと。また、そのパン。「パンをーする」▽toast **とおせんぼう**【通せん坊】 ●両手を広げて人の通行をさまたげる子供の遊び。●通路をふさいで、通さないこと。通行どめ。=とおせんぼ。 <1034> **とおび**【遠火】 ●遠方でたく火。●物を焼くとき、その物と火との間隔をある程度はなすこと。また、そのようにした火。「魚を―で焼く」 **トータル** ●総計。合計。「経費の―を出す」●《名・他サ》合計すること。「―すると五万円になる」▽total **トーチ** たいまつ。特に、聖火リレーの走者が持つもの。▽torch **トーチカ** コンクリートで作った、小形の要塞。▽tochka(=点) **とおっぱしり**【遠っ走り】《名・自サ》〔俗〕遠くへ出かけること。[類語]遠出。 **とお・で**【遠出】《名・自サ》〔馬・車などで〕遠くへ・出かける(旅行する)こと。[類語]遠乗り。遠っ走り。 **トーテム** 部族と同一あるいは関係が深いものとして崇拝される動植物や自然物(=トーテム)を彫ったり描いたりして立てた柱。▽totem **とおとうみ**【遠『江】(「遠つ淡海」から)旧国名の一つ。今の静岡県西部。遠州。 **トート・バッグ** 長方形や台形で口の開いた手提げかばん。トート。▽tote bag **ドーナツ** 小麦粉に砂糖・鶏卵・バターなどをまぜてこね、輪形などにして油であげた菓子。ドーナッツ。▽doughnut > **―かげんしょう**【―化現象】 都市の中心部に住む人が減少し、周辺部の人口が増加して、人口の分布が輪状になる現象。ドーナツ現象。 > **―ばん**【―盤】 一分間四五回転、片面の演奏時間約七分の小型レコード。[参考]中央の穴が大きく、ドーナツに似ることから。 **トーナメント** 順々に勝ちぬいていって、優勝を決める試合の方式。また、その試合。[参考]リーグ戦。▽tournament **とお・なり**【遠鳴り】《名・自サ》〔雷・波の音などが〕遠くから鳴りひびいてくる・こと(音)。「潮の―」「雷の―」 **とお・ね**【遠音】 遠くの方で聞こえる音。〔「ーに」の形で、副詞的にも使う〕「―に琴を聞く」 **とお・の・く**【遠『退く】《自五》●ある場所から遠くはなれる。遠ざかる。「嵐が―・く」●関係や関心がうすくなる。「学問から―・く」[対]①②近づく。●間隔があくようになる。間遠になる。 [コロ]「足が―・く」 **とお・のり**【遠乗り】《名・自サ》馬・自動車・船などに乗って遠くまで遊びに出かけること。[類語]遠出。 **ドーピング**《名・自サ》競技前にスポーツ選手が運動能力を高める薬物を使用すること。不正行為として禁止されている。▽doping **とおぼえ**【遠吠え】《名・自サ》〔俗〕犬やオオカミなどが遠くまで聞こえるように、声を長くひいてほえること。また、その声。〔ひゆ的に、直接手向かわず、遠くの方でののしることの意でも用いる〕 [連]「負け犬の―」 **とお・まき**【遠巻き】《名》遠くからその周囲を取り巻くこと。「―に見物する」 **とお・まわし**【遠回し】《名・形動》あからさまでなく、それとなく・言う(する)こと。婉曲。間接。「―に聞いてみる」「―に注意する」。 **とお‐まわり**【遠回り】《名・自サ》●遠い方の道を回って行くこと。回り道。迂回。「―して帰る」[対]近回り。●手間がかかること。回り遠いこと。「―な方法」 **とお・み**【遠見】 ●《名・他サ》遠くを見ること。「峠からは―がきく」●「遠目」に同じ。●《名・他サ》高い所から遠くの敵のようすを見る・こと(人)。 **とお・みち**【遠道】 ●《名・他サ》長い距離の道を歩くこと。●遠い道。●回り道。[対]③近道。 **ドーム** ●まる屋根。まる天井。「公会堂の―」●まる天井形の建築物。「―球場」▽dome **とお・め**【遠目】 ●《名》遠くから見た目。また、その時の感じ。遠見。「―にはよく見える」[句]「夜目―笠の内」●[俗]遠視。[対]近目。●《形動》ふつうより少し遠いようす。「―の球」[対]近め。[表記]②はふつう「遠め」と書く。 **とお・めがね**【遠〈眼鏡〉】 望遠鏡。〔古風な言い方〕 **とお・やま**【遠山】 遠くの山。遠くに見える山。 **ドーラン** 映画や舞台などに出演するときの化粧に使う、油性のねりおしろい。[参考]もとは製造会社の名。▷Dohran **とおり**【通り】■《名》●人や車の通る道。道路。「広いーへ出る」●通る・こと(ぐあい)。通行。また、ゆきき。「水の―が悪い」「車のーが多い」●音や声の伝わるぐあい。「せりふのーが悪い」●世間に・通用する(評判・信用がある)度合い。「世間にーのよい仕事」●分かりやすさの度合い。「―のいい話」●(形式名詞的に)それと同じ・状態(順序)であること。「言われた―に実行する」「元の―に直す」[表記]③はかな書きが多い。■《助数》種類の数を数える語。「ふたーの方法」 **どおり**【通り】《接尾》●(広い)道の名前を示す語。「銀座―」●「・・・くらい」「・・・程度」の意。「原稿は八分―書けている」●「・・・のまま」「・・・と同じ」の意。「今まで―」「予想―の結果」[表記]③は、かなで書くことが多い。 **ドーリア・しき**【ドーリア式】 古代ギリシャの建築様式の一つ。簡潔・豪壮で柱は太くて短く、柱頭の飾りはまんじゅう形をしている。パルテノン神殿はその代表的なもの。ドリス式。[参考]イオニア式・コリント式。 **とおり・あめ**【通り雨】 しばらく少しの間(激しく)降ってすぐに晴れる雨。[類語]にわか雨。 **とおり・あわ・せる**【通り合わせる】《自下一》ちょうどその時にそこを通る。「事故現場に―・せる」 **とおり、いっぺん**【通り一遍・通り一片】《名・形動》形式は一通りととのっているが、誠意・真心のともなわないこと。うわべだけであること。「―の挨拶」「―の説明ではわからない」 **とおり・がかり**【通り掛かり】 ●その場をちょうど通りかかること。「―の人に道をきく」●よそへ行く途中(であること)。通るついで。通りがけ。「―に寄る」[類語]①②通りすがり。 **とおり・かか・る**【通り掛かる】《自五》その場所をちょうど通る。「交番の前を―・ると呼びとめられた」 **とおり・こ・す**【通り越す】《自五》●ある場所を通って先へ行く。通り過ぎる。「学校の前を―・して行く」●ある程度をこえる。ある(ひどい)状態を過ぎる。「恐怖を―・してかえって落ち着きがでた」 **とおり・ことば**【通り言葉】 世間でよく使われることば。また、ある仲間の間でよく使われることば。 **とおりすがり**【通りすがり】 ●通るついで。通りがけ。「―に立ち寄る」●たまたまそこを通りかかること。「―の人に道を聞く」[類語]①②通りがかり。 <1035> **とおり・す・ぎる**【通り過ぎる】《自上一》ある場所へ来て、止まらずにそのまま行ってしまう。そこを通って向こうへ行く。「バスがー・ぎる」「台風が―・ぎる」 **とおり・そうば**【通り相場】 ●世間でふつうとされる値段・価値。通り値。「時給千円がーだ」●ふつうになっている評価。「学者は貧乏がーだった」 **とおり・な**【通り名】 世間に通用し、ふつう呼ばれている名。通称。 **とおり・ぬ・ける**【通り抜ける】《自下一》一方から他方へ、通って出る。「商店街を―・ける」 **とおり・ま**【通り魔】 突然現れて、通りすがりの人に危害を加えて去るという魔物。転じて、そのような犯罪・犯人。 **とおり・みち**【通り道・通り『路】 ●人や車が通る道。通路。●通って行く道筋。通りすがりの道。「―のポストに投函してください」 **とお・る**【通る】《自五》●端から端まで届く。道などが作られて他の所まで通じる。かよい届く。「A市まで国道が―・る」●一方から他方までつきぬけて届く。「壁に穴が―・る」●表からしみこんで内部・反対側まで届く。「冷気が骨身に―・る」[表記]③は、「徹る」とも書く。●遠くまで伝わる。すみずみまで伝わる。「声の―・る歌手」「変人で―・る」[句]「名が―・る」●筋目がまっすぐになる。 [コロ]「鼻筋が―・る」●ある所を通過する。●通路などを一方から他方へ移動して行く。過ぎて行く。また、行き来する。「バスが―・る」「高圧の電流が―・っている」●試験・審査などの過程を経て、通りぬける。「予選を一位で―・る」「法案が両院を―・る」●光・粒などが、すきまをくぐりぬける。すける。すきとおる。「明かりがカーテンを―・る」「粉がふるいの目を―・る」[表記]⑧は「透る」とも書く。●〔客が〕玄関先などから室内にはいる。「案内されて客間に―・る」●料理屋などで、客の注文が帳場に知らされる。「料理の追加が―・っている」●通用する。●〔主張などが〕よしと認められて行われる。採用される。[句]「無理が―・れば道理が引っ込む」●世間に認められ通用する。「学者で―・るほどの博識」「社会では―・らない話だ」●筋道などが整っていて理解できる。「意味の―・らない文章」[コロ]「筋の―・った話」●〈「火(熱)が―・る」の形で〉熱がゆきわたる。 [コロ]「肉に火が―・る」[活]文《四》。 **トーン** ●音の調子。●色調。▽tone > **―ダウン**《名・自他サ》〔ことば・色などの〕調子をやわらげること。また、やわらぐこと。「強気の弁明が―する」 **とおん・きごう**【ト音記号】 五線譜の第二線を一点ト音の位置に指示する記号「𝄞」。高音部記号。ト字記号。[参考]「𝄞」はG(=ト音)を図案化したもの。 **とか**【渡河】《名・自サ》〔文〕大きな川をわたること。「―道路」「―作戦」 **とか**【都下】 ●東京都の管轄下にある地域。●特に、東京都のうち、二三区以外の市町村。「―八丈島」[対]区内。 **とか**《並助》《格助詞「と」+係助詞「か」》●事物を、それとあまり限定しないで、例示的に並べあげるのに使う。〔考え(思い出し)ながら並べあげるといった気持ちがこもる〕「ノートとか鉛筆とか消しゴムとかを用意しなさい」〔近年、若者の間では、俗に「など」「でも」の意の用法も行われる〕「コーヒーとか飲もうよ」●〈「とか(言う)」「とか(聞く)」などの形で〉情報が不確かである意を表す。「田中何とかいう人が来た」「彼は練習のしすぎでけがをしたとか」 **とが**【『科】 ●とがめられるような行い。あやまち。「―一つないように心がける」●罪になる行い。罪。「盗みの―」●非難すべき欠点。「―のない人」 **とが**【栂】 →つが。 **とが**【都雅】《形動》〔文〕美しく上品なようす。みやびやかなようす。 **とかい**【渡海】《名・自サ》船で、海をわたること。渡洋。「―船」[類語]渡航。航海。 **とかい**【都会】 ●人口が多く、商業が盛んで文化が発達し、その地方の中心となっているまち。[類語]都市。●「都議会」の略。「―議員」 **ど・かい**【土塊】〔文〕土のかたまり。つちくれ。 **どがい・し**【度外視】《名・他サ》問題にしないこと。無視すること。「利益を―する」 **とがき**【ト書】 芝居の脚本で、俳優の動作や効果音などを指示した部分。せりふのあとで、「・・・ト泣く」「・・・ト思い入れ」などのように書いたことから。 **とかげ**【蜥蜴・『石『竜『子】 トカゲ科の爬虫類。金属性のつやがあり、四本の短いあしがある。敵におそわれると自分で尾を切って逃げる。 **とか・す**【解かす・梳かす】《他五》〔くしなどで〕乱れた髪の毛をととのえる。くしけずる。「髪を―・す」[図]《四》。[使い分け]「とく・とける・とかす」 **とか・す**【溶かす・『融かす】《他五》固まっているものを(熱を加えたり液体に入れたりして)液状にする。溶く。「氷を―・す」「砂糖を水に―・す」[表記]「解かす」とも書く。また、金属の場合には「熔かす」「鎔かす」とも書く。[活]文《四》。[使い分け]「とく・とける・とかす」 **とか・す**【『退かす】《他五》〔人・物などを〕その場から他へ移す。のかせる。「じゃまな岩を―・す」[図]《四》。 **ど‐かた**【土方】〔卑称〕土木工事に従事する労働者。[参考]今は、「工事作業員」という。 **どかっと**《副》●重いものを勢いよくおろすようす。また、大量のものが一時におりるようす。どかりと。「―荷をおろす」「―雪が降り積もる」●大量のものが一度に手元に入ってくるようす。どかりと。どっかりと。「仕入れの品が―入荷する」●急に増減するようす。どっかりと。「株が―下がった」 **どかどか**《副》《多く「―と」の形で》●大勢の人が急にはいってくるようす。「警官がーとふみ込む」●物事が一時にたてこむようす。「注文がーときた」 **とが・にん**【咎人・『科人】 罪をおかした人。罪人。[やや古風なことば] **どか・ひん**【どか貧】〔俗〕急に貧乏になること。[対]じり貧。 **どか、べん**【どか弁・どか、辨】〔俗〕(「土方弁当」の略。)飯がたくさんはいった大きな弁当(箱)。 **とがま**【『利鎌】 よく切れる、かま。とかま。 [連]「―のような月(=細い三日月の形容)」 <1036> **どがま**【土竈・土窯】 ●土を固めて作ったかまど。へっつい。●炭焼きがまの一つ。土で築き、木材が炭化したとき口を密閉して火を消す。 **ど・がま**【土釜】 飯をたくための土製のかま。 **とがめ**【『咎め】 とがめること。罪をせめること。非難。「良心のー」「その件については何の―もなかった」 **とがめ・だて**【咎め立て】《名・他サ》強くとがめること。「あまりーしてはならない」 **とが・める**【咎める】《他下一》●あやまちや罪をせめる。非難する。「違反者を厳しく―・める」〔「自らを―・める」意から自動詞としても用いる〕 [コロ]「良心が―・める」[句]「気が―・める」●あやしんでたずねる。「警官に―・められる」●《自下一》傷・はれものなどを悪くする。また、傷・はれものなどが悪くなる。〔古風な言い方〕「―・めた傷口が化膿する」[図]とが・む<下二>。 **どか・ゆき**【どか雪】〔俗〕一度に多量に降る雪。 **とがら・す**【「尖らす】《他五》●物の先を細くする。「鉛筆のしんを―・す」[句]「口を―・す」●興奮させる。たかぶらせる。[句]「声を―・す」●〔心を〕こまかい点までするどく働かす。 [コロ]「神経を―・す」[参考]俗に「とがらかす」「とんがらかす」ともいう。[図]《四》。 **とがり・ごえ**【尖り声】 おこったり不平があったりするときに出る、とげとげしい声。とんがり声。 **とが・る**【尖る】《自五》●先が細く、するどくなる。「―・った屋根」●興奮する。たかぶる。また、不機嫌になる。おこる。「何かいうとすぐに―・る」 [コロ]「声が―・る」●〔心が〕こまかい点までするどく働く。 [コロ]「神経が―・る」[参考]俗に「とんがる」ともいう。[図]《四》。 **ど‐かん**【土管】 粘土をやいて作った管。主に下水管に使う。 **と・かんむり**【戸冠】 漢字の部首「戸・戶」の称。とだれ。 **とき**【時】 ■《名》●過去から現在・未来へと切れ目なく連なって、一定の速さでとどまることなく移ってゆくと考えられるもの。相ついで起こる諸事実が、相互の関係において位置づけられる場と考えられる。空間とともに認識の最も基本的な形式をなす。心理的には多く遅速のあるものと感じられる。時計を使って、年・月・日・時・分・秒などに分けてはかる。時間と時刻の総称。時間。「―がたつ」「―の流れ」[コロ]「時計がーを刻む」●何らかの時法によって、「子の時(=正刻)」「八つ時」「一時」などの形で具体的に示される一昼夜のうちの一時点。[参考]古い言い方で、現在では「時刻」を用いる。●一昼夜を一二等分した時法で、各時刻の正刻の前後一時間内に位置するそれぞれの時点。また、夜明けから日暮れ、日暮れから夜明けをそれぞれ六等分する時法で、各時刻から次の時刻までの間に位置する、それぞれの時点。●《助数》一昼夜を一二等分したり、夜明けから日暮れを、日暮れから夜明けをそれぞれ六等分したりして得た、昔の時間の単位。前者の時法による一時{いっとき}は現在の二時間に当たる。●移りゆく時間の中のある一点、またある部分。その折。「母が入院した―は困った」●個々の場合。その際。「―に応じて戦術を変える」●事にあたっての重要な時期。[句]「危急存亡の―」[表記]④は「秋」とも書く。●その・人(事)にとって都合のよい時機。好機。「―の訪れるのを待つ」●(一年を区分した)時節。季節。「―は春」「紅葉の―」●〔歴史上、年齢上の〕年代。時代。世。「寛平の御―」「若い―の過ち」●時世の成り行き。「―に従う」●人々が話題にする当の時期。「―の権力者」 [連]「―の人」●期限。「―を切って金を貸す」■《形名》《行為や状態を表す連体修飾句を受けて》前提条件となることを表す。・・・の場合。〔後の文に続く場合、接続助詞のように働く〕「わからない―には聞いてください」[表記]③はふつうかな書き。また――が解決・する《句》 時がたてば、現在のつらい苦しいこともおのずと忘れるものである。 > **――に遇ぁ・う**《句》 よい時節にあう。好運にめぐまれる。 > **――は金なり**《句》 時間は金銭と同じように貴重であるから無駄に使ってはいけない。[参考]Time is money. の訳から > **――を移さず**《句》 〔ある事があって〕すぐに。ただちに。「―対策を練る」 > **――を得・る**《句》 よい時機にあって栄える。機会にめぐまれる。 > **――を稼ぐ**《句》 ある事に対する用意がととのうまで、他のことで時間をひきのばす。 > **―を刻・む**《句》 時計の針で細かく規則的に区切られるようにして、時が進む。「こちこちと時計が―・む音」 > **―を作・る**《句》 ニワトリが鳴いて夜明けを告げる。 **とき**【『斎】 (食すべき時の意)●僧侶の食事。●法要の時など、寺で出す食事。●精進料理。 **とき**【関・鯨波】 昔、戦場で士気を高めるために、戦闘のはじめに全軍が一斉にあげた叫び声。ときの声。 > **―を作・る**《句》 ●戦場で、鬨の声をあげる。●多くの人が一斉に声をあげる。 **とき**【鴇・『朱鷺】 トキ科の鳥。羽毛は白く、翼と尾羽はうす紅色(いわゆる、とき色)。日本では野生のものは絶滅した。特別天然記念物。国際保護鳥。[参考]一九九九年に中国から二羽のトキを贈られてから、佐渡トキ保護センターで飼育・繁殖が進められている。 **どき**【時】《接尾》●「・・・の時節」「・・・の季節」の意。「梅雨―」「花見―」●「・・・の時刻」の意。「昼飯―」 **どき**【土器】 素焼きの容器。かわらけ。特に、原始時代の土製の容器の遺物。「縄文―」 **どき**【怒気】〔文〕おこった気持ち。おこったようす。 [コロ]「ーをふくんだ声」 [コロ]「―を帯びた目」 **とき・あか・す**【解き明かす】《他五》問題をといてそのわけなどを明らかにする。「湖底のなぞを―・す」 **とき・あか・す**【説き明かす】《他五》説明して意味がはっきりわかるようにする。「研究内容を―・す」 **とき・いろ**【鴇色】 トキの翼や尾羽のような色。黄色がかったうすい桃色。うす紅色。 **ときおこす**【説き起こす】《自五》そこから説明を始める。「影響関係を江戸時代から―・す」 **とき・おり**【時折】《副》行われる物事の間隔が間遠なようす。ときどき。ときたま。「―やって来る」 **と・ぎかい**【都議会】 東京都の議決機関。都会。 **とき・ぐし**【解き、櫛】 髪の毛をとく、歯のあらいくし。 **とき・ざけ**【時、鮭】 初夏に海でとる鮭。秋にとる鮭に対していう。 **とぎ・し**【研ぎ師】 刃物・鏡などをとぐ職人。とぎ物師。 <1037> **とき・しる**【『磨ぎ汁】 米などをといだときに出る白くにごった水。とぎじる。 **とぎ・すま・す**【研ぎ澄ます・『磨ぎ澄ます】《他五》●といでよく切れるようにする。「―・した日本刀」●鏡などを曇りのないようによくみがく。●心の働きをするどくする。鋭敏にする。「―・された神経」「耳を―・す」 **トキソプラズマ** 人間や動物に寄生する原虫の一種。トキソプラズマ症の原因になる。▽toxoplasma **とぎ・だし**【研ぎ出し】 ●石などの表面をといでつやを出すこと。また、その石。●「とぎだしまき絵」の略。 > **―まきえ**【―蒔絵】 まき絵の一つ。金粉または銀粉を散らした上に漆をかけ、表面を木炭でといで下の絵が見えるようにしたまき絵。とぎだし。 **とき・たま**【時『偶】《副》大分時がたって、また同じことが行われるようす。たまに。「―見かける」 **どぎつ・い**《形》《「ど」は強めの接頭語》〔不快になるほど〕強烈である。感じがひどくきつい。「―・い色」 **とき・つ・かぜ**【時津風】〔文〕●満潮になるときにふく風。●ちょうどよい時にふく風。■《枕》「ふく」「吹飯」にかかる。 **とき・つ・ける**【説き付ける】《他下一》自分の考えに従わせるように説明する。「仲間に入るようー・ける」 **ときどき**【時時】 ■《名》その時、その時。「その―の贈り物」■《副》ある程度間をおいて何かがくり返されるようす。ときおり。おりおり。間々。「―実家に帰る」「出張が―ある」 **どきどき**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》〔激しい運動・恐怖・不安・喜びなどのため〕心臓の動悸が速くなるようす。 [コロ]「胸がーする」[類語]わくわく。 **ときと・して**【時として】《副》まれに起こるようす。ときには。たまには。「彼も―ふざけることがある」 **とき・と・ばあい**【時と場合】《連語》その時その場の状況。「―によっては出発を中止する」 **とき・なし**【時無し】 ●行われる時・時期が、いつと決まっていないこと。●「ときなしだいこん」の略。ダイコンの一品種。一年中栽培できるもの。漬け物用。 **とき・ならず**【時ならず】《連語》その時でないのに。思いもよらない時に。〔副詞的に使う〕「―電話の音で起こされる」 **とき・ならぬ**【時ならぬ】《連語》その時でない。時期はずれの。〔連体詞的に用いる〕「―雪」 **ときに**【時に】■《副》〔いつもではないが〕どうかすると。何かのはずみに。たまに。「おとなしい人だが―激しく怒る」●その時。時あたかも。「―昭和二〇年八月六日、広島に原爆が投下された」■《接続》話題をかえるときに言う語。ところで。それはそうと。「―あの人はどうなさいましたか」 **ときには**【時には】《連語》たまには。場合によっては。「―音楽会に妹をつれて行く」 **ときのうじがみ**【時の氏神】《連語》ちょうどよい時機に出て来て、もめ事の仲裁などをしてくれる人。 **ときのうん**【時の運】《連語》その時の運命。まわりあわせ。[句]「勝負は―」 **ときの「きねんび**【時の記念日】 時間・時刻への意識を高めるための記念日。六月一〇日。[参考]天智天皇の代、六七一年のこの日から漏刻(=水時計)によって時を告げたとされる。一九二〇年制定。 **ときの‐こえ**【、鬨の声・『鯨『波の声】 「鬨{とき}」に同じ。 **とき・の・ひと**【時の人】《連語》現在、世間の話題になっている人。「一躍―となる」 **ときの・ま**【時の間】《連語》少しの間。ほんの短い時間。〔やや古風な言い方〕「―も忘れられない」 **とき・はな・す**【解き放す・解き離す】《他五》束縛をといて自由にさせる。解き放つ。「人質を―・す」「古いしきたりから―・す」 **とき・ふ・せる**【説き伏せる】《他下一》よく説明して自分の考えに従わせる。説得する。「両親を―・せて留学する」「部長を―・せる」 **とき・ほぐ・す**【解きほぐす】《他五》〔かたく結ばれていたもの・心などを〕徐々に・ゆるめる(ほぐす)。「髪を―・す」「かたくなな心を―・す」「緊張を―・す」 **どぎまぎ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》不意をつかれるなどして、あわてるようす。うろたえるようす。「突然指名されて―する」「絶世の美女に―する」 **ときめか・す**《他下一》〔期待・喜びなどで〕胸をどきどきさせる。はずませる。「新たな出会いに胸を―・す」[図]ときめか・す<四>。 **ときめか・せる**《他五》 ときめかす。 **とき・め・く**《自五》〔期待・喜びなどで〕胸がどきどきする。 [コロ]「胸がー・く」 **とき・め・く**【時めく】《自五》よい時勢にめぐりあって栄える。[句]「今を―・く」 **どーぎも**【度肝・度『胆】 (「ど」は強めの接頭語)、たましい。こころ。 > **―を抜く**《句》 ひどくびっくりさせる。「見事な早がわりにー・かれた」 **と・ぎゃく**【吐逆】〔文〕一度飲み下した食べ物が口の中やのどに逆行してくる現象。 **どきゅう**【弩級・ド級】 ●きわめて大きな等級。「―艦」●ひどく大きいこと。物事の程度がはなはだしいこと。「―の衝撃」 > **―かん**【―艦】 一九〇六年建造のイギリスの戦艦ドレッドノート号(排水量一万七九〇〇トン・三〇・五センチ砲一〇門)と同程度の軍艦。[参考]これをこえるものを超弩級艦という。 **ドキュメンタリー** 虚構を用いず、ありのままの現実をそのまま記録した性質をもっている・こと(作品)。「―フィルム」[類語]ノンフィクション。▽documentary **ドキュメンテーション** ●研究・調査などに必要な資料・文献・証拠書類を集めること。●書類・文書の編集や交付。●情報の文書化。狭義にはプログラムに関連する情報の文書化。▽documentation **ドキュメント** 記録。文献。▽document **とき・よ**【時世】 ●時代。時勢。四字「一時節」●その時代の世の中の風潮。 **と・ぎょ**【渡御】《名・自サ》天皇・太皇太后・皇太后・皇后がお出かけになること。また、御輿{みこし}などが出発すること。お出まし。 **と・ぎょ**【蠹魚】 「紙魚{しみ}」の別称。 **ど・きょう**【度胸】 少しのことにも動じない心。物事をおそれない気力。「―がある」「一人で行くーはない」[類語]胆力。勇気。 **ど・きょう**【〈読経〉】《名・自サ》声を出して経文をよむこと。読誦。誦経。「僧侶のーが続く」[対]看経。 **と・きょうそう**【徒競走】 一定のコースを走ってその速さを競うこと。かけっこ。〔学校などで使う〕 <1038> **どきり**《副》《多く「―と」の形で》おどろいて、脈が一覧強く打つのを感じるようす。どっきり。どきんと。 **とぎれとぎれ**【『跡切れ『跡切れ】《副・形動》何度もとぎれながら、続くようす。たえだえ。「―に話す」 **と・ぎ・れる**【『跡切れる・途切れる】《自下一》●行き来がたえる。●今まで続いていた物事が途中で切れる。「会話が―・れる」「記憶が―・れる」 **ときわ**【『常磐】 (「とこいわ」の転。常に形の変わらないがっしりした岩の意)●形や状態が永久に変わらないこと。●木の葉が一年中緑であること。「―の松」 **ときわ・ぎ**【『常磐木】 松・杉のように、一年中葉をつけている樹木。常緑樹。 **ときわず**【『常磐津】 「ときわず節」の略。浄瑠璃の一派。江戸時代中期、常磐津文字太夫が始め、歌舞伎の舞踊の伴奏音楽として発達した。[表記]現代仮名遣いでは「ときわづ」も許容。 **と・きん**【と金】 将棋で、歩が相手の陣内に入って裏がえり、金将に成ったもの。成り金。[語源]裏に「と」と記されていることから。 **と・きん**【鍍金】《名・他サ》《「鍍金{ときん}」を音読した語》めっき。 **とく**【得】 ●得ること。[対]失。●利益。もうけ。徳。[句]「損してー取れ」●《名・形動》有利であること。都合のよいこと。「だまっていたほうがーだ」[対]②③損。 **とく**【徳】 ●自然に人を敬服させ感化する力・人柄。人からしたわれる人柄。「聖人のーをしたう」●人に恩恵を与える行い。めぐみ。「―をほどこす」●利益。もうけ。得。[句]「早起きは三文の―」 > **―と・する**《句》 ありがたいものと考える。感謝する。 **と・く**【『疾く】《副》《文語形容詞「とし」の連用形から》[文]すみやかに。早く。「―来たれ」 **と・く**【解く】《他五》●●結んだりしばったりしてある・もの(所)を分けはなす。ほどく。「包みを―・く」「縛めを―・く」[類語]解です。●縫い糸を取り去って部分ごとに分ける。「着物を―・いて洗い張りする」●[衣服を〕ぬぐ。 [コロ]「旅装を―・く」●乱れからまったものを分けはなす。また、髪をくしで分けはなす。とかす。「からんだ糸を―・く」 [コロ]「髪を―・く」[表記]④は髪の場合には「梳く」とも書く。●「割った卵を」かきまぜて均質な状態にする。「卵をよく―・く」●縛・拘束などを取り除く。解除する。「禁止令を―・く」「囲みを―・く」「警戒を―・く」●取り決めなどをやめて関係を断つ。解消する。「契約を―・く」●官職などをやめさせる。「職を―・く」●たかまりもつれた感情を除きしずめる。「緊張を―・く」「怒りを―・く」●疑問の点を明らかにして、了解を得る。 [コロ]「誤解を―・く」●筋道を明らかにして、答えを出す。「問題を―・く」●解釈する。 [コロ]「なぞを―・く」[活]《四》。[使い分け] > [使い分け]「とく・とける・とかす」 > **解く**(梳) 〔一つになっている物をときはなし別々にする。よく考えて答えを出す〕 包みを解く・着物を解く・旅装を解く・囲みを解く・髪を解(梳)く・緊張を解く・任を解く・暗号を解く > **溶く**(『融・熔) 〔固まっている物を液状にする〕 絵の具を溶(融)く・砂糖を水に溶く・鉄塊をるつぼに入れて溶(熔)く・溶(融・熔)けた銅を型に流す > **説く** 〔よく分かるように話してきかせる〕 理由を説く・教えを説く・意味を説く・是非を説く > **解かす**(梳・『融) 〔固まっている物をほぐす。液状にする〕 髪を解(梳)かす・冷えた心を解かす・氷を解(融)かす・卵を解(融)かす > **溶かす**(『融・熔) 〔溶液を作る。固体を液状にする〕 薬を水に溶かす・鉄鉱を溶(熔・融・鎔)かす > **解ける**(『融) 〔一つになっている物が別々になる。とけてなくなる。答えが分かるようになる〕 ひもが解ける・氷が解(溶・融)ける・疑いが解ける・緊張が解ける・心が打ち解ける・なぞが解ける > **溶ける**(熔) 〔溶液になる。固体が液状になる〕 有機物が水に溶ける・地域社会に溶け込む > [参考]「髪を解く」は本来結髪をほどくことにいい、「髪を梳く」は髪をくしけずる意に用いたが、近年、髪をくしけずる意でも「解」を用いる。「解/溶」の使い分けの目安は、熱や薬品・水などの溶媒でとける場合は「溶」、その他は「解」とすることができよう。 **と・く**【溶く・『融く】《他五》溶かす。[活]《四》。 **と・く**【説く】《他五》〔相手に承知・納得・理解させようとして〕道理・筋道を明らかにしながら話してきかせる。「物の道理を―・く」「仏法を―・く」[類語]説明。解説。[活]《四》。[使い分け] **と・く**《連語》《「ておく」の転》「・・・ておく」の意の口頭語。「先にやっ―・くよ」[参考]「でおく」から転じたものは、「どく」となる。「きちんと読んどけ」 **と・ぐ**【研ぐ・磨ぐ】《他五》●〔とがった物の先や刃物を〕砥石・やすりなどですってするどくする。「小刀を―・ぐ」[類語]研磨。●こすってつやを出す。「鏡をー・ぐ」●〔穀物を〕水の中でこすって洗う。 [コロ]「米を―・ぐ」[活]文《四》。 **どく**【毒】 ●生命や健康に害を与えるもの。特に、毒薬。 [コロ]「ーをあおって死ぬ」 [コロ]「―を盛る」●人の心を傷つけることば。また、そのものにとってためにならないもの。「この番組は子どもには―だ」 [連]「目のー」「―のあることば」 > **―にも薬にもならない**《句》 害にならないかわりに役にも立たない。 > **―を食らわば皿まで**《句》 一度悪事をやったからには最後までやり通す。 > **―を以て毒を制す**《句》 悪をほろぼすために悪を用いるたとえ。 **どく**【独】 「独逸」の略。「日―会議」 **ど・く**【『退く】《自五》動いて他の場所へ移り、その場所をあける。しりぞく。のく。「そこを―・いてくれ」「その席から―・いて前へ行く」[活]文《四》。 **とく・い**【得意】 ●《名・形動》自分の望みどおりになって満足していること。「―の絶頂」[類語]得々。[対]失意。●《名・形動》他よりすぐれているとして、ほこること。「合格して―になっている」「―顔」[類語]誇らしい。●《名・形動》たくみにできるという自信があること。また、その技芸。「―の技」「―な学科」[類語]得手。[対]不得意。●商売上、ひいきにしてくれる客。顧客。「先代からのおー」「―先(=ひいきにしてくれる客の所)」 > **―がお**【―顔】 得意そうな顔つき。ほこらしげな顔つき。「ほめられてーをする」 > **―げ**【―気】 得意そうなようす。「―な笑み」「釣った魚をーに見せる」[表記]「得意気」と書くこともある。 <1039> **とくい**【特異】《形動》特に他のものとちがっているようす。また、特にすぐれているようす。「ーな才能」[類語]特徴。特殊。 > **―たいしつ**【―体質】 ふつうの健康な人では反応しない物質に対して特に敏感な反応を示す体質。異常体質。 > **―び**【―日】 毎年、統計的にみて、特定の気象が起こりやすい日。たとえば、一一月三日の文化の日は晴れることが多いなど。 **とく・いく**【徳育】 道徳心を養い、人格を高めることを主とする教育。「―を重んじる」[対]知育・体育。 **とくい・まんめん**【得意満面】《名・形動》ほこらしそうな様子が顔いっぱいに現れていること。「―で語る」 **とくいん・がい**【特飲街】 接客婦などをおく、特殊飲食店の集まっている盛り場。 **ど・ぐう**【土偶】 ●土で作った人形。土人形。●縄文時代の遺跡からほりだされる素焼きの土人形。 **どく・えい**【独泳】《名・自サ》ひとりで泳ぐこと。また、他をひきはなし、ひとり先頭を泳ぐこと。 **どく・えき**【毒液】 毒をふくんだ液体。 **どく・えん**【独演】《名・他サ》●共演者や助演者なしで、講談・浪曲・落語などを演じること。「『次郎長伝』を―する」「―会」●他の人に口をはさませず、ひとりで演説などをすること。「会議で一時間もーした」 **どく・おう**【独往】《名・自サ》〔文〕他のものにたよらず、自分ひとりの力で物事をすすめること。独自の道を歩むこと。四字「自主―」[類語]独歩。 **どく‐が**【毒牙】 ●毒液を出すきば。毒蛇などにある。●悪辣な手段。 [コロ]「悪人の―にかかる」 **とく・がく**【篤学】《名・形動》〔民間にあって〕学問に熱心なこと。「―の士」 **どく・がく**【独学】《名・他サ》学校に通ったり先生についたりしないで、ひとりで学問をすること。「ーでドイツ語をマスターする」[類語]独習。自修。 **どく・ガス**【毒ガス】 毒性のある気体。特に、敵を殺傷する武器として、戦争で用いられるものをさす。 **どく・がん**【独眼】 片目。隻眼。 > **―りゅう**【―竜】 片目の英雄。特に、安土桃山・江戸時代初期の武将である伊達政宗の別称。 **とくぎ**【徳義】 道徳上守らなければならない事柄。また、道徳。「―心」[類語]道義。 **とくぎ**【特技】 特別に身につけていて、自信のある技能。「―を生かす」[注意]「得技」は誤り。 **どく‐ぎょ**【毒魚】 毒をもっている魚の総称。フグやアカエイなど。 **どく・ぎん**【独吟】《名・他サ》●詩歌・謡曲・邦楽などをひとりで口ずさむこと。[対]連吟。●俳諧・連歌などで、付合いをせずひとりで作る・こと(句)。[対]両吟。 **どく・け**【毒気】 →どっき(毒気)。 **どくけし**【毒消し】 毒のききめを消す・こと(薬)。解毒(剤)。〔古風な言い方〕「―売り」 **どく‐ご**【独語】 ●《名・他サ》ひとりごとを言うこと。また、ひとりごと。独言。「―癖」●ドイツ語。 **どく‐ご**【読後】 書物・雑誌などをよんだあと。「―の印象を述べる」「―感」 **とくさ**【『木賊】 (「砥草」の意)トクサ科の常緑多年草。茎は円形で中空。昔、物をみがくのに用いた。 **どくさい**【独裁】《名・他サ》●自分ひとりの考えで事を決めて行うこと。「社長の―で決定する」[類語]ワンマン。●ある特定の個人や団体が、政治権力を独占して支配すること。「―政治」「―者」[類語]専制。 **とくさく**【得策】 得になる方法。有利なやりかた。 [コロ]「いまやめるのは―でない」 **とくさつ**【特撮】 「特殊撮影」の略。 **どく‐さつ**【毒殺】《名・他サ》毒物を使って殺すこと。「スパイをーする」[類語]薬殺。 **とく‐さん**【特産】 特にその地方(だけ)で産出される・こと(もの)。「大島の―品」 **とく・し**【特使】 特別の任務を与えられて(外国へ)つかわされる使者。「―を派遣する」「―を立てる」 **とくし**【篤志】《名・形動》ある事に特に熱心に心をよせていること。社会事業などを特に熱心にやろうとする・こと(心)。「―家」 **どく・し**【毒死】《名・自サ》毒によって死ぬこと。 **どく‐じ**【独自】《形動》他とは異なり、それだけに特有であるようす。「―の見解」「―性」[類語]独特。特有。 **とく・しつ**【得失】 得ることと失うこと。利益と損失。「視聴覚教育の―を論じる」[類語]利害。 **とく・しつ**【特質】 そのものだけにある、特別な性質。特性。「平安朝文学の―」「プラチナのー」 **とく‐じつ**【篤実】《名・形動》情があつく、まじめなこと。誠実で親切なこと。「―な人柄」四字「温厚―」 **とく・しゃ**【特写】《名・他サ》特にある目的のために、独自に写真にとること。「本誌―」 **とく・しゃ**【特赦】《名・他サ》恩赦の一つ。有罪の言い渡しを受けた特定の者に対して、その効力を失わせること。[参考]大赦。 **どく・しゃ**【読者】 《古くは「とくしゃ」とも》書物・新聞・雑誌などを読む人。読み手。「―層」 **どく‐じゃ**【毒蛇】 毒蛇{どくへび}。 **どく・しゃく**【独酌】《名・自サ》●自分で酒をついで飲むこと。[類語]手酌。●ひとりで酒を飲むこと。 **とく・しゅ**【特殊】《名・形動》ふつうのものとちがっていること。「―な才能」[類語]特別。特異。[対]一般。普遍。普通。[評論編キーロール] > **―こう**【―鋼】 炭素のほかにニッケル・マンガン・クロムなどを加えて製造した強い鋼鉄。 > **―さつえい**【―撮影】 映画の撮影方法の一つ。小さな模型を使ったり画面の合成・分割の手法を使ったりして、架空の映像や特殊な効果を画面に表すもの。特撮。 > **―ほうじん**【―法人】 公共の利益や国策上の必要から、特別法により政府によって設置された法人。日本放送協会(NHK)・日本赤十字社・日本中央競馬会など。 > [評論 文キーワード] 特殊 > 「特殊」とは、ふつうのものと違っていること。特定のときに特定の人にのみ成り立つことである。「普遍」や「一般」と対立する概念であり、すべてに成立する「普遍」とは異なり、ある特定のときにだけ成立するものを指す。 > 例えば「鎖国をした日本の前近代的文化が我が国ならではの特殊性を生み出した」「海外移籍した日本人選手はその国の文化の特殊性を学ばなければならない」など、ほかに当てはまらない状況をいうのに用いる。 > [参考]評論文キーワードの「普遍」 **とくしゅ**【特種】 特別な種類。「―の蝶」 **とく・じゅ**【特需】 ●災害・戦争など特別の事態による、物資や労役などの需要。「―景気」●官庁などの特別の注文。「―品」 <1040> **どく・しゅ**【毒手】 ●人を殺そうとする手段。●悪辣な手段。魔手。 [コロ]「―にかかる」 **どく・しゅ**【毒酒】 毒を入れた酒。 **どく‐じゅ**【読誦】《名・他サ》声を出して経文を読むこと。読経。 **とく・しゅう**【特集・特輯】《名・他サ》新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどで、ある特定の問題を中心に編集したり報道したりすること。また、それを編集したもの。「秋のファッションを―する」「―コーナーの設置」 **どく・しゅう**【独修】《名・他サ》〔ある技術などを〕人から教えてもらわず、ひとりで身につけること。「―」 **どく・しゅう**【独習】《名・他サ》学校へ通ったり先生についたりしないで、ひとりで学び習うこと。「録音テープで英会話を―する」[類語]独学。 **とく・しゅつ**【特出】《名・自サ》他のものより特にすぐれていること。ぬきんでていること。「―した才能」[類語]傑出。 **どくしょ**【読書】《名・自サ》《古くは「とくしょ」とも》本を読むこと。「―家」[類語]書見。 > **―百遍、義自ら見る**《句》 どんなにむずかしい書物や文章でも何回も読めば自然に意味がわかるようになる。読書百遍義おのずから通ず。〈魏志・董遇伝〉 **とく・しょう**【特称】 全体の中で特にそのものだけを指す呼び名。「権現」で徳川家康を指す類。 **とく・しょう**【特賞】 特別の賞品・賞金。一等賞の上の賞。「―に入選する」 **どく・しょう**【独唱】《名・他サ》〔演奏会などで〕ひとりで歌うこと。ソロ。「―曲」「バリトンー」[対]合唱。 **とく・しょく**【瀆職】〔文〕「汚職」の古い言い方。 **とく・しょく**【特色】 他のものと比べてちがう点。また、他のものよりすぐれている点。「―のある大学」「何のーもない作品」[類語]特性。特徴。 **とく・しん**【得心】《名・他サ》〔相手の言うことが〕よくわかって心から承知すること。納得。「―ずくで言う」 > **―が行・く**《句》 気持ちがおさまる。納得がいく。 **とく・しん**【瀆神】 神の神聖をけがすこと。「―の行為」 **とく・しん**【特進】《名・自サ》〔規則によらず〕特別に昇進すること。「二階級―」 **とく・しん**【篤信】《名・他サ》深く信仰すること。信仰の気持ちの深いこと。「―の人」「―家」 **どくしん**【独身】 配偶者のいない・こと(人)。ひとり者。独身者。「―男性」「―主義」[類語]未婚。 **どく・じん**【毒刃】〔文〕人に危害を加えるための、やいば。凶刃。 [コロ]「―にたおれる」 **どくしんじゅつ**【読唇術】 〔耳の聞こえない人が〕相手の唇の動きをよみとって、そのことばを理解する技術。読唇法。 **どくしんじゅつ**【読心術】 顔の表情やこまかい動作の一つ一つから相手の考えていることを知る術。 **どくじん・とう**【独『参湯】 ●気つけにきくという、せんじ薬。●歌舞伎で、いつ上演しても必ずあたる狂言。[参考]ふつうには、「仮名手本忠臣蔵」をさす。●必ず成功する手段。 **どくしん‐ほう**【読唇法】 聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つ。読唇術を用いて相手の言葉を理解する手段。 **どく‐ず**【読図】《名・自サ》地図・図面などを見てその内容をくみとること。「―法」 **とく・する**【得する】《自変》利益を得る。もうける。「早く売りはらって―・した」「英語ができて―・する」[対]損する。 **とく・する**【督する】《他サ変》〔文〕●全体をひきいる。●とりしまる。監督する。●うながす。督促する。[図]とく・す<サ変>。 **どく・せい**【毒性】 生体に対して有毒な作用をおよぼす性質。「―が強い」 **どく・せき**【督責】《名・他サ》〔文〕厳しく催促すること。「就学を―する」 **とく・せつ**【特設】《名・他サ》特別の目的のために、臨時に設けること。「―会場」「研究講座を―する」 **どく・ぜつ**【毒舌】 しんらつな皮肉や悪口(を言うこと)。「―家」 [コロ]「―をふるう」 **とく・せん**【特、撰】《名・他サ》特に念を入れて作る・こと(もの)。また、よい品物として特別に推薦される・こと(もの)。「―品」「―お召」[類語]特製。特薦。 **とく・せん**【特薦】《名・他サ》特に推薦すること。「―に値する」[類語]特撰。 **とく・せん**【特選・特撰】《名・他サ》●多くの中から特別にえらぶこと。また、えらばれたもの。「―のメロン」●展覧会などの審査で、特にすぐれていると認められること。また、その作品。「―で入賞する」 **とく・せん**【督戦】《名・自サ》戦闘で、部下をはげましながら監視し、戦わせること。「―隊」 **どく・せん**【毒腺】 サソリ・毒ヘビなどにある、毒液を出す腺。 **どく・せん**【独占】《名・他サ》●自分ひとりのものにすること。ひとりじめ。「親の愛情を―する」「部屋を―する」[類語]専有。●〔ある企業が〕市場や生産地を支配し、その利益をひとりじめすること。 > **―きんし・ほう**【―禁止法】 市場の独占や取り引きの不公正な制限などを禁止し、公正な自由競争によって企業の活動を盛んにすることを目的とした法律。独禁法。 **どく・ぜん**【独善】 客観性がなく、自分ひとりが正しいと思っていること。ひとりよがり。「―におちいる」「―的」 **どくせん・じょう**【独、擅場】 その人だけが、思うままにふるまえる場所。ひとり舞台。「ここは彼のーだ」[参考]「擅」を「壇」と誤って「独壇場」ともいう。 **と・くそ**【砥、糞】 砥石を使ってといだときに出る、どろのようなもの。 **どく・そ**【毒素】 生物体によって生産される毒性の強い物質。ふつう動物の体内にはいって毒性を示す。 **とく‐そう**【徳操】〔文〕かたく守ってかわらぬ節操。「―高い人間」 <1041> **どく、そう**【毒草】 有毒な成分をもっている草。トリカブト・ドクゼリ・キンポウゲなど。 **どく・そう**【独創】《名・他サ》他のまねをせず、自分自身の考えで新しく作りだすこと。また、その新しい考え。「A社のーになるカメラ」[対]模倣。 > **―せい**【―性】 他のまねをせず、新しく考え、つくりだす性質。「―にとんだ作品」 > **―てき**【―的】《形動》 独創する力があるようす。独創によってできているようす。「―な作品」(文章)。 **どく・そう**【独奏】《名・他サ》ひとりの奏者が無伴奏または伴奏を伴って楽器を演奏すること。ソロ。「チェロを―する」「―家」「―者」[対]合奏。 **どく・そう**【独走】《名・自サ》●ひとりで走ること。また、他の者をひきはなして、ひとり先頭を走ること。「―態勢に入る」●ひとりだけ、自分勝手な行動をすること。「団体行動に―は許されない」「軍部がーする」 **とく・そく**【督促】《名・他サ》ある事柄の実行や約束の履行をうながすこと。「借金の支払いをーする」「―状」[参考]「催促」よりあらたまった言い方。 **ドクター** ●医者。●博士。「―コース」[略語]Dr.°=ドクトル。▽doctor > **ーストップ** ボクシングで、選手が負傷した場合、レフェリーが医者の判断に従い試合中止を宣言すること。〔また、医者が患者の行動に一定の制限を加えることにも言う〕「飲酒に―がかかる」▽doctor stop からの和製語。 **とく・だい**【特大】〔寸法・容量などが〕特別に大きい・こと(もの)。「―の豚カツ」「ーサイズ」 **とくたい・せい**【特待生】 成績がきわめてよく品行も正しいために授業料免除などの特別の待遇を与えられている生徒・学生。 **とく・だね**【特種】 新聞記事にする材料のうち、その社だけが手に入れた重要な材料。スクープ。 **どくだみ**【蕺『草】 ドクダミ科の多年草。日陰に生え、全体に独特なにおいがある。葉はハート形で、暗緑色。初夏、淡黄色の穂のような花がつく。葉はできものなどの薬になる。十薬。 **とく・だわら**【徳俵】 相撲で、土俵の円を作っている俵の中で、東西南北の中央にある俵。他の俵より俵の幅だけ外側にずらせてある。 **どく・だん**【独断】《名・他サ》人に相談せず、自分ひとりの考えで決めること。また、その判断。「―で処理する」[類語]ひとりぎめ。 > **―てき**【―的】《形動》 自分ひとりの考えで物事を決める様子。「―な作戦」 > **ーろん**【―論】 〔哲〕十分に検討しないで、主観的な仮定から積極的・肯定的な結論を導き主張する立場。ドグマチズム。 **どくだん‐じょう**【独壇場】 →どくせんじょう(独擅場)。[参考]誤読から慣用になった語。 **どくだんせんこう**【独断専行】《名・自サ》自分ひとりの考えで決め、思う通りに行うこと。[類語]専制。 **と‐ぐち**【戸口】 家の出入り口。門口。 **どく‐ち**【毒血】 毒をふくんだ血。 **とく‐ちゅう**【特注】《名・他サ》「特別注文」「特別発注」の略。一般の商品とは別に、材料・製法・形などを特別に指定して作らせること。「―品」 **とく‐ちょう**【特徴】 他と比べて、特に目立つ点。「額のほくろがーだ」「かれは声に―がある」「―のない顔」[参考]多く、良い意味で用いるが、悪い意味でも用いる。類義語「特長」は良い意味でしか用いない点で区別される。[類語]特色。特異。 **とく‐ちょう**【特長】 他と比べて特にすぐれている点。美点。「本校の―は学生が礼儀正しいことです」「本書の―とするところ」[類語]長所。[参考]◆特徴。 **どく‐づ・く**【毒突く】《自五》面と向かって、ひどくののしる。ひどい悪口をいう。「酔っぱらって―・く」 **とく‐てい**【特定】 ●《名・他サ》多くのものの中から特にそれと指定すること。「犯人を―する」●特にそれと決まっていること。「許可を受けた―の人」[対]①②不特定。 > **―がいらいせいぶつ**【―外来生物】 国外から入ってきた外来種のうち、生態系や人体、農林水産業などに被害をおよぼすものとして指定された生物。飼育・栽培・輸入などが規制されている。[参考]カミツキガメやブルーギルなど。 > **―しっかん**【―疾患】 原因不明で治療法が確立されておらず治療が長期にわたるものとして、厚生労働省が指定する病気。ギラン・バレー症候群や潰瘍性大腸炎など。 > **―ほけんよう・しょくひん**【―保健用食品】 特定の保健効能をもつ成分をふくみ、健康の維持増進や保健の用途に利用される食品。トクホ。[参考]消費者庁長官の許可がいる。 **とく‐てん**【得点】《名・自サ》競技・試験などで点数を得ること。また、その点数。「―をあげる」「高―」[対]失点。 **とく・てん**【特典】 特に与えられる恩典。特別に優遇される扱い。「会員には二割引きのーがある」 **とく‐ど**【得度】《名・自サ》〔仏〕●迷いを去って生死の苦海をわたり、悟りの彼岸に至ること。●髪をそって出家し、仏門にはいること。「―式」 **とく・と**【篤と】《副》念を入れて見聞きしたり考えたりするようす。よく注意して。よくよく。とっくりと。「―見てごらんなさい」「―考える」 **とくとう**【特等】 特にすぐれている等級。一等の上の等級。「―席」「―で入選する」 **とく・とう**【禿頭】〔文〕はげ頭。 **とく・どう**【得道】《名・自サ》〔仏〕仏道を修めて悟りをひらくこと。[類語]成道。成仏。 **とく・でん**【特電】 (「特別電報」の略)〔海外にいる特派員や外国の通信社から〕新聞社・通信社に特別に送ってくる電報通信。「UPI―」[類語]特報。 **とくとく**《副》《多く「―と」の形で》口のせまい容器から液体が勢いよく流れ出るようす。また、その音の形容。「酒をーとつぐ」 **とくとく**【得得】《形動》得意になっているようす。「―として手柄話をする」 **どく・とく**【独特·独得】《形動》はっきりした特徴を、そのものだけが持っているようす。「―な製法」[類語]独自。特有。 **どくどく**《副》《多く「ーと」の形で》液体・血液などが勢いよく盛んに流れ出るようす。[類語]だくだく。 **どくどく・し・い**【毒毒しい】《形》●色があまりにあざやかで、いかにも毒がありそうである。どぎつい感じだ。「―・いキノコ」「―・い口紅」●いかにも悪意をふくんでいるようである。にくにくしい。「―・い口をきく」 **ドクトリン** ●教義。教理。●〔政策上の〕主義。信条。政策理論。▽doctrine **ドクトル** ドクター。▽Doktor **とくに**【特に】《副》多くある・もの(場合)から、その・もの(場合)だけ取り出して言うようす。その・もの(場合)だけ特別扱いするようす。殊に。とりわけ。「健康には―気をつけている」「―出向く必要はない」 <1042> **とくにん**【特認】《名・他サ》(《「特別承認」の略)特別に承認すること。 **とくのう**【篤農】農業について熱心で、研究心に富んだ農家。篤農家。 **とく・は**【特派】《名・他サ》〔記者・使節などを〕特別に派遣すること。「記者を―する」「―員」「―大使」 **どく・は**【読破】《名・他サ》〔むずかしい本や大部の本を〕終わりまで読みとおすこと。「『戦争と平和』を三日がかりでーした」[類語]読了。 **とく・はい**【特配】《名・他サ》●割り当て以外に特別に配給すること。●株式の特別配当。 **とく・ばい**【特売】《名・他サ》ふつうより特別に安く売ること。「夏物の―がある」「―品」 **どく・はく**【独白】《名・他サ》劇で、相手なしにひとりでせりふを言うこと。また、そのせりふ。モノローグ。転じて、ひとりごと。「ハムレットのー」 **とく・はつ**【特発】●《名・他サ》バス・電車・列車などを、予定以外に特別に運行すること。●原因不明で、突発的に発病すること。「―性疾患」 ***とく・ひつ**【特筆】《名・他サ》特にとりたてて(目立つように)書くこと。「―すべき本年度の出来事」「―に値する快挙」[類語]特記。 ***とく・ひつ**【禿筆】先がすりきれた筆。ちびた筆。また、自分の文章や文字を謙遜して言う語。 >―を呵{か}す《句》(《ちびた筆に息をふきかけるの意)へたな文章を書く。〔自分の文章を謙遜して言う語〕 **どく・ひつ**【毒筆】他人を傷つける目的で、悪意や皮肉をこめて書く・こと(文章)。「罵詈讒謗{ばりざんぼう}の―」 **とくひつ・たいしょ**【特筆大書】《名・他サ》特に目立つようにはっきりと書くこと。 **とく・ひょう**【得票】《名・自他サ》選挙で、候補者が票を得ること。また、得た票(の数)。「―数」 **どくふ**【毒婦】男性をだましたり、平気で悪事を働いたりする、悪い女性。[類語]悪女。 **どくぶつ**【毒物】毒をふくんでいる物質・薬物。「青酸性の―」[類語]毒薬。 **とくぶん**【得分】●もうけ。利益。●〔古風なことば〕全体を何人かで分けるとき、その人の分け前。取り分。 **どく・ぶん**【独文】●ドイツ語の文章。「―の手紙」●ドイツ文学。また、大学の、ドイツ文学科。 **どく・み**【毒味・毒見】《名・他サ》●飲食物に毒がはいっていないか、少し食べて試すこと。●料理の味かげんをみること。味見。「ちょっとーをしてみよう」 **とく・む**【特務】特別の任務。「―を帯びる」―きかん【―機関】諜報活動や特殊工作を担当する特別の機関。特に、もと日本の陸海軍に属し、海外に派遣されて敵国の情勢を調べたり連絡に当たったりした機関。「―員」「陸軍直属の―」 **どく・むし**【毒虫】毒をもっていて、人体に害を与える虫。ハチ・毛虫など。[類語]害虫。 **とくべつ**【特別】《副・形動》一般のものとは(程度が)ちがって区別されるようす。格別。「―にあつかう」「―の日」[類語]特殊。―く【―区】東京都の二三区。[参考]原則として、市に関する規定が適用される。―こっかい【―国会】日本国憲法により、総選挙から三〇日以内に召集される国会。法令上では「特別会」と呼ぶ。[参考]■の内閣が総辞職し、首班{しゅはん}の指名が行われる。◆通常国会・臨時国会。―しえんがっきゅう【―支援学級】障害のある児童・生徒の教育のために、小学校・中学校などにもうけられる学級。―しえんがっこう【―支援学校】障害のある児童・生徒に、幼稚園・小学校・中学校または高等学校に準ずる教育を行うとともに、自立のために必要な知識技能を授けることを目的とする学校。―てんねんきねんぶつ【―天然記念物】文化財保護法に基づき、天然記念物として指定されたもののうち、世界的にまた国家的に価値が特に高いとして選ばれたもの。アマミノクロウサギ、オオサンショウウオ、屋久島スギ原始林、阿寒湖のマリモなど。―ようご‐ろうじんホーム【―養護老人ホーム】心身に障害があるため、在宅での介護が困難な高齢者のための老人ホーム。[参考]■の六五歳以上の常時介護を必要とする人が対象。略して「特養」ともいう。 **どく・へび**【毒蛇】牙{きば}に毒液の分泌腺を持つヘビの総称。ハブ・マムシ・コブラなど。毒蛇{どくじゃ}。 **とく・ほう**【特報】《名・他サ》特別に報道・報告すること。また、その報道・報告。「選挙―」[類語]特電。 **とく・ぼう**【徳望】〔文]徳が高く、多くの人にしたわれること。また、その人に寄せる尊敬・信頼の念。 **どく・ぼう**【独房】刑務所で、特定の受刑者をひとりだけ入れておく部屋。独居監房。 **とく・ほん**【読本】もと、学校で読み方を教えるのに使った本。国語の教科書。また、一般に教科書・入門書。どくほん。「人生―」「文章―」 **ドグマ**●宗教上の教義。●独断的な説。「政党の思想がーにおちいる」 **ドグマティズム**独断論。▽dogmatism **どく・み**【毒味・毒見】《名・他サ》●飲食物に毒がはいっていないか、少し食べて試すこと。●料理の味かげんをみること。味見。「ちょっとーをしてみよう」 **とく・む**【特務】特別の任務。「―を帯びる」―きかん【―機関】諜報活動や特殊工作を担当する特別の機関。特に、もと日本の陸海軍に属し、海外に派遣されて敵国の情勢を調べたり連絡に当たったりした機関。「―員」「陸軍直属の―」 **どく・むし**【毒虫】毒をもっていて、人体に害を与える虫。ハチ・毛虫など。[類語]害虫。 ***とく・めい**【匿名】本名をかくして知らせないこと。また、本名をかくして別の名前をつけること。また、その名前。「―で投書する」 ***とくめい**【特命】特別の命令・任命。「国王のーをうけて渡米する」―ぜんけんこうし【―全権公使】外交使節の一つ。特命全権大使につぐもの。全権公使。公使。―ぜんけんたいし【―全権大使】外交使節のうち、第一級のもの。外国にとどまり、本国を代表して外交交渉を行ったり、その国に在住する自国民の保護に当たる。全権大使。大使。―だいじん【―大臣】「内閣府特命担当大臣」の略。内閣の重要な政策について、行政各部の施策の統一をはかり、総合的に処理する国務大臣。沖縄及び北方対策担当、金融担当、消費者及び食品安全担当は必ず置つかれる。 **とくもく**【徳目】徳を分類した、忠・孝・仁・義・信などの一つ一つの名称。「―を並べる」 **どく・や**【毒矢】矢じりに毒をぬった矢。 **とく・やく**【特約】《名・自サ》特別の便宜・利益をともなう条件で契約する・こと(契約)。「―店」「―付き保険」 **どく・やく**【毒薬】体内にはいったとき、少量で生命を失う危険のある薬物。[類語]劇薬。毒物。 **とく・ゆう**【特有】《形動》そのものだけが特にもっているようす。「ユリーの香り」[類語]独特。独自。[対]通有。 **とく‐よう**【徳用・得用】《名・形動》値段のわりに、使って利益が大きいこと。「―石けん」 <1043> **どく‐よけ**【毒『除け】 毒にあたることを予防する・こと(もの)。「―の薬草」 **とくり**【徳利】 とっくり(徳利)。 **とく・りつ**【特立】 ●《名・自サ》多くのものの中で、目立って(すぐれて)いること。「―した才能」●《名・自サ》他のものにたよらないで自立していること。四字「―独行」●《名・他サ》他と区別して特に立てること。「物語の後日談を―する」 **どく・りつ**【独立】《名・自サ》●他のものからはなれて一つだけ存在していること。「一戸だけーして建つ家」●他からの束縛・支配などをうけないこと。「―運動」「―した家計」 > **―ぎょうせいほうじん**【―行政法人】 政府の行政活動から一部の事務・事業を分離し、担当する機関を独立の法人とするもの。業務の活性化や効率性の向上などを目的とする。[参考]国際協力機構や国立科学博物館など。 > **―こく**【―国】 他国の支配を受けず、独立した主権をもつ国家。[対]属国。 > **―さいさん・せい**【―採算制】 企業の中のある部門が、独立して収支計算を行い採算がとれるようにする制度。 **どくりつ‐ご**【独立語】 文中における主語・述語・修飾語などの関係から比較的独立している文節(または語)。感動詞がなる場合、呼びかけの名詞がなる場合などがある。 **どくりつ‐じそん**【独立自尊】 他からの助けを受けず自分の力で事を行い、自分の尊厳を保つこと。「―の精神」 **どくりつ・どっぽ**【独立独歩】 独立して、自分の思う通りに事を行うこと。独立独行。 **どく・りょう**【読了】《名・他サ》全部読み終えること。「ようやく原書を―した」[類語]読破。読過。 **どく・りょく**【独力】 自分ひとりだけの力・能力。「―でなしとげる」[類語]自力。 **と・ぐるま**【戸車】 戸の上または下につけて、戸のあけたてをなめらかにする小さな車。 **とく・れい**【特例】 特別な例。特に設けた例外。「―として認める」 [コロ]「ーを設ける」 **とく・れい**【督励】《名・他サ》監督し、はげますこと。「部下を―して作業を急がせる」[類語]激励。 **とく・れん**【得恋】《名・自サ》《「失恋」に対してつくった語》[俗]恋をして、相手の愛を得ること。[対]失恋。 **とぐろ** ヘビが体を渦巻き型に巻くこと。 > **―を巻・く**《句》 ●ヘビが体を渦巻き型に巻く。●仕事をせずごろごろしている。また、何人かの人が、何もせずある場所に群れ集まる。「盛り場で―・く」 **どくろ**【「髑髏】 長い年月がたって、肉や皮がおち、骨だけになった頭。されこうべ。しゃれこうべ。 **どく・わ**【独話】《名・他サ"》〔文〕ひとりごとを言うこと。また、ひとりごと。 **とげ**【『刺棘】 ●茎や葉に生える針のようにとがったもの。「バラのー」●かたくて先のとがった突起。「トゲウオのー」●先のとがった、竹・木などの小片。「指にーがささる」●人の心を刺激し傷つけるようなもの。意地の悪さ。 [コロ]「―のある言葉」 **とげとげ・し・い**《形》●柔らかさがなくとげだっているようすだ。「―・い岩肌」●やさしさ・おおらかさがなく、意地悪くかどだっているようすだ。「―・い声」「―・い目でにらむ」 **とけ・あ・う**【解け合う】《自五》●互いにへだてがなくなり、仲よくなる。「互いに―・って話し始める」●互いに話し合って取り引きなどの契約を解く。 **とけ・あ・う**【溶け合う】《自五》物が、とけまざって一つになる。「水と油は―・わない」 **と・けい**【徒刑】 ●懲役。〔古い言い方〕●明治時代初期に、重罪人に科した刑の一つ。島に送って労役に就かせた。「無期一」 **と・けい**【〈時計〉】 時刻を示したり、時間を計ったりする器械。「―仕掛け」 > **―まわり**【―回り】 時計の針の進み方と同じ方向に回ること。右回り。[対]反時計回り。 **とけ・こ・む**【溶け込む】《自五》●とけて液体や気体の中にまざって一つになる。「水に―・む」●一つのものが他のものに吸い込まれて、区別がつかなくなる。「闇に―・む」●組織・風景などの中に入り、その雰囲気によくなじんで一体となる。「新しいクラスに―・む」 **ど‐げざ**【土下座】《名・自サ》●昔、大名や貴人が通行するときなど、身分の低いものが地面にひざまずいて礼をしたこと。●あやまったり、切にたのんだりするときに、地面や床にひざまずくこと。「ーしてあやまる」 **と・けつ**【吐血】《名・自他サ》胃・食道などの出血によって血をはくこと。[参考]喀血。 **とげっぽう**【吐月峰】 たばこ盆の灰吹き。[参考]「吐月峰」は静岡県にある山の名。連歌師宗長がそこの竹で灰吹きを作り、「吐月峰」と記したことからという。 **と・ける**【解ける】《自下一》●結ばれたり、からまったりしているものがほどける。ゆるむ。「ひもが―・ける」●束縛がなくなる。取り除かれる。「警報が―・ける」●[怒り・苦しみ・悲しみ・不安などの感情が〕なくなる。消える。とかれる。 [コロ]「緊張が―・ける」 [コロ]「怒りがー・ける」●わからなかったところがわかるようになる。「なぞがすべて―・ける」[図]と・く<下二>。[使い分け]「とく・とける・とかす」 **と・ける**【溶ける・『融ける】《自下一》〔熱や薬品によって〕固体が液体になる。また、液体の中へ他の物質がまじって一つの液体になる。「氷が―・ける」「砂糖が水にー・ける」[表記]「解ける」とも書く。また、金属の場合は「熔ける」「鎔ける」とも書く。[図]と・く<下二>。[使い分け]「とく・とける・とかす」 **と・げる**【遂げる】《他下一》●しようと思ったことをなし終える。果たす。 [コロ]「本懐を―・げる」 [コロ]「思いを―・げる」●最終的にそういう結果に達する。「格段の進歩を―・げる」 [コロ]「最期を―・げる」[活]文と・ぐ<下二>。 **ど・ける**【『退ける】《他下一》動かして他の場所へ移し、その場所をあける。とりのける。「そこの机を―・けてくれ」[図]ど・く<下二>。 **ど・けん**【土建】 「土木建築」の略。木材・鉄材・セメント・土砂などを使って建物・鉄道・橋などをつくる工事。 **とこ**【常】《接頭》〔文〕「いつまでも」「いつも」の意。「―少女」「―夏」 **とこ**【床】 ●ねるために設けるもの。寝床。また、しきぶとん。 [コロ]「―をとる」 [コロ]「―を上げる」●畳の芯。●ゆか。●川の底。「河川の―」●苗や花を育てる所。●「床の間」の略。 > **―に就・く**《句》 ●寝床にはいってねる。●病気になってねつく。 > **―に臥す**《句》 寝床に横になってねる。「病気で―・している」 **とこ**【『所】《名・形名》《「ところ」の転》「ところ」の俗な言い方。「改札を出たーで待つ」[句]「出た―勝負」 <1044> **どーこ**【『何『処・『何『所】《代名》《不定称の指示代名詞》不定または不明な場所を指す。どの場所。いずこ。「―にでもある」「―へ行くの」 > **――の馬の骨**《句》 素姓の知れない人をののしっていう語。 > **―吹く風**《句》 他人の批評や意見を全く気にかけないようす。「―と聞き流す」 **とこ‐あげ**【床上げ】《名・自サ》大病や出産のあと、元気になって寝床をかたづけること。また、その祝い。床ばらい。「―の祝い」 **どこ・いら**【『何『処いら】《代名》《不定称の指示代名詞》〔俗〕どこのあたり。どの辺。 **とこ・いり**【床入り】《名・自サ》●寝床にはいること。●婚礼の夜、新夫婦がはじめて寝床を共にすること。 **と・こう**【渡航】《名・自サ》船や航空機で、海をわたって外国へ行くこと。「―手続き」[類語]渡海。 **と・こう**【兎角・『左右】《副・自サ》(「とかく」の音便)〔文〕とかく。 **ど‐こう**【土工】 ●土木工事で、土をほったり運んだりする作業。●土工に従事する労働者。 **ど‐ごう**【土豪】 その土地の豪族。 **ど‐ごう**【怒号】《名・自サ》●激しくおこってどなる・こと(声)。「―と野次に包まれる」「叱咤―する」[類語]怒声。●風や波のあれくるう・こと(音)。 **どこか**【『何処か】《連語》はっきり分からない場所や、はっきり言いたくない場所をさし示す語。〔副詞的にも用いる〕「―で見た顔だ」「―さびしそうだ」 **とこ・かざり**【床飾り】 〔掛け軸・いけ花・置物など〕床の間の飾り。 **とこ‐さかずき**【床杯・床、盃】 婚礼の夜、新夫婦が寝所でふたたび杯をとりかわす儀式。 **とこしえ**【常しえ・『永久】《形動》〔文〕変わらずにいつまでも続くようす。永久。とこしなえ。「―の命を保つ」「ーにねむる」 **とこし・なえ**【常しなえ・『永久】《形動》〔文〕「とこしえ」に同じ。 **とこ‐ずれ**【床擦れ】《名・自サ》寝たきりの病人などの、床に当たる部分の皮膚がただれること。褥瘡{じょくそう}。 **どこ‐そこ**【『何処其処】 〔その場所の名をはっきりあげずに〕ある場所をさす語。「―へ行けと言う」 **とこーだたみ**【床畳】 床の間にしく、たたみ。 **とことこ**《副》《「―と」の形でも使う》小刻みに速く歩くようす。「幼児が―歩く」 **どことなく**【『何『処と無く】《副》どことはっきり示せないが、なんとなく。「―変わっている」 **とこ・とわ**【『常『永久】《形動》〔文〕いつまでも続くようす。永久。とわ。 **とことん** ■《名》物事の最後。ぎりぎりの所。「―まで追いつめる」■《副》徹底的に。どこまでも。「―やってみる」「―惚れ込む」 **とこ・なつ**【常夏】 一年中いつも夏のような気候であること。「―の国ハワイ」 **とこ‐の‐ま**【床の間】 日本座敷で、上座の床を一段高くした所。壁に掛け軸をかけ、床にいけ花・置物などをかざる。床。 **とこ‐ばしら**【床柱】 床の間と棚・押入れなどの境で、座敷の中央にあたる所にある化粧柱。 **とこ‐ばなれ**【床離れ】《名・自サ》●目がさめて寝床から出ること。起床。「―が悪い」●病気がなおって寝床をはなれること。床上げ。 **とこ・ばらい**【床払い】《名・自サ》「床あげ」に同じ。 **とこはる**【常春】 一年中いつも春のような気候であること。「―の島」 **とこぶし**【常節】 ミミガイ科の巻き貝。小形のアワビ類。食用。 **どこまでも**【『何処までも】《連語》●その状態がずっと続くようす。「―広がる草原」●あくまでも。徹底的に。「―あなたを信用します」 **どこもかしこも**【『何処も『彼『処も】《連語》どんなところも。何から何まで全部。「―人だらけだ」 **とこーや**【床屋】 髪をかったりひげをそったりする職業(の人)。理髪師。理容師。また、その店。理髪店。理容店。 **とこ・やま**【床山】 役者・力士などの髪を結う職業(の人)。 **とこーやみ**【常闇】〔文〕永久にまっ暗であること。[参考]まっ暗を強めていうときにも使う。「―の世」 **とこーよ**【常夜】〔文〕いつまでも続く夜。 **とこよ‐の‐くに**【常世の国】 ●古代、はるか遠くへだたった所にあると考えられていた国。●不老不死の国。●人の死後、その魂がいくという国。よみの国。黄泉。同①~③常世。 **どこーら**【『何『処ら】《代名》《不定称の指示代名詞》[俗]どこのあたり。どの辺。どこいら。 **ところ**【所・処】《名》●広がりをもった物の上にあると考えられるもの。空間。場所。●(ふつう、連体修飾語を伴う形で、具体的にその場所を規定する):事が・置かれたり、行われたり(起こったり)する空間上の、その位置。その場所。「本箱を置く―」「合戦があったー」「百メートルほど行ったー」「いかがわしいー」「昔、昔、ある―に」「時は春、―は東京」〔動詞連用形や名詞に続き、接尾語的に用いるときは「・・・どころ」とにごる〕「身の置き―」「米―」●(「・・・のー」の形で、ある物を、基準となる位置・場所として示して)その物のすぐ近く。・・・のそば。「ポストのーで待つ」●(「・・・のー」の形で、ある人を、基準となる位置・場所として示して)その人が・いる(住んでいる)場所。その人のもと。また、その人の家・家庭。「兄の―に厄介になっている」「姉の―は三人家族です」●〔「所番地」の意で用いることもある〕「おーとお名前」●〈「・・・のー」などの形で〉物の部分を場所として示して言う。…の箇所。「肩の下のーを切られた」「二人の出会いのーがうまく書けている」●《「今ーの」の形で》その土地の。その地方の。〔古風な言い方〕「―の人に聞く」●場所柄。「―をわきまえる」「ーを選ばずたばこを吸う」●(連体修飾語を伴い、抽象的な事柄に用いて)問題となるその部分・箇所・点。「あの人のえらい―は、いつも冷静なことだ」〔動詞連用形や名詞に続き、「・・・(べき)箇所・点」の意で接尾語的に用いるときは「・・・どころ」とにごる〕「見―」「聞き―」●(ふつう、連体修飾語を伴う形で、その動作が行われた場所と深く関わりつつ、その時間的位置を規定する)そのような動作が行われた場面・状況。そのような状態・事態。そのような時・場合。「―変わって、一方彼は・・・」「危うく泣くーだった」「飲みたい―だが我慢しよう」「うわさをしているーに当人が来た」●(「・・・のー」の形で、「今日」「今」など時を表す名詞を受けて)現在を中心とした比較的短い時間を指して言う語。・・・の時点では。さしあたっては。「今日の―は許してやる」「今のー、順調だ」●〈「早いー」の形で〉早いうちに。早く。早いとこ。〔副詞的に用いる〕「早いー食事を済まそう」■《形名》●《漢文で、用言を体言化する助字「所」を訓読したことから出た用法》(連体修飾語を受けて)その語句の表す事柄の内容の意を表す。・・・すること。・・・するもの。・・・であること。・・・であるもの。「その理由とするーをきく」「なすーなく日を送る」●《漢文で受け身の助字「所」を訓読したことから出た用法》受け身を表す。〔古風な言い方〕「人の好むーとなる(=人に好まれる)」「世間に知られるーとなった」●《欧文の関係代名詞の直訳から行われるようになった用法》(「・・・―の」の形で、連体修飾語を受け、下の体言に続ける)上の語句が連体修飾語であることを明示するときに使う。〔ふつうの言い方では用いない〕「彼の言うーの意味はこうだ」●(「・・・た―で」「・・・た―が」の形で、接続助詞として働く)→ところで(接助)・ところが(接助)。●《「・・・どころか」の形で、接続助詞として働く)→どころか。●〈多く「・・・どころではない」の形で〉「その程度ではない」「そうではなくてむしろ逆だ」の意を表す。「暑いー(の騒ぎ)ではない」「勉強―(の話)ではない」●(数量・程度を表す連体修飾語を受けて)おおよその程度を表す。「これくらいのーでやめておこう」●(「・・・(ようと)する―だ」「・・・ている―だ」「・・・(てしまっ)た―だ」などの形で、現在または現在に近い過去を表す副詞句を伴い)その動作が今始まろうとしたり、進行中であったり、ちょうど完了したばかりであったりする意を表す。「一休みする―だ」「三日前に帰ったーだ」「今読んでしまったーだ」[表記]③はふつうかな書き。■《接尾》●《助数》貴人を数える語。方。柱。[古風な言い方〕「宮様お二―」●場所・箇所を数える語。箇所。「庭の一ーにアリが集まっている」●〈「・・・どころ」の形で〉「・・・であるもの・人たち」の意。「きれいどころ」「三役どころ」 > **――変われば品変わ・る**《句》 土地が変わると風俗・習慣・言語なども変わる。 > **―を・得る**《句》 ふさわしい場所を占める。また、自分の能力・才能にふさわしい地位や仕事につく。「営業係は彼にとって―・えた仕事だ」 **ところ**【『野『老】 ヤマノイモ科のつる性多年草。根は苦いが、食用になる。 <1045> **ところがえがお【所得顔】** 《名・形動》その地位・立場などに満足した、得意そうな顔つき・様子。得意顔。「ーにふるまう」 **ところが** 《接続》前件に示される予想・期待に反する事柄を述べるときに用いる。けれども。しかるに。「電話してみた。ーいなかった」 **ところが** 《接助》〈「・・・たところが」の形で〉前件の成立をきっかけとして、後件が成立することを強い緊張感をもって述べるのに使う。[前件が順接・逆接両様の身構えを見せつつ後件を導くところから、緊張感が高まる。前件・後件の論理的展開よりも、後件の事の成り行きに注目した言い方]「厳しく注意したところが、案の定泣き出した(意外にも泣き出した)」「くり返し読んだところが、やっと理解できた」[参考]「が」を略した形「ところ」でも使う。 **どころ・か** 《接助》〈終止形につく。また、述語動詞の略された形では、体言(相当語)につく〉一例をあげて、大げさに否定し、それとは全く反対の事態の叙述を展開するのに使う。・・・ではなくて、(おどろくなかれ)逆に・・・だ。「喜ぶどころか、怒り出した」「三日(かかる)どころか一週間はかかる」 **ところ‐がき【所書き】** [紙などに書きつける場合の]住所。また、それを書いたもの。 **ところかまわず【所構わず】** 《副》「所きらわず」に同じ。 **ところ‐きらわず【所嫌わず】** 《副》場所を考えに入れないで。どこでも構わず。所構わず。所選ばず。「ーさわぐ」「ー文字を書きちらす」[句]「出物はれ物ー」 **ところ・せま・い【所狭い】** 《形》場所がせまい。きゅうくつだ。[参考]多く、文語「所狭し」の形で使われる。 **ところ・せま・し【所狭し】** 《形ク》[古]→ところせまい。「ー・しと商品を並べたてる」 **ところで** 《接続》急に話題を変えるときに使う語。それはそうと。それはさておき。さて。「ー、あの話はどうなりましたか」 **ところで** 《接助》〈「・・・たところで」の形で〉ものが不結果に終わる(あるいは、くいちがう結果を伴う)ことを予想させる形で、前件を仮定条件として示す。たとえ・・・したとしても。「今さら悔いたところで、どうにもならない」「成功したと言ったところで、たった一回のことではないか」[古風な言い方では「ところが」とも]「友人の家に転がりこんだところが、ありがたく思うわけでもない」 **ところてん【心『太】** テングサをにとかして、ゼリー状にした食べ物。ところてん突きでついて細長く切り、酢じょうゆなどをかけて食べる。夏の食べ物。 **ところてんーしき【心太式】** 後ろからおされて、自然におし出される・こと(方式)。「ーに卒業する」 **ところどころ【所所】** あちこち。[副詞的にも使う]「ーに空き地がある」「ーよごれが目立つ」 **ところ‐ばんち【所番地】** その建物・土地などがある、地名と番地。「ーを記載する」 **どーこんじょう【ど根性】** [俗]何物にもくじけない強い気力。「ーの持ち主」 **とさ【土佐】** 旧国名の一つ。今の高知県。土州。 **どざえもん【土左衛門】** [俗]おぼれて死んだ人。水死人。また、水死体。[参考]水死してふくれた死体が、江戸時代の力士、成瀬川土左衛門のふとった姿に似ていたことからという。 **と‐ざい【吐剤】** 胃の中にある物をはき出させる薬。 **とさ・いぬ【土佐犬】** 昔から土佐地方にいる日本犬に、西洋種の犬を交配して作った犬。体が大きく、性質は勇猛で、闘犬・番犬として飼われる。とさけん。 **と・さか【『鶏冠】** ニワトリ・キジなどの頭部の頂にある、肉質の突起。雄に発達している。鶏冠。 **どさくさ** 突然の事件や急な用事などで、秩序が乱れ、ごった返している状態。混雑。ごたごた。[副詞的にも使う]「ーまぎれ」[コロ]「火事場のーにまぎれて盗みだす」 **とざ・す【閉ざす・『鎖す】** 《他五》《「戸鎖す」意。「閉じる」とは別語源》●戸・門などをしめて、錠をおろす。「玄関をー・す」[類語]閉じる。●出入り口をふさいで、外部との関係を絶つ。「国をー・す(=鎖国する)」 **い『老】** ヤマノイモ科のつる性多年草。根は苦いが、食用になる。 <1046> **とさつ**【塗擦】《名・他サ》〔文〕薬などをぬって、すりこむこと。「―剤」「軟膏を―する」 **とさつ**【屠殺】《名・他サ》〔肉・皮などをとるために〕家畜など、けものを殺すこと。屠畜。畜殺。 **と・ざま**【『外様】 ●鎌倉時代以後の武家社会で、将軍の一族または代々つかえてきた家臣以外の大名や武士。●「外様大名」の略。「関ヶ原の役」の後に徳川家に従った大名。[対]譜代・親藩。●組織の上などで直系でない・こと(人)。「―だから出世がおそい」 **どさ・まわり**【どさ回り】〔俗〕劇団などがその本拠地をはなれ、地方を公演してまわること。地方巡業。また、常設の小屋をもたない地方回りの劇団。 **と・さ・れる**《連語》「一般に・・・と認められる(・・・と言われる)」の意の婉曲な言い方。「七福神は福徳をもたらす神―・れる」「彼が作者―・れるが、別の説もある」[参考]自分の意見や考えではないとして提示するときに使う。 **と・ざん**【登山】《名・自サ》山にのぼること。特に、スポーツとしての山登り。「―家」[類語]山登り。 **どーさん**【土産】 ●その土地の産物。●みやげ物。=土産。 **どさんこ**【道産子】 ●北海道産の馬。●北海道で生まれた人。 **とし**【年・『歳】 ●〔西暦または元号などによって「〇〇年」と具体的に示される〕一二か月間。「私の生まれたー」「その―の暮れに新刊が発売された」「前の―(=昨年)」「来る―(=来年)」「新しいー(=新年)」「―のはじめ(=年始)」[参考]時間の単位としては「年間」を用いる。●年齢。 [コロ]「―を取る」[類語と表現] > **―が改ま・る**《句》 ●新年になる。●年号が変わる。 > **―が年**《句》 相当な高齢であること。「―だから長旅は無理だ」 > **―には勝て・ぬ**《句》 老年になると体力が伴わず、何事も若い時のようにはいかない。 > **―に不足はな・い**《句》 ●十分に長生きしたのでいつ死んでも年齢の点では不満はない。●その事をするのに年齢の点では十分に条件にかなっている。 > **―は争え・ない**《句》 老年になって気力があっても、体力の衰えには逆らえない。また、年を取っていることはかくせない。「若く作っているが、よく見ると―・ない」 > **―を食・う**《句》 年を取る。 > **―を越・す**《句》 旧年を送って、新年をむかえる。 **と・し**【徒死】《名・自サ》〔文〕むだに死ぬこと。犬死に。「戦場でーする」 **と・し**【都市】 人口が多く、その地方の政治・経済・文化の中心になっている所。大きな町。「―の生活」[類語]都会。 > **ーガス**【―gas】 輸送管によって、ガス会社から燃料として広い地域の消費者に供給されるガス。 > **ーぎんこう**【―銀行】 普通銀行のうち、大都市に本店を置き、全国的に支店を置く大銀行。市中銀行。都銀。[対]地方銀行。 > **ーけいかく**【―計画】 区画・交通・衛生・住宅など、都市の社会的・文化的環境について改良するための根本的な計画。 > **ーこっか**【―国家】 古代、城郭に囲まれた都市と、周辺の農地・牧場などからできていた小国家。古代ギリシャのポリスはその代表的なもの。 **とじ**【刀自】 ■《名》〔文〕●家事をつかさどる女性。●中年以上の女性に対する尊称。■《接尾》中年以上の女性の名前につけて尊敬を表す語。=刀自。 **とーじ**【徒事】〔文〕むだなこと。無益なこと。あだごと。「―に終わる」[類語]徒爾。 **とーじ**【徒、爾】《名・形動》〔文〕むだなこと。むだ。「―に過ぎなかった」[類語]徒事。 **とじ**【杜氏】 →とうじ(杜氏)。 **とじ**【「綴じ】 〔紙を〕とじる・こと(方法)。とじた・ようす(物)。「―がゆるむ」 **とーじ**【途次】 ある所へ行く途中。道すがら。「上京の―」 **どじ** 〔俗〕《名・形動》間のぬけた失敗(をすること)。へま。「―なまねをする」●間のぬけた人をののしって言う語。まぬけ。 > **―を踏・む**《句》 間のぬけた失敗をする。へまをする。 **とし‐うえ**【年上】 年齢が多い・こと(人)。年長。「―のいとこ」[対]年下。 > [類語と表現] 「年」 > *「とし」は、現代では「年が改まる・次の年」のように一月一日に始まり一二月三一日に終わる一二か月間や、「十歳も年が上だ・少しは年のことも考えなさい」のように年齢のことを言うが、元来は穀物(特に、稲)の実りに言った語である。一年に一回穀物を収穫することから「とし」の意が生じた。中国語の「年・稔」も同様で、ともに「実る・とし」の意を持っている。「もう年だ・年には勝てない」などと言えば、相当の年齢の意で、必ずしも老年を指さない。誕生に始まり、成長・成熟・衰退を経て死亡に終わる一生の中で、体力のみならず精神の面で年齢相応の何らかの衰えが見える場合に言う(横綱ももう年だ・文豪も年には勝てない)。 > [年月] 一年・経年・毎年・今年・閏年・半年・行く年・来る年・当たり年・生なり年・翌年/紀元・皇紀・西暦 > ◇[・・・ねん] 幾年・一年・一昨年・一周年・永年・往年・学年・客年・隔年・元年・旧年・去年・光年・後年・今年・昨年・再来年・積年・先年・前年・多年・太陽年・逐年・当年・年々・平年・編年・豊年・本年・毎年・明年・明後年・翌年・来年・例年・暦年・連年・累年 > [年齢] 齢・暦年齢・満年齢・精神年齢・学齢・数え年・年端も・年ごろ・年格好・年配・厄年 > [年齢の別称] 二十歳・弱冠(=二〇歳)・三十路・四十路・五十路・六十路・七十路・八十路/志学(=一五歳)・而立(=三〇歳)・不惑(=四〇歳)・知命(=五〇歳)・耳順(=六〇歳) > [賀寿] 還暦(=六〇歳)・古稀(=七〇歳)・喜寿(=七七歳)・傘寿(=八〇歳)・半寿(=八一歳)・米寿(=八八歳)・卒寿(=九〇歳)・白寿(=九九歳)・上寿(=百歳) **とし・うら**【年『占】 一年の吉凶を占うこと。特に、年のはじめに、その年の五穀の豊凶をうらなうこと。 **とし・おとこ**【年男】 ●新年の飾り付け・若水汲みなどをする役(の男)。●節分の豆まきをする役(の男)。[参考]その年の干支生まれの男性から選ぶことから、その年回りの男性一般にも言う。[対]年女。 <1047> **とし・おんな**【年女】 《年男に対して、近年の風習から生まれた語》節分の豆まきをする役(の女)。[参考]その年の干支生まれの女性から選ぶことから、その年回りの女性一般にも言う。[対]年男。 **としがい**【年『甲斐】 年をとっただけの値打ち。年齢にふさわしい思慮分別。〔「―もなく」の形で使うことが多い〕「―もなく言い争う」 **とし・かさ**【年嵩】《名・形動》●〔年齢を比べたとき〕年齢が上である・こと(人)。年上。「五つほどーの女性」●年寄りであること。高齢。「―の男性」 **どし・がた・い**【度し難い】《形》ものの道理を説ききかせてもわからせることができないようすだ。救いがたい。「―い愚か者」 [連]「縁無なき衆生は度し難し」より。「度す」は、済度する意。 **とし・かっこう**【年格好・年、恰好】 見て推測される、大体の年齢。としのころ。「三五、六の―の男」 **とじ・がね**【綴じ金】 物をとじる金具。 **とし・がみ**【年神・『歳神】 ●五穀の守り神。また、その年の豊作をいのる神。●歳徳神。 **とし・ご**【年子】 同じ母から生まれた一つちがいの兄弟姉妹。「―の姉妹」 **としごい・の・まつり**【『祈『年の祭】 奈良・平安時代の祭儀の一つ。その年の豊作をいのる祭り。陰暦の二月四日に、神祇官によって行われた。現在は「祈年祭」と称して二月一一日に皇居で行われる。 **としこし**【年越し】《名・自サ》旧年をおくり、新年をむかえる・こと(行事)。[参考]ふつう、大晦日の夜をさすが、節分の夜や七日正月の前夜などにもいう。[類語]越年。 > **―そば**【―、蕎麦】 大晦日や節分の夜に縁起をかついで食べるそば。 **とじ・しろ**【綴じ代】 とじるために少し残しておく、紙のはしの部分。 **どしつ**【土質】 土の性質。「―を改良する」 **とし‐つき**【年月】 ●年と月。月日。(長い)時間。歳月。年月。「長い―」「三年の―が流れた」●それまでの長い間。年来。〔副詞的にも使う〕「―の願いがかなう」 **とし‐づよ**【年強】《名・形動》一年のうちの前半にうまれた・こと(人)。[対]年弱。 **として**《連語》 ●《「とする」+接続助詞「て」》・・・とする。「問題ない―実行にふみ切る」「つかもう―手をのばす」●《指定の助動詞「たり」、あるいはタリ活用形容動詞の連用形語尾「と」+接続助詞「して」》副詞句を作り、動作・作用の生じる際の様態を示す。「頑―ゆずらない」■《格助》《[日]②の転》資格・立場などを示す。「人間―の権利」「一市民―発言する」■《副助》〈単数を表す語+「・・・ない」の形で〉全面的否定を表す。「一人―していない」「一つ―有益な物はない」[参考]「だれ一人」「何一つ」「どれ一つ」など、疑問詞を冠すると、さらに意味が強まる。 **とじ・こ・む**【綴じ込む】《他五》●紙をとじて一つにまとめる。「書類をファイルに―・む」●別の種類のものを後からとじて入れる。「雑誌にはがきを―・む」 **とじ・こ・める**【閉じ込める】《他下一》ある場所へ入れて、外へ出られないようにする。「押し入れにー・める」「吹雪で山小屋に―・められた」 **とじ‐こも・る**【閉じ籠もる】《自五》●家や部屋の中にいて、外へ出ないでいる。「一日中、書斎に―・る」●感情や意思を外へ出さないでいる。[句]「殻に―・る」 **とじ‐ごよみ**【「綴じ暦】 何枚もの紙をとじて、書物の形式にした暦。 **とし‐ごろ**【年頃】 ■《名》●外から推し量って見て、何かにふさわしいと思われるおよその年齢。年のころ。「遊びたい―」「―は二三、四」●特に、結婚するのにふさわしい女性の年齢。適齢期。妙齢。「―の娘」■《副》数年来。ずっと前から。〔古風な言い方〕「―案じ続けてきた問題」 **とし‐した**【年下】 年齢が少ない・こと(人)。年少。「兄より五つーです」「かなりーの異性と交際する」[対]年上。 **とじ・きごう**【ト字記号】 「とおんきごう」に同じ。 **どしどし**《副》物事が切れ目なく続くようす。また、休みなく、また遠慮なく続けて行うようす。「―質問する」「仕事をーかたづける」 **とし・とり**【年取り】 ●年をとること。年齢が増えること。●大晦日、または節分の夜に行う儀式。また、その日。 **とし・と・る**【年取る】《自五》年齢を加える。年寄る。老いる。「―・って足腰が弱くなった」 **とし・なみ**【年波】 〈「寄る―」の形で〉年をとること。 [句]「寄る―には勝てない」[参考]「年が寄る」を「波が寄る」にかけたことば。 **としなみ**【年並み・年『次】 ●毎年。年ごと。〔古風な言い方〕「―に」の形で副詞的にも使う〕「―の行事」●毎年の標準ぐらいであること。平年なみ。 **とし・の・いち**【年の市・『歳の市】 年末に、飾り物など新年の祝いに必要な品物を売る市。「―が立つ」 **とし・の・うち**【年の内】 今年のうち。年内。〔多く、年末近いときに言う〕「―に仕事の片を付けよう」 **とし・の‐くれ**【年の暮れ】 一年の終わりのころ。年末。年の瀬。 **とし・の・こう**【年の功】 年をとって経験を積んでいること。また、そのための功徳。年功。「冷静でいられるとは、さすがにーだ」[参考]亀の甲より年の功。 **とし・のころ**【年の頃】 おおよその年齢。「―二五、六の男」 **とし・の・せ**【年の瀬】 年の暮れ。年末。 **とし‐のは**【年の端】 ●年の初め。〔古風な言い方〕●年端。「―もいかぬ若者」 **としは**【年端】 年齢の程度。 [コロ]「―も行かぬ少年」[参考]ふつう、「―の(も)行かぬ」「―の(も)行かない」の形で、「幼い・年若い」の意を表す。 **とじ・ぶた**【「綴じ蓋】 こわれたのを修理したふた。[参考]割れ鍋に綴じ蓋。 **とじ・ほん**【綴じ本】 糸などでとじて作った本。とじまき。冊子。 **としま**【年『増】 娘盛りを過ぎて少し年をとった女性。中年の女性。年増女。[参考]昔は、二〇歳をすぎた女性をさした。 **としどし**【年年】 年を追うごと。毎年。年々。 **と‐じまり**【戸締まり】《名・自他サ》門や戸にかぎをかけ、あかないようにすること。「―を厳重にする」 <1048> **とし・まわり**【年回り・年廻り】 特定の年齢によって吉凶に分かれる運勢。「今年は―が悪い」 **とじめ**【「綴じ目】 ものをとじあわせた所。「本の―がほころびる」 **と・しゃ**【吐瀉】《名・他サ》食べたものをはいたり、くだしたりすること。はきくだし。「―物」 **どーしゃ**【土砂】 つちと、すな。「―崩れ」 > **―ぶり**【―降り】 雨が激しく降ること。また、その雨。「―になる」「―にあう」[表記]「土砂」は、多くかな書き。 **と・しょ**【徒手】 物事を行うのに、手に何も持たないこと。また、自分の力以外に、拠りどころとする地位・資本などがないこと。「―で敵に立ち向かう」[類語]から手。 > **―たいそう**【―体操】 ●器械・器具などを使わないでする体操。[対]器械体操。●体操競技で、「床運動」の旧称。 **と・しゅ**【斗酒】〔文〕一斗の酒。多量の酒。 > **――なお辞せず**《句》 《一斗の酒を飲んでもまだ辞退せず飲む意から》大酒を飲むこと。 **としゅ・くうけん**【徒手空拳】 「徒手」を強めた語。空手空拳。 **と・しょ**【図書】 書籍。書物。本。「参考―」 > **―かん**【―館】 図書やいろいろな資料・フィルムなどを集めて保管し、利用させる施設。ライブラリー。 **と・しょ**【屠所】 家畜を殺す場所。屠場。 **と・しょう**【徒渉・渡渉】《名・自サ》〔文〕川や海の浅い所などを歩いてわたること。「―点を探す」 **と・じょう**【屠場】 「屠所」に同じ。 **と・じょう**【登城】《名・自サ》城に参上すること。幕府に出仕すること。[対]下城。 **と・じょう**【途上】 目的の所へ行く途中。「帰国の―」 > **ーこく**【―国】 発展途上国。 **と「じょう**【都城】 とりでや城壁をめぐらした都市。また、都市にめぐらした城郭。 **ど・じょう**【土壌】 ●岩石がくだけて分解した無機物に、動植物がくさった有機物がまじったもの。土。特に、作物の育つ土。「肥沃なー」「―を改良する」●物事が発生したり育ったりする基盤・環境。「文化を生み出すー」 **どーじょう**【土定】《名・自サ》仏道の修行者がみずから穴をほり土中にうずまって死ぬこと。[参考]火定・水定。 **どじょう**【『泥鰌】 ドジョウ科の淡水魚。小川・沼などにすむ。体は丸くて細長く、背は暗緑色で腹は白色。口に一〇本のひげがある。食用。 > **―ひげ**【―「髭】 ドジョウのひげのように、うすい口ひげ。 **ど‐しょうぼね**【土性骨】《「ど」は接頭語》〔俗〕〔気力があるかどうかという点からみた〕生まれつきの性質。ど性根。ど根性。「―をたたき直す」[参考]乱暴に、また強めていう語。 **と・しょく**【徒食】《名・自サ"》働かないで、ぶらぶらと遊び暮らすこと。四字「無為―」[類語]座食。居食。 **とし‐より**【年寄り】 ●年をとった人。老人。古老。「―をいたわる」●武家時代、政務に参与した重臣。●江戸時代、町村の住民の長として町村の政務をとったもの。●大相撲で、興行・力士を取りしまるもの。正式名は日本相撲協会評議員。引退した力士がなる。[表記]②~④は「年寄」と書く。 > **――の冷や水**《句》 老人にふさわしくない危険なことや、さしでたことをするたとえ。[参考]戒め・冷やかし・嘲笑などの意をふくむ。 **とし‐よわ**【年弱】《名・形動》●一年のうちの後半に生まれた・こと(人)。[対]年強。●年齢の若い・こと(人)。年若。「―のいとこ」 **と・じる**【閉じる】《自上一》●今までその向こうが見えるように開いていたものが、見えなくなるように動く。しまる。「扉が自然に―・じる」「貝のふたが―・じる」●終わりになる。「会議がー・じる」[対]①②開く。[図]と・づ<上二>。《他上一》●今までその向こうが見えるように開いていたものを、見えなくするように動かす。しめる。「幕を―・じる」「本を―・じる」[類語]閉ざす。閉たてる。塞ぐ。(5)閉鎖。[対]開ける。開く。●続けてしていたことをやめる。「店を―・じる」「会を―・じる」[対]開く。[図]と・づ<上二>。 **と・じる**【「綴じる】《他上一》●紙などを重ねて一つにつづり合わす。「原稿を―・じる」●布などを合わせてぬいつける。「袖で付けを―・じる」[図]と・づ<上二>。 **とし・わすれ**【年忘れ】 その年一年間の苦労をねぎらう・こと(宴会)。忘年会。 **と・しん**【兔唇】 生まれつき上唇が縦にさけていること。 **と・しん**【妬心】〔文〕人をねたむ心。嫉妬心。「―を燃やす」 **と・しん**【都心】 大都市の中心部。特に、東京の中心部。「―まで約一時間かかります」 **と・じん**【都、塵】 都会のほこりっぽさ・さわがしさ。 **どしん**《副》《多く「ーと」の形も》重い物が勢いよくたおれたり落ちたりぶつかったりするようす。また、その音の形容。どすん。ずしん。「重いかばんをーと落とした」「―と腰かける」 **どーじん**【土人】 ●土着の人。●〔卑称〕原始的な生活をしている土着の人。 **と‐じんし**【都人士】〔文〕都市に住む人。みやこの人。都人。 **トス** ●《名・自他サ》物を軽く投げ上げること。「コイン―」●《名・自他サ》野球・バスケットボールで、近くにいる味方の選手に、下から軽くボールを投げて送ること。●《名・自他サ》バレーボールで、攻撃のとき、アタッカーとなる選手が打ちやすいように軽くボールを打ち上げること。「クイックーを上げる」●「トスバッティング」の略。野球で、軽く投球させて行う打撃練習。▽toss **どす** [俗]●短刀・あいくちなど、懐中にかくし持つ小さな刀。●すごみ。 [コロ]「―のきいた声」 > **――を呑の・む**《句》 短刀などをかくし持つ。 **ど・すう**【度数】 ●同じ物事が何回くり返して行われたかという数。[類語]回数。●温度・角度などを表す数。 [類義語の使い分け] 「回数・度数」 **ドスキン** 鹿の皮に似せた、しゅす織りの羅紗。光沢があり、男子の礼服用。▽doeskin **どす・ぐろ・い**【どす黒い】《形》《「どす」は接頭語》にごって黒ずんでいるようすだ。「―・い血」 **とする**【賭する】《他サ変》〔文〕かけ事を行う。また、失敗したら大切なものを失うことを覚悟の上で、その事に打ちこむ。かける。「社運を―・して新事業に乗り出す」[句]「身命を―・する」 **とし・わか・い**【年若い】《形》まだあまり年をとっていないようすだ。年齢が若い。「―・い妻」 **とする**《連語》《格助詞「と」+動詞「する」》●・・・と仮定する。「それが事実だ―・すれば、大変なことになる」「・・・と考える」「・・・と言う」「・・・と主張する」などの婉曲な言い方。「これを正しい―・する者はいない」「当局では危険性は皆無だ―・している」●〈「(よ)うー・する」の形で〉ちょうど・・・しかける。「出かけよう―・する時に雨になった」 <1049> **ど・する**【度する】《他サ変》●迷いを取り除き、救う。済度する。●道理を説いてわからせる。[参考]度しがたい。 **と‐すれば**《接続》前の事柄から必然的に次の事柄が導かれることを示す。そうだとすれば。そうすると。「彼は旅行中だということだ。―来ないだろう」[類語]では。 **とせ**【『歳・『年】《助数》〔文〕年数を数える語。・・・年。「三―の年月」 **と・せい**【渡世】 ●よわたり。暮らし。生活。「―の道」●暮らしのための職業。生業。なりわい。「板前をーとする」 > **―にん**【―人】 ばくちうち。やくざ。 **ど・せい**【土星】 太陽系の惑星の一つ。太陽に近い方から六番目。周りに環がある。サターン。 **ど・せい**【土製】 土で作ってある・こと(もの)。 **ど・せい**【怒声】 おこってどなる声。「―を上げる」「―を浴びせる」[類語]怒号。 **どせき・りゅう**【土石流】 山の表層部分が、地表水や地下水を多量にふくんだため、泥水のようになって流れ下る現象。 **と・ぜつ**【途絶・杜絶】 ●《名・自サ》ずっと続いていたものがたえること。とだえること。「通信がーする」●《名・他サ》ふさいでたやすこと。「輸入を―する」 **と・せん**【渡船】 人や荷物を運ぶ小さな舟。わたしぶね。「―場」 **とーぜん**【徒然】《名・形動》〔文〕することがなく退屈なこと。つれづれ。「―を慰める」 **とせん・きょう**【渡線橋】 「跨線橋」に同じ。 **と・そ**【屠蘇】 ●とそ散。●とそ散をひたした酒やみりん。不老長寿の酒として正月の祝いに飲む。「―を祝う(=とそを飲んで正月を祝う)」 > **―さん**【―散】 サンショウ・ニッケイ・キキョウなどの薬草を調合したもの。袋に入れて酒やみりんにひたして飲む。とそ。 **とぞ**《連語》《格助詞「と」+強意の係助詞「ぞ」》[文語]■引用の助詞「と」の、それと指定する勢いを強める。「われにもあらで走入り給ひしなりとぞ」■〔文末を連体形で結ぶ〕《終助》《[日]の転》伝聞を引用紹介する。・・・ということだ。〔詠嘆的余情がこもる〕 **と‐そう**【塗装】《名・他サ》塗料をぬること。また、塗料をふき付けること。「―工事」 **ど・そう**【土葬】《名・他サ》死体を焼かずに地中にうむること。[参考]火葬・水葬・鳥葬・風葬。 **どーぞう**【土蔵】 壁を土やしっくいで厚くぬりかためた、くら。土蔵。「白壁の―」 **ど‐そく**【土足】 ●泥だらけの足。泥足。●履き物をはいたままの足。「―のままで上がりこむ」「ーでふみにじる」「―厳禁」 **どーぞく**【土俗】 その土地の風俗・習慣。 **どーだい**【土台】 ■《名》●建築物の基礎(に使うもの)。特に、木造の建築物のいちばん下におく横木。●一般に、物事の基礎。もとい。「会社経営の―がゆらぐ」■《副》●最初から。もともと。「一日で仕上げようとしても―無理だ」●まるで。まったく。「―話にならん」[表記]③はふつうかな書き。 **と・だ・える**【『跡絶える・途絶える】《自下一》続いていたものが途中で切れてあとが続かなくなる。とぎれる。「通信が―・える」 **どた・キャン**《名・他サ》《「どた」は土壇場、「キャン」は「キャンセル」の略》〔俗〕約束などを直前になって取り消すこと。 **どた‐ぐつ**【どた靴】〔俗〕歩くとどたどた音をたてるような、不格好な靴。 **どたどた**《副》《多く「ーと」の形で使う》荒々しく歩いたり、走ったりするようす。 **と・だな**【戸棚】 三方を板や壁などで囲み、中にたなをつくって、前面に戸をつけた家具。 **どたばた**《副・自サ》●《副詞は「ーと」の形も》走り回ったり大きな声をあげたりして、乱暴にさわぐようす。「家の中でーするな」●《名》乱暴にさわぐこと。どたばたさわぎ。「―を演じる」●「どたばた喜劇」の略。そうぞうしく動き回ったり、滑稽な身ぶりやせりふで観客を笑わせようとする喜劇。スラップスティック。 **と・たん**【塗炭】〔文〕泥水と炭火。また、泥にまみれ火に焼かれるような苦しい境遇。 > **――の苦しみ**《句》 泥にまみれ、火に焼かれるような苦しみ。ひどい苦しみ。 **と・たん**【途端】 あることをした、ちょうどその瞬間。また、そのすぐ後。〔「―に」の形で副詞的に用いることが多い〕「かけ出した―石につまずいた」[表記]ふつうかな書き。[類語]拍子。 **トタン** 亜鉛でめっきした、うすい鉄の板。トタン板。「―屋根」[参考]葡,tutanaga (=亜鉛)の転という。 **どたん・ば**【土壇場】 ●昔の首切りの刑場。●ある物事が決定しようとする、のっぴきならない最後の場面。「―で逆転した」 [コロ]「―に追いつめられる」 **と・ち**【土地】 ●大地。地。●耕地・宅地などの総称。地所。「―を買う」「―を耕す」●その地方。「知らない―」「―っ子」[尊敬]御地。貴地。御当地。●領土。「―を治める」「―割譲」 > **―がら**【―柄】 その土地の風俗・人情などのありさま。所柄。 > **ーかん**【―鑑・―勘】 〔俗〕その土地の事情・地理などに通じていること。「―がある」[参考]もと、警察用語。 **とち**【栃】 「とちのき」に同じ。 > **とちのき**【栃の木・橡の木】 トチノキ科の落葉高木。葉はてのひら形につき、大きい。五月ごろ、白地に紅の斑点のある花が円錐形にかたまってつく。種子は食用、材は器具用。とち。 **とち・めん**【栃麺】 トチノキの実の粉に、米の粉・小麦粉などをまぜて、そばのようにした食品。 > **―ぼう**【―棒】 ●栃麺をのばす棒。●「―(を)振る」「―(を)食う」などの形で〉うろたえ、あわてる。[参考]栃麺をのばすときには手早くしないと固まってしまうことからとも、「とちめく坊(=あわてん坊)」の転ともいう。 **ど・ちゃく**【土着】《名・自サ》その土地に先祖代々住んでいること。また、その土地に住みつくこと。「―の農家」「―信仰」 **と‐ちゅう**【途中】 ●ある場所からある場所へ行くまでの間。出発してから到着するまでの間。「出勤―で事故があった」「移動の―はずっとねむっていた」●物事が続いている間。「資金が続かず―でやめた」[類語]中途。[次ページ類義語の使い分け] **どっちゅう**【土中】 土の中。[類語]地下。 **と・ちょう**【ト調】 トの音を主音とする調。ト長調とト短調がある。 <1050> > [類義語の使い分け]「途中・中途」 > [途中・中途] 事業計画が途中(中途)で立ち消えになる/話が途中(中途)で本筋からそれて脱線する > [途中] 出勤する途中で偶然旧友と出会う/途中で降雨があり試合が中断する/途中下車する > [中途] 家庭の事情で中途退学する/何をやるにしても中途半端な気持ちではだめだ/中途採用の社員 **とちょう**【徒長】《名・自サ》作物の枝・茎・葉・根などが必要以上にのびてしまうこと。「―枝」 **と・ちょう**【登頂】《名・自サ》とうちょう(登頂)。 **と・ちょう**【都庁】 「東京都庁」の略。東京都の行政事務をあつかう役所。 **ど・ちょう**【怒張】《名・自サ》●血管などが、ふくれてもりあがること。●肩などをいからし張ること。 **どちら**【『何『方】《代名》●《不定称の指示詞》●不特定の方向・場所を指す語。「―のお生まれですか」「―へお勤めですか」[参考]「どこ」「どっち」より敬意が強い。●複数、特に二つのものの中から何か一つを選ぶ(または選ばせる)とき、限定しないまま、その一つを指し示す語。また、その中から何か一つを選ぶことが困難なとき、限定しないまま複数のものを一括して指示する語。〔後者の場合は、助詞「も」を下に伴う〕「―を選ぼうと自由だ」「カキとミカンとーが好きですか」「―でもよい」[参考]「どっち」より丁寧な言い方。●《他称の人称代名詞。不定称》〈多く「―様」の形で〉どなた様。「失礼ですが―様でしょう」[参考]「だれ」より敬意が強い。[用法]どちら②を人について用いる語。「AさんとBさんとーが好きですか」「紅茶は―ですか(=紅茶を注文したのはどちらの方ですか)」[参考]「どっち」より丁寧な言い方。 > **―かと言えば**《句》 あえて選択・判断をすると。 > **―とも言え・ない**《句》 明確には選択・判断ができない。 **どち・る**《自他五》[俗]●芝居で、俳優がせりふや動きをまちがえる。「せりふを―・る」●物事を(ちょっと)やりそこなう。失敗する。「期末試験は―・った」 **とつ**【咄】《感》〔文〕●舌うちをする音。ちょっ。ちぇっ。●おどろいたり、呼びかけたりする声。 **とっ**【取っ】《接頭》《「取り」の促音便》(動詞につけて)語調を整え意味を強める語。〔「取り」よりもやや俗語的な表現になる〕「―ぱずす」「―つかまえる」 **とつ・おいつ**《副・自サ》《「取りつ置きつ」の転》あれこれと思いまようようす。とやかくと。「―思案する」 **とっ‐か**【徳化】《名・他サ》〔文〕人を徳によって感化し導くこと。「万民を―する」 **とっ‐か**【特価】 ふつうよりも特に安くしてある値段。「―でおわけします」「―品」 **とっ‐か**【特化】《名・自他サ》他と異なる特別なものに・なる(する)こと。「商品を若者向けに―する」 **どっ‐か**【読過】《名・他サ》●〔分厚い書物などを〕読み終えること。「源氏物語を一月でーする」[類語]読了。●その箇所から何らかの(重要な)意味をくみとることなく、読み過ごすこと。 **どっか**《連語》《「どこか」の転》「どこか」の俗な言い方。「―〈遊びに行こうよ」 **トッカータ** ハープシコード・オルガンなどの鍵盤楽器のために書かれた、即興的で自由なスタイルの楽曲形式。▽toccata **どっかい**【読解】《名・他サ》文章を読んでその意味・内容を理解すること。「古典を―する」「―力」 **とっかえひっかえ**【取っ換え引っ換え】《副》(「とりかえひきかえ」の転)あれやこれやと次々に換えるようす。「毎日洋服を―して通勤する」 **とっ・かかり**【取っ掛かり】《「取り掛かり」の音便》最初の手がかりとする・もの(所)。とっつき。「解決のーがない」「仕事の―をつくる」 **とっ‐かく**【突角】〔文〕つき出た、かど。 **どっか・と**《副》●重いものをおろすようす。「肩の荷を―おろす」●安定した位置をしめて落ち着くようす。でんと。 [コロ]「正面の座にーすわる」=どっかり(と)。 **どっかり**《副》《「ーと」の形も》●どっかと。●急に増減するようす。どかっと。「体重が―減る」 **とつかん**【吶喊】《名・自サ》敵陣に突撃するとき、ときの声をあげること。また、ときの声をあげて突撃すること。突貫。「敵陣を目がけて―する」 **とつ-かん**【突貫】《名・自サ》吶喊。●〔途中で休まず〕一気にやってのけること。「―工事」 **とつき**【特記】《名・他サ》〔重要なこととして〕特に取り上げて書き記すこと。「―事項」[類語]特筆。 **とっき**【突起】《名・自サ》一部分がつき出ること。また、つき出た部分。出っぱり。「―物」 **どっき**【毒気】 ●毒になる成分。「メタンガスのーに当たる」●人を不愉快にする雰囲気。また、人を害しようという気持ち。悪意。「―をふくんだ言い方」「―のない人」=どくけ。 > **――に当てら・れる**《句》 相手の気負った気持ちや態度によって、こちらの意志がなえてしまう。 > **―を抜か・れる**《句》 びっくりして呆然となる。 **ど‐づき**【土突き】 「胴突き」に同じ。 **とっ・きゅう**【特急】 ●特に急いですること。「―で原稿を送る」「仕事を―で仕上げる」●「特別急行列車」の略。急行列車よりも高速度で、停車駅も少なく、遠距離を運行する列車。 **とっ・きゅう**【特級】〔いくつかの等級に分けたとき〕一級の上の等級(のもの)。特級品。「―畑」 **とっきょ**【特許】 ●特定の人のために、能力・資格・権利などを与える行政行為。●「特許権」の略。 > **―けん**【―権】 発明者・考案者、またはその継承者が、その発明・考案を独占して使用できる権利。パテント。 > **―ちょう**【―庁】 特許権に関する事務をあつかう役所。経済産業省の外局。 **どっきょ**【独居】《名・自サ》〔文〕●ひとりだけでいること。「―房」●ひとりで住むこと。「―老人」 **ドッキング**《名・自サ》●人工衛星や宇宙船が宇宙空間の軌道上で結合すること。●二つの物事や事柄が一つに結合すること。▽docking **どっきん・ほう**【独禁法】 「独占禁止法」の略。 **とっく**【『疾っく】《文語形容詞「とし」の連用形「とく」の転》疾う。「―の昔」「〆切は―に過ぎている」 **とつ・ぐ**【嫁ぐ】《自五》よめに行く。よめいりする。「資産家に―・ぐ」[活]《四》。 **ドック** ●船舶の修理・建造・検査などをするための、海岸に設けられた施設。船渠。●〔から〕健康診断を受けたり、疲労を回復させたりするために短期間入院する設備。「人間―」▽英,dock <1051> **ど・づ・く【ど突く】**《他五》 《「ど」は強めの接頭語》[俗]なぐる。たたく。こづく。どつく。 **とつ‐くに【『外国】**〔文〕外国{がいこく}。異国 **とっくみ・あい【取っ組み合い】**。《名・自サ》互いに組みつきあうこと。つかみあい。くみうち。「―のけんか」「口論からーになる」 **とっくり【『徳利】**(「とくり(徳利)」の転) ●細長くて口のせまい、酒を入れる容器。銚子{ちょうし}。●〔俗〕うくことはできるが泳げない人。参考とっくりは水にうくが水がはいるとすぐしずむことから。●セーターで、襟がとっくり①の口の部分に似た形をしていること。また、その襟(のセーター)。 **とっくり**《副》《「―と」の形も》落ち着いて十分念を入れて物事をするようす。とくと。「―御覧ください」 **とっくん【特訓】**特別に行われる激しい訓練。 **どっけ【毒気】**どっき(毒気)。あやかしの旅も **とっけい【特恵】**特別に有利なようにとりはからうこと。特別の恩恵・待遇。「―待遇」「一関税」口道 **とつげき【突撃】**《名・自サ》突進して攻撃すること。「敵陣に―する」「―隊」「――取材」 **とっけん【特権】**特定の人・身分・階級・国家などに与えられる特別の権利。「―をふりかざす」「―階級」―てき【一的】《形動》ほかのものを優越する特別の権利があるようす。また、それが効力を発するようす。「―な地位を利用する」「――に許される」て赤のうめ **とっこ【「言質】**人をだまして物をとる人。詐欺師{さぎし}。――に取・る《句》相手を困らせるための口実にする。「言いまちがいを―・って責めたてる」 **とっこ【独鈷】**●密教で使う仏具の一つ。鉄または銅製で両端のとがった短い棒。煩悩をくだくとされる。独鈷・。独鈷杵{どっこしょ}いた。●独鈷のような模様を織りだした織物。辰 **どっこい**《感》●重い物を持ちあげたり、移動させたりするときに発するかけ声。どっこいしょ。●他の人の動作・考えなどを受けて、それをさえぎるときにいう語。「おっとーそうはさせない」 **どっこいしょ**《感》↓どっこい。●腰をおろしたり、あげたりするときに発する語。 **どっこいどっこい**《形動》〔俗〕力・勢力・程度などに差がなく、同じくらいであるようす。とんとん。「―の勝負」ララギ会 **とっこう【徳行】**〔文]道徳にかなった正しい行い。ところ 類語篤行。ーシシン・ **とっこう【特効】**〔薬などの〕著しい効果・効能。「虫さされに―のある薬」類語卓効。―やく【―薬】その病気や傷に対して特にききめのある薬。「マラリアの―薬」 **とっ‐こう【特攻】**●特別な攻撃。特に、特攻隊の行う攻撃。●「特攻隊」の略。「―精神」―たい【―隊】「特別攻撃隊」の略。第二次世界大戦末期、航空機・人間魚雷などに乗り組み、敵の軍艦や陣地に体当たりの攻撃を行った日本軍の特殊部隊。特攻。っ **とっこう【特高】**「特別高等警察」の略。第二次世界大D戦が終わるまで、政治・社会運動をとりしまった警察組織。取り調べが厳しかった。特高警察。 **とっ‐こう【篤厚】**《名・形動》〔文〕情にあつく誠実であること。「―の士」小憶了常難 **とっこう【篤行】**〔文〕まごころのこもった行い。人情にあつい行い。「―をたたえる」類語徳行。熟後有四選 **とつ‐ごう【突合】**《名・他サ》つきあわせること。「記録との―作業」言 **どっこう【独航】**船舶が船団などに属さず一隻だけで航行すること。―せん【―船】遠洋漁業で母船に従って出漁し、漁獲物(サケ・カニなど)を母船へ運ぶ船。な軀, **どっこう【独行】**《名・自サ》〔文〕●ひとりで行くこと。単独行。●他人にたよらず、自分ひとりの力で行うこと。「―の精神」四字「独立一」類語独歩。 **とっこつ【突兀】**《形動》〔文〕 〔岩・山などが〕高くつき出ているようす。険しくそびえているようす。「―として空を区切る山並み」 **とっさ【咄嗟】**きわめて短い時間。瞬時。「――に身をかわす」「―の機転」 **とっさき【突先】**つき出たものの先。とがった端。「岬のー」類語突端。 **どっさり**《副》(「―と」の形も)物がたくさんあるようす。「牛肉を―買ってくる」「ミカンがーなっている」 **ドッジ・ボール**多人数が二組に分かれてコートにはいり、ボールを相手の組の人の体に当てる球技。当たった人はコートの外へでて外から相手の方へ当てる。デッドボール。ドッチボール。▷dodge ball **とっしゅつ【突出】**《名・自サ》●つき出ること。「―した岩角」●その部分だけ特に目立つこと。「―した成績」だしぬけに噴出すること。「ガスの―事故」 **とつ・じょ【突如】**《副・形動タリ》急に思わぬ事態が起こるようす。「ーとしてエンジンが火をふく」類語突然。 **どっしり**《副・自サ》》《副詞は「―と」の形も)●手に持って重みを感じるようす。ずっしり。「―した重みがある」●落ち着いて、重々しいようす。「―と構える」 **とっしん【突進】**《名・自サ》ある目標にむかってまっしぐらにつき進むこと。驀進{ばくしん}。「敵艦に―する」「ゴール目がけて―する」類語邁進。 **とつぜん【突然】**《副》(「―に」の形も)予期しなかった物事が急に起こるようす。だしぬけ。俄{にわか}。いきなり。「―のことで大そうおどろいた」「一火災報知機が鳴りだした」類語やにわ。不意。突如。唐突。卒然烤。忽然{こつぜん}。―し【一死】予兆なしに突然発症し、比較的短時間で死に至ること。―へんい【一変異】〔生物学で〕親の系統になかった新しい形態・性質が、突然、子に現れ、それが遺伝すること。 **とったり**《「取る」の連用形に助動詞「たり」がついた「取りたり」の転) ●(常に「捕とったり」とさけぶことから)歌舞伎で、大勢で出る捕とり手の役。●相撲の手の一つ。両手で相手の片手をかかえ込むようにしてその手の方に体を開き、ひねりながらたおす技。 **とったん【突端】**長くつき出たものの、いちばん先。「岬の―に灯台がある」類語 先端。突先。 **どっち【『何『方】**《代名》《「どち」の転)→どちら。〔「どちら」よりもぞんざいな言い方〕一つかず【一付かず】《名・形動》どちらともはっきり決まらないこと。中途半端なこと。「―の態度」―みち【―道】《副》どちらにしても。いずれにせよ。結局は。「―行かなくてはならない」―もーどっち【ーも『何『方】《連語》どちらか一方が悪いというのではなく、両方とも同じ程度に悪いようす。「あの男も悪い奴だが、まあ、―だわね」 <1052> **とっちゃん・ぼうや**【『父っちゃん坊や】外見や態度が子供っぽい成人男性。 **とっち・める**《他下一》《「取り締める」の転) 〔俗〕厳しくとがめ、反抗・弁解ができないまでにやりこめる。ひどく責める。「生意気だから―・めてやろう」 **とっぱ**【突破】《名・他サ》●障害や困難をつき破ること。「敵陣を―する」「難関を―する」「―ロを開く」●ある数量以上になること。「参加希望者はすでに五千人をーした」 **とっつき**【取っ付き】 《「とりつき」の促音便) ●物事の取りかかり。手はじめ。最初。「―でつまずく」●「いくつかあるうちの〕いちばん手前。「―の部屋」●初めて会ったときの感じ。第一印象。「―は悪いが、とても優しい人です」[表記]ふつうかな書き。 **とって**【取っ手・『把手】家具・扉などについている、手でにぎる部分。「ドアのー」「鍋の―」 **とってい**【突堤】〔波や砂を防ぐために〕海や川に細長くつき出すようにして築いた堤防。「漁港のーで釣りをする」 **とっておき**【取って置き】〔いざという時のためや、極めて特別であるとして〕大切にして手元にひかえておく・こと(物)。とっとき。「―のブランデー」〔形容詞的に使うこともある」「―デザート」 **とって・かえ・す**【取って返す】秘《自五》途中からもとの所へ急いで引き返す。「旅先から―・す」 **とって・かわ・る**【取って代わる】誌《自五》ある物・人にかわってその地位をしめる。入れかわる。「石油に―・るエネルギー」 **どっと**《副》 ●大勢が一度に声をあげて、その場がどよめくようす。「―歓声があがる」●ある場所に多くの人や物などが一度に・おし寄せる(現れる)ようす。「疲労が―出る」●急にたおれるようす。また、急に病気が重くなるようす。「――病勢があらたまる」 **ドット**●点。特に、図形や文字の構成要素となる点。「ープリンター」●水玉模様。▽dot―マップ 地図の一種。その地域の人口・産物の生産高などを、点の大小や疎密で表すもの。点地図。▽dot map **とつとして**【突として】 《副》〔文]だしぬけに。にわかに。「―出現する」 **とつとつ**【訥訥吶吶】《形動》口ごもりながら話すようす。また、つかえつかえ書くようす。「―とした語り口」「ーと窮状を訴える」 **とっとと**《副》 《「疾とく疾くと」の転)ひどくせくようす。さっさと。はやく。「一出ていけ」 **とつにゅう**【突入】 《名・自サ》●ある区域や建物の中に勢いよく入りこむこと。まっしぐらに入ること。「大気圏に―する」●〔事の成り行きに従って〕ある状態の中に勢いよく入ること。「試合は後半戦に―する」 **トッパー**丈が腰ぐらいまでの、ゆったりした女性用コート。トッパーコート。▽topper **とっぱつ**【突発】《名・自サ》予期しないことが急に起こること。「――事故」「―性難聴」 **とっ‐ぱな**【突端・突鼻】〔俗〕●細長くつき出たものの、はし。突端{とったん}。「半島の―」●いちばんはじめ。最初。「話の―」 **とっぱら・う**【取っ払う】鉛《他五》「とりはらう」のややぞんざいな言い方。 **とっ‐ぱん**【凸版】インクのつく面が他より高くなっている印刷版。また、それによる印刷法。[参考]凹版 **とっぴ**【突飛】《形動》常識では考えつかないほど変わっているようす。「―なアイディア」「―な服装」[表記]つうかな書き。 **とっぴょうし**【突拍子】〈「―もない」の形で〉調子はずれだ。とほうもない。並はずれた。「―もないことを言い出すので驚いた」「―もない質問」「―もなくおもい【敷島】 > **トップ**●先頭。第一番。「―バッター」●最上位。首位。首席。「一会談」「大学を―で卒業する」●新聞の紙面で、最上段の右(にある記事)。また、週刊誌の巻頭(の記事)。「―記事」●衣服で、上半身の部分。[コロ]ボトム。▽top > ―マネージメント 企業の経営管理組織の最上層部。経営方針を決定し、それを具体化して指令する。最高経営層。top manegement > ――を飾・る《句》新聞や雑誌で、もっとも目立つところに重要な記事として掲載される。 > ―を切・る《句》●先頭を走る。また、首位に立つ。「―・る走者」●他の者に先立って、物事を始める。「―・って質問する」 **とっぷう**【突風】突然、強くふきつける風。「―にあおられる」「―で植木鉢がたおれた」 **ドップラー・こうか**【ドップラー効果】 〔理]波動源と観測者とが相対的に運動している時、波動の周波数が静止している時に比べて異なって観測される現象。救急車のサイレンの音が、近づいて来る時と離れていく時とでちがって聞こえるなどの類。[参考]ドップラーはその研究者の名前。 **とっぷり**《副》(「―と」の形も)●〔太陽がしずんで]すっかり暗くなるようす。「―と日が暮れる」●すっかりあるものの中にはいるようす。「―水につかる」 **どっぷり**《副》《「―と」の形も) ●墨・汁などの液体を「十分にふくませるようす。また、湯水などに十分にひたるようす。「筆に―墨をつける」●ある環境にすっかりはまって、安住するようす。「悪に―つかる」「クラシック音楽にーはまる」 **トップレス**●胸の部分を露出した女性用・水着(衣服)。●胸部をあらわにした状態。▷topless (=上のない) **トッピング** 料理や菓子の上に調味や飾りのためにのせるもの。ケーキやアイスクリームの上にかけるくだいたナッツなど。▽topping **とつ・べん**【訥弁・訥、癖】つかえたり、どもったりしながら話す・こと(話し方)。「―ながら心のこもったスピーチ」[対]能弁。 **どっぽ**【独歩】《名・自サ》●ひとりで行くこと。ひとりで歩くこと。●他人の力を借りず、自分ひとりで行うこと。[四字]「独立―」[類語]②独行。独往。●比べるものがないほどすぐれていること。無比。「古今―」「当代ーの詩人」 **とつめん・きょう**【凸面鏡】〔理〕反射面の中央部が高くなっている鏡。平行光線を広げて反射させる。広域を映し出す。サイドミラーなどに使う。[団]凹面鏡。 **とつ・レンズ**【凸レンズ】〔理〕中央部が厚く、ふちへ行くにしたがってうすくなっているレンズ。通過する平行光線を一点に集める。[対]凹レンズ。 <1053> **とと**【『魚】「さかな」をいう幼児語、また、女房詞にも。 **とど**【鯔】ボラがさらに成長した最後のもの。[参考]ぼら。とどのつまり。。一 **とど**【『海馬胡、殯】アシカ科の動物。北太平洋北部にすむ。体長約三川で、あしはひれ状。海馬。 **とて** 文語的■《連語》《引用の格助詞「と」+「言う」「思う」「する」などの動詞連用形+接続助詞「て」から、動詞の部分が略されたもの)「・・・と言って」「・・・と思って」「・・・として」などの意を表す。「夜店を見ようとて街に出る」日《接助》《日の転)●・・・したところで。「いかに悔いたとて詮せないことだ」〔完了の助動詞「た(だ)」についた形は、口語では「たって(だって)」となる」「大声で呼んだって聞こえない」●《体言につく)・・・なので。・・・だけあって。「済んだこととて気にしない」●(体言につく)・・・という名で。・・・という人で。「大黒屋の美登利とて生国は紀州〈樋口一葉・たけくらべ〉」目《副助》「だって①」の意を表す。〔「とても」の形も多い」「彼とて(も) 信仰に生きているのだ」 **ど‐て**【土手】●土を長く小高く積みあげた所。水・風・土砂などの流れを防ぐものや、線路をしくためのものなどがある。堤。[類語]堤防。[表記]「土堤」とも当てる。●「カツオ・マグロなど〕大きな魚の背の切り身。刺身などにする。 **と・てい**【徒弟】●〔芸道などの〕門人。弟子。●商人や職人の家に小さいときから住みこんで仕事を習う少年。でっち。「―制度」 **とてつ**【途、轍】〔文〕筋道。道理。 > ―もな・い《句》道理にあわない。常識はずれである。途方もない。「―・く危険な状態だ」 **どてっぱら**【土手っ腹】〔俗〕●腹。腹部。〔ののしったりいやしめたりして、乱暴に言う語〕「―に風穴をあけるぞ」●外に面して広がっているもののまん中。「山脈のーにトンネルを通す」 **とても**【迚も】 《副》《下に打ち消しの語を伴って)どんな方法をつくしても。どうしても。とうてい。「―見込みはない」[類語]てんで。●ふつうの程度より差が大きいようす。たいそう。非常に。「―おいしい料理」[類語]ひどく。凄さく。極めて。すこぶる。 > ―じゃないが《句》「とても」を強調した語。どうやっても。「―そんな金額では買えない」 **とても・かくても**【迚もかくても】《副》〔文〕どうしてこうしても。要するに。「―会わねばならぬ」 **どてら**【福袍・綴、袍】ふつうの着物より少し長く大きめに仕立てて、綿を入れた、広袖での和服。防寒用・寝具用。丹前{たんぜん}。 **どど**【度度】《副》〔文〕同じことをくり返すようす。何度も。たびたび。しばしば。 **どどいつ**【『都『都逸】「どどいつ節」の略。俗曲の一種。歌詞は七・七・七・五の四句からなり、おもに男女の情愛に関したものが多い **と・とう**【徒党】大きなたくらみをもって集まったなかま。「ーを組んで悪事をはたらく」[参考]多く、よくない意味では用いない。 **と・とう**【渡島】《名・自サ》船で島にわたること。 **ど・とう**【怒、濤】●激しく荒れくるう(海の)大波。「―の勢い」「逆巻く―」[類語]激浪。荒波。●移り変わりの激しいこと。「―の時代」 **と・どう・ふ・けん**【都道府県】市町村と特別区を包括する、最上級の地方公共団体の総称。現在、東京都・北海道・大阪府・京都府と、四三の県。 **トトカルチョ**スポーツの試合、特にプロサッカーの試合にかけて行う、くじの一種。▽totocalcio **と・とく**【都督】〔文〕●《名・他サ》〔多くのものを〕率い、とりしまること。●全軍の総大将。 **とどく**【「蠹毒】〔文〕●虫が食って害を与えること。また、その害。●物事を内部から破壊すること。また、その害毒。「政治を―する」 **とど・く**【届く】 《自五》●ある地点まで行く。着く。「荷物が―・く」「売り上げが目標額に―・く」●「長いものの一端や、のびたものが〕へだたった所にあるものにふれる。「天井まで手が―・く」「気持ち・願いなどが〕通じる。達する。「母の思いが子に―・く」「誠意が―・く」●〔注意などが〕十分に行きわたる。「手入れの一・いた庭」「隅々蕊まで目が―・く」 **とどけ**【届け】〔役所・会社・学校などに〕とどけ出ること。とどけいで。とどけで。また、その書類。「―を済ます」「欠勤のーを出す」「出生しー」[表記]届書けなどは、送りがなをつけない。 **とどけ・さき**【届け先】届けてわたす相手。送り先。 **とどけ・でる**【届け出る】《他下一》〔役所などに〕出かけて行って申し出る。「住所変更を―・出る」 **と・どける**【届ける】《他下一》●〔物などが先方に)届くようにする。「手紙を―・ける」[類語] () 送付。送達。●〔法律や規則に従って〕申し出る。届けを出す。届け出る。「被害額を交番に―・ける」[図]とど・く《下》 **とどこお・る**【滞る】紫、《自五》●物事がすらすらと進まないで・つかえる(たまる)。「交差点で交通が―・る」「事務が―・る」●支払いが済まないで、たまる。「家賃が―・る」 **ととの・う**【整う・調う】《自五》●きちんとそろって、乱れた所がなくなる。調和がとれる。「―・った容貌{ようぼう}」●足りないもの・所がなく、そろう。「パーティーの支度が―・う」●相談事などが、まとまる。成立する。「婚約が―・う」[表記]は「整う」、②③は「調う」と書くことが多い。 > [使い分け]「ととのう・ととのえる」 > **整う**〔きちんとそろって乱れたところがなくなる〕体調が整う・足並みが整う・整った文章 > **調う**〔必要なものがもれなくそろう。まとまる〕渡航費が調う・髪が調う・交渉が調う・商談が調う > **整える**〔きちんとそろえて、乱れた所をなくす〕体裁を整える・呼吸を整える・調子を整える・環境を整える・服装を整える > **調える**「足りないものがないようにする。まとめる〕食事の材料を調える・味を調える・講演の資料を調える・洋服を調える・縁談を調える > [参考]「服装を整える/洋服を調える」では、前者が身なりを端正にする意、後者は合服・夏服・冬服や礼服など洋服の種類をそろえる意。 **ととの・える**【整える・調える】《他下一》●きちんとそろえて、乱れた所をなくす。調和をとる。「隊形を―・える」「身なりを―・える」●足りない・もの(所)がないように用意してそろえる。「営業資金を―・える」「食糧を―・える」「外出の支度を―・える」●相談事などを、まとめる。成立させる。「縁談を―・える」 <1054> える」表記は「整える」、②③は「調える」と書くことが多い。図ととの・ふ《下二》。 > 使い分け「ととのう・ととのえる」 **とどのつまり**《副》いろいろのことがあって、結局(のところ)。あげくのはて。〔あまりいい意味では使わない」「ー、夕食抜きということになった」「――は何事も起こらなかった」復ボラは成長につれて呼び名がかわり、最後にトドになることからという。 **とど・まつ【椴松】**マツ科の常緑高木。北海道以北に産する。材はパルプや建築用。とど。れる。さんちん。 **とどま・る【『止まる・『留まる】**《自五》●変わらずにその場所・地位・状態にいる。そこを動かないでいる。「宿に―・る」「現職に―・る」●ある範囲におさまる。それ以上にならないでいる。「地価の高騰は―・るところを知らない」「落書きの被害は一件に―・らなかった」図《四》。 **とどめ【『止め・『留め】**人を殺すときに、最後に(のどなどをさして)完全に息の根をとめること。「―の一擊」――を刺・す《句》●刀などでのどなどをさして、完全に息の根をとめる。●二度と立ち直れないように最後の打撃を与える。「満塁ホームランで―・す」●あとで文句の出ないように急所をおさえておく。「手切れ金でー・す」<「AはBに―・す」の形で〉Aに関してはBが一番だ。「自然の景観は秋に―・す」 **とど・める【『止める・『留める】**《他下一》●変わらずにその場所・地位・状態にいさせる。また、動こうとするものをとめる。「退会希望者を―・める」「現在のレベルに―・める」●あとに残す。「強い印象を―・める」「記録に―・めておく」「歴史に名を―・める」「かろうじて原形を―・める」●ある範囲におさめる。それ以上にしないようにする。「被害を最小限に―・める」「誤りを指摘するに―・める」図とど・む《下二》。食材生量 **とどろ・く【轟く】**《自五》〔大きな音が〕ひびきわたる。「雷鳴が―・く」●「名が―・く」の形で〉有名になる。名が知れわたる。「勇名が―・く」●胸の鼓動が激しくなる。ときめく。「―・く胸をおさえる」区《四》。 **ドナー**組織・臓器の提供者。対レシピエント。▽donor (=寄贈者)―カード 臓器提供に同意することを示すカード。▽donor card **とな・える【唱える】**《他下一≫●〔題目や呪文などを〕声に出して(くり返し) 言う。「お題目を―・える」●大声でいう。「万歳を―・える」●〔人に先立って〕自分の意見を主張して・言い広める(堂々と言う)。「新説を―・える」「絶対反対を―・える」図とな・ふ《下二》。 **とな・える【『称える】**《他下一》●名づけて呼ぶ。称する。「出家して法然と―・える」●念仏を声に出して(くり返し)言う。「称名を―・える」図とな・ふ《下二》。 **トナカイ**シカ科の動物。雌雄ともに枝分かれした角を持つ。ツンドラ地帯に、むれをなしてすむ。そり引き・荷物運搬などに使われる。肉・乳・皮も有用。馴鹿{じゅんろく}。表記「馴鹿」と当てる。▽ㄢtonakkai もやし **どなた【『何『方】**《代名》《不定称の人称代名詞》「だれ」の尊敬した言い方。「―がいらっしゃったのですか」 **どーなべ【土鍋】**土製の焼き物のなべ。果。 **となり【隣】**●右または左に並んで接している・こと(場所)。「―の席」「―の国」●並んで接している家。隣家。「―の子が遊びにくる」――の芝生は青・い《句》他人のものはなんでもよく見える。隣の花は赤い。鶏煮丼やで」(の)大」 **となり・あわせ【隣り合わせ】**も互いに隣であること。「兄弟がーに住む」「―の席」 **となり・きんじょ【隣近所】**隣や近所。 **となり・ぐみ【隣組】**第二次世界大戦中、国民の互助・自警・物資配給の便宜などのために作られた、末端の地域組織。一地域一○戸内外を単位とした。很文へ **どなり・こ・む【怒鳴り込む・呶鳴り込む】**《自五》相手のいる場所へのりこんで行って、ものすごい勢いで文句をつける。「犬がうるさいと―・まれた」 **どなり・つ・ける【怒鳴り付ける・・呶鳴り付ける】**《他下一》どなるようにして激しくしかる。「さわぐ子供らを―・ける」 **とな・る【隣る】**《自五》並んで接している。並び接した位置にある。隣接する。「相―・る家」《四》。 **どな・る【怒鳴る・・呶鳴る】**《自五》激しい声でさけぶ。大声を出して呼ぶ。「―・らなくても聞こえるよ」●感情を爆発させて大声を出す。大声をあげて怒る。類語(計)大喝{たいかつ}。《四》。 **とにかく【兎に角】**《副》いろいろな事情・条件があったとしても、それは別として。いずれにしても。ともかく。とにもかくにも。「――現場へ行ってみよう」「―おもしろい小説だ」 **トニック**●強壮剤。栄養剤。「〈アー」●〔音〕主音。主調音。▽tonic **とにもかくにも【兎にも角にも】**《副》いずれにしても。とにかく。「―長い出張が終わった」 **と・にゅう【吐乳】**《名・自サ》乳児が、飲んだ乳をはくこと。 **とねり【舎人】**●奈良・平安時代、天皇・皇族などのそばにつかえて雑務をつとめた下級の官吏。●牛車の牛飼い。馬の口とり。 **とねりこ【梣・秦皮】**モクセイ科の落葉高木。初夏、小さい白い花が円錐{えんすい}形にかたまってつく。材は器具用。樹皮は薬になる。 **との【殿】**〔古〕●高貴な人の住む屋敷。御殿{ごてん}。御屋敷。●高貴な人に対する敬称。●主人・主君に対する敬称。●女性から男性をさして呼ぶ敬称。 **どの【殿】**《接尾》人の氏名・役職名などにつけて尊敬を表す語。「隊長―」「高橋―」参考「さま」より改まった言い方で、公式の場面や手紙に用いられる。 **どの【『何の】**《連体》はっきりと決められない物事を指し示す語。どれの。いずれの。「―曲がいちばん好きですか」 **との・い【『宿『直】**〔古〕宮中・役所などに寝とまりして事務をとり、警備を行う・こと(人)。 **どのう【土、糞】**土をぎっしりとつめた袋。積んで堤防などを作る。土袋。( **との・がた【殿方】**女性が一般の男性を指して言う語。〔丁寧な言い方」「―はご遠慮ください」 **どの・かた【『何の方】**《代名》《不定称の人称代名詞》不定の人を指す語。いずれの人。参考「どのひと」より敬意が強い。 **と」の・こ【砥の粉】**砥石を切り出すときにできた粉。また、粘土を焼いて作った粉。刀剣をみがいたり、漆器の下塗り、柱の色づけなどに用いる。 <1055> **とのご**【殿御】女性が(特別の関係にある) 男性をうやまって呼ぶ語。〔やや古風な言い方〕 **との「さま**【殿様】●高貴な人や主君に対する敬称。●江戸時代、大名または旗本の当主に対する敬称。「水戸のー」●豊かな暮らしをし、おうようで世間のことにうとい人。〔軽蔑した言い方]「おーに何ができるものか」―げい【―芸】金やひまのある人が、なぐさみに習う芸事。〔軽蔑して言う語〕[類語]だんな芸。―しょうばい【一商売】おっとりと構え、もうけるための努力・工夫をしない商売。〔軽蔑していう語〕 **とのさま・がえる**【殿様、蛙】 アカガエル科のカエル。緑色で、背中に黄褐色の太い線がある。水田に多くすむ。 **どのつらさげて**【『何の面下げて】 《連語》どんな顔つきをして。恥ずかしくもなく。〔恥知らずな人をののしっていう語」「道楽息子が―帰って来たんだ」 **どの・ひと**【『何の人】《代名》《不定称の人称代名詞)不定の人を指す語。いずれの人。[参考]「どちら」「どのかた」より敬意がうすい。 **どのみち**【『何の道】《副》いずれにしても。結局は。どっちみち。「―借りた本を返さなくてはならない」 **と・の・も**【『外の『面】 〔雅〕家の外。家の外側。 **どの‐よう**【『何の様】《連語》《連体詞「どの」+助動詞「ようだ」の語幹)どんなようす。どんなふう。「―な症状ですか」[表記]ふつうかな書き。 **と・は**《係助》《引用の格助詞+係助詞「は」)〔くだけた言い方では「たあ」となる〕●引用語句を説明の主題として示す。また、定義を下すときに、その語を主題として示す。「『我思う。故に、我あり』とはデカルトの言葉だ」「『愛する』とは信じることだ」(下に、意外・驚き・感嘆など強い感情を表す語を伴って) 感情を誘発した事柄を主題として示す。「彼が合格しようとは思いもしなかった」〔「とは」で言いさして、終助詞的にも「使う」「赤い夕日の満洲に友の塚穴掘ろうとは〈真下飛泉・戦友〉」 **とば**【賭場】ばくちをする所。ばくち場。「―を開く」 **どーば**【駑馬】〔文〕●歩みののろい馬。[類語]駄馬談。●才能のない人。にぶい人。[参考]多く自分のことを謙遜裂して言う。 > ――に鞭打・つ《句》才能のない者にむりに能力以上のことを要求するたとえ。[参考]多く自分の能力を謙遜総じて言う。 **トパーズ** 宝石の一種。色はおもに黄色。黄玉・たうぎ。▽ topaze **とはい**【徒輩】〔文〕連中。やから。やつら。〔あまりよい意味では使わない」「あの―に何ができよう」 **ど・はい**【奴輩】〔文〕価値・能力のない者を軽蔑の気持ちをこめていう語。あいつら。きゃつら。 **とはいうものの**【とは言うものの】礼とはいえ【とは言え】 ■《連語》・・・だと言っても。とはいうものの。「近い―歩いて三○分はかかる」■《接続》そうは言っても。けれども。とはいうものの。「実現は難しい。―不可能ではない」 **とば―え**【『鳥羽絵】江戸時代、日常生活に題材をとって軽妙なタッチでこっけいにえがいた墨絵。周鳥獣戯画の作者といわれる鳥羽僧正比ぅの名から。」 **とばかり**《副》〔文〕ちょっとの間。しばらく。「ーありて目的地に至る」 **とばく**【賭博】金銭や品物をかけて、勝ち負けを争う遊び。ばくち。かけごと。また、かけ。 **とば‐くち**【とば口】〔関東地方の方言〕●入り口。戸口。「洞窟の―に立つ」●物事の始め。発端。「研究の―で行き詰まる」 **ど‐ばし**【土橋】木などでしんを作り、上を土でおおった橋。土橋。 **とばしり**【进り】「とばっちり」に同じ。 **とば・す**【飛ばす】■《他五》●地面・手もとなどからはなして空中を進ませる。「ホームランを―・す」「紙飛行機を―・す」●はねて空中に・上がらせる(散らせる)。「泥水を―・す」[句]「口角泡を―・す(=激しく議論するようす)」●乗り物を急いで行かせる。速力を出して走らせる。「車を―・してかけつける」〔自動詞的にも使う〕「時間がないので前半を―・し後半を流す」●間にあるものをぬかして先へ移す。途中をはぶく。「一つー・して数える」「階段を一段―・してあがる」「うわさ・命令・情報などを〕すみやかに伝わらせる。すみやかに広める。「電波を―・す」「デマをー・す」言い放つ。「やじを―・す」●ある動作を素早く(荒々しく)しかける。「内掛けを―・す」「びんたを―・す」派遣する。また、辺地などへ行かせる。左遷する。「伝令を―・す」「地方支社へ―・す」《接尾》「激しく・・・する」「勢いよく・・・する」の意。「投げー・す」「なぐり―・す」「笑い―・す」 > [使い分け]「とぶ・とばす」 **ど・はずれ**【度外れ】ふふつうの程度・限度をはるかにこえていること。けたはずれ。「――にさわぐ」 **ど・はつ**【怒髪】〔文]激しい怒りで逆立った髪の毛。 > ―天を衝っく《句》髪の毛が逆立つほど激しくいかる。「一勢い」 **とばっちり**(「とばしり(=しぶき)」の転)〔俗〕そばにいたために災いを受けること。巻きぞえ。そばづえ。「痴話げんかのーを受ける」 **ど・ばと**【土、鳩】 カワラバトを原種として飼いならしたハト。神社・寺・公園などで見られる。いえばと。 **とばり**【帳惟】●室内に垂れ下げて、しきりにする布。たれぎぬ。「窓のーを下ろす」●ものをおおいかくして見えなくするもの。「霧の一」[句]「夜のーがおりる(=夜になって暗くなる)」 **とはん**【登、攀】《名・自サ》とうはん(登攀)。 **とーばん**【塗板】 〔文〕「黒板」に同じ。 **と・ひ**【徒費】 《名・他サ》〔金銭・時間・労力などを〕むだに使うこと。むだづかい。「血税をーする」[類語]冗費。浪費。 **と‐ひ**【都、鄙】〔文〕都会といなか。 **とび**【鳶】●タカ科の鳥。全体に茶褐色。くちばしはするどく、曲がっている。日本各地の山野・海岸にみられ、「ピーヒョロロ」と鳴く。とんび。●「とびの者」の略。鳶職。●「とび色」の略。●「とび口」の略。 > ――が鷹を生・む《句》平凡な親からすぐれた子供が生まれるたとえ。とびがたか。とんびがたかを生む。[類語]出藍っの誉れ。 > ――に油揚げをさらわれる《句》鳶に油揚げをさらわれる。 **とび・あがり**【飛び上がり】●飛び上がること。●低い地位から一足とびに出世すること。成り上がり。●軽薄でとっぴな言動をする・こと(人)。はねあがり。 **とび・あがる**【飛び上がる】 《自五》●飛んで空中へあがる。空中へまい上がる。「屋上からヘリコプターが―・る」[団]飛び下りる。●「突然の喜びや驚きのために〕思わずはねあがる。おどりあがる。「―・って喜ぶ」[表記]②は「跳び上がる」とも書く。●順序をふまずに飛びこえて進む。「二階級―・る」 <1056> **とび・ある・く**【飛び歩く】 《自五》〔いそがしく〕あちこち歩き回る。ほうぼうへ行く。「資金集めに―・く」 **ドビー** 小柄の凹凸模様。織物に使われる。▽dobby **とび・いし**【飛び石】 〔日本風の庭などで〕上をふんで歩くように、少しずつ間をおいてしいた平たい石。踏み石。「―伝いに歩く」「―連休」[類語]庭石。 **とび・いた**【飛び板】水泳の「飛び板飛び込み競技」に使う、弾力のある板。スプリングボード。 **とび・いり**【飛び入り】予定していた以外の人が急に参加する・こと(人)。「―で歌をうたう」「―歓迎」 **とび・いろ**【「鳶色】トビの羽のような色。茶褐色。 **とびうお**【飛び魚】むっトビウオ科の海魚。体は細長い。大きな胸びれを翼のように開いて水面から高く飛び上がる。南日本の海に群れをなしてすむ。食用。あご。とびのうお。 **とび・お・きる**【飛び起きる】《自上一》勢いよく起き上がる。はね起きる。「目覚ましの音で―・きた」 **とび・おり**【飛び下り・飛び降り】飛び下りること。 > ―じさつ【―自殺】《名・自サ》高い所から身を投げて自殺すること。 **とび・お・りる**【飛び下りる・飛び降りる】《自上一》●高い所から身をおどらせておりる。[句]「清水殺の舞台から―・りる」[因]飛び上がる。●走っている乗り物からとんでおりる。[対]飛び乗る。 **とび・か・う**【飛び交う】《自五》〔多くのものが〕互いに別々の方向に飛ぶ。また、入り乱れて飛ぶ。「林の中を小鳥が―・う」 **とび・かか・る**【飛び掛かる】 《自五》〔相手に攻撃を加えるために〕勢いよくとびつく。おどりかかる。「機に乗じて敵に―・る」「ライオンがえものに―・る」 **とび・きゅう**【飛び級】 《名・自サ》進級・進学の際、例外的に学年を飛び越えて上級へ進むこと。一 **とびきり**【飛び切り】とびあがって敵を切ること。「ーの術」他とかけはなれていること。群をぬいていること。ずばぬけていること。とびっきり。〔副詞的にも使う「―のご馳走」「―安い品」 **とび・ぐち**【鳶口】棒の先にトビのくちばしに似た鉄製の鉤をつけた、物をひっかける道具。消火などのとき木材をひっかけてこわす。とび。 **とび・こ・える**【跳び越える】《自下一》跳び越す。「障害物を―・える」[表記] 「飛び越える」とも書く。 **とび・こ・す**【跳び越す】 《自五》●間にある物の上をとんでこえる。「小川を―・した」●ふむべき順序・段階をぬかして先へ進む。「先輩を―・して昇進する」[表記]②は「飛び越す」とも書く。=跳び越える。 **とび・こみ**【飛び込み】●飛び込むこと。●「飛び込み競技」の略。高い台から水中に飛び込み、形の美しさや正確さを競う競技。ダイビング。―じさつ(―自殺】《名・自サ》進行してくる列車や自動車などを目がけて、そこに飛び込んでする自殺。飛び込み。―だい【一台】水泳の飛び込み競技に使う飛び台。高飛び込み台と飛び板の二種がある。 **とび‐こ・む**【飛び込む】《自五》●外から飛んできて中に入る。また、(飛ぶように) 勢いよくかけこむ。「トンボが部屋に―・む」「夕立がきたので軒下に―・んだ」身をおどらせて中に入る。「ざぶんと川ヘー・んだ」「火の中に―・む」●思いもかけない物事が自分の領分内に突然入りこむ。勢いよく自分の方にやってくる。「耳よりな情報が―・んできた」「まさかの光景が目に―・む」〔事件などに〕自分から進んで関係をもつ。身を投じる。「汚職事件の渦中に―・む」 **とび・しょく**【「鳶職】土木・建築工事で、足場の組み立てや、くい打ちなどをする職人。仕事師。とびのもの。とび。[参考]江戸時代では火消しをかねた。 **とび・だい**【飛び台】●飛び込み台。●(相場で、数字の間のゼロを「トビ」「トンデ」などと呼ぶことから)間にゼロのある一続きの数値。たとえば、「一○○円飛び台」は一○一円から一○九円の段階をいう。 **とび・だ・す**【飛び出す】 《自五》●勢いよく外に出る。また、勢いよくそこに現れる。「ホースから水が―・す」「ネコが道路に―・した」●ある場所・組織などから急に去って、今までの関係を絶つ。「家を―・す」●予想しないものが、突然現れる。「過激な発言が―・す」「逆転ホームランが―・す」外側へつき出る。「目玉が―・す」=飛び出る。 **とび・た・つ**【飛び立つ】 《自五》●飛んでその場をはなれる。空中にまいあがる。「ジェット機が―・つ」「水面から白鳥が―・つ」●「―・つ思い」「―・つばかり」などの形で〉うれしさで心が落ち着かないでいる。心がおどる。「―・つばかりの思いを抱く」 **とび・ち**【飛び地】ある行政区画の主地域からはなれて、他の行政区画内にある地域。たとえば、ある県の中に存在する、他の県に属する地域など。 **とび・ちが・う**【飛び違う】 《自五》〔鳥・虫などが〕入り乱れて飛ぶ。とびかう。●かけはなれる。くちがう。「両者の要求が―・っている」 **とび・ち・る**【飛び散る】 《自五》飛んで四方に散る。飛散する。「火花が―・る」「しぶきが―・る」 **とび・つ・く**【飛び付く】 《自五》●飛び上がってとりつく。勢いよくすがりつく。「鉄棒に―・く」●「強く心をひきつけられて〕それをのがすまいとする。「流行といえば見さかいなく―・く」 **トピック** 話題。また、話題となるような出来事。「芸能一」▽topic **とび・でる**【飛び出る】《自下一》→飛び出す。 **とび・どうぐ**【飛び道具】弓矢・鉄砲など、遠くから放って敵をうつ武器。〔古風なことば〕 **とび・とび**【飛び飛び】 《形動》 《「―に」の形で副詞的に使うことが多い。「―な」の形は、「ので」「のに」に続くときに使われる)●いくつかの物があちこちに散らばってあるようす。点々。「――に庭石を置く」●順序をおわず、ところどころ間をぬかすようす。「本を―に読む」 **とび・にゅうがく**【飛び入学】《名・自サ》高校を卒業する前に、大学に入学すること。 **とび・ぬ・ける**【飛び抜ける】《自下一》他と比べてひどく・かけはなれて(すぐれて)いる。ずばぬける。「―・けて高いドレス」「―・けた成績」 **とび・の・く**【飛び『退く】 《自五》すばやく身をかわしてよける。「自転車にぶつかりそうになって―・く」「落石に素早く―・く」 **とび・の・もの**【鳶の者】「鳶職」に同じ。 **とび・の・る**【飛び乗る】 《自五》 ●勢いよく身をおどらせて乗る。「馬に―・る」●動きだす直前の乗り物にいそいで乗る。「電車に―・る」[団]飛び降りる。 **とび・ばこ**【跳び箱・飛び箱】体操用具の一つ。木製の四角のわくを重ねて、最上部にマットでおおったもの。走って跳びこす。 <1057> **とび・はな・れる**【飛び離れる】 《自下一》●身をかわして勢いよくはなれる。●場所が遠くはなれる。「学校から―・れた所に家がある」●物事の程度・考え方などに、大きな差がある。かけはなれる。「―・れた才能を示す」 **とび・ひ**【飛び火】●《名・自サ》火事のとき火の粉が飛んで、火元からへだたった所に燃え移ること。また、飛んだ火の粉。●《名・自サ》ある事柄の影響が、直接関係のない方面にまでおよぶこと。「汚職事件が政界に―する」●夏、小児にできる感染力の強い皮膚病。顔・頭などに水疱黙が次々にでき、のちかさぶたになる。膿痂疹の俗称。 **とび・まわ・る**【飛び回る・飛び廻る】《自五》●空中をあちこち飛ぶ。「虫が電灯のまわりを―・る」●あちこち・走り回る(動き回る)。かけ回る。「犬が庭を―・る」「部屋から部屋を―・って連絡する」ある目的のためにいそがしくあちこち歩き回る。奔走する。「金策に―・る」[同]①~③とびめぐる。 **ど・ひょう**【土俵】●土をつめた、たわら。●「土俵場」の略。相撲をとるため、まわりを土俵でまるく囲み、中に砂をしきつめた場所。●対決を行う場。「交渉のーに上がる」―いり【一入り】大相撲の興行で、力士が化粧回しをつけ、土俵②にあがって行う儀式。―ぎわ【―際】●土俵②のさかい目。「―でうっちゃる」●物事が成功するかどうかの分かれ目。どたん場。「ーでようやく妥結する」 > ――を割・る《句》相撲で、土俵の外に足が出て負ける。転じて、相手の勢いにおしきられて負ける。 **とびら**【扉】●半回転させてあける戸。開き戸。ドア。●書物の見返しの次にあるページ。書名・著者名などを記す。●雑誌で、本文の前にある第一ページ。題字・巻頭言などを記す。 **とびらえ**【扉絵】●建造物・道具などの扉にかく絵。●書物の扉にかく絵。 **ど・びん**【土瓶】湯茶を入れて注ぐ、陶製の器。上部につるをかけわたしてある。[類語]急須誌。鉄瓶。 **とふ**【塗布】《名・他サ》〔薬や塗料などを〕一面にぬりつけること。塗抹。「消毒剤を傷口にーする」 **と・ぶ**【跳ぶ】 《自五》地面を足でけり、空中に上がる。また、そのようにして物をこえる。はねる。「カエルが―・ぶ」「跳び箱を―・ぶ」「棒高跳びで四メートルのバーを―・ぶ」 > [使い分け]「とぶ・とばす」 **と・ぶ**【飛ぶ】 ■《自五》●自力で、または他からの力で受けて、地面をはなれて空中を進む。「鳥が―・ぶ」「花粉が―・ぶ」「スキーでジャンプ台を―・ぶ」●航空機に乗って目的地へ向かう。「空路香港ジへ―・ぶ」はねて空中に・上がる(散乱する)。[コロ]「火花が―・ぶ」●消えてなくなる。[コロ]「香りが―・ぶ」●切られてなくなる。切れてなくなる。[コロ]「ヒューズがー・ぶ(=焼き切れる)」〔足が地につかないほど」急いで行く。走る。かける。「学校へ―・んで行く」「記者が現場に―・んで行く」●間にあるものをぬかして先へ移る。「話はー・ぶが」「三ページー・んでいる」「うわさ・命令などが〕すみやかに伝わる。すみやかに広められる。「流言が―・ぶ」「デマが―・ぶ」●言い放たれる。「野次が―・ぶ」「罵声が―・ぶ」〔ある動作が〕素早く(荒々しく)しかけられる。「大技が―・ぶ」「びんたが―・ぶ」●〔犯罪者などが〕行方をくらまして遠くへ逃亡する。「容疑者が外国へ―・ぶ」《名》漢字の部首「飛」の称。[使い分け] > ―・ぶように売・れる《句》ひっきりなしにどんどん売れる。「話題の商品が―・れる」 > ―んで火に入る夏の虫《句》自分から進んで危険な物事にかかわりをもつことのたとえ。 **どぶ**【溝】雨水・汚水などが流れるみぞ。下水。 **どぶーいた**【『溝板】どぶをおおう板。 **と・ふく**【屠腹】《名・自サ》〔文〕自分の腹を切ること。「―して詫ぁびる」[類語]切腹。割腹。 **とーぶくろ**【戸袋】あけた引き戸をしまっておく所。 **どぶづけ**【どぶ漬け】ぬかみそ漬け。特に、汁けの多いぬかみそにつけたもの。 **とぶ・とり**【飛ぶ鳥】《連語》空を飛んでいる鳥。 > ―跡を濁さず《句》「立つ鳥跡を濁さず」に同じ。 > ―を落とす勢い《句》権力や勢力が非常に強いようす。きわめて盛んな勢い。 > [使い分け]「とぶ・とばす」 > **飛ぶ**〔空中を速やかに移動する意で、一般に広く〕虫が飛ぶ・前線に飛ぶ・泥が飛ぶ・うわさが飛ぶ・怒声が飛ぶ・大空を飛(翔) ぶ・宙に吹き飛ぶ・飛び込む・飛び乗り・飛び降り・高飛び > **跳ぶ**「足ではね上がる〕はずみをつけて溝を跳ぶ・ウサギが跳ぶ・跳び箱・走り幅跳び・跳びはねる > **飛ばす**〔飛ぶようにする〕ヒットを飛ばす・皮肉を飛ばす・地方へ飛ばす・突き飛ばす > [参考]「飛び上がる/跳び上がる」「飛び越す/跳び越す」などは、飛行と跳躍で使い分ける(ヒバリが空中高く飛び上がる・二階級飛び上がる・先輩を飛び越して出世する/跳び上がって喜ぶ・水たまりを跳び越す)。「飛び箱・縄飛び・三段飛び」なども行われるが、これは当用漢字表に「跳一とぶ」の訓が認められていなかったころの名残であろう。「翔」は空をかけめぐる意。 **とぶら・う**【弔う】絲《他五》とむらう。[参考]「とむらう」の古い形。 **どぶろく**【『濁酒・濁、醪】米から作り、かすをこしていない白くにごった酒。にごり酒。 **ど・べい**【土塀】土で作った、へい。 **と・ほ**【徒歩】乗り物に乗らず、歩くこと。「―で通学する」 **と・ほう**【途方】●手段。方法。●物事の道理・筋道。 > ――に暮・れる《句》どうしたらいいかわからなくなる。「リーダーが急にいなくなって―・れる」 > ――も無・い《句》道理にはずれている。また、程度などがけたちがいである。とんでもない。 **ど・ぼく**【土木】 木材・鉄材・セメントなどを使って、道路・鉄道・河川・港湾・橋などをつくる工事。「―工事」「―工学」[参考]建物をつくる「建築」と区別して言うことが多い。 **どぶ・ねずみ**【『溝、鼠】●ネズミ科の動物。下水道や川辺などにすむ。雑食性。●主人の目をぬすんで悪事を働く使用人。〔ののしって言う語〕 **とぼ・ける**【、惚ける・・恍ける】 《自下一》●わざと知らないふりをする。しらばくれる。「知っていながら―・ける」●間がぬけていたり、こっけいな言動をしたりする。「―・けた顔」 <1058> **とぼし**【灯】●火をともして、周囲を明るくするもの。たいまつ・ろうそくなどの類。ともし火。ともし。〔古風な言い方〕ともし火に使う油。とぼし油。 **とぼし・い**【乏しい】《形》●不十分である。足りない。「魅力に―・い」「経験が―・い」●まずしいようすだ。「―・い中から学資をはらう」=乏能しい。 **とぼ・す**【点す・『灯す】 《他五》ともす。 **とぼそ**【『枢】《「戸と臍」の意) ●戸のはりと敷居とにあけた穴。「とまら」をさし入れて戸を回転させ、開け閉めするためのもの。●〔転じて〕戸。とびら。 **とぼとぼ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)元気のない足どりで歩くようす。「―と家路をたどる」 **とぼ・る**【点る・『灯る】 《自五》ともる。 **とま**【苫】けや茅粉を編んで、こものようにしたもの。小舟や小屋にかけて雨露をしのぐ。 **ど‐ま**【土間】●家の中で、床を張らずに地面のままになっている所。●昔の歌舞伎劇場で、桟敷に対して、一階の舞台正面の平面に作った、ます形の見物席。[参考]もと、土のままだったところから。 **と・まえ**【戸前】へ。■《名》土蔵の入り口の戸のある所。また、土蔵の戸。■《助数》土蔵を数える語。「屋敷内には三ーの蔵がある」)。 **と・ます**【斗】漢字の部首「斗」の称。 **と・ます**【斗升・斗枡・斗桝】ものが一斗(=約一八)入るます。一斗升。 **と・まつ**【塗抹】 《名・他サ》〔文〕 〔薬や塗料などを〕ぬりつけること。塗布。●ぬりつぶすこと。ぬり消すこと。「名簿を―して除籍する」[類語]抹消。 **トマト** ナス科の一年草。初夏、赤や黄色などの丸い実を結ぶ。実は生で食べるほか、ケチャップやジュースなどにする。赤なす。▽tomato ーケチャップソースの一種。熟したトマトをにて裏ごししたものに、食塩・酢・砂糖・香辛料などを加えて濃縮したもの。▽tomato ketchup **と・まど・う**【戸惑う・途惑う】 《自五》〔方法や対策がわからず」どうしたらよいか迷う。まごつく。「質問をされて―・う」「なれない環境に―・う」 **とまぶき**【苫葺き】「とま」で屋根をふくこと。また、その家・屋根。 **とまぶね**【苫舟】「とま」で屋根をおおおった舟。 **とま・や**【『苫屋】「とま」で屋根をふいた小さな家。とまぶきの粗末な小屋。 **と・まら**【『枢】《「と」は戸、「まら」は陰茎の意)→とぼそ **とまり**【泊まり】●とまること。宿泊。「―の客」「―を重ねる」●宿直。●とまる所。宿屋。「おーはどちらですか」船がとまる所。港。「大輪田―」[表記]は「泊」とも書く。 **とまり**【留まり・止まり】■《名》●とまること。また、その所。「血の―が悪い」●終わり。はて。「道の―に一軒の宿がある」■《造語》〈「・・・どまり」の形で〉(場所を表す名詞について)「それ以上先へ行かない」の意を表す。「市役所――のバス」(数量・程度を表す名詞について)「それ以上にならない」の意を表す。「打線がふるわず、得点は一点―だった」 **とまりがけ**【泊まり掛け】宿泊する予定で出かけること。「―で温泉に行く」[対]日帰り。 **とまり・ぎ**【止まり木】●鳥が止まるように、鳥かごや鳥小屋の中に取り付けた横木。●バーなどで、カウンターの前にある脚の高い腰掛け。 **とまり・こ・む**【泊まり込む】《自五》やむを得ない事情などのために、帰宅せずに(そのまま)そこにとまる。「職場に―・んで仕事をする」 **とま・る**【止まる・留まる・『停まる】 《自五》●動いていたものが動かなくなる。「事故で電車が―・る」「停電で機械が―・る」「心臓が―・る」●続いていたもの、通じていたものが絶えて終わりになる。「水道が―・る」「笑いが―・らない」「足音が家の前で―・る」●鳥・虫などが、物につかまって休む。「鳥が木に―・る」〔転じて、つかまる意にも使う」「この指―・れ」●その位置から動いたりはなれたりしないように固定される。「絵は画びょうで―・っている」●印象づけられて、残る。[句]「目に―・る」 [コロ]「心に―・る」 **とま・る**【泊まる】 《自五》●自分の家以外の所で夜をあかす。宿泊する。「友人の家に―・る」[類語]宿る。●船が港に落ち着く。いかりをおろす。停泊する。「神戸港に―・る」 > [使い分け]「とまる・とめる」 > **止まる**(『停)〔動いているものが動かなくなる意で、一般に広く〕車が止(停) まる・時計が止(停)まる・息が止(停)まる・トンボが竹の先に止まる・立ち止(停)まる・成長が止まる・涙が止まらない > **留まる**〔その位置から動かない〕ボルトで留まった鉄板・目に留まる・心に留まる・お高く留まる・歩留まり > **泊まる**〔他家で夜を過ごす、停泊する〕宿屋に泊まる・船は横浜港に泊まっている > **止める**(『停)〔動いているものを動かなくする意で、一般に広く〕タクシーを止(停)める・痛みを止める・電気を止(停)める・送金を止める・けんかを止めに入る > **留める**〔その位置から動かないようにする」絵をピンで留める・ボタンを留める・目を留める・気にも留めない・引き留める・抱き留める・留め置く・留め針 > **泊める**〔宿をかす。停泊させる〕友人を泊める・船を港に泊めて一夜を送る > [参考]「トンボが止まる/留まる」のように併用することもできるが、前者は瞬間の動作をいい、後者は継続している状態をいうといった趣がある。「トンボが止まっている」「トンボが止まったままだ」と使えば、用語そのもので継続を表してしまうので、あえて「留」を使うことはない。「停」は動いていたものが一時的に動かなくなる意で、乗り物に多く用いる。 **とまれ**《副》《「ともあれ」のつづまった形》〔文〕どうであろうと。いずれにしても。「―これで安心だ」 **とまれ・かくまれ**《副》 《「ともあれかくもあれ」のつづまった形》〔文]「とまれ」を強めたことば。どうであるにせよ。いずれにしても。 **ど・まんじゅう**【土、饅頭】土をまんじゅうのようにまるく盛り上げて作った墓。 **どまんなか**【ど真ん中】《「ど」は接頭語》「真ん中」を強めていう語。まんまんなか。「繁華街の―」[参考]もと関西地方の方言。 <1059> **とみ**【富】●財産。財貨。「巨万の―」●自然界にあって、人間の生活を豊かにするのに役立つもの。資源。「海のーにめぐまれた国」「とみくじ」の略。 **とみ・くじ**【富、籤】江戸時代に行われた、かけごとの一種。寺社などで番号のついた札を売り、くじ引きによって当たった人に賞金を支払うもの。とみ。。 **とみ・こうみ**【『左見『右見】誌《名・他サ》左を見たり、右を見たりすること。あちらこちらを見ること。「―しながら町を歩く」 **とみ・に**【『頓に】《副》〔文〕急に。にわかに。「――辺りが騒がしくなった」 **ドミノ** 賽の目を記した二八枚の札を使ってする、西洋かるたの一種。▽dominoes ーゲーム ドミノ。また、ドミノ倒し。▷ domino game からの和製語。―たおし【一倒し】はドミノ牌による、将棋倒し。また、ドミンゲーム。 **とみ・ふだ**【富札】とみくじで、番号を記した札。 **とみもとぶし**【富本節】浄瑠璃の一派。常磐津等節から分かれた派で、富本豊前掾怂もなぜの始めたもの。全盛期は江戸時代の安永・天明のころ。 **ど・みん**【土民】古くからその土地に住みついている住民。土着の住民。 **と・む**【富む】《自五》●財貨を多く持つ。金持ちである。「国が―・む」●〈「・・・に―・む」の形で〉そのものが多くある。豊かである。「経験に―・む」「変化に―・む」 **と・むね**【と胸】「胸」を強めていう語。心。 > ―を衝っ・く《句》はっとする。どきりとする。 **とむらい**【弔い】路人の死を悲しみいたむこと。くやみ。「―のことばを述べる」●葬式。「―を出す」「友人のおーに参列した」●追善。供養。「後世だのー」=とぶらい。―がっせん 【一合戦】敵に殺された人の霊をなぐさめたりその復讐しをしたりするために、その敵と戦うこと。また、その戦い。 **とむら・う**【弔う】路 《他五》●人の死を悲しみいたみ、その喪もにある人をなぐさめる。弔問する。「恩師を―・う」●死者の霊をなぐさめ、その冥福ごをいのる。「先祖の霊を―・う」=弔ょう。 **とめ**【止め・留め】●とめること。また、とめるためのもの。「けんかのーに入る」「通行―ににする」●物事の終わり。最後。「今日はこの辺で―にする」●毛筆で、一点画の書き終わりの部分が止めた形になった・もの(部分)。[表記]③はふつう「止め」と書く。 **とめ・やく**【留め役】 けんかや争いごとの仲裁をする役。また、その役をつとめる人。 **ドメイン**領域。範囲。●領地。領土。●コンピューターネットワーク上で、ユーザーによる管理単位。▷domain ーめい【一名】インターネット上のユーザーの組織や国籍などを示す名前。ドメイン。ドメインネー **とめ・おき**【留め置き】●その場所にとどめておくこと。また、家などに帰さないでおくこと。「罰としてーをくった」●「留置郵便」の略。差出人が指定した郵便局にとめておいて、受信人が受け取りに行く郵便。 **とめ・お・く**【留め置く】《他五》●ほかへ移さずにとどめておく。「郵便物を局へ―・く」「落第して原級に―・かれる」●帰さないで、居残らせておく。「警察署に―・く」●書きとめておく。「手帳に要点を―・く」 **とめ・おとこ**【留め男】●けんかの仲裁にはいる男性。「けんかの―」●宿屋の客引きをする男性。 **とめ・がね**【留め金・止め金】物のつぎ目や合わせ目が、はなれないようにつなぎとめる金具。 **とめ・そで**【留め袖】●女性用の和服で、振り袖に対してふつうの長さに仕立てた袖(の和服)。[対]振り袖。●既婚女性が礼装に用いる、裾模様の紋付きの着物。 **とめ・だて**【留め立て・止め立て】 《名・他サ》他人がしようとしていることをやめさせようとすること。制止。「―は無用だ」 **とめど**【留め『処・止め『処】とめるべきところ。際限。限り。〔多く「ー(が)ない」などの形で使う」「―もなく涙があふれる」 **とめ・ばり**【留め針】●裁縫で、布をおさえたり目じるしにしたりするために、仮にとめておく針。まち針。●物が動かないようにさしとめる針。ピン。 **とめへん**【止偏】漢字の部首「止」の称。 **ドメスティック**《形動》●家庭的。家族的。「―な女性」●家事に関するようす。「―サイエンス(=家政学)」●自国の内部であるようす。「―ライン(=国内線)」▷domestic ーバイオレンス 家庭内暴力。特に、夫や男性の妻や親しい女性に対する暴力。略語DV。▽domestic violence **と・める**【止める・留める・『停める】《他下一》●動いているものを動かなくする。「タクシーを―・める」「料理の手を―・める」●続いているもの、通じているものを終わりにさせる。「呼吸を―・める」「薬で痛みを―・める」「蛇口を閉めて水を―・める」●何かしようとするのをさせないようにおさえる。「夜間の外出を―・める」●その位置から動いたりはなれたりしないように固定する。「戸を釘で―・める」「ボタンを―・める」●〔目・耳の働きを〕その点に集中させる。○○「彼の動きに目を―・める」[句]「耳に―・める」◎印象を与えて、あとに残す。[コロ]「心に―・める(=記憶する)」「気にも―・めない」 > [使い分け]「とまる・とめる」 **と・める**【泊める】《他下一》●人に宿を貸す。宿泊させる。「客を―・める」●船を港にとどまらせる。停泊させる。 > [使い分け]「とまる・とめる」 **とも**【供】●主人や目上の人につき従って、護衛をり身の回りの世話をしたりすること。また、その人。従者。「―を連れて歩く」●能狂言で、シテまたはワキの従者の役。[表記]②はふつう「トモ」と書く。 **とも**【共】《名》●いっしょ。同じ。同時。●同じ質であること。「―の布でつぎをあてる」日《接頭》●(おもに動詞連用形から転じた名詞につく)「いっしょに」「同時に」の意。「―倒れ」「―働き」●「同じ質の」「同じ材料の」「同類の」の意。「―ぎれ」「―裏」目《接尾》(複数のものを表す名詞につく)「・・・全部」「・・・いっしょ」の意。「夫婦―」「ふたりー」●「・・・をふくめて」「こみ」の意。「送料一五〇〇円」 **とも**【友朋】●【ほぼ対等の関係で」親しくつきあう友だち。友人。「――と語る」「一生のー」[類語] 朋友。●志を同じくしてつきあう人。同好の仲間。「学問のー」「―の会」●いつも親しんでいてなぐさめとなるもの。また、いつもそばにあって役に立つもの。「地図をーとする」 **とも**【鱸】船の後方。船尾。ふなじり。[囡]舳先。 **とも**【鞆】弓を射るとき、左手の手首に巻き付ける、「まるい革製の道具。つるで手首を打つのを防ぐ。 <1060> う」 **とも【共】**《接助》文語的《接続助詞「と」+係助詞「も」)〔文語的。主に、動詞の場合は文語は終止形に、口語は未然形+助動詞「(よ)う」の形に、形容詞の場合は連用形につく〕●ある事柄が仮に成立したとしても、それにかかわりなく事態が進展する(あるいは、判断が成立する)場合の、仮定条件を示す。「たとえ私が死すとも泣いてはならぬ」「いかに叫ぼうとも救いは来ない」「見なくとも見当はつく」〔口語表現は「ても(でも)」」「一人でいても寂しくない」「見ないでも見当はつく」類似的・対比的な事柄を、一歩ひきさがる気持ちで仮に示して、判断を際立たせるのに使う。〔多く、対句的表現をとる〕」「正しいとは言えなくとも誤りだとは言えない」「勝るとも劣らない」●〈「・・・ずともよろしい」「・・・なくとも構わない」などの形で〉「・・・する必要はない」「・・・しないことが許容される」の意を表す。・・・ないでもよい。「言い訳などせずともよい」「御出席なさならくとも構いません」(「少ない」「多い」などの語について)限度を見積もって示す副詞句を作るのに使う。「賛同者は少なくとも三人いる」「多少とも不安が残る」《終助》〔口頭語〕もちろんだと、強くうけあう気持ちを表す。「行きますとも」目《連語》《格助詞「と」+係助詞「も」。格助詞「と」のついた語に「も」のもつ種々の意を添える) と (格助)・も(係助)。「必要な処置だとも言う」「子供ともよく遊ぶ」「委員長ともあろう者が、・・・」。 **ども【共】**《接尾》●《多く、人を表す名詞につけて)複数であることを表す。〔そのものを軽蔑、または見くだす意を伴うことが多い」「野郎―、よく聞け」●《自称の代名詞、またはそれに相当する語につけて)謙譲の気持ちを表す。「私ーで用意いたします」「手前―の責任でございます」 **ともあれ**《副》いろいろな事情があるとしても、それはさておいて。ともかく。とまれ。「一話を聞いてみよう」 **とも・うら【共裏】**衣服を仕立てるとき、裏地に表と同じ布を使うこと。また、その布。「―の着物」 **ともえ【巴】**。(「鞆{とも}にえがいた絵」の意)一つの円形の中に、一~三個のオタマジャクシのような形のものを、尾が外側へめぐるように配した形の模様。一般に、(三つの)物が(組み合って)同じ方向にめぐり巻くようすや、三者が入り組んでいるようすなどのたとえに言う。「三つーになって争う」 **ともえ・なげ【「巴投げ】**飛柔道の技の一つ。自分があおむけにたおれ、巴のような形になって相手の体に自分の足を当てながら肩ごしに投げること。 **とも・えり【共襟・共、衿】**その着物の表地と同じ布で襟をつけること。また、その襟。 **ともがき【友垣】**〔文〕友だち。友人。友。参考交わりを結ぶことを、垣を結ぶことになぞらえて言う。 **ともかく【兎も角】**《副》とにかくポする **ともかくも**《副》いずれにしても。何はともあれ。「―準備はできた」 **とも‐かせぎ【共稼ぎ】**《名・自サ》夫婦がふたりとも(外に出て)働いて暮らしを立てること。共働き。 **とも・がら【『輩】**〔文〕仲間。同類の人々。 **とも・ぎれ【共切れ・共『布】**同じ布地。ともぬの。 **ともぐい【共食い】**叫《名・自サ》●同じ仲間の動物が互いに食い合うこと。「カマキリのー」●同類のものが互いに利益を得ようとして争い、共に損をすること。「同じ商売では―になる」類語共倒れ。 **ともし【『灯】**〔文〕ともしび。灯火。 **ともし・い【『乏しい】**《形》→とぼしい。 **ともしび【『灯火】**明かりにするため、火をともしたもの。あかり。ともし。 **とも・しらが【共〈白髪〉】**夫婦ともに白髪になるまで長生きすること。偕老{かいろう}。「―までそいとげる」 **とも・す【『点す・『灯す】**《他五》火をつける。明かりをつける。とぼす。「ランプを―・す」文《四》。 **ともすると**《副》そうなることが時にはあるようす。場合によってはそうなるようす。ややもすると。ともすれば。「一気がゆるむ」 **ともすれば**《副》「ともすると」に同じ。 **ともぞろい【供、揃い】**誕《名・自サ》供の人々がそろうこと。供ぞろえ。 **とも・だおれ【共倒れ】**詠一つのことを互いに・協力して(競争して)やった結果、両方とも損害を受けて成り立たなくなること。「同業者が増えて―になる」類語共食い。 **ともだち【〈友達〉】**〔対等の立場で〕親しく付き合っている人。友人。とも。「―にめぐまれる」 **ともちどり【友千鳥】**〔文〕「群5千鳥」に同じ **とも・つか・ず【とも付かず・とも、附かず】**《連語》〈多く「・・・とも・・・ともつかず」の形で〉・・・にも属さず。どちらともいえず。「夢とも現実――とまどう」参考◆つく。 **とも・つか・ない【とも付かない・とも、附かない】**《連語》〈多く「・・・とも・・・ともつかない」形で〉・・・にも属さない。どちらともいえない。ともつかぬ。「賛成とも反対―ない返事をする」「青か紫か、どちらーない色」参考つく。 **とも・づな【鱸綱纜】**船尾にあって、船を岸につないでおく綱。もやいづな。―を解・く《句》船出する。 **とも・づり【友釣り】**アユの釣り方の一つ。おとりの生きたアユに糸をつけて水中に放し、これにさそいよせられた他のアユを針にかけてつる釣り方。 **ともども【共共】**《副》 《「―に」の形も)いっしょ(に)。もろとも(に)。「夫婦―働く」「妹ーにお邪魔します」 **ともな・う【伴う】**笈《自他五》●いっしょに・ついて(連れて)行く。「部下を―・って出張する」●一方が他方と同時に存在する。それに付随して生じる。「危険を―・う仕事」「権利には義務が―・う」図《四》。 **ともなく**《連語》●《「どこ」「だれ」など、不定あるいは不明の意を表す語を前に伴って》特に・・・ということではなく。・・・かはよくわからないが。「誰に―文句を言う」「のら猫がどこから―現れる」●〈「・・・するともなく・・・する」の形で〉特に・・・するというつもりもなく・・・する。なんとなく・・・する。「他人の会話を聞く―聞いている」 **とも・なり【共鳴り】**《名・自サ》→きょうめい(共鳴)。 **ともに【共に・俱に】**《副》いっしょに。また、同時に。「―遊びー学ぶ」「母子——健康」倶に天を戴くかず《句》相手とは殺すか殺されるかの <1061> 仲であって、いっしょにこの世には生きていない。不俱戴天{ふぐたいてん}。〈礼記・曲礼上〉 **とも・ぬの**【共布】「共ぎれ」に同じ。 **とも・ね**【共寝】《名・自サ》一つの床にいっしょにねること。同衾{どうきん}。 **とも・ばたらき**【共働き】《名・自サ》「共稼ぎ」の新しい言い方。 **とも・びき**【友引】六曜の一つで、物事の勝負がつかないとされる日。友引日。 **とも・びと**【供人】供の人。従者。〔古風な言い方〕 **ともぶね**【友船】〔漁などに〕いっしょに行く船。仲間の船。僚船。 **ともぶれ**【共振れ】《名・自サ》→きょうしん(共振)。 **とも・まち**【供待ち】《名・自サ》供をしてきて、その家の入り口で主人の出てくるのを待つ・こと(休息所)。 **とも・まわり**【供回り・供廻り】供の人々。 * **ど・もり**【度盛り】温度計などの度数を示す目盛り。 * **ど・もり**【土盛り】《名・自他サ》他の場所から土を持ってきて、盛りあげること。「路盤の―」 **とも・る**【『点る・『灯る】《自五》〔ともし火が〕燃える。明かりがつく。とぼる。「電灯が―・る」 **ども・る**【吃る】《自五》ものをなめらかに言えずにつかえたり同じ音をくり返したりする。「緊張すると―・る」《文《四》。 **とーや**【『鳥屋塒】●鳥を飼っておく小屋。鳥小屋。●夏の終わりにタカの羽がぬけ、冬になって生えかわること。[参考]その期間、とや①にこもるところから。 **どや**〔俗]宿屋。特に、簡易宿泊所。「―街」「―住まい」[参考]「やど」を逆さまに言った隠語。 **どや・がお**【どや顔】(「どや」は関西の方言で「どうや(=どうだ)」の意)〔俗〕うまくできたときなどに見せる、「どうだ」と言うような得意満面な表情。 **とやかく**【「兎や角】《副》なんのかのと。あれこれと。「君に―言われることではない」 **ど・やき**【土焼き】釉薬{うわぐすり}などをぬらないで焼くこと。また、そのように焼いた土器。素焼き。 **どやし・つ・ける**【どやし付ける】《他下一》〔俗〕●なぐりつける。●どなりつける。 **どや・す**《他五》〔俗〕●なぐる。「背中を―・される」●どなりつける。「いたずらして―・される」《四》。 **どやどや**《副》 《「―と」の形も)大勢の人が一度にさわがしく出入りするようす。「―と会場に入ってくる」 **と・やま**【『外山】〔雅〕人里に近い山。ふもとの山。⇔深山{みやま}。 **と・ゆう**【都邑】〔文〕人が多くにぎやかな町。都会。 **とよ・あきつしま**【『豊秋津、洲】〔雅〕日本国の美称。[参考]古くは「とよあきづしま」とも言った。 **とよ・あしはら**【『豊、葦原】〔雅〕日本国の美称。 **と‐よう**【渡洋】《名・自サ》〔船や航空機で〕広大な海をわたること。渡海。「―爆撃」 * **ど‐よう**【土曜】週の最後の日。金曜の次で、日曜の前の日。土曜日。「―は休日です」 * **ど‐よう**【土用】●立春・立夏・立秋・立冬の前の一八日間。●特に、立秋の前の一八日間。夏の土用。「―のウナギ」[参考]一年中で最も暑い時期。**―さぶろう**【―『三郎】夏の土用の三日目。[参考]昔、この日の天候によってその年の豊作・凶作を占った。**―なみ**【―波】夏の土用のころ、日本の太平洋岸に打ち寄せる大波。**―ぼし**【―干し】虫やかびを防ぐため、夏の土用のころに、衣類や書物を日に干したり風を通したりすること。虫干し。 **どよ・む**《自五》〔文〕●鳴りひびく。ひびきわたる。「雷鳴が―・む」●大声をあげる。大騒ぎをする。「群衆が―・む」[参考]古くは「とよむ」。《文《四》。 **どよ‐め・く**《自五》●大きな音や声が、とどろきひびく。鳴りひびく。「砲声が―・く」●ざわざわとさわぐ。また、大勢の人がざわざわとゆれ動く。「無罪判決に法廷が―・く」 **どよも・す**《他五》どよめかせる。鳴りひびかせる。「空を―・す砲声」[参考]古くは「とよもす」。《四》。 * **とら**【寅】●十二支の三番目。虎。●昔の時刻で、午前四時。または、午前三時から五時まで。寅の刻。寅の時。●昔の方角で、東北東。●とらを年・月・日に当てた呼び名の一つ。 **とら**【虎】●ネコ科の動物。中国東北部や東南アジアなどにすむ。背から腹にかけて黄褐色で、黒色の横じまがある。群れをつくらず、他の動物をおそって捕食する。タイガー。●[俗]よっぱらい。泥酔者。[コロ]「飲みすぎてーになる」 > ――の威を借る狐《句》力のないものが権勢のある者の力にたよっていばること。〈戦国策・楚策〉 > ――の尾を踏・む《句》きわめて危険なことをするたとえ。[類語]薄氷を踏む。 > ――は死して皮を留め人は死して名を残す《句》死後に名誉・功績などが残るようにすべきであることのたとえ。 > ――は千里行って千里帰る《句》虎は一日に千里も遠くへ行くが、子を思って千里の道を帰ってくる。親の情愛の深いことのたとえ。 > ―を野に放つ《句》千里の野に虎を放つ。 **どら**【『銅、鑼】青銅で作った、盆の形をした打楽器。ひもでつるし、ばちでたたいて鳴らす。法会{ほうえ}のときや出帆の合図に用いる。 * **とらい**【渡来】《名・自サ》〔新しい品物・技術・文化などが〕外国から海をわたってはいってくること。「中国からーした技法」「南蛮{なんばん}――の品」[類語]舶来。 * **トライ**《名・自サ》●こころみること。●ラグビーで、相手のゴールにボールを手でおさえて接地すること。「逆転のー」▽try **ドライ**《名・形動》●情に左右されずに、合理的に割り切って物事を行うこと。「―な性格の男」⇔ウエット。●無味乾燥で、おもしろみのないようす。「広漠とした―な風景」●洋酒で、辛口であること。▽dry(=かわいた)**―アイ** 目の病気の一つ。涙の量の不足や質の低下で眼球の表面が乾いた状態になり、目の疲れや不快感などが生じる。▽dry eye **―アイス** 炭酸ガスを冷却・圧縮して固体にしたもの。物を冷やすのに使う。▽dry ice**―カレー** カレー粉・肉・野菜などをいためたものを、米飯とまぜてさらにいためた料理。▷dry と curry からの和製語。**―クリーニング** 水を使わずに、揮発性溶剤を用いて行う洗濯{法}。乾式洗濯{法}。▽dry cleaning **―フラワー** 長く保存して観賞するために乾燥させた、花・実・葉など。▽dried flower **―フルーツ** 果物を乾燥させて作る食品。乾燥果実。▽dried fruitから。**―ミルク** 牛乳を乾燥させ、粉にしたもの。粉ミルク。粉乳。▷dry milk **トライアスロン** 遠泳・サイクリング・マラソンを組み合わせた耐久レース。鉄人レース。▽triathlon <1062> **トライアル**(成功可能な方法を見つける)試み。「―雇用」「―キット」の試技。また、試走。▽trial **トライアングル** 打楽器の一つ。鋼鉄のまるい棒を三角形に曲げたものを、同じ材質の棒でたたいて鳴らす。▷triangle (=三角形) **ドライバー**●ねじまわし。●自動車を運転する人。「タクシーのー」ゴルフで、遠距離用のクラブ。一番ウッド。=ドライヴァー。▽driver **ドライブ**《名・自サ"》●自動車を運転すること。また、自動車で遠出をすること。●テニス・卓球などで、球を強く前方向に回転させて打つこと。「―をかける」ゴルフ・野球で、打球が回転して右または左の方向へカーブして飛ぶこと。●コンピューターの駆動装置。=ドライヴ。▽drive ーイン●自動車道路沿いにあって、自動車を止めて降り、食事などの用をたす施設。●自動車に乗ったまま映画見物・買い物・食事などの用をたす施設。▽drive-in―|ウエー 自動車の遠出用に作った、舗装道路。▽drivewayーレコーダー 交通事故で車に強い衝撃などが加わったときに、事故前後の映像を記録する装置。タクシーやトラック、バスなどの事業用車両への導入が国土交通省で進められている。[参考]フライトレコーダーの自動車版。▽drive recorder **ドライヤー** 洗い終わったものをはやくかわかす機器。乾燥機。特に、ヘアドライヤー。▽dryer **トラウマ** 精神に持続的な影響を残すような激しい・ショック(体験)。心的外傷。精神的外傷。▽Trau-ma **とらえどころ**【捕らえ所・捉え所】信「つかみどころ」に同じ。[コロ]「―のない性格」 **とら・える**【捕らえる・捉える】《他下一》〔逃げる人・動物を〕つかまえる。とりおさえてにがさないようにする。「犯人を―・える」●しっかりつかんではなさないようにする。「袖を―・える」「人の心を―・える」「好機を―・える」「ある視野・知識の範囲に〕しっかりとおさめる。「レーダーが台風の目をー・える」「事件の全容を―・える」「特徴を―・えた肖像画」問題として取り上げる。「ことば尻を―・える」「問題を前向きに―・える」[表記]②~④は「捉える」と書く。 > [使い分け]「とらえる」 > **捕らえる**〔とりおさえる。つかまえる〕犯人を捕らえる・獲物を捕らえる > **捉える**〔しっかりとつかまえる。問題として取り上げる〕文章の要点を捉える・問題の捉え方が難しい > [参考]「捕」は逃がさないように取り押さえる意、「捉」はしっかりとつかまえる意。逃げる人や獲物などを取り押さえる意では「捕らえる」を用いるが、その他はおおむね「捉える」で表現する。 **とら‐がしら**【虎頭】「とらかんむり」に同じ。 **とら‐がり**【虎刈り】刈り方がへたなために、頭髪が不揃いで虎の毛のようにまだらに見える・こと(頭)。 **とら・かん**【虎巻】とらのまき④。 **とら‐かんむり**【虎冠】漢字の部首「戌」の称。 **トラクター** 農業・土木工事などで各種の作業機械を引っぱるための自動車。牽引車似。▷tractor **とら‐げ**【虎毛】●虎の背の毛のように、黄褐色の地に太くて黒い線の斑紋説がある毛色や模様。とらふ。2馬の毛色の一つ。薄墨色の地に、虎の毛のような斑紋があるもの。 **どらごえ**【どら声】刻、太くてにごった声。「―を張り上げる」 **トラコーマ** 目の病気の一つ。感染性の慢性結膜炎。悪化すると失明する。トラホーム。▷ trachoma **ドラゴン** ヨーロッパで、伝説上の怪獣。ヘビの形で、翼とつめを持ち、口から火をはくという。飛竜。竜。▽dragon **トラジック** 《形動》悲壮であるようす。悲劇的。[対]コミック。▽tragic **ドラスティック** 《形動》●過激・強烈であるようす。「―な意見」〔手段などが〕大胆で思い切ったようす。徹底的。抜本的。「―な政策」=ドラスチック。▽drastic **トラスト** 市場を独占するために同種の企業を合同してつくる強力な企業形態。企業合同。[参考] カルテル・コンツェルン。▷trust **とら・せる**【取らせる】《他下一》《「取る」の使役)●受けとらせる。特に、目上の者が下の者に与える。やる。[コロ]「ほうびを―・せる」(動詞連用形+「て」について補助動詞的に用い)(・・・して)やる。「えらそうな言い方〕「世話をして―・せる」 **トラック** ●陸上競技場などの競走路。「―を一周する」[対]フィールド。●「トラック競技」の略。トラックで行われる競走競技。●ディスクやテープなどで、データを記録させる線条の一部分。「サウンドー」▽track **トラック** 貨物の運搬に用いる自動車。貨物自動車。▷truck **ドラッグ**●薬。薬品。●麻薬。▽drug ーストア 薬品・化粧品・雑誌・日用雑貨などを売る店。▽drug-store **ドラッグ**《名・他サ》パソコン・タブレット機器などの画面上で、アイコンなどを引きずるように移動させること。▷drag (=引きずる) **とら・つぐみ**【虎、鶇】 ツグミ科の鳥。全長約三〇だ。夜、「フィーフィー」と鳴く。ぬえどり。ぬえ。 **トラッド** 流行に左右されない伝統的な服装。また、その着こなし。▽trad(=traditional の略) **トラップ** ●動物を捕らえる用具。わな。●下水道などから発生する悪臭・有毒ガスなどの逆流を防ぐためのしかけ。一般に、U字形の管を用いて、常に一定量の水がたまるようにしてある。防臭弁。●《名・自他サ》サッカーで、ボールをコントロールするため、ボールを手・腕以外の体の一部で受け止めてその勢いを殺す・こと(動作)。▽trap **トラディショナル**《形動》伝統的。「―な服装」▽traditional **どらねこ**【どら猫】〔俗〕うろつき歩いて食べ物などをぬすむ、ずうずうしいネコ。 **とら・の・お**【虎の尾】と●サクラソウ科の多年草「オカトラノオ」の別称。山野に自生する。高さ約八○だ。夏、小さな白色の花が穂のようにつく。[参考]花穂を虎のしっぽになぞらえていう。●チャセンシダ科のシダ植物。高さ約三○。山野に自生する。トラノオシダ。「サンセベリア」に同じ。 **とらのこ**【虎の子】●虎の子。●「大切にしまっておいて、人には渡さない大事なもの」のたとえ。「―の金をはたく」 > ―渡・し《句》虎は子を思うあまり、子をくわえて谷を渡るといわれるところから。自分の子に対する深い愛情のたとえ。 <1063> ▷draft **とらの‐こ**【虎の子】〔俗〕《虎はその子をひどくだいじにするということから) 大切にして手放さないもの。また、とっておきのもの。「―の百万円をぬすまれた」 **とら・の・まき**【虎の巻】《中国の兵法書「六韜{りくとう}」の虎韜巻だったから) ●兵法の秘伝を記したもの。●芸事などの秘事・秘伝の書。●〔俗〕講義用のたね本。●〔俗]教科書などを安直に解説し、問題の解答などをのせている参考書。虎巻。あんちょこ。 **トラバース**《名・自サ》登山で、山の斜面や岩壁や雪渓を横切ること。▷ traverse **トラバーユ**●労働。仕事。●《名・自サ》転職すること。[参考]②は求人専門誌の名から。▽ travail **とら・ひげ**【虎、鬚】虎のひげのように、かたくつっぱった、ひげ。 **トラピスト** カトリックの修道会の一つ。また、その修道士。[参考]厳しい戒律がある。▽Trappists **とらふ**【虎斑】「虎毛」に同じ。 **とらふぐ**【虎『河『豚】マフグ科の海魚。胸びれの後ろに大きな黒点がある。食用。ふぐ料理の材料とされる。卵巣・肝臓に猛毒がある。 **ドラフト** ●洋裁などで、型紙を作るための下図。●「ドラフト制」の略。プロ野球で、新人を採用する際、その交渉権をプロ野球球団全体で構成する選択会議で決める制度。新人選手選択制度。●下書き。草稿。 * **トラブ・る**《自五》 《「トラブル」を動詞化した語》[俗]トラブルを起こす。トラブルになる。「上司と―・る」 * **トラブル** もめごと。いざこざ。紛争。「ーメーカー(=問題を起こす人)」▽trouble **トラベラー** 旅行者。▽traveler**ーズ・チェック** 海外旅行者用の小切手。略語TC。▽traveler's check **トラホーム** 「トラコーマ」に同じ。▷ Trachom **ドラマ**●劇。演劇。芝居。「テレビー」●戯曲。脚本。「―を書く」▽drama **ドラマー** ドラムをたたく人。▽drummer **とらま・える**【『捕まえる】《他下一》〔俗〕つかまえる。とらえる。[参考]「とらえる」と「つかまえる」が混交してできた語。 **ドラマチック**《形動》〔そのようす・内容などが〕劇に見られるようであるようす。劇的。ドラマティック。「―な出来事」▽dramatic **ドラマツルギー** ●戯曲を書く方法論。作劇法。作劇術。劇作術。●戯曲を上演する方法論。▽Dramaturgie **ドラム** ●洋楽で使う太鼓類の総称。●管弦楽で使う打楽器の一つ。大太鼓。ベースドラム。●機械類で、円筒形の部分の称。▷drum**―かん**【―缶】鋼鉄製で胴部に波状の凹凸があるたる形の大きなかん。 **どらーむすこ**【どら〈息子〉】 なまけ者で遊び好きの息子。道楽息子。「金持ちの―」 **どらやき**【『銅鑼焼き】小麦粉・卵・砂糖などをまぜあわせたものを銅鑼の形に焼き、二枚合わせた間にあんをはさんだ和菓子。 **とらわ・れる**【捕らわれる・『囚われる】《自下一》●つかまえられる。とらえられる。「獄に―・れる」●ある思想・気持ちなどに、こだわる。自由に考えることができなくなる。「形式に―・れる」「強迫観念に―・れる」図とらは・る《下二》。 **トランキライザー** 神経の興奮・緊張状態をしずめる薬。精神安定剤。▽tranquilizer **トランク** ●角形の大きな旅行かばん。●乗用車などの(後部の)荷物入れ。▽trunk**ルーム** ●家具や道具類などを一次的に保管し、必要なときに取り出せる倉庫。[参考]和製語。英語は storage room ⇔トランク2。 trunk room **トランクス** ボクシング選手がはく短いパンツ。また、同じ形の男子用下着。▽trunks **トランシーバー** 近距離の送信と受信を行う、携帯用の無線通信機。▽transceiver **トランジスター** ゲルマニウム・シリコンなどの半導体の特性を利用した増幅器。小形で軽い、構造が簡単、消費電力が少なくてすむなどの特徴があって、電子工学の分野で広く利用されている。▽transistor **トランス** 変圧器。▽transformerから。 **トランプ** ハート(♥)・ダイヤ(♦)・クラブ(♣)・スペード(♠)の四種類とジョーカーの五三枚一組みのカードから成る西洋かるた。また、これを使った遊び。カード。trump (=切り札) **トランペット** 金管楽器の一つ。高音域を受け持ち、力強くてするどい音を出す。▽trumpet **トランポリン** 足のついた金属製のわくに弾力性のある帯を張った器具。また、それを使って空中で演技をする競技。[参考]器具は商標名。▽Trampoline * **とり**【取り】■《名》●寄席で、最後に出演する・こと(人)。真打ち。「――は志ん朝だった」●最後に演じる、呼び物の番組。また、それに出演する人。[類語]きり。■《接頭》(動詞につけて)語調を整えるのに用いる語。「―片づける」「―囲む」 **とり**【酉】●十二支の一〇番目。にわとり。●昔の時刻で、午後六時。または、午後五時から七時まで。酉の刻。酉の時。●昔の方角で、西。●とりを年・月・日に当てた呼び名の一つ。 * **とり**【鳥】●鳥類の総称。●ニワトリ。また、その鶏肉。「―の水たき」[表記]②は「鶏」とも書く。 > ―無き里の蝙蝠{こうもり}《句》すぐれた者のいない所では、つまらぬ者がいばって幅をきかすことのたとえ。 **どり**〔俗]鳥類の肺臓。色は暗紅色。俗に毒があるとされてきたが、誤り。句「鳥は食うとも―食うな」 **ドリア** 魚介類や鶏肉などを加えたバターライスに、ホワイトソースなどをかけ、オーブンで焼いた料理。▽doria **トリアージ** ●大災害などで多数の負傷者が出たときの、(助かる見込みのある人から救命するという)治療の優先順位。▽ triage (=選別)**―タッグ** 事故や災害で多数の傷病者が発生した現場で、治療の優先順位を示すために傷病者の手首などに取り付けるふだ。トリアージタグ。▽triage tag **とり・あ・う**【取り合う】。■《他五》〈「手を―・う」の形で〉互いに手をにぎる。手をつなぐ。[コロ]「手を―・って喜ぶ」●一つのものを互いにとろうとして争う。うばいあう。「領地を―・う」《自五》まともに相手になる。かかわりあう。聞き入れる。「笑って―・わな」 **とりあえず**【取り『敢えず】《副》《「取るべきものも取らずに」の意)他の事はさしおいてまず。さしあたって。「―ご挨拶にうかがいます」 **とり・あ・げる**【取り上げる】《他下一》〔下に置いてあるものを」手に取って持つ。「受話器を―・げる」 <1064> **とりあつかい**【取り扱い】「とりあつかい」に同じ。 **とり・あわせ**【取り合わせ】「とりあわせ」に同じ。 **とり・あわ・せる**【取り合わせる】「とりあわせる」に同じ。 **ドリアン** 「ドリアン」に同じ。 **とり・い**【鳥居】神社の参道の入り口に建てる門。二本の柱の上に笠木、(=柱の間隔より長い横木)をわたし、そのやや下に貫(=柱をつなぐ横木)を通し入れたものがふつう。参考「一基い。・・・」と数える。 **とり・いそぎ**【取り急ぎ】 《副》「さしせまっているもので急いで」の意で、主に手紙文に用いる語。「―御礼まで」 **トリートメント** 《名・自サ》髪を洗ったあとなど、髪に栄養を与える手入れをすること。「ヘアー」▽treatment(=取り扱い) **ドリーム**夢。幻想。「アメリカンー」▽dream **とり・い・る**【取り入る】 《自五》〈つらって気に入られようとする。「上司にうまく―・る」「代議士にー・る」 **とりいれ**【取り入れ】●とりいれること。「新技術の―が激しい」●実った農作物を取り収めること。刈り入れ。収穫。「稲のーでいそがしい」「―の時節」[表記]②は「穫り入れ」とも書く。 **とり・い・れる**【取り入れる】 《他下一》〔外に出ているものを〕取って内に入れる。「干したふとんを―・れる」●〔役立つような事柄を〕受け入れる。導入する。「意見を―・れる」[表記]②は「採り入れる」とも書く。●収穫する。「小麦を―・れる」[表記]③は「穫り入れ」とも書く。 **とり‐インフルエンザ**【鳥インフルエンザ】鳥インフルエンザウイルスによる鳥の感染症。感染した鳥やその肉などに触れることで、人に感染することもある。人に感染した場合は症状が重くなり死に至ることもある。 **とりうち‐ぼう**【鳥打ち帽】帽子の一種。平たくて、ひさしのついた帽子。鳥打ち帽子。ハンチング。[参考]狩りに行くときにかぶったことから。 **トリウム** 放射性元素の一つ。灰色の、もろい金属。ウラニウムとともに原子炉の燃料として使用される。元素記号 Th。▽ Thorium **とり・え**【取り柄・取り得】役に立つ点。よい所。長所。「ギターが少し弾ける以外、なんのーもない」「丈夫なだけがーだ」 **トリエンナーレ** 三年ごとに開催される美術の展覧会。特に、イタリアのミラノで三年ごとに開かれる国際建築デザイン展。▽ triennale **トリオ** ●三部形式の舞曲。●三重奏(団)。三重唱(団)。また、その曲。●三人組。「―で活躍する」●三つ組。▽ trio **とり・おい**【鳥追い】。●農村の正月の行事の一つ。正月一五日の早朝に、田畑をあらす鳥・獣・虫などを追いはらう歌をうたって若者が家々を回る。●江戸時代、正月に、編み笠をかぶり、三味線をひき、鳥追い歌をうたった門付でけの女。 **とり・お・く**【取り置く】 《他五》別に残しておく。とっておく。「資料として―・く」「五日間、品物を―・く」 **とり・おこな・う**【執り行う】:《他五》〔式・祭りなどの行事を〕厳粛に行う。挙行する。執行する。「改まった言い方」「卒業式を―・う」 **とり・おさ・える**【取り押さえる】。《他下一》 とり●「あばれるものを」おさえて動けなくする。おさえとどめる。「あばれる牛を数人がかりでー・える」●悪事を働いてにげようとする者をつかまえる。捕縛する。「犯人を―・えた」 **とり・おと・す**【取り落とす】 《他五》(うっかりして)手に持っていたものを落とす。「グラスを―・す」●失う。なくす。「一命を―・した」気づかずにぬかす。もらす。「新入会員の名を―・した」 **とりーがい**【鳥貝】ザルガイ科の二枚貝。泥の多い浅い海にすむ。殻は黄みを帯びた白色で、まわりが紅色。食用。すし・酢の物・乾物に使う。 **とり・かえし**【取り返し】取り返すこと。もとの通りにすること。以前の状態にもどすこと。[コロ]「ーがつかない失敗」 **とり・かえ・す**【取り返す】 《他五》〔一度自分からはなれた物を」ふたたび自分のものにする。とりもどす。「領地を―・す」●ふたたびもとの状態にする。もとへもどす。「おとろえた人気を―・せない」 **とり・か・える**【取り替える・取り換える】《他下一》〔自分の物と相手の物を〕互いにかえる。「友達と本を―・えて読む」●別のものにかえる。「毎日ネクタイを―・える」[同]②交換する。 **とり・かか・る**【取り掛かる】 《自五》《「とり」は接頭語》ある行為をしはじめる。着手する。「仕事に―!る」 **とり・かご**【鳥籠】小鳥を入れて飼うのかご。 **とり・かこ・む**【取り囲む】《他五》《「とり」は接頭語)まわりをかこむ。取りまく。「敵の兵士が城を―・む」 **とり」かじ**【取り、舵】●船首を左に向けるときのかじのとり方。●左舷。[①②]面舵饒。 **とり・かた**【捕り方】●罪人をとらえる方法。●罪人をとらえる役目の人。とりて。捕吏心。 **とり・かたづ・ける**【取り片付ける】《他下一》(「とり」は接頭語》きちんと整理する。かた。「室内を―・ける」 **とり・かぶと**【鳥兜】●キンポウゲ科の多年草。根に猛毒がある。また、漢方では「烏頭」「付子ぃ」などといい、鎮痛剤にする。●舞楽で、楽人・舞人がかぶる、鳳凰の頭をかたどったかぶり物。 <1065> **とり・かわ・す**【取り交わす】錫《他五》《「とり」は接頭語》〔契約や協定など〕互いにやりとりする。交換する。「契約書を―・す」 **とり・きめ**【取り決め・取り『極め】●取り決めること。取り決めたこと。決定。●約束。契約。「支払い条件の―をする」「―を結ぶ」 **とり・き・める**【取り決める・取り『極める】《他下一》《「とり」は接頭語) ●〔相談して〕決める。決定する。「会議の日程を―・める」●〔正式に〕約束する。契約する。「合意事項を―・めた」 **とり・くず・す**【取り崩す】礼《他五》《「とり」は接頭語)●くずして取り去る。とりこわす。●ためてあるものを、取ってなくす。「貯金を―・す」 **とり・くち**【取り口】相撲をとる時の、とり方。相撲をとる手口。「横綱らしくない―」 **とり・くみ**【取り組み】●とりくむこと。「環境への―」●大相撲で、勝負する力士の組み合わせ。転じて、勝負。「好一の一番」[表記]②は「取組」と書く。 **とり・く・む**【取り組む】《自五》 ●争って互いに組みつく。●ある物事を解決し処理するために懸命にとりかかる。「新分野の開拓に―・む」〔特に、相撲で〕争う相手として組み合う。「四つに―・む」 **とり・けし**【取り消し】とりけすこと。「免許―」 **とり・け・す**【取り消す】 《他五》《「とり」は接頭語》)いったん決めたことなどをなかったことにする。「前言を―・す」「婚約を―・す」 [類語] (5) 撤回。 **とり・こ**【取り粉】つきたての餅などの表面につけて、餅が手にくっつかないようにする、米の粉。 **とり‐こ**【虜に擒】●戦いなどでとらえられた人。俘虜。捕虜。「敵兵を―にする」●あるものに熱中したり心をうばわれたりして、そこからぬけだせない人。「恋の―になる」「オペラのーとなる」 **とりこし・ぐろう**【取り越し苦労】《名・自サ》どうなるかわからない将来のことをいろいろと考えて、むだな心配をすること。杞憂だ。 **トリコット** メリヤス編みの一種。羊毛・化学繊維・綿などの糸でこまかく編んだもの。弾力・伸縮性に富む。肌着・手袋・マフラーなどに用いる。●トリコットに似せて織った、うね織りの毛織物。▽ tricot(=編み物のトリコ)から。 **トリコマイシン** 抗生物質の一つ。原虫および真菌に作用し、細菌には作用しない。トリコモナス症、カンジダ症に有効。[参考]一九五二年、八丈島の土壌から分離された培養菌体から発見された。▽trichomycin **とり・こみ**【取り込み】●農作物などをとりこむこと。取り入れ。「麦の―」●不意の出来事や常にない出来事のために起こる混雑。ごたごた。「お―中申し訳ありませんが・・・」「取り込み詐欺」の略。商品をとりよせて代金を支払わず自分のものにすること。 **とり・こ・む**【取り込む】《他五》●取って中へ入れる。取り入れる。「洗濯物を―・む」「用水路へ水を―・む」●取って自分のものにする。「新しい技術を―・む」「パソコンにデータを―・む」●心のすきにつけ入って、他人の気持ちをまるめこむ。「重役を―・んで出世する」■《自五》不意の出来事のために身辺がごたごたする。「急な来客で―・んでいる」 **とり・こ・める**【取り『籠める】《他下一》●おしこめる。「一室に―・める」●とりかこむ。包囲する。 **トリコモナス** 原生動物べん毛虫綱に属する寄生性生物の総称。人体の口腔・腸・膣などに寄生し、ときに炎症を引き起こす。▽trichomonas **とり‐ごや**【鳥小屋】鳥を飼っておく小屋。特に、鶏を飼う小屋。 **トリコロール**三色旗。特に、フランスの国旗。▽tricolore **とり‐ころ・す**【取り殺す】《他五》死霊場・生き霊などが取り付いて命をうばう。たたって殺す。 **とり‐こわ・す**【取り壊す・取り『毀す】製《他五》(「とり」は接頭語) 〔建物などを〕こわして取り除く。ばらばらにくずして取り除く。「古いビルを―・す」 **とり・ざかな**【取り、肴】●皿に盛り、各々が自由に取って食べる酒のさかな。●正式の日本料理で、三の膳の次に出される、珍味などを盛った酒のさかな。 **とり・さ・げる**【取り下げる】《他下一》〔公の機関に〕差し出したものを取りもどす。引き下げる。「辞表を―・げる」●いったん提起した訴え・願いなどを取り消す。撤回する。「訴訟を―・げる」 **とり・ざた**【取り沙汰】 《名・他サ》世間でうわさをすること。また、そのうわさ。「二人の仲がーされる」 **とり・さば・く**【取り、捌く】《他五》《「とり」は接頭語)〔争い・もめごとなどを〕適切に処理する。さばく。「紛争を―・く」 **とり・ざら**【取り皿】大皿に盛られた料理をめいめいに取り分ける小皿】 **とり・さ・る**【取り去る】《他五》取って除く。取り除く。「病巣を―・る」「障害物を―・る」 **とり・しき・る**【取り仕切る】 《他五》《「とり」は接頭語)ひとりで責任をもって引き受けてあつかい、処理する。きりとりする。「店を―・る」「経理を―・る」 **とり・しず・める**【取り静める・取り鎮める】割《他下一》《「とり」は接頭語) 〔騒ぎなどを〕しずめる。おさえる。「暴動を―・める」 **とり・しまり**【取り締まり】●取り締まること。また、その人。「交通違反の―」●「取締役」の略。[表記]②は「取締」と書く。―やく【取締役】株式会社の重役。会社を代表する権限を持ち、業務を執行する任に当たる者。また、その役職。取締。 **とり・しま・る**【取り締まる】 《他五》法律や規則に反しないように、管理・監督する。「選挙違反を―・る」 **とり・しらべ**【取り調べ】取り調べること。特に、公の捜査機関が被疑者を出頭させてくわしく調べること。「容疑者のーに当たる」 **とり・しら・べる**【取り調べる】 《他下一》くわしく調べて明らかにする。特に、犯罪の容疑者を詳しく調べる。「事故の原因を―・べる」「容疑者を―・べる」 **とり・すが・る**【取り、縋る】 《自五》《「とり」は接頭語》●相手の体などにしっかりつかまる。すがりつく。「袖に―・る」[類語]しがみつく。●願いごとを聞き入れてもらおうと、懸命にたのむ。「―・ってたのむ」 **とり・す・てる**【取り捨てる】 《他下一》取って捨てる。取り除く。「不要品は―・てる」 <1066> **とり・すま・す**【取り澄ます】 《自五》《「とり」は接頭語)わざとらしくすます。「―・した顔」 **とり‐そこな・う**【取り損なう】《他五》●取ることを誤る。誤って取らないでしまう。とりはぐれる。「送球を―・った」●「人のことば・文章などを〕別の意味に受け取る。取りちがえる。「彼のことばを―・った」 **とり・そろ・える**【取り揃える】《他下一》(「とり」は接頭語)あれこれ集めてそろえる。「商品を―・える」「資料を―・える」 **とり・だか**【取り高】●収入の高。収穫の高。取れ高。「―に応じて寄付をする」●分配した量。分け前。「一人あたりの―は一万円だ」 **とり・だ・す**【取り出す】《他五》 ●手に取って外へ出す。また、手に持って外へ出す。「書類を―・す」●多くの中から選びぬいて出す。「必要なデータを―・す」~ **とり・たて**【取り立て】●取り立てること。●強制的に取ること。「借金の―が厳しい」●特に引き上げて用いること。抜擢。「主君の――にあずかる」●取って間がないこと。とれたて。「―の魚」 **とり・た・てる**【取り立てる】 《他下一》〔貸し金・税金などを〕強制的に取る。催促して徴収する。「借金を―・てる」●〔多くのものの中から〕特にとりあげる。特別のものとして数えあげる。「―・てて言うほどの成績でもない」〔多く「―・てて・・・ない」の形で使う〕●特に引き上げて重要な役目につける。抜擢する。「課長に―・てる」 **とり・ちが・える**【取り違える】《他下一》まちがえて他の物を取る。取りまちがえる。「靴を―・える」●まちがえて理解する。まちがえて別の意味に受け取る。「昼と夜とを―・える」「話の意味を―・える」 **とり・ちらか・す**【取り散らかす】《他五》《「とり」は接頭語)あちこちに物を散らす。取り散らす。「―・した部屋」 **とりつ**【都立】東京都が設立し、運営していること。「―の高校」「―図書館」 **とり・つか・れる**【取り憑かれる】《自下一》《「とりつく」の受け身形) ●〔霊・魔物・動物などに〕乗り移られる。つかれる。「怨霊に―・れる」●「ある妄想や固定した考えなどが〕頭からはなれないでいる。「強迫観念に―・れる」「埋蔵金に―・れる」 **とり・つけ**【取り付け】●取り付けること。取り付けてあるもの。●銀行が信用を失ったとき、預金者が一度におしよせて預金を引き出すこと。「銀行の―騒ぎ」 **とり・つき**【取り付き】●はじめ。最初。「数学は―が難しい」〔ある人に対する〕はじめての印象。「―の悪い人」●ある区域・場所の最初の所。いちばん手前。「―の部屋」=とっつき。 **とり・つぎ**【取り次ぎ】●とりつぐ・こと(人)。「―に出る」[表記]「取次店」は、送りがなをつけない。●「出版取次」の略。書籍や雑誌などの中間流通業者。出版社と書店をつなぐ。 **トリッキー**《形動》奇をてらうようす。巧妙。「―な推理小説」▽tricky **とり・つ・く**【取り付く】《自五》●物事をし始める。とりかかる。「新しい事業に―・く」●すがりつく。「袖でに―・いてはなれない」「岩壁に―・く」 [霊・魔物・動物などが〕乗り移る。その身につく。「キツネが―・く」●〔ある考えが〕頭をはなれないでいる。「被害妄想に―・かれる」[表記]③④は多く「取り憑く」と書く。 > ―く島が無・い《句》つっけんどんで、どこにすがってよいか分からない。頼りにしてすがることができない。取り付く島も無い。「そう言われては―・い」[注意]「取り付く暇が無い」は誤り。 **トリック**●人をだます策略。たくらみ。●映画などの撮影で、実際にはできないことを、実際にあったように見せる技術。特殊撮影技術。▽trickースター 〔神話や民間伝承で」いたずらなどで秩序をかき乱すことを得意とする超自然的存在。道化的存在。「ヘルメスはギリシャ神話のーだ」▽trickster (=ぺてん師・奇術師) **とり・つ・ぐ**【取り次ぐ】 《他五》●間にはいって、一方の意志を他方に伝える。仲立ちをする。「申し入れを―・ぐ」客の来訪・電話の呼び出しなどを、当人に伝える。「電話をー・ぐ」一方から受けた物を他方へわたす。商品の中継ぎをする。「仕入れを―・ぐ」 **とり・つくり**【鳥、旁】漢字の部首「鳥」の称。 **とり・つくろ・う**【取り繕う】弘、《他五》《「とり」は接頭語)●修繕する。手入れをする。●〔相手に気づかれないように」欠点や過失などをうまくかくしてその場をよそおう。「その場を―・う」●よく見てもらえるように、体裁をかざる。「体面を―・う」 **とり・つ・ける**【取り付ける】《他下一》●他の物に備え付ける。装置する。「防犯ベルを―・ける」②〔決まった店から〕いつも買っている。●約束・契約などを成立させ、確保する。獲得する。「契約を―・ける」 **トリップ** ●小旅行。●《名・自サ》〔俗]麻薬などを摂取した際に起こる幻覚状態。▽trip **ドリップ** 粉にしたコーヒー豆をネルや濾紙いに入れ、熱湯を注いで漉こし出すこと。「コーヒーを―する」―コーヒー ドリップして作るコーヒー。▽dripped coffee から。 **とり・て**【捕り手】罪人をとらえる・役目(役人)。捕り方。捕吏。 **とりで**【砦・塞・『塁】●本城からはなれた要所に築いた小さな城。城砦に。要塞。 **とり・てき**【取的】 〔俗〕最も地位の低い力士。ふんどしかつぎ。 **とり・とめ**【取り止め・取り留め】はっきりとしたまとまり。しまり。 > ―が無・い《句》まとまりがない。要領を得ない。「―・い話をする」 **とり・と・める**【取り止める・取り留める】《他下一≫●おさえとどめる。●「一命(命)を―・める」の形で〉命を失いそうになり、すんでのところで助かる。 **とり・どり**【取り取り】《形動》いろいろな種類があってそれぞれ違っているようす。さまざま。まちまち。「色―の花」[表記]ふつうかな書きにする。 **とり・なお・す**【取り直す】乳《他五》●持ちかえる。また、改めて持つ。「刀を左手に―・す」●あらたに取る。改めて取る。「資格を―・す」「パスポートを―・す」「気を―・す」の形で〉気持ちをあらたにする。気分をもとの活気ある状態にもどす。向「気を―・す」●相撲で、改めてもう一度勝負をする。 **とり・なお・す**【撮り直す】製《他五》写真・複写などをやりなおす。写しなおす。「記念写真を―・す」 **とり・なし**【取り成し・執り成し】とりなすこと。間に立ってうまくまとめること。仲介。仲裁。「上役のーで首がつながる」―がお【一顔】その場を気まずくさせないようにしようとする顔つき。 **とり・な・す**【取り成す・執り成す】《他五》よい状態になるようにとりはからう。●争っている双方の間に立って仲直りさせる。仲裁する。「二人の間をなんとか―・す」●その場の雰囲気や相手の感情などを気まずくさせないようにとりつくろう。「座を―・す」●取り持つ。仲介する。「彼に会えるようー・して下さい」 <1067> **とり・なわ**【捕り縄】」罪人をとらえてしばるための縄。捕縄。 **とり・にが・す**【取り逃がす】《他五》●つかまえそこねて、にがす。「チャンスを―・した」●一度つかまえたものをにがす。「釣った魚を―・した」 **とり・の・いち**【酉の市】毎年一一月の酉の日に行われる鷲神社は結比物の祭礼。神社では、幸福や富をかきよせる意にたとえた熊手ぃまを売る。おとりさま。[参考]一の酉から三の酉まである。 **とり・の・ける**【取り『除ける】《他下一》取ってなくす。取り除く。「カバーを―・ける」 **とり・の・こ**【鳥の子】●鳥の卵。特に、鶏卵。●ひな。●「とりのこ色」の略。鶏卵のからの色。淡黄色。●「とりのこ紙」の略。和紙の一種。ガンピにコウゾをまぜてすいた上質の紙。現在はミツマタがおもな原料。のこ色をしている。●「とりのこ餅」の略。卵形の平たい紅白の餅。祝儀に用いる。 **とり・のこ・す**【取り残す】《他五》●全部を取らずに(一部)残しておく。また、忘れたり不可能だったりして、残す。「熟だ。していない実を―・す」「がん細胞を―・す」大勢が先へ進んで、一部の者をあとに残す。おきざりにする。〔多く受け身の形で使われる〕「出世競争に―・される」 **とり・のぞ・く**【取り除く】《他五》〔邪魔なものを〕取り去る。とりのける。「不良品を―・く」「不安を―・く」 **とり・のぼ・せる**【取り上せる】 《自下一》《「とり」は接頭語》興奮だして理性を失う。急にのぼせ上がる。逆上する。「―・せて暴力をふるう」 **とり・はから・う**【取り計らう】《他五》《「とり」は接頭語)あれこれ考えて、物事がうまくおさまるようにする。はからう。「双方の利となるようにー・う」 **とり・はぐ・れる**【取り『逸れる】 《他下一》取りそこなう。とりっぱぐれる。「料金を―・れる」 **とり・はこ・ぶ**【取り運ぶ】 《他五》 《「とり」は接頭語》物事を計画どおりに進行させる。「式を―・んだ」 **とり・ばし**【取り箸】 大皿に盛られた料理などを、取り皿に取り分けるための箸。 **とり・はずし**【取り外し】 ぃ《名・他サ》取り外すこと。「―のできる棚」「―がきく」 **とり・はず・す**【取り外す】礼《他五》●うっかりして取りそこなう。取りそこねて落とす。「打球を―・す」●取りつけてあるものをはずす。「周辺機器を―・す」 **とり・はだ**【鳥肌・鳥『膚】毛をむしったあとの鳥の皮膚のように、肌の毛穴がぶつぶつと浮いて見えること。また、その肌。 > ―が立・つ《句》〔急激な寒さや恐怖・不快感などのために〕皮膚に鳥肌ができる。「ホラー映画を見て―・った」〔強い感動を受けたときに言うことがある〕「いい作品を見ると―・つほど感動する」 > [日本語]「鳥肌が立つ」 > 最近スポーツ中継などで、「鳥肌が立つようなすばらしいシュート」「鳥肌が立つような緊張した場面で登板」などという。鳥肌が立つは、本来、気味の悪いものや恐ろしいものを見たり、そういう場面に遭遇したりして、肌が粟立つように感じる意味だ。感動しても生理的には鳥肌は立つかもしれないが、従来ぞっとするような、マイナスの感情を表すのに用いられてきた。 > このように、マイナスの意味から、よい意味、プラスの意味に上昇した言葉がいくつかある。 > ●あわやホールインワン(本来は危機一髪の意味) > ●生き様(本来は「死に様」で語感がよくない) > ●こだわりの逸品(本来はつまらないことに気持ちがとらわれる意味) > ●耳触りのよい声(本来は耳障りで、聞いて不愉快なの意) **とり・はな・す**【取り離す】 《他五》一度手に持ったものを、はなす。 **とり・はら・う**【取り払う】《他五》〔邪魔になっているものを〕すっかり取り除く。取り去る。とっぱらう。「壁を―・う」 **トリビア** 平凡でささいなこと(知識)。trivia **トリビアリズム**文学で、事象の本質をとらえようとせずに、平凡でささいな事柄をこまかく描写しようとする態度。瑣末主義。trivialism **とり・ひき**【取り引き】 《名・自サ》●商人と商人、または商人と客との間で、売買行為をすること。営利のための経済行為。「商社と――する」●互いに自分の利益になると認める事物・行為を交換すること。「与党と野党の間で―が行われたらしい」[表記]複合語をつくるときは慣用で「取引」と書くことが多い。ーじょ【取引所】商品または有価証券を大量に売買取引するために設けられた市場。証券取引所と商品取引所がある。 **とり・ひし・ぐ**【取り『拉ぐ】 《他五》つかみつぶす。おしつぶす。ひしぐ。「鬼も―・ぐ」 **とり・ふだ**【取り札】百人一首・いろはがるたなどで、取る方の札。[図]読み札。 **トリプル** 三重であること。三倍であること。「ーアクセル」▷triple **ドリブル**《名・他サ》●ラグビーやサッカーで、ボールを足で小刻みにけりながら前進すること。●バスケットボールやハンドボールで、ボールを手でつきながら進むこと。●バレーボールにおける反則の一つ。同じ人が、続けて二度以上ボールにふれること。▽dribble **とりーぶん**【取り分】〔金品を何人かで分けるとき」その人の取るべき分。わけ前。取り前。 **とりべーの**【鳥辺野・鳥部野】京都市東山区の、清水寺から西大谷の辺りの地名。古くは火葬場や墓地があった。 **とり・へん**【西偏】漢字の部首「酉」の称。[参考]「鳥」の「とりくん」と区別して「日読みのとり」ともいう。 **とり・へん**【鳥偏】漢字の部首「鳥」の称。 **トリマー**ペット、特に犬・猫の美容師。グルーマー。▽trimmer (=刈る人) **とり・まき**【取り巻き】いつも権力や勢力のある人のそばにいて、利益を得ようとこびへつらう人。「―連」 **とり・まぎ・れる**【取り紛れる】 《自下一》《「とり」は接頭語》●まぎれる。まぎれこむ。「雑踏に―・れて連れを見失う」●当面の雑事・多忙さなどに注意をうばわれる。「いそがしさに―・れて返事を出し忘れた」 **とり・ま・く**【取り巻く】《他五》《「とり」は接頭語》●まわりを囲む。とり囲む。「庭園を―・く樹木」のつきまとって機嫌をとる。「社長を―・く一派」 <1068> ●まわりを囲む。とり囲む。「庭園を―・く樹木」●つきまとって機嫌をとる。「社長を―・く一派」 **とり・ま・ぜる**【取り混ぜる】《他下一》《「とり」は接頭語)種類のちがう物を一つに混ぜ合わせる。「部屋は大小―・ぜて一二ある」 **とり・まと・める**【取り纏める】《他下一》《「とり」は接頭語)●多くのものを集め、整理して一つにする。「荷物を―・める」「みんなの意見を―・める」●〔もめごと・いざこざなどを〕不都合がないようにきれいに解決する。「紛争を―・める」 **とり・まわし**【取り回し・取り廻し】●取り扱い。「―のよい道具」●たちいふるまい。身のこなし。「体のーが悪い」 **とり・まわ・す**【取り回す・取り、廻す】《他五》●〔皿に盛った料理などで〕自分の分を取って次へわたす。「お皿に盛って―・して食べる」●人・仕事などをうまく取りあつかう。「大勢の店員を―・す」 **とり・みだ・す**【取り乱す】(「とり」は接頭語)■《他五》だらしなく乱れた状態にする。ちらかす。「部屋の中を―・す」目《自五》心の平静を失って、見苦しい行動をとる。「突然の別れ話に―・す」 **トリミング**《名・他サ≫●洋服で、裾や端のふちどりをすること。また、部分的に飾りとしてあしらうこと。「毛皮でーしたコート」●写真で、画面の一部をけずって構図を修整すること。●かりこんで形を整えること。[参考]犬などの毛についていうことが多い。▽trimming **とり・むす・ぶ**【取り結ぶ】《他五》《「とり」は接頭語)●契約・約束などをかたく結ぶ。●二人の間を取り持つ。仲立ちをする。「若い二人を―・ぶ」●機嫌などをそこねないように取りはからう。「ご機嫌を―・ぶ」 **とり・め**【鳥目】多くの鳥のように、夜になると視力が著しくおとろえる病気。夜盲症{やもうしょう}。 * **とり・もち**【取り持ち】《名・他サ》●仲立ちをする・こと(人)。「一役」[類語]斡旋。周旋。●もてなす・こと(人)。「客のーをする」 * **とり・もち**【鳥「黐】さおなどの先につけて小鳥・虫などをとるのに使う、ねばねばしたもの。モチノキなどの樹皮からとる。もち。 **とり・も・つ**【取り持つ】《他五》●手にとりあげて持つ。●双方の間にはいって話がまとまるように世話をする。仲立ちをする。「二人の間を―・つ」●客などの相手をして気をそらさないように取りはからう。もてなす。「座を―・つ」 **とり・もど・す**【取り戻す】《他五》●人に与えたりとられたりした物を再び自分のものにする。取り返す。「土地を―・す」●一度失った状態を再びもとの状態にもどす。「元気を―・す」「遅れを―・す」 **とりもなおさず**【取りも直さず】《連語》ことばをかえて言えば。すなわち。つまり。「失敗は―成功のもとである」 **とり・もの**【捕り物】犯人を捕まえること。〔古風な言い方〕「路上の大―」**―ちょう**【―帖】●江戸時代、目明かしが書き記した、事件の覚え書き。●江戸時代の目明かしなどを主人公とし、捕り物をあつかった時代物の推理小説。「半七―」 **とり・や・める**【取り『止める】《他下一》《「とり」は接頭語)予定していたことを中止する。 **トリュフ** キノコの一つ。香気があり、フランス料理の高級食材。地下に生える。西洋松露。▽ truffe **と・りょう**【塗料】表面を保護または美化するためにぬる流動状の物質。ペンキ・ワニス・うるしなど。 **ど‐りょう**【度量】●〔文〕長さと容積。●ものさしと、ます。〔古風な言い方〕●他人の言行をこばまずに受け入れる心の広さ。[コロ]「ーが広い」 **どりょうこう**【度量衡】●長さと容積と重さ。●度量衡①をはかる、ものさしとますとはかり。度量衡器。〔古風な言い方〕 **どーりょく**【努力】《名・自サ》ある目的を達成するために、能力のすべてをつくして打ちこむこと。「成績を上げようとーする」「―が実を結ぶ」「―を重ねる」 **とりよせ**【取り寄せ】●取り寄せること。●〔電話やメールなどで注文して〕品物を届けさせること。[参考]②は、「お取り寄せ」の形で用いることが多い。 **とり・よ・せる**【取り寄せる】《他下一》●手に取って自分の近くに持ってくる。⇔召す。●注文して・届けさせる(持ってこさせる)。「資料を―・せる」 **トリル** ある音と、それより二度高い音とを交互に速く反復させて演奏する音。trと略記する。顫音{せんおん}。▽trill **ドリル** ●先にらせん状の刃をもち、回転させて穴をあける工具・機械。穿孔機。「鑿岩機」に同じ。●技能・能力を向上させる反復練習。「算数の―」▽drill **とり・わけ**【取り分け】■《名》取り分ける・こと(もの)。《副》なかでも。ことに。「―難しい問題」[表記]②は多くかな書き。 **とり・わ・ける**【取り分ける】《他下一》〔多くのものの中から〕取って区別する。選び取る。「赤い玉だけを―・ける」●めいめいに分けて取る。「料理を小皿に―・ける」 **ドリンク** 飲み物。飲料。「―剤」▷drink **と・る**【取る・採る・捕る・執る・撮る】《他五》●手に持つ。●手からはなれているものを手でつかんで持つ。「棚から本を―・る」●手に持って使う。「ハンドルを―・る(=運転する)」「包丁を―・る」●その手で処理する。「事務を―・る」「指揮を―・る」[表記]③は多く「執る」と書く。●手に入れる。自分のものにする。「政権を―・る」「運転免許を―・る」「評判を―・る」●武道やスポーツで、ポイントや点数を得る。「一本―・る」「点を―・る」●手でつかんで移す。それまでの場所からはなして自分の方におさめる。〔不必要なものを〕その所から除く。除去する。「雑草を―・る」「悪臭を―・る」[表記]⑥は、校正記号としても用いられ、「トル」と書く。●体からはずし去る。「ネクタイを―・る」●〔有用な動植物などを〕集めおさめる。採取する。「貝を―・る」「輸血用の血を―・る」[表記]⑧は多く「採る」と書く。●のけておいてたくわえる。「古い写真を―・っておく」●所有しているものをうばう。●ぬすむ。「財布を―・られる」[表記]⑩は「盗る」とも書く。●国家や権力者が召し上げる。「兵隊に―・られる」●生命を奪う。殺す。「命を―・る」「かたきを―・る」●自由をうばう。「石に足を―・られる」●関心などを引きつける。「景色に気を―・られる」●捕まえる。捕らえる。「ネズミを―・る」「ボールを―・る」[表記]⑯は多く「捕る」と書く。●受けおさめる。●課したものを受けおさめる。「税金を―・る」●取り決めたものを受けおさめる。「会費を―・る」●体に受け入れる。摂取する。「栄養を―・る」[表記]⑳は「摂る」とも書く。●求めて受ける。「休暇を―・る」●持って来させる。持って来させて(引き続き)買う。「出前を <1069> ―・る」「新聞を―・る」●分けて移す。「料理を小皿に―・る」●導き入れる。「天窓から光線を―・る」[表記]㉒は「採る」とも書く。●呼び入れる。呼んで治療をする。「マッサージを―・る」◎身に負う。●身に受ける。「責任を―・る」「不覚を―・る」●自分の分担として引き受ける。「犬馬の労を―・る」[表記]㉖は多く「執る」と書く。●受けつぐ。「跡を―・る」●身に積み重ねる。「年を―・る」●「・・・にとって」の形で〉・・・の身として。・・・の身から見て。「学生に―・ってはぜいたくな品」[表記]ふつうかな書き。●選び出す。●選び用いる。採用する。「新人を―・る」[表記]㉛は多く「採る」と書く。●選び定めて行う。「賛成の立場を―・る」「独特の形式を―・る詩」●その道を選んで行く。「東海道を大阪へと―・る」●あるよりどころから選び出して用いる。「神話から題材を―・る」●選び定めて守る。「かたく自説を―・る」●人を選んで自分の所へむかえ入れる。「婿を―・る」●主君・主人などを選び定めて仕える。「主を―・る」●作り出す。●あるものから作る。「米から酒を―・る」●ある形をまねて作る。かたちづくる。形成する。「型を―・る」●複写などを作る。写真を写す。音を記録する。「コピーを―・る」「音を―・る」「写真を―・る」[表記]写真を写す場合には、多く「撮る」と書く。音を記録する場合には「録る」とも書く。●様子をはかり知る。●相手の気持ちを察して、うまくあつかう。「機嫌を―・る」●推察する。解釈する。「悪く―・る」●数える。はかる。「カウントを―・る」「寸法を―・る」●場所や時間をしめる。●自分のものとしてその場所をしめる。「ホテルを―・る」●設けて場所をしめる。「部屋を広く―・る」「床を―・る」●前もて約束して、席などをしめる。「指定席を―・る」「予約を―・る」●時を費やす。「支度に時間を―・る」●〔手で〕行う。●ある動きに合わせととのえる。「手拍子を―・る」●相撲・かるた遊びなどをする。手合わせする。[コロ]「相撲を―・る」[コロ]「かるたを―・る」●修行などのために行う。「垢離{こり}を―・る」《文《四》。>使い分け > ―って付けたよう《句》〔ことばや態度などが〕わざとらしく、不自然なようす。「―な返事」 > ―らぬ狸の皮算用《句》手に入るかどうか分からないものを当てにして、あれこれ将来の計画を立てることのたとえ。皮算用。 > ――るに足り・ない《句》考えるほどの値打ちがない。取り上げる価値がない。「―・ない意見」 > 使い分け「とる」 > **取る**(『盗・『摂) 〔手でとり去ったり自分のものにする意で、一般に広く〕手に取ってみる・ハンドルを取られる・しみを取る・眼鏡を取る・財布を取(盗)られる・命を取る・足を取られる・税金を取る・栄養を取(摂)る・休養を取る・機嫌を取る・資格を取る・調子を取る・責任を取る・相撲を取る・コピーを取る・録音を取(録)る・受け取る・切り取る > **採る**〔ほかの所からもってきて集める。選びとる。採取。採用〕血を採る・昆虫を採る・天窓から光を採る・卒業生から社員を採る・決を採る・方針を採る・意見を採り入れる[採り上げる]・標本を採る・キノコを採る > **捕る**〔追いかけて行ってつかまえる。とらえる〕ウサギを捕る・魚を捕る・キャッチャーフライを捕る・生け捕る・分捕る・捕り物帳 > **執る**〔手にもって使う。物事をしっかりつかんで処理する。執務。執行〕筆を執る・教鞭を執る・指揮を執る・労を執る・儀式を執り行う > **撮る**〔写真をうつす〕映画を撮る・女優を撮る > [参考]「ハンドルを執る/ハンドルを取られる」では、前者は運転する意、後者はハンドルが利かなくなる意で、もっぱら受け身で使うもの。運転する意で「ハンドルを取る」と書くこともある。 **ドル**■《名・助数》 アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの貨幣の基本単位。一ドルは一〇〇セント。ダラー。記号$。[表記]「弗」とも書く。■《名》●ドル日で表される貨幣。●お金。「―入れ」▽dollar から。**―だて**【―建て】支払い金額をドルでそろえること。また、金額をドル単位で表すこと。「―ではらう」**―ばこ**【―箱】●金庫。●金銭的な援助をしてくれる人。●金もうけのもとになる・もの(人)。「この路線はわが社の―だ」 **トルク** ●軸などの棒状の物体をねじる方向に働く力。●原動機の回転力。▽torque **トルコ・いし**【トルコ石】 銅・アルミニウム・燐などをふくむ、青または青緑色の不透明の鉱石。宝石として用いる。一二月の誕生石。トルコ玉。ターコイズ。 **トルコ・ぶろ**【トルコ風呂】 蒸気を用いず熱気を使った、蒸しぶろ。 **トルコ・ぼう**【トルコ帽】円筒形でつばがなく、平らな頂上の中央にふさのついた帽子。[参考]多く、トルコ人がかぶったところから。 **トルソー** 頭・手・足がない、胴体だけの彫像。トルソ。▽ torso **ドルフィン・キック** 水泳のバタフライなどで、イルカの尾びれのように、両足をそろえて水を上下に打って進む動作。▽dolphin kick **ドルメン** 新石器・青銅器時代の遺跡で、巨石記念物の一つ。巨大な岩石を箱形に並べ、一枚の板状の岩石をのせたもの。墓と考えられている。▷ dolmen * **どれ**【『何れ】《代名》《不定称の指示詞)三つ以上の限られた範囲の中から、不定の・一つ(いくつか)のものをさす語。「―がよいか」「―もだめだ」[参考]二つのものから選ぶときには「どちら」を使う。 * **どれ**《感》●改めて行動を起こすときに独り言のように発する語。さあ。それでは。どら。「―、ぼつぼつ出かけるか」●人に「自分にも確かめさせろ」の意で要求をうながすときに発する語。「―、見せてごらん」 * **ど・れい**【土鈴】粘土を焼き固めて作った鈴。 * **ど・れい**【奴隷】●昔、人権を認められず、所有者の財産として労働を強制され、また、売買の対象とされた人。「一制度」●あるものに心をうばわれ、そこからはなれられない人。「恋のー」 **トレー**〔料理をのせる]盆。トレイ。▽tray **トレーシング・ペーパー** 敷き写しをするための半透明の紙。透写紙。▽tracing paper **トレース**《名・他サ》原図に半透明の紙を当てて敷き写しをすること。透写。●《名・自サ》踏み跡。線状の跡。また、それをたどること。▽trace (=跡をたどる) **トレード**《名・他サ≫プロ野球などで、球団間での選手の交換・移籍を行うこと。▽trade (=取り引き) <1070> マーク** →トレードマーク。 **トレーナー** ●運動選手の健康を管理し、練習の指導をする人。●丸首のゆったりした上着。[語源]trainer **トレーニング** [スポーツなどの]練習。訓練。「ハードー」[語源]training **トレーニング ーパンツ** ●スポーツの練習のときにはく、足首まである長いパンツ。トレパン。●幼児のしつけ用の下着。[語源]training pants (=幼児のしつけ用パンツ) **ドレープ** 服・カーテンなどの飾りひだ。[語源]drape **ドレス** 婦人服。特に、礼装用の婦人服。[語源]dress **ドレス ーアップ** 《名・自サ》着かざること。盛装または正装すること。「思いっきりーする」[語源]dress up **ドレス ーダウン** 《名・自サ》略装にすること。また、着くずすこと。[語源]dress down からの和製語。 **ドレス ーメーカー** 婦人服を仕立てる職業の人。[語源]dressmaker **トレーラー** 動力装置を備えた車が引いて走る、旅客や貨物を運ぶ車。付属車。[語源]trailer **とれ・だか【取れ高】** 農作物の収穫高。 **トレッキング** 楽しみながらする山歩き。「ーシューズ」[語源]trekking **と・れつ【堵列】** 《名・自サ》[文]多くの人が垣根のように並んで立つ・こと(隊列)。「沿道にーする兵士」 **ドレッサー** 鏡と簡単な引き出しのついた、洋風の化粧台。●着こなしのよい人。「ベストー」[語源]dresser **ドレッシー** 《形動》[女性の服装で]線や型の感じがやわらかで優雅なようす。[対]スポーティー。[語源]dressy **ドレッシング** ●服飾。着付け。●ソースに類する調味料の一種。酢・サラダ油・香辛料などをまぜて作る。サラダなどにかける。[語源]dressing **トレ・パン** [俗]「トレーニングパンツ」の略。 **どれ・ほど【『何れ程】** 《名・副》●はっきりした数量・程度・価値などのわからない意を表す。また、限りないほど沢山ある意を表す。どのくらい。どんなに。「価格はーですか」「ー高くても買う」●〈「今ーも」の形で〉(下に打ち消しの語を伴って)いくらも。何ほども。「上京してーもたたない」[表記]ふつうかな書きにする。 **ド・レ・ミ** [俗]●七音音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)のはじめの三音。また、七音音階。●音楽の初歩。「ーから習う」[語源]do re mi **トレモロ** 同一の音の急速なくり返しによる装飾的な音。震音。また、その音を出す奏法。[参考]ふるえるように聞こえる。[語源]tremolo **と・れる【取れる】** 《自下一》●[ついていた物が]はなれ去る。はなれ落ちる。「ひしゃくの柄がー・れた」●調和した状態になる。「釣り合いがー・れる」●(「とる」の可能形から)①解釈できる。受けとれる。「この文は反対の意味にもー・れる」②収穫・採取などがある。収穫物・獲物が得られる。「米がー・れる」[図]と・る《下二》。●とった状態になる。写真にうつる。「鮮明にー・れた写真」[表記]は多く「撮れる」と書く。●時間がかかる。「手間がー・れる」●好ましくない状態が消え去る。消えてなくなる。「疲れがー・れる」「痛みがー・れる」 **トレンチ** ●考古学で、遺跡の試掘あるいは発掘のためにほる溝。●「塹壕」に同じ。[語源]trench **トレンチ ート** ダブルの前合わせで、右肩から胸にかけて共布のあて布をつけ、ベルトのついたコート。[語源]trench coat **トレンディー** 《形動》流行の先端をいくようす。「ーな服装」「ードラマ」[語源]trendy **トレンド** ●傾向。動向。趨勢{すうせい}。「時代の―を探る」●服装などの流行の先端。[語源]trend **とろ** マグロなどの腹部の肉で、脂肪の多い部分。「ーの刺身」「大ー」[表記]寿司屋などでは「トロ」とも書く。 **と・ろ【吐露】** 《名・他サ》[文]自分の意見・気持ちなどをかくさずに述べること。「真情をーする」 **とろ【瀞】** 川底が深くて流れの静かな所。 **どろ【泥】** ●水がまじってやわらかくなった土。泥土。ひじ。●[俗]「どろぼう」の略。[多く接尾語的に使う]「こそー」「自動車ー」[参考]ひゆ的に、物をよごすきたないものの意で使うことが多い。 > ーのように 《句》ぐっすりねむりこむことのたとえ。また、正体もなく酔うことのたとえ。「ーねむる」 > ーを被・る 《句》不利を承知で、いやな役目を引き受ける。 > ーを塗・る 《句》名誉を傷つける。恥をかかせる。面目をつぶす。「親の顔にー・る」 > ーを吐・く 《句》包みかくしていたことをしゃべる。悪事を白状する。 **どろ・あし【泥足】** 泥にまみれた足。泥だらけの足。 **とろ・い** 《形》●[俗]頭の働きがにぶいようすだ。動作・反応がのろい。「ー・いやつ」●火などの勢いが弱い。 **トロイカ** ロシアの三頭立ての馬そり。[語源]troika **と・ろう【徒労】** 苦労してやったことが役に立たないこと。むだな骨折り。[コロ]「努力がーに帰す」[コロ]「ーに終わる」 **どろ・うみ【泥海】** ●泥がまじってにごった海。●一面に泥でおおわれた所を海に見立てた語。一面のぬかるみ。「洪水で町は一面のーとなった」 **どろ・えのぐ【泥絵の具】** 胡粉{ごふん}に膠{にかわ}をまぜた粉末状の安価な絵の具。ふつう、にかわで泥状にといて使う。 **ドロー** ボクシングなどの試合で、引き分けに・する(なる)こと。引き分け(試合)。ドローゲーム。[語源]draw **ドローイング** 製図。線画。[語源]drawing **トローチ** 薬を砂糖にまぜてかためた錠剤。口にふくんで徐々にとかし、持続的に作用させる。[語源]troche **トローリング** ボートを走らせながら釣り糸を流して、カジキ・マグロなどの大形魚をとる釣り。[語源]trolling **トロール** ●「トロール網」の略。遠洋漁業に使う底引き網の一つ。両端に引き綱をつけた三角形の袋網。[参考]日本沿岸では使用禁止。●「トロール漁業」の略。底引き網漁業の一つ。機械化された規模の大きい漁業で、トロール船を使って行うもの。●「トロール船」の略。トロール網を引いて漁をする船。[語源]trawl **とろか・す【『蕩かす・盪かす】** 《他五》●[熱して]とけるようにする。どろどろにする。「バターをー・して小麦粉とまぜる」●信念・決意などを失わせる。心をまどわせる。「心をー・す楽の音」[文]《四》。 **どろーがめ【泥亀】** 「スッポン」の別称。 **どろ‐くさ・い【泥臭い】** 《形》●泥の(ような)においがする感じだ。「川魚はー・い」●あかぬけしないようすだ。やぼったい。「ー・い服装」「ー・い演技」 **とろ・ける【蕩ける・盪ける】** 《自下一》●[熱せられて]固体がとけて流動状になる。とけて形がくずれる。「飴がー・ける」●心をひかれて、気持ちにしまりがなくなる。理性を失う。「ー・けるような恋のささやき」[図]とろ・く《下二》。 **どろ‐じあい【泥仕合】** 互いに相手の秘密や失敗などをあばきあって、みにくく争うこと。また、その争い。 <1071> **トロツキスト** トロツキズムの信奉者。Trotskyist **トロツキズム** レーニン・スターリンらのロシア一国革命論を排し、永久革命論を骨子とする世界革命を主張するトロツキーの思想・立場。▽Trotskyism **トロッコ** 土木工事場や鉱山などで軽便軌道上を走らせる、運搬用の手押し車。トロ。▽truck から。 **トロット** ●馬の早足。●〔ダンスで〕小走りにステップをふむこと。フォックストロット。▽trot **ドロップ**●砂糖・水あめに、果物の汁や香料を加え、につめて作った西洋風のあめ。●《名・自サ》球技で、球が目標の近くで急に落ちること。また、そのような球。「ーショット」 《名・自サ》脱落すること。▽drop (=落ちる。落とす)―アウト《名・自サ》ある体制・組織などから脱落する・こと(人)。落ちこぼれること。「一流企業から―する」▽dropout ーキックラグビーで、ボールを手から地上に落とし、はね上がる瞬間にけること。●プロレスで、とび上がって両足をそろえて相手をける技。▽drop kick】( **とろとろ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●とけて粘りがある液体になるようす。どろどろ。「ーにとける」●火が弱い状態で燃えるようす。ちろちろ。「いろりの火がーと燃える」●浅く、少し眠るようす。「―したと思ったら物音で起こされた」[類語]うとうと。 **どろどろ**《副》(「―と」の形も》歌舞伎で、幽霊などが出入りするときに鳴らす大太鼓の音の形容。どろんどろん。「ひゅーっ―」 **どろどろ**【泥泥】《副・形動・自サ》(副詞は「―と」の形も)●物が流動状・粘液状ににごってとけているようす。「メリケン粉をーにとく」●ひどくよごれているようす。「油でーになったワイシャツ」●泥でよごれたようす。「―の靴」[表記]ふつうかな書きにする。 **どろ・なわ**【泥縄】(「泥棒を捕らえてから縄をなう」意から)事が起こってからあわてて対策を立てること。〔あざけっていう語〕「―式」 **どろ・ぬま**【泥沼】●泥深い沼。●いったん入り込むとなかなかぬけられない、悪い環境・状態。「労使の紛争は―におちいった」「話し合いはー化した」 **どろ・の・き**【『白、楊】 ヤナギ科の落葉高木。春、葉より早く穂状の花を垂れる。果実は熟すと、さけて白い綿糸のついた種子を飛ばす。どろやなぎ。どろ。 **とろ‐び**【とろ火】 勢いの弱い火。とろとろと弱く燃える火。弱火。〔料理などにいう〕「豆をーでにる」[対]強 **トロピカル** ■《名》平織りの薄地の毛織物。夏の、スーツ・スカートなどに使う。■《形動》熱帯地方の。熱帯風の。「―フルーツ」▽tropical (=熱帯の) **トロフィー** 競技で優勝または入賞したものに与えられるカップ・盾び・像など。▽trophy **どろぼう**【泥棒・泥坊】《名・他サ》人の物をぬすみ取る・こと(人)。ぬすみ。また、ぬすっと。ぬすびと。白浪鉆。盗賊。偸盗ちゃう。 > ――に追い銭《句》「ぬすびとに追い銭」に同じ。 > ――にも三分の道理《句》「ぬすびとにも三分の理」に同じ。 > ――を捕らえて縄を綯な・う《句》事が起こってから、あわてて対策を立てることのたとえ。泥縄以。 **どろ‐まみれ**【泥『塗れ】《名・形動》●泥でよごれること。泥だらけになること。「ズボンがーになる」苦難の多い状態。「―の青春」 **とろ・み**料理で、とろりとした感じ。「―をつける」 **どろ・みず**【泥水】●泥のまじった(きたない)水。●遊女の境遇・社会。「一稼業」 **どろ・みち**【泥道】どろどろの道。ぬかるみの道。 **どろやなぎ**【『白、楊】どろのき)樹 **どろよけ**【泥除け】泥のはねかかるのを防ぐ・こと(もの)。特に、自動車・自転車などの車輪の外側につけて、泥がはね散るのを防ぐ用具。 **とろり**《副》《多く「―と」の形で)●浅く、少しの間ねむるようす。とろとろ。「音楽を聞きながらーとする」●なめらかで粘り気のあるようす。「―とした油」 **どろり**《副》《多く「―と」の形で)とろけて、水分が多くねばるようす。「―としたかゆ」[参考]「とろり」よりも重い感じを表す。 **トロリー・バス** 架線からポールで電流を取り入れて路上を走る車両。無軌条電車。▽trolley bus **とろろ**【薯蕷】●「とろろ芋」の略。「とろろ汁」に使うイモ。ヤマノイモ・ナガイモ・ツクネイモなどの総称。●「とろろ汁」の略。とろろをすりおろし、すまし汁などでといた料理。麦飯などにかけて食べる。 **とろろ‐こんぶ**【とろろ昆布】●褐藻類コンプ科の海藻。淡褐色で、質はうすくやわらかい。食用。●千した肉の厚いコンブを糸のように細くけずった食べ物。吸い物・酢の物などにする。[類語]おぼろこぶ。 **とろん**《副》《多く「―と」の形で)●眠け・酒の酔いなどで、目つきがぼんやりとして活気のないようす。どろん。「―とした目」②どろん(副詞)。 **どろん**《名・自サ》〔俗〕 〔都合の悪いことをして」急に姿をくらますこと。行方をくらますこと。「公金を横領してーを決めこむ」[歌舞伎で、幽霊が消えるときに「どろんどろん」と大太鼓を打つところから。 **どろん**《副》(多く「―と」の形で) ●動きがなく、重くしずんでにごっているようす。とろん。「活気のない―とした町」 **ドロン・ゲーム**引き分け試合。特に、野球で、五回終了以後で同点のとき、日没・降雨などのため打ち切られる試合。ドローンゲーム。タイゲーム。▷drawn game **どろんこ**【泥んこ】[俗]泥。また、泥だらけ。 **トロンボーン** 大型の金管楽器の一つ。U字形のスライド(二重管)で管の長さを伸縮させ、音程を変化させる。▽trombone **とわ**【永久】《名・形動》〔文〕いつまでも変わらないこと。とこしえ。永遠。「―に栄える」「―の愛」 **とわず・がたり**【問わず語り】償たずねられもしないのに自分から語り出すこと。「―に身の上話をする」 **ど‐わすれ**【度忘れ】《名・他サ》よく知っている事柄を、どうかした拍子にふっと忘れること。どうわすれ。「作曲者の名を―した」[類語]失念。 **トン**《名・助数》●メートル法の重さの単位。一トンは一○○○話。仏トン。記号t。[参考]別にヤードポンド法に二種類あって、英トンは二二四○(=約一〇一六詰)、米トンは二〇〇〇(=約九○七話)。●容積の単位。記号t。[参考]客船では容積一〇〇立方フィートを一トンとしたもの。軍艦では排水量を英トンで表したもの。貨物では四○立方フィート。[表記]「噸」「屯」「純」とも当てる。▽ton **どん**《接頭》《名詞につけて》接頭語「ど」をさらに強めた語。〔好ましくないときに使う」「―じり」「一底」 **どん** 《接尾》 《「殿」の転)もと、おもに商家で、目下の者・同輩・使用人などを呼ぶとき、名前などの下にそえる語。「お梅―」「番頭―」 <1072> **どん**【丼】《接尾》「どんぶり」の略。「カツー」「天ー」 **どん** ■《名》サイレンやチャイムの普及しないころ、正午の時刻を知らせるために鳴らした空砲。また、その音。午砲だ。「―が鳴った」《副》 《多く「―と」の形で)●大砲を発射したり花火を打ち上げたりする音の形容。●重い物が落ちたり強くぶつかったりするようす。 **どん**【鈍】《名・形動》●刃物の切れ味がにぶくなること。「包丁がーになった」●頭の働き・動作などがにぶいこと。「何てーなやつだ」[類語]①②なまくら。[対]鋭。 **ドン** 指導者。首領。「財界の―」▷don **とん・えい**【屯営】《名・自サ》〔文]兵士が陣をはって集まっている・こと(場所)。[類語]屯所以。 **とん・か**【鈍化】《名・自他サ》〔ものの勢い・働きなどが」にぶくなること。また、にぶくすること。「輸出の―」がで。「一ーをきたす」「経営がーする」[類語]挫折 **どん・かく**【鈍角】直角(=九〇度)より大きく、二直角(=一八〇度)より小さい角。[団]鋭角。 **とんかち**〔俗」「かなづち」に同じ。 **とん・カツ**【豚カツ】豚肉のカツレツ。ポークカツレツ。 **とんがら・か・す**【尖んがらかす】《他五》〔俗〕とがらす。「鉛筆のしんを―・す」 **とんが・る**【尖んがる】《自五》●とがる。「―・り帽子」●[俗]奇をてらって個性的な言動になる。 **どん・かん**【鈍感】《名・形動》感覚や物事に対する感じ方などがにぶいこと。「においにーな男性」[対]敏感。 **どん・き**【鈍器】●よく切れない刃物。[類語]鈍刀毙。●凶器として使われる、かたく重みのある道具。 **ドンキホーテ・がた**【ドンキホーテ型】 楽天的でひとりよがりの正義感にかられ、現実を無視して向こう見ずな行動をする人物の類型。[参考]スペインの作家セルバンテスの小説の主人公の名から。[団]ハムレット型。 **とん・きょう**【頓狂・頓興】《形動》だしぬけに、調子はずれの言動をするようす。「―な声を出す」 **どん‐くさ・い**【鈍臭い】 《形》〔俗〕 〔動作や理解が〕おそい。にぶくてのろのろしている。「―・い店員」 **どんぐり**【『団栗】●ブナ科の木の実の総称。堅い殻におおわれて、わんのようなもの(=殻斗ゅく)がついている。●特に、クヌギの実。―まなこ 【一眼】大きくてまるい、くりくりした目。 > ――の背比べ《句》どれも平凡で、特にすぐれたものがないこと。「今回の作品はどれもこれもーだった」 **どん‐けつ** こんけつ[俗]いちばんあと。最下位。どんじり。 **とん‐ご**【頓悟】《名・自サ》〔仏〕にわかに悟りをひらくこと。 **どん・こう**【鈍行】〔俗〕各駅に停車する普通列車・普通電車。[参考]の「急行」に対してできた語。“現在は「緩行」という。急行。 **ドンゴロス** ●目のあらい麻袋。豆などを入れる。●麻袋用の丈夫であらい布。▽dungareesから。 **どん・こん**【鈍根】《名・形動》才知がにぶいこと。また、その人や性質。「――に生まれつく」[対]利根。 **とんざ**【頓挫】《名・自サ》それまでの勢いが急にくじけること。また、順調だった物事が、急に行きづまること。 **とん・さい**【頓才】時と場合に応じてよく働く才知。機転のきく才能。「――のある人」[類語]頓知覧。 **どん・さい**【鈍才】頭の働きがにぶいこと。才能がないこと。また、その人。[類語]鈍物。[因]英才。 **とん・し**【頓死】《名・自サ》急にあっけなく死ぬこと。急死。[類語]即死。。 **とん・じ**【豚児】〔文〕他人に、自分の子供のことを謙遜説して言う語。 **とん・じ**【「遁辞】〔文〕責任・関わり合いなどをのがれる言い訳。言い逃れ。[コロ]「―を弄する」[類語]逃げ **とんしゃ**【豚舎】〔文〕豚を飼う小屋。豚小屋。 **とん・じゃく**【頓着】 《名・自サ》とんちゃく。 **とん・しゅ**【頓首】〔文〕●《名・自サ》昔の中国で、頭を地にすりつけて敬意を表すこと。●手紙文の終わりに記して、深い敬意を表す語。「草々―」「―再拝」[類語]敬具。 **どん‐じゅう**【鈍重】《名・形動》動きがにぶくのろいこと。動きが重そうなこと。「―な大男」 **どんしゅう・の・うお**【吞舟の魚】引,《連語》〔文〕《舟をひとのみにするような大きな魚の意)めったに得られないようなすばらしいえもの。「―を逸です」大人物。大物。[参考]善悪を問わずいう。〈荘子・庚桑楚> **とん・しょ**【屯所】●兵隊・武士など、がたむろする所。〔古風な言い方」[願語]詰め所。屯営誌。●〔明治の初めのころの言い方で〕警察署のこと。 **とんしょう・ぼだい**【頓証、菩提】[仏] すみやかに悟りを開くこと。●(感動詞的に用いて)追善回向この功徳とによって亡者が成仏することをいのることば。 **どん・しょく**【貪食】《名・他サ》〔文]むさぼり食うこと。がつがつ食べること。貪食んし。 **どん・じり**【どん尻】〔俗〕〔順序・順番などの〕いちばんあと。びり。どんけつ。「―にひかえる」 **とん・じる**【豚汁】豚肉の細切れと野菜を入れ、で味付けをした汁。 **どん‐す**【緞子】絹のねり糸で織った、繻子れ、地の紋織物。地が厚く光沢がある。帯地などに用いる。[四字]「金欄ー」 **とんずら** 《名・自サ》〔俗〕にげること。ずらかること。 **どん!する**【鈍する】 《自サ変》〔頭の働きなどが〕にぶくなる。ぼける。向「貧怂すれば―・する」 **とん・せい**【遁世】 《名・自サ》●俗世を去って、仏門にはいること。「出家―」●世間の雑事からのがれて、隠居・隠棲獣すること。 **どんぜい**【、吞噬】《名・他サ》〔文〕(「飲みこむことと、かむこと」の意から)他国の領土をうばうこと。 **とん・そう**【遁走】 《名・自サ》〔ある場所・境遇から〕にげだすこと。走りのがれること。逃走。「一目散に―する」[類語]逃亡。―きょく【一曲】「フーガ」に同じ。 **どん・そく**【鈍足】足がおそいこと。 **どんぞこ**【どん底】物のいちばん底。また、物事のもっとも悪い状態。「―の生活を送る」「不幸の―」 **とん・だ**《連体》とんでもない。●思いもかけない。意外な。「一所で会ったものだ」「――目に会った」●道理にはずれている。あきれた。「――人騒がせだ」●取り返しのつかない。「一失礼を申し上げました」[参考]①~③とも多く物事のよくない時に使う。 **ドンタク**●日曜日。また、休日・休業。●祭日。祭り。[参考]特に、福岡市で行われる「博多どんたく港まつり」をいう。▽ zondag (=日曜日)から。 **とん・ち**【頓知・頓、智】その時・場合に応じて素早く働く奇抜な知恵。ウィット。「―を働かせる」[類語]頓才。機知。 **とんちき** [俗]気のきかない人。間抜け。〔人をののしることば」 <1073> ることば」[類語]とんま。[表記]「頓痴気」と当てる。 **とんちゃく**【頓着】《名・自サ》〔ある一つの物事に〕こだわって気にかけること。頓着{とんじゃく}。「何を言われようとーしない」[類語]拘泥{こうでい}。―な・い《形》〔ある一つの物事に〕こだわったり気にかけたりしない。無頓着である。「世間の評判に―・く暮らす」 **どんちゃん・さわぎ**【どんちゃん騒ぎ】酒を飲み(芸者などをあげて三味線や太鼓を鳴らし)歌ったりおどったりしてさわぐこと。「飲めや歌えの―」 **どん・ちょう**【緞帳】❶刺繍などで模様を入れた、豪華な厚地の幕。❷巻いて上げおろしする、劇場のたれ幕。❸「緞帳芝居{しばい}」の略。下級な芝居。小芝居。[参考]もと、官許の歌舞伎な一座にしか引き幕(定式幕)の使用が許されず、他の小劇場では代わりに綴帳②を使ったことから。❹「緞帳役者{やくしゃ}」の略。緞帳芝居に出る役者。へっぽこ役者。 **とんちんかん**【頓珍漢】《名・形動》見当ちがいなことや、つじつまの合わないことを言ったりしたりする・こと(人)。「―な答え」[参考]かじ屋の相づちの音はいつも交互で、いっしょにならないことからという。 **どん・つう**【鈍痛】〔持続的で〕にぶく重苦しい痛み。「下腹部に―を覚える」[対]激痛。 **どん・づまり**【どん詰まり】[俗]❶道がそこで終わっている所。「路地の―」❷物事の、どうにもならない最後の所。「交渉は―にきて決裂した」 **とんでも・な・い**《形》(「途でも無い」の転という)❶程度や常識をはずれている。(よくない方に)並外れている。とほうもない。「―・い思い違いをする」「―・い話だ」❷事実からかけはなれている。めっそうもない。〔相手のことばなどを強く否定するのに用いる〕「『大そうもうけられたそうで・・・』『いや、―・い」」 **どん・てん**【曇天】くもり空。[対]晴天・雨天。 **どんでん・がえし**【どんでん返し】❶上下が正反対になるようにひっくり返す・こと(しくみ)。❷「がんどう返し」に同じ。❸立場・情勢などが一気に逆転すること。「この小説の結末にはみごとなーがある」 **とんと**【頓と】《副》(下に打ち消しの語を伴って)❶すっかり。いっこうに。少しも。「―見当がつかない」❷全く。ちょうど。まるで。「―忘れてしまった」 **どんと**【吞吐】《名・他サ》[文]飲んだりはいたりすること。また、出したり入れたりすること。「何十万という人をーするターミナル駅」 **どんど**【『爆竹】正月一五日に、門松・しめなわなどを集めて焼く行事。左義長{さぎちょう}。どんどやき。[参考]その火で焼いた餅を食べると一年中病気にならないという。[表記]ふつうかな書き。 >日本語 「とんでもございません」 相手の言葉を否定するとき、「とんでもない」がぶっきらぼうに聞こえるため、丁寧に「とんでもございません」「とんでもありません」という言い方が、広く使われている。「とんでもない」は「途でもない」の転で、「ない」は元は否定の形容詞だから、語源的には丁寧語の「ありません」「ございません」で置き換えることはできる。ただし一語意識も強く、「ない」に否定の意味を感じない人もいるので、違和感を覚えるのだろう。本来は「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」である。ただし、語源的には同じでも、「みっともない・もったいない・なさけない・だらしい・あじけない・やるせない」などは、ございませんで置き換えられない。「仕方ない」は一語意識が弱いせいか、「仕方ございません」という言い方をする。 **どん・とう**【鈍刀】切れない刀。なまくら刀。[類語]鈍器{どんき}。 **とんとん**■《副》(「―と」の形も)❶固い物などを軽くたたく音の形容。「―とノックする」❷階段などを軽い足どりでのぼるようす。「―と足音がする」❸物事が順調にはかどるようす。「話がーとまとまった」■《形動》[俗]〔損得・利害・優劣などが〕同じ程度であるようす。「収支は―だ」 **どんどん**《副》(「―と」の形も)❶固い物などを強くたたく音の形容。「戸を―たたく」❷太鼓・花火・大砲などが続けて鳴る音の形容。「太鼓の音がーとひびく」❸物事がとどこおらず盛んにはかどるようす。「仕事がー片づく」❹あとからあとから続くようす。「優秀な選手が―出てくる」[類語]じゃんじゃん。[参考]①③は「とんとん」にくらべて、その動作や状態が・強い(激しい)感じを表す。 **とんとんびょうし**【とんとん拍子】《名・形動》物事が調子よく進行すること。「―に出世する」 **どんな**《形動》(体言に続くときは、語幹がそのまま用いられる。そのため連体詞とする説もある)程度・状態・数量などが不定または疑問であるようす。どのよう(な)。「―ご用ですか」「―本を読んでもいい」「―ときも君の味方だ」〔特に連用形「どんなに」の形で用いるときには、その程度や状態・数量が限りないことを強調した言い方になる〕「無事と知ったら―に喜ぶかわからない」「ーに遠くても歩いて行く」 **トンネル**❶山腹・海底・地下などをほりぬいて、人・車などが通れるようにした通路。隧道{ずいどう}。❷《名・他サ》[俗]野球で、野手がゴロの打球を股の間から後方へ捕りのがすこと。▽tunnel―がいしゃ【―会社】官庁や大手会社などの物品をはらい下げて他へ回したり、寄託工事などを引き受けて他へ周旋したりして、中間利益をとるだけの名目上の会社。 **とんび**【鳶】❶とび。❷和服の上に着る、ゆるやかな形の男子用防寒着。二重回し。[参考]着て広げた形がとんびに似ていることから。―が鷹{たか}を生・む《句》鳶が鷹を生む。――に油揚{あぶらげ}をさらわ・れる《句》大事なものをふいに横あいからうばわれることのたとえ。とびに油揚げをさらわれる。 **どんぴしゃり**《副》[俗]ぴったり合っているようす。適中するようす。どんぴしゃ。「答えはーだった」 **ドン・ファン**女たらし。漁色家。ドンフアン。[参考]中世、イスパニア(=スペイン)の伝説的人物の名から。▽Don Juan **とん・ぷく**【頓服】《名・他サ》薬を、必要なときに一回だけ服用する・こと(薬)。「鎮痛剤を―する」「―薬」 **どんぶつ**【鈍物】頭の働きのにぶい人。おろかな人。のろま。[類語]鈍才。 **どんぶり**【丼】❶「どんぶりばち」の略。茶わんを大きくしたような、厚みのある深い陶器の鉢。❷どんぶりばちに飯を盛ってその上にいろいろな種{たね}をのせた料理。〔接尾語的に使う〕「うなぎー」「親子―」[参考]さらに <1074> **とんぼ**【蜻蛉・蜻蜓】●トンボ目の昆虫の総称。体は細長く、二対の透明なはねをもち、複眼は大きい。蚊などを食べる益虫。幼虫はヤゴと呼ばれ、水中にすむ。あきつ。かげろう。せいれい。●芝居で、役者が手をつかず宙返りすること。とんぼ返り。[コロ]「―をきる」[表記]②は多く「筋斗」と当てる。―がえり【一返り】、《名・自サ》とんぼ②。●宙返りすること。空中で回転すること。●[俗]目的地へ行ってすぐに引き返すこと。「飛行機で博多から―だ」―だま【一玉】ガラスでできた丸い玉の一種。地の色と異なった色ガラスでさまざまな斑紋説をほどこしたもの。 **とんま**【頓馬】《名・形動》〔俗〕間がぬけている・こと(人)。まぬけ。[類語]とんちき。 **どん・ま**【鈍磨】《名・自サ》〔文〕すりへって、にぶくなること。「刀の刃がーする」 **どん・ま**【鈍麻】《名・自サ》〔文〕感覚がにぶくなること。「神経が―する」 **ドン・マイ**《感》スポーツなどで、失敗して気落ちしている者をはげますときのかけ声。「気にするな」「心配するな」の意を表す。▽don't mind から。 **とん・や**【問屋】●商品を生産者から買って小売業者に卸売りをする・人(店)。卸売商。問屋。●今そうは―が卸さない」の形で〉物事は自分の思っている通り都合よくは運ばない。 **どん・よく**【貪欲・貪慾】《名・形動》欲が深くて、ひどくほしがること。慳貪以。「――に知識を吸収する」[注意]「貧欲」は誤り。[類語]貪婪。強欲。胴欲。 **どんより**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●空がくもって薄暗くうっとうしいようす。「―した空」●色がにごっているようす。輝きのないようす。「―とした目」 **どん・らん**【貪婪】《名・形動》〔文〕ひどく欲が深いこと。貪婪。[類語]貪欲だ。 **どん・りん**【貪、吝】 〔文]欲が深く、物惜しみすること。けち。 **な**【名】●ある事物を他の事物と区別するための呼び方。名前。「国の―を日本国と定める」〔姓に対して〕同じ家族のうちのひとりひとりの正式な呼び方。名前。「姓は鈴木、―は一郎」[対]姓。●姓名。氏名。名前。●〔ある人・団体などの〕名義。名前。「私の―で申し込みました」●世間によく知られ、価値を認められているものとしての名。名声。[コロ]「―に恥じない活躍」世間に対する表向きの理由としての名。一応の名目。口実。「――ばかりの会長」 > ――が売・れる《句》有名になって世間に広く知られるようになる。「デザイナーとして―・れる」 > ――が通・る《句》世間によく知られている。「業界では―・った企業」 > ――に聞・く《句》うわさ・評判として聞く。「―・くとおりのやり手」 > ――にし負・う《句》その名にふさわしい。名実ともに名高い。〔「名に負う」を強めた言い方」「―・う強豪チーム」 > ――のある《句》世間から信用や人望を得ており、広く知られている。「――画家の作品」「――家に生まれる」 > ――は体を表・す《句》名はそのものの実体を示す。 > ――を上・げる《句》成功したり業績を上げたりして、有名になる。「第一作で―・げた監督」 > ――を売・る《句》自分の名が世間に広く知れわたるようにする。「スポーツで―・った学校」 > ――を惜し・む《句》名声が消えてしまうことをおしく思う。名がけがれるのを残念に思う。「侍は―・む」 > ――を借りる《句》 ●他人の名義を借りる。●口実にする。「宣伝費にー・りて接待する」 > ――を汚・す《句》評判を悪くし、名誉をきずつける。「会社の―・す行為」 > ――を捨てて実を取・る《句》表面的な名声や評判を得ることをあきらめ、実質的な利益を得る。名を取るより得にを取る。 > ――を成・す《句》物事をなしとげたすぐれた人として有名になる。名を遂とげる。「作家として―・す」 > ――を残・す《句》後世にまで名声をとどめる。「虎には死して皮を留め、人は死して―・す」 **な**【菜】●食用になる草本。特に、葉を食べる野菜。青菜。なっぱ。●アブラナ。 **な**《感》相手の関心を自分に向けたり念を押したりする気持ちを表す。なあ。〔親しい者同士のくだけた会話で、多く男性が使う〕「―、聞いてくれよ」「そうだよ―」[参考]女性の場合、多く「ね」「ねえ」を用いる。 **な**■《間投助》念を押しながら、ことばをつないでいくのに使う。〔くだけた会話での男性語。軽い詠嘆がこもる。「なあ」の形では、詠嘆の気持ちが強まる」「実はな、困っているんだ」《終助》〔動詞の終止形につく」強い禁止を表す。「触るな!」[参考]の敬語表現を伴う言い方に「・・・したまうな(年配の男性語)」「・・・くださいな(主に年配の女性語)」がある。男性の親しみをこめた言い方に「・・・ない」がある。「もう泣くない」●(「・・・なさい」の下略)〔動詞連用形につく。ぞんざいな言い方〕命令を表す。「食べてみな」●「「なさい」「いらっしゃい」「ください」などにつく。主として、女性が使う〕おだやかな命令、勧誘、依頼などを表す。「ご覧なさいな」「貸してくださいな」〔独り言以外では、くだけた会話で主として、男性が使う〕●自分で納得する形で、軽い詠嘆を表し、また、共感や同意を求めたり、軽く主張したりするのに使う。〔詠嘆の気持ちを強めて「なあ」とも」「困ったな(あ)」「いい気なものだな」●相手の敵意や身勝手などに対する怒りや警告などを表す。「よくも、見くびってくれたな」「いいんだな」 **なあ**《感》◆な(感)。「――、間違いないだろう?」なあ日《間投助》な(間投下助)。《終助》な(終助④)。 **ナース** 看護師。▽nurse ーコール《名・自サ》病院で、入院患者が看護師を呼ぶ装置。また、それを使って看護師を呼ぶこと。▽nurse と call からの和製語。―ステーション病院などの、看護師の詰め所。▽nurse station **な・あて**【名宛て】 〔手紙などで]受け取り人として指定した先方の名。あてな。 **なあなあ**[俗]深く話し合いもせずに、なれあいで事をすませること。「―の仲」「一ですます」 <1075> **なあに**《感》否定の気持ちを表現するときに発する語。(「なに」をのばした形) 〔ある物事について「恐れるに足りない」「大したことはない」の気持ちをふくめて言う〕「―、心配はいらないよ」 **ナーバス**《形動》感じやすいようす。神経質。「受験の前でーになっている」▽nervous **ない**【内】《接頭》●「内側の」の意。「――出血」●「表向きでない」「内々徳の」の意。「―祝言」《接尾》「・・・の範囲の中」の意。「予算―」「期限―」 **な・い**《接尾》《状態を表す語(形容詞・形容動詞語幹など)につけて形容詞をつくる》程度のはなはだしい意。「切ァ―・い」「忙だし―・い」 **な・い**【無い・亡い】 ■《形》〔物・事のように〕心をもたないものが、存在しない。「砂漠には、水が―・い」「何の説明も―・い」「今日は授業が―・い」[参考]特例として次のように主語が有心物の場合にもいう。の所有されていないの意。「身寄りが―・い」「子が―・い夫婦」の有無が問題にされ、存在しないの意。「神も仏も―・い」ウ物のように意志をもたないものとして見る場合。「家々は戸を閉ざし、道に人は―・かった」[団]ある。もっていない。「お金は一銭も―・い」[対]ある。[類語] 2無。●「すでに死んで〕この世にいない。「もう世に―・い人」[表記]③は「亡い」と書くことが多い。「亡い」は日の③以外には用いない。■《接尾》《名詞について形容詞をつくる)否定の意。「頼り―・い」「心―・い人」目《補形》●《動詞の連用形+「て」、形容詞、形容動詞、一部の助動詞(「だ」「らしい」「たい」など)の連用形などの下について)その状態の打ち消しを表す。・・・の状態でない。「まだ食べて―・い」「美しく―・い」「行きたく―・い」「おだやかで―・い」(格助詞「と」の下について)不確かな、それとはっきり指示しない状態であることを表す。「それと―・く言う」「どこと―・く優雅だ」[表記]目はふつうかな書き。 > ―い袖は振れ・ない《句》持っていなければ、出したくても出すことができない。どうしようもない。 > ―くて七癖も有って四十八癖《句》人はだれでも多かれ少なかれ何らかの癖を持っているものである。 **ない**(助動:形型) ●動作・作用が打ち消される状態にある意。「彼はうそをつかない」「何も買わなかった」(文末の終止形に「か」「かしら」「かな」「かなあ」などをつけたり、上昇調のイントネーションを伴ったりして)命令・依頼・勧誘・願望を表す。「早くしないか(=しろ)」「ちょっと待ってくれない?」「一緒に行かないか(=行こう)」「早く夏休みにならないかしら」(文末を「ないで」「ないね」「ないよ」の形にして)やわらかな調子の禁止・打ち消しの意を伴う要求・依頼などを表す。「だれにも言わないでね」「もう泣かないね。いい子だね」接続動詞および動詞に準じる語の未然形につく。サ変動詞は「し」につく(しない)。動詞「ある」にはつかないので、形容詞「ない」をもって「ある」の打ち消しとする。[参考]の用言に続く言い方には、「ないで」「なくて」の二つの形がある。状態副詞的に用言の意味を修飾する場合は「ないで」が使われる。「寝ないで待つ」など(「寝なくて待つ」とは言えない)。「なくて」は「雨が降らなくて困る」のように原因的な意味合いで使われることが多い。の形容詞・形容動詞の類につく「ない」は助動詞ではなく、一般に補助形容詞としてあつかう(新しくない・穏やかでない)。「切ない」「ぎこちない」などの「ない」は形容詞を作る接尾語とされる。助動詞「ぬ」で置き換えられる「ない」は助動動詞の「ない」とする(行かぬ→行かない)。ウ様態の助動詞「・・・そうだ」、接尾語「・・・過ぎる」に続く場合は語幹の「な」から続く(つまらなそうだ・読まな過ぎる)。俗に「つまらなさそうだ」「読まなさ過ぎる」とも言うが、さけたい。「なさ」の形は、形容詞「ない」または補助形容詞「・・・くない」「・・・でない」、形容詞「情けない」「あどけない」などについて使う(お金がなさ過ぎる・健康ではなさそうだ・情けなさそうな顔・あどけなさそうな様子)。「危ない」「少ない」などは、「ない」で終わっていても、「危なそうだ」「少なすぎる」のように語幹に続ける形が一般的。 **ない**《連語》《禁止の終助詞「な」+終助詞「い」)→ない い(終助)。 **ない・あつ**【内圧】ある物体の内部から外へ向かって加えられる圧力。[因]外圧。 **ない・あわさ・る**【綯い合わさる】《自五》〔二つのものが〕一つにからみ合う。「愛憎が―・った感情」 **ないい**【内意】心の中にもっている考え。公に発表しない内々の考え。「―を承る」 **ナイーブ**《形動》無邪気なようす。天真らんまんで素朴なようす。また、物事に感じやすいようす。「―に喜びを表す」「―で、すぐ泣く人」▽ naïve **ない・いん**【内因】物事の内部にある原因。[因]外因。 **ない・えつ**【内謁】《名・自サ》〔文〕目上の人に非公式に面会すること。内々に謁見すること。 **ない・えつ**【内閲】 《名・他サ》〔文〕内々で・見る(読む)こと。「発表前に文書を―する」[類語]内覧。 **ない・えん**【内縁】●内側のふち。内側にそった部分。[団]外縁。●法律上の結婚の手続きをしていない夫婦関係。「―の妻」[類語]事実婚。 **ない・えん**【内、苑】神社・宮中などの敷地の内側にある広い庭園。「明治神宮の―」[団]外苑。 **ない・おう**【内奥】他人には見せない内部の奥深いところ。[参考]人の精神・心などについていうことが多い。 **ない・おう**【内応】《名・自サ》〔文〕こっそりと敵方と通じること。内通。「敵に―する」 **ない・か**【内科】医学の一部門。人体の内臓の病気を、おもに手術的処置によらずに診断・治療する。また、それを専門とする医局・医院。[団]外科。 **ない・かい**【内海】陸地と陸地との間にはさまれたせまい海。海峡によって外洋と連絡している。瀬戸内海・地中海など。[対]外海。 **ない・かい**【内界】〔その人の〕心の中の世界。意識の内面。精神界。[団]外界。 **ない・がい**【内外】■《名》●うちと、そと。●国内と国外。「―の事情」 ■《接尾》《数量を表す語について)「およそ・・・ぐらい」「前後」の意。「一〇〇〇円!」 **ない・かく**【内角】●〔数]多角形のとなり合った二辺が、多角形の内部に作る角。[参考] 外角(図)。●野球で、本塁の中心から打者に近い側。インコーナー。[囡] **ない・かく**【内郭・内、廓】〔文〕〔城などの〕内側の囲い。うちぐるわ。[时]外郭。 **ない・かく**【内閣】〔法〕国の行政を担当する機関。内閣総理大臣とその他の国務大臣で合議体(=政府)を構成する。―かんぼう・ちょうかん【一官房長官】内閣官房(=内閣の庶務を取りあつかう機関)の長官。国務大臣をもってあてる。内閣総理大臣を補佐し、内閣のスポークスマンの役目もする。 <1076> と。 を補佐する。―そうりだいじん{―総理大臣}内閣の長として閣議を主宰し、行政部門を統轄する国務大臣。国会の議決によって国会議員の中から選出され、天皇が任命する。総理大臣。総理。首相。|ふ{―府}内閣機能強化のために設置された内閣総理大臣を長とする行政機関。内閣の重要政策に関する企画立案や総合調整、行政事務の処理などを担当する。 **ないがしろ【『蔑ろ】**《名・形動》 《「無きが代」の音便)〈多く「―にする」の形で〉あってもないかのようにあなどり軽んじること。「親を―にする」 **ないか・てい【内火艇】**内燃機関で走る小型の砲艦。 **ない・かん【内患】**〔文〕ある組織・国家などの内部に起きる、もめ事。国内の心配事。内憂。对外患。 **ない・かん【内観】**《名・他サ》〔心〕自分自身の心理状態やその動きを観察すること。類語内省。( **ない・がん【内含】**《名・他サ》〔文〕内部にふくむこと。 **ない・き【内規】**〔ある機関・団体などで〕明文化されていなくても、内部だけに適用する決まり。 **ない・ぎ【内儀】**〔文〕●他人の妻の尊敬語。「おー」類語内室。●〔江戸時代末に〕町人の妻。おかみ。●内密の事柄。「これは―に属することです」類語内緒。 **ない・きょく【内局】**〔法〕中央官庁の内部におかれ、大臣・次官から直接に監督を受ける局。対外局。 **ない・きん【内勤】**《名・自サ》役所・会社などで、勤め先の内部で仕事をする・こと(人)。因外勤。 **ない・くう【内『宮】**天照大神を祭ってある、伊勢の皇大神宮。ないぐう。対外宮。 **ない・けい【内径】**〔球や円筒形で、その物の厚みを加えない〕内側の直径。团外径。 **ない・けん【内見】**《名・他サ》●公開しないで、一部の特定の人だけで見ること。内覧。●〔「内部見学」の略〕建物の内部を見ること。参考②は、不動産用語。 **ないげんかん【内玄関】**〔家族用に〕表玄関のほかに設けた玄関。うちげんかん。図表玄関。 **ない・こう【内、証】**《名・自サ"》〔文〕仲間同士のいざこざ。内部で起こる争乱。うちわもめ。内紛。 **ない・こう【内向】**《名・自サ》内気で、自分の世界に閉じこもろうとすること。対外向。―せい{―性}性格が内気で社交性や行動力に乏しく、興味や関心が自己の内面に向けられる傾向にあること。対外向性。―てき{―的}《形動》性格が内向性であるようす。うちき。「彼の性格は―だ」「―な人間」囲外向的。 **ない・こう【内攻】**《名・自サ》●心の中にあるものが、外に現れないで内部にむかってたまること。「―した不満が爆発する」●病気が、体の外に症状として現れないで、深部で進み内臓の器官をおかすこと。 **ない‐こうしょう【内交渉】**正式の交渉が円滑に進むように前もって行う、非公式の交渉。 **ないこく【内国】**国の内部。国内。〔単独では用いない〕「―航路」 **ない・さい【内債】**「内国債」の略。自国内で発行・募集される債券。对外債。 **ない・さい【内妻】**内縁の妻。因正妻。 **ないさい【内済】**《名・他サ》〔文]表ざたにしないで、内々で処理すること。「事件を―にする」 **ない・ざい【内在】**《名・自サ"》内部に(本来的に備わって)あること。「組織に―する欠陥」团外在。 **ない・し【内『侍】**昔、内侍司の(=後宮の礼式や事務をとりあつかった役所)に仕えた女官。 **ない・し【内旨】**〔文〕 〔朝廷からの〕内々のお達し。 **ないし【乃至】**《接続》●〔数量などを示すとき〕上下の限界を定め、その間にふくまれる数量を示すのに使う語。・・・から・・・まで。「四万一五万」●または。あるいは。「北東―東北東の風」[◆ないし(乃至)] **ない‐じ【内示】**《名・他サ》〔公式に知らせる前に〕内々で示すこと。内達。「転勤の―ーを受ける」 **ない・じ【内耳】**脊椎動物の耳のいちばん奥の部分。音を感じとる器官がある。対外耳・中耳。 **ないし・きょう【内視鏡】**体の内部を観察するための装置。食道鏡・気管支鏡・胃鏡・膀胱鏡など。 **ない・しつ【内室】**〔文〕●身分の高い人の妻の尊敬語。奥方。●他人の妻の尊敬語。類語内儀。令室。 **ないしは【「乃至は】**《接続》「ないし」を強めた語。 **ない・しゃく【内借】**《名・他サ》●内々に金を借りること。内密の借金。●受け取るべき金の一部を期日前に借りること。前借り。「給料のー」 **ない・じゅ【内需】**国内の需要。「――拡大」因外需。 **ない・しゅう【内周】**〔円形の物体や建物などの〕内側のまわり。うちまわり。また、その長さ。対外周。 **ないじゅうがいごう【内柔外剛】**実際はおだやかでやさしい性質の持ち主だが、うわべはいかめしく強そうに見えること。外剛内柔。対外柔内刚。 **ない・しゅうげん【内祝言】**内輪で行う婚礼。 **ない・しゅっけつ【内出血】**《名・自サ》血管・毛細血管の損傷による出血が、体内や皮下で起こること。 **ない・しょ【内緒・内所・内証】** (「内証」の変化)●表向きにせず、内々にすること。また、関係者だけに秘めて外部にはかくしておくこと。内密。ないしょう。「親に――の話」類語内儀。●ないしょう③。 **ないーじょ【内助】**表立たずに内部から行う援助。〔主として妻が夫に対する場合をいう〕―の・こう{―の功}《連語》夫が社会に出て十分に働けるように、家庭のことや身の回りのことなどについて、表立たずに行き届いた世話をする妻の働き。 **ない・しょう【内証】**●自分の心のうちに(仏教の)真理を体得すること。また、その悟り。内心の悟り。● ◆ないしょ①「やや古風な言い方〕●《人目につかない場所の意から》台所。また、内部の財政状態。暮らし向き。金回り。内緒。「外見とちがい、―は火の車だ」 **ない・じょう【内情】**表向きには知られていない、内部の事情・実情。内幕。「―――を暴露する」 **ない・しょく【内職】**《名・自サ》●本職のひまにする金もうけの仕事。類語副業。●家庭の主婦が(家計を助けるため)家事のひまにする賃仕事。 **ない・しん【内心】**●心のうち(では)。心のなか(では)。心中。「失敗を後悔している」●〔数〕多角形に内接する円の中心。 **ない‐じつ【内実】**●隠されている内部の事実・事情。●本当のところ。その実。〔副詞的に使う〕「―困っている」 **ない・しん【内申】**《名・他サ》希望を内々に申し述べる・こと(文書)。―しょ{―書}学業の成績や人物評価などを書いて、出身学校から、その人の志望する上級学校などへ送られる報告書。調査書。 <1077> **ない・しん【内診】**《名・他サ》●女性の生殖器の内部を診察すること。●「宅診」に同じ。因往診。 **ない・じん【内陣】**神社・寺で、神体または本尊を安置してある奥の間。[参考]外陣。 **ない・しんのう【内親王】**現在の皇室典範で、嫡出の皇女、ならびに嫡男系嫡出の皇孫中の女子。因親王。 **ナイス**《感》人の動作、技の巧みさや物事の素晴らしさなどに感心したときに発する語。うまい。すてき。みごと。■《造語》「うまい」「素晴らしい」の意を表す。「―キャッチ」「―ボール」「ーショット」▷nice **ない・せい【内政】**国内の政治。「一干渉」对外政。 **ない・せい【内省】**《名・他サ》●事がすんだあとで、深く自分をかえりみること。反省。「一日の行いを―する」●〔心〕自分の意識経験を観察すること。内観。 **ない・せき【内戚】**父方の親類。因外戚。 **ない・せん【内戦】**国内の戦争。自国民同士の抗争。「国が乱れて―が絶えない」類語内乱。 **ない・せん【内線】**●屋内の電線。●官庁・会社などの構内に設けた電話線。内部間で使われている電話線。②外線。 **ない‐てい【内偵】**《名・他サ》ひそかに相手のようすをさぐり調べること。「敵情を―する」 **ない・そう【内争】**《名・自サ》〔文〕内部での争い。うちわもめ。内紛。「―に明け暮れる」 **ない・そう【内装】**建築物などの内部の設備・装飾。また、そのための工事。インテリア。「―工事」「―をかえる」対外装。 **ない・ぞう【内臓】**〔呼吸器・消化器・泌尿器など〕動物の胸・腹の内部にある器官の総称。「一疾患」 **ない・ぞう【内蔵】**《名・他サ》その内部にふくみもつこと。組み込んであること。「ストロボーカメラ」類語內包。 **ない・そん【内孫】**〔文〕うちまご。因外孫。 **ナイター**夜に行う、野球・サッカーなどの試合。ナイトゲーム。▽nighter (=・・・するもの)からの和製語。 **ない・だい【内題】**書物のとびら、または本文のはじめに記された題名。因外題。 **ない、だいじん【内大臣】**●昔、左・右大臣と同じく政務・儀式にあたった大臣。●一八八五年に置かれ、宮中で天皇を補佐した大臣。一九四五年廃止。 **ない、だく【内諾】**《名・他サ》内々に承諾すること。[コロ]「社長の―を得る」 **ない・たつ【内達】**《名・他サ》〔文〕内々で知らせること。また、内々の通達。内示。「昇進の―を受ける」 **ない・だん【内談】**《名・他サ》内密に話し合うこと。また、その話し合い。内密の談話。類語密談。 **ない‐ち【内地】**●本国の領土内の土地。国内(の土地)。「一留学」●第二次世界大戦の終了まで日本が統治していた台湾・朝鮮・満州・樺太・南洋諸島などの地域に対して、日本固有の領土である本州・四国・九州・北海道、およびそれに付属する諸島。因②外地。●海岸から遠く入った内部の地方。内陸。 **ナイチンゲール**●ヒタキ科の小鳥。ヨーロッパやアフリカにすむ。夜に鳴く。小夜鳴き鳥。●女性の「看護師」の美称。[参考]②は、「クリミヤの天使」と呼ばれたイギリスの看護婦の名にちなむ。▽nightingale **ない・つう【内通】**《名・自サ》●ひそかに敵に通じること。内応。「敵側に―する」●男女がひそかに情を通じること。密通。私通。 **ない‐てい【内定】**《名・自他サ》正式の発表・手続きの前に、内々に・決まる(決める)こと。また、その決定。「就職がーする」「―をもらう」 **ない・てき【内的】**《形動》●〔ある物事の〕内部に関するようす。内部的。「経営不振の―原因」●〔肉体や物質に対して〕精神に関するようす。内面的。「―生活」「一体験」②外的。 **ない・てん【内典】**仏教の経典。〔仏教の立場に立った言い方〕外典。 **ナイト**《造語》「夜」「夜間」の意を表す。「―ウエア」▷night ーキャップ ●ねるとき髪の乱れを防ぐためにかぶる帽子。●「寝酒」に同じ。▽nightcap ークラブ 夜間の社交場。料理や酒を出し、ショーを見せる。▽nightclub ーゲーム 夜間に行う試合。ナイター。デーゲーム。▽night game ーショー 夜おそく行うショー。深夜興行。▽night show からの和製語。―スポット 夜の歓楽街。▷nightspot **ナイト**ヨーロッパ中世の騎士。●英国の爵位の一つ。平民で国家に功労があったものに授けられ、「サー」の称号を受ける。●女性を護衛する男性。「―ぶりを発揮する」 ▷knight **ないど・きん【内、帑金】** (「帑」は「金ぐら」の意)天皇や君主の手もとにある金。 **ない・ない【内内】**■《名》表立たないで事を行うこと。うちわ。「―の約束」日《副》心の中でひそかに思うようす。うちわに。内心では。「――無事をいのる」 **ないないづくし【無い無い尽くし】**あれもないこれもない状態。ない物だらけ。ない物づくし。 **ないねん・きかん【内燃機関】**ガス・ガソリン・重油などの燃料を気筒内で燃焼・爆発させ、ピストンを動かして動力を得る機関。因外燃機関。 **ない・はつ【内発】**《名・自サ》〔文〕内側から自然に現れ出ること。「――する平和への願い」「一的」 **ない・ひ【内皮】**●内側にある皮。●脊椎動物の血管やリンパ管の内面の上皮性の組織。●高等植物の各器官の皮層の最も内側にあって、中心柱を囲み保護している一列の細胞層。因①~③外皮。 **ナイフ** (西洋風の)物を切ったりけずったりするための小刀。「ジャックー」●洋食用の小刀。▽knife **ない!ぶ【内部】**●物の内側。外からへだてられている中の部分。内面。●組織や集団の範囲の中。仲間や関係者。②外部。 **ない・ふく【内服】**《名・他サ"》〔医〕飲み薬(を飲むこと)。内用。「―薬」团外用。 **ない・ふく【内福】**《名・形動》〔文〕 〔外観に比べて〕内実が豊かなこと。「―な家庭」 **ない!ふん【内憤】**〔文〕心の中のいきどおり。[コロ]「―を秘める」 **ない・ふん【内紛】**ある国・組織などの、うちわもめ。内訌。「―が絶えない党内」 **ない・ぶん【内分】**●内聞②。●《名・他サ》〔数〕一つの線分を、その線分上の任意の一点で二つに分けること。 **ない・ぶん【内聞】**《名・他サ》●身分の高い人の耳に非公式に入ること。[コロ]「―に達する」●表ざたにしないこと。内密。内分。「ごーに願います」 **ない!ぶんぴつ【内分泌】**動物体内の分泌腺で作られたホルモンを直接血液中に送り出すこと。ないぶんぴ。对外分泌。 <1078> **ない・へき【内壁】**〔文]内側のかべ。团外壁。 **ない・へん【内編・内篇】**書籍(特に漢籍)で、その著者が要旨を述べた主要な部分。[参考]外編。 **ない・ほう【内包】**《名・他サ》●内部にふくみ持つこと。「―する矛盾」類語)内蔵。●〔論〕一つの概念にふくまれる性質。すなわち、その概念に当てはまるすべての事物、外延が共通に持っている性質。たとえば、「人間」という概念の内包は、「二本足で立つ」「言語を用いる」「思考する」「死ぬ」などである。对外延。 **ない・ほう【内報】**《名・他サ》内々に知らせること。また、その知らせ。「警察から内閣に―があった」 **ない・まく【内幕】**●うちまく。●裏話。 **ない・まぜ「「綯い交ぜ】**綯い交ぜること。また、綯い交ぜたもの。ごちゃごちゃになっている・こと(もの)。「愛と憎しみが―になった感情をいだく」 **ない・ま・ぜる【綯い交ぜる】**《他下一》●種々の色糸をまぜてより合わせる。●性質のちがった種々のものをまぜ合わせて一つにする。 **ない・みつ【内密】**《名・形動》かくして表ざたにしないこと。内緒。内聞。「―に進める」「どうぞごーに」 **ない・む【内務】**●国内の政務。团外務。●〔旧軍隊で〕室内での日常生活に関する仕事。 **ない・めい【内命】**《名・他サ》内々に命令すること。また、その命令。「社長の―を受ける」 **ない・めん【内面】**●〔物事の〕内側。内部に向いている面。内部。●精神・心理に関する方面。「―を丁寧にえがいた伝記」囲外面。―か{―化}《名・自他サ》〔心〕社会の規範や他人の考え方などを、心の中に取りこんで自分のものとすること。また、そうなること。「新しい価値観を―する」―てき{―的}《形動》物事の内側に関するようす。「――な仕組み」●心や精神に関するようす。内的。「――に成長する」因①②外面的。 **ないもの・ねだり【無い物ねだり】**ないものを欲しがること。また、実現できないことを無理に求めること。 **ない・や【内野】**●野球で、本塁・一塁・二塁・三塁を結ぶ直線によって作られる四角形の内側の区域。また、内野手の守備範囲。インフィールド。ダイヤモンド。●「内野手」の略。●「内野席」の略。野球場で、一塁側と三塁側の本塁寄りの観客席。因①~③外野。―しゅ{一手}野球で、内野を守るプレーヤー。一塁手・二塁手・三塁手・遊撃手の総称。インフィールダー。内野。对外野手。 **ない・やく【内約】**《名・他サ》内々の約束。内輪の取り決め。「―を結ぶ」類語密約。 **ない・ゆう【内憂】**組織(特に国)の内部の心配事やもめ事。内患。对外憂。――外患交交至る《句》〔文〕内部からも外部からも、心配事が続けざまに起こる。 **ない‐よう【内容】**●ある物の中にはいっている物。中身。「一物」●〔文章や話など〕ある形をとって表されている事柄。「――にとぼしい論文」●「哲〕 〔事柄や現象などを〕成り立たせている実質・意味。团形式。ーしょうめい{一証明}「内容証明郵便」の略。書留郵便物の、文書・日付・差出人・宛先などの謄本を作り、証明するもの。 **ない‐よう【内洋】**大部分を陸地で囲まれた海。内海。因外洋。 **ない‐よう【内用】**●内輪の用事。●《名・他サ》薬をのむこと。内服。「一薬」团外用。 **ない・らん【内乱】**〔政府の転覆、国内の混乱など〕ある政治的な目的をもって多数の者が集まって暴動を起こすこと。国内の戦闘状態。「――罪」類語内戦。 **ない・らん【内覧】**《名・他サ》〔文〕●内内に見ること。内見。「―に供する」●建物の内部を見学すること。―かい{―会}建物の内部を見学する集まり。「新店舗のー」 **ない・りく【内陸】**海岸から遠くはなれた陸地帯。 **ない・りんざん【内輪山】**カルデラや火口内に新しく噴出した小火山(群)。团外輪山。 **ナイロン**石炭などを原料とした化学合成繊維の総称。絹に似る。強く、弾力性に富む。衣料・釣り糸などに用いられる。[参考]もと、商標名。▽nylon **ナイン**〔一チームが九人から成ることから〕野球のチーム。また、そのメンバー全員。▽nine (=九) **な・う【「綯う】**《他五》よりをかけて何本かのものを一つにする。「縄を―・う」図《四》。 **ナウ**《形動》〔俗〕新しさを持っているようす。「―な生き方」▽now **ナウ・い【ナウ・い】**《形》〔俗]流行の先端を行っていて、いかにも現代的である。ナウである。「センスが―・いね」[参考]「ナウ(now)」を形容詞化した語。一九八〇~一九九〇年代にかけての流行語。 **なうて【名うて】**〈「ーの」の形で〉ある方面で名高いこと。有名なこと。「―の暴れ者」 **なえ【苗】**●芽を出して間もない植物。類語苗木。●田に植え込む前の発芽して間もない稲。「―を一列に植える」 **なえ・ぎ【苗木】**、移植するための幼い樹木。類語苗。 **なえ・どこ【苗床】**〔野菜・草花・樹木などの〕種をまいて苗を育てる所。[参考]水稲では「苗代」という。 **な・える【萎える】**《自下一》●体力や気力がおとろえてぐったりする。「勇気が―・える」●草木などがしおれる。●〔衣服が〕くたくたになる。図な・ゆ《下二》。 **なお【『猶・『尚】**《副》●以前の状態がそのときも続いているようす。相変わらず。まだ。「残暑は――おとろえない」●「ある物事と比較して〕それ以上に。さらに。いっそう。「―悪いことに・・・」●それ以上に追加する・余地(必要)があるようす。「憎んでも一憎い」日《接続》ある事柄を述べたあとで、さらに他の事柄を言いそえるときに使う。「―、くわしいことは後程申し上げます」[表記]日は多く「尚」と書く。類語ただ。 **なお・かつ【『尚且つ】**《副》●そのうえにまた。さらに。それでもやはり。それでもまだ。「彼は精一杯にこにこしているのに、―おそれられる」 **なおさら【『尚更】**《副》そのうえ、ますます。それにも増して。いっそう。「それでは―つらい」 **なおざり【『等『閑】**《名・形動》〔物事に〕注意をはらわないこと。いいかげんにしてほうっておくこと。おろそか。等閑。「勉強をーにして遊んでばかりいる」 **なおし【直し】**■《名》●なおすこと。●誤りなどを、正しくすること。訂正。「―の多い原稿」●つくろいなおすこと。修理。修繕。●「直し味醂」の略。味醂に焼酎をまぜて作ったあまい酒。●「直し酒」の略。腐敗しかけた酒または下等な酒を加工して、ふつうの酒のような香味をもたせたもの。 <1079> 《接尾》《動詞の連用形について)その動作をしなおすことの意。「書きー」 **なお・す【直す・治す】**《他五》●正常な状態に・する(もどす)。●〔乱れた(悪くなった)ものを」もとの整った(よい)状態にする。「ぬいだ履き物を―・す」●〔まちがいを〕正しくする。訂正する。「ことばづかいを―・す」類語(5)是正。修正。●こわれたものを、もとの正常な状態にする。修理する。修繕する。類語(新)修復。補修。●病気やけがを治療して、健康な状態にする。癒す。治癒させる。[表記]は多く「治す」と書く。●改める。変える。「英文を和文に―・す(=翻訳する)」「尺貫法をメートル法に―・す(=換算する)」●正式の地位につける。「見習いを正社員に―・す」囡《四》。《接尾》「もう一度…する」「改めて・・・する」「正しく・・・する」の意。「言い―・す」図《四》。[使い分け]「なおる・なおす」 **なお、なお【『猶猶・『尚『尚】**《副》●まだまだ。●ますます。●つけ加えて。「きみには―言いたいことがある」―がき{『尚『尚書き}追って書き。追伸。二伸。[参考]冒頭に「尚々」と書くのでいう。 **なお・の・こと【『猶のこと・『尚のこと】**《副》「なお」日②を強めていう語。さらにその上。よりいっそう。「参加する人が君ならば、―助かる」 **なお・も【『猶も・『尚も】**《副》その上まだ。さらに。「一言いつのる」 **なお・もって【『尚以て】**《副》〔文〕なおさら。「男子ならば―覚悟せねばならぬ」 **なおらい【直『会】**[文]祭儀のあと、お神酒・供物をおろして参列者がする宴会。 **なおり【直り】**もとの状態になること。病気やけががなおること。「けがのーが早い」「仲ー」 **なお・る【直る・治る】**《自五》●正常な状態に・なる(もどる)。〔乱れた(悪くなった)ものが」もとの整った(よい)状態になる。「悪いくせが―・る」類語()*回復。●まちがいが、改まって正しくなる。「誤字の―・った作文」●こわれたものが、もとの正常な状態になる。類語(計)復旧。●病気やけがが回復して、健康な状態になる。癒える。治癒する。[表記]は多く「治る」と書く。●正しく座る。「その場に―・る」●正式の地位につく。「正妻に―・る」●[乗り物・劇場などの座席で〕等級を変えて、上級の席に移る。図《四》。[使い分け]「なおる・なおす」 **なおれ【名折れ】**名誉がそこなわれること。「一門のー」類語恥。不名誉。 **なか【中】**●囲い・仕切りの内側。内部。「列車の―」●〔空間的に〕中央。まん中。「子供を―にして囲む」「――まで焼けた」●外面に現れない部分。「心の―」●ある範囲にふくまれる部分。うち。「この―ではだれがすぐれているか」「小説の一の人物」●二つのものの間。中間。「二人の一に入る」●〔物事を三分したときの〕二番目の・部分(もの)。まん中。「―の姉」●ある物事が(盛んに)進行しているとき。また、ある状態が続いているとき。「雨の―を出かける」 **なか【仲】**〔人と人との〕間柄。「―のよい友達」 **なが‐あめ【長雨】**いく日も降り続く雨。 **なかい【仲居】**〔料理屋などで〕客の接待や雑用をする女性。 **ながーい【長居】**《名・自サ》〔他人の家などをたずねて」そこに長くいること。長座。「―は無用」 **なが・い【長い・永い】**■《形》●距離のへだたりが大きい。「―・い道」〔抽象的なものにも用いる」「気の―・い人だ」●時間のへだたりが大きい。「京都に―・く滞在する」「―・い一生」「話が―・い」[表記]は「長い」と書く。②で、永久の意をふくむ場合は「永い」とも書く。対①②短い。図なが・し《ク》。《名》漢字の部首「長」の称。[表記]日はふつう、ひらがなで書く。[使い分け]―い目で・見る《句》現状のまま、気長に将来を見守る。また、遠い将来には望ましい結果になることを期して、一時の失敗などは問題にしない態度をとる。――いものには巻かれろ《句》権力・勢力のあるものには反抗しないで、従ったほうが得だ。――い草鞋を履・く《句》博徒などが、悪事を働くなどしてその土地にいられなくなり、旅に出る。 **ながーいき【長生き】**《名・自サ》より長く生きること。長命。長寿。 **なが・いす【長椅子】**二人以上の人が並んで腰かけられるように、横に長く作ってあるいす。 **ながいも【長芋・長、薯】**ヤマノイモ科のつる性多年草。根茎を食用にするために栽培される。 **なか・いり【中入り】**相撲・芝居などで、途中でしばらく休憩すること。[参考]大相撲では、十両同士の対戦後の休憩をいう。「―後の取組」[表記]寄席もなどでは「仲入り」とも。 **なが・うた【長唄】**●歌舞伎の伴奏としての三味線音楽が独立してできた芸術的歌曲。多く歌詞を浄瑠璃・謡曲だからとった長い三味線唄。江戸長唄。●〔組唄・語り物など]江戸時代初期から上方で行われた三味線音楽の総称。地唄。上方長唄。 <1080> **なか・うり【中売り】**〔芝居などの〕興行場内で飲食物を売り歩く・こと(人)。 **ながえ【轅】**《「長柄」の意)牛車・馬車などの前方に長くつき出した二本の棒。その前端に軛をわたして、馬や牛の首をつないで車を引かせる。[参考]牛車(図)。 **なが‐え【長柄】**柄の長いこと。また、その柄。また、その柄がついている道具。「―のきせる」 **なが‐おい【長追い】**《名・他サ》〔にげるものを〕遠くまで追いかけること。類語深追い。 **なか・おし【中押し】**ちゅうおし。 **なか・おち【中落ち】**魚を三枚におろしたときの中骨の部分(に残った肉)。 **なか・おもて【中表】**表面を内側にして・たたむ(重ねる)こと。 **なか・おれ【中折れ】**●《名・自サ》中央が折れ、またはくぼんでいること。「中折れ帽」の略。男性用で、山の中央部を縦に折りくぼめてかぶる、つばのあるやわらかい帽子。中折れ帽子。ソフト。 **なか・がい【仲買】**物品・権利などの売買の仲立ちをして利益を得る商売。また、それを職業とする人。ブローカー。ーにん{一人}●物品・権利などの売買の仲介を職業とする人。ブローカー。●「商品仲買人」の略。一定の取引所で客の委託注文を受け、または自分自身で売買取引をする会員。 **ながき【永き】**《文語形容詞「ながし」の連体形)ながいこと。ながい年月。「数世紀の―にわたる」 **なが‐ぎ【長着】**和服で、羽織などに対して丈が足首のあたりまであるもの。ふつう「着物」といわれているもの。 **なか・ぎり【中『限】**現物受け渡しの期限が契約の翌月の末日であること。また、そのような契約の取り引き。中物。中期。中限。因当限・先限。 **ながぐつ【長靴】**〔雨の日や乗馬のときなどにはく〕ゴムまたは革製の長いくつ。ちょうか。団短靴。 **なか・ぐろ【中黒】**印刷活字で、並列点・小数点などとして用いる点。なかてん。「・」。 **なか‐ご【中子】**●もののまん中のところ。中心。●ウリ類の中心の種のあるところ。●刃物・刀剣類の、柄にはいっている部分。[表記]③は多く「茎」「中心」と書く。●入れ子の中にはいる方の箱。「重箱の―」 **なか‐ごろ【中頃】**●ある時期・期間のまん中ごろ。半ば。「秋の―」●中ほどの部分。「ホームの―」 **ながさ【長さ】**長いこと。また、その程度。 **なが‐ざ【長座】**《名・自サ"》長い間いること。長居。「夕立にあってーした」 **なか‐し【仲仕】**〔卑称〕荷物をかついで運ぶ労働者。また、土木業を手伝う労働者。「沖―」 **ながし【流し】**●流すこと。「灯籠ら―」●台所・洗面所・井戸端などにある、物を洗い、洗い水を流す・設備(場所)。流し場。●湯ぶねのそばで体を洗う所。流し場。●湯屋で、客の背中を洗う・こと(人)。「―をとる(=頼む)」●芸人などが客を求めてあちこち移り歩くこと。また、その人。「―のギター弾き」◎タクシーなどが客を求めて町中をあちこち走ること。 **ながし・あみ【流し網】**刺し網の一種。魚の通り道をさえぎるようにして張る網。また、その漁法。 **ながし・いた【流し板】**●台所・浴室などの流しに張りわたした板。●銭湯で、体を洗い流す板の間。 **ながし・うち【流し打ち】**野球で、右打者ならライト方向へ、左打者ならレフト方向へ行くように球に逆らわずに打つこと。 **なか・しお【中潮】**干満の差が中ぐらいの潮。 **なが・しお【長潮】**干満の差が最も少ない潮。 **なが‐しかく【長四角】**「長方形」に同じ。 **なか‐じき【中敷き】**中にしく・こと(もの)。「靴の―」 **ながし・こ・む【流し込む】**《他五》流すようにして中に入れる。流し入れる。「寒天を型に―・む」 **ながし・どり【流し撮り】**《名・他サ》〔速く動く物体を撮影するときに〕被写体の動きに合わせてカメラを移動させながらシャッターを切る撮影法。追い写し。 **ながし・ば【流し場】**流し②。流し。 **ながしびな【流し雛】**三月三日の節句の夕方、川や海に流す紙製のひな人形。また、その行事。 **なかじま【中島】**川・池などの中にある島。中の島。 **ながし・め【流し目】**●頭を動かさず、目だけをその方に向けて見ること。●異性の気を引くような、なまめかしい目つき。いろめ。秋波。[コロ]「―を送る」 **ながし・もと【流し元】**台所の、流し②のある所。 **なが・じゅばん【長、襦袢】**和服用の、丈の長い下着。長じばん。 **なが・じり【長尻】**よその家を訪ねて、長時間話しこんで帰ろうとしない・こと(人)。ながっちり。 **なか・す【中州・中、洲】**川の中に土砂が積もって、島のように水面から出ている所。 **なか・す【泣かす】**《他五》→泣かせる。図《四》。 **なが・す【流す】**《他五》●〔液体を〕流れさせる。「ふろの水を―・す」「液体に見立てたものにもいう」「電流を―・す」●〔液体を〕したたらせる。たらす。落とす。「涙を―・す」●流れによって他の物を移動させる。「いかだを―・す」〔抽象的なものにもいう〕「水にー・す」●水・湯などで、汚れを洗い落とす。「背中を―・す」●気体をただよい移らせる。「新鮮な空気を―・す」◎広める。広く・知れる(聞こえる)ようにする。流布させる。「情報を―・す」「音楽を―・す」[コロ]「浮き名を―・す」●罪人を離れ島または都から遠くはなれた所に送る。島流しにする。流刑に処する。《動詞の連用形に付いて)軽く受けて、気にとめないでおく。「皮肉を聞き―・す」◎《自動詞的に用いて》〔客を求めて]移動する。●芸人などが、客を求めて移り歩く。●タクシーが客を求めて町を走る。「タクシーが市内を―・す」●物事が実現・完了する前にだめにする。無効にする。●流産させる。●[計画・催し物などを〕取りやめにする。中止する。●質草を期限までにうけ出さず、所有権を失う。《四》。 **ながす・くじら【長須鯨・長、簀鯨】**ナガスクジラ科の動物。クジラの中ではシロナガスクジラに次いで大きい。体長二〇~三〇が。えびすくじら。ながす。 **なかせ【泣かせ】**《接尾》 《「泣かせる」の連用形から)ひどく困らせる・こと(もの)の意。「商人―」「親―」 **なか・せる【泣かせる】**《他下一》《「泣く」の使役形》●泣くようにさせる。「弟を―・せる」●苦しませたり困らせたりしてなげかせる。「親を―・せる」(自動詞的に)思わず涙が出るほど感動させられる。「―・せる話だ」類語泣ける。=泣かす。図なか・す《下二》。 <1081> 詞的に)思わず涙が出るほど感動させられる。「―・せる話だ」[類語]泣ける。=泣かす。 **なか・す**《下二》。 **なかせん・どう**【中『山道・中仙道】五街道の一つ。江戸日本橋から高崎・下諏訪・木曽谷を通り、近江{おうみ}守山を経て、近江草津で東海道と合流。この間六七宿で、さらに京都までをふくめることもある。 **なが‐そで**【長袖】❶和服で、たもとの長い袖(のついた着物)。❷洋服で、手首までの長さがある袖(の服)。「―のシャツ」 **なか・ぞら**【中空】❶〔斜め上を見たときの〕空の中ほど。中天{ちゅうてん}。中空{ちゅうくう}。❷心が落ち着かないこと。うわのそら。 **なか・だか**【中高】《名・形動》まん中が高いこと。「―の額{ひたい}」[対]中低{なかびく}。 **なかたがい**【仲『違い】《名・自サ》人と人との間柄がうまくゆかなくなること。また、仲の悪い状態。 **なか・だち**【仲立ち・『媒】《名・自サ》二者の間をとりもつこと。特に、取り引き・結婚・交渉などのとりもちをする・こと(人)。橋渡し。「交渉のーをする」 **なが・たび**【長旅】長い間旅を続けること。また、長期間にわたる行程の長い旅。「―の疲れが出た」 **なが・たらし・い**【長たらしい】《形》〔文章や話などが〕だらだらとして、いやになるほど長い。ながったらしい。 **なか・だるみ**【中弛み】《名・自サ》勢いが中ほどで、一時ゆるむこと。「試合がーになる」 **なが・だんぎ**【長談義・長談議】聞いているのがいやになるほどの長たらしい話。「へたの―」 **なが・ちょうば**【長町場・長丁場】❶〔旅などで〕長い道のり。❷仕事などで、一段落するまでが長くて時間がかかる場面。また、時間の長くかかる物事。「―の工事」「―の芝居」[表記]②は「長丁場」と書く。 **なか・つぎ**【中継ぎ・中次ぎ】❶《名・他サ》ある物と他の物との継ぎ目が中間にくるようにつなぎ合わせること。また、その継ぎ目。❷尺八や三味線の棹{さお}などで、中途でつなぎ合わせるようにしたもの。また、その継ぎ目。❸抹茶の茶入れの形の一つ。ふたと身が同じ高さで、中央で継ぎ目ができるもの。❹《名・他サ》〔仕事などを別の人が〕途中でひきつぐこと。「―の投手」 **なか‐つぎ・ぼうえき**【―貿易】輸入した製品をそのまま、また、簡単な加工をして再輸出する貿易。中継貿易。 **なか・ね**【中値】〔取り引きで〕高値と安値、または売値と買値との中間の値段。 **なが‐つき**【長月】[雅]陰曆九月。菊月{きくづき}。[参考]太陽暦の九月にもいう。 **ながっちり**【長っ尻】→ながじり。 **なが‐つづき**【長続き】《名・自サ》〔ある物事が〕長い間とぎれないで続くこと。永続。「仕事がーしない」 **なか・づり**【中、吊り】「中吊り広告」の略。車内広告のうち、中央の通路の上につり下げる広告。 **なか・て**【中手・中『稲】❶早稲{わせ}と晩稲{おくて}の間に実る稲。❷早生{わせ}と晩生{おくて}の間に生育する作物。[表記]はふつう「中稲」と書く。[対]奥手・早生・早稲。 **なが‐て**【長手】❶長いほうのもの。長め。❷[古]長い道のり。「道のー」 **なか・でも**【中でも】《副》多くのもののうち、特に。とりわけ。「―いちばん楽しかった思い出は・・・」 **なか‐と**【中、砥】質の中ぐらいの砥石{といし}。粗砥{あらと}で研いだ刃物を研ぐのに使う。中砥{なかと}。[対]粗砥・真砥{まど}。 **ながと**【長『門】旧国名の一つ。今の山口県の北西部。 **なか・なおり**【仲直り・中直り】《名・自サ》❶仲が悪くなっていた者同士が、再び仲よくなること。❷病気で死期が近づいた者が、死に際にやや回復したように見えること。[表記]②は「中直り」と書く。 **なかなか**【中中・却却】《副》❶予期していた以上に程度が高いようす。かなり。ずいぶん。思いの外。「―みごとな絵だ」❷(ふつう、あとに打ち消しの語をに伴って)簡単には。すぐには。「――帰ってこない」[表記]❶はふつうかな書き。■《感》[古]さよう。いかにも。〔狂言などでよく使われる〕 **ながなが**【長長】《副》〔時間や尺度が〕ひどく長いようす。「―と身を横たえる」 **ながなが・し・い**【長長しい】《形》いやになるほど長い。「―・いお説教」ながなが・し《シク》。 **なかにわ**【中庭】家屋の中で、そのいくつかの棟に囲まれたように作られた庭。また、建物と建物あるいは室と室との間に設けられた庭。内庭{うちには}。[類語]坪庭。 **なか・ぬり**【中塗り】《名・自サ》[壁や漆器などをぬるとき]下塗りのあと、上塗りの前にぬる・こと(作業)。[類語]荒塗り・上塗り・下塗り。 **なが・ねぎ**【長、葱】「葉ねぎ」「根深ねぎ」の別称。棒ねぎ。[参考]「タマネギ」に対していう。 **なが・ねん**【長年・永年】長い年月(の間)。永年{えいねん}。 **ながの**【長の・永の】《連体》〔時間的・距離的に〕長い。また、永久の。「―別れ」「―いとまを告げる」[表記]「永久」の意では「永の」と書く。 **なかば**【半ば】■《名》❶時間・空間・物事の全体を二等分した、その一方。半分。❷一続きの時間・空間・物事を半分に分けたあたり。中程。途中。「六月の―」■《副》その状態に完全に成りきっていないようす。半分ほどその状態であるようす。「――暮れかかった夕空」「志―で倒れる」 **なが‐ばかま**【長、袴】裾を長く引きずってはく袴。昔、礼装に用いた。 **なか・ばたらき**【仲働き・中働き】奥向きと勝手との間の雑用をする女性。[参考]下働き。 **なが・ばなし**【長話】《名・自サ》長たらしいおしゃべり。また、その話。長っぱなし。「電話の―は困る」 **なか・び**【中日】〔芝居・大相撲などの〕興行期間の中間にあたる日。「春場所の―」 **なか・びく**【中低】《名・形動》まん中が低いこと。「―の顔立ち(=鼻が低い顔立ち)」[対]中高{なかだか}。 **なが・び・く**【長引く】《自五》長くなる。おそくなる。のびのびになる。「活発な議論で会議が―・いてる」 **なが・びつ**【長、櫃】衣類や手回りの道具などを入れる、長方形のひつ。[類語]長持{ながもち}。 **なが・ひばち**【長火鉢】長方形の箱形の火鉢。 **なか・ほど**【中程】❶物事の程度が中ぐらい。「―の成績」❷物の位置がまん中の・あたり(場所)。「月が夜空の―にある」❸〔時間的・距離的に〕中ごろ。なかば。[類語]中途。中間。[表記]ふつう「中ほど」と書く。 **なかま**【仲間】❶同じ目的のために、いっしょに何かをする者同士。同志。「働く―の祭典」❷何らかの共通項をもつもの同士。同類。「タンポポはキクのーだ」―いり【―入り】《名・自サ》仲間に加わること。[類語]加入。加盟。―はずれ【―外れ】仲間から除外・する(される)こと。のけもの。―われ【―割れ】《名・自サ》仲間が分裂すること。 <1082> **なか‐まく【中幕】**歌舞伎で、観客の気分転換に一番目と二番目の狂言の間にはさむ、一幕物の狂言。 **なか・み【中身・中味】**●中にはいっている・もの(内容)。「箱の―」「話の―」●刀の刃の部分。刀身。 **なか・みせ【仲店・仲見世】**社寺の境内にある商店街。「浅草の―」 **なが・むし【長虫】**へビ類の俗称。 **ながめ【眺め】**ながめるだけの価値がある景色。展望。〔自然の風景に言うことが多い」「山頂からの―」「―が開ける」類語見晴らし。風光。景観。 **なが‐め【長め】**《名・形動》ある基準より少し長い・こと(状態)。こころもち長いこと。団短め。 **ながめ・い・る【眺め入る】**《自五》つくづくとながめる。「古いアルバムにしばし―・る」 **ながめ・や・る【眺め『遣る】**《他五》遠くをながめる。 **なが・める【眺める】**《他下一》●じっと見つめる。つくづくと見まもる。●「景色などを〕遠くのぞみ見る。見わたす。「アルプスを―・める」類語見やる。見晴らす。図なが・む《下1二》。 **ながもち【長持ち】**●《名・自サ》物が同じような状態を長く保つこと。長い間、こわれたり減ったり損なわれたりしないこと。●衣類・調度を入れておく、ふたの付いた長方形の箱。類語長櫃。[参考]②は『棹(さお)』『二棹(ふたさお)…」と数える。[表記]②は「長持」と書く。 **なが‐や【長屋】**一棟を何戸かに区切り、多くの世帯が住めるようにした家。棟割り長屋。―もん{一門}武家屋敷などで、両側が長屋造りになっている門。 **なか・やすみ【中休み】**《名・自サ》〔仕事などの〕途中で一休みすること。また、その休み。 **なが・やみ【長病み】**長い期間、病気であること。また、その病気。長患い。 **なが・ゆ【長湯】**長い時間入浴すること。 **なか・ゆび【中指】**五本の指のうち、まん中の指。高高指。 **なか・ゆるし【中許し】**「中伝」に同じ。団初許し・奥許し。 **なが‐よ【長夜・永夜】**日暮れが早く、なかなか夜が明けない長い夜。夜長。長夜。「秋の―」団短夜。 **なかよし【仲良し・仲『好し】**仲がよい・こと(間柄の人)。―こよし{仲『好し小『好し}「仲よし」を調子よく言うことば。〔おもに子供が用いる〕 **なか・ら【『半ら】**《「ら」は接尾語》〔古〕●なかば。半分。途中。なかほど。●半数。大半。 **ながら【乍ら】**《接助》《上代の助詞「な(=の)」+名詞「から」という)●〔主に、継続動作を表す動詞の連用形につく。また、名詞・副詞などにつく〕二つ以上の動作を同時に並行・継続して行う事態を表すのに使う。・・・のままの状態で。「泣きじゃくりながら訴える」「生まれながらの(=生来の)悪人」●〔主に、存在や状態を表す動詞の連用形、体言などにつく〕並立しにくい二つ以上の事態が、それにもかかわらず、同時に存在していることを表すのに使う。また、断りや前置きを述べるのに使う。「疲れていながら眠れない」「及ばずながら協力しましょう」「陰ながら応援する」●〔数量を表す語について、副詞句を作る」そのまま全部。「三つながら気が弱い」[参考]③は「とも」に比べて文語的。[表記]ふつうかな書きにする。 **なからい【仲『合】**[文]人と人との関係。交情。 **ながら・える【長らえる・永らえる・『存える】**《自下一》長い年月を生き続ける。「命を―・える」図ながら・ふ《下二》。 **ながらく【長らく】**《副》長い間。久しく。「―お世話になりました」[参考]「長く」と「しばらく」の混同からできた語。 **ながら・ぞく【ながら族】**〔俗]テレビを見たりラジオや音楽を聞いたりしながら勉強や仕事をする人。 **なから・はんじゃく【『半ら半尺】**《形動》中途はんぱなようす。いいかげん。〔古風なことば」 **なかれ【母れ】**漢字の部首「母」の称。ははのかん。 **なかれ【勿れ・莫れ】**《形ク》《文語形容詞「なし」の命令形)〔文〕禁止の意を表す語。・・・してはいけない。・・・するな。・・・な。「ゆめゆめ疑うー」「君死にたまふこと————〈与謝野晶子〉」 **ながれ【流れ】**■《名》●流れる・こと(もの・ようす)。「川のー」「車の―」〔ひゆ的に、時間のように移り過ぎていくものにも言う」「歴史の―を考える」●「試合のーを変える一発」●流れる水。流水。川。●〔催し物が終わって〕散って行く人々。また、その足取り。「宴会の―」●同じ筋につながるもの。血統。系統。「アララギ派の―」●風潮。一般傾向。「政治のーが変わる」●屋根が傾斜していること。「片ー」●質物をうけ出す期限が過ぎて、所有権がなくなる・こと(物)。③お流れ。《助数》旗などを数える語。旒。「日の丸の旗一一」――に棹差・す《句》●流れのままに水掉、をさして船を操る。●大勢に逆らわずに世の中をうまく渡る。時流に乗る。時流に逆らう意での使用は誤用。―を汲む《句》その系統や流派に属していて、・や技芸・学問などを受けついでいる。「源氏の―・む家柄」 **ながれ・かいさん【流れ解散】**●デモ行進で、目的地に到着ししだい順次解散すること。●会合などで、出席者が思い思いに散会すること。 **ながれ・さぎょう【流れ作業】**製造工程の順に機械と作業員を配置し、作業を分業化して全工程を直線的な流れにする方式。コンベヤーシステムなど。 **ながれ・ず【流れ図】**「フローチャート②」に同じ。 **ながれ・だま【流れ弾・流れ玉】**目標をそれた弾丸。それだま。流弾。「――に当たる」 **ながれ・づくり【流れ造り】**神社建築の様式の一つ。屋根の前面が長くのびて正面の参拝所をおおうようにしたもの。 **ながれ・ぼし【流れ星】**●流星。●馬の鼻の上から額にのびた白い毛の斑点。また、その馬。流れ額。 **ながれ・もの【流れ者】**一定の住所や職場を持たずに、転々としている者。渡り者。よそ者。 **ながれ・や【流れ矢】**目標をそれて飛ぶ矢。それ矢。「―にあたる」 **なが・れる【流れる】**《自下一》●液体が低い方へ移動する。「川が―・れる」●液体がしたたる。たれる。「血が―・れる」「涙が―・れる」●水の流れにただよって行く。「川藻が―・れて行く」●[液体が移動するように〕移動する。「雲が―・れる」「客が―・れる(=他の店へ行ってしまう)」●気体がただよい動く。「霧が―・れる」●次から次へと伝わる。伝播する。「うわさが―・れる」「電気が―・れる」「音楽が―・れる」●〔時間が〕移り過ぎていく。経過する。「三年の時が―・れる」●あてもなくさすらう。流浪する。漂泊する。◎〔ある好ましくない〕傾向になる。傾く。「議論が抽象的にー・れる」●しっかりと落ち着いていない状態である。「足が―・れる」「テレビの映像が―・れる」●「物事が実現・完了する前に」だめになる。無効になる。●〔目標から」それる。「弾丸が―・れる」●流産する。●〔計画・催し物などが〕取りやめになる。中止になる。「総会が―・れる」「雨で運動会が―・れる」●質草の期限が過ぎて所有権を失う。図なが・る《下二》。 <1083> ―に等しい《句》ないも同然である。「財産は―・い」 ――を得・ない《句》《ないことはあり得ないの意から)大いににある。「疑念―・ない」「オクト動する。「川が―・れる」●液体がしたたる。たれる。「血が―・れる」「涙が―・れる」●水の流れにただよって行く。「川藻が―・れて行く」●[液体が移動するように〕移動する。「雲が―・れる」「客が―・れる(=他の店へ行ってしまう)」●気体がただよい動く。「霧が―・れる」●次から次へと伝わる。伝播{でんぱ}する。「うわさが―・れる」「電気が―・れる」「音楽が―・れる」●〔時間が〕移り過ぎていく。経過する。「三年の時が―・れる」●あてもなくさすらう。流浪する。漂泊する。●〔ある好ましくない〕傾向になる。傾く。「議論が抽象的にー・れる」●しっかりと落ち着いていない状態である。「足が―・れる」「テレビの映像が―・れる」●「物事が実現・完了する前に」だめになる。無効になる。〔目標から」それる。「弾丸が―・れる」●流産する。●〔計画・催し物などが〕取りやめになる。中止になる。「総会が―・れる」「雨で運動会が―・れる」●質草の期限が過ぎて所有権を失う。なが・る《下二》。 **ながれ・わた・る**【流れ渡る】《自五》●流れに逆らわずに川をわたる。●あちこちの土地をわたり歩く。 **なが・わきざし**【長脇差】●長いわきざし。●江戸時代、関東で長いわきざしを差して往来していた、ばくちうち。また、単に、ばくちうち。 **なが、わずらい**【長患い】長い間病気ですること。また、その病気。長病み。 **なか・わた**【中綿】着物・寝具などの中に入れるわた。 **なかんずく**《副》《「中に就く」の転)〔文〕〔多くの中でも]特に。とりわけ。「どれもすぐれているが、―これは傑作である」[表記]のもと、「就中」と書いた。現代仮名遣いでは「なかんづく」も許容。 **なき**【泣き】泣くこと。また、泣くほどつらいこと。 >――を入・れる《句》泣きついて許しを求める。「神妙に―・れる」 >――を見・せる《句》つらく悲しい思いをさせる。「女房にー・せたくはない」 >――を見・る《句》泣くほどの悲しい目やつらい目にあう。 **なき**【亡き】《連体》《文語形容詞「なし」の連体形から)死んでしまってこの世にいない。「―母」「―後{あと}をとむらう」[参考]なきもの。 **なき**【無き】《文語形容詞「無し」の連体形》〔文〕(…で)ない。「変転つね―人生」>―《句》「完膚―まで」 ―に等し・い **なぎ**【凪】(動詞「凪ぐ」の連用形の名詞化)風がまったくやむこと。また、風がやんで波がおだやかになること。[参考]しけ **なぎ**【梛】マキ科の常緑高木。暖かい地方の山地に自生する。材は床柱・家具用、樹皮は染色用。 **なき・あか・す**【泣き明かす】《自五》泣いて夜を明かす。また、一日中泣いてばかりいる。[類語]泣き暮らす。泣き暮れる。 **なき・あわせ**【鳴き合わせ】ウグイスやメジロなど、声の美しい鳥を持ち寄って、その鳴き声の優劣を競うこと。 **なき・い・る**【泣き入る】《自五》ひどく泣く。「わっとばかりに―・る」 **なき・おとし**【泣き落とし】泣きついて、相手を承知させ、自分の目的を達すること。「―戦術」 **なき・がお**【泣き顔】泣きだしそうな顔つき。泣いた顔。「しかると、すぐーになる」 **なき・がら**【亡骸】遺体。死体。しかばね。 **なき・くず・れる**【泣き崩れる】《自下一》〔正体もないほど〕とり乱して泣く。「わっとばかりに―・れた」 **なき‐くら・す**【泣き暮らす】《自五》泣いて一日を暮らす。[類語]泣き明かす。泣き暮れる。 **なき・く・れる**【泣き暮れる】《自下一》一日中泣き続ける。「悲しみに―・れる」[類語]泣き明かす。泣き暮らす。 **なきごえ**【泣き声】〔人の〕泣く声。「赤ちゃんのーが聞こえる」●泣きそうな声。涙声。「―でうったえる」 **なきごえ**【鳴き声】〔鳥・虫・獣などの〕鳴く声。「ウグイスのー」 **なきごと**【泣き言】くどくどと自分の苦しみをうったえることば。ぐち。[コロ]「―を並べる」 **なき・こ・む**【泣き込む】《自五》●泣いてかけこむ。●泣いて(泣くようにして) たのみこむ。嘆願する。泣きつく。「上役に―・む」 **なぎさ**【渚・汀】〔川・海などの〕波が打ち寄せる所。波うちぎわ。[類語]水際。 **なき・さけ・ぶ**【泣き叫ぶ】《自五》大きな声で泣く。 **なき・しき・る**【鳴き頻る】《自五》〔鳥や虫などが〕しきりに鳴く。 **なき・しず・む**【泣き沈む】《自五》ひどく泣いて悲しみ続ける。正体もなく泣く。[類語]泣き伏す。 **なき‐じゃく・る**【泣きじゃくる】《自五》しゃくりあげながら泣く。「―・るばかりでわけがわからない」 **なき‐じょうご**【泣き上戸】酒に酔うと泣くくせ(のある人)。[対]笑い上戸。 **なき・すが・る**【泣き縋る】《自五》泣いてすがりつく。 **なきずな**【鳴き砂】砂浜で、ふむと砂がこすれ合って「キュッキュッ」と音がする現象。また、その砂。なきすな。[参考]鳥取県の琴ヶ浜、京都府の琴引浜などがよく知られている。 **なぎ・たお・す**【薙ぎ倒す】《他五》〔立っているものを〕横にはらってたおす。「暴風が稲を―・す」●大勢の敵を勢いよく打ち負かす。[同]①②薙ぎ伏せる。 **なき・だ・す**【泣き出す】《自五》泣き始める。 >――・しそう《句》今にも雨が降ってきそうである。「―・しそうな空模様」 **なき・た・てる**【泣き立てる】《自下一》声を上げて盛んに泣く。「おもちゃが欲しいとー・てる」 **なき・た・てる**【鳴き立てる】《自下一》〔虫・鳥・獣などが〕声高に盛んに鳴く。 **なき・つ・く**【泣き付く】《自五》●泣いてすがりつく。●泣かんばかりにしてたよる。泣いてたのみこむ。泣き込む。「ぼくに―・いても何もしてやれないよ」 **なき・つら**【泣き面】泣き顔。泣きっ面。 >――に蜂《句》不幸・不運の上にまた不幸・不運が重なること。苦痛の上にまた苦痛が重なること。[類語]弱り目に祟り目。 **なき・どころ**【泣き所】●芝居や映画などの、人の涙をさそうところ。●打たれるとひどく痛くて泣き出すくらいに感じる、体の部分。急所。[連]「弁慶の―(=向こうずね)」●弱点。弱み。「対戦相手のーをつく」 **なぎ・なた**【長刀・薙刀】長い柄の先に、幅の広い <1084> **なぎなた・ほおずき【長『刀『酸漿薙刀『酸「漿】**海ほおずきの一つ。アカニシの卵嚢。形はなぎなたの刃に似ている。 **なきにしもあらず「無きにしも『非ず】**《連語》(「しも」は強めの助詞) 〔文〕ないわけではない。「優勝の可能性は、―だ」 **なき・ぬ・れる【泣き「濡れる】**《自下一》泣いて、ほおが涙にぬれる。ひどく泣く。「悲しみにー・れる」 **なき・ねいり【泣き寝入り】**《名・自サ》●泣きながら寝入ること。泣いているうちにねむってしまうこと。●不当な仕打ちなどを受けながら、不満のままにどうすることもできず、あきらめること。「――に終わる」「――はしない」 **なき・の・なみだ【泣きの涙】**《連語》なげき悲しんで涙を流して泣くこと。「毎日を―で暮らす」 **なぎ・はら・う【薙ぎ払う】**《他五》勢いよく横にはらう。「草を―・う」 **なき・はら・す【泣き腫らす】**《他五》激しく(長く)泣いてまぶたをはらす。「目を赤く―・す」 **なき・ぶし【泣き節】**涙をさそう節回し(の歌)。 **なき・ふ・す【泣き伏す】**《自五》〔悲しみのあまり〕うつぶせになって泣く。類語泣き沈む。 **なぎ・ふ・せる【薙ぎ伏せる】**《他下一》「なぎたおす」に同じ。 **なき・べそ【泣きべそ】**べそ。 **なき・ぼくろ【泣き『黒『子】**目の下、特に目尻でのほくろ。[参考]これがある人は涙もろいといわれる。 **なき・まね【泣き真『似】**泣くふりをすること。そら泣き。うそ泣き。「―をする」 **なき・みそ【泣き味噌】**「泣き虫」に同じ。 **なき・むし【泣き虫】**ちょっとしたことにもすぐ泣く・こと(人)。泣きみそ。〔子供にいうことが多い」 **なき・もの【亡き者・無き者】**〔文]死んだ人。―に・する《句》この世から消す。殺す。 **なぎょう・へんかくかつよう【ナ行変格活用】**文語の動詞の活用形式の一つ。「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」と活用する。「死ぬ」「往ぬ」だけ。ナ変。 **なきり・ぼうちょう【菜切り包丁・菜切り庖丁】**野菜を刻むのに用いる、刃がうすく先のとがっていない幅の広い包丁。なっきりぼうちょう。[参考]包丁(図) **なき・わかれ【泣き別れ】**泣きながら別れること。悲しみながらの別離。 **なき・わめ・く【泣き『喚く】**《自五》大声をあげて泣きさけぶ。「わがままを言って―・く」 **なき・わらい【泣き笑い】**泣くことと笑うこと。また、泣きながら笑うこと。「―の人生」 **な・く【泣く】**《自五》●〔悲しみ・喜び・苦しみなど]感情の高まりや肉体的な刺激のあまり、涙を流す。●《他五》不幸や苦難にあい、なげき苦しむ。また、なげき悲しむ。「失敗に―・く」「身の不幸を―・く」●無理なことをやむをえず承知する。「ここのところは、一つ―・いてもらいたい」文《四》。[類語と表現]――いて馬謖を斬る《句》全体の規律を保つために、また、大事をおさめるため、愛する者を公の立場に立って処分する。[故事]三国時代、蜀の諸葛亮が愛する部下の馬謖を、命令にそむいて敗戦した罪で、泣く泣く処刑した故事から。〈蜀志・馬謖〉―いても笑っても《句》どんなにしても。「―、これが最後の試合だ」[参考]物事が最後の段階になっていて、もうそれを変えることができない場合にいう。―く子と地頭には勝てぬ《句》道理のわからない者や権力者とは争ってもむだである。―く子も黙る《句》泣いている子供も泣きやむほど、こわい存在であることのたとえ。 **な・く【鳴く】**《自五》〔虫・鳥・獣などが〕声や音を出す。「虫が―・く」「犬が―・く」文《四》。―かず飛ばず《句》人目につくような活躍をしないでいるようす。「左遷されて―の年月を過ごす」―くまで待とう時鳥《句》機が熟するまで辛抱強く待つこと。[参考]徳川家康の性格を言い表した句「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」から。織田信長は「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」、豊臣秀吉は「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」の句に性格が表されるという。 **な・ぐ【凪ぐ】**《自五》風がやんで波が静まる。[コロ]「海がー・ぐ」[コロ]「風がー・ぐ」《四》。 **な・ぐ【『和ぐ】**《自五》おだやかになる。静まる。平穏になる。「心がー・ぐ」図《四》。 **な・ぐ【薙ぐ】**《他五》〔鎌・刀などで〕横にはらって切る。「雑草を―・ぐ」文《四》。 **なぐさみ【慰み】**●心を楽しませる・こと(手段)。気晴らし。●もてあそぶ・こと(もの)。「手―」―もの{一物}慰みの材料・手段となるもの。「暇つぶしの―」―もの{一者}一時の慰みにもてあそばれる者。「―にされる」 **なぐさ・む【慰む】**■《自五》〔不安・不満の気持ちがなくなり〕心が晴ればれとなる。慰められる。「悲しみの心が―・む」《四》。《他五》●からかって楽しむ。おもちゃにする。●女をもてあそぶ。慰みものにする。〔日目とも古めかしい言い方)文《四》。 <1085> **なぐさめ**【慰め】〔悲しんだり苦しんだりしている人の〕心を慰める・こと(手段)。「―の声をかける」**―がお**【―顔】慰めるような顔つき。 **なぐさ・める**【慰める】《他下一》〔悲しんだり、苦しんだりしている人に〕やさしいことばをかけたり何かをしたりして、その苦痛をまぎれさせ、心をなごやかにしてやる。「病人を―・める花束」図なぐさ・む《下二》。 * **なく!す**【亡くす】《他五》死なれて失う。死なせる。亡くする。亡くなす。「友人を―・す」 * **なく!す**【無くす】《他五》物を失う。無くする。無くなす。「道で財布を―・す」《四》。 **なく・なく**【泣く泣く】《副》泣きながら。泣き泣き。「―車を手放す」 * **なく・な・す**【亡くなす】《他五》→亡くす。 * **なく・な・す**【無くなす】《他五》→無くす。 * **なく・な・る**【亡くなる】《自五》この世に存在しなくなる。死ぬ。「おー・りになる」 * **なく・な・る**【無くなる】《自五》 ●無い状態になる。「おそくなると電車が―・る」●見あたらなくなる。「机の上の本が―・る」●尽きる。「つきが―・った」[類語]~③消える。消えうせる。消え去る。⑤消滅。 **なく・も・がな**【無くもがな】《連語》〔文〕〔いっそのこと」ないほうがよい。あらずもがな。「―の一言」 **なぐり・がき**【殴り書き】《名・他サ》乱暴に書くこと。また、乱暴に書いた・もの(文字)。「―のメモ」 **なぐり・こみ**【殴り込み】〔やくざなどが〕他人の家などに隊を組んで乱入し暴力をふるうこと。●勝負をしかけるために競争相手のところへ押しかけること。[コロ]「外資系の店がーをかけてきた」 **なぐり・つ・ける**【殴り付ける】《他下一》強くなぐる。〔「なぐる」を強めた言い方〕 **なぐり・とば・す**【殴り飛ばす】《他五》相手がたおれるほど、力いっぱいになぐる。 **なぐ・る**【殴る・『撲る・擲る】《他五》げんこつや棒などかたいもので、力をこめて打つ。[類語]たたく。図《四》。 * **なげ**【投げ】●投げること。●相撲で、相手を投げたおす技。●〔囲碁・将棋で〕石・駒を投げ出して自分の負けを認めること。転じて、一般に勝負をあきらめること。[類語]投了。●取り引きで、相場が下がったために、損を承知で転売などをすること。⇔踏み。 **なげーいれ**【投げ入れ】「投げ入れ花」の略。花の生け方の一つ。型にとらわれずに、投げこんだように花を生けること。投げ込み。 **なげ・い・れる**【投げ入れる】《他下一》ものを投げて中へ入れる。投げこむ。「かごにボールを―・れる」 **なげ・う・つ**【抛つ・擲つ】《他五》●投げつける。●惜しげもなく投げすてる。すててかえりみない。「財産を―・つ」[コロ]「一命を―・つ」 **なげ・うり**【投げ売り】《名・他サ》〔損を覚悟で〕非常に安く売ること。捨て売り。ダンピング。 **なげ・か・ける**【投げ掛ける】《他下一》●投げるように(荒々しく)かける。●〔体を〕投げつけるようにもたせかける。●はなれたところから届くようにする。「視線を―・ける」●持ち出して示す。提示する。「疑問を―・ける」 **なげかわし・い**【嘆かわしい】《形》なげきたくなるほど情けない。「―・い世の中になったものだ」図なげかは・し≪シク》。 **なげき**【嘆き】●「かえらぬことや思いにまかせぬことなどを〕悲しんで声に出すこと。「重なる不幸のーを聞かされた」●深く悲しむこと。●悲しみいきどおること。「国民の―をよそに悪政を続ける」 **なげき・あか・す**【嘆き明かす】《自他五》夜明けまでなげき通す。また、なげきながら年月を送る。 **なげ・キッス**【投げキッス】自分の手にしたキスを、はなれた相手に投げかけるようにすること。投げキス。 **なげ・く**【嘆く・歎く】《他五》〔かえらぬことや思いにまかせぬことを〕悲しんで声に出す。「我が身の不幸を―・く」●深く悲しむ。悲しいものと思う。「彼女が去ったことを―・いて泣いた」●悲しみいきどおる。「経験不足を―・く声」《文《四》。 **なげーくび**【投げ首】投げ出すように首を前にかたむけること。よい考えがうかばず、半ばあきらめてしょんぼりしている状態。[句]「思案」 **なげーこみ**【投げ込み】●投げ込むこと。●花の生け方の一つ。投げ入れ。●新聞や本などにはさみこむ別刷りの印刷物。「―広告」 **なげ・こ・む**【投げ込む】《他五》●投げて中に入れる。「暖炉に薪を―・む」●投手が、コンディションを整えるために多くの投球練習をする。 **なげし**【『長『押】和風建築で、柱と柱、鴨居の上部に水平に取り付ける横木。 **なげ・す・てる**【投げ捨てる・投げ『棄てる】《他下一》●物をほうり出して捨てる。「空きびんを―・てている」●そのままにうち捨てておく。ほうっておく。「仕事を―・てて遊ぶ」 **なげーせん**【投げ銭】芸人などに、観客が金を投げて与えること。また、その金。なげぜに。 **なげ・だ・す**【投げ出す】《他五》●投げて出す。●なた、無造作に置く。「机の上に本を―・す」「足を―・す」●差し出して他人の使用にまかせる。「財産を―・す」●途中であきらめてやめる。「仕事を―・す」 **なげ・つ・ける**【投げ付ける】《他下一》●当たるように強く投げる。強く投げてぶつける。●相手に向かって強く言い放つ。「きつい冗談を―・ける」 **ナゲット** 鶏肉などに、ころもをつけて油で揚げたもの。「チキンー」 ▽nugget(=金塊) **なげ・づり**【投げ釣り】釣りで、リールを使い、えさをつけた釣り針を陸から遠く飛ばして釣る方法。 **なげ・とば・す**【投げ飛ばす】《他五》勢いよく投げる。手荒くほうり出す。「横綱が若手力士を―・す」 **なけなし** 出そうとしても、それだけしかないこと。ほんのわずかしかないこと。「―の知恵をしぼる」 **なげ・なわ**【投げ縄】」。〔逃げる敵、野生の動物などを捕まえるために]先端を輪に結んだ長い縄を投げること。また、その縄。「―の名人」 **なげ・ぶみ**【投げ文】〔だれからと知らせずに」家の外からひそかに投げ込む手紙。 **なげ・もの**【投げ物】取り引きで、投げ売りの品物。 **なげ・やり**【投げ『遣り】《名・形動》●物事をやりかけたまままで捨てておくこと。やりっぱなしにすること。●どうでもいいやという無責任な気持ち・態度を持つこと。「―な態度」「―に話す」 * **なげ」やり**【投げ、槍】獲物に投げつける武器としての短いやり。また、競技用の投げやり。 <1086> **な・ける【泣ける】**《自下一》 《「泣く」の可能形》●泣くことができる。●感動のあまり涙が出てくる。また、泣きたくなるほど感動する。「―・ける話」類語泣かせる。 **な・げる【投げる】**《他下一》●手に持って遠くへ飛ばす。放る。「ボールを―・げる」●手でつかんだり、えたりして相手をたおす。〔柔道・相撲などでいう〕●光線・視線などをあてる。「視線を―・げる」●自分の身を放り出す。(水や鉄道などに)飛び込んで自殺をはかる。[コロ]「身を―・げる」●あきらめる。放り出す。「試合を―・げる」句「さじを―・げる」図な・ぐ《下一》。 **なければならない**《連語》《「ばならない」は接続助詞「ば」+動詞「成る」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」)●(「なけれ」は形容詞「ない」の仮定形)当然あるべきである。また、確かに・・・である。「断るには理由が―・ない」「この絵はあの画家の作品で―・ない」●「なけれ」は打ち消しの助動詞「ない」の仮定形)・・・する義務・必要がある。・・・ねばならない。「読まー・ない本」「注意し―・ない交差点」[参考]①②ともに「なければならぬ」ともいう。 **なこうど【〈仲人〉】** (「なかびと」の音便)結婚の仲立ちをする人。媒酌人。月下氷人。なこうど。―ぐち{一口}仲人が縁談をまとめるために、紹介相手のことをうまく言うことば。 **なごし【『夏越】**「夏越の祓。」の略。陰暦六月晦日に行われる、祓いの行事。夏越の祓い。 **なご・む【和む】**《自五》心持ち・表情などが、おだやかになる。なごやかになる。「心が―・む音楽」文《四》。 **なごや・おび【名古屋帯】**垂れの部分をふつうの帯幅に、胴に回す部分をその半分の幅に仕立てた、しめやすい女帯。[参考]名古屋から流行しはじめたという。 **なごやか【和やか】**《形動》気分がうちとけて、おだやかなようす。「―な会合」 **なごり【『余波】** (「波残り」の意)風がやんでも静まらない波。余波。「台風の―」[表記]「名残」とも書く。 **なごり【〈名残〉】**●物事が過ぎ去った後に、なおそれを思わせるようなようす・おもかげ・気分が残っていること。また、そのようす・おもかげ・気分。[類語]余韻。●別れのときの、別れることが思いきれず、心がひかれる気持ち。[コロ]「―を惜しむ」●連歌・俳諧で、懐紙の最後の紙。「―の折り」●日本料理で、一つ前の季節の食材。因走り。盛り。旬。[注意]送りがなは「名残り」としない。―おし・い{一惜しい}《形》心がひかれて別れがたい。―きょうげん{一狂言}興行地で最後に演じる狂言。または、役者がその職から退こうとするときに演じる狂言。―の「つき{一の月}●陰暦九月一三日の夜の月。●夜明けにまだ残っている月。有明けの月。明け方の月。残月。―の・ゆき{一の雪}●春が来ても消えずに残っている雪。●春が来てから降る雪。[参考]春の季語。 **なさ【無さ】** (形容詞「無い」の語幹+接尾語「さ」)無いこと。無い度合い。「意気地ぃくのーをなじる」 **なさい** (「なさる」の命令形。本来、動詞「なさる」の連用形の音便形「なさい」+「ませ」の省略された形)■《他五》・・・しなさい。「好きに―」目《補動》《動詞連用形(漢語サ変動詞では語幹にも)について助動詞的に用いる。また、「お」+動詞連用形、「ご」+漢語につく)話し手と同等または目下の相手に対する、やわらかな調子の命令を表す。「なさる」の他の活用形にくらべて、相手に対する敬意または丁寧の気持ちの程度は大きくない。「早く学校へ行き―」〔「お・・・なさい」の形になると、相手に対する敬意の程度が大きくなる」「よかったらお食べ―」[参考]なさる。 **なさけ【情け】**●他人をあわれむ心。思いやりの心。「―ある処分」「武士の――」●異性間の愛情。恋心。句「―を知る」―が仇《句》好意が逆効果になって相手のためにならなくなること。恩が仇。―は人の為ならず《句》人に情けをかければめぐりめぐって自分によい報いがあるということ。[御園]最近、誤って「情けをかけると甘やかすことになってその人のためにならない」という意味に解されている。―を掛・ける《句》目下の人をいたわって親切にする。―を交わ・す《句》互いに愛情を通じあう。 **なさけ・しらず【情け知らず】**人に対する思いやりの心がない・こと(人)。「―の悪党」 **なさけ・な・い【情け無い】**《形》●なさけ心がない。思いやりがない。「―・い仕打ちを受ける」●あまりに・非力(貧弱)で、期待できない。ふがいなくて嘆かわしい。みじめである。「―・いかっこう」「一話」 **なさけぶか・い【情け深い】**《形》思いやりの心が強いようすだ。あわれみ深い。「―・い人」 **なさけようしゃ【情け容赦】** (ふつう、否定の形で用いる) 同情して許すこと。「――もなく見捨てる」 **なざし【名指し】**《名・他サ》名前をさし示すこと。指名。「―で非難する」「――で命令する」 **なさぬ・なか【生さぬ仲】**《連語》血縁がない親子の間柄。義理の親子関係。「―の継母」[参考]生なす。 **なさ・る【『為さる】**■《他五》「なす」「する」の尊敬語。「そんなことは―・らないでください」文《四》。■《補動》《動詞の連用形(漢語サ変動詞では語幹にも)について助動詞的に用いる。また、「お」+動詞連用形、「ご」+漢語につく)尊敬の意を表す。「お金を都合―・る」[参考]の日目とも、口語では連用形に「なさい(ます)」「なさっ(た)」を用いることがある。「なさっ(た)」は「なすっ(た)」となることもある。「お寺へ往きなすった」ゆ日目とも、命令表現は現在、ふつう「なさい」を用いる。「なされ」は古風な言い方。「そこへお座りなさい」「まあこれを見なされ」ウ目の命令形「なさい」は、「ごめんなさい」「おやすみなさい」のように命令の意がうすれて、単に挨拶語として用いられることもある。田なさい。同日目あそばす。文《四》。 **なし【梨】**バラ科の落葉高木。四~五月、白い五弁花がつく。秋になる水分の多い大きな実は食用。[参考]「無し」と通じるのをきらって「ありのみ」ともいう。――の礫《句》こちらから便りを送っても返事のないこと。音さたのないこと。[参考]「梨」は「無し」のかけことば。「礫」は投げたらかえらないことから。 **なし【無し】**ない・こと(人)。「意気地―」「人で―」 **なしじか・は**《副》《「何しかは」の転)〔文]どうしてか(は)。なぜか(は)。「―知らねど心わびて・・・(近藤朔風〉」 **なし・くずし【『済し崩し】**●借りた金を少しずつ返すこと。「―に借金を返す」●〔物事を正規の手続きをふまず」少しずつ片づけていくこと。「―の解決」 **なし・じ【『梨子地】**●蒔絵の技法で、金銀の粉をまいた上に漆をぬって粉をすけて見えるようにしたもの。ナシの表皮に感じが似る。●「梨子地織り」の略。しゅす織りの布面が、ナシの表皮のようにざらざらした感じに見える。花岡織り。 <1087> **なし・と・げる【成し遂げる・『為し遂げる】**《他下一》物事をやりとげる。完成する。「研究を―・げる」 **なじみ【馴染み】**●なじんだ・こと(人)。付き合いのある・こと(人)。「―がうすい」●情交。また、情交のある相手。 **な・じ・む【馴染む】**《自五》●〔人・物事に〕なれて親しみを持つ。(人に)なつく。「子供が隣人に―・む」「耳に―・んだ曲」●一つにとけ合う。調和する。「手袋が手に―・む」「ぬかみそに―・む」●適合する。そぐう。「この訴訟は憲法判断に―・まない」図《四》。 **ナショナリスト**国家主義者。国粋主義者。民族主義者。▽nationalist **ナショナリズム**●国家主義。国粋主義。●民族を中心に国民の利益・団結などを高めようとする思想・運動。民族主義。●〔植民地主義・帝国主義に対して〕国民主義。▽nationalism[キーワード]ナショナリズム **ナショナル**《形動》国民・国家の立場にあるようす。国民的。国家的。▽nationalートラスト 自然環境や史跡などを守るため、住民の寄付をつのって、土地や建物を購入し、自主管理する・運動(団体)。国民環境基金。▽National Trust **なじ・る【『詰る】**《他五》〔相手の悪い点や不満な点を〕とがめて責める。詰問する。「恋人の心変わりを―・る」文《四》。 **なす【茄子】**ナス科の一年草。夏から秋にかけて紫色の花がつき、倒卵形または球形で暗紫色の実がなる。食用。なすび。 **な・す【成す】**■《他五》●つくり上げる。しとげる。句「産を―・す」句「名を―・す」●ある形・状態などを表す。かたちづくる。「返品が山を―・す」●他の・もの(状態)に変える。句「災いを転じて福と―・す」文《四》。《接尾》●「・・・してそのようにする」「ことさら・・・する」の意。「事実だと言い―・す」●[文](多く体言について)「まるで・・・のようである」の意。「山―・す書類」図《四》 **な・す【『済す】**《他五》〔文〕●物事を終わらせる。すませる。●借金などを返済する。返す。句「借る時の地蔵顔、―・す時の閻魔顔」図《四》。 **な・す【『為す】**《他五》〔文〕 〔ある行為を]する。行う。「―・すべき事がある」[コロ]「恐れを―・す」句「―・す術がない」文《四》。 **な・す【『生す】**《他五》〔文〕産む。「子まで―・した仲」文《四》。 **なす‐こん【茄子紺】**ナスの実の皮のような、赤みの多い紺色。 **なずな【薺】**アブラナ科の越年草。春の七草の一つ。道端などに自生し、春夏のころ白い小さな花がつく。若葉は食用。実の形が三味線のばちに似ているので、「三味線草」「ぺんぺん草」ともいう。 **なすび【茄子】**なす(茄子)。 **なず・む【『泥む】**■《自五》●はかばかしく進まない。とどこおる。●こだわる。拘泥する。「陋習に―・む」[表記]②は「滞む」とも書く。●なれ親しむ。また、一つに調和する。なじむ。「芸名と本人の感じが―・まない」《四》。目《接尾》その動作・動きがなかなか進まない意。「暮れ―・む」文《四》。 **なすりーあい【『擦り合い】**。罪や責任を互いに相手に負わせようとすること。「事故の責任の―」 **なすりつける【『擦り付ける】**《他下一》●こすりつける。「絵の具を―・ける」●(罪や責任を)他人に負わせる。 **なす・る【『擦る】**《他五》●こすってつける。ぬりつける。●他人に負わせる。「他人に責任を―・る」図《四》。 **なぜ【『何故】**《副》どうして。どういうわけで。なにゆえ。「―帰るのか」「一か悲しい」 **なぜ・なら【『何『故なら】**《接続》(「―ば」の形も)どうしてかというと。そのわけは。何となれば。 **な・ぜる【、撫ぜる】**《他下一》「なでる」のなまり。 **なぞ【謎[謎]】**●なぞなぞ。●〔物事を〕はっきり言わずに遠回しに言う・こと(ことば)。「ーめいた話」●意味・内容がわかりにくい・もの(こと)。解決がつかない・もの(こと)。「宇宙の―」「―の男」――を掛・ける《句》●なぞなぞの題を出して問う。●はっきり言わないで、遠回しにほのめかして言う。―を解・く《句》●出されたなぞなぞの答えを言い当てる。●遠回しにほのめかして言われたことの意味をさとる。●不明な点を明らかにする。 **なぞ**《副助》《「なにぞ」「なんど」の転)など。〔やや俗語的な言い方〕◆など(副助)。 **なぞなぞ【謎[謎]謎[謎]】**(「なんぞなんぞ」と問う意から)言語遊戯の一つ。ことば・文章の中に意外な意味をかくした問題を出して、その意味を当てさせるもの。なぞ。なぞあて。なぞかけ。クイズ。 **なぞら・える【『準える・『准える・『擬える】**《他下一》〔文]他の物に似せる。また、似ている他の物と比べて考える。なずらえる。「人生を旅に―・える」類語譬える。文なぞら・ふ《下一二》。 **なぞ・る**《他五》《「などる」の転)●〔すでに書いてある〕文字・絵などの上をなすって書く。●「すでに作られている詩・文章などを〕そっくりまねする。文《四》。 **なた【鉈】**薪割りなどに使う、短く厚く幅広の刃物。―を振る・う《句》〔ある問題について〕思いきった整理をする。「予算に―・って緊縮財政をとる」 **な・だい【名代】**名が世間に広く知られていること。名高いこと。有名。「―の老舗だ」 **な・だい【名題】**●姓名や物の名を表題にかかげること。また、その表題。●「名題看板」の略。芝居小屋の表に、狂言の題や役者の名・絵などをかいてかかげる看板。●「名題役者」の略。名題看板にのる資格を持った幹部級の役者。 <1088> **な・だか・い【名高い】**《形》名が世間に広く知られている。「桜で―・い地方」類語名だたる。有名。高名。 **な・だたる【名立たる】**《連体》有名な。評判の。「―作家」[表記]ふつう「名だたる」と書く。類語名高い。 **なったね【菜種】**アブラナの種。―あぶら{―油}菜種からしぼり取った油。食用・灯用・工業用に使う。たねあぶら。―づゆ{―〈梅雨〉}菜の花の開く三月下旬から四月にかけて、いつまでも雨が降り続くこと。また、その長雨。春霖。 **なた・まめ【「鉈豆・『刀豆】**マメ科のつる性一年草。夏、淡紅または白い蝶形の花がついたあと、なた状の大形のさやができる。食用。 **なだめ・すか・す【宥め、賺す】**《他五》やさしいことばをかけて、気持ちをやわらげる。「泣く子供を―・す」 **なだ・める【「宥める】**《他下一》〔怒りなどのあれた気持ちを」やわらげしずめる。図なだ・む《下二》。 **なだらか**《形動》●〔山・丘などの〕傾斜がゆるやかなようす。「ーなゲレンデ」●順調なようす。「―に交渉が進む」●おだやかなようす。とげとげしくないようす。「―な声」 **なだれ【〈雪崩〉】**山の斜面に積もった雪が、一時に激しい勢いでくずれ落ちること。雪なだれ。ーげんしょう{―現象}〔雪崩のように〕物事の勢いや影響がどんどん大きくなり、おしとどめることができない状態。「世界的インフレのーが起きる」――を打・つ《句》〔雪崩が起こるように〕大勢の人が非常な勢いで一度に動き出すたとえ。「―・って敗走する」 **なだれ・こ・む【『傾れ込む・『雪崩れ込む】**《自五》大勢の人が一度に勢いよくどっとはいりこむ。 **なだ・れる【『傾れる・『雪『崩れる】**《自下一》●斜めにかたむく。●雪崩を起こす。くずれ落ちる。「崖が―・れる」●一度にどっとおしよせる。[表記]②③は「雪崩れる」と書く。図なだ・る《下一》。 **ナチ**ナチス。また、ナチスの党員。▽Nazi **ナチス**「国家社会主義ドイツ労働者党」の通称。一九一九年に結成され、ヒトラーが党首となって、反ユダヤ主義・反マルクス主義・反民主主義や大ドイツ主義を唱えたファシズム政党。一九四五年、ドイツの敗戦で壊滅した。ナチ。[参考]NazisはNationalsozialistの略の複数形。▷Nazis **ナチズム**ナチスの政治理念・支配体制。▽Nazism **ナチュラリスト**●自然主義者。自然科学者。●自然愛好家。▽naturalist **ナチュラリズム**自然主義。▽naturalism **ナチュラル**■《形動》自然であるようす。「今年の服はーなラインが特徴だ」対アーティフィシャル。■《名》半音上げたり半音下げたりした音を、もとの高さにもどす記号の称。本位記号。「♮」。▽natural **なつ【夏】**四季の一つ。春の次、秋の前の季節。一年のうちで、最も暑く昼間の長い季節。[類語と表現] **なつ・いん【捺印】**《名・自サ》印鑑をおすこと。押印。「契約書に―する」 **なつ‐がけ【夏掛け】**夏に用いるうすい掛け布団。 **なつかし・い【懐かしい】**《形》●心がひかれる感じだ。親しくしたい気持ちだ。「―・い人柄」●過去のことが思い出されてしたわしい。「―・い故郷」図なつか・し《シク》。 **なつかし・む【懐かしむ】**《他五》なつかしく思う。なつかしがる。「昔を―・む」「旧友を―・む」図《四》。 **なつがれ【夏枯れ】**夏期、一時、客の入りが落ちて不景気になること。因冬枯れ。 **なつ-ぎ【夏着】**夏着る衣服。なつごろも。因冬着。 **なつ・く【懐く】**《自五》なれ親しむ。近づきなじむ。「飼い主によく―・いた犬」 **なつ‐くさ【夏草】**夏に生いしげる草。 **ナックル**指の関節。▷knuckle ーボール 野球で、投手が親指と小指の間にボールをはさみ、おし出すようにして投げるボール。回転がほとんどかからず、不規則に変化する。▽knuckle ball **なづけ【名付け】**名をつけること。命名。―おや{一親}〔親以外で〕生まれた子に名をつける人。 **なつ・ける【懐ける】**《他下一》なれ親しむようにする。なつかせる。図なつ・く《下二》。 **な・づ・ける【名付ける】**《他下一》●〔人・物に]名をつける。命名する。「長女は花子と―・けた」●言う。呼ぶ。称する。「これを三平方の定理と―・ける」 **なつ‐ご【夏『蚕】**養蚕で、七、八月ごろ、ふ化・飼育されるカイコ。[参考]春蚕・秋蚕。 **なつ‐こ・い【懐こい】**《形》人見知りせず、すぐ人になれて親しむ性質だ。人なつこい。なつっこい。 **なつこだち【夏木立】**夏の、青々と生いしげった木立。因冬木立。 **なつーさく【夏作】**夏に育って秋に収穫される作物。稲・大豆・タバコなど。夏作物。团冬作。 **なつじかん【夏時間】**〔仕事の能率や、エネルギー節約のため]夏の一定期間だけ、通常の時刻をくりあげる制度。夏時刻。サマータイム。 <1089> **なっしょ【納所】**寺院で、事務をとる所。寺務所。また、そこで事務をとる僧。 **ナッシング**何もないこと。ゼロ。無。「オール、オア、―」【特に野球で、ボールのカウントがゼロの意〕「ツーー(=ツーストライク、ノーボール)」▽nothing **なっせん【捺染】**《名・他サ》染色法の一つ。ふつう、布地に糊性の染料で模様をつけ、水蒸気をあてて染め付ける。押し染め。プリント。 **ナッツ**クルミ・アーモンドなどの、かたい殻のついた食用の木の実の総称。▽nuts **ナッツメッグ**ナツメグ。▽nutmeg **なって・な・い**《連語》《「なっていない」の約》〔俗〕出来が悪くて問題にならない。「君のやり方は―・いよ」 **ナット**中心部に雌ねじをもち、ボルトと組み合わせて部品などのしめ付け・固定に使う道具。▽nut **なっ・とう【納豆】**●よくにた大豆を納豆菌で発酵させて作った食品。糸引き納豆。●発酵させた大豆に塩けを加えて乾燥させた食品。浜納豆・寺納豆の類。 **なっとく【納得】**《名・他サ》〔ある考え・行為を〕理解して、もっともだと認めること。理解して、のみこむこと。得心。「自分でーのいく文章」類語承知。―ずく{一『尽く}十分に納得した上であること。「すべてーのことだ」[表記]現代仮名遣いでは「納得づく」も許容。 **なつ・どなり【夏隣】**夏に近くなった季節。晩春。[参考]俳句の春の季語。 **なつ・どり【夏鳥】**渡り鳥のうち、春、日本にわたってきて繁殖し、秋に去る鳥。ツバメ・カッコウなど。 **なつば【夏場】**夏のころ。夏の間。对冬場。 **なっぱ【菜っ葉】**菜の葉。また、葉を食用とする野菜類。―ふく{―服}●青い色の作業服。青服。●労働者。特に、工場労働者。ブルーカラー。 **なつばしょ【夏場所】**大相撲本場所の一つ。毎年五月に東京の国技館で行われる。五月場所。 **なつばて【夏ばて】**《名・自サ"》〔俗]「夏負け」に同じ。「―で元気がない」 **なつ‐び【夏日】**一日の最高気温が摂氏二五度以上の日。[参考]真夏日。猛暑日。对冬日。 **ナップ・ザック**リュックサックを手軽く、簡単なつくりにしたもの。ふつう、背負いひもと口ひもとが細引きで一体となっている。ナップサック。▽knapsack **なつ‐まけ【夏負け】**《名・自サ"》夏の暑さのために、体力がおとろえること。夏ばて。「―で食欲もない」[参考]本来は、秋口に体調を崩すことを言った。 **なつまつり【夏祭り】**夏に行われる祭り。 **なつみかん【夏『蜜柑】**ミカン科の常緑低木。水分の多い大形の実は食用。酸味が強い。 **なつ・むき【夏向き】**暑い夏の季節に適している・こと(もの)。「軽快な―の服」 **なつめ【「棗】**●クロウメモドキ科の落葉低木または小高木。夏に黄白色の花がつき、楕円形の実がなる。実は、食用・漢方薬用。●茶の湯で、形がなつめ①の実に似た、抹茶用の茶入れ。 **ナツメグ**●ニクズク科の常緑高木。にくずく。●ナツメグーの種子。また、それからとった香味料。=ナッツメッグ。▽nutmeg **なつめ・やし【「棗椰子】**ヤシ科の常緑高木。熱帯で栽培され、果実を食用にする。 **なつ・メロ【懐メロ】**「懐かしのメロディー」の略。かつてのヒット曲。 **なつ・もの【夏物】**夏の間に使う物。特に、夏の衣料品。「一処分市」 **なつやすみ【夏休み】**〔学校などで〕夏の暑さをさけるため、最も暑い期間に授業などを休むこと。 **なつ‐やせ【夏痩せ】**《名・自サ"》夏の暑さに負けて食欲が落ち、体がやせること。 **なつ‐やま【夏山】**●青々とした夏の山。●〔登山の対象としての〕夏の山。因冬山。 **なで・あ・げる【撫で上げる】**《他下一》〔髪の毛などを〕なでて上にあげる。 **なでおろ・す【「撫で下ろす】**《他五》●上から下へ向けてなでる。●「胸を―・す」の形で〉安心する。ほっとする。句「胸を―・す」 **なで‐がた【「撫で肩】**〔なで下ろしたように」やさしくなだらかに下がっている肩。因怒り肩。 **なで・ぎり【「撫で切り撫で斬り】**《名・他サ"》●なでるように刃物を動かして切ること。●片端から次々に切りたおすこと。「新入幕で上位を一にする」 **なでしこ【撫子・輩『麦】**ナデシコ科の多年草。秋の七草の一つ。夏から秋に、淡紅色の小花がつく。種子は薬用。かわらなでしこ。 **なで・つ・ける【撫で付ける】**《他下一》なでておさえつける。特に、乱れた髪をくしなどでかき上げて整える。「髪の毛を―・ける」 **な・でる【撫でる】**《他下一》●手のひらで軽くゆっくりとこする。「頭を―・でる」類語擦る。●物が他の物に軽くふれて動く。「後れ毛が頬を―・でる」●無遠慮に見まわす。「冷たい視線で―・でる」●髪にくしを入れて整える。図な・づ《下二》。 **など**《副助》《副助詞「なりと」の転)→なり(副助)。 **など【『何】**《副》(「なにと」の転) 〔古〕なぜ。 **など**《副助》《「何(なに)」+助詞「と」が、「なんど」→「など」と転じたもの)〔俗語的な言い方では「なんぞ」「なぞ」とも。「なんど」は古風かつ方言的。いろいろな語につく」●例としてあげられていることを示す。〔ふつう、他にも同類のものがあるといった気持ちがこもる〕「横浜や神戸などの港町が好きだ」「テレビを見るなどして過ごす」[参考]例はつくしたつもりだが、まだ他に同類のものがあるかもしれないといった気持ちでそえられる「など」は、それ相応に有用に働き、かつ表現をやわらげる効果があるが、一方で意味が曖昧になる。「活用する品詞に動詞・形容詞・形容動詞・助動詞などの四種がある」の場合では「など」は不要。●それだけとは限らない形で、あくまで一例としてあげるのに使う。〔表現をやわらげるのに役立つ」「これなどはいかがですか」●(下に否定的意味を伴って)例示する形で、軽視・謙遜の気持ちをふくませるのに使う。「結婚なぞは二度としない」「私などにはとても無理です」●(下に否定的意味を伴い、引用句を受け、それを例示する形で)その意見を承服できないものとして強く反論するのに使う。〔意見に対する軽視の気持ちがこもる」「地球が自転しているなどとは(=なんて) 信じがたい」[参考]②~④は、くだけた言い方では「なんか」とも。「なんぞ」「なぞ」は③④の意で使うことが多い。 **な・どころ【名所】**●名がよく知られて評判の高い所。めいしょ。「梅の―」●姓名と住所。●道具・器物などの各部分の名称。「刀のー」 <1090> **な・とり【名取り】**芸事の技量が上達し、師匠から、師匠あるいはその流派に由緒ある名を名乗ることを許される・こと(人)。「踊りのー」 **ナトリウム**アルカリ金属元素の一つ。銀白色でやわらかく、酸化しやすい。元素記号 Na▷Natriumーランプ ナトリウム蒸気中での放電発光を利用した発光管。橙色の光を出す。道路照明に用いられる。ナトリウム灯。▽Natrium と英 lamp からの和製語。 **なな【七】**六の次の数の名。ななつ。しち。[参考]「しち」と「いち(一)」とがまぎれやすいので、この言い方をよく使う。 **なな・いろ【七色】**●七つの色。「―の虹」●七種類。――とうがらし{―唐辛子}七味唐辛子。 **ななえ【七重】**●七つ重ねること。●いくえにも重ねること。――の膝を八重に折・る《句》〔腰を低くして]丁寧な上にも丁寧な態度で嘆願するようす。 **ななかまど【七竈】**バラ科の落葉高木。秋に紅葉して赤い実をつける。材は堅く、細工物用。 **なな‐くさ【七草】**●七種類。[表記]「七種」とも書く。●七種類の草。特に、春の七草や秋の七草。●「七草の節句」の略。五節句の一つ。正月七日、七草がゆを食べ、その年の健康を祝う。―がゆ{一粥}正月七日に食べる、春の七草を入れた菜がゆ。 **ななこ【『魚子・斜子】**彫金で、金属の表面に、魚卵のような小さな粒状の模様を突起させた細工。 **ななころび・やおき【七転び八起き】**何度もの失敗にもめげず、そのたびに勇気をふるい起こして立ち上がること。また、人生には浮き沈みが多いことのたとえ。七転八起。「―の人生」 **な・なし【名無し】**名がない・こと(人・もの)。「一草」―のごんべえ{―の権兵衛}〔俗]名のわからない人をふざけていう擬人名。 **ななそ・じ【七十・七十路】**[雅〕●七○。●七○歳。七○年。 **ななつ【七つ】**●一の七倍。しち。なな。●七歳。●昔の時刻の名。今の午前および午後の四時ごろ。七つ時。「お江戸日本橋――だち」 **ななつ‐さがり【七つ下がり】**●夕方の七つ、すなわち午後四時を過ぎたころ。●物事が盛りを過ぎたこと。空腹・欠乏しはじめたり、物の古びたり、衣服などの色のあせたりすることなど。 **ななつ・どうぐ【七つ道具】**●昔、戦場に出る武士が身に着けたという七種の武具。七つ物。●常に、ひとそろいにして携帯する身の回りの道具。また、ある仕事に必要な諸道具。「大工のー」 **ななつ・の・うみ【七つの海】**世界中の海。南太平洋・北太平洋・南大西洋・北大西洋・インド洋・南氷洋・北氷洋の七洋をいう。「――に雄飛する」 **ななつ・や【七つ屋】**〔俗〕質屋。[参考]「七」と「質」とをかけたことば。 **なな・なぬか【七七日】**人の死後四九日(に行う法事)。なななのか。しちしちにち。四十九日。 **なな・ひかり【七光】**主人や親の威光が大きく、家臣や子がその恩恵を受けること。「親の―」[表記]「七光り」と書くことも多い。 **なな・ふしぎ【七不思議】**ある地域や人・自然などにかかわる、七つの不思議な事柄。 **ななまがり【七曲がり】**《名・自サ"》〔道や坂などが〕いくえにも折れ曲がっている・こと(ところ)。 **ななめ【斜め】**《名・形動》●水平または垂直な直線・平面に対してかたむいていること。はす。[コロ]「日がーになる(=太陽が西にかたむく)」●考え方・行動などがゆがんで、ふつうの状態とちがっていること。斜。「世の中を―に見る」「御機嫌―だ(=機嫌が悪い)」―よみ{―読み}要点をとらえながら、ざっと読むこと。 **ななめ・なら・ず【斜めならず】**《連語》〔機嫌・喜びなどが〕ひととおりでない。はなはだしい。 **なに【何】**■《代名》●名称のわからない物・事柄や、正体のわからない物・事柄をさす語。「これは―か」●すぐにははっきりそれと言えない物・事柄や、ぼかして言う必要がある物・事柄をさす語。「家を建てるって、―(=金)はあるのか」●ある代表的な物・事柄をあげ、その他の物・事柄を省略して一まとめにしてさす語。「服もーも全部びしょぬれだ」[参考]①~③ともに、口語では(特に助詞・助動詞と複合する場合には)「何」となることが多い。なにか・なにも。目《感》●おどろいたり、念を押したり、反問したりするときに発する語。「―、大けがだって」●それほど大したことではないという意味で、相手のことばや前に述べた自分の気持ちを否定するときに用いる語。「―、かまうものか」目《副》《下に打ち消しの語を伴って)少しも。何一つ。「不自由なく」――から何まで《句》なにもかも。「――友人が面倒を見てくれた」――するものぞ《句》一体何ができようか、大したことはない。「強敵、一」――をおいても《句》何をさしおいてでも。何事にも優先して。――をか言わんや《句》 《「か」は反語の助詞)あきれ果ててそれ以上何を言っても仕方がない。言うべきことばもない。何を言うことがあろうか。「こんな初歩的なミスをするなんてーだ」 **なに・か【何か】**《連語》●任意の物・事柄、また、不定の物・事柄をさす。「――質問はないか」●それらに類する不特定のあるものをさす。「病気かーで欠席している」日《副》どことなく。どうしてか。なぜか。「一元気のない顔だ」 **なにが・さて【何がさて】**《連語》とにもかくにも。何はともあれ。〔副詞的に使う〕「――わたしにはうれしかった」 **なにがし【『某・何『某】**《代名》人・物の名や数量がはっきりしないものを言う語。また、知っていてもぼかしたり、多くないことをはっきりさせなかったりするときに言う語。「一○○○円―の金」「何の―と名乗る」「―かの金を送る」[表記]物や数量の場合は「何がし」と書く。 **なにかしら【何かしら】**《連語》《「何か知らん(ぬ)」の略)●「何か」を強めて言う語。なんだかわからない、あるもの。「彼はいつも―読んでいる」●何かわからないが。どことなく。「―さびしい秋の暮れ」 **なにかと【何『彼と】**《副》あれこれと。いろいろと。「―お世話になります」 **なにが・なし【何が無し】**《副》《「何か無し」の転)(「ーに」の形も)なんということなく。なんとなく。なにかしら。「―気がめいっている」 **なにがなんでも【何が何でも】**《連語》●どんなことがあっても。なんとしてでも。「―資格をとりたい」●いくらなんでも。「―それは無理だ」 <1091> **なに‐くそ【何、糞】**《感》〔俗〕へこたれそうなとき、自分の気持ちをふるい起こして発する語。 **なに‐くれ【何くれ】**《代名・副》《副詞は「――と」の形も)あれこれ。いろいろ。だれかれ。「―(と) 面倒をみる」 **なにくれとなく【何くれと無く】**《連語》なにやかやと。いろいろと。「―世話をする」 **なに食わぬ顔【何食わぬ顔】**《連語》〔事情を十分知っていながら、また、ある意図をもちながら〕何も知らないような顔つき。まったく関係がないといった・顔(ふるまい)。そしらぬ顔。「―で現れた」 **なにげ・な・い【何気無い】**《形》これといってはっきりした目的や意図を・もたずに(相手に感じさせずに)ふるまうようすだ。さりげない。「―・い一言が相手を傷つけた」「―・い風をよそおう」 **なにげに【何気に】**《副》〔俗〕●これということなく。なにげなく。「掲示板を見た」●そうとは思っていなかったが、意外にも。「―いい店だね」[参考]形容詞「何気ない」の「ない」を「に」にかえて副詞としたものか。 **なにごと【何事】**●どんなこと。何ということ。「―が起こったのだろう」●「―も」の形で〉何もかも。万事。「―も承知の上だ」●〈「―だ」の形で〉何ということ。何とけしからぬこと。〔非難の気持ちをこめて使う〕「遅刻するとは―だ」 **なに・さま【何様】**■《名》●何という(名の)方。「―ですか」●名のあるえらい方。〔ふつう、非難の意をこめて使う」「自分をいったいーだと思っているんだ」■《副》いかにも。まったく。「―そういうこともあるだろ」 **なにしろ【何しろ】**《副》とにかく。なんにせよ。なにせ。なにぶん。「―元気な男だから、すぐ立ち直るさ」 **なにせ【何せ】**《副》 《「何にせよ」の転)「何しろ」に同じ。 **なにとぞ【何『卒】**《副》●なんとか(して)。●(相手に願望することばにそえて)どうぞ。どうか。ぜひ。「―よろしくお願いします」 **なに・なに【何何】**■《代名》不明·不確定の事物や具体的に言う必要のない事物を並べたてるときに使う語。何と何。■《感》その事を意外に思うとき、軽い驚きと、その事を確認・反問しようという気持ちをふくめて発する語。また、手紙・書類などを読み始めるときに「何が書いてあるのかな」という気持ちをふんで発する語。「―、日本が優勝したって」 **なに‐はさておき【何は、扱『措き】**《連語》他の事はさしおいても、これだけは。「―かけつける」 **なにはともあれ【何はともあれ】**《連語》他の事はどうあっても。ともかく。「―合格だ」 **なにはなくとも【何は無くとも】**《連語》他には何一つないが。格別の物はないけれども。「―まず一杯いこう」 **なに・びと【何人】**〔文〕→なんぴと。 **なに‐ひとつ【何一つ】**《連語》《下に打ち消しの語を伴って)「なにも」「一つも」を強めた言い方。まったく何も。ただの一つとして。「私は―知りません」 **なにぶん【何分】**■《名》不定の程度・数量などを表す。いくらか。なんらか。〔ふつう、「(か)の」を伴って連体詞的に用いる〕「―(か)の寄付は必要だろう」日《副》●どうか。どうぞ。なにとぞ。「――お手やわらかに」●なんといっても。とにかく。「―まだ若い」 **なに‐ぼう【何某】**具体的に名前をあげずに人をさす語。ある人。なにがし。「A社の―の情報によると・・・」 **なに‐ほど【何程】**■《名》どのくらい。どれだけ。いかほど。「費用は―でしょうか」「―のこともない」日《副》いかに。どんなに。「―言われても・・・」 **なにも【何も】**《副》●どんなことも。なにもかも。「痛みも忘れて」●《下に打ち消しの語を伴って)何一つ。まったく。「私は―知らないのです」●特にとりたてて。「―そう腹をたてることもないでしょう」 **なにもかも【何も『彼も】**《連語》すべて。一切。 **なにもの【何物】**いかなる物。どんな物。 **なにもの【何者】**●姓名・身分などのわからない者をさして言う語。どういう人。だれ。●「何者でも」「何者も」の形で〉どのような人も。「―も泣く子にはかなわない」 **なにや・かや【何や『彼や】**《連語》あれやこれや。いろいろ。なんやかや。なにやらかやら。「―苦労が多い」 **なに・やつ【何『奴】**〔文]どういうやつ。何者。 **なにやら【何やら】**《副》何かしら。何だか。[不明な物事をさして言う]「ーやっているらしい」 **なにやら・かやら【何やら『彼やら】**《連語》「何やかや」に同じ。 **なに・ゆえ【何故】**《副》 《「―に」の形も》なぜ。どうして。〔古風な言い方]「―(に)欠席したのか」 **なにより【何より】**■《名》どんなものよりもいちばんよいこと。「―のごちそうです」《副》どんなものよりもいちばん。このうえなく。「―健康が大切だ」 **なにわ【『難波・浪速・『浪花・浪華】**大阪地方の古い呼び名。ーぶし{『浪花節}大衆芸能の一つ。三味線の伴奏で演じる、うなりの入った語り物。演目の多くは義理人情を主題とする。浪曲。―ぶしてき{浪花節的}《形動》義理人情にとらわれ、通俗的で古風なようす。「―な正義感」―――の葦は伊勢の浜荻《句》〔難波でいう植物のアシを伊勢ではハマオギと呼ぶように〕物の呼び名や風俗・習慣は土地ごとにちがうことのたとえ。 **なにを・か【何をか】**《連語》 《「か」は反語の助詞)〈多く、「・・・んや」で結んで〉反語・疑問の意を表す。句「ー言わんや(=あきれ果てて何も言えない)」 **なぬか【七日】**なのか。―しょうがつ{一正月}正月七日の七草の節句。七草がゆなどを食べて祝う。 **な・ぬし【名主】**江戸時代、村の長。[参考]庄屋。 **ナノ**《接頭》〔単位名の上につけて〕一〇億分の一を表す語。▽nano-―テクノロジー ナノメートル(=一〇億分の一)の精度をあつかう技術。半導体・医療技術などに応用される。▽nanotechnology **なのか【七日】**《「なぬか」の転)●月の第七日。●七つの日数(の間)。一週(間)。●人の死後七日目。=なぬか。 **なの…だ**《連語》《断定の助動詞「だ」の連体形「な」+準体助詞「の」+助動詞「だ」。「のだ」が体言または形容動詞・助動詞「そうだ」「ようだ」の語幹に続くときの形》「相手は子供―・だ」[参考]丁寧語は「なのです」。くだけた言い方は「なんだ」。 **なのはな【菜の花】**アブラナ(の花)。 **な・のり【名乗り】**●自分の名を言うこと。また、その名。●昔、公家・武家の男子が元服後に通称の他につけた実名。「藤吉郎」に対する「秀吉」の類。――を上・げる《句》●武士が戦場で、自分の名を大声で敵に告げる。なのりあげる。●選挙・選考などに立候補する。「知事選に―・げる」 <1092> **なのり!でる【名乗り出る】**《自下一》〔それは私だと〕すすんで名前を言って出る。「犯人とー・でる」 **な・の・る【名乗る・名『告る】**《他五》●自分の姓名を言う。●自分の名とする。「六代目菊五郎を―・る」「結婚しても、旧姓を―・る」 **ナパーム・だん【ナパーム弾】** (napalm bomb)金属せっけんとガソリンとの混合物を用いた強力な焼夷弾。爆発すると、広い範囲を高熱で焼きつくす。 **な・ばかり【名ばかり】**《連語》名前や評判にくらべ実質がおとること。名前だけ。うわべだけ。〔さげすんで言う。また、自分に関することは謙遜して言う」「―のパーティーで、お恥ずかしいことです」 **なび・く【靡く】**《自五》●[風・水などの勢いに従って]横にかたむきふす。「草が風に―・く」●他人の意志や威力などに従う。服従する。「権威に―・く」●異性に言い寄られて、相手の意に従う。「口説かれて彼に―・く」 **ナビゲーション**自動車などを誘導すること。「ナビ」と略す。「カーー」▽navigation (=航海術・航空術) **ナビゲーター**●自動車のラリー競技で、運転者に指示・助言をする人。●航空機などの進路を自動調整する装置。●会合や番組の進行役。▽navigator **な・びろめ【名広め・名弘め・名披露目】**芸人が芸名を得たとき、または商人が店を開いたとき、芸名・店名を世間に広く知らせること。 **ナプキン**●西洋料理の食卓で、衣服がよごれないように胸・ひざにかける布や紙。ナフキン。●生理用品の一。▷napkin **ナフサ**石油・コールタールなどを分留して得られる軽質油。粗製ガソリン。ナフタ。▽naphtha **なふだ【名札】**姓名を記したふだ。 **ナフタレン**芳香族炭化水素の一つ。コールタールから精製した白色の結晶で、特有のにおいをもつ。防臭・防虫剤に用いるほか、染料や合成樹脂などの原料にも使う。ナフタリン。▽Naphthalin **なぶり‐ごろし【嬲り殺し】**〔すぐには殺さず〕いろいろと苦しめ、もてあそんでから殺すこと。 **なぶり・もの【嬲り物・嬲り者】**なぶり、もてあそばれるもの。なぐさみ、からかいの対象となるもの。 **なぶ・る【嬲る】**《他五》●からかって、困らせ苦しめる。●いじめる。さいなむ。「弱い者を―・る」●もてあそぶ。もてあそぶようにしていじる。「風が髪の毛を―・る」[表記]③は「弄る」とも書く。《四》。 **なべ【鍋】**●食べ物をにる器。金属・陶器・ガラスなどで作る。●「鍋物」「鍋料理」の略。「鳥――をつつく」 **なべーずみ【鍋墨】**なべやかまの尻についた黒いすす。 **なべ・ぞこ【鍋底】**●なべの底。●しばらく続く悪い状態。「一景気」 **なべ・づる【鍋、鉉】**なべに取りつけた、つる。 **なべ・づる【鍋鶴】**ツル科の鳥。首と顔の大部分が白く、体全体は灰色。シベリア・中国東北部方面にすみ、日本には冬に渡来する。特別天然記念物。 **なべ・て【『並べて】**《副》《文語動詞「並ぶ」の連用形+助詞「て」)〔文〕おしなべて。概して。一般に。「―天才は不遇である」 **なべーぶぎょう【鍋奉行】**〔俗〕鍋料理のときに、具を入れる順序や食べごろなどをあれこれと指図する人。 **なべぶた【鍋蓋】**●なべのふた。●漢字の部首「亡」の称。けさんかんむり。 **なべ・もの【鍋物】**寄せなべ・ちりなべ・すき焼きなど、なべでにながら食べる料理の総称。なべ料理。 **なべ・やき【鍋焼き】**●魚や鳥の肉を野菜とともに、みそ汁などでにながら、なべから直接に食べる料理。●「なべ焼きうどん」の略。小さななべで、うどんと野菜・肉などをにこみ、なべから食べる料理。 **なべ・りょうり【鍋料理】**「なべもの」に同じ。 **なへん【ナ変】**「ナ行変格活用」の略。 **なへん【那辺・奈辺】**《代名》〔文]どのあたり。どこ。「真意は―にあるか」 **なま【生】**■《名》●〔手を加えない〕ありのままの状態(のもの)。〔肉や野菜などの食料品で〕にたり焼いたり干したりしない状態(のもの)。●作為をほどこさないこと。自然のまま。「―の声」●加熱殺菌していないこと。また、生きていること。「―ワクチン」「―ハム」●演奏をその場で聞くこと。また、録音・録画などによらずスタジオや現場から直接放送すること。「―の放送」●〔物事が〕未完成であること。●[俗]現金。げんなま。●「生ビール」の略。●〔俗〕「生意気」の略。「―を言うんじゃないよ」《接頭》●「十分でない」「不徹底な」「いいかげんな」の意。「―干し」「一返事」●「十分に世慣れない」「未熟な」の意。「―侍」「一兵法」「少し」「なんとなく」の意。「―暖かい」「一白い」 **なま・あくび【生『欠伸】**十分に出ない中途はんぱなあくび。 **なま‐あげ【生揚げ】**●揚げ方が十分でない・こと(もの)。●「厚あげ」に同じ。 **なま・あし【生足】**〔俗〕女性の、ストッキングをはかないで肌がむきだしになっている足。素足。[参考]特に、足首より上の肌が出ている状態をいう。 **なま・あたたか・い【生暖かい】**《形》なんとなくあたたかいようすだ。少しあたたかい。[参考]不快な感じとして使われることが多い。「―・い不気味な風」 **なま・あたらし・い【生新しい】**《形》〔あまり時間がたっていないで」まだ新しいようすだ。いくぶん新しい。「一傷」 **なまいき【生意気】**《名・形動》〔未熟なのに〕知ったかぶりをしたり、出過ぎたことをしたり、えらそうにしたりすること。類語洒落臭い。猪口才。 **なまうお【生魚】**、「なまざかな」に同じ。 **なまえ【名前】**●その人・物・場所などにつけて言い表す呼び方。名。名称。●姓名。芳名。尊名。●〔姓に対する]名。「姓は山田、―は太郎です」―まけ{一負け}《名・自サ"》名前がりっぱすぎて、実質がそれにおよばないこと。 **なま・えんそう【生演奏】**《名・他サ"》その場での実際の演奏。「―を聞かせる店」 **なま・がし【生菓子】**●おもに餡を使った水分の多い和菓子の総称。羊かん・餅菓子など。団干菓子。●果物やクリームなどを使った洋菓子の総称。 **なま・かじり【生、齧り】**《名・他サ"》《十分にかまない意から》物事のある一面を知っただけで、十分に理解していないこと。「―の知識」 **なま・かべ【生壁】**●ぬったばかりで、まだかわいていない壁。●「生壁色」の略。こい藍ねずみ色。 <1093> **なま・かわ【生皮】**はいだままで、まだ加工していない皮。「―を剝ぐ(=なまかわにするために剝ぐ)」 **なま・がわき【生乾き】**十分にかわいていない・こと(もの)。「洗濯物が―だ」「―の壁」 **なまぐさ【生臭】**●《名・形動》なまぐさい・こと(の)。●特に、魚肉・獣肉のこと。●「生臭坊主」の略。―ぼうず{一坊主}〔俗〕(「禁じられた動物性の食べ物を食べる坊主」の意から)戒律を守らない品行の悪い坊主。また、俗気のある僧。―もの{一物}魚肉・獣肉など、なまぐさい・食べ物(料理)。团精進物 **なまぐさ・い【生臭い・腥い】**《形》●なまの魚肉・獣肉のにおいがするようすだ。●生き血のにおいがするようすだ。「戦場に―・い風がふく」「仏僧は肉類を食べないという戒律があることから〕僧に俗気があるようすだ。僧の品行が悪い。 **なま・くび【生首】**切り落としたばかりのなまなましい首。〔おもに人の首についていう〕「刑場に―をさらす」 **なまくら【『鈍】**《名・形動》●刃物の切れ味が悪いこと。また、その刃物。「―になった包丁をとぐ」●仕事がへただったり、なまけたりする・こと(人)。類語なまくら。 **なま・クリーム【生クリーム】**牛乳から取り出した脂肪分。料理・製菓・コーヒーなどに用いる。 **なまけもの【怠け者】**よくなまける人。類語なまくら。――の節句働き《句》ふだんなまけてばかりいる人が、(節句の時期のように)他の人が休むときになって、さもいそがしそうに働くこと。[参考]ふだんなまけている人は、他人が休むときに逆に働くことになる、の意でも使われる。 **なまけもの【『樹、懶】**ナマケモノ科の動物。体長約六〇。するどいつめで木の枝にぶら下がったまま、ほとんど動かない。中央・南アメリカに分布。 **なま・ける【怠ける・懶ける】**《自下一》すべきことをしないで時間をむだに過ごす。労力をおしんで、物事に精を出さないでいる。まじめに努力しないでいる。おこたる。サボる。「練習を―・ける」「仕事を―・ける」類語ずるける。図なま・く《下二》。 **なまき【生木】**●地に生えて、まだ生きている木。●切ったばかりで、まだ枯れていない木。―を裂・く《句》愛し合う男女を無理に引きはなす。 **なま・きず【生傷・生、疵】**受けたばかりの新しい傷。なおっていない傷。[コロ]「ーがたえない」団古傷。 **なまこ【『海鼠・生子】**●棘皮動物ナマコ綱の動物の総称。海底にすむ。体は円筒状で、多くの突起をもつ。食用。[参考]全体を干したものを「海参」、腸の塩辛を「このわた」という。●型に流しこんだ・銑鉄(銅)。[参考]形がなまこに似ることから。●「海鼠板」の略。●「海鼠壁」の略。●「海鼠餅」の略。―いた{一板}波板。なまこ。―かべ{一壁}四角で平らなかわらを並べ、その継ぎ目をしっくいでかまぼこ形に盛り上げた壁。土蔵などの外壁に多い。なまこ。―もち{一餅[餅]}なまこの形に作った餅。うすく切って、かき餅にする。なまこ。 **なまーごみ【生ごみ】**調理や食事の残りかすなど、台所から出る水分のあるごみ。厨芥。 **なま・ゴム【生ゴム】**ゴムノキからとった樹液を固めたもの。ゴム製品の製造原料。 **なまごろし【生殺し】**●ほとんど死にそうな状態にすること。「ヘビのー」類語半殺し。●処置を中途はんぱにして、相手が困っているのをほうっておくこと。 **なま・コン【生コン】**「なまコンクリート」の略。すぐ使えるように工場で練り混ぜて工事現場に配送される、まだ固まっていないコンクリート。 **なま・ざかな【生魚・生、肴】**〔とったままで」何の加工もしていない生の魚。なまうお。類語生魚。 **なまざけ【生酒】**もろみから搾っただけで、火入れ(=加熱処理)をしていない酒。[参考]日本酒は通常二回、火入れが行われる。 **なまじ【愁】**《副・形動》 《「生較強い」の転)●できないのに強いてするようす。しなくてもよいのにあえてするようす。無理をして。「―仕事を引き受けなければよかった」●むしろ、そうでないほうがよいくらいの〕中途はんぱな状態であるようす。不十分なようす。「―成績がよいから困る」同①②なまじい。なまじっか。 **なまじい【愁】**《副・形動》「なまじ」に同じ。 **なまじっか【愁っか】**《副・形動》「なまじ」に同じ。 **なま・しゅつえん【生出演】**《名・自サ》その場に実際に出演すること。「スタジオにーする」 **なま・じろ・い【生白い】**《形》なんとなく白い。また、いやに白い。なまっちろい。「―・い顔の青年」 **なます【、膾鱠】**●魚介類を生のまま細切りにし、酢にひたした料理。[参考]もとは、「胞」は鳥獣の肉を、「」は魚肉を使った「なます」の意。●ダイコン・ニンジンなどを細切りにして、酢にひたした料理。 **なまず【癜】**皮膚病の一つ。糸状菌の寄生で、胸や背中などに褐色か灰色のまだらができる。癜風。 <1094> **なまず【「鯰】**ナマズ科の淡水魚。湖沼・水田などの泥底にすみ、頭は平たくて大きく、長い四本のひげをもつ。食用。●「なまずひげ」の略。 **なまず・ひげ【「鯰、髭】**なまずのひげに似た、細長い口ひげ。また、その口ひげをはやした人。●明治時代に官吏をののしって言った語。 **なま・たまご【生卵】**火を加えていない、生の鶏卵。 **なま・ちゅうけい【生中継】**現場から直接中継して放送すること。また、その放送。 **なまっちろ・い【生っ『白い】**《形》「なまじろい」に同じ。 **なま・つば【生唾】**食べたいものや、すっぱいものなどを見たときに、口の中に自然に出るつば。――を飲み込・む《句》目の前にある物が欲しくてたまらないようす。 **なま・づめ【生爪】**指に生えているままのつめ。「―をはがす」 **なまなか【生『半】**《副・形動》中途はんぱなようす。なまはんか。「―のことはするな」「―な学者ではない」 **なまなま・し・い【生生しい】**《形》目の前で実際に行われた(見た)ばかりのような、新鮮で強烈な感じである。「―・い傷あと」「記憶は今も―・い」 **なま・にえ【生煮え】**《名・形動》●十分ににえていない・こと(もの)。「―の飯」●答え方・態度などがはっきりしないこと。あいまい。「―の返事」 **なま・ぬる・い【生『温い】**《形》●中途はんぱにあたたかい。なまあたたかい。「―・いコーヒー」●厳しくない。てぬるい。はっきりしない。「―・い練習」 **なま・はんか【生半可】**《名・形動》中途半端で十分でないこと。生半。「――な覚悟」「―な説明」 **なま・ビール【生ビール】**醸造して濾過しただけで、加熱殺菌をしていないビール。なま。 **なま・びょうほう【生兵法】**●未熟な兵法や剣法。●十分身についていない、中途はんぱな知識や技能。―は大怪我のもと《句》なまかじりの知識や技能にたよると、かえって失敗の原因となる。 **なまふ【生、麩】**小麦粉をこねてでんぷんを取り去っただけの数々。しょうふ。 **なま・フィルム【生フィルム】**まだ露出・感光させていないフィルム。未撮影のフィルム。 **なまへんじ【生返事】**〔気分ののらないときなどの〕いい加減な受け答え。気のない返事。 **なま・ほうそう【生放送】**《名・他サ》ラジオ・テレビなどで録音・録画ではなく、スタジオや現場から直接放送すること。また、その放送。 **なま・ぼし【生干し・生『乾し】**《名・他サ》十分にほしていない・こと(もの)。「―の魚」 **なま・み【生身】**〔人の〕現に生きている体。生き身。また、感情の通っている体。「―の人間」 **なま・みず【生水】**、わかしていない(飲み)水。 **なまめかし・い【『艶めかしい】**《形》〔男性の心をさそう〕女らしさがあふれて美しいようすだ。色っぽい。 **なま・め・く【『艶めく】**《自五》《「生認めく(=未熟らしく見える、若々しく見える)」の意)〔男性の心をさそう〕女らしさがあふれて美しく見える。色っぽく・見える(感じられる)。「浴衣姿の―・いた女性」 **なま・もの【生物】**にたり焼いたり干したりしていないもの。また、日持ちのしない食べ物。魚類・生菓子など。 **なま・やけ【生焼け】**火がとおらず十分に焼けていない・こと(もの)。「―の魚」 **なま・やさい【生野菜】**加熱したり漬け物にしたりしていない野菜。 **なま・やさし・い【生易しい】**《形》《あとに打ち消しの語を伴って》物事が簡単で容易であるようすだ。普通ひととおりである。「合格するのは―・いことではない」 **なま・ゆで【生、茹で】**十分にゆでていない・こと(もの)。「―のジャガイモ」 **なま・よい【生酔い】**。〔酒などに」少しようこと。また、少しよった人。類語ほろ酔い。―本性違わず《句》酒によっても、本性は失うものではなく、心にないことなど言ったりはしない。 **なまり【「訛り】**●ことば・発音などが本来のものからくずれること。類語訛音。訛語。●ある地方独特の発音やことば。―は国の手形《句》なまりを聞くと、その人の故郷がわかるということ。 **なまり【鈴】**金属元素の一つ。青白色のやわらかい金属。展性に富み、融点が低い。用途は非常に広い。毒性がある。元素記号Pb。〔重い心や暗い風景のたとえに多く使う」「―のような心」 **なまり・いろ【鉛色】**鉛の色に似た、青みをおびた灰色。「―の空」 **なまりーぶし【『生り節】**蒸したカツオの肉を生干しにした食品。かつおぶしの半製品。なまり。なまぶし。 **なま・る【訛る】**《自他五》発音がくずれる。標準語に合わない発音をする。「イをエと―・る」図《四》。 **なま・る【『鈍る】**《自五》●刃物の切れ味が悪くなる。●力・勢いなどが弱まる。[コロ]「腕が―・る」=にぶる。文《四》。 **なま・ろく【生録】**〔俗]音楽演奏や野鳥の声などの自然な音を直接録音すること。また、そのようにして録音したもの。「蒸気機関車の―」 **なま・ワクチン【生ワクチン】**生きている菌またはウイルスを用いて、病原体の毒性を弱めて作った予防接種の材料。水痘・BCGなど。 **なみ【波】**●〔風などによって起こる〕水面の上下運動。また、それが次々と伝わっていく現象。波浪。「―が打ち寄せる」[表記]「浪」とも書く。●波のようにゆれ動くもの。「沿道でゆれる小旗の―」●物が凹凸・起伏をなしている状態。高いところと低いところができる動き。「景気には―がある」●流れ動いていくもの。また、押し寄せてくるもの。「人の―が球場に向かう」「時代の―」●〔理]媒質の一点に生じた物理的な状態の変化が、次々と周囲に伝わって行く現象。波動。「地震の―」――に乗・る《句》その傾向にうまく調子が合う。 **なみ【並み】**《名》〔品物などで〕上等と下等との中間の程度のもの。中ぐらい。あたりまえ。ふつう。「―の人間」●等級・品質が劣る意の遠回しな言い方。「にぎりのー」[表記]日は「並」と書く。■《接尾》《名詞について)「そのものめいめい」の意。「軒――の休業」「並んだ・もの(調子)」の意。「足―」「町―」「そのものと・同程度(同類)」の意。「世間―」「人―」 **なみ・あし【並み足】**●ふつうの足並み。団駆け足。●いちばんおそい馬の歩調。 **なみ・あと【波跡・波痕】**●砂浜などに打ち寄せた波のあと。●船の航跡。みお。 **なみ‐いた【波板】**波形に成型した板。なまこいた。 <1095> **なみ!いる【並み居る】**《自上一》〔文]その場に並んでいる。列座する。「――お偉方」 **なみうちぎわ【波打ち際】**波が打ち寄せる所。なぎさ。「―を散歩する」類語水際。 **なみ・う・つ【波打つ】**《自五》●波がうねる。波が立つ。波が寄る。●波の形にうねる。波のように起伏ができる。「―・つ稲穂」 **なみ・がしら【波頭】**波の盛り上がったいただき。潮頭。波頭。「―が白くくだける」[参考]波の穂。 **なみ・かぜ【波風】**●波と風。特に、強い風と高い波。●争い。もめ事。[コロ]「―を立てる(=もめ事を起こす)」●つらい体験。「世間の―にもまれる」同②風波。類語②③波瀾。 **なみ・き【並木】**〔道の両側などに〕並んで立っている木。また、並べて植えた木。街路樹。 **なみ・じ【波路】**〔文〕船のかようみち。類語)船路。 **なみ!する【『蔑する】**《他サ変》〔文〕ないがしろにする。あなどる。軽んじる。「主君を―・する家来」 **なみ・せい【並製】**ふつうの製品。因上製・特製。 **なみだ【涙】**●涙腺から出て、眼球をうるおす液。刺激や精神的な感動によって流れ出る。「―を流す」●同情。人情。句「血もーもない」――に暮・れる《句》●涙で何も見えなくなる。●泣き悲しんで時を過ごす。また、悲しみでどうしてよいかわからなくなる。―に沈・む《句》なげき悲しんでひどく泣く。―に咽・ぶ《句》息をつまらせて激しく泣く。むせび泣く。―を絞・る《句》《しぼるほど涙がたくさん出るの意から)なげき悲しんで激しく泣く。―を呑・む《句》《涙を出さないようにする意から)●泣きたいのを我慢する。くやしいのをじっとこらえる。「逆転ホームランにーんだ」―を振るって《句》《流れ出る涙をふりはらっての意から)やむを得ず私情・同情を捨てて。「一処罰する」 **なみだ・あめ【涙雨】**●深い悲しみの涙が化して降った雨。●ほんの少し降る雨。 **なみ・たいてい【並大抵】**《名・形動》《多く、打ち消しの語を伴って)一般的に考えられる程であること。ふつう。おおかた。ひととおり。「―の苦労ではない」 **なみだ・きん【涙金】**〔今までの関係を断ち切るために与える〕わずかな金銭。 **なみだーぐまし・い【涙ぐましい】**《形》〔強い同情または感心のあまり〕涙が出そうな感じである。あわれに思うほどである。「―・い努力を続ける」 **なみだ・ぐ・む【涙ぐむ】**《自五》目に涙をうかべる。涙が出そうになる。「友人の死に―・む」 **なみだごえ【涙声】**、泣きそうになって(泣きながら)出す声。「――でうったえる」 **なみだ・する【涙する】**《自サ変》〔文〕涙を流す。泣く。「むごい仕打ちに―・する」「墓前に―・する遺族」 **なみ・だ・つ【波立つ】**《自五》●波が高くなる。水面があれる。●波のように動きがある。●波のような起伏ができる。「稲穂が―・つ」●事があらだつ。もめ事が起こる。さわがしくなる。「政界が―・つ」●胸がどきどきする。また、心が動揺する。「心が―・つ」 **なみだ・もろ・い【涙、脆い】**《形》感じやすくて、ちょっとしたことで涙が出やすいようすだ。「―・い父」 **なみ・なみ【並並】**《多く、打ち消しの語を伴って)ふつうであること。ひととおりであること。「―ならぬ苦労」 **なみ・なみ**《副》(「―と」の形も》〔液体が〕容器からこぼれるほど、いっぱいであるようす。「コップにジュースを―とつぐ」類語満々。 **なみ・の・はな【波の花】**■《連語》〔雅〕波が白くくだけ散るのを花にたとえた語。■《名》〔料理屋などで〕塩。[語源]「塩」が「死」に通じるのを忌むところから。 **なみ・の・ほ【波の穂】**〔雅〕波頭を稲穂にたとえた語。 **なみ・のり【波乗り】**《名・自サ"》サーフボード(=板)を使って波のうねりに乗る遊び。サーフィン。 **なみ・はず・れる【並外れる】**《自下一》〔性質・能力などが〕とりわけ(すぐれて) 他と異なっている。けたはずれである。「数学が―・れてできる生徒」 **なみ・はば【並幅】**和服用の織物の幅で、三六だ内外のもの。小幅。对広幅。 **なみ・ま【波間】**●波と波との間。「ーにただよう」●波の寄せてこない間。「―をみてボートを出す」 **なみ・まくら【波枕】**●「波を枕に船の中に寝る」意から)船の旅。●波の音が枕元に聞こえてくること。 **なみ・よけ【波『除け】**●波の勢いをよける・こと(ために備えたもの)。●防波堤。 **なむ【南無】**《感》仏・菩薩の名を呼んで拝むとき、心からそれに帰依し信仰している気持ちを表すために唱えることば。[参考]梵語namasの音訳。―あみだぶつ{一、阿弥陀仏}浄土門で、阿弥陀仏への絶対的な帰依の気持ちを表して唱える念仏のことば。六字の名号。なんまいだ。―さん{―三}《感》「南無三宝」の略。「―、しくじったか」―さんぼう{―三宝}■《名》仏・法・僧の三宝に呼びかけて、仏の救いを求めるときに唱えることば。■《感》失敗したときに言う語。しまった。なむさん。―みょうほうれんげきょう{一妙法蓮華経}日蓮宗で唱える句で、妙法蓮華経の偉大な徳をたたえ、それに帰依する意を表すことば。七字の題目。 **なむ**《係助》文語(上代の係助詞「なも」の転)〔体言を始めいろいろな語につく。文末の活用語は連体形で結ぶ。「なん」とも」上の語句をとり立てて示し、念を押す形で、文意を強める。「程なく四台の人力車は、・・・引手茶屋の店先へ、横付になん着ったりける〈坪内逍遥〉」 **なめくじ【蛞蝓】**ナメクジ科の軟体動物。体の表面に粘液を分泌する。しめった所にすむ。なめくじら。なめくじり。――に塩《句》《ナメクジに塩をかけると縮むように)苦手な物事にぶつかったときに縮みあがってしまうことのたとえ。 **なめこ【滑子】**モエギタケ科のキノコ。全体が褐色で、かさの表面がねばつく。食用。栽培される。 **なめし」がわ【、鞣し革】**●なめして、やわらかくした動物の革。因撓め革。●漢字の部首「韋・韋」の称。 **なめ・す【、鞣す】**《他五》動物の皮を、毛や脂を除いて、やわらかくする。「牛の皮を―・す」文《四》。 **なめず・る【舐めずる】**《他五》舌でくちびるなどをなめ回す。「舌を―・る」文《四》。 **なめ・みそ【、嘗め味噌】**そのまま食べられるように、みそに野菜・魚肉などを入れて調理した食品。金山寺みそ・たいみそなど。 **なめらか【滑らか】**《形動》●〔物の表面などが〕すべすべしたり、つるつるしたりしているようす。「―な肌ざわり」類語平滑。●物事がよどみなく、すらすらとはこぶようす。「部内を―に運営する」 <1096> **な・める【「嘗める・舐める】**《他下一》●舌の先でなでるようにふれる。ねぶる。●味わう。玩味する。「あめを―・める」●〔苦しみを〕経験する。句「辛酸を―・める」「炎を舌にたとえて]燃やす。「炎が天井を―・める」●ばかにする。甘く見る。見くびる。「―・められてたまるか」[表記]①⑤は「舐める」と書く。図な・む《下一二》。 **な・や【納屋】**物を納めておく小屋。物置(小屋)。 **なやまし・い【悩ましい】**《形》●思いわずらうことがあって、苦しいようすだ。「安息のない、―・い日々」●官能が刺激されて心が乱れる感じだ。「―・い姿」 **なやま・す【悩ます】**《他五》●悩むようにする。苦しめる。「英語に―・される」句「頭を―・す」●〔性的に」心を乱れさせる。「男を―・す女の色香」=悩ませる。 **なやみ【悩み】**悩むこと。思いわずらうこと。苦しみ。「人生の―」類語憂悶。 **なや・む【悩む】**■《自五》〔心の中で〕あれこれと思い苦しむ。「恋に―・む」●肉体の苦痛で苦しむ。「腹痛に―・む」文《四》。《接尾》その動作や状態が順調に進まない意。「行き―・む」「のび―・む」文《四》。 **なやめる【悩める】**《連語》 《「る」は文語助動詞「り」の連体形)〔文〕悩んでいる。「――青年」 **な・よせ【名寄せ】**名所・人物などの名称を寄せ集めた・もの(本)。「名所の―」 **なよ・たけ【『弱竹】**細くしなやかな竹。 **なよなよ**《副・自サ"》《副詞は「――と」の形も)やわらかく、弱々しいようす。「―とした動作」 **なよ・やか**《形動》弱々しくやわらかいようす。なよなよとしているようす。「―な姿態」「―なヤナギの枝」 **なら【楢】**ブナ科の落葉高木のコナラ・ミズナラなどの総称。特に、コナラ。材は家具・薪・炭などに使われる。ははそ。 **なら**《接続》「それなら」のくだけた言い方。「―結構」 **なら**《助動》《指定の助動詞「だ」の仮定形)●順当な結果を導く条件(=順接条件)を表す。「もしあのことが知れたなら、私は叱られるだろう」●〔体言につき、係助詞的に使う〕問題とする事柄を提示する。・・・について言えば。「彼ならもう帰ったよ」「山なら富士、花なら桜」[接続]体言(に準じる語)、および動詞・形容詞・助動詞(「(よ)う」「まい」「だ」を除く)の終止形につく。形容動詞・助動詞「そうだ」「ようだ」の語幹につく。[参考]「ならば」の形でも使う。 **ならい【習い】**●習うこと。類語練習。学習。●いつもそのように決まっている状態。●ならわし。しきわり。習慣。●それが、ごくふつうに起こる、当たり前のことであるということ。常。「世のー」――性とな・る《句》習慣がたび重なると、ついにはその人の生まれつきの性質のようになってしまう。 **ならいごと【習い事】**習う事柄。特に、芸能などのけいこごと。 **なら・う【倣う】**。《他五》すでにあるものを手本にしてまねる。模倣する。「前例に―・う」図《四》。[使い分け] **なら・う【習う】**《他五》●くり返しやってみて覚える。「琴を―・う」●教わる。教えを受ける。類語学ぶ。《四》。[使い分け]―うより慣れよ《句》物事は、人に教わってするよりも、自分で経験してなれたほうが早く覚えられる。 **ならく【奈落】**●地獄。[コロ]「―に落ちる」[参考]梵語narakaの音訳。●これ以上どうにもならない所。どん底。「貧乏の―に近づく」●劇場の舞台や花道の下の所。回り舞台やせり出しなどの装置をおく。―の・そこ{一の底}《連語》《「地獄の底」の意)●底知れない深い所。●どんなにしてもぬけ出せそうもない状態。最悪の状態。 **なら‐く**《連語》文語《指定の助動詞「なり」に接尾語「く」のついた形。おもに動詞の連体形につく)・・・であることには。・・・することには。「言ふー」「聞く―」 **ならし【『均し】**平らにすること。また、平均すること。「一一○○円の利益」 **なら・す【『均す】**《他五》〔高低・凹凸をなくして〕平らにする。「グラウンドを―・す」●数・量などを、平均する。「負担を―・す」図《四》。 **なら・す【慣らす・馴らす】**《他五》●慣れるようにする。慣れさせる。順応させる。「足を―・す」「英語に耳を―・す」●動物が人に親しみなじむようにする。手なずける。「馬を―・す」[表記]②は多く「馴らす」と書く。《四》。 **なら・す【『生らす】**《他五》植物の実を結ばせる。みのらせる。「モモの実を―・す」図《四》。 **なら・す【鳴らす】**《他五》●音を立てさせる。「舌を―・す」「警鐘を―・す(=注意を呼び起こす)」●名声・評判などが、広く知れわたる。評判をとる。「名三塁手として―・した人」●言いたてる。「不平を―・す」図《四》。 **ならず・もの【ならず者】**(どうにもならない者の意)●定職をもたず、うろつき回って悪い事をする者。ごろつき。無頼漢。やくざ。「街のー」●生活態度のだらしない者。道楽者。 **ナラタージュー**映画や演劇で、主人公に回想形式で過去の出来事を語らせる技法。▽narratage **なら・づけ【奈良漬け】**ウリ類などを酒かすにつけた漬け物。 **ならでは**《連語》《断定の助動詞「なり」の未然形「なら」+接続助詞「で」+係助詞「は」)・・・でなくては。・・・以外には。ただ・・・だけ。「名手―の美技」 **ならない**《連語》 《動詞「成る」の未然形+打ち消しの助動詞「ない」》●〔動詞連用形+「ては」について、補助動詞に使って〕禁止を表す。・・・てはだめだ。・・・てはいけない。「このことを言ってはー・ない」●〔断定の助動詞「だ」の連用形「で」+「は」について]打ち消しの意をもった決意を表す。「これでは―・ない」●〔打ち消しの意をもった形容詞・助動詞の下について、「・・・なければならない」「・・・なくてはならない」「・・ねばならない」などの形で〕当然・義務を表す。・・・である(・・・する)はずだ。・・・である(・・・する)べきだ。「本ならここになければ―・ない」「レポートを書かなければ―・ない」●〔自発の意をもつ動詞や感情を表す形容詞連用形+「て」の形について〕どうしてもそうなる状態を表す。・・・てたまらない。「そう思われて―・ない」「寂しくて―・ない」[参考]文語的な言い方に「・・・ならぬ」がある。丁寧語は「・・・なりません」。 <1097> **ならべ・た・てる【並べ立てる】**《他下一》〔物事を〕一つ一つ並べあげる。「理由を一つ一つー・てる」 **なら・べる【並べる】**《他下一》●〔二つ以上を〕となり合わせる。同列にそろえる。「机を―・べて仕事をする」●〔多くの物を〕置いて広げる。「皿をテーブルに―・べる」●比べる。比較する。「横山大観と―・べても引けをとらない画家」●同類に属する事柄をいくつも次々に言う。「文句を―・べる」図なら・ぶ《下二》 **ならわし【習わし・『慣わし】**いつもそうすることになれて、決まりとなっていること。ならい。習慣。慣習。「土地の―に従う」類語しきたり。慣例。[類義語の使い分け]「習わし・しきたり」 **ならわ・す【習わす・『慣わす】**■《他五》習わせる。学ばせる。「幼時からピアノを―・す」《四》。日《接尾》「いつも・・・する」「・・・することを習慣とする」の意。「呼び―・す」「言い―・す」文《四》。 **なり**《接尾》《名詞「成り」「なり(形)」と同語源)●(名詞につけて)「・・・のような形・ようす」の意。「弓ーにそる」「道ーに進む」[表記]「形」とも書く。●《名詞につけて)「それにふさわしいようす」「それに即した程度・状態」の意。・・・相応。「私―に努力する」●そっくり従うようすを表す。・・・するまま。「言いーになる」[表記]は「成り」とも書く。 **なり【『形・『態】** (動詞「成る」の連用形の名詞化)●かたち。かっこう。「男の―をする」●体つき。「大きな―」●衣服をつけたようす。身なり。「―をかざる」類語服装。 **なり【成り】**《動詞「成る」の連用形の名詞化)●おなり。●将棋で、敵陣に入った駒が成ること。 **なり【『生り】**(果物などの)実のなること。実を結んだ状態。「今年のリンゴは―が悪い」 **なり【鳴り】**鳴ること。また、その音。「―のいい楽器」―を潜・める《句》●物音を立てないで静かにする。●活動を中断してじっとしている。「過激な発言は―・める」 **なり**《助動、ナリ型》文語(助詞「に」+動詞「あり」の転)●断定の意。・・・である。「われらは継子なるぞくやしき」●〈主に、連体形「なる」の形で〉その場所に存在する意を表す。・・・にある。「小諸なる古城のほとり〈千曲川旅情の歌・島崎藤村〉」[接続]体言、用言の連体形、その他いろいろの語につく。 **なり**《助動:ラ変型》文語●「・・・が聞こえる」の意。「『栄えあれかし』との声すなり」●伝聞の推定や事実、間接的な経験などを表す。「男もすなる日記といふものを〈土佐日記〉」[接続]動詞の終止形、ラ変・形容詞・形容動詞・助動詞「なり(断定)」などの連体形につく。 **なり**■《接助》《動詞「成る」の名詞形「なり」の転か)〔動詞などの終止形につく〕●ある動作の直後に(あるいはほとんど同時に)、次の動作が行われる場合の、先行する瞬時の動作を示すのに使う。・・・するやいなや。「家に帰りつくなり、寝てしまった」●「・・・たなり」の形で〉ある動作が、予想される次の事態に進展しないで、そのままの状態である(あるいは意想外の展開を見せる)場合の、先行する瞬時の動作を示すのに使う。「『知らぬ』と言い放ったなり、黙りこんだ」《副助》《断定の文語助動詞「なり」の転)〔「なりと」「なと」となることもある」<「~なり~なり」の形で、並立助詞的に使って〉例示する形で並べあげたものの中から、どれか一つを選択する意。「父になり母になり承知してもらわなくては」●同類の他のものから選択できることをほのめかしながら、一例をあげるのに使う。「辞典を買うなりして調べるべきだ」●〔不定の意を表す語について]随意に選択ができることを表す。「どこへなり(と)行くがよい」「どうなと好きにするさ」 **なり-あがり【成り上がり】**成り上がること。また、成り上がった人。〔軽蔑の気持ちをこめて使う場合が多い〕「ーだから礼儀を知らない」 **なり・あが・る【成り上がる】**《自五》身分の低い人が急に高い地位にのぼったり、貧しかった人が急に金持ちになったりする。「足軽から大名に―・る」類語のし上がる。対成り下がる。 <1098> **なり・かつよう【ナリ活用】**〔語学〕文語形容動詞の活用形式の一つ。終止形の活用語尾が「なり」となるもの。本来は「静かに」「すみやかに」などの形が動詞「あり」と結びついた「静かにあり」「すみやかにあり」のつづまったもので、活用はラ変とほぼ同じだが、連用形にもとの形である「――に」を組み入れる点が異なる。[参考]■タリ活用。 **なり・かわ・る【成り代わる・成り変わる】**《自五》●代理をつとめる。代わる。「社長に―・って挨拶する」●他のものに変化する。「男役だったが、女役に―・った」 **なり・きん【成り金】**●将棋で、敵陣にはいりこんで金将となったこま。●貧乏だったのが、急に金持ちになった人。〔多く軽蔑した言い方〕「土地―」 **なり・さが・る【成り下がる】**《自五》身分の高い人が低い地位に下がったり、金持ちだった人が貧しくなったりする。おちぶれる。対成り上がる。 **なり・すま・す【成り済ます】**《自五》●すっかりそのものになってしまう。●別のものになりきったふりをす-る。まんまと化ける。「学生に―・す」 **なり・たち【成り立ち】**●成り立つこと。成立。●成り立った過程・順序。「狂言の―」●ある要素・成分からなる組み立て方。構成。「文の―」 **なり・た・つ【成り立つ】**《自五》できあがる。成立する。「人体は四肢と胴と首とから―・っている」 **なり・て【『為り手】**〔ある役などに〕なる人。なりたがる人。「会長の―がない」 **なりーと**《副助》なり(副助)。 **なりーどし【『生り年】**果実がよく実る年。団裏年。 **なり・は・てる【成り果てる】**《自下一》落ちぶれてみすぼらしくなる。「一文なしにーてる」 **なり・ひび・く【鳴り響く】**《自五》●鳴る音が四方にひびきわたる。●評判などが広く伝わる。「勇名が―・く」 **なりふり【『形振り】**服装や態度。身なりやふるまい。「―構わず泣く」 **なり・もの【『生り物】**●果物。また、(食べられる)実のなる樹木。●田畑からとれるもの。 **「なり」もの【鳴り物】**●楽器類の総称。●鳴り物による囃子・音曲。●歌舞伎で、下座音楽に用いる三味線以外の楽器の総称。また、それらを演奏する・こと(音楽)。―いり{一入り}●楽器を鳴らしてにぎやかに調子をとること。●はでにさわぎ立てる・こと(宣伝)。「―で郷土入りする」 **なり・ゆき【成り行き】**●物事が移り変わってゆく・ようす(過程)。また、その結果。形勢。「自然の―にまかせる」●「成り行き注文」の略。特に売値や買値を指定せず、その時の相場で売買するように指定した注文。「一買い」 **なりわい【『生『業】**生活のための仕事。生業。すぎわい。「―を求めて上京する」 **なり・わた・る【鳴り渡る】**《自五》●音があたりに広くひびく。「サイレンが―・る」●評判などが広く伝わる。 **な・る【成る】**■《自五》●でき上がる。仕上がる。成就する。「新装―・ったデパート」[表記]は「為る」とも書く。●組み立てられている。成り立つ。「自動車は多くの部品から―・る」「上下二巻から―・る本」●(「・・・しては」「・・・で」などを受けて)我慢できる。さしつかえない。〔多く、否定形で使われる」「どうなるのか不安で―・らない」[参考]ならない。●他の・もの(状態)に変わる。「原稿がやっと本に―・った」●ある状態に達する。「寒く―・る」●ある時期・数量に達する。「数えて満二五年に―・る」●〔結果として〕ある状態が生じる。「二キロも歩いたことに―・る」●あるものの役をする。あるものの用をする。「劇で白雪姫に―・る」[表記]③~⑧はふつうかな書き。●将棋で、王将・金将以外の駒が敵陣にはいって裏返り、別の働きを持つ。「歩が金に―・る」《四》。■《補動》《「お(ご)・・・になる」の形で、動詞の連用形や動作を表す漢語について)その動作主に対する敬意を表す。「お歩きに―・る」「ご覧に―・る」[表記]日はふつうかな書き。図《四》。――らぬ堪忍成るが堪忍《句》忍耐できないことを忍耐することが、本当の忍耐というものである。 **な・る【『生る】**《自五》《なかったものが、新たに形ができて現れる意)植物が実を結ぶ。みのる。結実する。「リンゴが―・る」類語できる。《四》。 **なる【鳴る】**《自五》●音がする。音が出る。「ベルがー・る」「靴が―・る」類語響く。●評判などが世間に広く知られる。「俊足をもって―・る走者」《四》。 **なる・かみ【鳴神】**〔古〕かみなり。 **なる・こ【鳴子】**田畑の鳥おどしの一つ。小さな板に細い竹筒を掛け並べ、縄を引いて鳴らす。引き板。 **ナルシシズム**〔心〕自己を愛の対象として、それに陶酔すること。自己愛。ナルシズム。[語源]ナルキッソスの故事から。●うぬぼれ。▽narcissism **ナルシスト**自己愛が強く、自分の容姿や心情に陶酔する人。うぬぼれや。ナルシシスト。▽narcist **ナルキッソス**ギリシャ神話に登場する美少年。水に映る自分の姿に恋いこがれて死に、水仙の花になったという。ナルシス。▽Narkissos <1099> **なるたけ【成る丈】**《副》できるだけ。なるべく。「一全員出席のこと」[表記]ふつうかな書き。 **なると【鳴戸・鳴『門】**●潮の干満のとき、大きなうずを巻いて鳴りとどろく瀬戸。「阿波の―(=鳴門海峡)」●「なると巻き」の略。着色した魚のすり身を無色のすり身で巻いて蒸した、かまぼこに似た食品。[参考]切り口のうずの模様から。 **なるべく**《副》できるかぎり。なるたけ。「―出席してください」「一急いでください」 **なる・ほど【成程】**■《副》〔以前から聞いていたとおり〕まことに。本当に。「―これはうまい」■《感》相手への了解・同意・感心などを示す語。「―、それもそうだ」[表記]日目ともふつうかな書き。 **なれ・の・はて【成れの果て】**落ちぶれた結果。また、そのみじめな姿。「道楽者のーは一文なしだ」 **なればこそ**《連語》●・・・だからこそ。「長年の親友―気遣いが必要だ」●だからこそ。〔接続詞的に用いる〕「自分に非は一切ない。―、反論しないのだ」 **な・れる【慣れる・馴れる】**《自下一》●たびたび経験して、特別な・もの(こと)と思わなくなる。常のこととなる。習慣になる。「会社に―・れる」●いつもやっているので、じょうずになる。習熟する。)(5)熟練。円熟。●なじんで心安くなる。また、動物が人に親しみなじむ。[表記]③は多く「馴れる」と書く。類語懐く。●なじんで、具合よくなる。「足に―・れた靴」図な・る《下二》。 **な・れる【『熟れる】**《自下一》●〔原料が〕混ざり合って、ちょうどよい味になる。熟する。「漬け物が―・れる」●腐る。また、新鮮でなくなる。「―・れた魚」図な・る《下二》。 **な・れる【狎れる】**《自下一》親しくなりすぎて、礼を失するような態度をとる。うちとけすぎてなれなれしくなる。「寵愛に―・れる」図な・る《下二》。 **なろう‐ことなら【成ろう事なら】**《連語》もしできることなら。なるべくなら。「―成功させたい」 **なわ【縄】**●わら・麻などの繊維をより合わせた細長いひも。物をしばったり結んだりするのに使う。●「捕り縄」の意。[コロ]「おーにする(=罪人を捕らえる)」――に掛か・る《句》罪人がつかまえられる――を打・つ《句》●田畑などを測量する。●罪人をしばる。 **なわ・しろ【苗代】**田植えまでの期間、稲の種をまいて育てる田。苗代田。 **なわ・つき【縄付き】**《罪人を縄でしばったことから)罪人としてとらえられる・こと(人)。 **なわて【畷】**●まっすぐな長い道。●田の間の道。たんぼ道。あぜ道。なわてじ。なわてみち。 **なわとび【縄跳び・縄飛び】**縄を張ったり回したりして、それをとびこえたりくぐったりする遊戯。 **なわぬけ【縄抜け・縄『脱け】**《名・自サ》しばられた縄からすりぬける・こと(技・手品)。「―の名人」 **なわ・のれん【縄暖簾】**●何本もの縄を垂らして、のれんとしたもの。●〔縄のれんを店の前に下げることから〕居酒屋。一膳飯屋。 **なわ・ばしご【縄、梯子】**縄で作り、一方のはしにかぎをつけて引っかけられるようにしたはしご。 **なわばり【縄張り】**●縄を張って地面を区切ること。●建築の敷地に縄を張って、建物の位置を定めること。●ばくち打ちの親分が、ばくち開帳の権利を持つ地域。また、露天商などが店を出す権利を持つ地域。●他人の口出しを許さない範囲。勢力範囲。領分。「官庁の一争い」●動物の個体や集団が、他の侵入を許すまいとする地域。テリトリー。 **なわ・め【縄目】**●縄の編み目または結び目。●縄でしばられ、とらえられること。「―の恥」 **なん【男】**《接尾》《数を表す語について)「・・・人目のむすこ」「・・・人のむすこ」の意。「三———一女」[参考]「一人目のむすこ」は「一男」ではなく「長男」、「二人目のむすこ」は「二男」ではなく「次男」という。団女。 **なん【難】**●わざわい。災難。[コロ]「ーをのがれる」●むずかしいこと。困難。「ーを避けて易きにつく」団易。●欠けたところ。きず。欠陥。「少々ーのある車」●不満に思われるところ。類語難点。―を付・ける《句》欠点を指摘して非難する。 **なん【何】**■《代名》《「なに」の音便形)なに。「それはーだ」《接頭》 《名詞およびそれに準じる語について)不定の数量を表す。幾。「――時」「一日」「一回」―のことはな・い《句》大したことではない。取り立てて言うほどのことではない。 **なん**《係助》なむ。 **な…ん**《連語》文語《完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量・意志の助動詞「ん」)・・・てしまうだろう。・・・てしまおう。「帰りー・ん、いざ、〈陶淵明・帰去来辞〉」[表記]「なむ」とも書く。 **なん・い【南緯】**赤道から南の緯度。团北緯。 **なん・い【難易】**むずかしいことと、やさしいこと。困難と容易。「仕事によってーの差がある」―ど{一度}●むずかしさとやさしさの度合い。「試験のー」●「スポーツ競技などで〕むずかしい度合い。「―の高い技をきめる」 **なん・おう【南欧】**ヨーロッパの南部。南ヨーロッパ。 <1100> **なんか【南下】**《名・自サ》南の方に向かって進むこと。南進。「高気圧がーする」団北上。 **なん‐か【何か】**■《連語》《不定称の代名詞「なに」に助詞「か」がついた形「なにか」の転じたもの)●任意の、また、不定の物・事をさす。「―残ってないかしら」●並列の最後に並べられ、それらに類する不特定のあるものをさす。「洗濯や炊事やーどうしてるんだ」[参考]「なんぞ」より口頭語的。■《副》どことなく。なんだか。「―こわい感じの人だ」目《副助》《連語「何か」が助詞化したもの)など(副助) ②③④。「これなんかよさそうね」「こわくなんかあるものか」[表記]日はふつうかな書き。 **なん・が【南画】**●「南宗画」の略。中国の絵画の二大系譜の一つ。唐の王維に始まるとされる。おもに水墨で山水をえがき、文学的であることが特色。因北画。●江戸時代中期の文人画家たちがえがいた、南画①的な作風の絵画。 **なん・かい【南海】**●南の海。因北海。●「南海道」の略。―どう{―道}●律令制による七道の一つ。大宝令の制で紀伊・淡路・阿波・讃岐・伊予・土佐の六国の称。●南海道の諸国の国府を結んだ道。 **なん・かい【難解】**《名・形動》むずかしくわかりにくいこと。「―な文章」類語晦渋。 **なんか・の・ゆめ【南、柯の夢】**《句》はかない夢。また、はかないことのたとえ。槐夢。槐安の夢。[故事]唐の時代、淳于棼が酒によって槐の木の下でねむると、夢の中で槐安国の南柯郡の郡守に任じられ栄華をきわめたが、目を覚ますとアリの国にすぎなかったという説話から。〈南柯太守伝〉 **なん・かん【難関】**(「通過するのに困難な関所・関門」の意)通りぬけるのがひどくむずかしい所。切りぬけにくい事態。[コロ]「―を突破する」類語難局。 **なん・ぎ【難儀】**●《名・形動》困難。面倒。迷惑。「―をかける」類語難渋。《名・自サ》〔災難や貧乏のため]苦しみなやむこと。「泥道を歩くのにーする」 **なん・きつ【難詰】**《名・他サ》非難してなじること。責め問うこと。「不親切を―する」 **なん・きゅう【軟球】**軟式の野球・テニス・卓球などで使う、比較的やわらかいボール。对硬球。 **なん・きゅう【難球】**〔球技で〕打ったり受けたりするのがむずかしいボール。 **なん・ぎょう【難行】**《名・自サ"》ひどくつらく苦しい修行。[参考]本来、仏教で使われた語。 **なんぎょう‐くぎょう【難行苦行】**《名・自サ》●難行と苦行。きわめてつらい修行。●ひどい苦労をすること。「やせるのにーする」 **なん・きょく【南極】**●〔地〕地球の自転軸の南端にあたる地点。南緯九○度の地点。南極点。●南極大陸とその周辺の地域。●〔天〕天球と、地球の自転軸の南への延長線との交点。●磁石の、南をさしている方の磁極。S極。团①~④北極。―かい{―海}南極大陸周辺の海域。南氷洋。―けん{―圏}〔地〕南緯六六度三〇分以南の地域。夏至には太陽が昇らず、冬至には太陽は終夜沈まない。团北極圏。 **なん・きょく【難局】**〔むずかしい問題がさしせまっている〕困難な局面。「――を打開する」類語難関。 **なん・きょく【難曲】**●演奏したり歌ったりするのがむずかしい楽曲。●理解するのがむずかしい楽曲。 **なん・きん【軟禁】**《名・他サ》程度の軽い監禁。外部との接触や外出は許さないが、一定の場所の内部では自由にさせるなど。「――状態に置かれる」 **なんきん【南『京】**●「カボチャ」の別称。●《接頭語的に用いて)●中国または東南アジア方面から渡来した物である意。●めずらしい物、または小さくて愛らしい物である意。[参考]「京」は唐音。じょう{―錠}巾着の形をした錠前。―だま{一玉}糸を通して首飾りや指輪などにする、陶製やガラス製などの小さな玉。ビーズ。―ぶくろ{一袋}ジュートで編んだ袋。穀物などを入れる。―まち{一街・―町}中国人街。中華街。 **なんきん・まめ【南『京豆】**「らっかせい」に同じ。 **なんきん・むし【南『京虫】**トコジラミ科の昆虫。小形で、体は平たく、赤褐色。たたみや柱のすきまにすみ、夜間はい出して人や家畜の血をすう。トコジラミ。●[俗]小型の女性用金ぶち腕時計。[参考]形がなんきんむしに似ていることから。 **なん‐く【難句】**●わかりにくい、また、むずかしい文句。●解釈に問題のある難解な俳句や川柳。 **なん‐くせ【難癖】**非難すべき欠点。――を付・ける《句》小さな欠点をことさらにとり上げて非難する。 **なん・くん【難訓】**漢字で、訓読みのむずかしいもの。 **なん・けん【難件】**〔文〕処理がひどく困難な事件・事柄。「―をかかえて苦慮する」 **なんげん【南限】**南方の限界。〔多く、動植物の分布について言う〕北限。 **なんご【喃語】**《名・自サ》〔文〕●男女がむつまじく語り合うこと。類語むつごと。●乳児の出す、まだことばにならない声。「一期」 **なん‐ご【難語】**むずかしくて意味がわかりにくいことば。 **なん・こう【軟、膏】**薬物を脂肪・ワセリン・グリセリンなどと練り合わせて作った、半固形の外用薬。因硬膏。 **なんこう【難航】**《名・自サ"》●船や航空機が悪条件に出合って航行に苦しむこと。●物事の進行が、障害が多くてうまくはかどらないこと。難行。「審議がーしている」「解決は―をきわめる」 **なん・こう【難行】**《名・自サ》「難航②」に同じ。 **なん・こうがい【軟口蓋】**口蓋のうち、硬口蓋の奥の方のやわらかい部分。因硬口蓋。 **なんこう・ふらく【難攻不落】**●攻撃がきわめて困難で、なかなか攻め落とせないこと。「――の要塞」●なかなかこちらの思うようにはならないこと。「―の美女」 **なんごく【南国】**南の方の(暖かい)国・地方。「―土佐」团北国。 **なんこつ【軟骨】**やわらかく弾性に富む骨。鼻・耳などにある。すじぼね。団硬骨。 **なんざん【南山】**●南の方にある山。●「終南山」の略。中国陝西省にある山。●「高野山。」の別称。〔比叡山を北嶺というのに対していう〕―の寿《句》中国の南山がくずれないのと同じように、永久に続く命。〔長寿を祝うことば〕〈詩経〉 **なんざん【難産】**《名・自サ》●出産のとき、胎児が容易に母体から出ないこと。因安産。●物事の成立が <1101> ち。容易でないこと。「―の末に成立した法律」 **なん‐じ【難事】**〔文〕むずかしい事柄。処理や解決の困難な事件。「進んで―にあたる」 **なん‐じ【難字】**読み書きがむずかしい文字、特に漢字。 **なん‐じ【難治】**〔文〕病気のなおりにくいこと。なんち。 **なんじ【汝・爾】**《代名》《「なむち」の転)〔文〕目下の人や親しい人を呼ぶ語。なれ。句「一姦淫{かんいん}するなかれ〈旧約聖書・出エジプト記〉」 **なん・ずる【難ずる】**《他サ変》→なんじる。 **なん・せい【南西】**南と西との中間の方角。西南。 **なん・しき【軟式】**野球・テニスなどで、軟球を使って行う競技。「―テニス」[対]硬式。 **なん・しつ【軟質】**やわらかい性質。[対]硬質。 **なん‐じゃく【軟弱】**《名・形動》●やわらかで、しっかりしていないこと。また、か弱いこと。「―な体」●確固たる信念がなくて、弱腰であること。「――外交」[類語]かよわい。 **なん・じゅう【難渋】**《名・自サ》●物事がはかどらず困ること。「審議が―している」●《形動》困ること。苦しむこと。「老人には―な寒さだ」[類語]難儀。 **なんしゅう・が【南宗画】**「南画①」に同じ。[対]北宗画。 **なん・しょ【難所】**険しい山道やあれた海など、通行に困難な場所。「いよいよ―にかかる」[類語]難場。 **なん‐しょう【難症】**なおりにくい・病気(症状)。 **なん‐じょう【何条】**《副》《「何という」の意の古語「なでふ」の転)〔文〕どうして。なんとして。なんで。〔ふつう、反語的に用いる〕句「―もってたまるべき(=どうしてたまるものか)」[表記]かなで書くことが多い。 **なん・しょく【男色】**だんしょく(男色)。 **なん・しょく【難色】**〔反対はしないが〕不賛成であるという態度。[コロ]「―を示す」 **なん‐じる【難じる】**《他上一》とがめて悪くいう。非難する。難ずる。「怠慢を―・じる」 **なん・しん【南進】**《名・自サ》南の方に向かって進むこと。南下。「大軍がーする」[対]北進。 **なんすい【軟水】**カルシウム・マグネシウムの塩類を(少量しか)ふくまない水。飲用水や洗たく用水などに適する。[対]硬水。 **なんせん【難船】**●《名・自サ》「難破」に同じ。●難破した船。破船。 **ナンセンス**《名・形動》意味をなさないこと。ばかげていること。ノンセンス。「―な話」▽nonsense **なんせん・ほくば【南船北馬】**あちらこちらと(続けて)旅行すること。[参考]中国南部の長江{ようすこう}(揚子江)地方は河川が多いので船で行き、河川にめぐまれない北部地方は馬で行くということから。 **なんぞ【何ぞ】**■《連語》《「なに」に助詞「ぞ」がついた形「なにぞ」の転じたもの)●任意の、または不定の物・事柄をさす。なんか。なにか。「―よい知恵はないか」●(助詞「や」あるいは「か」につく)並列の最後に並べられる、それらに類する不特定のあるものをさす。なんか。なにか。「そこに靴か―がある」●何であるか。「愛とはーや」■《副》〔文〕反語の意で用いる。どうして(…であろうか…でない)。「―知らん」目《副助》《連語「何ぞ」が助詞化したもの。また、副助詞「なんど」の転とも)など(副助)。「お前なんぞに分かるか」[表記]目はふつうかな書き。[参考]イもに用いる。 **なんだ**《助動:無変化型》打ち消しの過去を表す。…なかった。「知らなんだ」[参考]室町時代に現れた。現在では、主として西日本の方言で使われる。 **なんだ**《連語》「なのだ」の口頭語。「だめーとさ」 **なんだい【難題】**●詩歌や文章を作るのにむずかしい題。●解きにくい問題・課題。難問。●むりな要求。やっかいな事柄。[コロ]「―をふっかける」[四字]無理― **なんたい・どうぶつ【軟体動物】**貝類・タコ・イカなどをふくむ動物群の総称。体はやわらかで、外套膜{がいとうまく}に包まれ、多くは貝殻によって保護されている。 **なんだか【何だか】**《副》わけは分からないが、なんとなく。なんか。「―息苦しい」「―変だ」 **なんだかんだ【何だ『彼んだ】**《連語》ああだとかこうだとか。あれこれ。あれやこれや。「―と文句を言う」 **なんだって【何だって】**■《連語》《「なんだと言って」の転)どういうわけで。どうして。なぜ。「一邪魔するんだ」■《連語》(「なんであっても」の転)たとえなんであっても。なんでも。「食べられる物ならーいい」「なんだと」を強めた疑問の語。なんて。なんと。「今さらー言うの」■《感》相手のことばに対する驚きや怒りの気持ちをこめて、その内容を問い返すときに発する語。なに。なんだと。「―、それは本当か」 **なんたら【何たら】**《副詞》《「なんとやら」の転)[俗]そのものの名称や内容が不明・不定であることを表す。 **なん・たる【何たる】**■《連体》なんという。驚き・嘆き・怒りなどを表す。「――おろかな決定か」■《連語》どのようなものである。「人生の―かを学ぶ」 **なんたん【南端】**南のはし。南のはて。[対]北端。 **なん‐ちゃくりく【軟着陸】**《名・自サ》●宇宙飛行体を引力に逆らいながら減速し、衝撃を受けないように天体に着陸させること。ソフトランディング。●強引に決着をはかるのではなく、おだやかに・解決する(落ち着かせる)こと。 **なん・ちゅう【南中】**《名・自サ》〔天]天体が子午線を通過すること。[参考]おもに太陽・月についていい、恒星の場合は「正中」または「子午線通過」という。 **なん・ちょう【軟調】**●取引市場で、相場が下落ぎみなこと。[対]堅調。●写真で、黒白の調子の差が小さいこと。黒白のコントラストが弱いこと。[対]①②硬調。 **なん・ちょう【難聴】**●聴力が弱くて、音や声がよく聞きとれない状態。●〔ラジオなどの放送が〕聞きとりにくいこと。「―地域」 **なんて【何て】**■《副》詠嘆の意を表す。なんと。「―すばらしいのだろう」■《連語》「なんという」のつづまった形。「―事はない」「―ったっておかしい」 **なんて**《副助》●叙述の内容を、ばかばかしいもの、無視すべきものなどとして軽んじながら、それと示すのに使う。などと。などという…。「許すなんて言った覚えはない」「結婚しようかなんてね、言っちゃってさ」●(下に評価を表す語を伴って)評価の対象をそれと示すのに使う。など。「家族旅行なんていいじゃない」[参考]悪い評価を表す語を伴うことの方が多い。「悪口を言うなんてよくないよ」 **なんで【何で】**《副》どういう理由で。どうして。なぜ。「―いけないんだ」 **なん」てき【難敵】**手ごわくて、たやすく征服できない・敵(相手)。[コロ]「―に立ち向かう」 <1102> **なんでも【何でも】**《副》●どんな・こと(もの)でも。どんなことがあっても。どうしても。[連]「何が――」●事実かどうかはっきりとはわからないが。どうやら。「―無事だったらしい」―や【一屋】●ひととおりの雑貨や日用品などを売っている店。よろずや。●何事にも手を出したがる人。また、何をやらせてもある程度はできる人。―無・い《句》別にどうということはない。ごくあたりまえである。「―・いことを大げさに言う」 **なんでもかんでも【何でも『彼んでも】**《副》●どんなものでもみんな。「――戸棚につっこむ」●どんなことがあっても。どうしても。「―、とにかくやるんだ」 **なんてん【南天】**●南の空。●メギ科の常緑低木。秋から冬にかけて赤い球形の実をつける。葉は冬に紅葉する。庭木用。実・葉を漢方薬に用いる。 **なんてん【難点】**●悪いところ。欠点。「高いのがーだ」●むずかしいところ。困難なところ。 **なんと【南都】**●〔京都を「北都」というのに対して〕奈良のこと。●〔京都の延暦寺」を「北嶺」というのに対して〕奈良の興福寺のこと。―ほくれい【―北嶺】奈良の興福寺と比叡山の延暦寺。平安時代中期以後、両寺とも強大な勢力を持っていた。 **なん・と【何と】**■《副》《「なにと」の音便)●どのように。どう。「ーしたものか」●たいそう。まあ。なんて。「―いい天気だろう」■《感》●相手に同意を求めたり意向をうかがったりする場合に用いる語。ねえ。「―、うれしいじゃないか」●驚きを表す語。「―ー、これはしくじった」 **なん・ど【納戸】**●衣服・調度の類をしまっておく部屋。物置部屋。納戸部屋。●「納戸色」の略。●「納戸役」の略。―やく【一役】おなんどやく。 **なん・ど【難度】**むずかしさの度合い。「―が高い」 **なんど**《副助》《「なに(何)」+助詞「と」の転)◆など(副助)。 **なんという【何と言う】**《連語》●名称が不明であるとき、また、名称をたずねるときに言う語。「―団体だったか、思い出せない」●(下に打ち消しの語を伴って)特にとりたてて言うこともない意を表す語。「一目的もなしに街に出てみた」●〔程度がはなはだしくて〕どう形容したらよいのか分からないほどである意を表す語。なんと。なんたる。「―いい天気だろう」 **なんといっても【何と言っても】**《連語》だれがどう言おうとまちがいなく。いろいろと言ってみたところで結局。「―彼がいちばん上手だ」 **なんど・いろ【納戸色】**→おなんどいろ。 **なん・とう【南東】**→とうなん(東南)。 **なん・とう【軟投】**野球で、投手がゆるいスピードでボールを投げること。「―型投手」 **なんとか【何とか】**《「なに」+助詞「と」+助詞「か」から成る形、「なにとか」の音便)■《連語》はっきりしないものを示す。なになに。「―ーいう男がきのう訪ねてきた」目《副》●なんだかわからないが、とにかく何か。なんでもよいから何か。「――言ったらどうだ」●《自サ》なんらかの手段をつくすことを表す。どうにか。「―しよう」「―なる」 **なんとかかんとか【何とか『彼んとか】**《連語》●ああだとかこうだとか。あれこれと。「――不平を鳴らす」●不十分であるが、やっとのことで。どうにかこうにか。「試合には―勝った」 **なんどき【何時】**●時刻を聞くときに用いる語。なんじ。●不定の時刻・時期を表す。いつ。〔上に「いつ」と重ねて、強めて使われることが多い〕[連]「いつ―地震がくるかわからない」 **なん・どく【難読】**読み方がむずかしいこと。「―地名」 **なんと・しても【何としても】**《連語》どんなことをしても。「―解けない問題」「――帰りたい」 **なんとなく【何と無く】**《副》●「はっきりした理由はないが」どことなく。なんとはなしに。「―気にかかる」●特別なこともなく。平凡に。「―一日が過ぎてしまった」 **なんと・なれば【何となれば】**《接続》〔文〕なぜかというと。そのわけをいうと。なんとならば。 **なんとは・なしに【何とは無しに】**《副》「なんとなく」に同じ。「機嫌のよさが―感じられる」 **なんとも【何とも】**《副》《「なにとも」の音便)●ほんとうに。まったく。「―申し訳ありません」●(打ち消しの語を伴って)不確定の気持ちを表す。どうとも。「―言えない」●(下に打ち消しの語を伴って)たいしたことではないようす。「――思っていない」 **なんと・やら【何とやら】**《連語》物・事柄・ことばが不明または不定なとき、それを言う語。〔婉曲{えんきょく}表現にも使う〕「無理が通れば―」 **なん・なく【難無く】**《副》なんの困難もなしに。たやすく。わけもなく。「大学にーパスした」 **なん・なら【何なら】**《副》相手の都合によっては、自分はそうしてもよいという気持ちで言う語。よかったら。「―私も行こう」[参考]「何でしたら」は丁寧語。 **なんなりと【何なりと】**《副》(「―も」の形も)なんであろうとも。なんでも。どんな・こと(もの)でも。「―お手伝いしましょう」 **なん・なん【喃喃】**《副》ぺちゃくちゃ言うようす。よくしゃべるようす。〔男女間の会話をさすことが多い〕[四字]喋々― **なんなんと・する【『垂んとする】**《自サ変》《「なりなんとす」の音便)〔文〕まさにそうなろうとする。「三時間に―・する大熱戦」 **なんにも【何にも】**《副》《下に打ち消しの語を伴って)●何事にも。何物にも。「ここでしくじってはーならない」●「なにも②」を強めた言い方。まったく。何一つ。「食べる物が―ない」 **なん・によ【男女】**男と女。だんじょ。〔やや文章語的な言い方〕[四字]老若― **なんの【何の】**《連語》●なにほどの。「―事はない」●なんのための。「楽しみなくしてー人生ぞ」●〈「…のー」の形で〉上につく語を強調するのに用いる。「忙しいのー、毎晩残業だ」■《感》意に介せず否定することば。「―これしきの傷」 **なんのかんの・と【何の『彼んのと】**《連語》なにやかやと。あれこれと。なんのかのと。「―いそがしい」 **なんのき・なしに【何の気無しに】**《連語》特にどうしようという気持ちもなく。なんとなく。なんの気もなく。〔副詞的に使う〕「―ふり向くと」 **なんのその【何の、其の】**《連語》〔一般には大変に思われることを〕なんとも思わない。平気だ。たかが知れたことだ。「試験なんか―」 **なんば【難場】**難儀な場所・場合。[類語]難所。 **なん・ぱ【軟派】**●意見や主張の弱い党派。●軟文学に読みふけったり、異性との交際を好んだりして、すべての行動が弱々しい一派。〔不良仲間や学生などについていう〕「―の学生」●新聞で、社会面・文化面をあつかう部署(の人)。「―記者」[対]①~③硬派。●《名・他サ》〔俗〕〔おもに男性が見知らぬ女性に〕声をかけてさそうこと。[表記]④はふつう「ナンパ」と書く。[参考]女性から男性に声をかけることを「逆ナン(「逆ナンパ」の略)」という。 <1103> いう」「―の学生」●新聞で、社会面・文化面をあつかう部署(の人)。「―記者」[対]①~③硬派。●《名・他サ》〔俗〕〔おもに男性が見知らぬ女性に〕声をかけてさそうこと。[表記]④はふつう「ナンパ」と書く。[参考]女性から男性に声をかけることを「逆ナン(「逆ナンパ」の略)」という。 **なん・ぱ**【難破】《名・自サ》船が暴風雨などにあってこわれたりひっくり返ったり座礁したりすること。難船。「一般」 **ナンバー** ●数。数字。●番号。「自動車の―」●〔雑誌などの〕号数。「バックー」●曲目。〔特にジャズ・ポピュラー音楽でいう〕「スタンダードー」▽number **ープレート** 自動車や機械類などに付いている、固有番号を記した金属板。▽number plate **ーワン** ●第一番。最初。●第一人者。ある分野での権威者。「角界の―」▽number one **ナンバリング** ●番号をつけること。●押すたびに自動的に数字が順に刻印される事務用具。ナンバリングマシン。▽numbering **なんばん**【南蛮】●〔むかしの中国で〕南方の野蛮人。南方の異民族。[対]北狄。●〔近世の日本において]●シャム(=タイ)・ルソン・ジャワなどの、東南アジアの国々の称。当時の日本の海外貿易の相手であった。●ポルトガル人・イスパニア人(=スペイン人)の総称。南蛮人。●南蛮の地域から輸入した文物。また、そのめずらしい文物にそえた語。「―渡来の珍獣」「―更紗」●「南蛮がらし」の略。「トウガラシ」の別称。●「ネギ」の別称。「鴨南蛮(=鴨肉とネギを使った汁そば)」●「南蛮煮」の略。●野菜と魚・鳥などの肉を、油でいためたり揚げたりしてから煮た料理。●ネギと魚・鳥などの肉とをいっしょに煮てトウガラシを加えた料理。**―づけ**【―漬け】唐揚げ、または素焼きにした魚を、薄く刻んだネギ(またはタマネギ)と共に、一度煮たてた三杯酢の中に浸しておく料理。保存がきく。「アジのー」 **なん・ぴと**【何人】《「なにびと」の音便)〔文〕だれ。どんな人。なんびと。「―も口出しを許さない」 **なんびょう**【難病】なおりにくい病気。難治性疾患。 **なんぴょう‐よう**【南氷洋】「南極海」の俗称。[対]北氷洋。 **なん・ぶ**【南部】南の方の部分。「九州一」[対]北部。 **なんぶ**【南部】岩手県盛岡地方。「――駒」[参考]南部氏の旧領地であったことから。 **なんぷう**【南風】●南からふく風。みなみ風。[対]北風。●〔文]夏の風。 **なん・ぶつ**【難物】取り扱いに困る物(人)。「手に負えない―」 **なんぶん**【難文】わかりにくく、むずかしい文章。 **なん・ぶんがく**【軟文学】男女間の恋愛・情事を主題とした文学作品。 **なんべい**【南米】南アメリカ。[対]北米。 **なんべん**【軟便】ふつうよりやわらかな大便。 **なんぼ**《副》《「なにほど」の転》〔俗〕●程度・数量などの限定しがたいようすを表す語。また、不明な数量・値段をたずねるときにもいう。いかほど。どのくらい。「ーうれしいかわからない」「ご祝儀には―包もうか」●〈「―・・・しても」「―・・・でも」などの形で〉どんなに・・・しても。いくら・・・でも。「―やっても無理」[参考]方言的。 **なんぼ・なんでも**【なんぼ何でも】《副》〔俗〕たとえどうあろうとも。いくらなんでも。「―無理な話だ」 **なんまいだ**「なむあみだぶつ」の転。 **なん・みん**【難民】●生活に困っている人民。●〔戦災・天災などで〕家や食糧を失い、難儀する人々。特に、避難し、また、放浪している民衆。 **なん‐めん**【南面】●《名・自サ》南に向いていること(所)。南向き。[対]北面。●〔文]君主の位につくこと。[参考]昔、中国で天子の座が南向きであったことから。 **なんもん**【難問】解くのがむずかしい質問(課題)。 **なんやく**【難役】むずかしい役割。むずかしい仕事。 **なん‐よう**【南洋】太平洋南西部、赤道を中心とする南洋諸島地域、およびその海洋(島々)。[対]北洋。 **なんら**【何等】《副》《「なにら」の音便)(下に否定の語を伴う)少しも。なにも。まったく。「この事件は私とは―関係がない」 **なんらか**《連語》なにか。ある程度。いくらか。少し。〔はっきり表現できない場合にいう〕「ーのお礼はしなければならない」 **なん‐ろ**【難路】困難な険しい道。危険な道。「―をさける」[類語]悪路。険路。 **なん・ろん**【軟論】弱腰の意見・議論。[対]硬論。 ## に **に**【似】《接尾》《体言について》そのものに似ている意。「父親―の子供」 **に** 洋楽で、音名の第二音。ハ長調のレに当たる。「―長調」 **に**【丹】●赤い色の土。あかつち。[参考]昔、染料に使った。●赤い色。朱色。「――塗りの矢」 **に**【二】●一に一を加えた数。一の次の数。ふたつ。ふた。[表記]証書類では「弐」と書く。●二番目。ふたつめ。次。「―の膳」[連]「―の次{つぎ}(=二番目。後回し)」●〔文〕同じでないこと。「―にして一でない」●漢字の部首「二」の称。 **に**【尼】●「比丘尼{びくに}」の略。出家した女性。あま。尼僧。《接尾》尼僧の名の下にそえる語。「阿仏―」 **に**【煮】●《名》にること。また、にた程度。「―が足りない」●《接尾》にること、また、にて作った料理の意。「水―」「クリーム―」「甘露―」 **に**【荷】●運搬・輸送のために仕立てられた物品。荷物。「―を送る」[参考]馬に背負わせた荷は「一駄{いちだ}・・・」、肩にかつぐ荷は「一荷{いっか}・・・」と数える。[類語]貨物。●〔その人の行動に」じゃまになるもの。やっかいなもの。「子供が―になる」●責任。任務。負担。 >――が重・い《句》責任や負担が、その人の能力以上に大きい。「―・い役目」 >――が下{お}・りる《句》責任を果たして、気持ちが楽になる。「返済がすんで、すっかり肩のー・りた」 >――が勝・つ《句》責任や負担が大きすぎる。「彼には―・った仕事だ」 **に**《格助》●事物が存在する場所を表す。また、物事が <1104> 成立する場所を表す。「庭に梅の木がある」「私にも言い分がある」「センター前にヒットを打つ」「顔に笑みを浮かべる」[参考]で(格助)。●〔文語〕動作・作用の行われる場所を表す。「駅頭に一時間待つ」[参考]口語では「・・・で」を使う。●動作・作用の行われる時間を表す。「正午に着く」「三日前に終わった」「完成までには時間がかかる」●到着点・行き先を表す。「学校に行く」「富士山に登る」「右折して商店街に出る」「荷物を部屋に運ぶ」[注意]「・・・へ」で言い換えると、方向性を重んじた言い方となる。[参考]へ(格助)。●動作の向けられる(あるいは動作を受ける)相手を表す。「犬が人にかみつく」「強敵にいどむ」「駅で友人に会った」「友人に手紙を書く」「壁に寄りかかる」「先生に(=から)文法を教わる」[注意]「・・・を」は対象性を重んじた言い方(犬が人をかむ)。「・・・と」は対等の立場を重んじた言い方(強敵と闘う)。「・・・へ」は方向性を重んじた言い方(友人へ年賀状を出す)。●精神的作用の向けられる目当て・相手を表す。「母親に甘える」「実験の成功に(=を)期待する」「足元に注意する」「経験にたよる」●相手の働きかけに対する応答を表す。「質問に答える」「要求に応じる」「懸賞に応募する」●(移動を表す動詞を伴って)移動の目的を表す。「買い物に出かける」「使いにやる」[参考]から(格助)。●(心的な)作用をひきおこす原因を表す。「厚かましさにあきれる」「寒さにふるえる」「失策に泣く」●資格・名目を表す。・・・として。「姪を秘書にやとう」「社長にむかえる」「総裁候補に浮上する」●比較・対照の基準・基盤を表す。「長男は父親に似ている」「相手に調子を合わせる」「大皿に小皿を重ねる」[参考]と(格助)。●範囲・領域を表す。・・・の点で。「語学にすぐれる」「銘柄にこだわる」「地理に明るい」「語るに易く、行うに難し」「言うに事欠いて・・・」●範囲を限定して、その内容の多寡を言う。・・・の点でそれが。「経験に富む」「想像力にとぼしい」「一貫性に欠ける」「喜びにあふれた顔」●割合を規定する範囲を基準として示す。・・・のうち。「五回に一回は失敗する」●変化の結果や、認識の内容をそれと示す。「水が氷に(=と)なる」「事件を小説に書く」「遠目には美人に見える」「だまされていたことに(=だまされていたと) 気付く」[参考]と(格助)③。だ(助動)。●様態をそれと示し、副詞句を作る。「総会は怒号に始まり、喝采に終わる」「窓越しにながめる」「忘れずに報告する」「一思いに打ち明ける」●(受け身表現で)動作・作用の主体を表す。「兄に(=から)なぐられる」「雨に降られる」「仕事に追われる」[注意]「作品」を主語にとるときは、「によって」となることが多い。「『道草』は漱石によって(×に)書かれた」●(使役表現で)動作の主体を表す。「子供に学ばせる」●(授受表現のうち、「・・・てもらう」「・・・ていただく」の形をとる表現で)動作の主体を表す。「母に絵本を読んでもらう」「先生に教えていただく」●(尊敬・可能・自発・難易・感情などの表現で)作用の主体を、場所として間接的に示すのに使う。・・・にとって。〔多く、「・・・には」の形で使う〕「皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます」「子供にはできない」「君にはあれが見えないのか」「私には難しい」 **に**《並助》●同類のものを並べあげて一組みとするのに使う。「リンゴにミカンにバナナにナシなどが好きです」●(同じ動詞の間に使って》程度のはなはだしいことを表して動詞の意味を強める。「待ちに待った祭り」 **に**《接助》[文語]《連体形につく)●予期に反する事態が次に起こることを示しながら文を続けるのに使う。「習ひにの風もあらぬに花頻りに散りぬ〈尾崎紅葉〉」[参考]口語では「・・・(よ)うに(も)」「・・・まいに」などの形で慣用的な表現に使うほか、一般には「・・・のに」の形で使う。「買おうにもお金がない」「苦労するまでもあるまいに・・・」「忠告したのに耳を貸さない」●(動詞連体形+「に」の下に不可能の意を表す同じ動詞を伴い、慣用句的に)事の不可能を強調するのに使う。「言うに言われぬ胸の内」●ある事態をきっかけとして新しい事態が展開する場合の、きっかけを言う。・・・したところ。「見渡すにちり一つなし」[参考]現代語には、「思うに」「要するに」「案じ(ず)るに」などの形で残る。●その上さらに。「顔かたち清らかなるに、心根もまた優し」 **に・あつかい**【荷扱い】荷物をとりあつかうこと。荷物の受け渡し・発送・保管など。 **ニア・ミス** 異常接近。おもに、航空機どうしの接触寸前の異常な接近。▽near miss **に・あわし・い**【似合わしい】《形》〔その人・物に」よくにあう。ふさわしい感じだ。似つかわしい。「―・い夫婦」 **にい**【新】《接頭》《体言につけて)「新しい」「初めてである」の意。「――妻」「一盆」 **にいさん**【〈兄さん〉】●「あに」の敬称。●[俗](見知らぬ)若い男性を呼ぶときの語。また、年若い男性を親しみをこめて呼ぶときの語。「ちょいと―」 **ニーズ** 必要。要求。また、その度合い。ニード。「購買者のーに応じる」▽needs **にいづま**【新妻】結婚したばかりの妻。 **ニート**【NEET】[略語集](NEET)。 **にいなめさい**【新嘗祭】宮中の行事の一つ。一一月二三日(昔は陰暦一一月の第二の卯{う}の日)に、天皇がその年の新穀を天地の神に供え、自身も食べて収穫を感謝する祭事。しんじょうさい。[参考]現在は「勤労感謝の日」となっている。 **にいにい・ぜみ**【にいにい蟬】セミ科の昆虫。小形で黄褐色、背にW字形の黄緑色の紋がある。六月ごろから現れ、「ジージー」と鳴く。 **にい・ぼん**【新盆】その人の死後、四十九日の忌明け後初めてむかえるお盆。初盆。新盆。しんぼん。 **にい・まくら**【新枕】〔古〕〔結婚した〕男女が初めていっしょにねること。[コロ]「ーを交わす」[類語]初夜。 **に‐いろ**【丹色】赤色。赤土色。 **に‐いん**【二院】二院制における議会の上院と下院。わが国では、衆議院と参議院。両院。**―せい**【―制】議会が、上院・下院または衆議院・参議院などの二つの合議機関で構成される制度。両院制(度)。 **にうけ**【荷受け】荷物を受け取ること。「一人」[対]荷送り。 **に‐うごき**【荷動き】商取引による荷物・商品の動き。 **にうま**【荷馬】荷物を運ぶ馬。駄馬。 **にえ**【錵・沸】日本刀の地肌と刃との境目に現れる、 <1105> う。 **にえ**【贄・牲】〔古〕神に供え、また朝廷に献上するささげ物。特に、魚鳥の類。 **にえ・かえ・る**【煮え返る】《自五》●にえてぐらぐらとわき返る。沸騰する。にえたぎる。「湯が―・る」●感情が激しくさわぎ乱れる。特に、ひどく腹が立つ。 **にえきら・ない**【煮え切らない】《連語》思いきりが悪くて、ぐずぐずしている。考え・態度がはっきりしない。「―・ない返事」[類語]優柔不断。 **にえくり・かえ・る**【煮え繰り返る】《自五》「煮え返る」を強めた言い方。[句]「腸{はらわた}が―・る」 **にえたぎ・る**【煮え滾る】《自五》盛んににえたって、わき返る。煮え返る。 **にえ・た・つ**【煮え立つ】《自五》よくにえてわきあがる。沸騰する。煮立つ。「―・った湯」 **にえ・ゆ**【煮え湯】にえ立った熱い湯。 >―を飲まされる《句》信頼している人に裏切られて、ひどい目にあわされる。 **に・える**【煮える】《自下一》●水といっしょに加熱した食べ物に熱が通って食べられるようになる。また、水がわいて湯になる。[句]「いもの―・えたもご存じない」[類語]煮え立つ。煮立つ。わく。(沸)沸騰。●〈多く「業{ごう}が―・える」「腹が―・える」などの形で〉ひどく腹が立つ。に・ゆ《下一二》。 **にお**【鳰】「カイツブリ」の古称。におどり。 **におい**【匂い】●嗅覚をこころよく刺激するもの。香り。香気。「―のよい花」[表記]不快なにおいには「臭い」と書く。●物事の持つ、それらしい趣・感じ。風情。雰囲気。「下町の―」「昭和の―」[表記]好ましくない趣・感じの場合は、多く「臭い」と書く。●刀の刃の表面にほんのりと現れる文様。[類語と表現・使い分け] **におい**【臭い】不快なくさみ。臭気。「石油のーがしみつく」●〔好ましくない物事の〕はっきりしないが、それらしく感じられること。「あの取り引きには不正の―がする」[類語と表現・使い分け] **におい・ざけ**【匂い酒】漢字の部首「鬯」の称。 **におい・た・つ**【匂い立つ】《自五》●匂いが発する。「芳香が―・つ」●美しさ・なまめかしさが感じられる。「―・つような美しさ」 **においぶくろ**【匂い袋】丁字・麝香などの香料を入れた小さな袋。身につけたり、部屋にかけておいたりする。 **におい‐やか**【匂いやか】《形動》におやか。 **に‐おう**【仁王・二王】仏法の守護神として、寺の門の両わきや須弥壇の両わきに安置する左右一対の金剛力士。仁王尊。**―だち**【一立ち】《名・自サ》仁王の像のように、どっしりと勢いこんで立つこと。 **にお・う**【匂う】《自五》●よい香りがする。「梅の花が―・う」[表記]不快なにおいの場合は、多く「臭う」と書く。[類語]薫る。匂わす。薫ずる。●〔色が〕美しく照りはえる。「朝日に―・う山桜花〈本居宣長〉」●断定はできないが、それらしい感じがする。「婚約したんでしょう。かくしてもー・うわ」[表記]好ましくない場合は、多く「臭う」と書く。[文]《四》。[使い分け]「におい・におう」 **にお・う**【臭う】《自五》●不快なくさみがする。臭気がただよう。「生ごみがー・う」「汗が―・う」[類語]臭わす。●何かうさん臭いことが行われた感じがする。「不正が―・う」[文]《四》。[使い分け]「におい・におう」 >[類語と表現]「匂い・臭い」 >におい。心地よいにおいは「匂い」、不快なくさみには「臭い」と使い分ける。動詞の「におう」も同様。「ぷんぷんとにおう」はさてどうだろう。きついにおいて不快感をもよおすようであれば、「臭」が使われることもある。嗅覚は鼻腔で感じるとから、鼻を使った表現がある。もっぱら「臭い」に関するものだ(鼻が曲がる・鼻を突く)。 >[良い匂い]香り・香・色香・木の香・移り香・残り香・香気・香味・芳香・微香・余香・残香・薫香・遺薫・余薫 >[不快な臭い]臭気・臭味・悪臭・汚臭・異臭・激臭・口臭・体臭・死臭・腐臭・腋臭・/銅臭/脱臭 >[動詞表現]香気を発する・臭気(異臭)を発する >[副詞的表現]ぷんぷん(と)匂う[臭う]・芬芬たる悪臭 **に・おくり**【荷送り】荷物を先方に送り出すこと。「一人」[対]荷受け。 **にお・の・うみ**【鳰の海】〔雅〕「琵琶湖」の古称。 **におも**【荷重】《名・形動》●荷が重いこと。●責任・負担が重すぎること。「私にはその仕事はーだ」 **にお‐やか**【匂やか】《形動》●よい香りがするようす。「花をわたってきた―な風」●色あいがほんのりとあでやかなようす。「―な薄化粧」=匂いやか。 **におわ・す**【匂わす】《他五》●よい香りをさせる。香気を発する。「香水を―・す」[表記]不快なにおいの場合は「臭わす」と書く。●それとなくわからせる。ほのめかす。遠回しに言う。「引退を―・す」=匂わせる。[文]《四》。 **におわ・す**【臭わす】《他五》不快なにおいをさせる。臭わせる。[文]《四》。 **におわ・せる**【匂わせる】《他下一》匂わす。 **におわ・せる**【臭わせる】《他下一》臭わす。 >[使い分け]「におい・におう」 > **匂い**〔嗅覚を心地よく刺激するもの〕梅の花の匂い > **臭い**〔不快なくさみ〕魚の腐った臭い > **匂う**〔心地よい香りがする〕香水が匂う > **臭う**〔不快なくさみがする〕生ごみが臭う >[参考]「匂」はここちよい香りの意、「臭」は不快なくさみの意。「匂い」でほぼ統一的に書き表すことができるが、よい香りに「臭い」は用いない。 **に・かい**【二階】●家が二層になっていること。また、その上の層。●二層以上の建築物の、下から二層目。 >――から目薬《句》《二階から下の人に目薬をさす意から)回りくどくて、ほとんど効果のないたとえ。 **にが・い**【苦い】《形》〔食べ物などを口に入れたとき〕顔をしかめたくなるような味を舌に感じるようすだ。「―・い薬」「青春は―・い味のする時期でもある」●不快である。不機嫌である。[コロ]「―・い顔をする」 <1106> **にがて【苦手】**《名・形動》●〔自分の性分に合わなくて〕いやな感じをもつ・こと(相手・もの)。また、あつかいにくくていやな相手。「―チームとの対戦」●得意でない・こと(もの)。「―な学科」[類語]不得意。不得手。 **にがにが・し・い【苦苦しい】**《形》非常にいやな気持ちである。たまらなく不愉快である。「―・い思い」[類語]苦々しい。 **にがみ【苦味】**●にがい味。にがさ。●〔男の〕顔が厳しく引きしまった感じ。[類語]渋味。[表記]②はふつう「苦み」と書く。―ばし・る【一走る】《自五》〔男性の〕顔つきがきりっと引きしまっている。 **にが・むし【苦虫】**――を噛み潰したよう《句》ひどく不愉快そうな顔つきのたとえ。「ーな顔で小言を言う」 **に・かよ・う【似通う】**《自五》〔物事の状態や性質が〕互いによく似ている。似寄る。「性格の―・った二人」 **にがり【苦『塩・苦『汁】**海水から食塩を結晶させた残りの液。主成分は塩化マグネシウムで、苦みが強い。豆腐を作るときの凝固剤などに使う。苦塩{にがしお}。 **にがり・き・る【苦り切る】**《自五》この上なく不愉快な・顔つき(態度)をする。ひどく、苦々しく思う。 **にが・わらい【苦笑い】**《名・自サ》苦々しく感じながらも、それをまぎらすために無理に笑うこと。苦笑。 **にがん・レフ【二眼レフ】**「二眼レフレックスカメラ」の略。撮影用レンズのほかにファインダー用レンズを持つカメラ。[参考]一眼レフ。 **にき【二期】**●〔ある年度の中の〕二つの期間。「夏学期・冬学期の―制」●連続した二つの任期。―さく【―作】同じ耕地で同じ作物を年二回作付けする方法。[参考]ふつう、水稲栽培にいう。二毛作。 **に‐き【二季】**●四季の中の特定の二つの季節。春と秋、または、夏と冬。●盆と暮れ。「―払い」 **にぎ‐てき【二義的】**《形動》根本的ではないようす。基礎的でないようす。第二義的。「――な問題」 **にぎにぎ・し・い【「賑、賑しい】**《形》ひどくにぎやかな感じである。にぎわしい。「―・く御来場の程を」 **にきび【『面、皰】**主として思春期に顔などにできる小さな吹き出物。「―面」 **にぎ‐みたま【『和『御『魂】**柔和な徳をそなえた神霊・霊魂。平和をつかさどる神。にぎたま。[参考]古くは「にきみたま」と清音。[対]荒御魂{あらみたま}。 **にぎやか【「賑やか】**《形動》●人出が多く(繁盛していて)さわがしいようす。また、人出が多く盛んなようす。「―な祭り」[類語]賑わしい。賑々しい。[対]さびしい。●よくしゃべって笑って、ひどく陽気なようす。「―に一晩過ごそう」「―な人」。 **にぎやかし【賑やかし】**〔俗〕その場の雰囲気をにぎやかにする・こと(もの)。「祭りのーに加わる」 **に きょく【二極】**●電極が二つあること。●中心的な存在が二つあること。「傾向がーに分化する」―か【一化】《名・自サ》一つのものが、違いのはなはだしい二つのまとまりに分かれること。二極分化。「貧富の―が進む」 **にぎら・せる【握らせる】**《他下一》《動詞「にぎる」の使役形)●にぎるようにさせる。手に持たせる。●わいろをわたす。贈賄する。「大金を―・せる」 **にぎり【握り】**■《名》●にぎる・こと(強さ)。「筆のーを強くする」●器物・道具などの手でにぎって持つ部分。「ハンドルのー」●囲碁で、互い先の者が先手を決める方法。相手がにぎった石の奇数・偶数をあてた方が先手となる。つかみ。●「握り鮨{ずし}」の略。「マグロのー」●「握り飯」の略。〔ふつう「おー」の形で使う〕「梅干しのおー」■《助数》一度でにぎった長さ・太さ・量を単位として物の数量を表す語。〔多く「一ぃー」の形で使う〕「一―の豆」 **にぎりこぶし【握り拳】**かたくにぎりしめた手。げんこ。げんこつ。「―をふり上げる」 **にぎり・し・める【握り締める・握り『緊める】**《他下一》●手に力を入れて強くにぎる。「こぶしを―・める」●にぎってはなさない。また、自分の物を大切に守り、はなさない。 **にぎり・ずし【握り鮨】**酢をまぜた飯を小さくにぎり固めて上に魚介類などをのせた食べ物。にぎり。 **にぎり・つぶ・す【握り潰す】**《他五》●強くにぎってつぶす。●〔提案・要求などを〕わざと放置して、うやむやにしてしまう。「要求を―・す」 **にぎり・ばさみ【握り、鋏】**手の中ににぎって使うはさみ。 **にぎり・ばし【握り箸】**にぎるような手つきで箸を持つこと。[参考]不作法とされる。 **にぎり・めし【握り飯】**飯をにぎり固めたもの。多く、旅行などの弁当とする。おにぎり。(お)むすび。 **にぎりーや【握り屋】**金銭や物品をためることばかり心がけて、必要なときにも出ししぶる人をさげすんで言う語。[類語]けち。けちんぼう。しまり屋。 **にぎ・る【握る】**《他五》●手の指五本を内側に曲げる。「こぶしを―・る」●にぎる①のようにして物をつかんだり持ったりする。[コロ]「手を―・る(=握手する。結託する)」[類語](5)把持。●権力などを自分のものとする。「実権を―・る」「財布を―・る」●人の心や弱点をつかむ。[コロ]「命運を―・る」「動かぬ証拠を―・る」[類語]③④(5)掌握。把握。●〔握り鮨{ずし}・握り飯などを〕手の中で固めて作る。文《四》。 **にぎわい【賑わい】**●人出が多く、にぎやかであること。にぎわうこと。「花火の夜のー」●〔商店などが〕栄えて豊かであるようす。繁盛するようす。 **にぎわう【「賑わう】**《自五》●人出などが多くて、にぎやかになる。「祭りで―・う町」●[商売・取り引きなどが〕活発に動く。繁盛しにする。「市場が―・う」文《四》。 <1107> **にぎわし・い【「賑わしい】**《形》〔人や物の出入りが〕盛んである。にぎやかである。にぎにぎしい。にぎわわしい。「表通りは夜中まで―・い」 **にぎわ・す【「賑わす】**《他五》人や物の出入りを盛んにする。にぎやかにする。「商店街を―・す大売り出し」「山海の珍味が食膳を―・す」=にぎわわす。文《四》。 **にく【肉】**●動物の体で、皮膚の下にあって骨を包んでいる、やわらかい部分の総称。●食用となる動物の肉{にく}。特に、鳥・獣の肉{にく}。[参考]魚肉の場合は、「身{み}」とも言う。●果実などの、皮と種子とを除いたやわらかい部分。果肉。「―の厚いメロン」●だいたいの構成・骨組みに付け加えるべき細かい部分。「原案に―を付ける」●肉の付きぐあい。また、物の厚み。厚さ。「中―」「―の厚い葉」●〔人間の精神に対して〕肉体。体。特に、性の対象としてとらえた肉体。[対]霊。●「印肉」の略。●漢字の部首「肉」の称。―を切らせて骨を断・つ《句》自分もかなり損害を受けるが、その代わり相手には決定的な損害を与える。 **にく・い【『悪い・『難い】**《接尾》《動詞連用形について形容詞をつくる)「…することが難しい」の意。「話し―・い事柄」「書き―・い字」[表記]ふつう、ひらがなで書く。図にく・し《ク》。 **にく・い【憎い・『悪い】**《形》〔人の態度・性質などが〕しゃくにさわり、何か害を与えたいような気持ちだ。「―・い親のかたき」●(反語的に使って)かわいい。好きだ。感心だ。「なかなか―・いことを言うね」図にく・し《ク》。 **にく・いろ【肉色】**日本人の皮膚のような色。黄色をおびたうすい紅色。肌色。 **にく・が【肉芽】**●皮膚が傷ついたときなどに、それをなおすために深部から盛りあがってくる赤いつぶつぶした肉。●植物の茎になる部分が養分をたくわえて球のようになった芽。[類語]珠芽。むかご。 **にく・かい【肉塊】**〔文〕肉のかたまり。にっかい。 **にくから‐ず【憎からず】**《連語》《「憎くない」意で)かわいい。好もしい。「―思う」 **にく・かん【肉感】**●肉体上の感覚。●性的な感覚。また、性欲を刺激する感じ。「――的」=肉感。 **にく・がん【肉眼】**〔眼鏡などを使わない〕人間自身にそなわっている目。また、その視力。 **にく・きゅう【肉球】**犬や猫の足の裏にある、ふくらんだやわらかい部分。 **にくぎゅう【肉牛】**食用にするために飼い育てる牛。[対]役牛・乳牛。 **にくさ・げ【憎さげ】**《形動》いかにもにくらしいようす。憎らしげ。「―な捨てぜりふをはく」 **にくさも・にくし【憎さも憎し】**《句》にくくてたまらない。いかにもにくい。「碁敵{ごがたき}は―懐かしし〈古川柳〉」 **にく・じき【肉食】**《名・自サ》〔文〕にくしょく(肉食)。 **にく・しつ【肉質】**●〔動物などの体が〕肉の多い性質・体質であること。●食用の肉の品質。●〔生物の〕肉でできている組織。[対]①②骨質。 **にく‐じばん【肉、襦袢】**にくじゅばん。 **にくし‐み【憎しみ】**にくいと思う気持ち。憎悪。 **にく・しゅ【肉腫】**上皮以外の組織から発生する悪性のはれもの。 **にく‐じゅう【肉汁】**●生の牛肉などからしぼりとった液汁。●食用の肉を煮だした汁。ブイヨン。●食用の肉を焼いたときに出る汁。 **にく・じゅばん【肉、襦袢】**体にぴったりと密着する肉色のじゅばん。にくじばん。 **にくじょう【肉情】**男女間の肉体的な欲情。〔古風な言い方〕[類語]肉欲。色情。劣情。 **にく・しょく【肉食】**《名・自サ》●人間が動物、特に鳥獣の肉を食べ物とすること。肉食{にくじき}。[対]菜食。●動物がその習性として、他の動物を食物とすること。●[俗]恋愛や、異性へのふるまいに対して極めて積極的であること。「―系」[対]草食。―せい【―性】魚・鳥・獣など、動物の肉を好んで食べる習性。食肉性。「―の猛獣」[対]草食性。 **にく・しん【肉親】**親子・兄弟など、非常に近い血続きの人。「―の情」[類語]近親。骨肉。 **にく・ずく【肉豆蔻】**「ナツメグ」に同じ。 **に‐くずれ【荷崩れ】**トラックや船などに高く積んだ荷物がくずれること。「高速道路で―を起こす」 **にく・せい【肉声】**〔マイクロホンなどの機械を通さない〕人間ののどから出た、生のままの声。 **にく・たい【肉体】**〔具体的な存在としての〕人間の体。生身の体。[類語]身体。[対]精神・霊魂。―てき【一的】《形動》肉体に関するようす。肉体を重んじるようす。また、肉感的なようす。「―な苦痛」[類語]肉的。[対]精神的。―ろうどう【一労働】体を使ってする仕事。筋肉労働。「一者」[対]精神労働。 **にく・たらし・い【憎たらしい】**《形》〔俗〕にくらしい感じだ。いかにもにくげである。「なんて―・い奴だ」 **にく・だん【肉弾】**肉体を弾丸の代わりとして、敵陣に突入すること。また、捨て身になって敵陣につっこむこと。また、その肉体。「一戦」 **にく・ち【肉池】**印肉の入れ物。印池。 **にく・づき【肉付き】**〔人・動物などの体の〕肉の付きぐあい。体の太りぐあい。「―のよい娘」 **にく・づき【肉月】**漢字の部首「月(肉の変形)」の称。[参考]本来、「にくづき」は二つの横線が両側につき、「つき(月)」はその二線が左側だけについたが、常用漢字の字体では区別しない。 **にく・づけ【肉付け】**《名・自サ》●肉をつけて厚みを出すこと。●「だいたいの構造・構成ができ上がったものに」さらに細かい点に手を加えて、内容を充実させること。「草案に―する」 **にく・てい【憎体】**《形動》〔文〕〔人の態度などが〕にくらしいようす。かわいげがないようす。「―に非難する」 **にく・てき【肉的】**《形動》肉体・肉欲に関係があるようす。[類語]肉体的。[対]霊的。 **にくにく・し・い【憎憎しい】**《形》少しもかわいげがなく、ひどくにくらしいようすだ。「―・い態度」 **にく・はく【肉薄】**《名・自サ》〔ある目標に〕身をもって間近に攻め寄ること。●相手にもう一息のところまで激しくせまること。「首位にじりじりとーする」[参考]「薄」はせまる意。[表記]「肉迫」とも書く。 <1108> **にく・ばなれ【肉離れ】**《名・自サ》運動している途中で、筋繊維や骨格筋を形成する筋肉が切れること。 **にく・ひつ【肉筆】**その人の手で直接に書いた文字や絵。[類語]自筆。真筆。直筆。 **にく・ぶと【肉太】**《名・形動》文字の点や線が太いこと。「―の書体」[対]肉細。 **にく・へん【肉片】**肉の切れはし。 **にく・ぼそ【肉細】**《名・形動》文字の点や線が細いこと。「―の活字」[対]肉太。 **にくまれ・ぐち【憎まれ口】**人ににくまれるような・話し方(ことば)。[コロ]「―をきく」[コロ]「―をたたく」[類語]毒舌。 **にくまれ・っこ【憎まれっ子】**少しもかわいげがなくて、だれからもきらわれる・子供(人)。―世にはばかる《句》人からにくまれるような者が、世間ではかえって幅をきかせる。 **にくまれ・やく【憎まれ役】**人からきらわれたり、にくまれたりする(損な)役目・役割。「―を買って出る」 **にく・まんじゅう【肉、饅頭】**刻んだ野菜などをまぜたひき肉を調味し、小麦粉の皮で包んで蒸した中国伝来の食べ物。にくまん。豚饅{ぶたまん}。 **にく・む【憎む】**《他五》にくいと思う。[類語](5)憎悪。嫌悪。●好ましくないものとしてきらう。「手前勝手を―・む」●あるべきことでないとしてきらう。「反社会的な―・むべき行為」文《四》。―んでも余りあ・る《句》いくらにくんでも十分ではない。「―・る仕打ち」 **にくめ!ない【憎めない】**《連語》《にくむことができないの意から)どこか愛すべきところがある。かわいらしい。「生意気だが、―・ない奴だ」 **にくよう・しゅ【肉用種】**食用とする肉をとるために品種改良された、牛・羊・鶏などの品種 **にく・よく【肉欲・肉慾】**肉体上の欲望。特に、異性間の性欲。「―におぼれる」[類語]肉情。情欲。 **にくらし・い【憎らしい】**《形》にくい気持ちを起こさせるようすだ。しゃくにさわる。〔反語的にも用いる〕「彼は―・いほどの天才だ」[類語]憎い。憎たらしい。憎々しい。 **に‐ぐるま【荷車】**〔人・牛・馬などが引く]荷物をのせて運ぶための車。 **ニグロ**黒人。ネグロ。▽Negro **ニクロム**〔理〕ニッケルとクロムを主とした合金。電気抵抗が大きく、融点が高く酸化しにくい。▷Nichrome **にぐん【二軍】**●〔プロ野球などで〕レギュラー選手を養成するための下部チーム。ファーム。[対]一軍。●〔から転じて〕まだ力が足りなくて第一線で活躍できない人。 **にげ【逃げ】**逃げること。「―の一手」―を打・つ《句》にげる余地を残しておく。また、責任などをのがれようとする。 **にげ・あし【逃げ足】**ある所からにげること。にげる・ようす(足どり)。[コロ]「何とーが速い奴だ」 **にげ・う・せる【逃げ『失せる】**《自下一》にげてゆくえをくらます。[類語](5)逸走。 **にげ・かくれ【逃げ隠れ】**《名・自サ》〔追及から〕にげて相手の目や手の届かない所にひそみかくれること。「今さらーはしない」 **にげ・き・る【逃げ切る】**《自五》最後までにげとおす。また、(スポーツで)最後まで追いつかれないようにする。「一点差で―・った」 **にげ・ぐち【逃げ口】**〔万一の場合に〕にげ出す出口。 **にげ・こうじょう【逃げ口上】**〔罪・責任などを追及されて〕何とか言いのがれようと、ごまかして言うことば。言いのがれ。逃げことば。[類語]遁辞{とんじ}。 **にげ‐ごし【逃げ腰】**〔困難や責任などをさけて〕今にもにげ出しそうな・腰つき(態度)。「―の答弁」 **にげ・こ・む【逃げ込む】**《自五》●にげてきて、ある場所にはいりこむ。●〔ゲームなどで、勝っている側が〕相手に追いつかれずに、おしきる。にげ切る。 **にげ・じたく【逃げ支度・逃げ仕度】**〔危険な場所や災難などから〕にげるための用意。 **にげ・だ・す【逃げ出す】**《自五》●にげてその場を去る。逃走する。「事件現場から―・す」●にげ始める。 **にげ・な・い【似気無い】**《形》似ていない。ふさわしくない。「いつもとは―・い弱気」 **にげ・の・びる【逃げ延びる】**《自上一》遠くの安全な所へにげて助かる。 **にげ・ば【逃げ場】**にげるべき場所。[コロ]「―を失う」 **にげ・まど・う【逃げ惑う】**《自五》にげようとしてうろうろする。逃げ迷う。 **にげ・まわ・る【逃げ回る・逃げ、廻る】**《自五》〔追及・災難などをさけて〕あちらこちらとにげ歩く。 **にげ・みず【逃げ水】**陸上に起こる蜃気楼{しんきろう}現象の一種。草原や舗装道路などで、先の方に水たまりがあるように見え、近づくとそれが更に先へ逃げていくように見える。 **にげ・みち【逃げ道・逃げ、路】**●にげて行く、またはにげられる・道(方向)。●責任などをさける・方法(手段)。「―を断たれる」[類語]逃れ道。退路。 **に・げる【逃げる】**《自下一》●捕らえられた所から(自力で)ぬけ出る。また、捕らえようとするものから、遠くへ去ったり、身をかくしたりする。のがれる。逃亡する。「虎が山中に―・げた」[類語]逃げ失せる。(5)逃走。遁走{とんそう}。脱走。●めんどうな物事から手をひいたり、近づかないようにしたりする。「生活の苦労から―・げる」[類語] () 逃避。●〔競技、特に競走で〕首位に立った者が後の者に追いこされないようにする。図に・ぐ《下二》。―げた魚は大きい《句》手に入れかけて失ったものは、実物よりすぐれているように思われて、おしい。逃がした魚は大きい。[類語]釣り落とした魚は大きい。―げるが勝ち《句》逃げて相手に勝ちをゆずった方が、かえって利となる。負けるが勝ち。 **にげん【二元】**●物事の根本が、異なる二つの原理に基づくこと。また、その原理。「物質と精神の―(論)」●もとになる二つの所。「―中継」●〔数〕式・関数などで、元(未知数・変数など)が二つであること。―ろ【一論】●一般に、ある問題について相互に独立する二つの根本原理を認める考え方。●〔哲〕世界は相互に独立する二つの根本原理・要素から成り立っているとする・考え方(世界論)。[対]一元論・多元論。 **にげん・きん【二弦琴・二絃琴】**竹や木の胴に二本の弦を張った琴。 **にこう【二更】**〔古〕昔の時刻の名。一夜を五更に分けた、二番目。今の午後九時ごろから一一時ごろまでの間をさす。亥{い}の刻。乙夜{おつや}。 <1109> **に‐ごう【二号】**●二番目の・もの(号)。●[俗]めかけ。[参考]本妻を一号に見立てて言う。 **にこ・げ【『和毛・『柔毛】**うすく短く生えたやわらかな毛。わた毛。[類語]うぶ毛。 **にこごり【煮『凝り】**●魚や獣の肉を煮た汁が、冷えて固まったもの。●サメ・カレイ・ヒラメなどの肉や皮を煮て、煮汁ごと冷やして固めた料理。 **に‐ごしらえ【荷拵え】**《名・自他サ》荷物をこしらえあげること。荷作り。 **にご・す【濁す】**《他五》●にごったようにする。にごらせる。旬「立つ鳥、跡を―・さず」●「ことば・態度・顔つきなどを〕あいまいにする。ぼかしてごまかす。「ことばを―・す」文《四》。 **ニコチン**おもにタバコの葉にふくまれるアルカロイド。猛毒で、神経系統の組織をまひさせる。▽nicotine **にこ・つ・く**《自五》にこにこと笑う。 **にこにこ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔声をたてずに〕楽しそうに笑うようす。[類語]にっこり。 **に‐こぼ・れる【煮『零れる・煮、溢れる】**《自下一》煮立って、汁がなべの外へあふれ出る。 **にこ「ぽん**〔俗〕にこにこしながら相手の肩をぽんとたたき、親愛の情を示して人をひきつけておこうとすること。「―主義」[参考]明治時代の首相、桂太郎の政党懐柔策を評した語に始まる。 **に‐こみ【煮込み】**料理の材料を煮込むこと。また、種々の材料を合わせて煮た食べ物。「ーうどん」 **にこ・む【煮込む】**《他五》●いろいろな材料をいっしょに煮る。●時間をかけて十分に煮る。文《四》。 **にこやか**《形動》にこにこして愛想がよいようす。また、心からうれしそうなようす。「―に挨拶する」 **にこ‐よん**〔卑称〕日雇い労働者。[参考]もと、失業対策事業に就いた労働者の日給が二四〇円だったことから。 **にこり**《副》《「―と」の形も)ちょっと笑うようす。思わずほほえむようす。にっこり。「―ともしない(=ちっとも笑わない。表情をくずさない)」 **にごり【濁り】**●にごっていること。●けがれ。よごれ。「世の―に染まる」●かなの濁音の符号。 **にごり‐え【濁り江】**〔文]水がにごっている入り江。 **にごり‐ざけ【濁り酒】**どぶろく。濁酒{だくしゅ}。 **にご・る【濁る】**《自五》●他のものが入りまじって、不純・不透明でなくなる。「長雨で川の水が―・る」[対]澄む。●清らかさ・正しさが失われる。「―・った世の中」[類語]①②(5)混濁。汚濁。汚染。●濁音になる。また、濁点を打つ。●「色彩・音声などが〕鮮明でなくなる。「低く―・った声」[対]③④澄む。文《四》。 **に‐ころがし【煮転がし】**サトイモなどを、こげつかないようにころがしながら、汁がなくなるまでにること。また、その料理。煮っころがし。煮ころばし。 **に‐ごん【二言】**〔文〕●二度ものを言うこと。言いなおし。●前に言ったことを取り消して、自分につごうのよいことを言うこと。句「武士に―なし」[類語]二枚舌。 **に‐ざかな【煮魚・煮”肴】**魚肉をしょうゆ・味噌などで味つけしてにた料理。 **に‐さばき【荷、捌き】**《名・自サ》●荷物を処理すること。●入荷した商品を売りさばくこと。 **に‐ざまし【煮冷まし】**一度にたものをさますこと。また、さめてしまったもの。 **にーさん【二三】**二つか三つ。いくつか。いくらか。多少。「―の誤りがある」[類語]若干。 **にさんか・たんそ【二酸化炭素】**「炭酸ガス」に同じ。 **に‐し【二死】**野球で、アウトが二つになること。ツーアウト。ツーダウン。「一満塁」 **にし【螺】**アカニシ・ナガニシなどの巻き貝類の総称。 **にし【西】**●方角の一つ。太陽がしずむ方角。[対]東。●西方浄土。極楽。―も東も分から・ない《句》●地理に不案内である。●物事の道理を理解する力がない。 **に‐じ【二次】**●ある事物・現象などが、他の根本的・中心的なものに対して付随的な関係にあること。●二回目。「第一次世界大戦」●〔数]式・関数などの次数が二であること。「一方程式」―かい【一会】●目的の会が終わったのち、再び設けられる会。●宴会の終了後、場所を変えて開く宴会。―てき【一的】《形動》根本的なことに対して付随的な関係にあるようす。物事の核心から外れていて、あまり重要ではないようす。「―な問題」[類語]二義的。副次的。 **にじ【虹】**雨のあとなどで、太陽と反対方向の空中に見える円弧状の七色の美しい帯。日光が大気中の水滴にあたって屈折・反射してできる。[参考]紅{こう}・橙{とう}・黄・緑・青・藍{あい}・紫の七色。 **にし・あかり【西明かり】**日没後しばらくの間、西の空が明るいこと。夕明かり。[類語]残照。薄明。 **にし‐かぜ【西風】**西からふいてくる風。西の風。にし。[対]東風{こち}。 **にし・がわ【西側】**●西に面した側。ある点・位置より西の方。●ヨーロッパの旧体制で、旧ソ連および旧ソ連に同調する東ヨーロッパ諸国に対して、西ヨーロッパ諸国の側。[対]②東側。 **にしき【錦】**●金糸・銀糸やその他の色糸で複雑な模様を織り出した、厚地の絹織物。●美しくりっぱな着物。●《名・自サ》木々が美しく紅葉することのたとえ。―を飾・る《句》故郷に錦を飾る **にしき・え【錦絵】**多色刷りの浮世絵。絵草紙。江戸絵。 **にしき‐ぎ【錦木】**ニシキギ科の落葉低木。葉は秋に紅葉する。初夏、淡緑色の小花をつける。 **にしき・ごい【錦鯉】**コイの一種。マゴイの突然変異種を改良したもの。美しい色彩・斑紋{はんもん}をもつ。観賞用に飼育される。 **にしき・の・みはた【錦の御旗】**●赤地の錦に日・月を金銀でえがいた、朝廷・官軍の旗。錦旗{きんき}。[参考]錦旗(図)。●他に対して自己の言動を正当化する、りっぱな理由や口実。〔他の人を軽くからかって言うことが多い〕「グローバル化というーをかかげる」 **にしき・へび【錦蛇】**ボア科ニシキヘビ亜科のヘビの総称。熱帯地方にすむ。全長一〇にも達する。無毒。 **にじ‐ぐち【二字口】**相撲で、力士が土俵に上り降りする所。土俵の東西にあり、「二」の字の形をしている。 **にじげん【二次元】**次元の数が二つであること。長さと幅の平面の広がり。[参考]三次元・四次元。 **にしじん・おり【西陣織】**京都の西陣で産する、高級な絹織物の総称。西陣。 **にして**《連語》〔文〕《格助詞「に」+動詞「する」の連用形+接続助詞「て」)●場所や時を表す。…において。…で。「かの地ー客死す」「今ー思えば」●「四十にして惑わず〈論語・為政〉」●…の程度を強調する。…なのに。…でさえ。「親―このざまだ」●逆接的に状況を示す。…にも。…なことに。「幸い――事故をまぬかれた」「不幸―病を得る」目《断定の文語助動詞「なり」の連用形+動詞「する」の連用形+接続助詞「て」)●…であって。…であってかつ。「人一人にあらず」[参考]「簡にして要を得る」などの「にして」は、形容動詞連用形の語尾「に」+動詞「する」の連用形+接続助詞「て」からなる。 <1110> **にしても**《連語》《格助詞「に」+動詞「する」の連用形+接続助詞「て」+係助詞「も」)にしろ。「母――賛成はしないだろう」 **にし・はんきゅう【西半球】**〔地〕地球の西側の半分。南北両アメリカ大陸を中心とする半球。[対]東半球。 **にしび【西日】**●西にかたむいた太陽。夕日。入り日。●西からさす午後の日光。「――がはいって暑い部屋」 **にじます【虹鱒】**サケ科の淡水魚。全体に黒点があり、体側には紅色を主とした帯状斑紋{はんもん}がある。成長がはやく養殖しやすい。北アメリカ原産。食用。 **にじみ!でる【滲み出る】**《自下一》〔色・水・油などが〕しみて広がるように出てくる。●「その人の性格・経験などが〕表面に自然と表れる。「努力の跡が―・出ている作品」●〔涙・血・汗が〕うっすらと出る。 **にじ・む【滲む】**《自五》〔色・水・油などが紙や布などに〕しみて広がる。「包帯に血が―・んできた」[類語]染みる。(5)滲出{しんしゅつ}。●〔涙・血・汗が〕うっすらと出てくる。●内部にふくまれていたものが、表面に表れ出て見える。「顔に怒りがー・んでいる」●物の輪郭がぼやけて広がる。「星影が―・んで見える」文《四》。 **にしめ【煮『染め】**鳥肉・魚肉・野菜類などを、砂糖やしょうゆがよくしみ込むまでにた料理。 **に・し・める【煮『染める】**《他下一》煮汁での味・色が十分しみ込むまでにる。〔布によごれがしみ込んで、きたないようすにもたとえる〕「―・めたような色のハンカチ」[類語]煮つける。 **にしゃーさんにゅう【二捨三入】**《名・他サ》端数学計算法の一つ。端数の一・二は切り捨てて○、三・四は切り上げて五、六・七は切り捨てて五、八・九は切り上げて一〇とする。 **にしゃ・たくいつ【二者択一】**二つのうち、そのどちらか一方を選ぶこと。二者選一。二択{にたく}。「―をせまる」 **にじゅ【二、豎】**〔文〕病気。病魔。[故事]「二豎{にじゅ}」、二人の童子の意。春秋時代、晋の景公にとりついた病気の精が、二童子の姿で夢の中に現れた故事から。〈春秋左氏伝・成公一〇年〉 **にじゅう【二重】**●〔同じような物が〕二つ重なること。また、二つ重ねたもの。ふたえ。「―蓋{ぶた}」●〔同じような事柄が〕重なること。重複。「―遭難」―うつし【一写し】●《名・他サ》写真で、一つの画面の上に他の画面を重ねて写すこと。二重露出。●「オーバーラップ」に同じ。ーか【一化】《名・他サ》二つの物事が重なった状態に・なること(すること)。―かかく【一価格】同一の商品に対して二種類の価格を設けること。また、その価格。米の生産者価格と消費者価格など。―しょう【一唱】二人の歌い手が、それぞれ異なる声部を受け持って合唱すること。デュエット。ーじんかく【一人格】一人の人間が相反する二つの性格を同時に持ち、場合によって別人のように行動すること。また、そうした(異常な)性格。―せいかつ【一生活】●同じ人間がちがう職業を持ったり、二つの生活様式の中に生活すること。●家族が二つの異なった場所に別れ住むこと。また、そうした生活。―そう【―奏】二人の奏者が、それぞれ異なった声部を受け持って合奏すること。デュエット。―ひてい【一否定】否定の表現形式を二度重ねて肯定を表すこと。一般に単なる肯定に比べて、強意・婉曲など、何らかの情緒的意味をふくむことが多い。「好きでないわけではない」など。―ぼいん【一母音】「重母音」に同じ。―まわし【一回し・―廻し】和服の上に着る男子のコート。インバネスの丈を長くしたもの。とんび。 **にじゅう【サ】**漢字の部首「廾」の称。にじゅうあし。こまぬき。 **にじゅうさん・や【二十三夜】**陰暦二三日の夜。また、その夜、月の出を待って供物をそなえ酒を飲んで祝う行事。二十三夜待ち。 **にじゅうし・せっき【二十四節気】**太陽の黄道上の位置によって定めた、陰暦上の二四の季節区分。立春、夏至、秋分、大寒など。二十四気。節気。 **にじょう【二乗】**《名・他サ》じじょう(自乗)。 **にじり・ぐち【躙り口・躪り口】**〔建]茶室特有の小さな出入り口。にじりあがり。[参考]体をにじって出入りすることから。 **にじり・よ・る【躙り寄る・躪り寄る】**《自五》すわったままひざを動かしてすり寄る。いざり寄る。「―・って詰問する」 **に‐じる【煮汁】**ものをにた汁。また、ものをにるために調味した汁。にしる。 **にじ・る【躙る・躪る】**■《自五》すわったままの姿勢でひざを押しつけながら、じりじりと動く。図《四》。■《他五》押しつけてすり動かす。じりじりと押しつぶす。「靴底で毛虫を―・る」文《四》。 **にしろ**《連語》《格助詞「に」+動詞「する」の命令形「しろ」)〔活用語の連体形、および体言につく。文語的な言い方に「にせよ」がある〕●一歩ゆずる気持ちで、ある仮定(あるいは既定)の条件を認め、しかしたとえそうだとしてもと強く主張するのに使う。〔「…にしても」より、やや強い言い方。「…にしても」の方が幾分「ゆずる」気持ちが強い〕「行くにしろ行かざるにしろ明確な意思表示が必要だ」「たとえ短期間だったにしろ私は幸せでした」●重ね加える気持ちで例をあげ、その例をふくめ同類のものすべてに妥当することを暗示するのに使う。…だって。「父にしろ母にしろ反対している」 **にしん【二伸】**〔文]手紙の本文のあとに書き加えた文。また、その文頭に記す語。追伸。 **にしん【二審】**第一審の判決に不服を申し立てた場合に行われる第二次の審理。第二審。控訴審。 **に・しん【二心・弐心】**《二通りの心を持つ意から)謀反{むほん}の心。不忠な心。ふたごころ。[コロ]「ーをいだく」 **にしん【練鯡】**ニシン科の魚。北太平洋・北大西洋に分布し、春、産卵のために海岸に寄ってくる。食用。春告げ魚{はるつげうお}。[参考]「かずの子」はこの卵。 **にしん‐とう【二親等】**〔法〕本人から二世代をへだてた関係にある親族。祖父母・兄弟・孫など。 **にしん‐ほう【二進法】**0と1の二つの数字によって数を表す方法。十進法の1・2・3・4は、二進法では1・10・11・100となる。[参考]コンピューターの演算は、二進法にもとづく。 <1111> **ニス**「ワニス」の略。 **にすい【二水】**漢字の部首の「冫」の称。 **に・せ【二世】**今生きているこの世と、死後のあの世。現世と来世。―の・ちぎり【一の契り】《連語》(来世でも心が変わらない約束の意から)夫婦になる約束。 **にせ【偽・贋】**「似せ」の意)本物とそっくりに似せて(作って)あるが、本物ではない・こと(もの)。にせ物。まがい物。「―の金貨」〔接頭語的に用いて、「その身分をいつわる…」の意でも使う〕「―君子」「―学者」「―学生」[類語]偽造。贋造{がんぞう}。似非{えせ}。 **にせ・アカシア【「贋アカシア】**「ハリエンジュ」の別称。[参考]俗に「アカシア」と誤称される。 **に・せい【二世】**●二代目の人。●「おもに欧米で〕同じ名をもってその家・地位(多く、王位)をついだ二代目。「チャールズー」[類語]ジュニア。●〔歌舞伎・文楽などで〕同じ芸名をついだ二代目。「―団十郎」●移民の子で、移民先で生まれ、その国の市民権を持つ人。「在米日系人一」●〔俗〕長男。「―一誕生」 **にせ・がね【偽金・贋金】**にせの貨幣、特に硬貨。贋造貨幣。偽造貨幣。 **にせ・さつ【偽札・・贋札】**にせの紙幣。贋造紙幣。偽造紙幣。 **にせ・もの【偽物・贋物】**●本物とそっくりに似せて作った物。まがい物。偽造品。贋造品。[類語]偽作。●本格的とはいえないもの。未熟なもの。「彼の小説はまだーだ」[対]②本物。 **にせもの【偽者・贋者】**いつわって、本人らしく、また、それらしく見せかけている人。 **にせよ**《連語》《格助詞「に」+動詞「する」の命令形「せよ」)にしろ。 **に‐そう【尼僧】**出家した女性。あま。比丘尼{びくに}。 **にそく‐さんもん【二束三文】**《二束でわずか三文の意から)数量が多くてもきわめて安い値段にしかならないこと。「―で売りはらう」 **にそくのわらじ【二足の『草、鞋】**《連語》〈多く「―をはく」の形で〉同じ人が両立しない二つの職業・立場をかねること。[コロ]「サラリーマンと作家のーをはく」[語源]昔、ばくち打ちが捕り手をかねることを言ったことから。 **に‐だ【荷駄】**馬で運送する荷物。 **に‐だい【荷台】**〔車などの〕荷物をのせるところ。 **に‐だき【煮炊き・煮、焚き】**《名・自他サ》食べ物をにたり炊{た}いたりして、調理すること。炊事。 **に‐だし【煮出し】**●煮出すこと。●「煮出し汁」の略。かつおぶし・こんぶなどを煮出して作った、だし汁。 **に・だ・す【煮出す】**《他五》食物を水または湯で煮て、そのうま味を取り出す。「かつおぶしを―・して、だしをとる」「麦茶を―・す」 **に・た・つ【煮立つ】**《自五》〔水などが〕にえてぐらぐらとわき立つ。にえ立つ。沸騰する。「湯が―・つ」 **に・た・てる【煮立てる】**《他下一》〔水などを〕ぐらぐらとわき立つまでにる。にてわき立たせる。沸騰らさせる。「中火で一○分―・てる」「海水を―・てて塩をとる」 **にた‐にた**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)薄気味の悪い、または意味のない笑いを顔にうかべるようす。「ー(と)しないでしゃんとしろ」[類語]にたり。 **にたもの【似た者】**性格などが互いによく似ている人。「一同士」―ふうふ【一夫婦】夫婦は性質・趣味などが互いに・似ている(似てくる)こと。また、性質・趣味などで一致する点の多い夫婦。 **にたり**《副》《「ーと」の形も)薄気味の悪い笑いを顔にうかべるようす。「目があってーと笑う」[類語]にたにた。 **にたりよったり【似たり寄ったり】**《連語》優劣・差異がほとんど認められないこと。「いずれにしてもたいして評価できないときに使う〕「―の成績だ」[類語]大同小異。五十歩百歩。どんぐりの背くらべ。 **に・せる【似せる】**《他下一》〔あるものに〕似るようにする。まねる。「先生の作品に―・せて描く」「見た目を―・せて装う」旬「蟹は甲羅にに―・せて穴を掘る」[類語]なぞらえる。擬する。(5)模倣。図に・す《下二》。 **にだん・がまえ【二段構え】**〔相手の出方や事の成り行きに応じて対処するために〕二つの段階の方法を用意しておくこと。「官庁と銀行の、―の就職活動」 **にち【日】**《名》●「日本」の略。「一米」「対一貿易」●「日曜日」の略。「土ーサービス」[参考]②とも単独では使わない。■《助数》日数を数える語。「何一で出来ますか」「一一一〇ページ読む」[参考]日{ひ}か。 **にち・がく【日額】**一日いくらと決めた金額。 **にち・ぎん【日銀】**「日本銀行」の略。 **にちげん【日限】**前もって、いついつまで(何日間)と限って、特定の日を指定すること。また、その指定された・日(日数)。「―がせまる」「ーを切って(=期限を定めて)契約する」[類語]期限。期日。 **にち‐じ【日時】**〔ある事が行われる〕日付と時刻。 **にちじょう【日常】**つねひごろ。ふだん。また、毎日くり返される生活。[類語]平常。平素。平生。―か【一化】《名・自他サ》〔毎日のことのように〕くり返し行ったり行われたりするようになること。また、そのような物事にすること。「交通機関の遅延が―する」「英語学習の―」―さはん【一茶飯】《ふだんの食事の意から)ありふれた、とるに足りないこと。ありきたり。「―事」―てき【一的】《形動》いつも通りであるようす。毎日のことのようにくり返されるようす。「―な光景」「―に使う道具」 **にち・にち【日日】**〔文]毎日。一日一日。日々。――是好日《句》毎日毎日が、事件もなくてよい日であるということ。日日{ひび}是好日。〈碧巖錄〉 **にち・ぶ【日舞】**「日本舞踊」の略。 **にちーぼつ【日没】**太陽が地平線下に没して見えなくなること。日の入り。[対]日出し。 **にち・や【日夜】**■《名》●昼と夜。[類語]昼夜。●毎日。日々。■《副》昼も夜も。いつも。たえまなく。「―努力を重ねる」[類語]明け暮れ。朝晩。朝夕。昼夜。二六時中。四六時中。 **にち‐よう【日曜】**週の第一日。日曜日。―がっこう【一学校】キリスト教の教会で、日曜日ごとに開かれ、児童に宗教教育を行う学校。―だいく【一大工】〔サラリーマンなどが〕日曜日に、片手間にする大工仕事。また、それをする人。 **にち‐よう【日用】**毎日の生活で使うこと。日常の使用。―ひん【一品】毎日の生活で使う品物。 **にちょう【二調】**洋楽で、二音を主音としてつくられた調子。ニ長調・ニ短調がある。 **にち・りん【日輪】**〔文〕「太陽」に同じ <1112> **にちれん・しゅう**【日蓮宗】仏教の一派。法華経を奉じ、題目として「南無妙法蓮華経」を唱える。日蓮を宗祖とする。 **にち・ろく**【日録】〔文〕日々の記録。日記。日乗。 **につ‐か**【日課】毎日のきまりにしている仕事。「―表」 **ニッカー・ボッカー** ひざ下ですそ口をくくるようにした、ゆったりしたズボン。運動用・作業用。ニッカーズ。ニッカーボッカーズ。▽knickerbockers **ニッカド・でんち**【ニッカド電池】「ニッケルカドミウム電池」の略。陽極に水酸化ニッケル、陰極にカドミウム、電解液にアルカリ液を使った電池。充電式電池。 **に‐つかわし・い**【似つかわしい】《形》ふさわしい感じだ。ぴったりしている。似あわしい。「儀式に―・い服装」 **にっかん**【日刊】毎日刊行すること。「―新聞」 **にっかん**【肉感】にくかん。 **につき**【日記】●〔個人の〕毎日の出来事や感想などを書いたもの。[類語]日録。日誌。日乗。●「日記帳」の略。毎日の記録を書く帳面。ダイアリー。 **につき**【肉桂】肉桂②。 **にっきゅう**【日給】一日いくらと定められた給料。[類語]日当。 **にっきん**【日勤】《名・自サ》〔事務所・事業所などに〕毎日出勤すること。●昼間の勤務。[対]夜勤。 **に・つ・く**【似付く】《自五》●〔あるものが他のものによく似る。〕[句]「似てもー・かない(=全く似ていない)」●よく似合う。よく調和する。「深刻な顔は君にー・かない」 **ニックネーム** あだな。また、愛称。「―をつける」[類語]ペットネーム。▷nickname **にーづくり**【荷作り・荷造り】《名・自他サ》物を持ち運びしやすいように、包んだりしばったりすること。荷ごしらえ。「引っ越しの―」[類語]梱包。 **につけ**【煮付け】煮つけた料理。「野菜の―」 **につ・けい**【日系】〔外国の国籍を持ち〕日本人の血統を引いている・こと(人)。「一米人」 **にっ・けい**【日計】〔商売の収支などで〕一日単位で行う計算。また、一日の総計。 **にっ・けい**【肉桂】●クスノキ科の常緑高木。幹や根に香りと独特の辛みがあり、根の皮を薬用・香料に使う。●にっけい①の皮をかわかして作った香辛料。桂皮。にっき。肉桂。[同]シナモン。 **に・つ・ける**【煮付ける】《他下一》〔野菜・魚肉などを〕しるがよくしみ込んで味がつくように煮る。[類語]煮染める。 **ニッケル** 銀白色の金属元素の一つ。展性・延性に富み、磁性がある。合金・めっきなど用途が広い。元素記号Ni。▽nickel **にっこう**【日光】栃木県日光市(にある東照宮)。 >――を見ないうちは結構と言うな《句》東照宮の建築の美しさこそ結構ということばにふさわしい。 **につ‐こう**【日光】太陽の光線。日の光。[類語]日差し。日影。陽光。**―よく**【一浴】〔健康のために〕体に日光を浴びること。 **にっこり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》声を出さずに、笑いをうかべるようす。にこり。「祝福を受けて思わずー(と)する」 **につき**【に就き・に付き】《連語》就く②。付く。 **にっさん**【日参】《名・自サ》〔神社・仏閣などに〕毎日お参りすること。●目的があってある所やある人の所へ毎日通うこと。「役所に―して許可をもらう」 **にっさん**【日産】一日あたりの生産高。 **にっ・し**【日子】〔文〕ひかず。日数。「―を数える」 **にっし**【日誌】〔ある組織・団体などの〕毎日の事柄を記録したもの。「航海―」「学級―」[類語]日記。日録。 **にっしゃ**【日射】〔文〕●太陽の光がさすこと。日ざし。[類語]日照。●太陽から地上に届いた放射エネルギー。**――びょう**【―病】長時間にわたって強い直射日光を受けたために起こる病気。頭痛・めまいから、さらに進むと、けいれん・卒倒などを起こす。日射病。[参考]熱射病。熱中症。 **にっしゅつ**【日出】太陽が地平線上に現れること。ひので。[対]日没。 **にっしゅう**【日収】一日の収入。[類語]月収。 **にっしょう**【入声】(「にゅうしょう」の転)漢字の四声の一つ。末尾がk・t・pの子音によって急に閉じられる形のもの。[参考]去声{きょしょう}・上声{じょうしょう}・平声{ひょうしょう}。 **にっしょう**【日商】一日の商取引の総額。 **にっしょう**【日照】〔雲や霧にさえぎられずに〕太陽が地上を照らすこと。[類語]日射。**―けん**【―権】日常生活で人間が快適な生活を営むための太陽光線を受ける権利。法律で保護されている。 **にっしょう‐き**【日章旗】「日の丸②」に同じ。 **にっしょく**【日食・日蝕】〔天〕月が太陽と地球の間にはいって太陽光線をさえぎり、太陽の一部または全部をかくす現象。[参考]月食。 **にっしんげつぽ**【日進月歩】《名・自サ》月日と共に、たえまなく進歩すること。「―の技術」[注意]「日新月歩」は誤り。 **につ‐すう**【日数】ひにちの数。ひかず。日子。 **にっ・せき**【日赤】「日本赤十字社」の略称。 **にっちもさっちも**【二進も三進も】《連語》《下に打ち消しの語を伴い、副詞的に使う)物事がゆきづまって動きがとれないようす。どうにもこうにも。[コロ]「山中で霧に囲まれて―いかない」[語源]そろばんの割り算で、二でも三でも割り切れないということから。[表記]ふつうかな書き。 **にっちゅう**【日中】●日のある間。ひるま。[対]夜中。●日本と中国。「――平和友好条約」 **にっちょく**【日直】●その日の当直(の人)。●昼間の当直(の人)。[対]夜直。宿直。 **にってい**【日程】●一日に行う仕事の予定。●〔何日間かにわたる〕行事や行動などの、その日その日の予定。スケジュール。「議事―」「旅行のーを組む」 **にってんし**【日天子】《仏教で、太陽神の呼び名から)太陽の異称。 **にっと**《副》声を立てず歯を見せて笑うようす。[参考]多少品のない笑い方という感じがある。 **ニット** ●編んだもの。●編んで作った布地。また、それで作った服。「―のワンピース」▽knit **にっとう**【入唐】《名・自サ》〔古〕日本から唐の国へわたること。「―の僧」 **にっとう**【日当】一日いくらと定めて支払う手当。また、その日限りの仕事に対する報酬。「一六〇〇〇円のー」 <1113> **ニッパー**●鉄線などを切断したり被覆をむいたりする工具。●「ウエストニッパー」の略。胴回りを細くし、体型を整える女性用下着。▽nippers **につばち【二八】**〔俗〕二月と八月。二八月。[参考]商売がふるわない月とされる。 **にっぽう【日報】**●一日ごとに作成する、業務上の報告。●毎日の報道。[参考]日刊紙の名前としても用いる。「九州―」 **にっぽん【日本】**わが国の呼称。[参考]にほん。→使い分け **に‐つま・る【煮詰まる】**《自五》●よくにえて水分がなくなる。「―・って焦げつく寸前だ」●話し合い・計画などの結論を出すべき最終段階になる。●(誤用から)進行していた物事がうまく進まなくなる。ゆきづまる。「勉強し続けで、―・る」 **にーづみ【荷積み】**《名・自他サ》荷物を積むこと。「貨物船に―する」 **に・つ・める【煮詰める】**《他下一》●水分がなくなるまでよくにる。●話し合い・計画などを十分に検討して、結論が出せる最終段階に至らせる。「議論を―・める」 **にて**文語■《格助》《格助詞「に」+接続助詞「て」)●場所や時あるいは事態を示す。「式は本講堂にて挙行する」「此歳にいこの身分にて叶ふべきにあらず〈たけくらべ・樋口一葉〉」●材料・手段あるいは原因・理由を示す。「粘土にて作りし人形」「朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬく竹取物語〉」■《連語》《断定の助動詞「なり」の連用形「に」+接続助詞「て」)…であって。「月の都の人にて、父母あり〈竹取物語〉」 **に・て・ひ【似而非】**《連語》「似る」の子見出し「似而非なり」。 **にてん・さんてん【二転三転】**《名・自サ》物事のようすが二度三度と変わること。 **にと【二、兎】**〔文〕二匹のウサギ。―を追う者は一兎をも得ず《句》同時にちがった二つの事をしようとする人は、結局その一方の成功さえもおぼつかないことのたとえ。[参考]ローマの諺から。[類語]あぶはちとらず。 **にと【二途】**〔物事をとり行うにあたっての〕二つの・方法(筋道)。「議論が――に分かれる」 >使い分け「日本(にっぽん/にほん)」 >わが国の呼称は古くは「やまと」と言い、異称として「ひのもと」があった。「ひのもと」を漢字で「日本」と書き、それを「ひのもと」または「やまと」と読み習わしてきたが、大化頃だから「にっぽん」と音読され、次いでそれが変化した「にほん」も行われるようになり、現在に至っている。「にっぽん」が漢語本来の力強い語感をもつのに対し、「にほん」には和語的なしなやかさがある。正式の国号としての読み方に法的な規定はないが、対外的には「にっぽん」が使われることが多い。複合語で使うときは「にほん…」が優勢。 >・もっぱら「にっぽん」と言うもの…頑張れ日本!(標語)/日本チャチャチャ!(応援)/日本橋(大阪) >・正式には「にっぽん」であるが、「にほん」も同時に行われるもの…日本銀行・日本郵船・日本放送協会/日本永代蔵 >・一般には「にほん」であるが、「にっぽん」も同時に行われるもの…日本一・日本記録・日本語・日本三景・日本時間・日本製・日本代表・日本刀・日本晴れ・日本民族・日本アルプス >・もっぱら「にほん」と言うもの…日本犬・日本映画[音楽・建築・舞踊・文学・料理]・日本狼・日本力モシカ・日本画・日本髪・日本瓦・日本史・日本紙・日本式の(旅館)・日本酒・日本シリーズ・日本そば・日本茶・日本調の(家具)・日本手拭い・日本脳炎・日本風の(味)・日本間/日本海・日本海溝・日本海流・日本平・日本橋(東京)/日本大学・日本女子大学・日本体育大学・日本たばこ産業・日本共産党/日本書紀・日本霊異記・続日本紀 **に‐ど【二度】**二回。二へん。ふたたび。―ざき【一咲き】一年のうちに二度花がさくこと。特に、春にさいた花が秋にまたさくこと。返り咲き。―でま【―手間】一度だけですまずに、もう一度手間がかかること。二重の手間。―と・ふたたてび【ーと再び】《連語》「ふたたび」を強めた言い方。二回とは。[下に打ち消し・禁止の語を伴う]「――いたしません」―の・つとめ【一の勤め】《連語》●いったん廃業・辞職した人が、ふたたび前の仕事につくこと。〔遊女について言うことが多い〕●いったん使うことをやめた物をもう一度使うこと。―あることは三度ある《句》二度同じようなことが起これば、続いてもう一度起こる。(条件が変わらなければ)物事はくり返されるものだ。 **にとう・だて【二頭立て】**二頭の馬で引く・こと(馬車)。 **にとうへい【二等兵】**旧陸軍の階級の一つ。一等兵の下で、兵の最下位。 **にとうへん・さんかくけい【二等辺三角形】**〔数〕二辺の長さが等しい三角形。両底角は互いに等しく、頂角の二等分線は底辺を垂直に二等分する。 **にとう・りゅう【二刀流】**●両手に長短の刀を持って戦う剣術の流儀。[参考]宮本武蔵{むさし}にはじまるといわれる。●[俗]甘いものも酒も好む・こと(人)。 **ニトロ・グリセリン**グリセリンに硝酸と硫酸との混合液を作用させて作った、無色で油状の液体。ダイナマイト・無煙火薬などの原料。狭心症などの薬にも用いる。有毒。ニトロ。▷nitroglycerin **にな【蜷】**巻き貝類の俗称。[参考]カワニナ・ウミニナなど、貝の名称に接尾語のように使われる。 **にない・て【担い手・荷ない手】**●〔荷物を〕肩に支えて持ち運ぶ人。●自分の仕事として引き受けて推進する・人(もの)。「文化のーを育成する」 **にな・う【担う・荷なう】**《他五》●物を肩に支えて持つ。かつぐ。「材木を―・う」●自分の責任・役割として引き受ける。「次世代を―・う」[類語]負う。背負う。文《四》。 **に・なわ【荷縄】**荷にかけてしばる縄。 **ににん・さんきゃく【二人三脚】**二人一組みで、となり合った足首を結び合い、三本の足で走る競技。〔ひゆ的に、二人の人が一つの物事を協力していっしょに行う意にも使う〕「夫婦――で翻訳する」 **に―にんしょう【二人称】**「対称③」に同じ。[対]一人称・三人称。 **にぬき【煮抜き】**●水を多くしてたいた飯からとった、ねばねばした液。おもゆ。おねば。●「煮抜き卵」の略。ゆでたまご。 <1114> **にほん**【日本】わが国の呼称。日本国{にっぽんこく}。[参考]美称に、「日{ひ}の本{もと}・豊葦原の瑞穂の国{とよあしはらのみずほのくに}・葦原中国{あしはらのなかつくに}・秋津島{あきつしま}・豊秋津島{とよあきつしま}・大八洲{おおやしま}・敷島{しきしま}・扶桑{ふそう}」がある。[類語]大和{やまと}。>使い分け「日本(にっぽん/にほん)」**ーアルプス** 中部地方の中央部をほぼ南北に連なる、飛騨山脈(北アルプス)・木曽山脈(中央アルプス)・赤石山脈(南アルプス)の通称。**ーいち**【一一】日本でいちばんすぐれていること。また、この上ないこと。日本一。[類語]天下一。**ーが**【一画】〔油絵・水彩画などの西洋画に対して〕日本に古くから伝わる様式・技法でかく絵画。岩絵の具や墨を使い、絹・和紙に毛筆でかく。邦画。⇔洋画。**ーかいりゅう**【一海流】「黒潮」に同じ。**ーがみ**【一髪】〔西洋風の髪形に対して〕日本古来の、女性の髪の結い方の総称。丸まげ・島田・桃割れ・いちょう返しなど。**ーぎんこう**【―銀行】日本の中央銀行。銀行券の独占発行権を持ち、国内金融の中心となっている。日銀{にちぎん}。**ーけん**【犬】日本原産の犬の総称。耳が立ち、尾は巻いて太く、狩猟犬や番犬に向いている。秋田犬・北海道犬・紀州犬・しば犬などがある。和犬。にほんいぬ。**ーご**【——語】日本民族の用いる言語で、日本国の公用語。国語。**ーこくけんぽう**【―国憲法】〔政〕日本の現行の憲法。従来 **にぬし**【荷主】荷物の・持ち主(送り主)。 **にぬり**【『丹塗り】丹または朱で赤く・ぬること(ぬったもの)。「―の鳥居」 **にねんせいしょくぶつ**【二年生植物】発芽して開花結実し、かれるまでの期間が二年にわたる植物。秋に発芽して越冬し、春・夏に結実する。ダイコン・エンドウ・アブラナなど。越年生植物。越年生草本。二年生草本。二年草。 **に・の・あし**【二の足】次に出す足。二歩目の足。 > ――を踏・む《句》《一歩進んで、二歩目は足踏みをする意から)ためらう。しりごみをする。 **に・の・うで**【二の腕】肩とひじとの間の部分。上腕。上膊{じょうはく}。「―をつかむ」 **に・の・く**【二の句】次に言い出すことば。あとのことば。 > ―が継げ・ない《句》あきれかえって、また、驚いたり気後れしたりして、次のことばが出ない。 **にーの・ぜん**【二の膳】正式の日本料理で、本膳(=一の膳)にそえて、または、本膳の次に出す料理。 **に・の・つぎ**【二の次】二番目。後回し。「本業を―にして出歩く」 **に・の・まい**【二の舞】。●舞楽で、安摩{あま}の舞の次に、それをまねて演じるこっけいな舞。●他人の失敗と同じような失敗をすること。[コロ]「―を演じる」[表記]②は「二の舞い」のようにも送る。 **に・の・まる**【二の丸】城の本丸の外側の城郭。 **にーのや**【二の矢】一の矢に続いて射る二番目の矢。乙矢{おとや}。 > ―が継げ・ない《句》続いて打つべき手がなく、ひどく困ることのたとえ。 **にはい‐ず**【二杯酢】酢としょうゆをほぼ半々にまぜ合わせた調味料。酢の物料理やところてんの味つけなどに使う。[参考]三杯酢。 **に‐ばな**【煮花】せんじたての香りのよい茶。出花{でばな}。 **にばん・かん**【二番館】映画を封切り館の次に上映する映画館。セカンドラン。 **にばん・せんじ**【二番煎じ】●[茶・薬など〕一度せんじたものを、もう一度せんじること。また、そのせんじたもの。●前にあった趣向をまねること。また、そうした新鮮味のないもの。「旧作のー」 **にび・いろ**【『鈍色】こいねずみ色。鈍色{にびいろ}。「―の陰気な空」[参考]昔の喪服の色。 **に‐びたし**【煮浸し】葉菜類、乾物、白焼きにした川魚などを、たっぷりとした薄味の煮汁でやわらかくにた料理。「菜の花のー」 **にひゃく・とおか**【二百十日】礼 立春から数えて二二〇日目の日。太陽暦の八月三一日、九月一日ごろにあたり、この前後によく台風が来る。稲の開花期にあたるため、昔から二百二十日とともに厄日{やくび}とされている。 **にひゃく・はつか**【二百〈二十日〉】立春から数えて二二〇日目の日。太陽暦の九月一〇、一一日ごろ。[参考]二百十日。 **に‐びょうし**【二拍子】音楽で、強拍と弱拍とがくり返される拍子。 **ニヒリスティック**《形動》虚無(主義)的であるようす。▽nihilistic ▷nihilist **ニヒリスト** ニヒリズムの立場をとる人。虚無主義者。 **ニヒリズム** 既成の価値観をすべて否定する立場。虚無主義。▽nihilism **ニヒル**《名・形動》虚無的であること。虚無。「顔に―な笑いを浮かべる」▽ nihil **に‐-ぶ**【二部】●二つの・部(部分)。「―合唱」●第二の・部(部分)。「第――は舞踊の公演です」●大学で、昼間部を一部というのに対して、夜間部。●〔書類などの〕二通。二冊。 **にぶ・い**【鈍い】《形》●〔刃物の〕切れ味が悪いようすだ。●刺激に対する反応がのろい。「勘の―・い人」「感覚が―・い」●〔動作が〕のろい。鈍重である。「客の出足が―・い」[類語]②③とろい。鈍。鈍感。●〔光・感覚などが〕はっきりしない。「厚い雲からもれる―・い光」「―・い痛みがある」●〔音の〕反響が悪い。すんでいない。⇔①~⑤鋭い。図にぶ・し《ク》。 **にぶいろ**【鈍色】にびいろ。 **にふく・める**【煮含める】《他下一》煮物で、材料に味がよくしみ込むように、ゆっくりとにる。 **にふだ**【荷札】受取人や発送人の氏名・住所などを書いて、荷物につける札。 **にーぶね**【荷船】荷物を運送する(小さな)船。 **にぶ・る**【鈍る】《自五》〔刃物などの〕切れ味が悪くなる。するどさがなくなる。●頭などの働き、腕前、精神的な力、物事の勢いなどが弱くなる。「速度が―・る」[類語]①②なまる。鈍する。③鈍化。《四》。 **にぶん**【二分】●《名・他サ》二つに分けること。「天下を―する」●〔印刷で〕大きさやあきが全角文字の二分の一であること。半角。 * **にべ**【鰾、膠鮑、膠】ニベ科の海魚のうきぶくろからつくる、粘着力の強いにかわ。にべにかわ。 * **にべ**【絶】ニベ科の海魚。背部は灰青色で腹部は淡黄色。うきぶくろで音を出す。食用。ぐち。いしもち。 > ―も無・い《句》まるで愛想がない。そっけない。 **にぼし**【煮干し】●魚介類をにて乾燥させること。また、その食品。●小さなイワシ類を干したもの。だしをとるのに使う。関西地方で「いりこ」と呼ぶ。 <1115> [対]洋酒。ーじん【一人】日本国籍を持つ人。―しんわ【一神話】古くから日本に伝わる神話の総称。特に、『古事記』『日本書紀』に記されている神々の物語。―てき【―的】《形動》日本を思わせるようす。また、いかにも日本らしいようす。―とう【―刀】日本特有の鍛造法で作られた刀剣の総称。にっぽんとう。―ねんきんきこう【一年金機構】国からの委任・委託を受け、公的年金にかかわる運営業務を担う特殊法人。[参考]二〇一〇(平成二二)年一月に発足。ーのうえん【一脳炎】日本脳炎ウイルスによる流行性脳炎。感染症の一つ。コガタアカイエカなどが媒介する。発熱・嘔吐・頭痛・意識混濁などの症状を示す。ーのうりんきかく【一農林規格】日本国内における、農林水産物およびそれらの加工品の品質についての国家規格。略語JAS。―ばれ【一晴れ】空に雲一つなく晴れわたったよい天気。にっぽんばれ。快晴。〔ひゆ的に、心配ごとや疑いなどがまったくなくなる意にも使う〕「すっかりーの気分だ」―ぶよう【一舞踊】日本の伝統的舞踊の総称。特に、歌舞伎の中で発達した舞踊。日舞。―ま【―間】〔畳をしいた〕和式の部屋。和室。[対]洋間。―やっきょくほう【一薬局方】医薬品の処方・品質・分量の適正を守るために定めた規格。薬局方。局方。―れっとう【一列島】ユーラシア大陸の東縁・太平洋の北西縁に弧状に連なる列島。四つの島(北海道・本州・四国・九州)と周辺の小さな島々から成る。 **にほんざし【二本差し】**〔俗〕〔大小二本の刀を差したことから〕武士。さむらい。●〔二本のくしにさして焼くことから〕焼き豆腐、または、田楽{でんがく}豆腐。●相撲で、両下手をとること。[類語]もろざし。 **にほん・だて【二本立て】**●映画興行で、一回の興行に二つの作品を上映すること。●〔一般に〕二つの物事を同時に行うこと。「今月号は特集の―です」 **にまい・おち【二枚落ち】**将棋で、(ハンディをつけるために)一方が飛車と角行の二枚のこまを外して勝負をすること。飛車角落ち。 **にまい・がい【二枚貝】**アサリ・ハマグリのように、二枚の殻をもっている貝類の総称。[対]巻き貝。 **にまい・かんばん【二枚看板】**●歌舞伎{かぶき}などで、中心となる二人の役者。●自慢できる二つの・もの(人)。「わがチームのー」 **にまい・げり【二枚蹴り】**相撲の技の一つ。四つに組み、下手にひねると同時に相手の足の外側から内側へけってたおす技。 **にまい‐ごし【二枚腰】**ねばり強く、なかなかくずれない腰。また、そのような勝負強さをもつこと。ねばり強さ。「持ち前の―で押し通す」[同]粘り腰。[参考]相撲から出た語。 **にまい‐じた【二枚舌】**うそをつくこと。前後矛盾したことを言うこと。[コロ]「―を使う」[類語]二言{にごん}。 **にまい・め【二枚目】**●歌舞-で、立役{たちやく}のうちの和事{わごと}師。多くは色男役。[語源]看板や番付で右から二番目に書かれた慣習から。●〔演劇や映画などで〕色男役の俳優。●美男子。色男。[類語]優男{やさおとこ}。好男子。美男。●大相撲で、番付の前頭・十両・幕下などの、上から二番目(の力士)。 **に まめ【煮豆】**豆類をにて味をつけた食品。 **にもうさく【二毛作】**同じ耕地で一年に二回、異なった作物の作付けを行う方法。夏季には稲、冬季には麦を作るなど。[参考]二期作。一毛作・三毛作・多毛作。 **にもかかわらず【にも『拘らず】**■《連語》…を問題にしない。…に関係なく。「天候―出かける」■《接続》前に述べた事柄(から予想されること)と反対の意味のことを言うときに使う語。…にこだわらず。…であるのに。「雨一多くの人が集まった」■《接続》前の文章を受けてその反対の意味のことを言うとき、文頭に用いる語。それにとらわれず。それなのに。なのに。 **に・もつ【荷物】**に(荷)。[参考]お荷物。 **に・もの【煮物】**食べ物をにること。また、にた料理。 **にや**《連語》〔俗〕●(打ち消しの助動詞「ず」の已然形「ね」+接続助詞「ば」からなる「ねば」がなまったもの)…しなければ。にゃあ。「察してやらーいかん」●《格助詞「に」+係助詞「は」からなる「には」がなまったもの)…には。「うわさー聞いている」[参考]①②とも、くだけた会話に用いられる。 **に‐やき【煮焼き】**《名・他サ》食べ物をにたり焼いたりすること。また、料理。調理。 **に・やく【荷役】**船荷の積みおろしをする・こと(人)。 **にや・ける**《自下一》●〔俗〕男性が(女性のようにおしゃれをしたりして)弱々しく色っぽいようすをする。「―・けていないで、しゃきっとしろ」●[俗]にやにやする。「手紙を読んで―・ける」 **に・やっかい【荷厄介】**《名・形動》●持った荷物をもてあますこと。●物事が負担になり、もてあますこと。「―な頼みを引き受けてしまった」[類語]足手まとい。 **にや・つ・く**《自五》〔俗]にやにやする。 **にやにや**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●ひとりで悦に入って、含み笑いをするようす。●ばかにしたような、あるいは、意味ありげな薄笑いをうかべるようす。 **にやり**《副》《「―と」の形も》意味ありげにちょっと薄笑いをうかべるようす。「思わずーとさせられる漫画」 **ニュアンス**色合い・音の調子・意味・感情などの微妙な趣。また、その、ほんのわずかな違い。微妙な特色。陰影。「――に富んだ表現」「彼の発言の―は反対ということだ」▽nuance **ニュー**■《造語》「新しい」の意を表す。「―モデル」「ータイプ」■《名》〔俗]新しい・こと(もの)。新品。〔ふつう「おー」の形で使う〕「おーのドレス」▽newーウエーブ〔芸術・思想・政治などの〕新しい傾向。▷new waveータウン大都市の人口過剰を緩和するために、その近郊に開発された都市。▽new townーハーフ[俗]女装した男性。特に、男性から性別適合手術を受けた人。▽new と half からの和製語。ーフェース〔映画俳優などの〕新人。新進スター。転じて、一般に、新顔。「わが社のー」▽new faceーミュージック一九七〇年代に生まれた、ロックやフォーク以降の新傾向のポピュラー音楽。▽new と music からの和製語。ーメディアエレクトロニクスなどの技術開発に伴う新しい情報伝達媒体。多重放送・ビデオディスク・インターネットなど。▷new mediaールック新型。最新流行型。新しい流行。[参考]主に服装についていう。▽new look <1116> **にゅう・いん【入院】**《名・自サ》病気・けがの治療を受けるために、一定期間病院にはいること。[対]退院。 **にゅう・いんりょう【乳飲料】**牛乳にコーヒーや果汁などを加えた飲み物。 **にゅう・うん【乳暈】**「乳輪」に同じ。 **にゅう・えい【入営】**《名・自サ》新兵として兵営にはいり、軍務に服すること。 **にゅう・えき【乳液】**●植物を傷つけたときに出てくる、白色や黄褐色をした、粘り気のある液体。●油分をふくむ化粧用の液体クリーム。 **にゅう・えん【入園】**《名・自サ》●動物園・植物園・公園・庭園など、園と呼ばれる施設にはいること。「閉園時刻の一時間前までにーして下さい」●幼稚園・保育園などに園児としてはいること。「一式」 **にゅう・か【乳化】**《名・自他サ》液体の中に他の液体のこまかい粒子を分散させて乳状にすること。また、そうなること。 **にゅう・か【乳菓】**〔文]牛乳を材料にして作った菓子。アイスクリームなど。 **にゅう・か【入荷】**《名・自サ》〔商店や市場などに〕仕入れた商品が到着すること。[類語]着荷。[対]出荷。 **にゅう‐かい【入会】**《名・自サ》ある団体にはいって会員になること。「学会に―する」[対]退会。脱会。 **にゅう‐こく【入国】**《名・自サ》〔外国人として〕他の国にはいること。「―審査」[対]出国。●昔、領主が初めて自分の領地にはいること。入府。 **にゅう・かく【入閣】**《名・自サ》国務大臣となって、内閣に加わること。「外務大臣として―する」 **にゅうがく【入学】**《名・自サ》新たにその学校の生徒・学生になること。[類語]入校。[対]卒業。 **にゅう・かん【入棺】**《名・他サ》死体を棺におさめること。納棺。 **にゅう・がん【乳癌】**乳房に生じる癌。 **にゅうぎゅう【乳牛】**乳をとるために飼う牛。[対]役牛・肉牛。 **にゅう・きょ【入居】**《名・自サ》〔ある建物に〕新たにいって住むこと。「マンションへの一条件」 **にゅう・ぎょ【入漁】**《名・自サ》特定の漁場にはいって漁業を行うこと。入漁{いさり}。「――権」「一料」 **にゅう・きょう【入京】**《名・自サ》みやこに入ること。東京・京都に入ること。都入り。[類語]上京。[対]出京。退京。 **にゅう・きょう【入、鋏】**《名・自サ》乗車券・入場券などに係員がはさみを入れること。 **にゅう・ぎょう【乳業】**牛乳を生産したり、また、それからバター・チーズなどを製造したりする事業。 **にゅう・きん【入金】**《名・自サ》●金銭を受け取ること。また、その金銭。「今月の―」[対]出金。●《他サ》金銭をはらいこむこと。「銀行に――する」[対]出金。[類語]納金。●《他サ》内金{うちきん}をはらいこむこと。 **にゅう・こ【入庫】**《名・自他サ》●品物などが倉庫にはいること。また、入れること。●電車・自動車などが車庫にはいること。また、入れること。[対]①②出庫。 **にゅう・こう【乳香】**●カンラン科の常緑高木。●乳香①からとった樹脂。香料に用いる。 **にゅう・こう【入、寇】**《名・自サ》〔文〕外敵が、ある国の領土内に攻めこむこと。[類語]来寇。 **にゅう・こう【入校】**《名・自サ》入学すること。「―手続き」 **にゅう・こう【入港】**《名・自サ》船が港にはいること。[対]出港。 **にゅう・こう【入稿】**《名・自他サ》印刷するための原稿を印刷所に入れること。「原稿を―する」 **にゅう・こう【入貢】**《名・自サ》〔文〕昔、外国からの使いが、朝廷に貢ぎ物を持ってくること。[類語]来貢。 **にゅうごく【入獄】**《名・自サ》服役のため刑務所にはいること。[類語]入牢。[対]出獄。 **にゅう・こん【入魂】**●精魂を注ぎこむこと。「―の力作」●宗教的な芸術作品などが完成したとき、それに魂をふきこむこと。「仏像のー式」 **にゅうざい【乳剤】**水にとけない物質を水中に微粒子として分散させた、乳状の薬液。 **にゅう・さつ【入札】**《名・自サ》売買や請負などで、複数の競争者の中から最も条件にかなった者を契約者とする約束で、希望者に見積価格を書いて申し込ませること。入れ札。「プラント工事のー」 **にゅうさん【乳酸】**牛乳・糖類などの発酵によってできる有機酸の一種。無色無臭で、酸味の強いねばねばした液体。清涼飲料などに使う。―きん【―菌】乳酸をつくる細菌の総称。ビフィズス菌など。 **にゅう・ざん【入山】**《名・自サ》〔文〕●山にはいること。●僧が住持として寺にはいること。 **にゅう・し【乳歯】**生後六か月ごろから生え、一〇歳前後に永久歯と生えかわる歯。[対]永久歯。 **にゅう・し【入試】**「入学試験」の略。入学志願者の中からその学校に適した者を選ぶ試験。 **にゅう・じ【乳児】**母乳またはミルクで育てられている、生後まもない子供。生後一か年ぐらいまでの子を言う。乳飲み子。[類語]乳幼児。 **にゅう・しち【入質】**《名・他サ》〔金を借りるために〕質屋に、品物を質ぐさとしてあずけること。質入れ。 **にゅう・しつ【乳質】**●乳{ちち}、または乳製品の品質。「飼料は―に関係する」●乳のような性質。 **にゅう・しつ【入室】**《名・自サ》●部屋にはいること。「禁―」[対]退室。●室と名のつく組織の一員となること。 **にゅう・しぼう【乳脂肪】**乳{ちち}、特に牛乳にふくまれる脂肪分。乳脂。 **にゅう・しゃ【入射】**《名・自サ》〔理]光・波動などが、一つの媒質を通過して他の媒質との境界面に達すること。投射。「光が空気から水に―する」「―角」 **にゅう・しゃ【入社】**《名・自サ》社と名のつく団体にはいって、その一員になること。「―試験」[対]退社。 **にゅうじゃく【入寂】**《名・自サ》聖者や僧尼が死ぬこと。入滅。入定。「釈迦{しゃか}―」 **にゅうじゃく【柔弱】**《名・形動》意志や体が、弱々しいこと。「―な体をきたえ直す」[類語]惰弱。 <1117> **にゅう・しゅ【入手】**《名・他サ》手に入れて、自分のものとすること。「珍品を―する」[類語]落手。落掌。 **にゅう・しゅう【乳臭】**〔文]●乳のにおい。また、乳くさいこと。●子供っぽく、未熟なこと。―じ「―児】〔文〕乳くさい子供。[参考]経験の浅い若者をあざけって言う語。 **にゅう・じゅう【乳汁】**ちち(乳)。 **にゅう・しょ【入所】**《名・自サ》●事務所・訓練所など、所と呼ばれるところの一員となること。●刑務所・拘置所にはいり、服役すること。[対]出所。 **にゅう・しょう【入賞】**《名・自サ》〔展覧会・競技会などで〕優秀さを認められて、受賞者の中にはいること。[類語]入選。 **にゅう・じょう【乳状】**乳{ちち}のように白く、やわらかで不透明な状態。「―の洗顔料」 **にゅう・じょう【入城】**《名・自サ》●城の中にはいること。●敵の城を攻め落として、軍隊が城(または城郭都市)にはいること。「パリー」 **にゅう・じょう【入場】**《名・自サ》会場・式場・競技場などの場内にはいること。「―券」「一式」[対]退場。 **にゅう・じょう【入定】**《名・自サ》●座禅を組み、無念無想の境地に達すること。禅定にはいること。[対]出定。●聖者・高僧が死ぬこと。入滅。入寂。 **にゅう・しょく【入植】**《名・自サ》開拓するために、植民地や開墾地に移り住むこと。「―地」「一家族」 **にゅう・しん【入信】**《名・自サ》信仰の道にはいること。「―を望む」 **にゅう・しん【入神】**〔文〕技芸がきわめてすぐれ、神業に近い境地にあること。「匠の―の作品」[類語]神技。 **ニュース**●新しく、まだ一般に知られていない出来事の知らせ。「耳寄りなーを聞き込む」[類語]情報。●新聞・ラジオ・テレビなどによる報道。▽newsーキャスターテレビなどで、ニュースの解説や論評をする人。キャスター。▽newscasterーソースニュースの出所。情報源。情報提供者。▽news source―バリュー報道価値。ニュースとしての値打ち。▽news value **にゅう・すい【入水】**●入ってくる水。●《名・自サ》自殺しようとして水中に身を投げること。入水{じゅすい}。●《名・自サ》〔水泳で〕プールに飛びこんで水に入ること。「―の練習を繰り返す」 **にゅう・せいひん【乳製品】**牛乳を加工して作った食品の総称。バター・チーズ・ヨーグルト・練乳・粉乳など。 **にゅう・せき【入籍】**《名・自他サ》〔婚姻関係などによって〕戸籍に・はいる(入れる)こと。 **にゅう・せん【乳腺】**哺乳動物の、乳房内にあって乳汁を分泌する腺。特に雌に発達する。 **にゅう・せん【入線】**《名・自サ》始発駅で、列車が指定された線路にはいること。「発車の五分前に―する」 **にゅう・せん【入選】**《名・自サ》〔応募作品などが〕審査に合格すること。「―作」[類語]入賞。[対]落選。 **にゅう・たい【入隊】**《名・自サ》軍隊など、隊と名がつく団体にはいってその一員となること。[対]除隊。 **にゅう・だん【入団】**《名・自サ》球団・劇団などの団体にはいってその一員となること。[対]退団。 **にゅう・ちょう【入朝】**《名・自サ》〔文〕昔、外国の使者が、朝廷に参内{さんだい}すること。 **にゅう・ちょう【入超】**「輸入超過」の略。輸入額が輸出額を超過すること。[対]出超。 **にゅう‐てい【入廷】**《名・自サ》裁判で、裁判官をはじめとする関係者が法廷にはいること。[対]退廷。 **にゅうでん【入電】**《名・自サ》電信・電報などが届くこと。また、その届いた情報。[類語]来電。[対]打電。 **にゅう・とう【乳糖】**哺乳動物の乳汁の中にふくまれる特有の糖分。ラクトース。 **にゅうとう【乳頭】**●乳房の先で、乳汁の出る所。乳首。●組織や器官の、小さい乳首のように突起した所。舌の表面や腎臓などに見られる。 **にゅう・とう【入党】**《名・自サ》党員として党に加わること。[対]脱党・離党。 **にゅう・とう【入湯】**《名・自サ》湯にはいること。入浴すること。特に、温泉にはいること。「―税」 **にゅう・どう【入道】**●《名・自サ》修行のため、仏門にはいること。また、その人。●坊主頭の人をあざけっていう語。また、坊主頭の化け物。「大ー」ーぐも【―雲】〔形が入道②のように見えることから〕高く盛り上がった、積乱雲・積雲の俗称。[類語]雲の峰。 **ニュートラル**《名・形動》中立。中間。「―な立場を守る」●自動車のギアで、エンジンの回転が車輪に伝わらない状態。▽neutral **ニュートロン**「中性子」に同じ。▷neutron **にゅうない・すずめ【入内、雀】**ハタオリドリ科の小鳥。北海道・東北地方に繁殖し、秋に南下する。種子や昆虫を食べる。黄雀{こうじゃく}。 **にゅう・ねん【入念】**《名・形動》細かい点にまで十分に注意すること。丁寧であること。念入り。「―に整備しておく」「―な手入れ」[類語]丹念。 **にゅう・ばい【入梅】**●梅雨の季節にはいること。梅雨入り。[参考]俗に「梅雨の季節」の意で使うことも。●雑節の一つで、六月一〇、一一日ごろ。 **にゅうはく・しょく【乳白色】**乳のような不透明な白色。ちちいろ。[類語]象牙色。アイボリー。 **にゅう・ばち【乳鉢】**固体の薬品などを入れて乳棒ですりつぶしたりまぜたりするための、小さなはち。ガラス製または陶磁製。 **にゅう・ひ【入費】**〔ある事をするためにかかる〕必要な金。費用。入用。「――を心配する」 **にゅう‐ぶ【入部】**《名・自サ》野球部など、部と名のつく団体にはいってその部員となること。 **にゅう・ぼう【乳房】**〔文]ちぶさ。 **にゅう・ぼう【乳棒】**乳鉢で薬品などをすりつぶすときなどに使う棒。ガラス製または陶磁製。 **にゅう‐まく【入幕】**《名・自サ》大相撲で、十両の力士が昇進して幕内{まくのうち}にはいること。「―を果たす」 **ニューム**「アルミニウム」の略。「――管」 **にゅう・めつ【入滅】**《名・自サ》●生死を超越した境地(=滅度)、すなわち涅槃{ねはん}にはいること。●聖者・高僧が死ぬこと。入寂。入定{にゅうじょう}。 **にゅうめん【『煮麺・入麺】**(「にゅうめん(煮麺)」の変化した語)ゆでたそうめんを、味噌または醤油でさっとにた料理。 **にゅう・もん【入門】**《名・自サ》●ある門の内にはいること。[対]出門。●《名・自サ]," "師・先輩について、その弟子となること。弟子入り。●初心者向きに、やさしく書かれた手引き書。入門書。[参考]本の題名に使うことが多い。「哲学」 <1118> **にゅう‐よう【乳用】**〔家畜で〕乳をとることを目的とすること。「一種の牛」 **にゅう・よう【入用】**●《名・形動》ある用を果たすのに必要であること。「生活にーな品」[対]不用。●〔あることをするのに〕必要な金。費用。入費。=入り用。 **にゅう・ようじ【乳幼児】**乳児と幼児。 **にゅう・よく【入浴】**《名・自サ》ふろにはいること。入湯。[類語]湯浴み。沐浴。 **にゅう・らい【入来】**《名・自サ》〔文〕人が会場・家などを訪れ、中にはいってくること。入来{じゅらい}。[参考]「御ご―」の形で、来訪を敬って使うことが多い。 **にゅう・らく【乳酪】**牛乳から作った食品。バター・チーズなど。特に、バター。牛酪。 **にゅう・らく【入洛】**《名・自サ》〔文]「入洛」の新しい言い方。[参考]「洛」は古代中国の「洛陽」の意でしばしば都となった所。[類語]入京。 **にゅう・りょう【入寮】**《名・自サ》学生寮・社員寮などの寮に寄宿するためにはいること。 **にゅう・りょう【入漁】**《名・自サ》にゅうぎょ。 **にゅう・りょう【入猟】**《名・自サ》狩猟する地域に入って猟をすること。 **にゅう・りょく【入力】**《名・他サ》〔工〕●ある機械や装置に外部から単位時間内に供給するエネルギー(の量)。●コード化した情報をコンピューターに入れて読み取らせること。インプット。[対]①②出力。 **にゅう・りん【乳輪】**乳首の周りの、赤みを帯びた輪状の部分。乳暈{にゅううん}。 **にゅう・ろう【入牢】**《名・自サ》牢屋に犯罪者として入ること。入牢{じゅろう}。[類語]入獄。[対]出牢。 **にゅう・わ【柔和】**《形動》〔顔つきや性格が〕やさしく、おだやかなようす。「―な笑顔」[類語]温和。[対]険悪。 **にゅっと**《副》目の前に不意に現れ出るようす。「物陰から姿を現す」 **にょーい【如意】**●〔文〕〔物事が〕思いのままになること。「不一」●僧が持つ仏具の一種。ワラビ形の棒で、長さ六〇~九〇センチ。講師の僧が読経や説法のときに持つ。―ぼう【――棒】伸縮自在で、それに乗って空を飛んだり神通力を発揮したりできる架空の棒。[参考]『西遊記』で孫悟空が持つ。 **にょいりん・かんのん【如意輪観音】**七観音の一つ。長命・安産・除難をめぐむといわれる。 **に‐よう【二様】**ふたとおり。ふたいろ。二種類。「―の考え方」[類語]両様。 **にょう【尿】**腎臓から尿道を通って出る排泄{はいせつ}液。小便。小水。いばり。 **にょう【続】**漢字の、字体の構成要素の称。左から下を囲む部分。 **にょう‐い【尿意】**小便がしたい感覚。「―をもよおす」 **にょう・き【尿器】**老人・病人などがねたままで小便をとるために使う容器。しびん。 **にょう‐ご【女御】**●皇后・中宮の下、更衣の上に位する高位の女官。天皇の寝所に仕えた。おもに摂関・大臣家の娘が選ばれた。●上皇・皇太子の妃。 **にょうさん【尿酸】**体内で生じる有機酸。血液や尿の中にふくまれる。血中で多すぎると痛風のもとになる。 **にょう・そ【尿素】**尿にふくまれて排泄{はいせつ}される有機化合物。工業的にはアンモニアと二酸化炭素から作り、窒素肥料・有機ガラス・医薬品などの原料にする。 **にょうどう【尿道】**尿を膀胱から体外に排泄する管。 **にょうどく・しょう【尿毒症】**腎臓の働きが悪化して、尿として排泄されるはずの窒素も。成分が血液中に残るために起こる中毒症状。 **にょう・はち【鐃鈸】**二枚の皿のような形をした銅製の打楽器。打ち合わせて音を出す。にょうはつ。 **にょう・ぼう【女房】**●昔、宮中で部屋をもらって奉仕した、身分の高い女官。●貴族の侍女。●妻。家内。にょうぼ。[参考]やや俗っぽいくだけた言い方〕[類語]嬶{かかあ}。細君。ワイフ。―ことば【―『詞】女性語の一つ。昔、宮中の女官の間で使われた一種の隠語。「髪」を「かもじ」、「団子」を「いしいし」という類。[参考]日本語「女房詞」―やく【一役】〔妻が夫に対するように〕主となる人のそばにいて助ける役目(の人)。補佐役。「―をつとめる」 **にょう・せき【尿石】**尿中の成分が集まって、尿管・膀胱・尿道などにできた結石。尿結石。 **にょう・ろ【尿路】**尿が体外に排泄がされるまでに通る一連の器官。腎臓・尿管・膀胱・尿道から成る。 **にょーかん【女官】**宮中に仕える、女性の官人の総称。女官{じょかん}。 **にょきにょき**《副》(「――と」の形も)細長いものが、次々に現れ出たり、のびたりするようす。「タケノコが―(と)生える」 **にょご‐がしま【女護が島】**●女性だけが住んでいるという想像上の島。女護の島。●昔、「八丈島」の別称。 **にょーじつ【如実】**[仏]万物一切の本質で不変の真理。真如{しんにょ}。―に《副》事実の通りであるようす。また、現実の姿が、あらわになるようす。ありのままに。赤裸々に。「悲惨な体験を著した手記」 **にょしょう【女性】**おんな。婦人。女性。〔古風なことば〕 **にょぜ・がもん【如是我聞】**〔仏〕経文の始めにおかれる語で、「かくのごとく我によって聞かれたり」「わたしが聞いたのはこのようである」の意。 **にょーたい【女体】**〔文〕女性の体。女性の肉体。[対]男体。 <1119> **にょっきり**《副》《「―と」の形も)それ一つだけが勢いよく高くのびているようす。「―芽を出す」 **にょ・にん【女人】**〔文〕おんな。女性。―きんぜい【一禁制】修行の妨げになるとして、寺や神聖な地域への女子の立ち入りを禁じること。また、その地域。女人結界。にょにんきんせい。 **にょ・ほう【如法】**●[仏]教法のとおりにすること。法式のとおりにすること。●〔文〕型のとおりであること。文字どおりであること。 **にょほう・あんや【如法暗夜】**〔文〕《型どおりの闇夜の意から)何も見えない真の闇。まっくらやみ。 **にょぼん【女『犯】**僧が戒律を犯し、女性と肉体関係を結ぶこと。 **にょらい【如来】**《真如{しんにょ}からこの世にきて教化する意で)仏の尊称。「釈迦」 **に‐より【似寄り】**〔それが〕あるものによく似ていること。また、似かよったもの。「―の夫婦」 **にょろにょろ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)[ヘビ・ウナギなど]細長いものがくねって動くようす。 **にら【「韮】**●ユリ科の多年草。独特の香りがあり、葉を食用、種子を薬用にする。●漢字の部首「韮」の称。 **にらみ【睨み】**●にらむこと。●他を威圧する力。また、監視・監督する力。●〔自分の〕直観的な判断によるおおよその見当。「―が外れる」――を利か・せる《句》相手に圧力を加えて威圧する。「精鋭を配置して隣国に―・せる」 **にらみ・あ・う【睨み合う】**《自五》●互いににらむ。●敵対意識をもって、互いに対立する。 **にらみ・あわ・せる【睨み合わせる】**《他下一》あれこれと見比べて考える。「費用と―・せて考えよう」 **にらみ・つ・ける【「睨み付ける】**《他下一》激しい勢いでにらむ。ねめつける。 **にら・む【睨む】**《他五》●するどい目つきでじっと見つめる。目をいからして見る。ねめる。[類語]目を剝{む}く。(5)睥睨{へいげい}。●じっと考えながら見つめる。「棋士が盤面を―・む」●見当をつける。「成功するとー・んだ私の目にくるいはない」●見当をつけて監視する。目をつける。〔多く受け身の形で使う〕「先生に―・まれる」《四》。 **にらめっこ【睨めっこ】**《名・自サ》●相手や物を見たまま、話をせずに向かい合っていること。「本とーして料理を作る」「ケータイとーの生活」[類語]対峙。●子供の遊びの一つ。向き合った二人が、互いに相手を笑わせるようにしむけ、先に笑った方を負けとする。にらみくら。にらめくら。にらめっくら。 **にらんせい‐そうせいじ【二卵性双生児】**二個の卵が同時に別々の精子を受精して生じた双生-。[参考]一卵性双生児。 **にりつ‐はいはん【二律背反】**〔論〕同等の妥当性をもって主張される二つの命題が、矛盾・対立して両立しないこと。甲が真なら乙は偽で、乙が真なら甲は偽であるというような関係。アンチノミー。 **に‐りゅう【二流】**●二つの流派。●一流にはおよばない地位や程度。「――の作家」[類語]Bクラス。 **にりんしゃ【二輪車】**車輪を二つもった車。 **にる【似る】**《自上一》〔ものの形や性質などが〕互いに同じであるように見える。そっくりである。「あの兄弟は顔だけでなく、性格も似ている」[類語]似通う。似寄る。似付く。《上一》。似而非・なり《句》見かけは似ているが、実はそうでない。えせ。「知識と教養は―・なるものだ」似ても似つか・ない《句》〔似ているはずのものや、似ていると思われたものが〕全然似ていない。まるでちがう。似てもつかない。 **にる【煮る】**《他上一》食べ物などを水などの液体とともに器に入れ、火にかけて熱を通す。「なべで煮る」[類語]煮立てる。煮込む。煮詰める。煮付ける。煮しめる。煮含める。煮出す。炊{た}く。《上一》。煮ても焼いても食え・ない《句》したたかで手に負えない。「あいつは―・ない男だ」 **に‐るい【二塁】**●野球で、投手の後方、一塁と三塁の間にある二番目の塁。セカンド(ベース)。●「二塁手」の略。野球で、二塁を守る選手。 **にれ【楡】**ニレ科ニレ属の落葉高木の総称。アキニレ・ハルニレなど。材は家具・建築用。エルム。 **にれん【二連】**同じものが二つ、または二回続くこと。双連。「一銃」「―のネックレス」 **にろくじ・ちゅう【二六時中】**《副》一日中。終日。[参考]昔、一日を昼六時、夜六時に分けたことから。四六時中{しろくじちゅう}。 **にわ【庭】**●屋敷の中の空き地。また、特に、そこに草木を植えたり築山や泉水などを作ったりした所。[類語]庭園。前栽{せんざい}。●[文]物事を行う場所。[連]「学びのー(=学校)」[連]「いくさのー(=戦場)」 **にわ・いし【庭石】**庭のながめに趣をそえるためにすえた石。また、庭の石。 **にわ・いじり【庭『弄り】**《名・自サ》庭の草木などの手入れをすること。 **にわ・うめ【庭梅】**バラ科の落葉低木。春、白色または淡紅色の小さな五弁花がつき、小さな赤い実がなる。小梅。 **にわか【俄か】**■《形動》●物事が思いがけず、また、急に起こるようす。だしぬけ。突然。句「一雨が天にかき曇る」[類語]いきなり。やにわに。●物事に対する反応が速いようす。すぐ。「――には賛成できない」「ーに活気づいた」■《名》「にわか狂言」の略。[表記]曰は「仁輪加」とも書く。 **にわか‐あめ【俄か雨】**突然激しく降り出す雨。一時的な雨。驟雨{しゅうう}。[類語]夕立。通り雨。 **にわか・きょうげん【俄狂言・仁輪加狂言】**座興に行う即興的な喜劇風狂言。にわか。 **にわか・じこみ【俄か仕込み】**●必要になってから急に品物を仕入れること。●急の間に合わせのために、短期間に覚えこむこと。「―の芸」 **にわか・づくり【俄か作り・俄か造り】**必要になってから、急いで作ること。「―の犬小屋」 **にわき【庭木】**庭に植える木。 **にわ・きど【庭木戸】**庭へ出入りする木戸。 **にわーげた【庭下駄】**庭歩きのためのげた。 **にわ・さき【庭先・庭『前】**●庭の、縁側や建物に近いあたり。●庭。 **にわ・し【庭師】**庭園を作ったり、また、手入れをしたりすることを職業とする人。庭つくり。造園家。 **にわ・つくり【庭作り・庭造り】**●庭に草木を植えたり、泉水などを作ったりすること。造園。●庭師。 **にわ・とこ【庭常・『接『骨『木】**スイカズラ科の落葉低木。四月ごろ、白く小さい花がたくさんかたまってつく。葉・花とも煎じて発汗・利尿の薬とする。 <1120> **にわとり【鶏】**《「庭つ鳥」の意)キジ科の鳥のセキショクヤケイを改良したもの。古くから人に飼われ、食肉用・卵用・愛玩{あいがん}用に多くの種類がある。―を割きくに焉んぞ牛刀を用いん《句》《「ニワトリを料理するのにどうして牛を切り裂く大きな刀を用いようか」の意で)小事を処理するのに大人物または大げさな手段は必要がないことのたとえ。〈論語・陽貨〉 **にわ・の・おしえ【庭の『訓】**《連語》《「庭訓{ていきん}」の訓読み)家庭での教育。庭の教え。 **にわび【庭火】**あかりとして、庭でたく火。特に、宮中や神社で、暗夜に祭式や神楽などを行うときにたくかがり火。庭燎{ていりょう}。 **にん【人】**■《接尾》《助数》人数を数える語。…名。「合計一〇―」●「…する人」の意。「保証――」「苦労―」■《名》ひと。また、人柄。人物。[類語]仁。〔古風な言い方〕「―を見て法を説け」 **にん【任】**〔文〕〔その人が命じられた〕つとめ。役目。任務。[コロ]「―にたえず辞職する」[類語]職責。●役目についている期間。任期。「―が満ちて帰国する」 **にん・い【任意】**《名・形動》〔その人の〕思いのままにすること。特に制限をもうけず、自由に決めること。「会に参加するしないは―です」[類語]随意。[対]強制。―しゅっとう【一出頭】〔法〕《名・自サ》犯罪の被疑者が、呼び出しに応じて自分の意思で警察署や検察庁に行くこと。―どうこう【一同行】〔法〕警察官の求めに応じて、自分の意思で最寄りの警察署まで同行すること。―ほけん【―保険】加入が当事者の自由意思に任される保険。 **にん・か【認可】**《名・他サ》〔ある事を〕よいと認めて許可すること。認許。●〔法〕ある法律行為がその当事者のみによっては有効に成立しない場合、その法律行為に行政官庁が同意を与え、その効果を完全にさせる行政行為。「営業の―」「―保育所」 **にん・がい【人界】**〔仏〕人間の住む世界。人間界。 **にん・かん【任官】**《名・自サ»ある官職に任命されること。「ーしてすぐ海外に派遣される」[類語]任命。 **にん・き【人気】**●その土地の人々の性質や気風。じんき。「―の悪い土地柄」●〔ある人に対する〕世間からの・評判(気受け)。「―者」「ーがある」[コロ]「―が高い」[類語]人受け。受け。人望。―しょうばい【一商売】俳優・芸人など、世間の評判が特に大切な職業。人気稼業。 **にん・き【任期】**ある職務または地位をつとめる、定められた期間。任。「―を無事つとめあげる」[コロ]「―が切れる」 **にんきょ【認許】**《名・他サ》〔文〕ある事を、よいと認めて許すこと。許可。認可。「外国法人を―する」[類語]容認。 **にんぎょ【人魚】**●上半身が人間の女性で、下半身が魚の形をした、海中にすむという想像上の生物。マーメード。●「ジュゴン」の別称。 **にん・きょう【任、俠・『仁、俠】**《名・形動》弱きを助け、強きをくじき、義のためには自分の命もおしまないという気風。また、そういう気風に富むこと。男気。男だて。「―の徒」「一道」 **にんぎょう【人形】**●人の姿をまねて作ったおもちゃ・装飾品。「―のように愛らしい」[類語]木偶{でく}。●他人の思うままに動かされる、主体性のない人。「しょせん財界に操られる―だ」[類語]傀儡{かいらい}。ロボット。ーじょうるり【一浄瑠璃】浄瑠璃にあわせて演じる、日本固有の人形劇。[参考]義太夫節によって演じられる文楽が盛んになって、今日では「文楽」と言う語で代表される。 **にん‐く【忍苦】**《名・自サ》〔文〕苦しみをじっとたえしのぶこと。「―の日々」 **にんげん【人間】**●ひと。人類。[参考]「ひと」よりもいやしめた気持ちで用いることがある。「あれは何をするーだ?」●特に、人{ひと}としての本質・性質の意で使うこともある。「しょせんーだから、欲もあるさ」●(りっぱな)人柄。人物。「―ができている」●〔文〕世の中。人の社会。世間。[参考]③は、本来「じんかん」と読む。ーぞう【一像】人間としての姿・形。「期待される―」―てき【一的】《形動》人間らしい感情を備えているようす。また、人情味のあるようす。「―な行為」ードック健康状態を精密に検査するための短期間の入院。自覚症状のない潜在性の病気を発見するのが目的。[参考]船のドック入りに見立てたもの。―なみ【―並み】《名・形動》●ふつうの人と同じ状態・程度であること。人並み。●生物などの扱いが人間と同じであること。―み【一味】いかにも人間らしい温かい持ち味。「―のある笑顔」[類語]人情味。―もよう【―模様】さまざまな人間関係を織物の模様に見立てた語。「華麗な―を織りなす」―わざ【―業】ふつうの人間の能力でできる仕事・技術。[参考]多く下に打ち消しの語を伴って、優れた能力にいう。「―とも思われない怪力」[対]神業。―到る処{ところ}青山有り《句》人間到る処青山有り。――万事塞翁が馬《句》塞翁が馬。 **にん‐ごく【任国】**●国司として赴任する国。●大使・公使・領事などとして赴任する国。[類語]任地。 **にんさん・ばけしち【人三化七】**(人の要素が三分で、化け物の要素が七分の意)ひどく顔のみにくい女。 **にんさんぷ【妊産婦】**妊婦と産婦。妊娠している女性と出産前後の女性。 **にん・しき【認識】**《名・他サ》物事をはっきりと理解し、他のものと区別したり、判断したりすること。また、そうして得られた心的な内容。「―を新たにする」「―不足」[類語]認知。―てき【一的】《形動》物事を見定め理解する心の働きにかかわるようす。「―な機能」―ろん【一論】〔哲〕認識の本源・本質・発展などについて研究する学問。エピステモロジー。 **にんじゃ【忍者】**(忍術を用いて)敵方にしのび入り、そのようすをさぐるなどする者。忍びの者。間者{かんじゃ}。 **にんじゅつ【忍術】**鍛錬された体術や特殊な道具を用い、敵陣や人家などに忍びこむ術。忍びの術。 **にんじゅう【忍従】**《名・自サ》〔文〕あるがままの(苦しい)境遇でたえしのぶこと。じっと我慢して、他人に従うこと。「―の生活」 <1121> * **にん・よう**【任用】《名・他サ》〔文〕職務につかせて用いること。「公務員の―」[類語]任命。起用。採用。 * **にん‐よう**【認容】《名・他サ》〔文〕〔ある物事を〕よいと認めて・許す(受け入れる)こと。容認。[類語]許容。 * **にん・しょう**【人称】文中で、話し手・聞き手およびその他のものといった区別。一人称(自称)、二人称(対称)、三人称(他称)の別がある。 * **にん・しょう**【認証】《名・他サ》〔法〕●一定の行為または文書の成立・記載が正式な手続きで行われたことを、公の機関が証明すること。●天皇の国事行為の一つ。内閣または内閣総理大臣の職権上の行為を天皇が公的に証明すること。「一式」**―かん**【―官】〔法〕任免にあたって、天皇の認証が必要な官職。国務大臣・特命全権大使・最高裁判所判事など。**―しき**【―式】認証官の任命に際し、天皇が行う儀式。 * **にんじょう**【人情】人間が生まれつき持っている感情。特に、愛情・思いやり・情けなどの感情。[コロ]「—が厚い」[類語]情。**―ばなし**【―話|噺—「咄】人情の厚さを題材とする落語の一種。[参考]本来は続き話で、おちのないものをいった。**―み**【―味】人間としての心の温かさ。情味。[類語]人間味。 * **にん・じょう**【『刃傷】《名・他サ》〔文〕刃物で人を傷つけること。**―ざた**【―沙汰】刃物で人を傷つける振る舞い。刃物をふり回すけんか。 **にんしょう・だいめいし**【人称代名詞】人をさす代名詞。自称・対称・他称の区別がある。「私」「あなた」「かれ」「だれ」など。人能代名詞。 > **日本語**「人称代名詞」 **にんじん**【人参・人蔘】●セリ科の越年草。根は赤黄色で、食用。●「朝鮮人参」の略。 **にん・ずう**【人数】●ひとのかず。頭数。人員。員数。●大勢の人。多人数。=にんず。 **にん‐そう**【人相】●人の顔かたち。顔つき。●顔かたちから読み取ることができる、その人の運命や性質。「―を占う」**―がき**【―書き】家出人や犯罪者などをさがすため、その人の人相の特徴を記して配る書きつけ。**―み**【―見】人相を見て、その人の運勢を判断する職業の人。観相家。 **にん‐そく**【人足】〔卑称〕荷物の運搬や土木工事などの力仕事をする労働者。 **にん・たい**【忍耐】《名・自他サ》〔つらさ・苦しさ・怒りなどを〕じっとたえしのぶこと。「―を要する仕事」「――強く待ち続けた」[類語]辛抱。隠忍。忍苦。我慢。 > ■類義語の使い分け **「忍耐・我慢・辛抱」** > [忍耐・我慢・辛抱」といって忍耐(我慢・辛抱)にも限りがある/忍耐(我慢・辛抱)強い男なんだよ彼は > [忍耐]忍耐力のある人だからきっとこらえてくれる > [我慢]我慢がならない仕打ち/そうやせ我慢するなよ > [辛抱]長年辛抱したかいあって係長に昇進する **にん・だく**【認諾】《名・他サ》〔主に法律で〕認めること。「請求をーする」 * **にん‐ち**【任地】〔自分の〕任務を果たすためにいるべき土地。[類語]任国。赴任地。 * **にん・ち**【認知】《名・他サ》●そうであると・はっきりと認めること。認識。●〔法〕事実上の父または母が、婚姻外で生まれた子を自分の子であると認めること。これによって法律上の親子関係が生じる。**―しょう**【―症】[主に高齢者が〕脳や身体の疾患によって記憶・判断力に障害が起きた状態。 **にんてい**【人体・人『態】〔文〕人のすがた・ようす。風体。また、人柄。「あやしげなー」 **にんてい**【認定】《名・他サ》〔行政機関などが〕〔物事を〕ある定められた資格・条件・範囲にあてはまるものとして認めること。また、そのように認められた事柄。「条例に基づいてーする」 **にんとう**【人頭】〔文]ひとかず。人数。**―ぜい**【―税】→じんとうぜい。 **にん・じる**【任じる】■《他上一》●ある職務・役目につかせる。担当させる。「佐藤を部長にー・じる」[類語]補する。命じる。⇔任命。●自分にその資格があると勝手に・思いこむ(気取る)。自任する。「天才を(もって)―・じる」《自上一》〔ある事を〕引き受けて自分の任務とし、責任を持って仕事をする。=任ずる。 **にん・しん**【妊娠】《名・自サ》哺乳動物の雌が、体内に胎児をやどすこと。[類語]懐妊。懐胎。尊敬おめでた。**―ちゅうぜつ**【―中絶】正常の妊娠持続期間を経過しない胎児が子宮外に排出されること。早産・流産・人工妊娠中絶など。 **にんにく**【『大、蒜】ユリ科の多年草。全体に強いにおいがあり、ふつう地下の鱗茎{りんけい}を食用・薬用とするが、若い茎も食用として用いる。ひる。おおびる。 **にんにく**【忍辱】[仏]苦悩・迫害・侮辱にたえしのんで、心を動かさないこと。 **にんにょう**【人、繞】漢字の部首「ル」の称。ひとあし。 **にんのう**【人皇】〔文〕→じんのう(人皇)。 **にん・ぴ**【認否】〔文〕認めるか認めないか。「罪状―」 **にん・ぴにん**【人非人】人の道にはずれた行いをする人をののしって言う語。人でなし。[参考]もと仏教語。 **ニンフ** ●ギリシャ神話で、川・泉・森・花などの精霊。美しい乙女の姿で表される。妖精{ようせい}。「森の―」●美少女。▽nymph * **にん・ぷ**【人夫】〔卑称〕力仕事をする労働者。 * **にん・ぷ**【妊婦】妊娠している女性。みごもった女性。はらみ女。 **にん・べつ**【人別】●割り当てなどが、各人ごとであること。めいめい。●近世において、人口、また、人口調査。●「人別帳」の略。江戸時代、人別改(=人口調査)を行って幕府に提出させた帳面。 **にんべん**【人偏】漢字の部首「イ(人の変形)」の称。 **にん・ぽう**【忍法】忍術の法。忍者の行う術。 **にんまり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)思いがかなって満足そうに、声を出さずに笑うようす。「―する」 **にん・む**【任務】その人の責任とされるつとめ。役目。任。[コロ]「―を果たす」[類語]責務。職分。 **にん‐めい**【任命】《名・他サ》ある職または地位につくように命令すること。「山本を課長に―する」[類語]任用。任官。 **にん・めん**【任免】《名・他サ》(ある人を)役目につけることと、やめさせること。任命と罷免。「国務大臣のー」 **にんめん・じゅうしん**【人面獣心】じんめんじゅうしん。 <1122> しの「ぬ」。 **ぬ**《助動:特殊型》《打ち消しの文語助動詞「ず」の連体形「ぬ」が、口語で終止形の位置を占めるようになったもの)打ち消しを表す。・・・ない。「失敗を恐れずやらねばならぬ」「忘れえぬ人々」[接続]動詞および助動詞「(さ)せる・(ら)れる・しめる・ます」の未然形につく。サ変動詞には、「せ」の形につく(せぬ)。[参考]「○―ず―ね(ん)―ぬ(ん)―ね――○」と活用する。「ます」の否定形「ません」以外は、文章語的表現や成句・慣用句に限って使い、一般には「ない」を使う(よく分かりません/もう帰らねばならぬ・知らぬ存ぜぬ/もう帰らなければならない)。ただし、西日本の方言では、今日でも「ん」が一般的(よう分からん)。ず(口語)・ず(文語)。 **ぬ**《助動:ナ変型》[文語]実現または完了を表す。「降る雪や明治は遠くなりにけり〈中村草田男〉」「うの花のにほふ垣根に、時鳥{ほととぎす}はやも来{き}鳴きて、忍び音もらす夏は来{き}ぬ〈佐佐木信綱〉」[接続]動詞・形容詞や一部の助動詞の連用形につく。未然形につく「ぬ」は打ち消しの「ぬ」。 **ぬい**【縫い】●ぬうこと。また、縫い方。「―のしっかりしたシャツ」●刺繍。縫い取り。 **ぬい・あげ**【縫い上げ・縫い揚げ】子供が大きくなってからも着られるように、着物を少し大きめに仕立てて、その分だけ肩と腰の部分につまみ縫いをしておくこと。また、その部分。あげ。 **ぬい・あわ・せる**【縫い合わせる】《他下一》二枚の布・革などをぬって両方が一つに合うようにする。 **ぬいいと**【縫い糸】衣服をぬうのに使う糸。[類語]とじ糸。くけ糸。しつけ糸。 **ぬい・かえ・す**【縫い返す】《他五》●ぬってあったものをほどいて、改めてぬう。ぬい直す。●ぬってきた方向と逆にもう一度ぬう。返し縫いをする。 **ぬいぐるみ**【縫い包み】綿や布くずなどを布の中に入れて、外からぬい合わせること。また、そうして作った動物などのおもちゃ。●芝居で、動物・人形の役をする俳優が着る、その形をした衣装。着ぐるみ。 **ぬい‐こ・む**【縫い込む】《他五》●ぬって中に入れる。中に入れるようにぬう。●深くぬう。 **ぬい・しろ**【縫い代】ぬい合わせるとき、合わせ目にする余分な布。 **ぬい・とり**【縫い取り】●布地に模様を色糸で刺し縫いすること。また、その模様。縫い。刺繍。●縫い取りをした和服地。●漢字の部首「糸」の称。いとへん。 **ぬい・なお・す**【縫い直す】《他五》一度ぬったものをほどいて、ふたたびぬう。ぬい返す。 **ぬい・はく**【縫い箔】金糸・銀糸を交ぜた豪華な刺繍。 **ぬいばり**【縫い針】布などをぬうための針。[対]待ち針。 **ぬい‐め**【縫い目】●ぬい合わせたさかい目。「―がほつれる」●ぬった糸の目。「―があらい」 **ぬいもの**【縫い物】●衣服などをぬうこと。裁縫。[類語]お針。針仕事。縫製。●ぬって衣服などに仕立てるべき物。仕立て物。●縫い取りをほどこすこと。また、ほどこしたもの。 **ぬい・もん**【縫い紋】縫い取りでえがき出した紋。女性の羽織などにつける。[参考]書き紋・染め抜き紋。 **ぬ・う**【縫う】《他五》●針をくり返しさすことによって、針に通した糸で布などをつづる。「布を―・う」●〔糸と針を使って〕衣服などを作る。「着物を―・う」[類語](⇒)裁縫。縫製。●縫い取りをする。刺繍をする。「金糸銀糸で―・った蝶の模様」●人体の傷口などを、針と糸でとじ合わせる。縫合する。●槍や矢が、鎧や人体をつらぬく。「矢が鎧の袖を―・ってささった」●物と物との間を曲折しながら進む。「人ごみを―・って歩く」[文]《四》。 **ヌード** はだか。裸体。「――モデル」●写真・絵画・彫刻の裸体像。▽nude **ヌードル** ●そうめんに似た、マカロニ類の一つ。小麦粉を水でねるとき、鶏卵を加える。スープなどに入れて食べる。●一般に、麺類。▽noodle **ヌーベル・バーグ** ●一九五八年ごろから数年間、フランス映画界に興った、映画の革新的な傾向。若い世代の映画作家が運動の中心になった。●〔一般に〕新しい傾向。「美術界のー」▽nouvelle vague (=新しい波) **ヌーボー** ●[造語]「新しい」の意を表す。「ボジョレー―」▽nouveau ●《名・形動》〔俗]人の性格・行動などに、つかみどころがないこと。[参考]ぬうっとして、ぼうっとしていることを、ヌーボーの音にかけた、しゃれ。 **ぬえ**【鵺】●伝説上の怪獣。頭はサル、手足はトラ、体はタヌキ、尾はヘビの形をし、声はトラツグミの鳴き声に似るという。[参考]源三位{げんざんみ}頼政{よりまさ}が退治したという。●「トラツグミ」の別称。●正体のはっきりしない怪しげな人物。 **ぬえてき**【鵼的】《形動》正体がはっきりしなくて、怪しげであるようす。「業界の一人物」 **ぬか**【糠】●《名》玄米・玄麦を精白するときに出る、粉状の果皮。●《接頭》●「ひどく細かい」の意。「―星」「一雨」●「むだ」「はかない」の意。「―喜び」 >――に釘《句》いくら努力しても、手ごたえやききめがないことのたとえ。[類語]豆腐に鎹{かすがい}。のれんに腕押し。 **ぬか**【額】〔雅]ひたい。 **ヌガー** 白くてやわらかいキャンデーの一種。煮詰めた砂糖に、泡立てた卵白やナッツ類、砂糖漬けの果物などを入れて作る。▽nougat **ぬか・あぶら**【糠油】米ぬかからとった油。食用・せっけん製造用などにする。米油。 **ぬか・あめ**【糠雨】〔霧のように〕とてもこまかくて、音も立てずに降る雨。霧雨{きりさめ}。こぬかあめ。[類語]細雨。小雨。 **ぬかご**【零余子】むかご。 **ぬか・す**【吐かす・抜かす】《他五》〔俗]「言う」のいやしめた言い方。ほざく。「何を―・すか」 **ぬか・す**【抜かす】《他五》●〔順序・数などに〕入れるべきものを入れない。入れ落とす。「一人一・して数える」[類語]飛ばす。●ぬけるようにする。ぬけた状態にする。[句]「現{うつつ}を―・す(=夢中になって本心を失う)」[句]「腰を―・す(=腰の力がなくなって立てなくなる)」 **ぬかーず・く**【額ずく】《自五》《「額突く」の <1123> 意)●敬意を表すために、ひたいを地につけて拝む。丁寧に、深く頭を下げて拝む。「神前に―・く」[表記]現代仮名遣いでは「ぬかづく」も許容。 **ぬか・づけ**【糠漬け】ぬかみそに四季の野菜をつけた食品。どぶづけ。ぬかみそづけ。 **ぬか・どこ**【糠床】糠漬けをつけるために、ぬかみそを桶{おけ}などに入れたもの。 **ぬかぶくろ**【糠袋】入浴のときに肌を洗う、ぬかを入れた袋。 **ぬか・ぼし**【糠星】夜空に散ばる無数の小さい星。 **ぬかみそ**【糠味噌】米ぬかと食塩とをまぜ、水で練ったもの。野菜などをつけるのに用いる。「―漬け」 >――くさ・い【一臭い】《形》世帯じみた感じだ。 >――が腐・る《句》歌の下手なことをあざけって言うことば。糠味噌にふたをする。 **ぬか‐よろこび**【糠喜び】《名・自サ》せっかく喜んでいたことが、あてがはずれて喜びがいがなくなること。「昇進が取り消されて―に終わる」 **ぬからぬ・かお**【抜からぬ顔】《連語》失敗・手落ちはすまいとして気を配っている、抜け目のない顔つき。 **ぬかり**【抜かり】物事の手落ち。手抜かり。[コロ]「準備に―はない」 **ぬか・る**【抜かる】《自五》うっかりしていて、失敗する。油断して(事を)しそんじる。「―・るなよ」 **ぬか・る**【泥濘る】《自五》〔雨や雪どけのために〕道の土がどろどろになる。ぬかるむ。 **ぬかるみ**【泥濘】●[雨や雪どけなどで〕ぬかっている所。泥濘{でいねい}。「―を三○分歩く」●〈「―にはまる」の形で〉動きがとれない、また、ぬけ出ることができない困難な状態。[コロ]「―にはまった二人の仲」 **ぬき**【貫】柱と柱、また、たてに並べた材木と材木をつなぎとめるための横木。ぬきぎ。 **ぬき‐あし**【抜き足】《足を引き抜くように上げることから)人に気づかれないように、音を立てずに歩くこと。「―でしのびこむ」[類語]忍び足。差し足。盗み足。 **ぬきあし、さしあし**【抜き足差し足】《連語》人に気づかれないように、足音を立てずそっと歩くようす。「一忍び足」 **ぬき・あわ・せる**【抜き合わせる】《他下一》たたかおうとして、互いに刀をぬいて向かい合う。 **ぬき‐いと**【抜き糸】衣類をほどいてぬき取った糸。 **ぬき‐いと**【緯糸】織物の横糸。ぬき。 **ぬき・うち**【抜き打ち】●刀をぬくのと同時に、敵に切りつけること。●予告なしに、不意に物事を行うこと。「―検査」「―解散」 **ぬき‐えもん**【抜き衣紋】女性の和服の着方の一つ。衣紋(=襟の胸元の合わせ目)を押し上げ、首の後ろの襟を下げて、肌が見えるようにするもの。抜き襟。 **ぬき‐がき**【抜き書き】●《名・他サ》必要な部分だけを書き取ること。また、その書き取ったもの。「要点を―する」[類語]抜粋。摘錄。摘要。抄録。●ある一人の役者の受け持ちの分だけを書き抜いた略式の台本。=書き抜き。 **ぬき・さし**【抜き差し】《名・他サ》●抜き取ったり差し込んだりすること。また、取り除いたり付け加えたりすること。「整理カードをーする」●体を動かすこと。また、あれこれとやりくりすること。 >――なら・ない《句》身動きがとれなくて、どうしようもない。「―・ないはめに追い込まれる」 **ぬぎ・す・てる**【脱ぎ捨てる】《他下一》●体につけた衣服・履き物などをぬいで、そのままにしておく。ぬぎっぱなしにする。また、捨てるようにぱっとぬぐ。「靴を―・てたままにする」●従来の習慣・考えなどを捨てる。「旧習を―・てる」 **ぬきずり**【抜き刷り】《名・他サ》雑誌や書物の必要な一部分だけを、抜き出して印刷すること。また、その刷り物。別刷り。 **ぬき・だ・す**【抜き出す】《他五》〔ある物の中から〕引きぬいて取り出す。「コルク栓を―・す」「書棚から本を―・す」●〔多くの物の中から」選び出す。「要点を―・す」「キーワードを―・す」[類語](⇒)選出。抽出。選抜。 **ぬきつ・ぬかれつ**【抜きつ抜かれつ】《連語》ぬいたりぬかれたり。後になったり先になったり。「―の激戦」 **ぬきて**【抜き手】日本古来の泳法の一つ。腕を大きく水面にぬくようにして水をかき、足は平泳ぎのようなあおり足で泳ぐ。「―を切って泳ぐ」 **ぬき・と・る**【抜き取る】《他五》●〔中の物を〕引いて取り出す。また、除き去る。「不良品を―・る」「ゴボウを―・る」●〔多くの中から〕必要な物を選んで取り出す。「サンプルを―・る」●中身を抜いてぬすみ取る。「バッグから財布を―・る」 **ぬき・はな・つ**【抜き放つ】《他五》〔文]刀を一気に抜く。抜き放す。 **ぬき‐み**【抜き身】さやからぬき放った刀剣・槍の刃。「―を持った強盗」[類語]白刃。抜剣。抜刀。 **ぬき・よみ**【抜き読み】《名・他サ》●書物などの必要な部分だけをぬき出して読むこと。●講釈師が、全体のうちの一部だけをぬき出して語ること。「義士銘々伝ーの一席」 **ぬきん!でる**【抜きん出る・抽んでる・擢んでる】《自下一》●[周りの多くのものよりも〕高く現れ出る。「屋根が―・出る」●〔多くのものや人のなかでそれだけが飛び抜けてすぐれる。「衆に―・でた実力」「頭一つー・でた成績をあげる」[類語]抜け出る。(⇒)傑出。卓越。卓出。卓絕。 **ぬ・く**【抜く】《他五》●中にあるものを引き出す。●引いて取る。「刀を―・く」「むし歯を―・く」●選び出す。「トランプを一枚―・く」[類語](⇒)選出。選抜。抽出。●除き去る。「籍を―・く」「しみを―・く」「タイヤのガスを―・く」●こっそり盗みとる。「人ごみで財布を―・く」●はぶく。省略する。「手を―・く」「食事を―・く」●つき破って向こう側に出す。●つらぬく。つき通す。「花びらに針を―・く」「壁を―・く」[類語](⇒)貫通。●〔和服を着るときに」後ろの襟を下げて肌が見えるようにする。「えもんを―・いて着る」●追いこす。また、上に出る。「実力は彼を―・く」「群を―・く」●ボールなどが、ある間を通りこす。抜ける。「左中間を―・く」●決まった形のものを作り出す。「ハート形を―・く」 <1124> **ぬ・ぐ【脱ぐ】**《他五》体に着けているものを取り去る。[コロ]「ベールを―・ぐ(=隠された物事があらわになる)」[類語]()脱衣。[対]着る・はく。《四》。 **ぬく・い【『温い】**《形》〔方言〕〔気温や水温などが〕あたたかい。「―・い陽気」 **ぬぐ・う【拭う】**《他五》●〔付着したものを〕ふき取る。「汗を―・う」[コロ]「ロを―・う(=知らん顔をする)」●〔よくない事柄を〕消し去る。取り去る。「不安を―・えない」「不十分の感を―・いきれない」[類語]()払拭{ふっしき}。一掃。文《四》。 **ぬくと・い【『温とい】**《形》〔方言〕あたたかい。 **ぬくぬく**《副》《「―と」の形も)●気持ちよくあたたかそうなようす。「こたつでーしている」●《自サ》〔生活に〕不自由なく、のんびりしているようす。満ち足りているようす。「老後は田舎で―過ごす」●〔他のものなどは〕いっこうに構わないで、ずうずうしいようす。「議長に―と居すわる」 **ぬくま・る【『温まる】**《自五》あたたまる。また、あたたかくなる。ぬくもる。「春になって池の水も―・る」 **ぬく・み【『温み】**〔人体や物などの〕あたたかさ。あたたかみ。ぬくもり。「―の残ったご飯」 **ぬく・める【『温める】**《他下一》あたためる。「体を―・める」図ぬく・む《下二》。 **ぬくもり【『温もり】**●あたたかさ。ぬくみ。●あたたかい人情。「―のある判決」[類語]温情。 **ぬけ【抜け】**あるべきものが落ちていること。もれ。「とじこみにーがある」[類語]脱漏。 **ぬけ・あが・る【抜け上がる】**《自五》頭髪の生えぎわが、額{ひたい}の上のほうまで上がっている。はげ上がる。 **ぬけ・あな【抜け穴】**●通りぬけられる穴。●ひそかににげ出すための穴。●法律や困難なものなどからうまくのがれるための手段・方法。「外国為替法のーをさぐる」[類語]①~③抜け道。 **ぬけ・うら【抜け裏】**通りぬけられる裏道。 **ぬけがけ【抜け駆け】**《名・自サ》●戦場で、ひそかに味方の陣地をぬけ出て、他人より先に敵陣に攻め込むこと。「軍令にそむいて―する」●他の人を出しぬいて、物事をすること。「―して記事にする」――の功名{こうみょう}《句》他人を出しぬいて立てた手柄。 **ぬけがら【抜け殻・『脱け殻】**●セミやヘビなどが脱皮したあとのから。●中身のなくなったあとのもの。また、形ばかりで内容のないもの。「時代の変化でーになった法律」[類語]有名無実。●心をうばわれたように、ぼんやりした状態にある人。「魂の―」 **ぬけ・かわ・る【抜け替わる・抜け代わる】**《自五》古いものがぬけて、新しいものが生える。 **ぬけ・げ【抜け毛・『脱け毛】**(自然に)ぬけた毛髪。 **ぬけ・さく【抜け作】**〔俗〕動作や頭の回転のにぶい人をあざけって言う語。[参考]「まぬけ」を人の名前らしく言ったもの。 **ぬけ・だ・す【抜け出す・『脱け出す】**《自五》〔ある場所・集まり・状態などから〕ぬけて出る。また、そっとにげ出す。抜け出る。「混戦状態から―・す」●ぬけ始める。 **ぬけ!でる【抜け出る・『脱け出る】**《自下一》●抜け出す。「地下道から―・出る」●〔他のものより〕高く現れ出る。つき出る。ぬきんでる。「ひときわ―・出て見えるビル」●他のものより特にすぐれる。ひいでる。ぬきんでる。 **ぬけに【抜け荷】**鎖国の江戸時代、幕府の定めた正規の貿易機関である長崎会所を通さない密貿易。また、密貿易の荷物。 **ぬけぬけ**《副》《多く「―と」の形も)〔平然と行いにくいようなことを〕平然として言ったり行ったりするようす。また、ずうずうしく構えて、知らぬ顔をするようす。「―と上役の悪口を言う」[類語]しゃあしゃあ。 **ぬけ・みち【抜け道】**●本道以外で通りぬけられる近道。また、ひそかににげだすための道。[類語]裏道。間道。●責任や法的な規制などを、うまくのがれるための手段・方法。抜け穴。「法の―を探す」 **ぬけ‐め【抜け目】**●不注意なところ。また、不注意で落ちてしまったところ。おち。もれ。[類語]手落ち。手ぬかり。●〈「ー(が)ない」の形で〉自分の不利益になるような事をせず、たくみに物事を行うようす。ちゃっかりしているようす。[コロ]「金もうけにーがない老人」 **ぬ・ける【抜ける】**《自下一》●中にはいっていたものが外に出る。●はまっていたものがはなれて取れる。脱落する。「ねじが―・ける」●〔ある場所・集団から〕はなれて出る。離脱する。「不良仲間から―・ける」●必要な・こと(もの)がもれる。「空気が―・ける」「一字―・けている」●知恵が不足する。〔ふつう「―・けた」「―・けている」の形で使う〕「―・けた男」●なくなる。消える。「力がー・ける」●つき通る。その中を通って向こう側に出る。通りぬける。「横道を―・けて広い道に出る」図ぬ・く《下二》。――けるよう《句》非常によくすき通っているようすの形容。「―な青い秋空」 **ぬ・げる【脱げる】**《自下一》身につけていたものが、自然にはずれる。「風で帽子が―・げる」 **ぬさ【『幣】**神にいのるときに供える布・紙。多く、神前の木の枝や垣などに結びつける。みてぐら。にぎて。 **ぬし【主】**■《名》●一家を支えている人。主人。あるじ。「この家ゃのー」[類語]家長。●夫。また、特に定まった情夫。「―ある身」●持ち主。また、ある行為をした人。「忘れ物の―を探す」●森・川・池などに古くからすんでそれらを支配し、霊力があると言われる動物。●ある場所に古くからいる人。「経理課の―」[類語]古狸{ふるだぬき}。■《代名》●相手への敬意・親愛を表して呼ぶ語。●女性から特定の男性に親しみをこめて呼ぶ語。あなた。〔①②とも、古風な言い方〕目《接尾》《動詞連用形について)その動作の主体となる人を表す。「拾い―」「落としー」 **ぬし【『塗師】**漆器を製造をする職人。塗り師。 **ぬすっと【盗『人】**《「ぬすびと」の音便)ぬすびと。 **ぬす・びと【盗人】**●他人の持ち物をかすめ取る人。どろぼう。〔古風な言い方〕[類語]白浪{はくろう}。盗賊。偸盗{ちゅうとう}。●悪事を働く者をののしって言う語。「この―野郎」=ぬすっと。[参考]①②とも、口語では現在「ぬすっと」の方を多く使う。―猛猛{たけだけ}しい《句》悪事を働きながら、ずうずうしいようすであること。また、そのような人をののしって言う語。 <1125> **ぬすびと**――に追い銭《句》損をしたうえに、また損をすることのたとえ。泥棒{どろぼう}に追い銭。―にも三分{さんぶ}んの理《句》その気になれば、どんな理屈でもつくことのたとえ。泥棒にも三分の理。――の上前{うわまえ}を取・る《句》《盗人がぬすんだものの一部を別の人がかすめとることから)上には上がある。また、きわめてあくどいことのたとえ。――を捕らえて見れば我が子なり《句》不正の当事者が身内で、その処置に困ることのたとえ。また、身近な者でも油断できないことのたとえ。―を見て縄を絢綯{な}・う《句》処置がおくれて間に合わないことのたとえ。また、無計画であることのたとえ。泥棒を捕らえて縄を綯う。 **ぬすみ【盗み】**ぬすむこと。泥棒{どろぼう}。[コロ]「―を働く」 **ぬすみ・あし【盗み足】**足音がしないように、そっと歩くこと。[類語]抜き足。差し足。忍び足。 **ぬすみ・ぎき【盗み聞き】**《名・他サ》人の話をこっそりと聞くこと。盗聴{とうちょう}。[類語]立ち聞き。 **ぬすみ・ぐい【盗み食い】**《名・他サ》●ぬすんで食べること。●人にかくれて、こっそりと物を食べること。「冷蔵庫のおかしをーする」 **ぬすみ!みる【盗み見る】**《他上一》〔相手に気づかれないように〕そっと見る。こっそり見る。「表情を―・みる」 **ぬすみ・よみ【盗み読み】**《名・他サ》●他人の読んでいるものを、わきからのぞきこんで読むこと。●人の目をさけて、書物や他人の手紙などをひそかに読むこと。 **ぬすみ・わらい【盗み笑い】**《名・自サ》人に隠れてこっそり笑うこと。窃笑{せっしょう}。 **ぬす・む【盗む】**《他五》●他人の物をひそかに自分の物にする。「宝石を―・む」「女の心を―・む」●他人の考えなどをまねる。盗作・盗用する。「人のアイディアを―・む」●芸・技を見て、ひそかに学ぶ。「師匠の技を―・む」「芸を―・む」●〈多く「…を―・んで」の形で〉自分の動作を、他人にそれと知られないようにするようす。…をしのばせてひそかに。[コロ]「人目を―・んで悪事を働く」●とぼしい時間をやりくりして過ごす。句「ひまを―・む」文《四》。>類詞と表現「盗む」 **ぬた**魚介類・海藻・野菜類などを酢みそであえた料理。ぬたあえ。ぬたなます。 **ぬた‐く・る**■《自五》体をくねらせてはいまわる。のたくる。■《他五》●へたな文字や絵などを書きつける。のたくる。●絵の具や墨などをべたべたとなすりつける。ぬりたくる。「おしろいを―・って出かける」 **ぬっと**《副》突然現れ出たり、急に動作を起こしたりするようす。のっと。「ドアをあけて―顔を出す」 **ぬの【布】**■《名》●織物の総称。きれ。[類語]反物{たんもの}。布帛{ふはく}。呉服。●〔古〕〔絹に対して〕麻・かずら・木綿などで織った織物の総称。■《接頭》〔建築で〕「水平」「平ら」「平行」「横」などの意。「――羽目」 **ぬのきれ【布切れ】**布の切れ端。ぬのぎれ。 **ぬの‐こ【布子】**〔冬に着る〕木綿の綿入れ。[参考]古くは、麻布の袷{あわせ}・綿入れをいった。[対]小袖{こそで}。 **ぬのじ【布地】**衣服に仕立てる前の織物。また、その切れ端。布地{ふち}。 **ぬのびき【布引き】**●布を日にさらすために、引き広げること。●人の列や滝の水が、布を引き広げたように、とぎれずに続いていること。「―の滝」 **ぬの‐め【布目】**●布の織り目。●布の織り目のようす(が現れているもの)。「――紙」「――瓦」●漆器で、下地にはった布の織り目が表面に見えるもの。 **ぬばたま・の**《枕》「黒」「闇」「夜」「夕」「夢」「月」「妹{いも}」などにかかる。うばたまの。むばたまの。 **ぬひ【『奴婢】**●〔文〕召し使いの男と女。下男と下女。奴婢{ぬび}。[類語]婢僕{ひぼく}。奴隷{どれい}。●律令制において、最下層の身分とされた賤民{せんみん}。 **ぬぼく【『奴僕】**〔文〕召し使われる男性。下男。 **ぬま【沼】**水深が浅く、泥深い池。 **ぬま・ち【沼地】**泥深くて、じめじめしている土地。また、沼の多い土地・地域。[類語]沼沢{しょうたく}。沼沢地。 **ぬめ【続】**薄地でなめらかな絹織物の一種。日本画の絵絹や造花材料などに使う。 **ぬめ・かわ【『滑革】**牛皮をタンニンでやわらかくしたもの。種々の革細工に用いる。 **ぬめぬめ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●なめらかなものの表面がしめって、ぬるぬるしているようす。●なめらかでつやのあるようす。「―と光る」[類語]ぬらぬら。 **ぬめり【『滑り】**粘液などで、ぬるぬるすること。また、その粘液。「魚には―がある」 **ぬめ・る【『滑る】**《自五》つるつるしてすべる。ぬるぬるする。「ウナギが―・る」文《四》。 **ぬら‐くら**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●粘液などですべって、とらえにくいようす。[類語]ぬるぬる。ぬらぬら。●あいまいに言ったり言い逃れをしたりして、とらえ所のないようす。のらりくらり。「―と言い訳する」●〔生活態度などに〕しまりがなく、ぶらぶらしているようす。のらくら。「毎日―遊んでいる」[同]②③ぬらりくらり。 **ぬら・す【、濡らす】**《他五》水などでぬれるようにする。「小雨が木々の葉を―・す」文《四》。 **ぬらぬら**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)〔表面に粘液・油などがついて〕気持ちが悪いほどねばっこく、ぬるぬるするようす。[類語]ぬめぬめ。 **ぬらりくらり**ぬらくら②③。 **ぬり【塗り】**〔漆・ペンキなどを〕ぬること。ぬりぐあい。塗り方。また、ぬったもの。「―のはげたお椀」 >類語と表現「盗む」 >他人の物をひそかに自分の物にすることが「盗む」。一般に道徳に反する行為とされる。他人の物は金銭であったり、作品であったり、心であったりもする。「ハートを盗む」は相手を夢中にさせる、「唇を盗む」はキスをする意になる。また、盗むには「こっそり行う」の意がふくまれる(盗み聞き・盗み食い・盗み読み)。一方、「技や芸は、教わるものではなく盗むものだ」と言われる。百万の説明より師匠や教師のやり方をじっくり見、体を使って学ぶことが技芸の世界の「盗む」である。これだけがよいこととして評価される。 >・掏{す}る・盗とる・盗み取る・抜き取る・掻{か}っ払う・掠{かす}める・くすねる・ちょろまかす・騙{かた}る/(5)窃盗・窃取・略奪・奪略・横領・着服・詐取・拐帯・剽窃{ひょうせつ}・持ち逃げ・万引き >動詞表現…盗みを働く・猫ばばする >[…]人…どろぼう・窃盗・盗人{ぬすびと}・盗っ人・盗賊/白浪{はくろう}・偸盗{ちゅうとう}/頭の黒いネズミ <1126> **ぬりえ【塗り絵】**子供の玩具{おもちゃ}の一種。絵の輪郭だけが印刷してあり、そこに色をぬるようにしたもの。 **ぬり・か・える【塗り替える】**《他下一》●前に一度ぬったものをはがしてぬる。また、ぬった上に重ねて、もう一度ぬる。ぬりなおす。●一新する。更新する。「大会新記録を―・えた」 **ぬりーぐすり【塗り薬】**皮膚にぬりつけたりすりこんだりして使う薬。塗薬{とやく}。類語外用薬。つけ薬。 **ぬり・げた【塗り下『駄】**漆をぬった、げた。 **ぬり・こ・める【塗り込める・塗り『籠める】**《他下一》●ぬって中に入れる。また、ものを中に入れ、その上をぬり固める。●あるものですっかりおおう。「あたりがタもやに―・められる」 **ぬり・たく・る【塗りたくる】**《他五》むやみにごてごてとぬる。ぬたくる。「口紅を―・る」 **ぬり・たて【塗り立て】**ぬってまだ間もないこと。「ペンキー」「―の壁」表記多く「塗りたて」と書く。 **ぬり・た・てる【塗り立てる】**《他下一》〔ひきたつように」きれいにぬる。十分にぬる。「壁を白く―・てる」●[むやみやたらに」ごてごてとぬる。ぬりたくる。〔多く、化粧などについていう」 **ぬり・つ・ける【塗り付ける】**《他下一》●おしつけるようにしてぬる。●自分の責任・罪などを他人に負わせる。「罪を人に―・ける」=なすりつける。 **ぬり・つぶ・す【塗り潰す】**《他五》〔下の色が見えないように、また、すきまがないように〕一面にぬる。 **ぬり・もの【塗り物】**漆をぬった器物。漆器。「―の茶器」 **ぬ・る【塗る】**《他五》●物の表面に、液や塗料などをなするようにつける。「パンにジャムを―・る」「壁にペンキを―・る」「黒板を緑色に―・る」類語塗りたくる。()塗装。塗布。塗抹。●壁土・漆喰{しっくい}などをなすりつけて、壁・へいなどを築く。「壁を―・る」(厚く)化粧をする。「顔を白く―・る」●責任や罪を、他人に なすりつける。 >[泥を―・る]《句》(=名誉を傷つける)」図《四》。 **ぬる・い【『温い】**《形》●〔水温などが〕なまあたたかい。「ジュースが―・い」●湯が適温よりやや低い。「ふろがー・かった」「お茶が―・い」●やり方・処置などが厳しくない。てぬるい。なまぬるい。「処分が―・い」表記③は「緩い」とも書く。類語甘い。図ぬる・し《ク》。 **ぬるで【『白、膠『木】**ウルシ科の落葉小高木。秋に紅葉する。葉にアブラムシが寄生してできる虫こぶ(五倍子{ごばいし})は、薬や染料にされる。ふしのき。ぬるでもみじ。 **ぬるぬる**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●粘液状のものが動くようす。「ナメクジがー(と)はう」●〔表面が〕粘液のようなものでおおわれていてすべりやすいようす。「―した川底の石」類語①②ぬらぬら。 **ぬるま・ゆ【『徴『温湯】**適温より少し低い温度の湯。ぬるい湯。微温湯{びおんとう}。ぬる湯。類語温湯{おんとう}。 >[――に浸っか・る]《句》刺激の少ない、現在の安穏な境遇に甘んじ、なんの心配もなく過ごす。 **ぬる・む【『温む】**《自五》●〔温度が上がって]冷たいものが少しあたたかくなる。[コロ]「水―・む季節となる」●「熱いものが」ややさめる。ぬるくなる。文《四》。 **ぬるり**《副》《「―と」の形で)表面が粘液・水気などですべりやすいようす。「―とした水底」 **ぬれ・いろ【濡れ色】**水にぬれた(ような)つややかな色。 **ぬれ・えん【「濡れ縁】**和風建築で、雨戸の外側にあって、雨にぬれるにまかせた縁側。 **ぬれ・がみ【濡れ紙】**水にぬれた紙。しめった紙。 >[―を剝がすよう]《句》《しめった紙を破れないようにはがすには注意深くゆっくりとしなければならないところから)●大切に取りあつかうことのたとえ。●病気や傷が、じょじょに快方に向かうことのたとえ。参考「薄紙をはぐよう」ともいう。 **ぬれ・がみ【濡れ髪】**洗って、まだかわききっていない髪。また、そのようなつややかな髪。 **ぬれぎぬ【濡れ『衣】**〔文〕ぬれた衣服。●身に覚えのない罪や悪評。無実の罪。[コロ]「―を晴らす」類語冤罪{えんざい}。 >[―を着せら・れる]《句》●無実の罪におとしいれられる。ぬれぎぬを着る。●身に覚えのない悪評を立てられる。 **ぬれごと【濡れ事】**●歌舞伎{かぶき}で、相愛の男女が情事を演じること。また、その演技。●男女間の情事。色事。 **―し【一師】**●歌舞伎の和事師のなかでも、特に濡れ事の演技を得意とする者。●情事にたくみな男性。色事師。 **ぬれ・そぼ・つ【濡れそぼつ】**《自五》〔雨などに]ぬれてびしょびしょになる。参考「そぼつ」もぬれる意。 **ぬれて【濡れ手】**水などにぬれた手。 >[――で粟]《句》苦労せずに利益を得ることのたとえ。濡れ手に粟。濡れ手で粟のつかみ取り。類語一攫千金。 **ぬれ・ねずみ【濡れ、鼠】**〔水につかったネズミのように〕衣服をつけたまま、全身がびしょびしょにぬれること。ずぶぬれ。「夕立でーになって帰宅した」 **ぬれば【濡れ場】**●歌舞伎で、濡れ事の場面。●男女の情事の場面。類語 ラブシーン。 **ぬればいろ【濡れ羽色】**〔水にぬれたカラスの羽のように〕黒くてつやつやした色。句「髪は鳥のー」 **ぬ・れる【濡れる】**《自下一》●物に水・液体がかかる。また、水・液体がかかってしめる。「ひとみが涙に―・れる」「霧に―・れる」類語湿る。●[俗]男女が情を通じる。色事をする。「二人でしっぽりー・れる」図ぬ・る《下二》。 >[―れぬ先の傘]《句》失敗しないように前もって気をつけることが大切であるということ。類語転ばぬ先のつえ。 >[類義語の使い分け]「濡れる・湿る」 [濡れる・湿る]濡れ(湿っ)ている洗濯物を干す [濡れる]雨に濡れる/汗でじっとり濡れる [湿る]不快な湿った空気/気分が湿る/打線が湿る **ぬんちゃく【双『節、棍】**二本の短い棒を鎖やひもでつないだ武具。空手や拳法{けんぽう}で使う。昔、中国から沖縄に伝えられた。表記多く、かたかな書き。 **ね【値】**●物を売り買いするときの金銭の額。値段。あたい。「いいーが付く」●評価。評判。「この一件で彼もーが上がった」 >[―が張・る]《句》普段よりも値段が高い。「ぜいたくして―・るものを食べている」 <1127> **ね【子】**●十二支の一番目。ねずみ。●昔の方角の名。北。●昔の時刻の名。今の午前零時。または午後一一時から午前一時までの間。ねの刻。●子{ね}を年・月・日に当てた呼び名の一つ。「―の日」 **ね【寝】**ねること。ねむり。「―にはいる」 **ね【根】**●高等植物がもつ器官の一つ。植物体を地面に固着させたり、水や養分を吸収したりする働きをもつ。●物の下方にあって、その物を支える部分。土台となるもの。根もと。「歯の―」類語①②根っ子。●はれものの中心のかたい部分。●鏃{やじり}。「矢の―」●〔抽象的に〕もとになる部分。原因。根拠。「争いのーは深い」●生まれつきの性質。本来の性質。「―がまじめな人」 >[――に持・つ]《句》恨みの気持ちをいつまでも忘れない。 >[―も葉も無・い]《句》何の根拠もなくて、でたらめである。「―・いうわさ」 >[―を下ろ・す]《句》●草木がしっかり根をつける。●将来の発展が期待できるような、しっかりした土台をつくる。また、定着する。「生活の―・す」 >[―を生や・す]《句》●ある一つの場所に居すわる。腰をすえる。●長い間にそれが習慣となって固定する。 **ね【音】**〔美しく快い」おと。声。「妙なる楽のー」「虫の―」 >[――を上・げる]《句》つらさにたえられずに、声を立てる。弱音をはく。まいる。「この夏の暑さには―・げた」 **ね**《感》相手の関心を自分に向けさせて、呼びかけたり念を押したりする気持ちを表す。ねえ。「―、見てごらん」「―、そうでしょう?」参考な(感)。 **ね**〔くつろいだ会話での親しみをこめた表現〕■《間投助》軽い感動をこめて、相手の注意を引きながらことばをつないでいくのに使う。ねえ。「お兄ちゃんがね、ぶったの」■《終助》〔動詞・形容詞の終止形につくときは、直接ついたり、「わ」を介してついたりする。また、形容動詞終止形・助動詞「だ」につくときは、「だ」に直接ついたり、「だ」を排した形や「だわ」の形についたりする。また、「かね」「かねえ」と使うこともある〕●〈主に「ねえ」の形で〉詠嘆・感動をこめて、相手に共感を求めるに使う。「これで勝った(わ)ねえ」「いやな天気だ(わ)ねえ・いやな天気ねえ」●〈主に「ね」の形で〉相手に念を押す気持ちをそえる。〔軽い主張や同意を求める気持ち、また、確認のための柔らかい問いかけの気持ちがこもる〕「彼は頑張り屋だからね」「これで満足よね」参考①②とも、ふつう親しい間柄での会話に使うが、丁寧体「ですね」は目上の人に対しても使うことがある。 **ね・あか【根明】**《名・形動》〔俗〕性格がもともと明るいこと。「―な人」団根暗。 **ね・あがり【値上がり】**《名・自サ》物の値段・料金が高くなること。類語騰貴。対値下がり。 **ね・あがり【根上がり】**木の根が地上にあらわれ出ていること。「―の松」 **ね・あげ【値上げ】**《名・他サ》物の値段・料金を高くすること。「運賃の―」対値下げ。 **ね‐あせ【寝汗】**眠っているうちに(びっしょりと)出る汗。盗汗{とうかん}。「―をかく」参考病気や疲労、またおそろしい夢を見たときなどに起こる。 **ねい・かん【佞、奸・佞姦】**《名・形動》〔文〕うわべは柔順に見せかけて心はよこしまな・こと(人)。また、口先はうまいが心がねじけている・こと(人)。「一な人物」四字「一邪知」 **ね・いき【寝息】**眠っているときの呼吸(の音)。「一を立てる」 >[―を窺っか・う]《句》本当に眠っているかどうかを確かめようとして、人の寝息の様子を探る。また、眠っていて気付かぬうちに悪事を働こうとする。 **ねい‐じつ【寧日】**〔文〕気にかかる事もなく、心がのびのびとする日。平穏無事な日。〔否定の形で使うことが多い〕「折衝に―がない(=毎日がいそがしい)外務官僚」 **ねい・しん【「佞臣】**〔文〕主君にこびへつらいながら、不正な事をたくらむ臣下。類語姦臣{かんしん}。 **ねい・じん【佞人】**〔文〕口先でうまく他人をおとしいれ、自分の利益をはかる心のねじけている人。類語奸人{かんじん}。 **ネイティブ**●《形動》その土地生え抜きである。きっすいの。生まれながらの。 **ーアメリカン**南北アメリカ大陸の先住民の総称。特にアメリカインディアンに代わる語として近年用いる。参考中南米では主にインディオと呼ばれる。▽Native American **ースピーカー**■その言語を母語として話す人。ネイティブ。ネーティブスピーカー。「英語の―」▽native speaker **ネイビー**海軍。ネービー。▽navy **ネイビーブルー**こい藍色{あいいろ}。ネービーブルー。参考イギリス海軍の制服の色から。▽navy blue **ねいりーばな【寝入り『端】**寝入ってまもないとき。眠りに落ちたばかりのころ。寝ばな。「―を起こされる」 **ね・い・る【寝入る】**《自五》●眠りにつく。ねむり始める。「子供がやっと―・った」●深くねむる。熟睡する。「雷が鳴っても気づかぬほど―・る」 **ネイル**爪。また、つけ爪。ネール。▽nail **ーアート**爪に装飾をほどこすもの。ネイルファッション。▽nail art **ね・いろ【音色】**その音に独特の感じ。音色{おんしょく}。 **ね・うごき【値動き】**《名・自サ》市場で取り引きされる株や商品の、値段の動き。「―の少ない株」 **ね・うち【値打ち】**《物の値を定める意から)その物・事柄・人が持っている有用性の度合い。「やってみるだけのーはある」「値段だけの――はある」類語値{あたい}。価値。 **ねえ**《感》ね(感)。 **ねえ**《間投助・終助》ね(助)。 **ねえさん【〈姉さん〉・姐さん】**●「姉」の敬称。●〔俗〕(見知らぬ)若い女性を呼ぶときの語。また、年上の女性を親しみをこめて呼ぶときの語。●旅館・料理屋などで、客が働いている女性を呼ぶときの語。●芸妓{げいぎ}などが、先輩の芸妓を呼ぶときの語。表記①②は「姉」、③④は「姐」を多く使う。 **―かぶり【―『被り】**あねさんかぶり。 **ネーブル**ミカン科のオレンジの変種。果実にへそに似た小さなくぼみがある。食用。ネーブルオレンジ。▽navel orange から。 **ネーミング**《名・自他サ》名前をつけること。特に、組織・団体・建造物・新製品などの呼び名をつけること。命名。「しゃれたーの製品」▽naming **ーライツ**命名権。プロスポーツの施設やチームなどに、企業の社名やブランド名を冠することのできる権利。施設などの所有者と命名希望者との間で権利の売買が行われる。▽naming rights **ネーム**●名。名前。●キャプション①。●「ネームプレート」の略。▽name **ーバリュー**知名人の名前が持つ社会的効果。名声。「―のある人」▽name と value(=価値)からの和製語。 **―プレート**製造者や所有者などを示す名札。ネーム。▽nameplate <1128> **ネオ**《接頭》「新しい」の意。「――リアリズム」▽neo- **ね・おい【根生い】**●草木の根が生え育つこと。また、草木の根の生えているもの。根つき。「―の松」●文化・思想などが、しっかりと定着すること。「ドイツーの観念論哲学」●その土地に生まれ育ったこと。「―の料理人」 **ねおき【寝起き】**●ねむっていた人が目をさまして起きること。また、起きたばかりの気分・機嫌。「――が悪い」●《名・自サ》ねることと起きること。転じて、暮らすこと。「姉とひとつ部屋でーする」類語起居。 **ね・おし【寝押し】**《名・他サ》衣類などをふとんの下にしいて寝て、折り目をつけたり、しわをのばしたりすること。「ズボンを―する」 **ネオン**●希ガス類元素の一つ。無色・無臭で、放電管に入れてグロー放電を起こさせると、美しい橙赤色{とうせきしょく}を発する。元素記号 Ne。●「ネオンサイン」の略。▽neon **―サイン**ガラス管内にネオン・アルゴン・ヘリウム・水銀蒸気などを封入した放電灯。美しい色・光を発する。広告・装飾などに利用。▽neon sign **ネガ**「ネガティブ日」の略。団ポジ。 **ねがい【願い】**●こうあって欲しいと期待すること。また、期待している事柄。願うこと。「平和のー」「―がかなう」類語望み。願望。希望。願{がん}。●願いを書いたもの。「異動―」「退職―」表記書式では「・・・願」と書く。 **ねがい・あ・げる【願い上げる】**《他下一》丁重にお願いする。〔多く手紙などに用いる〕「ご承諾のほど―・げます」 **ねがいごと【願い事】**心に願い望んでいる事柄。特に、神仏に対して願う事柄。類語祈願。 **ねがい・さげ【願い下げ】**●一度願い出た事柄を、自分から取り下げること。●〔ある事柄を〕自分の方からたのんででも、断りたいこと。「そんな仕事はこっちからーだ」 **ねがい・でる【願い出る】**《他下一》〔高い地位の人や役所などに〕願いの事柄を申し出る。「休暇を―・でる」 **ねが・う【願う】**《他五》●心の底から望み求める。「こい求める。「平和を―・う」類語望む。()希求。念願。●神仏に願いをかけていのる。祈願する。「家内安全を―・う」●役所などに願いを申請する。請願する。「認可を―・う」●〔商店などで〕客に買ってもらう。〔客に対する丁寧な言い方」「お安く―・っております」●たのむ。また、注文する。「お静かに―・います」「特急券二枚ー・います」●[ばくぜんと]世話などをたのむ。「よろしくー・います」文《四》。 >[――ったり叶ったり]《句》〔自分と相手の条件がうまく合って〕希望どおりに物事が実現すること。すっかり思いどおりになること。「そうしていただければーです」 >[――っても無い]《句》望んでもできそうもないことが、思いがけなく実現してありがたい。「―縁談」 **ねーがえり【寝返り】**《名・自サ》●ねていて体の向きを変えること。●味方を裏切って敵方につくこと。類語背信。 >[―を打・つ]《句》●寝返りをする。類語()輾転反側。●味方を裏切って敵方につく。 **ね・がえ・る【寝返る】**《自五》●ねていて体の向きを変える。●味方を裏切って敵方につく。「敵に―・る」 **ねーがお【寝顔】**眠っているときの顔つき。 **ねがけ【根掛け】**日本髪で、もとどりの部分にかける装飾品。宝石・金属・布などで作る。 **ねーがさ【値、嵩】**値段が高いこと。「―の株」 **ねか・す【寝かす】**《他五》●ねるようにする。眠るようにする。ねかしつける。●「立っているものを〕そっと横にたおす。横にする。「けが人を担架に―・す」●商品や資本を実際に使わず、そのまま手もとに置いておく。「資本を―・す」●材料を発酵・熟成させる。「パン生地を一晩―・す」「ワインを―・す」=寝かせる。区《四》。 **ねか・せる【寝かせる】**《他下一》→寝かす。 **ね・かた【根方】**立ち木などの根もと。また、ものの下の方。元の方。ねがた。 **ネガティブ**■《名》陰画。陰画用のフィルム。ネガフィルム。ネガ。原板。因ポジティブ。■《形動》消極的である。否定的である。「ーな意見」囡ポジティブ。▽negative **ね・かぶ【根株】**木の切り株。株。 **ねーから【根から】**《副》ねっから。 **ねがわく・は【願わくは】**《副》《文語動詞「願ふ」の未然形+名詞化する接尾語「く」+助詞「は」)〔文]願うところは。できることならどうか。「―神の加護のあらんことを」参考俗に「願わくば」ともいう。 **ねがわし・い【願わしい】**《形》〔そう・なる(する)ことは]願うところである。そうであってもらいたい。望ましい。「全員参加が―・い」 **ねーかん【寝棺】**死体をねかしておさめる長方形の棺。寝棺{しんかん}。囡座棺。 **ねぎ【禰宜】**《「祈ぐ」の連用形から)●昔の神職の一つ。神主{かんぬし}管の下、祝{はふり}の上。●現在、宮司・権宮司{ごんぐうじ}に次ぐ職名。また、神職の総称。 **ねぎ【葱】**ユリ科の多年草。葉・茎ともに円筒形で、初夏、白緑色の小花が球状につく。食用。ねぶか。 **ねぎ・ぼうず【、葱坊主】**球状にかたまって開く、ネギの花。参考形が坊主頭に似ることから。 **ねぎ・ま【、葱、鮪】**ネギとマグロの肉とをいっしょににて食べるなべ料理。ねぎまなべ。 **ねぎらい【『労い・犒い】**相手の苦労・骨折りに対して、なぐさめや感謝の気持ちを表すこと。「―の言葉をかける」 **ねぎら・う【『労う・・犒う】**《他五》〔苦労や骨折りなどに対して〕感謝して・いたわる(なぐさめる)。[コロ]「労を―・う」類語()慰労。慰撫。《四》。 **ねぎ・る【値切る】**《他五》物を買うときに、値段をまけさせる。値引きさせる。「―・って買う」 **ねぎわ【寝際】**●ねようとするとき。寝床につく直前。寝しな。「―に酒を飲む」●眠ってすぐのとき。寝入りばな。「―を起こされる」類語①②寝がけ。 **ね‐くずれ【値崩れ】**《名・自サ》ある商品が供給過剰などで急激に値下がりすること。「―が起こる」 **ね・ぐせ【寝癖】**●ねている間についた髪の癖。「ーがつく」●ねている間に体を動かしたり、布団をはがしたりする癖。[コロ]「―が悪い」●〔子供などの〕ねつくときの癖。●よくねたがったり、ねてばかりいたりする癖。 **ネクター**果物をすりつぶした果汁飲料。▽nectar **ネクタイ**洋装で、ワイシャツの襟のまわりに巻いて前で結ぶ、細い帯状の飾り布。参考「一本・・・」または「一掛{ひとえ}・・・」と数える。▽necktie **ーピン**ネクタイをワイシャツなどに固定するための装身具。ネクタイどめ。タイピン。▽necktie と pin からの和製語。 <1129> **ね・くび【寝首】**ねむっている人の首。 >[―を掻かく]《句》●ねむっている人をおそって、その首を切りとる。参考卑怯な手段とされた。●卑怯な計略を用いて相手をおとしいれる。 **ね‐くら【根暗】**《名・形動》〔俗]性格がもともと暗いこと。「―な人」团根明。 **ねぐら【婚】**(「寝座」の意)●鳥のねる所。鳥の巣。とや。●[俗]人のねる所。家。やど。 **ネグリジェ**西洋風の女性用寝巻き。やわらかい布で、ワンピース型にゆったりと作られる。▽négligé **ネグ・る**《他五》〔俗〕無視する。軽視する。「残りは―・ってしまおう」参考「ネグレクト(neglect)」を略した「ネグ」を動詞化した語。 **ね・ぐるし・い【寝苦しい】**《形》〔暑さや苦しみなどのために」ねつきにくい。「―・い夜」 **ネグレクト**《名・他サ》●無視すること。また、軽視すること。「少数派を―する」●保護者などが、子供や高齢者の世話をせず放置すること。▽neglect **ねこ【猫】**●ネコ科の動物のイエネコ。古くから飼われている。体はしなやかで、つめがするどい。●[俗]三味線。参考胴にネコの皮を張ることから。●〔俗〕〔三味線を使うことから〕芸者。●ふとんの中に置き、手足を温める土製のあんか。ねこあんか。●「ねこぐるま」の略。 >[――に鰹節]《句》《鰹節はネコの好物であることから)好物をそばに置いては油断できないことのたとえ。 >[―に小判]《句》いくら価値があるものでも、与える相手によっては何の役にも立たないことのたとえ。与えがいがないこと。類語馬の耳に念仏。豚に真珠。 >[―に木天蓼]《句》《マタタビの実がネコの好物であることから)大好物(に飛びつくこと)のたとえ。きわめて効果があることのたとえ。 >[―の子一匹い・ない]《句》全く人影がないことのたとえ。 >[―の手も借り・たい]《句》いそがしく手不足で、だれでもいいから手伝いがほしいことのたとえ。 >[―の額]《句》土地や場所がひどくせまいことのたとえ。「―ほどの庭」 >[―の目]《句》《ネコのひとみが明暗に敏感に反応することから)物事がめまぐるしく変わることのたとえ。 >[―も杓子も]《句》どれもこれも。だれもかれも。 >[―を被る]《句》ねこかぶりをする。 **ねこあし【猫脚・猫足】**机や膳などで、上からしだいに細くなり、下部が内側に向かって丸くふくれた形のあし。参考ネコの足に似ることから。 **ねこ‐いた【猫板】**長火鉢の端にわたしてある細長い板。参考温かいため、ネコがそこを好むことから。 **ねこーいらず【猫いらず】**黄燐{おうりん}や亜砒酸{あひさん}などを主体とした、ネズミを殺す薬。えさにまぜてネズミに食わす。参考ネズミをとるネコが不要の意からの商標名。 **ねこ・かぶり【猫『被り】**自分の本性{ほんしょう}をかくして、おとなしく見せかける・こと(人)。ねこっかぶり。 **ねこ‐かわいがり【猫可『愛がり】**むやみにかわいがり、甘やかすこと。「―にかわいがる」類語溺愛{できあい}。 **ねーこぎ【根『扱ぎ】**〔草木などを〕根ごと引きぬくこと。根引き。根こそぎ。 **ねこ‐ぐるま【猫車】**土砂などの運搬に使う、車輪が一つで、柄を持っておしていく車。 **ね‐ごこち【寝〈心地〉】**ねたときの気分。また、ねむっているときの心持ち。「―のよいベッド」 **ネゴシエーション**交渉。話し合い。折衝。▽negotiation **ねこじた【猫舌】**熱いものを飲食できない舌(の人)。参考ネコは熱い食べ物をきらうことから。 **ねこじゃらし【猫じゃらし】**「エノコログサ」の俗称。 **ねこーぜ【猫背】**首が前に出て、背中が曲がっている・こと(人)。 **ねこそぎ【根、刮ぎ】**■《名》草木を根までこそげること。根まで全部ぬきとること。根こぎ。「雑草をーにする」■《副》少しも余さず。あるもの全部。すっかり。「かびを―に落とす」「洪水で財産を―失った」 **ねこーつーかぶり【猫っ『被り】**ねこかぶり。 **ねこつけ【猫っ毛】**やわらかい髪の毛。ねこげ。 **ねごと【寝言】**●ねむっているうちに無意識に発することば。連「唐人の―(=わけのわからないことば)」●聞くに値しない、ばかげた言い分。たわごと。「そんな―は聞けないよ」 **ねこなで‐ごえ【猫、撫で声】**(ネコがなでられたときに発する甘え声の意で)人の機嫌をとろうとして出す、やさしくこびる声。「―でさそう」 **ねこばば【猫、糞】**《名・他サ》《ネコが自分の糞に土をかけてかくすことから)悪いことをして、あとをごまかして知らん顔をすること。特に、拾った物をだまって自分のものにすること。「―を決めこむ」 **ねーこみ【寝込み】**ぐっすりとねむっている間。(まだ)ねむっているとき。[コロ]「―をおそう」 **ねこ・む【寝込む】**《自五》●ぐっすりねむる。熟睡する。類語寝入る。●病気で(長く)床につく。「父はかぜをひいて―・んでいる」類語寝付く。 **ねこめ・いし【猫目石】**宝石の一つ。金緑石のうち、動かすとネコのひとみのような波状の細い反射光線が走るもの。色は黄色・黄緑色など。キャッツアイ。 **ねこやなぎ【猫柳】**ヤナギ科の落葉低木。川辺などに生え、春先、白いネコの尾に似たやわらかい花穂をつける。かわやなぎ。 **ねごろ【値頃】**品質と値段とのつり合いが適当であること。また、買うのに手ごろな値段。「―の品」 **ねーころが・る【寝転がる】**《自五》ねころぶ。 **ねーころ・ぶ【寝転ぶ】**《自五》ごろりと体を横たえる。寝ころがる。寝そべる。「―・んで本を読む」 **ねーさがり【値下がり】**《名・自サ》値段や料金が安くなること。「物価の―を待つ」対値上がり。 **ねーさげ【値下げ】**《名・他サ》値段や料金を安くすること。「授業料の―を要求する」財団値上げ。 **ね・ざけ【寝酒】**〔眠りをさそうために]寝しなに飲む酒。ナイトキャップ。 **ね・ざ・す【根差す】**《自五》●植物の根が地中に張る。●動かぬものとなる。定着する。「その住民運動は地域に深く―・している」類語①②根づく。●もとづく。基因する。由来する。「民主主義に―・した教育」 **ねーざめ【寝覚め】**眠りからさめること。目覚め。 <1130> >[―が悪・い]《句》●眠りからさめたときの気分がよくない。●過去のよくない行いなどが思い出されて、気持ちがすっきりしない。 **ね・ざや【値鞘】**二つの相場・値段の差額。また、買値と売値との差額。 **ねじ【螺旋・捩『子・『捻子・螺子】**●円柱の外側、円筒の外側または内側にらせん状の突起を付けたもの。らせんのみぞをかみ合わせて、物をしめつけて固定するのに使う。●〔時計などの〕ぜんまいを巻く装置。 >[―が緩・む]《句》緊張感がなくなって、だらける。 >[―を巻・く]《句》●〔時計などの〕ぜんまいを巻く。●だらけた人に対して、活を入れる。類語はっぱをかける。 **ねじ・あ・げる【「捩じ上げる】**《他下一》強くねじって上へあげる。ねじりあげる。[コロ]「腕を―・げる」 **ねじ・きり【螺『旋切り】**ボルトやナットなどにねじを刻む・こと(工具)。 **ねじ・き・る【捩じ切る】**《他五》強くねじって切り取る。ねじってちぎる。「針金を―・る」 **ねじ・くぎ【螺旋、釘】**先端がねじになったくぎ。 **ねじ・く・れる【捩じくれる】**《自下一》●曲がりくねる。ねじれる。●ねじける。「―・れた根性」表記②は「拗くれる」とも書く。 **ねじ・ける【拗ける】**《自下一》心や性質が素直でなくなる。ひねくれる。ねじくれる。「彼は性格が―・けている」 **ねじ・こ・む【「捩じ込む】**《他五》●〔せまい所などに〕物をねじって(無理に)中へおし入れる。「札をポケットに―・む」文《四》。●《自五》なじって強く抗議する。また、文句を言いにおしかける。「役所に―・む」 **ねーしずま・る【寝静まる】**《自五》人々がみな眠って、あたりが静になる。「人が―・ったころを見計らう」 **ねじたく【寝支度・寝仕度】**〔床をとったり着替えをしたりして〕寝る用意をすること。寝るための用意。 **ねーしな【寝しな】**寝ようとするとき。また、寝て間がないとき。寝ぎわ。「―に電話がかかる」対起きしな。 **ねじふ・せる【捩じ伏せる】**《他下一》腕をねじっておしたおす。「泥棒を―・せる」 **ねじ・ま・げる【「捩じ曲げる】**《他下一》●ねじって曲げる。「くぎを―・げる」●むりやりにゆがめる。「事実を―・げて報告する」 **ねじ・まわし【螺旋回し】**ねじ(=ボルト)の頭のみぞにあてて回し、ねじを差し入れたり抜きとったりする道具。ドライバー。 **ねじ・む・ける【『捩じ向ける】**《他下一》ねじって、ある方向に向ける。「日本を戦争に―・けた勢力」 **ね‐じめ【根締め】**●移植した樹木の根もとの土をつき固めること。●生け花や庭木・鉢植えの木の根もとにそえる草。●生け花で、さした木や花の根もとを、ゆるまないように締めて固定する・こと(もの)。 **ね・じめ【音締め】**三味線などの糸を巻きしめて調子を整えること。また、調律されたさえた音。 **ねじ・やま【螺旋山】**ねじの、みぞとみぞの間の高い部分。「――がすりへる」 **ね‐しょうがつ【寝正月】**(無精{ぶしょう}や病気で)正月にどこにも出かけずにねて過ごすこと。 **ねーしょうべん【寝小便】**〔子供などが〕睡眠中に無意識に小便をもらすこと。夜尿症。おねしょ。 **ねじり・あ・げる【捩じり上げる】**ねじあげる。 **ねじり・はちまき【「捩じり鉢巻き】**手ぬぐいをねじって頭に巻き、ひたいの所で結んだもの。ねじはちまき。「―でがんばる」 **ねじ・る【捩じる・『捻じる】**《他五》●まっすぐな物をひねって曲げる。「腕を―・る」●棒などの両端に互いに方向のちがう力を加えて回す。一端を・固定して(押さえて)他端に力を加えて回す。「水道の栓を―・る」同①②ひねる。文《四》。 **ねじ・れる【「捩じれる・『捻じれる】**《自下一》●くねり曲がる。よれて、曲がる。「胃が―・れるように痛む」●ひねくれる。ねじける。「心が―・れる」図ねぢ・る《下二》。 **ねー・じろ【根城】**●大将がいて根拠地となっている城。類語牙城。居城。本城。因出城{でじろ}。●ある行動の基点となる場所。根拠地。「盗賊の―」類語本拠。 **ねず【社『松】**ヒノキ科の常緑低木。葉は針状。果実は球状で黒く熟し、利尿剤とされる。材は建築・器具用。むろ。むろのき。ねずみさし。 **ねず【鼠】**●「ねずみ」の略。●「ねずみ色」の略。●漢字の部首「鼠」の称。 **ね・すがた【寝姿】**ねているときのかっこう。 **ね・す・ぎる【寝過ぎる】**《自上一》●適当な時間以上に、度を過ごしてねる。ねすごす。 **ね・すご・す【寝過ごす】**《自五》眠りからさめず、起きるべき時刻を過ぎてしまう。寝過ぎる。 **ねず・の・ばん【寝ずの番】**〔警備などのために〕夜どおしねないで番をする・こと(人)。不寝番。類語夜番。 **ねずみ【鼠】**ネズミ科の動物。繁殖力が強い。草の根や木の実などを食べる。ねず。類語嫁が君。梁上{りょうじょう}の君子。 **ねずみ・いらず【鼠入らず】**ネズミが入らないように作った、食器や食料品を入れる戸棚{とだな}。 **ねずみ・いろ【鼠色】**〔ネズミの毛の色のような]青みを帯びた淡黒色。灰色。ねず色。ねず。「―の服」 **ねずみ・がえし【鼠返し】**ネズミの侵入を防ぐために、倉庫の入り口・はしご・柱の上部などに、逆斜面になるように取り付けた板。 **ねずみ・こう【鼠講】**仲間を集めた会員に報酬を与え、鼠算{ねずみざん}式に会員を増やそうとする非合法の金融組織。無限連鎖講。 **ねずみ・ざん【鼠算】**●和算で、ネズミの盛んな繁殖を例にとった、等比級数の計算法。その項の増加にしたがってその和が急激に増加することを説く。●物の増加が急激であることのたとえ。「―式に増える」 **ねずみ・とり【鼠取り・鼠捕り】**●ネズミを・とらえる(殺す)こと。また、そのための器具や薬品。●〔俗】警察の、自動車のスピード違反の取り締まり。 **ねずみ・はなび【鼠花火】**火薬をつめた細い紙の管を直径三㌢ほどの輪にした花火。火をつけると、地面をくるくると勢いよく動き回った末、破裂する。 **ねずみ・もち【鼠、魏】**モクセイ科の常緑低木。庭木や垣根用に植える。夏、白色の小花が多数集まってつく。参考果実が黒紫色で、ネズミの糞{ふん}に似る。 <1131> **ね・せる**【寝せる】《他下一》ねさせる。ねかす。ねかせる。[文]ね・す《下二》。[類義語の使い分け]「せがむ・ねだる」 **ねーぞう**【寝相】〔人が〕眠っているときのかっこう・姿勢。寝姿。[コロ]「ーが悪い」 **ね・そび・れる**【寝そびれる】《自下一》眠る時機を失い、眠れなくなる。眠りそこなう。 **ね・そべ・る**【寝そべる】《自五》体をのばして、腹ばいになったり横になったりする。〔あまり行儀のよくない寝姿についていう〕[類語]寝ころぶ。 **ねた**《「たね(種)」を逆さ読みにした隠語)〔俗〕●新聞記事・小説・脚本などの材料。素材。●犯罪などの証拠。「―が上がる」●手品などの仕掛け。[コロ]「―を明かす」 **ねーだ**【根太】木造床の構造材で、床板を支えるため、床板の下にわたす横木。「書棚の重みでーが下がる」**―いた**【―板】根太の上に張る板。床板。 **ね・だい**【寝台】寝床にする台。寝台。 **ねたきり**【寝たきり】老衰や病気のために長くねたままの状態であること。「脳出血で―になる」「―状態」 **ねた・ば**【寝刃】切れ味がにぶった刀剣の刃。 >――を合わ・す《句》●切れ味のにぶった刀剣の刃をとぐ。●ひそかに悪事をたくらむ。 **ね・たばこ**【寝煙草】寝床に横になりながらたばこを吸うこと。また、そのたばこ。 **ねたまし・い**【妬ましい・嫉ましい】《形》〔他人の事が〕うらやましくて、憎らしい感じがする。「彼の名声を―・く思う」 **ねた・む**【妬む・嫉む】《他五》〔他人の長所・幸運などを〕うらやみながらにくむ。嫉妬する。焼きもちを焼く。「友人の出世を―・む」[類語]そねむ。[文]《四》。 **ね・だめ**【寝溜め】睡眠不足になることを予測して寝られるときに十分睡眠をとっておくこと。 **ね・だやし**【根絶やし】●草木を根まで完全にぬきよって、あとに何も残らないようにすること。ねきり。●物事を大もとから取り去って、残らないようにすること。根絶。「悪を―にする」[類語]絶滅。撲滅。 **ねだ・る**【強請る】《他五》●欲しい物を手に入れようと、甘えて求める。「小遣いを―・る」[参考]「お」+連用形「ねだり」で「ねだること」の意で用いる。「子供がおー・りする」[類語]せがむ。●[俗]ゆする。強請する。[類語]せびる。[文]《四》。 **ねーだん**【値段】商品の対価として支払われる金銭の額。価格。值。[類語]代価。 **ネチケット** インターネットなどのネットワーク上で、利用者が守るべきマナーやエチケット。▽netiquette (= net etiquette から) **ねちっこ・い**《形》〔俗〕不愉快になるほど、しつこいようす。ねちこい。ねばっこい。「―・く不平を並べる」 **ねちねち**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●(しめっぽく)不快にねばつくようす。「脂で指がーする」●〔性質や話しぶりが〕しつこくて、あっさりしないようす。「―と食い下がる」「―と嫌味を言う」 **ねつ**【熱】●物体に温度変化を起こさせるもとになるもの。●病気などによる平常以上の体温。「―がある」●高い温度。「煮物の―をさます」●「ある事に対する〕激しい意気込み。熱意。[コロ]「―が冷める」●[「お―」の形で〕のぼせて夢中になること。「彼女はA選手におーだ」[類語]熱気。熱情。 >――に浮かさ・れる《句》●高い体温のために意識が正常でなくなる(うわごとを言う)。●〔理性を失うほど〕物事に熱中する。夢中になる。「―・れたように鷗外を読みふけった」 >――を上・げる《句》物事に打ち込んで熱中する。のぼせて夢中になる。「看板娘に―・げる」 >――を吹・く《句》威勢のよいことを盛んに言う。気炎を上げる。 **ねつ・あい**【熱愛】《名・他サ》心から強く愛すること。熱烈に愛すること。 **ねつい**【熱意】強い意気込み。熱心でひたむきな気持ち。[コロ]「―に欠ける」[類語]情熱。熱情。 **ねつえん**【熱演】《名・他サ》熱心に、また、情熱的に演じること。「主役を―する」 **ネッカチーフ** 首の回りに巻いたり頭をおおったりする、装飾・保温をかねたうすい布。▽neckerchief **ね・つーから**【根っから】《副》《「ねから」を強めた言い方)●生まれつき。はじめから。もともと。「彼女はー陽気にできている」●(下に打ち消しの語を伴って)いっこうに。まったく。「―知らない」「数学は―だめだ」 **ねつ・かん**【熱感】〔文〕熱がある感じ。熱け。 **ねつ・がん**【熱願】《名・他サ》〔ある物事の実現を〕熱心に希望し、求めること。熱烈な願い。[類語]熱望。 **ね・つき**【寝付き】眠りに入ること。「寝床に入ってすぐねむれるか、ねむれないかに着目して言う語〕「―がいい」 **ねっき**【熱気】●火・太陽などで熱くなった空気。温度の高い空気。「―がこもる」[対]冷気。●〔病気などによる〕高い体温。熱のほてり。熱気。「―がさす」●興奮して高まった意気込み(雰囲気)。「会場がーに包まれる」 **ねつぎ**【根接ぎ・根継ぎ】●接ぎ木で、根に他の植物の若枝などをつぐこと。●建物の柱の下部のくさった部分を新しい材にとりかえて補強すること。[表記]①はふつう「根接ぎ」、②は「根継ぎ」と書く。 **ねつ・ききゅう**【熱気球】ガスバーナーで袋内部の空気を加熱することにより浮遊する気球。 **ねっ・きゅう**【熱球】野球・バレーボールなどの球技で、勢いの激しい球。「―乱れ飛ぶ好ゲーム」 **ねっきょう**【熱狂】《名・自サ》興奮して夢中になること。「演奏に―する」**―てき**【一的】《形動》熱狂しているようす。「―な声援」 **ネッキング** 男女が首から上の範囲で行う愛撫。▽necking **ね・つ・く**【寝付く】《自五》●眠りにつく。ねいる。「暑くて―・けない」●病気になって長く床につく。 **ネック** ●首。また、襟ぐり。「タートルー」●〔物事を成し遂げるうえでの〕障害。隘路{あいろ}。「貿易交渉のーは米だ」▽neck [語源]bottleneck から。 **ね・づ・く**【根付く】《自五》●移植した草木が、かれずに根を張って育つ状態になる。根がつく。●物事の基礎がかたまる。また、定着する。「民主主義が―・く」[類語]根ざす。 **ネックレス** 首や襟もとをかざるアクセサリー。首かざり。ネックレース。▽necklace **ね・つけ**【根付け】たばこ入れ・印籠{いんろう}・巾着{きんちゃく}などのひもの端につけ、帯にはさんで腰に提げたとき落ちないようにする細工物。[参考]印籠(図)。 **ねつけ**【熱気】ねっき②。 <1132> **ねっけつ**【熱血】〔文]●体外に出たばかりで、体温の去らない生き血。●血がわきたつような、激しい意気・情熱。**―かん**【―漢】正義感が強く、情熱をもって行動する男性。熱血男児。 **ねつげん**【熱源】エネルギーとしての熱を供給するみなもと。「原子力を―とする発電所」 **ね・つ‐こ**【根っこ】〔俗〕●草木の根。●木の切り株。●根底。「政治をーから変える」 **ねつこ・い**《形》〔俗〕〔いやになるほど」しつこいようすだ。あっさりしていない。ねつっこい。 **ねっさ**【熱砂・熱沙】〔文]●夏の太陽などで焼けた熱い砂。「―の海岸をかけ回る」●暑い砂漠。 **ねつさまし**【熱冷まし】病気で発した高い熱を下げるのに使う薬。解熱剤。 **ねっさん**【熱賛・熱讚】《名・他サ》〔文]熱烈にほめたたえること。また、熱烈なほめことば。 **ねっしゃーびょう**【熱射病】高温のもとで体温の調節が困難となって起こる病気。頭痛・目まいを起こしたり意識を失ったりする。日射病に似ている。 **ねっしょ**【熱暑】〔文]夏の、日の光の暑さ。暑熱。「―の砂漠」 **ねっしょう**【熱唱】《名・他サ》熱心に、または情熱的に歌うこと。「演歌を―する」 **ねつ・じょう**【熱情】ある物事に注ぐ、ひたむきな気持ち(情愛)。「――を込めて語る」[類語]情熱。熱意。**―てき**【一的】《形動》激しい情熱をもって物事に打ちこむようす。情熱的。「――な演奏」 **ねつ・しょり**【熱処理】《名・自他サ》金属材料に加熱・冷却などの操作をほどこし、その性質を変えること。焼きいれ・焼きもどし・焼きなましなど。 **ねっしん**【熱心】《名・形動》物事に(情熱を注ぎ)、精神を打ちこむこと。また、その度合いの激しいようす。「―に説明する」[類語と表現] **ねっすい**【熱水】●高温の水。●マグマが冷え固まるときにわき出る高温の水。種々の鉱物成分をふくむ。「―鉱床」 **ねっ!する**【熱する】●《自サ変》〔温められて]熱くなる。「鉄は―・し易く、冷さめ易い」●〔物事に〕熱心になる。熱中して夢中になる。「議論に―・するあまり」●《他サ変》(熱を加えて)熱くする。加熱する。「湯を―・する」 **ねっせい**【熱誠】〔文〕ひたむきなまごころ。「―を示して周囲を感激させる」[類語]赤誠。 **ねっせん**【熱戦】熱のこもった、激しい勝負・試合。熱闘。「―を展開する」 **ねつ・せん**【熱線】赤外線。 **ねつぞう**【捏造】《名・他サ》《「でつぞう」の慣用読み)実際にはない事を、いかにもある事のようにいつわって作り上げること。「―した話を流す」「証拠――の可能性がある」 **ねったい**【熱帯】赤道を中心に、南北の回帰線にはさまれた地帯。もっとも気温の低い月の平均気温が一八度以上の地帯。[参考]温帯・寒带。**―ぎょ**【―魚】熱帯地方に生息する魚類の総称。美しい色彩のものが多い。観賞用。**―ていきあつ**【一低気圧】熱帯地方の海洋上で発生する低気圧。**ーや**【一夜】屋外の気温が摂氏二五度より下がらない、暑い夜。 **ねっちゅう**【熱中】《名・自サ》●精神を集中して夢中になること。「野球に―する」●〔ある人に]思いこがれること。[類語と表現]「熱心・熱中」 >[類語と表現]「熱心・熱中」 >「熱心」「熱中」は、ともに「子供の教育に熱心だ」「文学に熱中する」のように、心を傾ける対象を「~に」で受けて情熱的な心の傾向を表すことばである。「熱心だ」は、形容動詞として意志的、継続的な心の状態を表し、「勉強熱心な模範生」のように多く肯定的な意味に使い、「熱中」は動作性名詞として「~する」の形で使う。気のおもむくままに心を傾けると言った無意志的なニュアンスが強く、肯定的な意味にも使うが、「音楽に熱中して、ろくに勉強もしない」のように否定的に使うことも多い。 >[熱心だ]真剣・本気・本腰・真摯{しんし}・ひたむき・熱烈・(無我)夢中・一心(不乱)・脇目も振らず・熱意を持って・命懸け・(一所/一生)懸命・必死・死に物狂い・捨て身・石にかじりついても・背水の陣・不眠不休・寝食を忘れて・ひたすら・一途{いちず}・一筋・一直線・まっしぐら・一辺倒・専一・一意専心・鋭意・孜々{しし}・営々・躍起になって・むきになって・汲々{きゅうきゅう}・あくせく・心[精魂]を打ち込む・情熱[熱意・熱情]を込める・心血を注ぐ・心魂[精神]を傾ける >[熱中する]没頭・傾倒・専心・専念・傾注・没入/酔う・耽る・溺れる・ほうける・淫する・惚れる・のぼせ上がる・夢中になる・気[身]を入れる・熱[血道]を上げる・熱に浮かされる・我を忘れる・心[魂]を奪われる・うつつを抜かす・憂き身をやつす・病膏肓{こうこう}に入る・・・・三昧 **ねっちゅう・しょう**【熱中症】体外への熱放散が困難になって起こる症状の総称。めまい・けいれんなどがみられる。 **ねっちり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)〔物の言い方などが〕しつこくてさっぱりしないようす。ねちねち。 **ねつ・つ・ぽ・い**【熱っぽい】《形》〔病気のために]体温がふつうより高い感じがする。●情熱的な感じがする。「―・いまなざしで見つめる」「―・く議論する」 **ねってつ**【熱鉄】熱でとけた鉄。 >――を飲・む《句》ひどくつらくて苦しい思いをすることのたとえ。「―・む思い」 **ねつ・でんどう**【熱伝導】〔理〕熱の伝わり方の一つ。物質内に温度差があるとき、内部を伝わって高温部から低温部へと熱が移動すること。 **ネット** ●網。網状のもの。●テニス・バレーボール・卓球などで、コートの仕切りにする網。●髪の乱れを防ぐためにかぶる網。ヘアネット。●「ネットワーク」の略。●「インターネット」の略。▽net **ーイン**《名・自サ》テニス・バレーボール・卓球などで、打球がネットにあたって相手側のコートにはいること。▽net と in からの和製語。**―うら**【―裏】野球場で、バックネットの後方に設けられた観覧席。記者席が設けられていることが多い。**ーカフェ**多数のパソコンを常備し、客が自由にインターネットを利用できる喫茶店。インターネットカフェ。▽net と café からの和製語。**―サーフィン** インターネット上のネットワークをたどって情報を自由に見て回ること。▽net surfing **ーショッピング** インターネットを利用した通信販売。オンラインショッピング。▽net shopping **ーワーク** ●網のように <1133> **ねつ・ど**【熱度】●〔人体・物体などの〕熱の高低の度合い。●物事に対する熱心さの度合い。「―を問う」 **ねっとう**【熱鬧】〔文〕大勢の人が出て混雑し、にぎやかなこと。 **ねっとう**【熱湯】にえたぎった熱い湯。煮え湯。 **ねっとう**【熱闘】熱の入った盛んな試合。熱戦。「―二時間におよぶ」 **ねっとり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)粘りがあって、まつわりつくようす。「シャツが汗でー(と)する」「―(と)した油がこびりついている」 **ねっぱ**【熱波】〔気〕夏、南の海洋から暑い気団が周期的に押しあげられてくる現象。[対]寒波。 **ねつびょう**【熱病】高熱をともなう病気。マラリア・チフスなど。〔急性感染症についていうことが多い] **ねっぷう**【熱風】〔太陽や電気などの熱であたためられた〕高い温度の風。また、熱い空気の流れ。 **ねつ・べん**【熱弁・熱辯】熱のこもった弁論。熱烈な弁舌。[コロ]「―をふるう」 **ねつ・ぼう**【熱望】《名・他サ》〔ぜひそうあってほしいと〕熱心に願い望むこと。また、その望み。「ファンの―にこたえる」[類語]切望。渴望。熱願。 **ね・づよ・い**【根強い】《形》基礎がしっかりしていて、たやすくはぐらつかないようすだ。「―・い人気」 **ねつらい**【熱雷】〔気〕地面が強く熱せられ、激しい上昇気流が生じて発生した雷。 **ねつ・りょう**【熱量】●熱の移動を量的に表したもの。単位は、ふつう、カロリー(cal)、国際的にはジュールを使う。●栄養学で、体内で発生するエネルギーの量。単位は、kcal または Cal で表す。 **ねつるい**【熱涙】〔文]強く感じて流す涙。感激のあまり流れ出る涙。熱い涙。「――にむせぶ」[類語]感涙。 **ねつれつ**【熱烈】《名・形動》感情がたかぶって、激しいこと。「―な恋愛」 **ねつ・ろん**【熱論】熱のこもった議論。熱心な論議。 **ねても・さめても**【寝ても覚めても】《連語》いつも。たえず。始終。「―あの人のことばかり考えている」[類語]年がら年中。 **ねば**《「ねばならない」の略)〔文]・・・する義務・必要がある。・・・しなければならない。「生きー・ぬ」「がんばら―・ぬ」 **ねば・い**【粘い】《形》〔俗〕●粘り気がある。ねばっこい。●執着心が強くてしつこい。[文]ねば・し《ク》。 **ねば・つ・く**【粘つく】《自五》ねばねばする。粘り気がある。ねばって物につく。[類語]べとつく。 **ねばーつーこ・い**【粘っこい】《形》●粘り気が強いようすだ。粘り気がある。●性格などがしつこい。くどい。●勝負をあきらめない。執着心が強い。「―・いチーム」 **ねば・つち**【粘土】粘り気のある土。ねんど。 **ねばな**【寝端】→寝入りばな。 **ねばならぬ**《連語》《打ち消しの助動詞「ぬ」の仮定形+接続助詞「ば」+動詞「成る」の未然形+打ち消しの助動詞「ぬ」)〔文]・・・する義務・必要がある。・・・しなければならない。〔「ねばならない」ともいう]「人は **ねばねば**《副・自サ》(副詞は「ーと」の形も)よくねばるようす。ねばって他の物にくっつくようす。「―する液」●《名》ねばっているもの。「手のーをとる」 **ね・どい**【根問い】《名・自他サ》つきつめて根本まで問いただすこと。**―はどい**【一葉問い】《名・自他サ》すみずみまで徹底的に問いただすこと。根掘り葉掘り。 **ね・どこ**【寝床】寝るための床。寝るためにしきのべた寝具。寝間。「―を作る」[類語]臥床。 **ね‐どこ**【寝所】寝るための場所(部屋)。ねや。寝間。寝室。寝所。[類語]臥床。[文]《四》。 **ねと・ねと**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)ねばりつくようす。ねばりつく感じになるようす。ねっとり。 **ね‐とぼ・ける**【寝惚ける】《自下一》→ねぼける。 **ね・とまり**【寝泊まり】《名・自サ》そこにとまること。また、その場所で一定期間日常生活をすること。[類語]宿泊。寝起き。 **ねーと・る**【寝取る】《他五》他人の配偶者・情人と肉体関係を結び、自分のものにする。「彼女を―・られる」 **ね・なし**【根無し】●〔浮き草のように〕根がついていない・こと(もの)。●根拠がないこと。「―言{ごと}に」**―ぐさ**【一草】●水にういていて、根が土についていない草。浮き草。●浮動して定まらない物事。根拠のない物事。「―の人生」 **ね・の・くに**【根の国】〔古〕〔死んだ人が行くという〕あの世。よみの国。 **ねはば**【値幅】売値と買値、高値と安値などの二つの値段の差。「―の大きい銘柄」 **ねばり**【粘り】●ねばること(もの)。ねばる程度。粘り気。粘度。●根気。「―のあるチーム」 **ねばり・け**【粘り気】→ねばり①。 **ねばり‐ごし**【粘り腰】●相撲で、くずれにくい力強い腰つき。●なかなかへこたれない根気強さ。「交渉に―を見せる」[同]②二枚腰。 **ねばり・づよ・い**【粘り強い】《形》●ねばねばして物によくくっつくようすだ。●途中であきらめず、どこまでもやりとげようとするようすだ。「―・く説得する」[類語]根気強い。 **ねばり・ぬ・く**【粘り抜く】《自五》途中であきらめずに、最後まで物事をやり通す。「―・いて差をつめる」 **ねば・る**【粘る】《自五》●やわらかで、ついたものから容易にはなれようとしない。[類語](⇒)粘着。●あきらめずに根気よく続ける。「最後まで―・る」[文]《四》。 **ねはん**【涅槃】●一切の迷いを超越した、悟りの境地。滅度。●死ぬこと。特に、釈迦の入滅。[参考]梵語nirvāņa (=滅・滅度)の音訳。**―え**【―会】釈迦入滅の陰暦二月一五日(太陽暦の三月一五日)に寺院で営まれる儀式。 **ねびえ**【寝冷え】《名・自サ》〔特に夏]寝ている間に体が冷えて、かぜをひいたり腹をこわしたりすること。 **ね・びき**【値引き】《名・他サ》値段を定価より安くすること。値をまけること。割引。[類語]値下げ。 **ね・びき**【根引き】〔草木などを〕根こそぎ引きぬくこと。ねこぎ。 **ねぶか**【根深】「ネギ」の別称。特に、茎の白い部分の多いものを言う。 **ねぶか・い**【根深い】《形》●根が深く地中にはいりこんでいるようすだ。●物事の由来するところが古く深く、容易には消しがたいようすだ。「―・い恨み」 **ねぶくろ**【寝袋】「シュラーフザック」に同じ。 **ね・ぶそく**【寝不足】《名・形動》寝足りないこと。睡眠不足。「―を解消する」 <1134> **ねふだ**【値札】値段を書いて商品につける札。 **ネプチューン** ●ローマ神話の海神。ネプツヌス。●海王星。▽Neptune **ねぶと**【根太】おできの一種の俗称。背中やふとももなどの脂肪に富む部分にできるはれもの。 **ねぶみ**【値踏み】《名・他サ》見積もって、だいたいの値段をつけること。値づもり。「相手を―するように見る」[類語]評価。 **ねぶ・る**【舐る】《他五》〔物を舌で〕なめる。〔古語的、または方言臭のある言い方〕「指を―・る」 **ネフローゼ** 腎臓の細尿管がおかされる病気。むくみ・たんぱく尿などが主な症状。ひどくなると、尿毒症を起こすこともある。▽Nephrose **ね・ぼう**【寝坊】《名・自サ・形動》朝おそくまで寝ていること(人)。また、そういう癖のある・こと(人)。「一してまた遅刻した」「おーさん」[類語]朝寝坊。ねぼすけ。 **ねぼけ**【寝惚け】寝ぼけること(人)。「一眼」 **ね・ぼ・ける**【寝惚ける】《自下一》●起きても完全に目をさましきらず、ぼんやりしている。また、ねむっていて変な言動をする。寝とぼける。●色・形などが不鮮明である。あいまいである。「―・けた中間色」 **ねぼすけ**【寝坊助】〔俗]寝坊な人をからかっていう語。 **ねほり・はほり**【根掘り葉掘り】《副》何から何まで。徹底的に。また、しつこくこまごまと。「一聞く」 **ね・ま**【寝間】●寝るための部屋。寝室。ねや。寝所。[類語]閨房。●「ねどこ」に同じ。 **ねまき**【寝巻き・寝間着】寝るときに着る衣服。 **ねまち・づき**【寝待ち月】●《月の出がおそく、寝て待つ意から)陰暦一九日の夜の月。臥し待ちの月。[参考]巻末「月齢表」。●特に、陰暦八月一九日の夜の月。●陰暦二〇日以後の月。=ねまちのつき。 **ね・まわし**【根回し】●大木を移植する前に一部の根を切り落とし、ひげ根を多数発生させること。[参考]果実の実りをよくするためにも行う。●ある事を行うに当たり、あらかじめ関係各方面に基本的な話をつけておくこと。「会議の―をする」 **ね・まわり**【根回り】樹木の根の周囲。また、そこに植える草木。 **ねみだれ・がみ**【寝乱れ髪】寝たために乱れた髪。 **ね‐みみ**【寝耳】睡眠中の耳。「――に聞く」 >――に水《句》「寝耳に水の入るごとし」の略。だしぬけに起こった出来事におどろくことのたとえ。 **ねむ**【合歓】ねむのき。 **ねむ・い**【眠い】《形》ねむりたい気持ちだ。ねむたい。「―・い目をこすって起きる」[文]ねむ・し《ク》。 **ねむ・け**【眠気】ねむりそうなきざし。ねむくてしかたがない気分。[コロ]「―をもよおす」[類語]睡魔。**―ざまし**【一覚まし】眠気をはらうこと(手段)。「―にコーヒーを飲む」 **ねむた・い**【眠たい】《形》ねむい。 **ねむ・の・き**【合歓木】マメ科の落葉高木。葉は羽状で複葉。小葉は夜になると閉じ、朝になると開くのでこの名がある。ねむ。ねぶのき。 **ねむら・す**【眠らす】《他五》●ねむりにつかせる。ねむるようにする。[類語]寝かす。●[俗]殺す。「逆らうやつは―・せろ」=眠らせる。 **ねむり**【眠り】ねむること。ねむった状態。睡眠。[コロ]「―につく」[連]「永久の―(=死ぬこと)」 **ねむり・ぐすり**【眠り薬】飲むと眠気をもよおす薬。催眠剤・麻酔薬など。睡眠薬。 **ねむり・こ・ける**【眠りこける】《自下一》《「こける」は接尾語》正体もなく、ぐっすりとねむる。 **ねむり・こ・む**【眠り込む】《自五》よくねいる。ぐっすりねむる。「正体もなく―・む」 **ねむ・る**【眠る】《自五》●意識の活動が一時停止して、無意識の状態になる。[参考]「寝る」を「眠る」の意で使うこともある。[類語]まどろむ。(⇒)睡眠。就眠。就寝。●死ぬ。永眠する。「祖先の―・る地」●活用されないままである。「地下に―・る資源」[文]《四》。[類義語の使い分け]「寝る・眠る」 **ねむれる**【眠れる】《連語》《「る」は文語助動詞「り」の連体形)ねむっている。「――美女」 >――獅子《句》大きな実力がありながら、まだそれを表面に現していない人のたとえ。 **ねめ・つ・ける**【睨め付ける】《他下一》にらみつける。〔古風な言い方〕「するどい目で―・ける」 **ね・める**【睨める】《他下一》にらむ。〔古風な言い方〕[文]ね・む《下二》。 **ね・もと**【根元・根本】●草木や立っている物などの、下の方の部分。根のもと。●物事の基本。根本。 **ねものがたり**【寝物語】(多く、男女が)夜、寝床の中で話し合うこと(話)。 **ねや**【閨】(「寝屋」の意)〔文〕夜ねるための部屋。寝室。ねま。[参考]特に、夫婦または男女の寝室の意に使うことが多い。[類語]寝所。閨房。 **ね・ゆき**【根雪】積雪が解けきらないうちに次の雪が降り積もって、連続して地面をおおう雪。また、そうして翌年の雪解けまで残る雪。 **ねらい**【狙い】●〔弓・鉄砲などで〕目標をねらうこと。[コロ]「ーがはずれる」●〔物事を行う際に」目指している事柄。達成しようとする目標。[コロ]「―をつける」[類語]目当て。目処。目的。目途。見当。 **ねらい・うち**【狙い撃ち】《名・他サ》●銃などで、正しく照準を定めてうつこと。狙撃。●目標を的確にとらえて行動すること。また、ある特定の物事に批判や攻撃を集中させること。「カーブを―する」「市長を―にした質問を浴びせる」 **ねらい・すま・す**【狙い澄ます】《他五》しっかりねらいをつける。心を集中させてねらう。「―・した一擊」 **ねらい・め**【狙い目】●出てほしいとねらっている、さいころの目。●手に入れるのにちょうどよい物・時期。「仕入れるのなら今がーだ」 **ねら・う**【狙う】《他五》●目標物に命中させようと、(武器などを)構える。[類語]狙い澄ます。(⇒)狙撃。●目当てのものを手に入れようとうかがう。「人の財産を―・う」[類語]目指す。目掛ける。●時期をうかがいみる。「すきを―・って逃げる」[文]《四》。 **ねり・あ・げる**【練り上げる】《他下一》●十分にこねて作り上げる。「餡を―・げる」●何度も手直ししてよいものにしあげる。「戦略を―・げて戦いに臨む」 **ねり・ある・く**【練り歩く・遷り歩く】《自五》列を作って、ゆっくり歩き回る。「行列が町を―・く」 **ねり・あわ・せる**【練り合わせる・煉り合わせる】《他下一》二種以上のものをこねまぜて(火にかけて)一つにする。 **ねりーあん**【練り餡・煉り餡】にた小豆に砂 <1135> 糖を加え、火にかけて練ったあん。 **ねり・いと**【練り糸】生糸をせっけん・ソーダ類のアルカリ溶液で精練してしなやかにした、白くて光沢のある絹糸。[対]生糸。 **ねり・え**【練り餌・煉り餌】●ぬか・魚粉・菜種などを水で練り合わせた、小鳥のえさ。●釣りで、ぬか・ふすま・魚粉・さなぎ粉などをまぜて小麦粉と練り合わせた、魚のえさ。 **ねり・おしろい**【練り白粉・煉り白粉】粉おしろいの粉末原料を水やグリセリンで練ったおしろい。また、どろ状に練って使うおしろい。 **ねり・ぎぬ**【練り絹】生絹をせっけん・ソーダなどのアルカリ溶液で精練して、しなやかにした絹布。[対]生絹。 **ねり・こう**【練り香・煉り香】粉末の麝香・沈香などを蜜で練り固めた香。 **ねり・せいひん**【練り製品・煉り製品】すりつぶした魚肉にでんぷんや調味料を加え、加熱し凝固させた食品。かまぼこ・ちくわなど。ねりもの。 **ねり・なお・す**【練り直す】《他五》●もう一度よく練る。●「できあがった文章や案を〕もう一度考えて書き改め、さらによいものにする。吟味しなおす。 **ねり・はみがき**【練り歯磨き・煉り歯磨き】粉歯みがきにグリセリン・甘味料・香料などを加えて、ペースト状に練ったもの。 **ねり・べい**【練り塀・煉り塀】土と瓦を積み重ねて築き上げ、上を瓦でふいた土塀。 **ねりま・だいこん**【練馬大根】●ダイコンの一品種。太くて長い。たくあんづけ・煮物に多く使われる。[参考]東京の練馬で品種改良されたのでこの名がある。●〔俗〕女性の太い足をからかっていう語。 **ねり・もの**【練り物】●練り固めて作ったもの。●練り製品。●薬物を練り固めたさんご・宝石などの模造品。●祭礼で、街を練り歩く行列・山車・踊り屋台など。[表記]①③は「煉り物」、②④は「練り物」とも書く。 **ねり・ようかん**【練り羊羹・煉り羊羹】寒天・餡・砂糖を熱して練り合わせ、固めた羊羹。 **ね・る**【練る】●《他五》〔絹を〕灰汁{あく}などでにてやわらかくする。●〔餡などを〕火にかけて、こね固める。●〔金属を〕焼いてきたえる。「日本刀を作る鋼を―・る」[類語](⇒)鍛鍊。鍛造。鍛冶。●「膏薬・糊・土などを〕こねまぜて、ねばらせる。●〔学問・技芸・文章・考え方などを〕さらによくするために努力を重ねる。「計画を―・る」[類語]練り上げる。(⇒)推敲。修養。経験などを積む。「心を―・る」[類語](⇒)修練。鍛練。練磨。陶冶。[表記]②③は「煉る」、④は「錬る」とも書く。[文]《四》。●《自五》列を作って、街路をゆっくりと歩く。「みこしが町中を―・る」。[表記]「邃る」とも書く。[文]《四》。 **ねる**【寝る・寐る】《自下一》●体を横たえる。「寝て本を読む」●夜、眠るために床に体を横たえる。[類語](⇒)就寝。就床。●眠る。「ぐっすりと寝る」[類語](⇒)睡眠。就眠。尊敬語お休みになる。御寝になる。●病気で床につく。寝こむ。●男女が同衾{どうきん}する。共寝する。●物品が売れずに残る。財の動きがなくなる。「資金が寝る」●こうじが熟成する。[文]ぬ《下二》。[類義語の使い分け] >寝た子を起こ・す《句》せっかく収まって静かになっていたのに、余計なことをして事態がめんどうになるたとえ。 >寝る子は育つ《句》よくねる子は丈夫に育つ。 >[類義語の使い分け]「寝る・眠る」 >[寝る・眠る] 朝までぐっすり寝る(眠る)/いつの間にか寝(眠っ)てしまい、二駅も乗り過ごしてしまった >[寝る] ベッドで寝ながら雑誌を読む/風邪で三日ほど寝る/寝ても覚めても気にかかる/寝る子は育つ >[眠る] 草木も眠る丑三つ時/悪い奴ほどよく眠る/恩師の眠る墓に詣でる/海底に眠る多大の資源 **ネル**「フランネル」の略。 **ね・れる**【練れる】《自下一》修養や経験を積んで、人柄が円満になる。「―・れた人」 **ねーわけ**【根分け】《名・他サ》植物の根を分けて移植すること。分根。 **ねーわざ**【寝技・寝業】●柔道・レスリングで、寝た姿勢でかける技の総称。[対]立ち技。●裏側に回って行うかけひき。裏面工作。「―にたけた政治家」**―し**【寝業師】陰でかけひきをするのがうまい人。 **ねん**【年】●《名》●とし。一年。●「年季」の略。「―が明ける」●《助数》経過したとしや年齢・学年などを数える語。「三ーに進級した」 **ねん**【念】●〔ある事柄に対して、心の中を行き来する〕思い。考え。「自責の――にかられる」[類語]所思。思念。●よく気をつけること。よく注意すること。尊敬語御念。●〔文〕かねての望み。「――がかなう」 >――が入ぃ・る《句》こまかい点にまで注意が行き届く。念入りである。「念の入った点検」 >――には念を入れよ《句》十分注意した上にも、さらに注意せよ。注意の上に注意を重ねよ。 >――を入・れる《句》こまかい点にまでよく注意する。 >――を押・す《句》まちがいなどがないように、確認して注意をうながす。「言ってくれるなと―・す」 **ねん・あけ**【年明け】●奉公の年季が明けること。ねんあき。●年があらたまって、新年になること。〔年末に翌年をさして言う] [参考]①②とも古風な言い方。 **ねん・いちねん**【年一年】年がたつにつれて。一年ごとにますます。一年一年。「―と実力がついてきた」 **ねん・いり**【念入り】《形動》こまかい点までよく注意するようす。入念。[類語]丹念。綿密。 **ねん・えき**【粘液】●粘り気のある液体。●生物体の粘液腺{せん}から分泌されるねばねばした液体。[対]漿液{しょうえき}。**―しつ**【―質】刺激に対する反応がにぶく活気にとぼしいが、反面、意志が強く、根気も強いという気質。[参考]ヒポクラテスの体液説による気質の四分類の一つ。 **ねん・おう**【年央】〔文〕一年の中ごろ。としなかば。 **ねんが**【年賀】〔文]新年の祝い。年始の祝賀。「―状」「―の挨拶回り」 **ねんがく**【年額】収入・支出・生産高などの一年間の総計。「一一〇〇〇万円の輸出」 **ねん‐がっぴ**【年月日】〔ある物事が行われる、または起こった〕年と月と日。日付。「免許取得の―」 **ねんがら・ねんじゅう**【年がら年中】《副》《「年が年中」の変化した形》一年中。いつも。しじゅう。「―遊びほうけている」[類語]のべつまくなし。 **ねん・かん**【年刊】一年に一回刊行すること(出版物)。 **ねん・かん**【年鑑】その一年間の事件・統計・調査な <1136> ***ねん・かん【年間】** ●〔ある事{こと}の一{ひと}つのまとまりの単位{たんい}としての〕一年間{いちねんかん}。「―プラン」のある年代{ねんだい}の間{あいだ}。〔多{おお}く、年代{ねんだい}を表{あらわ}す語{ご}と複合{ふくごう}して用{もち}いる〕「享保{きょうほう}―」 **ねん・がん【念願】** 《名・他サ》〔ある事柄{ことがら}について〕いつも心{こころ}にかけて願{ねが}い望{のぞ}むこと。また、その願{ねが}い。長{なが}い間{あいだ}の願{ねが}い。[コロ]「―を果{は}たす」[類語]宿願{しゅくがん}。宿望{しゅくぼう}。 ***ねん・き【年忌】** 人{ひと}の死後{しご}、毎年回{まいとしまわ}ってくるその人{ひと}の死亡月日{しぼうつきひ}。年回{ねんかい}。回忌{かいき}。周忌{しゅうき}。〔助数詞{じょすうし}としても使{つか}う〕「三三{さんさん}―」[類語]忌日{きにち}。 **ねん・き【年期】** 一年{いちねん}を単位{たんい}とする期間{きかん}。年限{ねんげん}。 **ねん・き【年季】** ●昔{むかし}、奉公人{ほうこうにん}をやとうときに決{き}めた、勤{つと}めの期限{きげん}。年切{としき}り。[コロ]「ーが明{あ}ける」[参考]ふつう、一年{いちねん}を一季{いっき}とした。●「年季奉公{ねんきほうこう}」の略{りゃく}。**―あけ【―明け】** 年季{ねんき}が終{お}わること。年明{としあ}け。**―ぼうこう【一奉公】** 年限{ねんげん}を前{まえ}もって定{さだ}めてする勤{つと}め。年切{としき}り。年季{ねんき}。 **―が入・る** 《句》長年同{ながねんおな}じ仕事{しごと}をしていて、熟練{じゅくれん}している。 **―を入・れる** 《句》長年同{ながねんおな}じ仕事{しごと}をしていて慣{な}れている。 **『ねん・きゅう【年休】** 「年次有給休暇{ねんじゆうきゅうきゅうか}」の略{りゃく}。 **『ねん・きゅう【年給】** 一年間{いちねんかん}について定{さだ}めた給料{きゅうりょう}。年俸{ねんぽう}。 **ねん・ぎょ【年魚】** ●生{う}まれたその年{とし}に死{し}ぬ魚{さかな}。●〔一年{いちねん}で死{し}ぬところから」「アユ」の別称{べっしょう}。 **ねんきん【年金】** 〔恩給{おんきゅう}・厚生年金{こうせいねんきん}・国民年金{こくみんねんきん}など〕毎年定期{まいとしていき}に支払{しはら}われる定額{ていがく}の金{かね}。「――生活者{せいかつしゃ}」 **ねん・ぐ【年貢】** ●昔{むかし}、田畑{たはた}・屋敷{やしき}などに年{とし}ごとに割{わ}り当{あ}てられた租税{そぜい}。●小作人{こさくにん}が地主{じぬし}に毎年田畑使用料{まいとしたばたしようりょう}として納{おさ}める金{かね}・米{こめ}。小作料{こさくりょう}。 **――の納め時** 《句》●悪事{あくじ}を重{かさ}ねた者{もの}が捕{とら}えられ、罪{つみ}に服{ふく}すべき時{とき}。●ある物事{ものごと}をあきらめて観念{かんねん}すべき時{とき}。 **ねんげ・みしょう【拈華微笑】** ことばを用{もち}いずに、心{こころ}から心{こころ}に伝{つた}えること。以心伝心{いしんでんしん}。[故事]釈迦{しゃか}が説法{せっぽう}したとき、黙{だま}ってハスの花{はな}をひねって大衆{たいしゅう}に見{み}せたとろ、摩訶迦葉{まかかしょう}が一人{ひとり}その意{い}を解{かい}して微笑{びしょう}していたので、これに奥義{おうぎ}を授{さず}けたという。 **ねんげん 【年限】** 年{とし}を単位{たんい}とした期限{きげん}。年期{ねんき}。 **ねん・こう【年功】** ●多年にわたって勤{つと}めたという功労{こうろう}・功績{こうせき}。●多年の修練{しゅうれん}で得{え}た高度{こうど}の技術{ぎじゅつ}。「―を積{つ}む」**ーじょれつ【―序列】** 年齢{ねんれい}や勤続年数{きんぞくねんすう}に応{おう}じて地位{ちい}や賃金{ちんぎん}の上下{じょうげ}が決{き}まる・制度{せいど}(しきたり)。 **ねんごう【年号】** 〔皇帝{こうてい}・君主{くんしゅ}などの治世{ちせい}を表{あらわ}す〕年{とし}につける称号{しょうごう}。明治{めいじ}・昭和{しょうわ}など。元号{げんごう}议。 **ねんごろ 【懇ろ】** 《形動》 《「ねもころ」の転{てん}) ●真心{まごころ}がこもっているようす。きわめて親切{しんせつ}であるようす。[コロ]「――に弔{とむら}う」[類語]懇切{こんせつ}。懇篤{こんとく}。●互{たが}いにうちとけて、親{した}しみあうようす。「あの家族{かぞく}とは――にしている」[類語]懇意{こんい}。呢懇{こん}ん。別懇{べっこん}。●男女{だんじょ}の仲{なか}がむつまじいようす。特{とく}に、男女{だんじょ}がひそかに情{じょう}を通{つう}じあうようす。[コロ]「―になる」 **ねんざ【捻挫】** 《名・自サ》手足{てあし}などの関節{かんせつ}を、ねじ曲{ま}げたり打{う}ったりして、痛{いた}めること。 **ねん・さん【年産】** 一年間{いちねんかん}の生産高{せいさんだか}・産出高{さんしゅつだか}。 ***ねん・し【年始】** ●一年{いちねん}の初{はじ}め。年{とし}の初{はじ}め。年初{ねんしょ}。[因]年末{ねんまつ}。●新年{しんねん}の祝{いわ}い。年賀{ねんが}。**―まわり【一回り】** 正月{しょうがつ}に、上司{じょうし}・知人{ちじん}や隣近所{となりきんじょ}などに新年{しんねん}の挨拶{あいさつ}をして回{まわ}ること。 ***ねん・し【年歯】** 〔文]年齢{ねんれい}。よわい。とし。年歯{ねんし}を。 ***ねん・し【撚糸】** 一本{いっぽん}のまま、または二本以上引{にほんいじょうひ}きそろえてよりをかけた糸{いと}。また、糸{いと}によりをかけること。 **ねん‐じ【年次】** ●年{とし}の順序{じゅんじょ}に従{したが}うこと。年{とし}ごと。毎年{まいとし}。「―計画{けいかく}」●あることをした年{とし}。「卒業{そつぎょう}」[類語]年度{ねんど}。**―ゆうきゅうきゅうか【一有給休暇】** 〔会社{かいしゃ}などで〕年度{ねんど}ごとに決{き}められた有給休暇{ゆうきゅうきゅうか}。年休{ねんきゅう}。 **ねん・しき【年式】** 機械類{きかいるい}、特{とく}に自動車{じどうしゃ}・電車{でんしゃ}などの製造年{せいぞうねん}による型式{かたしき}。「―が古{ふる}い」 ***ねんじゅ【念珠】** 《珠款{じゅかん}を一{ひと}つくるごとに仏{ほとけ}を念{ねん}じるの意{い}から)数珠花{じゅずばな}』・ザ。ねんず。 ***ねん・じゅ【念誦】** 《名・他サ》心{こころ}に仏{ほとけ}を念{ねん}じ、口{くち}に仏{ほとけ}の名号{みょうごう}・経文{きょうもん}を唱{とな}えること。念仏誦経{ねんぶつずきょう}ょう。ねんず。[類語]念仏{ねんぶつ}。 **ねん・げつ【年月】** ●〔物事{ものごと}にかかる〕年{とし}の数{かず}と月{つき}の数{かず}。歳月{さいげつ}。「幾多{いくた}の―をかけた大事業{だいじぎょう}」[類語] 星霜{せいそう}。春秋{しゅんじゅう}。光陰{こういん}。月日{つきひ}。●〔事件{じけん}などがあった〕年{とし}とその月{つき}。 **ねん・しゅつ【捻出・枯出】** 《名・他サ》●ひねり出すこと。〔良{よ}い考{かんが}えなどを〕苦心{くしん}して考{かんが}え出{だ}すこと。[類語]案出{あんしゅつ}。●やりくり算段{さんだん}して、無理{むり}に金銭{きんせん}を・ととのえる(出{だ}す)こと。「学費{がくひ}を―する」[類語]工面{くめん}。。 ***ねん・しょ【年初】** 〔文〕一年{いちねん}の初{はじ}めのころ。年頭{ねんとう}。年始{ねんし}。「―の計画{けいかく}どおり、とり行{おこな}う」[類語]新年{しんねん}。 ***ねん・しょ【念書】** 後日{ごじつ}の証拠{しょうこ}となるように、念{ねん}のために記{しる}して相手{あいて}にわたす文書{ぶんしょ}。「――をとられる」 ***ねん・しょう【年商】** 〔会社{かいしゃ}などの〕一年間{いちねんかん}の総売上高{そううりあげだか}。「―一億円{いちおくえん}」[類語]月商{げっしょう}。 ***ねん・しょう【年少】** 《名・形動》年齢{ねんれい}が少{すく}ないこと。若{わか}いこと。「―者{しゃ}」[類語]幼少{ようしょう}。幼年{ようねん}。[団]年長{ねんちょう}。 ***ねん・しょう【燃焼】** 《名・自サ》●もえること。「不完全{ふかんぜん}―」[参考]科学的{かがくてき}には、物質{ぶっしつ}が空気中{くうきちゅう}の酸素{さんそ}と化合{かごう}して光{ひかり}と熱{ねつ}とを発{はっ}する現象{げんしょう}。●自分{じぶん}の持{も}つ力{ちから}の限{かぎ}りを出しつくすこと。「青春{せいしゅん}を―させる」 **ねん・じる【念じる】** 《他上一》●[「・・・でありたい」または「・・・であってほしい」と〕心{こころ}の中{なか}で思{おも}う。願{ねが}う。「無事{ぶじ}を―・じる」●心{こころ}の中{なか}でいのる。仏{ほとけ}の名{な}などを唱{とな}える。=念{ねん}ずる。 **ねんすう【年数】** ●〔ある事{こと}に要{よう}した」年{とし}の数{かず}。としかず。「仕事{しごと}に要{よう}した―」●多{おお}くの年{とし}。多年{たねん}。「―をかけて研究{けんきゅう}する」[類語]①②年月{ねんげつ}・毙{へい}。歲月{さいげつ}。 **ねん・ずる【念ずる】** 《他サ変》念{ねん}じる。 **ねん・せい【粘性】** 〔物体{ぶったい}の〕ねばりけのある性質{せいしつ}。ねばる性質{せいしつ}。 **ねん・だい【年代】** ●経過{けいか}してゆく時{とき}を区切{くぎ}った、ある期間{きかん}。「大正{たいしょう}―」 ●〔紀元{きげん}を基準{きじゅん}にして〕経過{けいか}した、(歴史上{れきしじょう}の)時代{じだい}。物事{ものごと}の順{じゅん}を追{お}って数{かぞ}えた年数{ねんすう}。「事件{じけん}を―順{じゅん}に記述{きじゅつ}する」**―き【―記】** 年代{ねんだい}を追{お}って重要{じゅうよう}な事件{じけん}を記{しる}した記録{きろく}。**―もの【一物】** 相当{そうとう}の年月{ねんげつ}がたっていて価値{かち}のあるもの。[参考]古{ふる}びたものを皮肉{ひにく}っていう場合{ばあい}もある。[類語]骨董{こっとう}に”(品{しな})。 **ねんじゅう【年中】** ■《名》一年{いちねん}の間{あいだ}。一年{いちねん}を通{つう}じ年中{ねんじゅう}。「――無休{むきゅう}」《副》一年{いちねん}のうち、いつでも。いつも。始終{しじゅう}。あけくれ。たえず。「彼{かれ}は一遊{いちあそ}んでいる」[表記]現代仮名遣{げんだいかなづか}いでは、日目{ひめ}ともに「ねんぢゅう」も許容{きょよう}。**―ぎょうじ 【一行事】** 季節{きせつ}の移{うつ}り変{か}わりとともに、毎年{まいとし}くり返{かえ}される行事{ぎょうじ}。ねんちゅうぎょうじ。[参考]本来{ほんらい}は、宮中{きゅうちゅう}の公事{くじ}にについていった。 **ねんじゅつ【拈出】** **ねん・しゅう【年収】** 一年間{いちねんかん}の収入総額{しゅうにゅうそうがく}。 **ねんちゃく【粘着】** 《名・自サ》●〔物{もの}に〕ねばりつくこと。「ーカ」「ーテープ」「クモの糸{いと}はーする」「人{ひと}の性質{せいしつ}が」しつこいこと。「いやがられてもーする」「一質{しつ}な性格{せいかく}」 <1137> **ねん・ちょう**【年長】《名・形動》年が上である・こと(人)。としうえ。「―者」「幼稚園の一組」[類語]年嵩。[対]年少。 **ねんてん**【捻転】《名・自他サ》〔文〕ねじれて方向が変わること。ひねって方向を変えること。「腸―」 **ねんど**【年度】国・団体・法人などで、予算・会計などの便宜上、ある月日を起点として区分した一年間の期間。「―替わり」[類語]年次。 **ねんど**【粘度】ねばりつく程度。 **ねんど**【粘土】きわめて細かく、水を吸収すると粘り気が出てくる土。陶磁器・れんがなどの原料にする。ねばつち。 **ねん・とう**【年頭】〔文〕年の初め。年初。「―の所感を述べる」[類語]元旦。新年。新春。 **ねん・とう**【念頭】〔文〕こころ。心の中の考え。「あしたの試験しか―にない」[類語]胸中。意中。脳裏。 >――に置・く《句》いつも心にかけて、覚えている。「自分の立場を―・いて行動する」 **ねん・ない**【年内】〔その日からみた〕その年の終わりまでの間。その年のうち。年が明けないうち。[参考]多く一一月・一二月ごろに使う。 **ねんね**《「ねね」の音便》●《名・自サ》〔幼児語〕ねむること。●赤ん坊。●年ごろになっても精神的に成長しないこと(娘)。特に、性に無知であること(娘)。 **ねんねこ** ●〔幼児語〕ねむること。●「ねんねこ半纏」の略。**―ばんてん**【一半纏】赤ん坊を背負うときに上からおおって着る、綿入れの半てん。ねんねこ。 **ねん・ねん**【年年】《副》●いつの年も。毎年。[類語]例年。●年がたつにつれて状態が変化してゆくようす。年一年。「物価は―上がる」 **ねんねんさいさい**【年年歳歳】《副》〔文〕毎年何かが行われるようす。来る年も来る年も。毎年毎年。歳々年々。[句]「一、花相似たり〈劉廷芝〉」 **ねん・の・ため**【念の為】《連語》まちがいないと思うが、確認のため。「―、もう一度説明する」 **ねん・ぱい**【年配・年輩】〔外見などから判断できる〕大体の年齢。年のころ。年ごろ。●社会経験を積んだ相当な年齢。「―の紳士」●年上。「三つーだ」[参考]①②とも、ほぼ中年以上の人で、特に②は五○歳前後の人をさす。 **ねんばん・がん**【粘板岩】粘土質あるいは泥質の堆積岩が変成作用を受けてできた、かたく緻密で、うすい板のようにはがれやすい性質をもつ岩石。ふつう灰黒色。硯石{すずりいし}・石盤などに用いる。スレート。 **ねん‐ぴ**【燃費】●機械の燃料費。「―のよい車」「低―」●機械がある仕事量の達成に要する燃料の量。特に、自動車が一リットルの燃料で走れるキロ数。燃料消費率。「―をのばす」 **ねんびゃく・ねんじゅう**【年百年中】《副》いつも。しょっちゅう。たえず。年がら年中。[表記]現代仮名遣いでは「・・・ねんぢゅう」も許容。 **ねんぴょう**【年表】歴史上の記録を、年代順に追って記載した表。「文学―」 **ねんぷ**【年賦】納付または返済の金額を、年単位で一定額ずつ分割して支払うこと。また、そのようにする弁済法。年払い。 **ねん・ぶつ**【念仏】《名・自サ》仏の姿や恵みを心に思うかべて、口で仏の名号{みょうごう}を称えること。特に、「南無阿弥陀仏{なむあみだぶつ}」を称える・こと(文句)。[類語]称名。念誦。称名念仏。**―こう**【―講】念仏修行のための信者たちの会合。念仏を行う講中。**―ざんまい**【―三昧】一心に念仏して、仏道に精進すること。 **ねん‐ぼう**【年俸】一年を単位として定められた俸給。一か年の給料。年給。「―制」 **ねん-ぼう**【年報】ある事柄に関して、一年ごとに出される報告(書)。年間報告(書)。 **ねん・まく**【粘膜】消化器・呼吸器・泌尿生殖器の器官の内面をおおう、やわらかいしめった膜。 **ねん・まつ**【年末】一年の終わりのころ。年の暮れ。年の瀬。歳末。[対]年始。**―ちょうせい**【―調整】賃金・賞与などの支払いの際に源泉徴収した所得税額と、その年の給y与総額に対する実際の税額との過不足を精算すること。 **ねん‐よ**【年余】一年あまり。一年以上。 **ねんらい**【年来】〔ある物事の継続期間をさして」ここ数年来。長年。何年も前から。「―の友人」 **ねん・り**【年利】一年単位の利息・利率。[対]月利。 **ねんりき**【念力】〔文]一心に思い込むことによってわいてくる力。一念を込めた力。精神力。 >――岩をも通す《句》一心に思いを込めて事にあたれば、どんなことでも必ず成就にすることのたとえ。思う念力岩をも通す。 **ねんりつ**【年率】一年を単位とする比率・利率。 **ねんりょ**【念慮】〔文〕あれこれと(気をつかって)思いめぐらすこと。[類語]思慮。考慮。 **ねん・りょう**【燃料】熱・光・動力などを得るために燃やす材料。まき・石炭・石油・コークス・ガスなど。**―デブリ** 原子炉の事故によって過熱され溶けた核燃料が、原子炉のコンクリートや金属などと混ざり合い、冷えて固まったもの。[参考]デブリ(⇒)。 **ねんりん**【年輪】●樹木の横断面に見られる同心円状の層。日本のような温帯に育つ樹木は一年に一層できるので、樹齢を知ることができる。●年々変化し築き上げられる歴史。[コロ]「―を重ねるごとに成熟する」 **ねん・れい**【年齢】〔人などの〕生まれてから、その時までの経過年数。よわい。[表記]小学校では「年令」を代わりに使うことが多い。[類語]年{とし}。年歯{ねんし}。春秋{しゅんじゅう}。馬齡{ばれい}。[類語と表現]「年」**――そう**【一層】集団を年齢によって区分けした層。「六〇代のー」 ## の **の**【幅】《助数》布のはばを数える語。[参考]一幅ではふつう、鯨尺で九寸(=約三四センチ)から一尺(=約三八センチ)。「三ぁーぶとん」「二秘ーの絹」 **の**【野】●《名》●広々として草の生えた、しかし大きな木は生えていない地。「―越え山越え」[類語]原っぱ。草原。野原。広野。(広々とした)田畑。野良。「―の仕事(=農耕)」●《接頭》《動植物名などにつけて》「野生の」の意。「―うさぎ」「―ばら」 <1138> >――となれ山となれ《句》後は野となれ山となれ。 >―に置・く《句》自然のままにしておく。手を出さずにそっとしておく。「手にとるなやはりー・け、れんげ草〈滝野瓢水〉」 **の**《格助》〔「格」を表示するわけではないが、学校文法に従って便宜的に「格助詞」とする。かかり方が体言専用であるところから「連体助詞」とも〕●〈体言+「の」+体言の形で〉上の体言と下の体言とをいろいろな意味関係で結びつけるのに使う。〔意味は一義的に決まるとは限らず、文脈によって決められることも多い」「僕の時計・日本の領土(所有・所属)」「大阪の叔父・国境のトンネル(所在・場所)」「二国間の交渉・健康上の理由(・・・における)」「国境の南・宴の後(基準となる空間的・時間的位置)」「七時のニュース・夏休みの宿題(時間)」「ゴッホの絵(作者)」「動物の写真・愛の物語・ゴッホの肖像画(内容)」「ダイヤの指輪・リンゴのジュース(材料・素材)」「車好きの男・生みの親・麗しの君・特別の処置(属性)」「野球の試合・モミの木(分類)」「カメラのレンズ・梅の花(全体と部分)」「疑問の一つ・新入生の大部分(割合・比率)」「大方の意見・創立以来の秀才(範囲)」「七人の侍・五番目の成績(数量・順序)」「正義の戦い・旅の支度(・・・のための)」「調査の結果・来月号の予告(・・・に関する)」「歌人の茂吉・嘘つきのお兄ちゃん(包含関係。・・・である)」「ゴビの砂漠・大和の国(同格。・・・という・・・)」「母の花子(等しい関係にある同格。・・・である・・・)」などのほかに、形式的な「・・・のために・・・・のゆえに・・・・のように」などがある。「一時からの懇親会」「行っての帰り」「生まれながらの詩人」「彼ならではの快挙」などの用法もある。●[文語]〈体言扱いにされた連体修飾句+「の」+体言の形で)●同格を表す。・・・という。「恋い焦がるるの思い」●〔手紙文などで〕文語的な格調をそえるのに使う。「水ぬるむの候となる」●動詞文や形容(動)詞文による表現を名詞句表現に変えるのに使う。〔格助詞「が」が「の」になる場合〕「質問が集中する→質問の集中」「彼女が優雅に踊る→彼女の優雅な踊り」「草木が青い→草木の青さ(が目にしみる)」「性質が素直だ→性質の素直さ(に感心する)」「パパが嘘つきだ→パパの嘘つき!(=親しみをこめたなじり表現)」[参考]文語には、名詞相当の形容詞連体形で言う言い方もある。「数が多い→数の多き(を誇る)」〔格助詞「を」が「の」になる場合〕「綿花を取り引きする→綿花の取り引き」[参考]「への」となる場合もある。「田中家を訪問する→田中家への訪問」「彼女を愛する→彼女への愛」〔格助詞「に」が「への」になる場合」「会議に出席する→会議への出席」「先生に紹介する→先生への紹介」[参考]「での」となる場合もある。「早朝に出発する→早朝の出発」●〔その他の格助詞に、そのまま「の」がつく場合〕「病気と闘う→病気との闘い」「米国へ旅立つ→米国への旅立ち」「本部から連絡する→本部からの連絡」「七時まで残業する→七時までの残業」「雨の中で練習する→雨の中での練習」●(体言A+連体助詞「の」+連体修飾句+準体助詞「の」の形で、まず体言Aを「の」で受けてとりたて、さらに体言Aの性状を規定する連体修飾句を準体助詞「の」で受けて体言相当語Bとし、後から追加的に性状を規定する形で、体言AとBとを同格の関係において)「Aについて言えば、その性状をもったA」の意を表す。「桃の甘いのが好きだ」「ネクタイの粋なのを締める」「ドレスのパリ製のを買う」[参考]文語では、準体助詞「の」を伴わず、名詞相当の連体形で表現する。「理想の完全に実行し得べきは真の理想ではない〈二葉亭四迷〉」「青春の人生におけるは、緑樹の陽光に輝くがごとし」「たんぽぽの白きを踏めば春たけにけり〈北原白秋〉」。また、口語で、「水の冷たいやつをくれ」「女性のしとやかな人が好きだ」などの言い方もできる。口語の場合は、係助詞「は」で言い換えることができる(例:水は冷たいのが好きだ)。●《格助》《連体修飾句の中で使って)主格を表す。・・・が。「漱石の書いた小説」「彼女の来るのを待つ」「私の嫌いなごますり男」「先の曲がったのしかない」「おしゃべりの好きな人」●[文語]〈主文の中で使って》主格を表す。「山のあなたの空遠く『幸』{さいはひ}住むと人のいふ〈上田敏〉」 **の**《準体助》●〔連体形で終わる文を受けて〕文全体を名詞化するのに使う。・・・(という)こと。「薬を飲むのは嫌いだ」「お金に困っているのがよく分かる」●〈連体修飾句+「の」の形で〉・・・(ところの)もの・こと。「こんなのしかない」「小説の面白いのが読みたい」「近づいて来るの(=姿)が見える」「高らかに歌うの(=声)が聞こえる」「証明するのに(=とのために)有用である」●〈状態性の名詞+「の」の形で〉・・・のもの。「使い古しの(=の物)ならある」「読みかけの(=の本)を貸した」●〈所有者を表す体言+「の」の形で〉・・・に所属するものの意を表す。・・・のもの。「君のは青いが、僕のは赤い」「この机は会社のだ」[参考]①②は形式名詞的。また、③④は、まれに格助詞の「の」を伴って「・・・のの」の形でも使う。「使い古しので結構です」「君ののを貸してくれ」 **の**《並助》《体言(多くは引用句)につく)●「AのBの」の形で〉同類ののもの、対比的なものを並べあげるのに使う。・・・だの。「早く結婚しろの、もっと働けのと口うるさい」[参考]「四の五の」「何のかんの」「ああのこうの」など、慣用句表現も多い。●「・・・の・・・ないの」「・・・のなんの」の形で、多く下に打ち消しの語を伴って〉とても表現できないくらい・・・だ、の意。「喜んだの喜ばないのといったらない」「痛いの痛くないのといった騒ぎではない」 **の**《終助》(「のよ」の転)〔連体形につく。主に女性・子供が使う口頭語〕●〔断定の口調で〕状況や事情を説明するのに使う。「断ったの。すると彼ったら怒るの」「私には行く所がありますの」●〔上昇のイントネーションで〕質問を表す。〔近年、対等以下の親しい間柄では男性も使う。書くときは、「?」をつけることが多い〕「いつ着いたの?」「お昼はもう済んだの?」[参考]単に、「はいーいいえ」の返答を求める質問(彼が好き?)ではなく、根拠の説明を求めるといった趣の質問を表すことも多い。「彼が好きなの?」●〔確認の口調で〕質問する形で、柔らかく自己確認するのに使う。「あら、そこにいらしたの」[参考]男性語では「のか」。「来てたのか」●その内容を「の」で受けて、強い口調で」「そうしなさい」と促すのに使う。「いつまでもめそめそしないの」 **の・あそび**【野遊び】●野に出て遊ぶこと。●昔、貴族・武士などが、野に出て狩りをしたこと。 **ノア・の・はこぶね**【ノアの箱舟・ノアの方舟】《連語》人類の堕落を怒って神が大洪水を起こしたとき、お告げによって義人ノアがあらかじめつくった舟。ノアと、その家族や動物はこれによって難をのがれ、人類の絶滅をまぬかれたという。[参考]旧約聖書の創世記にある伝説。 **ノイズ** テレビ・ラジオ・ステレオなどで、雑音。また、テレビの画面のちらつき。●騒音。▽noise <1139> **の、いばら**【野茨・野薔薇】バラ科の落葉低木。枝・葉にとげがある。初夏、白色の香りのある花をつける。果実は漢方薬。のばら。 **ノイローゼ** 身体的な問題がなくて起こる、神経が正しく機能しなくなる病気。多くは心理的原因による。神経衰弱・ヒステリーなど。神経症。▽Neurose **のう**【濃】《接頭》●液体中にとけている物質の量の多いことを表す。「―硫酸」[対]希。●色が濃いことを表す。「―紺」「―緑色」 **のう**【能】●物事を成しとげる力。働き。能力。ききめ。効能。「――書き」●自慢できること。得意とするところ。「元気なだけが―じゃない」●能楽。 >――ある鷹は爪を隠す《句》すぐれた才能のある人は、むやみにそれを見せびらかすようなことはしない。 **のう**【脳】●頭蓋骨{ずがいこつ}に包まれ、神経細胞が集まって神経系の中心をなしている部分。脊髄{せきずい}とともに中枢神経を形成する。脳髄。[類語]脳味噌。●思考・記憶などの精神的な働き。あたま。 **のう**【膿】→うみ(膿)。 **のう**【農】〔文〕●農業。[句]「―は国の本」●農民。 **のう**《感》人に呼びかけるときの語。〔古風な言い方〕「―、ばあさんや」 **のう**《終助》詠嘆・感動の気持ちを表すのに用いる。〔古風な言い方〕「よく書けた―」「なるほどー」 **のう・いっけつ**【脳溢血】「脳出血」に同じ。 **のう・えん**【脳炎】脳の炎症。日本脳炎など。 **のう・えん**【農園】主に園芸植物を栽培する農場。[類語]農場。 **のう・えん**【濃艶】《形動》〔女性が」つやっぽく、あでやかで美しいようす。「―な姿態」 **のう・か**【農家】●農業を営んで生計をたてている世帯。●農民の家庭(家屋)。「――に嫁に行く」「―の庭先」 **のう・か**【農科】●農業に関する学科。●農学部。 **のう・かい**【納会】●その年の最後にもよおす会。また、ある行事の終わりに行う会合。おさめ会。●取引所で、その月の最後の日に行う立ち会い。[対]発会。 **のう-がき**【能書き】●薬などの効能書き。●自分の得意とするところなどを自分で宣伝すること。また、その文句。「ーばかりで仕事をしない」[コロ]「ーを並べる」 **のうがく**【能楽】舞と歌をおもな要素とする日本の独特の仮面楽劇。一定の形式をもつ舞台(能舞台)の上で演じられ、演者にはシテ・ワキ・ツレおよび地謡と囃子がある。能。参考広義には「能」と「狂言」の総称。 **のうがく**【農学】農林水産業に関する生産技術・経済およびその実際的な応用について研究する学問。 **のう‐かすいたい**【脳下垂体】脳底にさがっている、重要な内分泌腺。生殖・発育などに密接な関係をもつ。下垂体。 **のう・かん**【脳幹】脳のうち、大脳・小脳とを除く脳の幹をなす部分。間脳・中脳・橋・延髄からなる。 **のう‐かん**【納棺】《名・他サ》死体を棺におさめること。 **のうかん・き**【農閑期】〔一年のうちで季節的に〕農業の仕事が特にひまな時期。[対]農繁期。 **のう・き**【納期】金銭や商品を納入する期限。 **のう・き**【農期】農業の仕事がいそがしい時期。農繁期。 **のう‐きぐ**【農機具】農耕用の機械・器具。農具。 **のう・きょう**【農協】「農業協同組合」の略。JA。 **のう・ぎょう**【農業】土地を利用して稲・野菜・果物などの有用植物を栽培し、食品・嗜好品および繊維などの工業原料を生産する産業。**―きょうどうくみあい**【一協同組合】〔村・町など〕一定地域の農民が組合員となり、農業技術の向上、作物の加工・販売などを図るために作る協同組合。農協。[略]JA。 **のうきょうげん**【能狂言】●能と能との間に演じる滑稽{こっけい}を主とする劇。狂言。●能楽と狂言。 **のう・きん**【納金】《名・自他サ》金銭をおさめること。また、その金銭。「本社に――する」[類語]入金。 **のう・ぐ**【農具】〔くわ・すきなど〕手で用いる農作業用の器具。[類語]耕具。農機具。 **のうげい**【農芸】●農作物を育て作ること(技術)。●農業と園芸。 **のう・けっせん**【脳血栓】脳の動脈に血がかたまった血栓ができて、動脈内腔{ないくう}が閉ざされた状態。 **のう・こう**【農耕】田畑をたがやし農業を行うこと。 **のう・こう**【濃厚】《形動》●〔味・色・成分などが〕こいようす。こってりしているようす。「―なスープ」[対]淡泊。●ある可能性が強く感じられるようす。「敗色が―になる」●〔男女関係が〕情熱的なようす。「ーなラブシーン」 **のう・こうそく**【脳梗塞】脳内の血管が閉ざされて、脳の血流がさまたげられ、脳組織が壊死しを起こした状態。知覚障害・運動障害などを引き起こす。脳血栓と脳塞栓のに大別される。 **のう・こつ**【納骨】《名・自他サ》火葬した遺骨を墓や寺におさめること。「一堂」 **のう・こん**【濃紺】こい紺色。 **のう・さい**【濃彩】こい色どり。濃厚な彩色。[対]淡彩。 **のう・さい**【納采】結納を取り交わすこと。「ーの儀」[参考]現在は皇族の場合にだけ使う。 **のう・さい**【能才】〔文]物事を処理するすぐれた才能。また、そのような才能をもつ人。 **のうさぎ**【野兎】本州・四国・九州の山野にすむ野生のウサギ。ふつう、灰色を帯びた茶褐色。耳の先端が黒く、寒い地方のものは冬に毛が白くなる。 **のうさぎょう**【農作業】農作物を作る作業。 **のうさく・ぶつ**【農作物】田畑で作られる野菜・穀物など。のうさくもつ。 **のう・さつ**【悩殺】《名・他サ》ひどくなやますこと。特に、女性がその美しさや性的魅力で男性を夢中にさせること。「たくみなウインクにーされる」[類語]魅了。 **のう・さつ**【納札】《名・自サ》社寺にお参りして、持参の札をはりおさめること。また、その札。おさめ札。 **のうさん**【農産】農業による生産。また、農産物。**―ぶつ**【一物】農業によって生産されるもの。 **のう‐し**【脳死】死の判定基準の一つ。脳幹をふくむ脳髄の完全な機能停止。 **のうし**【直衣】平安時代以降の、公卿の日常服。直衣の袍。直衣の衣。 **のう‐じ**【能事】〔文〕なしとげるべき事柄。 >――終われり《句》なすべき事柄はすべて終わったということ。能事足れり。〔満足しているとして、またはこれ以上は自分の責任ではないとしていう〕〈易経・繁辞上伝〉「改正だけでーとしてもらっては困る」 <1140> **のう‐じ**【農事】〔耕作・除草・刈り入れなど]農業の仕事。「―にいそしむ」**―れき**【―暦】農作業を行うべき時期や、その目安となる気象・年中行事などを記したこよみ。農事暦。 **のう・しゃ**【納車】《名・他サ》〔販売・修理業者が客に〕自動車・自転車・バイクなどを納入すること。 **のう・しゅ**【膿腫】うみをもつ、はれもの。 **のう・じゅ**【納受】《名・他サ》〔文][物を受け取りおさめること。「物品を―する」●[話や願いごとを〕聞き入れること。「神が――を垂れる」 **のう・じゅう**【膿汁】うみ。うみじる。 **のう・しゅく**【濃縮】《名・他サ》〔加熱・冷凍・減圧などによって〕溶液の濃度をこくすること。「―果汁」 **のう・しゅっけつ**【脳出血】脳組織内に出血を起こす疾患。高血圧・動脈硬化によるものが多い。脳溢血。 **のう・しゅよう**【脳腫瘍】脳にできる腫瘍。頭痛・吐き気・めまい・けいれん・視力障害などが起こる。 **のう・しょ**【能書】〔文〕文字をじょうずに書く・こと(人)。能筆。「一家」[類語]達筆。 >―筆を択ばず《句》文字のうまい人はどんな筆を使ってもうまく書くということ。弘法は筆を択ばず。 **のう・しょう**【脳漿】脳の外側や脳室内を満たす脳脊髄液。 >――を絞・る《句》〔文〕あるだけの知恵を出す。脳みそを絞る。 **のう・じょう**【農場】農業経営を行うのに必要な農地と設備のある一定の場所。[類語]農園。圃場。 **のう・しんとう**【脳震盪・脳振盪】打撲など頭部に強い外力を受けたときに起こる神経症状。意識障害を起こすこともある。 **のう‐ずい**【脳髄】「脳」に同じ。 **のう・せい**【脳性】脳に関係すること。〔病名にいう〕「―麻痺」 **のう・せい**【農政】農業に関する行政・政策。 **のうぜい**【納税】《名・自他サ》税金をおさめること。税金として、おさめること。[対]徵税。 **のうぜん・かずら**【凌霄花】ノウゼンカズラ科のつる性落葉樹。茎から出る付着根で他の物にからみつく。夏、橙色{だいだいいろ}の花をつける。 **のう・そくせん**【脳塞栓】心臓などでできた血栓がはがれて流出し、脳の血管が閉ざされた状態。 **のう‐そっちゅう**【脳卒中】脳の血管の急激な循環障害によって起こる症状。急に意識を失ってたおれ、同時に手足の随意運動ができなくなる。脳出血によることが多い。 **のう‐そん**【農村】農民を主体とする地域社会。 **のうーたん**【濃淡】濃いことと淡いこと。「色のー」 **のうち**【農地】〔田畑・果樹園・牧草地など〕農業のために使われる土地。**―かいかく**【―改革】第二次世界大戦後、地主の保有する小作地を耕作農民に解放し、自作農の確立や農村の民主化をはかった政策。 **のう・ちゅう**【囊中】〔文〕●袋の中。●さいふの中。「一無一物」 >――の錐《句》《錐は袋の中に入れても、その先がつき出ることから)凡人の中にあっても自然にその真価が現れる、才能のある人のたとえ。〈史記・平原君伝〉 **のう・ちゅう**【脳中】〔文〕頭の中。心の中。[コロ]「面影を―にえがく」 **のう・てん**【脳天】頭のてっぺん。「―を割る」 **のう・てんき**【能天気・能転気】《名・形動》〔俗]軽はずみで向こう見ずな・こと(人)。「―な冗談を言う」[表記]「脳天気」とも書く。 **のうど**【濃度】溶液・混合気体などの一定量中にふくまれる物質(=溶質)の割合。「空気中の酸素―」 **のうど**【農奴】〔中世ヨーロッパの封建社会で〕一生領主に隷属してその農地を耕作した、奴隷と自作農との中間の身分の農民。 **のう・どう**【能動】●自分の力や働きを積極的に他に働きかけること。働きかけ。[対]所動。●その動詞が他に働きかける性質をもつこと。能相。「投げられる」が受動であるのに対して「投げる」の類。[対]①②受動。**―せい**【一性】自分から他へ働きかける性質。また、自分から進んで物事をする性質。[対]受動性。**―たい**【一態】〔文法で〕主語が他に働きかけることを示す動詞の様態。[対]受動態。**―てき**【―的】《形動》自分から他へ働きかけるようす。また、自分から進んで物事をするようす。[対]受動的。 **のう・どう**【農道】農作業のために設けられた道路。 **のう・なし**【能無し】とりえがなく、何の役にも立たない・こと(人)。[類語]無能。 **のうなんか・しょう**【脳軟化症】脳の血管の一部がふさがって、その血管の支配下にある部分が酸素や栄養の不足のため軟化する疾患。 **のう・にゅう**【納入】《名・他サ》〔物品や金銭を〕おさめ入れること。「授業料の―」[類語]納付。[対]徴収。 **のうのう**《副》(「――と」の形も)〔心配などがなく〕気持ちがのびのびしているようす。のんきなようす。「ひとりでーと暮らす」[類語]のんびり。 **のう・は**【脳波】脳の活動にともなって起こる脳電流。また、それを記録したもの。 **ノウ・ハウ** ●産業上利用できる技術と、その実施に必要な具体的な知識・資料・経験など。技術情報。●〔おもに経験から得た〕物事のやり方。手法。「製造の―を学ぶ」=ノーハウ。▽know-how **のうはん・き**【農繁期】〔一年のうちで季節的に]農業の仕事が特にいそがしい時期。農期。[対]農閑期。 **のう・ひつ**【能筆】文字を書くのがうまい・こと(人)。能書。[類語]達筆。[対]拙筆。 **のう・ひん**【納品】《名・他サ》品物を納入すること。また、その品。「――書」「――を点検する」 **のう・ひんけつ**【脳貧血】脳の血液循環が悪くなり血液量が減るために起こる症状。頭痛・吐き気・めまいなど。時には失神する。[類語]立ちくらみ。 **のう・ふ**【納付】《名・他サ》〔文]金銭や物品をおさめわたすこと。〔多く、法律上の義務となっている金銭をおさめる場合に使う〕[コロ]「税を―する」[類語]納入。 **のう・ふ**【農夫】●農作を職業とする(男性の)人。農民。●耕作のために農家にやとわれた人。[類語]作男。 **のう・ふ**【農婦】農業に従事する女性。 **のうべん**【能弁・能辯】《名・形動》話がたくみで、よくしゃべること。「――家」[類語]達弁。雄弁。[対]訥弁。 **のうほう**【農法】農業を行うための方法・技術。 **のうほう**【膿疱】うみがたまった水疱。 **のう・ほん**【納本】《名・他サ「》注文主の役所・学校・団体などに本を納入すること。 **のうほん・しゅぎ**【農本主義】農業は国をおこす根本であるとする考え方。農本思想。 <1141> **のう‐まく**【脳膜】脳の表面をおおい包んでいる膜。**―えん**【―炎】脳膜に発生する炎症。急性のものと慢性のものとがある。髄膜炎。 **のう・みそ**【脳味噌】「脳」の俗称。 >――を絞・る《句》できるだけの知恵をめぐらす。 **のう・みつ**【濃密】《形動》〔文〕●密度がこいようす。「―な関係」「―な描写」●〔色合い・味わいが〕こくてこまやかなようす。「―な油絵」「―な味」 **のう・みん**【農民】農業に従事する人。百姓。 **のう・む**【濃霧】深くたちこめた霧。 **のう・めん**【能面】能楽を演じる人が、その役に従ってかぶる面。おもて。[コロ]「―を打つ(=彫る)」[参考]「一面…」「一枚・・・」と数える。 >――のよう《句》●無表情な顔のたとえ。●整った美しい顔だちのたとえ。 **のう・やく**【農薬】農業で、消毒や病害虫の駆除などに使う薬。「無―野菜」「―を散布する」 **のう‐よう**【膿瘍】細菌の侵入によって体の一部分に炎症を生じ、うみがたまる症状。 **のうらん**【悩乱】《名・自サ》〔文〕なやみ苦しんで心が乱れること。 **のう‐り**【能吏】事務処理にすぐれた才能をもつ役人。[類語]良吏。 **のう・り**【脳裏】〔文〕頭の中。心の中。[コロ]「被災体験が―に焼き付く」 **のう・りつ**【能率】●一定時間内に仕上げられる仕事の量(割合)。仕事のはかどり具合。「作業の―を高める」[類語]効率。●[理]「モーメント③」に同じ。**―きゅう**【一給】労働の能率に応じて支払われる賃金。**―てき**【一的】《形動》むだがなくて仕事がはかどるようす。能率がよいようす。「―な学習法」 **のう・りょう**【納涼】〔暑い夏の夜などに〕風通しのよい所へ出て涼しさを味わうこと。涼をとること。「一船」「一盆踊り大会」[類語]夕涼み。 **のう・りょく**【能力】●物事をなしとげることのできる力。[類語]能。器量。才能。●〔法〕ある事柄について必要とされ、また適当とされる資格。「権利―」[類義語の使い分け]「才能・能力」 **のうりん**【農林】農業と林業。**―すいさん・しょう**【一水産省】内閣各省の一つ。農林・畜産・水産業に関する国の行政機関。農水省。 **のう・ろう**【膿漏】膿が絶えず流れ出る病気。 **ノエル** クリスマス。聖誕祭。▽Noël **ノー** ●《名》否定。拒否。「イエスかーか」●《造語》●「無い」「不要な」の意を表す。ノン。「―ネクタイ」「一残業デー」●「禁止」の意を表す。「―パーキング」●《感》いいえ。ちがう。反対だ。▽no **―カウント** 運動競技で、点数に数えないこと。また、やりなおし。▽no と count からの和製語。**ーカット** 映画やビデオなどで、検閲や上映時間の都合などのために場面が削除されていないこと。「――版」▽no と cut からの和製語。**ーゲーム** 野球で、降雨などのために五回終了以前に中止した試合。無効試合。▽no と game からの和製語。**―コメント** 何も言うことはない。説明の必要なし。▽No comment. **―サイド** ラグビーで、競技時間の終わり。試合終了。[参考]「敵・味方がなくなる」の意。▽no side **―スモーキング** 禁煙。〔注意書きなどに用いる〕▽No smoking. **ースリーブ**洋服で、袖{そで}がないこと。また、その服。▽no と sleeves からの和製語。**―タイム** 野球などの競技で、タイムで中断していた試合を再開すること。▽no と time からの和製語。**ータッチ** ●ふれないこと。さわらないこと。●関係しないこと。無関係。▽no と touch からの和製語。**ーダウン**野球で、無死。ノーアウト。ノーダウン。「ーフルベース」▽no と down からの和製語。**ーヒット・ノーラン** 野球で、投手が相手チームを無安打無得点におさえること。▽noとhit、および、no とrun からの和製語。**―プレー**野球などで、試合の停止中に行われた、正規のプレーとは認められないプレー。▽no と play からの和製語。**―マーク**スポーツで、(自分の攻撃に対して)相手側の選手から特に目をつけられて防御されることがないこと。●まったく注目していないこと。「―の若手代議士が入閣する」▽no と mark からの和製語。**―モア**《感》二度とくり返すな。「―ヒロシマ」▽no more **ノート** ●《名・他サ》書きとめること。●覚え書き。注釈。「フットー(=脚注)」●「ノートブック」の略。帳面。●音符。譜。▽note **ノー・ハウ**→ノウハウ。▷know-how **ノーブル**《形動》気品のあるようす。高貴なようす。「―な顔だち」▽noble **ノーベル・しょう**【ノーベル賞】スウェーデンの化学者アルフレッド=ノーベルの遺言と遺産によって設定された賞。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学のために貢献した人におくられる。 **ノーマライゼーション** 高齢者や障害者などの弱者が他の人々とともに同様に暮らす社会が本来の社会であるとする福祉の基本理念。北欧で提唱され、欧米諸国で発展した。[参考]ノーマリゼーションとも言う。▽normalization **ノーマル**《形動》正常であるようす。また、ふつうであるようす。標準的である。「機械は―に動いている」[対]アブノーマル。▽normal **のがい**【野飼い】牛・馬などを野に放して飼うこと。[類語]放しがい。 **のが・す**【逃す】《他五》●〔文〕のがれさせる。にがす。「人質を―・してやった」●とらえそこなう。にがす。「好機を―・す」「獲物は―・さない」[類語]逸する。[文]《四》。 **のが・れる**【逃れる】《自下一》〔危険な場所や不快な状態から〕にげる。遠ざかる。「難を―・れる」●〔自分に負担になることから」まぬかれる。「責任を―・れる」[文]のが・る《下二》。 **のかんむり**【ノ冠】漢字の部首「ノ」の称。の。はらいぼう。 **のき**【軒】屋根の下端の、建物より外側に出ている部分。[類語]ひさし。 >―を争・う《句》〔文〕軒と軒とが接するほど家が接近していて、建て込んでいる。 **のぎ**【芒】イネ科植物の果実の先についている、とげ状のもの。のげ。 **のぎく**【野菊】●野原や道ばたにさく菊の総称。ノコンギク・ノジギク・ユウガギクなど。●「ヨメナ」の別称。 **のき・さき**【軒先】●軒の先。のきば。「―に風鈴をつる」●軒に近い所。また、家の前。「―に屋台を出す」 **のきした**【軒下】軒の下。「―で雨宿りする」 **のきしのぶ**【軒忍】ウラボシ科のシダ植物。樹幹・石垣・屋根などに生える。 <1142> **ノギス** 物の厚さや円形の物の内径・外径をはかるための工具。▽Nonius から。 **のき・なみ**【軒並み】●《名》家が続いて建ち、軒が並んでいること。また、並んでいる家のすべて。家ごと。「―の整った街」●《副》《「―に」の形も)どれもこれも。一様に。「先進国は―(に)恐慌に見舞われた」「商店街は―大売り出し中だ」 **のき・ば**【軒端】軒のはし。また、軒先。 **のぎ・へん**【ノ木偏】漢字の部首「禾」の称。 **の・く**【退く】《自五》●その場所からはなれる。「わき道へ―・く」●その地位・職をしりぞく。「会長の職を―・く」=どく。[文]《四》。 **ノクターン** 音楽で、静かな夜の気分を表した叙情的な曲。夜想曲。▽nocturne **のけぞ・る**【仰け反る】《自五》●あおむけにそる。「速球に思わず―・る」●[俗]おどろく。びっくりする。「発言に―・った」 **のけ・もの**【除け物・除け者】●例外として取り除いた物。●仲間はずれにされた人。「弟を一にする」[表記]①は「除け物」、②は「除け者」と書く。 **の・ける**【退ける】●《他下一》その場所から移す。どかす。「障害物を―・ける」[類語](⇒)除去。排除。[文]の・く《下II》。●《補動》《動詞連用形+「て」について)やりにくいことを、平気でしてしまう。「やって―・ける」「言って―・ける」[文]の・く《下二》。 **の・ける**【除ける】《他下一》取り除く。はぶく。「彼を―・けては仕事にならない」[類語](⇒)除外。排除。[文]の・く《下二》。 **のこ**【鋸】「のこぎり」の略。[コロ]「ーを挽く」 **のこぎり**【鋸】木材・石材・金属などを切断するための、うすい鋼板の縁に細かい刃を刻みつけた工具。のこ。[参考]「一丁(挺){いっちょう}・・・」と数える。 **のこ‐くず**【鋸屑】木をのこぎりで切ったときにできる木くず。おがくず。 **のこ・す**【残す・遺す】《他五》●〔全体のうちの一部を〕あとに残らせる。「子供を―・して帰る」「自然を―・す」●余らせる。余りをつくる。「ご飯を―・す」「子に財産を―・す」●〔それに関連のあるものを〕あとにとどめる。「メモを―・す」「雪を―・す山肌」●〔後世に〕伝える。「偉大な業績を―・す」●問題点などを消さないでそのままにしておく。「悔いを―・す」「証拠を―・す」●相撲で、相手のしかけた技に対してこらえてもちこたえる。「そり身になって体を―・す」[表記]◎はもっぱら「残す」と書く。[文]《四》。 **のこった**【残った】《感》大相撲で、行司が力士にかける掛け声。まだ土俵に余地があって勝負がついてない意。「はっけよい、―」 **のこのこ**《副》(「―と」の形も)〔ぐあいの悪いときでも〕平気で出て来たり歩いたりするようす。「昼すぎてから―出勤する」 **のごめ・へん**【ノ米偏】漢字の部首「采」の称。 **のこらーず**【残らず】《副》すべて。全部。余すところなく。残さず。「ごちそうを―たいらげた」「雑草を一つ―抜き取る」 **のこり**【残り】●残ること。また、あとに残ったもの(量)。あまり。「小遣いの―」「―の麦茶を飲む」[類語]残り物。余り物。残品。残余。 **のこり・おお・い**【残り多い】《形》●〔思いどおりにならないで」くやしい。残念だ。「つまらぬ失敗から負けたので―・い気がする」●別れるのがつらい。なごり惜しい。「―・いが、これでお別れしよう」 **のこり・おし・い**【残り惜しい】《形》心残りがするようすだ。名残おしい。「これでお別れとは―・い」 **のこりーが**【残り香】人が立ち去ったあとに残った、その人のにおい。のこりか。 **のこりーずくな**【残り少な】《形動》あまり残っていないようす。のこりすくな。「小遣いもーになった」 **のこり・び**【残り火】全部燃えきらずに、残った火。 **のこり・もの**【残り物】〔余って〕残ったもの。余り物。「―ですが、どうぞ」 >――には福があ・る《句》人が取り残したものの中には、思いがけなくよいものがあるものだ。 **のこ・る**【残る・遺る】《自五》●全体のうちの一部が去らずに(なくならずに)ある。「貯金はいくらか―・っている」[類語]余る。留まる。(⇒)残留。残存。●「それに関連したものが何らかの形で〕あとにとどまる。「傷の痕が―・る」「記憶に―・る」[類語]留める。残す。(⇒)残存。●余る。余りができる。「弁当が二人分―・る」●〔後世に〕伝わる。「悪名が―・る」●結果として生じたことが、そのままになる。「しこりが―・る」「不満が―・る」●相撲で、技が決まらず、勝負がつかずにいる。[表記]①~⑤はもっぱら「残る」と書く。[文]《四》。 **のこん・の**【残んの】《連語》《「のこりの」の音便)〔雅〕〔消えないで〕残っている。〔連体詞的に使う〕「―雪」 **のこんの・つき**【残んの月】明け方の空に残っている月。残月。残りの月。 **のさば・る**《自五》●ほしいままにのび広がる。「枝が四方に―・る」●いばって横柄にふるまう。「暴力団が―・る」[類語]はびこる。 **のざらし**【野晒し】●野外で風雨にさらされること(さらされたもの)。「―の石仏」●野にさらされた白骨。[類語]されこうべ。髑髏{どくろ}。 **のし**【伸し・延し】日本泳法の一つ。体を横にのばし、足で水をはさむように動かす。横泳ぎ。 **のし**【熨斗】●ひのし。●「のしあわび」の略。●正方形の紙を上が広く下がせまい六角形に折り、中にのしあわびに模して黄色い紙を包んだもの。進物にそえる。[参考]「のし」と書いてこれに代えることもある。 >―を付・ける《句》《丁重におくるために進物に熨斗を付けるの意から)欲しがっている人に与えるとき、自分から進んでそうすることを表す。「こんなもの、―・けて進呈するよ」 **のじ**【野路】[文]野中の道。のみち。 **のし・あがる**【伸し上がる】《自五》地位などが急速に上がる。「一躍トップに―・る」[類語]成り上がる。 **のし・ある・く**【伸し歩く】《自五》いばって歩く。肩で風を切って歩く。「わがもの顔に―・く」 **のし・あわび**【熨斗鮑】アワビの肉をうすくむき、のばして干したもの。もと儀式用のさかな。のち、祝いの気持ちをこめて進物にそえた。のし。 **のし・かか・る**【伸し掛かる】《自五》●かぶさるようにおおいかかる。「―・るような雨雲」●〔不快な感覚・状態が〕その身におしかぶさってくる。「介護の負担がー・る」 **のしーがみ**【熨斗紙】のし・水引を印刷してある紙。贈り物の上にかけて用いる。 **のしーぶくろ**【熨斗袋】のし・水引をつけた(印刷した)紙袋。金銭を入れておくるときに用いる。 <1143> **のし・もち**【伸し餅】長方形にうすくのばした餅。適当な大きさに切って切り餅とする。 **のじゅく**【野宿】《名・自サ》夜、野外でねること。[類語]野営。露営。 **の・す**【伸す】《自五》●のびていく。のびて広がる。「壁に―・したツタの葉」●〔他をおさえて〕地位・成績・勢力などが上がる。「アイディアで―・してきた会社」●(さらに)遠くまで行く。足をのばす。「盛り場へ―・す」[文]《四》。●《他五》●(平たく)のばす。「餅を―・す」●[俗]なぐってたおす。[文]《四》。 **の・す**【熨す】《他五》〔アイロン・こてなどで〕熱を加えて布などのしわをのばす。 **の・ずえ**【野末】野のはて。野のはずれ。 **ノスタルジア** ●遠くはなれた故郷をなつかしみ、異郷にいるさびしさを感じること。郷愁。[類語]望郷。●古いものに対するあこがれ。=ノスタルジー。▽nostalgia **ノスタルジック**《形動》郷愁をさそうようす。昔をなつかしがるようす。「―なメロディー」▷nostalgic **ノズル** 先の細い穴から液体や気体を噴出させる、筒状の装置。▽nozzle **の・せる**【乗せる・載せる】《他下一》●〔乗り物に〕人や荷物を乗らせる。乗車させる。積載する。「トラックに荷物を―・せる」「満員の乗客を―・せた電車」[類語](⇒)搭載。●上に置く。「子供をひざに―・せる」「荷物を棚に―・せる」[対]①②降ろす。●〔誌上に〕書き記す。掲載する。「意見を新聞に―・せる」[類語](⇒)記載。登載。●計略にかける。また、思惑どおりに人を動かす。「口車に―・せる」「宣伝に―・せられる」●[伴奏に」調子を合わせる。「三味線に―・せて歌う」●加入させる。「一ロー・せてもらう」[表記]①は人の場合は「乗せる」、荷物の場合は「載せる」、②③は「載せる」、④~⑥は「乗せる」と書く。[文]の・す《下二》。[使い分け]「のる・のせる」 **のぞか・せる**【覗かせる】《他下一》《「のぞく」の使役形から)すきまから、ちょっと見せる。「雲間から月が顔を―・せる」「自信を―・せる」[文]のぞか・す《下二》。 **のぞき**【覗き】●のぞいて見ること。●「のぞきめがね」の略。●「のぞきからくり」の略。 **のぞき・からくり**【覗き機関】箱の中の絵を説明しながらさしかえ、その絵をのぞき穴からのぞかせる仕掛け。また、それを用いた大道演芸。のぞきめがね。からくりめがね。のぞき。からくり。 **のぞき・こ・む**【覗き込む】《他五》首をつっこむようにして、中のものを見る。「箱の中を―・む」 **のぞき・まど**【覗き窓】内部(または外部)のようすを見るために設けた窓。 **のぞき‐み**【覗き見】《名・他サ》●すき間や穴からそっと見ること。●他人の秘密や私生活に好奇心をいだいて知ろうとすること。 **のぞき・めがね**【覗き眼鏡】●のぞきからくり。●箱の底にガラスまたは凸レンズをはめこみ、水中を透視するようにしたもの。はこめがね。 **のぞ・く**【覗く・覘く】●《他五》●すき間や小さな穴を通して向こうを見る。「家の中を―・く」[類語]窺う。垣間見いる。(⇒)覗き見。●高い所から体をのり出して下を見る。「谷底を―・く」●先方に知られることなしにようすを見る。うかがう。「人の秘密を―・く」●鏡などを見る。「車内で鏡を―・く」●少しばかり見る(知る)。「本屋を―・く」[文]《四》。●《自五》物の一部分が外に出て見える。「包みの中の品が―・いている」「笑うと八重歯が―・く」[文]《四》。 **のぞ・く**【除く】《他五》●とりのける。「不安を―・く」「不良品を―・く」[類語](⇒)除去。排除。●〔範囲に入れない。加えない。除外する。「未経験者を―・く」●〔じゃまな人を〕殺す。[句]「君側の奸{かん}を―・く」[文]《四》。 **の‐そだち**【野育ち】しつけられず、放任されて育つこと。また、その人。 **のそのそ**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)動きがにぶく、ゆっくりと行動するようす。「一歩く」 **のぞまし・い**【望ましい】《形》そうあって欲しいようすだ。願わしい。「全員参加が―・い」 **のぞみ**【望み】●のぞむ心。願い。希望。「―がかなう」「―をかける」[類語]願望。志望。●人望。名望。「天下の一を失った政治家」●将来よくなりそうな見込み。「成功の―なきにあらず」[類語]①~③期待。 **のぞ・む**【臨む】《自五》●向かい合う。対する。面する。「海に―・む家」●〔ある場合に〕出会う。「急場に―・んであわてるな」[類語]対する。際する。(⇒)直面。●〔ある場所に〕出る。出席する。「会議に―・む」[類語](⇒)臨場。臨席。尊敬語()来駕。来臨。[文]《四》。 **のぞ・む**【望む】《他五》●遠くから見る。ながめる。「正面に富士を―・む宿」●そうありたいと思う。また、そうなってほしいと思う。「人類は平和を―・む」「自重を―・む」●あおぐ。したう。「その徳を―・む」[文]《四》。[類語と表現] >[類語と表現]「望む」 >「~したい」という気持ちを表す言い方が、「希望」の表現である。自分の気持ちを言うときは、「本が/を読みたい」「ステレオが欲しい」のように、動詞連用形+助動詞「~たい」や、形容詞「欲しい」できっぱりと言い切って表現する。一方、他人の気持ちについては「彼は長生きしたいのだ/らしい」「車が欲しいようだ」のように言い切りの形を避けた表現をするか、助動詞「~たがる」や「欲しがる」を使って「結婚したがっている」「カメラを欲しがっている」のように言う。他人の気持ちは外からはうかがい知れないので、断言を避けて「のだ」の形で説明したり、「らしい」と推測したり、「~たがる」の形で外部から観察したものを提示したりするのである。 >●求める・欲しがる・欲する・希{こいねが}う・祈る・渇する・待ち望む/(⇒)希望・要望・願望・所望・切望・熱望・渇望・希求・欲求・請求・要求・期待・庶幾/望み・高望み・本望・大望・宿望・野望・非望・宿意・野心・垂涎{すいぜん} >[動詞表現]涎が出る・食指が動く・喉から手が出る **のぞむらくは**【望むらくは】《連語》《「恐らくは」などの類推から、「望む」に「らく」をつけた語》〔文〕のぞむ <1144> ことには。どうか・・・であってほしい。「一日も早く戦火の収まらんことを」 **のだ**《連語》《準体助詞「の」+指定の助動詞「だ」)●原因・理由・目的・具体的内容などを示して、分かりやすく説明する。「彼は入部した。全国制覇を目指す―・だ」●結論を示す。「このところ欠勤続きだ。要するに、やる気がない―・だ」●[終止形を用い、説得口調で〕強い断定を表す。「まあ聞いてくれ。悪気はなかったー・だ」●[終止形を用い、意志的な動作を表す動詞について〕話し手の決意・要求を表す。「何としても目標だけは達成する―・だ」[接続]の動詞・形容詞・助動詞(「(よ)う」「まい」「だ」を除く)の連体形につく。体言・形容動詞(型の助動詞)の語幹には「なのだ」がつく。[参考]「のである」は改まった言い方、「のです」は丁寧な言い方。くだけた言い方では「んだ」となる。 **のたうちまわ・る**【のた打ち回る】《自五》苦しみもがいて、転がり回る。「胃の痛みに―・る」 **のた・う・つ**【のた打つ】《自五》苦しみもがいて、転がる。「激痛に―・つ」 **のた‐く・る** ●《自五》体をくねらせてはい回る。「ミミズが―・る」●《他五》(字などを)乱暴に書く。ぬたくる。 **の・だて**【野立て】《名・自サ》貴人が旅行中、野外で休むこと。また、その休憩所。野立ち。 **の・だて**【野点】《名・自サ》野外で茶をたてること。また、野外で行う茶会。 **のたま・う**【宣う・曰う】《他四》《「のりたまふ」の転)〔古〕「言う」の尊敬語。おっしゃる。[参考]現代語では五段活用とし、からかい気味に使うことがある。「めずらしいことを―・うね」 **のたまわ‐く**【宣く・曰く】(「のたまふ」+接尾語「く」)〔文〕「言わく」の尊敬語。おっしゃること。おっしゃることには。「子~(=孔子)―」 **のたりのたり**《副・自サ》《「のたり」を重ねた語。副詞は多く「―と」の形も)〔波などが〕ゆるやかにうねるようす。「春の海ひねもすーかな」〈与謝蕪村〉 **のたれ・じに**【野垂れ死に】《名・自サ》道ばたにたおれてそのまま死ぬこと。また、そのようなみじめな死に方。[類語]行きだおれ。行路病者。 **のち**【後】●〔ある事のすんだ、また、ある時間がたった」あと。「曇りー雨」[対]前。●これから先。将来。未来。「―の人々」●〔生が終わった」あと。死後。[連]「―の世(=死後の世界)」●〔二つ並べたものの〕あとの方。後者。 **のち‐ざん**【後産】あとざん(後産)。 **のち‐ぞい**【後添い】前妻のあとに連れそった妻。後妻。のちぞえ。 **のちのち**【後後】●これから(ずっと)先。将来。「―の事を心配する」●それより後。以後。〔①②とも副詞的にも使う〕 **のちの・つき**【後の月】〔陰暦八月一五日(十五夜)の月に対して〕陰暦九月一三日の月。十三夜。栗名月。 **のち・ほど**【後程】《副》少し時間がたってから。後刻。「―ご返事申し上げます」「では、またー」[類語]いずれ。[対]さきほど。 **ノッカー** ●訪問者がたたいて来訪を知らせるために、扉に取り付けた金具。●野球で、ノックをする人。▽knocker **のっか・る**【乗っかる・載っかる】《自五》〔俗〕乗る。 **ノッキング**《名・自サ》内燃機関の気筒内の異常爆発で、金属をたたくような音がすること。▽knocking **ノック**《名・他サ》●他人の部屋にはいる前にドアを軽くたたくこと。●野球で、野手の守備練習のためボールを打ってやること。▷knock **ーアウト**《名・他サ》●ボクシングで、相手を打ちたおして、一〇秒経過するまでの間立ち上がれなくすること。KO。●野球で、相手投手を打ち負かして交替させること。●相手を徹底的に打ち負かすこと。▽knockout **ーダウン**《名・他サ》ボクシングで、打撃によって相手が試合を続行できないような状態にすること。●機械類の部品セットを輸出(輸入)し、現地で組み立てて完成品にする輸出(輸入)方式。▽knockdown **ノックス**【NOx】[略語集](NOx)。 **のっけ** 最初。しょっぱな。「―から打撃戦になった」 **のっしーのっし**《副》《「ーと」の形も》力強く、ゆっくりと歩くようす。のしのし。「象がーと歩く」 **のっそり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)動作がのろいようす。ぼんやりと立っているようす。「―動く」 **ノット**《名・助数》船などの速さを表す単位。一ノットは毎時一海里(=一八五二メートル)を進む速さ。記号kt。[表記]「節」とあてた。▽knot **のっと・る**【法る・則る】《自五》(「法る」の促音便)(法として従うの意で)規準・手本としてならい従う。[コロ]「古式に―・る」[コロ]「法律に―・って契約する」[文]《四》。 **のっと・る**【乗っ取る】《他五》《「乗り取る」の促音便)●うばい取って自分の支配下に置く。また、(戦争などで)攻略する。「会社を―・る」[類語](⇒)奪取。●運航中の航空機や乗り物の乗組員を凶器などでおどし、自分(たち)の意志に従わせる。ハイジャックする。 **のっぴき**【退っ引き】(「のきひき」の促音便)〈多く「―ならない」の形で〉よけたりしりぞいたりできない。さけて通れない。「―ならない事情で欠席する」 **のっぺい・じる**【濃餅汁・能平汁】野菜と油揚げのすまし汁に、くず粉をとき入れて煮立てた料理。のっぺい。 **のっぺらぼう** ●《名・形動》〔本来は変化に富むべきものが〕一面に平らでなめらかなこと。変化やでこぼこのないこと。●目・鼻・口のない顔の化け物。 **のっぺり**《副・自サ》●《副詞は「――と」の形も)●〔地形などが〕平らで変化の少ないようす。「―した草原」●[顔が〕整ってはいるが、しまりのないようす。 **のつぼ**【野壺】畑の近くにつくった肥溜め。 **のっぽ**《名・形動》きわめて背の高いこと(人)。 **のーづみ**【野積み】《名・他サ》戸外に積んでおくこと。 **のーづら**【野面】〔文]野原の表面。「―をふく風」 **ので** ●《連語》《準体助詞「の」+格助詞「で」)で(格助)。「古いので(=もので)我慢しなさい」●《接助》《準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」の連用形または格助詞「で」)〔連体形につく。くだけた会話では「んで」とも〕客観的事情を示して、結果を導いた原因・きっかけなどを説明するのに使う。「肌寒いのでセーターを着た」「授業が終わったので帰宅した」[参考]一般 <1145> に、原因と結果の関係が話し手の理由づけにゆだねられる場合に「から」を使い、自然のなりゆきとしてそうなる と意識される場合に「ので」を使う。このため、理由をあげて説明する場合や質問・命令などの場合は、ふつう「から」となる。「帰宅したのは、授業が終わったからだ」「愛してるから結婚したの?」「もっとお勉強なさい。何でも買ってあげるから」などでは、「ので」は使いにくいか、使えない。 **のである**《連語》《準体助詞「の」+指定の助動詞「だ」の連用形「で」+補助動詞「ある」)「のだ①②」の改まった言い方。「そのようなことはあり得ない―・る」 **のです**《連語》《準体助詞「の」+指定の助動詞「です」)「のだ」の丁寧語。「私の兄は実家にはいません。一人で暮らしている―・す」 **のーてん**【野天】屋根のない所。露天。「―ぶろ」 **のと**【能登】旧国名の一つ。今の石川県の能登半島地方。能州。 **のど**【喉・咽・咽喉】《「飲み門{のみと}」の音便「のんど」のつまった語》●口の奥の、食道・気管の分かれるあたりから声帯のあたり。[コロ]「ーがかわく」[類語]喉元。咽喉。●歌う声。歌い方。「いい―をしているね」●本のとじめの余白の部分。[対]小口。[表記]③は多くかな書き。 >―が鳴・る《句》うまそうな食べ物を見て、早く食べたくなる。 >―から手が・出る《句》ひどく食べたい、また、ひどく欲しいことのたとえ。「―・出るほど欲しい絵」 **のどか**【長閑か】《形動》●〔心持ちや動作などが」のびのびとして、おだやかなようす。静かでゆっくりしているようす。「心ーにお茶を飲む」[類語]のびやか。●[天候がよく」おだやかなようす。「―な春の一日」[類語]うららか。うらうら。うらら。=のどやか。 **のどぶえ**【喉笛】気管の、のどを通る部分。 **のど‐ぼとけ**【喉仏】のどの中間にある、甲状軟骨の突起。成年男子に特にはっきり現れる。 **のど・もと**【喉元】●のどのあたり。●あるものの中で、最も重要な部分。要所。中枢。 >―過ぎれば熱さを忘れる《句》苦しいときが過ぎると、その苦しさをかんたんに忘れてしまうことのたとえ。 **のど‐やか**【長閑やか】《形動》「のどか」に同じ。 **のど‐わ**【喉輪】●のどのあたりを守るよろいの付属具。●「のどわ攻め」の略。相撲で、相手のあごの下にてのひらを当てて押しまくる技。 **のなか**【野中】野原の中。「―の一軒家」 **のに** ●《連語》《準体助詞「の」+格助詞「に」)に(格助)。「彼が口達者なのにはだれもかなわない」「接続詞は、文を接続させるのに使う」●《接助》《文語の接続助詞「に」の上に準体助詞「の」が入りこんだもの》〔連体形につく。形容動詞、指定の助動詞の場合は、終止形につくこともある〕●客観的事情を示したうえで、予期に反する事態が次に起こることを予測させながら、文を接続させるのに使う。〔不満や恨みや意外などの気持ちがこもる〕「愛しているのに結婚できない」●対照的に異なる二つの事態を、対比的にあげるのに使う。〔対比の妙に興味を示した言い方〕「朝は晴れていたのに午後になって雨が降り出した」●〔言いさして、終助詞的に〕希望や期待を裏切るような事態に対して、詠嘆や恨みや難詰などの気持ちをこめて言うのに使う。「早く来てくれるといいのになあ」 **のねずみ**【野鼠】おもに耕地や山林などの野外にすむネズミの総称。[対]家鼠。 **ののさん** 神仏・日月など、礼拝の対象となるものを言う幼児語。のんの(さん)。 **ののし・る**【罵る】《他五》大声で非難する。しかる。また、非難の気持ちをこめて(ひどい)悪口を言う。「ロぎたなく―・る」「人前で―・られた」[類語](⇒)罵倒。[文]《四》。 **のば・す**【伸ばす】《他五》●〔物の長さを〕長くする。また、ひっぱって長くする。「ゴムひもを―・す」[コロ]「髪を―・す」[類語]伸べる。●「曲がったり縮んだりしているものを〕まっすぐにする。また、広げる。[コロ]「書類のしわを―・す」[コロ]「手足を―・す」[対]①②縮める。●〔勢力・才能などを〕豊かにする。盛んにする。「国力を―・す」「学力を―・す」[類語](⇒)伸張。[表記]③は「延ばす」とも書く。[文]《四》。[使い分け]「のびる・のばす・のべる」 **のば・す**【延ばす】《他五》●〔時間を〕長くする。長びかせる。「会期を―・す」[類語](⇒)延長。●時期をおくらせる。「返事を来週まで―・す」[類語](⇒)延期。●〔うすめて〕量を多くする。「生地を水で―・す」●打ちたおす。のす。「袋だたきにして―・す」[表記]④は「伸ばす」とも書く。[文]《四》。[使い分け]「のびる・のばす・のべる」 **の・ばなし**【野放し】●家畜などを放し飼いにすること。「―の鶏」●保護・監督を要するものを手をつけずほうっておくこと。「土地規制が――になっている」 **のはら**【野原】草などの生えた、広い平地。 **の・ばら**【野薔薇】「のいばら」に同じ。 **のび**【伸び】●〔背丈などが〕のびること。また、その度合い。「―の早い雑草」●〔つかれたり退屈したりしたとき」手足をのばして大きく呼吸をすること。 **のび**【野火】●〔春の初めに、焼き畑などのために」野の枯れ草を焼く火。野焼きの火。●山火事。 **のび・あがる**【伸び上がる】《自五》〔高い姿勢をとるために」足をつまだてて、背を伸ばす。 **のび・しろ**【伸び代】のびる可能性。のびる余地。「若者は将来の―が大きい」「まだーがある」 **のび・ちぢみ**【伸び縮み】《名・自サ》のびることと縮むこと。のびたり縮んだりすること。伸縮。 **のび・なや・む**【伸び悩む】《自五》順調に向上・発展・上昇しない。「成績が―・む」「売り上げが―・む」 **のびのび**【延び延び】期日がだんだんおくれて長びくこと。「返事がーになる」 **のびのび**【伸び伸び】《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)おさえつけるものがなく、自由であるようす。「―と育った子供」 **のびやか**【伸びやか】《形動》のびのびとしたようす。ゆったりとくつろいだようす。「―な性格」 **のびる**【野蒜】ユリ科の多年草。白いラッキョウ形の地下茎を持つ。ネギのような臭気がある。食用。 **の・びる**【伸びる】《自上一》●〔物の長さが〕長くなる。また、生長する。「草が―・びる」[類語]しげる。(⇒) <1146> 伸長。●〔曲がったり縮んだりしていたものが〕まっすぐになる。「背筋が―・びる」[対]①②縮む。●ある場所・状態まで届く。達する。「調査の手が―・びる」●[勢力・才能などが〕豊かになり、力を増す。成長する。「売り上げがー・びる」[類語](⇒)伸展。伸張。●つかれたり打ちのめされたりして、体がまいってしまう。「徹夜続きでー・びてしまった」[表記]①~③は「延びる」とも書く。[文]の・ぶ《上二》。 >[使い分け]「のびる・のばす・のべる」 > **伸びる**〔体がのびて大きくなる意から、全体が長くなる。まっすぐになる。届く。盛んになる。動けなくなる〕体が伸びる・茎が伸びる・しわが伸びる・救済の手が伸びる・販路が伸びる・勢力が伸びる・暑さで伸びる > **延びる**〔長くなる。遅れる。広がる。延期。延長〕会期が延びる・寿命が延びる・出発が延びる・クリームがよく延びる・生き延びる・逃げ延びる > **伸ばす**〔全体を長くする。まっすぐにする。盛んにする。うち倒す〕手足を伸ばす・髪を伸ばす・ゴムが伸び縮みする・しわを伸ばす・羽を伸ばす・才能を伸ばす・記録を伸ばす・捜査の手を伸ばす・賊をパンチで伸ばす > **延ばす**〔長びかせる。範囲を広くする。うすめる。延期。延長〕営業時間を延ばす・期日を延ばす・金を延ばす・鉄道を延ばす・箱根まで足を延ばす・ペンキを延ばす・水で割って延ばす > **伸べる**〔さし出す。くつろがせる〕救いの手を伸べる・手を差し伸べる・ゆったりと手足を伸べる > **延べる**(展)〔うすく広げる。長引かせる。うすめる。敷く〕金を延(展)べる・期日を延べる・支払いをくり延べる・延べたニスを塗る・布団を延べる >[参考]時間には「延」を使い、物事には多く「伸」を使うが、物事については「伸・延」両用されることがある。その場合は、「伸」は縦(そのものの長さの方向)ののび、「延」は横に広がる形ののびと使い分けることができる(ひげが伸びる・ゴムが伸びる/クリームがよく延びる・ニスを延ばす)が、実際にあたっての使い分けは相当に困難である。 **の・びる**【延びる】《自上一》●〔時間が〕長くなる。長びく。「話が―・びる」[類語](⇒)延長。●決められた時期がおくれる。「支払いが―・びる」[類語](⇒)延引。延期。●とけたりやわらかくなったりして、広がる。「絵の具がよくー・びる」●(長い状態のまま)弾力がなくなる。「ゴムひもが―・びる」[表記]④は「伸びる」とも書く。[文]の・ぶ《上二》。[使い分け] **ノブ** 〔ドアなどの〕取っ手。握り。▽knob **のぶし**【野武士】(「野伏し」の意)昔、山野で生活し、落ち武者などをおそった武士、または土民の集団。のぶせり。[表記]「野伏」「野臥」とも書いた。 **のぶと・い**【野太い】《形》●ずぶとい。●〔音・声が〕太い。「―・い声で呼ぶ」 **のぶれ・ば**【陳者】《連語》〔文]申し上げます・と(が)。[参考]手紙文で、挨拶のあと、本文の書き出しに用いる語。「前略、―このたび・・・」 **のべ**【延べ】同じものが何回ふくまれていても、そのそれぞれを一単位として総計する数え方。〔接頭語的にも使う」「一人数」「三日間の観客は―五万人」 **の・ベ**【野辺】〔文]野原。野のあたり。**―おくり**【一送り】→のべのおくり。**―の「おくり**【一の送り】〔文]遺体を火葬場や埋葬地まで見送ること。葬送。野辺送り。 **のべ・いた**【延べ板】延ばして板状にした金属。 **のべ・がね**【延べ金】●打ち延ばして平らにした金属。特に、金・銀を打ち延ばしたもの。●〔古]刀剣。 **のベーざお**【延べ棹】中間に継ぎ手がない三味線。また、そのさお。[対]つぎざお。 **のべ・ざお**【延べ竿】中間に継ぎ手がない釣りざお。[対]つぎざお。 **のべ・じんいん**【延べ人員】仕事を仮に一日で仕上げたときに必要とする、計算上の総人数。延べ人数。[参考]二人で五日かかるとすれば、延べ人員は一〇人。 **のべたら**《副》《「―に」の形も)〔俗]絶え間なくだらだらと続くようす。「―に文句を言っている」 **のべつ**《副》《「―に」の形も)休みなく続くようす。ひっきりなし。「―おしゃべりをしている」 **のべ・つぼ**【延べ坪】建物の各階の床面積を合計した坪数。[参考]の現在は「延べ面積」で表す。建坪。 **のべつ‐まくなし**【のべつ幕無し】《名・形動》(芝居で、幕を引かずに続けて演じ通すことの意から)少しも休まず、たて続けにすること。「―にしゃべっている」 **のべ・にっすう**【延べ日数】仕事を仮に一人で仕上げたとき必要とする、計算上の総日数。[参考]二人で五日かかるとすれば、延べ日数は一〇日。 **のべ・ばらい**【延べ払い】代金支払いをある期間くり延べること。 **のべ・ぼう**【延べ棒】●金属を延ばして棒状にしたもの。「金のー」●こねた食品材料などを平らに延ばすのに使うまるい棒。[類語]麺棒。 **ノベライゼーション** 評判がよかったテレビドラマや映画を小説化すること。▽novelization **の・べる**【延べる・伸べる】《他下一》●物を長くする。また、広げる。「飴を―・べる」●「たたんだり巻いたりしてあるものを〕広げてしく。「床を―・べて休む」●手などをのばす。「救いの手を―・べる」●期日・時刻をおくらせる。「出発時刻を―・べる」[表記]②はふつう「延べる」、③は「伸べる」と書く。また、広げる意では、「展べる」と書くこともある。[文]の・ぶ《下二》。[使い分け]「のびる・のばす・のべる」 **の・べる**【述べる・陳べる】《他下一》〔意見などを〕語る。説く。「感想を―・べる」[類語]陳じる。弁じる。(⇒)陳述。叙述。[文]の・ぶ《下二》。 **ノベル** 小説。特に、写実的長編小説。▽novel **ノベルティー** 企業が自社の名前や商品名を入れて無料で配る広告商品。▽novelty **の‐ほうず**【野放図・野方図】《名・形動》●性格・行動などにけじめがなく、思うままであること。「――な生活」●際限がなくのび広がること。「―に広がる公害」 **のぼ・す**【上す】《他五》上せる。[文]《四》。[使い分け]「のぼる・のぼす・のぼせる」 **のぼせ・あがる**【逆上せ上がる】《自五》《「のぼせる」の強め)ひどくのぼせる。すっかりのぼせる。 **のぼ・せる**【上せる】《他下一》●【位置・地位を]高 <1147> る」た、そのさまをかいた絵。のぼりりょう。 **のぼり・りゅう**【昇り竜】天にのぼってゆく竜。また、そのさまをかいた絵。のぼりりょう。 い所や上の方に上げる。く囲くだす。●〔人・物を〕地方から都へ送る。「使者を―・せる」●書いてのせる。「議事録に―・せる」●とり上げて公にする。「話題に―・せる」●料理として出す。供する。「食卓に―・せる」●舞台で演じられるようにする。「新作をやっと舞台に―・せた」=上{あ}ぐ。 **のぼ・す**【上す・登す・昇す】《他下一》●高い所や上の方に上げる。図くだす。●〔人・物を〕地方から都へ送る。「使者を―・せる」●書いてのせる。「議事録に―・せる」●とり上げて公にする。「話題に―・せる」●料理として出す。供する。「食卓に―・せる」●舞台で演じられるようにする。「新作をやっと舞台に―・せた」=上{あ}ぐ。図のぼ・る《下一》。 >[使い分け]「のぼる・のぼす・のぼせる」《少正》【丁】 **のぼ・せる**【『逆『上せる】《自下一》●頭に血が上がる。上気する。「長湯で―・せる」●かっとなって判断力を失う。「非難されて―・せた」[類語]血迷う。(句)逆上。●〔好きな・事{こと}(人)に〕夢中になる。熱中する。「競馬に―・せる」[類語](句)熱狂。●思い上がる。うぬぼれる。「ほめられて―・せる」[類語](句)増長。図のぼ・る《下一》。 >[使い分け]「のぼる・のぼす・のぼせる」 **のほほん**《副》《多く「―と」の形で》〔すべきことを〕何もしないでのんきにしているようす。いっこう気にかけず平気なようす。「仕事にも出ないでーと暮らす」 **のぼり**【上り・登り・昇り】●下から上へ移ること。あがること。●地方から中央へ行くこと。特に、地方から東京へ行くこと。●「のぼり坂」の略。●「上り列車」の略。地方から中央に向かう列車。[対]①~④下り。 **のぼ・る**【上る・登る・昇る】《自五》〔連続的に進むものが〕高い所に達する。●高い方へ行く。「坂道を―・る」「屋根に―・る」[対]くだる。おりる。●よじってあがる。「木に―・る」[対]おりる。●太陽や月などが空に高く現れる。「朝日が―・る」[表記]はふつう「昇る」と書く。[対]おちる。しずむ。●水流の上の方に行く。「川を―・る」[表記]はふつう「上る」と書く。[対]くだる。●煙などが空の方へ、移動してあがる。「煙突から煙が―・る」「天にも―・る心地」●血が頭の方へ流れる。「頭に血が―・る」[対]おりる。●〔抽象的な意味で〕高いところへ行く。高い地位につく。「皇帝の位に―・る」[対]おりる。●地方から都(の方)へ行く。[対]くだる。●〔数量が〕相当の程度に達する。「百人に―・る人が参加した」[対]くだる。●あつかわれる。取り上げられる。「話題に―・る」[表記]③~⑤は「上る」と書く。図《四》。 **のぼり**【幟】●《「のぼりばた」の略》縦長の布の上端を小さな横木で支え、縦の一端にさおを通し、目印として立てる旗。●「こいのぼり」の略。[対]くだり。 **のぼり・あゆ**【上り、鮎】春、川の上流にのぼってゆく若いアユ。 **のぼり・ぐち**【上り口・登り口】●そこから山道や坂道をのぼり始める所。「参道の―」●階段を上がる最初の踏み段の所。あがりぐち。[表記]①は多く「登り口」、②は「上り口」と書く。[対]降り口。 **のぼり・ざか**【上り坂】●高い所に向かっている坂道。●〔物事が〕よい方向に向かいつつある状態。だんだん盛んになってゆく傾向。「景気は―だ」[対]①②下り坂。 **のぼり・ちょうし**【上り調子】調子が上がって勢いがよくなること。上向きになること。「チームはー」 **のぼり・つ・める**【上り詰める】《自五》いちばん上までのぼる。のぼりきる。頂点に達する。「山頂に―・める」「出世コースを―・める」 **のま・す**【飲ます】《他五》◆飲ませる。図《四》。 **のま・せる**【飲ませる】《他下一》《「飲む」の使役形》●飲むようにさせる。「薬を―・せる」「苦汁を―・せる」●もっと飲みたい気持ちにさせる。「これは―・せる酒だ」●人に酒食をごちそうする。=飲ます。図《下二》。 **のまれる**【飲まれる】《連語》《「飲む」の未然形+助動詞「れる」》●相手の態度やその場の雰囲気に圧倒される。威圧される。「大観衆の重圧に―・れる」●包み込まれる。「波に―・れておぼれ死ぬ」 ***のみ**【蚤】ノミ目の昆虫の総称。哺乳類・鳥類の血を吸う。赤褐色で、足が発達しよくはねる。ペストなどの感染症を媒介する種類もある。 >―の夫婦《句》《ノミは、雌が雄より大きいことから》夫より妻の方が体の大きい夫婦のたとえ。 ***のみ**【『鑿】木材・石材を加工するのに使う工具の一つ。柄{え}の頭を槌{つち}でたたいて、穴をあけたりみぞを切ったりする。[参考]「一丁{いっちょう}(挺{ちょう})いっ…」と数える。 **のみ**《副助》●文語的 それ自身に限る意。「人はパンのみによって生くるにあらず〈新約聖書・マタイ伝〉」「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき〈林芙美子〉」●文語的「ひたすら・・・」「ただもう・・・」の意。「嗚呼、夢にのみ見しは君が黒き瞳子{ひとみ}ぞなり〈舞姫・森鷗外〉」●文語的〈「のみだ」「のみで」の形で〉事態はそれだけであって、それ以外ではないことを断定的に言う。「ただ撤退あるのみだ」[参考]口語的な言い方では「だけだ」「だけで」となる。 >[使い分け]「のぼる・のぼす・のぼせる」 **上る** 〔高いところに達する、都へ行く、相当の程度に達する、扱われるなどの意で、一般に広く〕多摩川を上る・血が上る・帝位に上る・京に上る・数万に上る・話題に上る・ロに上る **昇る** 〔日がのぼる意から、高い所へ向かって勢いよく動く〕日が昇る・煙が昇る・天に昇る・重役の地位に昇る **登る** 〔しだいに進みのぼって目的の場所へ行く〕山に登る・坂を登る・演壇に登る・沢を登る・マウンドに登る・コイの滝登り クリヤ **上す・上せる** 〔とりあげて示す〕文書に上す・記録に上す・議案に上せる・話題に上せる **のぼせる**(『逆上)〔血が上がる。夢中になる〕のぼせて鼻血を出す・のぼせて訳が分からなくなる・野球にのぼせる [参考]「上」は垂直方向に速やかに、「登」は傾斜地をだんだんと、「昇」は勢いをつけて進みのぼる意。「壇に上る/登る」では、前者は壇にのぼる様子に特別の関心を示さない表現となっているが、後者は階段をのぼって登壇する様子に注目した表現となる。「帝位に上る/重役に登る/首相に昇る」では、それぞれ天命を受けて帝位に、だんだんと努力して重役に、日が昇るように勢いよく首相にといった意味合いをもふくむ。「上り口」は階段の入り口、「登り口」は坂の入り口といった区分けもある。「昇」のほかに、官位などには「陞」や「『升」も使われる。 **のみ・あか・す**【飲み明かす】《他自五》夜が明けるまで、酒を飲み続ける。「友と一晩―・した」 **のみ・かい**【飲み会】〔俗〕集まって酒を飲み食事をする会。 <1148> **のみ・くい**【飲み食い】《名・他サ》飲んだり食ったりすること。飲食。「―の費用」 **のみ・ぐすり**【飲み薬】内服薬。内用薬。 **のみ‐くだ・す**【飲み下す】《他五》●飲んで胃の方へ落とし込む。[類語](計)嚥下{えんげ}・のむ。●「のみこむ②」に同じ。 **のみ・くち**【飲み口】〔酒などを〕飲んだときの口に感じる味わい。「―がいい」●よく酒を飲む・こと(人)。●杯のくちびるにふれる部分。 **のみ・ぐち**【呑み口】●たるの中の液体を取り出すために取りつけた木管。●きせるの吸い口。 **のみ・こうい**【呑み行為】●証券・商品取引で、客から特定の注文を受けた業者が、自己名義の勝手な売買をしておいて、客の注文に応じた形で決済をすること。●競馬・競輪などで、法に定められた以外の者が馬券・車券などを売り出すこと。また、買うようにたのまれた券を買わずに、当たり券についてだけあとではらいもどす闇取引。=のみ。 **のみ・こみ**【飲み込み・呑み込み】●飲み込むこと。●〔要領や事情などを〕理解すること。[コロ]「ーがいい」[コロ]「ーが早い」 **のみ・こ・む**【飲み込む・呑み込む】《他五》●〔口の中のものを〕一気に腹の中に送り込む。「錠剤を―・む」[類語](句)嚥下{えんげ}・焼く。●[言うべきこと、または言おうとしたことを〕口に出さずにそのままにする。のみくだす。「あやうく言葉を―・んだ」●収容する。「三万人を―・んだスタジアム」●理解する。納得する。「こつを―・む」 **のみ・しろ**【飲み代】酒を飲むための金銭。酒代。さかて。飲み料。[参考]あまり上品でない言い方。 **のみ・すけ**【飲助・吞助】〔俗]酒が好きでよく飲む人。のんべえ。[参考]人名めかした言い方。 **のみ・たお・す**【飲み倒す】《他五》〔店で〕飲んだ酒の代金をはらわないですます。●飲みつぶす。 **の・みち**【野道】野原の中を通る道。野路。 **のみ・つぶ・す**【飲み潰す・呑み潰す】《他五》飲酒にうつつをぬかして財産を失う。「身上{しんじょう}を―・す」 **のみ・つぶ・れる**【飲み潰れる・呑み潰れる】《自下一》酒によい、正体がなくなる。よいつぶれる。 **のみ・て**【飲み手】よく酒を飲む人。酒好きで、酒に強い人。酒飲み。のんべえ。 **のみ・で**【飲み出】飲み物の量が多いこと。飲みごたえがあること。「ーがある」[表記]ふつう「飲みで」と書く。 **のみとり‐こ**【蚤取り粉】ノミを殺すための粉末状の薬品。 **のみとり・まなこ**【蚤取り眼】〔ノミをつかまえるときのように」どんな小さなことも見のがすまいと、真剣になった目つき。「――で部屋中を探す」 **のみならず** (助詞「のみ」+助動詞「なり」の未然形+助動詞「ず」)《接続》そればかりでなく。「彼女の部屋は広い。―家具も多い」[類語]その上。[日]《連語》・・・ばかりでなく。・・・だけでなく。「彼は勉強ができる―運動神経もよい」 **ノミネート**《名・他サ》賞の候補者として指名・推薦すること。「新人賞に―される」▷nominate **のみ・の・いち**【蚤の市】古物市。[参考]フランスの、パリ北郊の道路上で行われるものがその始まり。 **のみ・ほ・す**【飲み干す・飲み『乾す】《他五》〔容器の中の液体を〕すっかり飲む。「大杯を一気に―・す」 **のみ・まわし**【飲み回し】一つの器に入れたものを順々に飲んで次に回していくこと。回し飲み。 **のみ・みず**【飲み水】人が飲むための水。飲用水。飲料水。 **のみ・もの**【飲み物】茶・酒・ジュースなど、飲むためのもの。飲料。 **の・む**【飲む・呑む】《他五》●口に入れ、のどを通す。「薬を―・む」[類語]喫する。●特に、酒を飲む。「やけ酒を―・む」「かせぎを全部―・む」[類語](新)飲酒。[尊敬]①②召す。召される。召し上がる。上がる。[謙譲]①②頂く。●吸い込む。「息を―・む」[表記]③のうち、喫煙の意の場合は多く「喫む」と書く。●波が人や家を包むように取り込む。「高波に人が―・まれた」●〔出そうになるのを〕おしこらえる。「声を―・んで見守る」「涙を―・んで引き下がる」●受け入れる。「条件を―・む」[対]ける。●圧倒する。また、軽く見る。「熱気にー・まれる」「敵を―・む」●かくし持つ。「懐にあいくちを―・む」[表記]③~⑧は「呑む」とも書く。図《四》。 >―む打つ買う《句》大酒を飲み、ばくちを打ち、女性を買うこと。男性の代表的な道楽を言ったことば。 **のめ・す**■《他五》前へたおす。のめらせる。図《四》。■《接尾》徹底的に・・・する。「たたき―・す」「しゃれ―・す」「うち―・す」[文]《四》。 **のめ‐のめ**《副》《「―と」の形も)〔恥ずべきなのに]何ら恥じることもなく平気でいるようす。おめおめ。「今さらー帰れない」 **のめりこ・む**【のめり込む】《自五》●〔体が〕深く前の方へたおれる。●〔そこからぬけ出せなくなるくらいに」その環境にすっかり入る。心をうばわれて、そこからのがれられない状態になる。「ゲームに―・む」 **のめ・る**【前のめ・る】《自五》〔体が〕前へつまずき、たおれる。また、たおれかかる。前へかたむく。[文]《四》。 **の・やき**【野焼き】春になって植物がよく生えるように、春先に野原の枯れ草を焼くこと。[類語]山焼き。 **の・やま**【野山】野と山。山野。 **のら**【〈野良〉】(「ら」は接尾語。「良」は当て字)●野原。●田畑。「―着」「―仕事」「―に出る」 **のら・いぬ**【〈野良〉犬】飼い主のいない犬。 **のらくら**《名・副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔仕事などを〕なまけて、ぶらぶらして日を送る・こと(人)。のらりくらり。「――と遊んで暮らす」 **のら・しごと**【〈野良〉仕事】田畑に出てする仕事。農作業。 **のらねこ**【〈野良〉猫】飼い主のいない猫。 **のら・むすこ**【のらく息子〉】〔するべきことをしないで〕のらくらしているむすこ。どらむすこ。 **のらりくらり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●のらくら。「一日を過ごす」●あいまいに言ったり言い逃れをしたりして、とらえ所のないようす。ぬらくら。「―と追及をかわす」 **のり**【乗り】《名》〔インク・おしろい・脂肪などの」付きぐあい。なじみぐあい。「化粧の―が悪い」●謡曲で、謡と拍子との合わせ方。●音楽のリズムや調子にうまく合わせること。また、その場の雰囲気に合わせること。「ロックの―で演歌を歌う」「―のいい人」[日]《接尾》●「乗ること」「乗る人」の意。「自転車―」「飛行機―」●(人数を表す語に付いて)その乗り物がその人数だけ乗せることができることを表す。「五○人一のバス」 <1149> で、謡{うたい}と拍子との合わせ方。❷音楽のリズムや調子にうまく合わせること。また、その場の雰囲気に合わせること。「ロックのーで演歌を歌う」「―のいい人」■《接尾》❶「乗ること」「乗る人」の意。「自転車―」「飛行機―」❷(人数を表す語に付いて)その乗り物がその人数だけ乗せることができることを表す。「五○人一のバス」 **のり・おり**【乗り降り】《名・自サ》〔乗り物に〕乗ることと降りること。乗ったり降りたりすること。乗降。 **のり‐かえ**【乗り換え】乗り換えること。 **のり・か・える**【乗り換える】《他下一》❶ある乗り物から降りて、他の乗り物に乗る。「ターミナル駅でー・える」[類語]乗り移る。乗り継ぐ。❷今までの・やり方(物)を捨てて、新しい・やり方(物)に切り換える。「新工程に―・える」 **のり・かか・る**【乗り掛かる】《自五》❶乗り物に乗ろうとする。❷上に乗って体をもたせかける。❸物事をしはじめる。着手する。「―・った計画」――った船《句》いったん着手して途中でやめるわけにはいかない物事のたとえ。 **のり・き**【乗り気】《名・形動》しようとする気持ち(になっていること)。[コロ]「もうけ話に―になる」 **のり・き・る**【乗り切る】《自五》❶乗ったまま、終わりまで進み通す。❷困難な情勢を切りぬける。「難局を―・る」❸すっかり乗る。「あぶらの―・った魚」 **のりくみ・いん**【乗組員】船・航空機などに乗って、その運行の仕事をする人。クルー。[表記]送りがなをつけない。 **のり・く・む**【乗り組む】《自五》〔運行の勤務のため〕船・航空機などに一員として乗りこむ。 **のり・こ・える**【乗り越える】《自下一》❶乗り物に乗って通りこす。❷物や人の上をこえて向こう側へ行く。のりこす。「塀を―・えて進む」「先輩を―・える」❸困難な状態を切りぬける。乗り切る。「苦境を―・える」[類語](3)克服。征服。 **のり‐ごこち**【乗り〈心地〉】乗り物に乗ったときの・ぐあい(感じ)。 **のりこし**【乗り越し】《名・自サ「》〔電車・バスなどで〕乗車予定区間を通りこして先まで乗ること。 **のり‐こ・す**【乗り越す】《自五》❶乗り越しをする。❷のりこえる②。 **のりこ・む**【乗り込む】《自五》❶乗り物の中にはいりこむ。また、大勢の人たちといっしょに乗る。「長距離バスに―・む」❷勢いこんである場所・領域にはいる。「敵地に―・む」❸乗り入れる。 **のり・おく・れる**【乗り遅れる】《自下一》❶乗り物の出発時刻に間にあわず、乗りそこなう。「終電に―・れる」❷世の中の進歩に取り残される。「時流に―れる」 **のりしろ**【糊代】他の部分とはり合わせるための、のりをつける部分として残したところ。 **のり・すごす**【乗り過ごす】《自五》下車すべき駅で降りず、そのまま通りこす。乗りこす。 **のり・す・てる**【乗り捨てる】《他下一》ある地点まで乗って行き、そこに乗り物を置き去りにする。「犯人は車を―・てて逃走した」 **のり・する**【糊する】《他サ変》❶[文]のりで、はりつける。❷(「今口を―・する」の形で)なんとか、やっと生計をたてる。句「口を―・する」 **のり・だ・す**【乗り出す】■《自五》❶〔船などに〕乗って出て行く。また、勢いよく出かける。〔他動詞的にも使う〕「大海原へ―・す」❷〔物事を〕乗り気になってする。積極的に関係する。「調整に―・す」「新しい事業に―・す」■《他五》体を前の方へつき出す。「ひざを―・す」「身を―・す」 **のり・つ・ぐ**【乗り継ぐ】《他五》いったん降りて、別の乗り物に引き続いて乗る。乗りかえて先へ進む。 **のり‐づけ**【糊付け】《名・他サ》❶のりではりつけること。❷洗った衣服にのりをつけること。=のりつけ。 **のり・つ・ける**【乗り付ける】《自下一》❶乗り物に乗って到着する。また、乗ったまま戸口・玄関口まで来る。「高級車で―・ける」〔他動詞的にも使う〕「勢いよく馬を―・ける」❷のりなれる。「満員電車に―・けない人」 **のり・て**【乗り手】❶〔その乗り物に〕乗る人。❷〔乗り物を〕じょうずに乗りこなす人。 **のり・と**【〈祝詞〉】神を祭り神にいのるときに奏上する、古体の荘重な文章。[コロ]「―をあげる」 **のり・にげ**【乗り逃げ】《名・自サ》❶乗り物に乗って、その代金をはらわずににげること。❷他人の乗り物をぬすみ、それに乗ってにげること。「自転車をーされる」 **のり・のり**《名・形動》[俗]調子がよくて盛り上がっていること。また、そのようす。「―で歌う」[表記]「ノリノリ」と書くことが多い。 **のりば**【乗り場】乗り物に乗るための、指定された場所。「タクシー―」[類語]乗車場。乗船場。 **のり・まき**【『海苔巻き】のりで巻いたすし。のりまきずし。 **のり・まわ・す**【乗り回す】《自他五》乗り物に乗ってあちらこちらを走り回る。「新車で市中を―・す」 <1150> **のり・めん**【『法面】工事によって人工的につくられた斜面。堤防の斜面など。 **のりもの**【乗り物】人を乗せて運んでいく物。交通機関。「―酔い」[類語]車馬。 ***の・る**【乗る】《自五》●物の上にあがる。「猫がひざの上に―・る」[類語]乗っかる。[対]下りる。●乗り物の上または中に身を置く。「電車に―・る」「エスカレーターに―・る」[類語](計)乗車。乗船。搭乗。[尊敬]召す。召される。お召しになる。[対]降りる。●〔流れによって〕運ばれる。「川舟が流れに―・る」「風に―・って聞こえてくる虫の声」●動き・調子・器械などによくあう。「マイクに―・る声」●相手の言動に引っかかる。「誘惑に―・る」「おだてに―・る」●〔その物事に〕加わる。相手になる。「一ロ―・らせてくれ」●十分につく。なじむ。「おしろいが―・る」●勢いにまかせて進む。乗じる。[句]「図に―・る」[句]「軌道に―・る」[コロ]「今日は気分がー・らない」●一定の基準に達する。[コロ]「株価が大台に―・る」[文]《四》。 >[使い分け]「のる・のせる」 ***の・る**【載る】《自五》●物の上に置かれる。「机の上に―・っている本」●新聞・雑誌などに掲載される。「評論が新聞に―・る」[文]《四》。 >[使い分け] **のるか・そるか**【『伸るか反るか】《連語》成功するか、失敗するか。いちかばちか。〔その一事に運命をかける場合に言う」「――の大勝負」[類語]乾坤一擲{けんこんいってき}。 **ノルディック・しゅもく**【ノルディック種目】スキーの競技種目で、距離・ジャンプ・複合競技の総称。ノルディック競技。[参考]の「ノルディック(Nordic)」は「北欧人の」の意。[対]アルペン②。 **ノルマ**しなければならないものとして割り当てられた仕事の量。労働の基準量。[コロ]「――を課す」[コロ]「―を果たす」▷norma **のれん**【『暖簾】●商店の軒先や出入り口に、屋号などを染めて垂らしてある布。●部屋の境に垂らす短い布。●〔その店の〕信用や格式。「――に傷がつく」 >―に腕押し《句》いくら力を入れても、手ごたえがないことのたとえ。「何度注意しても―だ」[類語]糠に釘{ぬかにくぎ}。豆腐に鎹{かすがい}。 >―を下ろ・す《句》商売をやめる。廃業する。 >―を分・ける《句》長年勤めた店員に新しく店を持たせ、同じ屋号を名乗ることを許す。のれん分けをする。 **乗る** 〔物の上に上がる。動くものにつれてともに動く。加わる。なじむ。乗じる〕踏み台に乗る・馬に乗る・船に乗る・風に乗る・リズムに乗る・電波に乗る・口車に乗る・相談に乗る・脂が乗った年ごろ・調子に乗る・興に乗る **載る** 〔物の上に置かれる。掲載される〕棚に載る・机の上に載った書物・荷車に荷物が載っている・新聞に載っている小説 **乗せる** 〔乗車させる。計略にかける。調子を合わせる。加入させる〕客を列車に乗せる・うまい話に乗せられる・三味線に乗せて歌う・一口乗せてもらう **載せる** 〔物の上に置く。掲載する〕網棚に荷物を載せる・新聞に広告を載せる・雑誌に論文を載せる・車に荷物を載せる・列車に家畜を載せる [参考]乗り物にのる場合、「乗る」は人に使い、「載る」は意志をもたない動物や荷物に使う(電車に乗る/馬がトラックに載っている)。意志をもった動物の行為には、「乗る」と書くことができる(ネズミが貨物船に乗って世界を巡る)。乗り物にのせる場合も、同様に使い分ける(子供を飛行機に乗せる・病人を救急車に乗せる/パンダを船に載せて運ぶ・小麦を船に載せる)。「家畜を載せて列車が走る/列車に家畜を乗せる」では、前者は家畜を荷物扱いにした例で、単に積載の意、後者は家畜を意志をもつものとして扱った例で、乗らせるの意。この場合、「乗」は使役的な表現となり、家畜を列車に追い立てる情景が浮かぶ。 **のろ**【『鈍】《名・形動》〔俗〕のろい・こと(人)。のろま。 ***のろい**【呪い・詛い】のろうこと。また、そのことば。呪詛。[コロ]「一をかける」 **のろ・い**【『鈍い】《形》●動作や頭の働きがにぶいようすだ。「動作が―・い」「反応が―・い」●速度がおそい感じだ。「歩みが―・い」 **のろ・う**【呪う・・詛う】《他五》●恨みのある人に、災いが起こるようにと・神仏にいのる(心の中で願う)。[句]「人を―・わば穴二つ(=他人をのろうと、そののろいが自分にもはね返る)」[類語]()怨詛。呪詛。●強くうらむ。「自分の不運を―・う」[文]《四》。 **ノロウイルス**感染性胃腸炎を起こす病原体の一つ。 **のろ‐くさ**【『鈍臭】《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔俗〕動きがにぶくてゆっくりしているようす。のろのろ。「道をふさいで―歩くな」 **のろ‐くさ・い**【鈍臭い】《形》動作がてきぱきせず、動きが鈍いようすだ。いかにものろい。「話し方が―・い」 **のろけ**【、惚気】のろける・こと(話)。おのろけ。 **のろ・ける**【惚気る】《自下一》自分の恋愛・結婚生活や、その相手方の事をうれしそうに他の人に話す。 **のろし**【狼煙・烽火】●警報や合図などのためにあげる火や煙。[類語]煙火。狼煙{のろし}。狼火。烽火。●物事のきっかけとなる目立った行動。「革命の―となる」 >―を上・げる《句》●合図のために、火を燃やして煙を上げる。●重大な物事のきっかけとなる行動を起こすことを、世間に知らせる。「反対運動の―・げる」 **のろのろ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)動作がにぶいようすだ。また、速度がおそいようすだ。「―運転」 **のろま**【鈍間】《名・形動》動作のおそい・こと(人)。気のきかない・こと(人)。まぬけ。[表記]ふつうかな書き。[類語]愚図{ぐず}。愚鈍。鈍重。鈍物。 **のろわし・い**【呪わしい】《形》のろいたい気持ちである。「―・い惨劇」「―・い宿命」[類語]いまわしい。 **の・わき**【野分】●〔古〕二百十日・二百二十日ごろに雨とともにふく強い風。今でいう台風。のわきのかぜ。●木枯らし。=のわけ。 >―だ・つ【一立つ】《自五》野分らしい風がふく。 ***ノン**《接頭》「非」「不」「無」などの意。「ーステップバス」「―アルコール」▷non >**ーキャリア** 国家公務員採用試験Ⅱ種およびⅢ種合格者の俗称。[対]キャリア。▷non と career からの和製語。 >**ーストッ**プ〔電車・飛行機などが〕目的地まで途中でとまらないこと。直行すること。▷nonstop >**ーセクト**〔特に学生運動で〕党派には属さないが、デモや紛争には参加する者。無党派(学生)。▷non (=無)とsect (=党派)からの和製語。 >**ーバンク**銀行以外の金融会社。消費者金融会社・クレジットカード会社・信販会社など。▷nonbank <1151> **―フィクション** 虚構のまじらない、小説以外の読み物。伝記・旅行記・歴史など。[類語]ドキュメンタリー。[対]フィクション。▷nonfiction **ープロ** それを職業にしていない・こと(人)。〔特に野球で使う〕[参考]「ノンプロフェッショナル(nonprofessional)」から。[類語]アマチュア。[対]プロ。 **ーポリ** 政治に関心をもたない・こと(人)。[参考]「ノンポリティカル(nonpolitical =非政治的)」から。 ***ノン**《感》いいえ。ノー。▷ non **のんき**【呑気”暢気】《形動》●心配事や苦労がないようす。気楽。「――に暮らす」●気が長く、のんびりしているようす。「――な性分」[類語]安気。悠長。 >[類義語の使い分け]「呑気・気楽」 **[呑気・気楽]**根っから呑気(気楽)な男/呑気(気楽)な性分だなあ/定年後は呑気(気楽)に暮らしたい **[呑気]**呑気だから一向にあわてない **[気楽]**二つ返事で気楽に引き受ける/気楽に行こう **ノンシャラン**《形動》のんきで無頓着なようす。[類語]あっけらかん。▷nonchalant **のんだくれ**【飲んだくれ】●ひどく酒に・ようこと(よった人)。よっぱらい。●いつも酒ばかり飲んで、だらしのない・こと(人)。飲んべえ。 **のんびり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)〔性質・気分などが〕のびのびとしているようす。「家でーと過ごす」 **ノンブル**書物や原稿などのページごとに打った、順序を表す数字。ナンバー。▷ nombre **のんべえ**【飲兵衛】酒がひどく好きな人。大酒飲み。飲助。〔人名めかした言い方〕[類語]左利き。愛飲家。酒豪。上戸{じょうご}。左党。 **のんべんだらり**《副》《「ーと」の形も)何をするでもなく、いたずらに時を費やすようす。「―と毎日を過ごす」 **は** ***は**洋楽で、音名の第一音。ハ長調のドに当たる。C。「―長調」 ***は**【刃】刃物の、うすくするどくなっている物を切るための部分。[コロ]「ーがこぼれる」[類語]やいば。 **は**【波】《助数》引き続いておこす攻勢の回数を数える語。「第五――の攻撃」〔上にくる語によって「ぱ」となる」「第三ー」 ***は**【派】■《名》同じ分野の中で、考え方・利害・特徴などのちがいによって分かれた人々の集まり。「華道にもいろいろなーがある」[類語]流派。派閥。党派。[日]《接尾》●《助数》派日を数える語。[参考]上にくる語によって「ぱ」となる。●派日の名前にそえる語。「ロマンー」 ***は**【破】雅楽や能楽で、序・破・急の一つ。楽曲の中間の部分。[対]序・急。 ***は**【端】物のはし。また、へりの部分。[連]「山のー」 ***は**【羽】〔文〕●鳥・虫のはね。翼。●鳥の体をおおっている毛。羽毛。 ***は**【葉】高等植物の器官の一つ。枝・茎につき、炭素同化作用・呼吸作用・蒸散作用などを行う。はっぱ。 ***は**【覇】〔文〕●武力や権力で国や多くの人々の上に立つ・こと(人)。[コロ]「―を唱える」●競技などで優勝すること。[コロ]「名門チームがーを競う」[表記]「覇」は旧字体。 ***は**【歯】●動物の口の中に上下二列に並んでいる、白くかたい器官。食物をかみくだく。また、人の場合にはさらに発音を助ける。[類語]歯牙。●器具などのふちについている歯のような形をしているもの。「歯車の一」「くしの―」●げたの裏についている二枚の板。「高げたの―」 >―が浮・く《句》●歯の根がゆるむ。また、不快な音を聞いたり、すっぱいものを食べたりして、歯の根がゆるむように感じる。●〈「―・くような」の形で〉きざな言動に接して不快になるたとえ。「―・くようなお世辞」 >―が立た・ない《句》●固くてかみくだくことができない。●むずかしくて処理できない。「この問題には―・ない」●強くてかなわない。「Aチームには―・ない」 >――に衣{きぬ}を着せ・ない《句》〔相手の感情などにこだわらず」思っていることを率直に言う。歯に衣着せぬ。 >――の抜けたよう《句》所々がぬけて、ふぞろいなようす。また、あるはずのものがなく、さびしいようす。 >―の根が合わ・ない《句》寒かったりおそろしかったりして、がたがたとふるえる。 >―を噛・む《句》〔歯をかみしめて〕くやしさをこらえる。 >――を食い縛・る《句》〔歯をかたくかみしめて〕痛み・苦しみを必死にこらえる。 **は**《係助》〔「ワ」と発音。いろいろな語句についてその語句をとりたて、同類のものと対比的に示したり、題目としたり、強調したりするのに使う。「格」を表示せず、ふつう文末と関係するところから、係助詞とする〕●対比的にとりたてるのに使う。「父は会社に、母は学校に行っている」「テレビは見たが、新聞は読んでいない」[参考]の「春にはお会いできるでしょう」「子供には分からない」「今日は富士山がよく見える」などのように、対比されるものが言外に示されることも多い。その場合、「今はお会いできない」「大人には分かる」「昨日は富士山が見えなかった」などの意が言外に示される。ゆ「私は母にはうそを言わない」「車は急には止まれない」のように、「は」が二つ以上並ぶときは、最初の「は」が題目(=②)、二番目以下が対比。●題目としてとりたてるのに使う。「私は必ず行く」「これは何ですか」「今日は日曜日だ」「雨が降ったら、遠足は中止する」「もう彼には会いたくない」[参考]の自分・相手のことや眼前にあるものなどを話題にするとき、「・・・というものは一般に・・・だ」の意で、特定の物事を一般化して言うとき、疑問文や、構文的に「が」が重なるときなどは、題目化して「は」となることが多い。「私は腹が痛い・あなたは出席なさいますか・これはうまいよ」「人はすべて死す・努力は報われる」「あれは何ですか・彼女はどこにいますか」「彼は彼女が好きだ・彼は背が高い」の疑問・不定を表す語につくとき、相手が知らないものとして何かを話題にするとき、独立性の弱い従属節の中で使うとき、事実を描写的に述べるときなどで、題目化ができなかったり、しにくかったりする場合は、一般に格助詞で表現する。「だれが(×は)やったの・何者かが(×は)なした業だ」「昔、ある所に一人の若者が(×は)ありました」「箱根が(×は)駄目なら熱海にする・ここで(×では)会ったが百年目」「あっ、雨が(×は)降ってきた」ウが(格助)。●〔連用形、または連用形+「て」の形についたり、副詞句についたりして〕対比的にとりたてたり、とりたてて意味を強めたりするのに使う。「私は犯人ではない」「決して褒めはしない」「美しくはあるが、冷淡だ」「呼んでも来てはくれない」「少しは成長したろうか」[参考]ては(連語)。●[参考]の「が」「を」のついた語をとりたてるときは、「がは」「をは」とはならず、「は」となる。主に時間や場所を表す「に」、場所を表す「で」の場合は、「は」ともなるが「には」「では」ともなる。他の格助詞の場合は、「とは」「へは」「からは」・・・のようになる。「夏は/には雨が多い」「富士山は/には登ったが、穂高は/にはまだだ」「この地区は/では狩猟が禁じられている」「受賞者は/では田中さんが有名だ」の「中村君が病気だ」には、「大変だ。中村君が病気だ」のように、事実を描写する気持ちで言う場合と、「②(ほかならぬ)中村君が病気だ」のように、あたかも「だれが病気なのか」という質問に答えるかのように説明的に言う場合とがある。前者は、無色透明な言い方で、「中村君が病気だとは知らなかった」などと言う言い方と同じ。後者は、全体を見回して「中村君」を取り出して言う言い方で、「③病気なのは中村君だ」のように、「は」を使って主述を逆にして言う言い方に近く、言外に「中村君以外は病気ではない」の意をふくむ。一方、「は」を使った「④中村君は病気だ」は、①の「中村君が病気だ」の「中村君」をとりたてて題目化した言い方で、「中村君以外は病気ではない」の意をふくみ、事実を説明する気持ちが伴う(中村君は病気で、お休みです)。①に対して、②~④はいずれもとりたてる気持ちを伴う。また、④の言い方で「病気だ」に焦点をあてると、「中村君は仮病ではない」などの意をふくむことにもなる。[日本語]「『が』と『は』」 <1152> 「―なげに言う」 **は**《助》→わ(助)。 **ば**【場】❶ある事が・起こっている(行われる)場所。また、その雰囲気。「活動の―」「共通の―」[類語]場面。❷その時その時の状況・場合。とき。おり。段階。「この―に及んでまだ迷っている」[類語]局面。❸あいている所。また、そのもののしめるべき位置。居場所。「――をふさぐ」「活躍のーを与える」❹芝居・映画などの場面。「殺しの―」「第三幕第二―」❺花札・トランプなどで、ゲームの行われている所。❻物体や力・エネルギーの存在する物理的場所。「――の理論」❼取引所の売買取引の場。[コロ]「ーが立つ」 **ば**【羽】《助数》→わ(羽)。 ***ば**《接助》(口語では仮定形、文語では未然形につく)❶未成立の事柄を成立したものと仮定し、条件句として示す。「時間が許せば旅行に行けるのに」「寄らば切るぞ」[参考]文語では、「んば」の形で意味を強める言い方もできる。「然{しか}らずんば」「如{し}かずんば」。❷口語で、ことばの根拠や内容を前おきとして示す。「ニュースによれば、紅葉が見ごろだそうだ」「別の見方をすれば、彼は悪いということになる」❸(「・・・ならば」「・・・と言えば」などの形で)話題として示す。「彼女ならばもう結婚したよ」「そう言えば、あれからどうした?」❹口語で、(「・・・ば・・・ほど」の形で)事態の進展につれて、他の事態が比例的に変化する場合の条件を示す。・・・すればするだけ。「知れば知るほど疑惑は深まる」❺口語で、(「Aも・・・ばBも・・・」の形で)類似した事柄を表す前件と後件が、並立・共存する関係にあることを示す。「炊事もすれば洗濯もする」「鬼でもなければ蛇{じゃ}でもない」 >日本語「『が』と『は』」 「①中村君が病気だ」には、「大変だ。中村君が病気だ」のように、事実を描写する気持ちで言う場合と、「②(ほかならぬ)中村君が病気だ」のように、あたかも「だれが病気なのか」という質問に答えるかのように説明的に言う場合とがある。前者は、無色透明な言い方で、「中村君が病気だとは知らなかった」などと言う言い方と同じ。後者は、全体を見回して「中村君」を取り出して言う言い方で、「③病気なのは中村君だ」のように、「は」を使って主述を逆にして言う言い方に近く、言外に「中村君以外は病気ではない」の意をふくむ。一方、「は」を使った「④中村君は病気だ」は、①の「中村君が病気だ」の「中村君」をとりたてて題目化した言い方で、「中村君以外は病気ではない」の意をふくみ、事実を説明する気持ちが伴う(中村君は病気で、お休みです)。①に対して、②~④はいずれもとりたてる気持ちを伴う。また、④の言い方で「病気だ」に焦点をあてると、「中村君は仮病ではない」などの意をふくむことにもなる。 ■《接助》(口語では仮定形、文語では已然形につく)❶ある事態が成立すると、その条件下で他の事態が自然に成立する場合の条件を示す。・・・すると。「おだてれば図に乗る」「智{ち}に働けば角が立つ〈夏目漱石・草枕〉」[参考]「さえ・・・ば」や、数詞+「も・・・ば」の形で、意味を強める。・・・すると必ず。「会いさえすれば喧嘩{けんか}になる」「十回も練習すれば覚える」❷前件に示される事柄が、きっかけや理由や根拠などとして、後件成立の条件になっていることを示す。・・・すると。・・・したところが。「振り向けば君がいた」「よく見ればかなりの年配だ」❸[文語]事情をあげ理由として示す。・・・なので。・・・だから。「瓶にさす藤{ふじ}の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり〈正岡子規〉」 ■《格助》(格助詞「を」+係助詞「は」が、「をば→ば」と変化したもの)〔九州方言〕「を(格助)」の意を表す。「なんば言いよるとね」[参考]をば。 **はあ**《感》〔ややかしこまって〕相手の言うことを理解したことを表すときに発する語。「―、そうですか」〔ややかしこまって〕肯定の気持ちを表すときに発する語。「―、なるほどね」〔しり上がりの調子で〕聞き返すときに発する語。「―? どういう意味ですか?」 **バー**❶横にわたした棒。特に、走り高とび・棒高とびの横木、バレエの練習のときに体を支える横木など。❷洋酒を飲ませる酒場。❸五線譜を小節に区切る縦線。▽bar (=棒)―コード[光学読み取りのために、情報を太さの異なる棒線の組み合わせで表示したもの。商品の識別・売上計算・流通の分析などに利用される。] **ぱあ**《名・形動》[俗]ばか。❶《名・形動》[俗]ゼロにもどること。ご破算。水のあわ。「せっかくの飾りつけも雨でーだ」❷じゃんけんで、五本の指を全部開いて出すもの。紙。[対]ぐう・ちょき。 **パー**❶同じ値うち。等価。❷株式・債券などの価格が額面の価格と同じであること。❸ゴルフで、各ホールごとに決められている(または一コースの)基準打数。また、基準打数で・各ホール(一コース)を終えること。▽par **ば・あい**【場合】❶ある状態になった時。おり。「雨天の―は中止します」❷そのときの事情・状態。「――によっては・・・」[類語]場面。 **バーガー**ハンバーガー。「チーズー」▽burger **パーカー**フードつきの上着。パーカ。「ヨットー」▽parka **パーカッション**ドラム・シンバル・トライアングルなど、種々の打楽器(による演奏)。▽percussion **パーキング**駐車。駐車場。「ノー――(=駐車禁止)」▽parking -メーター[駐車時間を自動的に計測して駐車料金を徴収する装置。]▽parking meter **パーキンソン・びょう**【パーキンソン病】手足のふるえ、にぶい動作、筋肉硬直などの症状を示す疾患。中枢神経系の一部の障害による。振顫{しんせん}麻痺。[参考]イギリスの医師 Parkinson が初めて報告した。 **は‐あく**【把握】《名・他サ》❶しっかりつかむこと。また、手中におさめること。「制空権を―する」[類語]掌握。把持。❷物事の状況・意味などをよく理解すること。「問題点を―する」[類語]把捉。 **パーク**❶公園。❷《名・自サ》駐車すること。▽park **ハーケン**登山で、岩のすき間に打ちこんで手がかりとする鉄製のくぎ。ピトン。▽独 Mauerhaken から。 <1153> **バーゲン** 「バーゲンセール」の略。▽bargain **バーゲン・セール** 商品を安く売ること。廉価販売。特売。セール。バーゲン。▽bargain sale **パーコレーター** 濾過{ろか}式のコーヒーわかし器。▽percolator **パーサー** 旅客機・商船などの客室事務員、またはその長。▽purser **バーサス** [略語] (VS)。 **ばあさん【『婆さん・『祖『母さん】** (「ばば(婆・祖母)」の敬称「ばばさま」の転) ●「老女」「祖母」を親しんで呼ぶ称。 [参考] より丁寧に「おー」の形を用いることが多い。 [表記] 「老女」の意では「婆さん」、「祖母」の意では「祖母さん」と書く。 ●年取った妻をからかい、または謙遜して言う語。「うちのー」 **パージ**《名・他サ》〔公職から〕追放すること。粛清。「レッドー」▽purge **バージョン** コンピューターなどで、ソフトウエアの版。また、その版数。▽version **バージョン・アップ**《名・他サ》ソフトウエアやハードウエアなどを改訂すること。▽version と up からの和製語。 **バージン** ●処女。ヴァージン。 ●「初めての」などの意を表す。「―オイル」▽virgin **バース・コントロール** 産児制限。バスコントロール。▷birth control **バースデー** 誕生日。「―ケーキ」▽birthday **パースペクティブ** ●見込み。展望。視野。「広い―をもつ」 ●テレビで、遠近法でかいた舞台装置の見取り図。また、書き割り。 ●遠近法。▽perspective **パーセンテージ** パーセントで示された割合・度合い。百分率。百分比。▽percentage **パーセント**《名・助数》全体を一〇〇とした場合の、一〇〇に対しての割合を表す単位。一パーセントは一〇〇分の一。記号%。「的中率九九ー」▽percent **パーソナリティー** ●個人に特有の性格。個性。 ●ラジオ番組などの司会者。▽personality **パーソナル** ■《形動》 ●個人的。個人対個人の。「書簡という―な通信手段」 ●その人独特の。「―な持ち味」 ■《造語》「個人用の」「小型で手軽な」などの意を表す。「―テレビ」▽ personal **パーソナル・コンピュータ** 家庭や職場で個人が使う、小型のコンピューター。パーソコン。略語PC。▷personal computer **バーター** 物々交換。転じて、ビジネスでは交換条件や交渉条件、貸借の発生・解消のこと。「―制」▽barter **ば‐あたり【場当たり】** ●〔集会や演劇などで〕即席の機転で、その場の人気やかっさいを得ること。「――の演技」 ●予定や計画なしにその場その場の思いつきで事を行うこと。「―的な意見」 **バーチャル**《造語》コンピューターで、「仮想の」の意を表す。▽virtual **バーチャル・リアリティー** コンピューターがつくり出す画像・音声などによって人工的な環境をつくり出し、そこにいる人にあたかも現実であるかのように感じさせること。仮想現実感。▽virtual reality **パーツ** 自動車・機械などの部品。▽parts **バーディー** ゴルフで、パー(基準打数)より一つ少ない打数でそのホールのプレーをおわること。▽birdie **パーティー** ●祝賀・親睦{しんぼく}などのための社交的な集まり。「ダンスー」「歓迎―」 ●〔登山などの〕なかま。隊。一行。▽party **パーテン** 「バーテンダー」の略。 **バーテンダー** 洋風の酒場で、酒類の調合などをする人。バーテン。▽bartender **ハート** ●心臓。 ●心。愛情。「あこがれの彼女のーをつかむ」 ●トランプで、心臓をかたどった赤い模様「♡」。また、その模様のついた札。▽heart **ハート・ウオーミング**《形動》心あたたまるようす。ハートウオーム。「ーなドラマ」 [語源] heart-warming から。 **ハード** ●《名・形動》かたいこと。「ータイプ」 [対] ソフト。 ●《名・形動》激しいこと。厳しいこと。「―な仕事」「―スケジュール」 ●「ハードウエア」の略。▽hard **ハード・ウエア** コンピューターで、入出力装置・記憶装置・演算装置などの機械類。また、その構造。 [参考] 広く、一般の機器の本体をもいう。 [対] ソフトウエア。▽hardware **ハード・カバー** 板紙を芯にし、布などを張って堅固に仕上げた書物の表紙。また、そのような表紙の書物。▽hardcover **ハード・ディスク** 情報記憶媒体の一つ。かたい円盤状の板の上に磁性体を塗布したもの。 [参考] フロッッピーディスクに対して、かたい素材を使っているためにハードディスクと呼ばれる。▽hard disk **ハード・トップ** 乗用車の型の一つ。屋根がかたい鋼板やプラスチックでできていて、側面の窓ガラスの部分が全部開けられるもの。▽hardtop **ハード・ボイルド** ●文学で、感傷を入れず、客観的で冷酷・非情な手法で対象をえがこうとする傾向。「―派」 ●冷酷・非情な内容・手法の推理小説(的な作品)。また、冷酷・非情な感じ。「―タッチの映画」▽hard-boiled (=固ゆでの) **ハード・ワーク** きつい仕事や作業。重労働。▽hard work **バード** 鳥。小鳥。▽bird **バード・ウイーク** 愛鳥週間。五月一〇日から一六日までの一週間。 [語源] bird と week からの和製語。 **バード・ウオッチング** 森林や水辺で野鳥の生態を観察したり鳴き声をきいたりすること。野鳥観察。探鳥。▽bird watching **パート** ●部分。合唱・合奏などの個々の声域・楽器が受け持つ部分。また、楽曲の部分。「高いーを歌う」 ●役割。職分。「重要な―を受け持つ」 ●「パートタイマー」の略。 ●「パートタイム」の略。▽part **パート・タイマー** パートタイムの勤務をする人。パート。▽part-timer **パート・タイム** ふつうの勤務時間より短い、ある時間だけ勤務する制度。パート。▽part-time **パートナー** ●ダンス・スポーツなどで、二人一組でする際に組む相手。 ●事業などの協同者。連れ。相棒。▷partner **パートナー・シップ** 対等な協力関係。提携関係。「―を築く」▷ partnership **ハードル** ●陸上競技の障害競走で使う器具。台のついた木製などのわくで、高さが調節できる。 ●こえるべき基準。関門。 [コロ] 「―が高い」 ●「ハードルレース」の略。▽hurdle **ハードル・レース** 陸上競技で、コース上に並んでいるハードルをとびこえて走り、その速さを争う種目。障害競走。▽hurdle race **バーナー** 気体または液体の燃料を燃焼させて火炎を発生する装置。また、その火口。 ●こんろなどの、炎を出して加熱を行う部分。▽burner **バーバリズム** 野蛮。無作法。▽barbarism **ハーフ** ●半分。なかば。「―サイズ」〔俗〕人種の違う者同士の間に生まれた人。ダブル。ミックス。▽half **ハーフ・タイム** 〔サッカー・ラグビーなど試合時間の決まっている球技で〕試合の前半と後半との間の休憩時間。▽halftime **ハーフ・トーン** ●絵・写真などで、明るい調子と暗い調子の中間の調子。中間調。 ●音楽で、半音。▽halftone **ハーフ・バック** ラグビー・サッカー・ホッケーなどで、フォワードのすぐ後方にいる競技者。中衛。▷halfback <1154> **ハーフ・バック** ▷halfback **ハーフ・マラソン** 本来のマラソンの半分の距離、二一・〇九七五㎞を走るマラソン。▷half marathon **ハーフ・メード** 〔仮縫いまでできあがっていて〕注文者の寸法に合わせて仕上げるだけになっている服。半既製品。 [語源] half made からの和製語。 **ハーブ** 食用や薬用に用いる香草。タイム・クレソン・セージ・ローズマリーなど。「―ティー」▷herb **ハープ** 西洋の弦楽器の一つ。湾曲した三角形のわくに張った四七本の弦を、両手の指ではじいてひく。竪琴{たてごと}。 **パーフェクト** ■《形動》完全なようす。寸分のすきもないようす。「―な方法」 ■《名》「パーフェクトゲーム」の略。 ●野球で、完全試合。 ●ボウリングで、一ゲームの全フレームにストライクを出すこと。▽perfect **ハープシコード** 鍵盤{けんばん}をたたいて、鍵盤後方のつめのついた棒を押しあげ、そのつめで弦をはじいて音をだす楽器。チェンバロ。クラブサン。▽harpsichord **パープル** 紫色。▷purple **バーベキュー** 肉などを焼きながら食べるために野外に設けた炉。また、その料理。▽barbecue **バーベル** 重量あげ・ボディービルに使う、両端に金属製の円盤をつけた鉄の棒。▽barbell **バーボン** トウモロコシを主原料にしたウイスキー。バーボンウイスキー。 [語源] アメリカのケンタッキー州バーボン郡で作ったことから。▽bourbon **パーマ** 薬品・電気などを用いて、毛髪に長い期間保つウエーブをつけること。また、その髪形。パーマネント。▽permanent wave から。 **バーミキュライト** ●黒雲母に似た葉片状の鉱物。色は、黒色・暗褐色など。建築材・保温断熱材などに用いる。蛭石{ひるいし}。 ●バーミキュライトを焼成した園芸用土。▽vermiculite **パー・ミル**《名・助数》全体を一〇〇〇とした場合の、一〇〇〇に対しての割合を表す単位。一パーミルは一〇〇〇分の一。千分比。千分率。記号‰。▽per mill **ハーモニー** ●調和。 ●〔音〕和声。▽harmony **ハーモニカ** 楽器の一種。小さな箱型で、口にあて、息を吸ったりはいたりしてうすい金属の弁を振動させて音を出す。ハモニカ。▽harmonica **ばあや【『婆や】** 家事の手伝いや子供の世話などをする、年とった女性のお手伝い。また、その人に親しみをもって呼びかける語。 [対] じいや。 **ハーラー** (「投げる人」の意)野球で、投手。ピッチャー。▷hurler **ハーラー・ダービー** プロ野球で、投手の間の勝ち数争い。▽hurler derby **パーラー** ●おもに軽い飲み物などを売る飲食店。「フルーツー」▽parlor ●客間風の店。 [参考] 美容院・パチンコ店などの名に用いられる。 **は‐あり【羽、蟻】** はねのはえているアリやシロアリ。交尾期に現れる。はねあり。 **バール**《名・助数》〔理〕圧力の単位。一バールは、一平方㍍に一〇万Nの力が作用するときの圧力。 [参考] 現在は「パスカル」を使う。▽bar **バール** 鉄製のてこ。かなてこ。 [語源] crowbar から。 **パール** 真珠。▽pearl **バーレスク** 踊りを主にした、下品でこっけいな芝居。▷burlesque **ハーレム** ハレム。▽harem **ハーレム** ニューヨーク市の黒人居住区。▽Harlem **バーレル**《名・助数》→バレル。▽barrel **パーレン** 「( )」の称。丸かっこ。▽parenthesis **はい【拝】** ■《名》〔文〕手紙で、自分の署名の下につけて相手に敬意を表す語。「木村光男一」 ■《助数》頭をさげておがんだ回数を数える語。「三―九ー」 [参考] 上にくる語によって「ぱい」となる。 **はい【敗】**《名》〔競技・戦いなどで〕負けること。 [対] 勝。《助数》負けた回数を数える語。「一勝二ー」 [参考] 上にくる語によって「ぱい」となる。 **はい【杯・盃】**《名》〔文〕さかずき。 [コロ] 「―を重ねる」《助数》 ●器に入れたものを数える語。 ●船を数える語。 ●イカ・タコを数える語。 [参考] 上にくる語によって、「ぱい」「ばい」となる。 [表記] ①は「杯」と書く。 **はい【灰】** 物が燃えたあとに残る粉状の物。 **はい【灰】―にな・る**《句》 ●焼けてなくなる。焼失する。 ●死者が火葬にされる。 **はい【肺】** 陸生の脊椎動物の呼吸器官。ヒトでは胸の両側、横隔膜の上部に一対ある。肺臓。 **はい【胚】** 多細胞生物の発生初期で、まだ個体として生活できないもの。 ●種子植物で、種子の中の発芽前の植物体。 ●母胎内にあるか、または孵化{ふか}する前の、発生初期の段階の幼生物。胚子。 **はい【輩】** ■《名》〔文]連中。ともがら。やから。「無頼のー」 ■《接尾》〔文〕(特定の人を表すことばについて)「そのようななかま」の意。やから。「作者―」 **はい【蠅】** はえ(蠅)。 **はい**《感》 ●呼びかけや話しかけに答える語。ええ。 ●相手の言ったことを・肯定する(受け入れる)気持ちを表す語。ええ。 [対] いいえ。 ●相手の注意をうながすときに使う語。「―、こちらを向いて」 ●馬を歩かせるときに使う語。「―どうどう」 **ハイ**《造語》「高い」「高級」の意を表す。 [対] ロー。▽high **ハイ・ウエー** ●公道。主要道路。 ●高速自動車道路。▽highway **ハイ・オクタン** ガソリンのオクタン価が高いこと。また、そのようなガソリン。ハイオク。▷high-octane **ハイ・カラ** ①たけの高い襟。明治時代に流行した。 ●《名・形動》〔西洋好みの人がハイカラ①を着用したところから〕西洋の流行を追ったり、気取ってきざなことをしたりする・こと(人)。 ●《名・形動》西洋風で、しゃれている・こと(人)。「―な帽子をかぶる」 [対] ②③蛮カラ。 [語源] high collar から。 **ハイ・クラス**《名・形動》高級であること。「―の生活」▽high-class **ハイ・ジャンプ** 走り高跳び。▽high jump **ハイ・スクール** ●アメリカの中等学校。ジュニアハイスクール(日本の中学校)とシニアハイスクール(日本の高校)がある。 ●日本で、高等学校。▽high school **ハイ・スピード** 高速度であること。▽high-speed **ハイ・センス**《名・形動》好みや趣味がしゃれていて、センスがよいこと。「―な着こなし」 [語源] high と sense からの和製語。 **ハイ・ソサエティー** 上流社会。▽high society **ハイ・ソックス** ひざの下あたりまである、長めのソックス。▽high socks **ハイ・タッチ** 喜びや感謝などを表すために、手を高くかかげて手のひらで打ち合うこと。 [語源] high と touch からの和製語。 **ハイ・ティーン** 十代の後期。また、そのころの少年少女。 [対] ローティーン。 [語源] high と teen からの和製語。 **ハイ・テク** 「ハイテクノロジー」の略。「一産業」「―時代」▽high-tech **ハイ・テクノロジー** 先端的で、高度な産業技術。高度先端技術。ハイテク。▽high technology <1155> **ハイ・テクノロジー** ▷high technology **ハイ・テンション**《名・形動》気分が高揚している・こと(状態)。▽high tension **ハイ・ネック** 襟が高くて首にぴったりついていること。また、そのような襟。 [語源] high-necked から。 **ハイ・ヒール** 女性用のかかとの高い靴。 [対] ローヒール。▽high heels **ハイ・ビジョン** 鮮明な画質とよい音質をもつ高品位テレビの一つ。走査線一一二五本、縦横比九対一六のものをいう。High Vision **ハイ・ピッチ** ●オールをこぐピッチが速いこと。 ●音声の調子が高いこと。高調子。物事の進行の度合いが速いこと。ハイペース。「―で仕事をこなす」▽high pitch **ハイ・ファイ** 音を忠実に録音再生すること。また、そのための装置。「――ステレオ」 [略語] hi-fi (=high fidelityの略。「高忠実度」の意) **ハイ・ブロー**《名・形動》 ●教養がある・こと(人)。 ●自分の知識・教養を鼻にかけ、お高くとまる・こと(人)。 ●洗練されて格調が高いこと。「――な家具」 [対] ①③ローブロー。▽highbrow **ハイ・ペース** 〔走り方・歩き方の〕調子がふつうより速いこと。 ●〔物事の〕進み方が速いこと。急ピッチ。ハイピッチ。「―で工事が進んでいる」 [語源] high と pace からの和製語。 **ハイ・ボール** ウイスキーを炭酸で割った飲み物。▷highball **ハイ・ミス** 年齢の高い未婚女性。[類語]オールドミス。 [語源] high と miss からの和製語。 **ハイ・ライト** ●ニュース・演劇・スポーツなどで、印象的で重要な部分・場面。「今週の―」 ●絵・写真などで、光線が最も強くあたり白く見える部分。▽highlight **ハイ・リスク・ハイ・リターン** 危険が大きいが、得られる利益も大きいこと。▽high-risk, high-return **ハイ・レグ** 水着やレオタードなどで、脚の付け根の部分の切れ込みが深い・こと(もの)。 [語源] high-leg cut から。 **ハイ・レベル**《形動》水準が高いようす。「―な戦い」「―な質問」▽high-level **ばい【倍】**《名》二倍。《助数》同じ数や量が重なる度数を表す。「十ーの広さ」 **ばい【『貝・海贏・唄】** ●エゾバイ科の巻き貝。肉は食用。殻は貝細工の材料。 ●「ばいごま」の略。ばいの殻の形に似せて作った小さな鉄製のこま。相手のこまをはじきとばして遊ぶ。べいごま。 **パイ** 小麦粉にバターを加えて練り、そのまま、または、中に果物の砂糖煮や魚肉類のソース煮などをつめて、オーブンで焼いたもの。▽pie **パイ【牌】** マージャンのこま。 [語源] 中国 pai **パイ【Π・ァ】** (ギリシャ語アルファベットの第一六字を表す名称)円周率を表す記号。π **はい・あが・る【「這い上がる】**《自五》 ●はって上がる。「土手を―・る」 ●困難な状態を切りぬけ、ある地位に達する。「どん底の生活から―・る」=はいのぼる **バイヤス** ●織り目に対して斜めに切った布。斜めぎれ。バイアス。 ●「バイアステープ」の略。布を斜めに二㌢ぐらいの幅に切ったもの。洋服の裁ち目やそでぐりなどを包むのに使う。バイヤステープ。 ●偏見。偏向。 [コロ] 「―がかかる」▷bias **バイアスロン** 冬季オリンピック種目の一つ。スキーの長距離競走とライフル射撃を組み合わせた競技。▽biathlon **ハイ・アライ** スペインで始められた球技。三面の壁で囲んだコートで、敵味方交互に硬球を壁に打ち合って得点を競うもの。ペロタ。▽悠 jai-alai **はい‐あん【廃案】** 採用されなかった考案。また、議決されなかった議案。「改正案は――になった」 **はい・い【廃位】**《名・他サ》君主をその位から退かせること。「ナポレオンがーされる」 **はい・い【配意】**《名・自サ》心を配ること。配慮。 **はい・いろ【灰色】** ●灰のような色。ねずみ色。グレー。 ●希望も楽しみもなく、陰気・ゆううつであること。「―の青春」 ●正・不正などが、はっきりしないこと。疑わしいこと。「疑惑は―のままだ」「―高官」 **はいいん【敗因】** 負けた原因。 [対] 勝因。 **ばいいん【売淫】**《名・自サ》「売春」に同じ。 **ばい・う【梅雨・黴雨】** 六月から七月まで続く雨期。また、その雨。つゆ。 [語源] 梅の実の熟するころの雨の意とも、黴{かび}を生じる雨の意ともいう。 **はい・えい【背泳】** 泳法の一つ。水面にあおむけになり、ばた足をしながら手で交互に水をかいて進む。バックストローク。背泳ぎ。 **はいえき【廃液】** 〔工場などで〕不用になった液体。 **はい‐えつ【拝謁】**《名・自サ》〔文〕天皇・皇族・君主などに面会することの謙譲語。お目にかかること。 **ハイエナ** ▷hyena **バイエル** ドイツの作曲家バイエルが作った、初心者向きのピアノ練習曲集。バイエル教則本。▽ィBeyer **はいえん【廃園】** 〔文] ●使う人がなくあれ果てた庭園。 ●「園」の付く施設を維持するのをやめること。 **はいえん【排煙】** ●〔工場の〕煙突などからはき出す煙。 ●《名・自サ》中にこもっている煙を外に出すこと。 **はいえん【肺炎】** 細菌やウイルスによって肺が炎症をおこす病気。高熱を発し、胸痛・呼吸困難などを伴う。 **ばい・えん【梅園】** 〔文〕梅の木がたくさん植えてある庭園。[類語]梅林。 **ばい・えん【煤煙】** 燃料などを燃やすときに出る煙やすす。すす煙。 **バイオ** ■《造語》「生命の」の意を表す。▽bio- ■《名》「バイオテクノロジー」の略。「―ベンチャー」 **バイオ・エタノール** 植物資源によってつくられるエタノール。「―ガソリン」▽bioethanol **バイオ・テクノロジー** 遺伝・増殖など、生物特有の機能を工学的に応用・利用する技術。生命工学。生物工学。バイオ。▽biotechnology **バイオ・テロ** 人体に害となる微生物や細菌、生物由来の材料を用いて行うテロ。バイオテロリズム。生物テロ。 [参考] 炭疽菌やボツリヌス菌などの病原体が使用される。 [語源] bioterrorism から。 **バイオ・マス** 動物・植物など、生物体の量。また、エネルギー資源として利用するときの生物の有機性資源。▽biomass **バイオ・リズム** 人間の身体・感情・知性の活動に見られる、一定の周期をもって律動しているリズム。▽biorhythm **はい・おく【廃屋】** 〔文〕人が住んでいないあれ果てた家。あばらや。廃家。破屋。 **はい・おとし【灰落とし】** 灰皿。 **パイオニア** 開拓者。先駆者。草分け。「ースピリット(=開拓者精神)」▽pioneer **バイオリニスト** バイオリン奏者。ヴァイオリニスト。▷violinist **バイオリン** 西洋の弦楽器の一つ。弦は四本で、弓でこすって演奏する。提琴{ていきん}。ヴィオロン。ヴァイオリン。 [参考] 「一丁・・・」と数える。▽violin **ハイエナ** ハイエナ科の動物。インドからアフリカにかけてすむ。死肉を食べ、群れで狩りをする。たてがみいぬ。 **バイオレット** スミレ。 ●すみれ色。=ヴァイオレット。 <1156> **バイオレット** ▷violet **バイオレンス**《名・形動》荒々しいこと。勢いが激しく強烈なこと。「―な風潮」 ●暴力。暴行。「一映画」=ヴァイオレンス。▽violence **バイオロジー** 生物学。▽biology **ばい・おん【倍音】** 〔音〕原音の振動数の整数倍の振動数をもつ音。ハーモニックス。 **はい・か【廃家】** 〔文]住む人のないあれ果てた家。あばらや。廃屋。 ●《名・自サ》〔法〕民法旧規定で、戸主が他家の戸籍に入るとき、また相続人がないときなどに、その家を廃すること。また、その家。 **はい・か【配下】** ある人の支配下(にいる者)。手下。 **はい・が【俳画】** 日本画の様式の一つ。俳味のある、簡単な淡彩・水墨の絵。「蕪村の―」 **はい・が【拝賀】**《名・自サ》目上の人にお祝いの気持ちを表すことの謙譲語。 **はいが【胚芽】** イネ科植物の種子の中にある胚。 **はいが・まい【―米】** 胚芽が残るように精米した米。 **ばい・か【倍加】**《名・自他サ》 ●二倍に増えること。また、増やすこと。倍増。「輸送力を―する」 ●著しく増し加わること。また、著しく増し加えること。「損害がーする」 **ばい・か【梅花】** 〔文]梅の花。 **ばい・か【買価】** 〔文〕品物を買うときの値段。かいね。[対]売価。 **ばい・か【売価】** 〔文〕品物を売るときの値段。うりね。[対]買価。 **ハイカー** ハイキングをする人。▽hiker **はい・かい【俳諧・誹諧】** ●「俳諧(の)連歌」の略》室町時代末期、山崎宗鑑{やまざきそうかん}・荒木田守武{あらきだもりたけ}などが始めた、卑俗・滑稽に味を主とする連歌。 ●俳句(発句。)・連句の総称。 **はい・かい【徘徊】**《名・自サ》〔文〕 〔あてもなく]うろうろと歩きまわること。彷徨{ほうこう}。「夜の町を―する」 **はい・がい【拝外】** 外国人や、外国の文化・品物・生活様式などを何でも崇拝すること。「―思想」 [対] 排外。 **はいがい【排外】** 外国人や、外国の文化・品物・生活様式などを何でもきらって排斥すること。「――思想」「―的」 [対] 拝外。 **ばい・かい【媒介】**《名・他サ》両方の間に入ってとりもつ・こと(もの)。仲立ち。とりもち。「蚊がーする感染症」「一物」 [類語] 仲介。 **はい・かき【灰、掻き】** 「灰ならし」に同じ。 **はい・かく【倍角】** ●二倍の角度。 ●ワープロなどの出力で文字の高さが二倍の場合を縦倍角文字、幅が二倍の場合を横倍角文字という。高さ、または幅が標準の二倍であること。 [対] 全角・半角。 **はい・かぐら【灰〈神楽〉】** は火の気のある灰の中に水などをこぼしたとき、灰が舞いあがること。また、その灰けむり。おかぐら。 [コロ] 「ーが上がる」 **はい・ガス【廃ガス】** 石油精製や金属精錬などの過程で、余分なものとして出てくるガス。 **はい・ガス【排ガス】** 「排気ガス」の略。 **いかつ・りょう【肺活量】** 一回の呼吸で出し入れできる空気の最大量。 **ハイ・カラ**《名・形動》→「ハイ」の子見出し。 **はいかん【廃刊】**《名・他サ》雑誌・新聞など、定期刊行物の発行をやめること。「来月号でーになる」 [対] 創刊。発刊。 **はいかん【廃官】** 廃止された官職。 **はいかん【廃艦】** 使わなくなった軍艦を艦籍から除くこと。また、その軍艦。 **はいかん【拝観】**《名・他サ》神社仏閣などの建物や宝物などを見ることの謙譲語。「一料」 **はいかん【肺患】** 肺の病気。また、特に、肺結核。肺病。 **はいかん【肺肝】** ●肺臓と肝臓。 ●心の奥。胸の奥底。[類語]肺腑。 **はいかん【肺肝】―を砕・く**《句》ひどく苦心する。心をくだく。 **はいかん【配管】**《名・自他サ》ガス・水道などを引くための管を設けること。「―工事」 **はい・がん【拝顔】**《名・自サ》〔文〕人に面会することの謙譲語。「―の栄に浴する」 [類語] 拝眉。 **はい、がん【肺癌】** 気管支・肺に発生する癌。 **ばい・かん【陪観】**《名・他サ》〔文〕身分の高い人の供をして、いっしょに見物すること。「―を命じる」 **はいき【廃棄】** ■《名・他サ》〔文〕 ●不用なものとして捨てること。「不良品を―する」 ②〔法〕国際条約を一方的に無効にすること。「安保条約の―」 **はいき【拝、跪】**《名・他サ》〔文〕ひざまずいて拝むこと。 **はいき【排気】**《名・自サ》内部の空気やガスを外へ出すこと。また、その空気やガス。「―ロだ」「―量」 [対] 吸気。 **はいき・ガス** 燃焼装置や内燃機関からはき出される不用のガス。排ガス。 **はい・きしゅ【肺気腫】** 肺の弾力性がなくなって、肺胞{はいほう}が異常にふくれる病気。呼吸困難になる。 **ばい・きゃく【売却】**《名・他サ》売りはらうこと。「土地を―する」 **はい・きゅう【排球】** バレーボール。〔古風な言い方] **はい・きゅう【配球】** 野球で、投手の投球のコース・スピード・球質を打者に応じて組み合わせること。投球の組み立て。「緩急自在のー」 **はい・きゅう【配給】**《名・他サ"》〔数量が十分にない品物などを〕割り当てて与えること。一定の割合でそれぞれに配ること。「戦時中は米が―された」 **ばい・きゅう【倍旧】** 〔文〕今までよりも程度を増すこと。「―のお引き立てをお願いいたします」 **はい・きょ【廃虚・廃墟】** 市街・城郭や大きな建物などで、人が住まなくなってあれ果てた所。 [コロ] 「町が―と化す」 **はい・きょう【背教】** ●教えに背くこと。 ●キリスト教徒が、信仰をやめたり、改宗したりすること。 **はい・ぎょう【廃業】**《名・自他サ》それまでの職業・営業をやめること。「書店を―する」 [対] 開業。起業。 **はい・きょく【敗局】** 碁・将棋などで、負けとなった対局。 **はい・きん【拝金】** 金銭をこの上なくありがたがること。「一主義」 **ふい・きん【背筋】** 背中にある筋肉。「一力」 **ふい・きん【黴菌】** 有害な細菌。〔通俗的な言い方〕 **ハイキング**《名・自サ》山野・海辺などを歩いて自然に親しむことを目的とした(日帰り程度の)旅行。ハイク。「ーコース」▽hiking **バイキング** ●六~一一世紀にヨーロッパ各地で活躍したノルマン人。航海術にすぐれ、各地をおそって略奪を働き、また商業活動をも行った。 ●「バイキング料理」の略。一定の料金で、用意された各種の料理がどれでも食べ放題である方式。▽Viking <1157> **バイキング** ▷Viking **はい・く【俳句】** [俳諧連歌の発句{ほっく}が独立したもので〕五・七・五の三句一七音を基本形とする短い詩。原則として季語をふくむ。俳諧。発句。 [参考] 正岡子規が名づけた。 [コロ] 「一句いっ・・・」と数える。 **ハイク** ハイキング。▽hike **はい‐ぐ【拝具】**《感》〔文〕《「つつしんで申し上げる」の意で)手紙の終わりに書く挨拶の語。[類語]敬白。 **バイク** ●小型のガソリン機関を取り付けた自転車。モーターバイク。原動機付き自転車。 ●オートバイ、スクーターの通称。▽bike **はいぐう・しゃ【配偶者】** 夫婦の間で、一方からみた他方。つれあい。 **はい、ぐん【敗軍】** 〔文〕戦いに負けること。また、負けた軍隊。 **はい、ぐん【敗軍】――の将は兵を語らず**《句》失敗した者はその事について意見を述べる資格がない。「敗軍の将は、もって勇を言うべからず〈史記・淮陰侯伝〉」から。 **はいけい【背景】** ●絵画・写真などで、テーマになるものの後ろにえがかれたもの。 ●演劇・舞踊などで舞台の奥にえがいた景色。書き割り。 ●ある物事の背後にある勢力や事情。「軍事力を―とした王国の発展」「事件の―をさぐる」 **はいけい・か【一化】**《名・自他サ》物事のある部分を注意や関心の対象からはずすこと。また、はずれること。 [参考] 認知科学で、人間のもののとらえ方に関する用語。 [対] 前景化。 >日本語「消えていく言葉」 便所・かわや・はばかり・ご不浄・雪隠・後架・(お)手洗い・トイレット・トイレ・WC・・・。いずれも大小の用を足すために設けられた場所のことなのだが、現在ではまずほとんどの人が「トイレ」の語を用いるだろう。かわや・はばかり・ご不浄・雪隠{せっちん}・後架などは、今や日常生活ではまず聞かれることがない。 古くは盛んに用いられていたが、現在では全く使われなくなった語を死語または廃語という。日本語でも、時代の変遷とともに多くの新語が生まれ、たくさんの語が忘れ去られていく。現在ではトマトのことを赤茄子{あかなす}と呼ぶ人はいないが、昭和七年に発行された国語辞典『大言海』で「トマト」を引くと「赤茄子に同じ」とあって、トマトの語釈は「赤茄子」の項にゆだねられている。昭和の初期には、トマトよりも赤茄子という語が一般的だったのだろう。語の命にもそれぞれに長短があるということだ。 **はいけい【拝啓】**《感》〔文〕《「つつしんで申し上げる」の意で)手紙文の最初に記して相手に敬意を表す挨拶のことば。[類語]謹啓。拝呈。 **はい・げき【排撃】**《名・他サ》〔かたよった考え、不正なやり方、じゃまになるものなどを〕きらって極度にしりぞけること。「マルクス主義の―」 [類語] 排斥。 **ばい・けつ【売血】**《名・自サ》製薬会社などに血液を売ること。また、その血液。[対]買血。 **はい、けっかく【肺結核】** 結核菌によって起こる肺の慢性的な病気。肺病。TB。 **はいけつ・しょう【敗血症】** 〔外傷・虫歯などから]化膿菌が血管またはリンパ管にはいりこんで起こる、高熱を伴う病気。 **はい!けん【佩剣】**《名・自サ》〔文]腰に剣をつけること。また、その剣。帯剣。[類語]佩刀。 **はいけん【拝見】**《名・他サ》見ること、読むことの謙譲語。「お手なみ―」「お手紙―しました」 **はいご【廃語】** すたれて、現在では使われなくなった語。[類語]死語。 **はい‐ご【背後】** ●ものの後ろ。「―から声をかける」 [類語] 背面。 ●物事の裏面。「事件の―を調べる」 **はいこう【廃坑】** 採掘をやめて廃棄した炭坑・坑道。 **はいこう【廃校】** 今まで続いてきた学校を廃止すること。また、その学校。閉校。[対]開校。 **はいこう【廃鉱】** 採掘をやめて廃棄された鉱山。 **はいごう【俳号】** 俳句作者の雅号。俳名。 **はいごう【廃合】**《名・他サ》廃止することと合併すること。「組織の―を検討する」 **はい‐ごう【配合】**《名・他サ》二種以上のものを適当にまぜたり組み合わせたりすること。「肥料を―する」「色のー」 **はいこう・せい【背光性】** 「背日性」に同じ。 [対] 向光性。 **ばいこく【売国】** 敵国に有利で自国に不利なことをして私利をはかること。「一的な行為」 **ばいこく・ど【一奴】** 売国行為をする者をののしっていう語。 **バイコロジー** 自然環境を守るために、自転車を使おうとする運動。bicology **はいざい【廃材】** 〔文〕いらなくなった材木。使えなくなった材木。「―でふろをたく」 **はいざい【配剤】**《名・他サ》 ●薬を調合すること。[類語]調合。 ②〔文〕程よく配合すること。 [コロ] 「天の―」 **ばいざい【媒材】** 〔文〕 ●二つのもののなかだちの役をする材料。 ●絵の具をとくための材料。 **はいさつ【拝察】**《名・他サ》〔文〕推察の意の謙譲語。「御健勝のこととーいたします」 **はい・ざら【灰皿】** たばこの灰や吸いがらを入れる皿状の容器。灰落とし。 **はいざん【廃山】** 鉱山の採掘をやめること。また、採掘をやめた鉱山。「―のやむなきに至った」 **はいざん【廃残】**《名・自サ》すたれ、そこなわれること。敗残。「病でーの身となる」 **はい・ざん【敗残】** ●戦いに負けて生き残ること。「―兵」 ●人生に失敗して落ちぶれること。「人生の一者」 ●「廃残」に同じ。 **はい・し【俳誌】** 俳句に関する専門の雑誌。 **はい・し【廃止】**《名・他サ》〔続いてきた制度・習慣などを〕やめること。廃すること。「奴隷―」「虚礼―」 [対] 存置。 **はい・し【稗史】** (昔、中国で下級の役人に書かせた民間の物語・伝説の意から)民間の話などを歴史風に記録したもの。また、転じて、小説。 [参考] 正史。 **はい・し【胚子】** 「胚②」に同じ。 **はい・じ【廃寺】** 〔文]住職がいないあれ果てた寺。 **はいじ【拝辞】**《名・自サ》〔文〕 ●「去ること」「いとまごいをすること」の意の謙譲語。 ●「断ること」「辞退すること」の意の謙譲語。「申し出をーいたします」 **はい、しつ【廃疾廢疾】** 〔文]回復の難しい病気。 **はい・しつ【肺疾】** 〔文]「肺病」に同じ。 **ばいしつ【媒質】** 〔理〕物理的な作用を他の場所へ伝えるなかだちとなる物質・空間。音波を伝える空気、光などの電磁波を伝える真空など。 **はいじつ・せい【背日性】** 植物の根や暗い所にすむ動物が、光線の弱い方に向かって屈曲あるいは運動を起こす性質。向光性。 <1158> **はい・しゃ**【廃車】〔古くなったりこわれたりして〕その車両の使用をやめること。また、その車両。 **はい・しゃ**【拝謝】《名・他サ》〔文〕礼を述べることの意の謙譲語。「御来駕{ごらいが}を―いたします」 **はい・しゃ**【敗者】勝負や競技に負けた人・チーム。「――復活戦」[対]勝者。 **はい・しゃ**【配車】《名・自他サ》〔必要に応じて〕車両を割りあてて運用すること。「――係」 **はいしゃ**【歯医者】歯の治療をする医者。歯科医。 **はい、しゃく**【拝借】《名・他サ》借りることの意の謙譲語。「この本を一日ーします」 **ばい・しゃく**【媒酌・媒妁】《名・他サ》結婚の仲立ちをする・こと(人)。なこうど。[コロ]「―の労をとる」 **ハイジャック**《名・他サ》運行中の乗り物(特に航空機)を武力で乗っ取ること。▷hijack **はい、しゅ**【胚珠】種子植物の雌性生殖器官。中に胚囊があって受精後種子となる。被子植物では子房に生じ、裸子植物では花の一部に裸出している。 **はいーじゅ**【拝受】《名・他サ》〔文〕受け取ること、引き受けることなどの意の謙譲語。「大命を―する」 **ばい・しゅう**【買収】《名・他サ》〔大きなもの、まとまったものを〕買いとること。買い占めること。「工場建設用地を―する」●「自分を有利にするため〕ひそかに金品などを与えて味方に引き入れること。 **はい・しゅつ**【排出】《名・他サ》●不用なものを外へ出すこと。「炭酸ガスを―する」●排泄{はいせつ}。 **はい・しゅつ**【輩出】《名・自他サ》立派な人物や同じ傾向の人などが次々に出ること。また、出すこと。「すぐれた作家がーする」 **ばい・しゅん**【売春】《名・自サ》金品を得るために不特定の相手と性交すること。売淫{ばいいん}。売笑。 **ばい・しゅん**【買春】金品を与えて性交の相手を得ること。かいしゅん。 **はい・しょ**【配所】昔、罪をおかした人が送られた、離れ島や都から遠くはなれた所。 **はいじょ**【廃除】《名・他サ》●不用のものとして、とり除くこと。●〔法〕被相続人の請求にもとづき、家庭裁判所が推定相続人としての地位を失わせること。 **はいーじょ**【排除】《名・他サ》じゃまになるものを、とりのぞくこと。「障害物を―して進む」[類語]除去。 **はい・しょう**【拝承】《名・他サ》〔文〕聞くこと、承知することの意の謙譲語。「大臣の命令を―する」 **はい・しょう**【拝、誦】《名・他サ》〔文〕読むことの意の謙譲語。「お手紙―いたしました」[類語]拝読。 **はいしょう**【敗将】〔文]戦いに負けた将軍。 **はいしょう**【売笑】売春。売淫{ばいいん}。 **ばい・しょう**【賠償】《名・他サ》〔不法な行為によって〕他人や他国に与えた損害をつぐなうこと。「―金」「損害――」[類語]補償。 **ばいーじょう**【陪乗】《名・自サ》〔文〕身分の高い人の供をして、同じ車などに乗ること。そいのり。 **はい・しょく**【敗色】〔勝負や競技などで〕負けそうなようす。負け色。敗勢。[コロ]「――が濃くなる」[コロ]「―が濃厚になる」 **はい・しょく**【配色】《名・他サ》いくつかの色を取り合わせること。また、その色。 **ばい・しょく**【陪食】《名・自サ》〔文〕身分の高い人の相手をしていっしょに食事をすること。[類語]相伴。伴食。 **はい・しん**【背信】〔文〕人の信頼・信用を裏切ること。「一行為」 **はい・しん**【背進】《名・自サ》〔文〕●(前を向いたまま)後ろへさがること。●〔時代の動きなどに」さからって進むこと。「世間の潮流に―する」 **はい・しん**【配信】《名・他サ》通信社・新聞社などが、取材したニュースなどを各関係機関に送ること。また、インターネットなどで、データを受信者に送ること。「ニュースをーする」 **はい・じん**【俳人】俳句を作る人。俳諧師。 **はいじん**【廃人・廢人】病気、身体や精神の障害などによって通常の社会生活ができなくなった人。 **はいじん**【配陣】《名・自サ》陣を配置すること。[類語]陣立て。 **ばい・しん**【陪審】裁判で、一般市民の中から選ばれた人々が裁判に立ち会い、専門家といっしょに事件の審理に加わること。「――員」「―制度」 **ばい・しん**【陪臣】臣下に仕えている者。臣下の臣。 **ばいじん**【「煤塵】工場の煙突の煙や、炭坑・石切り場などのちりの中にふくまれる、粒状の物質。 **はい・しんじゅん**【肺浸潤】●肺に異常液がしみこんだ状態。特に、結核菌によって起こった炎症性の結核性浸潤。●初期の肺結核の俗称。 ***はい・すい**【廃水】一度使って、役に立たなくなった水。「工場の―」 >[使い分け] ***はい・すい**【排水】《名・自他サ》●内部の不用な水を外へ出すこと。「―作業」「―ロ」●〔理〕水にういた物体が、その重さに等しい重さの水をおしのけること。多く艦船にいう。 >[使い分け]トン 船の大きさの表示法の一つ。船の排水量を英トンまたはメートルトンで表したもの。[参考]軍艦はふつうこれで表す。ゆ総トン。 >**ーりょう**【一量】船が水にうかんでいるときに排除される水の重量。船体の重量に等しい。艦船の大きさを表す基準の一つとされる。 >[使い分け]「ハイスイ」 **排水** 〔「排」はおし出す意〕工場排水・排水口・排水溝・排水基準・排水ポンプによる地下水の排水・排水トン・排水量 **廃水** 〔「廃」は不用となってすてる意〕工場廃水・生活廃水・廃水処理 **配水** 〔「配」はくばる意〕配水管・配水工事・水道管で配水する [参考]「廃水」はサ変動詞で使うことはない。「工場排水/廃水」「家庭排水/廃水」のように二様に表記することができるが、環境汚染を意識するときは、もっぱら後者が使われる。 ***はい、すい**【背水】水を背にすること。 >――の陣《句》川や海などを後ろにして、退却できない所にしいた陣。転じて、失敗すれば次の機会はないとの条件のもとで事にあたること。[故事]漢の韓信{かんしん}が趙{ちょう}との戦いで、河を後ろにして陣をしき、味方に決死の覚悟で戦わせた故事から。〈史記・淮陰侯伝〉 ***はい・すい**【配水】《名・自他サ》水道などの水をあちこちへ配ること。「―工事」 **はい・すう**【拝、趨】《名・自サ》〔文]先方へ出かけて行くことの意の謙譲語。参上。「どこへでもーいたします」 <1159> **ばい‐すう【倍数】** ●二倍の数。 ●[数]整数Aが整数Bで割り切れるとき、Bに対するAのこと。 [対] 約数。 **はいずみ【掃墨・灰墨】**《「掃{は}きずみ」の音便)ごま油・菜種油などを燃やしたときに出るすすを集め取ったもの。にかわを混ぜて墨の原料とする。 **はい!する【「佩する】**《他サ変》〔文〕帯に下げて身につける。腰に帯びる。 [コロ] 「刀を―・する」 **はい!する【廃する】**《他サ変》〔文〕 〔それまで続いてきた制度・規則・習慣などを〕なくす。やめる。「古い慣習を―・する」 ●地位を退かせる。「王を―・する」 **はい!する【拝する】**《他サ変》〔文〕●頭をたれ、体をかがめて敬礼する。拝む。「仏像を―・する」 ●受ける意の謙譲語。ありがたく受ける。拝受する。「大命を―・する」 ●見る意の謙譲語。つつしんで見る。拝見する。 [コロ] 「尊顔を―・する」 **はい!する【配する】**《他サ変》〔文〕●適当なものを取り合わせる。配合する。「松に菊を―・する」 ●人や物を適当な所におく。配置する。「要所要所に人を―・する」 ③そわせて妻とする。めあわせる。 **はい・ず・る【「這いずる】**《自五》畳や地面に手足や体をこすりつけるようにして動く。「床を―・る」 **ばい!する【倍する】**《自他サ変》〔文〕二倍になる。二倍にする。また、大いにふえる。大いにふやす。「旧に―・する(=以前にまさる) お引き立てを願い上げます」 **はい・せい【俳聖】**〔文〕俳句にきわめてすぐれていて尊敬される人。特に、松尾芭蕉{まつおばしょう}のこと。 **はい・せい【敗勢】**〔文〕 〔勝負や競技などで〕負けそうな状態。敗色。「―を挽回する」 [対] 勝勢。 **はい・せき【排斥】**《名・他サ》〔人物・思想、またそれらの影響力などを〕きらってしりぞけること。のけものにすること。「迷信を―する」 [類語] 排撃。 **ばい・せき【陪席】** ●《名・自サ》〔文〕身分の高い人、目上の人と同席すること。 ●「陪席裁判官」の略。合議制の裁判所を構成する裁判官のうち、裁判長以外の者。陪席判事。 **バイ・セクシャル**《名・形動》同性にも異性にも性欲を感じる・こと(人)。両性愛(者)。▽bisexual **はい・せつ【排泄】**《名・他サ》動物が栄養を取ったあとの不用な物質や、体内に生じた有害な物質を、尿や糞{ふん}・小便として体外に出すこと。排出。「一物」 **はい・せつ【排雪】**《名・自サ》積もった雪を押しのけて除くこと。また、押しのけた雪。「――車(=除雪車)」 **はい・ぜつ【廃絶】** ●《名・自サ》〔文〕〔家系などが〕すたれ絶えること。「名家が――する」 [類語] 断絶。廃滅。 ●《名・他サ》廃止してなくすこと。「核兵器を―する」 **はい‐そん【廃村】** ●人が住まなくなってあれ果てた村。 ●市町村合併などによって、行政単位の村として存在しなくなった村。 **はい‐せん【廃線】** 鉄道・バス路線などで、ある区間の営業を廃止すること。また、その路線。 **はい‐せん【廃船】** 使用にたえなくなった船を廃棄したり船籍から除いたりして処分する・こと(船)。 **はい・せん【敗戦】**《名・自サ》戦争や試合などに負けること。まけいくさ。「―国」 [類語] 敗北。戦敗。 **はい‐せん【杯洗・盃洗】** 酒盛りの席で、さかずきを洗いすすぐための水を入れておく器。 **はい・せん【肺尖】** 肺の上部のとがった部分。 **はい・せん【配線】**《名・自サ》 ●電力を使うために、電線を引いて取りつけること。「―工事」 ●電気器具や電子機器の各部分を電線で結ぶこと。「―図」 **はい・せん【配船】**《名・自サ》船を割り当てること。 **はいーぜん【配膳】**《名・自サ》食事の膳を客の前に配ること。また、料理を盛りつけて(すぐに食卓に出せるように)ならべること。「―室」「一台」 **はいーぜん【「沛然】**《形動》〔文〕雨が一時に激しく降るようす。「――と大粒の雨が落ちてきた」 **ばい・せん【媒染】** 金属酸化物を用いて、繊維が直接染料に染まるようにすること。「一剤」 **ばい・せん【焙煎】**《名・他サ》〔コーヒー豆などを〕いること。 **はい・そ【敗訴】**《名・自サ》民事訴訟の当事者の一方・自分に不利益な判決を受けること。訴訟に負けること。「原告―」 [対] 勝訴。 **はいそう【拝送】**《名・他サ》 ●見送ることの意の謙譲語。 ●物を送ることの意の謙譲語。 **はい・そう【敗走】**《名・自サ》戦いに負けてにげること。「―する敵軍を追う」 **はいそう【背走】**《名・自サ】〔野球で、球をとるため〕に前を向いたまま後方へ走ること。また、本来の向きに対し背を向けて走ること。「―して球を取る」 **はい‐そう【配送】** ●配達と発送。 ●《名・他サ》配り送ること。送り届けること。「――品」「―サービス」 **ふい・ぞう【肺臓】** 「肺」に同じ。 **はいぞう【倍増】**《名・自他サ》二倍に・増えること(増やすこと)。倍増し。「所得―計画」 **はいぞく【配属】**《名・他サ》配置して所属させること。人を割り当てて、それぞれの役目に付けること。「新入社員を各部署に――する」 [類語] 配置。 **はい・た【排他】**《名・自サ》仲間以外のものをすべてしりぞけること。「―主義」 **はい・た・てき【一的】**《形動》他の人や他の考え方をきらい、しめ出す傾向があるようす。「―な業界」 **はーいた【歯痛】** 歯が痛むこと。歯痛。 **ばいた【売『女】** [俗]売春婦。淫売婦。また、(不貞な)女性をののしっていう語。 **はいったい【廃頹】**《名・自サ》〔文〕人々の気風がすたれくずれること。頽廃。「―した社会」 [表記] 「廃退」で代用することもある。 **はいったい【敗退】**《名・自サ》〔戦争や試合などで〕負けてしりぞくこと。「一回戦で―した」 [類語] 敗北。 **はいったい【胚胎】**《名・自他サ》〔文〕(みごもる意から)物事の起こる原因・がある(をふくみ持つ)こと。「その講和は、すでに後の争乱を―していた」 **ばい・たい【媒体】** ●〔理〕媒質としての物体。 ●情報などを伝える手段となるもの。「広告」 **ばい、だい【倍大】** 二倍の大きさ。 **はい・だ・す【這い出す】**《自五》はって外に出る。はい出る。「穴から虫が―・す」 **はい、たつ【配達】**《名・他サ》〔郵便物・商品などを〕それぞれのもとに配り届ける・こと(人)。「新聞―」 **バイタリティー** 盛んに活動する勢い。困難や障害を乗りこえてゆく力強さ。生命力。活力。生活力。ヴァイタリティー。「―のある人」▽vitality **はい・だん【俳壇】**〔文〕俳句を作る人々の社会。 **はい・だん【俳談】**〔文]俳句・俳諧{はいかい}についての話。 <1160> **はいち【背馳】**《名・自サ》〔文]そむくこと。反対になること。「意図に――する行動」 [類語] 背反。 **はい‐ち【配置】**《名・他サ》人や物を、それぞれ適当な場所・役目に配り置くこと。また、そのような位置・持ち場。「新人を―する」「各人がーにつく」 [類語] 配属。布置。 **はい‐ち・がえ【一換え】**《名・他サ》 ●物の置き場所をかえること。 ●その人の勤務する場所・職務などをかえること。配置転換。 **はい‐ち・てんかん【一転換】**《名・他サ》「配置換え②」に同じ。 **はい‐ち・やく【―薬】** 「置き薬」に同じ。 **ばい・ち【培地】** 細菌その他の微生物や動植物の組織を培養するために栄養分を組み合わせて作った、液状または固形の物質。培養基。 **はいち・せい【背地性】** 植物の茎が地球の中心とは反対の方向に生長する性質。負の屈地性。 [対] 向地性。 **はい‐ちゃく【廃嫡】**《名・他サ》民法旧規定で、嫡子、すなわち推定家督相続人としての地位を失わせること。 **はい・ちゃく【敗着】**〔碁・将棋で〕負ける原因になる悪い手。 [参考] 「着」は「着手」の意。[対]勝着。 **はい・ちょう【拝聴】**《名・他サ》聞くことの意の謙譲語。拝聞{はいぶん}。「御高説を―する」 **はいちょう【蠅帳】** ハエなどが入るのを防ぎ、また、空気の流通をよくするため、目のこまかいあみを張った食べ物を入れる戸棚。はえちょう。 **ばい・ちょう【陪聴】**《名・他サ》〔文〕身分の高い人、目上の人と同席して聞くこと。 **ハイツ** 〔高台にある〕集合住宅(地)。 [参考] 建物の名称にも用いられる。▽heights (=高台。高地) **はい・つくば・う【「這い蹲う】**《自五》両手両ひざをつき、背を低くして動かないでいる。平伏する。「殿様の前で―・う」 **はいてい【拝呈】**《名・他サ》〔文〕 ●物をおくったり手紙を出したりすることの謙譲語。 ●手紙文の書き始めに用いる語。 **はいてい【廃帝】**〔文〕退位させられた皇帝。 **ハイ・テク** →「ハイ」の子見出し。 **はい!でる【「這い出る】**《自下一》腹ばいになって出る。はい出す。「ヘビが穴から―・でる」 **はい・てん【配点】**《名・自サ》試験で、各設問や各科目に対して点数を割りふること。また、その点。 **はい、てん【配転】**《名・他サ》「配置転換」の略。 **はい、でん【拝殿】** 神社の本殿の前にある建物で、お参りした人が拝む所。「―にぬかずく」 **はい、でん【配電】**《名・自サ》電流・電力をあちこちに配ること。「―盤」 **ばい・てん【売店】** 駅・劇場など、大きな建物の中にあって物を売る、小さな店。 **バイト** 旋盤などで、金属を切ったりけずったりする刃物。▽ beitel **バイト** 「アルバイト」の略。「休みに―をする」 **バイト**《名・助数》〔電算〕一単位としてあつかわれる一組みの二進数字のことで、記憶装置内で一列に配列されたものをいう。 [参考] ハビットを一バイトとする。▽byte **はいとう【佩刀】** 〔文〕 ●腰につけている刀。 ●《名・自サ》刀を腰につけること。 [類語] ①②帯刀。佩劍。 **はいとう【配当】**《名・他サ》 ●割り当てて配ること。 ●[経〕会社が決算期ごとに利益の一部を株主に支払う・こと(金額)。 **はいとう・おち【―落ち】** 〔経]売買される株式で、株主の権利を確定する期日を過ぎたために決算期の配当を受ける権利がなくなること。 **はい!とく【背徳・・悖徳】** 道徳にそむくこと。不徳。「一行為」「一者」 **はいどく【拝読】**《名・他サ》〔文〕読むことの意の謙譲語。「お手紙―いたしました」 [類語] 拝誦。 **ばいどく【梅毒・黴毒】** 性病の一つ。スピロヘータパリダによって起こる感染症。瘡毒{そうどく}。瘡。 **はい・にん【拝任】**《名・自他サ》〔文〕任命を受けることの意の謙譲語。つつしんで官職の任命を受けること。 **はい・にん【背任】**《名・自サ》任務にそむくこと。特に、会社員・公務員などが任務にそむいて、会社・役所などに損害を与えること。「―行為」「一罪」 **ばい・にん【売人】**〔俗〕品物を売りさばく人。特に、密売組織の末端で、密売品を売りさばく役割の者。 **はい・ねつ【廃熱】** ある事に使用した残りの熱。余熱。「―ボイラー」 **はいのう【背、襲】**〔兵隊などが〕物を入れて背負う、革やズック製の四角いかばん。 **はい・のう【胚囊】**種子植物の胚珠内にある雌性配偶体。中に卵細胞をもち、後に胚や胚乳になる。 **はい・のぼ・る【這い上る】**《自五》「はいあがる」に同じ。 **ハイパー**《造語》「過度の」「超越した」などの意を表す。「ーメディア(=文字情報だけでなく、図形・音声・動画情報もあつかうメディア)」 [参考] 「スーパー」より程度が高い。▽hyper- **はいはい**《感》《「はい」を重ねていう語) ●呼びかけやや話しかけに気軽に答える語。「―、何ですか」 ●相手の言ったことを、そのまま・肯定する(受け入れる)気持ちを表していう語。「―、その通りですよ」 ●相手の注意をうながすときの語。 ●馬を歩かせるときのかけ声。 **ばいばい【売買】**《名・他サ》売ることと買うこと。うりかい。商売。「株の―」「―価格」「―が成立する」 **バイ・バイ**《感》〔俗]さようなら。▽bye-bye **ばいばい・ゲーム【倍倍ゲーム】** クイズ番組で、正解のたびに賞金が倍になるゲーム。また、転じて、数字などが次々に増えていくこと。「――で業績が伸びる」 **パイナップル** パイナップル科の多年草。茎は太く、果実は楕円形。熟すと黄赤色となり、香りが強く、食用。パイン。パインアップル。▽pineapple **はい・ならし【灰均し】** 火ばちや炉などの灰を平らにならす、金属製の道具。灰かき。 **はいにち【排日】** 外国人が日本人や日本の文化・製品などを排斥すること。「―思想」 [類語] 反日。 **はい、にゅう【胚乳】** 植物の種子の中にあって、胚をとり囲んでいるもの。胚が発芽・生長するときに養分を供給する。 **ほい・はん【背反悖反】**《名・自サ》〔文〕 ●〔一定の規準や従うべきものに〕そむくこと。「命令に―する」 [類語] 違反。 ●互いに相手を否定すること。あいいれないこと。四字「二律―」 [類語] 背馳。 **はい、にょう【排尿】**《名・自サ》尿を体外に出すこと。 **はいばん【廃番】** 一度出した商品を、在庫がなくなっても製造しないこと。また、その商品番号。「このペンは一品です」 <1161> **はいばん【廃番】** ▷絶版 **はいばん【廃盤】** 一度出したCDなどを、在庫がなくなっても製造しないこと。また、そのCDなど。 [コロ] 「―になる」 [参考] 書籍の「絶版」に当たる。 **はいばん【杯盤・盃盤】** 〔文〕杯・皿など、酒宴の道具。 **はいはん・ちけん【廃藩置県】** 一八七一年、明治新政府が中央集権を徹底させるため、藩を廃して府県を置いたこと。 **はいばん・ろうぜき【杯盤狼藉】**《名・形動〃》〔文〕宴席のあとで、食べ残したものや杯・皿などがあちこちに散らばっていること。 **はい・ひ【拝披】**《名・他サ》〔文〕書状などを開くことの謙譲語。つつしんで他人からの書状などを開くこと。 **はいび【拝眉】**《名・自サ》〔文〕人に会うことの謙譲語。「委細は―の上・・・」 [類語] 拝顔。 **はい・び【配備】**《名・他サ》手配して準備をととのえること。「ガードマンを―する」 [類語] 手配り。 **ハイビスカス** アオイ科フヨウ属の熱帯性常緑低木。ハワイの代表的な花。ぶっそうげ。▽hibiscus **はいびょう【肺病】** 肺臓の病気。特に、肺結核。肺疾{はいしつ}。 **はい!ひん【廃品】** 役に立たなくなった品物。廃物。「一回収」 **ばい・ひん【売品】** 〔文〕客に売る品物。売り物。 **ばい・ひん【陪賓】** 〔文〕主客が連れて歩く客。陪客。 **はいふ【肺腑】** 〔文〕 ●肺臓。 ●心の奥底。心底。[類語]肺肝。 **はいふ【肺腑】―を衝く**《句》深い感銘を与える。「客の―・く話」 **はいふ【配付】**《名・他サ》〔文〕めいめいに配りわたすこと。「説明書をーする」 **はい・ふ【配布】**《名・他サ》多くの人々に配ること。「ちらしを―する」 [類語] 頒布。配分。 **はいぶ【背部】** 〔文〕背の部分。背中。また、後ろの方。 **パイプ** ●[液体・気体などを通す〕管。 ●二者の間を取り持つもの。仲立ち。「交渉の―になる」 ●西洋風のきせる。また、巻きたばこを吸う道具。シガレットホルダー。「マドロスー」▽pipe **パイプ・オルガン** 鍵盤楽器の一つ。大小・長短さまざまの管に、動力で空気を送りこんで音を出すしくみのオルガン。▽pipe organ **パイプ・ライン** 石油・天然ガスなどを送るために設けた遠距離輸送管。▽pipeline **はいふう【俳風・誹風】** 〔文〕俳句の作風。句風。「芭蕉の―」 **はい!ふき【灰吹き】** たばこ盆に付いていて、たばこの吸いがらをたたき入れる竹の筒。 **はいふく【拝復】**《感》〔文〕《つつしんでお答えする意から)返事の手紙の最初に書く挨拶のことば。復啓。 **はいぶつ【廃物】** 廃品。「―利用」 **はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】** 仏教を排斥・追放すること。特に、明治元年、神仏分離令に伴って起こった寺院・仏像・僧侶の排斥運動。 **ハイブリッド** ●異なるもののかけ合わせ。交配。「―米」 ●新しい用途を開発するため、異なる技術・素材などを組み合わせること。「―コンピューター」▽hybrid **ハイブリッド・カー** ガソリンエンジンと電動モーターなど、複数の動力を組み合わせた自動車。排気ガスが少なく、低公害とされる。▽hybrid car **バイブル** ●聖書。 ●その部門で、もっとも権威があり、必読とされる書物。また、個人が人生の指針としてくり返し読む本。「幼児教育の―」▽Bible **はい・ふるい【灰、飾】** 灰の中の異物をふるい除くための、金網をはった道具。 **バイブレーション** ●振動。震動。 ●声をふるわせること。ヴァイブレーション。▽vibration **バイブレーター** 電気で振動を与えるマッサージ器具。ヴァイブレーター。▽vibrator **バイ・プレーヤー** わき役。助演者。 [語源] by と player からの和製語。 **ハイフン** 英語などで、語と語をつなぐとき、また、一語が二行にわたる際に語の切れ目につけて一語であることを示すときに用いる短い横線の符号。「―」▽hyphen **はいぶん【俳文】** 俳味のある散文。簡潔・脱俗・枯淡などを特色とする。『奥の細道』『おらが春』など。 **はいぶん【拝聞】**《名・他サ》聞くことの謙譲語。つつしんで聞くこと。拝聴。「―するところでは」 **はいぶん【配分】**《名・他サ》割り当てて配ること。分配。「利益を――する」 [類語] 配布。 **ばいぶん【売文】** 〔文〕文章を書いて売り、それを生活の手段にすること。「―の徒」 **はい!へい【廃兵・廢兵】** 戦場で負傷し、体が不自由になった兵士。 **はい・べん【排便】**《名・自サ》大便を体外に出すこと。 **ばいべん【買弁・買、辦】** ●昔、中国で、外国の貿易業者などの取り引きの仲介をした中国人業者。 ●植民地などで、外国資本の手先となって、自国の利益をそこなう活動をする者。 **はい・ほう【敗報】** 〔文]戦いに負けたという知らせ。[対]勝報。 **はい‐ほう【肺胞】** 肺の内部で、気管支の末端にブドウの房状に多数ついている袋状の小室。ここで酸素と血液中の炭酸ガスとのガス交換が行われる。 **はい・ぼう【敗亡】**《名・自サ》〔文〕戦いに負けて・にげる(ほろびる)こと。また、負けて死ぬこと。「国家のーを以てう」 **はい・ぼく【敗北】**《名・自サ》《「北」は逃げる意)戦争や試合に負けること。 [コロ] 「―を喫す」 [類語] 敗戦。敗退。 [対] 勝利。 **はい・ぼく・しゅぎ【―主義】** はじめから自分の方が負けると考えて、勝利や成功をみずから期待しない考え方・態度。 **こい・ぼく【売、ト】**〔文〕占いを商売にすること。 **ふい・ほん【配本】**《名・他サ》 ●定期刊行物・予約出版物を読者に配ること。「第一回―」 ●出版した書物を小売店や取次店に配ること。 **はい、まつ【這松】** マツ科の常緑低木。本州中部以北の高山に自生する。幹は屈曲して山の斜面をはう。 **はい・まつわる【這い、纏わる】**《自五》はって、からみつく。はってまきつく。 **はい」み【俳味】** 俳諧{はいかい}の世界にある特有な味わい。洒脱・こっけい・脱俗など。「―のある掛け軸」 **はい、めい【俳名】** 「俳号」に同じ。 **はい、めい【拝命】**《名・他サ》〔文〕任命されること、命令を受けることの謙譲語。「財務大臣をーする」 **ばい・めい【売名】**〔みえや利益を目的として〕自分の名前を世間に広めようとすること。「一行為」「一心」 **バイメタル** 熱膨張率のちがう二種の金属板をはり合わせたもの。温度が変化すると湾曲することを利用して、温度調節装置などに使われる。▽bimetal <1162> **バイメタル** ▷bimetal **はい‐めつ【廃滅】**《名・自他サ》すたれてなくなること。また、なくしほろぼすこと。「――した村」 [類語] 廃絶。 **はい、めん【背面】** 後ろの方。後ろ側の面。「―攻撃」「―跳び」 [類語] 背後。[対]正面・側面。 **はい、もん【肺門】** 肺の内側の、中央より上によった部分。肺動脈・肺静脈・気管支などが出入りする所。 **ハイヤー** 車庫に待機し、注文に応じて出かけていって客を運ぶ乗用自動車。▽hire **ハイヤー** (外国から来た)買い手。▽buyer **はい・やく【配役】** 映画・演劇などで俳優に役を割り当てること。また、その役。キャスト。「―を決める」 **ばい・やく【売約】**《名・自サ》売りわたしの約束(をすること)。「この絵は―済みです」 **ばい・やく【売薬】** 前もって調合しておき、(効能書をつけて)一般に売る薬。市販の薬。 **はい・ゆ【廃油】** 役に立たなくなった油。使用済みの油。 **はい・ゆう【俳優】** 演劇・映画などに出演することを職業とする人。役者。 **い‐よう【佩用】**《名・他サ》〔文〕刀・勲章などを身に付けて用いること。「勲章を―する」 **はい‐よう【肺葉】** 肺をかたちづくる部分。人間では右肺は上中下の三葉、左肺は上下の二葉からなる。 **はい‐よう【「胚葉】** 多細胞動物の発生初期の胚を作る、二層または三層の細胞層。 **ばい‐よう【培養】**《名・他サ》 ●草木などを養い育てること。 ●[研究・観察の目的で〕細菌・かび・動植物の組織の一部などを人工的に生育・増殖させること。「がん細胞を―する」 **ばい‐よう・き【―基】** 「培地{ばいち}」に同じ。 **ばい‐よう・ど【―土】** 農業や園芸で、若い苗を保護したり発育を助けたりするための、特別に加工した土。 **はい‐よ・る【這い寄る】**《自五》はって近よる。 **はいらん【排卵】**《名・自サ》卵巣から成熟した卵子を排出すること。 **はいり【背理・悖理】** 〔文]道理・理屈にそむくこと。「―の議論」 **はいり【背離】**《名・自サ》〔文〕 〔考え方・やり方などがちがって〕両者がそむきはなれること。「両者の感情がーする」 **はいりつ【廃立】**《名・他サ》臣下が君主をしりぞけ、別の人を君主に立てること。 **ばい‐りつ【倍率】** ●あるものの数が他のものの数の何倍であるかを示す率。「入学試験の―」 ●〔理〕光学器械の拡大率。拡大された像とその物体の大きさとの比。 ●拡大または縮小された図とその原図の大きさとの比。 **はいりょ【配慮】**《名・自他サ》手落ちがないように気を配ること。心づかい。「慎重なー」「―が足りない」 [類語] 考慮。[敬語]高配。高慮。 **はいりょう【拝領】**《名・他サ》〔文〕目上の人や身分の高い人から物をもらうことの謙譲語。 **ばい・りょう【倍量】** 〔ある分量の〕二倍の量。 **はいりん【梅林】** 〔文〕梅の林。[類語]梅園。 **ハイリンガル** 二か国語を話す・こと(人)。二重言語生活(者)。「一放送」▽bilingual **はい・る【入る”這入る】**《自五》《「はひいる」の約) ●外から内に移る。「部屋に―・る」 [対] 出る。 ●仲間・団体などに参加する。「仲間に―・る」「会社に―・る」 ●自分の所有・管理するものとなる。「注文の品がやっと―・った」 ●ある時刻・時期や状態になる。「十月に―・って間がない」 [コロ] 「気合いが―・る」 [コロ] 「お茶がー・る」 ●[異質のものが〕加わる。まじる。「井戸水に汚水が―・る」 ●所属している。「人も哺乳類に―・る」 [参考] 入いる。 **はい・る【配流】**《名・他サ》〔文〕罪人を島流しの刑罰に処すること。島流し。[類語]流謫{るたく}。 **パイル** ●杭{くい}。 ●「パイルクロース」の略。表面に輪やけばを織り出した布地。タオル・ビロードなど。▽pile **は「いれ【歯入れ】** げたの歯の入れ替えをする・こと(職業の人)。「一屋」 **はい・れい【拝礼】**《名・自他サ》〔文〕神仏などに向かって、頭を低く下げておがむこと。「朝晩神に―する」 **はいれつ【配列・排列】**《名・他サ》〔多くのものを〕順序立てて並べること。また、その並んだもの。「―を変える」「五十音―」 **はい・ろ【廃炉】** 原子炉の運転を停止し、設備を解体すること。 **はいり・こ・む【入り込む】**《自五》中に入る。奥深く入る。「山中に―・む」 **パイロン** ●航空機のエンジンをつり下げる支柱。 ●道路に置く、円錐{えんすい}状の標識。進路の目安にする。▽pylon **パイン** 「パイナップル」の略。「―ジュース」 **パイン・アップル** パイナップル。▽pineapple **バインダー** ●書籍・書類などをまとめてとじるときに用いる表紙。とじこみ表紙。 ●作物をかり取って、自動的に束ねる機械。▽binder **パイント**《名・助数》ヤード=ポンド法で、液体をはかる単位。一パイントは八分の一ガロン。略号pt。▽pint **は・う【這う】**《自五》 ●両手両足を下につけて進む。はらばう。「つり橋を―・ってわたる」 ●〔足の無い]動物が地に体をすりつけるようにして少しずつ進む。「ナメクジがー・う」 ●植物が地面・壁面などにそってのびる。「ツタの葉が壁を―・う」 **は・う【這う】―えば立て立てば歩{あゆ}めの親心**《句》わが子の成長を待ち望む親の気持ちを述べたことば。 **は・う【這う】―っても黒豆**《句》《黒い粒がはいだしても、虫だと認めず、黒豆だと言い張る意から)自明の道理を認めず、強情を張ることのたとえ。 **ハウジング**《造語》「住まいに関する」「住宅建築に関する」の意を表す。「―プラン」「―産業」▽housing **ハウス** ■《造語》 ●「家」「住宅」「家庭の」などの意を表す。「ーメード(=やとわれて家事を手伝う女性)」 ●「(特殊な目的をもった)建物」の意を表す。「レスト―」「セカンドー(=別荘)」 ■《名》 ●家。 ●「ビニールハウス」の略。「一物の野菜」▽house **ハウス・キーパー** ●家政婦。 ●住宅の管理人。▽housekeeper **ハウス・さいばい【一栽培】** ハウス②で行う、野菜・果物・花などの栽培。温室栽培。 **ハウス・ダスト** 室内のほこり。▽house dust **はうた【端唄】** 江戸時代後期に流行した、三味線に合わせて歌う短い俗謡。江戸端唄。 <1163> **はうた【端唄】** ▷江戸端唄 **パウダー** ●粉。「ベーキングー」「―シュガー」 ●粉おしろい。powder **は・うちわ【羽『団『扇】** 鳥の羽で作ったうちわ。 **ハウ・ツー** 趣味・実用面での、基礎的な技術・知識や方法。「家づくりの一本」▽how to (・・・) (=いかに・・・するか) **ハウ・ツー・もの【一物】** 趣味や実用面での実際的な技術を教える、簡便な手引き書。 **ば・うて【場打て】** その場の雰囲気におされて、気後れすること。「―がする」 **バウムクーヘン** 年輪のある太い木の幹をかたどった洋菓子。バームクーヘン▽ディ Baumkuchen (= 木の菓子) **バウンド**《名・自サ》はずむこと。はねかえること。「ノー――でつかむ」▽bound **パウンド**《名・助数》→ポンド。▽▷pound **パウンド・ケーキ** バター・小麦粉・砂糖・卵をそれぞれ同量ずつ混ぜ合わせて焼いたカステラ風の洋菓子。 [語源] 材料を一ポンドずつ用いたことから。▽pound cake **はえ【『南『風】** 南からふく風。 [参考] おもに、中国・四国・九州地方で言う。 **はえ【映え】** 映えること。見ばえのすること。「出来―」 [参考] 他の語の下について「ばえ」となることが多い。 **はえ【栄え】** 光栄。ほまれ。名誉。「―ある受章」 **はえ【蠅】** イエバエ科および近縁の昆虫の総称。羽は一対。汚物にたかり、感染症の病原体を媒介する。蠅。 **はえ【鮠】** 「オイカワ」の別称。 **はえぎわ【生え際】** 〔額や首のあたりなどの〕髪が生えている部分と生えていない部分との、さかい目。 **はえ・とり【蠅取り】** は、ハエを取る道具。はえたたきやはえとり紙など。はいとり。 **はえ・なわ【『延縄】** 漁具の一つ。つり針をつけた多くのつり糸を一本の縄にとりつけたもの。「―漁」 **はえぬき【生え抜き】** ●ある土地に生まれ、そこでずっと育ったこと。きっすい。「―の博多っ子」 ●〔会社など〕ある組織体が始まった時からずっとそこに属していること。「―の選手」 **はえばえ・し・い【映え映えしい】**《形》〔文〕とてもはなやかで見ばえがするようす。「和服姿がいかにも―・い」 **は・える【映える】**《自下一》 ●光に照らされて美しく輝く。「桜が朝日に―・える」 ●調和して美しく見える。あざやかに見える。「湖水に紅葉が―・える」 ●引き立って見える。「話が―・えない」「―・えない男」 [表記] ①は「栄える」とも書く。 **は・える【生える】**《自下一》〔植物や動物の体の一部が〕内から外へのび出る。「草が―・える」 [類語] 生{お}いす。 **パオ【包】** アジア内陸部のステップ地帯に住む遊牧民の、組み立て式の天幕住居。ゲル。▽中国 bao **は「おう【覇王】** 〔文〕武力やはかりごとでその地位をはおうじゅ【覇王樹】「サボテン」の別称。 **は‐おく【破屋】** 〔文〕こわれた家。あばらや。廃屋。 **パオズ【包子】** 小麦粉をこねてイーストを加えた皮に、肉・野菜または油で練ったあんを包んで蒸した、まんじゅう。▽中国 bao-zi **は・おと【羽音】** 鳥のはばたく音。また、虫の羽の音。 **はおと【葉音】** 木の葉が風に鳴る音。「梢の―」 **は‐おり【羽織】** 〔和装で〕着物の上に着る、防寒または装飾用の短い衣服。 **は‐おり・はかま【一、袴】** はおりと、はかま。また、それを着けた正式の服装。 **は・お・る【羽織る】**《他五》《「羽織」を動詞化した語)衣服の上から軽くおおいかけて着る。「ブラウスの上にカーディガンを―・る」 **はか【墓】** 遺体や遺骨をほうむってある所。また、その上に立てた墓碑・墓石。 [参考] 「一基{き}っ・・・」と数える。[類語]墳墓。 **はか【『計・『果・『捗】** 仕事・物事の進みぐあい。はかどり。 **はか【『計・『果・『捗】―が行・く**《句》仕事などが順調に早く進む。はかどる。 **は・か【破瓜】** (「瓜」の字を分けると二つの八の字となるところから) ●〔八たす八で〕女子の一六歳。「」期」 ●〔八かける八で〕男子の六四歳。 ●性交で処女膜が破れること。 **ばか【馬鹿”莫迦】** ●《名・形動》頭の働きがにぶい・こと(人)。また、並はずれて道理や常識からはずれている・こと(人)。 ●《名・形動》くだらないこと。役に立たないこと。また、とんでもないこと。「―な目にあう」「そんなーな話があるか」 ③〈「――に」の形で〉程度が並はずれていること。はなはだしいこと。「今日は―に暑い」 ●(接頭語的に用いて)程度が並はずれていること。「―高い」「―売れ」 **ばか・あたり【―当たり】** 非常に・よくあたること。また、特に、興行上・商売上で、予想外の好成績を上げるほどにねらいが的中すること。 **ばか・くさ・い【一臭い】**《形》つまらない。ばからしい。ばかげている。 **ばか・さわぎ【―騒ぎ】** 意味もなくやたらに大さわぎをすること。 **ばか・しょうじき【一正直】**《名・形動》あまりに正直すぎて、気がきかない・こと(人)。愚直。 **ばか・たれ** 〔俗〕人をののしるときの「ばか」を強めた言い方。 **ばか・ぢから【ー力】** 常識では考えられないほど強い(腕の)力。 [参考] 強いだけで技能のともなわない力をあざけって言う場合にも用いる。 **ばか・ていねい【一丁寧】**《名・形動》度が過ぎて丁寧なこと。「―な挨拶」 **ばか・ね【―値】** 相場からかけはなれて、極端に・高い(安い)値段。 **ばか・ばか・し・い【―馬鹿しい】**《形》 ●ひどくばからしい。「―・い話」 ●はなはだしく度をこしている。「土地は―・く高い」 **ばか・ばなし【一話】** とりとめのない話。くだらない話。 **ばか・ばやし【一、囃子】** 神社の祭りのとき、山車{だし}などの上で演奏されるにぎやかではずんだ調子のはやし。屋台ばやし。 **ばか・やろう【―野郎】** ばか者。また、その人をののしって言う語。 **ばか・らし・い**《形》くだらない。つまらない。あほらしい。 **ばか・わらい【一笑い】** ゆ。むやみに大声で笑うこと。 **ばか【馬鹿”莫迦】―と鋏{はさみ}では使いよう**《句》役に立たない人でも、使いようでは役に立つということ。 **ばか【馬鹿”莫迦】――に・する**《句》軽く見る。あなどる。 **ばか【馬鹿”莫迦】――になら・ない**《句》軽視したり無視したりできない。あなどれない。ばかにできない。「毎日のバス代もー・ない」 **ばか【馬鹿”莫迦】――にな・る**《句》機能がだめになって正常な働きをはたさなくなる。「ねじが―・る」「鼻が―・る」 **ばか【馬鹿”莫迦】――を・見る**《句》〔損害をこうむったりして〕つまらない目にあう。ばかな目にあう。 **はか・あな【墓穴】** 死体や遺骨をほうむるために地をほって作った穴。つかあな。墓穴。 **は・かい【破壊】**《名・自他サ》〔建物・組織などが〕やぶれこわれること。また、やぶりこわすこと。「平和な家庭を―する」 [類語] 破損。[対]建設。 **は・かい・てき【一的】**《形動》こわしてしまいそうな性質をそなえているようす。こわしてしまおうとするようす。 [対] 建設的。 <1164> **は・かい【破壊】** ▷建設的 **は・かい【破戒】** いましめを破ること。受戒した者が戒律に背くこと。「―僧」 [対] 持戒。 **は・かい・むざん【―無慚】**《名・形動》戒律を破っても、心に恥じないこと。 **はーがい【羽交い】** 鳥の左右の翼が交わる所。 **はーがい・じめ「―締め・絞め】** 両手を後ろから相手の脇の下に通し、襟首の所で組み合わせて、相手が動けないように強くしめつけること。 **はかいし【墓石】** 死者の戒名・俗名・没年などを刻んで墓に立てる石。墓石。石碑。[類語]墓標。 **ばか・がい【馬鹿貝莫迦貝】** バカガイ科の二枚貝。日本各地の内湾の浅い砂地にすむ。食用。 [参考] 食用にするむき身は「青柳{あおやぎ}」と呼ばれる。 **はがき【葉書】** 「郵便はがき」の略。一定の規格の用紙の表裏に通信文とあて名を書く郵便物。 [参考] 書いたものは「一通・・・」と数え、書いてないものは「一枚・・・」「一葉・・・」と数える。 [表記] 多く、かな書き。 **は・かく【破格】**《名・形動》 ●しきたりや標準から外れること。「―の待遇」「―の歓迎」「―の値段」 ②〔詩や文章が」決まりに外れていること。「―の文章」 **はがくれ【葉隠れ】** 葉の間にかくれてよく見えなくなること。「ツバキの花がーに見える」 **は・かげ【葉影】** 葉が投げかける影。木の葉の影。 **は‐かげ【葉陰】** 葉でかくされている所。 **ばか・げる【馬鹿げる・莫迦げる】**《自下一》つまらなく思える。くだらなく思える。〔多く「―・げて」「―・げた」などの形で使う〕「―・げたことをしたものだ」 **ばかし**《副助》〔「ばかり」のくだけた俗語的な言い方〕■ばかり。「嘘ばかし言う」 **はか・しょ【墓所】** 墓場。墓地。墓所{ぼしょ}。 **はか‐じるし【墓『標】** 墓のしるしに立てる石や木。墓標。 **はか・す【捌かす】**《他五》 ●水がたまらないように流す。水はけをよくする。 ●商品などを全部売りつくす。「―・しきれない在庫」 **はが・す【剣がす】**《他五》くっついているものを、めくり取る。はぎ取る。「切手を―・す」 **ばか・す【化かす】**《他五》心を迷わせて、いつわることができないようにする。「キツネに―・された」 [類語] だます。 **ばーかず【場数】** ●場所・場面の数。 ●経験の度数。 **ばーかず【場数】―を踏・む**《句》多くの経験を積んで慣れる。 **はかせ【〈博士〉】** ●学問・芸道などで、その道に深く通じている人。「物知りー」「昆虫―」 ●「博士{はくし}」の俗称。 **は・かぜ【羽風】** 鳥や虫などが飛ぶとき、羽が動いて起こる風。 **は・かぜ【葉風】** 草や木の葉をふき動かす風。 **はかた【『博多】** ●福岡県福岡市の地名。 ●「博多帯」の略。 ●「博多織」の略。 **はかた・おび【一帯】** 博多織の帯。献上{けんじょう}・独鈷入{どっこい}りなどのひとえ帯が特に有名。 **はかた・おり【―織】** 博多で創製された、絹の練り織物。目のつんだ織り方で、手ざわりがかたい。帯・はかま・袋物などに用いる。 **はがた【歯形・歯型】** ●歯でかんだあと。「――がつく」 ●「入れ歯を作るために〕石膏などで歯の形をとったもの。 [表記] ②は「歯型」と書く。 **はかーどころ【墓所】** はかしょ。 **はか・ど・る【『捗る】**《自五》〔仕事・勉強など〕物事が仕上がっていく。物事が順調に進んでいく。はかがゆく。「仕事が―・る」 [類語] 進捗{しんちょく}。 **はかまいり【墓参り】** 墓へ参って拝むこと。はかもうで。墓参{ぼさん}。 **はーがみ【歯、悩み】**《名・自サ》〔怒ったり残念がったりして〕歯を強くかみ合わせること。また、歯ぎしりすること。「ーしてくやしがる」 **はか・もり【墓守】** 墓の番人。 **はがゆ・い【歯、痒い】**《形》思いどおりにならなくて心がいらだつ気持ちである。じれったい。もどかしい。「教えがいがないのが―・い」「―・い思いをする」 **はからい【計らい】** 取り扱い。処置。「慎重なーが望ましい」 **はから・う【計らう】**《他五》〔文〕 ●よく考えて決める。よいように処理する。「利用者の便宜を―・う」 ●人に話をもちかけて相談する。はかる。「解決策を友人に―・う」 **はからずも【図らずも】**《副》思いもよらず。思いがけなくも。意外にも。「―友人に会えた」 **はかり【、秤】** 物の重さをはかる器械。てんびん・さおばかり・台ばかりなど。 **はかり【、秤】――に掛・ける**《句》「てんびんにかける」に同じ。 **はかり【計り】** ●「ものさし・ます・はかりなどで」はかること。また、はかった分量。 ●計画すること。 [表記] ①は「測り」「量り」とも、②は「謀り」とも書く。 **ばかり**《副助》《「はかる」の名詞形「はかり」の転〕〔強調した(俗語的な)言い方に「ばっかり(ばっかし)」が、くだけた俗語的な言い方に「ばかし」がある〕 〔数量を表す語について〕おおよその程度を表す。ほど。ぐらい。「三〇坪ばかりの土地」「一時間ばかり待つ」 [参考] 時刻を表す語につくのは文語的な言い方。ほぼそのころ。「巳{み}の時紛ばかり」 ●「いろいろな語について」範囲をそれと限定する。だけ。〔関係する用言に「ひたすら」の意をそえる〕「弟ばかりをかわいがる」「寝てばかりいる」「形ばかりの贈り物」「そればかりは勘弁してくれ」 ●[「ばかりだ」などの形で、連体形を受けて]動作・作用などがただ一方に限られる意を表す。だけ。「関係は悪化するばかりだ」「発言するばかりで、実行しない」「タフなばかりでは駄目だ」〔「ばかりか」の形で〕事態はそれにとどまらないで、さらにの意を表す。「反対するばかりか、邪魔しさえする」「仲がよいばかりかついには結婚までした」 [参考] 「か」は反語の意。 ●[「・・・ばかりに」の形で、接続助詞的に使って〕原因・理由を限定的に示す。ただそれだけが原因で。その程度のことが原因で。「軽口をたたいたばかりに嫌われた」「欠席したばかりに仲間外れにされた」〔動詞連体形+「ばかりだ」や、動詞未然形+「んばかりだ」「ぬ(ない)ばかりだ」などの形で」いまにも・・・しようとする状態にある意、また、…していると言ってもいい状態にある意を表す。「今しも出かけるばかりになっている」「幸福だと言わんばかりの風情」「べそを掻かないばかりになって〈芥川龍之介・芋粥〉」「燃えるばかりに(=ように) 咲き誇る」 [参考] 「ぬ」「ない」に続く形は、推量の助動詞「む(ん)」を、打ち消しの助動詞「ぬ」「ない」と誤解して成立したもの。 ●「・・・たばかりだ」などの形で〕・・・して間もない状態にある意を表す。「今起きたばかりだ」「とれたばかりの鯛{たい}は」 **はかま【袴】** ●和装で、着物の上にはき、下半身をおおう、たっぷりしたひだのある筒状の衣服。 ●草の茎をおおっている皮。「つくしの―」 ●酒の徳利{とっくり}をすえておくための、ます形または筒状の器。 <1165> **はかり・うり【計り売り・量り売り】**《名・他サ》客の希望する分量だけ、はかって売ること。「お茶の―」 **はかり・ごと【『謀】**《「計り事」の意》〔外部に知れないように」いろいろと考えた手段。くわだて。計略。 [コロ] 「―をめぐらす」「――は密なるをもってよしとす」 [類語] 策。策略。策謀。方策。術数。謀計。 **はかりしれない【計り知れない・測り知れない】**《連語》推測することができない。見当がつけられない(ほど大きい)。「損害は―・ないほど大きい」 **はかり・べり【計り減り・量り減り】** ます・はかりではかっていくうちに、全体としての量目が不足すること。 **はか・る【計る】**《他五》 ●ものさし・ます・はかりなどで、長さ・体積・重さなどを知ろうとする。また、時計などを用いて、時間・速さなどを知ろうとする。「距離を―・る」「体重を―・る」「土地の広さを―・る」「タイムを―・る」 [類語] 測定。計測。計量。 ●(心で)おしはかる。推定する。推量する。「相手の気持ちを―・る」 ●予測する。「―・らざる結果となった」 ④いろいろ考えてこころみる。工夫して計略をめぐらす。「身の安全を―・る」 [類語] 策する。 ●くわだてる。企図する。「民族の独立を―・る」 [類語] ⑤画策。 ◎あざむく。だます。「まんまと―・られた」 ●相談する。諮問する。「上役に―・って決める」「審議会に―・る」 [表記] ①~③は「測る」「量る」とも、④は「図る」「謀る」とも、⑤◎は「謀る」とも、⑦は「議る」「諮る」とも書く。 >使い分け 「はかる」 計る〔まとめて数えたり考えたりする。見積もる。処理。計画〕時間を計る・タイミングを計る・まんまと計られる・計り知れない恩義 測る〔水の深さをはかる意から、長さ・深さ・高さなどを調べる。推測〕水深を測る・面積を測る・血圧を測る・能力を測る・真意を測り兼ねる・心を推し測る 量る〔穀物の重さをはかる意から、容積・重量を調べる。推量〕升で量る・目方を量る・力量のほどを量る・量り売り・気持ちを推し量る 図る〔土地の区域を分割する意から、物事を企てたり考えたりする。意図〕省力化を図る・自殺を図る・解決を図る・便宜を図る・繁栄を図る 謀る〔意見を出しあって相談する。だます〕悪事を謀る・暗殺を謀る・相は謀って反旗を翻す・うまく謀られる 諮る(『議る)〔上の者が下の者の意見を聞く〕総会に諮る・社員に諮る・委員会に諮る [参考] 「計/測/量」は、時間/長さ・広さ/重さ・容積による違いを使い分けの一応の目安とすることができるが、予測や推量を意味する「計・測・量・図」、相談の意の「計・図」、計画を意味する「計・図・謀」などの間では、併用されることも多く、使い分けは困難で、多くの場合かな書きにされる。「心を推し測る/推し量る」はともに書くが、前者は心の深さに、後者は心の大きさに言及するといった趣がある。同様に「暗殺を図る/謀る」では、前者は単なる計画を指し、後者は二人以上の人が謀議したことを内蔵している。 **はが・れる【剝がれる】**《自下一》〔表面にはったりぬったりした物が〕めくれて取れる。はげてはなれる。「床板が―・れる」 [類語] 剝離{はくり}。 **はがん【破顔】**《名・自サ》〔文〕顔をほころばせること。ほほえむこと。 **はがん・いっしょう【破顔一笑】**《名・自サ》にっこり笑うこと。「幼い子のことばにーする」 **バカンス** 比較的長い休暇。また、それを利用したレジャー。ヴァカンス。「夏のー」▽ vacances **は・き【破棄・破毀】**《名・他サ》 ●破りすてること。また、破りこわすこと。「書類を――する」 ●〔契約などを〕一方的に取り消すこと。「協定を―する」 ●上級裁判所が、上訴理由があると認めて、原判決を取り消すこと。 [表記] ③はもと「破毀」と書いた。 **はき【覇気】** ●進んで物事をしようとする気持ち・気構え。意気ごみ。「―のある学生」 ●他をおさえて人の上に立とうとする意気。野心。野望。 **はぎ【『接ぎ】** 裁縫で、接はぐこと。また、その部分。つぎ。「―をする」「四枚ーのスカート」 **はぎ【脛】** すね。むこうずね。 **はぎ【萩】** マメ科の落葉低木。秋の七草の一つ。葉は三枚の円形の小葉からなる複葉。秋、蝶形の白色または紅紫色の小花をふさ状につける。やまはぎ。 **はぎ・あわ・せる【接ぎ合わせる】**《他下一》〔布・板などを〕くっつけて一つにする。つぎ合わせる。 **バギー** 砂地・オフロード走行に適した頑丈な自動車。バギー車。バギーカー。▽buggy **はき・け【吐き気】** 胸がむかむかして胃の中の物をはきたくなる気持ち。むかつき。 **はき・け【吐き気】――を催・す**《句》見たり聞いたりしただけで、ひどく不快な気持ちになることのたとえ。吐き気がする。嘔吐{おうと}を催す。「―・すあくどい色彩」 **はぎしり【歯、軋り】**《名・自サ》睡眠時などに、歯を強くかみ合わせて音を立てること。歯がみ。〔ひどくくやしがることにもいう」「もう少し才能があればと―する」 **はき・す・てる【吐き捨てる】**《他下一》はき出して捨てる。「ガムを―・てる」「―・てるように言う」 **はき・す・てる【履き捨てる】**《他下一》 ●履き物を乱雑にぬいで、そのまま放っておく。 ●履き物や足袋・靴下などを、はき古してそのまま捨てる。また、一度はいただけで捨ててしまう。はき捨てにする。 <1166> **はきだし【掃き出し】** 〔ごみやほこりを〕はいて外に出すこと。 ●「掃き出し窓」の略。 **はきだし・まど【―窓】** 室内のごみをはき出すために、床と同じ高さに作った窓。掃き出し。 **はき・だ・す【吐き出す】**《他五》 ●口や胃に入れた物を、口から外へ出す。「食べた物を―・す」 ②ことばに出して言う。「本当の気持ちを―・す」 ●一度に内から外に出す。「電車から多くの人が―・された」 ●たくわえていた金品を手ばなす。「へそくりを―・す」 **はきだめ【掃き溜め】** ごみなどをまとめて捨てておく所。ごみため。 [転じて]、(役に立たない)雑多なものが寄せ集められている所。 **はきだめ【掃き溜め】――に鶴。**《句》つまらない所に不似合いにすぐれたものがはいって・くる(いる)ことのたとえ。ごみために鶴。 **はき・ちが・える【履き違える穿き違える】**《他下一》 ●まちがえて他人の履き物をはく。 ●意味を取りちがえる。まちがって考える。「自由を―・える」 **はぎ・と・る【剝ぎ取る】**《他五》 ●〔表面にくっついているものを〕はいで取る。はがして取り去る。「ポスターを―・る」 ●衣服や持っている金品を無理にうばい取る。 **バギナ** ギナ。▽ラァvagina **はき・はき**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)動作・態度やものの言い方が、活発ではっきりしているようす。「聞かれたことにーと答える」 [対] ぐずぐず。 **はき・もの【履き物】**〔靴・スリッパなど〕歩くときに足にはくものの総称。 **ばーきゃく【馬脚】** 〔文〕 ●馬の足。 ●芝居で、馬の足を演じる役者。 **ばーきゃく【馬脚】―を現・す**《句》《芝居で、馬の足を演じている役者が姿を現すの意から)かくしていた本性を現す。化けの皮をはがす。 **は・きゅう【波及】**《名・自サ》〔波が広がるように〕物事の影響がしだいに広がってゆくこと。「―効果」「不況が全国に―する」 **バキューム** ●真空。「―チューブ」 ●「バキュームカー」の略。▽vacuum **バキューム・カー** タンクを備え、液状のものを吸い上げて運搬する特殊自動車。特に、屎尿{しにょう}くみ取り車。 [語源] vacuum と car からの和製語。 **はきょう【破鏡】** 〔文〕 ●こわれた鏡。 ●夫婦が別れること。離婚。 [連] 「―の嘆」 [故事] はなれて暮らす夫婦が、二つに割った鏡を再会のあかしとしてそれぞれ持っていたが、妻の不義によって、その一片の鏡がカササギとなって夫のもとに飛んでいき、そのために離縁となったという、中国の説話から。〈神異経〉 **はぎょう【覇業】** 他をしりぞけて最もすぐれたものとなる行い。覇者としての事業。「連続優勝の―をとげる」 **はきょく【破局】** 事件の悲劇的な大詰め。悲惨な結末。カタストロフィー。「―を迎える」 **はぎれ【端切れ・端『布】** 裁ち残りのはんぱな布。 **はぎれ【歯切れ】** ●歯で食べ物をかみ切るときの感じ。 [コロ] 「―のいい音」 ●物の言い方の、明確さの度合い。 [コロ] 「ーの悪い言い方」 **はく【伯】** ●「伯爵」の略。 ●「伯刺西爾{ブラジル}」の略。 **はく【博】** ●「博士」の略。〔接尾語的に用いる」「医学―」「文―」 ●「博覧会」の略。〔接尾語的に用いる〕「万国一」 **はく【拍】**《名・助数》拍子の数え方の単位。 [参考] 音楽では、楽曲における時間的進行の単位を表す。「二―の休み」 **はく【泊】**《助数》宿泊した数を数える語。「二一三日」〔上にくる語によって「ぱく」となる」「三一四日」 **はく【箔】** 金・銀・すずなどの金属を紙のようにうすくのばしたもの。 **はく【箔】―が付・く**《句》〔りっぱになって〕世間に認められるような値打ちがつく。貫禄{かんろく}がつく。 **はく【魄】**〔文〕たましい。特に、魂に対して、肉体を支配し、死後この世に残りとどまる霊魂。 **は・く【佩く】**《他五》〔刀剣などを〕腰に付ける。おびる。 [コロ] 「太刀を―・いた男」 **は・く【吐く】**《他五》 ●体内に・ある(はいっている)ものを口から外へ出す。 [コロ] 「つばを―・く」 [コロ] 「息を―・く」 ●内部のものを外へ出す。中からふき出す。「煙を―・く山」 ③ことばで表し出す。口に出して言う。 [コロ] 「暴言を―・く」 [コロ] 「弱音を―・く」 [コロ] 「本音を―・く」 **は・く【履く】**《他五》〔げた・靴など]履き物を足につける。「サンダルを―・く」 [対] 脱ぐ。 **は・く【掃く】**《他五》 ●〔ちり・ごみなどを〕ほうき・ブラシなどではらい除く。また、寄せ集めて捨てる。 ●〔はけ・筆などで〕なでるようにして軽くぬる。「襟におしろいを―・く」「うるしを―・く」 ●蚕の「掃き立て」をする。 [表記] ②は「刷く」とも書く。 **は・く【掃く】―いて捨てるほど**《句》あり余るほど多くあって、珍しくないことのたとえ。「あの程度の選手ならーいる」 **は・く【穿く】**《他五》 ●〔はかま・ズボンなどを〕足を・入れて(とおして)、腰から下につける。 [コロ] 「パンツを―・く」 [コロ] 「スカートを―・く」 ●〔くつ下などを〕足につける。 [コロ] 「くつ下を―・く」 [敬語] ①②召す。召される。[対]①②脱ぐ。 **は・ぐ【剝ぐ】**《他五》 ●上に・かぶっている(くっついている)ものをむき取る。はがす。「木の皮を―・ぐ」 ●身につけているものを取り去る。「ふとんをー・ぐ」「仮面を―・ぐ」 **は・ぐ【『接ぐ】**《他五》〔布・板などを〕つぎ合わせる。「いろいろな布を―・いで座ぶとんを作る」 **は・ぐ【矧ぐ】**《他五》竹に羽をつけて矢を作る。「矢を―・ぐ」 **ハグ**《名・自他サ》抱きしめること。抱擁。▽hug **ばく【縛】** 〔文〕 〔罪人などを〕縄でしばること。なわめ。 **ばく【縛】―に就・く**《句》罪人としてしばられる。 **ばく【「獏貘】** ●バク科の動物の総称。体は太く、鼻・口は長くのびて屈伸し、尾は短い。木の芽、水草などを食べる。 ●人の夢を食い、病気・邪気をはらうという、想像上の獣。体は熊、鼻は象、目は犀{さい}、尾は牛に似ているという。 **ばく【漠】**《形動”》〔文〕果てしなく広がってはっきりしないようす。ぼんやりとしてとりとめのないようす。漠然。「―とした不安」 **ば・ぐ【馬具】** 馬につける用具。鞍・くつわ・あぶみ・手綱など。 **バグ** コンピューターのプログラム上の誤り。▽bug (=虫) <1167> **はく・あ【白亜・白堊】** ●白色または灰白色の泥状の石灰岩。白壁の塗料などにする。チョーク。 ②〔文〕白壁。「―の殿堂」 **はく・あい【博愛】** 〔人を〕広く平等に愛すること。「一主義」 **ばく・あつ【爆圧】** 爆風による圧力。 **はくい【白衣】** 〔看護師・医師などが着る〕白い上っぱり。白衣{びゃくえ}。 **はくい・の・てんし【一の天使】**《連語》女性の看護師の美称。 **はくいん・ぼうしょう【博引、旁証】**《名・他サ》[文]事物を説明するのに、広く例を引用したり証拠を示したりすること。 **はく・う【白雨】** 〔文〕明るい空から降って、白く見える雨。転じて、夕立・にわか雨。 **はく・うん【白雲】** 〔文〕白い雲。白雲{しらくも}。 [対] 黒雲。 **ばく・えい【幕営】**《名・自サ》〔文〕テントを張り、野営すること。 **ばく・えき【博奕】** 〔文〕「ばくち」に同じ。 **はく・えん【白煙】** 〔文〕白い色のけむり。 [対] 黒煙。 **はく・おし【箔押し】**《名・自サ》器物・紙などの表面に金や銀の箔や色箔をはりつけること。箔入れ。 **ばくおん【爆音】** ●弾薬などが爆発するときに出す音。 ●航空機・自動車などの発動機が発する音。 **はく‐が【博雅】**《名・形動》〔文〕広く物事を知っていて行いの正しい・こと(人)。「―の士」 **ばく‐が【麦芽】** ムギ類の種子を発芽させて乾燥したもの。でんぷんを糖分に変える酵素が多くふくまれる。大麦の麦芽はビールの原料。麦もやし。モルト。 **はくがい【迫害】**《名・他サ》〔権力によって〕圧迫して、苦しめ悩ますこと。おびやかし、しいたげること。「自由主義者を―する」 [コロ] 「―を受ける」 **はく・がく【博学】**《名・形動》いろいろな方面の学問に通じ、多くの事を知っていること。四字「一多才」 [類語] 博識。該博。[対]浅学。 **はく・がん【白眼】** ●目の白い部分。しろめ。 ●冷淡な目つき。[類語]冷眼。 [対] 青眼。 **はく・がん・し【一視】**《名・他サ》冷淡な目で見ること。「新しい文化をーする」 **はぐき【歯茎】** 歯の根を包む肉。歯肉。歯齦{しぎん}。 **ばくぎゃく【「莫逆】**《逆らうこと莫{な}なしの意)〔文〕互いに気心が通じ、争うことのない親しい間柄。莫逆の友(荘子・大宗師篇〉」 **はくぎょく【白玉】** 白色の玉。白玉{しらたま}。 **はくぎょく・ろう【一楼】** 〔文〕文人や書画に優れた人が死後にゆくという宮殿。 [故事] 唐の時代、詩人李賀の臨終に天使が来て、「天帝の白玉楼ができあgったので、君を召してその記を作らせることになった」と告げたという説話から。〈李商隠・李長吉小伝〉 **はくぎょく・ろう【一楼】―楼中の人とな・る**《句》文人や、書画に優れた人が死ぬ。 **はく‐ぎん【白銀】** ●銀。しろがね。 ●一面に降り積もった雪のたとえ。「―の世界」。 **はく‐ぐう【薄遇】**《名・他サ》〔文〕冷淡にもてなすこと。冷遇。 [対] 厚遇。 **はぐく・む【育む】**《他五》《「羽含む」の意) ●親鳥が羽の下にひなをだいて育てる。 ●だいじに守り育てる。「幼い命を―・む」 ●物事が発展するようにかばい守る。「科学を―・む」 **はく・げき【迫撃】**《名・他サ》〔文〕敵にせまって撃つこと。「―砲」 **ばく‐げき【爆撃】**《名・他サ》航空機から爆弾などの爆発物を投下して、攻撃すること。「―機」 **ばく‐げき【、駁撃】**《名・他サ》〔文〕他人の説や主張を非難・攻撃すること。 **はく・さ【白砂】** はくしゃ(白砂)。 **はくさい【舶載】**《名・他サ「》〔文〕 ●船にのせて運ぶこと。 ●特に、外国から船で運んでくること。舶来。「昔、唐から―した品」「―鏡」 **ばくさい【博才】** ばくちでたくみに勝つ才能。 **ばくさい【爆砕】**《名・他サ》爆撃・爆発の勢いによってこなごなに打ちくだくこと。「ダイナマイトでーする」 **ばく・さつ【爆殺】**《名・他サ》爆弾・爆薬を使って人を殺すこと。 **はく・し【博士】** 学位の最高位。また、その学位をもつ人。大学院の博士課程を修了した者、または大学院の行う博士論文の審査に合格した者に授与される。 [参考] 俗に「はかせ」とも言う。 [対] 学士・修士。 **はく・し【白紙】** ●白い紙。 ●〔書くべき所に〕何も書かれていない紙。また、何も印刷されていない紙。「答案をーで出す」 ●先入観や特定の考えを何も持たないこと。「会議に―で臨む」 ④何もなかった、もとの状態。「一撤回」 [コロ] 「―に返す」 **はく・し・いにんじょう【一委任状】** 〔法〕受任者(代理人)名・委任事項など、委任状の一部を記載せずに、その決定と補充を受任者や正当な所持人に任せた委任状。 **はく・し【薄志】**〔文〕 ●意志の弱いこと。 ●わずかな謝礼。薄謝。 **はくじ【白磁】** 表面が白色の磁器。白い素地に透明な釉{うわぐすり}をかけて高温で焼いたもの。東洋独特のもの。 **ばく・し【爆死】**《名・自サ》爆撃・爆発などで死ぬこと。 **はく・しき【博識】**《名・形動》広く物事を知っていること。物知り。「――な学者」 [類語] 博学。 **はくし‐じゃっこう【薄志弱行】** 〔文〕意志が弱く、物事を断行する気力にとぼしいこと。 **はくじつ【白日】**〔文〕 ●くもりなく輝く太陽。四字「青天―」 ●まっぴるま。白昼。「―の夢」 **はくじつ・む【一夢】** 「白昼夢」に同じ。 **はくじつ【白日】―の下に晒{さら}す**《句》すっかり明らかにし、公にする。 **はく・しゃ【拍車】** 乗馬靴のかかとにつける金具。一端に小さな歯車をつけ、これで馬の腹をけって速度を上げる。 **はく・しゃ【拍車】―を掛・ける**《句》物事の進行を早めるために一段と力を加える。拍車を加える。 **はく・しゃ【白砂】** 〔文]白く、きれいな砂。白砂{しらすな}。 **はく・しゃ【薄謝】** わずかな謝礼。また、謝礼の意の謙譲語。薄志。「―を呈する」 **ばくしゃ【幕舎】** 〔文]テントばりの営舎。 **はく・しゃく【伯爵】** もと、爵位の一つ。五等爵(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち第三の位。伯。 **はくじゃく【薄弱】**《形動》 ●意志・体力などが弱々しいようす。 ●確かでないようす。「根拠は―である」 **はくしゃ・せいしょう【白砂青松】**〔文〕白い砂と青々とした松がつらなる、美しい浜べの景色。はくさせいしょう。 **はく・しゅ【拍手】**《名・自サ》〔ほめるときや、賛成の意を表すときなどに〕手のひらを何度も打ち合わせて音を出すこと。 <1168> **はくじゅ【白寿】** 九九歳。また、その祝い。 [参考] 「百」から上の「一」を除くと、「白」となることから。 **ばく・しゅう【麦秋】** 〔文]麦の取り入れのころ。初夏のころ。むぎあき。 [参考] 夏の季語。 **はくしゅーかっさい【拍手喝采】**《名・自サ》〔多数の人が〕手をたたき、声を上げてほめること。 **はく・しょ【白書】** (white paper)政府が、政治・経済・社会など、それぞれの方面についての現状分析や将来の展望をまとめて出す報告書。「国民生活―」 [語源] イギリス政府の議会報告書の表紙の色から。 **はく・しょ【薄暑】** 初夏の弱い暑さ。また、初夏の、やや暑さを感じ始める時候。 **ばくしょ【「曝書】**《名・自他サ》〔文〕書物の虫干し。 **はく・じょう【白状】**《名・他サ》自分の罪やかくしていたことを申し述べること。[類語]自白。 **はく・じょう【薄情】**《名・形動》人情・愛情にとぼしいこと。また、他人に対する思いやりの気持ちがないこと。「―なやつ」「―な世の中」 [類語] 心ない。冷淡。不人情。無慈悲。無情。 **ばく・しょう【爆笑】**《名・自サ》〔大勢が〕大声でどっと笑うこと。「こっけいな演技に一同―する」 **はく・しょく【白色】** 白い色。 **はく・しょく・テロ** 反政府運動や革命運動などをおさえるため、政府・資本家などの支配階級が行う弾圧・暴力行為。 [参考] 革新派を「赤」と呼ぶのに対して言う。 [対] 赤色テロ。 **はく・しん【迫真】** 〔文〕 〔表現・表情などが〕真にせまっていること。「―の演技」 **はく・じん【白人】** 皮膚の色が白い欧米人の通称。 **はく・じん【白刃】**〔文〕さやからぬいた刀。白刃{しらは}。 **ばく・しん【幕臣】** 江戸時代、将軍直属の臣下。旗本{はたもと}・御家人など。 **ばく・しん【爆心】** 〔文]爆撃・爆発などの中心地点。 **ばく・しん【「碁進】**《名・自サ》まっしぐらに非常な勢いで進むこと。「機関車が――する」 [類語] 突進。 **はく!する【博する】**《他サ変》自分の物として獲得する。 [コロ] 「人気を―・する」 **ばく!する【縛する】**《他サ変》〔文〕 ●しばる。捕縛する。「犯人を―・する」 ●行動の自由を束縛する。 **ばく・する【「駁する】**《他サ変》他人の意見や論説を非難・攻撃する。論駁{ろんばく}する。反駁する。「講師の考察を―・する」 **はく・せい【剣製】** 動物の肉・内臓のかわりに綿などの芯材をつめて皮をぬい合わせ、生きた姿に似せた形にしたもの。標本や装飾品にする。 **はく・せき【白、哲】** 〔文〕色白{いろじろ}。「―の男」 **ばく・せつ【駁説】**〔文〕他の人の説を非難・攻撃すること。また、その説。[類語]駁論。 **はく・せん【白扇】** 〔文〕白地のままのおうぎ。 **はく・せん【白、癬】** 白癬菌の寄生によって起こる皮膚病。たむし・しらくも・はたけなど。 **はくせん【白線】** 白い線・すじ。 **はくぜん【白、髯】** 〔文〕白いほおひげ。 **ばく・ぜん【漠然】**《形動〃》広くとりとめがないようす。ぼんやりして、はっきりしないようす。漠。「――と将来のことを考える」 [類語] 漠々。 **は・くそ【歯、屎・歯、糞】** 歯の間にたまる、食べ物のかす。歯垢{しこう}。 **はく・そう【博捜】**《名・他サ》ある事柄について文献・資料などを広くさがしもとめること。 [コロ] 「資料をーする」 **ばく・そく【「爆走】** 《名・自サ》オートバイなどでけたたましい音を立てて乱暴に走ること。「―族」 **はく・たい【白苔】**《「はくだい」の音便)→しろたえ。 **ばく・だい【莫大】**《形動》《「これより大なるは莫{な}し」の意)数量・程度がきわめて大きいようす。この上ないようす。「―な損害」「――な金額」 [類語] 多大。 [対] 僅少。 **はく・だく【白濁】**《名・自サ》〔文〕白くにごること。 **はく・だつ【剝奪】**《名・他サ》はぎ取ること。むりに取り上げること。「学位をーする」 **はく・だつ【剝脱】**《名・自他サ》〔塗料などが〕はげ落ちること。また、はぎ落とすこと。「―した金箔」 **はく・たん【白炭】** →しろずみ。 **ばくだん【爆弾】** 中につめてある爆薬の爆発によって人や施設などを殺傷・破壊する、弾丸状の兵器。 [参考] 危険なもののたとえにも使う。「体にー(=命とりになりかねない病気)をかかえる」 **ばくだん・はつげん【一発言】** 〔他人をおどろかすような〕突然の重大な発言。 **はくち【白痴】** 知能が著しくおとっていること。また、かつて、精神障害のうち、障害の程度が最も重いものをいった語。 **ばく・ち【博『打・博奕】** (「ばく打ち」の約) ●さいころ・花札・トランプなどの勝負によって、かけたものの得失を争うこと。賭博{とばく}。博奕。 [コロ] 「ーを打つ」 [類語] 賭{か}け。賭け事。ギャンブル。 ●結果を運にまかせた危険な行為。 [コロ] 「一に出る」 [コロ] 「敵の目をあざむく大師―を打つ」 **ばく・ち・うち【一打ち】** ばくちを常習とする人。博徒{ばくと}。 **ばく・ち【驀地】**《形動》《多く「ーに」の形で使う)〔文〕 ●急速に直進するようす。まっしぐら。「―に進む」 ●急に。たちまちに。「真理がーに現れる」 **パクチー** 「コリアンダー」に同じ。▽phakchi **ばく・ちく【爆竹】** 竹筒や紙筒に火薬をつめたものをつなぎ、一端に火をつけて次々に爆発させて鳴らすもの。 **はく・ちず【白地図】** 輪郭だけを記した、記入用の地図。白図。 **はく・ちゅう【伯仲】**《名・自サ》〔力量などに〕優劣の差がないこと。 [コロ] 「実力がーしている」 [参考] 「伯」は長兄、「仲」は次兄の意。[類語]互角。 **はく・ちゅう【白昼】** まひる。まっぴるま。白日。「一堂々」 **はく・ちゅう・む【夢】** まひるに見る夢。また、そのような非現実的な空想・幻想。白日夢。 **はくちょう【白鳥】** カモ科の大形の水鳥の総称。全身が白く首が長い。秋に渡来し、海岸や湖で水草を食べる。白鳥{しらとり}。スワン。 **ばく・ちん【爆沈】**《名・他自サ`》艦船を魚雷・爆弾などで爆破してしずめること。また、爆破してしずむこと。 **はく・つき【箔付き】** ●金・銀などの箔がついている・こと(もの)。 ●定評がある・こと(もの)。 **ぱく・つ・く**《他五》〔俗〕大きな口をあけて盛んに食う。ぱくぱくと食う。「にぎりめしを―・く」 **バクテリア** 細菌。▽bacteria **ばくと【博徒】** ばくちうち(の仲間)。 **はく・とう【白桃】** ●モモの一品種。果肉は白色・多汁であま味が強い。しろもも。 ●白いモモの花。 **はく・とう【白頭】** 〔文]しらがあたま。「一翁」 **はく・どう【拍動・搏動】**《名・自サ》脈打つこと。 **はくどう【白銅】** 銅とニッケルとの合金。銀白色で貨幣などに用いる。「一貨」 **はくとうゆ【白灯油】** おもに家庭の暖房用に用いる、精製した灯油。 <1169> **はくないしょう【白内障】** 眼球の水晶体が白くにごる病気。白内障{そこひ}。 **ばく‐にょう【麦、繞】** 漢字の部首「麥・麦」の称。 **はくねつ【白熱】**《名・自サ》 ●金属などが高温に熱せられて白い光を放つこと。 ●物事が熱気を帯びて最も激しい状態になること。「―した試合」 **はくねつ・てき【一的】**《形動》物事が熱気を帯びて、激しさや緊迫感が最高潮になっているようす。「―な議論」 **はくば【白馬】** 白い毛色の馬。 **はくば【白馬】――は馬に非ず**《句》詭弁をもてあそぶこと。 [故事] 周の時代、公孫竜{こうそんりょう}が論じた、「馬は馬なり。白馬は白馬なり。故に白馬は馬に非ず」から。 **ばく・は【爆破】**《名・他サ》火薬を爆発させて岩石・建造物などを破壊すること。「橋を―する」 **はく・ばい【白梅】** 白い花を付けるウメ。白梅{しらうめ}。 **バグ・パイプ** 木管楽器の一つ。革製の空気袋に数本の木管をとりつけたもの。袋に空気を送り、指穴のある旋律用の管を操作して鳴らす。▽bagpipe **ばく‐ばく【漠漠】**《形動”》〔文〕 ●広々として果てしのないようす。広漠。「―たる海原」 ●はっきりせず、とりとめのないようす。漠然。「―とした不安」 **ぱくぱく**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も) ●口を大きく開けたり閉じたりするようす。 ●[ぱくぱく①のような動作で〕盛んに食べるようす。「どんぶり飯をーとたいらげた」 ●物の合わせ目やつぎ目がはなれかかって、開いたり閉じたりするようす。「くつがーする」 **はく・はつ【白髪】** しらが。 **はく・び【白眉】**〔文〕 ●白いまゆ毛。 ②多くの同種類の物の中で、最もすぐれた人や物。「歴史小説のー」 [故事] 三国時代、蜀{しょ}の、馬氏の五人兄弟はともに才名があったが、特に馬良が最もすぐれ、そのまゆに白毛があったということから。〈蜀志・馬良伝〉 **はく・ぼく【白墨】** 粉末の焼石膏を水で練って、棒状に固めて乾燥したもの。黒板に書くのに使う。チョーク。 [参考] もとは白亜{はくあ}、①を用いた。 **はく‐ひょう【白票】** ●国会で表決を記名投票で行う場合、議案を可とする議員が投じる白色の票。白票{しろひょう}。[対]青票。 ●記入して投票しなければならない場合に、白紙のままでなされた投票。 **はくま【白魔】**〔文〕おそろしい害を与える大雪を魔物にたとえた語。「―が荒れ狂う」 **はく‐まい【白米】** 玄米をつき、ぬかと胚芽{はいが}、を取り除いて、白くした米。精米。[対]玄米。 **ばく・まつ【幕末】** 江戸幕府の末期。 **はくめい【薄命】**〔文〕 ●ふしあわせなこと。不運。薄運。「―の貴公子」 ●寿命が短いこと。四字「佳人――」 **はく・めい【薄明】** 〔文〕明け方・夕方のうすぼんやりとした明るさ。 **はく・めん【白面】** 〔文〕 ●素顔。 ●なま白い顔。「―の少年」 ●年が若くて経験が少ないこと。未熟。 **はく・や【白夜】** びゃくや。 **ばく・やく【爆薬】** 建造物・岩などの破壊に用いる、爆発反応の速い火薬類。トリニトロトルエン (TNT).ダイナマイトなど。爆裂薬。 **はく‐よう【舶用】** 船舶に使用すること。「―エンジン」 **はくらい【舶来】**《名・自サ》外国から(船で運ばれて)渡来する・こと(もの)。また、外国製(品)。「―品」 [類語] 渡来。 **ばくらい【爆雷】** 水中の潜水艦を攻撃するための特殊な爆弾。一定の水深に達したときに爆発する。 **ばくらい・し【―誌】** 博物学的な観察・研究を記した書物。 **はぐら・か・す**《他五》 ●相手の(勢いこんだ)気持ちや態度をそらして、その期待を裏切る。特に、質問などに対して、他のことを言ってごまかす。そらす。はぐらす。「秘密を聞きだそうとしたが、―・された」 ●連れの人に気づかれないように、うまくはなれる。はぐれさせる。撒{ま}く。「妹を―・して友人と映画を見に行く」 **はくらく【伯楽】** 〔文〕馬のよしあしをよく見分ける人。また、馬や牛の病気をなおす人。ばくろう。 [語源] 中国周代の、馬の鑑定の名人の名から。 **はくらく【剝落】**《名・自サ》〔文〕 〔塗料やはりつけたものなどが〕はがれ落ちること。「―した朱ぬりの柱」 **はくらん【博覧】** 〔文〕 ●広く書物を読み、多くの物事を知っていること。四字「一強記」 ●《名・他サ》広く一般の人々が見ること。 [コロ] 「―に供する」 **はくらん・かい【一会】** 産業・通商・技術などの振興のために、各種の産物・製作物などを収集・展示して一定期間人々に見せる催し。「万国―」 <1170> **はくらん・かい【博覧会】** ▷万国 **はくらん・きょうき【博覧強記】** 〔文〕広く書物を読み、それをよく記憶していること。「―の人」 [類語] 博聞強記。 **はくり【剝離】**《名・自他サ》〔文〕はがれること。また、はがすこと。「網膜―」 **はくり【薄利】**〔文]利益が少ないこと。わずかなもうけ。 **はくり・たばい【一多売】** 少ないもうけで、品物を数多く売り、全体としての採算がとれるようにすること。 **ぱくり** ■《副》《多く「―と」の形で) ●大きく口をあけて食いつくようす。「あんパンをーと食べた」 ②破れ目・割れ目などが大きく開くようす。ぱっくり。「ザクロの実がーと割れる」 ■《名》〔俗〕 ●だまし取ること。「一屋」 ●他人の作品・アイディアなどを盗用すること。また、そうして作った作品。「この歌は往年の名曲の一だ」 **はくりき‐こ【薄力粉】** ねばり気が少ない小麦粉。てんぷらの衣などに使う。 [対] 強力粉。中力粉{ちゅうりきこ}。 **ばくりゅう・しゅ【麦粒腫】** まつげの毛根の脂腺に細菌が入って化膿し、まぶたが赤くはれて痛む症状。ものもらい。 **ばく・りょう【幕僚】** 指揮官に直属し、作戦・用兵などの相談を受ける高級将校。 **ばく・りょう【曝涼】** 〔文〕蔵の中の書籍・道具などを日にさらし、風を通すこと。虫干し。 **はく・りょく【迫力】** 人の心に強くせまってくる力。「―のある演技」 **はぐ・る**《他五》はいでめくる。めくり返す。「伝票を―・る」 **ぱく・る**《他五》〔俗〕 ●かっぱらう。また、金品をだまし取る。〔盗用の意味でも使う〕「アイディアを―・る」 ●検挙する。逮捕する。「犯行がばれて―・られた」 [参考] ②は、ふつう受け身の形で使う。 **はぐるま【羽車】** 神体を移すときなどに使う輿{こし}。 **はぐるま【歯車】** 機械の一部分として、周囲に一定の間隔で歯をきざみつけた車。また、それをかみ合わせて動力を伝えるしくみの装置。ギア。 **はぐるま【歯車】―が噛{か}み合わ・ない**《句》〔互いの動きや考え方が〕くいちがってうまく一致しないことのたとえ。 **ばくれつ【爆裂】**《名・自サ》爆発して破裂すること。「一弾」 **はぐ・れる【『逸れる】** ■《自下一》連れの人を見失ってはなればなれになる。「町中で母に―・れた」 ■《接尾》「・・・しそこなう」「・・・しそびれる」の意。「言い―・れる」「食い―・れる」 **ばくれん【莫連】** 〔俗〕女のすれっからし。あばずれ。「一女」「一者」 **はくろ【白露】** 〔文〕→しらつゆ。 ●二十四節気の一つ。太陽暦の九月七、八日ごろ。 **はく・ろう【白、蠟】** ハゼノキの果実からとった生ろうを日光でさらした、白色のろう。 **はく・ろう・びょう【―病】** 指先がろうそくのように白くなり、しびれや痛みをおこす病気。電動のこぎりなどを使う労働者に多い。 **ばくろう【博労・馬喰・『伯『楽】** (「伯楽」の①) ●馬のよしあし・病気を見分ける人。伯楽。 ②牛や馬の売買やその仲立ちを業とする人。 **ばく‐ろん【駁論】**《名・他サ》相手の意見を非難・攻撃すること。また、その議論。[類語]駁說。反駁。 **はく・わ【白話】** 中国の口語。「―文」 [対] 文言{ぶんげん}。 **はけ【『刷毛・『刷『子】** 塗料など、液状のものをぬる道具。毛などをそろえ束ねて、柄{え}のついている台にはめこんだもの。ブラシ。 **はけ【捌け】** ●水がとどこおらずに流れること。「水ーがよい」 ●商品などが売れること。「―の悪い商品」 **はげ【剝げ】** 張り付けたりぬったりしたものなどが、はがれ落ちること。また、そのあと。「ペンキのーがある」 **はげ【「禿げ】** ●毛髪がぬけ落ちた状態である・こと(人)。〔人に対して用いると、軽蔑した言い方〕 ●毛髪がぬけ落ちた部分。「頭の横に―がある」 ●山などに樹木のないこと。「一山」 **はげ・あが・る【「禿げ上がる】**《自五》額のずっと上のほうまで毛がぬけてなくなる。「―・った額」 **はげ・あたま【「禿げ頭】**〔全体にわたって〕毛のぬけ落ちた頭。また、その人。はげ。禿頭{とくとう}。 **は・けい【波形】** 波のように起伏した形。なみがた。 **はげいとう【葉鶏頭雁来『紅】**ヒユ科の一年草。葉は長楕円形で、黄・赤・緑色などのまだらがある。がんらいこう。 **バケーション** 〔学校・会社などの〕比較的長い休暇。ヴァケーション。▷vacation **はけ・ぐち【捌け口】** ●水など、流れ出ていくものの出口。 ●感情・エネルギーなど、内にたまっているものを外に出す場所・機会・手段。「欲求不満の―」 ●商品などの売れて行く先。売れ口。「在庫品の―」 **はげし・い【激しい・『烈しい・『劇しい】**《形》 ●程度がはなはだしい。度をこえている。「―・い寒さ」「―・い恋」 [類語] 厳しい。ひどい。凄{すご}い。物凄い。 ●勢いがするどく強い。「―・いことば」「―・い流れ」 **はげ・たか【禿鷹】** 「はげわし」に同じ。 **はげ・ちゃびん【禿げ茶瓶】**〔俗]はげ頭(の人)をあざけっていう語。はげ頭を茶瓶の底に見立てていう。 **バケツ** ブリキ・トタン・合成樹脂などで作った、水をくんだり運んだりする円筒形の容器。▽bucket から。 **バケツ・リレー** 火事のとき、消火のために、並んだ人々が水の入ったバケツを順々に手わたして火元まで送ること。「―式に運ぶ」 [語源] bucket と relay からの和製語。 **ぬけ・ついで【『刷毛『序で】** (はけでぬるついでの意から)ある物事をするついで。 **バケット** 起重機や運搬機器に付属した、鉱石・土砂などをすくいとる大型の容器。▽bucket **バゲット** 棒状のフランスパン。▽ baguette (=棒) **ハケット** 送受信されるデータのひとまとまり。「―通信料」〔助数詞的に使うこともある〕▽packet **ばけ・の・かわ【化けの皮】** 真相・素姓・秘密などをかくして、表面をいつわっている見せかけのようす。 **ばけ・の・かわ【化けの皮】―が剣はが・れる**《句》うわべの見せかけがなくなって、かくしていた正体・本性が現れる。 **はげま・す【励ます】**《他五》元気をつけてやる。力づける。激励する。「傷心の友を―・す」 [類語] ⑤鼓舞。鼓吹。 **はげみ【励み】** はげむこと。また、その気持ちにさせるもの。 [コロ] 「友の成功がよいーになる」 <1171> **はげ・む【励む】** ■《自五》気力をふるって、努める。精を出す。 [コロ] 「仕事に―・む」 [類語] 精励。 ■《他五》〔文]一心につくす。 [コロ] 「忠勤を―・む」 **ばけ・もの【化け物】** ●霊力によって、他のものの姿に変わって出現したもの。あやしげな姿をして現れる。いばけ。妖怪。変化{へんげ}。 ●普通の人間では考えられない能力をもっている人。「あの選手はーだ」 **はげ・やま【「禿げ山】** 木や草の生えていない山。はだか山。ぼうず山。 **は・ける【捌ける】**《自下一》 ●〔水が〕とどこおらず流れてゆく。 ●品物などがよく売れる。さばける。「右から左へー・ける」 **は・げる【剝げる】**《自下一》 ●〔表面にぬったもの、はりつけたものなどが〕取れてはなれる。「ペンキがー・げる」 [コロ] 「化けの皮が―・げる」 ●色がうすくなる。あせる。「染めが―・げる」 **は・げる【「禿げる】**《自下一》 ●髪の毛がぬけてなくなる。はげになる。 [コロ] 「頭が―・げる」 ●山などに草木がなくなる。「乱伐で山が―・げる」 **ば・ける【化ける】**《自下一》 ●本来の姿を変えて別の姿になる。また、別のものに変わる。「ヘビが女にー・ける」「ボーナスが新車に―・けた」 ●素姓をかくし、また姿を変えて、別の人に見せかける。「集金人に―・けて盗む」 **はげ・わし【「禿鷲】** タカ科の鳥のうち、首から頭部にかけて皮膚がむき出しになっているワシの総称。動物の死肉などを食べる。はげたか。 **は・けん【派遣】**《名・他サ》命令して出向かせること。つかわすこと。「使節を―する」「―社員」 **は・けん・しゃいん【一社員】** 派遣元の会社の社員で、他の企業に派遣されて働く人。派遣。 **はけん【覇権】** 他を征服して勝ちとった権力。転じて、競技などで優勝して得る栄誉。 [コロ] 「―を争う」 [コロ] 「ーをにぎる」 **ばーけん【馬券】** 競馬の「勝ち馬投票券」の通称。 **ばーげん【罵言】**〔文〕ののしることば。ひどいことば。 **はこ【箱函に宮・匣】** ■《名》 ●物を入れる(おもに方形の)器。ボックス。 ●方形の乗り物。列車・電車の車両、自動車など。「―の中は二人だけだ」 ③三味線の入れ物。転じて、三味線。また、箱屋②。 ■《助数》箱にはいったものを数える語。「ブドウを三ー買う」 **はご‐いた【羽子板】**羽根つきに用いる柄のついた長方形の板。ふつう片面を絵や押し絵でかざる。 **はこいり【箱入り】** ●箱にいれてある・こと(もの)。「―のウイスキー」 ●大切にしまってある・こと(もの)。 **はこいり・むすめ【一娘】** めったに外出などさせないほど、大事に育てられた娘。秘蔵の娘。 **はこう【跛行】**《名・自サ》〔文〕 ●片足を引きずるようにして歩くこと。 ●〔二つの物事が〕つりあいのとれない進み方・展覧をすること。「―状態が続く相場」 **はこ‐がき【箱書き】**《名・自サ》書画・器物などを入れた箱に、作者・鑑定家などが、本物であることを証明して品物の名を書き署名・押印などをしたもの。 **はこ‐がまえ【二構え】** 漢字の部首「二」の称。 **はごく【破獄】**《名・自サ》〔文〕ろう破り。脱獄。 **はこし【箱師】** 〔隠〕もっぱら列車・電車の中をかせぎ場とする、すり。 **はこせこ【筥迫函『迫筥『狭子】** 和装のときに女性がふところにはさんでもつ、箱形の紙入れ。 **ばーこそ**《連語》《接続助詞「ば」+係助詞「こそ」)〔口語では仮定形につく。文語では已然形につく] ●確定条件を強める。・・・からこそ。「君のことを思えばこそ文句も言うのだ」「資産家なればこそ心配事も多い」 ●文語〔動詞の未然形について、終助詞的に使う」ある事柄を仮定する形で、強く否定するのに使う。・・・ならばそうだが、断じて・・・ない。「親切心の一つでも起こすことのあらばこそ」 **パゴダ** 〔特にミャンマーの〕仏塔。▽pagoda **はごたえ【歯応え】** ●食べ物をかんで歯に受ける、堅さの感じ。 [コロ] 「しけて、―の悪いせんべい」 ●こちらからの働きかけに対する、相手の反応。はりあい。手ごたえ。 [コロ] 「―があるやつ」 **はこにわ【箱庭】** に浅い箱に土や砂を入れ、家・橋などの模型や小さな樹木をあしらって、庭園や山水の景色にみたてたもの。 **はこび【運び】** ●物を他の場所に移すこと。「荷物―」 ●物事の進行の・状態(速さ)。「仕事の―がおそい」 ③物事の進行上の、ある段階。「近日開店のーとなる」 ●〈「足の一」の形で〉歩く速さ。歩き方。歩み。「足の―もおそくなる」 ●物事の進め方。「話の―がへただ」 **はこ・ひばち【箱火鉢】** 箱形の木製の火鉢。 **はこ・ぶ【運ぶ】** ■《他五》 ●物を手に持ったり何かのせたりして他の場所に移し動かす。「膳を―・ぶ」「荷物を―・ぶ」 ●何かをするために、ある物を動かし進める。 [コロ] 「筆を―・ぶ」 [コロ] 「針を―・ぶ」 ③足を動かして体を移し進める。 [コロ] 「遠方から足を―・ぶ(=やってくる)」 ●物事を推し進める。推進する。「仕事を手ぎわよく―・ぶ」 ■《自五》物事が進展する。はかどる。 [コロ] 「とんとん拍子に話が―・ぶ」 [類語] ⑤進捗{しんちょく}。 **はこぶね【箱船・『方舟】** 方形の船。特に、旧約聖書の創世記で、洪水をさけるため、ノアとその家族や動物が乗ったという方形の船。「ノアのー」 **はこべ【繁、妻・『繁縷】**ナデシコ科の越年草。春の七草の「はこべら」。茎は地面をはい、横に広がる。春、小さな白色の五弁花が多数つく。 **はこべら【、紫、妻】** 「はこべ」に同じ。 **はーこぼれ【刃『毀れ】**《名・自サ》刀・包丁などの刃がかけること。また、その部分。 **はこ・まくら【箱枕】** 箱形の台の上にくくりまくらをのせたまくら。 **はこ・もの【箱物】** ●箱形の家具。 ●[俗]公会堂やホールなどの公共建築物。「一行政」 **はこーや【箱屋】** ●箱を作り、または売る・人(店)。 ●三味線(を入れた箱)を持って、芸者の供をする人。はこまわし。はこ。 **はごろも【羽衣】** 天人が着て空を飛ぶという、鳥の羽で作ったうすく軽い衣。天の羽衣。 **はーこん【破婚】**《名・自サ》〔文〕 ●婚約が解消されること。 ●婚姻関係が解消されること。離婚。 **バザー** ●社会事業などの資金を集める目的で物を持ち寄って売る催し。慈善市。 ●学校などで生徒の製作品を売る催し。▷bazaar **ハザード** 危険。危機。「モラルー」▽hazard **ハザード・マップ** 災害予測地図。▷ hazard map **ハザード・ランプ** 自動車の非常点滅表示灯。▽hazard lamp <1172> **バザール** イスラム諸国の、(街頭)市場。 ●[屋外などで、仮の売り場を設けて〕衣料品・雑貨などを(安く)売ること。デパートなどの特売。▽绉 bazar **はさい【破砕・破、摧】**《名・自他サ》〔文〕こなごなにくだけること。また、こなごなにうちくだくこと。「原形をとどめずーする」「一機」 **はざかい・き【端境期】** ●古米にかわって新米が出回りはじめる直前の時期。八・九月ごろ。 ●果物・野菜などが市場に出回らなくなる、夏または冬の一時期。=はざかい。 **はさき【刃先】** 刀などの、刃のさき。「―をかわす」 **はーざくら【葉桜】** 若葉が出始めたころのサクラ。 **ばさ・つ・く**《自五》ばさばさする。「髪が―・く」 **ばさばさ**《副・形動・自サ》《副詞は「―と」の形も)髪の毛などの、油けがなく乱れたようす。「強風で髪が―だ」 **ぱさぱさ**《副・形動・自サ》《副詞は「―と」の形も)かわいて水けや油けがないようす。「―のパン」 **はざま【『狭間・『迫間】** 〔文〕 ●物と物との間のせまい所。すきま。あいだ。「雲の―から月光がもれる」 ●事と事との間。「生死のーをさまよう」 ●弓や鉄砲をうつために城壁に設けた穴。=狭間。 **はさま・る【挟まる】**《自五》物と物との間にはいる。また、対立する人と人との間に立つ。「歯にものが!!る」「二人の間に―・って困惑する」 **はさみ【螯】** カニ・エビなどの、大きな前あし。これで物をつかんだり敵をおどかしたりする。 **はさみ【鋏・剪刀】** ●二枚の刃を合わせて、その間にはさんだ物を切る道具。 ●切符などに穴や切れ込みを入れる道具。パンチ。「―の入っていない切符」 ③じゃんけんで、ちょき。 [対] 紙・石。 **はさみ【鋏・剪刀】―を入・れる**《句》 ●はさみで切る。「テープにー・れる」 ●樹木や頭髪などの形をととのえるためにかり込みをすること。「盆栽に―・れる」 ●使用のしるしとして、切符にパンチで穴をあけたり切り込みをいれたりする。 **はさみ・うち【挟み撃ち】**《名・他サ》両側からはさむようにして攻撃すること。「前と後ろからーにする」 **はさみ・こ・む【挟み込む】**《他五》物と物の間に入れこむ。はさみ入れる。「本に葉書を―・む」 **はさみ・しょうぎ【挟み将棋】** 将棋盤で、端に双方一列に並べたこまを交互に動かし、相手のこまを前後または左右からはさんで取る遊び。 **はさ・む【挟む・『挿む】**《他五》 ●間にさし入れる。「しおりを本に―・む」 [句] 「耳に―・む(=ちらりと聞く。聞くとはなしに聞く)」 ●間に入れてもつ。両側からおさえる。「はしで―・む」 ●間におく。「机を―・んで対談する」 ④途中で口をきく。口を出す。 [コロ] 「ことばを―・む」 ●[疑いを〕いだく。 [コロ] 「疑念を―・む」 **はさ・む【鋏む・剪む】**《他五》はさみで切る。「枝を―・む」 **はーざわり【歯触り】** 食べ物などをかんだ時に受ける感じ。「―がいい」 **はーさん【破産】**《名・自サ》 ●財産を全部失うこと。「―した実業家」 ●〔法〕債務者が債務を返せなくなった場合、財産をさし出させ、債権者が公平に分けることができるようにはからう、裁判上の手続き。「―宣告」 **はじ【嘴觜】** 〔文〕くちばし。 [句] 「腸でのー」 **はし【橋】** 二つの地点を道路・鉄道などの交通路でつなぐために、障害となる川・谷・道路・鉄道などの上にかけ渡した構築物。[類語]橋梁{きょうりょう}。 **はし【橋】―を掛・ける**《句》交渉の手がかりをつける。渡りをつける。 **はし【橋】―を渡・す**《句》 ●橋をとりつける。 ●両者の関係を仲立ちする。 **はし【端】** ●細長い物の中央から最も遠い部分。先端。末端。「さおの―」 ●物の周辺に近い部分。へり。ふち。「道の―に寄る」「紙の―を切る」 ●物事のほんの一部。「ことばの―に表れる育ちのよさ」 [類語] 末梢{まっしょう}。 ●切りはなしたほんの一部分。きれはし。「木の―」 ⑤物事の起こる初め。端緒。糸口。 [参考] ①~⑤は、なまって「はじ」とも言う。 **はし【箸】** 食べ物をはさみ取るための、細く短い一対の棒。 [参考] 二本一組みとして「一膳」「一揃い」と数える。[敬語]御手元{おてもと}。 **はし【箸】―が転んでも笑・う**《句》日常のたわいないことにもよく笑う。〔思春期の娘などにいう〕「―・う年ごろ」 **はし【箸】―が進・む**《句》うまくて、どんどん食べられる。 **はし【箸】――にも棒にも掛から・ない**《句》〔能力・程度が著しくおとっていて〕取り扱いに困る。 **はし【箸】―の上げ下ろしにも小言を言・う**《句》取るに足りないことにまで口うるさく非難する。 **はし【箸】―を付・ける**《句》食べようとして、箸でつついたりはさんだりする。食べはじめる。 **はじ【恥・『辱】** 恥じること。面目を失うこと。名誉を傷つけられること。 [コロ] 「―を知る」 [コロ] 「―をかく」 [類語] 名折れ。恥辱。 **はじ【恥・『辱】――の上塗り**《句》恥をかいた上に、さらに恥をかくこと。 **はじ【恥・『辱】―も外聞も無・い**《句》恥ずかしいとかみっともないとかを気にしてはいられない。 **はじ【恥・『辱】――を曝{さら}・す**《句》自分の恥を世間に知らせるようなことをする。面目を失う。「天下に―・す」 **はじ【恥・『辱】―を雪・ぐ**《句》失った名誉を取りもどす。恥をぬぐう。雪辱{せつじょく}する。恥を雪{そそ}ぐ。 **はじ【把持】**《名・他サ》〔文〕つかみ持つこと。また、たくにぎること。「権力を―する」 [類語] 把握。 **はじ【『端】** 「はし(端)」のなまった語。はじっこ。 **はし・あらい【箸洗い】** 懐石料理で、小さな椀に出される薄味の吸い物。八寸の前に出される。 **はしい【端居】**《名・自サ》〔文〕縁側など、家の端近くに出て(座って)いること。「縁先に―する」 **はじ・い・る【恥じ入る】**《自五》深く恥じる。ひどく恥ずかしいと思う。「自分の不明に―・る」 **はしおき【箸置き】** 食事のときに、箸の先をのせておく小さな道具。箸まくら。箸台。 **はしか【『麻、疹痲疹】** 感染症の一つ。ウイルスが病原体。高熱のあと赤い発疹{ほっしん}を生じる。幼児が多くかかる。麻疹{ましん}。 **はしがかり【橋懸かり・橋掛かり】** 能舞台の一部で、舞台と鏡の間とをつなぐ能役者の通路。板張りで両側に欄干があり、橋のように作ってある。 **はしがき【端書き】** ●前書き。序文。 [対] 奥書。 ②手紙のはしに書きそえる文章。おってがき。追伸。 <1173> **はじかみ** ●「ショウガ」の雅称。 ●「サンショウ」の古称。 [表記] ①は「薑」、②は「椒」と当てる。 **はしこ・い**《形》動作や頭の働きがすばやい。機敏だ。すばしこい。はしっこい。「野兎のように―・い娘」 [対] のろい。 **はじき【『弾き】** ●はじくこと。 ●[俗]ピストル。 **はじき・だ・す【『弾き出す】**《他五》 ●はじいて外へ出す。「不良品を―・す」 ②のけものにする。仲間はずれにする。「仲間から―・される」 ③(そろばん玉をはじいて値を出す意から)算出する。費用などをひねり出す。「総費用を―・す」「何とか旅費を―・す」 **はじ・く【『弾く】**《他五》 ●〔弾力や加えられた力で〕物をはねかえす。また、はねかえす力で他のものを打つ。はねとばす。「指先で虫を―・く」 ●〔そろばん玉を動かして〕計算する。勘定する。「いくらになるかざっとー・く」 [コロ] 「そろばんを―・く(=計算する。損得を考える)」 ③はねのける。寄せつけない。「規格に合わない品物を―・く」「油は水を―・く」 **はしくれ【端くれ】** ●切れはし。「板の―」 ●取るに足りないが、一応その部類に属する者。〔謙遜また自嘲して言う語」「これでもエンジニアのーだ」 **はしけ【「艀】** 沖に停泊中の船と陸との間を行き来して、乗客や貨物を運ぶ小舟。はしけぶね。 **はし‐げた【橋桁】** 橋ぐいの上にかけわたして、橋板をささえる材。 **はじ・ける【『弾ける】**《自下一》 ●はねとぶ。勢いよく飛び散る。「急に熱せられた炭が―・ける」 ●〔中身がふくらんで」外の殻や皮がさけてわれる。はぜる。「豆が―・ける」 ●〔気持ちや行動の〕おさえていたものが、おさまらなくなる。「試験が終わったので―・ける」 **はしご【梯子・梯】** ●寄せかけて、またはつるして、高い所に登る道具。二本の長い材に幾本もの横木をつけて足掛かりとする。 ●「はしご酒」の略。 ●《名・他サ》同じような場所に連続して行くこと。「書店を―する」 **はしご・ざけ【一酒】** 次から次へと店を変えて酒を飲むこと。はしご。 **はしご・しゃ【―車】** 伸び縮みするはしごを備えた消防車。高所での消火や救助作業に用いる。 **はしご・だん【一段】** だんばしごの階段。 **はしご・のり【―乗り】** 直立したはしごの上でする曲芸。また、それをする人。 **はしご【梯子・梯】―を外される**《句》率先して物事を行っているうちに、協力してくれている仲間にやめられて孤立した苦しい立場になる。 **はじ・さらし【恥、曝し】**《名・形動》恥を世間にさらけ出す・こと(人)。「あいつは一家のーだ」 **はじ・しらず【恥知らず】**《名・形動》恥を恥とも思わない・こと(人)。平気で恥ずかしいことをする・こと(人)。無恥。「――な奴」 [類語] 破廉恥。 **はした【『端】**《名・形動》ちょうどの数または量に・不足している(余っている)こと。また、その数・量。はんぱ。「こんなーな金では何もできない」 **はしたがね【『端金】** まとまった金額に達しない、わずかな金。 **はした・な・い**《形》たしなみがない。みっともない。下品である。「食べ物のことで争うとは―・い」 [類語] 浅ましい。卑しい。下劣。野卑。 **はした‐め【『端女】** 召使の女。下女。 **はし・ぢか【端近】**《名・形動》家の中で縁側や入り口に近い所。あがりはな。「――に座る」 **はし・ぢか・い【端近い】**《形》はしぢかである。 **はじっこ【端っこ】** 〔俗〕はし。すみ。 **はしっこ・い**《形》《「はしこい」の促音便》〔俗〕◆はしこい。 **ハシッシュ** 大麻{たいま}の花・葉を原料にしてつくる幻覚剤。ハッシッシ。ハシシ。▽hashish **はしづめ【橋詰め】** 橋のたもと。橋のきわ。 **ばじ‐とうふう【馬耳東風】** 他人の意見や批評を聞き流して気にとめないこと。[類語]馬の耳に念仏。 [故事] 馬の耳に東風がふく意。東風は春風。春風がふくと人は喜ぶが、馬は何も感動を示さないことから。〈李白・答王十二寒夜独酌有懷詩〉 **はし・なく【端無く】**《副》《「―も」の形も)はからずも。思いがけなく。「―も大反響をまき起こす」 **はしばこ【箸箱】** 箸を入れる細長い箱。箸いれ。 **はしばし【端端】** あちこちの(端の)部分。ちょっとしたところ。「ことばの―から誠実な人柄がわかる」 **はしばみ【「榛】** カバノキ科の落葉低木。山野に自生する。雌雄同株。果実はどんぐり状で食用。 **はじまらない【始まらない】**《連語》はじまる3。 **はじまり【始まり】** 始まること。はじめ。事の起こり。「紙芝居のー、―」 [類語] はじめ。 **はじま・る【始まる】**《自五》 ●新たに物事が起こる。新しく開かれる。「工事が―・る」「国会が―・る」 [類語] 開始。創始。発足。開設。 [対] 終わる。 ●いつものくせが出る。「また、彼ののろけ話が―・った」 ③〈「―・らない」の形で〉何にもならない。むだだ。「今さらそんなことを言っても―・らない」 >使い分け 「はじまる・はじめる・はじめ・はじめて」 始まる〔新たに事が起こる〕工事が始まる・いつもの話が始まる・後悔しても始まらない 始める(『創)〔新たに事を起こす。・・・しだす〕商売を始める・会社を始(創)める・研究を始(創)める・結婚生活を始める・愚痴を始める・言い始める・鐘が鳴り始める 初め〔時のはじめの意で、主に時間に関係する語とともに使う。最初。初期〕月の初め・秋の初め・初めのうちは・・・・仕事の初め・物事の初め・世界大戦の初め 始め〔物事自体の起こりの意で使う。また、第一のものとして〕仕事始め・手始め・年始めの挨拶・始めと終わり・人類の始め・歌会始・若者を始めとして 初めて〔それが最初で、改めての意の副詞」初めて訓練に参加した・初めての経験・ゆすられて初めて目が覚めた・会って初めて彼と知った [参考] 「創」は今までなかったものを新しくつくるときに使う。「肇」を使って「国の肇{はじめ}」などと用いるが、書き換えるときは「始」を使う。以前は「初」を「初める・初まる」のように、動詞形にも使ったが、今日では「始」を使う(「初める・初まる」は「そめる・そまる」と読む)。「・・・を始めとして」は「初」とも書くが、近年「始」が優勢。かな書きされることも多い。「年の始め」は、「初め」とも書くが、「始め」が優勢。 **はじめ【初め・始め】** ●始めること。「仕事―」 [類語] 始まり。開始。 ●物事の起こり。起源。もと。「国の―」 ③それが始まった段階。その事にかかわりだしたとき。最初。「―からは無理を承知でしたことだ」「物事はーが肝心だ」〔副詞的にも使う」「―誰だかわからなかった」 [類語] 始まり。端{たん}。皮切り。当初。初手。嚆矢{こうし}。 ●多くのもののうち、先のもの。前のもの。「―のは面白かった」「・・・を―(として)」の形で〉代表的なものをあげて示す語。第一のものとして。「父をー、皆元気です」 [表記] ふつう、時に関しては「初め」、物事に関しては「始め」を用いる。前ページへ使い分け「はじまる・はじめる・はじめ・はじめて」 <1174> **はじめ【初め・始め】** ▷濫觴 **はじめて【初めて】**《副》 ●そのときまでそのような事がなく、それが最初であるようす。「彼から―手紙をもらった」 ●そのときになってやっと。「当人に会って―その人柄がわかった」前ページへ使い分け「はじまる・はじめる・はじめ・はじめて」 **はじめまして【初めまして】**《感》初対面の人に対して言う挨拶のことば。 **はじ・める【始める】** ■《他下一》 ●していなかった動作をし出す。仕事にかかる。「出発の準備を―・める」 [類語] 開始。着手。 ●新たに物事を起こす。新しく開く。「同人誌を―・める」「商売を―・める」 [対] 終える。 ●いつものくせを出す。「貧乏ゆすりを―・めた」 ■《接尾》その動作をし出す意。「鐘が鳴り―・める」「走り―・める」前ページへ使い分け「はじまる・はじめる・はじめ・はじめて」 **はしゃ【覇者】** ●武力・はかりごとで天下を治める者。 [対] 王者。 ●競技などの優勝者。「Jリーグのー」 **はじゃ【破邪】** 〔仏〕仏の教えにそむく邪悪な考えをうち破ること。 **ばーしゃ【馬車】** 人や荷物を運ぶために、馬に引かせる車。 **ばーしゃ・うま【――馬】**馬車を引く馬。〔目の側面におおいをつけて走らせることから、わき目もふらず一生懸命に物事をするたとえにも使う〕「ーのように働く」 **はじゃく【羽尺】** おとな用のふつうの羽織が一枚作れる、反物の長さと幅。[対]着尺{きじゃく}。 **はじゃ・けんしょう【破邪顕正】** ●仏の教えにそむく邪悪な考えをうち破って、正しい道理を明らかに示すこと。 ●まちがった考えなどをうち破り、正しい道理をうちたてること。 **はし・やすめ【箸休め】** 主要なおかずの間に食べるちょっとしたおかず。つまみもの。 **パジャマ** ゆるく仕立てたズボンと上衣を組み合わせた、西洋式のねまき。▽pajamas **はしゅ【播種】**《名・自他サ》〔文〕たねまき。「―時」 **ばしゅ【馬主】** 競馬で、馬の持ち主。馬主{うまぬし}。 **ば・しゅ【馬首】** 〔文〕馬の首。また、馬の向かう方角。 **はしゅつ【派出】**《名・他サ》仕事のため出向かせること。「ヘルパーを―する」 **はしゅつ・じょ【一所】** ●派出された者の詰め所。 ●「巡査派出所」の略。一九九四年に改称され、「交番」が正式名となった。 **はしゅつ・ふ【―婦】** 短期間やとわれて家事の手伝いをする女性。 [参考] 現在は、「家政婦」という。 **ばーじゅつ【馬術】** 馬を乗りこなす術。「―競技」 **ば・しょ【場所】** ●ところ。位置。「―がよいので、あの店はきっとはやるだろう」 ●いる所。席。 [コロ] 「―を取る」 ●大相撲を興行する所。また、その一定の期間。「本―」 **ば・しょ・がら【柄】** その場所にふさわしいようす。その場所特有の環境。 [コロ] 「ーをわきまえる」「浅草は―観光客が多い」 **は・じょう【波状】**〔文〕 ●波のように、うねった形。 ●波のように、一定の間隔をおいてくり返し寄せてくるようす。「―攻撃」 **ばしょう【芭蕉】**バショウ科の多年草。葉は長楕円形。夏から秋に花穂を出し、黄色の花をつける。 **ばしょう・ふ【一布】** バショウの茎からとった繊維で織った布。沖縄の特産品。 **ばーじょう【馬上】** 馬のせなか。また、馬に乗っていること。「―豊かな姿」 **はしゃ・ぐ【『燥ぐ】**《自五》 ●調子にのってうかれさわぐ。「勝利だ、圧勝だとー・ぐ」 ●かわく。乾燥する。〔古風な言い方〕「板が―・ぐ」 **はしょう・ふう【破傷風】** 感染症の一つ。土中の破傷風菌が傷口から入って起こる病気。高熱をだし痙攣{けいれん}を起こす。死に至ることもある。 **はしょく【波食・波、蝕】** 波が陸地をけずって変形させる作用。 **ばしょく【馬謖】** 中国の三国時代の武将。 [参考] 泣いて馬謖を斬{き}る(「泣く」の子見出し)。 **ばしょく【馬食】**《名・他サ》〔文〕馬のようにたくさん食べること。大食のたとえ。四字「牛飲―」 **はしょ・る【端『折る】**《他五》《「端折{はしょ}る」の転)●着物の裾{すそ}の端を折り、帯などにはさむ。からげる。「すそを―・って走る」 ●省略して簡単にする。「時間がないので―・って説明する」 **はしら【柱】**《名》 ●建築物などで、直立して(上部の)物を支える細長い材。「家の―」 ●物事の中心となって、全体を支えるもの。「この憲法は平和主義を―とする」 ●たよりにする人。「―とたのむ人」 ●書物の欄外にある見出し。 ●貝柱。 ■《助数》神・霊などを数える語。「ニーの神」「三ーの遺骨」 **はじらい【恥じらい】** はずかしがる・こと(ようす)。「乙女のー」 **はじら・う【恥じらう】**《自五》はずかしがる。 [コロ] 「花もー・う(=花もかなわないほど美しい)少女」 **はしら‐ごよみ【柱暦】** 柱にかける(小さい)こよみ。 **はしら・せる【走らせる】**《他下一》 ●走るようにする。走って行かせる。「モーターボートを―・せる」「使いを―・せる」 ②なめらかに速く動かす。 [コロ] 「日記帳に筆を―・せる」=走らす。 **はしら・どけい【柱〈時計〉】** 柱や壁などにかける時計。掛け時計。 **はしり【走り】** ●走ること。また、走るぐあい。「池のまわりを一―して来る」「筆の―が悪い」 ●旬にさきがけて市場に出る野菜・果物・魚など。はつもの。はしりもの。「タケノコのー」 [対] 名残{なごり}。 ●一般に、物事の始めとなること。先がけ。「梅雨の―」 **はしりがき【走り書き】**《名・他ササ》急いで文字を書くこと。また、その文字。「―の乱れた字」 **バジリコ** バジル。▽ basilico **はしり・こ・む【走り込む】**《自五》 ●走って中に入る。かけ込む。「電車に―・む」 ●十分に走る。「―・んで足腰をきたえる」 <1175> **はしり・こ・む**【走り込む】《自五》●走って中にはいる。かけ込む。「電車に―・む」●十分に走る。「―・んで足腰をきたえる」 **はしり・たかとび**【走り高跳び】陸上競技の種目の一つ。走って片足でふみ切って横木をとびこえ、その高さを競うもの。ハイジャンプ。 **はしり・づかい**【走り使い】走り回って、雑用の使いをする・こと(人)。 **はしり・づゆ**【走り〈梅雨〉】五月下旬ごろの、梅雨の前ぶれのような雨模様。 **はしり・ぬ・く**【走り抜く】《自他五》最後まで走り通す。完走する。「フルマラソンを―・く」 **はしり・ぬ・ける**【走り抜ける】《自下一》走って通りぬける。「横町を―・ける」 **はしり・はばとび**【走り幅跳び】陸上競技種目の一つ。走って片足でふみ切ってとび、その距離を競うもの。 **はし・わたし**【橋渡し】《名・他サ》《橋をかけ渡す意から)交渉のない二つのものの間にはいって、仲をとり持つこと。仲介。仲立ち。「両国の文化の―をする」 **ばしん**【馬身】《助数》競馬で、差を表すときの長さの単位。一馬身は馬一頭分の長さ。「三ーの差」 ***はす**【『斜】ななめ。はすかい。斜め。「―に切る」「一向かい」 >――に構・える《句》「斜に構える」に同じ。 **はす**【「蓮】スイレン科の多年草。池・沼・水田などに栽培。円形の葉を水の上に出し、夏、白色・淡紅色などの花をつける。地下茎は「蓮根{れんこん}」と言い、種子の「蓮の実」とともに食用。 >**―のうてな**【一の『台】極楽浄土に往生した人が座る、蓮の花の座。蓮台{れんだい}。 ***はず**【、筈】■《名》●→矢筈。弓筈。●相撲で、親指と人さし指を(矢筈のように)Y字形に開いて、相手のわきの下や胸にあてること。「一押し」[日]《形名》当然そうなるような事情・状況。予定。わけ。「かくされた宝物があるーだ」「プレゼントするーの品物」 **は・ずる**【『外れる】《自下一》〔目当て・ねらいが〕それる。はずれる。「弾丸が―・れる」 **はす**【蓮】→はず。 **バジル** シソ科の一年草。葉を料理の香味料に使う。めぼうき。バジリコ。▷basil **パス**●《名・自サ》通過すること。特に、試験などに通ること。合格。「検査に―する」●《名・他サ》サッカー・バスケットボールなどの球技で、球を味方に送ること。●無料入場券。無料乗車券。転じて、定期乗車券。▷pass >**―ポート** 旅券。海外渡航免状。〔ひゆ的に、ある位置・段階へ進むための許可証の意にも使う」「管理職への―」▷passport >**ーボール**●野球で、捕手が投手からの投球をとりそこなうこと。補逸。●バスケット・サッカーなどの球技で、ボールを味方に送ること。また、そのボール。▷passed ball から。 >**ーワー**ドコンピューターシステムで、利用者が本人であることを証明する暗証番号や文字。▷password (=合い言葉) **はすい**【破水】《名・自サ》出産のとき、胎児{たいじ}を包む膜が破れて羊水が流れ出ること。 **は・すう**【端数】ちょうどの数から余った数。はしたの数。はんぱの数。「―は切り捨てる」 **バズーカ・ほう**【バズーカ砲】ロケット弾を発射する、軽便な対戦車砲。▷bazooka **バスーン** ファゴット。▷bassoon **は-ずえ**【葉末】葉の先の部分。「―を渡る風」 **ばーすえ**【場末】都会で、繁華街からはなれていて、うらぶれた所。町はずれ。「―の飲み屋」 **はす・かい**【『斜交い】はす。ななめ。はすかけ。「―に板をうちつける」 **はずかし・い**【恥ずかしい】”《形》〔自分の欠点や失敗などを強く意識して〕人前に出られないような気分だ。面目ない。「こんなまちがいをして―・い」[類語]忸怩{じくじ}。●くすぐったいような、うれしいような気持ちだ。きまりが悪い。「二人の仲を冷やかされて―・かった」[類語]照れ臭い。面映{おもは}ゆい。[図]はづか・し《シク》。 **はずかし・める**【辱める】《他下一》●恥をかかせる。侮辱する。「公衆の面前で―・められる」●〔ふさわしくない言行で〕その地位や名誉をけがす。[コロ]「名優の名を―・めない舞台」●それだけの値うちを持たずに、ある地位・役職につく。〔謙遜して言う〕「地位を―・める」●女性を犯す。[図]はづかし・む《下二》。 **パスカル**《名・助数》圧力の国際単位。一パスカルは、一平方{メートル}に一ニュートンの力が働くときの圧力。記号Pa。[語源]フランスの科学者・思想家パスカルの名にちなむ。▷pascal **ハスキー**《形動》声がかすれているようす。「ーボイス」▷husky **バスケット**●手に提げてもつ、かご。●「バスケットボール」の略。●バスケットボールでゴールとして使う、金属製の輪。 <1176> 属製の輪にさげた底のないあみ。▽basket ーボール 五名ずつのニチームが、コート内で一つのボールをとりあって、相手側のバスケットに投げ入れ、得点を争う球技。籠球。▷basketball **バス・コントロール** バースコントロール。▽birth control **はず・す**【外す】《他五》●掛けてあるものを取り去る。はめてあるものをはなす。「壁の絵を―・す」「服のボタンを―・す」●ある集団や範囲から除く。「メンバーから―・す」「観光コースから―・す」●席・場所をはなれる。その場からしりぞく。[句]「座を―・す」●合わせない。そらせる。「タイミングを―・す」[コロ]「視線を―・す」●つかまえそこなう。とりにがす。「好機を―・す」文《四》。 ***はずれ**【外れ】●予想・見当などがはずれること。当たらないこと。「福引きは―だった」対当たり。●ある地域・範囲の外に少し出た所。「町の―にある旅館」 **パスタ** スパゲッティ・マカロニなど、イタリア風のめん類の総称。▽pasta **はすっぱ**【蓮っ葉】《名・形動》《「はすは」の促音化》〔女性の〕言動が下品で軽薄なこと。蓮葉{れんよう}がく。「―な口のきき方」 **パステル** ●顔料の粉を棒状にかためた、やわらかい絵の具。●パステルでえがいた画。パステル画。▽pastel ●―カラー パステル風のあわい落ちついた感じの色あい。「ーのブラウス」▽pastel color **バスト** ●胸部。胸まわり。「―ライン」●上半身像。胸像。▽bust **はすーは**【「蓮葉】《名・形動》はすっぱ。 **ハズバンド** 夫。亭主。ハズ。団ワイフ。▽husband **はずみ**【弾み】●はずむこと。はねかえること。「ボールのーが悪い」●〔たたみ込むような〕勢い。調子。[コロ]「ホームランでーがつく」●偶然の成り行き。ぐあい。「ふとしたーでその人と知り合った」●ある動作の余勢で、すぐ次のことが起こること。その瞬間。拍子。「ぶつかったーに足をくじいた」 >―を食・う《句》ゆきがかりから、思いがけなく他から影響や災難を受ける。弾みを食らう。「―・ってたおれる」 **はずみ・ぐるま**【弾み車】内燃機関・蒸気機関・機械などの回転軸に取り付け、軸の回転のむらをなくすための車。 **はず・む**【弾む】《自五》●〔弾力のあるものが〕固定した面にぶつかってはねかえる。「ボールが―・む」●〔激しい運動や興奮のために〕息が激しくなる。胸がどきどきする。[句]「息が―・む」[句]「名前を聞いただけで胸が―・む」●調子づく。勢いにのる。うきうきとして元気になる。[コロ]「話が―・む」[コロ]「心が―・む」《四》。《他五》気前よく多額の金を出す。[コロ]「祝儀を―・む」文《四》。 **はす・むかい**【『斜向かい】ななめ向かい。 ***はずれ**【葉擦れ】《名・自サ》草木の葉が風などで軽くすれあうこと。 **はず・れる**【外れる】《自下一》●掛けてあるものがはなれる。はめてあるものがぬける。「ボタンが―・れる」「戸が―・れる」●〔ある場所から〕外へそれて出る。「進路を―・れる」「町を―・れる」●正規のもの、従うべきものからそれる。「調子が―・れる」「礼法に―・れる」●〔予想・見当などが〕当たらない。「ねらいが―・れる」[コロ]「くじが―・れる」図はづ・る《下二》。 ***はぜ**【鯊・『沙『魚】ハゼ科の魚の総称。川の流れこむ内湾の浅い所にすむ。左右の腹びれが一つになって吸盤になり、石などに吸いつく。種類が多い。食用。 ***はぜ**【黄、櫨・墟】「はぜのき」に同じ。 **はせい**【派生】《名・自サ」源となる物・事柄から、分かれて生じること。「心理学から―した学問」 **ば・せい**【罵声】〔文〕大声でののしる声。どなりつける声。[句]「ーが飛び交う」[コロ]「ーを浴びせる」 **はせい‐ご**【派生語】独立した一単語に接頭語・接尾語などがついてできた語。「春→小春・春めく」「恐ろしい→恐ろしがる・恐ろしさ」など。 **はせ・さん・じる**【馳せ参じる】《自上一》〔目上の人の所へ〕大急ぎで参上する。大急ぎでかけつける。馳せ参ずる。「お家の一大事と―・じる」 **はせ・つ・ける**【『馳せ着ける】《自下一》走って到着する。急いでかけつける。「恩師危篤の報に―・けた」 **パセティック**《形動》悲しくいたましいようす。悲愴{ひそう}である。▽pathetic **バセドーーびょう**【バセドー病】甲状腺の機能亢進によって起こる病気。甲状腺がはれ、眼球が突出し、脈搏{みゃくはく}が速くなる。女性に多い。バセドー氏病。語源バセドー(Basedow)はドイツの医師の名から。 **はぜーのき**【黄、爐爐】ウルシ科の落葉高木。秋に紅葉する。果皮から木ろうを採り、樹皮は染料となる。はぜ。はぜうるし。 **はせ・まわ・る**【馳せ回る】《自五》〔用事のため〕せわしく、あちらこちらをまわる。かけまわる。 **パセリ** セリ科の越年草。葉はこまかく裂ける。独特の香りがあり、葉を洋食のつけ合わせなどに使う。オランダセリ。▽parsley **は・せる**【馳せる】《他下一》●〔車や馬などを〕走らせる。「車を―・せる」●〔気持ちや考えを〕遠くにまで至らせる。[コロ]「故郷に思いを―・せる」●広範囲に行きわたらせる。とどろかせる。[句]「世界に文名を―・せる」図は・す《下二》。《自下一》かけて行く。走る。〔古風な言い方〕「主君のもとへ―・せる」図は・す《下二》。 **は・ぜる**【『爆ぜる】《自下一》勢いよくさけて割れる。はじける。「クリが―・ぜる」図は・ず《下二》。 ***は・せん**【波線】波の形のようにうねった線。 ***は・せん**【破線】一定の間隔で切れ目のはいった線。実線・点線。 ***は・せん**【破船】〔文〕難破した船。難船。難破船。 **ば・ぜん**【馬前】〔文〕●馬の立っている前。●戦場で、貴い人の前{かたわら}。「――に死す」 **はーそく**【把捉】《名・他サ》〔文〕〔意味などを〕しっかりと理解すること。「話の要点を―せよ」類語把握。 **ば・ぞく**【馬賊】昔、満州(=中国の東北地方)で、馬に乗ってあらし回った集団的な盗賊。 **パソ・コン**「パーソナルコンピューター」の略。●―つうしん【―通信】パソコンに通信機能をもたせ、パソコンどうしで情報のやりとりができるようにしたもの。 **パソ・ドブレ**音楽で、スペイン風の、軽快な四分の二拍子の社交ダンス。パソドーブル。▽paso doble **ば・そり**【馬、橇】〔雪の多い所で〕馬に引かせるそり。 **は‐そん**【破損】《名・自他サ》破れたりこわれたりして傷むこと。また、破いたりこわしたりして傷めること。「台風で家屋が――する」類語破壊。 <1177> ***はた**【旗】ある団体や国などの象徴、または飾り・信号などとして用いる、布片・紙片。 >――を揚・げる《句》●兵を集めて戦いを起こす。●事業などを新たに始める。旗揚げをする。 >――を振・る《句》運動の先頭に立って指揮・指導をする。旗振りをする。 >――を巻・く《句》●戦いに負けて降参する。「戦わずして―・く」●途中であきらめて、中止する。 ***はた**【機】〔手動の〕布を織る機械。織機。 ***はた**【畑畠】はたけ。〔やや古風な言い方〕「ー仕事」 ***はた**【端・『側・『傍】●ふち。へり。「池のー」表記多く「端」と書く。●〔ある人の〕近く。そば。かたわら。また、近い範囲の人々。「―で心配してもだめだ」「ーが迷惑する」類語周囲。 >―で聞く《句》当事者以外の人として聞く。 ***はた**【『将】《接続》〔文〕あるいは。それとも。はたまた。表記ふつうかな書き。 **はだ**【肌】●皮膚の表面。はだえ。「――があれる」類語肌膚。●〔きめ・状態に注目して言う場合の〕ものの表面。「山の一」「木の―」●性質。気質。「学者―」[コロ]「ーが合う」 >―で感・じる《句》物事を、見聞きしたり体験したりして感じる。実感する。「国民の怒りを―・じる」 >――に栗を生・じる《句》おそろしさ・気味悪さのために寒けを感じて、皮膚にあわつぶのようなぼつぼつができる。肌に粟を生ずる。 >――を合わ・せる《句》〔異性と〕肉体関係を持つ。 >――を入・れる《句》はだぬぎをしていた衣服を着なおす。 >―を汚す《句》女性が貞操を破る。 >―を刺・す《句》肌にするどい物が刺さるような刺激を与える。皮膚を刺す。「真冬の空気が―・す」[参考]本来は寒さについていう。 >―を脱・ぐ《句》●上半身の衣服をぬいで、肌をあらわにする。●人のために力をつくす。尽力する。 >―を許・す《句》女性が男性の要求に従って肉体関係を持つ。体を許す。 **バター** 牛乳から分離させた脂肪をかためた食品。栄養素に富む。乳酪{にゅうらく}。牛酪{ぎゅうらく}。▽butter **パター** ゴルフで、パットをするときに使う、先の平たいクラブ。▽putter **はだ・あい**【肌合い】●はだ②の感じ。「―のよい布」●人・作品などから受ける、全体的な感じ。気質。「―のさっぱりした人」 **はた‐あげ**【旗揚げ・旗挙げ】《名・自サ》●昔、武将が兵を集めて、軍事行動を起こしたこと。挙兵。●事業などを新たに始めること。「劇団のー公演」 **ばた-あし**【ばた脚】水泳で、両足をかわるがわる上下に動かして水をけること。 **はだ・あれ**【肌荒れ】皮膚の表面が、かさかさになってあれること。 **パターン** ●模型。見本。「―ブック」●〔事柄を、その特徴によって分類した〕型。類型。「野生動物の行動―」●模様。図案。図形。「テストー(=テレビの受像試験図)」=パタン。▽pattern **はだ・ぎ**【肌着】肌に直接つけて着る衣服。下着。シャツ・パンツなど。 **ば‐だい**【場代】場所を借りる料金。席料。 **はた・いろ**【旗色】戦争・試合などの形勢。[句]「―が悪くなる」類語雲行き。戦況。[参考]昔、戦場で旗のひるがえるさまで、形勢を占ったことから。 **はだ・いろ**【肌色】●肌の色。●皮膚や器物などの表面の色。「日にやけたー」「この焼き物の―が美しい」●黄色みのかかったうすいもも色。ペールオレンジ。ライトオレンジ。 **はだ‐え**【『肌・『膚】[雅]はだ。「寒風がーをさす」 **はたおり**【機織り】織機で布を織る・こと(人)。 **はだか**【裸】●衣服類を着けていず、肌が露出している・こと(姿)。●おおうものがなく、むきだしになっていること。「―の電球」「―電線」●かくしだてのない、ありのままのようす。「―のつきあい」類語赤裸々。●身一つで、財産・所持品などが全くないこと。「焼け出されてーになった」 **はだか‐いっかん**【裸一貫】〔元手として〕自分の体以外何も持っていないこと。〔ふつう、男性の場合に使う〕「―からやり直す」「―から首相の座にのぼる」 **はだか・うま**【裸馬】鞍{くら}を置いていない馬。 **はだ・かけ**【肌掛け】肌に直接かける、うすくやわらかい布団。肌掛け布団。 **はたがしら**【旗頭】●昔、一地方または一戦闘部隊の長。「関東一の一」●〔対立する〕いくつかの団体のそれぞれの長。一方のかしら。「急進派のー」 **はだか・の・おうさま**【裸の王様】《アンデルセン作の童話の主人公の名から》高い地位にあって周りに反対する者がなく、そのために自分の本当の姿を見失っている人。 **はだか・むぎ**【裸麦】大麦の一変種。種子ともみがらとがはがれやすい。食用・馬のえさとする。 **はだか・むし**【裸虫】●体が羽や毛でおおわれていない、昆虫の幼虫。●衣類を身につけていない、裸の人。また、貧しくて着るものを持っていない人。 **はだか・る**【『開かる】《自五》●着ている衣服の合わせ目が開く。「胸が―・る」●手足を広げて人の前に立つ。また、堂々と立ちふさがる。「行く手に大男が―・る」「幾多の困難が―・る」文《四》。 **はたき**【叩き】●はたくこと。●細長い布や紙を束ねて柄の先につけた、塵{ちり}をはらうための用具。 **はたきこみ**【叩き込み】相撲で、決まり手の一つ。突進してくる相手をたくみにさけ、つんのめるところを肩や背を上からたたいてたおす。 **はた・ぎょうれつ**【旗行列】〔祝いの気持ちを表すために〕大勢が小旗を持って町などを行進すること。また、その集団。「―が通る」 **はた・く**【叩く】《他五》●たたく。打つ。「相手のほおを―・く」●塵などを軽くたたいて、はらいのける。「ほこりを―・く」●財布などの中に入っているものを全部出す。また、財産や金銭を使いはたす。[コロ]「本を買うために有り金を―・く」文《四》。 **バタ・くさ・い**【バタ臭い】《形》西洋的である。「彼の顔はどことなく―・い」[参考]バタは「バター」のこと。 ***はたけ**【畑畠】●野菜・穀物を栽培する耕地で、水を張らないもの。陸田{りくでん}。[参考]「一枚…」「一面だ…」と数える。●専門とする・領域(分野)。「漢学——{あがり}」[コロ]「ーが違う」●[俗]母胎。 ***はたけ**【、疥】皮膚病の一種。顔などの皮膚に、白い粉をふいたような斑点{はんてん}ができるもの。顔面白癬{がめんぱくせん}。 **はたけ・ちがい**【畑違い】〔仕事などが〕専門とする方面や種類とちがうこと。「―の部署に配属される」 **はだ・ける**【『開ける】《自他下一》着ている衣服の合わせ目が開く。はだかる。また、着ている衣服の合わせ目をあけ広げる。「胸元が―・ける」図はだ・く《下二》。 <1178> **はたご**【『旅籠】(旅行のとき、馬のかいばを入れたかごの意から)宿屋。旅館。〔古風な言い方〕 **はた・ざお**【旗竿】旗をつけて立てるさお。 **はた・さく**【畑作】畑に作物を作ること。また、その作物。「―に力を入れる」 **はたさしもの**【旗指物・旗差物】昔、よろいの背中にさして、戦場での目印にした小旗。 **はだ・さむ・い**【肌寒い】《形》●〔身にしみるほどではないが〕肌に寒さを感じる。うすら寒い。「―・い十月の夕暮れ」●ぞっとする感じである。「地球環境の現況を考えると―・くなる」 **はだ・ざわり**【肌触り】●肌にふれた時の感じ。「―のいい布」類語手ざわり。●人に与える感じ・印象。「―のいい人」「―のいい文章」 **はだし**【跣・裸足】《「肌足{はだあし}」の約》●地面の上などで、履き物をはいていない・こと(足)。素足。「海辺をーで歩く」●(はだしで逃げ出す意から)(…さえ)かなわないこと。負けること。[連]「玄人{くろうと}ー」 **はたし・あい**【果たし合い】〔恨みのある者同士が〕決着をつけるため死ぬ覚悟で戦うこと。決闘。 **はたし‐じょう**【果たし状】決闘を申し込む書状。決闘状。 **はたして**【果たして】《副》《「果たす」の連用形+助詞「て」》予想・予告したことなどが実際に起こるようす。●(確定の意を表す語を伴って)思っていたように、やはり。案の定。果たせるかな。「――財布は家に置き忘れていた」●(疑問・仮定などの語を伴って)本当に。まことに。「約束したが、―彼は来るだろうか」 **はだ・じゅばん**【肌、襦袢】肌にじかに着るじゅばん。肌着。はだじばん。 **はた‐じるし**【旗印・旗標】●昔、戦場で目印とするために、旗にかいた紋や文字。●物事を行うときにかかげる目標。「自由主義を―とする」 **はた・す**【果たす】■《他五》〔義務・役割・願望などを〕なしとげる。なし終える。[句]「大役を―・す」[コロ]「責任を―・す」類語遂行。達成。貫徹。●殺す。「一命を―・す」図《四》。■《接尾》「すっかり…してしまう」「…しつくす」の意。「小遣いを使い―・す」文《四》。 **はたせる・かな**【果たせる、哉】《連語》〔文〕思っていた通り。案の定。やはり。「――事業は失敗に終わった」 ***はたち**【〈二十〉・〈二十歳〉廿】二〇歳。「―になれば一人前だ」 ***はたち**【畑地】畑に使っている土地。 **ばた・つ・く**《自五》[俗]ばたばたと落ち着きなく動く。 **はたと**【備と】《副》●急に物に当たって音をたてるようす。「―たおれる」「―ひざを打つ」●急に新しい状況に変わるようす。突然。「風が―止まる」「急に質問されて―困る」●急に強くにらみつけるようす。はったと。「―にらんで立つ」 **はだ・ぬぎ**【肌脱ぎ】上半身だけ着物をぬいで、肌をあらわすこと。「―になって汗をぬぐう」 ***はたはた**【鱈・編】ハタハタ科の海魚。うろこがなく、背部は黄白色で、茶色の斑点{はんもん}がある。食用。秋田県の名物。雷の鳴る一一月ごろにとれるので「かみなりうお」とも呼ばれる。 ***はたはた**【副】《副詞は「――と」の形も》《自サ》旗や布が風に強くふかれてひるがえるようす。また、その音の形容。「マントが風に―と鳴る」●鳥などの羽音の形容。 **ばたばた**《副》《副詞は「――と」の形も》●《自サ》足や羽を動かして、あわただしく、または続けざまに物音をたてるようす。「家の中を―走り回る」●《自サ》あわただしいようす。あわてふためくようす。「あの家はいつもーしている」●続けざまに落ちたりたおれたりするようす。「敵が―倒れる」●物事が(次々と)速くはかどるようす。「―と片づく」 **ぱたぱた**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●ものを軽く続けざまに打ち合わせるようす。また、その音の形容。「はたきでーはたく」「スリッパで―歩く」●物事がはかどるようす。 **はたび**【旗日】毎年決まって国旗をかかげて祝う日。国民の祝日。 **はたびらき**【旗開き】労働組合などで、新年に組合員が集まって行う懇親会。組合旗をかざる。 **バタフライ** ●チョウ。●泳法の一つ。両腕を同時に後ろから前へ回転して水をかき、両足で同時に水をけって進む。[参考]チョウの飛ぶかっこうに似ているところから。▷butterfly **はたふり**【旗振り】●〔合図などの〕旗をふる・こと(人)。●運動の先頭に立って周囲に呼びかける・こと(人)。「リサイクル運動の―をする」 **はたまた**【『将又】《接続》〔文〕「はた(将)」を強めた語。あるいはまた。「当選か――落選か」表記ふつうかな書き。 **はだ・まもり**【肌守り】肌に直接つけて持つ守り札。 **はだ‐み**【肌身】体。身体。 >―離さず《句》いつも大切に身につけているようす。「この写真だけは―持っている」 **はた‐め**【『傍目】当人以外の人が見て受ける感じ。よそ目。「―を気にする」「――には幸せそうに見える」 **はためいわく**【『傍迷惑】《名・形動》周りの迷惑になる・こと(もの)。近所迷惑。「自分勝手で―な人」 **はため・く**《自五》〔旗などが〕風にふかれて、はたはたと・音をたてる(ひるがえる)。「大会旗が―・く」 **はた・もと**【旗本】《大将のいる本営につめている武士の意から》江戸時代、将軍に直属する一万石未満の家臣で、将軍に直接会う資格のあるもの。 **はたや**【機屋】●織物の生産者。機織りを生業とする家。●機を織る部屋。 **ばたーや**【ばた屋】[俗]廃品を拾い集めて生活する人。くずひろい。 **はだら**【『斑】《名・形動》〔文〕まだら。ぶち。「雪がーに消え残る」 **はたらか・す**【働かす】《他五》働くようにする。活用させる。動かす。働かせる。「機械を―・す」[句]「頭を―・してよく考えなさい」文《四》。 **はたらき**【働き】●活動のしかた。能力。機能。また、活動して他におよぼす力。作用。「頭の―がにぶる」「引力のー」「薬の―」類語効力。●力をつくした成果・実績。「――に応じた報酬」「彼の―に負うところが大きい」類語功績。●かせぎ。「―のない人」●―あり【―『蟻】アリの社会で、食物を集め、巣を作るなどの労働を受け持つ雌アリ。羽がない。●―ぐち【ーロ】働いて金を得られる職場。〔まだ職に就いていない立場から言う〕「―を探す」●―ざかり【一盛り】最も盛んに仕事ができる年ごろ。●―て【一手】●働く人。また、(一団の中で)よく仕事をして、役に立つ人。「―がなくて困る」●一家の生計の中心となって働く人。「私が我が家のーとなる」●―ばち【―蜂】ミツバチなど、社会生活を営むハチのうち、食物を集め、巣を作るなどの労働を受け持つ雌バチ。●―もの【―者】よく働く人。勤勉な人。 <1179> **はたらき・か・ける**【働き掛ける】《自下一》〔自分の望むような行動を起こさせるために〕他へ動作・活動をしかける。「山林保護のため政治家に―・ける」 **はたら・く**【働く】■《自五》●(体を動かして)仕事をする。生計を立てるために労働をする。「山で―・く」「―・きながら学ぶ」●精神が活動する。「ある種の心配が―・いた」[句]「勘が―・く」●作用する。機能を発揮する。「引力が―・く」「薬が―・く」●[文法]で、語尾が変化する。活用する。「五段に―・く動詞」■《他五》悪いことを行う。[コロ]「盗みを―・く」[句]「乱暴を―・く」図《四》。 **はだれ・ゆき**【『斑雪】まだらに降り積もった雪。まだらゆき。はだらゆき。はだれ。 **はたん**【破綻】《名・自サ》《破れほころびる意から》物事がうまく行かなくなること。「家庭生活がーする」[句]「計画にーを生じる」[注意]「はじょう」は誤読。 ***は・だん**【破断】《名・自サ》金属でできたものがさけたり切れたりすること。 ***は・だん**【破談】一度決まった相談・約束事(特に縁談)を、実行しないうちに取り消すこと。「縁談がーになる」 **はたん・きょう**【巴旦杏】●「アーモンド」の別称。●スモモの一品種。果実の先がとがっている。 ***ばち**【罰】《「ばち」は「罰」の呉音》人間のなした悪事に対する神仏のこらしめ。悪事を働いたむくい。[句]「ずるをしたーが当たった」 ***ばち**【「撥】びわ・三味線などを演奏するとき弦をはじく道具。 ***ばち**【抱桴】太鼓などをたたき鳴らす棒。 **ばち・あたり**【罰当たり】《名・形動》ばちが当たるのが当然である・こと(人)。「――な事をする」 **はち・あわせ**【鉢合わせ】《名・自サ》●頭と頭とを正面からぶつけあうこと。●ばったり出会うこと。「駅前で先生とーした」 **はち・うえ**【鉢植え】植木鉢に植えてあること。また、その草木。 **ば‐ちがい**【場違い】《名・形動》●その事をすべき場所でないこと。その場にふさわしくないこと。「―な言動」「―の客」●本場の品物でないこと。「―の鯛」 **はち・がしら**【八頭】漢字の部首「八」の称。 **はち・がつ**【八月】一年の八番目の月。葉月{はづき}。 **はちかん‐じごく**【八寒地獄】寒冷に苦しめられる八種の地獄。頞部陀{あぶだ}・尼剌部陀{にらぶだ}・頞哳陀{あただ}・臛臛婆{かかば}・虎虎婆{ここば}・嗢鉢羅{うはら}・鉢特摩{はどま}・摩訶鉢特摩{まかはどま}。はっかんじごく。八熱地獄。 **はち・き・れる**【はち切れる】《自下一》内部がいっぱいになって、おおっているものや入れ物などが破れる。「腹が―・れそうなほど食べる」 ***は・ちく**【『淡竹】竹の一種。高さ一〇がぐらいになる。タケノコは食用。幹は、和傘の骨や細工物など、広く用いる。からたけ。くれたけ。 ***は・ちく**【破竹】〔文〕竹を割ること。 >―の勢い【一の勢い】《連語》《竹は、最初の一節を割ると、あとは次々に勢いよく割れることから》止めることができないほどの、盛んで激しい勢い。「―で勝ち進む」 **ぱちくり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》おどろいて大きくまばたきするようす。「目を―させて手品を見る」 **はちじゅうはちや**【八十八夜】立春から八八日目の日。太陽暦の五月一、二日ごろ。[参考]茶摘み・種まきの目安とする。 **はちじゅうはっ・かしょ**【八十八箇所】四国にある八八か所の弘法大師の霊場。四国八十八箇所。 **はちす**【「蓮】〔文〕植物のハス。 **パチ・スロ**[俗]パチンコ店に置かれている、パチンコ式のスロットマシン。[参考]「パチンコ」と「スロットマシン」を組み合わせて作られた語。 **はちだい‐じごく**【八大地獄】「八熱地獄」に同じ。 **はちだい・しゅう**【八代集】八つの勅撰{ちょくせん}和歌集の総称。古今集・後撰集・拾遺集・後拾遺集・金葉集・詞花集・千載集・新古今集。 **はちねつ‐じごく**【八熱地獄】熱気で苦しめられる八種の地獄。等活{とうかつ}・黒縄{こくじょう}・衆合{しゅごう}・叫喚{きょうかん}・大叫喚{だいきょうかん}・焦熱{しょうねつ}・大焦熱{だいしょうねつ}・無間{むげん}。八大地獄。八寒地獄。 **はち・の・じ**【八の字】「八文字{はちもんじ}」に同じ。 **はち・の・す**【蜂の巣】ハチが子を育てたり蜜をたくわえたりするために作る巣。〔無数に穴のあいたものの形容にも使う〕「マシンガンで車をーにされる」 >―をつついたよう《句》おさまりのつかないような大騒ぎになるたとえ。 **ぱちぱち**《副》《「――と」の形も》●豆などがはぜる音、木が勢いよく燃える音、拍手の音などの形容。「―と手をたたく」「―とそろばんの玉をはじく」●《自サ》続けてまばたきをするようす。また、続けざまに写真を撮るようす。「目を―させる」「写真を―とる」 **はち・ぶ**【八分】●はちぶんめ(八分目)。●むらはちぶ(村八分)。 **はちぶん‐め**【八分目】全体の八割程度。転じて、物事をひかえめにしておくこと。八分。「腹―」 **はち・ぼく**【八木】●松・柏・桑・棗{なつめ}・橘{たちばな}・黄楊{つげ}・楡{にれ}・竹をまとめていうことば。●(「米」の字を分解すると「八」と「木」になることから)「米」の別称。 **はちまき**【鉢巻き】額から耳の上を通る線を布でまくこと。また、その布。「ねじりー」 **はちまん**【八、幡】■《名》「八幡神{はちまんじん}」「八幡宮{はちまんぐう}」の略。■《副》《八幡神にちかっての意で》ちかって。断じて。〔うそ偽りのないときなどに言う〕「ーいつわりなし」「一許すまじ(=決して許さない)」●―ぐう【一宮】八幡神を祭った神社。●―じん【―神】八幡宮の祭神。応神天皇を主座とし、比売神{ひめがみ}・神功皇后を合わせた三神。古来弓矢の神として武人に信仰されてきた。八幡大神。●―だいぼさつ【一大、菩薩】「八幡神」の別称。 <1180> **はちみつ**【蜂蜜】ミツバチが花からとって巣にたくわえた蜜。また、それを精製した食品。 **はち・ミリ**【ハミリ】「ハミリ映画」「ハミリ撮影機」「ハミリ映写機」などの略。幅八ミリのフィルムを使うもの。 **はち・めん**【八面】●八つの平面。●一体のあらゆる方面。 **はちめん・れいろう**【八面玲瓏】〔文〕●どの方面から見ても、すきとおるように美しいこと。「――の富士山」●心がすみきって、わだかまりのないこと。 **はちめん・ろっぴ**【八面六臂】(仏像などで、一体で八つの顔と六本の腕を持っていることから)あらゆる仕事をひとりで立派にやりこなすこと。「――の活躍」 **はち・もの**【鉢物】●鉢に盛ったさかな料理。●植木鉢に植えた草木。 **はち・もんじ**【八文字】●「八」の字の形。八字。八の字。●昔、遊女が道中(=遊郭内を練り歩くこと)をするときの足のふみ方。 **は・ちゃ**【葉茶】飲用の茶の葉。お茶っぱ。はぢゃ。 **はちゃめちゃ**《名・形動》[俗]めちゃくちゃ。「―な言動」 **はつ**《感》●かしこまったときに応答して発する語。「―、そういたします」●おどろいたときや急に思いついたときに発する語。「ー、そうだった」 **はちゅうるい**【爬虫類】脊椎動物門の一綱。多く陸上にすみ、肺で呼吸する。変温動物で、皮膚はうろこまたは甲らでおおわれている。ヘビ・カメ・トカゲ・ワニなど。 ***は・ちょう**【ハ調】音楽で、ハ音を主音としてつくられた調子。ハ長調・ハ短調がある。 ***は・ちょう**【波長】●波動の、となりあう二つの・山の頂(谷の底)の間の長さ。●互いに意思などを通じ合うときの、それぞれの調子。「話の―が合わない」 ***は・ちょう**【破調】●和歌や俳句などで、定型をくずすこと。字余り・字足らずなど。●調子が外れること。 **はちり・はん**【八里半】[俗]焼き芋。栗(九里)に近い味である意から。[参考]「栗~(九里)より(四里)うまい」から、十三里、十三里半ともいう。 **バチルス** ●棒状の細菌。桿菌{かんきん}。●つきまとって、害をおよぼすもの。「麻薬は社会のー」▽ィ Bazillus **ぱちんこ** ●Y字形の枝や金具の両端にゴムをつけ、その弾力で石などをとばすおもちゃ。いしゆみ。●当たり穴と多数の釘のついた盤の中に、ばねで鋼鉄製の小玉をはじき出し、当たり穴に入れて多数のたまを出す遊技。玉数に応じた景品がもらえる。●[隠]ピストル。 ***はつ**【初】《名》はじめ。最初。〔「―の」の形でも使う〕「―の試み」「おーに(=初めて)お目にかかります」■《接頭》●「初めての」「最初の」の意。「―恋」「一仕事」「―舞台」●〔その人にとって〕初めての。「―孫」●〔その年初めての〕「その季節になって初めての」の意。「―もうで」「一雪」●(季節・時期を表す語について)その季節・時期の初めの部分の意。「――夏」「一秋」 ***はつ**【発】■《接尾》《場所・時刻を表す語につけて》そこを出発する意。「三時―」「ロンドンーのニュース」着。■《助数》●弾丸など、発射するものの数を数える語。「ミサイルニー」●たたく回数を数える語。「アッパーカットを二―食う」●飛行機の発動機の数を表す語。「双——爆撃機」[参考]は、上にくる語によって「ぱつ」となる。 **ハツ** 焼きとりなどの材料で、牛・豚・鶏などの心臓。英語の hearts からという。 **ばつ** **じるし**。ばってん。「×」[参考]関西など西日本では「ぺけ」と言うことが多い。 **ばつ**《「場都合」の略という》●話のつじつま・調子。●その場の具合・調子。 >―が悪・い《句》その場の具合がまずいのに、取りつくろうことができなくて恥ずかしい思いをする。きまりが悪い。「うそがばれて―・い」 >―を合わ・せる《句》その場を取りつくろって、うまくつじつまを合わせる。 **ばつ**【罰】罪や過ちに対するこらしめ。制裁。「―として掃除をしなさい」[コロ]「―を受ける」対賞。 **ばつ**【跋】〔文〕あとがき。跋文{ばつぶん}。跋語{ばつご}。序。 **ばつ**【閥】出身の共通性などによって団結し、その集団の中で互いの利益を守ろうとする人々のつながり。「一族」「財―」「学―」類語派閥。 **はつ・あん**【発案】《名・他サ》〔計画などを〕考え出すこと。案を出すこと。「A氏の―で勉強会を開く」類語案出。発意。●議案を提出すること。「―権」類語起案。提案。発議。 **はつい**【発意】《名・他サ》思いついて、くわだてること。ほっい。「自らの――で行動する」類語発案。 **はつ・いく**【発育】《名・自サ》育って大きくなること。「―盛り」「―不全」類語成長。成育。 **ばつ・いち**【ばつ一】[俗]離婚歴が一度ある・こと(人)。 **はつ・うま**【初『午】二月の最初の午の日。また、その日に行われる、稲荷神社の祭り。初午祭り。 **ばつえい**【末、裔】まつえい。 **はつえき**【発駅】列車などの出発する駅。また、貨物を送り出した駅。着駅。 **はつえん**【発煙】《名・自サ」煙を出すこと。「一筒」●―とう【一筒】発煙する薬品をつめた筒。非常の際の信号などに使う。「―をたく」 **はつ・お**【初穂】はつほ。 ***はつ・おん**【撥音】日本語で、かなの「ン」「ん」で書き表される音。語中・語尾に表れる鼻音。はねるおん。 ***はつ・おん**【発音】《名・他サ》●音を出すこと。特に、ことばを形づくる音声を・出すこと(出し方)。類語発声。●―きごう【―記号】「音声記号」に同じ。 **はつ・おんびん**【撥音便】音便の一つ。語中・語尾の「に・み・び・り・る」などが「ん」に変わること。「死にて」→「死んで」、「飛びて」→「飛んで」などの類。 **はつ・か**【〈二十日〉】●月の二〇日目。●二〇日の日数。表記「廿日」とも書く。●―えびす【―恵比須・戎】えびす講。 **はつーか**【発火】《名・自サ》●燃え出すこと。火を出すこと。「自然―」●鉄砲に火薬だけつめ、実弾を入れずにうつこと。「―演習」●―てん【一点】●〔理〕物を空気中で加熱したとき、自然に燃えはじめる最低温度。着火点。●事件の突発するきっかけ。「紛争の―」 **はつーか**【薄荷】●シソ科の多年草。葉にメントールが含まれる。葉や茎を蒸留して「薄荷油」をとる。ミント。●「薄荷精」「薄荷脳」の略。●―せい【―精】薄荷油にアルコールをまぜた、無色透明・揮発性の液。健胃剤などに使う。●―のう【一脳】薄荷油の固形成分。無色の結晶で、特有のさわやかな香味がある。薬用。メントール。●―ゆ【―油】乾燥したハッカの葉に水蒸気を通し、蒸留して得た、揮発性の精油。清涼剤・香料用。 <1181> **はつが**【発芽】《名・自サ》植物の種子・珠芽{しゅが}・胞子が、芽を出すこと。芽ぐむこと。 **ばっ‐か**【幕下】〔文〕●張りめぐらした幕の内。陣営。●将軍の配下。将軍直属の家来。旗本。=幕下。 **ハッカー** コンピューターシステムに不法に侵入して、蓄積されているプログラムやデータを、盗み出したり改ざんしたりする者。コンピューター破り。[参考]ハッキング。▽hacker **はっ・かい**【発会】《名・自サ》●会ができて、活動を始めること。「ー式」●取引所で、その月最初の売買取引。「大ー」納会。 **はつがい**【初買い】その年になって、初めての買い物をすること。かいぞめ。 **はつ・かおあわせ**【初顔合わせ】●相撲などで、初めて対戦すること。初顔。●会議などのメンバーが初めて顔をそろえること。初会合。 **はっかく**【発覚】《名・自サ》秘密や悪事が人に知られること。ばれること。「不正がーした」類語露顕。 **ばっかく**【麦角】麦角菌が、イネ科植物の子房に寄生してできる、かたい暗紫色のかたまり。有毒。漢方で止血剤に用いる。 **はっ・かけ**【八掛け】「裾回し」に同じ。 **ばっかし**《副助》《「ばっかり」のくだけた俗語的な言い方》ばかり。「冗談ばっかし」 **はつがしら**【発頭】漢字の部首「癶」の称。 **ハッカス** ローマ神話の酒の神。[参考]ギリシャ神話ではディオニソスに当たる。▽Bacchus **はつか・だいこん**【〈二十日〉大根】ダイコンの一品種。根は小形で球形。根皮は赤・白・紫色など。種をまいてから二五日ぐらいで収穫できる。ラディッシュ。 **はつ・がつお**【初、鰹】初夏のころに出回る、はしりのカツオ。 **はつか・ねずみ**【〈二十日〉鼠】ネズミ科の動物。小形で、体色は灰褐色または黒色など。[参考]改良種のマウスは医学実験・愛玩用。 **はつ・がま**【初釜】新年に初めて行う茶事。 **はつ・かり**【初、雁】初秋のころ、北方からその年初めてわたって来るガン(の声)。はつかりがね。 **ばっかり**《副助》《「ばかり」②~⑦を強めて言う語。俗語的な話しことばで使う》ばかり。「小言ばっかリ」 ***はっ・かん**【発刊】《名・他サ》その刊行物を初めて世に出すこと。「新雑誌を―する」対廃刊。終刊。 ***はっ・かん**【発汗】《名・自サ》〔文〕汗を出すこと。汗をかくこと。「―剤」「一作用」 **はつ・がん**【発、癌】癌が発生すること。癌を発生させること。「―作用」「一物質」 **ばつーかん**【麦、稈】〔文〕麦わら。●―さなだ【一『真田】麦わらをさなだひものように編んだもの。夏の帽子などを作る。麦わらさなだ。 ***はつき**【発揮】《名・他サ》持っている力・特性を外に表して見せること。[コロ]「実力を―する」 ***はつき**【白旗】白い色の旗。しろはた。[参考]軍使・降伏の印、また、天気予報で晴れの印とする。 **はつぎ**【発議】《名・自サ》〔文〕●話し合いの席などで、議案や意見を出すこと。発議っ。「住民の―でリサイクル運動に参加する」●合議体で、議会に議案を提出すること。類語②発案。 **はづき**【葉月】〔雅〕陰暦八月の別称。[参考]太陽暦の八月にもいう。 **はっきゅう**【発給】《名・他サ》《「発行給付」の意》役所が書類などを発行して与えること。「旅券のー」 ***はつ・きゅう**【白球】白いボール。〔多く、野球のボールの美称として用いる〕「―に青春をかける」 ***はっ・きゅう**【薄給】給料が少ないこと。「―で一家を支える」対高給。 **はっきょう**【発狂】《名・自サ》精神に異常をきたすこと。 **はっきり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●〔輪郭などが〕他のものとまぎれず、明らかなようす。「山の頂上が一見える」「小さいがーした声」●〔物事の成り行きや、考え・態度などが〕あいまいでなく、確かなようす。「天気がーしない」「―した態度をとる」●気分がさっぱりしているようす。さわやかなようす。「頭が―しない」●[俗]他人に遠慮せず、率直であるようす。「ずいぶんーした人だ」 **はつきん**【発禁】(「発売禁止」の略)印刷物・レコードなどの発売を禁止する行政処分。「一本」 ***はつきん**【白金】〔理〕金属元素の一つ。銀白色で、展延性に富み、化学的に安定している。理化学器械・装飾品などに使われる。プラチナ。元素記号Pt。 **ばつきん**【罰金】●財産刑の一つ。あやまって金銭を取りたてること。また、その金銭。罰金刑。「五万円以下の一に処す」●一般に、あやまち・約束違反などをこらしめるために出させる金銭。 **ハッキング**《名・自他サ》利用する権限のないネットワークやコンピューターに入り込み、プログラムの改ざんや情報の持ち出しなどを行うこと。ハック。[参考]の本来は、コンピューターに関する高度な知識と技術を持つ者による開発行為を指す。悪意をもって行われ被害を及ぼす行為は「クラッキング」と呼ぶ。ハッカー。▽hacking **パッキング** ●荷造り。包装。●荷造りのとき、品物が動いてこわれないように箱と品物の間につめるもの。●管のつぎめなどに、中の液体や気体がもれないようにつめるもの。パッキン。「水道のー」▽packing ***はっ‐く**【八苦】〔仏〕人生における八種の苦しみ。生・老・病・死の四苦と、愛するものと別れる苦(=愛別離苦{あいべつりく})、にくむものと会う苦(=怨憎会苦{おんぞうえく})、求めても得られない苦(=求不得苦{ぐふとくく})、身心や環境すべてを形成している五要素にとらわれている苦(=五陰盛苦{ごおんじょうく})。四字「四苦八苦」 ***はっ‐く**【白『駒】〔文〕白い馬。 >―隙を過ぐ《句》月日のたつのが早いことのたとえ。[語源]人の一生は、白い馬が走り過ぎるのを壁のすきまからちらっと見るようなものだということから。〈荘子・知北遊〉 **バック** ●後ろ。背後。対フロント。●背景。「人物の一に山をえがく」●後援(者)。後ろだて。「彼には有力な―がある」●テニス・バレーボールなどで、後方に位置する競技者。後衛。バックス。対フォワード。●「バックストローク(=背泳)」の略。●「バックハンド」の略。「相手のーに球を集める」●《名・自サ》逆戻りすること。後退。▽back ●―アップ《名・他サ》●野球で、野手のエラーに備えて、他の野手がさらにその後ろを守ること。●後援すること。「革新団体の―で出馬する」●コンピューターの障害にそなえて、コンピューター本体を二重化したり、データのコピーをとったりすること。▽backup ●―グラウンド●背景。遠景。●背後の状況・事情。また、人の素姓・環境。「共通の―を持つ人物」●「バックグラウンドミュージック」の略。▽background <1182> **バック** ―グラウンド・ミュージック テレビ・映画などで、背景に流す音楽。また、工場や事務所などで、環境づくりのために流す音楽。略語BGM。▷background music ●ースクリーン 野球場で、投球を打者から見えやすくするためにセンター後方の外野スタンドに置かれた、暗緑色の塀。▽back と screen からの和製語。●ーストレッチ 競技場で、ゴールライン(=決勝線)の反対側の直線走路。裏正面。ホームストレッチ。▽backstretch ●―ナンバー●月おくれの雑誌。古い号の雑誌。●自動車の後尾に掲示する番号。▷back number ●ーネット 野球場の、ホームプレートの後方に立てて、ファウルなどでそれた球をとめるための網。▽backとnet からの和製語。●―パッキング バックパック(=フレーム付きのリュックサック)などに生活用具を入れ、旅すること。▷backpacking ●ーハンド テニス・卓球などで、ラケットを持つ手の反対側に来る球を打つ打ち方。逆手打ち。バック。対フォアハンド。▽backhand ●―ホーム《名・他サ》野球で、本塁に向かう走者をアウトにするために野手が本塁に送球すること。▽back と home からの和製語。●―ボーン ●背骨。●心の支えになる思想・信念。精神的支柱。「―のある人」▽backbone ●ーマージン メーカーや問屋などが、利益の一部を販売手数料として小売店にはらいもどすこと。▷back margin からの和製語。●ーミラー 自動車の運転台などにとりつけた、後方を映すための鏡。▽back と mirror からの和製語。 **バッグ** 袋。かばん。特に、ハンドバッグ。▽bag ***パック**《名・他サ》●顔などに美容剤をぬり、皮膚のよごれを取り去ったり、皮膚に栄養分を吸収させたりする・美容術(美容剤)。パック剤。●包装すること。「真空ー」▽pack **パック** アイスホッケーで使う、硬化ゴム製の球。▽puck **バックス** ●ラグビー・ホッケーなどで、フォワードの後ろを守る競技者。●野球で、投手の後ろにいて守る人。内野手と外野手。▽backs **バックスキン** ●しか皮。●シカ・羊・子牛の皮で作られた、やわらかで丈夫なもみ革。●しか皮に似せて織った織物。▽buckskin **はっ‐くつ**【発掘】《名・他サ》●土の中にうずもれたものを掘り出すこと。「古墳を―する」●かくれているすぐれたものを探し出すこと。「人材を―する」 **バックル** ベルトの留め具。▽buckle **はづくろい**【羽繕い】《名・自サ》鳥がくちばしなどで、羽をととのえること。はねつくろい。 **ばつぐん**【抜群】《名・形動》大勢の中でとりわけすぐれていること。「技術力はーによい」「――の成績」類語傑出。出色。 **はっけ**【八卦】●易{えき}の算木にあらわれる八種類の形。●占い。易。[句]「当たるもー、当たらぬも―」●―み【一見】占いをする人。易者。 ***はっ・けい**【八景】ある地域内での八か所のすぐれた景色。「近江―」「金沢―」 ***はっ・けい**【白系】一九一七年の十月革命によるソビエト政権に反対の人々の系統。「―ロシア人」 **はっ・けっきゅう**【白血球】血球の一つ。無色で核のある単一細胞。アメーバ運動を行って血管の壁を出入りし、体内にはいった病原菌などを自分の細胞内に取り入れて殺す。対赤血球。 **はっけつびょう**【白血病】血液中の欠陥のある白血球が異常に増える病気の総称。 **はっけよい**《感》大相撲の行司がかける気合いの語。組み合ったまま動かない力士に勝負をうながす。 ***はっ・けん**【発券】《名・他サ》銀行券などを発行すること。「―銀行」「特急券を二枚ーする」 ***はっけん**【発見】《名・他サ》まだ知られていなかった物事を、初めて見つけ出すこと。「新しい元素を―する」 ***はっけん**【白鍵】ピアノ・オルガンなど鍵盤楽器の白いキー。対黒鍵。 **はつげん**【発現】《名・自他サ》〔文〕実際に現れ出ること。また、現し出すこと。「好意の―」「遺伝子―」 ***はつげん**【発言】《名・他サ》●ある問題を討論している場で意見を述べること。また、その意見。「――を求める」「―権」●ーりょく【一力】発言によって他の人を導いたりおさえたりできる影響力。「―のある人物」 **ばっけん**【抜剣】《名・自サ》剣をさやからぬくこと。また、ぬいた剣。 *バッケン **スキーぐつの前方をスキーに固定させるための、わく型の金具。耳金{みみがね}。▽Backen ●ーレコードスキーのジャンプ競技で、そのジャンプ台での最長不倒距離。▽Backen と record からの和製語。 **パッケージ**《名・他サ》●包装すること。また、その箱や容器。特に、商品包装用の箱。「――された商品」●関係のあるいくつかのものを一つにまとめること。また、まとめたもの。「ーツアー」▽package ●ーソフト箱づめされた市販のソフトウエア。パッケージソフトウエア。▷package software から。 ***はつ・ご**【初子】初めて生まれた子。その親の最初の子。ういご。対末子。 ***はつ‐ご**【発語】●《名・自サ》ことばを口から出すこと。●文句の冒頭に用いる、「いざ」「さて」「では」などの語。 **ばっこ**【跋扈】《名・自サ》〔文〕〔悪いものが〕勢力を広げて活動すること。のさばりはびこること。「悪徳商人が―する」四字「跳梁{ちょうりょう}跋扈」類語跳梁。 **ばつ‐ご**【跋語】〔文〕「跋文」に同じ。 **はつこい**【初恋】〔その人にとって〕生まれて初めての恋。「―の人」 ***はっ・こう**【八紘】〔文〕四方(=東・西・南・北)と四隅(=北東・北西・南西・南東)。八方。天下。 ***はっこう**【発光】《名・自サ》●光を出すこと。「―体」●―ダイオード 半導体を使って電流を流すと発光する素子。赤、黄、緑、青、白などの色がある。エネルギー効率がよく長持ちし、信号機や照明に用いられる。略語LED。 ***はっこう**【発効】《名・自サ》〔条約や法律などの〕効力が発生すること。「安保条約が―する」失効。 **はっこう**【発向】《名・自サ》〔文〕出発して目的地に向かうこと。「軍勢が―する」 **はっこう**【発行】《名・他サ》●図書・雑誌・新聞などを作って世の中に出すこと。発兌{はつだ}。類語刊行。出版。●紙幣・債券・証明書・入場券などを作って流通・通用させること。「銀行券を―する」 ***はっこう**【発酵・醱酵】《名・自サ》●酵母・細菌などによって有機物が分解し、アルコール・有機酸・炭酸ガスなどを生じること。●ある気持ち・考えなどができ上がってくること。「アイディアを十分にーさせる」 <1183> **はっこう**【白光】●白色の光。●コロナ。 **はっこう**【薄幸・薄、倖】《名・形動》〔文]幸せにめぐまれないこと。「―の少女」[類語]不幸。[対]多幸。 **はっこう・いちう**【八紘一宇】〔文〕天下を一軒の家のように統一すること。 **はっ‐こつ**【白骨】風雨にさらされて白くなった骨。[類語]骸骨。 **ばっさい**【伐採】《名・他サ》〔森林などの〕木や竹を切りとること。 **パッサカリア** スペインの舞曲から出た、三拍子のゆっくりした曲。低音部に主題のある一種の変奏曲。▷passacaglia **はっさく**【八朔】●陰暦八月朔日{ついたち}。●ミカンの一種。果実は、夏ミカンよりやや小さくて皮がうすく、甘ずつぱい。 **ばっさり**《副》《「―と」の形も)●刃物を一回ふって、あざやかに切り落とすようす。「―枝を落とす」●思い切って取り除くようす。「費用を―けずる」「髪を一切った」 **はっさん**【発散】《名・他自サ》●〔内部にもっている〕光・熱・水分・臭気・精力などを、外へまき散らすこと。また、外に向かって散り広がること。「熱を―する」「動物が―する強いにおい」「ストレスをーする」●〔理〕光線が一点から広がりながら進むこと。[対]収束。 **はつ‐ざん**【初産】初めての出産。ういざん。しょさん。 **ばつざん・がいせい**【抜山蓋世】〔文〕山を引きぬくほどの力と、世をおおいつくすほどの気力。きわめて意気さかんで勇壮なこと。「―の雄」「力は山を抜き気は世を蓋{おお}う〈史記・項羽本紀〉」より。 **はっし**《副》《「―と」の形も)●かたい物どうしが勢いよくぶつかり合うようす。[コロ]「切りつける刀をーと受ける」[四字]「丁々ー」●〔矢などが〕飛んできてするどくつき立つようす。また、勢いよく飛んでくるものを力強く受けとめるようす。[コロ]「球を―と受けとめる」[表記]「発止」と当てる。 ***ばっし**【抜糸】《名・自サ》手術の切り口が完全にふさがったのち、ぬい合わせた糸をぬき取ること。 **ばっし**【抜歯】《名・自サ》歯をぬくこと。 ***ばっ‐し**【末子】一番年下の子供。すえっこ。まっし。[対]初子。長子。 **バッジ**〔金属製の〕記章。▷badge **パッシブ**《形動》受け身であるようす。受動的。[対]アクティブ。▷passive **はつごおり**【初氷】その冬、初めてはった氷。 **はつしも**【初霜】その冬になって、初めておりた霜。 **ばつ‐ざ**【末座】まつざ。 **ばっしゅう**【抜糸】→ばっし。 **はっ‐しゃ**【発射】《名・他サ》●弾丸やロケットなどを打ち出すこと。●電波や光を出すこと。 **はっ‐しゃ**【発車】《名・自サ》汽車・電車・バスなどが出発すること。「定刻に―する」[対]停車 **はっ‐しょう**【発症】《名・自サ》病状が現れること。症状が出ること。[類語]発病。 **はっ‐しょう**【発祥】《名・自サ》〔文〕●めでたいきざしの現れること。●〔ある物事が〕初めて起こり現れること。「仏教―の地」 **はつ・じょう**【発情】《名・自サ》〔動物が〕情欲を起こすこと。「―ホルモン」「一期」 **はつ‐じょう**【発条】ばね。ぜんまい。〔古風な言い方〕 **ばっ‐しょう**【跋渉】《名・自サ》〔文〕●山をこえ川をわたること。「山野を―する」●諸地方を歩き回ること。「諸国―の旅におもむく」 **はっしょく**【発色】〔カラー写真・染め物などの〕色が生じること。また、その色の仕上がり。「―がいい」 **パッション**●情熱。激情。●キリストの受難。また、それを描いた音楽。受難曲。[参考]→受難②。▷passion **はっしん**【発信】《名・自他サ》通信を発すること。また、その通信。「―機」[参考]情報を発表することにも用いる。[類語]送信。[対]受信。着信。 **はっしん**【発疹】《名・自サ》皮膚に小さな吹き出物ができること。また、その吹き出物。発疹{ほっしん}。 >**ーチフス** 急性の感染症の一つ。シラミの媒介によって感染し、高熱を発し、紅色の発疹が出る。発疹チフス。 **はっしん**【発進】《名・自サ」●航空機・軍艦などが基地を出発すること。「機動部隊がーする」●自動車を走り出させること。「一時停止ののちーする」 **バッシング** 激しく攻撃すること。また、非難をあびせること。「ジャパンー」[コロ]「マスコミから―を受ける」▷bashing **はっすい**【撥水】水をはじくこと。「一加工」 **ばっ‐すい**【抜粋・抜、萃】《名・他サ》全体の中から、必要な部分やすぐれた部分をぬき出すこと。また、ぬき出したもの。「名文を―して訳す」[類語]抄録。 **はつ‐すがた**【初姿】●新年の装いをした姿。●新しい衣装を初めてつけた姿。 ***はっ!する**【発する】■《自サ変》〔ある事・所を源として〕起こる。はじまる。「斜面から―・した道」「薬効が―・する」●外へ現れる。出る。「酔いが―・する」●出て行く。出発する。「最終電車はすでに―・した」■《他サ変》●〔ある事・所を源として〕起こす。はじめる。「富士山麓に源を―・する川」[句]「端を―・す」●〔音・光などを〕外に向かって出す。〔実体を〕生じさせる。現す。「芳香を―・する花」[コロ]「奇声を―・する」●〔矢や弾丸などを〕放つ。発射する。「銃弾を―・する」●外部に告げ知らせる。[コロ]「警告を―・する」●〔使い・便りなどを〕目的地に向けて出す。さしむける。派遣する。「軍を―・する」「使いを―・する」 **ハッスル**《名・自サ》意気込んで、元気よくすること。「ほめられて―する」▷hustle **ばっ!する**【罰する】《他サ変》罰を加える。処罰する。「犯罪者を―・する」[対]賞する。 **はつ・すん**【八寸】●「八寸膳」の略。懐石料理用の道具。八寸四方の白木の膳。●八寸にのせて出す、酒肴の口取り。 **はっせい**【発生】《名・自サ》●それまでなかった物・事が生じること。また、生じさせること。「事故がーする」「害虫が―する」●卵子や胚子が発育して、成体になること。「―学」 **はっ・せい**【発声】《名・自サ》●声を出すこと。また、声の出し方。「一練習」[類語]発音。●唱和するとき、音頭をとること。「議長のーで万歳を三唱した」●最初に歌をよみあげる・こと(役)。 **はつ、せき**【初席】●寄席{よせ}で、新年になって初めて行う興行。●新年になって初めて寄席に出演すること。 **はつ・せき**【発赤】《名・自サ》病気で、皮膚の一部が赤くなること。ほっせき。 **ばっせき**【末席】→まっせき。 <1184> **はっせん**【八専】陰暦の壬子{みずのえね}から癸亥{みずのとい}までの一二日間のうち、丑{うし}・辰{たつ}・午{うま}・戌{いぬ}の日を除く八日間。一年に六回ある。この期間は雨が多いという。 **ばっせん**【抜染】《名・他サ》脱色剤を加えたのりをつけて、無地染めした糸や布の一部分の地色をぬき、模様を出すこと。ぬきぞめ。 ***はっ・そう**【八相】〔文〕釈迦が衆生を救うために、この世に現れて示した八段階の姿。 ***はっそう**【発想】●《名・他サ》もとになる考えを思いつくこと。また、その思いつき。「―の転換」●考え・気持ちをまとめ、表現すること。「若者らしいーのデザイン」●楽曲のもつ気分を、演奏するときの緩急・強弱などで表現すること。「―記号」 ***はっそう**【発走】《名・自サ》〔陸上競技・競馬・競輪などの〕競走で、走り出すこと。スタート。 ***はっ・そう**【発送】《名・他サ》郵便物・荷物などを送り出すこと。「引っ越しの荷物を―する」 **はっそく**【発足】《名・自サ》ほっそく。 **ばっそく**【罰則】規定に違反したものに対する処罰を定めた規則。 **ばつ・ぞく**【閥族】〔文〕●家柄。また、特に、地位の高い家柄。●閥をつくっている一族。「一政治」 **はつぞら**【初空】〔文〕元日の空。 **ばっ‐そん**【末孫】〔文〕ある人の血筋の末にあたる子孫。遠い子孫。末孫{ばっそん}。類語末裔。 **はつ・だ**【発、兌】《名・他サ》〔文〕「発行」に同じ。 **ばった**【『飛蝗蝗虫・蝗】バッタ科の昆虫の総称。草むらや畑にすみ、体色は緑色または褐色。後ろあしが発達し、よくはねる。 **バッター** 野球で、投手の投げた球を打つ選手。打者。▷batter ●ーボックス 野球のホームプレートの両側に指定された長方形の場所。この中で、打者が投手の投げた球を打つ。打席。▽batter's box **はったい**【糗・妙】米や麦の新穀をいって粉にしたもの。湯で練って砂糖を加えて食べる。はったいこ。 **はつたいけん**【初体験】●初めての体験。「ジェットコースターのー」●特に、初めて異性と肉体関係をもつこと。しょたいけん。 **はつ・たけ**【初、茸】ベニタケ科のキノコ。全体があわい赤褐色。食用。風味がよい。 **はっ・たつ**【発達】《名・自サ》●規模が大きくなり、内容が十分にととのった段階に達すること。「骨格がーする」「台風の―」類語発展。進歩。●―しょうがい【―障害】心身の機能の発達がとどこおった状態である障害。低年齢で発現することが多い。[参考]自閉症・アスペルガー症候群・学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)など。 **はったと**【催と】《副》するどくにらみつけるようす。はたと。[コロ]「―にらむ」 **ばったもの**【ばった物】ばった屋があつかう粗末な品物。粗悪品。表記「バッタ物」と書くことが多い。 **ばったーや**【ばった屋】品物を正規の流通経路を通さずに買い入れ、安価で売る商人。倒産品などの現金買い・現金売りをする安物屋。表記「バッタ屋」と書くことが多い。 **はったり** [俗]自分(の側)を実際よりよく見せようとして、盛んに大げさなことを言ったりしたりすること。[コロ]「―をかける」[コロ]「――をきかせる」 **ばったり**《副》 《「―と」の形も)●急にたおれるようす。●不意に出会うようす。「駅で―友人に会った」●物事が急にとだえるようす。「―たよりが来なくなった」「一人通りがーなくなった」 **ぱったり**《副》(「――と」の形も)「ばったり」よりやや軽い感じを表す語。「――とたおれる」「―会わなくなる」 **はっ・たん**【八端・八段・八反】縦横に黄色と褐色の縞模様のある、綾織りの厚地絹織物。座ぶとん・夜具・丹前などに使う。はったん織り。 **ハッチ** ●船で船内区画への出入り口として甲板{かんぱん}に設けられた穴。●調理場と食堂の間に設けられた、料理などをわたすための小さな口。▽hatch ***パッチ** ■《名》つぎあて用の小切れ。■《造語》「はりつける」「つぎをする」などの意を表す。▽patch ●ーワーク●手芸で、さまざまの形や色の布・革などをぬ い合わせて、一つの図柄を作る・こと(作品)。●他の人の書いたものをつぎはぎして文章を作ること。▽patch-work ***パッチ** 長いももひき。「メリヤスのー」▽朝鮮 pat-chi **はっちゃく**【発着】《名・自サ》〔交通機関の〕出発と到着。「バスの一所」 **はっちゅう**【発注・発【註】】《名・他サ》注文を出すこと。「機械を―する」対受注。 **はっちょう**【八丁・八、挺】物事にたくみなこと。達者なこと。「いい意味では使わない」[句]「口もー手もー」 **ばっちり**《副》《「ーと」の形も) [俗]「みごとに」「首尾よく」「抜け目なく」などの意の現代風の言い方。「―百点を取った」「スーツをーときめている」 **ぱっちり**《副・自サ》 《副詞は「――と」の形も》●目が大きく、はっきりしているようす。また、目を大きく開くようす。「目をーと開ける」「目がーした女の子」 **ばってい**【末弟】まってい。 ***バッティング** 野球で、打者がボールを打つ・こと(方法)。打撃(法)。「―アベレージ(=打率)」▽batting ***バッティング** ボクシングで、選手どうしの頭がぶつかること。▽butting **ばってき**【抜、擢】《名・他サ》大勢の中から特にすぐれた人を引きぬいて使うこと。登用。「主任を課長に―する」 **バッテラ** 〔関西で〕サバの箱ずし。[語源]ぽすしを作るときの舟形の木の道具の名から。▽が、bateira (=舟) **バッテリー** ●蓄電池。●野球で、そのチームの投手と捕手。また、その組み合わせ。[句]「―を組む」▽battery **はっ・てん**【発展】《名・自サ》●〔勢いなどが〕のび広がって、栄えていくこと。「町がーする」「店の―」●次の(高い)段階へ移っていくこと。「話がとんでもない方に―する」「―学習」類語発達。進歩。●[俗]手広く活躍すること。〔多く異性との交際についていう〕「だいぶ御―のようですね」「―家」●―てき・かいしょう【―的解消】よりよい段階に進むために、今まで続けてきた関係・状態をなくすこと。「事業の―」●―とじょうこく【一途上国】これから開発発展しようとしている国。開発途上国。 **はつでん**【発電】《名・自サ》電気を起こすこと。「水力一」「原子力ー」「一所」 **ばってん**【罰点】誤り・不可などを示す「×」。ばつ。 ***はっと**【法度】《「はふと」の音便》●武家時代の法律・おきて。「武家諸―」●禁じられていること。禁制。〔多く、「御ー」の形で使う〕「ばくちは御―」 ***はっと**《副・自サ】ふと気がついたり、思いがけないことに出あったりして、急に心がさわぐようす。「帰るとドアがあいていたのでーした」「忘れ物を―思い出した」 <1185> ***ハット** 周囲につばのある帽子。「シルクー」類語キャップ。▽hat ●ートリック サッカーなどで、一選手が一試合に三点以上得点すること。[語源]クリケットで、三人の打者を連続アウトにした投手に帽子(hat)をおくったのが始まり。▽hat trick ***バット** ●野球・ソフトボールなどで、ボールを打つ棒状の用具。●クリケットで用いる打ち板。▽bat ***バット** 角形の平たい容器。▽vat **ぱっと**《副》●物事がきわめて短い間に起こるようす。急に。いっぺんに。いきなり。「電気が―つく」「うわさが―広がる」●際立ってはなやかであるようす。「今夜は前祝いでーやろう」●〈「―しない」の形で〉見ばえがしない。また、好ましくない。「売れ行きが―しない」 ***パット** ●ゴルフで、グリーンにのった球をホールに入れるためにパターで軽く打つこと。パッティング。▽putt **パッド** ●体形をととのえるために、洋服の肩または腰などにつけるつめもの。また、ブラジャーに入れてあてるもの。●はぎとって使う帳面。=パット。▽pad **はつ・どう**【発動】《名・自他サ》●活動を開始すること。また、活動を開始させること。「作戦を―する」●特定の法的権限を行使すること。[コロ]「強権を―する」●動力を作り出すこと。「一機」 **ばっとう**【抜刀】《名・自サ》刀をさやからぬくこと。また、さやからぬいた刀。「―して押し入る」 **はっとう・しん**【八頭身・八等身】〔女性の〕身長が頭部の八倍に当たる、均整のとれた体。「一美人」 **はづな**【端網】馬の口につけてひく、つな。 **はつ・なつ**【初夏】夏のはじめ。初夏{しょか}。孟夏{もうか}。晩夏。 **はつなり**【初『生り】果実や野菜がその年に初めてなること。また、そのなったもの。「イチゴのー」 **はつに**【初荷】その年初めて、商品としての荷を装飾をほどこして送り出すこと。また、その荷。 ***はつ・ね**【初値】〔経〕株式が上場されて最初についた値段。 ***はつね**【初音】ウグイス・ホトトギスなどの、その年初めて聞く鳴き声。 **はつねつ**【発熱】《名・自サ》●熱を発生すること。「一体」「一量」●〔病気などのため〕体温が平常時より高くなること。「―して寝込む」 **はつ・のり**【初乗り】●その年初めて、乗り物・馬などに乗ること。まだだれも乗ったことのない乗り物・馬などに初めて乗ること。「新車に―する」●電車・タクシーなどの最低料金(の区間)。「―運賃」 ***はっぱ**【発破】鉱山の作業や土木工事などで、岩石に穴をほって火薬をしかけ、爆破すること。また、その火薬。 >――を掛・ける《句》[俗]強いことばで注意し、はげます。気合いをかける。 ***はっぱ**【葉っぱ】[俗]葉。 **はつ‐ばい**【発売】《名・他サ》商品・切符などを売り出すこと。「新製品の―」 **ばつ‐ぱい**【罰杯・罰、盃】宴席などで、罰として無理に飲ませる酒。 **はっ‐ぱく**【八白】九星の一つ。土星にあたり、方位は東北。 **はつばしょ**【初場所】大相撲の本場所の一つ。東京で一月に行われるもの。一月場所。 **ぱっぱーと**《副》●〔金銭などを〕おしげもなく使うようす。●言いにくいことを平気でしゃべるようす。「人前をかまわずーしゃべる」類語ぽんぽん。●〔水・火花などが〕断続的に飛び散るようす。●手早く物事を処理するようす。「テーブルの上をーかたづける」 **はつはな**【初花】●その年やその季節に最初にさく花。●その草木が初めてつけた花。 **はつ・はる**【初春】●春のはじめ。初春{しょしゅん}。早春。孟春{もうしゅん}。晩春。●新年。新春。「―をお慶び申し上げます」 **はっぴ**【法被・『半被】〔職人などが用いた〕屋号などを、背やえりの部分に染め出した上着。しるしばんてん。 **ハッピー**《形動》幸福なようす。しあわせ。「―な人たち」▽happy ●ーエンド 物語・映画などが万事うまくおさまって終わること。幸福な結末。めでたしめでたし。▽happy ending から。●ーマンデー・ほう【ーマンデー法】〔連休を多くするため〕国民の祝日の一部を月曜日に変更する法律の俗称。成人の日、体育の日はそれぞれ一月と一〇月の第二月曜日に、海の日と敬老の日は七月と九月の第三月曜日になった。 **はつ‐ひかげ**【初日影】一月一日の朝日の光。類語初日。 **はつ・ひので**【初日の出】一月一日の日の出。 **はつーぴゃく**【八百】〔八の一○○倍の数から〕物事の数の多いこと。「うそ―」●ーや・ちょう【一八町】江戸の町数の多いことをいう語。江戸の町全体。 **はつびょう**【発病】《名・自サ》病気の症状が現れること。病気になること。類語発症。 **はっぴょう**【発表】《名・他サ》●〔ある事実・考えなどを〕広く世間に知らせること。「婚約を―する」「新説を―する」類語公表。●〔作品などを〕世間の人に見せたり聞かせたりすること。「新しい小説を―する」「ピアノの一会」 **ばつびょう**【抜錨】《名・自サ》〔文〕船が錨{いかり}を上げて出航すること。対投錨。 ***はつぶ**【発布】《名・他サ》〔文〕〔法令などを〕公に発表し、世間に広くゆきわたらせること。「憲法を―する」 ***はつぶ**【髪膚】〔文〕頭髪と皮膚。また、転じて、体全体。[句]「身体―これを父母に受く〈孝経・開宗明義〉」 **パップ** 湿布に使うのり状の薬。また、それを用いた湿布。表記「巴布」と当てることもある。▽pap **はつぶたい**【初舞台】●俳優となって、初めて舞台で演じること。また、その舞台。[コロ]「―をふむ」●ある物事を公の場で初めて行う意にも使う」「政治家としてのー」 **はつ・ふゆ**【初冬】冬のはじめ。初冬{しょとう}。孟冬{もうとう}。晩冬。 **はつ・ひ**【初日】●一月一日の朝日。類語初日影。 **はつ・ぷん**【発債・発奮】《名・自サ》気力をふるいたたせること。「―して成績をあげる」 **ばつ・ぶん**【跋文】〔序文・本文に対して〕書物で、本文の終わったあとに記す文。跋{ばつ}。後書き。 **はつ・ほ**【初穂】●その年最初に実った稲の穂や穀物・野菜・果物など。また、それを神仏・朝廷などに献上したもの。「おー」●初穂のかわりに献上する金銭など。「ー料」=初穂料。 <1186> **はっぽう**【八方】●四方と四隅。東・西・南・北と北東・南東・南西・北西の八つの方角。八紘{はっこう}。あらゆる方向・方面。四字「四方八方」[句]「―手をつくす」●ーにらみ【―「睨み】●四方八方に目を向けて気を配ること。●画像などの目が、どの方向から見ても見る者をにらんでいるように見えること。また、その画像。●ーふさがり【一塞がり】《陰陽道で、どの方向に向かっても不吉である意から》事を行うのに、どんな方法にも障害があってどうにもならない状態。●ーやぶれ【一破れ】すきだらけで、備えがどこにもない状態・態度。 ***はっぽう**【発泡】《名・自サ》泡が発生すること。●―しゅ【―酒】●泡の出る酒。シャンパンなど。●〔ビールに対して〕(水を除いた)原料にしめる麦芽の比率が、五〇%未満のアルコール飲料。[参考]酒税法によって決められている。●ースチロール 気泡をふくませたスチレン樹脂。非常に軽く断熱・吸音効果が高いため、包装・建材など用途が広い。 ***はっ・ぼう**【発砲】《名・他サ》銃・大砲などを撃つこと。 **はっぽう・びじん**【八方美人】だれからもよく思われるように立ち回る人。[参考]多く、非難の意をこめて使う。 **はつ・ぼん**【初盆】にいぼん(新盆)。 **ばっぽん**【抜本】〔文〕根本原因をぬきとること。●―てき【一的】《形動》〔弊害の〕根本原因を除くようす。「―な対策」類語根本的。 **ばっぽん・そくげん**【抜本塞源】〔文〕弊害の根本原因を除き去り、再びその害が起こらないようにすること。 **はつ‐まいり**【初参り】《名・自サ》●「初詣で」に同じ。●〔その子供が〕生まれて初めてのお宮参り。 **はつ・まご**【初孫】〔その人にとって〕初めての孫。ういまご。 **はつ‐みみ**【初耳】初めて聞く・こと(話)。「そんな話はーだ」 **はつめい**【発明】■《形動》かしこいようす。利発。〔古風な言い方〕「―な子」■《名・他サ》最初に考え出したり、作ったりすること。「―家」「この手法は彼の一だ」類語考案。 **はつ・もう**【発毛】毛・髪の毛が生えること。「――剤」 **はつ・もうで**【初詣】《名・自サ》新年になって初めて社寺に参ること。初参り。 **はーで**【派手】《名・形動》〔いろどり・行動・性格などが〕際立っていて人目をひくこと。「―な衣装」「金遣いがーだ」類語華やか。はでやか。地味。 **はつ・もの**【初物】●野菜・果物などで、その季節になって初めてできたもの。はしり。「―のイチジクを仏前に供える」●その季節になって初めて食べるもの。まだだれも手をつけていないもの。●―ぐい【一食い】●初物を好んで食べる・こと(人)。●新しいものを好んで手に入れる・こと(人)。 **はつもん**【発問】《名・他サ"》問いを出すこと。問いとして出すこと。 **はつ・やく**【初役】初めて演じる役。「―に挑む」 **はつ・ゆ**【初湯】●「うぶゆ」に同じ。●その年初めての入浴。すなわち、正月二日の入浴。 **はつゆき**【初雪】その冬に初めて降る雪。また、新年に初めて降る雪。 **はつ・ゆめ**【初夢】新年になって初めて見る夢。一月一日または二日の夜に見る夢。 **はつ・ゆるし**【初許し】「初伝」に同じ。中許し・奥許し。 **はつ‐よう**【発揚】《名・他サ》〔文〕〔威勢・意気などを」ふるいたたせて盛んにすること。「日本精神の―」 **ばつ‐よう**【末葉】まつよう。 **はつらつ**【潑、刺潑、測】《形動》元気がよく、生き生きとしているようす。「新入生のーとした姿」類語活発。[注意]「潑刺」は誤り。 **はつ・る**【『削る】《他五》少しずつけずりとる。また、うわまえをはねる。〔古風な言い方〕文《四》。 **はつ・れい**【発令】《名・他サ》法令・辞令・警報などを出すこと。「警戒警報―」 **はつ‐ろ**【発露】《名・自サ》〔文〕〔心に働いているものが〕ある形をとって表面に現れ出ること。「愛情の―」「自衛本能の―」類語流露。 **はつわ**【発話】《名・自サ》●ことばを口に出して発すること。また、そのことば。●(utterance)[言語学]で、音声言語を発すること。また、その音声。 ***はて**【果て】●物事のたどりついた終わり。最後。終極。終末。「―のない欲望」類語極み。●あるものの、年月を経た結果の(落ちぶれた)すがた。[連]「成れのー」●広い地域の終わった所。いちばん端の所。「東洋のーの小国」表記③は「涯」とも書く。類語辺際。 ***はて**《感》軽くあやしんだり、迷って考えこんだりするときなどに発する語。「――、あれは何だろう」「―、困ったな」類語はてな。 **はーで**【派手】《名・形動》〔いろどり・行動・性格などが〕際立っていて人目をひくこと。「―な衣装」「金遣いがーだ」類語華やか。はでやか。地味。 ***パテ** すりつぶして調味した肉・魚介などを、パイ生地で包むか、容器につめて、蒸し焼きにした料理。▽pâté ***パテ** 胡粉{ごふん}・白亜・亜鉛華などに乾性油や樹脂を入れてこねたゴム状の接合剤。▽putty ***ば・てい**【馬丁】〔文〕馬の世話や口取りを仕事にする人。類語馬子。 ***ば・てい**【馬、蹄】〔文〕馬のひづめ。●―けい【一形】馬蹄に似た形。U字形。「―磁石」 **パティシエ** 洋菓子職人。▽pâtissier **はてし**【果てし】《「はて」+強意の助詞「し」》きりがついて終わりとなる所。限り。〔下に打ち消しの語を伴う〕「ーがない」 **はてしな・い**【果てし無い】《形》どこまで・行っても(しても)きりがない。「―・い大海原」「―・く続く論争」表記「涯しない」とも書く。 **はてな**《感》あやしんで発する語。「―、どこかで見た人だ」類語はて。 **はては**【果ては】《副》終わりには。しまいには。〔あまりよくないことについていう〕「とうとう論争になり、―なぐり合いになる」 **はで‐やか**【派手やか】《形動》〔いろどり・装いなどが〕いやみがなく、はなやかなようす。華麗。「――な服装」類語派手。華やか。 **は・てる**【果てる】■《自下一》●物事が終わりになる。きわまる。尽きる。「会が―・てる」●死ぬ。「貧困のうちにー・てた」図は・つ《下二》。■《接尾》「限界まで(最大限に)…する」「すっかり…する」意。「意気地なしになりー・てる」「あきれー・てる」図は・つ《下二》。 <1187> **ば・てる**《自下一》[俗]つかれて動けなくなる。へたばる。のびる。「険しい道を歩き続けて―・てた」 **バテレン** ●キリスト教が伝わった当時の、カトリックの宣教師・司祭の呼び名。●キリシタン。キリスト教。表記「伴天連」とも当てる。▽燃padre (=父)から。 **はてんこう**【破天荒】《名・形動》〔文〕《天荒(=天地未開の混沌たるさま)を破り開く意から》だれもが思いもよらなかったおどろくべき事・をする(が起こる)こと。「―の冒険」 **ハテント** 特許(権)。専売特許。▽patent **はと**【「鳩】ハト科の鳥の総称。目が丸く、胸が張っている。帰巣性にすぐれる。[参考]平和の象徴とされる。 >―が豆鉄砲を食ったよう《句》突然のことにひどくおどろいて目をぱちくりするようす。 >――に三枝の礼あり《句》《子鳩は親鳩より三本下の枝にとまることから》礼儀を重んじるべきことのたとえ。 ***は・とう**【波濤】〔文〕〔海原の中の〕うねりの大きな波。[連]「万里の―」 ***は・とう**【波頭】〔文〕●なみがしら。「白いーが立つ」●波の上。海上。 ***はどう**【波動】●〔理〕空間(=媒質)の一点に生じたある物理的な状態の変化が、波のうねりのように、周期的・連続的に周囲に伝わってゆく現象。●物事の周期的な変化。「景気の―」 ***はどう**【覇道】〔文〕武力やはかりごとで天下を治めるやり方。王道。 **ば・とう**【罵倒】《名・他サ》激しいことばで、ののしること。「論敵を―する」類語痛罵。 **ばとう・かんのん**【馬頭観音】宝冠に馬の頭をいただき、怒りの形相{ぎょうそう}をした観音。俗に馬の病気と安全、旅行を守るという。馬頭観世音。馬頭明王。 **パト・カー**「パトロールカー」の略。 **はとこ**【『再『従兄弟・『再『従姉『妹】「またいとこ」に同じ。 **パトス** 〔哲〕●情念。感情。●〔理性的、持続的な心の動きに対して〕受動的、一時的な心の動き。転じて、高まった感情。激情。エートス。▽pathos **パドック** ●競馬で、出走前の馬が集まる場所。ここで客が馬の下見をする。●自動車レースに出る車を整備・点検する場所。待機場。▽paddock **パ・ド・ドゥ** バレエで、男女二人の踊り。▽pas de deux **はとどけい**【「鳩〈時計〉】掛け時計の一つ。下がっている重りを引いてねじを巻き、時刻がくると上の巣箱から木製のハトが出て鳴く。 **はとは**【鳩派】強硬手段をさけて、なるべくおだやかに事態を収めようとする人たち。表記ふつう「ハト派」と書く。対鷹派。 **はとば**【〈波止場〉・波戸場】港で、波を防いで船舶を停泊させ、船客の乗降、荷物の揚げ降ろしなどをするために海中につき出して築いた所。埠頭{ふとう}。 **はとば・いろ**【鳩羽色】ハトの羽のように、黒みがかったうすい青緑色。 **はとーぶえ**【鳩笛】ハトの鳴き声に似た音を出す、ハトの形をした土焼きの笛。 **バドミントン** コートに立てた高さ約一・五メートルのネットをはさんで、羽根の付いた球(=シャトルコック)をラケットで打ち合い得点を争う競技。[参考]「バトミントン」は誤り。▽badminton **はとむぎ**【「鳩麦】イネ科の一年草。葉は細長く、先がとがる。実は食用・薬用。 **はとめ**【「鳩目】ひもを通すためにあけた円い穴(にとりつける金具)。 **はーどめ**【歯止め】●ブレーキ。〔古風な言い方〕●車輪・歯車などが勝手に回転しないようにその接触面におくもの。●事態の悪化など物事の変化を食いとめる手だて。[コロ]「失業の増加にーがかかる」[コロ]「ーが利く」 **バトル** 戦い。戦闘。▽battle **パトローネ** 生のロールフィルムを包んだ、円筒形の容器。[参考]もと、商標名。▽Patrone **パトロール**《名・自サ》犯罪や事故の防止のために、一定の区域を巡視する・こと(人)。特に、警官の巡視。▷patrol ●ーカー パトロール用の(警察の)自動車。パトカー。▽patrol car **パトロン** ●特定の団体・人(特に芸術家・芸人など)を、主に経済面で援助する人。後援者。●特定の異性に経済上の援助を与える人。▽patron **ハトロン・し**【ハトロン紙】薄茶色のじょうぶな洋紙。包装・封筒などに使う。 **バトン** ●リレー競走で、選手が手に持って走り、次々に走者に手わたされる筒状の短い棒。●音楽の指揮棒。▷baton ●ーガール 女性のバトントワラー。▽baton と girl からの和製語。●ータッチ《名・自サ》●リレー競走で、走者が次の走者にバトンをわたすこと。●後任者に仕事を引きわたすこと。「新人にーする」▷baton と touch からの和製語。●ートワラー音楽に合わせて指揮棒を回したりしながら、パレードの先頭に立って進む人。▽baton twirler >――を渡・す《句》仕事や役目などを後任の人に引きつぐ。 ***はな**【、洟】鼻の穴から出る液。鼻汁。[コロ]「ーをかむ」 >―も引っ掛け・ない《句》無視して、全然相手にしない。 ***はな**【『端】[俗]〔つき出たり、とがったりした物の〕先の部分。先端。はし。「半島の―がせまる」●物事のしはじめ。最初。「―から具合がいい」 ***はな**【花・華】●植物の枝や茎の先端に時を定めて開く顕花植物の生殖器官で、ふつう、めしべ・おしべ・花冠・がくで構成されている。●茶道で。また、生け花にする花。「床の間の―は何にしよう」●桜の花。「―を見に行く」●〔花のように〕盛んではなやかなこと。また、そういうもののたとえ。「―がある人」「―の都」「宴席に―をそえる」[句]「両手に―」●いちばんよい時。最もはなやかな時。「いろいろと言われるうちがーだ」[句]「言わぬがー」●はなやかで、しかもそのものの性質をよく表しているもの。「武士道の一」[句]「火事とけんかは江戸のー」●能楽で最も大切とされる、舞台における芸の美しさ。●芸人などに与える祝儀。また、芸者の揚げ代。「―を与える」表記は「纏頭」とも書く。●花札。花合わせ。[句]「ーを引く(=花札をする)」表記⑧⑨には「華」は用いない。 <1188> >――に嵐《句》「月に叢雲{むらくも}花に風」に同じ。 >―は桜木人は武士《句》花の中では、桜が第一であり、人の中では、桜のように潔い武士が第一である。 >―も恥じらう《句》美しい花も恥ずかしく思うほどである。ういういしくて美しい女性を形容することば。 >――も実もあ・る《句》名実をかね備えている。また、理にかなうとともに、人情味を備えている。「―・るお裁き」 >―より団子《句》風流なものより、実利のあるものの方がよいというたとえ。 >――を持た・せる《句》相手を立てて、栄誉をゆずる。「若い者に―・せる」 ***はな**【鼻】●顔の中央にあるつき出た部分。呼吸し、においをかぎ、また、発声を助ける。「――にかかった声」●嗅覚。[コロ]「―がきく」[句]「―がいい」 >―が高・い《句》ほこらしく思うようす。得意である。 >――が曲が・る《句》強い悪臭がするようす。 >―であしら・う《句》相手をばかにして、いいかげんな態度で応対する。問題にしない。鼻先であしらう。鼻の先であしらう。 >―で笑・う《句》〔相手を見下して〕鼻先で軽く音を立てて笑う。ふんと笑う。鼻先で笑う。 >――に掛・ける《句》自慢する。得意がる。「高収入をー・ける」 >―に付・く《句》あきあきしていやになる。「上品ぶったしぐさが―・く」 >――の先であしら・う《句》「鼻であしらう」に同じ。 >――を明か・す《句》出しぬいて相手を驚かせる。「まんまと相手の―・す」 >―を打・つ《句》においが鼻を刺激する。 >――を折・る《句》相手の慢心をくじく。「うぬぼれ屋の―・る」 >――を刺・す《句》「鼻を突く」に同じ。「あせのにおいが―・す」 >――を突き合わ・せる《句》両方が、身動きできないほど接近したところにいる。「小姑と―・せて暮らす」 >―を突・く《句》においが激しく鼻を刺激する。 >――を鳴ら・す《句》甘えた声を出す。甘える。 **ばな**【『端】《接尾》「…し始めたとたん」「…してすぐの時・所」の意。「寝入りー」[句]「出ーをくじく」 **はな・あかり**【花明かり】夜、満開の桜の花の色で、あたりがぼんやりと明るいこと。「―の小道を歩く」 **はな・あらし**【花嵐】●桜の花のさくころにふく強い風。●(桜の)花が盛んに散るようすを嵐に見立てた語。類語花吹雪。 **はな・あわせ**【花合わせ】●花札を用いてする遊び。場に並べた札の中から、持ち札と同種の札を合わせて取り、得点を争う。●平安時代、左右二組みに分かれて、花(特に桜)を出して比べ、また、それにちなんでよんだ和歌を出して、その優劣をきそった遊び。花くらべ。花いくさ。 **はな・いかだ**【花、筏】●花びらが水面にうかんで流れるのを、いかだに見立てていう語。●ミズキ科の落葉低木。初夏、葉の上面中央に淡緑色の小花をつける。 **はな・いき**【鼻息】●鼻でする息。●意気込み。「すごいーだ」 >―が荒・い《句》物事に対する意気込みが激しい。 >―を窺う《句》相手の意向や機嫌を気にして、様子を知ろうとする。「上役の―・う」 **はな・いけ**【花生け・花活け】花をいけるための器。花器。花入れ。 **はな・いろ**【花色】●花の色。●はなだ色。 **はな・うた**【鼻歌・鼻唄】鼻にかかった小声で歌(のふし)を歌うこと。また、その歌。●―まじり【一交じり】あまり本気にならずに、軽い気分ですること。「―の運転」 **はな・お**【鼻緒】げた・草履などの緒の、指の間にはさまる部分。前緒。[句]「―がきれる」[コロ]「ーをすげる」 **はな・おち**【花落ち】花が・落ちて(しぼんで)まもないころに取った、ナス・キュウリなどの若い実。 **はな・かご**【花籠】草花・切り花などを盛ったりつみ入れたりするかご。花がたみ。「お祝いにーをおくる」 **はながさ**【花、笠】花や造花でかざった笠。 **はな・がすみ**【花、霞】桜の花が満開で、遠くから見るとかすみがかかったように見えること。 **はな・かぜ**【鼻〈風邪〉】鼻水が出る、軽いかぜ。 **はな・がた**【花形】●花をかたどった形・模様。「ニンジンをーに切る」●その分野で、もっとも人気があってもてはやされる人。また、そのような事柄。「――の役者」 **はながたみ**【花、筐】〔雅〕「花かご」に同じ。 **はな・がつお**【花、鰹】かつお節をうすくけずったもの。[語源]花びらのようになるのでいう。 **はながみ**【鼻紙】鼻汁などをぬぐうための、うすくやわらかい紙。ちり紙。はなかみ。 **はながめ**【花瓶】かびん(花瓶)。 **はながるた**【花加留多】「花札」に同じ。 **はな・かんざし**【花、簪】造花でかざった、かんざし。 **はなぎ**【鼻木】「鼻輪」に同じ。 **はな・キャベツ**【花キャベツ】「カリフラワー」に同じ。 **はな‐くず**【花、屑】〔文〕散り落ちた桜の花びら。[参考]春の季語。「花の塵」とも。 **はなーぐすり**【鼻薬】●鼻の治療に使う薬。●ちょとした便宜をはかってもらうための、少額のわいろ。[コロ]「―を利かせる」●子供をなだめるために与える菓子など。 <1189> >――を嗅がせる《句》少額のわいろをおくる。 **はな・くそ**【鼻屎・鼻糞】鼻孔中で、鼻水とほこりとがまじって固まったもの。「――をほじる」 **はな・ぐもり**【花曇り】桜の花のさくころの、空が一面にくもっている状態。「―の空」 **はな‐くよう**【花供養】「灌仏会{かんぶつえ}」に同じ。 **はな・げ**【鼻毛】鼻の穴の中に生えている毛。 >―を抜・く《句》すきをみて、人をだしぬく。 >―を伸ば・す《句》女性の色香に迷って、だらしのないあまい態度になる。 >――を読ま・れる《句》男性が、好きな女性にあまく見られる。 **はなごえ**【鼻声】●〔甘えたときなどに出す〕鼻にかかった声。●〔風邪をひいたときや、涙にむせんだときなどに出す〕鼻のつまった声。 **はな・ごおり**【花氷】製氷中に花を入れた氷のかたまり。 **はなござ**【花莫、産】いろいろな色に染めた藺{い}で、模様を織り出したござ。花むしろ。 **はな・ことば**【花言葉・花『詞】花ごとに一定の意味を象徴的にもたせたもの。パンジーが愛情、白ユリが純潔を表すなど。 **はなごよみ**【花暦】花の名を、さく季節の順にしたがって並べ、それぞれにその花の名所を記したもの。 **はなざかり**【花盛り】●花がたくさん盛んにさいている・こと(時節)。「梅の―」●女性の容色のいちばん美しい年ごろ。「姉妹はそろって――だ」●ある物事が盛んであること。流行していること。「年末商戦がーだ」「お笑い番組は今、―」 **はなさき**【鼻先】●鼻の先端。●鼻のすぐ前のあたり。目の前。「―へ絶縁状をつきつける」 >―であしらこう《句》鼻であしらう。 ***はなし**【放し】《接尾》「…したままにしておく」「…したままでいる」の意。「開けー」〔多く「…っぱなし」の形で使う〕「言いっぱなし」「敷きっぱなし」 ***はなし**【話】●自分の考え・知識など、多少まとまったことを人に向かって言うこと。また、その内容。談話。「面と向かって―をする」「まじめなー」[句]「ーが合う」●人が・知っている(想像した)事柄をことばで表したもの。また、その内容。物語。いいつたえ。「昔の―」●人が協力・承認を求めてきた計画。[句]「―に乗る」●相談の結論・決着。[句]「―をまとめる」[コロ]「―をつける」●人に聞かせるための物語。落語・昔話など。「志ん朝の―を聴く」表記⑤は「咄」「噺」とも書く。●うわさ。「引っ越すというーだ」●わけ。事情。[コロ]「―のわかる人」[コロ]「それとこれとではーがちがう」 >―が付・く《句》相談や交渉がまとまる。「契約成立ということで―・いた」 >――が早・い《句》説明する必要がない。また、短い時間で説明や交渉が済む。 >―変わって《句》話題が一転して。〔物語などを語っていて場面が大きく変わるときに言う〕 >――になら・ない《句》話すほどの値打ちがなくて、問題にならない。「この金額では―・ない」 >――に花が咲・く《句》興にのって、さまざまな話が次々に出てくる。 >―に実が入・る《句》興にのって話に熱中する。「話に身が入る」とも書く。 >――を決め・る《句》相談や交渉を取りまとめる。 >――を切・り出・す《句》相手かまわず、こちらから、話をし始める。また、途中まで話す。「―・けると邪魔が入る」 >――を壊・す《句》成立した交渉やまとまりかけた相談をだめにする。 >――を進・める《句》話題や交渉を、先の段階に進める。 **はなし・あい**【話し合い】話し合うこと。相談。「値段は―で決めよう」 **はなし・あいて**【話し相手】●話をする相手の人。会話の相手。「ただーがほしかった」●相談するのによい人。「よいーにめぐまれる」 **はなし・あ・う**【話し合う】《他五》●互いに思っていることを話す。語り合う。「将来の夢を―・う」●互いに理解したり、よい考えを出したりするために話す。「契約の条件について―・う」 **はなし・か**【咄家噺家】落語家。 **はなしがい**【放し飼い】家畜を広い所で自由にさせて飼うこと。はなちがい。類語放牧。野飼い。 **はなし・か・ける**【話し掛ける】《自下一》〔相手に〕話をしかける。「英語で―・ける」●話をし始める。 **はなしごえ**【話し声】人の話している声。 **はなし・ことば**【話し言葉】日常、普通の会話をするときに使うことば。口語。対書きことば。 **はなし・こ・む**【話し込む】《自五》〔時間のたつのを忘れて〕話に熱中する。また、じっくりと話す。「二〇分もー・んでしまった」 **はなし・じょうず**【話し〈上手〉】《名・形動》話術のたくみな・こと(人)。話し手。対話し下手。 **はなして**【話し手】●話す方の人。話者。聞き手。●話のしかたの上手な人。話し上手。「なかなかの―だ」 **はな‐じどうしゃ**【花自動車】〔祝いごとのため〕美しくかざって運転する自動車。 **はなし・はんぶん**【話半分】事実はその話の半分ぐらいで、あとはうそや誇張だということ。「―に聞く」 **はなし・べた**【話し〈下手〉】《名・形動》話術がへたである・こと(人)。口べた。話し上手。 **はな・しょうぶ**【花菖蒲】アヤメ科の多年草。しめったところに生える。葉の中央に葉脈がある。初夏、紫・白などの花をつける。 **はな‐じる**【鼻汁】鼻の穴から出る液。洟{はな}。鼻水。はなしる。 **はな・じろ**【鼻白】●魚・鳥などの鼻のあたりが白いこと。●ぶりの幼魚の異称。 **はな・じろ・む**【鼻白む】《自五》気おくれした顔つきをする。また、興ざめする。「どなられて―・む」「素直にあやまられて―・んだ」 ***はな・す**【放す】《他五》●しばったり閉じこめたりせず、自由にさせる。解放する。「鳥を野に―・す」●つかんでいることをやめる。「袂を―・さない」表記②は「離す」とも書く。図《四》。 ***はな・す**【話す】《他五》●〔まとまった内容を〕相手に伝える。ことばで言う。「自分が考えていることを―・す」類語告げる。言う。語る。しゃべる。述べる。談じる。弁じる。●〔よい考えなどを出すため〕互いに意見を出す。相談する。「―・してもむだだ」類語語らう。文《四》。 ***はな・す**【離す】《他五》●くっついている二つの物の間にへだたりを作る。「骨から肉を―・す」類語分離。●二つの物の間のへだたりを大きくする。遠ざける。「二位を大きく―・す」類語隔離。離間。●〈「目を―・す」の形で〉他の物に視線を移す。[コロ]「子供から目を―・してはいけない」文《四》。 <1190> **はな・すじ**【鼻筋】眉間{みけん}から鼻先までの線。鼻梁{びりょう}。[コロ]「ーが通っている」 **はな・すすき**【花『薄】穂の出たススキ。尾花{おばな}。 **はな・ずもう**【花〈相撲〉】本場所以外に臨時{りんじ}に興行する大相撲。対本相撲。[語源]もと、木戸銭のかわりに花(=祝儀)を受けたことから。 **はな・せる**【話せる】《自下一》《「話す」の可能形》●話すことができる。「英語が―・せる人」●話し相手とするねうちがある。人情の機微に通じていて、融通がきく。「あんな―・せるやつはない」 **はなぞの**【花園】花のさく草木をたくさん栽培している園や庭。 **はな・だい**【花代】●花の代金。●芸者・遊女などを揚げたときにはらう代金。揚げ代。玉代{ぎょくだい}。はな。 **はなだ・いろ**【標色】うすい藍色。はないろ。はなだ。 **はな・たかだか**【鼻高高】《形動》ひどく得意げなようす。鼻高。「息子の一のことでーだ」 **はな・たけ**【鼻、茸】鼻の穴にできる、良性のできもの。びじょう。 **はな・たて**【花立て】●花いけ。花器。花入れ。●仏前や墓前に花を立てて供える道具。 **はな・たば**【花束】〔供えたりおくったりするために〕草花を何本か束ねたもの。 **はな・だより**【花便り】花、特に桜の花のさいたようすを知らせるたより。花信。 **はな・たれ**【洟垂れ】●鼻汁をたらしている・こと(子供)。はなたらし。●―こぞう【一小僧】●鼻汁をたらしている男の子。●人生経験が浅く、考えの甘い若者。〔あざけって言う語〕「―に何ができる」 **はなぢ**【鼻血】鼻から出る血。「―が止まらない」 **はな・つ**【放つ】《他五》〔文〕●〔閉じこめたりしばりつけたりしていたものを〕自由にさせる。放す。解放する。「小鳥を野に―・つ」●遠ざける。しりぞける。「東国に―・つ」●〔矢・弾丸などを〕ある方向に向けてうち出す。射る。発射する。[コロ]「矢を―・つ」[コロ]「第一弾を―・つ」●〔光・音・においなどを〕発する。[コロ]「光彩を―・つ」[コロ]「悪臭を―・つ」●〔スパイなどを〕送り込む。「間者を―・つ」●〈「火を―・つ」の形で〉放火する。[句]「火を―・つ」文《四》。 **はな・づくし**【花尽くし】●一つの文章・歌の中などにいろいろな花の名をたくさん連ねること。●いろいろな花の模様をかいたもの。 **はな・づつ**【花筒】竹などで作った簡単な筒形の土器。 **はな・づな**【鼻綱】鼻輪につけて牛を引くための綱。はなわ。 **はな‐っぱし**【鼻っぱし】「はなっぱしら」に同じ。 **はな‐っぱしら**【鼻っ柱】《「はなばしら」の促音化》人に負けまいとする意気込み。負けん気。鼻っぱし。[コロ]「ーが強い」 >―をへし折・る《句》相手の負けん気をくじく。 **はな・つら**【鼻面】●馬の鼻の横の部分。●〔動物などの〕はなさき。はなっつら。〔人間の場合には乱暴な言い方になる〕[コロ]「―を引き回す」 **はな・つんぼ**【鼻、聾】〔卑称〕鼻がつまって、ものにおいが感じられないこと。 **はな・でんしゃ**【花電車】〔祝い事のため〕かざりたてて運転する路面電車。 **はな・どき**【花時】●その草木の、花のさくころ。●春、いろいろな花(特に桜の花)のさくころ。 **バナナ** バショウ科の多年草。果実は細長く弓形で、熟すと黄色になる。食用。▽banana **はな・の・かんばせ**【花の顔】《連語》〔文〕女性の、花のように美しい顔。はなのかお。[句]「―、月の眉{まゆ}〈三遊亭圓朝・怪談牡丹灯籠〉」 **はな・の・くも**【花の雲】《連語》〔文〕一面に美しくさき連なる桜の花。〔雲に見立てていう語〕 **はなのさ**【鼻の差】《連語》●競馬の先着争いで、馬の鼻先ぐらいのわずかな差。ハナ。鼻差。「――で勝つ」●物事のわずかの差。 **はな・の・さき**【鼻の先】《連語》●鼻の先端。また、鼻のすぐ前のあたり。目の前。「――に突きつける」●距離が極めて近いこと。目と鼻の先。「家の―に役所がある」●〈「―で」の形で、下に態度を表す動詞を伴って〉相手に対して冷淡な態度で…する。[コロ]「―で笑う」 **はな・の・した**【鼻の下】《連語》●鼻と口との間。鼻下{びか}。 >―が長・い《句》女性にだらしがなくて甘い。 >―が干上が・る《句》生活の手段を失って食べるのに困る。あごが干上がる。口が干上がる。 **はな・の・みやこ**【花の都】《連語》文化の中心になっている、はなやかな都・都会。「―パリ」 **はな・ばさみ**【花、鋏】草木の花や小枝を切るはさみ。 **はな・ばしら**【鼻柱】●鼻の穴の間にある肉。鼻のしょうじ。●鼻を隆起させている骨。●はなっぱしら。 **はな・はずかしい**【花恥ずかしい】《形》花も恥ずかしがるほど・美しい(初々しい)。「―・い年ごろ」 **はなはだ**【甚だ】《副》ふつうの程度をひどくこえているようす。非常に。たいそう。〔多く、よくないようすに言う〕「判決には―不満です」 **はなはだしい**《形》ふつうの程度をこえているようだ。激しい。〔多く、よくないことに言う〕「―・く破損している」「好ききらいが―・い」「誤解も―・い」図はなはだ・し《シク》。 **はなばな・し・い**【華華しい・花花しい】《形》〔人の行動などが〕はでであったり活発であったりして、人目を引くようすだ。「―・い活躍」「―・く戦う」類語晴れ晴れしい。 **はなび**【花火】火薬・発色剤を包み、燃やしたり破裂させたりして種々の光や音を出し、それを見て楽しむもの。「打ち上げー」「―大会」 **はなびえ**【花冷え】春、桜の花のさくころ、一時的にもどってくる寒さ。 **はな・ひげ**【鼻、髭】「くちひげ」に同じ。 **はなびら**【花『弁・花瓣・花片】花冠を形づくる薄片の一枚一枚。花片{かへん}。 **はなぶさ**【花房・『英】小さな花が多数集まってふさ状になったもの。「藤ぃのー」 <1191> **はなふだ**【花札】花合わせに用いる札。また、それを用いてする遊び。花がるた。花。[参考]一二か月に当てはめた一二種の四季の花や風物をえがき、各四枚ずつ、全部で四八枚ある。 **はなふぶき**【花〈吹雪〉】(桜の)花びらが風にふかれて、乱れ散るようすを吹雪に見立てた語。類語花嵐。 **はなへん**【鼻偏】漢字の部首「鼻」の称。 **パナマ** ●「パナマソウ」の略。シュロに似た植物。また、その繊維。「―のスリッパ」●「パナマ帽」の略。パナマソウの繊維で作った夏用の帽子。▽Panama **はな・まがり**【鼻曲がり】●鼻すじがまがっていること。●[俗]つむじまがり。へそまがり。 **はな・まち**【花街・花町】料理屋・芸者屋などがかたまっている地区。また、遊郭。色町。色里。花街{かがい}。 **はな・まつり**【花祭り】四月八日、釈迦の誕生を祝って、釈迦像に甘茶をかけて供養をする法会。降誕会{ごうたんえ}。灌仏会{かんぶつえ}。 ***はな‐み**【花実】●花と実。[句]「死んでーがさくものか(=死んでしまっては何のいいことがあろうか)」●名と実だ。「―のある裁き」 ***はな‐み**【花見】花(特に桜の花)を見て遊び楽しむこと。桜狩り。観桜。「―時」「―酒」 ***は・なみ**【歯並み】「歯並び」に同じ。 **はなみず**【鼻水】[風邪をひいたときなどに出る〕水分の多い鼻汁。みずっぱな。「―をたらす」 **はなみずき**【花水木】ミズキ科の落葉小高木。五月ごろ花がつく。白色または紅色の花弁状の苞{ほう}の中心に淡緑色の花が球状に集まる。アメリカヤマボウシ。 **はな・みぞ**【鼻溝】鼻の下から上唇の中央にかけて、長くくぼんでいる部分。人中{じんちゅう}。 **はな・みち**【花道】●〔歌舞伎などの〕舞台の左寄りに客席を縦につらぬいて設けた通路。俳優の登場・退場や舞台の延長として用いる。●相撲場で、力士が土俵に登場・退場する通路。●物事のもっとも華々しい部分。「人生の一」[句]「引退のーをかざる」 **はな・みどう**【花『御堂】花祭りで、中に釈迦の誕生仏を安置し、屋根などを花でかざった小さな堂。 **はなむけ**【餞瞳】旅立つ人や離別する人に心をこめて金品・詩歌などをおくること。また、その金品・詩歌など。餞別{せんべつ}。「卒業生に―のことばをおくる」 **はなむこ**【花婿・花、智】(「婿」の美称)結婚したばかりの男性。新郎。対花嫁。 **はな・むしろ**【花、筵・花、蓆】●花びらが一面に散りしいたようすをむしろに見立てた語。●「はなござ」に同じ。 **はな‐め**【花芽】やがて成長して花となる芽。かが。 **はな・めがね**【鼻〈眼鏡〉】●鼻の根元にはさんでかける、つるなしのめがね。●めがねを普通より下げてかけていること。 **はな・もじ**【花文字】●〔ローマ字などの〕大文字。キャピタル。●〔ローマ字などの〕草花などの文様でかざった字体。飾り文字。 **はな・もち**【鼻持ち】〈「―ならない」の形で〉●くさくてがまんできない。「くさやの干物は―ならない」●〔やり方などが〕見たり聞いたりするのにたえられないほど不快な感じを与える。「―ならないきざな奴」 **はなもと‐じあん**【鼻元思案】先のことを考えない、浅はかな考え。 **はなもの**【花物】生花・園芸などで、花を主として観賞するもの。[参考]葉物・実物も。 **はな・もり**【花守】〔文〕桜の花の番をする人。 **はなやか**【華やか・花やか】《形動》●〔色どりなどが〕目立って美しいようす。きらびやかなようす。「―な化粧」「―なパーティー」類語はで。はでやか。●勢いが盛んで、かがやかしいようす。「軍国主義―なりしころ」 **はな・や・ぐ**【華やぐ・花やぐ】《自五》明るく・華やか(にぎやか)になる。「―・いだ雰囲気」「―・いだ声」 **はな・やさい**【花椰菜・花野菜】「カリフラワー」に同じ。 **はな・やしき**【花屋敷】多くの人に見せるため、種々の草花を栽培している庭園。〔古風な言い方〕 **はなよめ**【花嫁】(「嫁」の美称)結婚したばかりの嫁。新婦。新妻。対花婿。●―ごりょう【―御寮】「花嫁」の敬称。 **は・ならび**【歯並び】歯のならびぐあい。歯並み。「ーがよい」 **はなれ**【離れ】母屋からはなれて、別に一戸建てで建てられた、座敷のある建物。離れ座敷。離れ家。 **ば・なれ**【場慣れ・場、馴れ】《名・自サ》何度も経験して、その場面になれること。「―した話し方」 **はなれ‐じま**【離れ島】陸地から遠くはなれていて、交通などの不便な島。離れ小島。離島。類語孤島。 **はなればなれ**【離れ離れ】《名・形動》つながりをもったもの同士が、互いにはなれて存在すること。ちりぢりばらばら。別れ別れ。「親子が――になる」 ***はな・れる**【放れる】《自下一》つないでいたものがどけて、動きだす。「船が―・れて流れだす」図はな・る《下二》。 ***はな・れる**【離れる】《自下一》●くっついている二つのものが分かれる。間にへだたりをつくる。「親元を―・れて暮らす」「損得を―・れて考える」●二つのものの間のへだたりが大きくなる。距離が開く。間隔があく。「家と駅とは二キロもー・れている」[句]「祖父と大伯母とは一回りも年がー・れている」図はな・る《下二》。 <1192> **はなれ・わざ**【離れ業】普通の胆力や技量ではできない、大胆ですばらしい芸当やふるまい。「―を演じる」 ***はな・わ**【花輪・花『環】造花・生花などを輪の形に作ったもの。歓迎・慶弔などの意を表すために用いる。 ***はなわ**【鼻輪】〔綱をつけるため〕牛の鼻の両穴に通してはめる、木または金属製の輪。鼻木{はなぎ}。 **はに**【「埴】〔文〕きめのこまかい、黄色または赤色の粘土。昔、かわら・陶器の原料にした。はにつち。 **はにか・む**《自五》恥ずかしがる。恥ずかしそうなそぶりをする。てれる。「―・んで笑う」文《四》。 **は・にく**【歯肉】「歯茎」に同じ。 **ば・にく**【馬肉】馬の肉。さくら肉。 **バニシング・クリーム** 化粧下などに使う、脂肪分の少ないクリーム。▽vanishing cream **パニック** ●[経]恐慌。●不測の事態や災害で社会が混乱する状態。「―におちいる」▷panic ●ーしょうがい【一障害】突発的に、動悸・めまい・吐き気などの発作が起き、そのために生活に支障が出ている状態。パニックディスオーダー。 **バニティー・ケース** 箱形の携帯用化粧道具入れ。▷vanity case **はにゅう**【埴。『生】〔文〕埴{はに}の多くある所・土地。 >―の・やど【ーの宿】《連語》〔文〕土をぬっただけの粗末な家。また、転じて、粗末なみすぼらしい家。はにゅうの小屋。 **バニラ** ●ラン科のつる性多年草。熱帯産。果実は香料用。●バニラの実からとった甘いにおいの香料。菓子・アイスクリーム用。▽vanilla **はにわ**【埴輪】日本の古墳時代に、貴人の墓に並べられた人・動物・家・器物などをかたどった素焼きの像。 ***はね**【撥ね】書道で、筆先をはらいあげること。また、文字の、筆先をはらいあげた部分。 ***はね**【羽・羽根】●鳥の体をおおっている、軽い毛。中央に軸があり、そこから細い糸状のものが出ている。●鳥の翼。●昆虫類がもつ、飛ぶための器官。表記③は「翅」とも書く。●航空機の翼。●〔器具、機械などに つけた〕羽形、翼状のもの。「―車」●ムクロジの種子の核に、はねをつけたもの。羽子{はご}。「―をつく」表記⑤⑥は「羽根」と書く。●漢字の部首「羽・羽」の称。表記はふつう、ひらがなで書く。 >―が生えたよう《句》品物がどんどん売れることのたとえ。また、金銭や物がどんどんなくなることのたとえ。羽が生えて飛ぶよう。「―な売れ行き」 >――を伸ば・す《句》気がねなく自由にふるまう。「大仕事を終え、―・す」 ***はね**【跳ね】●はねること。●泥などが飛び散ること。また、飛び散って衣服などについた泥など。「ズボンに一がつく」●その日の興行の終わり。うちだし。 **ばね**【『発『条】●鋼鉄などをらせん状にまいたり曲げたりしてその弾力を利用するもの。スプリング。発条{はつじょう}。「―秤」●足・腰などの弾力性・はずみ。「―のある跳躍」「腰の―が強い」 **はね・あが・る**【跳ね上がる】《自五》●足の屈伸を利用してとびあがる。●物の値段・価値などが、急に大幅に上がる。「金利が―・る」●〔統制を無視して行動などが〕過激になる。 **はね・お・きる**【跳ね起きる】《自上一》はねるようにして勢いよく起きる。とび起きる。「目覚まし時計の音に―・きた」 **はね・かえ・す**【跳ね返す】《他五》●はねてひっくりかえす。はねて勢いよくもとへもどす。「とんできたボールを―・す」●ぶつかってくるものを受けつけずに勢いよくつきかえす。つっぱねる。「劣勢を―・す」「重圧を―・す」類語はねのける。はねとばす。 **はね・かえり**【跳ね返り】●はねかえること。特に、物事の影響が、もとへもどってくること。また、その影響。「地価の家賃への―」類語反動。●軽はずみな・こと(人)。特に、軽はずみなつつしみのない娘。おてんば。おきゃん。=はねっかえり。 **はね・かえ・る**【跳ね返る】《自五》●はねて元へもどる。勢いよくかえる。●勢いよくはねる。「泥水が―・る」●物事の影響が、もとへもどってくる。「森林破壊が国土の荒廃となって―・る」 **はね・ぐるま**【羽根車】回転軸の周囲に多数の金属板の羽根をとりつけたもの。羽根に水・蒸気などの圧力をかけて回す。水車・タービンなどに用いる。 **はねつーかえり**【跳ねっ返り】はねかえり。 **はねつき**【羽根突き】〔向かい合った二人が交互に〕羽子板で羽子ぃをつく・こと(遊び)。追い羽根。 **はね・つ・ける**【「撥ね付ける】《他下一》〔相手の要求や申し込みなどを〕断って受けつけない。取り合わずに拒絶する。「人を―・けるような話し方」 **はね・つるべ**【撥ね釣『瓶】柱の上に横木をとりつけ、その一端につるべ、他の端に重石をつけ、石の重みでつるべがはねあがって、井戸水をくみ上げるようにしたもの。 **はね・とば・す**【跳ね飛ばす撥ね飛ばす】《他五》●はじき飛ばす。「車に―・される」●〔障害などを〕一気にはらいのける。ふきとばす。「プレッシャーを―・す」類語はねかえす。 **はね・の・ける**【撥ね『除ける】《他下一》●強くはじきとばすようにしてどける。おしのける。「布団でを―・ける」●障害となるものを勢いよく除く。「干渉を―・ける」類語はねかえす。●〔不要なもの、悪いものを〕選び出して取りのぞく。「破損物を―・ける」 **はね・ばし**【跳ね橋・撥ね橋】●〔城門などで〕ふだんは一端をつり上げておき、必要なときに引き降ろしてかける橋。●船が下を通るとき、つり上げて船の通路をあけるようにした橋。可動橋。跳開橋。 **はね・ぶとん**【羽根布団・羽布団】鳥の羽毛を入れた布団。軽くてあたたかい。 **はね・ぼう**【】漢字の部首「」」の称。 **はね・ぼうき**【羽、箒・羽、帚】鳥の羽で作った小形のほうき。はぼうき。 **はね・まわ・る**【跳ね回る】《自五》はねるようにして、あちこち動き回る。「子犬が庭を―・る」 **ハネムーン** ●新婚の当月。蜜月{みつげつ}。●新婚旅行。蜜月旅行。▽honeymoon **パネラー** パネルディスカッションで、テーマに基づいて専門的立場から意見を述べる討議メンバー。出席講師。パネリスト。▽panel と er からの和製語。 **パネリスト** パネラー。▽panelist **は・ねる**【跳ねる】《自下一》●屈伸・弾力を利用して瞬間的に上向きに動く。とびあがる。「ウサギがー・ねる」●〔水・泥などが〕強くたたかれたりおされたりして、飛び散る。「泥水が―・ねる」●熱せられて、はじけ飛ぶ。はぜる。「炭火が―・ねる」「油が―・ねる」●〔演劇・映画などの〕その日の興行が終わる。また、(客商売の)店がその日の営業を終える。「芝居は九時に―・ねる」「店が―・ねたあとで会おう」図は・ぬ《下二》。 <1193> ***は・ねる**【刎ねる】《他下一》〔人の〕首を切り落とす。「かたきの首を―・ねる」図は・ぬ《下二》。 ***は・ねる**【「撥ねる】《他下一》●《自下一》一端を勢いよく上げる。また、上がる。「ひげを―・ねる」●文字を書くとき、筆の先をはらい上げるようにする。「寸の字の二画目は―・ねる」●はじき飛ばす。飛び散らせる。「泥水を―・ねる」●基準にあわないものを除去する。「不良品を―・ねる」●一部分をかすめ取る。ピンはねする。[句]「上前{うわまえ}を―・ねる」図は・ぬ《下二》。 **パネル** ●建物の床・壁・天井などを構成する部品。また、それらの部品を組み合わせたもの。「床―」「―化」●配電盤(の一区画)。●カンバスのかわりに使う画板。また、それにかかれた絵。●写真などをはりつけて展示する板状のもの。▽panel ●ーディスカッションあらかじめ選ばれた代表者が、聴衆の前で一定時間議論をたたかわし、続いて聴衆をふくめた全員で討議する形式の討論会。▷panel discussion **パノラマ** ●建物内部の半円形の周壁に風景画をえがいて反射光線を当て、その前に実物の模型を配して、高い所から四方を見わたすような感じを与える装置。●見渡すかぎりの景色。全景。「―写真」▽panorama **はは**【母】●その人を産んだ女性。女親。また、家族の中で、法律上・習慣上それと同じ地位に立つ人。尊敬尊母。母上。母君。母御。母堂。父。●物事を産み出すもと。[句]「必要は発明の一」[句]「―なる大地」 **はば**【幅・巾】■《名》●物の左端から右端までの長さ。また、細長く続いたものの、両側を直角に横切る長さ。「机の―」「線路の―」類語幅員。●値段・音声などの高低の差。「値上げの―に差がある」「声の―を広げる」●制約の中で自由にできる余地。ゆとり。余裕。「―のある考え方」[句]「規則に―をもたせる」●はぶり。威勢。■《助数》布地のはばを数える語。一幅は三〇~三六センチ。幅の。[参考]「巾」は「ふきん」「おおい」の意であるが、「幅」の略字として古くから用いられている。 >―が利・く《句》勢力が認められていて、思いのままにふるまえる。 >――を利か・せる《句》認められている勢力を利用して、思いのままにふるまう。幅を利かす。「あの人は、この町ではかなりー・せている」 **はば**《自五》はばを利かせる。はびこる。[句]「憎まれっ子世に―・る」[語源]「はびこる」「はだかる」の誤用から転じた語とも、「はば(幅)」を動詞化した語ともいわれる。図《四》。 **はばき**【幅利き】顔が売れていて、勢力のある・こと(人)。「この土地のー」 ***ばば**【『婆】●年を取った女性。〔古風な言い方〕対爺。●乳母。●トランプのばば抜きで、ジョーカーの担う役。 ***ばば**【屎糞】大便や、きたない物をさす幼児語。 ***ばば**【『祖『母】父・母の母親。そぼ。〔古風な言い方〕「一樣」祖父。 **ばーば**【馬場】乗馬の練習や競馬をする所。 **パパ** 「お父さん」の洋風の言い方。対ママ。●[俗]女性がパトロンに甘えて呼びかける語。▽papa **はあ**《感》思いあたったときや、納得したときなどに発する語。「話を聞いて、―と思った」図《四》 **ばばあ**【『婆】(「ばば(婆)」の長音化)年を取った女性。〔ののしって言う語〕爺。 **パパイア** パパイア科の常緑高木。果実は黄色で、香りがあり、食用。熱帯産。パパイヤ。▽papaya **はは‐うえ**【母上】〔文〕母親の敬称。〔書簡などで多く使う、古風で上品な言い方〕父上。 **はは・おや**【母親】母である親。女親。[参考]呼びかけには使わない。父親。 **はは・かた**【母方】母親の血筋に属する方。母の血つづき。「―の祖父」類語母系。対父方。 **はばかられる**【憚られる】《自下一》自然と、遠慮する。おのずからおそれつつしむ。「くわしく話すのはー・れる」 **はばかり**【憚り】■《名》●はばかること。おそれつつしむこと。遠慮。また、遠慮すべきこと。さしさわり。「―のない大きな声」「この作品は世間に対しーがある」類語忌憚。●便所。御不浄。〔古風な言い方〕■《感》「はばかりさま」に同じ。●―さま【―様】《感》●〔人の世話になったとき、労をねぎらう意で使う語〕恐れ入ります。すみません。●〔からかいや非難に対して、反発していやみをこめて言う語〕お気の毒さま。「『ここはおれの家だ』『―、私が借りているのよ』」●ーながら【一、乍ら】《副》●言いにくいことだが。「―文章にまちがいがあります」●大きな口をきくようだが(あいにくこっちは)。「―私はこれでも作家です」 **はばか・る**【憚る】■《他五》〔他に対して〕おそれつつしむ。遠慮する。「あたりを―・らぬ冗談を言う」「人目も―・らずにいちゃつく」■《自五》大きな顔をする。はばを利かせる。[句]「人目を―・る」図《四》。 **ははぎみ**【母君】〔文〕〔他人の〕母親の敬称。〔書簡などで多く使う、古風で上品な言い方〕父君。 **ははご**【母御】〔他人の〕母親の敬称。〔古風な言い方〕父御。 **ははこ‐ぐさ**【母子草】キク科の越年草。春の七草の「ごぎょう」。全体に綿毛がある。春から夏にかけて、茎の頂部に黄色の小さな花をたくさんつける。 **はばた・く**【羽『撃く】《自五》●鳥が両翼を広げて上下に動かす。●〔ひゆ的に、広い世界で活躍する意にも用いる〕「世界に―・く日本の技術」 **は・ばつ**【派閥】一つの集団の中で、出身・所属・利害関係などを同じくする一部の人々が、その利益を守るために作っている、つながり。「―の争い」類語閥。 **はばっ・た・い**【幅ったい】《形》[俗]●幅が広い。●威張った感じである。●口幅ったい。 **はば・とび**【幅跳び】陸上競技で、踏切り線から前方に向かってとび、その長さを競う競技。 **ばば・ぬき**【『婆抜き】●トランプ遊びの一つ。順番に隣の人の手札を一枚ずつぬき、同位札が二枚そろうごとに場に捨ててゆき、最後にジョーカー(=ばば)をもっていた者が負けになる。●[俗]姑{しゅうとめ}と同居しないこと。 **ハバネラ** 二拍子の軽快な舞曲。キューバの民族舞曲で、スペインを経てヨーロッパに普及。▽・英 habanera **はは・の・ひ**【母の日】母親に感謝する日。五月の第二日曜日。 **はばひろ**【幅広】《名・形動》●普通よりも幅の広い・こと(もの)。「――の顔」●普通より幅を広くした帯。はばひろおび。=はばひろ。 **はば・ひろ・い**【幅広い】《形》●横の広がりが大きい。「―・い道路」●物事に関係する範囲が広い。「―・い知識」「―・い支持を得る」 **はば・へん**【幅偏・『巾偏】漢字の部首「巾」の称。きんべん。 **はば・む**【阻む・・沮む】《他五》〔進路などを〕さえぎってじゃまをする。くいとめる。防ぎとめる。「進路を―・む」文《四》。 <1194> **ははもの**―**はまなす** **はぶ・く【省く】** 《他五》不要な物を取り除いて減らす。簡単にする。[コロ]「手間を―・く」[類語] (5) 省略。《四》。 **はぶたえ【羽二重】** 生糸を平織りにして練った、なめらかでつやのある絹織物。 **はぶ・ちゃ【波布茶】** ハブソウ(=マメ科の一年草)の種子をいって煎じ、茶の代用とした飲み物。健胃剤。 **ハプテスマ** 洗礼。▽特 baptisma **ハプニング** 予想外の突然の出来事。思いがけない事件。「旅行中に―が起こった」▽happening **はーブラシ【歯ブラシ】** 歯をみがくのに使う、柄のついたブラシ。 **はーぶり【羽振り】** ●鳥の羽の格好・ようす。●世間での地位・勢力・人望。[コロ]「―がいい」[コロ]「―を利かす」 **パプリカ** トウガラシの一品種。辛みは少ない。また、その実を原料とした香辛料。▽ハンガリー paprika **パブリシティー** 政府や企業などの広告・宣伝活動。新聞・テレビへの情報提供などを通して、自然に広告・宣伝しようとするもの。▽publicity **パブリック** 《形動》公共・公衆に関しているようす。公共の。団プライベート。▽public **ーオピニオン** 世論。輿論。▽public opinion **-ビューイング** 街頭や競技場などに設置された大型の映像機器で、スポーツやコンサートなどの中継放送を楽しむ催し。▽public viewing **バブル** ●泡。泡沫。●実体のない、見せかけだけのもの。「―経済」▽bubble **ばーふん【馬、糞】** 馬のふん。まぐそ。**―し【一紙】** 〔わらを原料とした〕質の悪い黄色い厚紙。ボール紙。 **はへい【派兵】** 《名・自他サ》軍事行動をとるために軍隊をさしむけること。「海外」キス **はべ・り【『侍り】** ■《自ラ変》〔古〕●天皇・貴人などのそば近くお仕えしている。●「居る」の謙譲語。おります。●「ある」の丁寧語。あります。ございます。一《補動》〔古〕(「・・・て」の形や形容詞連用形などについて)●謙譲の意を表す。・・・ております。●丁寧の意を表す。・・・であります。・・・でございます。 **はべ・る 【『侍る】** 《自五》 《「はべり」が意味変化して口語化したもの)地位の高い人のそばにつつしんでひかえる。「中宮のそばに―・る」 した刀。 **はは・もの【母物】** 母性愛を主題にした映画・演劇。 **はば・よせ【幅寄せ】** 《名・自サ》自動車の運転で、車のわきにある物との間隔をできるだけつめること。 **ババロア** 洋生菓子の一つ。牛乳・卵・砂糖・ゼラチンをあたためてまぜあわせ、生クリームなどを加えて冷やして固まらせた菓子。▽ bavarois **はびき 【刃引き】** 刃を引きつぶして、切れないようにってじゃまをする。くいとめる。防ぎとめる。「進路を―・む」文《四》。 **はびこ・る【蔓延る】** 《自五》●草木がしげって一面に広がる。「雑草が―・る」●「よくないものが〕広がって勢いをふるう。「熱病が―・る」「暴力が―・る」「いじめが―・る」文《四》。 **ば・ひつ【馬匹】** 〔文]飼育する馬。「―の改良」 **パビリオン** 博覧会などの大きな展示館。「万国博の一」▷pavilion **パピルス** ●カヤツリグサ科の多年草。地中海南岸・ナイル川流域などに自生。かみがやつり。●昔、パピルスの茎で作った紙状のもの。古代エジプトなどで文字や絵を記す材料にした。▽papyrus **はふ【破風・搏風】** 日本建築で、妻に出る屋根の端部をかくして装飾する、山形の幅広い板。破風板。また、その部分。 ***はぶ【波布】** クサリヘビ科のヘビ。全長一~二。頭は三角形で平たく、背中に暗褐色の斑紋説がある。沖縄・奄美両諸島にすむ。有毒。 ***ハブ** ●車輪・プロペラなどの中心部分。●拠点。中心地。「一空港」●放射状に接続したコンピューターの接続線を一つにまとめる装置。集線器。▽hub **ハフ** 粉おしろいを顔につけるための化粧用具。▽puff **ハブ** バーとレストランとを兼ねた、西洋風の居酒屋。▽pub (public house の略) **パフェ** アイスクリーム・果物・ホイップクリームなどを盛り合わせた食べ物。▽ parfait **パフォーマンス** (「行動」の意から)●演劇の上演、音楽の演奏、肉体を使った芸術的表現。●スポーツ競技の演技や運動全般。〔人目を引くための行動をいうこともある」「選挙を意識した―」●機械などのはたらき。▷performance **バベル・の・とう【バベルの塔】** ●旧約聖書創世記にある、伝説上の巨大な塔。[参考]アノアの子孫がバビロニアの平野に天にまで届く塔を建てようとして神の怒りを買い、神は罰として人々の言語を混乱させた。ゆバベルはバビロニアの首都バビロン。●空想的で実現不可能な試み。 ***は・へん【破片】** 〔かたい物などの〕こわれた、かけら。「ガラスの―」[類語]碎片心。 ***はへん【歯偏】** 漢字の部首「齒・歯」の称。 **いいは・ぼう【破帽】** 〔文〕ぼろぼろの帽子。[四字]「弊衣― **は・ぼたん【葉、牡丹】** アブラナ科のキャベツを改良して観賞用としたもの。葉は波状にちぢれ、秋から冬にかけてさまざまに色づく。玉菜。 **は‐ほん【端本】** 数巻で一組みの書物で、全巻そろっていないもの。はんぱ本。零本忠。因完本。丸本。 **はま【浜】** ●海・湖の水ぎわに沿った平地。浜辺。●囲碁で、囲んで取った相手の石。あげ石。あげはま。 **はま・おぎ【浜、荻】** ●海辺にはえているオギ。●「横浜」の略称。「―っ子」伊勢の方言で、アシ。[向]「難波の葦はは伊勢のー」 **はま・かぜ 【浜風】** 浜辺を吹き渡る風。潮風。 **は・まき【葉巻】** 葉を刻まないで、そのまま巻いて作った、高級なたばこ。葉巻たばこ。シガー。 **はまぐり【蛤】** (「浜栗」の意)マルスダレガイ科の二枚貝。殻は厚くなめらかで、表面には放射状の色帯がある。食用。貝殻は細工用。 **はま・じ【浜路】** [文]浜辺の道。浜づたいの道。 **はまだら・か【羽『斑蚊】** カ科の昆虫。羽に黒または褐色のまだらがあり、体は細長い。マラリアや黄熱病を媒介する。 **はまち【飯】** ブリの幼魚。[参考]主に、関西地方で言う。関東では「イナダ」と言う。 **はま・ちどり【浜千鳥】** 浜辺にいる千鳥。 **はま‐て【浜手】** 浜辺のほう。浜辺の側。因山手。 **はまなす【浜、茄子】** バラ科の落葉低木。海岸の砂地に自生。花は、白・紅色の大きな五弁花で香りがある。果実は赤色に熟し、食用。根皮は染色用。一「はまなし」がなまった語。 <1195> **はま「なっとう**【浜納豆】乾燥した、塩分の強い納豆。浜名納豆。[参考]浜名湖付近で作り出された。 **はま・なべ**【「蛤鍋】《「はまぐりなべ」の略》酒・みそなどで調味した汁に、ハマグリのむき身を入れ、焼き豆腐・ネギなどとにながら食べる料理。 **はま・べ**【浜辺】浜のあたり。浜のあるところ。 **はま・ぼうふう**【浜防風】セリ科の多年草。海岸の砂地に自生。若い葉は刺身のつまにする。 **はま・や**【破魔矢】●破魔弓につがえて射る矢。今は、正月の縁起物としてかざる。●棟上げ式で、破魔弓②とともに屋上に立てる二本の矢形の飾り。 **はま・やき**【浜焼き】とりたての鯛になどを蒸し焼きにしたもの。[参考]もと、浜の塩焼き釜で作った。 **はま・ゆう**【浜『木『綿】ヒガンバナ科の多年草。暖地の海辺に自生。夏、香りのある大形の白色花をつける。はまおもと。 **はま・ゆみ**【破魔弓】●昔、正月に男の子が、わらで作った輪を射て遊んだ小弓。のちに、魔よけとして正月にかざり、今は五月の節句にかざる。●棟上げ式で、破魔矢②とともに屋上に立てる二張りの弓形の飾り。 **はまり・やく**【嵌まり役】その人にうってつけの・役(役目)。適役。「議長としてーだ」 **はま・る**【嵌まる・『填まる】《自五》●穴・わくなどに、ちょうどよくはいる。「ガラス戸がうまく―・った」「指輪が―・る」●条件などにぴったりと合う。あてはまる。「役に―・る」[コロ]「型に―・った挨拶」●〔川などの深くなった所に〕落ちこむ。[コロ]「川の深みに―・る」●計略にひっかかる。[コロ]「わなに―・った」●[俗]かかわったことからぬけ出せなくなる。熱中する。くせになる。「ロックに―・る」「最近―・っているものはサイクリングです」文《四》。 **はみ**【『馬銜】くつわの、馬の口中にくわえさせる部分。 **はみがき**【歯磨き】●歯をみがくこと。●歯ブラシにつけて、歯みがきに使うもの。歯みがき粉など。 **はみ・だ・す**【『食み出す】《自五》ある制限・範囲におさまりきらないで外に出る。はみでる。「セーターの下からシャツがー・している」「常識を―・した人間」 **はみ・でる**【『食み出る】《自下一》はみだす。はみでる **ハミング**《名・自サ》口を閉じ、声を鼻にぬいて旋律だけを歌うこと。類語鼻歌。▽humming **はめ・いた**【羽目板】羽目{はめ}に張ってある板。 **はめ・こ・む**【嵌め込む・『填め込む】《他五》●はめて入れる。入れこむ。●おとしいれてだます。悪い商品を ごまかして売りつける。「悪徳商人に―・まれた」 **はめごろし**【嵌め殺し】窓ガラスや障子などの建具を、開閉したり取りはずしたりできないように取り付けること。また、そうした建具。はめころし。 **はめつ**【破滅】《名・自サ》うまくいかなくなって、ほろびること。成り立たなくなること。「欲望が身のーを招く」 **は・める**【嵌める・『填める】《他下一》●穴・わくなどに、ぴったり合うように(おして)入れる。また、外側に(ぴったりと)かぶせる。「戸を―・める」「指輪を―・める」●だまして計略にかける。また、売りつける。「敵を―・める」「にせ物で人を―・める」図は・む《下二》。 **ばーめん**【場面】●演劇・映画などの一情景。シーン。●あることが起こっている場所とそのようす。「愉快なーに出合う」 **はも**【鱧】ハモ科の海魚。体長約二メートル。体は細長く、口が大きい。南日本に多い。食用。 ***は・もの**【刃物】刃がついていて、切ったりけずったりする道具の総称。刀・包丁・ナイフなど。●ーざんまい【―三昧】〔人を殺傷しようとして〕刃物をふりまわして暴れること。刃物騒ぎ。 ***は・もの**【端物】〔一部分欠けて〕そろっていないもの。必要なまとまった分量に満たないもの。はんば物。 ***は・もの**【葉物】●野菜のうち、主として葉を食用とするものの称。●生け花・園芸で、葉を主として観賞する草木の称。[参考]花物・実物も。 **ハモ・る**《自五》[俗]合唱で、各パートが正しく音を出して和音の響きが出る。[語源]「ハーモニー(harmony)」の略「ハモ」を動詞化した語。 ***は・もん**【波紋】●〔物が落ちたときなどに〕水面に広がる波の模様。●周囲に(次々と)動揺を起こさせる影響。「―を投げかける」[コロ]「―を呼ぶ」[コロ]「ーが広がる」 ***はもん**【破門】《名・他サ》●師弟の縁を断って、門人から除名すること。●宗門から信者を除名すること。 >―を外す《句》調子にのって度を過ごす。「―・してから大騒ぎする」 **ハモンド・オルガン** 電気振動によっていろいろの音色をつくり出す電子オルガン。アメリカ人ハモンドが一九三四年に考案した。[参考]商標名。▽Hammond organ <1196> ***はや**【『甲矢・『兄矢・『早矢】射術で、一手{ひとて}の的矢{まとや}を射るとき、初めに射る矢。乙矢{おとや}。 ***はや**【「鮠】「ウグイ」の別称。また、それに似た細長い体のコイ科の魚の別称。 ***はや**【早】《副》過ぎ去った時の流れを早いと感じたときに使う語。早くも。「一日がーくれる」「―三年がたつ」■《接頭》●「速度がはやい」の意。「―飯」「―歩き」●「時刻・時期がはやい」の意。「――お昼」「一起き」 **はーや**《接続助詞「ば」+係助詞「や」》[文語]■《連語》〔未然形につく〕仮定条件の疑問を表す。…たら…(だろう)か。「心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花〈古今和歌集〉」●[已然形につく]確定条件の疑問を表す。…だから…(なのだろう)か。「久方の月の桂も秋はなほ紅葉すればや照りまさるらむ〈古今和歌集〉」■《終助》〔未然形につく〕●ある状態や自分の動作の実現に対する希望を表す。…できたらなあ。「貝がらの数を蒐めて歌に添へ贈らばや都の子等に〈佐藤春夫・望郷五月歌〉」●控えめな意志を表す。…しようか。「遠きみやこにかへらばや〈室生犀星・小景異情その二〉」 **はや・あし**【早足・速『歩】●速く歩くこと。歩調の速いこと。「―で学校へ行く」●普通の早さで歩調をとって歩くこと。類語駆け足。 **はや・い**【早い・速い】《形》●一定の時間内にたくさん・変化する(動く)ようす。スピードがある。「―・く走る」「月日のたつのは―・い」表記はふつう「速い」と書く。●〔基準になる時と比べてそれより〕時刻・時期が前である。「ぼくの方が―・く来た」●まだその時期ではない。「あきらめるのは―・い」①~③おそい。●てっとり早い。簡単だ。「会って話す方が―・い」表記②~④はもっぱら「早い」と書く。図はや・し《ク》。 >―い話が《句》てっとり早く言えば。手短に言えば。「―彼には勝てないということだ」 >―い者勝ち《句》人より先に物事に手をつけた者が多くの利益を得ること。 **はや・うち**【早打ち】●《名・他サ》間を置かずに早い調子で打つこと。「太鼓を―する」●《名・他サ》野球で、ボールカウントの早いうちに打つこと。●〔花火などを〕続けて早くうちあげる・こと(もの)。●ピストルなどをすばやく撃つこと。表記④はふつう「早撃ち」と書く。●特別仕立ての馬・かごを走らせて急報する・こと(使者)。 **はや・うま**【早馬】〔文〕●早打ち⑤が乗る馬。●早く走る馬。 **はや・うまれ**【早生まれ】一月一日から四月一日までの間に生まれた・こと(人)。おそ生まれ。 **はや・おき**【早起き】《名・自サ》朝早く起きること。 >――は三文の徳《句》朝早く起きればなにがしかの利益がある。朝起きは三文の徳。 **はや・おけ**【早、桶】粗末な棺桶。[語源]人が死んだとき、にわか作りで間に合わせることから。 **はやーがえり**【早帰り】●決まった時刻より早く帰ること。類語早びけ。●朝帰り。 **はやがてん**【早合点】《名・他サ》本当に理解するまで十分聞かずに、勝手にわかったと思いこむこと。早のみこみ。はやがってん。 **はや・がね**【早鐘】〔火事など〕火急の出来事を知らせるために、続けて激しく打ち鳴らす鐘(の音)。〔不安などのために打つ、激しい動悸の意でも用いる〕[コロ]「心臓がーを打つ」 **はや・がわり**【早変わり】《名・自サ》●歌舞伎で、一人の役者が同一場面ですばやく姿を変え、二役以上を演じること。●姿・態度などをすばやく変えること。「学者から社長に―する」 **はやく**【破約】《名・他サ》いったん決めた約束・契約を取り消すこと。 ***はやく**【端役】映画・演劇などで、重要でない役柄。ちょい役。主役。 ***はやく**【早く】■《副》●急いで。すみやかに。「―こっちへ来い」●〔文〕〔物事が始まって〕早い時期に。かなり以前に。とっくに。「―から予想されていた結末」■《名》早い時期・時刻。「朝―から夜おそくまで学園祭の準備をする」 **はやくち**【早口】しゃべり方が早いこと。くちばや。●―ことば【一言葉】発音しにくい文句を、はっきりと早く言う遊び・訓練。また、その文句。「なまむぎ・なまごめ・なまたまご」の類。 **はやく・も**【早くも】《副》●物事の起こる時が(予想よりも)早いようす。すでに。「開幕一か月でーホームラン一〇本」●早いとしても。早くとも。「返事は、ー四、五日後になるだろう」 **はや・さ**【速さ・早さ】●はやいおそいの程度。速力。「時速一〇〇キロのー」●はやいこと。また、その程度。「目にもとまらねー」対おそさ。 **はやざき**【早咲き】その種類の中で、普通のものより早く開く・こと(花)。「―の桜」遅咲き。 ***はやし**【『囃子】能楽・歌舞伎などで、演技の拍子をとったり、舞台の気分をもりたてたりする伴奏音楽。笛・鼓・太鼓・鉦・三味線などを使う。おはやし。●―ことば【―『詞】調子をととのえるため、歌の中や終わりにつけ加えることば。ヨイヤサット、コラサなど。 ***はやし**【林】●木が多数生えた所。類語木立。●同じ種類の物が多く集まっている状態。「ビルのー」 **はやし・た・てる**【囃し立てる】《他下一》「囃す」②~④を強めた言い方。盛んにはやす。 <1197> **はや‐じに**【早死に】《名・自サ》若くして死ぬこと。若死に。「兄は―した」類語早世。夭逝。夭折。 **はや‐じまい**【早仕舞い】《名・他サ》〔仕事・店などを〕定刻より早く終わりにすること。「店をーして、みんなで出かける」 **はや‐じも**【早霜】秋に、いつもより早くおりる霜。遅霜。晚霜。 **ハヤシ・ライス** 牛肉と野菜をきざんでいため、トマト味のソースで煮込んだものを、飯の上にかけた料理。ハヤシ。[語源]hashed meat and rice からとも。 ***はや・す**【囃す】《他五》●囃子{はやし}を演奏する。●手を打ったり声を出したりして、歌舞の調子をとる。「手拍子に合わせて―・す」●同じことばをくり返したり語呂を合わせたりして、からかう。「皆から二人の仲を―・された」●歓声をあげたり手をたたいたりして、ほめる。「見物人の―・す声」文《四》。 ***はや・す**【生やす】《他五》はえるようにする。はえたままにしてのばす。「根を―・す」「ひげを―・す」類語生える。図《四》。 **はや・せ**【早瀬】川の流れのはやい所。 **はや・だち**【早立ち】《名・自サ》朝早く旅立つこと。 **はやて**【『疾風・早手】《「て」は風の意の古語》急にふき起こる強い風。疾風{しっぷう}。〔古風な言い方〕「―のごとく疾走する」 **はや・で**【早出】《名・自サ》●いつもより早く・出勤する(家を出る)こと。●〔交替制勤務で、早い方の勤務時間に仕事をするため〕早く出勤すること。また、その番。早番。②遅出。 **はや・てまわし**【早手回し】前もって早めに準備・処置をしておくこと。「――に会場を決める」 **はやと**【隼人】古代、九州の薩摩・大隅地方に住んでいた、勇猛機敏な種族。〔後に、その地方出身の男子をいう〕「薩摩―」 **はや・とちり**【早とちり】《名・他サ】[俗]早合点して、まちがえること。 **はや・ね**【早寝】《名・自サ》夜、早く寝ること。「―早起き」 **はや・のみこみ**【早飲み込み・早呑み込み】《名・他サ》●理解が早いこと。●「早合点」に同じ。 **はやば**【早場】稲などを普通より早く作る地方。対遅場{おくてば}。●―まい【―米】気候の関係で、植えつけ、刈り取りの早い地方で産する米。対遅場米。 **はや・ばや**【早早】《副》《「ーと」の形も》〔ふつう考えられるよりも〕早くするようす。きわめて早く。早々。「――と到着する」「――と当選が決まる」 **はやーばん**【早番】〔交替制勤務で〕早く勤める番。早出。「明日は―だ」おそ番。 **はや・びけ**【早引け・早『退け】《名・自サ》〔勤め先や学校などから〕定刻より早く退出すること。早引き。早退。「頭痛のため――する」類語早帰り。 **はや・ひる**【早昼】定刻より早く食べる昼食。 **はやぶさ**【「隼】ハヤブサ科の鳥の総称。また、そのうちの中形のもの。きわめて速く飛び、古くから鷹狩りに使われた。 **はーやま**【端山】連山のはしの方にある山。また、ふもとにある低い山。 **はやま・る**【早まる・速まる】《自五》●速度が速くなる。「車の回転が―・る」表記ふつう「速まる」と書く。●時期・時刻が早くなる。「完成が―・る」●よく考えずに軽率なことをする。「―・ったことはするな」図《四》。 **はや‐み**【早見】一目見るだけで簡単にわかるようにした図表など。早見表。「年齢—表」 **はや・みち**【早道】●早く目的地に行ける道。近道。●早く目的を達することができる、手近な方法。「着実にやるのが結局は―だ」 **はや‐みみ**【早耳】他の人より早く聞きつける・こと(人)。「―の芸能レポーター」 **はや‐め**【早め】《名・形動》●決められた時や予定・予想した時よりも少し早いこと。「会場には―に行く」「―の準備」●予定・予想した速さより少し速いこと。「―に歩く」表記②はふつう「速め」と書く。 **はやめし**【早飯】●〔その人の〕食事の速度が早いこと。●普段より早めに食事をすること。 **はや・める**【早める】《他下一》●速度を速くする。[コロ]「足を―・める」表記ふつう「速める」と書く。類語加速。●時期・時刻を早くする。「出発を―・める」「開店時刻を―・める」図はや・む《下二》。 **はやり**【『流『行】●はやること。「―風邪」●そのときの人々の好みや興味に合って、一時的に広く盛んに行われる・こと(もの)。流行。「今ーの服」「―の歌」すたり。●ーすたり【―廃り】はやることと、すたれること。「服の型は―が激しい」●ーめ【一目・眼】「流行性結膜炎」の俗称。●ーやまい【一病】感染症。はやりやみ。〔古風な言い方〕 **はやり・ぎ**【『逸り気】血気にはやる気持ち。勇み立つ勢い。「選手たちのーをおさえる」 **はやり・た・つ**【『逸り立つ】《自五》「逸る」を強めた言い方。盛んにはやる。「―・つ心」 ***はや・る**【流行る】《自五》●〔その時代の好みに合って〕一時的に多くの人の間で行われる。流行する。「今年はこの型の靴が―・る」「昔、―・った映画」すたれる。●〔よくないことが〕人々の間に広まる。流行する。「インフルエンザが―・る」●繁盛する。「店が―・る」図《四》。 ***はや・る**【『逸る】《自五》まだその時期でないのに、早くしたいと心が進む。勇み立って先へ行きたがる。「心が―・る」[コロ]「血気に―・る」類語急ぐ。あせる。図《四》。 **はや・わかり**【早分かり】●〔説明・理屈などの〕理解が早いこと。早のみこみ。●複雑・煩雑なものを、簡単に早く理解できるように工夫した書物・図表など。「国文法―」 **はや・わざ**【早業・早技】非常にすばやくたくみなわざ。「電光石火のー」 ***はら**【原】平らで広々として、多く草などの生えている土地。「武蔵野の―」類語野。野原。 ***はら**【腹】●人の胸から腰の間の前半分。また、動物の胸から腰・尾の間の下半分。胃・腸・子宮などがある。おなか。「―が出る」「―を切る」●特に、胃腸。「―八分目」[コロ]「ーがへる」●子が宿る、母の胎内。また、その母から生まれたこと。「同じーの姉妹」表記③は「胎」とも書く。●人には示さない心の内。本心。[コロ]「相手の―を読む」●ものを恐れない気力。度量。度胸。「―が据わっている大人物」表記④⑤は「肚」とも書く。●物の中央のふくらんだところ。「親指のー」 >――が北山《句》腹がすいたこという「腹が来た」をしゃれていった語。[参考]「来た」と「北」をかけている。 >―が黒・い《句》「腹黒い」に同じ。 <1198> >―が据わ・る《句》度胸や覚悟があって落ち着いている。 >―が立・つ《句》不愉快になって怒りの気持ちがわく。 >―が膨れる《句》●腹が張る。満腹する。●言いたいことを言わないので不満がたまって気分がよくない。 >―が太・い《句》●腹がふくれている。満腹である。●度量が大きい。「リーダーはー・くて、大勢の人に頼られる」●横着である。 >―が減っては軍ができぬ《句》腹ごしらえをしてからなければ、よい仕事ができない。 >―に一物《句》心にたくらみをいだくこと。胸に一物。 >――に据えか・ねる《句》腹が立って我慢しきれなくなる。 >――の皮を縒・る《句》〔腹の皮がよじれるほど〕大笑いする。腹の皮を捩{よじ}る。 >―も身の内《句》腹も自分の体の一部だから暴飲暴食はつつしむべきであるということ。 >――を合わ・せる《句》いっしょに行動しようとして、考え・気持ちを合わせる。〔多く、悪い事についていう〕 >――を痛めた子《句》苦しい思いをして自分が産んだ、実の子。 >――を抱・える《句》あまりおかしくて大笑いする。「ー・えて笑う」 >―を固・める《句》覚悟や気持ちをしっかりと定める。決心する。 >――を決・める《句》覚悟・気持ちをはっきりとさだめる。「先に進むしかないと―・める」 >―を切・る《句》●切腹する。●おかしくてたまらず、大笑いする。 >―を括る《句》覚悟を決める。「―・って手術を受ける」 >―を肥や・す《句》「私腹を肥やす」に同じ。 >―を探・る《句》それとなく人の意中をうかがう。「相手の―・る」 >―を据・える《句》覚悟をきめる。肝をすえる。「こうなったら―・えて戦おう」 >―を立・てる《句》おこる。立腹する。 >―を割・る《句》かくさずに本心を打ち明ける。「―・って話す」 ***ばら**【『輩に儕】《接尾》〔文〕人(の身分・職業など)を表す語につけて、複数の意。なかま。ら。ども。〔相手を見下した言い方〕「敵の奴ァー」 ***ばら** ●ひとまとめにしておくべき品物を、一つ一つに分けたもの。「―の絵の具」「―で売る」●額面の小さい金。 **ばら**【荊棘】(「いばら」の転)とげのある草木の総称。茨{いばら}。 ***ばら**【薔薇】バラ科の落葉低木。茎にはとげがある。花は香りがあり、観賞用のほか香水の原料とする。品種が多い。薔薇・ **はら・あて**【腹当て】●腹掛け。腹巻き。●〔下級武士が使った〕腹部だけをおおうよろい。 **バラード** ●自由な形式の小叙事詩。物語詩。●自由な形式の、叙事的な声楽曲。●自由な形式の、物語的な小器楽曲。譚詩曲{たんしきょく}。=バラッド。▽ballade **はら・あわせ**【腹合わせ】●表と裏を別の布でぬ い合わせること。また、その帯。はらあわせ帯。●向かい合うこと。「死とーの一線」背中合わせ。 ***はらい**【払い】●金をはらうこと。また、はらうべき代金。支払い。「月々のーをすます」●書道で、筆先を右下・左下、また真下に力をぬくようにはらい下げる・こと(部分) ***はらい**【祓い】神にいのって、罪・けがれ・災厄などを除き去ること。また、そのときに唱えることば。祓え。 **はらい・きよ・める**【成い清める】《他下一》祓いをして、罪・けがれ・災厄などを取り除き清める。 **はらい・こ・む**【払い込む】《他五》代金・金銭を支払いおさめる。「会費を銀行に―・む」 **はらい・さげ**【払い下げ】●はらいさげること。また、はらいさげられた物。「国有地の一」 **はらい・さ・げる**【払い下げる】《他下一》官公庁などが、不要になったものを民間に・売りわたす(譲渡する)。「国有地を―・げる」買い上げる。 **はら・いせ**【腹、癒せ】〔的はずれのやり方で〕怒りや恨みをはらすこと。「負けたーに嫌みを言う」 **はら・いた**【腹痛】腹がいたむこと。腹痛{ふくつう}。 **はらい・だ・す**【払い出す】《他五》●はらい除く。追い出す。●銀行や企業などが金銭を支払う。「預金を―・す」 **はら・いっぱい**【腹一杯】●食べたものが胃袋に十分満ちるようす。たらふく。「―食べる」●思うぞんぶん。「―の不平をはく」「一言いまくる」 **はらい・の・ける**【払い』『除ける】《他下一》手ではらうような動作をして除く。また、じゃまなものをとり除く。「手を―・ける」「不安を―・ける」 **はらい・もど・す**【払い戻す】《他五》●領収した金銭のうち、清算して余ったものを返す。「余剰金を―・す」●預貯金を預貯金者にはらいわたす。預け入れる。●競馬・競輪などで、的中投票券を現金にかえてわたす。 **はらい・もの**【払い物】不用のため売りはらう品物。お払い。 **ばら・いろ**【薔薇色】●うすい紅色。「―に輝くほお」●〔幸せ、明朗、輝かしい未来などの象徴とされる〕「―の人生」「―の留学生活」 ***はら・う**【払う】《他五》●〔その場所にある〕じゃまなものを勢いよく除き去る。また、どかす。「すすを―・う」「足を―・う」「大広間のふすまを―・う」表記「掃う」とも書く。●そこにいなくする。追い去らせる。「ハエをー・う」[句]「辺りを―・う(=まわりの人々を圧倒する)」●〔棒状のものを〕勢いよく横・斜めに動かす。「刀を―・う」「筆先を―・う」●廃品を売る。「ぼろを―・う」●支払う。費やす。[コロ]「勘定を―・う」[コロ]「犠牲を―・う」●引きはらう。[コロ]「宿を―・う」●心をそちらに向ける。[コロ]「注意を―・う」[コロ]「努力をー・う」●〈「地を―・う」の形で〉すっかりすたれてしまう。[句]「道義は地を―・った」表記⑧は「地を掃う」とも書く。文《四》。 ***はら・う**【祓う】《他五》神にいのって罪・けがれ・災厄などを除き去る。「悪霊を―・う」図《四》。 <1199> **ばら‐うり**【ばら売り】《名・他サ》組み・そろいになっているものをばらばらに分けて売ること。類語分売。 **バラエティー** ●変化。多様性。[句]「―に富む」●歌・踊り・寸劇などをとりまぜて演じる一種の寄席演芸。バラエティーショー。=ヴァラエティー。▽variety **はら・おび**【腹帯】●鞍{くら}を固定させるため、馬の腹にしめる帯。●「岩田帯」に同じ。●「腹巻き」に同じ。 **はら・がけ**【腹掛け】胸から腹をおおう衣類。子供の寝冷えを防いだり、職人が法被の下に着たりする。腹当{はらあ}て。 **はら・がまえ**【腹構え肚構え】何かをしようとする心の準備。「―ができる」 **はら・から**【『同胞】〔文〕●同じ母から生まれた兄弟姉妹。●同じ国民。=同胞{どうほう}。 **はら・がわり**【腹変わり】「腹違い」に同じ。種違い。 **はら・ぎたな・い**【腹、穢い】《形》根性がよくない。ひねくれていて意地が悪い。類語腹黒い。 **はらきり**【腹切り】「切腹」に同じ。 **はらぐあい**【腹具合・腹工合】●胃や腸の健康の調子。「―が悪い」●空腹かどうかのぐあい。「―に合わせた料理をたのむ」 **はらくだし**【腹下し】●腹くだり。●下剤。 **はら‐くだり**【腹下り】下痢すること。腹くだし。 **パラグライダー** 長方形のパラシュートを使い、斜面をかけ降りて滑空するスポーツ。▽paraglider **パラグラフ** 文章の段落。節。項。▽paragraph **はらぐろ・い**【腹黒い】《形》ひそかに悪だくみをするほどに、心がねじけているようすだ。腹が黒い。「顔に似あわぬー・い人」類語腹ぎたない。 **はら‐げい**【腹芸】●芝居で、役者がせりふや動作によらず、その人物の気持ちを表現すること。●人の腹の上で行う曲芸。また、腹に顔などをかき、種々の表情をしてみせる芸。●言動に出さないで、度胸や経験の力で問題を処理すること。「―のうまい政治家」 **ばら・ける**【『散ける】《自下一》[俗]ばらばらになる。「集団が―・ける」「票が―・ける」図ばら・く《下二》。 **はらこ**【腹子】魚類の産卵前の卵塊。また、それを塩づけなどにしたもの。筋子{すじこ}など。はららご。 **はら‐ごしらえ**【腹、拵え】何かする前に食事をして備えておくこと。また、単に、食事をすること。 **はら‐ごなし**【腹『熟し】軽く運動などをして、食べた物の消化を助けること。「――に散歩をする」 **パラサイト** ●寄生虫。●寄食者。居候。「ーシングル(=親元で親に依存して暮らす独身者)」▽parasite **パラジウム** 〔理〕金属元素の一つ。銀白色で、白金鉱中に存在する。触媒・歯科材料などに利用する。元素記号 Pd。▽palladium **パラシュート** 「落下傘」に同じ。▽parachute ***はら・す**【晴らす】《他五》心の中にあるわだかまりを取り除いて気持ちをすっきりさせる。[コロ]「疑いを―・す」[コロ]「恨みを―・す」文《四》。 ***はら・す**【腫らす】《他五》皮膚にはれを生じさせる。「寝不足で目を―・す」文《四》。 ***ばら・す**《他五》[俗]●ばらばらにする。「しとめたイノシシを―・す」●秘密を表ざたにする。あばく。すっぱぬく。「秘密を―・す」●殺す。 **バラス** 「バラスト」に同じ。 **はらすじ**【腹筋】腹の筋肉。 >―を縒・る《句》〔腹の筋肉が痛くなるほど〕大笑いする。腹の筋をよる。 **バラスト** ●船を安定させるために船底に積みこむ貨物以外の重量物。砂・小石など。底積み。底荷。●鉄道線路や道路にしく小石。=バラス。▷ballast **ばらーずみ**【ばら炭】少しずつ分けて売る炭。 **パラセール** パラシュートをつけ、自動車やモーターボートで引っぱられて空に舞い上がるスポーツ。パラセーリング。▽parasail **パラソル** ●洋風の女性用日傘。●ビーチパラソル。▷parasol **パラダイス** ●天国。楽園。●きわめて幸福で楽しい世界。また、その境地。「この世のー」▷paradise **パラダイム** ●[語学]語形変化表。また、語群系列。●さまざまな物の見方・考え方を体系づける、その時代の有力な概念や思考の枠組み。天動説や地動説の類。範例。「知のー」▷paradigm **はらだた・し・い**【腹立たしい】《形》怒りたい気持ちをおさえきれない感じだ。しゃくにさわる。「―・い思い」 **はらだち**【腹立ち】怒りの気持ちをおこすこと。立腹。「一紛れ」 **ばら・だま**【『散弾】●一発ずつこめて撃つ弾丸。●さんだん(散弾)。 **パラチオン** 稲などの害虫を駆除する殺虫剤。[参考]パラチオンは毒性が強く、現在は使用禁止。▷Parathion **はら‐ちがい**【腹違い】父が同じで、母が別であること。また、その兄弟姉妹。異腹。異母。「―の妹」種違い。 **パラチフス** 感染症の一つ。消化器系に起こる病気。発熱・腹痛・下痢を伴う。▽Paratyphus **ばらつき** ●均一・均質でないこと。「品質に―がない」●〔統計で〕調査や実験で得た数値が不規則に分布すること。「―が多くて結論を出せない」 <1200> **ばら・つ・く**《自五》●〔束ねてある物が〕乱れ散る。「髪が―・く」●大粒の雨やあられなどが少し降る。●ふぞろいになる。「観測データが―・く」「到着時間が―・く」 **バラック** 間に合わせに建てた、粗末な(木造)家屋。仮小屋。また、そのような建て方。▽barrack **ぱら・つ・く**《自五》雨やあられなどが少し降る。[コロ]「雨が―・いたが、すぐやんだ」[参考]「ばらつく」よりも、雨などが小粒で軽い感じに言う。 **はら・つづみ**【腹鼓】(満腹して)ふくれた腹。また、それを鼓のようにたたくこと。「狸の―」[参考]「はらづつみ」とも言う。 >―を打・つ《句》十分に飲み食いして満足することのたとえ。 **バラッド** バラード。▽ballad **はらっぱ**【原っぱ】[俗]野原。はら。 **はら・づもり**【腹積もり】心の中に持っている大体の考えや計画。類語腹案。 **はら・どけい**【腹〈時計〉】〔腹のすき具合で大体の時刻が分かることから〕腹を時計に見立てていう語。 **パラドックス** 逆説。▽paradox **ばら・にく**【ばら肉】牛肉や豚肉のあばら骨のまわりの肉。三枚肉。ばら。 **パラノイA** 常にある妄想を持ち続ける精神疾患。妄想性障害。妄想症。偏執病。▽paranoia **はら・の・むし**【腹の虫】●「回虫」の俗称。●腹の中にいて、腹立たしい気持ちや空腹を支配するという虫。 >―が承知し・ない《句》しゃくにさわって我慢ができない。腹の虫が治まらない。 >―が鳴・く《句》空腹になって腹が鳴る。 >―の居所が悪・い《句》機嫌が悪い。 **はら・ばい**【腹這い】●腹を地につけてはうこと。●うつぶせになって寝そべること。「―で本を読む」 **はらはら**《副》《「―と」の形も》●木の葉・涙・しずくなどが、続いて静かに落ちるようす。「枯れ葉がーと散る」「涙がーと落ちる」●《自サ》現に見聞きしていることについて、心配して気をもむようす。「綱渡りをーしながら見る」 **ばらばら**■《副》《「―と」の形も》●粒状のものが連続的に落ちるようす。また、その音。「あられがーと降っている」「敵陣からーと弾が飛んできた」「あめ玉が―こぼれる」●多くのものが、勢いよく急に出て来るようす。ばらばらっと。「数人の男がーと出て来た」■《形動》まとまりのないようす。「家族の意見が―になった」類語まちまち。 **ばらばらっと**《副》「ばらばら①」に同じ。 **ぱらぱら**《副》《「―と」の形も》●雨・あられなどが(まばらに)少し降るようす。「雨がー降ってきた」●多くの小さいものが飛び出してくるようす。「小銭がーとこぼれた」[参考]「ばらばら②」よりも数が少ない感じに言う。●《形動》はなればなれでまばらなようす。「観客は―だった」●本などを手早くめくるようす。「雑誌を―と読む」 **パラフィン** ●石油から分離して得る白色半透明のろうのような固体。ろうそく・クレヨン・防水布などに利用。石蠟{せきろう}。●「パラフィン紙」の略。パラフィンをしみこませた紙。▽paraffin **パラフレーズ**《名・他サ》〔語句を〕やさしいことばに言いかえて、わかりやすく述べること。また、そのもの。敷衍{ふえん}。「理念をーして述べる」▽paraphrase **はらぺこ**【腹ぺこ】[俗]腹がひどくすいていること。 **パラボラ・アンテナ** 極超短波中継用のアンテナ。放物面で、電波を一方向に集中して送受信する。▽parabola (=放物線)と antennaから。 **はら・まき**【腹巻き】冷えないように腹に巻く布、または筒形の毛糸編物。腹おび。 **ばら・ま・く**【ばら、蒔く】《他五》●〔たくさんのものを〕広い範囲にまき散らす。「豆を―・く」●多くの人に手あたりしだいに与える。「名刺を―・く」 **はらみつ**【波羅蜜】生死をはなれ仏陀の悟りの境地に達すること。そのための菩薩の修行。波羅蜜多{はらみった}。[参考]梵語pāramitā (=到彼岸{とうひがん})の音訳。 **はら・む**【孕む】《他五》《「腹む」の意》●胎内に子をやどす。みごもる。妊娠する。類語懐妊。●〔植物の〕穂が出そうになって、ふくらむ。「イネが穂を―・む」●〈「風を―・む」の形で〉風にふかれてふくらむ。[コロ]「風を―・んだ帆かけ船」●中にふくみ持つ。ふくむ。「殺気を―・んだ静けさ」図《四》。 **はらん**【波瀾】(「波」は小波、「欄」は大波の意)物事の激しい変化・起伏。特に、騒ぎ・もめごと。「ードに富んだ生涯」[参考]「波乱」と書くことが多い。 **バラモン** ●インドのカーストで、最高位の僧侶階級。司祭者。ブラーマン。●バラモン教(の僧)。表記「波羅門」「婆羅門」などと当てる。▽梵語Brāhmaņa (=浄行)●―きょう【―教】古代インドの宗教。バラモンを最上位とするカーストを厳守した。のち、ヒンドゥー教に発展。 **バラライカ** 弦楽器の一つ。マンドリンに似た、ロシアの民俗楽器。三角形の胴に三本の弦を張り、指ではじいて演奏する。▽balalaika **はらり**《副》《多く「ーと」の形で》●涙が(一粒)こぼれ落ちるようす。また、軽いものが(一枚)まい落ちるようす。[コロ]「花びらがーと落ちる」●髪・着物などが、軽くうちかかるようす。「前髪がーとさがる」 **ぱらり**《副》(多く「ーと」の形で)●〔粒状・粉状のものを〕軽く、一度まくようす。「塩を―とまく」●本などを軽く一度めくるようす。「ページをーとめくる」●木の葉・紙などが・一枚(少し)落ちるようす。 **パラリンピック** 障害者の国際スポーツ大会の通称。四年に一回、オリンピック開催地でオリンピック大会の前後に開かれる。[参考]paraplegia(=下半身不随)と Olympics の合成語。現在では、palallel (=もう一つの)という意味をもたせる。▽Paralympics **パラレル**《名・形動》●平行(であること)。また、平行線。並列。●二つの事柄が、互いに応じあっていること。「―な関係」●二本のスキーを平行にしてすべる技術。▽parallel **はら・わた**【『腸】●動物の内臓。特に、大腸・小腸など。腸。臓腑。●ウリなどの内部のやわらかい部分。●性根。精神。[参考]ふつう、悪い場合に使われる。「―が見えすく」 >―が腐・る《句》正しい心を失って精神がだめになる。心が堕落する。「―・ったやつ」 >―がちぎ・れる《句》悲しみや憤りを強く感じて、我慢できない。「―ー・れる思い」 >―が煮え繰り返・る《句》我慢ができないくらい腹立たしく思う。 >―を断・つ《句》ひどく悲しくてたえられない。断腸の思いをする。 **はら・もち**【腹持ち】食べ物の消化がおそくて、満腹感が持続すること。「餅は―がいい」 <1201> **はらん** 【葉蘭】 ユリ科の常緑多年草。葉は長楕円形。根茎は薬用。 **ばらん** 寿司や弁当に入れる、葉の形をした緑色の仕切り。[参考]「葉蘭」と書く。もともとは、蘭の葉を使っていたことから。 **バランス** つりあい(がとれていること)。均衡。[コロ]「―をとって一本橋をわたる」「栄養の―が悪い」 ▷balance **ーシート** 貸借対照表。略語 B/S。 ▷balance sheet **はらん・ばんじょう**【波瀾万丈】物事の進行に、変化・起伏が激しいこと。「―の物語」 ***はり**【張り】《名》●ひっぱること。また、その程度。「―の弱い弦」●力強く、生き生きとしていること。[コロ]「―のある声」●[張り合いを感じて]心がひきしまり、勢いをもつ状態。「心の―を失う」「仕事にーがでる」《助数》弓・提灯・テントなどを数える語。 ***はり**【梁】屋根や床の重みを支えるために、柱の上や床に横わたしする材。[参考]の特に桁{こう}と区別して、棟{むね}と直角にかけわたしたものを言う。▷ゆうだつ(図)。 ***はり**【玻璃】 [古]●七宝の一つ。水晶。[参考]梵語 sphatikā の音訳。●ガラス。「―の杯{さかずき}」 ***はり**【針】■《名》●細くて固く、先がするどくとがったもの。物をさしたり、ぬったり、ひっかけたりするのに用いる。縫い針・注射針・つり針・レコード針や、ハチの針など。[ひゆ的に、ことばの中の、人を不快に刺激する要素の意でも用いる] [コロ] 「ことばにーをふくむ」●計器などの目盛りをさし示すもの。「時計の―」■《助数》手術で、縫合の数を表す語。「五―縫う」 **――の落ちる音が聞こえるよう**《句》ひどく静かで物音一つしないことの形容。「――に静かだ」 **―の筵**{むしろ}《句》少しも気の休まるひまのない席や境地のたとえ。 ***はり**【、鉤】つりばり。かぎばり。 ***はり**【鍼】漢方で、体にさしてその刺激によって治療する、金・銀製の針状の器具。また、その治療法。[コロ]「―を打つ」[表記]「針」で代用することもある。 ***ばり**【張り】《接尾》人名・作品などの下につけて、「…をまねた」「…によく似た」の意。「ピカソ―の絵」 **ばり** 材料を加工するときにできる、余分なでっぱり。「プラモデルの―」 ***ばり**【罵詈】《名・他サ》[文]きたなくののしること。また、そのことば。 **バリア** 障壁。また、障害。▽barrier **―フリー** 高齢者や障害者などが建物や道路を使用するときにさまたげとなるものを取り除くこと。入り口を広くしたり、床の段差をなくしたりするなど。▷ barrier-free **はり・あい**【張り合い】●張り合うこと。「意地の―」●[力をつくした]かいのあること。また、そう感じる気持ち。[コロ]「ーがない」「ーが抜ける」 **はり・あ・う**【張り合う】■《自五》対抗する。競争する。「―・ってお世辞を言う」■《他五》[地位や財産などを]他に取られまいと、意地をはって互いに争う。取りっこする。「社長の椅子を―・う」 **はり・あ・げる**【張り上げる】《他下一》〈「声を―・げる」の形で〉声を強く高く出す。[コロ]「大声を―・げる」 **はり‐いた**【張り板】洗った布やすいた紙などを、しわができないように張ってかわかすための板。 **バリウム** [理]●金属元素の一つ。やわらかい銀白色の金属。常温で水と激しく反応して、水素を発生する。合金の材料とする。元素記号 Ba ●「硫酸バリウム」の通称。バリウムの化合物。胃腸などのX線検査の造影剤とする。▽barium **バリエーション** ●変化。変形。[コロ]「ーに富む」●変奏。変奏曲。=ヴァリエーション。▽variation **はり・えんじゅ**【針槐】マメ科の落葉高木。初夏、白い蝶形の花がふさ状につく。街路樹・土砂止め用などとして植える。ニセアカシア。 **はり・おうぎ**【張り扇】たたんで上部を紙で張り包んだ扇。講談師や浪曲師などが机をたたいて調子をとるのに使う。 **はり・か・える**【張り替える】《他下一》すでにはってあるものを取り去って、別のものをはる。「障子を―・える」「ギターの弦を―・える」 **はりーがね**【針金】金属を細長く線状にしたもの。「―のような腕」 **はりーがみ**【張り紙・貼り紙】●物にはりつけてある紙。また、紙をはりつけること。「―細工」●宣伝・通知などのために、人目につく所にはりつけてある紙。「アルバイト募集の―」●注意・意見などを書いて書類にはりつける紙。付箋{ふせん}。 **バリカン** 頭髪をかる金属製の道具。「電気―」[語源]フランスの製造所 Bariquand et Marre から。 **ばりき**【馬力】《助数》工業上の仕事率{しごと}の単位。一馬力は、仏馬力(記号 PS)では七三六ワット、英馬力(記号 HP)では七四六ワット。日本では一般に仏馬力を使用。《名》●仕事をなしとげる力。精力。[コロ]「―がある」●荷馬車。「―を引く」「―屋」 **――を掛・ける**《句》仕事によりいっそうの精を出す。精力的に行う。「―・けてやりとげる」 **――を出・す**《句》「馬力を掛ける」に同じ。 **はり・き・る**【張り切る】《自五》●たわみなく十分に張る。ぴんと張る。「―・った肌」●元気・意欲がみなぎる。「―・って新しい仕事につく」[類語]意気込む。 >[類義語の使い分け「張り切る・意気込む」] **[張り切る・意気込む]** 張り切って(意気込んで)試合に臨む **[張り切る]** 張り切って行こう/張り切り過ぎる **[意気込む]** 絶対勝つと意気込んで敵地に乗り込む **はり‐くよう**【針供養】毎年二月八日、または一二月八日に、針仕事を休み、折れた針や古針を集めて、針を供養する行事。 **バリケード** 敵の侵入・攻撃を防ぐために、道路・出入り口などに木材や砂袋などをつみあげて作ったさく。防塞。[コロ]「―を築く」▽barricade **ハリケーン** カリブ海・西インド諸島付近に発生してメキシコ湾地方などをおそう、強い暴風雨を伴う熱帯低気圧。▽hurricane **はり・こ**【張り子】型に紙をはり合わせた後、中の型を抜きとって作った細工物。はりぬき。**ーの・とら**【ーの虎】《連語》●張り子の、トラのおもちゃ。首が動くように作ってある。●首をふり動かすくせのある人。また、見かけは強そうだが、実は弱い人。 ***はり‐こ**【針子】やとわれて針仕事をする女性。お針子。 <1202> **はりこ・む**【張り込む】■《他五》[台紙に紙などを]はりつける。[表記]「貼り込む」とも書く。●思い切りよく、大金をかける。奮発する。「祝儀を―・む」■《自五》警官が犯人をとらえるために、その現れそうな所にいて見張る。「容疑者の家に―・む」 **バリ・コン** 半円板を重ねた回転子を回し、向かいあう極板の面積を変化させて電気容量が変えられるコンデンサー。可変容量蓄電器。▽「バリアブルコンデンサー(variable condenser)」の略。 ***パリーさい**【パリ祭】七月一四日のフランス革命記念日(の行事)。[語源]映画の題『七月一四日』を日本の配給会社が訳した題名から。日本だけの言い方。 ***パリサイ**●キリストの時代のユダヤ教の一派。モーゼの律法を厳守し、偽善的・形式的であった。パリサイ派。●形式主義者。偽善者。▽Pharisaios **はり・さ・ける**【張り裂ける】《自下一》張りふくらんで破れる。[強い声や感情が猛烈な勢いでわき起こる形容に用いる]「悲しみで胸が―・けんばかりだ」 **はり・さし**【針刺し】裁縫用の針をさしておく道具。綿などを布で包んで作る。針山。針立て。 **パリジェンヌ** パリ生まれの女性。(生粋の)パリ娘。[対]パリジャン。▽parisienne **パリージャン** パリ生まれの男性。[対]パリジェンヌ。▽parisien **はりーす**【針素・鉤素】釣り糸の一つ。錘{おもり}の下から鉤{はり}までの間に使うもの。 **ばり・ぞうごん**【罵詈雑言】さまざまな悪口を言ってののしること。また、そのことば。「ーを浴びせる」[注意]「ばげんぞうげん」は誤り。 **はり・たお・す**【張り倒す】《他五》[平手で]なぐりたおす。 **はり・だし**【張り出し】●壁の外側につくりつけること(部分)。「―の窓」●広く示すために張ってかかげること(もの)。また、張り紙。「求人の―」[表記]②は「貼り出し」とも書く。●[大相撲などで]番付の欄外に記されること(人)。「―大関」[表記]③は「張出」とも書く。 **はり・だ・す**【張り出す】《自五》外へ出っぱる。「大陸の高気圧が日本海に―・す」《他五》●外へ出っぱらす。「庇{ひさし}を―・す」●広く示すために張ってかかげる。掲示する。「優秀な絵を―・す」[表記]②は「貼り出す」とも書く。 **はり・たて**【針立て】「針刺し」に同じ。 **はり・つ・く**【張り付く・貼り付く】《自五》●面と面とがくっつきあってはなれなくなる。「汗でシャツが背中にー・く」●ある人・場所からはなれずにいる。「タレントにー・いて取材する」 **はり・つけ**【張り付け・貼り付け】●平らなものを他の物にくっつけること。「金箔の―」●仕事などを成しとげるため、人を一定の場所にとどめおくこと。「現場に記者を―にする」 ***はり・つけ**【磔】昔、罪人を板や柱にしばりつけ、やりなどでつき殺した刑罰。磔刑{たっけい}。 **はり・つ・ける**【張り付ける・貼り付ける】《他下一》●物を広げのばして、のりなどで他の物にくっつける。また、平らにしてくっつける。「ポスターを壁に―・ける」●仕事などを成しとげるために、人を一定の場所にとどめおく。「支店に社員を―・ける」 **ぱりっと**《副》●衣服などが新しくて上等であるようす。「―した背広姿」●うすい物が割れたり破れたりするようす(音)。「ガラスが―割れる」「―したレタス」 **はり・つ・める**【張り詰める】《自他下一》●すきまなく、いちめんに張る。「氷が―・める」「庭に芝を―・める」●極度に緊張する。心がひきしまる。「―・めていた気持ちがゆるむ」 **はり・て**【張り手】相撲の技で、突っ張りの一種。相手の顔の側面を平手で打つもの。 **パリティー**●「パリティー計算」の略。●[軍事的な]対等。均衡。▽parity (=つりあい) **―けいさん**【―計算】生産物などの物価を、それと関係する諸商品の物価の変動とつりあいがとれるようにして決定する計算方法。 **はりーとば・す**【張り飛ばす】《他五》[平手で]激しくなぐる。 **バリトン** ●男声で、テノールとバスの間の音域を受け持つ声(の歌手)。●中音の音域を受け持つ管楽器。特に、バリトンサキソフォン。▽barytone [英]baritone **はりーぬき**【張り抜き】「張り子」に同じ。 **はり・ねずみ**【針鼠】ハリネズミ科の動物。体に短いとげが密生し、尾は短い。敵にあうと体を丸める。 **はりばこ**【針箱】裁縫の道具を入れておく箱。 **ばりばり**《副》(「――と」の形も) ●引きさいたり、はがしたりする音の形容。「ポスターをーとはがす」●せんべいやたくあんなど、固いものをかむ音の形容。●こわばっているようす。また、それにさわったときの音の形容。「紙がーと音をたてる」「―のゆかた」●張り切って物事を処理していくようす。じゃんじゃん。「―仕事をする」 **ぱりーぱり**《副》(「ーと」の形も) ●「ばりばり」①②の軽い音の形容。●《名》威勢のよいようす。「―の神田っ子」●《名》新しくて上等なようす。「―の背広」 **はり・ばん**【張り番】見張り番。「――を立てる」[類語]番人。 **はりーぼて**【張りぼて】張り子で作ったもの。特に、張り子で作った、芝居の小道具。 **はりま**【播磨】旧国名の一つ。今の兵庫県の南部。播州{ばんしゅう}。 ***はり・ま**【梁間】家のはりがわたされている方向の長さ。はりの間数{まかず}。[対]桁行{けたゆき}。 **はり・まぜ**【張り交ぜ・貼り雑ぜ】いろいろの書画などをまぜて張りつけること。また、張りつけた物。「―の屏風{びょうぶ}」 **はり・め**【針目】針でぬったあと。縫い目。 **はり・めぐら・す**【張り巡らす】《他五》まわり全体に(すきまなく)張る。張りまわす。「警備網を―・す」 **はり・もの**【張り物】●布を洗ってのりをつけ、板に張るか伸子{しんし}で張るかしてかわかすこと。また、その布。●芝居の道具で、木で作った骨に紙・布を張って、岩や木などに作ったもの。 **はり・やま**【針山】「針刺し」に同じ。 **バリュー**《造語》「価値」「ねうち」の意を表す。ヴァリュー。「ニュースー」「ネームー」▽value **ばーりょう**【馬糧・馬料】馬の飼料。 **はり・わた・す**【張り渡す】《他五》二つのものの間にはって渡して張る。「綱を―・す」 <1203> ***はる**【春】●四季の一つ。冬の次、夏の前の季節。草木が芽ぶき、花がさく季節。「――爛漫{らんまん}」●新春。正月。●[ひゆ的に]勢いの盛んな時期。「わが世の―」●青春期。思春期。「一五の―」「人生の―」●春情。色情。[類語と表現] >[類語と表現「春」] ***四季の最初の季節。** 暦の上では、立春(二月四日ごろ)から立夏(五月五、六日ごろ)の前日までを言い、生活感覚としては春一番がふくころ(三月下旬)から梅雨入り(六月上旬)のころまでを言う。厳しい冬の寒さから解放されて、やがてさき乱れる花々に人の心も浮き立つ。青春・盛時に見立てられる季節の到来である(春の目覚め・わが世の春)。なお、一月(正月)を「新春・初春」などと呼び、三月生まれの女子に「弥生{やよい}」と名づけるなどは陰暦を陽暦に適用した例である。 **[月の異称・陽暦では三~五月、陰暦では一~三月]**陰暦一月…睦月{むつき}・正月{しょうがつ}・孟春{もうしゅん}・初春{しょしゅん}・祝い月/陰暦二月…如月{きさらぎ}・仲春{ちゅうしゅん}・梅見月{うめみづき}/陰暦三月…弥生{やよい}・季春{きしゅん}・晩春{ばんしゅん}・花見月{はなみづき} **[二十四節気]**立春(二月四日ごろ)・雨水{うすい}(二月一八、一九日ごろ)・啓蟄{けいちつ}(三月五、六日ごろ)・春分{しゅんぶん}(三月二〇、二一日ごろ)・清明{せいめい}(四月四、五日ごろ)・穀雨{こくう}(四月二〇日ごろ)・立夏{りっか}(五月五、六日ごろ)・小満{しょうまん}(五月二一日ごろ) **[雑節・節句]** 節分(二月三日ごろ)・桃の節句(三月三日)・彼岸{ひがん}(春分を中日とする七日間)・八十八夜(五月一、二日ごろ)・端午の節句(五月五日) **[手紙の挨拶]**三月・・・早春の候・軽暖の砌{みぎり}・寒さも緩み一雨ごとに春めく頃/四月・・・春暖の候・陽春の砌・風光る時節・花便りも聞かれる頃/五月・・・新緑の候・薫風の砌・風薫る時節・若葉の緑も清々しい頃 **―を鬻・ぐ**《句》[文]売春する。春を売る。 ***は・る**【張る・貼る】■《自五》●一面におおう。「池に氷が―・る」●のび広がる。[コロ]「根が―・る」●[肩やあごが]つき出る。広がる。「肩の―・った人」●腹や乳房などがふくれて、皮がつっぱったような感じがする。「腹が―・る」●緊張する。[句]「気が―・る」●(肩が)こる。[コロ]「肩が―・る」●度をこえる。値段などが高くつく。「食い意地の―・った人」[句]「値が―・る」[文]《四》。■《他五》●ひっぱりわたす。「クモが糸を―・る」「ギターに弦を―・る」●のばし広げる。開き広げる。「枝を―・る」「幕を―・る」●一面をおおう。いっぱいにする。「器に水を―・る」●空間につき出す。「ひじを―・る」●強く盛んにする。[コロ]「欲を―・る」●構える。設けととのえる。「祝宴を―・る」「テントを―・る」●[自分の自信・正当性・勢いなどを示すために]肩や胸をそらせて、大きく見せようとする。[コロ]「自分は潔白だと胸を―・る」●見かけをよくしようとする。[句]「見えを―・る」●おし通す。[コロ]「強情を―・る」●対抗する。はりあう。[句]「向こうを―・る」●(かけ事で、金銭を)かける。「Aチームが優勝する方に―・る」●見張りをする。「町角で―・っていたら彼が現れた」●ある立場・地位に身をおく。[コロ]「主役を―・る」●[のりなどで]くっつける。また、そのようにして障子などを作る。「切手を―・る」「障子を―・る」[表記]⑩は多く「貼る」と書く。●[板などを平らに並べて]打ちつける。また、そのようにして天井などを作る。「板を―・る」●平手で打つ。横ざまに打つ。「ほっぺたを―・る」●相撲で、平手で相手の顔の側面を打つ。[文]《四》。 >[使い分け「はる」] **張る** [おおう。のび広がる]氷が張る・テントを張る・策略を張り巡らす・張りのある声 **貼る** [くっつける]ポスターを貼る・切手を貼る・タイル貼りの壁 [参考]統一的に「張る」が用いられるが、平面にくっつける意では「貼る」が好まれる。 **ば・る**【張る】《接尾》「…らしくふるまう」「…のようなかまえをする」意。「儀式―・る」「形式ー・る」 **はる・あらし**【春嵐】春先にふく強い風。春荒れ。 **はる・いちばん**【春一番】二月から三月にかけて、その年最初にふく強い南風。はるいち。 **はるか**【遥か】《名・形動》●距離や時間が遠くへだたっていること。また、遠くへだたった所・時。「―かなたに海が見える」「―昔のこと」●(「――に」の形で、副詞的に用いて)ちがいが大きいようす。くらべてみてずっと。「実力はーに彼の方が上だ」 **はるがすみ**【春霞】春に立ちこめるかすみ。 **はるかぜ**【春風】春にふく風。特に、東または南からふく、暖かいおだやかな風。東風{こち}。春風{しゅんぷう}。[類語]風。[対]秋風{あきかぜ}。 **はるぎ**【春着】●春に着る衣服。●正月の晴れ着。 **バルキー**《名・形動》衣服が太い糸や厚地で作られていて、ざっくりしてかさばった感じであること。「―セーター」 ▷bulky **はる・け・し**【遥けし】《形ク》[古]はるかである。「幽明―・く隔つ〈伊藤左千夫・野菊の墓〉」 **はる‐ご**【春蚕】春にふ化させ、飼うカイコ。[参考]夏蚕・秋蚕。 **バルコニー** ●洋風の建築で、屋外にはり出した、屋根のない手すりのついた台。露台。●劇場のさじき。=バルコン。▷balcony **バルコン** バルコニー。▽balcon **バルサ** パンヤ科の常緑高木。中南米原産。材はきわめて軽く、工作材料などにする。▽balsa **パルサー** 規則的にパルス状の電波を放射する天体。▷pulsar **はるさき**【春先】春の初め。早春。「―のやさしい日光」 **はる・さく**【春作】春に栽培する、また、とり入れる農作物。[対]秋作{あきさく}。 **はるさめ**【春雨】●春ふる雨。特に、こまかく静かに降る雨。しゅんう。[対]秋雨{あきさめ}。●ジャガイモ・サツマイモ・緑豆などのでんぷんから作った、半透明な糸状の食品。なべ物・吸い物などに用いる。 **パルス** 瞬間的に流れる電流・電波。また、その繰り返し。プルス。「―信号」▽pulse(=脈搏{みゃくはく}) **パルチザン** 正規軍とは別に、土地の住民で組織された愛国的遊撃隊。▽partisan <1204> **はるつげ・うお**【春告げ魚】[古]、「ニシン」の別称。 **はるつげ・どり**【春告げ鳥】「ウグイス」の別称。 **はる・の・ななくさ**【春の七草】日本で、春を代表する七つの若菜。芹{せり}・薺{なずな}(ペンペングサ)・御形{ごぎょう}(ハハコグサ)・繁縷{はこべら}・仏の座(タビラコ)・菘{すずな}(カブ)・清白{すずしろ}(ダイコン)。[参考]秋の七草。 **はる・の・めざめ**【春の目覚め】《連語》成長して性的欲望を感じ始めること。春機発動。 **はるばる**【遥遥】《副》(「――と」の形も)大変遠くから、または遠くまで動作・作用がおよぶようす。「フランスからーやって来た」「遠路――お越しいただき…」 ***バルブ** カメラのシャッターの目盛りの一つ。この目盛りに合わせておくと、シャッターボタンをおしている間シャッターが閉じない。記号B。▽bulb ***バルブ** ●管の中を流れる液体・気体の出入量の調節を、開閉によって行う装置。弁。●真空管。=ヴァルブ。▷valve **パルプ** 植物の繊維素を取り出して、うすい板状におしかためたもの。洋紙・レーヨンの原料。▽pulp **はるまき**【春巻き】肉・野菜などの具をうすい小麦粉で作った皮に巻いて包み、油で揚げた中国料理。 **はるまち・づき**【春待ち月】陰暦一二月の異名。 **はる・まつり**【春祭り】[その年の豊作をいのって]春に行う祭り。[類語]夏祭り。秋祭り。 **はる・め・く**【春めく】《自五》春らしい気候になる。「―・いた川風」「山野は―・いてきた」 **はる・やすみ**【春休み】[学校の]春の休業(期間)。春期休業。 ***はれ**【晴れ】●空が晴れた状態。晴天。[類語]好晴。[対]曇り。●「褻{け}」に対して]表立って正式であること。また、晴れがましいこと。[「―の」の形で用いることが多い]「―の日」「―舞台」●「―の身」の形で]疑いが晴れた身の上。「―の身となる」[類語]青天白日。 ***はれ**【腫れ・脹れ】炎症・内出血によって生じる、皮膚のふくらみ。「―が引く」 **ば・れい**【馬齢】[文]自分の年齢を謙遜して言う語。 **――を重・ねる**《句》たいしたこともせず、むだに年をとる。馬齢を加える。 **ばれいしょ**【馬鈴薯】「ジャガイモ」の別称。 **はれ・いしょう**【晴れ衣装・晴れ衣裳】「晴れ着」に同じ。 **バレエ** 舞踊・音楽・美術からなる総合的な舞台芸術で、台詞{せりふ}のかわりに舞踊・パントマイムによって筋を運ぶもの。舞踊劇。バレー。▽ballet **バレー**「バレーボール」の略。**―ボール** 六人(または九人)ずつのニチームがネットをはさんで、ボールを打ち合い得点を争う球技。排球{はいきゅう}。▽volleyball **ハレーション** 写真で、強い光がフィルムにあたって画像の微細部をぼかしてしまう現象。▽halation **ハレーすいせい**【ハレー彗星】英国の天文学者ハリーが、はじめてその楕円形の軌道を計算した大彗星。周期は七六・〇三年。ハリー彗星。 **パレード** はなやかな行進。「優勝―」▷parade **はれ・がまし・い**【晴れがましい】《形》表立って、はなやかである。また、あまりにも表立ってうれしく恥ずかしい。「―・い席に招かれる」 **はれ・ぎ**【晴れ着】表立った場所に着て行く衣服。晴れ衣装。[対]ふだん着。 **パレス** ●宮殿。●娯楽のための大きな建物。▽palace **はれ・すがた**【晴れ姿】●晴れ着をつけた姿。●表立った場所に堂々と出た姿。「授賞式の―」 **はーれつ**【破裂】《名・自サ》●[内部の圧力によって]勢いよく破れさけること。炸裂{さくれつ}。「爆弾がーする」「水道管が―する」[類語]爆発。●相談などがまとまらずに、物別れになること。決裂。「談判が―した」**―おん**【―音】●[勢いよく]破れさける音。「砲弾の―」●[語学]唇・歯ぐき・口蓋{こうがい}などで呼気を一度止め、内部の圧力によってその閉鎖を破って発する音。「p,t,k,b,d,g」など。閉鎖音。 **バレッタ** 板状の髪留め。バレット。▽barrette ***パレット** 水彩画・油絵などをえがくときに、絵の具をまぜあわせて色を作る板。調色板。▽palette ***パレット** 貨物をのせたまま移動できる運搬用の荷台。▷pallet **はれて**【晴れて】《副》だれはばかるところなく。公然と。「―夫婦になる」 **はればれ**【晴れ晴れ】《副・自サ》(副詞は多く「――と」の形で) ●空がすっかり晴れわたったようす。●[心に]くもりがなく明るいようす。「心配事がなくなってーとした気持ちだ」[類語]清々{すがすが}。 **はればれ・し・い**《形》●心配事がなく、明るいようすだ。すみきって気持ちがよい。「―・い顔」●[表立って]はなやかである。「―・い優勝パレード」[類語]はなばなしい。[文]はればれ・し《シク》。 **はれ・ぼった・い**【腫れぼったい】《形》はれて、ふくれているようなようすである。「ゆうべ泣きすぎたので、目が―・い」 **はれ・ま**【晴れ間】●降り続く雨や雪が降りやんでいるわずかの間。「梅雨の――」●雲の切れ間。「―から日が差す」 **ハレム** イスラム教徒の社会で、妻やめかけなどを隔離した、女性専用の部屋。後宮{こうきゅう}。ハーレム。▽harem ([語源]haram =神聖不可侵な場所) **はれ・もの**【腫れ物】炎症で皮膚のふくれあがったもの。できもの。 **――に触るよう**《句》●こわさないように大切にあつかうようす。●相手の機嫌を害さないように、おそるおそる接するようす。 **はれ・やか**【晴れやか】《形動》●表情が明るいようす。また、心にくもりがなくさわやかなようす。「――な顔」●晴れわたったようす。「――な空」●明るくはなやかなようす。「―によそおう」 **バレリーナ** バレエの女性のおどり手。▽ballerina ***は・れる**【晴れる・霽れる】《自下一》●晴れになる。雲や霧などが消える。雨や雪が降りやむ。「空が―・れる」「そろそろ雨も―・れるころだ」[対]曇る。●いやな気分などがなくなり、さっぱりする。疑いが消える。[コロ]「気がー・れる」[コロ]「疑いが―・れる」[文]は・る《下二》。 ***は・れる**【腫れる・脹れる】《自下一》病気・炎症・内出血などで、体の一部がふくれあがる。「打った部分がー・れる」「歯ぐきが―・れる」[文]は・る《下二》。 ***ば・れる**《自下一》[俗]人に知れないようにかくしていたことが、知られてしまう。露見する。「悪事が―・れる」 ***バレル**《名・助数》液体などの容量の単位。バーレル。[参考]一バレルは石油用で約一五九リットル。▽barrel (=樽{たる}) **ハレルヤ**《感》キリスト教で、神に対する喜び・感謝を表す語。《名》「ハレルヤ」をくり返して歌う聖歌。=アレルヤ。▽ヘブライ語 hallelujah (=エホバを賛美せよ) <1205> **はれ・わた・る**【晴れ渡る】《自五》見わたすかぎり晴れる。「山頂は―・って、遠くの山まで見える」 ***ば・れん**【馬楝】版画制作で、着色した版木にあてた紙の上をこする道具。 ***ば・れん**【馬簾】まといのまわりにつける、紙や革などを細長く切った飾り。[参考]纏(図)。 **バレンタイン・デー** 殉教した聖バレンタインを記念するカトリックの祝日。二月一四日。相愛の男女が贈り物をしあい、また、女性が男性に求愛できる日とされる。▷(St.) Valentine's Day **はれんち**【破廉恥】《名・形動》普通なら恥ずかしくてできないようなことをしていながら、平気でいること。厚顔無恥。「―な奴」「―な行為」[類語]恥知らず。鉄面皮{てつめんぴ}。**―ざい**【―罪】道義に反する動機・原因によりなされる犯罪。殺人・詐欺・窃盗・放火・贈収賄など。 **ハロ** ●[天]太陽や月のまわりに現れる色彩のある輪。暈{かさ}。光環{こうかん}。●キリスト教美術で、聖像の頭のまわりに描かれている円光。光輪。=ハロー。▽halo **は-ろう**【波浪】[文]なみ。「―注意報」 **ハロウィーン** 万聖節(=カトリックで、すべての聖人を記念する日)の前夜祭。一〇月三一日。英米では子供たちがカボチャで作ったちょうちんをかざり、仮装して家々を回って歩く。ハロウィン。▽Halloween **ハロー**《感》呼びかけの語。もしもし。やあ。▽hello **ハローワーク** 公共職業安定所の愛称。▽hello と work からの和製語。 **ハロゲン** [理]ふっ素・塩素・臭素・よう素・アスタチンの総称。金属と親和力が強い。▽Halogen **バロック** ルネサンス後の一六~一八世紀にヨーロッパで流行した、建築・美術・音楽の様式。複雑・華麗で動的。「―音楽」▽baroque (=ゆがんだ真珠) **パロディー** 有名な文学作品の表現をたくみにまね、風刺などの要素を加えてこっけい化したもの。もじり詩文・戯詩・替え歌の類。また、広く絵画・映画・写真などにもいう。「ー化」▽parody **バロメーター** ●気圧計。また、晴雨計。●ある物事の状態・程度を知る目安となるもの。「つめは健康の―」▷barometer **パロ・る**《他五》[俗]パロディーにする。「パロディー」の略の「パロ」を動詞化した語。 **ハロン**《名・助数》競馬で、距離の単位。一ハロンは八分の一マイルで、約二〇一メートル。▷furlong **パワー** 力。能力。勢力。「ーアップ」▽power **ーハラスメント** 職場で、力関係を利用して行われるいじめやいやがらせ。パワハラ。「―に抗議をする」▽power harassment からの和製語。**ーリフティング** バーベルを使って行う競技。挙げるバーベルの重さを競う。スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの三種類の挙げ方がある。▽power lifting **ハワイアン** ■《造語》「ハワイ風の」の意を表す。「―ギター」「―ダンス」■《名》「ハワイアンミュージック」の略。ハワイ諸島などの民俗音楽に、アメリカ音楽の影響が加わったポピュラー音楽。▽Hawaiian **は・わたり**【刃渡り】●刃物の刃の長さ。「―一〇センチのナイフ」●刀の刃の上をはだしで歩く軽業。 **パワハラ**「パワーハラスメント」の略。 **パワフル**《形動》力強いようす。▽powerful ***はん**【汎】《接頭》広く全体にわたる意。すべての。全。パン。「ースラブ主義」[参考]pan-の音訳。 ***はん**【斑】《接尾》まだら・斑点の意。「蒙古―」 ***はん**【犯】《接尾》●(犯罪行為を表す語につけて)その罪名・犯人である意。「窃盗―」「知能―」●《助数》刑を受けた回数を表す。「前科五―」 ***はん**【藩】江戸時代、大名が支配した領地・人民・統治機構の総称。「会津―」「―の財政」 ***はん**【範】[文]模範。手本。「―とする人物」[コロ]「―を垂れる」[コロ]「―を取る」 ***はん**【煩】[文]わずらわしいこと。わずらわしさ。「ーをいとわず」「―にたえない」 **はん**【反】《名》●「反切{はんせつ}」の略。●[哲]反定立。アンチテーゼ。「正―合」[対]正。《接頭》「…に反対する」「…にそむく」「…とは逆の」などの意。アンチ。「―国家的行動」 ***はん**【判】■《名》●花押{かおう}。かきはん。●はんこ。[コロ]「―を押す」●[文]判定。[コロ]「―を下す」●紙・書籍の大きさ。■《接尾》ばん(判)。「A5―」 **―で押したよう**《句》いつも同じことをくりかえすようす。「―な返事」 ***はん**【半】■《名》●半分。なかば。「二つー」●ニで割り切れない数。奇数。[参考]ばくちなどで使う。[対]丁{ちょう}。●[時刻で]三十分過ぎ。「二時―」■《接頭》「なかば」「半分」、「不完全」、「かなり」「ほとんど」などの意。「―円」「―熟」「―殺し」 ***ばん**【版】●版木。また、版画。「――を彫る」●印刷に使う、(金属製の)板状のもの。「―がいたむ」●一つの書物を印刷発行するひとまとまりの版。[コロ]「ーを改める」[コロ]「―を重ねる」[助数詞としても使う]「第四―」 ***はん**【班】ある団体の中で何人かをひとまとめにした小さな単位。[接尾語的にも使う]「――に分ける」「第五―」「食料―」 ***ばん**【判】《接尾》紙・書物・衣服などの大きさを表す。「菊―」「四六―」 ***ばん**【版】《接尾》●(書物の性質・発行所・発行地などを表す語につけて)「…して作られた書物」「…で作られた書物」の意。「改訂ー」「ロンドンー」●(時代・場所を表す語につけて)「…における」「…風に改作した」の意。「日本―ハムレット」●[新聞で]特定の地域向けに編集したページであることを表す。「静岡一」 ***ばん**【晩】●日がしずんで空が暗くなるころ。日暮れ。「朝からーまで働く」[類語]夕方。夕暮れ。暮れ方。入り相。黄昏{たそがれ}。●夜。「きのうの―は寒かった」[類語]暮れ。晩方{ばんがた}。 ***ばん**【番】《名》●互いに入れかわって物事をするときの、順序づけられた位置・役。「自分のーを待つ」「私が歌うーだ」●見張りをすること(人)。「店のー」■《接頭》(多数備えて番号をつけておく意から)「常用の粗末なもの」の意。「―がさ」「―茶」■《助数》●順位・番号を数える語。「四―打者」「三―線」●勝負・組み合わせ・取組などの回数を数える語。「相撲はあと二ーを残す」●番手{ばんて}。[コロ]「二十―の綿糸」 ***ばん**【盤】[文]●さら。●囲碁・将棋などをする台・板。「碁ー」●レコード盤。「推薦―」●ものを取り付ける板状の台。[多く接尾語的に使う]「配電――」 ***ばん**【鷭】クイナ科の水鳥。全身灰黒色で、額が赤い。 <1206> 水辺のしげみにすみ、水面を泳ぐ。夏鳥。 ***ばん**【万】《副》[文]●(下に打ち消しの語を伴って)決して。万が一にも。[句]「―遺漏なきよう」●どうにもこうにも。何とも。「―已{や}むをえない処置」 ***バン**●屋根のある箱型の荷台をうしろに取り付けた貨物自動車。●ライトバン。▽van ***パン**《接頭》「汎{はん}」「全」の意。「―アフリカニズム(=汎アフリカ主義)」▷pan ***パン**西洋風の、柄{え}のついた平鍋{ひらなべ}。「ミルクー」「ーケーキ」 ***パン**《名・自サ》映画で、カメラを水平に左右に動かして、風景をパノラマのように撮影すること(方法)。パノラマ撮影。▽pan(=panorama の略) ***パン**ギリシャ神話の森林・狩猟・牧畜の神。牧羊神。牧神。パーン。▽Pan ***パン**小麦粉に食塩・砂糖・油脂などを加えて水でこねたものに、イースト菌を作用させ、発酵させて焼いた食品。[食糧、生活のかての意にも使う]「―のために働く」[表記]「麺麭」と当てた。▽ポルトガル語 pão **―がゆ**【―粥】パンを牛乳などでやわらかくにた食べ物。**―こ**【―粉】●パンの原料になる小麦粉。●パンをかわかして、こまかくくだいたもの。フライなどの衣にする。**―だね**【―種】パンをふくらませ、香りをつける酵母菌。主として、イースト。 **はん・あい**【汎愛】《名・他サ》[文]だれかれの差別なしに、広く愛すること。博愛。「―主義」 ***はん・い**【叛意】[文]権力・権威にそむこうとする心。むほん心。[コロ]「ーをいだく」[類語]逆心。 ***はん・い**【犯意】[法]罪になることを知っていながら、その行為を行おうとする意思。「―を認める」 ***はん・い**【範囲】ある物・物事によって限られた広さ(の中)。「予算のーでやる」「勢力―」[類語]域。分野。 **ばん・い**【蛮夷】[文]未開地の民族。えびす。また、外国人。 **はんい‐ご**【反意語】反対の意味を表す語。「上」に対する「下」など。反義語。反対語。対義語。アントニム。 ***はん・えい**【反映】《名・自他サ》●光や色などが反射してうつること。「雪の―で青白く光る」●あるものの影響がおよんで、その結果が他のものに現れること。「世相の―」「消費者の声を―させた商品」[類語]反響。[表記]②は「反影」とも書く。 ***はん・えい**【繁栄】《名・自サ》経済力・勢力などが大きく盛んになること。栄えること。「家がーする」[類語]繁盛。隆昌。隆盛。清栄。 **はん・えいきゅう**【半永久】ほとんど永久といってもよいほどの長い期間。 **はん・えいきゅうてき**【半永久的】《形動》ほとんど永久であるようす。「―に使えるカレンダー」 **はん・えり**【半襟・半衿】長じゅばん・半じゅばんなどの襟にかけて、長着の襟元をかざる布。 **はん・えん**【半円】円を二等分したものの一方。 **はん・おん**【半音】全音の半分にあたる音程。[対]全音。 **はん・おんかい**【半音階】各音の間が半音でできている音階。一オクターブ内に一二個の半音をもつ。 ***はん・か**【反歌】長歌のあとにそえた短歌。長歌の内容を要約・反復あるいは補足する。かえしうた。 ***はん・か**【半跏】「半跏趺坐{はんかふざ}」の略。 ***はん・か**【繁華】《名・形動》人が多く集まり、栄えてにぎやかなこと。「一街」 ***はん・か**【頒価】実費で分ける場合の価格。また、頒布会の会員のための価格。頒布価格。 **はんが**【版画】木版・銅版・石版などで刷った絵。特に、木版画。 ***ばん‐か**【挽歌】人の死を悲しんで作った詩歌。弔歌。昔、中国で、葬送のとき、ひつぎを挽{ひ}く人がうたった歌の意から。 ***ばん・か**【晩夏】[文]●夏の終わりのころ。[対]初夏。●陰暦六月の別称。季夏。 **ハンガー** 洋服かけ。[類語]えもんかけ。▽hanger **-ボード** 小さい穴が規則的にたくさんあいている壁板。穴に金具を取り付けて物をつるすのに使う。▽hanger board を合わせた和製語。 **バンカー** ゴルフコースの中で、くぼ地に砂が入れられ、障害となる所。▷bunker **ハンガー・ストライキ** 絶食を闘争手段とするストライキ。ハンスト。▽hunger strike ***はん・かい**【半壊】《名・自サ》一つのものの半分ほどがこわれること。「―した家屋」[対]全壊。 ***はん・かい**【半開】●《名・自サ》半分ほど開くこと。「―している扉」●花が開きかけていること。「―のバラの花」●[文]文化・文明が少し開けていること。 **ばん・かい**【挽回】《名・他サ》失ったものを取りもどして、もとのよい状態にすること。「失地を―する」「劣勢を―する」[四字]「名誉――」 **ばん・がい**【番外】●決められた番数・番組・番号以外(のもの)。また、予定外(のもの)。「―の特別出演」●正式の資格を持たずに、そこに出席すること(人)。「―委員」●普通のものとかけはなれてちがっていること(もの)。「あの人はーだ」 ***はん・かく**【半角】基準的な文字(全角)の、半分の大きさ。二分。[対]全角・倍角。 **はん・かく**【反核】核兵器の製造・実験・配備などに反対すること。核燃料物質の利用に反対すること。「―運動」 **はん・がく**【半額】ある金額の半分。半金。 ***はんがく**【藩学】江戸時代、諸藩で藩士の子弟を教育するために設け、経営した学校。藩校{はんこう}。 **ばん・がく**【晩学】年をとってから(その)学問をはじめること。「―の人」 **ばん・がさ**【番傘】竹の骨に油紙を張って丈夫に作った、(実用的な)和風の雨傘。 **はん・がた**【判型】書物の大きさ。A判・B判など。判型{はんけい}。 **ばん・がた**【晩方】日暮れどき。くれがた。[類語]晩{ばん}。 **ハンカチ**「ハンカチーフ」の略。 **ハンカチーフ** 小形の四角い布。手ふきや装飾用に使う。ハンカチ。ハンケチ。▽handkerchief **はんか・つう**【半可通】《名・形動》いいかげんな知識しか持っていないのに知ったふりすること(人)。知ったかぶり。[コロ]「―をふり回す」 **はんか・ふざ**【半跏趺坐】仏像や座禅のときの座り方の一つ。一方の足の甲を他方のももの上にのせて座る座り方。半跏坐。半跏。 **ばん・カラ**【蛮カラ】《名・形動》服装が粗野で、言動が荒々しいこと(人)。「―な校風」[対]ハイカラ。[語源]「ハイカラ」をもじった語。 <1207> **バンガロー** 避暑地などで、夏だけ使われる簡単な平屋建ての小屋。[参考]もとインドのベンガル地方の、のきが低くベランダのある木造平屋住宅。▷bungalow ***はん・かん**【反感】相手(の考え・やり方)をきらって、反発・反抗する感情。[コロ]「―を抱く」[コロ]「―を買う」 ***はん・かん**【反間】[文]敵の内部に入り込んで、なかま割れを起こすような計略をめぐらすこと。 **――苦肉の策**《句》自分を犠牲にして敵をあざむき、敵の内部分裂をはかる策略。「―を用いる」 ***はん・かん**【繁簡】[文]繁雑なことと簡略なこと。[句]「―宜しきを得る」 **はん・かん**【繁閑】[文]忙しいことと暇なこと。 ***はん・がん**【判官】●ほうがん(判官)。●裁判官。[古風な言い方]「名ー」**ーびいき**【―贔屓】ほうがんびいき。 ***はん・がん**【半眼】目をなかば開いていること。 **ばん・かん**【万感】心にわき起こる種々の思い・感情。[句]「―こもごもいたる」[連]「―の思い」 **はんかん・はんみん**【半官半民】政府と民間が共同で出資・経営する事業形態。 ***はん・き**【半旗】弔意を表すため、国旗などをさおの上端から三分の一ほど下げて揚げたもの。[類語]弔旗{ちょうき}。 ***はん・き**【半期】●一定期間の半分。「―ごとの決算」●一か年の半分の期間。半年。「上―の輸入高」 ***はん・き**【半季】●一つの季節の半分。●半年。半期。 ***はん・き**【反旗・叛旗】[文]謀反{むほん}の旗じるし。 **―を翻す**《句》裏切って謀反を起こす。「圧政に怒り、主君に―・す」 **はん・ぎ**【版木・板木】刷るために文字や絵をほりつけた木の板。形木{かたぎ}。 ***ばん・き**【万機】[文]政治上の多くの重要な事柄。天下国家の政治。国政。 **―公論に決すべし**《句》政治は世論に従って決定しなければならない。〈五箇条の御誓文〉 ***ばんき**【晩期】[文]●末期。「縄文―」●その人の晩年の時期。「―の作品」 **ばん・ぎ**【板木】合図のために、たたきならす板。「始業を知らせるー」 **ばんぎく**【晩菊】遅咲きの菊。 **はんぎ‐ご**【反義語】「反意語」に同じ。 **ばん・きしゃ**【番記者】[俗]政治家などの重要人物に絶えずついている記者。 **はん・ぎゃく**【反逆・叛逆】《名・自サ》[権威・権力に対して]さからい背くこと。[類語]謀反{むほん}。**―じ**【―児】独自の考えをもって行動し、世間一般の習慣に従おうとしない人。 ***はん・きゅう**【半休】半日だけ仕事を休むこと。半日休暇。 ***はん・きゅう**【半弓】座ったまま射ることのできる、小型の弓。[対]大弓{だいきゅう}。 ***はん・きゅう**【半球】●球をその中心を通る平面で切った半分。●地球の表面をその中心を通る平面にそって区切った半分。「北―」「西―」「水―」 **ばん・きょ**【盤踞】《名・自サ》[文]●広大な土地に根をはって動かないこと。また、とぐろをまいて動かないこと。「○○市にーして創作活動をする」●そのあたり一帯に勢力を張ること。「軍閥のー」「冬将軍が―する」 ***はん・きょう**【反共】共産主義に反対すること。[対]容共。 ***はん・きょう**【反響】《名・自サ》●音波が山・壁などにあたってはね返り、同じ音が再び耳に聞こえること。また、その音。こだま。●ある働きかけに対して、働きかけられた人が起こす、言論などのはね返り。[コロ]「ーを呼ぶ」[コロ]「ーが広がる」[コロ]「ーをまきおこす」[類語]反応。反映。 **はん・きょうらん**【半狂乱】冷静さを失って、ひどく取り乱すこと。 **はん・ぎょく**【半玉】まだ一人前でなく、玉代{ぎょくだい}が半分の芸妓{げいぎ}。おしゃく。[対]一本{いっぽん}。 **はん・きん**【半金】ある金額の半分。半額。 ***ばん・きん**【万鈞】物のきわめて重いこと。「―の重み」[参考]千鈞。 **ばん・きん**【板金・鈑金】●金銀を板状にうすく打ち延ばしたもの。板金{いたがね}。●金属板を加工すること。 **ばん・きん**【輓近】[文]ちかごろ。最近。近年。近来。[副詞的にも使う]「――の世界情勢」 ***バンク**《造語》「銀行」の意を表す。「データー」「アイー」▷bank **バンク** [競輪・自動車レースなどで]カーブした所が傾斜している競走路。▽bank **パンク**《名・自サ》●タイヤのチューブに穴があいて空気がもれること。●ふくれすぎて破裂すること。また、機能がだめになること。「おなかが――しそう」「財政が―する」▽puncture から。 **ハング・アップ**《名・自サ》コンピューターが入力をいっさい受け付けなくなって、操作ができなくなること。[類語]フリーズ。▽hang-up **はん‐くう**【半空】なかぞら。中天。 **ハンググライダー** 三角形の枠に布をはった翼をもつ、簡便な滑空機。また、それにぶらさがって滑空するスポーツ。ハングライダー。▷hang glider **ばんぐ・せつ**【万愚節】「エープリルフール」に同じ。 **ばんぐみ**【番組】放送・演芸・勝負事などで、それを構成する内容を順番に組み合わせたもの。また、その内容(を書いたもの)。プログラム。「―を編成する」 **ハングリー**《形動》腹がすいているようす。ひどく欲しがるようす。▽hungry **―せいしん**【―精神】[苦しい状況にあって]よりよい生活・地位などを必死に求める気持ち。 ***はん・きょう**【反響】《名・自サ》音波が山・壁などにあたってはね返り、同じ音が再び耳に聞こえること。また、その音。こだま。●ある働きかけに対して、働きかけられた人が起こす、言論などのはね返り。[コロ]「ーを呼ぶ」[コロ]「ーが広がる」[コロ]「ーをまきおこす」[類語]反応。反映。 **ハングル** 朝鮮固有の表音文字。現在は、母音文字一〇、子音文字一四が使われている。もと「諺文{おんもん}」と呼んだ。▽朝鮮語 hangul (=大いなる文字) **バングル** 金属・プラスチックなどの腕輪。▷bangle **ばん‐くるわせ**【番狂わせ】[意外な出来事のため]順序や予定がくるうこと。また、勝負ごとで予想外の結果になること。「横綱が負ける―」 **はんぐん**【反軍】[文]●軍部・軍国主義に反対すること。「一思想」●反乱軍。[表記]②は「叛軍」とも書く。 **はん・けい**【判型】はんがた(判型)。 **はん・けい**【半径】[数]円の中心と円周上の一点とを結ぶ線分(の長さ)。また、球の中心と球面上の一点とを結ぶ線分(の長さ)。直径の半分。 **ばん・けい**【晩景】[文]夕方の景色。 **パン・ケーキ** ●小麦粉に卵・砂糖などを加えて牛乳でとき、平鍋{ひらなべ}などでうすく丸い形にのばして焼いた菓子。●固形おしろいの一つ。海綿・スポンジでつけるもの。[参考]形がパンケーキに似ることからつけられた商標名。▽pancake, Pan-Cake <1208> ***はんげき**【反撃】《名・自サ》攻撃してくる敵に、逆に攻撃をしかえすこと。[コロ]「―に転じる」[類語]反攻。 ***はんげき**【繁劇】《名・形動》[文]ひどくいそがしいこと。「―の任に就く」[類語]繁忙。 **はんげ・しょう**【半夏生】夏至から一一日目。太陽暦で七月一、二日ごろ。[語源]半夏(=カラスビシャク。薬草の一種)が生えるころの意から。 **ハンケチ** ハンカチーフ。 **はん・けつ**【判決】《名・他サ》[法]ある訴訟事件について、裁判所が法律にもとづいて判断を下すこと。また、その判断。[コロ]「―を下す」 **はん・げつ**【半月】●半円の形に見える月。弓張り月。片割れ月。弦月{げんげつ}。●半円形のもの。 ***はん・けん**【半券】物をあずかったり料金を受け取ったりしたしるしとして、券の半分を切り取ってわたす札。 ***はん・けん**【版権】著作権をもつ人と契約して、その著作物の複製・販売及びそれによる利益を独占する権利。出版権。「―の取得」 ***はんげん**【半減】《名・自他サ》半分にへる(へらす)こと。「興味が―する」 ***はんげん**【半舷】軍艦で、乗組員を左舷直(=左舷の当直)と右舷直(=右舷の当直)に分けたときの、その一方の組。「一上陸」 **ばん・けん**【番犬】[家の見張りなどの]番をさせるために飼う犬。 **はんこ**【判子】(「版行」の転)個人や団体のしるしとしておす、名前を木などにほったもの。判。 **はんこう**【反抗】《名・自サ》手向かうこと。さからうこと。「親にーする」「権力に―する」[対]服従。**―き**【―期】正常な精神発達をしている子供が、周囲の人に反抗しがちになる時期。自我が急速に発達する時期にあたる。**―てき**【―的】《形動》反抗するような態度であるようす。「ふてくされた―な態度」 ***はん・こう**【反攻】《名・自サ》攻められていたものが、逆に攻めかけること。[コロ]「―に転じる」[類語]反撃。 ***はん・こう**【版行】[文]●《名・他サ》文書・書籍などを印刷して発行すること。●印鑑。判子。 ***はんこう**【犯行】犯罪にあたる行為。犯罪行為。「―を否認する」[コロ]「―を重ねる」 ***はん‐こう**【藩侯】[文]藩の殿様。藩主。 **はんこう**【藩校・藩黌】「藩学{はんがく}」に同じ。 **はんごう**【飯盒】飯をたくことができる、携帯用の弁当箱。登山・行軍などに使う。「―炊爨{すいさん}」 **ばんこう**【蛮行】[文]野蛮で、非人道的な行い。 **ばんごう**【番号】順番を表す数字・符号。ナンバー。 **はん・コート**【半コート】●羽織より少し長めに仕立てた、女性の和服用外套。●洋服用の短い外套。ハーフコート。=半ゴート。 **はんこく**【板刻・版刻】《名・他サ》[文字や絵を版木にほる意から]書物にして出版すること。 ***ばん‐こく**【万国】世界中のすべての国。(全)世界。「―旗」**―はくらんかい**【―博覧会】国際的な博覧会。万国博。万博。エキスポ。 ***ばんこく**【万斛】[文](「一万石」の意から)きわめて多くの分量のたとえ。「―の同情」「―の涙を流す」 **はんご**【反語】●本来の意味とは逆の意味を持たせる皮肉な言い方。遅れて来た人に「お早いお着きですね」などという類。アイロニー。●ある事実に対して肯定(否定)の確信を持っていながら、それを否定(肯定)の疑問の形で問いかける言い方。「こんなことが言えようか」で「こんなことは言えない」の意を表すなど。 **ばん・こ**【万古】[文]大昔から今に至るまで。永遠。千古。永久。 **ばん‐ご**【蛮語】[文]●野蛮人のことば。●昔、外国語をいやしんで言った語。特に、スペイン語・ポルトガル語をさした。 **ばん・こつ**【万骨】[文]多くの、死んだ人の骨。[句]「一将功成って一枯る」 **ばんこふえき**【万古不易】《名・形動》いつまでも変わらないこと。「―の原則」 **ばんごや**【番小屋】見張りをするための小屋。 **はんごろし**【半殺し】[暴力で]死ぬかと思うほどの状態にすること。「―の目にあう」[類語]生殺し。 **はんこん**【瘢痕】[文]傷がなおった後に残るあと。きずあと。 **はんごん**【反魂】[文]死人の魂を呼びもどすこと。**―こう**【―香】死んだ人に会いたいときにたくと、煙の中にその姿が現れるという香。 **ばん・こん**【晩婚】ふつうよりおそい年齢でする結婚。[対]早婚。 **ばんこん・さくせつ**【盤根錯節】[文](わだかまった根と入り組んだ節の意から)複雑に入り組んでいて、解決に困難な事柄。 **はん・さ**【煩瑣】《名・形動》わずらわしいこと。「—な手続き」[類語]繁雑。煩雑。 **はんざい**【犯罪】法律により刑罰を科せられるべき行為。 **ばんざい**【万歳】■《名》●[文]いつまでも生きて栄えること。「聖寿の―を祝う」●きわめてめでたく喜ぶべきこと。「うまくいけばーだ」■《自サ》「ばんざい」と唱えること。■《自サ》[俗](両手をあげることから)降参すること。転じて、進退に窮すること。お手あげ。「この難問には――するよ」■《感》●威勢よく祝福するときに唱える語。「民主勢力の団結―!」●ひどくうれしいときに叫ぶ語。「―!なぞが解けた」 **はんざき**【半裂・半割】「オオサンショウウオ」の別称。 **はん・さく**【半作】農作物の収穫高が平年の半分であること。 **ばん・さく**【万策】可能なかぎりのすべての手段・方法。[コロ]「―つきる」 **はん・さつ**【藩札】江戸時代から明治の初めごろにかけて、各藩で発行しその藩内だけに通用させた紙幣。 ***はんざつ**【繁雑】《名・形動》事柄が多く、ごたごたしていること。「――な規定」[類語]煩雑。煩瑣。 ***はん・ざつ**【煩雑】《名・形動》事柄がめんどうでこみ入っていること。「―な手続き」[類語]繁雑。煩瑣。 **ハンサム**《形動》男性の顔だちが美しいようす。美男子であるようす。「若くて―な人」▽handsome **はん・さよう**【反作用】[理]作用するある力に対して、同時にその正反対の方向に作用する等しい大きさの力。[対]作用。 **ばんさん**【晩餐】夕食。夕飯。「やや形式ばった豪華な夕食を言う」「―会」[連]「最後の―」[対]午餐。 <1209> ***はん・し**【半死】今にも死にそうなこと。死にかけていること。「―の病人」 ***はん・し**【半紙】縦およそ二五センチ、横およそ三四センチの大きさの日本紙。習字などに使う。 ***はん・し**【藩士】藩に属する武士。藩臣。 **はん・じ**【判事】裁判官の官名の一種。高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所に置かれる。 **ばん・し**【万死】[文]命の助かる見込みのないこと。また、命を投げ出すこと。 **――に値・する**《句》何度死んでもつぐないきれないほど罪が重大である。「罪、―・する」 **――に一生を・得る**《句》命の助かりそうもない危地から、かろうじて助かる。万死の中に一生を得る。九死に一生を得る。 **ばん‐じ**【万事】あらゆること。すべてのこと。[句]「一事が―」[類語]万端。万般。万万。 **―休・す**《句》すべての事が終わってしまい、もうどうすることもできない。もはやほどこす方法がない。「万事窮す」と書くのは誤り。 **パンジー**「さんしきすみれ」に同じ。▽pansy **パンジー・ジャンプ** 足首に命綱を結びつけ、高所から地面・水面のすぐ近くまで飛び降りる遊び。▽bungee jumpingから。 **はんじ・え**【判じ絵】判じ物にした絵。 **はん・した**【版下】●木版・印判をほるための下書き。●凸版などの印刷版を作るためにおもに墨を用いて清書した、絵・図表などの原稿。 **はん・じつ**【半日】はんにち(半日)。 **はんし・はんしょう**【半死半生】いまにも死にそうなこと(状態)。「―の体で横たわる」[類語]虫の息。瀕死{ひんし}。 **はんじ・もの**【判じ物】ある意味をそれとなく文字や絵などにかくしておいて、人にあてさせるもの。 **はんしゃ**【反射】《名・自他サ》[理]光・音などの波動が物の表面にあたってはね返ること。また、はね返すこと。「鏡が光を―する」●感覚器官が受ける刺激に対して、意識や意志とは無関係に起こる、一定の運動的な反応。「条件―」**―きょう**【―鏡】[理]光学器械で、光を反射させるために作りつけられた鏡。 **―てき**【―的】《形動》ある刺激に対して、瞬間的に何かの形で応じるようす。「―に身を伏せた」 **ばん・しゃ**【万謝】《名・他サ》[文]●《自サ》厚く感謝すること。「御厚志に―します」●深くわびること。「反省し、ーいたします」[類語]②多謝。深謝。 **ばん・しゃく**【晩酌】[家庭で]夕飯のとき、酒を飲むこと。また、その酒。 **ばん‐じゃく**【盤石】[文]●大きな岩。大石。●きわめて堅固なこと。「―の守り」「―の構えで敵を迎える」 **はんじゅ**【半寿】(「半」の字が「八十一」に分解できるところから)八一歳。また、その祝い。 **はん・しゅう**【半周】●円周の半分。●《名・自サ》周囲の半分(をまわること)。「地球をーする」 **はん・じゅう**【半獣】上半身が人間で、下半身が獣の姿をしていること。**ーしん**【―神】「牧神」に同じ。 **ばん・しゅう**【晩秋】[文]●秋の終わりのころ。[対]初秋。早秋。●陰暦九月の別称。季秋{きしゅう}。 **はんじゅく**【半熟】●食べ物(特に卵)がまだ十分ににえたりゆだったりしていないこと。「―の卵」●[果実などが]十分熟していないこと。[類語]未熟。 **ばんじゅく**【晩熟】普通より成熟がおそいこと。[類語]おくて。晩生{おくて}。[対]早熟。 **はん・しゅつ**【搬出】《名・他サ》運び出すこと。持ち出すこと。「会場から展示品をーする」[対]搬入。 **ばんしゅん**【晩春】[文]●春の終わりのころ。[対]早春。初春。●陰暦三月の別称。季春{きしゅん}。 ***ばん・しょ**【板書】《名・他サ》[文字などを]黒板に書くこと。「生徒に―して教える」「要点を―する」 ***ばん・しょ**【番所】●番人がつめている所。見張り所。●江戸時代、町奉行所のこと。 ***はん・しょう**【半焼】《名・自サ》火災で、建物などが半分ほど(一部分)焼けること。半焼け。[対]全焼。 ***はん・しょう**【半鐘】火事など、危急を知らせるための、小さなつりがね。火の見やぐらの上などに取り付ける。 ***はん・しょう**【反照】●《名・自サ》照り返すこと。照り返し。「夕日のー」●照り返す夕日の光。夕映え。 ***はん・しょう**【反証】ある推論をくつがえすような証拠。反対の証拠。「――を求める」 ***はん・しょう**【汎称】《名・他サ》[文]同じ種類に属するものをひっくるめて言うこと(名称)。[類語]総称。 ***はん‐じょう**【半畳】●たたみ一畳の半分の広さ。●昔、芝居小屋で見物人がしいた小さなたたみ・ござ。 **―を入・れる**《句》[芝居が下手なとき、半畳を客が舞台に投げ入れたことから]役者の演技に対して、非難やからかいのことばを投げかける。●人の言動などをまぜかえしたり、からかったりする。=半畳を打つ。 ***はんじょう**【繁盛・繁昌】《名・自サ》[商店などが]にぎわい栄えること。「店がーする」「ーをきわめた都」[類語]繁栄。隆昌。隆盛。清栄。 **ばん・しょう**【万象】[文]宇宙に存在するあらゆる事物や現象。[四字]「森羅―」[類語]万物。 ***ばん・しょう**【万障】[文]さまざまのさしさわり。「―お繰り合わせの上ご出席下さい」[類語]万難。 ***ばん・しょう**【晩鐘】[文]寺院・教会などが、夕方に鳴らす鐘の音。入相{いりあい}の鐘。[対]暁鐘{ぎょうしょう}。 ***ばん・じょう**【万丈】[文]●(一丈の一万倍の意から)きわめて高いこと。高くあがること。「―の山」[四字]「波瀾―」[四字]「黄塵―」●意気が盛んなこと。[四字]「気炎―」[コロ]「―の気を吐く」 ***ばん‐じょう**【万乗】[文]天子の位。[語源]「乗」は兵車の意。中国の周代、天子は戦時に兵車一万台を出す制度があったことから。**―の・きみ**【―の君】《連語》[文][天子の位にある君主の意から]天子。一天万乗の君。 ***ばん・じょう**【番匠】●昔、大和・飛騨などから京都にのぼり、内裏{だいり}につとめた大工。●[文]大工。「名うての(=有名な)―」=番匠がし。 ***ばんじょう**【盤上】[碁・将棋などの]盤の上。 **バンジョー** アメリカ合衆国特有の弦楽器の一種。弦はふつう四本または五本で、指またはピックではじいて音を出す。▽banjo **はんしょく**【繁殖・蕃殖】《名・自サ》生物が新しい個体を作ってふえること。「―力」「野ネズミがーする」 **はんじょく**【繁縟】「繁文縟礼{はんぶんじょくれい}」の略。 ***ばん‐しょく**【伴食】[文]《名・自サ》正客のお供をして、ごちそうになること。[類語]陪食{ばいしょく}。相伴{しょうばん}。 <1210> **ばんしょく**【晩食】[文]夕飯。夕食。 ***はん・せい**【反省】《名・他サ》自分の言動やありかたをふり返って、改めて考え直すこと。内省。「自分の態度を―する」「―の色がない」[類語]自省。 **はん・じる**【判じる】《他上一》おしはかって断定する。判断する。判定する。判ずる。「ある音を鐘の音と―・じる」「事の正否を―・じる」 ***はん・しん**【半身】体の半分。特に、体の腰から上の部分。上半身。「一像」「上―」「下―」[対]全身。**―ふずい**【―不随】病気やけがなどで左または右の半身がまひして、思うように動かせないこと。 ***はん・しん**【阪神】大阪と神戸(を中心とする地域)。「——工業地帯」 ***ばん・じん**【万人】[文]世の中のすべての人。万人{ばんにん}。 ***ばん・じん**【蛮人・蕃人】野蛮な人。[類語]蛮族。 **はんしん・はんぎ**【半信半疑】なかば信用し、なかば疑いを持つこと。本当かどうかまようこと。「霊魂の話をーできく」[注意]「半真半疑」は誤り。 ***はんしん・ろん**【汎心論】すべての物質は心をもつとみなす、哲学上の考え方。 ***はんしん・ろん**【汎神論】世界のすべての事象は神のあらわれであり、神と世界は同質であるとする、宗教的・哲学的立場。 **はん・すい**【半睡】[文]なかば眠っていて、意識がぼんやりしていること。「―状態」 **はん・すう**【半数】全体の数の半分。 ***はん・すう**【反芻】《名・他サ》●[牛などが]一度飲みこんだ食物を、再び口にもどしてかむこと。●くり返し考え味わうこと。「友人との議論を―する」 **ハン・スト**「ハンガーストライキ」の略。 **パン・スト**[俗]「パンティーストッキング」の略。 **ハンズ・フリー** 機器を操作するとき、手を使わなくてもあつかえるようになっていること。▷hands-free **はん・ズボン**【半ズボン】丈がひざまでのズボン。 **はん・する**【反する】《自サ変》●反対になる。逆である。[コロ]「予想に―・する」[コロ]「会の趣旨に・する」●[規則などに]違反する。[コロ]「法に―・する」●教え、意見などに、そむく。もとる。「友の忠告に―・する」[類語]違う。 **はん・ずる**【判ずる】《他サ変》判じる。 ***はん・せい**【半生】人の一生の半分。半生涯。「―をささげた研究」 ***はん・せん**【反戦】戦争に反対すること。「―運動」「―歌」[参考]厭戦{えんせん}。 **はん・せん**【帆船】帆をはって、風力で航行する船。帆前船{ほまえぶね}。帆掛け船。 **はんぜん**【判然】《名・形動》・自サ》[文]物事のありさまがはっきりしていること。「会合の趣旨が――としない」 **はん・ぜい**【反噬】《名・自サ》[文][動物が飼い主にかみつく意から]恩を忘れて、恩人にはむかうこと。恩を仇で返すこと。 ***ばん・せい**【万世】[文]人が死にまた生まれかわって、いつまでも続く長い世。万代{ばんだい}。**―いっけい**【―一系】[文]同じ系統・血統が永久に続くこと。[参考]おもに皇統についていう。 ***ばん・せい**【晩成】《名・自サ》[文]普通よりおくれてできあがること。年をとってから成功すること。[四字]「大器―」 **ばん・せい**【晩生】[植物が]普通よりおそく生長すること。おくて。「―種」[類語]晚熟。[対]早生{わせ}。 ***ばん・せい**【蛮声】[男の]あらあらしくて下品な大声。「―をはり上げる」 **はん・せいひん**【半製品】製造が途中までで、まだ完全な製品になっていない品物。「――を輸出する」 **ばんせい・ふえき**【万世不易】《名・形動》[文]永遠に変わらないこと。万古不易。万代不易。 ***はん・せき**【版籍】[文]版図{はんと}と戸籍。領土とその人民。「一奉還」 ***はん・せき**【犯跡】[文]犯罪のあったことを示す形跡。「―をくらます」 ***はん・せつ**【半切・半折】●《名・他サ》全体を半分に切ること。また、半分に切ったもの。せっぱん。[表記]「半截」とも書く。●唐紙・画仙紙などの全紙を、縦に二つ切りにしたもの。また、それにかいた書画。 ***はん・せつ**【反切】ある漢字の音を表すのに、それと同じ声母(=音の頭の子音)をもった字と、それと同じ韻母(=音から声母を除いた部分)をもった字とを組み合わせて示す方法。「戴は丁代の反{かえ}し」は、「丁」の声母[t]と「代」の韻母[ai]を合わせると「戴」の音[tai]になることを表す。[参考]「反」とも「切」とも略される。 **ばん・せつ**【晩節】[文]年老いてからの節操。[コロ]「―を持じす」[コロ]「―を汚す」[コロ]「ーを全うする」 **ばんせん**【番線】●太さによって番号のつけられた針金。●駅のプラットホームに面した、番号のついている線路。[助数詞としても使う]「二―ホーム」 **ばんぜん**【万全】《名・形動》[物事の準備や手続きなどに]少しも手ぬかりがないこと。「―の措置」[コロ]「―を期す」[類語]完全。完璧{かんぺき}。 **ハンセン‐びょう**【ハンセン病】らい菌の感染によって起こる慢性感染症。体の一部が麻痺したり、結節がくずれたりする。昔は不治の病気とされたが、特効薬の出現によって完治が可能となった。[語源]らい菌の発見者ハンセン(G.H.Hansen)の名から。以前は「レプラ」「らい病」と呼ばれた。 **はん・そ**【反訴】《名・他サ》民事訴訟で、うったえられた被告が、訴訟の進行中に原告を相手方として逆に訴訟を提起すること。[対]本訴。 ***はん・そう**【半双】[文]対をなしているものの一方。一双の半分。「―の屏風{びょうぶ}」 **はん・そう**【帆走】《名・自サ》[文]船が帆をはって風の力で走ること。「ヨットがーする」 ***はん・そう**【搬送】《名・他サ》[文][荷物などを]運び送ること。「急病人を―する」**―は**【―波】電信・電話などで、信号電流を変調して送る高周波。 ***ばん・そう**【伴僧】法会・葬儀などのとき、式をとりおこなう導師につき従う僧。 **ばん・そう**【伴奏】《名・自サ》楽曲の主旋律や主声部をひきたてるために、楽器で補助的に演奏すること。また、その演奏。「ピアノの―」「―者」 ***ばん・そう**【伴走】《名・自サ》長距離競走の走者について走ること。「―車」 ***ばん・そう**【晩霜】[文]晩春のころ(四月中旬から五月上旬)におりる霜。おそじも。[類語]別れ霜。忘れ霜。[対]早霜。 **ばんそうこう**【絆創膏】薬剤・生ゴム・樹脂などをこねて、布や紙などの面にぬったもの。傷口にはったり、包帯を固定したりする。 <1211> ***はん・そく**【反側】《名・自サ》[文]ねむれずに、寝返りをうつこと。[四字]「輾転―」 ***はん・そく**【反則・犯則】《名・自サ》法規や競技上の規則に反すること。規則違反。「―で減点される」 ***はん・そく**【販促】「販売促進」の略。 **はんぞく**【反俗】世間一般のやり方に逆らうこと。「―の精神」 **ばんぞく**【蛮族・蕃族】[文]文明の開けていない民族。[類語]蛮人。 **ばん‐そつ**【番卒】[軍隊で]番をする兵卒。番兵。 **はん・そで**【半袖】ひじまでの長さの袖(の服)。 **はん・そてい**【反措定】「アンチテーゼ」に同じ。 ***はん・た**【繁多】《名・形動》[文]用事が多くていそがしいこと。「御用―」[類語]繁忙。 ***はん・た**【煩多】《名・形動》[文]物事が多くてわずらわしいこと。「世俗の―をさける」 **はんだ** 錫{すず}と鉛の合金。金属を接合するのに使う。白鑞{しろめ}。[表記]「半田」「盤陀」とも書く。 **ばん・だ**【万朶】(「朶」は枝の意)[文]多くの花の枝。また、多くの花。「―の桜」 **パンダ** パンダ科の動物。レッサーパンダ(=小パンダ)と、ジャイアントパンダ(=大パンダ)がある。●特に、ジャイアントパンダ。中国北西部・チベット東部の竹林にすむ。目のまわりや耳・後ろ足・前足が黒色で、他は白色。猫熊{ねこくま}。▽panda (=もと、ネパール語) **ハンター** ●狩りをする人。狩猟家。●欲しいものをあさり歩く人。さがし求める人。「トレジャーー」▽hunter **はん・たい**【反対】●《名・形動》逆の関係にあること。あべこべ。うらはら。「くつをーにはく」「紙を―にする」「順番がーになる」[類語]逆様{さかさま}。[対]蹠{たいせき}。●《名・自サ》ある考え・やり方にさからうこと。「―意見」[対]賛成。**―きゅうふ**【―給付】一方の給付に対して交換的に行う、それに見合うような他方の給付。商品引き渡しに対する代金支払いなど。**―しょく**【―色】互いに補色をなす色。赤と緑の類。 **はん・だい**【飯台】何人かがとり囲んで食事をするときに使う台。食台。 ***ばん・だい**【万代】[文]万世。万代{よろずよ}。「誉れを――に残す」 ***ばんだい**【番台】ふろ屋の入り口に高く作ってある見張り台。また、そこにすわる人。 ***ばん・だい**【盤台・板台】魚屋などが使う、浅くて大きな長円形のたらい。 **はんたい‐ご**【反対語】「反意語」に同じ。 **はんたい‐じ**【繁体字】中国で簡体字化された漢字の、もとの漢字。[参考]簡体字。 **はん・たいせい**【反体制】既存の社会体制・政治体制などを否定し、打破しようとすること(立場)。「―運動」「―的思想」 **ばんだい・ふえき**【万代不易】《名・形動》[文]「万世不易」に同じ。 **はん・だくおん**【半濁音】国語でパ行・ピャ行の音節。ハ行・ヒャ行のかなに半濁点「。」をつけて書き表す。[対]清音・濁音。 **はん・だくてん**【半濁点】パ行音などのかなの右肩につける「。」のしるし。半濁音符。[参考]ガ行のかなにつけて鼻濁音を表すことがある。例、コクゴジテン。 **パンタグラフ** ●原図を縮小(拡大)して書くための製図用具。パントグラフ。●電車・電気機関車の屋根に取り付けて、架線から電流を取り入れる、ひし形などで折りたたみ式の集電装置。▽pantograph **バンダナ** 大きな模様のついた、大型のハンカチ。[参考]もとはヒンディー語で「絞り染め」の意。▽bandanna **バンタム・きゅう**【バンタム級】(bantam-weight) ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで五二・一六~五三・五二キロ、アマで五一~五四キロ。 **パンタロン** 裾幅の広いズボン。▽pantalon **はん・だん**【判断】《名・他サ》●ある物事の内容・価値などを見きわめ、自分の考えをまとめ定めること。また、その内容。「人を見かけでーするな」[類語]判定。●吉凶の見分け。占い。「姓名ー」 **ばん・たん**【万端】その事に関する、すべての事柄・事項。「準備――」「用意―ととのえる」[類語]万般。一切。万事。 ***ばん・ち**【番地】市町村などの土地を地域的にさらに区分してつけた番号。 ***ばん・ち**【蛮地・蕃地】蛮人の住む土地。未開の地。 **パンチ** ●切符・カード・紙テープなどに穴をあけること。また、それに使うはさみ状の器具など。●ボクシングで、相手を打つこと。打撃。転じて、げんこつでなぐること。「強烈な―」●[俗]相手を圧倒するほどの力や勢い。迫力。[コロ]「ーのきいたジャズ」=ポンチ②。▽punch **はん・ちく**【半ちく】《名・形動》[俗]中途はんぱ。「何をやらせてもーな奴」 **ばん・ちゃ**【番茶】一番茶・二番茶をつんだ後のかたい葉で製造した、品質の劣る煎茶。 **――も出花**《句》[番茶でも、入れたてはおいしい意から]器量の悪い女性でも娘ざかりは美しいというたとえ。 **パンチャー** ●ボクシングで、パンチ攻撃を得意とする人。「ハードー」●「キーパンチャー」の略。●カードやテープに穴をあける機械。穿孔機{せんこうき}。▷puncher **はん・ちゅう**【範疇】概念の分類の枠の一つ一つ。また、その範囲。カテゴリー。「経済学のーに属する」 **はん・ちょう**【班長】班のかしら。 **ばん・ちょう**【番長】[俗]中学校や高等学校などの中で組織された、非行少年グループのリーダー。「女―」 **ハンチング** 鳥打ち帽。[語源]hunting cap から。 **パンツ** ●ズボン。長ズボン。「ールック」「トレーニング―」●「ショートパンツ」の略。たけの短いズボン。●短い下ばき。▽pants **はんつき**【半月】一か月の半分。約一五日。 **はんつき・まい**【半搗き米】玄米をついて、外皮を五割ほど除いた米。五分づき米。 **ばんづけ**【番付】●芝居の番組を書いたもの。●大相撲の本場所で、力士たちの序列(を書いた一覧表)。「―が決まる」●番付②にならって順番に人名などを書いたもの。「長者――」 **ハンデ**「ハンディキャップ」の略。ハンディ。[コロ]「ーを負う」[コロ]「ーをつける」 **ばんて**【番手】■《名》城の警固にあたる武士。城番{じょうばん}。■《助数》●昔、陣立てで、隊列の順位を表す語。「二―」●競技などに登場する順番を表す語。「大関の一―」《名・助数》糸の太さ(=繊度)を表す単位。数字が多いほど細い。番。 <1212> **はん・てい**【判定】《名・他サ》見分けて、決めること。また、その決定。「陽性と―する」「審判の―に従う」「―勝ち」[コロ]「―を下す」[類語]判断。 **ハンディー**《形動》持ちやすいようす。あつかいやすいようす。簡便。「―サイズ」「――な辞書」▽handy **パンティー** 女性用の短い下ばき。▷panties **―ストッキング** パンティーと長くつ下を一続きにしたような形のストッキング。パンスト。▽panty stockings (=くつ下)からの和製語。 **ハンディキャップ** ●[競技などで]力を平均化するために優者に負わせる不利な条件。また、劣者に与える有利な条件。●最初から負っている不利な条件。「二年のブランクが大きなーになっている」[参考]略して、「ハンデ」「ハンディ」ともいう。▽handicap **はん・ていりつ**【反定立】「アンチテーゼ」に同じ。[対]定立。 **ハンティング** [スポーツ・趣味として行う]狩り。狩猟。▽hunting **パンデミック** 感染症が世界的規模で流行すること。世界的大流行。また、その感染症のこと。新型インフルエンザなど。▽pandemic (=全世界に広がった) ***はんてん**【半天】[文]●天の半分。「西の―が赤くそまる」●自分のななめ上あたりの空。中空。中天。「―にかかる月」 ***はんてん**【半纏】着物の上にはおって着る衣服。羽織に似ているが、胸ひもがなく、襟を折らずに着る活動的なもの。 ***はん・てん**【反転】《名・自他サ》●ひっくり返ること。ひっくり返すこと。「体を―する」「左右がーする」●反対の方向に・向きがかわる(向きをかえる)こと。「機首を―する」「―攻勢」●写真で、陰画から陽画になる(する)こと。 ***はんてん**【斑点】地とは色や濃さのちがう点状の部分。「茶色の地に白いーのある子ジカ」[類語]斑紋。 ***はんてん**【飯店】中国料理店。「北京―」[語源]「ホテル」「旅館」の意の中国語から。 ***はんと**【半途】[文]道の中ほど。また、ある行為の中途。なかば。「勉学―にして放棄する」 ***はんと**【反徒・叛徒】[文][主君や国家に]謀反を起こした者たち。逆徒。[類語]逆賊。 ***はん・と**【版図】[文](戸籍と地図の意)一国の領域。領土。「唐の―」 ***ハント**《名・他サ》あさること。とらえるためにさがすこと。「ガールー」「ラブー」▽hunt **ハンド**■《造語》「手」「手を使って行う」「手作りの」などの意を表す。「ーブレーキ」■《名》「ハンドリング①」の略。▽hand **ークラフト** 手工芸(品)。手作り品。▽handcraft **ーバッグ** 女性用の、手に提げて持ち歩く小さなかばん。▽handbag **ーブック** 便覧。手引き。また、案内書。▽handbook **ーフリー** ハンズフリー。**ーボール** 七人ずつの二チームが、ボールをドリブルやパスなどで相手方のゴールに投げ入れて得点を競う球技。送球。▽handball **ーメード** 手作り。手製。ハンドメイド。「―のクッキー」▷handmade **バント**《名・他サ"》野球で、打者がバットを軽くボールにあて、内野にころがすこと。「―ヒット」▽bunt ***バンド** ●[物をくくる]帯状のひも。「時計のー」「ブックー」●洋装で、腰にしめる帯。ベルト。▽band ***バンド** [吹奏楽や軽音楽の]楽団。楽隊。「ジャズー」▽band(=隊。群れ) **はん・ドア**【半ドア】自動車などのドアが完全に閉まっていないこと。 ***はん・とう**【半島】海に向かって長くつき出た陸地。[参考]小さいものは「岬」「崎」などという。 ***はん・とう**【反騰】《名・自サ》取り引きで、下落し続けていた相場が急に高くなること。[参考]「反発」より値上がり幅が大きい。[対]反落。 **はん・どう**【反動】●[理]反作用。●ある動き・傾向に対して生じる、それと逆の動き・傾向。「好景気のーがくる」[類語]はねかえり。●歴史の流れに逆らって進歩傾向に反対し、社会変革をはばもうとすること。「―主義」「―勢力」[類語]保守。**―せい**【―性】物事の動き・傾向に逆らって、逆の方向に進もうとする性質。また、特に、社会の進歩的な傾向に逆らおうとする性質。「政治的な―」**―てき**【―的】《形動》ある事柄の動き・傾向に逆らって、逆の方向に進もうとしているようす。また、特に、進歩的な傾向に逆らって保守的な立場をとっているようす。「―な政府」 ***ばんとう**【晩冬】[文]冬の終わりのころ。[対]初冬。冬。陰暦一二月の別称。季冬。 ***ばん・とう**【晩稲】ふつうのものより成熟のおそい稲の品種。生育期間の長い稲。おくて。 ***ばん・とう**【番頭】商店などの使用人の中で、一番上に立ち、店をとりしきる人。 **ばんどう**【坂東】関東地方。[古風なことば]「―武者」**―たろう**【―太郎】関東第一の川「利根川」の別称。[参考]「筑紫次郎」は筑後川、「四国三郎」は吉野川のこと。 **はん・どうたい**【半導体】[理]常温での電気伝導率が、導体と絶縁体の中間にある物質。ゲルマニウム・ケイ素(シリコン)・セレンなど。トランジスター・光電管・光電池などに利用する。 **はんとう‐まく**【半透膜】ある成分だけを選択的に通過させる膜。膀胱膜・セロファン膜など。 **はん・とき**【半時】●昔の時刻で、一時の半分。今の一時間。●わずかの時間。「――を争う」 ***はん・どく**【判読】《名・他サ》[わかりにくい文章や文字などを]大体の見当をつけて、おしはかりながら読むこと。「汚れた手紙を―する」[類語]解読。 ***はん・どく**【繙読】《名・他サ》[文]書物をひもといて読むこと。読書すること。「国家の歴史を―する」 **はん・とし**【半年】一年の半分。六か月間。半年{はんき}。 **バンドネオン** 鍵盤{けんばん}の代わりにボタンを用い、膝の上に置いて演奏するアコーディオン。タンゴ演奏の主要楽器。▽bandoneón **パントマイム** せりふを使わず、身振りや表情だけで行う演劇。無言劇。黙劇。マイム。▷pantomime **パンドラ** ギリシャ神話で、ゼウスが作った人類最初の女性。▷Pandora **―のはこ**【―の箱】ゼウスが罪悪や災厄を入れてパンドラにわたしたという箱。[参考]パンドラがこれを開けたため、罪悪や災厄が中から出て地上にあふれたが、急いでふたをしめたので希望だけが残ったという。 **はん・とり**【判取り】●了承したという認めの印を取ること。●「判取り帳」の略。商店などで、金銭や品物をわたした証拠に印をおしてもらっておく帳面。 **ハンドリング** ●サッカーで、ボールに手・腕をふれる反則。ハンド。●ラグビーなどで、ボールを手であつかうこと。●車のハンドルさばき。▷handling <1213> **ハンドル** ●ドアを開閉するために手でにぎる部分。取っ手。●機械の一部で、手でにぎって運転・操作する部分。「自動車の―」▷handle **―ネーム** インターネットなどで使うニックネーム。ハンドル名。ハンドル。▽handle name からの和製語。 **バンドル**《名・他サ》パソコン業界などで、ある製品に他の製品を付属させて販売・配付すること。「パソコンのーソフト」▽bundle (=束ねる)の意 **はん・ドン**【半ドン】午前中だけ勤務する日。半休日。また、土曜日。[語源]「ドン」は「ドンタク」の略。 **はんなり**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)はなやかで、上品なようす。また、明るくてはなやいでいるようす。[京都・大阪などで言う]「藤{ふじ}の花がーとさいている」 **ばん・なん**【万難】[文]ある事をする際の、多くの困難。[コロ]「―を排して留学する」[類語]万障。 ***はん・にち**【半日】一日の半分。半日{はんじつ}。 **はん・にち**【反日】他国人が日本の政策などに反対すること。また、日本に反感を持つこと。「―運動」「―感情」[類語]排日。抗日。[対]親日。 **はん・にゃ**【般若】●[仏]迷いにとらわれないで、真理を見ぬく知恵。[参考]梵語 prajñā (=知恵)の音訳。●おそろしい顔つきの鬼女。[参考]もとは能面の一つ。**―とう**【―湯】僧が、「酒」を言う隠語。 **はん・にゅう**【搬入】《名・他サ》[文]運び入れること。「作品を会場に――する」[対]搬出。 **はん・にん**【犯人】罪を犯した本人。 ***ばん・にん**【万人】[文]世の中のすべての人。多くの人。万人{ばんにん}。「―の認める真理」 ***ばん・にん**【番人】見張りをする人。番をする人。[連]「法の―」[類語]張り番。 **はんにん・まえ**【半人前】一人前の半分。「何をさせてもまだーだ」[対]一人前。 **はん・ね**【半値】ある値段の半分の値段。特に、定価の半分。半価。「定価の―で売る」「去年のー」 **ばん・ねん**【晩年】一生のうちで、年老いてからの時期。死に近づいた時期。老年。「彼の―は幸せだった」[対]早年。 ***はん・のう**【半農】[文]半分は農業、半分は他の仕事で生計をたてていること。**―はんぎょ**【―半漁】農業と漁業とを半々にやりながら生計をたてていること。 ***はん・のう**【反応】《名・自サ》●生体が、刺激によって起こす変化・活動。「陽性―」●一般に、ある働きかけに応じて起こる変化・動き。「呼びかけに―する」「投書に対する―が大きい」[類語]反響。●[理]化学変化。「酸性―」 **ばん・のう**【万能】●すべてにききめがあること。何事にも役立つこと。「科学―の世の中」●何でもできること。また、すべてのことにひいでていること。「スポーツ―の人」「―選手」**―さいぼう**【―細胞】●[略語集](iPS細胞)。●[略語集](ES細胞)。 **はん・の・き**【榛の木】カバノキ科の落葉高木。材は建築・家具・細工物などに、果実は染料に利用する。 **パンノキ** クワ科の常緑高木。熱帯で育つ。果実は楕円形で、食用。太平洋諸島では蒸し焼きにして主食とするところが多い。材は船材・建築材・家具材。▽breadfruit **はん・ば**【飯場】土木工事や鉱山などの現場に設けられた、労働者が寝泊りする一時的な合宿所。 **はん・ぱ**【半端】《名・形動》●必要な数や量に満たないこと(もの)。「―の布」「―な時間」●どっちつかずであること。中途半端。「――な立場」「――な意見」●気がきかないこと(人)。まぬけ。「―者」 **―では・な・い**《連語》[俗]中途半端ではなく、程度が甚だしいようす。 **はんば**【輓馬】[文]車を引かせる馬。 **ばん・ぱ**【万波】[文]数限りなくおし寄せてくる波。[四字]「千波―」 **パンパ** アルゼンチンの中東部をしめる、肥沃な温帯草原。世界的な大農牧地帯。パンパス。ステップ。プレーリー。▽pampa **バンパー** [車などの]ぶつかったときの衝撃をやわらげる装置。緩衝器。▽bumper **ハンバーガー** ハンバーグステーキを丸パンにはさんだ食べ物。▽hamburger **ハンバーグ**「ハンバーグステーキ」の略。**―ステーキ** 牛・豚などのひき肉に、玉ネギのみじん切り・調味料・パン粉・卵などを加え、丸めて焼いたもの。ハンバーグ。▽Hamburg steak **はんばい**【販売】《名・他サ》商品を売りさばくこと。「通信―」[対]購入。**―そくしん**【―促進】商品がよく売れるように、消費者の購買意欲を刺激する活動を行うこと。 **バンパイア**「吸血鬼」に同じ。バンパイヤ。▽vampire **はん・ばく**【反駁】《名・自他サ》相手の意見・非難に反論して、反撃に出ること。「委員の意見に――する」[類語]駁論{ばくろん}。 **はん・ぱく**【半白】白髪{しらが}が半分まじっていること(頭髪)。ごましお頭。 **ばんぱく**【万博】「万国博覧会」の略。 **はん・ばつ**【藩閥】[文]明治維新の時に、勢力があった特定の藩(特に薩摩{さつま}・長門{ながと}・土佐・肥前)の出身者が作っていた、政治的な派閥。「一政治」 **はん・ぱつ**【反発・反撥】《名・自サ》●《他サ》はね返ること。また、はね返すこと。「磁石のS極同士は―する」●気に入らず、それからの影響や支配をはね返そうとすること(気持ち)。「消費者のーを買う」[コロ]「―を招く」●取り引きで、下がった相場がまた上がること。「―に転じる」 **はんはば**【半幅】並幅の半分の幅。約一八センチ。「―帯」 **はん・はん**【半半】[二つに分けたときの割合が]半分ずつ。「財産をーに分ける」 **ばんばん**【万万】《副》[文]●すべて。十分に。よく。「一承知した」「―大丈夫だろう」[類語]万事。●(下に打ち消しの語を伴って)万が一にも。よもや。おそらく。「一失敗することはあるまい」 **ばんばん**【万般】[文]さまざまな方面。百般。「人生―にわたる考察」[類語]万端。万事。 ***ぱんぱん**《名・形動》●一杯であること。また、一杯にふくらんでいること。「―のおなか」[コロ]「風船がーにふくらむ」●窮屈であること。「ズボンがーだ」 **パンパン** [俗]第二次世界大戦後、街頭に現れた(占領軍将兵相手の)売春婦。パンすけ。「ーガール」 **ばんばんざい**【万万歳】(「万歳」を強めた語)これ以上はないと思われるほど、めでたいこと。「これが解決すればーだ」 **はん・びれい**【反比例】《名・自サ》[数]相伴って変わる二つの量があって、一方の量が二倍、三倍になれば他方の量が1/2、1/3になるときの、二つの量の関係。逆比例。逆比。[対]正比例。 <1214> **はん・ぷ**【帆布】ほぬの。 ***はん・ぷ**【頒布】《名・他サ》[文][品物・書類などを]多くの人に広く配り与えること。「銘菓をーする」「パンフレットをーする」[類語]配布。分配。 **バンプ** なまめかしく、男を迷わせる女。妖婦。毒婦。「―役の女優」▽vamp **ばん・ぷう**【蛮風】[文]野蛮な風習。 **はんぷう‐し**【半風子】[文]「シラミ」の別称。[語源]「風」の字が「虱」の字の半分という意から。 ***はん・ぷく**【反復】《名・他サ》[動作や作用を]くり返すこと。反覆。「―して練習する」 ***はん・ぷく**【反覆】《名・他サ》[文]●《自サ》[約束などを]ひるがえすこと。心変わりすること。●「反復」に同じ。 **パンプス** ひも・留め金・ベルトなどをつけず、甲の部分をあけて側面を低くした婦人ぐつ。▽pumps **ばん・ぶつ**【万物】[文]宇宙に存在するすべてのもの。万有。[句]「―は流転する」[類語]万象。**―の‐れいちょう**【―の霊長】すべての物の中でいちばんすぐれているもの。[人間について言う]「人間は―である」 **ハンブル**《名・他サ》ファンブル。▽fumble **パンフレット** 小冊子。パンフ。▽pamphlet **はんぶん**【半分】■《名》●一つのものを二等分したものの一方。●ある要素が相当にまじっていること。なかば。[副詞的に用いる]「兄は―眠っている」■《接尾》「なかば…の気持ちで」の意。「遊び―」「面白―」 **はんぶん‐じょくれい**【繁文縟礼】[文]礼儀作法・規則・手続きなどがこまごまとしていて、わずらわしいこと。繁縟。「役所のーを廃する」 **はんぺい**【藩屏】[文](垣根の意から)皇室を守護するもの。「皇室のー」 **ばんぺい**【番兵】見張りをする兵。 **はん・べつ**【判別】《名・他サ》違いをはっきり見分けること。「ひよこの雌雄を―する」[類語]識別。 **はんぺん**【半片・半平】鮫{さめ}などの白身の魚肉に、ヤマイモ・米粉などを混ぜてすりつぶし、木わくにつめて蒸しかためた食品。はんぺい。 **はんぼ**【反哺】(「哺」は口中にある食物。口移しに食べさせる意)カラスの子が成長した後に、親に口移しに食物を与えてその恩に報いるということ。反哺の孝。 **はん・ぼいん**【半母音】母音としての性質と子音としての性質をともにそなえた音。「j」(ヤ・ユ・ヨの頭音)や、「w」(ワの頭音)など。 **はん・ぼう**【繁忙・煩忙】《名・形動》[文]用事が多く、いそがしいこと。「――な業務」[類語]繁劇。繁多。 **ばんぼう**【万邦】[文]あらゆる国。万国。「一共栄」 **はん・ぽん**【版本・板本】版木をほって印刷した本。刊本。[対]写本。書き本。 **はん・ま**【半間】《名・形動》●全部そろっていないこと。はんぱ。●まがぬけていること(人)。はんぱ。「することなすことがーだ」 **ハンマー** ●金属製のつち。金づち。●ハンマー投げに用いる、鉄線をつけた金属製の重い球。●ピアノの、弦をたたく部分。▽hammer **―なげ**【―投げ】陸上競技の一つ。一定のサークル内から、両手でハンマー②をふりまわして投げ、飛んだ距離を競うもの。 **はん・まい**【飯米】飯にたくための米。白米。 **はん・み**【半身】●体を斜めにして相手に向かう姿勢。「――に構える」●魚を二枚に開いたときの一方。 **はん・みち**【半道】●一里の半分。約二キロ。半里。●道のりの半分。「これで―ほど来た」 **はん・みょう**【斑猫】ハンミョウ科の昆虫。体長約二センチの甲虫。体色はさまざまで、まだら模様をもち、金属光沢がある。[参考]山道を歩くと人の先へ先へと飛ぶので「道しるべ」「道教え」ともいう。 **ばん・みん**【万民】[文]すべての人民。「―の幸福」 **はん・めい**【判明】《名・自サ》[事実が]はっきりとわかること。「犯人がーする」「身元がーした」 **ばん・めし**【晩飯】晩の食事。夕飯。夕食。[やや乱暴な言い方][対]朝飯・昼飯。 ***はん・めん**【半面】●顔の半分。●[ある一定の広さをもったものの]表面の半分。「コートのーを使って練習する」●[物事を、対立する性質をもった二つの側面から見るときの]一方の面。「―の真理」[類語]反面。[副詞的にも使う] ***はん・めん**【反面】ある物事の別の一面。他面。[副詞的にも使う] **ばん・めん**【盤面】●碁・将棋などの盤の表面。また、盤の上で行われている勝負の形勢。「――は有利に展開する」●レコードの表面。 **はんめん・きょうし**【反面教師】[そうしてはいけない]悪い手本として学ぶべきもの。[参考]毛沢東のことばから。 **はんも**【繁茂】《名・自サ》[文]草木がおいしげること。「雑草が―する」 **はんもく**【反目】《名・自サ"》[文]にくみあって協力しないこと。「互いがーしあう」 **ハンモック** 丈夫なひもで編んだ網などで作り、両端をつって寝床にするもの。つり床。▷hammock ***はん・もと**【版元・板元】本を発行する所。発行所。 ***はん・もん**【反問】《名・他サ》相手の問いに答えずに、逆に相手にたずねること。問い返すこと。 ***はん・もん**【斑紋・斑文】色や濃淡のちがいによって作られた、まだらな模様。[類語]斑点。 ***はん・もん**【煩悶】《名・自サ》なやみ苦しむこと。苦悩。「かなわぬ恋に――する」[類語]懊悩{おうのう}。 **はん・や**【半夜】[文]●よなか。夜半。●一夜を二分した、その一方。一夜の半分。 **ばん・や**【番屋】番小屋。特に、江戸時代、火の番や盗賊の番をする人がいた小屋。 **パンヤ** ●パンヤ科の落葉高木。熱帯地方の産。果実の中に綿毛に包まれた種子がある。パンヤノキ。きわた。●パンヤの果実からとれる白い綿毛。布団などの詰め物にする。=カポック。▽マライ語 panha **はん・やく**【反訳】《名・他サ"》[文]翻訳。●翻訳(速記)したものを、再び元のことばにもどすこと。 ***ばん・ゆう**【万有】[文]宇宙に存在するすべての物。万物。**―いんりょく**【―引力】質量をもつすべての物体間に働く引力。その力は二物体の質量の積に比例し、距離の二乗に反比例する。[参考]ニュートンによってはじめて明らかにされた。 ***ばん・ゆう**【蛮勇】[文]向こうみずな勇気。[コロ]「―をふるう」[類語]暴勇。 **はん・よう**【汎用】《名・他サ》[文][一つのものを]広くいろいろな方面に使うこと。「―コンピューター」 **はん‐よう**【繁用】[文]用事が多くていそがしいこと。 <1215> **はんら**【半裸】[上半身に衣服をつけないで]なかばはだかになっていること。[対]全裸 ***はん・ろん**【反論】《名・自他サ》相手の意見や議論に対して、反対意見を述べること。また、その議論。「批評家の意見に―する」 ***ばんらい**【万籟】[文]風にふかれて、いろいろの物がたてる音。また、すべての物音。 ***ばんらい**【万雷】[文]多くのかみなり。[ひゆ的に、非常に大きく、激しい音の意でも用いる] [連]「―の拍手」 **はん・らく**【反落】《名・自サ》取り引きで、上昇し続けていた相場が急にさがること。[対]反騰{はんとう}。 ***はんらん**【反乱・叛乱】《名・自サ》政府や支配者に反抗して、軍事的な行動を起こすこと。「―軍」[コロ]「―が起こる」[類語]謀反{むほん}。 ***はんらん**【氾濫】《名・自サ"》●川の水などが増して、あふれ出ること。「河川の―」●はびこり広がる・こと。「外来語が―する」[多く、好ましくない状態に使う]「けばけばしい色の―」 **ばん・り**【万里】[文]きわめて遠いこと。きわめて長い距離。「―の波濤{はとう}」「――の長城」[類語]千里。 **はん・りゅう**【韓流】[テレビドラマ・映画・音楽などの]韓国の大衆文化。かんりゅう。「―ブーム」 **はん・りょ**【伴侶】[文]連れだってゆくもの。道づれ。つれ。特に、配偶者。「一生の―」 ***ばん・りょく**【万緑】[文]一面に緑色であること。 **―叢中紅一点**《句》●多くのものの中に、ただ一つ特にすぐれて目立つものがあるたとえ。●多くの男性の中に女性がただ一人いるたとえ。=紅一点。 ***ばん・りょく**【蛮力】[文]考えもなく発揮される強い腕力。[コロ]「―をふるう」 **はんるい**【煩累】[文]心を労するような、わずらわしくめんどうな物事。「社会的―をさける」 ***はん・れい**【凡例】書物のはじめに、その本の編集方針、内容の組み立て、利用のしかたなどを箇条書に記したもの。[注意]「ぼんれい」は誤り。 ***はん・れい**【判例】過去の判決の実例。判決例。 ***はん・れい**【範例】模範になる例。手本。 **はん・ろ**【販路】[文]商品の売れていく先。商品のはけぐち。[コロ]「ーを開拓する」 **はん・ろう**【煩労】[文]心や体をわずらわし、つかれさせること。また、その骨折り。「―をかける」 **はん・ろん**【汎論】[文]その部門のどの領域にも通じる議論。また、全般を概括的に述べた議論。通論。「英文法ー」[対]各論。 ***ひ**【曽】《接頭》ひい(曽)。 ***ひ**【被】《接頭》[他者によって]ある事をされる(受ける)意。「――選挙権」「―扶養者」「一修飾語」 ***ひ**【費】《接尾》費用の意。「交通―」 **ひ**【ヒ】漢字の部首「匕」の称。さじ。さじのひ。 **ひ**【否】[文]賛成しないこと。いな。[コロ]「提案を―とするもの多数」[対]可。諾。 **ひ**【妃】[もと、皇后に次ぐ位]皇族の妻。きさき。 **ひ**【婢】[文]召使の女性。女中。 **ひ**【日】●太陽。[コロ]「――が昇る」[類語]天日。日輪。白日。烈日。[尊敬]御日様。御天道様。●[ある場所を照らす]太陽の光線。ひざし。[コロ]「ーがさす」[類語]日光。陽光。天日。[表記]①②は「陽」とも書く。●一日のうちの明るい時間。[コロ]「ーが暮れる」[句]「夜をーにつぐ」[類語]昼。昼間。●一年を三六五(うるう年は三六六)等分した一区切り。真夜中から次の真夜中まで。●(修飾語をともなって)その人の生涯の中の一時期。「青春の――」●ある限られた期間。[コロ]「入試までもうーがない」[類語]日限。●〈「Aした日にはB」の形で〉Aした場合にはBだ。[参考]Bには、ありがたくない意味の語句がくる。「思い出にひたっていたーには暮らしていけない」 **―が浅・い**《句》[ある出来事から]まだ日数があまり経っていない。「職場を変わってからまだ・い」 **―が当たら・ない**《句》●日光がささない。●(地位や境遇などに)めぐまれない。下積みである。貧しく苦しい立場にある。「―・ない部署へ異動となる」 **―が高・い**《句》太陽が高くあがっている。日が暮れるまでには時間がある。「―・いうちに家に帰る」 **――暮れて道遠し**《句》●年老いたが、まだ目的を達していない。●期日はせまったが、仕事ははかどっていない。 **―を改・める**《句》別の日にする。「―・めて相談する」 **――を重・ねる**《句》日数が経つ。日数を積む。日数をかさねる。 **ひ**【杼】機織りの道具の一つ。経糸{たていと}の間をくぐらせて緯糸{よこいと}を通す、小さい舟形のもの。シャトル。シャットル。 ***ひ**【樋】[文]●とい。●物の表面(特に刀身の背)につけた、細長いみぞ。 ***ひ**【比】●同等にあつかわれるもの。たぐい。「今日の暑さは昨日の―ではない」「他にーを見ない」●[数]二つの量または数を比べるとき、一方が他方の何倍であるかという関係。正比。 **ひ**【火】●可燃物が熱と光を発しながら燃焼している状態。また、そのときに出る熱・光・炎。[コロ]「ーにあたる」●炭火。[コロ]「火鉢にーを入れる」●火事。[コロ]「―を出す」[類語と表現] **―が付・く**《句》●燃え始める。燃え出す。●心配されていたことが現実の問題として起こり、危険な状態になる。「国境紛争に―・いて戦争になる」 **――に油を注・ぐ**《句》勢いの強いものに、さらに勢いをそえる。 **――の消えたよう**《句》急に活気がなくなって、さびしくなるようす。 **―の付いたよう**《句》●泣き声の激しいようす。「赤子がーに泣く」●あわただしいようす。「―にせきたてる」 **――の無い所に煙は立たぬ**《句》うわさが立つのは、何かしらその原因となる事実があるからである。 **―を付・ける**《句》●点火する。●放火する。●発端をつくる。「紛争に―・ける」 **―を通・す**《句》食べ物に熱を加える。 **―を吐・く**《句》●火をふき出す。●激しく議論するようす。 **―を放・つ**《句》火をつける。放火する。 **―を噴・く**《句》●吹き出すように激しく燃え始める。●銃砲が弾丸を撃ち出す。●内にこもっていたものが激しく表に出る。「積もる不満が―・く」 <1216> **――を見るより明らか**《句》疑う余地もなく明白である。 >[類語と表現「火」] ***可燃物が熱と光とを発しながら、燃焼している状態が火である。** ふつう炎を伴い、また、煙を伴うことも多い(火のない所に煙は立たぬ)。生活感覚としての火は、赤く(青く)燃え、高温で、ふれればやけどをする。物の煮炊きや暖房・照明に欠かせぬものだが、火事を引き起こす危険物でもある(火遊び・火の用心)。人だけがこれを利用し、動物はこれを恐れる。中国では、木火土金水と言って万物を構成支配するものの一つで、金に勝ち水に負けるものとする。ギリシャ神話では、プロメテウスが天界からこれを盗み人類への贈り物とした。 **炎・火炎・火気・火玉・火花・火柱・火の気・火の玉・火の手・火の海** **[…ひ(び)]** 漁火{いさりび}・埋{うず}み火・送り火・鬼火・篝火{かがりび}・蚊遣り火・狐火・切り火・口火・炭火・焚き火・種火・庭火・野火・残り火・迎え火・燎原{りょうげん}の火 **[・・・か]** 引火・煙火・怪火・出火・劫火{ごうか}・失火・銃火・消火・浄火・聖火・戦火・大火・着火・鎮火・点火・灯火・発火・噴火・放火・砲火・烽火{ほうか}・猛火 **[動詞表現]** 焼ける・焦げる/燃える・延焼・炎上・類焼 **[オノマトペ]** ちろちろ・ぼうぼう・めらめら・ごうごう・かっか ***び**【灯】あかり。ともしび。「街のー」[コロ]「―をともす」 ***ひ**【碑】[ある人・事件などの記念に]石に文字を刻んで建てたもの。石碑。いしぶみ。「――を建てる」 ***ひ**【秘】[文]秘密。神秘。[連]「秘中のー」 **ひ**【緋】火のようなこく明るい赤色。緋色。 **ひ**【非】《名》[文]●正しくないこと。[コロ]「ーをあばく」[対]是{ぜ}。●あやまち。欠点。[コロ]「自分のーを認める」●都合が悪いこと。「形勢の―を知る」[類語]不利。《接頭》「…でない」の意。「――科学的」「一常識」「一公開」 **――の打ち所が無・い**《句》欠点がない。完全である。 **――を打・つ**《句》誤りや欠点を指摘して非難する。 **ひ**【尾】《助数》魚を数える語。匹。「サンマ五ー」 ***び**【微】《名》[文]こまかい物事。《接頭》「小さい」の意。「一生物」「―調整」 ***び**【美】●美しいこと。美しさ。「山水のー」「―の女神」[対]醜。●感動させるほど、立派で価値あること。「人情のー」[句]「有終のーを飾る」 **ビア** ビール。▽beer **ひ・あい**【悲哀】悲しさ、あわれさ、みじめさのさまざまにいりまじった感情。「人生の―」「幻滅の―」 **ひ・あが・る**【干上がる・乾上がる】《自五》●水がすっかりなくなって、かわききる。「池が―・ってしまう」●金がなくなって、生活ができなくなる。[句]「あごが―・る」 ***ひ・あし**【日脚・日足】●太陽が空を動いていく速さ。また、それとともに移動していく光線。ひざし。「―が静かに移る」●昼間の時間。[コロ]「―が延びる」 ***ひ・あし**【火脚・火足】[火事などの]火が燃え広がる速さ。[コロ]「ーが早い」[類語]火のまわり。 **ピアス** 耳たぶなどに小さな穴をあけてつけるかざり。▽pierced earrings から。 **ひ・あそび**【火遊び】●火をもてあそぶこと。いたずら。●その場限りの危険な恋愛・情事。「恋のー」 **ひ・あたり**【日当たり】日光のあたる具合。「―のよい部屋」 **ピアッシング** ピアスを取り付けるための穴を耳たぶなどにあけること。ピアシング。▽piercing **ピアニシモ** 楽曲演奏で、音の強弱を表す発想記号。pp と書き、「とても弱く」の意を表す。ピアニッシモ。[対]フォルティシモ。▽pianissimo **ピアニスト** ピアノの演奏家。▽pianist **ピアノ** ●楽曲演奏で、音の強弱を表す発想記号。p と書き、「弱く」の意を表す。[対]フォルテ。●鍵盤楽器の一つ。大きな共鳴箱の中に金属製の弦を張り、キーをたたくと、連動したハンマーが弦を打って音を出す。最も広い音域をもつ。「音楽会でーを弾く」▽piano **ひ・あぶり**【火炙り・火焙り】昔、罪人を柱にしばりつけて火で焼き殺した刑罰。火刑。 **ヒアリング** ●外国語を聞いて意味をつかむこと。聞き取り。●公聴会。聴聞会。「公開―」=ヒヤリング。▽hearing ***ひい**【曽】《接頭》(「ひ」の延音)直系の三親等(=祖父母の親または孫の子)の意。「―じいさん」「―まご」 **―に―入り細いをうが・つ**《句》ごくこまかい点まで念入りにする。 ***ひい**【一】(「ひ」をのばして言った語)ひとつ。ものを数えるときに使う。「―、ふう、みい、よ…」 **ひーい**【非違】[文]法にそむくこと。[類語]違法。 **びーい**【微意】[文]自分の志を謙遜して言う語。「感謝のーを表する」[類語]寸志。 **ビー**【B】●連続したものの二番目のもの。「一年―組」●Aに次いで優れたもの。「―クラスの品」●音名のロ音。「―マイナー(=ロ短調)」●「ビタミンB」「B判」「B型」などの略。●《記号》●鉛筆の芯の濃度を表す記号。[対]H。▽black から。●胸囲を表す記号。▽bust から。●ビルなどの「地下…階」を表す記号。▷basement から。 **ピー・アール**【PR】[略語集](PR)。 **ビー・エス**【BS】[略語集](BS)。 ***ピー・エス**【PS】[略語集](PS)。 ***ピー・エス**【P.S., p.s.】《記号》手紙で「追伸」の意。▷post scriptumの略。 **ピー・エス・イー**【BSE】[略語集](BSE)。 **ピーエックス**【PX】酒保{しゅほ}。▷post exchangeの略。 **ピー・エッチ**【pH】[略語集](pH)。 **ピー・エッチ・エス**【PHS】[略語集](PHS)。 **ピー・エム**【P.M.,p.m.】「午後」の意。表記 5:00 P.M.(またはp.m.)のように用い、日本独自の用法として P.M.(またはp.m.)5:00 がある。[対]A.M. ▷post meridiem の略。 **ピーエル・ほう**【PL法】「製造物責任法」に同じ。 **ビーカー** 理化学実験に使う、薄肉・円筒形のガラス製容器。▷beaker <1217> **ひいき**【贔屓】●《名・他サ》気に入った者に特別に好意を寄せ応援すること。「芸人をーにする」「長男ばかりをーする」●後援者。「――筋」「ご―様」**ーめ**【―目】実際よりよく見立てること。「どうーに見ても合格は無理だ」 **―の引き倒し**《句》ひいきをしたためにかえって相手に迷惑をかけること。 **ビー・きゅう**【B級】[俗](A級の次という意から)最上級ではないが、それなりの味わいがあり親しみやすいレベル。また、低予算や低価格であること。「―ホラー映画」「―グルメ」 **ひーいく**【肥育】《名・他サ》食肉用にする動物を、運動を制限し、よい飼料を与えて短時日で太らせること。 **ピーク** ●峰。山頂。●物事の絶頂。「景気の―」「人生の―を過ぎる」▽peak **ビー・クラス**【Bクラス】●Aクラスに次ぐ、第二の等級。B級。●二流。「―の会社」▽B class **ピー・ケー**【PK】[略語集](PK)。 **ピー・ケー・エフ**【PKF】[略語集](PKF)。 **ピー・ケー・オー**【PKO】[略語集](PKO)。 **ピーケー・せん**【PK戦】[略語集](PK戦)。 **ビーコン** ●航海・航空などの交通標識。●「ラジオビーコン」の略。▽beacon **ビー・シー**【B.C.】「西暦紀元前」の意。表記 B.C.4(=紀元前四年)のように用いる。[対]A.D. ▷before Christ の略。 **ビー・シー・ジー**【BCG】[略語集](BCG)。 **ビー・ジー・エム**【BGM】[略語集](BGM)。 **ビー・ジー・ブイ**【BGV】[略語集](BGV)。 **ピー・シー・ビー**【PCB】[略語集](PCB)。 **び・いしき**【美意識】美を感じとる、心の働き。「洗練されたー」「ーに欠ける」 **ヒース** ヨーロッパ北西部の大西洋岸に見られる、ツツジ科エリカ属の常緑低木群落。「エリカ」の英語名。▽heath **ビーズ** 手芸品や婦人服などの飾りに用いる、小さいガラスの球・管。糸を通して使う。南京玉。▽beads ***ピース** 平和。「ーサイン」▽peace ***ピース** ●小片。一部分。●音楽などの作品。一曲だけ収めた楽譜。▽piece **ヒーター** ●電熱器。●暖房装置。▽heater **ビー・だま**【ビー玉】子供が遊びに使うガラス玉。また、それを使う遊び。[参考]「ビードロの玉」の意。 **ピータン**【皮蛋】アヒル、またはニワトリの卵を灰・塩・生石灰などに漬けたもの。卵白は透明の赤褐色、卵黄は緑黒色。中国料理の食材。▽中国語 pi-dan **ビーチ** 海べ。海浜。▽beach **―パラソル** 海水浴場で日よけとする大型の傘。▽beach parasol **―バレー** 砂浜で、一チーム二人ずつで行うバレーボール。▽beach volleyball から。 **ピーチ** 桃。桃の実。「―風味」▽peach **ひ・いちにち**【日一日】《副》(多く「ーと」の形で)日ごとに変化するようす。日増しに。「―と寒くなる」 **ビーツ** アカザ科の二年草。食用。赤色のまるい根をサラダ・ボルシチなどに使う。ビート。▽beets **ピー・ティー・エー**【PTA】[略語集](PTA)。 **ひいては**【延いては】《副》それが原因となって、さらに。「自分一人でなく、ー会社の信用にかかわる」 **ひい・でる**【秀でる】《自下一》●他より特にすぐれている。ぬきんでる。[コロ]「一芸に―・でる」●他より目立つ。「―・でた眉{まゆ}」 ***ビート** ●拍子(をとること)。拍。特に、ジャズで、拍子にアクセントをつけること。また、リズム感(にあふれていること)。「エイトー」●水泳で、足で水をたたくこと。「―板」「ツーー泳法」▽beat ***ビート** ●「さとうだいこん」に同じ。●「ビーツ」に同じ。▽beet **ピート** 泥炭。▽peat **ーモス** ●泥炭化したミズゴケ。●泥炭から作った園芸用土。▽peat moss **ビードロ** ガラス(製品)の古称。▽ポルトガル語 vidro **ひいな**【雛】[雅]ひな。ひな人形。 **ビーナス** ローマ神話で、美と愛の女神。ギリシャ神話のアフロディテ。ウェヌス。●金星。=ヴィーナス。▽Venus **ピーナッツ** 南京豆。ピーナツ。▽peanuts **ピー・は**【P波】地震波の一種。縦波で、最初に観測点に到達する。[参考]Pは primary (=最初の)の頭文字。[対]S波。 **ビーバー** ビーバー科の動物。足に水かきがある。木をかじりたおし川の水をせきとめて巣をつくる。ヨーロッパ・北米に分布する。海狸{かいり}。▷beaver **ビーバップ** 一九四〇年代、アメリカの黒人ジャズメンが考案した、装飾の多いジャズ。▽bebop **ビー・ばん**【B判】日本工業規格(JIS)による印刷用紙の大きさの一つ。縦一〇三〇ミリ、横一四五六ミリをB0番とし、半截{はんせつ}ごとにB1番、B2番…と表す。B列。B。[対]A判。 **ひいひい**《副》(「ーと」の形も)苦痛にたえかねてあげる声の形容。[コロ]「一泣く」[コロ]「一言う」 **ぴいぴい**《副》(「―と」の形も) ●笛の音や小鳥のさえずりの形容。●《自サ》金がなくて苦しむようす。「お金がなくてーしている」 **ピー・ピー・エム**【ppm】[略語集](ppm)。 **ビーフ** 牛肉。▷beef **ーステーキ** 厚く切った上質の牛肉を塩・こしょうで味つけして焼いた料理。ビフテキ。▽beefsteak **ビーフン**【米粉】うるち米でつくった中国の麺。もどしてから、いためたりして食べる。▽中国語 mi-fen **ひい・まご**【曽孫】ひまご。 **ピーマン** トウガラシの甘味種のうち大形のものの俗称。未熟な果実は緑色で独特な香りがあり食用にする。西洋トウガラシ。▽piment **ヒート・アイランドげんしょう**【ヒートアイランド現象】都市部の気温が、その周辺より目立って高くなる現象。コンクリートやアスファルトによる太陽熱の蓄積、大量のエネルギー消費などが原因とされる。[参考]「ヒートアイランド(heat island)」は「熱の島」の意。等温線をえがくと、都市部が島状になることから。 **ヒート・ポンプ** 空気中などに存在する熱を集め、冷却または加熱に用いる仕組み。また、その装置。冷蔵庫・空調機などに用いられる。▽heat pump **ひいらぎ**【柊】モクセイ科の常緑低木。葉はかたく、縁にするどいとげがある。材は櫛{くし}・印材用。クリスマスの飾りや、節分に魔よけとして門にさす。 **ヒール** かかと。特に、靴のかかと。「ハイー」▽heel **ビール** 大麦の麦芽汁にホップを加えてアルコール発酵させた醸造酒。ビア。ビヤ。▽bier <1218> **ビールス** ウイルス。▽virus **ひーいれ**【火入れ】●炭火を入れるうつわ。●溶鉱炉などに初めて点火すること。「一式」●土地を肥やすため、春先に山野の枯れ草を焼くこと。野焼き。●酒・しょうゆなどの防腐のため、熱を加えること。 **ひいろ**【緋色】ひ(緋)。 **ヒーロー** ●英雄。勇士。●小説・物語・戯曲などの男性の主人公。[対]ヒロイン。▽hero **ビーン・ボール** 野球で、投手が故意に打者の頭部をねらって投げるボール。反則投球となる。▽bean ball ***び・う**【微雨】[文]こさめ。細雨。 ***び・う**【眉宇】[文]まゆ(のあたり)。「不快の色がーにただよう」[コロ]「―をひそめる」[参考]「宇」は、屋根・軒の意で、眉を目の軒に見立てた語。 **ひ・うお**【干魚・乾魚】魚のひもの。ほしうお。 **ひーうお**【氷魚】アユの稚魚。 **ひ・うち**【火打ち・燧】火打ち石と火打ち金を打ち合わせて火花を出すこと。また、その道具。**―いし**【―石】火打ち金と打ち合わせて火花を出すのに用いる石。石英の一種。フリント。燧石{すいせき}。**―がね**【―金】火打ち石に打ち合わせて火花を出させる道具。三角形の鋼鉄片。火打ち鎌。 ***ひ・うん**【悲運】悲しい運命。「――に泣く」 ***ひ・うん**【秘蘊】[文]奥深いところ。秘奥{ひおう}。 ***び・うん**【非運・否運】悪い運命。ふしあわせ。「―にかたむく」[類語]不運。不幸。[対]幸運。 ***ひえ**【冷え】●冷えこむこと(程度)。●体、特に手足や下半身が冷えること(症状)。 ***ひえ**【稗】イネ科の一年草。夏、茎の先に淡褐緑色の穂をつける。種子はおもに家畜や小鳥の飼料。 **ひえき**【裨益】《名・自他サ》[文]助けとなること。役に立つこと。「世にーするところ大である」 **ひえ・こ・む**【冷え込む】《自五》●寒さが厳しくなる。「今夜はひどく―・む」●体の中まで冷えてしまう。「―・んでかぜをひく」●物事の勢いが弱くなる。「景気が―・む」 **ひえーしょう**【冷え性】●体が冷えやすい体質。●特に、腰や足の冷える婦人病の俗称。 **ひえ・びえ**【冷え冷え】《副・自サ》 (副詞は「――と」の形も)冷たく感じられるようす。「ーとした朝の空気」「二人の間にーとした風がふきこむ」 **ヒエラルキー** ピラミッド型の社会的組織・秩序。階層制。ヒエラルヒー。▽ドイツ語 Hierarchieから。 **ひ・える**【冷える】《自下一》●温度が下がって冷たく(寒く)なる。また、そのように感じる。「―・えたビール」「今夜は―・える」[対]あたたまる。●愛情・熱意がなくなって冷淡になる。「夫婦の間が―・える」[類語]②さめる。冷え込む。[文]ひ・ゆ《下二》。 **ピエロ** パントマイムやサーカスなどの道化役。また、道化者。クラウン。▽pierrot **ヒエログリフ** 古代エジプトの象形文字。神聖文字。▷hieroglyph **ひえん**【飛燕】●[文]飛んでいるツバメ。●剣術などで、ツバメが飛ぶようにすばやく身をかわすことのたとえ。「―の早業」 **びーえん**【鼻炎】鼻の粘膜の炎症。鼻カタル。 **ビエンナーレ** 一年おきに開催される美術の展覧会。▷イタリア語 biennale **ひ・お**【氷魚】アユの稚魚。長さ二~三センチ。氷のように半透明なのでこの名がある。氷魚{ひうお}。 **ひ・おおい**【日覆い】ひおおい。 **ひ・おう**【秘奥】[文][学問・技芸などの]容易に達することのできない奥深いところ。「―をきわめる」 **ひ・おうぎ**【檜扇】●ヒノキのうすい板を糸でとじて作った扇。●アヤメ科の多年草。夏、黄赤色に濃色の斑点のある花をつける。種子を「ぬば玉」という。 **ひ・おおい**【日覆い】●日よけに使うおおい。●夏、学帽などの上部をおおう白い布。=日覆{ひおおい}。 **ひ・おけ**【火桶】[文]木製の丸い火鉢。 **ビオトープ** 野生の動植物が生息する空間。[参考]その地域にもともとあった自然を復元したり、守り育てたりする活動から生まれたことば。▽ドイツ語 Biotop **ひ・おどし**【緋縅】緋色の革で作った縅{おどし}。 **ひ・おもて**【日面・日表】「ひなた」に同じ。[対]日陰。 **ビオラ** バイオリンと同形で、やや大形の擦弦楽器。バイオリンとチェロの中間の音域を受け持つ。ヴィオラ。▽viola **ビオロン** バイオリン。ヴィオロン。▽フランス語 violon **び・おん**【美音】[文]美しい音・声。[類語]美声。 ***び・おん**【鼻音】[語学]口腔を閉じ、呼気を鼻腔に通して出す音。n(ナ行の子音)、m(マ行の子音)など。 **び・おん**【微温】[文]なまぬるいこと。**―てき**【―的】《形動》[文]なまぬるいようす。「―な処罰」**―とう**【―湯】ぬるま湯。 ***ひか**【悲歌】[文]●悲しみを表した歌。エレジー。哀歌。●悲壮に歌うこと。[四字]「―慷慨」 ***ひ・か**【皮下】皮膚の(すぐ)下。「―注射」**―しぼう**【―脂肪】皮膚の最下層に層状にたくわえられた脂肪。保温の働きもある。 ***ひーが**【彼我】[文]相手と自分。「――の物量の差」 **びーが**【非我】[哲]自我の働きに属さないで、自我に対立するものとして存在するすべてのもの。[対]自我。 **び・か**【美化】《名・他サ》●美しくすること。「都市を―する」「―運動」●実際よりも美しいものとして考えること。「死を―する」 ***び・か**【美果】[文]●味のよい果物。●よい結果。「―をおさめる」 ***び・か**【鼻下】鼻の下。**―ちょう**【―長】[俗](鼻の下が長い意)好色で、女性にだらしないこと(男性)。 **ひーがい**【被害】損害・危害を受けること。また、その害。[コロ]「ーが大きい」[コロ]「―が及ぶ」[コロ]「―を被る」[対]加害。**―しゃ**【―者】●災害などによって損害を受けた人。●他人の不法行為によって、損害を受けたり殺害されたりした人。[対]加害者。 **ぴかいち**【光一】[俗]●花札で、光り物(=二〇点札)が一枚であとはかす札の手役。●多くの中で一人きわだってすぐれていること(人)。「チームの中でーの選手」[表記]多く「ピカ一」と書く。 **ひがい・もうそう**【被害妄想】妄想の一種。常に他から害を受けていると思い込むこと。 **ひかえ**【控え】●[後日の証拠や不時の用のために]同内容のものを別に用意しておくこと。また、そのもの。「―の書類」「―をとる」●番の来るのをそばで待つこと。「―の間」「―の力士」●手控え。メモ。 **ひかえ・しつ**【控え室】ひかえて待つための部屋。[類語]待合室。 **ひかえめ**【控え目】《名・形動》遠慮がちに言ったりこうしたりすること。「―な態度」「―に見積もる」 <1219> **ひーがえり**【日帰り】[泊まらず]その日のうちに行って帰ること。「―出張」[対]泊まり掛け **ひか・える**【控える】■《自下一》●順番や用事を待って、表立たない所にいる。「ベンチに―・える」●行く手にそれがある。「困難が―・える仕事」[文]ひか・ふ《下二》。■《他下一》●[文]引きとどめる。「馬を―・える」[表記]「扣える」とも書く。●自分の行動を抑制する。「行動を―・える」「公表を―・える」●[遠慮して]制限する。「食事を―・える」「塩分を―・える」●近くに持つ。「入り江を―・えた港町」●近い将来に予定する。「結婚式を三日後に―・える」●忘れないように記録する。「用件を手帳に―・える」[文]ひか・ふ《下二》。 **ひ・かがみ**【膕】(「引屈{ひかが}み」の約)ひざの裏側のくぼんだところ。よぼろ。膝窩{しっか}。 **ひがき**【檜垣】檜の薄板をななめに編んだ垣根。 ***ひ・かく**【比較】《名・他サ》比べること。「東京と大阪を―する」**―てき**【―的】《形動》十分にそうではないが、基準と比べればそうだと言えるようす。わりあいに。「仕事が―早く終わった」 ***ひ・かく**【皮革】(なまの皮となめし革の意で)加工した動物の皮の総称。「一製品」 ***び・かく**【非核】核兵器の存在を許さないという考え。**―さんげんそく**【―三原則】核兵器を、作らない、持たない、持ち込ませないという、日本がかかげている三つの原則。 **びーがく**【美学】●美しいさまざまな事象を対象として、美の本質について研究する学問。審美学。エステティック。●ある特定の物事や行動の様式などに見いだされる美的な価値。「己の―に殉じる」「男の―」 **ひ・かず**【日数】「日」の単位で数えた時間の量。日数{にっすう}。[コロ]「―を重ねる」 **ひ・がた**【干潟】引き潮のときに現れる砂浜。 **ピカタ** うすく切った豚肉・子牛肉などに、塩・胡椒{こしょう}をして小麦粉をまぶし、とき卵をつけて焼いた洋風料理。▷イタリア語 piccata **び・かつ**【尾括】[論]最後に結論を書き、その前までに事実・説明・理由・論証を書く文章の形式。順を追って事実・説明・理由・論証を述べ、読者に結論を確認させやすくする場合に用いる。尾括型。尾括式。[対]頭括{とうかつ}。双括{そうかつ}。▷小論文のツボ「頭括・尾括・双括」 **ひ・かげ**【日影】日の光。日ざし。「―が差す」 **び・かげ**【日陰・日蔭】●日光の当たらない所。「―にはいって休む」[対]日なた。日おもて。●表だって社会生活ができない環境。「―者」 **ひーがけ**【日掛け】毎日少しずつ掛け金をかけること。また、その掛け金。「―貯金」 **ひーかげん**【火加減】火力の強さの具合。[コロ]「―を見る」 **びかご**【美化語】丁寧語の一種。「お酒」「お洋服」のように物事を美化して述べる語。 **ひが‐ごと**【僻事】道理に合わないものごと。[古風な言い方][コロ]「―を言う」 **ひ・がさ**【日傘】強い日ざしをさけるための傘。 **ひかさ・れる**【引かされる】《自下一》情にほだされてきっぱりした態度が取れないでいる。「子に―・れる」「情に―・れる」[文]ひかさ・る《下二》。 ***ひがし**【干菓子・乾菓子】水分の少ない和菓子。らくがん・しおがまなど。[対]生菓子。 ***ひがし**【東】方角の一つ。太陽がのぼる方角。[対]西。 **ひがしかぜ**【東風】東からふく風。こち。[対]西風。 **ひがし・がわ**【東側】●東に面した側。ある点・位置より東の方。●ヨーロッパの旧体制で、旧ソ連および旧ソ連に同調した諸国の側。[対]②西側。 **ひがし・はんきゅう**【東半球】地球の東側の半分。ユーラシア・アフリカ・オーストラリア等の大陸をふくむ。[対]西半球。 **ひか・す**【引かす・落籍す】《他五》金を支払って、芸者・遊女などを自由な身にしてやる。身請けする。落籍{らくせき}する。[文]《四》。 **ひ・がた**【干潟】引き潮のときに現れる砂浜。 **ぴかぴか**《副・自サ・形動》(副詞は「―と」の形も) ●光り輝いているようす。「靴をーにみがく」「新しい、――する床」●強い光が点滅するようす。「イルミネーションがーと光る」 **ひがみ**【日髪】毎日髪をきれいにととのえること。**―ひぶろ**【一日風呂】毎日髪を結い、ふろにはいるような結構な身分。囲われ者などをさげすんで言った語。 **ひがみみ**【僻耳】聞き違い。「老いのー」 **ひが・む**【僻む】《自他五》物事を素直に取らず、自分だけが不当な扱いを受けたと考える。「注意されて―・む」[類語]すねる。ひねくれる。[文]《四》。 **ひが‐め**【僻目】●ひとみの位置の正しくない目。すがめ。●見誤ること。見そこない。「私のーかも知れない」 ***ひーがら**【日柄】暦の上での、その日の縁起のよしあし。「本日はおーもよく…」 ***ひ・がら**【日雀】シジュウカラ科の鳥。小形で、頭に羽冠をもち、腹部は白い。 **ひから・す**【光らす】《他五》光るようにする。[コロ]「目を―・す(=厳しく見張る)」[文]《四》。 **ひーから・びる**【干乾びる・干涸びる】《自上一》●すっかり水分がなくなる。かわききる。「水田が―・びる」●人柄や環境にうるおい・生気がなくなる。「―・びた思想」 **ひかり**【光】●太陽・星・電灯などから発し、明るさを感じさせるもの。真空中を毎秒約三〇万キロメートルの速さで直進する。「太陽のーを浴びる」[類語]明かり。輝き。光明。光輝。光彩。●人の心に明るさ・希望などを生じさせるもの。「希望の―」●親や君主の威光。「親のーは七光り」 **―を当・てる**《句》これまで注目されてこなかったものを、表立って取り上げる。「裏方に―・てた番組」 **―を放・つ**《句》明るくひかる。また、技量などが優れていて目立つ。 **ぴかり**《副》(多く「ーと」の形で)一瞬の間、するどく光るようす。「―と光る稲妻」[類語]きらり。 **ひかり・ごけ**【光蘚】ヒカリゴケ科のコケ。ほら穴や森林内の湿地に自生する。原糸体はレンズ状の細胞が一列に並び、光を反射するので輝いて見える。 **ひかねつ・せいざい**【非加熱製剤】人の血液からつくる薬剤で、加熱処理を行っていないもの。[参考]加熱によるウイルスの不活性化が行われていないため、HIVや肝炎などのウイルス感染の原因となった。 <1220> て寒さをさけること。「冬の二か月だけーする」[対]避暑。 **ひかり・つうしん**【光通信】電気信号をレーザー光に変えて光ファイバーの中を伝送するもの。海底ケーブル通信などに利用。光ファイバー通信。 **ひかり・ディスク**【光ディスク】レーザー光を用いて情報の記録・再生をするディスク。CDやDVDなど。 **ひかり・ファイバー**【光ファイバー】光通信用の、一〇〇分の一㍉という細いガラス線。 **ひかり・もの**【光り物】❶金貨・銀貨。❷〔花札で〕松・桐{きり}・桜・薄{すすき}(坊主)・柳(雨)のそれぞれの二〇点札。❸金属類。❹すしの種物{たねもの}のうち、皮の光るもの。コハダ・アジ・サバなど。❺金ぴかの装飾品。「――でかざり立てる」 **びーき**【美『姫】[文]美しい女性。美女。 **びーぎ**【美技】[文]みごとな技。ファインプレー。 **ひか・る**【光る】《自五》❶光を放つ。また、光を反射して輝く。「星が―・る」「目に涙が―・る」「露が―・る」[類語]きらめく。ひらめく。瞬{またた}く。きらつく。ぎらつく。輝く。(5)発光。❷光沢やつやがある。「ぴかぴか―・る靴」❸ひときわ目立つ。「賢さが―・る」「兄弟では長男が―・っている」「みがけば―・る才能がある」❹(「目が―・る」の形で)厳しく見張る。句「目が―・る」文《四》。 **ピカレスク**あぶれ者・ならず者を主人公とした、小説の一形式。主人公が自分の放浪生活を語りながら、上層階級の悪徳と偽善を風刺するもの。悪漢小説。▽·英 picaresque **ひかれ・もの**【引かれ者】とらえられて、刑場に引かれていく罪人。―の小唄{こうた}《句》負けおしみに強がりを言うこと。 **ひか・れる**【引かれる・惹かれる】《自下一》(「引く」の受け身形)❶引き寄せられる。引きつけられる。「蛾{が}が電灯に―・れる」「彼女の美しさに―・れる」 **ひーがわり**【日替わり】〔出し物、売り出しの品目、メニューなどが〕日ごとかわること。「―ランチ」 ***ひ・かん**【悲観】《名》❶世の中は悪いもので物事はうまくいかないと考えること。また、その考え。「一的」[対]楽観。❷《他サ》先行きに望みがないと考えて、気落ちしたりくよくよしたりすること。「前途を―する」 ***ひ・かん**【避寒】《名・自サ》冬、暖かい土地に滞在し ***ひ・がん**【彼岸】❶煩悩を超越した悟りの境地。[対]此岸{しがん}。❷春分・秋分を中心にした七日間。「―の中日」❸「彼岸会」の略。―え【―会】彼岸に行う法会。 ***ひ・がん**【悲願】❶仏・菩薩の、人々を救おうとする願い。❷どうしても実現しようと心から念じている願い。悲壮な願い。[コロ]「一〇〇〇勝の一を果たす」 ***び・かん**【美感】美しいと感じる気持ち。また、美に対する感覚。「桜に対する―」「するどい―の持ち主」 ***び・かん**【美観】美しいながめ。[コロ]「―を損なう」 **びがん**【美顔】[文]美しい顔。また、顔を美しくすること。「―術」 **ひ・かんざくら**【『緋寒桜】バラ科の落葉小高木。二月ごろ、葉の出る前に開花。花は緋色で、半開して垂れる。かんひざくら。ひざくら。 **ひがん・ざくら**【彼岸桜】バラ科の落葉小高木。春、他のサクラより早く淡紅色の花をつける。こひがんざくら。えどひがん。 **ひがんばな**【彼岸花】ヒガンバナ科の多年草。田のあぜや土手などに群生する。秋の彼岸のころ、赤色の花をつける。有毒。まんじゅしゃげ。 ***ひき**【匹・・疋】《助数》❶動物・魚・虫などを数える語。「一―」「三一覧」[参考]大形の動物には「頭」を使う。❷布地二反を単位として数える語。❸昔、銭十文、のちに二五文を単位として数えた語。❹漢字の部首「疋」の称。[表記]④はふつう、ひらがなで書く。 **ひき**【引き】《名》❶引くこと。また、引く力。[コロ]「魚のーが強い」[対]押し。❷引き立てること。「部長の―で昇進する」❸つて。縁故。コネ。「友人の一で入社する」《接頭》(動詞の上につけて)意味を強める語。「―しめる」「一回す」[参考]「ひっつかむ」「ひん曲げる」などのように、しばしば、音便で「ひっ」「ひん」となる。■《接尾》(「びき」と濁って)「値引き」の意。「二割―」 ***ひ・き**【悲喜】[文]喜びと悲しみ。[四字]「一交々{こもごも}」[類語]哀歓。 ***ひき**【『墓】「ひきがえる」に同じ。 ***ひ・ぎ**【秘儀】[文]秘密の儀式。密儀。 ***ひ・ぎ**【秘技】秘密にしている技。「―を公開する」 **ひき・あい**【引き合い】❶[証拠・参考・比較の材料として]例に引くこと。引例。[コロ]「前例を―に出す」❷事件などの参考人。❸売買の取り引き。また、取り引き前の照会・問い合わせ。[コロ]「ーがある」 **ひき・あ・う**【引き合う】。《他五》互いに引く。引っ張り合う。「つなを―・う」[対]押し合う。《自五》収支がつりあう。また、骨折りがいがある。「三割引きでは―・わない」「手助けしておこられたんじゃー・わない」 **ひき・あけ**【引き明け】夜あけ。あけがた。 **ひき・あ・げる**【引き上げる・引き揚げる】《他下一》❶引っぱって上げる。「船を浜に―・げる」❷値段などを高くする。「金利を―・げる」❸〔より抜いて〕高い地位につける。「課長に―・げる」❹引き下げる。■《自他下一》元の所へもどる。また、もどす。「故郷に―・げる」「外地から―・げる」[表記]❶❷❸は「引き上げる」、❹❺は「引き揚げる」と書く。 **ひき・あて**【引き当て】❶将来の支出にあてるために、あらかじめ資金を準備しておくこと。「――金{きん}」❷かた。抵当。「信用を―に金を借りる」 **ひき・あ・てる**【引き当てる】《他下一》❶くじを引いて(金品などを)あてる。「特賞を―・てる」❷あてはめる。ひき比べる。「我が身に―・てて考える」 **ひき・あみ**【引き網・曳き網】水中を引き回し、海岸・船に引き上げて魚を捕獲する魚網の総称。地引き網・底引き網・トロール網など。 **ひき・あわ・せる**【引き合わせる】《他下一》❶引き寄せて合わせる。「襟もとを―・せる」❷二つのものをくらべ合わせる。照合する。「現金と伝票を―・せる」❸紹介する。「弟を先輩に―・せる」=ひきあわす。 **ひき・いる**【率いる】《他上一》❶従えて行く。引き連れる。「学生を―・いて工場へ行く」[類語](5)統率。❷長として組織・機関を指揮する。「内閣を―・いる」「艦隊を―・いる」[類語](5)統率。[注意]送りがな「率る」は誤り。《上一》。 **ひき・い・れる**【引き入れる】《他下一》中へ引い <1221> **ひき・う・ける**【引き受ける】《他下一》●自分の責任として受け持つことを承知する。「仲人を―・ける」「事業を―・ける」「役員を―・ける」[謙譲]承る。拝受。●保証する。「身元を―・ける」 **ひき・うす**【碾き臼】上下二個の平たい円盤状の石からなるうす。上の石を回して、石の間に入れた穀粒などを粉にする。 **ひき・うつし**【引き写し】《名・他サ》●文章などを原文のまま写しとること。また、写しとったもの。●文字・絵などの上に薄紙をあててなぞって写しとること。敷き写し。「原画の―」 **ひき・おこ・す**【引き起こす】《他五》●[たおれたものを]引っぱって起こす。●新しい物事・事態を生じさせる。特に、事件・騒ぎなどを起こす。しでかす。「進化が―・される環境」「噂が混乱を―・した」[表記]②は「惹き起こす」とも書く。 **ひき・おと・す**【引き落とす】《他五》●相撲で、相手をつかみ、自分の体を一方にかわしながら手前にたおす。●料金や貸し金などを支払人の口座から差し引く。「ガス料金を―・す」 **ひき・かえ・す**【引き返す】《自五》進んで来た道をもとにもどる。引っ返す。「同じ道を―・す」 **ひき・か・える**【引き替える・引き換える】■《他下一》ある物をわたし、代わりに他の物を手に入れる。交換する。「ビール券を米とー・える」[類語]とりかえる。■《自下一》引きくらべる。比較してみると全くちがう。[多く、「…にひきかえ…」の形で使う]「おとなしい姉に―・え、妹は活発だ」 **ひきがえる**【蟇蛙】ヒキガエル科のカエルの総称。体長八~一八センチで、赤褐色の皮膚にいぼがたくさんある。がま(がえる)。いぼがえる。蟾蜍{せんじょ}。ひき。 **ひき・がし**【引き菓子】引き出物として配る菓子。 **ひき・がたり**【弾き語り】自分で三味線をひきながら浄瑠璃を語ること。また、楽器を弾きながら歌を歌ったり話をしたりすること。「ギターの―」 **ひきがね**【引き金・引き鉄】●[ピストルなどで]指で引いて弾丸を発射するための金具。●誘発するもの。誘因。「新税が物価上昇の―になる」 **ひき・ぎわ**【引き際・退き際】現在の立場・地位などから身を引くときの、その時期や態度。ひけぎわ。「人間はーが肝心だ」[コロ]「ーを誤る」[コロ]「ーが悪い」 **ひき・くら・べる**【引き比べる】《他下一》(「ひき」は接頭語)「比べる」を強めて言う語。 **ひきげき**【悲喜劇】●悲劇と喜劇との両方の要素をふくんだ劇。●悲しむべきことと喜ぶべきこと(が同時に起こること)。また、悲しむべきことが他の面から見るとこっけいであること。「人生のー」 **ひきこみ**【引き込み】引き込むこと。ひっこみ。**―せん**【―線】●配電のために、変圧器から屋内に引き入れた電線。●鉄道の本線から特定の場所へ引き入れた線路。専用側線。=ひっこみせん。 **ひき・こ・む**【引き込む】《他五》●引いて中に入れる。「庭園に川の流れを―・む」●[さそって]仲間に加える。「我が陣営に―・む」●かぜをひく。[かぜの本格的な症状を示し始めたときに言う]●強く引き付ける。「魂を―・むような神秘的な湖」 **ひきこもり**【引き籠もり】引きこもること。特に、不登校や出社拒否の人が自宅・自室に閉じこもって他人との接触をさけること。閉じこもり。 **ひきこも・る**【引き籠もる】《自五》[外出しないで]内に閉じこもる。「謹慎して家に―・っている」●公の活動をやめて、ひっそりと暮らす。「田舎に―・る」 **ひき・さが・る**【引き下がる】《自五》●その場所から退く。「戸口へ―・る」●仕事などから手を引く。「このまま―・るわけにはいかない」 **ひき・さ・く**【引き裂く】《他五》●引っぱってさく。「紙を―・く」「一発の銃声が静寂を―・いた」●親密な関係にあるものを、無理にはなす。[コロ]「仲を―・く」 **ひき・さ・げる**【引き下げる】《他下一》●値段などを安くする。●地位などを低くする。「役付きから平社員に―・げる」[対]①②引き上げる。●その場所から退かせる。●相手の前に出したものをもとへもどす。とり下げる。「提案を―・げる」 **ひき・しお**【引き潮・引き汐】満潮から干潮に移ってゆくときに海岸線が沖の方へさがっていく現象。下げ潮。落ち潮。[対]満ち潮。差し潮。 **ひき・しぼ・る**【引き絞る】《他五》●引っぱって強くしぼる。「タオルを―・る」●弓に矢をつがえてつるを十分に引っぱる。●声を無理に出す。「声を―・ってさけぶ」 **ひき・しま・る**【引き締まる】《自五》●固くしまって、たるみがなくなる。「―・った肉体」●気持ちが緊張した状態になる。「―・った表情」「雰囲気が―・る」●[経]相場で、値がしっかりする。[対]引きゆるむ。 **ひき・し・める**【引き締める】《他下一》●強くしめつける。「口元を―・める」「手綱を―・める」●心のゆるみをなくす。[コロ]「気持ちを―・める」●むだをなくして規模を縮小させる。「生活を―・める」 **ひぎ・しゃ**【被疑者】[法]犯罪の疑いを受け、捜査の対象とされているが、まだ起訴されていない者。[参考]「容疑者」はこれと同意の一般用語。 **ひき・す・える**【引き据える】《他下一》つかまえて、乱暴にすわらせる。「犯人を―・える」 **ひきずり・おと・す**【引き摺り落とす】《他五》●引っ張って物や人を落とす。「カーテンを―・す」●上の者の地位を失わせる。失脚させる。「彼を王座から―・す」 **ひきずり・こ・む**【引き摺り込む】《他五》●強く引きずって中に入れる。「勢力争いに―・まれる」●無理に仲間に引き入れる。「グループに―・む」 **ひきずり・だ・す**【引き摺り出す】《他五》引きずって(無理に)出す。「箱から古書を―・す」 **ひきずり・まわ・す**【引き摺り回す】《他五》●あちこち引きずって動き回る。●あちこちを連れて歩く。「東京じゅうを―・す」 **ひき・ず・る**【引き摺る】《他五》●地面・床などの表面をすって行く。「靴を―・って歩く」「着物の裾を―・る」●過去のできごとの影響をたち切れずにいる。「失恋を―・る」●無理に引っぱって行く。「すりを交番にー・って行く」●長びかせる。「回答を―・る」 **ひきぞめ**【弾き初め】新年に琴・三味線などを初めてひくこと。多くは一月二日に行う。 <1222> **ひき・たお・す**【引き倒す】《他五》引っぱってたおす。「柱に綱をかけて―・す」 **ひきだし**【引き出し】●引き出すこと。「預金の―」●机やたんすなどに取りつけて、抜きさしできるうにした箱。[表記]②は「抽出」「抽斗」とも書く。 **ひき・だ・す**【引き出す】《他五》●[中にあるものを]引っぱって外に出す。「厩舎{きゅうしゃ}から馬を―・す」[対]引き入れる。●[中にあるものを]働きかけて取り出す。[コロ]「話題を―・す」[コロ]「才能を―・す」●[いろいろ考え合わせて]結論を出す。「妥協案を―・す」●預金・貯金などをあずけた所からおろす。[コロ]「預金を―・す」 **ひき・た・つ**【引き立つ】《自五》●一段とよくなる。「松の緑にもみじが―・つ」●気持ちに張りが出る。元気づく。[コロ]「新しい職場で気が―・つ」 **ひき・たて**【引き立て】●特に目をかけて用いること。「おーをいただく」[類語]ひいき。愛顧。**―やく**【―役】そばにいて、相手が立派に見えるようにする役。 **ひき・た・てる**【引き立てる】《他下一》●[戸を]引いてしめる。「障子を―・てる」●無理に連れて行く。「罪人を刑場に―・てる」●元気を出させる。[コロ]「音楽で気分を―・てる」●特に目をかけて重く用いる。ひいきする。「どうか妹を―・ててやってください」●きわだってよく見えるようにする。「髪形が顔を―・てる」 **ひき・ちがい**【引き違い】二枚以上のふすま・障子などで、二本の溝によって開閉し、しめたとき戸のわくが重なるもの。 **ひき・ちぎ・る**【引き千切る】《他五》引っぱって無理にちぎる。「原稿を―・る」「袖{そで}を―・る」[表記]「千切る」はふつうかな書き。 **ひき・ちゃ**【碾き茶】抹茶{まっちゃ}。散茶。 **ひき・つ・ぐ**【引き継ぐ】《他五》[仕事・地位・資格・財産などを]新しい担い手が受けとる。また、新しい担い手にわたす。「家業を―・ぐ」「後任に仕事を―・ぐ」 **ひきつけ**【引き付け】発作的に全身にけいれんを起こすこと。小児に多い。「―を起こす」 **ひき・つ・ける**【引き付ける】■《他下一》●近くに引き寄せる。「ボールを―・けて打つ」●魅力があって心を強くひく。[コロ]「笑顔が目を―・ける」「話術で聴衆を―・ける」[表記]②は「惹き付ける」とも書く。■《自下一》ひきつけを起こす。 **ひきつづき**【引き続き】《副》間をおかずに。続いて。続けて。「―次の議題に移ります」 **ひき・つづ・く**【引き続く】《自五》●とぎれないで続く。「―・く不況」●すぐあとに他の物事が始まる。「―・いて映画を上映します」 **ひき・つ・る**【引き攣る】《自五》●やけどなどの傷あとの皮膚がつれる。●つり上がってこわばる。特に、けいれんを起こす。「怒りで目が―・る」「足が―・る」●かたくこわばる。「―・った声」 ***ひき・つ・れる**【引き攣れる】《自下一》引きつった状態になる。[文]ひきつ・る《下二》。 ***ひき・つ・れる**【引き連れる】《他下一》[目下の]他の者を連れて行く。「学生を―・れて実習に行く」 ***ひき・て**【引き手】ふすま・障子などのあけたてに手をかける所。「たんすのー」 ***ひきて**【弾き手】ひいて演奏する楽器の演奏者。また、楽器を上手にひく人。「なかなかのーだ」 **ひきでもの**【引き出物】宴会のときなどで、主人から客におくる土産物。引き物。[語源]昔、馬を庭に引き出して客におくったことから。 **ひき・ど**【引き戸】[溝にはめて]左右に引いてあけたてする戸。やり戸。[対]開き戸。 **ひきどき**【引き時】身を引くのにいい時期。「身の―が肝心だ」 **ひき・と・める**【引き留める・引き止める】《他下一》●他人の行動をやめさせる。特に、帰ろうとする人をとどまらせる。「辞職を―・める」「―・められて長居する」●[声をかけたりして]相手をとめる。「通りすがりの人を―・める」 **ひき・と・る**【引き取る】■《他五》●手もとに受け取る。「返品を―・る」●引き受けて世話をする。「子供を―・る」●他人のことばの終わりを受けて、話を続ける。「人の言を―・る」●〈「息を―・る」の形で〉死ぬ。■《自五》それまでいた所から、引き下がる。「寝室に―・る」 **ビギナー** 初心者。「一向き」▽beginner **ーズラック** 賭け事・ゲームなどで、初心者によくつきが回ること。▷beginner's luck **ひきにく**【挽き肉】器械でひいた肉。ミンチ。 **ひき・にげ**【轢き逃げ】《名・自サ》自動車などで人をひいて、そのまま逃げること。 **ひき・ぬき**【引き抜き】●引き抜くこと。「タレントの―」●芝居で、役者が外衣にしかけた糸をすばやく引きぬいて、下に着こんだ衣装をあらわすこと。[参考]人物の性格の転換を、見た目に示す歌舞伎の演出技法。 **ひき・ぬ・く**【引き抜く】《他五》●引っぱってぬき出す。「大根を―・く」●他に属している人を自分の方に引きこむ。「優秀な人材を―・く」=引っこ抜く。 **ひき・の・ける**【引き退ける】《他下一》引っぱって取り除く。「幕を―・ける」「おおいを―・ける」 **ひき・のばし**【引き伸ばし・引き延ばし】●引きのばすこと。延期すること。「期日のーをはかる」●写真を引きのばすこと。また、ひきのばした写真。 **ひきのば・す**【引き伸ばす・引き延ばす】《他五》●引っぱって長く(大きく)する。「ゴムを―・す」●文章などを、手を加えて長くする。「原稿を二〇〇字ほど―・す」●水などを加えて量を多くする。「のりを―・す」●長引かせる。おくらせる。「解決を―・す」●写真の陰画原板をレンズで拡大して焼きつける。 **ひき・はが・す**【引き剝がす】《他五》無理に引っぱって、はがす。「ポスターを―・す」「仮面を―・す」 **ひき・はな・す**【引き離す】《他五》●引っぱって無理にはなれさせる。「二人を―・す」●あとのものとの間に大きなへだたりをつくる。「二位を大きく―・す」 **ひき・はら・う**【引き払う】《自五》すっかり後始末をして他に移る。[コロ]「宿を―・う」 **ひき・ふだ**【引き札】商品の広告、開店の披露などを書いて配るちらし。びら。[古風なことば] **ひき・ふね**【引き船・曳き船】船を引いていくこと。また、そのための船。また、引っぱられる船。 **ひき・まく**【引き幕】横に引いて開閉する幕。 **ひき・まど**【引き窓】屋根に設けられ、下から綱を引いて開閉できるようにした、明かり取り用の窓。 **ひき・まゆ**【引き眉】まゆ墨でえがいたまゆ。 **ひきまわし**【引き回し】●指導して世話をやくこと。●江戸時代、斬罪以上の重罪人をしばって馬に乗せ、公衆に見せたこと。 <1223> て、助動詞の意味による分類の一つで、「ごとし」「ようだ」などを「比況の助動詞」という。 ***ひ・きょう**【秘境】人があまり行ったことがなく、その事情がよく知られていない地域。「アマゾンのー」 こと。「よろしくお―のほどを」❷江戸時代、斬罪以上の重罪人をしばって馬に乗せ、公衆に見せたこと。 **ひき・まわ・す**【引き回す・引き廻す】《他五》❶引きめぐらす。「縄を―・した植え込み」❷あちこちを連れて歩く。「上京した友人を―・す」❸指導し世話をやく。「新人を―・す」❹引き回しの刑を行う。 **ひきめ・かぎばな**【引き目、鉤鼻】大和絵で、目を細い線で一文字に、鼻をかぎ形に表す手法。 **ひきも・きらず**【引きも切らず】《副》引っきりなしに。「電話がーかかってくる」 **ひき・もど・す**【引き戻す】《他五》❶引っぱって元の所に返す。「むんずとつかんで―・す」❷連れて帰る。「息子を田舎へ―・す」 **ひき・もの**【引き物】「引き出物」に同じ。 **ひ・きゃく**【飛脚】〔中世から江戸時代にかけて〕馬や徒歩で手紙や金品を運ぶことを職業とした人。 **ひーぎゃく**【被虐】[文]残酷にあつかわれること(に快感を覚えること)。「――的な性格」「一者」「趣味」[対]加虐。 **ひき・ゆ**【引き湯】源泉(元湯)から、パイプなどではなれた場所に温泉を引くこと。また、その湯。引湯{いんとう}。 **ひ・きゅう**【飛球】野球で、フライ。 **ひき・ゆる・む**【引き緩む】《自五》[経]値段が下がり気味になる。[対]引き締まる。図《四》。 **びーきょ**【美挙】[文]立派な行い。「―をたたえる」 ***ひ・きょう**【卑怯】《名・形動》正面から立ち向かうべきところを、おくびょう、または、ずるさのため、そうしないこと。「にげるとは―な奴だ」[類語]汚い。姑息{こそく}。卑劣。 >類義語の使い分け 「卑怯・卑劣」 [卑怯・卑劣]あんな卑怯(卑劣)な手段を使うとは [卑怯]逃げるとは卑怯だぞ/卑怯者呼ばわりされる [卑劣]卑劣極まりないやりくち/なんという卑劣 ***ひ・きょう**【悲境】[文]かなしい境遇。「――に泣く」 ***ひ・きょう**【秘教】[文]秘密の儀式を重んじる宗教。●[仏]密教。 **ひ・ぎょう**【罷業】[文]❶業務をやめること。❷「同盟罷業」の略。ストライキ。 ***ひ・きょく**【悲曲】[文]悲しい音調の曲。 ***ひ・きょく**【秘曲】[文]特定の人・家系にだけ教えて伝える楽曲。秘伝の曲。 **ひき・よ・せる**【引き寄せる】《他下一》(引いて)近くに寄せる。「机の端の本を―・せる」「視線が―・せられる」 **ひ・ぎり**【日切り】日数を限ること。日数が限られていること。「―の金を借りる」[類語]日限{にちげん}。 **ひき・わけ**【引き分け】勝負がつかないまま中止すること。「試合は―に終わった」 **ひき・わた**【引き綿】〔布団などに〕入れた綿が切れないように、綿と布の間にうすくのばして入れる真綿。 **ひき・わた・す**【引き渡す】《他五》❶綱・幕などを長く張りわたす。❷人や物を他人の手に移す。特に、管理すべき機関の手に移す。「経営権を―・す」「犯人を警察に―・す」 **ひき・わり**【碾き割り】❶うすでひいて割ること。❷大麦をうすであらくひき割ったもの。(ひき)わり麦。 **ひ・きん**【卑近】《名・形動》身近でわかりやすいこと。また、高尚でなく、俗なこと。「―な例で説明する」 ***ひ・きんぞく**【卑金属】空気中で酸化されやすい金属の総称。亜鉛・アルミニウム・錫{すず}など。[対]貴金属。 ***ひ・きんぞく**【非金属】金属的な性質をもたない物質の総称。酸素・水素・窒素・硫黄・けい素など。 **ひ・く**【引く】《他五》❶その一部をもち、力で自分の方に近づかせる。❷長いものを、たぐるようにして自分の方に近づかせる。引っぱる。「綱を―・く」❸手にとって導く。[コロ]「子供の手を―・く」❹ぬき取る。ぬき出す。「大根を―・く」[表記]❷は「曳く」、❹は「抽く」とも書く。❺自分の方に引き寄せるようにして、ついて来させる。綱をつけてついて来させる。引っぱる。「馬を―・く」❻〔乗り物を〕地面をすべらせてついて来させる。「人力車を―・く」❼車に乗せて運ぶ。「荷を―く」❽〔行きたがらないものを〕連れて行く。「断頭台に―・かれる」❾地にこすらせるようにして進む。引きずる。[コロ]「杖を―・く」[表記]⑤⑦⑨は「曳く」、⑧は「牽く」とも書く。❿自分の方に動かす。⓫手足などを手前に引きつける。引っこめる。「あごを―・く」⓬口に持っていく。「杯を―・く」⓭指にかけて動かす。[コロ]「引き金を―・く」⓮体を退かせる。句「身を―・く」⓯体内に入れる。[コロ]「かぜを―・く」⓰道・線を作って、導き入れる。「水道を―・く」「電話を―・く」⓱さそいこむ。[コロ]「客を―・く」⓲注意・心を向けさせる。句「気を―・く」句「目を―・く」[表記]⓮は「退く」、⓲は「惹く」とも書く。⓳のばす。長く生じさせる。「なっとうが糸を―・く」⓴長く続ける。「声を―・く」㉑続いたもののあとを受ける。句「血を―・く」句「尾を―・く」㉒〔図面・下絵などを〕書く。「設計図を―・く」㉓一面にぬりつける。「油を―・く」㉔とる。こっそりぬすむ。「鼠等が餅を―・く」㉕取り去る。少なくする。「五から三を―・く」「給料から―・かれる」㉖引用する。「格言を―・く」[コロ]「一例を―・く」㉗〔当たりはずれのあるものについて〕その一つを選んで自分のものとする。[コロ]「くじを―・く」[表記]㉗は「抽く」とも書く。㉘あたってみる。参照する。[コロ]「辞書を―・く」㉙矢をつがえて、弦を張る。[コロ]「弓を―・く」㉚〔弦楽器・鍵盤楽器を〕鳴らす。「ピアノを―・く」[類語]奏でる。奏する。(5)演奏。[表記]㉚はもっぱら「弾く」と書く。㉛鉋{かんな}や鋸{のこぎり}をあてて、けずったり切ったりする。[コロ]「鋸を―・く」[表記]㉛は「挽く」と書く。㉜ひき臼の類ですりくだく。「コーヒー豆を―・く」[表記]㉜は「挽く」「碾く」と書く。㉝車輪の下にふみつけて通り過ぎる。「車に―・かれる」[表記]㉝は「轢く」と書く。㉞遠ざける。退かせる。「軍隊を―・く」[表記]㉞は「退く」とも書く。文《四》。 ■《自五》❶しりぞく。後にさがる。退却する。にげる。「進むことも―・くこともできない」❷向こうへはなれる。[コロ]「潮が―・く」❸勤めをやめる。また、勤めを休む。「定年で会社を―・く」❹音が小さくなる。「虫の声が―・く」❺取り除かれる。なくなる。[コロ]「熱が―く」 <1224> **ひく・い**【低い】《形》●高さの程度が少ないようすだ。「雲が―・くたれこめる」[句]「腰が―・い(=謙虚である)」●音の振動数が少ないようすだ。「ピアノの―・い方の音」[参考]音量が少ない意でも使う。「―・い声でささやく」●身分・地位・品などが下である。「―・い地位」「レベルの―・い考え」●能力がおとっている。「知能が―・い」●程度が小さい。「関心が―・い」「カロリーが―・い」[対]①~⑤高い。[文]ひく・し《ク》。 **び・くしょう**【微苦笑】《名・自サ》微笑とも苦笑ともつかない笑い。軽い苦笑い。「――をうかべる」[語源]久米正雄の造語。 **ピクセル** 画像を構成する最小単位。画素。▽pixel **ひぐち**【火口】●火事のひもと。●火をつけるための口。点火口。「かまどの――」●火縄銃の、火皿で点火された火が筒に通じる穴。 **ひーくつ**【卑屈】《名・形動》品性がいやしく、他人にへつらったり自分をいやしめたりすること。「権力者に対し―な態度をとる」 **びく・つ・く**《自五》こわがってびくびくする。「おこられないかと―・く」 **ひく・て**【引く手】●自分の方につかせようとさそいかける人。●舞で、引き寄せる手ぶり。[対]差す手。**―あまた**【―数多】《連語》さそう人の多いこと。「―の人気ぶり」 **びくと・も**《副》(打ち消しを伴って)まったく動かないようす。また、まったく動じないようす。「押しても引いてもーしない」 **びく・に**【比丘尼】出家して具足戒(=僧となるときの儀式)を受けた女子。尼僧。尼。[参考]梵語 bhikṣunī の音訳。[対]比丘。 **ピクニック** 野山に出かけて遊ぶこと。▷picnic **ひくひく**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)[体の一部などが]時々ひきつるようにこまかく動くようす。「鼻を―させる」 **びくびく**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)望ましくない事が起こるのではないかとおそれるようす。「―するな」 **ぴくぴく**《副・自サ"》(副詞は「――と」の形も)小刻みに、ふるえるように動くようす。「頬が―する」 **ひぐま**【熊】クマ科の動物。体は大形で褐色。小動物や木の実を食べる。 **ひく・み**【低み】土地が周りよりやや低くなっている所。[対]高み。 **ひく・め**【低め】《名・形動》どちらかといえば低いこと。「投球がーに決まる」[対]高め。 **ひく・める**【低める】《他下一》低くする。「丁寧に腰を―・める」 ***ひぐらし**【蜩】セミ科の昆虫。夏の夕方や早朝に、「カナカナ」と高い声で鳴く。はねは透明。かなかな(ぜみ)。 ***ひぐらし**【日暮らし】《副》朝から晩まで。一日中。「その日は―降る雪をながめていた」 **びくり**《副》(多く「ーと」の形で)おどろきおそれて、一瞬、身をふるわすようす。びくっと。「声をかけられて―とする」 **ぴくり**《副》(多く「ーと」の形で)ひきつるようにわずかに動くようす。ぴくっと。「眉{まゆ}がーと動く」 **ピクルス** 野菜やくだものを塩漬けにし、酢につけこんだ西洋風の漬け物。ピックルス。▽pickles **ひ・ぐれ**【日暮れ】夕暮れ。たそがれ。[対]夜明け。 **びーくん**【微醺】[文]ほんのりと酒にようこと。ほろよい。微酔{びすい}。[コロ]「―を帯びる」 **ひけ**【引け】●勤務・課業などがすんで退出すること。[表記]「退け」とも書く。●おとること。おくれ。●取引所で、前場・後場それぞれの立ち会いの最後。大引け。 **―を取ら・ない**《句》[他と比べて]負けない。おとらない。 **―を取・る**《句》[他と比べて]おとる。負ける。「下級生に―・る」 ***ひ・げ**【卑下】《名・自他サ》自分をおとっているものとして低めること。「そんなに自分の力を―するな」 **――も自慢の中**《句》あまりへりくだるのも、かえってそのことを自慢しているようで、嫌みだということ。 ***ひげ**【髭鬚髯】●男性の口のまわりや、あご・ほおのあたりに生える太い毛。[参考]「髭」は口ひげ、「鬚」はあごひげ、「髯」はほおひげの意。●動物の口のまわりに生える長い毛。「ヤギのー」●動物の頭部や口器の付近にある毛のような突起物。「ナマズのー」 **―の塵を払・う**《句》目上の人にこびへつらう。追従する。[語源]会食のとき、上役のひげについた汁をふいてきげんとりをしたという「十八史略」にある故事から。 <1225> **――を蓄{たくわ}・える**《句》ひげを生やす。 **ピケ**「ピケット」の略。「―を張る」「一隊」 **ひ・けい**【秘計】[文]秘密の計略。「―を明かす」 **び・けい**【美形】[文]容貌{ようぼう}が美しいこと(人)。「なかなかのーだ」 ***び・けい**【美景】[文]美しい景色。「――をめでる」[類語]勝景。佳景。絶景。 **ひげき**【悲劇】●人生の不幸や悲しみを題材とし、悲しい結末で終わる劇。トラジェディー。「ギリシャー」●人生の惨めなできごと。「――に見舞われる」[対]①②喜劇。**―てき**【―的】《形動》悲劇に見られるようなようす。「―な結末」[対]喜劇的。 **ひけ・ぎわ**【引け際・退け際】●勤務・課業などから退出するまぎわ。「――に来客があった」●「引き際②」に同じ。 **ひけし**【火消し】●火を消すこと(人)。●江戸時代の消防組織(の構成員)。**―つぼ**【―壺】おき火を入れ、ふたで密閉して消すつぼ。けしつぼ。**―やく**【―役】物事が紛糾したときに乗り出して、とりあえず解決する役(の人)。 ***ひ・けつ**【否決】《名・他サ》議案を承認しないという議決をすること。「内閣不信任案の―」[対]可決。 ***ひけつ**【秘結】《名・自サ》[文]「便秘」に同じ。 ***ひけつ**【秘訣】最も効果があり、人に気づかれにくい、特別な方法。「成功の―」「英語上達の―」 **ピケット** 労働争議中、スト破りや脱落者や妨害者を防ぐために見張る人。ピケ。「ーライン」▽picket **ひげ・づら**【髭面】ひげがのびたままの顔。 **ひけどき**【引け時・退け時】その日の勤務・課業が終わって退出するころ。「会社の―」「学校の―」 **ひけ・め**【引け目】相手より自分がおとった立場にあると感じること。また、その気持ち。[コロ]「―を感じる」[コロ]「自分勝手なことをしたというーがある」 **ひけら・か・す**《他五》自慢に思っている物事を得意になって見せつける。「学歴を―・す」「才能を―・す」 **ひ・ける**【引ける】《自下一》●その日の勤務・課業などが終わる。また、終わって退出する。「会社が―・ける」「会社を五時に―・ける」[表記]「退ける」とも書く。●引いた状態になる。[コロ]「腰が―・ける」●気おくれがする。[句]「気が―・ける」[文]ひ・く《下二》。 ***ひ・けん**【卑見・鄙見】[文](とるに足りない意見の意で)自分の意見を謙遜して言う語。[コロ]「―を述べる」 ***ひ・けん**【披見】《名・他サ》[文]文書・手紙などをひらいて見ること。「ご―下さい」 ***ひ・けん**【比肩】《名・自サ》[肩を並べる意][文]同等の能力であること。「会長に―する実力」[類語]匹敵。 **ひけんしゃ**【被験者】試験・実験などの対象になる人。「新薬の―になる」[表記]検査を受ける場合は、「被検者」と書く。 ***ひこ**【彦】(「日子」の意)男子の美称。[参考]現在は男性の名に用いる。[対]姫。 ***ひこ**【曽孫】(「ひひこ」の転)孫の子。ひまご。そうそん。 **ひご**【卑語・鄙語】[文]●下品なことば。●「卑称」に同じ。 ***ひ・ご**【庇護】《名・他サ"》かばい守ること。[コロ]「親のーを受ける」 ***ひ・ご**【秘語】隠語。また、ひわいなことば。 ***ひご**【籤】竹を細く割ってけずったもの。かご・ちょうちん・模型飛行機などの材料にする。 **ひご**【肥後】旧国名の一つ。今の熊本県。肥州{ひしゅう}。 ***ひ・ご**【飛語・蜚語】[文](「蜚」は「飛」と同義)根拠のないうわさ。飛言{ひげん}。[四字]「流言―」[類語]デマ。 **ピコ**《接頭》[単位名の上につけて]一兆分の一の意を表す語。記号p。▽pico- **ひーごい**【緋鯉】コイの一変種。赤または黄みを帯びたもの。観賞用。[参考]まごい。 ***ひこう**【披講】《名・他サ》[文]詩歌などの会で、詩や歌や俳句を読み上げて披露すること(役)。 ***ひこう**【肥効】肥料のききめ。「―を確かめる」 ***ひこう**【肥厚】《名・自サ》皮膚や粘膜が厚くなること。「サイのーした皮」「一性鼻炎」 **ひ・こう**【非行】(青少年の)社会規範にはずれた行い。「―少年」「一化」 ***ひ・こう**【飛行】《名・自サ"》空中をとんでいくこと。「低空でーする」**―き**【―機】固定翼や推進装置を備え、主翼に生じる揚力により自分の重さを支えながらプロペラ・ジェットなどの推力で飛行する航空機。**―きーぐも**【―機雲】寒冷・多湿の高空で、飛行機の跡に長く尾を引いて生じる白い雲。**―し**【―士】飛行機を操縦する人。パイロット。**―じょう**【―場】空港。エアポート。**―せん**【―船】胴体に水素・ヘリウムなどの軽い気体をつめて大気中にうかび、推進用プロペラで飛行する航空機。**―てい**【―艇】胴体がボート形の、大型の水上飛行機。水面に離着水できる。 **ひーごう**【非業】[仏]前世の罪の報いではなく、現世の思いがけない災難によるものであること。[句]「―の死を遂げる」 ***び・こう**【備考】参考になる事柄を書き加えること。また、その事柄。「―欄」 ***び・こう**【備荒】[文]不作や災害などにそなえて、ふだんから準備しておくこと。「―作物」「一貯蓄」 ***び・こう**【尾行】《名・他サ"》そっとあとをつけて行くこと。「容疑者をーする」 ***び・こう**【微光】[文]かすかな光。「―を放つ」 ***び・こう**【微行】《名・自サ》[文]身分の高い人が、身分をかくして出歩くこと。「身をやつして―する」 **び・こう**【微香】[文]かすかにただようよいにおい。ほのかな香り。「―性」 ***び・こう**【鼻孔】鼻のあな。 ***び・こう**【鼻腔】鼻の中の空所。[参考]医学では「びくう」と言う。 **ひこうかい**【非公開】関係者以外の人には公開しないこと。「会議は―とする」[対]公開。 **ひこうしき**【非公式】《名・形動》公式でないこと。表向きでないこと。「―の談話」[対]公式。 **ひ‐ごうほう**【非合法】《名・形動》法律の規定に反していること。「――運動」「――な手段にうったえる」[参考]「違法」とちがって「非合法」には法の正当性を否認する趣がある。[類語]違法。[対]合法。 **ひ‐ごうり**【非合理】《名・形動》●論理・道理に合わないこと。「―な政治的圧力」●理性ではとらえられないこと。「―主義」[対]合理。 **ひーこく**【被告】[法]民事・行政訴訟において、うったえられた側の当事者。[対]原告。**―にん**【―人】[法]刑事訴訟法で、公訴の提起を受け、裁判が確定するまでの人。 <1226> **ひこくみん【非国民】** 国民としての本分・義務を守らない者。[戦時中に使われた]「―扱い」 **※び‐こつ【尾骨】** 脊柱の最下端の骨。尾てい骨{びていこつ}。 **※び・こつ【鼻骨】** 鼻の上部の、鼻の支柱となる骨。 **ピコット** レース編みなどで、へりにつける小さな輪状の突起の飾り。ピコ。▽picot(=とげ) **ひーごと【日毎】** 《副》日がかわるたび。毎日。「―に水そうの水をかえる」「―に暖かくなる」 **ひご・の・かみ【肥後守】** 小刀の一種。鉄製の折り込み式で、柄に「肥後守」の銘があるもの。 **ひこばえ【孫生え】** (孫生{ひこばえ}の意)切り株から出る芽。 **ひこぼし【彦星】** 七夕に織女星とともに祭られる星。牽牛星。アルタイル。 **ひこ‐まご【曽孫】** ひまご。 **ひーごろ【日頃】** 平生。普段。[副詞的にも使う]「―の努力が実る」「―見たいと思っていた芝居」 **ひこん【非婚】** 結婚しないこと(を選択すること)。独身で生きていくこと。「―者が増加する」 **ひざ【膝】** ●ももとすねの間にある関節部の前面。膝がしら。膝こぞう。●膝がしらからももにかけての前面。「子供を―に乗せる」 ―が抜・ける《句》 ●衣服の膝に当たる部分がすり切れて穴があく。また、膝に当たる部分の生地がのびて前方につき出る。●膝の力がぬける。ひざが笑う。 ―とも談合《句》 一人でくよくよするよりは、だれとでも相談したほうがよい、ということ。 ―を打・つ《句》 感心したときや、急に思いついたときの動作。 ―を折・る《句》 膝を折り曲げる。膝を曲げて体をかがめる。転じて、相手に屈従の態度を示す。屈服する。膝を屈する。膝をかがめる。 ―を抱・える《句》 何もせずじっとしている。 ―を崩・す《句》 [正座ではなく]楽な姿勢ですわる。「どうぞ、―・してください」 ―を進・める《句》 ●すわったまま相手に近寄る。●乗り気になる。「うまい話に―・める」 ―を正・す《句》 すわった姿勢を正しくする。あらたまった態度をとる。 ―を突き合わ・す《句》 互いの膝がくっつくほど、近くで向き合う。膝つき合わす。 ―を交・える《句》 互いに打ちとけて話し合う。「―・えて会談する」 **ビザ** 旅券を調べて与える入国許可。(入国)査証。ヴィザ。▽visa **ピザ** 小麦粉をねってイーストを加えたものを平たくのばし、トマトソースをぬり、チーズや各種の具をのせてオーブンで焼いたイタリア料理。ピザパイ。ピッツァ。▽pizza **ひ・さい【被災】** 《名・自サ》天災・戦災などで損害をこうむること。「―地」「地震で―した」[類語]罹災。 **ひ・さい【非才・菲才】** [文] ●才能がないこと。●自分の才能を謙遜して言う語。[四字]「浅学―」[対]多才。 **びーさい【微細】** 《名・形動》きわめてこまかいこと。「―な生物」「計画を―に話す」[類語]微小。 **びーざい【微罪】** ごく軽い犯罪。「―で釈放」 **ひざ・おくり【膝送り】** すわったまま膝を移動させて席をつめること。ひざぐり。「―でつめる」 **ひざ・かけ【膝掛け】** 膝にかける防寒用の布。 **ひざ・がしら【膝頭】** 膝の関節の前面。膝こぞう。ひざかぶ。 **ひさかた・の【久方の・久堅の】** 《枕》「天」「空」「月」「雨」「雲」「星」「光」などにかかる。「―の光のどけき春の日に〈古今和歌集〉」 **ひさかた・ぶり【久方振り】** 「ひさしぶり」に同じ。 **ひざ・かぶ【膝株】** 「ひざがしら」に同じ。 **ひざかり【日盛り】** 一日のうちで、いちばん日ざしの強いころ。 **ひーさく【秘策】** 秘密のはかりごと。[コロ]「―を授ける」 **ひさ・ぐ【鬻ぐ】** 《他五》[文]売る。あきなう。「春を―・ぐ(=売春をする)」《四》。 **ひざくりげ【膝栗毛】** [膝を栗毛の馬に見立てて]乗り物に乗らないで歩いて旅行すること。 **ひさご【瓠・瓢】** ヒョウタンなどの実(をくりぬいて乾燥させたもの)。酒を入れるのに使った。ふくべ。 **ひざこぞう【膝小僧】** ひざ。ひざがしら。 **ひざ・ざら【膝皿】** 「膝蓋骨{しつがいこつ}」に同じ。 **ひさし【庇・廂】** ●寝殿造りで、母屋の周囲にある細長い部屋。ひさしのま。●屋根の軒から先に差し出した部分。特に、窓・出入り口などにかけた片流れの小屋根。●帽子の、ひたいの上に突き出た部分。つば。 ―を貸して母屋を取ら・れる《句》 ●一部を貸したため、本拠までも占領される。●恩をあだで返される。 **ひざし【日差し・陽射し】** 日の光がさすこと。また、さしくる日の光。「―が強い」「早春の―」 **ひさし・い【久しい】** 《形》ある時からの経過時間が長いようすだ。「―・くその職にある」「お―・うございます」《シク》。 **ひさしぶり【久し振り】** 《名・形動》ある経験から長い時間が経過したこと。ひさかたぶり。「友人と会うのは―だ」「やあ―、変わりないか」 **ひざ・づめ【膝詰め】** 膝と膝とをつき合わせること。強く相手にせまるようす。「―談判」 **ひさびさ【久久】** 《名・形動》ひさしぶり。「―の対面」 **ひざ・びょうし【膝拍子】** 膝をたたいて拍子をとること。また、その拍子。[参考]邦楽のけいこなどに用いる。 **ひざ・まくら【膝枕】** 他人の膝を枕にしてねること。 **ひざ・まず・く【跪く】** 《自五》膝をついて身をかがめる。[礼拝・屈服を表す姿勢]「神前に―・く」[表記]現代仮名遣いでは「ひざまづく」も許容。 **ひ・さめ【氷雨】** [文] ●あられ。ひょう。●秋にふる、つめたい雨。 **ひざ・もと【膝元・膝下】** ●膝のすぐ近く。「箱を―に引き寄せる」●養育してくれる人のそば。身ぢか。膝下{しっか}。「父母の―ですごす」●皇居・幕府の所在地。おひざもと。「江戸は天下のお―」 **ひざら【火皿】** ●きせる・パイプの、たばこの葉をつめるところ。●火縄銃の火薬を盛るところ。 **ひーさん【悲惨・悲酸】** 《名・形動》むごたらしくて見聞きする人に痛ましい感じを与えること。無残。「―な事故」[類語]凄惨{せいさん}。 **ひーさん【飛散】** 《名・自サ》[文]とびちること。「破片が―する」 **ひし【彼此】** [文]かれとこれと。あれとこれと。 **ひし【秘史】** [文]世間一般に知られていない歴史。 **ひし【菱】** ヒシ科の一年草。沼や池に群生。葉は水面にうかび、ひし形。夏、白い花をつける。実は食用。 <1227> **ひし【皮脂】** 皮脂腺から分泌される脂肪性物質。皮膚や毛髪を保護する。―せん【―腺】 哺乳類の皮膚にある腺の一つ。手のひら・足の裏を除く全身に分布し、皮脂を分泌する。脂腺{しせん}。 **ひじ【秘事】** [文]秘密の事柄。「一身にかかわる―」 **ひじ【肘・肱・臂】** ●腕の関節の、折り曲げたとき外側になる部分。●肘の形に、曲がってつき出ているもの。「―つきの椅子」 **びーじ【美辞】** [文]美しくかざったことば。 **ひしお【醬・醢】** ●大豆・小麦・こうじ・塩などから作った、なめみそ。独特の風味がある。●肉類の塩漬け。肉醤{ししびしお}。[表記]②は多く「醢」と書く。 **ひじ・かけ【肘掛け】** [いすなどにある]肘を曲げてのせ、楽な姿勢をとるためのもの。[類語]脇息{きょうそく}。 **ひしがた【菱形】** (ヒシの実の形の意)全部の辺の長さの等しい四辺形を、対角線が上下・左右の方向になるように置いた形。特に、数学で四つの辺の長さが等しく、どの角も直角でない四辺形。 **ひじき【鹿尾菜・羊栖菜】** 褐藻類ホンダワラ科の海藻。海岸線の岩に群生。乾燥すると黒色になる。食用。 **ひし・ぐ【拉ぐ】** 《他五》[文] ●おしつぶす。「鬼をも―・ぐ力」●勢いをくじく。「気勢を―・ぐ」《四》。 **ひし・げる【拉げる】** 《自下一》おされてつぶれる。ひしゃげる。《下二》。 **ひしこ・いわし【鯷・鰯】** 「カタクチイワシ」の別称。ひしこ。 **ひし・しょくぶつ【被子植物】** 胚珠が子房で包まれている植物。胚珠は発達して種子となり、子房は果実となる。[対]裸子植物。 **ビジター** ●ゴルフクラブなどで、会員でない、外来の競技者。●プロ野球など、本拠地制をとっているスポーツで、自分の本拠地でない競技場で試合するチーム。ビジティングチーム。▽visitor(=訪問者) **ひじ・ちょうもく【飛耳長目】** [文](遠くのことをよく知ることができる耳と目の意から)観察がするどく速いこと。転じて、見聞を広める書物。長目飛耳。 **ひしつ【皮質】** 外層と内層を持つ器官の、外層を占める組織。腎臓・副腎の表層など。[対]髄質。 **ひし・め・く【犇めく】** 《自五》多くのものがすきまなく集まっておし合う。混雑して、おし合いさわぐ。「ホームに大勢の人が―・く」 **びしつ【美質】** [文]生まれつきそなえている、すぐれた性質。「天性の―」 **びしっと** 《副・自サ》●厳しい態度で接するようす。「―言う」●すきがないようす。「スーツを―決める」 **びしてき【微視的】** 《形動》●識別できないほど、現象が微細であるようす。顕微鏡的。●個別的にとらえ、微細に分析しようとするようす。ミクロ的。「―に論じる」[対]②巨視的。 **ひじ・てつ【肘鉄】** 「肘鉄砲」の略。[コロ]「―を食らわす」 **ひじ・でっぽう【肘鉄砲】** 肘で他人を強くおしのけること。また、相手のさそいや申し込みなどを強くはねつけること。ひじてつ。[コロ]「―を食らわす」 **ひしと【犇と】** 《副》おしつけるように密着するようす。きつく。しっかりと。「―抱き合う」「―としがみつく」 **ビジネス** 仕事。商売。特に、(感情をまじえず)もっぱら金もうけの手段としてする仕事。「―として割り切る」▽business ―クラス 旅客機・客船などで、ファーストクラスとエコノミークラスの中間にあたる席。▽business class ―スクール ●商業事務を教える専門学校。●アメリカの大学の経営学部大学院。▽business school ―ホテル 出張中のビジネスマ-ン②を対象とするホテル。▽business hotel ―マン ●実業家。●(営業などに従事する)会社員。▽businessman ―ライク 《形動》仕事本位であるようす。実務的なようす。「―に話し合う」▽businesslike **ひしひし【犇犇】** 《副》(「―と」の形も)たゆみなく、強く身にせまるようす。「重圧を―と感じる」 **びしびし** 《副》(「―と」の形も)●手かげんせず、事を厳しく行うようす。「交通違反を―と取りしまる」「―しかる」●[むちなどで]物を続けて打つ音の形容。=ぴしぴし。 **ひじ・まくら【肘枕】** 《名・自サ》自分の片肘を曲げて枕の代わりにすること。手枕。 **ひしゃ【飛車】** 将棋のこまの一つ。縦・横いくつでも進退でき、成れば竜王{りゅうおう}といい、さらに斜めに一つずつ動くことができる。しゃ。 **ひしゃく【柄杓】** 椀形の容器に長い柄を付けた、湯・水などをくむ道具。 **びじゃく【微弱】** 《形動》[力や勢いなどが]ひどく弱くてかすかなようす。「―な脈搏{みゃくはく}」 **ひしゃ・げる【拉げる】** 《自下一》→ひしげる。《下二》。 **ひしゃ・たい【被写体】** 写真で、撮影の対象物。 **ピジャマ** パジャマ。▽pyjama **びしゃもん【毘沙門】** [仏]「毘沙門天」の略。四天王の一つ。須弥山に住んで北方を守る神。日本では福徳を授ける七福神の一つとして民間信仰の対象とされる。多聞天。 **ぴしゃり** 《副》(「ーと」の形も)●戸などを手あらくしめるようす。●手の平などで勢いよく打つようす。●水などが勢いよくはねるようす。●おさえつけるようにきっぱりと言うようす。「―と断る」[参考]①~③は、その音の形容にも使う。 **ひしゅ【匕首】** [文]「あいくち②」に同じ。 **びしゅ【美酒】** [文]味のよい酒。うまざけ。[句]「勝利の―によう」[類語]佳酒。 **ビジュアル** 《形動》視覚的。「―デザイン」▽visual **ひ・しゅう【悲愁】** [文]悲しみとうれい。「―の歌」 **ひ・しゅう【肥州】** 「肥前・肥後国」の唐風の呼び名。 **ひじゅう【比重】** ●ある物質の重さの、摂氏四度の同体積の水の重さに対する比。●重点の置き方の割合。ウエート。[コロ]「食育に―を置く」[類語]重点。 **び・しゅう【備州】** 「備前・備中・備後国」の唐風の呼び名。 **び・しゅう【美醜】** 美しいことと、みにくいこと。「善悪―の判断」 **ひしゅうしょく‐ご【被修飾語】** 文の成分の一つで、修飾語によって意味の限定を受ける語。「白い花」ということばの場合、「花」が被修飾語にあたる。 **ひーじゅつ【秘術】** 他の人々に知らせない、とっておきの技術・方法。奥の手。[句]「―をつくして戦う」 **びじゅつ【美術】** 色や形を媒介・手段として美を表現する芸術。絵画・彫刻・建築・写真・書道・工芸など。「―館」「―品」 <1228> 現する芸術。絵画・彫刻・建築・写真・書道・工芸など。「一館」「一品」 **ビシュヌ**ヒンズー教において、ブラフマー・シバとともに三神の一つ。世界の維持・発展を受け持つ神。ヴィシュヌ。▽梵語 Vişnu **ひーじゅん**【批准】《名・他サ》条約を国家が最終的に確認して、同意を与えること。また、その手続き。「条約を―する」「―書」 ***ひしょ**【秘書】●要職にある人に直属して、その機密の事務に従事する役(の人)。●[文]秘蔵の書。―かん【―官】内閣総理大臣・各省大臣に直属し、機密の事務をとりあつかう公務員。政務秘書官と事務秘書官がある。 ***ひしょ**【避暑】《名・自サ》夏、すずしい地方に転地して暑さをさけること。「―地」[対]避寒。 **びーじょ**【美女】容姿の美しい女性。美人。[対]醜女{しゅうじょ} ***ひ・しょう**【卑称】●自分または相手・他人、およびその動作・状態などをいやしめて呼ぶこと。また、その名称。「てまえ」「拙文」「きさま」「ぬかす」「・・・しやがる」など。[参考]自分の場合には「謙称」ともいう。[対]敬称。●使用をつつしむべきことば。蔑称{べっしょう}。卑語。 ***ひ・しょう**【悲傷】《名・自他サ》[文]悲しみいたむこと。「―の歌」 ***ひしょう**【費消】《名・他サ》[文]使いはたすこと。「公金一」 ***ひしょう**【飛翔】《名・自サ》[文]空中を高く、遠く飛んで行くこと。「大空を―する」[類語]飛行。 ***び・しょう**【卑小】《形動》[文]価値がとるに足りないほど小さくいやしいようす。「―な考え」「―な欲求」 ***ひ・じょう**【非常】■《名》さしせまった事態。「―を告げる」■《形動》程度がはなはだしいようす。「ーな力」「ーにうれしい」ーぐち【ーロ】火災など非常の時ににげ出すための出口。―じ【一時】重大な危機に面した時。「―に備える」―しゅだん【―手段】他に方法がないためやむをえずとる臨時の手段。「最後の―」―せん【―線】凶悪犯罪や大災害などが発生したとき、または発生が予想されるとき、警戒のために張る緊急配備網。 ***ひ・じょう**【非情】●《名・形動》温かさや思いやりの感情がないこと。「――な処置」●[仏]感情をもたないもの。木石の類。[対]有情{うじょう}。 ***び・しょう**【微傷】[文]軽いきず。 ***び・しょう**【微笑】《名・自サ》ほほえむこと。ほほえみ。[コロ]「ーをうかべる」 ***び・しょう**【美称】人や物をほめて呼ぶときの言い方。 ***び‐しょう**【美粧】《名・他サ》[文]美しくよそおうこと。 ***び・しょう**【微小】《形動》きわめて小さいようす。「―な動物」「――地震」[類語]極小。[対]巨大。 ***び・しょう**【微少】《形動》きわめて少ないようす。「―な損害」[類語]僅少{きんしょう}。 **びーじょう**【尾錠】革帯などの一端につけ、他端をそれに通してしめ合わせる金具。バックル。 **ひーじょうきん**【非常勤】ある限られた日・時間だけ出勤すること。「―講師」「――重役」 **ひじょうしき**【非常識】《名・形動》常識から外れていること。常識外れ。「――な人」[対]常識。 **ひじょう‐すう**【被乗数】[数]掛け算で、掛けられるほうの数。[対]乗数。 **び‐しょうねん**【美少年】容姿の美しい少年。「紅顔の―」[対]美少女。 **びーじょうふ**【美丈夫】容姿の美しいりっぱな男子。 **ひーしょく**【非職】[文]●現職でない・こと(人)。●役人が、地位はそのままで職務を免除されていること。 **びしょく**【美食】《名・自サ》[文]ぜいたくな、うまい食べ物。また、それを食べること。「一家」[対]粗食。 **ひじょ・すう**【被除数】[数]割り算で、割られる方の数。[対]除数。 **ビショップ**キリスト教会の高級聖職者。[参考]司教・主教・監督・僧正などと訳す。▽bishop **びしょぬれ**【びしょ濡れ】びしょびしょにぬれること。ずぶぬれ。「夕立にあってーだ」 **びしょびしょ**《副》(「ーと」の形も)●雨が絶えまなく降り続くようす。●《形動》ひどくぬれて水をふくんでいるようす。「書類が――になった」 **ビジョン**未来への計画・展望。未来像。ヴィジョン。[コロ]「将来のーをえがく」▽vision (= 視覚。映像) **ひじり**【『聖】(「日知り(=日があまねく照らすように、天の下をすみずみまで知る人)」の意)❶知徳が高く、世の模範とあおがれる人。また、技芸などの道に特にすぐれた人。「歌の―」❷高徳の僧。 **びじ・れいく**【美辞麗句】語句をたくみに連ねてうわべを美しくかざりたてた、耳に快いことば。「―を並べる」 **ひしん**【披針】漢方で、外科の治療に用いる小さい刃物。刃針{はばり}。―けい【―形】〔植物の葉が竹・ユリなどのように〕細長くて先端がとがっている形。 ***び・しん**【微震】静止している人や、特に敏感な人にだけ感じられる程度の地震。「――を感じた」 ***び・しん**【美神】[文]美の神。ビーナス。 **びじん**【美人】容姿の美しい女性。美女。[類語]美形。麗人。佳人。別嬪{べっぴん}。 **ひーじんどうてき**【非人道的】《形動》人道主義の観点からはずれたようす。人道的でないようす。「―な刑罰」 **ヒス**「ヒステリー」の略。 **ひーず**【氷頭】鮭・鯨などの頭部の、半透明な軟骨。うすく刻んで酢の物などにする。かぶらぼね。 **ビス**ねじ。特に、小さいねじくぎ。▽ vis **ひすい**【翡翠】❶[文]カワセミ(の美しい羽の色)。❷宝石の一つ。濃緑、または白と緑のまだらの硬玉。 **び・すい**【微酔】[文]ほろよい。微醺{びくん}。 **びーずい**【尾髄】脊髄を五つに分類した一つ。一つの髄節からなる。尾椎の部分に当たる。[類語]頸髄{けいずい}。胸髓{きょうずい}。腰髓{ようずい}。仙髄{せんずい}。[参考]脊髓。 **ビスケット**小麦粉に牛乳・油脂・卵・砂糖などをまぜて、一定の形に固く焼いた菓子。▷biscuit **ピスタチオ**ウルシ科の落葉樹。中央・西アジア原産。または、その実。実は食用。ピスタチオナッツ。▽伊 pistacchio **ヒスタミン**生体組織内にできる有毒物質の一種。アレルギー症状を起こすもとになる。▽histamine **ヒステリー**欲求不満がもとで起こる精神的な乱れなどの症状。一般に、感情を統御できず発作的に激しく泣いたりおこったりすること。ヒス。▽ Hysterie **ヒステリック**《形動》ヒステリーの性質を帯びているようす。ヒステリカル。「――に叫ぶ」▽hysteric <1229> **ピストル** 「拳銃」に同じ。▽pistol **ピスト** 軽い食事や酒を楽しむ小さなレストラン。▽bistro(t) **ピストン** ●シリンダー内を往復運動する、栓状の部品。活塞{かっそく}。●金管楽器で、弁を開閉して管の長さを変化させる装置。▽piston ―ゆそう【―輸送】 絶え間なく往復して物や人を運ぶこと。 **ヒスパニック** スペイン語圏からアメリカ合衆国に移住してきた人とその子孫。▽Hispanic **ビスマス** 金属元素の一つ。融点の低い合金を作る。薬用・顔料などに使う。蒼鉛{そうえん}。元素記号Bi。 **ひずみ【歪み】** ●形がゆがんでいること。いびつ。[コロ]「戸に―が生じる」●[理]物体に外力を加えたときに起こる形や体積の変化。●社会や経済などの無理がたたって生じる、悪い影響。「受験戦争の―」 **ひず・む【歪む】** 《自五》[外力によって]ゆがんだ形になる。いびつになる。《四》。 **ひ…する【比する】** 《他サ変》比較する。「成果に―・して損害が大き過ぎる」 **ひ…する【秘する】** 《他サ変》[文]秘密にする。「―・して語らない」 **ひ・せい【批正】** 《名・他サ》[文]批評してまちがいをなおすこと。「諸賢の御―をお願いしたい」 **ひ・せい【非勢】** 形勢が悪いこと。特に、囲碁・将棋などで、戦いの展望が不利なこと。「―におちいる」 **び・せい【美声】** きれいな声。[対]悪声。 **び・せいぶつ【微生物】** 顕微鏡を用いなければ十分に観察できないほど微細な生物。細菌・酵母・かびなど。 **ひ・せき【砒石】** 砒素・硫黄・鉄から成る鉱物。毒性がある。 **ひ・せき【碑石】** [文] ●石碑の材料の石。●石碑。 **ひ・せき【秘跡・秘蹟】** 「サクラメント」に同じ。 **ひ・せつ【秘説】** [文]秘密にして公表しない説。 **ひ・ぜに【日銭】** ●毎日収入として入る金銭。「―をかせぐ」[コロ]「―が入る」●毎日少しずつ返す約束で貸し借りする金銭。ひなしがね。 **ひ・ぜめ【火攻め】** 火をつけて攻めたてること。「―水攻めで城を落とす」[類語]やきうち。 **ひぜめ【火責め】** 火を使ってする拷問。 **ひ・せん【卑賤】** 《名・形動》[文]地位や身分が低くいやしいこと。微賤。「―の身から天下をとった」 **ひ・せん【飛泉】** [文]急に落下する水。滝。[類語]飛瀑{ひばく}。 **ひぜん【皮癬】** 「疥癬{かいせん}」に同じ。 **ひぜん【肥前】** 旧国名の一つ。今の佐賀県と長崎県。肥州{ひしゅう}。 **び・せん【微賤】** 《名・形動》[文]「卑賤」に同じ。 **びぜん【備前】** 旧国名の一つ。今の岡山県の東南部。備州。―もの【―物】 備前産の刀。 **び・ぜん【美髯】** [文]見事なほおひげ。[句]「―をたくわえる」 **ひせんきょ・けん【被選挙権】** 選挙されて公職につくことのできる権利。[対]選挙権。 **ひせんきょ・にん【被選挙人】** 選挙される人。被選挙権をもつ人。[対]選挙人。 **ひ‐せんとういん【非戦闘員】** ●交戦国で、軍隊に属していない一般の市民。●[国際法で]交戦国の兵力に間接に属し、戦闘以外の任務についている人。経理官・軍医・看護師など。 **ひせん・ろん【非戦論】** 戦争を否定する議論・主張。 **ひ‐そ【砒素】** 非金属元素の一つ。金属光沢をもつ灰色結晶と黄色粉末との二種の同素体がある。化合物は有毒。農薬・医薬の原料。元素記号As。 **び・そ【鼻祖】** [文]第一代の先祖。始祖。また、物事を最初に始めた人。元祖。「私小説の―」 **ひ・そう【皮相】** 《名・形動》うわべ。上っ面。また、うわべだけを見て本質をとらえていないこと。「―的な考え方」 **ひ・そう【悲壮】** 《形動》悲しい中にも雄々しさの感じられるようす。「―な決意」「―な気分」 ―かん【―感】 悲しくはあるが、その中に勇ましさもある感じ。「―が漂う」 **ひ・そう【悲愴】** 《形動》[文]悲しくいたましいようす。「―な顔つき」[類語]悲惨。 **ひ・ぞう【秘蔵】** 《名・他サ》●大切にしまっておくこと。「―の書」●大事なものとして、愛育すること。「―の弟子」 ―つこ(―っ子) 「ひぞっこ」に同じ。 **ひ・ぞう【脾臓】** 脊椎動物の胃の付近にある海綿状の器官。リンパ球をつくる。 **び‐そう【美装】** [文] ●美しくかざること。「―をこらす」●美しく表装すること。「―本」 **び・ぞう【微増】** 《名・自サ》[文]ほんの少しふえること。[対]微減。 **びそうじゅつ【美爪術】** つめを美しく整える技術。手のつめに施すものをマニキュア、足のつめに施すものをペディキュアという。 **ひそか【密か・窃か・私か】** 《形動》他人に知られないように物事を行うようす。こっそり。「―な楽しみ」「―に敵に通じる」 **ひ・ぞく【匪賊】** 集団で殺人・略奪などをする盗賊。 **ひ・ぞく【卑属】** 血縁で、自分の子と同列以下の世代の者。子・孫・おい・めいなど。「直系―」[対]尊属。 **ひぞく【卑俗】** 《名・形動》程度が低く俗っぽいこと。品のないこと。「―な歌」[類語]低俗。 **び・そく【鼻息】** [文]はないき。―を窺う《句》 相手の意向をさぐる。相手の機嫌のよしあしをうかがう。鼻息をあおぐ。 **びぞく【美俗】** [文]よい風俗や習慣。[四字]「醇風―」 **ひぞ・つ・こ【秘蔵っ子】** 非常に大事にしてかわいがっている子。また、特に目をかけている弟子・部下。ひぞうっこ。 **ひそひそ** 《副》(「ーと」の形も)他人に知られぬように小声で話すようす。「―と耳打ちする」「―話」 **ひそま・る【潜まる】** 《自五》●他の人から見えない状態になる。かくれる。●ひっそりと静まりかえった状態になる。「周囲が―・る」《四》。 **ひそみ【顰み】** 眉間にしわを寄せること。―に倣う《句》 事のよしあしを考えず、むやみに人まねをする。また、他人にならってすることを謙遜して言う。顰に倣う。[故事]昔、中国越の美女西施が、胸を病んでまゆをひそめたのを美しいとして、女性たちがそれをまねたという説話から。〈荘子・天運〉 **ひそ・む【潜む】** 《自五》[ものかげなどに]かくれる。「暗がりに―・む」●外にあらわれない状態で中にある。潜在する。「心に―・む憎しみ」《四》。 **ひそ・める【潜める】** 《他下一》●かくす。しのばせる。「植木のかげに身を―・める」●声などを他に知られないように小さくする。静かにする。「声を―・めて話す」[句]「鳴りを―・める」●胸の中に秘めてもつ。「悪意を―・める」《下二》。 <1230> **ひそ・める【顰める】** 《他下一》眉間にしわを寄せる。[句]「眉を―・める(=心配や不快な気持ちを顔に表す)」《下二》。 **ひそやか【密やか】** 《形動》●人の声、物の音などがせず、ひっそりしているようす。「―な夜」●人に知られないように静かにするようす。「―に語る」 **ひーぞ・る【干反る・乾反る】** 《自五》[板などが]乾燥して反り返る。「障子が―・る」 **ひた【直】** 《接頭》「ひたすら」「まったく」などの意。「―隠し」「―走り」「―押し」「―心」 **ひだ【襞】** ●衣服などに折ってつけた細長い折り目。●ひだのように見えるもの。「山の―」「心の―」 **ひだ【飛騨】** 旧国名の一つ。今の岐阜県の北部。飛州{ひしゅう}。 **ひたい【額】** 髪の生え際から眉までの部分。[類語]おでこ。生え際。髮際{はっさい}。―に汗・する《句》 一生懸命に働くことの形容。 ―を集・める《句》 顔を寄せ合って相談する。鳩首{きゅうしゅ}する。 ―を合わ・せる《句》 互いの額がふれ合うほど、近くに向き合う。ひどく近寄る。「―・せて密談する」 **ひーだい【肥大】** 《名・自サ》太り大きくなること。特に、体の部分がはれて大きくなること。「心臓が―」 **びーたい【媚態】** 男性にこびた、女性のなまめかしい態度。一般に、こびた態度。「―を示す」「―を呈する」 **びーだい【尾大】** 頭より尾の方が大きいこと。―掉{ふる}わず《句》 上の者よりも下の者の勢力が強くて、制御しにくいこと。 **ひたい・ぎわ【額際】** 額の、髪の毛の生え際の部分。 **びたいちもん【鐚一文】** ほんのわずかの金銭(金額)のたとえ。[鐚銭で一文の意で、下に否定の意味の語を伴うことが多い]「―まけられない」 **ひた・おし【直押し】** ひたすらおし進むこと。「―に攻める」 **ひたかくし【直隠し】** ひたすらかくすこと。[コロ]「不始末を―にかくす」 **び・だくおん【鼻濁音】** 鼻にぬけてやわらかく聞こえる濁音。東京語では語頭以外のガ行音に現れる。 **ひたし・もの【浸し物】** 野菜をゆでてしょうゆなどをかけた食べもの。おひたし。 **ひた・す【浸す・漬す】** 《他五》●液体の中につける。「足を水に―・す」[ある感覚・感情・環境の中に身を置く意にも言う]「甘い感傷に身を―・す」●液体でぬらす。「アルコールを―・した脱脂綿」[ある感覚・感情が大きくなって、心などをいっぱいにする意にも言う]「失望がわが身を―・す」《四》。 **ひたすら【只管】** 《副・形動》ただそのことだけに心を集中しているようす。いちずに。「―いのる」 **びた・せん【鐚銭】** ●表面の文字がすりへったぜに。●室町時代から江戸時代にかけて使われた、粗悪な一文銭。びた。 **ひた・たれ【直垂】** もと庶民の平服、のち武家の礼服とされた衣服。上衣は角襟・広袖で無紋。 **ひたち【常陸】** 旧国名の一つ。今の茨城県の大部分。常州{じょうしゅう}。 **ひ・だち【肥立ち】** ●日とともに成長すること。「―のいい子」●産婦の産後の回復。[句]「産後の―が悪い」[注意]「日立ち」は誤り。 **ぴたっと** 《副》●急に、まったく止まるようす。[コロ]「話し声が―止まる」●物が、すきまなくしっかりとくっつくようす。「戸口を―閉ざす」●物事が完全に適合または適中するようす。「―言い当てる」[参考]「ぴたり(と)」をやや強めた言い方。 **ひた‐と【直と】** 《副》[文] ●じかに働きかけるようす。「―寄りそう」●突然。「―眉をひそめる」 **ひだね【火種】** ●火を起こすもととする火。[コロ]「―を消さないようにする」●騒動・事件などを誘発するもととなるもの。「国際紛争の―」 **ひたばしり【直走り】** ひたすら走り続けること。[副]「―に走る」 **ひたひた** ■《副》(「―と」の形も) ●波が静かにくり返し打ち寄せるようす。また、その音の形容。「―と打ち寄せる波の音」●静かにだんだんとせまるようす。「孤独感が―と押し寄せる」 ■《形動》中につかっているものがやっとかくれる程度に、水が浅くはいっているようす。「―に水を入れる」 **びたびた** 《副》(「―と」の形も)●手で何回か軽くたたく音や、素足で歩く音の形容。「ほおを―とたた く」●物がしっかりくっつくようす。「吸盤が―くっつく」 **ひたぶる** 《形動》[文]ひたすら。むやみ。「―に悲しい」[表記]「一向」とも書く。 **ひーだま【火玉】** ●火の玉。●きせるにつめたたばこの、火のかたまり。 **ひだまり【日溜まり】** [寒い季節に]日光のよく当たっている暖かい場所。 **ビタミン** 体の調子を整えるために不可欠な栄養素。体外から取り入れる必要がある。一三種類ある。▽Vitamin **ひたむき【直向き】** 《形動》一つのことだけに心を向けているようす。一途{いちず}。「―な情熱」 **ひーだら【干鱈】** 塩漬けにして干した鱈。 **ひだり【左】** ●二つに分けた一方の側で、北に向かった人にとっては西に当たる方。●思想・政治上の、左翼。[対]①②右。 **ぴたり** 《副》(多く「ーと」の形で)ぴたっと。「話し声が―と止まる」「父に―とついて歩く」「計算が―と合う」 **ひだり・うちわ【左団扇】** (左手でうちわを使う意から)仕事をしないで安楽に暮らすこと。 **ひだり・きき【左利き】** [生まれつき]右手よりも左手のほうがよくきく・こと(人)。左ぎっちょ。[対]右きき。●酒飲み。左党。 **ひだり・ぎっちょ【左ぎっちょ】** 左ききの俗称。ぎっちょ。[語源]「左器用」の転「左ぎっちょう」からという。 **ひだり・づま【左褄】** ●着物の左のつま。●芸者。―を取・る《句》 芸者になる。 **ひだり・て【左手】** ●左の手。●左の方。「―に見える建物」[対]②右手。 **ひだり・とう【左党】** さとう(左党)。 **ひだり・まえ【左前】** ●[普通と逆に]着物の右のおくみを外側に出して着ること。[参考]経帷子{きょうかたびら}などを死者に着せるときにする。●物事が順調にいかないこと。特に、商売の不振。「店が―になる」 **ひだり・まき【左巻き】** ●左の方に巻くこと。●[俗]頭の働きが正常でない・こと(人)。 **ひだり・まわり【左回り】** 左の方へ向かって回ること。反時計回り。[対]右回り。 <1231> と。反時計回り。[対]右回り。 **ひだり・むき**【左向き】●左の方に向くこと。[対]右向き。●左前②になること。「商売が―になる」 **ひだり・よつ**【左四つ】相撲で、互いに左手を相手の右腕の下に差して組んだ体勢。図右四つ。 **ひた・る**【浸る・『漬る】《自五》●液体の中につかる。「湯に―・る」❷ある状態に入りきる。「喜びに―・る」「思い出に―・る」文《四》。 **ひーだる・い**【『僕い】《形》[文]腹がすいて、ひもじい感じだ。「食べる物がなく―・い」図ひだる・し《ク》。 **ひ・だるま**【火『達磨】全身炎に包まれて燃えているようす。「機体が―になる」 ***ひ・ちょう**【悲調】[文]悲しげな調子。 ***ひ・ちょう**【飛鳥】[文]大空を飛ぶ鳥。〔きわめて動作の速いものの意にも使う〕「――の早わざ」 **びーちょうせい**【微調整】《名・他サ》〔最良の状態にするために〕細かな部分に調整を加えること。「テレビの画面を―する」「最終案までには―が必要だ」 **ひちりき**【篳篥】雅楽で、主旋律を演奏する竹製で縦吹きの管楽器。アシの茎のリードをもつ。 **ひ・ぢりめん**【緋『縮緬】赤色のちりめん。 ***ひっ・か・く**【引っ掻く】《他五》つめや先のとがったもので強くかく。「ネコに―・かれた」 **ひっ・か・ける**【引っ掛ける】《他下一》●物の先に他の物をかける。「手かぎを―・けて引く」●無造作に着る。「上着を―・けて飛び出す」●液体を物に浴びせる。「コップの水をー・ける」●掛け金をはらわずに品物をただ取りする。「商人を―・ける」●仕組んで相手をだます。「女を―・ける」●酒などを一息に飲む。また、短時間で軽く飲む。[コロ]「一杯―・ける」 ***ひつ**【櫃】●上に向かって開く蓋{ふた}のついた大きな箱。[参考]「一架{か}・・・」「一棹{さお}・・・」と数える。●飯びつ。 ***ひーたん**【悲嘆・悲、歎】《名・他サ》[文]悲しみなげくこと。[コロ]「―に暮れる」「「英会――」 **ひーたん**【飛、湍】[文]流れの激しい瀬。急流。 **ひ・だん**【被弾】《名・自他サ》弾丸を受けること。「流れ弾にーする」 **びーだん**【美談】立派な行いに関する話。 **びーだんし**【美男子】容姿の美しい男性。好男子。美男。ハンサム。[対]醜男{ぶおとこ}。 **ピチカート**弓でひく弦楽器の演奏で、弓を用いずに、指ではじいてひく奏法。ピッチカート。▽伊 pizzicato **び・ちく**【備蓄】《名・他サ》[文]万一の場合にそなえてたくわえておくこと。「石油を―する」[類語]備荒{びこう}。 **ひち・しゃ**【被治者】統治されている者。 **ぴちっと**《副・自サ》すきまやずれがなく、ぴったりと合うようす。ぴたっと。「―した服」「戸がーしまる」 **ぴちぴち**《副・自サ》 (副詞は「――と」の形も) ●〔魚などが〕勢いよくとびはねるようす。●若々しく元気のいいようす。「―した高校生」 **ひーちゃくしゅつ**【非嫡出】嫡出でないこと。庶出。「―子{し}」[対]嫡出。 **ぴちゃぴちゃ**《副》(「ーと」の形も) ●〔水のたまった所を歩いたりしたときなど〕水と物とが打ち当たったときに出る音の形容。●平手で続けて軽く打つ音の形容。●音をたてて飲み食いするようす。 **びーちゅう**【微衷】[文]自分の心中を謙遜して言う語。自分の本心・真意。「―を伝える」[類語]微意。 **ひちゅう・の・ひ**【秘中の秘】《連語》秘密の事柄の中でも、特に秘密にしている事柄。 ***ひつ**【筆】■《名》ふでで書くこと。また、書いたもの。「松花堂―」■《助数》土地の一区画。[参考]上にくる語によって「ぴつ」となる。「一―の土地」 **ひっ【引っ】**《接頭》(「引き」の促音便)〔動詞の上について〕意味・語調を強める語。「―・かつぐ」「―・立てる」 **ひつ・あつ**【筆圧】〔文字を書くときに〕筆に加える、おさえる力。[コロ]「ーが強い」 **ひつい**【筆意】[文]書画や文章ににじみ出ている、制作者の精神。 **ひーつう**【悲痛】《形動》張りさけんばかりに心が痛むようす。「―な面持ち」「―な叫び」 **ひつ‐か**【筆禍】発表した文章の内容が原因となって、制裁を受けること。「―をこうむる」「―事件」 **ひっかかり**【引っ掛かり】●物や手のかかる所。[コロ]「―に手をかける」●気持ちなどにすっきりとしない点があること。また、その事柄。わだかまり。「この件には―を感じる」❸〔仕事・血筋などで〕関係があること。 **ひっかか・る**【引っ掛かる】《自五》●ものにかかって止められる。「たこが電線に―・る」❷〔待ちかまえたものに〕かかって止められる。「罠に―・る」「信号にー・る」❸やっかいな物事にかかり合う。かかずらう。「めんどうな相談に―・る」❹仕組まれた手に乗る。「詐欺に―・る」「暗示に―・る」❺心にわだかまりを感じる。「彼の言葉には―・るところがある」 **ひっかきまわ・す**【引っ掻き回す】《他五》❶乱暴にかきまわす。「引出しの中を―・す」❷勝手にふるまって混乱させる。「部内を―・す」 ***ひっかく**【筆画】文字(特に漢字)の画。字画{じかく}。 **ひっ・かつ・ぐ**【引っ担ぐ】《他五》勢いよく、または、乱暴にかつぐ。「獲物を―・いで帰る」[参考]「かつぐ」を強めて言う語。 **ひっ・かぶ・る**【引っ被る】《他五》●勢いよく頭から・すっぽり(ざんぶり)かぶる。「布団を―・る」「水を―・る」●他人が負うべき責任を負う。「罪を―・る」 **ひ・つき**【火付き】火が移って燃えること。[コロ]「ーがいい」 **ひっき**【筆記】《名・他サ》書き記すこと。また、書き記されたもの。「講義を―する」「―試験」―たい【一体】ペンや筆で実際に書くときの書体。特に、ローマ字などの手書き用の書体。 **ひ・つぎ**【日嗣】[雅]天皇の位の敬称。―の・みこ【ーの御子】[雅]皇太子の敬称。 **ひつぎ**【柩・棺】死者を納める箱。棺{かん}。 **ひっきょう**【、畢、竟】《副・自サ》[文]結局。つまるところ。句「―するに(=つまるところは)」 **ひっきり・なし**【引っ切り無し】《形動》たえまなく続くようす。「―にしゃべる」「―に人が来る」 **ピッキング**錠をこじ開けて盗みに入ること。▽picking **ビッグ**《造語》「大きい」「大規模」などの意を表す。「―イベント」「ービジネス(=大企業)」▽big ―バン❶宇宙の進化の出発点になったとされる大爆発。❷〔金融システムなどの〕大改革。▽big bang **ピック**ギターなどの弦をひく、つめ。▽pick **ピック・アップ**《名・他サ》〔多くの中から〕いくつかを拾い上げること。「問題点を―する」●レコードプレーヤーで、針の振動から音声電流をつくり出す装置。アームとカートリッジが一体化したもの。▽pickup <1232> **ひっ‐くく・る【引っ括る】** 《他五》勢いよくしばる。「悪人を―・る」[参考]「くくる」を強めて言う語。 **びっくり【吃驚・喫驚】** 《名・自サ》突然の事や予想外の事で、一瞬おどろくこと。「大きな音にーした」「―仰天」「―箱」 **ひっくりかえ・す【引っ繰り返す】** 《他五》●上下・表裏などの関係を逆にする。裏返す。くつがえす。「定説を―・す」「劣勢を―・す(=逆転する)」●横倒しにする。「やかんを―・す」 **ひっくりかえ・る【引っ繰り返る】** 《自五》●上下・表裏などの関係が逆になる。くつがえる。「船が―・る」「形勢が―・る」●後ろにたおれる。また、横倒しになる。「後ろに―・って笑う」「コップが―・る」 **ひっ‐くる・める【引っ括める】** 《他下一》一つにまとめる。総括する。「―・めて一万円でどうだ」「皆の意見を―・めて結論を出す」 **ひつけ【火付け】** 家屋などに火をつけること。放火。―やく【―役】 騒動・物事のきっかけを作る人。 **ひ・づけ【日付】** 文書・手紙などに記された、それを作成した年月日。また、それぞれの日に名称として与えられた年月日。―へんこう‐せん【―変更線】 地方標準時による時間のずれを調整するために、太平洋を通る一八〇度の経線を基準として設けられた、日付の境界線。西から東にこえるときは一日重複させ、東から西にこえるときは一日とばす。 **ひっ・けい【必携】** [文]必ず持っていなければならない・こと(もの)。「学生―の書」「英会話―」 **ピッケル** 登山用具で、氷雪に足場を作る、つるはしに似た形のもの。アイスアックス。▽Pickel **ひっけん【必見】** 必ず・見なければ(読まなければ)ならないこと。「―の名画」「―の書」 **ひっけん【筆硯】** [文] ●筆とすずり。また、文章を書くこと。●手紙文などで、文筆家の日常生活について述べる語。「―のますます盛んならんことをいのる」 ―に親し・む《句》 文学・文章を書く。文筆に親しむ。 **びっこ【跛】** [卑称] ●足の具合が悪くて、歩行の釣り合いがとれない・こと(人)。●《名・形動》対になるものの形や大きさがそろわないこと。 **ひっこう【筆耕】** ●筆写や清書で収入を得る・こと(人)。「―料」[類語]筆生{ひっせい}。●文筆で生計を立てること。 **ひっ‐こし【引っ越し】** 引っ越すこと。[類語]転居。転宅。移転。―そば【―蕎麦】 引っ越し先の隣近所に、挨拶代わりに届けるそば。[参考]「おそばに参りました」の意で、本来、江戸の風習。 **ひっ‐こ・す【引っ越す】** 《自五》生活・仕事などの場所を移す。「京都から東京に―・す」 **ひっこ‐ぬき【引っこ抜き】** [俗]引き抜くこと。 **ひっこ・ぬ・く【引っこ抜く】** 《他五》[俗]→引き抜く。 **ひっこみ【引っ込み】** ●目立たない所に退くこと。●引き込んであること。●歌舞伎で、役者が舞台から退場すること。また、そのときの所作。ーじあん【―思案】 何事にも消極的で、進んで物事を行う気力にとぼしいこと。―がつか・ない《句》 物事のおさまりがつかず、退くことができない。 **ひっ‐こ・む【引っ込む】** 《自五》●つき出ていたものが元にもどる。また、一部が落ちくぼむ。「こぶが―・む」「目が―・む」●奥の方になっている。奥まる。「表通りから―・んだ所」●退いて表立たない所にこもる。ひきさがる。「田舎に―・む」「関係のない者は―・め」 **ひっ‐こ・める【引っ込める】** 《他下一》一度出した、または出かかったものを元にもどす。「要求を―・める」 **ピッコロ** フルートより音域が一オクターブ高く、明るくするどい音色をもつ管楽器。本来は木管であるが、現在は金属製。ピコロ。▽piccolo **ひっさい【筆才】** 文章を書く才能。文才。 **ひっさく【筆削】** [文]添削。「―を受ける」 **ひっ・さ・げる【引っ提げる】** 《他下一》[目立つほど大きなものを]手に提げて持つ。「大刀を―・げて攻めこむ」●引き連れる。ひきいる。「手勢百騎を―・げてかけつける」●物事を行うに当たって、その基盤となるものとしてかかげる。「新曲を―・げてライブに出る」●無理に動かす。「病軀を―・げて事に当たる」 **ひっさつ【必殺】** 必ず相手を・殺す(たおす)こと。また、そのような意気込み。「―のパンチ」 **ひっさん【筆算】** 《名・他サ》[暗算・珠算に対して]数字を紙などに書いて計算すること。 **ひっ・し【必死】** 《名・形動》[死を覚悟して]全力をつくすこと。死にものぐるい。「―の救助活動」[類語]決死。●将棋で、守りの受け手を指さなければ次に王将がつんでしまう形。「―をかける」[表記]②は「必至」とも書く。[類語]決死・必死 **ひっし【必至】** 《名・形動》[文][なりゆき上]必ずそうなるにちがいないこと。「スト突入はーだ」[類語]必然。 **ひつし【筆紙】** [文]文章を書く筆と紙。―に尽くし難・い《句》 [文]文章ではとても表現することができない。[類語]筆舌に尽くし難い。 **ひつじ【未】** ●十二支の八番目。「―年」●昔の時刻で、現在の午後二時、または、その前後の二時間。●昔の方角で、南から西へ三〇度の方向。 **ひつじ【羊】** ●ウシ科の動物。角があり、毛が縮れて密生する。肉用・毛織物用など品種が多い。綿羊{めんよう}。●漢字の部首「羊」「(羊の変形)」の称。 **ひつじ・かい【羊飼い】** 羊を飼い育てること。また、それを職業とする人。 **ひっしゃ【筆写】** 《名・他サ》書きうつすこと。「古文書を―する」「―体」 **ひっしゃ【筆者】** その文章・書画を書いた人。[類語]作者。執筆者。著者。 **ひつじゅ【必需】** ぜひ必要であること。「―品」[類語]不可欠。必須。 **ひっしゅう【必修】** 必ず学ばなければならない・こと(学科)。「―科目」 **ひつじゅん【筆順】** 文字(特に漢字)を書くときの、点画の順序。書き順。 **ひっしょう【必勝】** かならず勝つこと。「―の信念」 **ひつじょう【必定】** [文][その状況から判断して]そうなるに決まっていること。「敗北は―」[類語]必至。 **ひっしょく【筆触】** [文]絵画で、筆づかい。タッチ。「のびのびとしたー」 **びっしょり** 《副》(「ーと」の形も)ひどくぬれているようす。ぐっしょり。「―汗をかく」 **びっしり** 《副》(「ーと」の形も)すきまなく、つまっているようす。「本棚に本がー並んでいる」 **ひつじん【筆陣】** [文]文章を用いて論戦する構え。「―を張る」[類語]論陣。 **ひっ‐す【必須】** [文]必ず用いるべきであること。なくてはならないこと。「―の条件」「―アミノ酸」 <1233> **ひっせい**――**ひっとら** ***ひっせい【畢生】** 〔文〕生を終えるまでの(長い)期間。一生。終生。「―の大作」「―の大事業」 ***ひっ・せい【筆勢】** 〔文〕書画に現れた筆の勢い。筆づかいのおもむき。「たくましい―」[類語]筆致。筆力。 ***ひっ・せい【筆生】** 〔文〕文字を書き写すことを職業とする人。写字生。[類語] 筆耕。また>pib -: **ひっ‐せき【筆跡・筆『蹟】** 書かれた文字のあと。また、その書きぶり。「美しい―」「―を鑑定する」 **ひつぜつ【筆舌】** 〔文〕文章に書くことと、口で話すこと。**―に尽くし難・い**《句》文章でもことばでも十分に表現することができない。とても表現のしようがない。[類語] 筆紙に尽くし難い。 ***ひっせん【筆戦】** 〔文〕文章によって論争すること。「―を展開する」会代風谷賢二代、まま **ひっせん 【筆洗】** 筆の穂を洗う器。ふであらい。 **ひつぜん【必然】** 必ずそうなると決まっていること。[類語]必至。[対]偶然。**―せい【―性】** そうなる以外にありえないという性質。「事故の―」**―てき【一的】** 《形動》必ずそうなるようす。「―な結果」 **ひっそく【「逼塞】** 《名・自サ》〔文]●しめつけられて動きがとれなくなること。特に、経済的にゆきづまること。「―して店を手ばなす」[類語]逼迫。●落ちぶれて、ひっそり暮らすこと。「郷里に―する」●江戸時代、門を閉じさせて昼間の出入りを禁じた、武士・僧侶に対する刑。[参考]「閉門」より軽い刑。 **ひっそり** 《副》《副詞は「――と」の形も》《自サ》物音や人の気配がなく、静かなようす。「深夜の館内は、―している」●静かに、または、ひそかに事をするようす。「田舎で―と暮らす」**―かん【一閑】** 《副》(「―と」の形も)「ひっそり」を強めていう語。「街は―としていた」 **ひったく・る【引ったくる】** 《他五》他人が持っているものを素早くうばい取る。「バッグをー・られた」 **ひっ・た・てる【引っ立てる】** 《他下一》●引っぱって連れて行く。引き立てる。「万引き犯を―・てる」●引き立てる。「気を―・てて話す」と **ぴったり** 《副》(《副詞は「―と」の形も)●《形動・自サ》すきま・ずれなどがなく、よく合っているようす。また、よくつりあうようす。ぴたり。「ーと戸をしめる」「―的中する」「君に―な仕事」●《自サ》くっついてはなれないようす。ぴたり。「二人はーと寄りそう」急に全く・止まる(なくなる)ようす。ぴたり。「酒をーやめる」 **ひっ‐たん【筆端】** 〔文〕●筆の先。●書かれた文字や文章のはしばし。「誠実な人柄が――に表れる」 **ひつだん【筆談】** 《名・他サ》口で話すかわりに、文字を書いて意思を伝え合うこと。 **ひっ‐ち【筆致】** 書画・文章の書きぶり。「雄渾悶な―の書」「軽妙な―のエッセー」家サメSDKのいい味を ***ピッチ** ●競漕・競走などで、同じ動作をくり返すときの、一定時間内の動作の回数や速度。また、その回数が速いこと。「―走法」1回「―がおそい」●野球で、ピッチング。「ナイスー」●サッカーで、試合を行うフィールド。「―に立つ」●ねじの山と山や歯車の歯と歯との間隔。●〔音〕音の高さや調子。▽pitch **――を上・げる**《句》●漕艇で、一分間にこぐオールの回数を多くする。●物事の調子を上げる。調子を早める。「―・げて仕事を予定通りに終える」 ***ピッチ** コールタール・原油・木タールを蒸留して得られる、黒色・暗褐色の物質。道路舗装などに利用する。チャン。瀝青い。▽pitch **ヒッチハイク** 通りがかりの自動車を呼び止め、乗りついで行く無銭旅行。▽hitchhike ***ピッチャー** 野球で、投手。▽pitcher ***ピッチャー** 〔取っ手・差し口のついた〕水差し。ジョッキ。pitcher **ひっちゃく【必着】** 〔手紙・書類などが締切り日までに〕必ず着くこと。「応募書類は九月三〇日までに一のこと」ちろ ***ひっ・ちゅう【必中】** 〔文〕必ず当たること。[四字]「一発一」 ***ひっちゅう【筆、誅】** 《名・他サ"》〔文〕罪悪・過失などを書き立てて、厳しく責めること。「―を加える」 **びっちゅう【『備中】** 旧国名の一つ。今の岡山県の西部。備州嘅。 **ひっ・ちょう【必聴】** 必ず聴かなければならない・こと(もの)。「―の名盤」 **ぴっちり** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》すきまなく密着するようす。「―とはりつく」ひひ **ピッチング** ●野球で、投手の投球(技術)。《名・自サ》船・航空機が前後にゆれること。縦ゆれ。団ローリング。▽pitching **ピッツァ** ピッツァピザ。▽ ピザ。▽ pizza **ひっ-つか・む【引っ掴む】** 《他五》勢いよく、また、荒々しく手でつかむ。「大金を―・んでにげた」 **ひっ・つ・く【引っ付く】** 《自五》〔俗]●ぴったりとつく。●男女が親しくなって夫婦となる。また、密通する。=くっつく。 **ひつ・つめ【引っ詰め】** 鬢びをふくらませず、後ろに引きつめて結わえた女の髪形。ひっつめ髪。 **ひっつり【引っ攣り】** やけどの傷あとなど、皮膚の一部がひきつった状態になったもの。ひきつり。ひっつれ。 **ヒッティング** 野球で、積極的に打っていこうとすること。「強気の―」▽hitting **ひっ‐てき 【匹敵】** 《名・自サ》対等であること。肩を並べること。「有段者に――する実力」[類語]比肩。 **ヒット** 《名・自サ》●野球で、安打(を打つこと)。●大成功。大当たり。「新曲がーする」「一曲」 ▽hit **-エンド・ラン** 野球で、走者と打者がしめし合わせて、走り、打つ攻撃法。エンドラン。▷hit-and-run **ーチャート** 人気のある歌や演奏の順位。また、その表。▽hit chart **ビット** 〔電算〕情報の量を表す最小単位。一ビットは、0か1か、いずれか一方の情報を表す。[参考] binary digit(=二進数)の略からとも言う。▽bit **ピット** ●自動車レースで、給油したり整備したりする所。「―イン」●陸上競技場で、走り高跳びや棒高跳びの着地場所。▷pit ***ひっとう【筆答】** 《名・他サ》文字で書いて問いに答えること。「―試験」[対]口答。ロリーシー ***ひっとう【筆頭】** ●〔文〕筆の先。●名を書き連ねるとき、その一番目に書かれる人(の地位)。また、一番目のもの。「前頭が―」「―株主」「輸入野菜の―」=筆頭が。 **ひっ・とく 【必読】** 必ず読むべきであること。「―書」 **ひっ・とら・える【引っ捕らえる】** 礼。《他下一》「とらえる」を強めて言う語。つかまえる。「すりを―・える」Ω文ぶ野がやるこ <1234> **ひ ひっぱが**―**ひと** **ひっぱが・す【引っ剝がす】** 《他五》「はがす」を強めて言う語。ひっぺがす。「羽目板を―・す」 **ひっぱく【逼迫】** 《名・自サ》●事態がさしせまること。「情勢がーする」●経済的に行きづまって余裕がなくなること。困窮。□□「生活がーする」[類語]逼塞 **ひっぱた・く** 《他五》「はたく」を強めて言う語。たたく。「ほっぺたを―・く」 **ひっぱりだこ 【引っ張り、凧】** 人気があり、方々から争って求められる・こと(人・物)。「―のタレント」 **ひっぱり・だ・す【引っ張り出す】** 《他五》●中にあるものを、引っぱって外へ出す。また、「引き出す」を強めた言い方。●しりごみする人などを、無理に表立った場に出す。かつぎだす。「会長に―・す」 **ひっぱ・る【引っ張る】** 《他五》●ひもや線を一端からのばして、ぴんとさせる。「ゴムひもを―・る」●ある状態を持続させる。「語尾を―・る」●「停止しているもの、向こうへ行こうとしているものを〕自分の方に引く。「故障車を―・る」[句]「足を―・る(=じゃまをする)」●無理に連れて行く。「警察に―・られる」●自分の方に来るようにさそう。勧誘する。「野球部に―・る」 **ひつ・び【必備】** 《名・他サ》いつも準備しておく必要のあること。「消火器は―の品」 **ヒッピー** 既成社会の風俗習慣をこばみ、気ままに暮らす若者。一九六○年代にアメリカから広がった。▽hippie **ひっぷ【匹夫】** 〔文]身分の低い、つまらない男性。因匹婦。**――の勇**《句》深い考えもなく、ただ血気にはやるだけのつまらぬ勇気。 ***ひっぷ【匹婦】** 〔文]身分の低い、つまらない女性。因匹夫。 ***ヒップ** 尻。また、洋裁で、腰まわり。▽hip **ーハンガー** 股上が浅く、腰骨に引っかけてはくズボン。[参考]hip hanger (=つるすもの)からの和製語。**―ホップ** ダンス音楽の一つ。ブレイクダンスやラップなどを特徴とするもの。一九七○年代に、ニューヨークの黒人たちの間から生まれた。[参考]腰が自然に動き出す音楽、の意。▽hip-hop **ビップ【VIP】** 略語集(VIP)。 ***ひっぽう【筆法】** ●字を書くときの筆の動かし方。[類語]運筆。書法。●文章の表現のしかた。言い回し。「春秋のー」やり方。「例のーで行こう」 ***ひっぽう 【筆、鋒】** 〔文〕●筆の穂先。●〔批評を加えて論じた〕文章の勢い。「――するどく非難する」 **ひつ‐ぼく【筆墨】** 〔文〕筆と墨(で書いたもの)。**夫が――に親し・む**《句》文筆に親しむ。 **ひづめ【『蹄】** 〔馬・牛・鹿などの〕動物の指の先を円筒状に包んでいるかたい角質のつめ。 **ひつ‐めい【筆名】** 文章を書いて発表する時に用いる(本名以外の)名前。ペンネーム。 **ひつ‐めつ【必滅】** 《名・自サ》〔文〕必ずほろびること。[四字]「生者に―」 **ひつもん・ひっとう【筆問筆答】** 〔文〕書いて出題した問いに対して書いて答えること。 ***ひつ‐よう【必用】** 〔文]必ず用いなければならないこと。[類語]必要。 ***ひつ‐よう【必要】** 《名・形動》どうしてもいること。また、どうしてもしなくてはならないこと。「仕事に―な知識」「一経費」[類語]必用。[団]不要。**―あく【―悪】** 正しくないことではあるが、社会の状態から見て必要であるとされる事柄。**―じょうけん【一条**件】〔論〕「Pならばq」という命題が正しいとき、qをPであるための必要条件という。[参考]このとき、Pはqであるための十分条件という。**――は発明の母**《句》(Necessity is the mother of invention.) 発明は必要から生まれる。 **ひつ・りょく【筆力】** ●書かれた文字・文章の勢い。筆勢。●文章によって人にうったえる力。[コロ]「ーがある」 **ひつ・ろく【筆録】** 《名・他サ》〔文〕文字に書きとどめること。また、その記録。 **ビデ** 女性用の陰部洗浄器。▽bidet ***ひ‐てい 【否定】** 《名・他サ》そうではないとすること。打ち消すこと。「うわさをーする」因肯定。**―てき【―的】** 《形動》そうとは認められないようす。因肯定的。 ***ひてい【比定】** 《名・他サ》比較し推定すること。「成立年代を―する」 愁。 **びてい‐こつ【尾、骶骨】** 「尾骨」に同じ。 **ビデオ** ●テレビで、音声(=オーディオ)に対して、画像の部分。団オーディオ。●テレビの映像信号を取りあつかう装置や回路。●「ビデオテープ」「ビデオテープレコーダー」の略。=ヴィデオ。▽video **ーカメラ** 映像をビデオテープなどに記録する装置。▽video camera **ーテープ** テレビの映像信号や音声信号を記録する磁気テープ。また、記録した磁気テープ。ビデオ。▽videotape **ーテープ・レコーダー** テレビの画像信号をビデオテープに記録し、また再生する装置。磁気録画装置。ビデオ。ビデオデッキ。[略語]VTR。▽videotape recorder **びーてき 【美的】** 《形動》●美の観念に一致するようす。「―な表現」●美に関係するようす。美学の対象となるようす。「―感性」 **ひてつ・きんぞく 【非鉄金属】** 鉄以外の金属の総称。[参考]大規模の鉄鋼産業と区分した言い方。 **ひでり【日照り】** ●日が照ること。●〔夏に〕長い間晴天ばかりが続いて雨が降らないこと。●必要なものが手にはいらないこと。[表記]②③は「早」とも書く。**一あめ【一雨】** 日が照っているのに降るにわか雨。きつねの嫁入り。 ***ひ・てん【批点】** 〔文〕詩歌・文章を批評・訂正してつける評点。また、批評すべき要所などに打った点。一般に、批判・非難すべき箇所。欠点。「ーを打つ」 ***ひ・てん【飛天】** 〔仏〕空中を飛行する天人。天女。 ***ひーでん 【秘伝】** 秘密にして特定の人だけにしか伝授しない・こと(事柄)。「―の妙薬」「―書」[類語]秘訣符。 **ひ・でん【飛電】** 〔文〕いなずま。[四字]「―一閃松」 **びーてん【美点】** すぐれた所。長所。「日本人の一」囲欠点。 **びーでん【美田】** 〔文〕地味のこえたよい田地。何「児孫の為に―を買わず」 **ひーでんか【妃殿下】** 皇族の **びと【一】** ■《名》ひとつ。いち。日《接頭》●「一つ」「一回」の意。「―包み」「―かかえ」●「ちょっと」「少し」の意。「駅までーまたぎ」「一目でわかる」「一休み」ある時期をぼんやりとさす。「―ころのように・・・」 **ひと【人】** ●哺乳類霊長目ヒト科に属する動物。現* <1235> 存種はホモサピエンス一種のみ。❸おとな。成人。❹世間の人。世人。「――に知られた仲」❺自分以外の人間。他人。「一様」「―をばかにするな」[表記]④は「他人」とも書く。❻意中の人。恋人。妻。夫。「いい―」「うちの―」❼すぐれた人。役に立つ人。「―を得る」❽人柄。性格。[コロ]「ーがいい」❾[法]自然人と法人の総称。 ――と成・る《句》成長して一人前のおとなになる。 ――には添うてみよ馬には乗ってみよ《句》付き合ってみなければ人の本質はわかるものではない。 ――の噂も七十五日《句》世間の評判はいつしか自然に消えていくものである。 ――の口に戸は立てられぬ《句》世間のうわさは防ぎようがない。 ――の疝気{せんき}を頭痛に病む《句》自分に関係のないことまで心配する。 ――のふり見て我がふり直せ《句》他人の失敗を見たら、それを自分への戒めとして反省せよ。 ――の褌{ふんどし}で相撲を取・る《句》他人の物を利用して自分の利をはかる。 ――は一代名は末代《句》人の身は一生で終わりだが、その名はいつまでも残る。 ――はパンのみにて生くる者に非ず《句》人間は物質的生活だけで生きているものではなく、精神的生活がなくてはならない。〈新約聖書〉 ――は見掛けによらぬもの《句》人はうわべだけでは、その評価を定めることはできない。 ―を食・う《句》人をこばかにする。「―・った話だ」 ――を呪わば穴二つ《句》他人に害を加えれば、結局、自分も害される。[参考]「穴」は墓穴の意。 ―を人とも思わ・ない《句》他人をあなどって勝手にふるまう。 ――を見て法を説け《句》人に働きかけをするときには、その人物にふさわしい手段を選ぶのがよいというたとえ。 ***ひと・あし**【一足】●一歩。●わずかな距離・時間。「―先に行く」「―違いで(=時間が少しずれて)出かけた」 ***ひと・あし**【人足】●人の行き来。「―がめまぐるしい」❷「にんそく」に同じ。 **ひと・あじ**【一味】(「ーちがう」の形で)他とは少しちがった味わいがある。「この作品はーちがう」 **ひと・あしらい**【人あしらい】人をもてなすこと。応対。「―のじょうずな人」 **ひと・あせ**【一汗】(「ーかく」の形で)ひとしきり運動や肉体労働などをして汗をかく。「畑仕事で―かく」 ***ひと・あたり**【一当たり】(「―当たる(する)」の形で)ちょっと当たってみること。「本当かどうかーしてみる」 ***ひと・あたり**【人当たり】〔その人が〕他人に接しているときに与える感じ。応対ぶり。[コロ]「―のいい人」 **ひと‐あめ**【一雨】●一回の降雨。「―ごとに暖かくなる」❷(「―来る(ある)」の形で)雨がひとしきり降る。[コロ]「―来そうだ」 **ひと・あれ**【一荒れ】(「ーする(来る)」の形で)ひとしきりあれる。「株主総会は―しそうだ」 **ひと・あわ**【一泡】(「―吹かせる」の形で)人をおどろかせて、あっと言わせる。また、不意をついてあわてさせる。[コロ]「見事に―吹かせた」 **ひと・あんしん**【一安心】《名・自サ》心配事などが去って、ひとまず安心すること。「成功してまずはー」。 **ひど・い**【酷い・非『道い】《形》●普通なら遠慮するような無情なことをするようすだ。思いやりがない。[コロ]「―・い仕打ち」●度合いがはなはだしいようすだ。激しい。「―・い叱責を受ける」[参考]ひどく。●はなはだ悪い。「―・い出来」「―・い服装」図ひど・し《ク》。 **ひと・いき**【一息】●一回の呼吸。一呼吸。転じて、ひとやすみ。[コロ]「一つく」●途中で休まず、一続きに行うこと。一気。「―に坂道を下る」●少しの努力。「入選するにはもうーだ」―入・れる《句》ちょっと休む。 **ひといきれ**【人『熱れ・人熅れ】人が大勢集まり、その体から出る熱気が立ちこめて蒸し暑くなること。「会場はーでむっとする」 **ひと・いちばい**【人一倍】《副》(「―に」の形も)普通の人より一段と激しいようす。「―に努力する」 **ひと・いろ**【一色】●ひとつの色。●ひとつだけの種類・傾向。「客も―ではない」 **ひとう**【秘湯】あまり知られていない、山奥などにある温泉。「―の旅」 **ひ・どう**【非道】《名・形動》[文]道理・人情にそむいていること。没義道。「―なことをする」[四字]「極悪―」 **びとう**【尾灯】自動車などの車体の後部につける標識灯。テールライト。テールランプ。[対]前照灯。 **びーどう**【微動】《名・自サ》ほんの少し動くこと。句「―だにしない」「初期―」 **ひと・うけ**【人受け】その人に対して、他人の持つ感じ。他人の信用・評判。「―がいい **ひと・うち**【一打ち】《名・他サ》●一回打つこと。●一回で打ちふせること。「相手を一にする」 **ひとえ**【一重】●重ならないで、そのものが一つだけであること。「紙―の差」●花びらが重なりあっていないもの。単弁。「―の桜」[対]八重。●〔着物で〕裏がついていないこと。また、その着物。ひとえもの。[対]あわせ。[表記]③は「単」「単衣」と書く。―まぶた【―▼瞼】まぶたの縁に横ひだがなく一重であること。また、そのまぶた。一皮目。[対]ふたえまぶた。 **ひとえに**【『偏に】《副》●ただそのことだけ。だいちずに。ひたすら。「―御愛読を願う」●ただそれだけ。まったく。「―皆様のお陰です」 **ひと・おじ**【人怖じ】《名・自サ》〔幼児や気弱な人などが〕見知らぬ人の前に出ておじけづくこと。「―しない子」[類語]人みしり。 **ひとおもい、に**【一思いに】《副》思い切って物事をするようす。思い切って。「――殺してくれ」 **ひと・かかえ**【一抱え】両腕いっぱいにかかえるほどの大きさ。「―もある花束」 **ひとがき**【人垣】大勢の人が立ち並び、垣根のようになったもの。[コロ]「―を作る」 **ひと・かげ**【人影】〔物に映った〕人の影。また、人の姿。「―がさす」「海辺に―はない」 **ひとかけら**【一欠片】一つのかけら。また、ほんの小さな断片。「―の愛情もない」 **ひと・かず**【人数】●人間のかず。人数。●一人前として数えられること。「―には入らない」 **ひと・かた**【一方】●《名・形動》普通の程度。ひととおり。〔下に打ち消しの語を伴う〕「悲しみようは―ではない」❷(「おー」の形で)「一人」の尊敬語。お一人。 <1236> **ひとじち** **ひと・がた【人形】** ●人の形。●「形代②」に同じ。 **ひと・かど「一角・一『廉】** ひときわすぐれていること。また、その名に値するだけの内容をそなえていること。いっかど。「―の事業家」「――の口をきく」 **ひと・がら【人柄】** ■《名》人の性格や品位。〔多く、よい方に言う」「―の奥ゆかしい人」《形動》〈「おー」の形で〉性質がおだやかで、品格のあるようす。「奥様はおーでいらっしゃる」 **ひと・からげ「一絡げ・一、紮げ】** 一少に束ねること。[句]「十把「一」 **ひと・かわ【一皮】** ●表面をおおっている一枚の皮。●いつわりかざったうわべ。**―剝む・く**《句》うわべのかざりを取り除く。「―・けば内実は火の車だ」**―剝む・ける**《句》一段と洗練されてよくなる。「―・けて大人になる」 **ひと・ぎき【人聞き】** 世間の人が聞いてうける感じ。[コロ]「ーが悪い」[類語]外聞。 **ひと・ぎらい【人嫌い】** 他人と付き合うことをきらう・こと(人)。人間ぎらい。 **ひときわ【一際】** 」、《副》程度がさらに激しいようす。一段と。いっそう。「―美しく見える」 **ひ・とく【秘匿】** 《名・他サ》〔文〕ひそかにかくしておくこと。「取材源のー」[類語]隠匿。 **ひどく【酷く・非『道く】** 《副》 《「ひどい」の連用形から)程度のはなはだしいようす。非常に。「―背が高い」「一驚いた」 **びーとく【美徳】** 〔文〕りっぱな徳(から出た美しい行い)。「謙譲の―」囡悪徳。 **ひと・くさり【一くさり】** 〔語り物・話などの〕まとまった一区切り。一段落。ひときり。「物語のーを語る」 **ひと‐くせ【一癖】** 普通とどことなくちがって、普通の普通の方法では対処できない特別な性質。□□「ーありそうな奴で」「―も二癖もある」 **ひと‐くだり【一行】** 文章の一行だ。また、文章中や物事の一部分。「序文の一」 **ひとこう~** **「おーさま」**―**ならず**《副》ひととおりでなく。ひどく。「―おどろく」**―ならぬ**《連体》ひととおりでない。非常な。「――お世話になりました」 **ひとくち【一口】** ●食べ物を一口食べること。「―で食う」●一飲み。「―で水を飲む」●短く・簡単に(要領よくまとめて) 言うこと。「―には言えない」●少し言うこと。一言论。●株・寄付などの一単位。「―申し込む」〔多人数でする仕事の〕割り当て。分け前。**―ばなし【一話・―噺・―咄】** ごく短い笑い話。小話。**―乗・る**《句》もうけ仕事などの仲間にはいる。 **ひとくふう【一工夫】** 《名・他サ》ちょっと工夫すること。「一足りない」 **ひと・くみ【一組み】** 一そろい。一グループ。 **ひと・くろう【一苦労】** 《名・自サ》ちょっとした苦労。また、かなりな苦労。「彼を納得させるのがーだ」 **ひと・け【人気】** 人のいる気配。「―のない広場」 **ひ・どけい【日〈時計〉】** 日光による影の動きから時刻を知る装置。目盛り盤の中央に柱を立てたもの。 **ヒト・ゲノム** 人間の持つ遺伝子群。人間のゲノム。[参考]ヒトは human」の訳語。火がる一座 **ひと・こいし・い【人恋しい】** に。《形》人に会いたい、人と話がしたい気持ちである。「―・い秋の山里」 **ひと・こえ【一声】** 刻、●一度鳴くこと。「ひひんとー鳴く」●ちょっとことばを発すること。[コロ]「ーかける」●権力・威厳のある発言。「会長の―で決まる」●「もうー」の形で〉売買で、競って値段を決めるとき、さらに一段階値段を・上げる(下げる)ことを希望していう語。「九○○円、もう―!」たちのの **ひと‐ごえ【人声】** 赴、人の声。「―がする」 **ひとごこち 【人〈心地〉】** 〈「―がつく」の形で〉平常の心に立ち返ったという(安心した)気持ちがする。D「熱がひいてやっとーがついた」、目やバリも率 **ひと・ごころ【人心】** ●人間の心。人情。なさけ。情愛。●人としての正常な意識。 **ひとこと【一言】** 一つのことば。また、わずかなことば。いちごん。「―ご挨拶いたします」 **ひと‐ごと【人事・『他人事】** 自分には関係のないこと。[参考]熟字訓の「他人事」にひかれて、俗に「たにんごと」ともいう。**―ながら**《連語》他人の身に起こったことが、まるで自分の身に起こったかのように感じる様子。**―ではな・い**《句》他人の事であるといいかげんに考えてはいけない、自分の身にふりかかってくるかもしれない。 **続きの事柄の一場面。「私生活のーをのぞく」** **ひと・ごみ【人込み・人混み】** 多くの人が寄り集まって混雑している・こと(所)。「沿道は大変な―だ」 **ひと・ころ【一頃】** 以前のある時期。「―のような元気がなくなった」[類語]一時。往年。 **ひとごろし 【人殺し】** 人間を殺すこと。殺人。また、殺人者。 **ひとさし【一差し・一指し】** 〔将棋・舞などで〕一回の勝負・演技。「―舞う」 **ひとさし・ゆび【人差し指・人指し指】** (人をさす指の意》手の、親指と中指との間の指。第二指。 **ひと・ざと【人里】** 人家の集まっている所。「―はなれた山あいの寺」 **ひと・さま【人様・『他人様】** 他人を尊敬していう語。「―に迷惑をかけるな」 **ひと・さらい【人、掠い・人、攫い】** 他人の子供などを・だまして(無理に)連れ去る者。 **ひと・さわがせ【人騒がせ】** 《名・形動》理由もなく人をおどろかせ、さわがせること。「とんだ―な事件」 **ひとし・い【等しい・『斉しい・均しい】** 《形》●異なるところがないようすだ。「―・い長さ」●その状態が他の好ましくないものによく似ている。まるで・・・のようだ。「無きに―・い」「詐欺にも―・い行為」図ひと・し《シク》。 ***ひと・しお【一『入】** 틴《副》《染め物で、布を一度染め液の中に入れることから)程度がさらに一層。一段と。ひときわ。「春の到来が――待たれる」「嬉しさも―だ」 ***ひと・しお 【一塩】** も魚・野菜などにうすく塩をふる・こと(もの)。「―の鮭に」[類語]甘塩。うす塩。 **ひと・しきり【一『頻り】** 《副》しばらくの間(盛んに)続くようす。「―おしゃべりが続く」[類語]一時。 **ひとしく【等しく・『斉しく】** 《副》《「ひとしい」の連用形から)〔文〕みな一様に。ともに。同様に。「山も湖もー霧におおわれた」 **ひと・しごと【一仕事】** 一つの仕事(として十分な内容のある事柄)。「やっと―終わった」 **ひと‐じち【人質】** 約束を実行する保証として相手にわたす人間。また、要求を通すために捕らえておく、目。「マコこーを差し出す」 <1237> **ひひとしな**―**ひとなか** **ひとし・なみ【等し並み】** 《名・形動》同じ扱い方であること。同等。「老いも若きもーにあつかう」 **ひと‐じに【人死に】** 〈「―が出る」の形で〉不意の出来事で人が死ぬこと。「事故でーが出る」本郷くちん **ひと・しれず【人知れず】** 《副》人に知られることなく。「―悪い事をする」[類語] こっそりと。ひそかに。 **ひと・しれぬ【人知れぬ】** 《連体》人の知らない。「一苦労」 **ひと・ずき【人好き】** だれからも好かれること。「―のする顔」 **ひとすじ【一筋】** 料●細く長いものの一本。[表記]「一条」とも書く。●《名・形動》ただ一つのことに、ひたすら心を集中し続けること。「学問―の家柄」[類語]専心。一途。 **ひとすじ・なわ【一筋縄】** 斜。ふつうの方法・手段。「この仕事は―ではいかない」 **ひと・ずれ【人擦れ・人、摺れ】** 《名・自サ》多くの人に接して、ずるくなっていること。「―した態度」はさ **ひと・だかり【人『集り】** 多くの人が寄り集まること。また、その人たち。「―をかきわけて中にはいる」と **ひと・だすけ【人助け】** 人を助けること。 **ひとたち【一〈太刀〉】** 刀で一回切りつけること。 **ひと・だのみ【人頼み】** 〔自分は積極的にしないで〕他人の力をあてにすること。「―ではうまくいかない」の **ひとたび【一度】** ■《名》一度公。「―は要求を飲む」日《副》いったん。「―決心したら実行するだけだ」 **ひと・だま【人『魂】** 夜淡く光りながら尾を引いて空中を飛ぶ、火の玉。死者の魂とされる。あらい」 **ひとたまり【一溜まり】** しばらく持ちこたえること。**―も無・い**《句》わずかの間も持ちこたえられない。「こんな古い家では、嵐が来たら―・い」 **ひと・だまり【人、溜まり】** ●人が大勢集まっていること(場所)。「船着き場の―」●ひかえの場所。 **ひと・ちがい【人違い】** 《名・他サ》別人を当人と当人と思いちがえること。人違え。 **ひとつ【一つ】** ■《名》●数の名。自然数のいちばん基礎になるもの。いち。ひと。●その物だけであること。「母の手ーで育てられた」●同じであること。「目的はーだ」■《副》(体言の下につき、あとに打ち消しの語を伴って》意味を強める。さえ。「何―できない」「挨拶しない」日●ちょっと。ためしに。「―やってみるか」●どうぞ。「―がんばってください」**―穴の絡。**《句》その仲間になって事をたくらむ者。同類。同じ穴のむじな。一つ穴のきつね。 とろさん **ひとつ・おぼえ【一つ覚え】** 一つの事だけを習い覚えて得意になること。[連]「馬鹿の」起開六車 **ひと・づかい【人使い】** 影人の使い方。二回「ーがあらい」 **ひとつ‐がき【一つ書き】** 各項目ごとに「一で、・・・」と箇条書きにすること。また、その文書。ち **ひと‐づき【人付き】** ●人づきあい。「―の悪い人」●他人の評判。下取・ **ひと・づきあい【人付き合い】** り。他人との付き合い。ひとづき。「―のよい人」 **ひと・つーこ【人っ子】** 「人」を強めていう語。**―ひとり【一〈一人〉】** 《連語》《下に打ち消しの語を伴って)人ひとり。だれも。「――通らない道」 **ひとつ‐こと【一つ事】** 一つの事柄。同じ事(のみ)。「―をいつまでも言う」大 **ひと・づて【人『伝】** 他人を介して伝わること。[コロ]「――に聞いた話」 **ひとつ‐ばなし【一つ話】** ●いつも得意になってする話。●後々まで人の話の種になる面白い話。本 **ひとつひとつ【一つ一つ】** 〔多くある物の〕それぞれ。一つずつ。ひとつびとつ。「―に思い出がある」「一説明する」 **ひと・つぶ【一粒】** 一個の粒。**―だね【一種】** ひとりっ子。ひとりご。**―より【―『選り】** ●一粒ずつ選び取ること。●多くのものの中から選びぬかれる・こと(もの)。=ひとつぶえり。**――の麦**《句》他の幸福・繁栄のために進んでみずからが犠牲になる・こと(人・行為)。〈新約聖書・ヨハネによる福音書〉 **ひとづま【人妻】** 他人の妻。また、結婚して妻という立場にある女性。「―の身」 **ひとつ‐み【一つ身】** 後ろ身ごろを並幅一枚で仕立てた、乳幼児用の和服長着。く。 **ひとつ・や【一つ家】** 人里はなれた所に立っている一軒家。「丘の上の一」●同じ家。「兄夫婦とーに住む」「―に寝泊まりする」 **ひと‐て【一手】** ●一方の手。片手。●独占してすること。一手ぃっ。「――に販売する」●一回の手数や技。「―の差で敗れる」「―指南を願う」一組み。一隊。 ***ひと・で【人出】** 〔ある場所に〕人が多く出ること。「今年最高の―でにぎわう」コト ***ひと・で【人手】** ●人の手。人の技。「―を加える」他人のしわざ。●他人の手中。●他人の手助け。1回「―を借りる」●働く人。働き手。[コロ]「ーが足りない」**――に掛か・る**《句》他人の手で殺される。**――に渡・る**《句》〔金銭上の理由から〕自分の所有物が他人の手にわたる。他人の所有物になる。 ***ひとで【海『星・人手】** 棘皮動物の一種。浅い海底にすむ。体は平たく、多くは五本のうでが星形につく。恩や人情をわきまえな **ひと・で・なし【人で無し】** い人。人非人。〔人をののしることばとしても使う〕 **ひととおり【一通り】** ●《名・副》始めから終わりまでざっと。ひとわたり。「説明書に―目を通す」《名・副》それでだいたい満足されると認められるだけのもの。一応、すべて。「芸事は―心得ている」●普通。並。「歩きにくいこと―ではない」 美 **ひと・どおり【人通り】** 製人の行き来。『ーが多い」 **ひととき【一時】** ●しばらくの間。いちじ。「朝の―はコーヒータイム」●過ぎ去った、あるとき。いちじ。「―は栄えた港」●昔の時間の単位の一つ。今の二時間に相当する。=いっとき。 **ひと・ところ【一所】** 一か所。同じ所。同じ場所。ひとつところ。「人がーに集まる」 **ひととせ【一年】** 〔文〕●一年間。いちねん。●以前の、ある年。先年。「――わが町に帰ってきた」 **ひと・と・なり【人となり】** 〔文]もちまえの性格。人柄。「彼のーを見込む」[表記]「為人」とも書く。 **ひと・とび【一飛び】** ●一回飛ぶこと。また、ちょっと飛ぶこと。「シベリアをーでパリに行く」●「ーに」の形で〉〔途中にあるものを飛びこえて〕ただちに。「―に母のもとへ帰る」=ひとっとび。 **ひとなか【人中】** 人が大勢いる所。また、世間。「一方。一面。「―には将来の計画も必要だ」 <1238> **ひひとなか**―**ひともう** **ひと・なかせ【人泣かせ】** 《名・形動》人に迷惑をかける・こと(行い)。「―ないたずら」 **ひと・なだれ【人〈雪崩〉】** 大勢の人が押し合いながら動くようすを、なだれにたとえた語。「―とともに外へ出る」 **ひと・なつかし・い【人懐かしい】** 《形》●人がなつかしく思える感じだ。「―・い街の灯」●温かみがあって親しみ深く感じられる。「―・い文章」 **ひと・なつこ・い【人懐こい】** 《形》人にすぐ慣れ親しみやすいようすだ。ひとなつっこい。「―・く笑う」 **ひと・なぬか【一七日】** 初七日な。ひとなのか。 ***ひと・なみ【人波】** 大勢の人が移動したりゆれ動いたりするようすを波にたとえた語。「――をかきわける」 ***ひと・なみ【人並み】** 《名・形動》普通の人と同じ程度であること。世間並み。「――に苦労をする」 **ひと・な・れる【人、馴れる】** 《自下一》●他人との応対・交際になれる。●〔動物が〕人に慣れ親しむ。 **ひと・にぎり【一握り】** ●片手でにぎること。「―の砂」●わずかな数・量。「―の国費留学生」 **ひと・ねいり【一寝入り】** 《名・自サ》「ひとねむり」に同じ。 **ひと・ねむり【一眠り】** 《名・自サ》しばらくの間ねむること。一寝入り。「別室でーする」はぎの人 **ひと・の・つね【人の常】** 《連語》〔文〕人間として、とかくやりがちなこと。人間なら、よくあること。「世の常、―」「過ちはー、赦すは神の業」 **ひと・の・め【人の目】** 《連語》〔文〕「ひとみ」に同じ。 **ひと・ばしら【人柱】** ●昔、橋・堤防・城などの工事の完成をいのり、神へのいけにえとして、生きた人を水中や地中にうめた・こと(人)。「―に立つ」●遠大な目的のために犠牲となった人。「平和国家のーとなる」 **ひと・はしり【一走り】** ちょっと走ること。ひとっぱしり。「酒屋までー行ってくれ」 **ひと・はた【一旗】** 〈「―揚げる」の形で〉新たに事業などをおこして認められる。□□「上京して一揚げようと思う」 ***ひと・はだ【一肌】** 〈「一脱ぐ」の形で〉本腰を入れて自分の力を貸す。1回「親友のために―脱ぐ」 ***ひと・はだ【人肌】** 人の肌。また、その程度のあたたかさ。「―が恋しい」「燗は―」 **ひと・はたらき【一働き】** 《名・自サ》ひと奮発して働くこと。「恩師のために―する」 **ひと・はな【一花】** ●一輪の花。●「―咲かせる」の形で〉成功して、ある一時期はなやかに過ごす。 **ひと・ばらい【人払い】** 鉛 《名・自サ》密談のときや貴人の通行のとき、その場からほかの人を遠ざけること。 **ひと・ばん【一晚】** ●日が暮れてから次の朝までの間。●ある晩。また、いつかの夜。[類語]一夜・ど。 **ひと・ひ【一日】** 〔文〕●いちにち。●一日中。終日。「湖畔でーを過ごす」●ある日。「春のいやなはん **ひとびと【人人】** ●多くの人。「町を行くー」●めいめいの人。「―の顔を順に見ていく」 **ひとひねり【一『捻り】** 《名・他サ》●簡単にやっつけること。「こんな若造なんか――だ」●さらに趣向や工夫をこらすこと。「もう―すれば面白い作品になる」 **ひと・ひら【一『片・一『枚】** 〔文〕うすく平らなものいちまい。いっぺん。「―の雲」「―のわくら葉」 **ひとふで【一筆】** ●〔絵や文字を〕墨つぎしないで一続きに書くこと。「―で書いた絵」●ちょっと書きつけること。いっぴつ。「――書いておく」**―がき【―書き】** ●墨つぎをしないで書くこと。また、そのようにして書いた書・絵。●どの線も一度だけしか通らず、しかも連続している線の図形を書くこと。また、その図形。 **ひと・べらし【人減らし】** 人員を減らすこと。人員整理。「不況でーをする」」 **ひと・まえ【人前】** へ。●他の人が見ている前。「―で話す」●他の人に見える姿・形。体裁い。「―をかざる」 **ひと・まかせ【人任せ】** 〔自分がすべきことを〕他人に任せきりにすること。「何事もーにする」[類語]人賴み。 **ひと・まく【一幕】** ●演劇で、幕をあげてからおろすまでに演じられる一区切り。●目の前で展開された事件などの、一場面。「代議員がくってかかるーもあった」 **ひと・まず【一『先ず】** 《副》〔物事が終わるわけではないが」さしあたって。とにかく。「―経過報告をする」 **ひとまち・がお【人待ち顔】** 《名・形動》人の来るのを待っているような顔つき。「男がーに立っている」 **ひと・まとめ【一「纏め】** ばらばらのものを一つにまとめること。「書類を―にする」 **ひと・まね【人真似】** ●他人の言動などをまねること。●〔鳥・獣が〕人間の動作・ことばをまねること。「―をするサル」 **ひと・まわり【一回り】** 《名・自サ》一回まわること。一周。●十二支が一回めぐる年数。一二年。「一年がちがう」●大きさ・太さの一段階。〔人の能力・人柄についてもいう〕「人間が―上だ」 **ひとみ【瞳眸】** 瞳孔。また、目。「つぶらなー」**―を凝ら・す**《句》じっと見つめる。目をこらす。 **ひとみごくう【人身御供】** ●いけにえとして人の体を神に供える・こと(人)。●他人の欲望を満足させるための犠牲となる・こと(人)。 **ひと・みしり【人見知り】** 《名・自サ》〔幼児が〕見慣れない人を見て、はにかんだりきらったりすること。 **ひと・むかし【一昔】** 昔と感じられる、過去の一区切り。「十年―」[参考]ふつう一〇年ぐらい前をいう。 **ひと・むら【一叢】** ●草木が一か所に集まっておいしげっている・こと(もの)。●ひとかたまり。 ***ひと・むれ【一群れ】** 一つに群れ集まっていること。一群戏。「ヒツジのー」 ***ひと・むれ【人群れ】** 人の群れ。群衆。 ***ひと・め【一目】** ●一度ちょっと見ること。「―お会いしたい」「―で見分ける」●一度に全体を見わたすこと。「市内が―で見わたせる丘」[類語]一望。**―ぼれ【―▶惚れ】** 《名・自サ》一目見て心を引かれること。「美しい女性にーする」 ***ひと・め【人目】** 他人が見る目。「―を気にする」**――に余・る**《句》見ている人に不快感をもよおさせる。**―にかかる**《句》他人に見られる。「―・らぬよう静かに去った」**―に立・つ**《句》人の注意を引く。目立つ。人目に付く。**―を避・ける**《句》「人目を忍ぶ」に同じ。**―を忍・ぶ**《句》他人に見られないようにする。「―・んで会う」**―を憚・る**《句》他人に見られないように心を配る。「―・らず泣く」**―を引・く**《句》目立っていて、人の注意を引きつける。 **ひと・もうけ【一、儲け】** 龍《名・自サ》一度に、ある程度まとまった利益を得ること。「―たくらむしる」 <1239> られた。 **ひともじ**【人文字】大勢の人が集まって、遠方から見ると文字の形に並んだもの。また、その文字。 **ひともし‐ごろ**【火『点し頃】〔日がしずんで〕明かりをつけるころ。夕暮れ時。 **ひと・もと**【一本】[文]〔草や木の〕いっぽん。 **ひともなげ**【人も無げ】《形動》人前もはばからずにふるまうようす。「――な態度」 **ひと・や**【人屋・『獄】[文]牢屋。 **ひと・やく**【一役】一つの役割。「―果たす」―買・う《句》ある任務・仕事を、進んで引き受ける。「村おこしに―・う」 **ひと・やすみ**【一休み】《名・自サ》ちょっと休むこと。「ここらでーしよう」[類語]一服。少憩。 **ひと・やね**【人屋根】漢字の部首「人」の称。 ***ひと・やま**【一山】●一つの山。山全体。「―こえて隣の町へ行く」●山の形に積み上げたもの一つ。「一五百円のリンゴ」――当・てる《句》〔投機などで〕万一をねらって成功し、もうける。 ***ひと・やま**【人山】多くの人が集まったようすを山にたとえた語。人の山。「―を築く」 **ひと‐よ**【一夜】●ひとばん。「今宵―」●ある晩。「春のー、友を訪ねる」=一夜{いちや}。 **ひとよ・ぎり**【一『節切】尺八に似ているが、やや小形で、中間に節が一つだけある竹製の縦笛。室町時代から江戸時代中期にかけて小唄・俗曲の伴奏に用いられた。 **ひと‐よせ**【人寄せ】人を寄せ集めること。また、そのための軽い演芸・鳴り物・口上など。「一太鼓」 **ヒドラ**ヒドラ科の刺胞動物。体長約一㌢。円筒状で、口の周囲に六~八本の触手をもつ。池・沼の枯れ枝や石などに付着する。▽hydra ***ひとり**【〈一人・独り】■《名》●人の数で、一つ。一人{いちにん}。一名。●自分だけで、仲間などがいないこと。特に、独身であること。「―で暮らす」■《副》(下に打ち消しの語を伴って)ただ単に。「問題は―東京だけではない」[表記]日の1、2、は多く「独り」と書く。 >使い分け「ひとり」 一人〔人の数が一つ〕二人のうちの一人・一人っ子・一人息子・一人旅・一人天下 独り〔自分だけで連れがない。独身。ただ単に〕独りぼっち・独り舞台・独り占め・独りを慎む・独り身・独り者・独り首相のみにあらず・独り決め [参考]「一人歩き/独り歩き」は、「女の一人歩き」、「言葉が独り歩きする・独り歩きができる子」のように、「一人暮らし/独り暮らし」は、「気楽な一人暮らし」、「老人問題の一つである独り暮らし」のように使い分ける。「独」は、特に独立や孤独を強調するときに使う。 ***ひとり**【火取り・火採り】火を入れて他に移すための道具。―むし【火取虫】〔夏の夜など〕灯火に集まる。 **ひーどり**【日取り】〔行事などをとり行う〕日を決めること。また、その日。「訪米の―が決まる」[類語]期日。 **ひとり‐あるき**【〈一人〉歩き・独り歩き】《名・自サ》❶〔連れや付き添いなしに〕ただひとりで歩くこと。❷〔援助を受けず〕ひとり立ちすること。「親元を離れ―する」❸本来の性質や意図からはなれた方向に動いていくこと。「作品が――する」「彼の発言がーする」 **ひとりがてん**【独り合点】《名・他サ》自分だけでわかったつもりになること。 **ひとり・ぎめ**【独り決め】《名・他サ》〔他と相談せず〕自分の考えだけで決めること。●自分で、そうと思い込むこと。「できないものとーするな」 **ひとりぐち**【〈一人〉口】〔家族がなく〕ひとりだけの生計。―は食えなくても二人口は食える《句》ひとりで生活するよりも夫婦で生活したほうが経済的に得である。 **ひとりぐらし**【〈一人>暮らし・独り暮らし】〔家族などがなく〕ひとりだけで生活すること。 **ひとり・ご・ちる**【独りごちる】《自上一》(「ひとりごと」を活用させた文語四段動詞「ひとりごつ」から)独り言を言う。 **ひとりごと**【独り言】聞く人もいないのに、ひとりでものを言うこと。また、そのことば。 **ひとり・しばい**【独り芝居・〈一人〉芝居】❶ひとりで演じる芝居。❷ひとりで感情を高ぶらせて行動すること。ひとり相撲。 **ひとり・じめ**【独り占め・〈一人〉占め】《名・他サ》自分(の仲間)だけのものにすること。独占。「もうけを―にする」 **ひとり・ずまい**【〈一人〉住まい・独り住まい】ひとりで住んでいること。ひとり暮らし。 **ひとりーずもう**【〈一人〉〈相撲〉・独り〈相撲〉】ひとりで気負い込んで、結果が期待できないことに努力すること。「―に終わる」 **ひとり・だち**【独り立ち】《名・自サ》●〔物につかまらず〕自分だけの力で立つこと。●援助を受けず自分の力でやってゆくこと。ひとり歩き。独立。 **ひとり・つーこ**【〈一人〉っ子・独りっ子】兄弟・姉妹がなく、ただひとりだけの子。ひとりご。 **ひとりでに**【独りでに】《副》他から働きかけないのに。自然に。「ドアが開く」[類語]おのずから。 **ひとり・でんか**【〈一人〉天下・独り天下】自分ひとりで思うままにふるまい、それをおさえる人がいないこと。ひとりてんか。「委員長のー」 **ひとりひとり**【〈一人一人〉】各人。めいめい。ひとりびとり。〔副詞的にも使う〕「―意見を述べる」 **ひとり・ぶたい**【独り舞台・〈一人〉舞台】●ただひとりの役者が舞台で演じること。独演。●仲間の存在がうすらぐほど、ひとりの人がきわだっていること。「この試合は彼のーだった」 **ひとりぼっち**【〈一人〉ぼっち・独りぼっち】(「一人法師」の転)仲間やたよる人がなく、ひとりきりであること。「―で遊ぶ」 **ひとり・まえ**【〈一人〉前】いちにんまえ。 **ひとり・み**【独り身】結婚せずに、または家族と別れて、ひとりだけで暮らしていること。[類語]独身。単身。 **ひとり・もの**【独り者】●配偶者のいない人。独身者。●家族のいない人。 **ひとりよがり**【独り善がり】《名・形動》自分だけでよいと思いこみ、他の意見を受けつけないこと。独善。「―な人」[類語]独断。 <1240> **ひとり・わらい**【独り笑い】《名・自サ》相手もいないのに、ひとりで笑うこと。[類語]思い出し笑い。 **ひ・ど・る**【火取る】《他五》火であぶる。〔古風な言い方〕「海苔を―・る」 **ひと・わたり**【一渡り・一『渉り・一亙り】《副》全体について、一度大ざっぱにするようす。「――挨拶をすます」[類語]一通り。ざっと。一応。 ***ひな**【鄙】[文]いなか。「―の地」「―にはまれな美少女」 ***ひな**【雛】《名》●卵からかえって間もない鳥。[類語]ひよこ。[対]親鳥。●ひな人形。おひなさま。■《接頭》(名詞につけて)「小さい」「かわいらしい」の意。「―菊」「一形」 **ひな・あそび**【雛遊び】「ひな祭り」に同じ。 **ひなあられ**【『雛、霰】三月三日の桃の節句に、ひな人形に供える紅白のあられ。 **ひな・うた**【『鄙歌】[文]いなかの俗謡。ひなびた歌。 **ひ・なか**【日中】日のあるうち。ひるま。にっちゅう。[対]夜中。 **ひ・なが**【日長・日永】〔春になって〕昼の間が長いこと。また、その昼の間。「春の―」[対]夜長。 **ひながし**【雛菓子】ひな祭りのとき、ひな壇に供える菓子。菱餅・あられなど。 **ひながた**【『雛形・雛型】●実物を小さくかたどったもの。模型。「船の―」●書類の形式見本。書式。「契約書の―」 **ひなぎく**【雛菊】キク科の多年草。春から秋にかけて花をつける。デージー。 **ひなげし**【雛芥子・雛罌粟】ケシ科の一年草。晩春、白・赤・紫などの花をつける。虞美人草{ぐびじんそう}。ポピー。 **ひ・なし**【日『済し】借金を毎日少しずつ返すこと。また、その約束で貸し借りする金。日なし金。 ***ひ・なん**【非難】《名・他サ》過失や欠点を取り上げて責める・こと(ことば)。「世論の―を浴びる」[類語]批判。 ***ひ・なん**【避難】《名・自サ》災難をさけて、安全な場所にのがれること。「警報が出たのでーする」「―訓練」[類語]退避。 **び・なん**【美男】容姿の整った成年の男性。好男子。美男子。男前。[類語]美少年。 **び・なんし**【美男子】びだんし。 **ビニール**アセチレンを主原料とする合成樹脂や合成繊維。[参考]学術用語では「ビニル」。▽vinyl ーハウス[ビニールを張った温室。]▽vinyl house **ひなた**【日向】(「日の方」の意)日の当たっている所。日おもて。〔ひゆ的に、めぐまれた環境の意でも使われる〕[コロ]「常にーを歩いてきた人」[対]日陰。―くさ・い【―臭い】《形》日光にさらされた物に特有のにおいがする。「―・い布団」――ぼっこ(「日なたぼこ」の転)日なたに出て暖まること。ひなたぼこり。―みず【―水】日なたに置かれて温まった水。 ***ひ・にく**【皮肉】《名・形動》●相手の欠点・弱点などを、遠回しに意地悪く非難すること。また、そのことば。あてこすり。「―な言い方」「一屋」●予想・期待・希望に反した結果が現れること。「運命の―」 **ひな・だん**【『雛壇】●ひな人形などを並べてかざる壇。●歌舞伎などで、囃子方・長唄連中がすわる二段の席。[類語]山台。●一段高く設けられた座席。特に、国会の本会議場で、大臣席の俗称。 **ひなどり**【雛鳥】鳥のひな。ひよこ。 **ひな・にんぎょう**【雛人形】ひな祭りにかざる人形。内裏{だいり}・左右大臣・随身・三人官女・五人ばやし・仕丁で一組みとなる。おひな様。ひな。 **ひな・の・せっく**【雛の節句】三月三日の、ひな祭りを行う節句。桃の節句。 **ひな・びる**【『鄙びる】《自上一》いなか風で、素朴な感じがする。「―・びた山里の駅」[対]みやびる。 **ひなまつり**【雛祭り】五節句の一つ。三月三日、ひな人形や、白酒・菱餅・桃の花をかざり、女児の幸せをいのる。ひな遊び。ひいな祭り。 **ひ・なみ**【日並み・日『次】日のよしあし。日がら。「―を選んで出発する」 **ひ・ならず**【日ならず】《副》[文]いく日もたたないうちに。まもなく。「―して吉報を得る」 **ひ・なわ**【火縄】竹・ヒノキの皮の繊維や木綿糸などを縒{よ}って、硝石を吸いこませたひも。―じゅう【―銃】火縄の火で火薬に点火して弾丸を発射する仕掛けの、旧式の鉄砲。[参考]日本には、一五四三年、ポルトガル人によって種子島に伝えられた。 ***ひ・にく**【髀肉】[文]ももの肉。――の嘆《句》腕前を示し功名を立てる機会を得られないなげき。「―をかこつ」[故事]三国時代、蜀{しょく}の劉備が、長い間戦いがなくて馬に乗らなかったため、ももの肉が肥えてしまったのを嘆いた故事から。〈蜀志・先主伝・注〉 **ひにく・る**【皮肉る】《他五》(「皮肉」を動詞化した語)皮肉を言う。「社会を―・る作品」[類語]あてこする。(5)風刺。 **ひに・けに**【日に『異に】《副》[古]日ごとに。日増しに。日に日に。 **ひ・にち**【日日】●〔物事を行う〕日。期日。「―を決める」[類語]日どり。●日数。「十日のーが経過する」 **ひに‐ひに**【日に日に】《副》物事の変化が、一日たつごとに進むようす。日を追って。「一大きくなる」 **ひにまし**【日に増し】《副》日がたつにつれ。日ましに。〔古風な言い方〕 **ひにょう・き**【泌尿器】尿を生成・排泄する器官。腎臓・尿管・膀胱・尿道など。 **ビニロン**ポリビニルアルコール系の合成繊維。綿に近い性質や感触をもつ。[参考]日本で開発された。「ビニール」と「ナイロン」からの和製語。▽vinylon ***ひ・にん**【否認】《名・他サ》●事実として認めないこと。「犯行をーする」●正しくない、よくないと考えてそれを認めないこと。「迷信を―する」[対]①②是認。 ***ひ・にん**【避妊】《名・サ》妊娠しないように人為的に処置すること。 ***ひ・にん**【非人】●[仏]人の形はしているが人でないもの。夜叉{やしゃ}・悪鬼の類。●中世・近世の身分の一つ。 **ひ・にんじょう**【非人情】《名・形動》●思いやりがなく冷淡なこと。不人情。「―なことをする」●義理人情を超越すること。[参考]夏目漱石が「草枕」で展開した美的生活の理念。 **ひね**【『陳】古くなった・こと(もの)。特に、前年に収穫した穀物。「―生姜」「一米」 **ビネガー**酢。食用酢。ふつう、ぶどう酒・りんご酒・麦芽などからつくる西洋酢をさす。▽vinegar **ひねくりまわ・す**【『捻くり回す】《他五》●指先でねじったり回したりして、あれこれといじり回す。ひねり回す。「模型を―・す」❷(むやみに)理屈をつけ <1241> てあれこれと言い回す。 **ひね‐く・る**【『捻くる】《他五》●指先で、ねじったり回したりしてもてあそぶ。「ハンカチーフを―・る」●理屈をつけてあれこれと言い回す。また、あれこれ趣向をこらす。「俳句を―・る」 **ひね・く・れる**【『捻くれる】《自下一》●ねじれ曲がる。「枝ぶりが―・れている」●性質がねじ曲がって素直でなくなる。「不幸な境遇でも―・れない」 **ひねこ・びる**【『陳こびる】《自上一》変にませて子供らしくなくなる。「―・びた子」[類語]こましゃくれる。 **ひね・しょうが**【『陳生薑・『陳生姜】古くなったショウガの根茎。辛みが強い。 **ひ・ねつ**【比熱】[理]物質一㌘の温度をセ氏一度高めるのに必要な熱量。 **び・ねつ**【微熱】平熱より少し高い体温。 **ひねもす**【『終『日】《副》[文]朝から晩まで。一日中。終日。ひもすがら。「――寝て暮らす」[対]よもすがら。 **ひねり**【『捻り・拈り・撚り】●ひねること。「ーをきかして着地する」●おひねり。●相撲の技で、主として腕を使って相手をひねりたおすもの。 **ひねり・だ・す**【『捻り出す】《他五》●工夫・苦心した末、考え出す。「アイディアを―・す」●都合をつけて金銭を調達する。捻出する。「交際費を―・す」 **ひねり・まわ・す**【『捻り回す】《他五》●ひねくりまわす。[類語]もてあそぶ。●あれこれ趣向をこらし、工夫してみる。「さんざん―・して完成した」 ***ひね・る**【『捻る・拈る・撚る】《他五》●物を指先などでねじる。「栓を―・る」[同]ねじる。●体の一部をねじり回す。句「頭を―・る(=工夫する)」句「首を―・る(=不審に思う)」●[俗]簡単に負かす。「一丁ー・ってやろう」「軽く―・られた」●趣向や工夫をこらしてわざと変わったことをする。「―・った問題」●〔いろいろと考えをめぐらして〕歌・俳句などをつくる。「俳句を―・る」文《四》。 ***ひ・ねる**【『陳ねる】《自下一》●年月を経て、古くなる。「―・ねたショウガ」●子供が年のわりにおとなびる。「―・ねた子供」[類語]ませる。ひねこびる。 **ひ・の・いり**【日の入り】太陽が西にしずむこと。また、その時刻。[類語]いりあい。[対]日の出。 **ひーのうりつ**【非能率】《名・形動》能率的でないこと。 **ひのえ**【『丙】(「火の兄{え}」の意)十干の三番目。丙{へい}。 **ひのえ・うま**【『丙午】干支の四三番目。また、それに当たる年。[参考]この年には火災が多いとか、この年に生まれた女性は夫を殺すなどの迷信がある。 **ひーの「かわ**【皮の皮・『皮】●漢字の「革」と「皮」を区別して言うときの「皮」の称。●漢字の部首「皮」の称。けがわ。 **ひのき**【「檜・檜木】ヒノキ科の常緑高木。樹皮(=ひわだ)は赤褐色で、屋根材に用いる。葉は小形・うろこ状で、細い枝に密生。材は優良な建築材。ひ。 **ひのき・ぶたい**【「檜舞台】●〔歌舞伎・能楽などの〕ヒノキの板で張った立派な舞台。●手腕を広く社会に示す、晴れの場所。[コロ]「政治の―に立つ」 **ひーのくるま**【火の車】●[仏]罪のある亡者を地獄に運ぶという、火の燃えている車。火車{かしゃ}。●経済状態がひどく苦しいこと。「家計はーだ」 **ひ・の・け**【火の気】火(の暖かみ)。また、火のある気配。火気。「―のない部屋」 **ひ・の・こ**【火の粉】火が勢いよく燃えるときに飛び散る小さな火。 **ひーのし**【火、熨斗】中に炭火を入れて使う金属製の器具。現在のアイロンの用をなしたもの。 **ひのした‐かいさん**【日の下開山】〔武芸・相撲などで〕この世の中で肩を並べる者がないほど強いこと。「―の横綱」[参考]「天下の開祖」の意。[類語]天下無敵。天下無双。 **ひーの・たま**【火の玉】●球状の火のかたまり。火球。●勢いの激しいもの。「全員ーとなって突進する」●墓地・沼などで、夜、空中を飛んで燃える火のかたまり。鬼火。ひとだま。 **ひ・の・て**【火の手】燃え上がる火(の勢い)。また、激しい反撃などのたとえ。[コロ]「ーが上がる」 **ひので**【日の出】朝、太陽がのぼること。また、その時刻。[対]日の入り。―の勢い《句》〔朝日がのぼるように〕物事の勢いが盛んで、他の追随を許さないようす。 **ひ・の・と**【丁】(「火の弟{と}」の意)十干の四番目。丁{てい}。 **ひーのばん**【火の番】火事の予防・発見をすること。また、その番人。「一小屋」 **ひーのべ**【日延べ】●期日を先にのばすこと。「遠足が雨で―になる」●《名・他サ》期間を延長すること。 **ひのまる**【日の丸】●太陽をかたどった赤い丸。●白地に赤い丸をえがいた旗。日章旗。ーべんとう【―弁当・―、辨当】四角の容器につめた飯の真ん中に、赤い梅ぼしを置いた弁当。 **ひのみ・やぐら**【火の見櫓】火事の見張りをするため高く設けたやぐら。望火楼。火の見。 **ひーのめ**【日の目・『陽の目】(「ーを見る」の形で)❶今まで知らされていなかったものが、晴れて人々の前に発表される。[コロ]「作者の没後にーを見た作品」❷〔事態が好転して〕面目が立つ、よい境遇になる。いい目をみる。 **ひ・の・もと**【火の元】ひもと(火元)。 ***ひのもと**【日の本】[文](日の出る所の意から)「日本」の美称。 ***ひば**【千葉・『乾葉】●かれてかわいた葉。●大根の葉や茎を干したもの。 ***ひ・ば**【、檜葉】あすなろ。●ヒノキの葉。 **ビバーク**《名・自サ》登山で、岩陰などでテントを張って野宿すること。▽独 Biwak (=露営) **ひばいひん**【非売品】一般の人には売らない製品。 **ビハインド**〔得点を争うスポーツなどで〕負けていること。劣っていること。「三点のー」▽behind **ひーはく**【飛白】●漢字の書体の一つ。墨色がかすれるように書くもの。飛白体。●かすり。 ***ひ・ばく**【被曝】《名・自他サ》放射線にさらされること。「レントゲンの一時間」 ***ひばく**【被爆】《名・自他サ》爆撃を受けること。特に、原水爆の爆撃を受けること。また、その放射能の害を受けること。「一者」 ***ひ・ばく**【飛、爆】[文]高い所から落ちる大きな滝。瀑布。[類語]飛泉。 **びーはく**【美白】肌が白く美しいこと。また、白くする <1242> **ひばし**―**ビフテキ** **ひばし【火箸】** 炭火をはさむための金属製のはし。 **ひばしら【火柱】** 空中に柱のように燃え上がった炎。 **びーはだ【美肌】** 美しい肌。また、肌を美しくすること。ホワイトニング。 **ひ・ばち【火鉢】** 灰を入れて炭火を置き、暖房・湯わかしに用いる道具。「―にあたる」 **び・はつ【美髪】** 〔文]美しく手入れした髪の毛。 **ひび【「輝戰】** 寒さなどのために脂肪分を失った手足などに生じる、小さな裂け目。「――がきれる」 **ひび【「漢】** ●ノリ・カキを養殖するために海中に立てる、枝のついた竹やそだ。●魚を導き入れるために海中に並べ立てた、枝つきの竹。 ***ひ・び【日日】** 毎日。その日その日。「―努力する」 ***ひび【罅】** 〔陶器・ガラスなどにできる〕細かい割れ目。**―が入・る**《句》●細かい割れ目ができる。●体や心、また、対人関係などにおいて、正常で円滑な状態が失われる。 **びーび【微微】** 《形動》〔文]少なくて、とくに取り上げるほどでないようす。「―たる勢力」[類語]片々。 **ひ・ばな【火花】** ●物がぶつかったときに瞬間的に飛び散る火。●放電の際に電極から発する火。スパーク。**―を散ら・す**《句》互いが激しい闘志をもって争う。 **ひ・ばら【「脾腹】** 〔文]よこはら。わきばら。 **ひ・ばらい【日払い】** 鉛賃金や利子を一日ごとに支払うこと。 **ひばり【『雲、雀】** ヒバリ科の鳥。麦畑・川原などにすみ、春、地上に巣を作る。まっすぐ飛び上がり、空中にどどまって鳴く。 **ひ・はん【批判】** 《名・他サ》●よしあしなどについて、検討して判定すること。また、その判定。〔ふつう、否定的な意味に使う〕「厳しく―する」「―に耳をかたむける」1回「―が高まる」[コロ]「ーを浴びる」●物事を、論理的・科学的に検討して判定すること。また、その判定。「史料―」●悪口(を言うこと)。「単なる―にすぎない」**―てき【一的】** 《形動》批判する立場をとるようす。「―な態度」「けいい知まう。 **ひーばん【非番】** 当番でない・こと(人)。団当番。 **ひはん・しょう【肥胖症】** 脂肪のたまりすぎで、体が病的に太る症状。肥満症。 ***ひーひ【狒狒】** ●オナガザル科の大形のサルの総称。アフリカに分布。尾が短く、口先が突出している。マントヒヒ・マンドリルなど。●淫欲裁の盛んな中年以上の男性。〔ののしって言う語」「――おやじ」 ***ひーひ【比比】** 《副》〔文〕どれも同じであるようす。どれもこれも。「―として皆然り」 ***ひーひ【霏霏】** 《形動》〔文]雪・雨などが絶え間なく降るようす。「雪、―として降りしきる」 **ひびか・せる【響かせる】** 《他下一≫●響くようにする。●評判などを広める。「悪評を天下に―・せる」 **ひびき【響き】** ●音がひびくこと。また、その音。「ひづめの―」[類語]音響。●音色。声の趣。「快い―の声」 **ひびき・わた・る【響き渡る】** 《自五》●一面にひびき伝わる。鳴りわたる。「大声が―・る」●名声・評判などがくまなく伝わる。「勇名が―・る」 **ひび・く 【響く】** 《自五》●音があたりに伝わり広がる。「よく―・く声」「銃声が―・く」[類語]鳴る。響き渡る。轟く。●振動が伝わる。「火山の鳴動が足もとにー・く」[句]「打てば―・く(=反応を返す)」他に影響を与える。「家計に―・く物価高」「無理は体に―・く」●心に感じる。また、感覚などにうったえる。「心に―・くことば」●評判となって世間に広く伝わる。「名声が天下に―・く」図《四》。 **びびし・い【美美しい】** 《形》はなやかで美しい。 **ビビッド** 《形動》生き生きしたようす。ヴィヴィッド。「―に表現する」▽vivid **ひーひょう【批評】** 《名・他サ》物事の良い点・悪い点などをあれこれ評価すること。また、評価したもの。「一家」「一文」[類語]批判。尊敬高批。高評。關國妄評。**―がん【一眼】** 物事を批評する眼識・能力。 **ひびょういん【避病院】** もと、法定伝染病にかかった患者を収容して隔離・治療した病院。 **びび・る** 《自五》〔俗〕圧倒されて萎縮でする。気弱になる。「失敗を恐れて―・る」[参考]江戸時代には、「はにかむ」という意味でも使われた。 **ひび・われ【「罅割れ】** 《名・自サ》ひびが入って裂け目ができること。また、その裂け目。「二者間にーが生じる(=円満な関係がそこなわれる)」 **び・ひん【備品】** 〔学校・官庁などで〕備えつけの品物。[参考]消耗品に対していう。 **ビビンバ** 朝鮮料理の一つ。飯の上に野菜のあえものや肉などのさまざまな具をのせたもの。混ぜ合わせて食べる。▽朝鮮 bi-bim-bab ***ひ・ふ【皮膚】** 動物の体の表面をおおっている皮。身体の保護、体温の調節、水分の排泄がなどを営む。**――を刺・す**《句》皮膚にするどい物が刺さるような刺激を与える。肌を刺す。「冷たい雨が―・す」[参考]本来は寒さについていう。 ***ひーふ 【被布・被風】** 和装用コートの一種。前を打ち合わせて襟もとを四角にあけ、組みひもでとめるもの。もと茶人などに好まれ、今は女性・子供用。 ***ひーぶ【日歩】** 一日を計算期間の単位として決めた利率。元金一○○円に対する金額で表す。 ***ひーぶ 【日賦】** 借金を毎日少しずつ返すこと。また、その借金。ひなし。ひなしがね。 ***ひーぶ 【秘部】** 「陰部」に同じ。 **び・ふう【微風】** 〔文]かすかにふく風。そよかぜ。 ***び・ふう【美風】** 〔文]ほめたたえられるべきよい風俗・風習。美俗。「昔のーを守る」[類語]良風。因悪風。 **ひふき・だけ【火吹き竹】** 火を起こすための竹筒。小孔のあいた端を火に近づけてふく。 ***ひ・ふく【被服】** [文]着るものの総称。衣服。「一費」 ***ひ・ふく 【被覆】** 《名・他サ》〔文]物の表面に他の物をおおいかぶせる・こと(物)。「銅線をビニールでーする」 **びーふく【美服】** 《名・自サ》〔文]美しい衣服(を身につけること)。美衣。[類語]錦衣。 **ひ・ぶくれ【火、脹れ】** 《名・自サ》やけどで、皮膚の下に水分がたまり、はれること。また、はれた部分。 **ひーぶくろ【火袋】** ●灯籠の火をともす所。●暖炉んの火をたく所。 **ひーぶた【火蓋】** 火縄銃の火ざらの火口をおおうふた。火門蓋。**―を切・る**《句》《火ぶたをあけ、発火の用意をする意から)戦いを開始する。戦端を開く。「戦いの―・った」 **ひーぶつ【秘仏】** 厨子に安置されて、ふだんは人に見せない仏像。「―を開帳する」 **ビフテキ** 上質の牛肉を厚く切って焼いた西洋料理。ビーフステーキ。▽ bifteck 被布 <1243> **ビブラート** 楽器・声楽の演奏で、音程を上下に細かく振動させる技法。ヴィブラート。▽½ vibrato **ビブラホン** 鉄琴の一種。音板の下にモーターで回転するファン{扇風機}を取り付け、共鳴管を使って余韻にビブラートの効果を出すようにしたもの。ビブラフォン。バイブラフォン。▽ vibraphone **ひーふん【悲憤】** 《名・自他サ》[文]悲しみいきどおること。「―の涙」と文干美林國人心鼓。 **ひーぶん【碑文】** 石碑にほりつけた文章。碑銘。 **びーふん【微粉】** [文]こまかい粉。 **\*び・ぶん【微分】** ●《名・他サ》数学で、ある関数の導関数を求めること。●「微分学」の略称。微分の理論と応用について研究する数学の一分科。団①②積分。 **\*び‐ぶん【美文】** 美しい語句や快い言い回しでかざりたてた文章。「―調」 **ひふんこうがい【悲憤、慷慨】** 《名・自他サ》[文]時世・運命に対して悲しみいきどおること。 **ひぶん・しょう【飛『蚊症】** 蚊のようなものがちらちら飛ぶように見える目の病気。眼球のガラス体が混濁し、その影が網膜に映るもの。幾一人、公開しない・ **ひ・へい【疲弊】** 《名・自サ》[文]●心身がつかれ弱ること。「神経が―する」●経済的に窮乏して、勢いがおとろえること。「農村の―」類語衰微。衰退。 **ピペット** [理]一定量の液体を加えたり取ったりするのに使う目盛りつきの細いガラス管。▽pipette **\*ひ・へん【日偏】** 漢字の部首「日」の称。にちへん。 **び・へん【火偏】** 漢字の部首「火」の称。爪 **ひ・ほう【悲報】** [文]悲しい知らせ。「作戦失敗の―」類語訃報は。対朗報。 **\*ひ・ほう【秘宝】** めったに人には見せない大事な宝物。 **ひ・ほう【秘方】** [文] [漢方などで」秘密とされている薬の処方。「―薬」 **\*ひ・ほう【秘法】** ●秘密の方法。「錬金の一」●[仏]真言宗で行う秘密の祈禱。 **・ひ・ほう【飛報】** [文]急を要する知らせ。類語急報。 **\*ひ・ぼう【「誹謗】** 《名・他サ》[文]悪口を言うこと。そしること。「候補者を―する」「―中傷」 **\*ひ・ぼう【非望】** [文]身分や能力にふさわしくない大きな望み。「天下を取るという―」 類語野望。野心。 **び・ほう【『弥縫】** 《名・他サ》[文] [一時しのぎに」とりつくろうこと。「――策」「一時的に―する」 **\*び・ぼう【備忘】** [備忘][文]忘 [文]忘れた時のために用意しておくこと。「―録{=メモ}」に **「ぼう【美貌】** 美しい顔かたち。「若さと―を誇る」 **びーぼく【婢僕】** [文]下女と下男。召し使い。しも **ひほけん・しゃ【被保険者】** 保険の契約で、保険をかけられている人。 **ヒポコンデリー** 病気に対して異常な不安をもっていて、体の異状を過大に受けとる精神状態。心気症。ヒポコンデリア。▽ Hypochondrie **\*ひ・ぼし【干『乾し】** 食べ物がなく、うえてやせおとろえること。「妻子を―にするわけにはいかない」での **\*ひ・ぼし【日干し・日『乾し】** 直射日光に当てて乾燥させること。また、そのもの。「魚の―」対陰干し。 **ひ・ほん【秘本】** ●秘蔵の書物。●好色本。春本。 **ひーぼん【非凡】** 《名・形動》平凡でないこと。また、普通より特にすぐれていること。「――な腕前」因平凡。 **び・ほん【美本】** [文]●装丁の美しい本。●よごれていない本。 **ひま【暇】** ●[ある事をするのに要する]時間。特に、短い時間。10「―ーがかかる」●《名・形動》さしあたって仕事がなかったり仕事がいそがしくなかったりして、のんびり過ごせる時間や状態(を持つようす)。[コロ]「―をもてあます」表記②は「閑」とも書く。●休み。休暇。[コロ]「ーをもらう」●主従の関係を絶つこと。また、離縁すること。[コロ] 「―を出す」同①~④いとま。 > 類語と表現 **――に飽か・す** 《句》暇であるために、物事に長く時間をかける。〔多く、「―・して」の形で用いる〕「―・して書いた作品」「―・してパソコンに向かう」 **――を割・く** 《句》時機をうかがって、何かの物事に時間を費やす。暇を見つける。 **――を潰す** 《句》暇な時間の退屈さをまぎらすために、ある事をして時間を費やす。 **―を取・る** 《句》奉公人が自分から願い出てやめる。また、妻の方から離縁する。暇をもらう。●休暇を取る。休みをもらう。暇をもらう。●「ある事をするのに」時間がかかる。手間どる。 **―を盗・む** 《句》いそがしいときなどに、他の物事をするためのわずかな時間をつくり出す。 **―を・見る** 《句》忙しい中で、わずかな時間をつくり出す。 **―を貰う** 《句》「暇を取る①②」に同じ。 **――を遣る** 《句》●休暇を与える。●奉公人などをやめさせる。また、妻を離縁する。暇を出す。 > 類語と表現「暇」 \*忙しいときは暇を渇望するが、暇なときに多忙を求める人はいない。多忙より暇を好むのが人情だとしても、することがない、暇を持て余した状態もまた望ましくはない(小人閑居して不善をなす)。働き蜂とかワークホリック{=仕事中毒}などの汚名を着せられがちの日本人は、忙しく立ち働いているときが最善ということだろうか。それとも、働き過ぎが非難の対象になることを知らされた日本人の中では、勤勉=美徳の等式が崩壊し始めたと言うべきだろうか。ちなみに、日本語では「多忙」の意を表すことばは多いが、「暇」の意を表すことばは意外に少ない。 ◆手空き・手透き・徒然ぶ・暇・手持ち無沙汰・退屈・無聊・悠々自適・寸暇・寸隙銃・余暇・休暇・賜暇・閑・閑暇・閑散・閑日月・小閑・有閑・農閑/レジャー・バカンス・休み・憩い・休憩・少憩・休息・骨休み・昼休み・食休み・中休み・一休み・一服・小休止 **\*ひ・まく【皮膜】** ●皮膚と粘膜。●皮のようにうすい膜。●区別しがたい微妙な違い。「虚実! **\*ひーまく【被膜】** おおい包んでいる膜。 **ひーまご【曽孫】** 孫の子。曽孫愁。ひいまご。ひこまご。 **ひましに【日増しに】** 《副》日がたつにつれて程度が強まるようす。日ごとに。日に増し。「―暖かくなる」 **ひまし」ゆ【蓖麻子油】** ヒマ{=トウゴマ}の種子からとった不乾性油。下剤・潤滑油などの主要原料。 **ひま・じん【暇人・『閑人】** これといった用事がなく、時間を持て余している人。「―の道楽」 **ひ・まち【日待ち】** ●陰暦一月・五月・九月の吉日の前夜から一か所にこもり、斎戒して日の出を拝む行事。「おー」●農村などで、田植え・取り入れ後の会食。 <1244> **ひーまつ【飛沫】** [文]細かく飛び散る水滴。しぶき。「波の―」「―感染」 **ひまつぶし【暇潰し】** ●ひまな時間を過ごすための手段。「―に碁を打つ」[類語]退屈しのぎ。●時間をむだに過ごすこと。「遠回りして―をしてしまった」 **ひーまつり【火祭り】** ●火災のないようにいのる祭。鎮火祭。●大火{おおび}をたいて神を祭る行事。 **ひま・ど・る【暇取る】** 《自五》〔予定より〕時間が長くかかる。手間取る。「会議の準備に―・った」 **ヒマラヤ・すぎ【ヒマラヤ杉】** マツ科の常緑高木。ヒマラヤ地方原産。高さ四○㍍に達し、樹形は円錐形。ヒマラヤシーダー。 **ひまわり【向日葵】** キク科の一年草。夏、茎の先に黄色の大きな花をつける。種子は食用・採油用。ひぐるま。日輪草”。 **ひーまん【肥満】** 《名・自サ》体が太ること。「一見」 **びーまん【瀰漫】** 《名・自サ》[文]〔ある風潮・気分などが〕広がりはびこること。「厭戦{えんせん}気分が――する」 **びーみ【美味】** 《名・形動》[文]おいしいこと。 **ひみつ【秘密】** 《名・形動》他者に知らせないようにしている・こと(事柄)。また、一般の人々に公開しない・こと(事柄)。[コロ]「―を守る」[コロ]「―をもらす」「公然の―」[類語]秘め事。隠し事。秘事。機密。内緒。 **ひみつ―けっしゃ【―結社】** 政治・宗教団体で、法律や社会で認められないことを活動目的とし、その組織を秘密にしている団体。 **ひみつ―り【―裏】** 〔物事の行われるのが〕人に知られないでいる状態。秘密のうち。 **び・みよう【微妙】** 《形動》こまかく複雑にからみ合っていて、一言では言い表せないようす。「―な立場」 **びみょう【美妙】** 《形動》[文]言いようもなく美しいようす。「―な調べ」 **ひむろ【氷室】** 氷をたくわえておく部屋、または穴。 **ひめ【姫】** ■《名》●女子の美称。彦{ひこ}。●貴人の娘。[表記]「媛」とも書く。■《接頭》「小さくてかわいいもの」の意。「―小松」「一鏡台」 **ひめい【悲鳴】** ●苦痛・驚きなどのため思わずあげる叫び声。●弱音。泣きごと。[コロ]「痛みにーをあげる」 **ひめい【碑銘】** [文]石碑にほりつけた文章。碑文。 **ひめい【非命】** [文](「天命でない」意から)思いがけない災難で死ぬこと。「――にたおれる」 **び‐めい【美名】** [文]●世間でのよい評判。名声。[類語]盛名。悪名。●世間に対する聞こえのよい名目。「自由というーの下に勝手を言う」 **ひめ・がき【姫垣・姫墻】** 丈の低い垣。 **ひめぎみ【姫君】** [文]貴人の娘の敬称。姫御前。 **ひ・めくり【日、捲り】** 毎日一枚ずつはいで使う暦。 **ひめごと【秘め事】** 内緒事。 **ひめこまつ【姫小松】** ●マツ科の常緑高木。山地に自生し、また、盆栽として植えられる。五葉松{ごようまつ}。●ひめまつ。 **ひめ・のり【姫、糊】** 水につけた飯粒を布袋に入れ、しぼり出して作ったのり。洗い張りなどに使う。 **ひめ・ます【姫、鱒】** ベニマスが川を上り湖にすんで、海に下らなくなったもの。ベニマスより小さい。 **ひめ・まつ【姫松】** 小さい松。ひめこまつ。 **ひめ・やか【秘めやか】** 《形動》他人の目にふれないようにひそかに行うようす。ひそやか。「―な恋」 **ひめ・ゆり【姫『百合】** ユリ科の多年草。初夏、橙色{だいだいいろ}の花を上向きにつける。 **ひ・める【秘める】** 《他下一》かくして、人に知らせないでいる。また、表面に表れないようにする。「闘志を内に―・める」「可能性を―・める」[古]ひ・む《下二》。 **ひーめん【罷免】** 《名・他サ》〔任免権をもつ者が〕一方的に職務をやめさせること。「公務員の―」「―権」 **ひも【紐】** ●糸より太く、綱や縄より細い、長い線状の繊維製品や紙・革など。物をしばったり、つないだりするのに使う。●背後にあって、それに条件をつけたり操ったりするもの。「―付きの援助」●[俗]女を働かせて金をしばり取る情夫。 **ひも・かわ【「紐革】** ●細長く切った革で編んだひも。●「紐革うどん」の略。革ひものような、平たいうどん。 **ひもく【費目】** 費用を使途別に分類した項目。 **び・もく【眉目】** [文]顔かたち。 **びもく・しゅうれい【眉目秀麗】** 《名・形動》(男性の)顔だちが美しいこと。 **ひもじ・い** 《形》 《「ひだるし」の女房詞に「ひ文字」を活用させた語》ひどく腹がへって食べ物が欲しいようすだ。空腹である。「―・い思いをする」[古]ひも・じ《シク》。 **ひも・すがら【『終日】** 《副》[文]朝から晩まで。一日中。ひねもす。「―机に向かう」[同]よもすがら。 **ひ・もち【日持ち・日『保ち】** 食べ物などの質や状態が変わらず、何日も保たれること。「―のする食品」 **ひ・もち【火持ち・火保ち】** 炭火などの火が、長く燃え続けること。「―のいい炭」 **ひも・つき【、紐付き】** ●ひもがついている・こと(もの)。「―の寝巻き」●引き替えの条件がついていること。「―の援助」●[俗]かくれた情夫がいる・こと(女性)。 **ひもと【火元】** ●火の気のある場所。火の元。「―責任者」●火事の発生した場所。「――は台所」●事件・騒動などの発生の元となったもの。「汚職の―」 **ひも・と・く【、紐解く・繙く】** 《他五》[文]《快のひもをとく意から)本を開いて読む。読書する。「源氏物語を―・く」 **ひ・もの【干物・乾物】** 魚や貝などをほして保存できるようにした食品。[類語]乾物{かんぶつ}。 **び・もん【鼻紋】** 牛の鼻先の紋様。また、その紋様を写したあと。[参考]人間の指紋と同様、個体によって異なるので、識別などに役立てる。 **ひや【冷や】** 冷たい状態にある飲み水や酒。「おー(=ひや水)」「酒をーで飲む」 **ひーや【火矢・火箭】** 火をつけて放つ矢。「―を放つ」 **ビヤ** ビール。ビア。▽beer **ビヤ―ガーデン** 屋外やビルの屋上などで、庭園風にしつらえた、ビールを飲ませる店。▽beer garden **ビヤ―だる【一、樽】** ●ビールをつめる、中央部のふくらんだたる。●ふとって腹のつき出た人。 **ビヤ―ホール** 生ビールなどを提供する西洋風酒場。▷beer hall **ひや・あせ【冷や汗】** 恥ずかしい思いやおそろしい思いをしたときなどに出る汗。冷汗{れいかん}。[コロ]「ーをかく」 **ひや・か・す【冷やかす】** 《他五》 ●相手が困ったり恥ずかしがるような冗談を言ってからかう。「二人の仲を―・す」●買う気もないのに、買うそぶりをする。「夜店を―・しながら歩く」[表記]②は「素見す」とも書く。[古]《四》。 **ひ・やく【秘薬】** 製法が秘密にされている薬。また、すばらしい効能のある不思議な薬。「不老長寿の―」 **ひーやく【秘、鑰】** (「鑰」は「かぎ」の意)[文]秘密を明らかにする方法・手段。「宇宙の神秘を解き明かす―」 <1245> **ひ・やく【飛躍】** 《名・自サ》●高く飛び上がること。はね上がること。●急激に発展・向上すること。「世界に―する企業」[コロ]「―を遂げる」●ふむべき段階を経ないで、急に進むこと。「論理に―がある」「話が―しすぎる」 **ひやく―てき【一的】** 《形動》急激に発展するようす。順序を経ないで進むようす。「――な進歩」 **ひゃく【百】** ■《名》●一〇の一〇倍。●一〇〇歳。●数量の多いこと。■《助数》一〇の一○倍を一とする単位。一〇の二乗。 **ひゃく―も承知** 《句》十分知りつくしていること。 **びーやく【媚薬】** ●性欲を増進させる薬。●恋情を起こさせる薬。ほれ薬。 **びゃく・え【白『衣】** 〔看護師・医師・美容師などが着る〕白色の衣服。白衣{はくい}。〔古風な言い方〕団黒衣。 **ひゃく・がい【百害】** [文]多くの弊害。[句]「―あって一利なし」 **びゃく‐ごう【白、毫】** 仏の両眉の中間にあって右に巻き、光明を放つという毛。 **ひゃく・じ【百事】** [文]すべてのこと。あらゆること。万事。 **ひゃくじつ‐こう【百日紅】** 「サルスベリ」の漢名。 **ひゃくしゃく・かんとう【百尺竿頭】** 《一〇〇尺もある長いさおの先の意から)到達することのできるぎりぎりの段階。 **ひゃくしゃくかんとう―一歩を進・める** 《句》《目標のぎりぎりの段階まで行った上に、さらに一歩進める意)完全である上に、さらに工夫を加える、また、努力の上にも努力を重ねて向上発展するたとえ。 **ひゃくじゅう【百獣】** 多くのけもの。あらゆるけもの。[連]「一の王」 **ひゃくじゅうきゅうばん【一一九番】** 火災などの際に消防署を呼び出す電話番号 **ひゃく・しゅつ【百出】** 《名・自サ》いろいろと、たくさん出ること。[四字]「議論―」 **ひゃく・しょう【百姓】** ●農業を営む人。〔「農民」のくだけた言い方]②いなかもの。〔人をさげすんで言う語] **ひゃくしょう―いっき【―一揆】** 江戸時代、支配者に対して農民が行った反抗運動。 **ひゃくしょう―よみ【―読み】** 漢字の読み方で、偏・旁{つくり}から音を推定して読む読み方。絢爛{じゅんらん}を「じゅんらん」、円滑{えんかつ}を「えんこつ」と読む類。 **ひゃく・せん【百千】** [文]数が多いこと。 **ひゃく・せん【百戦】** 数多くの戦い。[四字]「―百勝」 **ひゃくせん・れんま【百戦錬磨】** ●実戦を積んで武芸の技量がきたえあげられること。●実社会で多くの経験を積んできたえあげられること。「―の弁護士」 **ひゃく・たい【百態】** [文]さまざまな姿。「美人一」 **ひゃく・だい【百代】** 〔多くの代を重ねた〕長い年月。「名を―に残す」 **びゃく・だん【白、檀】** ビャクダン科の常緑高木。東南アジア原産。材は堅く香りがあり、器具材・薬品・香料となる。せんだん。「―香」 **ひゃく・ど【百度】** ●一〇〇回。転じて、多くの回数。●「百度参り」の略。〔多く「おー」の形で使う〕 **ひゃくど―まいり【一参り】** 神仏に願をかけ、神社・寺の境内の一定の距離を一〇〇度往復して礼拝・祈願をくり返すこと。百度詣で。 **ひゃくとおーばん【一一〇番】** 犯罪・事故などの緊急の際に警察を呼び出すための電話番号。 **ひゃくとおばん―する** 《句》電話で事件を警察に急報する。 **ひゃく・にち【百日】** 一日の一〇〇倍の日数。また、多くの日数。 **ひゃくにち―かずら【―、髪】** 歌舞伎で、盗賊・囚人の役に用いる、さかやきをそらず髪をのばした形のかずら。 **ひゃくにち―ぜき【―、咳】** 幼児に多い感染症。発作性のせきが長く続く。一度かかると終生免疫をもつ。 **ひゃくにち―の説法屁一つ** 《句》長い苦労の末成しとげたことも、たった一回の失敗でだめになってしまうことのたとえ。 **ひゃくにち・そう【百日草】** キク科の一年草。夏から秋に赤・黄・白などの花をつける。[参考]花期が長いことから。 **ひゃく・にん【百人】** 一人の一〇〇倍。 **ひゃくにん―いっしゅ【一一首】** 一〇〇人の歌人の和歌を一首ずつ選んで集めたもの。また、それをかるたにしたもの。小倉百人一首がその代表。百人首。 **ひゃくにん―りき【ー力】** 〇一〇〇人分の力(があること)。●援助を得て心強く思うこと。「君が加われば―だ」 **ひゃく・ねん【百年】** 一年の一〇〇倍の年数。また、長い年月。「国家―の計(=遠い将来を見通した国の計画)」 **ひゃくねん―め【一目】** かくしていたことが露見したときに言う語。「これでおしまいだ」の意。[句]「ここで逢{あ}ったがー」 **ひゃくねん―河清を俟まつ** 《句》「河清を俟つ」に同じ。 **ひゃくねん―の恋も一時に冷・める** 《句》〔欠点などに気づいて〕長い間熱中していた物事に急に興味を失う。 **ひゃくねん―の不作** 《句》(「一〇〇年もの長い間にわたる農作物の不作」の意から)終身におよぶ不幸。また、生涯のうちで最大の、取り返しの付かない失敗。一生の失敗。 **ひゃく・パーセント【百パーセント】** ●一パーセントの一〇〇倍。●完全であること。申し分ないこと。 **ひゃく・はち【百八】** [仏]人間の煩悩{ぼんのう}の数。念誦・数珠などにこの数を用いる。 **ひゃくはち―ぼんのう【―煩悩】** 〔仏〕人間のもつ百八種の煩悩。[参考]六根(6)それぞれに苦・楽・不苦楽(3)があり、また、貪{とん}・不貪(2)がある。過去・現在・未来(3)についてそれらを数えて6×3×2×3=108とする。 **ひゃくはちじゅうど・てんかい【百八十度転回】** 今までと正反対になる、大きな変化。一八〇度の転換。コペルニクス的転回。「施政方針のー」 **ひゃく・ぶん【百分】** 一〇〇に分けること。 **ひゃくぶん―ひ【一比】** 「パーセンテージ」に同じ。 **ひゃくぶん―りつ【一率】** 「パーセンテージ」に同じ。 **ひゃく・ぶん【百聞】** 何回も聞くこと。 **ひゃくぶん―は一見に如かず** 《句》何回も人から聞くより、一回自分の目で見て確かめるほうがよくわかる。 **ひゃく・まん【百万】** 一万の一〇〇倍。また、きわめて数が多いこと。 **ひゃくまん―げん【一言】** きわめて多くのことば。「―を費やしても言いつくせない」 **ひゃくまん―だら【ー「陀羅】** 同じことを何回もくり返して言うこと。 **ひゃくまん―べん【一遍】** ●一〇〇万回。また、きわめて回数の多いこと。●「百万遍念仏」の略。七日間に念仏を一〇〇万回唱える仏事。また、衆僧・信徒が円座して、大数珠を一〇〇回くり回しながら弥陀の名号を何度も唱える法会。 **ひゃく・み【百味】** [文]多くの種類の(めずらしい)食物。 **ひゃくみ―だんす【―、簞笥】** 漢方医が薬を入れておくための小引出しのついたたんす。 <1246> **ひゃく・めんそう【百面相】** 簡単な変装具を用いて、顔つきをさまざまに変えて見せる芸。 **ひゃく・ものがたり【百物語】** 夜、数人が寄り集まって、かわるがわる怪談をすること。また、その怪談。 **びゃく・や【白夜】** 北極または南極を中心とする地方で、夏至または冬至のころに、太陽が地平線近くにしずんでいるために一晩じゅう薄明が続く現象。白夜{はくや}。 **ひゃく・やく【百薬】** [文]数多くの薬。あらゆる薬。「酒は―の長(=酒をたたえる語)」 **ひゃくよう‐ばこ【百葉箱】** 気象観測用の計器を入れて野外に置く、よろい戸の箱。ひゃくようそう。 **ひゃくらい【百雷】** [文]数多くのかみなり。また、物音・衝撃の激しさのたとえ。「―のとどろくような音」 **ひゃく・れん【百錬】** [文]くり返しきたえること。[四字]「一千磨」 **びゃく・れん【白蓮】** [文]白いハスの花。白蓮{びゃくれん}。[よごれた環境に染まらず、清らかなままでいることのたとえにもいう]「泥沼に開く一輪の―」 **ひーやけ【日焼け】** 《名・自サ》日光の紫外線を受けて皮膚が黒くなること。「―どめ」「―した顔」 **ひや・ざけ【冷や酒】** 燗をしない酒。また、冷たく冷やした酒。冷酒{れいしゅ}。ひや。[対]燗酒。 **ヒヤシンス** ユリ科の多年草。春、小花をふさ状につける。色は紫・紅・白・黄など。ヒアシンス。[表記]「風信子」と当てる。▽hyacinth **ひや・す【冷やす】** 《他五》温度が低くなるようにする。つめたくする。[対]「頭を―・す(=冷静にする)」[句]「肝を―・す(=ひどくおどろき、ぞっとする)」[類語]冷ます。[同]冷却。[対]あたためる。[古]《四》。 **ひゃつーか【百家】** [文]多くの学者や作家。 **ひゃっ・か【百科】** あらゆる分科・分野。 **ひゃっか―じてん【―事典・辞典】** 知識全般にわたる事項を、辞書の形に分類・配列して説明を加えた書物。エンサイクロペディア。[表記]多く「百科事典」と書く。 **ひゃっか―ぜんしょ【一全書】** ●ある体系のもとに学術・技芸などに関する知識を解説しまとめた叢書。●百科事典。 **ひゃつーか【百花】** [文]いろいろな花。 **ひゃつーか【百貨】** [文]いろいろな商品。 **ひゃっか―てん【一店】** いろいろな商品を部門別に分けて陳列・販売する、大規模な小売商店。デパート。 **ひゃっか・せいほう【百花斉放】** 《いろいろの花が一度にさく意から)多くの人々がそれぞれの立場から自説を自由に発表し、論争を展開すること。 **ひゃっか‐そうめい【百家争鳴】** [文]多くの学者や論客が何の遠慮もなく自由に論争しあうこと。 **ひゃっか‐にち【百箇日】** 〔仏〕人が死んでから百日目(の法会{ほうえ})。 **ひゃっかりょうらん【百花繚乱】** [文]いろいろの花がさき乱れること。「―の花園」 **ひゃっきーやこう【百鬼夜行】** ●いろいろな化け物が、夜中に列をなして出歩くこと。●多くの悪人がわがもの顔にふるまうこと。「―の世」=百鬼夜行。 **ひゃっけい【百計】** [文]いろいろのはかりごと。 **びゃっこ【白、狐】** 毛の白いキツネ。しろぎつね。 **ひやーつーこ・い【冷やっこい】** 《形》[俗]ひやりとする感じだ。「―・い洞穴の空気」 **ひゃっこう【百行】** [文]すべての行い。[句]「孝は―の本(=孝行はすべての善行の基本である)」 **ひゃっぱつ‐ひゃくちゅう【百発百中】** ●発射すれば必ず命中すること。「―の腕前」●予想・計画したことがすべて成功すること。 **ひゃっーぱん【百般】** [文]いろいろの方面。あらゆる方面。「―の人事をまとめる」「武芸―」 **ひゃっぽう【百方】** すべての方面。すべての手段。[副詞的にも使う]「―手をつくす」[類語]八方。 **ひーやとい【日雇い・日傭い】** 純[卑称]一日ごとの契約でやとわれる・こと(人)。 **ひやひや【冷や冷や】** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●つめたく感じるようす。ひんやり。「―と霧がふる」●都合の悪いことが起こるのではないかと、心配するようす。「怒られないかとーする」 **ひや・みず【冷や水】** なつめたい水。冷水{れいすい}。[参考]■年寄りの冷や水。 **ひやむぎ【冷や麦】** うどんより細く、そうめんより太い、小麦粉で作った麺。ゆでて冷やし、つゆなどをつけて食べる。 **ひやめし【冷や飯】** つめたくなった飯。 **ひやめし―ぐい【一食い】** 叫、居候。●冷遇されている人。 **ひやめし―ぞうり【―〈草履〉】** わらだけで作った、粗末なぞうり。 **ひやめし―を食・う** 《句》《つめたくなった飯を食う意から)●他人の家に居候をすることのたとえ。●冷遇されることのたとえ。「会社で―・う」 **ひやーやか【冷ややか】** 《形動》●つめたく感じるようす。「山の―な空気」●冷淡なようす。「―な応対」 **ひやーやっこ【冷や『奴】** ひやした生の豆腐を、しょうゆと薬味で食べる料理。 **ひやり** 《副》《多く「―と」の形で)●冷たさを感じるようす。ひんやり。「―とした風がふく」●おそろしさを感じるようす。「グラスを落としそうになってーとした」 **ヒヤリング** ヒアリング。▽hearing **ひ・ゆ【比喩譬喩】** ある物事を表現するのに、特徴のはっきりした物事を借りてわかりやすく・述べること(述べたもの)。たとえを用いて表現すること。 **ピュア** 《名・形動》純粋なこと。「―な心」▽pure **ビューアー** スライドなどを拡大して見る簡単な装置。▷viewer **ひゅうが【『日向】** 旧国名の一つ。今の宮崎県。日向州{ひゅうしゅう}。日州{にっしゅう}。 **びゅう・けん【謬見】** [文]まちがった考え。 **ヒューズ** 電気回路に過大な電流が流れたとき、すぐとけて切れ、回路を遮断するもの。鉛・すず・アンチモンなどの合金を用いる。▽fuse **びゅう・せつ【謬説】** [文]まちがった説。 **ビューティー** 《造語》「美」「美人」の意を表す。「―サロン(=美容院)」「―コンテスト」▽beauty **ピューマ** ネコ科の動物。背面は黄褐色。アメリカ大陸にすみ、泳ぎや木登りがたくみ。アメリカライオン。▽puma **ヒューマニスティック** 《形動》人道主義的。人間主義的。人文主義的。▽humanistic **ヒューマニスト** ヒューマニズムの立場に立つ人。人道主義者。▽humanist **ヒューマニズム** 人間性を第一と考え、人間の尊厳と自由を重んじる思想的傾向。人文主義。人間主義。人道主義。ユマニスム。▽humanism **ヒューマニティー** 人間性。ユマニテ。▽humanity **ヒューマン** 《形動》人間らしいようす。人間的。「一な愛を感じる映画」▽human **ヒューマン―ドキュメント** 人間生活の記録。人生記録。▽human document <1247> **ヒューマン―リレーションズ** 人間関係。▽human relations **ピューリタン** ●[宗]清教徒。●厳格な人。▽Puritan **ピューリッツァー・しょう【ピューリッツァー賞】** 文学・報道その他の部門で、大衆に最も貢献した作品に対しておくられる賞。[参考]アメリカの新聞王ジョセフ =ピューリッツァー(Joseph Pulitzer)の遺言によって設けられた。 **ピューレ** 野菜などをにてすりつぶして作った、とろとろの汁。ピュレ。「トマトー」▽ purée **ビューロー** ●事務所。案内所。「ツーリストー」●引き出し付きの書き物机。▽bureau **ビューロクラシー** 官僚政治。官僚主義。また、官僚的形式主義。▷bureaucracy **ヒュッテ** 山小屋。▽Hütte **ビュッフェ** ●別列車内などの、立食用の軽食堂。●立食形式のパーティー。「――スタイル」▽ buffet **ひょう・い【「憑依】** 《名・自サ》[文]霊がのりうつること。「悪霊が旅人にーする」 **びゅんびゅん** 《副》《「―と」の形も》物が勢いよく進む音や、強い風が吹く音の形容。また、そのようす。「車が目の前を横切る」「バットを振る」 **ひょいと** 《副》●不意に。ふと。「――家を出て行った」●手軽に。あっさりと。「―持ち上げる」 **ひ‐よう【日、傭】** ひやとい。また、その賃金。 **ひよう―とり【一取り】** ひやといで働く・こと(人)。 **ひ‐よう【費用】** あることをするのに必要な金銭。 **ひ‐よう【飛揚】** 《名・自サ》[文]飛んで高くあがること。 **ひょう【俵】** 《助数》俵・袋に入れたものを数える語。「米二ー」 **ひょう【票】** ■《名》選挙や採決に使うふだ。「浮動―」[コロ]「ーをのばす」[コロ]「ーが割れる」■《助数》投票の数を数える語。「一〇―差で敗れる」 **ひょう―を読・む** 《句》得票数を予測する。 **ひょう【表】** 要点を分類整理して組織的に書き表したもの。「調査の結果を―にまとめる」 **ひょう【評】** よしあし・優劣・是非などを論じ定めること。また、その文章。批評。「選者の―を聞く」 **ひょう【、豹】** ネコ科の動物。全身黄色で黒の斑点{はんてん}がある。アジア・アフリカの密林にすみ、木に登る。 **ひょう【雹】** 〔気〕積乱雲から降る氷塊。直径数㍉から五㌢、ときには一〇㌢以上のものもある。 **び‐よう【微、恙】** [文]軽い病気。ちょっとした病気。「―にて臥せる」 **び‐よう【美容】** 容姿を美しく整えること。「一整形」「一院」 **びよう―たいそう【一体操】** 均整のとれた体をつくり、容姿を美しくするために行う体操{けんび}。 **びょう【病】** 《接尾》「・・・の病気」の意。「胃腸―」 **びょう【秒】** 《名・助数》●時間の単位。一秒は一分の六〇分の一。記号Sまたは sec. ●角度・経度・緯度の単位。一秒は一分の六〇分の一。記号「"」。 **びょう【、廟】** 祖先・先人の霊を祭ってある建物。おたまや。「孔子{こうし}に―」 **びょう【鋲】** ●紙などをとめる頭の大きなピン。画鋲{がびょう}。押しピン。●「リベット」に同じ。●靴の裏に打つ金具。 **びょう【渺】** 《形動”》水面・野原などがはるかに広いようす。「―としてかすむ島々」 **びょうえい【苗裔】** [文]遠い血筋をひいた子孫。「源氏の―」[類語]後裔。末裔。末孫。 **ひょう・おん【氷温】** 氷の温度。「一貯蔵」 **ひょう・おん【表音】** 言葉の音{おん}を表すこと。 **ひょうおん―せい【一性】** 〔文字などがもつ〕言葉の音にを表す性質。 **ひょうおん・もじ【表音文字】** 一字一字が一定の音{おん}はを表し、意味はあらわさない文字(の体系)。仮名・ローマ字など。[対]表意文字。 **ひょうか【氷菓】** [文]氷菓子。アイスキャンデー・シャーベットの類。 **ひょうか【評価】** 《名・他サ》●人の価値や物の価格を見定め決定すること。また、その内容。「会社の財産をーする」[コロ]「―が高い」[コロ]「―が分かれる」●価値あるものと認めること。「実力がーされない」「能力をーする」 **ひょう・か【評家】** [文]批評をする人。評者。 **ひょう・が【氷河】** 高山や高緯度地方の万年雪が、融解・凍結をくり返しながら氷塊となり、斜面をゆっくり下降するもの。 **ひょうが―き【一期】** 氷河時代のうち、特に気候が寒冷で氷河が発達した時期。氷期。 **ひょうが―じだい【一時代】** 気温がいちじるしく低下し、高緯度地方に厚い氷河が発達した時代。普通、第四紀の洪積世{こうせきせい}をさす。 **びょう・か【病家】** [文]病人のある家。患家{かんか}。 **びょう・が【描画】** 《名・他サ》[文]絵をかくこと。 **びょう・が【病、臥】** 《名・自サ》[文]病気でねこむこと。「―の身となる」 **ひょう・かい【氷解】** 《名・自サ》〔氷がとけて消えるように〕疑問・迷い・わだかまりなどがすっかりなくなること。[コロ]「長い間の誤解がーした」 **ひょう‐い【表意】** 意味を表すこと。 **ひょうい―せい【―性】** 〔文字などがもつ〕言葉の意味を表す性質。 **ひょう・いつ【飄逸】** 《名・形動》世間の型にはまらず、のびのびして自由であること。「―な人物」 **ひょういもじ【表意文字】** 一字一字が形によって一定の意味を表す文字(の体系)。漢字はその代表的な例。表語文字。[対]表音文字。音標文字。 **ひょういん【病因】** 病気の原因。[類語]病原。 **びょういん【病院】** 患者を収容して、医師が診断・治療を行う施設。[類語]医院。 **ひょう・かい【氷塊】** 氷のかたまり。 **ひょう・かい【氷海】** 氷の張りつめた海。 **ひょうがい【表外】** ●表の外。「―の注記」●表、特に常用漢字表にふくまれていないこと。「―漢字」 **ひょう-がい【、雹害】** ひょうによる(農作物の)被害。 **びょうがい【病害】** 病気による作物などの被害。 **びょう、がく【猫額】** [文](「ネコのひたい」の意)せまいことのたとえ。「―の地」「―大」 **ひょう・がため【票固め】** 選挙に先立って、自分の得票になるように運動をすること。「―に力を入れる」 **ひょう・かん【剽悍】** 《形動》[文]すばしこく荒々しいようす。「―な侵略者」 **びょう・かん【病患】** [文]病気。疾患。 **ひょうき【標記】** 《名・他サ》[文]文書のはじめに件名を書くこと。また、その件名。「―の件につき」 **ひょう・き【表記】** 《名・他サ》●文書などの表に書き記すこと。表書き。「住所はーのとおり」●ことばを文字で書き表すこと。「漢字でーする」 **ひょうき―ほう【―法】** ことばを文字で書き表す場合の決まり。かなづかい・送りがな・句読法など。 <1248> **ひょうぎ【評議】** 《名・他サ》集まって相談すること。「一員」「一会」 **びょうき【病気】** ●肉体(または精神)の生理的な働きに異常が起こり、苦しみ悩む状態。「――にかかる」「―が治る」●[俗]悪いくせや、直りにくい欠点。「大言壮語は彼の―だ」 > **類語と表現「病気」** 「風邪は万病のもと」とは、風邪があらゆる病気の原因になるということ。風邪は呼吸器系の病気だが特効薬はまだ無い。昔、日本人は病気は「(ある)虫が起こす」と考えてきた。身中にあって病気を起こすもの(癪{しゃく}の虫が起きる・疳{かん}の虫が起きる)と、心中にあって病気を起こすもの(ふさぎの虫が起きる・悋気{りんき}[嫉妬]の虫が起こる・腹の虫がおさまらない)があると…。もはや現代では非科学的だとされるが、日本語の表現の中にはこの「虫」が残っている(虫がいい・虫が好かない・虫が起きる・虫の居所が悪い・虫の知らせ)。また、医学の進歩と共に多くの病気が知られるようになり、その治療法も日進月歩しているのも事実だ。 ・病・患い・長患い・長病み・障がい/疾病・病患・病魔・同病・傷病・奇病・急病・熱病・持病/難病・悪病・業病・大病・死病・余病・仮病・万病・流行病・感染症・伝染病・風土病/四百四病・宿痾{しゅくあ}・瘴癘{しょうれい}・大患・重患・疫病・悪疫・疾患・痼疾{こしつ}・悪疾・廃疾/鬼の霍乱{かくらん}。 [尊敬]御悩・不例・不予 **びょうぎ【廟議】** [文]朝廷の評議。 **びょうきん【剽軽】** 《形動》気軽で、おどけた感じを与えるようす。「一な人」 **びょうきん【病菌】** 「病原菌」に同じ。 **ひょう・ぐ【表具】** 紙・布などをはって、軸物・巻物・びょうぶ・ふすまなどをつくり上げること。表装すること。「一師」 **びょう‐く【病苦】** 病気による苦しみ。「―にあえぐ」 **びょう‐く【病、軀】** [文]病気にかかっている体。病身。「―をおして出席する」 **ひょう・けい【表敬】** 敬意をあらわすこと。「―訪問」 **ひょう・けつ【氷結】** 《名・自サ》こおること。「湖面がーする」 **ひょう・けつ【票決】** 《名・他サ》投票で決めること。 **ひょう・けつ【表決】** 《名・他サ》賛否の意志を決定すること。「挙手による―」 **ひょうけつ【評決】** 《名・他サ》評議して決めること。また、その内容。「無罪の一」 **びょう・けつ【病欠】** 《名・自サ》病気のために欠席または欠勤すること。 **ひょう・げる【剽げる】** 《自下一》ひょうきんなことをする。おどける。「―・げて悲しみをまぎらす」 **ひょうげん【氷原】** 一面に氷でおおわれた原野。 **ひょうげん【表現】** 《名・他サ》思想・感情を表情・身ぶり・言語・芸術作品などによって表すこと。また、言語で表されたもの。「―の自由」「―に注意する」 **ひょうげん【評言】** [文]批評のことば。 **びょうげん【病原・病源】** 病気の原因。 **びょうげん―きん【―菌】** 病気の原因となる細菌。病菌。 **びょうげん―せい!だいちょうきん【―性大腸菌】** 病気の原因になる大腸菌。 **びょうげん―たい【一体】** 病気を起こすもとになる生物。原生動物・かび・細菌・ウイルスなどがある。 **ひょうご【標語】** 主義・主張を簡潔・印象的に言い表したことば。スローガン。「交通安全の―」 **ひょうご【評語】** ●批評のことば。評言。●〔優・良・可など〕成績の程度を表すことば。評点。 **びょう‐ご【病後】** 病気がなおった後。病み上がり。 **びょうこう【標高】** 平均海面からはかった土地の高さ。海抜。「―三七七六メートル」 **ひょう‐こん【病根】** ●病気の原因。病因。●ある弊害を引き起こしているもと。「汚職の―を断つ」 **ひょうさつ【表札・標札】** 居住者の名を書いて、家の出入り口や門などにかかげる札。門札。門標。 **ひょうざん【氷山】** 極地の海にうかぶ巨大な氷のかたまり。氷河が割れて流れ出たもので、水面上に現れた部分は全体の約七分の一。 **ひょうざん―の一角** 《句》表立って現れたことは、全体のほんの一部にすぎないことのたとえ。 **ひょう・し【拍子】** ●〔音楽で〕規則正しくくり返される音の強弱。「四分の二ー」●〈「――に」の形で〉ある動作をしたはずみに。「立ったーに頭を打った」 **ひょうし―を取・る** 《句》音楽や踊りなどで、手や楽器などを打ったりして、拍子を整え合わせる。 **びょう・し【表紙】** 書籍や帳面などの外装部分。 **ひょうじ【標示】** 《名・他サ》目印をつけてそれと示すこと。「標識を立てて、危険区域を―する」 **ひょう‐じ【表示】** 《名・他サ》●はっきりと表し示すこと。「意志―」●表にして示すこと。「結果を―する」 **びょうし【病死】** 《名・自サ》病気で死ぬこと。病没。 **びょうじ【病児】** [文]病気の子供。 **ひょうしき【標識】** 〔設備された〕目印。「道路―」 **ひょうし・ぎ【拍子木】** 合図・夜回りなどで打ち合わせて鳴らす、角柱状の木。柝{き}。 **ひょう・しつ【氷室】** 氷を貯蔵する部屋。ひむろ。 **ひょう・しつ【氷質】** 氷の質。 **ひょうしつ【漂失】** 《名・自サ》水にただよい流されてなくなること。流失。 **びょうしつ【病室】** 病人をねかしておく部屋。 **びょうし・ぬけ【拍子抜け】** 《名・自サ》意気込んでいたことがむだになってがっかりすること。 **ひよう・しゃ【被、傭者・被用者】** 契約を結んでやとわれている人。 **びょう・しゃ【評者】** 「評家」に同じ。[類語]批評家。 **びょうしゃ【描写】** 《名・他サ》ありさま・感じをえがき出すこと。「風景を忠実に―した絵」「心理―」 **びょう・しゃ【病舎】** [文]病室のある建物。 **びょうしゃ【病者】** [文]病人。「行路―(=行きだおれ)」 **ひょうしゃく【評釈】** 《名・他サ》文章・詩・歌などを解釈し、批評を加えること。また、そのもの。 **びょうじゃく【病弱】** 《名・形動》体質的に病気にかかりやすいこと。「小さいときからーだった」 **ひょうしゅつ【表出】** 《名・他サ》自分の心の中にあるものを動作・態度・ことばなどに表し出すこと。「感情を―する」 **びょうしゅつ【描出】** 《名・他サ》〔文章・絵などに〕えがき出すこと。「心の内面を―する」 <1249> **ひょうじゅん【標準】** ●よりどころ。基準。また、目標。「―より大きい」●〔いくつかある種類の〕最も普通のもの。「一型」 **ひょうじゅん―か【一化】** 《名・自他サ》◎標準に合うようにすること。また、そうなること。「地方文化の―」●標準を設けて統一すること。規格化。「工業製品を―する」 **ひょうじゅん―じ【一時】** もとのグリニッジ時を基準にして、これと一時間の整数倍だけ・進ませて(おくらせて)その国またはある広い地域で共用するように定めた時刻。 **ひょうじゅんご【標準語】** その国内で、標準とされ理想とされることば。[参考]共通語。[対]方言。 **びょうしょ【「廟所】** [文]●先祖や身分の高い人の霊を祭った所。御霊屋{みたまや}。●墓所。墓場。 **ひょう・しょう【『平声】** 漢字の四声の一つ。平らで高低のない発音とされる。[参考]去声{きょせい}・上声{じょうしょう}・入声{にっしょう}。[対]仄声{そくせい}。 **ひょう・しょう【標章】** しるしとする記号・文様。 **ひょう・しょう【氷晶】** 大気中の水蒸気が摂氏零度以下に冷却されてできる、小さな氷の結晶。 **ひょうしょう【表彰】** 《名・他サ》〔善行・功績などを〕ほめたたえて広く知らせること。「善行を―する」「―状」[類語]顕彰。 **ひょう・しょう【表象】** ●[文]象徴。シンボル。●心の中に思いうかぶかたち。心像。「知覚」 **びょうじょう【氷上】** 氷の上。「一競技」 **ひょうじょう【表情】** 情緒・感情が外面(おもに顔)に表れ出たようす。「――豊かに弾く」「各地の―(=様子)を伝える」[コロ]「ーが明るい」 **ひょうじょう―きん【一筋】** 表情を支配する顔面の筋肉。顔面神経によって支配され、感情に従って収縮・弛緩{しかん}して顔の皮膚を動かし、さまざまの表情をつくる。 **ひょうじょう【評定】** 《名・他サ》[文]評議して決めること。「小田原―」[注意]「ひょうてい」と読めば別語。 **びょう・しょう【病床・病、林】** 病人のねている床。病褥{びょうじょく}。[コロ]「ーにある」[コロ]「一に就く」 **びょうしょう【病症】** [文]病気の性質。 **びょうじょう【病状】** 病気のようす。「ここしばらしく、―は一進一退を続けている」[類語]症状。容態。病勢。 > **類義語の使い分け 「病状・症状」** [病状・症状]病状(症状)が悪化し楽観を許さない状態 [病状]医師が家族に患者の病状について説明する [症状]この症状は風邪のさいよく見られる/自覚症状 **びょうじょく【病、褥・病、蓐】** [文]病床。 **びょうしん【病身】** 病気をわずらっている体。また、病気がちの弱い体。「―をいたわる」 **びょう・しん【秒針】** 時計の、秒の目盛りをさす針。 **ひょう!する【表する】** 《他サ変》態度やことばにあらわす。ひょうす。[コロ]「感謝の意を―・する」 **ひょう!する【評する】** 《他サ変》批評する。 **びょう・せい【病勢】** 病気のいきおい。病気のなりゆき・状態。「――が悪化する」[類語]病状。 **ひょう・せつ【、剽窃】** 《名・他サ》他人の文章や芸術作品を、自分の作として発表すること。盗作。 **ひょう・せつ【氷雪】** [文]氷と雪。「―にとざされる」 **ひょう・ぜん【飄然】** 《形動》[文]ふらりとやって来たり、立ち去ったりするようす。「―と家を出る」 **ひょう‐そ【「凛、疽】** 手足の指先や爪』の下から起こる急性の化膿性炎症。 **ひょうそう【表層】** [文]表面の層。「―雪崩が」 **ひょうそう【表装裱装】** 《名・他サ》書画に布や紙をはって巻物・軸物などに仕立てること。表具。 **びょう‐そう【病巣・病、竈】** 病的変化のある局所。「胸に―が見つかる」「時代の―をえぐる」 **ひょうそく【『平仄】** 漢字の四声のうち、平声{ひょうせい}と仄声{そくせい}。[参考]漢詩の作法上での大切な分類。 **ひょうそく―が合わ・ない** 《句》物事のつじつまが合わない。 **ひょうそく【秒速】** 一秒間に進む速さ。 **ひょうだい【表題・標題】** ●表紙に記された、書物の題。●演説・演劇・芸術作品などの題。「―音楽」 **びょう・たい【病体】** 病気をわずらっている体。病軀。病身。 **びょうたい【病態】** 病気の状態。「―が悪化する」 **びょうてき【病的】** 《形動》〔肉体や精神などが〕不健全で異常なようす。「―な考え」 **ひょう・てん【氷点】** 水がこおりはじめる、また氷がとけはじめる温度。一気圧下で摂氏零度。零点。 <1250> **ひょう・てん【評点】** 評価の結果を表す点。 **ひょう・でん【栗田】** 選挙で、大量の票を得られると思われる地域を田に見たてて言う語。[類語]地盤。 **ひょう・でん【評伝】** 批評をまじえて書かれた伝記。 **ひょうど【表土】** 土壌の最上層部にあり、風化が大きくて有機物を多くふくむ部分。 **びょうとう【病棟】** 病室専用の建物。 **びょう・どう【「廟堂】** [文]●先祖の霊を祭る建物。●政治をつかさどる所。朝廷。 **びょう・どう【平等】** 《名・形動》差別なくあつかうこと。一様なこと。「―を欠く」「男女をーにあつかう」[対]不平等。 **びょう・どく【病毒】** 病気を起こす原因になる毒。「―におかされる」 **びょう・にん【病人】** 病気の人。病者。[類語]患者。 **びょうのう【氷嚢】** 氷片や水を入れて患部を冷やすための、ゴムまたは防水布の袋。水袋{すいのう}。 **びょう・は【描破】** 《名・他サ》えがきつくすこと。「官能の世界を―する」 **ひょう・はく【漂泊】** 《名・自サ》[文]●流れただようこと。●〔居を定めず」さまよい歩くこと。「―の詩人」 **ひょう・はく【漂白】** 《名・他サ》脱色して白くすること。さらすこと。「―剤」「布を―する」 **ひょうはく【表白】** 《名・他サ》[文]自分の考えを言い表すこと。また、その考え。「心情を―する」 **ひょうばん【評判】** ●世間の人の批評。世評。[コロ]「―の高い俳優」●世間の人々の関心・話題の中心になっていること。有名なこと。「――の美人姉妹」 **びょう・はん【病斑】** 害虫におかされた農作物などにできるまだらの点。「稲にーが出る」 **ひょう・ひ【表皮】** 動植物体の外部をおおう細胞層。[対]真皮。 **ひょうひょう【、飄、飄】** 《形動》[文]世間ばなれしていて、とらえどころのないようす。「―とした詩人」 **ひょうびょう【縹渺縹緲】** 《形動》[文]●「かすかで、または、つかまえどころがなくて〕はっきり とわからないようす。「―たる余韻は、」●果てしなく広がっているようす。「―たる麦畑」 **びょうめい【病名】** 病気の名。 **びょうぶ【屏風】** 部屋の中に立てて、仕切りや装飾に用いる家具。ふすま状の物を二枚・四枚・六枚とつなぎ合わせて、折りたためるようにしたもの。 **びょうぶ―だおし【一倒し】** ばびょうぶがたおれるように、あお向けにばったりたおれること。 **びょう・ふう【飄風”飆風】** [文]暴風。はやて。 **びょうへい【病弊】** [文]物事の内部にひそむ弊害。「社会制度の―」 **びょうへき【氷壁】** 雪や氷におおわれた岩壁。 **ひょう・へき【病癖】** [文]病的な(悪い)くせ。 **ひょう・へん【氷片】** 氷のかけら。 **ひょう・へん【豹変】** 《名・自サ》態度・性行・意見などががらりと変わること。[参考]君子は豹変す。 **びょう・へん【病変】** 病気による体や心の変化。 **びょう・ほ【苗、圃】** 〔農〕苗木を育てるための畑。 **ひょう‐ほう【兵法】** 〈いほう(兵法)。 **びょうぼう【標榜】** 《名・他サ》《善行を記した札を門前にかかげる意)主義・主張などを公然とかかげること。「無抵抗主義を―する」[類語]旗じるし。 **びょう・ぼう【渺茫】** 《形動犷》[文]「渺々{びょうびょう}」に同じ。「水波は、―とかすむ」 **びょう・ぼつ【病没・病、歿】** 《名・自サ》[文]〔人の〕病死。 **ひょう‐ほん【標本】** 動物・植物・鉱物などの実物を研究のために保存したもの。「鉱石の―」「チョウのー」●ある事象全体の性質を示すものとして、ぬき出された一部のもの。見本。サンプル。 **ひょうほん―ちょうさ【―調査】** その集団に属するいくつかのものをぬき取って、調べた結果からもとの集団の性質を推測する方法。[対]全数調査。 **ひょう‐ま【病魔】** [文]病気を魔物にたとえて言う語。[コロ]「ーにおかされる」 **ひょうむ【氷霧】** ●水蒸気がこおって細かい氷の結晶となったもの。●〔気〕空気中の細かい水滴がこおって、霧のように立ちこめるもの。こおりぎり。 **ひょう‐めい【表明】** 《名・他サ》〔自分の意見などを」他の人にはっきりと示すこと。「方針に疑問をーする」 **ひょうめん【表面】** ●物の外側の面。おもて。「地球の―」「机のー」●目につくところ。うわべ。外見。表向き。「―をかざる」[対]②裏面。 **ひょうめん―か【一化】** 《名・自サ》はっきりとした形をもっておもてに現れてくること。「主導権争いがーする」 **ひょうめん―ちょうりょく【一張力】** 〔理〕液体の表面が縮もうとして、その表面に沿って働く張力。水滴が丸くなるなど。 **ひょうめん―てき【一的】** 《形動》●物事の表面にかかわるようす。見かけについて述べるようす。「―な特徴」●物事の表面にとどまるようす。見かけだけであるようす。「―な同情」「―には賛成する」 **ひょう・めんせき【表面積】** 立体の表面の面積。 **ひょう・もく【標目】** [文]目印。「検索―」 **ひょう・ゆう【病友】** [文]●病気にかかっている友人。「―を見舞う」●同じ病院などで、いっしょに病気を治療している人。 **ひょう・よみ【票読み】** ●得票数を見積もること。「――が的中する」●投票した札を読み上げること。 **びょう・よみ【秒読み】** 残り時間がある限度をこえたとき、残り時間を秒単位で読み上げること。〔期限が間近にせまっていることにも言う]「――の段階に入る」 **ひょう・り【表裏】** 《名・自サ》表と裏(の関係にあること)。「物質界と精神界は―する」●互いに様子のちがう二つの面。裏表。「都会の生活のーを知る」 **びょうり【病理】** 病気の原因や過程についての理論。「一解剖」「―学」 **しょう・り【病理】** **ひょうり・いったい【表裏一体】** 二つのものの関係が密接で切りはなせないこと。「―となって努力する」 **ひょうりゅう【漂流】** 《名・自サ》〔海上を〕風や潮のままに流れただようこと。「漁船がーする」 **ひょう・りょう【秤量】** 《「しょうりょう」の慣用読み》[文]《名・他サ》●(はかりで)重さをはかること。●そのはかりではかることのできる、最大の重さ。「―一五キロ」 **しょう・れき【病歴】** それまでにかかった病気の経歴。 **ひょうろう【兵糧・兵、粮】** 〔陣中に備えてある〕軍隊の食糧。また、(ある状況をしのぐに足る)食糧。「一が尽きる」 **ひょうろう―ぜめ【攻め】** 食糧補給路をたち、兵糧を欠乏させて敵を弱らせること。 <1251> **ひょうろく・だま【表六玉】** 〔俗〕まのぬけた人をあざけっていう語。表六。 **ひょうろん【評論】** 《名・他サ》学問・芸術や社会一般の出来事などについて、その優劣・価値などを批評して論じること。また、その文章。「一家」「文芸―」な ***ひ・よく【比翼】** ●二羽の鳥が互いに翼を並べること。●「比翼仕立て」の略。和裁で、袖口・振り・襟・裾を二重にし、二枚の長着を重ねたように見せる仕立て方。また、洋裁で、上前になる身ごろの端を二重にし、ボタンが外に見えないようにする仕立て方。―づか【一塚】愛し合って死んだ男女をいっしょにほうむった塚。―の・とり【―の鳥】《連語》雌雄ともに目・翼が一つで、常に一体となって飛ぶという、中国の想像上の鳥。〔仲のよい夫婦のたとえ〕 ***ひ・よく【肥沃】** 《形動》土地がこえていて、農作物がよくできるようなす。「―な土地」 ***び・よく【尾翼】** 飛行機の胴体の後端にある翼。水平尾翼・垂直尾翼など。 ***び・よく【鼻翼】** 〔文〕「小鼻」に同じ。 **ひよく・れんり【比翼連理】** 《「比翼の鳥」と「連理の枝」の意で》夫婦の深い結びつきのたとえ。「―の契り」 ***ひ・よけ【日除け】** 日光の直射をさえぎること。また、そのためのおおい。「―のカーテン」 ***ひ・よけ【火除け】** 火事の延焼を防ぐこと。また、火事の予防(の神仏の護符)。「―地」 **ひよこ【雛】** ●ひな。特に、ニワトリのひな。●学問・技術などの未熟な人。 **ひょっこり** 《副》(「―と」の形も)思いがけなく目の前に現れるようす。ひょっくり。「彼が―現れる」 **ひょっと** 《副》●不意に。ふと。「―立ち上がる」●《自サ変》もしや。万一。「―したら(=もしかすると)」「―して(=もしかして)」「―すると(=もしかすると)」 **ひょっとこ** 《「火男{ひおとこ}」の転という》●片目が小さく、口をとがらせたこっけいな男性の仮面。●男性をばかにしてののしることば。 **ひよどり【鵯】** ヒヨドリ科の鳥。尾は長く、全身灰褐色。山林に群棲し、さかんに鳴く。 **ひよみ【日読み】** 〔文〕●こよみ。●「十二支」の別称。―の・うま【―の午】「午」の字を「馬」と区別していう語。―の・とり【―の酉】「酉」の字を「鳥」と区別していう語。 **ひよめき【脳門】** 《ひよひよと動く意》幼児の前頭部にある、脈動のたびに動く部分。おどりこ。 **ひより【日和】** ●天候のぐあい。特に、晴天。「いい―だ」〔名詞について、「…びより」の形で、それをするのに最適の天候の意を表す〕「行楽―」「釣り―」●ことのなりゆき。形勢。●「日和下駄」の略。晴れた日にはく、歯の低い下駄。 **ひより・み【日和見】** 《天気のようすを見る意》形勢を見て有利な方につこうとして、はっきりした態度を示さないこと。類語 洞ヶ峠。―かんせん【―感染】健康体なら感染しないような弱い病原体に、免疫力が低下した人が感染する現象。―しゅぎ【―主義】行動を起こすべきときに動かず、形勢をうかがって自分の都合のよい方に動こうとする態度をとること。御都合主義。 **ひよ・る【日和る】** 《自五》〔俗〕日和見をする。特に、そうして急進・過激な運動から身をひく。参考 学生用語で、「日和見主義」からの動詞化。 **ひょろ・つ・く** 《自五》ひょろひょろする。「足が―」 **ひょろ・なが・い【ひょろ長い】** 《形》ひょろひょろと細く長い。 **ひょろひょろ** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●足元がしっかりしないようす。「―しながら歩く」●細く弱々しくのびているようす。ひょろりと。「―した体」 **ひょろり** 《副》(多く「―と」の形で)●足がよろめいて定まらないようす。「―とよろける」●細長く弱々しくのびているようす。 **ひよわ【ひ弱】** 《形動》もろくて、弱々しいようす。ひ弱い。「―な子」 **ひよわ・い【ひ弱い】** 《形》ひ弱なようすだ。「―・い体」 **ぴょん** 《副》(多く「―と」の形で)とびはねるようす。 **ひょんな** 《連体》思ってもみなかった。妙な。「―ことから結婚することになった」 **ぴょんぴょん** 《副》(「―と」の形も)身軽にくり返してとびはねるようす。 ***ひら【片・枚】** 《助数》〔雅〕うすくて平たいものを数える語。枚{まい}。「一―の雲」「二―の花びら」 ***ひら【平】** (平らの意)●会社などの組織で、特別の役職をもっていない・こと(人)。「―の部員」[参考]接頭語的にも使う。「―社員」●「平椀」の略。 **ビラ** ●宣伝・広告のため、人目につく所にかかげるはり紙。ポスター。●宣伝・広告のため、人に配る紙片。ちらし。 **ビラ【VILLA】** 別荘。ヴィラ。 **ひら・あやまり【平謝り】** ただ、ひたすらわびること。「―に謝る」 **ひらい【飛来】** 《名・自サ》〔文〕飛んで来ること。「渡り鳥が―する」 **ひらいしん【避雷針】** 落雷による被害を防ぐために、建物などの上に立てる金属の棒。大地に放電させる。 **ひら‐うち【平打ち】** ●ひもを平らに編むこと。「―の羽織のひも」●金属を打って平たくのばすこと。 **ひら・おし【平押し】** 一気に進むこと。ひた押し。 **ひらおよぎ【平泳ぎ】** 水泳で、体を下向けにし、前方にのばした両手で横から後方に水をかき、足をかえるのように動かす泳ぎ方。胸泳。ブレスト(ストローク)。かえる泳ぎ。 **ひら・おり【平織り】** 経糸と緯糸を交互に一本ずつ交差させる、ふつうの織り方。また、その織物。 **ひらかな【平仮名】** かなの一つ。主として万葉仮名の草書体を簡略化したもの。女手{おんなで}。対 片仮名。 **ピラカンサ** バラ科トキワサンザシ属の植物の総称。トキワサンザシ・タチバナモドキなど。ピラカンサス。▽Pyracantha **ひらき【開き】** ●ひらくこと。また、その具合。「口の―が足りない」●差。へだたり。「一位と二位では―が大きい」●[他の名詞につけて]閉じていた状態を開放すること。[参考]「びらき」とにごる。「店―」「山―」●魚の腹または背を切り開いて干したもの。「アジの―」●「開き戸」の略。おひらき。 <1252> **ひらき・ど【開き戸】** ちょうつがいなどでとりつけ、前後に開閉するようにした戸。対 引き戸。 **ひらき・なお・る【開き直る】** 《自五》従順な態度から急に改まった態度になる。「―・って質問する」 **ひら‐ぎぬ【平絹】** 平織りの絹織物。和服の裏地用。 **ひら・く【開く】** ■《自五》●閉じたものが、内側が見える(中に入れられる)状態になる。広がる。「花が―・く」●しまっていたものが、間を通れる状態になる。[コロ]「門が―・く」対 ①②閉まる。閉じる。●へだたりが大きくなる。「差が―・く」■《他五》●閉じたものをあいた状態にする。広げる。「手紙を―・く」[句]「口を―・く」[句]「胸襟を―・く」●しまっていたものをあいた状態にして、間を通れるようにする。「障子を―・く」[句]「門戸を―・く」●物事をはじめる。[コロ]「店を―・く」[コロ]「端緒を―・く」対 ①~③閉じる。閉める。●会をもよおす。開催する。「国会を―・く」●開墾する。開拓する。開発する。「土地を―・く」「運命を―・く」[表記]⑤は「拓く」とも書く。●〔数〕乗根を求める。「一六を―・くと四になる」●〔俗〕漢字を仮名で書く。 **びーらく【微落】** 《名・自サ》物価などがわずかばかり下がること。「消費者物価が久しぶりに―した」 **ひらぐけ【平絎け】** ●平らにくけること。●「ひらぐけ帯」の略。―おび【―帯】帯芯を入れずに平たくくけた、幅のせまい帯。 **ひらくび【平首・平頸】** 馬の首の側面。 **ひらぐも【平蜘蛛】** ヒラタグモ科のクモ。体長約一㌢で平たい。かべや柱に白い巣を作る。ひらたぐも。―のよう《句》平身低頭するようす。「―になって謝る」。 **ひら・ける【開ける】** 《自下一》●〔閉じた状態にあったものが〕よい方に向かう。「運が―・ける」●新しく物事が起こり、いろいろな状況が展開される。「卒業後の進路が―・ける」「展望が―・ける」●さえぎるものがなく広く見わたせる。[コロ]「視界が―・ける」●知識・文明の程度が進む。「世の中が―・ける」[類語]()開化。開明。発展。進展。●世情・人情に通じる。「―・けた人」●その土地の人口が増え、繁華になる。「このあたりもすっかり―・けてきた」 **ひらざら【平皿】** 底が平らで浅いさら。 **ひら‐しゃいん【平社員】** 役付きでない、一般の社員。 **ひら‐じろ【平城】** 平地に築いた城。平城{へいじょう}。対 山城。 **ひら‐ぞこ【平底】** ●器などの底が平らなこと。また、その器。●船底が平らなこと。また、その船。 **ひらた・い【平たい】** 《形》●厚みが少なく、横に広いようすだ。「粘土を―・くのばす」●表面が平らで、起伏が少ないようすだ。「―・い土地」●ことばの表現が、だれにでもよくわかる。「―・く言えば」=平べったい。 **ひら‐だい【平台】** 上部が平たい台。 **ひらた‐ぐも【平蜘蛛】** ひらぐも。 **ひら‐ち【平地】** 起伏のない、平らな土地。平野。 **ひら‐て【平手】** ●開いた手のひら。「―で打つ」対 こぶし。●将棋で、駒を落とさず対等でさすこと。 **ひら・なべ【平鍋】** 底が浅くて平たいなべ。 **ひらに【平に】** 《副》へりくだって一心にたのむようす。「―御容赦ください」 **ピラニア** カラシン科などの肉食の淡水魚の総称。熱帯のアマゾン川などにすみ、するどい歯と強いあごを持つ。▷piranha **ひらば【平場】** ●平らな土地。ひらち。●昔の劇場で、舞台正面のます形に区切られた見物席。平土間{ひらどま}。 **ひら・び【平日】** ●〔縁日・祝日・祭日など以外の〕ふつうの日。なんでもない日。●漢字の部首「曰」の称。[参考]「日」と区別して言う。 **ひらひら** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●軽いもの、うすいものが何回もひるがえり動くようす。「花びらが―とまう」●炎がひらめくようす。 **ピラフ** トルコ・アラビアなどの米飯料理。米と刻んだ玉ねぎをバターで炒め、(肉類・貝類を加えて)スープで炊いたもの。▽pilaf **ひらべった・い【平べったい】** 《形》〔俗〕「ひらたい」に同じ。 **ひら‐まく【平幕】** 大相撲で、幕内力士のうち、三役・横綱を除いた力士。 **ひら・まさ【平政】** アジ科の海魚。ブリに似るが、より扁平で、上隅角部が丸い。食用。刺身などにして食べる。 **ピラミッド** 古代エジプトで、正方形の底面の上に巨石を積み上げた四角錐{しべ}の形をした建造物。金字塔。「―型の人口構造」▽pyramid **ひら・むぎ【平麦】** 精白して平たくした麦。 **ひらめ【平目・鮃・比目魚】** ヒラメ科の海魚。体は平たく、置いて上から見たときに、両眼が体の左側にある。食用。 **ひらめか・す【閃かす】** 《他五》●きらっと光らせる。「やいばを―・す」●ちらりと示す。「才能を―・す」 **ひらめき【閃き】** ●一瞬ぴかっと光ること。「刀の―」●頭脳のするどい働き。また、瞬間的に頭にうかんだ(すばらしい)考え。「―を感じさせる文章」 **ひら・め・く【閃く】** 《自五》●一瞬、ぴかっとするどく光る。「白刃が―・く」●〔旗などが〕ひらひらと波打つ。「丘の上に旗が―・く」●ある心の動き・表情などが、瞬間的にうかぶ。「心に―・くものがある」「いい考えが―・く」 **ひら・や【平屋・平家】** 一階建ての家。「―建て」 **ひらり** 《副》(多く「―と」の形で)軽々とすばやく身をおどらせるようす。「―と身をかわす」 **ひら・わん【平椀】** 浅くて、平たいわん。平{ひら}。 **びーらん【糜爛】** 《名・自サ》〔文〕ただれくずれること。「―性ガス」 **ひ・り【非理】** 〔文〕道理にはずれていること。 **びり** 〔俗〕〔順位の〕いちばんあと。どんじり。びりっけつ。 **ピリオド** 欧文で、文の最後に打つ点。終止符。▽period ―を打・つ《句》物事を終わりにする。終止符を打つ。 **ひ・りき【非力】** 《名・形動》力がないこと。「自分の―をなげく」 **ビリケン** ●頭がとがり、背に仏像の後光のようなものをつけた裸像。もと、アメリカで創作された福の神。[参考]明治・大正時代に日本でも流行した。●頭のとがった人をからかっていう語。▽Billiken **ひり・だ・す【放り出す】** 《他五》〔俗〕体外に出す。排泄する。「糞を―・す」 <1253> **ひりつ【比率】** 二つ以上の数量を比較した割合。比。「―が高い」 **ひり・つ・く** 《自五》ひりひりと痛む。「のどが―・く」 **ぴりっと** 《副》●紙や布などが勢いよくさけるようす。びりっと。「服が―さける」●《自サ》辛みや電流などの刺激を感じるようす。「―舌をさす辛さ」●《自サ》態度がしっかりしているようす。「―した態度」 **ひりひり** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)皮膚や粘膜にするどい痛さや辛みを感じるようす。「肌が―する」 **びりびり** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●布や紙などのさける音の形容。●〔障子やガラス戸などが〕小刻みにふるえ動く音の形容。●感電するようす。 **ぴりーぴり** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●皮膚や粘膜などがさされるように痛むようす。ひりひり。●神経が過敏になっているようす。「本番前で楽屋は―している」●細かくふるえ動くようす。また、その音の形容。 **ビリヤード** 玉突き。撞球{どうきゅう}。▷billiards **び・りゅうし【微粒子】** 非常にこまかなつぶ。微粒。 **ひ・りょう【肥料】** 植物の生育を助けるために、養分として土壌にほどこすもの。こやし。「―を施す」 **び・りょう【微量】** 〔文〕ごくわずかの量。「―の塩分」 **びーりょう【鼻梁】** 〔文〕鼻すじ。 **ひりょうず【飛竜頭】** がんもどき。ひりゅうず。ひろうす。[参考]関西地方の呼び名で、関東地方の「がんもどき」にあたる。▽葡 filhósから。 **ひ・りょく【非力】** 《名・形動》→ひ・りき。 **びーりょく【微力】** 《名・形動》●力が足りないこと。また、その力。●自分の力量・労力を謙遜して言う語。「―ながらやってみます」 **ひーりん【賁臨】** 《名・自サ》〔文〕「来訪」の尊敬語。光臨。光来。ふんりん。 **ピリン・けい【ピリン系】** 薬剤がアンチピリンやアミノピリンなど、ピリンの呼称をもつ系列にあること。また、その鎮痛解熱用の薬剤。 **ひる【昼】** ●日の出から日没までの明るい時間。対 夜。●朝と夕方にはさまれた日の高い間。日中。●正午。[類語]①~③昼間・昼。昼中。真昼。真昼間。白昼。白日。日盛り。●ひる飯。おひる。 **ひる【蒜】** ニンニク、あるいはノビルのこと。 **ひる【蛭】** 池・沼・水田などにすむ環形動物。体は平たく細長い。吸盤があり、人や動物の血を吸う。 **ひる【干】** 漢字の部首「干」の称。いちじゅう。たてかん。 ***ひ・る【放る】** 《他五》〔勢いをつけて〕排泄物を体外に出す。「屁を―・る」 ***ひる【干る】** 《自上一》●かわく。●潮が引いて海底があらわれる。「潮が―る」 ***びる** 《接尾》「…の性質を帯びる」「…らしくなる」の意。「古―」「ひな―」 ***ビル** ●勘定書。請求書。●手形。証券。▽bill ***ビル** 「ビルディング」の略。「駅―」「―風」 **ピル** 経口避妊薬。▽pill(=丸薬) **ひる・あんどん【昼行灯】** ぼんやりした人や、いても役に立たない人をあざけっていう語。[類語]うすのろ。 **ひ‐るい【比類】** 〔文〕(否定の意味の語を伴って)それとくらべるにあたいするもの。同等のもの。「―なく美しい」「―なき名作」 **ひる・いし【蛭石】** 「バーミキュライト」に同じ。 **ひるがえ・す【翻す】** 《他五》●ひらりと裏を返す。「コートの裾を―・して走り去る」●〈「身を―・す」の形で〉体をおどらせる。「身を―・してにげた」●〔それまでの態度・意見などを〕変え改める。「意見を―・す」「信念を―・す」●風にひらひらとなびかせる。「戦旗を―・す」 **ひるがえって【翻って】** 《副》逆に。反対に。考え直してみると。「―考えると…」 **ひるがえ・る【翻る】** 《自五》●表のものが(さっと)裏になる。「風で本のページが―・る」●風にふかれてひらひらする。「山頂に旗が―・る」●〔物事が〕反対の方に変化する。「総会で議決が―・る」 **ひる‐がお【昼顔】** ヒルガオ科のつる性多年草。夏、桃色の朝顔形の花が、昼に開き、夕方しぼむ。 **ひる‐げ【昼餉】** 〔文〕「昼飯」に同じ。対 朝餉・夕餉。 **ひるさがり【昼下がり】** 正午を少し過ぎたころ。 **びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】** 華厳宗で、蓮華蔵世界に住み、あまねく世界に大光明を放っているという仏。盧遮那仏{るしゃなぶつ}。びるさなぶつ。 **ひる‐すぎ【昼過ぎ】** 正午の(少し)あと。対 昼前。 **ビルディング** 鉄筋コンクリートなどでつくった、洋風の高層建築物。ビルヂング。ビル。▽building **ビルト・イン** 《名・他サ》組みこむこと。作りつけにすること。内蔵すること。「―露出計」「―の食器洗浄機」▷built-in **ひる・どき【昼時】** ●正午ごろ。●昼飯の時刻。昼食時。 **ひる・とんび【昼鳶】** 〔俗〕日中、店先・人家などにしのび入り、金品をぬすむ者。 **ひる・なか【昼中】** ひるま。また、まひる。対 夜中。 **ひるね【昼寝】** 《名・自サ》昼間にねること。午睡。 **ひる・ひなか【昼日中】** 昼間を強めた言い方。まっぴるま。「―から寝転んでいる」対 夜夜中。 **ひる・ま【昼間】** 朝から夕方までの間。昼の間。 **ひるまえ【昼前】** 正午の(少し)前。また、午前(中)。対 昼過ぎ。 **ひる・む【怯む】** 《自五》おじけづいて心が弱くなる。「敵の―・んだ隙をつく」 **ひるめし【昼飯】** 昼の食事。昼食。昼げ。対 朝飯・夕飯。 **ひるやすみ【昼休み】** 昼食時分の休憩(時間)。 ***ひれ【鰭】** 水生脊椎動物の運動器官の一つ。これを動かして泳ぎ、体の安定を保つ。 ***ヒレ** 牛・豚などの腰のあたりからとれる、上等の肉。脂肪が少なくやわらかい。ヒレ肉。フィレ。▽filet ***ひ・れい【比例】** 《名・自サ》●一方の量が二倍・三倍…になれば、他方の量も二倍・三倍…になるとき、この二つの量は比例するという。正比例。●二つのものが一定の関係をもって互いに変化すること。「物価上昇に―して人件費も上がる」●物の各部分の間の割合。―だいひょうせい【―代表制】得票数に比例して各党派に議席を与える選挙方法。―はいぶん【―配分】与えられた数・量を、与えられた割合に分ける計算法。案分比例。 ***ひ・れい【非礼】** 〔文〕言動が礼儀にかなっていないこと。[コロ]「―をわびる」[類語]失礼。無礼。 **び・れい【美麗】** 《名・形動》〔文〕物の形や色が美しいこと。「―な建物」「―な衣服」 **ひ・れき【披瀝】** 《名・他サ》〔文〕心中にあることをさらし出すこと。「所懐を―する」 <1254> **ひれ・ざけ【「鰭酒】** フグ・タイのひれを焼いてこがし、熱燗{あつかん}にした酒にひたしたもの。 **ひーれつ【卑劣鄙劣】** 《名・形動》性質や行いが、いやしくおとっていること。「―な奴で」「―な行為」[類語]卑怯。 > **類義語の使い分け 「卑怯・卑劣」** **ひれ・ふ・す【『平伏す】** 《自五》体をふせ、頭を地にっける。「―・して拝む」[参考]深い謝罪・感謝・祈願などの気持ちを表すしぐさ。 **ひーれん【悲恋】** 悲しい結末に終わる恋。 **ひろ【『尋】** ■《名》両手を左右に広げのばしたときの距離。■《助数》水深や縄の長さをはかるときの単位。一尋は六尺(約一・八㍍)。 **ひろ・い【広い】** 《形》●面積が大きいようすだ。幅が大きいようすだ。「―・い国土」●大きくひらけているようすだ。「視界が―・い」●行き届く範囲が大きいようすだ。「―・い意味」「知識が―・い」「―・く一般から募集する」●こせこせせず、ゆったりしているようすだ。「度量が―・い」[対]①~④せまい。[古]ひろ・し《ク》。 **ひろい・あるき【拾い歩き】** 《名・自サ》●徒歩でぶらぶら行くこと。●道のよいところを選びながら歩くこと。ひろいあし。 **ヒロイズム** 英雄を崇拝し、英雄的行動を好むこと。また、英雄を気取ること。英雄主義。▽heroism **ヒロイック** 《形動》勇ましいようす。英雄的。「――な行動」▽heroic **ひろい・もの【拾い物】** ●ひろう・こと(物)。[対]落とし物。●思いがけないもうけ物。「これは―だ」 **ひろい・よみ【拾い読み】** 《名・他サ》〔おもしろそうな所や、重要な所などを選んで〕文章を飛び飛びに読むこと。●一字ずつたどって読むこと。 **ヒロイン** 小説などの女主人公。また、実際の出来事の中心人物。[対]ヒーロー。▽heroine **ひーろう【披露】** 《名・他サ》人々の前に広く見せたり知らせたりすること。「作品を―する」[類語]公開。公表。 **ひーろう【疲労】** 《名・自サ》●つかれること。つかれ。「神経を―させる」●材料にくり返し外力を加えたとき、材料が容易に破壊するようになること。「金属―」 **ひーろう―こんぱい【―困憊】** 《名・自サ|サ》ひどくつかれ苦しむこと。つかれはてること。 **ひろ・う【拾う】** 《他五》●下に落ちている物や他人が落とした物を取り上げる。「財布を―・う」[類語](5)拾得。●思いがけないものや得がたいものを手に入れる。[コロ]「勝ちを―・う」[句]「命を―・う」[対]捨てる。●多くの中から選んで取る。「活字を―・う」●不遇にある人を取り立てる。「社長に―・われる」●流しのタクシーなどを呼びとめて乗る。[コロ]「車を―・う」[古]文《四》。 **びーろう【尾籠】** 《形動》《「おこ」の当て字「尾籠」の音読みから)話が排泄{はいせつ}がのことなどにわたって、口にすることがはばかられるようす。〔もと、無礼の意〕「―な話で恐縮です」 **ひろ・えん【広縁】** ●幅の広い縁側。●寝殿造りで、庇{ひさし}の間{ま}。 **ビロード** 表面にけばがあり、手触りがやわらかく、光沢のある織物。絹または綿で織る。ベルベット。[表記]「天鵞絨」と当てる。▽が、veludo velludo **ひろがり【広がり・『拡がり】** 広がること。また、その程度。「友情の輪の――」「葉の―が大きくなる」 **ひろが・る【広がる・『拡がる】** 《自五》●開いて広くなる。「スカートが―・る」「花火が―・る」●広い面積・範囲に行きわたる。ひろまる。「道幅が―・る」「うわさが―・る」「感染症が―・る」●規模が大きくなる。「事業が―・る」「販路が―・る」[古]文《四》)。 **ひ・ろく【秘録】** 秘密の記録。また、世間に知られていない記録。「―を公開する」「第二次世界大戦」 **び・ろく【微、禄】** [文]わずかな給与。薄給。「――に甘んじる」[対]高禄。 **び・ろく【美、禄】** [文]●よい給与。高給。「―をはむ」[対]微禄。●(漢書の「酒は天の美禄」から)酒。「天のーにタイの刺身」 **ひろ・くち【広口】** ●びんなどの口の広いこと。また、そのもの。「―のびん」[対]細口。●〔生け花の〕水盤。 **ひろ・げる【広げる・『拡げる】** 《他下一》◎広くする。面積・範囲・規模を大きくする。「店を―・げる」「枠を―・げる」「枝を―・げた木」●閉じたり、巻いたり、包んだり、たたんだりしてあるものをひらく。「本を―・げる」「傘を―・ける」「弁当を―・げる」[古]ひろ・ぐ《下二》。 **ひろ・こうじ【広小路】** 幅の広い街路。大路{おおじ}。 **ひろ・さ【広さ】** ひろいこと。また、その程度。「土地の―」「学識の―」 **ピロシキ** ひき肉・はるさめ・タマネギなどをいため、小麦粉の皮で包んで油で揚げたロシア料理。▽pirozhki **ひろ・そで【広袖】** 〔和裁で〕袖口下をぬい合わせない形の袖。男物丹前{たんぜん}・寝巻き・じゅばんなどにつける。ひらそで。 **ひろっぱ【広っぱ】** [俗]「広場」に同じ。 **ピロティ** 一階の部分が柱だけで自由に通りぬけられる空間になっている建築。また、その空間の部分や柱。ピロッティ。▽ pilotis (=杭) **ひろの【広野】** 広い野原。広野{こうや}。 **ひろば【広場】** 〔町中の〕建物などがなく、広くあいている所。ひろっぱ。「―で遊ぶ」「駅前―」 **ひろ・はば【広幅】** 反物が普通より幅が広いこと。また、その反物。ふつう、約七二㌢。大幅{おおはば}。[対]並幅。 **ひろびろ【広広】** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)きわめて広いようす。「―とした牧場」 **ひろぶた【広蓋】** ●衣類を入れる箱のふた。[参考]昔、貴人が衣服などを与えるとき、これにのせた。●広蓋の形に似た、ふちのある大形の盆。 **ヒロポン** 覚醒剤の一種、塩酸メタンフェタミンの商品名。常用すると中毒症状を起こす。▽Philopon **ひろ・ま【広間】** 広い部屋。 **ひろ・まえ【広前】** [文]●神仏の前。おおまえ。●神社・仏寺の前庭。 **ひろま・る【広まる】** 《自五》●広くなる。[対]狭まる。●広い範囲にわたって、知られたり行われたりするようになる。「うわさが―・る」「認識が―・る」[古]《四》。 **ひろ・め【広め】** 広く一般に知らせること。披露。「家督相続の―をする」[類語]宣伝。広告。[表記]「披露目」とも当てる。 **ひろ・める【広める】** 《他下一》●範囲を広くする。[対]狭める。[コロ]「見聞を―・める」●広い範囲にわたって知られたり行われたりするようにする。「名を―・める」「仏教を―・める」[古]ひろ・む《下二》。 **ひろやか【広やか】** 《形動》ひろびろとしているようす。 <1255> **ピロリ‐きん【ピロリ菌】** 胃の粘膜にいる螺旋状の細菌。胃炎・胃潰瘍などの原因になる。ヘリコバクターピロリ。[参考]「ピロリ(pylori)」は胃の「幽門」の意。 **ひわ【鶸】** アトリ科の小形の鳥のうち、穀食性のマヒワ・カワラヒワ・ベニヒワなどの総称。特に、マヒワ。 **ひ・わ【悲話】** 〔文〕悲しい物語。「タイタニック号の―」 **ひ・わ【秘話】** 世間の人に知られていない話。「大戦―」 **び・わ【枇杷】** バラ科の常緑高木。初夏、黄赤色で、楕円形の果実をつける。果実は食用。 **び・わ【琵琶】** 東洋の弦楽器の一つ。しゃもじ形の胴に、四本ないし五本の弦を張ったもの。主として語り物の伴奏に使う。[参考]「一面…」と数える。―ほうし【―法師】びわをひく(盲目の)僧。鎌倉時代以後、平家物語をびわの伴奏で語る者を呼んだ。 **ひ・わい【卑猥・鄙猥】** 《名・形動》〔文〕下品でみだらなこと。「―な歌をうたう」 **ひわ・いろ【鶸色】** やや黄が強い黄緑色。 **ひ・わだ【檜皮】** ●ヒノキの樹皮。●黒みがかった赤色。ひわだ色。●「ひわだぶき」の略。―ぶき【―葺き】ひわだで屋根をふくこと。また、その屋根。 **ひ・わり【日割り】** ●〔給料・使用料などを〕一日についていくらと割り当てること。「―計算」●一日ごとの仕事をあらかじめ割り当てること。「工事の―」 **ひ・われ【干割れ】** ●かわきすぎて、ひびが入ったり割れたりすること。また、その割れ目。●木材・立ち木などが、日光や温度差などのために、縦にさけること。また、その裂け目。[表記]②は「日割れ」とも書く。 **ひ・わ・れる【干割れる】** 《自下一》〔物の表面などが〕かわいて割れる。「ひでりで田が―・れている」 ***ひん** 《接頭》(「引き」の音便)(動詞の上につけて)意味を強める語。「―曲がる」「―むく」 ***ひん【品】** 人や物にそなわった、すぐれた、好ましい感じ。上品さ。「―のある顔」「―がない」 ***ひん【貧】** 《名・形動》〔文〕まずしいこと。貧乏。「―との闘い」「―にして憂えず」対 富。 ***びん【便】** ■《名》●人や車馬・船・航空機などでする、連絡・輸送の手段。また、それでもたらすたより。「くわしいことは次の―でお知らせします」●都合のいい機会。ついで。「―のありしだい送る」■《助数》交通機関の運行の順序や回数を表す語。「第二―に乗る」 **びん【敏】** 《名・形動》〔文〕頭の働きや動作がすばやいこと。機敏。俊敏。[句]「機を見るに―」 **びん【瓶・壜】** ガラス・陶器でできた、液体などを入れる、口のすぼまった細長い容器。「ビール―」「―の口」 **びん【鬢】** 頭髪の左右側面の部分。耳ぎわの髪。 ***ピン** ●カルタやさいころの目の「一」。●初め。一番。あたま。▽西 pinta(=点)から。―はね【―撥ね】〔俗〕うわまえをはねること。―からキリまで《句》初めから終わりまで。また、最もすぐれたものから最もおとったものまで。[参考]キリ。―を撥・ねる《句》うわまえをとる。ピンはねをする。 ***ピン** ●留め針。虫ピン・安全ピン・ヘアピンなど。●機械で、部品のはずれるのを防ぐためにさしこむ金具。●ゴルフで、ホールにさす標柱。●ボウリングで、とっくり形の標的。▽pin ―アップ【―】ピンナップ。「―ガール」▷pin-up(=針でとめる)―ポイント【―】目標位置を精密に定めること。「―爆撃」▽pinpoint(=針の先)―ホール【―】針穴。針であけた(ような)ごく小さな穴。「―カメラ」▽pinhole **ひん・い【品位】** ●その人・物にそなわる品のよさ。[コロ]「―を保つ」[コロ]「―に欠ける」[類語]品格。●地金や硬貨にふくまれる金・銀・銅の割合。●鉱物中にふくまれる有用元素の割合。[類義語の使い分け]「品位・品格」[品位・品格]家元としての品位(品格)のある人[品位]あの人らしくない品位に欠けるふるまい[品格]いかにも名門の出らしい品格を備えている人 **ひんかん【貧寒】** 《名・形動》〔文〕貧しくてみすぼらしいこと。「―たる実情」 **びん・かん【敏感】** 《形動》物事をするどく感じ取るようす。「―に反応する」対 鈍感。 **ひん・ぎ【稟議】** ⇒りんぎ。 **びん・ぎ【便宜】** 《名・形動》〔文〕べんぎ。 **ひん・きゃく【賓客】** ひんかく(賓客)。 **ひん・きゅう【貧窮】** 《名・自サ》〔文〕貧しくて生活にひどく困ること。「―にあえぐ」[類語]貧困。 **ピンキング** 《名・自サ》布・紙などの端をジグザグに切ること。布の縫い代の始末や装飾的な縁取りをつけるときなどに用いる。「―処理」▽pinking ―ばさみ【―鋏】裁縫などに用いる、裁ち目がジグザ「―鋏」に切れるはさみ。 **ひん‐く【貧苦】** 貧乏の苦しみ。「―にたえる」 **ピンク** ●うすい紅色。もも色。●色っぽいこと。性的であること。「―ムード」「―映画」▽pink **ひん・けつ【貧血】** 血液中の赤血球またはヘモグロビンが減少した状態。 **びんご【備後】** 旧国名の一つ。今の広島県東部。備州{びしゅう}。 **ビンゴ** ゲームの一つ。数字が正方形に並んだカードから、親が言った数字を消してゆき、縦・横・斜めのいずれかが早くそろった者を勝ちとする。▽bingo **ひんこう【品行】** 〔道徳上からみた〕ふだんの行い。身持ち。「―をつつしむ」[四字]「―方正」[類語]行状。 **ひん・こう【貧鉱】** ●有用鉱物の含有量が少ない鉱石。●鉱石の採掘量の少ない鉱床または鉱山。 **ひんこん【貧困】** 《名・形動》●貧乏で生活が苦しいこと。「―の撲滅」[類語]貧窮。●必要なものがとぼしいこと。「政策の―」 **びん・ざさら【編木・拍板】** 田楽の時に使う楽器。薄板数十枚を重ねてひもを通したもの。踊りながらふって奏する。拍板{はくはん}。ささら。 **びん・さつ【憫察】** 《名・他サ》〔文〕あわれんでおもいやること。〔「事情をお察しください」の意で手紙などで用いる〕「御―のほどお願い申します」[類語]高察。 **びん・さつ【ぴん札】** 〔俗〕しわや折れ目のない紙幣。 **びん・かつ【敏活】** 《名・形動》〔文〕すばやく、てきぱきとしていること。「―に仕事を進める」 **びんがた【紅型】** 沖縄に発達した多彩な型染め。一枚の型紙と防染の糊{のり}を用いて染め分ける。 **ひんし【品詞】** 単語を文法上の形態・職能によって分類したもの。日本語では、ふつう、名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助詞・助動詞の一〇種に分ける。 <1256> ***ひんし【瀕死】** 〔文〕今にも死にそうなこと。「―の重傷」 **ひんじ【賓辞】** 〔論〕命題の主辞について陳述する名詞。「犬は動物である」の「動物」の類。述語。対 主辞。 **ひん・しつ【品質】** 品物の性質。しな。「―管理」 **ひんしつ【稟質】** 〔文〕生まれつきの性質。天から与えられた性質。稟性。天性。「文学的―が高い」 **ひん・じゃ【貧者】** 〔文〕まずしい人。貧乏人。対 富者。―の一灯《句》貧しい人の、わずかではあっても心のこもった贈り物。仏典中の故事にもとづく、まごころの尊さを表す語。 **ひん‐じゃく【貧弱】** 《名・形動》●十分な豊かさをもっていないこと。貧しいこと。「語彙が―だ」「―な才能」●みすぼらしく見劣りすること。「―な体」 **ぴん・しゃん** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)健康で、しっかりとしているようす。「祖父はまだ―している」 **ひんしゅ【品種】** ●品物の種類。●〔農作物や家畜などの〕性質・形態などの遺伝上の特質が同じであるものの最小分類単位。「―改良」 **ひんしゅく【顰蹙】** 《名・自サ》〔文〕〔ひどく不快に感じて〕顔をしかめたり、まゆをひそめたりすること。―を買・う《句》他人にきらわれ、軽蔑される。「そのようなことを言うと、―・いますよ」 **ひんしゅつ【頻出】** 《名・自サ》〔文〕しきりにあらわれ出ること。「―問題」[類語]続出。続発。頻発。 ***びん・しょう【憫笑】** 《名・他サ》〔文〕あわれんで笑うこと。「―を買う」 ***びん・しょう【敏捷】** 《名・形動》きびきびしてすばやいこと。「―な身のこなし」[類語]機敏。 **びん・じょう【便乗】** 《名・自サ》●他の目的に使用される車や船に、ついでに乗せてもらうこと。「トラックに―する」●自分に都合のよい機会をとらえて、うまく利用すること。「時局に―する」「―値上げ」 **ヒンズー・きょう【ヒンズー教】** 古代インドのバラモン教の教えを中心とし、諸種の民間信仰を取り入れた宗教。インド教。ヒンドゥー教。 ***ひん・する【瀕する】** 《自サ変》悪い事態に今にもおちいりそうな状態に立つ。[コロ]「危機に―・する」[コロ]「死に―・する」 ***ひん・する【貧する】** 《自サ変》貧乏をする。―すれば鈍する《句》貧乏すると、頭の働きがにぶくなったり品性がいやしくなったりする。 **びんずる【賓頭盧】** [仏]十六羅漢の第一。その像をなでた手で患部にふれると病気が治るとされる。賓頭盧尊者。おびんずるさま。なでぼとけ。 ***ひん・せい【品性】** 〔道徳的価値の面からみた〕その人にそなわっている性格。人柄。「―が下劣」 ***ひん・せい【稟性】** 〔文〕生まれつきの性質。稟質。 **ひん・せき【擯斥】** 《名・他サ》〔文〕いやしんで、のけものにすること。排斥。擠{せい}出。 **ピンセット** 小さな物をつまむための、V字形の器具。▷pincette **ひん・せん【貧賤】** 《名・形動》まずしくて身分が低いこと。「―の交わりを忘るべからず」対 富貴。 **びん・せん【便箋】** 手紙を書くための用紙。書簡箋。レターペーパー。 **びん・せん【便船】** 〔文〕都合よく出る船。「―を得る」 **ひん・そう【貧相】** ●貧乏そうな顔つき。対 福相。●《名・形動》〔容貌や身なりが〕貧弱で、みすぼらしく見えること。 **びん・そく【敏速】** 《名・形動》〔行動や物事の処理などが〕すばやいこと。「仕事を―に処理する」 **ひん・そん【貧村】** 〔文〕まずしい村。[類語]寒村。 **ひん・だ【貧打】** 野球で、貧弱な打撃。対 猛打。 **びん・た** ほおを平手で打つこと。「―を食わす」 **ヒンターランド** 後背地{こうはいち}。▽hinterland **ピンチ** 差しせまった危ない場合。危機。苦境。「―に立つ」▽pinch ―ヒッター【―】野球で、大事な場面に出る臨時の打者。代打(者)。▽pinch hitter ―ランナー【―】野球で、大事な場面に出る臨時の走者。代走(者)。▽pinch runner **びん・つけ【髪付け】** 「髪付け油」の略。日本髪で、おくれ毛を留めて形を整える、固練りの油。 **びんづめ【瓶詰・壜詰】** びんにつめること。また、びんにつめた物。 **ビンディング** スキーを靴にとりつける締め具。▽独 Bindung **ビンテージ** ●ぶどう酒が、ブドウの豊作の年に醸造した極上品であること。「―ワイン」●古くて希少価値のあるもの。「―もの」=ヴィンテージ。▽vintage(=ブドウの収穫年) **びんでん【便殿】** 〔文〕天皇・皇后が外出したときの臨時の休憩所。 **ヒント** それとなく知らせる手がかり。▽hint ***ひん・ど【貧土】** ⇒こんど【貧土】。地味の豊かでない土地。対 沃土。 ***ひんど【頻度】** 〔物事が〕くり返して起こる度合い。出現度。[コロ]「―が高い」 ***ぴんと** 《副》●物が急に勢いよくはね上がったりそり返ったりするようす。「はかりの針が―はね上がる」「―そり返ったひげ」●まっすぐに強く張るようす。「糸を―張る」●見聞きしたとたんに、それに関係のあることやその意味するところをさとるようす。「第六感に―来る」 ***ピント** ●[レンズの]焦点。[コロ]「―が甘い」●[物事の]大事な点。「―のずれた話」▽蘭 brandpuntから。 **ひん・とう【品等】** 商品の値打ちの等級。 **ヒンドゥー・きょう【ヒンドゥー教】** ヒンズー教。 **びん・なが【髪長】** サバ科の海魚。胸びれのきわめて長い小形のマグロ。全世界の暖海に広く分布する。食用。ビンチョウ。ビンナガマグロ。 **ピンナップ** ピンで壁に留めて飾るための写真。ピンアップ。▽pin-up **ひん・にょう【頻尿】** しきりに尿意をもよおすこと。 **ひん・のう【貧農】** 貧しい農家・農民。対 富農。 **ひん・ば【牝馬】** めすの馬。めす馬。 **ひんぱつ【頻発】** 《名・自サ》〔事件などが〕しきりに起こること。「犯罪が―する」[類語]続発。続出。 **びんぱつ【鬢髪】** びんの毛。 **ひんぱん【頻繁】** 《名・形動》物事が間をおかずにたびたびくり返されること。「不審火が―に起こる」 **ひんぴょう【品評】** 《名・他サ》産物・製品などを批評し、その優劣を定めること。しなさだめ。「―会」 <1257> **ひんぴん【頻頻】** 《形動》同じような事が何度も引き続いて起こるようす。「不祥事が―と起こる」[類語]たびたび。 **ぴんぴん** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)●勢いよくはねるようす。「魚が―はねる」●健康で元気なようす。「九〇になっても―している」●相手の気持ちなどを強く感じるようす。びんびん。「気持ちが―と伝わる」 **ひん・ぷ【貧富】** 貧しいことと富んでいること。「―の差」 **びんぼう【貧乏】** 《名・形動・自サ》必要な金銭や物が足りなくて、生活が苦しいこと。「―を苦としない」[類語]窮乏。―がみ【―神】人にとりついて、その人を貧乏にするという神。対 福の神。―くじ【―籤・―鬮】いちばん不利益なくじ。転じて、最も損な割り当て。[コロ]「―を引く」―しょう【―性】ゆとりのある気分になれない性質。―ゆすり【―揺すり】すわっているときに、ひざをこまかくゆり動かす・こと(くせ)。貧乏ゆるぎ。―暇無し《句》貧乏で生活に追われ、時間のゆとりがない。 **ピン・ぼけ** 《名・形動・自サ》●カメラの焦点が合っていなかったために、画像がぼけること。●人の言動の急所がはずれていて要領を得ないこと。「―な質問」[参考]「ピン」は「ピント」の略。 **ピンポン** 卓球。▽ping-pong **ひん・ま・げる【ひん曲げる】** 《他下一》「曲げる」を強めて言う語。また、乱暴に曲げる。「事実を―・げる」 **ひん・みん【貧民】** 貧しい人々。対 富民。 **ひんむ・く【ひん剝く】** 《他五》手荒くはぎとる。ひきはがす。「偽善の皮を―・く」 **ひん・めい【品名】** 品物の名前。 **ひん・もく【品目】** 品物の種類(の名前)。「輸入―」 **ひんやり** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)冷たさを感じるようす。「林の中の―した道」 ***びんらん【便覧】** ⇒べんらん。 ***びん・らん【紊乱】** 《名・自他サ》(「ぶんらん」の慣用読み)〔秩序・風紀などが〕みだれること。また、みだすこと。「―した綱紀を正す」 **びんろう【檳榔】** 「びんろうじゅ」に同じ。 **びんろう‐じ【檳榔子】** ●檳榔樹の果実。●檳榔子で染めたような、暗黒色の染め色。 **びんろう・じゅ【檳榔樹】** ヤシ科の常緑高木。果実は薬用や染料に使う。びんろう。―の毛を抜けたよう《句》驚きや悲しみのため、すっかり気力をなくしてしまうたとえ。 **びん・わん【敏腕】** 《名・形動》仕事をすばやく的確に処理する能力があること。また、その腕前。うできき。「―記者」「―家」[コロ]「―を振るう」[類語]すご腕。才腕。 **ふ【不】** 《接頭》(名詞などにつけて、形容動詞語幹を作る)「…でない」「…しない」「…がない」「…がよくない」などの意。「―自然」「―勉強」「―参加」「―釣合い」「―景気」[表記]慣用で「ぶ」となる場合も多く、この場合「無…」と書くことが多い。[参考]無。 ***ふ【夫】** 《接尾》「…の労働・仕事をする男性」の意。「配達―」「採炭―」対 婦。 ***ふ【婦】** 《接尾》「…の労働・仕事をする女性」の意。「家政―」「農―」対 夫。 ***ふ【府】** 〔文〕物事の中心となる所。「学問の―」●地方公共団体の一つ。都・道・県と同格。「京都―」 ***ふ【斑】** 地との色の中に他の色が点々とまじっている模様。まだら。「―の入った葉」 ***ふ【歩】** 《「歩兵」の略。「雑兵」の意》将棋のこまの一つ。前へ一つずつ進む。兵{ひょう}。 ***ふ【符】** ■《名》●守り札。護符。●しるし。しるし。■《接尾》●証拠となるふだの意。「免罪―」●符号の意。「疑問―」 ***ふ【腑】** ●内臓。「胃の―」●(思慮分別の宿る所の意で)心根。性根{しょうね}。「―のくさったやつ」―に落ち・ない《句》納得がいかない。「彼だけが合格とは―・ない」―に落・ちる《句》〔物事の内容や他人の行動などが〕正しい、あるいは、理屈に合っていると実感して理解できる。納得が行く。 ***ふ【麩】** (麩)。●小麦粉から得られるグルテン(=たんぱく質の混合物)から作った食品。「焼き―」「生{なま}―」 ***ふ【訃】** 〔文〕人が死んだという知らせ。訃報。訃音。「恩師の―に接する」 ***ふ【譜】** ●楽曲を一定の符号で書き表したもの。楽譜。音譜。「―を読む」●囲碁・将棋などの対局の記録。棋譜。「―を残す」●順序を追ったり系統立てたりして集め記したもの。〔多く接尾語的に使う〕「皇統―」 ***ふ【負】** 〔数〕●実数が0より小さい・こと(数)。負数。「―の数をかけると符号が変わる」対 正。●二種の電荷のうち正電荷に対する電荷。対 正。 ***ふ【賦】** ●漢詩の六義{りくぎ}の一つ。感じたことをありのままに述べるもの。●漢文の一体。対句の形をとり、韻をふんだもの。「赤壁―」●詩。歌。〔作品の題名に用いる〕「早春―」 **ぶ【不】** 《接頭》⇒ふ(不)。 **ぶ【無】** 《接頭》(名詞などにつけて、形容動詞語幹を作る)「…がない」「…がよくない」「…でない」などの意。「―遠慮」「―作法」「―器用」[参考]不。 **ぶ【分】** 《名》優劣のぐあい。[コロ]「地元だけに―がいい」[コロ]「―がある」[表記]「歩」とも書く。■《助数》●一〇分の一の単位。●小数で、一の一〇分の一。●割合・利率で、一割の一〇分の一。[句]「盗人にも三―の理」●長さで、一寸の一〇分の一。●重さで、一匁の一〇分の一。●足袋の大きさで、一文の一〇分の一。●温度・体温で、一度の一〇分の一。●昔の貨幣で、一両の四分の一の単位。●〔音〕全音を二等分に分けた長さ。「二―音符」 **ぶ【武】** 〔「文」に対して〕戦いに関する事柄。武芸。「文―の道」●軍事力。武力。「―を用いる」 **ぶ【歩】** 《名》●歩合。●⇒ぶ(分)。■《接尾》●《助数》土地の面積の単位。一歩はかね尺の六尺平方で、約三・三平方㍍。一坪。[コロ]●町・反・畝などにつけて、端数のない意。「三町―」 **ぶ【部】** 《名》●全体をある基準によっていくつかに分けた一つ一つ。「午前の―」●団体・組織の区分けの一つ。ふつう、課の上、局の下。●団体内の同好者のグループ。クラブ。●漢字の辞典で、漢字をそれがふくむ共通の部分によって分けた一つ一つ。「―首」■《接尾》●②③の名の下につける語。「営業―」「水泳―」●ある特徴・役割をもった部分の意。「心臓―」「高音―」■《助数》●書物・文書を数える語。「二―」[類語]冊。●全体をいくつかに分けた区分けの数を数える語。「二―授業」 <1258> **ファー** ●長音階の第四音、短音階の第六音の階名。▽fa ●毛皮(製品)。「―コート」▷fur **ファーザー・コンプレックス** 女性の、父親ばなれできない心理的傾向。ファザコン。[類語]エレクトラコンプレックス。対 マザーコンプレックス。▽father complex **ファース** 笑劇。茶番劇。ファルス。▽farce **ファースト** ■《造語》「第一(の)」「最初(の)」「最高(の)」の意を表す。「―クラス(=最高級)」■《名》「ファーストベース」の略。一塁(手)。▽first ―インプレッション【―】第一印象。▽first impression ―ネーム【―】〔姓に対して〕名。―レディー【―】大統領夫人。また、首相夫人。▽first lady **ファースト・フード** 材料や調理法が規格化され、注文するとすぐ出てくる料理。ハンバーガーなど。簡易食品。ファストフード。▷fast food **ファーム** ●農場。「パイロット―」●「ファームチーム」の略。プロ野球の選手を養成するためのチーム。二軍。▷farm **ファイア** 火。たき火。ファイヤー。「キャンプ―」▽fire **ファイター** ●闘志に満ちた人。闘士。●ボクシングで、積極的に攻撃をいどむ型の選手。▽fighter **ファイト** ●試合。特に、ボクシングの試合。「―マネー」●戦意。闘志。「―を燃やす」▷fight **ファイナル** ■《造語》「最終の」などの意を表す。「―セット」▽final ■《名》決勝戦。▷final **ファイナンシャル** 《形動》財政・財務・金融に関係のあるようす。フィナンシャル。「―アドバイザー(=財務顧問)」▽financial ―プランナー【―】〔経〕顧客の財政上の計画を立て、総合的な資産設計の立案や実行援助を行う人。略語FP。▽financial planner **ファイナンス** ●財源。●財政(学)。フィナンス。▽finance **ファイバー** ●繊維(質)。「グラス―」●塩化亜鉛の溶液にひたした紙・布などを重ね合わせ、強い圧力をかけてつくったもの。革の代用品。▽fiber ―スコープ【―】グラスファイバーの管の両端にレンズを取り付けた内視鏡。▽fiberscope **ファイル** ●書類ばさみ。●《名・他サ》書類などを分類・整理して書類ばさみにとじ込むこと。ファイリング。●〔電算〕磁気ディスクなどに記憶されているデータの集まり。▽file **ファイン・セラミックス** 精製した無機化合物を原料にし、高温で焼成したセラミックス。丈夫で耐熱性・耐腐食性・電気絶縁性にすぐれ、LSI・工作機械などに用いる。ニューセラミックス。▽fine ceramics **ファインダー** 被写体に向けて正しく位置を定めたり構図を決めたりするための、カメラなどののぞき窓。[コロ]「―をのぞく」▷finder **ファイン・プレー** スポーツで、胸のすくようなみごとなプレー。[参考]多く、球技で言う。▽fine play **ファウル** ●競技で、反則。●野球で、打球がファウルラインの外側にそれる・こと(打球)。ファウルボール。フェアド。▷foul **ファクシミリ** 電気信号に変えた文書などを、電波や電話回線を用いて送信したり受信したりする装置。ファックス。ファクス。▽facsimile **ファクター** ●要素。要因。「重要な―となる」●〔数〕因数。▽factor **ファゴット** 長い管を二本束ねたような、大型の木管楽器。最低音部を受け持つ。▽fagotto **ファジー** 《形動》人間の知覚や感情にともなう、あいまいさがあるようす。「―理論」▷fuzzy **ファシスト** ファシズムを信奉する人。▽fascist **ファシズム** 二〇世紀に出現した独裁的な全体主義。議会政治を否定して、一党独裁による権力政治体制をとり、帝国主義的侵略を主張する。イタリアのムッソリーニ政権やドイツのヒトラー政権など。▽fascism **ファスナー** 衣服のあきや袋物の口などにつけて開け閉めする留め具。[参考]「チャック」は商標名。▽fastener(=しめるもの) **ぶ・あい【歩合】** ●基準になる一定の数量に対する他の数量の比の値を小数で表したもの。割・分・厘・毛などで示す。割合。比率。●取引高・生産高などの、ある割合に当たる手数料・分配金・報酬。「―制」 **ぶ・あいきょう【無愛敬・無愛嬌】** 《名・形動》愛敬のないこと。[類語]無愛想。 **ぶ・あいそう【無愛想】** 《名・形動》愛想のないこと。「―な応対」[類語]無愛敬。 **ぶ・あつ・い【分厚い・部厚い】** 《形》〔本・板など平らな物の〕厚みがかなりある。「―・い辞書」[表記]ふつう「分厚い」と書く。 **ファックス** ファクシミリ。[参考]facsimileの短縮語。▽fax **ファッショ** ファシズム的な傾向をもつ人(体制・運動)。▽it fascio(=団結) **ファッショナブル** 《形動》流行に合っていて、しゃれているようす。「―に装う」▽fashionable **ファッション** ●流行。特に、服飾に関する流行。また、流行の服。「最新―」▽fashion ―モデル【―】最新の衣服を着て、観客に見せたり写真にとられたりする職業(の人)。▷fashion model **ファナティック** 《形動》熱狂的。狂信的。ファナチック。▽fanatic **ファニー・フェース** 女性の、目鼻だちはととのっていないが、個性的でかわいい顔だち。▷funny face **ファニチャー** 家具。調度。ファーニチャー。▽furniture **ファミ・コン** テレビゲーム専用の小型コンピューターの商標名。[参考]「ファミリーコンピュータ」の略。▽Family Computerから。 **ファミリー** ●家族。家庭。「―カー」●一族。また、閥。「マフィアの―」▽family ―ネーム【―】〔名に対して〕姓。―レストラン【―】家族連れで気軽に利用できるレストラン。▽family restaurantからの和製語。 **ファルセット** 〔声楽で〕裏声。▽it falsetto **ふ・あん【不安】** 《名・形動》悪いことが起こるのではないかと心配して気持ちが落ち着かないこと。また、その気持ち。「―におそわれる」 ***ファン** 芸能(人)やスポーツ(選手)などの、熱心な愛好者。フアン。「野球―」▽fan ―レター【―】ファンが芸能人やスポーツ選手などに送る手紙。▽fan letter <1259> **ファン** 扇風機。送風機。換気扇。また、その羽根。「―ヒーター」▷fan **ファンシー** 《名・形動》趣向をこらしていること。「―ショップ」▽fancy ―しょうひん【―商品】漫画のキャラクターなどをデザインに取り込んだ商品。 **ファンタジア** 幻想曲。ファンタジー。▽it fantasia **ファンタジー** ●幻想。空想。「音の―」●⇒ファンタジア。▽fantasy **ファンタジック** 《形動》→ファンタスティック。▽fantasyと-ic(=形容詞語尾)からの和製語。 **ファンタスティック** 《形動》幻想的。ファンタジック。▽fantastic **ふ・あんてい【不安定】** 《名・形動》安定していないこと。「―な机」「情緒―」 **ファンデーション** ●肌の色を整える、下地用化粧品。●体形を整える女性用下着。ブラジャー・コルセットなど。=ファウンデーション。▽foundation(=土台) **ファンド** 基金。資金。▽fund **ふ・あんない【不案内】** 《名・形動》〔経験がなくて〕事情をよく知らないこと。不知案内。無案内。「政治には―だ」 **ファンファーレ** 祝典などで、開始を知らせるため金管楽器(おもにトランペット)で、はなやかに鳴りひびかせる音楽。▽en Fanfare **ファンブル** 《名・他サ》野球で、野手がゴロやバウンドの球にふれて取りそこなうこと。ハンブル。▽fumble ***ふい【不為】** 〔成果が〕無駄になること。「好機を―にする」 ***ふい【不意】** 《名・形動》予期していないこと。だしぬけ。「―に電話がかかる」[コロ]「―をつかれてあわてる」[類語]突如。突然。―うち【―打ち・―討ち】だしぬけに・攻撃をしかける(事を行う)こと。「―を食わされる」「―のテスト」[類語]襲撃。 ***ふい【布衣】** 〔文〕庶民の服。転じて、官位のない人。―の交わり《句》庶民的な交際。〈史記・藺相如伝〉 ***ぶーい【武威】** 〔文〕武力による威勢。 ***ぶい【部位】** 全体の中でその部分の占める位置。「牛肉は―によって料理法を変える」 ***ブイ** ●浮標。●浮き袋。救命袋。▽buoy **ブイ【V・V】** (「ヴイ」「ヴィー」とも書く)●[理]「ボルト(=電圧)」を表す記号。[参考]量を表すときは「V」、単位を表すときは「V」と書き、それぞれ「ブイ」、「ボルト」と読む。▽voltの略。●[理]「バナジウム」を表す元素記号。[参考]「V」と書く。▷vanadiumの略。●ローマ数字で「五」を表す記号。[参考]「X(=十)」の半形をかたどったもの。●「勝利」を表す記号。[参考]「V9」などと書いて「ブイナイン」と読む。▽victoryの略。●英文法などで、「動詞」を表す記号。▽verbの略。 **ブイ・アイ・ピー【VIP】** ⇒略語集(VIP)。 **フィアンセ** 婚約者。▽仏 fiancé(男), fiancée(女) **フィート** 《名・助数》ヤードポンド法で、長さの単位。一フィートは一二インチ(約三〇・四八㌢)。記号はft。[表記]「呎」と当てた。▽feet **フィード・バック** 《名・他サ》●電気回路で、出力の一部を入力にもどして出力を調節すること。帰還。●《自他サ》あるやり方を修正・改善するために、得られた意見・情報などの結果を原因の側に反映させること。送り返し。「民意を政策に―する」▽feedback **フィーバー** 《名・自サ》大勢で熱中すること。熱狂。「日本中が―する」▽fever **フィーリング** 直感的にとらえられる気分・雰囲気。感じ。▽feeling(=感覚。情緒) **フィールディング** 野球で、守備(力)。▽fielding **フィールド** ●陸上競技場で、跳躍・投擲{とうてき}などの競技を行う、トラック(=走路)の内側の場所。「―競技」対 トラック。●[研究・活動などの]分野。領域。「哲学の―」▽field(=野原)―アスレチック【―】山野に設けた障害物を通過することで体力をきたえるスポーツ。また、その施設。[参考]商標名。▷Field Athletic ―ワーク【―】実地調査など、研究室(教室)の外で行う研究。▽field work **ふ・いつ【不一】** 〔文〕《十分に意をつくさないの意》手紙の終わりに記す語。不具。不悉。不尽。 **フイ・エス【VS.】** ⇒略語集(VS.)。 **ブイ・エッチ・エフ【VHF】** 「超短波」に同じ。▷very high frequencyの略。 **フィギュア** ●「フィギュアスケート」の略。音楽に合わせて演技をしながら氷の上をすべるスケート競技。●映画や漫画の登場人物などに似せて作った人形。フィギュアモデル。▽figure **ふいく【傅育】** 《名・他サ》〔文〕かしずき育てること。「皇子を―する」 **ふーいく【扶育】** 《名・他サ》〔文〕〔周囲が〕世話をして育てること。「姉の遺児を―する」[類語]養育。 **ぶーいく【撫育】** 《名・他サ》〔文〕かわいがって大切に育てること。愛育。「幼児を―する」 **フィクサー** もめごとの調停者。また、犯罪事件などの始末をする人。▷fixer **フィクション** ●想像によって作り出されたもの。作り事。虚構。●実話でないもの。作り話。小説。対 ノンフィクション。▽fiction **ふいご【鞴】** 鍛冶屋などで火力を強めたりするのに使う送風器。箱の内部のピストンを手や足で動かして風を送る。ふいごう。 **ブイ・サイン【Vサイン】** 手の指で示す勝利のしるし。中指と人差指をV字形に広げて立てる。「―を出す」VはVictoryの頭文字。▽V-sign **フィジカル** 《形動》●物理(学)的。「―な発想」●肉体的。身体的。「―な能力」「―が強い」▽physical **ふい・ちょう【吹聴】** 《名・他サ》大げさに言いふらすこと。「うわさを―する」 **フィッシング** 魚釣り。▽fishing **フィッシング** インターネットで行われる詐欺の一種。金融機関や公的機関のウェブサイトやそこから送られたメールを装い、クレジットカードなどの個人情報をだましとって悪用すること。フィッシング詐欺。▽phishing **フィット** 《名・自サ》●適合すること。「状況に―した対策」●〔洋服などが〕体にしっくり合うこと。「体に―する服」▽fit **フィットネス** ●スポーツで、体を最良の状態にととのえること。また、健康維持や体力作りのために行う運動。「―クラブ」▽fitness(=健康) <1260> **ブイ・ティー・アール【VTR】** ⇒略語集(VTR)。 **ふいと** 《副》何の前ぶれもなく急に物事が起こるようす。ひょっと。ふと。「山が雲で―見えなくなった」 **ぷいと** 《副》機嫌を悪くして、だしぬけに何かをするようす。「―横を向く」「―と出ていった」 **フィトンチッド** 樹木から発散され、他の生物に何らかの影響をあたえるとされる物質。▽露 fitontsid **フィナーレ** ●〔音〕終楽章。また、終曲。●演劇などの最終場面。また、物事の最後の場面。大詰め。終幕。「祭りの―をかざる花火」▽it finale **フィナンシャル** ⇒ファイナンシャル。 **フィニッシュ** ●終わり。仕上げ。●陸上競技で、決勝点(に到着すること)。●体操競技で、着地(するときの動作)。「―を決める」▽finish **ブイ・ネック【Vネック】** セーターなどで、えりをV字形にくったもの。▽V-neck **フイフイ・きょう【回回教】** 「イスラム教」に同じ。[参考]「フイフイ」は中国語から。 **フィフティー・フィフティー** 五分五分。半分半分。「合格の可能性は―だ」▽fifty-fifty **ブイヤベース** 魚介類をいろいろ取りまぜて煮込み、サフランで色と香りをそえたスープ料理。南フランスの郷土料理。▽仏 bouillabaisse **フィヨルド** 〔地〕陸地に奥深くはいりこんだ細長い入り江。氷河谷が一度に沈降してできたもの。ノルウェーなどに多い。峡湾。峡江。▽ノルウェー fjord **ブイヨン** 肉や骨を煮出した汁。スープのもとなどにする。▽仏 bouillon **フィラメント** 白熱電球の発光コイルや真空管の陰極線に用いられる、金属の細い線。線条。[参考]ふつうタングステンを用いる。▷filament **フィラリア** 線虫類に属する寄生虫の一群。人やイヌ・ネコなどに寄生してフィラリア症を起こす。糸状虫。▷filaria ***ふ・いり【不入り】** 〔芝居・スポーツなどの興行で〕客の入りが悪いこと。対 大入り。 ***ふ・いり【斑入り】** 地色と異なった色の斑点や線や模様などが入りまじっている・こと(もの)。ふつう植物の花・葉などにいう。「―のアサガオ」[類語]まだら。 **フィルター** ●濾過器。濾過装置。●特定の光線だけを・遮断(透過)する特殊な色ガラス。ライトフィルター。●紙巻きたばこにつけた、ニコチンやタールをとりのぞく吸い口。▽filter **フィルダース・チョイス** 野球で、打球をとった野手がボールの送り先を誤ることにより、打者・走者すべてを生かしてしまうこと。野手選択。野選。▽fielder's choice **フィルタリング** ある条件に一致する情報を自動的に選び取ること。特に、青少年に害のあるウェブページを選別して閲覧ができないようにする仕組み。「―ソフト」▷filtering **フィルハーモニー** 交響楽団の名に用いられる語。フィル。▽独 Philharmonie(=音楽を愛好する意) **フィルム** ●写真で、うすいセルローズの表面に感光乳剤をぬった材料で、カメラにとりつけて感光させるためのもの。また、それを現像した陰画。●映画用の陰画・陽画。転じて、映画。=フイルム。▽film ―ライブラリー【―】映画フィルムを整理・保管し、上映・貸し出しなどを行う施設。▷film library **フィロソフィー** 哲学。▽philosophy **ふいん【訃音】** 〔文〕人が死んだという知らせ。訃。訃音。訃報。[コロ]「―に接する」 **ふう【風】** ■《名》●生活上の様式。ならわし。風習。「都会の―に染まる」●やり方。仕方。また、様子。傾向。趣。「どんな―にあつかうのか」「なにげない―」「秀才然とした―がある」●漢詩の六義{りくぎ}の一つ。各地方の民謡。■《接尾》(名詞について)「…の趣がある」「…に類する」などの意。「日本―の庭園」「一見商人―の男」[類語]調。 **ふう・あい【風合い】** 布地の、手ざわりや外観などから見た全体の感じ。「麻のような―」 **ふう・あつ【封圧】** 《名・他サ》〔文〕閉じこめて動きがとれない状態にすること。「デモ隊を―する」 **ふう・あつ【風圧】** 風の圧力。「―計」 **ふう・い【諷意】** 〔文〕それとなくほのめかして表現された意味。風刺する気持ち。 **ふう・い【風位】** 〔気〕かざ向き。風向。 **ふういん【封印】** 《名・自他サ》●封をした所にその証拠として印をおすこと。また、その印。「―を破る」●とじこめること。表に出さないこと。「自分の過去を―する」 **ふういん【風韻】** 〔文〕しみじみとした趣。風流な趣。「―に富む作品」[類語]風趣。 **ブーイング** 観客が不満を示すために一斉にブーブーといううなり声を立てること。また、その声。▽booing **ふう・う【風雨】** ●〔自然の力としての〕風や雨。雨風。[コロ]「―にさらされてあれ果てる」●強い風をまじえた雨。「―をおかして出勤する」 **ふううん【風雲】** ●〔文〕風と雲。また、自然。「―の趣」●事変の起こりそうな形勢や気運のたとえ。「―に乗じる」―じ【―児】事変などの機会に乗じて世に出て活躍する男。―急を告・げる《句》今にも大事変が起こりそうな険悪な情勢である。「中東が―・げる」―の志《句》風雲に乗じて大事業をなしとげようとする志。風雲の思い。 **ふう・えい【風詠・諷詠】** 《名・他サ》〔文〕詩歌・俳句などを吟じる(作る)こと。[四字]「花鳥―」[類語]吟詠。 **ふうえい・ほう【風営法】** 風俗営業の届け出・営業時間などを定めた法律。良俗の維持・少年の健全育成などを目的とする。[参考]正式名「風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律」。 **ふう・か【富家】** 〔文〕⇒ふか(富家)。 **ふう・か【風化】** 《名・自サ》[地]地表の岩石が水や空気の作用を受けて、土砂になる現象。●生々しい記憶や印象が次第にうすれていくこと。「―する戦争体験」 <1261> **ふう・が【風雅】** ●《名・形動》上品で、みやびやかな趣があること。「―な茶室」●俗をはなれて、風流のたしなみがあること。「―の道」 **フーガ** 多声部からなる楽曲の各声部に主題が現れ、それに対する応答や副主題が次々と追いかけるように展開する楽曲形式。遁走曲。▽it fuga **ふう・がい【風害】** 強い風によって受ける損害。 **ふう・かく【風格】** 人柄・風貌・言動などに現れる、その人独特のあじわい。「王者の―」「―のある文章」 **ふう・がわり【風変わり】** 《名・形動》〔性質・ようす・やり方などが〕世間一般のあり方と異なっていること。「―な男」「―な曲」 ***ふう・かん【封緘】** 《名・他サ》封をすること。封。「―機」 ***ふう・かん【諷諫】** 《名・他サ》〔文〕遠回しにそれとなくいさめること。[類語]諷喻。対 直諫。 **ふう・がん【風眼】** 「膿漏眼」の俗称。淋菌が目に入って起こる急性結膜炎。 ***ふう‐き【富貴】** 《名・形動》金持ちで、身分の高いこと。富貴。[コロ]「―な家の出身」対 貧賤。 ***ふう・き【風紀】** 日常の社会生活の秩序を保つ上で必要な(男女間の)規律。「―委員」「―を乱す」 **ふう‐ぎ【風儀】** 〔文〕●風習。ならわし。●行儀作法。 **ふうきょう【風狂】** 〔文〕●狂気。また、狂人。●風流に徹する・こと(人)。「―の士」 **ふう・きり【封切り】** 《名・他サ》(封を切って開く意から)新しい映画をはじめて上映すること。ふうぎり。 **ふうきん【風琴】** 〔文〕●オルガン。●「手風琴」の略。アコーディオン。 **ブーケ** 花束。▽仏 bouquet ―ガルニ【―】パセリ・タイム・ローズマリー・月桂樹などの数種類の香草を糸で束ねたもの。肉・魚の臭み消しや風味付けに用いる。▽仏 bouquet garni(=香草の束) **ふうけい【風景】** 自然・人・建物などによって形作られる、その場所・場面のようす。ながめ。「田園―」「練習―」[類語]景色。景。[類義語の使い分け]「風景・景色」[風景・景色]まるで水墨画のような風景(景色)を眺める/美しい海辺の風景(景色)をスケッチする[風景]車窓に田園風景が広がる/風景写真[景色]なんとまあ景色のいいこと/一面の雪景色 **ふう‐けつ【風穴】** 山腹や谷間などに見られる、トンネルのように空洞になった穴。かざあな。 **ふう・げつ【風月】** 〔文〕すがすがしい風と美しい月。心をなぐさめ楽しませる自然界の風物。[四字]「花鳥―」―を友と・する《句》俗世間をはなれ、自然の中で風流に暮らす。 **ブーゲンビリア** オシロイバナ科のつる性低木。南アメリカ原産の熱帯植物。枝の先端に赤・紫・白などの苞に包まれた小花をつける。ぶげんかずら。いかだかずら。ブーゲンビレア。▽bougainvillaea ***ふう・こう【風光】** 〔文〕自然の(美しい)景色。 **ふう‐こう【風向】** 風のふいて来る方向。かざ向き。風位。「―計」 **ふうこう‐めいび【風光明媚】** 《名・形動》〔文〕山水の景色が清らかで美しいこと。「―の地」 **ふう‐こつ【風骨】** 〔文〕〔体格などから見た〕姿・格好。〔ふつう男性について言う〕[類語]風采。 **ふうさ【封鎖】** 《名・他サ》出入りまたは出し入れできないようにとざすこと。「道路―」「経済―」 **ふうさい【風采】** 立派・貧弱などの印象を与える、その人の見かけ上のようす。〔ふつう男性について言う〕「堂々たる―」「―の上がらない(=外見がさえない)人」[類語]風骨。 **ふう・さつ【封殺】** 《名・他サ》野球で、進塁するべき走者が次の塁に走りつかないうちに、その塁に球を送ってアウトにすること。フォースアウト。ホースアウト。 ***ふう・し【夫子】** 〔文〕●学問や徳のある男性の敬称。●特に、孔子の尊称。 ***ふう・し【風姿】** 〔文〕〔好ましいと感じられる〕姿。 ***ふう・し【風刺・諷刺】** 《名・他サ》他にかこつけて、社会や人の欠陥などをからかったり批判したりすること。[類語]皮肉。―が【―画】社会や人物などのあやまり・欠陥・罪悪などを風刺することを目的として描いた絵画。カリカチュア。 ***ふうじん【風神】** 風をつかさどる神。かぜのかみ。 **ふうじ【封じ】** 《接尾》「そのことが起こるのを防ぐ・こと(手段)」の意。「口―」「虫―」 **ふうじ・こ・める【封じ込める】** 《他下一》おし込んで出られなくする。封じ込む。「反対意見を―・める」 **ふうじて【封じ手】** ●囲碁・将棋で、一局の勝負を次の日に持ち越す場合、紙に書いて密封しておく、その日の最後のさし手。●武術・相撲などで、禁じ手。 **ふうじ・め【封じ目】** 封をしてある所。 **ふう・しゃ【風車】** 羽根車を風の力で回転させて動力を得る装置。製粉などの動力に使う。かざぐるま。 **ふう・じゃ【風邪】** 〔文〕かぜ。感冒。 **ふう・しゅ【風趣】** 〔そのものが本来持っている〕風情のある味わい。「―に富んだ水郷」[類語]風韻。風致。 **ふうじゅ【諷誦】** 《名・他サ》経文などを声を出して読むこと。諷誦。 **ふう・じゅ【風樹】** 風にふかれてゆれ動く木。風木。―の嘆《句》親孝行ができる年にはすでに親がなく、孝行がしたくてもできないというなげき。風樹の嘆き。風木の嘆。《韓詩外伝》 **ふう・しゅう【風習】** その土地に古くから伝わっている生活上のならわし。風俗習慣。[類語]習俗。 **ふう・しょ【封書】** 封をした手紙。封状。 **ふう・しょう【諷誦】** 《名・他サ》〔文〕●暗誦すること。●ふうじゅ(諷誦)。 **ふう・しょく【風食・風蝕】** 〔地〕風で表土が浸食されること。「―作用」 **ふう・じる【封じる】** 《他上一》●出入り・出し入れの口をとじてふさぐ。封をする。「逃げ道を―・じる」●おさえつけて自由に活動できないようにする。「技を―・じる」[コロ]「口を―・じる」=封ずる。 **ふう・じん【風疹】** ウイルスによる急性感染症。発熱とともに全身に発疹があらわれる。子供に多い。三日ばしか。 **ふうじん【風塵】** 〔文〕●風で舞い上がるちり。●俗世間(のわずらわしい雑事)。俗塵。「―を避けて山中に住む」●ごく軽微なもののたとえ。 <1262> **ブース** ●仕切られた一区画・部屋。●高速道路の料金徴収所。▽booth **ふう・すい【風水】** 風土や水勢によって住居や墳墓の地を占い定める・こと(術)。風水説。 **ふう・すいがい【風水害】** 風害と水害。 **ブースター** ●電圧をあげる昇圧器。●主に多段式ロケットで、補助加速装置。▽booster(=後押しするもの)―きょく【―局】テレビの電波の届きにくい地域に設ける中継局。親局の電波を受け、それと同じ周波数で再発射する。トランスレーター局。 **フーズ・フー** 紳士録(=地位や資産のある人々の姓名・職業・住所・経歴などを記したもの)。▽who's who **ふう・する【諷する】** 《他サ変》〔文〕風刺する。「世相を―・した狂歌」 **ふう・ずる【封ずる】** 《他サ変》⇒ふうじる。 **ふう・せい【風声】** 〔文〕●風の音。●どこからともなく伝わってきた消息。風の便り。 **ふうせい・かくれい【風声鶴唳】** おじけづいた人がちょっとしたことにも驚きこわがること。[語源]戦いに敗れた者が風の音やツルの鳴き声を敵の声かと恐れる意から。〈晋書・謝玄伝〉 ***ふう・せつ【風説】** 〔文〕世間に広まっている(根拠のない)うわさ。「―が広まる」[類語]風評。風聞。浮説。 ***ふう・せつ【風雪】** ●〔自然の力としての〕風や雪。強い風を伴う雪。「―注意報」●人生の厳しい試練や苦難。「―二〇年」[コロ]「―に耐える」[類語]風霜。 **ふう・せん【風船】** ●ゴムや紙の袋の中に、空気・水素ガスなどを入れてふくらまし、手でついたり飛ばしたりするおもちゃ。風船玉。●気球。〔古風な言い方〕 **ふう・ぜん【風前】** 〔文〕風のふきつける所。―の灯《句》危険がせまって、ほろぶ寸前であること。 ***ふう‐そう【風葬】** 《名・他サ》死体を放置して風雨にさらし、自然に消滅させること。[参考]火葬・水葬・鳥葬・土葬。 ***ふう‐そう【風霜】** 〔文〕●〔自然の力としての〕風と霜。●厳しい苦難や試練。[コロ]「―に耐える」[類語]風雪。●としつき。星霜。[コロ]「―を経る」 **ふう‐そく【風速】** 風のふく速さ。一秒間の距離(メートル)で示す。「―計」「―一五〇メートル」 **ふうぞく【風俗】** ●ある時代や社会における生活上の様式やしきたり。「―画」「―小説」「昭和初期の―」●風紀。「―を乱す」―えいぎょう【―営業】飲み屋・キャバレー・パチンコ店など、客に遊興・飲食、または射幸的な遊技をさせる営業の総称。 **ふう・たい【風袋】** はかりで重さを量るときの、その物を入れている包装紙・袋など。「―込みで三〇キロ」 **ふう・たく【風鐸】** ●寺の堂や塔などの軒の四すめにつりさげてある、青銅製の鐘形の鈴。●風鈴。 **ぷう・た・れる** 《自下一》〔俗〕ぶうぶう文句を言う。 **ぷう・たろう【風太郎】** 〔俗〕無職の人。プータロー。 **ふう・ち【風致】** 自然の景色がもっている趣。自然界の美しさ。「―をそこなう建造物」「―地区」[類語]風趣。 **ふうち・そう【風知草】** 「風草」に同じ。 **ふう・ちょう【風潮】** 時勢とともに変わっていく、世の中の傾向。「金権万能の―をいましめる」 **ふう・ちょう【風鳥】** 「極楽鳥」に同じ。 **ふうちん【風鎮】** 掛け物がゆれ動かないように軸の両端に下げる、玉・石・陶器などでつくったおもり。 **ブーツ** くるぶしより上までおおわれている靴。長靴。[類語]シューズ。▽boots **ふうてん【瘋癲】** ●精神状態が不安定な症状である・こと(人)。●定職もなく、ぶらぶらしている人。[表記]②は、ふつうかな書きする。 **ふう‐ど【風土】** ●その地域の気候・地質・地勢など、自然の条件。「日本の―」●人間の精神形成の基盤となる人為的な環境。「汚職に甘い―」―てき【―的】《形動》その地域の風土にかかわるようす。「―的な特性」―びょう【―病】ある地域に特有の自然環境と密接に関連があるため、その土地に限って発生する病気。マラリア・睡眠病・つつが虫病など。地方病。 **フード** ●食品。「ベビー―」「―プロセッサー」▽food ●袋型につくったかぶりもの。ずきん。●カメラや機械などに取りつけるおおい。●換気扇の吸込み口につけるおおい。▽hood ***ふう・とう【風濤】** 〔文〕風と波。また、風が起こす波。「―を切って進む」[類語]風波。 **ふう・どう【風洞】** 人工的に高速の気流を発生させるトンネル型の装置。 **ふうとう・ぼく【風倒木】** 風でたおれた木。 **プードル** ヨーロッパ原産の小形犬。多く、長い毛を美しくかりこんで飼う。▽poodle **ふうにゅう【封入】** 《名・他サ》中に入れて口をぴったりふさぐこと。「ガラス球にアルゴンガスを―する」 **ふう・は【風波】** ●風と波。また、風によって立つ波。[類語]風濤。●[親しい人々の間などに起こる]争いごと。もめごと。[コロ]「遺産の分配で―が立つ」[類語]悶着。同②波風。 **ふうばい・か【風媒花】** 風の仲立ちで花粉がめしべにつけられる花。マツ・イネなど。 **ふう・ばぎゅう【風馬牛】** 《名・他サ》全く関心を示さないこと。「世間のできごとに一切―の研究生活」「風馬牛も相及ばず(=さかりのついた馬や牛も相会えないほどへだたっている)」〈春秋左氏伝・僖公四年〉 **ふう・はく【風伯】** 〔文〕風の神。風神。風師。 **ふう・はつ【風発】** 《名・自サ》〔文〕〔風が急にふきおこるように〕話や議論がさかんに口から出ること。[四字]「談論―」 **ふうてい【風体】** その人の身分・職業などをうかがい知ることができる、身なり・服装などのようす。ふうたい。[コロ]〔好ましくない場合にいう〕「あやしげな―の人物」 **ふう・び【風靡】** 《名・他サ》〔風が草木をなびかせるように〕大勢の人々をある方向に従わせること。人気をさらうこと。[句]「一世を―する」 **ブービー** ゴルフなどで、成績が最下位から二番目(の人)。「―賞」[参考]英語では最下位の意。▽booby **ふう・ひょう【風評】** 世間の(よくない)評判。「―被害」「素行が悪いという―が立つ」[類語]風説。風聞。 **ふう・ふ【夫婦】** 結婚している一組みの男女。めおと。[類語]夫妻。―の・さかずき【―の杯・―の盃】《連語》夫婦となる約束を固めるために、男女が同じさかずきの酒を飲み交わすこと。夫婦の盃。めおとさかずき。「―を交わす」[参考]三三九度。―べっせい【―別姓】結婚後も夫婦が別々の姓を名のること。「選択的―制度」―喧嘩は犬も食わない《句》夫婦げんかはすぐ仲直りするから、他人が口出しするものではない。―は二世《句》夫婦の関係はこの世だけでなく来世まで続く。夫婦は二世のちぎり。「親子は一世、―」 **ふうふう** 《副》(「―と」の形も)●口をすぼめて何回も息をふきかけるようす。「―さましながら、茶を飲む」●苦しそうに息をするようす。また、苦しめられて、まいっているようす。「受験勉強で―言っている」 **ぶう‐ぶう** 《副》小言や不平をさかんに言うようす。[コロ]「―言うな」[類語]ぶつぶつ。 **ふうぶつ【風物】** ●景色として目にはいるさまざまなもの。「四季の―を楽しむ」●その土地や季節の生活に関係の深い事物。「秋の―、サンマ」―し【―詩】その季節の感じをよく表している事物。「花火は夏の―」 **ふうぶん【風聞】** 《名・他サ》それとなく世間に広まっているうわさ。また、うわさを風の便りに聞くこと。[コロ]「とかくの―を耳にする」[類語]風評。風説。 **ふう・ぼう【風貌・風丰】** 風采と容貌。外から見たその人の特徴的な姿かたち。容姿。「学者の―」 **ふうぼう【風防】** 〔文〕風を防ぐ・こと(もの)。防風。風よけ。「―ガラス」 <1263> **ふう・み【風味】** ●食べ物の、上品で洗練された味。「独特の―」●おもむき。味わい。「―のある対話」 **ブーム** ●急に需要が高まり、価格が上昇すること。突然の好景気。にわか景気。「土地―」●急にはやり出すこと。流行。ラッシュ。「グルメ―」▷boom **ブーメラン** オーストラリア先住民が狩猟などに使う、「く」の字形の道具。投げると回転しながら飛び、何にも当たらないときは再び手元にもどる。また、それをまねたおもちゃ。▽boomerang **ふう・もん【風紋】** 風が砂地に作る波形の模様。 **ふう・ゆ【諷喩】** 《名・他サ》〔文〕たとえなどを使って、それとなくさとすこと。[類語]諷諫。 **ふうらい・ぼう【風来坊】** 〔風のように〕どこからともなく来たり去ったりする人。 **フーリガン** 試合会場の内外で暴力をはたらく、熱狂的なサッカーファン。▽hooligan(=ならず者) **ふう・りゅう【風流】** 《名・形動》●派手ではないが、落ち着いてしゃれた味わいのあること。「―な庭」●世俗をはなれて自然に親しみ、詩歌・茶の湯・書画などをたしなみ味わうこと。風雅。「―人」[コロ]「―を解する」 **ふうりょく【風力】** 〔気〕風の強さ。「―発電」 **ふうりん【風鈴】** 金属・陶器・ガラスなどで作ったつり鐘形の鈴。風に鳴る音を楽しむ。風鐸。 **プール** ●〔人工の〕水泳場。スイミングプール。●たまり場。置き場。「モーター―」●《名・他サ》ためておくこと。「人材を―して企業に派遣する」▽pool ―ねつ【―熱】「咽頭結膜熱」の俗称。アデノウイルスが原因で、主に小児がかかる。発熱・咽頭炎・結膜炎などの症状があらわれる。プール病。[参考]プールを介して流行することが多いことから。 **ふーうん【不運】** 《名・形動》幸運にめぐまれないこと。「―なことに、バスが遅れる」[類語]不幸。非運。対 幸運。 **ぶーうん【武運】** 戦いに勝つか負けるかの運命。「―つたなく討ち死にする」[四字]「―長久」対 文運。 **ふ・え【不壊】** 〔文〕堅固で、こわれないこと。 **フェア・トレード** 先進国の買い手が発展途上国の生産者に公正な賃金をはらい、継続的に製品の取り引きを行うこと。生産者の地位と生活の向上を目的とする。公正貿易。オルタナティブトレード。▷fair trade **フェア・プレー** 規則を守って正々堂々と試合を行うこと。「―精神」▷fair play **フェアリー** 妖精。仙女。「―テール(=おとぎ話。童話)」「―ランド(=おとぎの国)」▷fairy **フェイク** ●にせもの。模造品。「―ニュース(=うその情報)」●スポーツで、あるプレーを行うと見せかけて敵をあざむくこと。▽fake **ふ・えいせい【不衛生】** 《名・形動》衛生的でないこと。不潔なこと。「―な店」 **ふえいようか【富栄養化】** 《名・自サ》湖沼・内湾の植物栄養塩類の濃度が高まること。リン・窒素などをふくむ廃水の流入によって起こる。赤潮の原因になる。 **フェイル・セーフ** 一部に故障や誤作動が起きても、それが全体の致命的破壊につながらないように作動する安全装置。▽fail-safe(=失敗しても大丈夫) **フェイント** バスケットボール・バレーボール・ボクシングなどで、相手をまどわすためにタイミングをはずして行う動作や攻撃。[コロ]「―をかける」▽feint(=見せかけ) **フェース** 顔。フェイス。「ニュー―(=新人)」▽face ―マーク【―】「顔文字」に同じ。▽faceとmarkからの和製語。 **フェード・アウト** 舞台や映画で、しだいに暗くなってついにはまっ暗になること。また、その技法。溶暗。略語FO。対 フェードイン。▽fade-out **フェード・イン** 舞台や映画で、まっ暗なところからしだいに明るくなっていくこと。また、その技法。溶明。略語FI。対 フェードアウト。▽fade-in **フェーン・げんしょう【フェーン現象】** 〔気〕乾燥した高温の風が山脈の向こう側にふきおろす現象。日本海沿岸に多く、しばしば大火の原因となる。[参考]「フェーン」は独 Föhn(=アルプス北斜面の熱風)。 **ふ・えき【不易】** 《名・形動》〔文〕長い間変わることなく存続すること。[四字]「千古―」[類語]不変。 **ふ・えき【賦役】** 〔文〕●地租と労役。●昔、公の仕事のために強制的に人民に課せられた労役。夫役{ぶやく}。 **ふえき・りゅうこう【不易流行】** 蕉風俳諧で、俳諧の本質を永遠性と流動性の相反する二面からとらえたもの。根本においては、一つに帰するものとされる。 <1264> **フェザー** ●鳥の羽。●「フェザー級」の略。▽feather ―きゅう【―級】(featherweight)ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで五五・三四~五七・一五㌔、アマで五四~五七㌔。 **フェスタ** 祭り。▽it festa **フェスティバル** 祭り。また、催しごと。祭典。▽festival **フェチ** 「フェティシスト②」の略。「眼鏡―」 **ふ・えつ【斧鉞】** 〔文〕おのとまさかり。―を加・える《句》文章や計画案などに大きな修正を加える。 **ふ・えて【不得手】** 《名・形動》●得意でないこと。不得意。「数学は―だ」●たしなまないこと。「酒は―だ」[類語]苦手。 **フェティシスト** ●物神崇拝者。呪物崇拝者。●異性の肉体の一部や、特定の物品などに欲望を感じる人。[参考]フェチとも言う。▽fetishist **フェティシズム** ●特定の物体を、超自然的な力があるものとして崇拝すること。呪物崇拝。物神崇拝。●異性の持ち物などに異常な執着を示し、性的快感を感じる変態性欲。▽fetishism **フェド・カップ** 女子テニスの国別対抗戦。また、その優勝カップ。フェド杯。▽Fed Cup **フェニックス** ●不死鳥。エジプト神話の霊鳥。五〇〇年ごとに祭壇の火でみずから焼け死に、その灰の中から幼鳥となって再び生まれ変わるという。不死・蘇生の象徴。●ヤシ科の植物のシシノウヤシ・カナリーヤシなどの総称。▽phoenix **フェノール** 〔理〕石炭酸。コールタールなどから作る、無色で針状の結晶。特有のにおいがある。消毒・防腐剤、また、染料などの原料として重要。▽Phenol **フェミニスト** ●女権拡張論者。男女同権論者。●女性を大切にする男性。女性にあまい男性。「―を自任する」▽feminist **フェミニズム** ●女権拡張論。女性の権利の拡張などを求める考え方。●女性を大切にする考え方。女性崇拝主義。▽feminism **フェミニン** 《形動》女性らしいようす。女性的。「―なデザインの服」▽feminine **フェリー・ボート** 自動車を客・貨物とともに乗せて運ぶ船。フェリー。▽ferryboat(=渡し船) **ふ・える【増える・殖える】** 《自下一》〔数・量が〕多くなる。増す。「人口が―・える」「体重が―・える」[類語]()増加。増大。対 減る。[類義語の使い分け]「ふえる(ふやす)」増える(増やす)〔同じものが加わって、全体が多くなる意で、一般に広く〕人口が増える・体重が増える・予算が増える(予算を増やす)・水量が増える 殖える(殖やす)〔それ自身の力で全体が多くなる。繁殖。利殖〕子牛が殖える(子牛を殖やす)・貯金が殖える・財産が殖える(財産を殖やす)[参考]「子が増える/殖える」のように二様に書くが、前者には子供が寄り集まってくる情景が、後者には出産によって増加する姿が浮かぶ。「殖」は財産の増加によく用いるが、「増」で代用されることも多い。 **フェルト** 羊毛などを熱と圧力を加えて密着させた厚い布状のもの。帽子・敷物・履き物用。フエルト。▽felt ―ペン【―】インキのはいった軸にフェルトの書き芯をとりつけた筆記用具。▽felt pen **フェルマータ** 音符や休止符に付けて、その部分を任意の長さに延ばすことを示す記号。延音記号。▽it fermata **フェローシップ** 大学などの研究者に与えられる奨学金。研究奨学金。また、それを給付される資格。▽fellowship **フェロモン** 昆虫や動物の体内で作られ、体外に分泌されて、他の個体の行動や生理状態に変化を引き起こさせる物質。「性―」▽pheromone ***ふえん【不縁】** ●夫婦・養子などとしての縁が・なく(切れる)こと。「つり合わぬは―のもと」[類語]離縁。●縁組みがうまくまとまらないこと。「縁談が―になる」 ***ふーえん【敷衍・布衍・敷延】** 《名・他サ》〔文〕●おし広げて、他のものにも適用すること。「―して推測する」●文章・語句の趣旨や意味を別のことばで分かりやすく説明すること。パラフレーズ。「その点をもう少し―したい」 **フェンシング** 片手に剣を持ち、突いたり切ったりして勝負を争う西洋流の剣道。サーブル・エペ・フルーレの三種目がある。▽fencing **フェンス** 囲い。くい。▽fence **フェンダー** 自動車・自転車などの車輪のどろがとびちるのを防ぐためのおおい。どろよけ。▽fender **フェンネル** 「ういきょう」に同じ。▽fennel **ぶーえんりょ【無遠慮】** 《名・形動》相手にかまわず、思いのままにふるまうこと。「―な言動」 **フォア** ●四。四つ。フォー。●四人でこぐレース用のボート。四本オールのボート。また、それで行うレース。フォアオール。▽four ―ボール【―】野球で、四球。▽fourとballsからの和製語。 **フォア・グラ** えさを強制的に与えてふとらせた、ガチョウの肝臓。▽仏 foie gras **フォアハンド** テニス・卓球・バドミントンなどで、利き腕の側にきた球を打つこと。フォア。対 バックハンド。▽forehand **フォーカス** 〔写真で〕焦点。「ソフト―」▽focus **フォーク** ●西洋料理で、食べ物をさして口へはこぶのに使う、金属製の食器。●フォークに似た形の機具。「―リフト」▽fork ―ボール【―】野球で、変化球の一つ。打者の手もとで不規則に落ちる。▽fork ball **フォーク・ソング** アメリカの民衆の間に生まれた民謡風の歌。フォーク。▽folk song **フォーク・ダンス** ●民俗舞踊。●大勢の人が円形・方形などに並んで踊るレクリエーション用のダンス。▽folk dance **フォークロア** 民間伝承。民俗学。▽folklore **フォース・アウト** ホースアウト。▽force-out **フォービスム** 野獣派。二〇世紀初頭フランスで興った絵画運動。太い線や原色が特徴。▽fr fauvisme **フォーマット** ●書式。形式。●《名・他サ》〔電算〕情報を書き込める状態にすること。初期化。▽format **フォーマル** 《形動》公式・正式であるようす。また、格式ばったようす。儀礼的。「―な装い」「―ウエア」対 インフォーマル。カジュアル。▷formal <1265> **フォーミュラ・カー** 国際自動車連盟(=FIA)により規定されている競走用自動車。一人乗りで、低く細長い胴体の外側にむき出しのタイヤがついている。▷formula car **フォーム** ●形式。様式。「申し込み書の―」●スポーツで、プレーするときの姿勢。「バッティング―」=フォルム。▽form(=形。形態) **フォーメーション** 〔球技で〕攻撃・防御のためにとられる陣形。▽formation **フォーラム** (古代ローマで、公の集会所に使用した広場から)「フォーラムディスカッション」の略。参加者が自由に発言できる、公開討論。▽forum **フォール** 《名・他サ》レスリングで、相手の両肩を同時にマットにつけること。つけた方が勝ちとなる。▽fall **フォールト** テニス・卓球・バレーボールで、サーブした球がはずれること。フォルト。▽fault(=失敗) **フォッサ・マグナ** 〔地〕中央大地溝帯。本州の中央部をほぼ南北に横切る大地溝帯。▽伊 Fossa Magna(=大きな裂け目) **フォト** 写真。「―ストーリー」「―スタジオ」▽photo **フォルクローレ** 南米の(スペイン語系の)民俗音楽。▽西 folklore **フォルダー** ●紙ばさみ。書類入れ。●〔電算〕コンピューターで、ファイル③を保管する領域。▽folder **フォルテ** 楽曲演奏で、音の強弱を表す発想記号。「強く」の意。記号ƒ。対 ピアノ。▽it forte **フォルティシモ** 楽曲演奏で、音の強弱を表す発想記号。「とても強く」の意。フォルティッシモ。記号ƒƒ。対 ピアニシモ。▽it fortissimo **フォルム** ⇒フォーム。●〔美術で、表現内容に対して〕表現された形。形態。▽独 Form **フォロー** 《名・他サ》●球技で、ボール(を持っている味方)のあとを追って助けること。●追跡すること。後を追い求めること。「財界の動きをよく―した記事」●補い助けること。「新人の仕事を―する」▽follow **フォワード** ラグビー・サッカー・ホッケーなどで、前方に位置して、おもに攻撃面をになう競技者。前衛。略語FW。対 バックス。▽forward **ふ・おん【不穏】** 《名・形動》世の中などが不安定で、悪いことが起こりそうな気配であること。「―な行動をとる」「―な国境地帯」[類語]物騒。対 平穏。 **フォンデュ** スイス風の鍋料理で、チーズに白ぶどう酒を加えて煮とかしたもの。パンにからませて食べる。チーズフォンデュ。▽仏 fondue **フォント** 書体。同一字形の活字の一そろい。▽font **ふ・おんとう【不穏当】** 《名・形動》さしさわりがあって適切でないこと。「―な発言を取り消す」 **ぶーおんな【醜女】** ⇒ぶおんな。顔のみにくい女性。醜女{しこめ}。 **ぶ・おとこ【醜男】** 顔かたちのみにくい男性。 ***ふ・か【不可】** ■《名》●〔ある基準に照らし合わせて〕よくない、またはいけないこと。[句]「可もなく―もなし」対 可。●試験の成績評価などで、最低または不合格を表す評点。落第点。「優・良・可・―」■《接頭》(漢語につけて)「…できない」の意。「―欠」「―避」 ***ふ・か【付加・附加】** 《名・他サ》あるものに他の種類のものを付け加えること。―かち【―価値】●〔経〕生産の過程で新たにつくりだした価値。●〔加工したりして〕付け加えた価値。「―をつける」「―を高める」 ***ふ・か【孵化】** 《名・自他サ》卵がかえること。また、かえすこと。「人工的に―させる」「サケの―場」 ***ふーか【富家】** 〔文〕金持ち(の家)。富家{ふけ}。対 貧家。 ***ふ・か【府下】** 一つの府の区域内(で、市以外の所)。 ***ふーか【浮華】** 《名・形動》うわべだけがはなやかで、内容・実質が伴わないこと。「―な享楽生活」 ***ふーか【負荷】** ●《名・他サ》〔文〕身に引き受けること。●〔理〕電気的・機械的エネルギーを発生する装置に対して、そのエネルギーを消費するもの。また、消費される仕事の量。荷重。「―率」[コロ]「―をかける」 **ふ・か【賦課】** 《名・他サ》税金などをそれぞれに割り当てて支払わせること。 **ふか【鱶】** (大形の)サメの俗称。 **ぶーか【部下】** ある組織の中で、その人の指揮・監督を受けるべき立場の人。対 上司。 **ふか・あみがさ【深編み笠】** 顔をすっかりかくせるよう、深くつくった編みがさ。人目をさけるために用いる。 **ふーかい【不快】** ●《名・形動》いやな気分になること。[類語]不愉快。●〔文〕病気。「―の気味」―しすう【―指数】気温と湿度の関係から人の感じる快・不快の度合いを数値で表したもの。略語DI。[参考]八〇以上で全員が不快を感じるとされる。 **ふ・かい【付会・附会】** 《名・他サ》〔文〕理屈をこねて関係のないことを無理に結びつけること。こじつけること。「―の説」[四字]「牽強―」 **ふか・い【深い】** 《形》●表面と底との間のへだたりが大きい。「―・い谷」「雪が―・い」●「深いところから発している」の意。「―・い息をする」●転じて、「回復しがたい」「正気にもどりにくい」の意。「―・い眠りに入る」●入り口と奥とのへだたりが大きい。「―・い林の奥」「―・い洞穴」●「見えにくい」「達しにくい」の意。「―・いわけがある」[コロ]「事件の根は―・い」●「味わいつくしがたい」の意。「―・い味のあることば」「興味―・い話」●「奥まで十分に達している」の意。[コロ]「音楽に造詣が―・い」●密度が濃い。●霧や霞などが濃い。「山は霧が―・かった」●色が濃い。「―・いみどり色」●密生している。「草―・い田舎」●程度が大きい。「情の―・い人」「執念―・い」●夜やある季節になってから時がかなりたち、今まさにたけなわである。「夜が―・くなる」「秋も―・くなる」●気持ちが強い。そのために根強くて変わりにくい。「悲しみを―・くする」●〔異性同士が〕非常に親しい。「―・い仲になる」対 ①~⑩浅い。 **ぶ・かい【部会】** ●ある組織の部門で行う会合。「―の意見を全体会議に持ち込む」●「部」を称する組織の会合。「テニス部の―」 **ぶーがい【部外】** ●役所・会社などの部の外。●その組織の外部。「―者」「―秘」対 ①②部内。 **ふがい・な・い【腑甲斐無い・不甲斐無い】** 《形》したいと思うことができない情けない状態である。「―・く完敗した」 **ふか・いり【深入り】** 《名・自サ》必要以上に深く関係すること。「これ以上―すると危険だ」 **ふか・おい【深追い】** 《名・他サ》どこまでも追っていくこと。また、必要以上に追及すること。[類語]長追い。 **ふか・かい【不可解】** 《名・形動》理解しようとしても理解できないこと。「―な行動」 **ふか‐ぎゃく【不可逆】** 逆もどりできないこと。〔ふつう、単独では用いない〕「―性」対 可逆。―てき【―的】《形動》逆戻りできないようす。「―な変化」 <1266> **ふか‐はんのう【付加反応】** 〔理〕化学反応で、反応系から生成系に向かっての正反応の速度が大きく、逆反応がきわめて起こりにくい反応。対 可逆反応。 ***ふ・かく【不覚】** 《名・形動》●意識しないですること。また、意識が確かでないこと。「―の涙を流す」[四字]「前後―」●心構えがしっかりしていないこと。また、油断して失敗すること。―にも《連語》注意をおこたって失敗するようす。また、そうするつもりはなくても、いつの間にかそうしてしまうようす。「―初戦で敗れる」「―涙を流す」[類語]うっかり。思わず。―を取・る《句》注意を怠ったり油断したりして、失敗する。「格下の相手とあなどって、―・った」 ***ふ・かく【俯角】** 目より下にある物を見る視線と水平面とがなす角度。見下ろす角度。対 仰角。 **ふがく【富岳・富嶽】** 〔文〕富士山。「―百景」 **ぶーがく【舞楽】** 舞踊を伴う雅楽。 **ふかくじつ【不確実】** 《名・形動》確実でないこと。ふたしか。「―な情報」 **ふ・かくてい【不確定】** 《名・形動》はっきり決まっていないこと。「―の要素をふくむ」 **ふか・けつ【不可欠】** 《名・形動》欠くことができないこと。「―の条件」[類語]必要。必須。 **ふかこう・りょく【不可抗力】** 人の力では・逆らう(とどめる)ことができない力や事態。「―による災害」 **ふか・ざけ【深酒】** 酒を飲み過ぎること。 **ふかし【不可視】** 〔文〕肉眼では見えないこと。対 可視。―こうせん【―光線】〔理〕光として肉眼に感じられない電磁波。紫外線・赤外線・エックス線など。対 可視光線。 **ふかしぎ【不可思議】** ■《名・形動》常識から考えて、どうしても理解できないこと。[類語]不思議。■《助数》一〇の六四乗を一とする単位。[参考]一〇の八〇乗とする説もある。 **ふかしん【不可侵】** 〔文〕侵略・侵害を許さないこと。「―条約」「神聖にして―の帝王」 **ふか・す【吹かす】** 《他五》●吸ったたばこの煙を口からはき出す。また、たばこを吸う。●エンジンを回す。また、エンジンの回転数を増す。●「…風を―・す」の形で〉いばって…らしい態度をとる。[コロ]「先輩風を―・す」 **ふか・す【更かす】** 《他五》〈「夜を―・す」の形で〉夜おそくまで起きている。夜ふかしをする。 **ふか・す【蒸す】** 《他五》食べ物に蒸気をあててやわらかくし、食べられるようにする。むす。「サツマイモを―・す」 **ふか・そく【不可測】** 《名・形動》〔文〕予測できないこと。不測。「―の事態」 **ふか‐ち【不可知】** 〔哲〕物の本質や実在の根拠などは認識できないとすること。―ろん【―論】(agnosticism)〔哲〕経験的事実だけが認識できるもので、物の本質や実在の究極の根拠などは認識できないとする説。神学では、人間には神を認識できないとする立場。 **ふ・かつ【賦活】** 活力を与えること。「―剤」 **ぶ・かつ【部活】** 「部活動」の略。生徒・学生のクラブ活動。 **ぶ・かっこう【不格好・不恰好】** 《名・形動》格好の悪いこと。[類語]ぶざま。 **ふか・づめ【深爪】** つめを深く切りすぎること。 **ふかで【深手・深傷】** 重い負傷。重傷。[コロ]「―を負う」対 浅手。薄手。 **ふか・なさけ【深情け】** 思いやりがありすぎること。特に、異性に対する情愛が深いこと。[連]「悪女の―」 **ふかのう【不可能】** 《名・形動》可能でないこと。できないこと。不能。「実行―な空論」対 可能。 **ふか・ひ【不可避】** 《名・形動》〔文〕さけることができないこと。「交渉決裂は―だ」 **ふかひれ【鱶鰭】** 外皮をとり除いたサメのひれをさらして干した食品。中国料理の材料とする。ふかのひれ。 **ぶかぶか** 《副・形動・自サ》(副詞は「―と」の形も)身につけるものが大きくてゆるすぎるようす。「―のくつ」「ズボンが―だ」[類語]だぶだぶ。 **ぷかぷか** 《副》(「―と」の形も)●たばこをさかんに吸うようす。●軽いものが水にうかんでいるようす。[コロ]「ボールが海に―浮いている」 **ふか‐ぶん【不可分】** 《名・形動》物事が密接に結びついて分けることができないこと。「政治と経済は―だ」 **ふか・ま【深間】** ●川・海などの深み。「―に落ちておぼれる」●密接な男女の仲。「―にはまる」 **ふかま・る【深まる】** 《自五》深くなる。「知識が―・る」[コロ]「秋が―・る」 **ふかみ【深み】** ●[川・海などの]深い所。深間。[コロ]「―にはまる」対 浅み。●深入りしすぎて容易にのがれられない状況。「悪事の―におちいる」●奥深い味わい。[コロ]「―のある人柄」 **ふか・みどり【深緑】** 濃いみどり色。深緑。 **ふか・める【深める】** 《他下一》深くする。「親善を―・める」 **ふか・よみ【深読み】** 《名・他サ》その意味を、深い部分まで推測して読み取ること。「文章を―する」 **ふ・かん【俯瞰】** 《名・他サ》〔文〕高い所から見おろすこと。鳥瞰。「山頂から四方を―する」「―図」 **ぶ・かん【武官】** ●軍事にたずさわる官吏。「駐在―」対 文官。●もと、下士官以上の陸海軍人。 **ふかん・しへい【不換紙幣】** 正貨と自由に交換できない紙幣。不換券。対 兌換紙幣。 **ふかん・しょう【不感症】** ●女性が性交の際に快感を得られない状態。冷感症。●慣れてしまい、感じるはずの事を感じなくなること。「騒音には―になった」 **ふーかんぜん【不完全】** 《名・形動》完全でないこと。欠けた所があること。不全。「―な設備」「―燃焼」 **ふき【不帰】** 〔文〕再び帰らないこと。―の客とな・る《句》再びこの世に帰らない人となる。すなわち、故人となる。死ぬ。 **ふき【不羈・不羇】** 《名・形動》〔文〕●(つなぎ止めることができない意から)束縛を受けないで自由なこと。[四字]「―奔放」●才能や学識があまりにもすぐれていて、ふつうと同じにはとりあつかえないこと。「―の才」 **ふーき【不軌】** 〔文〕おきてに従わないこと。また、むほんを企てること。反逆。「―の徒」「―の臣」 <1267> **ふき【付記・附記】** 《名・他サ》本文につけ足して書き記すこと。また、その記事。[類語]追記。 **ふき【富貴】** 《名・形動》→ふうき(富貴)。 **ふき【蕗】** キク科の多年草。根茎から長い葉柄を出す。早春、葉に先立ち、根茎から「ふきのとう」と呼ばれる花芽を出す。ふきのとう・葉柄は食用。 **ふき【袘】** 綿長着・綿入れ長着などの袖口および裾に、裏布を表側にいくらか出し、へりのようにした部分。袖口ふき・裾ふきなどという。 **ふーぎ【不義】** ●人としての正しい道からはずれること。●男女が道にはずれた関係を結ぶこと。密通。「―密通」 **ふ・ぎ【付議・附議】** 《名・他サ》議案を会議にかけること。上程。「この問題は総会に直接―しよう」 **ぶ‐き【武器】** ●戦闘に使う道具。兵器や武具。●効果的な手段となるもの。「理論は実践の―である」 **ぶ・ぎ【武技】** 〔文〕武道に関する技術。[類語]武術。 **ぶーぎ【舞妓】** 〔文〕まいひめ。舞子{まいこ}。 **ブギ・ウギ** アメリカ中西部の黒人の間からおこった、リズミカルなジャズの一種。本来はピアノ奏法の一つ。ブギ。▷boogie-woogie **ふき・あげ【吹き上げ】** ●〔がけの上などで〕海・谷など低い所から風がふき上がってくる所。●噴水。〔古風な言い方〕[表記]②は「噴き上げ」とも書く。 **ふき・あ・げる【吹き上げる】** ■《他下一》●風が吹いてまい上がらせる。●気体・液体などを穴から上にほとばしらせる。「鯨が潮を―・げる」●水や水蒸気などが強い勢いでふき出て、上にあるものを持ちあげる。[表記]②③は「噴き上げる」とも書く。■《自下一》●風が低い方から高い方へ向かってふく。●感情が高ぶって、意志・意欲がこみあげる。「―・げる激情」 **ふき・あ・れる【吹き荒れる】** 《自下一》〔被害をもたらすほど〕風が激しくふく。吹きすさぶ。 **ふき・いど【吹き井戸・噴き井戸】** 水がふき出るようにわく井戸。ふき井。 **ふき・おろ・す【吹き下ろす】** 《自五》風が低い方へ向かって(強い勢いで)ふく。「山から―・す風」 **ふき・かえ【吹き替え】** ●貨幣・金属器具などをとかして鋳造しなおすこと。改鋳。●歌舞伎・映画などで、一時的に代役をつとめる・こと(役者)。スタンドイン。●〔外国映画などで〕せりふだけを日本語に訳して吹き込む・こと(声優)。 **ふき・かえ・す【吹き返す】** ■《自五》風が今までとは逆の方向にふく。■《他五》●風がふいて、物を・うらがえす(もとへもどす)。「ちりを―・す」●一度とだえた呼吸を回復する。[コロ]「息を―・す」●貨幣・金属器具などをとかして鋳なおす。改鋳する。 **ふき・か・ける【吹き掛ける】** 《他下一》●息を勢いよくふいてかける。「ガラスに息を―・ける」●液体を霧状にしてふいて注ぎかける。「殺虫剤を―・ける」[類語]①②吹きつける。●一方的にしかける。「難題を―・ける」←ふっかける③。 **ふき・け・す【吹き消す】** 《他五》●〔息で〕火をふいて消す。「ろうそくの火を―・す」●別の大きな音が、ある音を聞こえないようにする。「授業が爆音に―・される」 **ふき・け・す【拭き消す】** 《他五》布などでふいて消す。「落書きを―・す」 **ふきげん【不機嫌】** 《名・形動》機嫌の悪いこと。「―にだまりこくる」対 上機嫌。 **ふきこぼ・れる【吹き零れる・噴き零れる】** 《自下一》沸騰した湯などがふき上がって、あふれ出る。「味噌汁が―・れる」 **ふき・こ・む【吹き込む】** ■《自五》風がふいて中にはいってくる。また、風にふかれて、雨・雪などが中にはいってくる。「夜風が―・んで寒い」■《他五》●ふいて中へ入れる。「風船に息を―・む」●くり返し言い聞かせて教えこむ。「悪知恵を―・む」●レコーダーなどに録音する。「新曲を―・む」 **ふき・こ・む【拭き込む】** 《他五》〔廊下・柱などを〕長い期間毎日のようにふいて、つやが出るようになるまでする。「床を鏡のように―・む」 **ふき・さらし【吹き曝し】** おおいさえぎるものがなくて、風のあたるままになっている・こと(所)。ふきっさらし。「―のプラットホーム」 **ふき・すさ・ぶ【吹き荒ぶ】** ■《自五》風が激しくふく。ふきあれる。■《他五》笛などをなぐさみにふく。[表記]■は「吹き遊ぶ」とも書く。 **ふきそ【不起訴】** 証拠不十分などで、有罪とする見込みがない時などに、検察官が公訴を提起しないこと。[参考]起訴猶予。対 起訴。 **ふ・きそく【不規則】** 《名・形動》規則正しくないこと。規則的でないこと。「―な生活」「―な分布」 **ふきだし【吹き出し】** 漫画で、登場人物のせりふを丸く囲んで書いた部分。 **ふき・だ・す【吹き出す】** ■《自五》●気体・液体・粉状のものなどが穴から激しく出る。「汗が―・す」「顔に湿疹が―・す」[表記]「噴き出す」とも書く。●芽などが勢いよく出て来る。「若芽が―・す」●こらえきれずにぷっと息をふいて笑い出す。「冗談に思わず―・す」[表記]③は「噴き出す」とも書く。■《他五》●ふいて外へ出す。「ちりを―・す」●芽などを勢いよく出す。 **ふき・だまり【吹き溜まり】** ●風にふきつけられて、雪・木の葉などが一か所にたくさん集まった所。●他に行き場のない人や落ちぶれた人などが集まる所。「社会の―」「不平者の―」 **ふきつ【不吉】** 《名・形動》縁起の悪いこと。また、何か悪い事が起こりそうなきざしがあること。「―な予感」 **ふき・つ・ける【吹き付ける】** 《自下一》風が強くふきあたる。■《他下一》●息を強くふきあてる。●[液体などを]霧状にしてふいて、物に付着させる。「塗料を―・ける」 **ぶきっちょ【不器用・無器用】** 《名・形動》(「ぶきよう」の転)ぶきよう。 **ふき・つの・る【吹き募る】** 《自五》[風が]しだいに激しさを増してふく。 **ふきでもの【吹き出物】** 皮膚にできる小さい粒状のできもの。おでき。 **ふき・でる【吹き出る・噴き出る】** 《自下一》気体・液体・粉状のものが穴から激しく出る。吹き出す。「額に汗が―・出る」 **ふきとば・す【吹き飛ばす】** 《他五》●ふいて物をとばす。●一挙にはらいのける。「苦しみを―・す」 **ふき・ながし【吹き流し】** ●半円形の輪に数本の細長い布をつけ、さおの先に結びつけて風になびかせる旗。●端午の節句に鯉のぼりとともにあげるのぼり。また、鯉のぼり。「五月の鯉の―」●風向きを知るためになびかせる筒状の布。気象台・飛行場などで使う。 <1268> **ふきぬき【吹き抜き・吹き貫き】** ●円形の輪にした吹き流し。●柱と柱の間に壁をつけず、外部に向かって開放された構造。吹き放し。吹き抜け。●建物で、間に天井や床をつくらずに下から上までつらぬきとおした構造。吹き抜け。 **ふき・ぬ・ける【吹き抜ける】** 《自下一》●風がふいて通り過ぎる。「台風が―・ける」●火がふき上げて上へぬける。 **ふき・の・とう【蕗の薹】** フキの若い花芽。早春、根茎から出る。食用。ほろ苦く、香味がある。 **ふき・はら・う【吹き払う】** 《他五》●ふいて、物をはらいのける。「ごみを―・う」●[よくないものを]消し去る。一掃する。「わだかまりが―・われた」 **ふき・ぶり【吹き降り】** 強い風とともに激しく雨が降ること。 **ふき・まく・る【吹き捲る】** ■《自五》広範囲にわたって長時間、風が激しく吹く。「春一番が―・る」[ある現象が広範囲を長時間激しくおそう意にも使う]「全欧州を―・った不景気」■《他五》盛んに大げさなことを言い続ける。「大ぼらを―・る」 **ふき・まわし【吹き回し】** ●風がふいてくるぐあい。風の吹きかげん。●その時の心境や状況の変化。[コロ]「風の―」 **ぶ・きみ【不気味・無気味】** 《形動》気味が悪く、不安な感じをいだかせるようす。「―な静けさ」 **ふき・や【吹き矢】** 竹や木筒に小さな矢を入れ、ふいて矢を飛ばす道具。また、その矢。 ***ふ・きゅう【不休】** 〔文〕少しも休まずに活動を続けること。[四字]「不眠―」 ***ふ・きゅう【不急】** 《名・形動》〔文〕さしせまって必要ではないこと。「―の品」 ***ふ・きゅう【不朽】** 〔文〕価値をいつまでも失わないで後々まで残ること。「―の名作」[類語]不磨。不滅。 ***ふ・きゅう【普及】** 《名・自サ》世間一般に広く行きわたること。「DVDが―する」「―版」[類語]流布。 ***ふ・きゅう【腐朽】** 《名・自サ》金属・木材などがくさってぼろぼろになること。 **ふきゅう・ふよう【不急不要】** 《名・形動》〔文〕今すぐには必要でも重要でもないこと。不要不急。「―の工事」「返事は―だ」 **ふ・きょう【不況】** 景気が悪いこと。不景気。「―の波」「―のしわよせ」対 好況。 **ふ・きょう【不興】** 《名・形動》〔文〕●気分的におもしろくないこと。興ざめ。「―な顔」●機嫌の悪いこと。不機嫌。[コロ]「―を買う(=目上の人の機嫌をそこねる)」 **ふ・きょう【富強】** 《名・形動》国の経済が豊かで、武力・勢力が強いこと。「―をほこる国家」 **ふ・きょう【布教】** 《名・他サ》宗教を世間に広めること。「仏教を―する」[類語]伝道。 **ふーぎょう【俯仰】** 《名・自サ》〔文〕うつむいて下を見ることと、顔を上げて上を見ること。―天地に愧じず《句》かえりみて、自分の心や行動に少しも・やましい(恥じる)ところがない。公明正大である。[故事]「仰いで天に愧じず、俯して人に怍じず」〈孟子・尽心下〉から。 **ぶ・きよう【不器用・無器用】** 《名・形動》〔手先が〕器用でないこと。「―で鉛筆もけずれない」●物事を上手にさばけないこと。「人扱いが―だ」対 ①②器用。同①②ぶきっちょ。 **ぶーぎょう【奉行】** 武家時代の職名。おもに行政事務の一部局を担当・執行・監督したもの。江戸時代の寺社奉行・勘定奉行・町奉行など。 **ふーぎょうぎ【不行儀】** 《名・形動》行儀の悪いこと。 **ふ・ぎょうじょう【不行状】** 《名・形動》「不行跡」に同じ。 **ふ・ぎょうせき【不行跡】** 《名・形動》品行のよくないこと。特に、女遊びやばくちなどにふけること。不品行。不行状。「―をはたらく」 **ふきょうわ・おん【不協和音】** 同時に鳴らした高さのちがう音が、不調和で響きの悪いもの。〔協調すべきなのに協調が欠けている状態についても使う〕「チーム内の―が伝えられる」対 協和音。 **ふーきょか【不許可】** 許可しないこと。 **ふ・きょく【布局】** 囲碁で、碁石を局面に配置すること。全体の配置・構想。「―を考える」 **ぶきよく【舞曲】** 〔文〕●舞踊と音楽。●舞踏のための音楽。メヌエット・マズルカなど。 **ぶ・きょく【部局】** 官庁や会社などの内部の組織で、事務分担上区分されたもの。局・部・課・係など。 **ふき・よ・せる【吹き寄せる】** 《他下一》〔風が〕ふいて物を一方へ寄せ集める。「木の葉を隅に―・せる」 **ふーぎり【不義理】** 《名・形動》●交際上当然するべきことをしないこと。[コロ]「―を重ねる」●特に、借金を返さないでいること。 **ぶーきりょう【不器量・無器量】** 《名・形動》顔かたちがみにくいこと。ぶさいく。不見目。 **ふき・わた・る【吹き渡る】** 《自五》〔広い空間を〕風がふいて通り過ぎる。吹き過ぎる。「草原を―・る風」 ***ふー・きん【付近・附近】** その場所の近く。そのあたり。近辺。「大阪―」[類語]近傍。 ***ふきん【布巾】** 食器などをふく小さな布。 **ふ・きんこう【不均衡】** 《名・形動》つりあいがとれていないこと。アンバランス。「輸出と輸入が―になる」[類語]不釣り合い。 **ふきんしん【不謹慎】** 《名・形動》不注意で、つつしみのないこと。「―な態度」「―をとがめる」 **ふく【副】** ■《名》主となるものにそえて、その補助とするもの。特に、書類などの写し。控え。「正―二通の書類」対 正。■《接頭》●補助となる者の意。「―知事」「―長官」対 正。●あることに伴う意。「―作用」 **ふく【幅】** ■《名》〔文〕掛け軸。「円山応挙の―」■《助数》掛け軸を数える語。 **ふく【服】** 《名》●着る物。衣服。●〔和服を「着物」というのに対して〕洋服。■《助数》●包みに入った粉薬などを数える語。●たばこ・茶・薬などを飲む回数を数える語。[参考]上につく語によって「ぷく」ともなる。 **ふく【福】** しあわせ。幸運。[連]「―の神」[句]「笑う門には―来たる」[句]「災いを転じて―となす」対 禍。惚。厄。―は内鬼は外《句》(「幸運は家の中に入ってこい、災いは家から出ていけ」の意で)節分の夜、豆をまくときに唱えることば。 <1269> ***ふく【復】** ■《名》テニス・卓球などで、ふたりが一組みとなって行う試合。ダブルス。対 単。■《接頭》単一でなく、二つ(以上)からなる意。「―比例」対 単。 ***ふく【幅】** ⇒はば(幅)。 ***ふ・く【吹く】** ■《自五》●風が通って行く。「風が―・く」●気体・液体・霧状のものが、(穴を通って)勢いよく出る。「山頂から煙が―・く」[表記]②は「噴く」とも書く。●〔かび・粉などが〕表面に現れ出る。「粉が―・いた柿」●芽が出る。めぶく。「柳の芽が―・く」■《他五》●口をすぼめて強く息を出す。また、息を強く出して物に当てる。「味噌汁を―・く」●息を出して音を立てる。呼気で口笛や吹奏楽器を鳴らす。「らっぱを―・く」●〔気体・液体・霧状のものを〕(穴を通して)勢いよく出す。「火を―・く山」[表記]③は「噴く」とも書く。●〔かび・粉などを〕表面に現し出す。●芽を出す。「木々が芽を―・く」●金属をとかして型に流し、器具をつくる。鋳造する。「鐘を―・く」●大げさな事や、でまかせを言う。[句]「ほらを―・く」[類義語の使い分け]「ふく」吹く〔口を開いて勢いよく空気を動かす意で、一般に広く〕笛を吹く・火を吹いておこす・吹き寄せる・吹っ飛ぶ・干物に塩が吹く・芽を吹く・吹き出物・ほらを吹く 噴く〔内にこもっていたものが勢いよくふき出る〕汗が噴き出す・機関銃が火を噴く・煙を噴き上げる火山・汁が噴きこぼれる[参考]「噴」は「吹」よりも程度がはなはだしいことを表す。「皆がその光景に吹き出した/噴き出した」では、後者が強調された表現になる。「火を吹く/噴く」では、前者が火に向かって息や空気を吹きかける意(火吹き竹で火を吹く)、後者は火そのものが内部から噴出する意(火山が火を噴く)。 ***ふ・く【拭く】** 《他五》〔布・紙などで〕表面をこすって、よごれや水分を取り去る。「鏡を―・く」「廊下を―・く」「汗を―・く」 ***ふ・く【葺く】** 《他五》瓦・板・カヤなどで、屋根をおおう。また、そのようにして屋根を作る。「瓦を―・く」「屋根を―・く」 ***ふぐ【不具】** ●体の一部の機能に障害があること。●〔文〕(意をつくさない意で)手紙の末尾にしるす語。不備。不悉。不一。不尽。 **ふぐ【河豚】** フグ科の海魚の総称。体は丸みをおび、敵にあうと腹部をふくらませる。肉は食用だが、ほとんどが内臓に猛毒をもつ。ふく。「―鍋」 **ぶーぐ【武具】** 〔文〕戦いに使う道具。特に、よろい・かぶとなど。 **ふぐあい【不具合】** ●調子がよくない・こと(ところ)。特に、製品などの故障・欠陥。[コロ]「―が生じる」 **ふく・あん【腹案】** 心の中にあって、まだ発表していない案。「私によい―がある」[類語]腹積もり。 **ふくいく【馥郁】** 《形動》〔文〕よい香りがただようようす。「―とした梅の香」 **ふくいん【副因】** 二次的な原因。対 主因。 **ふくいん【幅員】** 〔文〕道路・船舶などの横幅。 **ふくいん【復員】** 《名・自サ》●戦争で軍隊の態勢を戦時編制から平時編制に組織すること。●軍隊に召集されていた人が兵役を解かれて一般市民にかえること。対 ②動員。 **ふくいん【福音】** ●キリスト教で、キリストによって人類が救われるという、喜ばしい知らせ。また、それを伝える教え。ゴスペル。●悩みが解決されると期待できるような、喜ばしい知らせや事柄。「天来の―」―しょ【―書】(Gospels)新約聖書の中で、キリストの生涯とその教えを記した四書。マタイ伝・マルコ伝・ルカ伝・ヨハネ伝。四福音書。 **ふぐう【不遇】** 《名・形動》運が悪くて、ふさわしい地位や境遇が得られないこと。[コロ]「―をかこつ」 **ふく・うん【福運】** 幸運をもたらすめぐり合わせ。 **ふく・えき【服役】** 《名・自サ》兵役・懲役に服すること。「殺人の罪で―する」[類語]服罪。 **ふく・えん【復円】** 《名・自サ》〔天〕日食・月食がおわって、太陽または月がもとの円形にもどること。 **ふく・えん【復縁】** 《名・自サ》離縁したものが、再びもとの関係にもどること。「―をせまる」 **ふく・おん【複音】** ●二つ以上の異なった高さの音が同時に発せられたもの。●ハーモニカで、音を発する穴が二列に並んでいる・こと(もの)。対 単音。 **ふく・が【伏臥】** 《名・自サ》〔文〕うつぶせにねること。対 仰臥・側臥。 **ふくがく【復学】** 《名・自サ》停学・休学していた学生・生徒が、もとの学校に復帰すること。 **ふく・かん【副官】** ⇒ふっかん(副官)。 **ふく・がん【複眼】** 多数の小さな目(=個眼)がはちの巣状に集まって、一つの大きな目となったもの。昆虫類・甲殻類などに見られる。対 単眼。 **ふく・ぎょう【副業】** 本業のかたわらに行う仕事。サイドワーク。[類語]内職。対 本業。 **ふく・けい【復啓】** 《感》〔文〕返事の手紙の最初に書く挨拶のことば。拝復。啓復。復啓。 **ふくげん【復元・復原】** 《名・他サ》もとの位置や状態に・かえる(かえす)こと。「土器を―する」―りょく【―力】船・航空機などがかたむいたとき、それ自身がもとの姿勢にもどろうとして働く力。 **ふく・こう【腹腔】** ⇒ふっこう(腹腔)。 **ふく‐ごう【複合】** 《名・自サ》二つ以上のものが結合して、新しく一つのものになること。[類語]合成。―いさん【―遺産】世界遺産の分類の一つ。文化遺産と自然遺産両方の特徴をそなえたもの。[参考]中国の泰山やペルーのマチュピチュなど。―しょうぎょうしせつ【―商業施設】多くの小売店とともに、レストランや映画館などがひとまとまりになっている建物、または地域。 **ふくごう‐ご【複合語】** 本来独立した二つ以上の単語が合わさって別の一つの単語になったもの。「なつやすみ(夏+休み)」「さきにおう(咲く+匂う)」など。合成語。 **ふく‐こうかんしんけい【副交感神経】** 自律神経の一つ。呼吸・消化・循環などを支配し、交感神経とは逆の作用をする。 **ふく‐こうちょう【副校長】** 〔教〕小・中・高等学校で、校長を助け、校務をつかさどる・人(役職)。校長が欠けたときは、代理を務める。[参考]教頭。 <1270> **ふくさ【袱紗・帛紗・服紗】** ●絹やちりめんで作った小さな方形のふろしき。「―包み」●茶の湯で、絹で作った方形の布。茶器をぬぐったり受けたりするのに使う。茶袱紗。 **ふくさい【副菜】** 主菜にそえて出す料理。[類語]副食物。対 主菜。 ***ふく‐ざい【伏在】** 《名・自サ》〔文〕ひそんで存在すること。[類語]潜在。 ***ふく‐ざい【服罪】** 《名・自サ》罪を犯した者が刑に服すること。[類語]服役。 **ふく・さつ【複雑】** 《名・形動》種々の事情や関係が重なり合い入り組んでいること。また、こみいっていて・めんどうな(わかりにくい)こと。「―な気持ち」「―な関係」[四字]「―怪奇」対 単純。簡単。 **ふく・さよう【副作用】** その薬が、本来の作用に付随して起こす、有害な別の作用。 **ふく・さんぶつ【副産物】** ●目的とする生産物に付随して得られる他の産物。対 主産物。●ある物事の発生・進行に伴って生まれる物事。「旅行の―の作品」 ***ふくし【副使】** 正使につき従ってこれを補佐し、必要なときにはその代理をする使者。対 正使。 ***ふくし【副詞】** 品詞の一つ。自立語で、活用がなく、主語とならない。おもに用言を修飾する。 ***ふくし【福祉】** 社会の成員が等しく得るべき幸福。「―施設」 **ふくじ【服地】** 洋服を仕立てる布地。洋服地。 **ふく・しき【複式】** ●二個(以上)からなる方式。また、複雑な方式。「―学級」●「複式簿記」の略。取り引きや収支ごとに借方と貸方とに分けて記入する方式の簿記。対 ①②単式。 **ふくしきこきゅう【腹式呼吸】** 横隔膜の伸縮によって行う呼吸。深い呼吸ができる。対 胸式呼吸。 **ふくじ・てき【副次的】** 《形動》他の主となるものに対して付随した関係にあるようす。二次的。「―な問題」 ***ふく・しゃ【複写】** 《名・他サ》●写して同じものをいくつか作ること。コピー。●一度写してあるものをもとにして、さらに写す・こと(もの)。「写真を―する」 ***ふく・しゃ【輻射】** 《名・他サ》〔理〕「放射」に同じ。―ねつ【―熱】高温の物体から発散される熱。 **ふくしゅ【副手】** ●主となる人の仕事を助ける人。助手。●大学で、助手の下の地位にある職員。 **ふく・しゅう【復習】** 《名・他サ》一度習ったことをもう一度くり返して勉強すること。おさらい。対 予習。 **ふく・しゅう【復讐】** 《名・自サ》ひどい目にあわされた人が、相手を同じようにひどい目にあわせること。しかえし。「敵に―する」[類語]報復。あだうち。 **ふくじゅう【服従】** 《名・自サ》他人の命令・意志にそのまましたがうこと。「上官に―する」対 反抗。 **ふくじゅ・そう【福寿草】** キンポウゲ科の多年草。早春、黄色の花をつける。めでたい花とされ、正月に鉢植えにしてかざる。根は薬用。元日草。 **ふく・しょう【副将】** 主将の次の地位にあってこれを補佐する役目(の人)。 **ふく・しょう【副賞】** 正式の賞に付けそえておくられる賞品や賞金。「一〇万円の―付き」 **ふく・しょう【復唱・復誦】** 《名・他サ》●くり返しとなえること。●確認するため、言われたことをもう一度口に出して言う・こと(ことば)。「電話の用件と連絡先を―する」 **ふくしょう・しき【複勝式】** 競馬・競輪のかけ方の一つ。レースで一・二着、または一・二・三着のうちのいずれかを当てれば払いもどし金が得られるもの。 **ふくしょく【副食】** 「副食物」に同じ。対 主食。 **ふくしょく【復飾】** 《名・自サ》僧侶・尼僧が僧籍をはなれて、もとの俗人にもどること。還俗。対 落飾。 **ふくしょく【復職】** 《名・自サ》〔退職・停職・休職などにあったものが〕もとの職にかえること。 **ふく・しょく【服飾】** 衣服と装飾品。「―品」 **ふく・しょくぶつ【副食物】** 食事で、主食にそえて食べるもの。おかず。副食。[類語]副菜 **ふくじょし【副助詞】** 助詞の一つ。体言・用言などについて、その語に副詞的な職能を与え、下の用言の意味を限定するもの。文語の「だに」「すら」「さへ」「のみ」、口語の「など」「ほど」「くらい」「だけ」などの類。[参考]係助詞をこれにふくめる説もある。 **ふく・しん【副審】** 主審を補佐する審判員。対 主審。 **ふく・しん【腹心】** (腹と心臓の意から)●〔文〕心の奥底(に思っていること)。●心から信頼している・こと(人)。〔同輩か自分より地位の低い人に使う〕「―の部下」[注意]「腹臣」は誤り。 **ふく・しん【覆審】** 上級審で、下級審の審理とは無関係に審理をやりなおすこと。また、その審理。 **ふくじん【副腎】** 腎臓の上端にある内分泌器官。アドレナリンやホルモンを分泌する。 **ふくじん・づけ【福神漬け】** 漬け物の一つ。ダイコン・ナス・レンコンなど、七福神になぞらえた七種の野菜をこまかく刻み、みりん醤油につけこんだもの。 **ふく・すい【腹水】** 腹腔の内部に液体がたまる症状。また、その液体。腹膜炎・肝硬変などによる。 **ふく・すい【覆水】** 〔文〕入れ物が引っくり返って、こぼれた水。―盆に返らず《句》●一度別れた夫婦は再びもとどおりに結ばれないこと。●一度してしまったことは取り返しがつかない。[参考]「盆」は鉢状の器の意。周の太公望が出世したとき、貧窮したときに自分から去った妻が復縁を求めて来たので、盆の水を引っくり返して、もとどおりにしたら求めに応じようと言ったということから。〈拾遺記〉 **ふく・すう【複数】** ●二つ以上の数。●「欧米の言語で」その語の表す人または物事が二人または二つ以上であることを示す文法形式。複数形。対 ②単数。 **ふく・すけ【福助】** 大頭の童顔で背が低く、かみしもを着て正座している姿の男の人形。幸運を招くという。 **ふく・する【服する】** ■《自サ変》〔文〕他から言われたことに従う。また、自分の務めとして行動する。「命令に―・する」「業務に―・する」[コロ]「喪に―・する」=服す。■《他サ変》〔文〕薬・茶などを飲む。「薬を―・する」 ***ふく・する【伏する】** 《自他サ変》〔文〕●ひれふす。「神前に深く―・する」●かくれる。また、身をかくす。「草むらに―・する」●従う。また、従わせる。「和解の勧告に―・する」=伏す。 ***ふく・する【復する】** 《自サ変》〔文〕もとの状態にもどる。「旧に―・する」「健康に―・する」■《他サ変》〔文〕返答する。申し上げる。 **ふく・せい【復姓】** 《名・自サ》婚姻・養子縁組などによって一度姓をかえた人が、もとの姓にもどること。 <1271> **ふく・せい【複製】** 《名・他サ》美術品などで、原物とそっくりのものを別に作ること。また、その物。「―画」「ミロのビーナスの―」 **ふく・せき【復籍】** 《名・自サ》●婚姻・養子縁組などによって戸籍をはなれた者が、もとの籍にもどること。●休学してもとの学籍にもどること。 **ふく・せん【伏線】** ●あとに述べようとする筋の展開にそなえて、それに関連した事柄を前の方でそれとなく述べておくこと。また、その事柄。[コロ]「―を張る」●後に起こることを予想して、前もって準備しておくこと。また、その事柄。[コロ]「断る―をしく」[注意]「伏線を引く」は誤り。 **ふく‐せん【複線】** 二本(以上)並んだ線。特に、上りと下りを並行してしいた鉄道線路。対 単線。 **ふく・そう【副葬】** 《名・他サ》死者が生前に愛用していた調度などを遺骸にそえて埋葬すること。「―品」 **ふく・そう【服装】** 衣服およびその付属品(を身につけたときのようす)。みなり。よそおい。「―をととのえる」 **ふく・そう【福相】** 福々しい人相。対 貧相。 **ふく・そう【輻輳・輻湊】** 《名・自サ》〔文〕(車輪の輻{や}が轂{こしき}に集まる意から)物事が一か所により集まって、こみ合うこと。混雑。「交通が―する」 **ふくぞう・な・い【腹蔵無い】** 《形》思っている事を率直に言ってかくさない。「―・い御意見をうかがいたい」 **ふくぞく【服属】** 《名・自サ》〔部下・属国として〕服従し従属すること。「大国に―する」 **ふくそく・るい【腹足類】** 軟体動物の一綱。多くらせん状の貝殻をもつ。カタツムリ・アワビ・サザエなど。 **ふくそすう【複素数】** (complex number)[数]実数aとbおよび虚数単位iでつくられた式a+biで表される数。[参考]aを実部、bを虚部という。 **ふく・だい【副題】** 本や論文などの表題にそえる、主に内容を説明する題。傍題。サブタイトル。 **ふく・だいじん【副大臣】** その省の大臣を助け、政策および企画にあたり、政務を処理し、大臣の不在時に代理を務める職(の人)。 **ふぐ・たいてん【不倶戴天】** (「ともに天を戴かず」の意)相手を生かしてはおけないと思うくらいに深い恨み憎しみがあること。「―の敵」〈礼記・典礼上〉 **ふく‐ちゃ【福茶】** 昆布・黒豆・サンショウなどを加えた煎茶。正月・節分などに長寿をいのって飲む。 **ふく・ちゅう【腹中】** 〔文〕(腹の中の意から)心の中。心中。胸中。「―に一物ある」 **ふく‐ちょう【復調】** 《名・自サ》〔体などの〕調子がもとにもどること。「スランプから―する」●〔理〕変調された波からもとの信号を取り出すこと。検波。 **ふ‐くつ【不屈】** 《名・形動》〔文〕困難にぶつかってもくじけないこと。「―の闘志」[四字]「不撓―」[類語]不撓。 **ふく・つう【腹痛】** 腹がいたむこと。はらいた。 **ふくてつ【覆轍】** 〔文〕(前の車のくつがえったあとの意から)前人のおかした失敗のあと。失敗の前例。[コロ]「―を踏む」 **ふくどく【服毒】** 《名・自他サ》毒薬をのむこと。「―自殺」 **ふくどくほん【副読本】** 〔学校で〕教科書にそえて使う学習用の本。「歴史の―として郷土史を読む」 **ふく・としん【副都心】** 大都市の中心部に対し、その周辺に新たに興った二次的な中心地。「新宿―」 **ふく・の・かみ【福の神】** 幸福や富をもたらすという神。福神。対 貧乏神。疫病神。 **ふく・はい【復配】** 《名・自サ》〔経〕無配当であった株式が、再び配当を行うこと。 **ふく・はい【腹背】** 〔文〕●(腹と背の意から)前と後ろ。[句]「―に敵を受ける」[類語]前後。●心の中で反対すること。[四字]「面従―」 **ふくびき【福引き】** くじ引きで景品を分け与えること。また、そのくじびき。 **ふく・びこう【副鼻腔】** 鼻腔のまわりの骨の内部にあって、鼻腔に通じている腔所。 **ふくべ【瓠・匏・瓢】** ●ウリ科のつる性一年草のユウガオの変種。果実はややへんぺいな球形。果肉でかんぴょうを作る。●ひさご(瓠)。 **ふく・ぶん【復文】** 〔文〕●返事の文章・手紙。●書き下し文を、もとの漢文に書き直すこと。 **ふくぶん【複文】** 文の中に一つ以上の従属節をふくむ文。「虫の鳴く声が聞こえる」の類。対 単文・重文。 **ふくへい【伏兵】** ●かくれて待ちうけ、不意をおそう軍勢。●予期していなかったときに障害となって現れる・競争相手(反対者)。「―に本塁打を打たれる」 **ふく・へき【復辟】** 《名・自サ》〔文〕君主の地位を退いた者が再びその地位につくこと。重祚。「先帝が―する」 **ふく・へき【腹壁】** 腹腔の周囲の壁。 **ふく・ぼく【副木】** 骨折した患部を固定する、そえ木。 **ふく‐ほん【副本】** ●原本の通りに写した文書。複本。対 原本。●〔法〕正本の控えとするため、正本の通りに写しとった文書。対 正本。 **ふく・ほんい【複本位】** 二種以上の貨幣を本位貨幣とすること。対 単本位。 **ふく・まく【腹膜】** ●腹腔の内側にあって腹部をとりまくうすい膜。●「腹膜炎」の略。腹膜の炎症。 **ふくま・でん【伏魔殿】** 〔文〕(悪魔が潜む殿堂の意から)悪事がたくらまれている所。「政界の―」 **ふく・まめ【福豆】** 節分にまく、いり豆。 **ふくみ【含み】** ●表面にはあらわれないで、その中にこめられている意味や内容。「―のあることば」「―を持たせた返事」[類語]含蓄。 <1272> **ふくみ・ごえ【含み声】** 口の中に音がこもっているように聞こえる声。 **ふくみみ【福耳】** 耳たぶが大きく肉の厚い耳。福にめぐまれる相と言われる。 **ふくみ・わた【含み綿】** 役者などがほおにふくらみをもたせるため、奥歯の所にふくませる綿。 **ふくみ・わらい【含み笑い】** 笑い声を口にこもらせて笑うこと。また、その笑い方。 ***ふく・む【服務】** 《名・自サ》〔文〕職務について、仕事をすること。「―規則」[類語]勤務。執務。 **ふく・む【含む】** 《他五》●〔物を〕口の中に入れている。「水を少し―・む」●要素として内部にもっている。「塩分を―・む」[類語]()含有。●〔恨みなどを〕心の中に包みもつ。●事情を心にとめておく。「事情を―・んでおいてください」●〔表情などに〕そのようすをもつ。「愁いを―・む」―む所があ・る《句》心の中にうらみや怒りなどをいだいている。 **ふくめい【復命】** 《名・他サ》〔文〕命令を受けて物事を行った者が、その経過や結果を報告すること。「上官に―する」「―書」 **ふくめに【含め煮】** 《名・他サ》野菜・乾物などを、汁を多くして味がしみこむまでじっくりにること。また、そのにた物。ふくませに。「さといもの―」 **ふく・める【含める】** 《他下一》●ふくまれるようにする。また、範囲内とする。「課長まで―・める」[類語]含む。●〔事情などを〕よく説明して相手に納得させておく。のみこませる。[句]「かんで―・める」 **ふく・めん【覆面】** ●《名・自サ》布などで顔を包んでかくすこと。「―強盗」●本名や正体をあらわさずに活動すること。「―批評」 **ふくも【服喪】** 《名・自サ》喪に服すること。 **ふく・やく【服薬】** 《名・自他サ》〔文〕「服用」に同じ。 ***ふく‐よう【服用】** 《名・他サ》薬を飲むこと。服薬。「この薬は食前に―する」 ***ふく‐よう【服膺】** 《名・他サ》〔文〕〔人の教えなどを〕心によくとどめて、忘れないようにすること。 **ふく‐よう【複葉】** ●葉が数枚の小葉に分かれている葉。「羽状―」●航空機の主翼が上下二枚になっていること。また、その翼。「―機」対 ①②単葉。 **ふくよか** 《形動》●やわらかに、ほどよくふくれているようす。ふくらか。「―な頬」「―な胸」●豊かな香りがするようす。「―な新茶の香り」●性質・性格が温和で、朗らかなようす。「―に育ったお嬢さん」 **ふくらし・こ【膨らし粉・脹らし粉】** 「ベーキングパウダー」に同じ。 **ふくら・す【膨らす・脹らす】** 《他五》ふくらむようにする。ふくらます。ふくらせる。 **ふくら・すずめ【脹雀・福良雀】** ●まるまるとふとった子スズメ。また、全身の羽毛をふくらませたスズメ。●ふくらすずめ①が羽をのばした姿を図案化した紋所や模様。●ふくらすずめ①の形に似た、若い娘の日本髪の結い方や帯の結び方。 **ふくらはぎ【脹ら脛】** すねの後ろ側の肉のふくれた部分。こむら。こぶら。 **ふくらま・す【膨らます・脹らます】** 《他五》ふくらむようにする。ふくらませる。ふくらす。「希望に胸を―・す」 **ふくらみ【膨らみ・脹らみ】** ふくらむこと。また、ふくらんでいる・程度(部分)。「目の下の―」 **ふくら・む【膨らむ・脹らむ】** 《自五》●物が内から盛りあがって(丸く)大きくなる。「つぼみが―・む」[類語]ふくれる。()膨張。●〔数量・程度・考えなどが〕大きくなる。「出費が―・む」「希望が―・む」対 ①②しぼむ。 ***ふくり【福利】** 幸福と利益。生活の面で満足感をもたらすような利益。「―厚生」 ***ふくり【複利】** 〔経〕複利法で計算する利子や利率。対 単利。―ほう【―法】一定の期間がすぎるごとに元金に利子を加え、その合計を次の期間の元金として利子を計算してゆく方式。対 単利法。 **ふぐり【陰嚢】** いんのう。 **ふくりゅう【伏流】** 《名・自サ》地上の流水が、ある場所だけ地下を流れること。また、その流れ。「―水」 **ふくりゅうえん【副流煙】** 他の人が吸うたばこから立ちのぼる煙。害になるとされる。 **ふく・りん【覆輪・伏輪】** 〔文〕刀の鍔・鞘、や鞍などのふちを、金銀などでおおいかざったもの。「金―」 **ふくれあがる【膨れ上がる・脹れ上がる】** 《自五》●ひどくふくれて、外にいっぱいに張り出す。●数量などが予想や基準よりもずっと大きくなる。また、急激に増大する。「経費が―・る」「人口が―・る」 **ふくれっ‐つら【膨れっ面・脹れっ面】** 不満・怒りなどが現れた、不機嫌な顔つき。ふくれづら。 **ふく・れる【膨れる・脹れる】** 《自下一》●内側から外へ盛りあがる。「腹が―・れる」[類語]ふくらむ。●大きくなる。「予算が―・れる」●ほおをふくらませる。不機嫌な表情になる。「しかられて、ぷっと―・れる」 ***ふくろ【復路】** 〔文〕かえりみち。帰路。対 往路。 ***ふくろ【袋】** ●一つの口から中に物を入れるようにしたもの。●ミカン・ホオズキなどの果肉を包む薄い皮。●あいている方向が一つしかないもの。「―戸棚」―の鼠《句》追いつめられて逃げることができないことのたとえ。袋の中のねずみ。 **ふくろう【梟】** フクロウ科の鳥。目は茶色で大きく、くちばしがするどい。ミミズクのような耳状の羽はもたない。夜行性。「ホウホウ」と鳴く。ふくろ。 **ふくろ・おび【袋帯】** 袋織りにした帯。しんが入っていない。丸帯に次いで正装・礼装に用いられる。 **ふくろ・おり【袋織り】** 二重織物の一種。布の耳だけを一重織りにして、筒状に織ること。また、その織物。帯などに用いる。 **ふくろくじゅ【福禄寿】** 七福神の一つ。幸福と長寿の神。頭が長く、経巻をむすびつけた杖を持ち、ツルを連れている。福禄神。▽えがかれる姿が寿老人と逆のこともある。 **ふくろーぐま【袋熊】** 「コアラ」に同じ。 **ふくろ‐こうじ【袋小路】** ●行きどまりになっている小路。●物事が行きづまって先へ進めない状態。「議論が―にはいる」 **ふくろ・だたき【袋叩き】** ●大勢でとり囲んでさんざんに打ちたたくこと。●大勢の人に非難・反対されること。 <1273> **ふくわ・じゅつ【腹話術】** 唇・歯を動かさずに、自分以外のものがしゃべっているような感じを与える話術。また、この話術で人形との対話をしてみせる演芸。 ***ふくん【夫君】** 〔文〕他人の夫の尊敬語。ご主人。 ***ふくん【父君】** 〔文〕他人の父の尊敬語。お父上。 **ぶくん【武勲】** 〔文〕戦争でたてた手柄。武功。 **ふけ【雲脂・頭垢】** 頭皮に生じるうろこ状の白い角質細胞が脱落したもので、皮脂や汗がまじる。 **ぶ・け【武家】** 〔公家にに対して〕武士(の系統の家)。 **ふ・けい【不敬】** 《名・形動》〔文〕〔社寺・皇室などに対して〕敬意に欠けた言動をとること。「―をわびる」 **ふけつ【不潔】** 《名・形動》●衛生的でないこと。「―な部屋」●みだらでけがらわしいこと。「―な交わり」[類語]②不浄。対 ①②清潔。 ***ふ・けい【婦警】** 「婦人警察官」の略。女性の警官。 ***ふ・けい【父兄】** ●父と兄。●児童・生徒の保護者。対 ②子弟。―かい【―会】保護者会の旧称。 ***ふ・けい【父系】** 〔文〕●父方の系統に属すること。「―の先祖」[類語]父方。●家系が父方の系統で相続されること。「―社会」対 ①②母系。 **ぶーげい【武芸】** 弓・馬・槍・剣などの技芸。武術。―じゅうはっぱん【―十八般】昔、武人に必要とされた一八種の武芸。日本ではふつう、弓・馬・槍・剣・水泳・抜刀・短刀・十手・手裏剣・含針・薙刀・砲術・捕手・柔・棒・鎖鎌・もじり・隠の術の称。 **ふ・けいき【不景気】** 《名・形動》●景気が悪いこと。不況。「経済界を―がおそう」対 好景気。●すっかりしずみこんで元気がないこと。「―な顔」 **ふ・けいざい【不経済】** 《名・形動》金銭・時間・労力などがむだに費やされること。「―な方法」 **ふけーこ・む【老け込む】** 《自五》年寄りじみる。老い込む。「ここ一年で急に―・んだ」 **ふげん【普賢】** 「普賢菩薩」の略。釈迦の右側にひかえる脇士で、仏の理法などをつかさどる。知恵の文殊に対して慈悲の普賢といわれる。多く白象に乗った姿で表される。 **ふげん【誣言】** 〔文〕わざと事実をいつわって言う・こと(ことば)。誣言。誣説。 **ふ・げっか【不結果】** 《名・形動》結果がおもわしくないこと。よくない結果。「―に終わった」[類語]不首尾。 **ふげまち・づき【更待ち月】** 〔文〕(「夜が更けてから出るのを待つ月」の意から)陰暦二〇日の夜の月。「寝待ちの月」の次の夜の月。ふけまちのつき。ふけまち。 **ふけ・やく【老け役】** 演劇で、老人の役。 ***ふけ・る【耽る】** 《自五》他のことを忘れて、一つの事に熱中する。[コロ]「物思いに―・る」[類語]溺れる。()耽溺。[類義語の使い分け]「耽る・溺れる」[耽る・溺れる]遊びに耽っ(溺れ)て身を持ちくずす[耽る]一日中書斎で読書に耽る/物思いに耽る[溺れる]酒に溺れる/川で溺れる ***ふ・ける【更ける・深ける】** 《自下一》●時間がたって、夜おそくなる。[コロ]「夜が―・ける」●ある季節(特に秋)が深まる。「秋も―・けて夜は寒い」 ***ふ・ける【老ける】** 《自下一》年をとる。また、年とったように見える。老人くさくなる。「年より―・けて見える」 ***ふ・ける【蒸ける】** 《自下一》●米などが熱気や湿気のために変質する。「―・けた古米」●〔食べ物が〕むされて熱が通り、やわらかくなって食べられるようになる。「芋が―・ける」[類語]むれる。 ***ふ・けん【夫権】** 旧民法で、夫が妻に対して持っていた身分上および財産上の権利。 ***ふ・けん【父権】** ●家族制度のもとで、父が家族に対してもつ(家長としての)支配権。●父の持つ親権。対 ②母権。 **ぶーげん【侮言】** 〔文〕他人をばかにして言うことば。 **ふ・けんこう【不健康】** 《名・形動》●健康でないこと。また、健康によくないこと。「青白い―な顔」●[考え方などが]まともでなく、危なく見えること。「―な風潮」[類語]②不健全。対 ①②健康。 **ふ・けんしき【不見識】** 《名・形動》見識がなく、軽はずみに判断したりすること。「―な意見」[類語]不明。 **ふげん‐じっこう【不言実行】** 文句や理屈を言わずに、(よい事・すべき事を)黙って実行すること。「―の人」対 有言実行。 **ぶげん・しゃ【分限者】** 〔文〕金持ち。ぶげんじゃ。 **ふけんぜん【不健全】** 《名・形動》●体の発達などが健やかでないこと。●精神・思想などが、穏健でなくかたよっていること。「―な思想」[類語]①②不健康。対 ②健全。 ***ふ・こう【不孝】** 《名・形動》子が親に心配をかけたりなげき悲しませたりすること。「―者」対 孝行。 ***ふ・こう【不幸】** ●《名・形動》よくない事や苦しい事があって、めぐまれないこと。ふしあわせ。「―な生涯」「―にも試合前にけがをしてしまった」[類語]不運。非運。薄幸。対 幸福。●身うちの人が死ぬこと。〔「死」の婉曲な言い方〕「最近―があった」 **ふーごう【富豪】** 〔文〕大金持ち。金満家。 **ふーごう【符号】** ●文字以外の記号。●〔数〕数の正・負の性質を示す記号。「+(プラス)」と「-(マイナス)」。 **ふ・ごう【符合】** 《名・自サ》(割り符が互いに合う意)二つの物事の内容がぴったり合うこと。[類語]吻合。 **ふごう【負号】** 負の数を示す記号。「-」。対 正号。 **ぶこう【武功】** 〔文〕「武勲」に同じ。 **ふごうかく【不合格】** 合格しないこと。対 合格。 **ふーこうせい【不公正】** 《名・形動》公正でないこと。アンフェア。「―な取り引き」[類語]不公平。対 公正。 **ふこうへい【不公平】** 《名・形動》取り扱いなどにかたよりがあって、公平を欠くこと。「―な処分」[類語]不公正。不平等。対 公平。 <1274> **ふごうり【不合理】** 《名・形動》物事が理にかなっていないこと。「―な話」[類語]不条理。理不尽。対 合理。 ***ふこく【富国】** ●国の経済力を豊かにし、国力を増すこと。●豊かな国。 ***ふーこく【布告】** 《名・他サ》〔役所などが〕広く一般に知らせる・こと(知らせ)。「―を出す」●国家がその決定的意思を公式に国の内外に知らせること。「宣戦を―する」 **ふーこく【訃告】** 〔文〕人が死んだ知らせ。訃報。 **ぶこく【誣告】** 《名・他サ》〔文〕〔他人をおとしいれるために〕事実をいつわって告げること。●〔法〕虚偽の事実を申し立てて、他人を・告訴(告発)すること。「―罪」=誣告。 **ふこく・きょうへい【富国強兵】** 国を富裕にし、軍事力を強くして他国に対抗しようとすること。また、その政策。[参考]明治維新後の政府の目標の一つであった。 **ふこころえ【不心得】** 《名・形動》心得・心掛けがよくないこと。「―者」「―な考えを起こす」[類語]不所存。 **ぶこつ【無骨・武骨】** 《名・形動》●骨張ってごつごつしていること。「―な体格」●ごつごつした感じで洗練されていないこと。また、無作法なこと。「―者」 ***ふさ【房・総】** ●束ねた糸・毛糸などの先端を散らして垂らしたもの。「―をつけた帽子」●花や実などが一つの枝や茎にむらがってついて、たれているもの。「ブドウの―」●ミカン類の、袋ごとにおさまった果肉。 **フザー** 電磁石を利用して鉄板を振動させ、低い音を起こす装置。▽buzzer ***ふさい【不才】** 〔文〕才能がない・こと(人)。非才。〔自分の才能を謙遜して言う〕[類語]浅才。短才。 ***ふーさい【夫妻】** 〔一組みの〕夫と妻。「大山氏―」[参考]「夫婦」よりも改まった言い方。 ***ふさい【負債】** 他から金銭や物を借りて、返済の義務を負うこと。また、その金銭や物。「多額の―をかかえる」 **ふーざい【不在】** ●当人がその場(特に家)にいないこと。「父は―です」「国民―の(=国民を無視した)政治」―しゃ‐とうひょう【―者投票】選挙当日に投票所に行けない有権者が、前もって行う投票。不在投票。 **ぶーざい【部材】** 建築物の部分に用いる材。構成材。 **ぶさいく【不細工・無細工】** 《名・形動》●細工・手際がへたなこと。また、そのためにできぐあいがまずいこと。「―な服」[類語]不手際。●〔顔かたちが〕みにくいこと。不器量。 **ふさ・かざり【房飾り】** 糸を束ねてふさ状に垂らした飾り。フリンジ。 **ふさが・る【塞がる】** 《自五》●じゃまなものがつまって、通じなくなる。また、いっぱいになる。「道が土砂で―・る」[コロ]「胸が―・る」[類語]つまる。●開いていたものがとじる。[句]「開いた口が―・らない」[類語]しまる。●すでに他に使われていて、その事に使えない状態にある。「部屋が―・っている」[句]「手が―・る」対 ③あく。 **ふさぎ‐こ・む【塞ぎ込む】** 《自五》気分が晴れず、ひどく憂うつそうなようすをする。しずみこむ。 **ふさぎ・の・むし【塞ぎの虫】** 気分が晴れずにだまり込むことを虫のせいだとして言う語。「―にとりつかれる」 **ふさ・ぐ【塞ぐ】** ■《他五》●穴などに、ふた・詰めものなどをして、さえぎり通じなくする。特に、耳・目・口などを手などでおさえておおう。「壁の穴を―・ぐ」[コロ]「耳を―・ぐ」[類語]とざす。()閉鎖。遮断。●開いていたものをとじる。[コロ]「口を―・ぐ」[類語]閉める。とざす。●場所を占めて・いっぱいにする(じゃまをする)。「席を―・ぐ」「荷物が通路を―・ぐ」対 ②③あける。■《自五》気分が晴れずにいる。「失敗続きで昨日から―・いでいる」[類語]めいる。[表記]■は「鬱ぐ」とも書く。 **ふーさく【不作】** 農作物のできが悪いこと。一般に、できが悪いこと。「―の文学界」対 豊作。 **ふーさく【斧鑿】** 〔文〕おのと、のみ(を使って細工をすること)。―の痕《句》(おのやのみを使って細工したあとの意)自然のままにしておからに、人手を加えたあと。特に、詩文などに技巧をこらしたあと。 **ふーさくい【不作為】** 〔法〕人があえてなすべき行為を積極的に行わないこと。「―の罪」対 作為。 **ふさ・げる【塞げる】** 《他下一》ふさぐようにする。「通路を―・げる」 **ふざ・ける【巫山戯る】** 《自下一》●おどけたことを言ったりしたりする。●[子供などが]面白がって遊びさわぐ。●男女がたわむれる。●ふまじめになる。ばかにする。「―・けたことを言うな」[表記]「巫山戯る」とも当てる。 **ぶーさた【無沙汰】** 《名・自サ》〔文〕長い間、訪問や便りをしないこと。「―をわびる」[類語]無音。 **ぶーざつ【無雑】** 《名・形動》〔文〕〔語句・文章などが〕きちんとととのっていないこと。「―な文章」 **ふさふさ** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)すきまなくたくさん集まってふさをなしているようす。「―とした黒髪」[表記]多く、かな書きにする。 **ぶ・さほう【無作法・不作法】** 《名・形動》礼儀にはずれていること。ぶしつけ。「―をお許しください」 **ぶーざま【無様・不様】** 《名・形動》姿やかたちがみっともないこと。また、やり方がまずく、見苦しいこと。「―に転倒する」[類語]醜態。ぶかっこう。 **ふさわし・い【相応しい】** 《形》つりあいがとれてちょうど・適当である(似合わしい)。「式に―・い服装」[類語]相応。 **ふさん【不参】** 《名・自サ》〔文〕参加・出席・参列などをしないこと。不参加。 ***ふし【不死】** 〔文〕いつまでも死なないこと。[四字]「不老―」 ***ふし【五倍子】** ヌルデの葉にアブラムキが寄生して、その刺激によってできたこぶ。タンニンをふくみ、染色・インクなどの原料となる。五倍子{ごばいし}。 **ふし【父子】** 〔文〕父と子。「―相伝の剣法」 **ふし【節】** 《名》●棒状の物のふくれた部分。[類語]節目。結節。●竹・アシなどの茎にある、ふくらみのある区切り。●樹木の幹から枝の出ているところ。また、その枝を切りとったあと。「―の多い杉板」●動物の骨のつなぎ目。関節。「足の―が痛い」●糸・なわのこぶのようになったところ。●区切り。段落。●音楽の旋律。メロディー。[類語]調べ。●ことばや文章の抑揚。「―をつけて本を読む」●浄瑠璃や謡曲などの語り物で、歌う部分。[「ぶし」の形で接尾語的に使う]「土佐―」「けずり―」■《形名》箇所。点。「疑っている―がある」■《助数》〔主に歌の〕区切り・段落を数える語。「浪曲を一―うなる」「一―」 <1275> **ふし【節】** [文]節{ふし}。「―ある竹」 **ふじ【不二】** [文]●〔すぐれていて〕二つとないこと。無二。●二つではなく一つであること。[四字]「善悪―」●(十分に意をつくさないという意)手紙の末尾に書く語。 **ふじ【不時】** [文](「時ならぬ時」の意)予定していた以外の時。思いがけない時。「―の出費」 **ふじ―ちゃく【一着】** 《名・自サ》「不時着陸」の略。航空機が、故障や悪天候などのため、予定地以外の場所に降りること。「飛行機が燃料切れでーする」 **ふじ【不治】** 〔病気が〕一生なおらない性質のものであること。不治{ふち}。[連]「―の病」 **ふじ【藤】** マメ科のつる性落葉低木。初夏、紫色や白色の蝶{ちょう}は形の小花がふさになって垂れ下がってつく。 **ふじいと【節糸】** 玉繭からとった節の多い糸。玉糸{たま} **ふし・おが・む【伏し拝む】** 《他五》●ひれふしておがむ。●はるか遠くからおがむ。遥拝{ようはい}する。 **ふじ・かずら【藤『葛・藤蔓】** ●フジのつる。ふじづる。●フジやクズなど、主として木本性のつる性植物の総称。 **ふしぎ【不思議】** 《名・形動》なぜそうなのか知ろうとしてもわからない・こと(事柄)。「世界の七―」「摩訶{まか}――」「今年は―に雨が多い」[類語]不可思議。 **ふしくれ・だ・つ【節、博立つ】** 《自五》●木などが、節が多くてでこぼこする。●手・足・指などの筋や骨が出ばってごつごつする。「長年の労働で―・った指」 **ふじさん【富士山】** 静岡県と山梨県との境にあり、広い裾野を持つ山。日本第一の高山で、標高三七七六㍍。古くから霊峰とされて信仰の対象となった。また、海外では「フジヤマ」と呼ばれ、日本を象徴する山として広く知られている。富岳。富士。[表記]「不二山」「不尽山」とも書く。 **ふしぜん【不自然】** 《名・形動》わざとらしさや無理があって、自然さが感じられないこと。「―な姿勢」「緊張してことばがーになる」[対]自然。 **ふしだら** 《名・形動》〔生活態度などが〕規律正しくなく、だらしないこと。じだらく。「―をとがめる」〔特に男女関係で〕品行がよくないこと。「―な生活」[類語]不品行。不身持ち。 **ふし・ちょう【不死鳥】** 「フェニックス」に同じ。 **ふしつ【不、悉】** [文]《思いを十分述べつくさないの意で)手紙の末尾にしるす語。不尽。不一{ふいつ}。 **ふじつ【不実】** 《名・形動》●誠意や情愛に欠けていること。「―を責める」●[文]事実に反していること。「―の記載」 **ふーじつ【不日】** 《副》[文]日ならずして。近日中に。 **ふしづくり【節旁】** 漢字の部首「卩」「巳(己の変形)」の称。 **ふしょづけ【節付け】** 《名・自サ》詩などに曲をつけること。「ゲーテの詩に―する」 **ぶ・しつけ【不躾・不仕付け】** 《名・形動》礼儀をわきまえず、露骨に事を行うこと。無作法。「―な質問」 **ふじ・つぼ【富士、壺】** 甲殻類のフジツボ科・ワフジボ科などに属する動物の総称。海岸の岩や船底につき、円錐形の殻からつる足を出して食物をとる。 **ふしーど【臥、所】** [文]寝床。寝室。 **ふじ・なみ【藤波・藤浪】** 〔雅〕(風にふかれて波のようになびきゆれる)フジの花。 **ふしーのき【『五倍子の木】** 「白膠木{ぬるで}」に同じ。 **ふじ・ばかま【藤、袴】** キク科の多年草。秋の七草の一つ。秋、茎の先にうすい紅紫色の小花が多数かたまってつく。 **ふじびたい【富士額】** (女性の)髪の生えぎわが富士山のような形に美しくととのっている額。 **ふしぶし【節節】** ●体のあちこちの関節。「かぜ気味でーが痛い」●〔気にかかるような〕いろいろの箇所。「思い当たるーがある」 **ふしまち・づき【臥待ち月】** [文](「出るのが遅いため臥して待つ月」の意から)陰暦一九日の夜の月。寝待ち月。 **ふしまつ【不始末】** 《名・形動》●あと始末をきちんとしないこと。「火の―」●あと始-末に困る不都合な行いをすること。また、その行い。「―をしでかす」 **ふし・まわし【節回し】** 歌曲や語り物・謡物{うたいもの}などの声の高低・強弱・長短などの変化。 **ふじみ【不死身】** 《名・形動》●どんな仕打ちにも屈しないほどの、異常に強い肉体(を持っていること)。「―の英雄」●どんな失敗や困難に出あっても、くじけない・こと(人)。「―の政治家」 **ふし」め【伏し目】** 〔応対などで〕うつむいて視線を下の方へ向けること。「―がちな女性」 **ふし」め【節目】** ●材木・竹などの節のある所。●ある物事の切れ目。「人生の一」 **ふしゃ【富者】** [文]富んでいる人。金持ち。[対]貧者。 **ふしゃ【巫者】** 神霊を受けて神託を告げるもの。みこ・いちこの類。 **ふしゃく・しんみょう【不『惜身命】** 仏法のためには生命をもおしまずささげること。不惜身命{ふしゃくしんみょう}。 <1276> **ふしゅ【浮腫】** 組織液・リンパ液が皮下組織に多量にたまった状態。むくみ。 **ふじゅ【腐儒】** [文]実際の役に立たない学者。 **ぶしゅ【部首】** 漢字の辞典で、漢字を配列するときに分類の基準となる、部の最初の字。また、部のこと。 **ふ・しゅう【「俘囚】** [文]とりこ。俘虜。捕虜。 **ふしゅう【腐臭】** くさったものが発するいやなにおい。 **ふじゆう【不自由】** 《名・形動・自サ》〔不足・欠陥などがあって」思いどおりにならなくて困ること。「金に―している」 **ぶ・しゅう【武州】** 「武蔵{むさし}の国」の唐風の呼び名。 **ぶ・しゅうぎ【不祝儀】** めでたくない事柄。特に、葬式。[参考]祝儀(=婚礼)に対して言う。 **ふしゅう‐こう【不銹鋼】** 《「さびない鋼鉄」の意)ステンレススチール。 **ふーじゅうぶん【不十分・不充分】** 《名・形動》必要な条件が満たされていないこと。「証拠―」「説明が―だ」[類語]不完全。不備。[対]十分(充分)。 **ふしゅく【巫祝】** [文]神事をつかさどる人。 **ふしゅつ【不出】** [文]外へ・出ない(出さない)こと。[四字]「門外―」 **ふーじゅつ【巫術】** 「シャーマニズム」に同じ。 **ぶーじゅつ【武術】** 剣術・弓術・馬術など、武士に必要な技術。武芸。[類語]武技。 **ふしゅび【不首尾】** 《名・形動》結果が思わしくないこと。[コロ]「調停が―に終わる」[類語]不成功。不結果。[対]上首尾。 **ふじゅん【不純】** 《名・形動》純粋・純真でないこと。「一物」「―な動機」 **ふーじゅん【不順】** 《名・形動》順調でないこと。調子がくるうこと。「天候―」「生理―」 **ふーじょ【婦女】** [文]婦人。女性。 **ふじょ―し【一子】** [文]おんな。また、おんなや子供。おんな子供。 **ふーじょ【巫女】** [文]神に仕える女性。みこ。 **ふじょ【扶助】** 《名・他サ》[文](経済的に)助け支えること。「生活を―する」「相互ー」 **ぶしょ【部署】** 組織体の仕事全体の中で各人に割り当てられた・任務(場所)。「―につく」 **ふしょう【不承】** 《名・形動》[文]承知しないこと。不承知。 **ふしょう【不祥】** 《名・形動》[文]いまわしいこと。好ましくないこと。 **ふしょう―じ【―事】** (関係する人にとって)いまわしい事件。不祥事件。 **ふしょう【不肖】** 《名・形動》《似ていないの意から)●親(特に父親)や先生に似ずに、おろかなこと。「―の子」「―の弟子」●自分が至らぬ者であることを謙遜{けんそん}して言う語。「――ながらお引き受けします」 **ふしょう【不詳】** 《名・形動》[文]はっきり、またはくわしくわからないこと。「姓名―」[類語]不明。未詳。 **ふ・しょう【負傷】** 《名・自サ》けが(をすること)。「足に―する」「―者は六名」 **ふーじょう【不定】** 《名・形動》〔仏〕●世の中の事は定めなく、いつどうなるかわからないこと。[四字]「老少ー」[四字]「生死」[対]一定。●[文]一定していないこと。不定。 **ふーじょう【不浄】** ●《名・形動》けがれていること。「―の金」[対]清浄{しょうじょう}。●〈「御―」の形で〉便所。 **ふ・じょう【浮上】** 《名・自サ》●〔潜水艦などが〕水面にうかび上がること。●目立たなかったものが(急に)表立った存在になること。「にわかに―した計画」 **ぶ・しょう【武将】** [文]●武士の大将。「ひとかどの―」●武道・軍事にすぐれた大将。 **ぶ・しょう【無精・不精】** 《名・形動・自サ》面倒くさがること。ものぐさ。「―な男」「筆―」 **ぶしょう―ひげ【―「髭】** そらないで、のびたままにしているひげ。 **ぶしょう【部将】** 一部隊の将。 **ふしょうか【不消化】** 《名・形動》●消化しないこと。食べ物のこなれが悪いこと。●知識などの理解が浅く、自分のものとなっていないこと。「―な知識」 **ふしょうじき【不正直】** 《名・形動》正直でないこと。「一者」[対]正直。 **ふしょうち【不承知】** 《名・形動》承知しないこと。「聞き入れないこと。不承。[対]承知。 **ふしょうぶしょう【不承不承】** 《副》人に言われたことに気乗りがしないようす。しぶしぶ。「―(に)参加する」 **ふしょう・ふずい【夫唱婦隨】** [文]夫が言い出し、妻がそれに同意すること。 **ふーじょうり【不条理】** 《名・形動》●道理に合わないこと。「―な判定」[類語]不合理。●〔哲〕人間と世界とのかかわり合いの中に現れる、人生の無意義・不合理・無目的な絶望的状況を言った語。[参考]フランスの文学者カミュのことば。 **ふじょき【不如帰】** 「ホトトギス」の別称。 **ふっしょく【扶植】** 《名・他サ》[文](「草木を植えつける」意)思想・勢力などを人びとにうえつけ広げること。「党勢の―に努める」 **ふしょく【腐植】** 動植物が土の中でくさって、不完全に分解してできた黒褐色の物質。「―土」 **ふしょく【腐食・腐蝕】** 《名・自他サ》●くさって物の形がくずれること。くさらせて物の形をくずすこと。●薬品などの作用によって、金属がその表面から変質・消耗してゆく現象。 **ぶーじょく【侮辱】** 《名・他サ》ばかにして、はずかしめること。「公衆の面前で―された」[類語]侮蔑。 **ふしょく‐ふ【不織布】** 織らないでつくった布。フェルトやフリースなど。 **ふしょぞん【不所存】** 《名・形動》[文]考えのよくないこと。よくない考え。「――な一言」[類語]不心得。 **ふしょぶん【不処分】** 何の罰則も与えないこと。特に、少年審判でいう。 **ふしん【不信】** [文]●約束を守らず、誠実さがないこと。「―の行為」●信用しない・こと(気持ち)。「政治―」「―の念」●信仰心がないこと。不信心。「―のやか」 **ふしん―かん【一感】** 信用しない気持ち。「―を抱く」 **ふしん【不審】** 《名・形動》変なところがあって、疑わしく思うこと。また、疑わしい点。「挙動―」[類語]疑問。怪訝{けげん}。 **ふしん―がみ【一紙】** 書物の中の不審な箇所に、しるしとして張る小さな紙。 **ふしん―び【一火】** 放火の疑いのある火事。 **ふしん【不振】** 《名・形動》勢い・活動・成績などがふるわないこと。「食欲―」「経営―」 **ふしん【普請】** 《名・他サ》土木・建築などの工事(をすること)。また、そうしてでき上がった物。「―のみごとな旧家」「安―」《「普く請こう」の意。禅宗で、世人の協力を呼びかけて大ぜいが力を合わせて堂塔を建築・修理したことから。[類語]造作。 **ふしん【腐心】** 《名・自サ》[文]あれこれと心をなやますこと。「赤字対策に―する」[類語]苦心。 <1277> **ふーじん【不尽】** [文]《十分に意を表しつくせないの意で)手紙の末尾に記す語。不悉{ふしつ}。不一{ふいつ}。 **ふーじん【夫人】** 他人の妻の尊敬語。「一同伴」「社長のー」〔接尾語的にも使う〕「佐藤(太郎)―」[類語]令夫人。令室。奥さま。 **ふじん【婦人】** 成人した女性。「――用の時計」[類語]婦女。尊{そん}醐{ご}女史。 **ふじん―か【一科】** 医学の一部門。婦人病を対象とする医局・医院。 **ふじん【布陣】** 《名・自サ》敵と対戦するために、陣を配置すること。また、その陣。転じて、戦闘・試合・論争などの構えをととのえること。また、その構え。[コロ]「堂々のーをしく」 **ぶーじん【武人】** 軍事に従事する人。武士。[対]文人。 **ふしんじん【不信心】** 《名・形動》神仏(のありがたさ・尊さ)を信じる気持ちがないこと。不信。〔悪いこととして言う〕「日ごろの―がたたる」 **ふしんせつ【不親切】** 《名・形動》親切でないこと。「客扱いがーだ」[類語]冷淡。[対]親切。 **ふ・しんにん【不信任】** 信任しないこと。「内閣―案」 **ふしんばん【不寝番】** 一晩じゅうねないで番をすること(人)。寝ずの番。 **ふす【伏す】** 《自五》●顔を下に向けて体を床・地面・机などにつける姿勢をする。「―・して拝む」●他から見えないように身をかくす。ひそむ。伏{ふく}する。「山かげにー・して敵を待つ」[古]《四》。 **ふ・す【臥す】** 《自五》体を横にしてねる。また、床につく。臥せる。[コロ]「病の床に―・す」[古]《四》。 **ふ…す【付す・附す】** 《自他五》付する。 **ふーず【付図・附図】** 本文などに付属している地図・図面・図表など。 **ぶす** [俗]女性の顔のみにくいこと。また、その女性をののしっていう語。ぶおんな。 **ぶ・す【『付子・『附子】** ぶし(付子)。 **ふーずい【不随】** 〔体が〕思うように動かないこと。「半身―」 **ふーずい【付随・附随】** 《名・自サ》主となる事柄につき従っていること。「本件に―した問題」[類語]付属。付帯。 **ぶ・すい【不粋・無粋】** 《名・形動》人情味に欠けていること。また、男女の機微や物事のおもしろみに理解がないこと。「―な質問」「芸事一つ知らない―なやつ」[類語]野暮。[対]粋{いき}。 **ふずいい・きん【不随意筋】** 意志の支配を受けず、自動的・反射的に運動する筋肉。平滑筋・心筋など。[対]随意筋。 **ふ‐すう【負数】** 〔数〕実数で0より小さい数。負の数。マイナスの数。[参考]符号は「-」。[対]正数。 **ぶーすう【部数】** 書物・新聞・雑誌の数。「初版の一」 **ぶすっーと** 《副・自サ》むっつりとしたまま口をきかないようす。ぶすりと。「その―した顔は何だ」 **ぶす‐ぶす** 《副》《「―と」の形も)●ぱっと燃えずに、いつまでも煙を出し続けるようす。[コロ]「ーくすぶる」●不平や不満を少しずついつまでも表し続けるようす。「―と愚痴{ぐち}がを並べる」 **ふすぶ・る【「燻ぶる】** 《自五》→くすぶる。[古]《四》。 **ふす・べる【「燻べる】** 《他下一》●いぶす。くすべる。「落ち葉を―・べる」●煙をあてて、すすで黒くする。「銀を―・べる」●煙らせて苦しめる。「蚊を―・べる」[古]ふす・ぶ《下二》。 **ふすま【衾・『被】** [文]ねるときに体にかける夜具。かけぶとん。また、ふとん。 **ふすま【襖】** 和室用の紙・布などを張った仕切り戸。唐紙{からかみ}。ふすま障子。「―絵」 **ふすま【麩・麩】** 小麦を粉にひいたときにできる、種皮のくず。家畜の飼料。麦かす。 **ふすま・ゆき【、衾雪】** 一面に白く降り積もった雪。 **ふ・する【付する・附する】** ■《自サ変》主となるものにつく。従う。■《他サ変》●主となるものにつける。そえる。「条件を―・する」●わたす。与える。交付する。「証書を―・する」●〈「・・・に―・する」の形で〉・・・にゆだねる。・・・にたくする。・・・という形で処理をする。「審議に―・する」「不問に―・する」=付す。 **ふ…する【賦する】** 《他サ変》[文]●〔労役・租税などを〕割り当てる。課する。「租税を―・する」●漢詩などを作る。「詩を―・する」 **ぶ!する【「撫する】** 《他サ変》[文]●なでさする。[句]「あごを―・する(=満足そうなようすの形容)」[句]「剣を―・する(=威嚇するようすの形容)」●かわいがる。慰撫する。「民を―・する」 **ふせ【布施】** 《名・自サ》[仏]●宗教上の行いとして、人に金品をほどこし与えること。●僧に金品を与えること。また、その金品。おふせ。 **ふ・せい【不正】** 《名・形動》正しくないこと。よこしま。「―を働く」「―事件」「―な行為」[類語]不当。 **ふ・せい【斧正】** (斧で正す意)[文]人の書いたものに遠慮なく筆を加えて正すこと。叱正{しっせい}。〔詩文を添削してもらうことを謙遜して言う〕「ーを乞う」 **ふ・せい【父性】** 父親としての性質。[対]母性。 **ふーぜい【風情】** ■《名》●そのもの独特の情緒・味わい。「なかなか―のある庭だ」[類語]情趣。風趣。●ようす。けはい。「消えいりそうなー」「悩ましげなー」■《接尾》《人を表す名詞・代名詞につけて)・・・のような身分の者。〔多く、謙遜や軽蔑の意をこめて使う]「私ども―には口が出せません」「学生ーがなまいきを言うな」 **ぶ・ぜい【無勢】** 〔相手に比べて〕人数が少ないこと。また、その勢力。[句]「多勢に―」[類語]小勢{こぜい}。[対]多勢。 **ふ・せいかく【不正確】** 《名・形動》正確でないこと。 **ふ・せいこう【不成功】** うまく目的を達することができないこと。「実験は―だった」[類語]失敗。不首尾。 **ふ・せいしゅつ【不世出】** [文]めったに世に現れないと思われるほどすぐれていること。「―の大音楽家」[類語]絕世。 **ふせいせき【不成績】** 《名・形動》成績がよくないこと。「―に終わる」[対]好成績。 **ふせい・みゃく【不整脈】** 〔医〕心臓の脈搏{みゃくはく}のリズムが乱れて不規則になること。また、そうなった脈。 **ふ・せいりつ【不成立】** 成立しないこと。成り立たないこと。「定足数に達せず委員会はーとなった」 **ふ・せき【布石】** ●囲碁で、一局のはじめに全体を見通して打つ碁石の配置。●将来に備えて、前もってととのえておく手はず。[コロ]「総選挙のーを打つ」 **ふせ・ぐ【防ぐ・禦ぐ】** 《他五》害を受けないように(前もって)くいとめる。防止する。「侵略を―・ぐ」「事故を―・ぐ」「感染症を―・ぐ」[類語]はばむ。[古]《四》。 **ふせ・じ【伏せ字】** 印刷物で、そのまま公にできない部分を空白にしたり、○×などの印で表したりすること。また、その部分やそのしるし。 **ふ・せつ【付設・附設】** 《名・他サ》〔ある組織などに〕付属して設けること。 <1278> ***ふ・せつ【敷設・布設】**《名・他サ》設備・装置などを決められた場所に設けること。「海底ケーブルをーする」 ***ふ・せつ【浮説】**[文]世間に言いふらされている根拠のない話。類語風説。 ***ふ・せつ【符節】**[文]「割り符」に同じ。――を合わ・せる《句》二つの物事が食いちがうことなくぴったり一致する。符合する。 **ふ・せっせい【不摂生】**《名・形動》体を大切にせず、健康に注意しないこと。「―な生活」類語不養生。 **ふせ・る【「臥せる】**《自五》●横になってねる。類語(材)横臥。伏臥。●病気で床につく。「風邪でーる」[表記]「伏せる」とも書く。=臥す。文《四》。 ***ふ・せる【伏せる】**《他下一》●上または前を向いているものを下向きにする。うつむける。うつぶせる。[コロ]「目を―・せる」☐☐「顔を―・せる」●上の方を下に・向けて置く。裏返しにして置く。また、そうして中に閉じこめる。「茶碗{わん}を―・せる」「手でバッタをー・せる」●見えないように体をひそめたり腹ばいになる。また、そうさせる。[コロ]「身を―・せる」●表面に出さずに、かくして秘密にする。「事情を―・せる」「本名を―・せる」図ふ・す《下一二》。 **※ふせん【不戦】**互いに戦争・試合などをしないこと。「一条約」―しょう【一勝】試合をせずに勝利を得ること。団不戦敗。 ***ふ・せん【付箋・附箋】**目じるしや注などを書いてはりつける、小さな紙切れ。つけ紙。 ***ふ・ぜん【不善】**[文]道徳上よくないこと。何「小人閑居して―をなす」 ***ふぜん【不全】**《名・形動》[機能・発育などが]十分でないこと。不完全。「心―」「免疫―」 ***ぶぜん【『豊前】**旧国名の一つ。今の福岡県の東部と大分県の北部。豊州{ほうしゅう}。 ***ぶぜん【憮然】**《形動》[文]落胆して心のしずむようす。また、どうにもしようがないという気持ちで沈黙しがちになるようす。「―たる表情」 **ふせんめい【不鮮明】**《形動》鮮明でないようす。はっきりしないようす。「――な映像」「―な記憶」 ***ふ・そ【父祖】**[文]〔父の代まで続いてきた]祖先。先祖。「―伝来の土地」 **ふっそ【麩素】**「グルテン」に同じ。 **ふそう【扶桑】**[文]「日本」の別称。昔中国で、東海の日の出る所にあると伝えられた神木(のある地)から。 **ぶ‐そう【武装】**《名・自他サ》●戦闘のための服装・装備(をすること)。「―した警官隊」「――解除」論戦に備えて、思想を強固にすること。「理論— **ふ・そうおう【不相応】**《名・形動》つりあいがとれないこと。「身分ーな生活」類語不似合い。不適当。不釣り合い。 ***ふ‐そく【不測】**[よくないことについて]予測できないこと。「――の事態」類語不慮。 ***ふ・そく【不足】**《名・形動》《自サ》たりないこと。不十分。「人手ー」「睡眠―」●不服であること。不満。「―を言う」句「相手にとって―はない」 ***ふ・そく【付則・附則】**法令などの規則の規定を補うためにつけ加えた規則。因本則。 **ふぞく【付属・附属】**●《名・自サ》主となるものにつき従っている・こと(もの)。「機体に―した備品」「法律にーした細則」類語付随。付帯。●「付属学校」の略。教育研究などのため、大学に付属して設けられた学校。 **ぶーぞく【部族】**共通の言語・宗教などに支えられ、ある程度の政治的統一を持ち、民族の構成単位となっている地域的な生活共同体。 **ふぞく‐ご【付属語・附属語】**自立語に付属して意味をつけ加えたり、語と語との関係を示したりする単語。助詞・助動詞の総称。团自立語。 **ふそくふり【不即不離】**つかずはなれずの関係にあること。不離不即。「―の態度」 **ふぞろい【不揃い】**誕《名・形動》[形状・種類・数量などが]そろっていないこと。不揃{ふそろ}い。「大小ーのリンゴ」類語参差{しんし}。 **ふ・そん【不遜[遜]】**《名・形動》思い上がった態度(でふるまうこと)。相手を見下した態度をとること)。「―な態度」「―を承知で言えば、あの本は愚作だ」 ***ふた【二】**ふたつ。「―親」「―心」〔数字をまちがいなく伝えるための「二{に}」の読み方としても使われる]「―千一百一十―」「一円高」 ***ふた【蓋】**●入れ物の口など、穴の部分にあてがって上から・おおう(ふさぐ)もの。「なべのー」因身。●サザエなどの巻き貝の口をおおう甲。階{きさがい}へ。――を開・ける《句》●物事をはじめる。●物事の結果を確認する。「当落は―・けるまで予断を許さない」 **ふだ【札】**(「文板{ふみいた}」の転)●文字などを記して、物につけたり何かのしるしとしたりする、小さな紙片・木片・金属片など。「名―」●注意書きなどを書いて立てるもの。立て札。●〈「おー」の形で〉社寺で出す、災難除けなどの紙片・木片。守り札。●花札・かるた・トランプなどの紙片。カード。 **ぶた【豚】**●野生のイノシシを改良して家畜化した食肉用の動物。体は丸く、鼻はつき出て孔{あな}が正面を向く。「ブーブー」と鳴く。●[俗]みにくいもの・きたないもの・食いしんぼう・のろま・肥満などのたとえ。―――に真珠《句》どんなに値打ちのあるものでも、その価値のわからない者にとっては、何の役にも立たないこと。〈新約聖書・マタイ伝〉類語猫に小判。馬の耳に念仏。 **ふた・あけ【蓋開け・蓋明け】**物事の始まり。特に、芝居などの初日。「――から盛況」類語幕開き。 **ふ・たい【付帯・附帯】**《名・自サ》[文]主なものに伴うこと。「―する業務」「―条件」類語付随。付属。 **ふーだい【譜代・譜第】**(代々、同じ主家に仕えることから)江戸時代、関ヶ原の戦い以前から徳川家に仕えていた家臣。「―大名」囡外様・親藩。 **ぶーたい【舞台】**●演劇・舞踊その他の出し物を行って見せるための場所。[コロ]「―に立つ」●舞台での演技や所作(のありさま)。「名優のすばらしい―に見とれる」「初―」●活躍ぶりを見せる場。特に、腕前を発揮する晴れの場。「政治の―でも業績を上げる」―うら【一裏】●客席からは見えない、舞台の裏側。●表立たずに物事が行われる場。裏面。「――で工作をする」―そうち【―装置】舞台上にしつらえる大道具・小道具など。 **ぶーたい【部隊】**●軍隊の一部を構成する兵士の集団。「攻撃」●共通の目的をもって行動をともにする人々の集団。「買い出し―」 **ふたいてん【不退転】**●[仏]ひたすら修行にはげんで、悪い方にもどらないこと。●何ものにも屈せず、固く信じて心をまげないこと。「―の決意で臨む」 <1279> **ふたいと**―**ふち** **ふたいとこ【二『従兄弟・二『従姉妹】** 「またいとこ」に同じ。●ぶたいよメ **ふたえ【二重】** 二つ重なっていること。二重だ。「一の膳」**―まぶた【―「瞼】** まぶたが二重のひだになっているもの。二皮目。囡一重まぶた。すばの話 **ふた・おや【三親】** 両親。「―とも健在だ」囡片親。 ***ふ・たく【付託】** 《名・他サ》審査・審議などを他にたのみまかせること。「委員会に―する」[類語]委任。 ***ふたく【負託】** 《名・他サ》〔文〕他に責任を持たせて、まかせること。「国民の―にこたえる」 **ふた・ぐ【『塞ぐ】** 《他四》〔古〕ふさぐ。文《四》。 **ぶた・くさ【豚草】** キク科の一年草。北アメリカ原産。夏から秋にかけて、枝先に黄緑色のこまかい雄花を穂状につける。 **ふたご 【二子・双子】** 同じ母から一度に生まれたふたりの子。双生児。 **ふた‐ごころ【二心・弐心】** ●同時に二方に思いをよせる心。●裏切りをたくらんでいる心。[コロ]「―を抱く」=二心气。 **ふたこと・め【二言目】** 何かというとすぐ口にすることば・話。「――にはお説教だ」「心。 **ふ・たしか【不確か】** 《形動》確かでないようす。あやふや。不確実。「――な返事」[類語])あいまい。もるころ **ふだ・さし 【札差し】** 江戸時代、旗本・御家人の代理として、緑米殻の受け取りや販売などをした商人。 **ふた・すじ・みち 【三筋道】** 二方向に分かれた道。ふたまた道。分かれ道。二道欲。〔ひゆ的に、一方に決定しがたいような事柄の意でも用いる〕「戦争か妥協かの―にさしかかる」[類語]岐路。 **ふたたび【再び】** 《副》もう一度。かさねて。二度。「―立ち向かう」[類語]再度。 ***ふたつ【二つ】** ●一の二倍。に。●二歳。●第二。**―と無・い**《句》ただ』つしかない。かけがえがなく、貴重である。「この世に―・い宝」 ***ふたつ【布達】** 《名・他サ》官庁などが広く一般に知らせること。また、その知らせ。「政令の―」 **ふだつき【札付き】** 《「商品に正札がついている」意)悪評の高いこと。また、その人や物。「―――の道楽者」 **ふたつ・へんじ【二つ返事】** 《「はい、はい」とすぐに返事をする意) 即座に快く承諾の返事をすること。「―で引き受ける」「いの **ふたつ‐め【二つ目】** ●二番目。●(前座に次いで高座に上がることから)落語で、真打ちの下、前座の上の格の芸人【不豐】《竹·烏雲》闢干悪いニメ、 **ふた‐て【二手】** 一つのものを二つに分けた、両方の側。「―に分かれて争う」「―から攻めこむ」劇団 **ぶ・だて【部立て】** 〔和歌などを〕いくつかの部類に分けること。また、その部類。「古今集の―」「親と―・る」 **ふだ‐どめ【札止め】** 興行場などで、入場者が満員のため、入場券の販売をやめること。「満員―の盛況」 **ふたなぬか【二七日】** 人の死後、一四日目(の法事)。二七日欢な。 **ふたなり【二『形・双成り】** ひとりで男女両性の生殖器を備えている・こと(人)。半陰陽。 **ふた‐の【二『幅・二『布】** 《「の」は布地の幅を表す助数詞)●並幅の布を二枚ぬい合わせた幅。およそ七二型。ふたはば。「―の座布団」●(①の布でつくるところから)女性用の腰巻き。 **ふたば【双葉・二葉】** ●草木が芽を出したときに最初に出る二枚の子葉。●物事のはじめ。人の幼いころ。「―のころから育てる」**―より芳し**《句》栴檀は双葉より芳し。 **ふたば・あおい【双葉、葵・二葉葵】** ウマノスズクサ科の多年草。茎は地上をはい、その先にハート形の葉を二枚つける。三~五月、葉の間に鐘状の淡紅色の花が一個つく。かもあおい。 **ぶた・ばこ【豚箱】** 〔俗〕警察署の留置場。 **ふた・また【二股・二俣】** ●先の方が二つに分かれている・こと(物)。「道が―に分かれる」〈多く「―(を)かける」の形で〉一方に決めずに、同時に二つの方面に関係をつけておくこと。二道統。[コロ]「ーをかけて就職試験を受ける」[表記]は「二叉」とも書く。**―ごうやく【二股、膏薬・二俣、膏薬】** 「内股膏薬」に同じ。 **ふたみち【二道】** ●ふたまたに分かれた道。岐路。分かれ道。〔ひゆ的に、一方に決定しがたいような事柄く信じて心をまげないこと。「―の決意で臨む」の意でも用いる〕「成功か失敗かの―に立つ」「二股②」に同じ。 **ふーため【不『為】** 《名・形動》ためにならないこと。不利益。「身の―」 ***ふた‐め【二目】** もう一度見ること。**――と見られ・ない**《句》あまりにもひどくて、一度見たら二度と見る気になれない。「―・ない悲惨な光景」 **ふたもの【蓋物】** ふたのついている器(に盛って出す料理)。 **ふたり 【〈二人〉】** ●二個の人。●対になった二個の人。恋人・夫婦など。「―の間に生まれた娘」 **ふーたん【負担】** (背負ったりかついだりする意から)●《名・他サ》仕事・義務・責任などを引き受けること。また、その仕事・義務・責任など。「費用を―する」「受益者―」●その人の力量から見て、義務・責任が重すぎること。重荷も。「―になる」 **ふだん【不断】** ●絶えることなく続くこと。「―の努力」「―の精進」●決断のにぶいこと。[四字]「優柔―」●いつも。つねづね。〔副詞的にも使う」「―読む本」「―は静かだが怒るとこわい」[類語]常。日頃。常日頃。平素。平常。[表記]③は「普段」と書くことが多い。**―ぎ【普段着・―着】** 日常着ている衣服。団晴れ着。 **ぶ・だん【武断】** 〔文〕●武力を背景として強引に政治や物事を行うこと。「―主義」「一政治」囡文治。●強引な独断。「論述がーにすぎる」 **ふだん・そう【不断草】** アカザ科の越年草。南ヨーロッパ原産。高さは約一片。葉は食用。トウヂシャ。フダンナ。 ***ふち【不知】** 〔文〕 〔物事を〕知らないこと。[四字]「―不識」知ることができないこと。不可知。**―あんない【一案内】** 〔文〕事情や様子を知らないこと。不案内。 ***ふち【不治】** ふじ(不治)。 **ふーち【付置・附置】** 《名・他サ》〔ある機関などに)付属させて設置すること。付設。「大学ーの研究所」 ***ふ・ち【布置】** 《名・他サ》〔文]それぞれしかるべき位置にくばり配置すること。また、その配置。 **ふち【扶持】** 又名・他サ》〔文〕生活を助けること。●給料として与えられる米。扶持米。転じて、食糧 <1280> **ふち【扶持】** ●《「ふちまい(扶持米)」の略》江戸時代、主君が家来に与えた給料としての米。食いぶち。「―をあてがう」■《名・他サ》扶持米を与えて臣下としておくこと。「三人一」 **ふち【淵・渕】** ●川などの、水を深くたたえてよどんでいる所。[対]瀬。●容易にぬけ出せない苦しい境遇や心 の状態。「絶望のーにしずむ」 **ふち【縁】** 物のまわりの部分。へり。「帽子の―」「池の―」 **ぶち【『打ち】** 《接頭》《動詞につけて)意味を強めたり、乱暴にするさまを表す語。「―こわす」〔時に「ぷっ」「ぶん」となる]「ぶっとばす」「ぶんなぐる」 **ぶち【『斑】** 体に、地の色とちがう毛がまだらに生えている・こと(もの)。「―の犬」「黒い―」 **プチ** 《造語》「小さな」「かわいい」の意を表す。「――ケーキ」「ートマト」▽ petit **ぶち・あ・ける【『打ち明ける・『打ち開ける】** 《他下一》[俗]●中に入っているものを外へ放り出す。「バッグの中身を―・ける」●かくさずすっかり話す。「君には―・けて話す」●穴などをあける。[参考]①~③は変化して「ぶっちゃける」となることもある。 **ぶち・あ・げる【『打ち上げる】** 《他下一》〔たいそうな意見や構想などを〕自信ありげに多くの人々の前に堂々と提出する。大言する。「世界政府論を―・げる」 **ぶち・かま・す【『打ち、噛ます】** 《他五》●相撲で、立合いに頭を下げて相手の胸に強くぶつかる。●相手をくじくような一撃を与える。「啖呵{たんか}を―・す」 **ぶち・き・る【『打ち切る】** 《他五》勢いよく切る。また、続いていた物事を終わりにする。ぶったぎる。 **ぶち・こ・む【『打ち込む】** 《他五》●「うちこむ」の乱暴な言い方。「弾丸を―・む」●乱暴に入れる。「牢にー・まれる」 **ぶち‐ころ・す【『打ち殺す】** 《他五》乱暴なしかたで殺す。また、「殺す」を強めた言い方。ぶっ殺す。たたき殺す。 **ぶちこわ・す【『打ち壊す・『打ち『毀す】** 製《他五》●乱暴なしかたでこわす。また、「こわす」の乱暴な言い方。ぶっこわす。[類語]うちこわす。●物事を台無しにする。「いい話を―・す」 **ふち・せ【淵瀬】** ●流れのよどんだ所と浅い所。淵と瀬。●世の中の、絶え間ない移り変わりのたとえ。 **ふち‐ど・る【縁取る】** 《他五》物のふちに色のちがう線を引いたりひも状のものをつけたりして細工をほどこす。ふちをつける。「絵に輪郭を―・る」 **ぶち・ぬ・く【『打ち抜く】** 《他五》〔強い力を加えて〕反対側まで通じる穴をあける。また、間にあるものを取り除いて一続きにする。「三部屋を―・いた会場」 **ぶちのめ・す【『打ちのめす】** 《他五》〔体や心を〕徹底的に痛めつけて、再び立ち上がれないようにする。「足腰立たぬほど―・す」「失敗に―・される」 **プチ・ブル** 「プチブルジョア」の略。マルクス主義で、被支配階級でありながら支配者的・資本家的な思想を持つ階層(の人)。小市民。「一根性」 **ぶち・ま・ける** 《他下一》[俗]●中身を一度にどっとまき散らす。「バケツの水を床に―・ける」●包みかくさず人に打ち明ける。「―・けて言えば、おれは嫌だ」 **ふーちゃく【不着】** [文]到着しないこと。 **ふーちゃく【付着・附着】** 《名・自サ》あるものが、他のものにくっつくこと。「血液がーしていた」 **ふちゃーりょうり【普茶料理】** 中国式の精進{しょうじん}料理。黄檗{おうばく}料理。 **ふーちゅう【不忠】** 《名・形動》忠義に反すること。「―をなす」「―者」 **ふ・ちゅう【付注・附註】** 注釈をつけること。 **ふーちゅう【『釜中】** [文]かまの中。 **ふちゅう―魚を生ず** 《句》非常に貧乏なことのたとえ。[故事]後漢時代、范冉{はんぜん}が、貧しくて長い間炊事ができなかったので、釜の中にぼうふらがわいたという故事から。〈後漢書・独行伝〉 **ふちゅう―の魚** 《句》《釜の中の魚は間もなく煮にられてしまうことから)死や危険がせまっているたとえ。 **ふ・ちゅうい【不注意】** 《名・形動》注意が足りないこと。うかつなこと。「―な人」「私のーでした」[類語]不行き届き。 **ふちょう【不調】** ●《名・形動》調子が悪いこと。「体がーだ」「―で負け続ける」[対]好調。●〔話し合いが」うまくまとまらないこと。「交渉は―に終わった」 **ふーちょう【婦長】** 女性の、「看護師」の長。[参考]現在は「看護師長」「看護部長」などという。 **ふ・ちょう【符丁・符帳・符牒】** 〔特別な意味をもたせた〕印や符号。記号。「手荷物に―を付ける」●特に、商品の値段や等級を示す印や符号。●仲間うちだけにわかるようにしたことば。合いことば。隠語。 **ぶーちょう【部長】** 部の長。「経理―」「テニス部―」 **ぶーちょうほう【不調法・無調法】** 《名・形動》●注意がこまかい所まで行き届かず、迷惑をかけること。「―をいたしました」[類語]粗相{そそう}。●酒が飲めず、また、遊びごとができずつき合いが悪いこと。それをわびることば。「―なので夜は失礼します」●へたなこと。要領が悪いこと。「口がーなので損をする」 **ふーちょうわ【不調和】** 《名・形動》調和しないこと。 **ふーちん【不沈】** 艦船が沈没しないこと。「―戦艦」 **ふ・ちん【浮沈】** 《名・自サ》[文]●ういたりしずんだりすること。●栄えることとおとろえること。「国の―をかけた戦争」[同]①②浮き沈み。 **ぶつ【物】** 《接尾》「もの」の意。「建造―」「危険―」 **ぶつ【『打つ】** ■《名》[俗]現物。「――は現金と引き換えでわたす」■《他五》《「うつ」の転)●うつ。たたく。●[俗]演説などを行う意の荒っぽい言い方。「演説を―・つ」●[俗]ばくちをする。[表記]②③は「打つ」と書く。 **ぶっ【『打っ】** 《接頭》《「ぶち」の促音便)「ぶち」に同じ。「―殺す」「―つぶれる」[参考]「ぶち」より乱暴な言い方。 **ふつう【不通】** ●事故などのため、交通・通信機関が機能しなくなること。「鉄道がーになる」●便りがないこと。[四字]「音信―」●意味などが通じないこと。「言語―」 **ふつう【普通】** ■《名・形動》他の同種のものと比べて特に変わったところがなく、ありふれていること。「―の生活」「―にふるまう」[類語]常。並み。世間並み。当たり前。平凡。[対]特殊。■《副》たいてい。一般に。「学校は―四月に始まる」[類語]通常。一般。平常。 **ふつう―せんきょ【―選挙】** 財産・性別などによって制限を設けず、一定の年齢以上のすべての国民に選挙権・被選挙権が与えられる選挙。普選。 **ふつう―ぶん【一文】** 明治二〇年代から大正時代初期にかけて広く行われた一種の文語体の文章。和文体と漢文書き下し体とを融合して作られたもの。 **ふつう‐めいし【普通名詞】** 同じ種類に属する人や事物のすべてに共通する名称を表す語。山・川・草・花など。[対]固有名詞。 <1281> **>日本語「ふつうにかわいい」** 若い人たちが最近、「ふつうにかわいい」とか「ふつうにおいしい」とかいう。この場合、かわいさやおいしさの程度がふつうであるということではなく、やや程度が高い意味で使われているようだ。最高ではないが、意外にいいというランクを示している。また、「ふつう」には、本音で言ってという意味も含まれているようだ。 これは「まじ」という言葉にも通じるものがあり、「まじかわいい」は、本当にかわいいの意味になる。まじは、まじめに考えての意味だ。若者たちの「ふつう」は一般人の「ふつう」より低いランクにあり、一般人と話すときの「ふつう」は「普遍的に言って」となり、ランクが上がるのだろう。と若い用語。 **ぶつえん【仏縁】**仏と人の間に結ばれる縁。 **ぶつ・おん【仏恩】**すべての生き物を救う仏の恩。 **ふつーか【〈二日〉】**●その月の第二の日。●一日の二倍の日数。「この仕事は三人で―かかる」 **ぶつーか【仏家】**ぶっけ。 **ぶつーか【仏果】**[仏]仏道修行の結果として仏になること。「―を得る」 ***ぶつーか【物価】**その時々のいろいろな商品の値段を全体的にとらえたもの。「―が上がる」―しすう【―指数】ある一定の時期・場所における物価を一〇〇とし、以後の物価の動きをその比例数で表したもの。 ***ぶつ・が【仏画】**仏の姿や、仏教に関連する事物をえがいた絵。仏教絵画。 ***ぶつが【物我】**[文]自分以外のすべてのものと自分。客観と主観。四字「一一如践」 **ぶつーかい【仏界】**仏たちの住む世界。 **ぶつーかき【『打っ欠き】**[飲食用に]小さく打ち割った氷のかたまり。かちわり。 **ふっ・かく【伏角】**[理]地球上のある地点に置いた磁針が水平面となす角度。すなわち、地球磁場が水平面となす角度。 **ふつーかく【仏閣】**寺の建物。四字「神社」 **ふつーか・ける【吹っ掛ける】**《他下一》《「吹き掛ける」の転)●[空気や水を強くふいてかける。「息を―・ける」②[争いを]しむける。しかける。「けんかを―・ける」物の値段を特別高く言う。 **ふっかつ【復活】**《名》《自サ》[死んだものが]生きかえること。●《自他サ》消えたものがもう一度行われるようになること。また、行うようにすること。「花火大会がーした」―さい【一祭】「イースター」に同じ。 **ふつか‐よい【〈二日〉酔い】**叫。酒の酔いが翌日にまで残り、気分が悪いこと。宿酔{しゅくすい}。[表記]「宿酔」とも書く。思の花 **ぶつか・る**《自五》●強くうち当たる。勢いよく突き当たる。「車が塀に―・る」「柱に―・ってたおれる」●不意に出合う。出くわす。「難問に―・る」互いに意見がくいちがって反発しあう。「進学問題で親と―・る」●直接に相手とする。また、相手としてやりあう。「ともかく―・ってみよう」「初戦で優勝候補と―・る」●出合っていっしょになる。かちあう。かさなる。「日曜と祝日が―・る」「国道と県道が―・る」[参考]①~⑤は、強めて「ぶっつかる」とも。文《四》。 **ふつーかん【副官】**軍隊で、部隊・司令部などの長に直属して、長を助けて事務をとる士官。副官{ふくかん}で。ホイ ***ふつーかん【復刊】**《名・他サ》一時刊行を休んでいた、または廃止していた雑誌・新聞などを、再び刊行すること。復刊登。類語再刊。飯量。 **ふつーき【富貴】**《名・形動》◆ふうき(富貴)。 ***ふっき【復帰】**《名・自サ》[一時はなれていた]もとの地位・部署・状態にもどること。「社会―」「現役―」 **ふーづき【『文月】**(「ふみづき」の略)[雅]陰暦七月。文月。参考太陽暦の七月にも言う。」 **ぶつ‐ぎ【物議】**世間の人々の口やかましい論議・批評。世間の取り沙汰だ。「――の的になる」――を醸す《句》世間の人々の論議を引き起こす。 ***ふつ・きゅう【復仇】**《名・自サ》[文]敵討ちをすること。あだうち。類語報復。 ***ふつ・きゅう【復旧】**《名・自他サ》いったんこわれたものがもとどおりに直ること。また、直すこと。「―作業」 **ふつ・ぎょう【払暁】**[文]夜がやっと明けようとする時分。朝早く。類語未明。 **ぶつきょう【仏教】**紀元前五世紀ごろに釈迦がインドで説き始めた宗教。この世での心の迷いを捨て、宗教的自覚に達して仏陀{ぶっだ}となることを目的とする。仏道。仏法。釈教。のりのみち。「―絵画」「一美術」 **ぶつ・きょう【仏経】**[文]仏教の経典。経文。 **ぶっきらぼう【ぶっきら棒】**《名・形動》話のしかたや受け答えの態度に、愛想がないこと。「―な客 **ぶつ・ぎり【ぶつ切り】**[料理で]材料を形にとらわれずに厚く大きく切ること。また、切ったもの。ぶつ。「マグロのー」 **ふつ・き・れる【吹っ切れる】**《自下一》《「ふききれる」の促音便)心の中にわだかまっていたものが一度にはき出されて気持ちが良くなる。「迷いが―・れる」 **ふっ・きん【腹筋】**腹壁を形づくる筋の総称。 **ブッキング**《名・自他サ》●宿泊施設・航空券などの予約。「オーバーー」●出演や興行の契約。「ダブルー」▷booking(=帳簿に記入すること) **フック**●鉤。鉤状のもの。●ボクシングで、ひじを曲げ、体をねじるようにして相手を打つこと。《名・自サ》ゴルフで、打ったボールが打者の利き腕と逆の方向に飛ぶこと。●ホック。▽hook **ブック**《造語》●[洋とじの]本。書物。「ーカバー」●帳面。「スケッチー」▽bookーエンド両側に置いて支える本立て。▷book ends―マーク●本のしおり。●よく閲覧したり利用したりするウェブページに簡単に接続するため、そのURLを保存して一覧で表示する・こと(機能)。また、その一覧。お気に入り。▷bookmarkーレット小冊子。▽bookletーレビュー書評。また、新刊の紹介。▽bookreview **ぶつ・ぐ【仏具】**仏前に置いたり、仏事にかざったりする道具。仏器。法器。 **ふ・づくえ【文机】**《「ふみづくえ」の転)書き物をしたり本を読んだりするための、脚の短い和風の机。書机。 **ぶつ‐くさ**《副》不平や小言にになどを不機嫌につぶやくようす。「―言わずに仕事をしろ」類語ぶつぶつ。 **ふっくら**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》やわらかく、丸みをおびてふくらんでいるようす。ふっくり。「ーしたほっぺた」「パンがーと焼き上がる」 **ぶつけ【仏家】**[仏]●寺。●仏教界。●僧。=仏家{ぶっか} **ぶつ・ける**《他下一》《「ぶちつける」の転)●投げて当てる。「石を―・ける」〔物に]うち当てる。「頭を―・ける」[参考]②は、強めて「ぶっつける」とも言う。 <1282> **ぶつ・し【仏子】** 《「仏の子」の意)●仏教信者。仏弟子。●あらゆる生き物。衆生{しゅじょう}。 **ぶっし【仏師】** 仏像をつくる職人。仏師{ぶつし}。 **ぶつし【物資】** 食料・衣料など、人の活動・生活を支えるために消費される品物。「―の補給」 **ふつじ【仏事】** 仏教に関する行事。法会{ほうえ}。 **ぶつじ【仏寺】** 仏教の寺。仏刹。仏閣。 **ぶっ‐しき【仏式】** あっ・しき【仏式】仏教流の儀式のやり方。 **ぶっしつ【物質】** ●物体を形成している実質。「化学ー」「アレルギー―」●空間にあり、感覚によってその存在を知ることができるもの。「―文明」[対]精神。 **ぶっしつ―か【一化】** 《名・自他サ》物質としての性質・状態をもつものに変わること。また、変えること。 **ぶっしつ―しゅぎ【―主義】** 精神的なものよりも物質的なものを重視する立場。[対]精神主義。 **ぶっしつ―せい【一性】** 物質としての性質。 **ぶっしつ―てき【一的】** 《形動》●物質としての性質・状態をもつようす。[類語]物的。●精神よりも物質(特に金銭など経済的利益)に重点を置くようす。「――にめぐまれた家庭」[対]①②精神的。 **ぶっ・しゃり【仏舎利】** 釈迦の遺骨。舎利{しゃり}。仏骨。「一塔」 **プッシュ** 《名・他サ》●おすこと。●主張を前面におし出すこと。「予算の復活を―する」▽push **プッシュ―ホン** 押しボタン式の電話機。▽push と phone からの和製語。 **ぶっしょ【仏書】** 仏教に関する書物。[類語]仏典。 **ぶつしょう【仏性】** ●すべての生き物に本来備わっている、仏になることができる性質。仏種。●仏の本性。悟りそのものの性質。[注意]「ほとけしょう」と読めば別語。 **ぶっ‐しょう【物証】** 〔法〕罪の有無を判定するための物品による証拠。「―を固める」[対]人証。 **ぶつしょう【物象】** [文]生命のない、物の世界の現象。物の姿・形。「外界のー」 **ぶつーじょう【物上】** 〔法〕物・財産に関すること。物的。「一保証人」 **ぶつ‐じょう【物情】** [文]世間のようす。世人の心情。〔おだやかでない場合に使う〕「――騒然とする」 **ぶっしょく【払拭】** 《名・他サ》〔不都合を〕すっかりとり除くこと。一掃。払拭{ふっしき}。「旧弊を―する」 **ぶっしょく【物色】** 《名・他サ》多くの中から適当なものを得ようとして、あれこれとさがすこと。「最適の人材を―する」「泥棒が室内を―する」 **ぶつーしん【仏心】** ●〔慈悲のある〕仏の心。●人間の心に本来備わっている仏性{ぶっしょう}。[四字]「多情――」 **ぶつ・しん【仏身】** 仏の体。仏体。 **ぶつ・しん【物心】** 物質と精神。「―両面」 **ぶっしん【物神】** 〔主として未開社会で〕神霊が宿るとしてあがめられる物。呪物{じゅぶつ}。「―崇拝」 **ぶっ・せい【物性】** [文]物質がもつ固有の性質。 **ぶつ・ぜい【物税】** 〔法〕物の所有・取得・製造・販売や物からの収益に課する税金。固定資産税・自動車税・酒税など。[対]人税{じんぜい}。 **ぶつ・せき【仏跡】** ●釈迦の遺跡。●仏の足跡。 **ぶっせつ【仏説】** 仏がといた教え。 **ふつ・ぜん【怫然】** 《形動》[文]むっとして怒りを表すようす。「―として席を蹴る」 **ぶつ・ぜん【仏前】** 仏の前。位牌・仏壇などの前。「―に花を供える」 **ふっ‐そ【弗素】** 〔理〕ハロゲン族元素の一つ。においの強い淡緑色の気体。化合力が非常に強い。元素記号F。 **ぶつ・そ【仏祖】** ●仏教の始祖、すなわち釈迦。●仏陀{ぶっだ}と祖師{そし}。 **ぶっ‐そう【仏葬】** 仏式で行う葬儀。 **ぶっ‐そう【物騒】** 《形動》いつどんな悪いことが起こるかわからない、あぶなっかしいようす。「――な世の中」「―な物を持つ」[類語]不穩。 **ぶつ・ぞう【仏像】** 仏・菩薩{ぼさつ}などの姿の彫像・画像。[類語]仏体。尊敬{そんたい}。 **ぶっそう・げ【仏桑『花・『扶桑花】** 「ハイビスカス」に同じ。 **ぶっそく・せき【仏足石】** 釈迦の足の裏の形を石面に刻んだもの。古くは仏の像を刻むことをせず、これを礼拝の対象とした。 **ぶっだ【仏陀】** 《迷いをはなれて真理をさとり、衆生を教え導いてさとらせるものの意)「釈迦。」の称。ほとけ。ぶつ。仏陀{ぶつだ}。[参考]梵語 Buddha の音訳。 **ぶったい【仏体】** ●仏の体。仏身。●仏の形に似せてつくった像。仏像。「―を安置する」[類語]仏像。 <1283> **ぶったい【物体】** 空間の中に形・位置をもって存在している物。「巨大なー」 **ぶったぎ・る【『打った切る】** た切る】《他五》[俗]勢いよく切る。「じゃまをすると―・るぞ」 **ぶったくり【『打ったくり】** [俗]●ぶったくること。強奪。●[連]「やらずー(=取りあげるばかり)」●暴利をむさぼること。「――商法」[類語]ぼったくり。 **ぶったく・る【『打ったくる】** 《他五》[俗]●手荒くうばいとる。●法外な利益を取ってもうける。ぼる。「みやげ屋で―・られる」[同]①②ふんだくるよう **ぶっ・たた・く【『打っ叩く】** 《他五》[俗]勢いよくたたく。 **ぶつ・だん【仏壇】** 仏像・位牌などを安置して礼拝するための壇・厨子{ずし}。 **ぶっ‐ちがい【『打っ違い】** [棒状のものを〕互いに交差させる・こと(形)。うちちがい。すじかい。ぶっちがえ。「細い竹を――に組んだ垣根」 **ぶっちぎり** 競走などで、相手を大きく引きはなすこと。「―で優勝する」 **ぶっちゃけ** 《副》[俗]包み隠さずにはっきり言うと。「―、あの人のことはあまり信用していない」 **ぶっちゃ・ける** 《他下一》[俗]《「ぶちあける」の転)「ぶちあける」に同じ。 **ぶっちょう‐づら【仏頂面】** 無愛想な顔つき。ふくれっ面。[語源]仏頂尊(密教の仏像)の相からとも。 **ふつつか【不『束】** 《名・形動》趣味・礼儀にうとく、また、才能がなく、行き届かないこと。「―者」〔ふつう、謙遜して言うときに使う]「―ながら努めます」 **ぶっつけ【『打っ付け】** [俗]予告または準備なしに、突然すること。いきなりすること。「あまりにーで先方が驚いた」「一本番」 **ぶっつづけ【打っ続け】** 休まず、ずっと・続ける(続く)ことを強めて言う言い方。「一昼夜―に歩く」 **ふっつり** 《副》《「―と」の形も)●糸やひもが断ち切られるようす。●急に絶えてしまうようす。また、急にやめてしまうようす。「連絡がーなくなる」 **ぷっつり** 《副》(「―と」の形も)「ふっつり」を強めた言い方。 **ぷっつん** 《副》《「ーと」の形も)「ぷつん」を強めた言い方。糸などが切れるようす。ぷつんと。ぶつりと。 **ふってい【払底】** 《名・自サ》《底をはらって何も無い意から)必要なものが欠乏して供給できなくなること。「在庫が―した」「人材がーしている」 **ぶっ‐てき【仏敵】** 仏法にさからい、害をなすもの。 **ふってき【物的】** 《形動》物に関係するようす。また、物としての性質をもっているようす。「―証拠」「一な援助」[類語]物質的。[対]心的。人的。 **つ‐でし【仏弟子】** 釈迦の弟子。また、仏教徒。 **ふって・わ・く【降って湧く】** 《自五》今までそこになかったものが突然現れる。「―・いたような出来事」 **ふってん【沸点】** 液体が沸騰しはじめるときの温度。一気圧での水の沸点はセ氏一〇〇度。沸騰点。 **ふってん【仏典】** 仏教に関する書物。[類語]仏書。 **ふつーでん【仏殿】** 仏像を安置して祭る建物。仏堂。 **ふつーと** 《副》●ある時を境にして不意にようす・気持ちが変わるようす。ふと。「―顔をそむける」●一瞬息をふく(はく)ようす。また、その音の形容。 **ぶつーと【仏徒】** 仏教の信徒。仏教徒。 **ぶつ・どう【仏道】** 仏の説いた道。「―に帰依する」[類語]仏法。 **ぶっとう【沸騰】** 《名・自サ》●〔理〕にえ立つこと。液体が内部から気泡を生じて蒸発すること。●〔議論・人気などが〕さわぎになるほど盛におこること。き立つこと。「世論が―する」●物価・株価などが激しい勢いで上がること。 **ぶっとう―てん【一点】** 「沸点」に同じ。 **ぶっとう【仏塔】** 寺院の塔。 **ぶつどう【仏堂】** 仏をまつってある堂。仏殿。 **ぶっとおし【『打っ通し】** 製●長時間休まずに続けること。〔副詞的にも使う〕「三十時間―で乗る」●空間を中途でさえぎるものがないこと。ぶちぬくこと。「二間―の宴会場」 **ぶっとお・す【『打っ通す】** 製■《他五》[俗]「通す」を強めた言い方。「槍を―・す」■《自五》●休まず、ずっと続ける。「昼夜―・して働く」●空間を中途でさえぎらないようにする。「二間{ふたま}を―・す」 **ふつーとば・す【吹っ飛ばす】** 《他五》●強い風が激しい勢いでふきとばす。「爆風で―・される」●〔悲しみ・不安などを〕一度にすっかりなくする。ぶっとばす。「悲しみを―・す朗報」●「乗り物などの〕スピードをふつう以上に出す。ぶっとばす。「時速一〇〇○キロでー・す」より **ぶっとば・す【『打っ飛ばす】** 《他五》[俗]●手あらく遠くへやる。●とぶほど強くなぐる。「文句があるやつはー・してやる」→ふっとばす②③。 **ふつーと・ぶ【吹っ飛ぶ】** 《自五》●激しい勢いでとぶ。●すっかりなくなる。けしとぶ。「疲れが―・ぶ」●勢いよく走る。「―・んで行く」[同]①③すっとぶ。 **ぶつ・と・ぶ【『打っ飛ぶ】** 《自五》[俗]「飛ぶ」を強めて言う語。勢いよく飛ぶ。 **フット・ボール** サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールの総称。特に、サッカー。▽football **フット・ライト** 脚光{きゃっこう}。▽footlights **フット・ワーク** ●球技・ボクシングなどで、足さばき。●機動力。「―を生かした取材」 ▽footwork **ぶつのう【物納】** 《名・自他サ》税金・小作料などを、金銭でなく物品で納めること。[対]金納。 **ぶつ・ばつ【仏罰】** 仏から受ける罰。仏罰{ぶつばち}。 **ぶつ・ぱな・す【打っ放す】** 《他五》[俗]弾丸をうちだす。また、放屁{ほうひ}する。[参考]乱暴な言い方。 **ぶっぴん【物品】** 品物。特に、不動産をのぞく、形のある物。「―を購入する」 **ぶっぴん―ぜい【一税】** すべての物品に課せられ、定価の中にふくまれていて消費者が負担する税金。一九八九年に廃止。 **ふつふつ【沸沸】** 《形動〃》[文]●湯などがにえたぎるようす。また、その音の形容。「やかんがーと音を立てる」●泉がわきでるようす。●感情が高ぶるようす。「勇気がーとわきあがる」 **ぶつぶつ** ■《副》《「―と」の形も)●小さな声で続けて物を言うようす。「――と独り言を言う」●不平・不満・小言にになどを言うようす。「―言わずに働け」[類語]ぶうぶう。ぶつくさ。●音を立ててにえたぎるようす。ぐつぐつ。●《自サ》表面に粒状のものがたくさん出るようす。「―したサメ皮」■《名》表面にたくさん出た粒状のもの。「皮膚にーができる」 **フットサル** 一チーム五人で行う小規模のサッカー。通常のサッカー場の約四分の一の広さのコートで、やや小さめではずみにくい専用ボールを用いて行う。futsal <1284> **ぶつぶつ‐こうかん【物物交換】**貨幣を使わないで、直接物と物を交換する取り引き。バーター。 **ふつーぶん【『仏文】**●「フランス文学」「フランス文学科」の略称。●フランス語の文章。 **ぶつ・ぽう【仏法】**仏の教え。仏教。团王法{おうほう}劈。 **ぶっぽう‐そう【仏法僧】**●仏教で重んじる、仏と法と僧。[参考]三宝。●ブッポウソウ科の鳥。東南アジアで越冬し、春、日本に渡来して山中にすむ。[参考]「ブッポウソウ」と鳴くと思われてこの名があるが、実際に、そう鳴くのはコノハズクである。俗に「姿の仏法僧」という。 **ぶつ・ぼさつ【仏、菩薩】**仏と菩薩。 **つま【仏間】**仏像や位牌などを安置する部屋 **ふつめつ【仏滅】**●釈迦の死。入滅。●「仏滅日{ぶつめつび}ぃ」の略。六曜の一つで、万事に凶とされる悪日。 **ぶつ・もん【仏門】**仏陀様の説いた法門。仏の道。仏道。「―に入る(=出家して僧になる)」たしか。 **ぶつ・よく【物欲・物慾】**金銭・品物などを欲しがる気持ち。「―にとらわれる」「分」(九干e **ぶつ・り【物理】**「物理学」の略。―がく【一学】自然科学の一部門。物質の構造・性質・運動、熱・音・光・電気・磁気などを研究する学問。物理。―てき【一的】《形動》●物理学の立場に立つようす。●[時間・空間・力や物質などに関して]具体的な事実として見る立場に立つようす。「年内完成は―に不可能だ」「―な力を行使する」―へんか【一変化】[理]物質の、成分には変化がなく、形や位置など、その状態が変化する現象。团化学変化。ーりょうほう【―療法】電気・光線・放射線・熱・水・機械などの物理的作用を利用した治療法。物療。团化学療法。 **ふ・つりあい【不釣り合い】**。《名・形動》つりあいが取れないこと。「小さな家に―な大きな家具」類語不相応。不均衡。 **ふつ・りき【仏力】**仏の持つ不可思議な能力。 **ふつ・りゅう【物流】**「物的流通」の略。生産者から消費者に至るまでの商品の流れ。「――コスト」 **つりょう【物療】**「物理療法」の略。「―内科」 ***ぶつ・りょう【物量】**物の分量。また、物資の多さ。「―にものを言わせて攻めたてる」「一作戦」 **ふで【筆】**■《名》《「ふみて(文手)」の転)●木・竹などの軸の先端に毛を束ねた穂をつけ、それに墨や絵の具をふくませ、文字や絵をかく道具。毛筆。●一般に、文字や絵をかくための棒状の道具。鉛筆・ペンなど。筆①②を使ってものをかくこと。また、かいたもの。「有名画家の―による風景画」●特に、文章を書くこと。また、文章。「―の力で人を動かす」■《助数》筆を紙からはなす回数を数える語。「ひと―書き」―が立・つ《句》文章を書くのがうまい。「―・つ人」―を入・れる《句》文章・字句を訂正する。添削する。―を擱{お}・く《句》書くのをやめる。文章をそこで終わりとする。擱筆する。――を折・る《句》文章を書くのを途中で断念する。また、作家生活を中断する。――を下ろ・す《句》●新しい筆をはじめて使う。●絵や文章・文字を書き始める。――を加・える《句》書き加えたり誤りを正したりして、より完全な文章にする。―を染・める《句》●筆に墨や絵の具をふくませる。●書き始める。執筆にとりかかる。「新作に―・める」――を断・つ《句》文筆活動をやめる。筆を捨てる。―を執・る《句》絵や文章を書く(ことを始める)。――を揮・う《句》書画を書く。揮毫{きごう}にする。 **ふてい【不貞】**《名・形動》[文]貞操を守らないこと。[コロ]「ーを働く」対貞節。 ***ふてい【不定】**《名・形動》さだまらないこと。「住所―」―しゅうそ【一愁訴】[医]これといった原因がないのに感じられる体の不調。漠然と苦痛や不快感などの症状をうったえること。―しょう【一称】指示詞で、話し手・聞き手のいずれにも属さない不定の関係にある、人・物・方角・場所などを指し示す語。「だれ」「どれ」「どこ」「どちら」など。 **『ふてい【不逞】**《名・形動》しきたりなどを無視して勝手にふるまうこと。不届き。「―のやから」 **ふていき【不定期】**《名・形動》[くり返し行われることについて]その時期が決まっていないこと。「――連載」 **ふていけい・し【不定型詩】**一定の形式をもたない詩。散文詩など。因定型詩。 **ふていさい【不体裁】**《名・形動》体裁がよくないこと。「―なできばえ」「―な話」 **ブティック**高級既製服やアクセサリー・小物などをおいている、しゃれた感じの洋品店。▽boutique **ふでいれ【筆入れ】**筆または鉛筆・ペンなどの筆記用具を入れる箱や筒。筆箱。ペンケース。 **プディング**卵・牛乳・砂糖・香料などをまぜたものを蒸して固めた洋風の菓子。プリン。▽pudding **ふで・がしら【筆頭】**◆ひっとう(筆頭)。 ***ふ・てき【不敵】**《名・形動》敵を敵とも思わないこと。大胆で恐れを知らないこと。「――な発言」「―な笑み」四字「大胆一」 ***ふてき【不適】**《名・形動》適しないこと。不適当。「彼はこの仕事にーだ」「適―」類語不向き。 **ふーでき【不出来】**《名・形動》出来が悪いこと。「―な作品」「出来一」网上出来。 **ふってきかく【不適格】**《形動》適格でないようす。資格にあてはまらないようす。「――者」囡適格。 **ふ・てきとう【不適当】**《形動》適当でないようす。向いていないようす。不適。「――な表現」類語不相応。不似合い。团適当。 **ふ・てぎわ【不手際】**《名・形動》やり方がへたなこと。また、そのために出来上がり・結果がよくないこと。「政府の―を追及する」類語不細工。 **ふてくさ・れる【不『貞腐れる】**《自下一》不平や不満の気持ちから言動が投げやりになる。ふてくさる。ふてる。「―・れて仕事をしない」 **ふでさき【筆先】**●筆の穂先。●筆の運び。「器用なー」●筆でかくことば。文章・文字。「――だけの謝罪」●おふでさき。 **ふで・たて【筆立て】**筆・鉛筆などをさして立てておく筒形の用具。 **ふで・づか【筆塚】**使い古した筆を供養するために筆をうめ、その上に築いた塚。 **ふで‐づかい【筆遣い】**書・絵画での筆の使い方。筆の運び。類語運筆。 **ふで‐づくり【筆、旁】**漢字の部首「聿」の称。 **ふで‐づつ【筆筒】**筆を入れておく筒状の入れ物。 **ふってってい【不徹底】**《名・形動》●物事のやり方が完全でなく、十分に行き届かないこと。「―な説明」●すみずみまで行き渡らないこと。「連絡がーだってし **ふてね【不貞寝】**《名・自サ》ふてくされて、ねてしまうこと。 <1285> **ふでばこ【筆箱】**筆記用具を入れる箱。筆入れ。 **ふでぶしょう【筆無精・筆不精】**《名・形動》手紙などを書くのを面倒がって、なかなか書こうとしない・こと(人)。対筆まめ。 **ふで・まめ【筆『忠実】**《名・形動》面倒がらずにせっせと手紙などの文章を書く・こと(人)。囡筆無精。 **ふ・てる【不貞る】**《自下一》「ふてくさる」に同じ。 **ふてぶて・し・い**《形》無遠慮にふるまって、にくらしく感じるほどである。「―・い態度」●拍意・御獄ン派 **ふでぶと【筆太】**《形動》筆で書いた文字の線が太いようす。類語肉太。 **ふてん【普天】**[文]天があまねくおおう限り(の所)。天下。世界。四字「一率土。(=天下)」今事 **ふてん・おんぷ【付点音符】**音符の右わきに小さい黒点(=付点)を付けた音符。参者もとの音符の一倍半の長さになる。 ***ふと【浮図・浮屠】**●仏陀{ぶっだ}のこと。ほとけ。[参考]梵語Buddhaの音訳。●僧侶。また、仏教徒。 ***ふと**《副》何かちょっとした拍子に。ふっと。「―思い出す」「―したはずみに転ぶ」[表記]「不図」とも当てる。 **ぶと【蚋】**ぶよ(蚋)。し冶。1 ***ふと・い【太、蘭】**カヤツリグサ科の多年草。池や沼に群生する。初秋に茎の先に楕円形の花の穂を多数つける。つくも。まるすげ。おおいぐさ。おおい。前日 **ふと・い【太い】**《形》●[棒状・線状・ひも状などの物の]さしわたし・幅が大きい。「―・い材木」「―・い眉」●[声が]低くてよくひびく。「―・い声」団①②細い。●[中国・四国地方などの方言]大きい。「望みが―・い」●[俗]横着である。ふてぶてしい。ずぶとい。〔非難の意をふくむ]「―・い野郎だ」図ふと・し《ク》。 **ふとう【不凍】**こおらないこと。「――湖」―こう【―港】寒地にあっても、一年中海面がこおらない港。 ***ふとう【不撓】**《名・形動》困難にあってもくじけないこと。四字「一不屈」四字「独立ー」 ***ふとう【不当】**《名・形動》正当でないこと。失当。「―な要求」「―表示」類語不正。因正当。妥当。 ***ふとう【埠頭】**港湾内で、船を横づけにして乗客の乗り降りや貨物の積みおろしができるようにした施設。波止場。 ***ふ・どう【不動】**●動かないこと。また、他のものによって動かされず安定していること。「―の姿勢」「―の地位を築く」「―の信念」●「不動明王」「不動尊」の略。―そん【一尊】「不動明王」に同じ。―みょうおう【一明王】[仏]五大明王の主尊。悪魔や煩悩をおさえしずめ、息災・増益の功徳があるとされる。怒りの形相をして、右手に剣、左手に縄(=羂索{けんさく})を持ち、火炎を背にした姿に作られる。不動尊。不動。 **ふーどう【不同】**《名・形動》●[文]同じでないこと。四字「一不二(=同じものが二つとない)」「万人―」●[並べ集めたものの]順序がそろっていないこと。「順―」「大小ー」さい ***ふーどう【浮動】**《名・自サ》定まらないでゆれ動くこと。「景気の―」―ひょう【―票】選挙で、どの政党・候補者に投票するか予想できない票。団固定票。 ***ぶとう【武闘】**武力・腕力をもって戦うこと。「―派」 ***ぶ・とう【舞踏・舞蹈】**《名・自サ》ダンス(を踊ること)。「―会」類語舞踊。 ***ぶ・どう【武道】**●武士の守るべき道。武士道。●武術に関する道。剣術・弓術など。 ***ぶどう【葡萄】**ブドウ科のつる性落葉低本。夏から秋に淡緑色または暗紫色のまるい小さな果実を房状につける。果実は生食のほか、ほしぶどう・ジュース・ワインなどをつくる。―しゅ【酒】ブドウの実をつぶし、発酵させてつくった酒。ワイン。―じょう・きゅうきん【―状球菌】球菌の一種で、ブドウの房の形に固まる性質をもつ細菌の総称。化のう菌・腐敗菌などのほか、病原性のないものもある。―とう【―糖】広く生物界に存在し、生理的に重要な糖。白色の結晶で、水にとけやすい。ブドウの果実などにふくまれる。水溶液は、栄養剤・利尿剤。ます。 **ふとうごう【不等号】**二つの数・式の間の大小関係を表す記号。「く」「>」など。因等号。 **ふどうさん【不動産】**土地やそれに定着している建造物・立ち木など、動かしがたい財産。因動産。 **ふとう・しき【不等式】**二つの数・式を不等号で結んだ式。AがBより大きいことをA>Bと書く類。囡等式。 **ふーどうたい【不導体】**熱または電気をほとんど伝えない物質。絶縁体。不良導体。导導体。 **ふ・とういつ【不統一】**《名・形動》統一がとれていないこと。ばらばら。「文体がーだ」 **ぶどう・いろ【葡萄色】**ブドウの実のような、赤みまたは黒みをおびた紫色。 **ふとう・おう【不倒翁】**[文]「おきあがりこぼし」に同じ。 **ふ・とうこう【不登校】**心理的・身体的・社会的要因により、登校しない(できない)状態。 **ふーどうとく【不道徳】**《名・形動》道徳に反していること。「―な行い」用式】 **ふ・とうめい【不透明】**《名・形動》●すきとおっていないこと。●色などがにごっていること。●物事の将来などが見通せないこと。「経済の先行きはーだ」 **ふとおり【太織り】**太くあらい糸で平織りにした絹織物。太絹。ふとり。 **ふど・き【風土記】**地方別に風土・文化その他の情勢について記した書物。 ***ふとく【不徳】**《名・形動》●道徳にそむいていること。不道徳。背徳。「―漢」●徳が備わっていないこと。――の致す所《句》《「徳の足りなさが引き起こすところ」の意から》多少とも自分がかかわり合っている事故や失敗について責任を感じ、謝罪するときのことば。 ***ふ・とく【婦徳】**[文]〔貞節・柔順など]女性として守るべきだとされた道徳。 **ふとくい【不得意】**《名・形動》自信がなくて満足にできないこと。不得手。「―な科目」囡得意④。 **ふとくぎ【不徳義】**《名・形動》徳義に背くこと。道徳に反すること。「―を働く男」 **ふーとくてい【不特定】**《名・形動》具体的にこれと定まっていないこと。「――多数の読者」囡特定②。 **ふとく・みじかく【太く短く】**《連語》短い時日あっても思いのままにふるまっていい思いをしようとすること。[参考]特に、たとえそれが不道徳であるとしても自分の思い通りに生きることができるならば、そのために寿命が短くなっても後悔しない意に使うことが多い。「―生きようと思う」対細く長く。 **ふとく・ようりょう【不得要領】**《名・形動》《要領をえない意から)用件・意味などの肝心な点が明確でないこと。「―な返事」 <1286> **ふところ【懐】**●着た着物の内側の胸のあたり。類語懐中。懐の中に入れて持つ金。所持金。●周囲が物に囲まれて深くなった所。「山のー」類語深部。●心の中にかくし持つ考え。胸中。腹。「―を見すかす」●内部。内幕。「敵の―に飛びこむ」―がたな【―刀】●懐に入れて持ち歩く、護身用の小さな刀。●信頼のあつい有能な部下。「大臣の―」類語右腕。―がみ【一紙】(懐に入れていつも持ち歩く紙の意で)鼻紙。畳紙{たとう}。懐紙{かいし}い。―かんじょう【一勘定】自分の懐具合を心の中で計算すること。胸算用。―で【一手】《名・自サ》●両手を和服の懐に入れて・する」●仕事などを他人にまかせきりで、自分は何もしないこと。「―でもうける」類語拱手{きょうしゅ}いう。――が温か・い《句》所持金がたくさんある。「給料日で――が寒・い《句》所持金が少ない。懐がさびしい。―が深・い《句》●包容力がある。「―・い大人物」広くて奥行きがある。「―・い大自然」●相撲で、手が回しに届きにくい。――に・する《句》懐に入れて持つ。「厚い札束を―・して出かける」――を痛・める《句》自分の金を使う。身銭を切る。―を肥や・す《句》不当な利益を得る。私腹を肥やす。「地位を利用して―・した」 **ふと・ざお【太、棹】**、義太夫節に用いる、さおも弦も太い三味線。 **ふとっちょ【太っちょ】**[俗]よく太っている・こと(人)をからかっていう語。でぶ。因やせっぽち。 **ふと・つーぱら【太っ腹】**《名・形動》剛胆で度量の大きいこと。ふとばら。「―なところを見せる」 **ふーとどき【不届き】**《名・形動》●注意・配慮などが行き届かないこと。不行き届き。●道義や規則にはずれていてけしからぬこと。無礼。「―なやつ」 **ふと‐ばし【太箸】**新年、雑煮を食べるときに使う太いはし。折れることを忌んで太く作る。ぞうにばし。 **ふと・まき【太巻き】**太く巻くこと。また、太く巻いたもの。両切りたばこやのり巻きなどに言う。「―のたばこ」「ーずし」対細巻き。 **ふとめ【太め】**《名・形動》いくらか太い程度。どちらかと言えば太いようす。「―のズボン」対細め。 **ふと・もの【太物】**●[絹織物を呉服というのに対して]綿織物・麻織物など太い糸の織物の総称。「―問屋」●和服にする布地。反物{たんもの}読。 **ふと・もも【太『股・太腿】**ももの上の方の内側で、ふくらんだ部分。こうじもある。『ル今まげる。 **ふとり‐じし【太り『肉】**太って肉づきのよいこと。肥満型。「―の中年男」対やせじし。、レコレビ匹とラ **ふと・る【太る・『肥る】**《自五》●体全体に肉や脂肪がついてふくらむ。肉づきがよくなる。こえる。類語(5)肥満。対やせる。●[所有する財産の]量が増す。豊かになる。「財産が―・る」[表記]②は「太る」と書く。図《四》。 **ふとん【布団・蒲団】**《ガマの葉で円形に厚く編んだものの意)綿・羽毛などを布で平たくくるんだもので、ねるときに使うもの。「掛けー」「敷き―」――をあてに・する《句》所持金をたよりにする。「兄の* **ふな【鮒】**コイ科フナ属の淡水魚の総称。コイに似ているが、コイより平たく小形で、口ひげがない。食用。また、釣りの対象となる。 **ぶな【撫・『山『毛、欅】**ブナ科の落葉高木。山地に自生。実は、とげのある殻に包まれる。材は建築・器具・パルプなどに使う。 **ふな【舟・船】**《接頭》「ふね」の意。「―大工」「一火事」「使い分け(ふね/ふな) **ふな・あし【船足・船脚】**●船が進むこと。また、船の進む速さ。「――が落ちる」●船の最下面から水面までの垂直距離。喫水{きっすい}だ。「――が深い」 **ふな・あそび【舟遊び・船遊び】**船上で宴を開いたり遊覧したりして楽しむこと。 **ふ・ない【府内】**●府の区域の内。府の管轄内。●江戸時代、江戸区域のなか。江戸城を中心として品川大木戸・四谷大木戸・板橋・千住・本所・深川以内の地域。御府内。 **ぶーない【部内】**●役所・会社などの部の内部。●その組織の内部。「―の秘密」①②部外。 **ふな・いくさ【船『軍】**●水軍。●船に乗って水上で戦うこと。海戦。〔①②とも古風な言い方] **ふな・いた【舟板・船板】**木造船に使われている板材。また、船中のあげ板。「――塀」(=舟板材で作った塀)」 **ふな・うた【舟歌・舟唄】**船乗りが船をこぎながら船ろや櫂{かい}の調子に合わせてうたう歌。船頭歌。 **ふ・なか【不仲】**《名・形動》仲のよくないこと。不和。 **ふな・がいしゃ【船会社】**船舶を航行させて海上の運送を業とする会社。海運会社。 **ふな・がかり【船掛かり・船、繋り】**《名・自サ》船をつなぎとめる・こと(所)。 **ふな・かた【船方・舟方】**おもに和船をこぐことを職業とする人。船頭。 **ふなぐ【船具】**船で使う用具。船具{せんぐ}だ。 **ふな‐くだり【舟下り・船下り】**《名・自サ》船で川をくだること。川下り。 **ふなーぐら【船蔵・船倉・船『庫】**●船内で、上甲板の下にあって荷を積み入れておく所。船倉{せんそう}。●船を入れておく建物。船小屋。 **ふなっこ【船子・舟子】**舟に乗り込んで舟をあやつる人。ふなのり。ふなかた。せんどう。水手{かこ}。〔古風な言い方 <1287> **使い分け「船(ふね/ふな)」** *「船」は、古くは「ふな」と言った。現代語でも語頭に来るときは、少数の例外を除いて「ふな・・・」となる。語末では、例外なく「・・・ふね(ぶね)」となる。 [ふね・・・]船釣り・舟偏(部首) [ふな・・・]船足・舟遊び・船板・舟歌・船会社・船方・船子・船小屋・船路・船底・船大工・船旅・船溜り・船賃・船着き場・船積み・船出・船荷・船乗り・船便・船宿・船酔い [・・・ふね/ぶね]入り船・黒船・出船・夜船/葦船・漁{いさり}船・大船・小舟・親船・通い船・釣り船・帆掛け船・丸木舟・屋形船 **ぶーどまり【歩止まり・歩留まり】**●加工した際の、使用原料に対する製品の出来高の比率。「―のよい鉄鉱石」[表記]ふつう「歩留まり」と書く。●不確かな部分を除いた確実な割合。「――を考えて多めに採用する」 **ふなごや【船小屋】**船や船具をしまっておく小屋。 **ふな‐じ【船路・舟路】**●船の行き来する道。●ふなたび。航海。一分駅 **ふな・ぞこ【船底】**船の底(のような弓形)。船底{せんてい}。 **ふな・だいく【船大工】**木造船をつくる大工。パニメ・木造船をつくる大工。 **ふな・だな【船棚】**左右の船端{ふなばた}に取り付けてある踏み板。その上で船をこいだり、さおをさしたりする。 **ふな・たび【船旅】**船に乗ってする旅。おこる。一 **ふな・だま【船霊】**航海の安全のために、船中に祭る神。 **ふな・だまり【船、溜り】**波や風を避けて、船舶が停泊するところ。また、碇{いかり}”をおろして休止するとこ一色正本)の間の平素さのが **ふな‐ちん【船賃】**船に乗ったり、船をやとったりするのに支払う料金。乗船料。 **ふなつき・ば【船着き場】**船が発着・停泊する所。船着き。 **ふな‐づみ【船積み】**《名・他サ》荷物を船につみこむこと。「―を終える」 **ふな・で【船出】**《名・自サ》船が港を出発すること。出帆。出航。「横浜を―して米国に向かう」 **ふな・どこ【船床】**小型の和船の床(としてしく、すのこ)。 **ふな・どめ【船止め・船留め】**船の出港・通行を禁じること。「しけで―になる」 **ふな・に【船荷】**船で運ぶ荷物。 **ふな・ぬし【船主】**船の持ち主。船主{せんしゅ}。 **ふな・のり【船乗り】**船に乗り組んで、船の仕事を職業とする人。船員。海員。類語水夫{すいふ}。 **ふなばし【船橋】**並べてつないだ(小型の)船の上に板をわたして、橋としたもの。浮き橋。船橋{せんきょう}えき。 **ふなばた【船端・『舷】**船体の左右両側のふち。ふなべり。舷{げん}。舷頭{げんとう}鋭。 **ふな・びと【船人・舟人】**●船に乗っている人。●船乗り。船員。水夫。[①②とも古風な言い方] **ふな・びん【船便】**●人や物の移動に船が使えること。船の便に。「都合よくーがある」●船で荷物・郵便を送ること。船による輸送。「―で送る」=船便{ふなびん}意。 **ふなべり【船『縁・『舷】**「ふなばた」に同じ。 **ふな・まち【船待ち】**[客が]船の・出航(到着)を待つこと。 **ふな・むし【船虫】**フナムシ科の節足動物。体長約五㎝。長卵形で、褐色または緑褐色。触角が長くあしが多い。海岸の岩や流木などに群れをなしてすむ。 **ふな・もり【舟盛り・船盛り】**舟を模した器に刺身を盛ったもの。十不緊不高。 **ふなやど【船宿】**●船による運送を職業とする家。●舟遊び・魚釣りなどに、貸し船の世話をする家。 **ふな‐よい【船酔い】**船に乗っている人が船の揺れのために気分が悪くなること。事実まだしもさり満輩」 **ふ・なれ【不慣れ・不馴れ】**《名・形動》経験が浅くて、うまくできないこと。「―な仕事」はマリア **ふな・わたし【船渡し】**●船で人や物を対岸へわたす・こと(所)。略語集(FOB)。「雨させる **ぶ・なん【無難】**《名・形動》特によいというわけではないが、悪くはないこと。また、危なげがないこと。「―な出来だ」10「大役をーにこなす」。【一食・ **ふーにあい【不似合い】**引。《名・形動》似合わないこと。「その服に帽子は―だ」類語不相応。不適当。 **ふーにく【腐肉】**[文]くさった肉。ぷより下神丁合です **ふにゃふにゃ**や《副・形動・自サ》《副詞は「――と」の形も)●やわらかで張りのないようす。「―と曲がる」類語ぐにゃぐにゃ。●しっかりしていないようす。「―した態度」 **ふーにょい【不如意】**《名・形動》[周囲の事情が]自分の思うようにならないこと。特に、家計など金銭の面で苦しいこと。「手元上」のス笑文寫的福 ***ふ・にん【不妊】**妊娠・しない(できない)こと。「―症」 ***ふ・にん【赴任】**《名・自サ》任地におもむくこと。「発令日の前日までに――せよ」類語着任。近了原 **ぶ・にん【無人】**《名・形動》人数(特に人手)が不足していること。[古風な言い方]「―の家」 **ふ・にんじょう【不人情】**《名・形動》人情に欠けていること。「貸してくれないとは―だ」類語薄情。 **ふ・ぬけ【腑抜け】**《名・形動》《臓腑が抜けているの意から)信念や態度がしっかりしない・こと(人)。いくじなし。「このーめ」 **ふね【船・舟】**●水の上にうかべ、人や荷物をのせて水上を行き来する交通機関。船舶。[参考]「舟」は、おおむね手こぎで小型のものをいう。●水・酒などを入れる直方体の(細長い)入れ物。●刺身や貝のむき身などを入れる底の浅い入れ物。使い分け―を漕ぐ《句》[ふねをこぐ時のように]体を前後にゆらしながら居眠りをする。 **ふね・づり【船釣り】**船に乗ってする、つり。沖づり。対陸釣り。 **ふね・へん【舟偏】**漢字の部首「舟」の称。 **ふーねん【不燃】**燃えない(燃えにくい)性質をもっていること。「―建築」「一性物質」因可燃。 **ふのう【不納】**[文][納入すべきものを]おさめないこと。 ***ふ・のう【不能】**《名・形動》●できないこと。不可能。「再起——」「航行―」●性交不能のこと。 ***ふ・のう【富農】**暮らし向きの豊かな農家。団貧農。 **ふ・のり【布『海、苔】**●紅藻類フノリ科の海藻。海岸近くの岩に生える。●フノリをにて、網状に広げて干し固めたもの。また、これをにとかして糊にしたもの。布の洗い張りに使う。 ***ふ・はい【不敗】**戦争や勝負に・まけない(まけたことがない)こと。「ーを誇る」 ***ふ・はい【腐敗】**《名・自サ》●食品などが微生物の作用によって分解し、有毒な物質に変化したり悪臭のある気体を発生したりすること。くさること。●道義が低下すること。「―した政治」 **ふ・ばい【不買】**買い手が結束して、ある商品を買わないこと。ボイコット。「―運動」 ***ふはく【布、帛】**[文](木綿地と絹地の意から)布地。織物。 ***ふはく【浮薄】**《名・形動》[文]考え方がしっかりしないで、他に動かされやすいこと。軽薄。四字「軽佻ジー」 **ふばこ【『文箱・『文、筥】**《「ふみばこ(文箱)」の転)●手紙などを入れ、人に持たせて先方に送り届ける細長い箱。状箱。●手紙などを入れておく手箱。 **ふ・はつ【不発】**●弾丸・爆薬などが発射・爆発しないこと。「―弾」●しようと思った行動が実際にはできないでしまうこと。「ストは―に終わった」 **ふ‐ばつ【不抜】**《名・形動》[文]意志がしっかりしていて、くじけないこと。四字「確固―」四字「堅忍一」 <1288> **ふ・ばらい【不払い】**鉛支払うべき金銭を支払わないこと。「賃金のー」 **ぶ・ば・る【武張る】**《自五》[軍人・武士に多く見られるような]強さ・勇ましさをもったようすをする。「―・ったことの好きな家」 **ふび【不備】**●《名・形動》必要なものが十分にそなわっていないこと。「消火設備の――」「書類に―があった」团完備。●[文]「不具②」に同じ。 **【武備】**[文]戦争のための準備。軍備。 **ぶ・びき【分引き・歩引き】**《名・他サ》割り引くこと。「一割を―する」 **ふーびじん【不美人】**美しくない女性。ぶおんな。 **ひつよう【不必要】**《名・形動》必要がないこと。なくてもさしつかえないこと。不要。 ***ふ・ひょう【不評】**評判がよくないこと。不評判。「―の小説」「言動がーを買う」類語悪評。囡好評。 ***ふ・ひょう【付票・附票】**荷物などにつける札。 ***ふ・ひょう【付表・附表】**書物・書類の本文に付けてある表。また、付録の表。類語別表。一 ***ふ・ひょう【浮標】**●航路や暗礁などの位置を知らせるために水面にうかべる標識。ブイ。●漁網などに取り付けて、その目印とする、うき。 ***ふ・ひょう【浮氷】**●水上にうかんでただよっている氷のかたまり。●極地の海で結氷した氷の一部がとけて、海上に流れでたもの。 ***ふ・ひょう【譜表】**楽曲を符号で書き記すための、数本(ふつう五本)の等間隔の平行線からなる表。 **ふびょうどう【不平等】**《名・形動》平等でないこと。「―な扱い」「一条約を改正する」類語不公平。因平等。 ***ふびん【不憫・不愍】**《名・形動》《「不便」の転)[弱い者が不幸な状態にいて]かわいそうなこと。「物語に登場する貧しい子を―に思う」[表記]「不憫」「不愍」は当て字。 ***ふびん【不敏】**《名・形動》[文]●機敏でないこと。「―な動作」●才知・才能にとぼしいこと。〔多く、謙遜裁して言う]「ーなる私」 **ぶ‐ひん【部品】**機械などの、一つ一つの部分をつくっている品物。部分品。パーツ。「自動車―」 **ぶーべつ【侮蔑】**《名・他サ》軽蔑した態度を示すこと。「―のまなざしを向ける」類語侮辱。軽蔑。 **ふへん【不偏】**[文]考え方・立場などが、かたよらないこと。―ふとう【一不党】いずれの主義・政党にもかたよらないで、公平・中立の立場に立つこと。「―の報道姿勢」 ***ふへん【不変】**《名・形動》変化しないこと。「―の信念」「永久ーの性質」類語不易。因可変。―しほん【―資本】[経]生産手段(建物・機械・原材料など)の購入にあてられる資本。[参考]者マルクス経済学の用語。因可変資本。―せい【一性】変化しない性質。対可変性。 ***ふへん【普遍】**●全体に広く行きわたること。特に、個々にではなく、すべてのものに共通して・ある(あてはまる)こと。一般。「―の真理」団特殊。●[哲]ある範囲のすべてのものに共通の性質。因個物。→編×ガーローーか【一化】《名・自他サ》広く行きわたらせること。また、広く全体にあてはめられるようにすること。「介護サービスのー」「類語一般化。—せい【一性】すべてに通じる性質。また、広く全体にあてはめることができる性質。「―の高い思想」ーだとうせい【一妥当性】どういう場合にあてはめても、すべての対象に例外なく有効であるという性質。―てき【一的】《形動》広い範囲の事物に・行きわたる(あてはまる)ようす。「――な現象」 **>評論文キーワード 普遍** 「普遍」とは、例外が一つもなく、どんなとき・どんな場所でも成り立つものである。この普遍の対義語には「特殊」「個別」などが当てはまる。 「一般」も近い意味だが、「一般」はおおよそ共通して当てはまることで、例外がある。「普遍」には例外がなく「絶対」に近い言葉でもある。 「地球が太陽のまわりを公転するのは普遍的事実だ」のように用いられる。 [参考]評論文キーワードの「特殊」 **ふーべん【不便】**《名・形動》便利でないこと。使いにくいこと。不便利。「交通の―な土地」团便利。 **ぶへん【武辺】**[文]武道・武芸に関する事柄。「―の家柄」 **ぶーべん【武弁】**[文]《武人のかぶる冠の意から)武人。軍人。 **ふべんきょう【不勉強】**《名・形動》勉強をおこたること。「―な論文」 <1289> **ふ・ぼ【父母】**ちちと、はは。両親。父母{ふぼ}。 ***ふほう【不法】**《名・形動》●ある行為が法律や規則にそむいていること。「―建造物」「――な行為」類語違法。●道理・道義を無視していること。無法。「―な要求を拒否する」お向考―ひよ ***ふ・ほう【訃報】**[文]人が死去したという知らせ。訃音{ふいん}ぃ。[参考]ふつう、受ける側が使う。[コロ]「―に接する」 **ふ・ぼく【浮木】**[文]水上にうかびただよっている木。浮き木。流木。 **ふ・ぼん【不『犯】**[仏]僧や尼が異性に関する戒律を犯さないこと。「一生ーの誓い」のまぐれ恒的 **ふ・ほんい【不本意】**《名・形動》自分の本当の気持ちにそむいていること。「―ながら欠席する」・「う **ふーま【不磨】**[文](すり減らないの意から)すたれてなくなることがないこと。いつまでも永久に残ること。連「―の大典(=明治憲法の別称)」類語不朽。不滅。 **ぶ・ま【不間】**《名・形動》気がきかないこと。まがぬけていること。へま。「とんだーを演じる」 **ふまえ・どころ【踏まえ所】**筐(足でふんで立つ所の意から)心だのみとする点。よりどころ。立脚点。「議論のー」 **ふま・える【踏まえる】**縫《他下一》●力を入れてふみつける。●[ある事実・考え方などを]基礎・基盤とする。よりどころとする。「現実を―・えた意見」[参考]「ふんまえる」ともいう。図ふま・ふ《下二》。 **ふ・まじめ【不〈真面目〉】**《名・形動》まじめでないこと。「―な態度」対真面目。 **ふーまん【不満】**《名・形動》もの足りなくて心が満たされないこと。また、その気持ち。「―を述べる」「欲求——」類語不服。不满足。 **ふーまんぞく【不満足】**《名・形動》満足しないこと。類語不満。対満足。 **ふーみ【不味】**《名・形動》[文]味がよくないこと。 ***ふみ【文・書】**[文]●書き記したもの。文書。書物。「―読むつき日重ねつつ〈蛍の光〉」●手紙。特に、恋文。句「ーはやりたし書く手は持たず」句「ーをつける(=恋文をわたす)」●学問。特に、漢学。連「―の道」 ***ふみ【踏み】**取引市場で、損を承知の上で、から売りした株を買いもどすこと。対投げ。 **ふみ・あら・す【踏み荒らす】**《他五》しきられた場所に入りこんで、あちこちをふみつけてめちゃめちゃにする。「花壇を―・す」ニメ。夫贷 **ふみ・いし【踏み石】**●くつぬぎの所に置いてある石。くつぬぎ石。●とび石。 **ふみ・いた【踏み板】**●ある場所に置いて、その上をふんでわたる板。●風呂の流し場にしく、すのこ板。 **ふみ・うす【踏み臼】**きねの柄{え}を足でふんで上下させて穀類をつく仕掛けのうす。からうす。脳闘いつん受 **ふみえ【踏み絵】**●江戸時代、キリシタン宗徒でないことを証明させるため、キリストや聖母マリアの浮き彫り板をふませたこと。また、その画像。絵踏み。●どのような思想や立場を持っているかためし調べること。また、その手段。「愛社精神の―」あたりをうめき **ふみ・がら【文殼】**[文]読み終えて、不要になった手紙。文反故{ふみほうご}。結香でたなこいい。レーな類また **ふみきり【踏み切り】**●鉄道線路と道路が同じ平面上で交わる所。「―ーをわたる」[表記]「踏切」と書く。●跳躍競技で、反動をつけて跳躍するために、力を入れて地を強くふむ・こと(所)。「―板」●相撲で、土俵の外に足を出すこと。踏み越し。●ふんぎり。決断。 **ふみ・き・る【踏み切る】**■《他五》足に強く力を入れたはずみで、物を切る。「鼻緒を―・る」《自五》相撲で、土俵の外へ足を出す。踏み越す。●跳躍競技で、地を強くふんで反動をつけて跳躍に入る。●思い切って事を行う。ふんぎりをつける。「計画の実行に―・った」 **ふみ・こ・える【踏み越える】**《自下一》●ふんでこえる。「垣根を―・える」●ある範囲の外側に思い切って出る。また、苦難などをおし切って進む。克服する。「苦しみを―・える」 **ふみ・こた・える【踏み『堪える】**《自下一》足をふんばってそこから動かそうとする力にたえる。「土俵際で―・える」類語ふんばる。 **ふみこみ【踏み込み】**●足を勢いよく前に出すこと。特に、相撲での立ち合いにいう。「―が足りない」2玄関などで、履き物をぬいでおく所。 **ふみ・こ・む【踏み込む】**《自五》●力を入れて足をふみ出す。「―・んで球を打つ」●普通なら入らないような所へ足をふみ入れる。「泥沼に―・む」人の家などの中へ、無断でいきなり入りこむ。●物事の奥深く入りこむ。立ち入る。「一歩―・んだ解釈」「―・んだ事を聞くな」 **ふみ・しだ・く【踏み『拉く】**《他五》強くふみつけてつぶす。ふみにじる。〔古風な言い方]「芝生を―・く」 **ふみ・し・める【踏み締める】**《他下一》しっかりとふむ。ふんで固める。「足元を―・めながら進む」 **ふみ・だい【踏み台】**●高い所へ上がるためや、足場とする台。接ぎ台。●目的を達する足がかりとして、一時利用するもの。「友人を出世のーにする」 **ふみ・たお・す【踏み倒す】**製《他五》●ふみつけてたおす。●はらうべき代金や借金をはらわないままにしてしまう。「つけを―・す」 **ふみ・だ・す【踏み出す】**《他五》●前方へ足を運ぶ。「一歩ー・して相手をつく」●範囲の外に足を出す。「土俵外に足を―・す」●新しい仕事・活動などをはじめる。「結婚生活の第一歩を―・す」 **ふみ・だん【踏み段】**[階段・はしごなどの]ふんで上り降りする段。 **ふみ・づき【文月】**→ふづき(文月)。 **ふみ・づくえ【文机】**ふづくえ(文机)。 **ふみ・つ・ける【踏み付ける】**《他下一》●足で強くふんでおさえつける。「草を―・ける」●人をまったく無視したやり方をする。ないがしろにする。「人を―・けたやり方」=ふんづける。 **ふみ・つぶ・す【踏み潰す】**《他五》●ふんでつぶす。●面目・名誉などをひどく傷つける。「人の顔を―・す行為」敵を打ち破る。「一息にー・してやろう」 **ふみ・とどま・る【踏み『止まる】**《自五》●足に力を入れてその場所にとまる。「土俵ぎわで―・る」●人が去ったあとまでも、その場所から動かずにいる。「現地に―・る」何かしたいのをこらえて、それ以上するのをやめる。思いとどまる。「もうやめようかと思ったが、やっとの思いで―・る」 **ふみ・なら・す【踏み『均す】**《他五》[土・雪などを]足でふんで平らにする。「新雪を―・す」 ***ふみ・なら・す【踏み鳴らす】**《他五》[床などを]足で強くふんで音を立てる。「床を―・して歩く」 **ふみ・にじ・る【踏み、躙る】**《他五》●ふみつけてつぶし、めちゃめちゃにする。「花を―・る」●人の気持ち・面目・名誉などをひどく傷つける。「好意を―・る」類語②(5)蹂躙。 <1290> **ふみ・ぬ・く【踏み抜く・踏み『貫く】**《他五》●強くふんで物に穴をあける。「くさりかけた床板を―・く」●とげ・くぎなどをふんで、足の裏に突きさす。「落ちた鋲{びょう}を―・く」 **ふみ・ば【踏み場】**足でふんで立つ所。踏み所。句「足のーもない」 **ふみ・はず・す【踏み外す】**飛《自他五》●踏み所をまちがえて足をそらす。ふみそこなう。「階段を―・す」●正しい、または順当な道からそれた・行いをする(方向に行く)。「人の道を―・す」 **ふみ・まよ・う【踏み迷う】**《自五》●野や山などにふみ入って道にまよう。踏みまどう。「深山に―・う」●進むべき道をあやまる。「悪の道に―・う」 **ふーみもち【不身持ち】**《名・形動》身持ちのよくないこと。類語不品行。不行跡。ふしだら。 **ふみ・わ・ける【踏み分ける】**《他下一》道のない所を足でかきわけて進む。「草木を―・けて進む」。 ***ふーみん【不眠】**[夜間に]少しもねむらないこと。また、ねむれないこと。「―症」四字「一不休」 ***ふ・みん【富民】**[文]●国民を富ますこと。●富んでいる国民。対貧民。 **ふ・む【踏む】**《他五》●足の裏で上から・おさえる(おす)。「ペダルを―・む」「麦を―・む」●足をおろす。同「じだんだを―・む」句「二の足を―・む」●その土地・場所に(行きついてそこに)立つ。「母国の土を―・む」「初舞台を―・む」●そのような場面を経験する。句「場数を―・む」●ある段取りを経て行う。「手順を―・んで話す」〈「皇位を―・む」の形で〉地位につく。●今韻を―・む」などの形で〉押韻する。見当をつける。見積もる。「高くても千円とー・んだ」区《四》。 **ふーむき【不向き】**《名・形動》好みや性質に合わないこと。「彼には―な仕事だ」「何事も人には向きーがある」類語不適。 **ふーめい【不明】**《名・形動》[文]道理にくらく、物を見通す力のないこと。[コロ]「身の―を恥じる」類語不見識。明らかでないこと。「原因―」「行方ー」類語不明瞭。不詳。 **ぶ‐めい【武名】**[文]武勇があるという評判。「―をとどろかす」類語勇名。驍名{ぎょうめい}にう。 **ふ‐めいよ【不名誉】**《名・形動》名誉をけがすこと。「―な敗北を喫する」類語不面目。名折れ。 **ふ‐めいりょう【不明瞭】**《名・形動》[音・形・色、また、意味・理由などが]はっきりせず、よくわからないこと。「―な答弁」類語不明。曖昧{あいまい}。对明瞭。 **ふ・めいろう【不明朗】**《名・形動》●[性格が]明るくほがらかでないこと。●ごまかしや隠しごとがあってすっきりしないこと。「――な会計」「――な人事異動」団明朗。 **ふめつ【不滅】**《名・形動》[文]ほろびたり消えたりせず、いつまでも残ること。「――の名作」四字「霊魂——」類語不朽。不磨。 **ふーめん【譜面】**楽譜(が書かれている紙面)。 **ぶーめん【部面】**いくつかの部分に分けたうちの、一つの方面。「小説を言語的な―から研究する」 **ふ・めんぼく【不面目】**《名・形動》世間に顔向けできないこと。面目ないこと。不面目{ふめんもく}論ん。「――にも最下位に終わった」類語不名誉。中心 **ふ・もう【不毛】**《名・形動》●地味がやせていたり気候が寒すぎたりして、作物が育たないこと。「―の荒地」●実りある結果が得られないこと。「―な議論を打ろくさん。 **ふもと【麓】**山をおりきったあたり。山すそ。山麓{さんろく} **ふ・もん【不問】**[問題にすべきところを]取り立てて問題にしないこと。イトーピ――に付・す《句》不審な点・不都合と思われる事などを問いたださず、そのままにすてておく。問題として取り上げないでおく。 **ぶ・もん【武門】**武士の家筋。「―の出」 ***ぶ・もん【部門】**全体をいくつかに分類した一つの部。「文学の―で受賞する」「――別に選考する」 **ぶーやく【『夫役】**昔、公用のため、人民を強制的に人夫として使役したこと。夫役{ぶえき}ぇ。 **ふや・ける**《自下一≫●水・湯などにつかって、ふくれてやわらかくなる。「指先が―・ける」●精神がゆるんでだらける。柔弱になる。「―・けた考え」 **ふやーじょう【不夜城】**多くの灯火やネオンが輝いて、夜でも明るくにぎわっている場所。特に、歓楽街。 **ふや・す【増やす・殖やす】**《他五》増えるようにする。増ます。「人員を―・す」「牛を―・す」因減らす。 **>使い分け「ふえる(ふやす)」** **ふゆ【冬】**四季の一つ。秋の次、春の前の季節。一年の中で最も寒い季節。類語と表現 **>類語と表現「冬」** *暦の上では立冬(一一月七、八日ごろ)から立春(二月四日ごろ)の前日までを言う。生活感覚では、木枯らしの吹くころから春一番の吹くころまで。雪と氷に閉ざされ活動が停滞する暗いイメージがある(冬の時代)が、やがて大地に満ちる光への渇望のうちに、冬ごもりは静かに命の力をたくわえてゆく。ウインタースポーツが華やいだ色彩をそえる季節でもある。 [月の異称・陽暦では一二~二月、陰暦では一〇~一二月]陰暦一〇月・・・神無月・初冬・孟冬・時雨月・紅葉月/陰暦一一月………霜月・仲冬・霜降り月/陰暦一二月・・・師走・季冬・晩冬・極月{ごくげつ}咳・び・雪見月・春待ち月 [二十四節気]立冬(一一月七、八日ごろ)・小雪,(一一月二二、二三日ごろ)・大雪{たいせつ}が(一二月七日ごろ)・冬至(一二月二二、二二日ごろ)・小寒{しょうかん},(一月五、六日ごろ)・大寒{だいかん}然(一月二〇、二二日ごろ)・立春(二月四日ごろ) ◇[雑節]節分(二月三日ごろ) [手紙の挨拶]一二月・・・初冬の候・寒冷の砌{みぎり}・木枯らしに一段と寒さを感じる頃/一月・・・厳寒の候・酷寒の砌・寒気ことのほか厳しく/二月・・・余寒の候・晩冬の砌・梅の蕾もほころびる頃 **ぶゆ【蛇】**ぶよ(蚋)。 **ふ・ゆう【富有】**[文]多くの財産を持つこと。金持ち。物持ち。「―の家に育つ」類語富裕。 **ふ・ゆう【富裕】**《名・形動》財産を多く持ち、生活がゆたかなこと。裕福。「―な商人」類語富有。 **※ふ・ゆう【浮遊・浮游】**《名・自サ》空中や水面にふわふわとうかびただようこと。―せいぶつ【一生物】「プランクトン」に同じ。 <1291> **ふ・ゆう【浮遊】** [文]水上や空中をただよい、うかびただようこと。 **ふゆう―せいぶつ【一生物】** 「プランクトン」に同じ。 **ふ・ゆう【蜉蝣】** [文]●「カゲロウ」の別称。●(カゲロウは、朝生まれてその日の夕方死ぬということから)人生のはかないことのたとえ。「―の命」 **ぶ・ゆう【武勇】** 武術にすぐれて、勇ましいこと。「―のほまれ」 **ぶゆう―でん【―伝】** ●武勇にすぐれた人の伝記。剣豪・豪傑などに関する物語。●勇ましいてがら話。また、腕力沙汰などをひやかしていう語。 **フュージョン** ジャズがロック・ポピュラーなどと融合した音楽。▽fusion(=融合) **ふ・ゆかい【不愉快】** 《名・形動》いやに感じられて楽しくないこと。「―な評判を立てられる」[類語]不快。[対]愉快。 **ふゆ・がまえ【冬構え】** 〝《名・自サ》冬をむかえる用意。冬支度。 **ふゆ・がれ【冬枯れ】** ●冬になって、草や木の葉がかれること。また、そのさびしいながめ。「――の森」●商店などで、冬、一時客が少なくて景気が悪くなること。[対]夏枯れ。 **ふゆき【冬木】** ●冬になって葉がかれ落ちた木。●冬でも葉の落ちない種類の木。ときわ木。常緑樹。 **ふゆ・ぎ【冬着】** 冬に着る衣服。冬服。[類語]冬物。[対]夏着。 **ふ・ゆきとどき【不行き届き】** 《名・形動》気のくばり方が十分でなく、手落ちのあること。「監督―」「―な点はおわびします」[類語]不注意。 **ふゆ・くさ【冬草】** 冬、かれ残っている草。また、冬なお生育している常緑の草。 **ふゆーげ【冬毛】** 温帯や寒帯にすむ哺乳動物や鳥類で、夏の間生えていた毛にかわって、冬にそなえて秋に新しく生える毛。[対]夏毛。 **ふゆげしょう【冬化粧】** 《名・自サ》雪が降って、山野が冬らしい情景になること。 **ふゆこだち【冬木立】** 冬枯れの立ち木。[対]夏木立。 **ふゆごもり【冬籠もり】** 《名・自サ"》人・動物が、冬の間、寒さをさけて家や巣にとじこもって過ごすこと。「―にはいったクマ」 **ふゆ・さく【冬作】** 種まき・植え付けを秋に行い、翌年の春に収穫する農作物。冬作物。[対]夏作。 **ふゆーざれ【冬ざれ】** [文]冬の風物があれさびれてしまい、ものさびしく感じられる・ようす(ころ)。[参考]冬の季語。 **ふゆ・しょうぐん【冬将軍】** 寒さの厳しい冬を擬人化した語。「―の到来」[故事]ナポレオンが冬の寒さと雪のため、モスクワ攻撃に失敗した史実から。 **ふゆ・ぞら【冬空】** 冬の空(のようす)。寒々とした、いかにも冬らしい空(のようす)。寒空。 **ふゆ・づた【冬、蔦】** 「キヅタ」の別称。 **ふゆ・どり【冬鳥】** 秋から冬にかけて越冬のために日本に渡来し、春ふたたび北方に去って繁殖する渡り鳥。ツグミ・ガン・カモ・ツル・ハクチョウなど。 **ふゆば【冬場】** 冬のころ。冬季。[対]夏場。 **ふゆーび【冬日】** ●冬の弱い日ざし。●〔短い〕]冬の日。ふゆひ。●一日の最低気温が摂氏0度未満の日。[参考]→真冬日。[対]夏日。 **ふゆ・もの【冬物】** 冬に使う衣料品。[類語])冬着。 **ふゆ・やすみ【冬休み】** 〔学校などの]冬の休業(期間)。冬期休業。 **ふゆ・やま【冬山】** ●冬枯れの寒々とした山。●登山の対象としての、冬の山。「――に登る」[対]夏山。 **ふーよ【不予・不、豫】** [文]天皇の病気。不例。 **ふ・よ【付与・附与】** 《名・他サ》[文]さずけ与えること。「権利を―する」[類語]賦与。 **ふーよ【賦与】** 《名・他サ》配り与えること。分け与えること。「神がーした詩才」[類語]付与。 **ぶよ【蛇】** ブユ科の昆虫の総称。やぶ・草地などにすみ、雌は人や家畜の血を吸う。ぶゆ。ぶと。 **ふ‐よう【不用】** 《名・形動》使わないこと。また、用のないこと。「―の品」[類語]不要。[対]入用。 **ふ‐よう【不要】** 《名・形動》必要でないこと。いらないこと。不必要。「当面は―な施設」「助言は――だ」[類語]不用。無用。[対]必要。 **ふ‐よう【扶養】** 《名・他サ》生活上の面倒を見て養うこと。「―の義務」「一家族」 **ふ‐よう【浮揚】** 《名・自サ》水面・空中にうかび上がること。「気球が―する」「景気――策(=景気を上向かせるための政策)」[類語]浮上。 **ふ‐よう【芙蓉】** ●アオイ科の落葉低木。夏から秋にかけて淡紅色または白色の大きな五弁花をつける。木芙蓉{もくふよう}。②[文]恋の花。 **ふよう―ほう【一峰】** [文]「富士山」の美称。芙蓉の峰。 **ぶ‐よう【舞踊】** 音楽に合わせて手足や体を優美に動かし、感情や意思を表現するもの。「日本一」「民俗―」[類語]踊り。舞。舞踏。 **ふようい【不用意】** 《名・形動》用意や準備のないこと。また、用心・注意の足りないこと。「―な発言」 **ふようじょう【不養生】** 《名・形動》自分の体に気をつけないこと。[句]「医者の―」[類語]不摂生。 **ぶーようじん【不用心・無用心】** 《名・形動》●用心が足りないこと。特に、泥棒などに対する警戒をおこたること。「戸じまりがーだ」●物騒なこと。「夜の盛り場はーだ」=ふようじん。 **ふよう・せい【不溶性】** 物質の、液体(特に水)に・とけない(とけにくい)性質。[対]可溶性。 **ふよう‐ど【腐葉土】** 落ち葉がくさってできた土。野菜・草花の栽培に向く。 **ふよう・ふきゅう【不要不急】** 《名・形動》[文]→ふよう・ふきゅう。不要。「―の品」 **ふ・よく【扶翼】** 《名・他サ》[文]力をそえて助けること。 **ぶよぶよ** 《副・形動・自サ》《副詞は「―と」の形も)水ぶくれなどして、ひどくやわらかいようす。「―とふとっている」「―の柿」 **プラーク** 歯垢{しこう}。▽plaque **フライ** ●野球で、空中にあがった打球。飛球。「キャッチャー――」「ファウルー」[対]ゴロ。●毛鉤{けばり}。「―フィッシング」▽fly (= 蠅) **フライ―きゅう【一級】** (fly-weight)ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで四八・九七~五〇・八時、アマで四八~五一時。 **フライ** 野菜・魚・肉などに小麦粉・とき卵をつけ、パン粉をまぶして油であげた料理。▽fry **フライ―パン** 長い柄{え}のついた、底の平たくて浅いなべ。あげもの・いためものなどに使う。▽frying panから。 **ぶーらい【無頼】** 《名・形動》[文]正業につかず、無法な行いなどをして、性行が不良であること。「―漢{かん}(=ならずもの)」[四字]「放蕩」 **プライオリティー** ●優先順位。●優先権。先取権。「ーシート(=優先席)」▽priority <1292> **フライト**●《名・自サ》航空機の飛行。●スキーで、ジャンプ。また、空中飛型。▽flightーアテンダント旅客機の客室乗務員。▽flight attendantーレコーダー航空機の飛行状態を自動的に記録する装置。自動飛行記録装置。ブラックボックス。略語FDRflight(data)recorder **プライド**誇り。自尊心。二回「ーを傷つける」[コロ]「―が高い」▽pride **プライバシー**他人に知られたくない、また、侵害されたくない私生活(を守る権利)。「―の侵害」▽privacy **プライベート**《形動》個人に関するようす。個人的。私的。「―な問題」団パブリック。▽private **プライム**《造語》「第一の・・・」「主要な・・・」の意を表す。「ータイム(=視聴率が高い時間帯)」▽primeーレート銀行が優良企業に対して行う優遇金利。▷prime rate **フライング・スタート**競走・競泳などで、出発(スタート)の合図の前に飛び出すこと。フライング。フライング。▽flyingとstartからの和製語。金される **ブラインド**日よけ、目隠しのために、窓にとりつけるおおい。「ーをおろす」▽blindータッチパソコンなどでキーボードの文字の配置をマスターして、いちいちキーを見ないで打つこと。▽blindとtouchからの和製語。[参考]盲人を連想させるため、使用を慎しむ言葉。―テスト商品名をかくして率直な意見を聞くテストblindtest **ブラウザー**[電算]ネットワーク上の情報・画面データなどを読み込み、表示するソフトウエア。ブラウザ。▽browser **ブラウス**女性・子供などが着る、シャツ風のゆったりしたひとえ仕立ての上着。「シャツー」▽blouse **ブラウン**褐色。また、茶色。「ーシュガー」▽brownーソース小麦粉をバターで褐色にいため、肉・野菜のスープでのばして煮つめた茶色のソース。▽brownsauce **ブラウン・かん【ブラウン管】**[理]真空管の一種。電子線を蛍光面に当てて発光させ画像を表すもの。オシログラフ・レーダー・テレビジョンなどに利用される。[参考]ドイツ人ブラウン(=Braun)が発明。日 **プラカード**[デモ行進などのときに]標語などを書いて持ち歩く、柄{え}のついた板。▽placard **ぶーらく【部落】**自然の環境の中で、比較的少数の民家が一かたまりになっている所。また、その地縁社会。類語集落。 **プラグ**●電気器具などで、コードの先につけて、電気をとり入れたり、切ったりする器具。これをコンセントに差し込む。●内燃機関の点火装置の一つ。ピストンによって圧縮された混合気体に点火して爆発させるためのもの。点火プラグ。▽plug **プラクティカル**《形動》実際の役に立つようす。実用的。実際的。「―な政策」▽practical **プラグマティズム**[哲]経験論の立場に立ち、生活の実践に役立つことを重視する思想。実用主義。プラグマチズム。▽pragmatism **プラグマティック**《形動》生活の実践に役立つことを重視するようす。また、理想より現実を重んじるようす。実用主義的。プラグマチック。「―な営業政策」▷pragmatic景區法丑到未敵心日。 **ブラケット**●壁などから水平につき出して、梁・棚・庇{ひさし}い、などを支える構造物。持ち送り。腕木。●角形括弧。[]、〔〕、【】など。●壁などに取りつける照明器具。▽bracketったいます。 **プラザ**《造語》「広場」「市場」の意を表す。「ショッピングー」▽plaza **ぶらさがる【ぶら下がる】**《自五》●[ゆれ動きやすい状態で]垂れ下がる。ぶらりと垂れ下がる。「電線が―・る」●手の届くような所にちらつく。「大臣のいすが目の前に―・る」●自分で努力せずに他人によりかかる。おんぶする。「先輩に―・って出世する」 **ブラシ**ほこりをはらったり、物をみがいたりする道具。獣毛や植物の繊維などを板や柄{え}に多数植えつけたもの。ブラッシュ。brush **プラシーボ**有効成分をふくまない、にせの薬剤。偽薬。プラセボ。▽placebo **ブラジャー**乳を包む形の女性用の下着。乳当て。ブラ。「ーをつける」▽brassiere(もと、フランス語) **ふら・す【降らす】**《他五》降るようにする。降らせる。「雨を―・す雲」文《四》。 **プラス**名・他サ》[数]たし加えること。●[数]正であること。●[理]陽電気。●反応が現れること。陽性。[参考]①~④の記号は「+」。●利益。得。また、余分。「なんのーにもならない」「しめて五万円のーだ」ためになること。「―になる仕事」団~◎マイナス。▽plusーアルファある決まった・もの(額)に、さらに不確定ないくらかの・もの(額)を付け加えること。また、その・もの(額)。「―の手当」[表記]「+」とも書く。[参考]未知数を表す「気」を「a」と読みちがえたものか。▽plusとalphaからの和製語。ーマイナス●差し引きした最終結果。「ーゼロ」●[数]ある数値が一定値を中心としてある範囲にあるとき、その範囲の両側の数値を示すときに用いる語。記号「士」。「―三%の許容範囲」▽plusとminusからの和製語。 **フラスコ**[理]球形または円錐{えんすい}怒形の胴部に細い円筒状の口のついた耐熱ガラス製のびん。▽燃、frasco **プラスチック**[理]熱・圧力などによって自由に変形できる高分子化合物の総称。特に、合成樹脂、またはその成形物。可塑性物質。▽plasticsーモデル◆プラモデル。 **フラストレーション**欲求不満。▽frustration **ブラス・バンド**金管楽器に打楽器を加えて編成する比較的小規模の楽団。吹奏楽団。▽brassband **プラズマ**[理]気体が高度に電離した状態。放電管内、電離層、太陽コロナなどで見られる。▷plasma **プラズマ・テレビ**プラズマディスプレー(放電光を利用した映像表示装置の一つ)を用いた薄型のテレビ。▽plasmadisplaypaneltelevisionから。 **プラセボ**プラシーボ。 **プラタナス**「すずかけのき」に同じ。▽platanus **フラ・ダンス**ハワイの民族的な踊り。歌や太鼓などのリズムに合わせて、腰や手をくねらせながらおどる。フラ。hula dance **ふらち【不埒】**《名・形動》法や道徳から外れて、不届きな・こと(行い)。〔古風な言い方][コロ]「―を働く」 <1293> **プラチナ** 「白金{はっきん}」に同じ。●《造語》「高齢者」の意を表す。「―世代」▽ platina **ふらつ・く** 《自五》●足もとが安定せず、よろよろする。[コロ]「病み上がりで足が―・く」●「気持ちなどが〕定まらず、あれこれと迷う。「まだ考えが―・いている」●あてもなく、あちこちと歩きまわる。ふらふらする。「盛り場を―・く」 **ぶらつ・く** 《自五》●垂れ下がって、ゆれ動く。ぶらぶらゆれる。●あてもなく、のんびりとあちこち歩く。 **ブラック** ●黒い色(の鉛筆・インク・絵の具)。黒。●「ブラックコーヒー」の略。クリームや砂糖を入れないコーヒー▷black **ブラック―ホール** 〔天〕重力がとても強く、光をふくめていかなる物も脱出できない面を持つ天体。巨大な質量を持った恒星が活動を終え、直径数キロメートルまで収縮した姿と考えられている。▽black hole **ブラック―ボックス** ●機能や使い方はわかるが、内部の構造はわからない機器・装置。また、実態が説明されずよくわからないもの。「―の中で政策が決められる」●「フライトレコーダー」の別称。▽black box **ブラック―ユーモア** ぞっとするような無気味さを感じさせるユーモア。▽black humor **ブラック―リスト** 要注意人物の名前・住所などを記した帳面。黒表。▽blacklist **ブラック・バス** スズキ目の淡水魚。北アメリカ原産。釣り魚として人気がある。オオクチバス。クロマス。[参考]一湖沼の生態系破壊を引き起こすとして問題視されている。▷black bass **フラッシュ** ●暗所での写真撮影に使う、瞬間的な強い電光(を出す装置)。「報道陣の―を浴びる」●映画で、瞬間的にスクリーンに現れる画像。●通信社などが発する短い至急報。速報。▽flash **フラッシュ―バック** ●映画・テレビで、場面の瞬間的な変化を連続して現す技法。●災害・事故にあった後、その時の記憶が突然よみがえる現象。▽flashback **フラッシュ** ポーカーの役の一つ。同じマークの札が五枚そろったもの。▽flush **ブラッシュ・アップ** 《名・他サ》●ブラシをかけて磨くこと。●技術や能力をさらに磨き上げて、一段とすぐれたものにすること。▽brushup **ブラッシング** 《名・他サ》ブラシをかけること。ブラシできれいにすること。▽brushing **フラット** ●《名・形動》平らであること。「―な屋根」●[音]半音下げることを表す記号。変記号。「b」。[対]シャープ。●競技の記録で、所要時間に秒以下の端数がつかないこと。「一〇○秒ー」[類語]ジャスト。▽flat **プラット・ホーム** 駅で、汽車や電車の乗り降り用に、線路よりも高くつくった所。ホーム。▽platform **フラップ** ●ポケット・封筒などの口をおおうために、一方から垂れ下がるように付いているふた。[参考]ポケットでは「雨ぶた」とも言う。●飛行機の主翼の後縁内側に取-り付けられた可動翼。離着陸の際に使う。▽flap **フラッペ** かき氷やアイスクリームの上に、酒類・シロップなどをかけたもの。▽ frappé (=冷えた) **プラトニック・ラブ** 〔肉欲をはなれた」精神的な恋愛。▽Platonic love (=プラトン的愛) **プラネタリウム** 月や星など天体の運行や星座の配置などを映写機で丸天井に映し出して見せる装置。天象儀{てんしょうぎ}。▽planetarium **フラノ** やわらかくて軽い洋服地。起毛していないフランネル。[古]▽flannelから。 **ブラフマー** ヒンズー教において、シバ・ビシュヌとともに三神の一つ。最高神として宇宙の創造にあずかる。仏教では梵天{ぼんてん}として現れる。▽梵語 Brahmā **ふらふら** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●足どりがしっかりせず、よろめくようす。「つかれてもうーだ」●あてもなくあちこちを歩き回るようす。ぶらぶら。「毎朝―散策するのが日課だ」●心が定まらず、あれこれとまようようす。また、十分考えないで行動するようす。「―していないで早く決めなさい」「つい―と店に入った」 **ぶらぶら** 《副・自サ》《副詞は「ーと」の形も)●〔ぶら下がって〕前後左右に(ゆっくりと)ゆれ動くようす。「ひょうたんが風でーする」●あてもなくゆっくりと歩くようす。ふらふら。「銀座を一歩き回る」●仕事もせずに暮らしているようす。「働かずにーしている」 **ブラボー** 《感》賞賛・歓呼・快哉{かいさい}などを表す語。うまいぞ。すてきだ。でかした。▽bravo **フラミンゴ** フラミンゴ科の鳥の総称。あしと首が長く、くちばしが下に曲がっている。大きな群れをなしてすむ。▽ flamingo **プラム** 西洋スモモの実。▽plum **フラメンコ** スペイン南部に伝わる・踊り(歌曲)。民俗衣装を着け、ギターとカスタネットの伴奏に合わせて即興的に激しく踊る。▽ flamenco **プラモデル** プラスチック製の組み立て模型。プラモ。[参考]プラスチックモデルの商標名。▽plastic modelから。 **ふらり** 《副》《多く「ーと」の形で)これという目的も予告もなく、出て行ったり入って来たりするようす。ぶらっ。ふらっ。「元の職場に―と顔を出す」 **ぶらり** 《副》《多く「ーと」の形で)●〔細長い形の〕物が垂れ下がっているようす。●ふらり。「旧友がーと訪れた」●何もしないでいるようす。 **ふーらん【孵卵】** 《名・自他サ》〔魚や鳥の〕卵がかえること。また、卵をかえすこと。「―器」[類語]孵化。 **ふーらん【腐乱・腐爛】** 《名・自サ》くさってただれくずれること。[類語]糜爛{びらん}。 **フラン** 《助数》●フランス・ベルギーの旧貨幣単位。●スイスの貨幣単位。スイスフラン。[表記]「法」と当てた。▽franc **プラン** 計画。企画。構想。設計(図)。ブランニング。「生活のー」▽plan **フランク** 《形動》気持ちをかくさず、言動をかざらないようす。ざっくばらん。率直。「―に話し合う」▽frank **ブランク** 《名・形動》●空欄。余白。●ある期間何も行われない状態。時間的な空白。「休養で三年間の―がある」 ▽blank **プランクトン** 水中で浮遊して生活する生物の総称。浮遊生物。「動物」▽plankton **ブランケット** 毛布。ケット。▽blanket **ぶらんこ【、靴、韆】** つりさげた二本の綱の先に横木をわたし、それに乗って前後にゆり動かして遊ぶ道具。 **フランス・パン** 塩味をつけ皮をかたく焼いたフランス風のパンの総称。▽France とが pão からの和製語。 <1294> **プランター** 草花を栽培するための容器。▽planter **ブランチ** 朝食と昼食をかねた食事。▽brunch **フランチャイズ** ●プロ野球で、球団の本拠地、また、その興行権。本拠地権。●フランチャイズチェーン。▽franchise (=特権) **フランチャイズ―チェーン** 流通産業やサービス業に見られる経営方式。親会社は子会社に地域ごとの独占販売権を与えて経営指導を行う代わりに、特約料を受け取る形式。▽franchise chain **ブランデー** 果実酒、特にぶどう酒を蒸留して作る、アルコール分の強い洋酒。▽brandy **プランテーション** 熱帯・亜熱帯地域で綿花・ゴム・コーヒーなどの一種だけを大量に栽培する経営形態。農業植民地。▽plantation **ブランド** 商標。銘柄。「一流——」「一物」▽brand **プラント** 一貫した作業の行われる機械・設備の一式。工場設備。「製鉄―」▽plant **プランナー** 企画をたてる人。立案者。「ウエディング-」▷planner **プランニング** 《名・他サ》計画を立てること。立案。プラニング。▽planning **フランネル** 布の表面を毛羽だたせた手ざわりのやわらかい・毛織物(綿織物)。洋服地・肌着などに使う。フラネル。ネル。[類語]フラノ。▽flannel **ふーり【不利】** 《名・形動》損失・失敗・敗戦などを招きそうなようすであること。「形勢は味方にーだ」[対]有利。 **ふり【振り】** 《名》●ふること。ふり方。「バットのーがにぶい」●舞台で音楽に合わせて演じる、踊りやしぐさの形。「ーをつける」●ある人が外面に表しているようす。態度・挙動など。「聞こえないーをする」「見て見ぬ―をする」[句]「人の一見て我が―直せ」[表記]③は「風」とも書く。●客などがその店に予約もしていなく、なじみでもないこと。「―の客はお断りする」[類語]一見。■《助数》刀などの本数を数える語。[参考]ひと・ふた・み・よ・・・の系統の数詞につく。「日本刀二―」 **ふり【降り】** 雨や雪が降ること。また、その程度。「一が激しくなった」[対]照り。 **ぶり【振り】** 《接尾》●《名詞などについて)「様子」「あり方」「しかた」などの意。「あわて―」「混雑」〔語調を強めて「っぷり」とも言う〕「食べっぷり」●(時間を表す語について)経過した意。「八時間―で救出された」「しばらく―」●そういう大きさであることを表す。「大一」「小―」●曲節・調子などの意を表す。「ますらおー」「万葉―」[表記]ふつうかな書き。 **ぶり【鰤】** アジ科の海魚。長い紡錘形で、体長約一㍍。食用。[参考]出世魚で、東京地方ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、大阪地方ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと名前が変わる。 **ふり・あい【振り合い】** り。〔物を分けるときなどの〕他と比較したつりあい。バランス。 **ふり・あ・う【触り合う・振り合う】** 《自五》互いにふれる。ふれ合う。[句]「袖で―・うも多生の縁」 **ふり・あお・ぐ【振り仰ぐ】** 《他五》顔を上に向けて(遠くを)見る。 **ふり・あ・げる【振り上げる】** 《他下一》手や手に持った物を勢いよく上にあげる。「げんこつを―・げる」「棒を―・げる」[類語]振りかざす。振りかぶる。 **ふりーあ・てる【振り当てる】** 《他下一》〔仕事などを〕分けてそれぞれに受け持たせる。「とんだ役を―・てられた」[類語]わりあてる。わりふる。 **フランボワーズ** 「ラズベリー」に同じ。▽ framboise **フリー** 《名・形動》●束縛・制限がないこと。自由。「―な立場」「―キック」●料金を支払わなくてもよいこと。無料。●「ーランサー」の略。▽free **フリー―エージェント・せい【ーエージェント制】** 略語集(FA制)。 **フリー―スタイル** ●レスリングの種目の一つ。相手の腰から下を攻撃してもよいもの。●競泳の種目で、自由形。ふつう、クロールで泳ぐ。●「フリースタイルスキー」の略。▽freestyle **フリー―ソフトウエア** 〔電算〕無償の利用、再配布が認められているソフトウエア。フリーソフト。フリーウエア。▽free software **フリー―グイヤル** 受信者が料金を支払うしくみの電話サービス。▽free と dial からの和製語。 **フリー―パス** ●無料の切符。また、無料で入場・乗車できること。●無審査・無検査で通過したり合格したりできること。▽free pass **フリー―ハンド** ●制限されないこと。「他国に気がねしない―の外交」●定規やコンパスを使わずに手で書く図面。自在画。▽freehand **フリー―ペーパー** 無料で配布される・印刷物(冊子)。▽free paper **フリー―ランサー** 特定の会社や団体に所属していない自由契約の記者や歌手・俳優など。フリー。フリーランス。▽free-lancer **フリーザー** ●冷凍装置。冷却器。また、冷蔵庫の冷凍室。●(「アイスクリームフリーザー」の略)アイスクリームをつくる器具。▽freezer **フリージア** アヤメ科の多年草。春、白・黄・紅などの香りのある花をつける。▽freesia **フリージング** 《名・他サ》冷凍。▽freezing **フリース** ポリエステル繊維などを起毛させて作った不織布。軽くて保温性にすぐれる。▽fleece **フリーズ** 《名・自サ》〔電算〕画面の表示などがこおり付いたように動かなくなること。また、その状態。「原因不明のーが発生する」[類語]ハングアップ。▽freeze (=こおる) **フリーズ―ドライ** こおらせた物を、真空下で乾燥する技術。凍結乾燥。▽freeze-dry **フリーター** 「フリーアルバイター」の略。学校を卒業しても定職につかず、アルバイトで収入を得る人。▽freeとディ Arbeiter からの和製語。 **ブリーチ** 《名・他サ》●漂白すること。また、漂白剤。●髪の毛を脱色すること。▽bleach **プリーツ** 衣服につける、折りひだ。▽pleats **ブリーフ** 男性用{だんせいよう}の股下{ももした}の短い下ばき。▽briefs **ブリーフィング** 《名・自サ》状況説明。背景説明。「報道関係者に戦況について―する」▷briefing **ブリーフ・ケース** 書類を入れるための、うすい角形のかばん。▽briefcase **フリー・マーケット** 不用品などを持ち寄って、売買・交換を行う青空市場。[注]free market (=自由市場)と混同しないこと。▽flea market (=のみの市) **ふりーうり【振り売り】** 昔、商品を提げたりかついだりして、呼び声を立てながら売り歩いた・こと(人)。ふれうり。 **ふーりえき【不利益】** 《名・形動》利益を得られないこと。もうけのないこと。「――な貿易」 <1295> **ふり・おろ・す【振り下ろす】** 《他五》ふり上げたものを勢いよく下方へおろす。「なたを―・す」 **ふりかえ【振替】** ●簿記で、ある勘定科目の記載を他の勘定科目に移すこと。●「郵便振替」の略。 **ぶり・かえ・す【ぶり返す】** 秘《自五》一時よくなりかけていたものが、再びもとの悪い状態にもどる。「病気が―・す」「暑さが―・す」[類語](5)再発。再燃。 **ふり・かえ・る【振り返る】** 《他五》●後ろを向いて見る。[類語]ふり向く。●過ぎたことを思い出してみる。回顧する。回想する。「幼少のころを―・る」[類語]①②かえりみる。=見返る。 **ふり・か・える【振り替える】** 初《他下一》●あるものを(その代用として)他のものと入れかえる。「列車の客をバスにー・える」●振替の形式で勘定をする。 **ふり・かか・る【降り掛かる・降り懸かる】** 《自五》●細かいものが降ってきて、ものにかかる。「雪が―・る」●よくないことが急に身の上に起こる。身におよぶ。「災難が―・る」 **ふり・かけ【振り掛け】** 魚粉・のり・ごま・塩などをまぜた粉状の食品。飯の上にふりかけて食べる。[表記]ふつうかな書き。 **ふり・か・ける【振り掛ける】** 《他下一》上からふり散らしてかける。「ごま塩を―・ける」 **ふり・かざ・す【振り、翳す】** 《他五》●手または手に持った物を頭の上にふり上げて構える。「なぎなたを―・す」[類語]ふりあげる。●〔主義・主張などを〕公然と出してかかげる。「正義を―・した論法」 **ふり・かた【振り方】** ●物をふる方法。「クラブのー」●処置のしかた。扱い方。[連]「身の―」 **ふりーがな【振り〈仮名〉】** 漢字などの読み方を示すため、そのわきにつけるかな。ルビ。傍訓{ぼうくん}。 **ふり・かぶ・る【振りかぶる】** 《他五》頭の上に勢いよくふり上げて、打ちおろす構えをする。[類語]ふりあげる **ブリキ** 表面を錫{すず}でおおって腐食を防ぐようにした、うすい鉄板。ブリキ板。[類語]トタン。[表記]「鉱力」と当てた。▽ blik **ふり・き・る【振り切る】** 《他五》●しがみつくものを強くふるようにしてはなれさせる。「警官の手を―・ってにげた」●引き止めたりたのんだりするのをきっぱりと断る。「懇願を―・って帰る」●追い付こうとする者を、最後まで追い付かせずににげきる。「追跡を―・る」「―・ってゴールに入る」●十分にふる。「バットを―・る」 **フリゲート** 船団の護衛などを主な任務とする、駆逐艦程度の規模をもつ対空対潜用の軍艦。フリゲート艦。▷frigate **ふり‐こ【振り子】** 〔理〕糸や棒の一端を固定して他端におもりをつけ、一定の周期で左右に往復運動するようにした仕掛け。振子{しんし}。「柱時計の―」「―時計」 **ふりこう【不履行】** 約束・取り決めなどを実行しないこと。「契約」 **ふりーごと【振り事】** 「所作事{しょさごと}」に同じ。 **ふり・こ・む【降り込む】** 《自五》降る雨や雪が(風にふかれて)建物の中にまで入る。[類語]吹き込む。 **ふり・こ・む【振り込む】** 《他五》●預金の口座などに金銭をはらいこむ。「銀行に―・む」●マージャンで、他の人の上がり手となるパイを捨てる。「満貫{まんがん}かを―・む」 **ふりこめ・さぎ【振り込め詐欺】** 電話などで相手をあざむき、指定した銀行等の口座に現金を振り込ませて金銭をだまし取る詐欺。 **ふり・こ・める【降り『籠める】** 《他下一》雨や雪がひどく降って外に出られなくする。「終日―・められる」 **ブリザード** 〔気〕極地に特有の暴風雪。雪あらし。ふつう、南極のものを言う。▽blizzard **ふりそで【振り袖】** 袖丈{そでたけ}の長い袖(をつけた和服)。未婚の女性の晴れ着・礼服用。[対]留め袖。 **ふりーだし【振り出し】** ●ふって、中の粉などを小さな穴から出す器具。「食塩の―」●すごろくの、賽{さい}をふり始める出発点。●物事をやり始める最初の状態や段階。出発点。「交渉がーにもどる」●「振り出し薬」の略。●為替・手形・小切手を発行すること。[表記]⑤は「振出」と書く。 **ふりだし―ぐすり【一薬】** 布の袋に入れて熱湯にひたし、その中でふり動かして成分を出すようにした薬。浸剤{しんざい}。ふりだし。 **ふりだし―にん【振出人】** 手形・小切手を発行した人。[対]受取人③。 **ふりーだ・す【振り出す】** 《他五》●ふって中の物を出す。「食塩を―・す」●熱湯の中でふって、薬の成分を出す。●手形・為替・小切手を発行する。 **ふり・た・てる【振り立てる】** 《他下一》●ふるようにして勢いよく立てる。また、立たんばかりに激しくふる。「頭を―・ててしかりつける」●声をはり上げる。ふって強く鳴らす。「鈴を―・てる」 **ふり・つけ【振り付け】** 踊り・芝居などで、所作・動きを考えて演者に教える・こと(人)。「一師」 **ぶりっこ【ぶりっ子】** 《名・自サ》[俗]いい子・かわいい子のようにふるまう・こと(人)。 **ブリッジ** ●橋。陸橋。●船橋。艦橋。●入れ歯のつなぎの部分。●トランプの遊び方の一つ。四人で行い、二人が組んで得点を争う。●レスリングで、両足と頭を支えにして、あおむけに弓なりにそる技。▽bridge **ふり・しき・る【降り『頻る】** 《自五》〔雨や雪が〕ひっきりなしに降る。「―・るみぞれまじりの雨」 **ふり・し・く【降り敷く】** 《自五》降って一面にしいたようになる。「落ち葉が―・く」 **ふりしぼ・る【振り絞る】** 《他五》もうそれ以上出せないほど無理をして精一杯出す。「最後の力を―・る」「声を―・る」 **ふり・す・てる【振り捨てる】** 《他下一》思い切って捨て去る。「未練を―・てる」 **プリズム** 〔理〕光を屈折・分散・全反射させるのに使う透明な三角柱。三稜鏡{さんりょうきょう}。▽prism **ふりそそ・ぐ【降り注ぐ】** 《自五》●続けざまに強く降りかかる。「雨がー・ぐ」「春の日差しがー・ぐ」●ある人・物事をめがけて、視線・声などが集中する。 **フリッター** 小麦粉に卵黄をまぜて水または牛乳でとき、さらにあわだてた卵白を加えたものをころもとして、魚介類・野菜・果物などをふっくらとあげた **ふり・つづみ【振り鼓】** ●打楽器の一つ。二個の小さな太鼓を十字形に重ねて柄{え}でつらぬき、鼓の周囲に小さな玉のついたひもをつけ、ふって玉が革面に当たるようにした楽器。舞楽などで使う。●振り鼓の形に似せて作ったおもちゃ。でんでん太鼓の類。 **フリップ** 絵や文字などを書いて物事を説明することに用いられる長方形の厚紙。▽flip chart から。 **ふり・はな・す【振り放す・振り離す】** 《他五》●くっついている物を強くふってはなれさせる。●追って来る者を追いつかせないようにする。 <1296> **ぶりぶり** 《副・自サ》ぷりぷり②。 **ぷりぷり** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)のやわらかくて、ふれるとはずんでこまかく振動しそうなほど、弾力に富むようす。「―した歯ごたえ」●おこって不機嫌さを態度に表しているようす。ぶりぶり。 **プリペイド・カード** 代金前払いで購入するカード型の金券。▽prepaid card **ふり・ほど・く【振り『解く】** 《他五》もつれたりからまったりしたものを、ふり動かして解きはなす。「手を―・く」「縄を―・く」 **プリマ** 「プリマドンナ」「プリマバレリーナ」の略。 **プリマ―ドンナ** 歌劇団の第一人者的な女性歌手。プリマ。▽prima donna **プリマ―バレリーナ** 主役を務めるバレリーナ。プリマ。▽ prima ballerina **ふり・ま・く【振り撒く】** 《他五》●まき散らす。●おしまずに与える。「愛敬を―・く」「うわさを―・く」 **ふり・まわ・す【振り回す】** 《他五》●〔手や道具を〕ふりながらまわす。「腕を―・す」●自慢して示す。ひけらかす。「知識を―・す」「正論を―・す」●むやみやたらに使う。「父親の権威を―・す」●「人を〕思いのままに動かす。「終始彼に―・された」 **ふりーみだ・す【振り乱す】** 《他五》髪の毛などを激しく・ふって(ふったように)ばらばらに乱す。 **プリミティブ** 《形動》原始的なようす。また、素朴なようす。「ーなタッチで描かれた絵画」▽primitive **ふりみ・ふらずみ【降りみ降らずみ】** 《連語》(「み」は動詞などの連用形について「・・・したり」の意を表す接尾語)[文]〔雨や雪などが〕降ったり降らなかったりすること。「―でうっとうしい一日」 **ふりーむ・く【振り向く】** 《自他五》●顔・上体を回してその方を向いて見る。「呼び止められて―・く」[類語]ふりかえる。●その方に注意を向ける。関心を寄せる。「物音に―・く」〔多く下に打ち消しの形を伴う〕「訴えに―・く者とてない」 **ふりーむ・ける【振り向ける】** 《他下一》●顔・上体を動かしてその方へ向ける。ふり向かせる。「顔を―・けて答える」●他の方面に回して用立てる。「軍事費を文教費に―・ける」 **プリムラ** サクラソウ科の多年草。日本在来のサクラソウに対して「西洋サクラソウ」をいう。春、黄色や紅紫色の花をつける。▽primula **ぶーりゃく【武略】** [文]軍事上のはかりごと。戦のかけひき。「―の奥義をきわめる」[類語]兵法。 **ふーりゅう【浮流】** 《名・自サ》[文]水上にうかんで流れること。「一物」 **ふりゅう・もんじ【不立文字】** 〔仏〕悟りは心から心へ伝えるべきもので、文字・言語によって伝えられるものではないということ。[参考]禅宗の立場を表す語。 **ふーりょ【不慮】** 〔悪い事が〕思いがけなく起こること。「―の事故」「―の死をとげる」[類語]不測。慮外。 **ふーりょ【俘虜】** [文]とりこ。捕虜。 **ふーりょう【不漁】** 漁で、獲物が・とれない(少ない)こと。しけ。[対]大漁。豊漁。 **ふーりょう【不猟】** 狩猟で、獲物が・とれない(少ない)こと。 **ふーりょう【不良】** 《名・形動》●機能・性質・状態などが悪いこと。「天候―」「―債権」[対]良好。●性質・品行が悪く、常習的に非行を働く・こと(人)。〔多く、少年少女にいう]「素行―」 **ぶーりょう【無、聊】** 《名・形動》[文]何もすることがなくて、なんとなく心が満たされないこと。退屈。つれづれ。むりょう。[コロ]「―をかこつ」 **ふーりょうけん【不料『簡・不了見・不量見】** 《名・形動》料簡が悪いこと。心がけのよくないこと。料簡違い。「息子のーをいましめる」 **ぶりょうとうげん【武陵桃源】** 「桃源郷」に同じ。 **ふーりょうどうたい【不良導体】** 「不導体」に同じ。[対]良導体。 **がふーりょく【富力】** [文]富{とみ}の力。[類語]財力。資力。 **ふーりょく【浮力】** 〔理〕流体(液体と気体)の中にある物体に対して、うき上がらせる方向に作用する流体の圧力。その大きさは、物体が排除する流体の重さに等しい。一般に、物がうかぶ力。 **ぶーりょく【武力】** 軍事上の力。「―侵攻」「―によって問題を解決する」[類語]軍事力。 **ぶーりょく―しょうとつ【———衝突】** 《名・自サ》武器を用いて争うこと。「小規模な―が相次ぐ」 **フリル** 細長い布・レースをぬい縮めてひだをとったもの。縁飾りとしてぬいつける。▽frill **プリ・レコ** 映画・テレビなどで、音や声を先に録音し、後からそれに合わせて画面を撮影すること。[対]アフレコ。▽「プリレコーディング(prerecording)」の略。 **ふり・わけ【振り分け】** ●振り分けること。●荷物を二つに分けて、肩にかつぐこと。「―荷物」●子供の髪を肩のあたりで切りそろえ、左右に分けたもの。振り分け髪。 **ふり・わ・ける【振り分ける】** 《他下一》〔全体を案配して〕二つに分ける。●〔荷物を〕肩の前後に分けてかつぐ。●配分する。「重さによって四段階に―・ける」 **ふーりん【不倫】** 《名・形動》[文]異性との関係で道徳からはずれること。[類語]不義。 **プリン** 《「プディング」の転)→プディング。 **フリンジ** 布の縁につけるふさ飾り。▽fringe **プリンシプル** 原理。原則。▽principle **プリンス** 王子。皇太子。[参考]ひゆ的に、ある社会の中で若くて将来を期待される男子の意にも用いる。「政界のー」[対]プリンセス。▽prince **プリンセス** 王女。王妃。皇太子妃。親王妃。[対]プリンス。▽princess **プリンター** ●印刷機。印字機。●写真の焼き付け機。▽printer **プリント** 《名・他サ》●印刷(したもの)。●布に模様を染めつけること。また、染めつけたもの。捺染{なっせん}。「水玉の―模様」●映画や写真で、陰画から陽画に焼きつけること。また、焼きつけたもの。▽print **プリント―はいせん【―配線】** 導線を用いないで、電気回路を絶縁基板上に金属箔で印刷するように形成すること。 **ふる【古・旧】** ■《名》〈「おー」の形で〉何度か使って古くなった・こと(物)。使い古した物。「兄のおー」■《接頭》●「古くなった」の意。「―雑誌」[対]新。●「以前の」の意。「―巣」●「経験を積んだ」の意。「―つわもの」 **ふ・る【降る】** 《自五》(細かい物が連続的に)空や上方から落ちてくる。「雨が―・る」[句]「天から―・ったか地から湧{わ}いたか」●ある物事がそこに寄り集まる。そこまでおよぶ。「災難が―・ってきた」[対]《四》。 **ふ・る【振る】** 《他五》●その物の一端を手にとって、前後、左右、または上下に動かす。「指揮棒を―・る」「旗を―・る」●手・足・頭などの全体を、前後、左右、または上下に動かす。「首を縦に―・る」[句]「わき目もー・らず(=わき見もせずに。一心に)」●手をゆり動かしてにぎった物を勢いよく・投げる(まく)。[コロ]「さいころを―・る」[コロ]「塩を―・る」●仕事・役割などを割り当てる。ふり当てる。「大役を―・られる」●読みがなや記号などをつける。[コロ]「ルビを―・る」[コロ]「書類に番号を―・る」●〔頼みなどを〕相手にせずにはねつける。特に、異性の求愛を拒否する。「彼女にー・られた」[類語]袖にする。●失う。捨てる。「社長の椅子かを―・る」●為替・手形などを発行する。●〔俗〕発言をうながす。「急に―・られて困惑する」[古]《四》。 <1297> **フル** ■《形動》いっぱいであるようす。最大限。「力を―に発揮する」■《造語》《名詞の上につけて)「全体にわたる」「限度いっぱいの」の意を表す。「―回転」▽full **フル―コース** 〔西洋料理で〕正式な順序で出され、一品も省略しない食事。▽full-course dinner **フル―スピード** 全速力。▽full speed **フル―タイム** ●全時間。「―出場」「―営業」●正規の労働時間として定められている時間のすべてを働くこと。常勤労働。全勤務制。[対]パートタイム。▽full time **フル―ネーム** 省略しない完全な名前。▽full name **フル―メンバー** 全てのメンバー。▽full member からの和製語。 **ぶ・る** ■《自五》[俗]いかにも自分がりっぱだという態度を人に見せつける。「あまりー・らずに話せ」[参考]日が独立してできた語。■【振る】《接尾》《名詞・形容詞語幹について五段動詞をつくる)・・・らしく見せつける。「偉―・る」「上品―・る」「もったい―・る」[表記]多くかな書き。 **ふるい【篩】** わくに網を張った道具。粉状・粒状のものをより分ける。 **ふるい―に掛・ける** 《句》多くの中から基準・条件にかなったものを選び出す。 **ふるい【震い】** ふるえ。 **ふる・い【古い・『旧い】** 《形》●発生してから長い年月・時間がたって新しさ・めずらしさなどがないようすだ。「―・い家」「―・いスタイル」●前の時代に属している。昔のことだ。「もう―・い話だ」「―・い時代をさぐる」●時代おくれである。古風だ。「頭が―・い」[対]①~③新しい。[古]ふる・し《ク》。 > **類語と表現「古い・新しい」** *とれたての新しい魚や果物などは、「朝綱」「朝摘み」などと言って、単なる「鮮魚・生鮮野菜」よりは価値が高い。新しさをもたない芸術作品は、個性や創造性を欠く。流行は何であれ古くなると見向きもされなくなる・・・という具合に、一般に新しさは高い評価を勝ち得、古さは低い評価に甘んじる。だからと言って新しければいいと言うものでもなく、実際の評価は微妙だ(新人・古参/新設校・伝統校/新妻・古女房…)。古ければ古いほど良いものもある(骨董{こっとう}・古酒)。人類の英知をもってしても、なかなか解けない難問もある。それが、永遠の問題である(永遠の問題は、常に古くて新しい)。 [古い]古臭い・古めかしい・古びた・黴臭い・黴の生えた・ひねた・歴史的・年代物の・時代がかった・時代物の・大時代の・伝統的・時代[流行]遅れの・すたれた・昔の・昔風・古風・古色蒼然・陳腐・旧式・古式・旧態依然・十年一日・使い込んだ・ぽろ・おんぼろ・ぽんこつ・中古・骨董・セコハン/古参・古豪・古つわもの・古狸・ベテラン・オールドボーイ 「オノマトペ]がたがた・よれよれ・ぼろぼろ [新しい]新た・真新しい・生新しい・目新しい・耳新しい・事新しい・瑞々{みずみず}しい・生々{なまなま}しい・今様・今出来・今日的・現代的・モダン・最新・新規・新奇・新鋭・新進(気鋭)・斬新・新来・新任・生新・清新・新鮮・生鮮・フレッシュ・朝摘み・出来立て・鮮度が高い/新人・新顔・新米・ニューフェース・フレッシュマン・ルーキー/(5)一新・更新・刷新・改新・新作・新造・新生・新製・新設・新選・新着・新築・新調 「オノマトペ]ぱりぱり・ほかほか・ほやほや・ぴかぴか・ぴちぴち > **温故知新** 故{ふる}きを温{たず}ねて新しきを知る **ぶーるい【部類】** いくつかの種類によって分けたときの一つ一つ。「大きく三つのーに分ける」「彼などはまだましなーに入る」 **ふるい・おこ・す【奮い起こす】** 《他五》はげまして、気持ちを盛んに引き立たせる。「勇気を―・して敵に立ち向かう」 **ふるい・おと・す【振るい落とす】** 《他五》ふって落とす。「木をゆすって枯れ葉を―・す」 **ふるい・おと・す【、節い落とす】** 《他五》《ふるいにかけて、ふって落とす意から)試験などをして、基準・条件に合わないものをより分けて除き去る。「一次試験で六〇点以下の者を―・す」[表記]「振るい落とす」とも書く。 **ふるい・た・つ【奮い立つ・奮い起つ】** 《自五》何かをしようと、心が勇み立つ。奮起する。「前学期の不成績に―・って勉強する」「自分を―・たせる」[類語](矿)発奮。奮発。 **ふるい・つ・く【震い付く】** 《自五》●強い感情が起こって、激しい勢いでだきつく。「―・きたくなるような魅力のある人」●むしゃぶりつく。しがみつく。 **ふる・う【震う】** 《自五》ゆれ動く。ふるえる。「体が―・う」「声を―・わせる」[表記]「顫う」とも書く。[古]《四》。 > **次ページへ使い分け** **ふる・う【振るう・奮う】** 《他五》●(大きく)ふり動かす。●十分に、また盛んに、その力を発揮する。「熱弁を―・う」「インフルエンザが猛威を―・う」[コロ]「腕を―・う」[表記]②は「揮う」とも書く。●努力して自分の心をわき立たせる。「勇気を―・って申し出る」[表記]③はもっぱら「奮う」と書く。●全部出しつくす。「財布の底を―・う」[古]《四》。■《自五》●勢いが充実して盛んになる。「国力が大いに―・う」「成績がさっぱりー・わない」[表記]「揮う」とも書く。●〈「―た」「―・っている」の形で〉奇抜・とっぴで、おもしろおかしい。「言うことが―・っている」[古]《四》。 > **次ページへ使い分け** **ふる・う【篩う】** 《他五》●ふるいをゆり動かしていらないものを除く。「砂を―・う」●ある基準にもとづいてより分ける。選抜する。「出場選手を―・う」[古]《四》。 > **次ページへ使い分け** <1298> > **使い分け 「ふるう」** **振るう(揮)** 〔大きく振り動かす。勢いを盛んにする。奇抜だ〕大刀を振るう・全力を振るう・財布を振るう・暴力を振るう(揮う)・猛威を振るう(揮う)・熱弁を振るう(揮う)・筆を振るう(揮う)・士気が振るう(揮う)・言うことが振るっている・振るい落とす **奮う**〔心をわき立たせる〕勇を奮う・精神を奮い起こす・勇気を奮い立たせる・奮ってご参加ください **震う(顫)** 〔小刻みにくり返し強く動く〕体が震う(顫う)・大地が震い動く・声を震わせる(顫わせる)・身震い(身顫い) **ふるう(「節)**〔ふるいで不用な物をとり除く。選抜する〕香炉の灰をふるう・土をふるう・粉をふるう・筆記試験でふるい落とす [参考]「揮毫{きごう}」の意味で使う「筆を揮う」の「揮」は、内部に持っている力を外に出して盛んに働きかける、大いに駆使する、勢いが充実して盛んになる意である。「振るい落とす/ふる(飾)い落とす」では、前者が震動させて落とす意、後者が選んで落とす意。 **ブルー** ■《名》青色。空色。■《形動》憂うつなようす。「―な気分」▽blue **ブルー―カラー** 現場労働者。[参考]青色の作業衣を着ることから。[対]ホワイトカラー。▷blue-collar **ブルー―トレイン** JRの長距離寝台特急列車の愛称。ブルトレ。[参考]車体が青色であることから。二〇一五年、廃止。▽blueとtrain からの和製語。 **ブルー―フィルム** 性行為の露骨な描写を主とする映画。▽blue film **ブルー―プリント** 青写真。▽blue print **ブルー・ギル** サンフィッシュ科の淡水魚。北アメリカ原産。体長一五~二五㌢。体は濃灰褐色から暗褐色。肉食で、繁殖力が強い。[参考]外来種で、河川・湖沼の生態系破壊を引き起こし、問題になっている。▽blue-gill **ブルース** 四分の四拍子の哀愁をおびた曲。もと、アメリカの黒人が奴隷生活の中で歌い伝えた。▽blues **フルーツ** 果物。果実。水菓子。▽fruits **フルート** 洋楽で、横に構えてふく笛。明るく清純な高音が出る。本来は木管楽器。フリュート。▽flute **ブルーベリー** コケモモ属の常緑小低木。小さな黒紫色の果実を生食用・ジャムなどにする。▽blueberry **ブルーマー** ブルマー。▽bloomers **フルーレ** フェンシングの種目の一つ。胴体に対する突きだけで勝敗を決めるもの。また、この種目に用いる剣。▷ fleuret **ブルーレイ・ディスク** 略語集(BD②)。 **プルーン** バラ科の落葉小高木。また、その果実。西洋スモモ。乾燥させた果実を食用とする。▽prune **ふるえ【震え】** ふるえること。ふるい。「―が止まらない」 **ふるえ・あが・る【震え上がる】** 《自五》寒さまたは恐怖などのためにひどくふるえる。「どなられて―・る」 **ふる・える【震える】** 《自下一》●物が細かくゆれ動く。振動する。「窓ガラスがびりりと―・える」[類語](5)震動。●寒さ、恐怖などのために体(の一部分)が小刻みにゆれ動く。わななく。「手が―・える」「怒りに全身が―・える」[類語]おののく。(5)戦慄。[表記]②ともに「顫える」とも書く。[古]ふる・ふ《下二》。 **ふるーがお【古顔】** その社会に古くからいる人。古株。古参。「―の選手」[対]新顔。 **ふる・かね【古『鉄】** 使い古した金属製品。「一屋」 **ふる・かぶ【古株】** ●古い切り株。●「古顔」に同じ。 **ふる・かわ【古川・古河】** 古くから流れている川。 **ふるかわ―に水絶えず** 《句》代々栄えたものは、衰微してもその昔をしのばせる名残をとどめているたとえ。基礎のしっかりしているものは容易にほろびないことのたとえ。 **ふる-ぎ【古着】** 着古した衣類。「一屋」 **ふる・きず【古傷・古疵】** ●以前に受けた傷(のあと)。「ーがうずく」[対]生傷誇。●以前に犯した罪やあやまち。旧悪。また、思い出したくない昔のいやな経験。後ろ暗い前歴。「友人の一をあばく」 **ふる-ぎつね【古、狐】** 年をとって悪がしこく人をだます人。[参考]多く女性に言う。[類語]古だぬき。 **ふるく【古く・『旧く】** ■《副》《「ふるし」の連用形から)ずっと以前に。また、以前から。「―昔にさかのぼる」■《名》古い時期。昔。「――からの知り合い」 **ふる‐くさ・い【古臭い】** 《形》いかにも古い感じである。「―・い考え」 **プルサーマル** 原子力発電所で使用済みとなった燃料から取り出したプルトニウムをウランとまぜ、軽水炉(サーマルリアクター)の燃料として再利用すること。▽plutonium thermal use から。 **ふるさと【古里・故里・故郷】** ●その人が生まれ育った土地。故郷{こきょう}。[類語]郷里。郷土。●ある物事や精神をはぐくみ育てた、源となる・所(もの)。「心の―」「こけしの―を訪ねる」 **ブルジョア** ●資本家。俗に、金持ち。[対]プロレタリア。●ブルジョア革命の担い手となった、新興の市民階級。=ブルジョワ。▽ bourgeois **ブルジョア―かくめい【―革命】** ブルジョアジーが、封建制を打倒して資本主義社会をつくるために起こした革命。一七世紀のイギリスの革命、一八世紀のフランス革命はその典型的なもの。市民革命。[参考]プロレタリア革命。 **ブルジョアジー** 資本家階級。有産階級。[参考]と、市民階級・中産階級の意。[対]プロレタリアート。▽bourgeoisie **プル・オーバー** 頭からかぶって着る形のセーター・シャツなど。▽pullover **ふる・す【古す・『旧す】** 《接尾》《動詞の連用形について五段動詞をつくる)以前から何回も・・・して新しさをなくす。「着―・す」「使い―・す」「言い―・された話」 **ふる・す【古巣】** ●すみ古した巣。●以前住んだり、勤めたりしたことのある所。「―の大阪に帰る」 **プルス** 〔医〕脈搏{みゃくはく}。脈。▽Puls **ブルゾン** ジャンパー風の上着。すそ口をバンドなどでしめ、背中をふくらましたもの。▽ blouson **ふる・だぬき【古、狸】** 年をとってずるがしこく一筋縄ではいかない人。〔多く男性に言う]「海千山千の―」[類語]古ぎつね。 **ふる・ち【古血】** ●新鮮でない血。●病毒などのためにけがれた悪い血。くろち。「―をぬく」 **ふる-づけ【古漬け】** 長い間つけこんでおいた漬け物。[対]新漬け。 **ふるって【奮って】** 《副》自分から進んで。積極的に。「―ご参加ください」 **ふる・つわもの【古『兵・古『強者】** ●戦争の経験が豊かで、老巧な武士。●経験が豊かで、駆け引きなどのうまい人。「政界の―」[類語]老練家。 <1299> **ふる‐て【古手】** ●衣服・道具などの使い古した物。[対]新手。[同]・ひん。●その職に長くたずさわっている人。「―の役人」[類語]古顔。古株。 **ふるどうぐ【古道具】** 〔売買の対象としての〕使い古した道具。「―屋」[類語]骨董。 **ブルドーザー** トラクターの前面につけた鋼製の刃で、土をほり起こしたり地ならしをしたりする土木機械。▷bulldozer **ブルドッグ** 犬の一品種。原産地はイギリス。顔の幅が広く、顔面がつぶれ、ほおの皮がたるんで獰猛な顔つきをしている。番犬用。▽bulldog **プルートップ** つまみを引っぱって開けるしくみの缶のふた。▽pull-top **プルトニウム** 〔理〕人工放射性元素の一つ。核燃料に使う銀白色の金属。元素記号 Pu。▷ plutonium **ふるとり【佳】** 漢字の部首「隹」の称。[参考]「隹」は鳥の意で、「舊(=旧)」にふくまれるところから言う。 **ふる・なじみ【古、馴染み】** 以前から親しい付き合いのある・こと(人)。昔なじみ。 **ブルネット** 白人で、皮膚が浅黒く髪の毛・目の色が黒みがかった女性。また、その髪の毛。▽brunette **ふる!びる【古びる・『旧びる】** 《自上一》〔物が年を経て」古い感じがするようになる。「―・びた庁舎」 **ぶるぶる** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)寒さや恐れ・緊張などのために体(の一部)がふるえるようす。「―しながら布団に入る」「強敵に当たってーする」 **ぷるーぷる** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●小刻みにふるえるようす。特に、寒さや緊張などで体のふるえが止まらないようす。[コロ]「おびえてーふるえる」●[肌やゼリーなどが〕弾力があるようす。「―とした赤ちゃんの肌」 **ブル・ペン** 野球場の一部に設けた、控えの投手の投球練習場。▽bull pen (=牛の囲い場) **ふるぼ・ける【古、惚ける・古呆ける】** 《自下一》古くなって色があせたりきたならしくなったりする。「―・けた校舎」 **ふるほん【古本】** 〔売買の対象として〕所有したのちに手ばなした本。古書。[対]新本。 **ブルマー** 女性がはく運動着。ゆるやかな形で、すそロがゴムでしぼられたもの。ブルーマー。▷ bloomers **ふるまい【振る舞い】** ●行動・動作のしかた。「乱暴なー」●ごちそう。もてなし。「一酒」 **ふる・ま・う【振る舞う】** 《自五》人前で(目立った)行動・動作をする。「夫に優しく―・う」■《他五》ごちそうする。「すしを―・う」[類語](5)供応。接待。 **ふる‐めかし・い【古めかしい】** 《形》いかにも古い感じがするようすである。古風である。「―・い家」 **ふる・もの【古物】** 〔古着・古道具など〕昔使って、今は使っていない物。使い古し。古物{こぶつ}。 **ふるわ・せる【震わせる】** 《他下一》ふるえるようにする。ふるわす。「体を―・せる」「声を―・せる」[表記]「顫わせる」とも書く。[古]ふるは・す《下二》。 **ふれ【触れ・布『令】** 〔役所など〕上の者から、広く一般に告げ知らせること。また、その知らせ。おふれ。 **ぶれ** ぶれること。特に、写真の撮影でシャッターを切る瞬間にカメラが微動すること。「カメラのー」 **プレ** 《接頭》「前」「以前」「あらかじめ」などの意。プリ。「―オリンピック」[対]ポスト。▽pre- **フレアー** スカート・外套{がいとう}などで、朝顔形に開くこと。また、その波状の飾りじわ。フレア。フレヤー。「―スカート」 ▷flare **ふれ・あ・う【触れ合う】** 。《自五》●互いにふれる。「刀の先が―・う」「動物と―・う」「自然と―・う」●互いにわかりあったような気持ちになる。「心が―・う」 **ふれい【不例】** [文](通常ならずの意から)〈多く「御―」の形で〉貴人、特に天皇の御病気。 **ぶれい【無礼】** 《名・形動》礼儀にはずれて相手の尊厳を傷つけること。「―なふるまい」[コロ]「―を働く」「―をとがめる」[類語]非礼。無躾{ぶしつけ}。失礼。 **ぶれい―こう【―講】** 身分や地位などにこだわらず、かた苦しい礼儀をぬきにして行う酒宴や会合。 **プレイ** プレー。 **ブレイク** ブレーク。 **フレー** 《感》スポーツ競技で、競技者を応援・激励するためのかけ声。がんばれ。▽hurray **プレー** ●《名・自サ》遊ぶこと。遊び。●《名・自サ》競技・試合(をすること)。競技の技。「ファインー」●芝居。演劇。●演技。演奏。=プレイ。▽play **プレー―オフ** 〔同点・同率で首位にいる者同士による」優勝決定のための延長戦、または優勝決定戦。▽play-off **プレー―ガイド** 興行物の案内や入場券の前売りなどをする所。▽play と guide からの和製語。 **プレー―ボーイ** 女性を次々に誘惑してもてあそぶ男。また、遊び上手な男性。▽playboy **プレー―ボール** 球技で、審判が告げる、試合開始の合図。[対]ゲームセット。▽play ball **ブレーカー** 制限以上の異常電流が流れたときに、自動的に電流が切れるようにした装置。サーキットブレーカー。電流遮断器。電流制限器。▽breaker **ブレーキ** ●車輪の回転をおさえて、速度を落としたり停止させたりする装置。制動機。[コロ]「ーをふむ」●物事の進行をおさえること。[コロ]「円安にーをかける」 ▷ brake **フレーク** うすい切れはし。薄片。また、そのような状態にした食品。「コーンー」「ツナー缶」▽flake **ブレーク** 《名》《自サ》ボクシング・ラグビーなどで、組み合った選手がはなれること(を命じる審判のことば)。●《自サ》小休止。「コーヒー―」●《自サ》[俗]急に人気が出ること。「CM曲でーしたバンド」●《他サ》相手のサービスゲームに勝つこと。=ブレイク。▷break **ブレーク―ダンス** アクロバット的な動きのダンス。一九七○年代後半ニューヨークの黒人の間から広まった。▽break-dance **フレーズ** ●成句。熟語。慣用句。●〔音〕旋律の一句切り。楽句。▽phrase(=句) **ブレース** ●印刷で、中括弧。{ }。●歯並びをよくするための金具。歯列矯正具。ブラス。▽brace **プレート** ●(金属の)板。また、板状のもの。「ナンバー――」●真空管の陽極。●写真の感光板。●〔地〕板状の岩盤層。「太平洋一」●[野球で]●本塁(に置く板)。ホームプレート。●投手が投球するときにふむ板。ピッチャーズプレート。▽plate **プレート―テクトニクス** 〔地〕地球の表層部はいくつかのプレートに分かれていて、マントル対流によるその移動から地質学的・地震学的な現象を説明しようとする理論。▽ plate tectonics **フレーバー** フレーバー●香り。風味。●香味料。▽flavor **フレーム** ●枠。ふち。「眼鏡の―」●木などの枠で作った温床。●機械や器具の骨組み。▽frame **フレーム―アップ** 《名・他サ》〔事件や犯人などを〕でっちあげること。捏造{ねつぞう}。▽frame-up <1300> **プレーヤー** ●競技者。出場選手。〔ふつう球技でいう〕●演奏者。演技者。●CDやDVD・BDなどの再生用機器。「CDー」 ▷player **ブレーン** ●頭脳。●「ブレーントラスト」の略。▽brain **ブレーン―ストーミング** 会議で、各自が意見を出し合い、皆で自由に討論してアイディアを導き出す集団思考開発法。▽brainstorming **ブレーン―トラスト** 国家・会社・個人などの相談相手をつとめる学者・専門家のグループ。ブレーン。▽brain trust **プレーン** 《形動》●飾りのない、あっさりしたようす。「―なデザイン」●基本的。「――オムレツ」▽plair **フレキシブル** 《形動》柔軟なようす。融通がきくようす。「―な対応」▽flexible **ふれこみ【触れ込み】** (実際とかけはなれた)前宣伝。ふれだし。「強打者という―で入団する」 **プレス** ●《名・他サ》おすこと。圧力を加えること。「鉄鋼を―する」●《名・自他サ》アイロンをかけること。「ズボンに―する」●型を使って金属の押し抜き・絞り・成形・切断などを行う機械。「―工」●報道機関。特に、新聞。[類語]マスコミ。▷press **プレス―キャンペーン** 新聞が特定の問題を積極的に連続して報道し、人々の関心を呼び起こす運動。▽press campaign **プレス―ハム** 豚などの畜肉の雑肉をまぜてひき、圧縮してつくったハム。▽pressed ham から。 **フレスコ** 壁画の画法で、下地のしっくいが生乾きの壁面に水性顔料でえがくもの。▽fresco **プレステージ** 威信。名声。権威。「―を高める」「大国としての―がかかる」▽prestige **ブレスト** ●胸。胸部。また、胸囲。●「ブレストストローク」の略。平泳ぎ。▽breast **プレスト** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「急速に」の意。アレグロよりさらに速い。▽presto **ブレスレット** 腕輪。腕飾り。▽bracelet **プレゼンテーション** 企画や計画を提示・説明すること。また、企業における商品説明。プレゼン。▽presentation (=発表。提示) **プレゼント** 《名・他サ》贈り物(をすること)。「バースデーー」「チョコレートをーする」▽present **ふれ・だいこ【触れ太鼓】** ●ある事を広く知らせるために打つ太鼓。「村祭りの―」●大相撲興行の始まる前日に、太鼓を鳴らし、初日の取組を知らせながら練り歩くこと。また、その太鼓。 **プレタポルテ** 有名なデザイナーによる(女性用の)高級既製服。▽ prêt-à-porter **フレックス・タイム** 労働時間だけを決めて、出勤と退勤の時刻は固定しない勤務制度。▽flextime **プレッシャー** 圧力。特に、精神的圧迫。[コロ]「一がかかる」▽pressure **フレッシュ** 《形動》●新しいようす。新鮮。清新。「――な発想」●生からつくったようす。「―ジュース」▽fresh **フレッシュ―マン** 新人。(大学の)新入生。新入社員。[参考]近年は「フレッシュパーソン」を用いることが多い。▷freshman **プレハブ** 〔建築で〕壁・屋根・床などの部品をあらかじめつくっておいて、現場で組み立ててつくる方式(の建物)。工場生産住宅。量産住宅。▽prefab **プレパラート** 二枚のガラスの間にはさんだ、生物や鉱物などの顕微鏡用標本。▽ Präparat **プレビュー** ●試写会。試演会。●テレビ番組などの予告編。●パソコンなどで、印字をする前に全体の体裁を画面表示したもの。▽preview **ふれ・まわ・る【触れ回る】** 《他五》〔広い範囲の人々に〕あちこちと知らせて歩く。「うわさを―・る」 **プレミア・ショー** 新作の映画の披露・宣伝などのため、一般公開に先がけて行う短期の有料試写会。▽premier show **プレミアム** 〔有価証券を証券面に示された金額より高い価格で発行するときの〕額面超過額。●〔入場券など〕売出し価格の上に加えられる割り増し金。プレミア。「―つきの切符」●おまけ。景品。▽premium **プレリュード** 前奏曲。▽ prélude **ふ・れる【振れる】** 《自下一》●ゆれ動く。「体が左右にー・れる」●正しい方向から少しずれる。「磁針が東にー・れている」[古]ふ・る《下二》。 **ふ・れる【触れる】** 《自下一》●さわる。接触する。「手と手が―・れる」「外の空気に―・れる」●偶然出合ったものを感じとる。目・耳などに知覚する。「世間の耳目に―・れる」[句]「目に―・れる」●ある機会・物事などに出合う。「折に―・れて」「異文化に―・れる」 4話や書き物などの中で、それを問題として述べる。言及する。「その話には―・れないことにする」「本質に―・れる」●規則に違反する。抵触する。[コロ]「法に―・れる」●激しい力を持ったものに行き当たって、それから打撃を受ける。「神の怒りに―・れる」[句]「逆鱗{げきりん}に―・れる」[古]ふ・る《下二》。■《他下一》●さわるようにする。「髪に―・れる」●広く知らせる。「うわさを―・れて回る」[古]ふ・る《下二》。 **ぶ・れる** 《自下一》●かすかに動いて定まった位置からずれる。「カメラが―・れている」●考え方などが揺れ動く。「方針が―・れることはない」 **ふれんぞく・せん【不連続線】** 温度・湿度などの異なる二つの気団の接触面が地表と交わる線。この線の両側で気温・湿度・風向・風速などが不連続的に変わる。 **フレンチ** 《造語》「フランスの」「フランス風の」の意を表す。「ートースト」「―ドレッシング」▽ French **フレンド** 友達。友人。「ペンー」▽friend **ブレンド** 《名・他サ》異なる種類のものをまぜ合わせる・こと(もの)。「―コーヒー」「―米」▷blend **ふ・ろ【風呂】** ●湯に全身をひたしたり熱気にあたったりして、体を温め洗う設備。浴室。また、その湯。[コロ]「―をたてる」[類語]バス。●風呂屋。銭湯。(公衆)浴場。 **ふろ―しき【―敷】** 物を包んで持ち運んだりする四角な布。もと、風呂から上がったときに足をふいた布の意。 **ふろ―ふき【一吹き】** ダイコンやカブを輪切りにしてゆで、熱いうちにゆず味噌・ごま味噌などをつけて食べる料理。 **ふろ【風炉】** 茶席で、釜をかけて湯をわかすに使う、土または鉄製の炉。風炉{ふうろ}。 **プロ** ●「プロフェッショナル」の略。「――野球」[対]アマ。ノンプロ。●「プログラム」の略。「特別ー」●「プロダクション」の略。「独立ー」●「プロレタリア」「プロレタリアート」の略。「一文学」●「プロパガンダ」の略。「アジー」●ゆか。〔ビルなどの〕階。フロアー。floor **フロア** ラゆか。 **フロイラー** ●肉をあぶり焼きにするための器具。●食肉用に大量飼育された若鶏。broiler <1301> **ふろう【不老】** [文]いつまでも年をとらないこと。[四字]「一長寿」[四字]「一不死」 **ふろう【浮浪】** 《名・自サ》一定の住所・職業を持たず、あちこちをうろついて暮らすこと。「――者」 **ふろう・しょとく【不労所得】** 労働によらないで得る所得。利息・配当金・賃貸料など。[対]勤労所得。 **フロー** 〔経〕一定期間に経済主体の間を流れる財貨およびサービスの量。流量。「キャッシュー」▽flow (=流れ) **フロー―チャート** ●作業工程の順序を図にしたもの。工程経路図表。●〔電算〕作業内容を分析して、処理手順を順序だてて図形や記号で表したもの。流れ図。=フローシート。▽flowchart **ブロー** ボクシングで、強打。「ボディーー」▽blow **ブロー** 《名・他サ》ドライヤーで髪形を整えること。▽blow-dryの略。 **ブローカー** 仲買人。▽broker **ブロークン** 《名・形動》変則。不完全。特に、外国語などで、文法を無視していること。「――な英語で話す」▷broken **ブローチ** 女性が洋服の胸や襟、帽子などにピンでつける金属・木彫などの装身具。▽brooch **フロート** ●浮き。特に、河川の流量測定用のもの。2水上飛行機の浮き舟。●アイスクリームをうかせた冷たい飲み物。「コーヒーー」 float **ブロード** 手触りがよく、光沢に富み、ワイシャツ地などに使う高級な綿織物。▽broadclothから。 **ブロード・バンド** 大量のデータを(主に一本の伝送路から)高速通信できる広帯域の通信網。電話回線や光ファイバーなどを使う。▽broadband **ブローニー・ばん【ブローニー判】** 写真用ロールフィルムの大きさの一つ。六×九㌢のもの。[参考]ブローニー(Brownie)は、もとイーストマンコダック社のカメラ名。 **ブローニング** 自動式ピストルの一種。[参考]発明者の名から。▽Browning **フローリング** 木質系床材。また、それで仕上げた床。flooring **ふろく【付録・附録】** ●本に、本文を補足するなどの目的で付け加えたもの。「巻末―」●雑誌や書物の本体とは別に、おまけとして付けるもの。「別冊一」 **ブログ** 日記形式で手軽に情報発信できるインターネットのホームページ。▽blog (Webとlogからの合成語)。 **プログラマー** コンピューターのプログラムを作成する人。▷programmer **プログラミング** 《名・他サ》プログラム(特にコンピューターのプログラム)を作成すること。▽programming **プログラム** ●催し物の、出し物の組み合わせ。また、その順序・配役・解説などを書いたもの。番組。●進行計画(の表)。●〔電算〕処理する仕事の手順を、一定の形式に従って表したもの。=プロ。▽program **プロジェクター** 〔スライドなどの〕映写機。投光器。投影機。▽projector **プロジェクト** ●研究・事業などの計画。「宇宙旅行のー」●研究課題。「―メソッド」▽project **ふろしき【風呂敷】** →「ふろ(風呂)」の子見出し。 **プロセス** 仕事を進める手順。過程。工程。「―より結果を重く見る」▽process **プロセス―チーズ** 生チーズを加熱殺菌してとかし、一定の形に固めたもの。加工チーズ。[対]ナチュラルチーズ。▽process cheese **プロダクション** ●生産。製作。「マスー」●映画・放送・出版などの製作所。=プロ。▷production **フロック** ●玉突きで、まぐれあたり。●まぐれで成功すること。「勝てたのは――だ」[類語]僥倖{ぎょうこう}。▽fluke **ブロック** 政治・経済上の共通の利益をめざして結びついた国家・団体などの結合体。▽bloc **ブロック―けいざい【―経済】** 本国と植民地、または同盟国同士が結束し、物資の自給自足や市場の安定をはかるなど排他的・閉鎖的な政策をとる経済圏。広域経済。 **ブロック** ●比較的大きなかたまり。「肉を―で買う」●「コンクリートブロック」の略。コンクリートを一定の四角な形にかためたもの。「―の塀」②〔土地・場所などの〕一区画。●《名・他サ》運動競技で、妨害・阻止すること。「相手のスパイクをーする」▷block **フロック・コート** 西洋式の男子用礼服。黒らしゃ地でつくり、ダブルで丈はひざまで。縞柄の、裾に折り返しをつけないズボンと併用する。▽frock coat **ブロッケン・の・ようかい【ブロッケンの妖怪】** 「御来迎、②」に同じ。[参考]ドイツのブロッケン山で多く見られることから。 **ブロッコリー** キャベツの一変種。多数の緑色のつぼみをつけ、それを食用とする。▽・英 broccoli **プロット** 〔小説・脚本などの〕筋。構想。▽plot **フロッピーディスク** 滋気記憶装置の一種。磁性体をぬったやわらかいブラスチックの円盤を四角なジャケットに封入したもの。フロッピー。▽floppy disk (=ぴらぴらの円盤) **プロテイン** たんぱく質。▽ィ Protein 英 protein **プロテクター** 競技者や審判員が危険を防ぐための用具。胸あて・すねあて・ヘッドギアなど。▽protector **プロテクト** 《名・他サ》●守ること。保護すること。「UV―」●特定の記憶領域への書き込みを禁止することで、そこにある情報を保護すること▷ protect **プロテスタント** キリスト教で、カトリックから分かれた・一派(信者)。新教。新教徒。▽Protestant (=抗議する者) **プロテスト** 《名・他サ》抗議(すること)。▷protest **プロデューサー** 映画・演劇などを企画・立案する人。また、ラジオ・テレビなどの番組を製作・指揮する人。製作責任者。▽producer **プロデュース** 《名・他サ》〔映画・演劇・催し物などを〕企画・推進すること。製作。●演出すること。「空間を自由に―する」▽produce **プロトコル** ●外交儀礼。外交慣習。●条約の原案・議定書。●〔電算]データ通信に関する取り決め。▽protocol **プロトタイプ** 試作モデル。「製品のーを設計する」▷prototype(=原型) **プロトン** 〔理]陽子。▽proton **プロパー** 病院などを回って医薬品の販売促進を行う人。▷propagandist から。 **プロパー** 《名・形動》固有であるようす。本来(の)。また、専門(の)。「言語学――の問題」▽proper **プロバイダー** 〔電算]インターネットへの接続サービスを行う業者。プロバイダ。▽provider **プロパガンダ** 宣伝。特に、特定の主義・思想を一方的におしつける(政治上の)宣伝。[参考]非難・警戒の意味で使われることが多い。▽propaganda **プロパティー** ●属性。特質。●資産。財産。▽property **プロバビリティー** ●確からしさ。見込み。公算。 <1302> ing **プロパン―ぶんい** **プロパンガス** プロパン{=天然ガスや石油からとれるメタン系炭化水素の一つ}を主成分とする液化石油ガス。略語PG。▽propane gas **プロファイリング** ある人物・物事などの断片的な情報を手がかりに、その全体像を探ること。▽profil- **プロフィール** ●横顔(の輪郭)。●[簡単な]人物評論。「新大臣の―」=プロフィル。▷profile **プロフェッサー** [大学の]教授。▽professor **プロフェッショナル** 《名・形動》それを職業として行うこと。職業的。専門的。また、専門家。プロ。対アマチュア。▽professional **プロペラ** ●ねじれのついた数枚の羽根を回転させ、その力で飛行機を推進させる装置。推進器。●スクリユー。propeller **プロポーション** 調和。均整。「―がいい{=均整がとれて美しい}」▽proportion{=比率} **プロポーズ** 《名・自サ》結婚を申し込むこと。求婚。▷propose **プロポリス** ミツバチが集めた樹液・花粉などに唾液がまざった黒褐色の粘着物質。巣の補強などに用いる。また、これを加工した食品。蜂蠟。▷propolis **ブロマイド** 俳優・歌手・運動選手などの肖像写真。▷bromide **プロミネンス** ●太陽の表面からふき出している炎のような高温のガス。紅炎。●[語学]話し手が、文中のある語・句を取り立てて特に強く発音して強調すること。▷prominence **プロムナード** 散歩道。遊歩道。▽迄 promenade **プロモーション** ●商品の販売促進。「ービデオ」●興行。▽promotion **プロモーター** ●興行師。興行主。●発起人。主唱者。「住民運動のー」▽promoter **プロ・レス** (「プロレスリング」の略)興行を目的とした職業レスリング。 **プロレタリア** 資本主義社会で、生産手段をもたず、自分の労働力を資本家に売って生活している人。賃金労働者。無産者。プロレタリヤ。参考俗に、貧乏人の意でも使う。団ブルジョア。▽ィ Proletarier ーか **くめい【一革命】** プロレタリアートが資本主義社会を支配するブルジョアジーをたおして政治権力をにぎり、階級制度のない社会主義社会を建設しようとする政治革命。社会主義革命。参考ブルジョア革命。 **プロレタリアート** プロレタリアの階級。労働者階級。無產階級。団ブルジョアジー。▷ Proletariat **プロローグ** ●演劇で、上演意図などを述べる前口上。一般に、作品の前置きの部分。●物事の始まり。発端。「宇宙時代のー」囲①②エピローグ。▽pro-logue **フロン** [理]メタン・エタンなどの水素原子の一部または全部を塩素や弗素。の原子で置換した化合物の総称。冷蔵庫の冷媒、スプレーの噴射剤などに使われたが、多くが大気中のオゾン層を破壊することから、現在では使用が規制されている。参考「フルオロカーボン」の一般的な名称。 **ノロンズ** 青銅(で作った像)。▽bronze **フロンティア** 国境地方。辺境。特に、アメリカ開拓期における西部開拓地の最前線。「――スピリット{=開拓者精神}」▽frontier **フロント** ●前のほう。前面。「―ガラス」団バック。●ホテルなどの受付。●前線。戦線。front ーエンジン 自動車などで、車体の前部にエンジンを備えていること。対リアエンジン。▽front engine. Hャー **ブロンド** 金髪(の女性)。▷blon(e) **プロンプター** 演劇で、舞台の陰にいて演技中の俳優に小声でせりふを教える役目(の人)。▽prompter **ふわ【不和】** [文]仲が悪いこと。仲たがい。「家庭の―」類語不仲な。反目。团親和。 **ふわく【不惑】** [文]「四○歳」の別称。語源「四十にして惑はず〈論語・為政〉」から。類語と表現「年」 **ふわけ【腑分け】** 《名・他サ》[古い言い方]解剖。 **「わけ【部分け】** 《名・他サ》部類に分けること。 **・わたり【不渡り】** [経]手形や小切手の振出人が、その支払い日に現金を支払えない・こと(手形や小切手)。[コロ]「―を出す」 **ふわふわ** 館《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●空中・水上などに軽くういてただよっているようす。ぷかぷか。「―とうかぶ雲」●空気などをふくんでやわらかくふくらんでいるようす。ふかふか。「―の羽根ぶとん」●[性根がすわらず]落ち着かないようす。「気持ちが―している」 **ふわ・らいどう【付和雷同・附和雷同】** 《名・自サ》定見がなく、他人の意見や行動に軽々しく同調すること。「扇動に―する」注意」「不和雷同」は誤り。 **ふわり** は《副》《多く「――と」の形で) ●空中を軽く静かに動くようす。「―と空にまい上がる」●また、軽くそっとのせるようす。「―と毛布をかける」●やわらかく、ふくらんでいるようす。「―とした食パン」 **\*ふん【分】** 《名・助数》●時間の単位の一つ。一分は一時間の六〇分の一。●角度の単位の一つ。一分は一度の六〇分の一。●尺貫法の重さの単位の一つ。一分は一匁戦の一〇分の一。 **\*ふん【糞】** 動物が肛門から出す食物のかす。大便。 **\*ふん** 《感》●同輩・目下の人などに・軽く(ぞんざいに)返事をするときに発する語。「――、そうか」●不満や軽蔑の気持ちを表すときに発する語。また、鼻であしらうときに発する語。「――、何だそんなもの」 **\*ぶん【分】** 《名》●その人がある集団の中でもっている能力・地位。身の程。分際。「―をこえた要求」類語分限。分相応。分相当。本来当然なすべき務め。本分。「各自のーをまっとうする」■《形名》●ある特定の状況。「その―なら話はうまくいく」●特定の人に割り当てられたもの。分け前。「妹の―を残す」●その物事が限定される程度。「使った―だけ後で返す」●ある種類に属するもの。(・・・の)方。「めったに使わないーの筆を使う」《接頭》「もとから分かれて作った」の意。「一校」「一院」四《接尾》《助数》等分する意。「五―の二」●《助数》〈「A――する」の形で〉Aに分ける意。「天下をニーする」「成分」の意。「塩―」それに相当する分量・範囲の意。「超過―」「一人―」●それに相当する身分や仮にその身分に見立てるものの意。「兄弟」 **ぶん【文】** ●文字で考えや感じを書いたもの。文章。●[語学]文章・談話を直接組み立てる言語単位の一つ。いくつかの語が結びついて完結した形をそなえ、まとまった思想を表すもの。センテンス。②[「武」に対して]学問・芸術・芸能など。「―をもって身を立てる」 **ぶん・あん【文案】** 文章の構想・下書き。草案。 **ぶん‐い【文意】** 文章に表現されている、筆者の意図・考え。「―をつかむ」 <1303> **ふんいき【雰囲気】** そこにいる人やその場から自然につくり出される、ある傾向をもつ気分。アトモスフェア。「険悪な―」「―になじむ」類語気配。ムード。特 **ふん・いん【分陰】** [文]わずかの時間。[コロ]「―を惜しむ」 **ぶんいん【分院】** [病院・寺院などの]本院から分かれ出て、その管理下にある施設。本院。 **ぶんうん【文運】** [文]学問・芸術などが盛んになる気運。四字「一隆盛」团武運。会社 **ふん・えん【噴煙・噴、烟】** 勢いよくふき出す煙。特に、火山の火口からふき出す煙。 **ぶんえん【分煙】** 喫煙と禁煙の場所・時間を分けること。「一化」 **ふん・か【噴火】** 《名・自サ》火山が火口から火山灰・水蒸気・溶岩などをふき出すこと。―こう【―ロ】火山の噴出物をふき出す口。火口。ーざん【―山】噴火している山。活火山。原店 **\*ぶん・か【分化】** 《名・自サ》●一つのものが進歩・発達して、いくつもの異質な部分に分かれること。「学問の―」●生物体の組織・器官がこまかく分かれて発達すること。 **\*ぶん・か【分科】** 学科・業務などで、専門別にいくつかに分けられた科。「経済委員会の中の資源―会」ちるこ **\*ぶん・か【文化】** ●世の中が開け進んで、生活内容が高まること。「―生活」●人間が精神の働きによって地上に作り出した、有形・無形のものすべて。特に、その物質的所産を「文明」と言うのに対して、その精神的所産を言うことが多い。「異―」参考人以外の動物について言うこともある。「ニホンザルのー」類語結編ーローーいさん【――遺産】●昔から伝えられ、また、将来へも受けつがれるべき、文化的価値のある財産。●世界遺産の分類の一つ。人類共通の貴重なものとして次世代に伝えるべき建造物など。参考日本では、法隆寺、姫路城などが登録されている。世界遺産。―えいが【―映画】[娯楽本位の劇映画に対して]啓蒙・教育・研究などのために作った映画。教育映画・科学映画・記録映画など。―かが<【一科学】(각 Kulturwissenschaft) リッケルトによる科学の二大別の一つ。自然科学に対して一定の価値規範にそって、事物の文化的現象を研究する科学。―くんしょう【―勲章】 学問・芸術など文化の向上・発展に著しい貢献をした人に政府から授与される勲章。毎年文化の日に授与式が行われる。けん【―圏】思想・芸術・言語など、文化に関して同一あるいは類似の特徴をもつ地域。「キリスト教―」「漢字―」―こうろうしゃ【一功労者】学問や芸術を通じてわが国の文化の向上・発展に貢献し、その功績が特に著しいと政府が認めた者。参考文化勲章受章者をふくむ。―ざい【一財】文化活動によって作り出され、文化的価値のあるもの。特に、文化財保護法によって保護される有形文化財・無形文化財・民俗文化財・史跡名勝天然記念物など。ーじん「―人】頭脳的な業績によって名声を得ている人。「進歩的―」類語知識人。インテリ(ゲンチア)。―そうたい・しゅぎ【―相対主義】(cultural relativ-ism) 文化間に優劣はないとして、それぞれの背景や価値観を尊重して、すべての文化を平等に評価しようとする考え方。評論文キーワードのーてき 【一的】《形動》●文化②に関係のあるようす。「――な事業」●文化にかなうようす。「健康で―な生活」―のひ【一の日】国民の祝日の一つ。一一月三日。自由と平和を愛し、文化をすすめる日。國 > 【編文キーワード 文化 「文化」とは、人が精神の働きによってつくり出した、有形・無形のものすべてをいう。「文明」との違いがしばしば問われるが、人が作り出したもののうち、物質的所産を「文明」というのに対し、精神的所産を「文化」ということが多い。また、「文化」はその地域固有のものであるため土着的であるが、「文明」は普遍的なものでもある。 文化は「日本文化」や「アイヌ文化」などの語があるとおり、近代以降、国や民族、集団などでも分けられることがある。一方、「日本文明」とはふつういわない。 自分たちの文化を過剰に評価し、その基準でしかほかの文化を見ようとしない場合がある。これを「自文化中心主義(エスノセントリズム)」といい、ほかの文化・国家間との対立が起こり、紛争につながることもある。 > 評論文キーワード 文化相対主義 一つの文化を絶対的なものとせずに、文化には優劣がなくそれぞれの立場を重んじるべきであるという考え方が「文化相対主義」である。 自分たちの文化が絶対だとみなすこと(自文化中心主義・エスノセントリズム)は、他者との対立や暴力を生む。文化相対主義は、こうした対立を克服し、異なる文化の人々が平和に共生していくために重要な考え方である。 あらゆる文化を相対的に評価し受け入れることは、現実問題としては多くの問題や矛盾をもつ。人は生まれ育ってきた文化によってアイデンティティーを形成するため、なかなか異文化を受け入れられない。しかし、他文化との関係性を築き、差異を認識することは、自分たちの文化理解の上でも大きな意義をもつのである。 **ぶん・か【文科】** 人文科学・社会科学の分野。また、それを専攻する学科・学部。文学・史学・法学・経済学など。特に、文学部。「一系」囡理科。 **ぶんが【文雅】** 《名》[文]文章を作ったり詩歌をよんだりする風雅の道。「――をたっとぶ」《形動》[文]文芸に親しんで、風雅なようす。「―な生活を送る」 **ふん・がい【憤慨】** 《名・自他サ》ひどく腹を立てること。「不公平な扱いに―する」類語憤激。慷慨 **\*ぶん・かい【分会】** ある会の一部として分かれ出た会。「市町村ごとにーを置く」 **\*ぶん・かい【分解】** 《名・他サ》●組み立てられている各部分が分かれてばらばらになること。また、そうすること。「空中ー」「ラジオをーする」●(理)化合物がより簡単な二つ以上の異なる物質に分かれること。また、分けること。団化合。 **\*ぶん・かい【分界】** 《名・他サ》[土地・領域などの]境目をつけること。また、その境目。境界。「一線」 **ぶん」がい【分外】** 《名・形動》[文]身分をこえていること。身分不相応。「―な望み」 **ぶん‐がく【文学】** ●言語で表現された芸術。小説・詩歌・戯曲・紀行・随筆など。文芸。「純―」「大衆―」●文学を研究する学問。文芸。「――専攻」●文芸学・哲学・史学・倫理学・社会学・言語学などの総称。「― <1304> **ぶんかつ【分割】** 《名・他サ》いくつかに分けて、別々にすること。「円を二つに―する」「植民地を統治する」 **ぶんかつ‐ばらい【一払い】** 。代金を何回かに分けて支払うこと。[因]一時払い。 **ぶん・かつ【分轄】** 《名・他サ》〔文〕いくつかに分けて、管轄すること。「職務を―する」 **ぶん・かん【文官】** 軍人でない官吏。[因]武官。 ***ふん・き【噴気】** 〔文〕火山などで、ガス・蒸気をふき出すこと。また、ふき出したガス・蒸気。「一孔」 ***ふん・き【奮起】** 《名・自サ》ふるいたつこと。やってやろうという気になること。「ばかにされて―する」「―を望む」[類語]発奮。 **ふん・ぎ【紛議】** 《名・自サ》〔文〕議論がもつれて決着がつかないこと。また、その議論。 **ぶん・き【分岐】** 《名・自サ》〔文〕本筋から分かれること。 **ぶん・き・てん【一点】** 道路・線路や進路などの分かれ目。「人生の―」[類語]岐路。 **ふん・きゅう【紛糾】** 《名・自サ》〔事態・議論などが〕複雑にもつれて、まとまらないこと。「国会が―する」[類語]紛乱。[注意]「粉料」は誤り。 **ぶん・きょう【文教】** 学問・教育や文化に関すること。〔多く行政の対象となる場合にいう〕「―地区」「一予算がつく」 ***ぶん・ぎょう【分暁】** 〔文〕●《名・自サ》夜があけようとすること。 ●《名・形動》明らかなこと。 ***ぶん・ぎょう【分業】** 《名・他サ》●仕事を手分けして行うこと。「医薬―」 ●生産の工程をいくつかに分け、それぞれをちがう労働者が分担すること。「一化」 **ぶん・きょうじょう【分教場】** 「分校」の旧称。 **ぶんきょく‐か【分極化】** 《名・自サ》〔文〕〔相対立する〕二つ以上の立場に分かれること。「政党がーする」 **ふん・ぎり【踏ん切り】** 《「踏み切り」の音便)思いきって決心すること。決断。[コロ]「転職のーがつかない」 **ぶんきん・しまだ【文金島田】** 島田まげの根を最も高く結ったもの。上品・優美で、婚礼などに結う。文金。文金高島田。 **ぶんぐ【文具】** 「文房具」に同じ。 **ぶん・け【分家】** 《名・自サ》家族から分かれ出て、別に一家を構える・こと{家}。「次男が――する」[岡]本家。 **ふん・けい【刎頸】** 〔文〕首を切り落とすこと。 **ふんけい‐の・とも【―の友】** 《句》その人のために首を切られようとも後悔しないほど、友情に厚い友人。[類語]莫逆{ばくぎゃく}の友。 **ふんけい‐の・まじわり【――の交わり】** 《句》その人のために首を切られても悔いないほどの友人関係。断金の契り。〈史記‧廉頗藺相如伝〉 **ぶんけい【文型】** 文をその構成の類型から見て分類した型。「英語の基本―」 **ぶんげい【文芸】** ●学問と芸術。また、文学と芸術。 ●「文学」に同じ。「―時評」 **ぶんげい‐ふっこう【―復興】** ルネサンス。 **ふんげき【憤激】** 《名・自サ》激しくいきどおること。「不正にーする」[コロ]「―を買う」[類語]憤慨。憤怒。 **ぶんげつ【分蘗】** 《名・自サ》稲・麦などの茎が根元で枝分かれすること。株分かれ。ぶんげつ。 **ぶん・けん【分権】** 〔文〕権力を一つの所に集中させずに、各所に分散させること。「地方―」[団]集権。 ***ぶんけん【分県】** 日本全体を、都道府県別に分けること。「―地図」 ***ぶん・けん【分遣】** 《名・他サ》〔文〕〔兵や警官などを〕本隊やもとの集団から分けて派遣すること。「一隊」 **ぶん・けん【文献】** 《「文」は典籍、「献」は賢者の意で、書き記されたものと、賢者によって言い伝えられたものの意から)昔の制度や文物を知ったり、特定の研究に役立てたりする、文書や書物。「参考―」 **ぶんけん‐がく【―学】** (Philologie) ●書誌学。 ●文献にもとづいて、過去の文化や言語を歴史的に研究する学問。 **ぶんげん【文言】** 〔文〕●{もんごん}。 ●中国で、文章体のこと。[対]白話。 ***ぶんげん【分限】** ●〔文〕身のほど。分際。「―をわきまえる」 ●きまえる」 ●法律で規定される{公務員の}地位・資格。 ●〔文〕財力{のある人}。分限{ぶげん}{者}。 **ぶんこ【文庫】** ●〔文〕多くの書物を入れて保管する蔵。書庫。また、図書館の古称。「金沢―」 ●多くの本を集めたもの。まとまった蔵書。「学級―」 ●書類・文具・雑品などを入れて手もとにおく箱。文箱{ふばこ}。後「手―」 ●出版物の形式の一つ。小形{ふつうA6判}で簡単な装丁の、安い叢書。文庫本。 **ぶんご【文語】** ●もっぱら文章を書くときに使うことば。文章語。書きことば。「―的な言い回し」 ●現代の口語に対して、平安時代の文法を基礎として固定した言語体系。「―文法」 ●「文語体」の略。 ●「文語文」の略。[団]①~④口語。 **ぶんご‐たい【一体】** 文章の様式の一つ。文語②を用いたもの。文語。⇔口語体。 **ぶんご‐ぶん【一文】** 文語②で書かれた文。和文・和漢混淆文・候文{そうろうぶん}など。文語。⇔口語文。 ***ぶんご【豊後】** 旧国名の一つ。今の大分県の大部分。豊州{ほうしゅう}。 **ふんごう【吻合】** 《名・自他サ》《上下のくちびるがぴったり合う意から)●〔文〕物事がぴったり・合う{合わせる}こと。「話と事実が――する」[類語]符合。 ●手術で、体内のある部分と他の部分がつなぎ合わさること。また、つなぎ合わせること。「――手術」[類語]接合。 **ぶんこう【分光】** 《名・他サ》プリズムを通った光線が、波長の異なる単色光に・分かれる{分ける}こと。 **ぶんこう【分校】** 本校から分かれて、別の場所に設けられた{小規模な}学校。[団]本校。 **ぶん‐ごう【分合】** 《名・他サ》〔文〕あるものを分けて、他のものに合わせること。「飛び地―」 ***ぶんごう【文豪】** 偉大な作家。「―夏目漱石」 **ぶんこつ【分骨】** 《名・他サ》遺骨を二か所以上に分けてほうむること。 **ふん・さい【粉砕】** 《名・他サ》〔粉のように〕細かく打ちくだくこと。「爆薬で岩を―する」 ●徹底的に打ち破って再び立ち上がれないようにすること。「敵を―する」[注意]「粉細」は誤り。 **ふんこつ・さいしん【粉骨砕身】** 《骨を粉にし、身をくだくの意から)力の限りをつくすこと。〔副詞的にも使う〕「―努力します」 **ふんざい【粉剤】** 〔文〕粉状の薬剤。こなぐすり。 **ぶん・さい【文才】** 文章をたくみに作る才能。文筆の才能。「―がある」「――に富む」[類語]才筆。筆才。 **ぶんざい【分際】** 身のほど。〔非難の意をふくむ〕「学生のーでよけいなことをするな」「―をわきまえる」 **ぶん・さつ【分冊】** 一冊の書物を、何冊かに分けること。また、分けた一冊一冊の本。[団]合冊。 **ぶん‐さん【分散】** 《名・他サ》一つに集まっていた{集まるはずの}ものがいくつかに分かれ散ること。また、分け散らすこと。「中央会場から―して移動する」[囲]集合。 ぶんかつ―ぶんさん 1304 <1305> **ぶんし【憤死】** 《名・自サ》〔文〕憤慨のあまり死ぬこと。また、いきどおって死ぬこと。 ***ぶん・し【分子】** ●〔理〕ある物質が化学的性質を失わずに成立できる最小の粒子。いくつかの原子からなる。 ●〔数〕分数や分数式の横線の上に書かれる数または式。[因]分母。 ●ある社会・集団で、特徴的な性質を持つ成員の一部。「不平―」 **ぶんし‐しき【―式】** 〔理〕一つの分子を構成する元素の種類と原子の数を、元素記号と数字で表す化学式。水素分子H2、水の分子H2Oなど。 **ぶんし‐りょう【―量】** 〔理〕質量数一二の炭素原子の原子量を一二としたときの、各種の分子の相対的な質量。 ***ぶんし【文士】** 詩文などを創作することを職業とする人。主に、小説家。〔やや古風な言い方〕 ***ぶん‐じ【文事】** 〔文〕学問・文芸などに関する事柄。[対]武事。 ***ぶん‐じ【文辞】** 〔文〕文章{のことば}。文詞。「難解なーを操る」 **ふん・しつ【紛失】** 《名・他サ》物が見当たらなくなること。また、なくすこと。「旅券を―する」[類語]遺失。 **ぶん・しつ【分室】** 主となる建物・部屋からはなれて別に設けられた建物・部屋。「市役所のー」 **ふん・しゃ【噴射】** 《名・他サ》●気体・液体に圧力を加えて勢いよくふき出させること。「ーポンプ」 ●燃料の油を霧状にして圧縮した空気と混合させ、爆発させてそのガスをふき出させること。「ジェット機のー」 **ぶん・しゃ【分社】** 本社の神霊を分けて、他の土地に祭った神社。[団]本社。 **ぶんしゃ‐か【分社化】** 《名・他サ》会社の組織や事業の一部分を分離して、子会社にすること。 **ふん・しゅつ【噴出】** 《名・自他サ》〔液体・気体・粉などが〕勢いよくふき出ること。また、ふき出すこと。「海底から石油がーする」 **ふん‐しょ【焚書】** 〔文〕読むのを禁じるために書物を焼き捨てること。 **ぶん・しょ【分署】** 〔警察署・税務署などで〕本署から分かれて設置された機関。[団]本署。 **ぶんしょ【文書】** 必要な事柄を文章に書き記したもの。書類。「秘密―」[類語]記録。 **ふん‐じょう【紛、擾】** 《名・自サ》〔文〕ごたごたともめること。もめごと。[類語]紛争。 ***ぶん‐しょう【分掌】** 《名・他サ》〔文〕手分けして、責任と権限をもって受け持つこと。「事務―」[類語]分担。 **ぶん‐しょう【文章】** まとまりがあり、展開のある思想を書き表した文の集合体。ふつうは散文を言う。[類語]文。[謙譲]腰折れ。拙文。禿筆。 **ぶんしょう‐ご【―語】** 「文語」に同じ。 **ぶん‐じょう【分乗】** 《名・自サ》一団の人々がいくつかの乗り物に分かれて乗ること。「二台のバスに―する」 **ぶん‐じょう【分譲】** 《名・他サ》広い土地や建物などを、分けて売りわたすこと。「―地」「一住宅」 ***ふん・しょく【粉飾”扮飾】** 《名・他サ》〔文〕(紅・おしろいで化粧する意から》外見をよくするために、物事のうわべをかざりたてること。「―をほどこす」 **ふんしょく‐けっさん【―決算】** 〔経〕不当な方法を用いて、企業が、その財政状態や経営実績を実際よりも過大もしくは過小に見せかけて決算すること。 ***ふん・しょく【粉食】** 穀物を粉にし、パン・うどんなどに加工して{主食として}食べること。[団]粒食。 **ぶんしょく【文飾】** 《名・他サ》〔文〕文章を美しくりっぱにかざること。また、文章のあや。「―を加える」[類語]修辞。 **ふんしょ・こうじゅ【焚書坑儒】** 中国の秦の始皇帝が、儒者の政治批判を禁じるため、儒書を焼き、儒者を穴にうめて殺したこと。 **ぶん‐じゃく【文弱】** 《名・形動》〔文〕学問・芸術などにかたよりすぎて、弱々しくなること。「―に流れる」「―の徒」 **ぶん・しゅう【文集】** 文章を集めて一冊としたもの。「卒業」 **ぶん・しゅく【分宿】** 《名・自サ》一団の人々が何ヵ所かに分かれて宿泊すること。「一先」 **ぶんしん【分身】** 〔文〕[仏]衆生を救うため、仏が種々の姿に身を変えてこの世に現れること。また、その現れたもの。 ●その形・性質などをそっくり受けついで分かれ出たもの。「子は親の―」 **ぶんじん【文人】** 〔文〕学問・芸術などを仕事としている人。また、詩文・書画などの道にたずさわる風流心のある人。[四字]「一墨客」[団]武人。 **ぶんじん‐が【一画】** 文人が仕事としてではなく趣味でえがいた絵。 **ふん・すい【噴水】** ●ふき出る水。 ●水が高くふき出るように作ったしかけ。また、その水。 **ぶん・すい【分水】** 《名・自サ》〔文〕●水が、山の背を境として分かれて流れること。 ●本流から水の流れが分かれ出ること。また、その水流。「一路」 **ぶんすい‐かい【―界】** 二つ以上の川の流れる方向を分ける境界。分水線。一般には、川と川の間の山稜{さんりょう}をいう。 **ぶんすい‐れい【嶺】** 分水界をなす山稜。 **ぶんすう【分数】** 〔数〕整数aとbとの比をa/bの形で表したもの。aを分子、bを分母という。[因]整数。 **ふん!する【扮する】** 《自サ変》扮装する。特に、俳優が劇中のある人物の姿となる。「秀吉に―・する」 **ぶん・せい【文勢】** 〔文〕文章の勢い。 **ぶん・せき【分析】** 《名・他サ》〔理化学的あるいは物理的方法を用いて、物質の組成を明らかにすること。 ●複雑な事物をいくつかの要素や成分に分けてその構造を明らかにすること。「心理―」「国際情勢を―する」[類語]解析。[対]総合。 ***ぶん・せき【文責】** 〔文〕書いた文章の用語・表現・内容などに関してもつ責任。「――は作者にあります」 ***ぶんせつ【分節】** 《名・他サ》ひとつながりのものをいくつかの区切りに分けること。また、その一区切り。 ***ぶんせつ【文節】** 日本語における文の構成要素の一つで、息を自然に切ることができる箇所で文を区切ったときに得られるそれぞれの単位。「本を読む」では、「本を」と「読む」の二文節から成る。 ***ふんせん【噴泉】** 〔文〕地下から水や湯がふき出している泉。 ***ふんせん【奮戦】** 《名・自サ》●気力をふるって戦うこと。「ーむなしく敗れる」 ●懸命にがんばること。[同]①②奮闘。 **ふんじん【奮迅】** 激しくふるい立つこと。激しい勢いで活躍すること。[四字]「獅子{しし}ぃー」 ***ふんじん【粉、塵】** 粉のような細かいちり。「―公害」 ふんし―ふんせん 1305 <1306> 混然。 **\*ふんぜん【憤然忿然】** 《形動”》激しく怒るようす。「―として席を立つ」「―とした面持ち」 **\*ふんぜん【奮然】** 《形動〃》気力をふるい起こして事に当たるようす。「――として反撃に転じる」 **\*ふんぜん【紛然】** 《形動》[文]物事があれこれと入りまじって複雑なようす。「―たる様相の事件」類語 **ぶんせん【文選】** 《名・他サ》活版印刷で、原稿に従って必要な活字を拾い集めること。「一工」 **ブンゼン・とう【ブンゼン灯】** 細い金属管から石炭ガスをふき出させて燃やし、高熱を得る装置。化学実験などに用いられる。ブンゼンバーナー。参考ドイツの化学者ブンゼン(Bunsen) が発明した。 **\*ふん・そう【扮装】** 《名・自サ》ある人物の身なり・顔立ちなどをよそおうこと。「―をこらす」類語変装。仮装。 **\*ふん・そう【紛争】** 《名・自サ》[文]事がもつれて互いに争うこと。もめごと。「国際―」「——地帯」類語紛擾よんじ。 **ぶん‐そう【文藻】** [文]●文章のいろどり。●うまい詩や文章を作る才能。文才。「―が豊かな人」類語詩藻しき。 **ぶん‐そうおう【分相応】** 《名・形動》処遇が、その人の身分・能力などにふさわしいこと。応分。「―の待遇」 **ふんぞり・かえ・る【踏ん反り返る】** 《自五》●「いすにかけた人などが]上体を勢いよく後ろへそらすようにする。「赤ん坊が―・って泣く」●人を見下して威張った態度をとる。「―・った高級官僚」全国の食 **\*ぶんそん【分損】** 海上保険で、保険をかけた物件の一部が損害を受けること。また、その損害。因全損。 **\*ぶんそん【分村】** 《名・自サ》村の人々が、一団となって移住して新しく村を作ること。また、その村。 **ふん・たい【粉、黛】** [文](おしろいとまゆずみの意)●化粧。「六宮の―{=化粧をこらした美人} 顔色なし〈白居易・長恨歌〉」 ●うわべを美しく見せるためにぬりかくすもの。「たくみにーをほどこす」 **ぶん・たい【分隊】** ●本隊から分かれた小規模な隊。●軍隊の編制で、指揮上の最小の単位。「―長」 **\*ぶん・たい【文体】** ●文章の体裁・様式。文語体・口語体・和文体・漢文体・書簡体・日記体など。「古めかしいー」●ある作品や作者のもつ、文章の用語・表現上の個性的な特徴。スタイル。「躍動的な―」 **ぶん・だい【文題】** [文]●文章を作るときの題。作文の題。●文章または漢詩の標題。 **ふん・だく・る** 《他五》[俗]乱暴・無法に取り上げる。また、暴利をむさぼる。「大金を―・られる」同ぶったくる。 **ふんだり・けったり【踏んだり蹴ったり】** 《連語》続けざまのひどい仕打ちでさんざんな目にあうこと。「雨にふられた上、試合も負けてーだ」類語泣き面に蜂。 **ふん・たん【粉炭】** こまかい粉状の石炭。因塊炭。 **\*ぶんたん【分担】** 《名・他サ》一つの仕事・費用などを、いくつかに分けて受け持つこと。「家事を―する」類語分掌。手分け。 **\*ぶんたん【文旦】** 「ザボン」の別称。 **ぶんだん【分団】** 団体の本部から分かれて設けられた組織。また、団体の構成単位としての小集団。 **\*ぶんだん【分断】** 《名・他サ》一つにつながっているものを、途中で切りはなすこと。「台風で線路がーされた」類語寸断。 **\*ぶん・だん【分段】** [文]物事の区切り。切れ目。 **ぶん・だん【文壇】** 文学を職業とする人たちが作る社会。「―の大御所」「――に出る」類語文学界。 **ふんだんに** 《副》 《「不断に」の転)あり余るほど十分に。豊富に。たっぷり。「資金を―用意する」 **ぶん・ち【分地】** 《名・自サ》土地を分けて与えること。、その分けた土地。「田畑を―する」 **ぶん・ち【文治】** 学問や法制の力によって人民を徳化し、世を治めること。文治。「―政策」囡武断。 **ぶん・ち【聞知】** 《名・他サ》[文]聞いて知ること。聞いて知っていること。「詳細を―する」 **ぶん・ちょう【文鳥】** カエデチョウ科の小鳥。全長約一五。人によく慣れる。 **ぶん・ちん【文鎮】** 文房具の一つ。紙・書類などのおもしとしてその上に置く。類語ペーパーウエート。 **ぶんつう【文通】** 《名・自サ》互いに手紙をやりとりすること。「旧友とのーを絶やさない」 **ふん‐づ・ける【踏ん付ける】** 《他下一》「ふみつける」を強めた言い方。 **ふん‐づまり【糞詰まり】** ●大便がとどこおって出なくなること。便秘。●行きづまること。「交渉は―の状態だ」 **\*ぶんてん【分店】** 本店から分かれ出て、独立した店。团本店。 **\*ぶんてん【文典】** [文]規範的な文法を説明した本。「日本語―」 **ふんど【憤怒・忿怒】** 《名・自サ》→ふんね。 **ぷんと** 《副》●においが鼻をつくようす。[コ]「ーにおう」●おこってふくれるようす。「―する」 **ふん・とう【奮闘】** 《名・自サ》●力をふるって懸命に戦うこと。「―のかいなく敗れる」四字「孤軍―」類語力戦。力闘。●一所懸命努力すること。「事態収拾のため―する」「夢に向かって――する」同①②奮戦。 **ふん・どう【分銅】** ●天秤贶ばかりで目方を量に基準とする、一定の重さを持つ金属製のおもり。●くさりなどの先につけ武器として使った分銅形の金属。 **ぶん・とう【文頭】** 文・文章のはじめ(の部分)。類語冒頭。对文末。 **ぶんど・き【分度器】** 角度を測る器具。半円形や円形の周囲に角度の目盛りをつけたもの。 **ふんどし【輝犢鼻、輝】** 男性が陰部を包みかくす細長い布。下帯。向「人の―で相撲をとる{=他人のものを利用して自分の利をはかる}」―かつぎ【一担ぎ】●力士の中で最下級の者。●低い地位の者。 **―を締めてかかる** 《句》一段と心をひきしめて、事に当たる。 **ぶん・ど・る【分捕る】** 《他五》●戦場で敵の武器・品物などをうばい取る。●他人の物をうばい取って自分のものにする。「予算を―・る」 **ぶん・なぐ・る【『打ん殴る】** 《他五》 《「ぶちなぐる」の転)[俗]強くなぐる。 **ぶん・な・げる【『打ん投げる】** 《他下一》《「ぶちなげる」の転)[俗]強く投げる。乱暴に投げる。 **ふん・にゅう【粉乳】** 牛乳を濃縮して乾燥させ粉状にした食品。消化がよい。粉ミルク。ドライミルク。 **ふんにょう【糞尿】** [汚物としての]大便と小便。大小便。「一処理」同屎尿是。 **ぶんにょう【文、繞】** 漢字の部首「文」の称。 <1307> **ふんぬ【憤怒忿怒】** 《名・自サ》〔文〕激しくいきどおること。激しくおこること。憤怒{ふんど}。「―の相を表す仁王像」 **ぶん・のう【分納】** 《名・他サ》〔税などを〕何回かに分けて納めること。「相続税を―する」[因]全納。 **ぶん・ぱ【分派】** 《名・自サ》学問・芸術・政治などの世界で、主流となる勢力から分かれ出ること。また、分かれ出た一派。「―を立てる」「一行動」[類語]分流。 **ぶん‐ばい【分売】** 《名・他サ》そろいの商品の一部を分けて売ること。「この全集はーいたしません」[類語]ばら売り。 **ぶん・ぱい【分配】** 《名・他サ》●いくつかに分けて配ること。配分。「利益を均等に―する」 ●〔経〕所得や富が、生産活動に参加した各階級・各個人に、地代・利潤・利子・賃金などとして、分けて取得されること。 **ふんぱつ【奮発】** 《名・自サ》●〔文〕気力をふるい起こすこと。発奮。奮起。 ●《他サ》思いきりよく、多めの金や物を出すこと。「御祝儀を―する」 **ふん・ば・る【踏ん張る】** 《自他五》《「踏み張る」の撥音便)●開いた足に力を入れて、たおれまいとしてこらえる。「土俵ぎわで―・る」[類語]踏みこたえる。 ●〔土壇場で〕気力を出してこらえる。「―・ってやりとげる」 **ふん・ぱん【噴飯】** (あまりおかしくて食べかけの飯をふき出す意から)ばからしくて思わずふき出して笑い出すこと。「一物」 **ぶん・ぱん【文範】** 〔文〕文章の模範・手本。 **ぶんぴ【分泌】** 《名・他サ》→ぶんぴつ(分泌)。 ***ぶんぴつ【分泌】** 《名・他サ》生物の体内の腺{せん}が生体の維持に必要な液をつくり出して体の内外に送り出すこと。分泌{ぶんぴ}。「唾液{だえき}を―する」「内一」 ***ぶんぴつ【分筆】** 《名・他サ》一筆(=土地台帳の一区画)の土地を分けること。筆わけ。[対]合筆。 ***ぶんぴつ【文筆】** 〔文〕文章、特に詩歌・小説・評論などを書くこと。「一家」「一生活」 **ふんびょう【分秒】** (分と秒の意から)きわめて短い時間。一分一秒。「決断は―を争う」 **ぶんぶ【文武】** 学問{の道}と武芸{の道}。[四字]「一両道」 **ぶんぷ【分布】** 《名・自サ》●ある範囲のあちこちに分かれて存在すること。「方言の―」「――図」 ●動植物が種類によって異なった区域に生育すること。「水平一」 **ぶんぶつ【文物】** 〔文〕学問・芸術・宗教・法律など、文化に関する一切のもの。「西洋の一を移入する」 **ふん・ぷん【紛紛】** 《形動”》〔文〕入り乱れて統一のないようす。[四字]「諸說——」[注意]「粉粉」は誤り。 **ふん・ぷん【芬、芬】** 《形動”》〔文〕においが強く感じられるようす。「悪臭―たるごみ捨て場」[参考]本来は、芳香について言った。 **ぶんぶん** 《副》《「―と」の形も)●風を切ってうなりを立てるようす。また、その音の形容。 ●昆虫の羽の音の形容。「蚊が―飛び回る」 **ぷんぷん** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●強くにおうようす。[コロ]「香水がーとにおう」 ●怒りの感情を強く表に出すようす。ぷりぷり。「朝からーしている」 **ふん・べつ【分別】** 《名・他サ》世間的な物事の道理をよくわきまえること。また、その道理によって物事を慎重に考慮・判断する・こと{能力}。「よくーして将来を決めろ」「―ーがある」[類語]思慮。思案。 [類義語の使い分け] **くさい【一臭い】** 《形》いかにも世間を知っていると言わんばかりのようすである。「―・い顔をしている」 **ふんべつ‐ざかり【一盛り】** 《名・形動》経験を積んで、世間的な物事の道理がよくわかる年ごろであること。また、その年ごろ{の人}。ふつう、中年をさす。 **ふんべつ‐らし・い** 《形》見たところ分別がありそうなようすである。 [類義語の使い分け]**「分別・思慮」** [分別・思慮]彼の(こと)だから分別(思慮)の足りないふるまいなどするわけがない/分別(思慮)のある行動 [分別]いい年なんだから分別がつくだろう/分別臭いしたり顔/ここが分別所だ/無分別な男 [思慮]打開策をあれこれ思慮する/問題について思慮をめぐらす/思慮深い人/思慮の浅い男 **ぶんべつ【分別】** 《名・他サ》〔文〕種類によって区別し分けること。「ごみの収集」[類語]類別。弁別。 **ふんべん【糞便】** 〔文〕大便。 **ぶんべん【分娩】** 《名・他サ》胎児を母体外におし出すこと。出産。 **ふんぼ【墳墓】** 〔文〕死体や遺骨をほうむった所。墓。 **ふんぼ‐の・ち【一の地】** 《連語》〔文〕自分の祖先の墓のある土地。すなわち、故郷。 **ぶんぼ【分母】** 分数や分数式の横線の下に書かれる数、または式。[因]分子。 ***ぶんぼう【分包】** 《名・他サ》粉薬や錠剤を、一回ごとに飲む分だけ分けて包むこと。また、その包み。 **ぶん・ぽう【分封】** 《名・他サ》封建時代、領主が臣下に領地を分け与えること。また、その領地。 **ぶん・ぽう【分蜂】** 《名・自サ》ミツバチなどで、新しい女王バチが誕生するとき、古くからいた女王バチが一部の働きバチとともに古巣を出て、別に新しい巣をつくること。分房。 **ぶんぽう【文法】** ●意味をもった言語の単位が結合して大きな単位をつくる場合の法則。「日本語の―」 ●文章を作る上での決まり。また、文章の作法。「シナリオのー」 ●文法を研究する学問。文法論。 **ぶんぼう・ぐ【文房具】** 《「文房」は書斎の意)ペン・ノート・消しゴムなど、ものを書くのに必要な道具。文具。 **ふんぽん【粉本】** 〔文〕●《昔、胡粉{ごふん}で下絵をかいたことから)東洋画で、絵の下書き。 ●〔絵・文章などをかくとき〕手本とするもの。 ●参照用に模写した絵。 **ふん・まつ【粉末】** 粉状にしたもの。「ージュース」 **ぶん・まつ【文末】** 文・文章の終わり{の部分}。[類語]末尾。[团]文頭。 **ぶん・まわし** 〔古風な言い方〕「コンパス」に同じ。 **ふん・まん【債、懣忿、懣】** 〔文〕心の中にわだかまっているいきどおり。「―をぶちまける」「ーやる方ない(=怒りをおさえきれない)風情」[類語]鬱憤{うっぷん}。 ***ぶん・みやく【分脈】** 鉱脈・山脈・血脈などの、中心から分かれ出たもの。 ***ぶん‐みやく【文脈】** 文章中の文と文、文中の語と語などの続きぐあいや対応関係。文章の脈絡。「―から意味を推測する」「―をたどる」 **ぶんみん【文民】** (Civilian)軍人以外の一般の人。〔日本国憲法に使われた語)[団]軍人。 **ぶんみん‐とうせい【一統制】** 「シビリアンコントロール」に同じ。 **ふんむ・き【噴霧器】** 薬液や水などを霧状にして噴 ふんぬ―ふんむき 1307 <1308> 出させる器具。スプレー。[類語]霧吹き。 **ぶんめい【分明】** ●《名・形動》〔まぎれずに〕明らかなこと。「―な憲法違反」[類語]明白。 ●《名・自サ》明らかになること。「彼の無実はすぐーした」[類語]判明。 **ぶんめい【文名】** 〔文〕文筆にすぐれているという評判。作家としての名声。文声。「――が上がる」 **ぶん・めい【文明】** ●人間の生産技術や意識が進み、高度な文化をもった状態。「黄河一」「古代―」[類語]文化。 ●〔「文化」が特に精神的なものをさすのに対し〕文化の物質面が豊かになった状態。「―の利器」「機械―」「一批評」 **ぶんめい‐かいか【―開化】** 世の中が開け、生活が便利で豊かになること。[参考]特に、明治初年における文明の欧風化を言う。 **ぶん・めん【文面】** 手紙・文書などの文章上から読み取れる内容・趣旨。「――では真意ははかれない」 **ふん・もん【噴門】** 食道につながる胃の入り口。[天]幽門{ゆうもん}。 **ふん・もん【債、悶】** 〔文〕思い通りにならず、心の中でもだえいきどおること。 **ぶん・や【分野】** 人間の活動をいろいろな基準に従って区分した領域・範囲。「歴史学の―」「勢力―」 **ぶん・ゆう【分有】** 《名・他サ》〔文〕一つのものを分けて所有すること。「居住者が―するマンション」 **ぶん・よ【分与】** 《名・他サ》〔文〕一つのものを分けて、それぞれに与えること。「財産を―する」 **ぶんらく【文楽】** 人形浄瑠璃の一つ。義太夫節{ぎだゆうぶし}に合わせて演じる、操り人形の芝居。寛政年間(一七八九~一八○一年)に植村文楽軒によって始められ、大坂の文楽座に伝わったことから。 **ふん・らん【紛乱】** 《名・自サ》〔文〕何が何だかわからなくなるほど入り乱れること。「国内がーする」[類語]擾乱{じょうらん}。紛斜{ふんきゅう}。 **ぶんらん【紊乱】** 《名・自他サ》〔文〕〔規律や秩序などが〕乱れること。また、乱すこと。「風紀がーする」[参考]慣用読みで「びんらん」とも言う。 **ぶん・り【分離】** 《名・他サ》〔一つになっているものが〕二つ以上に分かれはなれること。また、分けはなすこと。「少数民族が―して独立する」[類語]分散。分裂。 ●〔理〕結晶・昇華・蒸留などの方法によって、ある物質を分けて取り出すこと。「石油からナフサをーする」 **ぶん・りつ【分立】** 《名・自他サ》〔文〕●分かれてそれぞれが別個に存在すること。また、存在させること。分立。「三権―」 ●分かれて設立されること。また、分けて設立すること。「子会社を―する」 **ふん・りゅう【噴流】** 《名・自サ》気体や液体がふき出すように流れること。また、その流れ。ジェット。 **ぶん・りゅう【分流】** ●《名・自サ》〔川が〕本流から分かれ出て流れること。また、その流れ。[類語]支流。 ●〔文〕中心の流派から分かれ出たもの。分派。 **ぶん・りゅう【分留・分、溜】** 《名・他サ》液体の混合物を蒸留して沸点の低い順にそれぞれの成分に分離させること。分別蒸留。 **ぶん‐りょう【分量】** その物のしめる目方・容積・数・割合などの多さ。量。「仕事の―」「―が少ない」 **ぶんりょく【分力】** 〔理〕一つの力が、二つ以上の力を合わせたもの(=合力)とみなされるとき、そのそれぞれの力をいう。[团]合力。 **ふん・りん【「賁臨】** 《名・自サ》《「ひりん」の慣用読み)→ひりん。 **ぶん‐るい【分類】** 《名・他サ》個々の事物をある基準に基づいて種類別に分けること。「動物学上の―」「図書の―」[類語]区分。類別。分別{ぶんべつ}。 **ふん・れい【奮励】** 《名・自サ》〔文〕気力をふるい立たせて一所懸命はげむこと。[四字]「一努力」[類語]精励。 **ぶん・れい【分霊】** ある神社の祭神の霊を分けて、他の神社に祭ること。また、その霊。 **ぶん・れい【文例】** 文書の書き方の見本例。また、具体例として示される文。「手紙の―集」[類語]例文。 **ぶん・れつ【分列】** 《名・自サ》いくつかの列に分かれて並ぶこと。「一行進」 **ぶんれつ‐しき【一式】** 軍隊で、分列した部隊が行進し、貴賓や上官に敬礼をする式。 **ぶんれつ【分裂】** 《名・自サ》●まとまりのあるものがばらばらになって、まとまりを失うこと。「党が三派に―する」[類語]分離。分散。[团]統一。 ●〔理〕生物体の細胞・核・組織が分かれて数を増やし、繁殖すること。「細胞―」 **ぶんれつ‐しつ【一質】** 非社交的で内気・控え目な気質。 **ぶんれつ‐しょう【―症】** 精神分裂病。「統合失調症」の旧称。 **ぶん・わ【文話】** 〔文〕文章や文学に関する談話。 **ふわ‐り** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)「ふわり」を強めた言い方。「パンが焼ける」 **へ** **へ** 洋楽で、音名の第四音。ハ長調のファに当たる。F。「一長調」 **へ【屁】** 大腸で発生したガスが肛門から放出されたもの。おなら。「―をひる」[比喩]とるにたらない、つまらないものの意でも用いる〕「あいつは――のような奴だ」 [句]**―でもな・い** 《句》〔俗〕まったく問題にはならない。 [句]**――とも思わ・ない** 《句》〔俗〕価値・意義を認めず、まったく問題にしない。「いくらしかられてもー・ない」 **へ【辺】** 〔古]あたり。そば。ほとり。「道のー」[参考]「岸べ・海べ」などの形で残る。 **へ** 《格助》〔「エ」と発音〕●(方向性をふくむ動詞を伴い)方向を表す。「台風が北東へ進む」「決裂への道(=決裂へ向かう道)をたどる」 ●到着点を表す。また、動作・作用の向けられる相手を表す。「会社へ行く」「母へ小包を送る」[注意]「へ」は「に」とも言うが、「に」は到着点・相手に、「へ」は方向性に関心をもった言い方。「へ」には、対象へおもむく気持ちがこもる。このため、「解党の方向へ」「今日はどちらへ」など、「に」では表現しにくいものもある。また一方で、動詞で表現した「台風が北東方向に直進する」「母に小包を発送する」などを、名詞句で表現するときは、必ず「への」の形をとる(台風の北東方向への直進・母への小包の発送)。 ●(方向性をふくまない動詞を伴い》動作・作用の実現する場所を表す。「玄関先へ腰をおろす」「空欄へ記入する」ふつう「に」で表す。「へ」を使うと、その場所へ移動するイメージが出る。 **ベ【辺】** 《接尾》《名詞について)「・・・のあたり」「・・・のそば」の意。「浜―」「海―」「まくらー」 **ヘア** ●髪の毛。髪。「―スタイル」 ●陰毛。「ーヌード」=ヘアー・ヘヤ。▽hair **ヘア‐ケア** 頭髪の手入れ。▽hair care **ヘア‐スプレー** 頭髪の形を保つために霧状にしてふきつける整髪剤。▽hair spray **ヘア‐ダイ** 《名・自サ》毛髪を染めること。また、その薬剤。毛染め。▽hair dye **ヘア‐トニック** 頭髪用の養毛剤。hair tonic **ヘア‐ピース** 整髪に用いるつけ毛。▽ ぶんめい――ヘア 1308 <1309> **ヘアピース** **ヘア・ピン** 女性が頭髪をまとめるために使うピン。 ●「ヘアピンカーブ」の略。ヘアピンのように、激しく曲がるU字形の屈折{路}。▷hairpin **ベア** 「ペースアップ」の略 **ペア** ●こつ、または{男女の}二人で一組みになるもの。対。「ールック」 ●テニス・卓球などで、ダブルスの組み。[コロ]「―を組む」▽pair **ベアリング** 軸受け。▽bearing **へい【丙】** ●十干{じっかん}の三番目。ひのえ。 ●物事の第三位。甲・乙の次。 **へい【兵】** ●〔文〕武器。 ●兵士。「―を集める」 ●戦争。[句]「敗軍の将は―を語らず」 ●軍人の最下位の階級。旧陸軍で、下士官より下の階級。 [句]**――を挙・げる** 《句》兵を集めて軍事行動を起こす。 **へい【塀・屏】** 家などの境界に作る、木・石・板などの仕切り。「―をめぐらす」[類語]垣。柵。 **へい【弊】** 《名》〔文〕〔ならわしから生じた〕欠点。よくない習慣。「官僚主義の―」 ■《接頭》自分の関係する物事の上につけて、謙譲の気持ちを表す。「―社」 **へい** 《感》応答、また、肯定を表すときに発する語。はい。[参考]商人・使用人が客や主人に対して使う。 **べい【米】** 「亜米利加(アメリカ)」または「亜米利加合衆国」の略。「渡―」「ードル」 **べい** 《助動:無変化型》《文語助動詞「べし」の連体形「べき」の転)推量・意志などを表す。・・・だろう。・・・しよう。べえ。〔東日本の方言として、終助詞的に使う〕「おいらもいっしょに行くべい」 **ペイ** ●賃金。報酬。「―がいい」 ●《名・自サ》収支が引き合うこと。「―しない商売」▽pay **ペイ・オフ** 《名・他サ》金融機関が破綻したときに、預金者に対して預金の一定額にかぎってはらいもどす・こと{制度}。「一解禁」▽payoff (=清算) **へい・あん【平安】** ●《名・形動》無事でおだやかなこと。「心のー」「―な日々」 ●封筒の脇付{わきづけ}に使って、変事の知らせでないことを示す語。平信。 **へいい【平易】** 《名・形動》やさしく理解しやすいこと。たやすいこと。「―な文章」「―な方法」[類語]容易。 **へいい・はぼう【弊衣破帽・做衣破帽】** 〔文〕ぼろぼろの衣服とやぶれた帽子。「―の旧制高校生」 **へいいん【兵員】** 軍隊の構成員としての兵士{の数}。 **へい・いん【閉院】** 《名・自サ》●《他サ》病院・医院など、「院」と名のつく組織が閉鎖すること。 ●「院」がその日の業務を終えること。 ●《他サ》国会が会期を終えること。[対]①~③開院。 **へい・えい【併映】** 《名・他サ》いっしょに上映すること。 **へい・えい【兵営】** 兵舎などのある一区画。 **へい‐えき【兵役】** 国民が徴兵によって軍籍に編入され、軍務に服すること。[コロ]「一につく」[類語]軍役。 **へい・えん【閉園】** 《名・自サ》●《他サ》動物園・植物園・幼稚園など「園」と名のつく施設がその業務をやめること。 ●「園」がその日の業務を終えること。[団]①②開園。 **べい・えん【米塩】** 〔文〕米と塩。 **べいえん‐の・し【一の資】** 《連語》〔文〕《生活に必要な米と塩を買う資金の意から)生計を立てるための費用。生活費。 **へい・おん【平温】** ●その土地・その季節の、平均的な気温。 ●その人のふだんの体温。平熱。 **へい・おん【平穏】** 《名・形動》何事もなく、おだやかなこと。[四字]「―無事」[対]不穏。 **へい・おんせつ【閉音節】** 子音または促音・撥音で終わる音節。[囡]開音節。 **へい・か【兵家】** 〔文〕●軍事に従事する者。軍人。[句]「勝敗は―の常」 ●兵法を修めた人。兵法家。 **へい・か【兵、戈】** 〔文〕(刃物とほこの意から》武器。転じて、戦い。「―を交える」[類語]干戈{かんか}。 **へい・か【兵科】** 旧軍隊で、衛生・経理などに対して、直接に戦闘行為にたずささわる兵種。歩兵・砲兵など。 **へい・か【兵火】** 〔文〕戦争による火災。[類語]戦火。 **へい・か【平価】** 〔経〕●二国の本位貨幣にふくまれる金の量を基準とした比較{した価値}。 ●有価証券の相場価格が額面金額に等しいこと。 **へいか‐きりあげ【一切り上げ】** 本位貨幣のふくむ金の量を増やして、通貨の対外価値を引き上げること。リバリュエーション。[団]平価切り下げ。 **へいか‐きりさげ【一切り下げ】** 本位貨幣のふくむ金の量を減らして、通貨の対外価値を引き下げること。デバリュエーション。[因]平価切り上げ。 **へい・か【陛下】** 天皇・皇后・皇太后・太皇太后に対する尊称。[語源]「陛」は宮殿に昇る階段。直接指さず、階段の下を指すことで敬意を表した。 **へい・が【平、臥】** 《名・自サ》〔文〕●横にねること。●病気で床につくこと。 **べい・か【米価】** 米の価格。「生産者―」 **べい・か【米菓】** 〔文〕米が主原料の菓子。あられ・せんべいなど。 **へい・かい【閉会】** 《名・自他サ》●会議・集会を終えること。「―の辞」 ●会期が終了して、国会の機能が停止すること。[対]①②開会。 **へいがい【弊害】** 害となる悪いこと。「―を伴う」[蔵]「幣害」は誤り。 **へい・かく【兵革】** 〔文〕《「兵」は武器、「革」はよろい・かぶとの意)戦争。 **へい、がく【兵学】** 用兵・戦術に関する学問。軍学。 **へい・かつ【平滑】** 《名・形動》〔文〕平らで、なめらかなこと。「―な面」 **へいかつ‐きん【一筋】** 横紋をもたない筋肉。心臓以外の内臓や血管などの組織を構成し、不随意運動を行う。[団]横紋筋。 **へい・かん【閉館】** 《名・自サ》●《他サ》図書館・博物館など「館」と名のつく施設がその業務をやめること。 ●図書館・博物館などがその日の業務を終えること。「平日は午後五時―」[対]①②開館。 **へい・がん【併願】** 《名・他サ》●いくつかの願いごとをあわせて祈願すること。 ●受験のとき、二つ以上の学校・学科を志願すること。[団]単願。 **へい・き【併記】** 《名・他サ》二つ以上の事柄を並べ記すこと。「各案を―する」 **へい・き【兵器】** 戦闘に直接用いる機器。「―庫」 **へい・き【平気】** 《名・形動》悪いことや困難なことがあっても、気にかけずに落ち着いていること。「―をよそおう」「―な顔をして答える」[類語]平静。平然。 **へいき‐の・へいざ【一の平左】** 《連語》〔俗〕「平気の平左衛門{へいざえもん}」の略。全く平気であることを、人名のように言ったことば。 **へい・きゅう【併給】** 《名・他サ》異なる給付金をいっしょに支給すること。「年金を―・する」 **へい・きょ【閉居】** 《名・自サ》〔文〕〔人が〕家の中に閉じこもって外出しないでいる・こと{所}。「山荘に―する」[類語]蟄居{ちっきょ}。 ベア―へいきょ 1309 <1310> **へいぎょう―へいし** **へい・ぎょう{閉業}** 《名・自他サ》●その日の営業を終えること。「本日はーしました」●営業をやめること。廃業。「今月末でーする」[対]開業。 **へい・きょく{平曲}** 琵琶{びわ}に合わせて平家物語を語る音曲。平家琵琶。 **へい・きん{平均}** ●《名・自他サ》[数や量の]大小・多少の差が生じないこと。また、そのようにすること。「一人一㌢」「一化」●《名・他サ》[大小の差のあるいくつかの数の]かたよらない中間の値(を計算すること)。「一点」●《名・自サ》ほどよくつり合うこと。「―を保つ」**ーじゅみょう{―寿命}** 生まれたての乳児が平均して何年生きられるかを示す数。**―だい{―台}** 体操用具の一つ。高さ一二〇㌢、幅一〇㌢、長さ五㍍の細長い台。また、その上で行う女子の体操競技。**―よめい{―余命}** ある年齢の人が、その後平均して何年生きられるかを示す数。[参考]ゼロ歳における平均余命を平均寿命という。**ーりつ{―律}** 一オクターブを一二の半音に等分して調律した音律。[参考]ピアノなどの鍵盤楽器は平均律で調律されている。 **へい・け{平家}** ●「平氏{へいし}」に同じ。●「平家琵琶{びわ}」の略。**―びわ{―琵琶}** 「平曲{へいきょく}」に同じ。 **へい・けい{閉経}** 《名・自サ》女性が更年期になって、月経が停止すること。「一期」 **へい・げい{睥睨}** 《名・他サ》(横目でにらむ意)人をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」 **へいけ・がに{平家蟹}** ヘイケガニ科のカニ。甲羅に人の顔に似た突起をもつ。瀬戸内海・有明海に多い。[参考]平家の亡霊の化身であるという伝説から。 **へいけ・ぼたる{平家蛍}** ホタル科の昆虫。体長約一㌢。「げんじぼたる」に似るが小形で、発光も弱い。胸部背面は赤く、中央に黒い縦じまがある。幼虫は巻き貝を食べる。日本全国から朝鮮・中国などに分布。[参考]源氏蛍。 **へい・けん{兵権}** [文]「兵馬の権」に同じ。 **へいげん{平原}** 広々と平らな野原。「大一」。 **へい・こ{炳乎}** 《形動〃》[文]光り輝いて明らかなようす。 **へいご{平語}** [文]ふだん使っていることば。[四字]「一俗談」 **べい・ご{米語}** 米国(=アメリカ合衆国)で話されている英語。アメリカ英語。アメリカンイングリッシュ。 **へいこう{平行}** ●《名・自サ》[数]同一平面上にある二直線(または直線と平面、あるいは二平面)が、いくら延長しても交わらないこと。記号∥。「―移動」●並行。**―せん{―線}** [数]平行な直線。〔二つの物事が交わらないことの意にも言う〕「交渉はーをたどる」**―ぼう{―棒}** 二本の棒を平行にわたした体操用具。また、それを用いて行う体操競技。 > **「ヘイコウ」** **平行** [「平」は等しい意。永遠にまじわらない意で、主に数学で〕平行する二直線・平行棒・平行線をたどる・お互いに平行した意見 **並行** [「並」はならぶ意。並び行く。同時に行われる〕電車がバスと並行して走る・並行して二法案を審議する **平衡** [つりあいのとれた安定した状態にある〕平衡感覚・平衡器・平衡を保つ・生産と消費を平衡させる [参考]「平行」は数学で使うことが多いが、「並行」と同じ意味で使うこともある(電車の線路に平行した道)。また、「並行」は「併行」とも書く。 ***へいこう{平衡}** 《名・自サ》●力がつり合って、物体が静止の状態を保つこと。「体の―を失って倒れる」●二つ以上の物事がつり合いがとれて安定した状態を保つこと。バランス。均衡。「生産と消費との―が破れる」**―かんかく{―感覚}** ●体の位置やつり合いを知って、体のバランスを保つ感覚。「―を失う」●バランスよく判断する、物事のとらえ方・感じ方。「―に欠ける」 **へい・こう{並行・併行}** 《名・自サ"》二つ以上のものが、並んで行くこと。また、同時に行われること。平行。 ***へいこう{閉口}** 《名・自サ》(口を閉じてだまってしまう意から)手におえなくて困ること。もてあますこと。「彼のがんこさには―する」[類語]お手あげ。辟易{へきえき}。 > **「閉口・辟易」** [閉口・辟易]熱帯夜続きで閉口(辟易)する/車の騒音に閉口(辟易)して仕事がはかどらない [閉口]先生にまたまた説教されるのか、閉口だなあ [辟易]長々と愚痴を聞かされて彼も辟易の体にだった ***へいこう{閉校}** 《名・自サ》(他サ)学校が経営をやめて閉鎖すること。廃校。[対]開校。●[何らかの事情で]学校が一時的に授業を休むこと。 **へいこう{閉講}** 《名・自他サ》講義・講座・講習会などが終わること。また、終わりにすること。[対]開講。 **へい・ごう{併合}** 《名・他自サ》合わせて一つにする(なる)こと。「町村を―する」[類語]統合。合併。 **べい・こく{米国}** 「亜米利加合衆国」の略称。 **べい・こく{米穀}** 米。また、穀類一般。**ーねんど{―年度}** 米の収穫時期を基準として区切った年度。一一月一日から翌年の一〇月三一日まで。 **べいごま{『貝『独『楽}** (「ばいごま」の転)バイの貝殻に、とかした鉛を流しこんで作ったこま。また、その形に似せて鉄で作った小型のこま。 **へい‐こら** 《副・自サ》 (副詞は「―と」の形も)[俗]ぺこぺこと頭を下げるようす。「権力者に―する」 **へい・さ{閉鎖}** ●《名・他自サ》入り口をとじること。また、とじた状態になること。「門を―する」〔ひゆ的に、心などをとざす意にも用いる〕「――された社会」[対]開放。●工場や学校などが、その機能を停止すること。「学級―」**―てき{―的}** 《形動》内にとじこもっていて、人を受け入れないようす。「―な国民性」 **べい・さく{米作}** ●米の栽培。「―農家」●稲の実りぐあい。[類語]②稲作。 **べい・さつ{併殺}** 《名・他サ》「ダブルプレー」に同じ。 **へいざん{閉山}** 《名・自他サ》●登山の期間を終わりにしてやめること。「一〇月末でーになる」●炭鉱や鉱山の採掘をやめて閉鎖すること。 **べいさん{米産}** 米の生産。 ***へいし{兵士}** 軍隊で、士官の下で軍務に服する者。兵卒。「出征―」 ***へいし{平氏}** 平{たいら}の姓を名乗った一族。平家。[対]源氏。 <1311> **へいし【斃死】** 《名・自サ》〔文〕たおれ死ぬこと。のたれ死に。「旅人がーする」 **へいし【閉止】** 《名・自サ》〔文〕働きが止まること。「月経一」 **へいじ【兵事】** 軍隊や戦争に関する事柄。 **へいじ【平時】** ●平常の時。ふだん。平生{へいぜい}。「―の服装」 ●戦争のない平和な時。[対]戦時。 **へい・しき【閉式】** 式が終わること。[対]開式。 **へい・じつ【平日】** ●ふだんの日。「―通りに営業する」 ●日曜・祝祭日以外の日。ウィークデー。「―は夜九時まで営業する」 **へい・しゃ【兵舎】** 兵の居住する建物。[類語]兵営。 **へい・しゃ【弊社】** 〔文〕自分の社の謙称。[類語]小社。 **へいしゅ【兵種】** 旧軍隊の職務を区分した種別。陸軍の歩兵・工兵、海軍の砲術科・機関科など。 **べい・じゅ【米寿】** 《「米」の字を分解すると「八十八」になることから)八八歳。また、八八歳の祝い。 **へい・しゅう【弊習】** 〔文〕悪い風習・しきたり。「―を改める」[類語]悪習。弊風。陋習{ろうしゅう}。 **べい・しゅう【米収】** 〔文〕米の収穫{の量}。 **べい・しゅう【米州】** 南北アメリカ大陸の総称。 **へい・じゅん【平準】** 〔文〕●水準器で測って水平にすること。 ●物価などを均一にすること。「賃金の一化をはかる」 **へいじゅん‐か【一化】** 《名・他サ》水準と比べてつり合いのとれていない点をなくし、そろった状態にすること。また、そうなること。「作業量の―を図る」 **へい・しょ【兵書】** ●兵法・兵学に関する書物。「孫子」「呉子」など。 ●軍隊で使う軍事関係の書物。 **へいしょ【閉所】** ●とざされた場所。 ●《名・自他サ》事務所・診療所などが業務を終わること。また、終わりにすること。 **へいしょ‐きょうふ・しょう【恐怖症】** 閉所にいることをひどくこわがる精神症状。 **へい・じょ【平叙】** 《名・他サ》〔文〕ありのままに述べること。 **へいじょ‐ぶん【一文】** 文の種類の一つ。命令や疑問ではなく、断定や推量を表す文。「桜の花が美しい」「あしたは雨だろう」など。 **へい・しょう【併称・並称】** 《名・他サ》ならび称すること。「カントとーされる大哲学者」 **へい‐じょう【平常】** ふだん。「ーダイヤ」 **へいじょう‐しん【―心】** 感情の起伏のない、ふだんどおりの落ち着いた心。「試合に臨んでは―が大切である」 **へい・じょう【閉場】** 《名・自サ》会場・興行場などをとじること。[对]開場。 **べいしょく【米食】** (主食として)米を食うこと **へい・しん【平信】** 〔文〕●変事を知らせるのではない、ふつうの手紙。 ●封書の脇付{わきづけ}の語。平安。 **へい・しん【並進・併進】** 《名・自サ》〔文〕ならび進むこと。「自転車の「禁止」 **へい‐じん【兵刃】** 〔文〕やいば。しらは。 [句]**―を交・える** 《句》〔文〕戦って切り合う。 **へいしんていとう【平身低頭】** 《名・自サ》〔依頼・謝罪などで〕体を低くかがめ頭を下げること。「―して謝る」「―して教えをこう」 **へい!すい【平水】** 〔文〕〔川などの〕ふだんの水かさ。「―量」 ●波だっていない水。 **へい!する【聘する】** 《他サ変》〔文〕礼を厚くして{人を}招く。「講師を―・する」 **へいせい【兵制】** 〔文〕兵備に関する制度。 **へい・せい【幣制】** 〔文〕貨幣制度。 **へいせい【平成】** 日本の元号。昭和六四(一九八九)年一月七日昭和天皇の崩御により改元。 **へいせい【平静】** 《名・形動》●〔世の中などが〕おだやかで静かなこと。[コロ]「ようやくーを取りもどす」●〔人の心・態度などが〕落ち着いていること。[コロ]「―をよそおう」 **へいせい【弊政】** 〔文〕弊害の多い政治。 **へいせき【兵籍】** 〔文〕軍人の身分。軍籍。 **へいせつ【併設】** 《名・他サ》あわせて設備・設置すること。「大学に病院を―する」[類語]併置。 **へい・ぜん【平然】** 《形動”》平気で落ち着いているようす。「―たる態度で試合に臨む」「―と構える」 **へい・そ【平素】** ふだん。常日ごろ。「―はあまり目立たない」「―の努力」 **へい・そく【屏息】** 《名・自サ》〔文〕●息を殺して、じっとしていること。 ●恐れて縮こまること。「怒りを買ってーする」 **へいそく【閉塞】** 《名・他サ"》とじふさぐこと。また、とざされふさがること。「腸——」「——前線」「ーした時代」[類語]閉鎖。 **へいぞく【平俗】** 《名・形動》〔文〕平凡で俗っぽいこと。「―な作風」 **へい・そつ【兵卒】** 最下級の軍人。 **へい・そん【併存・並存】** 《名・自サ》〔文〕二つ以上のものが、ともに存在すること。へいぞん。「利害がーする」「二大勢力が――する」[類語]共存。 **へい・たい【兵隊】** ●〔将校に対して〕兵士。 ●軍隊。 **へい・たく【弊宅】** 〔文〕●やぶれこわれた家。 ●自分の家を謙遜していう語。 **へいったん【兵、站】** 軍隊で、前線部隊の後方にあって兵器・食糧などの補給・輸送などに従事する機関。 **へい・たん【兵端】** 〔文〕戦争のいとぐち。戦端。 [句]**―を開・く** 《句》〔文〕戦争を始める。 **へいったん【平坦】** 《名・形動》●土地が平らなこと。「―な道」 ●物事が平穏であること。「―な人生ではなかった」 ●〔感情の起伏がなく〕坦々然としていること。「―な語調」[類語]平淡。 **へいったん【平淡】** 《名・形動》〔文〕あっさりとして、しつこくないこと。「―な味わい」 **へい・だん【兵団】** 〔軍隊で〕独立して作戦を行うために、いくつかの師団を合わせて編制された集団。 **へい・ち【併置・並置】** 《名・他サ》二つ以上のものを、同じ場所に設置すること。「小・中学校を―する」 **へい・ち【平地】** 平らな地形の所。平坦地。ひらち。[因]山地。 [句]**――に波瀾を起こす** 《句》おだやかなところに好んでもめごとを起こすことのたとえ。 **へい・ちゃら【平ちゃら】** 《形動》〔俗〕ものともしないようす。へっちゃら。「何と言われようとーだ」 **へいちょう【兵長】** 旧陸海軍で、兵の最高の階級。陸軍では伍長の下。海軍では二等兵曹の下。 **へい・つくば・る【平・蹲る】** 《自五》平伏するように体をうずくまらせる。はいつくばる。「―・って謝る」 **へいてい【平定】** 《名・他サ》〔敵や賊、反乱などが〕しずまること。また、しずめること。「反乱をーする」[類語]鎮定。 へいし―へいてい 1311 <1312> **へいてい【閉廷】** 《名・自サ》法廷をとじ、審理を休止すること。[対]開廷。 **へい・てん【弊店】** 〔文〕自分の店の謙称。小店。 **へい・てん【閉店】** 《名・自サ》●《他サ》商売をやめて店をたたむこと。廃業。 ●店をしめてその日の営業を終えること。「午後十時に――する」[対]②開店。 **へい・どく【併読】** 《名・他サ》二種類以上のものをあわせ読むこと。「二誌を―する」 **へい・どん【併呑】** 《名・他サ》〔文〕《一つにあわせてのみこむ意から)他の勢力を従えて自分の勢力下に置くこと。「大企業が小企業の―をもくろむ」 **へい・ねつ【平熱】** 人体の健康時の体温。平温。 **へい・ねん【平年】** ●閏年{うるうどし}でない、一年が三六五日である年。[団]閏年。 ●ふつうの状態である年。特に、農作物の作柄や天候の状況が平均的である年。「今年の夏の雨量は―並みだ」「一作」 **へい・ねんど【平年度】** 通常の年度。 **へい・ば【兵馬】** 〔文〕《兵器と軍馬の意)●軍備。軍隊。 ●戦争。 **へいば‐の・けん【一の権】** 《連語》〔文〕軍を編制し、統御する権力。兵権。「―をにぎる」 **へい・はく【幣帛】** 〔文〕神道で、神に供えるもの。特に、御幣{ごへい}。みてぐら。ぬさ。 **べい・ばく【米麦】** 〔文〕●米と麦。 ●穀物。 **へい・はつ【併発】** 《名・自他サ》二つ以上の病気や事件などが同時に・起こること{起こすこと}。「余病を―する」「地震によって火災がーする」 **へい・ばん【平版】** 印刷版の方式の一つ。インクをつけて印刷する部分が平面である版。インクの油と水との反発を利用して印刷する。石版・オフセットなど。「一印刷」 **へい・ばん【平板】** 《名・形動》《平たい板の意から)内容に変化がなく、おもしろみがないこと。「この作品は―で盛り上がりがない」[類語]単調。 **べい・はん【米飯】** 〔文〕米のめし。 **べいび【兵備】** 〔文〕兵力の準備。軍備。 **べい・ふう【弊風】** 〔文〕悪い風俗や風習。[類語]弊習。 **へい・ふく【平伏】** 《名・自サ》両手をつき頭を地面につけて、おそれ敬う気持ちを表すこと。ひれふすこと。「足下にーする」[類語]平身。叩頭{こうとう}。 **へいふく【平復】** 《名・自サ》〔文〕病気がなおって健康が平常にもどること。快復。「ごーをおいのりします」 **へいふく【平服】** 日常着ている、ふつうの服。ふだん着。「――で御出席ください」[対]礼服。式服。 **べい・ふん【米粉】** [文]米のこな。 **へいへい** ■《感》 《「へい」を重ねた語》目上の者に対する応答語。はいはい。「―、承知いたしました」 ■《副・自サ》相手にこびへつらうようす。「上役にーする」 **へい・べい【平米】** 《名・助数》平方メートル。 **ぺい・ぺい** 〔俗〕地位の低い者を軽蔑して言う語。下っぱ。ぺえぺえ。「―のくせして生意気を言うな」 **へいへいたんたん【平平坦坦】** 《形動”》〔文〕「平坦」を強めた言い方。 **へいへい・ぼんぼん【平平凡凡】** 《形動”》「平凡」を強めた言い方。「―とした生活」 **へい・ほう【兵法】** ●いくさのしかた。戦略・用兵の法。 ●剣術・柔術などの武術。=兵法{ひょうほう}。 **へい・ほう【平方】** ●《名・他サ》〔数〕ある数を二乗すること。また、その値。二乗。[団]開平。 ●長さを表す単位の前につけて、面積の単位名をつくる語。「ーメートル」 ●長さを表す単位の後につけて、その長さを一辺とする正方形を表す語。「三メートルー」 **へいほう‐こん【―根】** 〔数〕与えられたある数aに対し、二乗してそのaとなるもとの数。二乗根。「三は九のー」 **へい・ぼん【平凡】** 《名・形動》特にすぐれたところもなく、ごくふつうであること。「―な日常」[類語]凡庸{ぼんよう}。[团]非凡。 **へい‐まく【閉幕】** 《名・自サ》●舞台の幕がとじて演劇などが終わること。終幕。 ●(大きな)物事が終わること。「競技大会がーする」[対]①②開幕。 **へい・みやく【平脈】** 健康・安静時の脈搏{みゃくはく}。 **へい‐みん【平民】** ●官位のない、ふつうの国民。 ●もと、華族・士族を除く日本臣民の称。 **へいめい【平明】** 《名・形動》表現・論旨などが分かりやすく、はっきりしていること。「―な表現」「―の理」 **へい・めん【平面】** ●たいらな面。 ●〔数〕面上の任意の二点を結ぶ直線がその中にふくまれるような面。 **へいめん‐ず【一図】** 〔数〕投影法で、物体の形を平画面に投影した図形。立体を真上から見た形になる。 **へいめん‐てき【一的】** 《形動》●たいらな感じを与えるようす。●ある物事を内面的に深くとらえずに、表面だけを見てすませるようす。「―な見方」 ●立体的。 **へいもん【閉門】** 《名・自サ】門を閉じること。[因]開門。 ●江戸時代、武士・僧侶に対する刑の一つ。門を閉ざして、出入りを禁じた。 **へい・や【平野】** 高低が目立たず、平らに広くひらけた地形。「関東」[類語]平原。[团]山地。 **へい・ゆ【平癒】** 《名・自サ》〔文〕病気がなおること。 **へい‐よう【併用】** 《名・他サ》二つ以上のものをいっしょに用いること。「かぜ薬と胃腸薬とを―する」 **へいらん【兵乱】** 〔文〕いくさによる世の乱れ。「―の巷{ちまた}と化す」[類語]戦乱。動乱。 **へい・り【弊履敝履】** 〔文〕やぶれた履き物。 [句]**―の如く棄す・てる** 《句》〔文〕やぶれた履き物をすてるように、おしげもなくあっさりとすてる。 **へい・りつ【並立】** 《名・自サ》〔対立関係にあるものが〕並び立つこと。「二つの政権がーする」 **へいりつじょし【並立助詞】** 国語の助詞の一つ。種々の語について並列する意を示し、対等の文節をつくるもの。「と」「や」「か」「に」「の」「だの」「とか」「たり」など。並列助詞。[参考]格助詞や副助詞または接続助詞にふくめる説もある。 **へい・りゃく【兵略】** 〔文〕いくさの、はかりごと。戦略。 **へい・りょく【兵力】** 軍隊の力。また、兵員・武器を総合した戦闘力。[類語]戦力。 **へい・れつ【並列】** ●《名・他サ》二つ以上のものが{横に}並ぶこと。また、並べること。 ●「並列接続」の略。電池などの同じ極どうしをつなぐこと。パラレル。[团]直列。 **へいれつじょし【並列助詞】** 「並立助詞」に同じ。 **へいわ【平和】** 《名・形動》●戦いや争いがなく、おだやかな・こと{状態}。「世界の―」[類語]平安。 ●心配やもめごとがない・こと{状態}。「―に暮らす」 **へいわ【平話】** 〔文〕ふつうの話。[四字]「俗談―」 ●中国で、白話(=口語)の文体。 **ペイン・クリニック** 神経痛など各種の痛みを取り除くことを専門にする医療。局所麻酔薬などを用いる。▽pain clinic **ペインティング** ●絵をかくこと。また、色をぬること。 ●絵画。▷painting へいてい―ペインテ 1312 <1313> **ペインテックス** 布地などに模様をかく油性の絵の具。また、それを使う手芸。[参考]商標名。 **ペイント** 顔料を溶剤でといた不透明な塗料の総称。ペンキ。▽paint **へえ** 《感》感心したり、おどろいたり、疑ったりする気持ちを表すときに発する語。「―、そうだったのか」●(「へい」の転)応答するときに発する語。 **ベーカリー** パン・洋菓子を製造・販売する店。パン屋。▷bakery **ベーキング・パウダー** 洋菓子類をつくるとき、ふくらませるために使う粉。ふくらし粉。[参考]イーストの代用として発明された。▷baking powder **ベークライト** フェノールとホルムアルデヒドとからつくった合成樹脂の商標名。器具や電気絶縁物に使う。フェノール樹脂。▽Bakelite **ベーコン** 豚のばら肉を塩漬けにしてから薫製にした食品。▷bacon **ページ** ■《名》書物や帳面の紙の片面。 ■《助数》書物・帳面などの片面ずつを数える語。[略記号]p.またはpp.。[表記]「頁」と当てることも多い。▽page **ページェント** ●野外劇。 ●野外で行われる大がかりな見世物。「航空―ー」[類語]パレード。▽pageant **ベーシック** 《形動》基礎的であるようす。基本的であるようす。「―な服装」▽basic **ベージュ** うすくて明るい茶色。▽beige **ベース** ●土台。基礎。「賃金―」 ●基地。根拠地。特に、軍事基地。 ●〔野球の〕塁。▽base **ベース‐アップ** 《名・自他サ》基準賃金を上げること。賃上げ。ベア。▷base と up からの和製語。 **ベース‐キャンプ** 登山・探検で、行動の根拠地とする固定テント。▽base camp **ベース‐ボール** 野球。▽baseball **ベース** バス(bass)。 **ペース** ●競技者の力の配分。 ●歩調。歩速。「相手の―に合わせる」 ●〔物事の〕進み具合。「仕事のーが速い」▽pace **ペース‐アップ** 《名・自他サ》ペースが上がること。また、上げること。▽pace と up からの和製語。 **ペース‐ダウン** 《名・自他サ》ペースが下がること。また、下げること。▽pace と down からの和製語。 **ペース‐メーカー** ●中・長距離競走などで、先頭に立って走り他の選手が好記録を引き出すペースを作る人。●心臓に電気ショックを与えて心室収縮を起こさせる装置。鼓動調整器。▽pacemaker **ペースト** 加熱した肉などをすりつぶして、のり状にした食品。「レバーー」 ●〔のり状の〕接着剤。 ●コンピューターで、データをほかのところにはりつけること。「コピーアンドー」▽paste **ペーズリー** 勾玉{まがたま}のような形の曲線模様。ペイズリ。この柄の生地が量産されたスコットランドの都市名から。▽paisley **ベーゼ** キス。▽baiser **ペーソス** 物悲しい情緒。哀感。▽pathos **ベータ【B・β】** 《ギリシャ語アルファベットの第二字を表す名称)●物事の二番目。 ●〔理〕「α」「γ」などと対立させ、それぞれを区別するのに用いる語。「―線」 **ペーハー【PH】** →略語集(pH)。[参考]「ペーハー」はドイツ語による称。 **ペーパー** ●紙。特に、洋紙。「ティッシュー」 ●新聞。●書類。文書。▽paper **ペーパー‐カンパニー** 登記はしてあるが、実体のない会社。幽霊会社。▽paper company **ペーパー‐テスト** 〔口頭試問・面接・実技に対して〕筆記試験。▽paper test **ペーパー‐ドライバー** 自動車運転免許は取得しているが、運転する機会がごく少ない人。▽paper と driver からの和製語。 **ペーパー‐バックス** 紙表紙を用いた廉価の軽装本。ペーパーバック。▽paperbacks **ペーパー‐プラン** 文書の上だけで、実行できない計画。机上案。▽paper plan **ペーブメント** 舗道。ペーブ。▽pavement **ベール** 〔かぶったり、帽子のまわりに垂らしたりして〕女性が顔をおおううすい布。 ●おおいかくすもの。「秘密の―をかぶった社会」=ヴェール。▽veil **へおん・きごう【へ音記号】** 五線譜の第四線をへ音の位置に指示する記号。「∮」で表す。低音部記号。へ字記号。[参考]の「∮」はF(=へ音)を図案化したもの。◆ト音記号。 **ベガ** こと座のα星。七夕の星の一方。織女星。おりひめ星。▽vega [参考]アルタイル。 **ペガサス** ギリシャ神話で、翼をもつ天馬。ペガスス。ペガソス。▷Pegasus **べからず【『可からず】** 《連語》(文語「べし」の否定形》●不可能を表す。・・・できない。「必要欠く―・ざる人材」 ●当然の意の否定を表す。・・・はずがない。・・・べきでない。「許す―・ざる不法行為」 ●〔終止形を使って〕禁止を表す。・・・してはいけない。・・・するな。「手をふれる―・ず」 ●〈主に「・・・ざる―・ず」の形で〉義務・適当の意を表す。・・・なければならない。・・・のが適当だ。「奮励努力せざる―・ず」 **へき【癖】** 〔文〕くせ。[接尾語的にも使う〕「彼は時々とっぴなことを言うーがある」「放浪―」「感傷」 **べき【冪冪・『巾】** 同じ数を何回もかけ合わせた数。累乗{るいじょう}。乗羃{じょうべき}。 **べき【可き】** (助動詞「べし」の連体形)→べし。 **へぎ・いた【『折ぎ板】** ヒノキ・スギなどの材をうすくけずった板。へぎ。 **へきえき【辟易】** 《名・自サ》《相手をおそれて所を変える意から)●勢いや困難におされて、たじろぐこと。●ほとほと困りはてること。「長電話には―する」[類語]閉口。[類義語の使い分け] 「閉口・辟易」 **へきえん【、僻遠】** 〔文〕中央からはなれて遠いこと。「―の地」[類語]辺鄙{へんぴ}。 **へき・が【壁画】** 建物の壁や天井などに、えがいた絵。 **へき・かい【、劈開】** 《名・自サ》《裂き開くの意)結晶がある特定の方向にはがれたり割れたりすること。 **へき・かい【、碧海】** 〔文〕青々とした海。滄海{そうかい}。 **へき・がん【碧眼】** 〔文〕●あおい目。特に、西洋人の目。[四字]「紅毛―」 ●西洋人。 **へき・ぎょく【碧玉】** 〔文〕みどり色の玉。特に、酸化鉄などの不純物をふくむ石英。ジャスパー。 **へき・くう【碧空】** 〔文〕青空。碧天{へきてん}。[類語]蒼空{そうくう}。蒼穹{そうきゅう}。 **へき・けん【僻見】** 〔文〕かたよった考え方。 **へき・すい【碧水】** 〔文〕青々と深くすんだ水。 **へき・すう【、僻、陬】** 〔文〕辺鄙な土地。かたいなか。「―の地」 **へき・する【僻する】** 《自サ変》〔文〕〔考えなどが〕かたよる。偏する。「一方に―・することなかれ」 ●ひがむ。 **へき・せつ【、僻説】** 〔文〕かたよった説。 **へき・そん【僻村】** 〔文〕●かたいなかの村。「山あいのー」 ●自分の住んでいる村の謙称。 ペインテ―へきそん 1313 <1314> **べき・だ** 《連語》《文語助動詞「べし」の連体形+「だ」)→べし。 **へき・たん【碧潭】** 〔文]青々と水をたたえた、深いふち。 **へき・ち【僻地】** 都会から遠くはなれた辺鄙{へんぴ}な土地。かたいなか。「―教育」[類語]僻陬{へきすう}。辺地。 **へき・とう【劈頭】** 〔文〕まっさき。最初。第一番。「開会―」「一第一」[類語]冒頭。 **へき・めん【壁面】** 〔文〕壁の表面。「一彫刻」 **へき・らく【碧落】** 〔文〕あおぞら。[類語]碧空{へきくう}。 **へきれき【霹靂】** 〔文〕●かみなり。[句]「青天の―(=突然起こった変事・大事件)」 ●激しい音。 **へ・ぐ【『剝ぐ・『折ぐ】** 《他五》●うすくけずってむく。はぐ。「木の皮を―・ぐ」 ●少しとる。少なくする。「余分なものを―・ぐ」 **べく【『可く】** (助動詞「べし」の連用形)→べし。 **べく・して【『可くして】** 《連語》《文語助動詞「べし」の連用形+「して」)●・・・することはできても。「言うー、行いがたし」 ●当然・・・するはずであって。「なるーなった」 **ヘクタール** 《名・助数》メートル法の面積の単位。一ヘクタールは一○○アール。記号ha ▽hectare **ペクチン** 植物の細胞膜間にある多糖類。ゼリー化作用をもつので、ジャム・ゼリーなどの製造や、微生物の培地などに用いる。▷pectin **ヘクト** 《接頭》メートル法の単位名に冠して、その基本単位の一○○倍を意味する語。記号h。「ーメートル」▷hecto- (=百) **ヘクトーパスカル** 《名・助数》圧力の単位。特に気圧をはかる単位。一ヘクトパスカルは一ミリバールと同じ。記号hPa。▽hectopascal **ベクトル** 大きさのほかに方向をもった量。速度・力・加速度など。[団]スカラー。▽ィ Vektor **べく・も・な・い【『可くもない】** 《連語》・・・することはとてもできない。「当方の非は否定す―・い」 **ベクレル** 国際単位系(SI)で放射能の強さを表す単位。一ベクレルは一秒間に原子核一個が崩壊する放射能を示す。一キュリーは三七○億ベクレル。記号Bq。[参考]フランスの物理学者ベクレルの名から。▽bacquerel **べく・ん・ば【『可くんば】** 《連語》 《推量の助動詞「べし」の連用形「べく」+係助詞「は」からなる「べくは」の変化したもの)〔文〕・・・することができるならば。・・・するようならば。「頼む―頼め」 **ぺけ** 〔俗]●役に立たないこと。だめ。「すべてがーになる」 ●罰点の「×」のしるし。「不正解に―を付ける」 **ヘゲモニー** 〔主に政治運動において〕指導的な地位。主導権。覇権。「―をにぎる」▽ Hegemonie **へこ・おび【『兵児帯】** 子供や男子が長着の上にしめるしごき帯。[語源]もと、鹿児島の兵児(=若者)がしめたことから。 **へこ・た・れる** 《自下一》もうだめだと思って、気力をなくす。弱る。へたばる。「しごかれても―・れない」 **ベゴニア** シュウカイドウ科ベゴニア属の植物の総称。冬・春に咲く白・赤・黄などの花や葉を観賞する。ベコニア。▽bégonia **ぺこぺこ** 《形動》空腹であるようす。「腹がーだ」 ■《副・自サ》頭をしきりに下げて謝るようす。また、へつらうようす。「上役に―する」 **へこま・す【『凹ます】** 《他五》●へこむようにする。「お腹を―・す」 ●〔俗〕相手をやりこめる。「徹底的に敵を―・す」=へこませる。 **へこ・む【『凹む】** 《自五》●表面の一部が、その周りよりも低くなる。くぼむ。「衝突して車体が―・む」 ●〔俗〕負けて屈服する。「それくらいでー・むな」 ●〔俗〕損をする。「競馬で少しー・んだ」 ●〔俗〕〔一時的に〕気持ちが落ち込む。滅入る。「失敗して―・んだ」 **ぺこん** 《副》《多く「ーと」の形で)●物がへこむようす。 ●頭だけを急に前に下げるようす。ぴょこん。「首が―と曲がる人形」=ぺこり。 **へ・さき【舶・舳先】** 船の前の方の部分。船首。「―の向きを変える」[因]鱸{とも}。 **ぺしゃんこ** 《形動》ぺちゃんこ。「帽子がーになる」 **べし【『可し】** 《助動:ク型》[文語]●当然のなりゆき、予定、確実性の高い推測を表す。・・・はずだ。「悲しむべき事態となる」「起こるべくして起こった災害」「海上は風雨強かるべし」 ●〔意志的な動詞について〕義務を表す。・・・しなければならない。・・・するのがあたりまえだ。「子は親に従うべし」「人には親切にすべきだ」 ●命令を表す。・・・せよ。・・・しなさい。「直ちに取りかかるべし」●(推測的な)可能の意を表す。・・・できる。・・・できそうだ。「必ずや思いはかなうべし」「優勝は望むべくもない」 ●意志・目的を表す。・・・しよう。・・・するために。「成敗つかまつるべし」「会議に出席すべく上京する」[接続]一般に動詞・助動詞の終止形につく。ラ変動詞、ラ変型の助動詞(「ざり」「たり」「なり」)、形容詞、形容動詞には、連体形(いずれも、「〜る」で終わる形)につく。「べく」、特に「べき」の形は、現在でも形式的な文体で使われるが、その場合、上に来る動詞・助動詞は口語形を使うことも多い。「すぐに届くべし→届けるべし」「直ちに来くべし→直ちに来るべし」。サ変動詞の場合は、規範的には文語形につく。口語形についた場合は、口頭語的な言い方となる。「いかに愛すべきか/いかに愛するべきか」。[参考]言い切りの場合は、口語では「べきだ」の形を使う。「直ちに改めるべし→直ちに改めるべきだ」 **へし・あ・う【『圧し合う】** 。《自五》互いにおし合う。[参考]おしあいへしあい。 **へし・お・る【『圧し折る】** 《他五》〔力で〕おしつけて折る。[句]「鼻っ柱を―・る(=気の強い人をへこます)」 **ベジタブル** 野菜。「―ジュース」▽vegetable **ベジタリアン** 菜食主義者。▽vegetarian **ペシミスティック** 《形動》人生や物事を否定的・悲観的に受けとるようす。ペシミスチック。「――な終末論」[対]オプティミスティック。▽pessimistic **ペシミスト** 厭世家{えんせいか}。悲観論者。[団]オプティミスト▷pessimist **ペシミズム** 物事を悲観的に考えようとする傾向・態度。厭世主義。悲観論。[団]オプティミズム。▽pessimism **ベシャメル・ソース** 小麦粉をバターでいため、牛乳でのばして塩・こしょうなどで味つけした白色のソース。ホワイトソース。▽sauce béchamelから。 **ベスト** ●最上級。最良。 ●全力。最善。[コロ]「―を尽くす」[囡]ワースト。▽best **ベスト‐セラー** 一定期間内にいちばんよく売れた本。〔出版物以外にも使うことがある〕「新製品がーになる」▽best seller **ベスト‐テン** その分野で最もすぐれている、一〇人または一○種 べきだ―ベスト 1314 <1315> の作品・商品。「今週のー」▽best ten **ベスト‐ドレッサー** 衣服の着こなしが最も上手な人。▽best dresser **ベスト‐メンバー** 競技団体などの、えり抜きの人員。最高の顔ぶれ。▽best member **ベスト** 袖{そで}なしの胴着。チョッキ。ヴェスト。▽vest **ペスト** ペスト菌によって起こる感染症の一つ。悪寒を伴う高熱があり、皮膚は乾燥して紫黒色となる。死亡率が高い。感染したネズミから吸血したノミによって感染する。黒死病。▽pest **へず・る【『剝ずる】** 。《他五》少しずつけずりとる。〔古風で方言的なことば〕「予算を―・る」 **ペセタ** 《名・助数》スペインの旧貨幣単位。一ペセタは一○○センチモ。▽peseta **へそ【臍】** ●哺乳動物の腹の中心にある、臍帯{さいたい}(=へその緒{お})がついていたあと。ほぞ。 ●物の中心部にある小さな突起。「石うすの―」 ●へそに似た、小さなくぼみ。「あんパンのー」 [句]**――で茶を沸か・す** 《句》おかしくてたまらないことのたとえ。臍が茶を沸かす。 [句]**――を曲・げる** 《句》機嫌を悪くして素直に行動しない。すねる。つむじを曲げる。 **べそ** 〔俗]〈「ーをかく」の形で〉泣き顔になる。 **ペソ** スペインの古い貨幣。 ●《名・助数》中南米やフィリピンで用いる、貨幣単位。▽peso **へそ・くり【臍繰り】** 「へそくり金」の略。(家庭内で)倹約してないしょでためた金。 **へそ・の・お【「臍の緒】** 胎児のへそと母体の胎盤とをつなぐ、ひも状の器官。これを通して母体から胎児へ栄養が供給される。ほぞのお。臍帯{さいたい}。 [句]**―切って以来** 《句》〔俗〕生まれてからこれまで。「こんなことは―初めてだ」 **へそまがり【臍曲がり】** 《名・形動》性質がひねくれていて、素直でない・こと{人}。つむじ曲がり。 **へた【〈下手〉】** 《名・形動》●技術などがうまくない・こと{人}。「―な英語」「―な字」[類語]まずい。つたない。不器用。拙劣。稚拙。[団]じょうず。 ●やり方・言い方などが、よく考えた上でなされていないこと。「―な事は言えない」「―に金を持たせるな」 [連語]**ーをすると** 《連語》用心や心遣いを怠って何かをすると。また、好ましくないほうに事が進む場合を考えると。へたすると。「―退学になる」[参考]悪い結果を予想して言う。 [句]**――な鉄砲も数打てば中さる** 《句》たくさんの中には、まぐれあたりもある。下手なてっぽも数打ちゃあたる。 [句]**――の考え休むに似たり** 《句》よい考えもうかばないのに長く考え込むのは、時間の浪費だ。 [句]**――の長談義** 《句》話のへたな人がする、長くて迷惑な話。 [句]**――の横好き** 《句》へたなくせに、ひどく好む・こと{人}。 **へた【蔕】** ナス・カキなどの実についている萼{がく}。 **べた【暦】** サザエなどの巻き貝についているふた。 **べた** ■《接頭》〔俗〕「全面」「すきまのない」「すっかり」などの意。「―塗り」「―ぼれ」 ■《名》●「べた焼き」の略。写真で、引き伸ばさずに焼き付けること。密着。 ●《形動》〔俗〕ありきたりで、面白みがない。「―な洒落{しゃれ}。」[表記]目はふつう「ベタ」と書く。 **ベター** 《形動》よりよいようす。「この方がーだ」▽better **ベター‐ハーフ** 妻。愛妻。▽better half **べたーいちめん【べた一面】** 〔俗〕物の表面全部にすきまのないこと。表面全体。「―の焼け野原」 **へたくそ【〈下手糞】** 《名・形動》〔俗〕〔技術などが〕ひどくへたな・こと{人}。[参考]「くそ」は強めの語。 **へだたり【隔たり】** へだたっていること。また、その程度。「年齢の―」「双方の主張にーがある」 **へだた・る【隔たる】** 《自五》●空間的または時間的に、遠くはなれる。「天と地ほど―・る」 ●二つの物事の間に開きができる。「実力が―・る」 **べたつ・く** 《自五》●べたべたとねばりつく。「油で手が―・く」 ●人の体にまといつく。特に、男女が色っぽくまといつく。「人の目をぬすんで―・く」 **ぺたっと** 《副》ぺたり。 **へだて【隔て】** ●しきり。「―のふすま」 ●差別。わけへだて。「男女の一なく」 ●遠慮して打ちとけないこと。「―のない間柄」 **へだ・てる【隔てる】** 《他下一》●〔物を〕間に・置く(置いて境にする)。しきる。「机を―・てて座る」 ●〔物と物、あるいは人と人の間に〕距離をおく。遠ざける。「友達の仲を―・てる」 ●月日がたつ。「十年の歳月を―・てて再会する」 **へたば・る** 《自五》〔俗〕体力・気力が弱る。へこたれる。「連日の猛暑で―・る」 **へたへた** 《副》《「ーと」の形も)力がぬけてくずれるように座るようす。「―とうずくまる」 **べたべた** 《副》(「―と」の形も)●《自サ》物がねばりつくようす。「油が手にーくっつく」 ●ねばった液汁をところかまわずぬるようす。「壁にペンキをーぬる」 ●いたるところに、また、一面にはりつけるようす。「ビラを電柱に―はる」 ●《自サ》男女が色っぽくまつわりつくようす。「人前でーする」 **ぺたぺた** 《副》《「―と」の形も)●物が軽くあたるようす。「サンダルでー歩く」 ●〔紙などを〕続けざまに、また、数多く判をおすようす。「写真を―はる」[参考]①②とも、「べたべた」より軽い表現。 **べたーぼめ【べた褒め】** 〔俗〕徹底的にほめること。 **べた・ぼれ【べた惚れ】** 《名・自サ》〔俗〕すっかりほれこむこと。「あいつはあの娘にーだ」 **べたり** 《副》《多く「―と」の形で)●物がねばりつくようす。「ペンキがーと付く」 ●多めのペンキなどを付けて、一面にぬり付けたり、また、紙などの全体をすきまなくはり付けるようす。 ●「だらしなく〕しりを付けて平たく座るようす。「―と座り込む」=べたっと。 **ぺたり** 《副》(多く「ーと」の形で)●物をはりつけるようす。「シールをーとはる」 ●印などをおすようす。「スタンプをーとおす」 ●しりを付けて平たく座るようす。[参考]①~③とも「べたり」よりも軽い表現。=ぺたっと。 **へたり・こ・む【へたり込む】** 《自五》べたりと座りこむ。また、つかれて動けなくなる。「その場に―・む」 **へた・る** 《自五》〔俗〕●しりをつけて座る。 ●古くなってだめになる。「スプリングがー・ったソファ」 **ペダル** 自転車・オルガン・ピアノ・ミシンなどの、足でふみ動かす板状の部分。▽pedal **へたれ** 〔俗〕[気力や強さに欠け]情けないこと。また、そのような人。 **ぺたん** 《副》《多く「―と」の形で)●物を軽くおしつけたり、{小さな物を}軽くはりつけたりするようす。「はんこをーとおす」 ●平たく座るようす。 **ペダンチック** 《形動》学識をひけらかすようす。街 ベスト―ペダンチ 135 <1316> **ペチカーベったり** **ペダンチック** 《形動》学者ぶること。学問的。ペダンティック。「――な議論」▽pedantic **ペチカ** 暖房装置の一つ。周囲をれんが・粘土などで高く築き、内部を煙道にして建物に組み込み、石炭などをたいて室内を暖める。ペーチка。▷pechka **ペチコート** スカート状の女性用下着。▽petticoat **へちま{『糸瓜}** ●ウリ科のつる性一年草。果実の繊維を浴用のあかすりに、へちま水は化粧水やせき止めの薬とする。●[俗]何の役にも立たないもののたとえ。「この―野郎」「・・・もーもない」の形で否定の意を強める〕「理屈もーもない」 **ぺちゃくちゃ** 《副》(「―と」の形も)やかましく、よくしゃべるようす。ぺちゃぺちゃ。[参考]「べちゃくちゃ」より少し軽い感じ。 **ぺちゃんこ** 《形動》[俗]〔おしつぶされて]平たくなっているようす。「―の空き缶」●完全に屈伏しているようす。「―に言い負かされる」=ぺしゃんこ。 **ペチュニア** ナス科の一年草。夏、白色・紅色・紫色などの花をつける。ツクバネアサガオ。▽petunia **へ・ちょう{へ調}** 音楽で、へ音を第一音として構成する調子。へ長調とへ短調がある。 **べつ{別}** ■《名》●《形動》同じでないこと。「―の日」「―なことを考える」「あれとこれは――だ」●差異。ちがい。区別。「男女のーを問わない」●除外(すること)。問題外。「彼が来るかどうかはーとして・・・」■《接尾》区別の仕方がそれにもとづくことを表す。「年齢―」 **べつ・あつらえ{別誂え}** その物だけ特別に注文して作らせる・こと(物)。「―のドレス」 **べつ・いん{別院}** [仏]●七堂伽藍のほかに僧の住居として建てた堂。●本寺のほかにつくった寺院。 **べつ・うり{別売り}** 《名・他サ》別に売ること。分けて売ること。別売{べつばい}。「―の付属品」 **べつ・えん{別宴}** [文]送別の宴。[類語]送別会。 **べつーかく{別格}** 定まった格式のほかにある、特別の地位や扱い。「―の扱いを受ける」「―の登用」 **べつ・かん{別館}** 本館のほかに設けた建物。[対]本館。 **べっかんこう** [俗]あかんべ。べっかんこ。 **べつ・き{別記}** 《名・他サ》本文のほかに別に書きそえる・こと(記録)。「詳細は―の通り」[類語]付記。 **べつ・ぎ{別儀}** [文]ほかの事。余の儀。「―ながら」 **べつ・きょ{別居}** 《名・自サ》親子・夫婦などが別れて住むこと。「―生活」[対]同居。 **べつ・ぎょう{別業}** ●ほかの職業・事業。●[文](よそに設けた不動産の意から)別荘。 **べつ・くち{別口}** 別の種類・部類。「―の収入」 **べつけ{別家}** 《名・自サ》●本家から分かれる・こと(家)。分家。「―を立てる」●商家で、のれんを分けてもらう・こと(店)。のれん分け。[対]②本家。 **べつけい{別掲}** 《名・他サ》[文]別にかかげること。「その系統は―の図のとおりである」 **べっけん{別件}** 別の用件。また、別の事件。「―で外出する」「―逮捕」 ***べっ・けん{瞥見}** 《名・他サ》[文]ちらりと見ること。「―の限りでは・・・」[類語]一見{いちげん}。一瞥{いちべつ}。 **べつ・げん{別言}** 《名・他サ》[文]別なことば(で言いかえること)。換言{かんげん}。「――すれば・・・」 **べつ‐こ{別個・別箇}** 《名・形動》[他と切りはなされて]別であること。別々。「――に取りあつかう」 **べつ‐ご{別後}** [文]別れてから後。一別以来。 **べっこう{別項}** [文]別の項目。「―で補足する」 ***べっこう{鼈甲}** タイマイ(=ウミガメの一種)のこうらを加熱して作った装飾材料。褐色がかった黄色の地に茶色の斑紋{はんもん}がある。「―の櫛{くし}」「―細工」 **べつ‐こうどう{別行動}** 他の人と別々の行動をすること。「明日は家族と―を取る」 **べっこん{別懇}** 《名・形動》[文]特別に親しいこと。「―の間柄」[類語]昵懇{じっこん}。 **べっ・さつ{別冊}** 内容上は一体をなすが、他の部分とは別に製本したもの。また、定期刊行物で、定期外に刊行されたもの。臨時増刊。「―付録」 **ペッサリー** 受胎調節などのために女性が使う器具。子宮栓{しきゅうせん}。ダッチペッサリー。▽pessary **べっし{別紙}** [書類などで]そのもののほかにそえた紙面・書面。「解答は―に記入のこと」 ***べっし{蔑視}** 《名・他サ》[文]軽蔑して見ること。「―に耐える」「女性―」[類語]軽視。 ***べつ‐じ{別事}** [文]●別のこと。「幸福と結婚とは―である」●ふつうと変わったこと。「―なく暮らす」 ***べつーじ{別辞}** [文]別れの挨拶。「―を述べる」 **べっしつ{別室}** ほかの部屋。別間。また、特別に設けた部屋。「客を―に案内する」 **べっして{別して}** 《副》[文]〔他もそうであるが]特に。とりわけ。ことに。「―この作品は優れている」 **べつ・しゅ{別種}** 別の種類。「――の問題」[対]同種。 ***べつ・しょう{別称}** 別の呼び方(呼び名)。[類語]別名。異称。 ***べつ・しょう{蔑称}** 軽蔑の気持ちをこめて呼ぶ名称。卑称。[対]敬称。 ***べつーじょう{別条}** ふだんとはちがった事柄。「―なく過ごす」 **べつじょう{別状}** ふつうとはちがった状態。異状。[句]「命に―はない」 **べつーじん{別人}** 本人とちがう別の人。余人。[対]同人。 **べつ‐ずり{別刷り}** ●本文とは別の方式で印刷する・こと(物)。「口絵は―にする」●抜き刷り。 ***べつ・せい{別姓}** ●本姓以外の姓。●夫婦・親子などが別々の姓を名乗ること。「夫婦―」 ***べつ・せい{別製}** 特別に念入りに作る・こと(物)。特別製。特製。「―の注文品」 **べつ・せかい{別世界}** 普通とは全くちがった環境。特に、別天地。「彼はわれわれとは―の人間だ」 **べつ・せき{別席}** ●ほかの座敷。別室。●特別の席。「―を設ける」●席が別々であること。 **べっ・そう{別荘}** ●[避寒・避暑・休養などのために]ふだん住んでいる本宅とは別の風景や風雅のよい土地に建てた家。「海辺の―」[類語]別邸。●[隠]刑務所。 ***べっ・そう{別送}** 《名・他サ》別便で送ること。「品物はーいたします」 **べったく{別宅}** ふだん住んでいる家とは別に構えた家。「仕事用の―」[対]本宅。 **へったくれ** [俗]〈多く「・・・もーもない」の形で〉とるにたりないものとして悪く言うことば。「部長もーもない」 **べつだて{別立て・別建て}** 別々に分けて取りあつかうこと。「一料金」「新旧―の処置」 **べったり** 《副》(「―と」の形も)●ねばりつくようす。また、すき間なく密着するようす。「ガムが靴底に―つく」「母親に―の子」「体制―の人」●(平たく)座りこむようす。「―尻もちをつく」●一面に書いてあるようす。 <1317> **べつだん―へど** **べつ・だん{別段}** ■《名》いつもと異なること。「―の扱いを受ける」■《副》《下に打ち消しの語を伴って)とりわけ。特に。大して。「―気にも留めなかった」 **へっちゃら** 《形動》[俗]平気なようす。へいちゃら。 **べっちん{別珍}** [文]木綿で織ったビロード。服地・たび地などに使う。[英]velveteenからという。 **へっつい{竈}** (「竈{かまど}へつ火{ひ}」から)●かまど。●かまどの神。 **べってい{別邸}** 本邸・本宅のほかに、別に設けた邸宅。[類語]別荘。別宅。[対]本邸。 **ヘッディング** ヘディング。▽heading **ペッティング** 男女間で行われる愛撫{あいぶ}。おもに首から下の性的刺激。▽petting **べつ・でん{別殿}** 別に構えた宮殿・社殿。 **べつどう・たい{別働隊・別動隊}** [軍隊で]本隊からはなれて独自の行動をとり、特別な任務にあたる部隊。 **べってんち{別天地}** 俗世間からはなれた世界・環境。別世界。「―のように静かだ」 **ヘット** 牛の脂。牛脂。▽[蘭]vet(脂肪),[独]Fett(脂肪) **ヘッド** ■《造語》「頭」の意を表す。「―スライディング」「―レス」■《名》●かしら。長。●物の頭に相当する部分。先端部。●標題。見出し。●テープレコーダー・ビデオデッキなどで、テープにふれて録音・録画・再生・消去などを行う部分。▽head **―コーチ** スポーツで、主任格のコーチ。主に監督を補佐し、作戦面の指導などをする。▽head coach **―ハンティング** 有能な人材を引きぬくこと。▽headhunting(=首狩り) **―ホン** 音声電流を音に変える装置で、両耳をおおう形のもの。ヘッドフォン。ヘッドホーン。[類語]レシーバー。イヤホン。▽headphones **―ライト** 自動車・電車などの前面につける明かり。前照灯。[対]テールライト。▽headlight **―ライン** [新聞・雑誌・報道番組などの]見出し。特に、大見出し。▷headline **―ワーク** ●頭を使う仕事。頭脳労働。●スポーツで、頭脳的なプレー。▽headwork **べっと{別途}** [文]ほかの方法。別。[副詞的にも使う]「―の手段」「―手数料がかかる」「一考慮する」 **ベッド** 洋式の寝床。寝台。「ダブルー」▽bed **―タウン** (昼は大都市へ出て働き、夜寝るためにだけ帰ってくる町の意)大都市周辺の住宅地区。衛星(的)住宅都市。▽bedとtownからの和製語。**―ルーム** 寝室。▽bedroom **べつべつ{別別}** 《名・形動》それぞれに別であること。別個。「―の部屋」「――に行く」 **ペット** ●愛玩{あいがん}用の動物。「―ショップ」●気に入りの年少者。▽pet **ーネーム** 愛称。▽pet name **ーフード** ペット用に加工されたえさ。▽pet food **べつ・とう{別当}** ●平安時代から江戸時代まで、朝廷・幕府の特殊な役所や、大臣家・社寺などに置かれた長官。特に、検非違使庁の長官。●盲人の四階の位の第二位。検校{けんぎょう}に次ぐ位。 **ペット・ボトル** ポリエチレンテレフタレート樹脂製のびん。加工しやすくて軽く、割れにくいので、清涼飲料・食用油・化粧品などの容器に利用される。ペット。[参考]◆略語集(PET)。▽PET bottle **べっとり** 《副》(「ーと」の形も)ねばりけのあるものなどが一面につくようす。「血が―つく」「―と汗をかく」 **べつに{別に}** 《副》●他とちがって特に(・・・だということはない)。特別に。とりたてて。「―つらいとは思わない」〔下に打ち消しの語を伴うが、下の語を省略することもある〕「『つらくはないかい』『―』」 **べつ・のう{別納}** 《名・他サ》[文]金銭・品物をふつうの方法ではなく別の方法で納めること。「料金一郵便」 **べつーぱ{別派}** 別の流派・党派。 **ペッパー** 胡椒{こしょう}。ペパー。「ーミル(=胡椒ひき)」▽pepper **べつ・ばら{別腹}** [俗]満腹にもかかわらず、甘い菓子などは食べられること。「ケーキは―」 **べつーぴょう{別表}** 書物・書類などで、本文のほかに付けそえた表。「――を参照せよ」[類語]付表。 **へっぴり‐ごし{屁っ放り腰}** [俗](屁をひるときの腰つきの意)●体をかがめて、しりを後ろにつき出した不安定な腰つき。●自信のない、びくびくしたようす。「―の態度」 **べつ・びん{別便}** 別個に出す郵便。「―で送る」 **べっぴん{別嬪・別品}** [俗]美人。美女。 **べつーふう{別封}** ●《名・他サ》別々に封をすること。「―の小切手」●[文]別にそえた封書。 **べつほう{別報}** [文]別の知らせ。ほかの報道。「―によると死傷者が出たという」 **べつ・ぼう{別法}** [文]別の方法。「―を講じる」 **へっぽこ** 《名・形動》[俗]役に立たない者などを、軽蔑して言う語。「――医者」[類語]へぼ。 **べつ・ま{別間}** 別のへや。別室。 **べつ・むね{別棟}** 棟を別にしている建物。また、本屋{おもや}からはなして建てた建物。「母屋とーになっている」 **べつ・めい{別名}** 別の呼び名・呼び方。別名{べつみょう}。一名。 [類語]異名{いみょう}。異称。別称。 **べつめい{別命}** [文]特別の命令。また、別に与える命令。「―を帯びて行動する」 **べつもの{別物}** ●別のもの(こと)。「それとこれとは―だ」●特別なもの。「―としてあつかう」 **べつ・もんだい{別問題}** 別の事柄。異質の問題。「―として論じる」 **べつ‐よう{別様}** [文]様子・方式が他とちがっていること。「―の解釈もできる」「―の仕立て」 **へつら・う{諂う}** 《自五》人の気に入られるように、卑下したふるまいをする。「権力者に―・う」[類語]おもねる。こびる。《四》。 **べつり{別離}** 《名・自サ》[文]わかれること。わかれ。離別。「―の涙」 **べつーるい{別涙}** [文]別れをおしんで流す涙。 **べつ・わく{別枠}** [例外として]別の決まり・範囲で定められる・こと(もの)。「昇給とーで一時金を支給」 **ペディキュア** 足のつめにエナメルをぬって美しく見せる化粧。▽pedicure **ヘディング** サッカーで、ボールを頭であやつること。ヘッディング。「―シュート」▽heading **ベテラン** ある分野で長年の経験があり、熟達した人。老練者。ヴェテラン。[類語]エキスパート。▽veteran **ぺてん** [俗]人をいつわりだます・こと(手段)。「一師」[コロ]「ーにかける」[語源]中国語の「胖子(beng-zi)」のなまりからか。 **へーど{反吐}** 一度飲食したものをはきもどすこと。また、はきもどしたもの。げろ。「ーをはく」**―が・出る** 《句》[俗]ひどく不愉快になることのたとえ。 <1318> **べとつく―へや** **べと・つ・く** 《自五》べとべとする。べとべとと付く。「湿気が多くて―・く」「油が手に―・く」[類語]べたつく。 **へとへと** 《形動》ひどくつかれたようす。「ーにつかれる」「走り続けてーだ」 **べとべと** 《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)物がねばりつくようす。べたべた。「汗で背中が―する」 **へど・もど** 《副・自サ"》(副詞は「――と」の形も)うろたえるようす。「痛い所をつかれて―する」 **へどろ** 河口や湾の底に堆積した、粘土質のどろどろした沈殿物。しばしば工場の廃棄物がその原因となる。「―公害」[表記]しばしば「ヘドロ」と表記される。 **へなちょこ** [俗]未熟な者や、くだらない者を軽蔑して言う語。「―野郎」[語源]もと、外側に鬼、内側にお多福の顔をかいた楽焼きの上等でない杯の意から。 **へなへな** 《副・自サ》 (副詞は「――と」の形も)●ごくわずかな力ですぐへこんだり曲がったりするようす。また、気力を失ってしおれるようす。「―の刀」「ーと座り込む」●性格・態度にしっかりしたところがないようす。「あんなーした人はきらいだ」 **ペナルティー** ●罰金。違約金。「――を取られる」●[競技などで]違反行為に与えられる罰則。▽penalty **ーキック** サッカーやラグビーで、相手チームに反則があったとき、権利が与えられてボールをけること。P K。▷penalty kick **ペナント** ●細長い三角旗。●野球などの優勝旗。▽pennant **ーレース** プロ野球で、優勝を争う公式戦。▽pennant race **べに{紅}** ●紅花の花びらからとった赤い色素。化粧品・染料・食品の着色などに使う。●あざやかな赤色。べに色。●口べに。また、ほおべに。[コロ]「ーをさす」 **ペニー** 《名・助数》英国の貨幣単位。十進法移行により一ポンドの一〇〇分の一に改正された。▽penny(=ペンスの単数形) **べに・がら{紅殻}** 「ベンガラ」に同じ。 **べに‐ざけ{紅鮭}** 「ベニマス」の別称。 **べにさし・ゆび{紅差し指}** (この指で紅③をさすことから)くすりゆび。 **べに‐しょうが{紅生薑・紅生姜}** 梅酢{うめず}につけたり、食紅で赤く染めたりしたショウガ。 **ペニシリン** アオカビの一種から得る抗生物質。肺炎・化膿性疾患などにききめがある。▽penicillin **ペニス** 「陰茎{いんけい}」に同じ。▽[ラ]penis **べにばな{紅花}** キク科の越年草。夏、黄色の花がつく。花から紅をとり、また薬用ともする。種子から「紅花油」をとる。すえつむはな。サフラワー。 **べに‐ます{紅鱒}** サケ科の海魚「ベニザケ」の別称。繁殖期になると体側やひれの色は赤くなる。北太平洋に分布。湖のある川に上って産卵する。食用。 **ベニヤ** うすい単板を三枚以上はり合わせた板。天井板・壁板などに使う。ベニヤ板。▽veneer(=薄板) **へーの・かっぱ{屁の河童}** [俗]何とも思わないこと。平気。へいちゃら。「これしきのことはーだ」 **ペパーミント** ●シソ科の多年草。すっとするような独特の香りがあり、香料などとして用いる。西洋はっか。「ーガム」●リキュールの一種。はっか油を主成分とするもの。多く緑色に着色される。▽peppermint **へばり・つ・く{へばり付く・へばり着く}** 《自五》[俗]ぴったりとはなれないようにくっつく。「権力の座に―・く」「こたつに―・く」 **へば・る** 《自五》[俗]つかれてへとへとになる。へたばる。「ひさしぶりの運動ですっかり―・った」[文]《四》。 **へび{蛇}** トカゲ目ヘビ亜目に属する爬虫類の総称。体は円筒形で細長い。四肢はなく、全身がうろこでおおわれる。ながむし。くちなわ。[参考]昔から神秘なもの、不吉なもの、気味の悪いもの、執念深いものとされてきた。**――に見込まれた蛙** 《句》恐ろしさに身がすくんで動けなくなったもののたとえ。**――の生殺し** 《句》●痛めつけて半死半生の状態にし、そのままほうっておくこと。●物事の決着をつけず、あいまいなままにしておくこと。「いつまでもーにしないで、早く判を押してくれ」 **ヘビー** ■《造語》「重い」「強度の」の意を表す。■《名》努力すること。「ラストー」=ヘヴィー。▽heavy **―きゅう{―級}** (heavyweight)ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで八六・一八㌔以上、アマで八一~九一㌔。**ースモーカー** たばこをたくさん吸う人。強度の喫煙者。▽heavy smoker **-ユーザー** 特定の商品やサービスを頻繁に利用している人。▽heavy user **ーローテーション** ラジオ局などが、同じ曲を何度も繰り返し放送すること。▽heavy rotation **ベビー** ■《造語》「小型のもの」「かわいらしいもの」の意を表す。「―だんす」■《名》●赤ん坊。●[俗]かわいい女の子。ベイビー。▷baby **ーカー** 乳母車。▽babyとcarからの和製語。**ーシッター** 両親の外出中に、やとわれて子守りをする人。▽baby-sitter **ーフェース** 童顔。▽baby face **へび・いちご{蛇苺}** バラ科のつる性多年草。春、黄色の五弁花をつけ、果実は赤く熟す。「毒いちご」とも呼ばれるが、毒性はない。 **ペプシン** 脊椎動物の胃液にふくまれるたんぱく質分解酵素。▽pepsin **ヘブライ‐ご{ヘブライ語}** ユダヤ民族の言語。[参考]紀元前のものを古代ヘブライ語、これをイスラエル建国に伴って復活させたものを近代ヘブライ語という。 **べべ** [幼児語]着物。服。「赤いおー」 **へべれけ** 《形動》[俗]正体がなくなるほどひどく酒によっているようす。「―になるまで飲む」[類語]べろんべろん。 **へぼ** (「平凡」の転か)[俗]●技術・腕前がへたなこと。「―将棋」[類語]へっぽこ。●[果実などの]できがよくないこと。「ーナス」 **ヘボンしき・ローマじ{ヘボン式ローマ字}** 日本語を、ローマ字でつづる方式の一つ。アメリカのヘボンが考案したもの。「し」を「shi」、「ふ」を「fu」などと書く。[参考]訓令式ローマ字。 **へま** [俗]●《名・形動》ぼやぼやしていて、気がきかないこと。「―なことを言う」●軽率にしでかす失敗。「とんだーをやらかす」 **へ・めぐ・る{経巡る}** 《自五》あちこちをめぐり回る。遍歴する。「体内を―・る」「名所旧跡を―・る」 **ヘモグロビン** 赤血球にふくまれる色素たんぱく質。鉄をふくみ暗赤色をしている。おもに体内で酸素を運ぶ。血色素{けっしきそ}。略語Hb。▽[独]Hämoglobin **へーや{部屋}** ●家の中をいくつかに仕切ったものの一つ。室。間。「子供の―」●「相撲部屋」の略。大相撲で、年寄が経営し、力士を養成する。また、そこに所属する力士の系統。「―の親方」 <1319> **へやぎ【<部屋>着】** 室内で着るくつろいだ衣服。 **へやーずみ【<部屋>住み】** ●昔、長男でまだ家をつがない間の身分。 ●昔、次男以下で家をつぐことができない者。 **へや・わり【〈部屋〉割り】** 〔団体旅行の宿泊などで〕部屋の割り当てをすること。 **へら【篦】** 平たく細長い、先が刃形になった用具。布地に折り目をつけたり物を練ったりするのに使う。 **べら【『遍羅】** ベラ科の海魚の総称。小形で体色のあざやかなものが多い。南日本に多く分布する。 **へら・す【減らす】** 《他五》〔数量を〕少なくする。「人数を―・す」[団]ふやす。増す。 **へらず・ぐち【減らず口】** 負け惜しみに悪口やへりくつを言うこと。[コロ]「ーをたたく」。 **へらぶな【篦鮒】** 「ゲンゴロウブナ」の別称。特に、釣り堀などで養殖したゲンゴロウブナ。 **へらへら** 《副》《「――と」の形も)●軽々しくしゃべるようす。ぺらぺら。「―とお世辞を言う」 ●《自サ》だらしなく、また、あいまいに笑うようす。「何を言っても―しているだけだ」 **べらべら** 《副》《「―と」の形も)とめどなくしゃべるようす。また、軽々しくしゃべるようす。「―よくしゃべる人」[類語]ぺらぺら。 **ぺらぺら** 《副》《「――と」の形も》●《形動》外国語を上手にしゃべるようす。「彼は英語が―だ」 ●軽々しくしゃべるようす。[類語]べらべら。 ●紙などをめくるようす。「ページをーと繰る」 ●《形動・自サ》紙・布地などがうすくて弱いようす。「―の紙」 **べらぼう【篦棒】** 《名・形動》〔俗〕●無茶でばかげていること。「―な話」 ●程度が激しいこと。「―に早い」●人をののしっていう語。「―め」 **ベランダ** ●洋式建築で、建物の外側にはり出した、ひさしのない床。[類語]テラス。 ●[俗]バルコニー。▽veranda **べらんめえ** 《感》 《「べらぼうめ」の転か)相手をののしって言う語。 **べらんめえ‐ことば【一言葉】** 江戸の下町の職人などが使った、巻き舌であらっぽい口調。べらんめえ調。「―でまくしたてる」 **へり【『縁】** ●くぼみになっている所のそば・きわ。「がけのー」 ●物の端。ふち。「本の―」 ●畳・ござなどの両端につける布。また、カーテンなどの端につける飾り。 **ヘリ** 「ヘリコプター」の略。 **ヘリウム** 希ガス類元素の一つ。水素に次いで軽い無色・無臭の気体。気球・飛行船やネオンサインなどに利用。元素記号He。▽Helium **ペリカン** ペリカン科の水鳥。温帯・熱帯の海に分布し、下くちばしが大きな袋のようになっていて、魚をすくい取って食べる。▽pelican **へり‐くだ・る【『遜[遜]る・『謙る】** 《自五》相手を敬って自分を卑下する。謙遜{けんそん}する。「―・った態度」 **ヘ・りくつ【屁理屈】** 筋道のたたない議論。「―を並べる」 **ヘリコプター** 主翼を持たず、ローター(=回転翼)をまわして飛行する航空機。ヘリ。▽helicopter **ペリスコープ** 「潜望鏡{せんぼうきょう}」に同じ。▽periscope **ヘリポート** ヘリコプターの発着所。▽heliport **ベリリウム** もろくて軽い白色の金属元素。原子炉の中性子減速材やX線管の窓などに利用する。有毒。元素記号Be。▷beryllium **ヘリンボーン** 杉綾織り。▽herringbone **へ・る【減る】** 《自五》●〔数量が〕少なくなる。とぼしくなる。「交通事故が―・る」「腹が―・る」[団]増す。ふえる。 ●すりへる。「靴のかかとが―・る」 ●(多く否定形で)ひるむ。臆する。[句]「ロがー・らない」 **へる【経る】** 《自下一》●時がたつ。月日がたつ。「すでに一か月を経た」 ●ある場所を通過する。「名古屋を経て大阪に行く」 ●ある過程・道筋をたどる。「所定の手続きを経る」「段階を経る」 **ベル** ●電磁石の吸引力とばねの弾力を利用して断続的に発音体をたたいて音を出す装置。電鈴{でんれい}。 ●鐘・鈴の類。▽bell **ヘルシー** 《形動》健康的であるようす。「―な食品」▷healthy **ヘルス** 《造語》「健康」「健全」の意を表す。「―メーター」▷health **ヘルス‐ケア** 健康管理。▽health care **ヘルス‐センター** 保養地。また、保養のための施設。▽health center(-診療所) **ペルソナ** 人格。 ●美術で、人体像。▽persona(=仮面) **ヘルツ** 《名・助数》音波・電磁波などの一秒間の振動数を表す単位。サイクル毎秒。記号Hz ▽Hertz **ベルト** ●帯皮。また、帯状のもの。バンド。「ズボンの―」 ●帯状の広がりをもつ場所・地域。「グリーンー」「太平洋――地帯」 ●二軸間に回転や動力を伝達するための帯状のもの。しらべかわ。▽belt **ベルト‐コンベヤ** 二つの車にたすき掛けにかけわたしたベルトを動力で動かし、ベルトの上にのせた物を連続的に一定の場所に運ぶ装置。ベルトコンベヤ。ベルトコンベア(1)。▽belt conveyor **ヘルニア** 体内で内臓が異常な位置に脱出した状態。特に、腸の一部が腹膜とともに鼠蹊部{そけいぶ}などに脱出した状態。脱腸。▽hernia **ヘルパー** ●手伝い。助手。特に、家事の手伝いをする人。 ●ホームヘルパー。▽helper **ヘルペス** 〔医〕「疱疹{ほうしん}」に同じ。▽Herpes **ベルベット** ビロード。特に、絹ビロード。▽velvet **ヘルメット** 危険防止のためにかぶる、洋風のかぶと形のかたい帽子。安全帽。保護帽。ヘル。▽helmet **ベルモット** リキュールの一種。ぶどう酒に種々の薬種の成分をしみ出させて作る。食前酒やカクテルに用いる。ヴェルモット。▽vermouth **ベレー** ふちなしの、まるく平たい帽子。ベレー帽。▽béret **ペレストロイカ** 旧ソ連末期に、最高指導者のゴルバチョフが推進した改革の総称。「立て直し」の意。▽ロッperestroika **べろ** 〔俗〕舌。 **ベロア** 毛足が長く光沢のある毛織物。保温力が大きく、コート地などに使う。▽velour **ヘロイン** モルヒネから作る麻酔薬。▽Heroin **へろへろ** 《形動》勢いがなくて、まっすぐにならないようす。「―の球」「疲れてーだ」 **べろべろ** ■《副》(「―と」の形も)舌で物をなめまわすようす。[類語]ぺろぺろ。 ■《形動》ひどく酒によっているようす。べろんべろん。「夜中ーになって帰ってきた」 **ぺろぺろ** 《副》《「ーと」の形も)●舌でなめるようす。[類語]べろべろ。 ●舌をすばやく何度も出すようす。●たちまち食べつくすようす。ぺろり。 へやぎ―ぺろぺろ 1319 <1320> **ぺろり** 《副》(「―と」の形も)●舌を出すようす。「ついーと舌を出す」 ●あっさり食べてしまうようす。ぺろぺろ。「山盛りの料理をーと平らげる」=ぺろっ。 **べろんべろん** 《形動》ひどく酒によっていて、言動にだらしがないようす。べろべろ。[類語]へべれけ。 **へん【片】** 《助数》物の切れはし・花びらなどを数える語。[参考]上にくる語によって「ぺん」ともなる。 **へん【返】** 《助数》「遍{へん}」に同じ。 **へん【遍】** 《助数》度数を数える語。返。「百一回る」[参考]上にくる語によって「べん」「ぺん」ともなる。 **へん【偏】** 漢字の、字体の構成要素の称。左右に分けた左側の部分。[因]旁{つくり}。 **へん【変】** ■《名》〔文〕突然の出来事。事件。「桜田門外の―」 ■〔音〕音の高さを半音だけ下げることを表す語。フラット。「―ホ長調」[対]嬰{えい}。 ■《形動》●ふつうとちがって妙なようす。不思議なようす。あやしいようす。「―な話」「―な人影」[類語]妙。奇異。奇矯{ききょう}。異様。へんてこ。へんちくりん。へんてこりん。おかしい。 ●思いがけないようす。「事件は―な方向に発展した」 **へん【編篇】** ■《名》●首尾の完全に整った詩文。 ●書物の部分け。 ●編集。「文化庁―」 ■《助数》●書物の部分けを数える語。「全三ーからなる書物」 ●詩文を数える語。「詩三―」[参考]の■は、上につく語によって「ぺん」ともなる。日の①②、日の①②は、もと多く「篇」と書いた。日の③はもっぱら「編」と書く **へん【辺】** (形式名詞的に用いて)それに近い類似の場所・事柄を指す。・・・あたり。・・・程度。「この――は閑静でいいですね」「今日はこのーまでにしておきましょう」●〔数〕多角形をつくっている各線分。「三角形の三つの―」 ●〔数〕等号の左右にある式、または数。 **べん【便】** ●《名・形動》便利な・こと{手段}。「交通の―がよい」 ●大便・小便。特に、大便。「―の検査」 **べん【弁辯】** ■《名》話すこと。話しぶり。また、話の内容。「就任の―」 ■《接尾》《地名などにつけて)その地方特有のことばの意。「大阪―」 [句]**―が立・つ** 《句》話し方がうまい。雄弁である。 **べん【弁・瓣】** ●花びら。花弁。〔花びらの数を数える語としても使う〕「五――の花」 ●容器や管についていて、気体・液体の出入りを一方向に制限する装置。生体内の同じ機能をはたすものにもいう。「安全」 **ペン** インキをつけて、字や絵を書く筆記用具。特に、万年筆。 ●文章。また、文筆{活動}。▽pen **ペン‐が【―画】** ペンを使ってかいた絵。 **ペン‐じ【一字】** ペンを使って書いた文字。 **ペン‐じく【―軸】** ペン先を取り付ける細長い軸。文字を書くときに手ににぎる柄{え}とする。ペンホルダー。 **ペン‐だこ【―、胼胝】** 筆記具を長い間使ってできたたこ。 **ペン‐ネーム** 作家などが、文筆活動のときに用いる名。筆名。▽pen name **ペン‐パル** ペンフレンド。▽pen pal **ペン‐フレンド** 文通の仲間。ペンパル。▽pen-friend **ペン‐ホルダー** ●ペン軸。 ●卓球で、ラケットのにぎり方の一つ。ペンを持つようにしてにぎる。[参考]」「ペンホルダーグリップ」の略。[対]シェークハンド。▽penholder [句]**――は剣よりも強し** 《句》言論は、武力よりも強いうったえる力をもっている。言論の力は武力・暴力より強い。 [句]**――を折・る** 《句》文筆活動をやめる。筆を折る。 **へん・あい【偏愛】** 《名・他サ》かたよって愛すること。「末っ子を―する」 **へん・あつ【変圧】** 〔理〕電磁誘導作用を利用して交流電圧を変化させること。「器」 **へん・い【偏倚】** 《名・自サ》〔文〕かたよっていて標準から外れていること。 **へん・い【変位】** 《名・自サ》位置が変わること。また、その位置。 **へん・い【変異】** ●〔文〕きわめて変わった出来事。異変。「―が突発する」 ●《名・自サ》〔理〕同種の生物間にみられる形態的・生理的な相違。また、その相違が生じること。「突然」 **へんい【変移】** 《名・自サ》〔文〕うつりかわること。「世相の―」[類語]変化。 **べん‐い【便意】** 大小便、特に大便がしたくなる気持ち。[コロ]「ーをもよおす」 **へん・うん【片雲】** 〔文〕〔一片の〕ちぎれ雲。[類語]断雲。 **へん・えい【片影】** 〔文〕〔ある物の〕わずかに認められた姿。「沖行く舟の―」「故人の―を物語る逸話」 **べんえき【便益】** 〔文〕便利で利益があること。「一を受ける」[類語]便宜。 **へんおん・どうぶつ【変温動物】** 体温調節の機能をもたず、外界の温度の上下に伴って体温が変化する動物。無脊椎動物のほか、魚類・両生類など。冷血動物。[対]固定温動物。恒温動物。 **へん・か【変化】** 《名・自サ》●性質・状態などが変わること。「時代のーに応じる」「化学―」[類語]変動。変移。 ●単語の語形が用法に応じて形を変えること。「語尾が―する」[注意]「へんげ」と読めば別語。 **へんか‐きゅう【一球】** 野球で、投手が投げるボールが、曲がったり落ちたりするもの。カーブなど。[団]直球。 **へん・か【返歌】** おくられた和歌に対する返答の和歌。返し歌。 **へん・かい【変改】** 《名・自他サ》〔文〕変え改めること。また、変わり改まること。改変。 **べん・かい【弁解・辯解】** 《名・他サ》自分のした言動の言い訳をすること。言い開き。「―の余地がない」[類語]弁明。言い訳。 [類義語の使い分け]**「弁解・言い訳」** [言い訳・弁解]そんな言い訳(弁解)は通用しない [弁解]あなたの責任で弁解の余地はない [言い訳]あれこれ言い訳を考える/言い訳が立つ **へん・かく【変格】** 〔文〕本来の格式や規則からはずれていること。正格でないこと。[類語]変則。[团]正格。 **へん・かく【変革】** 《名・自他サ》〔物事が根本的に〕変わり改まること。また、変え改めること。「機構の―」「技術上の―」[類語]改革。 **へんがく【、扁額】** 〔文〕横に長い額。 **べん・がく【勉学】** 《名・自他サ》〔文〕学問・学習に努めはげむこと。勉強。「―にいそしむ」 **へんかく・かつよう【変格活用】** 国語の動詞の活用の一型。不規則な活用をするもの。口語ではカ変・サ変、文語ではカ変・サ変・ナ変・ラ変。[団]正格活用。 **ベンガラ** 酸化第二鉄を主体とする赤色顔料。塗料・油絵の具などに利用。紅殻{べにがら}。代赭{たいしゃ}。[周]源インドのベンガルに産したことから。[表記]「紅殻」「弁柄」と当てる。「ベンガラ縞{じま}」の略。たて糸が絹、よこ糸が木綿のしまの織物。▽Bengala ぺろり―ベンガラ 1320 <1321> **へん・かん【変換】** 《名・自他サ》〔別のものに〕とり変わること。また、変えること。「太陽エネルギーを電気に―する」「漢字ーキー」[類語]転換。 **へん・かん【返還】** 《名・他サ》一度手に入れたものを、返すこと。「領土の―」「優勝旗を―する」 **べん・き【便器】** 大小便を受ける器。おまる。 **べん・ぎ【便宜】** 《名・形動》〔使用したり、利用したりする上で〕都合がよいこと。また、適宜な処置。便宜{びんぎ}。[コロ]「ーをはかる」[類語]便益。 **べんぎ‐てき【―的】** 《形動》物事を間に合わせに処置するようす。「―手段に過ぎない」 **ペンキ** 「ペイント」に同じ。▽オランダ語pek から。 **へん・きごう【変記号】** 音符の高さを半音低める記号「b」。フラット。[因]嬰記号{えいきごう}。 **へん・きゃく【返却】** 《名・他サ》借りた物やあずかった物を持ち主に返すこと。「―の期限」「本を―する」 **へん・きょう【偏狭】** 《名・形動》●考え・心がせまいこと。「―な考え方」[類語]狭量。 ●〔文〕土地などがせまいこと。 **へん・きょう【辺境・辺疆】** 〔文〕中央から遠くはなれた国ざかい{の地}。国の果て。「―開拓の精神」 **べん・きょう【勉強】** 《名・他サ》●知識・技能などを身につけようと努めはげむこと。勉学。「もっと―すれば成績も上がる」「受験―」 ●将来役に立つであろう、貴重な体験。「いいーになる」「又とないーをさせてもらいました」 ●〔俗〕〔商人が〕安い値段で品物を売ること。「これなどいかがですか。―しますよ」 **ペンギン** ペンギン科の海鳥の総称。南極地方を中心に南半球に分布。翼は小さなひれ状で、飛ぶことはできない。陸上で直立し、水中を泳ぐ。▽penguin **へん・くつ【偏屈】** 《名・形動》人の性質がかたよっていて素直でないこと。「―な父」[注意]「変屈」は誤り。[類語]偏執。 **ペン・クラブ** 親交を通じて国家間の理解を深めるための、文筆家の国際的な文化団体。国際ペンクラブと日本ペンクラブとがある。[参考]「ペン」はPoets, Playwrights, Editors, Essayists and Novelists (=詩人・劇作家・編集者・評論家・小説家)の略。▽P.E.N. Club **へんげ【変化】** 《名・自サ》〔文〕●動物などが、姿を変えて現れること。また、現れたもの。化け物。[四字]「妖怪―」 ●神仏が、仮に人の姿となってこの世に現れること。また、現れたもの。 ●芝居で、役者が次々と役や衣装を変えること。「七ー」 **へん・げ【、貶下】** 《名・他サ》見下すこと。おとしめること。「彼を―する」「一的に言う」 **へんけい【「扁形】** 〔文〕平たい形。扁平な形。 **へんけい【変形】** ●《名・他サ》形が変わること。また、形を変えること。「原形を―する」 ●標準の形とちがっているもの。「背広のー」「―ギター」 **べんけい【弁慶”辨慶】** ●鎌倉時代初期の僧。武蔵坊{むさしぼう}と称し源義経につかえたといわれ、豪傑{ごうけつ}として名高い。 ●強い者。「内―」 ●「弁慶縞」の略。縞柄で、紺と浅葱{あさぎ}、紺と茶など、二種の色糸を用いて碁盤目を織り出したもの。弁慶格子{ごうし}。 **べんけい‐の・たちおうじょう【―の立ち往生】** 《句》進むことも退くこともできないこと。[围]弁慶が衣川{ころもがわ}の合戦で、なぎなたを杖{つえ}にして立ったまま死んだことから。 **べんけい‐の・なきどころ【――の泣き所】** 《句》●《弁慶でもけられれば泣くといわれる所の意で》向こうずね。 ●権勢のある人や強い人の、ただ一つの弱点。「孫の話が社長のーだ」 **へん・けん【偏見】** かたよった・考え{見解}。「―を抱く」 **へんげん【変幻】** 《名・自サ》〔文〕〔幻のように〕すばやく現れたり消えたりすること。 **へんげん【片言】** 〔文〕わずかなことば。ただの一言。 **へんげん‐じざい【変幻自在】** 《名・形動》出没や変化が、すばやくて自由自在であること。「―の活躍」 **へんげん・せきご【片言隻語】** 〔文〕ちょっとした短いことば。片言隻句。「―も聞きもらすまいと緊張する」 **べん‐ご【弁護・辯護】** 《名・他サ》その人の利益となるようなことを主張して、助けかばうこと。「友人を一する」「自己ー」 **べんご‐し【一士】** 依頼を受けて、他人の訴訟その他の法律事務をとることを職業とする者。 **へん・こう【偏光】** 〔理〕光を電磁波とみなしたとき、電界および磁界が特定の方向にだけ振動するか、または、その振動方向に規則性がある光。「―フィルター」 **へん・こう【偏向】** 《名・自サ》●一方にかたよって公正でないこと。「―を是正する」「―報道」 ●〔理〕真空の中を走行する電子などが、電界や磁界によって方向を曲げられること。振れ。 **へん・こう【変更】** 《名・他サ》変えあらためること。「出発の予定を―する」「名義をーする」 **へんこう・せい【変光星】** 〔天〕明るさを変える恒星。連星の一方が他方を隠すことによって変光するもの(=食変光星)や、その星自身の内部原因によって変光するものなどがある。 **へん・さ【偏差】** 〔数〕標準となる数値・位置・方向などからのかたより。また、その度合い。「標準―」 **へんさ‐ち【一値】** その人のテストの得点が、全体の受験者の中でどの程度の水準にあるかを表す数値。五○を平均の水準とする。 **べん・ざ【便座】** 洋風便器の、腰を下ろす部分。 **へん・さい【変災】** 〔文〕天変地異の災い。災難。 **へん・さい【辺際】** 〔文〕〔国や土地の〕はて。かぎり。 **へん・さい【返済】** 《名・他サ》借りた金や物品を返すこと。「借金をする」 **へんざい【偏在】** 《名・自サ》かたよって存在すること。「富のー」 **へんざい【遍在】** 《名・自サ》広くゆきわたって存在すること。「産地は全国にーしている」 **べん・さい【弁才・辯才】** 〔文〕弁舌の才能。また、口が達者で人をごまかす才能。「――にたけている」 **べん・さい【弁済・辨済】** 《名・他サ》〔文〕借りたものを返すこと。「債務をする」 **べんざいてん【弁財天・弁才天・辯才天辨財天】** 七福神の一つ。もと、インドの女神。知恵・弁才・財福・音楽をつかさどり、琵琶をひく美女神として表される。福徳の神としても信仰される。べざいてん。弁天。[参考]梵語Sarasvatīの漢訳。 **へん・さん【編纂】** 《名・他サ》多くの材料を集めて、書物を作ること。「教科書を―する」[類語]編集。 **へんし【変死】** 《名・自サ》病死・老衰死以外の、普 へんかん―へんし 1321 <1322> 通でない死に方をすること。また、その死に方。自殺・他殺・災害死など。「一体」 **へんじ【変事】** 異常な悪いできごと。 **へんじ【片時】** 〔文〕かたとき。しばしの間。「―も猶予っできない」 **へん‐じ【返事・返辞】** ●《名・他サ》〔相手の呼びかけや問いかけに〕答える・こと{ことば}。返答。「呼ばれたらすぐーしなさい」 ●返信。「まだ―を書いていない」 **べん・し【弁士・辯士】** ●〔演説会・講演会などで〕演説・説明をする人。「応援―」 ●無声映画の説明者。活動弁士。活弁。 **へん・しつ【偏執】** へんしゅう(偏執)。 **へん・しつ【変質】** ●《名・自他サ》〔物質・物事の〕性質が変わること。また、変えること。「クリームがーする」 ●普通とは異なる病的な性質。「一的」「一者」 **へん・じゃ【編者】** 書物などを編纂{へんさん}する人。編纂者。「論文集の―」 **へんしゅ【変種】** ●同類の中で、普通のものとは変わっているもの。変わりだね。 ●同一種の生物で形態的・生態的に二つ以上の点で異なり、また分布地域を異にするもの。「風土的一」 **へん・しゅう【偏執】** 〔文〕かたよった考えにこだわり、他の意見を受け入れないこと。偏執{へんしつ}。「異文化に対するー」[類語]偏屈。 **へんしゅう‐きょう【一狂】** ある物事にとらわれて、常識はずれの行動をとる人。モノマニア。偏執狂{へんしつきょう}。 **へんしゅう‐びょう【―病】** 「パラノイア」に同じ。 **へん・しゅう【扁舟】** 〔文〕小さな舟。小舟。 **へん・しゅう【編修】** 《名・他サ》書籍を編み整えること。「国史の―」[参考]特に、史書・研究書などについて言う。 **へん・しゅう【編集・編輯】** 《名・他サ》特定の意図のもとに、情報を収集・整理・構成すること。〔出版物や新聞、映画フィルム、音声テープなどについていう〕「一者」「映像を―する」[類語]編纂{へんさん}。 **へんしょ【返書】** 〔文〕返事の手紙。返信。 **べんーじょ【便所】** 大小便をするための場所。「公衆―」[類語]手洗い。かわや。雪隠{せっちん}。後架{こうか}。不浄。手水場{ちょうずば}。はばかり。トイレ。WC。 **へん・しょう【返照】** ●《名・自サ》〔文〕光が照り返すこと。特に、夕日の光。[類語]夕照{せきしょう}。 ●《名・他サ》[仏]過去に照らして考えること。また、自分の本源を明らかにすること。[表記]②は「反照」とも書く。 **へん・じょう【返上】** 《名・他サ》〔もらったものなどを〕返すこと。また、受け取らないこと。「政権を―する」「休日を―する」 **へん・じょう【遍照】** 《名・他サ》[仏]あまねく{世界を}照らすこと。遍照。「光明が無限に―する」 **べん・しょう【弁償辨償】** 《名・他サ》損害を金銭・品物でつぐなうこと。弁済と賠償。「壊した機材を―する」「―能力」 **べんしょう【弁証辯証・辨証】** 《名・他サ》〔文〕弁論によって証明すること。また、弁別して証明すること。 **べんしょう‐ほう【―法】** (Dialektik)〔哲〕流動する現実世界を、動的に把握・認識する哲学の一方法。はじめに存在するもの(=正・定立)が自己矛盾と自己否定(=反・反定立)を生み、止揚{しよう}(アウフヘーベン)されて高次の統合をはかる(=合・総合)という考え方。 **へんしょく【偏食】** 《名・自サ》食べ物の好き嫌いが激しく、食事が特定の食品にかたよること。 **へん・しょく【変色】** 《名・自サ》色がかわること。「日に当たると―する」「写真が―する」[類語]褪色{たいしょく}。 **ペンション** ホテル風の民宿。▽pension **へん・じる【変じる】** 《自他上一》変わる。また、変える。変ずる。「顔色が急に―・じる」 **べん・じる【便じる】** 《自他上一》〔文〕用が足りる。用を足す。便ずる。「手紙で用をー・じる」 **べん・じる【弁じる・辨じる】** ■《自上一》〔文〕済む。ととのう。「用が―・じる」 ■《他上一》〔文〕●物事を区別する。弁別する。「善し悪しを―・じる」 ●物事を取りあつかう。処理する。「片手でー・じる」=弁ずる。 **べん・じる【弁じる・辯じる】** 《他上一》述べる。説明する。「一席―・じる」 ●弁解をする。=弁ずる。 **ペンシル** 鉛筆。▷pencil **へんしん【変心】** 《名・自サ》心変わりすること。心を他に移すこと。「彼女の―に落胆する」 **へんしん【変身】** 《名・自サ》体・姿を他のものに変えること。「歌手への華麗なる―」 **へんしん【返信】** 返事の手紙・通信。返書。「――用のはがき」[対]往信。 >小論文のツボ 弁証法 対立や矛盾のある事柄を、より高い次元で発展的に一つに統合させていく思考の方法を「弁証法」という。 一般的には、ある主張(テーゼ)を「正」、それと対立したり矛盾を含んだりする主張(アンチテーゼ)を「反」、「正」と「反」を一つに統合する結論(ジンテーゼ)を「合」とする、「正・反・合」の三つから弁証法が形成される。 このとき、「合」へと向かう思考の過程は「アウフヘーベン(止揚・揚棄)」と呼ばれる。 小論文を書く場合においては、賛否両論がありうるような問題について、賛成の立場も反対の立場もとらずに、賛成派と反対派のどちらをも納得させるような「第三の視点や考え」を、自分の主張として述べる。 (例)「赤ちゃんポスト」という題で小論文を作成する場合 ・「『赤ちゃんポスト』を我が国でも増やすべきだ」……賛成・推進の立場からの主張(→「正」に相当) ・「『赤ちゃんポスト』は不要だ、なくすべきだ」・・・反対・廃絶の立場からの主張(→「反」に相当) ・「『赤ちゃんポスト』があっても利用されることのない、生まれた子のすべてが幸せに育っていける世の中を目指すべきだ」…自分(第三の視点や考え)の主張(◆「合」に相当) このような展開が、弁証法的な論の組み立てとして可能である。 へんじ―へんしん 1322 <1323> **へんじん【変人・偏人】** 普通とは一風変わった性格の人。変わり者。[類語]奇人。 **ベンジン** 石油を分留して得られる揮発油。無色の液体で、引火性が強い。燃料・溶剤・洗浄用。▽Benzin **ペンス** 《名・助数》→ペニー。▽pence (=ペニーの複数形) **へん・すい【辺、陲】** 〔文〕国のはて。[類語]》辺境。 **へん・すう【変数】** 〔数〕数式などで、定められた範囲内で種々の値を自由にとりうる数。xやyなどの文字で表す。[団]定数。常数。 **へん・すう【辺、陬】** 〔文〕中央から遠くはなれた地方。かたいなか。「―の地に流される」[類語]辺地。僻地{へきち}。 **へん‐ずつう【偏頭痛】** 発作的に起こる、頭部片側の頭痛。 **へん…する【偏する】** 《自サ変》〔文〕一方にかたよる。「自分の好みに―・する」 **へん!する【貶する】** 《他サ変》〔文〕●悪口を言う。けなす。 ●地位または身分をおとす。「位を―・す」 **へん!ずる【変ずる】** 《自他サ変》→変じる。 **べん!する【便する】** 《自サ変》〔文〕便利なようにする。役立たせる。「理解に―・する」 **べん・ずる【便ずる】** 《自他サ変》→便じる。 **べん!ずる【弁ずる辨ずる】** 《自他サ変》→弁(辨)じる。 **べん!ずる【弁ずる・辯ずる】** 《他サ変》→弁(辯)じる。 **へん・せい【変性】** 特定の物質の性質が、種々の原因で変化すること。「細胞の―」 **へん・せい【編制】** 《名・他サ》個々のものを組み立ててまとまりのある組織体にすること。特に、団体・軍隊を組織すること。「戦時―」 **へん・せい【編成】** 《名・他サ》〔多くのばらばらになっているものを〕組み立てて一つのまとまった体系をつくること。「予算の―」「番組の―替え」「六両―の電車」 **へんせいがん【変成岩】** 〔地〕水成岩や火成岩などが、地球内部で圧力・温度などの変化を受け、成分・組織を変化してできた岩石。大理石など。 **へんせい・き【変声期】** 声変わりの起こる年ごろ。 **へんせいふう【偏西風】** 〔気〕南北両半球の緯度三〇~六〇度の地帯に一年中西寄りにふく風。 **へん・せつ【変節】** 《名・自サ》〔文〕それまでの自分の態度や主張をかえること。「―漢」 **べん・ぜつ【弁舌辯舌】** ものの言い方。話しぶり。[コロ]「―さわやかな人」 **へん‐せん【変遷】** 《名・自サ「》時とともに移りかわってゆくこと。「幾多の―を経る」「服装の―」[類語]推移。 **ベンゼン** 〔理〕石炭タールや石油から得られる、特有のにおいのある揮発性・無色の液体。各種化学工業製品の原料に使われる。ベンゾール。▽benzene **べん・そ【弁、疏辯、疏】** 《名・他サ》〔文〕弁解すること。「―することなく罪に服す」 **へん‐そう【変装】** 《名・自サ》その人であることが他からわからないように、顔や服装などをかえること。また、その変えた姿。「警官に――する」[類語]仮装。 **へん‐そう【返送】** 《名・他サ》発送主や持ち主に送り返すこと。「小包を送り主に―する」 **へん・ぞう【変造】** 《名・他サ》形・内容などに手を加えてつくりかえること。また、つくりかえたもの。「―紙幣」 **へんそう・きょく【変奏曲】** 一つの主題をもとに、リズム・旋律・和音などを次々に変化させ、全体を一つのまとまった楽曲にしたもの。バリエーション **ベンゾール** ベンゼン。▽ィBenzol **へん‐そく【変則】** 《名・形動》普通の規則・方法にはずれていること。「――勤務」「―チューニング」[類語]破格。変格。[团]正則。 **へんそく‐てき【一的】** 《形動》ふつうのやり方・規則とはちがっているようす。「―な日程」 **へん‐そく【変速】** 《名・自サ》速力をかえること。「―装置」 **へん・たい【変体】** 形・体裁などが、普通のものとちがっていること。また、その形・体裁。「一詩」 **へんたい‐がな【一〈仮名〉】** 今日ふつうに使用されている平がなとは異なる字体のかな。漢字の草体から転じた。「お」を「お」、「こ」を「こ」などと書く。 **へん・たい【変態】** ●形態を変えること。特に、卵から孵化{ふか}した動物が、成体となるまでに時期によって形態・生理・生活様式などを変えること。「完全―」 ●性的行為や性欲の対象が異常であること。 **へん・たい【編隊】** 航空機などが、隊形を組むこと。また、その一隊。「一飛行」 **ペンタゴン** (建物の外郭が正五角形であることから)「アメリカ国防総省」の通称。▽Pentagon (=五角形) **べん・たつ【鞭撻】** 《名・他サ》〔文〕(むち打つ意から)いましめはげますこと。「先生の御―のたまもの・・・」 **ペンダント** 装身具の一種。鎖やひもで首から胸にさげるかざり。▽pendant **へん・ち【辺地】** 都会から遠くはなれた、交通の不便な所。「―教育」[類語]僻地{へきち}。辺土。 **ベンチ** ●公園などに備えてある数人掛けの長椅子。 ●競技場内の、監督や選手の控え席。▽bench **ベンチ‐ウオーマー** スポーツで、試合場にいても出場する機会の少ない補欠選手。▽bench warmer (=ベンチをあたためる人) [句]**――を温・める** 《句》試合に出られないで、補欠選手としてひかえている。 **ペンチ** 針金を曲げたり切ったりするのに使う工具。▽pinchers から。 **へんちくりん** 《形動》〔俗〕ひどく変であるようす。奇妙。へんてこりん。「―なことを言う」 **ベンチャー** 冒険的な事業や企画。また、投機。▽venture **ベンチャー‐ビジネス** 大企業が行わない独創的な新技術の開発などを行う、中小の企業。ベンチャー企業。▽venture business **べんちゃら** [俗]心にもないお世辞を言って、へつらう・こと{ことば}。おべんちゃら。「おーを言う」 **へん・ちょ【編著】** ●編集と著作。「――者」 ●編集・執筆した書物。 **へん・ちょう【偏重】** 《名・他サ》物事のある一面だけを重んじること。「知育―を正す」「学歴―の社会」 **へん・ちょう【変調】** 《名・自他サ》●調子をかえること。調子がかわること。また、かわった調子。[団]正調。●身体の調子がくるうこと。[コロ]「―を来す」 ●〔理〕音声・画像などの電気信号を、伝送しやすい信号波に へんじん―へんちょ 1323 <1324> **ベンチレー―べんめい** **ベンチレーター** 換気装置。▽ventilator **ベンツ** 上着やコートなどの裾にある、縦の切り込み。ベント。「サイドー」「センターー」▷vent(s) **へん・つう{変通}** 《名・自サ》[文]その時、その場で自由自在に変化し適応してゆくこと。[四字]「―自在」 **べん・つう{便通}** 大便が出ること。通じ。 **ペンディング** 事柄が未決定の状態であること。懸案中。「今のところーにしておく」▽pending **へんてこ** 《形動》[俗]変なようす。奇妙なようす。へんてこりん。へんちくりん。「―な服装」「―な理屈」[表記]「変梃」とも当てる。**ーりん** 《形動》↓へんてこ。 **へんてつ{変哲}** ふつうとちがっていること。**―もな・い** 《句》ありふれていて、特に変わったところがない。「何の―・い風景だ」 **へん・てん{変転}** 《名・自サ》ある状態から他の状態に移りかわること。「―きわまりない人生」「運命の―」 **へん・でん{返電}** 返事の電報・電信。「―を打つ」 **べんてん{弁天・辯天・辨天}** ●「弁財天{べんざいてん}」の略。●[俗]美人。 **へんでん・しょ{変電所}** 発電所から送られた電気の電圧を、用途に応じて変える施設。 **へん・ど{辺土}** [文]都から遠くはなれた所。辺地。 ***へん・とう{扁桃}** ●「アーモンド」に同じ。●扁桃腺{へんとうせん}。**―せん{―腺}** のどの奥の左右にある、平たい長円形のリンパ組織。風邪を引くと炎症を起こす。「―がはれる」 **へん・とう{返答}** 《名・他サ》問いに答える・こと(ことば)。返事。「―を求める」[類語]回答。 **へん・どう{変動}** 《名・自サ》物事の状態が変わり動くこと。「地殻―」「株価の―」「社会の―」[類語]変化。 **べんとう{弁当・弁當}** 外出先で食べるために持ち歩く食べ物。「ーを広げる」 **へん・に{変に}** 《副》ふつうと異なっているようす。奇妙に。不思議に。「ちょっと―聞こえる」「―おとなしい」 **へん・にゅう{編入}** 《名・他サ》[別の部類・団体などに]組み入れること。「――試験」 **へん・ねん{編年}** 書物などを年月の順をおって編むこと。「―史」**―たい{―体}** 歴史書で、事実の起こった順に年月をおって書き記すもの。[参考]紀伝体。 **へん・のう{返納}** 《名・他サ》もとの持ち主に返し納めること。「運転免許を―する」 **へん・ぱ{偏頗}** 《名・形動》一方にかたよっていて、公平でないこと。えこひいき。「―な愛情」 **へん・ぱい{返杯・返盃}** 《名・自サ"》さされたさかずきを飲みほして相手に返すこと。「―を受ける」 **べん・ぱく{弁駁・辯駁・辨駁}** 《名・他サ》[文]他人の説の誤りを指摘して、言い破ること。反論。べんばく。「反対論を―する」「―の余地がない」 **べんぱつ{弁髪・辮髪}** 中国で、男性の髪の結い方の一つ。周囲の髪をそり、中央の髪を一本に編んで、後ろに垂らしたもの。もと満州族の習俗で、清朝で広く行われた。 **へん・ぴ{辺鄙}** 《名・形動》中央からはなれて不便なこと。「―な村」 **べん・ぴ{便秘}** 《名・自サ》排便の回数や量が減少すること。ふんづまり。秘結。 **へん・ぴん{返品}** 《名・他サ》買ったり仕入れたりした品物を仕入れ先に返すこと。また、その品物。「不良品を―する」 **へん・ぷ{返付}** 《名・他サ》[文][品物などを]もとの持ち主に返しわたすこと。[類語]還付。返納。返還。 **へんぷく{辺幅}** [文](「織物のへりの部分」の意から)外側から見たようす。うわべ。外見。[コロ]「ーをかざる」**―を修・する** 《句》外見を飾りたてる。辺幅を飾る。 **べんぷく{便服}** [文]ふだん着。便衣。 **へん・ぶつ{変物・偏物}** [文]変わり者。変人。 **へんぺい{偏平・扁平}** 《名・形動》平たいこと。**―そく{―足}** 足の裏が平たく、土踏まずがほとんどない足。 **べんべつ{弁別・辨別}** 《名・他サ》[文]物事をよく見きわめて、区別すること。見分けること。識別。「理と非を―する」「善悪の―がつかない」 ***へん・ぺん{片片}** 《形動〃》[文]●きれぎれになっているようす。また、断片が軽くひるがえるようす。「―と散る花吹雪」●取るに足りないようす。「―たる小事」 ***へん・ぺん{翩翩}** 《形動》[文]軽くひるがえるようす。「―と蝶が舞う」 **べん・べん{便便}** 《形動》[文]●無駄に時間が過ぎるようす。「―と日子{ひが}を費やす」●ふとって腹が張り出ているようす。「――たる太鼓腹」 **ぺんぺんぐさ{ぺんぺん草}** 「ナズナ」の別称。種子のさやの形が三味線のばちに似ることから。**――が生・える** 《句》家や土地などがあれ果てていることのたとえ。**――も生え・ない** 《句》(荒れ地で育つぺんぺん草さえ生えないの意)ひどくあれ果てて、新たに何も生じないことのたとえ。「大資本にあらされた市場は今後一○年間はー・ないだろう」 ***へんぼう{偏旁}** 漢字の構成部分で、偏{へん}と旁{つくり}。 **へん・ぼう{変貌}** 《名・自サ》姿やようすがかわること。「めざましいーをとげる」「都市へとーする」[類語]変容。 **へん・ぽう{返報}** 《名・自サ》他人の行いにむくいること。特に、仕返し。報復。 **べん・ぽう{便法}** ●便利な方法。「学問に―はない」●当面の、便宜上の手段・対処法。「―を講じる」 **へんぼう・かん・きゃく{偏旁冠脚}** 漢字の構成部分で、「偏{へん}」「旁{つくり}」「冠{かんむり}」「脚{あし}」のこと。 ***へんぽん{返本}** 《名・他サ》書店が、一度仕入れた書物を版元などに返すこと。また、その書物。 ***へんぽん{飜翻}** 《形動》[文][旗などが]ひらひらとひるがえるようす。[句]「―とひるがえる大会旗」 **べん・まく{弁膜・瓣膜}** 心臓・静脈などの内部にある膜。血液・リンパ液の逆流を防ぐ。「心臓―症」 **べんむ・かん{弁務官・辨務官}** 自治領・保護国・植民地などに派遣されて政治・外交の事務にあたる官吏。「高等―」 **へん‐めい{変名}** 《名・自サ》本名をかくして別の名を名のること。また、その名。変名{へんみょう}。「――を使って姿を隠す」 **べんめい{弁明・辯明}** 《名・他サ》人々に納得してもらうために、自分のとった言行などを説明すること。申し開き。「―を要求する」「―に窮する」[類語]弁解。 <1325> **べん・もう【「鞭毛】** 原生動物や動植物の精子などに生えている細長いむち状のもの。これで運動する。 **へんもく【編目六篇目】** 〔文〕〔書物の〕編・章につけた題目。また、その順序。 **へん・やく【変約】** 《名・自サ》〔文〕約束をかえること。違約。「一方的な―」 **へん‐よう【変容】** 《名・自サ》姿・外観がかわること。「町が―する」[類語]変貌。 **へんらん【変乱】** 〔文〕事変による世の中の乱れ。 **べん・らん【便覧】** 見るのに便利なように作った小冊子。ハンドブック。「会社―」 **べん・り【便利】** 《名・形動》都合がよくて重宝であること。役にたつこと。利便。「通学に―な所」「一屋」[類語]便宜。[団]不便。 **べんり・し【弁理士辨理士】** 特許など特許庁に対する手続きの代理や鑑定などを職業とする者。 **へん・りん【片、鱗】** 〔文〕(一片のうろこの意)大きな全体のごくわずかの部分。[コロ]「才能の―を示す」 **へん・れい【返戻】** 《名・他サ》〔文〕返すこと。返却。「提出書類の―」「一金」 **へん・れい【返礼】** 《名・自サ》他から受けた礼や贈り物に対して礼や品物を返すこと。また、その礼や品物。 **べん・れい【勉励】** 《名・自サ》〔文〕つとめはげむこと。[四字]「刻苦一」 **べんれい・たい【駢儷体】** 中国で、漢の中期に始まり南北朝時代に隆盛を極めた文体。四字および六字の対句を基本とする。四六{しろく}、駢儷体{べんたい}。四六文{しろくぶん}。 **へん・れき【遍歴】** 《名・自サ》〔文〕●広く各地をめぐり歩くこと。「諸国―の旅」 ●さまざまな経験をすること。「恋愛」 **へんろ【遍路】** 祈願のために、弘法大師修行の遺跡である四国の八八か所の霊場をめぐり歩く・こと{人}。巡礼。「―の旅」 **べん・ろん【弁論・・辯論】** ●《名・他サ》人々の前で意見を述べること。また、その意見。「―大会」[類語]演説。 ●民事訴訟で、当事者がそれぞれ攻撃防御をつくして裁判所の審理に協力すること。刑事訴訟では、公判そのものをいう。また、訴訟当事者の陳述、弁護人の最終意見などの意にも用いる。「最終一」 **ほ** **ぼ【補】** 《接尾》〔役職名の下につけて〕その役職につく前の、見習い・候補としての資格の意。「警部―」 **ほ【帆】** 船の柱に張り、風を受けて船を進める布。[コロ]「―を張る」[句]「得手にーを揚げる」[句]「尻に―をかける」。 **ほ【歩】** 《名》〔文〕足で歩くこと。[コロ]「ーを運ぶ」 ■《助数》歩くときの、足を動かす回数や歩幅を数える語。〔上につく語によって「ぽ」ともなる〕「三―進む」 **ほ【穂】** ●花や実が長い花軸のまわりに群がりついたもの。稲・麦・すすきなどに見られる。 ●とがったものの先。●槍の刃の先。 ●筆の先。 [句]**――に出る** 《句》●穂先に実を結ぶ。 ●思いが外に現れ出る。 [句]**――に穂が咲・く** 《句》稲がよく実って豊作である。 **ぼ【簿】** 《接尾》記入用の帳面。「出席―」「家計―」 **ぼ【戊】** 十干{じっかん}の五番目。つちのえ。 **ポ** 《助数》活字で、「ポイント」の略。「九ー」 **ボア** ●毛皮または羽毛で作った女性用の襟巻き。 ●毛皮に似せた織物。 ●ボア科のヘビの総称。卵胎生。エメラルドボア・アナコンダなど。▽boa **ぼ・あい【暮、靄】** 〔文〕夕暮れに立ちこめる、もや。 **ほ・あん【保安】** 安全を保つこと。また、社会の平安・秩序を保つこと。「海上―庁」「―要員」 **ほい【補遺】** 〔書物などで〕もれ落ちた事柄をおぎなう・こと{もの}。追補。「―版」 **ぽ・い** 《接尾》《動詞の連用形や名詞などについて形容詞をつくる。多く、促音が入って「っぽい」の形になる)・・・の傾向・度合いが強い。「忘れっ―・い男」「ほこりっー・い部屋」 **ホイール** 車輪。▷wheel **ホイール‐キャップ** 自動車で、車輪の保護や装飾を目的として、その外側にかぶせる円盤状の覆い。▽wheel と cap からの和製語。 **ぼーいき【墓域】** 《名》〔文〕墓地として区切られた所。 **ほいく【保育】** 《名・他サ》幼児の心身が正常に発達するように守り育てること。「―器」 **ほいく‐し【一士】** 保育所などで働く「保母・保父」の正式名称。 **ほいく‐じょ【一所】** 乳児・幼児を預かって保育する所。保育園。ほいくしょ。 **ほいく【保育・哺育】** 《名・他サ》動物が乳を飲ませたり食べ物を与えたりして子を育てること。 **ボイコット** 《名・他サ》●消費者が協力して、ある商品を買わないこと。不買同盟。「日本製品の―」 ●特定の事柄や人を団結して排斥すること。「審議の―」▽boycott [由来]アイルランドで、小作人から排斥された代官ボイコットの名に由来する。 **ボイス** 声。音声。「ハスキーー」▷voice **ボイス‐レコーダー** 航空機の操縦室内の会話や、管制塔との交信を自動的に録音する装置。=ヴォイスレコーダー。▽voice recorder **ぽい・すて【ぽい捨て】** 道端などにものを無造作に投げ捨てること。「たばこのー」[表記]多く「ポイ捨て」と書く。 **ほ・いつ【捕逸】** 〔文〕野球で、捕手が投手の投球をとりそこなって走者に先の塁を許すこと。パスボール。 **ホイッスル** 競技などで、審判員・指導者が合図に鳴らす笛{の音}。「試合開始のー」▷whistle **ホイップ** 《名・他サ》料理で、卵・生クリームなどをかき混ぜて泡立てる・こと{もの}。「卵白を―する」▽whip **ほーいっぽ【歩一歩】** 《副》《「ーと」の形も》一歩一歩。ひとあしずつ。少しずつ。「―と発展する」 **ぽい・と** 《副》物を軽く投げたり捨てたりするようす。 **ほいほい** 《副》《「――と」の形も)〔俗〕気軽に引き受けるようす。「たのまれれば―金を貸す」「―と出かける」 **ぽいぽい** 《副》《「―と」の形も)次々に軽く投げるようす。「―捨てる」 **ボイラー** 密閉した容器内で水を熱し、高温・高圧の蒸気を発生させる装置。汽罐{きかん}。▷boiler **ホイル** 金属を紙のようにうすくしたもの。箔。「アルミ―」▷foil **ボイル** ●《名・他サ》ゆでること。「―した卵」▽boil ●ややあらめに平織りにした薄地の綿織物。夏の婦人服・子供服などに使う。▽voile **ボイル・の・ほうそく【ボイルの法則】** 〔理〕温度 べんもう―――ボイルの 1325 <1326> が一定の場合、気体の体積は圧力に反比例するという法則。 **ほい・ろ【「焙炉】** 火にかざして、茶の葉をほうじたり、物をかわかしたりする用具。 **ぼいん【「拇印】** 右の親指の先に朱肉をつけて指紋をおし、実印の代わりとするもの。つめいん。 **ぼいん【母音】** 声が口の中で妨げを受けないで発音される音。日本語の共通語ではア・イ・ウ・エ・オの五つ。母音。対子音。 **ポインセチア** トウダイグサ科の常緑低木。葉は放射状に密生し、花の近くの葉は赤い。冬、茎の先端に小花をつける。ショウジョウボク。▽poinsettia **ポインター** ●特定の位置を指し示すための道具。「レーザー――」●犬の品種の一つ。耳が垂れ、毛が短く、足が長い。狩猟犬。▽pointer(=指示するもの) **ポイント** ■《名》●点。地点。「ウイーク――(=弱点)」●[競技などの〕得点。「――をかせぐ」●小数点。要点。「――をつく」●時機。ころあい。「――をつかむ」●鉄道の転轍機。「――を切り換える」《助数》●活字の大きさの単位。ポ。●百分率の増減を表す語。パーセント。「前年比五――減」▽point > 日本語「ほうほう族」 相手に対する敬語のつもりで、なんにでも「ほう」をつけて言う人を「ほうほう族」という。コンビニやファミレスの店員などに多い。「お飲み物のほうは何になさいますか」「お勘定のほうは三千円でございます」「お釣りのほうは百円になります」などと使う。本来「ほう」は、方角・方面など、いくつかあるものの中から選択される一つを指す語なので、こうした敬語的な使い方には顔をしかめる向きもある。敬語として、聞く人に心地よい響きを与える語でもない。しかし、対称の人称代名詞である「あなた」が以前は方角を指すものであったように、日本人の言葉づかいの基底には、コト・モノ・ヒトなどを直接示すことをはばかり、間接的に、漠然と指示することが丁寧であるという考え方がある。「ほうほう族」もモノを曖昧{あいまい}に指示することで相手に対する敬意を表そうとしているのだろう。 **ほう【苞】** 葉の変形物。芽やつぼみを包んで保護する。花弁のように見えるものもある。苞葉。 **ほう【袍】** 宮中で、衣冠・束帯のときに着た上着。[参考]→衣冠(図)。 **ほう** 《感》おどろいたり感心したりしたときに思わず発する語。「――、なるほどねえ」「――、それは初耳だ」 **ぼう【坊】** 《名》●僧の居所。また、その建物。転じて、僧。「お――さん」●小さい子供(ふつう、男児)を親しんで呼ぶ語。目《接尾》●僧名の下につける語。「武蔵坊{むさしぼう}弁慶」●子供の名(また、その略した形)の下につけて親しみを表す語。「健――」●人の状態を表す語につけて、そういう状態の人の意を表す。〔親しみ、またはあざけりの気持ちをふくめる〕「けちん――」「甘えん――」「風来――」「朝寝――」 **ぼう【暴】** 《名・形動》〔文〕不法なこと。また、法や道徳にそむくひどい行い。乱暴。 **――を以て暴に易{か}う** 《句》●一つの暴を除くのに他の暴をもってする。結局は、暴を除くことにはならないということ。●相手が暴力を使うならば、こちらも暴力で応じる。〈史記・伯夷伝〉 **ほう【報】** 〔文〕知らせ。「逝去の――に接する」 **ほう【方】** 《名》●方角。方向。「東の――を向く」●(長さ・距離を表す語の上について)その長さを一辺とする正方形(の広さ)を表す語。「――三間の堂」《形名》●方面。「食べる――では負けない」●そのものをぼかしていうのに使う語。「建築の――の仕事をしている」「住まいは横浜の――です」●相対するものの一つを取りあげてさす語。また、並べていくつか考えられるものの一つを取りあげてさす語。「姉より妹の――が大きい」「彼より君の――が悪い」●どちらかといえばこれだという部類を示す語。「彼は気が短い――だ」 **ほう【法】** ●おきて。決まり。「――の下の平等」「――を守る」「児童福祉――」●やり方。方法。「ほかに――はない」「美容――」●作法。また、礼儀。「――にかなったふるまい」●(下に打ち消しまたは反語を伴って)不当であるという判断を表す。「ここで死ぬ――があるか」●[仏]仏の教え。仏法。「人を見て――を説け」 **――に照・らす** 《句》法律にてらしあわせて判断する。法律を参照する。 **――に触・れる** 《句》法律に抵触する。法令に違反する。 **ぼう【望】** 〔文]●満月。もちづき。もち。団朔{さく}。●陰暦一五日の称。 **ぼう【某】** 《名》名を言わずに、特定の人をさして言う語。なにがし。「会社員――」「山川――」《接頭》特定の一つをさして、それがどれであるかは、はっきり示さずに言う語。「―年―月―日」「―大会社」 **ぼう【棒】** ●〔手に持てるくらいの〕まっすぐで細長い木・竹・金属などの総称。句「犬も歩けばーに当たる」●「指揮棒」の略。タクト。句「―をふる(=指揮をする)」●太めでまっすぐな線。「―グラフ」●漢字の部首「―」の称。たてぼう。 **――に振・る** 《句》むなしく費やす。むだにする。「一日を―・る」 **ぼう・あく【暴悪】** 《名・形動》〔文〕乱暴で非道なこと。「―のふるまい」 **ぼう・あつ【暴圧】** 《名・他サ》〔文〕〔権力や暴力で〕むりやりおさえつけること。乱暴におさえつけること。「デモ隊を――する」 **ぼう・あつ【防遏】** 《名・他サ》〔文]ふせぎとめること。防止。「外界の威力を――する」 **ほう・あん【奉安】** 《名・他サ》〔文〕安置し、たてまつること。「――殿」 **ほう・あん【法案】** 法律の案文。「――が通る」 **ぼう・あんき【棒暗記】** 《名・他サ》〔文章・語句などを〕意味・内容を理解しないで、機械的に暗記すること。「年号を――する」類語丸暗記。 **ほう・い【包囲】** 《名・他サ》〔逃げられないように〕まわりを取りかこむこと。「城を――する」「――作戦」――もう【―網】好ましくない相手の行動を押さえこむために、軍事的あるいは政治的・経済的な圧力を周囲からかけること。また、そうした態勢。「厳重な――をかいくぐる」「国際社会の――」 **ほう・い【方位】** ●東西南北をもとにして決めた方向の基準。●易で方向の吉凶。「開運の――」 **ほう・い【法衣】** ほうえ(法衣)。 **ぼう・い【暴威】** 〔文]荒々しい威力。「台風の――」 **ほう・いがく【法医学】** 応用医学の一分野。法を適用するときに問題となる医学的な事柄を研究する。[参考]死因・死亡時刻の判定や親子関係の鑑定などをあつかう。 <1327> **ほほういつ―ほうがく** **ほう・いつ{放逸・放佚}** 《名・形動》[文]わがままで節度のないこと。「――な生活」[類語]放恣{ほうし}。放埒{ほうらつ}。 **ほう・いん{法印}** ●僧としての最高の位。●[江戸時代に]僧にならって仏師・経師・医師・画師・連歌師・儒者などに授けた称号。●「山伏{やまぶし}」の俗称。 **ぼう・いん{暴飲}** 《名・他サ》酒などの飲料を度をこして飲むこと。[四字]「一暴食」 **ほう・え{法会}** ●仏教の説法のための会合。●故人の追善供養を行うこと。また、その儀式。法要。[類語]法事。 ***ほう・え{法衣}** 僧の着る衣服。僧衣。法衣{ころも}。 ***ほう・えい{放映}** 《名・他サ》テレビで放送すること。 **ほう・えい{芳詠}** [文]他人がつくった詩歌に対する尊敬語。 **ぼう・えい{防衛}** 《名・他サ》[他からおかされないように]ふせぎまもること。「正当―」「過剰―」[類語]防御。防護。**―しょう{―省}** 国の行政機関の一つ。防衛大臣を長とし、自衛隊の管理・運営にあたる。[参考]二〇〇七年、防衛庁より昇格。 ***ぼう・えき{貿易}** 《名・自サ》外国との商品の取り引き。通商。「自由―」「保護―」**―ふう{―風}** [気]緯度三〇度付近から赤道に向かってたえずふいている風。北半球では北東、南半球では南東の風。**―まさつ{―摩擦}** 貿易をめぐる、国と国との対立。 ***ぼう・えき{防疫}** 感染症の侵入・発生・流行を防ぐこと。「―対策」 **ほう・えつ{法悦}** ●宗教の教えによって心の底からわきおこる神聖な喜び。●恍惚{こうこつ}とした状態。「―の境」 **ほう・えん{方円}** 四角と丸。[句]「水はーの器に随う」 **ほう・えん{砲煙・砲烟}** 大砲を撃ったときに出る煙。**―だんう{―弾雨}** 《連語》[文]激しく砲弾を撃ち合うこと。激烈な戦闘状態の形容。 **ほう・えん{豊艶}** 《名・形動》[文][女性が]ふくよかで美しいこと。「―な姿」[類語]豊麗。 **ぼうえん・きょう{望遠鏡}** 遠くにある物を拡大してはっきり見るための器械。とおめがね。 **ぼうえん・レンズ{望遠レンズ}** 遠くにあるものを拡大撮影するための、焦点距離の長いレンズ。 **ほう・おう{法王}** ローマカトリックの首長。ローマ法王。教皇。「一庁」 ***ほう・おう{法皇}** 仏門に入った上皇。「後白河―」 ***ほう・おう{訪欧}** 《名・自サ》ヨーロッパを訪れること。「首相のー」 **ほう・おう{鳳凰}** [文]古代中国の想像上の鳥。聖天子が世に出たとき現れるという。[参考]「鳳」は雄、「凰」は雌。 **ぼう‐おく{茅屋}** [文]●かやぶき屋根の家。茅舎{ぼうしゃ}。●あばらや。また、自宅を謙遜して言う語。「折をみて、―にお越し下さい」 **ほう・おん{報恩}** [文]受けた恩に報いること。恩返し。[類語]報徳。[対]忘恩。 **ほう・おん{芳恩}** [文]他人から受けた恩に対する尊敬語。御恩。「―にあずかる」 **ぼう・おん{忘恩}** [文]受けた恩をわすれること。恩知らず。「―の徒」[対]報恩。 **ぼう・おん{防音}** 《名・自サ》騒音を防ぐこと。特に、音が室内に入るのを防いだり、外部に出るのを防ぐこと。「―装置」 **ほう・か{放歌}** 《名・自サ》[文]あたりかまわず大声で歌うこと。[四字]「―高吟」[類語]放吟。 ***ほう‐か{放火}** 《名・自サ》火災を起こさせるためにわざと火をつけること。つけ火。「―事件」 ***ほう‐か{放課}** 学校の一日の課業が終わること。「―後」 **ほう‐か{法家}** ●法律家。●古代中国で、法律を厳しくして国家を統制することを主張した学派。韓非子など。 **ほう‐か{法科}** ●法律に関する学科。●[大学で]法学部の略。**―だいがくいん{―大学院}** 高度の法律の専門家を養成する大学院。ロースクール。 **ほうかい・せき{方解石}** [地]炭酸カルシウムの無色透明の結晶。多くは六つの菱{ひし}形の面からなる。 **ほう・か{法貨}** (「法定貨幣」の略)法律によって強制的な通用力を与えられた貨幣。法定通貨。 ***ほう・か{烽火}** [文]異変があったときなどに、合図として上げる火。狼火{のろし}。 ***ほう・か{砲火}** 大砲を発射したときに出る火。「―を浴びせる」**―を交・える** 《句》互いに発砲する。戦闘を始める。 ***ほう‐か{邦家}** [文]国家。また、自分の国。 ***ほうが{邦貨}** [文]日本の貨幣。[対]外貨。 ***ほう・が{奉加}** 《名・他サ》神仏に寄付すること。**―ちょう{―帳}** 奉加する金額や寄進者の氏名を記入する帳面。 **ほうが{奉賀}** 《名・他サ》[文]つつしんでお祝い申しあげること。謹賀。敬賀。「――新年」 ***ほうが{萌芽}** 《名・自サ》[文]●植物の芽が出ること。また、その芽。●新しく物事が起ころうとする兆しが現れること。また、その兆し。「市民意識のー」[類語]①②芽生え。 ***ほうが{邦画}** ●日本画。●日本映画。[対]①②洋画。 **ぼう・が{忘我}** [文]夢中になったり、うっとりしたりして我をわすれること。「―の境」[類語]無我。 ***ほう・かい{崩壊・崩潰}** 《名・自サ"》●くずれこわれること。「ビルのー」「政権の―」[類語]瓦解。●[理]放射性元素が放射線を出して別の元素に変わること。 **ほう‐かい{抱懐}** 《名・他サ》[文]ある考えを心の中に持つこと。「楽観的予測を―する」 ***ほう・かい{法界}** ●ほっかい。●「法界悋気{りんき}」の略。 **ほう・がい{法外}** 《名・形動》妥当な限度をこえること。常識外。「―な値段」 **ぼう・がい{妨害・妨碍}** 《名・他サ》じゃまをすること。「営業―」[類語]阻害。[注意]「防害」は誤り。 **ぼう・がい{望外}** 《名・形動》[文]願っていた以上に喜ばしいこと。「―の喜びに接する」 **ほうかい・りんき{法界悋気}** 自分に関係のないことに嫉妬{しっと}すること。特に、他人の恋をねたむこと。 **ほうがく{方角}** ●その位置がどの方位にあたるかということ。「山の中でーを見失う」●「方向」に同じ。●見当。「―違い」 ***ほうがく{法学}** 法に関する学問。法律学。 ***ほうがく{邦楽}** ●日本に古くからある音楽。雅楽・長唄・義太夫節・箏曲{そうきょく}など。和楽。●日本の大衆音楽。「―ランキング」[対]①②洋楽。 <1328> **ほう・かつ【包括】** 《名・他サ》〔文〕ひっくるめて一つにすること。「意見を―する」「――的な説明」 **―てき【一的】** 《形動》関連する事柄をすべてひとまとめにするようす。問題を全部ひっくるめたようす。「――な議論」「調査を―に行う」 **ほう・かん【奉還】** 《名・他サ》〔文〕つつしんで返すこと。お返しすること。「大政―」 **ほう・かん【宝冠】** 宝石でかざったかんむり。 **ほう・かん【宝鑑】** 〔書物の名に使って〕日常生活で手本となることを書いた実用書。「結婚―」類語宝典。 **ほう・かん【幇間】** 「たいこもち」に同じ。 **ほう・かん【法官】** 司法の官吏。裁判官・検察官など。 **ほう・かん【砲艦】** 海岸・河川などを警備する、(喫水の浅い)小型の軍艦。 **ほう・き【芳紀】** 〔文〕年ごろの(美しい)女性の年齢を言う語。「―まさに十八歳」 **ほう・かん【芳簡・芳翰】** 〔文〕他人の手紙の尊敬語。貴簡。尊簡。 **ほう・がん【判官】** ●律令制で、四等官の第三位。特に、検非違使{けびいし}の尉{じょう}。 ●(判官であったことから)源義経の称。 **ほう・がん【包含】** 《名・他サ》〔文〕中につつみふくむこと。「多くの課題が―されている」類語内包。包容。 **ほう・がん【砲丸】** ●大砲のたま。 ●砲丸投げに用いる金属製のたま。 **ーなげ【一投げ】** 陸上競技種目の一つ。直径二・一三五㍍の円内から砲丸②を片手で投げて、その飛んだ距離を競うもの。 **ほう・がん【芳顔】** 〔文〕(女性の)美しい顔。 ●他人の顔に対する尊敬語。お顔。 **ぼう・かん【傍観】** 《名・他サ》第三者的な態度で物事を見ること。「成り行きをーする」「一者」類語座視。 **ぼう・かん【坊間】** 〔文〕町なか。また、世間。 **ぼう・かん【暴漢】** 乱暴を働く男性。「―におそわれる」 **ぼう・かん【防寒】** 寒さを防ぐこと。「一具」対防暑。 **ほうがん・し【方眼紙】** 縦横に一定間隔の平行線を引いて多くの方形をえがいた紙。セクションペーパー。 **ほうがん・びいき【判官贔屓】** 不遇の英雄や弱者に対して第三者がひいきする・こと(気持ち)。はんがんびいき。[参考]九郎判官源義経が不遇の英雄として広く同情されたことから。 **ぼう・きょう【豊頰】** 〔文〕肉づきがよく美しくふっくらとした、ほお。[参考]多く、美人の形容に用いる。 **ぼう・きょう【望郷】** 〔文〕故郷をなつかしく思うこと。懐郷。「―の念にかられる」 **ほうき【伯耆】** 旧国名の一つ。今の鳥取県の西部。伯州{はくしゅう}。 **ほうき【宝器】** 〔文〕宝のうつわ。また、たからもの。 **ほうき【放棄・抛棄】** 《名・他サ》すててかえりみないこと。「戦争の―」「権利を―する」類語放擲{ほうてき}。 **ほうき【法器】** 〔仏〕●仏道修行のできる素質をもっている人。 ●「仏具」に同じ。 **ほうき【法規】** 法律上の規則。法律規定。また、国民の権利・義務などに関わる規則。法規範。 **ほうき【箒・帚】** (「ははき」の転)ちりやごみをはく、草や竹などでつくった掃除用具。 **ほうき【蜂起】** 《名・自サ》〔文〕《蜂が巣から一度に飛び立つ意から》大勢の者が、いっせいに反乱を起こすこと。「武装―」 **ぼう・ぎ【謀議】** 《名・自他サ》はかりごと(特に犯罪の計画)の相談をすること。「共同―」 **ほうき・ぐさ【箒草】** アカザ科の一年草。多数に分枝する茎を干して草ぼうきをつくる。果実は強壮・利尿薬。ほうきぎ。ははきぎ。古称、たまははき。 **ほうき・ぼし【箒星】** 「彗星{すいせい}」の別称。 **ぼう・きゃく【忘却】** 《名・他サ》〔文〕忘れさってしまうこと。「―のかなたに押しやる」類語忘失。 **ぼう‐ぎゃく【暴虐】** 《名・形動》〔文〕むごく乱暴なやり方で人を苦しめること。「――なふるまい」四字「―非道」 **ほう・きゅう【俸給】** 公務員や会社員などが、勤務に対して受ける報酬。給料。サラリー。 **ほう・ぎょ【崩御】** 《名・自サ》〔文〕天皇・皇后・皇太后・太皇太高が死去すること。 **ぼう・きょ【暴挙】** 乱暴なふるまい。無謀なふるまい。「ーに出る」 **ぼう・ぎょ【防御・防禦】** 《名・他サ》〔敵の攻撃などを〕ふせぎ守ること。句「攻撃は最大の―」類語防衛。防護。守備。 **ほうきょう【豊凶】** 〔文〕豊作と凶作。豊年と凶年。 **ぼう・きょう【防共】** 〔文〕共産主義の侵入・拡大をふせぐこと。「日独伊三国——協定」 **ほうきょうしゅじゅつ【豊胸手術】** 女性の胸部をゆたかに見せるための美容整形手術。 **ほう・ぎょく【宝玉】** 貴重な玉。宝石。宝珠。 **ぼう・きれ【棒切れ】** 棒のきれはし。ぼうっきれ。 **ほうきん【砲金】** 青銅の一種で、銅と錫{すず}の合金。機械部品に用いる。昔、大砲の鋳造に使った。 **ほう・ぎん【放吟】** 《名・自他サ》〔文〕あたりかまわず大声で詩歌をうたうこと。四字「高歌―」類語放歌。 **ぼう・ぐ【防具】** 剣道やフェンシングで、顔面・胴まわり・腕などをおおう道具。 **ぼうぐい【棒杭・棒杙】** 棒状のくい。また、丸い木材のくい。 **ぼう‐くう【防空】** 〔航空機による〕空からの攻撃を防ぐこと。「―訓練」「―壕」 **ぼうぐみ【棒組み】** 印刷で、字詰めと行間だけを本組みと同じにして、ページの形に関係なく連続して活字を組んでいくこと。また、その組み版。対本組み。 **ぼう・グラフ【棒グラフ】** 数量を線分の長さで表したグラフ。 **ぼう‐くん【亡君】** 〔文〕死んだ主君。先君。 **ぼう・くん【傍訓】** 〔文〕漢字の横につける読みがな。ふりがな。 **ぼう‐くん【暴君】** ●ひどく乱暴でむごいやり方で人民を苦しめる君主。タイラント。「―ネロ」 ●横暴な人。 **ほう・げ【放下】** 《名・他サ》〔仏〕一切の欲を捨て、無我の境地に入ること。 ●[文]投げ捨てること。 **ほうけい【包茎】** 成人男性の陰茎の先が皮に包まれたままになっていること。皮かぶり。「仮性―」 **ほう・けい【方形】** 〔文〕四角形。「―の器」 **ほうげい【奉迎】** 《名・他サ》〔文〕身分の高い人をむかえること。対奉送。 **ぼう・けい【亡兄】** 〔文〕死んだ兄。 **ぼう・けい【傍系】** ●直系から分かれ出た系統。「一の者」 <1329> **ほほうけい―ぼうさつ** **ぼう・けい{傍系}** ●本筋から分かれ出た系統。「―の会社」[対]直系。●主流に属さないこと。「―の一派」 **ほうげき{砲撃}** 《名・他サ》大砲で攻撃すること。 **ぼう・げつ{某月}** [文]ある月。[不明のとき、また、明示しないときに使う]「―某日」 **ほう・ける{惚ける・呆ける}** ■《自下一》心の働きがにぶくなる(おとろえる)。ぼんやりする。ぼける。「―・けた顔」[図]ほう・く《下二》。■《接尾》「限度をこえて・・・する」などの意。「遊びー・ける」=ほける。[図]ほ・く《下二》 ***ほう・けん{奉献}** 《名・他サ》[文]神仏などにつつしんで物を差し上げること。[類語]奉納。 ***ほう・けん{宝剣}** 宝物として秘蔵している剣。 ***ほう・けん{封建}** 《名・他サ》(封土を分けて諸侯を建てる意)土地を諸侯・大名に分け与えて、それぞれの国を治めさせること。「―社会」**―じだい{―時代}** 封建制度が行われた時代。[参考]わが国では鎌倉時代から江戸時代まで。西洋では八世紀ごろから一五世紀ごろまで。**―せいど{―制度}** 領地の授受を通じて主君と家臣の間に結ばれた主従の身分関係を基盤として確立された政治制度。封建制。**―てき{―的}** 《形動》封建時代のような非民主的なやり方(考え方)であるようす。「―な考え方」 ***ほう・げん{放言}** 《名・他サ》思ったままに言うこと。無責任な発言(をすること)。[類語]放談。 **ほうげん{方言}** 標準語・共通語と異なる、ある地方だけで使われる個々の単語または語法。国ことば。里ことば。俚言。[対]標準語。共通語。 ***ほう・げん{法眼}** ●[仏]法印につぐ僧の位。●[中世以後]僧にならって仏師・経師・医師・絵師・連歌師・儒者などに授けた称号。 **ぼう・けん{傍見}** 《名・他サ》[文]かたわらから見ること。「事故を―する」 **ぼうけん{剖検}** 《名・他サ》解剖して調べること。 **ぼうけん{望見}** 《名・他サ》[文]遠くからながめること。「高台から町並みを―する」 **ぼうけん{冒険}** 《名・自サ》危険をおし切って行うこと。また、成功するかどうかわからないことをあえて行うこと。アドベンチャー。「――家」「恋は―だ」 **ぼうげん{妄言}** [文]偽りのことば。うそ。また、でまかせのことば。妄語。妄言{もうげん}。[自分の批評などの謙遜{けんそん}語としても使う] **ぼう‐げん{暴言}** 乱暴で無礼な内容のことば。[コロ]「―を吐く」 **ぼう‐げん{謗言}** [文]他人を悪くいうことば。 **ほう‐こ{宝庫}** ●宝物を納めておく倉庫。●すぐれたものや産物などを産出・供給する土地。「伝説のー」 **ほう‐ご{法語}** [仏]●仏法を説いた書物。●祖師・高僧などが平易に仏の教えを説いた文章。 **ほう・ご{邦語}** [文]わが国のことば。日本語。国語。 **ぼう‐ご{防護}** 《名・他サ》[文]ふせぎ守ること。「―服」[類語]防備。 **ほう・こう{咆哮}** 《名・自サ》[文]猛獣がさけびほえる・こと(声)。〔ひゆ的に、波が荒れくるう・ようす(音)の意にも使う〕「冬の海の―」 ***ほう・こう{奉公}** 《名・自サ》●国家につくすこと。「滅私―」●[その家に住み込んで]使用人として他人に仕えること。〔古風な言い方〕「丁稚{でっち}でーする」 **ほうこう{彷徨}** 《名・自サ》[文]あてもなくさまようこと。「死線を――する」[類語]放浪。 **ほう・こう{放校}** 《名・他サ》[校則に違反した学生・生徒を]学校から追放すること。 **ほう・こう{方向}** ●あるものの・進んで行く(進んでくる)場所が、基準とする位置から見てどの位置にあるかということ。向き。方角。「東に―を変える」●見当。「―ちがい」●自分が進もうとする目的・目標。方針。「将来の―はまだ決まっていない」**―おんち{―音痴}** 方向の感覚がにぶい・こと(人)。**―たんちき{―探知機}** 電波の来る方向を測定し、自分または目標の位置を知る装置。 **ほう・こう{芳香}** [文]よいかおり。「―剤」[対]悪臭。 **ほう・こう{砲口}** 砲身の先端の、弾丸が出る部分。 **ほう‐ごう{法号}** [仏]●出家して戒を受けるとき、師から授けられる名。●死んだ人におくられる名。戒名{かいみょう}。[対]②俗名{ぞくみょう}。 **ほう‐ごう{縫合}** 《名・他サ》傷口や手術のあとをぬいい合わせること。「傷口を―する」「―手術」 **ほうごう{抱合語}** 言語の形態上の類型の一つ。単語にたくさんの別の語をふくみ、単語が文章のようになって、文法上の関係を示す言語。アイヌ語・アメリカエスキモー語・アメリカインディアン諸語など。[参考]屈折語・膠着{こうちゃく}語・孤立語。 **ほう・こく{報告}** 《名・他サ"》告げ知らせること。特に、任務などの経過や結果を告げ知らせること。また、その内容。「作業経過を―する」「出張―書」 **ほうこく{奉告}** 《名・他サ》[文]神や貴人に申しあげること。 **ぼう・こく{亡国}** ●国をほろぼすこと。「―論」[対]興国。●ほろんだ国。ほろびようとする国。「―の民」 **ぼうこ‐ひょうが{暴虎馮河}** [文](あばれるトラを素手でたおし、黄河を歩いてわたる意)無謀な勇気をふるうこと。〈論語・述而〉 **ほう・こん{方今}** [文]ちょうど今。ただ今。当今。現今。[副詞的にも使う]「―の世情を見るに・・・」 **ぼう・こん{亡魂}** [文]死者の魂。亡霊。 **ほう・ざ{砲座}** 大砲をすえておく所。 **ぼう・さ{防砂}** [文]土砂がくずれたり、砂が風でふき寄せられたりするのを防ぐこと。砂防。「一林」 **ほう・さい{報賽}** 《名・自サ》[文]祈願が成就した礼に、神仏に参拝すること。お礼参り。 **ぼうさい{亡妻}** [文]死んだ妻。[対]亡夫。 **ぼう・さい{防塞・防砦}** 敵を防ぐとりで。防塁。 **ぼう・さい{防災}** [暴風・地震などの]災害を防ぐこと。「―対策」「一訓練」 **ぼう・さき{棒先}** ●棒の先端。●かごの棒の先端(を担ぐ人)。先棒。ぼうばな。 ***ほう・さく{豊作}** 作物がよくできること。満作。豊穣{ほうじょう}。豊熟。[対]凶作。不作。**―びんぼう{―貧乏}** 豊作のため農作物の価格が下落し、かえって農家の経済が苦しくなること。豊作飢饉{ききん}。 **ぼう・さつ{忙殺}** 《名・他サ》〈多く「―される」の形で〉仕事などに追い回されること。「雑用にーされる」 **ぼう・さつ{謀殺}** 《名・他サ》計画して人を殺すこと。 **ぼう・こう{膀胱}** 腎臓{じんぞう}から送られてくる尿を一時ためておく袋状の器官。 <1330> **ほう・じ【邦字】** 〔文〕日本の文字。漢字と仮名。 **ぼう・し【帽子】** 頭に・かぶるもの(かぶせるもの)。 **ほう・さん【奉賛】** 《名・他サ》〔文〕神社などの仕事につつしんで協力すること。「―金」 **ぼう・し【某氏】** ある人。名がわからない場合、また、わざと名を出さない場合に使う。 **ほう・さん【宝算】** 〔文〕天皇の年齢。類語聖寿。 **ぼう・し【眸子】** 〔文〕ひとみ。瞳子{どうし}。 **ほう・さん【放散】** 《名・自他サ》はなれ散ること。また、はなし散らすこと。「熱を―する」 **ほう・さん【硼酸】** 〔理〕無色・無臭の温水によくとける結晶。殺菌作用があり、うがい・消毒などに用いる。 **ぼう・さん【坊さん】** 僧に対する親しみをこめた敬称。 **ほうさん・しょう【法三章】** 漢の高祖が定めた、殺人・傷害・窃盗のみを罰するという三章の法。転じて、法律をきわめて簡略にすること。〈史記・高祖本紀〉 **ほう・し【奉仕】** 《名・自サ》●社会や他人のために(個人的な利害を無視して)つくすこと。「地域に―する」「社会―」 ●安い値段で品物を売ること。「一品」 **ほう・し【奉祀】** 《名・他サ》〔文〕つつしんで神を祭ること。「祖先の霊を―する」 **ほう・し【放恣・放肆】** 《名・形動》〔文〕生活態度などが勝手気ままでしまりのないこと。「―な生活」類語放縦。放逸。 **ほう・し【法嗣】** 〔仏〕仏法の伝統をうけつぐ跡取り。 **ほう・し【法師】** ■《名》〔文〕僧。 《接尾》「人」の意。「一寸ー」[参考]②は、多く「ぼうし」とにごる。 **ほう・し【胞子】** 生物が無性生殖するときにつくる単細胞の生殖細胞。コケ・シダ・キノコなどに見られる。芽胞。 **―しょくぶつ【一植物】** 花も種子もつけず、胞子で増えたり、分裂して増えたりする植物の総称。菌類・地衣類・藻類・苔{コケ}類・シダ植物など。 **ほう・し【芳志】** 〔文〕相手の親切な気持ちや心づかいを敬っていう語。芳情。「御――感謝いたします」 **ほう・し【褒詞】** 〔文〕ほめたたえることば。賞詞。 **ほうじ【捧持】** 《名・他サ》〔文〕ささげ持つこと。〔多く、ありがたいものに対して行う、うやうやしい態度を言う〕「国旗を―する」 **ほう・じ【法事】** 死者の追善供養のため忌日などに行う仏事。法要。「―を営む」類語法会。 **ほう・じ【膀示・榜示】** 昔、石や杭{くい}によって領地や領田の境界の標示としたもの。 **ほうじ・ちゃ【焙じ茶】** 番茶を強火でほうじた茶。 **ぼう・しつ【亡失】** 《名・自他サ》なくなること。また、失いなくすこと。「放火でーした寺」 **ぼうしつ【忘失】** 《名・他サ》〔文〕すっかり忘れること。また、忘れてなくすこと。「用件を―した」類語忘却。 **ぼう・しつ【防湿】** 湿気を防ぐこと。「―剤」 **ぼうじつ【某日】** 〔文〕ある日。〔その日が不明なとき、また、わざと明示しないときに使う〕「某月―」 **ぼう‐じま【棒縞】** 太いたてじま模様。 **ほう・しゃ【報謝】** 《名・自サ》〔文〕●恩にむくいること。 ●僧や巡礼に金品を与えること。「御ーをいただきます」 **ほう・しゃ【放射】** ●《名・自サ》光や線状のものが、一点から四方八方へ出ること。また、出すこと。「駅前から道路が―状に広がる」 ●〔理〕物体から放出される電磁波(赤外線・可視光線・紫外線・X線など)の総称。輻射{ふくしゃ}。 **―せい【一性】** 物質が放射能をもっていること。「―廃棄物」 **―せいげんそ【―性元素】** 〔理〕放射能をもっている元素。ラジウム・ウランなど。 **―せいぶっしつ【一性物質】** 放射能をもつ物質。[参考]放射能を表す単位を「ベクレル」、放射線が人体におよぼす影響を表す単位を「シーベルト」という。 **―せん【一線】** ●放射状に広がっている線。 ●[理]放射性物質から放射されるα線・β線・γ線など。 ●電磁波・粒子線の総称。 **―ねつ【一熱】** 放射②が物体に吸収されて発生する熱。輻射熱{ふくしゃねつ}。 **―のう【一能】** 放射性元素が放射線②を出す能力。 **―れいきゃく【一冷却】** 〔気〕夜間、熱放射によって地表の温度が下がる現象。霜・霧などの原因になる。[参考]日本では、おもに冬に起こる。 **ほう・しゃ【硼砂】** 硼酸ナトリウムの白い結晶。防腐剤などに用いる。南蛮砂{なんばんずな}。 **ぼう‐じゃく・ぶじん【傍若無人】** 《名・形動》他人にかまわず、自分の勝手放題にふるまうこと。「――なふるまい」[語源]「傍らに人無きが若し」の意。 **ほう・しゅ【法主】** 〔仏〕●釈迦の尊称。 ●浄土真宗で、管長。 ●法会の主宰者の僧。 **ほう・しゅ【砲手】** 大砲などをあつかう任務の兵士。 **ほうじゅ【宝珠】** ●〔文〕宝の玉。宝玉。 ●五重塔などの相輪の最上部につける飾り。[参考]◆相輪(図)。 **ぼう・しゅ【芒種】** 二十四節気の一つ。太陽暦の六月五、六日ごろ。稲を植えるときの意。 **ぼう‐じゅ【傍受】** 《名・他サ》他人の間でやりとりされている無線通信を、故意または偶然に受信すること。 **ほう・しゅう【報酬】** ●〔文〕むくい。返礼。「勝利の―として許された」 ●労力・尽力などに対して支払う謝礼の金品。 **ほう・じゅう【放縦】** 《名・形動》勝手気ままなこと。「―な生活」類語放恣。放埒{ほうらつ}。 **ぼう・しゅう【防臭】** 臭気を防ぐこと。「―剤」 **ほう・しゅく【奉祝】** 《名・他サ》〔文〕つつしんでお祝いすること。「―行事」 **ほうじゅく【豊熟】** 《名・自サ》〔文〕作物などがゆたかにみのること。「稲が――する」類語豊作。豊穣。 **ぼう・しゅく【防縮】** 織物などのちぢむのを防ぐこと。「一加工」 **ほう・しゅつ【放出】** 《名・他サ》●《自サ》勢いよくふき出すこと。また、放って出すこと。「水を―する」 ●たくわえていた物を一度に手放すこと。「在庫品を―する」 **ほうじゅつ【方術】** ●〔文〕方法。また、技。 ●神や仙人が行う奇怪な術。 **ほう・じゅつ【砲術】** 鉄砲などをあつかう技術。 **ほうじゅん【芳醇】** 《名・形動》〔文〕酒などの香りが高く、味のよいこと。「―なワインを味わう」 <1331> **ほうじゅん【豊潤】** 《名・形動》〔文〕ゆたかで、うるおいのあること。「―な土地」 **ほうしょ【奉書】** ●武家時代、臣下が上意を受けて下の者に命令を伝達した文書。 ●「奉書紙」の略。コウゾの皮を原料とする、純白の高級和紙。 **ほう・しょ【方所・方処】** 〔文〕方向と場所。 **ほう・しょ【芳書】** 〔文〕他人の手紙の尊敬語。「御―を賜り恐縮に存じます」類語芳信。芳墨。芳簡。 **ほうじょ【幇助】** 《名・他サ》手だすけすること。特に、犯罪や自殺などを手だすけすること。「殺人―」「逃亡をーする」 **ぼう・しょ【某所】** 〔文〕ある所。〔その場所が不明なときや、わざと明示しないときに使う〕「都内―で会う」 **ぼう・しょ【防暑】** 暑さを防ぐこと。「一服」対防寒。 **ぼう・じょ【防除】** 《名・他サ》予防して、災いをのぞくこと。「害虫を―する」 **ほう・しょう【報償】** 《名・自サ》〔文〕損害をつぐなうこと。「―金を出す」類語賠償。補償。 **ほう・しょう【報奨】** 《名・他サ》〔文〕努力・勤労にむくい、ほめはげますこと。「販売―金」 **ほう・しょう【奉唱】** 《名・他サ》〔文〕つつしんで・歌うこと(唱えること)。「国歌―」 **ほう・しょう【法相】** 〔文〕「法務大臣」の略。 **ほう・しょう【褒章】** りっぱな行いに対して、国家からさずけられる記章。紅綬{こうじゅ}・緑綬{りょくじゅ}・藍綬{らんじゅ}・紺綬{こんじゅ}・黄綬{おうじゅ}・紫綬{しじゅ}の六種がある。 **ほう・しょう【褒賞】** 《名・他サ》〔文〕●ほめたたえること。 ●ほめて金品を与えること。また、その金品。 **ほう・じょう【放生】** [仏]つかまえた動物をにがしてやること。「―会{え}(=放生を行う儀式)」 **ほうじょう【方丈】** ●一丈(=約三・〇三㍍)四方。 ●禅宗で、寺にある住職の居所。転じて、住職。 **ほうじょう【法城】** 仏法を、心のよりどころとする堅固なものとして、城にたとえた語。 **ほうじょう【法帖】** 手本となる古人の筆跡を石ずりにした折り本。[参考]「一帖…」と数える。 **ほうじょう【芳情】** 〔文〕「芳志」に同じ。「御―をたまわる」 **ほうじょう【褒状】** ほめことばを書き記した書きつけ。賞状。「人命救助の―」 **ほう・じょう【豊穣】** 《名・形動》〔文〕穀物が豊かにみのること。四字「五穀――」類語豊熟。豊作。 **ほう・じょう【豊饒】** 《名・形動》〔文〕限りなく豊かであること。また、豊穣。「―な土地」類語豊沃。 **ぼう・しょう【傍証】** 《名・他サ》間接的な証拠。また、それによって事実を推認すること。「―を並べる」。 **ぼう・しょう【帽章】** 帽子、特に制帽につける記章。 **ぼう‐じょう【暴状】** 〔文〕乱暴なふるまい。 **ぼう‐じょう【棒状】** 〔文〕棒のような形。 **ほうじょう・きたい【胞状鬼胎】** →きたい(鬼胎)。 **ほう・しょく【奉職】** 《名・自サ》〔官公庁や学校など〕公の職につくこと。 **ほう・しょく【宝飾】** 装飾品として用いる宝石・貴金属の総称。宝飾品。「―店」 **ほう・しょく【飽食】** 《名・自他サ》〔文〕●あきるほど十分に食べること。 ●食べ物や生活に不足のないこと。「―の時代」 **ぼうしょく【暴食】** 《名・他サ》〔文〕度をこしてやたらに食べること。四字「暴飲―」 **ぼう・しょく【望蜀】** 〔文〕一つの望みをとげて、さらにそれ以上のことを望むこと。「―の感がある」「―の嘆」「人足ること無きを苦しむ、既に隴{ろう}を得て復また蜀を望む〈後漢書・光武帝紀〉」から。 **ぼう・しょく【紡織】** 〔文〕糸をつむぐことと、布を織ること。「一業」 **ほうしょく‐ざい【防食剤・防蝕剤】** 金属の腐食を防ぐ薬剤。 **ほうしょく‐だんい【飽食暖衣】** 《名・自サ》〔文〕満ち足りた豊かな生活をすること。暖衣飽食。 **ほう・じる【崩じる】** 《自上一》〔文〕天皇・皇后・皇太后・太皇太后が死ぬ。崩御する。崩ずる。 **ほう・じる【報じる】** 〔文〕《自上一》むくいる。「恩にー・じる」 《他上一》報復する。「仇を―・じる」 ●知らせる。「事件を―・じる」類語(⑤)報告。報道。報ずる。 **ほう・じる【奉じる】** 《他上一》〔文〕●ありがたく頂き、それに従う。「勅命を―・じる」類語(⑤)奉戴。捧持。 ●身分の高い人にさしあげる。たてまつる。「天皇に書を―・じる」類語捧げる。献じる。献上。献呈。奉献。奉呈。 ●職に就く。「職を―・じる」 **ほう・じる【封じる】** 《他上一》〔文〕封建君主が、臣下に領地を与えて、そこの領主とする。封ずる。 **ほう・じる【焙じる】** 《他上一》 《文語サ変動詞「焙ず」から転じた語)〔茶などを〕火にあぶって湿気をとり去る。「ゴマを―・じる」 **ほう・しん【放心】** 《名・自サ》●心をうばわれて、ぼんやりすること。「―状態」 ●安心すること。「御ーください」類語安堵{あんど}。放念。表記②は「放神」とも書く。 **ほう・しん【方針】** (磁石の針の意)物事をする際に決める、これから先の行動についての考え。指針。「経営―」[コロ]「ーを固める」〇〇「―を立てる」 **ほう・しん【疱疹】** 粟粒{ぞくりゅう}ぐらいの水疱{すいほう}が密集してできる皮膚病。ヘルペス。「帯状ー」 **ほう・しん【芳心】** 〔文〕芳志。芳情。 **ほう・しん【砲身】** 大砲の筒の部分。 **ほう・しん【芳信】** 〔文〕他人の手紙の尊敬語。芳簡。 **ほう・じん【方陣】** ●四角形の陣立て。 ●縦横および対角線に並んだ数字の和がどれも等しくなるように数字を並べたもの。魔方陣。 **ほうじん【法人】** 会社・団体など、法律上ふつうの個人と同じように、権利・義務の主体となりうる資格を与えられたもの。「財団―」「学校―」「一税」対自然人。 **ほう・じん【邦人】** 〔文〕自国の人。特に、(外国に住みついている)日本人。「在留―」 **ぼうじん【防塵】** ほこりを防ぐこと。「ーマスク」 **ぼうず【坊主】** ■《名》●寺のあるじ。住職。 ●僧の俗称。「なまぐさー」 ●〔僧のように〕頭に毛がない・こと(物)。 ●髪を・短く・かった(そった)頭。「一頭」 ●男の子を親しんで言う語。 ●釣りで、えものがないこと。 《接尾》●親しみをふくんで、「男の子」の意。「やんちゃ―」 ●あざけりをふくんで、「人」の意。「三日―」 ―憎けりゃ袈裟まで憎い《句》あるものをにくむと、それに関係のあるものすべてが憎くなるということ。 <1332> **ほうすい―ほうだん** ***ほう・すい{放水}** 《名・自他サ》●[川などの]水を導き流すこと。「一路」[類語]放流。●[消火ポンプなどで]水を勢いよく遠くへとばすこと。「―車」 ***ほう・すい{豊水}** [文]水量がゆたかなこと。「一期」 ***ぼう・すい{紡錘}** 糸をつむいで巻きとる用具。錘{つむ}。**―けい{―形}** 円柱形の両端のとがった形。 ***ぼう・すい{防水}** 《名・自サ》水がしみこむのを防ぐこと。「一加工」 **ほう・ずる{崩ずる}** 《自サ変》崩じる。 **ほう・ずる{報ずる}** 《自他サ変》報じる。 **ほう・ずる{封ずる}** 《他サ変》封じる。 **ほう…ずる{奉ずる}** 《他サ変》奉じる。 **ぼう・ずる{忘ずる}** 《他サ変》[文]わすれる。 **ほう・すん{方寸}** [文]●一寸(=約三㌢)四方。転じて、ごくせまい範囲。●胸の中。心。「万事は彼のーにある」 **ほう・せい{方正}** 《名・形動》[文]心や行いが正しいこと。[四字]「品行―」 **ほう・せい{法制}** ●国の法律と制度。●法律で定めた制度。 **ほう・せい{砲声}** 大砲を発射する音。 **ほう・せい{縫製}** 《名・他サ》[文]ぬって作ること。 **ほう・せい{鳳声}** [文]他人からの便り・伝言の尊敬語。「御ーをたまわりたい」 **ぼう・せい{暴政}** [文]人民を圧迫するむごい政治。 **ほう・せき{宝石}** 産出量が少なく、質がかたくて耐久性に富み、色・光沢の美しい鉱物。ダイヤ・エメラルド・ルビーなど。宝玉。玉{ぎょく}。貴石。「一店」 **ぼう・せき{紡績}** ●《名・他サ》糸をつむぐこと。製糸。●加工してつくった糸。また、それで織った布。**―いと{―糸}** 動植物の繊維を紡績加工してつくった糸。また、特に、紡績機械でつくった片よりの綿糸。 **ほう・せつ{包摂}** 《名・他サ》[論]ある概念を、それより大きな概念の範疇に包み入れること。 **ぼう・せつ{暴説}** [文]道理にあわない乱暴な説。 **ぼう・せつ{防雪}** [文]雪の害を防ぐこと。「一林」 **ほうせん{奉遷}** 《名・他サ》[文]神体などを他へ移すこと。 **ほう・ぜん{宝前}** [文]神仏の前。 **ぼう・せん{傍線}** 文中の一部を際立たせるために、文字のわきに引く線。サイドライン。 **ぼう・せん{棒線}** まっすぐに引いた線。直線。 **ぼう・せん{防戦}** 《名・自サ》相手の攻撃を防いで戦うこと。「―一方においやられる」[類語]抗戦。 **ぼうぜん‐じしつ{茫然自失}** 《名・自サ》気がぬけてぼんやりとしてしまうこと。 **ぼう・そ【宝祚}** [文]天皇の位。皇位。 **ほう‐そ{硼素}** [理]アルミニウム族元素の一つ。黒褐色で、硼酸や硼砂として産出する。元素記号B。 **ほう・そう{包装}** 《名・他サ》●物を上から包むこと。「―紙」●荷造り。パッキング。「厳重に―する」 **ほう・そう{奉送}** 《名・他サ》[文]身分の高い人を見送ること。「殿下を―する」[対]奉迎。 **ほう・そう{放送}** 《名・他サ》●ラジオ・テレビを通してニュース・音楽・劇などの番組を伝えること。また、その番組。●拡声器を使って、情報を人々に伝えること。また、その情報。「場内―」**―えいせい{―衛星}** 放送のために使用される人工衛星。地上放送局から送られる電波を中継・増幅し、直接地上に送信する静止衛星。BS。 **ほう・そう{法曹}** [文][司法官・弁護士など]法律事務に従事する人。法律家。「一界」 **ほう・そう{疱瘡}** 「天然痘」の俗称。また、種痘およびその痕{あと}。 **ほう・ぞう{包蔵}** 《名・他サ》[文]中につつみかくすこと。中にたくわえもつこと。「諸問題を―する」 **ほう・ぞう{宝蔵}** [文]●宝物を入れておく蔵。●[仏]経典を納めておく蔵。法蔵。 **ぼうぜん{呆然}** 《形動〃》●あっけにとられるようす。●気抜けしてぼんやりするようす。茫然。「一と立ちつくす」 **ぼう・ぜん{惘然}** 《形動》[文]●あきれ果てるようす。●おどろきあきれて、また、気がぬけてぼうっとしているようす。「ーとして返すことばもない」=惘然。 **ぼう・ぜん{茫然}** 《形動》●ぼんやりしていて、とりとめのないようす。「前途―として」●「呆然②」に同じ。「父の突然の死に―とする」 **ほうせん・か{鳳仙花}** ツリフネソウ科の一年草。夏、白・赤・桃色の花をつける。実は熟すと、裂けて種をはじきだす。つまべに。 **ぼうそう{暴走}** ●《名・自サ》[車が]規則を無視して走ること。「――族」●運転者のいない車が走り出すこと。●野球で、無謀な走塁。●周囲のことを考えず、勝手に事をおしすすめること。「幹部が―する」 **ほうそく{法則}** ●守らなければならない決まり。「―に従う」●事物相互の間に見られる、いつでも変わることなく存在する関係。「万有引力のー」 **ほう・だ{滂沱}** 《形動》[文]涙がとめどもなく流れ出るようす。「―たる涙」 **ほう・たい{包帯・繃帯}** 手当てをした傷口などを保護するために巻く布。 **ほう・たい{奉戴}** 《名・他サ》[文]●つつしんでいただくこと。「御趣旨を―する」●長として迎えること。上にいただくこと。「総裁に―する」 ***ほうだい{放題}** 《接尾》(動詞連用形、動詞+「たい」、またはある種の形容動詞の語幹について)思いのままにする意。「食べー」「言いたい―」「わがままー」 ***ほう・だい{砲台}** 大砲をすえつけるための構築物。 **ほうだい{邦題}** 外国作品につけた日本語の題名。 **ぼう・だい{傍題}** [文]副題。サブタイトル。 **ぼう・だい{膨大}** 《名・自サ"》[文]ふくれて大きくなること。「―する予算」[類語]膨脹。 **ぼう・だい{膨大・厖大・厖大}** 《形動》形・容積などがきわめて大きいようす。また、非常に多量なようす。「―な量のごみ」 **ぼう・たかとび{棒高跳び}** 陸上競技の一種目。二つの支柱にかけられた横木を、棒(ポール)を使ってとびこし、その高さを競う競技。 **ぼう・だち{棒立ち}** [おどろいたり、緊張したりして]棒のようにまっすぐ立つこと。「―の状態」 **ぼう・だま{棒球}** 野球で、威力のない直球。 **ぼう・だら{棒鱈}** マダラの片身の干物。 **ほう・たん{放胆}** 《名・形動》[文]ひどく大胆であること。「―にふるまう」 **ほう・だん{放談}** 《名・他サ》[文]自由に思うままを語る・こと(話)。「首相の車中―」[類語]放言。放論。 **ほう・だん{法談}** 仏法の趣旨を説明して聞かせる・こと(話)。法話。 **ほうだん{砲弾}** 大砲のたま。「―の嵐」 <1333> \* **ぼう・だん【防弾】** 飛んでくる銃弾を防ぐこと。「ーチョッキ」「ーガラス」 **\*ほう‐ち【報知】** 《名・他サ》知らせること。また、知らせ。「火災一機」類語通報。通知。 **\*ほう・ち【放置】** 《名・他サ》その状態のままほうっておくこと。「自転車を―する」 **\*ほう・ち【法治】** 法律によって政治を行うこと。「―国家」 **ぼう‐ちぎり【棒乳切り】** 棒のきれはし。 **ほう・ちく【放逐】** 《名・他サ》[文]追い出すこと。追放。「国外一」 **ほう‐ちゃく【「逢着】** 《名・自サ》[文]出あうこと。「結論に―する」類語遭遇。 **ほう・ちゅう【庖厨】** [文]台所。くりや。 **\*ぼう・ちゅう【傍注旁註】** 本文のわきにつけた注。 **\*ぼう・ちゅう【忙中】** [文]忙しいさなか。団閑中。 **―閑あり** 《句》せわしくて時間の余裕のないときにも暇はあるものだ。 **\*ぼう・ちゅう【防虫】** 虫を防ぐこと。「―剤」 **ほうちょう【包丁庖丁】** 料理用の平たくてうすい刃物。参考「一丁……」と数える。―にん【―人】料理人。板前。 **ほうちょう【放鳥】** 《名・自サ》[仏] [功徳ぃどのため]つかまえた鳥をにがしてやること。 **\*ぼう・ちょう【傍聴】** 《名・他サ》当事者でない人が会議・公判などをわきで聞くこと。「裁判を―する」 **\*ぼうちょう【膨張・膨脹】** 《名・自サ》●ふくれて大きくなること。類語膨大。●発展し増大すること。「人口がーする」●固体・液体・気体の体積が増すこと。「熱―」「―率」 **\*ぼうちょう【防潮】** 津波・高潮などの害を防ぐこと。「一林」「―堤」 **\*ぼう・ちょう【防諜】** [文]スパイの活動を防ぐこと。「―機関」 **ほう・ちょく【奉勅】** 《名・自サ》[文]詔にとをうけたまわること。因違勅。 **ぼうっと** 《副・自サ》[物が]かすんでぼんやり見えるようす。「月が―光る」●頭がぼんやりするようす。「暑くて頭が―する」●火が燃え上がるようす。「たき「火が燃える」《羅場型) **ぼうっと** 《副・自サ》●ぼんやりするようす。●顔が赤くなるようす。ぽっと。「恥ずかしくてーなる」ていく **\*ほうてい【奉呈】** 《名・他サ》[文]つつしんでさしあげること。献上。「祝辞を―する」 **\*ほうてい【「捧呈】** 《名・他サ》[文]両手に高く持ってうやうやしくさしあげること。「目録をする」 **\*ほう‐てい【法定】** 法律によって定められていること。「―相続人」「―利率」ーでんせんびょう【―伝染病】もと、法律によって患者は強制的に隔離されると定められていた一一種の伝染病。参考「感染症予防法」により、分類・呼称が改められた。 **\*ほうてい【法廷】** 裁判官が裁判を行う場所。〔その機能の面でとらえて言う語]「―で争う」類語公廷。―とうそう【―闘争】労働争議などを、法律問題として法廷で争うこと。しね。 **\*ほうでん【放電】** 《名・自他サ》[理]●電気を帯びた物体が電気を放出すること。対充電。●気体などの絶縁体を通して両極間に電流が流れること。「一管」 **\*ほう・てい【法弟】** 仏道の教えを受ける弟子。 **\*ほうてい【鵬程】** [文]《大鳥が飛んでいく道のりの意)遠い、はるかな道のり。四字「一万里」 **ぼう‐てい【亡弟】** [文]死んだ弟。 **ほうてい・しき【方程式】** 文字をふくむ等式で、その文字に特定の数値を与えたときにだけ成立する等式。 **\*ほう‐てき【放、擲抛、擲】** 《名・他サ》[文]投げ出し、うちすてること。「義務を―する」類語投擲。 **ほう・てき【法敵】** [仏]仏法の敵。仏敵。 **\*ほうてき【法的】** 《形動》法律によっているようす。法律的。「――な根拠はない」 **\*ほうてん【奉、奠】** 《名・他サ》[文]つつしんで神仏に供えること。「玉串に―」 **\*ほうてん【宝典】** 《貴重な書物の意)実際的な知識を集めた、便利な書物。〔多く、書名に用いる]「生花―」類語宝鑑。 **ほうてん【法典】** ●おきて。のり。「ナポレオンー」●同種類の法律を体系化したもの。 **「\*ほうでん【宝殿】** ●宝物殿。●神の御殿。神殿。 **ぼう・てん【傍点】** [注意をうながすために]文字のわきに打つ点。圏点。「重要語に―を打つ」 **ほうと【方途】** [文]進むべき道。なすべき方法・手段。てだて。「危機をのりこえるためのー」「―にまよう」 **\*ほう・ど【封土】** 封建時代に、君主が臣下の大名に与えた領地。知行段』《大・中】【調 **\*ほう・ど【邦土】** [文]一国の領土。(わが)国土。 **ぼう・と【暴徒】** 暴動を起こした人々。「ーと化す」 **\*ほうとう【宝刀】** 宝物として大切にしている刀。宝剣。連「伝家の―」 **ほうとう【宝塔】** [仏]●寺の塔の美称。●多宝如来を安置する塔。多宝塔。 **\*ほうとう【放、蕩】** 《名・自サ》酒や女におぼれて、品行の悪いこと。「―息子」類語極道家。遊蕩。 **\*ほう・とう【朋党】** [文]主義・利害などを共通にする仲間。 **\*ほうとう【法灯】** [仏]●仏法を、心の闇を照らす灯火にたとえた語。●仏前の灯火。みあかし。灯明。 **「ほう・とう【砲塔】** [軍艦・要塞詩などで]大砲や砲手などを敵から守るために厚い鋼鉄で囲んだもの。 **\*ほうとう【法統】** [仏]仏法の伝統。「ーをつぐ」 **\*ほう・どう【報道】** 《名・他サ》告げ知らせること。また、その知らせ。ニュース。〔特に、新聞・テレビ・ラジオなどの知らせを言う]「事件を―する」「―写真」―きかん【一機関】報道を目的とする機関。新聞社・ラジオ局・テレビ局などピ【外車所 **\*ほう・どう【法堂】** 経を講じる講堂。参考禅宗では「はっとう」という。 **\*ぼうとう【暴投】** 《名・他サ》野球で、投手が捕手のとれないような投球をすること。また、その投球。ワイルドピッチ。 **\*ぼうとう【暴騰】** 《名・自サ》物価・相場などが急に大きく上がること。「地価がーする」因暴落。 **『ぼうとう【冒頭】** 物事の初め。特に、談話・文章・会議・行事などの初めの部分。「――に述べたとおり・・・」類語劈頭翁。ちんじゅつ【―陳述】[法]刑事事件公判で、証拠調べの最初に、検察官が証拠によって証明すべき事実を明らかにする・こと(陳述)。 <1334> と。 **ぼう・どう【暴動】** 多くの者が集まって、社会の安定を乱す騒ぎを起こすこと。「――が起きる」「政府転覆をねらったー」 **ほうとく【報徳】** [文]受けた徳、すなわち恩にむくいること。類語報恩。 **\*ほうどく【奉読】** 《名・他サ》[文]つつしんで読むこと。 **\*ほうどく【「捧読】** 《名・他サ》[文]手にささげ持って読むこと。「祝詞を―する」 **ぼう・とく【冒、滴】** 《名・他サ》[文][神聖なものを]おかし、けがすこと。「神を―する」 **ぼうどく【防毒】** 毒ガスを防ぐこと。「――マスク」小」 **ほう・なん【法難】** [仏]仏法の布教に伴う迫害。 **ほう・にち【訪日】** 《名・自サ》外国人が日本をおとずれること。対離日。 **ほう・にょう【放尿】** 《名・自サ》[文]小便をすること。 **ほう・にん【放任】** 《名・他サ》成り行きに任せてほうっておくこと。「いたずらを―する」「―主義」 **\*ほう・ねん【放念】** 《名・自サ》[文]気にかけないこと。[手紙文などで使われる]「どうか御ーください」類語放心。 **\*ほう・ねん【豊年】** 穀物の実りが多い年。四字「―満作」因凶年。注意「豊年万作」は誤り。 **\*ぼう・ねん【忘年】** ●[文]年齢の差をわすれること。「―の友」「―の交わり」●年末に、その年の苦労をわすれること。年忘れ。「一会」 **\*ぼう・ねん【防燃】** 燃焼を防ぐこと。「ー加工」 **ほう・のう【奉納】** 《名・他サ》神仏にささげること。「―相撲」「神楽を―する」類語奉献。献納。 **\*ほう・はい【奉拝】** 《名・他サ》[文]つつしんでおがむこと。「阿弥陀仏だを―する」 **\*ほう・はい【澎湃”彭湃】** 《形動》[文]●水が盛んにみなぎり、逆まくようす。「――たる怒濤を」●物事が盛んに起こるようす。「―として起こる新機運」 **ほうばい【朋輩・『傍輩】** [文]同じ主人・先生に仕える仲間。また、地位・年齢などが同じぐらいの友達。同輩。 **ぼう・はく【傍白】** 芝居で、観客には聞こえるが相手役には聞こえないことにして言うせりふ。わきぜりふ。 **ぼう・ばく【「茫漠】** 《形動》[文]●広くてとりとめのないようす。「ーたる麦畑が広がる」●はっきりしないようす。「―たる話」 **ほうはつ【「蓬髪】** [文](蓬ものしげったような髪の意)のびて乱れた髪。「―の探偵」 **ほうばつ【放伐】** [文]徳を失った天子を討って追い、はらうこと。参考中国の易姓革命思想によるもの。 **ぼう・はつ【暴発】** 《名・サ》●事件などが突然起こること。類語突発。●小銃などの弾丸が、不注意のために飛び出すこと。「拳銃の――事故」香江 **ぼうは‐てい【防波堤】** 外海からの波をふせぐために、港の外側の海に築いた堤。 **ぼうばり【棒針】** 先がまっすぐとがった編み棒。団鉤針。 **ほう・はん【訪販】** 「訪問販売」の略。 **ほう・はん【防犯】** 犯罪を防ぐこと。「一灯」「―ベル」 **\*ほう・ひ【包皮】** [文]表面をつつむ皮。 **\*ほう・ひ【放、屁】** 《名・自サ》[文]おならをすること。 **ほう・び【褒美】** (ほめる意から)ほめて与える金品。「―をもらう」 **ぼう・び【防備】** 《名・他サ》防ぎ守ること。また、そのためのそなえ。[コロ]「―を固める」類語防護。東赤平 **ぼう・びき【棒引き】** 《名・他サ》●線を引くこと。特に、線を引いて記載事項を消すこと。●貸し借りの関係を無しにすること。帳消し。「借金の―」 **\*ぼう・ひょう【妄評】** 《名・他サ》[文]●勝手で、でたらめな批評。妄評。●自分の批評を謙遜説して言う語。四字「一多謝」 **\*ぼう・ひょう【暴評】** 《名・他サ》[文]ひどい批評。 **\*ほう・ふ【抱負】** やりとげたいと心の中にいだいている考え・計画。「―を述べる」 **\*ほう・ふ【豊富】** 《名・形動》ゆたかで富んでいること。たくさんあること。「―な財源」「話題の―な人」 **ほうぶ【邦舞】** [文]日本舞踊。日舞。因洋舞。 **ぼうふ【亡夫】** [文]死んだ夫。因亡妻。 **ぼうふ【亡父】** [文]死んだ父。団亡母。 **『ぼうふ【防腐】** くさるのを防ぐこと。「一剤」 **ぼう・ふう【暴風】** 被害をもたらす激しい風。「―圏」―う【―雨】雨を伴う激しい風。あらし。 **ぼうふう【防風】** ●風をさえぎって、その害を防ぐこと。「一休」●「ハマボウフウ」の別称。 **『ほう・ふく【報復】** 《名・自サ》しかえしをすること。返報。「敵に―する」「―行為」「類語復讐で。 **\*ほう・ふく【抱腹”捧腹】** 《名・自サ》[文]腹をかかえて大笑いすること。 **\*ほう・ふく【法服】** ●裁判官・弁護士などが法廷で着る制服。●僧が着る正装。 **ほうふく・ぜっとう【抱腹絶倒】** 《名・自サ》腹をかかえ転げ回るほどに大笑いすること。 **ほう・ふつ【彷彿・髣髴】** 《名・自サ・形動外》・く似ていること。また、それとよく似ているものがそこに現れたように見えること。[コロ]「父の姿を―とさせる」 **ほうぶつ・せん【放物線拋物線】** [数]円錐曲線の一つ。幾何学的には、一定点{= 焦点}と一定直線{=準線}からの距離がそれぞれれ等しい点の軌跡。物理学的には、物をななめ上方へ投げたとき、空中にえがく平面曲線。放擲線。[コロ]「―を描く」 **ぼう・ふら【子、子子子・棒振】** 蚊の幼虫の俗称。体は細長く、水たまりにすむ。ぼうふり。 **ほう・ふん【方墳】** 四角形に土を盛った古墳。 **\*ほう・ぶん【法文】** ●法令の条文。●法学部と文学部。「一系」 **ほう・ぶん【邦文】** 日本語の文字・文章。和文。因欧文。 **※ほうへい【奉幣】** 《名・自サ》[文]神前に幣をたてまつること。「―の式」 **\*ほう・へい【砲兵】** 大砲を撃つことを専門とする兵。 **ぼう・へき【防壁】** 敵や火・風雨などを防ぐための壁。 **ほうへん【褒貶】** 《名・他サ》[文]ほめることとけなすこと。四字「毀誉―」 **ほう・べん【方便】** (仏教で衆生を救うための便法の意)便宜上の手段。句「うそもー」 **ぼう・ぼ【亡母】** [文]死んだ母。団亡父。 <1335> **ほうほう【方法】** 目的を達するためのやり方。「安易な―」「修理する―がない」「最善の―」→類語と表現ろん【一論】物事の方法についての理論。【忍】《竹·馬覺》《雁冰裂きいむける > 類語と表現「方法」 \*「方法」は、計画的に目的をとげるやり方。そのやり方は手段や手順や人員・費用や時期をふくめた考え方でもある。「方法」の類義語に手段があるが、「何を使うか・どのようにやるか」という、具体的な手立てが「手段」に当たる。したがって、「手段」は「方法」にふくまれる概念になることが多い。「具体的な(方法)を講じる/目的のためには手段を選ばず・常套{=いつもの決まりきった}手段」の場合、前者は方法を手段に置き換えられるが、後者は慣用的な言い方なので言い換えはできない。 ・仕方・やり方・行き方・生き方・(身の)振り方/仕様・術・・方術・方途・方便・手で・一手ぃ。・新手ひ・・其の手・奥の手・決め手・手口・手順・手だて・手段・非常手段・常套手段・法・作法・手法・技法・新法・製法・別法・良法・秘法・便法・魔法・用法・秘訣・妙法・正攻法・戦法・兵法・策・奇策・対策・方策・秘策・泳法・奏法・走法/善後策・窮余の一策・メソッド **ほう・ぼう【方方】** いろいろな方面。あちこち。「ーに世話をかける」 **\*ほう・ぼう【魴縛】** ホウボウ科の海魚。体は暗赤色。大きな胸びれのとげで、海底をはって歩く。食用。 **\*ぼうぼう** 《副》 《「―と」の形も》火が盛んに燃えるようす。「火がーと燃え上がる」 **\*ぼうぼう【「茫茫】** 《形動》[文][海や野原などの]広々として果てしのないようす。類語茫洋。●草・髪などが、のび乱れるようす。「草―の庭」 **ほうほう・の・てい【「這う「這うの体】** 《連語》かろうじてにげ出すようす。「―でにげ帰る」 **\*ほう・ぼく【放牧】** 《名・他サ》家畜を放し飼いにすること。下 **ほう・ぼく【芳墨】** [文]●香りのよい墨。●他人の手紙・筆跡の尊敬語。類語芳書。配账。 **ほう・まつ【泡沫】** ●あわ。あぶく。●泡のようにはかないもの。「―会社」「一候補」一番】 **\*ほう‐まん【飽満】** 《名・自サ》[文]あきるほど食べて腹がいっぱいになること。また、完全に満ち足りること。「―の日々を送る」」解型 **\*ほう‐まん【放漫】** 《形動》[文]やりっぱなしにするようす。「―経営」―ざいせい【一財政】財源の限度を考えずに政策を実行し、やたらに予算を計上する財政。対緊縮財政。只修时我就 **\*ほう‐まん【豊満】** 《形動》●物が豊かで十分なようす。●[女性が]肉づきのよいようす。「―な肉体」 **\*ぼう‐まん【暴慢】** 《名・形動》[文]荒々しく、気ままなこと。「―な態度」、 **\*ぼう‐まん【膨満】** 《名・自サ》中がいっぱいになってふくれあがること。「腹部がーする」 **ほう・みょう【法名】** ●仏門に入った人に授けられる名。●浄土真宗で「戒名」。対でき涙しなどに、 **ぼう・みん【暴民】** [文]暴動を起こした民衆。 **ほう・む【法務】** ●法律上の事務。●[仏]仏法に関する事務。寺の事務。―しょう【―省】検察・争訟・国籍・登記・人権擁護、出入国の管理などに関する事務を取りあつかう国の行政機関。 **ほうむり・さ・る【葬り去る】**。《他五》●物事が表面に現れないようにする。「事件を闇に―・る」●捨て去る。「過去の記憶を―・る」●二度と世間に出られないようにする。「業界から―・る」 **ほうむ・る【葬る】** 《他五》●死者・遺骨を土の中にうめる。類語 (5)埋葬。●かくして表にでないようにする。世間に知られないようにする。「過去を―・る」「欠点・悪事などを暴露して]世間に出られないようにする。「芸能界から―・られる」文《四》。 **ほうめい【芳名】** [文]●名声。●他人の名前の敬称。「ごーを承ります」 **ぼうめい【亡命】** 《名・自サ》政治的な理由で自国を脱出して他国に逃亡すること。「―者」「国外に―する」 **ほう・めん【放免】** 《名・他サ》(捕らえていた者を)解放すること。自由にしてやること。「徹夜の仕事から―される」[法]容疑者の勾留をとくこと。「無罪―となる」[法]刑期を終えた囚人を釈放すること。 **ほう・めん【方面】** ●そのあたり。その方向。「関西―からの行楽客」●全体をいくつかに分けた際の一部分。分野。「その―には暗い」 **ほう・もう【法網】** [文]法律を、罪を犯したものをと■らえる網にたとえていう語。法の網。「―をのがれる」 **ぼう・もう【紡毛】** [文]●毛をつむぐこと。●羊などの毛をつむいで作った糸。紡毛糸。 **ほう・もつ【宝物】** たからもの。「―殿」 **\*ほう・もん【法文】** 仏法を説きあかした文章。 **ほうもん【法門】** 仏の教え。仏法。 **\*ほうもん【砲門】** 大砲のたまが飛び出す口。砲口。―を開・く《句》砲撃を開始する。 **「ほう・もん【訪問】** 《名・他サ》人をたずねること。他家をおとずれること。「先生のお宅をーする」「一介護」剛的来駕。謙議参上。参殿。参堂。蔵「訪門」は誤り。―ぎ【―着】和服で、女性の略式礼服。―はんばい【―販売】販売員が客の家や職場などを訪れる販売方法。訪販。 **ぼう・や【坊や】** 幼い男の子を親しんで呼ぶ語。また、世間知らずの若い男を、からかいあざけっていう語。 **ほう・やく【邦訳】** 《名・他サ》外国文を日本文に訳す・こと(もの)。和訳。日本語訳。 **ほう・ゆう【朋友】** [文]ともだち。友人。ポンユー。 **\*ぼう・ゆう【亡友】** [文]死んだ友人。 **ぼう・ゆう【暴勇】** [文]無分別な勇気。類語蛮勇。 **\*ほう‐よう【包容】** 《名・他サ》[多くの物を]その中にふくみもつこと。類語包含。●心が広く、こだわりなく人を受け入れること。―りょく【一力】広い心で他人を受け入れる能力。注意「抱擁力」は誤り。 **ほう‐よう【抱擁】** 《名・他サ》[親しみ・愛情をもって]だきかかえること。また、だいて愛撫すること。 **\*ほう‐よう【法要】** 追善供養などのために行う、仏教の儀式。法会場。仏事。法事。「四十九日の―」 **ぼう‐よう【亡羊】** [文]にげて見失った羊。 **――の嘆** 《句》《道が多く分かれ、にげた羊の行方がわ <1336> **ほう・り【法理】** 法律の原理。 **ぼう・り【暴利】** 不当な利益。「―をむさぼる」 **ほう・りき【法力】** 〔仏〕仏法を修行して得られる不思議な力。また、仏法の威力。 **ほうり・こ・む【放り込む】** 《他五》投げて入れる。また、無造作に入れる。「ちり紙をごみ箱に―・む」「なべに野菜を―・む」 **ほうり・だ・す【放り出す】** 《他五》●投げて外に出す。また、強い勢いで向こうへやる。「横転した車から人が―・される」 ●乱暴に投げ出す。また、その場にうち捨てる。「本を机の上に―・す」 ●〔あきらめて〕途中でするのをやめてしまう。また、なすべきことを手をつけずにほうっておく。「宿題を途中で―・す」 ●(人を)捨ててかえりみない。「友人を―・して外へ出て行った」類語(⑤)放棄。 ●おしげもなく出す。「あり金を残らずー・す」 **ほう‐りつ【法律】** ●社会生活の秩序を保つために、国家の力によって行われる決まり。法。 ●国会の議決によって成立する、国の決まり。法令。 **―か【一家】** 法律の専門家。 **―こうい【―行為】** 〔法〕私人が欲した通りの効果を法律によって認めている行為。売買・賃貸借・遺言など。 **ほうり・な・げる【放り投げる】** 《他下一》●遠くへ(高く)投げる。また、無造作に投げる。 ●〔仕事などを〕途中でやめて片を付けないままにしておく。「仕事を―・げて遊び歩く」 **ほうりゃく【方略】** 〔文〕計画。計略。 **ぼうりゃく【謀略】** 人をだますはかりごと。「―をめぐらす」「敵の――」類語謀計。策略。 **ほう・りゅう【放流】** 《名・他サ》●せき止めていた水を放出すること。類語放水。 ●〔養殖するために〕魚を川・池などにはなすこと。「アユをーする」 **ぼう・りゅう【傍流】** ●本流から分かれた流れ。支流。 ●主流から外れた流派・系統。傍系。 **ほうりょう【豊漁】** 魚がたくさんとれること。大漁。対不漁。 **ほうりん【法輪】** 仏の教えがよく人に伝わることを輪にたとえて言う語。仏法。転法輪。 **ボウリング** 室内競技の一つ。直径約二〇㌢の球を転がし、レーン上に並べられた一〇本のピンをたおして、その本数を競うもの。「――場」▽bowling **ほう・る【放る・抛る】** 《他五》●腕の力で物を遠くへ(高く)とばす。投げる。「ボールを―・る」 ●おしげもなく差し出す。投げうつ。「我が身を―・って人を助ける」 ●あきらめてやめる。「計画を中途で―・ってしま」 ●〈「―・っておく」の形で〉手をつけず、成り行きにまかせる。「虫歯を―・っておく」 **ボウル** 料理などに使う、口が広い、丸みのあるはち。ボール。「サラダー」▽bowl **ほう‐るい【堡塁】** 〔文〕〔土や石で築いた〕とりで。類語防塁。 **ぼう‐るい【防塁】** 敵の攻撃を防ぐためのとりで。防塞。類語堡塁。 **ほう・れい【報礼】** 〔文〕謝礼(の金品)。 **ほうれい【法令】** 法律と命令。「―用語」 **ほう・れい【法例】** 法規の適用に関する諸原則を定めた規定。「民法に定める―」 **ほう・れい【豊麗】** 《名・形動》〔文〕肉づきが豊かで美しいこと。「―な肉体」「―な淑女」類語豊艶。 **ぼう・れい【亡霊】** ●死んだ人の魂。亡魂。 ●幽霊。 **ぼう・れい【暴戻】** 《名・形動》〔文〕乱暴で人の道に背くこと。非道。「領主のーな取り締まり」 **ほう・れつ【放列】** ●大砲をずらりと横に並べて射撃する隊形。砲列。 ●ずらりと横に並んでねらいをつけること。「カメラのーを敷く」 **ほうれつ【砲列】** 「放列①」に同じ。 **ほう・れつ【芳烈】** 《形動》〔文〕香気が激しくするようす。「―な果物のにおい」 **ほうれん【鳳輦】** 〔文〕●屋根に金色の鳳凰の飾りがある御輿{みこし}。 ●天皇の乗り物の美称。 **ほうれんそう【菠薐草】** アカザ科の一、二年草。葉は濃い緑色。茎・根は赤みをおびている。食用。 **ほうろう【放浪】** 《名・自サ》あてもなくさまよい歩くこと。「諸国を――する」「――癖」類語流浪。彷徨。 **ほうろう【琺瑯】** ●金属器の表面に焼きつけるガラス質の不透明な釉{うわぐすり}。 ●琺瑯①を焼きつけた金属器。 <1337> **ほうろう―ポータビ** **ほう・ろう{琺瑯}** ガラス質のうわぐすり。瀬戸物・金属器。琺瑯引き。瀬戸引き。「一鍋」**―しつ{―質}** 歯の外側をおおう光沢のあるかたいエナメル質。 **ぼう・ろう{望楼}** 遠くを見わたすための高い建物。物見やぐら。 **ほうろう・きん{報労金}** ●労に報いるためにわたす金銭。●落とし物を拾った人が落とし主に対して請求できる報酬。 **ほう・ろく{俸禄}** [文]職務に対する報酬として与えられる、米または金銭。「武士の―」 **ほう・ろく{焙烙・炮烙}** 茶・塩・豆などを炒{い}る、素焼きの浅い土なべ。ほうらく。 **ぼう・ろん{暴論}** 乱暴な議論・理論。[コロ]「―を吐{は}く」 **ほう・ろん{放論}** [文]自由気ままに議論すること。また、その議論。[類語]放談。 **ほう・わ{法話}** 仏法に関する話。法談。 **ほう・わ{飽和}** 《名・自サ》●ふくみうる最大限度まで満ちていること。「都市の人口が―状態になる」●[理]ある温度のもとで、溶媒の中にとかし得る最大限の量の溶質がとけている状態になること。また、蒸気が最大限の蒸気圧をもつこと。「一点」**―ようえき{―溶液}** [理]一定の温度・圧力のもとで、ある溶媒にとかし得る最大の量の溶質をとかした溶液。 **ホエール・ウオッチング** クジラを観察すること。▷whale watching **ポエジー** ●詩。詩歌。ポエトリー。●詩情。詩趣。「作者特有の―が作品ににじみ出る」▽[仏]poésie **ほえづら{吠え面}** 泣き顔。泣きっつら。**―をか・く** 《句》泣きっつらをする。泣きべそをかく。「あとで―・いても知らないぞ」 **ポエティック** 《形動》詩的であるようす。詩情のあるようす。「―な短編集」▽poetic **ポエム** 詩。韻文。ポエジー。▽poem **ほ・える{吠える・吼える・咆える}** 《自下一》●犬・猛獣などが大きな声でなく。また、そのような音・声をたてる。[類語]咆哮{ほうこう}。●[俗]大声をあげて泣く。また、どなる。「大臣大いにー・える」[図]ほ・ゆ《下二》。 **ほお{朴}** 「ほおのき」に同じ。 **ほお{頰}** 顔の両わきから目の下にかけてのやわらかい所。ほっぺた。ほっぺ。ほほ。**―が落・ちる** 《句》とてもおいしいことの形容。あごが落ちる。ほっぺたが落ちる。**――を染・める** 《句》[恥ずかしさなどから]頬のあたりを赤くする。「ほんのりと―・める」**――を膨らま・す** 《句》不満な顔つきをする。 **ボー** ●リボン。●「ボーカラー」の略。婦人服に用いる、ひも状の飾り襟。ボウ。●「ボータイ」の略。▽bow **ボーガン** 洋弓の一種。銃のように引き金を引いて弓を発射する。ボウガン。▽bowgun **ボータイ** 蝶ネクタイ。ボー。ボウタイ。▽bow tie **ボーイ** ■《造語》「男の子」「少年」の意を表す。「メッセンジャーー」[対]ガール。■《名》給仕。ウエーター。▽boy **ースカウト** 少年の心身をきたえ、社会に奉仕する善良な公民になるように団体訓練を行う組織。英国で創始。[対]ガールスカウト。▽Boy Scouts **-フレンド** 男の友達。〔一般に女性の側から言う〕[対]ガールフレンド。▽boyfriend **ボーイッシュ** 《形動》[女性が]少年風であるようす。「―な髪形」▽boyish **ほお・え・む{頬笑む・微笑む}** 《自五》ほほえむ。 **ポーカー** トランプ遊びの一つ。二人から数人で行い、手持ちの役の強さによって争うもの。▽poker **―フェース** 無表情な顔。[語源]ポーカーでは、表情をおもてに出さないことが肝心なことから。▷poker face **ほお・がえし{頰返し}** ほおばった物をかみこなすこと。なすべき手段・方法。**―がつか・ない** 《句》どうしようもない。なすべき手段がない。 **ほお・かぶり{頰被り}** 《名・自サ》●手ぬぐいなどで頭からほおにかけておおうこと。●知らないふりをすること。「―で押し通す」「―をきめこむ」=ほおかむり。ほっかむり。ほっかぶり。 **ボーカル** 声楽。歌唱。ヴォーカル。「ジャズー」▽vocal(=音声の) **ボーキサイト** アルミニウムの原料となる鉱石。赤褐色の粘土のような塊をしている。▽bauxite **ボーク** 野球で、走者がいるときの、投手の投球上の反則行為。走者は一つ進塁ができる。▽balk **ポーク** 豚肉。「―カツレツ(=豚カツ)」「ーソテー」▽pork **ほお・げた{頰桁}** ほおの形をつくっている骨。ほおぼね。転じて、ほお。「―をたたく」 **ほお・ける{蓬ける}** 《自下二》[古くなり]毛羽立つ。ほける。「紙が―・る」[図]ほほ・く《下二》。 **ボーゲン** ●弦楽器の弓。●スキーで、V字形に板の後端を開いたまま回転すること。▽[独]Bogen **ほおじろ{頰白}** ホオジロ科の小鳥。頬に黒と白のすじがある。さえずりは「イッピツケイジョウ、ツカマツリソウロウ(一筆啓上仕候)」と聞こえる。 **ホース** ゴムやビニールなどで作った管。▽hose ***ポーズ** 休止。区切り。「少しーをおく」▽pause ***ポーズ** ●[画像や写真などの人物の]姿。姿勢。「―をとる」●気どった態度。また、虚勢。「彼女一流のー」▽pose **ホース・アウト** 野球で、封殺。フォースアウト。▽force-out **ほおずき{酸漿・鬼灯}** ●ナス科の多年草。実は球形で、がくに包まれて赤く熟す。実の中の種を出して空にし、口に含んで鳴らして遊ぶ。丹波吹くほおずき。●口に入れて鳴らすおもちゃ。ホオズキの実の中をぬいたものや、ウミホオズキの卵の袋など。[表記]現代仮名遣いでは「ほおづき」も許容。**―ぢょうちん{―提灯}** ほおずき①の実に似た真っ赤な丸い小さなちょうちん。 **ほおずり{頰擦り}** 《名・自サ》自分のほおを相手のほおにすりつけること。[参考]相手をいとおしむ気持ちを表す動作。 **ボースン** 甲板長。水夫長。▽boatswain **ボーダー** ●へり。端。境。●横縞模様。「―シャツ」▷border **-ライン** 境界線。どちらとも決めかねる、すれすれの所。「当落のーにいる」▽border line **ーレス** 境界が・ないこと(あいまいなこと)。「一社会」▷borderless **ポーター** [ホテルなどの]小荷物運搬人。▽porter **ポータビリティー** ●持ち運びできること。●ある機種用に開発したソフトウェアが、他の機種でも使えるかどうかの度合い。●転職をくり返しても、退職金や企業年金が老後に一括してもらえる制度。 <1338> **ポータブ―ボール** **ホープ** 将来に望みをかけられている人。「角界の―」▽hope(=希望) **ポータブル** ■《造語》「携帯用」の意を表す。■《名》(「ポータブル・・・」の略から)携帯用の、蓄音機・ラジオ・テレビ・テープレコーダー・ミシンなど。▽portable **ポータル・サイト** 検索ツールやリンク集などを備え、さまざまなウェブページへの入り口の役割を果たすページ。[参考]ポータル(portal)は「入口」「玄関」の意。▷portal site **ポーチ** ●洋風の建物で、玄関先を屋根でおおった所。車寄せ。▽porch **ポーチ** 小型のかばん。小銭入れ。▷pouch **ほおづえ{頬杖}** ひじを立てて、手のひらでほおを支えること。つらづえ。**―を突・く** 《句》[杖を地面にあてるように]物の上にひじを立てて、手のひらに頬を乗せて頭を支える。 **ほおづき{酸漿・鬼灯}** →ほおずき。 **ホーデン** 睾丸{こうがん}。▽[独]Hoden **ボート** (櫂{かい}でこぐ)洋風の小舟。「救命―」▽boat **ーピープル** (小さな)船で国外へ脱出する難民。▷boat people **ボード** [加工して強化した建築用の]板。特に、合板。「耐火ー」▽board **ーゲーム** 盤上で駒{こま}・カードなどを動かして勝敗を競う遊戯。チェス・チェッカー・オセロなど。▽board game **ーセーリング** 「ウインドサーフィン」に同じ。▽boardsailing **ボードビリアン** ボードビルに出演する芸人。また、軽演劇俳優。ヴォードビリアン。▷vaudevillian **ボードビル** ●通俗的な喜劇。●歌・踊り・喜劇などを組み合わせた演芸。バラエティー。=ヴォードビル。▽vaudeville **ポートレート** 肖像画。肖像写真。▽portrait **ポート・ワイン** 熟成の途中でブランデーを加えた、甘い赤ぶどう酒。ポルトガル原産。▽port wine **ボーナス** 賞与。また、特別配当金。▽bonus **ほおのき{朴の木}** モクレン科の落葉高木。葉は大きな長円形で、初夏、大きな白い花をつける。材は家具・器具・版木・下駄などの材料。ほお。 **ほおば{朴歯}** ホオノキで作った下駄の歯。また、その歯を入れた下駄。 **ほおば・る{頬張る}** 《他五》口いっぱいに食べ物をふくむ。「ハンバーガーを―・る」 **ほお・ひげ{頰髯}** ほおに生えるひげ。 **ほおぶくろ{頬袋}** ハムスターやニホンザルなどの、両頬の内側にある袋状の構造。よくのびて、食物を一時たくわえる役目をする。 **ほお・べた{頰辺}** ほおのあたり。ほっぺた。チーク。 **ほお‐べに{頰紅}** 化粧品の一つ。ほおにつける紅。 **ほお・ぼね{頬骨}** ほおの上部にあり、左右いくらか高く出ている骨。顴骨{かんこつ}。ほおげた。 **ホーマー** 野球で、ホームラン。▽homer **ホーム** ■《造語》「わが家」「家庭」「故郷」の意を表す。「ーパーティー」■《名》●保護・収容施設。「老人―」●野球で、「ホームベース(=本塁)」の略。●サッカーなどで、自チームの本拠地。[対]アウェー。▽home **ーアンド・アウェー** [サッカーなどで]それぞれの本拠地を交互に使って試合を行う方式。▽home and away **ーイン** 《名・自サ》野球で、走者が本塁に達すること。生還。▽homeとinからの和製語。**ーグラウンド** ●野球などで、自チームのグラウンド。故郷。また、ふだん活躍して慣れている場所。「―で立候補する」▽home ground **ーシック** [遠くはなれた土地にいて]故郷や家庭を恋しく思うこと。郷愁。懐郷病。「―にかかる」▽home sicknessから。**ーショッピング** カタログ・テレビ・パソコンなどを利用して、家庭にいながら行う買い物。▽home shopping **ースチール** 野球で、本塁への盗塁。本盗。▽homeとstealからの和製語。**ーステイ** 海外留学の一形態。外国人の一般家庭に住み込み、家族の一員として外国の文化を学ぶこと。▽homestay **ーストレッチ** 競技場・競馬場で、決勝線に向かう直線走路。[対]バックストレッチ。▽home stretch **ースパン** 太めの糸であらく平織り(あや織り)にした、手織りの毛織物。▽homespun **ーセンター** 日曜大工用品・生活雑貨・園芸用品などを幅広くそろえた店。▽home center **ードクター** かかりつけの医者。主治医。▽homeとdoctorからの和製語。**ードラマ** 家庭内の出来事を題材とした劇。▽homeとdramaからの和製語。**ードレス** 家庭で着る婦人用の洋服。▽home dress **ープレート** 「ホームベース」に同じ。▽home plate **-ページ** インターネットで、個人や企業・団体などが開設した情報ページ。▽home page **ーベース** 野球で、本塁。また、そこに置く白い五角形の板。ホームプレート。▽home base **-ヘルパー** 高齢者や身体障害者などの家庭へ出向き、身の回りの世話に当たる役(の人)。家庭奉仕員。ヘルパー。▽homeとhelperからの和製語。**ーポジション** コンピューターのキーボードなどの文字を打つ器具において、指を置く基本的な位置。▽home position **-メード** 自家製。「―のケーキ」▽homemade **-ラン** 野球で、本塁打。ホーマー。▷home run **-ルーム** [中学校・高等学校で]学級担任教師を中心に学級単位で集まって行う、生徒の自治的な活動を育成する教育活動。▽homeroom **ーレス** 住む家をもたない人。▽homeless **ホーム** 「プラットホーム」の略。フォーム。 **ポーラ** よりの強い糸で平織りにした織物。夏服に利用。ポーラ。▽[仏]poralから。 **ボーリング** ●穴をあけること。●地中に深く穴をほること。特に、鉱床の探査や地下水・油田などの右調べるために行うもの。▽boring **ボーリング** →ボウリング。▽bowling **ホール** ●大広間。●会館。「コンサートー」「市民―」●「ダンスホール」の略。▽hall **ホール** ゴルフで、グリーンにある、球を入れる穴。「一八番―」▽hole(=穴) **ーアウト** ゴルフで、一ラウンドのプレーを終了すること。▽hole out **ーイン・ワン** ゴルフで、第一打で球がホールに入ること。▽hole in one **ボール** ●たま。●野球で、投手の投球でストライクゾーンを通らなかったもの。[対]ストライク。▽ball **ーベアリング** 回転する心棒の摩擦を少なくするための玉を入れた軸受け。玉軸受け。▽ball bearing **-ペン** ペン先のかわりに、小さな金属の玉をはめこんだ筆記用具。▽ballpoint penから。 **ボール** →ボウル。▽bowl **ボールがみ{ボール紙}** わらを原料とした厚い紙。馬糞紙{ばふんがみ}。**ボール** 「ボール紙」の略。「一箱」▽boardから。 <1339> **ポール―ほく** **ポール** [支えとする]棒。さお。●電車で、架線から電流を受ける棒。●棒高跳び用の棒。▽pole **ホールディング** ●サッカー・バスケットボールなどで、手や腕で相手をおさえて行動を妨害する反則。●バレーボールで、ボールをほんのわずかの間手で保持する反則。▽holding **ホールド・アップ** 《名・感・自サ》[抵抗する意志のないことを示すために]両手を上げること。また、それを命じる語。手を上げろ。▽hold up **ボール・ばん{ボール盤}** ドリルを回転させて穴をあける機械。穿孔{せんこう}機。▽[蘭]boor bankから **ボーロ** ビスケットの一種。小麦粉・卵・砂糖をまぜて軽く焼いた小さなまるい菓子。▽[葡]bolo **ほ・おん{保温}** 《名・自サ》一定の温度を保つこと。特に、温度を温かく保つこと。「―器」 **ホーン** ●[自動車の]警笛。クラクション。●ホルン。▷horn **ボーン・ヘッド** 野球で、判断が悪いために生じたまずいプレー。▽bonehead(=間抜け) **ほか{外・他}** ■《名》●そこでない所。他所。よそ。「―の場所」●その範囲からはずれたところ。そと。「思いのーのできごと」「想像の―だ」●それと異なる・こと(もの)。それを除いた・こと(もの)。それ以外。他{た}。「この種の品はこの―にはない」「山田君の―はだれもいない」■《形名》(下に打ち消しの語を伴って)それ以外にはないの意。「歩く―ない」「お気の毒と言うーない」 > **「ほか」** **外** [ある範囲の外側]思いの外・想像の外の事件 **他** [それとは別の、事・人・物・所]この他に必要なものはありますか・他の人にもたずねる [参考]「他」はあるものとは別のものの意で、「ほか」はおおむね「他」で書き表すことができる。「思いの外」「想像の外」「殊の外」など、「ある基準を設けた範囲の外側」の意においては「外」を用いる。 **ぼ‐か{簿価}** 「帳簿価額」の略。帳簿上に記入されている価額。 **ぽか** [俗]囲碁や将棋などで、ふつうでは考えられない悪い手。●思いもかけない失敗。「とんでもないーをした」[類語]凡ミス。 **ほがい{祝・寿}** [古]ほがうこと。祝い。また、そのことばや歌。賛辞。ことほぎ。 **ほ・かく{保革}** ●保守(派)と革新(派)。「一伯仲」●皮革製品をよい状態に保つこと。「一油」 **ほ‐かく{捕獲}** 《名・他サ》●[鳥・魚・獣を]生け捕ること。●戦時に、敵の船舶などをおさえること。 **ほかげ{帆影}** 遠くに見える船の帆の姿。 **ほ・かげ{火影・灯影}** [文]ともしび(の光で見える姿)。「―がゆれる」 **ほかけーぶね{帆掛け船}** 帆をかけて風の力で走る船。ほぶね。帆船{はんせん}。 **ほかし{暈し}** ●ぼかすこと。ぼかした・ところ(ようす)。●日本画の手法の一つ。濃い色からだんだんうすい色にしていく方法。 **ほか・す{放す}** 《他五》[関西方言]捨てる。[図]《四》。 **ぼか・す{暈す}** 《他五》●濃淡の境目をはっきりさせないようにする。●あいまいにして、内容をぼんやりさせる。ぼやかす。「真相を―・す」[図]《四》。 **ほか・でもない{他でもない・外でもない}** 《連語》それ以外のことではなく、そのことである。「――君のためなら力になろう」 **ほか・なら・ない{他ならない・外ならない}** 《連語》他のものではない。まさにそのものである。ほかならぬ。「努力の結晶に―・ない」 **ほか・ほか** 《副・自サ》(副詞は「―と」の形も)あたたまるようす。また、あたたかいようす。「―のごはん」 **ぽかぽか** 《副・自サ"》(副詞は「―と」の形も)●[快いほどに]あたたかく感じるようす。「―した陽気」●続けてたたくようす。また、その音の形容。「頭をー(と)なぐられる」 **ほがらか{朗らか}** 《形動》●[空が]曇りなく、晴れやかなようす。「―な青空」●心が快活で明るいようす。明朗。「――に笑う」[注意]「郎らか」は誤り。 **ほかん{保管}** 《名・他サ》こわしたりなくしたりしないように管理すること。「重要書類の―」 **ほ・かん{補完}** 《名・他サ"》不十分なところをおぎなって完全にすること。「欠点を――する」「互いに―しあう」 **ぼ・かん{母艦}** 戦闘機や他の艦艇などの整備や燃料補給などをする軍艦。航空母艦・潜水母艦など。 **ぽかん** 《副》(多く「ーと」の形で)●勢いよくたたくようす。ぽかり。「いきなりーとたたかれた」●ぼんやりしているようす。また、そのようにして口を大きく開けているようす。「一瞬―とした」 **ほ・き{補記}** 《名・他サ》[文]おぎなうべき事柄を書き記すこと。また、その書いたもの。 **ぼ・き{簿記}** 金銭の出し入れ、取り引きなどを一定の形式によって帳簿に記録・計算・整理して、その結果を明らかにする記帳法。 **ボギー** ゴルフで、基準打数(バー)より一つ多い打数でホールに球を入れること。▽bogey **ボギー・しゃ{ボギー車}** 車軸が自由に回転する台車を取り付けた鉄道車両。(bogie-car) **ほぎ・うた{祝歌・寿歌}** [文]祝い歌。祝賀の歌。 **ほき・だ・す{吐き出す}** 《他五》[東日本の方言]はき出す。 **ぽき・ぽき** 《副》(「ーと」の形も)細くてかたいものが続けて折れるようす。また、その音の形容。「木の枝を―と折る」 **ボキャブラリー** 語彙{ごい}。ヴォキャブラリー。「―が豊富である」▽vocabulary **ほ・きゅう{捕球}** 《名・他サ》飛んできたり転がってきたりしたボールをつかむこと。 **ほーきゅう{補給}** 《名・他サ》足りない分をおぎなうこと。「一路」「―基地」「水分を―する」 **ほーきょう{補強}** 《名・他サ》弱い部分をおぎなって全体を強いものにすること。「堤防の―工事」 **ぼ・きん{募金}** 《名・自サ》寄付金などを求め集めること。「共同―」 **ほきんしゃ{保菌者}** 病原体を体内に保有しながら発病せず、感染源となる可能性のある人。キャリア。 **ほご** →ほぐ(反故)。 **ほ・ぐ{祝ぐ・寿ぐ}** 《他四》[古]たたえて、いわう。 **ぼく{卜}** 漢字の部首「卜」の称。ぼくのと。と。うらない。 <1340> **ほほく**―――**ぼくめつ** ***ぼく【僕】** 《代名》《自称の人称代名詞)男性が自分をさし示していう語。〔おとなが使う場合は、「私」よりもくだけた言い方で、対等または目下の者に向かって使う[対]君。[類語]と表現「私」 **ほく・い【北緯】** 赤道より北の緯度。因南緯。 **ほく・が【北画】** 「北宗画」の略。[対]南画。 **ぼく・ぎゅう【牧牛】** 牛を放し飼いにすること。また、その牛。 **ほく・げん【北限】** 北方の限界。「茶の一」[参考]多く、動植物の分布について言う。[対]南限。 **ボクサー** ボクシングの選手。拳闘説家。●ドイツ原産の中形犬。もとは闘犬用。▽boxer **ぼく・さつ【撲殺】** 《名・他サ》なぐり殺すこと。殴殺。 **ぼく・し【牧師】** キリスト教のプロテスタントで、信者を導き説教をする職(の人)。[参考]神父。 **ぼく‐じつ【朴実・樸実】** 《名・形動》〔文〕素朴で誠実なこと。 ***ぼく・しゃ【マト者】** 〔文]占いをする人。 ***ぼく・しゃ【牧舎】** 家畜を入れておく小屋。 **ぼく・しゅ【墨守】** 《名・他サ》〔文〕 〔古い習慣や自分の説を〕かたくなに守ること。「旧習を―する」 **ぼく‐じゅう【墨汁】** ●墨をすった汁。●〔①のかわりに使う〕にかわ液とカーボンブラックで作った黒色の液。 **ほくしゅう・が【北宗画】** 中国の絵画の二大系譜の一つ。雄壮な筆法で彩色の山水画を主とする。北画。网南宗画。 **ぼく・しょ【墨書】** 《名・他サ》〔文〕墨で書くこと。また、墨で書いたもの。 **ほく・じょう【北上】** 《名・自サ》北の方へ向かって進むこと。北進。「寒冷前線がーする」「アメリカ大陸を―する」[対]南下。 **ぼく・じょう【牧場】** 家畜を放し飼いできるようにした所。牧場に。放牧場。 **ぼく・しょく【墨色】** 〔文〕すみいろ。 ***ほく・しん【北辰】** 「北極星」の別称。 ***ほく・しん【北進】** 《名・自サ》北の方へ向かって進むこと。北上。団南進。 **ぼく・しん【牧神】** 林野・牧畜をつかさどる半人半獣の神。牧羊神。半獣神。[参考]ギリシャ神話のパン。ローマ神話のファウヌス。 **ぼくじん【牧人】** 〔文〕牧場で家畜を飼う人。[類語]牧夫。 **ボクシング** 二人の競技者が、四角いリング上で両手にグローブをはめてこぶしで相手と打ちあう競技。拳闘毙。boxing **ほぐ・す【『解す】** 《他五》●結んであるものやかたまったものなどを、といてばらばらにする。ほごす。「からんだ糸を―・す」「魚を―・す」●こりかたまったものをやわらかくする。「気分を―・す」「ストレッチで体を―・す」文《四》。 ***ぼく・する【トする】** 《他サ変》〔文〕●占う。●選んで定める。選定する。「住まいを―・する」 ***ぼく・とう 【木刀】** 木で作った刀。木剣。きだち。 **ほく・せい【北西】** 北と西との中間の方角。西北。 **ぼく・ぜい【ト、筮】** 〔文〕ト(= 亀の甲)や筮( ト筮】〔文]ト(=亀の甲)や筮(=筮竹)を使ったうらない。転じて、うらない。 **ぼく・どう【牧童】** 〔文〕●牧畜に従事する少年・男性。●カウボーイ。 ***ぼく・せき 【墨跡・墨蹟】** 〔文〕毛筆で書いた墨のあと。筆跡。「高僧の―」 ***ぼく・せき【木石】** 〔文〕(木と石の意から)人情を理解できないもの。「彼だって―ではない」「―漢」 **ぼく・せん【ド占】** 〔文〕占うこと。占い。 **ほ・くそ【火、糞】** ●ろうそくの燃えがら。●「火口」に同じ。曲の中 **ぼく・そう【牧草】** 家畜のえさになる草。「―地」もと **ほくそえ・む【ほくそ笑む】** 《自五》〔満足に思って〕ひとりにんまり笑う。「宝くじが当たって―・む」[表記]「北叟笑む」と当てる。 **ぼく・たく【木、鐸】** 〔文〕●昔、中国で法令などを人民に示すときに鳴らした、木の舌のある鈴。●世間の人々を教え導く人。「社会のーとなる」 **ほく・たん【北端】** 北のはし。北のはずれ。因南端。 **ほ・くち【火口】** 火打ち石の火を移し取るもの。ほくそ。[参考]イチビの殻など、燃えやすいものを使う。 **ぼく・ち【墨池】** 〔文〕●すずりの、水をためる部分。すずりの海。●「墨壺」に同じ。 **ぼく・ちく【牧畜】** 〔牛・馬・豚などの〕家畜を飼い育て、繁殖させること。 **ぼく‐ちょく【朴直樸直】** 《形動》〔文〕かざりけがなく正直なようす。実直。「――なことばで説く」 **ぼく・とつ【木、訥・朴訥】** 《名・形動》無口でかざりけがないこと。「―な人柄」[句]「剛毅仁に近し」 **ぼく・てき【北、狄】** 〔文〕北方の野蛮人。団南蛮。 **ぼく・てき【牧笛】** 〔文〕牧人のふく笛。 **ほく・と【北斗】** 「北斗七星」の略。**ーしちせい【一七星】** 《「斗」は「ひしゃく」の意)天球の北極に近く、ひしゃく形に並んで見える、大熊座の七つの星。北斗。北斗星。ななつぼし。 **ほく・とう【北東】** 北と東の中間の方角。東北。 **ぼく・とう【墨東・墨東】** 東京都の隅田川以東の地域の称。一般には墨田区一帯をさす。[参考]「巻」は「墨田川(=隅田-川)」の唐風の呼び名。 **ぼくねん・じん【朴念仁】** 無口で無愛想な人。頭がかたくて話のわからない人。わからずや。 **ぼく・ひ【僕婢】** 〔文〕下男と下女。めしつかい。 **ほく・ぶ【北部】** 北の方の部分。「九州の―」囡南部。 **ぼく・ふ【牧夫】** 〔文]牧場で、家畜の世話をする男性。[類語]牧人。 **ほく・ふう【北風】** きたかぜ。朔風絮。囡南風。 **ほく・へん【北辺】** 〔文〕北のはて。北のあたり。 **ほく・ぼう【北、邙】** 〔文〕墓地。洛陽紫の北にある北邙山が漢代以来の墓地であったことから。**―の!ちり【―の、塵】** 《連語》死んで火葬にされ、塵となること。死ぬこと。北邙の煙。「――と化す」 **ほく・ほく** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●すっかり満足してうれしそうなようす。「―顔」●ふかした、芋などが水気が少なくて口あたりのよいようす。 **ぼく・ぽく** 《副》 《「―と」の形も) ●駒下駄・ぽっくりなどをはいて、道をゆっくり歩くときの音の形容。●中が空洞になっている木製の物をたたくときの音の形容。「木魚をしたたく」●水分が少なく、やわらかくてくずれやすいようす。「―した土」 **ぼく‐にょう【支、繞】** 漢字の部首「文」の称。ぼくつくり。 **ぼく‐めつ【撲滅】** 《名・他サ》すっかり滅ぼしてしまう木鐸① <1341> **ぼくや―ぼこぼこ** **ぼく・や{牧野}** [文]家畜を放し飼いにする野原。 **ほく‐よう{北洋}** 北極に近い海洋。「―漁業」[対]南洋。 **ぼく‐よう{牧羊}** [牧畜の一つとして]羊を飼うこと。**―けん{―犬}** 放牧している羊の群れを誘導したり見張ったりするように訓練された犬。**―しん{―神}** 「牧神」に同じ。 **ぼく・り{木履}** [文]●げた。●ぽっくり。 **ほく・りく{北陸}** 「北陸地方」の略。福井・石川・富山・新潟の四県。 **ほく・れい{北嶺}** ●[高野山を南山というのに対して]「比叡山」の別称。●[奈良の興福寺を南都というのに対して]「比叡山延暦寺」の別称。 **ほぐ・れる{解れる}** 《自下一》もつれたもの、こりかたまったものなどが、とけて正常な状態になる。「気分が―・れてすっきりする」[図]ほぐ・る《下二》。 **ほくろ{黒子}** 皮膚にできる黒い小さな斑点{はんてん}。 **ぼけ{惚け・呆け}** ●ぼけること。「連休―」●漫才で、「つっこみ」のことばを受けて、ぼけたふりで受け答えする役の者。[表記]②は、かな書き。[対]つっこみ。 **ぼけ・なす{惚け茄子}** [俗]ぼんやりした人をののしって言う語。 **ほ・ける{惚ける}** 《自下一・接尾》→ほうける。[図]ほ・く《下二》。 **ぼ・ける{惚ける・呆ける}** 《自下一》●[意識などが]ぼんやりする。また、もうろくする。「年をとってもー・けない人」[表記]は「耄ける」とも書く。●色・像がはっきりしなくなる。「―・けた柄の着物」[表記]②は「暈ける」とも書く。[図]ぼ・く《下二》。 **ぼけ{木瓜}** バラ科の落葉低木。枝にとげがあり、葉は長円形。春に白・紅色の花をつける。 **ほげい{捕鯨}** 鯨をとること。「一船」 **ぼ・けい{母型}** 活字を鋳造するのに使う金属製の字型。 **ぼ・けい{母系}** [文]●母方の血筋。●家系が母方の系統で相続されること。「―社会」[対]②父系。 **ほけきょう{法華経}** 「妙法蓮華経」の略称。 **ほげた{帆桁}** 帆を張るために帆柱にわたす横木。 **ほ・けつ{補欠・補闕}** 欠員をおぎなうこと。また、欠員にそなえた予備の人員。「―選挙」「―募集」 **ぼけつ{墓穴}** [文]死体をうめる穴。墓あな。**――を掘・る** 《句》自分で自分の身を破滅させるような原因を作る。 **ぼけっと** 《副・自サ》何もしないでぼんやりしているようす。また、たよりないようす。ぼさっと。「―した性格」[類語]ぼさぼさ。 **ポケット** 洋服などについている、物を入れる袋。▽pocket **ーベル** 小型で軽便な無線呼び出し機。ポケベル。[参考]もと商標名。▽pocketとbellからの和製語。**ーマネー** こづかい銭。▽pocket money **ほ・ご{保護}** 《名・他サ》[弱いものを]かばい守ること。[類語]庇護{ひご}。庇う。**―かんさつ{―観察}** 犯罪者を施設に収容せずに、観察や補導によって自律的に更生させる制度。少年・執行猶予者・仮出獄者などに対して行う。**―かんぜい{―関税}** 国内産業を保護するために、輸入品にかける関税。**―こく{―国}** 一定の主権を代行することによって、ある国を保護する国、また、その保護を受ける国。**―しゃ{―者}** 未成年者などを保護する義務のある人。**―しょく{―色}** 動物の、生活環境に似ている体色。捕食者から身を守るのに役立つ。隠蔽{いんぺい}色。[参考]警戒色。**―ちょう{―鳥}** とることが法律で禁止されている鳥。禁鳥。**―ぼうえき{―貿易}** 国内産業を保護するために国によって統制された貿易。 **ほ‐ご{反故・反古}** ●文字などを書いて不用になった紙。●役に立たなくなった物事。むだになった物事。「約束を―にする」=反故{ほぐ}。 **ほ‐ご{補語}** 文の成分の一つ。述語の意味をおぎなうことば。「白くなる」「湯が水になる」の「なる」に対する「白く」「水に」の類。 **ぼ‐ご{母語}** ●自分の国のことば。母国語。●同じ系統に属する諸言語の、分かれ出るもとの言語。 **ぼこう{母后}** [文]皇太后。ははきさき。 **ぼこう{母校}** 自分が学んでいる学校。また、自分が卒業した学校。出身校。「―を訪ねる」「全国大会に出場したーを応援する」 **ぼこう{母港}** その船が出発した、もとの港。また、その船が根拠地としている港。「―に帰る」 **ぼこく{母国}** 自分の生まれ育った国。祖国。故国。「一語」[対]異国。 **ほこ・さき{矛先・鋒先}** ●矛の先。●[論争・非難などの]攻撃の方向や勢い。[コロ]「非難の―を向ける」 **ほご・す{解す}** 《他五》ほぐす。[図]《四》。 **ほこ・つくり{戈旁}** 漢字の部首「戈」の称。ほこがまえ。かのほこ。 **ほこ・つくり{殳旁}** 漢字の部首「殳」の称。るまた。 **ぼこぼこ** 《副》(「―と」の形も)●表面に穴やくぼみがたくさんあるようす。「―穴があいた道路」●泡が次々にうき上がったり、中空のものをたたいたりする音の形容。「温泉が―と湧きでる」[俗]大勢になぐられるようす。「―にされる」 **ぽこぽこ** 《副》(「ーと」の形も)●泡が次々にうき上がったり、中空のものをたたいたりする軽い感じの音の形容。「泡が出る」●表面に泡や小さなくぼみがたくさんあるようす。「―と穴をあける」 <1342> **ほこら―ほしなこ** **ほこら{祠}** 神をまつった小さいやしろ。[参考]神社よりも小さいものをいう。[類語]祠堂{しどう}。 **ほこら‐か{誇らか}** 《形動》得意そうなようす。ほこらしいようす。ほこりか。「母校のことを―に語る」 **ほこらし・い{誇らしい}** 《形》得意で自慢したい気持ちである。「―・い気分になる」[図]ほこら・し《シク》。 **ほこり{埃}** 飛び散る、こまかいごみ。[類語]塵埃{じんあい}。 **ほこり{誇り}** 名誉に思うこと。また、その心。プライド。[コロ]「ーをもつ」「―を傷つける」 **ほこり・か{誇りか}** 《形動》得意であるようす。ほこらか。 **ほこ・る{誇る}** 《他五》●自慢して得意になる。「画才を―・る」「物量を―・る」●自慢できるものを持っている。「伝統を―・る」[文]《四》。[類語]と表現 > **「誇る」** *自分の技量などを他に自慢して得意になるのが、「誇る」。「彼は自分の才能を友人に誇った」のように使う誇りは、協調性の重んじられる日本的風土の中で、「自惚れ」と同様につつしむべきものとされてきた。しかし、自我を尊重する近代精神は、自尊・矜持などを高く評価する。「誇り」なくして人は生きえないし、誇り高く死ぬ自由もまた尊重されねばならない(尊厳死)。一方、「A社は先端技術を世界に誇る」などという「誇る」は、自慢できるだけのものを持っているとして、他が客観的な評価を下す例。これで非難されることはない。 ◆勝ち誇る・思い上がる・のぼせる・のぼせ上がる・つけあがる・しょってる・任じる・自惚れる・おごる・おごり高ぶる・高ぶる・威張る・鼻を高くする・鼻にかける・天狗になる・いい気になる/(計)慢心・増長・自慢・自賛・自画自賛・自得・自任・自負/誇らしい・鼻高々/誇り・自尊(心)・矜持{きょうじ}・我褒め・増上慢{ぞうじょうまん}・プライド・唯我独尊・お天下様・お山の大将・夜郎自大・手前味噌・自惚れ鏡 **ほころば・せる{綻ばせる}** 《他下一》ほころびるようにする。ほころばす。「バラがつぼみを―・せた」 **ほころ・びる{綻びる}** 《自上一》●[衣服などの縫い目が]とけてゆるむ。●[花のつぼみが]少し開く。「梅の花が―・びる」●表情がゆるんで笑顔になる。「口元がー・びる」=綻びにぶ。[図]ほころ・ぶ《上二》。 **ほころ・ぶ{綻ぶ}** 《自五》→綻びる。[文]《四》。 **ほ・さ{補佐・輔佐}** 《名・他サ》人の仕事を助ける・こと(人)。補弼{ほひつ}。[類語]補助。 **ぼ‐さい{募債}** 《名・自サ》債券を募集すること。 **ほーさき{穂先}** ●植物の穂の先端。「―を垂れる」●[刀・槍・筆など]細長くとがっているものの先端。「槍の―をかわす」「筆の―」 **ほ・さく{補作}** 《名・他サ》一度できたものに手を加えてよりよいものに仕上げること。また、そのもの。 **ほざ・く** 《他五》[俗]他人が言うことを軽蔑していう語。ぬかす。「何を―・くか」[図]《四》。 **ぼさつ{菩薩}** ●仏陀{ぶっだ}の次の位に位置づけられ、慈悲の心で衆生を導く大乗仏教の修行者。[参考]梵語bodhisattvaの音訳「菩提薩埵{ぼだいさった}」の略。●昔、朝廷から徳の高い僧にたまわった称号。「行基―」●[神仏習合思想によって]仏になぞらえて神におくった称号。「八幡大―」 **ぼさっと** 《副・自サ》「ぼけっと」に同じ。 **ボサ・ノバ** サンバにモダンジャズの要素を加えた音楽。一九五〇年代後半にブラジルで生まれ、世界的に流行。ボッサノバ。▽bossa nova(=新しい傾向) **ぼさぼさ** 《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)《形動》髪が乱れているようす。「――の髪」●何もしないでぼんやりしているようす。「―していると取り残される」[類語]ぼけっと。ぼさっと。 **ぼーさん{墓参}** 《名・自サ》[文]墓まいり。「―に行く」 **ほし{星}** ●夜空に小さく、点のようになって光って見える天体。[参考]広義にはすべての天体を、ふつうは太陽・月・地球を除いた天体をさしていう。●星の輝く形に似たしるし。「―一つの肩章」●小さな丸い点。また、斑点{はんてん}。「重要語のわきにーを打つ」●病気のために眼球に生じる小さな白い点。[参考]星目。●大相撲の勝ち負けをしるす丸。転じて、勝負の成績。[コロ]「―を落とす(=負ける)」「―のつぶし合い」[参考]黒星③・白星。●目当て。ねらい。目ぼし。[コロ]「ーをつける」●[隠]犯人。〔警察関係者の間で使う〕●九星{きゅうせい}のうち、その人の生まれた年にあたるもの。また、運勢。「よいーのもとに生まれる」[句]「年移り、―改まる」「――移る」「――改まる」などの形で〉年月がたつ。●将来を期待される人。花形。スター。「球界の―」**―を挙・げる** 《句》●大相撲で、勝って白星を得る。●犯罪の容疑者を検挙する。犯人をとらえる。**――を指・す** 《句》真実を言い当てる。図星をさす。 > **「星」** *星は、同じ天体でありながら、月と比べて日本の詩歌の伝統の中で歌われることは少なかった。和名をもつ星(星団)は、「昴{すばる}」などを除いてわずかしかない(「こぐま座」などは、ラテン名からの翻訳語)。星が日本人の美意識の中に組み込まれるのは、明治・大正期に西洋の文化に接してからのことである。近年、星占いも盛んだ。「神宮の星・星を挙げる・金星を挙げる・星の数ほどある」など、慣用句も多い。 ・星座・星宿・(黄道)十二宮・星辰・星雲・宇宙塵・星団・隕石・星影・星屑・スター・スターダスト・夕星・昴{すばる}・明星・明けの明星・宵の明星・銀河・天の川・ミルキーウエー・ブラックホール・パルサー・クエーサー ◇「…ほし(ぼし)」 朝星・一番星・綺羅星・流れ星・七つ星・糠星・彦星・一つ星・箒星・三つ星・夫婦{めおと}星・六連星{むつらぼし} ◇[・・・せい]一等星・衛星・火星・海王星・金星・牽牛星・恒星・準星・織女星・北極星(北辰)・北斗七星・水星・彗星・天王星・土星・冥王星・木星・遊星・流星・惑星・新星・変光星・連星・巨星・矮星{わいせい} **ほ・じ{保持}** 《名・他サ》[文]たもち続けること。「選手権を―する」「特殊な資格を―する」[類語]維持。持続。 **ぼ・し{墓誌}** [文]死者の事績を墓石などに書き記した文章。「一銘」 <1343> **ぼし―ほしょう** **ぼし{母指・拇指}** [文]おやゆび。 **ぼし{母子}** 母と子。「―ともに健康」**―てちょう{―手帳}** 「母子健康手帳」の略称。妊産婦・乳幼児の健康管理を目的として、市区町村が妊娠の届け出をした者に交付する手帳。 **ポジ** 「ポジティブ②」の略。[対]ネガ。 **ほし・あかり{星明かり}** 星の光でかすかに明るいこと。また、星の光。 **ほしい{干し飯・乾し飯・糒}** 米をたいたり蒸したりした後、干してかわかしたもの。保存食。干し飯{いい}。 **ほしい{欲しい}** ■《形》自分のものにしたいようすだ。「食べ物が―・い」「幸せが―・い」[図]ほ・し《シク》。■《補形》「・・・してもらいたい」の意。「はっきり言って―・い」「その本を見せて―・い」[図]ほ・し《シク》。 **ほしいい{干し飯・乾し飯・糒}** 「糒{ほしい}」に同じ。 **ほしい・まま{縦・恣}** 《形動》自分の望むにまかせるようす。思うまま。[句]「権勢を一にする」 **ほし・うお{干し魚・乾し魚}** 魚のひもの。 **ほし・うらない{星占い}** 星の運行・位置・配置などで人の運勢や物事の吉凶をうらなうこと。占星術。 **ポシェット** 首や肩からつるす小型のバッグ。▽pochette **ほし・か{干し鰯・乾し鰯}** イワシの油をしぼった残りかすを干したもの。肥料にする。 **ほし・がき{干し柿・乾し柿}** 渋柿の皮をむき、かわかして甘くしたもの。つるしがき。ころがき。 **ほし・かげ{星影}** [雅]星の光。「またたくー」 **ほし・が・る{欲しがる}** 《他五》ほしそうなようすをする。「おもちゃを―・る」 **ほし‐くさ{干し草・乾し草}** 家畜のえさにするために、かり取って干した草。ほしぐさ。 **ほしくず{星屑}** こまかく、きらきらと小さく光る無数の星。 **ほじくり・かえ・す{穿り返す}** 《他五》●ほじくってひっくりかえす。再びほじくる。●過去のあやまち・欠点などをあばきたてる。「遠い昔の事件を―・す」 **ほじくり・だ・す{穿り出す}** 《他五》●ほじくって取り出す。「耳垢{みみあか}を―・す」●他人のあやまち・欠点などをあばきたてる。「若い日のあやまちを―・す」 **ほじく・る{穿る}** 《他五》●つつくようにしてほって中のものを出す。●[かくされている物事を]執拗に追及する。「人のあらを―・る」=ほじる。[図]《四》。 **ほしこ{干し海鼠・乾し海鼠}** 「いりこ(海参)」に同じ。 **ほ・じゅう{補充}** 《名・他サ》足りなくなった部分をおぎなって十分なものにすること。「資金を―する」[類語]補填{ほてん}。補足。補給。 **ポジション** ●スポーツで、選手のつく位置。●職務上の地位。また、部署。持ち場。▽position **ほ・しつ{保湿}** 《名・自サ》湿り気(うるおい)を保つこと。「―成分」「一化粧品」 **ほし‐づきよ{星月夜}** よく晴れて、星の光が月のように明るい夜。ほしづくよ。 **ポジティブ** ■《形動》●積極的。肯定的。[対]ネガティブ。●医学で、陽性。●電気の陽極。プラス。■《名》写真で、陽画。ポジ。[対]ネガティブ。▽positive **ほし‐とり{星取り}** [大相撲などで]勝負の結果を白黒などの星で表すこと。「―表」 **ほしのり{干し海苔・乾し海苔}** 海苔を紙のようにうすくすいて、ほした食品。 **ほしーぶどう{干し葡萄・乾し葡萄}** ブドウの実を乾燥させた食品。レーズン。 **ほし・まつり{星祭り}** 「七夕{たなばた}祭り」に同じ。 **ほし‐まわり{星回り}** 運命を定めるという星のめぐりあわせ。「―がよくない」 **ほしめ{星目・星眼}** 眼球の結膜や角膜の縁に粟粒大の白い星状の斑点{はんてん}ができる病気。フリクテン。 **ほし・もの{干し物・乾し物}** 日光にほしてかわかす・こと(物)。特に、洗濯物。「―を取り込む」 **ほ・しゃく{保釈}** 《名・他サ》保証金を納めさせて、勾留中の刑事被告人を釈放すること。「―金」 **ポシャ・る** 《自五》[俗]つぶれる。だめになる。「計画が―・る」[参考]「ポシャ」は「シャッポ」の倒語という。 **ほ・しゅ{保守}** ●《名・他サ》[機械などの]正常な状態を保ち守ること。「線路の点検―」●制度や伝統を守って、急激な改革に反対の立場をとること。「―政党」[対]革新。**―てき{―的}** 《形動》保守②の傾向があるようす。「――な思想」[対]進歩的。革新的。 **ほ・しゅ{捕手}** 野球で、本塁を守り投手の投球を受けとる役目(の人)。キャッチャー。 **ほ・しゅう{補修}** 《名・他サ"》破損した所をおぎないつくろうこと。「ビルの―工事」[類語]修繕。修理。 **ほ・しゅう{補習}** 《名・他サ"》正規の授業の補充として学習すること。「――授業」[類語]補講。 **ぼ・しゅう{募集}** 《名・他サ》広くつのって集めること。「生徒を―する」[類語]徴募。 **ぼ・しゅう{暮秋}** [文]秋の終わりごろ。晩秋。 **ぼ・しゅうだん{母集団}** 統計学で、調査の対象となる標本(サンプル)を抽出する、もとの集団。[参考]本来は、統計の対象となる人間の集団を意味する。 **ぼしゅん{暮春}** [文]春の終わりごろ。晩春。 **ほ・じょ{補助}** 《名・他サ》不十分なところをおぎなって助けること。「費用の一部を―する」[類語]補佐。**―けん{―犬}** 盲導犬・介助犬・聴導犬など、身体障害者の生活を補助する犬。身体障害者補助犬。**―せき{―席}** バスや劇場などで、客が多いときに使う座席。補助座席。 **ぼーしょ{墓所}** [文]はかば。墓地。 **ほ・しょう{保証}** 《名・他サ》確かで間違いのないことをうけあうこと。「人物をーする」「一書」 > **「ホショウ」** **保証** [間違いがないとうけあう。損害の責めを負う]身元を保証する・保証人・保証金・人柄を保証する・債務保証・連帯保証・保証の限りでない **保障** [地位や状態がおかされないように保護することをうけあう]最低生活を保障する・身の安全を保障する・身分を保障する・憲法が保障する権利・安全保障・社会保障制度 **補償** [与えた損害をつぐなう]損害を補償する・国家補償・刑事補償・所得補償・災害補償・補償金 **ほ・しょう{保障}** 《名・他サ》保護して、危険や災害などによる損害をこうむらないようにすること。「安全をーする」 **ほ・しょう{歩哨}** 兵営などの要所に立って見張りをする役(の兵)。見張り兵。「―に立つ」 **ほ・しょう{補償}** 《名・他サ》与えた損害をつぐなうこと。「―を求める」 <1344> **ほじょう―ほそい** **ほじょう{圃場}** [文]田畑。農場。「―整備」 **ほじょう{捕縄}** [文]犯人をしばるなわ。とりなわ。 **ぼ‐じょう{慕情}** [文]したわしく思う気持ち。特に、異性を恋いしたう気持ち。「――を寄せる」 **ほ・しょく{捕食}** 《名・他サ"》[文]つかまえて食べること。「昆虫をーする小動物」 **ほ・しょく{補色}** 二つの色をまぜると、光では白色、絵の具では灰色になるとき、一方の色を他方の色に対して言う語。赤と青緑、青と橙{だいだい}など。余色。 **ぼ‐しょく{暮色}** [文]夕方のうす暗くなってきた様子や色合い。「――がせまる」[コロ]「―に包まれる」 **ほじょ・けいようし{補助形容詞}** 形容詞のうち、形容詞本来の意味をはなれて助動詞に似た働きをし、補助的な意味をそえるもの。「寒くない」「書いてほしい」の「ない」「ほしい」など。 **ほじょーどうし{補助動詞}** 動詞のうち、動詞本来の意味をはなれて助動詞に似た働きをし、補助的な意味をそえるもの。「見てやる」「猫である」の「やる」「ある」など。 **ほじ・る{穿る}** 《他五》ほじくる。「鼻を―・る」[図]《四》。 **ほ・しん{保身}** [文]自分の体や地位の安全を守ること。「―の術」「―に汲々とする」[類語]護身。 **ほ・す{干す・乾す}** 《他五》●[水気・湿気を取り除くために]日光・風・熱などの当たる所に置く。「物干しに布団を―・す」[類語]乾かす。[同]⑤乾燥。●残らず取り除いて、からにする。「プールの水を―・す」[句]「胃を―・す(=胃の中を空にする)」●仕事などを与えない。〔多く、受け身の形で用いる〕「役を―・される」[図]《四》。 **ボス** 親方。親分。また、顔役。上司。▽boss **ポス{POS}** →略語集 (POSシステム)。 **ほーすい{保水}** 《名・自サ》水分を保つこと。「土壌の―カ」「一性」「一剤」 **ほーすう{歩数}** 歩くときの足でふむ回数。 **ホスゲン** [理]一酸化炭素と塩素から合成される、無色の有毒気体。皮膚・粘膜を刺激して炎症を起こす。ポリウレタンの原料に使う。▽phosgene **ほ‐すすき{穂薄・穂芒}** 穂の出ているススキ。「一が風になびく」 **ポスター** 広告・宣伝用のはり紙。▽poster **ーカラー** 水溶性の絵の具の一つ。▽poster color **ポスティング・システム** 日本のプロ野球選手が、アメリカの球団に移籍する方法の一つ。球団間で移籍金の交渉が行われ、合意に達すれば、次に選手との契約交渉が始まる。選手との契約が成立すると、移籍金が日本の球団に支払われる。▽posting system **ホステス** ●[パーティーなどの]女主人(役)。●[放送番組などの]女性の司会者。●[バーなどで]客をもてなす女性。女給。[対]①~③ホスト。▷hostess **ホスト** ●[パーティーなどの]男性の主人(役)。また、主催者(側)。「―国」[対]ゲスト。●[放送番組などの]男性の司会者。●[女性用のバーなどで]客をもてなす男性。「ークラブ」[対]①~③ホステス。▽host **ーコンピューター** 複数のコンピューターからなるシステムで、中心になるコンピューター。▽host computer **―ファミリー** 海外からの留学生を家族の一員として受け入れて日常の世話をする家庭。▽host family **ポスト** ●[出す郵便物を入れる箱。また、各家庭の郵便受け。●地位。持ち場。「課長のーにつく」▽post **ーカード** 郵便はがき。▽postcard **―こうぞう・しゅぎ{―構造主義}** ([仏]post-structuralisme)[哲]フランス現代思想の一つ。対象を構造や関係性によって把握する構造主義の考え方を取り入れながら、これを批判的にとらえて乗り越えようとするもの。 **ボストン・バッグ** 底は長方形で、中ほどのふくらんだ小型の旅行かばん。▽Boston bag **ホスピス** 治る見込みのない末期がん患者を受け入れ、心身の苦痛をやわらげる医療施設。▽hospice **ほ・する{保する}** 《他サ変》[文]たもつ。また、保障する。「安全を―・する」 **ほ・する{補する}** 《他サ変》[文]職務の担当を命じる。「部長に―・する」 **ほ・せい{補整}** 《名・他サ》[文]おぎなってととのえること。「―した計器」 **ほ・せい{補正}** 《名・他サ》おぎなったり直したりして正しくすること。**―よさん{―予算}** 年度の初めに成立した予算(本予算)に対して、その後、追加や修正の行われた予算。追加予算と修正予算がある。 **ほ・ぜい{保税}** [法]関税の賦課が留保されている状態。「一倉庫」 **ぼ・せい{母性}** [本能的に女性がもっている]母親としての性質。「―愛」「―本能」[対]父性。 **ぼ・せき{墓石}** [文]はかいし。 **ほ・せつ{補説}** 《名・他サ"》説明の不足をおぎなうこと。また、その説明。[類語]補注。 **ぼ・せつ{暮雪}** [文]夕方に降る雪。また、夕方の雪景色。「比良のー(=近江八景の一つ)」 **ほ・せん{保線}** 鉄道線路を安全に保つこと。「一区」 **ほ・ぜん{保全}** 《名・他サ》[文]保護して安全を保つこと。「国土のー」「水質を―する」 **ぼせん{母川}** 川から海へ出て再び川にもどる習性の魚(特にサケ・マス)が生まれた川。この川にもどって産卵する。「一回帰」 **ぼ・せん{母線}** ●[数]ある直線の移動によってえがかれる曲面があるとき、その曲面に対してそのおのおのの位置における直線をいう。●発電所または変電所で、その電源から発生する全電流を受け入れ、さらにこれを各外線に分配する断面積の大きな幹線。 **ぼ・せん{母船}** これに付属する漁船の漁獲物を、加工処理または保存する設備をもった船。親船{おやぶね}。 **ぼ・ぜん{墓前}** [文]墓の前。「――にぬかずく」 **ほぞ{柄}** (「臍」と同語源)材木をつなぎあわせるために一方の材木の面につくった突起。 **ほぞ{臍}** 腹にあるへそ。**―を固・める** 《句》覚悟を決める。決心する。**―を噬か・む** 《句》ひどく後悔する。 **ほぞ{蔕}** (「臍」と同語源)果実のへた。 **ほそ・い{細い}** 《形》●長いものを途中で切った場合、切り口の面積が小さいようすだ。また、やせている。「―・い糸」「体が―・い」●幅がせまいようすだ。「―・い路地」「目を―・くする」●声が高く小さくて弱々しい。また、小さくてすんでいる。「蚊のなくような―・い声」●量が少ない。「食が―・い」●力が弱々しい。「呼吸が―・くなる」[対]①~⑤太い。[図]ほそ・し《ク》。 <1345> **ほそう―ボタン** **ほ・そう{舗装・鋪装}** 《名・他サ》道路の表面をコンクリート・アスファルトなどで固めととのえること。 **ほそうで{細腕}** やせて細い腕。転じて、か弱い力。「女のーで一家を支える」 **ほぞ・おち{臍落ち・蔕落ち}** 《名・自サ》果物が熟してへたから落ちること。また、その果物。 **ほそ・おもて{細面}** ほっそりした顔。「―の美人」 **ほ・そく{捕捉}** 《名・他サ》[文]つかまえること。とらえること。「真意は―しがたい」「敵を―する」 **ほ・そく{歩測}** 《名・他サ》歩いてその歩数で距離をはかること。「駅までの距離をーしてみる」 **ほ・そく{補則}** 規定をおぎなうためにつけ加えた規則。 **ほ・そく{補足}** 《名・他サ》不十分なところをおぎなうこと。「説明を―する」[類語]補充。 **ほそく・ながく{細く長く}** 《連語》物事を一度にしたり無理をしたりせずに、少しずつ行って長く続くようにするようす。「―生きる」[対]太く短く。 **ほ・そつ{歩卒}** [文]徒歩で従軍する兵隊。 **ほそ・づくり{細作り}** ●細く作る・こと(物)。「―の太刀」「イカのー(=細く切った刺身)」●体などが細くしなやかなこと。細身。きゃしゃ。「―の女性」 **ぼそっと** 《副》●《自サ》ぼけっと。「―つっ立っている」●小さい声で無気力に話すようす。「一答える」 **ほそなが・い{細長い}** 《形》細くて長いようすだ。 **ほぞ・の・お{臍の緒}** へその緒。臍帯{さいたい}。 **ほそびき{細引き}** 麻をよった細い縄。 **ほそぼそ{細細}** 《副》(「ーと」の形も)●きわめて細いようす。また、細くて弱々しいようす。●やっと生計を立てているようす。「親子二人でーと生きる」 **ぼそぼそ** 《副》(副詞は「―と」の形も)●小声で話すようす。「ーと言い訳をする」●《自サ》[食べ物が]水分がなくてまずいようす。「―した食パン」 **ほそ・まき{細巻き}** 細く巻くこと。また、細く巻いたもの。たばこやのり巻きなどに言う。「―すし」[対]太巻き。 **ほそ・み{細み}** 寂{さ}び・撓{しお}り・侘{わ}びなどとともに芭蕉の俳風の根本理念。幽玄で微妙な境地になった状態。 **ほそ・み{細身}** ●幅がせまく、きゃしゃに作ってあること。「―の太刀」●「細作り②」に同じ。 **ほそ‐め{細め}** 《名・形動》どちらかと言えば細いこと。「―の糸でぬう」[対]太め。 **ほそめ{細目}** ●少しひらいた目。「―をあける」「―をして見る」●細い編み目・織り目。[対]粗目{あらめ}。 **ほそ・める{細める}** 《他下一》細くする。「よい知らせに目を―・める」[図]ほそ・む《下二》。 **ほそ・る{細る}** 《自五》細くなる。「食が―・る」[句]「身も―・る思い」[文]《四》。 **ほぞん{保存}** 《名・他サ》その状態のままでとっておくこと。「証拠物件を―する」「―状態が悪い」 **ほだ{榾・骨拙}** 燃やすのに使う木のきれはし。そだ。ほた。ほだぎ。 **ぼた** [俗]石炭にまじってほり出された石。また、質の悪い石炭。 **ポタージュ** とろみのある濃いスープ。「コーンー」▽[仏]potage **ぼたい{母体}** ●[出産する]母親の体。●発展・派生してきたものの、もとの・もの(団体)。「大学をーとする高校」[表記]「母胎」とも書く。 **ぼ・たい{母胎}** 母親の胎内。〔ある物事を生みだすもとになるものの意にも使う〕「犯罪のーとなる貧困」 **ぼだい{菩提}** ●仏教で、迷いをたちきって得た悟り。●仏果を得て極楽に往生すること。[参考]梵語bodhi(=道・覚・知)の音訳。**―じ{―寺}** 先祖代々の位牌をまつる寺。菩提所。檀那寺{だんなでら}。**―しょ{―所}** 菩提寺。**―しん{―心}** ●仏道を修行しようとする心。求道心。発心。●あわれみの心。[句]「―を弔・う」 **ぼだい・じゅ{菩提樹}** ●シナノキ科の落葉高木。初夏、うす黄色の小さい花をつける。球形の種子で数珠{じゅず}をつくる。●クワ科の落葉高木。釈迦がその樹下で悟りを開いたといわれる。いんどぼだいじゅ。 **ほたぎ{榾木}** ほだ。●椎茸{しいたけ}の種菌をうめこむための木材。シイ・クヌギなどを用いる。 **ほだされる{絆される}** 《自下一》(「ほだす」の受け身形から)人情に引かされる。〔意志に逆らう行動に言う〕「情に―・れる」「熱意に―・れて一肌ぬぐ」[図]ほださ・る《下二》。 **ほだし{絆し}** (心の)自由を束縛するもの。「浮世の―となる」 **ほだ・す{絆す}** 《他五》束縛する。つなぎとめる。[参考]ほだされる。[図]《四》。 **ほたて・がい{帆立貝}** イタヤガイ科の二枚貝。殻は扇を開いたような形で、貝柱は大きい。食用。 **ぼたぼた** 《副》(副詞は「――と」の形も)●[大粒の]液体がしたたり落ちるようす。[参考]「ぽたぽた」より重い感じにいう。●《自サ》水分をふくみ、重そうなようす。 **ぽたぽた** 《副》(「ーと」の形も)水や汁などがしたたり落ちるようす。「―と涙をこぼす」[参考]「ぼたぼた」よりも軽い感じにいう。 **ぼたもち{牡丹餅}** 「おはぎ」に同じ。[参考]春の彼岸に食べる。 **ぼた・やま{ぼた山}** 石炭にまじってほり出された石(=ぼた)を積みあげてできた山。 **ぽたり** 《副》(多く「ーと」の形で)液体などが粒となって落ちるようす。「涙がーと落ちた」「ツバキの花がーと落ちる」 **ほたる{蛍}** ホタル科に属する昆虫。多く水べの草むらにすむ。腹部末端に発光器をもつものが多い。 **ほたるいか{蛍烏賊}** ホタルイカモドキ科のイカ。小形で、体全体に発光器をもつ。食用。まついか。 **ほたる‐び{蛍火}** ●ホタルの放つ光。●灰の中にうずめた消え残った炭火。 **ほたる・ぶくろ{蛍袋}** キキョウ科の多年草。野山に自生する。葉は先のとがった卵形で、夏に、淡紫色の釣り鐘形の花をつける。 **ぼ・たん{牡丹}** ●キンポウゲ科の落葉低木。五月ごろ、紅・紫・白色などの大形の花をつける。深見草。名取草。●[俗]イノシシの肉。「牡丹に唐獅子」の獅子が猪{いのしし}と音通するところから。**―ばけ{―刷毛}** 毛先のひらいた化粧用の丸いはけ。**―ゆき{―雪}** 大きくふっくらとした雪。ぼた雪。 **ボタン** ●洋服類の打ち合わせやあきを留めるためのもの。「―ホール」[表記]「釦」「鈕」とも当てた。▽[葡]botão ●指でおして機械を作動させたり、ベルを鳴らしたりする、突起状の部品。押しボタン。「電源―」 <1346> したりする、突起状の部品。押しボタン。「電源―」 **ぼーち**【墓地】はかば。墓所。 **ホチキス**コの字形の金具を打ちこんで紙をとじる仕掛けの器具。ホッチキス。▽Hotchkiss (=商標名)から。 **ぽち・ぶくろ**【ぽち袋】〔関西地方の方言〕祝儀を入れる小さな袋。 **ぼちぼち**《副》(「―と」の形も)少しずつ物事が・進行する(ゆるやかに始める)ようす。ぼつぼつ。「―でかけようか」「―桜もさくだろう」 **ぽちぽち**《副》(「―と」の形も)●小さな点状のものがたくさんあるようす。「虫食いが―ある」●少しずつ物事を行うようす。「キーボードを―打つ」 **ぽちゃぽちゃ**《副》(副詞は「――と」の形も)●水面を軽くかき乱すようす。また、その音の形容。●《自サ》ふっくら太ってかわいいようす。「ーとしてかわいい子」 **ほ・ちゅう**【補注・補註】おぎなってつけ加えた注釈。 **ほちゅう・あみ**【捕虫網】昆虫をとる網。 **ほ・ちょう**【歩調】歩行の調子。また、いっしょに行動するときの調子。足並み。「仕事の―があわない」 **ほちょう・き**【補聴器】聴力をおぎなうための装置。聴話器。 **ぼつ**【没】《名》●死ぬこと。死亡。「昭和五十年―」●投稿・投書などの原稿を採用しないこと。没書。「―にする」[表記]❶は「歿」とも書く。❷は「ボツ」とも書く。■《接頭》「・・・が無い」の意。「一交渉」「趣味」 **ほつい**【発意】《名・他サ》[文]思いつくこと。はつい。●[仏]「発心」に同じ。 **ほつ‐え**【『上『枝】[文]上のほうの枝。[対]下枝{しずえ}。 **ぼっ・か**【牧歌】[文]牧人や農民を主題にした、素朴で叙情的な西洋の詩歌。―てき【―的】《形動》牧歌のように素朴で叙情的なようす。「――な風景」 **ぼつ・が**【没我】[文]物事にうちこんで自分を意識しないこと。「―の境地に入る」[類語]忘我。 **ほっかい**【法界】[仏]全宇宙のすべて。法界{ほっかい}。 **ほっかいどう**【北海道】日本列島の最北部に位置する大きな島。およびそれに属する周辺の島の総称。現在、地方公共団体の一つであり、地方名の一つ。 **ぼっ‐かく**【墨客】[文]書画をかく専門の人。墨客{ぼっかく}。 ***ほつ‐く**【発句】●和歌の第一句の五文字。●俳諧・連歌の第一句。五・七・五の一七文字の句。[対]挙げ句。●(発句②が独立したものであることから)俳句。 **ほっかり**《副》(多く「ーと」の形で)❶心地よいあたたかみがあるようす。ほっこり。❷その部分が浮き出たように、明るいようす。 **ぽっかり**《副》(多く「―と」の形で)●軽く浮かびただよっているようす。「―浮かんだ白い雲」●口や穴が思いがけなく開くようす。また、ふいに現れるようす。「―穴があく」「峰を越えたら―と山小屋が見えた」 **ほつ・がん**【発願】《名・自サ》●[仏]神仏に願いをかけること。●《他サ》[文]くわだてること。「大仏建立をーする」 **ほつ・き**【発起】《名・他サ》●〔事業などを〕新たにくわだて始めること。「―人」[類語]発頭{ほっとう}。●思い立つこと。[四字]「一念――」[類語]発心。[注意]「はっき」は誤読。 **はつぎ**【発議】《名・他サ"》[文]はつぎのこと。 **かつき**【勃起】《名・自サ》●急に力強く起こり立つこと。●陰茎が起こり立つこと。 **ほっきーがい**【北寄貝】バカガイ科の二枚貝「姥貝」の別称。寒海の砂地にすむ。食用。 **ほっ・きょう**【法橋】●僧位で、法眼の次の位。●昔、医師・画家・連歌師などに与えられた称号。 **ほっきょく**【北極】●[地]地球の自転の軸の北端にあたる地点。北極点。●北極とその周辺の地域。「―探検」●磁石の、北の方をさす極。N極。[対]①~③南極。―かい【―海】北極圏にある海洋。北氷洋。―けん【―圏】地球上の、北緯六六度三三分以北の地方。[対]南極圏。―せい【―星】天球上の北極に最も近い星。小熊座のアルファ星。方位・緯度の指針となる。北辰{ほくしん}。 **ほっきょく‐ぐま**【北極熊】「シロクマ」の別称。 **ぽっきり**■《副》(「―と」の形も)もろく折れるようす。「小枝が折れる」■《接尾》(数量を表す語について)「ちょうどそれだけ」「わずかにそれだけ」の意。「千円一」 **ほっかむり**【頬『被り】ほおかぶり。 **ホック**洋服などにつける留め金具。かぎホックや、はめてとめる丸形の金具。フック。▽hook **ボックス**●箱。●箱のようにしきった席や場所。「一席」「バッターー」●箱形の小さな建物。「電話――」●「ボックスカーフ」の略。子牛のなめし革。▽box ***ぽっくり**【木履】女の子がはく駒げた。台の底をくりぬき、後ろ側を丸くして前部を前のめりにする。 ***ぽっくり**《副》(「―と」の形も)●もろく折れるようす。●突然に死ぬようす。「――死ぬ」「―病」 **ほっけ**【魚花】アイナメ科の海魚。体は細長く灰色。北洋に分布。食用。 **ホッケー**一一人ずつの二組みが、先の曲がった棒を使ってボールを相手方のゴールに打ちこんで得点を争うゲーム。フィールドホッケー。▽hockey **ほっけ・しゅう**【法華宗】(法華経を信奉する宗派の意で)●「天台宗」の別称。●「日蓮宗」の別聴。 **ぼつ・けん**【木剣】木で作った刀。木刀。 **ぼつ‐ご**【没後・歿後】[文]死後。[対]没前。 **ぼっこう**【勃興】《名・自サ》急に勢いを得て栄えてくること。「民族がーする」「―するITビジネス」 **ぼっこうしょう**【没交渉】《名・形動》交渉がないこと。ぼつこうしょう。「世間とは、もはやーだ」 **ぼつ・きゃく**【没却】《名・他サ》[文]無視すること。すててかえりみないこと。「自我を―する」 **ぼっきょ**【卜居】《名・自サ》[文]占って、よい土地を選んで住むこと。 **ぼつ‐こせい**【没個性】●自分の個性をおさえて、客観的であろうと努めること。●個性を失い、画一化していること。「一的」「一化」 **ほっこり**《副》●ほかほかと暖かいさま。●ふかしたての芋などが、水分が少なくて味にこくがあるさま。はくはく。●人の情けなどにふれ、心にぬくもりを感じるさま。 **ぽっこり**《副》(「―と」の形も)丸く盛り上がっているさま。「―とした赤ちゃんのおなか」 **ぼっこん**【墨痕】[文]毛筆で書いた墨のあと。「一あざやかに書く」[類語]筆跡。 **ほっさ**【発作】激しい症状が急に起こること。また、その症状。「―が起こる」「――的(=突然の)犯行」 **ほっしゅ**【法主】ほうしゅ(法主)。 **ぼっしゅう**【没収】《名・他サ"》●取り上げること。「所持品を―する」[類語]収奪。接収。●[法]国家が刑罰として個人の所有物・所有権を取り上げること。 <1347> **ぼっしゅみ―ホップ** **ぼつしゅみ{没趣味}** 《名・形動》[文]趣が感じられないこと。また、趣味を持たないこと。 **ぼっしょ{没書}** [文]→没。 **ぼつじょうしき{没常識}** 《名・形動》[文]常識がないこと。非常識。「―な行動」 **ほっしん{発心}** ●《名・自サ》信仰心を起こすこと。出家すること。発意{ほつい}。●《名・他サ》思い立つこと。 **ほっしん{発疹}** →はっしん(発疹)。 **ほつ‐す{払子}** 獣の毛や麻などを束ねて柄{え}をつけた仏具。禅宗の僧が煩悩をはらいのける象徴として持つ。 **ほつ‐す{法主}** →ほっしゅ。ほうしゅ(法主)。 **ほっ・する{欲する}** 《他サ変》[文]ほしいと思う。また、望み願う。「権力を―・する」 **ぼっ・する{没する}** ■《自サ変》●しずんでかくれる。「夕日が山に―・する」●[文]死ぬ。[表記]②は「歿する」とも書く。■《他サ変》●しずめてかくす。見えなくする。「叢{くさむら}に姿を―・する」●[文]没収する。 **ぼつ・ぜん{没前・歿前}** [文]死ぬ前。[対]没後。 **ぼつぜん{勃然}** 《形動〃》[文]●急に起こり立つようす。「抗議の声が―として起こる」●顔色を変えて怒りはじめるようす。「―として反抗する」 **ぼっそく{発足}** 《名・自サ》(出発の意から)組織・機関などができ上がって活動を始めること。ほっそく。「委員会が―する」「一式」 **ほっそり** 《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)細くて繊細なようす。「―した指」 **ほっ・たい{法体}** 「僧体{そうたい}」に同じ。[対]俗体{ぞくたい}。 **はったくり** [俗]法外な料金を取ること。「―にあう」[類語]ぶったくり。[参考]関西地方から広がったことば。 **ほったて{掘っ立て・掘っ建て}** 土台を置かずに柱を直接地面にたてること。「―柱」**ーごや{―小屋}** 掘っ建てで作った粗末な小屋。 **ほったら・か・す** 《他五》そのままにうち捨てておく。ほっておく。「仕事を―・して遊び歩く」 **ほったん{発端}** 物事の始まる最初の段階。「事件のーを話す」[類語]端緒。[対]終末。 **ぽっち** ■《名》小さな突起。ぼっち。■《接尾》[俗]《指示代名詞および数量を表す語について)「わずかに・・・だけ」の意。ぼっち。「これっーしかない」「百円―」 **ホッチキス** →ホチキス。 **ぽっちゃり** 《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)[女性が]肉付きがよく愛敬のあるようす。「―とした子」 **ぼっちゃん{坊ちゃん}** (「坊様」の転)●身分の高い人または他人の、男の子供の敬称。●おぼっちゃま。 **ぽっちり** 《副》(「―と」の形も)ほんの少し。わずか。「ホタルの光がーと輝く」 **ほ‐づつ{火筒}** [文]銃砲。 **ほっつき‐ある・く{ほっつき歩く}** 《自五》[俗]あてもなく歩き回る。ほっつく。「盛り場を―・く」 **ほつ・つ・く** 《自五》[俗]「ほっつき歩く」に同じ。 **ぽっつり** 《副》(「―と」の形も)●点や穴が小さくできるようす。●糸などが切れるようす。ぷっつり。「ーと切れる」●一言つぶやくようす。=ぽつり。 **ほって・お・く{放って置く・抛って置く}** 《連語》うち捨てておく。ほうっておく。ほっとく。「仕事をほったらかす」 **ほっと** 《副》●ため息が出るようす。「―息をつく」●《自サ》安心するようす。「無事を知って―する」 **ホット** 《名・形動》●熱いこと。温めてあること。「―コーヒー」[対]アイス。コールド。●強烈なようす。「―な議論が巻き起こる」●なまなましいようす。新しいようす。「―なニュース」▽hot **ーケーキ** 小麦粉・砂糖・牛乳・卵にベーキングパウダーを加えてまぜ、鉄板で円形に焼いた菓子。▽hot cake **ースポット** ●[地]地球内部の地殻と核の間の層(=マントル)で発生した高温の物質が上昇してくる場所。●注目を集めている場所。「下町の―をめぐる」●有害物質の発生源の周辺で、汚染の度合いが高い地域。特に、原子力発電所の事故などにより、放射性物質で局地的に汚染されている地域。▽hot spot **ードッグ** 細長いパンに熱いソーセージをはさんだ食べ物。▽hot dog **ーマネー** 国際間を移動する不安定な短期資金。▷hot money **ーライン** [国家首脳間の]緊急連絡用の直通通信線。[参考]緊密な連携・連絡の意にも用いる。▷hot line **ほっとう{発頭}** [文]最初にくわだてること。「一人」 **ぼっとう{没頭}** 《名・自サ"》そのことに精神をつぎこんで熱中すること。没入。「研究に―する」[類語]専心。専念。 **ほっと‐く** 《他五》(「ほっておく」の略)→ほっておく。 **ぽっと** 《副》●《自サ》顔や体が急にほてるようす。「顔を赤らめてーとなる」●明かりがともるようす。また、急に火が燃え上がって明るくなるようす。「―灯がともる」 **ぽっとで{ぽっと出}** [俗]初めていなかから都会へ出て来る・こと(人)。「―の娘」 **ほ・づな{帆綱}** 帆を上げおろしする綱。 **ぼつ・にゅう{没入}** 《名・自サ》[文]●しずみ入ること。「海中に―する」●「没頭」に同じ。「仕事に―する」 **ぼつ・ねん{没年・歿年}** ●死んだ時の年齢。[類語]行年{ぎょうねん}。享年。●死んだ年。[対]生年。 **ぽつねん・と** 《副・自サ》ひとりで(手持ちぶさたにして)いるようす。「一部屋のすみに―座る」 **ホッパー** 石炭・砂利・土などをたくわえ、必要に応じて底の口を開けて下に出すじょうご形の装置。▽hopper **ぼっぱつ{勃発}** 《名・自サ》事件などが不意に起こること。「事変が―する」[類語]突発。 **ほっぴょう‐よう{北氷洋}** 「北極海」の旧称。[対]南氷洋。 **ホップ** クワ科のつる性多年草。雌雄異株。雌花はビールの苦み・芳香を出すのに用いる。▽[英]hop **ホップ** 《名・自サ》●片足でとぶこと。特に、三段跳びの第一番の跳躍。「―、ステップ、ジャンプ」●野球で、投球が打者の手もとでうきあがること。▽hop **ぽっ」と** 《副》●《自サ》ぼんやりするようす。ぼうっと。 <1348> **ポップ**《形動》民衆に受け入れられるようす。大衆的。[コロ]pop ーアート 一九六〇年代にアメリカを中心に興った、現代芸術の一傾向。マスメディア・大衆文化から主題をとる。ポピュラーアート。[▽]pop art **ポップ**《造語》「はじける」「ひょいと動く」の意を表す。[コロ]pop ーアップ ●飛び出すこと。●開くと絵が飛び出すしくみの絵本。[▽]pop-up ーコーントゥモロコシの実に油を加えて熱し、はじけさせて、塩などで味つけしたもの。[▽]popcorn **ポップス** ●欧米風の大衆音楽。[参考]日本的な用法。●交響楽団が大衆的な曲を演奏する音楽会。ポップスコンサート。[▽]pops **ほっぺた**【頬っぺた】[俗]ほお。ほっぺ。 **―が落・ちる**《句》[◆]頬が落ちる。 **ぽっぽ** ●[俗]ふところ。ポケット。転じて、ふところ具合。「―がさびしい(=所持金がとぼしい)」「―が温かい」●ハト・ポケット・汽車などをいう幼児語。 **ぽっぽ**《副》《副詞は「――と」の形も》 ●煙や湯気が勢いよく立ちのぼるようす。●《自サ》体が熱くなってくるようす。「熱燗で体じゅうがーしてきた」 **ほっぽう**【北方】北の方角。「―領土」[団]南方。 **ぼつぼつ**《副》(「―と」の形も) ●物事が少しずつ・進行する(ゆるやかに始める)ようす。ぼちぼち。「―出発しよう」「一人が集まりだした」●小さな点や穴があちこちにあるようす。[=]ぽつぽつ。 **ぼつぼつ**【勃勃】《形動》〔文〕秘められていた勢いが、わき起こるようす。「―たる野心」 **ぽつぽつ**《副》《「ーと」の形も)●[↓]ぼつぼつ(副)。●雨粒が少しずつ降ってくるようす。ぽつりぽつり。●切れ切れに物を言うようす。ぽつりぽつり。 **ほっぽ・る**《他五》〔俗〕うち捨てる。「仕事を―・る」 **ぼつらく**【没落】《名・自サ》栄えていたものが、おとろえほろびること。「旧家が――する」[類語]凋落ちたう。 **ぽつり**《副》《多く「ーと」の形で) ●雨やしずくなどが落ちるようす。●〔小さな点や穴が〕一つだけできるようす。「障子にーと穴があく」●〔糸などが〕すっぱりと切れるようす。ぷっつり。●他からはなれて一つだけあるようす。「一人一と席に着く」●一言つぶやくようす。「―と本音をもらす」[=]ぼつん。 **ぼつ‐りそう**【没理想】〔文〕理想や主観をいたずらに追求せず、現実を客観的に描写する文学上の立場。[参考]坪内逍遥が理想派の森鷗外に対して主唱した。はっきりした理想を持たないこと。 **ぽつりぽつり**《副》●雨粒が少しずつ降ってくるようす。●とぎれとぎれに話すようす。「―と身の上を語る」[=]ぽつぽつ。 **ほつ・れる**【『解れる】《自下一》〔縫い目などが〕ほどけてゆるむ。とける。「手拭い{てぬぐい}の端が―・れる」「髪が―・れる」[図]ほつ・る《下二》。 **ぽつん**《副》《多く「―と」の形で)→ぽつり。 **ほてい**【『布『袋】中国唐代の僧。大きな袋をもち、太鼓腹を出して喜捨{きしゃ}を求め歩いたという。日本では七福神の一つとする。「一竹(=竹の一種)」―ばら【―腹】布袋のように太って張り出した腹。太鼓腹。 **ほ‐てい**【補、綴】《名・他サ》〔文〕〔破れた所や、不足している所を〕おぎなってよくすること。「文章を―する」●古句をつづりあわせて詩文を作ること。[=]補綴{ほてつ}。 **ほてい**【補訂】《名・他サ》文章の書き足りない部分をおぎない、誤りを正すこと。「――版」一十 **ボディー** ●体。●車体。機体。船体。●胴の部分。●洋裁で、人台{じんだい}。ボデー。[▽]body ーガード 体をはって重要な人物の身辺を護衛する・こと(人)。用心棒。[▽]bodyguard ーチェック《名・自他サ》●危険物の所持などを調べるための身体検査。●アイスホッケーで、相手の攻撃を止めるための体当たり。[▽]body check(和製語) ービル 器具を使って筋肉をたくましく発達させる運動。[▽]bodybuilding から。ーブロー ボクシングで、相手の胸や腹を打って攻めること。[▽]body blow ーボード 発泡ポリエチレンなどでできた板に腹ばいになった状態で行う波乗り。ボディーボーディング。また、それに用いる板。[▽]bodyboard ーランゲージ 身ぶり・手ぶり・顔付きなどで、意思・感情を伝えること。身体言語。[▽]body language **ほてつ**【補綴】《名・他サ》 ほてい(補綴)。 **ポテト** 〔主に食品としての〕ジャガイモ。[▽]potato -チップ ジャガイモの薄切りを油で揚げ、塩などで味つけした食品。ポテトチップス。[▽]potato chip **ぼてふり**【『棒手振り】魚などを天秤{てんびん}棒でかついで売り歩く・こと(人)。ぼて。振り売り。 **ぼ・て・る**【火照る・『熱る】《自五》顔や体などが熱くなる。また、そのように感じる。「顔が―・る」 **ホテル** 西洋風の宿泊施設。[▽]hotel **ぼてん**【補填】《名・他サ》〔文〕足りない部分をおぎなってうめること。「資金を――する」[類語]補充。 **ポテンシャル** 潜在能力。可能性。[▽]potential >日本人のボディーランゲージ イタリア人は両手をしばるとしゃべれなくなる、という冗談がある。イタリア語ではしゃべるとき、両手や表情をいっぱい使って話すが、それに比べて、日本人は表情にとぼしいとか、身ぶり手ぶりをあまり使わないと言われている。でも、電話で話すより会って話すほうが、いろいろ相手のことがわかるように、日本人も表情や身ぶり手ぶりをたくさん使っている。 日本人は、上品に話したいと思うとき、両手を、頭より上に出さない、両肩より外に出さない、という暗黙のルールがある。「大きい」と言うときも両肩まで。日常的な「バイバイ」をするときは、頭より上に手を上げないのが普通である。 今度、他の人のしぐさをじっくり観察してみよう。 **ほど**【歩度】〔文]歩く速さ。また、歩幅の程度。 **ほど**【程】■《名》●物事の度合い。●程度。度合い。「―のよい長さ」●限り。限度。「冗談にも―がある」●空間的な度合い。距離。へだたり。「―近い場所」●時間的な度合い。「―なくもどります」●ころ。時分。「―を見計らって帰る」●時間。時刻。「ご帰宅の―お知らせください」●身分の限度。分際。[連]「身のー」■《形名》〈「・・・のー」の形で〉こと。しだい。ようす。「覚悟の―を語る」「御自愛のーおいのり申し上げます」[表記]回は多くかな書き。 **ほど**【程】《副助》《「程度」の意の名詞「ほど」が助詞化したもの。副詞的に使うときは、やや文語的な言い方で「ほどに」とも) ●(数量を表す語について)限度を区切るふくみで、おおよその分量を表す。ぐらい。ばかり。程度。「一キロほどの金塊」「半分ほど仕上げた」●(こそあどや連体修飾句などを受ける形で)程度(特に、はなはだしい程度)を表す。「この杖{つえ}っほど(=くらい)の長さの棒」「茶の湯に親しむほどの人ですから」「足が棒になるほど歩いた」「どれほど(=どれほどまでに)心配したか知れない」「輝くほどに美しい」 <1349> ●程度を比較する基準を表す。「昔ほど無理がきかない」「僕も彼ほど(=ぐらい)雄弁だといいのだが」〈「AはBほど・・・ない」の形で〉・・・の点でAはBにおとる意を表す。「事態は君が考えるほど単純ではない」〈「Aほど・・・はない」の形で〉Aが同類の中で最高である意を表す。・・・くらい・・・はない。「彼女ほど優しい人はいない」「別れほど悲しいことはない」●(主に「・・・ほどのことはない」の形で、上に相当の事態の意を表す動詞を伴い)たいしたことではないから、そこまで・・・する必要はない意を表す。・・・するまでのことはない。「わざわざ出かけるほどのことはない」●(「・・・(という)ほどのことではない」の形で、上に相当の事態の意を表す動詞を伴い)事態の程度が軽いことを言う。「親が口出しするほどのことではない」●(ふつう「・・・すればするほど」の形で、接続助詞として働く)一方の程度の変化に応じて、他方の程度が比例的に変化する場合の、一方の程度を表す。・・・に応じて(ますます)。「考えれば考えるほど分からなくなる」「弁解するほど不信感は強まる」◎文語 極限の意を表す。限り。「居あわせたほどの奉教人衆は〈芥川龍之介・奉教人の死〉」[表記]①~⑨は、ふつうかな書きにする。 **ほど・あい**【程合い】。ちょうどいい程度。ころあい。「―を見計らう」 **ほ・どう**【舗道・鋪道】舗装した道路。ペーブメント。 **ほ・どう**【歩道】道路を区切って、人の歩くための所と定めた部分。人道。[因]車道。―きょう【一橋】道路をまたいで架設された歩道用の陸橋。 **ほ・どう**【補導輔導】《名・他サ》〔犯罪を犯した、または犯すおそれのある青少年を〕正しい方向に教え導くこと。「非行少年を―する」 **ぼーどう**【母堂】〔文〕他人の母の敬称。母君。 **ほとぎ**【『缶】●腹部がふくれた土器。●漢字の部首「缶」の称。 **ほど・く**【『解く】《他五》結んであるもの、もつれているものを、ときはなす。「荷を―・く」[文]《四》。 **ほど・ける**【『解ける】《自下一》〔結ばれていたものが〕とける。「リボンが―・ける」●気持ちが和らぐ。「緊張が―・ける」[図]ほど・く《下二》。 **ほどこ・す**【施す】《他五》●与える。「金品を―・す」「肥料を―・す」●行う。「適切な処置を―・す」「己の欲せざる所人に―・すことなかれ」●つけ加える。かざりつける。「屋根に天窓を―・す」「表面加工を―・す」[句]「面目を―・す」[文]《四》。 **ほど・ちか・い**【程近い】《形》へだたりが少ない。「目的地までは―・い」[囡]程遠い。 **ほど‐とお・い**【程遠い】[恩]《形》かなりへだたりがある。「世界平和には―・い」[囡]程近い。 **ほととぎす**【『時『鳥”杜鵑・『不如帰・子『規】カッコウ科の鳥。五、六月ごろに渡来する。ウグイスなどの巣に卵をうんで、育てさせる。「テッペンカケタカ」と鳴く。[参考]「時つ鳥」「魂迎鳥」「賤子鳥」「子規」「不如帰」など別称が多い。 **ほどなく**【程無く】《副》まもなく。やがて。「一参ります」「―終わる」 **ほどに**【程に】■《連語》[文語的](副助詞「ほど」+格助詞「に」)ほど(副助)。「別れほどに悲しいものはない」■《接助》[文語的](名詞「ほど」+格助詞「に」)◆ほど(副助)。[表記]日目とも、ふつうかな書き。 **ほとばしる**【「迸る】《自五》勢いよく飛び散る。「滝の水が―・る」[類語]たばしる。 **ほとけ**【仏】●悟りを得たもの。仏陀{ぶっだ}。。特に、釈尊。●仏像。「―を拝む」●死人(の霊)。[コロ]「1に成る」●正直・純真で慈悲心のあつい人のたとえ。「―のような師匠」 **―作って魂入れず**《句》苦心してなしとげても、肝心な点をぬかして何の役にも立たないことのたとえ。 **――の顔も三度**《句》どんなに情け深い人でも、何度もひどいことをされれば怒りだすということ。 **ほとけ‐ごころ**【仏心】●深く悟りを開いた心。●[俗]情け深い心。慈悲心。「―を起こす」 **ほとけ・しょう**【仏性】〔仏のように〕情け深い性質。 **ほとけ・の・ざ**【仏の座】●シソ科の二年草。春、葉のつけねに赤紫色の唇形の花をつける。●キク科の越年草「コオニタビラコ」の別称。春の七草の一つ。春に黄色の小花をつける。若菜は食用。 **ほと・びる**【潤びる】《自上一》水分をふくんでふくれる。ふやける。「手が―・びる」[図]ほと・ぶ《上二》。 **ポトフ** 肉や野菜を煮込み、香草などを加えて作るすんだスープ(料理)。[没]pot-au-feu (=スープ鍋) **ほとほと**【、殆】《副》非常に。まったく。本当に。「彼の頑固なのには―まいった」「――愛想がつきる」「―困りはてる」[類語]つくづく。 **ぽと・ぽと**《副》《「ーと」の形も)しずくが続けざまに落ちるようす。ぽたぽた。「血が―したたる」 **ほどほどに**【程程に】《副》ちょうどよい程度に。適当に。「悪ふさげもーしろ」 **ほとぼり**【『熱り】(余熱の意から)●残っている感情のたかぶり。●事件などがおさまった後にしばらく続く世間の関心・うわさ。「騒ぎの―が冷めるのを待つ」 **ボトム** ●底。最下部。●ズボン・スカートなど、下半身につける衣服の総称。ボトムス。[因]①②トップ。[▽]bottom ーアップ 会社などで、下位の人の意見・情報・企画が上位の人へ伝達されて実行されること。[団]トップダウン。[▽]bottom-up **ほど‐よ・い**【程好い】《形》極端でなく具合がよいようすだ。ちょうどよい。「―・い湯加減」 **ほとり**【『辺】そば。あたり。「沼の―」[類語]周辺。 **ボトル** ●びん。●びん入りの酒。「ーをキープする」[▽]bottle **ほとんど**【、殆ど】《副》●今少しのところで。すんでのところで。「―遅刻寸前だった」●おおかた。大部分。「―残った」《名》大部分。「―の人が賛成した」 **ほ・なみ**【穂波】〔文〕風にふかれて波のようにゆらぐ穂。「―がゆれる」 **ほなみ**【穂並み】稲・麦などの穂が出そろったようす。 **ポニーテール** 小馬のしっぽのように髪を後ろに結んで垂らした女性の髪形。[▽]ponytail **ほにゅう**【哺乳】《名・自サ》母乳を飲ませて幼児を育てること。また、母乳を幼児に飲ませること。―るい【一類】脊椎動物のうち、生まれた子を乳で育てる動物。ほとんどが胎生。哺乳動物。 **ぼにゅう**【母乳】母親の体から出る乳。「―で育つ」 **ほね**【骨】《名》●動物の骨格を構成して全身を支えている、かたい組織。[類語]骨格。骨だ。●器物や障子などに紙や布を張るとき、芯んとなって全体を支える材料。「傘の―」●物事の中心になるもの。「彼は会社の―ともいうべき人だ」●苦しみなどに屈しない気力。気骨。[コロ]「―のある男」●骨折り。労苦。●漢字の部首「骨」の称。[日]《形動》困難であるようす。「一時間で終えるのはーだ」 **―が折・れる**《句》苦労である。 **――と皮**《句》ひどくやせていること。 **―に刻・む**《句》深く心に感じて忘れない。肝に銘じる。 **―にな・る**《句》●死ぬ。●中心になって働く。 **――の髄まで**《句》体の中心の部分まで。徹底的に。 **―までしゃぶ・る**《句》人を徹底的に利用する。 **――を埋・める**《句》そこで一生を終える。 **――を惜・む**《句》苦労・努力をいやがってなまける。 **――を折・る**《句》苦労して力をつくす。精を出す。 **――を拾・う**《句》●遺骨を拾い収める。また、死後の後始末をする。●事後の処理をする。 **ほね・おしみ**【骨惜しみ】《名・自サ》苦労をいやがって、なすべきことをしないこと。「―しないで働く」。 **ほね・おり**【骨折り】りと努力すること。尽力すること。「皆の―で工事が進んだ」[類語]労苦。苦労。 **ぞん**【一損】せっかく苦労してもその効果がないこと。 **―損のくたびれ儲け**《句》せっかく苦労してもその効果のないこと。 **ほね・お・る**【骨折る】《自五》精を出す。尽力する。努力する。「再建に―・る」 **ほね・ぐみ**【骨組み】●骨格。●〔建具・機械などの〕全体の構造を支えている基礎になる部分。「家のーができあがる」●物事の中心となる主要な部分の組み立て。大筋。「論文のーができる」 **ほねつぎ**【骨接ぎ・骨継ぎ】骨折や脱臼をなおすこと(医者)。接骨。整骨。 **ほねつぶし**【骨っ節】●骨の関節。●気概。信らぬこうとする強い心。「―の強い人」[=]骨節础。 **ほぬの**【帆布】帆につかう厚い布。帆布。 <1350> **ほね・なし**【骨無し】●背骨がなえて、まっすぐ立てない・こと(人)。●自分自身のしっかりした主義・主張を持たない・こと(人)。「――で頼りにならん」 **ほね・ぬき**【骨抜き】●〔調理で〕魚や鳥などの骨を取り除くこと。また、そうした魚・鳥などの肉。●主義・計画などの肝心な部分をとって、内容・価値のとぼしいものにしてしまうこと。「規定を―にする」●気骨や気概のないこと。「―にされる」 **ほね・ば・る**【骨張る】《自五》 ●やせて骨の形が現れている。「―・った体つき」●意地を張って角がたつ。「―・った物言いをする」 **ほねぶと**【骨太】《形動》骨がふとく、骨格ががっしりしているようす。「――な政策」[対]骨細。 **ほね・み**【骨身】骨と肉。体。 **――に応だ・える**《句》●寒さや痛さなどを全身に強く感じる。「夜風が―・える」●強く心に感じる。心から・つらい(切ない)と思う。「苦労が―・える」 **――に沁みる**《句》骨の中心にまでしみとおるほど強く心に感じる。骨にしみる。「人の情けが―・みる」 **――を惜しまず**《句》苦労をいとわず。「―働く」 **―を削・る**《句》身が細るほど、苦心や苦労をする。 **ほねやすめ**【骨休め】《名・自サ》体を休めること。「―に温泉に行く」[類語]休息。休憩。 **ほの**【仄】《接頭》《多く形容詞・動詞について)「ほのかに」の意。「――見える」「―白い」「一暗い」 **ほのお**【炎・・焰】(「火{ほ}の穂{ほ}」の意)●気体が燃えるときに熱や光を発している部分。火炎。●嫉妬{しっと}・怒りなどの激しい感情のたとえ。「嫉妬の―」[=]ほむら。 **ほのか**【仄か・側か】《形動》わずかで、はっきり識別できないようす。かすか。「―な明かり」「―な恋心」 **ほの・ぐら・い**【仄暗い】《形》ほのかに暗いようすだ。うす暗い。「―・い部屋の奥」 **ほの‐じ**【ほの字】《「ほ」は「ほれる」の略)〔俗]惚れていること。「あいつは彼女にーだ」 **ほのぼの**【仄仄】《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)ほのかなようす。また、ほんのりと・明るみ(暖かみ)が感じられるようす。「―と夜が明ける」「―とした話」 **ほね・つぼ・い**【骨っぽい】《形》●魚料理で、・骨が多いようすだ。●体などがごつごつして骨ばっている。●しっかりしている。気骨がある。「―・い男」 **ほのめかす**【仄めかす】《他五》それとなく示す。暗示する。におわせる。「辞意を―・す」 **ほの・め・く**【仄めく】《自五》〔文〕●かすかに見える。「暗がりの中に―・く火影」●ちらっとあらわれる。「正直な人柄が―・く」 **ホバークラフト** 下方への圧縮空気の噴射によって地面または水面からわずかに浮きあがって走る乗り物。水陸両用。エアクッション船。エアカー。ホーバークラフト。[参考]もと、商標名。[▽]hovercraft **ほ・ばく**【捕縛】《名・他サ》〔文〕つかまえてしばること。「犯人を―する」[類語]捕捉。 **ほばしら**【帆柱・檣】船の帆をあげる柱。マスト。 **ほーはば**【歩幅】歩くときの一歩の距離。 **ホバリング**《名・自サ"》ヘリコプター・鳥・昆虫などが、空中に浮いたまま一か所にとどまること。[▽]hovering **ぼ・はん**【母斑】先天的な原因で皮膚に生じる斑紋の総称。ほくろ・そばかす・あざ・なまずなど。 **ぼ‐ひ**【墓碑】死者の姓名・戒名・事績などを記して、墓のしるしとして立てる石。「一銘」 **ホビー** 趣味。道楽。[▽]hobby **ポピー** ケシ科ケシ属の植物の総称。特に、ヒナゲシの園芸上の通称。[▽]poppy **ほ・ひつ**【補筆】《名・他サ》〔文]書き加えること。 **ほ・ひつ**【輔、弼・補、弼】《名・他サ》〔文〕天子が政治を行うのを助けること。補佐。「―の臣」 **ポピュラー** ■《形動》広く知られて人気のあるようす。大衆的。■《名》「ポピュラーミュージック」の略。大衆的な音楽。映画音楽・欧米の流行歌など。[▽]popular **ポピュリズム** ●大衆を支持基盤とする政治運動。人民主義。民衆主義。●大衆の人気を得ることに重点を置いた政治姿勢。大衆迎合政治。[▽]populism **ぼ‐ひょう**【墓標・墓表】墓のしるしに立てる柱や石。 **ボビン** ●紡織用具の一つ。糸を巻き取る棒状または筒状のもの。●ミシンの下糸を巻く金具。●電線を巻いてコイルをつくる円形の筒。[▽]bobbin **ほふ**【保父】保育に従事する男性の旧称。[団]保母。[参考]保育士。 **ほぶ**【歩武】〔文]足どり。あゆみ。[四字]「一堂々」 <1351> **ほふく【匍匐】**《名・自サ》〔文〕腹ばい。「―前進」「ほ・むぎ {穂麦}徳の出た麦。 **ボブスレー** ハンドルとブレーキのついた鋼鉄製のそりで氷のコースをすべり降りる競技。▽bobsleigh or **ほーぶね【帆船・帆舟】**「帆掛け船」に同じ。下の **ポプラ** ヤナギ科の落葉高木。枝が竹ぼうき状にまっすぐ高くのびる。街路樹などに植えられる。▽poplar **ポプリ** 香りのある葉・樹皮・花弁などを乾燥させてまぜ、香料を加えたもの。▽ pot-pourri **ポプリン**〔綿糸・毛糸・レーヨン糸などを用いて]横にはっきりした細いうねを織り出した、丈夫な平織りの織物。婦人服・ワイシャツなどに使う。▽poplin **ほふ・る【屠る】**《他五》●鳥や獣の体を切りさく。「羊を―・る」●皆殺しにする。●試合で相手を負かす。「強敵を―・る」文《四》。 **ほ・へい【歩兵】**徒歩で戦う・兵種{へいしゅ}(兵隊)。歩卒。 **ぼーへい【募兵】**《名・自サ》兵士をつのり集めること。[対]徵兵{ちょうへい}。目数(日) **ボヘミアン** 放浪生活をする人。また、自由で気ままな生活をする人。▽bohemian **ほほ【頰】**↓ほお(頰)。 ***ほぼ【保母・保姆】**保育に従事する女性の旧称。[対]保父{ほふ}。[参考]保育士{ほいくし}。『太多 ***ほぼ【略・粗】**《副》だいたい。おおかた。おおむね。「皆の意見が―致する」[参考]俗に、意味を強めて「ほぼほぼ」の形も用いられる。 **ほほえま・し・い【『微笑ましい・頬笑ましい】**《形》思わずほほえみたくなるようすである。ほおえましい。「―・い光景」作 **ほほ・え・む【『微笑む・頬笑む】**《自五》●声をたてずに、かすかに笑う。微笑する。●花のつぼみが少し開く。ほころびる。「桜のつぼみが―・む」「ほおえむ。 **ポマード**〔おもに男性が〕髪形をととのえるために使う、香りのある練り油。▽pomade **ほまえ・せん【帆前船】**「帆掛け船」に同じ。 **ほまち【帆待ち・『外『持ち】**[俗]臨時の収入。また、ひそかにためた金。江戸時代、船頭たちが契約外の積み荷を運んで内密の収入を得たことから。ける一 **ほまれ【誉れ】**誇りとする価値のある事柄。名誉。よい評判。[コロ]「名手の一が高い」[連]「出藍{しゅつらん}っの―」[類語]栄。栄誉。栄光。光栄。 **ほむら【炎焰】**〔文] ほのお。「恋の―」 **ほめごろし【褒め殺し・『誉め殺し】**ほめちぎることで、かえって相手を不利な状況に追いこんだり、意欲をそぐこと。Rishud **ほめ‐そや・す【褒めそやす・『誉めそやす】**《他五》しきりにほめる。ほめたてる。「作品の出来を―・す」 **ほめたた・える【褒め『称える・『誉め『称える】**《他下一》大いにほめる。称賛する。「勝者を―・える」 **ほめ・た・てる【褒め立てる・『誉め立てる】**《他下一》盛んにほめる。「演技の素晴らしさを―・てる」、 **ほめ‐ちぎ・る【褒めちぎる・『誉めちぎる】**《他五》口をきわめてほめる。最大級にほめる。「近来まれなる傑作と―・る」[類語](5) 絶賛。激賞。封事長 **ほめ・もの【褒め者・『誉め者】**大勢にほめられる人 **ほ・める【褒める・『誉める】**《他下一》よい、よくやったと評価して言う。たたえる。「生徒の絵を―・める」[対]けなす。図ほ・む《下二》。[類語]と表現 ***ホモ** 人類の属名。人。▽ Homo ***サピエンス**●動物学上、現生人類をさす学名。ひと。●「哲〕人間を定義する概念の一つ。知性・英知に人間の本質があるとするもの。知性人。▽Homo sapiens ***ホモ**〔男〕の同性愛(者)。ホモセクシュアル。ゲイ。[参考]今は用いない。▷ homosexual からしてんの(GD ***ほや【『海、鞘】**原索動物ホヤ目に属する生物の総称。単体または群体。赤茶色の袋状のかたい表皮に包まれ、岩などに定着する。食用にされるものもある。 ***ほ・や【火屋】**●香炉や手あぶりなどのふた。●ランプ・ガス灯などの、火をおおうガラス製の筒。 ***ぼや【『小『火】**小さな火事。「―を出す」[対]大火。 ***ぼーや【暮夜】**〔文]夜。夜分。 **ぼや・く**《他五》〔俗〕ぶつぶつ不平を言う。「給料が安いとー・く」文《四》。 **ぼや・ける**《自下一》はっきりしなくなる。ぼける。「焦点が―・ける」「視界が1・ける」 **ぼやっと**《副・自サ》ぼんやりと。「目がーかすむ」「一日中ーする」 > 類語と表現「褒{ほ}める・貶{けな}す」 *褒めることは存外に難しい。心にもないお世辞はつつしみたい。的を外せば見識を疑われるし、下手をすればおだて、ご機嫌取りととられかねない。素早く美点を見出して褒めるのが肝要だが、当人の気づかぬ美点をさり気なく賛美すればさらによい。褒められた人は、満足感と勇気の二つを得るだろう(褒め上手)。 貶すのも同様に難しい。増上慢{ぞうじょうまん}だし、や怠惰をいましめるときなどは、相手の立腹や挫折感をさそったり、反省をせまったりする誹謗{ひぼう}びも場合によっては必要となろう(お灸{きゅう}を据える)。思いやりのない悪口は、ことばが下品にかたむく(罵{ののし}る・罵詈雑言{ばりぞうごん})。自分では気づかず、やっかみが原因でくさしていることもある。 [褒める]称{たた}がえる・称する・賞する・賛する・囃{はや}す・嘉{よみ}する・頌{しょう}しょする・嘆じる・褒めそやす・褒め称える・褒め立てる・褒めちぎる・持てはやす/(5)称賛・礼賛・熱・賞揚・推賞・激賞・嘉賞・賛美・賞美・賛嘆・嘆賞・感嘆・嗟嘆{さたん}笑・嘆美・三嘆・熱賛・絶賛・喝采・拍手喝采/べた褒め・頌徳{しょうとく}もぅ/やんや(やんや) [世辞]おだてる・おもねる・こびる・取り入る/意を迎える・歓心を買う・機嫌を取る・持ち上げる・味噌{みそ}をする・胡麻{ごま}にをする・提灯{ちょうちん}っを持つ・髭{ひげ}の塵{ちり}を払う・媚{こび}を売る・取り巻く・よいしょする/おべっか・へつらい・追従{ついしょう}で・阿諛{あゆ}・迎合・社交辞令・曲学阿世{きょくがくあせい} [貶す]誇{ほこ}る・讒{ざん}べする・くさす・咎{とが}める・罵{のの}いのる・毒づく・こき下ろす/悪口を言う・悪態をつく・悪たれ口[憎まれ口]をたたく・注文を付ける・文句を付ける・因縁を付ける・言い掛かりを付ける・難癖{なんくぜん}を付ける・けちを付ける・槍玉筋{やりだますじ}にあげる・揚げ足を取る・棚卸しをする・名誉を傷付ける/(社)誹謗・讒言{ざんげん}燃・讒謗{ざんぼう},誹毀{ひき},罵詈雑言{ばりぞうごん}・嘲罵{ちょうば}・面罵・悪罵・痛罵・冷罵・罵倒・中傷・論難・指弾・糾弾・弾劾・批判・名誉毀損 <1352> **ほやほや**《副・形動》●暖かくて湯気が立っているようす。「―の肉まん」できたばかりであるようす。「新婚―」 **ぼやぼや**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も) 気がつかずぼんやりしているようす。「―して追いこされる」 **ほ・ゆう【保有】**《名・他サ》自分のものとして持っていること。「著作権を―する」「―量」 **ほ‐よう【保養】**《名・自サ》心身を休めて健康をやしなうこと。「―地」[類語]養生。 ***ほら【『法、螺】**●ほら貝。●大げさな話。でたらめ。[類語]大言。放語。大言壮語。―ふき【一吹き】大げさなことを言う人。うそつき。―を吹く《句》大げさなうそを言う。 ***ほら【洞】**樹木や岩などにできた、ほら穴。日和見器。 ***ほら**《感》人に呼びかけて関心を引くことば。「―、見てごらん」 **ぼら【鯔鰡】**ボラ科の魚。背は青く腹は白い。おもに海にすむが、成長の一時期を川で過ごす。卵巣から「からすみ」を作る。食用。[参考]出世魚の一つで、「オボコ→スバシリ→イナ→トド」などと呼び名がかわる。 **ホラー** ぞっとする恐怖。「―映画」▷horror **ほら・あな【洞穴】**中がうつろな横穴。 **ほら・がい【『法螺貝】**●フジツガイ科の巻き貝。長さ四○にもなる大きな貝で、南の海にすむ。肉は食用。●ほら貝の殻の先に口をつけふき鳴らすようにしたもの。山伏の法具や戦の合図に用いられた。 **ほら・が・とうげ【洞ヶ峠】**(京都府と大阪府の境にある峠。山崎合戦のとき、筒井順慶がここで形勢を見たと言われることから) 形勢の有利な方につこうとしてなりゆきを見ること。[コロ]「―を決め込む」「『 **ポラロイド・カメラ** 特殊フィルムを使い、撮影後すぐに印画ができるカメラ。[参考]商標名。Polaroid(Land) Camera から。bor-bo **ボランチ** サッカーで、中盤後方で主に守備を担当する選手。▽燃、volante **ボランティア** 自主的に無報酬で奉仕活動をする人。篤志奉仕家。「―活動」「――精神」▽volunteer ***ほり【堀濠】**●地面をほって水を通した所。ほりわり。[類語]運河。疎水。●敵の侵入を防ぐため城の周囲に水をたたえた所。 ***ほり【彫り】**●彫ること。彫った具合。「―のたくみな木像」●顔の凹凸。[コロ]「―が深い顔」 ***ほーり【捕吏】**〔文〕犯人をつかまえる役人。捕り手。 **ホリ**〔俗]「ポリス」の略。「―公」 ***ポリ**「ポリエチレン」の略。「―バケツ」「―袋」 **ほり・あげ【彫り上げ】**彫刻や印心で、模様や文字をまわりの地より高くすること。うきぼり。 **ポリープ** 皮膚や粘膜の表面から細長い柄{え}のようにつき出した、炎症性または腫瘍性の組織。鼻腔・胃腸・子宮などにできやすい。ポリプ。▽polypクルク **ほり・え【堀江】** 地面をほって水を通した川。運河。疎水学。〔古風な言い方」の表出店を **ポリエステル** 合成樹脂の一種。車体・船体などの材料のほか、繊維としてもすぐれる。▽polyester **ポリエチレン** 合成樹脂の一種。変質しにくく、気体を通さないので、袋や食品保存用の包装などに使われる。ポリ。▽polyethylene 美味い人間の本質は **ポリーえんかビニール【ポリ塩化ビニール】**「塩化ビニール樹脂」に同じ。ボの話・サカエソK **ポリオ** 感染症の一つ。ウイルスの感染によって脊髄に灰白質{かいはくしつ}の前部に起こる急性の炎症。手足などの筋肉に麻痺を生じる。脊髄性小児麻痺。急性灰白髄炎。▽polio **ほり・おこ・す【掘り起こす】**《他五》●土をほり返す。「荒れ地を―・す」●〔うもれているものを」ほって取り出す。「うめた宝を―・す」●かくれていた事実・事柄などを探って表面に出す。「事件の真相を―・す」点を―・げる」 **ポリシー**●政策。●信念。▽policy ***ポリス** 警察。警官。ポリ。▽police ***ポリス**■《名》古代ギリシャの都市国家。《造語》「都市」の意を表す。「メガロー」「メトロー」▽ polis **ホリゾント** スタジオや舞台の後方に設けた壁で、照明を当てて空間を表現するもの。▽ディHorizont **ほりだし・もの【掘り出し物】**思いがけず手に入れた、貴重な物、または意外に安い物。 **ほり・だ・す【掘り出す】**《他五》●ほって取り出す。「小判を―・す」●偶然めずらしい物をさがし出す。また、貴重な物を安く手に入れる。 **ホリデー**休日。祭日。▽holiday **ほりぬき・いど【掘り抜き井戸】**も。地下深くほって地下水をわき出させる井戸。ほり抜き。 **ほり・ばた【堀端・濠端】**堀のすぐそば。 **ポリプ**●腔腸動物に見られる基本的な体型の一つで、固着生活をする型。円筒状の体の一端は他物に付着する。●ポリープ。▽polyp **ポリフェノール** 植物にふくまれる多価フェノール。コレステロールの酸化をおさえ、動脈硬化を防止するとされる。アントシアン・カテキン・タンニン・ルチンなど。▽polyphenol **ほり・かえ・す【掘り返す】**《他五》●土をほって下の方の土を上に出す。ほり起こす。●いったんうめた所をまたほる。また、再びほって、ものを取り出す。●一度決着のついたものを再び取り上げて問題にする。 **ほりきり【堀切り】**地をほって切り通した水路。〔古風な言い方〕[類語]運河。堀。 **ポリグラフ** 鼓動・血圧・呼吸・精神電流現象などを同時に測定・記録する装置。うそ発見器として利用される。▽polygraph **ほりごたつ【掘り炬燵】**〔置きごたつに対して〕床を切って、その中に熱源を入れるこたつ。切りごたつ。 **ほり・さ・げる【掘り下げる】**《他下一》下へ下へとほる。「ある問題を」つっこんで深く考える。「問題 **ぼり・ぼり**《副》(「ーと」の形も)●かたい物をかんで食べるようす。また、その音の形容。「せんべいを一食べる」●皮膚などをつめでひっかくようす。また、その音の形容。「頭を―とかく」 **ぼり・ぽり**《副》(「―と」の形も) ●物を軽くかんで食べるようす。また、その音の形容。「スナック菓子を―食べる」●頭を軽くかくようす。また、その音の形容。「照れて頭を―とかく」 **ほり・もの【彫り物】**●彫刻。●入れ墨。「―師」 ***ほ・りゅう【保留】**《名・他サ》《保ちとどめておく意)その場で決めないで決定をあとにのばすこと。留保。「返事をする」[類語]ペンディング。 ***ほ・りゅう【蒲柳】**〔文〕●「カワヤナギ」の別称。↓ねこやなぎ。●弱い体質。[参考]楊柳は秋になると、・ぐ葉が落ちることから。[類語]虚弱。弱体。―のしつ【一の質】《連語》体が弱くて病気にかかりやすい体質。 <1353> ボリューム●分量。かさ。「―のあるお弁当」●音量。声量。「―をあげる」=ヴォリューム。▽volume **ーゾーン**〔経】もっとも売れ行きのよい価格帯。また、購売力がもっとも旺盛な所得層。「――商品」「―をカバーするだけの供給量」▽volume zone **ほーりょ【捕虜】**敵にとらわれた人。とりこ。俘虜。 **ほり・わり【掘り割り・堀割】**「堀」に同じ。 ***ほ・る【彫る】**《他五》●きざむ。また、そのようにして作品を作る。彫刻する。「木を―・る」「仏像を―・る」[類語]刻する。●入れ墨をする。図《四》。 ***ほ・る【掘る】**《他五》●土を取り除いて地面に穴をあける。また、そのようにしてくぼみを作る。「地面を―・る」「穴を―・る」[類語])(5) 掘削。●地面に穴をあけ、地中にあるものを取り出す。「遺跡を―・る」「石油を―・る」[類語](5)採掘。発掘。文《四》。 **ぼ・る**《他五》〔俗〕不当な利益をむさぼる。「料金を―・られる」日 **ポルカ** 二拍子の軽快なダンス(の曲)。▷ polka **ボルシェビキ** 二〇世紀初頭、ロシア共産党で革命推進を主張したレーニンを支持する一派。ボリシェヴィキ。[対]メンシェビキ。▽bol'sheviki(=多数派) **ボルシチ** ロシア風スープ。ビーツ(赤かぶ)・肉・野菜などを入れて長時間煮込んだもの。▽borshch **ホルスター** ピストル用のつり革ケース。▽holster **ホルスタイン** オランダ原産の乳牛。黒白のまだらで体が大きく、乳量が多い。▽ Holstein **ホルダー**《造語》●「ささえるもの」「まとめるもの」の意を表す。「ペンー」「キーー」●「保持者」の意を表す。「レコードー」=ホールダー。▽holder **ボルテージ**●電位差。電圧。●高まった意気込み。[コロ]「ーが上がる」=ヴォルテージ。voltage ***ボルト** 金属の丸い棒の一端に頭をつけ、他端にねじを切ったもの。ナットと組んで締め具にする。▽bolt ***ボルト**《名・助数》〔理〕電圧の実用単位。一ボルトは一オームの抵抗のところに一アンペアの電流を流すときの電圧。ヴォルト。記号。volt **ポルノ**「ポルノグラフィー」の略。性を主題にした絵・映画・写真・文学などの総称。▽pornography から。 **ホルマリン** ホルムアルデヒドを約四○は水溶液にしたものの薬品名。殺菌剤・防腐剤用。フォルマリン。▽Formalin **ホルムアルデヒド**〔理〕刺激臭のある無色の気体。合成樹脂・染料・医薬などの原料。フォルムアルデヒド。Formaldehyd▷ **ホルモン**●内分泌腺{ないぶんぴつせん}燃焼で作られて血液の中に放出され、動物の体の成長や働きを調節している物質。●2[俗]牛・豚などの臓物。「―焼き」▽ Hormon **ホルン**●角笛。●長い管をまるく巻き、朝顔形をした口をもつ大型の金管楽器。フレンチホルン。=ホーン。▽Horn **ほ・れい【保冷】**《名・他サ》〔凍結しない程度の〕低温状態に保つこと。「――庫」「―剤」「―車」から **ボレー** テニスやサッカーで、ボールが地上に落ちないうちに打つ(ける)こと。ヴォレー。▽volley **ほれ・こ・む【惚れ込む】**《自五》すっかりほれる。「彼の人柄に―・む」のーてお **ほれぼれ【「惚れ惚れ】**《副・自サ》副詞は「――と」の形も)うっとりするようす。「腕前に―する」 **ポレミック**《名・形動》論争。論戦。また、論争好きであること。論争をはらんでいること。▽polemic **ほ・れる【惚れる】**■《自下一》 心をうばわれるまでに異性に思いをかける。●〔人物などに〕感心して心をひかれる。「男が男に―・れる」図ほ・る《下二》。《接尾》そうすることに心をうばわれて、うっとりする。「聞きー・れる」「見―・れる」図ほ・る《下二》。 **ボレロ**●四分の三拍子で軽快なリズムをもつ、スペインの民俗舞踊。また、その舞曲。●ボタンのない女性用の短い上着。▽ bolero ***ほろ【幌】**《「母衣」と同語源》雨や日光をよけるため車にかけるおおい。 ***ほろ【『母衣】**昔、流れ矢を防ぐため、また飾りのために、よろいの背に負ったもの。 ***ぼろ**《接頭》「めちゃくちゃ」「荒っぽい」などの意。「―負け」「―もうけ」 ***ぼろ【襤褸】**●使い古してぼろぼろになった布切れ。[類語]襤褸。②着古して破れた衣服。●役に立たなくなったもの。「―自転車」「―くず」●かくしておいた欠点・短所。また、失敗。[コロ]「ーをかくす」 [コロ]「ーが出る」 **ポロ** 馬に乗り、たまを棒で打って相手のゴールに入れて得点を争う競技。一チーム四人。▽polo ーシャツ 半袖で、共襟はのスポーツシャツ。[参考]もとポロ競技のときに着た。▽polo shirt **ぼろ・い**《形》〔俗]●労力に比べて得る利益が大きいようすだ。[コロ]「―・いもうけ」●古びている。粗末である。「―・い家に住む」「―・い自動車」 **ほ・ろう【歩廊】**●二列の柱の間に作った通路。回廊。●プラットホーム。〔古風な言い方〕 **ほろ・がや【幌〈蚊帳〉・母衣<蚊帳〉】**ほろの形をした幼児用のかぶせるかや。 **ぼろくそ【、檻、褸、糞】**《形動》〔俗〕●《名》ぼろやくそのように、価値のないものとして手厳しく評価するようす。くそみそ。「―にけなす」●さんざんにやっつけられるようす。こてんこてん。「―に負ける」 **ホログラフィー**[理〕レーザー光線によって物体の立体像を空間に映し出す技術。▽holography **ホロコースト**大虐殺。特に、第二次世界大T中の、ナチスによるユダヤ人の大量虐殺。▽holocaust **ほろにが・い【ほろ苦い】**《形》少しにがみが感じこられるようすだ。「―・い思い出」 **ポロネーズ** 四分の三拍子のゆるやかなポーランドの民俗舞曲。また、その舞踊。▽ polonaise (=ポーランド風) **ほろばしゃ【幌馬車】**ほろをかけた馬車。 **ほろ・びる【滅びる・『亡びる】**《自上一》絶えてなくなる。おとろえてなくなる。ほろぶ。「国が―・びる」[類語]滅する。(5) 滅亡。ほろ・ぶ《上二》。 **ほろ・ぶ【滅ぶ・『亡ぶ】**《自五》◆ほろびる。図《四》。 **ほろぼ・す【滅ぼす・『亡ぼす】**《他五》ほろびさせる。「敵を―・す」[類語]絶やす。《四》。 **ほろほろ**《副》《「ーと」の形も)●小さなものがこぼれ落ちるようす。「キンモクセイの花がーと散る」●山鳥などの鳴き声の形容。ほろろ。 **ぼろぼろ**《副》(「―と」の形も)●粒状のものがこぼれるようす。●かくされていた事実などが次々に現れ出るようす。「不正の事実が―明るみに出る」もろくくだけたり、くずれたりするようす。「壁がーとくずれる」日《形動》古くなり、破れたりくずれたりしてもとの形・姿がなくなっているようす。「―の服」●つかれたり、年老いているようす。「心がーになる」 <1354> **ぽろぽろ**《副》《「――と」の形も)粒状の物がこぼれ落ちるようす。〔「ぼろぼろ」より軽い表現〕「涙を流す」 **ほろほろ・ちょう【ほろほろ鳥】**ホロホロチョウ科の鳥。体は灰青色に白い斑紋説がある。食用。 **ほろよい【『微酔い】**。酒にちょっと酔うこと。「―気分」[類語]生酔い。微酔。微醺{びくん}く。―きげん「―機嫌】酒に少し酔っていい気分になること。」( **ほろり**《副》《多く「―と」の形も) ●物がたわいなく散り落ちるようす。●深く感動して、涙がこぼれ落ちるようす。また、思わず涙ぐむようす。「親子の別れの場面でーと来た」=ほろっと。●軽く酒にようようす。 **ぽろり**《副》(多く「ーと」の形で) ●付着していた物がもげたりはなれて落ちたり、取り落とすようす。「内野フライをーと落とす」●粒状のものが一つ落ちるようす。●うっかり話すようす。「――と秘密をもらす」。 **ホワイト**白。白い色。●白色の絵の具。●白人。[対]カラード。▽white ーカラー 事務系の仕事にたずさわる労働者。〔現場労働者に対して言う〕[対]ブルーカラー。▽white-collar ーソース 「ベシャメルソース」に同じ。▽white sauce ーデー バレンタインデーのお返しとして、男性から女性へクッキーやキャンデーなどをおくる日。三月一四日。▽white と day からの和製語。―ハウス ●ワシントン市にあるアメリカ合衆国大統領官邸の通称。●「アメリカ合衆国政府」の別称。▽White House ーリカー 焼酎しまう。[参考]white liquor からの和製語。 **ホワイトニング**●漂白。●しみ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成や沈着をおさえ、肌を白くすること。美白。▽whitening **ほ・わた【穂綿】**綿の代用にした、アシなどの穂。 ***ほん【本】**《名》●書物。「――を書く」[類語]書籍。図書。書。[尊敬]貴書。●もと。根本。目《連体》●その。この。当の。〔現在問題にしているものをさして言うときに使う〕「―事件の概略」[類語]当該。●自分に・関する(属する)ものであることを表す。「――校」目《接頭》主な。正式の。「―舞台」「一試験」四《助数》棒などの細長いものを数える語。「マッチ一―」●映画の作品の数を数える語。「三ー立て」●勝負の回数を数える語。「一一勝負」 ***ホン**《名・助数》感覚的な音(おもに騒音)の大きさを表す単位。フォン。[参考]計量法の改正によって「デシベル」に改称。▽phon ***ぼん【凡】**《名・形動》〔文〕普通であること。平凡。「目のつけどころはーではない」 ***ぼん【梵】**インドのバラモン教思想における宇宙の最高原理。[参考]梵語{ぼんご}ん brahmanの音訳。 ***ぼん【盆】**●物をのせるための浅い器。●「盂蘭盆{うらぼん}」の略。お盆。「――暮れのつけ届け」タンピ―と正月が一緒に来たよう《句》ひどくいそがしいことのたとえ。また、うれしいことが重なることのたとえ。 **ほん・あん【翻案】**《名・他サ》小説・戯曲などの原作をもとに改作すること。「小説を―した映画」》。「《対》 ***ほん・い【本位】**●〔文〕もとの位置。「――に復する」●(名詞につけて)そのものを考えや行動の中心とする意。「自分―の行動」「興味――の記事」◎貨幣制度の基準。「金―制」―かへい【――貨幣】その国の貨幣制度の基礎になる貨幣。正貨。[対]補助貨幣。 ***ほん‐い【本意】**本来の意志・希望。ほい。「―を明らかにする」「撤退は私の―ではない」 ***ほん・い【翻意】**《名・自サ》〔文〕決心をかえること。[コロ]「ーをうながす」フー』2〇コのクー **ほん‐いん【本院】**●上皇や法皇が同時にふたり以上いるときの第一の人の称。一の院。●主となる院。[対]分院。●〔現在問題にしている、また自分の属している」この院。「―の院長は山田です」 **ほんいんぼう【本因坊】**本因坊戦(=選抜制の囲碁の試合)の優勝者に与えられる称号。[語源]もと、江戸幕府碁所の初代家元が起居した坊の名。 **ほんえい【本営】**総指揮官のいる軍営。本陣。 **ぼん・おどり【盆踊り】**盂蘭盆の夜に、歌や音頭{おんど}んに合わせておどる踊り。 ***ほん・か【本科】**〔別科・専科・予科などに対して」その学校の本体となる課程。[対]予科。〔文〕この科。 ***ほんか【本歌】**●本歌取りのもとになる歌。もとうた。〔狂歌や俳諧べに対して〕本来の和歌。―どり【―取り】和歌や連歌などで、先人の詠{よ}んだ歌のことばや趣向をかりて作歌すること。 **ほん・かい【本懐】**もとからの望み。本望。○○「男子の―を遂げる」 **ほん‐かいぎ【本会議】**〔部会・委員会などに対して〕本式の会議。●国会で、議員全員による会議。 **ほん・かく【本格】**本来の正しい形をとっていること。本式。「一派」―てき【一的】《形動》本来の、またそうあるべき正しい形・やり方に従っているようす。本式。「―な歌い方」「―なフランス料理」 **ほん・かわ【本革】**人造でない、本物の革。 ***ほん・かん【本官】**《名》●正式の官職。●その人本来の官職。《代名》《自称の人称代名詞)官吏が自分を指して言う語。本職。〔公人の立場で使う] ***ほん・かん【本管】**水道・ガスなどを通す、公道の下に設けた幹になる太い管。 **ほんかん【本館】**●中心になる建物。[対]別館。●*〔現在問題にしている〕この建物。 **ほんがん【本願】**●本来の願い。[四字]「成就」●仏・菩薩が生き物すべてを救おうとちかった大願。 **ぼん・がん【凡眼】**〔文]平凡な眼力。「―にはわからない傑作」[対]慧眼{けいがん}悲。炯眼{けいがん}怨。 **ポン・かん【ポン、柑】**ミカンの一品種。インド原産。実はあまくて、香りが強い。[参考]「ポン」はインドの地名 Poona による。 **ほん・き【本気】**《名・形動》冗談などではない、本当の気持ち。真剣な気持ち。また、そのような気持ちになること。「―で怒る」「―になって働く」[類語]本心。真剣。――に・する《句》偽りないことと思う。「作り話を―・する」 ***ほん・ぎ【本紀】**紀伝体の歴史書で、天子一代の事績を書き記したもの。[対]列伝。 ***ほん・ぎ【本義】**〔文〕 〔語・句などの〕本来の意味。本当の意味。[対]転義。●根本の意義。 **ほん・ぎまり【本決まり】**正式に決まること。「採用がーになる」「改築がーになる」 **ほん・きゅう【本給】**手当などを加えない基本となる給料。基本給。本俸。 **ほん・きょ【本拠】**仕事や活動の主なよりどころとなる場所。根拠。「一地」 <1355> **ほん・ぎょう【本業】**主とする職業。本職。[対]副業。 **ほん・きょく【本局】**●中心になる局。[対]支局。●[文]この局。NEW **ほん・きん【本金】**●元金説。もときん。●純金。 **ぼん・ぐ【凡愚】**《名・形動》〔文〕平凡でおろかな・こと(人)。転じて、普通でありふれた・こと(人)。さ」 **ほん・ぐう【本宮】**神霊を他に分けた、もとの神社。もとみや。また、特に、熊野本宮。[対]①②新宮。 **ほん‐くじ【本、籤】**頼母子講などで、落札者を決めるくじ。【本館】【春本良野の部立面ン **ほん‐ぐみ【本組み】**印刷で、棒組みを経たものを本式のページに組むこと。また、その組み版。[対]棒組み。 **ほん‐ぐもり【本曇り】**空のほとんどが雲におおわれまてしまうこと。小器】 ロッシ **ぼんくら**《名・形動》〔俗〕ぼんやりしている・こと(人)。まぬけ。[語源]ばくちで、さいころをふせた盆の中が見通せない意から。 **ほん‐くれ【盆暮れ】**盂蘭盆{うらぼん}影のころと年末。『本』 **ほん‐け【本家】**●一門・一族の中心になる家筋。「―本元説」[対]分家。●流派がそこから分かれ出た、もとの家。家元。●商家のおおもとの店。本店。[対]②③分家。別家。。二人間の北 **ぼん・げ【凡下】**〔文〕《名・形動》平凡でおとっていること。また、平凡な・こと(人)。 **ほんけがえり【本、卦帰り・本卦『還り】**生まれた年と同じ干支{えと}の年がめぐってくること。数え年で六一歳になること。還暦。 **ほんけん【本絹】**まじりけのない絹糸・絹織物。純絹。正絹。本絹歳。[対]人絹。 **ほんげん【本源】**〔文〕ものごとの大もと。根源。「事件のーをさぐる」 ***ぼん・ご【梵語】**古代インドの文章語。サンスクリット。[参考]音訳された形で仏教語として日本に伝わる。 ***ボンゴ** 中南米音楽で使う二つ一組みの小太鼓。いすにかけた奏者がひざではさみ、素手で打つ。▽怒 bongo ***ほん・こう【本坑】**鉱山やトンネル工事で、中心になる坑道。 ***ほん‐こう【本校】**●一つの学校がいくつかに分かれているとき、その中心になる学校。[対]分校。●〔文〕この学校。当校。わが校。「―の伝統」。 **ほんこく【翻刻】**《名・他サ》〔文〕本を原本のままの内容で製版・印刷して、再び出版すること。「―本」 **ほん‐ごく【本国】**●その人の・祖国(国籍のある国)。「―政府」●植民地でないもとからの国土。本土。「イギリスー」 **ほんごし【本腰】**本気で取り組むときの腰の構え。――を入・れる《句》本気でじっくり行う。ソンが **ぼん・こつ【凡骨】**〔文〕平凡な素質の人。 **ぽんこつ**〔俗]使い古して役に立たなくなった物。廃品。「―の車」 **ボンゴレ** 西洋アサリを用いたイタリア料理。[参考]「ボンゴレ」は西洋アサリを指すイタリア語「ボンゴラ」の複数形。▽ vongoleぴくる時」中小 **ほん‐さい【本妻】**正式な妻。正妻。[対] ***ぼんさい【凡才】**平凡な才能(の人)。 ***ぼんさい【、梵妻】**〔仏〕僧の妻。大黒ぶ。 ***ぼんさい【盆栽】**観賞用に育てた、鉢植えの木。 **ぼん・さく【凡作】**平凡なつまらない作品。[対]秀作。 **ほん‐ざん【本山】**●〔仏〕一宗一派の長として、末寺を統轄する寺。●〔文〕この寺。わが寺務求 **ボン・サンス**良識。理性。判断力。▽bon sens ***ほん・し【本志】**〔文〕もとからの志。本意。 ***ほん・し【本旨】**本来の趣旨・意図。「――を説明する」 **ぼん・けい【盆景】**水盤上に石・砂などをおいて自然の風景をうつし、そのおもむきを味わうもの。盆石。 ***ほんし【本紙】**●【号外などに対して〕 本体となる新聞。●〔文〕この新聞。わが新聞。カートの人に含 ***ほんし【本誌】**●〔別冊付録などに対して〕本体となる雑誌。〔文〕この雑誌。わが雑誌。 ***ほん‐じ【本地】**本地垂迹{すいじゃく}じ説で、仮の姿をとって現れた垂迹身に対して、その本来の姿(=真実身)である仏・菩薩。―すいじゃく【一垂迹】神仏習合思想で、本地の仏や菩薩が衆生を救うために神の姿をかりて現れること。[参考]特に日本の仏教でいう。 ***ほんじ【本字】**〔かなに対して]漢字。●ある漢字のもとになった漢字。 **ぼんじ【「梵字】**梵語を書き記すための文字。悉曇{しったん}烈文字。本す **ほん・しき【本式】**《名・形動》正式な形式・やり方(であること)。「―に習う」[対]略式。 **ほん・しつ【本質】**その物にとっていちばん大切で根本的な性質。「物事のーをとらえる」―てき【―的】《形動》本質にかかわるようす。「――な問題」 **ほんじつ【本日】**〔文〕この日。きょう。 **ほんしゃ【本社】**●会社の中心となる事業所。[対]支社。●いくつかの神社の中心となる神社。[対]末社。分社。●〔文〕自分の属する会社。わが社。当社。二 **ぼん・しゅ【凡手】**〔文〕●平凡な腕前(の人)。●碁・将棋で、平凡な手。「―を打つ」 **ほん・しゅう【本州】**日本列島の主要部をなす島。 **ほん・しゅつ【奔出】**《名・自サ》〔文]激しい勢いでほとばしり出ること。「水がーする」 ***ほん・しょ【本初】**〔文〕はじめ。もと。本来。ーしごせん【一子午線】 イギリスのグリニッジ天文台跡を通る子午線。ここを経度○度とし経度の基準とする。グリニッジ子午線。[参考] グリニッジ時。(本山 ***ほん・しょ【本署】**●〔支署・分署などに対して〕それらを統轄する署。[対]支署。分署。●〔文〕この署。当署。さもん【本 ***ほんしょう【本性】**●生まれつきもっている性質。ほんせい。[コロ]「ーを現す」●たしかな心。正気。「酔ってーを失う」 ***ほん・しょう【本省】**●管下の官庁を管轄する、中央の最高官庁。●〔文〕この省。当省。 **ほんじょう【本城】**●城郭の中心になっている城。ねじろ。本丸。〔文〕この城。当城。 ***ぼん・しょう【凡小】**《名・形動》〔文]人物が平凡で小さなこと。また、その人。「―な人物ではない」 ***ぼん・しょう【梵鐘】**〔文〕寺院の釣り鐘。 **ほんしょく【本職】**《名》●本来の職業。●その道の専門家。「――顔負けの腕前」《代名》《自称の人称代名詞)官吏が自分をさして言う語。本官。 ***ほん・しん【本心】**●本来の正しい心。「―にたちもどる」●正気。「―をなくす」●本当の気持ち。「―を明かす」[類語]本意。本気。 <1356> **ほん・しん【翻身】**《名・自サ》〔文〕身をひるがえすこと。 **ほんじん【本陣】**●大将のいる陣屋。本営。●江戸時代、宿駅で大名などがとまった公認の宿屋。 **ぼん・じん【凡人】**平凡な人。「―にはとても考えつかない発想だ」[類語]凡夫。凡俗。 **ポンーず【ポン酢】**ダイダイの絞り汁。[本来は「ポンス(pons)」。「ポンス」の「ス」に「酢」を当てた語。 **ほん・すう【本数】**「本」と数えるものの数。「列車の―が減る」 **ほんすじ【本筋】**料本来の筋道。「議論がーからはずれる」「―にもどす」 ***ほん・せい【本姓】**●生家の名字。●[筆名・偽名などに対して〕戸籍上の本当の名字。 ***ほん・せい【本性】**そのものとして当然もつべき本来の性質。ほんしょう。「人間の―」 **ほん・せき【本籍】**その人の戸籍の所在地。原籍。 **ぼん・せき【盆石】**盆景。また、それに使う石。 **ぼん・せつ【梵刹】**〔文〕寺。寺院。ぼんさつ。 ***ほんせん【本線】**●主要な線路。幹線。「山陽―」[対]支線。●〔文〕この線。この線路。 ***ほん・せん【本船】**●〔船団などで」主となる船。もとぶね。親船。〔文〕この船。JIB ***ほんせん【本選】**コンクールなどで、予選を勝ちぬいた者の中から、最後の優勝者を選ぶ審査。[対]予選。 ***ほんぜん【本然】**〔文〕人の手を加えず自然のままであること。もともとの姿。本然燃。「自己ーの姿」い ***ほんぜん【本膳】**〔日本料理の膳立てで〕客の正面に置かれる主な膳。一の膳。ーりょうり【料理】本膳・二の膳・三の膳をそろえた正式の日本料理。 ***ほんぜん【翻然】**《形動》〔文〕●ひるがえるようす。●急に心を改めるようす。「ーとして非をさとる」 **ぼん・せん【凡戦】**平凡で面白みのない試合。 **ほん・そ【本訴】**民事訴訟で反訴などの提起が行われる場合、そのもととなった訴訟。[対]反訴。 ***ほん・そう【奔走】**《名・自サ》物事がうまく運ぶようにかけ回って努力すること。「設立準備に―する」 ***ほん・そう【本葬】**〔密葬や仮葬に対して〕本式の葬儀。[対]仮葬。密葬。 **ほん・ぞう【本草】**〔文]草木。植物。●漢方で、薬用になる草。薬草。また、薬用になる植物・動物・鉱物の総称。●「本草学」の略。―がく【一学】中国古来の学問で、動物・植物・鉱物を医薬にする目的で研究するもの。 **ほん‐そく【本則】**●本来のたてまえ。原則。●法令の本体をなす部分。[対]付則。へ **ぼんぞく【凡俗】**〔文〕《名・形動》平凡で俗っぽいこと。凡人。俗人。 **ほんぞん【本尊】**●寺院の中央に安置され、信仰・祈りの対象として最も重んじられる仏像。本体。●〔俗〕物事の中心になる人・物。「一味の―」〈「御―」の形で〉〔俗]本人。当人。「御―はまだ知らない」 **ぼんだ【凡打】**《名・自サ》打者が安打や犠打にならなかった打撃をすること。また、その打撃。[対]安打。犠打。「好機にーをくり返す」神側にpoyasue ***ほん・たい【本体】**●そのものの本当の姿。正体。「偽善者の―を現す」●神社の神体。また、寺の本尊。●[機械などの、付属物を除いた〕主要な部分。●〔哲〕理性によってのみとらえることができ、現象のもとになっている存在。[対]現象。 ***ほん・たい【本態】**本当の状態・様子。「ウイルスのーを解明する」[類語]実態。 ***ほん・たい【本隊】**●「いくつかの部隊の〕中心となる部隊。●〔文〕この隊。わが隊。をれて前一年がたるゆり **ほん・だい【本題】**中心となる題目。「―に入る」[類語]主題。 **ぼん・たい【凡退】**《名・自サ》野球で、打者が出塁・犠打などを果たせず退くこと。「三者―」 **ほん・たく【本宅】**〔別宅・妾宅{しょうたく}っなどに対して〕ふだん住んでいて生活の中心となっている家。本邸。[対]別宅。 **ほん・だち【本裁ち】**和裁で、並幅一反の布で裁ち合わせて成人用の和服を仕立てること。大裁ち。 **ほん・たて【本立て】**本を立てて、支えておくもの。ブックエンド。 **ほんだな【本棚】**本をのせておく棚。書棚。書架。 **ほんだわら【『馬尾藻・『神『馬『藻】**褐藻類ホンダワラ科の海藻の総称。枝が多く、一部が気胞に分化する。[参考]新年の飾り物や肥料にする。 **ほんたん【奔、湍】**〔文〕早瀬。急流。 **ぼん・たん【『文旦】**→ザボン。 **ぼんち【盆地】**四方を山に囲まれた ***ポンチ**●工作物の中心などに目印をつける道具。●穴をあける道具。パンチ。▽punch ***ポンチ**●果汁にソーダ水を加えた飲み物。「フルーツ―」●ワインなどの洋酒に、レモン汁やジュース類を加えた飲み物。パンチ。▽punch ***ポンチ**「ポンチ絵」の略。寓意・風刺をこめた滑稽に画。漫画。▽Punch(=英国の週刊誌名)から。 **ポンチョ**●長方形の毛織物の中央に穴をあけ、そこから頭を入れて周りに垂らす外套。元来、南米で着用したもの。●ポンチョに似た形をした登山用雨具。▽poncho ***ほん・ちょう【本庁】**●〔地方の官庁に対して〕中心になる官庁。中央官庁。●〔文〕この庁。当庁。 ***ほん・ちょう【本朝】**〔文〕わが国の朝廷。わが国。[対]異朝。 **ほん・ちょうし【本調子】**●三味線の基本的な調弦法。また、それによる調子。●本格的な調子(が出ること)。「体がまだーでない」=ほんぢょうし。 **ぽん・つく**〔俗]間のぬけている・こと(人)。 **ほん‐て【本手】**●勝負事で、本筋の手。●三味線や筝曲。で、基本的な旋律。本手。[対]替え手で。 **ほんてい【本邸】**本宅。[対]別邸。 **ほんてん【本店】**●営業の中心となる店舗。本舗。[対]支店。分店。●〔文〕この店。 **ほんてん【翻転】**《名・自他サ》〔文〕ひるがえること。ひるがえすこと。また、回転・する(させる)こと。「一倒立」 **ほんでん【本殿】**神社で、神体を安置してある社殿。正殿。 ***ほんでん【本田】**苗代で育った稲を植えつけ、収穫期まで生育させる田。 **ぼんてん【梵天】**●インドの古代宗教で、万物創造の神ブラフマーが仏教にとり入れられ、帝釈天{たいしゃくてん}恣ん。と ともに仏法を守護し、国家に利益を与える神とされた。●祭礼などに用いる大形の御幣{ごへい}にへ。●はえなわにつける目印の漁具。 **ほんと【本『当】**《名・形動》ほんとう。 <1357> **ほんど**【本土】●「本国②」に同じ。●[属国・属島に対して]その国の主な国土。●〔北海道・沖縄や島部から見て〕本州。 **ポンド**証券。債券。▽bond **ぽんと**《副》●ものを軽くたたいたり、無造作に投げたりするようす。●急に勢いよく飛び上がったり飛び出したりするようす。「ウサギが穴から―飛び出した」❸気前よくあっさり出すようす。「大金を寄付する」 **ポンド**■《名・助数》●英国の貨幣単位。一ポンドは一〇〇ペンス。記号£またはL。[表記]「磅」とあてた。[参考]正式には「ポンドースターリング」。●ヤードポンド法での質量の単位。一ポンドは四五三・六グラム。パウンド。記号1b。[表記]「封度」「听」「英斤」などとあてた。■《名》ポンド①で表される貨幣。▽pound ***ほんとう**【奔騰】《名・自サ》[文]非常な勢いで上がること。「金相場が―する」[類語]高騰。暴騰。 ***ほんとう**【本島】●〔列島・群島の中で〕中心となる島。「沖縄―」●[文]この島。 ***ほんとう**【本当】《名・形動》うそや見せかけでなく、実際にそうであること。また、本物であること。まこと。ほんと。「―の話」[類語]真正。正真正銘。真実。 ***ほん・どう**【本堂】寺院で、本尊を安置する建物。[対]庫裏{くり}。 ***ほん・どう**【本道】●交通の中心になる道。本街道。[対]間道。●本来の正しいあり方。「―に立ち返る」 **ほん・どこ**【本床】正式に作った床の間。床柱に角材を用い、床がまちを設けて畳をしき、床わきに書院・床棚を備える。 **ほん・なおし**【本直し】みりんにアルコールをまぜて作ったあまい酒。直し。直しみりん。 **ほん・に**【本に】《副》本当に。〔古風な言い方〕 **ほん・にん**【本人】その人自身。当人。 **ほん・ね**【本音】本心から出たことば。[コロ]「ーをはく」 **ボンネット**女性・子供用の帽子。頭の頂上から後ろにかけてかぶって、顔と額をあらわに出すようにするもの。●自動車のエンジンのおおい。▷bonnet ***ほん・ねん**【本年】[文]「今年」に同じ。 ***ほん・ねん**【本然】ほんぜん(本然)。 **ほんの**【本の】《連体》本当にただその程度に過ぎない。「―一時間」[表記]ふつうかな書きにする。 **ほんのう**【本能】生まれつき持っている性質や能力。「―による行動」「帰巣―」―てき【―的】《形動》生まれつきその性質を持っているようす。また、生まれつきの性質によっているようす。「―に理解する」 **ぼんのう**【煩悩】[仏]人間の心身につきまとってなやます、すべての欲望。塵労{じんろう}。「百八―」 **ほんのり**《副・白サ》(副詞は「―と」の形も)かすかなようす。また、かすかに温かみが感じられるようす。「―赤みがかった顔色」「空が―白む」 ***ほん‐ば**【奔馬】[文]勢いよく走る馬。〔勢いの激しいもののたとえに使う〕「―の勢い」 ***ほん‐ば**【本場】●あるものの主な産地。また、ある物事が本式に行われている中心地。「―の味」「―仕込みの英語」●取引所で、午前中の売買取引。前場。 ***ほんば**【本葉】ふたばのあとに出る葉。 **ほん‐ばこ**【本箱】本を並べて入れておく箱。 **ほん‐ばしょ**【本場所】大相撲興行で、力士の地位や給金に影響する興行。一年に六回行われる。 **ほんばん**【本番】●[映画・テレビなどで]準備・練習に対して、本式に行うこと。「―前」●すっかりそうなること。「春―」 **ぽん・びき**【ぽん引き】[俗]●その土地に不案内な人をだまして金品を巻きあげたり、さそいだしたりする・こと(人)。●売春の客引き。 **ぼん・ぴゃく**【凡百】[文]かずかず。もろもろ。「―の作品」 **ほん‐びゃくしょう**【本百姓】江戸時代の自営農民。田畑・屋敷をもち、年貢や夫役{ぶやく}を負担した。[対]水呑{みずのみ}百姓。 **ほんぶ**【本部】組織の中心になる機関。「捜査―」[対]支部。 **ほん・ぷ**【本譜】五線譜に書いた本式の楽譜。[対]略譜。 **ぼん・ぷ**【凡夫】●[仏]煩悩にとらわれて迷っている人。●[文]ふつうの人。平凡な人。また、無知でおろかな男。「――の浅知恵」=ぼんぶ。[類語]凡人。常人。 **ポンプ**●圧力の作用によって気体・液体を低い所から高い所にあげたり、他の部分へ移したりする装置。●「消防ポンプ」の略。火災の際に用いるポンプ。[表記]「剛筒」とあてた。▽蘭 pomp **ほん・ぷく**【本復】《名・自サ"》病気がすっかり治ること。全快。ほんぶく。〔古風な言い方〕 **ほん・ぶし**【本節】カツオの背肉でつくった、上等のかつおぶし。背節{せぶし}。[参考]亀節。 **ほんぶしん**【本普請】本式の普請。本格的に建物を建てること。本建築。 **ほんぶり**【本降り】〔やみそうもない〕本格的な雨の降り方。「―になる」[対]小降り。 ***ほんぶん**【本分】その人がつくすべき本来の義務。「学生の―は勉強にある」 ***ほんぶん**【本文】→ほんもん。 **ボンベ**高圧の気体などを入れる、鋼鉄製で円筒形の容器。▽独 Bombe **ほんぼう**【本舗】●[文]本店。●ある商品を製造・販売するおおもとの店。[参考]店の名につけて用いる。 ***ほんぽう**【奔放】《名・形動》世間のしきたりなどにしばられず、思うままにふるまうこと。「―に生きる」 ***ほんぽう**【本俸】[文]本給。基本給。 ***ほんぽう**【本法】●本体となる法律。●[文]この法律。 ***ほんぽう**【本邦】[文]わが国。「一初公開」 **ぼんぼり**【『雪、洞】絹張り・紙張りなどのおおいをつけた、手で持つ燭台{しょくだい}。また、小さい行灯{あんどん}。 ***ぼんぼん**【凡凡】《形動〃》[文]きわめて平凡なようす。「―たる人生」 ***ぼんぼん**〔主に関西地方で〕良家の若い息子。若だんな。ぼんち。「―育ち」 **ボンボン**外側を砂糖やチョコレートでかため、中に果汁・ウイスキーなどを入れた菓子。▽仏 bonbon **ぽんぽん**■《副》(「―と」の形も)遠慮なく次から次へと文句を言うようす。また、物事が次から次へとはかどるようす。「目上の人にーものを言う」[類語]ぱっぱと。■《名》「おなか」の幼児語。―じょうき【―蒸気】焼き玉機関の音をぽんぽんとたてて走る、小さな蒸気船。 <1358> **ポンポン**●毛糸や羽毛などの玉飾り。●手に持ってふる、ふさふさした丸いもの。▽ pompon **ポンポン・ダリア** ダリアの一品種。小形球状の花をたくさんつける。▽pompon dahlia **ほんま【本真】**《名・形動》〔関西方言〕ほんとう。「―のことを言うてみな」表記ふつうかな書き。 **ほんまつ【本末】**(本もと末{すえ}材の意から) 物事のたいせつなことと、つまらないこと。 **ほんまつ・てんとう【本末転倒】**〔物事の扱いで〕たいせつなことと、つまらないこととが反対になること。「―の考え」 **ほんまつり【本祭り】**神社の本式の祭り。一年おき、または数年ごとに行う大規模な祭り。[対]陰祭り。 **ほんまる【本丸】**城の中心をなす部分。本城。 **ほん・み【本身】**ほんものの刀。真剣。 **ぼん・ミス【凡ミス】**〔俗]つまらない失敗。[類語]だらしい。 **ほん‐みよう【本名】**〔筆名・渾名{あだな}望・芸名などに対して〕本当の名前。実名。本名。 **ほん・む【本務】**●本来のつとめ。「―に専心する」道徳上なすべき義務。 ***ほんめい【奔命】**《名・自サ》〔文〕《君主の命令に従って奔走する意から)いそがしく立ち働くこと。[句]「―に疲れる(=疲れ果てるまで忙しく奔走する)」かん ***ほん・めい【本命】**●〔競輪や競馬などで〕優勝の第一候補。●ある物事で、最も有力と思われている・人(団体)。「―の候補者」●一番にねらっている・人(もの)。「―の大学」 **ほん・もう【本望】**もとからの望み。また、それがかなって満足であること。本懐。「―を遂げる」「それがかなえばーです」[類語]本願。宿望。 **ほん・もと【本元】**おおもと。本当のもと。「本家―」 **ほんもの【本物】**●にせ物や作り物でない本当のもの。●見せかけだけでなく、十分資格をそなえているもの。「彼の芸はーだ」[対]①②にせ物。 **ほんもん【本文】**●〔序文・跋文{ばつぶん}べに対して〕書物の主な内容をなす文。本文歳。〔注釈・訳文などに対して〕もとの文章。原文。 **ほんや【本屋】**本を売る店。書店。願詞書房。書林。書肆{しょし}。書舖。 **ほんやく【翻訳】**《名・他サ≫●ある言語で書かれた文章を他の言語に移し変えること。「―小説」[類語]訳。●わかりやすく・言いかえる(解説する)こと。 **ぼんやり**■副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●形などがはっきりしないようす。「―と人影が見える」[類語]おぼろ。●活気がなく、茫然としているようす。「一見ている」目《名・自サ》間がぬけている・こと(人)。 **ポンユー【朋友】**〔俗]友達。朋友。▽中国 peng-you **ほん‐よう【凡庸】**《名・形動》平凡な・こと(人)。「―な人物」 **ほん・よみ【本読み】**●読書の好きな人。読書家。●上演前に、俳優・作者・演出家が脚本を読み合って検討すること。また、俳優が脚本をせりふの調子で読み合うこと。 **ほん‐らい【本来】**●もともとそうであること。初めから。元来。〔副詞的にも使う〕「―――厳しい人だ」●〔物事の道理・筋道からみて〕初めからそうあるべきこと。「―なら許さないところだ」[類語]尋常。通常。通例。——無一物《句》〔仏〕すべてこの世の物はもともと仮の物であるから、執着すべき物は何もないということ。 ***ほん・りゅう【奔流】**〔文]激しい勢いの流れ。「雪解けの―」[類語]急流。激流。早瀬。奔湍{ほんたん}感。丁旅レン71 ***ほん・りゅう【本流】**●その川の根幹をなす川。川の主流。[対]支流。●主な流派。「日本画の―」 **ぼん・りょ【凡慮】**〔文〕凡人の考え。ふつうの考え。 **ほん・りょう【本領】**もちまえのすぐれた性質・特質。[コロ]「政治家としての―を発揮する」 **ほん‐るい【本塁】**●野球で、捕手の前にあるベース。ホームベース。「一打」●〔文]本拠となるとりで。根城。 **ほん・れき【本暦】**基準となる正式のこよみ。[対]略本 **ほんろう【翻弄】**《名・他サ》思うままにもてあそぶこと。「時代の流れに―される」「敵を―する」 **ほん‐ろん【本論】**〔序論・結論などに対して〕議論・論文で、中心となる部分。「―に入る」②〔文〕この論。小論文のツボ~「序論・本論・結論」 **ほんわか**《副・自サ》 (副詞は「―と」の形も)なごんで、気分のよいようす。「―した気分」「ームード」 ***ま【真】**《名》本当。《接頭》●「真実」「正確」「純粋」などの意。「一心」「―北」「顔」「―新しい」●動植物の標準種の意。「――ダイ」「ーダケ」――に受・ける《句》相手のことばなどを本当だと思う。 ***ま【間】**《名》 ●物と物とのあいだの場所。すきま。「木この―」●事と事とのあいだの時間。ひま。[連]「あっと言う―」●邦楽で、拍子の移り変わる休止のところ。●演劇で、せりふとせりふとの間の沈黙の時間。「―のとり方」「・・・の間」の形で〉部屋。[連]「板のー」●建物の柱と柱との間(の長さ)。けん。[参考]京間・田舎間・江戸間などがある。●機会。また、運。「――を見はからう」助数》部屋の数を数える語。「六畳二―」―がい・い《句》運がいい。また、折がよい。[対]間が悪い。―が抜・ける《句》●拍子抜けする。●ばかげてみえる。―が持て・ない《句》手持ちぶさたで時間をもてあます。「―・なくて困った」―が悪・い《句》●運が悪い。また、折が悪い。●気が引ける。また、きまりが悪い。[対]①②間がいい。――を持た・す《句》あいてしまった時間を取りつくろう」 ***ま【魔】**《名》〔仏〕人の心を苦しめ、善事をさまたげる悪い神。[参考]梵語 māra の音訳「魔羅」の略。●人の心を迷わせ、凶事をひきおこす不気味なもの。「―の(=事故がよく起こる)交差点」《接尾》しつこく・・・する人、害をあたえる人の意。「電話―」「通り―」―が差・す《句》ふと、悪い考えをおこす。 **まあ**■《感》意外に思ったりおどろいたりしたときに発する語。《副》《命令・勧誘・意志などを表す文の初めにつけて》ちょっと。とりあえず。「―、食べてみてください」十分ではないがどうやら。まずまず。「―、よかろう。 <1359> **まあい【間合い】**あいだ。あいま。[コロ]「少しずつーをつめる」のころあい。[コロ]「ーをはかって出て行った」 **マーカー** ●目印をつける・道具(人)。●得点記録係。採点者。▽marker(=目印。標識)で丁言心語。 **マーガリン** 精製した動植物性油脂などを原料にする人造バター。▽margarine が十 **マーガレット** キク科の多年草。茎の下部は木質化する。もくしゅんぎく。▷ margueriteetiん。 **マーキュロクロム** 消毒剤の一つ。緑色を帯びた赤褐色の有機水銀化合物。水銀公害を考慮して、現在製造中止。水溶液は、俗称、赤チン。▽mercuro-+柳戸口の **マーク**●《名・自サ》しるし(をつけること)。「JIS―」●《名・他サ》特定の相手を監視・注視すること。「相手の主将を―する」●《名・他サ》記録を達成すること。「自己ベストをーする」▽markーシート 試験やアンケートなどで、鉛筆で正答の欄をぬりつぶす解答・回答の用紙。また、そのテスト。▽mark とsheet からの和製語。 **マーケット** ●一つの建物の中に各種の小売店が軒を連ね、日用雑貨・食料品などを売る所。市場。●売買取引が行われる市場説。「――を開拓する」▽market ーシェア ある商品の売上高が、同種商品の全売上高の中でしめる割合。市場占有率。シェア。▽market share ーリサーチ 市場調査。マーケティングリサーチ。▷market research **マーケティング** 商品やサービスを生産者から消費者へ合理的・能率的に流通させる企業の活動。▽marketing丁商密 **まあじ【真、絵】**。アジ科の海魚。食用。一般に「アジ」と呼ばれる。 **マージナル**《形動》境界線上にあるようす。周辺的。「他分野との―な領域」▽marginal **マージャン【麻雀】**中国から伝わった室内遊戯。一三六個の牌{ぱい}を用い、四人一組みで勝負を競う。各種の役がある。▽中国 ma-jiang (=麻将)から。 **マージン** ●売買の差益金。利ざや。●株式売買の証拠金。●印刷で、余白。▽margin **まあたらし・い【真新しい】**《形》見るからに新しいようすだ。「―・い家」( **マーチ** 行進曲。「ウエディングー」▽march **マーブル**●遊戯用のおはじき石。●何層かに色分けされているあめ玉。変わり玉。▽marble(=大理石) **マーボー・どうふ【麻婆豆腐】**中国の四川料理の一つ。豚のひき肉と細かく切った豆腐を、唐辛子入りのソースをからませていためるもの。怖っパ程式配湯 **まあ・まあ**■《感》意外に思ったりおどろいたりしたときに発する語。〔多く、女性が使う〕「―、こんなになって・・・」目《副》●なにはともあれ。「―、お座りなさい」●《形動》十分とは言えないが現状ではそれで満足するようす。まずまず。「成績は――だ」●相手の気持ちをおさえたりなだめたりする語。「―、そう言わずに・・・」 **マーマレード** 柑橘類の皮でつくったジャム。[参考]もと、マルメロの果実を原料とした。▽marmalade **マーメード** 人魚。マーメイド。▽mermaid 750 ***まい【毎】**《接頭》「そのたびごと」の意。「―日曜日」 ***まい【枚】**《助数》●うすくて平たい物を数える語。「浴衣一―」「盛りそば三―」●あぜで区切られた田や畑を数える語。tomim **まい【舞】**音楽や歌に合わせて、手足や体を優美に動かし、種々の象徴的な姿を演じる・こと(遊芸)。神楽{かぐら}ふぐ・幸若舞{こうわかまい}がちゅや能の舞など。 ***まい**《助動:無変化型》●《状態あるいは非意志的な作用を表す動詞について》打ち消しの推量を表す。・・・ないだろう。・・・ないにちがいない。「事実は多分そうではあるまい」「会議はすぐには終わるまい」●《意志的な動作を表す動詞について》打ち消しの意志を表す。・・・ないでおこう。・・・ないつもりだ。・・・するのはやめよう。もう何も言うまい」「二度と失敗はすまいと誓った」●(連体形を使って)不可・不可能の意を表す。「あろうことかあるまい(=あってはいけない)ことか」(言い切りの形や、「・・・まいに」などの形で言いさして)さげすみの気持ちをこめた不適切の意を表す。「分かりませんではあるまい」「旅行でもあるまいに」●「・・・まいし」「・・・まいに」「・・・まいものを」の形で)「・・・ではないのだから」と現状を否定し、さげすみの気持ちをこめて後件が不適切である理由を述べる。「子供じゃあるまいし、自分で判断しなさい」「牛馬ではあるまいものを、何故にこき使う」(「・・・うと・・・まいと」の形で)対比的に取り上げる。「後悔しようとしまいと、私の知ったことではない」[接続]五段動詞および「ます」の終止形、その他の動詞および「(さ)せる」「(ら)れる」の未然形につく。サ変では「しまい」のほかに「すまい」「するまい」が、カ変では「来{こ}まい」のほかに「来るまい」が、一段動詞では「見まい」「考えまい」などのほかに、「見るまい」「考えるまい」などの形がある。[参考]やや文語的で、話しことばでは古風な感じが伴う。 ***マイ**《造語》「私の」「自分の」の意を表す。▽my -カー 自家用車。▽my と carからの和製語。―ナンバー 日本国内で住民登録をするすべての人に割り当てられた一二桁の番号。住民登録のある市町村長から通知され、社会保障や納税の管理などに用いられる。[参考]平成二八(二〇一六)年一月から使用開始。―ペース 自分なりの行動のしかた。特に、行動の速度。「―でやる」▽my と pace からの和製語。―ホーム 自分の家庭。わが家。▽my とhome からの和製語。―ライン 主に利用する電話会社を事前に登録する制度。myline (=通信網)からの和製語。 **まい・あがる【舞い上がる】**《自五》●空中をまうようにして高く上がる。「ほこりが―・る」●「うれしくて〕冷静さをなくす。「優勝して―・ってしまった」 **まい・あさ【毎朝】**毎日の朝。朝ごと。 **まい・あし【舞脚】**漢字の部首「舛・舛」の称。ます。 **まい・おうぎ【舞扇】**勢舞をまうときに使う扇。ふつうの扇よりも大きい。 **まい・お・りる【舞い降りる】**《自上一》●空中をまうようにして下の方へ移る。「木の葉がひらひらと先をまうようにして―・りる」●思いがけなく現れる。「幸運が―・りる」 **まい・きよ【枚挙】**《名・他サ》〔文]事柄を一つ一つ数えあげること。[類語]列挙。――に違む{いとま}とがな・い《句》あまり多くていちいち数えきれない。いくらでもある。「証拠となる事実は―・い」 **マイク**「マイクロホン」の略。「ワイヤレスー」 **マイクロ**《接頭》メートル法の基本単位名につけて、その一〇〇万分の一をあらわす。マイクロキュリー・マイクロボルトなど。ミクロ。記号。▽micro-ーコンピーター 小型コンピューター。マイコン。▽microcomputer ―は【一波】波長一~一〇時、周波数三〇~三劈、の電波。放送番組の中継・衛星通信などに利用する。略語SHF。 <1360> **まい・げつ【毎月】**ひと月ごと。毎月い。 **まい・こ【舞子・舞妓】**京都で、舞をまって酒席に興をそえる職業の少女。おしゃく。半玉{はんぎょく}ぶんぎ。 **よい!ご【〈迷子〉】**連れにはぐれたり道に迷ったりした子。まよいご。「―になる」 **まいこつ【埋骨】**《名・自他サ》死者の骨をうめてほうむること。「―式」 **マイコプラズマ**細菌の一種。細胞核を欠くなど、ウイルスと細菌の中間の性質を持つ。病原性を示すものもある。[参考]一般に、ヒトのマイコプラズマ肺炎の原因菌であるマイコプラズマ・ニューモニエを指すことが多い。▽mycoplasma ―はいえん【一肺炎】マイコプラズマの感染で起こる肺炎。発熱・全身倦怠・頭痛などからはじまり、強い咳やたんの絡みが長引く。ぷのそ **まい・こ・む【舞い込む】**《自五》●空中を回るようにしてはいってくる。「落ち葉が窓から―・んで来た」●不意に思いがけなくはいってくる。「招待状が―・む」 **マイ・コン**「マイクロコンピューター」の略。SPLT2 ***まい‐じ【毎時】**一時間ごと。「―五キロの速度」 ***まい・じ【毎次】**〔文〕そのたびごと。そのつど。「全国大会には―出場するチーム」 **まい・しゅう【毎週】**一週間ごと。 **まい・しょく【毎食】**食事ごと。食事のたび。 **まい・しん【邁進】**《名・自サ》〔文]心をふるいたたせてつき進むこと。「目標に向かって―する」[四字]「勇往 **まい・す【『売『僧】**俗悪な僧をののしって言う語。 **まい・すう【枚数】**平たくてうすいものの数。 **マイスター**すぐれた芸術家。名人。巨匠。●ドイツの職人の徒弟制度で、親方。師匠。「バイオリン製作のー」▽ディ Meister **まい・せつ【埋設】**《名・他サ》地下・海底にうずめて設備すること。「ケーブルをーする」[類語]敷設。 **まい‐そう【埋葬】**《名・他サ》死体や遺骨を土中にうめてほうむること。「遺体は今朝―された」 **まい・ぞう【埋蔵】**●《名・他サ》地中などにうずめかくすこと。「盗賊の―金」●《名・自サ》天然資源などが、地中などにうずまっていること。「――量」 **まいたけ【舞、茸】**サルノコシカケ科のキノコ。茎は短く、根元から多数に分かれ、多くのへら形のかさが重なり合う。ミズナラ・クリの根元などに生える。食用。 **ま・いちもんじ【真一文字】**「一」の字のようにまっすぐであること。一直線。「口を―に閉じる」 **よい・つき【毎月】**まいげつ。」 **ふいど【毎度】**《副》●そのたびごと。●いつも。「―のこと」まいど・あり〔俗]商店などで、「毎度ありがとう(ございます)」の略。 **マイナー**●〔音〕短調。短音階。「――コード」●《名・形動》小規模であること。有名ではないこと。「―な行楽地」①②[対]メジャー。▷minorーチェンジ《自他サ》自動車などで、小規模で部分的なモデルチェンジをすること。▽minor change ーリーグ アメリカのプロ野球機構の中で、メジャーリーグの下位にあるリーグの総称。[対]メジャーリーグ。▽minor league **まいない【『賄賂・『賄賂】**誌「賄賂」に同じ。〔古風な言い方]「―を渡す」 **マイナス**●《名・他サ》引き算をして値を減らすこと。●負数であること。●陰極。負電荷。●陰性。「ツベルクリン反応はーだった」[参考]者①~④の記号は「-」。●損失。また、損になること。不利(な点)。「彼の将来にとってーだ」[同]負。①~⑤[対]プラス。▽minusーイオン マイナス電荷を帯びたイオンの一種とされる物質。[参考]水辺や森林に多く存在し、体によい影響を与えるとも言われる。▽minus と ion からの和製語。 **まいにち【毎日】**日ごと。その日その日。日々。「―の生活が楽しい」「―通っている」[類語]連日。 **まい・ねん【毎年】**としごと。毎年誌。 **マイノリティー** 少数(辰)。[対]マジョリティーフminority **まい・ばん【毎晩】**夜ごと。毎夜。夜々。 **まい・ひめ【舞姫】**[雅〕舞・舞踏などを演じる女性。舞子・踊り子・バレリーナなど。 **まい・びょう【毎秒】**一秒ごと。 **まい・ふん【毎分】**一分ごと。 まいふ **まい・ぼつ【埋没】**《名・自サ》●うずもれて見えなくなること。「土砂にーする」●世に知られなくなること。「世にーした天才」 **まい・まい【毎毎】**《副》〔文〕いつも。つねに。毎度。「―小言を言われてはたまらない」 **まい・もど・る【舞い戻る】**《自五》〔いろいろな所を経て〕もとの所にもどってくる。「故郷に―・る」 **まい・ゆう【毎夕】**毎日の夕方。毎晩。 **まい・よ【毎夜】**夜ごと。毎晩。 ***まい・る【参る】**《自五》 ●「行く」「来る」の謙譲語。〔改まった言い方〕「明日そちらにー・ります」●「行く」「来る」の丁寧語。「散歩に―・りましょう」「お手紙が―・りました」●神・仏などにもうでる。参拝する。「神社に―・る」●負ける。降参する。また、閉口する。「どうだ、―・ったか」「ひどい暑さに―・った」弱くなる。「心も―・ってきた」死ぬ。●異性に心をうばわれる。「彼は彼女に―・っているらしい」図《四》。日《他四》〔古〕「さしあげる」の謙譲語。●(終止形を用いて》昔、女性が、手紙のあて名にそえて用いた語。「さしあげる」の意。「右近さま―・る」目《補動》「(…て)行く」「(・・・て)来る」の謙譲・丁寧語。「私が送って―・ります」「春がやって―・りました」図《四》。 **まい・とし【毎年】** まいねん。 ***マイル**《名・助数》ヤードポンド法による距離の単位。一マイルは約一六〇〇。表記「哩」とも当てた。▽mile **マイルド**《形動》刺激が少なくてやさしいようす。穏和。おだやか。「―な味」▽mild **マイレージ**〔走行・飛行した」総マイル数。「―サービス(=特定の航空会社の利用飛行距離に応じて割り引きなどのサービスを受けられる制度)」▽mileage **ま・いわし【真、鰯】**イワシの一種。食用・肥料用。一般に「イワシ」と呼ばれる。 **マインド**心の持ち方。精神。「企業―」▽mind ―バス 定員一〇~三〇人程度の小型パス。▽microbusーフィルム 新聞・書物などの内容を縮小複写して保存しておくフィルム。マイクロリーダーで拡大映写して読む。▽microfilm -ホン 音声を電流の強弱にかえて送る、放送・通信などの送話器。マイク。マイクロフォン。▽microphone ーメーター 針金の直径など、微小な長さを測定する計器。▽micrometer <1361> **マインドコントロール**《名・他サ》他人の精神を制御・管理すること。[類語]洗脳。▽mind control ***ま・う【眩う】**《自五》〈「目が―・う」の形で〉くらくらして物がはっきり見えなくなる。目がくらむ。「目が―・うような忙しさ」文《四》。 ***ま・う【舞う】**■《自他五》〔歌・音楽に合わせて〕一定の決まりどおり美しく体を動かす。舞を演じる。「道成寺を―・う」《自五》空中を回るように動く。「花びらがひらひらとー・う」文《四》。他 **ま・うえ【真上】**へっちょうど上。すぐ上。[対]真下。 **ま・うしろ【真後ろ】**まっすぐ後ろ。[対]真ん前。 ***マウス**●ネズミ。また、特に、医学実験に用いるハツカネズミ。●コンピューターの入力装置の一つ。手のひらでおおうようにして机の上で動かし、指先でボタンを押す小型装置。ディスプレー上のカーソルの移動や対象の選択に使う。[参考]形がネズミに似ていることから。▽*マウス。mouth ーピース●管楽器の口にくわえる・部分(吹き口)。●ボクシングなどの選手が試合中に口の中に入れて、舌をかむのを防ぎ歯を保護するもの。mouthpiece(商)專心中 **ま・うら【真裏】**ちょうどその裏。すぐ裏。 **マウンテン・バイク** 山野を走り回るための自転車。略語MTB。▽ mountain bike **マウント**●絵画・写真などをはる台紙。また、スライドフィルムをはめこむ枠。●レンズ交換可能のカメラで、レンズをはめこむ台座。▷mount 全国の国もよ **マウンド** で、投手が投球するときに立つ、小高く盛り上がった所。ピッチャーズマウンド。「―にあがる」▽mound(=土手。小山) **まえ【前】**《名》●〔空間的に〕●目・顔・体の向いている方。「―を見て歩く」「―の席」「机をーにして座る」[対]後ろ。●ある物と向かい合ったとき、それを基準としてその物に近い方。手前。「母の―〈出る」[対]後ろ。●〔事柄に関して〕自分の行為の向かう方。また、ある事柄と向かい合ったとき、その手前。「困難が―に立ちはだかる」「常識も権力の―では通用しない」●物の正面にあたる方。乗り物では、進む(進んでいる)方。建物では、玄関があり表通りに面する方。「車の一」「家のーの道」[対]後ろ。●着物のうちあわせた部分。「―がはだける」陰部。まえのもの。「――をかくす」●目の前にいる他人に対する外聞・体裁。「お客の――をとりつくろう」〔時間的に〕その時より早い方。[対]のち。あと。方●現在より以前。過去の時点。「それはだいぶーの話だ」●ある状態に達する以前。「建て直すーの家」「出発を―にして」〔俗]前科。「―がある」●順序が先の方。「あとから来てーになる」[対]あと。日《接尾》●(人数を表す語について)その人数に相当する食べ物などの分量。「三人―」●それ相当の内容・価値。「一人―の男」にもがいる **まえあし【前足・前脚・前肢】**は、動物の前の足。[対]後ろ足。後足。あれこれлеж. **まえ・いわい【前祝い】**誌、その事の成功を見こして、前もって祝うこと。「優勝のー」本心・丁《不二》。 **まえ・うしろ【前後ろ】**は、●前と後ろ。②後ろ前。「シャツを―に着る」「『ある。Lスター・ **まえ・うた【前歌・前唄】**、●地歌・箏曲で、手事にに(=楽器だけの部分)の前の、歌の部分。[対]後歌逵。●主となる歌手の前に歌う・こと(歌手)。左 **まえ・うり【前売り】**は、乗車券や入場券などを使用当日より前に売ること。「映画の一券」 **まえ・おき【前置き】**は、《名・自サ》本論・本文にはいる前に述べる・こと(ことば)。「――はこの程度にして・・・」 **まえ・かがみ【前『屈み】**、上半身を前に曲げること。前こごみ。2. LSCK **まえがき【前書き】**は、本文の前に書きそえる・こと(文章)。[類語]緒言。序論。序文。[対]後書き。 **まえ‐かけ【前掛け】**は、着物のよごれや傷みを防ぐために前にかける布。特に、腰にひもで結び前にたらしたもの。まえだれ。[類語]エプロン。是天(肥小 **まえがし【前貸し】**、《名・他サ》代金・給料などを支払い日以前に貸し与えること。先貸し。[対]前借り。びし。「ボーナスの―」前貸し。 **まえがしら【前頭】**、力士の階級の一つ。幕内で、小結の下、十両の上。 **まえがみ【前髪】**●[文]女性や元服前の少年の、額の上で一部をたばねた髪。[類語]額髪{ぬかがみ}い。〔文〕元服前の少年。●額の前に短く切り下げた髪。[対]後ろ髪。 **まえがり【前借り】**ほ、《名・他サ>受け取るべき期日以前に、代金・給料などを借りること。先借り。前借 **まえーきん【前金】**食品物を受け取ったり使用したりする前や、支払いの期限がくる前に、代金を支払うこと。前払い。また、そのお金。前金惑。[対]後金起。 **まえ・く【前句】**●連歌・俳諧{はいかい}恋の付合いで、付句に対してその直前にある句。●「前句付け」の略。ーづけ【一付け】江戸時代に流行した、雑俳の一種。七・七の下の句(=前句)を題として出し、それに五・七・五の上の句(=付け句)をつけるもの。 **炒食まえ・げいき【前景気】**は、ある事が始まる前の景気。「大宣伝でーをあおる」 **まえ・こうじょう【前口上】**り本すじ・本題にはあいる前に述べる口上。「―を述べる」[類語]前置き。 **まえこごみ【前屈み】**は、まえかがみ。 **まえ・しょり【前処理】**は、《名・他サ》コンピューターで、データなどを予備的に処理すること。 **マエストロ**〔音楽で〕巨匠。名人。大家。▽maestro】(日) **まえ・せつ【前説】**は物事に先立って説明をすること。特に、テレビの公開録画などで、集まった人々に前もって説明する・こと(役の人)。 **まえだおし【前倒し】**だ予算の執行や施策の実施などを、情勢の変化に応じて、予定した時期を早めて実行すること。「計画を―する」 **まえだて【前立て】**は、かぶとの鉢の前につける飾り物。鍬形{くわがた}粉・半月児など。前立て物。●名義上、表面に立てておく人。 **まえ・だれ【前垂れ】**前かけ。特に、商家で用いるものを言う。 **まえ・づけ【前付け】**は、書物の本文の前につける、序文・目次・凡例などのページ。[対]後付け。 **まえ」のめり【前のめり】**〔体が〕前方に低くかたむくこと。「―に歩く」 **まえば【前歯】**●口の前のほうにある歯。前歯{ぜんし}げん。門歯{もんし}しん。[対]奥歯。●下駄の前の歯。 **まえ」はば【前幅】**は、和裁で、前身頃の幅。長者では脇縫い目ぁから衽{おくみ}くつけまで、襦袢・羽織では襟つけまでの幅。[対]後ろ幅。 **まえ・ばらい【前払い】**読は《名・他サ》代金・料金や給料などを前もって支払うこと。先払い。前勘定。[対]後払い。 <1362> **まえ・ひょうばん【前評判】**禁にあることが行われる前に立つ評判。[コロ]「―が高い」 **まえ・ぶれ【前触れ】**、●事前に知らせること。「何のーもなく」[類語]予告。●物事が起こる前にその徴候が現れること。前兆。きざし。「不吉なー」 **まえ・まえ【前前】**、ずっと以前。「――からの約束」 **まえ・みごろ【前身頃・前、祷】**、衣服の身頃の前の部分。[対]後ろ身頃。 **まえ・みつ【前、輝】**は、相撲で、回しの前の部分。前回し。 **まえ・むき【前向き】**は、●正面を向いていること。考え方が進歩的・積極的・発展的であること。「―の姿勢で事にのぞむ」「―に検討する」[対]①②後ろ向き。 **まえ・もって【前『以て】**《副》あることがおこるより前に。あらかじめ。「――承諾を得る」「―対策を立てる」 **まえ・やく【前厄】**は、厄年の前年。また、その年にこうむる災厄。[対]後厄{あとやく}花。 **まえ・わたし【前渡し】**は、●《名・他サ》予定の期日より前に金品をわたすこと。[類語]先渡し。●手付け金。水越合 **ま・おう【魔王】**●〔仏〕人間をまどわし仏道のさまたげをする悪鬼のかしら。天魔の王。●魔界の王。 **ま・おとこ【間男】**《名・自サ》夫のある女性が、ひそかに他の男性と通じること。また、その相手の男性。〔古風な言い方〕[類語]情夫。間夫{まぶ}結。心歌がホン秀配や **ま‐かい【魔界】**〔文〕悪魔の住む世界。魔境。さ **まがい【『紛い・『擬い】**■《名》見分けがつかないほど、本物によく似せて作ってある・こと(もの)。にせ物。「この宝石は――だ」■《接尾》「よく似ているが、ちがうもの」の意。「象牙,――の細工物」 **まがいーぶつ【磨崖仏】**がけにほられた仏像。 **まがい・もの【『紛い物・『擬い物】**本物によく似せてある物。にせもの。[類語]偽造品。模造品。 **まが・う【『紛う】**《自五》〔文〕入り乱れたりよく似ていたりして、区別がつかなくなる。「雪にも―・う(=雪と見まちがうほどの)白い肌」[連]「―・う方なき(=まちがえようのない)」[類語]まぎれる。現代では、連体形だけを用い、発音は多く「マゴー」となる。その場合、現代かなづかいでは「まごう」と書く。図《四》。 **まーがお【真顔】**まじめな顔つき。「―でうったえる」 **まーがき【「離】**〔文]竹・柴になどをあらく編んで作った垣根。ませがき。ませ。 **ま・かげ【目陰・目、蔭】**遠方を見るとき、手をひたいにかざして光線をさえぎること。「―をさす」 **まが‐ごと【禍事】**〔文〕凶事。災難。災い。 **まーがし【間貸し】**《名・他サ》部屋代(=間代)をとって部屋を貸すこと。「あき部屋を―する」[対]間借り。 **マガジン**●雑誌。●写真で、生フィルムをつめ、明るい所でもカメラに取りつけられるようにした金属製の容器。magazine ーラック 客間などに置く、簡単な雑誌・新聞入れ。▽magazine rack ***まか・す【任す・『委す】**《他五》◆まかせる。 **まか・す【負かす】**《他五》相手を負けさせる。やぶる。「敵を―・す」文《四》。目女》本舗 **ま・かず【間数】**部屋の数。 **まかせ【任せ】**《接尾》任せきりにする意。「運―」 **まか・せる【任せる・『委せる】**《他下一》●たのんでその人のしたい通りにやらせる。ゆだねる。「残りの仕事を―・せる」「ペットの世話を妹に―・せる」[類語]たのむ。託する。●なすままにさせる。「時に身を―・せる」「御推察に―・せます」●そのものを思う存分に働かせる。「力にー・せて投げる」=まかす。図まか・す《下二》。 **まが・たま【『勾玉・『曲玉】**《曲がった玉の意)古代の装身具。ともえ形をしたひすい・めのうなどの玉。 **まかない【賄い】**●食事を用意して、(給仕などをして)食べさせる・こと(人)。「一付きの下宿」●飲食店などで、従業員用に作られる食事。 **まかな・う【賄う】**誌《他五》〔限られた範囲内の物資・費用・人手などで〕間に合わせる。きりもりする。「仕事を三人で―・う」「需要を―・う」●食事を用意して与える。「部隊を―・うだけの食糧」《四》。 **まがな・すきがな【間がな隙がな】**《副》暇さえあればいつでも。〔古風な言い方〕「―書見している」 **まか・ふしぎ【摩訶不思議莫訶不思議】**《形動》どう考えても不思議であるようす。「―な出来事」 **まがまが・し・い【禍禍しい・圧圧しい・曲『曲しい】**《形》悪い事が起こりそうでいまわしい。不吉だ。「―・い事件」 **まーがも【真、鴨】**カモ科の鳥。大形で、雄は青緑色で首に白色の輪がある。冬、日本各地に渡来する。 **まかり【『罷り】**《接頭》語勢を強め、また、荘重さをそえる。「―通る」 **まかり・こ・す【『罷り越す】**《自五》〔文〕「行く」の謙譲語。参上する。まいる。 **まかり!でる【『罷り出る】**《自下一》〔高貴な人の所から〕退出する。ひきさがる。●進んで人の前に出る。参上する。「挨拶認に―・でる」=まかりいでる。 **まかりとお・る【『罷り通る】**製《自五》●はた目を気にせず、堂々と行き過ぎる。●悪い行為が堂々と行われる。「悪法が―・る」 **まかり・なら・ぬ【『罷り成らぬ】**《連語》「ならぬ」の改まった言い方。してはいけない。「入ること―・ぬ」 **まがりなりにも【曲がり、形にも】**《連語》(「曲がった形であるが」の意から》不完全ではあるが。どうにか。〔副詞的に使う〕「―作品が完成した」 **まかり・まちが・う【『罷り間違う】**點《自五》「まちがう」を強めて言う語。〔多く「―・えば」「―・っても」の形で使う〕「―・えば(=万一、まちがえると)命取りだ」「―・っても不正はない」 **まか・る【『罷る】**《自五》〔文〕 〔目上の人の前から〕引き下がる。退出する。●〔都から、地方また遠い所へ〕行く。去る。「行く」「来る」の謙譲語。まいる。●(連用形「罷り」の形で接頭語的に用いる)謙譲の意をそえる。「―・り出る」《四》。 **まか・る【負かる】**《自五》値段を安くすることができる。負けられる。「これ以上は―・らない」文《四》。 <1363> **まがる【曲がる】**《自五》 ●物が弓形・くの字形・S字形などになる。「―・った枝」「腰が―・る」[類語]たわむ。ゆがむ。●進行方向を変える。「右へ―・る」「角を―・る」折れる。「道が―・る」●一方の方向にかたむく。傾斜する。「ネクタイが―・る」●心がねじける。本「根性の―・ったやつ」◎行いが悪い方向にそれる。「―・ったことはきらいだ」文《四》。 **マカロニ**管状の、イタリアの代表的パスタ。▽maccheroniから。ーウエスタン イタリアで、アメリカ製の西部劇をまねて作った劇映画。[参考]英語では、spaghetti western という。▽ maccheroni と英 western からの和製語。華開放 ***まき【巻き】**■《名》●書画の巻物。転じて、書籍。●作品が内容上の区分に応じて何冊かの書物になっている場合の、それぞれの冊。「夕顔の―」「下の―」目《助数》●巻物・書物の数を数える語。●巻く回数を数える語。表記日と目の①は「巻」と書く。娘》藤田4 ***まき【牧】**《「馬城{うまき}き」の意)〔文〕まきば。ぼくじょう。 ***まき【真木槙】**●マキ科の常緑高木。暖かい地方の山地に自生し、また庭木にする。材は器具用。イヌマキ。●まきの変種。低木性で、庭木・生け垣などにする。ラカンマキ。●《上等の木の意で)スギ・ヒノキなどの古称。特に、ヒノキ大 ***まき【『薪】**燃料にする木。たきぎ。[コロ]「ーをくべる」 **まき‐あ・げる【巻き上げる】**《他下一》●巻くように上に上げる。「ウインチで―・げる」「ほこりを―・げる」●すっかり巻く。●うばい取る。「金を―・げる」 **マキアベリズム**●イタリアの思想家マキアベリが、「君主論」の中で唱えた政治思想。国家目的のためには、不正不義も許されるべきだとし、政治の優位を説く。●目的のためには手段を選ばないやり方。権謀術数で主義。=マキャベリズム。▽Machiavellism **まき・あみ【巻き網・『旋網】**魚群をとりまいて魚をとる網。巾着{きんちゃく}、網・揚繰{あぐり}?網など。当時の中を ***まき・え【撒き餌[餌]】**刻鳥や魚を寄せ集めるためにえさをまくこと。また、そのえさ。 **まき・え【蒔絵】**漆い。工芸の一つ。漆で模様をえがいた漆器の表面に、金・銀その他の金属粉をまきつけ、みがいて仕上げるもの。日本独特の工芸。 **まき・おこ・す【巻き起こす・捲き起こす】**《他五》〔風が塵などを〕くるくると回るようにふき上げる。●多くの人を巻き込むように、ある状態を(思いがけなく)発生させる。「反響を―・す」「爆笑の渦を―・す」 **まきがい【巻き貝】**殻がらせん状に巻いている貝。タニシ・サザエなど。[対]二枚貝。 **まき・かえし【巻き返し】**劣勢を盛り返すために、反対にしかけること。「―政策」「―に出る」 **まきがみ【巻紙】**半紙の半分の大きさの紙をつぎ合わせて巻いた紙。毛筆で手紙を書くのに使う。 **まき・がり【巻き狩り】**猟場の四方から取り巻いて、中の獲物を追いつめていく狩り。 **まき・きゃはん【巻き脚半・巻き脚、絆】**足に巻きつけて用いる脚半。ゲートル。108】《每械 **まき・こ・む【巻き込む捲き込む】**《他五》●巻くようにして中に引きこむ。「車輪に―・まれる」●〔本人が望まないのに〕仲間に引き入れる。また、まきぞえにする。「事件にー・まれる」[類語]引き入れる。 **マキシ** 裾が足首のあたりまでのびたスカート・コートなど。▽maxiーシングル 直径一二ッのシングルCD。▽maxi single **まき‐じく【巻き軸】**軸をつけて巻くようにした書画 **まき‐じた【巻き舌】**舌先を巻くようにラ行音を発音すること。また、その威勢がよい話し方。「―でどなる」 **マキシマム**最大限。極大。マクシマム。マックス。略語はMAX。[対]ミマム。▽maximum **マキシム** 格言。金言。マクシム。▽maxim **まき・じゃく【巻き尺】**テープ状の金属・布などに目盛りをつけ、容器に巻いて収めるようにしたものさし。 **まき・ずし【巻き、鮨】**ほしのり・卵焼きなどで巻いたすし。巻き物。 **まき・ぞえ【巻き添え】**へと他人の事件などに巻き込まれて、罪や損害を受けること。[コロ]「事故の―を食う」[類語]とばっちり。そばづえ。 **まき・たばこ【巻き『煙『草】**細長く巻いたたばこ。葉巻き(シガー)と紙巻き(シガレット)とがある。 **まき・ちら・す【『撒き散らす】**《他五》広く散らばるようにまく。「砂を―・す」「うわさを―・す」 **まき・つ・く【巻き付く】**《自五》その物のまわりを巻いてくっつく。「朝顔のつるが―・く」 **まき・つけ【蒔き付け】**作物の種をまくこと。播種{はしゅ} **まき・つ・ける【巻き付ける】**《他下一》その物の言わりに巻いてくっつける。「帯を腰に―・ける」 **まきとり・し【巻き取り紙】**帯状の紙を心棒に巻きあっつけたもの。まきとりがみ。 **まき・と・る【巻き取る】**《他五》線状・帯状のものを巻いてすっかり移し取る。「フィルムを―・る」 **まき・なおし【蒔き直し】**●種を再びまくこと。●始めからやり直すこと。「新規―」 **まき・ば【牧場】**ぼくじょう。 **まき・ひげ【巻き、鬚】**茎や葉が変形して細い糸状になったもの。他の物に巻きついて全体を支える。ブドウ・キュウリ・エンドウなどにある。 **まき・もどす【巻き戻す】**《他五》逆方向に巻いて、元の状態にもどす。特に、録音・録画されたものを、現在のところから前の方にもどす。 **まき・もの【巻物】**●書画を横に長く表装して軸に巻いたもの。軸物。「絵―」●軸に巻いた反物訟。巻き鮨げ。表記③は「巻き物」と書く。 **まーぎゃく【真逆】**〔俗〕「正反対」に同じ。 **まーきょう【魔境】**〔文]魔物の住む世界。魔界。 **まぎら・す【紛らす】**《他五》●他のものに・混ぜて(すりかえて)、わからないようにする。「照れくささを笑いに―・す」「雑踏の中に姿を―・す」●他の事に心を向けて、気分が晴れるようにする。「気を―・す」「退屈を―・す」[同]①②紛らわす。図《四》。 **まぎらわし・い【紛らわしい】**《形》よく似ていて間違いやすい。「―・い書名」図まぎらは・し《シク》。 **まぎらわ・す【紛らわす】**特。《他五》 紛らす。文《四》。 **まぎれ【紛れ】**《名》まぎれること。まぎれた状態に乗じること。「どさくさー」《接尾》《形容詞語幹や動詞連用形などについて)「・・・のあげく」の意。「苦し―」「腹立ちー」―も無・い《句》まちがえようがない。明白だ。確かな事実。「―・い事実」 <1364> **まぎれ・こ・む【紛れ込む】**《自五》わからないように、また、知らぬまに入りこむ。「人ごみに―・む」「隣の郵便物が―・んでいた」 **まぎ・れる【紛れる】**《自下一》●他の物の中に入りまじって分からなくなる。「夕闇に―・れる」●他のことに心をうばわれて、本来のことを忘れる。「忙しさに―・れて用事を忘れた」「気が―・れる」図まぎ・る《下11》。 **まぎわ【間際・真際】**ちょうどそのことが行われようとする直前。寸前。「出発―」「発車――に駆け込む」 **まき・わら【巻き藁】**わらを巻き束ねたもの。弓の的などにする。 **まき・わり【『薪割り】**●丸太などを細く割ってたきぎを作ること。「―剣術(=下手な剣術)」②まきわり①に用いる刃物。なた。[類語]斧{おの}。。まさかり。 ***まく【幕】**■《名》 ●布を大きく長くぬい合わせて、仕切り・装飾とするもの。●劇場で、舞台と観客席とをへだてる布。引き幕と緞帳{どんちょう}がある。●能舞台で、幕口に張られる布。揚げ幕。●演劇で、幕②があいてからおりるまでの一段落。●場面。場合。[句]「出る―ではない」●物事の終結。しまい。「そろそろーにしよう」大相撲で、幕内。「―に上がる」《助数》幕日④を数える語。「二一物」「三一五場」へ回天―が開ぁ・く《句》●芝居が始まる。●物事が始まる。――にな・る《句》芝居などが終わって、幕が閉まる。転じて、物事が終わりになる。―を切って落と・す《句》催し物などを華々しく開始する。「オリンピックが―・す」[参考]歌舞伎で、幕を一気にふり落として演技を始めることから。※社 ***まく【膜】**●物の表面をおおううすい皮。また、物と物との境をなしているうすい皮。●生物体の諸器官をおおったりへだてたりするうすい細胞層。 ***ま・く【巻く捲く】**《他五》 ●長い物を、丸い形にたたむ。また、そのようにして丸い形のものを作る。「賞状をー・く」「とぐろを―・く」●まわりにからみつけたり、包んだりする。「足に包帯を―・く」「おにぎりを海苔で―・く」●円形に動かす。ねじって回す。「ねじを―・く」●周囲を輪のように取り囲む。「城を―・く」「煙に―・かれる」●登山で、山腹をななめに遠回りする。「滝を―・く」図《四》。 ***ま・く【撒く】**《他五》●あちこちに散らす。「節分に豆を―・く」[類語]撒き散らす。●〔水や粉などを〕散らしかける。散布する。「水を―・く」●連れや尾行者を途中ではぐれさせる。「尾行を―・く」文《四》。 ***ま・く【蒔く】**《他五》●〔発芽・生育させるために〕種子を地に・おく(うめる)。表記「播く」とも書く。蒔絵様きをする。文《四》。――かぬ種は生えぬ《句》何もせずにいて、よい結果は期待できない。 **まく‐あい【幕『間】**り。芝居で、幕がおりてから次の幕があくまでの間。芝居の休憩時間。[注意]「まくま」は誤読。―げき【―劇】ヨーロッパの演劇などで、長い劇の間にはさむ、本筋とは無関係の小喜劇。 **まく・あき【幕開き】**●芝居で、幕があいて演技が始まること。また、幕があいてすぐの場面。●物事の始まり。「連休の―」[対]①②幕切れ。=まくあけ。 **まく‐うち【幕内】**大相撲で、番付の一段目に名をかかげられる前頭以上の力士(の位)。まくのうち。50 **マグ・カップ** 大型の、ジョッキに似た形のカップ。マグ。▷mug と cup からの和製語。 **まく‐ぎれ【幕切れ】**●芝居の一幕の終わり。●事の終わり。「あっけない―の試合」[対]①②幕開き。 **まぐさ【秣・馬草】**牛馬の飼料とする草。かいば。 **まくし・あ・げる【捲し上げる】**《他下一》まくって上の方に引き上げる。「袖を―・げる」噂を取付 **まくし・た・てる【捲し立てる】**《他下一》激しい勢いで続けざまにしゃべる。「早口で―・てる」 **まく・した【幕下】**大相撲で、番付の二段目に名をかかげられる者のうち、十両を除いた力士(の位)。 **まーぐそ【馬、糞】**馬のくそ。ばふん。 **まぐち【間口】**●建物や土地などの、正面の幅。●活動・知識などの領域の広さ。「仕事の―を広げる」[対]①②奥行き。 **ま・くつ【魔窟】**●悪魔の住む所。●〔俗]私娼などの集まり住んでいる所。 **マグニチュード**〔地〕地震の規模を表す単位。震源から一○○時の地点に地震計があったと仮定し、その最大振幅をミクロンで示した数字の常用対数。記号M。[注意]震度とは別。▽▷ magnitude **マグネシウム**〔理〕銀白色の軽い金属元素。熱すると白色光を出して燃える。写真のフラッシュなどに用いられる。元素記号 Mg magnesium **マグネット**磁石。▽magnet **まく・の・うち【幕の内】**●まくうち。●「幕の内弁当」の略。ごまをふりかけた俵形の小さな握り飯と、おかずとをつめ合わせた折り箱入りの弁当。[語源]芝居の幕間に食べたことから。 **まく・ひき【幕引き】**●劇場で、場面が終わったとき幕を閉じる・こと(人)。●物事を終わりにすること。「紛争のーをする」「一役」 **マグマ**〔地〕「岩漿{がんしょう}~」に同じ。▽magma **まくら【枕】**●ねるときに頭を支えるもの。●長い物を横たえるとき、下に置いて支えとするもの。「―木」事のよりどころ。たね。「歌―」●前置きの話。特に、落語などで本題にはいる前に話す短い話。―が上がら・ない《句》〔病気や疲労が回復せず〕床から起き上がれない。――を交わ・す《句》男女が共にねる。同衾{どうきん}影する。―を欹{そばだ}てる《句》 《枕をかたむけて注意して聴く意)ねながら耳をすまして聴こうとする。[語源]白楽天の「遺愛寺の鐘は枕を欲てて聴く」から。―を高くして・寝る《句》安心してゆっくりねむる。転じて、不安が何もないようすをいう。―を並・べる《句》●同じ場所でねる。●同じ場所でたおれる。また、同じ場所で死ぬ。「―・べて敗退する」―を振・る《句》落語で、本題に入る前に短い話をする。 **まくら・え【枕絵】**性行為をえがいた絵。・ **まくら・がね【枕金】** まくらせん。 **まくら・がみ【枕上】**「枕もと」に同じ。枕べ。 **まくらぎ【枕木】**鉄道線路の道床の上にレールの方と直角にしき並べて、レールを固定させる角柱状のもの。[参考]木のほかにコンクリートも使われる。 **まくら・ぎょう【枕経】**死者の枕もとであげる読経。 **まくら‐ことば【枕詞】**和歌や古文に見られる修辞の一つ。特定の語句の上に付けて句調をととのえる。ふつうは五音。「山」にかかる「あしひきの」など。冠辞。 <1365> **まくら・さがし【枕捜し・枕探し】**旅客などの枕もとから金品をぬすむ・こと(人)。 **まくら・せん【枕銭】**ホテルなどで、部屋の掃除をする人に与える心づけ・チップ。枕金雑がら。 **まくら・べ【枕辺】**「枕もと」に同じ。ベズ・リニ **マクラメ** 手芸の一種。よりの強い細ひもを結びながら模様をつくるレース編み。手提げ・テーブル掛けなどにする。マクラメレース。マクラメ編み。▽ macramé **まくら・もと【枕元・枕『許】**寝ている人の枕のあたり。枕がみ。枕べ。枕頭{ちんとう}毙。豊市北区 **まくり【『海『人『草】**紅藻類フジマツモ科の海藻。虫くだしに用いられる。かいにんそう。ぶ文子。[対]社 **まくり・あ・げる【「捲り上げる】**《他下一》まくって上にあげる。まくしあげる。「裾計を―・げる」く **まく・る【「捲る】**■《他五》おおいとなっているものを端から巻いて上にあげる。「腕を―・る」[句]「穴を―・る(=居直る)」[対]囡《四》。目《接尾》「非常な勢いで思う存分…する」意。「食ベ―・る」「走り―・る」図唐《四》【定 **まぐれ【『紛れ】**偶然に良い結果を得ること。「―で一○○点をとる」。中国 **まぐれ・あたり【『紛れ当たり】**偶然にあたること。まぐれ。「―の企画」 **まぐれ・ざいわい【『紛れ幸い】**、偶然に得た幸運。こぼれざいわい。僥倖{ぎょうこう}ごう。屋 **まく・れる【「捲れる】**《自下一》まくったようになる。「風で垂れ幕が―・れる」図まく・る《下二》。 **マクロ**《名・形動》巨視。巨大。大局。「―な視点」[対]ミクロ。▽macro-ーコスモス 大宇宙。[対]ミクロコスモス。▽ Makrokosmos **まぐろ【鯖】**サバ科の大形の海魚、クロマグロ(ホンマグロ)・キハダ・メバチなどの総称。特に、クロマグロ。世界中の暖海に分布し、回遊する。食用。代 **まぐわ【馬、鍬】**も、牛馬に引かせて田畑の土を細かくならす、櫛状の歯のあるくわ。 **まぐわい【目『合い・構い】**《名・自サ》〔古〕●目くばせして愛情を示すこと。●情交。性交。 **まくわうり【真桑、瓜甜瓜】**ウリ科のつる性一年草。果実は長円形で黄緑色に熟し、独特の香りと甘みがあり生食する。あまうり。まくわ。 **まけ【負け】**負けること。敗北。[コロ]「ーがこむ」[対]勝ち。開口 **まげ【「髷】**髪の毛を頭上で曲げて束ね、その先をまとめて結んだもの。わげ。[コロ]「―を結う」でハメる **☆まげ・あし【曲げ足】**漢字の部首「大」の称。だいのおうにょう。だいのまげあし。日】いすグリ **まけ・いくさ【負け戦・負け『軍】**戦争や試合に負けること。敗戦。[対]勝ち戦。 **まけいぬ【負け犬】**けんかに負けて、こそこそとにげまる犬。[連]「―の遠吠え」[参考]ひゆ的に、みじめな敗北者の意にも用いる。とサンデイ **まけ・いろ【負け色】**負けそうな気配。敗色。「―がこくなる」[対]勝ち色。一書〉。●車改行される直前 **まけ・おしみ【負け惜しみ】**敗北や失敗を素直に認めず、理屈をつけたり、負けていないと言い張ったりすること。[コロ]「―の強い人」[コロ]「―を言う」 **まげき‐ざいく【曲げ木細工】**木材に熱・蒸気・圧力などを加えて曲げ、家具や運動器具などを作るこ と。また、そうして作ったもの。曲げ木。日本音 **まけ・ぎらい【負け嫌い】**《名・形動》「負けず嫌い」に同じ。 **まけ‐こ・す【負け越す】**《自五》勝負・試合で、負けた回数が勝った回数より多くなる。[対]勝ち越す。 **まけじ・だましい【負けじ魂】**他人に負けまいとしてがんばる気持ち。「―でがんばる」Jをさする **まけず・おとらず【負けず劣らず】**《副》〔力量などが〕同じ程度で優劣がないようす。「両者とも――の演技を披露する」 **まけず・ぎらい【負けず嫌い】**《名・形動》人に負けたり後れをとったりするのを特にいやがる性質である・こと(人)。「―な性分」 **まげ・て【曲げて・枉げて】**《副》無理に都合をつけて。しいて。「―お聞き入れください」 **まけ・ばら【負け腹】**負けて腹を立てること。 **まけ・ぼし【負け星】**相撲の星取り表で、負け力士の名につける黒丸。「―が続く」[対]勝ち星。 ***まげ・もの【曲げ物】**●→わげもの。②〔俗]しちぐさ。しちだね。 ***まげ・もの【「髷物】**ちょんまげを結っていた時代を題材にした小説・演劇など。時代物。ちょんまげ物。 **ま・ける【負ける】**《自下一》争った結果、相手に敗れる。敗北する。「試合に―・ける」[参考]「敗れる」よりも口語的。●抵抗できないで従う。圧倒される。「誘惑に―・ける」「感情に―・ける」●対抗できない。劣る。「だれにも―・けない技量」「気持ちだけは若い者にー・けない」[対]①~③勝つ。●理に折れてゆずる。がまんする。「子供のしたことだ、―・けてやるよ」●刺激・悪条件などに抵抗できなくなる。「漆い。に―・ける」「暑さに―・ける」図ま・く《下二》。《他下一》值引きをする。また、景品などをつける。「百円―・ける」[類語](4)勉強。奉仕。サービス。図ま・く《下二》。―けるが勝ち《句》相手に勝ちをゆずっておくことが、結局は自分を有利にするということ。 **ま・げる【曲げる】**《他下一》●まっすぐなものを曲がった形にする。「腰を―・げる」●道理・原則・事実をゆがめて正しくない行動をとる。「事実を―・げて話す」「法は―・げられない」●主義・意志にそむいて考え方をかえる。「主張を―・げる」「信念を―・げない」表記③は「枉げる」とも書く。●〔俗〕(「質」と同音の「七丸」の二画目が曲がっていることから)質に入れる。「洋服を―・げて作ったお金」図ま・ぐ《下二》。 **まけん・き【負けん気】**(「負けぬ気」の転)負けることを特別にきらう気持ちや性質。[コロ]「―の強い性格」 **まこ【真子】**●〔古〕妻子をいつくしんでいう語。●魚の腹の中にある卵塊。[対]白子。 ***まご【孫】**●その人の子の子。[尊敬]例令孫。●《接頭語的に)基氏から一つへだてた関係にあることを表す。「―弟子」「一引き」――は子より可愛い《句》孫というものは、祖父母にとって、子供以上にかわいいものだ。祖父母が孫をかわいがることのはなはだしいのを言うことば。 ***まご【馬子】**馬に人や荷物を乗せて運ぶことを職業とした人。馬方{うまかた}愆。[類語]馬丁。――にも衣装《句》外見を立派にするとだれでも引き立つことのたとえ。 **まごい【真、鯉】**。ふつうに見られる、黒っぽい色のコイ。[参考]緋鯉。 **まご・う【『紛う】**まがう。 **まご・うけ【孫請け】**《名・他サ》下請けのさらに下請け。「―仕事」 <1366> **まごこ【孫子】**●孫と子。●子孫だ。「―の代」 **まごころ【真心】**偽りのない、まことの心。誠意。[コロ]「ーをこめる」[類語]至心。至誠。誠心。赤心。赤誠。 **まご・つ・く**《自五》なすべきことがわからず、まごまごする。「手順がわからずー・く」[類語]うろたえる。 **まご・でし【孫弟子】**〔師匠から見て〕弟子の弟子。またでし。 **まこと【誠・実・『真】**(「真事」の意)■《名》●うそや偽りでない、本当のこと。本当。[句]「嘘{うそ}ちから出た――」[類語]真実。事実。●まごころ。誠意。「―を表す」日《副》〔文〕じつは。じつに。「―申し訳ない」 **まことしやか【『実しやか・『真しやか】**《形動》いかにも本当らしく思わせるようす。「―な嘘」 **まこと・に【誠に・『実に・『真に・寔に】**《副》本当に。じつに。まったく。「―めでたい事だ」 **まご・の・て【孫の手】**棒の先を指の形に細工して、背中などの手の届かない所をかくのに用いるもの。[語源]「孫」は「麻姑{まこ}」から。麻姑は中国の仙女で、その爪でかいてもらうと非常に快かったという。 **まご・びき【孫引き】**《名・他サ》他の本に引用してある文句をそのまま引用すること。引用の再引用。 **まご・びさし【孫、庇・孫、廂】**ひさしの外側にもう一つしつらえたひさし。またびさし。 **まご・まご**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)どうしてよいかわからず、うろたえるようす。「勝手がわからず、ーする」 **まご・むすめ【孫娘】**その人の孫にあたる女子。[対]孫息子。 **まこも【真、菰】**イネ科の多年草。池や沼などの水辺に群生する。葉でむしろを作る。はながつみ。 **マザー・コンプレックス** 幼年期に母親にあまやかされて育った青年などに現れる、対女性関係の上での抑圧された状態。また、母親をしたう気持ちが非常に強い状態。マザコン。[対]ファーザーコンプレックス。▽mother A complex からの和製語。 **まさか【真逆】**《副》 《下に打ち消しや反語を伴って》いくらなんでも。よもや。「―負けるとは思わなかった」〔単独で感動詞的にも使う」「『こわしたのは君か』『―』」表記ふつうかな書き。―のとき【一の時】《連語》事態がさしせまったとき。万一の場合。「―に備える」 **まさかり【鉞】**大形のおの。木を切るほか、古くは武器としても使った。[類語]斧鉞{ふえつ}ぇ。斧斤{ふきん}き。 **まさき【正木・柾】**ニシキギ科の常緑低木。日本全国に分布し、生け垣や庭木などに植えられる。葉は長円形で厚くつやがある。 **まさぐ・る【『弄る】**《他五》手先であちらこちら探る。また、指先でもてあそぶ。「ポケットを―・る」 **まーさご【真『砂】**〔雅〕細かい砂。まなご。 **まさしく【正しく】**《副》《文語形容詞「まさし」の連用形から)確かに。まちがいなく。「―正論だ」 **まーさつ【摩擦】**●《名・自他サ》物と物とがすれ合うこと。また、こすり合わせること。「乾布―」「冷水―」●〔理〕二つの物体が接触し、一方が運動しようとするとき、または運動しているとき、その接触面に運動をさまたげようとする力が働く現象。●両者間に意見や感情の食い違いがあって、事がうまく行かないこと。「貿易―」[類語]軋轢{あつれき}。―おん【音】●〔語学〕子音の一つ。呼気の通路をせばめて、そのすきまで発する音。[s,z,f]など。●物と物がこすれ合って出す音。―ねつ【一熱】〔理】摩擦によって生じる熱。 **まさに【正に】**《副》●疑いないようす。確かに。「―その通り」「―天才だ」●ぴったりしているようす。ちょうど。「彼が―に適任だ」●「まさに・・・べし」の形で〉それが当たり前であるようす。当然。必ず。「―断行すべし」表記は「当に」とも書く。●事が行われる直前であるようす。ちょうどその時。「―出かけようとするとき雨になった」表記④は「将に」とも書く。 **まざまざ**《副》 《「―と」の形も)はっきりと目の前に見えたり、心に思いうかんだりするようす。「―と記憶がよみがえる」[類語]ありあり。[類義語の使い分け]「ありあり・まざまざ」 **まさ・め【正目・柾目】**まっすぐに縦に平行に通った木目。「―のげた」[対]板目。 **まさ・ゆめ【正夢】**夢に見たことが現実に起こったときの、その夢。[対]逆夢。 **まざり・もの【混ざり物・『雑ざり物】**あるものの中に混ざっているもの。また、異質のものが混ざっているもの。[類語]不純物。 ***まさ・る【勝る・『優る】**■《自五》すぐれる。「語学では兄が弟に―・る」[句]「―・るとも劣らない」「聞きしに―・る(=うわさで聞く以上だ)」[対]劣る。《四》。《接尾》ますます激しくなる意。「風がふき―・る」文《四》。 ***まさ・る【増さる】**《自五》ふえる。多くなる。「雪の深さが―・る」「川の水かさが―・る」文《四》。 **まざ・る【交ざる・混ざる・『雑ざる】**《自五》→まじる。文《四》。[使い分け] ***まし【増し】**《名》増すこと。ふえること。〔数量・割合を示す語について接尾語的にも使う〕「三割一」日《形動》どちらがよいかといえば、その方が少しはよいようす。「白状した方がーだ」表記ふつうかな書き。 ***まし【麻紙】**麻の繊維を原料としてつくった紙。昔、経巻などに使った。 ***まし**《助動:特殊型》文語●事実に反することを仮定・想像する意を表す。〔希望・残念などの意を伴う場合もある〕もし・・・だったら。もし・・・だったらいいのに。「ああ、大和{やまと}にしあらましかば、いま神無月{かみなづき}〈薄田泣菫〉」仮定に基づく推量、当然の意をふくんだ推量、また、単なる推量を表す。・・・・・だろう。・・・したらよいだろう。「いかにせまし(=どうしたらいいだろう)」●意志を表す。「君といざかへらまし〈薄田泣菫〉」 **まし**《助動》《丁寧の助動詞「ます」の命令形)→ませ(助動)。 ***まじ**《名・形動》〔俗〕「まじめ」の略。「――な話」[参考]もとは、芸能界、特に落語家などが使った語。 **まじ**《助動:シク型》文語《上代の助動詞「ましじ」の転)「べし」の打ち消しの意を表す。・・・べきではない。・・・まい。「我身限つて腥{なまぐさ}きものは食べまじと思ひぬく樋口一葉・たけくらべ〉」[参考]連体形「まじき」は古風な言い方として口語でも使う。「学生にあるまじき行為」「なぐりかねまじき剣幕」「すまじきものは宮仕え」 **マシーン**マシン。 **まじ・える【交える】**読《他下一》●いっしょに入れる。まぜる。「身ぶりを―・えて話す」●互いに組み合わせる。交差させる。[句]「膝{ひざ}ごを―・える」●やりとりする。とりかわす。「一戦を―・える」図まじ・ふ《下二》。[使い分け]2 <1367> > 使い分け「まざる・まじる・まぜる・まじわる」 交ざる〔別のものが入り組んで一つになるが、区別できる〕黒地に赤が交ざる・漢字と仮名が交ざった文 混ざる(『雑) 〔別の種類が入り込みとけ合って一つになり、区別できない〕酒に水が混(雑) ざる・雑音が混ざる・混ざり物 交じる〔別のものが入り組んで一つになるが、区別できる〕白髪が交じる・漢字と仮名が交じる・子供に交じって大人が散見される・皆に交じって踊る・若手が交じる・入り交じる・立ち交じる 混じる(『雑)〔別の種類が入り込みとけ合って一つになり、区別できない〕においが混じり合う・異物が混(雑) じる・混じり気のない酒 交ぜる〔別のものを入れて一つにするが、区別できる〕絹に麻を交ぜる・案を交ぜる・トランプを交ぜる・ない交ぜ 混ぜる(『雑)〔別の種類を入れてとけ合わして一つにするが、区別できない〕絵の具を混ぜる・不良品を混(雑) ぜる・砂をセメントに混ぜる 交わる〔入り乱れる。つき合う。交差する〕朱に交われば赤くなる・友と交わる・外国と交わる・二つの道が交わる地点 交える〔入り交じらせる。やりとりする。交差させる〕私情を交える・言葉を交える・一戦を交える・膝を交える・刀を交える [参考]「交」は同種ではあるが別のものがとけ合わないでまじる意、「混」は種類を異にするものがとけ合ってまじる意。区別できるが、実際は混用されている。「雑」は多くのものが雑多に入りまじる意で、「混」に近い。なお、「交わる」は「交える」と対応する。「交わす」は、「話を交わす」などと使う。「まじわす」は誤読。 **ま・しかく【真四角】**《名・形動》正方形(であるようす)。「―な紙」 **まじき**《助動》《文語助動詞「まじ」の連体形)まじ(助動)。 **まじきり【間仕切り】**部屋のしきり。下 **まじ・ぎれ【まじ切れ】**《名・自サ》〔俗〕 本気で腹を立てること。「からかわれて―する」」まで・バン) **マジシャン** 手品師。奇術師。▽magician **マジック**●魔術。奇術。●「マジックインキ」の略。インクをフェルトの芯{しん}んにしみ出させて書く筆記具。[参考]商標名。▽magic ―ナンバー プロ野球などで、優勝に最も近い球団が優勝を決めるのに必要な最小限の勝ち数。▽magic number ーハンド 人間の腕や手に似た働きをもたせ、遠隔操作で取りあつかう装置。マニピュレーター。▽magic と hand からの和製語。 **ました【真下】**そのちょうど下。直下。[対]真上。 **まして【『況して】**《副》《「増して」の意)著しい例をあげて、「この場合でさえ・・・なのだから、なおさら・・・だ」の意。「大人でもわからないのだから、―子供には無理だ」 **まじない【『呪い】**徒神仏・精霊などにいのって、災いをのがれたりおよぼしたりする・術(ことば)。「―を唱える」[類語]呪術{じゅじゅつ}じ。呪詛{じゅそ}PCSI **まじまじ**《副》《「―と」の形も)よく見きわめようとじっと見つめるようす。「――と見すえる」 **まし・ま・す【『在す坐す】**《自四》〔古〕「ます(在す)」をさらに敬って言う語。おいでになる。いらっしゃる。「天に―・すわれらの父よ」「赤】 **マシマロ** マシュマロ。 **まじめ【〈真面目〉】**《名・形動》●〔うそや冗談でなく〕本気であること。真剣。「―な顔つき」[類語]真摯{しんし}ん。●真心・誠意のあふれていること。誠実。「―な人柄」「―によく働く」[類語]忠実。謹厳。実直。[対]不真面目。ーくさ・る【一腐る】《自五》どこまでもまじめな態度をとる。 **ま・しゃく【間尺】**(建築物の寸法の意)計算。割り。――に合わ・ない《句》割に合わない。損になる。「―・ない仕事」 **ま・しゅ【魔手】**危害を加えるおそろしい者のたとえ。魔の手。「テロリストのーにかかる」[類語]毒手。 **まじゅつ【魔術】**●人の心をまどわす、あやしい術。魔法。妖術で。●いろいろな仕掛けをして行う、大がかりな奇術。「一団」臓・菜・努 **マシュマロ** ゼラチン・卵白などを原料とする、ふわふわした弾力のある菓子。マシマロ。[語源]初めは、植物のマーシュマロウ(ウスベニタチアオイ)の根からとった粘り気を利用したことから。▽marshmallow(=ウスベニタチアオイ) **まーじょ【魔女】**●魔法使いの女性。●中世ヨーロッパで、悪魔と交わって魔力を得、異端を説き、人に種々の害悪を与えるとされた人。ウイッチ。「―裁判」●あやしい魅力で、悪事をたくらんだり男性の心をまどわしたりする女性。[類語]妖婦。―がり【一狩り】●中世ヨーロッパで、国家や教会が魔女②の疑いがあるとされる人を捕らえ、拷問にかけたり、火刑に処したりしたこと。●権力者が、思想・信条を異にする人に対して不当な制裁を加えること。48 **ましょう【魔性】**悪魔のように、人をまどわす性質。 **マジョリカ** 一五~一六世紀イタリアに発達した陶器。白地に色絵つけをほどこす。マヨリカ。▽majolica **マジョリティー** 多数(派)。[対]マイノリティー。▽majority **ましら【『猿】**〔雅〕さる。まし。 **まじらい【交じらい】**謎つきあい。〔古風な言い方] **まじり【混じり・交じり・『雑じり】**まじること。また、まじったもの。〔多く、他の名詞につけて接尾語的に用いる」「ため息―」「皮肉―」「雪―の雨」 **まじり・け【混じり気・交じり気・『雑じり気】**ほんの少し不純物がまじっていること。[コロ]「―のない水」 **まじ・る【交じる・混じる・『雑じる】**《自五》●他の種類のものがはいりこんでいっしょになる。混在する。「雑念が―・る」●他の人の間に入る。「子供に―・って遊ぶ」=まざる。文《四》。[使い分け]「まざる・まじる・まぜる・まじわる」 **ま・じろぎ【『瞬ぎ】**まばたくこと。「―もせず見守る」 **まじろ・ぐ【『瞬ぐ】**《自五》《古くは「まじろく」)〔文〕まばたきをする。またたく。 **まじわり【交わり】**焼つきあい。交際。「―を絶つ」●性交。 **まじわ・る【交わる】**《自五》●つきあう。交際する。「友と―・る」交差する。「二直線が―・る」性交する。[注意]送りがなは「交じわる」としない。図《四》。[使い分け]「まざる・まじる・まぜる・まじわる」 <1368> ***ま・しん【麻疹】**はしか。 ***マシン**●機械。「スロットー」の競走用の自動車・オートバイ。=マシーン。▽machineーガン 機関銃。▷machine gun **まーじん【魔神】**〔文]災いを起こす神。魔神使。 ***ます【升枡・桝】**●液状・粒状・粉状の物の量をはかる、方形または円筒形の容器。●升ではかった量。升目。「―が足りない」升席。「―で相撲を見る」――で量るほどあ・る《句》非常にたくさんある。 ***ます【鱒】**サケ科の魚。海で成長し、夏、川にのぼって産卵する。食用。さくらます。 ***ま・す【増す・『益す】**■《自五》●数・量が多くなる。ふえる。また、程度がはなはだしくなる。「水かさが―・す」「不安が―・す」[対]減る。●あるものよりまさる。「何物にも―・してうれしい」図《四》。《他五》数・量をふやす。程度をはなはだしくする。「勢いを―・す」「富を―・す」[対]減らす。文《四》。 ***ま・す【『在す坐す】**《自四》〔古〕「ある」「いる」「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。 ***ます**《助動:特殊型》話し手の聞き手に対する丁寧の気持ちを表す。〔助動詞「です」とともに「です・ます体」といわれ、丁寧さに関して中立的な「だ体」「である体」と対立する。さらに丁寧な文体に「ございます体」がある」「早くお元気になられますよう、おいのりいたします」「私はそうは思いません」[参考]ませ(助動)・まする(助動)。 ***マス**■《造語》「集団」「大量」「大衆」などの意を表す。■《名》塊。特に、美術で、部分が集合して相当量にまとまったもの。マッス。▽massーゲーム 集団で行う徒手体操・ダンス。▽mass と game からの和製語。―コミ「マスコミュニケーション」の略。[対]ミコミ…。―コミュニケーション 新聞・ラジオ・テレビ・映画などの手段を通じて、一度に多数の人々に知識や情報を伝えること。大衆伝達。マスコミ。▽mass communication ープロ「マスプロダクション」の略。ープロダクション 大量生産。マスプロ。▽mass production ーメディア マスコミュニケーションのための媒体感。新聞・雑誌・映画・ラジオ・テレビなどの総称。大衆情報媒体。▽mass media **ます【『先ず】**《副》●最初に。第一に。「―いろはから教える」なにはともあれ。ひとまず。「―一安心」●大体。おおよそ。「この調子なら―大丈夫」 **ま-すい【麻酔】**薬品などの作用により知覚を、特に痛覚を失わせること。手術のときなどに行う。[コロ]「ーをかける」 **まず・いっ**《形》●味が悪い。おいしくない。「―・い料理」表記「不味い」と当てる。[対]おいしい。●へただ。つたない。「―・い演技」表記「拙い」と書く。●ぐあいが悪い。都合が悪い。「―・いことになった」[対]①~③うまい。●みにくい。「体格はいいが、顔は―・い」図まづ・し《ク》。 **ます・うり【升売り・枡売り】**《名・他サ》米・豆・酒・醤油などを、升ではかって売ること。 **ます・がた【升形・『斗形・枡形】**●升のような四角い形。●柱などの上に設けた方形の木。 **マスカット** ブドウの一品種。ヨーロッパ原産。実は大きく淡緑色。香りがよい。▽muscat **マスカラ** まつげにぬる化粧品。▽▷mascara **マスキング**《名・他サ》おおいかくすこと。「―テープ」▷masking **マスク**●面。仮面。●スポーツで、保護用の面。口・鼻をおおうガーゼ製の衛生用具。●防毒マスク。●顔だち。容貌。「甘いーの男」▽mask **マスク・メロン** メロンの一品種。果実は食用。球形で網目模様がある。果肉は淡緑色で香りが強い。▽muskmelon **マスコット** 幸福をもたらすとされる、人形や小動物など。西洋風のお守り。▽mascot **ます・ざけ【升酒・枡酒】**升売りの酒。また、升についで冷やで飲む酒。[参考]升の角に塩を盛って出す。 **まずし・い【貧しい】**《形》●暮らしに必要な物資が足りないようすだ。貧乏だ。「―・い暮らし」の貧弱である。また、とぼしい。少ない。「資源の―・い国」「才能が―・い画家」「経験が―・い」図まづ・し《シク》。 **ます・せき【升席・・枡席】**旧式の劇場や大相撲の興行場で、升形に四角く仕切った見物席。ます。 **マスター**●主人。特に、喫茶店・バーなどの男主人。[対]マダム。ママ。●修士。バチェラー(学士)の上、ドクター(博士)の下の学位。●《名・他サ》完全に習得すること。ものにすること。「英語を―する」▽master -キー アパートなどで、どの部屋の錠もあけることができる共通の合鍵。親鍵。▽master key ープラン基本計画。基本設計。▽master plan **マスタード** 西洋カラシナの種子から作ったからし。洋がらし。▽mustard ーシード 西洋カラシナの種子。ピリッとした刺激的な辛みがあり、マスタードのもとになる。▽mustard seed **マスターベーション**自慰。マス。▽masturbation **マスト** 帆柱。▽mast **マスト・アイテム** なくてはならないもの。必ず用いるべきである品物。必需品。「キャンプのー」▽must とitem からの和製語。 **まずは【『先ずは】**《副》ひとまず。さしあたって。「一御礼まで」 **ますます【益益】**《副》(「増す増す」の意)程度が前より(段々)高くなるようす。一層。一段と。「―寒さが厳しくなる」 **まず・まず【『先ず、先ず】**精《副・形動》十分満足できる状態ではないが一応それで満足するようす。まあまあ。「―これで一安心」「―の出来だ」 **ます・め【升目・枡目】**●升ではかった量。「―をごまかす」●格子状に区切られたもの(の一つ)。「原稿用紙のー」「―からはみ出さないように書く」加「せる人いが **ますら・お【『益荒男・『丈夫】**〔雅]勇ましく強い、りっぱな男子。ますらたけお。[対]手弱女{たおやめ}籃。—ぶり【一振り】 万葉集にあるような、男性的でおおらかな歌風。[参考]江戸時代中期の歌人賀茂真淵{かものまぶち}鶴らが歌の理想とした。[対]手弱女振り。 ***ま・する【摩する】**《他サ変》〔文]●こする。みがく。「剣を―・する」●近づく。匹敵する勢いでせまる。[句]「天を―・する(=天にとどくほどである)」 ***まする**《助動:特殊型》《室町期の助動詞「まらする」が「ます」に移る過程で現れた過渡的な形)「ます」の古風な、改まった言い方。〔現代の日常的な話しことばとしては、あまり使われない」「承るところによりますれば・・・」[参考]ます(助動)。 <1369> **ま‐そん【摩損・磨損】**《名・自サ》〔文]摩擦によってすりへること。「タイヤのー、音も日に日に **マズルカ** ポーランドの民俗舞踊。また、その舞曲。三拍子で、軽快なリズムを持つ。▽ポーランド mazurka ***ませ**《名・形動》《動詞「ませる」の連用形から)年齢のわりにおとなびていること。早熟。〔「おー」の形で使うことが多い」「おーな女の子】《編》「まり」を絶や六番。 ***ませ**《助動》《丁寧の助動詞「ます」の命令形) ●〔尊敬・謙譲の意を表す動詞の連用形について〕相手に対する丁寧な命令・依頼を表す。「くれぐれも御自愛下さいませ」「しっかりなさいませ」[参考]の多く女性が使うが、店員が客に対する場合などでは男性も使う。書きことばとしては、多く女性が手紙で使う。ゆ「まし」とも言うが、現在では「ませ」がふつう。●〔挨拶の語について〕語気を丁寧にする。「お帰りなさいませ、ご主人様」[参考]元、「よくお帰りなさいました」のような言い方を略して「お帰りなさい」と言ったのを、①の言い方と混同して言った語。●ます(助動)。 **ま・せい【磨製】**石をみがいて作ること。「―石器」 **まぜ・かえ・す【交ぜ返す・『雑ぜ返す】**秘《他五》●よくかきまぜる。「卵を―・す」●口をはさんで、話の筋を混乱させる。「話を―・す」=まぜっかえす。竹。 **ませがき【「籬垣】**まがき。ませ。 **まぜ・がき【交ぜ書き・混ぜ書き】**《名・他サ》二字以上の漢字で表記する熟語の一部分を、仮名で書くこと。「憂うつ」「しょう油」などの表記。 **まぜこぜ**《名・形動》ごちゃまぜ。「書類を―にする」 **まぜごはん【混ぜ御飯】**味をつけた肉・野菜などの具を入れてかきまぜた飯。まぜめし。[類語]五目飯。 **ま・せる**《自下一》子供が年のわりにおとなびる。「―・せた少年」図ま・す《下二》。 **ま・ぜる【交ぜる・混ぜる・『雑ぜる】**《他下一》別の物を加え入れていっしょにする。「米に麦を―・ぜて食べる」[類語]合わせる。混じる。図ま・ず《下二》。◇[使い分け]「まざる・まじる・まぜる・まじわる」 **マゼンタ** 赤紫色。印刷インクの三原色の一。フクシン。▷magenta **マゾ**「マゾヒズム」「マゾヒスト」の略。[対]サド。 **マゾヒスト** マゾヒズムの傾向をもつ人。マゾ。[対]サディスト。▽masochist **マゾヒズム** 異性から苦痛を受けることで、性的快感を感じる性欲。一般に、自虐的な傾向。マゾ。[対]サディズム。[語源]オーストリアの作家マゾッホ(Masoch)の名夫から。▽masochism **また【股】**●一つのもとから二つ以上に分かれている所。「木の一」表記「叉」とも書く。●両足のつけねの内側。また、ももとももの間。「ズボンのー」――に掛・ける《句》歩き回る。飛び回る。また、各地を飛び回って活躍する。「世界を―・ける貿易商」 ***また【又】**■《副》●同じ事がもう一度現れるようすを表す。もう一度。再び。「いずれ―伺います」「―の機会を待つ」表記「復」とも書く。[類語]重ねて。再度。●同じく。同様に。やはり。「彼も一人の子だ」表記「亦」とも書く。●それにつけても。〔語調を整えたり、感心したりおどろいたりしたときに用いる」「なんでーそんなことをしたんだろう」もう一つ別の事柄があるようすを表す。一方では。「彼は―なかなかの愛妻家でもある」目《接続》●ある事柄に別の事柄を付け加える意を表す。その上に。「気がやさしいし、ー力も強い」[類語]さらに。並びに。及び。●事柄を列挙する意を表す。並びに。「政治家であり、―作家である」あるいは。または。「言ってもよい。一言わなくてもよい」目《接頭》間接である意。「―聞き」「――いとこ」回《名》漢字の部首。「又」の称。そこ胃酸後神一一階首 **まだ【『未だ】**《副》●一定の時期・段階に達していないことを表す。また、その時まで同じ状態が続いていることを表す。今でもなお。いまだに。「―若い」「一帰ってこない」これから先にも(続いて)存在することを表す。さらに。もっと。「機会は―ある」②どちらかと言うとその方に多少良さがあることを表す。「ないよりはーましだ」●それまでに時間が少ししか経過していないことを表す。わずかに。「―三日しかたっていない」 ***まーだい【真、鯛】**タイ科の海魚。体は桜色で、青緑色の斑点磯が散在する。日本・台湾・中国沿岸に分布。食用。[参考]めでたい魚とされ、慶事に用いられる。 ***ま・だい【間代】**部屋代。[類語]家賃。 **また・いとこ【又『従兄弟・又従姉妹】**双方の親が互いにいとこの関係にある・こと(人)。ふたいとこ。はとこ。 **また・おい【又、甥】**甥(姪)の子。姪孫{てっそん}。 **また・がし【又貸し】**《名・他サ》自分が借りたものをさらに貸すこと。転貸{てんたい}感。「友人に借りた本を―する」[対]又借り。 **また・がみ【股上】**ズボンなどの、股の分かれ目から上の部分(の長さ)。[対]股下{またした}疑。 **またがり【又借り】**《名・他サ"他人が借りたものをさらに借りること。転借。>[対]又貸し。 **またが・る【跨る・『股がる】**《自五》●またを広げて乗る。「白馬に―・る」●二か所以上にわたって広がる。「三年に―・る工事」「世界に―・る大帝国」文《四》。 **まだき**〔文]まだその時期に達しないとき。早くも。〔単独、また「―に」の形で副詞的にも使う」「朝―」 **またぎき【又聞き】**《名・他サ》間接に聞くこと。「―の話」 ***またぎ**信越地方から東北地方にかけての山間に集落を作って住み、イノシシなどの大形獣の集団猟に従事する猟師。儀礼やことばの一部に古い習俗を保つ。 ***また・ぎ【股木・叉木】**二またに分かれている木。 **また・ぐ【跨ぐ】**《他五》またを広げて物の上をこえる。「ぬかるみを―・ぐ」〔ひゆ的に大きなものの上にかかる意にもいう」「瀬戸内海を―・ぐ橋」図《四》。 **また・ぐら【股、座跨『座】**両またの間。股間{こかん}が。 **まーだけ【真竹・『苦竹】**竹の一種。初夏に出るたけのこは食用になり、茎は家具・器具など用途が広い。古名、くれたけ。からたけ。 **まーだこ【真、蛸】**タコの一種。本州以南の海岸に近い岩の間にすむ最も普通のタコ。食用。 **また・した【股下】**ズボンなどで、股の分かれ目から裾行までの長さ。[対]股上{またがみ}漿。 **またしても【又しても】**《副》「また」を強めていう語。またまた。またもや。「―後れをとった」 **まだしも【『未だしも】**《副》いずれにしても不満足であるが、それでもまだその方がよいようす。「開場時間に間に合っただけ―幸運だ」 **またずれ【股擦れ】**肥満などで、歩くとき両股が開かず、皮膚がすれること。また、その傷。 **またぞろ**《副》 《「又候{またぞろ}」の転)またしても。さらにまた。またまた。「一旅に出たくなる」 <1370> **またたく【瞬く】**《自五》《「目叩焚く」の意) ●まぶたをぱちぱちと開閉する。まばたく。●光がちらちらする。きらめく。「星が―・く」 **またたくま【瞬く間】**一回またたきをするほどの、きわめて短い時間。あっという間。「―ににげ去った」 ***またたび【『木『天蓼】**マタタビ科のつる性落葉低木。梅雨のころ葉が白くなる。果実は長楕円形で、食用・薬用。ネコが食べると酩酊{めいてい}ごしたような状態になる。 ***またたび【股旅】**江戸時代、博徒{ばくと}く・遊び人などが、足にまかせて旅をして歩いたこと。―もの【―物】小説・演劇・映画などで、流れ歩く博徒の義理人情を主題にしたもの。[語源]作家長谷川伸の造語。 **またと・な・い【又と無い】**《連語》二度とない。「―・い機会」「―・い喜び」 **また・どなり【又隣】**隣の隣。一軒おいた隣。 **マタニティ** 妊産婦。▽marternity ードレス 妊婦服。腹部にゆとりを持たせてデザインしてある。▽maternity dress **また・の・な【又の名】**言いかえたときの名称。別名。別称。一名。「筑後川殻、―は筑紫いく次郎」[類語]通称。 **また・の・ひ【又の日】**●つぎの日。翌日。●他日。後日。「―を約束して別れる」 **または【又は】**《接続》並列的な二つの事柄のいずれを選んでもよい意を表す。それでなければ。あるいは。「鉛筆ーペン」[参考]法令では、「若もしくは」よりも「又は」はの方が、より大きな選択の段階であることを示す。「国語若しくは漢和辞典、―動物若しくは植物図鑑」 **また・ひばち【股火鉢】**火鉢にまたがるようにしてあたること。「―をして一服する」 **また・また【又又・『復復】**《副》「また」を強めたことば。またもや。またしても。「――難問だ」 **まだまだ【『未だ『未だ】**《副》「まだ」を強めた語。「一半人前だ」 **マダム**●夫人。奥様。●酒場などの女主人。ママ。[対]マスター。▽madam **また・めがね【股〈眼鏡〉】**上体を曲げて、股の間から後方を見ること。またのぞき。[参考]日本三景の一つ、「天橋立はは」はそうしてながめるとよいとされる。 **またもや【又もや】**《副》またしても。「―邪魔が入った」 **まだら【『斑】**地色と異なった色、または同色の濃淡が、あちこちにまざってあること。はだら。ふ。「雪がーに残る」「―の模様」[類語]ぶち。 **まだら-ゆき【『斑雪】**まだらに降り積もった雪。また、まだらに消え残った雪。はだら雪。はだれ雪。 **ま・だる・い【間『怠い】**《形》のろのろしていてじれったい感じだ。もどかしい。まどろっこしい。「―・い話し方をする人」「―・いエンジンの音」[類語]まだるっこい。のろくさい。これ **まだる‐っこ・い【間『怠っこい】**《形》「まだるい」を強めた語。「―・い手続きをふむ」 **ま・だれ【麻垂】**漢字の部首「广」の称。[注意]「麻」が「广」をふくむところから言うが、「麻」の部首は「麻」。 > 使い分け「まち」 町〔人家が多く集まっている所。行政区画〕町並み・町外れ・裏町・城下町・町医者・町ぐるみ・町おこし・町づくり・大鳥町一の一・村が町に昇格する 街〔商店の立ち並ぶにぎやかな街路や区画〕若者の街・街を行く人々・春風が街をわたる・街に買い物に行く・街の声・街の灯・ネオン輝く街並み・銀座の街角 [参考]「城下町らしい落ち着いた町並み/飲食店が並ぶにぎやかな街並み」のように、前者は比較的に広い地域の町に、後者は主に繁華街などに使う。 **まち【襠】**衣服や袋物で、幅にゆとりを持たせるために、はめこみ補う小布。「ーを入れる」 **まち・あい【待合】**。●茶室に付属する建物で、客が茶室にはいる前に待つ所。●客が芸者を呼び入れて飲食・遊興する所。待合茶屋。ーしつ【一室】駅・病院などで、客などが待つ部屋。 **まち・あか・す【待ち明かす】**《他五》人の来訪などを待ちながら夜を明かす。また、長く待つ。文《四》。 **まち・あぐ・む【待ち、倦む】**《他五》いやになるほど長く待つ。待ちわびる。「夫の帰国を―・む」 **まち・あわ・せる【待ち合わせる】**《他下一》あらかじめ時刻と場所を決めて会うようにする。「盛岡駅で―・せる」 **まち・いしゃ【町医者】**〔病院医に対して〕個人で開業している医者。開業医。町医。 **まち・う・ける【待ち受ける】**《他下一》準備して待つ。「審判を―・ける」「よい知らせを―・ける」 **マチエール**●材料。素材。●絵画の表面に表される材質感。=マテリアル。▽ matière **まぢか【間近】**《名・形動》まぢかい・こと(所)。「完成―のビル」「駅は――にある」[類語]目前。 **まちがい【間違い】**●正しいとされる結果とちがっていること。また、事実とちがっていること。「答えにーが多い」あやまち。しくじり。過失。「―はだれにでもある」「―を犯す」●事故・けんかなど、異常な状態・出来事。「子供に―があってはならない」=まちがえ。 **まぢか・い【間近い】**《形》ある物事がすぐ近くに近づいていて、時間・空間のへだたりが小さいようすだ。間近だ。「山腹が―・くせまる」「正月も―・い」 **ま・ちが・う【間違う】**點《自五》●まちがいがある。ちがっている。「君の考えは―・っている」●失敗する。しくじる。「―・えば命を落としかねない」[類語]誤る。過つ。(5)失策。■《他五》まちがえる。「計算を―・う」 **まちがえ【間違え】**まちがい。 **ま・ちが・える【間違える】**《他下一》まちがいを起こす。やりそこなう。「計算を―・える」●とりちがえる。「傘を―・える」「砂糖とー・えて塩を入れる」 **まちがっても【間違っても】**《連語》《下に打ち消しまたは禁止を表すことばを伴ってその意を強める)どんなことがあっても。〔副詞的に使う」「―人に言うな」 **まちかど【町角・街角】**●町の道路の曲がり角。「―を曲がる」●街頭。「パリのー」 <1371> **まち・か・ねる【待ち兼ねる】**《他下一》待つことに我慢できなくなる。「―・ねて先に行く」 **まち・かま・える【待ち構える】**訪《他下一》いつでも応じられるように、用意して待つ。「敵を―・える」[類語]待ち設ける。待ち受ける。 **まち・ぎ【街着・町着】**外出のときに着る服。外出着。タウンウエア。A **まち・くたび・れる【待ち『草臥れる】**《自下一》長い間待ち続けて・疲れる(いやになる)。[類語]待ちあぐむ。 **まち・くら・す【待ち暮らす】**《他五》●一日中待ち続ける。●長い間何かを待ち望んで毎日を過ごす。 **まちこうば【町工場】**町なかにある小さな工場。 **まち‐ごえ【待ち肥】**移植した苗の生長をよくするために、あらかじめ穴をほって肥料をほどこすこと。また、その肥料。 **まち‐こが・れる【待ち焦がれる】**《他下一》落ち着かなくなるほど今か今かと待つ。「友の来訪を―・れる」とい **まち・すじ【町筋】**料町の通り。[類語]街路。 **まち・どうじょう【町道場】**町の中にある剣道・柔道などを教える道場。 **まち・どお【待ち遠】**《名・形動》待ち遠しいこと。「おーさま(=大変お待たせしました)」 **まちどお・し・い**製《形》待つ時間が大変長く感じられるようすだ。「春が―・い」図まちどほ・し《シク》。 **まち・なか【町中】**町の中で家や商店が集まっているにぎやかな所。巷。巷間。[類語]市井{しせい}せ。2000 **まちなみ【町並み・街並み】**●町に家や商店が立ち並ぶ様子。「にぎやかなー」●町ごとに(町じゅうに)それがあること。「―にお祭り気分があふれる」 **まちにまった【待ちに待った】**《連語》以前から強く待ち望んでいた。〔連体詞的に使う〕「―夏休み」 **マチネ** 演劇や音楽会の昼間興行。マチネー。▽matinée **まち・のぞ・む【待ち望む】**《他五》早くそうなればいいと期待する。待望する。「子供の成長を―・む」 **まち・はずれ【町外れ】**森町の中心から遠ざかって、人家がまばらになるあたり。一 **まち・ばり【待ち針】**裁縫で、布をとめたり縫い止めの印としてさす、頭に玉などのついた針。[対]縫い針。 **まち・びと【待ち人】**来るのが待たれている人。「一来たらず」 **まち‐ぶぎょう【町奉行】**江戸時代、幕府の重要な直轄都市に置かれ、町方の行政・司法・警察をつかさどった職。特に、江戸町奉行。 **まちぶせ【待ち伏せ】**《名・他サ》通り道にかくれて相手を待ち受けていること。心種 **まち‐ぼうけ【待ち、惚け】**待つ人がついに来なくて時間をむだにさせられること。待ちぼけ。[コロ]「ーを食う」って【朱さいきんさい **まち・まち【『区区】**《名・形動》一つ一つ皆同じでないこと。様々難。区々に。「人の好みは―だ気が残らさす **まち・もう・ける【待ち設ける】**,《他下一》●用意をととのえて待ち受ける。「夜襲を―・ける」の心の準備をして待ちのぞむ。「花のさく日を―・ける」 **まち・や【町家・町屋】**町の中にある商家や住宅。町家。 **まち・やくば【町役場】**地方自治体としての町の行政事務をあつかう役所。 **まち・わ・びる【待ち侘びる】**《他上一》気をもみながら待つ。「娘の帰宅を―・びる」[類語](5) 鶴首{かくしゅ}。 **まつ【末】**《接尾》●「すえ」の意。「今月―」「学期―」●「粉末」「粉薬」の意。「硼酸{ほうさん}諤ー」 **まつ【松】**●マツ科の常緑樹の総称。葉は針状。実を「まつかさ」といい、樹脂を「まつやに」という。建築材など用途が広い。[参考]観賞用として庭木・盆栽にされ、祝い事(特に長寿)などに用いられる。●〔竹・梅に対して〕序列の最上位。●「門松塾」の略。 ***ま・つ【待つ】**《他五》●事態の実現を予期または期待して時を過ごす。「発表を―・つ」「返事を―・つ」「夜明けを―・つ」[類語]期する。(5)期待。待機。主に命令形を使って」しかかった動作などを途中でやめる。「ちょっと―・て」「・・・にー・つ」の形で〉頼りにしてまかせる。期待する。「今後の研究に―・つ」必要とする。入用である。[句]「論を―・たない」表記③④は「俟つ」とも書く。文《四》。―てば海路の日和はあり《句》《待っていれば海の静かないい日和のときもあるの意)落ち着いて待っていれば、そのうちきっとよいことがある。[参考]「待てば甘露の日和あり(=待っていれば甘い露が天から降ってくるような日和もある)」を言いかえたもの。 **まっ【真っ】**《接頭》 《「ま」に促音の介入した形)→ま(真)。「―赤」「一正面」 **まつえい【末、裔】**〔文〕子孫。末孫。末裔。「源氏のー」 **まつーか【〈真っ赤〉】**《形動》《名》まったく赤いようす。また、赤いことを強めて言う語。「――な太陽」「―になって怒る」●まったくその通りであるようす。まるっきり。「―なうそ」「―な偽物」 **まつ・が・え【松が枝】**《「が」は「の」の意の格助詞)〔雅〕松のえだ。 **まつがく【末学】**●重要でない学問。●後進・未熟の学徒。●学者が自分を謙遜説して言う語。浅学。 **まつ・かさ【松、毬】**松の果実。松ぼっくり。 **まつ・かざり【松飾り】**「門松芝」に同じ。 **まつかぜ【松風】**●松の木にふく風(の音)。松籟{しょうらい}う。●茶の湯で、茶がまの湯のにえたぎる音のたとえ。 **まっき【末期】**〔文〕 〔ある特定の期間の〕終わりの時緑星代末期。「第二次世界大戦の―」[類語]末葉{まつよう}。[対]初期。[注意]「末期{まつご}。」と読めば別語。―てき【一的】《形動》ほろびる直前であるようす。また、そのときのようにおとろえ、混乱して救いがたいようす。「―症状」 **まつ・ぎ【末技】**〔文〕●重要でない枝葉末節の技術・技芸。●未熟な技術・技芸。 **まっくら【真っ暗】**《名・形動》●暗くて何も見えないこと。「―な夜道」●まったく希望のもてないこと。まお先小以容低一 **まっ‐くらやみ【真っ暗闇】**まったくの暗やみ。 **まっくろ【真っ黒】**《名・形動》●まったく黒いこと。また、黒いことを強めて言う語。「―の靴」「―に日焼けする」●黒ずんでよごれていること。「―によごれる」 **まっくろ・い【真っ黒い】**《形》まったく黒い。 **まつげ【、睫睫毛】**(「目まつ毛!」の意。「」は「の」の意の格助詞) まぶたのふちに生えている毛。―を濡らす《句》(まつげにつばをつけてまじないをする意)だまされないように用心する。まゆにつばをつける。 **まつ‐ご【末期】**一生の終わりの時。死にぎわ。臨終。は「―をみとる」―の・みず「―の水】臨終のとき、その口にふくませる水。死に水。 <1372> ***まっこう【抹香・末香】**シキミの葉と皮とを乾燥して作った粉末状の香。焼香に用いる。―くさ・い【一臭い】《形》●抹香のにおいがする。いかにも仏教的なくさみがある。「―・い話だ」 ***まっこう【真っ向】**●(かぶとの鉢の前面の意から)額のまん中。●真正面。「――から対立する」 **まつざ【末座】**しもざ。末席。末座密っ。[対]上座・ **マッサージ**《名・他サ》手のひら・指先などで、直接皮膚の上に圧迫と摩擦を加えること。▷massage **まっさいちゅう【真っ最中】**ちょうど盛りの時。まっただなか。まっ盛り。「期末試験の―」 **まっさお【〈真っ青〉】**刻、《名・形動》色がまったく青いようす。また、青いことを強めて言う語。「顔色が―だ」 **まっさかさま【真っ逆様】**《形動》まったくさかさまなようす。〔頭から転落するときに言う」「―に落ちる」じょっ **まっさかり【真っ盛り】**物事の最も盛んな・こと(時)。真っ最中。たけなわ。「青春―」[類語]最盛期。 **まっさき【真っ先】**いちばん先。「―に手を上げる」 **まっ・さつ【抹殺】**《名・他サ》〔文〕(こすって消してしまう意》存在を完全に無視・否定すること。「相手の意見を―する」「文壇から―される」[類語]抹消。 **まっさら【真っ『新】**《形動》まったく新しいようす。できてから一度も使われていないようす。「―な浴衣」―を汚す《句》同席したり、団体の一員であったりすることを謙遜して言う語。 **まっし【末子】**すえっ子。末子。。[対]長子。日 **まつ・じ【末寺】**本寺・本山の支配下にある寺。 **まっしぐら【驀地】**《副》〈多く「―に」の形で〉わき目もふらずにつき進むようす。「―に目標に向かう」 **まつ・じつ【末日】**ある期間の最後の日。特に、月の終わりの日。「一二月——」[類語]最終日。理由 **まっ・しゃ【末社】**本社に所属し、その支配を受ける。摂社に次ぐ格式をもつ。[対]本社。 **マッシュ**●すりつぶしてどろどろにしたもの。●「マッシュポテト」の略。▽mash ーポテト ジャガイモをゆでて裏ごしし、バター・牛乳を加えて塩味をつけた料理。▷mashed potatoes から。 **マッシュルーム** ハラタケを栽培改良したもの。シャンピニオン。西洋まつたけ。▽mushroom **まつ・しょう【抹消】**《名・他サ》そこに書かれてある字句を消してその効力を失わせること。「名簿から名前を―する」[類語]抹殺。塗抹。削除。 **まっ‐しょう【末、梢】**〔文〕 枝のさき。こずえ。●末端。また、ささいなこと。「―にこだわる」[類語]末節。―しんけい【―神経】中枢神経から出て、身体各部の臓器や器官に連絡する神経。[対]中枢神経。 **まっしょうじき【真っ正直】**《名・形動》しんから正直なこと。ましょうじき。「―な人」 **まっしろ【真っ白】**《名・形動》まったく白いこと。白いことを強めて言う語。「雪で―におおわれた」[類語]純白。 **まつ・すぎ【松過ぎ】**正月の松飾りを取り去ったころ。[対]松の内。 **まっすぐ【真っ直】**《副・形動》●曲がったりゆがんだりしていないようす。「―並ぶ」「―な一本の道」●正しく正直なようす。「――な性格」●間にものを置かないようす。直接。「―帰宅する」 **まっ‐せ【末世】**●仏法のすたれた世。末法の世。●道徳・人情のすたれた世。「ぶいち>田学―・ **まっせき【末席】**〔文〕順位が下の席。しもざ。末席せき。[対]上席。夢の類もる】リ―を汚す《句》同席したり、団体の一員であったりすることを謙遜して言う語。 **まっせつ【末節】**〔文〕本筋からはなれたつまらない事柄。[四字]「枝葉――」[類語]末梢{まっしょう}ょうし。 **まっ‐そん【末孫】**ばっそん。 **まった・し【全し・『完し】**《形ク》〔古〕完全である。また、安全である。〔口語では、おもに「まったき」の形で使う」「―・きを期する」「―・きを得る」 **まっただなか【真っ直中・真っ只中】**●まさにそのものの中央。まん中。「広野の―」●まっ最中。「試合の―」 **まった・なし【待った無し】**さしせまっていること。また、やり直しがきかないこと。「―の状況」 **まったり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●まろやかで、こくのあるようす。「―とした味」●ゆったりと過ごすようす。「家でーする」 **まったん【末端】**〔文〕●物のはし・末の部分。「神経のー」●組織の中核から遠い、最も下位の部分。「―の意見」[対]①②中央。―かかく【一価格】《流通機構の末端での価格の意)生産者価格・卸売価格に対して、小売価格または消費者価格の称。 **まつたけ【松、茸】**キシメジ科のキノコ。秋、アカマツの林に自生する。食用。独特の香りと風味が珍重される。 **まった**■《感》他人の動作を中止させるときに発する語。■《名》碁・将棋・相撲などで、相手のしかけてくるのを待ってもらうこと。[コロ]「―を掛ける」 **まつだい【末代】**〔文〕のちのちの世。「―に名を残す」[類語]後代。●死んでから後の世。「―まで恥をさらす」[同]②後世。―もの【一物】後の代まで使用できるじょうぶな品物。 **まったく【全く】**《副》 《「まったし」の連用形から)●完全に。すっかり。「――同意見だ」「―口を閉ざしたままだ」(打ち消しの語を伴って)全面的に否定する意を表す。全然。「――理解できない」[類語]まるで。●本当に。実に。「――おかしな話だ」「――の所、見当もつかない」[類義語の使い分け]「まるで・全く」 ***マッチ**軸木の先にけた薬剤を摩擦によって発火させる用具。表記「燐寸」と当てる。▽match ーポンプ[俗]自分でもめごとを起こしておいて、一方で収拾工作を図って報酬をまきあげる・こと(人)。[参考]マッチで火をつけ、ポンプで消火する意。▽英 match とpomp からの和製語。 ***マッチ**●試合。競技。「タイトルー」●《名・自サ》調和がとれること。つり合うこと。「背広にーしたネクタイ」▷match ーポイントテニス・卓球・バレーボールなどで、試合の勝負を決める最後の一点。「―をにぎる」[参考]セットポイント。▽match point **まっちゃ【抹茶】**上等の緑茶をひいて粉末にした茶。碾{ひ}き茶。 **マッチョ**《名・形動》〔外見が〕力強くたくましい・こと(人)。「一な男」▽macho **マッチング**《名・他サ》●組み合わせること。●コンピューターで、二つのデータの照合。突き合わせ。「パターン―」▷matching <1373> **まってい【末弟】**一番下の弟。末弟。[対]長兄。 **マット** 敷物。靴や足をぬぐうものやスポーツ用の厚い敷物など。「―運動」▽mat **まっとう【真っ当】**《形動》《「まったく」の音便)本来正しいとされる方向に従うようす。まとも。「―な道を歩く」表記「真っ当」は当て字。新世主義。一 **まっとう!する【全うする・『完うする】**まった《他サ変》 《「まったくする」の転》与えられたものを完全に終わらせる。「任務を―・する」1回「天寿を―・する **マットレス** 洋風の、弾力性のある厚い敷物。布団の下やベッドにしく。▷mattress **まつ・ねん【末年】**すえの年。「明治の―」 **まつ・の・うち【松の内】**正月の松飾りのある期間。ふつう、元日から七日まで。標凱の内。[対]松過ぎ。ナンイタ **まつ・の・は【松の葉】**●松の木の葉。まつば。●「寸志」の意)贈り物に上書きすることば。 **マッハ**マッハ数。▽ィ Mach―すう【―数】〔理〕物体の速さを音速との比で表したもの。「マッハ数二」は音速の二倍。記号M。マッハ。[語源]オーストリアの物理学者・哲学者エルンスト=マッハの名にちなむ。琲の末星丁 **まつ・ば【松葉】**松の葉。―づえ【―、杖】知足の不自由な人がわきの下にあてて、体を支えて歩くつえ。松の葉のように二股に分かれている。安ンメンまり子 **まっぱい【末輩】**〔文〕地位・技術などが下の者。[参考]多く自分のことを謙遜しして言うときに用いられるが、他人に使うと、軽蔑した言い方になる。 **まっぱだか【真っ裸】**丸裸。すっぱだか。 **まつば・ぼたん【松葉牡丹】**スベリヒユ科の一年草。葉は松葉状。夏から秋に紅・白・黄色などの花をつける。 **まつ・ばやし【松林】**松の木の林。 **まつばら【松原】**〔海岸近くの〕松が多く生えている原。「三保の―(静岡)」 **まつ・び【末尾】**〔文〕ことばなどの最後の部分。 **まっぴつ【末筆】**〔文〕おもに手紙文で、文章の終わりにつけ加えることば。「―ながら皆様によろしくお伝え下さい」 **まっぴら【真っ平】**《副》《「まっぴら御免をこうむる」の意)まっぴら御免。「手伝いなんてーだ」―ごまめん【―御免】《連語》絶対したくない、まったくいやだなどの意を表す語。まっぴら。「危険なことは―だ」 **まっぴるま【真っ昼間】**昼ひなか。白昼。「―から酒を飲む」、 **まっぷたつ【真っ二つ】**ちょうどまん中から分けて、二つ。まふたつ。「意見が――に分かれる」 **まつーぶん【末文】**●文章の終わりの部分。●手紙の終わりに書く、結びの簡単な文。「まずは右御礼まで」「取り急ぎご挨拶まで」など。香おお **まっ‐ぽう【末法】**●[仏]釈迦の入滅後、正法・像法野を経たのち一万年間の称。仏教がおとろえ、悪い思想がはびこる時期とされる。末法時。[対]正法・像法。●道義がすたれた世。末の世。澆季{ぎょうき}。―しそう【一思想】平安時代末期から鎌倉時代に流行した仏教思想。当時の社会的混乱を末法のしるしと解釈した。実を図割】《品・海芯(文学 **まつぼっくり【松、毬】**まつかさ。まつぼくり。 **まつ・むし【松虫】**●コオロギ科の昆虫。淡褐色で長卵形。草原にすみ、雄は初秋に「チンチロリン」と鳴く。俗称、ちんちろりん。●〔古〕「すずむし」の古称。 **まつやに【松『脂】**松の幹から分泌される、ねばねばした樹脂。印刷インク・ワニス・製紙用に用いる。 **まつよいぐさ【待宵草】**アカバナ科の多年草。夏の夕刻黄色の花を開き、翌朝しぼむ。チリ原産。よいまちぐさ。[参考]ツキミソウとは別種であるが、一般にはこれを「ツキミソウ」と呼ぶこともある。あのね **まつ‐よう【末葉】**〔文〕●ある時代・世紀の終わりのころ。「鎌倉時代の―」[類語]末期。●子孫。「足利氏の―」=末葉{ばつよう}。 **まつり【祭り】**●神霊をむかえ、供物などをしてなぐさめいのる儀式。また、それに伴う種々の行事。祭儀。祭祀{さいし}に。祭礼。「祇園―」●祝賀・記念などのために行うはなやかな行事。祭典。フェスティバル。 **まつり・あ・げる【祭り上げる】**《他下一》おだてあげて、別格の地位につかせる。「町長に―・げる」 **まつり・か【茉莉花】**モクセイ科の常緑低木。ジャスミンの一種。乾燥させた花を中国茶の香りづけに使う。茉莉{まつり}。 **まつり・ぐけ【纏り、新け】**くけ縫いの一種。布の端を裏に折り、折り山から表布へ糸をかけるようにしてくけるもの。まつりぬい。中の子をちく特国心頭。 **まつり‐ごと【政】**(「祭り事」の意)〔文]政治。 **まつり・ぬい【纏り縫い】**「まつりぐけ」に同じ。●日本刺繍乳の技法の一つ。線などを表すのに用いる。 **まつりばやし【祭り囃子】**神社の祭礼に、境内や山車{だし}ぶの上で演奏されるにぎやかな音楽。笛・鼓・太鼓・鉦{かね}などが使われる。 **まつ・りゅう【末流】**〔文〕●子孫の末。「源氏の―」●末の流派。=末流っ。。 ***まつ・る【祭る祀る】**《他五》●儀式を行って神霊をなぐさめる。「死者の霊を―・る」[類語]弔う。●神としてあがめ一定の場所に安置する。鎮座させる。「聖徳太子を―・る」文《四》。 ***まつ・る【纏る】**《他五》布の端を裏へ折りこんで、糸をからげるようにしてぬう。「裾を―・る」文《四》。 ***まつ・る【『奉る】**■《他四》〔古〕たてまつる。日《補動》〔古〕謙譲の意を表す。・・・申し上げる。・・・して差し上げる。「仕え―・る」 **まつ・ろ【末路】**人生の最終部分の道程。特に、悲劇的な最後。「悪人の―」「平氏の―」 **まつわり・つ・く【纏わり付く】**は《自五》●ものにからみつく。「髪の毛が櫛{くし}いに―・く」●つきまとう。「母親に―・く」[同]①②継はいつく。まとわりつく。 **まつわる【纏わる】**《自五》●からみついてはなれないでいる。まとわりつく。「犬がー・りつく」●付随する。からむ。「平家に―・る伝説」=まとわる。図《四》。 **まで【、迄】**《格助》●動作・作用の至りおよぶところを表す。「今日はここまで」「勝つまでやめない」「から・・・まで」の形で〉空間的・時間的範囲や数量の範囲を表す。また、物事の順序・序列などを表す。「小田原から東京まで通う」「九時から五時まで働く」「一グラムから二〇グラムまで」「初級から上級まで」[参考]始点を表す「から」は言外に示されることも多い。「これまで大病をしたことはない」(「までに」の形で、時間を表す語について》期限を表す。「七日までに仕上げる」表記日は、ふつうかな書き。日《副助》〈「これ(それ・あれ・どれ)ほどまでに」や「・・・する(ほど)までに」などの形で〉程度(特にはなはだしい程度)を表す。「これほどまでに心配しているのに」「一人で歩く(ほど)までに回復した」「まで(も)」の形で〉極端な一例をあげて、事のはなはだしいさまを強く述べ、他をほのめかすのに使う。〔意外・驚きの気持ちがこもる〕「姉さんまで(も)反対するんだ」「貯金まで(も)してたのか」〈「・・・するまでもない」などの形で〉・・・する必要はないの意を表す。・・・する(ほどの)ことはない。「口を出すまでもない」「わざわざ報告するまでのことはない」→〈多く「・・・ないまでも」の形で〉・・・ないとしても、せめて(しかし)の意を表す。「参加しないまでも連絡くらいはしてほしい」●〈「・・・したまで(のこと)だ」の形で〉事態は軽い程度にとどまり、それ以上でもなければ以下でもないことを(強く)言うのに使う。「試しにやってみたまで(のこと)だ」「賞をもらったまでで、大騒ぎすることはない」[参考]手紙の末尾で使う「御礼まで」「右お知らせまで」などは、この意を慣用句的に使ったもの。(「・・・するまで(のこと)だ」の形で、上に条件句を伴って)最終的な手段としてとるべき態度を、強く言うのに使う。「気に入らないなら断るまで(のこと)だ」表記回は、ふつうかな書き。 <1374> **マティーニ** カクテルの一種。ジンを主体にベルモットを混ぜ、ビタースをたらしたもの。ふつう、オリーブの実をそえる。[参考]イタリア産ベルモットの商標名「マルティニ」から。▽martini **まて・しばし【待て『暫し】**《連語》《しばらく待ての意)他人の行動をさしとめたり、自分の行動をひかえたりするときに言う語。「――と思案する」天義が・ **まてど‐くらせど【待てど暮らせど】**《連語》いくら待っていても。「―現れない」 **マテリアリズム**〔哲〕唯物論。唯物主義。[対]アイディアリズム。▽materialism **マテリアル**■《名》〔美〕材質(感)。マチエール。■《形動》物質的。具体的。▽material **まてん・ろう【摩天楼】**《「天を摩する建物」の意)天にもとどくばかりの高い建物。超高層ビル。 **まとい・つ・く【纏い付く】**《自五》→まつわりつく。 ***まと【的】**●射撃の目標となるもの。標的。「―を射抜く」●激しい攻撃や関心が集中する対象となるもの。「非難のーとなる」「羨望{せんぼう}黙の―」●物事の目標となるもの。めあて。ねらい。[コロ]「ーをしぼる」―を・射る《句》矢が的に当たる。●要点を正しくとらえる。「―射た指摘」[参考]「的を得る」は本来の言い方ではない。 ***まと【真、砥】**刃物をとぐときに、仕上げに用いるきめのこまかい砥石{といし}はい。仕上げ砥と。[対]粗砥・中砥。 **まど【窓に窗】**●採光・換気・展望などのために壁や天井に設けられた開口部。●内部にあるものを外部に表して見せるもの。また、外部のものをとり入れるところ。[句]「目は心のー」(文〇〇本刊り――の雪《句》苦学のたとえ。転じて、学問。窓の蛍{ほたる}びだ。[故事]晋{しん}んの時代、孫康が窓に積もった雪明かりで書を読んだという故事から。〈晋書・孫康伝〉[参考]蛍雪{けいせつ}が。 **まど・あかり【窓明かり】**窓からさしこむ明かり。 **まとい【纏】**●昔、戦場で大将の所在を示すために陣所の前に立てた武具。●江戸時代以降、まとい①に模して、火消しが組の目印として火事場で用いたもの。「―持ち」 ***まど・い【『円居・『団居】**引《名・自サ》〔文〕(車座になってすわる意)家族など親しい者どうしが寄り集まって仲よく楽しむこと。団欒{だんらん}ん。「楽しいーのひととき」ハ ***まどい【惑い】**〔文〕まどうこと。迷い。」 **まどい・ばし【惑い箸】**琵どのおかずを取るか迷って、箸をあちこちに向けること。迷い箸。[参考]無作法とされる。き **まど・う【纏う】**《他五》巻いて包むようにして、身につける。着る。「コートを身にー・う」[句]「一糸{いっし}―・わず」《四》。 ***ま・どう【魔道】**〔文〕悪魔の道。悪の世界。 ***まど・う【惑う】**《自五》〔文]●どうしたらよいかわからなくなる。[類語]迷う。「どの道を行くか―・う」ある事に心をうばわれる。「女性に―・う」文《四》。 **まーどお【間遠】**製《形動》物事の間隔が時間的・空間的にへだたっているようす。「行き来がーになる」 **まーどお・い【間遠い】**昆《形》時間的・空間的に間隔がはなれているようすだ。間遠である。「―・いベルの音」 **まどか【『円か】**《形動》〔文〕●まるいようす。「―な月」●おだやかなようす。円満。「―な人格」 **まど‐ぎわ【窓際】**も、窓のそば。[類語]窓辺。●閑職。「―に追いやられる」[参考]者多く、デスクを窓のそばに配置することから。―ぞく【一族】出世コースからはずれて、閑職にある人たち。〔ふつう、中高年をいう〕 **まど・ぐち【窓口】**仕切りを通して、外来者の用件を受けつけたり金銭の出し入れなどをしたりする所。また、その係(の人)。「―の応対が不親切だ」〔ひゆ的に、連絡をつける所の意にも使う〕「国際親善のー」 2 **まとはずれ【的外れ】**忍《名・形動》(矢が的をはずれる意から)見当ちがいなこと。「―な批評」 **まど・べ【窓辺】**窓のそば。[類語]窓際。 **まとま・る【纏まる】**《自五》●ばらばらのものが集まって一つになる。「皆の意見が―・る」「―・った金(=何かに十分役立つほどの金)」●整理がついて筋道が立つ。「考えが―・る」〔交渉・相談などの〕決まりがつく。成立する。「縁談が―・る」「話が―・る」●できあがる。完成する。「作品が―・る」文《四》。 **まと・める【纏める】**《他下一》●ばらばらのものを一つに合わせる。「荷物を一か所に―・める」「髪を―・める」[類語]()一括。包括。●筋道を立てて整理する。「考えを―・める」[類語](5) 総括。統一。●決まりをつける。まるくおさめる。「話し合いを―・める」●完成させる。「論文を―・める」図まと・む《下二》。 **まとも【『正面・『真『面】**《名・形動》《「真つ面{おも}も」の転)●物事を正面から行うこと。また、作用を正面から受けること。「――に立ち向かっても勝てない」「――に陽光を浴びる」●筋道が通って、きちんとしていること。「―な考え」「―な商売」「――にお礼も言えない」 **マドモアゼル** お嬢さん。[参考]未婚女性の名前の前につけて「・・・嬢」の意になる。▽mademoiselle **マドラー** カクテルなどをかき混ぜる棒。▽muddler **まーどり【間取り】**家の中のそれぞれの部屋の配置。 **マトリックス**〔数〕行列。▽matrix **マドレーヌ** 小麦粉・卵・砂糖・バターなどをまぜあわせ、浅い円型または貝殻の型に入れて焼いた菓子。▽madeleine <1375> **マドロス** 船員。船乗り。▽勞matroos ーパイプ 管が太くて折れ曲がっているパイプ。船員が常用した。▽ matroos と英 pipe からの和製語 **まどろっこし・い**《形》「まだるい」に同じ。言 **まどろ・む【『微睡む】**《自五》 《「目ま蕩む」の意)〔文]うとうとと、しばらくのあいだ眠る。「しばし―・む」一 **まどわ・す【惑わす】**《他五》●考えを混乱させて、正しい判断を失わせる。「人心を―・す」[類語](5)幻惑。惑乱。●誤った道に導く。悪にさそう。「青少年を―・す映画」●だます。あざむく。「甘言で人を―・す」[類語]①~③まよわす。文《四》。 **まとわり・つ・く【纏わり付く】**味は《自五》まつわりつく。 **まとわ・る【「纏わる】**《自五》〔文〕まつわる。文《四》。——性們一 **マトン**羊肉。▽mutton **マドンナ**●聖母マリア。●あこがれの、美しくて清らかな女性。▽ Madonna ***まな【『愛】**《接頭》「かわいがる」の意。「―娘」 ***まな【真名・真『字】**●漢字。[参考]かなに対して正式の字の意。[対]かな。●漢字の楷書{かいしょ}い。 ***まな【真魚】**(「ま」は接頭語、「な」は「さかな」の意)●食用にする魚。●「真魚は始め」のとき、子供に食べさせる物。 **マナー** その場のやり方にふさわしい態度。行儀作法。「テーブルー」「ステージー」▽manner **まな・いた【「俎板・俎】**《真魚を料理する板の意)包丁を使うときに台とする板。―――に載・せる《句》議論・批判の対象にする。話題にする。俎上{そじょう}に載せる。「外交問題を―・せる」――の魚《句》相手の思いどおりになるよりほかに方法のないことのたとえ。俎板の鯉{こい}に。俎上様の魚。――の鯉に《句》「まないたの魚約」に同じ。 **ま・な・かい【『目交・『眼間】**(「目の交かひ」の意)〔文〕両眼の視線の交わる間。目と目の間。転じて、目の先。目の前。「―に母の像がうかぶ」 **まながつお【真魚鰹・鯛】**マナガツオ科の海魚。体はひし形。南日本の海にすむ。食用。 **まなこ【眼】**《「目の子」の意。もと、黒目のこと) |[文]目玉。また、目。竹の意―を転・じる《句》他を見る。眼を転ずる。―を決・する《句》目を見開いて怒る。また、決心する。 **まな‐じり【眦・睚】**《「目の後?」の意)目じり。 **ま・なつ【真夏】**夏のまっ盛り。盛夏。「―の太陽が照りつける」[対]真冬。―び【―日】一日の最高気温が三〇度をこえた日。[参考]→夏日・猛暑日。[対]真冬日。 **まな‐づる【真名鶴・『真鶴】**ツル科の鳥。頭上と首が白く、額とほおが赤い。ほかは青灰色。冬鳥で、秋、鹿児島県の一部に渡来するものは特別天然記念物。 **まなでし【『愛弟子】**特に目をかけている弟子。 **まな・はじめ【真『魚始め】**子供に生後初めて魚肉を食べさせる儀式。室町時代には生後一○一日目、江戸時代には一二○日目に行った。真魚様の祝い。 **まなび【学び】**〔文〕学ぶこと。「―の庭(=学校)」 **まなびーや【学び舎】**〔雅〕学問をする所。学校。 **まな・ぶ【学ぶ】**《他五》《「まねぶ」の転)●見習って行う。まねて自分のものとする。「先人の言行に―・ぶ」●教えてもらって修得する。教わる。「アメリカ人に英語を―・ぶ」[対]教える。●学問をする。勉強する。「よく(5) 学習。勉学。《四》。―・びよく遊ぶ」[類語] **まな・むすめ【『愛娘】**特にかわいがって、大事にしている娘。愛嬢{あいじょう}いじ。 **マニア** 趣味として、一つの事にひどく熱中している人。熱狂者。「オーディオー」「鉄道―」 ▷mania **まーに・あ・う【間に合う】**。《自五》●決まった時刻・時期におくれないで・すむ(着く)。「準備が―・わない」●その場の必要を満たす。その場の用が足りる。「手持ちの物で―・う」●物が十分あって用が足りている。そのものを必要としない。「今日は―・っています」 **マニアック**《形動》一つのことにひどく熱中しているようす。偏執狂的。「―な作品」▷maniac **まーにあわせ【間に合わせ】**も一時しのぎの用に★当てること。「一時の―」「―の借り着で出席する」 **マニキュア** 手のつめの化粧。形をととのえ、エナメルをぬって光沢を出すなど。▽manicure **マニッシュ**《形動》男っぽいようす。また、男性のようであるようす。男性的。「――なコート」▽mannish **マニフェスト**●宣言。声明書。●政権公約。▽manifesto **まにまに【『随に】**《副》〔文〕成り行きに任せて従うようす。「波の―ただよう」 **マニュアル**●手順を示した本。手引。「作業―」手で操作すること。手動。「――方式」▽manual **マニュスクリプト**●原稿。●手で書き写した本。手写本。▽manuscript **まーにんげん【真人間】**〔不正・犯罪などを犯さず〕まじめな暮らし方をしている人。まともな人間。 **まぬか・れる【免れる】**《自下一》好ましくない事態にあわずに、のがれる。こうむらないですむ。まぬがれる。「災難を―・れる」図まぬか・る《下二》。 **ま・ぬけ【間抜け】**《名・形動》頭の働きがにぶく、することにぬかりがあること。とんま。「―な答え」 **まね【真似】**《名・他サ》まねること。他に似せてすること。模倣。向「鵜{う}ぅのーをする鳥。」●形だけその動作をすること。「三三九度は飲むーだけでよい」●《形式名詞的に使って)しぐさ・行動をいやしめて言う語。「馬鹿な―をするな」 **マネー** おかね。金銭。「ポケットー」▽money ーサプライ 金融機関以外の民間部門が保有する通貨。通貨供給量。▽money supplyービル 財産作り。利殖。[参考]ボディービルをもじった和製語。 **マネージメント**〔企業の〕管理。経営。マネジメント。▷management **マネージャー**●支配人。管理人。●芸能人やスポーツチームなどの、交渉や世話をする人。▽manager **まねき【招き】**●招くこと。招待。「米国政府の―で渡米する」●客寄せのために店の入り口に置いた看板や装飾物。招き看板。 **まねきねこ【招き猫】**前足で人をまねくような格好をした、猫の置物。商家の繁盛を願う縁起物。 **マネキン**人体模型。●衣服などを着せて展示・陳列する等身大の人形。マネキン人形。●ファッションモデル。マヌカン③。●「ハウスマヌカン」の略。店で自社製の服を着て販売する女性。▽ mannequin <1376> **まね・く**【招く】《他五》●合図をして人を呼びよせる。「手で人を―・く」●客としてさそって、来させる。招待する。「結婚式に友人を―・く」「―・かれざる客(=歓迎されない客)」●ある地位についてもらうために、たのんで呼びよせる。招聘{しょうへい}にする。「工場長として―・く」●〔好ましくない結果を〕ひきおこす。もたらす。「大事故を―・く」「危険を―・く」文《四》。 **まねごと**【真『似事】●まねてする事柄。●形式だけをまねてととのえた事柄。〔自分の行為や作品を謙遜{けんそん}して言うときにも使う」「ほんのーです」 **ま・ねる**【真似る】《他下一》他のものに似せてそのようにする。まねをする。「役者の声色を―・ねる」類語 倣う。(5)模倣。図ま・ぬ《下二》。 **ま・の・あたり**【目の当たり・目の辺り】目のすぐ前。目前。眼前。「海が―に見える宿」「―にする(=この目で見る)」 **ま・の・て**【魔の手】「魔手」に同じ。[コロ]―がのびる **ま・の・び**【間延び】《名・自サ》●間が長いこと。「―した声」●どことなくしまりのないこと。「―した顔」 **まばたき**【『瞬き】《名・自サ》またたき。めばたき。「ぱちぱちとーをする」 **まばゆ・い**【目『映い・眩い】《形》まぶしい。「真夏の―・い太陽」「―・いばかりのドレス」 **ま・ばら**【『疎ら】《名・形動》ある範囲のあちこちに少しずつあること。疎{そ}。「人影が―だ」 **ま・ひ**【麻、痺・痲痺】《名・自サ》●しびれること。●[医]運動神経や知覚神経の障害によってその機能が・停止(衰弱)すること。「小児―」「心臓―」●本来の活動が停止すること。「交通が―状態になる」「感覚がーする」表記本来の表記は「麻痺」。 **ま・びき**【間引き】《名・他サ》まびくこと。「―運転」 **まびき‐な**【―菜】若いうちに間引いた菜。つまみ菜。 **ま・び・く**【間引く】《他五》〔効率的な実りや育成をはかるため〕密生している作物の不要な一部をぬき取って間をあける。うろぬく。おろぬく。●昔、養育困難などのため、生まれたばかりの子を殺す。●中間にあるものを省く。「電車の運転を―・く」 **ま・びさし**【目、庇・『眉、庇】かぶとや帽子の額からひさしのように出ているもの。 **ま・ひる**【真昼】昼の最中。日中。白昼。 **まーぶ**【間夫】情夫。特に、遊女の情夫。類語 間男。 **まぶ・い**【「眩い】《形》〔俗]容姿が美しい。 **マフィア** イタリアの反政府秘密結社から派生した、アメリカの大規模な秘密犯罪組織。▷Mafia **マフィン** 小型のパン。イースト入りの生地を小円形に焼いたイングリッシュマフィンと、卵入りの生地をカップ型に焼いたアメリカンマフィンがある。▷muffin **まーぶか**【目深】《形動》帽子などを目がかくれるほど深くかぶるようす。「帽子を―にかぶる」 **まぶし・い**【眩しい】《形》光が強くて、また、立派すぎて、まともに見ていられない。まばゆい。「夏の陽光が―・い」「―・いほどの殊勲」図まぶ・し《シク》。 **まぶ・す**【『塗す】《他五》粉などをその物の表面全体にまんべんなくつける。「きなこを―・す」文《四》。 **まーぶた**【「臉】(「目の蓋{ふた}」の意)眼球を上下からおおって保護する皮膚のひだ。眼瞼{がんけん}。 [コロ]―の・はは【―の母】《連語》思い出の中に残っている母のおもかげ。 [コロ]―が重くな・る《句》眠くてまぶたを閉じそうになる。「おなかいっぱい食べたら―った」 [コロ]―に浮か・ぶ《句》〔実際に見えるように〕はっきりと思い出される。「喜ぶ顔が―・ぶ」 **まぶ・だち**〔俗]親友。 **まーぶち**【目縁・眶】目のふち。 **まふゆ**【真冬】冬の盛り。類語 厳冬。団 真夏。 **まふゆ‐び**【―日】一日の最高気温が○度未満の日。参考↓冬日。真夏日。 **マフラー** 襟巻き。首巻き。●自動車・オートバイなどの消音器。▷muffler **ま・ほ**【真帆】順風を受けて、帆を船の方向と直角に張ること。また、その帆。団 片帆。 **まほう**【魔法】〔人間ではできない〕不思議な事を起こさせる術。魔術。「―使い」[コロ]「―をかける」 **まほう‐びん**【―瓶】中に入れたものの温度をそのまま保つ容器。内外二層のガラスびんから成る。テルモス。 **ま・ほうじん**【魔方陣】「方陣②」に同じ。 **マホガニー** センダン科の常緑高木。材は堅くつやがある。家具・工芸品などに用いる。▷mahogany **まほし**《助動:シク型》文語「・・・たい」「・・・が望ましい」の意を表す。「常にかくこそあらまほしけれ」 **まぼろし**【幻】●現実には存在しないのに、一時的にあるように見えるもの。幻影。幻像。「―を見る」●たちまち消えるはかないもの。「―の(=公認の条件が満たされず未公認に終わった)世界新記録」●存在が確かめられていないもの。また、存在は確かだがめったに見ることのできないもの。「―の名画」 **まほろば**〔古〕すぐれたよい所。ひいでた国。まほら。まほらま。「大和{やま}は国の―〈古事記〉」 ***まま**【儘】●成り行きに任せること。「なすがーになる」●思うとおりの状態。自由。「―ならぬ人の世」●その状態のとおりであること。「昔の―の家屋」●引用・校正などで、原文のとおりであることを示す語。表記④はふつう「ママ」と書く。 ***ま・ま**【間間】《副》ときどき。「失敗も―ある」 ***まま**《接助》《名詞「儘{まま}」から)●文語(「ままに」の転か)〔候文{そうろうぶん}などで〕事情をあげて、理由を説明するのに使う。・・・ので。・・・によって。「御尊顔を拝したく存じ候まま御来駕、をお待ち申し候」●(「ままで」の転か)〔「・・・たまま」の形で、連用修飾句を作る〕●その状態を保って。「机に向かったまま考え込んでいる」●その動作・作用が起こったが、しかし。「一度話したまま、連絡がとだえた」 ***ママ**●子供の母親に対する愛称。お母さん。また、母親。団パパ。●酒場などの女主人。マダム。団マスター。▷ma(m)ma [コロ]―とも【―友】保育園や幼稚園、公園などで子供を通じて交流するようになった、母親同士。また、その間柄。 **まま・おや**【『継親】血縁関係のない親。 ***まま・こ**【『継子】●血縁関係のない子。団実子。●仲間はずれにされる者。のけもの。「―になる」 ***まま・こ**【『継粉】粉を水などでこねるとき、小さなかたまりになってこなれない部分。 **ままごと**【『飯事】子供がおもちゃを用いて、炊事や食事など家庭生活のまねをする遊び。「一遊び」 **まま・ちち**【『継父】血縁関係のない父。継父{けいふ}。 **まま・ならぬ**【儘ならぬ】《連語》思うとおりにはいかない。「―浮き世」 **ままに**【儘に】《連語》文語的《名詞「儘」+助詞「に」) <1377> 〔接続助詞的に使って〕成り行きに任せる意を表す。「さそわれるままに参加したにすぎない」 **まま・はは**【『継母】血縁関係のない母。継母{けいぼ}。 **まま‐よ**【「儘よ】《連語》成り行きに任せて何かをするときに発する語。なんとでもなれ。「―、とにかく行こう」 **まみ・える**【『見える】《自下一》《「目見{まみ}える」の意)●「会う」の謙譲語。お目にかかる。「将軍に―・える」●会う。「敵に―・える」 **ま‐みず**【真水】海水などに対して、塩分のまじらない水。淡水。因塩水。 **まみ・れる**【『塗れる】《自下一》体(の一部)に血・汗・ほこりなどがきたならしくつく。「あかに―・れる」[句]「一敗地に―・れる」図まみ・る《下二》。 **まーむかい**【真向かい】互いに正面に向かいあうこと。「―の家」 **まーむき**【真向き】正しく向かうこと。正面。 ***まむし**(動詞「まぶす」の連用形名詞「まぶし」の転)〔関西方言〕ウナギのかば焼き。また、うなぎ飯。 ***ま・むし**【蝮】クサリヘビ科のヘビ。首が細く頭は三角形で大きい。体は短く小さい。暗褐色の全身に黒い円形の斑紋{はんもん}がある。卵胎生。有毒。参考蝮酒・黒焼きなどにして強壮剤として用いられる。 ***まめ**【『忠実】《名・形動》●苦労をいやがらず、きちょうめんに物事をすること。「―に手紙を書く」「足―」●体が丈夫なこと。健康なこと。達者。「―に暮らす」 ***まめ**【豆】《名》●マメ科植物の種子のうち、ダイズ・アズキ・ソラマメなど、主として食用になるものの総称。●ダイズの称。「―かす」「―まき」●手足の一部がひどくこすれたときにできる、小さな水腫{すいしゅ}。表記③は「肉刺」とも書く。 [コロ]《接頭》「形・規模の小さいもの」の意。「―本」「一知識」 **まめいた・ぎん**【豆板銀】江戸幕府が鋳造した豆粒状の銀貨。豆板。 **まめ・かす**【豆粕】油をしぼりとった大豆のかす。肥料・飼料にする。 **まめ・がら**【豆『幹・萁】豆の実を取り出したあとの茎・さやなど。 **まめ・しぼり**【豆絞り】白地に豆粒大のまるい形を染め出した絞り染め。手ぬぐい・浴衣などに多い。 **まめぞう**【豆蔵】●昔、滑稽{こっけい}ないな身振りなどで笑わせた大道芸人。●よくしゃべる人を軽蔑していう語。 **まめ・たん**【豆炭】無煙炭の粉に木炭などの粉をまぜて、卵形にかためて乾燥させた燃料。 **ま‐めつ**【摩滅・磨滅】《名・自サ》すり減ること。「タイヤがーする」類語 摩耗。 **まめ・でっぽう**【豆鉄砲】大豆をたまにしてはじきとばす竹製のおもちゃ。 [句]「鳩{はと}が―を食ったよう(=突然のことできょとんとしている)」 **まめ・でんきゅう**【豆電球】懐中電灯や常夜灯などに使う小型の電球。 **まめ・へん**【豆偏】漢字の部首「豆」の称。 **まめ‐ほん**【豆本】きわめて小型の本。 **まめまき**【豆、撒き】節分の夜、いった大豆をまいて鬼を追いはらう行事。鬼やらい。追儺{ついな}。 **まめまめ・し・い**【『忠『実『忠『実しい】《形》苦労をいやがらずよく働くようすである。「―・く働く」 **まめ‐めいげつ**【豆名月】陰曆九月一三日の夜の月。枝豆を供えて祭る。参考「栗名月」ともいう。 **まめ・やか**【『忠『実やか】《形動》真心をこめて行うようす。また、親切で注意の行き届いているようす。「―に世話をする」 **ま・もう**【摩耗・磨耗】《名・自サ》すり減ること。「ブレーキのー」類語 摩滅。 **まもなく**【間も無く】《副》ほどなく。すぐに。「―式が始まる」 **ま・もの**【魔物】不思議なおそろしい力で人をおびやかしたりまどわしたりするもの。魔性のもの。ばけもの。 **まもり**【守り】●守ること。防備。守備。「―をかたくする」「―につく」囲攻め。●神仏などの加護があること。また、守り神。守り札。「神の―」「おー」 **まもり・がたな**【守り刀】身を守るための短い刀。 **まもりがみ**【守り神】災難から守ってくれる神。守護神。 **まもり・ふだ**【守り札】神仏の霊が宿り、所持する人の身を守るという札。おふだ。お守り。護符。 **まもり・ほんぞん**【守り本尊】身を守ってくれるものとして信仰する仏。 **まも・る**【守る】《他五》●他から害を受けないようにかばう。守護する。[コロ]「身を―・る」[コロ]「留守を―・る」囲攻める。犯す。表記「護る」とも書く。●そこなわれないように保つ。「約束を―・る」囡破る。図《四》 **マヤ** 中部アメリカの先住民族の一つ。かつてユカタン半島付近に高度の文明を築いた。▽Maya **まやかし** 人の目をごまかすこと。ごまかし。「すべてーだった」 **まやかし‐もの**【―物】にせもの。 **まーやく**【麻薬”麻薬】麻酔作用をもち、習慣性のある薬物の総称。乱用すると中毒症状を引き起こす。モルヒネ・ヘロイン・コカインなど。 ***まゆ**【眉】まぶたの上に横に弓形に並んで生えている毛。まゆげ。類語 眉宇{びう}。柳眉{りゅうび}。蛾眉{がび}。 [コロ]―に唾{つば}を付・ける《句》だまされないように用心する。眉に唾する。眉に唾をぬる。 [コロ]―に火が付・く《句》危険がせまる。焦眉{しょうび}の急。 [コロ]―を引・く《句》まゆずみで眉をかく。 [コロ]―を顰{ひそ}める《句》心配事や他人の不快な行為のために、顔をしかめる。「横暴な振る舞いに―・める」 [コロ]―を開・く《句》心配事が解決して晴れやかな顔になる。愁眉{しゅうび}を開く。 [コロ]―を寄・せる《句》「眉を顰{ひそ}める」に同じ。 [コロ]―を読・む《句》相手の考えや気持ちを推し量る。 ***まゆ**【繭】●カイコ・いも虫・毛虫など、完全変態をする昆虫の幼虫がさなぎになるときにつくる、殻状のおおい。●特に、カイコのまゆ。生糸の原料とする。 **まゆ・がしら**【眉頭】「眉根{まゆね}」に同じ。 **まゆげ**【眉毛】「眉」に同じ。 **まゆーじり**【眉尻】まゆ毛の末端で、こめかみに近い方。对眉根。 **まゆ・ずみ**【眉墨、黛】まゆをかくための墨。 **まゆ・だま**【繭玉】〔養蚕の盛んな地方で〕小正月、ヤナギなどの枝に繭形の餅をつけて神棚にかざる物。また、枝に、餅・小判・大福帳・お多福の面などをつけた縁起物。参考↓もちばな。 **まゆづき**【眉月】〔文〕まゆに似た形の月。三日月。びげつ。 **まゆつば・もの**【眉唾物】だまされないように用心しなければならない、あやしい事柄。「彼の話はーだ」 <1378> **まゆ・ね**【眉根】まゆ毛の、鼻に近い方の端。また、まゆ。まゆがしら。因眉尻{まゆじり}。 [コロ]―を寄・せる《句》不快に思う。 **まゆみ**【「檀・真弓】ニシキギ科の落葉低木。落葉後も実が残る。源古く、その枝で弓を作ったことから。 **まよい**【迷い】《名》●まようこと。「―が生じる」●[仏]悟りがひらけない状態。また、死者が妄執{もうしゅう}にさまたげられて成仏できない状態。 **まよい・ばし**【迷い箸】健「惑い箸」に同じ。 **まよ・う**【迷う】《自五》●進むべき方向がわからなくなる。「道に―・う」●どうしたらよいかわからなくなる。「言うべきか否か―・う」「選択に―・う」類語 惑う。戸惑う。●誘惑に負けたりして、まちがった方向に進む。「巧言令色に―・う」●悟りをひらくことができないでいる。また、死者の霊が成仏できないでいる。「仏が―・って出る」文《四》。 **ま‐よけ**【魔除け】魔物をさけること。また、そのためのお守り。「―のお札{ふだ}」 **ま‐よこ**【真横】まったくの横。「―からおす」 **まよなか**【真夜中】すっかり夜のふけた時。深夜。 **マヨネーズ** 卵黄にサラダ油・酢・からし・食塩などを加え、かきまぜて乳化させたソース。サラダなど冷たい料理に使う。マヨネーズソース。▽mayonnaise **まよわ・す**【迷わす】《他五》まようようにする。まよわせる。「人心を―・す言説」類語 まどわす。図《四》。 **まら**【魔羅】●仏道修行の妨げとなるもの。魔。魔障。参考梵語 māra (=障害)の音訳。●〔俗]陰茎。参考もと、僧侶の隠語。 **マラカス** 中南米ラテン系の民俗楽器。ヤシ科のマラカの実を干して中にビーズを入れたもの。高音と低音の二個一組みを両手でふって鳴らす。▽maracas **マラソン** ●陸上競技の一種目。四二・一九五成の競走。故事紀元前四九○年、ギリシャ軍がペルシャ軍をマラトンで破ったとき、戦勝の報を伝えるために、首都アテナイまでの約四○を一兵士が走りぬいたという故事に由来する。●〔俗〕長い距離を走ること。「駅までーをしよう」 [コロ](接頭語的に)「長時間・長期間におよぶ」の意を表す。「一討論会」「一国会」▽marathon **マラリア** 四類感染症の一つ。マラリア病原虫の寄生によって起こる感染症。熱帯・亜熱帯地方特有の熱病。病原虫はハマダラカの媒介で体内にはいり、発作的な発熱をくりかえす。▽Malaria **まり**【毬鞠】遊びに使うたま。ゴム・革製のもの、綿を芯にして糸でかがったものなど。「―つき」 **マリア** ●聖母マリア。イエス=キリストの母。処女のままイエスを産んだという。●慈愛にみちた、母のような献身的な女性。「貧民街の―様」=マリヤ。▽Maria **マリーゴールド** キク科の一年草。夏、橙色・黄色などの花をつける。▽marigold **マリーナ** ヨット・ボートなどの係留場。▽marina **マリオネット** 人形劇で、人形の各部につけた糸を上部に集めて操作するもの。また、その人形。糸操り。操り人形。参考ギニョール。▽marionnette **まりし・てん**【摩利支天】仏教の守護神。日本では武士の守り神として信仰された。 **マリネ** 魚や肉を香味料を入れた酢と油にひたした料理。「イワシのー」▽mariné **マリファナ** 麻薬の一種。大麻の穂や葉を乾燥し粉末にしたもの。主に煙草に混ぜて用いる。ハシッシュ。マリワナ。▽marijuana **まりーも**【毬藻】緑藻類シオグサ科の藻。球形で、暗緑色。湖で生育する。参考阿寒湖のものは特別天然記念物。 **まーりょく**【魔力】不思議な力。また、人を迷わすようなあやしい力。「文学の―にとりつかれる」 **マリン**《造語》「海の」「海上の」「海事の」などの意を表す。マリーン。▽marine [コロ]―スノー 海中のプランクトンが死んだあと、バクテリアに食われながら底へしずんでいくようすが、白く雪のように見える現象。海雪。▷marine snow [コロ]―スポーツ 海で行うスポーツの総称。▽marin sports [コロ]―ルック セーラー(水兵の制服)をまねた装い。セーラールック。▽marin look **マリンバ** 木琴の一種。音板の下に金属製の共鳴管がついている。もとアフリカの民俗楽器。▽marimba **マリン‐ブルー** 深い海の色のような、暗い青色。「―のワンピース」▷marine blue **まる**【丸】《名》●円形。また、球形。●よい評価を表す○形のしるし。「二重―をもらう」●欠けたところのないこと。全部。完全。「―のまま食べる」●[隠]金銭。●[俗]句点。●幾重にも築かれた城郭。「二のー」 [コロ]《接頭》●全部・全体である意。また、完全である意。「―もうけ」「―はだか」●〔年数・日数などが〕その数に満ちている意。「―一日」対足かけ。 [コロ]《接尾》(「まろ(麿)」の転)●船の名前につける語。「氷川―」●古く、人・刀剣・犬などの名前につけた語。「日吉{ひよし}―」「村雨{むらさめ}」 **まる・あらい**【丸洗い】《名・他サ》和服などを解きほどかずに、そのままの形で洗うこと。「布団の―」団解き洗い。 **まる・あんき**【丸暗記】《名・他サ》内容を理解せずに丸ごと暗記すること。「教科書を―する」類語棒暗記。 **まる・い**【丸い・円い】《形》●円形・球形をしているようすだ。「―・く輪になる」「―・い卵」表記「円い」は円形の場合に用いる。●角がない。また、ふっくらとしている。「背を―・くする」「―・い顔」●角だたず、おだやかな感じだ。円満だ。「事を―・くおさめる」文まる・し《ク》。 [句]―い卵も切りようで四角《句》物事は、その扱い方によって円満におさまることもあり、角だつこともある。 **まる・うち**【丸打ち】切り口が丸くなるようにひもを打つこと。また、切り口の丸い打ちひも。 **まる・うつし**【丸写し】《名・他サ-》そっくりそのままに写すこと。「教科書を―した試験問題」●そっくりであること。「父親に―の顔」 **まる・おび**【丸帯】錦{きん}類や羽二重などの一筋の帯地を二つ折りにして仕立てた幅の広い女帯。礼装用。 **まる‐がお**【丸顔・円顔】肉づきがよい丸い顔。 **まる・がかえ**【丸抱え】●置屋が芸者の生活費をすべてもつなどして、そっくりそのまま所属させてやとうこと。●生活費や資金などを全部出してやること。 **まるかじり**【丸、齧り・丸、噛り】《名・他サ》丸ごとかじること。「りんごをーする」 **まる・がり**【丸刈り】頭髪を全部短くかりこむこと。 **まるき**【丸木】山から切り出したままで加工していない木。丸太。 **まるき‐ばし**【―橋】一本の丸太をかけわたしただけの橋。一本橋。 <1379> **まるき‐ぶね**【―舟・—船】一本の木の幹をくりぬいてつくったふね。くり舟。 **マルキシスト** マルキシズムを信奉する人。マルクス主義者。マルキスト。▽Marxist **マルキシズム** ドイツの経済学者・哲学者マルクスと、思想家エンゲルスによって基礎づけられた思想体系。唯物史観に基づき、資本主義社会の矛盾や労働者階級による変革を説く。科学的社会主義。マルクス主義。マルクシズム。▽Marxism **まる・きり**【丸切り】《副》ことごとく。まったく。まるで。まるっきり。「―話がちがう」 **マルク** ■《名・助数》ドイツの旧貨幣単位。一マルクは一〇〇ペニヒ。《名》マルクで表された貨幣。略語DM。▽Mark **まる・ぐけ**【丸、絎け】●ひも・帯などを丸くくけること。また、そのようにくけたもの。●「丸絎け帯」の略。 **まるぐけ‐おび**【―帯】男帯の一種。中に綿などの芯を入れて丸くくけた帯。 **マルクス・しゅぎ**【マルクス主義】→マルキシズム **まる‐くび**【丸首】シャツなどの襟がまるくくりぬいてあること。また、そのもの。「―のセーター」 **まるごし**【丸腰】●武士などが腰に刀を帯びていないこと。「―で敵に向かう」●武器を持っていないこと。 **まるごと**【丸ごと】《副》分けずに、そっくりそのまま。まるのまま。「―飲みこむ」 **まる-ざい**【丸材】木の皮をはいだだけの木材。 **まる・シー**【丸C】著作権の所有を示すシンボルマーク。◎で表す。万国著作権条約によって設定された。▽Cはcopyrightの頭文字。 **マルセル・せっけん**【マルセル石鹸】冷水によく溶ける中性の石鹸。絹・毛織物などの洗濯に利用する。参考「マルセル」は地名マルセイユ(Marseille)の転。 **まるぞめ**【丸染め】衣服などを、ほどかないでそのまま染めること。また、その染めたもの。 **まるぞん**【丸損】利益が全然なく、かけた資金・労力がすべて無駄になること。対丸儲け。 **まる・た**【丸太】山から切り出したままの、材木の素材となる木。丸木。「―小屋」 **まるたーん・ぼう**【―ん棒】《「まるたの棒」の転)丸太。 **まる・だし**【丸出し】すっかりさらけ出すこと。「執念―」 **マルチ**《造語》「多数の」「複数の」「複合した」などの意を表す。「―チャンネル」「―タレント」▽multi- [コロ]―しょうほう【―商法】(multilevel marketing)不正な商品販売法の一つ。販売員が商品の再販売をする者を次々に組織に加入させ、昇進などを条件に、商品の購入費用などの負担を約束させるもの。連鎖販売取引。鼠講{ねずみこう}〝式販売法。参考法律で禁止されている。 [コロ]―メディア 文字・図形・音声・映像の情報をデジタル信号に変換し、コンピューターを使って統合的にあつかう媒体。複合媒体。▽multimedia [コロ]マル・チョイ 試験問題などで、あらかじめ用意したいろいろの項目の中から正しい答えを選ばせる方法。多肢選択法。▽multiple-choiceから。 **まるっきり**【丸っ切り】《副》《「まるきり」の促音化)→まるきり。 **まる・つ‐こ・い**【丸っこい】《形》〔俗]丸みをおびているようすだ。丸い感じだ。「―・い体つき」 **まる・つぶれ**【丸潰れ】すっかりつぶれること。「面目がーだ」 **まるで**《副》●すっかり。まるっきり。「見本とーちがう」類語 まったく。全然。●さながら。あたかも。ちょうど。「―綿のような雪だ」参考①は下に打ち消しや否定の語を、②は下に「ような」の意を表す語を伴う。 >【類義語の使い分け】 >【類義語の使い分け 「まるで・全く」】 >[まるで・全く]記憶がまるで(全く)ない/それでは話がまるで(全く)違うじゃありませんか >[まるで]まるで夢みたいだ/まるで桃源郷のよう >[全く]全く困った男だ/全くのところ弱っている **まる・てんじょう**【丸天井・円天井】●半円球の天井。ドーム。●大空。青空。 ***まる・どり**【丸取り】《名・他サ》全部取ること。「もうけをーする」 **まる・なげ**【丸投げ】《名・他サ》仕事などをすべて他の者に任せること。「下請けにーする」 **まるのみ**【丸呑み】《名・他サ》●かまないで、まま飲みこむこと。●よく理解しないままで取り入れること。鵜{う}のみ。「ゴシップ記事を―にする」●全体をそっくり受け入れること。「要求を―する」表記「丸飲み」とも書くが、「丸呑み」が一般的。 **まる・はだか**【丸裸】●体に何もつけていないこと。まっ裸。すっ裸。赤裸。●体だけで財産・持ち物が何もないこと。無一物。「火災でーになる」 **まるはば**【丸幅】布の、織った地のままの幅。 **まる・ひ**【マル秘・丸秘】その書類の内容が秘密事項に属する意を表す図のしるし。転じて、秘密。「―の判を押す」「この話は―だ」 **まる・ぼうず**【丸坊主】●髪を全部そりおとした頭。また、髪を全部短くかった頭。「―にした青年」●山などの木が全部なくなること。また、木の葉を全部落とすこと。「木枯らしで木がーになる」 **まる・ぼし**【丸干し】魚・大根などを切らないで、丸のまま干すこと。また、その干したもの。「イワシのー」 **まる・ぽちゃ**【丸ぽちゃ】〔女性の〕顔がまるくて肉づきがよく、愛敬のあること。 **まる・ほん**【丸本】●全部そろっている書物。完本。全团端本{はほん}。●一つの浄瑠璃の全段を一冊にした版本。床本{ゆかほん}。正本{しょうほん}。団抜き本。 **まるまげ**【丸、髷】日本髪の一つ。長円形の平たいまげをつけたもの。既婚女性が結った。まるわげ。 **まる・まど**【丸窓・円窓】まるい形の窓。 **まるまる**【丸丸】《名》《伏せ字を言ったことから)明らかに言うことをはばかるときに使う語。「―方面に出張中」日《副》(「―と」の形も)●いかにもまるいようす。また、太っているようす。「―とした赤ん坊」●すっかり。「―損をした」 ***まる・ま・る**【丸まる】《自五》まるくなる。「―・った背中」「本の表紙が―・る」 **まる・み**【丸み・円み】まるいようす。また、その度合い。「人柄にーが出る」「―をおびた体つき」 **まるみえ**【丸見え】すっかり見えること。「外から室内がーだ」 **まる・むぎ**【丸麦】精白しただけで加工していない麦。 **まるめ‐こ・む**【丸め込む】《他五》●まるめて中に入れる。●あれこれ言いくるめて、人を手なずける。まるめる。「上司に―・まれる」類語②懐柔。籠絡{ろうらく}。 <1380> **まる・める**【丸める】《他下一》●まるくする。「背中を―・める」「頭を―・める」の形で〉頭髪をそって坊主頭になる。また、出家する。●まるめこむ②。●切り捨て・切り上げ・四捨五入などによって、切りのいい数字にする。図まる・む《下二》。 **マルメロ** バラ科の落葉小高木。春、白または淡紅色の花がつき、秋、西洋ナシに似た果実がなる。果実を砂糖づけ・ジャムなどにする。▽marmelo **まる・もうけ**【丸儲け】《名・自サ》元手がかからず、はいった金が全部もうけになること。「坊主―」 **まる・やき**【丸焼き】切らないで丸ごと焼くこと。また、焼いたもの。「鳥の―」 **まる・やけ**【丸焼け】火事ですっかり焼けてしまうこと。 **まる・やね**【丸屋根・円屋根】半球形の屋根。ドーム。 **まれ**【稀・『希】《形動》めったにないようす。「―な体験」類語 希有。 **まろうど**【『客人・賓客】(「まらひと」の転。「まれに来る人」の意から)〔文〕訪問客。客。 **マロニエ** トチノキ科の落葉高木。高さ二〇~二五局。初夏、白色の四弁花をつける。街路樹として植えられる。▽marronnier **まろ・ぶ**【『転ぶ】《自五》〔文〕●ころがる。●ころぶ。たおれる。「こけつ―・びつ」図《四》。 **まろやか**【『円やか】《形動》〔文〕●まるいようす。●角だたず、おだやかなようす。「―な(=刺激が少なくて口あたりがいい)味」 **マロン・グラッセ** 栗の実を砂糖液でやわらかく煮ふくめたフランス風の菓子。▽marrons glacés **まわし**【回し・廻し】■《名》●回すこと。〔他の語につけて用いることが多い」「―読み」「たらいー」●化粧まわし。●ふんどし。特に、力士の締め込み。《接尾》《時間・場所を表す名詞につけて》人や物をそちらの方へ移すことの意。「翌日ー」「工場―」 **まわしのみ**【回し飲み】《名・他サ》飲み物を同じ器で人から人へわたしながら飲むこと。 **まわし・もの**【回し者】内情をさぐらせるために、敵がしのび込ませた者。スパイ。「敵のー」 **まわ・す**【回す・廻す】■《他五》●輪をえがくように動かす。回転させる。「こまを―・す」「ハンドルを―・す」●まわりをとり囲むようにする。めぐらす。「塀を―・した家」●物を順に送りわたす。「杯を―・す」●それを必要とする場所などに移す。「車を玄関に―・す」「多忙な部署に人を―・す」●行きわたらせる。[句]「手を―・す」文《四》。《接尾》「あたり全体に・・・する」「しきりに・・・する」意。「ながめ―・す」「いじり―・す」図《四》。 **ま・わた**【真綿】くずまゆをひきのばして作った綿。丈夫で軽く、保温力が大きい。 [句]―で首を絞・める《句》じわじわと遠回しに責めて動きをとれなくする。 **まわり**【回り・”廻り・周り】《名》●回ること。回転。「油をさしたので車の―が速くなる」●行きわたること。「火のーが速い」●付近。周囲。「身の―」●へり。周辺。「池の―」 [コロ]《接尾》●「そこを・回って(通って)行く」意。「お得意先―」「京葉線―で東京駅に行く」●《助数》回る回数を数える語。「グラウンドをひとーする」●大きさを比べる時、その程度を漠然と言う語。「ひと―大きな人物」●十二支に従い、一二年を単位として年齢を比較する語。「ひとーも年上の友人」 >【使い分け】 >【使い分け「まわり」】 >回り〔回転。行きわたること。周囲。遠道〕回り灯籠・回り舞台・回り道・火の回りが速い・身の回り・手回り品・胴の回り・得意先回り・遠回りする >周り〔事物をかこんでいる外側。周囲。周辺〕池の周り・家の周り・周りがうるさい・周りの目を気にする >参考「回」はまわる動作や状態に使う。周辺の意では「回」を使うこともあるが、「周」がふつう。周囲の意では「胴の回り/池の周り」などのように慣用的に使い分ける。「廻」はまわる意で、「回」に書き換える。 **まわり・あわせ**【回り合わせ】「めぐりあわせ」に同じ。「―が悪い」 **まわり・えん**【回り縁】建物の周囲の二方以上に続けて設けた縁側。 **まわりくど・い**【回り諄い】《形》遠回しでわずらわしい。「―・い表現」 **まわり・どうろう**【回り灯籠】中心に立てたろうそくが起こす空気の対流で内わくが回るにつれて、外わくに影絵が動くしくみの灯籠。走馬灯{そうまとう}。 **まわり・どお・い**【回り遠い】《形》●回り道になっていて、遠い。●直接的でなく、いらいらする感じだ。まわりくどい。「―・い話だ」 **まわりばん**【回り番】●回り持ち。輪番。●見回りの当番。 **まわりーぶたい**【回り舞台】劇場で、舞台中央の床板を回転するようにした舞台。 **まわり・みち**【回り道】遠回りになる道を通って行くこと。迂路{うろ}。「―をして帰る」類語 迂回路{うかいろ}。 **まわり・もち**【回り持ち】順番に受け持つこと。回り番。「幹事を―にする」 **まわ・る**【回る・廻る】《自五》●物が軸を中心にして円形に動く。「換気扇が―・る」「車輪が―・る」●物の周囲などを輪をえがくようにして動き進む。「グラウンドを―・る」「月は地球のまわりを―・る」類語②(5)円転。回転。旋回。旋転。転回。●あちこちを順に通って行く。めぐって行く。「庭を見て―・る」「書類が―・ってくる」類語③(5)巡回。巡行。●遠道を行く。迂回する。[句]「急がば―・れ」●寄り道をする。立ち寄る。「京都に―・ってから帰る」●もう一方の場所・位置・立場に移る。「聞き手に―・る」●行きわたる。行き届く。[句]「手が―・る」[コロ]「酔いが―・る」●その物の機能がよく働く。「知恵が―・る」[句]「舌が―・る(=よくしゃべる)」●ある時刻を過ぎる。「午後二時を―・る」文《四》。 [コロ]《接尾》「そのあたりを・・・する」意。「動き―・る」「走り―・る」図《四》。 ***まん**【真ん】《接頭》《「ま」に撥音{はつおん}の介入した形》→ま(真)。「一中」「一丸」「一丸い」 **まん**【万】《名》●一〇〇〇の一〇倍。表記証書などに金額を記載するときは「萬」と書く。●数がとても多いこと。 <1381> [コロ]《助数》一〇〇〇の一〇倍を一とする単位。一〇の四乗。 ***まん**【満】●満ちていること。●年数や年齢がその数に満ちていること。「―で一七、数えで一八」類語 まる。对数え。足かけ。 [句]―を持じ・する《句》《弓を引きしぼって構える意から)十分用意をととのえて、機の熟するのを待つ。「―・して発表する」 **マン**《造語》「男」「人」の意を表す。〔他の語の下につけて、「・・・に従事する人」「・・・家”」を表す」「スポーツー」▷man [コロ]―ツー・マン 一人の人間に対して一人がつくこと。一対一。「―で指導する」▽man-to-man [コロ]―パワー ●人力{じんりき}。●人的資源。労働力(の総体)。▽man power **まん・いち**【万一】■《名》万の中の一つ。ないに等しいが、まれにはあること。「―に備える」■《副》ひょっとして。万が一。「―おくれたら先に行ってください」 **まん・いん**【満員】定員に達すること。また、人がいっぱいでそれ以上入ることができないこと。「―札止め」 **まん・えつ**【満悦】《名・自サ》満足してよろこぶこと。「御―の体{てい}」 **まんえん**【「蔓延】《名・自サ》〔好ましくないものが〕はびこり広がること。「風邪がーする」 **まんが**【漫画】こっけい・風刺・諧謔{かいぎゃく}などを主眼とし、単純な線や色を用いてえがいた絵。「一本」 **まん・かい**【満開】《名・自サ》花がすっかり開くこと。 **まん・が・いち**【万が一】《副》「万一②」に同じ。 **まんがく**【満額】要求または計画した金額の全部。「一回答」 **まん・かん**【満干】〔文〕満潮と干潮。干満。 ***まん・がん**【万巻】〔文〕きわめて多くの書物。 **まん・がん**【満願】期限を定めて神仏に祈願した、その期限が満ちること。結願。 **マンガン**【満貫・満款】マージャンで、規定の最高の得点に達すること。また、そのあがり手。▽中国語 man-guan ***マンガン**〔理]銀白色の金属元素。かたくてもろい。鋼に化合させて硬度の高い特殊鋼を作る。元素記号Mn。表記「満俺」とも当てた。▽Mangan **まんかん・しょく**【満艦飾】●祝祭日などに、国旗や信号旗などを張りわたして軍艦をかざること。●[俗]女性が派手に着かざること。また、洗濯物を一面に干し並べること。「洗濯物でーのベランダ」 **まん・き**【満期】期限に達すること。「保険がーになる」 **まんきつ**【満喫】《名・他サ≫●心ゆくまで飲食すること。「山海の珍味を―する」●十分に味わい楽しむこと。「歌舞伎を―する」 ***まん・きん**【万金】〔文〕巨額の金銭。「―を積む」 **まん・きん**【万、鈞】〔文〕ひどく重いこと。「生命は―に値する」参考「鈞」は、目方の単位。 **まんきん・たん**【万金丹】伊勢の国(=三重県)の朝熊山{あさまやま}で作った丸薬。胃腸疾患・解毒などに用いた。 **マングース** ジャコウネコ科の動物。体長約四五。丽は小さく、尾は長い。ヘビ・ノネズミを捕食する。参考沖縄などでハブを駆除するために移入されたが、野生化し在来種を捕食するとして問題視されている。▽mongoose **マングローブ** 熱帯・亜熱帯の入り江や河口などに発達したヒルギ科などの常緑樹林。支柱根・呼吸根をもつ。▷mangrove **まんげーきょう**【万華鏡】三枚の長方形の鏡を向かい合わせにした筒に、細かい色ガラスまたは色紙を入れた玩具べ。回しながらのぞくと変化する美しい模様が見られる。カレードスコープ。 **まんげつ**【満月】欠けた部分がなく、円形にかがやく月。十五夜の月。望月{ぼうげつ}。対新月。 ***まんげん**【万言】〔文〕きわめて多くのことば。「ーを費やす」 ***まんげん**【漫言】〔文〕はっきりした目的もなく、思いつきで言うことば。漫語。 **まんこう**【満、腔】〔心の宿る所としての〕体の中の全体。「―の敬意を捧げる」 **マンゴー** ウルシ科の常緑高木。果実は長さ約一五ッの長楕円形で黄色に熟す。独特の強い香りがある。食用。▽mango **マンゴスチン** オトギリソウ科の常緑高木。マレー半島原産。暗紫色に熟した果実は甘みと香りがある。食用。▽mangosteen **まんざざ**【満座】その場にいる人の全部。「―の視線を浴びる」 **まん・さい**【満載】《名・他サ》●人や物をいっぱいにのせること。「貨車に荷物を―する」●新聞・雑誌に記事をいっぱいのせること。「買い物情報が―された雑誌」 ***まんざい**【万歳】正月の初め、家々を回って賀詞を述べて舞う門付け芸。三河万歳・大和万歳など。 ***まんざい**【漫才】二人以上で、こっけいな掛け合いを演じる寄席演芸。「一師」参考「万歳」を現代化したもの。 ***まん・さく**【万作】マンサク科の落葉小高木。山地に自生する。早春、黄色の細長い四弁の花を枝いっぱいにっける。果実は球形。 **まんさく**【満作】「豊作」に同じ。四字「豊年―」 **まんざら**【満更】《副》《下に打ち消しの語を伴って)必ずしも(・・・ときまったものでもない)。「―知らないわけではない」表記ふつうかな書きにする。 [コロ]―でもな・い《句》まったく悪いというわけではない。また、かなりよい。「ほめられて―・いようすだ」 **まんさん**【蹣跚】《形動》〔文]よろめきながら歩くようす。「―たる足どり」 **まんざん**【満山】〔文〕●山全体。山じゅう。「一紅葉をいろどる」●寺全体。寺じゅう。「―の僧」 **まんじ【卍卍字・万字】●仏の胸・手足・頭髪などに表れためでたい相。仏心や寺院のしるしとして用いる。●卍をかたどった模様・紋章。 **まんじ‐どもえ**【卍巴】互いに相手を追うような形で入り乱れるようす。 **まんしゃ**【満車】駐車場が車でいっぱいで駐車する余地のないこと。 **まんじゅう**【饅頭】小麦粉で作った皮であんなどを包み、蒸した和菓子。 **まんじゅう‐がさ**【―、笠】まんじゅうを横に切ったような形の、頂{いただき}が丸くて浅いかぶり笠。 **まんじゅしゃげ**【曼珠沙華】「ヒガンバナ」の別称。 <1382> **まん・しょう**【満床】病院で、入院患者用のベッドがすべてふさがること。 **まんじょう**【満場】会場いっぱいにみちていること。会場にいる人すべて。「―の皆さん」 [コロ]―いっち【―一致】その場にいるすべての人の意見が一つにまとまること。「―で可決する」 **マンション** 中高層の集合住宅。▽mansion **まんじり**《副》ちょっとねむるようす。[コロ]「ひと晩じゅうーともしなかった」 ***まんしん**【慢心】《名・自サ》思い上がること。また、その心。「―して練習を怠る」「―を戒める」 ***まん・しん**【満身】体全体。体じゅう。渾身。「―の力をこめる」類語 全身。 **まんしん・そうい**【満身創痍】体じゅうが傷だらけであること。 **まん・すい**【満水】《名・自サ》水がいっぱいになること。「―のダム」 **マンスリー** 毎月一回発行される刊行物。月刊雑誌。▷monthly **まん・せい**【慢性】●急激な変化はないが、長びいてなかなか治らない病気の状態。「―の虫垂炎」因急性。●社会に現れた病的な現象が日常的になること。「―化した交通渋滞」 **まん・せき**【満席】乗り物・劇場などの席が、客でふさがること。「―の大盛況」 **まん・ぜん**【漫然】《形動》ただ何となく物事をするようす。「―と人生を送る」 **まんぞく**【満足】《名・形動・自サ》●ある条件・規格を満たすこと。不足がないこと。●望みが満たされて、不平・不満がないこと。「現状にーする」対不満足。 **まんだら**【曼陀羅曼荼羅】仏教の本質である悟りの境地(を絵図にしたもの)。「天寿国―」参考梵語mandala(=壇・輪円具足)の音訳。 **まんだらげ**【曼陀羅華曼荼羅華】●仏の説法・出現の際、天から降り、これを見る者に悦楽を与えるという美しい花。●「チョウセンアサガオ」の別称。●白い蓮花の花。 **まん・タン**【満タン】《「タン」は「タンク」の略)自動車の燃料タンクにガソリンがいっぱいに入っていること。一般に、容量の限度いっぱいに入っていること。 **まん・だん**【漫談】●《名・自サ》とりとめのない話(をすること)。●こっけいな話術に批判・風刺をおりまぜて語る話術演芸。「歌謡―」 **まん・ちゃく**【「瞞着】《名・他サ》ごまかすこと。だますこと。「有権者を―する」 **まん・ちょう**【満潮】潮がみちて、海水面が一日のうちで最も高くなる状態。一日に二回起こる。団干潮。 ***まんてん**【満天】〔文]空いっぱい。「―の星」 ***まんてん**【満点】●規定の点数いっぱいの点。「試験でーをとる」「一○○点―」●申し分のないこと。「栄養―」注意「万点」は誤り。 **まん・てんか**【満天下】世の中全体。国じゅう。世界中。「―に並ぶ者なし」 ***まんと**【満都】都全体。都じゅう。「―の喝采を浴びる」 ***マント** ゆるやかな袖なしのコート。▽manteau **まん・どう**【万灯】木の枠に紙を張り長い柄をつけたまん灯。祭り・法会などに用いる。「一会{え}」 **まん・どころ**【『政所】鎌倉・室町幕府の中央政治機関。鎌倉幕府では行政一般を、室町幕府では財政をあつかった。 **マント・ひひ**【マント、狒狒】オナガザル科の猿。大形で、雄は頭から背にかけて銀白色の長い毛がおおい、マントを着ているように見える。 **マンドリン** 二本の弦を四組み張った撥弦楽器。半球状の胴をもち、爪{つめ}でひく。▽mandolin **マントル** ●ガス灯の炎にかぶせて、強い光を出させる器具。ガスマントル。●地球の、地殻と核の間の部分。▷mantle **マントルピース** 洋室の壁にとりつけた暖炉のまわりの装飾的な枠。特に、暖炉の上の飾り棚。〔暖炉をふくめた全体をいうこともある〕▽mantelpiece **まん・なか**【真ん中】ちょうど中央にあたるところ。「町の―」「顔のー」 **まん・にん**【万人】多くの人。すべての人。万人向{ばんんんむ}き。「―向きの娯楽」 **マンネリ**「マンネリズム」の略。「ーになる」 **マンネリズム** 同じやり方のくり返しで、新鮮味のないこと。特に、芸術作品が新鮮さや独創性を失っていること。マンネリ。「ーにおちいる」▽mannerism **まん・ねん**【万年】■《名》一万年。また、多くの年月。■《接頭》いつもその状態であることの意。 [コロ]―どこ【一床】いつもしきっぱなしにしてある寝床。 [コロ]―ひつ【一筆】軸の中に入れたインクが自動的にペン先に出るしくみの携帯用ペン。 [コロ]―ゆき【―雪】一年中消えずに残っている雪。 **まんねん・たけ**【万年、茸】マンネンタケ科のキノコ。広葉樹の根もとに生える。縁起がよいとされる。薬用。さいわいたけ。霊芝{れいし}。 **まん・ねんれい**【満年齢】誕生日ごとに一歳を加えていく、年齢の数え方。満。参考数え年。 **まんば**【漫罵】《名・他サ》〔文〕はっきりした根拠もなしに、やたらにののしること。「―を甘んじて受ける」 **まん・ぱい**【満杯】〔俗]それ以上はいる余地がないこと。いっぱい。「貯水池が―になる」「―の倉庫」 **まん・ばけん**【万馬券】〔俗]配当が一〇〇倍以上の馬券。最低金額の一〇〇円分で配当が一万円以上になる馬券。 **まんびき**【万引き】《名・他サ》すきを見はからって店の商品をぬすむ・こと(人)。 **まんぴつ**【漫筆】〔文〕●筆にまかせて書いた文章。●随筆。同②漫録。 **まん・びょう**【万病】あらゆる病気。 [向]「風邪は―のもと」 ***まんぴょう**【満票】選挙で、投票されたすべての票。投票者のすべての票。「―を得る」 ***まんぴょう**【漫評】〔文]思いつくままにする批評。 **まんぷく**【満幅】〈「―の」の形で〉まったくの。全面的な。「―の信頼を寄せる」「―の自信」 **まんぷく**【満腹】《名・自サ》腹がいっぱいになること。「―で動けない」団空腹。 **まん・ぶん**【漫文】興味本位に気楽に書いた文章。 **まんぶんのいち**【万分の一】●万のうちの一つ。●ごくわずか。「ご恩のーにも報いることができない」 **まんべんなく**【万遍無く・満遍無く】《副》広くゆきとどいて。おちがなく。「―ペンキをぬる」 **マンボ** ラテンリズムにジャズの要素を加えた、強烈なリズムのダンス音楽。また、そのダンス。▽mambo <1383> **まんようがな**【万葉〈仮名〉】かたかな・ひらがなの発生以前に、漢字の音・訓を用いて国語を書き表した表記法。漢字の意味には関係がない。万葉集に多く用いられたのでこの名がある。真仮名。「余能奈何波(よのなかは)」「也麻(やま=山)」など。 **まんぽ**【漫歩】《名・自サ》〔文〕気の向くままにぶらぶら歩くこと。類語 散策。 **まんぼう**【『翻『車『魚】マンボウ科の海魚。体長約三別。尾びれはなく、全体が卵形。世界の暖海に分布。 **マンホール** 地下敷設物などを点検・掃除・修理するために設けた、人の出入りする穴。▽manhole **まんぽ・けい**【万歩計】腰につけ、上下振動の数によって歩いた歩数を計測する器具。 ***まんま**【儘】〔俗]「儘{まま}」。「その―にしておく」 ***まんま**【飯】〔幼児語〕めし。また、食べ物。 **まん・まえ**【真ん前】まっすぐ前。真正面。因真後ろ。 **まん・まく**【幔幕】式場・会場で、まわりに張りめぐらす、紅白などの幕。「―を張りめぐらす」 **まんま・と**《副》《「うまうまと」の転)物事がとてもうまく成しとげられるようす。首尾よく。「―にげ出した」「―一杯食わされる」 **まん・まる**【真ん丸】《名・形動》ゆがみやひずみがなく、完全にまるいこと。「月がーだ」 **まん・まる・い**【真ん丸い】《形》完全にまるい。まるまるとしている。「―・いボール」「―・い月」文 ***まんまん**【満満】《形動”》あふれるくらいにいっぱいにあるようす。「―たる水」四字「自信―」 ***まんまん**【漫漫】《形動”》広々としてはてしないようす。「―たる大海」 **まんまん・いち**【万万一】《副》「万一」を強めた言い方。「―にも違約することはない」 **まん・めん**【満面】顔いっぱい。「―に笑みを浮かべる」 [句]―朱{しゅ}を濺{そそ}・ぐ《句》怒って顔を真っ赤にする。 **まん・もく**【満目】〔文〕見わたすかぎり。「―の紅葉」 **マンモス** ●氷河時代に生息していた、ゾウ科の動物。全身に長い毛が生え、上向きに巻いた長いきばをもつ。化石として発見される。●巨大なものの形容。「―都市」「一大学」▽mammoth **まん・ゆう**【漫遊】《名・自サ》気の向くままに各地をめぐり歩くこと。「諸国を―する」 **まん・りき**【万力】工作材料をはさみ、ねじの作用でしめつけて固定させる工具。バイス。 **まん・りょう**【万両】ヤブコウジ科の常緑低木。暖地に自生。庭に植えられる。夏、白い小さな花をつけ、果実は小さい球形で赤く熟す。 ***まん・りょう**【満了】《名・自サ-》期限が来て終わること。「任期がーする」 **まん‐るい**【満塁】野球で、一、二、三塁全部に走者がいること。フルベース。「ツーアウトー」 **まん・ろく**【漫録】〔文〕「漫筆」に同じ。 **み**《接頭》尊敬・丁寧の気持ちを表す語。「―心」 ***み**【『御】《接頭》「まだ・・・していない」「まだ・・・でない」の意。「―払い」「―解決」「―成年」対既。 ***み**【『深】《接頭》〔文〕美しく表現したり、口調をととのえたりするのに使う語。「―山」「―雪」 ***み**《接尾》《形容詞・形容動詞の語幹に付いて、体言化する)●程度・状態を表す。「ありがたー」「新鮮一」「青ーをおびる」表記「味」と書くこともある。●そのような状態である場所の意。「高―の見物」「深―にはまる」●〔古〕原因・理由を表す。(・・・が)・・・なので。「瀬をはやー(=流れが急なので)岩にせかるる滝川の…〈詞花和歌集・崇徳院〉」●〔古〕・・・したり・・・したり。「降りー降らずー(=降ったりやんだり)〈後撰和歌集〉」 ***み**【味】《接尾》「あじ」「おもむき」の意。「醍醐―」「人情―」 ***み**【三】さん。みっつ。〔数を数えるときに使う」「ひ・ふ・―・よ、全部で四つだ」 ***み**【実】●果実。たね。「クリのー」「若いエンドウはさやとーを食用にする」●汁の中に入れる野菜・肉など。具。●事柄の中身。内容。「―のある計画」 [句]―を結・ぶ《句》●植物の実がなる。●よい結果があらわれる。成功する。「土地再開発計画が―・ぶ」 **『み**【巳】〔文〕●十二支の六番目。●昔の、方角の名。南南東。●昔の、時刻の名。午前一〇時。または、午前九時から午前一一時まで。 ***み**【箕】竹でちりとりのような形に編んだ農具。穀物の殻やごみを除き去るのに使う。 ***み**【身】■《名》●自分自身の体。また、自分。わが身。●〔魚や獣の〕肉。「骨ばかりでーが少ない」●木の、皮より中の部分。●「ふたつきの入れ物で〕物を入れるほうのもの。「箱のー」団ふた。●刀の、さやにはいっている部分。刀身。「抜きー」●身分。立場。「相手の―になって考える」《代名》〔文〕(自称)おのれ。われ。「―ども」(他称)あなた。〔多く上に「御」をつけて用いる」「御―お大切に」→日本語 [句]―が持た・ない《句》体力が続かない。「こういそがしくてはー・ない」 [句]―から出た錆{さび}《句》自分がした悪い行いのために、自分が苦しむこと。 [句]―に余・る《句》分不相応である。また、自分の力ではやりきれない。身に過ぎる。「―・る光栄」 [句]―に覚えのな・い《句》した覚えがない。また、思い当たることがない。「―・い疑いをかけられる」 [句]―に沁{し}みる《句》●体に強くこたえる。「寒さが―・みる」●心に深く感じる。「人の情けが―・みる」 [句]―に付・ける《句》●着る。●〔からだにつけて」持つ。所持する。「大金を―・ける」●〔学問・技術などを〕本当に自分のものとする。習得する。表記「―に着ける」とも書く。 [句]―に着・ける《句》●着る。●「からだにつけて」持つ。所持する。「大金を―・ける」●〔学問・技術などを〕本当に自分のものとする。習得する。「技術を―・ける」 [句]―につまさ・れる《句》〔人の不幸などが」わが身にひきくらべて思いやられる。「―・れる話」 [句]―二つにな・る《句》出産する。 [句]―も蓋{ふた}も無・い《句》あまり露骨すぎて情味もうるおいもない。「そこまで言っては―・くなる」 [句]―も世も無・い《句》〔悲しみ・苦しみがひどくて〕自分のことも世間のことも考えていられない。 [句]―を入・れる《句》心をこめて、一所懸命にする。 [句]―を固・める《句》●身じたくをする。「制服に―・める」●結婚して所帯をもつ。 <1384> [句]―を削・る《句》ひどく苦労や心配をする。骨身を削る。 [句]―を焦が・す《句》激しい思いで悩み苦しむ。身を焼く。特に、相手を恋しく思ってもだえ苦しむ。恋いこがれる。胸を焦がす。「かなわぬ恋に―・す」 [句]―を粉に・する《句》苦労をいとわず、懸命に働く。 [句]―を捧・げる《句》〔ある物事・相手のために〕自分のすべてをさしだす。一身を捧げる。「平和活動に―・げる」 [句]―をすく・める《句》体をちぢめて小さくする。「大きな物音に思わず―・める」 [句]―を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ《句》自分の命を捨てる覚悟があって、初めて物事に成功する。 [句]―を捨・てる《句》自分を犠牲にする。その物事に真剣に取り組むようすにいう。「―・てて主君につくす」 [句]―を賭{と}・す《句》命をかける。また、命を失う覚悟で物事に打ち込む。身を賭する。「―・す覚悟」「政治家として―・す」 [句]―を退{ひ}・く《句》●後に下がる。●ある地位や立場からしりぞく。「第一戦から―・く」 [句]―を任・せる《句》●相手の前に身を投げ出して、いのなすがままになる。全面的に服従する。●特に、女性が男性に体を許す。 [句]―を以{もっ}て《句》自分の体で。みずから。「―難局に当たる」 [句]―を焼か・れる《句》●体に火をつけられ燃やされる。「生きながら―・れる」「―・れるような痛み」●激しい思いに苦しめられる。身を焦がす。「怒りにー・れる」 [句]―を焼・く《句》「身を焦がす」に同じ。 [句]―を寄・せる《句》●ある人の家に同居させてもらう。寄寓する。●〔派閥などの〕一員に加わる。 ***ミ**〔音〕長音階の第三音(短音階の第五音)の階名。▽mi **み・あい**【見合い】。《名・自サ》●見合うこと。つりあうこと。「予算との―で贈り物を決める」●結婚の相手を決めるために、見知らぬ男女が互いに顔を合わせること。「―結婚」 **み・あ・う**【見合う】。■《自五》つりあう。「収入に―・った生活」■《他五》互いに見る。 **み・あかし**【『御明し・『御『灯】神仏に供えるあかり。灯明。献灯。 **み・あ・きる**【見飽きる】《自上一》何度も見て、もう見たくなくなる。「雑なドラマはもうー・きた」 **み・あ・げる**【見上げる】《他下一》●下から上の方を見る。あおぎ見る。「―・げるような大男」団見下ろす。●りっぱだと感心する。「―・げた態度だ」対見下げる。 >日本語「身につける言葉」 >帽子は「かぶる」、めがねは「かける」、シャツや上着は「着る」、ズボンは「はく」。それぞれの動作が異なるので、動詞も違う。「はく」は、物を下から上へ引き上げる動作。しかし、同じ「はく」でも、ズボンとスカートと靴下とでは、少し違う。それに対して「かぶる」は、上から下へする動作。従って、セーターも「かぶる」ことがある。 >ここで面倒なことは、ティアラとか、ヘッドホンとか、イヤリングなどである。ヘッドホンは、「かぶる」と言ったほうがいいものでも、「つける」「かける」が多く使われる。王冠のような大きなものは「かぶる」だが、ティアラだと、「つける」が多い。「つける」は便利な言葉で、困ったときは「つける」を選ぶ。かつらもブラジャーもアンクレットも、「かぶる」や「着る」や「はめる」と言い切れないときは、「つける」と言う。 >言葉は、事細かに言い分けられるほうが、明晰で分かりやすいだろう。そういう考えからすると、包括的に表現してしまう「つける」のような言葉は、まずいかもしれない。しかし、言葉と言葉の隙間はたくさんある。言葉で言えてしまうことなど、たかがしれている。ただ、その隙間に迫って、明晰に言葉に変換しようとする試みも、捨ててはならない。 **み・あた・る**【見当たる】《自五》〔さがしていたものが〕見つかる。〔多く、打ち消しの語を伴う〕「適任者が―・らない」 **み・あやま・る**【見誤る】《他五》●〔他のものと〕見まちがえる。「他人を友人と―・る」●見方をまちがえる。見そこなう。「人柄を―・る」 **み・あわ・せる**【見合わせる】《他下一》●互いに見る。「二人は顔を―・せてうなずく」●見くらべる。「両書を―・せて相違点を調べる」●実行しようと思っていたことをさしひかえる。「発表を―・せる」 **ミー・イズム** 自己中心主義。▽meism **みいだ・す**【見『出す】《他五》見つけ出す。発見する。「解決策を―・す」「生きがいを―・す」 **みいちゃんはあちゃん**〔俗]みいはあ。 **み・いつ**【『御、稜威】〔雅〕「稜威」の尊敬語。天皇の威厳と徳。 **ミーティング** 打ち合わせの会合。▷meeting ***ミート** 食用の獣肉。牛肉・豚肉・羊肉など。▽meat [コロ]―ソース ひき肉・玉ねぎのみじん切りなどをいため、トマトピューレなどでにこんだソース。▷meat sauce ***ミート**《名・自サ》●野球で、打者が投球にバットの振りを合わせること。「外角球にうまくーさせる」●球技で、打つボールに(うまく)合わせること。▽meet **みい・はあ**《名・形動》〔俗]流行や周りの人の趣味などに安易に同調する・こと(人)。参考「みいちゃんはあちゃん」の略。表記多く「ミーハー」と書く。 **ミイラ** 人間や動物の死体が、くさらずにかわいて固まり、もとの形に近い状態で残っているもの。天然のものと人工のものがある。表記「木乃伊」と当てる。▽mirra [句]―取りがミイラにな・る《句》人をさがしに行った者が、そのまま帰らないで、逆にさがされる立場になる。また、人を説得しようとした者がかえって相手の意見に同意してしまう。 **み・いり**【実入り】●穀物などの実が成熟すること。「―がおそい」●〔費やした労力に対する]収入。「いそがしいわりにーが少ない」「―のいい仕事をさがす」 **み・い・る**【見入る】《自五》《他五》●目をじっとその方に向ける。注視する。「ゴッホの絵に―・る」●とりつく。魂をうばう。〔多く「―・られる」の形で使う〕「悪魔に―・られたように危険地域に近づく」類語 魅する。表記②は多く「魅入る」と書く。 **ミール** 穀物や種子などをひき割りにしたもの。「オート一」▷meal **みーうけ**【身請け・身受け】《名・他サ》身の代金をはらって、芸者・遊女などをうけ出すこと。落籍{らくせき}。 **み・う・ける**【見受ける】《他下一》●見かける。「きのう駅で―・けた顔」●見て判断する。見てとる。「―・けたところ悪人ではないらしい」 <1385> **み・うごき**【身動き】《名・自サ》●《多く下に打ち消しを伴って)体を動かすこと。「満員で―もできない」●思うように行動すること。「多忙でーがとれない」 **み・うしな・う**【見失う】《他五》今まで見えていたものが消えて、どこに・ある(いる)のかわからなくなる。「人混みで連れを―・う」「夢を―・う」 **み・うち**【身内】●家族。親類。親戚{しんせき}。「―だけで式を挙げる」類語 身寄り。●同じ組織に属する者。 **み・うり**【身売り】《名・自サ》●身の代金をとって、約束の期間、つとめ奉公をすること。〔多く、芸者・遊女になることにいう〕●代金をとって、会社の経営権を他の会社に与えること。「A社がB社に―する」 **みえ**【見え】●他人を意識して、実際以上によく見せようとすること。うわべをかざること。表記「見栄」と書くことが多い。●歌舞伎で、役者が最高潮に達した感情を観客に強く印象づけるため、一瞬動きをとめて目立った表情・姿勢をとること。表記②は「見得」と書くことが多い。 [句]見栄も外聞も無・い《句》人のうわさを気にかける余裕がない。「―・く就職口をさがす」 [句]見得を切・る《句》●役者がみえ②をする。「花道で―・る」●相手に対して、ことさらに自分を誇示する。「『今年は優勝だ』と―・る」 [句]見栄を張・る《句》うわべをつくろって、実際よりもよく見せようとする。 **みえ・がくれ**【見え隠れ】《名・自サ》見えたりかくれたりすること。みえかくれ。「―について来る」「ことばのはしばしに彼の本音がーする」 **みえ・す・く**【見え透く】《自五》明らかにわかる。特に、他人の意図・本心がよくわかる。「―・いたうそ」 **みえ・つ・ぱり**【見『栄っ張り】《名・形動》自分をよく見せようとうわべをかざる・こと(人)。みえぼう。 **みえ・ば・る**【見『栄張る】《自五》みえをはる。うわべをことさらにかざる。 **みえ・ぼう**【見『栄坊】みえっぱり(な人)。 **みえみえ**【見え見え】《名・形動》〔俗〕相手のねらいが簡単に見やぶれること。「―の本心」 **み・える**【見える】《自下一》●目にそのものの存在が感じられる。目にうつる。「山が―・える」●見る能力がある。「猫は夜でも目が―・える」●〔外見から判断して〕・・・と見受けられる。「うれしそうに―・える」「彼は金持ちに―・える」●「来る」の尊敬語。おいでになる。「B社の社長が―・えました」図み・ゆ《下二》。 **み・お**【澪・『水『脈】●川や海で、船の水路になっている、帯状の深い所。みよ。●船が通ったあとにできる、水の筋。航跡。「―を引いて船が行く」 **み・おくり**【見送り】●見送る・こと(人)。「―に行く」●さしひかえること。「―の三振」「値上げはーになった」 **み・おく・る**【見送る】《他五》●去るあとを目で追う。「川を下る舟を―・る」●去り行く人を、姿の見えるところまでながめやる。「客を玄関で―・る」「友を空港まで―・る」●人の死を見届ける。「五年前に父を―・った」●手を出さないでさしひかえる。「ボールを―・る」「今年は海外出店を―・る」 **み・おさめ**【見納め・見収め】見るのがそれで最後となること。「この景色も今日がだ」 **みおつくし**【澪標】〔文]《「みおの串{くい}」の意)船に水路を示すため、水中にたてるくい。みおぐい。 **み・おと・す**【見落とす】《他五》見ていながらその部分に気づかないでしまう。「誤字を―・す」 **み・おとり**【見劣り】《名・自サ》他のものより、おとって見えること。「安物はやはりーがする」 **み・おぼえ**【見覚え】以前に見た記憶があること。「―のある顔」 **み・おも**【身重】《名・形動》妊娠していること。 **み・おろ・す**【見下ろす】《他五》●高い所から下の方を見る。「山上から下界を―・す」因見上げる。●見くだす。「人を―・した態度」 **み・かい**【未開】●文化・文明がまだ開けていないこと。野蛮。「―の地」●土地がまだ開拓されていないこと。未開拓。「―の原野」 **み・かいけつ**【未解決】まだ解決していないこと。「―の問題」 **み・かいたく**【未開拓】●土地がまだ切り開かれていないこと。未開。●〔新分野に〕まだ手がつけられていないこと。「―の研究分野」 **み・かえし**【見返し】●書物の表紙の裏にあって、表紙と本文とが接合される部分。●洋裁で、前あき・襟ぐり・袖口などの始末のために裏側にぬいつける布。 **み・かえ・す**【見返す】《他五》●後ろをふりむいて見る。かえりみる。「船上から港を―・す」●もう一度よく見る。見直す。「目をこすって―・す」●人が見たのに対し、こちらもそちらを見る。「きっとなって―・す」●実績を見せつけて、以前の軽く見たことに報いる。「いつかはあいつらを―・してやる」 **み・かえり**【見返り】金銭・物資などを借りるために、担保や保証としてさし出す・こと(もの)。また、代償。「―を求める」 ***み・かえ・る**【見返る】《他五》「ふり返る」に同じ。 ***み・か・える**【見変える】《他下一》あるものを捨てて他のものに心を移す。「恋人に―・えられる」 **みがき**【磨き・『研き】●こすって、きれいにしたりつやを出したりすること。「―のかかった廊下」●いっそうすぐれたものにすること。[コロ]「得意の技にーをかける」 **みがき・あ・げる**【磨き上げる】《他下一》●みついて仕上げる。「ぴかぴかに―・げた靴」●洗練された状態にする。「芸を―・げる」 **みがき・こ**【磨き粉】物をみがく粉。クレンザー。 **みがき・た・てる**【磨き立てる】《他下一》●丹念にみがく。「床を―・てる」●美しくよそおう。「―・てて外出する」 **みがき・にしん**【身欠き、練】片身にしたニシンを干したもの。かきわり。みかきにしん。 **み・かぎ・る**【見限る】《他五》見込みがないと考えて見きりをつける。「不調の先発投手を―・る」類語 見捨てる。見離す。 >類義語の使い分け >「見限る・見捨てる・見離す」 >[見限る・見捨てる・見離す]親も見限っ(見捨て・見離し)たどうしようもない放蕩息子 >[見限る・見離す]医者が患者を見限っ(見離し)ていいものだろうか >[見限る]時代遅れの家業を見限って商売替えをする >[見捨てる]たよってきた人を見捨てるとは <1386> **み・かく**【味覚】舌で知る味の感覚。甘さ・しおからさ・にがさ・すっぱさなどの感覚。「―の秋」 **み・がく**【磨く・『研く】《他五》 ●こすって、つやを出す。また、汚れを取り去る。「テーブルを―・く」●努力して、学問・技芸などをりっぱなものにする。また、美しくする。「自分を―・く」[句]「腕を―・く」[文]《四》。 **みかくにん・ひこうぶったい**【未確認飛行物体】「空飛ぶ円盤」の正式な名称。[略語]UFO。 **み・かけ**【見掛け】〔実体は別として〕外からだけ見たようす。外観。うわべ。「――ばかりで中身がない」―だおし【一倒し】外見はりっぱであるが、実質が伴わない・こと(もの)。「―の力士」 **みかげ・いし**【『御影石】〔石材としての〕花岡岩。[たっ]神戸市御影が産地として有名だったことから。 **みかけ・に・よら・ない**《連語》外見と内実が異なっている。また、外見では判断できない。「―・ない頑固者」「人は―・ない」 **み・か・ける**【見掛ける】《他下一》目にとめる。見受ける。「よくー・ける広告」「友人を町で―・けた」 **み・かた**【味方・身方】●対立して争っている二つの集団のうち、自分が属している方。また、他と対立し争うとき自分を支持してくれる人。「―に引き入れる」[団]敵。敵方。●《名・自サ》対立するものの一方を支持し応援すること。「会社側に―する」 **み・かた**【見方】●見る方法。「顕微鏡の―」●〔ある立場に立った〕物事に対する考え方。見解。「―によっては正解だ」「―を変える」 **みがため**【身固め】《名・自サ》身じたくをすること。「―して出掛ける」 **みか・づき**【三日月】●陰暦の毎月三日前後の夜に出る、細い弓形の月。●三日月の形をしたもの。「―一眉」「一湖」 **み・がって**【身勝手】《名・形動》自分の都合だけを考えて行動すること。わがまま。「―な言い分だ」 **み・かど**【『帝・『御門】〔文〕天皇。「時の―」 **み・か・ねる**【見兼ねる】《他下一》平気で見ていることができない。「見るに―・ねて(=だまって見ていられないで)」 **み・がまえ**【身構え】[慧]身がまえる・こと (姿勢)。「ボクシングのー」[類語]体勢。 **み・がま・える**【身構える】《自下一》相手の攻撃や防御に対して姿勢をととのえる。〔ひゆ的に、精神のあり方にも言う」「きっとなって―・える」 **み・がら**【身柄】●その人の体。当人自身。〔主に拘留・保護された人に対して使う〕「―を引き受ける」●その人の身分。「――をわきまえぬ行動」 **み・きき**【見聞き】《名・他サ》見たり聞いたりすること。「外国の事情を―する」 **み・がる**【身軽】《名・形動》●体を軽々と動かすこと。「階段を―にかけ上がる」●装いの簡単なこと。「―な旅装」●責任・親族などがなく気が楽なこと。「引退してーになる」 **みかわ**【三河】旧国名の一つ。今の愛知県の東部。三州。 **み・かわ・す**【見交わす】[錫]《他五》互いに目や顔をじっと見る。「目と目を―・す」 **みがわり**【身代わり・身替わり】他人のかわりになる・こと(人)。「―を立てる」 **み・かん**【未刊】まだ刊行されないこと。[因]既刊。 **み・かん**【未完】まだ完了・完成しないこと。「―の小説」「―の大器」 **み・かん**【『蜜柑】ミカン科の常緑小高木。初夏、白い花がつき、初冬、球形の果実が橙色に熟する。果実は晩秋から冬にかけての代表的な果物。 **みかんせい**【未完成】《名・形動》まだ完成しないこと。「―の作品」 **みき**【幹】●樹木の根から上にのびて枝・葉を出す太い部分。●物事の大切な部分。「計画のーとなる工事」 **み・き**【〈神酒〉・『御酒】神に供える酒。「神棚に―を供える」[参考]「酒」の美称「き」から。 **みぎ**【右】●北を向いたとき、東にあたる方角。●保守的なこと。右翼。[因]②左。●縦書きの文章で、そこより前の方(に記した事柄)。「――に述べたとおり」「―御礼ぅまで」[因]左。 **―から左**《句》受け取ったものをすぐ他にわたしてしまうこと。「―〈使ってしまう」「―〈忘れてしまう」 **―と言えば左**《句》他人の言うことに反対すること。 **――に出る者が無・い**《句》〈「・・・の―・い」の形で〉・・・が最もすぐれている。「数学では彼の―・い」[参考]昔、中国で、右を上位としたことから。 **―へ倣え**《句》●右端の人を基点にして横に整列させるときにかける号令のことば。●先にした人のまねをすること。「彼にーをして私も走り出す」 **みぎ・うで**【右腕】●右側の腕。●最も頼みになる部下。「総裁のーとして活躍する」 **みぎ・がき**【右書き】文章を縦書きにするときに右から左へ書くこと。[対]左書き。 **みぎ・きき**【右利き】左手よりも右手がよくきく・こと(人)。[因]左利き。 **ミキサー** ●果物・野菜などを、カッターの高速回転によってくだく電気器具。●音声や映像を調節・調整して、よい状態のものを作り上げる・器械(技術者)。●「コンクリートミキサー」の略。コンクリートの材料をまぜあわせる機械。「―車」[▽]mixer **みぎ‐て**【右手】●右の手。●右の方。「―をご覧ください」[対]②左手。 **みぎ・ひだり**【右左】●右と左。また、あらゆる方向。「敵を―になぎたおす」「――にかけ回る」●〔物の置き方・着方などで〕右と左をまちがえること。あべこべ。「茶わんの置き方が――だ」「着物を―に着る」 **みぎ・まわり**【右回り】[殿]右の方へ向かって回ること。「―に運動場を一周する」[因]左回り。 **みぎ・よつ**【右四つ】相撲で、互いに右手を相手の左腕の下に差して組んだ体勢。[団]左四つ。 **みきり**【見切り】見切ること。見かぎること。―はっしゃ【一発車】《名・自サ》●列車やバスが客を全部乗せないまま発車すること。●必要十分な条件や手続きが調わないまま、物事を次の段階へ進めること。「合意が得られないままーする」―ひん【―品】定価では売れる見込みがないとして値下げした商品。 **―を付・ける**《句》見込みがないと判断してあきらめる。見限る。 **み・ぎり**【、砌】〔文〕時。折り。ころ。「向寒の―、御自愛下さい」「幼少のー」 **み・き・る**【見切る】《他五》●見込みがないと判断しみ・き・る【見切る】てあきらめる。見かぎる。特に、商品の値を安くして売りはらう。「夏物を―・る」●すっかり見る。「朝までかかってぶ厚い画集を―・る」 <1387> **みぎれい**【身奇麗·身,綺麗】《形動》身なりをこざっぱりときれいにしているようす。「―な老婦人」 **みぎわ**【『水際・汀】水ぎわ。類語 なぎさ。 **み・きわ・める**【見極める】《他下一》●最後までしっかりと見届ける。「子供の将来を―・める」●物事の真偽・良否を鑑定する。「文脈を―・めて翻訳する」 **み・ぐし**【『御髪】〔文〕髪の毛の尊敬語。おぐし。 **み・くず**【『水、屑】〔文]水中のごみ。類語藻屑{もくず}。 [句]―とな・る《句》水死する。 **み‐くだ・す**【見下す】《他五》人を目下扱いにして軽蔑する。見さげる。「人を―・したような態度」。 **みくだり・はん**【三『行半・三下り半】(夫が妻に与える)離縁状。去り状。「―をつきつける」語源昔、慣習で三行半に書いたことから。 **み・くび・る**【見、縊る】《他五》〔他人の〕価値や力を軽くみてあなどる。ばかにする。「弱小チームと―・る」類語侮る。 >類義語の使い分け「侮る・みくびる」 **み・くら・べる**【見比べる・見『較べる】《他下一》見てくらべる。「見本と実物を―・べる」 **み・くるし・い**【見苦しい】《形》見ていていやな感じである。みっともない。「―・い逃げ口上」「―・い服装」 **みーぐるみ**【身『包み】体に着けているもの全部。「強盗に―はがされる」 **ミクロ** ■《名・形動》〔肉眼では見えないような〕非常に小さいこと。また、微視的であること。マイクロ。「―の世界」団マクロ。■《接頭》「マイクロ」に同じ。▽mikros/micro [コロ]―コスモス 小宇宙。対マクロコスモス。▽Mikrokosmos **ミクロン**《助数》メートル法の長さの単位。一ミクロンは一メートルの一〇〇万分の一。記号が。参考現在は「マイクロメートル(µm)」を用いる。▽micron **みけ**【三毛】猫の毛色で、白・黒・茶のまじったもの。また、その毛色の猫。みけねこ。 **み・けいけん**【未経験】《名・形動》まだ経験していないこと。「―の物事」 **み・けつ**【未決】●〔文〕まだ決定されていないこと。「―の問題」団既決。●〔法〕犯罪の疑いで起訴され、まだ有罪か無罪かが決まっていないこと。「一囚{しゅう}」 ***み・けん**【未見】〔文〕●まだ見ていないこと。「―の地」「―の文書」●まだ会っていないこと。 ***み・けん**【眉間】まゆとまゆとの間。額のまん中。眉間{みけん}。「―にしわを寄せる」 ***みーこ**【『御子・『皇子・『皇女】●天皇の子。皇子。皇女。●高貴な人の子。「神のーキリスト」表記②は「御子」と書く。 ***みーこ**【巫女・『神子】神に仕えて、神楽・祈禱などを行ったり神託をうかがったりする未婚の女性。かんなぎ。巫女{ふじょ}。 **みーご**【稈『心】わらの、皮を取りさった茎。わらしべ。 **みーごうしゃ**【見巧者】《名・形動》芝居などをよく見なれていて、見方がすぐれている・こと(人)。 ***み・ごろ**【見頃】見るのに最もよい時期。「桜のー」 ***みーごし**【『御輿・『神輿】祭りのときなどに、神体・神霊をのせて運ぶ輿{こし}。神輿{しんよ}。おみこし。 [句]―を上・げる《句》落ち着いているのをやめて、行動しはじめる。長居をやめて立ち去る。参考俗には、「輿」と「腰」とをかけて用いることが多い。 [句]―を担・ぐ《句》他人をおだてあげる。 [句]―を据・える《句》ゆったりとすわり込んで動かない。参考俗には、「輿」と「腰」をかけて用いることが多い。 **みーごも・る**【身籠もる】《自他五》子をはらむ。妊娠する。「二人目を―・る」 **み・ごろし**【見殺し】人が死にそうになったり、苦しんでいたりするのを見ていながら、助けない(助けられない)こと。「おれを―にする気か」 **みーこん**【未婚】結婚していないこと。因既婚。 **ミサ** カトリック教会で、神をたたえ、罪のつぐないと神のめぐみをいのるための式典。表記「弥撒」と当てた。▽missa **み・さい**【未済】〔必要な手続き・義務などが〕まだすんでいないこと。特に、まだ金をおさめたり返したりしていないこと。「借金の一分を返す」団既済。 **ミサイル** 爆発する弾頭をもち、自力で飛行しながら標的に誘導される飛行兵器。誘導弾。▽missile **みさお**【操】●自分の志をかたく守って変えないこと。節操。●女性の貞操。「―を守る」 **みーさかい**【見境】物事を区別して考えること。見分け。〔多く、「―がつかない」「―がない」などの形で使う」「前後のーがつかない」「―もなくけんかをする」 **みさき**【岬・崎】海や湖につき出た陸地の先端。 **み・さ・げる**【見下げる】《他下一》相手を(道徳的に)いやしい人間だと軽蔑する。「借金をふみたおすとはー・げたやつだ」対見上げる。 **みさご**【鶚】タカ科の鳥。留鳥で、全国各地の波の荒い海岸にすみ、海中の魚を捕食する。 **みーささぎ**【陵】天皇・皇后などの墓所。御陵{ごりょう}。山陵。陵墓。 **み・さだ・める**【見定める】《他下一》そうと見きわめる。それと確かめる。「目標を―・めて撃つ」「景気の先行きを―・める」 <1388> **みざる‐きかざる‐いわざる**【見猿聞か猿言わ猿】《連語》両目・両耳・口を両手でふさいだ三匹の猿の像。よけいなことを見たり、聞いたり、言ったりしないことの象徴。三猿{さんえん}。参考「見ざる聞かざる言わざる」にかけたもの。 **みじか・い**【短い】《形》●端から端までのへだたりが小さい。「―・い棒」●始めから終わりまでの時間の経過が小さい。「―・い期間」●〈「気が―・い」の形で〉がまんができない。「彼は気が―・くてすぐ怒る」因①~③長い。注意送りがな「短かい」は誤り。みじか・し《ク》。 **みじかめ**【短め】《名・形動》少し短いこと。団長め。 **みじかよ**【短夜】すぐ明ける夜。〔特に夏の夜をいう]対長夜。 **みーじたく**【身支度・身仕度】《名・自サ》それに合った身なりをととのえること。身ごしらえ。「旅の―をする」 **みーじまい**【身仕舞い】《名・自サ》身なりをととのえること。特に、女性の化粧や着付け。 **みしみし**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)板・氷などがきしむようす。また、その音の形容。「歩くと床がーと鳴る」 **みじめ**【惨め】《形動》かわいそうで見るにしのびないようす。また、ひどく自分が情けなくあわれに思えるようす。「―な負け方」「―な暮らし」 **み・しらず**【身知らず】《名・形動》自分の能力・地位などをわきまえないこと。身のほどしらず。 **みしらぬ**【見知らぬ】《連体》まだ一度も・見た(会った)ことがないこと。面識がない。「一人が訪ねて来た」「―土地」 **み・し・る**【見知る】《他五》以前に見て知っている。面識がある。「―・った顔が多い」 **みしり‐ごし**【見知り越し】前から面識のあること。 **みーじろぎ**【身『動ぎ】《名・自サ》体をちょっと動かすこと。身動き。「―もせず謹聴する」 **ミシン** 布地などをぬう機械。▽sewing machineのmachine (=機械)のなまりから。 **みーじん**【『微、塵】(こまかいちりの意)●《名・形動》〔物がくだけて〕非常にこまかくなること。「こっぱー」●ごくわずか。少し。〔ふつう、否定の語を伴う〕「反省のそぶりはーもない」●「みじん切り」の略。「―に切る」 [コロ]―ぎり【―切り】料理で、食材を細かく切ること。また、そのこまかく切ったもの。みじん。 [コロ]―こ【一粉】餅米を蒸して干し、ひいて粉にした物。和菓子用。 **みじんこ**【『微塵子・『水蚤】ミジンコ科の節足動物。体長約二。池・沼などに産する。 ***み・す**【『御、簾】すだれ。特に、神前や宮殿などに使う、へりをつけた目の細かいすだれ。「―をかかげる」 ***ミス** ●未婚の女性。娘。〔姓の上につけて未婚女性の敬称ともする〕対ミセス。●〔その団体での〕代表的な女性であることを表すことば。「―日本」「一着物」▽Miss ***ミス**《名・他サ-》やりそこなうこと。失敗。失策。ミステーク。「ーを犯す」「レシーブをーする」類語 エラー。▽miss [コロ]―キャスト [映画・演劇などで〕俳優に対する配役を誤ること。妥当でない配役。▽miscast [コロ]―プリント 誤植。ミスプリ。▽misprint [コロ]―マッチ 調和していないこと。不似合い。▽mismatch(=不釣り合いな組み合わせ) [コロ]―リード《他サ》誤った方向に導くこと。「読者を―する展開」▽mislead ***み・しょう**【未生】〔文〕●まだ生まれていないこと。また、まだ生じないこと。 [コロ]―いぜん【―以前】〔仏)「父母未生以前」の略。父母もまだ生まれる前の意で、相対差別をはなれた絶対無差別の境地をいう。●前世{ぜんせ}。未生前。 ***み・しょう**【実生】〔つぎ木・さし木などによらず」種子から芽がでて生長する・こと(草木)。実ばえ。 ***み・しゅう**【未収】まだ徴収・収納していないこと。「税の一分」 ***み・しゅう**【未習】まだ学習していないこと。因既習。 **みーじゅく**【未熟】《名・形動》●果物がまだ十分熟していないこと。「―なリンゴ」団完熟。●まだ経験・修練が足りず、一人前でないこと。「―者」対円熟。 [コロ]―じ【一児】体重が二五○○未満の新生児。医学的には「低出生体重児」という。 ***み・しょう**【未詳】〔文]まだくわしくわかっていないこと。「損害の程度は―」類語 不詳。 **みず**【水】●池・川・雨・海などの形で、自然にふつうに存在する透明な液体。飲用をはじめ多くの用途をもち、あらゆる生物にとって欠くことができない。化学的には水素と酸素の化合物。純粋のものは無色・無味・無臭で透明。常態では液体をなし、蒸発して蒸気に、氷点以下では氷になる。「―を飲む」「湯―のごとく金を使う」●大相撲で、水入り。●液状のもの。また、水分を多くふくむもの。「―菓子」→隠語と表現 [句]―が合わ・ない《句》その土地の風土・気風になじめない。「私には都会の―・ない」 [句]―が・出る《句》洪水になる。 [句]―が入・る《句》大相撲で、水入りになる。 [句]―清ければ魚棲{す}まず《句》清く正しすぎると、かえって人に親しまれず、孤立してしまう。清水に魚棲まず。〈孔子家語・入官〉 [句]―と油《句》互いに反発し合って、しっくりと融和しない関係のたとえ。油と水。 [句]―に流・す《句》過去のいざこざなどを、すべてなかったことにする。水にする。 [句]―の滴{したた}るよう《句》〔美男美女の〕みずみずしく美しいようすの形容。「―な女」 [句]―の低きに就{つ}っく如{ごと}し《句》自然の勢いは、人力ではどうすることもできないことのたとえ。また、人々は自然の成り行きに従うようになることのたとえ。 [句]―は方円の器に随{したが}う《句》水は入れ物によって四角くもまるくもなる。人は交友・環境によってよくも悪くもなる。〈荀子・君道〉参考「方」は四角、「円」はまるいこと。 [句]―も滴{したた}る《句》美男の形容。「―いい男」 [句]―も漏{も}らさぬ《句》警戒の厳重なようすの形容。「―かまえ」 [句]―をあ・ける《句》他に(大きな)差をつける。「ライバルにー・ける」 [句]―を打ったよう《句》いっせいに静まりかえるようす。「会場はーにしんとなった」 [句]―を得た魚{うお}《句》「魚の水を得たよう」に同じ。 [句]―を差・す《句》仲のよい間柄や、うまくいっている状態をはたからじゃまをする。水をかける。「夫婦仲に―・す」 [句]―を向・ける《句》相手の関心をその方へ向けさせようとしてさそいかける。 <1389> >類認と表現「水」 >水が酸素と水素の化合物であることが分かったのは、一八世紀も末のことである。生活感覚としての水は、川や海や雨の形で自然界にごくふつうにあるものだ。生活に欠かせないものであるのにかかわらず、普段その大切さを忘れがちである(湯水のように使う)。さわって冷たく、無色無味で清浄感にあふれ、みずからの形を持たず(水は方円の器に随う)、高きから低きに流れ、温められて「湯」とその名を変える。無色清浄なるが故に物を洗い清めることができ(炊事洗濯・水に流す・死に水をとる)、冷たきが故に「熱い仲に水を差す」ことができる。無味にして人はこれを飲んで「美味ぁい」と言う(名水なくして、名酒なし)。 >お冷や・湯冷まし・閼伽{あか}・ウォーター >◇[・・・みず]雨水・井戸水・打ち水・大水・川水・氷水・差し水・誘い水・(石が)清水・塩水・潮水・死に水・谷水・たまり水・力水・鉄砲水・泥水・生水・飲み水・日向水・冷や水・真水・湯水・呼び水・若水・湧き水 >◇[・・・すい]飲料水・汚水・温水・河水・海水・鹹水{かんすい}・汽水・化粧水・下水・湖水・硬水・鉱水・香水・降水・山水・秋水・重水・上水・浄水・蒸留水・清水・泉水・ソーダ水・濁水・淡水・炭酸水・地下水・軟水・廃水・名水・流水・冷水・レモン水・濾水 >「オノマトペぽたぽた「ぼたぼた・ぼとぼと」落ちる/さらさら「じゃあじゃあ・ざあざあ・ちょろちょろ]流れる/ざぶざぶ「じゃぶじゃぶ]洗う/びしょびしょにぬれる/ちゃぷちゃぷ[ちゃっぷちゃっぷ・びしゃびしゃ・びちゃびちゃ・ぴちゃぴちゃ」音を立てる ***ミズ**〔ミスターに対応した〕ミスとミセスをまとめた呼び名。参者女性だけ未婚(ミス)と既婚(ミセス)を区別するのは不合理だとして、アメリカの女性解放運動から出た語。一九七三年、国連でも正式に採用。▽Ms. **みずあか**【水垢】水中にとけた物質が、物についたり底にしずんだりして、きたなく見えるもの。 **みず・あげ**【水揚げ】《名・他サ》●船の荷物を陸へあげること。陸揚げ。「―作業」●漁獲高。●タクシー・水商売などの売上高。「今夜は―が少ない」●水にさした切り花が水を吸いあげること。「―が悪い」●《名・他サ》遊女がはじめて客に接すること。「―料」 **みず・あさぎ**【水浅葱】、うすいあさぎ色。 **みず・あし**【水足】〔川や堀などの〕水のさしひきの速さ。 **みず・あそび**【水遊び】水にはいったり、水を使ったりして遊ぶこと。「たらいでーをする」 **みず・あたり**【水『中り】《名・自サ》なま水を飲んで胃腸をこわすこと。 **みず・あび**【水浴び】《名・自サ》水をあびること。水浴。 **みず・あぶら**【水油】●液状の髪油{つばきあぶら}。つばき油・オリーブ油など。●灯火用の油。灯油{とうゆ}。 **みず・あめ**【水、飴】でんぷんを麦芽または酸を使って糖化させた(どろどろした)あめ。 **みず・あらい**【水洗い】《名・他サ》洗剤を使わずに、水だけで洗うこと。また、冷水で洗うこと。 **みーすい**【未遂】〔犯罪・自殺などを〕計画はしたが、目的を達していないこと。「強盗―」「―に終わる」囲既遂。注意「みつい」は誤読。 **みず・いらず**【水入らず】身内の者だけで、他人がまじっていないこと。「親子―の小旅行」 **みず・いり**【水入り】大相撲で、勝負が長びいたとき、一時引きはなして力水をあたえて休ませること。水。「―後の取り組み」 **みず・いろ**【水色】うすい青色。空色。ブルー。 **みず・うみ**【湖】(「水海」の意)陸地の内部にあって、池や沼よりも広く深く水をたたえている所。 **みずえ**【水絵】「水彩画」に同じ。 ***みずえ**【瑞枝】〔文〕みずみずしい若い枝。 **みずえのぐ**【水絵の具】「水彩絵の具」に同じ。 **み・す・える**【見据える】《他下一》●目をすえて見る。じっと見つめる。●じっと見て、本質をはっきりととらえる。見定める。「将来を―・えた長期計画」 **みず・おち**【鳩『尾】《「水落ち」の意)みぞおち。 **みず・かい**【水飼い】家畜、特に馬に水をやること。「一場」 **みずーがい**【水貝】新鮮なアワビの肉をさいの目に切り、薄目の塩水にひたして冷たくした料理。 **みず・かがみ**【水鏡】人・物の姿を映す水面を鏡にみたてていう語。 **みず・かき**【水、掻き・蹼】水鳥や両生類の足の指の間にみられる膜状のもの。これで水をかいて泳ぐ。 **みずがき**【瑞垣・瑞籬】〔雅〕神社・宮殿のまわりの垣根の美称。玉垣。 **みずかけ・ろん**【水掛け論】両方が自分の立場に固執し、決着のつかない議論。「―に終始する」 **みず・かげん**【水加減】水の入れぐあい。水の量。「ご飯の―を間違える」 **みず・かさ**【水、嵩】川・池などの水の量。増減する水の量。「豪雨で川の―が増す」 **みずがし**【水菓子】果物の古風な言い方。 **み・すか・す**【見透かす】《他五》●〔へだてたものを〕すかして見る。「霧の中を―・す」●表面にあらわれないことまで見る。見ぬく。「本心を―・す」 **みず・がみ**【水髪】水でなでつけた髪。 **みずがめ**【水瓶・水、甕】水を入れておくかめ。 **み・すがら**【身すがら】〔文〕●独身で家族のいないこと。●荷物などを持っていないこと。身一つ。 **みずから**【自ら】《名》●自分。自身。「―の力で難局を乗り切る」●漢字の部首「自」の称。日《副》自分で。自分から。「―訪ねてくる」表記「躬ら」とも書いた。 **みず・ガラス**【水ガラス】〔理〕珪酸ナトリウムの濃い水溶液で、粘性のある無色透明な液体。空気中で乾燥するとかたいガラス状物質になる。接合剤・木材処理剤などに用いる。 **みすぎ**【身過ぎ】《名・自サ》暮らしを立てていく・こと(方法)。暮らし。生計。「一世過ぎ」 **みずき**【水木】ミズキ科の落葉高木。初夏、枝先に白い花がかたまってつく。果実は小球形で黒紫色。材は細工用。春に枝を切ると水がしたたる。 **みずぎ**【水着】水泳や水遊びに着るもの。海水パンツ。 **みずきり**【水切り】●物についている水分を取り去る・こと(用具)。「野菜の―」●水面に小石を水平に投げて、とびはねさせる遊び。●生け花で、草花の茎を水の中で切ること。 <1390> 水揚げをよくするために行う。 **みずぎれ**【水切れ】水がなくなること。水がかれること。 **みずぎわ**【水際】地面と水面とが接している所。みぎわ。 [コロ]―さくせん【一作戦】●敵軍を上陸させないで、海岸で撃滅する作戦。●病原菌・害虫などが国内に入りこむのを防ぐことのたとえ。 [コロ]―だ・つ【一立つ】《自五》やり方が際立ってすぐれる。「―・った技巧」 **みず・ぐき**【水茎】〔雅〕●筆。筆跡。「―の跡うるわしい」●手紙。 **みず‐くさ**【水草】水中にはえる草。水草{すいそう}。 **みず・くさ・い**【水臭い】《形》●水分が多くて味がうすい。水っぽい。「―・い酒」●「親しい間柄なのに〕他人行儀でよそよそしい。「隠し事とは―・い」 **みず・ぐし**【水、櫛】、水をつけて髪をととのえるときに使う、歯のあらいくし。 **みず・ぐすり**【水薬】薬剤を蒸留水にとかした薬。水薬{すいやく}。 **みず・ぐち**【水口】水を・落とす(引き入れる・出す)口。「滝の―」「田んぼの―」 **みず・くみ**【水汲み】《名・自サ》水をくむ・こと(人)。 **みず・ぐるま**【水車】すいしゃ(水車)。 **みず・け**【水気】物にふくまれている水。水分。「―の多い果物」 **みず・げい**【水芸】囃子{はやし}に合わせて扇子・刀・衣服などの先端から水をふきあげてみせる曲芸。 **みず・けむり**【水煙・水烟】●水面に立ちのぼる霧。●煙のようにこまかく飛び散った水。水しぶき。「モーターボートがーをあげる」=水煙{すいえん}。 **みず・こ**【水子・『稚子】胎児。特に、流産したり堕胎したりした胎児。みずご。「―供養」 **みず・ごえ**【水肥】液状の肥料。液肥。水肥。 **みずごけ**【水、蘇・水苔】ミズゴケ科のコケの総称。湿地に群生する。多量の水を吸収するので、園芸用に使われる。 **みず・ごころ**【水心】水泳の心得。 [句]―あれば魚心《句》魚心{うおごころ}に。 **み・すご・す**【見過ごす】《他五》●見ていながら注意をはらわないでやり過ごす。見落とす。「標識を―・す」●〔人の欠点・失敗などを〕見ていながらそのままにしておく。見のがす。「―・せない過失」 **みず‐こぼし**【水『翻し】茶わんをゆすいだ水などをこぼし入れる茶器。こぼし。建水{けんすい}。 **みず‐ごり**【水垢離】神仏に願をかけるために、冷水を浴びて身の穢{けが}れをはらい清めること。垢離{こり}。 **みず・さいばい**【水栽培】水耕法。 **みず・さかずき**【水杯・水・盃】「二度と会えそうにない別れの時などに、酒のかわりに水を飲みかわすこと。「―を交わす」「別れの―」 **みず・さき**【水先】●水の流れて行く方向。●船の進路。 [コロ]―あんない【―案内】船の進路の案内をすること(人)。パイロット。「港のーをする」 **みず・さし**【水差し】他の容器に注ぎ入れるための水を入れておく容器。 **みず・しごと**【水仕事】水を使う、家庭の仕事。炊事・洗濯など。 **みず・しぶき**【水しぶき】「しぶき」に同じ。 **みず‐じも**【水霜】「露霜{つゆじも}②」に同じ。 **みず・しょうばい**【水商売】客を相手とする、収入が不確かで浮き沈みの激しい商売。水稼業。 **みず・しらず**【見ず知らず】《連語》会ったことも関心を持ったこともないこと。「―の仲ではない」「―の人」 **みず・すまし**【水澄まし】●ミズスマシ科の昆虫。卵形で平たく、水面をくるくる回って泳ぐ。まいまいむし。●「アメンボ」の別称。 ***みず・ぜめ**【水攻め】《名・他サ》攻撃の手段で、水びたしにしたり飲み水を断ったりして苦しめること。 ***みず・ぜめ**【水責め】《名・他サ》水を使ってする拷問。 **みず・た**【水田】水稲を栽培する田。 **ミスター**《接頭》●〔その団体での〕代表的な男性であることを表すことば。「―日本」●〔男の人の姓の上につけて敬称ともする」「一井上」▽Mr., Mister **みず・たき**【水炊き】、鶏肉、野菜などを、味を付けない湯で煮ながら食べるなべ料理。薬味を加えたポン酢などで食べる。 **みず・だし**【水出し】茶などを湯ではなく水でいれること。「―コーヒー」 **みず・たま**【水玉】●まるく玉になった水滴。●「水玉模様」の略。地と色のちがう円形を散らした模様。「―のネクタイ」 **みず・たまり**【水、溜まり】地面のくぼみに、雨水などのたまった所。「庭の―」 **みずち**【蛟虬】想像上の動物。体はヘビに似て長く、角と四本の足があり、毒気をはくという。虬竜{きゅうりゅう}。 **みずーぢゃや**【水茶屋】江戸時代、道ばたや寺社の境内で、茶などを飲ませて客を休ませた店。 **みずつーぱな**【水っ洟】水のようにうすい鼻汁。鼻水。みずばな。「―をたらす」 **みず・つーぽ・い**【水っぽい】《形》水分が多すぎて味がうすいようすだ。水くさい。「―・いジュース」 **ミスティシズム**「神秘主義」に同じ。▽mysticism **ミステーク** 誤り。まちがい。ミステイク。ミス。▽mistake **みずでっぽう**【水鉄砲】細長い筒の先の穴から水をおし出して飛ばすおもちゃ。 **ミステリアス**《形動》神秘的なようす。また、謎めいているようす。「密室の―な事件」「―な女優」▽mysterious **ミステリー** ●神秘。不思議。怪奇。●推理小說。「海外一」▽mystery **み・す・てる**【見捨てる・見『棄てる】《他下一》●見ていながら、すててかえりみない。「たおれた友を―・てる」●世話をしたり目をかけたりすることをやめる。「師匠が弟子を―・てる」類語 見限る。見離す。 >類義語の使い分け「見限る・見捨てる・見離す」 **みず・てん**【不見転】〔俗]芸者が、金しだいでたやすく身をまかせること。また、その芸者。「―芸者」 **みず・どけい**【水〈時計〉】水が容器にたまる量、または容器からこぼれる量で時間をはかる時計。漏刻{ろうこく}。 **みずとり**【水鳥】湖・川など、おもに内陸の水上で生活する鳥類。ガン・カモ・サギ・ツルなど。水禽{すいきん}。参考海岸で生活する鳥は海鳥。 <1391> **みず・な**【水菜】。●イラクサ科の多年草。山野の湿地に生える。若い茎は食用。うわばみそう。●アブラナ科の越年草。葉は根元から多数出て、深く羽状に裂ける。食用。漬け物・煮物などにする。京菜{きょうな}。 **みず・に**【水煮】水だけ、または水に少量の塩を加えて煮る・こと(物)。「サバのー」 **みず・の・あわ**【水の泡】水面にうかぶ泡。水泡{すいほう}。●努力・苦心が、むだになってしまうこと。「せっかくの計画がーと消えた」 **みずのえ**【壬】《「水の兄{え}」の意》十干の第九。壬{じん}。 **みず・の・と**【癸】《「水の弟{と}」の意)十干の第十。癸{き}。 **みずのみ**【水飲み・水呑み】水を飲む・こと(器)。 [コロ]ーびゃくしょう【一百姓】江戸時代、田畑を持たない貧しい農民。団本百姓。 **みず・ば**【水場】●野生動物の水飲み場。●登山などで、水を飲んだり補給したりする所。 ***みず・ばかり**【水、秤】〔理〕液体の比重を測定する器具。アルキメデスの原理を応用したもの。 ***みず・ばかり**【水計り・水『準】水を使って物の面の水平を定める道具。水盛り・水準器など。 **みず・はけ**【水、捌け】〔いらない]水が流れてひいていく具合。「ーがいい」類語 排水。 **みずばしょう**【水、芭蕉】サトイモ科の多年草。尾瀬ヶ原などの山地の湿原に自生する。春、白色の大きな苞{ほう}をもった淡緑色の花穂を出す。 **みず・ばしら**【水柱】水が柱のように高く立ちあがったもの。水柱{すいちゅう}。 **みず・ばな**【水、洟】みずっぱな。 **みず・ばら**【水腹】●水をたくさん飲んだときの腹。●水ばかり飲んで、ひもじさをしのいでいる腹。 **みずばり**【水張り】●布地を(のりを使わないで)水にひたして板に張って、かわかすこと。●水彩画などで、用紙を水にひたしてから画板上に張りつけること。絵の具ののびをよくするために行う。 **みず・ひき**【水引】●細いこよりに水のりをつけて干しかためたもの。数本をあわせて進物の包み紙にかけわたす。祝儀用は半白半紅・半金半銀、不祝儀用は半白半黒。●タデ科の多年草。夏から秋にかけて枝先や上部の葉のわきから水引に似た細長い花穂を出し、紅色の小花をまばらにつける。みずひきぐさ。 **みず‐びたし**【水浸し】すっかり水につかること。「豪雨で床までーになる」 **みず・ぶき**【水拭き】《名・他サ》水でぬらした布で廊下・家具などをふくこと。因乾拭き。 **みず・ぶくれ**【水、脹れ】●皮下に漿液{しょうえき}がたまって・ふくれること(ふくれたもの)。水疱{すいほう}。●多量に水をふくんで広がること。 **みず・ぶとり**【水太り】《名・自サ》体がしまりなく太っていること。 **みず・ぶろ**【水風呂】冷たい水のままで、わかしていないふろ。「―に入る」 **みず・べ**【水辺】水のほとり。すいへん。 **みずほ**【瑞穂】〔文〕みずみずしい稲の穂。「―の国(=日本の美称)」 **みずぼうそう**【水、疱瘡】「水痘{すいとう}」の俗称。 **みすぼらし・い**【見、窄らしい】《形》〔身なり・外観などが〕貧弱で見苦しい。「―・い家」 **みず・まくら**【水枕】ゴムなどで作り、中に水や氷を入れて頭を冷やすのに用いる枕。 **みず・まし**【水増し】《名・他サ》●水を加えて量をふやすこと。「酒を―する」●実際の数・量にいくらかつけ加えて、みかけ・名目をふやすこと。「―予算」「交通費を―請求する」 **み・すま・す**【見澄ます】《他五》心を落ち着けてよく見る。「敵の油断を―・して奇襲する」 **みず・まわり**【水回り】建物の中で、水をよく使う部分。台所・浴室・便所など。 **みすみす**【見す見す】《副》不都合が生じることを知っていながら、何もしないでいるようす。また、そのために不利益な結果になるようす。「せっかくの好機を―にがす」類語 むざむざ。 >類義語の使い分け「みすみす・むざむざ」 **みずみず‐し・い**【瑞、瑞しい】《形》新鮮で生き生きしている。また、若々しい。「―・い青葉」 **みずむし**【水虫】白癬{はくせん}菌(かびの一種)によって起こる皮膚病。足のうらや指の間に水ぶくれができたり皮膚がただれてかゆくなったりする。 **みず・もち**【水餅[餅]】かびやひび割れを防ぐため、水につけた餅。 **みずもの**【水物】●飲み物や、水分を多くふくむ果物。「―をとりすぎて腹をこわす」●予想がむずかしく終わってみなければわからない物事。「勝負はー」 **みず・もり**【水盛り】水計り。また、それを用いて水平を決めること。 **みずもれ**【水漏れ】《名・自サ》水がもれること。 **みずーや**【水屋】●神社や寺で、参拝人が手や口を洗い清める所。御手洗{みたらし}。●茶室のすみにあって茶の用意をする所。●台所。●茶器・食器などを入れる戸棚。●洪水の際の避難所として、高く土盛りした上に建てられた家屋。 >【類義語の使い分け「みすみす・むざむざ」】 >[みすみす・むざむざ]絶好のチャンスをみすみす(むざむざ)取り逃がすなんてもったいない >[みすみす]わかっていながら手を出してみすみす損をする >[むざむざ]見抜いていたのに敵の計略にむざむざはまる **みず・ようかん**【水羊羹】寒天を煮とかして、小豆あんを入れ、冷やしかためた菓子。夏場に食べる。 **みーずら**【角『髪・『角『子】上代の男子の髪形で、髪を頭の中央で左右に分け、両耳のあたりで輪にして結んだもの。 **み…する**【魅する】《他サ変》不思議な力で人の心をまよわせたりひきつけたりする。魅惑する。「多くのファンを―・する女優」〔多く「―・せられる」の形で使う」「すばらしい演奏に―・せられる」類語 見入る。 **みず・わり**【水割り】強い酒、特にウイスキーを水でうすめること。また、うすめた飲み物。「―にする」 **みせ**【店】(「みせだな(見せ棚)」の略から)商品を並べ、販売する所。商店。また、商売。 [句]―を畳・む《句》商売をやめる。 <1392> [句]―を張・る《句》商人が店を出す。 [句]―を広・げる《句》●店舗を拡張する。●ものをあたり一面に置く。 **み・せいねん**【未成年】まだ成年に達しない・こと(人)。二〇歳未満。对成年。注意「未青年」は誤り。 **みせ・か・ける**【見せ掛ける】《他下一》うわべをつくろって実際とは別のものに見せる。「本物に―・けた偽物」 **みせ・がね**【見せ金】取り引きなどで、信用を得るために相手に見せる金。 **みせ・がまえ**【店構え】建物の大きさ・形など、店の構え方。「立派なー」 **みせ・ぐち**【店口】店の間口。 **みせ・けち**【見せ『消ち】字句を訂正するとき、間違えた元の字句も読めるようにした消し方。 **みせ・さき**【店先】店の前あたり。店頭。 **みせ・じまい**【店仕舞い】《名・他サ≫●店をしめてその日の商売をやめること。閉店。「きょうはもうーだ」●商売を廃業すること。対①②店開き。 **みせ・しめ**【見せしめ】悪い事をした人を罰してみせ、戒めの例とすること。「―のために処罰される」 **ミセス** 既婚の女性。〔姓の上につけて既婚女性の敬称ともする」対ミス。▽Mrs. **み・せつ**【未設】設備・施設などがまだ設けられていないこと。団既設。 **みせ・つ・ける**【見せ付ける】《他下一》●いやでも目にはいるようにする。「仲のよさを―・ける」●見せて、はっきりとわからせる。「実力の差を―・ける」 **みーぜに**【身銭】自分が負担して支払う金銭。自腹{じばら}。 [句]―を切・る《句》自分がはらわなくてもよい経費を自分の金で払う。自腹を切る。「―・って出向く」 **みせば**【見せ場】見る価値のある場面。特に、芝居で役者が得意な芸などを見せる場面。「―をもうける」 **みせ・ばん**【店番】店にいて見はりや客の相手をする・こと(人)。「ーをたのむ」 **みせびらか・す**【見せびらかす】《他五》自慢そうに人に見せる。誇示する。「ブランド品を―・す」 **みせ・びらき**【店開き】《名・自他サ≫●店をあけてその日の商売を始めること。「朝一〇時に―する」●新しく店を開業すること。開店。「駅前に―する」囲②店じまい。 **みせ・もの**【見せ物】●料金をとってめずらしい物や曲芸などを見せる興行。「―小屋」●面白半分に見られるもの。「人のーになる」表記「見世物」とも当てる。 **みせーや**【店屋】「店」に同じ。 **みせられる**【魅せられる】《連語》魅する。 **み・せる**【見せる】■《他下一》●他人が見るようにする。「地図を―・せて説明する」類語 示す。掲げる。尊敬御覧に入れる。高覧に供する。お目にかける。笑覧に供する。●わからせる。「事実だということを―・せる」●おもてに出す。表す。「好意を―・せる」「文学に関心を―・せる」●こうむらせる。経験させる。「痛い目を―・せてやる」●診察させる。「医者に―・せる」文み・す《下二》。《補動》●他人に見えるように故意にする意。「うなずいて―・せる」●話し手の強い意志を示すのに使う語。「必ず勝って―・せる」表記目はふつうかな書きにする。図み・す《下二》。 **みーぜん**【未然】まだそうなっていないこと。「災いを一に防ぐ」 **みぜん・けい**【未然形】文法で、用言・助動詞の活用形の一つ。口語では助動詞「ない」「(よ)う」「(ら)れる」「(さ)せる」などが、文語では助動詞「ず」「む」「まし」「(ら)る」「(さ)す」「しむ」などが接続する。 **みそ**【味噌】●調味料の一つ。蒸した大豆に、こうじ・塩をまぜて発酵させたもの。●味噌に似たもの。カニ類の生殖巣など。●特色とする点。「ごく薄型にしたとこらがーだ」 [句]―も糞も一緒《句》いいも悪いも区別しないこと。糞も味噌も一緒。 [句]―を擂{す}・る《句》おせじを言う。へつらう。 [句]―を付・ける《句》失敗して面目を失う。 ***みぞ**【溝】●水を流すために地面を細長くほったもの。●細長いくぼみ。「敷居の―」●意見・感情などのへだたり。ギャップ。「夫婦の間に―ができる」 ***みぞ**【『針孔】糸を通す針のあな。めど。 **みそ・あえ**【味噌和え】味噌であえた料理。 **み・ぞう**【未曽有】《「未だ曽て有らず」の意)これまでに一度もなかったこと。〔特に重大なことに言う」「―の好景気」「―の危機」類語 空前。 **みぞおち**【鳩尾】《「みずおち」の転)上腹部中央で、胸骨が接合した下のくぼんだ所。みずおち。鳩尾{きゅうび}。 ***みそ・か**【三十日・晦日】《月の第三十日の意)月の最終日。つごもり。「支払いは―です」団ついたち。 ***みそか**【『密か】《名・形動》〔文]ひそか。秘密。 **みそかごと**【『密か事】〔文〕●内緒事。●密通。 **みそぎ**【禊ぎ】《名・自サ》神事の前などで、罪や穢れをはらうために水を浴びて身を清めること。 **みそ・くそ**【味噌、糞】《形動》くそみそ。 **みそ・こし**【味噌、漉し】味噌をこして、かすを取り去る道具。みそこしぎ。 **み・そこな・う**【見損なう】《他五》●見あやまる。見まちがえる。「打球を―・って落球する」●見るべきものを見ないでしまう。見る機会をのがす。「いい映画を―・った」●評価をあやまる。〔よい評価を与えすぎた場合にいう〕「君を―・っていたよ」 **みそ・さざい**【鳥、鶏】ミソサザイ科の小鳥。全体がこげ茶色で、短い尾を立てる。大きな声でさえずる。参考冬の季語。 **みそーじ**【三十・三十路】〔雅〕●三〇。●三〇歳。「―の坂をこえる」 **み・そしき**【未組織】まだ組織されていないこと。 [コロ]―ろうどうしゃ【―労働者】労働組合に加入していない労働者。団組織労働者。 **みそ・しる**【味噌汁】だし汁に具を入れ、味噌をとかした汁料理。おつけ。おみおつけ。 **みそ・すり**【味噌、擂り】●みそをすって、中の豆の粒をつぶすこと。●ごますり。追従{ついしょう}。 **みそ・つーかす**【味噌っ、滓】〔俗]●味噌をこした、かす。●一人前にあつかわれない人。特に、子供。「小さい子を一にする」 **みそづけ**【味噌漬け】肉・野菜などを味噌につけること。また、つけたもの。「ごぼうのー」 **みそ・つば**【味噌っ歯】〔俗)(子供の)欠けて黒くなった歯。 **みそなわ・す**【御覧】《他四》〔古〕「見る」の尊敬語。ごらんになる。 **みそ・はぎ**【禊、萩・『千屈菜】ミソハギ科の多年草。夏から秋、茎の上部の葉のわきに紅紫色の小花を三~五個つける。多く、仏前に供える。 <1393> **みそひともじ**【三『十一文字】「和歌」の別称。三十一文字{みそひともじ}。参考かなで書けば、三一字であるところから。 **みそ・まめ**【味噌豆】《味噌の原料となる豆の意)「大豆」の異称。 **み・そ・める**【見初める】《他下一》《初めて見る意)相手を一目見て恋いしたうようになる。「入学式で―・めた女子学生」 **み・そら**【身空】身のうえ。「若いーで、けなげに働く」 **みぞれ**【雲】●雨まじりの雪。冬の初めや終わりに多い。●かき氷にみつを加えたもの。 **みぞれ・あえ**【雲『和え】大根おろしであえた料理。 **み・そ・れる**【見『逸れる】《他下一》●見ていながらその人であることに気づかない。●評価を誤って相手を軽く見る。参考①②とも多く、「おー・れしました」の形で使う。おみそれ。 **みだ**【『弥陀】[仏]「阿弥陀{あみだ}」の略。 **み・だい**【『御台】昔、大臣・将軍などの妻を敬っていった語。御台所{みだいどころ}。御台盤所{みだいばんどころ}。 **みたい・だ**《助動・形動型》《「…見たようだ」の転)●ある物事が(外観上)他の物事に似ている意を表す。「彼は借りてきた猫みたいだ」「友達みたいな親子」●(「みたいな」「みたいに」の形で)ある物事を例として示す。「この間みたいなことはもうこりごりだ」「彼みたいな秀才はめずらしい」●推量、不確かな断定を表す。・・・(な)ようだ。・・・のようだ。「アメリカに永住するみたいな話でした」「景気はさっぱりみたいだ」接続用言、および「(よ)う」「まい」を除く助動詞の終止形につく。体言、また一部の副詞にもつく。参考の「・・・ようだ」の口頭語的な、くだけた言い方であるが、意味・用法は「ようだ」よりせまい。の丁寧語は「みたいです」。ウ「だ」を省いて、「みたい」で言い切ることもできる(まるで子供みたい)。注意「みたい」の形を、「まるで私のせいみたく言うの」などと形容詞のように活用させて使うのは誤り。「まるで私のせいみたいに言うの」としたい。 **み・たけ**【身丈】●身のたけ。身長。●衣服の後ろの襟の下から裾までの背筋の長さ。 **み・だし**【見出し】●新聞・雑誌・書物などで、表題。文章の前にあって、内容の見当がつくようにした簡潔なことば。●書物や帳簿の内容の一覧。目次・索引など。●辞書で、項目として立てた語。見出し語。 **み・だしなみ**【身、嗜み】●服装やことば・態度などをきちんとする心がけ。「紳士の―」●教養として身につけるべき技芸。「歌舞音曲は役者の―」 **みた・す**【満たす・『充たす】《他五》●満ちるようにする。いっぱいにする。「腹を―・す」●満足させる。「すべての条件を―・す」表記②は、多く「充たす」と書く。文《四》。 **みだ・す**【乱す】《他五》乱れた状態にする。ととのっているものを混乱させる。「列を―・す」「秩序を―・す」「心を―・される」図《四》。 **み・たて**【見立て】見立てること。「―がよい」 **み・た・てる**【見立てる】《他下一》●見て、選ぶ。「似合いの服を―・てる」●見て、判断をくだす。「名医にー・ててもらう」●仮に他のものと考える。なぞらえる。「山にー・てた石」 **み・たま**【『御霊・『御魂】「死者の魂」の尊敬語。「祖先のー」 [コロ]ーしろ【一代】みたまの代わりに祭るもの。御神体。 [コロ]―や【―屋】貴人の霊を祭る所。おたまや。霊廟{れいびょう}。 **みた‐め**【見た目】《連語》目に映るようす。外観。みば。「―はよいが、仕立てが雑だ」 **みた‐よう・だ**【見たようだ】《連語》「みたいだ」の古い形。「小説―・な実話」「私―・な未熟者」 **みだら**【淫ら・猥ら】《形動》性的にふまじめで、いやらしいようす。わいせつ。「―な関係を結ぶ」 **みたらし**【『御手洗】「水屋①」に同じ。 **み・たり**【三『人】〔文〕三個の人。さんにん。 **みだり**【『妄り・『漫り・『濫り・猥り】《形動》善悪の区別も考えず、むやみに行動するようす。無分別。「他人の生活にーに口を出すな」 **みだり・がまし・い**【『妄りがましい・猥りがましい】《形》みだらなようすである。みだりがわしい。 **みだれ**【乱れ】乱れること。「髪のー」「政治の―」 **みだれ・かご**【乱れ籠】ぬいだ衣服を入れる浅い籠。乱れ箱。 **みだれがみ**【乱れ髪】乱れた髪の毛。 **みだ・れる**【乱れる】《自下一》●整わなくなる。ばらばらになる。「呼吸が―・れる」「髪が―・れる」●基準・順序などの秩序がくずれる。「隊列が―・れる」類語①②散らばる。散らかる。●平和でなくなる。「国がー・れる」●〔心が〕平静を失う。動揺する。「心は千々に―・れる」類語③錯乱{さくらん}。図みだ・る《下二》。 ***みち**【未知】まだ知らないこと。まだ知られていないこと。「―の世界」団既知。 [コロ]―すう【一数】●〔数]方程式などで、値のわかっていない数。因既知数。●予想などのつかないこと。「彼の実力はーだ」 ***みち**【道・『路・途】●人や車が通るように作られた所。道路。●人生の、進むべき方向。進路。「わがーを行く」●人がそれに従って行動すべきだと考えられている筋道。道徳。[コロ]「人のーにはずれた行い」●途中。「会社へ行くーで友人に会う」●てだて。方法。手段。「解決の―はない」「昇進の―」●宗教上の教え。「聖人の―」●専門の社会。方面。「そのーにくわしい人」●歩み。みちのり。「―は遠い」 >類語と表現 [句]―が開・ける《句》解決の手がかりが見つかる。「改革の―・ける」 [句]―を付・ける《句》●後進の者に手引きをする。●糸口をつける。「交渉成立に―・ける」 **みち・あんない**【道案内】●道の方向・距離などを書いて道ばたに立てるもの。道標。道しるべ。●道の方向などを教えるため、先に立って導く・こと(人)。ガイド。「ーをつとめる」「―に立つ」 **みち‐いと**【道糸】釣りで、手もと(リールを用いない場合はさお先)から仕掛けをつなぐ所までのつり糸。 **み・ぢか**【身近】《名・形動》自分の身の近くで、関連が深いこと。「危険を―に感じる」「―な問題」 **みーちが・える**【見違える】《他下一》●他のものとまちがえて見る。見まちがえる。「妹を姉と―・えた」●「―・えるように大きくなった」 **みち・かけ**【満ち欠け・盈ち、虧け】月がまるくなることと、欠けること。「月のー」 **みちくさ**【道草】●道ばたに生えている草。《名・自サ》道草を食うこと。 [句]―を食・う《句》途中で他の事をして時間をついやす。 **みちしお**【満ち潮】干潮から満潮に移るときに海面が高くなっていく現象。さし潮。あげ潮。因引き潮。 <1394> **みちじゅん**【道順】●〔ある場所へ行くまでの〕通っていく道の順序。●当然そうすべき手続き。「まず親に話をするのがーだ」類語 手順。 **みちしるべ**【道『標・道『導】●道案内。道標{どうひょう}。●手引き。「研究の―」「ハンミョウ」の別称。 >類語と表現「道」 >「道路」は、いろいろなものが通る場所の意で、人が造った物にしか言えないが、「道」はさらに意味が広い。「道を聞く」と言えるが、「道路を聞く」とは言えないし、物事のやり方・方法も「道」であり、人の生き方そのものもまた「道」である(人の道を求める・人の道に反する)。「柔術」と言えば単なる技術しか意味しないが、「柔道」と言えば技術を通じた人間的成長が目指される。「その道の権威」となるには、求道的精神を必要とするであろう。 >[・・・みち]畦道{あぜみち}・田舎道・裏道・枝道・帰り道・崖道・道筋・片道・獣道{けものみち}の・小道・坂道・岨道{そばみち}・田圃道{たんぼみち}・近道・泥道・通り道・逃げ道・抜け道・花道・細道・回り道・山道・雪道・夜道・横道・分かれ道・脇道 >[・・・どう]街道・間道・旧道・県道・公道・国道・山道・参道・私道・市道・車道・新道・大道・地下道・登山道・農道・歩道・舗道・本道・遊歩道・林道 >◇[・・・ろ]隘路{あいろ}、・悪路・往路・海路・街路・滑走路・岐路・帰路・空路・公路・行路・航路・三叉路・十字路・水路・線路・走路・通路・鉄路・道路・難路・復路・迷路・要路・陸路 >◇[・・・じ]家路・大路・通い路・恋路・小路・旅路・野路・広小路・袋小路・船路・山路・夢路 >◇[その他]小径{こみち}・路地・回廊・通り・裏通り・表通り・目抜き通り・往来・往還・筋・畷{なわて}/ロード・ストリート・アベニュー・ペーブメント・バイパス・ハイウエー・アーケード・コース **みち‐すがら**【道すがら】《副》道を行く途中で。みちみち。「―予定を伝える」 **みち‐すじ**【道筋】●通って行く道。通り道。「学校への―」●〔ひゆ的に、物事の変化する過程の意でも用いる〕「法案が成立するまでの―」●物事の道理。すじみち。「議論の―が立たない」 **みち・た・りる**【満ち足りる】《自上一》必要な物事が十分にそなわっていて満足できる。「―・りた日々を送る」 **みちづれ**【道連れ】●いっしょに連れだっていく・こと(人)。同行(者)。 [句]「旅はー、世は情け」●無理にいっしょに行動させること。「敵を―にする」 **みち・なか**【道中】〔文〕●〔目的地へ行く〕道の途中。道中{どうちゅう}。「―で突然話を始めた」類語 中途。●道路の真ん中。路上。 **みち・ならぬ**【道ならぬ】《連体》道徳にはずれた。不倫の。「―恋におちいる」 **みち・なり**【道なり】道路が通っている、その形(にそって進路をとること)。「―に行く」 **みちのく**【『陸『奥】(「みち(道)のおく(奥)」の転から)〔文〕旧国名で、陸奥の国。今の福島県・宮城県・岩手県と、青森県の大部分及び秋田県の一部。奥州。「―秘湯の旅」参考東北(奥羽)地方全体をさすことがある。 **みち・の・ベ**【道の辺】〔雅〕道のほとり。道ばた。道辺{どうへん}。「―の野菊」 **みちのり**【道『程】ある地点から他の地点に行くまでの道の長さ。距離。どうてい。「隣町までのー」 **みち・ばた**【道端】道のほとり。路傍。 **みち・ひ**【満ち干】海水の満ちることと、干ること。満ち引き。干満。「潮のー」 **みち・ひき**【満ち引き】「満ち干」に同じ。 **みち・び・く**【導く】《他五》●道案内をする。連れて行く。「観客を座席に―・く」●よくなるように手引きをする。指導する。「先人の教えに―・かれる」●ある状態に至らせる。「事業を成功に―・く」●答えなどを引き出す。「結論を―・く」 **みちぶしん**【道普請】道を新しくつくったり、直したりする工事。道路工事。参考古風なことば。 **みちみち**【道道】《副》道を行きながら。道すがら。途中で。「―世間話をする」 **みーちゃく**【未着】まだ着かないこと。「―の書類」 **みち・ゆき**【道行き】●旅人の心情や行く道筋の光景などをつづった韻文体の文章。道行文。参考鎌倉期に完成。●人形浄瑠璃・歌舞伎で、道中の模様を演じる場面。特に、相愛の男女がかけおち・心中などに連れだつ場面。●形は被風に似て、襟もとが角型をした和服用コート。 **み・ちる**【満ちる・『充ちる】《自上一》●限界まで達する。いっぱいに入る。「会場に―・ちた人々」●極限までおし寄せる。「潮が―・ちる」●ある感情が、いっぱいこもる。「自信に―・ちた表情」「感動に―・ちた映画」表記③は「充ちる」とも書く。●定められた期日・数量に達する。「任期が―・ちる」「定員に―・ちる」●欠けたところがなく完全な形になる。「月が―・ちる」囡欠ける。図み・つ《上二》。 ***みつ**【密】《接頭》「秘密の」の意。「一入国」日《名・形動》●すきまのないほど、ぎっしりつまっていること。また、間隔のせまいこと。「人口がーになる」●関係が深いこと。親密。密接。「連絡を―にする」●細部にわたって行き届いていること。綿密。「―な計画」囡~③疎{そ}。●人の目につかないようにすること。秘密。「謀{はかりごと}は―なるをもってよしとする」 ***み・つ**【三つ】〔文〕●一の三倍。さん。●三歳。=みっつ。 ***みつ**【三つ・揮】●ふんどしの横の部分と縦の部分が交差する所。●相撲で、力士の締める回し。「前―」 ***みつ**【蜜】●花から出る甘い汁。●はちみつ。●砂糖を煮とかした液。糖蜜。 ***み・つ**【満つ・『充つ】《自五》〈「~に―・たない」の形で〉達しない。届かない。「十に―・たない」「定員に―・たない」「意に―・たない」参者「みちる」の古い活用(四段活用)の未然形だけ残ったもの。文《四》。 **みつあみ**【三つ編み】●三つのひも状の物を編んで一つに束ねること。また、その編み方。●三束に分けた髪を編むこと。また、その髪形。 **みつ・うん**【密雲】〔文〕〔暗くなるほど」厚く重なった雲。 **みつーか**【三日】●月の三番目の日。●三日間。 [句]―にあげず《句》間まをおかず、たびたび物事をするようす。しばしば。しょっちゅう。「―通いつめる」 [句]―見ぬ間の桜《句》物事の変化や世の中の移り変わりが早いことのたとえ。 <1395> **みつーかい**【密会】《名・自サ》人目をさけてひそかに会うこと。「―を重ねる」類語 しのびあい。 **みつ・がさね**【三つ重ね】重箱などの、三つ重ねて一組みとしたもの。「―の杯」 **みっか・てんか**【三日天下】ほんのわずかな期間だけ政権・実権をにぎっていること。みっかでんか。語源明智光秀が織田信長をたおして天下を取ってから短期間のうちに殺されたことから。 **みつ-かど**【三つ角】道が三方に分かれている所。三叉路{さんさろ}。 **みっかーばしか**【三日『麻疹】「風疹{ふうしん}」の俗称。参考はしかに似ていて、二~三日で治るところから。 **みっか・ぼうず**【三日坊主】物事にあきっぽく、長続きのしない・こと(人)。「毎年、日記がーに終わる」 **み・つか・る**【見付かる】《自五》●他人に見つけられる。「つまみ食いを―・る」「迷子が―・る」●見つけることができる。「いい方法が―・らない」 ***みつ・ぎ**【密儀】出席者を限って行う宗教的儀礼。 ***みつぎ**【密議】《名・他サ》秘密の相談。 ***みつぎ**【貢ぎ】●古代、人民が支配者に税としておさめた穀物以外の物品。また、租税の総称。●属国が時期を定めて君主に献上する財物。貢ぎ物。 **みつぎ・もの**【貢ぎ物】貢ぎとして献上する物品。 **みつ・ぐ**【貢ぐ】《他五》●献上する。「朝廷に黄金を―・ぐ」●金・品物を与えて援助する。「愛人に大金を―・ぐ」文《四》。 **み・づ・く**【『水漬く】《自四》〔古〕水につかる。 **ミックス** ●《名・他サ≫まぜ合わせること。また、まぜ合わせたもの。「ージュース」●[テニス・卓球などで〕男女の混成チーム。「ーダブルス」▽mix **みつ‐くち**【三つ口・兎『唇】〔俗」「兎唇{としん}」に同じ。 **みつぐみ**【三つ組み】●三つで一組みになっている・こと(もの)。●髪・糸などの、三つ編み。 **み・づくろい**【身繕い】《名・自サ-》身なりを整えること。「急な来客に―をする」類語 身ごしらえ。 **みつ・が**【密画】対象を精密にえがいた絵。因疎画。 **み・つくろ・う**【見繕う】《他五》品物などを適当に選んで整える。「プレゼントを―・う」「夕食のおかずを―・う」類語 見はからう。 **みーつけ**【見付・見『附】城のいちばん外側にあって、番兵が見張りをした所。城の外門。 **みつけ・だ・す**【見付け出す】《他五》今まで目につかなかったものを、見わけてとり出す。「法則を―・す」「人ごみの中から友人を―・す」 **み・つ・ける**【見付ける】《他下一》●見いだす。また、発見する。「鉱脈を―・ける」「美点を―・ける」●見なれる。「いつも―・けている風景」 ***みつ‐ご**【三つ子】●一度の出産で生まれた三人の子供。●数え年三歳の子。 [句]―の魂百まで《句》幼時の性格は老年になっても変わらない。 ***みつ‐ご**【密語】《名・自サ》〔文〕ひそかに話すこと。また、その話。ひそひそ話。「―を交わす」類語 密談。 ***みっこう**【密航】《名・自サ》●旅券を持たず、または運賃をはらわず、船や飛行機の中にかくれて渡航すること。「一者」●規則を破って航行すること。「一船」 ***みっこう**【密行】《名・自サ》人目につかないように行動すること。「―中の私服刑事」 **みっきょう**【密教】大日如来が説いた深遠・秘奥の教え。加持・祈禱{きとう}を重んじる。最澄の天台密教・空海の東密との二系統がある。対顕教{けんぎょう}。 **みっこく**【密告】《名・他サ》〔監督者や警察などに〕こっそり告げ知らせること。「―者」「仲間を―する」 **みつ・さつ**【密殺】《名・他サ》ひそかに殺すこと。特に、非合法に家畜を屠殺すること。「牛のー」 **みっし**【密使】秘密の使者。「―を立てる」 **みつじ**【密事】秘密の事柄。「―がもれる」 **みっしつ**【密室】●しめきって、人の出入りができない部屋。「一殺人事件」●秘密にしてある部屋。「地下にーを作る」 **みっしゅう**【密集】《名・自サ-》多くのものがすきまなく集まること。「住宅がーする」 **みっしり**《副》《「―と」の形も)●すきまなくつまっているようす。「家が―建てこむ」類語 びっしり。ぎっしり。●みっちり。「―きたえてやろう」 **みっしょ**【密書】秘密の手紙・文書。 **ミッション** ●キリスト教で、伝道。また、布教団体。●使節団。「ミッションスクール」の略。●使命。任務。▽mission [コロ]―スクール キリスト教団体が、キリスト教精神にもとづいた教育を行う学校。▽mission school **ミッシング・リンク**(「失われた鎖の輪」の意)当然あるはずなのにまだ発見されていない部分。特に、生物の進化において、既知の化石生物と現生生物との間に位置する未発見の化石生物。▽missing link **みつせい**【密生】《名・自サ》草木や毛などが、すきまなくはえること。「アシがーしている」 **みっ・せつ**【密接】《名・自サ》●他のものに、すきまのないほど接近すること。「隣家とーする」《形動》互いの関係が深いこと。「―に連絡をとる」「事件にーに関わる」類語 緊密。 **みつ・せん**【蜜腺】被子植物が蜜を出す器官。みっせん。 **みっせん**【密栓】《名・自サ》かたく栓をすること。また、その栓。 ***みっ‐そう**【密葬】《名・他サ》●ひそかに遺体をほうむること。〔本葬など大きな葬儀に対して〕家族や親族などだけで行う葬儀。家族葬や近親葬、親族葬のこと。対本葬。 ***みっ・そう**【密送】《名・他サ》こっそりと送ること。 **みつ・ぞう**【密造】《名・他サ》法律の禁を犯して、こっそりとつくること。「酒を―する」 **みつ・ぞろい**【三つ揃い】上衣・チョッキ・ズボンを、そろいの布地でつくった男子服。 **みつ・だん**【密談】《名・他サ》こっそりと相談すること。また、その相談。「―を交わす」類語 密語。 **みっちゃく**【密着】《名・自サ》●他のものにぴったりとくっつくこと。「スターにーして取材する」●写真で、原板(=ネガ)のままの大きさに焼き付ける・こと(印画)。ベタ。 **みっちり**《副》《「―と」の形でも)少しも手をぬかず、十分に行うようす。みっしり。「―と練習を積む」 **みつ・しゅっこく**【密出国】《名・自サ》法律による手続きをふまずに自分の国を出ること。因密入国。 <1396> **みっつ**【三つ】三つ。 **みっつう**【密通】《名・自サ》配偶者のある人が、他の相手とひそかに愛し合うこと。私通。[類語]姦通。 **みってい**【密偵】《名・他サ》こっそりと相手の秘密や内情をさぐる・こと(人)。秘密探偵。スパイ。 **ミット** 野球で、親指だけが分かれている革製の手袋。 **みつ・ど**【密度】●一定の面積や体積の中にふくまれる分布量の程度。「人ロー」●〔理〕ある物質の単位体積当たりの質量。[類語]比重。●内容が充実した度合い。「―の濃い講演」 **ミッド・ナイト** 真夜中。深夜。[▽]midnight **ミッド・フィールダー** サッカーなどで、フィールドの中盤のポジション。また、そこで攻撃あるいは守備を担う選手。ミッドフィルダー。[略語]MF。[▷]midfielder **みつどもえ**【三つ巴】●三つのともえの模様が組み合わさって円になっている形(の紋)。●三者が互いに対立して入り乱れていること。「三者―の乱戦」 **みっとも・な・い**《形》《「見たうもない」の転)外聞や体裁が悪い。みにくい。「落第とは―・い」「―・い振る舞いをする」[類語]恥ずかしい。不体裁。 **みつ・にゅうこく**【密入国】《名・自サ》法律による手続きをふまずに入国すること。[対]密出国。 **みつば**【三つ葉】●葉が三枚あること。●セリ科の多年草。葉は三枚の小葉からなる。葉・茎とも独特の香りをもち、食用。多く湿地に自生する。表記②は「野蜀葵」とも書く。 **みつ・ばい**【密売】《名・他サ》法律を犯してこっそりと売ること。「麻薬の一人」 **みつばち**【蜜蜂】ミツバチ科のハチの総称。背は黒茶色、羽は灰色。一匹の女王バチを中心に多数の働きバチと、少数の雄バチとが一つの巣で社会生活を営む。蜜をとるために飼育される。 **みっぷう**【密封】《名・他サ》すきまなく封をすること。「ジャムのびんを―する」 **みっぺい**【密閉】《名・他サ》すきまなくぴったりと閉じること。「部屋を―して殺虫剤をまく」 **みつ・ぼう**【密謀】〔文〕秘密のはかりごと。 **みつ・ぼうえき**【密貿易】法律を犯してこっそりと行う貿易。密輸。 **みつぼし**【三つ星】●オリオン座の中央に直線上に三つ並んだ星。●最高級のレストラン。[参考]フランスの料理店案内書「ミシュラン」の採点法から。 **みつ・また**【三、極・三叉】ジンチョウゲ科の落葉低木。枝が三本に分かれる。樹皮の繊維は和紙の原料。 **みつ・また**【三つ叉】〔川・道・木の枝などが〕三本に分かれている・こと(所)。三叉。 **みつ・まめ**【蜜豆】さいの目に切った寒天に、果物、ゆでたエンドウなどを盛りあわせ、糖蜜をかけた食品。 **みつ‐み**【三つ身】並幅一反の布の半分で仕立てる幼児用の着物(の裁ち方)。 **みつ・め**【三つ目】●目が三つある・こと(もの)。●婚礼・誕生の日から三日目にあたること。また、その日に行う祝い。ーぎり【―、錐】細長い三角錐状の刃が付いているきり。主に釘の下穴をあけるのに使う。 **み・つもり**【見積もり】見積もること。また、それを記した書類。見積書。「工事の―を立てる」 **み・つも・る**【見積もる】《他五》 ●あらかじめおおよその計算をする。「旅費を―・る」「予算を―・る」●分量ではかる。「どう―・っても二〇〇坪はある」 **みつ・やく**【密約】《名・他サ》秘密の約束・条約を結ぶこと。また、その約束・条約。「領土を分割する―」 **みつ・ゆ**【密輸】《名・他サ》「密貿易」に同じ。「――船」 **みつ・ゆしゅつ**【密輸出】《名・他サ》法的な手続きを経ないで、ひそかに輸出すること。[因]密輸入。 **みつ・ゆにゅう**【密輸入】《名・他サ》法的な手続きを経ないで、ひそかに輸入すること。[因]密輸出。 **みつ・ゆび**【三つ指】親指・人さし指・中指の三本の指。 **―を突・く**《句》すわって三つ指を畳などにつけて、丁寧に礼をする。 **みづら・い**【見『辛い】《形》●見るにたえないようすだ。見苦しい。「骨肉の争いは―・い」●見るのが困難である。見にくい。「小さい字は―・い」[対]見やすい。 **みつ・りょう**【密漁】《名・他サ》禁止令を破って、魚や貝などをとること。「条約に違反したー」 **みつ・りょう**【密猟】《名・他サ》禁止令を破って、鳥やけものをとること。「野生動物を―する」 **みつ・りん**【密林】樹木がすきまなくしげっている(熱帯地方の)林。ジャングル。[団]疎林。 **みつ・ろう**【蜜、蠟】ミツバチが巣をつくるために分泌した、ろう。ろうそく・光沢材・クレヨンなどに利用。 **みーてい**【未定】《名・形動》まだ、決まっていないこと。「試験の期日は―です」[因]既定。―こう【―稿】書いたままで十分に仕上がっていない原稿。 **ミディ** 「ミディスカート」の略。ミモレ(=ひざ丈)とマキシ(=くるぶしまでの丈)の中間のスカート(の丈)。[▽]midi **ミディアム** ステーキなどの焼き方で、中くらいの焼き加減。[参考]ウェルダン・レア。[▽]medium **みてぐら**【『幣】〔雅〕神にたてまつるものの総称。のち、神前に供える幣帛。 **みーつ・める**【見詰める】《他下一》じっと熱心に見続ける。「夜空の星を―・める」「現実を―・める」 **みてくれ**【見て『呉れ】《「これを見てくれ」の意から)見かけ。外観。「―はよいが、味が今一つだ」 **みて・と・る**【見て取る】《他五》●見て、それと知る。「彼の姿を―・る」●見て、事情を判断する。見て、さとる。「相手の真意を―・る」[=]見取る。 **み・とう**【味到】《名・他サ》〔文〕物事の内容や本質などを十分に味わいつくすこと。[類語]味得。 **み・とう**【未到】まだだれも到達しないこと。[四字]「前人一」 **み・とう**【未踏】まだだれも足をふみ入れていないこと。「―の極地を探検する」[四字]「人跡―」―ほう【一峰】まだだれも登ったことのない山。処女峰。 **み・どう**【『御堂】寺院または仏堂の尊敬語。 **みとおし**【見通し】●〔さえぎるものがなく〕ひと目で見えること。[コロ]「霧でーがきかない」●〈「おー」の形で〉見ぬくこと。「お前の考えはおーだ」●将来を推察すること。予測。「政局の―」[コ○]「―を立てる」●見続けること。みどおし。「一晩中、テレビを―だ」 **み・とお・す**【見通す】[乳]《他五》●〔さえぎるものがなく]遠方までひと目に見る。●物事の実情や人の気持ちを見ぬく。「ずばり本心を―・す」●将来を推察して <1397> 予測する。「相場の下落を―・す」●始めから終わりまで見る。見続ける。「番組を終わりまで―・す」 **み・とが・める**【見咎める】〔不審なものを〕見て問いだたす。「逃げた男を―・める」「守衛に―・められる」 **み・とく**【味得】《名・他サ》〔文〕よく味わって理解し、自分のものにすること。「古典を―する」類語 味到。 **み・どく**【味読】《名・他サ》〔文〕内容を十分に味わいながら読むこと。「名作を―する」類語 熟読玩味{じゅくどくがんみ}。 **み・どころ**【見所・見『処】●見る価値のあるところ。「この映画の―をきく」●将来の見込み。将来性。「―のある青年」 **み・とせ**【三年・三『歳】〔文〕三年{さんねん}。 **み・とど・ける**【見届ける】《他下一》最後まで確かに見る。「出発を―・ける」「子供の成長を―・けたい」 **みとめ**【認め】「認め印」の略。 **みとめ・いん**【認め印】あまり重要でない書類に使う、略式の印判。みとめ。対実印{じついん}。 **みと・める**【認める】《他下一》●目にとめる。また、そこに・有る(居る)ことがわかる。「門外に人の姿を―・める」●見て、確かにそうであると判断する。「手術の必要性を―・める」「自分の失敗を―・める」●〔人の意見・行動・申し出などを〕良いもの、正当であるものとして・受け入れる(許可する)。「外出を―・める」「人格を―・める」●見込みがあると判断する。「企画が社長に―・められる」図みと・む《下二》。 >一類語と表現「認める」 **み・ども**【身共】《代名》《自称の人称代名詞》〔文〕われ。われら。参考武士などが同輩(以下)に使った。 **みどり**【緑翠】●青と黄との中間色。草木の葉の色。「―したたる山々」 >類語と震現「色」●樹木(の葉)。「ーが多い地区」●新芽。「松のー」 **みどり・ご**【嬰児】〔雅〕生まれて間もない子。えいじ。 **みとり・ざん**【見取り算】そろばんで、数字を見ながら計算する方法。因読みあげ算。 **みとりーず**【見取り図】土地・建物・機械などの形・配置・寸法などをわかりやすく書いた略図。 **みどり・の・くろかみ**【緑の黒髪】黒くてつやのある、生き生きとした髪。 **みどりーの‐ひ**【みどりの日】国民の祝日の一つ。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。五月四日。 **ミドル** 中。中央。中等。「―クラス」▽middle [コロ]―エージ 中年。▽middle age [コロ]―きゅう【一級】(middleweight)ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで六六・六八~七二・五七時、アマで七一~七五時。 [コロ]―ネーム ファースト・ネームとラスト・ネームの間にある名。中間名。〔頭文字だけで表すことが多い〕▽middle name **み・と・れる**【見蕩れる・見惚れる】《自下一》うっとりとして見入る。見ほれる。「踊りに―・れる」 >【類語と表現「認める」】 >「認める」ことには、ただ見るだけでなく、見て、それが何であるかを知り(認知・認識)、そこで何らかの判断を下し、評価・許可する意までがふくまれる。「人影を認める」は認知・認識する、「憲法違反だと認める」は判断する、「私がやったと認める」は肯定する、「才能を認める」は評価する、「例外を認める」は許可・認可する意である。ほかに、「正しいと認める」是認、「確かに認める」確認、「みずから認める」自認などもあって、和語「認める」に比べ漢語の表現は、種々の認め方を一語で細密に区分けして表現することができる。 >・判じる・断じる・目に留まる・目に入る・見て取る・首を縦に振る/()確認・現認・誤認・公認・再認・自認・体認・承認・是認・追認・容認・信認・黙認・否認・認可・認識・認知・認定/「認めて」(5)許可・評価・判断・判定・論断・決断・断定・肯定・首肯・賛 **みどろ**《接尾》「・・・まみれ」の意。「汗ー」「血ー」 **ミトン** 親指と他の指を入れる部分との二つに分かれている手袋。ふたまた手袋。類語 ミット。▽mitten **みな**【皆】残らず全部。すべて。みんな。〔副詞的にも、代名詞的にも使う」「食料は一食べつくした」「―はどう考えるか」 **みな‐ごろし**【皆殺し・鏖】残らず殺すこと。「逆らう者をーにする」類語 殲滅{せんめつ}。ホロコースト。 **みなさま**【皆様】●〔その場にいる〕大勢の人を指して言う尊敬語。〔代名詞的にも使う」「御来場の―」●相手の身内を指して言う尊敬語。「―によろしくお伝えください」 **みなさん**【皆さん】「皆様{みなさま}」の少しくだけた言い方。 **みなしご**【孤児】親のない子供。孤児{こじ}。 **み・な・す**【見、做す・『看、做す】《他五》〔実際どういうものであるかに関わらず」そういうものであると考える。それとしてあつかう。「異議がなければ賛成と―・す」 **みーな・そこ**【『水底】《「な」は「の」の意)〔文〕水のそこ。みなぞこ。「―にしずむ」 **みなづき**【『水無月】〔雅〕陰暦六月の別称。参考太陽暦の六月にも言う。 **み・な・と**【港・湊】(「水門」と同語源)〔湾・河口などで」船が安全に出入り・停泊できるように、設備した所。 [句]―にな・る《句》すっかりなくなる。「商品が―・る」 **み・なお・す**【見直す】《他五》●もう一度改めてよく見る。「答案を―・す」「地図を―・す」●価値を再認識する。「小学生を救った彼を―・す」●(改める方向で)再検討する。「法案を―・す」日《自五》〔病気・景気などが〕回復して、よい方に向かう。「病状はぼつぼつー・してきた」 **み・な・かみ**【『水上】(「な」は「の」の意)水の上の方。上流。川上。因水下{みなした}。 **みなが‐みな**【皆が皆】《連語》そこのもの全部。残らず。〔下に否定表現を伴うことが多い」「―そうであるとは限らない」「―同意しているわけではない」 **みなぎ・る**【張る】《自五》〔文〕●水が勢いよく流れて盛り上がる。「濁流が川面に―・る」●あふれんばかりに満ちる。「若い血潮が―・る」「不穏な空気が―・る」類語 あふれる。文《四》。 **み・な・くち**【『水口】《「な」は「の」の意)〔川から]田に引く水の入り口。 **み・なげ**【身投げ】《名・自サ》飛びこんで死ぬこと。投身。投身自殺。「海に―する」 <1398> ***みの**【『美濃】●旧国名の一つ。今の岐阜県の南部。濃州。●「美濃紙」の略。 [コロ]―がみ【一紙】文書の写し・障子紙などに用いる厚くて丈夫な和紙。参考美濃の国で多く産出したことから。 **みのう**【未納】[納めるべきものを〕まだ納めていないこと。「住民税のー」 ***みの**【、蓑】かや・すげ・わらなどで作り、合羽のように肩にかけて着る雨具。 **みーなのか**【三七日】人の死後二一日目(の忌日)。また、その日に行う法事。みなぬか。さんしちにち。 **みな・の・しゅう**【皆の衆】大勢の人に呼びかける語。皆さん方。〔古風な言い方〕「ー、よく聞け」 **みなまた・びょう**【『水俣病】工場廃液にふくまれる有機水銀に汚染された魚介を食べることによって起こる中毒症。神経系が冒され、言語障害、視野狭窄{しやきょうさく}、歩行不自由などの症状が出る。参考一九五三年ごろから熊本県水俣地方に発生した。 **みなみ**【南】方角の一つ。太陽の出る方に向かって右の方向。団北。 **みなみ・かいきせん**【南回帰線】〔地〕南緯二三度二七分の緯線。冬至の日に太陽がこの線の真上にくる。冬至線。対北回帰線。 **みなみ・かぜ**【南風】南からふいてくる(暖かい)風。はえ。南風{なんぷう}。団北風。 **みなみ・がわ**【南側】南に面した側。因北側。 **みなみじゅうじ・せい**【南十字星】〔天〕南十字座の中のアルファ・ベータ・ガンマ・デルタの四つの星。対角線を結ぶと十字形になる。長軸を延長すると南極をさすところから、南の海を航海する際の目印とされた。 **みな‐みな**【皆皆】《副》「みな」を強めた言い方。 **みなみ・はんきゅう**【南半球】〔地〕地球の赤道以南の部分。団北半球。 **み・な・も**【『水面】みのも。 **みなもと**【源】(「水のもと」の意)●川の水の流れ出るもと。水源。「信濃川は甲武信ヶ岳に―を発する」●物事の起こりはじめ。起源。「わが家のーをさぐる」類語 根源。 **み・ならい**【見習い】見習うこと。特に、実地に業務を習う・こと(人)。「行儀―」「―工」「一期間」 **み・なら・う**【見習う・見倣う】《他五》他人のすることを見て、模範とする。見て学ぶ。「作法を―・う」「先輩の生き方を―・う」 **み・なり**【身形】●衣服をつけた姿。また、その服装。「―を整える」●体つき。なり。「―の大きい子」 **み・な・れる**【見慣れる・見「馴れる】《自下一》何度も見てよく知っている。「―・れた景色」「―・れない男」 ***みの**【三幅・三『布】並幅の用布を三枚ぬい合わせた幅。一○五ほど。「―ぶとん」 **三二**《接頭》「小型の」の意。「―カメラ」《名》「ミニスカート」の略。丈が短いスカート。 [コロ]mini ーカー●小型の乗用車。軽自動車。●超小型の模型自動車。▷minicar [コロ]―コミ〔俗」「ミニコミュニケーション」の略。少ない人数の間で行われる、情報の伝達(手段)。対マスコミ。▽mini communication からの和製語。 [コロ]―しんかんせん【―新幹線】新幹線直行特急。新幹線と在来線が相互乗り入れできる高速特急。 [コロ]―ディスク 略語集(MDC)。 **ミニチュア**。▽miniature **ミニアチュール** こまかくかきこまれた小さな絵。細密画。ミニアチュア。ミニチュア。▽miniature ***み・にく・い**【見『難い】《形》見るのが困難だ。よく見えない。「―・い画面」対見やすい。見よい。 ***み・にく・い**【醜い】《形》●けがらわしく見苦しいようすである。「―・い心」●顔・体などの形が整っていないようすである。「顔を―・くゆがめる」対①②美しい。 **ミニチュア** ●小型の模型。「―カー」●ミニアチュール。=ミミニアチュア。▽miniature **み・ぬ・く**【見抜く】《他五》表面にあらわれていない所まで見通す。「相手のうそを―・く」類語 見破る。 **ミニマム** 最小限。また、極小。略語はMIN。「―の予算」対マキシマム。▽minimum **みね**【峰に嶺】《「み」は美称の接頭語。「ね」は頂の意)●山のとがって高い所。山頂。団尾根。表記はもっぱら「嶺」と書く。●ものの高くなった所。「雲の―」●刀または刃物の、刃と反対の部分。参考日本刀(図)。 **みねうち**【峰打ち】〔切らずに打撃だけを与えるために〕刀のみねで打つこと。むねうち。 **ミネラル** 五大栄養素の一つ。カルシウム・カリウム・ナトリウム・燐・塩素・マグネシウム・鉄など、生物の生理作用に不可欠な塩類。無機質。無機塩類。灰分。▽mineral [コロ]ーウオーター ミネラルをふくむ地下水。鉱水。▽mineral water **ミネルバ** ローマ神話で、工芸・知恵・戦争の女神。ギリシャ神話のアテナにあたる。ミネルワ。▷Minerva **みーのうえ**【身の上】●その人の置かれている立場や環境。「―相談」類語 境遇。●人の運命。「―を占う」 >類義語の使い分け「境遇・身の上」 **みの・かさ**【蓑笠】みのと笠。参考昔の雨具の代表的なもの。 **み・のが・す**【見逃す・見、遁す】《他五》●見る機会をのがす。「評判の映画を―・す」●見ていながら、気がつかずにそのままにしておく。見落とす。「絶好球を―・す」「犯人を―・す」●見ていながら、知らぬふりをしてとがめない。「違反を―・す」類語②③見過ごす。 **みの‐がめ**【蓑亀】甲羅に藻類がついて、みのをつけているように見えるイシガメ。参考長寿のしるしといわれ、めでたいものとされる。 **みーの「かわ**【身の皮】[俗]体につけた衣類。 [句]―をは・ぐ《句》生活のために衣類まで売る。 **み・の・け**【身の毛】体にはえている毛。 [句]―がよだ・つ《句》恐ろしさなどのために、体の毛が逆立つ。また、恐ろしさなどを強く感じる。「―・つような話」 **みのしろ・きん**【身の代金】●人身売買の代金。●人質に対する代償としての金銭。「―の要求」 **み・の・たけ**【身の丈・身の『長】背の高さ。身長。身丈。「―ニメートル余りの大男」 **みーのふりかた**【身の振り方】《連語》今後の生活についての方針。「退職したあとの―に迷う」 **み・の・ほど**【身の程】自分の力量・能力・立場などの限界。分際。「一知らず」同「ーをわきまえなさい」 **みのまわり**【身の回り】●自分の周辺。また、日常生活に必要なこまごましたもの。「一品」●日常生活の雑事。 <1399> 「―の世話」同②身辺。 **みのむし**【「蓑虫】ミノガ科の昆虫の幼虫。木の葉や枝を糸でつづって袋状の巣をつくる。 **みーのも**【『水『面】〔雅〕水の表面。水面{すいめん}。 ***みのり**【実り・稔り】実ること。また、その程度。「秋のー」「―多い学究生活」類語 結実。成果。 ***み・のり**【『御法】〔仏〕仏法を敬っていう語。 **みの・る**【実る・稔る】《自五》●農作物・果樹などの実がなる。「稲が―・る」●〔努力などが〕よい結果となって現れる。「長年の苦労が―・る」文《四》。 [句]―ほど頭{こうべ}を垂{た}れる稲穂かな《句》学識や徳行が深まるほど、謙虚になっていくことのたとえ。実るほど頭の下がる稲穂かな。実る稲田は頭もた垂る。 **み・ば**【見場】見かけ。外観。「―は悪いが、味はいい」 **み・ばえ**【見映え・見栄え】きわだって見えること。また、見た目のよし悪し。「―のしない服装」 **み・はから・う**【見計らう】《他五》見て見当をつける。また、適当な品を選んで決める。「ころ合いを―・う」「ネクタイを―・って買う」類語 見つくろう。 **み・はつ**【未発】〔文〕●〔事件などが〕まだ起こらないこと。「―に終わった反乱」●まだ発明・発見・発表されないこと。「前人―の新見解」 **み・はったつ**【未発達】《名・形動》まだ十分に発達していないこと。「文明が―の地域」 **み・はっぴょう**【未発表】《名・形動》まだ発表されていないこと。未発。「―の作品」 **み・は・てる**【見果てる】《他下一》〔文〕最後まで見る。見終わる。〔多く否定の形で使う〕「―・てぬ夢(=願い続けながら、かなえられない願望・希望)」 **み・はな・す**【見離す・見放す】《他五》見切りをつけ、以後うちすててかえりみない。「世間から―・される」類語 見捨てる。見限る。 >類義語の使い分け >「見限る・見捨てる・見離す」 **みーばなれ**【身離れ】魚肉が骨からはなれること。また、その具合。「ーがいい魚」 **みーはば**【身幅】衣服の身ごろの幅。 **み・はらい**【未払い】[支払うべき金銭を〕まだ払っていないこと。「―金」対既払い。 **みはらし**【見晴らし】見晴らす・こと(所)。また、その景色。展望。眺望。[コロ]「―がきく」[コロ]「―のよいバルコニー」類語 眺め。 **み・はら・す**【見晴らす】《他五》遠くまで見わたす。「はるかに山々を―・す」 **み・はり**【見張り】見張る・こと(人)。「一番{いちばん}」[コロ]「―を立てる」類語 監視。番人。 **み・は・る**【見張る】《他五》●〔びっくりして〕目を大きく開いて見る。[句]「目を―・る」表記「瞠る」とも書く。●よく見て番をする。「荷物を―・る」 **み・はるか・す**【見『晴かす・見霽かす】《他五》〔文〕はるかに見わたす。みはらす。「―・す山々」 **みーびいき**【身、贔屓】自分に関係のある人を、特にひいきすること。 **みひつ・の・こい**【未必の故意】〔法〕自分の行為から、法にふれる結果が起こるかもしれないと思いながら、起こったら起こったで仕方がないとして、あえて行う心理状態。 **み・ひとつ**【身一つ】〔荷物も財産もない〕その人の体だけであること。また、自分ひとり。「―で上京する」「―で働く」類語 単身。 **み・ひらき**【見開き】書物や雑誌で、開いた左右の二ページ。「―で特集を組む」 **み・ひら・く**【見開く】《他五》目を(大きく)あける。 **みぶ・な**【壬生菜】アブラナ科の越年草。京都市壬生の原産。食用。独特の香りと辛みがあり漬け物などにする。 **みーぶり**【身振り】(意志・感情などの表す)体の動き。「―で感謝の意を示す」「―手ぶり」 **みーぶるい**【身震い】《名・自サ》寒さ・恐ろしさ・感動などのために、体がふるえ動くこと。 ***み・ぶん**【未分】まだ分かれていないこと。未分化。「天地―の創世神話」 ***み・ぶん**【身分】●社会における役割などから見た地位。「―不相応な生活」「―をわきまえる」類語 地位。●社会制度によって定められていた序列。「一制度」●〈多く「ごー」の形で〉境遇。「結構なごーだ」 >類義語の使い分け「地位・身分」 [コロ]―しょうめいしょ【一証明書】官庁・会社・学校などが発行し、その人がそこに所属していることを証明する文書。 **み・へん**【身幅】漢字の部首「身」の称。 **みぼう・じん**【未亡人】夫に死別し、再婚しないでいる女性。類語 寡婦。後家。やもめ。 **み・ほ・れる**【見惚れる】《自下一》「みとれる」に同じ。 **み・ほん**【見本】●品物の質や状態を知らせるために、一部をぬき出して示すもの。また、その規格で特に製作した品物。サンプル。「制服のー」「―市{いち}」●代表例。適例。「正直の―みたいな好人物」 **み・まい**【見舞い】見舞うこと。また、そのための手紙や品物。「―の客」「暑中―」「おーを出す」 **み・ま・う**【見舞う】《他五》●おとずれる。やって来る。〔望ましくないものに対して言うことが多い」「げんこつを―・う」「台風に―・われる」●病気・災難などにかかった人をおとずれ、または書面でなぐさめる。「病院に友人を―・う」「被災者を―・う」 **み・まが・う**【見紛う】《他五》〔文]見まちがえる。見あやまる。見まごう。「雲と―・う桜」 **み‐まか・る**【身『罷る】《自五》〔文〕《身が現世からまかり去る意で)死ぬ。 **み・まごう**【見紛う】《他五》みまがう。 **みまさか**【『美作】旧国名の一つ。今の岡山県の東北部。作州{さくしゅう}。 **み・まね**【見真似】見てまねること。「見様―」 **みーまま**【身、儘】《名・形動》心のままにふるまうこと。身がって。「―な言い分」類語 気まま。 **み・まも・る**【見守る】《他五》●問題が起こらないように気をつけて見る。注意して見る。「病人を―・る」●目をはなさないでじっと見る。熟視する。「相手の顔をしげしげと―・る」「事の成り行きを―・る」 **み・まわ・す**【見回す】《他五》ぐるりと周りを見る。「―・したが、人影もない」 **み・まわり**【見回り】見回る・こと(人)。巡視。 **み・まわ・る**【見回る】《他五》〔警戒・監督などのため〕あちこちを見て歩く。「夜警が構内を―・る」 **み・まん**【未満】示された数・年齢に達しないこと。注意二〇歳未満は二〇歳をふくまない。二〇歳以下は二〇歳をふくむ。 **みみ**【耳】●人間その他の脊椎動物の頭部にあって、聴覚・平衡感覚を支配する器官。特に、物音などを聞く(聞き分ける)働きを持つもの。「すぐれた―を持つ」●耳殻{じかく}。「―を引っ張る」●耳殻のように、物の左右についている部分。「なべの―」●織物の両側の、縦糸で補強してあるところ。「毛布のー」●紙・パンなどのへり。「食パンのー」 <1400> >日本語 [句]―が痛・い《句》弱点にふれられて、聞くのがつらい。 [句]―が肥えて・いる《句》音楽などを聞いて、理解したり優劣を判断したりする力がある。 [句]―が遠・い《句》老齢や耳の病気などのため、よく聞き取れない。聴力が弱い。 [句]―が早・い《句》すばやく聞きつける。耳ざとい。 [句]―に入・れる《句》●聞きこむ。「面白い話を―・れた」●人に聞かせる。告げる。「上役のー・れる」 [句]―に逆ら・う《句》不愉快に聞こえる。 [句]―に・する《句》聞く。「妙なうわさを―・する」 [句]―に胼胝{たこ}がで・きる《句》同じ事をくり返して聞かされてうんざりする。 [句]―に付・く《句》●声や音が耳元に残って・忘れられない(気になる)。「電車の音が―・いてねむれない」●新鮮味が失われて、聞くのがいやになる。 [句]―に留ま・る《句》人のことばや物音などに注意が向く。 [句]―に留・める《句》人のことばや物音などを注意して聞く。また、聞いて覚えておく。 [句]―に入・る《句》●聞こえてくる。また、聞いて知る。「ニュースがー」●人の意見などを聞き入れる。また、気にとめる。 [句]―に挟{はさ}む《句》ちらりと聞く。聞くとはなしに聞く。小耳にはさむ。「うわさを―・む」 [句]―を疑・う《句》〔あり得ない話、思いがけない話などを聞いて〕聞き違いではないかと思う。「一瞬―・う」 [句]―を貸・す《句》●人の話などを聞く。また、聞こうとする。「陳情に―・す」●聞きやすいように、相手の口に耳を近づける。「ちょっと―・してくれ」 [句]―を傾・ける《句》注意して聞く。熱心に聞く。「部下の意見に―・ける」 [句]―を澄ま・す《句》よく聞こうとして注意を集中する。 [句]―を欹{そばだ}・てる《句》注意してよく聞こうとする。耳をすます。 [句]―を揃{そろ}える《句》まとまった金額の、全額をまとめる。「―・えて一〇〇万円返す」 [句]―を立・てる《句》注意して、よく聞こうとする。 [句]―を劈{つんざ}わん・く《句》鼓膜{こまく}を破る。〔声・音のけたたましいようすの形容〕「―・く雷鳴」 [句]―を塞{ふさ}ぐ《句》あえて聞かないようにする。また、聞き入れようとしない。 >【日本語「パンの耳」】 >食パンの端の部分は「耳」といい、あんパンの中央のくぼみは「へそ」という。川が海に流れ込む地点は「口」で、海に突き出ている地形は「はな(「岬の端」など、、つう端と書くが、鼻と同語源。「長崎鼻」などでは鼻と当てる)」。瓶などの上部のくびれた部分は「首」だし、台風の中心部は「目」と呼ぶ。 >ほかにも「釘の頭」「のこぎりの歯」「篳篥の舌」「机の足」「クレーンの腕」「鍋の尻」「理論の骨組み」など、いちいち挙げていけばきりがないのだが、私たちはさまざまなものについて、その形や機能から、人間の身体部分の名称を使って言い表すことをしてきた。今ではすでに身体部分の比喩と意識されないものも少なくないが、こうした表現はその意味を端的に伝え、身の回りの事物をより理解しやすくしているのである。 **みみ・あか**【耳、垢】耳の穴にたまるあか。みみくそ。 **みみ・あたらし・い**【耳新しい】《形》〔その事・ことばを〕聞くのが初めてである。「―・いことば」「―い話」 **みみ・うち**【耳打ち】《名・自サ》相手の耳元に口を寄せて話すこと。耳こすり。耳語{じご}。「小声でーする」 **みみ・かき**【耳、掻き】耳あかをかいて取るための、先が小さいしゃくし形になっている細い棒状の用具。 **みみ・かくし**【耳隠し】女性の髪形の一つ。髪で耳をおおいかくすように結った束髪。大正時代に流行。 **みみ・がくもん**【耳学問】聞きかじって得た知識。 **みみ・かざり**【耳飾り】耳たぶにつけて飾りとする装飾品。イヤリング。類語 耳輪。 **みみがね**【耳金】器物の左右につき出た金具。 **みみ・くそ**【耳糞】「耳垢{みみあか}」に同じ。 **みみ・こすり**【耳『擦り】《名・自サ》●耳打ち。●ひそかにする相談。内談。 **みみ・ざと・い**【耳、聡い】《形》物音や声などを聞きつけるのがすばやい感じだ。聴覚がするどいようすだ。「―・く聞きつける」 ***みみ・ざわり**【耳触り】[俗]話・物音を聞いた感じ。「―がよい音」「―の悪い話」 **みみ・ざわり**【耳障り】《名・形動》聞いて気にさわること。また、聞いて不快なこと。「―な話」「―な雑音」 **みみず**【、蚯蚓】環形動物貧毛綱に属する動物の総称。体は細長い円筒状で多くの体節からなる。地中にすんで土中の腐植物を食う。雌雄同体。 [コロ]―ばれ【―、脹れ】皮膚を打ったりひっかいたりしたあとなどが赤く細長くはれること。また、そのはれ **みみずく**【木菟】フクロウ科の鳥のうち、頭に耳状の飾り羽をもつものの総称。オオコノハズク・ワシミミズクなど。夜行性。表記現代仮名遣いでは「みみづく」も許容。 **みみ・せん**【耳栓】耳にする栓。騒音や水を防ぐもの。 **みみ・だ・つ**【耳立つ】《自五》●きわだって聞こえる。「ひときわ―・つ声」●耳障りになる。「騒音が―・つ」 **みみ・たぶ**【耳、朶・耳、埵】耳の下部のやわらかい部分。みみたぼ。耳朵{じだ}。 **みみ・だれ**【耳垂れ・耳『漏】耳の穴から分泌液が流れ出る病気。また、その分泌液。耳漏{じろう}。 **みみっち・い**《形》〔俗]けちくさいようすだ。しみったれている。「―・いもうけ」「―・い考え」 **みみどお・い**【耳遠い】《形》●耳がよく聞こえないようすだ。「―・い老人」●聞きなれないようすだ。「―・い外国語」 **みみ・どしま**【耳年増】〔俗〕若くて経験もないのに、聞いた知識でませたことを言う女性。 **みみ・なり**【耳鳴り】刺激がないのに、耳の奥で何かが鳴っているような感じがすること。 **みみ・な・れる**【耳慣れる・耳馴れる】《自下一》いつも聞いていてめずらしくない。聞きなれる。「―・れた歌」「―・れない古風なことば」 **みみ・へん**【耳偏】漢字の部首「耳」の称。 **みみ」もと**【耳元・耳『許】耳のすぐそば。 <1401> **みみ‐より**【耳寄り】《形動》〔その話が〕興味をそそるような内容であるようす。「――なもうけ話」 **みみ・わ**【耳輪・耳環】耳たぶにさげる飾りの輪。[類語]耳飾り。イヤリング。 **み・むき**【見向き】〈「―もしない」の形で〉●その方向を向いて見ようともしない。「―もしないで行ってしまう」●全く関心を示さない。「菓子にはーもしない」 **みむ・く**【見向く】《他五》〔文〕その方向を向いて見る。 **み‐め**【見目・眉目】〔文〕●顔だち。[コロ]「―麗がしい女性」●体面。「―をはばかる」 **み‐めい**【未明】夜がまだ明けきらないころ。「きょうの―に雪が降った」[類語]あかつき。払暁。 **みめ‐かたち**【見目形】顔だちと姿。容姿。「―がととのっている」[参考]古風な言い方。 **みめ‐よ・い**【見目『好い】《形》器量がよいようすだ。顔だちが美しい。「―・い娘」[参考]古風な言い方。 **ミモザ** ●マメ科オジギソウ属の植物の学名。●マメ科アカシア属のうち、フサアカシアなどの園芸上の呼び名。[▽]mimosa **み・もだえ**【身、悶え】《名・自サ》苦しさ・悲しさなどのために体をねじり動かすこと。「―してうったえる」 **み・もだ・える**【身悶える】《自下一》身悶えをする。 **み・もち**【身持ち】●日常の行い。品行。素行。[1回]「―が悪い」[参考]男女関係についていうことが多い。●妊娠点すること。身重。「――女」[参考]古風な言い方。 **み・もと**【身元・身『許】●その人の出生・経歴などに関する事柄。「―を確認する」「一不明」●その人の一身上に関する事柄。「―を引き受ける」―ほしょう【一保証】●その人の一身上や資力に関して保証すること。●被雇用者が将来雇用主に加えるかもしれない損害の賠償を、第三者(=身元保証人)があらかじめ請け負うこと。 **み・もの**【見物】見る価値のあるもの。〔皮肉やあざけりをふくんでも用いる」「これはーだ」 **み・もの**【実物】生け花・園芸で、果実を主として観賞する草木のこと。[参考]葉物・花物。 **み・もん**【未聞】〔文〕まだ聞いたことがないこと。[四字]「前代―」 **みや**【宮】《「御屋」の意から)●神社。「―参り」●天皇の御殿。また、皇族の尊称。「斑鳩の―」●独立した皇族の称号。「常陸!」 **みやーい**【宮居】〔文〕●神社。●皇居。「玉の―」 **みゃく**【脈】●血液が流動する管。血管。「脈搏。「―がはやい」●前途の見込み。 **―があ・る**《句》●脈搏を打っている。生きている。●前途に見込みがある。「今度の恋は―・りそうだ」 **―を取・る**《句》脈搏を調べ病状を診断する。 **みゃく・う・つ**【脈打つ】《自五》●血液が、規則的なリズムで血管を流れる。●内部にあって、生き生きと活動し続ける。「彼には祖父の開拓者魂が―・っている」 **みゃく・どう**【脈動】《名・自サ》脈搏ゃくのように、規則正しくとぎれずに力強く動き続けること。「アメリカにーする民主主義の伝統」 **みゃく・どころ**【脈所】●体の中で、手でおさえて脈搏がわかる所。●物事の急所。「―をつかむ」[類語]要点。 **みゃく・はく**【脈拍・脈搏】心臓の動きによって起こる、動脈壁の波動(数)。脈。 **みゃく‐みゃく**【脈脈】《形動〃》力強く、とぎれずに続いていくようす。「―と続く伝統」 **みゃく・らく**【脈絡】(「血管」の意から)つながり(のある筋道)。「―のない話」 **みやーけ**【宮家】●親王・法親王・門跡数などの家。●皇族で、宮の称号をもつ家。「秋篠―」 **みやげ**【〈土産〉】●旅先・外出先から家などに持って帰る品物。「北海道―のキャラメル」●人の家を訪問するときに持っていく贈り物。手みやげ。ーばなし【―話】旅先で見聞して持ち帰った話。「―に花がさく」 **みやこ**【都】《「宮処」の意から)●皇居のある所。「奈良の―」[表記]「京」とも書く。●首都。首府。「―へ上る」●〔田舎に対して〕人口が多く繁華な土地。都会。●それを特徴とする都市。「音楽の―ウィーン」 **みやこ・おち**【都落ち】《名・自サ》都から田舎へにげのびること。「平家の―」●〔俗〕東京から地方に移り住むこと。「転勤でーする」 **みやこーどり**【都鳥】●ミヤコドリ科の鳥。海岸や砂浜に群れて貝類を捕食する。日本には旅鳥としてまれに飛来する。●「ユリカモメ」の別称。[参考]詩歌によまれ、隅田川の景物とされた。 **みや・さま**【宮様】皇族を敬愛していう呼び方。 **みや・しばい**【宮芝居】[恩]祭礼などで、寺社の境内に小屋掛けして興行する芝居。宮地芝居。 **み・やす・い**【見『易い】《形》見るのにぐあいがいいようすだ。見よい。「―・い席」「―・い図表」[対]見にくい。 **みや・だいく**【宮大工】神社・寺院などの建築に従事する大工。 **みや‐づかえ**【宮仕え】《名・自サ"》(宮廷に仕える意)役所・会社などに勤めること。[句]「すまじきものはー」 **みーやつくち**【身八つ口】女物の長着や羽織の脇明け。身八つ。八つ口。 **みーやつこ**【造】大化の改新以前の社会で使われた、身分を示す姓。 **みやび**【雅】《名・形動》《「都人風をする、宮廷風をする」意の「みやぶ」が体言化した語)〔文〕上品で優美な・こと(趣)。「―な遊び」[類語]風流。優雅。風雅。 **みやび・やか**【『雅やか】《形動》上品で優美なようす。「―な服装」「――におどる」[類語]風雅。優雅。 **みやびる**【『雅びる】《自上一》上品で優美である。「―・びた琴の音」[団]ひなびる。 **みーやぶ・る**【見破る】《他五》見て、かくされた秘密やたくらみなどをさとる。見ぬく。「敵の作戦を―・る」 **みーやま**【『深山】[雅]●山の美称。●奥深い山。奥山。[因]外山。「―おろし(―、風】深山からふきおろしてくる激しい風。 **みや・まいり**【宮参り】《名・自サ"》●生まれた子供が初めて氏神にお参りすること。生後三〇日目前後が多い。●七五三のお祝いに氏神にお参りすること。 **みやまざくら**【『深山桜】●バラ科の落葉高木。深山に自生し、五月ごろ純白の花が数個ずつつく。●深山にある桜。 **みやもり**【宮守】神社の番をする・こと(人)。 **み・や・る**【見『遣る】《他五》視線を(遠くの方に)向ける。「山のかなたを―・る」 **ミュージアム** 博物館。美術館。[▽]museum <1402> cal た雪。 る。 **ミュージカル** 「ミュージカルプレー」「ミュージカルコメディー」などの略。音楽を伴った演劇の総称。●「アメリカで独自に発達した〕音楽・舞踊・演劇などの要素をたくみに融合させた総合舞台芸術の一形式。▽musical **ミュージシャン** 音楽家。演奏家。▽musician **ミュージック** 音楽。「テーマー」。▽music **ミューズ** ギリシャ神話で、学問・芸術をつかさどる九人の女神。ムーサ。▽Muse ***み・ゆき【『御幸】** 《名・自サ》[文]「行くこと」の尊敬語。おでまし。特に、天皇・上皇・法皇・女院{にょいん}の外出をいう。[表記]天皇の場合には「行幸」とも書く。 ***み・ゆき【『深雪】** [雅]●雪の美称。●深く降り積もった雪。 **みーよ【『御代・『御世】** 一代の天皇が治めている世、または、その期間の敬称。「明治の―」 **みーよ・い【見『好い】** 《形》●見た感じがよい。「―・い光景ではない」●「見やすい」に同じ。[団]見づらい。見にくい。 **み‐よう【見様】** 見方。見る方法。「―によっては評価が分かれる」**―みまね【一見真『似】** 他人のすることを見て、それをまねること。「―でダンスを覚える」 ***みよう【妙】** 《名・形動》きわめてすぐれていること。また、たくみなこと。「造化のー」[句]「言い得てー」 ■《形動》おかしいようす。変。「あの秀才が落第するとはーだ」[類語]奇妙。 ***みょう【明】** 《連体》年・月・日を表す語につけて、「次の」「明くる」の意。「――六日」[類語]翌。 **みょう・あん【妙案】** 〔物事の解決などのための〕すぐれた思いつき。名案。「―を思いつく」[類語]妙策。 **みょう・おう【明王】** 〔仏〕 大日如来につき従って悪魔をおさえしずめ、仏法を守護する神。怒りの形相{ぎょうそう}をとる。不動明王。 **みょう・おん【妙音】** [文]きわめて美しい音。 ***みょうが【冥加】** ●目に見えない神仏の加護を受けること。冥利。「―をたよる」●《名・形動》不思議な幸運にめぐりあうこと。「―にも宝を手に入れた」●「冥加金」の略。**―きん【一金】** ●神仏の加護に対するお礼として社寺に奉納する金銭。●江戸時代の雑税。[同]2冥加錢。冥加。 **――に余・る** 《句》身に余るほどありがたい。冥加につきる。 **――に尽・きる** 《句》「冥加に余る」に同じ。 ***みょうが【茗荷】** ,ショウガ科の多年草。夏から秋に出る長楕円{ちょうだえん}の花芽は香りがあり、食用。[表記]「茗荷」は当て字。 **みょう・ぎ【妙技】** すぐれてたくみな技。「―を見せる」 **みょう・きょう【妙境】** ●風景がきわめてよい土地。[類語]佳境。●芸道・芸術などの奥深い境地。 **みょう・けい【妙計】** [文]たくみな計略。妙策。 ***みょう‐ご【冥護】** [文]神仏がひそかに守ってくれること。 ***みょう・ご【明後】** 《連体》年・月・日を表す語につけて、「次の次」の意。「―一八日」**―にち【一日】** 今日の次の次の日。あさって。**――ねん【一年】** 今年の次の次の年。さらい年。 **みょう・こう【妙工】** [文]すぐれた細工(をする職人)。 **みょう・ごう【名号】** ●仏・菩薩の名。尊号。特に、阿弥陀仏の名。●浄土宗で、「南無阿弥陀仏{なむあみだぶつ}」と唱えること。念仏。 **みょう・さく【妙策】** [文]たくみなはかりごと。妙計。 **みょうじ【名字・『苗字】** その家を表す名。姓。 ***みょう・しゅ【妙手】** ●〔技芸などの〕すぐれた腕前(をもつ人)。名手。「日本舞踊の―」●〔囲碁・将棋などの〕うまい手。「―を打つ」 ***みょう・しゅ【妙趣】** [文]なんともいえない、すぐれたおもむき。「―に富んだ庭園」 **みょう・しゅん【明春】** [文]来年の春。来春{らいしゅん}。 **みょう・しょ【妙所】** [文]きわめてすぐれた点。また、なんともいえない味わいのある所。 **みょうじょう【明星】** ●《明るく輝く星の意で》日没後と明け方の金星。「宵の―」「明けの―」●「ある分野で」きわだって人気のある人。スター。「歌謡界のー」 **みょうじん【明神】** 神を尊んでいう語。「大―」 **みょうせき【名跡】** 代々ゆずり伝えられる家名・名字。「歌舞伎{かぶき}の名門のーをつぐ」 **みょうせんじしょう【名詮自性】** 〔仏〕名がそのものの本性を表すということ。 **みょうだい【名代】** 〔目上の人の〕代理をつとめる・こと(人)。「父の――で出席する」[類語]代人。代理人。 **みょう・ちきりん【妙ちきりん】** 《形動》〔俗】ひどく変わっていて、わけがわからないようす。妙ちき。「―な話だ」[類語]へんちくりん。 **みょうちょう【明朝】** あすの朝。みょうあさ。「―にうかがいます」 **みょう・てい【妙諦】** [文]すぐれた真理。みょうたい。「人生の一を知る」 **みようと【夫婦】** めおと。 **みょう・に【妙に】** 《副》《「妙だ」の連用形から)不思議に。どうしたわけか。変に。「――かしこまった顔」 **みょう・にち【明日】** あした。あす。[参考]改まった言い方。 **みょう・ねん【明年】** ことしの次の年。来年。[参考]改まった言い方。 **みょう・ねんど【明年度】** 「来年度」に同じ。 **みょうばつ【冥罰】** [文]神や仏がくだした罰。 ***みょうばん【明晩】** あすの晩。明夜。[類語]翌晚。 ***みょうばん【明、礬】** 〔理]硫酸アルミニウム水溶液に硫酸カリウム水溶液を加えたときに分かれ出る正八面体の無色の結晶。皮革のなめし、染料・医薬などに利用。 **みょう・ほう【妙法】** ●比較するものがないほどすぐれている不可思議な仏法(の教え)。●「妙法蓮華{みょうほうれんげ}経」の略。**―れんげ・きょう【一、蓮華経】** 代表的な大乗仏教の経典の一つ。天台宗・日蓮宗はこの経典による。「法華経{ほけきょう}」の美称。 **みょう・み【妙味】** とてもすぐれた、微妙な味わい。「文章の―を味わう」[類語]醍醐味{だいごみ}。 **みょう・みょうごにち【明明後日】** 明後日の次の日。[参考]地方によって「やのあさって」「やなあさって」などと言い、東京では「しあさって」という。 **みょう・もく【名目】** [文]めいもく(名目)。 **みょう・もん【名聞】** [文]めいぶん(名聞)。 **みょう・や【明夜】** [文]あすの夜。明晚。 **みょう・やく【妙薬】** 不思議なほどよくきく薬。奇薬。 <1403> じ。 **みょう‐よう【妙用】** [文]きわめてすぐれた作用。 ***みょう・り【冥利】** ●神仏が人知れず与える利益。また、善行の報いとしての幸福。●ある立場で受ける最高の幸福。「教師―につきる」[類語]①②冥加。 ***みょう・り【名利】** [文]名誉と利益。名利{めいり}。 **みょう・れい【妙齢】** 《「妙」は「若い」の意)女性の年が若いこと。(結婚する)年ごろ。「――の美女」[類語]芳紀。 **みよ・がし【見よがし】** 《形動》「これみよがし」に同じ。 **み・よし【舶・船『首】** 《「水が押し」の転から)船の先端の部分。へさき。 **み・より【身寄り】** その人と血縁関係のある人。親類。「―のない老人」[類語]身内。 >類義語の使い分け「身寄り・身内」 [身寄り・身内]身寄り(身内)に不幸があった [身寄り]たよるべき身寄りのない青年 [身内]身内だけで祖父の七回忌の法要を済ませる **ミラー** 鏡。「バックー」。▽mirror **ーボール** 多くの反射鏡で表面をおおった飾り玉。天井からつるし、光を当てながら回す。▽mirror ball ***みらい【味、蕾】** 脊椎{せきつい}動物の味覚を支配する器官。おもに舌の乳頭内に多数ある。味覚芽。 ***み・らい【未来】** ●現在に続いてこれから来る時。将来。「日本の―は明るい」●[仏]あの世。来世。[因]①②現在・過去。**―き【―記】** 未来のことを予言して書いた書物。 **みらい・えいごう【未来永劫】** 未来永久にわたること。「一語りつがれる真実」 **ミラクル** ●おどろくべき物事。奇跡。●《名・形動》幻惑的。不思議な。▽miracle。 **ミリ** ■《接頭》〔メートル法の単位名に冠して〕一〇〇〇分の一の意。■《名・助数》「ミリメートル」の略。▽milli- **ーグラム**《名・助数》一望の一〇〇〇分の一。記号 mg。▽ milligramme **ーは【一波】** 波長〇・一~一は、周波数三〇〇~三〇への電波。簡易無線・電波望遠鏡による天体観測などに利用する。略語EHF。**ーバール**《名・助数》圧力の単位。一バールの一〇〇〇分の一。記号 mb またはmbar。[参考]気圧の単位としては、「ヘクトパスカル」を使う。▽millibar **ーメートル**《名・助数》メートル法の長さの単位。一の一〇〇〇分の一。記号 mm。▽ millimètre **ーリットル**《名・助数》メートル法の容積の単位。一心の一〇〇〇分の一。記号 mL。▽ millilitre **ミリオネア** 百万長者。大金持ち。▽millionaire **ミリオン** 一〇〇万。▽million **―セラー** 100万部(または一〇〇万枚)以上売れた・本(レコード・CD)。▽million seller **ミリタリー** 《造語》「軍隊の」の意を表す。「――ルック」「――バランス(=軍事バランス)」▽military **ミリタリズム** 軍国主義。▽militarism ***み・りょう【未了】** まだ終わらないこと。「審議―で廃案になる」[対]完了。 ***み・りょう【魅了】** 《名・他サ》相手の心をとらえて夢中にさせてしまうこと。「観客を―する演技」[類語]魅惑。 **みりょく【魅力】** 人の心を引きつけてはなさない不思議な力。「――あふれる女優」「―に欠ける」**―てき【一的】** 《形動》人の心を引きつける力があるようす。「――な誘い」「異性の目にーに映る」 **みりん【味、酥】** 焼酎の中に蒸したもち米と米こうじを入れて作ったもろみを圧搾し、かすをこしとった酒。甘みがあり、調味用や正月の屠蘇{とそ}などにする。 ***みる【『水『松・『海『松】** 緑藻類ミル科の海藻。茎は暗緑色の円柱状で、分枝をくり返して扇形に広がる。沿岸の岩上に生え、食用。 ***みる【見る・『観る・『覧る・『看る・『視る・診る】** ■《他上一》●目の働きで物の存在をとらえる。また、物の形・様子・内容などを知る。「確かにこの目で見た」「新聞を見る」「映画を見る」「敵の動きを見る」●目以外の感覚にたよって物事をとらえる。「味を見る」「夢を見る」●〔結論を出すために〕調べる。特に、診察する。「手相を見る」「答案を見る」「患者を診る」●判断する。評価する。「人を見る目がある」●引き受けて世話をする。「会社の経理を見る」「年とった母を見る」[表記]「看る」とも書く。●身に受ける。経験する。「ばかを見る」「痛い目を見る」●存在を確認する。「船は島を右に見て進む」●…するに至る。「解決を見る」●〈「・・・から見る」の形で〉・・・と比較する。「彼から見るとずいぶん背の高い男だった」[図]《上一》。 ■《補動》●「ある動作を試みにする」の意を表す。「どんな味か少し食べてみよう」 ●〈「・・・してみると」「・・・してみたら」「・・・してみれば」の形で〉次にくることが実現する、あるいは明らかになるための条件を表す。「行ってみると楽しい集まりだった」「歩いてみたら、結構時間がかかった」[表記]目は、ふつうかな書き。[図]《上一》。 ■《名》漢字の部首「見」の称。 >人間の見ることに関する表現。「見る」[専] **見ぬが花** 《句》物事は、まだ実際に見ないで、どんなものだろうかと想像しているうちがよい。 **見も知らぬ** 《句》見たこともなく、全く知らない。「―人からの手紙」[類語]見知らぬ。 **見る影もな・い** 《句》すっかり落ちぶれたようす。 **見るに忍び・ない** 《句》見ているのが気の毒なようす ***ミル** 粉ひき機。「コーヒーー」「ペッパーー」 ▷mill **みる・がい【水『松貝・海『松貝】** バカガイ科の二枚貝。大形で、海の泥地にすむ。食用。 **みる‐から【見るから】** 《副》《「――に」の形も)ちょっと見ただけでも。「―に気の弱そうな顔つき」 **ミルク** 乳。特に、牛乳。▽milk **―セーキ** 牛乳に卵黄・砂糖などを入れてまぜ、冷やした飲み物。▽milk shake **みるみる【見る見る】** 《副》見ているうちにどんどん。みるまに。「上機嫌だった顔が―険悪になった」 **みる‐め【見る目】** 《連語》●見たところ。見た感じ。「―も楽しそうだ」●そのものの価値を判断する力。[コロ]「人をーがない」[類語]鑑識眼。眼力。 **ミレニアム** 千年紀。また、西暦で千年目ごとの節目の年。▷millennium **み・れん【未練】** 《名・形動》執着が残って、あきらめきれないこと。[コロ]「別れた恋人にーを残す」**ーがましい**《形》いかにも未練が残っているようすだ。未練たらしい。「―・い男」「」・い話をする」**―たらし・い**《形》「未練がましい」に同じ。 **―未酌でが無・い**《句》同情する心がなく、少しも容赦しない。 <1404> **みろく【『弥勒】** 釈迦の入滅後五六億七〇〇〇万年後にこの世に下り、新しい仏として衆生を救うと信じられている菩薩。弥勒菩薩。弥勒仏。 **み・わく【魅惑】** 《名・他サ》魅力によって、人の心をひきつけ迷わすこと。「華麗な文体で読者を―する」[類語]蠱惑{こわく}。魅了。**―てき【一的】** 《形動》人をひきつけ惑わす魅力があるようす。「――な踊り」 **み・わけ【見分け】** 見分けること。[コロ]「ーがつかない」 **み・わ・ける【見分ける】** 《他下一》見て区別する。見て判断する。識別する。「善悪を―・ける」 **み・わた・す【見渡す】** 《他五》遠くまで広くながめる。見晴らす。「―・す限り雲一つない空」 **みん【民】** 《接尾》「・・・した人々」「・・・の人々」の意。「避難」「遊牧一」 >使い分け「みる」 見る(『観・『覧・『看・『視) 〔物事を目で感じる、判断する、世話をする、経験するなどの意で、一般に広く〕顔を見る・夢を見る・ばかを見る・行進を見(観)る・映画を見(観)る・新聞を見(覧)る・芝居を見(観)る・手相を見(観)る・心を見(観)る・面倒を見る・病人を見(看)る・老人を見(看)る・経理を見(看)る・痛い目を見る・被災地を見(視)る・見(視)れども見えず・人を見(視)る目 診る〔診察する〕 患者を診る・脈を診る [参考]試しに・・・する意では、一般にかな書きされる。「観」は、遠くからそのものをよく見る、ぐるりとあたりを見回す、念を入れて見る意、「覧」はひととおり目をとおす意、「看」は手をかざして遠くを見る、そばにいてよく世話をする意、「視」はまっすぐに見る、物事を注意して調べる意。このほかにも、ちらっと見るの「警」などがあるが、一般には「見」を使うか、かな書きにされる。「病人を見る/看る」では、前者は視覚でとらえる意、後者は世話をする(=看病する)意と使い分けることもできるが、今ではともに「見る」と書く。 >類語と表現「見る」 視覚によって物をとらえる作用が、「見る」である。「見る」の意味の多様性は、視覚の占める位置が大きいことを物語っている(百聞は一見にしかず)。しかし「試合を見る(=見物する)・新聞を見る(=読む)」も視覚には違いないが、単に「見る」意ではなくなった。「夢を見る」は目を閉じて〈見る〉ものだし、「味を見る・湯加減を見る」は舌や手で〈見る〉行為だ。「患者(の脈)を診る・機械(の故障)を見る」は調べるの意で、視覚のほかに聴覚や触覚の印象が欠かせない。「老人(の面倒)を見る」は世話をする、「状況は不利だと見る・甘く見るな・人を見て法を説け」は判断する、「辛い目を見た」は経験するの意で、視覚とはもはや無縁となる。さらに「小説は一年後に完成を見た」となると、〈見る〉のはもはや人ではなくなる。 ◆見える・眺める・望む・窺{うかが}う・観じる・覗く・覗き込む・睨む・認める・仰ぐ・振り仰ぐ・仰ぎ見る・垣間見る・盗み見る・見上げる・見下ろす・見かける・見受ける・見交わす・見通す・見取る・見初める・見直す・見返す・見返る・見張る・見届ける・見晴らす・見据える・見澄ます・見つめる・見とれる・見残す・見惚{みと}れる・見守る・見回す・見やる・見渡す・目する/ (5) 見学・見物・よそ見・立ち見・観光・一見・再見・一目・一瞥・一望・一覧・閲覧・回覧・総覧・通覧・大観・傍観・静観・参観・観察・観望・観賞・観戦・着眼・着目・注目・目撃・実見・直視・正視・監視・環視・巡視・注視・透視・明視・熟視・凝視・黙視・座視・睥睨{へいげい}・細見・展望・俯瞰{ふかん}・鳥瞰/一目{いちもく}・脇目{わきめ}・脇見・外見・外目{そとめ} [謙譲]拝する・拝む・拝見・拝観・笑覧 [尊敬]ご覧・高覧・天覧・お目に留まる [動詞表現]「目」の子見出し参照。 [オノマトペ] じっと・じろじろ・じろりと・ちらちら・ちらりと・きょろきょろ・きょろりと・きょときょと・まじまじと[見る]/はたと・はったと・ぎょろりと「にらむ]/かっと・ぱっちりと「目を見開く] **みん‐い【民意】** 人民の意思。人々の考え。「―を反映する」「―を代表する人」[類語]世論。 **みん・えい【民営】** 民間の経営であること。また、その事業。「――の事業」「一化」[因]官営。国営。公営。 **みん・か【民家】** 〔公の建物に対して〕民間人の住む家。 **みん・かつ【民活】** 「民間活力」の略。 **みん・かん【民間】** ●人民の間。普通の人々の社会。「―に伝わる説話」「―伝承」「―信仰」●〔人・組織などが〕公の機関に属さない・こと(人)。「一企業」**―かつりょく【一―活力】** 企業間の競争できたえられている民間企業が持つ、創意・努力・積極性などの経営力や資金力。民活。**―ほうそう【―放送】** 民間で経営する放送事業。民放。**―りょうほう【―療法】** 民間で古くから伝承されてきた病気の治療法。 **みん・ぎょう【民業】** 民間の経営する事業。[因]官業。 **ミンク** イタチ科の動物。北米に生息する。毛はおもに褐色で、長くやわらかい。▽mink **みんぐ【民具】** 古くから一般民衆が日常生活の中で伝承し用いてきた道具類。 **みんげい【民芸】** 一般民衆の中から生まれ、郷土の生活を反映させて発達した工芸。「一品」 **みんけん【民権】** 人民の権利。特に、人民が政治に参与する権利。「自由―運動」 **みん‐じ【民事】** 私法の規律する財産上ないし身分上の生活関係において生じる事柄。「――責任」[因]刑事。**―さいせい・ほう【―再生法】** 倒産法の一つ。倒産手続きを迅速にし、企業の早期再建をうながすことを目的とするもの。**―じけん【―事件】** 民事訴訟の対象となる、個人や会社など私人間の生活関係に関する事件。**―そしょう【―訴訟】** 私人間の争いを法律的・強制的に解決する手続き。民訴。 **みん・しゅ【民主】** ●主権が国民に帰属すること。●民主主義を行動原則とすること。「一政治」**ーか【一化】** 《名・他サ》民主的にすること。「政治体制を―する」**―こつか【―国家】** 民主主義に基づく政治体制のしかれている国家。民主国。**―しゅぎ【一主義】** 人民が主権を持ち、人民の手で、人民のために政治を行う主義。デモクラシー。[参考]人間の自由や平等を尊重する思想という意味で、広く使われている。 <1405> **―てき【一的】** 《形動》評論文キーワード >民主主義の精神にかなっているようす。「――に組織を運営する」 >話編スキーワード 民主主義 「民主主義」とは、人民が主権をもち、人民の手で人民のための政治を行う体制や考え方をいう。 現代の民主主義の抱える問題点として、「多数決=数」をすべてだとして少数派を顧みない姿勢があげられる。 多数決で物事を決めることが民主主義だと思う人は多いが、本来は国民によって選ばれた議員が議会で話し合い、多くの意見を調整した上で政策を決定するものである。多数決は、その調整が話し合いでは不可能なときにやむを得ず行われる手段に過ぎないのである。 **みん・じゅ【民需】** [文]民間の需要。「―の拡大」[団]官需。 **みん・しゅう【民衆】** 世の中の一般の人々。大衆。庶民。「―の要望にこたえる」 **みん・しゅく【民宿】** 観光地で、一般民家が設備をととのえて営業し、比較的安い値段で家庭的なサービスを特徴とする簡易宿泊施設。 **みん・じょう【民情】** [文]国民の心情や生活の実情。国民の事情。「――を視察する」 **みん・しん【民心】** [文]国民の心。「―が動揺する」 ***みんせい【民政】** ●国民の福利をはかる政治。●軍人以外の市民の代表による政治。「―移管」[因]軍政。 ***みんせい【民生】** 国民の生活。**―いいん【一委員】** 市町村に配置され、担当区域内の生活困窮者を保護指導して社会福祉の増進をはかる名誉職。 **みんせん【民選】** 《名・他サ》人民が選挙すること。「一議員」[因]官選。 **みん・そ【民訴】** 「民事訴訟」の略。 ***みんぞく【民俗】** 民間に古くから伝わる風俗・習慣。**―がく【―学】** 民間に伝えられてきた言語・風習・信仰・芸能などを調査して、文化の伝承を明らかにしようとする学問。フォークロア。 ***みんぞく【民族】** 同じ先祖から出、多くは、同じ言語・歴史・文化・生活様式をもち、同一地域に住んで、他に対して一体感をもった人々の集まり。「大和」「一衣装」**―がく【―学】** 諸民族の文化・習俗・信仰・制度などを比較・研究することによって、民族生活の生成・発展・本質を明らかにしようとする学問。エスノロジー。**ーじけつ【―自決】** 各民族が、他の国家や民族からの干渉や強制を受けずに、独自に帰属や政治形態を選び決めること。**―しゅぎ【―主義】** 他の民族の干渉と支配を排して、自己の民族の統一・独立・発展を推進する主義。[参考]「ナショナリズム」の訳語の一つ。**―せい【―性】** ある民族がもつ特有の性質。 **ミンチ** 細かく刻んだ肉。ひき肉。メンチ。▽mince **みんちょう・たい【『明朝体】** 和文活字書体の一つ。横線が細く、縦線が太い。書籍などの本文用活字として最もふつうに使われている。明朝活字。明朝。 **みんてい・けんぼう【民定憲法】** 国民の総意に基づいて制定された憲法。 **ミント** 「薄荷。①」に同じ。▽mint **みん‐ど【民度】** 人々の生活や文化の程度。 **みんな【『皆】** 「みな」のくだけた言い方。 **みん‐ぺい【民兵】** 平時は家業に従事し、有事の時に兵役に服する、住民による軍隊。また、その兵士。 **みんぼう【民望】** 世間の人望。衆望。「―を集める」 **みんぼう【民放】** 「民間放送」の略。 **みん・ぼう【民法】** 財産や身分などに関して、市民の私的生活関係を規定した法律。 **みんぽん・しゅぎ【民本主義】** 民主主義。[参考]デモクラシーの訳語の一つ。大正期に用いられた。 **みんみんぜみ【みんみん、蟬】** セミ科の昆虫。やや大形。はねは透明で、多くは体に緑色と黒色の模様がある。夏に「ミーンミーン」と鳴く。 **みん・ゆう【民有】** 民間の所有。[対]国有・官有。 **みん‐よう【民謡】** 民衆の間に生まれ、その土地の民衆の生活・感情をうたいこんだ歌。[類語]里謡。 **みん・りょく【民力】** 人民の財力・労力。「―の活用」 **みんわ【民話】** 一般の人々の間に口頭で伝承されている説話。伝説・昔話など。民間説話。「地域に伝わる―を調べる」 む ***む【六】** むっつ。ろく。〔数を数える語〕 ***む【ム】** 漢字の部首「ム」の称。 ***む【無】** 存在しないこと。何もないこと。「―から有を生じる」[因]有。 **――に帰・す** 《句》[文]なくなって、むだになってしまう。無になる。「火災で一切が―・した」 **――に・する** 《句》むだにする。「人の好意を―・する」 ***む** 《助動:特殊型》文語《「ん(助動)」の古風な表記)◆ん(助動・文語)。 **むーい【無位】** [文]朝廷や政府から位をもらっていない・こと(人)。[四字]「一無官」[因]有位・。 ***むーい【無為】** ●《名・形動》[文]自然のままで人の手を加えないこと。[因]作為。●[仏]生滅や変化しない・こと(もの)。[因]有為。●《名・形動》[文]有意義なことを何もしないこと。「――に日を過ごす」 **―にして化・す** 《句》自然に任せておけば、それで自然に天下が治まる。また、聖人の偉大な徳によってまわりの人々が自然に感化される。〈老子〉 **むい・か【六日】** (「むゆか」の転)●六日間。「まだ―ある」●その月の六番目の日。「六月一」 **――の菖蒲**《句》時機におくれて役に立たないこと。六日のしょうぶ。十日の菊。[参考]五月五日の端午の節句に用いるアヤメは、翌日の六日では間に合わないことから。 **むーいぎ【無意義】** 《名・形動》[文]そのことをしてもむ価値のないこと。「――な行動」[類語]無意味。[団]有意義。 **むーいしき【無意識】** ●意識を失っていること。「一状態」●《名・形動》はっきりした意識がなくてふるまうこと。「―な動作」「――に目覚まし時計を止める」●〔心〕自我観念の活動しない状態。特に、フロイトの精神分析学で、精神分析によらないと意識化されない状態のこと。意識過程に影響を与える力がある。 **むい」そん【無医村】** 定住する医者のいない村。 **むーいちもつ【無一物】** 金や品物などを何一つ持っていないこと。 <1406> **む・いちもん【無一文】** 金銭を少しも持っていないこと。いちもんなし。「財布をなくしーになる」 **むい」としょく【無為徒食】** 《名・自サ》仕事もせず、ただぶらぶらして暮らすこと。「―の日々を送る」 **むーいみ【無意味】** 《名・形動》意味・価値がないこと。「―なたわごと」「―な生活を送る」[類語]無意義。 **むい・むさく【無為無策】** 《名・形動》[文]有意義なことは何もせず、対策・方策も立てていないこと。「政府の―を批判する」 **むーいん【無韻】** [文]詩文で、韻をふまないこと。 **ムース** ●泡立てた生クリーム・卵白などを用いて作る、菓子・料理。●泡状の整髪料。▽mousse **ムーディー** 《形動》雰囲気がよく、心地よい気持ちを起こさせるようす。「――な音楽」[参考]日本的な用法。▷moody(=不快な、気まぐれな) **ムード** ●雰囲気。情緒。気分。「――は最高だ」●英文法で、話し手の心的態度を反映した動詞の語形変化。直説法・命令法など。▽mood **―ミュージック** あまくやわらかい雰囲気を出し、くつろいだ気分にさせる音楽。ムード音楽。▽mood music **ーメーカー** 雰囲気づくりのうまい人。▽mood makerからの和製語。 **ムートン** 羊の毛皮。シープスキン。▽mouton **ムービー** 映画。シネマ。キネマ。▽movie **ムームー** 〔腰回りをしめない〕ゆったりとした婦人服。もと、ハワイの先住民の普段着。▽muumuu **ムール・がい【ムール貝】** イガイ科の二枚貝。食用。南欧の料理によく用いられる。ムラサキイガイ。[参考] moule (=イガイ)から。 **ムーン・ライト** 月の光。月光。▽moonlight **む・えき【無益】** 《名・形動》ためにならないこと。また、むだなこと。無益。「―な争い」[類語]無用。[因]有益。 **ムエタイ** タイ式ボクシング。足全体や膝を使った蹴りを中心に、ひじ打ちやパンチを用いて戦う。タイの国技。ム仝イタイ。▽muay-thai ***む・えん【無援】** [文]だれも助けてくれる人がいないこと。援助がないこと。[四字]「孤立」 ***む・えん【無煙・無、烟】** 煙が出ないこと。「―炭」***む・えん【無縁】** ●[仏]仏の教えに縁がないこと。●[仏]死んだ人をとむらう親類・縁者がいないこと。「ー仏」●《名・形動》互いに関係がないこと。「国民とは―の政争」[類語]無関係。[対]①③有縁{うえん}。 ***む・えん【無塩】** 塩を加えていないこと。「ーバター」 **むーが【無我】** ●私心を捨てたのびのびとした心の状態。無心。「―の境地」●われを忘れること。無意識。忘我。 **むかい【向かい】** 向かい合っているものの一方。向こう(側)。特に、正面。「はすー」「―の家」 ***む・がい【無害】** 《名・形動》害がないこと。[四字]「人畜―」[因]有害。 ***むーがい【無蓋】** [文]ふたや、おおいとなる屋根がないこと。「―の貨車」[因]有蓋。 **むかい・あ・う【向かい合う】** 《自五》互いに正面を向いて相対する。向き合う。「―・って座る」 **むかい・あわせ【向かい合わせ】** 鬱互いに向かいあうこと。「―に座る」[対]背中合わせ。 **むかい・かぜ【向かい風】** 進んで行く方向からふいてくる風。逆風。[団]追い風。 **むか・う【向かう】** 《自五》●顔を(体ごと)そちらへ向ける。そっちを向く。「机に―・って仕事をする」●〔ある方向を〕目ざして進む。「式場へ―・う」●ある状態の方向に進みはじめる。ある状態に近づく。「季節は春に―・う」[回]「病気は快方に―・う」●相手とする。対する。「親に―・って言うべきことばではない」●はむかう。対抗する。「―・ってくる相手を投げとばす」《四》。 **むかう・の・さと【無何有の『郷】** 自然のままで、人事のわずらわしいことの何もない理想郷。ユートピア。無何有郷。〈荘子・逍遥遊〉 **むかえ【迎え】** ♪むかえる・こと(人)。「―の車」[因]送り。 **むかえ・い・れる【迎え入れる】** 《他下一》むかえて中に入れる。また、集団・組織などに加える。「応接間に客を―・れる」「経験者なら喜んで―・れる」 **むかえ・う・つ【迎え撃つ・邀え撃つ】** 《他五》せめてくる敵を待ち受けて撃つ。迎撃する。邀撃ちする。 **むかえ・ざけ【迎え酒】** 二日酔いを発散させるためによめに酒を飲むこと。また、その酒。 **むかえ・び【迎え火】** 盂蘭盆{うらぼん}の最初の日(陰暦七月一三日)の夜、祖先の霊をむかえるために家の門前で麻幹{おがら}をたくこと。また、その火。[団]送り火。 **むか・える【迎える】** 《他下一》●待ち受けて、訪れた人を受け入れる。「客を―・える」●家族・仲間の一員として受け入れる。「花嫁を―・える」「新入社員を―・える」[対]①②送る。●呼び寄せる。来てもらう。招く。「講師を―・える」「彼を委員長に―・えよう」●ある状況に遭遇する。「死を―・えた」●その時期になる。「正月を―・える」「結婚の日を―・える」●〔相手の機嫌を損じまいと〕気をつかう。迎合する。「客の心を―・えようとお世辞を言う」●〔敵の攻撃を〕待ち受けて、さえぎり受け止める。「大軍を―・えて奮戦する」[表記]は「邀える」とも書く。[図]むか・ふ《下二》。 **むーがく【無学】** 《名・形動》十分な学問・知識がないこと。無教育。[類語]無知。 **むかご【『零余子】** 植物の珠芽{しゅが}。特に、ヤマノイモの珠芽。食用にする。ぬかご。 **むかし【昔】** ●遠い過去。ずっと以前。「ずいぶんーの話だ」〔副詞的にも用いる〕「この道は―通ったことがある」[類語]いにしえ。往時。[団]今。●過去の一〇年を単位として言う語。〔助数詞的に使う〕「『ふたー前」 **―取った杵柄**《句》若いころに身に付けた、自信のある技や腕前のたとえ。「さすがにーだね、うまいものだよ」[語源]昔、いつもにぎって、穀物をついたり餅をついたりした、杵{きね}の柄{え}の意。 **むかし・かたぎ【昔『気『質】** 《名・形動》考え方ややり方が古風で、それをかたくなに守ろうとする気性。「―の頑固{がんこ}おやじ」 **むかし・がたり【昔語り】** 遠い過去にあったことや経験したことなどを話すこと。また、その話。昔話。懐旧談。「祖母の―を聞く」 **むかしつ・せきにん【無過失責任】** 〔法〕発生した損害に対して、故意や過失がない場合でも、その賠償責任を負うこと。 **むかしながら【昔、乍ら】** 《副》昔のままで少しも変わっていないようす。「―の故郷の家並み」 **むかし、なじみ【昔、馴染み】** 昔なれ親しんだことがある・こと(人)。「―の風景」「―にばったり出会った」 <1407> **むかしばなし【昔話】** ●昔語り。「―に花をさかせる」●古くから言い伝えられ、多く「むかしむかし・・・」という語り口で子供に聞かせる話。「桃太郎」「舌切雀{したきりすずめ}」など。[表記]②は「昔噺」とも書く。 **むかし・ふう【昔風】** 《名・形動》昔のままの様式・慣習に従うこと。「―に教育する」 **むか・つ・く** 《自五》●吐{は}きけがする。「食当たりで胃が―・く」●不快で腹が立つ。しゃくにさわる。「―・くようなお世辞を言う」 **むか・つ・ぱら【むかっ腹】** むしょうに腹が立つこと。「―が立つ」 **むかで【『百足蜈蚣】** 節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称。体は平たくて細長く、多くの足がある。口に毒腺{どくせん}をもつ一対のあごがあり、小昆虫を捕食する。 **むか・ばき【『行、滕】** 昔、武士が乗馬や徒歩旅行の際に腰からすねをおおった毛皮。 **むかむか** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●吐{は}きけをもよおすようす。「たばこの煙がこもって―する」●怒りがこみあげるようす。「理不尽な要求に―する」 **むが・むちゅう【無我夢中】** 一つの事にすっかり心をとらわれ、われを忘れて行動すること。「―で逃げ出す」[注意]「無我無中」は誤り。 ***む・かん【無冠】** (位を表す冠がない意)位のないこと。**ーの‐ていおう【一の帝王】** ●《野{や}にあって権威に屈しない者の意) 「ジャーナリスト」の美称。●特別な地位についていないが、その地位にふさわしい実力をもつ人。 ***む・かん【無官】** [文]官職についていないこと。[四字]「無位―」**―の・たゆう【一の大夫】** ●官職はないが四位・五位の位にある人。●公卿の子で、元服前に五位の位をうけた人。「――敦盛(=平敦盛のこと)」 **む・かんがえ【無考え】** 《名・形動》よく考えないこと。無分別。「――に退学して後悔する」 **む・かんかく【無感覚】** 《名・形動》●感覚がないこと。「寒さで指先が―になる」●相手の気持ちやその場の事情に気を配らないこと。[類語]無神経。 **むかんけい【無関係】** 《名・形動》何も関わりあいがないこと。「自分とは―な人だ」[類語]無縁。 **む・かんしん【無関心】** 《名・形動》関心を持たないこと。「政治に―な人」「―をよそおう」 ***むき【向き】** ●向いている方向。「体の―を変える」「南―」●そういう傾向・性質を持つ人々。また、その内容。「悪口を言うーもいる」「ご用の―に応じる」●適する・こと(方面)。〔接尾語的にも用いる〕「幼児――の図鑑」●〈「―になる」の形で〉ちょっとしたことに本気になって腹を立てる。「―になって怒る」[表記]④はふつうかな書き。 ***む・き【無期】** 一定の期限を設けないこと。無期限。「—延期」「―懲役」[因]有期。 ***む・き【無機】** それ自体に生活機能がないこと。[因]有機。 >評論文キーワード―かがく【一化学】 化学の一部門。単体と無機化合物を研究対象とするもの。[因]有機化学。**―かごうぶつ【一化合物】** 〔理〕炭素以外のすべての元素の化合物、および一部の炭素化合物の総称。無機物。[因]有機化合物。**ーしつ【―質】** 脂肪・たんぱく質・炭水化物・ビタミンとともに五大栄養素の一つ。カルシウム・カリウム・燐・鉄など。体内では、骨・歯・体液・血液などにふくまれる。灰分。ミネラル。**―てき【一的】** 《形動》人間らしさや情感などが欠けているようす。「――な電子音」**―ぶつ【一物】** ●それ自体は生活機能を持たない、鉱物・水・空気およびこれらを原料としてつくられた物質。●単体および無機化合物。[因]①②有機物。 >評論文キーワード 無機 「無機」とは、そのもの自体に生活機能がないことである。解体することができることを「無機的」または「機械的」という。無機的なものの代表は機械である。ねじや歯車などのパーツにわけることができ、取り換えたりすることが可能である。生命体のように部分部分を切り離せないものではない。 無機的は、人間らしさが欠けている様子を表す場合にも用いられる。例えば「無機的な声」などである。 [【参考】評論文キーワードの「有機」] **む・き【無季】** 俳句で、季語がない・こと(句)。 **むぎ【麦】** イネ科の大麦・小麦・ライ麦・燕麦などの総称。食用・飼料用など用途が広い。 **むき・あ・う【向き合う】** 《自五》互いに正面を向けて相対する。向かい合う。「―・って立つ」 **むぎ・あき【麦秋】** 麦の取り入れのころ。五月下旬から六月上旬ごろ。麦の秋。[参考]「麦秋{ばくしゅう}」を訓読した語。 **むぎ・うち【麦打ち】** かり取った麦の穂を殻竿{からさお}で打ち、実を穂からはなすこと。また、その道具。殻竿。 **むきげん【無期限】** 期限を定めないこと。無期。「―に延期する」 **むぎ・こ【麦粉】** 麦、特に小麦をひいた粉。小麦粉。うどん粉。メリケン粉。 **むぎこがし【麦焦がし】** 大麦をいってこがし、ひいて粉にしたもの。湯でねって食べる。香煎{こうせん}。 **むぎ・さく【麦作】** 麦の栽培。また、麦の実りぐあい。 **む・きず【無傷・無疵】** 《名・形動》●きず・損傷がないこと。「転んだがーだった」●失敗・負け・罪・汚れなどが全くないこと。「―のチーム同士の対戦」 **むきだし【『剣き出し】** 《名・形動》●おおいかくすものがなく、裸のままであること。「――の電球」[類語]出し。●かざらないで、ありのまま現すこと。あらわ。露骨。「感情を―にする」 **むき・だ・す【『剝き出す】** 《他五》おおいかくさずにあらわに出す。露出する。「牙{きば}を―・す」 **むぎ・ちゃ【麦茶】** 大麦を殻のついたままいったもの(をせんじた、夏向きの飲み物)。麦湯。 **む・きどう【無軌道】** ●軌道がないこと。「―電車(=トロリーバス)」●《名・形動》常軌を逸していて行動がでたらめなこと。「―な生活に落ちこむ」 **むき・なお・る【向き直る】** 《自五》その方へ向きを変える。「呼ばれたほうに―・る」 **むぎ・の・あき【麦の秋】** 《連語》むぎあき。 **むぎ・ふみ【麦踏み】** 早春、麦の芽を足でふむこと。麦の根張りをよくするなどのために行う。 **むき・み【剥き身】** 貝類の、殻から取り出した肉。 ***むきむき【向き向き】** 好みや適性によってそれぞれに異なっている面。「客の―に応じたサービス」 ***むき・むき** 《副・形動》筋肉が発達してもりあがっているようす。「二の腕がーだ」 **むきめい【無記名】** 氏名を書かないこと。「一投票」 <1408> **むぎ・めし【麦飯】** 米に麦をまぜてたいた飯。また、麦だけでたいた飯。 **むぎ・ゆ【麦湯】** 「麦茶{むぎちゃ}」に同じ。 ***む・きゅう【無休】** 休日がないこと。「年中ーの店」 ***む・きゅう【無窮】** 《名・形動》[文] 〔時間的にも空間的にも〕きわまりがないこと。限り・はてしがないこと。無限。「―の大宇宙」 ***む・きゅう【無給】** 給料の支給がないこと。[因]有給。 **む・きりょく【無気力】** 《名・形動》物事をしようとする気力がないこと。「―な態度」 **むぎわら【麦藁】** 麦の実を取り去ったあとの茎。麦稈{ばっかん}。「一帽子」 **むぎわら・とんぼ【麦、藁、蜻蛉】** シオカラトンボの雌。腹の色が麦わらに似ているところから。 **む・きん【無菌】** 細菌が存在しないこと。「―状態」 ***むく【椋】** ●「ムクドリ」の略。●「ムクノキ」の略。 ***む・く【無垢】** 《名・形動》●[仏]煩悩からはなれていて、けがれがないこと。●心身がけがれていないこと。また、うぶなこと。純真。「――な心」「―な少女」[類語]純潔。●まじりものがないこと。純粋。「金―」●衣服などで、全体が無地の同色である・こと(もの)。おもに純白にいう。「白―の花嫁衣装」 ***む・く【向く】** ■《他五》●ものの位置を、その方向に面するように動かす。ものの面(特に正面)を、その方向と一致するように動かす。「下を―・く」「こちらを―・きなさい」●その方向に面した位置にある。また、その方向をさす。「磁石が北を―・く」「視線の―・いた先」[文]《四》。■《自五》●その方向へ進む。[コロ]「気が―・く」[句]「足が―・く」●適する。好まれる。「この品は男性に―・く」[図]《四》。 ***む・く【『剣く】** 《他五》 ●皮・殻など、おおいかぶさっているものをはがしとる。「リンゴを―・く」「ゆで卵を―・く」●(おおいかぶさっているものを取り去って)あらわにする。「歯を―・いて食ってかかる」[句]「牙を―・く」●はぐ。うばう。[区]《四》。 **むくい【報い】** ●よい事や悪い事をした結果として、自分の身に受けるもの。「大食の―で胃を悪くする」[参考]悪い事にいうことが多い。[類語]たたり。●労苦にこたえる償い。報酬。 **むく・いぬ【龙犬】** むく毛の犬。 **むく・いる【報いる・『酬いる】** 《自上一》人から受けた物事に対して、それにふさわしいお返しをする。報“う。「恩に―・いる」「―・われない努力」[参考]「一矢{いっし}を―・いる」の形で、他動詞としても使う。[図]むく・ゆ《上二》。 **むく・う【報う】** 《自五》《「むくいる」の文語形「むくゆ」の転)→報いる。[文]《四》。 **むくげ【龙毛】** 〔獣の〕ふさふさと垂れ下がった毛。 **むくげ【『木槿槿】** アオイ科の落葉低木。夏から秋にかけて紅紫色・白色などの五弁花を開き、一日でしぼむ。庭木やいけがきとする。ゆうかげぐさ。きはちす。もくげ。[参考]の秋の季語。槿花{きんか}。 **む‐くち【無口】** 《名・形動》口数が少ない・こと(人)。寡言。寡黙。「―な少年」 **むくつけき** 《連体》《文語形容詞「むくつけし」の連体形から)気味が悪いほど無骨である。「―大男」[参考]もと、形や性質が異様で不気味であるの意。 **むく・どり【椋鳥】** ●ムクドリ科の鳥。全身が灰褐色で、ほおが白く、くちばしは橙色。人家近くに群がりすみ、さかんに鳴く。日本全土・アジア東部に分布。白頭翁。むく。●〔俗〕江戸時代、いなかから都に上ってきた人を軽蔑していう語。 **むく・の・き【椋の木】** ニレ科の落葉高木。春、淡緑色の細かい花をつける。実は食用。むく。 **むくむく** 《副》《副詞は「――と」の形も)●大きなかたまりが次から次へとわき上がるようす。「入道雲がーとわく」「不信の念がーとわく」●《自サ》厚くふくらむようす。また、肉がよくついてふとっているようす。「―した小犬」 **むぐら【「葎】** ヤエムグラなど、繁茂してやぶをつくるつる草の総称。 **むく・れる【『剣れる】** 《自下一》〔皮などが〕はがれて、中のものがあらわれ出る。むける。「台風で屋根が―・れる」●〔俗]怒ってふきげんな表情を外にあらわす。「しかられるとすぐー・れる」 **むくろ【軀・骸】** ●〔古]体。●[文]死人の体。なきがら。死骸。遺体。●〔文〕朽ち木の幹。 **むくろーじ【無患子・『木、穂子】** ムクロジ科の落葉高木。夏、淡緑色の細かい花をつける。種子は黒色でかたく、追い羽根の球にする。 **むげ【無、得・無、礙】** 《名・形動》[文]さまたげるものや、こだわりがないこと。[四字]「融通―」 **む・けい【無形】** [文]形にあらわれないこと。「―の報酬」[四字]「有形―」[因]有形。**―ぶんかざい【一文化財】** 長い歴史をへて洗練されつつ伝承されてきた、芸術的・工芸的なわざ。演劇・音楽・工芸技術など無形の文化的所産をさす。[団]有形文化財。 **むーげい【無芸】** 《名・形動》[文]〔人に見せるべき]身についた芸がないこと。[句]「多芸は―」[因]多芸。 **む・けいかく【無計画】** 《名・形動》計画を立てていないこと。「―に予算を使う」 **むげい・たいしょく【無芸大食】** 技芸を身に付けていず、ただ食べるだけで、何のとりえもない・こと(人)。〔軽蔑していう〕 ***む・けつ【無欠】** 《名・形動》[文]欠けたところがないこと。[四字]「完全」 ***む・けつ【無血】** [文]●人情がないこと。「―漢」●戦争・革命などで血を流さないこと。「―革命」 **む・げつ【無月】** [文]空がくもって月が見えないこと。 **むげーに【無下に】** 《副》そっけなく冷淡にあつかうようす。「―断っても悪い」「せっかくの好意を―する」 ***む・ける【『剣ける】** 《自下一》表面をおおっていたものがとれる。「親指の皮が―・ける」[句]「渋皮が―・ける(=あかぬける)」[図]む・く《下二》。 ***む・ける【向ける】** ■《他下一≫●〔目指す方向に」むくようにする。むかせる。「顔をこちらに―・ける」「カメラを―・ける」●行かせる。送る。「担当刑事を現場に―・ける」●わりあてる。ふりむける。「給料の三割を家賃に―・ける」[図]む・く《下二》。■《自下一》むかう。目指す。「仙台に―・けて出発する」[図]む・く《下二》。 **む・けん【無間】** 「無間地獄」の略。阿鼻地獄のこと。むげん。 **むげん【夢幻】** [文]●夢とまぼろし。●はかないことのたとえ。「―の人生」**―てき【一的】** 《形動》夢やまぼろしを見ているようで、現実的でないようす。「―なおとぎ話」 <1409> ***むげん【無限】** 《名・形動》限りがないこと。「―の宇宙」[類語]無辺。無量。[団]有限。**―きどう【一軌道】** 「キャタピラー」に同じ。**―せい【一性】** 限りがない性質。「時間の流れの―を感じる」[囡]有限性。**―だい【一大】** ●《名・形動》限りなく大きいこと。「―の可能性」●〔数〕変数の絶対値が、どんなに大きな正数よりも大きくなること。また、その変数。記号∞ ***むこ【婿智壻】** ●娘の夫。「―をとる」●結婚する相手の男性。「―選び」●婿入りした男性。入り婿。「――養子」[尊敬]令婿。[対]①~③嫁。 ***むこ【無辜】** [文]罪がないこと。「―の民」 **むご・い【『惨い・『酷い】** 《形》●あまりにひどいありさまで、見るにたえないほどである。悲惨である。「一・い死に方」●思いやりの心がないようすだ。情け容赦がないようすだ。「―・い仕打ち」[図]むご・し《ク》。 **むこ・いり【婿入り】** 《名・自サ》婿になって嫁の家の籍にはいること。[因]嫁入り。 ***むこう【向こう】** ・むかい。●正面。●自分からはなれている側。あちらの方。「川のー」「はるか―」「―へ行っていろ」●今から。今後。「―三日間有効」●相手。先方。「―は喜んでもこっちは困る」 **――に回・す** 《句》争い事や対立の相手にする。「強敵を―・して善戦する」 **―を張・る** 《句》対抗する。はりあう。〔多く「・・・の―・る」の形で使う〕「高校生の―・って中学生が頑張る」 ***む・こう【無効】** 《名・形動》効力・効果がないこと。「投票がーとなる」[団]有効。 **むこう‐いき【向こう意気】** 相手に負けまいとする強い気持ち。負けん気。「―の強い男」 **むこう・がわ【向こう側】** ・ひ、何かをへだてて、その先の方。「ビルの―」●相手方。「―の意向」 **むこう‐ぎし【向こう岸】** ・桜川の、自分のいる岸とは反対側の岸。対岸。「船をーに着ける」 **むこう・きず【向こう傷・向こう疵】** ・【敵と争って〕正面から顔や額などに受けた傷。[団]後ろ傷。 **むこうさんげん・りょうどなり【向こう三軒両隣】** ・(向かい側にある三軒の家と左右にある二軒の家の意)ふだん親しく交際する近所の家。 **むこう‐じょうめん【向こう正面】** まっすぐに相対する場所。●相撲場で、土俵の正面(北側)に対する反対側(南側)の所。裏正面。●競技場で、メーンスタンドの反対側の観客席。●歌舞伎劇場で、舞台から見て正面の後方の観客席。向こう桟敷{さじき}。大向こう。 **むこう‐ずね【向こう脛・向こう、臑】** すねの前面。弁慶の泣き所。 **むこう‐づけ【向こう付け】** ・協●日本料理で、膳の上の、客から遠い側に配置する料理(を盛る器)。酢の物・さしみなど。●相撲で、額を相手の胸につけてくいさがること。 **むこう‐っ-つら【向こうっ面】** 向き合った相手の顔。〔憎しみの対象としていう〕「―をはり倒す」 **むこう‐はちまき【向こう鉢巻き】** ・鉢巻きを額の上で結ぶこと。また、その鉢巻き。〔威勢のよい姿とされる〕「―で神輿{みこし}をかつぐ」[団]後ろ鉢巻き。 **むこう‐みず【向こう見ず】** 《名・形動》結果をよく考えずに、思い立ったらがむしゃらに行動する・こと(人)。無鉄砲。[類語]無分別。 **むこう・もち【向こう持ち】** 費用などを相手方が負担すること。「懇親会の食事はーだ」 **むこ‐がね【婿がね】** 婿と決めた人。[参考]古風なことば。 **む‐こく【無告】** [文]自分の苦しみを訴える相手のなば。いこと。「―の民」 **む‐こくせき【無国籍】** ●国籍を持たないこと。「一者」●国の別にこだわらないこと。「―料理」 **むーごし【無腰】** [文]武士が、刀を帯びるのがふつうの場合に、刀を帯びていないこと。 **むごたらし・い【『惨たらしい・『酷たらしい】** 《形》いかにもむごいようすだ。「戦場の―・い光景」 **むこ・とり【婿取り】** 婿をむかえること。[因]嫁取り。 **むこ‐ようし【婿養子】** 養子縁組によって娘の夫としてむかえられる男。 **むこん【無根】** 《名・形動》《根も(葉も)ない意》根拠となる事実が全くないこと。[四字]「事実―」 **むごん【無言】** ものを言わないこと。「―でうなずく」「ーの圧力」**ーげき【―劇】** せりふを言わず、身振りや表情だけで演じる劇。黙劇。パントマイム。**―のぎょう【一の行】** 《連語》〔仏〕一定期間無言を守り通す行。転じて、黙り込んでいること。「―を決めこむ」 **むさい【無才】** 《名・形動》[文]才能がないこと。[四字]「無学―」 ***むさ・い** 《形》きたならしい感じだ。むさくるしい。「―・い家ですが、お上がりください」[図]むさ・し《ク》。 **むーざい【無罪】** ●責められるような罪がないこと。●〔法〕犯罪が成立しないこと。また、その場合に言いわたす判決。[団]有罪。 **む・さいしょく【無彩色】** 黒・白および灰色。色の三つの基本的性質のうち、明度のみ持つ色。むさいしき。[団]有彩色。 **むーさく【無策】** 《名・形動》[文]適切な方策や対策を立てていないこと。「―のまま、敗れる」[四字]「無為―」 **むーさくい【無作為】** 《名・形動》〔統計学などで〕自分の考えを入れないで行うこと。「―に選ぶ」 **むさくるし・い【むさ苦しい】** 《形》〔家の中や身なりなどが〕きちんとしていなくて、きたならしい感じだ。むさい。「―・い身なり」 **むささび【鼯鼠】** リス科の動物。体長二七~四九だ。前あしと後ろあしの間の飛膜を広げて滑空する。夜行性。のぶすま。[参考]「ももんが」を指す場合もある。 **むさし【武『蔵】** 旧国名の一つ。今の東京都の大部分と埼玉県の全部と神奈川県の一部。武州{ぶしゅう}。 **むーざつ【無雑】** 《名・形動》[文]まじりけがないこと。 **むーさべつ【無差別】** 《名・形動》●区別・差別をつけないこと。平等。「希望者は―に受け入れる」●目標を定めないこと。手当たりしだい。「――爆撃」 **むさぼり・よ・む【貪り読む】** 《他五》夢中になっていくらでも読む。「専門書を―・む」 **むさぼ・る【貪る】** 《他五》まだ十分ではないとして、いくらでも欲しがる。「にぎり飯を―・り食う」「眠りを―・る」「暴利を―・る」[注意]「貧る」は誤り。[文]《四》。 **むざむざ** 《副》 《「―と」の形も)●対策を立てることもなく、悪い結果を甘んじて受けるようす。[類語]みすみす。●わけもなく。たやすく。「―と計略にかかる」●惜しげもなく。あっさりと。「親の遺産を―と手放す」 <1410> >■類義語の使い分け「みすみす・むざむざ」 ***むーさん【無産】** 財産や生産手段をもっていないこと。[因]有産。**―かいきゅう【一階級】** 生産手段をもたず、労働によって得た賃金によって生活する階級。労働者階級。プロレタリアート。[団]有産階級。 ***むさん【霧散】** 《名・自サ》[文]霧が散るように消え去ってなくなること。雲散霧消。「疑問が―した」 **む・ざん【無残・無惨】** 《名・形動》●見ていられないほど気の毒なありさまであること。「―にくずれた家」「―な敗戦」の残酷なこと。むごいこと。「―な殺され方」●仏教で、僧が罪を犯しながら心に恥じないこと。 ***むし【無死】** 野球で、一人もアウトになっていないこと。ノーアウト。「―満塁」 ***むし【無私】** 《名・形動》[文]私心がないこと。私利私欲をはかる心がないこと。「――の奉仕精神」[四字]「公平―」[類語]忘我。 ***むし【無視】** 《名・他サ》現にそこにあるものを、ないもののようにあつかうこと。また、存在するものの意義や価値を認めないこと。「親の意見を―する」「信号―」[類語]黙殺。 ***むし【虫】** ●人類・獣類・鳥類・魚介類以外の小動物の総称。一般に昆虫をいう。●〔松虫・鈴虫など〕」その鳴き声が人に愛される虫。「―の声」●〔ノミ・シラミ・シミなど〕人の生活に害を与える虫。「―に食われる」●〔回虫など〕動物の体内に寄生する虫。「―を下す」●子供の体質が弱いために起こる種々の病気。[連]「疳の―」●心の中にあって、人の感情を左右すると考えられるもの。「ふさぎのー」[句]「腹のーがおさまらない(=怒りをおさえられない)」●一つの事に熱中する人。「本の―」「仕事の―」●《人の弱点をさす語につけて)その人をあざける語。「泣きー」「弱ー」●コンピューターで、「バグ」の俗称。 **―がい・い**《句》自分に都合のいいようにばかり考えていて、ずうずうしい。「そんな―・い話があるか」 **―が知・らせる**《句》なんとなく心に感じられる。〔主に悪い知らせにいう〕 **―が好か・ない**《句》なんとなく気に入らない。「―・なつ」 **―が付・く**《句》 ●植物・着物などに害虫が付く。●娘に好ましくない交際相手ができる。「悪い―・かないように目を光らせる」[参考]②は、多く「悪い虫が付く」の形で使う。 **――の居所が悪・い**《句》機嫌が悪く、ふだんとちがってちょっとしたことにもすぐ怒るようすのたとえ。 **―も殺さない**《句》人の見かけが、おだやかでおとなしいことのたとえ。虫も殺さぬ。「―顔をして」 **―を殺・す**《句》怒りをおさえて我慢する。 **むじ【無地】** 〔布・紙などで〕全体が一色で模様のない・こと(もの)。「―のブラウス」「―の食器」 **むし・あつ・い【蒸し暑い】** 《形》湿度と気温が高く、蒸されるように暑い。「日本の夏は―・い」 **むし・おくり【虫送り】** 稲の害虫駆除を願う農村行事。たいまつをかかげ、かね・太鼓を鳴らして行列し、虫を村から送り出す。 **むし・おさえ【虫押さえ】** ●子供の虫気を治すために飲ませる薬。虫薬。●空腹のとき、一時しのぎに少し物を食べること。 **むし・かえ・す【蒸し返す】** 《他五》●一度蒸したものをもう一度蒸す。「ふかしいもを―・す」●一度決まりのついたことを再び問題にする。「議論を―・す」 **む・しかく【無資格】** 資格がないこと。[因]有資格。 **む・じかく【無自覚】** 《名・形動》自分の言動の意味・責任・義務などを自覚していないこと。「―な行動」 **むし・かご【虫籠】** 虫を入れて飼っておくかご。採集した昆虫や、マツムシ・スズムシや蛍などを入れる。 **むしがし【蒸し菓子】** ●蒸して作った和菓子。まんじゅう・蒸し羊かんなど。蒸し物。●蒸して作った洋菓子。蒸しケーキ。カステラなど。 **むし・がれい【虫、鰈】** カレイ科の海魚。体はうすくてやや長い。体の右側に両眼がある。左側は白色。 **むしき【蒸し器】** 食品を蒸すための容器。 **むしくい【虫食い・虫喰い】** 虫が食っていたんでいること。また、そのあと。「―だらけの衣類」 **むし・ぐすり【虫薬】** 「虫押さえ」に同じ。 **むし・くだし【虫下し】** 腹の中にいる、回虫などの寄生虫を取り除くための薬。駆虫剤。 **むし・け【虫気】** 子供が、すぐいらいらしたりかんしゃくを起こしたりすること。虫。「―が起こる」 **むし・けら【虫『壊】** 虫類をいやしめていう語。〔取るに足りないくだらない人の意にも使う〕「――同然のやつ」 ***むしけん【無試験】** 〔入学したり資格を取ったりするのに〕試験を受ける必要がないこと。「―で入学する」 ***むし・けん【虫拳】** じゃんけんの一種。親指をカエル、人さし指をヘビ、小指をナメクジに見立て、それを示しあって勝負を争うもの。 **むじこ【無事故】** 事故を起こさないこと。 **むしーず【虫唾・虫酸】** 胸がむかむかしたときなどに胃から口に出るすっぱい液。胃液。[表記]現代仮名遣いでは、「むしづ」も許容。 **―が走・る**《句》ひどく不快で、たまらない気持ちになることのたとえ。「あいつの顔を見ただけで―・る」 **むしずし【蒸し、鮨】** 味付けをしたシイタケ・かんぴょうなどを混ぜた鮨飯に、あまく煮たエビのおぼろ・アナゴなどをのせて、蒸した鮨。[参考]大阪の名物。 **むし・タオル【蒸しタオル】** 蒸して熱くしたタオル。 **むじつ【無実】** ●実質がないこと。[四字]「有名―」●証拠となる事実がない(のに罪があるとされる)こと。濡れ衣。冤罪{えんざい}。「―の人に罪を着せる」 **むじな【貉絡】** ●「アナグマ」の別称。●「タヌキ」の別称。 **むし・なべ【蒸し鍋】** 食品を蒸す鍋。二重重ねで、内鍋の底のこまかい穴から蒸気をふき上げる。 **むじな・へん【貉偏】** 漢字の部首「豸」の称。 **むし・に【蒸し煮】** 食材を入れたフライパンなどに水を入れ、ふたをして加熱調理すること。また、その料理。 **むし・の・いき【虫の息】** 今にも息が止まって、死にそうになること。また、今にも止まりそうな弱々しい息。 **むし・の・しらせ【虫の知らせ】** 根拠がないのに、なんとなく心に感じる不吉なこと。悪い予感。「―で異変をさとる」 **むし・ば【虫歯】** 口中の微生物の作用によって、歯の硬い組織がおかされたもの。齲歯{うし}。 **むし・ば・む【蝕む】** 《他五》《「虫食はむ」の意)●虫が食って・だめにする(だめになる)。「紙魚{しみ}に―・まれた古書」●〔精神や肉体などを〕少しずつ・いためる(悪くする)。「病が全身を―・む」 **むし・ばら【虫腹】** 寄生虫のために腹が痛むこと。 **むし・パン【蒸しパン】** 蒸し上げて作ったパン。 <1411> **むじひ【無慈悲】** 《名・形動》相手をあわれみ思いやる気持ちがないこと。[類語]薄情。冷酷。 **むし・ピン【虫ピン】** 昆虫の標本を固定する、金属製の小さい留め針。[参考]「ピン」はpin。 **むし・ふうじ【虫封じ】** 子供に疳{かん}が起こらないように、祈禱{きとう}やまじないをすること。「―のお守り」 **むし・ぶろ【蒸し風呂】** 密閉した部屋に蒸気を送り、体を蒸して汗を流したりするふろ。空風呂。「会場は―のような暑さだった」 **むし・へん【虫偏】** 漢字の部首「虫」の称。 **むし・ぼし【虫干し】** 《名・他サ》おもに夏、かびや虫の害を防ぐため、衣類や書物を日に干したり風にあてたりすること。[類語]土用干し。風入れ。曝涼{ばくりょう}。 **むしむし【蒸し蒸し】** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)蒸し暑いようす。「人の熱気でーする」 **むし・めがね【虫〈眼鏡〉】** 小さい物を大きくして見るための、焦点距離の小さな凸レンズを使った道具。拡大鏡。ルーペ。 **むし・もの【蒸し物】** ●蒸して作った料理。茶わんむしなど。●「蒸し菓子」に同じ。 **むしゃ【武者】** 武士。特に、よろい・かぶとを着けた武士。「一人形」**―しゅぎょう【一修行】** 《武術の鍛錬に諸国をめぐる意》他の土地へ行って修行すること。**ーぶるい【―震い】** 《名・自サ》重大な場に臨もうとするときに、心が勇みたって体がふるえること。 **むし・やき【蒸し焼き】** 〔料理で〕材料を容器に入れて、密閉して焼く・こと(料理)。 **むじゃき【無邪気】** 《名・形動》いつわったり、かざったりする気持ちがなく、素直なこと。また、あどけないこと。「ほめられて―に喜ぶ」 **むしゃくしゃ** 《名・副・自サ》《副詞は「――と」の形も)腹が立つことやすっきりしないものがあって、気分が晴れないこと。また、その気分。「口論のあとで、ーする」 **むしゃぶり・つ・く** 《自五》〔うれしさ・悲しさなどのあまり我を忘れて〕懸命に取りつく。「―・いて泣く」 **むしゃむしゃ** 《副》 《「ーと」の形も) 〔口を大きくあけたり音を立てたりして〕続けざまに行儀の悪い食べ方をするようす。「まんじゅうをーと食べる」 **むしゅう【無臭】** においがないこと。特に、くさいにおいがないこと。「無色―の気体」 **むじゅう【無住】** 寺に住職がいないこと。「―の寺」 **むじゅうりょく【無重力】** 重力がないこと。 **むしゅく【無宿】** [文] 〔放浪生活などをして〕住む家がない・こと(人)。「―渡世」●江戸時代、戸籍から除かれる・こと(人)。「――者」 **むしゅみ【無趣味】** 《名・形動》●味わい・面白みがないこと。「――な建物」●何にも趣味をもたないこと。没趣味。ぶしゅみ。「―な人」。 **むじゅん【矛盾】** 《名・自サ》《矛と盾{たて}の意)つじつまが合わないこと。自家撞着{どうちゃく}。「前の発言と―することを言う」[故事]昔、楚{そ}の国で、矛と盾とを売る者が、この矛はどんな盾をも貫ける、この盾はどんな矛でも防げると自慢したので、その矛でその盾をついたらどうなるかとたずねたところ、何とも答えられなかったという説話から。〈韓非子・難一〉 **むしょ** 〔隠〕監獄。刑務所。〔やくざ・盗人仲間で使う〕 **む・しょう【無償】** ●相手のためにした行為に対して、報酬・がない(を期待しない)こと。「―の愛」●物を与えて代金をとらないこと。ただ。無料。[団]有償。 ***む・しょう【霧消】** 《名・自サ》[文]霧のように、たちまちのうちに跡形もなく消えうせること。[四字]「雲散―」 ***む‐じょう【無上】** この上もないこと。最上。最高。「賞が得られたのは―の光栄です」 **むじょう【無常】** 《名・形動》●[仏]万物は生滅・変化して定まりのないということ。[四字]「諸行ー」[因]常住。●人の世は変わりやすく、はかないこと。「世の一をさとる」**―かん【一観】** 〔仏〕この世の一切のものは無常なものとする考え方。 ***む・じょう【無情】** 《名・形動》●同情心や思いやりがないこと。無慈悲。「―にも子犬を捨てた」「―の雨」[類語]薄情。冷酷。[因]有情。●[仏]感情がないこと。非情。「―の木石」 **むじょうけん【無条件】** 〔ある行為をするために〕何も条件をつけないこと。「―で許可する」「一降伏」 **むしょうに【無性に】** 《副》〔これといった原因や理由がないのに〕むやみに。やたらに。「―さびしい」「―水が飲みたい」 **むしょく【無職】** 職業をもたないこと。 ***むしょく【無色】** ●色がついていないこと。また、色をぬらずに生地のままであること。「―透明」[団]有色。●意見や思想などがいずれの立場にもかたよらないこと。 **むし・よけ【虫除け】** ●害虫がつかないようにする・こと(道具・装置・薬品)。●毒虫などをさけるのに効くという守り札。 **むしょぞく【無所属】** どの党派や会にも属していない・こと(人)。〔議員などに言う〕「―で立候補する」 **むし・る【毟る・拐る】** 《他五》●くっついている物を、つかんで引きぬく。「雑草を―・る」「鳥の毛を―・る」●ちぎりとって小さくする。「パンを―・る」[表記]②は「劣る」と書く。●〔俗〕 〔ばくちなどで〕相手の金を取り上げる。「やつから―・ってやろう」《四》。 **む‐じるし【無印】** ●〔持ち主や所属先の〕しるしがないこと。●銘柄品でないこと。「―だが、うまいコーヒー」 ***むしろ【筵席・莚】** ●わら・すげ・竹・藺{い}などを編んで作った敷物の総称。特に、わらで編んだ敷物。わらむしろ。●〔文]座席。[表記]②は「席」とも書く。 ***むしろ【寧ろ】** 《副》二つの事柄のうちどちらを選ぶかと言えば、こちらの方がよりよいという意を表す語。どちらかと言えば。「遅れるなら―来なくてよい」 **むしろ・ばた【『筵旗】** むしろを竹ざおなどの先につけて旗の代わりにしたもの。百姓一揆{いっき}などに使った。 **むしん【無心】** ●《名・形動》心に雑念や邪念がないようす。「―に遊ぶ子供」「―で試合に臨む」[類語]無想。●《名・他サ》〔金品を〕遠慮せずねだること。せびること。「友人に金を―して断られた」 **むじん【無人】** 人がそこに(住んで)いないこと。「一島」[因]有人。 **むじん【無尽】** ●〔文〕尽きることがないこと。「―灯」●「無尽講」の略。●頼母子講{たのもしこう}。**―ぞう【一蔵】** 《名・形動》いくらとってもなくならないこと。「―の資源」」 **むしんけい【無神経】** 《名・形動》●感じがにぶいこと。鈍感。「―で、皮肉がわからない」●恥や外聞を気にかけなかったり、人のいやがることなどを平気で行ったりすること。「―な発言」[類語]無感覚。無頓着{むとんちゃく}。 **むしん・ろん【無神論】** 神の存在を否定する立場に立つ考え方。[対]有神論。 <1412> ***む・す【『生す・『産す】** 《自五》[文]生まれる。生じる。生える。「苔に―・す巨岩」[文]《四》。 ***む・す【蒸す】** ■《自五》むし暑く感じられる。「ずいぶんー・す晩だ」[図]《四》。■《他五》湯気で熱する。また、ふかす。「タオルを―・す」「―・したまんじゅう」[図]《四》。 **む・すい【無水】** ●水分を(ほとんど)ふくまないこと。●[理]結晶水をふくまない化合物であること。「―塩」●[理]酸素をふくむ酸から水の分子を除いた化合物であること。「―炭酸」●水を使わないこと。「―鍋 **むーすう【無数】** 《名・形動》数限りなくあること。きわめて多いこと。「――の星がまたたく」「―の人が集まっている」[因]有数。 **むずかし・い【難しい】** ”《形》●わかりにくい。理解しにくい。「哲学に関する―・い話」「―・い文章」●複雑で、やっかいである。●解決しにくい。「この問題は―・い」「―・く考えるな」●〔成しとげるのが〕容易でない。いろいろと面倒である。「―・い手続き」[対]①②易しい。●〔病気が重く〕回復の見込みがない。「―・い病状」●〔人の言うことを〕簡単に聞き入れない。苦情・不満が多い。「食べ物に―・い人」●不機嫌で近づきにくい。「―・い顔をする」=むつかしい。[図]むづかし《シク》。 >類語と表現「難しい」 簡単に~できないの意が、「難しい」である。「困難だ」もほぼ同義で、「詩を理解するのは難しい(困難だ)」のように使う。一方、「読みにくい字・耐えがたい暑さ・理解しづらい意見」のように、動詞連用形に接尾語「にくい・がたい・づらい」をつける言い方も盛んだ。感謝の意を表す「有りがたいお言葉」の「がたい」も、本来は存在の困難を言ったものだ。「難っしい」という言い方には、多少古風で方言的な感じが伴う。 ・小難しい・しち難しい・きつい・しんどい・苦しい・辛い・険しい・ややこしい・煩わしい・面倒くさい/困難・至難・難解・晦渋{かいじゅう}・大儀・煩雑・面倒/(5)難渋・難航・難行苦行/てこずる・持て余す・手に余る・手に負えない・手が出ない・手も足も出ない・手を焼く・荷が重い・荷が勝つ/一難・艱難{かんなん}・危難・救難・苦難・国難・住宅難・七難・受難・女難・生活難・多事多難・法難・難局・難句・難訓・難語・難産・難事・難所・難症・難題・無理難題・難病・難物・辛苦・粒々辛苦。・臥薪嘗胆{がしんしょうたん} **むずがゆ・い【むず痒い】** 《形》むずむずとかゆい。 **むずか・る【『憤る】** 《自五》〔子供が〕機嫌を悪くして、泣いたりだだをこねたりする。むつかる。「―・る子をあやす」[文]《四》。 **むすこ【〈息子〉】** (「産むす子」の意)その両親の間にできた男の子供。せがれ。[尊敬]貴息。令息。御子息。お坊ちゃま。お坊ちゃん。[謙譲]愚息。豚児{とんじ}。[対]娘。 **むず・と** 《副》急に勢いよく力をこめるようす。むんずと。「相手の胸倉を―つかむ」 **むすば・れる【結ばれる】** 《自下一》《「結ぶ」の受け身形)●他の人とある関係になる。特に、男女が肉体関係を持つ。また、結婚する。「二人は友情で―・れる」「固く―・れた夫婦」[図]むすば・る《下二》。 **むすび【結び】** ●結ぶ・こと(方法)。「荷物の―が悪い」「一目」「ちょうー」 ●〔話や文章の〕終わり。しめくくり。結末。「―のことばを述べる」「―の一番」●〔文法で〕係り結びの法則で、文末・句末の活用語の語尾を上の「係り」の語に照応させること。また、その語。[囲]係り。●握り飯。おむすび。 **むすび・あわ・せる【結び合わせる】** 《他下一》二つのものを結んで一つにする。また、物事を互いに関係づけて一つにする。「二つの事実を―・せて考える」[類語]結び付ける。 **むすび・きり【結び切り】** ●結んだまま、ほどかないこと。●水引などを、こま結びにすること。 **むすび・つ・く【結び付く】** 《自五》●結ばれて一つになる。●密接に関係し合う。つながる。「勝利に―・く戦略」 **むすび・つ・ける【結び付ける】** 《他下一≫●物を他の物に結んでつける。「枝におみくじを―・ける」●〔二つ以上のものを〕関係づける。「二つの事件を―・ける」[類語]2結び合わせる。 **むすび・の・かみ【結びの神】** 男女の縁を取り結ぶという神。縁結びの神。 **むすびめ【結び目】** 結び合わせたところ。「帯の―」 ***むす・ぶ【結ぶ】** ■《他五》●ひもなどの端を組ませて、はなれないようにする。ゆわえる。「リボンを―・ぶ」「ネクタイを―・ぶ」●〔二つ以上のものを〕からませて、つなぎあわせる。「ともづなを橋に―・ぶ」「二点を―・ぶ」[類語]つなぐ。●はなれている二つの所が直接連絡できるようにする。「東京・大阪を―・ぶ高速道路」●約束して関係を・つける(もたせる)。「同盟を―・ぶ」[句]「縁を―・ぶ」●構えつくる。[コロ]「庵を―・ぶ」●生じさせる。[句]「実を―・ぶ」 「葉の上に露を―・ぶ」●続けてきたものを、そこで終わりとする。[コロ]「話を―・ぶ」●〔口などを〕かたく閉じる。「唇をかたく―・ぶ」●〔文法で〕係りに対応した活用形で文を終止させる。「係助詞の『ぞ』は連体形で―・ぶ」[図]《四》。■《自五》固まる。凝結する。「実が―・ぶ」「露のー・ぶころ」[図]《四》。 ***むす・ぶ【掬ぶ】** 《他四》〔古〕手のひらを合わせて水をすくいあげる。「泉の水を―・んで口をすすぐ」 **むすぼ・れる【結ばれる】** 《自下一》[文]●〔自然に〕結ばれて解けにくくなる。「糸が―・れる」●「露などが〕固まって玉になる。凝結する。●心が晴れない状態になる。気がふさがる。「心が―・れて面白くない」●関係をつける。縁をつなぐ。[図]むすば・る《下二》。 **むずむず** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●〔虫がはうような〕かゆい感じがするようす。「鼻が―する」[類語]もぞもぞ。●〔あることがしたくて〕落ち着かないようす。また、ほかの人のするのをじっとして見ていられないようす。「碁が打ちたくて―する」「歯がゆくて―する」 **むすめ【娘】** 《「産す女{め}」の意》●その両親の間にできた女の子供。[尊敬]令嬢。御息女。お嬢様。[謙譲]愚女。[対]息子。●若い未婚の女。おとめ。 **むすめ・ごころ【娘心】** 娘らしい、純真・純情で感じやすい心。おとめ心。「―のいじらしさ」 **むすめ-ざかり【娘盛り】** 娘らしい美しさが盛りの年ごろ。 <1413> lem **むすめ・むこ【娘婿・娘”智・娘”壻】** 娘の夫。 **ムスリム** イスラム教徒。モスレム。▽Muslim, Mus- ***む・せん【夢精】** 《名・自サ》男子が、ねむっている間に夢の中で性的興奮を感じて射精すること。 ***む・せい【無性】** 雌雄の区別がないこと。「―生殖」[因]有性。 ***む・せい【無声】** [文]●声・音が出ないこと。また、声・音を出さないこと。「――映画」●音声学で、発音に声帯の振動を伴わない・こと(音)。無声音。[因]有声。**―おん【一音】** 音声学で、無声②の音。日本語のカ・サ・タ・ハ・パ行の子音など。無声。[因]有声音。 **むーぜい【無税】** 税がかからないこと。[因]有税。 **む・せいげん【無制限】** 《名・形動》制限がないこと。制限しないこと。「―に紙幣を発行する」 **む・せいふ【無政府】** 政府が存在しない(も同然になる)こと。「内乱で一状態になる」**―しゅぎ【―主義】** (anarchist) いっさいの政治権力を否定し、個人の完全な自由と独立の保障される社会を実現しようとする主義。アナーキズム。 **む・せいぶつ【無生物】** 生命がなく、生活機能を持たないもの。[因]生物。 **むせいらん【無精卵】** 受精していない卵。 **むせかえ・る【「噎せ返る】** 《自五》●ひどくむせる。「花の香りに―・る」●ひどくむせび泣く。 **む・せき【無籍】** [文]国籍・戸籍・学籍などがないこと。 **む・せきにん【無責任】** ●責任がないこと。「第三者はーに見ている」●《名・形動》自分の言動に責任を感じないこと。責任感に欠けること。「―な発言」「今ごろ手を引くとは―だ」 **むせび・な・く【噎び泣く・『咽び泣く】** 《自五》●息をつまらせてしゃくりあげるように泣く。「相手の胸に顔をうずめて―・いた」●むせぶ③。 **むせ・ぶ【噎ぶ・『咽ぶ】** 《自五》●むせる。●むせび泣きをする。[句]「涙に―・ぶ」●[風や水の音が〕激しく泣くように聞こえる。「汽笛が―・ぶ」[文]《四》。 **む・せる【「噎せる】** 《自下一》〔煙・飲食物・ごみなどで鼻やのどが刺激を受け〕息がつまりそうになる。また、息がつまってせきが出る。むせぶ。「煙に―・せる」「―せるような花の香り」[図]む・す《下二》。 ***む・せん【無線】** ●電線がいらないこと。ワイヤレス。[囲]有線。●「無線通信」の略。**―そうじゅう【―操縦】** はなれた所から、電波で乗り物や機械などを操縦すること。**一つうしん【―通信】** 電波を利用した通信。無線電信・無線電話やラジオ・テレビ放送をふくむ。無線。**―でんしん【―電信】** 電波を利用した電信。無電。[因]有線電信。**―でんわ【―電話】** 電波を利用した電話。[因]有線電話。 ***む・せん【無銭】** ●金銭をもっていないこと。文なし。「一旅行」●支払うべき金銭を支払わないこと。「―飲食」「—乗車」[類語]無賃。 **むせん・まい【無洗米】** 糠があらかじめ取り除かれている米。とがないで、そのまま炊ける。 ***むそう【夢想】** 《名・他サ》●夢の中で見ること。〔下に否定の語を伴い、意外性を強調する〕「―もしなかった大発明」●あれこれととりとめもなく思い浮かべること。「彼女とのデートを―する」[類語]空想。 ***む・そう【無双】** ●[文]比べるものがない(ほどすぐれている)こと。無二。無比。[四字]「古今ー」[類語]無敵。●〔衣服で〕表と裏を同じ布でつくること。また、そのもの。「―羽織」●相撲で、片手を相手のももにあてて、相手を回すようにしてたおす技。外無双と内無双とがある。**―まど【窓】** 〔採光・通風などのため〕板の連子{れんじ}を内外二重にし、外側を固定して内側をすべり動かして開閉できるようにした窓。あけると一つ置きにすきまができる。[表記]「無想窓」とも書く。 **む・そう【無想】** [文]心に何も思い浮かべないこと。何も考えないこと。[四字]「無念―」[類語]無心。 **む・ぞうさ【無造作】** 《名・形動》慎重でなく、簡単に気軽に(おおざっぱに)物事をするようす。「頼みをーに引き受ける」[表記]「無難作」とも書く。 **むそーじ【六十・六十路】** [雅]●六〇。むそ。●六〇年。また、六〇歳。 **むだ【無駄・『徒】** 《名・形動》役に立たないこと。効果・意味のないこと。「―をはぶく」「人の親切を一にする」[類語]無益。無用。迂遠{うえん}。 >類義語の使い分け「いたずら・無駄」 **むだ・あし【無駄足】** せっかくそこまで足を運んだのに、そのかいがないこと。[コロ]「連絡せず人を訪ねて―を踏む」 **む・たい【無体】** 《名・形動》[文]●形がないこと。無形。「―財産権」●道理に合わないこと。また、理屈に合わず、乱暴なこと。「―なふるまい」[四字]「無理ー」[類語]無理。無法。**―ぶつ【一物】** 〔法]音・電気・光・熱・においなどのように、形体をもたないもの。[団]有体物。 **む・だい【無代】** 代金がいらないこと。無料。〔古風な言い方〕「一進呈」 ***む・だい【無題】** ●〔作品に〕題名をつけないこと。また、「無題」という題名にすること。「―の随筆」●詩歌で、題を設けずによんだもの。また、その詩歌。 **むだがね【無駄金】** 使っただけの効果のない、役に立たない金。「―を使う」 **むだ・ぐい【無駄食い】** 《名・自サ》働かずにただ食べるだけであること。徒食。 **むだ‐ぐち【無駄口・『徒口】** たいして必要でもないことば(を言うこと)。よけいなおしゃべり。[コロ]「ーをたたく」 **むだ‐げ【無駄毛】** 体の美容の妨げになる毛。 **むだ‐じに【無駄死に・『徒死に】** 《名・自サ》何の益もなく無意味に死ぬこと。犬死に。「彼の死をーにしてはならない」 **むだ・づかい【無駄遣い・徒遣い】** 《名・他サ》金品を役に立たないことに使うこと。「紙を―する」 **むだ・ばな【無駄花・『徒花】** ●花がさいても実を結ばない花。特に、雄花。●はでだが、効果がないもの。「三本のホームランもーに終わった」[類語]12あだ花。 **むだ・ばなし【無駄話・『徒話】** 気楽な気持ちでする、軽い話。おしゃべり。「―に興じる」[類語]閑話。 **むだ・ぼね【無駄骨・『徒骨】** なんの役にも立たない努力。むだぼねおり。[コロ]「―を折る」[コロ]「―に終わる」 **むだ・めし【無駄飯】** 働きもしないで食う飯。 **―を食・う**《句》仕事や有益なことをしないで、いたずらに日を送る。 **む・だん【無断】** 許しを得ないですること。「―で欠席する」[類語]無届け。 <1414> **む・だん【無断】** 許しを得ないですること。「―で図書を持ちだす」[類語]無届け。 **むーたんぽ【無担保】** 担保を提供しないこと。また、担保を取らないこと。無抵当。「―の融資」 ***むち【無知・無,智】** 《名・形動》知識のないこと。また、知恵がないこと。「法律には―だ」[四字]「―蒙昧{もうまい}」[類語]無学。 ***む・ち【無恥】** 《名・形動》[文]恥知らず。[四字]「厚顔―」 ***むち【鞭笞】** ●竹・革製の細長い棒。馬・牛を打って進ませたり、罪人を打ったり、物を指し示したりするのに使う。[コロ]「馬に―を入れる」●人をはげましたりしかったりするためのことば・方法。「愛の―(=相手のためを思って厳しい態度をとることのたとえ)」[句]「飴と―」 **むちうち【鞭打ち】** ●むちで打つこと。「―の刑」●「鞭打ち症」の略。**―しょう(―症】** 自動車に追突されたときなどの、むちを振る動きに似た激しい衝撃で首の骨・筋肉や血管が受ける損傷。 **むち・う・つ【鞭打つ】** 《自他五》●むちを打つ。また、むちで打つ。「馬に―・つ」「罪人を―・つ」●はげまし元気づける。「老骨に―・つ」 **むちつじょ【無秩序】** 《名・形動》秩序を失っていること。「―な運営」 **むーちゃ【無茶】** 《名・形動》〔考え方や言動などが〕道理・論理に合わず、乱暴なこと。「ーなスケジュール」「―を言う」●程度がはなはだしく、異常であること。「車を―に飛ばす」[表記]ふつうかな書き。 **むちゃくちゃ【無茶苦茶】** 《名・形動》「むちゃ」を強めて言った語。「――な理屈」[参考]「くちゃ」は語調をととのえるためにそえた語。[表記]ふつうかな書き。 **むーちゃくりく【無着陸】** 航空機が目的地に着くまで一度も着陸しないこと。「―飛行」 ***む・ちゅう【夢中】** ●[文]夢を見ている間。●《名・形動》ある物事にすっかり心をうばわれて、われを忘れること。「野球に―になる」「―で逃げる」[類語]熱中。 ***む・ちゅう【霧中】** [文]一面に霧がただよっている中。[四字]「五里」 **むーちん【無賃】** 支払うべき料金を支払わないこと。また、料金がいらないこと。「――乗車」[類語]無錢。 ***むつ【六つ】** ●一の六倍。ろく。むっつ。●六歳。むっつ。●昔の時刻の名。今の午前六時ごろ(明け六つ)、および午後六時ごろ(暮れ六つ)。 ***むつ【『陸奥】** ●旧国名の一つ。今の福島県・宮城県・岩手県と、青森県の大部分及び秋田県の一部。奥州。みちのく。●明治維新後、廃藩置県までの、今の青森県の全部と岩手県の一部。[参考]陸奥から分割してできた。 ***むつ【鮭】** ムッツ科の海魚。目と口が大きくて歯がするどい。本州以南の太平洋岸の深海にすむ。食用。 **むつう【無痛】** [文]痛みがないこと。痛みを感じないこと。「―分娩{ぶんべん}」 **むつかし・い【難しい】** 《形》→むずかしい。[図]むつか・し《シク》。 **むつか・る【『憤る】** 《自五》むずかる。[図]《四》。 ***むつき【『睦月】** [雅]陰曆正月。[参考]太陽暦の一月にも言う。 **むつき【穢、褓】** [文]●おしめ。おむつ。●うぶぎ。 **ムック** 判型などの体裁は雑誌に近いが、内容は単行本に近い、中間的な出版物。magazine (= 雑誌)とbook(=書籍)の合成語。▷mook **むっく・と** 《副》〔横になっていたものが〕急に起きあがるようす。むくりと。 **むっくり** 《副》 《「―と」の形も)●〔ねていたものが」ゆっくりと起き上がるようす。「―と起き直る」●《自サ 》まるく高くなっているようす。「土が―と盛り上がる」●《自サ》よく太っているようす。「―と肉づいた顔」 **むつ‐ごと【『睦言】** むつまじく語り合うことば。特に、床の中での男女の語らい。「―を交わす」[類語]喃語{なんご}。 **むつごろう【鮭五郎】** ハゼ科の海魚。青みのある灰色の体に白い点が散在する。干潮時に干潟をはいまわる。有明海・八代湾に分布。食用。 **ムッシュー** 男性の姓名の前につけて敬意をそえる語。[参考]英語の「ミスター」に当たる。▽ monsieur **むっちり** 《副・自サ》 《副詞は「ーと」の形も)肉付きがよく皮膚に張りのあるようす。「―とした腰つき」 **むつ・つ【六つ】** むつ(六つ)②。 **むっつり** 《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)口数が少なく愛想のないようす。「――とだまりこむ」 **むっと** 《副・自サ》 ●急におこってだまるようす。また、口に出さず怒りをじっとこらえるようす。「―してそっぽを向く」●暑さ・悪臭などのため、息がつまりそうなようす。「たばこの煙で――する」「――する熱気」 **むつまじ・い【『睦まじい】** 《形》互いに気があって仲がよい。情愛がこまやかである。「夫婦が―・く暮らす」[図]むつま・じ《シク》。 **むつま・やか【『睦まやか】** 《形動》[文]むつまじいようす。「―な夫婦」 **むつみ・あ・う【『睦み合う】** 。《自五》互いに親しみ合う。〔やや古風な言い方〕「―・った仲」 **むつ・む【『睦む】** 《自四》〔古〕仲よくする。親しむ。 **むつら・ぼし【六連星】** 「すばる」の異名。[参考]六つの星が連なって見えることから。プレアデス星団。 **むて【無手】** ●手に武器などを何も持っていないこと。●元手・方法・手段などを持たないこと。 ***む・ていけい【無定型】** 詩歌などで、一定の形式がないこと。「―の詩」 ***む・ていけい【無定形】** 《名・形動》一定の形がないこと。また、一定の形から外れること。「―郵便物」 **むっていけん【無定見】** 《名・形動》自分なりのしっかりまとまった見解や方針がないこと。「―な施政方針」 **むていこう【無抵抗】** 《名・形動》暴力・圧制などに対して手向かわないこと。「―の市民」「一主義」 **むてかつ・りゅう【無手勝流】** ●「卜伝{ぼくでん}流」の別称。塚原卜伝が始めた、剣術の一流派。●戦わないで勝つ・こと(流儀)。[故事]塚原卜伝が渡し舟の中で真剣勝負をいどまれたとき、相手をだまして小島に置きざりにして、その血気の勇をたしなめたという言い伝えによる。●自分勝手な流儀。自己流。「―の将棋」 ***む・てき【無敵】** 《名・形動》[文]きわめて強いので対抗する相手がないこと。「―の快進撃」[類語]無双。 ***む・てき【霧笛】** 霧が深いとき、航海中に事故が起こらないように、灯台や船舶で鳴らす汽笛。 **む・てっぽう【無鉄砲】** 《名・形動》《「無手法」の意という》結果を深く考えずに、がむしゃらに物事を行うこと。向こうみず。「――な計画を強行する」[類語]無分別。無謀。 <1415> **むーでん【無電】** 「無線電信」の略。「――を打つ」 **むてんか【無添加】** 食品に色素・防腐剤などを加えていないこと。「―一食品」 **むてんぽ・はんばい【無店舗販売】** 店舗を持たずに販売すること。訪問販売・通信販売・自動販売機による販売など。 ***む・とう【無灯】** [文]夜、乗り物などに灯火をつけないこと。無灯火。「―の自転車」 ***む・とう【無糖】** 糖分をふくまないこと。「―のコーヒー」 **む・どう【無道】** 《名・形動》[文]道理にはずれていること。また、人道に背く悪い行い。非道。[四字]「悪逆―」[類語]無法。 **む・とうは【無党派】** どの党派にも属さないこと。また、どの党派も支持していないこと。「一層」 **むとうひょう【無投票】** 選挙で、立候補者数が定員以下のとき、投票を省略すること。「――で当選する」 **むーどく【無毒】** 《名・形動》毒がないこと。[因]有毒。 **む・とどけ【無届け】** (前もって)届けを出していないこと。「―欠勤」[類語]無断。 **む・とんちゃく【無頓着】** 《名・形動》物事に特にこだわらないこと。むとんじゃく。「―な金づかい」「服装に―だ」[類語]無神経。 **むな・いた【胸板】** ●〔人間の〕胸部の平たい部分。「―の厚い男性」●よろいで、胸があたる所。 **むながい【胸、繋・胸『懸鞅】** 《「むながき」の音便)馬具の一つ。馬の胸から鞍にかけてかけわたす組みひも。 **むながわら【棟瓦】** むねがわら。 **むなぎ【棟木】** 木造建築で、棟に使う材木。[参考]■うだつ(図)。 **むなくそ【胸糞】** 「胸」を強め、乱暴に言う語。 **―が悪・い**《句》いまいましくて不愉快である。「―・いできごと」 **むなぐら【胸倉・胸『座】** 着物の左右の襟が重なり合うあたり。「―をつかんで投げを打つ」「ーを取る」 **むな・ぐるし・い【胸苦しい】** 《形》胸が圧迫されるようで苦しい。「―・い苦悩の日々を送る」 **むな・げ【胸毛】** 胸のあたりに生えている毛。 **むな・さき【胸先】** 胸のみぞおちのあたり。「―に刀をつきつける」 **むな・さわぎ【胸騒ぎ】** 《名・自サ》心配事や不吉な予感などのために、胸がどきどきすること。「夜中の電話に―がする」 **むな‐ざんよう【胸算用】** 《名・他サ》心の中でざっと見積もりをすること。胸勘定{むなかんじょう}。胸積もり。胸算用{きょうさん}。「旅費を――する」[類語]心積もり。 **む・にんか【無認可】** 認可を受けていないこと。「ーの営業」「――保育所」 **むにんしょーだいじん【無任所大臣】** 国務大臣の中で、各省大臣として行政事務を受けもたないもの。無任所相。 ***むね【『宗】** [文]第一に大切とする点。主な目的。「新聞記事は正確を―とする」[表記]「旨」とも書く。 **むね【旨】** 心のうち。話や文章のおもなねらいや意味。趣意。「相談がある―、お伝えください」 ***むね【棟】** 《名》●屋根のいちばん高い部分。●家の屋根の頂上を成す横木。●刀の背。みね。[表記]③は「刀背」「峰」とも当てる。■《助数》家屋を数える語。「アパートが一ー」→次ページへ使い分け ***むね【胸】** ●体の前面で、首と腹の間の部分。「―を張って歩け」〔女性の場合は、特に乳房を指すことがある〕「―をかくす」●心臓。「―がどきどきする」●肺。「―をわずらう」●胃の辺り。[コロ]「ーが焼ける」●心的なものが宿ると考えられる場所。また、心。「真意は―にある」 >次ページ類語と表現・使い分け **―が痛・む**《句》悲しみや心配事があって、つらい。 **―が一杯にな・る**《句》(悲しさ・くやしさ・うれしさなどで)強く心が動かされて胸がつまるように感じる。 **―が裂・ける**《句》胸が破れるほど苦しみや悲しみを強く感じる。胸が張りさける。 **―が騒・ぐ**《句》(期待や不安で) 胸がどきどきする。 **―がす・く**《句》心にわだかまりがなくなって、すっとする。 **―がつか・える**《句》●食べ物がのどにつまる。●精神的に胸が苦しくなる。 **―が潰れる**《句》ひどく心配したり悲しんだりする。「―・れる思い」 **――が詰ま・る**《句》●飲食中に胸のあたりでものがつかえ、苦しく感じる。●喜びや悲しみなどの感情が高ぶってきて、胸のあたりに苦しさを感じる。「あたたかい祝辞に―・る」=胸がつかえる。 **―が悪くなる**《句》●胸がむかむかして気分が悪くなる。●不愉快になる。「ひどいうわさを聞いて―・った」 **―に一物**《句》心の中に、あるたくらみをもつこと。 **―に迫・る**《句》心に押し寄せるようにひしひしと感じる。 <1416> **―に畳・む**《句》心に秘めて、人に話さないでおく。 **―に手を置・く**《句》 心を静めてよく考える。 **―を打・つ**《句》人の心をゆり動かす。感動させる。 **――を躍ら・せる**《句》心がわくわくする。 **―を借・りる**《句》 ●大相撲で上位力士にけいこの相手をしてもらう。●実力のある相手にけいこをつけてもらう。 **―を焦が・す**《句》深く恋いしたう。思いこがれる。 **―を突・く**《句》はっとさせる。ふいに強く心を動かす。 **――を潰す**《句》突然の出来事にあって、ひどくおどろく。 **―を撫で下ろ・す**《句》ほっとする。安心する。「無事の知らせに―・した」 **―を張・る**《句》●胸をそらせるようにして、よい姿勢をつくる。「―・り大きく息を吸う」●自信に満ちた態度をとる。堂々とする。「―・って生きる」 **―を膨らま・す**《句》期待や喜びなどで心がいっぱいになることのたとえ。胸を膨らませる。「希望に―・す」 >使い分け「胸・棟(むね/むな)」 「胸」は、古くは「むね」と言ったもので、現代語でも「むね・・・」の形を持つ複合語が多く残っている。語源を同じくする「棟」も同様である。 [むね・・・」胸当て・胸飾り・胸三寸・胸回り/棟上げ・棟飾り・棟割り◇[「むな・・・」とも]胸焼け [むな・・・」胸板・胸繋・胸倉・胸苦しい・胸毛・胸騒ぎ・胸底・胸元・胸突き八丁・胸積もり・胸鰭◇[「むね・・・」とも]胸糞・胸算用/棟がわら・棟木・棟門 **むね・あげ【棟上げ】** 家を建てるとき、柱や梁の組みたてができた後、その上に棟木を上げること。また、それを祝って行う式。上棟{じょうとう}。建前。「一式」 **むね・あて【胸当て】** ●よろいの一種。胸の所に当てるもの。●〔衣服のよごれを防ぐため〕子供などが胸のあたりにあてる布。むねかけ。 >類語と表現「胸」 「胸を病む・胸がどきどき・胸がつかえる・胸が焼ける」と言えば、それぞれ肺・心臓・食道・胃の辺りを指すが、「胸を開く・胸が一杯になる・胸に一物」と言えば、思いや感動や企みなど心的なものの宿る場所と考えられる心臓の辺りを指す。「胸に描く」を経て、「胸の丈を述べる・二人の胸が通い合う」と言えば、もはや心的作用そのものの意となる。同じ〈思い〉でも、「腹」がかくされた本音の宿る所として、「腹の内が知れない・腹黒い」など多く悪い評価の表現で使うのに対し、「胸」は主に驚き・感動・不安・苦悩・苦痛・悲哀など生の情念の宿る所であると言えよう。 ・胸臆{きょうおく}・胸襟{きょうきん}・胸中・胸部・胸郭・胸間・胸裏{きょうり}・胸{と胸}・胸板・胸倉・胸先・胸元・肝胆・肺肝・肺腑{はいふ}・懐{ふところ}・鳩尾{みぞおち} [「オノマトペ]胸がむかむか「どきどき・どきんと・どきりと・わくわく」する **むね・かざり【胸飾り】** 胸もとにつける飾り。 **「むね・かざり【棟飾り】** 屋根の棟に取り付けた飾り。「―のしゃちほこ」 **むね・さんずん【胸三寸】** 胸の中。また、胸中にある考え。胸先三寸。「彼の―で決まる」 **むね・まわり【胸回り】** 胸のまわり。また、胸のまわりの寸法。 **むね・やけ【胸焼け】** みぞおちのあたりが焼けるように感じること。胃酸過多などが原因とされる。むなやけ。 **むね・わり【棟割り】** 「棟割り長屋」の略。 **むねわり・ながや【棟割り長屋】** 棟が一つの家を壁で仕切って、何軒かにした住宅。棟割り。 **むねん【無念】** ●〔仏〕無我の境にはいって、心に何も思わないこと。無心。●《名・形動》〔どうすることもできなくて」ひどくくやしく思うこと。「―の涙をのむ」「―にも敗れ去った」[類語]残念。 **むねん・むそう【無念無想】** あらゆる雑念からはなれて無我の境に達していること。「――で試合に臨む」 **むね・うち【『刀『背打ち・鉦打ち】** 「みねうち」に同じ。 **むーのう【無能】** 《名・形動》才能や能力がないこと。能なし。「―な上司」[四字]「無知」[因]有能。 **むのうりょく【無能力】** 《名・形動》●物事をする能力がないこと。●〔法〕単独で完全な法律上の行為をなしえないこと。「―者」 **む・はい【無配】** (「無配当」の略)株の配当が出ないこと。「―に転落する」[団]有配。 **む・はんのう【無反応】** 《名・形動》反応を示さない・こと。「いくら呼び掛けてもーだ」 **む・ひ【無比】** 《名・形動》[文]他に比べるものがないほどすぐれていること。無双。[四字]「当代―」[四字]「痛快―」[類語]無二。 **むーび【夢、寐】** [文]ねむっている間。ねむって夢をみる間。「―にも忘れない教訓」 **む・ひつ【無筆】** [文]読み書きができない・こと(人)。 **む・ひはん【無批判】** 《名・形動》物事のよしあしを判定しないこと。批判しないこと。「新聞記事を―に受け入れる」 **むーびゅう【無、謬】** [文]何をしても誤りをおかさないこと。「―の神話を持つ独裁者」 **む・ひょう【霧氷】** 〔気〕気温が氷点下のとき、霧の粒や水蒸気が木の枝などに付着して生じる不透明な氷。 **むーびょう【無病】** 病気をしないこと。 **む・ひょうじょう【無表情】** 《名・形動》感情が顔に出ず、表情の変化にとぼしいこと。「―な顔」「彼が―なのはいつものことだ」 **むびょう・そくさい【無病息災】** 病気がなく元気であること。 **む・ふう【無風】** ●風がないこと。●他からの影響や混乱がないこと。「政局は目下―状態だ」 **むふんべつ【無分別】** 《名・形動》思慮がなく、物事の道理・筋道をわきまえないこと。無考え。「――な行為」[類語]無鉄砲。向こうみず。 ***むべ【郁子】** アケビ科のつる性常緑低木。四~五月淡紅紫色をおびた白い小花がつく。紫色の果実は、甘く食用。ときわあけび。うべ。 **むべ【『宜】** 《副》[雅]納得・肯定などの意を表す。なるほど。うべ。 **むべなる‐かな** 《連語》[文]いかにももっともである。「あれでは失敗もーだ」 <1417> ***むへん【無辺】** 《名・形動》[文]果てしがないこと。[四字]「広大一」[類語]無限。無量。 **む‐ほう【無法】** ●法が無視されていること。「一地帯」●《名・形動》一定の決まり・筋道に従わず、乱暴なこと。「―者」「――な要求」[類語]無道。 **む・ぼう【無帽】** 帽子をかぶらないこと。 ***む・ぼう【無謀】** 《名・形動》あと先を考えずに物事を行うこと。「――な運転」[類語]無鉄砲。[圓]「無暴」は誤り。 **む・ぼうび【無防備】** 《名・形動》防備がないこと。「―な状態」 **む・ほん【謀反・謀叛】** 《名・自サ》臣下が君主にとってかわろうとして兵を起こすこと。また、一般に、さからいそむくこと。「―を起こす」「一人」[類語]反逆。 **む・ま【夢魔】** [文] 〔うなされ、もがくような〕ひどい不安・恐怖に満ちている夢。〔悪魔に見立てて言う〕「ーにさいなまれる」 **むーみ【無味】** ●味がないこと。「――無臭」●味わいがないこと。 **むみ・かんそう【無味乾燥】** 《名・形動》内容におもしろみや味わいがないこと。「――な生活」 ***む・みよう【無明】** [仏] 煩悩にとらわれ、仏法の真理を理解できないこと。「―の闇にまよう」 ***む・めい【無名】** [文]●名前を書かないこと。無記名。「―の手紙」●名前がわからないこと。「―戦士」●名前が知れわたっていないこと。名も無き。「―の作家」[団]有名。**―し【一指】** [文]「くすりゆび」に同じ。**―し【一氏】** [文]名前のわからない人。また、だれだかわからないように名前をかくした人。失名氏。 ***むめい【無銘】** [文] 〔刀剣・書画などで〕作者の名前が記してない・こと(もの)。「―の刀」[囡]在銘。 **む・めんきょ【無免許】** 免許を受けていないこと。「一運転」 **む・もくてき【無目的】** 《名・形動》目的がないこと。「―ーに歩く」 **むもん【無文】** 模様がついていない・こと(布)。[表記]「無紋」とも書く。 **む・やく【無益】** 《名・形動》[文]無益(むえき)。 **むやみ【無闇・無『暗】** 《名・形動》●後先を考えないで理不尽に物事を行うこと。「―に人の悪口を言う」●物事が度をこしていること。無性。やたら。「―にのどが渇く」[表記]ふつうかな書き。 **むやみ・やたら【無闇矢鱈・無『暗矢鱈】** 《形動》「むやみ」を強めた語。[表記]ふつうかな書き。 **むゆうびょう【夢遊病】** 睡眠中または急に目がさめたときなどに、発作的に起き上がって行動を始めるが、その間のことをまったく覚えていない症状。夢遊症。 **む‐よう【無用】** 《名・形動》●役に立たないこと。類語無益。無駄。[因]有用。●必要がないこと。いらないこと。[四字]「問答―」[類語]不要。●用事がないこと。「―の者立ち入り禁止」●〔他の語につけて〕おだやかな禁止を表す。「通り抜けー」[四字]「天地―」**―のちょうぶつ【―の長物】** 《連語》あっても役に立たず、かえって邪魔になるもの。**―の‐よう【ーの用】** 《連語》[文]役に立たないとされているものが、大いに役に立つこと。〈荘子・人間世〉 **む・よく【無欲・無慾】** 《名・形動》欲ばる心がないこと。「―な人」「―の勝利」[類語]寡欲{かよく}。 ***むら** ●〔物の仕上がりの濃淡・厚さなどが〕一様でなく、ふぞろいなこと。「染色に―ができる」●安定しないで、変わりやすいこと。「成績に――がある」 ***むら【村】** (「群」と同語源)●いなかで人家が集まっている所。●〔「都市」に対して〕農業・漁業・林業などに従事している人々が集落をつくっている地域。農村・漁村・山村など。村落。●地方公共団体の一つで、町より小さいもの。 ***むら【群叢】** 群がっていること。また、そのもの。群れ。〔数えるときにも使う」「一ぃーの竹やぶ」 **むら・おこし【村起こし・村興し】** 特産品・話題作りなどによって、村を活性化し、発展させること。 **むらが・る【群がる叢る”簇る】** 《自五》多数の人や生き物などが、その場所のあたりに集まる。「盛り場に人が―・る」[文]《四》。 **むら・き【むら気】** 《名・形動》気分が変わりやすいこと。また、その心。「―を起こす」 **むら・ぎえ【むら消え】** まばらに消えること。「―の雪」 **むらくも【群雲・・叢雲】** [文]群がり集まった雲。[句]「月に―花に風」 **むらさき【紫】** ●ムラサキ科の多年草。山野に自生。花は小さく白色で夏に開花。昔、根から紫色の染料をとるために栽培された。●むらさき色。赤と青の中間の色。[類語]葡萄{ぶどう}色。すみれ色。●「醤油」の別称。 **むら・ざと【村里】** いなかで、人家が集まっている所。 **むらさめ【村雨・叢雨】** [文]ひとしきり激しく降って、すぐやむ雨。にわか雨。驟雨{しゅうう}。 **むら・しぐれ【村〈時雨〉・叢〈時雨〉】** [文]降ってはみ、やんでは降る(気まぐれな)しぐれ。 **むら・しばい【村芝居】** ●村人が出演する芝居。いなか芝居。●旅役者がいなかで興行する芝居。 **むら・す【蒸らす】** 《他五》蒸れるようにする。特に、たき上がったご飯によく熱を通し、余分な水気をとってふっくらと仕上げる。「ご飯を―・す」[文]《四》。 **むら・すずめ【群、雀】** 群れをなしているスズメ。 **むら・たけ【群竹叢竹】** 群がって生えている竹。 **むら・ちどり【群千鳥】** 群がっているチドリ。友千鳥。 **むら・はちぶ【村八分】** 村の慣習やおきてを破った者に対するこらしめとして、仲間はずれにすること。八分。 **むらびと【村人】** 村に住んでいる人。村民。 **むら・むら** 《副》 《「――と」の形も) ●群がって動くようす。「雲がーとわき上がる」●《自サ》〔怒り・欲望など]強い感情が、おさえ切れずに急に心の中にわきおこってくるようす。「―と怒りがこみ上げる」 **むら・やくば【村役場】** 地方公共団体としての村の行政事務を取りあつかう機関。また、その建物。 **むーり【無理】** 《名・形動》●道理に反し、物事の筋道が通らないこと。「――な要求」「―を承知で言う」[類語]むちゃ。無体。理不尽。●おし切ってすること。「―をして体をこわす」[類語]強引。●することがむずかしいこと。困難なこと。「―な相談」 「―を言って申し訳ない」**―おうじょう【一往生・―『圧状】** 相手にむりやりにおしつけて自分の意に従わせること。**―おし【一押し】** 《名・自サ》物事を強引におしすすめること。「―して法案を通す」**―からぬ**《連体》多分に道理のある。もっともな。「――事情がある」**―じい【一強い】** 《名・他サ》相手のしたがらないことを強引にさせようとすること。「参加を―する」**―しんじゅう【一心中】** 《名・自サ》死ぬ意志のない相手を道連れにしてむりやり心中すること。**―すう【―数】** 〔数〕二つの整数の比の形で表せない実数。√5・πなど。[因]有理数。 <1418> **――が通れば道理が引っ込む**《句》不当なことが通用すれば、道理にかなったことは行われなくなる。 **むーりかい【無理解】** 《名・形動》〔相手のことを〕理解しないこと。「周囲の―に反発する」 **むりーさんだん【無理算段】** 《名・他サ》非常に苦しいところを、なんとかやりくりして都合をつけること。「―した金」 **む・りし【無利子】** 利子がつかないこと。無利息。 **むりそく【無利息】** 「無利子」に同じ。 **むり・なんだい【無理難題】** とてもできそうにない、むりな要求。「―をふっかける」 **むりーむたい【無理無体】** 《名・形動》[文]強引で道理に合わないやり方であること。 **むりやり【無理矢理】** 《副》《「―に」の形も)強引に行うようす。「ドアを開ける」[表記]ふつうかな書き。 **むーりょ【無慮】** 《副》[文]《数が多くて数えきれないの意)おおよそ。だいたい。「――数万の群衆」 ***む・りょう【無料】** 料金がいらないこと。また、料金を・はらわない(もらわない)ですますこと。「―で入場できる」「一奉仕」[因]有料。 ***む・りょう【無量】** はかり知れないほど多いこと。[四字]「感慨―」[類語]無辺。無限。 **むーりょく【無力】** 《名・形動》〔ある事をするだけの〕力がないこと。「自分の一を思い知る」[因]有力。 **むーるい【無類】** 《名・形動》比べるものがない(ほどすぐれている)こと。「―の力もち」 **むれ【群れ】** 群がっている・こと(もの)。群{ぐん}。〔数えるときにも使う〕「シマウマのー」 **むれ・つど・う【群れ集う】** 《自五》[文]多くの人が一か所に集まる。「民衆が広場に―・う」 **むれ・な・す【群れ成す】** 《自五》[文]群れをつくる。群がる。「―・して飛ぶ鳥」 ***む・れる【群れる】** 《自下一》群がった状態でいる。「庭先にスズメがー・れる」[図]む・る《下二》。 ***む・れる【蒸れる】** 《自下一》●温度が高く湿気がこもる。「靴の中が―・れる」[参考]多く、不快な状態に用いる。●食べ物に十分熱や蒸気が通って、やわらかく食べごろになる。「ご飯が―・れる」 ***むろ【室】** ●山腹にほった穴ぐら。岩室{いわむろ}。●一定の温度に保つようにした部屋。「バナナを―で熟させる」 ***むろ【無漏】** [仏]煩悩のないこと。 **むろ・あじ【室、鰺】** アジ科の海魚。マアジよりも丸みをおびて少し細長い。食用。おもに干物にする。 **む・ろく【無、禄】** [文] 〔武士で〕給与がないこと。 **むろーざき【室咲き】** 温室の中で、温度をあげて花をさかせること。また、その花。「―のチューリップ」 **むろん【無論】** 《副》物事の理が論じる必要のないほど明らかなようす。言うまでもなく。「私は―賛成です」 **むんず・と** 《副》「むずと」を強めた言い方。「相手の手を一つかむ」 **むんむん** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)蒸し暑さやいやなにおいなどで、息がつまるように感じるようす。「会場は熱気でーしている」 め ***め【雌牝】** 《接頭》《「女{め}」と同語源》〔動植物の〕「めす」「雌性」の意。「――やぎ」「――蕊{しべ}」[対]雄{お}。 ***め【『奴】** 《接尾》●《人・動物の名などにつけて》相手・第三者を軽蔑し、ののしる意。〔親しみの気持ちがこもることもある〕「こいつー、またしくじったな」「カラスーが種をほじくる」●(自分の名などにつけて)自分を一段低いものとして卑下する意。〔古風な言い方〕「私一をおしかりください」 ***め【女】** 《「雌{め}」と同語源) ■《名》〔古〕おんな。女子。「―の童{わらべ}」[団]男{お}。■《接頭》●「女性」の意。「―神」●対になっているもののうち、弱いものや小さいものなどを表す。「―滝」「一波」[表記]②は、「雌」とも書く。[対]②男{お}。 ***め【目・眼】** 《名》●物を見る働きをする器官。人の場合、表情・性質を表し、容貌に関係をもつ。「少女の美しいー」[類語]眼{まなこ}。瞳{ひとみ}。目玉。●物を見るときの目のようす。目つき。まなざし。「怒りのー」「悲しげなー」●物を見る働き(としての目①)。視力。「―がいい」●物を見るものとしての目①。見ること。見えること。[句]「おーにかける(=お見せする)」[向]「おーにかかる(=お会いする)」●注意して見る場合の目①。注目。「周囲の―を気にする」[コロ]「ーが届く」[コロ]「監視の―をのがれる」●物を見る(物事に対する)ときの態度。見方。考え方。「冷静なーで見る」「つまらない奴だというーで人を見る」●物事を・見分ける(見ぬく)力。鑑識力。洞察力。「人を見る―がある」●目に映った印象。「若い人のーにはやぼに見える服」●形が目に似たもの。●目玉の形をしたもの。「うおのー」●縦横に交わったものによって囲まれた部分。「―の粗い布」「網の―」●線状のものの交わった所。「結びー」「編み―」●囲碁で、碁盤の線と線の交点で、碁石を置く場所。●ものの中心部。「台風のー」●せまいすきま。●平行にこまかく並んだ細長いもののすきま。「たたみの―」「のこぎりのー」「くしのー」●もののすきま。「割れー」●さいころの面につけた点。「いい―が出る」●計器に刻んだ、量を表す印。目盛り。「秤のー」●「秤の目」から転じて〕秤で計った重さ。「―減り」●木材の切り口にあらわれる模様のような線。もくめ。「―がきれいにそろっている」「柾{まさ}ー」「板―」■《名》ある物事に出あった状態。特に、変わった事を体験したときの状態。経験。「ひどいーにあう」[向]「弱りーに崇{たた}りー」[表記]曰はかなで書くことも多い。■《接尾》●その順序・順番に当たる意。「三代―」「出産後四日―」●《助数》「匁」に同じ。●(動作性の名詞などにつけて)一続きになっている物事で、それより前と後とがはっきりと区切られている箇所。「合わせ―」「境―」「縫い―」「親の死に―」●《形容詞の語幹につけて名詞・形容動詞語幹をつくる)「そういう性質・傾向を多く持つ」の意。「厚―の本」「短―に切る」[表記]ふつうかな書き。[注意]形容詞連体形を受けることもあるが、「濃い―」を唯一の例外として他は標準から外れる(早い―に帰る→早―に帰る)。副詞につけるのは避けたい(ゆったりーに仕立てる→ゆったりと仕立てる)。 **―が利・く**《句》鑑識力があって、よしあしを見分けることができる。「―・く人に鑑定をお願いしたい」 **―が眩む**《句》●〔まばゆく輝くものを見て」目がくらくらする。●心をうばわれて、正しい判断ができなくなる。 <1419> **―が肥・える**《句》よいものを見慣れて、価値のあるものを見分けられるようになる。 **―が覚・める**《句》●眠りからさめる。●眠けが去る。また、新鮮さ、あざやかさなどにおどろく。「―・めるような赤」●心の迷いから解放されて、正しい方向に進もうとする。「友人の忠告で―・めた」 **――が据わ・る**《句》じっと一点を見つめて、目玉が動かなくなる。[参考]酒によったときなどのようすに言う。 **―が高・い**《句》もののよしあしを見分ける力がすぐれている。「この着物を選ぶとは、お―・い」 **――が点にな・る**《句》〔俗〕ひどくおどろいた表情になる。「呆然{ぼうぜん}として―・った」 **―が飛び・出る**《句》値段の高さにひどくおどろくようす。また、ひどくしかられるようす。目の玉が飛び出る。「―・出るほどの値段」「―・出るほどしかられた」 **―が無・い**《句》●物事の価値を識別する力がない。「文章を見る―・い」●あるものに夢中になり、思慮分別がなくなるほどである。「甘い物に―・い」 **―が離せ・ない**《句》心配で、ずっと見守っていなければならない。 **―が光・る**《句》きびしく監視することのたとえ。「警察の―・っている」 **―が回・る**《句》●目まいがする。●ひどくいそがしいようすの形容。「月末はいそがしくて―・る」 **―から鱗が落ちる**《句》何かのきっかけで、それまで分からなかったことが急にわかるようになる。さとる。開眼する。[語源]「新約聖書」の使徒行伝から。 **―から鼻へ抜・ける**《句》抜け目なく、すばしこいようす。また、きわめてかしこいようす。 **―から火が・出る**《句》 ●頭や顔を強く打ちつけたときの、一瞬くらくらっとする感じの形容。●ひどくしかられるようす。「―・出るほどしかられた」 **―じゃな・い**《句》〔俗〕まったく問題にならない。相手にならない。「ライバルなんて―・い」 **――と鼻の間**《句》距離がきわめて近いことの形容。目と鼻の先。 **――に青葉**《句》すがすがしい初夏の形容。[参考]初夏の風物を並べた山口素堂の俳句「目には青葉山郭公{ほととぎす}と初松魚{はつがつお}」から。 **――に余・る**《句》あまりにひどい状態なのでだまって見ていられない。「ごみの不法投棄は―・る」 **―に一丁字っても無・い**《句》《「一丁字」は一つの文字の意)文字の読み書きができないことのたとえ。 **――に入れても痛くな・い**《句》子や孫をひどくかわいがっていることのたとえ。目の中に入れても痛くない。 **――に浮か・ぶ**《句》〔姿や光景などが〕目の前に見ているように思い描かれる。「友人の笑顔が―・ぶ」 **――に角を立・てる**《句》怒りや非難の気持ちのためにするどい目つきになる。 **――に障・る**《句》気にかかっていらいらする。 **――に沁みる**《句》●目に強い刺激をうける。「煙が―・みる」●色彩の鮮明さの形容。「―・みる若葉」 **――に・する**《句》見る。見かける。「最近―・する光景」 **―に立・つ**《句》際立って注意を引く。目立つ。 **―に付・く**《句》●目先にちらついてはなれなくなる。「母の姿が―・く」●目立って見える。「若者が―・く」 **――に留ま・る**《句》●あるものが目に入る。見える。●見て、心が引かれる。「社長の―・った企画」 **――には目を歯には歯を**《句》害を加えられたら、それに見合うだけの仕返しをすることのたとえ。[語源]「旧約聖書」の出エジプト記から。 **――に触・れる**《句》ちょっと見える。「人の―・れない場所にかくす」 **――に見・える**《句》見た目にはっきりそれとわかる。〔多く「―・えて」の形で使う〕「―・えて元気になる」 **――にも留まらぬ**《句》あまり速くてはっきり見ることができない。〔連体詞的に用いる〕「―早わざ」 **――に物言わ・す**《句》目で気持ちを伝える。 **―に物見・せる**《句》思い知らせる。 **――の色を変・える**《句》血走った目つきになる。また、ある物を得ようと必死になる。「―・えてさがす」 **――の上の瘤**《句》〔地位・実力が上で〕自分が活動するときに、じゃまになる人。目の上のたんこぶ。 **―の黒いうち**《句》命のあるうち。生きている間。 **――の中へ入れても痛くな・い**《句》「目に入れても痛くない」に同じ。 **――の保養**《句》美しいもの、楽しいものを見て喜び楽しむこと。目の正月。「になる」 **――は口ほどに物を言う**《句》目つきも、ことば同様に感情を伝える。 **――は心の鏡**《句》目を見れば、その人の心のようすがわかるということ。目は心の窓。〈孟子・離婆上〉 **―引き袖引き**《句》目で合図したり袖を引いたりして、声を出さずに知らせるようす。〔口うるさくうわさすることなどにいう〕「―さんざんに評判する」 **―も当てられ・ない**《句》あまりひどくて見るにたえない。みじめでまともに見ていられない。 **―もあや**《句》目がさめるほど美しいようす。「ーな衣装」 **――も呉くれ・ない**《句》少しも関心・興味を示さない。見向きもしない。 **―を疑・う**《句》《信じられなくて自分の目を疑うの意)意外なものを見て、ひどくおどろくことのたとえ。「―・うほどの変わりよう」 **―を奪・う**《句》すっかり見とれさせる。「美技に―・われる」 **―を覆う**《句》●知らないふりをして、見ないようにすることのたとえ。「現実に―・う」●あまりのひどさに目をふさぐことのたとえ。「―・う惨状」 **―を落・す**《句》目を下に向けて見る。また、視線を下げる。伏し目がちになる。「腕時計に―・す」「―・して考えこむ」 **――を掛・ける**《句》〔気に入った部下なとを〕かわいがってめんどうをみる。ひいきにする。「新人に―・ける」 **―を潜る**《句》監視のすきをねらう。「見張りの―・ってにげる」 **――を配・る**《句》あちこちを注意してよく見る。「要所要所に―・って警備する」 **――を晦ま・す**《句》人の目をごまかす。「警官の―・す」 **―を呉・れる**《句》そちらをちょっと見る。 **―を凝ら・す**《句》 注意してじっと見る。見つめる。 **―を皿のように・する**《句》〔注意して見るために」目を大きく見開いて、全神経を集中する。 **―を三角に・する**《句》おこって、こわい目つきをする。 **―をしばたたく**《句》短い時間に続けて目を閉じたり開けたりする。 **――を白黒さ・せる**《句》物がのどにつかえたり、びっくりしたりしたときの形容。 <1420> **――を据・える**《句》目玉を動かさないで、じっと見つめる。 **―を注・ぐ**《句》目をそちらに向けて、よく見る。 **――を側・める**《句》[文]おそれて正視できずに、横目で見る。目をそばだてる。 **―を付・ける**《句》見て、特別の注意を向ける。着目・注目する。「うまいところに―・けた商売」 **――を瞑る**《句》●まぶたをとじる。死ぬ。●〔過失などに〕見て見ないふりをする。「違反に―・る」 **―を通・す**《句》書類などをひと通り見る。ざっと読む。 **―を和ま・せる**《句》おだやかな目つきになる。「赤ちゃんの声に―・せた」 **―を盗・む**《句》人に見つからないようにこっそりする。「親の―・んで会う」 **―を引・く**《句》人目を引きつける。注目を引く。「―・くはなやかさ」 **―を開・く**《句》それまで知らなかった事実などに気づき、そこに新しい可能性を見いだす。開眼する。 **―を細く・する**《句》うれしさやかわいさに、うっとりとした表情になる。目を細める。「―・して孫を見る」 **―を細・める**《句》目を細くする。 **―を丸く・する**《句》びっくりして目をみはる。 **―を回・す**《句》●気を失う。気絶する。●ひどくいそがしくてうろたえる。「あまりのいそがしさに―・す」」 **―を見張・る**《句》おこったりおどろいたり、またあきれたりして、目を大きく見開く。「科学の進歩に―・る」 **―を剝む・く**《句》おこったりおどろいたりして目を大きく見開く。特に、おこって大きな目でにらむ。 **―を遣る**《句》目をそちらに向けてながめる。見 る。「窓の外に―・る」 **め・あかし【目明かし】** 《「目証」の意)江戸時代、町奉行配下の与力・同心の手先として、犯罪人を捕らえる仕事に従事した使用人。おかっぴき。 **め・あたらし・い【目新しい】** 《形》今まで見たことのない新しさがある感じだ。「―・いデザイン」 **め・あて【目当て】** ●目をつけて(手に入れようと)ねらうもの。目的。「お――の品」「金――の犯行」●進む方向の指針となるもの。当て。目標。目印。「高いビルを―に進む」[類語]目星。目途{めど}。 **め・あわ・せる【『妻合わせる娶せる】** 《他下一》〔女を男に〕そわせて夫婦にする。めあわす。〔やや古風な言い方] **めい【名】** ■《名》他の人と区別するために、個々の人につけた名前。名{な}。[団]姓。■《接頭》 《名詞につけて)「すぐれている」「名高い」などの意。「――選手」「特別な名前をつける。称する。「極上品と―・つ」《助数》人数を数える語。人々。「七――」[参考]「人」より丁寧な言い方。●「名前」の意。「団体―」「学校―」 ***めい【命】** [文]●いのち。生命。[句]「一旦夕{ゆうべ}に迫る(=今にも死にそうである)」●運命。「―をさとる」●命令。「―を下す」 **めい【姪】** その人の兄弟姉妹の娘。姪っ子。[団]甥{おい}。 **めい【明】** [文]●物事の本当の意義を見通す力。眼識。「先見の―がある」●視力。「――を失う」 **めい【盟】** [文]約束。ちかい。同盟。「――を結ぶ」 **めい【銘】** ●器物・金石などに刻みつけられた、由来・功績などの文章。「石碑の―」●戒めのことば。[連]「座右の―」●作品に記した製作者の名前。「正宗{まさむね}の―」●特別に上等な品物という意味でつけた名称。「一菓」 **―を打・つ**《句》●製作者が製作物に自分の名を刻む。●品物に特別な名前をつける。銘打つ。 **めい・あん【冥暗】** [文]暗いこと。くらがり。やみ。 **めいーあん【名案】** 〔ある問題を解決するのに適当な〕すぐれた思いつき。妙案。「ーがうかぶ」[類語]良案。 ***めい・あん【明暗】** 《明るいことと暗いことの意)●幸福と不幸、喜びと悲しみ、勝利と敗北など、明るい面と暗い面。[回]「―を分ける」●絵・写真などで、色の濃淡や明るさ、暗さの対照の度合い。「――がきつい」 **めい・い【名医】** すぐれた医者。 **めい・う・つ【銘打つ】** 《自五》〔宣伝のために〕品物に**めい・うん【命運】** ●選択によって左右される、未来の幸・不幸、発展・衰退などの運命。 「会社のーをかけた事業」●幸運。また、命。[コロ]「―がつきる」[類語]運。 **めいえん【名園・名、苑】** 名の通ったりっぱな庭園。 **めいーえん【名演】** すばらしい演技・演奏。 **めいおう・せい【冥王星】** 海王星の外側の星。大きさは地球の六分の一ぐらい。太陽系の惑星とされていたが、二〇〇六年に惑星の基準にあてはまらないとして、惑星からはずされた。プルートー。 ***めい・か【名家】** ●古くから世間に信望がある、りっぱな家柄。名門。●〔学問・芸道など〕その道にすぐれている有名な人。大家。 ***めい・か【名歌】** すぐれていて、広く知れわたっている和歌や詩。「―を集めた百人一首」 **めい・か【名花】** ●名高い花。また、美しくてりっぱな花。●美しい女性。「社交界の―」 **めい・か【名菓】** おいしくて有名な菓子。 **めい・か【銘菓】** 特別な銘をもつ上等な菓子。 **めい・が【名画】** ●すぐれた絵。●すぐれた映画。 ***めい・かい【冥界】** [文]人が死んだ後に行くという世界。あの世。冥土。 ***めい・かい【明解】** 《名・形動》解釈がはっきりとりやすく述べられていること。また、その解釈。 ***めい・かい【明快】** 《形動》筋道がはっきり通っていて、分かりやすいようす。「―な文章」「―な説明を求める」 **めい・かく【明確】** 《名・形動》はっきりとしていて間違いがないこと。「――な解答」「当選が―になる」 **めい・がら【銘柄】** ●〔経〕取り引きの対象物件となる株式・商品の特定の名称。●商品の名称。商標。特に、信用度の高い商品の名称。ブランド。「一品」 **めい・かん【名鑑】** [文]●(同類の)物の名を集めた書物。「植物―」●名簿。人名録。「美術家―」 **めい・き【名器】** すぐれていて名が広く知られる器物。 **めいき【名機】** すぐれた性能をもった、名が広く知られる機械。〔写真機・航空機などにいう〕 ***めいき【明記】** 《名・他サ》〔内容や文字を〕よくわかるようにはっきりと書くこと。「欠席の理由を―する」「ここにーしてあるように・・・」 <1421> ***めいき【銘記】** 《名・他サ》[文]心に強く印象づけて忘れないようにすること。「師の教えを心に―する」 ***めい・ぎ【名妓】** 〔踊り・三味線などの〕芸がすぐれている芸者。また、美人で評判の芸者。 ***めい・ぎ【名義】** ●法的な書類などに用いる、表立った名前。「他人のーを借りる」●表向きの理由。名目。「病気という―で欠席する」●名に応じて立てる義理。名分。「―が立つ」 **めい・きゅう【迷宮】** 中に入ると出口が分からなくなるように造った宮殿。ラビリンス。〔犯罪事件など、解決の糸口がつかめない状態にたとえることがある〕「―入り」 **めい・きょう【明鏡】** [文]一点の曇りもない鏡。 **めいきょう・しすい【明鏡止水】** [文](曇りのない鏡と静かにたたえた水の意)心に何のわだかまりもなく、やすらかに落ち着いていること。「―の心境」 **めい・きょく【名曲】** すぐれた楽曲。有名な楽曲。 **めい・きん【鳴禽】** [文]美しい声でよくさえずり鳴く小鳥。ウグイス・ヒバリなど。 **めい・ぎん【名吟】** [文]●すぐれている(有名な) 詩歌・俳句。「古今のー」●すぐれた吟詠。 **めい・く【名句】** ●名言。●すぐれた、有名な俳句。 **めい‐くん【名君】** 善政を行うりっぱな君主。名主。 ***めい・くん【明君】** すぐれてかしこい君主。明主。[団]暗君。 ***めいげつ【名月】** 陰曆八月十五夜、または九月十三夜の月。「中秋の―」[表記]「明月」とも書く。 **めいげつ【明月】** すみわたった夜の満月。 **めいけん【名剣】** すぐれた剣。有名な剣。 **めいげん【名言】** 人の心を動かすたくみな表現によって物事の本質や人生の機微などをとらえた短いことば。名句。「―を残す」 ***めいげん【明言】** 《名・他サ》はっきりと言い切ること。言明。「―を避ける」[類語]断言。 **めい・ご【「姪御】** 他人の姪の尊敬語。[因]甥御{おいご}。 ***めい・こう【名工】** 建築・陶器・彫刻・刀かじなどの腕前がすぐれた職人。評判の高い職人。 **めいこう【名香】** [文]匂いのよいすぐれた香。 **めい・コンビ【名コンビ】** 互いに息が合っていて、仕事などをスムーズに運ぶ二人組み。 **めいさい【明細】** ●《名・形動》細かい部分まではっきりしていて、くわしいこと。「事情を―に説明する」「明細書」の略。内容を明細に記した書きつけ。明細書き。「給与―」 **めいさい【迷彩】** 敵の目をくらますために、さまざまな色をぬって、周囲の物と見分けがつかないようにすること。カムフラージュ。「―をほどこした戦車」 **めいさく【名作】** 〔歴史に残るような〕すぐれていて有名な(芸術)作品。[団]愚作。 **めいさつ【名刹】** [文]由緒があり、古くから名の通った寺。[四字]「古寺―」 **めいさつ【明察】** 《名・他サ》[文]●真相・本質をはっきりと見ぬくこと。「時勢を―する」[類語]諦観{ていかん}。●相手の推察を尊敬していう語。「御―のとおり・・・」[類語]賢察。 **めいさん【名産】** その土地の有名な特産物。 **めいざん【名山】** りっぱな姿をもち、古くから知られる山。名峰。 **めい・し【名刺】** 小形の紙に氏名・住所・勤務先・身分などを印刷したもの。初対面の挨拶{あいさつ}などに用いる。「―を交換する」**―ばん【一判】** 引き伸ばし写真の寸法の一つ。長さ八・三、幅五・四セン。 **めい・し【名士】** 〔それぞれの社会で〕名声のある人。各界の知名人。「文壇の―」「医学界の―」 **めい・し【名詞】** 品詞の一つ。国文法では、自立語で活用がなく、助詞を伴って主語となることができる単語。普通名詞と固有名詞、実質名詞と形式名詞とに分けられる。[参考]代名詞をふくめる考え方もある。 **めい・し【明視】** 《名・他サ》[文]はっきりと見えること。「―距離」 **めいじ【名辞】** 〔論〕概念をことばで表したもの。主辞と賓辞{ひんじ}とがある。 **めいじ【明治】** 明治天皇が治めた時代の元号。一八六八年一〇月(=明治元年陰曆九月)~一九一二(=明治四五)年七月。**―いしん【一維新】** 一八六八年、徳川幕府が天皇に政権を返して明治政府が成立し、種々の改革が行われたこと。 **めいじ【明示】** 《名・他サ》はっきりと分かるように示すこと。「内容を―する」[因]暗示。 **めいじつ【名実】** 名前と実質。評判と実際。「―ともに横綱の風格が出てきた」 **―相伴・う**《句》世間の評判と実際とが一致している。名実相称{そうしょう}。 ***めい・しゃ【名車】** すぐれた性能をもつ評判の高い自動車。 ***め・いしゃ【目医者・『眼医者】** 目の治療を専門にする医者。眼科医。 ***めい・しゅ【名手】** ●専門分野ですぐれた腕前をもつ人。名人。「射撃の―」●碁・将棋などで、うまい手。「―を打つ」=妙手。 ***めい・しゅ【名酒】** 味のよい有名な酒。 **めい・しゅ【明主】** [文]「明君」に同じ。[因]暗主。 **めい・しゅ【盟主】** 仲間や同盟のなかで中心となる者。「革命派の―」 **めい・しゅ【銘酒】** 特別の名前をつけた質のよい酒。 **めい・しょ【名所】** 景色がよいことで、または古跡などがあって、有名な土地。「桜のー」「一旧跡」 ***めい・しょう【名勝】** 景色がすぐれている土地。 ***めいしょう【名匠】** 芸術(特に美術・工芸)や学術などで、すぐれた技量をもっている人。 **めい・しょう【名将】** すぐれて有名な武将・将軍。 **めい・しょう【名称】** 名前。呼び名。 **めいしょう【明証】** 《名・他サ》[文]●はっきりした証拠。また、はっきりと証拠をあげて説明すること。「―を示す」●「哲〕 (evidence) ある判断が真であることを直感的に疑いえないこと。直証。[類語]確証。**—せい【一性】** 〔哲〕〔観念・命題などが有する〕真であることが少しも疑いえない性質。 **めいじょう【名城】** ●名高い城。すぐれた城。●「名古屋城」の略称。 **めいじょう【名状】** 《名・他サ》[文]ことばで言い表すこと。〔ふつう、打ち消しの語を伴って用いる〕「―なし能{あた}わざる光景」「―しがたい感情」 **めいしょく【明色】** 明るい感じの色。[団]暗色。 **めい・じる【命じる】** 《他上一》●言いつける。命令する。「出発を―・じる」●ある地位・役職に任命する。「課長を―・じる」●[文]名づける。命名する。「―・じて月光号と称する」=命ずる。 ***めい・じる【銘じる】** 《他上一》[文]心に深く刻みつけて忘れないでいる。銘ずる。[句]「肝にー・じる」 <1422> **めいしん【名神】** 名古屋と神戸に。「――高速道路」 **めいしん【迷信】** 《正しい判断を失った信仰の意)合理的な根拠がないのに、正しいと信じる・こと(事柄)。「―を信じる」「一家」[類語]俗信。 **めいじん【名人】** ●その分野で評判の高い腕前のすぐれた人。名手。「釣りの―」●将棋・囲碁で、最高位の称号。[参考]現代では、名人戦の優勝者をいう。 **めい・すい【名水】** ●おいしいと定評がある自然水。茶の湯・酒造などに適した有名なわき水。[表記]「銘水」とも書く。●[文]美しさで有名な川。 **めい・すう【名数】** ●同類のすぐれたものを、いつも決まった数をそえてまとめて言う呼び方。「三筆」「四天王」など。●単位の名や助数詞をそえた数。「百円」「十人」など。 **めい・すう【命数】** [文]●命の長さ。寿命。[コロ]「―がつきる(=死ぬ)」●天命。運命。**―ほう【―法】** 数に名を当てて、整数を組織的に命名する方法。十進法で、十・百・千など。 ***めい・する【瞑する】** 《自サ変》[文]目をとじる。また、(おだやかに)死ぬ。[句]「以て―・すべし」 **めい!する【銘する】** 《他サ変》[文]金属や石などに文字をはっきりと刻みつける。「墓碑に戒名を―・する」 **めいずる【命ずる】** 《他サ変》命じる。 **めい・ずる【銘ずる】** 《他サ変》銘じる。 **めい・せい【名声】** よい評判。ほまれ。「―が高い」[類語]名誉。 **めい・せき【名跡】** [文]●有名な古跡。●すぐれた筆跡。[表記]②は「名蹟」とも書く。=みょうせき。 **めい・せき【明晰】** 《名・形動》話の筋道や発音などがはっきりしてよく分かること。「―に話す」[四字]「頭脳―」 **めい・せつ【名節】** [文]名誉と節操。「―を貴ぶ」 **めい・せん【銘仙】** 絹織物の一つ。玉糸・紡績絹糸を平織りにしたもの。和服地・夜具地などに使う。 ***めいそう【名僧】** 知徳のすぐれた名高い僧。[類語]高僧。 ***めい‐そう【瞑想・冥想】** 《名・自サ》 目を閉じて雑念をはなれて深く静かに考えること。「―にふける」 **めいそう【迷走】** 《名・自サ》行方が定まらないまま進むこと。「台風がーする」**―しんけい【一神経】** 延髄から出る脳神経の一〇対目の神経。喉頭の筋肉の運動や内臓の運動・分泌を受け持つ。 **めいそうじょうき【明窓浄机】** [文]勉学に適した書斎。[周]日当たりのよい明るい窓と、よく整とんされた清らかな机の意。 **めいた【目板】** [板べい・羽目などの〕板の継ぎ目に打ち付ける幅のせまい板。●「目板鰈」の略。 **めい・だい【命題】** ●題をつけること。●〔論〕一つの判断の内容を言語・記号・式などで表したもの。「AはBである」という形式をとる。プロポジション。 >評論文キーワード解決すべき問題。「余生をどう生きるかというー」 >評論文キーワード 命題 「命題」は、判断を言語あるいは記号で表したもので、一般に真偽の判定ができる文で表現される。 例えば、「三角形の内角の和は一八〇度である」という文は事実を示しているので命題である。だが、「カエサルは英雄だ」という文は、「英雄」というものの定義が不明確であるため、命題とはならない。 **めいた・がれい【目板、鰈】** カレイ科の海魚。体長は約三〇。目の近くに二本のとげがある。食用。めいた。 **めいち【明知・明、智】** [文]すぐれた知恵。 **めいーちゃ【銘茶】** 特別な名前をつけた上質の茶。 **めい・ちゅう【命中】** 《名・自サ》目標としたものに当たること。「的に―する」「矢を―させる」[類語]的中。 >類義語の使い分け 「命中・的中」 [命中・的中]矢が的ぃの中心に命中(的中)する [命中]獲物と距離があって命中させるのは難しい [的中]いやな予感が的中した/予想が的中する ***めい・ちゅう【螟虫】** メイガ科の蛾{が}の幼虫。特に、ニカメイガ・サンカメイガの幼虫。稲などの植物のずいを食いあらす。ずいむし。 **めいちょ【名著】** すぐれた内容の著作。「古今の―」 ***めいちょう【明徴】** 《名・他サ》[文]明らかな証拠を立てること。明証。 ***めい・ちょう【明澄】** 《名・形動》[文]くもりなくすみわたること。「心境」 **めいっぱい【目一杯】** 《副・形動》《はかりの目盛りいっぱいまでの意)ぎりぎりの限度までするようす。 **めいてい【酩酊】** 《名・自サ》[文]酒を飲んでひどく酔うこと。大酔い。[類語]泥酔{でいすい}。 **めいてつ【明哲】** 《名・形動》[文]才知がすぐれ、道理に深く通じている・こと(人)。**―ほしん【―保身】** [文]世の大勢を見通して道理に従って物事を処理し、自分の身を安全に保つこと。 **めい・てん【名店】** 有名な店。「―街」 **めい・てんし【明天子】** [文]すぐれたかしこい天子。 **めいど【冥土・冥途】** 〔仏]死者の霊魂が行くという暗黒の世界。死後の世界。黄泉{こうせん・よみ}。冥界。冥府。「―の土産」「―の旅」[類語]あの世。 ***めいど【明度】** 色の明るさの度合い。反射率一〇〇ごの白を一○、○ごの黒をゼロとする。[参考]彩度・色相。 **メイド** メード。▽maid **めい・たつ【明達】** 《名・形動》[文]かしこく、物事の道理によく通じていること。「―の士」 **めい・だん【明断】** 《名・他サ》[文]迷うことなくすっきりと判断すること。また、その判断。「―を下す」 **めい・とう【名刀】** すぐれた切れ味や美しさを持つ、名高い刀。名剣。「正宗{まさむね}の―」 **めいとう【名湯】** すぐれた効能を持つ(有名な)温泉。 ***めい・とう【名答】** うまく言い当てた答え。「ごーです」 ***めい・とう【明答】** 《名・他サ》[文]はっきりした返事。明確な答え。確答。「―をさける」 **めい・とう【銘刀】** 作者の銘が刻んである刀。 **めい・どう【鳴動】** 《名・自サ》[文]大きな音を鳴りひびかせてゆれ動くこと。[句]「大山ーして鼠{ねずみ}一匹」 **めい」とく【明徳】** [文](天から授けられた)りっぱな徳性。 <1423> **めい‐にち【命日】** 毎年・毎月めぐってくる、その人の死んだ日と同じ日。忌日。特に、祥月命日。 **めい・ば【名馬】** 性質のすぐれている馬。 **めい、はく【明白】** 《名・形動》疑う余地がないほどはっきりしていること。「――な事実」 **めい‐ばん【名盤】** すぐれた演奏とすぐれた録音技術によるレコード。「幻の十」 **めいび【明、媚】** 《名・形動》[文]山水の景色が清らかで美しいこと。[四字]「風光―」[類語]絶佳。 **めい・ひつ【名筆】** [文]●すぐれた書や絵画。●すぐれていて名高い書家や画家。「――の手になる書」 **めい・ひん【名品】** すぐれて名高い作品や品物。 **めいびん【明敏】** 《名・形動》頭の働きがするどく、物事によく対処できること。[四字]「頭脳」 **めい・ふ【冥府】** [文]●冥土。あの世。また、地獄。●冥土や地獄の役所。閻魔{えんま}の庁。 **めい・ふく【冥福】** 死後の幸福。「―をいのる」 **めいぶつ【名物】** ●その土地の有名な産物。名産。「長崎―のびわ」●その土地や社会で、ふつうと異なっていて有名なもの。「南方ーのスコール」「村の一男」 **――に旨い物無し**《句》とかく名物と言われるものにおいしいものがない。 ***めいぶん【名分】** ●道徳上、その人の身分に応じて、守るべき本分。[四字]「大義―」●表向きの理由。名目。「視察というーで海外出張する」 ***めいぶん【名文】** 内容や表現力のすぐれた文章。「―として知られる」[対]悪文。 ***めいぶん【名聞】** [文]世間の評判。名聞{みょうもん}。「―にこだわる」 ***めい・ぶん【明文】** 条文としてはっきり示されている文章。「―による規定がある」**―か【一化】** 《名・他サ》はっきりと文章にして記すこと。法律・規則などの条文として明示すること。「罰則を―する」 **めいぶん【迷文】** 〔俗〕意味のよく分からない、へたな文章。[参考]」「名文」をもじった語。 **めいぶん【銘文】** 銘として金石・器物に刻んだ文。 **めい・ぼ【名簿】** 組織に属する人の姓名・住所・職業などを記した帳簿。「同窓会」 **めいほう【名峰】** 美しく、名高い山。名山。 **めいほう【盟邦】** [文]同盟を結んだ国。同盟国。[類語]友邦。 **めい・ぼう【名望】** 名声と人望。また、多くの人から尊敬され、その社会で評判がよいこと。「土地の―を集める」「一家」 **めいぼう‐こうし【明眸皓歯】** [文]美しい目と白い歯。[参考]美女の形容。 **めいぼう【明、眸】** [文]ぱっちりとしてすんだ美しい目。 ***めい・ぼく【名木】** ●樹齢が古く姿がりっぱで、由緒のある木。●すぐれた香木。特に、伽羅{きゃら}。 ***めい・ぼく【銘木】** 床柱{とこばしら}・床の間などに用いる、形・木目・材質などがすぐれて独特な趣のある材木。 **めい‐みゃく【命脈】** 〔つながっている〕いのち。生命。「細々とーをつなぐ」[コロ]「独裁政権のーがつきる」 ***めい‐む【迷夢】** [文]夢のようにとりとめのない考え。心の迷い。「―からさめる」 ***めい・む【迷霧】** [文]●方角がわからなくなるほど深い霧。●心の迷いを霧にたとえていう語。 **めいめい【冥冥瞑瞑】** 《名・形動》[文]●暗くて目に見えないこと。「――たる闇」●はっきりしなくて分かりにくいこと。**―のうち【―の、裏】** 《連語》[文]知らず知らずの間。冥冥裏{めいめいり}。 ***めいめい【命名】** 《名・自他サ》名前をつけること。名付け。「一式」 ***めいめい【銘銘】** おのおの。それぞれ。各人。「―が勝手なことを言う」**―ざら【―皿】** 食べ物を一人一人に取り分けて盛るための皿。**―でん【一伝】** 一人一人についての伝記。「義士―」 **めいめい・はくはく【明明白白】** 《名・形動外”》[文]「明白」を重ねて強めた語。「――たる事実」 **めい‐めつ【明滅】** 《名・自サ》あかりがついたり消えたりすること。「沖のいさり火がーする」 **めい・もう【迷妄】** [文]物事の道理をよくわきまえず、事実でないことを事実のように思いこむこと。また、そのような考え。「―におちいる」 ***めいほう【名宝】** 〔古来そこに伝えられている〕有名な、りっぱな宝物。「徳川一展」 ***めいもく【名目】** ●表向きの名前・呼び方。「―だけの役員」●表向きの理由。口実。「交際費を―にして遊興する」=名目{みょうもく}。**―ちんぎん【一賃金】** その時の物価変動を考えに入れず、金額だけを問題にした場合の賃金の額。[対]実質賃金。 **めい・もく【瞑目】** 《名・自サ》[文]●目を閉じること。「―して沈思する」●安らかに死ぬこと。 **めいもん【名門】** 長い歴史と伝統のある、りっぱな家柄。名家。「歌舞伎界の―」「地方の―」〔学校や企業などにもいう〕「一校」 **めい・やく【名訳】** すぐれた翻訳・解釈。 ***めい・やく【盟約】** 《名・他サ》[文]かたくちかって約束すること。また、その約束。「―を結ぶ」 **めい・ゆ【明喩】** 修辞学で、直喩{ちょくゆ}。[因]暗喩{あんゆ}。 **めい・ゆう【名優】** すぐれた、有名な俳優。 ***めい・ゆう【盟友】** 〔同じ目的のもとに〕固い約束を結んだ友人。同志。「無二のー」 **めい・よ【名誉】** ●社会的な評価が高いこと。また、その評価。誉れ。「―ある地位」「―を傷つける」[類語]名声。●《名・形動》高い評価を得たことを誇りに思うこと。「私にとって大きな―です」[類語]栄誉。●〔大学・都市・団体などが〕功労のあった人に尊敬のしるしとして与える称号。〔地位や職名を表す語の上につけて用いる〕「一教授」「一市民」**―きそん【一毀損】** 人の社会的評価を傷つけるような事実を公然と言ったり書いたりすること。[表記]新聞では「名誉棄損」と書く。**―しょく【一職】** 給料を受けず、他に本業を持つことができる公職。民生委員・保護司など。 **めいり【名利】** 名利(みょうり)。 **めい・りゅう【名流】** ●伝統ある流派に属する人たち。「東西―舞踊会」●名の通った人たち。名士。 **めい・りょう【明瞭】** 《名・形動》ある事柄が明らかでよく分かること。「――な違反」[四字]「簡単」[因]不明瞭。 **めい・る【『滅入る】** 《自五》元気がなくなり、気分がしずむ。「気が―・る」 **めい・れい【命令】** 《名・他サ》(目上の人が)ある行為を強制すること。また、その内容。「部長の―」「―にそむく」[尊敬]尊命。●〔法〕国の行政機関が出す政令・省令・規則や特定の人に対して与える処分など。**―てき【一的】** 《形動》態度が命令するような調子であるようす。「―なことばで指示する」**―ぶん【―文】** 文の種類の一つ。命令・禁止や依頼・勧誘などの意を表す文。「早く出て行け」「買ってください」「山に登ろうよ」など。 <1424> **めいれい・けい【命令形】** 活用形の一つ。口語では動詞と一部の助動詞にあり、命令の意を表して文を終止する場合に使う。「行け」「せよ」「来い」など。 **めいろ【目色】** 目つき。目の色。「ーを変える」 **めいろ【迷路】** 一度入りこむと、なかなか出られない道。また、まよいやすい道。 **めい・ろう【明朗】** 《名・形動》●性格が明るく朗らかなこと。[四字]「―快活」●ごまかしやかくしだてがなく、公正なこと。「―会計」[注意]「明郎」は誤り。[団]不明朗。 **めい・ろん【名論】** りっぱな議論・理論。[四字]「―卓説」 **めい・わく【迷惑】** 《名・自サ・形動》他人の言動などが原因となって、不利益をこうむったり不快な気持ちになったりすること。[四字]「―千万」[コロ]「人にーをかけたくない」 **メイン** メーン。▽main **め・うえ【目上】** 、地位または年齢が自分より上である・こと(人)。[対]目下。 **め・うし【雌牛・牝牛】** めすの牛。[団]雄牛。 **め・うち【目打ち】** ●「千枚どおし」に同じ。●布に穴をあけたり刺繍{ししゅう}の糸をさばいたりするのに使う道具。●ウナギなどを割くとき、首に打ちつけて動かないようにする・こと(道具)。●切手・印紙などで、切り目に穴を連続してあけること。また、その穴。 **め・うつり【目移り】** 《名・自サ》〔物を選ぶとき〕他のものに目が行き、心がその方にひかれること。また、多くの品物を見て迷うこと。「―して買う物が決まらない」 **メーカー** 製造者。特に、有名な製品の製造会社。「一品」▷maker **メーキャップ** 《名・自サ》化粧。特に俳優などが、出演するために化粧すること。また、その化粧。メークアップ。メーク。▽make-up **メーク** 《名・自サ》メーキャップ。また、広く、化粧すること。メイク。「ノーー」▽make **メーター** ■《名》●自動式の計量器。電気・ガス・水道その他の使用量をはかる。メートル。●タクシーの運賃料金の表示器。■《名・助数》→メートル曰。「一五〇〇円の生地」▷ meter **メー・デー** 毎年五月一日に行われる、国際的な労働者の祭典。労働祭。May Day **メード** 〔ホテルや家庭で働く〕お手伝いさん。メイド。▽maid **メートル** ■《名・助数》メートル法の長さの基本単位。現在は、真空中の光の速度をもとにして定められる。メーター。記号m。[参考]名詞として「一メートル」の意でも使う。[表記]「米」「米突」と当てる。■《名》→メーター日。▽ mètre **ーげんき【―原器】** もと、一足の長さを国際的に示した標準器。**―ほう【―法】** 長さにはメートル、質量にはキログラム、体積にはリットルを基本単位とする国際的な十進法の度量衡単位系。 **―を上・げる**《句》〔俗]酒を飲んで勢いがよくなる。 **メープル** ●楓{かえで}。●サトウカエデの樹液を濃縮した、あまい汁。メープルシロップ。▽maple **メーリング・リスト** インターネット上の特定のグループ内で電子メールを送ると、その登録メンバー全員に同時に配布される仕組み。また、そのグループ。略語ML。▽mailing list **メール** ●郵便。郵便物。「エアー」●「電子メール」の略。Eメール。eメール。▽mail **ーアドレス** 電子メールのあて先を示す文字列。▽mail address **-オーダー** 通信販売。▽mail order **ーマガジン** インターネット上で、登録した人に電子メールで定期的に配信されるさまざまな記事や情報のサービス。[参考]「メルマガ」とも言う。▽mail magazine **メーン** 主要なもの。また、正面。メイン。▽main **イベント** 一連の試合・催し物・行事などの中で、主要なもの。大きな行事。▽main event **ースタンド** 〔競技場の〕正面観覧席。正面スタンド。▽main と stand からの和製語。**ーストリート** 目抜き通り。▽main street **ーディッシュ** 西洋料理の中心となる一品。主菜。▽main と dish からの和製語。**ーテーブル** 会議・宴会などで、議長や主賓がすわる席。主卓。▽main と table からの和製語。**ーテーマ** 会議や博覧会などの、最も重要な主題。英 main と Thema からの和製語。**ーバンク** ある企業に対して、金融面で最も多くの融資を引き受けている銀行。主力(取引)銀行。▽main bank からの和製語。 **め・おと【夫婦】** 夫婦。みょうと。〔古風な言い方〕「晴れてーになる」●〔夫婦のように〕一対になっているもの。「―松」「―岩」**―さかずき【一杯・―盃】** 「夫婦の杯」に同じ。**ーぢゃわん【一茶、碗】** 形と模様が同じ大小一組みの茶碗。**ーぼし【一星】** 牽牛・織女の二つの星。[参考]七夕伝説から。 **メカ** 「メカニズム」「メカニック」の略。 **メガ** 《接頭》一〇〇万倍の意。記号M。▽mega- **-トン**《名・助数》●一〇〇万トン。記号 Mt。●TNT爆薬一〇〇万に相当する核爆弾の爆発エネルギーを表す単位。記号 Mt。▽megaton **ーフロート** 超大型で浮体式の海洋構造物。鋼鉄製の浮体ユニットをつなぎ合わせてつくり、上に空港などの施設を建設する。▽mega と float からの和製語。**ーヘルツ**《名・助数》〔理]周波数の単位。一〇〇万ヘルツ。記号MHz。▷megahertz **めーがお【目顔】** 目の表情。「―で知らせる」 **め・かくし【目隠し】** 《名・自サ》●目を布などでおおって見えないようにすること。「手ぬぐいでーする」●家の中が外から見えないようにするための物。塀・植木など。 **め・かけ【、妾】** 《「目を掛ける」意)妻をもつ男性と関係を持ち、経済的な援助を受ける女性。[団]本妻。 **め・が・ける【目掛ける】** 《他下一》目標としてねらう。めざす。「入り口を―・けて人々が殺到した」 **め・かご【目籠】** 目のあらい竹のかご。 **めかし・い** 《接尾》《接尾語「めく」から。名詞・形容詞語幹などにつけて形容詞をつくる)「・・・のように見える」「・・・のように見せかける」の意。「古―・い」「親切―・い」 **めかし・こ・む【『粧し込む】** 《自五》ひどくおしゃれをする。「―・んで出かける」 **め・がしら【目頭】** 目の、鼻に近い方の端。[団]目じり。 **―が熱くな・る**《句》感動して、目に涙がにじんでくる。 **―を押さ・える**《句》出てくる涙を、指などでおさえてぬぐう。 <1425> ***めか・す** 《接尾》《名詞などについて五段活用動詞をつくる)「・・・のように見せかける」「・・・らしくする」「・・・面をする」の意。「冗談―・す」「ほの―・す」 ***めか・す【『粧す】** 《自五》《「色めかす」の略か)おしゃれをする。かざりたてる。「きょうはずいぶん―・してるね」 **め・かた【目方】** 重さ。「―をはかる」「―で売る」 **め・かど【目角・『眼角】** 目の端。目じり。 **――を立・てる**《句》おこってするどい目つきをする。 **メカトロニクス** 高度な機械技術とエレクトロニクス(=電子工学)技術を結合した・産業(製品)。▽mechatronics **メカニカル** 《形動》動作・動き・構造などが機械のようであるようす。機械的。メカニック。▽mechanical **メカニズム** ●機械装置。また、その構造。メカ。「運転はうまいが、―ーに弱い」●物事の仕組み・構造。「流通のー」 ▽mechanism **メカニック** ●自動車競走で、車の故障を直したりタイヤ交換や給油などをしたりする係。メカ。●《名・形動》メカニカル。▷mechanic(=機械工) **めがね【〈眼鏡〉】** ●視力を調整したり、目を保護したりするために目に当てる、レンズなどを使った器具。●物事のよしあしを見きわめる目。鑑識(眼)。「―違い(=見こみちがい)」●「望遠鏡」「双眼鏡」の類。「遠―」「虫ー」[参考]「―をかけた人」の形は、使い方によっては、軽蔑した言い方になる。**―ばし【一橋】** 橋脚が二つのアーチ形になっている橋。[周]水に映った形が眼鏡に似るところから。 **――に適・う**《句》要望どおりであるとして、目上の人に認められる。気に入られる。「社長の―・う」 **めかぶ【『和『布「蕪】** ワカメなどの海藻の根。 **メガホン** ロに当てて、声を遠くまで届かせるための、らっぱ形のつつ。メガフォン。▽megaphone **―を取・る**《句》監督として映画を作る。映画撮影で、監督がメガホンで俳優に指示を出すことから。 **めがみ【女神】** 女の神。「勝利のー」[対]男神。 **メガロポリス** 帯状に連続して形成された巨大な都市群。巨带都市。「東海道——」▽megalopolis **め・きき【目利き】** 器物・書画などのよしあし・真贋{しんがん}を見分ける・こと(人)。また、それがうまい・こと(人)。鑑定(家)。「骨董品の―をたのむ」「ひとかどのー」 **めきめき** 《副》《「―と」の形も)目に見えて早く成長・上達するようす。「――と腕を上げる」 **め・キャベツ【芽キャベツ】** キャベツの一品種。茎のわきに生じる直径二~三想の球状の芽は食用。 **め・ぎれ【目切れ】** 目方が足りないこと。 **め・く** 《接尾》《名詞などにつけて、五段活用動詞をつくる)「・・・らしくなる」「・・・のように見える」「・・・の傾向をおびる」の意。「色―・く」「春―・く」[文]《四》。 **め‐くぎ【目、釘】** 刀剣の身が柄からぬけないように、穴にさしてとめる竹または銅製のくぎ。目貫き。 **――を湿・す**《句》闘いの最中に目釘が飛ばないように、目釘をつばなどでぬらす。[参考]刀をぬく用意として行う。 **めくされ‐がね【目腐れ金】** ほんのわずかな金。はした金。腐れ金。「そんな―では応じられない」[参考]「目腐れ」は目のふちがただれる病気。 **めくじら【目くじら】** 目のすみ。目の端。 **―を立・てる**《句》ささいな欠点を取り上げて、あれこれと非難する。「―・てるほどのことではない」 **めぐすり【目薬】** ●目の病気を治すための水薬。●〔賄賂としておくる〕ほんのわずかの金品。「―がきく」 **め‐くそ【目、糞・目、屎】** めやに。 **――鼻糞を笑・う**《句》似たりよったりの者が、自分の欠点に気づかずに、他人の欠点をあざ笑うたとえ。 **め‐くばせ【目『配せ・胸せ】** 《名・自サ》目で合図すること。目まぜ。「二人の刑事は―して犯人に近づいた」 **め‐くばり【目配り】** 《名・自サ》注意してあちこちに目をつけて見ること。「―をきかせる」 **めぐま・れる【恵まれる】** 《自下一》●運よくよい物事を与えられる。「機会に―・れる」「天候に―・れる」●幸せである。「―・れない子供」[図]めぐま・る《下二》。 **めぐみ【恵み】** 情けをかけること。また、(神や自然の)恩恵。「太陽の―」「―の雨」「神の―」 ***め・ぐ・む【芽ぐむ】** 《自五》草木の芽がふくらむ。転じて、きざす。「若葉が―・む」[表記]「萌む」とも書く。 ***めぐ・む【恵む】** 《他五》[文]●人に情けをかける。あわれむ。●気の毒な人をあわれんで、金品を与える。施し物をする。「金銭を―・む」[文]《四》。 **めくら【『盲】** (「目暗{めくら}」の意から)〔卑称〕●目が見えない・こと(人)。視力障害者。●道理・事情などが分からない・こと(人)。 **めぐら・す【巡らす・『回らす・廻らす】** 《他五》●まわりを囲ませる。囲むようにして作る。「塀を―・す」●回転させる。ぐるりと回す。「首を―・して外を見る」●あれこれと考えを働かせる。「策略を―・す」《四》。 **めくら・ばん【『盲判】** 〔卑称〕書類の内容をよく確かめないで機械的に印をおすこと。また、その印影。 **めくら・めっぽう【『盲滅法】** 《名・形動》〔卑称〕やみくもに物事をすること。 **めぐり【巡り・『回り・廻り】** ●ぐるっと回ってもとにもどること。循環。「血の―が悪い」●あちこちを順に回って歩くこと。「名所―」●[文]周囲。「身のー」 **めぐり・あい【巡り合い・『回り、逢い】** 長い間、別れ別れになっていた者が思いがけない所で出会うこと。 **めぐり・あ・う【巡り合う・『回り逢う】** 《自五》●やっと出会う。「生き別れになった母に―・う」●思いがけなく出会う。「とんだ悪友に―・った」 **めぐり・あわせ【巡り合わせ】** 意志とは関係なく、自然にそうなる運命。まわりあわせ。「不思議な―」 **めく・る【、捲る】** 《他五》 《「まくる」の変化した語)おおっているものをはがす。また、はがすように裏返す。「すそを―・る」「ページを―・る」[文]《四》。 **めぐ・る【巡る・『回る・廻る】** 《自五》●ぐるっと回る。また、回ってもとの所へもどる。「湖を―・る」●あちこちを順に回って歩く。「四国八十八ヶ所を―・る」●まわりを囲む。とり囲む。「山すそを―・る霧」[表記]③は「続る」とも書く。●そのこと(の周辺のこと)に関する。「遺産を―・る争い」[文]《四》。 **め‐くるめ・く【目眩く】** 《自五》[文]目がくらむ。目くらむ。「―・く絶壁」「―・くばかりの栄光」 **めく・れる【捲れる】** 《自下一》自然にめくった状態になる。まくれる。「強風でテントがー・れる」 <1426> る」 **め・げる**【『負げる】 《自下一≫●意志がくじける。が弱る。ひるむ。〔多く打ち消しの形で使う〕「貧乏に―・げず働く」[俗]しょげる。「失敗して―・げる」 **め・こぼし**【目「溢し】 《名・他サ》とがめずに見て、見ないふりをすること。大目に見ること。「おーを願う」 **メサイア** メシア。▽Messiah **め・さき**【目先】 ●目の前。「―に昨夜のことがちらつく」●その場。また、近い将来。「―のことにとらわれる」●近い将来の見通し。「―が見えない」その場の、見た感じ。趣向。[コロ]「――を変える」 **―が利・く** 《句》先々のことをよく見通すことができる。「店主は―・く男だ」 **めざし**【目刺し】 目に竹串じやわらを通したイワシの干物。[参考]「一連・・・」と数える。 **め・ざ・す**【目指す・目差す】 《他五》目標にする。目がける。「頂上を―・して登る」「優勝を―・す」 **めざと・い**【目『敏い・目、聡い】 《形》●見つけるのがすばやい。「人ごみから―・く友人をさがした」●目がさめやすい。「年をとると―・くなる」 **めざまし**【目覚まし】 ●目をさまさせる・こと(もの)。「ーにコーヒーを飲む」●子供が目をさましたときに与える菓子類。おめざ。●「目ざまし時計」の略。予定の時刻に音を出し、人を起こす時計。 **めざまし・い**【目覚ましい】 《形》目がさめるくらいすばらしい。「―・い進歩」「成果が―・い」 **めざめ**【目覚め】 ●目をさますこと。●かくれひそんでいたものが働き出すこと。「春の―」●本心に立ち返ること。「悪からのー」 **め・ざ・める**【目覚める】 《自下一》●眠りからさめる。「冬眠から―・めたカエル」●かくれひそんでいたものが働き出す。「性に―・める(=時期が来て性を意識するようになる)」●混沌とした状態からぬけ出して、本心に立ち返る。はっきりと自覚する。「現実に―・める」 **めざる**【目、笊】 物を盛る目のあらいざる。 **めされる**【召される】 《連語》〔文〕●召す①の受け身形。お召しにあずかる。「天国に―・れる」●召す②③の尊敬語。「お風邪を―・れる」 **めざわり**【目障り】 《名・形動》●ものを見るのにじゃまになる・こと(もの)。「前のビルがーだ」●見て気にさわる・こと(もの)。「―な態度を示す」 **めし**【飯】 (「召し(=飲食するもの)」の意)●米や麦をたいた食べ物。●食事。「――の時間」[参考]ぞんざいな言い方。 **――の食い上げ** 《句》「おまんまの食い上げ」に同じ。 **―を食・う** 《句》〔俗〕●食事をする。●生活する。生計を立てる。「アルバイトでー・う」●そこに勤めて仕える。「外務省の―ー・う」 **めじ** まぐろ。 ***めじ**【目地】 石・れんがなどを積んでモルタルなどで固めるときや、タイルを張るときにできるつぎ目。 ***めじ**【目路・『眼路】 〔雅〕目で見通せる範囲。視界。「―はるかに山並みが連なる」 **メシア** 「旧約聖書」の中で出現を預言された救世主。ユダヤ教では、国を救うとして待ちのぞまれた王者の称。キリスト教では、イエス=キリストの称。メサイア。▽Mashiah (=聖油をそそがれた者) **めしあが・る**【召し上がる】 《他五》「飲む」「食う」の尊敬語。「お茶を―・る」「料理を―・る」 **めし・あ・げる**【召し上げる】 《他下一》所有物を取り上げる。〔古風な言い方〕「田畑を―・げる」 **め‐しい**【『盲】 ≪(「目療で」の意)〔文〕「目」に同じ。 **めし・いる**【『盲いる】 《自上一》〔文〕盲目になる。失明する。図めし・ふ《上二》 **めし・かか・える**【召し抱える】 《他下一》家来としてやとう。〔古風な言い方〕「武芸者を―・える」 **めし・ぐ・す**【召し具す】 《他五》〔文〕目下の者や召し使いを供として引き連れる。召し連れる。 **めし・じょう**【召し状】 〔文〕呼び出し状。 **め・した**【目下】 地位または年齢が自分より下である・こと(人)。[対]目上。 **めし・たき**【飯炊き】 めしをたくこと。また、そのためにやとわれている人。 **めし・だ・す**【召し出す】 《他五》〔文〕●目下の者を呼び出す。「大臣を―・す」●めしかかえる。「医者としてー・される」=めしいだす。 **めし・つかい**【召し使い】 家の雑用をさせるためにやとわれた人。下男・下女など。 **めし・つぶ**【飯粒】 飯のつぶ。ごはんつぶ。 **めし・つ・れる**【召し連れる】 《他下一》〔文〕目下の者や部下を呼び出して連れて行く。 **めしーどき**【飯時】 〔俗〕食事時。 **めし・と・る**【召し捕る】 《他五》罪人を逮捕する。〔古風な言い方〕「下手人{げすにん}を―・る」 **めし・の・たね**【飯の種】 《連語》〔俗〕収入を得る材料。生活の手段。「―を失う」 **めし・びつ**【飯、櫃】 たいた飯を釜から移し入れておく木製の容器。おはち。おひつ。 **めしべ**【雌蕊】 種子植物の花の中心にある雌性の生殖器官。受粉して実を結ぶ。[対]おしべ。 **めじ・まぐろ**【めじ、鮪】 クロマグロの幼魚。五~一五㌔のものをいう。めじ。 **めし・もり**【飯盛り】 江戸時代、宿場の宿屋にいて客の給仕をし、また、売春もした女性。飯盛り女。 **めしや**【飯屋】 簡単な食事をつくって食べさせる、大衆相手の安い店。大衆食堂。 **メジャー** ●音楽で、長調。長音階。●《名・形動》規模が大きくて主流であること。「――な企業」●国際的な石油資本。●「メジャーリーグ」の略。①~④[対]マイナー。▽major (=より大きい) **ーリーグ** アメリカのプロ野球の最上位のリーグ。アメリカンリーグとナショナルリーグとからなる。大リーグ。[対]マイナーリーグ。▽major league ***メジャー** ●定量。計量。「――カップ」●ものさし。特に、洋裁用の巻き尺。●基準。尺度。▽measure ***めしゅうど**【『囚人】 ≪(「めしびと」の音便)〔文〕召し捕らえられて獄につながれている人。囚人。表記歴史的かなづかい「めしうど」の形も用いられる。 ***めしゅうど**【召『人】 ≪(「めしびと」の音便)宮中の歌会始{うたかいはじめ}で、勅題歌の選者を委嘱された人。表記歴史的かなづかい「めしうど」の形も用いられる。 **めし」よ・せる**【召し寄せる】 《他下一》●〔目上の人が〕呼びよせる。●〔目下の人に命じて〕持って来させる。取り寄せる。[参考]古風な言い方。 **めじり**【目尻】 目の、耳に近い方のはし。まなじり。[対]目頭{めがしら}。 **―を下・げる** 《句》うれしいときや女性に見とれたときなどに、満足そうな、または好色そうな表情をする。 **めしりょう**【召し料】 高貴な人が使う品物。 <1427> **めじるし**【目印】 ●見てすぐそれとわかるようにつけたしるし。●目標物。手がかり。「ポストを―に進む」 **めーじろ**【目白】 メジロ科の小鳥。体は黄緑色で、目のまわりが白くふちどられる。**―おし**【一押し】 たくさんの人や物が、一か所に集まってこみ合っていること。「入り口には観客が―だ」[周]目白が一か所に何羽も集まってとまるところから。 ***めす**【雌牝】 生物で雌性配偶子を生じる個体。特に、動物で、卵巣をもち卵を生じる方の称。[対]雄。 ***め・す**【召す】 《他五》●「呼びよせる」「取りよせる」「呼び出して任じる」などの尊敬語。「神に―・された」●「飲む」「食う」「着る」「履く」「買う」「乗る」などの尊敬語。「着物を―・される」●「風邪をひく」「ふろにはいる」「気に入る」「年をとる」などの尊敬語。「お年を―・した方」《四》。 ***メス** 手術や解剖に用いる小刀。▽ mes **――を入・れる** 《句》根本的に解決するために、思いきった手段をとる。「腐敗した組織に―・れる」 **メソン** 〔理〕中間子。▽meson **メゾン** 家。住宅。▽ maison **めだか**【目高】 メダカ科の淡水魚。体長約三㌢。目が大きく、小川などの水面近くを群れをなして泳ぐ。 **め・だき**【雌滝・女滝】 近くにある二つの滝のうち、勢いがゆるやかで、小さく幅がせまいほうの滝。[対]雄滝。 **め・だけ**【雌竹・女竹】 竹の一種。節の間が長い。丘陵・川べりなどに群生。細工用。かわたけ。にがたけ。[対]雄竹。 **めだし・ぼう**【目出し帽】 目の部分だけを出して、顔と頭をすっぽりおおう防寒用の帽子。目出帽。 **メタセコイア** スギ科の落葉高木。高さは三五㍍にも達する。化石として知られていたが、一九四五年中国で現生種が発見された。▽metasequoia ***め・だ・つ**【目立つ】 《自五》それだけが、他と区別されてきわだって見える。「背が高いのでひときわー・つ」「数学の成績が―・って悪い」[類語]ずばぬける。 ***め・だ・つ**【芽立つ】 《自五》〔文〕芽が出る。 **め・ず**【『馬頭】 〔仏〕頭は馬、身は人の形をした地獄の番人。 **めずら・か**【珍か】 《形動》〔文〕めずらしいようす。 **めずらし・い**【珍しい】 《形》《動詞「愛{め}づる」から派生した語》見たり聞いたりすることがまれで、目新しい感じがするようすだ。「―・い蝶」を見る」「彼には―・く歌を歌った」図めづら・し《シク》。 **メセナ** 企業などの、芸術や文化を支援する活動。「企業―」古代ローマの大臣で、芸術・文化の支援者であった人の名から。▽ mécénat。 **め・せん**【目線】 ●ものを見るときの目の方向。視線。「カメラー」[参考]演劇で使い始めた語。●ものの考え方。「女性の―で作った番組」 **メゾ・ソプラノ** 女声のソプラノとアルトの中間の声域(の歌手)。メゾ。▽ mezzo-soprano **めそ・つ・く** 《自五》〔俗〕めそめそする。 **メソッド** 方法。方式。▽method **メゾネット** 中高層の集合住宅で、一戸分が二つの階にまたがる構造のもの。メゾネットタイプ。▽ maisonnette (=小さな家) **めそめそ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)〔女性・子供が〕弱々しく泣くようす。また、いくじなく、何かにつけてすぐ泣くようす。「―しないで元気を出せ」 **めーだま**【目玉】 ●目の中心で、丸くなっているもの。目の玉。眼球。●目玉焼きなど、目玉の形をしているもの。●(しかるときに目玉をむくところから)しかられること。[コロ]「おーを食う」「目玉商品」の略。●特に目立たせたい事柄。「社会福祉を新政権の―にする」〔接頭語的にも用いる」「―番組」「―銘柄」**―しょうひん**【―商品】 商店で、客寄せのために、思い切った値引きをして目立たせる商品。**―やき**【―焼き】 卵を割り落とし、黄身をくずさないでフライパンで焼いた料理。[参考]黄身が目玉のように見えることから。 **―が飛び・出る** 《句》値段の高いことにおどろくようすや、ひどくしかられるようすに言うことば。目の玉が飛び出る。「―・でるような法外の要求」 **めた・めた** 《形動・副》〔俗】むやみやたら。めちゃくちゃ。めちゃめちゃ。「―にやられる」 **メタモルフォーゼ** 形態変化。変形。また、変貌。▽ Metamorphose **メダリスト** 競技で一位から三位に入賞してメダルをとった人。メダル受賞者。「――が表彰台に上がる」▽medalist **メタリック** 《形動》金属的であるようす。金属(性)であるようす。「―カラー」▽metallic **メタル** 金属。金属製のもの。「ーフレーム」▽metal ●表彰や記念などにおくる金属製の記章。賞牌。メダルという。「銅―」[参考]俗に「メタル」とも。▽medal **め・だる・い**【目『怠い】 《形》見ていて、じれったい感じだ。[類語]まだるい。 **メタン・ガス** 炭化水素の一つ。無色・無臭の可燃性の気体。天然ガスなどに多量にふくまれ、沼地などで動植物体が腐敗したときにも発生する。沼気。メタン。▽Methan gas **メチエ** 芸術家が用いる技巧。技法。▽ métier **め・ちがい**【目違い】 ●見そこない。見まちがい。「彼を信用したのは私のーだった」●建築で、木の継ぎ手などの、接合部から少し入りこんだ部分。 **めちゃ**【目茶・滅茶】 《名・形動》(「むちゃ」の転か)[俗]●道理に合わないこと。「―な要求をつきつける」[類語]むちゃ。●並はずれていること。めっちゃ。「―おもしろい」●こわれて混乱した状態になること。表記ふつうかな書き。 **めちゃくちゃ**【目茶苦茶・『滅茶苦茶】 《名・形動》〔俗】●「めちゃ」を強めた語。秩序立っていたものが、混乱した状態になること。めちゃめちゃ。「―な議論」「風で髪がーになる」●非常に。「―かわいい」表記ふつうかな書き。 **めちゃめちゃ**【目茶目茶・『滅茶目茶】 《名・形動》「めちゃくちゃ」に同じ。「計画がーになる」表記ふつうかな書き。 **め・ちょう**【雌、蝶】 ●めすのチョウ。●紅白の紙をめすのチョウにかたどって折ったもの。婚礼などのとき、銚子{ちょうし}や提子{ひさげ}ぬきにつけてかざる。[対]①②雄蝶。 <1428> **メチル・アルコール** 木材を乾留して得られる無色透明の香気のある有毒液体。木精{もくせい}。メタノール。メチル。▽ Methylalkohol **メッカ** ●サウジアラビア西部にある都市。ムハンマドの生地で、イスラム教最大の聖地。●その方面の人々が心をよせる中心地。あこがれの土地や場所。「映画のーハリウッド」「スキーのー」▽Mecca **め・づかい**【目遣い】 〔文〕ものを見るときの目の動かし方。「抜け目のない―」[類語]目つき。 **め・かた** 〔卑称〕●一方の目が見えない・こと(人)。●左右の目の大きさや視力がちがう・こと(人)。 **め・つき**【目付き】 ものを見るときの目の様子。「―のよくない人」[類語]目づかい。 **めっき**【鍍金】 ●《名・他サ》金・銀・クロム・ニッケルなどのうすい層を、他の金属などの表面にかぶせる・こと(もの)。「メダルにーをほどこす」[参考]装飾・防蝕・堅牢化など、元の素材にない別のはたらきを与える。●〔比喩的に〕中身の悪い点をかくすため、表面だけかざり立ててよく見せかける・こと(もの)。表記②とも「メッキ」と書くことも多い。[語源]「滅金{めっきん}」の転という。「鍍金」は金めっきの中国語表記から。 **―が剝{は}・げる** 《句》〔俗〕中身があばき出される。本性が現れる。[類語]馬脚を現す。 **め・つぎ**【芽接ぎ】 つぎ木の方法の一つ。果樹などの新芽をとり、台木にはめこんでかたくしばる・こと(方法)。 **めっきゃく**【滅却】 《名・自他サ》〔文]すっかり・なくなる(なくす)こと。句「心頭を―すれば火もまた涼し」 **めっきり** 《副》《「―と」の形も)急に目立って変化するようす。「―寒くなった」「―ふけこむ」 **めっきん**【滅菌】 《名・自他サ》熱・薬品などで細菌を死滅させること。殺菌。「―室」「―作用」 **め・つけ**【目付】 江戸幕府で、若年寄に直属して旗本・御家人を監察する役目。 **めっけもの**【めっけ物】 〔俗〕●思いがけなく手に入ったよい物。ほりだし物。●(あてにしない)幸運。「ここで一点でも取れればーだ」●不幸中の幸い。「かすり傷ですんだのはーだ」[類語]①~③もうけ物。拾い物。 **めっ・ける** 《他下一》《「見つける」の転)〔俗〕見つける。 **めつ‐ご**【滅後】 [仏]入滅の後。釈迦の死後。 **めつ‐ざい**【滅罪】 〔仏〕ざんげや善行によって、それまでの罪業{ざいごう}をほろぼすこと。罪滅ぼし。「―寺」 **めっし**【滅私】 自己中心的な考え方を捨てること。**―ほうこう**【―奉公】 自分の利益や考えを捨てて公共のためにつくすこと。「―の精神」 **めっしつ**【滅失】 《名・自サ》〔文〕ほろびてなくなること。「―した古文書」 **メッシュ** 《名》●網・編み物の目。●網目織り。靴・靴下・シャツなどにいう。「―のバッグ」●《助数》金網・フィルターなどの目の大きさを表す単位。▽mesh **めつ‐じん**【滅尽】 《名・自他サ》〔文]ほろび、つきること。また、ほろぼしつくすこと。「戦乱で一族がーした」 **めっ!する**【滅する】 《自他サ変》〔文]●ほろびる。ほろぼす。「私心を―・する」●消える。消す。 **メッセ** 見本市。常設国際見本市。▽ Messe **メッセージ** ●伝言。「―を残す」●声明。声明書。「―を発表する」▽message **メッセンジャー** 伝言・手紙・品物などを送り届ける・こと(人)。「――ボーイ」▽messenger **めっ‐そう**【滅相】 ■《名》〔仏〕四相の一つで、一切の存在が消滅する相。業{ごう}がつき、生命が終わること。■《形動》とんでもないようす。「―な。できません」 **―もな・い** 《句》とんでもない。「―・いことを口走る」 **めった**【滅多】 《形動》むやみやたらであるようす。「―なことは言うな」表記ふつうかな書き。「滅多」は当て字。**―うち**【―打ち】 ●めちゃくちゃになぐること。●野球で、続けざまにヒットを打つこと。「エースを―にする」 **めったに**【滅多に】 《副》《下に打ち消しの語を伴って)特別な場合を除いて、ほとんど(・・・ない)。よほどのことがない限り(・・・ない)。「―会わない」表記ふつうかな書き。「滅多」は当て字。 **めったーやたら**【滅多矢鱈】 《副・形動》〔俗〕むやみやたらにするようす。「―に走り回る」表記「滅多矢鱈」は当て字。 **メッチェン** 少女。むすめ。未婚女性。[参考]旧制高校の学生がよく使った。▽ Mädchen **め・つぶし**【目潰し】 灰や砂などを投げつけて相手の目を見えなくすること。また、その灰や砂など。 **めつ・ぼう**【滅亡】 《名・自サ》〔国家や民族などが〕滅びること。「ローマ帝国の―」 **めっぽう**【滅法】 ■《名》〔仏〕一切の存在が消滅すること。■《形動》度をこしているようす。「――に高い」■《副》程度がはなはだしいようす。非常に。「――肩が強い」**―かい**(――界】《形動・副》〔俗〕はなはだしいようす。「―うまい魚」[参考]古風な言い方。 **め・づまり**【目詰まり】 《名・自サ》網などの目がごみなどでつまること。「掃除機が―を起こす」 **め・づもり**【目積もり】 《名・他サ》実際にははからずに、目で見てその大体の分量を察すること。目算{もくさん}。 **めて**【『馬手・『右手】 〔文〕●馬の手綱を取る方の手。右手。●右側。[対]①②ゆんで。 **メディア** ●媒体。媒介物。手段。「マスー」特に、情報などの伝達手段。▽media **ーリテラシー** メディアから発信される情報を正しく選び取って活用する能力。また、インターネットなどの情報発信メディアを使いこなす能力。情報リテラシー。▽media literacy **メディカル** 《形動》医学に関しているようす。「―部門」▷medical **めでた・い**【目出度い・芽出度い】 《形》《「愛{め}づ甚{いた}し」の転)●祝福すべき状態である。よろこばしい。「―・く結婚した」●〔都合よく運んだりして〕評価が高いようすだ。「覚えが―・い」「―・く終了する」[お]めでたい。●「―・くなる」の形で〉〔俗]「死ぬ」の忌み詞にも。表記「目(芽)出度い」は当て字。図めでた・し《ク》。 **―しめでたし** 《句》物事が無事にすんだりして喜ばしいときに言う語。「―の結末になる」 **め・でる**【『愛でる】 《他下一》〔文〕●かわいがる。いとおしむ。「子を―・でる」●自然の美などをほめ味わう。「花を―・でる」図め・づ《下二》。 ***め・ど**【目『処】 めざすところ。目あて。「一か月をーとした工事」[コロ]「―が立たない」表記「目途」とも当てる。 **―が付・く** 《句》完成・解決などの見通しが立つ。「やっと交渉成立の―・いた」 <1429> ***めど**【『針孔】 針のあな。 **めーぬき**【目『貫き】 「目釘{めくぎ}」に同じ。 **め・どおし**【目通し】 始めから終わりまでひととおり見ること。「おーを願います」 **め・どおり**【目通り】 〔文〕●人が立ったときの目の位置における、立ち木の直径。目通り直径。●身分の高い人に会うこと。謁見{えっけん}。「おーを許される」 **めどぎ**【筮】 ●めどはぎ。●占いに用いる筮竹{ぜいちく}。めどき。[参考]もと、メドハギの茎で作った。 **めど・はぎ**【著、萩】 マメ科の多年草。夏、葉のわきに、白色で紫色のすじのある小花をつける。めどぎ。 **め・と・る**【娶る】 《他五》《「妻{め}ぁ取る」意》〔文〕妻としてむかえる。「妻を―・る」 **め・ぬり**【目塗り】 ●〔防風・防湿などのために」板や戸の合わせ目をぬりつぶすこと。[類語]めばり。●防火のために、土蔵の戸前{とまえ}をぬりふさぐこと。 **め・ねじ**【雌、螺旋】 雄ねじを受ける、円筒の内側をらせん状に切ったねじ。ナットなど。[対]雄ねじ **めのう**【瑪瑙】 宝石の一つ。石英・玉髄・蛋白石などの混合物。赤・白・青などのしま模様がある。 **め‐の‐かたき**【目の敵】 《連語》にくくて、何かにつけてやっつけたくなる相手。「わたしをーにして反対する」 **め‐の‐くすり**【目の薬】 《連語》それを見ると、楽しみや慰めになるもの。「新緑の景色は―である」 ***め・の・こ**【女の子・女】 ●〔文〕女の子。●〔文〕おんな。特に、成人の女性。[同]①②おみな。[対]①②男{お}の子。 ***めの‐こ**【目の子】 「目の子算」の略。**―ざん**【―算】 目で見ておおよその計算をすること。目の子勘定。目の子。 **め‐の‐した**【目の下】 ■《連語》●目の下部。「―のほくろ」●見おろすすぐ下。眼下。「湖を―に見る」■《名》魚の、目から尾までの長さ。〔魚の大きさについていう〕「―三○センチのコイ」 **め・の・しょうがつ**【目の正月】 《連語》美しいものや晴れがましいものを見て、楽しい思いをすること。目の保養。目正月。「名画を見て、―をいたしました」 **め・の・たま**【目の玉】 目の中心で、丸くなっているもの。目玉。めんたま。 **―が飛び・出る** 《句》「目が飛び出る」と同じ。 **め・の・と**【『乳母】 《「妻{め}の妹{いも}」の意か》〔古〕母親がわりに子供に乳を飲ませ、育てる女。乳母{うば}。 **めーのどく**【目の毒】 《連語》見ると害になったり欲しくなったりするため、見ないほうがよいもの。 **め・の・ほよう**【目の保養】 《連語》「目の正月」に同じ。 **めの「まえ**【目の前】 ●見ているすぐ前。眼前。●非常に近い・所(時)。目前。「入試がーにせまる」 **―が暗くな・る** 《句》将来への望みが失われて、ひどくがっかりする。「話を聞いて―・った」 **めばえ**【芽生え】 ●芽ばえること。「若葉の―」●物事の起こりはじめ。「文明の―」[類語]①②萌芽。 **め・ば・える**【芽生える】 《自下一》●草木の芽が出はじめる。●物事が起こりはじめる。「恋が―・える」[同]①②きざす。 **め・はし**【目端】 その場の雰囲気を見はからう機転。 **―が利・く** 《句》機転がきく。「―・く男」 **め・はちぶ**【目八分】 ●物をささげ持つとき、目よりもやや低い高さに持つ・こと(位置)。●器の一〇分の八ほどに物を入れる・こと(分量)。八分目。=目八分{めはち}。 **め・はな**【目鼻】 目と鼻。また、目鼻立ち。「―が整う」**―だち**【―立ち】 顔だち。 **―が付・く** 《句》物事の大体の見通しが立つ。「交渉成立の―・く」 **め・ばな**【雌花】 めしべだけあって、おしべがない花。[対]雄花{おばな}。 **めばり**【目張り・目貼り】 《名・自他サ》戸などの隙間に紙などをはってふさぐ・こと(もの)。「茶箱を―する」●化粧などで、目のふちを墨でかく・こと(もの)。アイライン。 **め・ばる**【『眼張・目張】 フサカサゴ科の近海魚。体に、縦に不規則な黒っぽい帯がある。体色は茶褐色・灰黒色などで、すむ場所によって異なる。目が大きい。食用。 **メフィストフェレス** ドイツのファウスト伝説中の悪魔の名。ゲーテの作品「ファウスト」では誘惑者としてえがかれる。メフィスト。▽ィ Mephistopheles **めーぶ・く**【芽吹く】 《自五》芽が出る。「柳が―・く」 **めーぶんりょう**【目分量】 〔はかりやますなどを使わないで〕目で見てはかった大体の分量。 **め・べり**【目減り】 《名・自サ》●こぼれたりもれたりして、品物の重さや量が少なくなること。「輸送中のーを防ぐ」●実質的な価値が下がること。「貯金の―」 **めへん**【目偏】 漢字の部首「目」の称。 **めぼし**【目星】 ●大体の見当。目当て。「犯人のーがついた」●目の玉にできる白い小さな点。 <1430> **めぼし・い**《形》特に目立っていて、取り上げる値うちがあるようすだ。顕著だ。「―・い産業」 **めまい**【目眩眩暈】目が回ること。目がくらんでたおれそうになること。眩暈。「―がする」 **め・まぐるし・い**【目まぐるしい】《形》目の前にあるものが、次から次へと移ったり動いたりして、目が回るようである。「―・い時勢の変化」 **め・まぜ**【目交ぜ】《名・自サ》「めくばせ」に同じ。 **め・まつ**【雌松・女松】〔黒松を「雄松」と呼ぶのに対して〕あかまつ。[対]雄松。 **め・みえ**【目見え】《名・自サ》〔「おー」の形で用いる〕■おめみえ。 **めめ・し・い**【女女しい】《形》〔男でありながら〕いくじがないようすだ。未練がましい。「―・い愚痴を聞かされる」[対]雄雄しい。 **メモ** 《名・他サ》要点を(忘れないように)書きとめておく・こと(もの)。覚え書き。備忘録。「ーをとる」[▽]memo **めもと**【目『許・目元】●目のあたり。「ハンカチーフでーをおさえる」●目つき。「―のすずしい美少年」 **メモランダム** 覚え書き。メモ。[▽]memorandum **め・もり**【目盛り】ものさし・はかりなどに記されている、長さ・重さなどを示すしるし。「―を読む」 **メモリー** ●思い出。●コンピューターで、実行するプログラムや必要なデータなどを記憶する装置。また、その容量。[▷]memory(=記憶) **メモ・る**《他五》〔俗〕メモをとる。メモする。「電話番号を―・る」[参考]メモを動詞化した語。 **メモワール** 回想録。メモアール。[▽]mémoire **め・やす**【目安】●大体の見当。目当て。「実績が将来のーになる」「生活の―が立つ」●おおよその指針。「一〇年後を完成の―に置く」[参考]もと、読みやすくするために箇条書きにした文書を言った。 **めーやに**【目『脂】目から出る粘液が固まったもの。目くそ。 **メラニン** 動物の体表や毛髪などにふくまれる、黒色ないし黒褐色の色素。[▽]melanin **メラミン** 石灰窒素などから作る無色の柱状結晶。合成樹脂の原料とする。[▽]melamine ーじゅし【一樹脂】メラミンとホルムアルデヒドから作られる合成樹脂。無色透明で着色が容易。化粧板・食器など多方面に利用される。 **めらめら**《副》《「―と」の形も) ●炎が広がり燃えるようす。「炎がーと燃える」●激しい感情がわき上がるようす。「嫉妬の念がーと燃える」 **メランコリー** 気がふさぐこと。ふさぎこむこと。憂鬱(症)。[▽]melancholy **めり**《助動:ラ変型》[文語]眼前の事態からの推量、あるいは婉曲な断定を表す。・・・らしい。・・・のようだ。・・・のように思われる。「竜田川もみぢ乱れて流るめり渡らば錦なかや絶えなむ〈古今〉」 **メリー・クリスマス**《感》クリスマスを祝って言う語。クリスマスおめでとう。[▽]Merry Christmas **メリー・ゴー・ラウンド** 遊園地などの遊具の一つ。回転木馬。回転する台の上に木馬などをとりつけたもの。メリーゴーランド。[▽]merry-go-round **めり・かり**【『乙『甲・『減『甲】《笛や尺八などで、下がる音を「めり」、上がる音を「かり」ということから))音の高低。抑揚。[参考]めりはり。 **メリケン** ●アメリカ産。アメリカ製。アメリカ人。「一波止場」●[俗]げんこつ(でなぐること)。「―をくらう」[表記]「米利堅」と当てて書かれた。[▽]American から。―こ【一粉】小麦粉。うどん粉。[語源]もと、在来のうどん粉と区別して、米国製の精製した小麦粉を呼んだことから。 **めり・こ・む**【『減り込む】《自五》〔おされて、または*重みで」深くはいりこむ。「車輪が砂に―・んだ」 **メリット** ●功績。手柄。●長所。また、利点。「企業合併のー」[団]デメリット。[▽]merit **めりはり**【『乙張り・『減り張り】●声や楽器の音を上げることと下げること。また、せりふ回しの強弱・伸縮。めりかり。[コロ]「―の利いた歌い方」●物事の調子や勢いの変化。[コロ]「ーにとぼしい演説」 **めり・めり**《副》《「ーと」の形も)板などがきしんだり、折れたりするときの音の形容。 **メリヤス** 細めの綿糸・毛糸・化繊などを伸び縮みのきくように編んだ布地。「―のシャツ」[表記]「莫大小(=体の大小にかかわりないの意)」と当てた。[▽]medias **メリンス** 「モスリン」に同じ。[▽]merinos **メルクマール** (他と区別する)指標。「文化国家の―は教育予算だ」[▽]Merkmal **メルシー**《感》ありがとう。[▽]merci **メル・とも**【メル友】[俗]「メール友達」の略。電子メールを交換しあう友達。 **メルトン** らしゃの一種。太くやわらかい紡毛糸で織った厚手の毛織物。表面を短く毛羽立てて仕上げる。洋服地・コート地とする。[▽]melton **メルヘン** おとぎばなし。童話。[▽]Märchen **め・ろう**【女郎】〔俗〕女性をののしっていう語。[団]野郎。 **メロディアス**《形動》旋律が美しいようす。また、旋律的なようす。メロディック。「――な曲」[▽]melodious **メロディー** 旋律。歌のふし。「美しいー」[▽]melody **メロディック**《形動》◆メロディアス。[▽]melodic **メロドラマ** 大衆向けの、恋愛を中心とした感傷的・通俗的な劇。[参考]もと、大衆的な音楽入りの劇の意。[▽]melodrama **めろめろ**《形動》〔俗]見るにたえないほど、しまりがないようす。「―になる」「孫には―だ」 **メロン** ウリ科の一年草。実は甘く香りがあり、食用。実の表面に網目のあるマスクメロンなどの品種がある。[▽]melon **めん**【綿】もめん。綿織物。「―のシャツ」 **めん**【面】《名》●顔。顔立ち。「―がいい」●顔をかたどったかぶりもの。仮面。マスク。「鬼の―」●剣道・野球などで頭や顔を保護するためにかぶる防具。●剣道で相手の頭部をうつ技。●物の外側の平らな広がり。表面。外面。「水の―」●物体の外側の、ほぼ平らで一定の広さをもつ部分。「さいころの六つのー」●角材などの稜をけずり落とした部分。●〔事柄や事態の〕ある方面・領域・部分。「外交の一で失敗した」●新聞のページ。「政治―」 ●漢字の部首「面」の称。《助数》平たいものを数える語。「鏡一――」「テニスコートニー」 **―が割・れる**《句》〔俗〕●顔写真や面通しによって、だれであるかが分かる。●顔を知られる。 **―と向か・う**《句》正面から直接顔を合わせて相対する。「―・って悪口を言う」 **―を打・つ**《句》能面を作る。また、工芸品としての仮面を作る。[参考]木をほって形をつくるが、面の場合は「打つ」という。 **―を取・る**《句》●剣道で、相手の頭部に打ち込んで勝ち点を取る。●角の部分をけずって、丸みをもたせたりする。「ダイコンの―・る」 <1431> **めん**【麺】小麦粉やそば粉を練って細長い形にした食品。めん類。 **めん・うち**【面打ち】能面を作る・こと(人)。 **めん・えき**【免疫】●〔医〕体内に病原体や毒素がはいっても、抗原抗体反応によって発病しない能力。「――ができる」●物事がたび重なった結果、それに慣れてしまって平気になること。「―になるほど、たえず騒音が聞こえる」 **めん・おりもの**【綿織物】綿糸の織物。綿布。 **めん・か**【綿花・棉花】綿のたねを包んでいる繊毛からとった、白色または淡褐色の繊維。わた。 **めん・かい**【面会】《名・自サ》訪問先の人、または訪ねてきた人と会うこと。「―謝絶」[尊敬]お目通り。[關讓]拝謁。拝顔。御目文字。 **めん・かん**【免官】《名・他サ》官職をやめさせること。「――処分にする」[類語]罷免。 **めん・きつ**【面詰】《名・他サ》〔文〕面と向かってとがめること。直接なじること。「失策をする」[類語]面責。 **めん・きょ**【免許】●官公庁が許可(証)を与えること。また、その許可(証)。「運転―」●師匠が弟子にその道の秘伝を教えること。また、それが終了したことを認めて授ける許し(状)。ーかいでん【一皆伝】師が弟子に技芸の奥義をすべて伝授すること。「―の腕前」 **めんくい**【面食い】り、〔俗]顔の美しい人ばかりを好む・こと(人)。器量好み。 **めん・くら・う**【面食らう・面喰らう】《自五》[俗]突然のできごとにでくわしてあわてる。まごつく。「思いがけない質問に―・った」 **めんこ**【面子】ボール紙などを丸や四角に切り、絵をはりつけたもの(を使う遊び)。地面に置いた相手のものを、裏返したりある範囲からはじき出したりして遊ぶ。 **めんご**【面晤】《名・自サ"》〔文〕面会すること。面会して話すこと。「詳細は御――の折に」 **めんこ・い**《形》〔東北地方の方言〕かわいいようすだ。 **めんざい**【免罪】〔文〕罪を許すこと。―ふ【―符】●中世、ローマカトリック教会で一時的な罪の許しのために発行した証書。贖宥符。●罪・責任をまぬかれるための行い。「再選が、事件のーにはならない」 **めん・し**【綿糸】もめんの糸。 **メンシェビキ** レーニンの率いるボルシェビキと対立した、ブルジョア民主主義的立場をとる反革命勢力。[団]ボルシェビキ。[▽]men'sheviki(=少数派) **めん・しき**【面識】互いに顔見知りであること。「―がある」「一ーもない」 **めんじつ・ゆ**【綿実油】綿の種子からとった油。マーガリン・石けんなどに用いる。 **めん・しゅう**【免囚】〔文〕刑期を終えて刑務所から出た人。 **めんじゅう・ふくはい**【面従腹背】〔文〕表面的には服従するように見せかけて、内心では従わないこと。 **めん・じょ**【免除】《名・他サ》義務や任務を果たさないでよいという許可を与えること。「授業料―」。 **めん・じょう**【免状】●免許・資格取得などのしるしとして与えられる文書。免許状の類。「教員―」●「卒業証書」の俗称。「―式」●「赦免状」に同じ。 **めん・じょう**【面上】〔文〕顔の表面。「―に憂いを表す」 **めん・しょく**【免職】《名・他サ》職をやめさせること。特に、公務員の地位を失わせること。「懲戒ー」 **めん・じる**【免じる】■《他上一》●義務・責任などを果たさなくてよいとする。免除する。「月謝を―・じる」●職をやめさせる。職を解く。「委員を―・じる」■《自上一》功労・人柄・年齢などを考慮して、おかした罪などを許す。「私の顔に―・じて許してやってくれ」[=]免ずる。 **めんしん**【免震】地震の震動が地盤から建造物に伝わるのを防ぐこと。「――構造」「―ビル」 **メンス** 月経。生理。[▽]Menstruationから。 **メンズ** 男性用。男物。[因]レディス。 **めん・する**【面する】《自サ変》〔物に〕向かい合う。「庭に―・した部屋」●〔事柄・事件に〕ぶつかる。直面する。「難局に―・した政府」 **めん!ずる**【免ずる】《自他サ変》免じる。 **めん・ぜい**【免税】税金を免除すること。「一品」 **めん・せき**【免責】〔文]責任を問われるのをまぬかれること。「一条項」 **めん・せき**【面積】平面または曲面の広さ。 **めん・せき**【面責】《名・他サ》〔文〕面と向かって責めとがめること。「上司の―を受ける」[類語]面詰。 **めん・せつ**【面接】《名・自サ》●〔文〕面会。「一切の―をさける」●試験官が受験者に直接会い、その人柄を見たり、能力を試したりすること。「―試験」 **めん・ぜん**【面前】目の前。「公衆の―で非難する」 **めん・そ**【免租】〔文〕租税を納めることを免除すること。免税。 **めん・そ**【免訴】刑事事件で、一定の理由があるとき、裁判所が判決を出さないで訴訟を打ち切ること。 **めん・そう**【面相】顔つき。顔かたち。面体。〔ふつうと著しく異なる場合に言うことが多い」「ーはいかついが、心は温かい」[類語]容貌。 **メンソール** メントール。 **めんたい・こ**【『明太子】たらこ。特に、唐辛子で加工したものに言う。[参考]「明太」は朝鮮語 miarthe(=スケトウダラ)から。 **メンタリティー** 心や精神の状態。「―の面では未熟だ」[▽]mentality(=知性) **メンタル**《形動》精神に関係があるようす。精神的。「―テスト」[▽]mental ートレーニング 精神力を強化するためのトレーニング。[▽]mental training ーヘルス 心の健康。精神疾患の早期発見や予防・。精神衛生。「ーケア」[▽]mental health **めん・だん**【面談】《名・自サ》直接会って話をすること。「三者―」「―の上で採用を決める」 **メンチ** 細かく刻んだ肉。ひき肉。ミンチ。―カツ ひき肉にタマネギのみじん切りなどをまぜ、パン粉をつけて油で揚げた料理。[▽]mince と cutlet からの和製語。―ボール ひき肉にタマネギのみじん切りなどをまぜ、丸めて油で揚げた料理。ミートボール。[▽]mince と ball からの和製語。 **めん・ちょう**【面、庁】顔にできる、悪性のはれもの。化膿菌によって起こる。痛みが激しい。 **メンツ**【面子】体面。面目。「―を失う」「―が丸つぶれになる」[▽]中国 mian-zi <1432> **めん・つう**【面桶】〔文〕飯を盛る曲げ物。 **めん・てい**【免停】「免許停止」の略。違反行為などのために免許の効力を一時停止する行政処分。 **めん・てい**【面体】〔身分・境遇などを表すものとしての〕顔かたち。顔つき。面相。「いかがわしいー」 **メンテナンス** 〔建築物・機械などの〕整備。また、保全。手入れ。[▽]maintenance (=維持) **めん・どう**【面倒】《名・形動》●手間がかかってわずらわしく思われること。「―な交渉」[類語]厄介。●(やっかいな)世話。[類義語の使い分け]「厄介・面倒」―くさ・い【一臭い】《形》手数がかかってやっかいである。めんどくさい。「話をするのも―・い」―み【一見】人のめんどうを見ること。「部下の―がよい」 **――を掛・ける**《句》世話になって手数をかけさせる。「この子がいろいろとご面倒をおかけいたしまして・・・」 **――を・見る**《句》人の世話をする。「親の―・見る」 **めん・とおし**【面通し】も〔警察で〕犯人を割り出すために、事件の関係者に容疑者の顔を見せること。面割り。[類語]首実検。 **メントール** 薄荷脳。メンソール。[▽]Menthol **めん・とり**【面取り】角になった部分をけずりとって、丸みをもたせること。また、そのもの。[参考]角材や鋳物に、また、料理でダイコン・イモ類などに行う。 **めん・どり**【『雌鳥】●めすの鳥。●ニワトリのめす。[表記]②は多く「雌鶏」と書く。[対]①②おんどり。 **めん・ば**【面罵】《名・他サ》面と向かって相手をののしること。「責任者を激しくーする」 **メンバー** ●団体・グループの構成員。●運動チームの顔ぶれ。[▽]member ーシップ その団体の構成員であること。また、その地位・資格。[▽]membership **めん・ぴ**【面皮】〔文〕●つらの皮。「―の厚いやつ」「鉄―」●世間の人に対する面目。体面。「―を失う」 **―を剣は・ぐ**《句》〔文]あつかましい者の悪事をあばいて、恥ずかしめる。 **めん・ぷ**【綿布】綿糸で織った織物。綿織物。 **めん・ぺき**【面壁】《名・自サ》〔文〕壁に向かって座禅をすること。また、座禅。「―九年」[故事]インドの達磨が、壁に向かって九年間座禅をしたという故事から。 **めん・ぼう**【綿棒】細い棒の先に綿を巻き付けたもの。耳・鼻などに薬をつけるときなどに使う。 **めん・ぼう**【面貌】〔文〕顔つき。おもざし。「―のおだやかな人」 **めんぼう**【麺棒】うどん・そばなどを作るとき、こねた粉を平らにおしのばす棒。 **めん・ぼお**【面頰】●武具の一つ。顔の形に作って顔全体に当てる防具。●剣道で、頭や顔を守るためにかぶる道具。面。めんぽお。 **めん・ぼく**【面目】(人に合わせるに足る恥ずかしくない顔の意)〔これまで維持されてきた〕世間から受ける(高い)評価。面目。「コロ「一を失う」―な・い【一無い】《形》失敗や不名誉なことをして、人に会えないほど恥ずかしい。「―・いことをした」 **―が立・つ**《句》名誉が保たれる。「これでは―・たない」 **――次第も無・い**《句》まことに面目ない。「こんなばかなことをしてしまって―・い」 **——躍如**《句》高い評価通りの活躍をするようす。 **―を一新・する**《句》様子をすっかり改めて、以前の評判をくつがえす。「―・した商店街」 **―を施・す**《句》しなければならないことをして、名誉をりっぱに保つ。「優勝して―・す」 **メンマ**【麺、媽】おもに台湾に産するタケノコをゆでて乾燥または塩漬けにした食品。中華そばなどに使う。支那竹。[▽]中国 mian-ma **めん・みつ**【綿密】《名・形動》注意が細かく行き届いて手抜かりなどがないこと。「―な計画」「――に点検する」[類語]細心。精密。緻密。 **めん・めん**【面面】〔ある集団に属する〕一人一人。「チームのーを紹介する」 **めん・めん**【綿綿】《形動”》〔文〕どこまでも続いて絶えないようす。「―たる伝統」「苦情を―と訴える」 **めんもく**【面目】めんぼく。 **めん‐よう**【綿羊・・緬羊】毛をとるなどのために飼われている羊。 **めん‐よう**【面容】〔文〕顔のようす。顔かたち。 **めん‐よう**【面妖】《形動》不思議なようす。あやしいようす。奇怪。〔やや古風な言い方〕「はて、一な」 **めん‐るい**【麺類】小麦粉やそば粉を練って細長い形にした食品。うどん・そうめん・そば・中華めん・スパゲッティなど。 **も**【喪】近親者の死後、一定の日数、社交的な行動をつつしむこと。忌み。[コロ]「―に服する」[コ○]「―が明ける」 **も**【藻】〔水草・海藻など〕水中に生える植物の総称。藻草。[参考]狭義では、藻類を言う。 **も**【『面】〔文〕おもて。表面。〔多く「・・・の面」の形で使う」「水のー」「田のー」「川の―」 **も**《副》さらに。もう。「―一つ欲しい」 **も**《係助》●同類の物事・事態が存在・成立していることを前提にして、それを重ね加えるようにとりたてるのに使う。「母が泣いた。父も泣いた」「歌がうまくて、ダンスもうまい」「明日も雨らしい」●「・・・も・・・も」の形で〉似合った同類であるという気持ちで、それぞれをとりたてるのに使う。「英語も話す。ドイツ語も話す」「バスでも電車でも行ける」へ「・・・も・・・も」の形で、対句的・慣用句的に〉それを代表とする他のすべてを暗示するのに使う。「話も何もできはしない」[句]「元も子もない」[連]「どこもかしこも」●極端な事例をあげ、領域がそこまで及ぶ意を表す。・・・さえも。「中には反対する人もいる」「最悪の事態も考慮に入れておく」●《下に打ち消しの語を伴い》否定の意を強める。…さえも・・・ない。〔多く、容易なことなのにといった気持ちで言う」「掃除もしない」「冗談を言っても笑いもしない」「わき目もふらずに勉強する」●(高い評価を表す語について、多く慣用句的に》文意を強めるのに使う。・・・さえも。「さすがの彼もお手上げらしい」「専門家も真っ青」●(許容されるもの、可能なものなどが一つに限られるわけではないことを示す形で》文意をやわらげるのに使う。「帰ってもよい」「反対だというわけでもない」●(数量を表す語について》相当の程度だという気持ちで、 <1433> **もう** **もう** 《助》●程度を強調するのに使う。「一日一○時間も働く」●(条件句の中で)相当の程度(あるいは、わずかの程度)だという気持ちで、程度を強調するのに使う。「五万円もするなら買えない」「五分もすれば着くだろう」●(下に推量・疑問などの語を伴い)おおよその程度を表す。「五分も歩いたろうか」◎《下に打ち消しの語を伴い、少ない数量を表す語や不定を表す語などについて)全面的否定を表す。「一刻も待てない」「少しも進歩しない」「どこへも行かない」「何の不満もない」〔不定を表す語につくときは、全面的肯定を表すこともできる〕「どちらも好きだ」「いずこも事情は同じだ」「AもAだが、BもBだ」などの形で、対句的に〉双方の行為が普通でないことをとりたてるのに使う。〔多く、不当性を非難する気持ちがこもる〕「頼む方も頼む方だ」「親も親なら子も子だ」●〈「・・・も・・・たり」の形で、慣用句的に〉驚きの気持ちをこめて、見事な動作などをたたえるのに使う。「打ちも打ったり」「書きも書いたり三〇〇〇枚」②《軽い詠嘆をこめて》題目をあげるのに使う。〔多く、順当ななりゆきについて、累加・対比の気持ちをふくませないで言う〕「夜もふけた」「これで仕事も一段落だ」「苦渋に満ちた戦いの日々も終わった」 **もう** 《接助》文語《活用語の連体形につく)逆接の仮定条件を表す。また、既定条件を表す。かりに・・・したとしても、それでも。・・・であるけれども。「知るもよし、知らざるもよし」「金なきも憂えず」 **もう** 《終助》文語詠嘆・感動を表す。「ひさかたのしぐれふりくる空さびし土に下りたちて鴉{からす}からは啼{な}なくも〈齋藤茂吉〉」 ***もう**【猛】 《接頭》「はげしい」の意。「―練習」 ***もう**【網】 《接尾》〔網の目のように〕広く一面に張りめぐらされているものの意。「放送―」「情報―」 ***もう**【毛】 《助数》●一○○○分の一の単位。●長さで、寸の一〇〇○○分の一。●重さで、匁の一〇〇〇分の一。●比率で、割の一〇〇〇分の一、厘の一〇分の一。●金銭の単位。円の一万分の一、銭の一○○分の一、厘の一〇分の一。 ***もう**【「蒙】 〔文〕知識がなく道理に暗いこと。無知。●「蒙古{もうこ}(=モンゴル)」の略。「満(=満州)―」 **―を啓く** 《句》知識や道理に暗い人を教え導く。啓蒙する。 **もう** 《副》●ある事柄が終わっているようす。もはや。すでに。「バスは―出てしまった」「―すんだ」[類語]疾{とっ}くに。●時や場所の近いようす。やがて。「―帰ってくるころだ」「―そろそろ駅だ」[類語]程なく。遠からず。●さらに。「―少しまけてくれ」「―一つ物足りない」[類語]なおかつ。《感》語調を整えたり、強調したりするのに使う語。「そりゃー、暑い日だった」「困ったな、ー」 **もう・あ**【盲、啞】 〔文〕目が見えないことと口がきけない・こと(人)。 **もう‐あい**【盲愛】 《名・他サ》〔文〕ただむやみにかわいがること。ねこかわいがり。[類語]溺愛{できあい}。 **もう・あく**【猛悪】 《名・形動》〔文〕きわめて乱暴で悪いこと。「―な表情」[類語]凶悪。獰猛{どうもう}。 **もう‐い**【猛威】 〔病気や風などの〕激しい威力。すさまじい勢い。「自然のー」「インフルエンザがーをふるっている」 **もう‐う**【猛雨】 〔文〕激しく降る雨。 ***もう‐か**【、孟夏】 《「孟」は初めの意)〔文〕●夏の初め。初夏。「――の候」●陰暦四月の別称。 ***もう・か**【猛火】 激しく燃える火。「地獄のー」 **もう‐がっこう**【盲学校】 目の不自由な児童・生徒に普通教育を行い、その障害を補うための知識・技能を教える学校。[参考]二〇〇七年、学校教育法の改正により「特別支援学校」となった。 **もう・か・る**【儲かる】 《自五》●金銭上の利益がある。「―・る商売」●〔義務を果たさずにすんで〕得をする。「行かずにすんで―・った」[文]《四》。 **もう‐かん**【毛管】 ●毛細管。●「毛細血管」の略。 **もうかんじゅうそう**【盲管銃創】 弾丸がつきぬけないで、体内にとどまっている傷。[対]貫通銃創。 **もう‐き**【濛気】 〔文〕〔もや・霧などの〕もうもうとたちこめている気。 **もう・きん**【猛、禽】 〔文]性質があらく、肉食をする鳥。ワシ・タカ・フクロウ・ミミズクなど。猛鳥。 **もうけ**【儲け】 金銭上の利益。「―が少ない」 ***もうけ**【設け】 ●用意。準備。「―の席に着く」●設立・設置すること。また、設置してあること。 **もうけ・ぐち**【儲け口】 金銭を手に入れる手段・方法。もうけになる仕事。「ぼろいー」 **もうけ・もの**【儲け物】 思いがけず得た利益や幸運。「合格できればーだ」[類語]拾い物。めっけ物。 **もう・ける**【儲ける】 《他下一》●金錢上の利益を得る。「株で大いに―・けた」[類語]金儲け。●〔義務を果たさずにすんで〕得をする。「敵のエラーで三点―・けた」「子供を]得る。〔古風な言い方]「一男二女を―・けた」図まう・く《下二》。 **もう・ける**【設ける】 《他下一》●前もって用意する。準備する。「宴席を―・ける」●機関や規則などをこしらえ置く。「審議会を―・ける」「期限を―・ける」[類語]設置。設定。制定。図まう・く《下二》。 **もう・けん**【猛犬】 性質があらく力の強い犬。 **もうげん**【妄言】 〔文〕〔みだりに言う〕道理に合わないことば。妄語。妄言{もうげん}。〔自分の批評などを謙遜しても使う〕 **もう・こ**【猛虎】 〔文]性質のあらいトラ。「―の勢い」 **もう‐ご**【妄語】 ●〔仏〕五悪・十悪の一つ。人をあざむき、うそをつくこと。●「妄言{もうげん}」に同じ。 **もうこう**【猛攻】 《名・他サ》激しく攻めたてること。猛攻撃。猛撃。「敵の拠点にーを加えろ」 **もうこ・はん**【蒙古斑】 幼児のしりなどにある青黒いあざ。メラニン色素が集まったもので、黄色人種に多い。成長につれて消える。小児斑。 **もう‐こん**【毛根】 毛の、皮膚の内部の毛嚢{もうのう}に包まれた部分。 **もう・さい**【猛妻】 たくましい妻。活力のある妻。 **もうさい・かん**【毛細管】 ●〔理〕毛のように細いガラス管。毛管。●毛細血管。**ーげんしょう**【―現象】 〔理]液体中に細い管を立てると、管内の液面が管の外よりも高くなったり、低くなったりする現象。毛管現象。 **もうさい・けっかん**【毛細血管】 体じゅうの組織内に網状に分布して、動脈と静脈との間を結ぶ細い血管。血液がここを流れる間に、組織との物質交換が行われる。毛細管。毛管。 **もうし**【申し】 《感》人に呼びかける時に使う丁寧語。「―、そこのご老人」[参考]「もし」の古い形。 **もうし・あ・げる**【申し上げる】 《他下一》「申す」のさらに上級の謙譲語。言上する。「お喜びを――・げます」《補動》《「お」「御・{ご}」などをつけた動詞の連用形や動作性の体言の下について)動作の対象に対する敬意を表す。・・・してさしあげる。「お答えー・げます」 <1434> **もうしあわせ**【申し合わせ】 話しあって、ある事柄を決めること。また、その決めた約束。「―事項」「組合の―で木曜を定休日とする」 **もうし・あわ・せる**【申し合わせる】 《他下一》話し合ってとり決める。前もって話を合わせておく。「全員―・せたように礼装で来た」 **もうし・いで**【申し『出で】 申し出ること。また、その事柄。[参考]「もうしで」より丁寧で古風な言い方。 **もうし・い・れる**【申し入れる】 《他下一》自分の意志・要求・苦情などを(正式に)相手に伝える。申し込む。「大会参加を―・れる」 **もうし・う・ける**【申し受ける】 《他下一》●たのんで受け取る。「寄付を―・ける」●「受ける」「もらう」「引き受ける」の謙譲語。承る。「お仕立て―・けます」 **もうし・おくり**【申し送り】 申し送ること。また、その内容。 **もうし・おく・る**【申し送る】 《他五》●先方へ言ってやる。「手紙で―・る」●命令・伝達事項などを次々に言い伝える。特に、後任者に仕事上の必要事項を言い伝える。「懸案事項を―・る」[類語]申し継ぐ。 **もうし・おく・れる**【申し遅れる】 《他下一》「言い遅れる」の謙譲語。 **もうし・か・ねる**【申し兼ねる】 《他下一》「言い兼ねる」の謙譲語。言いにくい。「大変―・ねますが…」 **もうし・ご**【申し子】 ●神仏にいのって授かった子。「天神様の―」●霊力のある物から生まれた子。転じて、特別な社会的背景のもとに生じたもの。「かっぱの―のような泳ぎ上手」「時代の―」[類語]落とし子。 **もうし・こし**【申し越し】 〈「おー」の形で〉相手が言ってよこすことを丁寧に言う語。「おーの件」 **もうし‐こ・す**【申し越す】 《他五》手紙などを通じて、言ってよこす。 **もうしこみ**【申し込み】 申し込む・こと(事柄・手続き)。「結婚のー」「入居の―をすませる」 **もうし・こ・む**【申し込む】 《他五》●相手にこちらの要求や意志を伝える。申し入れる。「抗議を―・む」●募集などに応じて、進んで契約する。「新聞の購読を―・む」 **もうし・そ・える**【申し添える】 《他下一》「言い添える」の謙譲語。「一言―・えますが・・・」 **もうし・た・てる**【申し立てる】 《他下一》〔公の機関などに対して〕自己の意見や希望を強く主張する。「判定に異議を―・てる」「不服を―・てる」 **もうし・つ・ぐ**【申し継ぐ】 《他五》〔仕事などの〕内容・状況を後任者に言い伝える。[類語]申し送る。 **もうし・つ・ける**【申し付ける】 《他下一》〔上の者が下の者に対して〕言いわたす。命令する。言い付ける。「何なりとおー・け下さい」「退席を―・ける」 **もうし・つた・える**【申し伝える】 《他下一》「言い伝える」の謙譲語。「係の者に―・えます」 **もうしで**【申し出】 申し出ること。 **もうし!でる**【申し出る】 《他下一》〔公の機関などに〕自己の意見・希望などを言って出る。「参加を―・出る」「ご希望の方は―・出て下さい」 **もうし・の・べる**【申し述べる】 《他下一》「述べる」の謙譲語。「自分の意見を―・べる」 **もうし・ひらき**【申し開き】 「言い開き」の謙譲語。言い訳をすること。弁明。弁解。「―のできない失態」 **もうしぶん**【申し分】 ●「言い分」の謙譲語。言いたい・事柄(内容)。「私にも―がございます」●(ふつう打ち消しの語を伴って)非難すべき点。「作品は―のない出来ばえだ」 ***もう・しゃ**【猛射】 《名・他サ》〔文〕激しく射撃すること。猛烈な射撃。 ***もう・しゃ**【盲者】 〔文〕目の見えない人。盲人。 **もう‐じゃ**【亡者】 ●[仏]死者。特に、成仏できないで冥土{めいど}をさまよっている死者。●金銭・財産などへの執念にとりつかれている者。「金のー」「がりがりー(=自分の利益だけを考える人)」 ***もう・しゅう**【妄執】 [仏]心の迷いが生じてある物事にかたくなに執着する・こと(心)。妄念。「――を断つ」 ***もう・しゅう**【『孟秋】 《「孟」は初めの意)〔文〕秋の初め。初秋。早秋。●陰暦七月の別称。 ***もう・しゅう**【猛襲】 《名・他サ》〔文]激しくおそいかかること。激しい襲撃。「敵の―にあう」[類語]強襲。 **もう‐じゅう**【猛獣】 性質があらく、肉食するけもの。ライオン・トラ・ヒョウなど。 ***もうじゅう**【盲従】 《名・自サ》ひたすら人の言う通りに従うこと。「権力に―する」「評論家の説に―する」 **もう・しゅん**【孟春】 (「孟」は初めの意)〔文〕●春の初め。初春。早春。●陰曆正月の別称。 **もう・しょ**【猛暑】 激しい暑さ。[類語]酷暑。**―び**【―日】 一日の最高気温が三五度以上の日。[参考]→夏日・真夏日。 **もうしわけ**【申し訳】 ●「言い訳」の謙譲語。申し開き。「上役への―に苦しむ」●〈多く「ーばかりの」「一程度の」「――に」などの形で〉〔内容が伴わず〕やっと言い訳ができる程度であること。「―ばかりの食事」「―程度の謝罪」 **もうしわけ・な・い**【申し訳無い】 《形》言い訳のしようがない。大変すまない。「―・いことをいたしました」 **もうし・わた・す**【申し渡す】 《他五》〔上の者から下の者へ」命令・要求・判決などを告げる。言いわたす。「転勤を―・す」 ***もう・しん**【妄信】 《名・他サ》むやみに信じこむこと。また、そのような誤った思い込み。「流言を―する」 **もう・しん**【猛進】 《名・自サ》激しい勢いでつき進むこと。 ***もう・しん**【盲信】 《名・他サ》よしあしを考えずに信じること。「他人の言葉を―する」 ***もう・しん**【盲進】 《名・自サ》〔文〕〔考えもなく]ひたすらつき進むこと。「目的を定めずーする」 **もう‐じん**【盲人】 目の見えない人。視覚障害者。 **もう・す**【申す】 ■《他五》●「言う」の謙譲語。[参考]目上の人に対して発することばで聞き手を敬っていう。主に丁寧体の文に用いる。「事情は先日―・した通りです」●「言う」の尊大な言い方。「今のことばで―せば・・・」●「する」の謙譲語。してさしあげる。いたす。「私がお世話を―・します」図まう・す《四》。[参考]「申される」の形は、「申す」に尊敬の助動詞「れる」をそえて、尊敬の意を表すと考えられがちだが、本来謙譲語「申す」の、尊敬表現としてはなじまない。■《補動》《「お」「御・{ご}」のついた動詞の連用形や動作性の体言につけて)謙譲の意を表す。・・・してさしあげる。「私がお送りー・します」「ご案内―・します」図まう・す《四》。 <1435> **もう・せい**【猛省】 《名・他サ》〔文〕厳しい態度で反省すること。「関係当局の―をうながす」 **もう・せつ**【妄説】 根拠のない誤った説。ぼうせつ。 **もう‐せん**【毛氈】 獣毛を加工してフェルト状にしたもの。多く赤に染めて、敷物に用いる。 **もう・ぜん**【猛然】 《形動”》勢いが荒々しく激しいようす。「―と食欲が出てきた」「―と食ってかかる」 **もうせん‐ごけ**【毛氈、苔】 モウセンゴケ科の多年草。食虫植物の一つ。葉の表面にある腺毛{せんもう}から粘液を出して虫を捕らえる。 **もう‐そう**【妄想】 《名・他サ》●根拠のないことを空想でつくりあげて、事実だと信じこむこと。また、その確信。「被害―」「誇大―」[類語]空想。●[仏]心の迷いから生じるみだらな考え。妄念。「――を断ち切る」 **もうそう・ちく**【孟宗竹】 イネ科の植物。竹の一種で、原産地は中国。高さ一○~二〇㍍、直径二〇㌢になる。節の輪は一つ。たけのこは食用。幹は細工などに使う。もうそうだけ。 **もう・だ**【猛打】 《名・他サ》激しく打つこと。また、野球で、次々にヒットを打って攻めたてること。「―を浴びる」「―の応酬」[類語]痛打。連打。[対]貧打。 **もう・だん**【妄断】 《名・他サ》確実な証拠や根拠に基づかないで、軽々しく判断すること。また、その判断。「―をつつしむ」 ***もう・ちょう**【猛鳥】 〔文]「猛禽」に同じ。 ***もう・ちょう**【盲腸】 ●小腸から大腸にうつる最初の袋状の部分。[参考]末端に虫垂がある。●「虫垂」または「虫垂炎」の俗称。**―えん**【―炎】 「虫垂炎」に同じ。 **もう・つい**【猛追】 《名・他サ》〔文]激しく追うこと。 **もうで**【詣で】 ●もうでること。参拝。参詣。〔接尾語的に使う場合が多い〕「初ー」「伊勢―」●願いを聞いてもらうために、(たびたび)訪問すること。「財務省――」「県庁―」 **もう・でる**【詣でる】 《自下一》神社・寺・墓などに拝みに行く。参拝する。参詣にする。「観音様に・でる」図まう・づ《下二》。 **もう・てん**【盲点】 ●視神経が眼の網膜内にはいりこむ箇所。この部分には視細胞がないので、視覚を生じない。盲斑{もうはん}。●だれもがうっかりして見落としているような点。「警備の―をつく」[類語]死角。 ***もう‐とう**【「孟冬】 (「孟」は初めの意)〔文〕●冬の初め。初冬。●陰暦十月の別称。 **もう‐とう**【毛頭】 《副》《「毛の先ほども」の意から)少しも。全然。〔下に打ち消しの語を伴い、意図の存在を否定するときに使う〕「君を非難する気は―ない」「最高点などとは―考えなかった」 ***もう‐どう**【妄動】 《名・自サ》よく考えないで、むやみやたらに行動すること。また、その行動。表記「盲動」で代用することがある。 ***もうどう**【艨艟】 〔文〕軍艦。いくさぶね。 **もうどう・けん**【盲導犬】 視覚障害者を導いて歩くように訓練された犬。 **もうどく**【猛毒】 激しく作用する毒。劇毒。 **もう・ねん**【妄念】 [仏]迷いの心。迷いの心から生じる執念。「―を去る」「―にとりつかれる」 ***もう‐ばく**【猛爆】 《名・他サ》激しく爆撃すること。 ***もうばく**【盲爆】 《名・他サ》ねらいを定めることなく、むやみやたらに爆撃すること。 **もう・はつ**【毛髪】 体毛の総称。特に、髪の毛。 **もう・ひつ**【毛筆】 獣の毛を穂にして作ったふで。また、それを用いて書いた字。 **もう‐ひとつ**【もう一つ】 《副・形動》少し足りないようす。今一つ。「―物足りない」「味がーだ」 **もう‐ひょう**【妄評】 〔文〕●見当ちがいの批評。●自分の批評を謙遜して言う語。 **もう・ふ**【毛布】 寝具などに用いる厚い毛織物。ブランケット。ケット。 **もう‐べん**【猛勉】 《名・他サ》〔俗〕「猛勉強」の略。 **もう・ぼ**【孟母】 中国の戦国時代の儒家、孟子の母。[参考]賢母の代表とされる。 **―三遷の教え** 《句》三遷{さんせん}の教え。 **―断機の教え** 《句》孟子が学問をあきらめかけたとき、母が織りかけていた機糸を切って、修業は途中でやめてはならないといましめたという故事。〈列女伝・孟軻母〉 **もう‐まい**【蒙昧】 《名・形動》〔文〕おろかで、道理がわからないこと。 **もう‐まく**【網膜】 眼球の最内層にあり、視神経や視細胞が分布している透明な膜。 **もうもう**【濛濛・朦朦】 《形動》〔視界をさえぎるほどに〕霧・湯気・煙・ほこりなどが一面にたちこめているようす。「――たる排気ガス」 **もう・もく**【盲目】 ●目が見えないこと。●感情におぼれて理性をなくすこと。「恋は―」**―てき**【―的】 《形動》感情におぼれて理性を欠いているようす。分別がつかないようす。「―な愛」 **もう・ゆう**【猛勇】 《名・形動》〔文〕荒々しく勇ましいこと。勇猛。「―の士」 **もう・ら**【網羅】 《魚をとる網と鳥をとる羅{あみ}の意から)《名・他サ》〔文]関係するすべてを余すところなく集めること。「日本の野鳥を―した図鑑」**―てき**【―的】 《形動》関係のある物事をすべて集めるようす。また、関係のある点をすべて対象とするようす。「ーなリスト」「―に調査する」 **もう・りょう**【、魍魎】 中国で、山水や木石の精気から生じるという化け物。すだま。 **もう‐れつ**【猛烈】 《名・形動》勢いや程度がきわめて激しいこと。「ーな反対」[類語]激烈。強烈。 **もう・ろう**【朦朧】 《形動〃》●かすんで、物の形がはっきり見えないようす。おぼろ。「人の姿がーとうかぶ」●意識がうすれてぼんやりするようす。「熱でーとする」 **もうろく**【耄碌】 《名・自サ》年をとって頭や体の働きがおとろえること。おいぼれること。老耄{ろうもう}。 **もえ**【萌え】 〔俗]ある対象へ強い好意や興奮などの感情をいだくこと。また、その気持ち。「―アニメ」 **もえ・あがる**【燃え上がる】 《自五》●勢いよく燃えて炎が高く上がる。「たき火が―・る」[類語]炎上。●感情などが激しく高まる。「怒りの念が―・る」 **もえ・かす**【燃え、滓】 「燃え殻」に同じ。 **もえ・がら**【燃え殻】 火が燃えきったあとに残ったもの。燃えかす。灰燼{かいじん}。 <1436> **もえぎ**【萌葱・萌黄】 芽が出たばかりの葱の、黄色がかった緑色。もえぎ色。 **もえ・さか・る**【燃え盛る】 《自五》●盛んに燃える。「火は深夜まで―・った」「―・る炎」●感情などが激しく高まる。「―・る闘志」[類語]②燃え立つ。 **もえさし**【燃え『止し・燃え差し】 燃えきらずに残ること。また、残ったもの。燃え残り。「たばこのー」 **もえ・た・つ**【燃え立つ】 《自五》●激しく燃える。●ある感情が、激しく起こる。「怒りに―・つ」[類語]②燃えさかる。 ***もえ・た・つ**【「萌え立つ】 《自五》勢いよく芽ぶく。 **もえつき・しょうこうぐん**【燃え尽き症候群】 一つのことに没頭していた人が、疲労・ストレスのため突然無気力になったりする症状。バーンアウトシンドローム。 **もえ・つ・きる**【燃え尽きる】 《自上一》●燃えてなくなる。●力を使いつくす。力つきる。「情熱が―・きる」 **もえ・つ・く**【燃え付く】 《自五》火が移って燃える。火が付く。 **もえ!でる**【萌え出る】 《自下一》草木の芽が出る。「草木の―・でる春」 **もえ・のこり**【燃え残り】 「燃えさし」に同じ。 **もえ・ひろが・る**【燃え広がる】 《自五》火が広く燃え移っていく。「強風にあおられて―・る」 ***も・える**【燃える】 《自下一》●焼けて炎が出る。「薪が―・える」[類語]焼ける。燃焼。炎上。●炎が出たようなようすになる。「かげろうが―・える」●希望や情熱が高まる。「若い血潮が―・える」「理想に―・える」図も・ゆ《下二》。 ***も・える**【萌える】 《自下一》●草木の芽が出る。芽ぐむ。芽ぶく。「草の芽が―・える」図も・ゆ《下二》。●[俗]ある対象へ強い好意や興奮などの感情をいだく。「アニメのヒロインにー・える」 **モーグル** スキー競技で、フリースタイルの一種目。多くのこぶがつくられた急斜面を滑走し、ターン・ジャンプの技術とスピードを競う。▽mogul **モーション** ●動き。動作。「スロー―」▷motion **―を掛・ける** 《句》相手に働きかける。特に、異性に対してその関心を引こうと働きかける。 **モーター** ■《名》原動機・発動機類の総称。特に、電動機をいう。モートル。《造語》「自動車」の意を表す。「ーショー」▽motor **ーバイク** 小型のオートバイ。排気量五○cc以下のものをいう。▽motorbike **ープール** 駐車場。▽motor pool **ーボート** 発動機で走る高速の小型船。▽motorboat **モータリゼーション** 自動車が生活の場に普及して、日常に欠かせなくなる現象。▷motorization **モーテル** ●自動車旅行用の車庫つきの簡易宿泊所。●自動車で乗りつけるラブホテル。▽motel **モード** ●方式。形式。「標準―」●衣服などの流行の型。「ニューー」●音楽で、音階。「メジャーー(=長音階)」●英語などで、(動詞の)法。●統計の度数分布表で、最頻値。▷mode **モートル** モーター。 **モーニング** ■《造語》「朝」「午前」の意を表す。「―サービス」■《名》「モーニングコート」の略。[参考]えんび服・タキシード。▽morning **ーカップ** 朝食用の、大形のコーヒーカップ。▽morning と cup からの和製語。**―コート** 男性が(昼間の)儀式などに着る洋式の礼服。上着は黒無地で後ろが長い。ズボンは縦じまで、裾に折り返しがない。▽morning coat **ーコール** たのまれた時刻に電話で起こすサービス。▽morning call **ーショー** 午前中に放送されるワイドショー番組。▽morning talk show **モーメント** ●契機。「創作の―」●瞬間。●〔理〕回転能力の大きさを表す量。能率。=モメント。▽moment ***モール** ●遊歩道。●中央に歩行者専用道路のある、大型商店街。「ショッピングー」▷mall ***モール** ●緞子{どんす}に似た浮き織りの毛織物。もと、インドのモゴール(=ムガール)帝国の産。モールクロス。「金―」●金糸・銀糸や色糸などを二本の細い針金にはさみ、よって、ひも状にしたもの。手芸・装飾に使う。▽mogol **モールス・ふごう**【モールス符号】 長短二種の信号を組み合わせた、電信用の符号。[参考]アメリカのモース (S.F.B.Morse)の考案。海難信号には使われなくなった。略語集(GMDSS)。 **モカ** アラビア産のコーヒー。酸味を特徴とする。[語源]かつてイエメンのモカ港から積み出されたことから。▽mocha ***もが** 《終助》文語(係助詞「も」+係助詞「か」の転か)願望を表す。[参考]「もがも」「もがな」の古い形。 ***モガ** 〔俗]「モダンガール」の略。流行を追う、現代的な女性。[参考]昭和初期に流行した語。[対]モボ。 **もが・く**【腕く・藻、掻く】 《自五》●苦しがって手足をやたらに動かす。あがく。●〔何とかしようと〕あせって懸命になる。「解決の糸口をさがして―・く」図《四》。 **もがな** 《連語》文語《終助詞「もが」+終助詞「な」)詠嘆をこめた強い願望を表す。・・・がほしい。・・・であってほしい。・・・でありたい。「空しくも見ゆるかな山と積む書の中、われに来よとや、招かずもがな〈北村透谷〉」 **もがり**【殯】 〔古〕上代、貴人の本葬をする前、死体を仮に納めて祭ること。また、その儀式。あらき。 **もがりーぶえ**【虎『落笛】 冬の強い風が、竹垣・電線など細いものに当たって出す、笛のような音。[参考]「もがり」は、先をそいだ竹を筋違いに組んだ柵。 **もぎ**【模擬】 《名・他サ》本物をまねて同じように作ったり行ったりすること。「―試験」「―裁判」**ーてん**【―店】 〔学園祭・園遊会などで〕実際の店をまねて設ける、簡単な飲食店。 **もぎ・どう**【没義道・莫義道】 《名・形動》人の道にはずれて、むごいこと。非道。[参考]古風な言い方。 **もぎ・と・る**【腕ぎ取る】 《他五》もいで取る。むりやりに取る。「犯人の手からピストルを―・る」 **もぎり**【、腕り】 劇場などで、入場券の一部を切り、一方を入場者にわたす・こと(係の人)。 **もぎ・る**【、腕る】 《他五》もぐ。図《四》。 ***もく** 〔俗】たばこ。「洋―」[参考]たばこの煙を雲に見たて、「く」と「も」を逆さに言った語。 **もく**【木】 ●五行{ごぎょう}の第一位。時節では春、方位では東、十干では甲・乙、天体の五星では木星にあたる。●「木曜日」の略。●木目。「―がいい」 **もく**【目】 ■《名》●予算編成の分類で、「項」の下、「節」の上。●生物分類で、「綱」の下、「科」の上。■《助数》碁石や碁盤の目を数える語。句「一―置く」 **も・ぐ**【腕ぐ】 《他五》ねじり取る。ちぎる。もぎる。もぐりこむ。 <1437> **もくあみ**【木、阿『弥】元の木阿弥。 **もく・ぎょ**【木魚】経を読むときにたたいて拍子をとる木製の道具。丸く中空で横に細長い割れ目がある。 **もく・ぐう**【木偶】〔文〕→でく(木偶)。 **もく・げき**【黙劇】せりふを一切使わないで、身振りや表情だけで演じる演劇。無言劇。パントマイム。 **もくげき**【目撃】《名・他サ》〔その場に居合わせて〕実際に目で見ること。「―者」「犯行をする」 **も・くず**【藻屑】●水中にある、藻もの切れはし。●水中のごみくず。[類語]水屑。 **――と消・える**《句》海にしずんで死ぬ。海の藻屑となる。 **もく!する**【黙する】《自サ変》〔文〕だまる。「―・して語らず」 **もく・する**【目する】《他サ変》〔文〕●見る。目にする。●注目する。「将来を―・される」●そうであると判断・評価する。見なす。「異端と―・される宗派」 **もく‐ざい**【木材】建築物や工作品などの材料として使うために切ってある木。材木。「―置き場」 **もく・さく**【木柵】〔文〕木で作ったさく。 **もく・さく**【木酢】〔理〕木材を乾留して得られる、酢酸を多く含んだ液体。防腐剤などに用いる。木酢液。 **もく・さつ**【黙殺】《名・他サ》無視して相手にしないこと。とりあわないこと。「反対意見を―する」 **もくさん**【目算】《名・他サ》●目で見ただけで、およその計算をすること。目分量。「土地の広さを―する」●「利益や事の成否の〕およその見通しをつけること。見込み。「―がはずれる」 **もく・し**【黙思】《名・自サ》〔文〕だまって思いにふけること。黙想。[類語]沈思。 **もく・し**【黙止】《名・他サ》〔文〕だまったままでいること。だまって放っておくこと。黙過。「―できない暴挙」 **もくし**【黙示】《名・他サ》●〔文]暗黙のうちに、相手に自分の意志を示すこと。●キリスト教で、神が人間に対して真理や神意・神力などを現し示すこと。啓示。―ろく【―録】新約聖書の巻末の一書。 **もくし**【黙視】《名・他サ》〔かかわりあわずに」だまって見ていること。「―できない所行」[類語]傍観。 **もく・し**【目視】《名・他サ》目で見ること。「―距離」 **もくじ**【目次】書物の巻頭または巻末に、内容の所在ページなどを順序立てて書き並べたもの。 **もくじゅう**【黙従】《名・自サ》〔文]異議を唱えず、だまって従うこと。 **もく・しょう**【目、睫】〔文〕目と、まつげ。 **――の間**《句》距離や時間がきわめて近いこと。 **もく・ざ**【黙座・黙、坐】《名・自サ》〔文〕だまってすわっていること。 **もぐさ**【艾】●ヨモギの葉を干し、もんで葉裏の白い毛の部分だけを集めて作った、綿のようなもの。灸に使う。●「ヨモギ」の別称。 **もぐさ**【藻草】「藻」に同じ。 **もく・せい**【木星】〔天〕太陽系に属する五番目の惑星。太陽系最大の惑星で、六○以上の衛星を持つ。ジュピター。 **もく・せい**【木、犀】モクセイ科の常緑小高木、ギンモクセイ・キンモクセイなどの総称。秋、葉のわきに香りの強い、白または黄色の小さな四弁花が集まってつく。 **もくせい**【木製】木材で作ってあること。〔道具・器物などに言う〕「―――の机」[類語]木造。 **もく・せい**【木精】〔文〕●木の精霊。木霊。「メチルアルコール」に同じ。 **もく・ぜん**【目前】目の前。また、きわめて近い・所(時)。眼前。「―に証拠をつきつける」「勝利は―だ」 **もく・ぜん**【黙然】《形動”≫ もくねん(黙然)。 **もく・そう**【黙想】《名・他サ》だまって思いにふけること。黙思。「――にふける」[類語]黙考。 **もく・そう**【目送】《名・他サ》〔通り過ぎて行くものを〕目であとを追って見送ること。「葬列を―する」 **もく・ぞう**【木像】木彫りの像。 **もく・ぞう**【木造】木材でつくってあること。〔建物など、大きなものに言う〕「一校舎」「一船」[類語]木製。 **もく・そく**【目測】《名・他サ》目分量でざっとはかること。「―で百畳はある」[コロ]「―を誤る」[対]実測。 **もく・だく**【黙諾】《名・他サ》〔文〕無言のうちに承諾の意を表すこと。「―を与える」[類語]黙許。 **もく・たん**【木炭】●木材をかまで蒸し焼きにして作った燃料。すみ。●洋画のデッサンなどに使う細くやわらかいすみ。「―画」―し【一紙】木炭画をかくのに使う粗目の紙。 **もく・ちょう**【木彫】「木彫り」に同じ。「一作品」 **もくてき**【目的】なしとげたい、または得たいとして行動するように設定した、めあて。「―を果たす」「進学を―に勉強する」[類語]目標。―いしき【一意識】なんのために行動するかということについての、はっきりした考え。「―がない」―ぜい(一税】特定の経費に充当する目的で徴収する税。入湯税・国民健康保険税など。 **もくてきご**【目的語】文法で、述語となる他動詞の動作・作用がおよぶ対象などを示す、文の成分。「手を洗う」の「手を」など。客語。 **もくと**【目、睹】《名・他サ》〔文〕実際に目で見ること。目撃。「遠くに大型船の通交を―する」 **もく・と**【目途】〔文〕めあて。また、めど。目標。「完成は三年後をーとする」 **もく・とう**【黙、禱】《名・自サ》〔軽く頭を下げて]声を出さずに心の中でいのること。[コロ]「―をささげる」 **もく・どう**【木道】湿地などに板をしき並べた道。 **もくどく**【黙読】《名・他サ》声を出さずに読むこと。「台本を―する」[団]音読。 **もく・にん**【黙認】《名・他サ》〔許可はしないが」だまって見のがすこと。また、知らないふりをして見過ごすこと。「欠席を―する」[類語]目こぼし。黙過。 **もく・ねじ**【木、螺旋】らせん状の筋が刻んである、木材用のねじ。 **もく・ねん**【黙念】《名・他サ》無言で考えにふけること。 **もく・ねん**【黙然】《形動》静かにだまっているようす。「―と物思いにしずむ」 **もくば**【木馬】●木で馬の形に作ったもの。「回転―」●器械体操用具で、助走してこれに手をつきとび越えるもの。 **もく・はい**【木杯・木・盃】木製のさかずき。 **もく・はん**【木版】●木材に文字や絵画をほった印刷用の版。また、それで印刷したもの。「―画」 **もく・ひ**【木皮】〔文〕木のかわ。樹皮。 <1438> **もくひ―もじ** **\*もく・ひ【黙秘】** 《名・他サ》[尋問や詰問に対し]だまったまま何も話さないこと。「住所氏名を―する」―けん【―権】捜査機関の取り調べなどで、自分に不利益な供述を強要されない権利。憲法によって保障されている。注意「黙否権」は誤り。 **もくひょう【目標】** ●そこまで・行き着こう(成しとげよう)として設けためあて。「駅を―に歩く」「―を達成する」類語目的。射撃・攻撃などのまと。 **もく・ぶ【木部】** ●植物の維管束のうち、道管・仮道管などからなる部分。●木でできている部分。 **もくへん【木片】** 材木の切れはし。木切れ。 **もく・ほん【木本】** 植物の木部がよく発達した多年生の茎{=幹}をもつ植物。木。対草本。 **もくれん【木、蓮】** モクレン科の落葉低木。春、葉の出る前に大きな紫色の花をつける。紫木蓮いく。 **もくめ【木目】** 木の縦方向の切り口に見える年輪の線。正目と板目がある。木目が。もく。 **もくろう【木蠟】** ハゼノキの果皮から採取した脂肪。器具のつや出しや蠟燭の原料などに用いる。 **\*もくもく** 《副》 《「―と」の形も)●煙・雲などが重なり合うようにして盛んにわき出るようす。「入道雲が―とわき起こる」●《自サ》一部分が盛り上がりふくらんでいるようす。また、盛り上がりうごめくようす。「モグラがーと土をほり進む」 **\*もくもく【黙黙】** 《形動》だまっているようす。また、だまって物事に精を出すようす。「―と仕事にはげむ」 **もぐもぐ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も) ●口をとじたまま物をかむようす。「肉を―とかむ」●口をよくあけずにものを言うようす。また、口ごもるようす。もごもご。「言い訳が見つからずにーする」 **もく・やく【黙約】** 当事者間で暗黙のうちに取り決めた約束。「相互不干渉のーがある」類語默契。白 真の白! **もく‐よう【木曜】** 日曜から五日目の日。木曜日。 **もく・よく【沐浴】** 《名・自サ》[文]水や湯を浴び体を洗って清めること。四字「斎戒に―」類語湯あみ。 **もぐら【『土竜・鼴鼠】** モグラ科の動物。前あしの力が強く、土をほるのに適する。地中にすみ、虫や小動物を食べる。もぐらもち。 **もぐり【潜り】** ●泳いで水中にもぐること。●法律を犯したり、また許可を受けないで商売などを行う・こと(人)。「―の医者」「―の営業」●その仲間であるような顔をしている人。「この業界で彼を知らなきゃーだ」 **もぐりこ・む【潜り込む】** 《自五》●水中・物の下などにはいりこむ。「ふとんに―・む」●ひそかにはいりこむ。潜入する。また、正規の手続きをとらないではいりこむ。「敵陣に―・む」 **もぐ・る【潜る】** 《自五》●水中に体全部がかくれるようにはいりこむ。類語 (5) 潜水。●物の下・間などにはいりこむ。「こたつに―・る」●人目につかないようにかくれひそむ。特に、警察の目につかないように身をかくす。「テロリストが地下に―・る」文《四》。 **\*もく・れい【黙礼】** 《名・自サ》だまって礼をすること。「―して通り過ぎる」 **「もく・れい【目礼】** 《名・自サ》目で挨拶認すること。[コロ]「ーを交わす」《 **もく・ろく【目録】** ●所蔵・在庫・展示の品物の名などを、まとめて書き並べたもの。「図書―」「出展―」類語リスト。●贈り物の品名を書き出したもの。実物の代わりに相手にわたす。「贈呈――」●武道・芸道などで、伝授した事項を書いて師から弟子に与える文書。 **もくろみ【目『論見】** くわだて。計画。「―どおりに事が進む」 **もくろ・む【目論む】** 《他五》計画をめぐらす。くわだてる。「新事業を―・む」「大もうけを―・む」図《四》。裕で京 **もけい【模型】** 実物の形に似せて作ったもの。「機関車の―」類語ひながた。モデル。ミニチュア。見る。目ンす **も・げる【腕げる】** 《自下一》ちぎれて落ちる。「ぬいぐるみの腕が―・げる」図も・ぐ《下二》カ **もーこ【模糊糢糊】** 《名・形動》[文]ぼんやりしていてはっきりしないようす。四字「曖昧誌】」 **もーこく【模刻】** ●原本を模して版をつくり、印刷すること。「―本」●ある作品などをまねて彫刻すること。 **もこし【裳『層・裳『階】** 仏堂などで、軒下に一段低くめぐらしたひさし状の屋根。 **もこもこ** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》厚みを持ってふくらんでいるようす。「―した感触の毛皮」 **もごもご** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》口ごもるようす。もぐもぐ。「――と弁解する」●うごめくようす。もぞもぞ。「ふとんの中で―動く」 **もーさ【〈猛者〉】** 勇敢で荒々しく強い人。また、その道ですぐれている人。「柔道五段の―」「―ぞろいの部隊」類語精銳。 **モザイク** 色々な色彩の貝殻・タイル・ガラスなどを壁面などにはめこんで図案にした装飾物。●画像や画面の一部をモザイク①のようにぼかしたもの。「―をかける」▷mosaic **\*も・さく【模作・摸作】** 《名・他サ》[文]他人の作品をまねて作る・こと(作品)。類語模造。 **\*もさく【模索摸索】** 《名・他サ》《手さぐりでさがすことの意)あれこれと考え試みながら探していくこと。「戦争終結の道を―する」四字「暗中―」 **もさっと** 《副・自サ》[俗]ぼんやりして気がきかないようす。また、あかぬけせず、風采ごのあがらないようす。もっさり。「―した男」 **もさもさ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●気がきかず、動作がのろいようす。また、あかぬけていないようす。「ーしているとおくれるぞ」「―した人」形動》毛や草木が乱れてたくさん生えているようす。 **もし【模試】** 「模擬試験」の略。入学試験などになぞらえて行う試験。 **\*もし【『若し】** 《副》ある事実を仮定して述べる場合に言う語。かりに。「―雨が降れば中止する」類語もしも。 **もし** 《感》 《「申し」の転)人に呼びかけるときに言う語。「―、そこのお兄さん」 **もじ【文字】** 《名》ことばを目に見える形で表すための、線や点からなる記号。文字。転じて、語句あるいは文章、また、読み書きや学問の意。「―を書く」「―に弱い」《接尾》[女房詞とで]ことばの下部の音を略し、代わりにつける語。―ことば【一詞】女房詞のうち、ある語の頭の一音ないし二音に「もじ」を付けて、直接的な表現をさけて言うもの。「かもじ {=髪}」「湯もじ{=湯巻き}」「酸もじ{=すし}」などのほか、「しゃもじ{=しゃくし}」「おはもじ{=恥ずかしい}」「御推等もじ{=御推量}」など。―たじゅう・ほうそう【一多重放送】 テレビ放送で、放送電波の隙間を利用して文字・図形などの情報を放送する・こと(サービス)。文字放送。テレテキスト。ーづら【一面】●文字の形や並び方から受ける感じ。字づら。「―の悪い看板」の文章のうわべ。―どおり【一通り】《副》[ひゆなどではなく]ことばの本来の意味のとおり。本当に。「――骨と皮だけにやせた体」―ばけ【一化け】《名・自サ》コンピューター通信などで、原文の文字が受信・コピーの際に他の文字や記号に置き換えられて読めなくなること。―ばん【―盤】時計・計器などの、文字・数字・記号などを示してある盤。―ほうそう【一放送】 文字多重放送。 <1439> **もしお【藻塩】** も●簀すの上に積んだ海藻に海水をかけて焼き、水にとかしてそのうわずみをにつめて作った塩。●もしおを作るためにくむ海水。世風。チーン。 **もしお・ぐさ【藻塩草】** 札[雅]●もしおをとるために用いる海藻。参考かき集めて海水をかけるところから、「書く」「書き集める」などのことばにかけて使われる。●物事を書き集めたもの。随筆・筆記など。 **もしか【『若しか】** 《副》確実ではないが、そうなる可能性も十分に考えられるという気持ちをふくめて、ある事柄を仮定して述べる語。ひょっとして。あるいは。「―小学校時代の同級生ではないか」 **もしかしたら【『若しかしたら】** 《副》もしかすると。 **もしかして【『若しかして】** 《副》もしかすると。 **もしかすると【『若しかすると】** 《副》確かではないが、そうなる可能性も十分に考えられる意を表す。ひょっとすると。もしかしたら。もしかして。「―優勝するかもしれない」 **もしき【模式】** 物事の関係などを示すために単純な形に整理したもの。「―図」「―化する」の沢な **もしくは【若しくは】** 《接続》[文]二つ以上のものを並べ、その一方が選ばれる関係にあることを表す語。または。あるいは。「火曜―金曜に来てください」参考■または。 **もしも【『若しも】** 《副》「若し」を強めた言い方。「―失敗したらどうしよう」 **もしもし** 《感》 《「申し」の転「もし」を重ねた語)●人に呼びかけるときに言う語。参考人を呼びとめるときや、電話で話し始めるときなどに使う。●思駅・芸番 **もじもじ** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)気おくれがしたり恥ずかしかったりして、ためらっているようす。「―しないで早く用件を言え」 **もしもの・こと【『若しもの事】** 《連語》万が一起こるかもしれない好ましくない出来事。特に、死。万一の事。「私に―があったら財産の管理をたのむ」 **もしや【『若しゃ】** 《副》確実ではないが、そうなる可能性も十分に考えられるとして、ある事柄を推量して述べる語。ひょっとしたら。もしかしたら。「―あなたはAさんではありませんか」同10 **もしゃ【模写模写】** 《名・他サ》実物どおりにまねて写す・こと(もの)。「壁画の―」「声帯―」 **もしゃもしゃ** 《副・形動・自サ》《副詞は「―と」の牛形も)毛や草などが、乱れてたくさん生えているようす。「―の髪をかきむしる」などを **もしゅ【喪主】** 葬式をとり行う主人役。類語施主。 **モジュール** ●建築物などの単位となる、基準の寸法。参考日本の伝統的建築における三尺{=九一○に}など。●機械・器具の、交換可能な構成部品。また、規格化された構成要素の単位。▽module **もーしょう【喪章】** 人の死をいたむしるしとして腕や胸につける黒い布。裏は全民類衣上] **もじり【捩り】** ●もじること。また、もじったもの。類語パロディー。●和服の上に着る、筒袖または角袖の男子用外套。 **もじ・る【捩る】** 《他五》《ねじる・よじる意から)[こっけい・風刺などのため]もとの表現の形をまねて、別の表現を作る。「古歌を―・った歌」文《四》。身体不 **も・す【燃す】** 《他五》もやす。「紙を―・す」文《四》。 **もず【鳥・『百舌・『百舌鳥】** モズ科の鳥。全長約二〇だ。くちばしの先がするどく曲がり、自分より大きな鳥をおそうこともある。秋に人家近くに来てするどい声で鳴く。 **――の速贄** 《句》モズの習性で、捕らえた虫・カエルなどを、あとで食べるため木の枝にさしておくもの。 **モスク** イスラム教の礼拝所。▽mosque **もずく【『水『雲・『海蘊】** 褐藻類モズク科の海藻。ひも状で枝分かれし、ぬめりがある。食用。 **モス・グリーン** (「モス」は苔にの意)こけのような、くすんだ黄緑色。こけ色。▽moss green **もすそ【裳裾】** [女性の]着物のすそ。[古風な言い方]「ーをなびかせる」 **モスリン** 片縒ょりの梳毛糸を平織りにした薄地の毛織物。主に女性の衣服用。メリンス。▽muslin **も!する【模する模する】** 《他サ変》まねる。似せる。「バロック調を―・した洋館」 **も・ぞう【模造・模造】** 《名・他サ》ある物の形に似せて・つくること(つくったもの)。「――品」類語模作。—し【一紙】化学パルプで作ったつやのある厚手の丈夫な紙。参考日本の鳥の子紙を模してつくったことから。 **もそっと** 《副》もっと。もう少し。[古風な言い方]「―近ぃう寄れ」 **もぞもぞ** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)●小さな虫などがうごめくようす。また、そのような動きを体に感じるようす。もごもご。「背中が―する」●落ち着きなく小刻みに動くようす。「体を―させる」●動作や態度がにぶいようす。「―と立ち上がる」 **モダーン** 《形動》モダン。 **もだ・える【悶える】** 《自下一》●激しくなやみ苦しむ。「恋に―・える」類語 (5) 苦悶々。●苦痛・快感のあまり体をねじり動かす。「腹痛に―・える」図もだ・ゆ《下二》。 **もた・げる【擡げる】** 《他下一》●もちあげる。「鎌首を―・げる」句「頭を―・げる」●存在が目立つようになる。台頭する。「勢力を―・げる」図もた・ぐ《下 **もだ・す【『黙す】** 《自五》[文]●ものを言わないでいる。だまる。「―・しきれずに口をはさむ」●だまって見過ごす。〔ふつう「―・しがたい」の形で使う]「社命とあっては―・しがたい」文《四》。 **もたせ・か・ける【凭せ掛ける】** 《他下一》ある物に寄りかからせる。もたせる。「体をドアにー・ける」 **\*もた・せる【凭せる】** 《他下一》《「持たせる」と同語源)ある物に寄せて支えさせる。立てかける。もたせかける。「壁に身を―・せる」図もた・す《下二》。パリの **\*もた・せる【持たせる】** 《他下一》《「持つ」の使役形》●持つようにさせる。「荷物を―・せる」「関連を―・せる」②「人にあるものを持って・行かせる(来させる)。」「手土産を―・せる」●ある状態をそのまま保たせる。「気力でー・せる」[コロ]「座を―・せる」●費用などを負担させる。はらわせる。「飲食代を―・せる」●相手 <1440> **もたつ・く**《自五》〔俗〕〔物事・動作が〕なめらかに進まない。もたもたする。「足が―・く」「交渉が―・く」 **モダニズム** ●伝統的なものを否定し、近代的・機械文明的・主観主義的なものを強く主張する思想・芸術上の傾向。未来派・ダダイスム・シュールレアリスムなど。近代主義。●最近の流行や都会的な感覚に追従する傾向。[▽]modernism **もたもた**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)〔俗〕物事がすらすら運ばないようす。また、行動や態度がはっきりせず非能率的なようす。「―しないで早く片づけろ」 **もたらす**【「齊す】《他五》●持って行く。持って来る。〔多く抽象的な物事についていう]「幸運を―・す」●〔何かが原因となって〕ある影響や状態を生じさせる。「地震が大きな被害を―・す」[=]もたらせる。[文]《四》。 **もたれ・あ・う**【凭れ合う】り。《自五》●互いに支えあう。なれあう。互いにあまえる。「―・った関係」 **もたれ・かか・る**【凭れ掛かる】《自五》●寄りかかって、支えにする。「窓に―・る」●あまえて、たよる。「親に―・る」 **もた・れる**【凭れる】《自下一》●寄りかかる。「いすに―・れてねむる」●食べ物がよく消化しないで胃にたまる。また、胃にたまって気持ち悪く感じる。「胃が―・れる」[図]もた・る《下二》。 **モダン**《形動》現代的。近代的。当世風。モダーン。「―なセンス」「―な建築」[▽]modern ーアート 近代美術。現代美術。[▽]modern art ージャズ 一九四○年代に興ったビーバップ以後のジャズの総称。[▷]modern jazz ーバレエ 11〇世紀に入って生まれた新しい傾向のバレエ。[▽]modern ballet **もち**【持ち】《名》●品質や状態が変わらず、長く保たれること。「―がよい」●歌合わせ・囲碁・将棋などで、勝負がつかないこと。持。[■]《接尾》《体言の下について)●身に備えている・こと(人)の意。「大金―」「力―」●携帯するのに適している意。・・・用。「男―の時計」●その人の負担である意。「交通費は自分―」 **もち**【望】[雅]●望月。満月。●陰暦で、月の一五日の称。望の日。 **もち**【「糯】米・アワ・キビなどで、炊くと粘り気が多く、ついて餅にすることができる品種。[団]粳。 **もち**【餅[餅]】もち米を蒸して、ついた食品。特に正月や祝い事などのときに食べる。 **――は餅屋**《句》物事にはそれぞれの専門家がいるもので、素人ではおよばないたとえ。餅屋は餅屋。 **もち**【黐】●「モチノキ」の別称。●モチノキ・ヤマグルマなどの樹皮をつきくだいて作った粘り気の多いもの。鳥や虫を捕らえるのに使われた。鳥もち。 **もち**《副》〔俗〕「もちろん」の略。「―、いいよ」 **もち・あい**【持ち合い】[別]。互いに分けて持つこと。また、互いに力を合わせて保っていくこと。「株の―で提携する」「一所帯」●双方の力がつり合って勝負がつかないこと。「この碁には――だ」●相場が動かないか、動いてもごく小幅にとどまっている状態。「――相場」[表記]は「保合」とも書く。 **もち・あがる**【持ち上がる】《自五》●物が上の方に上がる。「土台が―・る」●〔騒ぎ・事件などが〕起こる。発生する。「惨事が―・る」「縁談が―・る」●教師が受け持ちの学級の進級後もそのまま受け持ちを続ける。 **もち・あ・げる**【持ち上げる】《他下一》●手や機械を使って物を上の方へ上げる。「バーベルをー・げる」●〔体の一部を〕高い位置にくるように動かす。もたげる。「頭を―・げて遠方を見る」●〔俗〕相手を得意にさせるようなことを言う。「―・げて有頂天にさせる」 **もち・あじ**【持ち味】り。もともとそなえている独特の(よい)味や気風・趣。「素材の―を引き出す料理」「―を生かした演技」 **もち・あつか・う**【持ち扱う】為,《他五》●取りあつかう。●「もてあます」に同じ。[参考]①②とも古風な言い方。 **もち・あみ**【餅[餅]網】餅を焼くときに使う金網。 **もち・あわせ**【持ち合わせ】も都合よくそのとき持っている・こと(物)。特に、金銭。「あいにくーがない」 **もち・あわ・せる**【持ち合わせる】《他下一》都合よく持っている。持ち合わす。「小切手を―・せる」 **もちいえ**【持ち家】、所有している家。 **モチーフ** ●芸術的な創作活動の、動機となる主要な題材・思想。●絵画の主題。●楽曲の最小単位となる旋律。動機。●〔装飾・編み物で]模様としてのまとまりをもった基本単位。[▽]motif **もち・いる**【用いる】《他上一》●用にあてて使う。「次の単語を―・いて短文を作れ」「新薬を―・いる」[類語]使う。使用。活用。●「心を―・いる」「意を―・いる」の形で〉心を、あれこれと働かせる。心を労する。「教育に意を―・いる」●採用して働かせる。任用する。「若手を―・いる」「学歴の区別なく重く―・いる」[類語]取り立てる。登用。●必要とする。〔多く否定形で使う〕「民主主義が憲法の基本であることは言を―・いない」[図]もち・ゐる《上一》。もち・う《上二》。もち・ふ《上二》。もち・ゆ《上二》。《名》漢字の部首「用」の称。[類義語の使い分け] >類義語の使い分け 「用いる・使う」 [用いる・使う]別の技法を用い(使っ)て製作する/トリックを用いる(使う)/有能な人材を用いる(使う) [用いる]顧問として用いる/環境問題に意を用いる [使う]仮病を使って欠席する/神経を使う仕事 **もち・うた**【持ち歌】歌い手などが、いつでも歌えるように用意している歌。レパートリー。 **もち・おもり**【持ち重り】持ってみて重く感じること。「―のする荷物」 **もち・かえ・る**【持ち帰る】[秘]《他五》●品物などを持って帰る。「土産を―・る」●出された案や討議内容をさらに検討するために持って帰る。「本部に―・って検討する」 **もち・か・ける**【持ち掛ける】《他下一》話をして、相手に働きかける。「相談を―・ける」[類語]持ち込む。 **もち・がし**【餅[餅]菓子】餅を主原料として作った和菓子。大福・柏餅など。 **もち・かぶ**【持ち株】所有している株。手持ち株。―がいしゃ【一会社】グループ内の他会社の株式を所有し、その経営を支配することを主業務とする会社。 **もちきり**【持ち切り】話が、始めから終わりまで一つの事に集中すること。「選挙の話題でーだ」 <1441> **もち‐ごめ【餅[餅]米・糯米】** たくと強い粘り気が出、餅・強飯などを作るのに用いる米。因粳ぢる。 **もち‐じかん【持ち時間】** ●碁・将棋などで、打つ手を考えるために与えられる一定の時間。●その人に割り当てられた一定の時間。「スピーチの―は三分です」 **もち・だい【餅[餅]代】** (「正月用の餅の代金」の意から)年をこすために必要な金。●[俗]政党または派閥から議員に支給される一時金。 **もち・だし【持ち出し】** ●持って外に出すこと。「―禁止」●費用の足りない部分を自腹を切って出すこと。「接待費が――になる」 **もち・だ・す【持ち出す】** 《他五》 ●持って外や表に出す。「盆栽を縁側に―・す」「店の金を―・す」●相談事や問題点などを、とりあげて話題にする。「賃上げの要求を―・す」「身の上話を―・す」●足りない費用を自分で負担する。自腹を切る。「不足分を―・す」 **もち‐づき【『望月】** [雅]陰暦一五日の夜の月。満月。望。展 **もちつ‐もたれつ【持ちつ持たれつ】** 《連語》互いに助けたり助けられたりすること。「―の間柄」 **もち・てん【持ち点】** 減点法の競技などで、事前に参加者一人一人に割り当てられている点数。 **もち・なお・す【持ち直す】** 製■《他五》物の持ち方や持つ手をかえて、改めて持つ。「かばんを―・す」■《自五》[病状・天候・景気などで]一度悪くなった状態が再びよい方へ向かう。「病気が―・す」 **もちーにげ【持ち逃げ】** 《名・他サ》他人の金品を持ってにげること。「売上金を―された」類語拐帯ご。 **もち・ぬし【持ち主】** [あるものを]所有している人。所有者。「忘れ物のーをさがす」 **もち・の・き【「黐の木】** モチノキ科の常緑高木。樹皮から鳥もちをとる。もち。 **もち‐ば【持ち場】** その人が受け持つ場所。また、その人が担当する任務。「――をはなれる」「―につく」 **もち‐はこ・ぶ【持ち運ぶ】** 《他五》[物などを]持ってほかの場所・位置へはこぶ。運搬する。1部分 **もち・はだ【餅[餅]肌・餅[餅]『膚】** [つきたての餅のように]きめがこまかくなめらかな白い(女性の)肌。 **もち・ばな【餅[餅]花】** 正月などに、ヤナギなどの枝に餅をちぎってつけて神棚にかざる物。参考まゆだま。 **もちばん【持ち番】** 受け持ちの番。 **もち・ぶん【持ち分】** 共有している物や権利などについて、各人が受け持っている部分。「―を守る」 **モチベーション** ある行動をしようという意欲を起こさせること。動機づけ。「―を高める」▽motivation **もち‐まえ【持ち前】** へその人・物にもともとそな、わっている・こと(性質)。「―の朗らかさ」●各自が受け持っている部分。持ち分。 **もち・まわり【持ち回り】** 物事を、関係者の間で順番に受け持つこと。「書記役はーになっている」―かくぎ【―閣議】首相から各大臣に議題を回してそれぞれの意見を求め、閣議決定をする形式。 **もちもち** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)歯ごたえが餅のように弾力があるようす。「―とした食感」 **もちつき【餅[餅]搗き】** 餅をつく・こと(人)。 **もち・もの【持ち物】** ●所持している品物。所持品。「―検査」所有している物。所有物。 **\*もちーや【持ち家・持ち屋】** 持ち家。 **\*もち・や【餅[餅]屋】** 餅を(作って)売る・店(職業の人)。 **もち・やく【持ち役】** 芝居などで、その人が得意として受け持っている役。「貴公子が――の俳優」――・い」 **も・ちゅう【喪中】** 喪に服している期間。「―につき年始の御挨拶は失礼させていただきます」類語忌中。 **もち‐よ・る【持ち寄る】** 《他五》各々が持って寄り集まる。「プランを―・る」「寄せなべの材料を―・る」 **もちろん【、勿論】** 《副》論じるまでもなくはっきりしているようす。言うまでもなく。無論。「―賛成だ」 **\*もつ** (「臓物ぢ」の略)焼き鳥や煮込みなどの材料としての、鳥・豚・牛などの内臓。 **\*も・つ【持つ】** 《自五》長くその状態を保つ。もちこたえる。「この時計は一〇年―・つ」表記「保つ」とも書く。類語(5)維持。《四》。《他五》●指を働かせて、手の中に入れて保つ。「ペンを―・つ」類語持する。有する。●所持・携帯する。携える。「大金をふところにー・つ」●自分のものにする。所有する。「店を―・つ」[コロ]「機会を―・つ{=経験する・設ける}」[コロ]「関係を―・つ{=関係する}」ある性質や状態をその中にふくんでいる。「影響力を―・つ」「すぐれた容姿を―・つ」「画家の素質を―・つ」類語 (5) 具備。享有。●受け持つ。担当する。「仕事を三つー・つ」◎心にいだく。「自信を―・つ」「希望を―・つ」「反感を―・2●負担する。引き受ける。「送料は会社がー・ご□□「責任を―・つ」●過去や経験がある。「歴史を―・つ伝統校」「りっぱな経歴を―・つ人」囡《四》。 **\*もつ・か【黙過】** 《名・他サ》[文]だまって見のがすこと。「―できない行為」類語黙許。黙認。看過。 **\*もつ・か【目下】** ●[文]目の前。まのあたり。「危険が―にせまる」類語目前。●ただいま。現在。[副詞的にも使う]「―の急務」「一外出中」類語目今。 **もつーかん【木管】** ●木で作ったくだ。●「木管楽器」の略。―がっき【―楽器】 木製の(本来木製であった)管楽器。フルート・オーボエ・クラリネット・サクソホンの類。木管。対金管楽器。 <1442> **ももっかん**―**もて** ***もっかん【木簡】** 古代、文字を書き記したうすくけずった小木片。公文書の記録などに用いられた。 **もっきょ【黙許】** こつきよ 【黙許】《名・他サ》〔文〕だまってそのまま許すこと。「―の形をとる」[類語]黙過。黙諾。 **もっきり【盛っ切り】** 《「もりきり」の転》↓もり **もっきん【木琴】** 音階順に並べた長さと厚さの異なる木片を、球のついた棒で打ち鳴らす楽器。シロホン。 **もっけ【勿『怪・物『怪】** 《名・形動》思いがけないこと。意外なこと。**―の・さいわい【一の幸い】** 《連語》思いがけない幸運。 **もっ・けい【黙契】** 〔文]暗黙のうちに合意・契約が成立すること。また、その合意・契約。[類語]黙約。原 **もっこ【番】** (「持ち籠こ」の転)縄などで編んだ正方形の網の四すみに綱をつけ、棒でつって土砂・農産物などを運ぶ用具。 ***もっこう【木工】** ●大工悠。●木材を使って家具や調度品などを作ること。「一品」 ***もっこう【沐猴】** 〔文〕猿が。**――にして冠す**《句》《猿が冠をかぶる意で)粗野な人が見かけだけかざること。また、君主の資格がないたとえ。〈史記・項羽本紀〉 ***もっこう 【黙考】** 《名・他サ》〔文〕だまって考えこむこと。[四字]「沈思——」[類語]黙想。默思。 **もっこく【木斛】** ツバキ科の常緑高木。夏、五弁の白い小さな花を下向きにつける。 **もっこす** 〔熊本県の方言〕意地っ張り。「肥後の―」 **もっこつ【木骨】** 〔れんが造り・石造りなどの〕建造物の骨組みを木造にすること。また、その骨組み。 **もっこん【目今】** 〔文〕ただいま。現在。[類語]目下。 **もっさり** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も) ●もさっと。「―とした男」●毛がたくさん生えているようす。 **もっ‐そう【物相・盛相】** 一人ずつ一食分の飯を盛る器。**―めし【飯】** 特に刑務所で与えられる飯。 **もっそり** 《副・自サ》 《副詞は「――と」の形も)もさっもっこ **もったい【「勿体・物体】** ものものしく、とりつくろった様子・態度。**―を付・ける**《句》いかにも重々しく見せる。また、ことさらものものしくふるまう。もったいぶる。「―・けて話す」 **もったい・な・い【勿体無い・物体無い】** 《形》〔役立つものが〕粗末にされたり、むだにされたりしているのがおしい感じだ。「閑職に置くには―・い男」[類語]おしい。●〔目上の人の行為などが〕誠におそれ多くありがたい感じだ。かたじけない。「―・いお言葉」●(もよらないほど」けしからぬこと。「人ぃをだますなどーだ」 **もったいぶ・る【勿体振る・物体振る】** 《自五》わざと重々しく大げさにふるまう。勿体を付ける。「―・って、なかなか話さない」 **もったい‐らし・い** 《形》大げさで、いかにももっともらしいようすだ。「―・い文章だが、中身はない」 **もって【『以て】** 《連語》《「持ちて」の転)●〔文〕〈「・・・をー」の形で〉●手段として用いる意。・・・を使って。・・・によって。[句]「牛刀を―鶏を割きく」●根拠を表す。・・・の理由で。・・・のために。「名文を―知られた作家」「を」を強めた言い方。「天才を―自任する」日「で」を強めた言い方。〔やや改まった言い方」「これを―閉会とする」(前の文をうけ、接続詞的に用いて)それゆえに。だから。「―、懲役三年に処す」●《間投詞的に用いて)語調を整え、文意を強める語。「ますます―けしからん」(文中で接続詞的に用いて)その上。さらに。かつ。「軽量で――頑丈だ」●《動詞連用形について)・・・しながら。「歌い踊る」」を)入金品 **――瞑すべし**《句》死んでも満足すべきだ。また、単に満足すべきだ。「決勝まで進んだのだから―だ」が趣 **もってうまれた【持って生まれた】** 《連語》才能や性質が生まれつき備わっていること。生来の。生得の。〔連体詞的に用いる〕「――音楽の才」 **もってきて【持って来て】** 《連語》〈「・・・ヘー」の形で〉好ましくない条件に、さらに別の悪条件がつけ加わることを言う語。「道路はせまい。そこへ―車がふえた」 **もってこい【持って来い】** 《連語》最もふさわしいようす。うってつけ。「会計に―の人物」[表記]ふつうかな書き。 **もってのほか【『以ての外】** 《名・形動》思いもよらないこと。意外。「―のご立腹」〔常識では思いもよらないほど」 **もって・まわ・る【持って回る】** 《他五》持ってあちこちをまわる。「招待状を―・る」《自五》遠まわしに言ったり、したりする。〔多く、「―・った」の形で使う〕[コロ]「―・った言い方」 **もっと** 《副》さらに程度や状態が強まるようす。「―速く歩け」「―食べたい」[類語]いっそう。 **モットー** 目標とする事柄(を簡潔に表現した文句)。「早寝早起きがぼくのーだ」▽motto ***もっとも 【最も】** 《副》他のいくつかのものに比べてその程度が一番であるようす。第一に。「―高い山」「―すぐれている」 ***もっとも【尤も】** ■《形動》道理にかなっていて、なるほどとうなずけるようす。「君が言うことは―だ」「―至極」《接続》前の文にある条件を付加するのに使う。「旅の仕度をする。―荷物など大してない」[類語]だし。**ーらしい**《形》●いかにも道理にかなっているように見えるようすだ。「―・いうそ」●もったいぶったようすだ。「―・い顔をする」 **もっぱら【専ら】** 《副》その事だけに集中するようす。ひたすら。また、その事を主とするようす。ただ。一に。「―英語を勉強する」**―に・する**《連語》〔文〕ひとりじめにして意のままにする。「権勢を―・する」 **モップ** 柄の先にぞうきんをつけた掃除用具。▽mop **もつれ・こ・む【縺れ込む】** 《自五》物事がもつれて解決がつかずに次の段階に入る。「延長戦に―・む」 **もつ・れる【縺れる】** 《自下一》●〔糸・ひもなどが〕からみ合って解けなくなる。こんがらがる。「糸が―・れる」●〔事件・話・感情などが〕入りくんで混乱し、決着がつかなくなる。「話が―・れる」「交渉が―・れる」〔舌や足などが〕自由に動かなくなる。「舌が―・れる」「足が―・れる」図もつ・る《下二》。 **もて** 《連語》文語(「持ちて」の転「もって」の促音の無表記形から) ●〈「・・・(を)もて」の形で〉手段・材料・理由などを表す。・・・によって。「女は色を―富貴を得べしく尾崎紅葉・金色夜叉〉」●《上の動詞連用形と下の動詞とにはさまれた形で、接続助詞的に》二つの事柄が並び行われる関係を表す。・・・て。・・・ながら。「麦の葉は天つひばりの声ひびき一葉一葉に揺り―延ぶらしへ長塚きり。 <1443> ●〔「・・・もて行く」の形では「だんだん・・・してゆく」の意を表す」「余と少女との交漸く繁くなりー行きて〈森鷗外・舞姫〉」 **もてあそ・ぶ**【弄ぶ・『玩ぶ】《他五》●手に取って遊ぶ。「扇を―・ぶ」[類語]玩弄。●慰みとして愛好する。「盆栽を―・ぶ」●人を慰み物にする。おもちゃにする。なぶる。「女を―・ぶ」●「楽しむかのように〕思いのままにあつかう。「議論を―・ぶ」「運命に―・ばれる」[類語]翻弄。 **もて・あつか・う**【持て扱う】。《他五》●取りあつかう。●取り扱いに困る。もてあます。「泣く子を―・う」[①②とも古風な言い方〕 **もて・あま・す**【持て余す】《他五》取り扱い方や処置に困ってどうしたらよいかわからなくなる。もちあつかう。「やんちゃな子供を―・す」[日]「暇を―・す」 **もてなし**【持て成し】もてなすこと。特に、客にごちそうすること。「手厚い―を受ける」[類語]接待。[表記]ふつうかな書き。 **もて・な・す**【持て成す】《他五》人を(丁寧に)取りあつかう。特に、客にごちそうする。遇する。「親も同然に―・す」「土地の料理で―・す」[類語]接待。[表記]ふつうかな書き。 **もてはや・す**【持て囃す】《他五》●特に取り立ててほめる。ほめそやす。「天才と―・す」●《受け身の形で)盛んに人の話題にのぼる。「テレビでー・される歌手」 **モデム** コンピューター・電話回線などの間で、音声信号・光信号などとデジタルデータの変換を行う装置。変復調装置。[▷]modem **もてもて**《名・形動》〔俗〕非常にもてること。「―の男の子」 **モデラート** 楽曲の速度を表す標語。「中ぐらいの速さで」の意。[▽]moderato **モデリング** ●模型を作ること。●彫刻で、塑像に肉付けをすること。また、絵画で、陰影をつけるなどして立体感を出すこと。[▽]modeling **も・てる**【持てる】《自下一》《動詞「持つ」の可能形から)●その状態が保てる。「座が―・てない」●[俗]好感を持たれ、よい扱いを受ける。人気がある。[表記]②は多くかな書き。 **モデル** ●型。型式。●模型。ひな型。●手本または模範となるもの。また、ある事柄を実験的に行う際の標準となるもの。「―地区」●絵画・彫刻・写真などの題材とするもの。●小説などの作中人物の素材となる実在の人や事件。「―小説」●「ファッションモデル」の略。[▷]model ーカー 模型自動車。[▽]model car ーケース 同類の物事の標準となる事例。「都市再開発の―」[▽]model case ーチェンジ《名・自他サ》〔自動車や電化製品などで〕商品名を変えないで、デザインや性能を改めること。また、改まること。[▽]model change **モデルノロジー** 「考現学」に同じ。[▽]modernology **もと**【下・許】●物の下(の部分)。また、そのあたり。「ひざー」「太陽の―で遊ぶ」●ある人のいる所(のあたり)。また、ある人の支配・影響がおよぶ範囲。「正義の名のーに行動する」[句]「勇将の―に弱卒なし」●〈「・・・のーに」の形で〉・・・という状態で。「一言の―にはねつける」 **もと**【元・『故・『旧】■《名》今より前の時。以前。「このあたりは―畑だった」■《連体》以前そうであったことを表す。以前の。「一首相」→〈使い分け **――の鞘に収ま・る**《句》仲たがいして別れた者が、再び以前の親密な関係にもどる。「夫婦が―・る」 **――の木阿弥**《句》一度はよくなったものが、再び以前の悪い状態にもどること。[周源]戦国時代の武将、筒井順昭が病死した際、声のよく似た木阿弥という盲人を身代わりにし、薄暗い寝所にねかせて外来者をあざむいたが、息子の順慶が成人すると、木阿弥はもとの身分にもどったという故事から。 >使い分け「もと」 下〔ものの下。支配・影響下〕白日の下・指導の下・法の下・旗の下・勇将の下・運命の下・一言の下 元(許・『因・『旧)〔物事のはじめ。原因。元金。昔。以前の〕身元(許)・国元(許)・火の元(因)・蔵元・元も子も無い・元を掛ける・元(旧)のさやに収まる・元(旧)の住所・元(旧)大臣・風邪は万病の元(因) 本〔物事の根本・根源〕本を正す・農は国の本・正直をもって本となす・本をたずねる・本立って道生ず 基〔助けになる物事。基本。基礎〕判断の基になる資料・国の基を築く もと(『素)〔物をつくる際の原料になるもの〕ケーキのもと・味付けのもと・栄養のもと・スープのもと [参考]「因」はおおむね「元」で代用できるが、「病気の元・争いの元」など、「元」ではなじみにくく、かな書きにされるものもある。「あしもと」は「足元/足下」のように二様の書き方があるが、前者は立っている足の周り、後者はその足の下といったニュアンス。「許」は存在する場所に近いところの意、「因」は物事の原因となるものの意、「旧」は年月を経た意で、昔を意味する。 **もと**【本・元・基】《名》●物事の起こり。起源。[コロ]「ーをただせば君が悪い」●物事の根本をなすもの。根源。「悪の―を断つ」[句]「農は国の―」●原因。[句]「失敗は成功の―」[表記]②③は多く「基」とも書く。●原料。材料。「豆腐のーとなる大豆」●元金。もとで。●原価。もとね。[コロ]「一を取る」[表記]⑤⑥は「元」と書く。《助数》〔雅〕(和語につけて)草木を数える語。「ひとーの菊」[表記]日は「本」と書く。■使い分け **元が切・れる**《句》●原価または元値よりも安い価格になる。元値を割る。●資金がなくなる。 **元も子も無・い**《句》《元金も利息もともに失う意から)すべてを失って、今までの努力が何にもならなくなる。「相手を怒らせたら―・い」 **もとい**【基】り(「本居」の意)物事の基礎。土台。〔古風な言い方」「国のーを定める」 **もとい**《感》(「元へ」の転)もとへ。 **もと・うけ**【元請け】(「元請負」の略)注文主と、直接仕事の請負の契約をすること。また、その・人(業者)。[参考]その仕事をさらに請け負う「下請け」「孫請け」に対して言う。 **もと・うた**【元歌】替え歌の元になった歌。[因]替え歌。 <1444> **もと・うた**【本歌】ほんか(本歌)。 **もと「うり**【元売り】〔卸売り・小売りに対して〕製品を製造・販売すること。また、その企業。 **もどかし・い**《形》物事が思いどおりに進まず、いらいらする感じだ。じれったい。はがゆい。「はかどらないのが―・い」[図]もどか・し《シク》。 **もと・き**【本木】木の幹や根もとの部分。[因]末木。 **もどき**【『擬き】《接尾》《体言について)「そのものにそっくり」の意。「芝居―」[類語]まがい。 **もときん**【元金】●商売などの元手とする金。資金。●利子を生じるもととなる金銭。[=]元金。 **モトクロス** 山地や原野など、起伏の多いコースをオートバイで走るレース。[▽]motocross **もと・ごえ**【元肥・基肥】種まき・苗植えの前に田畑にほどこしておく肥料。基肥。原肥。[因]追い肥。追肥。 **もと・ごめ**【元込め】銃身・砲身の後部から弾丸をこめる・こと(鉄砲)。後装。「――式の銃」[囡]先込め。 **もどし・ぜい**【戻し税】国が一定の条件で、輸入関税や内国消費税をはらいもどす・こと(税金)。 **もと‐じめ**【元締め】金銭の勘定や仕事などのしめくくりをする役目(の人)。 **もど・す**【戻す】《他五》●もとの場所・状態などに返す。「話を元に―・す」「借りた道具を―・す」●乾燥食品などを加工前の状態にする。「切り干しダイコンを―・す」●逆の方向に返す。「時計の針を五分―・す」●へどをはく。嘔吐する。「車に酔ってー・した」[図]《四》。 **もと・せん**【元栓】水道管・ガス管などの元をしめる栓。 **もと・ちょう**【元帳】すべての勘定科目について口座を設け、それぞれの増減や残高を記録しておく帳簿。 **もと‐づ・く**【基づく】《自五》もととする。もとを根拠とする。「史実に―・いた小説」[注意]「基ずく」は誤り。 **もと・で**【元手】事業などを始めるのに必要な資金。また、活動などに不可欠のもの。「何事も健康がーだ」 **もと・どり**【髪】(「本取り」の意)髪の毛を一つにまとめて、頭の上で束ねた部分(の髪)。 **もと・なり**【本『生り・本成り】植物の茎やつるの、もとの方に実がなること。また、その実。[対]うらなり。 **もと・ね**【元値】商品の仕入れ値。原価。「―を切る」 **もと・ばらい**【元払い】郵便料金や荷物の運賃などを送り主側が支払う方法。[囡]先払い。着払い。 **もとへ**【元へ】《感》《「元へもどれ」の意)●〔体操などで〕やり直しを命じる号令。●言い直しをする時にさしはさむ語。[参考]旧軍隊の用語から。[=]もとい。 **もと・みや**【本宮】→ほんぐう(本宮)。 **もとめ**【求め】●求めること。要求。「大衆の―に応じる」●買うこと。購入。「テレビのおーは当店で」 **もとめ・あぐ・む**【求め、倦む】《他五》〔さがしているものが得られず」さがしつかれる。さがすのがいやになる。[図]《四》。 **もとめて**【求めて】《副》自分の方から進んで。わざわざ。「―困難に立ち向かう」 **もと・める**【求める】《他下一》●あるものを欲しいと心の中で望む。「幸福を―・める」●相手に、あることをしてほしいと要求する。「謝罪を―・める」「助けを―・める」[類語]要請。●得ようとしてさがす。「職を―・める」「資料を―・める」●買う。「デパートで衣料品を―・める」[図]もと・む《下二》。 **もともと**【元元】■《名》その結果が前の状態と大差ないこと。「だめで―」[日]《副》はじめから。もとから。「―物覚えが悪い」[表記]日目とも、ふつうかな書き。 **もと・ゆい**【元結い】。日本髪で、もとどりを結うときに使う、細いひも・こよりなど。もっとい。 **もと・より**【元より・『素より・『固より】《副》●初めから。もともと。「断られるのは―覚悟の上」●言うまでもなく。勿論。「中国はー、日本でも有名」 **もどり**【戻り】●もとにもどること。また、もとの場所に帰ること。「―が遅い」●鉤・釣り針の端にあって、逆さにとがって出た部分。 **もどり・づゆ**【戻り梅雨】一度梅雨が明けたあと、再び雨続きになること。 **もと・る**【悖る】《自五》原則・道理などに反する。〔古風な言い方〕「人道に―・る行為」[文]《四》。 **もど・る**【戻る】《自五》●もとの状態に返る。「調子が―・る」「平静に―・る」[類語]復する。●いったん手もとをはなれた所有物が手もとに返る。「落とした金が―・る」●もとの場所へ帰る。「仕事に―・る」「自宅に―・る」●逆の方向へひき返す。「来た道を―・る」[図] **もなか**【『最中】●[文]まん中。●〔文]いちばん盛んな時。まっ盛り。●餅米の粉から作った皮の間にあんを入れた和菓子。―の・つき【一の月】陰暦十五夜の月。満月。 **モニター** ●放送・録音などの状態を監視し調整する・装置(人)。●《名・他サ》放送局・企業などから依頼されて、番組・記事の内容や製品の品質などについて意見を述べる・こと(人)。「消費者——」「――報告」●コンピューターのディスプレー。[▽]monitor **モニタリング**《名・他サ》●監視。また、モニターで見ること。●新商品などに対して、消費者の立場から意見を述べてもらうこと。[▽]monitoring ーシステム 公害・地震・犯罪などを監視するシステム。「環境放射線―」[▽]monitoring system **モニュメンタル**《形動》記念すべきようす。歴史に残すべきようす。「―な大作」[▽]monumental **モニュメント** 記念碑。記念建造物。[▽]monument **もぬけ**【蛇】(「裳も抜け」の意)〈ヘビ・セミなどが外皮をぬぐこと。脱皮。また、その抜け殻。 **もぬけの‐から**【「蛻の殻】●ヘビ・セミなどの抜け殻。●人がぬけ出して、空になっている状態。「―の根城」●魂がぬけ出たあとの体。また、放心状態。 **もの**【物】【名》●空間的に位置をしめ、感覚によってその存在を知ることができる対象。「――には形がある」[団]事。●品物。物品。また、品質。「人に―を贈る」「―のよい品」[類語]物。物体。物質。物件。●その対象を具体的に指さず、漠然ととらえて言う語。●〔声に出して言う〕ことば。「あきれてーが言えない」●文章。「―を書く職業」●所有物。持ち物。「他人の一を借りる」●動作の対象。それが具体的に何であるかはそれぞれの文脈によって示す。「―を食う」「―を覚える」●神仏・鬼・悪霊など、畏怖・恐怖の対象。「―の怪」●事柄。物事。「彼のやり方には納得できない―がある」[連]「―の弾み」●事のわけ。道理。●特に取り立てて言うほどの事柄。「どれもこれもーになっていない」■《接尾》《地名に付けて)その土地で生産された物品の意。「西陣―」「北海―」●そういう事態を引き起こすような事柄の意。「冷や汗ー」「切腹―」[参考]目は「もん」ともいう。 **もの**《形名》●そうなるのが当然・普通であるの意を表す。「作家とはそういう見方をする――だ」「学問とは難しいーだ」●感慨・感動を表す。「二人とも大きくなったーだ」●〈「・・・したー」の形で〉過去の事柄を述懐して言う語。「昔はよく遊んだーだ」●強調・断定を表す。「間に合わないーでもない」「住めた―ではない」[参考]の目は「もん」ともいう。①もの(終助)。[表記]目はふつうかな書き。 **もの**【者】《形名》「人」の意。〔改まった気持ちや、卑下・軽視の気持ちがこもることがある」「家の――に行かせます」 **もの**《接頭》《形容詞・形容動詞について)「なんとなく」の意。「―悲しい」「―静か」●「いかにも・・・のようすだ」の意。「―めずらしい」「―すさまじい」 **―言う花**《句》《ことばを話す花の意)美人のたとえ。解語の花。[団]物言わぬ花。 **|言えば唇寒し秋の風**《句》人の悪口を言った後は、後味の悪い思いをするものだ。また、余計なことを言えば、そのために災いを招くものだ。口は災いのもと。[参考]芭蕉の句から。 **――言わぬ花**《句》草木の花。[因]物言う花。 **――が分か・る**《句》物事の道理や人情の機微がわかる。わけが分かる。 **――ともし・ない**《句》問題にしない。相手にしない。 **――に・する**《句》●目的にかなった形にする。「研究を―・する」●習得する。「独学で中国語を―・した」●思いどおりに手に入れる。「勝利を―・する」 **――にな・る**《句》●目的にかなった形になる。「作詞も作曲もどれも―・らない」●ひとかどの人物になる。「鍛えれば―・る」 **――は相談**《句》《よい結果が得られるかもしれないから、何事もまず相談してみることだの意で)相談を切り出すときに言うことば。「―だが、やってくれまいか」 **――は試し**《句》物事は実際にやってみなければ、そのよしあしや成否はわからないということ。 **――も言いようで角が立つ**《句》何でもないことでも話のしかたによっては、相手に悪く受け取られる。物も言いようで角が立つ。物は言いよう。 **―を言・う**《句》役立つ。効果をあらわす。「金が―・う社会」「今までの努力が―・った」 <1445> **もの**《終助》《形式名詞「もの」が文末で使われて助詞化したもの) (活用語の終止形、特に「(ん)だ」「(ん)です」「ます」につく。口頭語で、主に女性が使う。くだけた言い方では「もん」とも》●話し手が、自分の態度・判断に対して事態や理由をあげて説明するのに使う。〔多く「だって」「でも」と呼応し、(甘えた態度での)反駁の気持ちがこもる」「だって、いじめるんだもん」「でも、私は信じていますもの」●〔接続助詞的にも使い、その場合は当然の理由をあげる意となる」「冗談ばかりおっしゃるんですもの、困りますわ」 **もの・あわせ**【物合わせ】左右に分かれ、物を比べ合わせ優劣を競う遊び。歌合わせ・貝合わせなど。 **もの・あんじ**【物案じ】心配して考えこむこと。〔古風な言い方〕「一人―にしずむ」[類語]物思い。 **もの・いい**【物言い】●話し方。ことばづかい。「―に品がない」●大相撲で、審判委員や控え力士が行司の勝負判定に異議を唱えること。転じて、一般に、異議をとなえること。[コロ]「計画に―をつける」 **もの・いみ**【物忌み】●〔神事のとき〕ある期間、飲食・行いをつつしみ、心身を清めて家にこもること。●不吉であるとして、ある種の物事を忌みさけること。 **もの・いり**【物入り】《名・形動》費用がかかること。また、出費。「転居、結婚と―続きだ」 **もの・いれ**【物入れ】物を入れておく・ところ(箱・袋)。 **もの・う・い**【物憂い・・懶い】《形》《「もの」は接頭語)何となく心が晴れずけだるい感じだ。「―・い春の夕暮れ」 **もの・うり**【物売り】品物を持ち歩いたり、街頭に立ったりして物を売る・こと(人)。「―の声がする」 **ものおき**【物置】ふだんあまり使わない雑多な道具などをいれておく所。 **もの・おじ**【物『怖じ】[刻]。《名・自サ》物事に立ち向かうことをこわがること。「―しない子供」 **もの・おしみ**【物惜しみ】《名・他サ》物を与えたり使ったりするのをおしむこと。「太っ腹だからーがな**もの・おそろし・い**【物恐ろしい】《形》《「もの」は接頭語》なんとなく恐ろしい感じだ。「―・い気配」 **もの・おと**【物音】何の音かわからない音。 **もの・おぼえ**【物覚え】物事をおぼえる・こと(能力)。記憶(力)。「―のよい子」 **もの・おもい**【物思い】ぃあれこれと思いなやむこと。思案。[コロ]「ーにしずむ」[コロ]「ーにふける」[類語]物案じ。 **もの・か**《終助》《形式名詞「もの」+終助詞「か」が文末に使われて助詞化したもの。連体形につく)●[文語]おどろきをこめた感動を表す。「かく忘れがたくはありけるものか〈島崎藤村〉」●反語。[か](終助)。「負けてなるものか」[参考]くだけた言い方では「もんか」とも。 **もの・かき**【物書き】職業として文章を書く・こと(人)。文筆業(者)。「―にたずさわって三〇年」 **もの・かげ**【物陰・物、蔭】物にさえぎられて見えない所。「―にひそむ」 **ものがた・い**【物堅い】《形》(「もの」は接頭語)義理をよくわきまえていて礼を失わないようすだ。律義だ。「―・い商人」 **ものがたり**【物語】●話された事柄。「彼の結婚にまつわる―」●古くから語り伝えられている話。●作者の見聞または想像をもとに、人物・事件について叙述した散文形式の文学作品。〔狭義には、平安時代以降、近世以前に作られたものをいう」「―文学」 **ものがた・る**【物語る】《他五》●ある物事の成り行きについて語る。「事の次第をくわしく―・る」●ある事実が、ある意味を示す。「壁の絵が店の性格を―・る」 **ものがなし・い**【物悲しい・物『哀しい】《形》(「もの」は接頭語)なんとなく悲しい感じだ。「―・い夕暮れどき」 **もの・かは**《連語》《形式名詞「もの」+助詞「か」「は」》[文語的]〈「・・・もーは(と)」の形で〉ものともせず。問題とせず。「寒さも―と川にとび込む」 **ものぐさ**【物臭・懶】《名・形動》何かするのを面倒がる・こと(人)。無精。「―な態度」 **―を言わ・せる**《句》効力を発揮させる。「金にー・せる」 **モノグラフィー** 一つの問題だけをあつかった研究論文。モノグラフ。[▽]Monographie <1446> **モノグラム**「ローマ字で書いた氏名の頭文字など二つ以上の文字を組み合わせて図案化したもの。組み字。[参考]商標・マークなどに用いる。[▽]monogram **ものぐるい**【物狂い】《名・自サ》●正気でなくなる・こと(人)。[参考]古風な言い方。●能で、シテが、情愛に心が乱れるようすを演じること。 **もの・ぐるおし・い**【物狂おしい】[む]。《形》《「もの」は接頭語)〔文〕気が変になりそうである。「―・い思い」 **モノクロ** 「モノクローム」の略。白と黒の二色(だけからなる写真・映画・テレビなど)。[対]カラー。 **モノクローム** ●単色で描かれた絵画。●→モノクロ。[▷]monochrome **もの・ごい**【物乞い】[叫]《名・他サ》他人に物をめぐんでくれるようにたのむ・こと(人)。●「こじき」に同じ。 **もの・ごころ**【物心】〈「ーがつく」の形で〉子供が成長して世の中のありさまがわかるようになる。[コロ]「―がついてから、大きなけがをしたことはない」 **もの・ごし**【物腰】〔人に接するときの〕ことばづかいや態度。「上品な―」[参考]ふつう、よい方に使う。 **ものごと**【物事】物と事。有形・無形のいっさいのもの。「―をよく知っている」 **ものさし**【物差し・物指し】●物に当てて、刻まれた目盛りで長さをはかる道具。さし。●評価するときの基準。「普通の―でははかれない人物」 **もの・さ・びる**【物『寂びる】《自上一》《「もの」は接頭語)どことなく古びた趣がある。「―・びた城下町」 **もの・さびし・い**【物寂しい・物、淋しい】《形》(「もの」は接頭語)なんとなくさびしい感じだ。 **もの・さわがし・い**【物騒がしい】《形》《「もの」は接頭語)●なんとなくさわがしい。「―・い場内」●「ぶっそうな事件などが起こって〕世の中が落ち着かない。おだやかでない。「事件続きで―・い時代」 **もの・しずか**【物静か】[礼]《形動》《「もの」は接頭語)●物音がせず、ひっそりしているようす。●「ことばづかいや態度が〕落ち着いていておだやかなようす。「―に話す」 **もの・しらず**【物知らず・物『識らず】〔常識として」知っていなければならないことを知らない・こと(人)。 **もの・しり**【物知り・物『識り】広い知識をもっている・こと(人)。―がお【―顔】物知りぶった顔つき。「―に時事を解説する」 **もの・す**【物す】《他五》→物する。 **もの・ずき**【物好き】《名・形動》風変わりな物事を好む・こと(人)。好事(家)。「あんな男を好きになるとは、―だね」 **もの・する**【物する】《他サ変》〔文〕詩文などを作る。物す。「一句―・する」 **モノセックス** 〔服装・生活様式などに関して〕男女の区別が見られないこと。[類語]ユニセックス。[▽]mono-と sex からの和製語。 **もの・だち**【物断ち】神仏に願い事をして、ある飲食物を口にしないこと。茶断ち・塩断ちなど。 **もの・だね**【物種】物事のもとになるもの。[句]「命あってのー」 **もの・たり・ない**【物足りない】《形》《「もの」は接頭語)何かが足りないような気がして心が満ち足りない感じだ。ものたらない。「結末が―・ない小説」 **もの‐で**《接助》《形式名詞「もの」+格助詞「で」》原因・理由を表す。〔多く、弁解の気持ちがこもる」「性格が内気なものでいけません」[参考]ふつう、連体形につくが、終止形「だ」にもつく。「風邪だもので声が出ません」[ゆ]くだけた言い方では「もんで」とも。 **ものども**【者共】《代名》〔文〕大勢の家来・手下などに呼びかけるのに言う語。お前たち。「十続け」 **もの・とり**【物取り】他人の金品をぬすむ・こと(人)。どろぼう。[参考]古風な言い方。 **モノトーン** 《名・形動》●変化にとぼしいこと。単調。一本調子。「―なリズム」●単色の色合い・色調。特に、白黒。[▽]monotone) **ものなら**《接助》《形式名詞「もの」+断定の助動詞「だ」の仮定形が一語化したもの)●(可能の意を表す動詞連体形について)順接の仮定条件を表す。[多く、不可能と思われるような条件を示し、文末の希望・命令表現と呼応する」「行けるものなら行きたいものだ」「取れるものなら取ってみよ」●(「(よ)うものなら」の形で)ひとたびそれが成立すると、大変な事態が生じる場合の、仮定条件を表す。もし、万一・・・ならば。「反論でもしようものなら怒りだしかねない」[参考]くだけた言い方では「もんなら」とも。 **もの・な・れる**【物慣れる・物、馴れる】《自下一》その物事になれて、動作などがなめらかに運ぶ。〔多く「―・れた」の形で使う〕「―・れた口調の挨拶」 **もの・すご・い**【物『凄い】《形》《「もの」は接頭語)●表現しがたいほどおそろしい。「―・い形相の男」●物事の程度がはなはだしい。「―・く寒い」「―・い雨」 **もの・の**《接助》《形式名詞「もの」+助詞「の」)●ある事柄の成立を一応認めたうえで、それにも関わらず別の事態が成立する場合の、逆接条件を表す。「店に入ったものの、買う気はない」「社長とはいうものの(=とはいえ)、お飾りにすぎない」●(「・・・からいいようなものの」の形で》ある事柄の成立が原因となって、大変な事態を回避した場合の、確定条件を表す。「いなかったからいいようなものの、万一いたら大変だった」●(「・・・すれば(すると)いいようなものの」の形で)ある事柄の成立によって、好ましい結果が得られるのにそれができない場合の、仮定条件を表す。「諦めてしまえばいいようなものの、それができない」[参考]くだけた言い方に「もんの」がある。 **もの・の・あわれ**【物の哀れ】[點]●平安文学で、ものにふれて起こるしみじみとした趣。[参考]本居宣長が「源氏物語」の本質を規定するために用いた語で、その時代の精神を表すものとされる。●事物にふれて起こるしみじみとした情感。「―を知らぬ人」 **ものの、かず**【物の数】特に取り立てて数えあげるほどのもの。〔多く下に打ち消しの語を伴う」「あんな奴など―ではない」 **もの・の・ぐ**【物の具】〔文〕●道具。調度品。●武器。特に、よろい。 **もの・の・け**【物の『怪・物の気】人にとりついてたたりをするといわれる、死者または生きている人の霊魂。[類語]悪霊。 **もの・の・どうり**【物の道理】物事の筋道。 <1447> **もの・のはずみ**【物の弾み】その場の勢いや成り行き。「―で会の世話役を引き受けてしまった」 **もののふ**【『武士】〔雅〕「さむらい①」に同じ。 **もの・の・ほん**【物の本】〔特に名を出さないで」ある書物。「―によれば、・・・」 **もの・の・みごとに**【物の見事に】《連語》まことに立派に。たいへんあざやかに。〔副詞的に使う〕「―投げ飛ばされた」 **ものは・づけ**【物は付け】雑俳で、「・・・のものは」「・・・するものは」の題に応じて答えの句をつけるもの。 **もの・び**【物日】祝い事や祭りなどのある特別の日。 **もの・ほし**【物干し】洗濯物を干す・こと(所)。物干し場。物干し台。「―ざお」 **ものほし・げ**【物欲しげ】《形動》いかにも欲しそうなようす。「――に絵を見ている」 **モノポリー** 独占(権)。専売(権)。[▷]monopoly **モノマニア** 偏執狂。[▽]monomania **ものまね**【物真『似】《名・他サ》他人のしたことをまねること。特に、他人や動物の動作・声などをまねる芸。 **もの・み**【物見】●見物。●戦いで、敵のようすを見張る・こと(人)。「―の兵」●「物見やぐら」の略。遠くまで見るために設けたやぐら。―だか・い【一高い】《形》珍しがって見たがるようすだ。「―・い群衆」 **ものみ・ゆさん**【物見遊山】見物して遊び歩くこと。観光旅行。「―に来たのではない」 **もの・めずらし・い**【物珍しい】《形》《「もの」は接頭語)なんとなくめずらしい。また、いかにもめずらしい。「―・い風習」 **もの・もう・す**【物申す】《自五》●〔要求や反対意見などを〕主張する。「お役所へ―・す」《感》昔、玄関などで案内をこうときに言ったことば。ものもう。 **もの・もち**【物持ち】●財産をたくさん持っている・こと(人)。●〔丁寧にあつかったりして〕品物をいつまでも持っていること。「―のいい入」 **ものもの・し・い**【物物しい】《形》●いかめしいようすだ。「―・い警備体制」●おおげさなようすだ。「―・く言い渡す」 **もの・もらい**【物「貰い】●「こじき」に同じ。●「麦粒腫」の俗称。まつげの毛根に細菌が入って化膿し、まぶたが赤くはれて痛む症状。 **もの・やわらか**【物柔らか】[みは]《形動》《「もの」は接頭語)態度・ことばづかいなどが優しくおだやかであるようす。「―に応接する」 **モノラル** 放送・録音で、音を単一的に再生するもの。[対]ステレオ。[▽]monaural **モノレール** 一本のレールで電車を走らせる鉄道。単軌鉄道。[▽]monorail **モノローグ** 演劇などで、相手なしにひとりで言うせりふ。独白。[団]ダイアローグ。[▽]monologue **もの・わかり**【物分かり】物事の道理や事情などを理解して、それを認めて受け入れること。[コロ]「ーがいい」 **もの・わかれ**【物別れ】話し合いや相談が合意しないままわかれること。決裂。「折衝は―に終わった」 **もの・わすれ**【物忘れ】《名・自サ》物事をわすれること。記憶力が弱まること。「―がひどくなる」 **もの・わらい**【物笑い】[銘]他の人々からあざけり笑われること。「世間の―になる」 **ものを**《接助》《形式名詞「もの」+助詞「を」)(多く、条件句を伴って)満足すべき事態の不成立に対する、恨みや不満・無念・非難などの気持ちをこめながら、下の文に続けるのに使う。・・・のに。〔やや文語的な言い方〕「早く来ればいいものを、何をぐずぐずしている」●〔詠嘆の意をこめて、終助詞としても使う〕「その場所にいれば、役に立てたものを」 **モバ**「モバイル」の略。 **モバイル**「持ち運んで使えること」「移動先で通信機器を用いること」などを意味する語。「―コンピューター」[▷]mobile **も・はや**【『最早】《副》今となっては。もうすでに。「―打つ手がない」「一絶望だ」 **も・はん**【模範】見習うべき手本。規範。「一演技」 **モビール** 種々の形の紙片などを針金や糸でつるし、わずかな振動で微妙な動きを示すようにした造形物。モービル。[▽]mobile **モビリティー** 動きやすいこと。移動性。機動性。「タウンー」[▽]mobility **モブ** 群衆。特に、暴徒の群れ。モップ。[▽]mob **もふく**【喪服】葬式・法事などに着る(黒い)礼服。 **モヘア** アンゴラヤギからとった毛(で織った毛織物)。軽くて丈夫で、光沢がある。モハヤ。[▽]mohair **モボ**〔俗]「モダンボーイ」の略。流行を追う(軽薄な)男。[参考]昭和初期に流行した語。[団]モガ。 **もーほう**【模倣模倣】《名・他サ》他のものをまねること。「外国産をーした設計」[囡]独創。創造。 **もーほん**【模本摸本摹本】〔文〕●模写した書物。●〔習字などの〕手本。 **もみ**【縦】マツ科の常緑高木。葉は線形で、枝に密生する。材は製紙原料・建築用。若木をクリスマスツリーとして使う。 **もみ**【櫻】●もみ米。●もみがら。 **もみ**【『紅・『紅絹】(「もみぎぬ」の略)無地の紅色のもみ絹布。女性用和服の裏地に使う。「―裏」[ベニバナをもんで染めたことから。 **もみ・あ・う**【、揉み合う】《自五》〔多くの人が〕おし合い入り乱れて争う。「乗客がドア付近で―・う」 **もみ・あげ**【揉み上げ】髪の毛が耳にそって下の方まで生えている部分。「―をのばす」 **もみ・うら**【紅裏・紅絹裏】紅絹を着物の裏地に使うこと。また、その裏地。 **もみがら**【、籾殻】稲の実の外側の皮。 **もみくちゃ**【揉みくちゃ】●紙などが乱暴にままれてしわになること。「原稿用紙を―にする」●多くの人にもまれてひどい目にあうこと。「満員電車で―にされる」 **もみ・け・す**【、揉み消す】《他五》 ●火をもんで消す。「たばこを―・す」●いろいろな手を使っておさえこむ。「金で事件を―・す」 **もみ・ごめ**【籾米】稲穂から落としたままで、もみがらを取り去っていない米。 **もみじ**【〈紅葉〉・黄葉】《名・自サ》●晩秋に、木の葉が赤や黄色に色づくこと。また、その葉。紅葉。黄葉。「美しくーした山々」●「カエデ」の別称。●[俗]シカの肉。―おろし【一卸し】ダイコンの切り口に赤とうがらしをさしこみ、いっしょにすりおろした薬味。―がり【一狩り】山や野に出かけて、紅葉を楽しむこと。 **―のような手**《句》子供の手の、小さくてかわいらしいようすの形容。 **―を散ら・す**《句》恥ずかしさに顔を赤くする。 <1448> **もみ・しだ・く**【「揉み『拉く】《他五》強くもんでつぶす。 **もみ・すり**【「籾摺り】もみ米を臼・機械などですり、もみがらを取り除いて玄米にすること。 **もみ・で**【「揉み手】手をすり合わせ、もむようにすること。〔多く、人にものをたのんだり、わびを言ったり、こびたりするときの動作を表す〕「―をして客をむかえる」 **もみ・ほぐ・す**【揉み『解す】《他五》●筋肉の凝りなどをもんでやわらかくする。また、緊張した気持ちなどが和らぐようにする。「肩を―・す」「緊迫感を―・す」 **もみ・りょうじ**【「揉み療治】筋肉の凝りなどを、もんだりさすったりして治すこと。[参考]古風な言い方。 **も・む**【、揉む】《他五》●両手の間に物をはさんでこする。また、両手をこする。「手を―・む」「きりを―・む」「キュウリを塩で―・む」●〔物を〕激しくゆすり上下に動かす。「神輿を―・む」「舟が波に―・まれる」●体の痛みや疲れをとるため、手で筋肉をつまみほぐす。按摩をする。「肩を―・む」●(受け身の形で)人ごみの中でおしあう。「人波に―・まれる」●激しく議論して検討する。「議案を会議で―・む」●〔運動などで〕練習の相手になって、きたえる。「いっちょう、―・んでやるか」●《受け身の形で》多くの人の中でさまざまな経験や苦労を体験させられる。「社会の荒波に―・まれる」[文]《四》。 **もめごと**【「揉め事】ごたごたした争い。悶着。「―に巻きこまれる」 **も・める**【、揉める】《自下一》●ごたごたした争いが起こる。「政府と野党の間で―・める」●心配で落ち着かない。[句]「気が―・める」[図]も・む《下二》。 **もめん**【〈木綿〉】●キワタの種子についている、白くてやわらかな繊維。弾力性・吸湿性・保温性に富み、精製して衣類・ふとんなどに用いる。木綿わた。●木綿糸。●木綿糸で織った織物。綿布。●「木綿豆腐」の略。―どうふ【一豆腐】豆乳ににがりを加え、木綿布をしきつめた箱型に流しこんでつくった豆腐。[団]絹ごし豆腐。 **モメント** モーメント。[▽]moment **もも**【『百】〔文]ひゃく。また、数が多いこと。「―さえずり(=鳥がしきりにさえずること)」 **もも**【桃】バラ科の落葉小高木。春、うす紅または白色の五弁の花がつき、夏に実がなる。実はやわらかくてまるく、食用。 **—栗三年柿八年**《句》芽を出してから、桃と栗は三年、柿は八年たつと実がなるということ。[参考]「桃栗三年柿八年、柚は九年になりかかる」ともいう。 **もも**【『股・腿】ひざから上の部分。大腿部。 **ももいろ**【桃色】●桃の花のようなうすい紅色。ピンク。●〔俗〕男女間の恋愛を言う語。「一遊戲」 **ももじり**【桃尻】〔桃の実がすわりが悪いことから」馬に乗るのがへたで、尻が鞍にうまくすわらないこと。 **もも・だち**【『股立ち】はかまの両脇上部の、開いている部分をぬい止めたところ。 **―を取・る**《句》動きやすいように、ももだちをつまみ上げて帯にはさむ。 **ももち‐どり**【『百千鳥】●〔雅〕多くの鳥。百鳥。●「チドリ」の別称。 **もも・とせ**【『百『歳・『百年】〔雅〕●ひゃくねん。●多くの年。長い年月。[類語]千歳。 **もも・の・せっく**【桃の節句】(陰暦で、桃の花のさく季節にあたるところから)三月三日の節句。ひな祭り。上巳。 **もも・ひき**【『股引き】腰から下を包む衣服。足に密着する。作業用や(男性の)下着用。パッチ。 **もも・われ**【桃割れ】一六、七歳の少女が結う、日本髪。左右に髪を分けて輪にして後頭上部で結び、びんをふくらませたもの。 **ももんが**【「鼯鼠】●リス科の動物。体長一四~二〇cm。前あしと後ろあしの間に飛膜があり、木から木へ滑空する。夜行性。●「ムササビ」の別称。 **ももんがあ** ももんが。●頭から着物をかぶってひじを張り、ムササビのまねをして子供などをおどすこと。また、そのときに言う語。 **もや**【『母屋・『身屋】●〔庇に対して〕家の中心となる部屋。寝殿造りでは、寝殿の中央の間。●すまいの中心になる建物。 **もや**【露】地面や水面近くの大気中にたちこめた、うすい霧状のもの。また、その現象。[類語]霞。 **もやい**【『催『合い】共同で一つのことをすること。また、共同で所有すること。 **もやい**【舫い】●船と船とをつなぎ合わせること。また、船を抗になどにつなぎとめる・こと(綱)。もやいづな。 **―を解・く**《句》出航する。 **もやいぶね**【舫い船】●互いにつなぎ合わせてある船。●岸などにつなぎとめてある船。 **もや・う**【肪う】《他五》●船と船とをつなぎ合わせる。また、船を杭になどにつなぎとめる。「川岸に―・ってある舟」[文]《四》。 **もやし**【萌やし・蘗】暗い場所で光にあてないで発芽させた、豆類などの若芽。食用。 **もや・す**【燃やす】《他五》●燃えるようにする。燃す。「落ち葉を―・す」[類語]焚く。焼く。焼却。●意欲や感情で心を高ぶらせる。「闘志を―・す」「情熱を―・す」[図]《四》。 **もやもや**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)●煙・湯気・もやなどが立ちこめるようす。また、(もやがかかっているように)はっきりしないようす。「―とした湖面」「―とした記憶」●《名》心にわだかまりがあって晴れ晴れしないようす。また、心のわだかまり。「誤解が解けて―が消えた」 **もよい**【催い】《接尾》《「雨・雪」などに付けて》それが起こりそうなきざしが見える意。「雪―の空」 **も‐よう**【模様】●〔衣服・調度類などに〕装飾としてほどこす、線・色などで表した図柄。文様。紋柄。「唐草―」「絵―」●ようす。ありさま。状況。「交渉は決裂した―」「―眺めの相場」●〔接尾語的に、そうなりそうなようす、それらしいようすの意でも使う」「雨―」「荒れー」ーがえ【一替え】《名・他サ"》●室内の装飾や家具の配置、建物の外観などを変えること。●物事の方法・手順・計画などを変更すること。 **もよおし**【催し】[髭]もよおし物。―もの【一物】大勢の人を集めて行うさまざまな行事。もよおし。 **もよお・す**【催す】[戦]《他五》《自五》●ある状態や気分を起こし始める。また、起こり始める。「吐き気を―・す」「眠気を―・す」●会などをくわだて行う。開催する。「展覧会を―・す」[類語]挙行。[図]《四》。 **もーより**【〈最寄り〉】もっとも近く。「―の駅」 **モラール** やる気。士気。[▽]morale **もらいご**【貰い子】[修]他人の子をもらって自分の子とすること。また、その子。[参考]古風な言い方。 <1449> **もらい・さげ**【「貰い下げ】警察などに留置されている者の身元を保証して引き取ること。 **もらい‐ぢち**【「貰い乳】母乳が出なかったり足りなかったりしたとき、他の女性から乳をもらって自分の子に飲ませること。貰い乳。 **もらい‐て**【貰い手】もらってくれる人。もらい受ける人。「犬の一を探す」 **もらい・なき**【貰い泣き】《名・自サ》他の人が悲しんで泣くのに同情していっしょに泣くこと。 **もらい・び**【貰い火】よその火事から火が移って自分の家も焼けること。類焼。 **もらい・みず**【「貰い水】よその家から水をもらうこと。また、その水。 **もらい・もの**【貰い物】他人からもらった物。「―をする(=物をもらう)」 **もらい・ゆ**【貰い湯】他人の家のふろに入れさせてもらうこと。 **もら・う**【「貰う】。■《他五》●人から・与えられ(贈られ)たものを受け取る。「小遣いを―・う」●人にたのんで手に入れる。また、自分で自由に使えるようにする。「ふろを―・う」「休暇を―・う」●嫁・婿・養子などを家にむかえとる。「養女を―・う」●他人のもめ事を自分にひき受ける。「このけんかはおれが―・った」●〔勝負で〕勝利を自分のものにする。勝ちを得る。「この試合は―・った」●よくないものを、うつされる。「幼稚園で、はしかを―・ってきた」[目]《補動》他人が何らかの行為をすることによって利益を受ける意を表す。また、依頼して他人に行為をさせる意を表す。「英語を教えてー・う」「少し待って―・おう」[表記]日は多くかな書き。《四》。[類語と表現] >類語と表現「貰う」 *「貰う」は、与えられたということを表現する。「呉れる」と言うときは、主に、誰だが与えたかを言いたいときに使う。主語が異なることに気をつけたい「弟が叔父にお年玉を貰った/叔父が弟にお年玉を呉れた」。与えた人を主語にした「呉れる」のほうが感謝の念が強い。補助動詞の場合も「買ってもらった」と言うより、「買ってくれた」と言うほうが、買った人の親切さがはっきりする傾向がある。「頂く・頂戴する」は謙譲語。「賜る」と言えば、さらに敬意が高まる。 ◆授かる・受ける・収める・頂く・賜る・受け取る・手に入れる・譲り受ける・申し受ける・貰い受ける・承る/(計)授受・甘受・享受・納受・収受・拝受・拝領・収賄・受章・受賞・受戒・受理・受納・受領・頂戴 **モラ・ハラ** 「モラルハラスメント」の略。 **モラリスト** ●道徳を重んじる人。道徳家。●人間性や人間の生き方などを観察・探究した人。パスカル・モンテーニュなど。[▽]moraliste **モラル** 倫理。道徳。「―に反する行為」「政治家の―」[▽]morals ーハザード 道徳的危険。保険に入ったことで事故防止の意識がうすれることや、国の保護をあてにして金融機関が乱脈経営に走ることなど。[▽]moral hazard - ハラスメント言葉や態度による精神的いやがらせ。[参考]「モラハラ」と略される。[▽]moral harassment **もら・す**【漏らす・洩らす】《他五》●〔液体などを〕外にこぼす。「小便を―・す」●〔秘密などを〕こっそりと他へ知らせる。「国家機密を外国に―・す」[類語]漏洩・。●必要な事柄をぬかす。また、取り逃がす。「名簿から大事な人を―・した」「―・さず逮捕する」●心に思っている事を口に出して言う。「本音を―・す」●声や表情などを外に出す。「ため息を―・す」[図]《四》 **モラトリアム** [心]成人している青年が社会人となるまでの精神の猶予期間。[▽]moratorium (=執行猶予。支払い猶予)―にんげん【一人間】社会的存在として、自己を確立していない人間。特に、いつまでも大人社会に同化できないでいる青年。 **もり**【守り】●まもる・こと(人)。「灯台一」●子供の世話をする・こと(人)。お守り。「子供のーをする」 **もり**【森・杜】大きな木がたくさんしげっている所。また、特に、神社をかこんで木がしげっている所。「鎮守の―」[表記]「杜」は、多く後者に用いる。[類語]森林。 **もり**【盛り】《名》●食べ物を皿や茶碗などに盛ること(分量)。「あの食堂は」がいい」「盛りそば」の略。[因]かけ。《助数》皿や茶碗などに盛ったものを数える語。「どんぶり飯二はー」 **もり**【銛】魚などをつきさしてとる、鉄製の漁具。 **もり・あが・る**【盛り上がる】《自五》●〔中からふくらんで」盛ったように高くなる。「地震で地盤が―・る」[類語]隆起。●〔気持ちや勢いなどが〕わきあがるように起こって高まる。「気分が―・る」「反対運動が―・る」 **もり・あ・げる**【盛り上げる】《他下一》●盛って高くする。「土を―・げる」●「気持ちや勢いなどを〕高める。盛んにする。「士気を―・げる」「応援が大会を―・げる」 **もり・あわせ**【盛り合わせ】大きな一つの皿に何種類かの料理を盛ったもの。「刺身のー」 **もり・かえ・す**【盛り返す】《他五》弱まった勢いを再び盛んにする。「中盤から―・して優勝した」 **もり・かご**【盛り籠】供物などを盛るかご。 **もりがし**【盛り菓子】三方に山形に盛って神仏に供える菓子。 **もり・きり**【盛り切り】入れ物に一度盛っただけで、お代わりを出さない・こと(食べ物)。盛っ切り。「―の飯」 **もり・こ・む**【盛り込む】《他五》●器に盛って入れる。「サラダを鉢に―・む」●〔意見・意匠などを〕その中にふくみもたせる。組み入れる。「アイディアを―・む」 **もり‐ころ・す**【盛り殺す】《他五》飲食物に毒をまぜ与えて、人を殺す。 **もり・じお**【盛り塩】も料理屋などで、縁起を祝って門口に塩を盛ること。また、その塩。 **もり・そば**【盛り、蕎麦】ゆでたそばをすのこ張りの器に盛ったもの。つけ汁で食べる。[因]かけそば。 **もりだくさん**【盛り沢山】《形動》〔出し物・料理などの〕内容や分量が多いようす。「今月は行事がーだ」 **もり・た・てる**【『守り立てる】《他下一》●まわりから援助などをして、力を発揮させたりりっぱな仕事をさせたりする。「若い社長を―・てる」●衰えた勢いを再び盛んにする。再興する。「最下位のチームを―・てる」 **もり・つ・ける**【盛り付ける】《他下一》食べ物を器に形よく盛る。 **モルト** 麦芽。ビール・ウイスキーの原料。[▽]malt <1450> **もり・つち**【盛り土】 低い地面の上に土を盛って高くすること。また、その盛った土。盛り土{ど}。 **もり・つぶ・す**【盛り潰す】 《他五》酒を飲ませて正体をなくさせる。 **もり・ど**【盛り土】 もりつち。 **もり・ばな**【盛り花】 ●華道で、水盤・籠などに花留めを使って盛ったように生けるもの。●「盛り塩」に同じ。 **モリブデン** 〔理〕金属元素の一つ。銀白色のかたい金属。鋼に添加して合金の特殊鋼を作る。元素記号Mo ▽Molybdän **もり・もの**【盛り物】 ●器に盛って膳に供える食べ物。●[菓子・果物など〕神仏に供える物。お供え。 **もりもり** 《副》《「―と」の形も)●盛んな食欲で物を食べるようす。「どんぶり飯を―食べる」●激しい勢いで物事をするようす。「―働く」●〔力などが〕強い勢いで起こってくるようす。「―と勇気がわく」●《自サ》力強く盛り上がるようす。「筋肉が―している」 **も・る**【漏る・に洩る】 《自五》〔液体・気体・光などが〕物のすき間を通って外にこぼれる。また、物のすき間からこぼれて入ってくる。「雨が―・る」[文]《四》。 ***も・る**【盛る】 《他五》●器の中に、積み上げるように入れる。「果物を―・ったかご」「御飯を―・る」●うずたかく積み上げる。「土を―・っただけの墓」●(匙{さじ}に盛って調合することから)薬を調合して飲ませる。特に、毒を調合して飲ませる。「毒を―・る」「一服―・る」●思想・感情などを文中に表現する。「自由平等の理念を―・った論説」●目盛りをつける。「はかりに目を―・る」《四》。 ***モル** 《名・助数》〔理〕●物理量の単位。●溶液の濃度を表す単位。▽ Mol】 **モルタル** 砂にセメントを混ぜ、水で練ったもの。石・れんがの接合や、壁・床の仕上げ用。▽mortar。 **モルト** ●麦芽。また、麦芽を糖化・発酵させて蒸留したもの。ビールやウイスキーの原料とする。●「モルトウイスキー」の略。モルトだけを原料に用いて造られたウイスキー。▽malt **モルヒネ** 阿片にふくまれているアルカロイド。鎮痛・麻酔作用が強く麻薬に指定されている。▽ morphin **モルモット** ●「テンジクネズミ」の別称。〔医学実験に使われることから、実験台として利用される人を言うこともある〕●リス科の高山にすむ動物。マーモット。▽marmot **もれ**【漏れ・洩れ】 ●〔液体・気体・光などが〕すき間からこぼれ出ること。「水―」●あるべきものがぬけ落ちる・こと(もの)。おち。脱落。「記載に―がある」 **もれ・き・く**【漏れ聞く】 《他五》聞くともなしに耳にする。「―・くところによると」 **もれ・つたわ・る**【漏れ伝わる・洩れ伝わる】 《自五》秘密などがいつの間にかもれて伝わる。 **もれなく**【漏れ無く】 《副》ことごとく。すべて。「入場者には―記念品を差し上げる」 **も・れる**【漏れる・洩れる】 《自下一》●すき間からこぼれ出る。「桶{おけ}から水が―・れる」●かくしていた事が他に知られる。「うわさが世間に―・れる」[類語]漏洩{ろうえい}。●ぬける。落ちる。はずれる。「選に―・れる」「御多分に―・れず」図も・る《下二》。 ***もろ**【『諸】 (多く、接頭語的に使って)〔文〕●二つあるものの両方。「―の腕{かいな}」「―手」●多く。すべて。「―人」●いっしょ。「―声」 ***もろ**《副》〔俗〕→もろに **もろ・い**【「脆い】 《形》●こわれやすい。「―・い地盤」「現政権の基盤は―・い」●感じやすい。「涙―・い」[コロ]「情に―・い」図もろ・し《ク》。 **もろく・も**【脆くも】 《副》〔はかない結果を強調して〕簡単に。あっさりと。「―一回戦で敗れる」 **もろ‐こ**【『諸子】 コイ科の淡水魚。体は細く、背は青灰色。食用。 **もろごえ**【『諸声】 〔文〕互いに呼び合う声。いっしょに出す声。「―に叫ぶ」 ***もろこし** (『唐『土・『唐】)昔、中国を言った語。唐{とう}。 ***もろこし** 【『唐黍・蜀黍】 イネ科の一年草。夏に茎の先から穂を出し、小さい実を多くつける。実は酒などをつくるのに使う。とうきび。もろこしきび。 **もろざし**【『両差し・『双差し・『諸差し】 相撲で、両腕を相手の両脇{わき}に差し入れること。 **もろて**【『諸手】 「両手」に同じ。 **―を挙げて** 《句》心から、また無条件にそのことをむかえ入れるようす。「―賛成する」 **もろとも**【『諸共】 〔文〕いっしょ(にすること)。〔副詞的にも使う」「死なば―」 **もろともに**【『諸共に】 《副》〔文]いっしょに。ともども。「両者―たおれる」 **もろ・に** 《副》〔俗〕〔間をさえぎる物がなく〕直接に。まともに。じかに。もろ。「―影響を受ける」 **もろは**【諸刃】 「両刃②」に同じ。[対]片刃。 **―の剣**{つるぎ} 《句》一方ではよい結果をもたらすが、他方では危険を招くおそれもあるもののたとえ。両刃の剣。[注意]どちらにも使える便利なものという解釈は誤り。 **もろ・はく**【諸白】 白米で作った麴{こうじ}と白米とでつくった(上等な)清酒。 **もろ・はだ**【諸肌・諸膚】 左右の肩から腕にかけての肌。上半身の肌。「―脱ぎ」[対]片肌。 **―を脱・ぐ** 《句》●衣服の上半身をぬいで肌をあらわす。●全精力をかたむけて物事に取り組む。 **もろびと**【諸人】 〔文〕多くの人。みんな。 **もろみ**【諸味・醪】 醬油・酒などで、醸造してまだかすをこしていないもの。 **もろもろ**【『諸諸・諸】 多くのもの。さまざまのもの。〔多く「―の」の形で、「いろいろ多くの」の意を表す〕「―の事情で計画をやめる」[類語]諸般。 ***もん**【問】 《助数》質問や問題の数を数える語。 **もん**【文】 《助数》●昔の通貨の単位。一文は一貫の一〇〇〇分の一。●もと、足袋{たび}・靴などの底の寸法の単位。一文は約二・四㌢。[参考]一文銭の長さから。 **もん**【『物】 [俗]もの(物)。「こんなーいらない」 ***もん**【紋】 ●地との上に表された図形。あや。模様。紋様。●家紋。紋所。[類語]紋章。 ***もん**【『者】 〔俗]もの(者)。「署の一」「若い―」 ***もん**【門】 《名》●家や敷地の出入り口として設けた構築物。●物事の出はいりする所。[連]「狭きー」●ある先生を中心とした一派。●生物分類上の段階で、界の下、綱{こう}の上。「種子植物―」《助数》大砲を数える語。「大砲三ー」 **―に入・る** 《句》その師を中心とした一派に加わって弟子となる。入門する。 **―を叩く** 《句》●人の家を訪ねる。●師とあおぐ人を訪ねて弟子入りさせてくれるようにたのむ。 <1451> **もん**《終助》「もの」のくだけた言い方。→もの(終助)。「だって、知らなかったんだもん」 **もん・えい**【門衛】門のわきにいて、出入りの人たちを見張る役(の人)。門番。 **もん・おり**【紋織り】紋様を浮き織りにした布地。 **もん・か**【門下】ある先生のもとで教えを受ける・こと(人)。「一生」 **もん・か**《終助》「ものか②」のくだけた言い方。[か](終助)。「泣くもんか」 **もんがい・かん**【門外漢】その道を専門としていない人。また、直接その事に関係していない人。「音楽についてはーだ」[団]専門家。 **もんがい・ふしゅつ**【門外不出】大切にして、持ち出したり貸し出したりしないこと。「―の珍本」 **もん・がまえ**【門構え】〝●門をかまえていること。「堂々とした―」●漢字の部首「門」の称。 **もん・がら**【紋柄】「模様」に同じ。 **モンキー** サル。[▽]monkey ースパナ ボルト・ナットなどの頭の大きさに応じて、くわえ口の大きさを自由に変えることのできるスパナ。自在スパナ。モンキーレンチ。[▽]monkey と spanner からの和製語。 **もんき・ちょう**【紋黄、蝶】シロチョウ科のチョウ。黄色のはねに黒い紋がある。雌には白色型もある。 **もんきり・がた**【紋切り形・紋切り型】(紋形を切りぬくための型の意)一定の型にはまって、新味や真情が感じられないこと。「――の挨拶」 **もん‐く**【文句】●文章の中の語句。[類語]文言。●〔他人の言動に対する〕不満や言いがかり。ーなし【一無し】《連語》不満を言ったり条件をつけたりする必要がないこと。「――に賛成する」 **――を付・ける**《句》不満を言いたてる。 **もん・げん**【門限】夜、門をしめると定められた時刻。また、夜、外出から帰らなければならない時刻。 **もん・こ**【門戸】〔文〕●家の門と戸。家の出入り口。●物事を受け入れる入り口。[1回]「市民にーを開く」●一家。一派。「―を構える」―かいほう【一開放】禁止または制限していた出入りを自由にすること。 **――を成・す**《句》一家を興す。また、一派を立てる。 **――を張・る**《句》●一家を構える。●家構えをりっぱにして、見栄を張る。 **モンゴロイド** モンゴル人種。黄色人種。皮膚が黄色・黄褐色で、多く幼時に蒙古斑が見られる。[▽]Mongoloid **もん‐ごん**【文言】〔文〕文章の中のことば。文句。「会則の―を修正する」[類語]文句。 **もんさつ**【門札】「表札」に同じ。 **もん・し**【悶死】《名・自サ》〔文〕もだえ苦しんで死ぬこと。 **もん・し**【門歯】歯列の中央部にある上下各四枚、計八枚の歯。前歯。[参考]解剖学では「切歯」。 **もんじ**【文字】↓もじ(文字)。 **もんしゃ**【紋、紗】模様を織り出した紗。帯地・夏羽織地などに使う。 **もんじゃーやき**【もんじゃ焼き】小麦粉をゆるくとき、好みの具を入れ、鉄板に流して焼いたもの。 **もん・しゅ**【門主】●門跡である住職。●一山・一教派の首長。 **もんじゅ**【文殊】「文殊菩薩」の略。知恵をつかさどる菩薩。普賢菩薩に相対して釈迦の左わきに侍す。ふつうは獅子に乗り、右手に知恵の剣、左手に青蓮華を持つ。 **――の知恵**《句》深くすぐれた知恵。「三人寄れば―」 **もんじょ**【文書】書類。文書。[参考]古風な言い方。 **もん・しょう**【紋章】ある家・団体のしるしとして定めた図形。[類語]紋。 **もん・しろちょう**【紋白蝶】シロチョウ科のチョウ。白色のはねに黒い紋がある。幼虫は青虫で、アブラナ・キャベツなどを食べる。 **もん・しん**【問診】《名・他サ》医師が患者に自覚症状・病歴などについて質問し、およその診断をすること。 **もんじん**【門人】ある先生のもとで教えを受ける人。弟子。門下生。門弟。門生。 **モンスーン** 季節風。[▽]monsoon **モンスター** 巨大な怪物・化け物。[▽]monster **もん・せい**【門生】〔文)門人。門下生。 **もん・せき**【問責】《名・他サ》〔文〕責任を問いつめること。「関係者を呼んでーする」 **もん・ぜき**【門跡】●祖師の法門を受け継ぎ、教義を伝えている僧。門主。●皇族や貴族が出家して住持している特定の寺(の住職)。●本願寺管長の俗称。 **もん・ぜつ**【悶絶】《名・自サ》〔文〕もだえ苦しんで気を失うこと。「みぞおちをつかれて―する」 **もん・ぜん**【門前】門の前。―ばらい【一払い】●訪問者を、会わずに追い返すこと。[コロ]「ーを食う」●問題として受けつけないこと。「―の判決(=訴訟棄却)」―まち【―町】中世以降、有力な神社や寺の門前に発達した町。伊勢神宮の宇治山田、善光寺の長野など。 **―市を成・す**《句》訪問者がひどく多いたとえ。 **―雀羅を張・る**《句》《門前にスズメを捕る網を張る意)訪問者が少なく閑散としているたとえ。〈漢書・鄭当時伝賛〉 **――の小僧習わぬ経を読む**《句》日ごろ見聞きしていると、習わない事も知らず知らずのうちに覚えてしまうたとえ。 **モンタージュ**《名・他サ》●写真や映画などで、断片的な素材を寄せ集めて一つの写真または映像を作り上げること。「指名手配の―写真」[▽]montage **もん・だい**【問題】●〔知識・学力をためすために」答えを求めて出す質問。試験などの問い。「数学のー」●解決しなければならない事柄。「土地―」「一点」[類語]①②課題。●やっかいな事件。「――を起こす」●世間の注目を集めていること。「―の女性」「最近の一作」 **――にならない**《句》解決すべき事柄として取り上げる価値がない。取るにたりない。また、劣っていて比較の対象にならない。「私なんかてんで―・ない」 **もん・ち**【門地】〔文〕家柄。家格。[四字]「一門閥」 **もんちゃく**【悶着】《名・自サ》〔物事がもつれて〕争いが起きること。もめごと。ごたごた。「遺産をめぐってーが起こる」 **もんちゅう**【門柱】門の両側のはしら。 **もん・ちょう**【紋帳・紋、帖】紋所の見本を集めた本。 **もん・ちりめん**【紋、縮、緬】紋織りにした縮緬。 **もん・つき**【紋付き】家紋がついた礼装用の和服。一つ紋・三つ紋・五つ紋など。五つ紋を正式とする。紋服。 **もんで**《接助》「もので」のくだけた言い方。[もので](接助)。「知らなかったもんで、失敬したな」 <1452> **もんてい【門弟】** 門人。弟子。 **もんと【門徒】** ●その宗門に属する信徒。特に、浄土真宗で檀家。●《「門徒宗」の略)「浄土真宗」の俗称。 **もん・とう【門灯】** 門に取り付けてある電灯。 **もん・どう【問答】** 《名・自サ》問うことと答えること。議論すること。「―をかわす」[四字]「一無用」 **もん・どころ【紋所】** 家々の定紋。家紋。 **もんどり【翻筋斗】** 飛びあがって空中で一回転すること。宙返り。とんぼがえり。〔多く「―(を)打つ」の形で使う〕「―打って川に落ちる」 **もん・ない【門内】** 〔文〕門のうち。[団]門外。 **もん・なし【文無し】** 金を持っていないこと。一文なし。 **もん・なら《接助》** 「ものなら」のくだけた言い方。→ものなら(接助)。「サボろうもんなら大目玉だよ」 **もん・ぱ【門派】** 一門の流派。特に、宗門の流派。 **もん・ばつ【門閥】** 家柄のよい家同士が血縁関係などを結んでつくった閥。「藤原氏の―」 **もん・はぶたえ【紋羽二重】** 紋織りにした羽二重。 **もんばん【門番】** 門のわきにいて出入りの人の番をする役目(の人)。門衛。 **もん・び【門扉】** 〔文〕門のとびら。「―を閉ざす」 **もんぴょう【門標】** 「表札」に同じ。 **もんぶ・かがく・しょう【文部科学省】** 内閣各省の一つ。教育・学術・文化・科学技術などをあつかう。 **もん・ぷく【紋服】** 「紋つき」に同じ。 **もんぺ** 腰まわりをゆるく、裾口を細く仕立てた、ずぼんに似た形の女性用の衣服。防寒用・労働用。もんぺい。[参考]第二次世界大戦中は女子の常用服とされた。 **もんめ【匁】** 《名・助数》尺貫法における重さの単位。一貫の一○○○分の一。一匁は、約三・七五g。 **もん・もう【文盲】** 〔卑称〕文字の読み書きができない・こと(人)。[参考]現在は「非識字(者)」という。 **もんもん【悶悶】** 《形動》〔心が晴れず〕なやみ苦しんでもだえるようす。「―と日を送る」 **もん‐よう【文様・紋様】** 「模様」に同じ。 **もん・りゅう【門流】** 一門の分かれ。特に、学問・芸道・武道などで、一門から分かれ出た流派。 * **や《接尾》** 人名や人を表す名詞などにつけて、親しみを表す語。「ねえ―」「坊―」「ばあ―」 **や【八】** 七の次の数。やつ。やっつ。はち。 ***や【屋・家】** ■《名》〔文〕建物。いえ。「このーの主人」「二階―」■《接尾》●その職業の・人(家)を表す。また、それを専門とする人を表す。「さかなー」「左官―」〔後者の場合は自嘲的に、または軽蔑の気持ちをふくんで使われる〕「政治―」 ●その癖・性質などを持つ人を表す。「恥ずかしがりー」 ●屋号・雅号などにそえる語。「中村―」「成田―」「鈴の―」[表記]■は「家」、■①②はもっぱら「屋」、③は「舎」とも書く。 ***や【矢・箭】** ●細い竹の棒の一方の端に鏃{やじり}をつけ、他方の端に羽をつけて、弓づるにかけて射る武器。「弓に―をつがえる」[同]「刀折れーつきる」[参考]の速いもののたとえにも使う。[句]「光陰―のごとし」「一本・・・」「一条・・・」「一腰(=二一本)・・・」と数える。●激しく頻繁{ひんぱん}に、また攻撃的に物事が行われるようすのたとえ。[コロ]「質問の―を放つ」●木材や石などを割るときに打ちこむ、鉄製または木製のくさび。[表記]③は「箭」と書く。 **――の催促《句》** 厳しく、頻繁な催促。「借金取りからーを受ける」 **――も楯もたまら・ない《句》** 〔ある事をしたいという気持ちが強くて〕じっとしていられない。 **や【輻】** 車輪の中心部から、輪に向かって放射状に出ている棒。スポーク。 **や【野】** 〔文〕●野原。野{の}。「虎を―に放つ」 ●民間。「―にあって官につかず」[対]朝{ちょう}。●《名・形動》〔文〕いやしい。「粗にしてー」 **―に下・る《句》** 公職をはなれて民間の生活にはいる。●与党から野党に回る。[注意]「野に下る」は誤り。 * **や《係助》** 口語(係助詞「は」がイ列・工列音の後にきて、なまったもの)。「や(あ)」「ゃ(あ)」ともなる。「わたしゃ知りゃ(あ)しないよ」[参考]「来やしない」の場合は、「きやしない」と「こやしない」の形がある。後者は東京方言的。 * **や** ■《間投助》《文語ではいろいろの語や文節につく、口語では主に副詞につく)●感動・詠嘆の気持ちをそえて意味を強める。また、語調を整える。「今や決行の時だ」「またもや失敗に終わった」「人の将{まさ}に死なんとする、その言ふや善し〈論語・泰伯〉」[参考]俳句では、切れ字の一つ。「菊の香や奈良には古き仏たち〈松尾芭蕉〉」 ●呼びかけに使う。〔親しい間柄で、主に対等以下の人に使う〕「太郎や、ご飯ですよ」 ■《終助》[文語]感動・詠嘆を表す。「ふるさとの小野の木立に笛の音のうるむ月夜や〈三木露風〉」「げに小春日ののどけしや〈文部省唱歌・冬景色〉」●(命令形や、勧誘を表す助動詞「(よ)う」について)誘いかけを表す。〔くだけた言い方の男性語。対等以下の人に使う〕「おい、よく見ろや」「お茶でも飲もうや」●〔形容詞などについて〕詠嘆をこめて軽く言い放つのに使う。〔男性、特に子供が使う〕「こっちの方がいいや」 ■《係助》[文語](文末を連体形で結ぶ)疑問・反語を表す。「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずたゞよふ〈若山牧水〉」「何をか言わんや」 ■《並助》同類のものを例示的に並べあげるのに使う。「森や林や田や畑」「何やかやと面倒なことだ」 ■《接助》《動詞の終止形につく)ある事態が成立すると同時に(あるいはその直後に)他の事態が起こる場合の接続を表す。〔緊迫した事態の表現に使う〕「部屋に入るや大声で泣きだした」[「・・・や否や」の形で使うことが多い]「上手{うわて}を引くや否や投げ飛ばした」→やいなや **やあ《感》** ●呼びかけるときや、おどろいたときなどに発する語。「―、こんばんは」「―、君か」 ●気合いをかけるときに発する語。=や。 **やあい** ■《感》はやしたてるときの語。〔子供がよく用いる〕「――、いい気味だ」 ■《間投助》《体言や動詞の命令形などについて)大声で遠くにいる人に呼びかけるときに使う。「庄助やあい、聞こえるかい」[参考]終助詞としても使う(係助)。「おーい、返事をしてくれやあい」 **やあさん** [俗]やくざ。やあさま。やあ公。 <1453> **ヤード** 《名・助数》ヤードポンド法での長さの単位。一ヤードは三フィート(約九一・四cm)。[表記]「碼」とも当てる。▽yard **ーポンド・ほう【―ポンド法】** 長さ・重さの基本単位をヤード・ポンドにおく、英米の度量衡法。 **ヤール** 《名・助数》《「ヤード」のなまり》洋服地の長さの単位。一ヤールの長さ。「―幅」 **や・あわせ【矢合わせ】** 《名・自サ》開戦の合図として、両軍が互いに矢を射合うこと。多く、鏑矢{かぶらや}を用いた。 **や・あん【夜暗】** 〔文〕夜中の暗さ。夜陰。 **ヤーン** 織物や編み物などに使う糸。▽yarn **やい** ■《感》〔目下の者などに〕ぞんざいに呼びかけるときに発する語。「―、ぼうず」 ■《終助》《動詞の命令形や体言などについて)親しみや軽蔑の意をこめて言い放つのに使う。「よせやい」「うるせえやい」〔間投助詞としても使う〕「庄助やい、参ったか」 **やーいた【矢板】** 土砂くずれや浸水を防ぐために、建物の土台の周囲やあぜなどに打ち込む板状のくい。 **やいと【灸】** (「焼処」の音便)「灸」に同じ。「―をすえる」 **やーいなーや【や否や】** 《連語》《動詞の終止形につく)・・・したかと思うとすぐ。・・・するが早いか。「五時になる―帰り支度を始めた」 **やーえ【八重】** ●八つ重なっている・こと(もの)。●数多く重なっている・こと(もの)。●「八重咲き」の略。[囡]一重。 ***やえい【夜営】** 《名・自サ》軍隊などが夜、陣営を張り、宿泊すること。 ***や・えい【野営】** 《名・自サ》●軍隊などが野や山などに陣営を設けて宿泊すること。また、その陣営。「砂漠でーする」 ●テントをはって野外で宿泊すること。[同]露営。[類語]野宿 **やえざき【八重咲き】** 花びらがいく枚も重なり合ってさくこと。また、その花。八重。「―の桜」 **やえ・ざくら【八重桜】** サクラの園芸品種で、八重咲きのもの。ぼたんざくら。 **やえーじゅうもんじ【八重十文字】** ひもを、縦横に何回もかけてしばること。 **やえ・なり【八重生り】** 一本の草木に、実がいくえにも重なってなること。 **やえ・ば【八重歯】** 〔歯列からはみ出して〕重なってはえた歯。「――がかわいい」 **やえ・むぐら【八重葎】** ●〔古〕たくさんおいしげったつる草。●アカネ科の一、二年草。茎は四角く、逆とげがある。夏、淡黄緑色の小花をつける。 **やえん【野猿】** 野生のサル。 **や・お【八百】** ●[文]一〇〇の八倍。はっぴゃく。●数がきわめて多いことを表す語。〔多く、接頭語的に用いる〕「―よろずの神」 **やお・ちょう【八百長】** 〔俗〕●競技・試合などで、真剣に戦っているように見せかけ、前もって打ち合わせたとおりの結果に導くこと。「――試合」 ●なれあいで事を行うこと。[語源]明治時代初期に、囲碁に強い八百屋の長兵衛という人物が、相撲の「年寄」を相手に適当に勝ち負けを調整して打っていたことから。 **や・おもて【矢面・矢表】** (矢が飛んで来る正面の意)質問・非難などをまともに浴びる立場。[コロ]「―に立つ」 **やおーや【八百屋】** 野菜類を売る・店(人)。青物屋。●〔広く浅い知識で〕いろいろな方面に少しずつ通じている人。 **やおよろず【八百万】** [文]数がきわめて多いこと。「―の神々」 **やおら《副》** 〔文〕ゆっくりと落ち着いてとりかかるようす。おもむろに。「――本を読みはじめた」 **やか《接尾》** 《古く形容詞の語幹、擬態語、状態性の名詞などにつけて形容動詞の語幹を作る語)その状態にある、また、その属性を有する意。[参考]「はなやか」「つつましやか」「しめやか」「さわやか」などの語に残る。 **や・かい【夜会】** ●夜行う会合・宴会。●夜行われる、社交を目的とした西洋風の舞踏会。 **―ふく【―服】** 夜会②のときに着る洋服。男性は燕尾服(またはタキシード)、女性はイブニングドレス。 **―まき【―巻き】** 「夜会結び」に同じ。 **―むすび【一結び】** 女性の髪形の一つ。髪を後頭部分から巻き上げ、長く高く結ったもの。鹿鳴館時代に流行した。夜会巻き。 **やーがい【野外】** ●野原。「―演習」 ●家の外。屋外。戸外。「ーステージ」 **やーがく【夜学】** 主に夜間に授業を行う学校。夜間学校。[類語]定時制。 **や・かず【家数】** 家の数。戸数。 **やーがすり【矢飛白・矢絣】** 矢羽根の模様を織り出したかすり。「―の着物」 **や・かた【屋形・館】** ●貴族などの屋敷。●〔①の主である」貴人の尊称。「おー様」 ●屋根の形をしたもの。●「屋形船」の略。屋根のある小座敷を設けた和船。[表記]①は多く、②は「館」、③④は「屋形」と書く。 **やがて【懸て】** 《副》まもなく。そのうちに。「―解決するだろう」「一夜が明ける」[類語]遠からず。ほどなく。 **やかまし・い【喧しい】** 《形》●声・音などが大きく、うるさい感じだ。「犬の鳴き声が―・い」 ●うるさいほど盛んなようすだ。「―・く議論されている問題」 ●手厳しいようすだ。また、好みがむずかしい。「言葉遣いに―・い親」「服装に―・い人」[類語]うるさい。[図]やかま・し《シク》。 **やかましや【喧し屋】** 気むずかしくて、小言ばかり言う人。「おやじは定評のある―だ」 <1454> **やから【族】** 〔文〕同じ血筋を引く人。一族。 ***やから【輩】** 〔ある特定の〕仲間。連中。「不逞のー」[参考]多く、「よくない」意をふくんで使われる。 **や・がら【矢柄・矢幹】** 矢の、細長くまっすぐな部分。矢の幹。箆{の}。●〔染め物などの〕矢の模様。 **やがる《助動》** 《動詞、助動詞「(ら)れる」「(さ)せる」などの連用形について)動作主に対する、話し手のさげすみ・憎しみ・ののしりなどの気持ちを表す。〔主に、男性の、ぞんざいな調子の会話に使う〕「あいつ、ふざけやがって」「とうとう雨が降ってきやがった」[参考]「・・・ている」に「やがる」のついた「・・・ていやがる」は、「・・・てやがる」になることがある。「上品ぶってやがる」 **やかん【夜間】** 夜のあいだ。夜。「―勤務」[団]昼間。 ***や・かん【薬缶・薬罐】** 《薬を煎じる器具の意)●金属製の湯沸かし用の器具。●〔俗〕 〔やかん①の底のような〕はげあがった頭。やかん頭。 **や・き【夜気】** 〔文〕●夜の冷え冷えとした空気。「―が冷たい」 ●夜の気配。夜の静かな気分。「―がせまる」 ***やき【焼き】** ●焼くこと。また、焼いたかげん。「――があまい」 ●刃物を作るとき、熱した刃を水に入れて急に冷やしかたくする処理法。 **―が回・る《句》** 《刀に火が回り過ぎて切れ味が悪くなる意から)勢いや能力がおとろえてにぶくなる。 **――を入・れる《句》** (刀などを焼いてきたえる意から)制裁を加えて、しゃんとさせる。 **やぎ【山羊・野羊】** ウシ科の動物。雄はあごひげがある。肉用・毛用・乳用に飼う。 **やき・あ・げる【焼き上げる】** 《他下一》●十分に焼く。●焼いて作りあげる。「パンを―・げる」 **やき・あみ【焼き網】** 魚や餅などを焼くときに使う金網。 **やきいも【焼き芋】** 焼いたサツマイモ。[参考]おいしさが栗(九里)に近い意から「八里半」、栗(九里)より(四里)うまいの意から「十三里」などという。 **やき・いれ【焼入れ】** 高温に熱した金属を水や油の中に入れて急に冷やすこと。硬度を高めるために行う。[団]焼戻し。 **やき・いん【焼き印】** 物におして焼きあとを記す金属製の印。また、そのしるし。[コロ]「―をおす」[類語]烙印{らくいん}。 **やき・うち【焼き討ち】** 《名・他サ》城・町・屋敷などに火をつけ、人々があわてるのに乗じて攻めこむこと。火攻め。[コロ]「―をかける」 **やき・え【焼き絵】** 小さな焼きごてや薬品で、木・竹・ぞうげなどに模様を焼きつける工芸。 **やき‐がね【焼き金】** ●熱した鉄を牛馬の尻などにおし当てて印をつけること。また、その道具。●外科手術で、腐肉を焼き取る鋼鉄製の針。火針{かしん}。 **やき・ぐし【焼き串】** 肉や魚にさして、あぶって焼くための、金属製または竹製のくし。 **やき‐ごて【焼き鏝】** ●火で熱したこて。布や紙などのしわをのばしたり、折り目をつけたりする。●焼き絵をかくのに用いる小さなこて。 **やき・ごめ【焼き米】** もみがついたままの新米をいり、臼でついてもみがらを除いたもの。食用。 **やき‐ざかな【焼き魚・焼き肴】** 魚肉を火であぶった料理。 **やき・しお【焼き塩】** 焙烙{ほうろく}などで煎った塩。純白で苦みがなく、食卓用にする。やきじお。 **やきそば【焼き蕎麦】** ●蒸した中華そばを、野菜・肉などとともに油でいためた料理。●油で揚げた中華そばの上に野菜・肉などのあんをかけた料理。 **やきだま・きかん【焼き玉機関】** シリンダーの圧縮室内の焼き玉を点火源とし、それを赤熱させた上に油を噴射して爆発させる内燃機関。 **やき‐つぎ【焼き接ぎ】** 《名・他サ》こわれた陶器などを、うわぐすりをつけて焼き、つなぎ合わせること。 **やき・つ・く【焼き付く】** 《自五》●焼けてくっつく。焼けてその跡がついて残る。〔強い日差しにもいう〕「―・くような日差し」 ●ある印象が心に強く残る。「青い湖の色が胸に―・く」「母の顔がまぶたにー・く」 **やき・つけ【焼き付け】** ●素焼きの陶磁器に模様をかき、再び窯{かま}に入れて焼き、模様を定着させること。●写真で、印画紙にネガを通した光線を当て、陽画を作ること。プリント。●めっきすること。 **やき・つ・ける【焼き付ける】** 《他下一》●熱した金属をおし当てて物にしるしをつける。〔強い日差しが照りつける意にも用いる〕「―・けるような夏の日差し」 ●写真で、印画紙にネガを通した光線を当て、陽画を作る。●忘れがたい印象を残す。「旅行の思い出を心に―・ける」「友人が奮闘する姿を目に―・ける」 ●めっきする。●やきつけをすること。 **やき・どうふ【焼き豆腐】** 固めの豆腐を直火であぶって、表面にこげめをつけたもの。 **やきとり【焼き鳥】** 鶏の肉や内臓などを串にさし、直火であぶった料理。 **やき・なおし【焼き直し】** ●一度焼いたものをもう一度焼く・こと(もの)。●既成の作品に、多少手を加えて新作として発表する・こと(作品)。〔新鮮味がない意をふくむ〕「―の改革案」 **やき・なまし【焼鈍し】** ガラス・金属などの内部のひずみを直すため、一度熱してから徐々に冷やしていく処理法。焼鈍{しょうどん}。 **やきにく【焼き肉】** 牛・豚などの肉をあぶり焼きにした料理。「―定食」 **やき・のり【焼き海苔】** 干しのりを火であぶってある食品。 **やき・ば【焼き場】** 物を焼く場所。特に、火葬場。 **やき・はた【焼き畑】** 雑木・雑草を焼きはらい、そこに作物を植えつけ育てる・こと(畑)。やきはた。「―農業」 **やき・はまぐり【焼き蛤】** ハマグリを貝殻のまま焼いた食べ物。また、ハマグリのむき身を串にさして焼いた食べ物。やきはま。[句]「その手は桑名の―(=「その手はくわない」をしゃれて言うことば)」 **やき・はら・う【焼き払う】** 《他五》(あたり一面を)すっかり焼いてしまう。「枯れ草を―・う」 **やぎ・ひげ【山羊鬚】** 〔ヤギのひげのように〕下あごの部分に長く生やしたひげ。 **やき・ふ【焼き麩】** 火にあぶって、ふくれさせた麩{ふ}。 **やき・ぶた【焼き豚】** かたまりの豚肉を蒸し焼きにした食べ物。うすく切って食べる。チャーシュー。 **やきまし【焼き増し】** 《名・他サ》写真で、印画を追加して焼き付けること。 **やき・みょうばん【焼き明礬】** みょうばんを熱し、脱水した白い粉。漬け物・染色・消毒用など。 <1455> **やきめし【焼き飯】** ●チャーハン。●にぎり飯をあぶり、こげめをつけたもの。焼きおむすび。 **やきもき** 《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)気をもんでいらいらするようす。「事態が進展せずーする」 **やき・もち【焼き餅・焼き餅】** ●火であぶった餅。●ねたみ。嫉妬{しっと}。[コロ]「―を焼く」 **やきもどし【焼戻し】** 焼入れした金属の硬度を元の状態にもどすために再加熱すること。[因]焼入れ。 **やき・もの【焼き物】** ●陶器・磁器など、土を焼いて作った器物の総称。「―を趣味とする」 ●魚や鳥などを火にあぶって作った料理の総称。「尾頭つきの―」 **や・きゅう【野球】** 九人一組みとなって二組みが攻撃側と守備側に分かれ、ボールをバットで打ち、得点を争う競技。ベースボール。 **や‐ぎゅう【野牛】** 野生の牛。大形で黒茶色。背中は山形に盛り上がっている。現在北アメリカとヨーロッパに少数が保護されている。バイソン。 **や・ぎょう【夜業】** 《名・自サ》夜間に仕事をすること。また、その仕事。よなべ。[類語]夜勤。 **や・きょく【夜曲】** 「セレナーデ」に同じ。 **やき・りんご【焼き林檎】** リンゴの芯をくりぬいて、バター・砂糖・香料をつめ、オーブンなどで焼いた菓子。 **や・きん【冶金】** 鉱石から金属をとり出して、精製したり合金を作ったりすること。[注意]「治金」は誤り。 * **や・きん【夜勤】** 夜間の勤務。「―が続く」[対]日勤。 ***や・きん【夜禽】** 〔文]夜になって飛び回ったり鳴いたりする鳥。フクロウ・ヨタカなど。夜鳥。 ***や・きん【野禽】** 〔文]野生の鳥。野鳥。[団]家禽。 **やく【薬】** ■《接尾》「くすり」の意。「頭痛―」 ■《名》[俗]麻薬。「―の売人」 ***やく【厄】** ●災い。災難。[コロ]「ーをはらう」 ●「厄年」の略。「四二のー」 ***やく【役】** ●その人に割り当てられた務め・仕事。任務。「会費を集める――」 ●〔責任を負う〕重要な職務。また、その肩書き。「―のつく仕事」「―力士」 ●役者が受け持って扮する役。「ハムレットのーで出演する」 ●[花札・マージャン・トランプなどで〕約束にしたがって定められた、特殊な札の集め方。「―ができる」 **―に立・つ《句》** その用を果たすことができる。有用である。「英会話に―・つ本」 **――を振・る《句》** 芝居・仕事などで、各人に役を割り当てる。 ***やく【約】** 《名》〔文〕約束。取り決め。「―を交わす」 ●つづめること。省略。●〔語学〕→約音。 ■《副》おおよそ。だいたい。「川幅は―二〇メートルだ」 ***やく【葯】** おしべの主要部分で、花粉を作り、それを入れておく袋状の器官。 ***やく【訳】** ●ある言語で書かれたものを、それと同じ意味の他の言語に変えて表すこと。また、その書き表されたもの。翻訳。●むずかしいことばや文章を、わかりやすく言いかえたもの。「源氏物語の現代語―」〔①②とも接尾語的にも用いる〕 ***やく【龠】** 漢字の部首「龠」の称。やくのふえ。 ***や・く【焼く】** 《他五》●熱・光・強い薬などを作用させる。●火で物を燃やす。「木を―・く」 ●火にあぶって、中まで熱が通るようにする。「魚を―・く」 ●火の中に入れて熱する。「芋を―・く」 ●熱を加え、原料の性質を変化させて物を作る。「絵皿を―・く」「クッキーを―・く」 ●日光に当てて、皮膚を黒くする。「海で肌を―・く」 ●〔写真で〕ネガから陽画を作る。焼き付ける。「キャビネ判に―・く」 ●強い薬をつけて、火をあてたような状態にする。「塩酸で―・く」 ●激しく心を動かす。●こまごまと気を使う。[コロ]「世話を―・く」 ●ねたむ。嫉妬する。「二人の仲を―・く」[類語]そねむ。[表記]⑩⑪は「妬く」とも書く。《四》 **ヤク** ウシ科の動物。チベットの高原などにすみ、毛が長い。乗用・運搬用・食用・乳用として飼う。犛牛{まうし}。▽gyal **やーぐ【夜具】** 寝るときに用いる用具。[類語]寝具。 ***やく・いん【役印】** 職務上用いる、役目を表す印判。 ***やく‐いん【役員】** ●会合・集会などで、特定の役(に当たっている人)。「運動会の―」 ●団体・会社などで、責任をもつ役職(の人)。「――待遇」[類語]幹部。 **やく・えき【薬液】** 液状の薬。 **やく・えん【薬園】** 薬草を栽培する畑。 **やく・おとし【厄落とし】** 神仏に参拝などして、災いをはらい除くこと。厄はらい。 **やく・おん【約音】** 〔語学〕語の中の連続した二つの音節で母音が重なったときに、一方の母音が落ちて一音節になる現象。「わがいも」が「わぎも」、「とほつあはうみ」が「とほたふみ」となる類。約言。約。[因]延音{えんおん}。 **やく‐がい【薬害】** 薬品・薬剤の使用による副作用やウィルス感染などの害。「―訴訟」 **やく‐がえ【役替え】** 《名・他サ》ある人の役目や役職をかえること。 **やく‐がく【薬学】** 薬の性質・製法・効能などについて研究する学問。 **やく・がら【役柄】** ●役目を持っている身分。「―を重んじる」 ●役目の性質。「―上やむを得ない」 ●〔演劇で、年齢・性別・性質などによって〕類型的に分けた、登場人物の性格。「上手にーをこなす」 **やく・ぎ【役儀】** 〔文]役目。つとめ。〔古い言い方〕 **やく・ぎょう【訳業】** 翻訳の仕事。また、その業績。 **やく‐げん【約言】** 《名・他サ》〔文]要点を短くかい摘んで言うこと。また、そのことば。「これをーすれば」[類語]略言。 **やく‐ご【訳語】** 翻訳したことば。 **やく・こう【訳稿】** 翻訳した原稿。 **やくざ** 《名・形動》●まともなところがなく、役に立たない・こと(もの)。「――な暮らしをする」「―な仕事」 ●正当な職業を持たずに生活している者。「―から足を洗う」[類語]渡世人。極道。[語源]「三枚」というばくちで、ハ・ヤ・ク・ザの目が出ると負けになったことから。 **やく‐さい【訳載】** 《名・他サ》〔文〕翻訳して雑誌・新聞などにのせること。 **やくざい【薬剤】** 〔医療用に調合した」薬。[類語]薬品。 **―し【一師】** 免許を受けて、薬を製造したり処方箋にしたがって薬を調合したりする職業(の人)。 ***やく・さつ【扼殺】** 《名・他サ》〔文]のどを手でしめて殺すこと。[類語]絞殺。 ***やく・さつ【薬殺】** 《名・他サ》毒薬で殺すこと。毒殺。 **やく・し【薬師】** 「薬師如来」の略。 **―にょらい【——如来】** 「薬師瑠璃光如来」の略。衆生の病患・災難を除くという如来。薬師。 ***やく・し【訳詞】** 歌詞を翻訳すること。また、その詞。 **やくし【訳詩】** 詩を翻訳すること。また、その詩。 **やくじ【薬事】** 医薬に関する事柄。「―法」 <1456> ***やくじ【薬餌】** 〔文]薬と食べ物。「―療法」 **――に親し・む《句》** 病気がちである。 ***やくしゃ【役者】** ●「俳優」の別称。〔やや古風な言い方〕「歌舞伎―」 ●ある物事を行うための顔ぶれ。「双方のーがそろう」 ●世知にたけ、かけひきなどにたくみな人。「あいつはたいしたーだ」 **―が上《句》** 人物・能力などが数段すぐれている。役者が一枚上。 ***やく・しゃ【訳者】** 詩や文章を翻訳した人。翻訳者。 ***やくしゅ【薬種】** 薬の材料。また、薬。「―問屋」 ***やく・しゅ【薬酒】** 〔漢方薬などを入れて作った〕飲むと薬になるとされる酒。薬用酒。 **やく・しゅつ【訳出】** 《名・他サ》〔文]訳して表すこと。翻訳。「魯迅{ろじん}の書簡を―する」 **やく・じゅつ【訳述】** 《名・他サ》翻訳してその内容を述べること。また、そのもの。「演説を―する」 ***やく・しょ【役所】** 国家機関や地方公共団体の役人が、その事務を取りあつかう場所。官公庁。 ***やくしょ【訳書】** 翻訳した書物。訳本。[因]原書。 **やくじょ【躍如】** 《形動》〔文〕はつらつとして生気があふれているようす。[四字]「面目―」 **やくじょう【約定】** 《名・他サ》〔文〕約束を取り決めること。また、その約束。「――書」[類語]契約。 **やくしょく【役職】** ●勤務上の地位とその仕事。●ある組織・団体を運営する上での重要な地位。管理職。「一手当」「―に就く」 ***やく・しん【薬疹】** 〔医〕薬を注射したり内服したりすることによって起こる、皮膚の発疹。「―が出る」 ***やく・しん【躍進】** 《名・自サ》勢いよく発展すること。「一著しい企業」 ***やく・す【約す】** 《他五》約する。 ***やくす【訳す】** 《他五》●翻訳する。「英語を日本語に―・す」 ●古語やむずかしい語をわかりやすく解釈する。「枕草子を現代語に―・す」=訳する。 **やく・すう【約数】** 〔数〕ある整数または整式を割り切ることができる、整数または整式。[因]倍数。 ***やく・する【扼する】** 《他サ変》〔文]●にぎりしめる。強くしめる。「のどを―・する」 ●要所・要点をおさえる。「海峡を―・する要衝の地」=扼す。 ***やくする【約する】** 《他サ変》〔文]●約束する。取り決める。「軍備縮小を―・する」 ●〔ことば・文章などを〕短く縮める。要約する。「演説を―・する」 ●〔数〕分子・分母または式の両辺を公約数で割って簡単にする。[参考]②③は、「約す」の形で使うことが多い。 **やく・する【訳する】** 《他サ変》→訳す。 **やく・せき【薬石】** 〔文〕(薬と石鍼(=中国古代の治療器)の意で)薬品と治療法。病気の手当て。「―効なく永眠いたしました」 **やく・せつ【約説】** 《名・他サ》〔文〕要約して説くこと。また、説いたもの。 **やく・ぜん【薬膳】** 健康増進・病気治療に効果があるとされる料理。[参考]中国の医食同源の思想に基づく。 ***やく‐そう【役僧】** ●寺院で、事務をとる僧。●法会などで、導師を補佐する僧。伴僧。 ***やく‐そう【薬草】** 薬として用いる草。センブリ・ゲンノショウコなど。「――を煎じる」 **やく・そく【約束】** ●《名・他サ》相手に対し、あることの実行をちかう・こと(内容)。「結婚の―」「―を破る」 ●〔ある社会・団体などで〕あらかじめ定められている決まり。規定。規則。「無言の――に従う」 ●前もって定まっている運命。「前世の―」[類語]因縁。 **―ごと【―事】** 約束した物事。 **―てがた【一手形】** 発行者が、一定の期日に一定の金額を名宛人{なあてにん}に支払うことを約束した手形。約手{やくて}。「―を振り出す」 ***やく・たい【益体】** 〈「―もない」の形で〉役に立たない。つまらない。「―もないことに時間を費やす」 ***やく・たい【薬袋】** 薬を入れる袋。 **やく・だい【薬代】** 薬の代金。薬礼。[類語]薬価。 **やく・たく【役宅】** 〔文〕公務員用に、その役目に応じて造られた住宅。〔古い言い方〕[類語]公舎。官舎。 **やく・だく【約諾】** 《名・他サ》〔文]承諾して引き受けること。 **やく・だ・つ【役立つ】** 《自五》その用をはたすことができる。有用である。役に立つ。「仕事に―・つ資料」 **やく・ちゅう【訳注・訳註】** 訳者がつけた注釈。[対]原注。 **やく‐づき【役付き】** 重要な職務についていること。また、その・人(肩書き)。やくつき。「―になる」 **やく‐づくり【役作り】** 《名・自サ》役者が、割りふられた役にふさわしい演技・扮装などを工夫すること。 **やく‐て【約手】** 「約束手形」の略。 **やく・てん【薬店】** 〔文〕薬を売る店。薬屋。 **やく・とう【薬湯】** 〔文〕●くすりゆ。「―に入る」 ●せんじぐすり。「ーを飲む」 **やく・どう【躍動】** 《名・自サ》力強く、いきいきと活動すること。「―する筋肉」 **―かん【―感】** 〔絵や文章などから伝わる〕力強く生き生きと活動する感じ。「―あふれる彫刻」「―に満ちる」 **やく・とく【役得】** その役目についているために得られる特別な利益。「仕事柄が多い」 ***やくどく【薬毒】** 薬にふくまれている有害な成分。 ***やく・どく【訳読】** 《名・他サ》〔外国の書物や日本の古典などを〕翻訳または解釈しながら読むこと。 **やく・どころ【役所】** 〔役目として与えられた〕仕事。役割や役柄。〔多く、難易・適不適の観点から言う]「むずかしいー」「ぴったりのー」 **やく・どし【厄年】** ●[陰陽道で]災難にあいやすいとされている年齢。一般に男は数え年の二五・四二・六〇、女は一九・三三・四九。厄。●災難の多い年。 **やく・なん【厄難】** 〔文〕身にふりかかる災い。災難。 **やく・にん【役人】** 官公庁に勤務している人。公務員。 **―こんじょう【一根性】** 役人にありがちな性質。融通がきかなかったり、空威張りしたりすることを言う。 **やく・ば【役場】** ●町村長が、行政事務をとる所。●公証人・執行官などが事務をとる所。「公証人―」 **やく・ばらい【厄払い】** ●神仏にいのることによって、災いを取り去ること。厄落とし。やくはらい。[類語]厄よけ。●やっかいな物事を処理すること。 **やく・び【厄日】** ●陰陽道で、災難が起こりやすいとして忌み嫌う日。●いやな事が続いて起こる日。「今日はとんだーだった」 **やく・ひつ【訳筆】** 〔文〕翻訳した文章。「名文家の手になる―」[類語]訳文。 **やくびょう【疫病】** 〔文〕感染性の熱病。疫病{えきびょう}。 **―がみ【―神】** ●疫病をはやらせるという神。また、不幸をもたらすという神。[因]福の神。●多くの人からいみきらわれる人。 **やく‐ひん【薬品】** ●〔商品としての〕くすり。医薬品。[類語]薬剤。●[工場・実験室などで〕ある化学変化を生じさせるために用いる液体・固体の物質。「化学―」 <1457> **やく・ぶそく【役不足】** 《名・形動》与えられた役が、その人の実力とは不相応に軽いこと。また、与えられた役に不満を持つこと。「課長補佐では―だ」「ーを訴える」[注意]役割をこなすに足りる力がないこと(=力不足)の意に使うのは誤り。 **やくぶつ【薬物】** 薬となる物質。「―依存」 ***やく・ぶん【約分】** 《名・他サ》〔数〕分数や分数式の分子・分母を公約数で割って、比を簡単にすること。 ***やく・ぶん【訳文】** 外国語の文章や古文を、翻訳したり解釈したりした文章。[類語]訳筆。 ***やく・ほ【薬舗・薬鋪】** 〔文〕薬屋。薬局。 ***やく・ほ【訳補】** 《名・他サ》翻訳した上で、読者の理解を深めるために、原文にない文を補うこと。 **やく‐ほう【薬方】** 薬の調合のしかた。薬の処方。 **やくほう・し【薬包紙】** 粉薬を包む紙。くすり紙。 **やく・ほん【訳本】** 翻訳して作った書物。訳書。 **やく・まえ【厄前】** 厄年の前の年。前厄。 **やく・まわり【役回り】** 割り当てられた結果、自分に回ってきた役目。「損なー」 **やく‐み【薬味】** 風味を増したり食欲を増進させたりするために、料理にそえる香辛料。ネギ・ワサビ・ショウガ・トウガラシ・大根おろしなど。「―を利かせる」 **やく・むき【役向き】** その役目に関する事柄。特に、役目の性質。「―の用事」 **やく‐め【役目】** 〔なしとげるように〕割り当てられた務め。[コロ]「―を果たす」[類語]職務。任務。役割。 ***やくめい【役名】** 役目の名前。また、役職名。 ***やく‐めい【訳名】** 翻訳してつけた名前。 **やく‐よう【薬用】** 薬として用いること。 **やく‐よけ【厄除け】** 災難が身にふりかかるのをはらいのける・こと(方法)。[類語]厄払い。 **やーぐら【櫓】** (「矢倉」の意から)●〔見張りなどのために〕城門や城壁の上に設けた高い建物。●展望用・足場用の高い台。「火の見―」 ●〔相撲・盆おどりなどで〕太鼓を打ち鳴らす高い構築物。[コロ]「―を組む」 ●こたつの、木を組み合わせた台。こたつやぐら。●「櫓投げ」の略。相撲で、片方のひざを相手の内またに入れ、つり上げぎみにふるようにして投げる技。●「櫓囲い」の略。将棋で、王将の左側または右側に金・銀将をやぐらのように組んで守りを固める構え。 **やぐら・した【櫓下】** 人形浄瑠璃で、一座の芸人の代表者。紋下{もんした}。 **やぐらだいこ【櫓太鼓】** 開場または閉場を知らせるために櫓の上で打ち鳴らすたいこ。 **やく‐り【薬理】** 薬品の作用によって生体に起こる生理的変化。「一学」 **やく‐りきし【役力士】** 大相撲で、横綱・大関・関脇・小結の、上位四つの地位にある力士の総称。 **やーぐるま【矢車】** 軸の周りに矢の形をしたものを放射状にとりつけたもの。風を受けて回る。 **やぐるま・ぎく【矢車菊】** キク科の一、二年草。夏から秋にかけて青紫・白・桃色などの矢車形の花をつける。やぐるまそう。 **やぐるま・そう【矢車草】** ●ユキノシタ科の多年草。深山に自生し、夏、緑白色の小花をつける。五枚の小葉が矢車形につく。●「ヤグルマギク」の別称。 **やく・れい【薬礼】** 〔文]薬や治療の代金として医者に支払う金銭。[類語]薬代。 **やくろう【薬籠】** 〔文]●薬を入れる箱。薬箱。●「印籠」に同じ。 **―中の物《句》** ◆自家薬籠中の物。 **やく・わり【役割】** 割り当てられた役目や仕事。「それぞれのーをこなす」「一分担」 **やく・わん【扼腕】** 《名・自サ》〔文〕〔非常に残念がったり憤慨したりして〕思わず自分の腕をにぎりしめること。[四字]「切歯っ―」 ***やけ【焼け】** ●焼けること。焼けたもの。「日ー」「まる―」 ●硫化鉱物の鉱床が地上に露出した部分で、焼けあとのように褐色がかっている所。 ***やけ【自棄】** 自分の思いどおりにならないため、前後のみさかいない行動をすること。自暴自棄。[コロ]「―を起こす」[コロ]「一になる」 **―のやんぱち【ーのやん八】** 〔俗〕やけになることを、擬人化していう語。やけっぱち。 **やけ・あと【焼け跡】** 火事で焼けたあと。 **やけ・あな【焼け穴】** 布などの一部が焼けてできた穴。 ***や・けい【夜景】** 夜の景色。夜のながめ。夜色。「百万ドルのー」 ***や・けい【夜警】** 夜間に、建物の中や町内などを見回って、火事や犯罪を警戒する・こと(人)。 **やけ・いし【焼け石】** 焼けて熱くなった石。 **―に水《句》** 《熱くなった石に少しの水をかけても冷めないことから)努力や援助が足りなくて、効果が上がらないことのたとえ。 **やけ・いろ【焼け色】** 火や日光にあたって焼けた色。 **やけ・お・ちる【焼け落ちる】** 《自上一》〔建物が〕焼けてくずれたおれる。「火事で―・ちた家」 **やけ・ぐい【自棄食い】** 《名・他サ》〔俗〕やけになって暴食すること。「失恋して―する」 **やけくそ【自棄糞】** 〔俗〕「自棄」を強めていう語。「―になる」 **やけ・こげ【焼け焦げ】** 焼けてこげること。また、その跡。「畳に煙草のーをつける」 **やけ・ざけ【自棄酒】** すてばちな気分になって飲む酒。「―をあおる」 **やけ・し・ぬ【焼け死ぬ】** 《自五》火に焼かれて死ぬ。 **やけ・ださ・れる【焼け出される】** 《自下一》火事で家を焼かれ、住む所を失う。「火事で―・れる」 **やけ・ただ・れる【焼け爛れる】** 《自下一》やけどで皮膚がただれる。 **やけ・つ・く【焼け付く】** 《自五》焼けてこげつく。「―・くような砂漠」「エンジンがー・く」 **やけ・つ・ぱち【自棄っぱち】** 〔俗]「自棄」を強めていう語。捨て鉢。「―で歌う」 **やけど【火傷】** 《名・自サ》《「焼け処{と}」の意)火・熱湯などで皮膚をいためること。また、その傷。火傷{かしょう}。[類語]火ぶくれ。●危険なことなどにかかわって痛手を受けること。「あんな女にかかわったらーするぞ」 **やけーに《副》** 〔俗]むやみに。やたらに。「―寒い」 **やけの【焼け野】** 野火で焼けた野原。焼け野原。 **―の鴉《句》** もともと黒いものがいっそう黒く見えることのたとえ。 **――の雉夜の鶴《句》** 《巣のある野原を焼かれたキジが身の危険を忘れて子を救い、寒い夜にツルが翼で子をおおって暖めることから)親の、子を思う情が深いことのたとえ。 <1458> **やけ・のこ・る【焼け残る】** 《自五》同じ火事で他が焼けたのに、それだけが焼けずに残る。「―・った土蔵」 **やけのはら【焼け野原】** ●焼け野。●火事で、すっかり焼けてしまった所。焼け野が原。「―と化す」 **やけのみ【自棄飲み】** 《名・他サ》やけになってむやみに酒を飲むこと。やけ酒を飲むこと。 **やけ・ぶとり【焼け太り】** 《名・自サ》火災にあって、前より生活が豊かになったり事業がのびたりすること。 **やけ・ぼっくい【焼け木杭・焼け棒杭】** 焼けた杭。焼け残った切り株。[表記]多く「焼けぼっくり」と書かれる。 **―に火が付・く《句》** 一度縁が切れていた男女の関係が、またもとにもどる。 **やけ・やま【焼け山】** ●山火事などで、草木の焼けた山。●噴火したことがある山。 **や・ける【焼ける】** 《自下一》●熱・光・強い薬などが作用する。●火で物が燃える。「家が―・けた」 ●火にあぶられて、中まで熱が通る。「肉が―・ける」 ●物が熱せられて熱くなる。「―・けたトタン屋根」 ●〔陶器・パンなど」熱を加えて物ができあがる。「つぼが―・ける」「パンがー・ける」 ●日光に当たって、皮膚が黒くなる。また、物の色が変色する。「背中が日に―・けて痛い」「日光に―・けたカーテン」 ●〔日の出前や日没時に」空が赤く染まる。「西の空がまっ赤に―・ける」 ●食べ物が胃にたまって、胸が熱いように感じる。[コロ]「食べすぎて、胸が―・ける」 ●心が激しく動かされる。●あれこれと気を使い、手がかかる。[句]「世話が―・ける」 ●ねたましく感じられる。「友人の出世が―・ける」[表記]③⑪は「妬ける」とも書く。[図]や・く《下二》。 **やーけん【野犬】** 飼い主のない犬。のら犬。「一狩り」 **やーげん【薬研】** 漢方で、薬種を粉にするために使う、舟形で中がくぼんだ金属製の道具。薬研車で薬種を押し砕く。 **やご【水蠆】** トンボの幼虫。 **やーこう【夜光】** ●夜または暗い所で光を発すること。「一塗料」 ●[天]月のない晴れた夜、空に見える、星以外のかすかな光。「―現象」 ***や・こう【夜行】** ●《名・自サ》〔文]夜、行くこと。夜、行動すること。夜行{やぎょう}。[四字]「百鬼――」「夜行列」 ●「夜行列車」の略。夜中に運行する列車。夜汽車。 **―せい【一性】** 昼間は休み、主として夜間に活動する性質。 ***や・ごう【家号】** 代々受けつがれているその家の呼び名。 ***や・ごう【屋号】** 〔姓のほかにつけた〕商店や歌舞伎役者などの家の呼び名。「越後屋」「成田屋」の類。 ***や・ごう【野合】** 《名・自サ》〔文〕●正式の結婚をしないで、男女が通じること。[類語]私通。●正式な手続きをふまず、なれあいで結びつくこと。「政党がーする」 **やこう‐ちゅう【夜光虫】** ヤコウチュウ科の原生動物。直径約一mmの球形で一本の触手を持つ。海面に浮遊し、刺激を受けると発光する。 **やこーぜん【野狐禅】** 禅を学び、まださとっていないうちに、すっかりさとりきったように得意になる・こと(人)。生禅{なまぜん}。〔軽蔑して言う] **やーごろ【矢頃・矢比】** 《矢を射るのにちょうどよい距離の意から)物事をするのにちょうどよい時機。頃合い。「値段を持ち出すーを計る」 **やーさい【野菜】** 畑で作って副食物にする植物。ジャガイモ・ホウレンソウ・トマトなど。[類語]青果。 > **[日本語辞書]日本語「野菜と果物」** 辞書では、畑で作って主に副食物にする植物を「野菜」と定義し、食用となる水分(と甘み)の多い草木の実を「果物」と定義する。 「くだもの」は「木{く}の物」の意で、もとは木に生る果実のこと。のちに広く草本性植物に生る果実もふくめるようになった。古くは間食用の菓子類なども果物と呼び、草木の実は「生り果物」、菓子類を「唐果物」と言い分けている。 しかし、野菜と果物の違いは明確だろうか。同じウリ科の植物でも、キュウリ・シロウリ・トウガン・カボチャなどは野菜として利用され、メロン・スイカなどは果物として利用される。その区別は、植物学上の分類に基づくものではない。さらに生産統計などでは、メロンもスイカも野菜としてあつかわれることが多いのだからややこしい。 野菜と果物は、辞書の定義のように、私たちの常識に従って区別しておけばよいのだろう。 **やさ・おとこ【優男】** 気だてがやさしい男性。また、風雅の道を解する男性。「―にほれる」 **やーさがし【家捜し・家探し】** 《名・自サ》●家の中をくまなくさがすこと。「大事な書類を―する」 ●住む家をさがし求めること。[表記]①は「家捜し」、②は「家探し」と書く。 **やさ‐がた【優形】** ●姿が上品ですらりとしていること。「―の少年」 ●〔男性の〕気だて・ふるまいなどがやさしいこと。 **やーさき【矢先】** ●矢の先端。やじり。●〔ある物事をしようとした」ちょうどその時。●ある事をする直前。「注意しようとした―に事故が起きた」 ●ある事をした直後。「家を出たーに雨が降りだした」 **や・さけび【矢叫び】** 〔文〕●矢を射当てたときに出す叫び声。矢声{やごえ}。●戦闘開始の際、両軍が互いに遠矢を射かけ合うときにあげる高い声。 ***やさしい【優しい】** 《形》●〔雅〕上品で美しい感じだ。優美である。「姿―・くさくスミレ」「―・い笑顔」 ●〔性質が〕素直でおとなしい感じだ。「気立ての―・い娘」[類語]穏やか。温和。柔和。温厚。●親切で情が深いようすだ。思いやりがある。「不幸な人を―・く慰める」[類語]情け深い。[図]やさ・し《シク》。 **やさし・い【易しい】** 《形》●たやすい感じだ。容易である。「―・い問題」「操作の―・い機械」 ●「理屈っぽくなく」わかりやすい感じだ。「―・い童話の本」[囡]むずかしい。[図]やさ・し《シク》。[類語と表現] **や・さつ【野冊】** 植物採集のとき、二枚の板に吸水用の紙をはさみ、採集した植物を入れておさえておく道具。 ***やし【椰子】** ヤシ科の常緑高木の総称。ココヤシ・ナツメヤシなど。熱帯地方に自生。果実は食用にしたり油をとったりする。 **―ゆ【一油】** ココヤシの実からとった白色の脂肪。石けん・マーガリンなどの原料。 ***やし【野史】** 〔文〕民間で編集した歴史書。外史。[因]正史。 ***やし【香具師・野師】** 祭りや縁日などに、見せ物や露店などを出して商売をする人。的屋{てきや}。 **やじ【野次・弥次】** ●やじる・こと(ことば)。[コロ]「ーを飛ばす」 ●「やじ馬」の略。[表記]「野次」「弥次」は当て字。 <1459> > **[類語と表現]「易しい・易い」** 「簡単に~できる」の意が、「易しい」である。「優しい」と同語源で、人にわずらわしさを感じさせないという共通性が残る。また、「気安い・安らか・休む」などとは同根で、困難がなく気が楽だという共通性を留めている。「容易だ・たやすい」もほぼ同義で、「易しい(たやすい)問題だったので、容易に解けた」のように使う。一方、「買いやすい値段」のように、動詞連用形に接尾語「やすい」をつける言い方も盛んだ。易い・与し易い・御し易い・生易しい・お安い・造作ない・たわいない・訳ない・何でもない・ちょろい・手っとり早い・ひとたまりもない/容易・平易・安直・安易‧簡易‧軽易‧簡単・簡便・軽便・手軽/お茶の子(さいさい)・朝飯前・屁への河童。[副詞的表現]手もなく・苦もなく・難なく・あっさり(できる)[オノマトペ]すらすら・らくらく・やすやす(できる)/むざむざ(とやられる) **やじ・うま【野次馬・弥次馬】** 〔自分に関係のない物事に興味・関心を持ち〕人のあとについて、わけもなくさわぎたてる人。物見高い人。やじ。「一根性」 **やしき【屋敷】** ●家の敷地。「家が―」 ●敷地が広く、構えがりっぱで大きい家。[表記]②は「邸」とも書く。[類語]邸宅。 **―まち【―町】** ●武家屋敷が並ぶ町。●屋敷②が続いている地域。 **―りん【一林】** ●農家の建物を風や雪から守るために植えられた樹木。●旧家などの広い敷地に植えられた樹木。[類語]①②屋敷森。 **やじ・きた【弥次喜多】** ●〔二人連れの〕気楽な漫遊旅行。「一道中」 ●好一対の滑稽な者。[参考]②は、十返舎一九の作「東海道中膝栗毛{ひざくりげ}」の主人公、弥次郎兵衛・喜多八の名から。 **やしない【養い】** ●やしなうこと。養育。また、養生。●栄養物。また、植物の肥料。 **―おや【―親】** 実子でない子を引き取り、養育する人。育ての親。養親。[結]養父母。[因]生みの親。 **やしな・う【養う】** 《他五》●生活のめんどうをみる。●子供などを育てる。養育する。「二人の子を―・う」 ●家族などを扶養する。生活させる。「妻子を―・う」 ●えさを与えて飼う。「牛馬を―・う」 ●自分の手元において、技術・芸などを仕込み育てる。また、自分の配下として育てる。「子分を―・う」 ●〔精神力・体力などを〕鍛錬してだんだんに作りあげる。「学力を―・う」 ●養生をする。「病を―・う」 ●幼児や病人に食事をさせる。[参考]③④は古風な言い方。[文]《四》 **やーしま【八洲】** 《たくさんの島の意から)〔文〕「日本国」の別称。大八洲{おおやしま}。 **やしゃ【夜叉】** 〔仏〕顔や形がみにくく不気味で、行動が乱暴な鬼神。[参考]梵語 yakṣa の音訳。 **やしゃーご【玄孫】** ひまごの子。孫の孫。玄孫{げんそん}。 ***や・しゅ【野手】** 野球で、内・外野を守る人。 **―せんたく【―選択】** 「フィルダーズチョイス」に同じ。 ***やーしゅ【野趣】** 自然のままの素朴さが感じられるおもむき。「―に富むバーベキュー」 **やーしゅう【夜襲】** 《名・他サ》夜の暗やみを利用して敵を攻めること。夜討ち。「――をかける」 **やじゅう【野獣】** 野生のけもの。「一狩り」〔ひゆ的に、乱暴な人、または野性味のあふれた人の意にも用いる〕「美女とー」 **―は【一派】** 「フォービスム」に同じ。 ***やーしょく【夜色】** 〔文〕「夜景」に同じ。 ***やしょく【夜食】** 定められた夕食のあとにとる、夜の(軽い)食事。[参考]「夕食」の意で使うこともある。 **やじり【鎌・矢尻】** 矢の先端のとがった部分。ふつう鉄製。矢先。矢の根。 **やじ・る【野次る・弥次る】** 《他五》他人の言動を、大声で非難したり冷やかしたりする。「相手チームを―・る」[表記]「野次る」「弥次る」は当て字。 **やじるし【矢印】** 〔方向を示す〕矢の形のしるし。 **やしろ【社】** 神を祭ってある建物。神社。 **やじろべえ【弥次郎兵衛】** 短い棒または人形の上端に細長い横棒をとりつけ、その先端におもりをつけて平衡を保つようにしたおもちゃ。[語源]もと、振り分け荷物を肩にした弥次郎兵衛人形を使ったことから。 **や・しん【野心】** (もと、よこしまな望みの意から)●ひそかに抱く(身分不相応な)大きな望みやたくらみ。「会社乗っ取りのーを持つ」[類語]野望。謀略。●大きな望みをもって新しい試みに大胆にいどもうとする心。「一家」「一作」「―的試み」 **や・じん【野人】** [文]●いなかの人。[四字]「田夫―」 ●[礼儀作法や身なりなどに〕飾り気がない人。●民間の人。在野の人。 ***やす【安】** ■《接頭》●「値段・金額が安い」「安くて粗末」の意。「一月給」「―普請」 ●「たやすい」「慎重でない」の意。「―うけあい」 ■《接尾》金額を表す語につけて、「ある時の価格より安い」の意。「三円―」[団]高。 **やす【漁】** 漁具の一つ。長い柄の先端についた数本のとがった{はり}で、魚をつきさしてとる。 ***やす《助動:特殊型》** 「ます」の意を表す。「そろそろ出かけやしょう」[参考]江戸時代のことば。明治以降もくだけた口頭語として使われた。 ***やす《助動:特殊型》** 《多く「お・・・やす」の形で使う。京阪方言》動作主に対する軽い尊敬を表す。●・・・なさる。「ようお越しやした」 ●・・・なさい。「窓を開けやす(=お開けなさい)」[参考]「遊ばす」「遊ばせ」の転。 **やす・あがり【安上がり】** 《名・形動》やすい費用ですむこと。「ーなパック旅行」 ***やす・い【安い】** 《形》●〔質・量などのわりに〕値段が低いようすだ。安価だ。「定価より―・い品物」[表記]「廉い」とも書く。[団]高い。●価値がない。軽い。「―・く見られる」 ●不安や悩みなどがなく、心がおだやかである。また、心身に無理がなく、楽である。「御霊{みたま}よ―・かれ」「―・からぬ思い」「おー・くない」の形で〉男女の間柄の親密なことをからかっていう語。「おー・くない話だ」[参考]お安い。[図]やす・し≪ク≫。 **―かろう悪かろう《句》** 値段が安ければそれ相応に品質も悪いということ。 **やす・い【易い】** ■《形》たやすい感じだ。容易である。「おー・い御用」[例]「言うは―・く、行うはかたし」[図]やす・し《ク》。 ■《接尾》《動詞の連用形について形容詞をつくる》「容易にそうなる」「そうなりがちだ」の意。「話し―・い人」「秋の日は暮れ―・い」[因]難い。[図]やす・し《ク》。[類語と表現]「易しい・易い」 **―きに就く《句》** 安易な方を選ぶ。 <1460> **やす・うけあい**【安請け合い】深く考えずに引き受けること。「就職についてはーをするな」 **やすうり**【安売り】《名・他サ》●安い値段で売ること。「大ー」「―の店」●深く考えずに気軽に応じること。「親切の―はごめんだ」 **やすけ**【弥助】「すし」の俗称。[周]芝居「義経千本桜」の鮨屋の下働き弥助の名から。 **やすけ‐く**【安けく】《副》〔文〕安らかに。「心―あられますように」 **やす・つ・ぽ・い**【安っぽい】《形》●いかにも、値段が安く質がおとっているようすだ。「―・いズボン」●品格がなく軽々しい。下品である。「―・い言動」 **やす‐で**【安手】《名・形動》●値段の安い方。「―の生地」●安っぽいこと。「―の同情」「―の恋愛映画」 **やす・ね**【安値】●値段の安いこと。安価。「―で売る」●[経]取引所で、その日の売買のうち、その株の最も安い値。「―引け」[②]高値。 **やす・ぶしん**【安普請】あまり金をかけずに家を建てること。また、その家。「――の建売り住宅」 **やす・ぼった・い**【安ぼったい】《形》〔俗〕いかにも安っぽい感じだ。「―・い商品」 **やすま・る**【休まる】《自五》〔体や気分が〕落ち着いて安らかになる。「自然の中は心が―・る」「体が―・らない」[表記]「安まる」とも書く。[文]《四》。 **やすみ**【休み】●活動を中止して心身を休めること。「ひとーしよう」「―時間」●仕事・授業などをしない・日(期間)。休日。休暇。「―には山へ行く」●欠席・欠勤すること。●ねること。「おー前の肌の手入れ」 **やすみ・やすみ**【休み休み】《副》●間に休みを入れながら。間をおいて。「一歩く」●よく考えながら。「ばかも―言え」 **やす・む**【休む】《自五》 ●活動を中止して、心身を楽にする。「五分―・む」●欠席・欠勤する。「学校を―・む」●寝る。「毎晩九時には―・みます」[表記]③は「寝む」とも書く。[文]《四》。[類語と表現] >類語と表現「休む」 *「休む」ことは、単に中止するということだけではない。次の作業のために力をたくわえることでもある。どのくらい休むか(たっぷりと休む・一服する)、何を休むか(学校を休む・会社を休む)、なぜ休むか(病気で休む・産休・ずる休み)、また、何をしないか(休戦・休漁・休診)ということなどで、いろいろなことばがある。逆に、休まないということは、一生懸命であることを意味する(不眠不休で頑張る)。 ・憩う・休らう・寝る・臥せる・手を休める/(5)静養・一服・骨休め・小憩・休場・休息・休養・休止・小休止・休業・休刊・休館・休学・休校・休耕・休講・休診・休戦・休演・休漁・欠席・欠勤・欠場 [・・・やすみ]食休み・ずる休み・中休み・夏休み・春休み・一休み・昼休み・冬休み […きゅう]育休・運休・帰休・公休・産休・週休・全休・代休・年休・半休・(不眠)不休・無休・有休・臨休・連休 [その他]休み・暇・休暇・憩い・休日・祭日・祝祭日・日曜日・土日に・週末・ウイークエンド・ホリデー・バカンス・ゴールデンウィーク **やす・める**【休める】《他下一》●〔心身を落ち着かせて〕安らかにする。「体を―・める」●活動を一時中止して、休息させる。また、動きを止める。「手を―・める」「羽を―・める」[図]やす・む《下二》。 **やす・もの**【安物】値段が安く、質のよくない品物。 **――買いの銭失い**《句》値段の安いものは品質が悪く長持ちしないから、かえって高くついて損をするということ。 **やす・やす**【『易易】《副》《「ーと」の形も)いかにもたやすいようす。簡単に。「―とだまされる」 **やす・やど**【安宿】宿泊料の安い、粗末な宿屋。 **やすら・う**【休らう・安らう】緯《自五》〔雅〕休む。休息する。「しばし―・う」[文]《四》。 **やすらか**【安らか】《形動》●おだやかで、何事もないようす。無事なようす。「―に暮らす」「国がーに治まる」[類語]平穏。●心配事や苦しみのないようす。「一にねむれ」[類語]安楽。 **やすらぎ**【安らぎ】気持ちが落ち着いて、おだやかな状態。「心のーを求める」 **やすら・ぐ**【安らぐ】《自五》安らかな、また、おだやかな気持ちになる。「気分が―・ぐ」[文]《四》。 **や・すり**【鱸】のこぎりの目立てや金属の表面を平らにするのに使う、棒状・板状の鋼鉄製の工具。 **やすり・がみ**【、鎌紙】紙やすり。サンドペーパー。 **やすん・じる**【安んじる】《自他上一》●〔それ以上を望まず]満足する。「平凡な幸福に―・じる」[類語]あまんじる。●《他サ変》安心する。また、安心させる。「―・じて暮らす」「心を―・じる」[=]安んずる。 **やすん!ずる**【安んずる】《自サ変》安んじる。 **やせ**【痩せ・瘠せ】やせる・こと(人)。「夏一」 **―の大食い**《句》体がやせている割には食欲が旺盛であること。また、やせた人はかえってよく食べるということ。 **や・せい**【野性】●本能的な性質。洗練されていない、粗野な性質。「一的魅力」→《使い分け》 **や・せい**【野生】《名・自サ》〔動植物が〕自然に山野で生まれ育つこと。「―の馬」→「使い分け」[日]《代名》〔文〕自分を謙遜して言う語。小生。 >使い分け「ヤセイ」 野性〔「性」は性質の意。洗練されていない粗野な性質〕野性の叫び・野性的な魅力・野性に返る・野性味あふれる少女 野生〔「生」はいきる、命を保つ意。自然に山野に生まれ育つ〕野生の馬・野生のバラ・野生種とかけ合わせる・野生化する・この山には猿が野生する **やせ・うで**【痩せ腕】●やせた腕。●微力な手腕。細腕。「―で生計を支える」 **やせ・おとろ・える**【痩せ衰える】[引]《自下一》やせて体力・気力が弱まる。「―・えた姿」 **やせ・がた**【痩せ形】やせた体つき。 **やせ・がまん**【痩せ我慢】《名・自サ"》無理に我慢をして、平気なように見せること。「―をして笑う」 **やせ・ぎす**【痩せぎす】《名・形動》やせて骨ばっているようす。 <1461> **やせ・こ・ける【痩せこける】** 《自下一》やせて、すっかり肉が落ちる。すっかりやせる。「頬{ほお}が―・ける」 **やせ・さらば・える【痩せさらばえる】** 《自下一》やせて、骨と皮ばかりのようになる。「―・えた姿」 **やせ・じし【痩せ肉】** やせた肉体。[因]太りじし。 **やせ・じょたい【痩せ所帯】** 貧しい所帯。 **やせ‐ち【痩せ地】** 地味が悪く、草木(特に作物)がよく育たない土地。痩地{そうち}。 **やせっぽち【痩せっぽち】** 〔俗]ひどくやせていること。また、その人を軽蔑していう語。[因]太っちょ。 **やせ・ほそ・る【痩せ細る】** 《自五》やせて、体が細くなる。「身が―・る思い」 **やせ・やま【痩せ山】** やせ地の山。 **や・せる【痩せる・瘠せる】** 《自下一》●体の肉づきが悪くなる。[因]太る。●地味がとぼしくなる。土地の、植物を育たせる力が弱まる。「―・せた農地」[団]①②肥える。[図]や・す《下二》。 **――せても枯れても《句》** どんなに落ちぶれても。また、どんなにおとろえても。〔体面を保とうとするときに言う〕 **――せる思い《句》** 体がやせてしまうほどの、つらい思い・苦労。「息子のことが心配で、―をする」 ***や・せん【夜戦】** 夜間に行われる戦闘。 ***や・せん【野戦】** 野山で行う戦闘。また、城・要塞などのない所で行う戦闘。「―病院」 ***や・せん【野選】** 「フィルダーズチョイス」に同じ。 **やーぜん【夜前】** 〔文〕きのうの夜。昨夜。「―の雨」 ***や・そ【八十】** 〔文〕●八の一〇倍。はちじゅう。●数が多いこと。〔多く、接頭語的に用いる〕「―神」 ***ヤソ** イエスキリスト。また、キリスト教(徒)。[参考]Jesus を中国で音訳した「耶蘇」を、日本で字音読みしたもの。[表記]「耶蘇」と当てた。 **やーそう【野草】** 野原に自然に生えている草。 **やそう・きょく【夜想曲】** ノクターン。 **やそ・じ【八十・八十路】** 〔雅]八〇。八〇年。八〇歳。 **やーたい【屋台】** ●移動できるようにした、屋根つきの台(を用いた店)。屋台店。●「踊り屋台」の略。祭礼の時に引き出す屋根のついた踊りの舞台。●能楽・演劇などで、家に模して作った大道具。[表記]③は「屋体」とも書く。●「屋台骨」の略。 **―ばやし【一囃子】** 祭礼の時、屋台②で行うはやし。ばかばやし。 **―ぼね【―骨】** ●家屋の骨組み。屋台。●その一家を支えているもの。「一家の―を支える」 〔ひゆ的に、ある物事を支えて存続させるものの意でも使う〕「高度成長経済のーを支える」 **やたがらす【八咫鳥】** ●記紀神話で神武天皇東征のとき、熊野のから大和への山路の案内として、天照大神の命を受け飛来したというカラス。●中国の伝説で、太陽の中にいるという三本足の赤いカラス。また、「太陽」の別称。 **やーたけ【弥猛】** 《形動ナリ》〔古〕いよいよ勇みたつようす。「―心」 **や・たけび【矢叫び】** ◆やさけび。 **や・たて【矢立て】** ●矢を入れる道具。●箙{えびら}の中に入れて陣中に携帯したすずり箱。矢立てのすずり。●墨つぼに柄がついていてその中に筆を入れた、携帯用の筆記用具。 **やーだね【矢種】** 身に帯びている矢。また、射るために用意しておく矢。「―が尽きる」 **やた‐の‐かがみ【八咫の鏡】** 三種の神器の一つ。天照大神{あまてらすおおみかみ}の岩戸隠れの際、大神を迎え出すために作ったとされる鏡。 **やーだま【矢弾・矢玉】** 矢と鉄砲のたま。 **やたら【矢鱈】** 《形動・副》《副詞は「―と」の形も)正当な理由がなくいいかげんなようす。また、程度が並みはずれてひどいようす。「――に怒る」「無闇―」[表記]「矢鱈」は当て字。 **―めったら《副》** 〔俗〕(「ーと」の形も)「やたら」を強めた言い方。やたらめたら。 **やち【谷・谷地】** 低くじめじめした土地。やつ。 **やちぐさ【八千草・八千種】** 〔文〕●たくさんの草。●たくさんの種類。[表記]②は多く「八千種」と書く。 **や・ちゅう【夜中】** 夜のうち。夜間。[因]日中。 **やちよ【八千代】** 〔雅〕数多くの年代。よろずよ。 **や・ちょ【野猪】** 〔文〕イノシシ。 **や・ちょう【夜鳥】** 〔文〕●夜鳴く鳥。●「夜禽」に同じ。 **や・ちょう【野鳥】** 野生の鳥。野禽。[因]飼い鳥。 **や・ちょく【夜直】** 夜の当直。宿直。[因]日直。 **やーちん【家賃】** 家やアパートなどの(一室の)借り賃。 ***やつ【八つ】** ●一の八倍の数。はち。やっつ。●[他の語につけて「数が多い」意を表す]「―裂き」 ●八歳。やっつ。●昔の時刻の名。今の午前二時ごろ、または午後二時ごろ。八つ時。 ***やつ【奴】** 《名》●人や物を、軽蔑または親しみをこめて言う語。〔ふつう、男性が使う〕「おかしなーだ」「その右のーをくれ」 ■《代名》《他称の人称代名詞)あいつ。〔ふつう、男性が使う〕「―にだまされた」 **やつ《感》** ●急に体を動かしたり力を出したりするときに発する語。「えい、ーと」 ●おどろいたときに発する語。 **やつ・あたり【八つ当たり】** 《名・自サ》関係のない人やものに、あたりちらすこと。「家族の者にーをする」 ***やつ・か【薬価】** 〔文〕薬の値段。また、薬代。 **やっ‐か【薬禍】** 〔文〕薬品の副作用や不適切な投与などによって起こる、病気などの災難。 **やっかい【厄介】** ●《名・形動》面倒で手数のかかること。「―なことをたのむ」[コロ]「―をかける」[同]面倒。●面倒をみてもらうこと。「一晩ーになる」→[類義語の使い分け] **―ばらい【一払い】** 厄介な者を追いはらうこと。 **―もの【一者】** ●他人に迷惑をかけ、いやがられる人。「―扱い」 ●いそうろう。食客。 > **[類義語の使い分け]「厄介・面倒」** [厄介・面倒]厄介(面倒)な問題が持ち上がる/手続きが厄介(面倒)だ/厄介(面倒)をかけるね [厄介]このたびは何かとご厄介になります/仲間から厄介者扱いされる/居候を追い出し厄介払いをする [面倒]姉がけなげに弟の面倒を見る/面倒がらずによく世話をする/面倒だから出かけるのはやめよう <1462> **やっかい【訳解】** 《名・他サ》〔文〕外国語の文章や古文を訳し、解釈すること。また、その訳と解釈。 **やつがしら【八つ頭】** サトイモの一品種。たねいもから数個のイモがかたまってできる。茎は「ずいき」。 **やっかみ** 〔関東地方の方言〕やっかむこと。ねたみ。 **やっか・む** 《他五》〔関東地方の方言〕ねたむ。そねむ。「他人の幸福を―・む」[文]《四》。 **やつがれ【僕】** 《代名》《自称の人称代名詞)〔文〕自分の謙称。私。 **やっ・かん【約款】** 〔契約・条約などの〕取り決めの一つ一つの条項。「保険」 **やっ‐き【躍起】** 《名・形動》あせってむきになること。「―になって探す」[注意]「躍気」は誤り。 **やつぎ・ばや【矢継ぎ早】** 《名・形動》次から次へと続けざまに物事を行うこと。「―に質問を浴びせる」 **やっきょう【薬莢】** 銃砲の弾丸で、火薬をつめる真鍮製の筒。 **やっきょく【薬局】** ●薬剤師が薬を管理し、調合して売る所。[類語]薬屋。●病院などで、薬を調合する所。 **―ほう【一方】** 「日本薬局方」の略。 **やつ・くち【八つ口】** 「身八つ口」に同じ。 **やーづくり【家造り・家作り】** 家を造ること。また、家の構え。「立派なー」 **ヤッケ** 「ウインドヤッケ」の略。 **やっこ【奴】** (「家{や}つ子」の意。古くは「やつこ」)■《名》●江戸時代、武家にめし使われた身分の低い男性。下男。「三下{さんした}―」 ●江戸時代の俠客。「旗本―」「町―」 ●「やっこ豆腐」の略。●「やっこだこ」の略。 ■《代名》〔俗]やっこさん。 **やっこう【薬効】** 〔文〕薬のききめ。「―があらわれる」 **やっこうーさん【奴さん】** 《代名》《他称の人称代名詞)〔俗〕同等以下の男を(親しんで)呼ぶ語。あいつ。〔おもに男性が使う〕「―、途中で逃げたらしい」 **やっこうーだこ【奴凧】** 江戸時代の武家の奴{やっこ}の姿をかたどって作った、たこ。やっこ。 **やっこうーどうふ【奴豆腐】** 四角に切った豆腐を、しょうゆ・薬味で食べる料理。冷ややっこ。やっこ。 **やつざき【八つ裂き】** ずたずたに切りさくこと。 **やっさもっさ** 大勢の人が集まり、もめたり混乱したりするようす。「―の大騒ぎ」 **やつ・す【俏す・窶す】** 《他五》●目立たないように、またはみすぼらしく姿をかえる。「庶民に身を―・す」 ●やせるほど思いなやむ。また、ある物事に夢中になる。[コロ]「恋に身を―・す」[句]「憂き身を―・す」 ●化粧する。〔上方の方言的な言い方〕「―・して出かける」[文]《四》。 **やっちゃーば【やっちゃ場】** 〔俗〕(東京で)青果市場。[語源]「やっちゃやっちゃ」のせりのかけ声から。 **やーっ-つ【八つ】** 《「やつ」の促音化)→やつ(八つ)。 **やっつけ・しごと【やっつけ仕事】** 間に合わせの、いいかげんな仕事。雑な仕事。 **やっ-つ・ける【やっ付ける】** 《他下一》《「やりつける」の音便》〔俗〕●思いきってやりとおす。また、いいかげんにやってのける。「この仕事は一気に―・けよう」 ●相手をこらしめる。また、負かす。「悪者を―・ける」 **やつ・で【八手】** ウコギ科の常緑低木。冬の初めに白い小花を球状につける。葉は大きく、てのひら状。 **やって…くる【やって来る】** ■《自カ変》向こうからこちらへ近づいて来る。「両親が―・来る」 ■《連語》その時まで続けてやる。「困難な仕事を―・来た」 **やって‐の・ける【やって退ける】** 《他下一》困難な問題をうまく処理する。「初めての司会を堂々と―・けた」 **やっと** 《副》●長い間苦労してやりとげる気持ちを表す語。ようやく。「―完成した」 ●ぎりぎりで余裕がない意を表す語。かろうじて。どうにか。「――間に合った」 **―の・おもいで【―の思いで】** 《連語》どうにかなしとげるようす。「一打ち明ける」 **―の・ことで【一の事で】** 《連語》ようやく。辛くも。〔「やっと」を強めた言い方〕「―たどりついた」 **やっとう【剣術】** 〔古風な言い方〕(剣術のかけ声から) **やっとこ【鋏】** 針金・板金・熱した鉄などをはさむのに用いる金属でできた工具。 **やっとこさ** ■《感》力を入れるときに発する語。 ■《副》苦労してどうにか物事をしとげるようす。かろうじて。やっとこ。「一仕事のけりがついた」 **やつ・はし【八つ橋】** ●小川や池などに、幅のせまい橋板を一枚ずつ角度を変えて、ゆるやかなぎざぎざ状につないでかけた橋。●「八橋煎餅」の略。米の粉を蒸して砂糖・肉桂などを加え、短冊形に焼いたせんべい。京都名物。 **やっぱし** 《副》《「やっぱり」の転)〔俗〕やはり。 **やつ・ばら【奴輩・奴原】** 二人以上の人をいやしめて呼ぶ語。やつら。あいつら。 **やっぱり** 《副》やはり。〔「やはり」よりも口語的〕「一だめだ」[表記]「矢っ張り」と当てる。 **ヤッピー** アメリカの大都市に住む、知的職業についている裕福な若者。[参考]一九八○年代の語。▽yuppie **ヤッホー** 《感》山で呼びあうときに発する語。▽yo-ho **やつめ・うなぎ【八目鰻】** ヤツメウナギ科の動物の総称。体は細長い。口は吸盤となり、目の後ろにえら穴が七対ある。食用・薬用。かわやつめ。[参考]目とえら穴とで、目が八つあるように見える。 **やつら【奴等】** 「やつ」の複数。あいつら。〔おもに男性が使うことば〕「―の正体をあばく」 **やつ・れる【窶れる】** 《自下一》●〔病気や心配事のために」みすぼらしいほどやせおとろえる。「心労で―・れる」 ●〔服装などが〕みすぼらしくなる。[図]やつ・る《下二》。 **やーと【野兎】** 〔文〕野生のウサギ。 **やど【宿】** ●住む家。すみか。「埴生{はにゅう}の―」 ●旅先で泊まる家。特に、宿屋。旅館。●奉公人の親もと、または、保証人・世話人の家。「――下がり」 **―を貸・す《句》** 他人を自分の家に宿泊させる。 **―を借・りる《句》** 他人の家に宿泊させてもらう。「一夜のー・りる」 **―を取・る《句》** 宿を決めてそこに宿泊する。また、旅館・ホテルなどに宿泊を予約する。 **やとい【雇い・傭い】** ●人をやとうこと。また、やとわれて働く人。「臨時―」 ●〔官庁などで〕補助業務をするためにやとわれた人。雇員。 **やとい・い・れる【雇い入れる】** 《他下一》〔人を」新しくやとう。「臨時にアルバイトを―・れる」 **やとい・にん【雇い人】** やとわれている人。 <1463> **やとい・ぬし【雇い主】** 人をやとって使う人。 ***や・とう【夜盗】** 〔文]夜、盗みをする・こと(人)。 ***や・とう【野党】** 議会政治のもとで、現在政権を担当していない政党。[因]与党。 ***やと・う【雇う・傭う】** 《他五》●給料をはらって、人を使う。「通訳を―・う」[類語]雇用。●金をはらって乗り物を専用に使う。「ハイヤーを―・う」[図]《四》。 **やどがえ【宿替え】** 《名・自サ》住む家をかえること。引っ越し。転居。 **やどかり【宿借り】** ●甲殻類ヤドカリ下目の節足動物の総称。カニとエビの中間にあたる。巻き貝の殻の中にすみ、成長するにつれて貝殻をかえていく。●借家人。また、その家の同居人。居候。 **やど・さがり【宿下がり】** 《名・自サ》昔、奉公人が暇をもらって、親もとに帰ったこと。 **やど・す【宿す】** 《他五》●内部にふくんで持つ。特に、はらむ。妊娠する。「たねを―・す」 ●とどめる。「露を―・す」「城下町の面影を―・す」[図]《四》。 **やど・せん【宿銭】** 旅館の宿泊料。宿賃。 **やど・ちょう【宿帳】** 旅館で、客の住所・氏名・職業などを書き入れる帳面。 **やど・ちん【宿賃】** 旅館の宿泊料。宿銭。 **やと・な【雇女】** 〔関西で〕臨時にやとう仲居。 **やど・なし【宿無し】** 一定の住居がない・こと(人)。 **やど・ぬし【宿主】** ●宿の主人。●→しゅくしゅ。 **やど・ひき【宿引き】** 旅客を自分の宿屋に宿泊するよう勧誘する・こと(人)。 **やど・もと【宿許】** ●住んでいる所。居住所。●宿泊所。●奉公人の身元引き受け先。 **やど・や【宿屋】** 旅行者をとめることを職業としている(日本風の)家。旅館。 **やどり【宿り】** ●宿る・こと(所)。住まい。「一夜のー」 **やどりぎ【宿り木・寄生木】** ヤドリギ科の常緑小低木。エノキ・ブナなどに寄生する。雌雄異株。 **やど・る【宿る】** 《自五》●旅先で宿をとる。宿屋にとまる。●寄生する。●ある場所にとどまる。位置をしめる。「露が―・る」「星が―・る」 ●〔ある物の〕内部にとどまる。「命が―・る」「魂が―・る」[文]《四》。 **やど・ろく【宿六】** 〔俗]妻が自分の夫を・軽んじて(なれ親しんで)いう語。亭主。 **やど・わり【宿割り】** 団体旅行などで、とまる宿屋を割りふること。 **やな【梁】** 川魚をとるしかけの一種。川の瀬をせきとめ、水を一か所から流し、その下にすのこをしいて、魚をとるようにしたもの。 **やーな・あさって【弥な明後日】** →やのあさって。 **やながわ【柳川】** 「柳川鍋」の略。ささがきにしたゴボウの上に、背開きにしたドジョウをのせ、煮立てて卵でとじた鍋料理。 **やなぎ【柳・楊柳】** ヤナギ科の植物の総称。特に、シダレヤナギ。枝の先が細長く、垂れ下がる。 **――に風と受け流・す《句》** 少しも逆らわず、おだやかにあしらう。 **――に雪折れ無し《句》** やわらかいものは、かたいものよりかえって物事によくたえるものだ。 **――の下にいつも泥鰌はいない《句》** たまたま幸運を得たからといって、いつも同じ方法でそれが得られるものではない。 **やなぎ・ごうり【柳行李】** 皮をはいで乾燥させたコリヤナギの枝であんだ行李。衣類などを入れる。 **やなぎ・ごし【柳腰】** ほっそりとしてしなやかな腰つき。柳腰{りゅうよう}。[参考]美人の腰の形容。 **やなぎ・だる【柳樽】** ●角樽{つのだる}または柄樽{えだる}の類。祝い事に用いる。[参考]のはじめ柳の木で作られたからという。角樽(図)。●「酒」の別称。 **やなぎ・ば【柳刃】** 「柳刃包丁」の略。 **―ぼうちょう【一包丁】** 刺身包丁の一種。片刃で、先のとがった細身の包丁。柳刃。[参考]包丁(図)。 **やなみ【家並み・屋並み】** 家並み。 **や・なり【家鳴り・屋鳴り】** 家が音を立て、動く・こと(音)。 **やに【脂】** ●木からしみ出る粘液。樹脂。「松の―」 ●たばこを吸ったときに生じるニコチンをふくんだ粘液。「パイプのーを取る」 ●目やに。 **やに・さが・る【脂下がる】** 《自五》得意になってにやにやする。「両手に花と―・っている」 **やに‐つーこ・い【脂っこい】** 《形》●やにの成分が多い。ねばりけが多い。●「性質・態度などが〕しつこい。●くどい。「―・くからむ」=やにこい。 **やに‐め【脂目】** ●目やにだらけの目。●結膜炎。 **やにょう・しょう【夜尿症】** 寝小便を病的にくり返す状態。小児に多くみられる。 **やにわ・に【矢庭に】** 《副》《「矢を射たその場で」の意)●即座に。たちどころに。「―返答する」 ●態度を急に変えるようす。突然に。だしぬけに。「一走り出す」[表記]ふつうかな書き。 **や・ぬし【家主】** ●一家の主人。●貸し家・貸し部屋の所有者。[団]店子{たなこ}。=家主。 **やーね【屋根】** ●雨・雪などを防ぐための、家屋の最上部にあるおおい。●物の最上部のおおい。「自動車の―」 ●最も高い山・土地などのたとえ。「本州のー」 **やね・いた【屋根板】** 屋根をふく板。 **やねうら【屋根裏】** ●屋根の裏側。屋根と天井の間。●屋根のすぐ下に作った部屋。屋根裏べや。 **やねぶね【屋根船】** 上に屋根をとりつけた小形の船。[参考]屋形船よりはつくりが簡単。 **や・の・あさって【弥の明後日】** 〔東京で〕明後日の次の次の日。やなあさって。[参考]地方によっては「明後日の次の日」をさす所もある。 **やのじ・むすび【やの字結び】** 「や」の字の形に結ぶ、女性の帯の結び方。やの字。 **や・の・ね【矢の根】** 「やじり」に同じ。 **やば【矢場】** ●矢を射る練習場。●昔、矢を射て遊ばせた所。楊弓場{ようきゅうば}。 **やばい** 《形》〔俗〕●不都合である。危険である。「見つかると―・い」 ●程度が甚しい。 **ヤハウェ** 「エホバ」に同じ **や・はず【矢筈】** ●矢の端の、弓のつるをかける部分。はず。●〔高い位置に〕掛け物をかけるときに使う、棒の先が二つに分かれている道具。 **や・ばね【矢羽・矢羽根】** 矢に直進性と回転を与えるためにつけてある羽根。 **やはり【矢張り】** 《副》●以前と同様に。また、他と同様に。そのまま。「――昔の面影は残っている」「―やめよう」 ●予想どおり。案の定。「結果は―だめでした」 ●結局。つまるところ。「―同じ結果に終わった」 <1464> **やはり** 《副》「―チャンピオンは強い」=やっぱり。[表記]「矢張り」は当て字。ふつうかな書き。 **や・はん【夜半】** 夜中。特に、真夜中ごろ。「―に雨が降り出す」 **やばん【野蛮】** 《名・形動》●文化が開けていないこと。「―な風習」 ●教養がなく粗野なこと。「―なふるまい」 **や・ひ【野卑・野鄙】** 《名・形動》下品でいやしいこと。「―なことばを浴びせる」 **やぶ【藪】** ●雑草や低木、または竹などが密生している所。[類語]草むら。●「やぶ医者」の略。 **―から棒《句》** 突然、物事を行うこと。だしぬけ。「—に何を言うのだ」 **――の中《句》** 関係者の言い分が食い違っていて、真相がわからないこと。「真相は―だ」[参考]芥川龍之介の同名の小説から。 **―をつついて蛇を出す《句》** よけいなことをして、かえって面倒なことを引き起こす。やぶへび。 **やぶ・いしゃ【藪医者】** 医術のへたな医者。やぶ。 **やぶい・ちくあん【藪井竹庵・藪医竹庵】** [俗]藪医者を人名のように表した語。 **やぶ・いり【藪入り】** 《草深いいなかにある家に帰る意)奉公人が、正月・盆の一六日ごろに休みをもらって実家に帰ること。 **やぶ・うぐいす【藪鶯】** やぶにいるウグイス。野山にいるウグイス。 **やぶ・か【藪蚊】** 蚊の一種。大形で黒く、やぶにすみ人の血を吸うものの総称。しま蚊。 **やぶ・く【破く】** 《他五》《「破る」と「さく」からできた語)紙・布などをやぶりさく。「ドレスを―・いてしまった」 **やぶ・ける【破ける】** 《自下一》〔俗〕やぶれる。やぶることができる。 **やぶ‐こうじ【藪柑子】** ヤブコウジ科の常緑小低木。夏、白い花がつき、冬、赤い球形の実がなる。正月用の盆栽などに使われる。やまたちばな。 **やぶさか【吝か】** 《形動》《物惜しみするようすの意)〈「・・・にーでない」の形で〉・・・する努力をおしまない。快く・・・する。「彼を推すに―でない」 **やぶさめ【流鏑馬】** 馬に乗ってかけながら、一方で三つの的を鏑矢{かぶらや}で射る競技。武芸修練のために武士の間で行われ、のち、神社の神事となった。 **やぶそば【藪蕎麦】** そばの実を、甘皮のついたままひいたそば粉でつくる淡緑色のそば。[参考]その製法のそばを出す店の屋号にも用いる。 **やぶーだたみ【藪畳】** 竹・低木などが、重なり合ってしげった所。 **やぶ・つばき【藪椿】** 山野に自生するツバキ。山椿。 **やぶ・にらみ【藪睨み】** ●「斜視」に同じ。●見当ちがい。「―の評論」 **やぶ・へび【藪蛇】** 《名・形動》「藪をつついて蛇を出す」の略。「文句を言うと、かえって―になる」 **やーぶみ【矢文】** 矢に結びつけて、射て届ける文書。 **やぶ・る【破る】** 《他五》●形を成しているものをそこなう。●〔紙・布などを〕引きさく。また、張ってある紙・布などに穴をあける。「障子を―・る」 ●こわす。くだく。「門を―・って敵が攻めこむ」 ●傷つける。そこなう。「ストレスが心身を―・る」 ●安定した状態を乱す。[コロ]「平和の眠りを―・る」「沈黙を―・る」 ●守るべきことに反するようにする。[コロ]「約束を―・る」 ●つきぬける。「守備を―・る」[コロ]「記録を―・る」[類語]こわす。●〔勝負で〕相手を負かす。「強敵を―・る」[図]《四》。[使い分け] **やぶれ【破れ】** 破れること。また、破れたところ。「服の―をつくろう」 **やぶれ・かぶれ【破れかぶれ】** 《名・形動》〔俗〕〔思うようにならなくて〕どうにでもなれという心持ちであること。捨て鉢。「こうなったらーだ」 **やぶれ・め【破れ目】** 破れたところ。「―をつくろう」 **やぶ・れる【敗れる】** 《自下一》勝負で負ける。「初戦でー・れる」[図]やぶ・る《下二》。[使い分け]「やぶる・やぶれる」 ***やぶ・れる【破れる】** 《自下一》●形を成しているものがくずれる。●さける。また、さけて穴があく。「服が―・れる」 ●こわれる。くだける。「―・れた窓」 ●物事が成り立たなくなる。[コロ]「夢が―・れる」 ●安定した状態が乱れる。「均衡が―・れる」[類語]こわす。●〈「・・・に―・れる」の形で〉成就すべき事柄が失敗する。「恋に―・れる」[図]やぶ・る《下二》。[使い分け]「やぶる・やぶれる」 **やぶん【夜分】** よる。夜間。〔改まった言い方〕 **や・へん【矢偏】** 漢字の部首「矢」の称。 **やぼ【野暮】** 《名・形動》●世情に通じていない・こと(人)。特に、男女関係にうといこと。「―なことは言うまい」 ●洗練されていない・こと(人)。「―な格好」[類語]不粋。[②]粋。[表記]「野暮」は当て字。 **や・ほう【野砲】** 野戦用の大砲。 **や・ぼう【野望】** 分不相応な望み。また、大それた望み。[コロ]「ーをいだく」[類語]野心。非望。 **やぼ・つ・た・い【野暮ったい】** 《形》〔俗〕すっきりしたところがない感じだ。やぼな感じがする。「―・い服装」 **やぼ・てん【野暮天】** 〔俗〕ひどくやぼな・こと(人)。 **やぼ‐よう【野暮用】** 〔粋ではない実務的な用事の意で〕つまらない用事のことを遠回しに言う語。「明日はーで休みます」 > **[使い分け]「やぶる・やぶれる」** 破る〔形のあるものをだめにする、相手を負かす意で、一般に広く〕紙を破る・裏門を押し破る・調和を破る・約束を破る・平和を破る・記録を破る・敵陣を破る・敵を破る・打ち破る・見破る 敗れる〔相手に負ける。敗戦〕戦争に敗れる・試合に敗れる・人生に敗れる・選挙に敗れる・敗れ去る 「敗」に「やぶる」の訓は、「常用漢字表」では認められていない。相手に負ける意では「敵に敗れる」、相手を負かす意では「敵を破る」のように使い分ける。「敵に敗る」といったら、「敗れる」の文語形「敗る」(下二段活用)を使った表現である。「恋愛に破れる/敗れる」では、前者は単なる失恋の意、後者は闘いとる対象としての恋愛に負ける意で、より強い表現となる。 <1465> **やま【山】**《名》●自然のままに、平地より著しく高くそびえている所。岡{おか}。●特に、比叡山{ひえいざん}、。また、そこにある延暦寺。●鉱山。「ーをほり当てる」●(山師の仕事は当たりはずれが激しいことから)万一の成功をたのんですること。「―がはずれる」●山のような形をしたもの。「ごみのー」●波形の高くなった所。図谷。●多く寄り集まったもの。「人のー」●物の一部分の高くなった所。「ねじの―」●物事の盛り上がった頂点(の時)。また、重大な局面。「病人は今夜が―です」「やまぼこ」の略。●〔俗〕犯罪事件。〔警察や新聞記者の間で使う〕《接頭》《名詞の上につけて)「山の」「山にすむ」「野生の」などの意。「―ネコ」「ーブドウ」目《助数》《数を表す和語につけて) 山形に盛り上げたものを数える語。「トマト一ぃー」[類語と表現]―が見・える《句》物事の見通しがつく。肌輩―高きが故に貴からず《句》真の価値は外観ではなく、その実質によって決まるものである。茶冰山人―を当・てる《句》●鉱山で鉱脈を掘り当てる。●勘だけにたよって幸運をつかむ。「競馬でー・てる」並封しさ―を掛・ける《句》●万一の的中・成功をねらって物事を行う。●いいかげんな推定をもとにして準備をする。「数学の試験に―・ける」=山を張る。山あるコン。―を抜・く《句》非常に力の強いことのたとえ。周源「力は山を抜き気は世を蓋{おお}う〈史記・項羽本紀〉」から。―を張・る《句》「山を掛ける」に同じ。―を踏・む《句》〔隠]犯罪を犯す。あと悪臭の **やま・あい【山『間】**。山と山との間。やまかい。 **やま・あし【山足】**スキーで、山の斜面に対して横向きに位置した時の、頂上側にある足。団谷足。 **やま・あらし【山嵐】**山でふく強い風。また、山からふいてくる強い風。 **やま・あらし【山荒らし・『豪、猪】**ヤマアラシ科の動物の総称。背に針のような毛があり、敵にあうと、逆立てて身を守る。 **やま・あるき【山歩き】**《名・自サ》山中を歩くこと。 **やまい【病】**体の故障。病気。「胸の―にかかる」―が革さま・る《句》病状が急に変わって、危篤状態になる。―膏肓{こうこう}に入・る《句》●病気が重くなって治る見込みがなくなる。参考「膏」は心臓の下の部分、「盲」は横隔膜の上の部分。ともに治療しにくいとされる所。源晋の景公が重病にかかったとき見た夢の中で、二童子の姿となった病魔が、名医をさけて盲の上と音の下にかくれようとしたということから。〈春秋左氏伝・成公一○年〉●熱中して容易にぬけ出せなくなる。「彼の趣味もとうとう―・ってきた」参考「盲」を「盲」と読み誤ったことから、俗に「やまいこうもうにいる」ともいう。―に倒・れる《句》病気になって寝込む。「―・れて帰らぬ人となる」山寺」直呼び出――は気から《句》病気は自分の気の持ち方によって、良くも悪くもなる。常用 **やまい・だれ【病垂】**濮漢字の部首「疒」の称。 **やまい・いぬ【山犬】**●山野にすむ野生化した犬。野犬。●「ニホンオオカミ」の別称。小形で耳とあしは短い。現在は絶滅したとされる。 >[類語と表現「山」] **「山」**は、周囲の地表面から著しく高くなっている部分を言う。丘よりも高く、ふつう草木がしげり、人家も少ない。「峰」は、本来的には御根{みね}(=大地に深く根ざす神聖な山)の意であるが、古くから山頂のとがって高い所を指して言った。「岳{がく}」は、丈{たけ}と同語源で高山の意であるが、今では「~岳※」の形で、山脈の一部をなす高山の名に用いる。「峠」は、連なる山と山の間の低くなった所で、山道を登りつめて、そこから下りになる所を言う。 ・山並み・山脈・山系・山地・山塊・山頂・山腹・山麓・山裾{やますそ}や様・山襞{やまひだ}烂・山間・山峡・山懐{やまふところ}・山巔{さんてん}袞・山嶺・山稜・山岳・高嶺・高峰・主峰・連峰・霊峰・峻嶺・雪嶺・銀嶺・分水嶺/丘・片丘{かたおか}談・丘陵・台地・高台・高原・高地 [・・・やま] 石山・岩山・姥捨山{うばすてやま}・裏山・奥山・枯れ山・北山・小山・砂山・杣山{そまやま}録・築山{つきやま}詩・夏山・禿山{はげやま}・冬山・松山・焼け山・痩せ山・雪山 [・・・さん(ざん)] 火山・外輪山・金山・銀山・五山・高山・鉱山・深山・氷山・青山・大山・銅山・名山・霊山・~山・ **やまいも【山芋】**やまのいも。 **やま・うば【山姥】**深山に住むという老女の姿をした怪物。やまんば。 **やま・おく【山奥】**山の奥深い所。「―の村」 **やま・おとこ【山男】**●山に住んでいる男性。また、山で働いている男性。●登山を愛好し、登山歴の古い男性。 **やま・おり【山折り】**紙などを折るとき、折り目が外側に出るように折ること。また、そのように折った部分。谷折り。工 **やま・が【山家】**山の中または山間。また、そこの家。「―育ち」「―の一軒家」「―料理」 **やま・おろし【山、颪】**山からふきおろす(強い)風。 **やま・かい【山『峡】**〔文〕山と山との間。やまあい。 **やま・かがし【山棟蛇・赤、棟蛇】**ユウダ科のヘビ。山地・水辺などにすむ。体に黒と赤の斑点{まだら}びがある。有毒。 **やま・かけ【山掛け】**「やまいもかけ」の略。ヤマノイモなどをすりおろし、生の魚肉やそばなどにかけた料理。 **やま・かげ【山影】**山の姿かたち。山容。 **やま・かげ【山陰】**●山のかげになって日の当たらない所。「―の温泉宿」●山のかげになって見えない所。 **やま・かご【山、駕籠】**昔、山道などを行くときに使った、竹で編んだ簡単なかご。 **やま・かじ【山火事】**山で起きた火事。 **やま・かぜ【山風】**●山の中で起こる風。●山からふいてくる風。特に、夜間、山頂から山すそに向かってふく風。団谷風。 **やまがた【山形】**山のような形。また、その形の印。 **やまがたな【山刀】**きこりなどが使う鈍形の刃物。 **やま・がつ【山、賤】**〔雅〕〔きこりや猟師など〕山中で生活する身分の低い人。参考人をあざけって、また自分を卑下していう語としても使う。 **やま・がら【山、雀】**シジュウカラ科の小鳥。背は灰青色、腹は栗色{くりいろ}端で、ほおはクリーム色。 **やま・がり【山狩り】**《名・自サ》●山で狩猟をすること。●「山中に逃げこんだ犯人などを〕大勢で山の中をさがすことやね【一個量】 <1466> **やま・かわ「山川】**山と川。 **やま・がわ【山川】**山の中を流れる川。 **やま・かん【山勘】**〔俗]万一の成功をねらって、勘で物事をすること。「―で名前を当てた」 **やま・かんむり【山冠】**漢字の部首「山」の称。 **やま・き【山気】**万一の幸運をたのみに、思いきったことをする気質。山気味。やまっけ。「―を出す」 **やまぎし【山岸】**●山中の崖。●山の端が岸になっている所。 **やま・ぎわ【山際】**●山の際。山の近く。●山の稜線{りょうせん}たっと空の接するあたり。「――に月が出る」 **やま・くじら【山鯨】**製〔俗]イノシシの肉。 **やま・くずれ【山崩れ】**礼《名・自サ》地震・大雨などで、山腹の岩石や土砂が突然くずれおちる現象。 **やま・ぐに【山国】**山の多い、または山に囲まれた・国(地方)。「―の生まれ」 **やま・け【山気】**やまき。 **やま・ごえ【山越え】**《名・自サ》●山をこえること。●〔江戸時代に]関所札を持たない者が間道を選んで山をこえること。 **やま・ごし【山越し】**●山をこすこと。「―の道はつらい」●山をこして行く所。山の向こう側。「―の町」 **やま・ことば【山言葉・山『詞】**猟師などが、山に入ったときにだけ使う、忌みことば。 **やま・ごもり【山籠もり】**《名・自サ》〔修行や隠遁{いんとん}就生活を送るため〕山や山寺にこもること。 **やま・ごや【山小屋】**登山者の宿泊・休憩または避難のために、山の中に建てた小屋。ヒュッテ。 **やま・さか【山坂】**●山や坂。「幾多{いくた}ぶくのーをこえる」●山の中にある坂。やまざか。「険しいーをよじ登る」 **やまざくら【山桜】**●山中にさくサクラ。●サクラの一種。関東地方より西の山地に自生する。四月ごろ、赤褐色の若葉と同時に開花する。花は淡紅色。 **やま・さち【山幸】**やまのさち。因海幸{うみさち}該。 **やま・ざと【山里】**山の中にある村里。「―の春」 **やま・ざる【山猿】**●山にすむ野生のサル。●山国に・住み(育ち)、教養がなく礼儀作法をわきまえない人を軽蔑して言う語。 **やま・し【山師】**●鉱脈を見つけ鉱物をほり出す職業(の人)。●山林の立ち木を売買する職業(の人)。●冒険や投機などを好んでする人。●詐欺師。「大――」 **やまし・い【疚しい・『疾しい】**《形》良心に恥じるところがあって、気がひける感じだ。「―・いところはない」[類語]後ろめたい。後ろ暗い。図やま・し《シク》。→[類義語の使い分け]「うしろめたい・やましい」 **やま・しごと【山仕事】**●山でする仕事。●山師③のする投機的な仕事。 **やましろ【山城・山『背】**旧国名の一つ。今の京都府の南東部。城州{じょうしゅう}。雍州{ようしゅう}。 **やま・すそ【山裾】**山のふもと **やま・せ【山背】**●山をこえてふいてくる風。「おもに海岸地方で使われる語〕●東北・北陸地方で、初夏にオホーツク海方面からふいてくる冷たい北東風。 **やまだ【山田】**山地にある田。山間にある田。 **やまたか・ぼう【山高帽】**男子の礼装用の帽子。ふちつきで、上部が高くてまるい。山高帽子。山高。参考◆中折れ(図)。 **やま・だし【山出し】**●〔木材・石材などを〕山から出すこと。また、その物。●田舎から出て来たばかりで、まだ都会生活になじまない人。「いかにも―の娘」 **やまっ‐け【山っ気】**→やまき。 **やま・つなみ【山津波・山津『浪】**地震や大雨によって起こる、大規模な山くずれ。 **やま・づみ【山積み】**《名・他サ》●山のように高く積みあげること。「トラックにーされた荷物」●仕事などが、処理しきれずにたくさんたまっていること。山積{さんせき}。「問題が―されている」 **やま・て【山手】**●山に近い方。山の手。因浜手。●高台の住宅地。参考②は、ふつう「山の手」という。 **やまでら【山寺】**山の中にある寺。 **やまと【〈大和〉】**●旧国名の一つ。現在の奈良県。和州{わしゅう}。表記古くは「倭」とも書いた。●「日本国」の雅称。(接頭語的に用いて)日本固有の物・事柄・製作法などであることを表す語。―うた【一歌】《日本固有の歌の意)和歌。因唐歌{からうた}。―え【一絵】〔唐絵に対し〕日本で生まれ、発展した絵画。●平安時代初期、唐絵から脱して興った日本風の絵。●鎌倉時代以降、宋元画に対して、伝統的な日本の絵画様式をもつ絵。―ごころ【一心】「大和魂」に同じ。―ことば【―言葉】●日本固有のことば。漢語・外来語以外のことば。和語。●日本の雅言。おもに平安時代のことば。●〔雅〕やまとうた。和歌。し―しまね【―島根】〔雅〕●「日本」の別称。●「大和の国」の別称。―だましい【一魂】日本民族固有の、勇猛でいさぎよい精神。やまとごころ。―に【煮】牛肉・馬肉などを、醤油・砂糖・ショウガなどで甘辛くにたもの。―べい【一塀】杉の木の皮を縦に並べ、さらした竹でふちをおさえた塀。 **やまと・いも【〈大和〉芋】**ナガイモの一品種。うす黄色で塊状。とろろにして食べる。多く関西以西で栽培される。 **やまとなでしこ【〈大和撫子】**〔石竹を「カラナデシコ」というのに対して〕日本の自生種であるナデシコ。●(みかけは可憐{かれん}べで弱々しいが心の強い意で)日本の女性の美称。 **やま・どめ【山止め】**山にはいることを禁止すること。 **やま・どめ【山留め】**鉱山などで土砂の崩壊を防ぐこと。また、そのための板・たななど。 **やま・どり【山鳥】**●山中にすむ鳥。●キジ科の鳥。雄は赤茶色で、尾が長い。本州などの深い山にすみ、虫や草の実などを食べる。 **やまない【『止まない、已まない】**《連語》《動詞の連用形に「て」をそえた形に続けて)・・・しないではいられない。・・・し続ける。やまぬ。「幸せを願って―・ない」 **やま・なす【山成す】**《連体》〔文〕山のように高く盛り上がった。山積した。山を成す。「―荒波」「一難問」 **やま・なみ【山並み】**〔文]山が立ち並んでいること。また、その山々。「美しい!」条真下) **やま・なり【山形】**〔投げた球などが〕山のような曲線をえがくこと。また、その形。「―のボール」お得に大 **やま・なり【山鳴り】**〔噴火・地震などのため〕山が鳴りひびく・こと(音)。 **やま・ね【山、鼠】**ヤマネ科の動物。毛色は淡褐色で、背の中央に黒い縦すじがある。森林にすみ、昆虫や木の実などを食べる。天然記念物。 **やま・ねこ【山猫】**●山中にすむ野生のネコ。●ネコ科の動物のうち、小形の野生種の総称。体色は灰褐色や暗褐色など。参考イリオモテヤマネコは天然記念物。 <1467> **スト** 労働組合の一部が、本部の指令を待たないで分散的に行うストライキ。山猫争議。 **やま・の・いも【山の芋・薯蕷】** ヤマノイモ科のつる性多年草。山野に自生し、根は円柱形で大きい。根をとろろなどにして食用。自然薯{じねんじょ}。やまいも。 **やま・の・かみ【山の神】** ●山を守り支配する神。●[俗]妻。女房。 **やま・の・さち【山の幸】** 山でとれる食べ物。鳥・獣や、食用の草や木の実など。山幸{さんこう}。[因]海の幸。 **やま・の・て【山の手】** ●山手{やまて}。●高台の住宅地。特に、旧東京市内の武蔵野台地の東端部一帯の住宅地。[因]下町。 **やま・の・は【山の端】** 山の、空に接する境。「―に月がかかる」 **やま・のぼり【山登り】** 山に登ること。登山。 **やま・ば【山場】** 進行している物事の、最も・盛んな(重大な)場面。クライマックス。「最後のーをむかえる」 **やま・はた【山畑】** 山にある畑。山間の畑。 **やま・はだ【山肌】** 〔草木でおおわれていない〕山の地はだ。また、山の表面。 **やま・ばと【山鳩】** 山にすんでいるハト。特に、「キジバト」の俗称。 **やまばと・いろ【山鳩色】** 青みをおびた黄色。 **やま・ばん【山番】** 山の番人。[類語]山守。 **やまびこ【山彦】** 《山の神の意)●山で声や音が反響●すること。こだま。 **やま・ひだ【山襞】** 山はだの、凹凸があってひだのように見える所。 **やま・びと【山人】** 〔雅〕●山里に住む人。また、山で働く人。●仙人。 **やま・びらき【山開き】** ●山を切り開いて新しく道を作ること。●登山で、山小屋が開かれるなどして夏山シーズンが始まること。また、その儀式。 **やまぶき【山吹】** ●バラ科の落葉低木。晩春、黄色の花をつける。●「やまぶき色」の略。●金貨。大判・小判など。 **やまぶき・いろ【山吹色】** ●ヤマブキの花の色。こい黄色。●黄金色。 **やまーぶし【山伏】** 《山に伏す(=宿る)意から)●山野に寝起きして修行する僧。野伏{のぶし}。修験者。 **やまぶどう【山葡萄】** ブドウ科のつる性落葉低木。山地に自生する。黒く熟した果実は食用。 **やま・ふところ【山懐】** 山に囲まれて深く入り込んでいるところ。やまぶところ。[コロ]「―に抱かれた村」 ***やまべ** 「オイカワ」の東京方言。●「ヤマメ」の東北方言。 ***やま・べ【山辺】** 山の近く。山のほとり。[因]海辺。 **やま・へん【山偏】** 漢字の部首「山」の称。 **やま・ぼこ【山鉾】** 山形の飾りの台の上に、ほこ・なぎなたなどの飾り物を立てた山車{だし}。やま。「―巡行」 **やま・ほど【山程】** きわめて多く。処理しきれないくらいたくさん。〔副詞的にも用いる〕「仕事は―ある」[表記]ふつう「山ほど」と書く。 **やま・ほととぎす【山時鳥】** ●山にすむホトトギス。また、ホトトギスの美称。●ユリ科の多年草。九月ごろ、白色に紫色の斑点のある花をつける。 **やま・まゆ【山繭】** ●ヤママユガ科の蛾。大形。繭から良質の「てぐす」が取れる。ヤママユガ。天蚕{てんさん}。●「山繭織り」の略。山繭からとれる糸で織った絹織物の総称。光沢がある。 **やま・みち【山道・山路】** 山の中の道。やまじ。 **やま・むこう【山向こう】** 山の向こう。 **やまめ【山女】** サケ科の魚。サクラマスが海へもどらず、淡水で育ったもの。体側に黒いまだらがある。食用。[参考]東北地方では「やまべ」と呼ぶ。 **やま・もち【山持ち】** 山を所有する・こと(人)。 **やまもと【山元】** ●山のふもと。「―がかすんで見える」[表記]「山下」「山本」とも書く。●山の持ち主。●山林や鉱山などの所在地。 **やまもも【山桃】** ヤマモモ科の常緑高木。山地に自生する。赤紫色に熟した果実は食用。 ***やま・もり【山守】** 山を守る・こと(人)。[類語]山番。 ***やま・もり【山盛り】** 山のように高く盛りあげること。また、たくさんあることの形容。「―のご飯」 **やま・やき【山焼き】** 新しい芽が出やすいように、春の初めに、山の枯れ草を焼くこと。 **やま・やま【山山】** ■《名》多くの山。あちらこちらの山。「伊勢の―」 ■《副》●たくさん。「話したいことは―ある」 ●〈「・・・したいのはーだ」の形で〉・・・したい気持ちは強い(が実際にはできない)。「欲しいのは―だが、お金がない」[表記]■は、ふつうかな書き。 **やま・ゆり【山百合】** ユリ科の多年草。夏、白色に赤褐色の斑点のある花をつける。地下茎(百合根)は食用。 **やま・わけ【山分け】** 《名・他サ》大量に手に入った物を均等に分けること。「もうけはー(に)しよう」 **やまんば【山姥】** やまうば。 **やみ【闇】** ■《名》●〔夜の〕暗い、または光が全くささない状態。「夜の―」 ●思慮分別がないこと。「心のー」 ●外部から知りえない所。「―に葬る」 ●前途に何の希望も持てないこと。「前途は―だ」 ●「やみ相場」の略。●「闇取引」の略。「――で買う」 ■《接頭》(名詞について)正当でない意。「ーブローカー」「一物資」 **――から闇へ葬・る《句》** 事件などを、秘密のうちに処置する。「事件を―・る」 **やみ・あがり【病み上がり】** 病気がなおったばかりで、まだ十分に体力が回復していない状態(の人)。 **やみ・いち【闇市】** やみ取引の品物をあつかっている市場。やみ市場。ブラックマーケット。 **やみ・うち【闇討ち】** 《名・他サ》●暗やみにまぎれて、人をおそうこと。[コロ]「ーをかける」 ●不意をついて人をおどろかすこと。不意討ち。[コロ]「―を食わせる」 **やみ・くも【闇雲】** 《形動》〔俗〕思慮分別のないようす。むやみ。やたら。「――に反対するのはよくない」 **やみーじ【闇路】** ●暗やみの中の道。「―をたどる」 ●心が迷い思慮分別のつかない状態。「心のー」 **やみ・じる【闇汁】** 「やみ鍋」に同じ。 **やみ・そうば【闇相場】** 公定の相場があるとき、それ以外にひそかに作られた相場。 **やみ・つき【病み付き】** 〔病気になる意から〕趣味・道楽・悪習などに熱中して、やめられなくなること。「スキーにーになる」 **やみ・とりひき【闇取引】** ●売買を禁止された品物を、こっそり売買すること。●他に知られないように、裏でこっそり交渉すること。「工事受注をめぐるー」 **やみ・なべ【闇鍋】** 互いに秘密にして持ち寄ったものを、暗やみの中でなべに入れて煮る・こと(料理)。やみ汁。 <1468> **やみ・ね【闇値】** やみ取引の値段。 **やみ・ほう・ける【病み呆ける・病み耄ける】** 《自下一》病気のため、ひどく衰弱した状態になる。 **やみ・や【闇屋】** やみ取引を業とする人。やみ商人。 **やみ・よ【闇夜】** 月の出ていない暗い夜。[因]月夜。 **――に烏から雪に鷺《句》** 区別がつかないことのたとえ。また、目あてのつかないことのたとえ。闇に烏。 **――の提灯《句》** 切望しているものにめぐりあうことのたとえ。闇夜の灯火{ともしび}。 **――の鉄砲《句》** 《闇夜に向かって鉄砲を撃つ意から》目的やあてのない、でたらめな行動。闇夜の礫{つぶて}。 **――の錦《句》** 《闇夜に錦を着ても、その美しさは誰にもわからない意から》むだなこと、なんの役にも立たないこと。闇の夜の錦。夜の錦。 ***や・む【止む・已む】** 《自五》●〔続いていたことが〕行われなくなる。終わる。「雨が―・む」「ピアノの音が―・む」 ●「続いている動きが〕一時的に止まる。休む。「―・むことなきせせらぎの音」[文]《四》。 ***や・む【病む】** 《自他五》●病気になる。病気におかされる。「胸を―・む」 ●悩ます。気にして心配する。[句]「気に―・む」[文]《四》。 **ヤムチャ【飲茶】** 茶を飲み点心(ギョーザ・シューマイなど)を食べて楽しむ中国の習慣。▽中国 yin-cha **やむ・な・い【已むない】** 《形》〔文〕やむをえないようすだ。しかたない。「雨で―・く中止した」 **やむにやまれず【已むに已まれず】** 《連語》(「やめようとしてもやめられずに」の意から)どうしようもなく。「―、家宝を手放した」 **やむをえず【已むを得ず】** 《連語》しかたなく。やむなく。〔副詞的に使う〕「雨で―引き返した」 **やむをえ・ない【已むを得ない】** 《連語》どうすることもできない。やむをえぬ。「―・ない急用のため欠席する」 ***や・める【止める・已める】** 《他下一》それまで続けていたことを行わなくなる。また、しようとしていたことを(自分の意志で)しないことにする。「酒を―・める」「旅行を―・める」[同]よす。[図]や・む《下二》。 ***や・める【病める・痛める】** 《自下一》いたむ。苦痛を感じる。〔古風な言い方〕「歯が―・める」 ***や・める【辞める】** 《他下一》〔職・地位などを〕去る。退く。「部長を―・める」「会社を―・める」[表記]「罷める」とも書く。[図]や・む《下二》。 **やめる【病める】** 《連語》《文語動詞「病む」の已然形+完了の助動詞「り」の連体形)〔文〕病んでいる。 **やもう・しょう【夜盲症】** 夜、または夕方などに物が見えなくなる症状(の人)。とりめ。 ***やもめ【寡・寡婦】** 夫を失って独りでいる女性。未亡人。後家。 ***やもめ【鰥夫・寡男】** 妻を失って独りでいる男性。男やもめ。鰥夫{かんぷ}。「―暮らし」 **やもり【守宮】** (「家守」の意)ヤモリ科の爬虫類。背は黒みがかった灰色。夜、壁・天井などをはう。昆虫などを食べる。 **やや【稍】** 《副》少しばかり。いくらか。「―高い」 **ややーこ【稚児】** 赤ん坊。やや。〔古風で方言的な言い方〕 **ややこし・い** 《形》こみいっていてわかりにくい。ややっこしい。「―・い話」[図]ややこ・し《シク》。 **ややもすれば【動もすれば】** 《副》とかくそうなりがちであるようす。なにかというと。「―親に頼りがちだ」 **や・ゆ【揶揄】** 《名・他サ》〔文〕からかうこと。「政治家を―した川柳」 **やよい【弥生】** 〔雅〕陰暦三月。[参考]太陽暦の三月にも言う。 **やら** ■《終助》《「にやあらん」が「やらん→やらう→やら」と転じたもの)(多く、上に疑問を表す語を伴って)自問を推量の形で示し、不確かな気持ちを表すのに使う。・・・だろうか。〔想像を働かせるさまが余韻として残る〕「いつになったら帰れるやら」「いつの日のことやらもう思い出せない」 ■《副助》《「や」の転)(疑問詞について)不確かなままで推量する気持ちを表す。「何やら様子が変だ」「どこへやら行ってしまった」「どうやらあきらめたらしい」 ■《並助》同類のものを例示的に並べあげるのに使う。〔「や」よりもくだけた言い方〕「マフラーやらセーターやらを用意する」「飲むやら食うやら勝手にふるまう」[参考]■で、最後の「やら」は、省略したり「など」で言いかえたりすることもできる。 ***や・らい【夜来】** 〔文〕昨夜以来(ずっと引き続いて今まで)。「―の雨」 ***や・らい【矢来】** 竹・木などをあらく編んで作った仮の囲い。また、垣根。「竹―」 **やら・か・す** 《他五》〔俗]する。やる。「失敗を―・す」 **やら・す【遣らす】** 《他五》→やらせる。[文]《四》。 **やらず・の・あめ【遣らずの雨】** 《連語》来客を帰さないためや、出かけようとする人を行かせないためであるかのように降ってくる雨。 **やらずーぶったくり** 《連語》〔俗〕自分から人に与えることはせず、取り上げるばかりであること。 **やらせ【遣らせ】** 〔俗]実際にはないことを、いかにも事実のようにつくること。「テレビの収録でーがあった」[表記]ふつう、かな書き。 **やら・せる【遣らせる】** 《他下一》させる。やらす。「部下に雑用を―・せる」[図]やら・す《下二》。 **やらぬ** 《連語》まだ終わりきっていないことを表す。 **やら・れる** 《自下一》《「やる」の未然形+受け身の助動詞「れる」)●害を加えられる。「爆弾で―・れる」 ●体を痛める。「風邪でのどを―・れる」 ●やりこめられる。負かされる。「こてんぱんに―・れる」 **やり【槍・鎗・鍵】** ●長い柄{え}の先に細長いとがった刃をつけた武器。[参考]「一本・・・」「一条・・・」「一筋・・・」と数える。●やりをつかう術。槍術。●将棋で、「香車」の別称。 **やり・あ・う【遣り合う】** ■《他五》互いにしあう。「宣伝合戦を―・う」 ■《自五》言葉や腕力などで互いに争う。特に、言い争う。「先輩と―・う」 **やり・いか【槍烏賊】** ジンドウイカ科のイカ。胴は細長く先がとがっている。食用。 **やりがい【遣り甲斐】** その物事をする価値。そのことをする張り合い。「―のある仕事」 **やり・かえ・す【遣り返す】** 《他五》●一度したことを初めからし直す。やり直す。「掃除を―・す」 ●〔相手の攻撃・主張などに〕同じように逆にやりこめる。「早口で―・す」 **やりかた【遣り方】** 物事を行う方法。しかた。 **やりきれない【遣り切れない】** 《連語》●やりとげることができない。また、やっていくことができない。「一日ではー・ない仕事」 ●がまんできない。辛抱しきれない。「―・ない思いを味わう」 <1469> **やり‐くち【『遣り口】**やりかた。方法。「―が汚い」 **やり・くり【『遣り繰り】**《名・他サ》いろいろ工夫して、都合をつけること。「一上手」「家計を―する」―さんだん【一算段】《名・自サ》工夫してやりくりすること。また、その工夫。「―して費用をひねり出す」 **やり‐こな・す【『遣り『熟す】**《他五》物事をうまく●やってのける。「どんな仕事でも―・す」公吸收 **やり・こ・める【『遣り込める】**《他下一》論じて、相手がまったく反論できないようにする。言いこめる。「相手を―・める」 **やり・すご・す【『遣り過ごす】**《他五》●通り過ぎさせる。「急行列車を―・す」●なすがままにさせる。「見ぬふりをしてその場を―・す」●限度をこえてする。しすぎる。「酒を―・す」 **やり・そこな・う【『遣り損なう】**斜”《他五》●物事をしそこなう。しくじる。失敗する。「着地を―・った」●ある事をする機会を失う。やりそびれる。 **やり・だま【「槍玉】**槍を手玉のように使いこなすこと。―――に挙・げる《句》多くの中から選んで、非難や攻撃の対象にする。「批評家たちの―・げられる」 が実在 **やりっぱなし【『遣りっ放し】**物事をしたまま、後の始末をしないこと。「―にしておく」 **やり‐て【『遣り手】**●〔その仕事を〕行うべき人。「議長の―がない」●物事をてきぱき処理できる人。「なかなか―だ」「遣り手婆」の略。―ばば【―『婆】昔、遊郭で、遊女と客を取り持ったり、遊女の取り締まりをしたりした老女。やりてばばあ。やりて。 **やりーど【『遣り戸】**「引き戸」に同じ。 **やり・と・げる【『遣り遂げる】**《他下一》物事を終わりまでやり通す。しとげる。「自分ひとりで最後まで―・げる」 **やり・とり【『遣り取り】**《名・他サ》相手におくったり、相手から受け取ったりすること。「手紙のー」 **やり・なお・す【『遣り直す】**《他五》一度したことを、始めから改めてする。し直す。「書類の整理を―・す」文《四》。 **やりーなげ【「槍投げ】**陸上競技の一種目。やりを投げて、その飛んだ距離を競う。 **やりーぬ・く【『遣り抜く】**《他五》最後までやる。やり通す。「困難な仕事を―・く」 **やり・ば【『遣り場】**持ってゆくところ。「不満の―がない」「―のない怒り」 **やりーぶすま【「槍、衾】**大勢の者がすき間なく槍をつき出して構えること。「―を作る」 **やり・みず【『遣り水】**弘庭に水を導いて流れるようにしたもの。●植え込みなどに水を与えること。 **や・る【『遣る】**■《他五》●そこから他方へ移らせる。●前へ送る。進ませる。「駅へ―・ってくれ」〔ある場所〈〕行かせる。「子供を学校へ―・る」「一人娘を嫁に―・る(=嫁がせる)」「時計を修理に―・る」〔そこにあったものを動かして〕他の場所へ移す。「わしの眼鏡をどこへ―・った?」●顔・視線などをそちらの方へ向ける。「足もとに目を―・る」●〔心にかかる思いを〕はらいのける。晴らす。「憂いを―・る」●〔同等以下の人や動植物に〕与える。「子供におもちゃを―・る」「犬にエサを―・る」「植木に水を―・る」参考相手に対して丁寧に言うときや、親愛の情を示すときは「上げる」を使う。●する。行う。〔種々な行為に関して、漠然と言う。多少品のない言い方〕「―・るだけのことは――・った」「柔道を―・る」●演じる。「白雪姫を―・る人がいない」●口にする。飲む。食う。「そこらで一杯―・ろう(=酒を飲もう)」「いっしょに飯でも―・ろう」●《自動詞的に用いて)暮らす。生活する。「その収入で―・っていけるのか」●(多くは受け身の形で)害を加える。「ピストルで足を―・られた」●殺す。「とらえたスパイを―・った」表記は「殺る」とも書く。文《四》。《接尾》●終了の意。すっかり・・・する。〔多く、打ち消しの形で使う〕「晴れ―・らぬ空」●広くおよぼす意を表す。「ながめ―・る」文《四》。目《補動》●主体が他のために何らかの動作をする意。「ごちそうして―・る」「助けてー・る」●主体が、他に何らかの強制を加えてある動作をさせる意。「羊を小屋に追いこんで―・る」〔多く主体と話し手が一致する場合〕主体のその動作についての意志・決意などを伴う意。「すっぱぬいて―・る」図《四》。 >[類語と表現] **やる《助動-四型》**文語(「ある」の転。動詞連用形につく)動作主に対する軽い尊敬を表す。・・・なさる。〔昔の会話に使われた〕「直{ただ}と仕事に走りやれ走りやれ〈幸田露伴・五重塔〉」 >[類語と表現「遣る」] **立場の低い者に対しては「犬に餌を遣る」、同等の相手には「友達に本を上げる」というように使い分ける。補助動詞として「~してやる/~してあげる」となったときも同様で、目上の人には使いにくい。相手に自分の好意を「遣る」ことになって、ある種のおしつけがましさや恩着せがましさが生じるからである。最上級の謙譲語「~して差し上げる」にしても、目上の人には使いにくい場合がある。「お受け頂けますか」などの表現となるのである。** ▶上げる・与える・くれる・取らせる・給する・施す・恵む・贈る・渡す・授ける・譲る・貢ぐ・掴ませる・譲り渡す・引き渡す・下げ渡す・呈する/(5)寄贈・遺贈・追贈・贈与・贈呈・贈位・贈賄・譲渡・譲与・進呈・寄進・寄付・分譲・分与・供与・授与・付与・貸与・授章・授賞・支給・交付・給付・送付・配布・プレゼント謙譲捧げる・献じる・奉売る・奉じる・供える・手向ける・差し上げる/(5)恵贈・献上・謹呈・進上・奉呈・呈上 **やるかた・な・い【『遣る方無い】**《形》思いを晴らす方法がない。「憤懣{ふんまん}駄―・い」 **やるき【『遣る気】**《連語》自分から進んで何かをしようという意志。「―十分」「―満々」「ーがない」 **やるせな・い【『遣る瀬無い】**《形》〔苦しさ・悲しさなどの〕気を晴らす手段がない。「―・い思い」「―・い表情で見つめる」 **やれ【『破れ】**●[文]破れること。また、破れた・もの(ところ)。「―垣」「一笠」●刷り損ねの印刷物。 **やれ《感》**●ふと気づいたり、当惑したり、急に喜んだりしたときに発する語。「―、ひと安心」●相手の言ったことばなどを並べたてて、間にはさんで不快の意を表す。「―行儀が悪い、一言葉づかいが悪いと口うるさく言われる」 **やれやれ《感》**《「やれ」の強めた言い方)ほっと安心したとき、または疲労を感じたときや困ったとき感動したとき発する語。「―、やっと着いたぞ」 <1470> **やろう【野郎】**■《名》●男性をののしって乱暴に言う語。「このー、よくもだましたな」●[俗]男性。特に、若い男性。「家にはーばかり三人いる」対女郎。■《代名》《他称の人称代名詞)男性を軽蔑して言う語。やつ。「―の言うことはあてにならない」因女郎。 **やろう‐じだい【夜郎自大】**《名・形動》〔文〕自分の力の程度を知らずに、いばっていること。語源昔、中国の西南部にあった「夜郎国」が、漢の強大さを知らずに自らの勢力をほこったことから。〈史記・西南夷伝〉 **や・わ【夜話】**〔文]夜間にされる話。よばなし。また、それを書き集めた本。「二宮翁―」 **やわ【柔】**《形動》やわらかなようす。また、こわれやすいようす。「地面がーだ」「そんなにーな体ではない」 **やわ・い【柔い】**慣《形》やわらかい。また、弱い。「―・いうどん」「ボディが―・い車」 **やわ・はだ【柔肌】**女性のやわらかな肌。 **やわら【柔ら】**「柔道」「柔術」の別称。表記「柔」と書くことが多い。 **やわらか【柔らか・軟らか】**ば《形動》●ふっくらとしていて抵抗がないようす。「―なごはん」●しなやかなようす。柔軟なようす。「―なウエーブ」「体の―な人」●おだやかなようす。「―な春の日ざし」「―なまなざし」●かた苦しくないようす。「―な話」ボ店―・[使い分け]「やわらかい」 **やわらか・い【柔らかい・軟らかい】**澀。《形》やわらかである。「つきたての―・い餅」「―・い身のこなし」因かたい。図やはらか・し《ク》。[使い分け] **やわら・ぐ【和らぐ】**蹤《自五》●〔暑さ・寒さ、風・波、また、怒り・悲しみ・苦痛などがおさまり〕おだやかになる。「寒さが―・ぐ」「気分が―・ぐ」●〔対立していたものが〕うちとけて、なごやかになる。「表情が―・ぐ」「両国の緊張が―・ぐ」《四》】《可一》篇 **やわら・げる【和らげる】**蹤。《他下一》●おだやかにする。しずめる。「緊張を―・げる」「痛みを―・げる」●文章・表現などをわかりやすくする。平易にする。「表現を―・げる」図やはら・ぐ《下二》。まちかこへで >[使い分け「やわらかい」] **柔らかい({和})**〔しなやかで、力を加えると形をかえるが、すぐにもとに戻る。弾力性がある〕柔らかい布団・柔らかい手触り・柔らかい皮・柔(和)らかい日差し・柔(和)らかな人当たり・柔(和)らかな性格 **軟らかい**〔ぐにゃぐにゃしていて、力を加えると形をかえるが、もとには戻らない。手ごたえがない」軟らかいおかゆ・軟らかく煮る・軟らかい話・文章が軟らかい・地盤が軟らかい [参考]「柔」は「剛」の対、「軟」は「硬」の対。「和」は「和らぐ」のように動詞に用いるが、形容詞としては、調和のある、おだやかだなどの意で、「柔」で代用することができる。「柔らかい日差し・柔らかい性格」では、「柔」を使うと意味がややずれるとして、かな書きもよく行われる。 **ヤンキー**●「アメリカ人」の俗称。②〔俗」「不良②」に同じ。▽Yankee LT **ヤング**若い・こと(人)。「ーパワー」▽young ―アダルト 大人でも子供でもない若者層。略語YA。 **やんごとな・い【『止事無い】**《形》《「止{や}む事無し」の転)非常に尊い。高貴である。「―・いお方」せ **やんちゃ**《名・形動》〔俗〕●子供がわがままで、だだをこねること。また、ひどくいたずらであること。「一坊主」〔そのような人を言うこともある〕「若いころはーだった」〔から転じて〕不良行為のこと。後の最議な **やんぬる・かな【已んぬる哉】**《連語》《「已{や}みぬるかな」の転)〔文〕今となっては、どうにも仕方がない。もうおしまいだ。さもにぷる **ヤンバルクイナ**クイナ科の鳥。全長約三五”。羽が退化して飛べない。沖縄本島北部にのみ分布。天然記念物。源生息地域の地名「山原{やんばる}」から。、大塚 **やんま【「蜻蜓】**ヤンマ科に属する大形のトンボの総称。ギンヤンマ・オニヤンマなど。 **やんや**《感》大勢で(ほめ)はやすときに発する語。「―の喝采」 **やんわり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)やわらかに。おだやかに。「―と断る」 **ゆ【湯】**●水をわかしたもの。熱した水。「―で洗濯する」「―をわかす」●温泉。いでゆ。「―の香」「―の町」●ふろ。また、銭湯。「――につかる」「―に行く」参者②③口語では多く「おー」とも言う。 **ゆ・あか【湯、垢】**●水にとけている石灰分などが鉄びんや浴槽の内部について固まったもの。湯の花。●浴槽の古くなった湯水にうく、垢などのまじったよごれ。 **ゆ・あがり【湯上がり】**●ふろから出たばかりの・状態(時)。「一姿」●「湯上がりタオル」の略。ふろから出て体をふくのに用いる、大きなタオル。バスタオル。 **ゆ・あたり【湯『中り】**《名・自サ》ふろや温泉に・長く(何回も)はいったために起こる、体の異常。めまい・頭痛など。「――して気分が悪くなる」 **ゆ・あつ【油圧】**●油に加わる圧力。●加圧した油でピストンなどの機械を動かすこと。「―ブレーキ」 **ゆ・あみ【湯浴み】**《名・自サ》湯にはいって体を洗うこと。入浴。〔古風なことば)[類語]沐浴{もくよく}。 **ゆい【結】**〔田植えや屋根替えなど〕一度に多くの人手を必要とするときに互いに手を貸し合う・こと(仲間)。 **ゆい・いつ【唯一】**それ一つだけであること。ゆいつ。「―の願い」「―の手掛かり」 **ゆいいつ・むに【唯一無二】**「唯一」を強めた言い方。「―の友」 **ゆいが・どくそん【唯我独尊】**●「天上天下唯我独尊」の略。●自分だけがえらいとうぬぼれること。ひとりよがり。「―の態度」 **ゆい‐ごん【遺言】**《名・他サ》死んだ後のことを、言い残して(書き残して)おくこと。また、そのことば。「―を守る」「一状」参考法律では「いごん」。 <1471> **ゆいしき【唯識】** 「唯心」に同じ。 **ゆいしょ【由緒】** 物事のそもそもの起こり。いわれ。また、名誉ある歴史。[コロ]「―正しい家柄」「―ある寺」 **ゆい・しん【唯心】** ●〔仏〕大乗仏教の根本となる考え方。あらゆる現象は心の現れであるから、心は唯一の実在であるとするもの。唯識。●〔哲〕心だけが真の実在であると考えること。[因]唯物。 **―ろん【―論】** (spiritualism, idealism)[哲〕心が唯一の根本実在で、すべてのものはその発現であるとする立場。[参考]認識論上では観念論の意味に使われる。[団]唯物論。 **ゆい・のう【結納】** 婚約したしるしに、品物や金銭などを取りかわすこと。また、その金品。 **ゆいび・しゅぎ【唯美主義】** (aestheticism)美を人間生活における最高の価値として追究する立場。耽美主義。 **ゆい・ぶつ【唯物】** 〔哲〕物質(=客観的実在)のみが実在すると考えること。[団]唯心。 **―しかん【―史観】** 〔哲〕歴史や社会を動かす原動力を、物質的・経済的諸関係におく立場。マルクス主義の歴史観。 **―ろん【一論】** (materialism)〔哲〕物質のみが実在するものであるとして、精神や意識などもそこから導こうとする哲学的立場。マテリアリズム。[団]唯心論。観念論。 **ゆい・わた【結い綿】** ●真綿の中央を結び束ねたもの。祝い物に使う。●日本髪の一つ。つぶし島田の中央を布で結んでまとめた形。若い娘が結う。 **ゆう【勇】** 〔文〕勇ましい心意気。勇気。「―をふるう」 **――を鼓・す《句》** 勇気をふるい起こす。「―・して強敵に立ち向かう」 ***ゆう【夕】** [文]●夜になろうとするとき。日の暮れ方。夕ぐれ。夕方。[連]「朝に―に」[因]朝。●漢字の部首「夕」の称。ゆうべ。 ***ゆう【有】** ■《名》〔文〕●存在すること。また、形のある物。「無から―を生じる」[団]無。●所有すること。また、所有物。「我が―に帰する」 ●また。その上に。〔多く、年月を表す語につけて使う〕「十一三年」 ■《接頭》「・・・がある」「・・・をもつ」の意。「―資格者」 ***ゆう【木綿】** コウゾの皮の繊維から作った糸状のもの。おもに榊の幣{ぬさ}にした。 ***ゆう【雄】** 強く、すぐれている・こと(人)。「文壇の一」 ***ゆ・う【結う】** 《他五》●むすぶ。しばる。ゆわえる。「垣根を―・う」「ひもを―・う」 ●髪をひもでむすぶなどしてととのえる。コロ「髪を―・う」[図]《四》。 ***ゆ・う【言う】** 《自他五》→いう。[表記]「ゆう」は「言う」の表音式かなづかいによる表記。現代かなづかいでは「いう」と書く。 ***ゆう【優】** 成績などを表す評語の一つ。優・良・可・不可では第一位、秀・優・良・可・不可では第二位を表す。 ***ゆう【優】** 《形動ナリ》きわめてすぐれているようす。「詩人のーなる者」 **ユー・アール・エル【URL】** 略語集(URL)。 **ゆうあい【友愛】** 友人・仲間に対する、親愛の情。「―の情」 **ゆう・あかり【夕明かり】** 日がしずんだあとに残っている明るさ。「―ーにすかして見る」 **ゆう・あく【優渥】** 《名・形動》〔文〕めぐみ深く、手厚いこと。ねんごろ。「――なるお言葉をたまわる」 **ゆう・あん【幽暗】** 《名・形動》〔文〕深く、暗いこと。「―な谷底」 ***ゆう‐い【優位】** 〔他のものより〕すぐれた立場・地位。「―に立つ」「―を占める」[対]劣位。 ***ゆう‐い【有意】** ●意味があること。「―の差」 ●そうしようという意志があること。「――的に働く」 ***ゆう‐い【有為】** 《名・形動》才能があって世の中の役にたつこと。[四字]「前途十」 ***ゆう‐い【雄偉】** 《名・形動》〔文〕雄々しくりっぱなこと。すぐれて偉大なこと。「―な容貌{ようぼう}」 **ゆう‐いぎ【有意義】** 《名・形動》意味・意義があること。「―な学生生活」「―に時を過ごす」[団]無意義。 **ゆう‐いん【誘因】** 〔文〕ある作用・状態を引き起こす原因。「過労がーとなる」[類語]起因。きっかけ。 ***ゆう・えき【有益】** 《名・形動》利益があること。ためになること。「時間を―に使う」[類語]有用。[因]無益。 ***ゆう・えき【誘掖】** 《名・他サ》〔文]導き、助けること。「後進を―する」[参考]「誘」は先に立って導く意、「掖」はかたわらから抱えて助ける意。 **ユー・エス・エー【USA】** アメリカ合衆国。米国。►United States of America の略。 **ゆう・えつ【優越】** 《名・自サ》〔他と比べて〕すぐれていること。まさっていること。「―した技術」 **ーかん【―感】** 自分が他の人よりすぐれていると思って感じる快感。「―にひたる」[団]劣等感。 **ユー・エッチ・エフ【UHF】** 略語集(UHF)。 **ユー・エフ・オー【UFO】** →ユーフォー。 ***ゆう・えん【優婉・優艶】** 《名・形動》〔文〕やさしく、しとやかで美しいこと。「―な乙女の舞」 ***ゆう・えん【幽艶・幽婉】** 《名・形動》〔文]奥深く、美しいこと。「―な風景」 ***ゆう・えん【幽遠】** 《名・形動》〔文]奥深く、はるかなこと。「―の趣」 ***ゆう・えん【悠遠】** 《名・形動》はるかにへだたっていること。「―の昔」[類語]悠久。久遠。 **ゆうえんち【遊園地】** 遊びや娯楽の設備を設け、樹木などを植えた公園風の所。「児童―」 **ゆう・おう【勇往】** 〔文〕いさんで進んでゆくこと。[四字]「―邁進{まいしん}」 **ゆうか【融化】** とけて性質が変わること。とけ合って一つのものになること。 **ゆう-が【優雅】** 《名・形動》●しとやかで上品なこと。「―な身のこなし」[類語]上品。●日常のわずらわしさからはなれて、ゆとりが感じられること。「―な生活」 ***ゆう・かい【幽界】** 〔文]死後に行くとされる世界。あの世。冥界。「―の人となる(=死ぬ)」[団]顕界。 ***ゆううつ【憂鬱】** 《名・形動》●心がふさぎ、晴れ晴れしないこと。「成績が悪くて―になる」[類語]沈鬱。●暗く、うっとうしいこと。「―な天気」 ***ゆう・いん【誘引】** 《名・他サ》〔文]さそいだすこと。いざなうこと。「害虫の一剤」「バラの枝をーする」 **ゆう・えい【遊泳・游泳】** 《名・自サ》●泳ぐこと。水泳。「一禁止」 ●[参考]泳ぐように・歩く(飛ぶ)ときに使う。「宇宙―」 **ゆう・かい【誘拐】** 《名・他サ》人をだましてさそいだし、連れ去ること。かどわかすこと。「社長を―する」 **ゆう・かい【融解】** 《名・自サ》●とけること。●〔理〕固体が熱によって液体になること。溶融。「一熱」 **―てん【一点】** 固体が融解する温度。融点。 <1472> **ゆうがい【有害】** 《名・形動》害があること。「―な本」「一物質」[対]無害。 **ゆうがい・むえき【有害無益】** 《形動》害ばかりあって役に立たないこと。「―な行い」 **ゆう・がお【夕顔】** ●ウリ科のつる性一年草。初夏の夕方、白い花を開き、朝にはしぼむ。果実は「かんぴょう」にする。●ヒルガオ科のつる性一年草。夏の夕方、アサガオに似た白い花を開く。よるがお。 **ゆう・かく【遊客】** ●定職をもたず遊んで暮らしている人。遊び人。●遊覧の客。●遊郭の客。=遊客。 **ゆう・かく【遊郭・遊廓】** 遊女屋が多く集まっている場所。くるわ。色里。遊里。[類語]花柳街。 **ゆう・がく【遊学】** 《名・自サ》遠くはなれた他の・土地(国)へ勉強に行くこと。「パリにーする」[類語]留学。 **ゆう・かげ【夕影】** ●夕日の光。「――に映える」 ●夕日にうつる姿。 **ゆうか・しょうけん【有価証券】** その所有者の財産権を記載した証書。船荷証券・約束手形・小切手・株券・公社債券など。 **ゆう・かぜ【夕風】** 夕方にふく風。[囡]朝風。 **ゆう・がた【夕方】** 太陽がしずむころ。夕暮れ。夕刻。夕さり。[類語]入相{いりあい}。たそがれ。[时]朝方。 **ゆうが・とう【誘蛾灯】** 夜、明かりをともし、ガ・ウンカなどをおびきよせて殺すしくみの灯火。 **ユーカラ** アイヌ民族に伝承されている古い叙事詩。▽Yukar (=詞曲) **ユーカリ** フトモモ科の常緑高木。原産地はオーストラリア。葉からユーカリ油をとる。▽eucalyptus から。 **ゆう・かん【勇敢】** 《名・形動》勇気があり、おそれずに物事を行うこと。「―に戦う」「―な少年」 **ゆう・かん【夕刊】** 日刊新聞で、夕方刊行する新聞。[団]朝刊。 **―し【一紙】** 〔タブロイド判の〕夕刊を専門に発行する新聞。 **ゆうかん【憂患】** 〔文〕心配と悩み。気がかり。 **ゆうかん【有閑】** 財産などがあって働く必要がなく、ひまな時間が多いこと。「一夫人」「一階級」 ***ゆうき【勇気】** ものおじしない、強い気力。「―を出す」「―がある」「一百倍」 ***ゆうき【幽鬼】** 〔文〕●死者の霊魂。亡霊。●鬼。ばけもの。妖怪。 ***ゆうき【有期】** 一定の期限があること。[団]無期。 ***ゆうき【有機】** ●生活機能と生活力をもつもの。植物など。●[理〕炭素を主成分とする物質であること。[対]②無機。[話編文] **―イーエール【TEL】** (「有機エレクトロ・ルミネセンス」の略)有機物に電圧をかけることで、有機物自体が発光する現象。または、それを利用するもの。携帯電話のディスプレーや照明器具などに使われる。 **―かがく【一化学】** 〔理〕有機化合物を研究する化学の一部門。[因]無機化学。 **―かごうぶつ【一化合物】** 〔理〕炭素をふくむ化合物。ふつう、炭素・酸素・水素などから成る。[因]無機化合物。 **―さいばい【一栽培】** 《名・他サ》有機農法によって作物を栽培すること。「稲を―する」 **―たい【一体】** ●生活機能を備えている組織体。動植物のこと。●ある目的のために、各部分が密接に結びついて統一のある全体を形成しているもの。〔社会的な組織などにいう〕 **―てき【一的】** 《形動》多くのものが密接に結びついていて、互いに影響しあうようす。「資本の―構成」 **―のうほう【―農法】** 有機肥料を使って、安全で味のよい農産物の生産をめざす農法。有機農業。 **―ひりょう【一肥料】** 有機化合物を成分とする肥料。堆肥{たいひ}・ふん尿・油かすなど。 **―ぶつ【―物】** 〔理〕●生命体を構成する物質。●有機化合物。[①②]無機物。 **―やさい【野菜】** 有機栽培によってつくった野菜。 ***ゆうき【結城】** ●「結城じま」の略。●「結城つむぎ」の略。●「結城もめん」の略。 **―じま【―縞】** 茨城県結城地方で産する、「結城つむぎ」「結城もめん」などの縞柄のもの。結城。 **一つむぎ【―紬】** つむぎ糸を平織りにした、丈夫な絹織物。高級な和服地。結城。 **―もめん【―木綿】** 「結城つむぎ」に似せて織った、もめんの織物。結城。 ***ゆうぎ【友誼】** 〔文]友人に対する愛情・親しみ。親しいこと。「―を深める」[注意]「友交」は誤り。「―に厚い人」「親密な―を結ぶ」[類語]友情。 **ゆうぎ【遊戯】** ●《名・自サ》遊びたわむれること。「恋愛」 ●幼稚園や小学校で、子供が楽しみながら行う踊りや運動。「おー」 **ゆうぎ【遊技】** 娯楽として行う(おとなの)遊び。パチンコ・ビリヤードなど。「―場」 > **[評論文キーワード]有機** 「有機」とは、生活機能と生活力のあるものをいう。有機は各部分によって構成され、つながりをもつものであり、一つでも部分が悪くなると全体に支障が生じるものである。代表的なものは人体である。なお「無機的(機械的)」は、各部分が悪くなった場合、そこだけを取りかえれば全体は機能するものをいう。また、多くのものが密接に結びつき互いに積極的に影響し合う様子を「有機的」という。 **ゆうきゃく【遊客】** →ゆうかく(遊客)。 **ゆうぎょう・しゃ【有業者】** 職業を持っている人。 **ゆう・きん【遊金】** 〔文〕使いみちがないため、しまってある金銭。あそびがね。 **ゆう・ぎん【遊吟】** 《名・他サ》〔文]各地をめぐり歩きながら詩・俳句などをよむこと。 **ゆう‐く【憂苦】** 〔文]うれいと苦しみ。 **ゆうきゅう【悠久】** 《名・形動》〔年月や、ある状態などが〕かぎりなく長く続いていること。「―の太古」「―な静寂」[類語]永久。 ***ゆうきゅう【有休】** 「有給休暇」の略。休んでも出勤と同様に給料が支払われる休暇。 ***ゆうきゅう【有給】** 給料が支払われること。「―休暇」[囡]無給。 ***ゆう・きゅう【遊休】** 設備・資金などが利用されていないこと。「一地」「一施設」 **ゆう・ぎょ【遊漁】** 〔生業としてではなく〕趣味や楽しみのために釣りや漁をすること。「一料」 ***ゆう・きょう【幽境】** 〔文〕俗世間をはなれた、もの静かな所。 ***ゆう・きょう【遊俠】** 〔文]面目や約束を重んじ、強きをくじき弱きを助ける・こと(人)。俠客。 ***ゆう・きょう【遊興】** 《名・自サ》遊び興じること。特に、料理屋・酒場などで遊ぶこと。「一費」「―にふける」 **ゆう・ぐ【遊具】** 遊び道具。「子供の―」 <1473> **ゆうぐう【優遇】** 《名・他サ》〔来客などを〕手厚く待遇すること。優待。「珍客を―する」[類語]厚遇。●十分に報酬を出すこと。「――措置」「経験者をーする」 **ゆう‐ぐれ【夕暮れ】** 太陽がしずんで暗くなるころ。日暮れ。夕方。「秋のー」 **ゆうくん【遊君】** 〔文〕遊女。あそびめ。 ***ゆうぐん【友軍】** 味方の軍隊。「一機」[囡]敵軍。 ***ゆうぐん【遊軍】** ●戦列の外にあって、必要に応じて出動する軍隊。遊撃隊。●決まった部署につかず、事が起こったときに活動する人。「―記者」 **ゆう・げ【夕餉】** 夜の食事。夕食。〔やや古風な言い方〕「―の膳」[囡]朝餉・昼餉。 ***ゆう・けい【夕景】** 〔文〕夕方。日暮れ。また、夕方の景色。「―に伺います」「湖の―」 ***ゆう・けい【有形】** 〔抽象的でなく〕形をもっている・こと(もの)。「―財産」[因]無形。 **―ぶんかざい【―文化財】** 建造物・絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書などの、歴史上または芸術上価値の高い有形の文化的所産。[因]無形文化財。 ***ゆう・けい【雄勁】** 《名・形動》〔文〕〔文章の調子・音調などが〕雄々しく、力強いこと。「――な筆致」[類語]雄渾。 **ゆうげい【遊芸】** 〔茶の湯・生け花・踊り・三味線など〕遊びごとに関した芸能。「――をたしなむ」 **ゆうげき【遊撃】** ●戦列の外にあって、時に応じて味方を助け敵を攻撃すること。「―隊」 ●「遊撃手」の略。野球で、二塁と三塁の間を守る内野手。ショートストップ。ショート。 **ゆう・げしょう【夕化粧】** ●夕方になってする化粧。●「オシロイバナ」の別称。 **ゆう・けむり【夕煙・夕烟】** 夕方にたつ煙。特に、夕食のしたくをするときなどに出る煙。 ***ゆうけん【勇健】** 《名・形動》〔文〕●いさましくて、丈夫なこと。「―なる青年」 ●病気やけがをしないこと。壮健。息災。〔手紙文などで使う〕 ***ゆう・けん【郵券】** 〔文〕郵便切手。「一代用可」 ***ゆうげん【幽玄】** 《名・形動》〔たやすく知ることができないほど」奥深い趣・余情などがあること。「―の世界」 ●中世日本文学の理念で、深い余韻があること。 ***ゆうげん【有限】** 《名・形動》限りがあること。「宇宙は―か無限か」[因]無限。 **―がいしゃ【一会社】** [経〕合名会社と株式会社との両方の長所をとりいれた小規模な会社。社員全員が有限の責任を負う。有限責任会社。[参考]二〇〇五年、会社法改正により、株式会社に移行。 **―せい【―性】** 限りがある性質。「資源の―を考慮する」[因]無限性。 **―せきにん【―責任】** 〔経〕債務者が、自分の財産の一部または一定の金額だけを返済するという形で負う責任。 **ゆうげん‐じっこう【有言実行】** あらかじめ宣言して、物事を実行すること。[因]不言実行。 **ゆうけんしゃ【有権者】** 選挙権をもっている人。 ***ゆう・こう【友好】** 友だちとして、仲よくすること。親しいこと。「―を深める」[注意]「友交」は誤り。 **―てき【一的】** 《形動》友人として親しくつきあうようす。友人としての親しさや優しさをともなうようす。「―な関係を築く」「―に解決する」 ***ゆうこう【有功】** 〔文〕功績があること。「―者」 ***ゆう‐こう【有効】** 《名・形動》●よい結果を生む力があること。ききめがあること。「休暇を―に使う」「―期間」 ●法律上の効果を生じること。[①②]無効。 ***ゆう・こう【遊行】** 〔文〕●遊び歩くこと。●あてもなく、さまよい歩くこと。「夢中―」 **ゆうごう【融合】** 《名・自サ》二つ以上の異なったものが、とけて一つになること。「東西文化のー」 ***ゆう・こく【夕刻】** 〔文]夕方の時刻。夕方。日暮れ時。「―に訪問する」 ***ゆう‐こく【幽谷】** 〔文〕奥深い谷。[四字]「深山―」 ***ゆうこく【憂国】** 〔文〕自分の国の現状や将来について心配すること。「―の士」 ***ゆう・こん【幽魂】** 〔文]死んだ人のたましい。亡魂。 ***ゆう‐こん【雄渾】** 《名・形動》雄々しく、勢いがいいこと。「――な筆致」[類語]雄勁。 **ユーザー** 商品の使用者。利用者。▽user **ゆうざい【有罪】** 罪があること。特に、裁判で犯罪の事実が認められること。「―判決」[因]無罪。 **ゆうさいしょく【有彩色】** 黒・白・灰色以外のすべての色。[因]無彩色。 **ゆうさり【夕さり】** 〔文」「夕方」に同じ。 **ゆう‐さん【有産】** 資産があること。[因]無産。 **―かいきゅう【階級】** 財産があって生活が豊かな階級。地主・資本家など。ブルジョアジー。[対]無産階級。 **ユーザンス** 〔経]●期限付き為替手形の満期までの期限。●借り入れ。▽usance ***ゆう・し【勇士】** ●勇気のある男。勇者。●いさましい兵士。つわもの。「歴戦の―」 ***ゆう・し【勇姿】** いさましい姿。「馬上のー」 ***ゆう・し【有司】** 〔文]役人。官吏。「百官一」 ***ゆう・し【有史】** 〔文〕〔記録として残っている〕歴史があること。文献的史料があること。「―以来(=歴史が始まってからこのかた)の大事件」「―以前から存在していた」「一時代」 ***ゆう・し【有志】** 〔ある目標に対して〕こころざしや関心をもっている・こと(人)。「―をつのる」 ***ゆう・し【猶子】** 〔文〕●兄弟の子。甥{おい}、または、姪{めい}。●兄弟・親族または他人の子を自分の子としたもの。 **ゆう・し【遊子】** 〔文]旅人。「小諸なる古城のほとり雲白く―悲しむ〈島崎藤村・千曲川旅情の歌〉」 **ゆう・し【雄姿】** 堂々としてりっぱな姿。「富士のー」 ***ゆう・し【雄志】** 雄々しいこころざし。「―をいだく」「―に燃える」 ***ゆう・し【融資】** 《名・他サ》資金を融通すること。また、その資金。「住宅資金の―を受ける」 **ゆうじ【有事】** 〔文〕〔大きな事件・戦争など〕ふつうでない事柄が起こること。「―に備える」 **ゆう・しお【夕潮・夕汐】** 夕方に満ちてくる潮。[囡]朝潮。 **ゆうしかい・ひこう【有視界飛行】** 操縦士の視覚にたよりながら行われる飛行。[図]計器飛行。 **ゆう・しかく【有資格】** 必要な資格を持っていること。[対]無資格。 **ユーじ・こう【U字溝】** コンクリート製の、断面がU字形の側溝。排水溝・用水路用。[類語]L字溝。 **ゆうしつ・どうぶつ【有櫛動物】** 無脊椎動物の一門。二本の触手と運動器官である八列のくし板がある。オビクラゲ・フウセンクラゲなど。 <1474> **ゆうし・てっせん【有刺鉄線】** 多数のとげを付けた鉄線。 **ゆうしゃ【勇者】** 勇気のある人。勇士。 **ゆうじゃく【幽寂】** 《名・形動》奥深く、静かでさびしいこと。「―の地」[類語]幽邃。 ***ゆう・しゅう【幽囚】** 〔文〕捕らえられて牢屋に入れられる・こと(人)。「―の身となる」[類語]幽閉。 ***ゆう・しゅう【幽愁】** 〔文]深いうれい。深いもの思い。 ***ゆう・しゅう【憂愁】** 心配して、悲しむこと。また、うれいをふくんだ悲しみ。「―の思い」「―に閉ざされる」 ***ゆう・しゅう【有終】** 物事を最後までやりとげること。「初めの有らざるはなし、よく終わり有るは鮮{すくな}し〈詩経〉」より。 **ーの・び【―の美】** 《連語》最後までりっぱにやりとげて、成果をあげること。「―をかざる」[注意]「優秀の美」は誤り。 ***ゆう・しゅう【優秀】** 《形動》他のものより、すぐれているようす。「―な成績」「日本の技術は―だ」 **ゆうしゅう・ふだん【優柔不断】** 《名・形動》ぐずぐずして、決心がなかなかつかないこと。「―な男」 **ゆう・しゅつ【湧出・涌出】** 《名・自サ》《「ようしゅつ」の慣用読み)〔文〕自然にわきでること。「温泉が―する」「一量」 ***ゆう・しゅん【雄俊】** 〔文]すぐれた才知をもっている・こと(人)。英俊。[四字]「一博大」 ***ゆう・しゅん【優駿】** 〔文]すぐれた走力の(競走)馬。 ***ゆう・じょ【佑助・祐助】** 〔文〕〔神や自然の力が〕助けること。助け。「天のーを願う」[類語]天佑。 ***ゆうじょ【宥恕】** 《名・他サ》〔文]他人の罪・非礼などを、広い心で許すこと。〔許される側から使うことば〕[コロ]「御ーをこう」 ***ゆうじょ【遊女】** ●昔、宴席で歌をうたったり舞をまったり、また身を売ったりした女性。あそびめ。●遊郭にいて客の遊びの相手をする女性。女郎。 ***ゆう・しょう【優勝】** 《名・自サ》●競技などで、第一位で勝つこと。「マラソンでーする」 ●〔文]すぐれたものが勝つこと。 **―カップ** 優勝杯。 **―き【一旗】** 競技会などで、優勝者に授与する旗。 **―はい【一杯】** 競技会などで、優勝者に授与する杯。優勝カップ。 ***ゆう・しょう【優賞】** 《名・他サ》〔文〕手厚く賞すること。また、そのほうび。「―にあずかる」 ***ゆう・しょう【勇将】** 勇気のある、強い将軍。[類語]猛将。 **――のもとに弱卒なし《句》** 《大将が強ければその下にいる兵卒も自然に強くなる意)上に立つ者がすぐれていれば、その部下もまたすぐれているということ。 ***ゆう・しゅう【有償】** 〔法〕うけた利益に対して、金銭・物品などによって報いること。「土地を―ではらい下げる」「―のサービス」[対]無償。 **ゆうじょう【優諚】** 〔文〕天皇から臣下にたまわる、ねんごろなおことば。[コロ]「―をたまわる」 ***ゆう‐じょう【友情】** 友だちとしての親しみや思いやりの心。「―を温める」「――に厚い男」[類語]友誼。 **ゆうしょう‐れっぱい【優勝劣敗】** 強者が勝ち、弱者が負けること。また、境遇に適応したものが栄え、適さないものが滅びること。適者生存。 **ゆう・しょく【夕食】** 夕方の食事。夕飯。晩ごはん。夕餉。[団]朝食・昼食。 **ゆうしょく【憂色】** 心配そうな顔つき。うれえているようす。「―を濃くする」[類語]愁色。 **ゆうしょく【有色】** ●色がついていること。「―野菜」[因]無色。●肌の色が白くないこと。「一人種」 **ゆう・しん【雄心】** 〔文]いさみたつ激しい心。雄々しい心。[四字]「一勃々」 **ゆう・じん【友人】** 友だち。友。 ***ゆう‐じん【有人】** 人がいること。特に、乗り物・機械・施設などに操作する人がいること。「―宇宙ステーション」[団]無人。 **―ひこう【一飛行】** 人工衛星や宇宙船が人間を乗せて飛ぶこと。有人宇宙飛行。 **ゆうしん・ろん【有神論】** (theism)宇宙を超越した神が世界をつくり支配しているとする立場。[因]無神論。 **ユース** 《造語》「若者」「青春時代」などの意を表す。「ーマーケット(=若年齢層市場)」■《名》「ユースチーム」の略。サッカーなどで、年齢の上限を設け、若い選手だけでつくったチーム。▽youth。 **―ホステル** 旅行者が安い費用で安全にとまれるように作られた宿泊所。youth hostel ***ゆう・すい【湧水・湧水】** わいて出る地下水。わきみず。「―を汲む」 **ゆう・すい【幽邃】** 《形動》〔文]奥深くひっそりとして、落ち着いたようす。「――な庭園」[類語]幽寂。 **ゆう・ずい【雄蕊】** おしべ。[因]雌蕊。 **ゆうすい・ち【遊水池】** 洪水時に、水量を調節するための貯水池。 **ゆう・すう【有数】** 数えることができるほど数が少なくて、すぐれている(おもだっている)こと。屈指。指折り。「世界でもーのバリトン歌手」[団]無数。 **ゆう・ずう【融通】** 《名・他サ》●互いに金銭・品物などを貸し借りすること。「資金を―する」 ●その場その場に応じて物事をうまく処理すること。[コロ]「ーが効かない」[表記]現代仮名遣いでは「ゆうづう」も許容。 **―てがた【一手形】** 商取引の裏付けがなく資金を調達する目的で振り出された手形。なれあい手形。[对]商業手形。 **ゆうずう・むげ【融通無碍】** 《名・形動》その場に当たってうまく物事を処理し、一つのことにこだわらないこと。「―の柔軟な発想」 **ゆう・すずみ【夕涼み】** 夏、日が暮れてから外にでてすずむこと。「湖畔で―をする」 **ゆう・ずつ【夕星・長庚】** 〔文]夕方、西の空に見える金星。宵の明星。「西天の―」 ***ゆう・する【幽する】** 《他サ変》〔文〕人をある場所に閉じこめる。幽閉する。「座敷牢に―・する」 ***ゆう・する【有する】** 《他サ変》〔文〕もつ。もっている。所有する。「富を―・する」「権利を―・する」 ***ゆう・せい【優勢】** 《名・形動》〔他と比べて〕勢いなどがすぐれていること。「―に戦う」[囡]劣勢。 **―がち【一勝ち】** 柔道などの試合で、時間内に勝負が決まらないときに、審判が優勢と判断した方を勝ちとすること。 ***ゆう・せい【優性】** 対立する形質をもつ二つの品種を交配したとき、次の代(=雑種第一代)に必ず現れる形質。「一遺伝」[囡]劣性。 ***ゆう・せい【幽棲・幽栖】** 《名・自サ》俗世間からはなれて、ひっそりと住むこと。また、静かなすまい。「山間に――する」[類語]隠棲。 ***ゆう・せい【幽静】** 《名・形動》奥深くもの静かなこと。 <1475> ***ゆう・せい【有性】** 同一種の個体に雌雄の区別があること。「一生殖」[対]無性。 ***ゆう・せい【有声】** 音声学で、発音に声帯の振動を伴うこと。また、その音。有声音。[因]無声。 **―おん【音】** 声帯の振動を伴う音声。母音・鼻音、ガ・ザ・ダ・バ行の子音など。有声。[因]無声音。 ***ゆう・せい【郵政】** 郵便に関する行政。 **―かぶしきがいしゃ【一株式会社】** 「日本郵政株式会社」の略。郵便・郵便貯金・簡易保険などの事業をあつかう企業。[参考]二〇〇七年一〇月に「日本郵政公社」から変わった。 **ゆう・せい【遊星】** 〔天〕「惑星」に同じ。 ***ゆうぜい【有税】** 税金がかかること。[因]無税。 ***ゆうぜい【遊説】** 《名・自サ》〔政治家が〕自分の意見や政策を各地に説いて回ること。「―の旅に出る」 ***ゆうぜい【郵税】** 郵便料金。郵送料。 **ゆうせいがく【優生学】** (eugenics)優良な性質を子孫に残すため、悪い遺伝をさけてよい遺伝を残すことを科学的に研究する学問。ユーゼニクス。 **ゆう・せつ【融雪】** 〔文〕雪どけ。「―注意報」 ***ゆう・せん【優先】** 《名・自サ》他のものより先に取りあつかわれること。「歩行者―道路」「公益は私益に―する」 **―けん【―権】** 他よりも先にできる権利。 **―せき【―席】** 電車・バスなどで、高齢者や障害者などを優先的に座らせる席。 **―てき【一的】** 《形動》他のものより先にあつかうようす。「―に配布する」 ***ゆう・せん【勇戦】** 《名・自サ》〔文〕いさましく戦うこと。 ***ゆう・せん【有線】** ●〔電話・放送などの通信で〕電線を用いるもの。[因]無線。●「有線通信」の略。電線を用いて行う通信(の方式)。●「有線放送」「有線テレビ」の略。電線を用いて限られた区域内で行う放送。 ***ゆうせん【郵船】** 郵便物を運ぶための船。郵便船。 ***ゆうぜん【友禅】** 「友禅染」の略。絹布などに、花鳥・草木・山水などを豊富な色彩でそめだしたもの。[語源]創始者の宮崎友禅斎の名から。 ***ゆう・ぜん【悠然】** 《形動》〔動作・態度などが〕落ちついてゆったりしているようす。[コロ]「―と構える」 ***ゆうぜん【油然】** 《形動》〔文〕〔内部から〕盛んにわき起こるようす。「―としてわく雲」 ***ゆう‐そう【勇壮】** 《名・形動》いさましく、勢いが盛んなこと。「―なマーチ」「―をきわめた戦い」 ***ゆう‐そう【郵送】** 《名・他サ》郵便で送ること。 **ゆう‐そく【有職】** 朝廷や武家の礼式・典拠となる故事にくわしい・こと(人)。有職{ゆうしき}。[表記]古くは「有識」とも書いた。 **ゆうそく‐こじつ【有職故実】** 朝廷や武家における官職・法令・装束・儀式などを研究する学問。 **ゆう‐だ【遊惰】** 《名・形動》〔文〕遊んでばかりで何もしないで、なまけること。「――な生活」 **ユー・ターン【Uターン】** 《名・自サ》●車がU字形に曲がって、一八〇度方向をかえること。●もとの状態・場所にもどること。特に、都会に出た人が故郷へもどること。「――現象」▽U-turn ***ゆう・たい【優待】** 《名・他サ》他のもの以上に手厚くもてなすこと。優遇。「読者を―する」「一券」 ***ゆう・たい【勇退】** 《名・自サ》〔後進の人に道をひらくため〕自ら進んで役職をやめること。「校長が――する」 ***ゆう‐たい【郵袋】** 郵便物を入れて、ある局から他の局へ送る袋。郵便袋。 **ゆうだい【雄大】** 《形動》規模が大きく、堂々としているようす。「―な山容」「―な計画」[類語]壮大。 **ゆうたいぶつ【有体物】** 〔法〕物理的に空間の一部を占め、形をもつ物。[団]無体物。 **ゆうたい‐るい【有袋類】** 有袋目の哺乳類の総称。胎盤が不完全で、子は未成熟の状態で生まれ、母親の腹部にある育児嚢{いくじのう}の中で育てられる。カンガルー・コアラ・オポッサムなど。 **ゆうだち【夕立】** 夏の夕方などに、急に激しく降る雨。雷を伴うことが多い。白雨{はくう}。[類語]にわか雨。 **――は馬の背を分ける《句》** 夕立は局地的なものであることのたとえ。 **ユータナジー** 安楽死。オイタナジー。▽euthanasia **ゆう・だん【勇断】** 《名・他サ》〔重大な事柄を〕勇気をもって決めること。また、その決断。「―をふるう」 **ゆうだんしゃ【有段者】** 〔柔道・武道・囲碁・将棋などで」段位をもっている人。 **ゆう‐ち【誘致】** 《名・他サ》さそって、ある場所へ呼び寄せること。また、ある状態を招き寄せること。「工場をーする」 **ゆうちょう【悠長】** 《形動》急がずにのんびりしているようす。[コロ]「――に構える」[類語]気長な。 **ゆう‐づう【融通】** 《名・他サ》→ゆうずう。 **ゆうづきよ【夕月夜】** ●夕方に出る月。また、●月の出ている夕方。●夕方にだけ月の出ている夜。宵月夜。=ゆうづくよ。 **ユーティリティー** ●利用価値のあること。実用性。●「ユーティリティールーム」の略。住宅において家事作業の中心になる部屋。家事室。▷utility **ゆう・てん【融点】** 〔理〕熱のために固体がとけて液体になりはじめる温度。融解点。 **ゆうでん・たい【誘電体】** 〔理〕それ自体は電流を通さないが、外部から電場を加えたとき、その両端に正負の電荷が現れるような物体。パラフィン・ガラス・雲母・合成樹脂などの絶縁体をいう。電媒質。 **ゆう・と【雄図】** 規模が大きく男らしい計画。雄大な計画。「―むなしく挫折する」[類語]壮図。大計。 ***ゆう・と【雄途】** 「壮途」に同じ。 ***ゆう・とう【優等】** 《名・形動》成績・技能などが特にすぐれていること。「―の成績で卒業する」[対]劣等。 **―せい【一生】** ●成績・品行のすぐれている児童・生徒・学生。●命じられたことをそつなく行い、規則などもきちんと守る人。[参考]融通性がなく、面白みのない人をやや非難の気持ちをこめて言うこともある。 ***ゆう・とう【遊蕩】** 《名・自サ》だらしなく酒色にふけること。道楽。「――児」[類語]放蕩。 **ゆうどう【誘導】** 《名・他サ》●〔ある場所・状態に〕さそい導くこと。「安全な場所に―する」「地元に利益を―する」 ●[理〕電気・磁気がその電場・磁場の中にある物体におよぼす作用。感応。 **―じんもん【―尋問】** 犯罪の容疑者などを調べるとき、知らず知らず白状するような尋問をすること。また、そのような尋問。「―にひっかかる」 **―たい【一体】** 〔理〕化合物の分子内で、その一部分が変化してできる化合物。 **―だん【一弾】** 「ミサイル」に同じ。 **ゆうどう・えんぼく【遊動円木】** 太い丸太の両端を <1476> **ゆう'とく【有徳】**〔文]徳をそなえている・こと(人)。有徳。「―の士」 **ゆう・どく【有毒】**《名・形動》毒性をもっていること。「―な植物」「ーガス」因無毒。 **ユートピア**現実にはない理想郷。イギリスの思想家トマス=モアの著作の題名から。▷utopia **ユートピアン**空想家。夢想家。▽utopian **ゆう・なぎ【夕凪】**以夕方、海風と陸風が交替するとき、海岸近くで一時無風になること。対朝凪。 **ゆうに【優に】**《副》十分なようす。十分に。「―二万をこえる観衆」「体重は―一○○キロある」 **ゆう・のう【有能】**《名・形動》役に立つ才能や能力があること。「―な人材」「あの医師は―だ」因無能。 **ゆう・はい【有配】**株式に配当があること。因無配。 **ゆう・ばえ【夕映え】**夕日の光で、空などが赤く照り輝くこと。夕焼け。「―の空」 **ゆう・ばく【誘爆】**《名・自サ》一つの爆発が原因となって、新しい爆発を起こすこと。「火薬庫が―する」 **ゆう・はつ【誘発】**《名・他サ》あることが原因になって、他のことを引き起こすこと。「余病を―する」「事件をーする」 **ゆう・ばれ【夕晴れ】**夕方、空が晴れること。 **ゆう・はん【有半】**《接尾》《年月を表す語について)「・・・と半分」「・・・半」の意。「三年―」参考「有」は「まかた」の意。【前】共感する封資。 **ゆう・はん【夕飯】**以夕食。夕飯。団朝飯愍。 **ゆう・はん【雄藩】**勢力のある藩。 **ゆう・ひ【夕日・夕『陽】**以夕方の太陽(の光)。入り日。「―に映える秋の山」因朝日。―かげ【一影】〔文]夕日の光。夕日。左会好】「日本演者左会 **ゆう・ひ【雄飛】**《名・自サ》意気盛んに勇ましく活躍すること。「海外に―する」因雌伏{しふく}。 **ゆうび【優美】**《形動》〔姿・形・動作などが〕上品で美しいようす。「―な和服姿」「―に舞う」かしおん **ゆう・ひつ【右筆”祐筆】**●昔、身分の高い人のそばにいて、物をかくことを担当した役(の人)。書記。●武家の職名の一つ。文書・記録を担当した職。 **ゆうびん【郵便】**●郵便局が管理して、書状・はがき・小包・金銭などを送り届ける業務。●「郵便物」の略。郵便で送り届ける手紙・小包など。―かわせ【―〈為替〉】ゆうちょ銀行で為替で送金する方法。また、その為替の証書。―きって【一切手】郵便物にはって、料金の支払い済みであることを示す証票。郵券。―きょく【一局】郵便局株式会社の管理のもとに、郵便物をとりあつかう機関。―しょかん【―書簡】郵便はがきの一種。一枚の紙の内側に通信文を書き、折りたたんで封をし、表側にあて名を書くようにしたもの。ミニレター。ーちょきん【―貯金】ゆうちょ銀行でとりあつかう貯金事業。郵貯。参考独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構が管理し、ゆうちょ銀行にとりあつかいを委託している。―はがき【―葉書】郵便料金の証票を備え、規格様式を決めて発行する通信用紙。はがき。参考通常はがきと往復はがきは私製のものも認められる。表記ふつうかな書き。―ばんごう【―番号】集配郵便局の配達受け持ち区域ごとに付けられた番号。七けたのアラビア数字で表す。―ぶつ【―物】手紙・小包など。―ふりかえ【―振替】金銭取引を行う人が、口座を設け、その取り引きをゆうちょ銀行を通じて帳簿上の振り替えによって行う制度。振替。 **ゆう・ふ【有夫】**〔文〕夫をもっていること。「―の身」 **ユーフォー【UFO】**未確認飛行物体。空飛ぶ円盤など。ユーエフオー。参考unidentified flying objectの略。▽UFOが地》〔文数 **ゆう・ふく【裕福】**《形動》財産があって、生活が豊かなようす。富裕{ふゆう}。「―な家庭」「―に暮らす」添いはも **ゆうぶつ【尤物】**〔文〕〔多くの中で〕すぐれている物。逸品。②美人。人詳細 **ゆうぶん【右文】**〔文〕学問や文学をたっとぶこと。四字「一左武(=文武ともにすぐれること)」 **ゆう・ベ【タベ】**(「夕方へ」の意)〔文〕夕方。日暮れ方。「秋の―」「―の祈り」因朝气。 **ゆうべ【『昨夜】**きのうの夜。昨晩。昨夜{さくや}。「――は寒かった」語源「夕べ」と同語源とも、また、「よべ」の延音「ようべ」の転ともいわれる。 **ゆうへい【幽閉】**《名・他サ》人をある場所に閉じこめること。「石牢{いしろう}究に―する」 **ゆう・へん【雄編・雄、篇】**力のこもった、すぐれた著作。また、雄大な作品。 **ゆうべん【雄弁・雄辯】**《名・形動》●よどみなく、堂々と話すこと。コロ「―をふるう」[類調]達弁。能弁。●「―に語る」「――に物語る」の形で〉ある事実・心情などをはっきりと表している。コロ「その場のありさまが事実を―に物語る」 **ゆう・ほ【遊歩】**《名・自サ》〔文〕目的もなく、ぶらぶら歩くこと。そぞろ歩き。「湖畔を――する」「―道」 **ゆう・ほう【友邦】**〔文]互いに親しくつきあっている国。[類語]盟邦。 **ゆう・ほう【雄峰】**〔文]雄大な山。 **ゆう・ぼう【有望】**《形動》将来に望みがあるようす。将来、役にたつ見こみがあるようす。四字「前途―」「―視」―かぶ【一株】●今後値上がりする見込みがある株式。●将来が期待できる人や企業など。「若手のー」 **ユー・ボート【Uボート】**第一次・第二次世界大戦で使われた、ドイツ軍の潜水艦。▽U-boat **ゆう・ぼく【遊牧】**《名・自サ》水と牧草を求めて移住しながら牧畜をすること。「―民族」 **ゆう‐まい【雄、邁】**《名・形動》〔文]性質が雄々しくすぐれていること。第仲茶】【】気作由於 **ゆう‐まぐれ【夕間暮れ】**以《「まぐれ」は「目暗{めくら}焼く」の意)〔雅〕夕方のうす暗いころ。夕暮れ。「青葉茂れる桜井の里のわたりの――〈斎藤延正・桜井の訣別〉」表記ふつう「夕まぐれ」と書く。 **ゆう・みん【遊民】**〔文]職につかず、遊んでくらしている人。のらくら者。四字「高等―」 **ゆうめい【勇名】**いさましい手柄を立てたという評判。コロ「ーをはせる」コロ「一をとどろかす」[類語]武名。驍名{ぎょうめい}。 **ゆうめい【幽冥】**〔文〕●かすかで暗いこと。●あの世。冥土。「一界」 **ゆうめい【幽明】**《暗いことと明るいことの意》あの世とこの世。冥土、と現世。―境を異{こと}にに・する《句》死んであの世へ行く。また、死別する。 <1477> **ゆうめい【有名】**《名・形動》世間に広く知られていること。名高いこと。「―な画家」「一躍―になる」無名。―ぜい【一税】有名人であるがためにはらわなければならない代償を、税にたとえていう語。石さん **ゆうめい・むじつ【有名無実】**《名・形動》名ばかりで実質がそれに伴わないこと。「―の規則」 **ゆう・めし【夕飯】**夕食。夕飯。晩飯。 **ゆう・めん【「宥免】**《名・他サ》〔文〕罪や過ちをゆるすこと。コロ「―をこうむる」 **ユーモア**気のきいた、上品な滑稽{こっけい}に味。上品なしゃれ。「―に富むスピーチ」[類語]ウィット。▽humor **ゆう・もう【勇猛】**《名・形動》物事にひるまず、激しく勇気をわきたてること。猛勇。「―な武将」四字「―果敢」 **ユーモラス**《形動》ユーモアのあるようす。滑稽に味のあるようす。「―なしぐさ」▷humorous **ユーモリスト**ユーモアのある人。▽humorist **ユーモレスク**ユーモラスな感じをもった器楽の小曲。▷humoresque **ゆう・もん【幽門】**胃が十二指腸に続く部分。括約筋{かつやくきん}認によって開閉し、食べた物を腸に送る。 **ゆう・もん【憂悶】**《名・自サ》心配し、なやみもだえること。「―の情にたえない」子の台人。 **ゆう・やく【勇躍】**《名・自サ「》〔ある事をしようと〕心が勇み立つこと。「―して任地に赴く」本舗 **ゆう・やく【釉薬】**〔文]うわぐすり。 **ゆう・やけ【夕焼け】**太陽がしずむとき、西の空が赤くなる現象。夕ばえ。[類語]残照。朝焼け。 **ゆう・やみ【夕闇】**〔夕方、月が出ないための〕夕方の暗さ。よいやみ。「―がせまる」 **ゆうや・ろう【遊冶郎】**酒色にふける、身持ちの悪い男性。 **ゆう・ゆう【悠悠】**《形動》●はるかにへだたっているようす。「―たる宇宙」●時が限りなく続くようす。ゆったりと落ち着いているようす。「―と歩く」対あくせく **ゆうゆう・かんかん【悠悠閑閑】**《形動》〔文]のんびり構えて落ち着いているようす。「―と暮らす」 **ゆうゆうじてき【悠悠自適】**《名・自サ》世間のわずらわしさからはなれて、自分の思うままに心静かに生きること。「――の生活」 **ゆう‐よ【有余】**《接尾》《数を表す漢語について)「・・・あまり」「・・・以上」の意を表す。「十年―の歳月」まで **ゆうよ【猶予】**●《名・自サ》ためらって、なかなか決めないこと。「今は一刻もーできない」●《名・他サ》決められた日時をのばすこと。「一週間の―を与える」「執行―」注意「猶余」は誤り。 **ゆう‐よう【悠揚】**《形動”》〔文〕物事にこだわらず、落ち着いているようす。句「―せまらざる態度」 **ゆう‐よう【有用】**《形動》役に立つようす。「―な動植物」[類語]有益。因無用。―せい【―性】役に立つ性質。「―の高い商品」 **ゆう‐よく【遊、七】**《名・自サ》〔文〕軍艦・船舶などが海上を動き回ること。航行。「艦隊がーする」へ **ゆうらく【遊楽】**《名・自サ》〔文〕あちこちへ出かけて遊び楽しむこと。「―の旅」空 **ユーラシア**アジアとヨーロッパをまとめた呼び名。「―大陸」▽Eurasia) 背中の中豚の期 **ゆうらん【遊覧】**《名・自サ》遊びながら見物して回ること。「景勝地を―する」「―バス」[類語]観光。 **ゆう・り【有理】**●道理のあること。筋道の通っていること。●〔数〕加・減・乗・除以外の演算をふくまないこと。―すう【―数】〔数〕整数または分数の形で表すことのできる数。因無理数。 **ゆうり【遊里】**遊女屋が集まっている所。色町。 **ゆう・り【遊離】**《名・自サ》●あるものからはなれて存在すること。「現実から―した理論」●〔理〕他のものと化合しないで存在すること。「――基」 **ゆうり【有利】**《形動》●利益があるようす。「―な投資」●都合がよくて、うまくゆきそうなようす。「試合を―に進める」「被告に―な証言」対不利。 **ゆうりょ【憂慮】**《名・他サ》〔悪い状態になることを予想して〕思いなやむこと。「前途を―する」 **ゆう・りょう【優良】**《名・形動》〔性質・品質・成績などが〕他よりすぐれていること。「―な製品」「成績―」 **ゆうりょう【有料】**料金がいること。「一駐車場」「―老人ホーム」「一道路」因無料。 **ゆうりょう【遊猟】**《名・自サ》〔文]狩猟をして遊ぶこと。「―に出かける」 **ゆう・りょく【有力】**《形動》勢力・権力・威力などがあるようす。「―者」「―な証拠」因無力。●見込みがあるようす。「―な候補」 **ゆうれい【優麗】**《名・形動》〔文」上品で美しいこと。 **ゆう・れい【幽霊】**●死者の霊魂が生前の姿になって現れるというもの。亡霊。[類語]おばけ。●実際にはないのに、あるように見せかけたもの。「―会社」小達人――の正体見たり枯れ尾花《句》恐ろしいと思いこんでいたものの正体が、実は平凡なものだったということ。 **ゆう・れき【遊歴】**《名・自サ》修行・見物などを目的に、各地をめぐり歩くこと。歴遊。〔やや古風なことば〕「諸国―の旅にでる」「諸国! **ゆう・れつ【優劣】**すぐれていることと、おとっていること。まさりおとり。「―の差はない」コロ「ーを競う」[類語]甲乙。長短。 >[類義語の使い分け「優劣・甲乙」] **[優劣・甲乙]**両方とも優秀で優劣(甲乙)をつけがたい **[優劣]**応募作品は粒ぞろいで優劣の判定は難しい **[甲乙]**社内には彼と甲乙を争うほどの人材はいないね **ユーロ**《接頭》「ヨーロッパ」の意。「ーダラー」▽Euro-《名・助数》欧州連合(EU)の統一通貨単位。●日で表される貨幣。▽Euro **ゆうわ【、宥和】**《名・自サ》〔文〕相手を大目に見て仲よくすること。「―政策」 **ゆう・わ【融和】**《名・自サ》気持ちなどがとけあって、他と一つになること。「民族間の―を図る」 **ゆうわく【誘惑】**《名・他サ》心をまよわせて、よくない状態にさそいこむこと。「―に負ける」 **ゆえ【故】**■《名》わけ。理由。原因。「――あって会社をやめる」《接助》体言について理由を表す。・・・のため。・・・だから。「正直者―損をする」 **ゆ・えつ【愉悦】**《名・自サ》〔文〕心から楽しみ、、ぶこと。「生のー」 **ゆえに【故に】**《接続》《前に述べたことを受けて)それだから。こういうわけで。〔やや改まった言い方」「そのー、私は反対だ」 <1478> **ゆえ・よし【故由】**〔文〕いわれ。また、わけ。〔古風な言い方〕「地名の―を調べる」 **ゆえん【『所以】**笑いわれ。理由。わけ。「天才と呼ばれるーはそこにある」参考漢文訓読語「ゆえ(故)になり」の音便形「ゆえんなり」からの転。 **ゆ・えん【油煙・油烟】**油・樹脂などが燃えるときに出る、黒くてこまかい炭素の粉。[類語]すす。 **ゆえん【由縁】**〔文〕●物事の由来。わけ。●関係があること。ゆかり。「なんのーもない人」 **ゆ・おう【『硫黄】**いおう。 **ゆか【床】**●家の中で、地面より一段高く水平に板をはりつめた所。「―にカーペットをしく」コロ「ーがぬける」●劇場などで、浄瑠璃を語る高座。 **ゆ・かい【愉快】**《名・形動》楽しくて、気持ちがよいこと。「―な会合」「―に語り合う」囡不愉快。―はん【一犯】放火など、人々がさわぎ出すようなことをして快感をおぼえる犯罪。また、その犯人。 **ゆか・いた【床板】**床にはってある板。座板{ざいた}で。「―をはがす」 **ゆか・ぼん【床本】**浄瑠璃{じょうるり}で、太夫が高座で語るときに使う、特殊な書体で書かれた本。ゆかほん。 **ゆが・む【歪む】**《自五》●形がねじれたり、曲がったりする。ひずむ。「ドアが―・む」「テレビの画面が―・んで見える」●「人の心・性格などが〕ふつうの状態でなくなる。「根性が―・む」文《四》。 **ゆが・める【歪める】**《他下一》●ねじったり曲げたりする。ひずませる。「顔を―・める」●ふつうの状態でなくする。また、正しくなくする。「事実を―・めて伝える」「 **ゆかり【『縁・『所『縁】**今までにつながりや関係があること。また、そのつながりや関係。縁故。「義経{よしつね}読に―のある地」句「縁{えん}伝{づて}も―もない」 **ゆーかん【湯、灌】**仏式の葬儀で、死体を棺に入れる前に湯でふき清めること。 **ゆき【行き・『往き】**■《名》目的地へ行くこと。また、その途中。行ぃき。「―は飛行機にした」「――はよいよい帰りはこわい〈通りゃんせ〉」対帰り。目《接尾》目的地がそこであることを表す語。行ぃき。「東京―」本他】―大名の帰り乞食{こじき}む。《句》旅行をする時、行きには多くの金を使ってぜいたくをし、帰りには金が足りなくなって必要な経費まではらえなくなることのたとえ。 **ゆか・うえ【床上】**へ、床の上。「―浸水」因床下。 **ゆか・うんどう【床運動】**体操競技種目の一つ。一二四方のマットの上で、跳躍・回転・倒立などの演技を組み合わせて調和のある運動を行うもの。こ **ゆ・が・く【湯、掻く】**《他五》〔野菜などのあくをぬくため〕熱湯につける。「ホウレンソウを―・く」文《四》。 **ゆ・がけ【『弓懸弽諜】**矢を射る際に、指を保護するためにはめる革製の手袋。 **ゆかしい【床しい】**《形》(「行く」の形容詞化)●何となくしたわれる。1日「古式―・い儀式」注意「古式豊かな儀式」は誤り。●上品で奥深い。心がひきつけられるような趣がある。「どことなく―・い人」図ゆか・し **ゆか・した【床下】**床の下。縁の下。因床上。 **ゆ・かた【〈浴衣〉】**《「湯かたびら」の略)木綿のひとえの着物。湯上がりや、夏のくつろぎ着として用いる。 **ゆ・かたびら【湯、帷子】**昔、貴人が入浴時や入浴後に着た着物。湯巻き。 **ゆき【、裄】**衣服(特に和服)の、背中の中心から袖口まで(の長さ)。裄丈{ゆきたけ}。「着物の―が短い」 **ゆき【雪】**●〔気〕気温が零度以下の大気の上層で、水蒸気が結晶して地上にふってくる、白いもの。「―が積もる」●白い色。白いもの。句「頭{こうべ}究にーをいただく(=白髪になる)」→[類語と表現]車業保印きる **ゆぎ【靫:靱】**昔、矢を入れて背に負った道具。ゆき。 **ゆき・あ・う【行き合う・行き、逢う】**《自五》途中で偶然にあう。出あう。出くわす。いきあう。「駅で友人にー・うつ」く **ゆき・あかり【雪明かり】**夜、積もった雪のためにあたりがうす明るく見えること。「―の道」 **ゆき・あし【行き足】**船などがそれまでの速度で走り続けること。いきあし。 **ゆき・あそび【雪遊び】**雪合戦・雪だるま作りなど、雪を使って遊ぶこと。 >[類語と表現「雪」] **「雪月花」と言うように、「雪」は「月」「花」とともに日本人の美意識を形成してきたものの一つである。大人も子供も「雪」を歓迎する(雪見酒/雪やこんこ霞。やこんこ)。しかし、それはまた厳しい自然の脅威の一つでもある(雪に閉じ込められる・大雪警報)。雪は地上に落ちてもとけなければ「雪」であるが、雨や霧は降っている時だけの呼び方で、地上に落ちた瞬間に「水」になってしまう。** **[・・・ゆき]**淡雪・泡雪・薄雪・大雪・堅雪・小雪・粉雪・細雪・里雪・粗目。雪・凍み雪・処女雪・白雪・どか雪・根雪・はだれ雪・初雪・衾季雪・ばた雪・牡丹雪・斑雪・万年雪・山雪・綿雪 **[…せつ]**降雪・豪雪・残雪・宿雪・春雪・深雪・新雪・積雪・霜雪・白雪・氷雪・風雪・暮雪・融雪・落雪 **[その他]**白いもの・吹雪・風花{かざはな}器・容・鍵・雪降り・雪催い・雪模様・雪空・雪崩 **[オノマトペ]**こんこん・しんしん・さらさら・ちらちら[(と)降る] **ゆきあたりばったり【行き当たりばったり】**《名・形動》計画を立てず、その時のなりゆきにまかせて行うこと。いき当たりばったり。「―の施策」 **ゆき」あたる【行き当たる】**《自五》●進んで行って、つき当たる。「かたい岩に―・る」●行きづまる。「難問に―・る」=行き当たる。 **ゆき・うさぎ【雪、兎】**雪でウサギの形を作り、ナンテンの赤い実を目に、ゆずり葉を耳にしたもの **ゆき・うら【雪『占】**春、山野に消え残る雪の形を見て、その年の作物の出来を占ったり、農作業の時期を知ったりすること。 **ゆき・おこし【雪起こし】**雪が降る前に鳴る雷。 **ゆき・おとこ【雪男】**ヒマラヤ山中にすむといわれる、人間に似た動物。イエティ。 **ゆき・おれ【雪折れ】**《名・自サ》積もった雪の重みで竹や木の枝がおれること(もの)。句「柳でにーな <1479> **ゆき・おろし【雪下ろし・雪降ろし】**●雪を伴ってふきおろす風。●屋根に積もった雪をかき落とすこと。 **ゆき・おんな【雪女】**雪国の伝説で、雪の降るとき雪の精が姿をかえて現れるという、白い衣を着た女性。雪女郎。雪娘。 **ゆき・か・う【行き交う・『往き交う】**《自五》あるものは行き、あるものは来る。往来する。いきかう。「通りを―・う人もない」 **ゆき・かえり【行き帰り・『往き帰り】**〔目的地への〕行きと帰り。往復。「――に要する時間」●《名・自サ》〔目的地へ続く道を〕行って引き返すこと。「山道を幾度となく―する」=行き帰り。 **ゆき・がかり【行き掛かり】**●物事を始めてしまった勢い。ある物事がそうなったなりゆき。「―で後にひけなくなった」「―上どうしようもない」●行く途中。行きがけ。「―に友人の家へ寄る」=行き掛かり。 **ゆき・かき【雪、掻き】**●積もった雪をかきのけること。「路地の―をする」[類語]除雪。●雪をかきのける道具。 **ゆき・がけ【行き掛け】**ある場所へ行くついで。行く途中。また、行く時。いきがけ。「―に手紙を出す」[対]帰りがけ。来がけ。―の駄賃《句》あることをするついでに(自分の利益になる)他のことをすること。〔ふつう、悪いことに使う〕[参考]昔、馬子が問屋へ荷物を取りに行くついでに、他人の荷物を空馬につけて運び、運賃をとったことから。 **ゆき・がこい【雪囲い】**●草木・野菜などが雪や霜で被害を受けないように、わら・むしろなどで表面をおおうこと。また、そのおおい。●雪の多い地方で、家の周りなどをわら・むしろなどでおおうこと。また、そのおおい。 **ゆき・がた【行き方】**行った方向。行くえ。いきがた。〔古風な言い方〕「―知れず」 **ゆきがた【雪形】**山野に消え残った雪の形。[参考]それによって雪占いをする。 **ゆき・がっせん【雪合戦】**雪をまるめて互いに投げあう遊び。雪投げ。 **ゆき・き【行き来・『往き来】**《名・自サ》●行くと来ること。往来。「人のーが多い」●つきあい。交際。「卒業後も級友たちとーがある」=行き来。 **ゆき・ぐつ【雪、沓】**雪道を歩くときにはく藁沓{わらぐつ}。 **ゆきぐに【雪国】**雪が多くふる国・地方。 **ゆき・ぐも【雪雲】**雪をふらせそうな雲。雪雲{ゆきぐも}。 **ゆき・ぐもり【雪曇り】**雲におおわれて雪の降り出しそうな空模様。 **ゆき・くら・す【行き暮らす】**《自五》歩き続けて日を暮らす。日が暮れるまで行く。 **ゆき・く・れる【行き暮れる】**《自下一》歩いて行く途中で日が暮れる。「野辺に―・れる」 **ゆき・げ【雪『消・雪『解】**〔文〕暖かくなって雪がきえること。雪どけ。「山の―」 **ゆき・げしき【雪〈景色〉】**雪の降っているながめ。雪の降り積もったながめ。「白一色の―」[類語]雪景。 **ゆき‐げしょう【雪化粧】**《名・自サ》化粧するように、雪で美しくおおわれること。「―をした山」 **ゆき・けむり【雪煙・雪、烟】**雪が風などでまいあがって、煙のように見えるもの。「――が舞う」 **ゆき・さき【行き先】**●行った場所。「兄の―がわからない」●出かけて行く目当ての所。目的地。「―も決めずに旅に出る」●将来。行く末。「今の勤めではーが心配だ」=行き先。 **ゆき・しな【行きしな】**《「しな」は接尾語)行くついで。行きがけ。いきしな。「――に銀行に寄る」[対]帰りしな。 **ゆき‐じょろう【雪女郎】**「雪女{ゆきおんな}」に同じ。 **ゆき・しろ【雪代】**雪どけ水。雪代{ゆきしろ}水。 **ゆき・すぎ【行き過ぎ】**●行き過ぎること。通り過ぎること。●行動・考えなどが、度をこすこと。「表現に―があった」=行き過ぎ。 **ゆきずり【行きずり】**●道ですれちがうこと。「―の人に道をきく」●通りがけであること。通りすがり。「―の喫茶店に入る」●一時的なこと。かりそめ。「―の恋」 **ゆき・ぞら【雪空】**雪が降り出しそうな状態の空。雪模様の空。「いまにも降りそうなー」 **ゆき・だおれ【行き倒れ】**飢え・病気・寒さなどで、道端にたおれている・こと(人)。また、たおれて死ぬ・こと(人)。いきだおれ。「―になる」 **ゆき・たけ【裄丈】**衣服の裄{ゆき}と丈。また、裄の長さ。 **ゆきだるま【雪『達磨】**雪を固めて、だるまの形に作ったもの。―しき【―式】(雪だるまを作るとき、転がされて塊がだんだん大きくなるように)どんどん積み重なって増えてゆくこと。「――に借金が増える」 **ゆき・ちがい【行き違い】**●すれちがうこと。「―に悪態をつく」「道がせまくて―がむずかしい」●行き合わないこと。「―になって会えなかった」●手違い。意思などの食い違い。「手続きにーが生じる」「―がある」=行き違い。 **ゆき・つ・く【行き着く】**《自五》〔目的の場所・状態に〕到着する。達する。いきつく。「ようやく目的地に―・いた」「状況は―・くところまできた」 **ゆき・つけ【行き付け】**何度もおとずれて親しくなっている・こと(場所)。いきつけ。「近所のーの店」 **ゆき・づま・る【行き詰まる】**《自五》●道がなくなって先へ進めなくなる。●進行していた物事がうまく進まなくなる。「交渉が―・る」=行き詰まる。 **ゆき・つ・める【行き詰める】**《自下一》行ける所まで行く。「登り道を―・める」[文]ゆきつ・む《下二》。 **ゆきつもどりつ【行きつ戻りつ】**《連語》同じ所を行ったりもどったりすること。「家の前を―する」 **ゆき・つり【雪、吊り】**雪の重みでおれないように、庭木などの枝を縄でつっておくこと。ゆきづり。 **ゆき・どけ【雪解け・雪、融け】**●積もっていた雪がとけて水になること。「―で川の水量が増える」●対立していた両者の間に、うちとけた雰囲気が生じること。「ームード」 **ゆき・とど・く【行き届く】**《自五》すみずみまで行きわたる。細かい所まで気を配る。いきとどく。「監視の目が―・く」「配慮が―・く」 **ゆき・どまり【行き止まり】**行く手がふさがっていて、先へ進めない・こと(場所)。いきどまり。「この路はーです」「人生の―」[類語]行きづまり。 **ゆき・なげ【雪投げ】**「雪合戦」に同じ。 **ゆき・がまえ【行構え】**漢字の部首「行」の称。 <1480> **ゆく・え【〈行方〉】**へ行くべき目あての場所。進んで行く方向。「―を定めずに歩く」●去って行った先の場所。コロ「―をくらます」●これから先。将来。行く末。「勝敗のーを占う」[注意]送りがな「行く方」は誤り。―ふめい【一不明】どこへ行ったかわからないこと。消息がわからないこと。 **ゆく・さき【行く先】**●行くべき目あての場所。進んで行く方向。●将来。前途。行く末。「子供の―を案じる」[類語]②行方{ゆくえ}。=行く先。 **ゆく・すえ【行く末】**〔ある人・物事などの)これから先。将来。前途。「子の―」「―長く連れそう」 **ゆき・なだれ【雪〈雪崩〉】**なだれ。 **ゆき・なや・む【行き悩む】**《自五》●思うように先へ進めず困る。「吹雪で捜索隊も―・んでいる」●物事が思うように進まない。「研究が―・む」=行き悩む。 **ゆき・ぬけ【行き抜け】**通りぬける・こと(所)。いきぬけ。 **ゆきのした【雪の下】**ユキノシタ科の多年草。初夏、花茎に白い小さな花を多数つける。つる状の茎を出してふえる。葉はハート形。薬用になる。 **ゆき・ば【行き場】**行って自分がしめる場所。いきば。「家がせまくて―がない」 **ゆき・ばな【雪花】**雪を花にたとえていう語。 **ゆき・ばら【雪腹】**雪が降る前や降っているとき、腹が冷えて痛むこと。 **ゆき・びさし【雪庇】**せっぴ。 **ゆき・ひら【行平】**「行平なべ」の略。とって・ふた・注ぎロのある陶器の平なべ。また、木製のとってを付けた金属製の打ち出しなべ。 **ゆき・ま【雪間】**●雪がしばらくやんだ間。雪の晴れ間。●地面などに積もった雪がところどころとけた所。「―に若草がもえる」 **ゆき・まつり【雪祭り】**雪の多く降る地方で行う、観光を目的とした祭り。 **ゆき・み【雪見】**雪の降り積もった景色をながめ楽しむ・こと(遊び)。「―の宴をはる」――ざけ【一酒】雪景色をながめながら酒を飲むこと。また、その酒。[参考]冬の季語。―づき【一月】陰暦一一月の異称。―どうろう【一灯籠】高さが低く、かさが大きく、脚が三方に広がった石灯籠。庭園などにおく。 **ゆき・みち【雪道】**雪が降っている道。雪が降り積もった道。「ーで車がスリップした」 **ゆき・むすめ【雪娘】**「雪女{ゆきおんな}」に同じ。 **ゆき・め【雪目・雪『眼】**積雪に反射する紫外線の刺激によって起こる目の炎症。雪盲{せつもう}。 **ゆき・もち【雪持ち】**●木の枝や葉が雪をかぶっていること。「―の竹」●屋根に積もった雪が一度に落ちるのをふせぐしかけ。雪止め。 **ゆき・もよい【雪『催い】**空がくもって、雪が降りそうなようす。雪もよう。「―の空」 **ゆき・もよう【雪模様】**●「雪もよい」に同じ。●雪片を図案化した模様。 **ゆき・やけ【雪焼け】**●《名・自サ》雪に反射する太陽光線で、皮膚がやけて黒くなること。●しもやけ。[参考]日本海側の地方などで言うことがある。 **ゆきやなぎ【雪柳】**バラ科の落葉低木。春、白い小さな花が枝全体につく。こごめばな。 **ゆき・やま【雪山】**●雪の降り積もった高い山。[類語]冬山。●雪を山のように高く積み上げたもの。 **ゆき・はだ【雪肌】**●降り積もった雪の表面。雪面。「――が朝日にはえる」●雪のように白い(女性の)肌。 **ゆ・ぎょう【遊行】**《名・自サ》〔仏〕僧が衆生{しゅじょう}教化や修行のために諸国をめぐり歩くこと。行脚{あんぎゃ}。 **ゆき‐よけ【雪『除け・雪『避け】**●雪がかからないようにする・こと(設備)。「―のビニールをかぶせる」●積もった雪を取り除くこと。除雪。「道路の―をする」 **ゆき・わた・る【行き渡る】**《自五》もれなく届く。全体におよぶ。いきわたる。「注意が―・る」 **ゆきわり‐そう【雪割り草】**●サクラソウ科の多年草。高山に自生する。夏、淡紅色の小さい花をつける。●キンポウゲ科の多年草。山地に自生する。早春のころ、白・紅・紫などの花をつける。みすみそう。 **ゆ・く【行く】**(「いく」と同じように使われるが、より文章語的な感じをもつ。「ふけゆく」「たちゆく」など文章語的な語では「いく」とならず「ゆく」となる。連用形が促音便となるときは「ゆった」とならず「いった」となる)■《自五》●〔その位置から〕はなれるように進む。立ち去る。「早くあっちへ―・け」「―・く人、来る人」●〔ある目的の場所・地位などに〕おもむく。「学校へ―・く」「医学部へ―・く」●軍隊や刑務所にはいる。「つかまったら五、六年は―・くことになる」●知らせなどが届く。達する。「連絡が―・く」●歩く。歩いて通る。「山道を―・く」●雲や川の水などが流れて進む。流れさる。「雲が―・く」●季節・年月などが過ぎ去る。「三年の月日が―・く」〈「年(年端)の(も)―・かぬ」の形で〉幼い。若い。「年端の―・かぬ娘」●ある方法を用いる。「その手で―・こう」●物事が行われる。「計画はうまく―・くだろう」「そう簡単には―・かない」〈「・・・するわけには―・かない」の形で〉事情が事情だから・・・することはできない。「欠席するわけには―・かない」●ある状態になる。「納得が―・く」「そこへ―・くと(=その点になると)彼はたよりになる」●結婚する。「婿に―・く」[表記]①~⑦は「往く」とも書く。◎7は「逝く」とも書く。[文]《四》。■《補動》●話し手または問題や中心となっているものから遠ざかる動作を表す。「外へ出て―・く」「遠ざかって―・く」●現在(基準となるある時点)から将来のある時点への進行を表す。「くじけずに生きて―・く」「思い通りになって―・く」[表記]曰は、ふつうかな書き。[文]《四》。→>類語と表現・>使い分け **ゆ・く【逝く】**《自五》〔人が〕死ぬ。逝去する。いく。「卒然として―・く」[文]《四》。 >使い分け「ゆく」 **行く(『往)**〔ある場所に向かう・届く。ある位置からはなれる〕電車で行く・早く行こう・仕事帰りに図書館に行く・手紙が行く **逝く**〔人が死ぬ」彼が逝って三年たつ・惜しまれながら逝く [参考]「行く」は、人やものが移動する意全般に用いる。「往く」も同様に用いるが常用漢字表では「往」に「ゆく(いく)」の訓は付さない。「逝く」は人が死ぬ場合に用いることが多い。なお、「生きてゆく(いく)」「考えてゆく(いく)」などのように補助動詞として用いる「ゆく(いく)」は普通かな書きにする。 <1481> >類語と表現「行く・来る」 *「行く・来る」は、「買う・売る」「教える・教わる」などと同様に、その現象面を客観的な視点でながめると、同一のことを言っているに過ぎないことが分かる。販売員の立場からは「売る」であるが、客の立場からは「買う」である。同様に、聞き手(あるいは、第三者)のいる場所へ向けて、ここからの移動を表現すると「行く」となり、話し手のいる場所に向けて、こちらに近づくことを表現すると「来る」となる。「行く・来る」の類語に同じ言葉が並ぶのも当然と言えよう。 **[行く]**(そちらへ)向かう・出向く・出掛ける・通う・赴く・足を運ぶ・足を向ける・押し掛ける/(都へ)上る・(相模に)下る・(二階へ)上がる/(現場へ)飛ぶ・走る・急ぐ・駆けつける・直行する・急行する・(海を)渡る/(そちらを)訪ねる・訪{おとな}う・訪れる・訪問する/()遠出・遠征・登校・登庁・通勤・通学・出席・出向・赴任・渡航・渡米・洋行・上京・下向{げこう}/(山道を)進む・辿{たど}る・登る・降りる 尊敬 いらっしゃる・おいでになる・お出ましになる・お越しになる・御足労願う(頂く・賜る)・おわす/(貴人・天子が)()御幸{みゆき}・{ぎょうこう}・行幸・巡幸・行啓{ぎょうけい}/謙讓 上がる・伺う(お伺いする)・参る・参じる・馳{は}せ参じる・まかる・まかりこす/()参上・参向・お邪魔・拝趨{はいすう} **[来る]**(こちらへ)向かう・出向く・出掛ける・通う・赴く・足を運ぶ・足を向ける・押し掛ける・駆けつける・やって来る・寄せ来る/(こちらを)訪ねる/()殺到・襲来・渡来・到来・舶来・飛来・来校・来社・来場・来任・来航・来日・来朝・来襲/新来・外来・遠来 尊敬 いらっしゃる・見える(お見えになる)・おいでになる・お出ましになる・お越しになる・おなりになる・御足労願う[頂く・賜る]・おわす/(御~になる)来駕{らいが}・枉駕{おうが}光臨・光来・来臨・台臨/謙讓 上がる・伺う(お伺いする)・参る・参じる・馳せ参じる・まかる/()参向・お邪魔・拝趨 **[往来]**行き交う/()行き戻り・行きつ戻りつ・行き来・往復・往還・交通・通行 **ゆ・ぐち【湯口】**●湯の出口。温泉のわき出し口。●浴室の出入り口。 **ゆく・て【行く手】**●進んで行く先の方。「―に山がある」コロ「ーをさえぎる」●前途。「――は決して楽ではない」 **ゆく・とし【行く年】**過ぎ去っていく年。〔年の暮れなどにいう〕「―、来る年」[対]来る年。 **ゆく・ゆく【行く行く】**《副》●ある場所へ行く道すがら。行く途中で。行きながら。「事情は―話す」●将来。行く末。「――は家業をつぐつもりだ」 **ゆくり・なく**《副》(「ゆくりなし」の連用形から)(「―も」の形も)〔文〕思いがけず。偶然に。「―も恩師に会う」 **ゆーげ【湯気】**ものの表面からたちのぼった蒸気が空気中で冷えて細かい水滴となり、煙のように見えるもの。「―がこもる」コロ「ーが立つ」[類語]蒸気。湯けむり。 **ゆ・けつ【輸血】**《名・自他サ》患者の静脈に健康な人の血液を注入すること。 **ゆけむり【湯煙・湯、烟】**煙のように見える湯気。湯けぶり。コロ「―が立ちのぼる」[類語]湯気。 **ゆ‐ごう【癒合】**《名・自サ》傷がなおって、傷口がくっつきふさがること。「傷口がーする」 **ゆーこく【諭告・喩告】**《名・自サ》さとして聞かせる・こと(ことば)。「社員一同に―する」 **ゆごて【『弓籠手】**弓をひくとき、左腕をおおう道具。革・絹などで作る。籠手{こて}。 **ゆーこぼし【湯『零し・湯『翻し】**●飲み残した湯・茶などを捨てる器。●茶道で、茶碗をすすいだ湯や水を捨てる器。建水{けんすい}。=こぼし。 **ゆーさい【油彩】**油絵の具で絵をかくこと。また、その絵。油絵。[対]水彩。 **ゆーざい【油剤】**油のはいった薬剤。油状の薬剤。 **ゆさぶ・る【揺さ振る】**《他五》●ゆすって動かす。ゆり動かす。「木を―・る」●相手を混乱・動揺させる。また、非常に感動させる。「政局を―・る」「打者を―・る」「胸を―・る」[表記]②はふつうかな書き。=ゆすぶる。 **ゆーざまし【湯冷まし】**わかした湯をさましたもの。 **ゆーざめ【湯冷め】**《名・自サ》入浴したあと、体が冷えて寒くなること。「―して風邪を引く」 **ゆさゆさ**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)大きく重いものがゆれ動くようす。「大木がーとゆれる」 **ゆーさん【遊山】**●野や山へ遊びに行くこと。●遠くへ遊びに出かけること。[四字]「物見―」[類語]行楽。 **ゆーし【油紙】**油をぬった紙。油紙{あぶらがみ}。 **ゆし【油脂】**油と脂肪。 **ゆし【諭旨】**〔文〕〔上の者から下の者に〕さとし聞かせること。言い聞かせること。「――免職」「一退学」 **ゆ・しゅつ【輸出】**《名・他サ》外国へ品物・労力・技術などを売ること。「自動車を―する」[対]輸入。―ちょうか【一超過】ある期間内の輸出総額が輸入総額よりも多いこと。出超。[対]輸入超過。―にゅう【一入】輸出と輸入。 **ゆ・しょう【油床】**原油が集まっている地層。 **ゆーじょう【油状】**油のような状態。「―の液体」 **ゆず【柚柚子】**ミカン科の常緑小高木。初夏、白色の花をつける。果実は香りがあり、香味料などに用いる。「一湯」 **ゆす・ぐ【『濯ぐ】**《他五》水や湯の中に入れ、ゆり動かして洗う。また、水や湯を中に入れて、すすぐ。「ハンカチを―・ぐ」「ロをー・ぐ」[表記]口をゆすぐは「漱ぐ」とも書く。[文]《四》。 **ゆす・ぶ・る【揺す振る】**《他五》◆ゆさぶる。[表記]ふつうかな書き。 **ゆすら・うめ【『梅『桃・『山『桜『桃】**バラ科の落葉低木。春、白または淡紅色の小さな花をつける。実は六月ごろ赤く熟し、食用になる **ゆすり【揺すり】**●ゆすること。「貧乏ー」●他人の弱みなどを利用して、金品をおどしとる・こと(人)。「―を働く」[類語]恐喝。[表記]②は「強請」とも当てる。 **ゆずり【譲り】**ゆずりうけること。〔多く、人を表す名詞につけて使う〕「親ーの無鉄砲」「先代ーの財産」 **ゆずり・あ・う【譲り合う】**《他五》互いにゆずる。両方で遠慮する。「席を―・う」「―・う心がだいじだ」 <1482> **ゆずり・う・ける【譲り受ける】**《他下一》[他の人から]もらって自分のものにする。「親の財産を―・ける」●〔他の人の物を〕買って自分のものにする。「土地を市価の半値で―・ける」 **ゆずりは【譲り葉】**トウダイグサ科の常緑高木。葉は枝の先に集まって互生する。初夏、黄緑色の小さい花をつける。葉は新年のしめ飾りに使う。[参考]新しい葉が成長してから古い葉が落ちるので、この名がある。 **ゆずり・わた・す【譲り渡す】**《他五》権利・物品などを他人にわたす。ゆずり与える。「遺産を弟に―・す」「社長の地位を―・す」 **ゆす・る【揺する】**《他五》●おしたり引いたりして、ゆり動かす。ゆすぶる。「木を―・る」「体を―・って笑う」●金品をおどしとる。「秘密をばらすと言って―・る」[表記]②は「強請る」と当てる。[文]《四》。 **ゆ・する【輸する】**《他サ変》(「しゅする」の慣用読み)〔文〕●運ぶ。送る。「食糧を―・する補給路」●負ける。おとる。[句]「一籌{いっちゅう}を―・する(=ひけをとる)」 **ゆず・る【譲る】**《他五》●〔自分の所有物・地位・権力などを〕他人に与える。また、他人にまかせる。「子供に財産を―・る」「後進に道を―・る」[類語]譲り渡す。(新)譲渡。譲与。委譲。●〔それを希望する人などに〕売る。「土地を安く―・る」●「自分が後になって」ほかの人が先になるようにする。「順番を―・る」●自分の考えなどをおさえて、他人の考えなどを通させる。譲歩する。「好みは―・れない」「これ以上は一歩も―・らない」[類語]歩み寄る。()妥協。●後れをとる。おとる。「学力でも体力でも人に―・ったことはない」●〔ある行為を〕先へのばす。「結論を後日に―・る」[文]《四》。 **ゆ・せい【油井】**石油をくみとるためにほった井戸。 **ゆ・せい【油性】**油が持っているような性質。「―の薬品」「―インク」[類語]油状。 **ゆせい・かん【輸精管】**雄性生殖器の一部。精子を精巣から生殖孔まで運ぶ管。精管。[対]輸卵管。 **ゆ・せん【湯煎】**《名・他サ》容器に入れたものを湯にひたして、間接に熱すること。「バターをーしてとかす」 **ゆ・せん【湯銭】**入浴料。〔古風な言い方] **ゆ・そう【油層】**地中の、石油などがたまっている層。 **ゆ・そう【油槽】**ガソリン・石油などをたくわえておく大型のいれ物。油タンク。「―船」 **ゆ・そう【油送】**〔船やパイプで〕石油を送ること。「―管」―せん【一船】石油・ガソリンなどを運ぶ船。タンカー。[表記]もと「油槽船」と書いた。 **ゆ・そう【輸送】**《名・他サ》大量の人や貨物を運ぶこと。運輸。「食糧——」「海上——」[類語]運送。 **ユタ**沖縄・奄美地方で、霊的能力を持つとされ、ロ寄せ・占いなどを行う人。大部分は女性。[類語]いたこ。 **ユダ**●キリストの十二使徒の一人。銀三〇枚でキリストを敵方の祭司に売った背信の徒として知られる。●裏切り者。▽Judas **ゆたか【豊か】**《形動》●満ち足りて、不足がないようす。十分にあるようす。「―な生活」「六尺ーな男」「経験――だ」[類語]豊富。●〔心や体が〕のびのびしたようす。「心―な気持ちになる」◎重量感のあるようす。「―な胸」「白い―な大輪の花」 **ゆーだき【湯炊き】**《名・他サ》〔水からでなく〕湯に米を入れてたくこと。 **ゆだ・ねる【委ねる】**《他下一》●人にすっかりまかせる。「全権を―・ねる」[類語]()委任。一任。●身をささげる。「教育に身を―・ねる」[文]ゆだ・ぬ《下二》。 **ゆーだま【湯玉】**●湯がにえたつとき、表面にわきたつ泡。●玉のように丸くなって飛び散る熱湯。「走る―」 **ユダヤ**●紀元前一〇~紀元前六世紀ごろ、パレスチナの南部をしめていたユダヤ人の王国。●ユダヤ人とその民族[参考]「猶太」と当てた。▽Judaea -きょう【一教】ユダヤ人の民族宗教。モーゼの律法をもととして、エホバを信じる一神教。 **ゆだ・る【「茹だる】**《自五》湯の中で十分ににえる。ゆでられる。うだる。「卵が―・る」[文]《四》。 **ゆ・たん【油単】**たんす・長持{ながもち}などにおおいとしてかける油をひいた布・紙など。 **ゆ・だん【油断】**《名・自サ》安心して気をゆるめたり注意をおこたること。「―して負けた」[類語]不覚。―たいてき《句》油断していると、思わぬ損害を受けるものだ。油断こそ最もおそろしい敵である。―もすきもない《句》少しも油断できない。わずかな隙も見せられない。「―ならぬ奴」 **ゆ・たんぽ【湯『湯婆】**(「たんぽ」は「湯婆」の唐音)中に熱い湯を入れ、寝床などに入れて体をあたためる道具。金属製・陶製のものが多い。 **ゆーちゃ【湯茶】**湯と茶。湯や茶。「―の接待」 **ゆーちゃく【癒着】**《名・自サ》●体内に起こる炎症のため、粘膜や漿膜{しょうまく}がくっついてしまうこと。●本来はなれているべきものが、好ましくない状態で結びつくこと。「政界と財界の一」 **ユッカ**ユリ科のユッカ属の植物の総称。葉は厚く、剣状。夏から秋にかけて白い花がたくさんつく。日本には江戸時代末期から明治時代初期に渡来。▽yucca **ゆづかれ【湯疲れ】**《名・自サ"》温泉やふろに、長時間または何度もはいって、体がつかれること。 **ゆっくり**《副・自サ》《副詞は「―と」の形も》●落ち着いているようす。「一歩く」「―と休む」●ゆとりのあるようす。たっぷり。ゆったり。「終電には―間に合う」 **ゆづけ【湯漬け】**飯に湯をかけて食べること。また、その食べ物。[類語]茶漬け。 **ゆったり**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も》●のんびりしているようす。「―とくつろぐ」●ゆとりのあるようす。ゆっくり。たっぷり。「―した暮らし」「―した服」 **ゆ・つぼ【湯、壺】**温泉などで、わいてくる湯をためておく所。 **ゆづる【『弓弦】**弓のつる。 **ゆでこぼ・す【、茹で、溢す】**《他五》あく抜きなどのために、ゆでて汁を捨てる。「大根を―・す」 **ゆでだこ【茹で蛸】**●熱湯でゆでて赤くなった蛸{たこ}。●入浴して、または酒を飲んで赤くなったようすの形容。「すっかりーになった」 **ゆでたまご【茹で卵・茹で玉子】**たまご(鶏卵)を殻のままゆでたもの。煮抜き卵。 **ゆ・でる【茹でる】**《他下一》熱い湯に入れて熱を通す。うでる。「あずきを―・でる」[文]ゆ・づ《下二》。 **ゆ・でん【油田】**地下に石油の層があって石油を産出する地域。「―地帯」「海底——―」 **ゆーど【油土】**油をまぜた粘土。彫刻・鋳物などの原型を作るときに使う。 <1483> **ユビキタス**コンピューターの利用や、インターネットなどへのアクセスがいつでも、どこでもできること。また、その環境や社会。▽ubiquitous(=同時遍在) **ゆびきり【指切り】**《名・自サ》〔子供などが〕約束を守るしるしとして、互いに小指をからみあわせること。げんまん。「明日も遊ぼうとーをした」 **ゆーび・く【湯引く】**《他五》〔魚肉などを〕熱湯でさっとにる。湯通しをする。 **ゆびさき【指先】**指の先端の部分。 **ゆび・さ・す【指差す】**《他五》指でさし示す。「山頂を―・す」[表記]ふつう「指さす」と書く。 **ゆび・しゃく【指尺】**指を広げて長さをはかること。 **ゆびーずもう【指〈相撲〉**二人が、互いに片手の四本の指を組み合わせ、親指で相手の親指をおさえて勝ち負けを争う遊び。 **ゆとう【湯桶】**飲料の湯を入れる、木製の器。「そば屋の―」―よみ【―読み】[「湯桶」のように]漢字の熟語を、上は訓、下は音で読む読み方。「身分」「荷物」「手本」など。[対]重箱読み。 **ゆ・どうふ【湯豆腐】**湯に入れてあたため、薬味を加えたしょうゆにつけて食べる豆腐。 **ゆ・どおし【湯通し】**《名・他サ》●織物の糊{のり}けを落としたり、あとで縮むのを防いだりするために温湯にひたすこと。●料理で、食材のくさみ・油けを除いたりするために、熱湯にさっとくぐらせること。[類語]湯引き。 **ゆ・どの【湯殿】**入浴をする部屋。浴室。ふろば。 **ゆとり**〔時間・金銭・気力などが十分あって〕きゅうくつでないこと。余裕。「―のある生活」[類語]余地。余力。―きょういく【―教育】知識を詰め込む教育に対して、学習内容を減らし、児童・生徒がゆとりをもって学ぶ教育。学習指導要領において示された。[参考]おもに、一九九二(平成四)~二〇一〇(平成二二)年ごろに実施された。 **ゆーな【湯『女】**●昔、温泉宿にいて客の世話をした女性。●江戸時代、湯屋にいた遊女。 **ユニーク**《形動》ほかに同じようなものがないようす。独特。特異。「――な作品」「発想がーだ」▽unique **ユニオン**●組合。労働組合。●連合。同盟。▽union ージャック イギリスの国旗。▽Union Jack ーショップ 使用者が雇い入れた労働者は労働組合に加入しなければならず、組合を除名されたときは使用者からも解雇されるという、労働協約上の決まり。また、その雇用形態。[参考]オープンショップ・クローズドショップ。▽union shop **ユニ・コード**コンピューターで、全世界の文字を統一してあつかうための国際文字コード(体系)。Unicode **ユニコーン**一角獣。頭に一本の長い角が生えた、伝説上の馬。▽unicorn **ユニセックス**〔衣服・髪形などで〕男女の区別がないこと。[類語]モノセックス。▽unisex **ユニセフ【UNICEF】**国連児童基金。世界の子どもたちの命と健やかな成長を守るために活動している、国連の機関。もと、国連国際児童緊急基金。▽UNICEF(United Nations Children's Fund) **ユニゾン**斉唱。斉奏。▽unison **ユニット**●全体を構成する単位となる、一つ一つの部分。「一家具(=組み合わせ自由な家具)」●教育で、単元。●集団。バンドなどのグループ。▷unitーバ ス 浴槽と壁・床・天井が一体化した浴室。▽unit bath からの和製語。 **ユニバーサル**《形動》●宇宙的。世界的。●すべてに共通であるようす。普遍的。一般的。▽universal―デザイン 障害の有無や年齢などに関わらず、だれもが無理なく利用できる設計・デザイン。▽universal design **ユニバーシアード**「国際学生競技大会」の通称。二年ごとに夏季大会・冬季大会が開催される。▽Universiade **ユニバーシティー**[カレッジに対して〕総合大学。▷university **ユニホーム**制服。特に、スポーツ用のそろいの服。ユニフォーム。「日本選手の―」▽uniform **ゆ‐にゅう【輸入】**《名・他サ》●外国から品物・技術などを買い入れること。「高級な一品」●〔外国の思想・制度などを取り入れることにもいう」「日本にーされた思想」[対]輸出。―ちょうか【―超過】ある期間内の輸入総額が輸出総額よりも多いこと。入超。[対]輸出超過。 **ゆにょう・かん【輸尿管】**腎臓から膀胱{ぼうこう}に尿を送る管。尿管。 **ユネスコ【UNESCO】**国際連合教育科学文化機関。国連の機関の一つ。教育・科学・文化を通じて世界の平和につくすことを目的とする。「―親善大使」▽UNESCO(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization) **ゆ・のし【湯、熨】**湯気に当てたり湯でしめしたりして、布のしわをのばすこと。 **ゆーのはな【湯の花・湯の華】**●鉱泉の中にできる沈殿物。ゆばな。●「ゆあかし」に同じ。 **ゆーのみ【湯飲み・湯呑み】**湯や茶を飲むときに使う茶わん。湯飲み茶わん。 **ゆば【湯葉】**豆乳をにて、その表面にできたうすい膜をすくいあげたもの。また、それをほした食品。 **ゆ・はず【弓、筈】**弓の両端の、つるをひっかける部分。 **ゆ・ばな【湯花・湯華】**「湯の花」に同じ。 **ゆーばり【『尿】**〔文〕小便。いばり。ゆまり。 **ゆび【指】**手足の先の、(五つに)分かれた部分。―いっぽんふれ・ない《句》まったくふれない。まったく手をつけない。―いっぽんもささせ・ない《句》他人から非難や干渉を受けるようなことは決してしない。また、他人からの非難や干渉を許さない。―をお・る《句》指を一本ずつ折り曲げて、一つずつ数を数える。指を繰る。―をくわ・える《句》自分でもそうしたい、そうなりたいと思いながら、手が出せなくて、むなしく見ている。――をつ・める《句》やくざの社会で、仲間に対する不都合な行為を詫びるために手の指を切り落とす。 **ゆび・おり【指折り】**多くのものの中で、特に指を折って数えるほどすぐれている・こと(もの)。屈指。「日本でもーのピアニスト」「―の景勝地」 **ゆびおり・かぞ・える【指折り数える】**《自下一》指を折り曲げて一つ一つ数える。「―・えて夏休みを待つ」 **ゆーびき【湯引き】**料理で、熱湯にさっとくぐらせたり、熱湯をかけたりすること。「ハモのー」[類語]湯通し。 <1484> **ゆび・にんぎょう【指人形】**体の部分を布で袋のように作り、中に手を入れて操る人形。ギニョール。 **ゆびぬき【指『貫き】**針仕事をするとき、指にはめて針の頭をおす、金属や革で作った小さな輪。ゆびさ **ゆび・ぶえ【指笛】**指を口に入れて音を出すこと。また、その音。参考熱狂した場面などでふかれる高くするどい音のものと、メロディーを奏でるものとがある。 **ゆび・わ【指輪・指『環】**飾りとして指にはめる輪。宝石などをはめこむ。リング。「婚約ー」「ダイヤのー」 **ゆーぶね【湯船】**入浴用の湯を入れる大きなおけ。浴槽。風呂桶{ふろおけ}粉。表記「湯槽」とも書く。 **ゆ・ぶん【油分】**ものにふくまれる油の成分。あぶら分。 **ゆべし【柚餅[餅]子】**和菓子の一つ。米の粉・小麦粉・砂糖・味噌などにゆずの皮や実の汁を加えてこね、蒸したもの。 **ゆぼ・けつがん【油母、頁岩】**石油をふくんだ岩石。オイルシェール。 **ゆ・まき【湯巻き】**●昔、貴人が入浴する時に身につけた衣。ゆかたびら。●女性の腰巻き。湯もじ。 **ゆ・まく【油膜】**水面や物体の表面にできる油の膜。 **ユマニスム**ヒューマニズム。▽humanisme **ユマニテ**ヒューマニティー。▽humanité **ゆみ【弓】**●細長い竹・木などに弦を張り、矢をつがえて射る武器。●弓で矢を射る術。弓術。「―を習う」●楽器の弦をこすって音を出すもの。「チェロのー」画――折れ矢尽・きる《句》●徹底的に戦いに敗れるたとえ。●力つきてどうすることもできなくなるたとえ。[類語]②刀折れ矢尽きる。人さ」もしないしこん※―と弦{つる}《句》曲がったものと、まっすぐなもののたとえ。――を引・く《句》そむく。反抗する。「主人に―・く」 **ゆみ・がた【弓形】**ゆみなり。 **ゆ・みず【湯水】**●湯と水。●どこにでもたくさんあるもの。―のように使・う《句》金銭をおしげもなく乱費する。 **ゆみ・とり【弓取り】**●弓をとりあつかう・こと(人)。特に、武士。●弓術にたくみな人。●大相撲で、取組終了後に行う、弓をとりさばく儀式。弓取り式。 **ゆみ・なり【弓形】**弦を張ったときの弓のような形。弓形{きゅうけい}似。 **ゆみはり・ぢょうちん【弓張り『提灯】**柄{え}を弓のように曲げ、その上下に引っかけて広げるようにしたちょうちん。ゆみはり。日前嫁善大一 **ゆみはり・づき【弓張り月】**弓の形をした月。上弦または下弦の月。弦月{げんげつ}燃。ゆみはり。 **ゆみ・へん【弓偏】**漢字の部首の一つ。「弓」の称。 **ゆみ・や【弓矢】**●弓と矢。●武器。●戦い。いくさ。「―の神」 **ゆ・むき【湯『剝き】**トマトなどの実を熱湯につけてから皮をむくこと。 **ゆめ【夢】**●ねむっている間に、現実にあるかのように物事を見たり経験したりする現象。「――から覚める」●実現しそうもないはかない望み・願い。コロ「ーを追う」1回「すべては―と消えた」●将来、実現したいと思っている理想・希望。「大きな―を抱く」「現実を忘れさせるほど〕楽しく甘美な状態。「太平のーをむさぼる」――は逆夢{さかゆめ}《句》夢というものは、現実の逆になるものであるということ。―を・見る《句》●空想にふけったり、明るい未来を思いいえがいたりする。●実現不可能な、分不相応な考えを持つ。●非常に楽しい思いをする。 **ゆめ【『努】**《副》〔文〕《下に禁止・打ち消しの語を伴って)決して。きっと。「―おこたるな」参考ゆめゆめ。 **ゆめあわせ【夢合わせ】**も見た夢の内容を考え合わせて吉凶を占うこと。夢占{ゆめうら}。夢判じ。 **ゆめうつつ【夢『現】**●夢と現実。●夢なのか現実なのか、意識がはっきりしない状態。「―に鳥の声を聞く」[類語]夢心地{ゆめごこち}合せ自由な家具)一烤魚 **ゆめ・がたり【夢語り】**●夢で見たことを話すこと。また、その話。●夢のようにはかない話。「一場の―に終わる」=夢物語。 **ゆめごこち【夢〈心地〉】**(楽しい)夢を見ているような気持ち。うっとりした状態。夢見ごこち。「恋をしてーになる」[類語]ゆめうつつ。 **ゆめ・さら【夢更】**《副》《下に禁止・打ち消しの語を伴って)決して。少しも。〔古風な言い方〕と。 **ゆめ・じ【夢路】**夢。また、夢を見ていること。――を辿る《句》夢を見る。ねむる。 **ゆめ・ちがえ【夢違え】**縁起の悪い夢を見たとき、正夢となって悪いことが起こらないようにまじないをすること。夢ちがい。 **ゆめ・にも【夢にも】**《副》(下に禁止・打ち消しの語を伴って)少しも。つゆほども。いささかも。「ここで会えるとは―思わなかった」 **ゆめ・の・よ【夢の世】**《連語》はかない世の中。無常の世。「この世はー」 **ゆめ・まくら【夢枕】**夢を見てねているときの枕もと。―に立・つ《句》夢に神仏や故人などが現れる。また、そうしてあることを告げる。「亡き母が―・った」 **ゆめまぼろし【夢幻】**夢や幻。参者ひどくはかないことのたとえに使う。「―の人生」 **ゆめ・み【夢見】**夢を見ること。また、見た夢。―が悪・い《句》●見た夢の縁起が悪い。「夕べの―・かった」●後ろめたい。後ろ暗い。 **ゆめ・みる【夢見る】**《自上一》夢を見る。《他上一》願い・望みなどを、心にえがく。空想する。「宇宙旅行を―・見る」「恋を―・見る年ごろ」 **ゆめ・ものがたり【夢物語】**「夢語り」に同じ。 **ゆめ・ゆめ【『努努】**《副》〔文〕(下に禁止・打ち消しの語を伴って決して。少しも。「一忘れるな」参考「努」を重ねて強めた語。 **ゆ・もじ【湯文字】**●入湯のときに身にまきつけた衣。湯具。●女性の腰巻き。湯巻き。参考①②とも、もと女房詞{にょうぼうことば}に。 **ゆもと【湯元・湯本】**温泉のわきでるもと(の所)。 **ゆーや【湯屋】**●ふろ屋。銭湯。「―に行く」●ふろ場。湯殿{ゆどの}で。〔①②とも古風な言い方〕 **ゆーやせ【湯痩せ】**《名・自サ》入浴しすぎてやせること。湯あたりしてやせること。 **ゆゆし・い【由由しい・「忌。忌しい】**《形》そのままにしておくと大変なことになるようすだ。容易ならなない。「―・い事態」「―・い問題」図ゆゆ・しヘシク』。 **ゆーらい【由来】**《名・自サ》ある物事がそこから起こっていること。また、ある物事が今まで経てきた筋道。「地名のーを調べる」「ギリシャにーする建築様式」 <1485> **ゆ・る**【揺る】《他五》ゆすって動かす。ゆする。「馬車にー・られて行く」文《四》。 **ゆる・い**【緩い】《形》●しまっていないようすだ。ゆるんでいる。「ふたが―・い」●厳しくない。厳重でない。「校則が―・い」●傾きなどが急でない。「―・い上り坂」❹〔勢い・速度などが〕激しくない。「―・い流れ」❺水分が多く、やわらかい。「―・い便」図ゆる・し《ク》。 **ゆるが・す**【揺るがす】《他五》ゆり動かす。ゆさぶる。震動させる。「大地を―・す轟音」文《四》。 **ゆるがせ**【忽せ】注意をせず、いいかげんにしておくこと。おろそか。なおざり。「―にできない」 **ゆるぎ・な・い**【揺るぎない】《形》ゆれ動かないようすだ。しっかりしている。「―・い態度」 **ゆる・ぐ**【揺るぐ】《自五》揺らぐ。文《四》。 **ゆるし**【許し】●許すこと。よいと認めること。許可。[コロ]「出版の―を得る」●犯した罪や過失などをとがめないこと。[コロ]「―を請{こ}う」[類語]容赦。赦免。●芸道で、師匠が弟子に授ける免許。 **ゆる・す**【許す】《他五》●〔願い・申し出などを〕聞き入れて、よいと認める。許可する。「入学を―・す」❷差しつかえないと認める。許容する。「自他ともに―・す」「時間の―・す限り遊ぶ」❸相手の思うようにさせる。「わがままを―・す」「得点を―・す」「肌を―・す(=女性が身をまかせる)」❹罪をとがめるのをやめる。「過ちを―・す」「犯人を―・す」❺義務・負担を免除する。「税を―・す」[表記]④⑤は「赦す」とも書く。❻ゆるめる。句「心を―・す」[同]「気を―・す」[表記]❻は「宥す」「恕す」とも書く。文《四》。 >類語と表現「許す」 *他人の行為について、それが禁止されていないことを表す言い方が、「許可・許容」の表現である。「入館を許す・許可する」のように動詞で言うこともできるが、一般には「〜て(も)いい〜て(も)宜しい・~て(も)構わない・~て(も)差し支えない」の形や、可能の表現「〜ことができる」を用いて言う(帰ってもいいよ/入館することができる)。「〜てもいい」を一人称に用いると、勧誘に対する許諾の表現となる(一緒に行かないかー行ってもいいよ)。許可を求めるときは、「〜て(も)いいか」などのほか、依頼・希望・可能などの表現を用いることもできる(貸してください/休みたいのですが/拝見できますか)。 ▶聞く・聞き入れる・容いれる・堪える・恕{じょ}にする・諒(と)する・見逃す・見過ごす・目をつぶる・大目に見る・聞き流す・水に流す/(5)承知・許容・許可・認可・承認・容認・聴許・黙許・公許・官許・免許・裁許・裁可・容赦・赦免・宥免・宥恕・諒恕・寛恕・海容・仮借{かしゃく}・勘弁・堪忍・我慢・看過・黙過・目こぼし/許し・免罪・特許 **ゆるふん**【緩、褌】[俗]●ふんどしの締め方がゆるいこと。●気がゆるんでいることのたとえ。 **ゆる・む**【緩む・弛む】《自五》●しまりがなくなる。ゆるくなる。「ねじが―・む」「口元が―・む」●気持ちの張りつめ方が少なくなる。油断する。「緊張が―・む」「心の―・んだすきにつけ入る」❸厳しくなくなる。「寒気が―・む」「警戒が―・む」文《四》。 **ゆる・める**【緩める・弛める】《他下一》●ゆるむようにする。ゆるませる。たるませる。「帯を―・める」「手綱を―・める」●速度・勢いなどをゆるやかにする。「スピードを―・める」「攻撃の手を―・める」図ゆる・む《下二》。 **ゆるやか**【緩やか】《形動》●ゆとりがあるようす。しまっていないようす。「ひもを―に結ぶ」●かたむきなどの度合いが少ないようす。なだらか。「―な坂」●速度・勢いなどがゆっくりしているようす。激しくないようす。「―なテンポ」「―に流れる川」[類語]緩慢{かんまん}。●厳しくないようす。寛大{かんだい}。「取り締まりをーにする」 **ゆるゆる**《副》(「ーと」の形も)●ゆっくりと動くようす。急がないようす。「―と進む」●くつろぐようす。「―と休む」●ゆるくしまりのないようす。「ーのスカーフ」 **ゆるり**【緩り】《副》(多く「ーと」の形で)ゆったりとくつろぐようす。ゆっくり。「ごーとおくつろぎください」 **ゆれ**【揺れ】ゆれ動く・こと(程度)。「今の地震は―が大きかった」[類語]震動。振動。 **ゆれ・うご・く**【揺れ動く】《自五》●ゆれて動く。 <1486> **ゆ・れる【揺れる】**《自下一》〔ある点を中心にして〕前後・左右・上下などに動く。動揺する。「船が―・れる」コロ「心がー・れる(=安定しない)」[類語]揺らぐ。震う。振るう。丈ゆ・る《下二》。 **ゆわ・える【結わえる】**《他下一》ひもでむすぶ。しばる。ゆわく。「荷をひもで―・える」図ゆは・ふ《下 **ゆーわかし【湯沸かし】**湯をわかす金属製の道具。やかんなど。 **ゆわ・く【結わく】**《他五》〔俗〕→ゆわえる。 **ゆん・ぜい【『弓勢】**〔文〕弓をひく力。 **ゆん・づえ【『弓、杖】**〔文]弓をつえにすること。 **ゆんで【『弓手・『左手】**〔文〕●弓を持つほうの手。左の手。「馬手{めて}に血刀{ちがたな}蕊、―に手綱、馬上ゆたかな美少年〈田原坂〉」●左の方向。「―に海を見る」因①②めて。 **よ【世】**(「節{よ}」と同語源。限られた期間の意)●ある支配者が主権を維持してその国を統治する期間。時代。「武家の―」●ある人が家督を相続してその家を治める期間。代{だい}。「子にーをゆずる」●人が生存している期間。生涯。一生。「わが――の春」●その時々の世の中。時世。「―の変遷」表記①~④は「代」とも書く。●人々が互いに関係を持ちながら形づくっている、生活の場。世の中。世間。「―をなげく」[類語]浮き世。娑婆{しゃば}瓷。[仏]過去・現在・未来のそれぞれ。「さきの―」「あのー」―が世なら《句》昔のように栄えているころであったなら。「―何不自由のない暮らしができるのに・・・」―に逢ぁ・う《句》時流に乗って栄える。―に入れら・れる《句》世間から認められる。「―・れない芸術家」―に聞こ・える《句》世間の評判になる。―に・出る《句》●世間に現れる。●出世する。――に認めら・れる《句》世の中の人々に価値や能力があるとして受け入れられる。―を挙げて《句》世の中の人残らず。世の中全体がそろって。「―の節電ムード」―を忍・ぶ《句》人目をさけてかくれる。「―・ぶ仮の姿」――を捨・てる《句》●出家する。●わずらわしい世間からはなれてひとり静かに暮らす。隠遁{いんとん}する。料――を渡・る《句》暮らしていく。生活する。「―・るすべを心得た人」 **よ【余】**《名》●ある数量を上回る部分。あまり。残り。〔多く「・・・のー」の形で「・・・あまり」の意を表す〕「二年の―も病床にある」●そのほか。それ以外。「―の事はわからない」目《接尾》《数を表す語につけて)それ以外にも端数がある意。…と少し。「三年一ののち」 **よ【四】**よっつ。し。 **よ【夜】**よる(夜)。―も日も明け・ない《句》それなしでは少しの間も過ごせない。「酒なしには―・ない」――を明か・す《句》夜を寝ずに過ごす。徹夜する。――を籠めて《句》夜中から暁前にかけて。――を徹・する《句》物事を一晩じゅう寝ないでする。「―・して働く」――を日に継・ぐ《句》昼夜の別なく休まず続ける。昼夜兼行する。「―・いで働く」 **よ【『節】**竹・アシなどの茎の、ふしとふしとの間。 **よ【予・余】**《代名》《自称の人称代名詞)われ。わたくし。参考昔、貴人の自称として用いられ、明治・大正のころには、改まった文章や演説に用いられた。 **よ**■《間投助》●断定・念押しなどの気持ちで、(たたみかけながら)相手の注意を引きつけるのに使う。「かりにだよ君がだよ彼女と結婚するとしよう」「もしもで(す)よ、うそだとしたらどうなさるの」●呼びかけをす。句「少年よ大志を抱け〈クラーク〉」●文語詠嘆を表す。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむく石川啄木〉」●親しみの気持ちをこめて、断定したり、軽く言い放ったり、言い聞かせたり、念をおしたりするのに使う。〔親しい間柄のくだけた会話で使う」「顔つきでよく分かりますよ」「明日は雨になるだろうよ」「まだ <1487> **よいどれ**【酔いどれ】ひどく酒によった人。よっぱらい。 **よいなか**【宵中】よるおそく。夜ふけ。夜半。 **よい・な・れる**【酔い慣れる】《自下一》酒にのみなれて、たやすくよわなくなる。 **よいどれ**【酔いどれ】ひどく酒によった人。よっぱらい。 >類語と表現「良い」 *快い気分を覚え、満足を得る状態が「良い」で、積極的なプラスの評価に言う(気分が良い・態度が良い)。ある基準をもとに判断する場合もあるが、おおむね主観にかたむく(成績が良い/良い文章)。口頭語では、「いい」となる。多義語で、「いい人」と言えば、好人物のほか、善良・好適の人物の意を始め、恋人の意まである(とてもいい人よ・もっといい人と交際しなさい・いい人が来てくれた。いい人ができた)。「~がよい/~でよい」の形では、前者が最善を表し、後者は最善ではないが、悪くはないの意を表し、許可・認可の意に近づく(寿司がよい/寿司でよい・これでよい)。「優良可」の「可」である。「〜て(も)よい」「~と(ば・たら)よい」となると助動詞的になり、〈許可・適当・願望·勧誘〉などの意を表す(帰ってよい/もっと努力するとよい)。 ・ほど良い・よろしい・優れている・申し分ない・素晴らしい・芳しい・輝かしい・非の打ち所がない・二度とない・またとない・願ってもない・格好の・誂{あつら}え向き/良・良性・良好・純良・優・優良・優秀・優等・最良・最高・最適・最善・次善・善良・見事・立派・素敵・天晴れ・佳良・絶好・絶佳・可・結構・適当・適正・適切・好適・妥当・上々・至高・好都合・格好・好個・好適・絶好·理想的 >使い分け「よい」 良い(好・『佳)〔性質が他のものよりもまさっている。程よくととのっていてよい。好ましい〕良い成績・品質が良い・良(好・佳)い女・仲が良(好)い・気分が良(好)い・良(佳)い作品・感じが良(好)い 善い〔道徳的にみて、ほめるべきと考えられる〕善い行い・善い悪いの判断・善い人柄・善い政治 [参考]「・・・してよい」「・・・でよい」の形は、一般にかな書き。めでたいの意の「佳い」は、「今日のよき日」「よい年を迎える」「お日柄がよい」などのように、一般にかな書きにするが、荘重な感じの手紙文などでは、その限りではない。「好」はこのましい、好都合だ、同意できる、親しいなど、こうあって欲しいと思う状態にある様子を意味する。「佳」は心や行いの正しく清らかな人の意から、美しい、祝う値打ちのある様子を意味する。「良い女/好い女/佳い女/善い女」では、それぞれ「性質のよい女/好ましい女、愛人/見目うるわしい女/志操堅固な女」のように、文字遣いから女性の性状を書き分けることができる。 **よい・ね**【宵寝】《名・自サ》●宵の口からねてしまうこと。[類語]早寝。●宵の間だけねること。 **よい・の・くち**【宵の口】夜になってまもないころ。 **よい・の・みょうじょう**【宵の明星】日没後に西の空に明るく輝く金星。[対]明けの明星。 **よいまちぐさ**【宵待草】マツヨイグサ・オオマツヨイグサなど、マツヨイगサ属の植物の別称。 **よい・まつり**【宵祭り】祭日の前夜に行う祭り。よいみや。夜宮{よみや}。 **よい・みや**【宵宮】「宵祭{よいまつり}」に同じ。 **よい・やみ**【宵闇】●陰暦十五夜以後二〇日ごろまで、月の出がおそく宵の間が暗いこと。また、そのころ。●宵のころのやみ。夕やみ。「―がせまる」 **よい・し・れる**【酔い痴れる】《自下一》●ひどくよって正体がなくなる。[類語]酔いつぶれる。●うっとりしてよい気分にひたる。陶酔する。「美声に―・れる」 **よいしょ**■《感》●民謡・小唄などのはやしことば。よいさ。●重い物を持ち上げたり受けわたしをしたり、力を入れたりするときの掛け声。よいさ。よいこらしょ。■《名・他サ》[俗]おせじを言っていい気持ちにさせること。「―して取り入る」 **よいどめ**【酔い止め】乗り物酔いをおさえる薬。 **よいよい**[卑称][俗]足がしびれ、話や歩行などが <1488> **よいん**【余韻】●鐘をついたときなどに、後まで残る響き。余音。[類語]余響。●物事が終わったあとまで残る味わい。余情。「―のある歌」[コロ]「―にひたる」 **よいんじょうじょう**【余韻、嫋嫋】《形動〃》[文]余韻が長く残るようす。 ***よう**【葉】《助数》木の葉・紙など、うすく平たいものを数える語。「三ーの写真」 ***よう**【「俑】昔の中国で、殉死者の代わりに死者と共に埋葬した人形。「兵馬―」 ***よう**【容】[文]姿。かたち。「―を改む」「―を正す」 ***よう**【幼】[文]おさない・こと(人)。[対]老。 ***よう**【庸】律令制の税の一つ。労役の代わりに米・麻などを納めるもの。 ***よう**【様】■《名》●形。ありさま。●方法。「言いーもない悲しみ」❸(「言う―」「思う―」などの形で)・・・すること(には)。[後にその内容を示す引用文を導く]「心に思うー、非常に楽しいと」■《接尾》「・・・するようす」の意。「たいへんな喜びーだった」❷(・・・するための)しかた・方法・手段の意。「ほかにもやりーはある」「手のうちーがない」「たとえーがない姿」[表記]●❷は、ふつうかな書き。❸(多く名詞について)●「型・様式」の意。「唐{から}》——」「天竺{てんじく}——」●「・・・の形をしているもの」「・・・らしく見えるもの」の意。「はさみーの器具」「ガラスーの物質」 ***よう**【洋】■《名》[文]世界を東西二つに分けた部分。東洋と西洋。句「―の東西を問わず」■《接尾》「広い海」の意。「太平ー」「インドー」 ***よう**【用】■《名》●仕事。用事。「―がある」●役に立つ働き。使い道。「―に供する」❸[文]費用。入り用。「家計のーに供する」❹大小便をすること。用便。■《接尾》「・・・に使う」「・・・の役に立つ」の意。「化粧ーの石鹸だ」「家庭―の電気製品」―に立・つ《句》役に立つ。使い道がある。―を足・す《句》●用事をすませる。「―・してから帰る」●大小便をする。 **よう**【癮】背中・顔・腹などにできやすい、はれもの。激痛と発熱を伴うことが多い。[参考]根太{ねぶと}。 ***よう**【要】[文]●物事の大切な点。要点。句「簡にして―を得る」[参考]要は。●必要。必要性。「再考のーがある」「弁解の―はない」 **よう**【陽】●表から見える所。[連語]「陰にーに」●[易学で]積極的な性質をもつもの。月に対する日、女に対する男、マイナスに対するプラスなど。[対]①②陰。 ***よう**【『能う】《副》(下に打ち消しの語を伴って)・・・することができない。とても・・・できない。[参考]現代語としては、おもに西日本で使われる。「―でけへん」「―言わんわ(=あきれてものが言えない)」 ***よう**【良う・善う・『好う】《副》(「よく」の音便)→よく(副詞)。〔方言的なことば〕「――おいでなさった」 ***よう**《感》●人に気軽に呼びかけるときのことば。また、それに応じるときのことば。〔おもに男性が使う〕「―、元気か」●相手にせがむときに呼びかけることば。「―、話を聞いてちょうだいってば」 ***よ・う**【酔う】《自五》(「ゑふ」の転)●酒を飲んだとき、アルコールの作用で運動・知覚神経がにぶくなる。[類語](5)酩酊{めいてい}。●乗り物にゆられたり人ごみにもまれたりして気分が悪くなる。「車に―・う」●ある雰囲気・物事に心をうばわれて、うっとりする。「幸福に―・う」[類語](5)陶醉。心醉。図《四》。 ***よう**【杳】《形動犷》[文]●はるかで奥深いようす。●奥深く暗いようす。●(多く「―として」の形で)暗くてはっきり見きわめられないようす。事情などがはっきりわからないようす。「――として消息を聞かない」 ***よう**《助動:無変化型》(助動詞「う」が、一段動詞、サ変・カ変動詞、助動詞「(さ)せる・しめる・(ら)れる」につくときの形。サ変の場合は「し」の形につく)「一度訪ねてみよう」(意志)、「一緒に映画でも見ようよ」(勧誘)、「二度と同じ間違いをしないようにしようね」(おだやかな命令)、「明日は晴れよう」「彼こそ日本を代表する知識人と言えよう」(推量・想像、やわらかい断定)、「何人{なんびと}がなしえようか」(強い疑問・反語)、「今出かけようとしているところだ」(実現しかけている意)、「人に何と言われようが、決意はかたい」「何をしようと、君の自由だ」(仮定)。[参考]◆う(助動)。 ***よう**《間投助》話を聞いてくれという気持ちで、相手の注意を引きつけるのに使う。〔くだけた会話などで言う。「よ」とも〕「きのう図書館に行ったらよう、休みでやんの」「そこがよ、泣かせるとこさ」[参考]「さ」に比べて粗野な感じが強い。 **よう・あん**【溶暗】「フェードアウト」に同じ。[対]溶明。 **よう・い**【妖異】[文]あやしいできごと。また、化け物。 **よう・い**【用意】《名・他サ》●細かい点にまで気を配ること。用心。「災害に対する―をおこたらない」●事に備えて条件・環境を前もって作っておくこと。準備。「―がととのう」「夕食を―する」[四字]「一周到」 ***よう‐い**【容易】《形動》たやすいようす。「完成までは―なことではない」[類語]簡易。平易。[対]困難。 **よう・イオン**【陽イオン】[理]正の電荷を帯びた原子または原子団。[対]陰イオン。 **よう‐いく**【養育】《名・他サ》[文]子供をやしないそだてること。「―に専念する」「――費」[類語]扶養。保育。 **よういん**【要員】ある事をするのに必要な人員。「保安―を確保する」「代替―」 **よういん**【要因】おもな原因。また、物事の成立に必要な因子。「事故の―」「営業不振のー」 **よう・うん**【妖雲】[文]不吉な前兆を感じさせる、あやしい雲。「―がただよう」 **よう・えい**【摇曳】《名・自サ》[文]尾を引くようにしてゆらゆらとただようこと。また、あとまで長く残っていること。「噴煙が―する」 ***よう・えき**【溶液】[理]二種以上の物質が均一にまじり合っている液体。「飽和―」 ***よう・えき**【用益】[文]使用と収益。―ぶつけん【―物権】他人の土地を使用して収益を得ることのできる物権。 **よう・えき**【葉、腋】葉が茎や枝と接続している部分の内側。葉のつけね。 **よう・えん**【陽炎】[文]かげろう(陽炎)。 ***よう・えん**【妖艶・妖、婉】《形動》[文]女性の姿が、あでやかで美しいようす。「――な舞い姿」 ***よう・えん**【「遥遠】《形動》[文]はるかに遠いようす。 **よう‐おん**【拗音】日本語で、一音節でありながら、「や」「ゆ」「よ」「わ」のかなを小さくそえて、かな二字で書き表す音。「きゃ(kja)」「くぁ(kwa)」など。[参考]直音。 **よう‐か**【八日】●今月の八番目の日。●一日を八回 <1489> **ようか**―**ようけん** ***ようか 【妖花】** 〔文]●美しいが、あやしく不気味な花。あやしく不思議な魅力をもつ美人。 ***ようか【『沃化】** 《名・自サ》〔理〕沃素もっと他の物質とが化合すること。「―銀」「ーカリウム(=ヨードカ荒戸(留学) ***ようか 【養家】** 養子としてはいった家。「―の姓を名乗る」因実家。生家。にモニー小史地やせ **よう-が【洋画】** ●西欧で発達した絵画。油絵・水彩画など。西洋画。[対]日本画。●欧米で製作されて日本に輸入された映画。「――ファン」[対]邦画。 **よう-が【陽画】** 陰画を通して感光紙に焼きつけた写真の像。被写体の色彩・明暗がそのままに表れたもの。ポジ。ポジティブ。[対]陰画。 ***よう・かい【妖怪】** 〔文]奇怪な姿をした化け物。「―変化」 ***ようかい【容喙】** 《名・自サ》〔文〕(「喙を容ぃれる」意)はたから口出しをすること。「第三者の―すべきことではない」[類語]差し出口。 ***よう・かい【溶解】** 《名・自他サ》〔理〕物質が液体にとけて溶液になること。「―熱」M ***ようかい【溶解熔解鎔解】** 《名・自他サ》[理〕固体が熱をうけて液状になること。また、そうさせること。「鉄がーする」 **よう-がい【要害】** 〔文〕●地勢が、敵を防ぎとめ味方を守るのに都合のよい・こと(場所)。「天然の―」[四字]「―堅固」●戦略上築いた、とりで。 ***よう・がく【洋学】** 西洋の学問。特に、江戸時代中期以後、わが国に取り入れられた西洋の学術および西洋事情の研究の総称。 ***よう・がく 【洋楽】** ●西欧で生まれ発展した芸術音楽。西洋音楽。●現代の欧米の音楽。因①②邦楽。 **よう・がさ 【洋傘】** こうもり傘・パラソルなど、洋風の傘。团和傘。 **よう-がし【洋菓子】** 洋風の菓子の総称。特に、ケーキ。西洋菓子。[时]和菓子。 **ようがらし【洋、芥子・洋辛子】** 「マスタード」に同じ。 **ようかん【洋館】** 西洋風の家屋。西洋館。「白亜の一」 ***ようかん【羊羹】** 餡と砂糖をにつめ、練ったり蒸したりして固めた和菓子。[参考]「一悼・・・」「一本・・・」と数える。 ***ようかん 【腰間】** 〔文〕腰のあたり。腰の回り。**―の秋水もう**《句》腰にさした曇りのない日本刀。 **よう-がん【容顔】** 〔文〕顔立ち。[類語]容貌。面相。 **よう-がん【溶岩熔岩】** 地下の深所にあるマグマが火山の噴出口から地表に流れ出したもの。また、それが冷え固まってできた岩石。**―りゅう【一流】** 噴火の際、火口から流れ出る溶岩の流れ。また、その凝固したもの。D **ようかん・いろ【羊、羹色】** 黒・紫などの染め色がさめて赤みを帯びた色。 ***よう・き【妖『姫】** 〔文]あやしい魅力と雰囲気をもつ美女。 ***よう・き【妖気】** 〔文〕何か不吉なことが起こりそうなあやしい気配。不気味な雰囲気。「――がただよう」 ***よう・き 【容器】** 物を入れるうつわ。入れ物 ***ようき 【揚棄】** 《名・他サ》「アウフヘーベン」に同じ。 ***よう‐き 【陽気】** ■《形動》朗らかで明るいようす。また、そういう性格であるようす。「―にさわぐ」「―な人柄」[類語]快活。[対]陰気。《名》●〔寒暖などの〕時候。天候。「春らしいー」●〔易学などで〕万物を発生・活動させる気。[対]陰気。 **よう‐ぎ【容儀】** 〔文〕礼儀作法にかなった姿勢・態度。[コロ]「―を整える」 ***ようぎ 【容疑】** 罪を犯した疑い(があること)。「―者」「殺人のーで逮捕される」1回「―が晴れる」[類語]嫌疑。 **ようき・が【用器画】** 製図用の器具を使って幾何学的にえがく図形。团自在画。 ***よう・きゅう【楊弓】** 江戸時代に民間で流行した遊戲用の小弓。[参考]もと楊柳で作ったという。 ***よう・きゅう【洋弓】** 「アーチェリー」に同じ。 ***よう・きゅう【要求】** 《名・他サ》自分にとって必要である、また当然受け取るべきであるとして、それを強く求める・こと(もの)。「賃上げの―――」「[類語]要請、請求。 ***ようぎょよ 【幼魚】** 成魚になっていない魚。[対]成魚。 ***ようぎょ 【養魚】** 魚を飼育して繁殖させること。「一場」 ***ようきょう【佯狂】** 〔文〕気がちがったふりをすること(人)。 ***よう・きょう 【容共】** 共産主義を容認すること。因反共。 **よう・ぎょう【窯業】** 鉱物質の原料を高熱処理して種々の製品を作り出す工業。陶磁器・かわら・れんが・セメント・ガラスなどの製造業。 ***よう・きょく 【謡曲】** 能の詞章・台本。また、その詞章に節をつけてうたうこと。うたい。 ***よう・きょく【陽極】** ●〔理〕電位が高く、電流が流れ出す方の電極。正の電極。「―線」●磁石の北極。N極。[対]2陰極。 **ようきん 【洋琴】** 〔文〕「ピアノ②」の別称。 **ようきん【用金】** ●公用の金。●武家時代、幕府または大名が臨時に領民から取り立てた金銭。[参考]12とも多く「御ー」の形で使う。 **ようぎん【洋銀】** ニッケル・銅・亜鉛からなる銀白色の合金。食器・装飾品などに使う。洋白。 ***よう・ぐ 【庸愚】** 《名・形動》〔文]平凡でおろかなこと。「―な君主」 ***よう・ぐ【用具】** ある物事に用いる道具。「筆記―」[類語]道具。 ***よう・ぐ【要具】** ある物事に必要な道具。「登山の―」 **よう‐くん【幼君】** 〔文]幼い君主。幼主。 **よう・けい【養鶏】** 《名・自サ》ニワトリを飼育すること。 ***ようげき 【要撃】** 《名・他サ》〔文〕待ちぶせして攻撃すること。「敵をする」 ***ようげき【邀撃】** 《名・他サ》〔文〕 〔攻めて来る敵を」むかえ撃つこと。迎撃”。「―機」 ***ようけつ【溶血】** 赤血球の膜が破壊されて、ヘモグロビン(=血色素)が血球外へ出る現象。 ***ようけつ 【要、訣】** 〔文〕ある物事をなしとげるのに欠くことのできない大事な点。秘訣。「武芸の―」 ***ようけん【洋犬】** 西洋種の犬の総称。团和犬。 ***よう・けん【用件】** しなければならない事柄(の内重ねた・日数(期間)。 楊弓 <1490> **ようけん**――**ようしゃ** **よう‐ご【擁護】** 《名・他サ》〔文〕〔存立できるように〕かばい守ること。「憲法を―する」「人権」 **よう‐ご【洋語】** 〔文〕西洋人の使うことば。また、西洋からの外来語。西洋語。 **よう‐ご【用語】** 使用することば。また特に、ある人や部門によってもっぱら使われることば。術語。「適切な―を使う」「専門―」「―集」 **よう‐ご 【要語】** 〔文〕重要なことば。特に、ある作品や文献を理解する上でかなめとなることば。重要語。―」 **よう‐ご【養護】** 《名・他サ"》●養い守ること。「―教諭」②〔体の弱い児童などを〕特別な施設で保護し育てること。**―きょうゆ【―教諭】** 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校で、児童・生徒の養護を担当する専任の教員。健康の管理・指導や、栄養・衛生の管理にあたる。**―しせつ 【―施設】** 児童福祉施設の一つ。保護者がいない児童や環境上保護の必要な児童を入所させて養護する。 **よう・こう【妖光】** 〔文〕不吉な事が起こりそうな感じの、あやしい光。最魚 **よう・こう【洋紅】** 日本画の絵の具や食品・化粧品などに使われる赤色色素。コチニール虫の雌の体から抽出する。カーミン。カルミン。コチニール。器一顆切如 **よう・こう【洋行】** ■《名・自サ》欧米へ・旅行 (留学)すること。〔古風な言い方〕「―帰り」 《接尾》中国で、外国の商社名につける語。地図会 **ようこう【要港】** 重要な港。 **よう‐こう【要綱】** 〔文〕重要であり、基本的な事項。また、それをまとめたもの。「英文法―」「政策―」 ***よう・こう 【要項】** 必要な事項。また、それを書いた文書。「募集―」 ***よう・こう【陽光】** 〔文〕太陽の光。日光。「春の一」 **ようこう‐ろ【溶鉱炉熔鉱炉鎔鉱炉】** 金属鉱石を火力でとかして製錬するための炉。 **ようこく 【陽刻】** 浮き彫りにした印や版。文字や絵の部分が高くなるようにほったもの。団陰刻。 **ようこそ** 《感》《「よくこそ」の音便》相手の訪問に対して歓迎の意を表す語。「―いらっしゃいました」 ***よう‐さい【洋才】** 〔文〕洋学の能力・知識。また、洋学に基づく物の見方・考え方。[四字]「和魂—」 ***よう‐さい【洋菜】** 西洋の野菜。 ***よう‐さい 【洋裁】** 洋服の裁縫。因和裁。 ***よう‐さい【葉菜】** 茎や葉を食用とする野菜。ネギ・ハクサイ・ホウレンソウなどの類。因果菜・根菜。 ***よう‐さい【要塞·要”砦】** 防衛戦略上重要な地点に設けた、砲台その他の軍事施設。とりで。「鉄壁の **ようざい【溶剤】** 物質をとかすために用いる液体。ふつう、揮発油・アルコール・ベンゼンなどをさす。 **ようざい【用材】** ●建築・木工などに使用する材木。「建築―」●材料として用いるもの。「学習―」 **よう‐さん 【葉酸】** ビタミンB複合体の一つ。緑色野菜・肝臓などにふくまれ、造血に有効。ビタミンM。 **よう‐さん【養蚕】** 繭または卵を生産する目的で蚕を飼育すること。「―業」 ***よう・し【天死】** 《名・自サ》〔文]若死に。夭折梦。 ***よう・し【容姿】** 〔文〕 〔女性の〕顔かたちや姿。みめかたち。[四字]「―端麗」[類語]容貌。尊敬尊容。 ***よう・し【容止】** 〔文〕立ち居振る舞い。 **ようし【洋紙】** パルプを原料とし、西洋流の製法で作った紙。西洋紙。因和紙。よ上にも【一年」米放日 **よう・し【用紙】** ある用途にあてるための紙。「答案―」 **よう・し 【要旨】** 長い文章・談話などの大事な部分。また、それを短くまとめたもの。「発言のー」[類語]主旨。 **よう・し【陽子】** 〔理〕陽電気をおびる素粒子で、中性子とともに原子核をなすもの。陽電子。プロトン。 **よう‐し 【養子】** 養子縁組によって子となった人。「―になる」[類語]養女。団実子。**―えんぐみ【一縁組】** 〔法〕親子の血縁のない者の間に、法律上親子と同一の親族関係を設定する行為。[表記]送りがなを付けない。前 **ようじ 【幼児】** 幼い子供。[参考]「児童福祉法」では満一歳から小学校入学のころまでをいう。[類語]乳児。児童。「―教育」**―き【―期】** 乳児期(生後一年ないし一年半の期間)以後、学齢に達するまでの時期。**―ご【一語】** 幼児期に特有なことば。一般には、「ごはん」を「まんま」、歩くことを「あんよ」というなど、語彙にについていうことが多い。[参考]周囲のおとなが同様のことばを使う場合、育児語などと言って区別することがある。 ***よう・じ【幼時】** 幼いころ。幼年時代。「―の記憶」 ***よう・じ【楊枝・楊子】** 食べ物をさしたり、歯にはさまった物を取る、先のとがった細い棒。つまようじ。**――で重箱の隅をほじく・る**《句》 重箱の隅を楊枝でほじくる。 ***よう‐じ【用事】** しなければならない事柄。用。「急ぎのーがある」[類語]用件。所用。要用。尊敬御用。 ***ようじ【用字】** 使用する文字。また、文字の使い方。 ***ようじ【要事】** 〔文〕重要な事柄。必要な事柄。 **よう・しき【様式】** ●かたち。様子。「―の古い家具」●長い間に自然に定まったやり方。「生活―」●〔文書などの〕約束で定められた形。「退職届の―」●芸術作品の特徴となり、他と区別される表現形態。「ロコ―」●文芸作品の形態的種類。ジャンル。「戯曲のー」**オーび【美】** 芸術作品や建築などの、表現形態の美しさ。 ***よう・しき【洋式】** 西洋の様式に従っていること。西洋式。「―のトイレ」[類語]西洋流。洋風。[对]和式。 **よう・しし【養嗣子】** 民法旧規定で、家督相続人となるべき養子。【容艺】 **ようしじ・やく【要指示薬】** 医師の指示がなければ販売できない薬。要指示医薬品。 ***ようしつ 【洋室】** 西洋風の部屋。洋間。团和室。 ***ようしつ 【溶質】** 溶液にとけている物質。食塩水における食塩など。団溶媒。 **ようしゃ 【容赦・用捨】** 《名・他サ》●「他人の無「一法」「一用語」唐男心の立 ***よう・けん【要件】** ●大切な用件。「―を処理する」●その事柄に必要な条件。□□「――を満たす」 ***ようげん【妖言】** 〔文〕不吉なことが起こるなどと、人の心を迷わせるあやしいことば。[コロ]「―に迷う」 ***ようげん【揚言】** 《名・他サ》〔文〕(声をはりあげて言う意から)はばかることなく、おおっぴらに言うこと。「余は天才なりとーする」 ***ようげん【用言】** 活用のある自立語で、それだけで述語になることができる単語。動詞・形容詞・形容動詞の総称。団体言。容)。「大切なーを思い出す」「―を手短に話す」[類語]用事。用務。尊敬御用。 <1491> **よう・ずい**【腰髄】脊髄を五つに分類した一つ。五つの髄節{ずいせつ}からなる。腰椎の部分に当たる。[類語]頸髄{けいずい}。胸髄{きょうずい}。仙髄{せんずい}。尾髄{びずい}。[参考]脊髄。 **よう‐じょう**【養生】《名・自サ》●健康の維持・増進をはかること。句「医者の不――」●病気をなおすように努めること。また、病後の体力の回復をはかること。「転地して―にはげむ」●工事箇所を防護すること。「一」 **よう・しょく**【容色】〔女性の美しい〕顔かたち。[コロ]「―がおとろえる」[類語]容貌。 ***よう‐じゃく**【幼弱】《名・形動》[文]幼くて体が弱い・こと(人)。「一な姫君」 ***よう‐じゃく**【用尺】衣服を仕立てるのに必要な布の長さ。 ***よう・しょく**【洋食】西洋風の料理。[対]和食。 ***よう‐しょく**【要職】重要な地位・職務。重職。「政府の―につく」 ***よう‐しょく**【養殖】《名・他サ"》水生の動植物を人工的に飼育・増殖させること。「ウナギのー」「一真珠」 **ようしゃーなく**【容赦無く・用捨無く】《副》手加減をせずに。遠慮なく。「――罰する」 ***よう・しゅ**【幼主】[文]幼い君主。幼君。 ***よう・しゅ**【洋種】西洋の系統に属する種類。西洋種。「―のラン」[参考]多く動植物に言う。 ***よう・しゅ**【洋酒】西洋の酒。また、西洋の製法で作られた酒。ウイスキー・ブランデー・ウオッカ・ワインなど。西洋酒。[対]日本酒。 **ようじゅ**【榕樹】[文]「ガジュマル」の別称。 **よう・しゅつ**【溶出】《名・自サ》[文]成分などがとけて流れ出ること。「鉛がーする」 **ようじゅつ**【妖術】人をまどわすあやしい術。「―を使う」[類語]魔術。幻術。魔法。 **よう・しゅん**【陽春】[文]●陽気に満ちあふれる春。春の盛り。[連語]「―の候」●陰暦正月の別称。 ***よう・しょ**【洋書】欧米諸国で出版され、欧米の文字で印刷された書物。[対]和書・漢書。 ***よう・しょ**【要所】大切な箇所。また、重要な地点。「交通のー」[コロ]「―を固める」[コロ]「ーをおさえる」[類語]要点。 ***よう・じょ**【幼女】幼い女の子。 ***よう・じょ**【妖女】[文]なまめかしい美しさで男性をまどわす女性。妖婦。●魔法使いの女。魔女。 **ようじょ**【養女】養子縁組によって養子となった女性。「姪を―にする」[類語]養子 ***よう・しょう**【幼少】[文]幼いこと。「―のころ」 ***よう・しょう**【要衝】[文]軍事上・交通上の重要な地点・場所。「敵の―を攻撃する」「海上交通の―」 **よう・しゃ**【容赦】●(罪・過失・非礼・失敗・罪などを)許すこと。とがめないこと。「失礼の段はごーください」[類語]勘弁。堪忍。御寛恕{ごかんじょ}。御諒恕{ごりょうじょ}。御免。●控え目にすること。手加減をすること。 **よう・しん**【痒疹】強いかゆみを伴う、神経性の皮膚疾患。 **よう・しん**【養親】●[法]養子縁組によって親となった人。養い親。 **よう・じん**【用心・要心】《名・自サ》〔災いなどを招かないように〕気をつけること。不意の事態にそなえて注意・警戒すること。「万一の時の―」「火のー」ーぶかい【―深い】《形》十分に心を配っているようすだ。―ぼう【―棒】●戸締まりに使うつっかい棒。しんばり棒。●身辺において護衛をさせるためにやとっておく者。[類語]ガードマン。 **ようじん**【要人】[文]重要な地位についている人。「政府の―」[類語]VP。 **ようす**【様子・容子】●〔内情を想像させる〕外からうかがった大体のありさま。状況。状態。「内部のーがわからない」「―をうかがう」[類語]様相。様態。形勢。情勢。●人の姿。身なり。また、そぶり。「みすぼらしい―の男」「楽しそうなーだった」[類語]姿形。容姿。格好。風貌。❸物事が・起こっているらしい(起こりそうな)気配。「雪が降りそうなーだ」❹特別な事情。わけ。いわく。「―ありげに立っている」 **よう・ず**【要図】必要な部分を簡潔に書いた図面。 **ようすい**【揚水】《名・自他サ》水を上にあげること。「ポンプでーする」「―発電」 **ようすい**【用水】飲料・灌漑・消火などに使う目的で引く水。また、そのための施設。「一池」「農業——」 **ようすい**【羊水】子宮の羊膜腔を満たす液。胎児を保護し、出産時には分娩を容易にする。 **よう・ずみ**【用済み】用事がすんでいらなくなる・こと(もの)。「―の器具」 ***よう・する**【擁する】《他サ変》[文]●かかえる。だきかかえる。「幼子を―・する」「相は―・して泣く」❷自分の勢力を豊かにするものとして所有する。「権力を―・する」「巨万の富を―・する」 ***よう・する**【要する】《他サ変》●必要とする。「休養を―・する」❷[文]待ちぶせる。「敵を―・して撃つ」 **ようするに**【要するに】《副》簡単に言えば。つまり。結局。「―反対ということだ」[類語]詰まるところ。煎じ詰めると。端的に言えば。 **よう・せい**【幼生】卵からかえったばかりの、成体とは異なる形・生活方式をもつ時期のもの。たとえば、カエルの幼生はおたまじゃくし。 **ようせい**【夭逝】《名・自サ》[文]「夭折」に同じ。 **よう・せい**【妖星】昔、不吉なことの起こる前兆と考えられた、不気味な星。彗星{すいせい}などに言う。 **よう・せい**【妖精】〔西洋の民話・伝説などに出てくる〕森・湖あるいは動植物などの精霊。小人{こびと}や美しい女性の姿をしたものが多い。フェアリー。 **よう・せい**【要請】《名・他サ》必要なこととして願い求めること。「協力を―する」「時代のー」 **よう・せい**【陽性】《名・形動》陽気で積極性のある性質。「―な人」●検査の反応がプラスであること。「ツベルクリン反応がーになる」[対]②陰性。 **よう・せい**【養成】《名・他サ"》訓練や教育をほどこして、ある能力や技術を身につけさせること。「後継者を―する」「調理師——学校」 **ようせき**【容積】●容器がその中に満たし得る分量。容量。●[数]立体がしめている空間の大きさ。体積。―りつ【一率】建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合。 ***よう・せつ**【、天折】《名・自サ》[文]若死に。夭死。夭逝。早世。「天才のーをおしむ」 ***よう・せつ**【溶接・熔接・鎔接】《名・他サ》金属を加熱してとかし、つなぎ合わせること。「鉄管を―する」 <1492> **よう・ち**【用地】ある事に使用するための土地。「―を買収する」「工場―」 **よう・ち**【要地】[文]重要な役割をはたす地点・場所。「交通の―」「軍事上の―」 **よう・ちゅう**【幼虫】昆虫で、卵からかえってさなぎや成虫になるまでの期間のもの。[対]成虫。 **ようちゅうい**【要注意】注意する必要があること。「一人物」 ***よう・ちょう**【羊腸】《名・形動》[文]山道などが、羊のはらわたのように曲がりくねっていること。「―の小径」「―たる山道」 ***よう・ちょう**【膺懲】《名・他サ》[文]征伐してこらしめること。「―の軍」 **よう・ちょう**【窈窕】《形動”》[文]女性のしとやかで美しいようす。「―たる淑女」 **よう・つい**【腰椎】脊柱の一部で、胸椎の下にあり、五つの骨からなる部分。 **よう・つう**【腰痛】腰のあたりが痛むこと。また、その痛み。 **ようてい**【要諦】[文]物事の肝心なところ。たいせつな点。「外交の―」[類語]要点。眼目。 **よう・てん**【要点】事柄のたいせつな箇所。「―を整理して話す」「―をかいつまむ」[類語]要所。要諦。ポイント。 **よう・てん**【陽転】《名・自サ》ツベルクリン反応で、陰性であったものが陽性に転じること。 **よう・でんき**【陽電気】[理]エボナイトと毛皮を摩擦したときに、毛皮に生じる電気。また、それと同じ性質をもつ電気。正電気。[対]陰電気。 **よう・でんし**【陽電子】[理]陽の電気を帯びた電子。 **ようと**【用途】その物や金銭の使いみち。「会費の―を明確にする」「―の広い商品」[類語]使途。 **ようど**【用土】園芸植物などの栽培に用いる土。 **よう・ど**【用度】[官庁・会社などで]事務用品などの供給に関すること。「一係」 ***よう・どう**【幼童】[文]幼い子供。 ***よう・どう**【揺動】《名・自他サ"》[文]ゆれ動くこと。また、ゆり動かすこと。揺蕩{ようとう}。「船体がーする」 **よう・とう**【羊頭、狗肉】看板には羊の肉を **よう・せつ**【要説】《名・他サ"》要点を取り上げて解説すること。また、その書物。「日本語学——」[参考]多く、書名に用いる。 **よう・せん**【溶銑・鎔銑・熔鉄】銑鉄をとかすこと。また、とけた銑鉄。 **よう・せん**【用箋】手紙・原稿などを書くために使う(特別の)紙。「書簡―」[類語]便箋{びんせん}。 **よう・せん**【用船】ある事のために使う船。 **よう・せん**【用船”傭船】《名・他サ"》貨物または旅客を運ぶために、船を借り切ること。また、その船。チャーター(船)。 **よう‐そ**【『沢素】[理]ハロゲン元素の一つ。暗紫色の結晶で、海藻などに化合物としてふくまれる。医療品・染料などに使う。ヨード。ヨジウム。元素記号I。―でんぷん・はんのう【―「殿粉反応】でんぷんが沃素溶液によって青紫色になる反応。沃素反応。 **よう‐そ**【要素】ある物事を構成する上で、欠くことのできない基本的なもの。エレメント。「肥料の三ー」[類語]成分。 **よう・そう**【様相】外部に現れた物事のありさま。[コロ]「複雑な―を呈する」[類語]様子。 **よう・そう**【洋装】●《名・自サ"》西洋風の服装をすること。また、その服装。「―で結婚式に臨む」●書物の洋式の装丁。「一本」[対]②和装。 **よう・だ**《助動・形動型》●推量、不確かな断定、婉曲な断定を表す。「どうやら雨がやんだようだ」「どうも負けるような気がしてならない」「私が間違っていたようだ」●他の事態に類似している意(=比況)を表す。「まるで春のように暖かい一日だった」「火が消えたようにひっそりしている」❸(主に、「ような」「ように」の形で)ある物事を例として示す。また、内容として示す。「アメリカのような多民族国家がかかえる悩み」「約束を守れないような人間とはつきあえない」「すぐ来るようにたのんだ」❹(動詞連体形+「ように」+「なる」「する」「させる」の形で)「なる」「する」「させる」の実質的な内容を示す。「機械が動くようになる」「子供をお使いに行くようにさせた」❺(「ように」の形で)動作の目的を表す。「忘れないようにメモをする」❻(「ように」の形で、言い切って)やわらかい、あるいは丁寧な調子の要求・願望を表す。「明日は七時に登校するように」「合格しますように」[接続]用言、助動詞「(さ)せる」「しめる」「(ら)れる」「たい」「ない」「た」などの連体形につく。また、体言+「の」、または連体詞「この」「その」「あの」「どの」などにつく。[参考]丁寧語は「ようです」。 **よう・たい**【様態】●存在・行動などのありさま。「社会の―が変わる」●文法で、そのようなありさまが見られる意を表す語法。[参考]「そうだ」「そうです」を様態の助動詞という。 **ようだい**【容体・容態】●外面に現れた様子。うわべのありさま。●病気の様子。病状。「―が悪化する」 **よう‐たし**【用足し・用『達】●《名・自サ》用事をすませること。「―に行く」●《名・自サ"》大小便をすること。●(「御―」の形で)官庁・会社などに出入りして商品を納める・こと(商人)。「宮内庁―」[表記]③は「御用達」と書く。 **よう・だ・てる**【用立てる】《他下一》●ある事の役に立てる。「この金を被災地の復興に―・てる」●金銭を立て替えて他人の便宜をはかる。「当座の資金を―・てる」 **よう・だん**【用談】ある用事についての話し合い。仕事の上での話し合い。「早速―に入る」 **よう‐だん**【要談】[文]重要な事柄についての話し合い。「政府高官との―をすます」 **よう・だんす**【洋、簞笥】西洋風のたんす。[対]和だんす。 **よう・だんす**【用”簞笥】雑多な手回りの物を入れておく、小さいたんす。 **よーうち**【夜討ち】夜間、不意をついて敵を攻めること。夜襲。[コロ]「―をかける」[対]朝駆け。―あさがけ【一朝駆け】《連語》[俗]新聞やテレビの記者などが、取材のため深夜や早朝に相手の自宅を訪問すること。 **よう‐ち**【幼稚】《名・形動》●年が幼いこと。[類語]幼少。●考え方・やり方などが未熟でおとっていること。子供っぽいこと。「―な議論」―えん【―園】満三歳から小学校就学までの幼児を対象とする教育施設。 <1493> **ようび**【曜日】七曜にあてた一週間の各日の名称。 **よう・ぼく**【用木】材料として使う木。[類語]用材。 **ようひ・し**【羊皮紙】主に羊の皮で作った書写材料。ヨーロッパでは中世末まで用いられた。パーチメント。 **よう・ひつ**【用筆】●使用する筆。●筆づかい。 ***よう・ひん**【洋品】西洋風の品物。特に、洋装に必要な衣類やその付属品・装身具など。「一店」 ***よう・ひん**【用品】ある事をするのに使用する品物。「スポーツー」「ベビーー」 **よう・ふ**【妖婦】[文]男性をまどわす、なまめかしく美しい女性。妖女。バンプ。 ***よう・ふ**【用布】[文]衣服を作るのに必要な布。 ***ようふ**【養父】養子先の父親。[対]実父。養母。 **よう‐ぶ**【洋舞】モダンダンス・バレエの総称。西洋の舞踊。「―を習う」[対]邦舞。日舞。 **よう‐ぶ**【腰部】腰の部分。腰のあたり。 **ようふう**【洋風】欧米の様式を備えていること。西洋風。「―の料理」[類語]洋式。[対]和風。 **よう・ふく**【洋服】西洋風の衣服。[対]和服。 **よう‐ぶん**【養分】栄養となる成分。「―に富む食料」 **よう・へい**【傭兵】契約によってやとわれている兵士。やとい兵。「―部隊」 **よう・へい**【用兵】戦闘の際の、兵・兵力の使い方。 **ようへい**【葉柄】葉にある柄{え}。葉の本体を茎や枝と結びつけているもの。 **ようへき**【擁壁】崖や盛り土などがくずれるのを防ぐために設ける壁。 **ようへん**【窯変】《名・自サ》陶芸で、陶磁器を焼くときの火の具合などによって、変形したり予期せぬ色が出たりすること。また、その陶磁器。火変わり。 **よう・べん**【用便】《名・自サ》大小便をすること。 **よう‐ぼ**【養母】養子先の母親。[対]実母。養父。 ***よう・ほう**【用法】〔ものの〕使い方。使用法。 ***よう・ほう**【養蜂】蜜をとるために蜜蜂を飼うこと。「一家」 **ようぼう**【容貌】顔かたち。顔だち。「美しい―」[四字]「―魁偉{かいい}」[類語]容色。 **ようぼう**【要望】《名・他サ"》その事を実現してくれるように強くのぞむこと。また、その事柄。「施設の拡充をーする」「―に応にえる」[類語]要求。願望。 出しておき、実際には狗{いぬ}の肉を売ること。見かけだけりっぱで内容の伴わないことのたとえ。見かけ倒し。「羊頭を掲げて狗肉を売る」から。〈晏子春秋〉 **ようどう‐さくせん**【陽動作戦】挑発的な行動によって敵の注意を他にそらし、情勢判断を誤らせてそのすきにつけこもうとする作戦。 **ようとじ**【洋、綴じ】。洋式の本のとじ方。[対]和綴じ **ようほん**【洋本】●洋書。●洋とじの本。洋装本。[古書店などで使われる語][対]和本。 **よう‐ま**【妖魔】[文]まもの。化け物。 **よう‐ま**【洋間】洋風の部屋。洋室。[対]日本間。 **よう‐まく**【羊膜】子宮内で、羊水を満たして胎児を包む半透明の膜。 **よう‐みゃく**【葉脈】葉身の中を走っている維管束。水分や養分の通路となる。 **よう・みょう**【幼名】ようめい(幼名)。 **よう・む**【用務】なすべき勤め。仕事。―いん【―員】学校・会社などで、主に雑務に従事する人。 **よう・む**【要務】[文]重要な職務。大切な任務。「―を帯びて着任する」[類語]大任。 **よう・むき**【用向き】用事。また、その内容。「―を伝える」「どんなごーですか」「緊色のー」 **よう・めい**【幼名】その人の幼い時の名前。元服以前の名。幼名{おさなな}。「豊臣秀吉の―は日吉丸」 **よう・めい**【溶明】「フェードイン」に同じ。[対]溶暗。 **よう・めい**【用命】●用を言いつけること。●商品の注文を受けること。現在は、「御―」の形で商人の側から客の注文に対して言う。「御―の品を持参しました」 **ようめい・がく**【陽明学】明の王陽明が唱えた儲学の一派。知識と実践との一致(=知行合一)を説く。 **よう・もう**【羊毛】羊からとった毛。縮れがあり、保温性・吸湿性に富む。毛糸・毛織物の原料。 **ようもうざい**【養毛剤】発毛をうながす薬剤。育毛剤。 **ようもく**【要目】[文]重要な項目。「―を列挙する」 **ようやく**【要約】《名・他サ》文章・談話などの要点をまとめて短くすること。また、そのようにしたもの。「論旨を―する」[類語]要略。ダイジェスト。 **ようやく**【『漸く】《副》●徐々に進行して、ある状態に達するようす。段々に。しだいに。「一梅雨が明けた」「―勉強する気になった」●手間どりながら、かろうじて実現するようす。やっとのことで。どうにか。「一許可がおりた」「―終電に間に合った」 **よう・ゆう**【溶融・熔融】《名・自サ"》[文]「融解」に同じ。 <1494> **よう‐よう**【要用】[文]《名・形動》必要であること。●重要な用事・用件。「まずは取り急ぎーのみお伝えします」 **ようよう**【『漸う】《副》(「ようやく」の転)→ようやく(漸く)。[参考]「ようやく」よりも古風なことば。 **よう‐よう**【揚揚】《形動”》得意になるようす。「—と道を歩く」[四字]「意気」 **よう‐よう**【洋洋】《形動”》[文]●水があふれるばかりに満ちて、水面が果てしなく広がっているようす。「―たる大海」[類語]満々。●前途がひらけ、将来が限りない希望に満ちているようす。[四字]「前途」 **よう・らく**【瓔珞】宝石や貴金属を連ねた飾り。仏像の天蓋{てんがい}や頭・首・胸などに垂れ下げる。 ***よう・らん**【揺「籃】[文]●ゆりかご。●物事をはぐくみ育てるもの。また、物事が発展する初めの時期。「ギリシャ文明―の地」「資本主義の―期」 ***よう・らん**【洋蘭】主に熱帯が原産で、欧米で改良され、明治時代に日本に持ち込まれたランの総称。カトレア・デンドロビウムなど。 ***よう‐らん**【要覧】統計資料などを使い、その概略・要点を見やすく記した文書。「会社」 ***よう・り**【要理】大切な教理・理論。 ***よう・り**【養、鯉】[文]コイを養殖すること。 **よう・りく**【揚陸】●《名・他サ》積み荷などを船から陸地へ運びあげること。陸あげ。「港に―された船荷」●《名・自サ》上陸。「―艦艇」「海兵隊を―させる」 **よう・りつ**【擁立】《名・他サ"》[文]周囲から盛り立てて位につかせること。位につかせようと盛り立てること。「幼帝を―する」「知事候補に―する」 **ようりゃく**【要略】《名・他サ"》要点を取り、不要な点を捨てて簡単にまとめること。また、そうしたもの。「講義のーをメモする」[類語]要約。 **よう・りゅう**【楊柳】ヤナギ。[参考]「楊」はカワヤナギ、「柳」はシダレヤナギ。 ***よう・りょう**【容量】●入れ物がその中に満たすことができる分量。「―が少ない」●[理]物体がその中にふくみうる物理量。熱容量・電気容量など。 ***よう・りょう**【用量】使用・服用すべき一定の分量。「薬のーを誤る」 **ようりょう**【要領】●物事の肝心な点。要点。[コロ]「―を得ない話」●〔物事の急所・こつをつかんだ〕処理・処置のしかた。「操作の―を飲みこむ」[類語]こつ。 >類義語の使い分け ――がい・い《句》●物事をむだなく処理することがたくみだ。手ぎわがいい。●[俗]表面をうまくとりつくろうのが上手だ。〔軽い非難の気持ちをふくめて言う〕「要領のいいだけの男」「あいつは、いつだって―・い」 >類義語の使い分け「要領・こつ」 [要領・こつ]要領(こつ)をつかむ/要領(こつ)を覚える [要領]説明がさっぱり要領を得ない/要領よく立ち回る/要領が悪くて損ばかりしている/要領のいい男 [こつ]こののこぎりで材木をうまく切るにはちょっとしたこつがあるんだ/これが商売のこつさ **ようりょく**【揚力】[理]流体中を運動する物体に対して、その運動方向と垂直に上向きに作用する力。 **ようりょく‐そ**【葉緑素】植物の細胞の葉緑体にふくまれる緑色の色素。光合成を行う中心的な物質。クロロフィル。 **よう・れい**【用例】実際に使われている例。実例。また、用い方の例。「―をあげて説明する」 **よう‐れき**【陽暦】「太陽暦」に同じ。[対]陰暦。 ***よう・ろ**【溶炉・熔炉”鎔炉】金属をとかす炉。 ***ようろ**【要路】[文]●重要な道路。「交通の―」●政治上・職務上の重要な地位。「政界の―につく」 **よう‐ろう**【養老】[文]●高齢者をいたわり世話すること。「一院」●老後を安楽に過ごすこと。[四字]「―保険」 **よう‐ろん**【要論】要点を取り上げて論じること。また、その書物。「アジア史―」 **よ・うん**【余、蘊】[文]●余分なたくわえ。●残された部分。余すところ。「―なく説明する」 ***よ・えい**【余映】[文]太陽がしずんだあとに残る輝き。余光。「落日の―」 ***よ・えい**【余栄】[文]死後に残る名誉。 **よ・えん**【余炎・余焰】[文]●消え残りのほのお。「風にゆらぐー」②残暑。「―去りやらぬ昨今」 **よ・おう**【余、映】[文]先祖の悪事の報いとして子孫に残る災難。「積悪の家には必ずーあり〈易経・坤〉」[対]余慶{よけい}。 **ヨーガ**→ヨガ。▽梵語 yoga **ヨーク**洋服で、装飾のために肩や胸、スカートの上部の布地を切り替えてあるもの。また、その部分。▽yoke **ヨーグルト**牛乳・ヤギの乳などに乳酸菌を加えて、発酵させクリーム状に凝固させた食品。「―ドリンク」▽英 Yoghurt/独 Yog(h)urt **ヨーデル**アルプス地方の民謡で使われる、普通の声と裏声をひんぱんに交替させる特殊な発声法。また、それを使った歌。▽独 Jodel **ヨード**「沃素」に同じ。[表記]「沃度」と当てた。▽独 Jod ーチンキ[エチルアルコールに沃素と沃化カリウムをとかした赤褐色の液体。消毒殺菌剤用。ヨジウムチンキ。ヨーチン。][表記]「沃度丁幾」と当てた。▽独 Jodtinktur ーホルム[特異な臭気をもつ黄色の結晶性粉末。防腐・消毒剤。]▽Jodoform **ヨーヨー**二枚の円盤を短い軸でつなぎ、軸にひもを巻きつけて円盤を回転・上下させるおもちゃ。▽yo-yo ***よ・か**【予価】発売以前に予定する商品の値段。予定価格。「―よりも安く売る」 ***よ・か**【予科】本科に進む前の予備の課程。[対]本科。―れん【―練】「海軍飛行予科練習生」の略。旧日本海軍での航空機搭乗員養成のための制度。また、そこに所属した練習生。 ***よ・か**【余暇】仕事の合間のひまな時間。「―を楽しむ」「―を利用して創作活動をする」 **ヨガ**精神の統一をはかり、瞑想{めいそう}して超自然的な力を得ようとする、インドの神秘的修行法。健康法・美容法としても応用される。ヨーガ。▽梵語 yoga **よ・かく**【予覚】《名・他サ》[文]「予感」に同じ。 **よかぜ**【夜風】夜ふく風。「―が身にしみる」 **よからぬ**【良からぬ】《連語》よくない。〔連体詞的に使う〕「―ことをたくらむ」「―うわさ」 **よ・が・る**【善がる】《自五》うれしがる。満足に思う。また、快感を感じる。 **よかれ**【善かれ】《形ク》(文語形容詞「よし」の命令形)よくあってくれ。「―と願う」 <1495> **よかれ・あしかれ**【善かれ『悪しかれ】《副》よくても悪くても、どっちみち。「―早く片づけよう」 **よーがわり**【世変わり】時代・世の中の変化。 ***よかん**【予感】《名・他サ》何か事が起こりそうだと、前もって感じること。予覚。「悪い―がする」 ***よーかん**【余寒】[文]立春のあとまで残る寒さ。「―厳しき折から・・・」 ***よ・き**【予期】《名・他サ》前もって推測して期待すること。「―に反して大敗する」[類語]予測。予想。 ***よき**【斧】小形の斧{おの}。ちょうな。 ***よき**【良き・善き】[文]■《形ク》(文語形容詞「よし」の連体形)よい。「一友」[対]悪しき。■《名》よいもの。「―を取り悪しきを捨てる」[対]悪しき。 ***よ・ぎ**【余技】その人の専門以外の技芸。「―に絵をかく」 ***よ・ぎ**【夜着】●ねるときにかける布団などの夜具。●着物の形に作った掛け布団。かいまき。 **よーぎしゃ**【夜汽車】夜間に運行する汽車。夜行列車。 ***よーきょう**【余興】集会・宴会などで、興をそえるために行う芸。 ***よ・きょう**【余響】[文]音が消えた後も残る響き。[類語]余韻。 **よーぎり**【夜霧】夜、たちこめる霧。 **よぎ・る**【『過る】《自五》通り過ぎる。通過する。〔やや改まった言い方〕「街角を―・る」「さまざまな思いが胸中を―・る」文《四》。 **よきん**【預金】《名・自他サ》銀行などの金融機関に金銭を預けること。また、預けてある金。「―通帳」[類語]貯金。―こうざ【―口座】金融機関に預け入れのために設けた、個人または法人の口座。 ***よく**【欲・慾】ある物をほしいと思う心。ある事をしたいと思う心。欲望。[コロ]「ーが深い」〔接尾語的にも使う〕「独占―」「創作——」[類語]欲心。欲念。―に目が眩{くら}む《句》欲のために正常な心を失う。「―・んで罪を犯す」―も得も無・い《句》損得を考えている余裕もない。―を言えば《句》一応は満足するが、さらに望むとすれば。「―もう少し背が高いとよい」――をか・く《句》欲を出す。欲張る。 ***よく**【翼】鳥・飛行機などのつばさ。「―を連ねる」 ***よく**【翌】《連体》〔特定の年・月・日などの〕次の。明くる。「―二〇日に到着の予定」 ***よく**【良く・善く・『好く・『克く・『能く】《副》(形容詞「よし(よい)」の連用形から)●くわしく。十分に。「もっとー考える」「星が――見える夜」●できにくい、または、ありそうもないことに感じ入って言う語。よくまあ。「―助かりましたね」「あの体力でー三〇キロも歩いたものだ」●うまく。「―書けた小説」❹〔相手の行為に対して〕うれしい、また、ほめたりねぎらったりしたいという気持ちを表す語。「――やったなあ」「――おいでくださいました」❺相手の行為を気持ちをふくんで、④を反語的に言う語。「そんなことが―言えたもんだ」❻多くその傾向があるようす。しばしば。「鎌倉へは―行く」「―ある話」❼程度がはなはだしいようす。大変に。「一似ている」[表記]かな書きにすることも多い。 **よく・あさ**【翌朝】その次の日の朝。あくる朝。翌朝{よくちょう}。「―になって気がついた」[類語]明朝。 **よく・うつ**【抑鬱】[文]心が晴れないこと。不快な気持ちで心がしずむこと。また、その不快な感情。よう【―症】「鬱病{うつびょう}」の別称。 **よく・かい**【欲界・慾界】[仏]三界の一つ。種々の欲望が強い人々のすむ世界。よっかい。 **よく・き**【欲気】欲のあるようす。また、欲心。「まるでーがない人だ」 **よく・げつ**【翌月】その次の月。あくる月。[類語]来月。 **よくーさん**【翼賛】《名・他サ》[文]力をそえて(天子の政治などを)助けること。「大政一会」 **よく・し**【抑止】《名・他サ》それ以上進行しないようにおさえつけてとめること。「核一力」[類語]制止。抑制。 **よく・しつ**【浴室】入浴する部屋。ふろば。 **よく‐じつ**【翌日】[過去または未来の]ある日の次の日。あくる日。[類語]明日。[対]前日。 **よく・しゅう**【翌週】その次の週。[類語]来週。 ***よく‐じょう**【欲情】●[文]強くほしいと思う感情。欲心。●異性に対する肉体的な欲望(を起こすこと)。情欲。[コロ]「―をそそる」[類語]肉欲。 ***よく・じょう**【浴場】●(大きな)浴室。ふろば。●料金を取って入浴させる所。ふろや。「公衆―」 **よく・しん**【欲心】[文]何かをほしがる心。欲念。[コロ]「―を起こす」[コロ]「―を捨てる」[類語]欲望。欲情。 ***よく・する**【浴する】《自サ変》[文]●湯に体をひたす。また、日光にあたる。「温泉に―・する」●ありがたいものとして身に受ける。こうむる。[コロ]「恩恵に―・する」[コロ]「光栄に―・する」 ***よく・する**【能くする・善くする】《他サ変》●[文]十分することができる。たくみに行う能力がある。「書を―・する」「ピアノを―・する」❷(「ヘー・したものだ」の形で)具合よくいくものだ。うまくいくものだ。「―・したもので、時間が解決してくれる」 **よく・あつ**【抑圧】《名・他サ"》行動・欲望などを無理やりおさえつけること。「言論の自由を―する」「―された感情」[類語]抑制 **よく・せい**【抑制】《名・他サ》盛んになろうとする勢いをおさえとどめること。「インフレをーする」「―の利いた文体」[類語]抑止。抑圧。制御。 **よく・せき**《副》よほど。よくよく。〔古風、かつ方言的な言い方〕「―な言い方」「あの人が怒るのはーのことだ」 **よくぞ**【善くぞ】《副》(「ぞ」は強意の助詞)相手の言動をほめたり感心したりしたときに言う語。よくぞまあ。よくも。「遠いところをーおいでくださいました」 **よく‐そう**【浴槽】[文]ふろおけ。湯船。 **よく・ち**【沃地】地味の肥えた・土(土地)。作物のよくみのる土地。沃土。[類語]沃野。 **よく・ちょう**【翌朝】よくあさ。 **よく・ど**【沃土】「沃地」に同じ。[類語]沃野。[対]貧土。 **よく・ご**【浴後】[文]ふろにはいったあと。湯上がり。 **よく・とく**【欲得】利益を得ようとする・こと(心)。「―をはなれた行為」―ずく【一尽く】何事も欲得にもとづいてすること。「―で人の世話をする」[表記]現代仮名遣いでは「欲得づく」も許容。 **よくとし**【翌年】よくねん。[類語]来年。 <1496> **よく・ねん【欲念】** 〔文]「欲心{よくしん}」に同じ。「一切の―を去る」[類語]欲望。 **よく・ねん【翌年】** その次の年。あくる年。よくとし。[類語]来年。 **よく・ねんど【翌年度】** 今年の次の年度。来年度。次年度。[対]昨年度。 **よく・の・かわ【欲の皮】** 欲の強いことを皮にたとえていった語。―が突っ張{つっぱ}・る《句》「欲の皮が張る」に同じ。―が張{は}・る《句》たいへん欲張りである。欲の皮が突っ張る。「―・った男」 **よくばり【欲張り】** 《名・形動》よくばること(人)。「―を言う」[類語]欲深{よくふか}。強欲{ごうよく}。貪欲{どんよく}。貪婪{どんらん}。 **よく・ば・る【欲張る】** 《自五》必要以上にほしがる(したがる)。「あれもこれもと―・る」 **よく・ばん【翌晩】** その次の日の晩。あくる晩。 **よく・ふか【欲深】** 《名・形動》欲がふかいこと(人)。欲心の強いこと(人)。 **よく・ぼう【欲望】** 〔必要以上に〕したい、ほしいと望むこと(心)。[コロ]「―を満たす」[類語]欲求。欲心。欲念。 **よく・ぼけ【欲、惚け・欲呆け】** 《名・自サ》欲が強いために、道徳に関する感覚などがにぶること(人)。 **よく・め【欲目】** 〔見る人の希望的な主観から〕自分の都合のいい見方。「親の―」、[反]ひいき目{め}。 **よく・も【善くも】** 《副》「よく②⑤」を強めた言い方。普通ではできないはずなのに、よくまあ。「―なぐったな」 **よく・や【沃野】** 〔文]地味が肥えて作物などのよくみのる平野。[類語]沃地{よくち}。沃土{よくど}。 ***よく‐よう【抑揚】** 音声の調子や文章の勢いなどを、上げ下げすること。また、その高低・強弱。イントネーション。「―のない話し方」「ことばにーをつける」 ***よく‐よう【浴用】** 入浴時に使うこと。「一石けん」 ***よく‐よく【翌翌】** 《連体》〔特定の年・月・日などの〕次のそのまた次の。〔「翌」を重ねたもの〕「一一四日」 ***よく‐よく【善く善く・『能く『能く】** 《副》●「よく①」を強めた言い方。念を入れて。十分に。「――考えた末」●程度が並はずれているようす。よっぽど。「―のあわて者だ」「怒るのはーのことだ」 ***よくよく【翼翼】** 《形動》〔文〕つつしみ深いようす。また、用心深いようす。[四字]「小心――」 **よく・りゅう【抑留】** 《名・他サ》●強制的にひきとめておくこと。特に、他国の人や物(特に船舶)を国に帰さないで強制的にとどめておくこと。「戦後シベリアにーされた」[法]比較的短期の身体の拘束。 **よーくん【余薫】** 〔文〕●あとまで残る香り。余香。●先人の残した(業績の)おかげ。余徳。余光。 ***よ・けい【余慶】** 〔文〕先祖の善行のおかげで得られる、子孫の幸福。「積善の家には必ずーあり〈易経・坤〉」[対]余殃{よおう}。 ***よ・けい【余計】** ■《形動》必要の度をこしていてむだなようす。「―な事を言う」「―なお世話」■《副》(「―に」の形も)●〔比較して〕程度・分量の大きいようす。「人よりーに勉強する」●なおさら。より一層。「見るなと言われると―見たくなる」 **よ‐けつ【預血】** 《名・自他サ》自分の血液を血液銀行に預けること。[参考]現在は行われていない。 **よ・ける【『避ける・『除ける】** 《他下一》《自下一》●いやなもの、害をなすものから遠ざかったり間をへだてたりして、さける。「車を―・ける」「水たまりを―・けて歩く」●害になるものを防ぐ。「霜を―・ける」「風を―・ける」●とりのぞく。除外する。「未熟な実は―・けておく」[表記]③は「除ける」と書く。[古]よ・く《下二》。 ***よ・けん【予見】** 《名・他サ》〔文〕物事を前もって見通すこと。「将来の問題を―する」[類語]先見。予測。 ***よ・けん【与件】** 与えられた条件。推理・研究などの出発点となる、議論の余地のない事柄。所与{しょよ}。 ***よーげん【予言】** 《名・他サ》未来を予測して言うこと(ことば)。「人類の未来を―する」「―通りになる」 ***よーげん【余弦】** 「コサイン」に同じ。 ***よーげん【預言】** 《名・他サ》ユダヤ教・キリスト教で、神の啓示や命令を人々に伝えること(ことば)。「―者」 **よこ【横】** ●〔上下に対して〕水平の方向。物に向かって左右の方向。また、その距離。「首を―にふる」「―一列に並ぶ」●[数]四角形で、水平方向の辺。また、その長さ。「縦三センチー五センチの長方形」[対]①②縦。●ものの側面。「箱の――」●物のたおれた形。●かたわら。そば。わき。「―から手を出す」「―から口をはさむ」●本筋からはずれた方向。「話が――にそれる」 ――に成{な}・る《句》身を横たえる。また、そうして休む。ねる。「疲れたので、少し―・る」 ――の物を縦にもしない《句》ものぐさで、何もしないことのたとえ。縦の物を横にもしない。 ――を向{む}・く《句》相手に反対したり、相手を無視したりする。そっぽをむく。 **よーご【予後】** ●病気の経過についての医学上の見通し。●〔俗に]病後の経過。「手術の―がよくない」 **よこ・あい【横合い】** ●横の方向。よこて。「列の―から割りこむ」●その事に直接関係のない立場・位置。「――から干渉する」 **よこ・あな【横穴】** 山腹などに横の方向にほった穴。「一住居」[対]縦穴。 **よこ・いた【横板】** 横にねかせて置いた板。――に雨垂れ{あまだれ}《句》弁舌がなめらかでないことのたとえ。[対]立て板に水。 **よこ・いっせん【横一線】** ●横に一直線に並ぶこと。●優劣の差がないこと。「―に並ぶ候補者」 **よこ‐いと【横糸・『緯糸】** 織物で、横に織りこむ糸。[対]縦糸。 ***よ‐こう【予行】** 《名・他サ》儀式などを正式に行う前に、練習のために行うこと。「―演習」 ***よ‐こう【余光】** 〔文〕●日没後、空に残る光。余映。「―が雲を染める」●先人の死後にまで受けるおかげ。余徳。「親の―で出世する」 ***よこう【余香】** 〔文〕「余薫{よくん}」に同じ。 **よこ・がお【横顔】** ●横向きの顔。横から見た顔。●ある人の、一般にはあまり知られていない面。側面。「A氏のーを紹介する」 **よこがき【横書き】** 文字を横方向に書き並べること。「レポートは―にする」[対]縦書き。 **よこ‐がみ【横紙】** ●漉{す}き目が横に通っている紙。横目の紙。[慣]「―を裂く(=無理を通す)」●紙を、漉き目が横になるようにして使うこと。また、そうして使う紙。―やぶり【―破り】《和紙は漉き目が縦になっていて、横には破りにくいことから)不合理な事、または習慣に反した事であっても、無理に自分の言い分をおし通そうとする・こと(人)。 **よこぎ【横木】** 横にわたしてある木の棒。 **よこぎき【横聞き】** 横から聞くこと。また、そばで聞くこと。 <1497> **よこぎ・る**【横切る】《自五》横の方向に通り過ぎる。一方の側から他方の側へわたる。横断する。「車道を―・る」「林の中を―・る」 ***よこく**【予告】《名・他サ》〔実施することを〕前もって告げ知らせること。「―編」「―なしに攻める」 ***よこく**【与国】[文]軍事的に互いに助け合って行動する国。同盟国。 **よこ・ぐみ**【横組み】印刷の組み版で、欧文のように活字を横に組むこと。[対]縦組み。 **よこ・ぐも**【横雲】横に長くたなびく雲。 **よこ‐ぐるま**【横車】●(車を側面からおして動かそうとする意)道理に合わないことを無理におし通そうとすること。無理押し。●武術で、棒・なぎなたなどを横にふり回すわざ。――を押・す《句》無理なことをおし通そうとする。横車をおす。 **よこ・こう**【横坑】鉱山で、水平にほられた坑道。水平坑。[対]縦坑。斜坑。 **よーごころ**【世心】世間のことを解する心。特に、男女の情を解する心。「―がつく」 **よこ‐ざ**【横座】正面奥の座席。上座。 **よこ-ざま**【横様】《名・形動》●横の方向。横向き。●道理にあわないこと。よこしま。=よこさま。 **よこ‐じく**【横軸】●横長の軸物。●[数]平面上の直交座標でのx軸。[対]縦軸。 **よこ・しぐれ**【横〈時雨〉】横からふきつけるしぐれ。 **よこしま**【『邪】《名・形動》道理にはずれていて、正しくないこと。邪悪。「――な思いをいだく」 **よこーじま**【横縞】横の方向に通ったしま。[対]縦縞。 **よこ・す**【『寄越す・『遣す】■《他五》●物をこちらに送ってくる。「手紙を―・す」●人を来させる。「使いを―・す」文《四》。■《補動》こちらに・・・してくる。「電話をかけて―・す」文《四》。 **よご・す**【汚す】《他五》よごれをつける。きたなくする。けがす。「部屋を―・す」「心を―・す」文《四》。 **よこーずき**【横好き】上手でもないのに、むやみにしたがること。[連語]「下手{へた}のー」 **よこすじ**【横筋】●横に通った筋。●本筋からはずれた筋。よこみち。「話が―にそれる」 **よこ・すべり**【横滑り・横、こり】《名・自サ》●正面を向いたまま、横の方向にすべること。●それまでと同格の他の地位・職に移ること。「営業部長にーする」 **よこ‐ずわり**【横座り・横、坐り】《名・自サ》姿勢をくずして、足を横に出してすわること。 **よこ・た・える**【横たえる】《他下一≫●横にして置く。横にねかす。「ベッドに体を―・える」●横にして・身につける(持つ)。「大刀を腰に―・える」 **よこーだおし**【横倒し】たおれて横になること。また、その状態。よこたおし。「車がーになる」 **よこーだき**【横抱き】横にしてだくこと。わきにかかえてだくこと。「赤ん坊を―にする」 **よこ・たわ・る**【横たわる】《自五》●横にねる。「ベッドに―・る」●前方または眼下に大きく位置する。「行く手に―・る山」●困難・障害などが行く手に存在する。「前途に―・る難問」 **よこ・ちょう**【横町・横丁】表通りから横にはいった通り。また、その町並み。よこまち。「―の駄菓子屋」 **よこ‐づけ**【横付け】《名・他サ》船・車などの側面をある場所に接するようにつけること。「タクシーを玄関に―にする」 **よこ‐っ‐ちょ**【横っちょ】[俗]よこ。「帽子を―にかぶる」 **よこ・つ・つら**【横っ面】→よこつら。[コロ]「ーを張る」 **よこ‐つーとび**【横っ跳び・横っ飛び】《名・自サ》→よことび。 **よこ‐づな**【横綱】●大相撲で、最高位の力士が土俵入りのとき腰にしめる、四手{しで}をたらした白麻の太いしめなわ。「―をしめる」●横綱をしめて土俵入りすることを許された力士。また、その地位。●同類のうち、最もすぐれたもの。「和菓子の―」「地酒の―」――を張・る《句》大相撲で、横綱の地位につく。また、横綱として相撲をとる。綱を張る。 **よこ・つーぱら**【横っ腹】↓よこばら。 **よこ・つら**【横面】●顔の側面。横顔。[コロ]「ーを張る」●物の側面。「車の―にぶつかる」=よこっつら。 **よこ‐て**【横手】横にあたる方向。横の方。「家のーに物置がある」 **よこーで**【横手】左右に開いた両手を合わせるようにして打つこと。――を打・つ《句》うまくいったとき、感心したとき、思いあたったときなどに、思わず両手を打ち合わせる。 **よーごと**【夜毎】毎晩。毎夜。よなよな。「―やってくる」 **よこーとじ**【横、綴じ】本を横長の形にして短い辺をとじること。また、そうした本。 **よこ・とび**【横跳び・横飛び】《名・自サ"》●横の方にとぶこと。●体を低く構えて走ること。〔急いで走ることに言う〕「―に飛んで帰る」=よこっとび。 **よこーどり**【横取り】《名・他サ"》他人の物を横合いからうばい取ること。「もうけを―される」 **よこ・なが**【横長】《名・形動》縦よりも横が長い・こと(形)。「―の本」 **よこ・ながし**【横流し】《名・他サ"》正規の流通経路からはずして他へ売ること。「商品を―する」 **よこ・ながれ**【横流れ】横流しされること。また、その物資。「―の電機製品」 **よこ・なぐり**【横殴り】●横の方からなぐりつけること。●風雨が横の方から強くふきつけること。「―の雨」 **よこ・なみ**【横波】●船の側面の方から打ちつける波。●[理]波の進行方向と媒質振動方向とが垂直になっている波。[対]縦波。 **よこ・ならび**【横並び】(横に並ぶ意)状態・数量などに差がなくて同一であること。「各社の売上は―だ」 **よこ・ね**【横根】股の付け根にある鼠蹊{そけい}リンパ腺の炎症によるはれもの。性病などが原因。 **よこ・ばい**【横、這い】●横の方向にはって進むこと。「カニのー」●物価・相場などの数値に、大きな変動のない状態が続くこと。「株価はーだ」●ヨコバイ科の昆虫の総称。セミを小さくしたような形で、横にはうように動く。農作物を食いあらすことがある。 **よこ・はば**【横幅】左右の幅。「―のある声」 **よこ・ばら**【横腹】腹部や物の側面。よこっぱら。「―が痛む」「船のーに穴があく」[類語]脇腹{わきばら}。脾腹{ひばら}。 **よこ・ぶえ**【横笛】横にかまえてふく笛。[対]縦笛。 **よこ・ぶとり**【横太り】《名・自サ》横に太っている・こと(人)。 **よこぶり**【横降り】強風のため、雨や雪が横からふきつけるように降ること。「―の雨」 <1498> **よこ・ぼう**【横棒】 ●横にわたした棒。 ●横に引いた線。また、横画。対{たい}縦棒{じゅうぼう}。 **よこ‐みち**【横道】 ●本道からわきへはいりこんだ道。わき道。類語{るいご}枝道{えだみち}。間道{かんどう}。 ●本筋からはずれた事柄。「話がーにそれる」 ●正道からはずれた道。邪道{じゃどう}。「悪い仲間にさそわれてーにはいる」 **よこ・みつ**【横、輝】 相撲で、まわしの横の部分。 **よこ・むき**【横向き】 横の方を向くこと。「―に座{すわ}る」 **よこ‐め**【横目】 ●顔の向きを変えず、眼球だけを動かして横を見ること。また、その目つき。「―でにらむ」 ●〈「・・・をーに」の形で〉問題としないようす。無視するようす。「騒{さわ}ぎをーに仕事を続ける」 **よこ・もじ**【横文字】 ローマ字のように横書きにするきまりのある文字。また、欧文。「―に弱い」 **よこ・もの**【横物】 額や軸などの、横長の形のもの。 **よこ・やり**【横槍】 (横合いからつき出すやりの意)他人の話や仕事にわきから口を出して、文句をつけること。 **――を入・れる**《句》 はたから文句をつけて妨害する。「人の話に―・れる」 **よこ・ゆれ**【横揺れ】 ●航空機・船舶などが左右にゆれること。ローリング。「―が激しい」 ●地震で、横にゆれること。水平動。類{るい}①②縦揺れ。 **よごれ・やく**【汚れ役】 映画・演劇で、きたならしい扮装{ふんそう}の人物や、世間からよく思われない人物の役。娼婦{しょうふ}・暴力団員・浮浪者{ふろうしゃ}などの役。 **よご・れる**【汚れる】《自下一》 きたなくなる。また、けがれる。「手が―・れる」「川が―・る」 類語{るいご} (5) 汚染{おせん}。汚濁{おだく}。 **よこ・れんぼ**【横恋慕】《名・自サ》 他人の配偶者{はいぐうしゃ}や恋人に横合いから恋をすること。「人妻{ひとづま}に―する」 **よこ・わり**【横割り】 ●横に割ること。 ●組織の中で、仕事の分担などが、横のつながりがつくように分割され構成されている・こと(状態)。類{るい}①②縦割り。 **よーざい**【余罪】 明らかになっている以外に犯した罪。「―を追及{ついきゅう}する」 **よーざい**【余財】〔文〕残りの財産。「―は寄付{きふ}する」 **よ・ざくら**【夜桜】 夜見る桜の花。また、夜間に桜の花を観賞すること。「―見物{けんぶつ}」 **よーさむ**【夜寒】 ●夜の寒さ。 ●晩秋のころ、夜になって感じる寒さ。また、その季節。対{たい}朝寒{あさざむ}。 **よ‐さり**【夜さり】《「さり」は、近づく意の動詞「さる④」の連用形から》〔文〕夜。夜分。 **よーさん**【予算】 ●あらかじめ必要な費用を見積もること。また、その費用。「海外旅行の―」 活用{かつよう}「―を組む」 ●一会計年度における、国または地方公共団体の歳出・歳入に関する見積もり。「国家{こっか}―」「―案{あん}」 **よし**【『止し】 よすこと。「口論{こうろん}は―にしよう」 **よし**【由】 ■《名》物事の起こるもとになった理由や原因。「―なくして休む」 ■《形名》 ●わけ。事情。「だれも事の―を知らない」 ●物事の内容。「すぐに戻る―を伝えた」・・・とのこと。〔伝聞の内容を示す〕「御健勝{ごけんしょう}の―・・・」 ●てだて。手段{しゅだん}。方法{ほうほう}。「知{し}る―もない」 **よし**【葦に蘆”葭】 「葦{あし}」の別称{べっしょう}。参考{さんこう}「あし」が「悪{あ}し」に通じるのをさけて言いかえたもの。 **――の髄から天井覗く**《句》 自分だけの狭い見識で広い世界を判断することのたとえ。 **よし**【『縦し】《副》〔文〕《下に仮定の句を伴って》かりに(・・・であっても)。たとえ(・・・としても)。「―わが子であろうとも」 **よし**《感》 ●相手の行為を是認・承認する語。「―、よくできた」 ●決意したときに言う語。「―、やろう」 **よ・し**【良し・善し・『好し】《形ク》〔古〕よい。「その言々{ことごと}やー・し」「―・きにつけ悪{あ}しきにつけ」〔現在では、「悪{あ}し」とともに対句的に用いたり、慣用句として用いたりする〕「これで―・しとする」 **よーじ**【余事】〔文〕 ●当面している事以外の事。「――は知らず」 ●余暇にする仕事。「――に多忙{たぼう}である」 **よしあし**【善し『悪し】 ●よいことと悪いこと。よいものと悪いもの。よいか悪いか。「事の―を判断する」 類語{るいご}善悪{ぜんあく}。良否{りょうひ}。 ●一見よさそうだが、よく考えると悪い面もあって、単純には判断が下せないこと。よしわるし。「あまり駅に近いのもーだ」 **ヨジウム** [理]「沃素{ようそ}」に同じ。▽jodium **よしきり**【葦切】 ウグイス科の鳥のオオヨシキリとコヨシキリの総称。夏鳥で、水辺のヨシなどの茂みにすむ。オオヨシキリは「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴く。よしわらすずめ。行々子{ぎょうぎょうし}。 **よーじげん**【四次元】 四つの次元があること。縦{たて}・横{よこ}・高さの三次元の空間に時間の次元を加えたもの。四次元。参考{さんこう}二次元・三次元。 **よしず**【葦、廉葭、箸】 ヨシの茎を編んで作ったすだれ。よしすだれ。「一張{ひとは}りの小屋{こや}」 **よーじつ**【余日】〔文〕 ●期限までに残っている日数。「―いくばくもない」 ●その日以外の日。他日。「訪問{ほうもん}は―にゆずる」 **よしーど**【葦戸・葭戸】 よしずを張った戸。夏の間、ふすま・障子{しょうじ}などと入れ替えて使う。 **よし・な・い**【由無い】《形》〔文〕 ●理由・根拠がない。「―・い主張」 ●なすべき方法がない。「手術も施すにー・く・・・」 ●やむを得ない。しかたがない。「―・く彼の言いなりになる」 ●意味がない。つまらない。「―・き妄想{もうそう}」 **よしなしごと**【由無し言】 つまらないことば。 **よしなに**《副》 よいように。よろしく。〔古風な言い方〕 **よしの‐がみ**【吉野紙】 和紙の一種。楮{こうぞ}を原料とするきわめてうすい上質の紙。奈良県南部の吉野で産した。奈良紙。 **よしの・ざくら**【『吉野桜】 ●奈良県吉野山にさくサクラ。おもに、山桜。 ●「ソメイヨシノ」の俗称。 **よじのぼ・る**【攀じ登る】《自五》 物にすがりついて、はうようにして登る。「塀{へい}に―・る」 **よしみ**【誼・『好】 ●(親しい)交際。つきあい。交誼{こうぎ}。「―を結ぶ」「―を通じる」尊敬{そんけい}高誼{こうぎ}。 ●何らかの縁によって仲間意識をもつ関係。「同郷{どうきょう}のー」「昔の―」 **よしや**【『縦しや】《副》《副詞「よし」+間投助詞「や」》〔文〕「縦{よし}」を強めた語。「―苦しくとも」 **よしゅう**【予習】《名・他サ》 これから教わるところを、あらかじめ学習すること。「―をすます」対{たい}復習{ふくしゅう}。 **よ・しゅう**【余臭】〔文〕 (あとに残るにおいの意)前の時代から残っている事柄。なごり。「―を残す」 **\*よ・じょう**【余剰】〔文〕 必要な分をさしひいた残り。あまり。剰余{じょうよ}。「――農産物」「――となった在庫品を処分する」 **よーじょう**【余情】 ●あとまで心に残る、しみじみとした味わい。 ●詩歌・文章などで、言外にこめられた趣。「―にあふれる和歌」 類語{るいご}余韻{よいん}。 <1499> **よじょう・はん【四畳半】** 日本家屋で、畳が四枚半しける、一間半四方の部屋(の広さ)。―しゅみ【趣味】小部屋で芸者などを相手に酒を飲み、小唄{こうた}を口ずさむなどして遊ぶ、日本的な趣味。 **よっしょく【余色】** 「補色」に同じ。 **よしよし** 《感》《感動詞「よし」を重ねた語》●相手の行為、物事の成り行きなどを是認・承認して言う語。「―わかった」●目下の者や幼い者をなぐさめたりなだめたりするときに言う語。「―泣くんじゃない」 ***よじ・る【捩る】** 《他五》ひねって向きを変える。ひねり曲げる。「体を―・って笑いこける」 ***よ・じる【攀じる】** 《自上一》登ろうとしてすがりつく。また、よじのぼる。[古]よ・づ《上二》。 **よじ・れる【捩れる】** 《自下一》よじった状態になる。ひねり曲がる。ねじれる。「ロープが―・れる」「腹が―・れるほど笑う」[古]よぢ・る《下二》。 **よし・わるし【善し悪し】** →よしあし(善し悪し)2。 **よ‐すがら【夜すがら】** 《名・副》〔文]夜通し。夜もすがら。「―歩き回る」 **よすぎ【世過ぎ】** 世の中を暮らしていくこと。世渡り。生活。〔古風な言い方〕[連]「身過ぎー」 ***よせ【寄せ】** ●寄せること。寄せ集めること。●碁・将棋で、終盤戦の勝負を決める段階。また、その手順。 ***よせ【〈寄席〉】** (「寄せ席」の略)人を寄せ集めて金{きん}をとり、落語・講談・漫才・浪曲などを演じる演芸場。寄せ場。また、そこで演じる演芸。「――芸人」 **よせ・あつめ【寄せ集め】** 必要な数を雑多に寄せ集めたもの。「―の野球チーム」 ***よ・せい【余勢】** 何かをやってのけた後の、余っている勢い。―を駆か・る《句》一つの物事をやりとげて、勢いに乗る。「―・って攻める」 ***よ・せい【余生】** 残りの人生。老後に残された生活。「ひっそりとーを送る」[注意]「余世」は誤り。[対]前半生{ぜんはんせい}。 **よせ・うえ【寄せ植え】** 《名・他サ》いろいろな種類の植物を寄せ集めて植えること。また、その植物。 **よせがき【寄せ書き】** 《名・自他サ》一枚の紙に、多くの人が絵や字をかくこと。また、そのかいたもの。「色紙に―する」 **よせ・か・ける【寄せ掛ける】** ■《他下一》物を何かに寄りかからせて立てる。もたせかける。「塀にはしごを―・ける」■《自下一》攻め寄せる。押し寄せる。 **よせ・ぎ【寄せ木】** ●木片を組み合わせて作ったもの。●「寄木細工」の略。―ざいく【一細工】色の木目の異なる木や竹の細片を組み合わせて、ある模様を表した細工(物)。寄せ木。 **よせ・ぎれ【寄せ切れ】** 裁ち残りの布を集めたもの。 **よせ・ざん【寄せ算】** [数]足し算。加え算。 **よせ・つ・ける【寄せ付ける】** 《他下一》●近くまで来させる。近寄らせる。「人を―・けない厳かな雰囲気」●追いつかせる。「敵を―・けない勝利」[参考]①②とも多く否定の語を伴って用いる。 **よせて【寄せ手】** 攻め寄せるほうの軍勢。 **よせなべ【寄せ鍋】** 汁を入れたなべで、魚介類・肉・野菜などをいっしょに煮ながら食べる料理。 **よせ・むね【寄せ棟】** 屋根の形式の一つ、屋根の一番高い棟(大棟)から、四つの屋根の面が広がっているもの。また、その屋根の建物。「――造り」 **よすて・びと【世捨て人】** 僧や隠者など、俗世間との交渉を絶った人。 **よ・すみ【四隅】** 四方のすみ。「部屋の―」 **よ・せる【寄せる】** 《自下一》寄る。近づく。「波が―・せる」[古]よ・す《下二》。■《他下一≫●寄らせる。近づける。「車を左に―・せる」「耳に口を―・せて話す」●〔あること・人に対して〕同情・好意・興味などの気持ちをかたむける。[慣]「かなわぬ相手に思いを―・せる(=恋いしたう)」「文学に興味を―・せる」●ゆだねる。まかせる。[コロ]「叔父の家に身を―・せる」●ある事に関係づける。かこつける。なぞらえる。「花に―・せた歌」●多くの物を一か所に集める。「客を―・せる」「額にしわを―・せる」「全国から寄付金が―・せられる」[類語]⑤結集。●足し算をする。数を加える。「三に四を―・せる」●手紙・原稿などを先方に送る。「便りを―・せる」「一文を―・せる」●訪問させる。よらせる。「お宅に―・せていただきます」[古]よ・す《下二》。 **よ・せん【予選】** ●《名・他サ》〔文]多くのものの中から、一定水準以上のものを前もって選び出すこと。[対]本選。●競技で、決勝戦や本大会への出場資格者を決めるための試合。「―を通過する」 **よーぜん【余喘】** 〔文]死ぬまぎわの、今にも絶えそうな息。虫の息。―を保{たも}つ《句》●かろうじて命を長らえる。●ほろびそうなものが、ほそぼそと続く。「―・つ零細企業」 **よせん・かい【予餞会】** 旅立ちや卒業の前に行う送別会。 **よそ【余所・『他所】** ●ほかの場所。「どこかーへ行く」●自分の家以外の所。「―の子」[対]うち。●自分とは直接関係のない・こと(もの)。〔多く「・・・をーに」の形で、「・・・をかえりみずに」「・・・を無視して」の意で使う]「騒ぎを―に悠然と構える」――に・する《句》自分に関係のない事として、無視する。よそに見る。――に・見る《句》「よそにする」に同じ。 **よそ」いき【余所行き】** よそゆき。 ***よ・そう【予想】** 《名・他サ》ある物事の成り行きや結果などを前もって想像すること。また、その内容。 <1500> **よそ・う【『装う】** 《他五》●よそおう。●飲食{おんじき}物を器に盛る。よそる。「茶碗{ちゃわん}にご飯を―・う」[古]《四》。 **よそ・える【『寄える・『比える】** 《他下一》他の物事にたとえる。なぞらえる。「はかない命を露に―・える」●かこつける。ことよせる。「仕事に―・えて誘いを断る」[古]よそ・ふ《下二》。 **よそおい【装い】** ●外観をかざりととのえること。また、そうした服装・化粧など。「派手なーで外出する」●したく。準備。「旅の―に忙しい」●外観のおもむき。様子。「―を新たにした店舗」――を凝{こ}ら・す《句》一生懸命にかざりととのえる。 **よそお・う【装う】** 《他五》●外観・身なりをかざりととのえる。「ドレスに身を―・う」●一見そうであるかのように見せかける。ふりをする。「平気を―・う」「客を―・って店に侵入する」=装{よそお}う。[古]《四》。 **よ・そく【予測】** 《名・他サ》物事の成り行きや結果を前もっておしはかること。また、その内容。「―しがたい災害」[類語]予期。予想。予見。 **よそ‐ごと【余『所事】** 自分とは関係のない事柄。「―とは思えない(=同じ事がいつ自分の身に起こるかわからない、いつかは起こりそうだ)」 **よそ・じ【四『十・四十路】** 〔雅〕●四〇。よそ。●四〇年。また、四〇歳。 **よそ・ながら【余『所、乍ら】** 《副》遠くのほうから。かげながら。「友人の成功を―喜ぶ」 **よそ・み【余所見】** ●《名・自サ》〔他に気を取られて」別の方へ目を向けること。わきみ。「―をして石につまずく」●よそめ。「―には幸せそうだ」 **よそ・め【余所目】** ●直接関係のない立場で見ること。他人の見る目。傍目{おかめ}。よそみ。「―には落ち着いて見える」「―にもうらやましいほど仲がよい」「・・・を―に」の形で〉・・・をちらっと見ただけで無視して。「落伍{らくご}者を―にゆうゆうと走る」 **よそ・もの【余所者】** ●よその土地から新たに来た者。「―には冷たい町」●親しい仲間以外の人。「ーにする(仲間はずれにする)」 **よそ・ゆき【余所行き】** ●外出する時に用いる・こと。外出用(の衣服・持ち物など)。「――の服」●他人の目を意識した、儀式ばった態度やことば遣い。「―の顔」=よそいき。 **よそよそ・し・い【余『所余『所しい】** 《形》知らない人のように冷淡で親しみを見せないような態度である。他人行儀である。「―・い態度」 **よぞら【夜空】** 夜の暗い空。「―をあおぐ」 **よそ・る** 《他五》よそう②。[参考]「よそう」と「盛る」がまざった語。 **よた【与太】** ■《形動》●おろかで役に立たないようす。「―な者ばかりだ」●真剣でなくいいかげんなようす。「―な気持ちではだめだ」■《名》●ふざけたことば。でたらめ。「―話」●「与太者」の略。「与太郎」の略。[表記]■や■②は、ふつうかな書き。―を飛ば・す《句》でたらめなことを言う。 **よた・る【与太る】** 《自五》(名詞「与太」を動詞化した語)〔俗〕●不良じみた言動をする。「盛り場を―・って歩く」●口から出まかせなことを言う。[表記]②とも、ふつうかな書き。 **よだれ【涎】** 口外に流れ出る唾液{だえき}だ。―を流・す《句》ひどく欲しがるようすのたとえ。よだれを垂らす。 **よだれかけ【涎掛け】** 幼児の首から垂らし、よだれで衣服がよごれるのをふせぐ布。 **よたろう【与太郎】** おろか者。間抜け。[参考]落語で、間抜けな男性として登場することから。 ***よ・だん【予断】** 《名・他サ》前もって判断すること。「成否はーを許さない」 ***よ・だん【余談】** 話題の本筋からそれた話。「これは―にわたるが・・・」 ***よ・ち【予知】** 《名・他サ》前もって知ること。「地震を―する」「―できない天災」[類語]先見。 ***よ・ち【余地】** ●はいりこむことのできる場所。また、空いている土地。[慣]「立錐{りっすい}のーもない」●何かをすることができる部分。「妥協の―がない」「発言のーもない」 ***よーち【輿地】** (「輿」は万物をのせる物の意)〔文〕大地。また、全世界。 **よ・ちょう【予兆】** 《名・他サ》何かが起ころうとする前ぶれ(を示すこと)。きざし。「不吉なー」 **よちよち** 《副・自サ》《副詞は「―と」の形も)幼児などがあぶない足どりで歩くようす。「一歩き」 **よつ【四】** ●一の四倍。し。よん。よっつ。●〔数を数える語〕●四歳。よっつ。●昔の時刻の名。今の午前および午後一〇時。四つ時。●相撲で、双方が腕を差し合った形に組むこと。四つ身。四つ手。「右―」――に組・む《句》●相撲で、双方が両腕を差し合って組み合う。●正面から立ち向かう。本気で取り組む。「公害問題と―・む」 **よつ・あし【四つ足・四つ脚】** ●四本の足。また、足の数が四本ある・こと(もの)。●特に、獣類。 ***よっ・か【四日】** ●月の第四の日。●日の数が四つあること。「―の後にまた会いましょう」「一間{よっかま}」 ***よっ・か【欲火慾火】** 欲情の強いことを燃える火にたとえた語。 **よっか【翼下】** 〔文〕〔航空機などの〕つばさの下。●ある組織・団体などの支配力のおよぶ範囲。傘下{さんか}。 <1501> り。 **よっ‐かい【欲界慾界】** よくかい{欲界}。 **よっかく【浴客】** よっきゃく。 **よつ・かど【四つ角】** 二つの道が交差している所。また、その角。四つ辻{つじ}。十字路。「――を左に曲がる」 **よつ・がな【四つ仮名】** 発音や仮名遣いのうえで問題視される「じ」「ぢ」「ず」「づ」の四つの仮名。 **よつぎ【世継ぎ】** 家の跡目をつぐこと{人}。あとつぎ。「―が生まれる」「――が決まらない」 **よっ・きゅう【欲求】** 《名・他サ》ある事柄を満たそうとして欲しがり求めること。また、その気持ち。「―を満たす」「―をおさえる」[類語]欲望。[―ふまん【―不満】] 欲求が何らかの障害によって満たされないために起こる、不安定な心理状態。[参考]「フラストレーション」 **よつぎり【四つ切り】** ●全体を四つに切り分けること。また、そうしたもの。●写真で、全紙の四分の一の大きさの印画紙。三〇・五×二五・四{センチ}。 **よつ‐ずもう【四つ相撲】** 両者が四つに組んでたたかう相撲。 **よつだけ【四つ竹】** カスタネットに似た打楽器。割り竹を両手に二枚ずつ持ち、にぎりしめるようにして打ち鳴らすもの。また、それで拍子を取りながらおどる踊り。 **よ・っ・たり【四人】** 四人。 **よっ‐つ【四つ】** →よつ①②。 **よつ・つじ【四つ辻】** 四つ角。十字路。 **よって【因って・依って・仍って】** 《接続》〔「よりて」の音便〕前の文で述べたことを理由とする意を表す。そのために。そういうわけで。「―罰金刑に処す」 **よつで【四つ手】** ●手が四つあること。また、そのもの。●相撲で、四つに組むこと。四つ。●「四つ手網」の略。[あみ【―網】] 方形の竹のわくに網を張り、四すみにつり手を取りつけた漁具。水中にしずめて魚を捕らえる。四つ手。 **よって‐きたる【由って来る】** 《連語》原因となる。もととなる。「不祥事の――ところ」 **よってたかって【寄って集って】** 《連語》大勢が集まって。大勢がいっしょになって。「―文句を言う」 **ヨット** 遊覧やスポーツ用の比較的小形の洋式帆船。広くはモーターヨットもふくめる。快走艇。▽yacht **よっぱらい【酔っ払い】** 酒にひどくよった人。よいどれ。酔漢。 **よっぱら・う【酔っ払う】** 《自五》ひどく酒に酔う。 **よつ‐ぴて【夜っぴて】** 《副》〔「夜一夜{よひとよ}」の転〕一晩中ずっと。夜通し。「―さわぐ」[類語]夜もすがら。[対]日がな一日。「―語り合う」「――看病する」 **よっぽど【余っ程】** 《副》〔俗〕「よほど」を強めた語。「歩いたほうが―早い」[表記]ふつう、かな書き。 **よつ‐み【四つ身】** ●四、五歳から一二、三歳ぐらいの子供用の和服の裁ち方。また、その和服。●相撲で、四つに組んだ体勢。 **よつめ【四つ目】** ●目が四つあること{もの}。●四角形を四つ組み合わせた模様。[―がき【―垣】] 竹をあらく編んで四角形のすきまができるように作った垣根。[―ぎり【―錐】] 刃が四角のきり。方錐{ほうすい}。 **よ・づめ【夜爪】** 夜、つめを切ること。[参考]俗に、不吉なことが起こるといわれる。 **よ・つゆ【夜露】** 夜間におりる露。[対]朝露。 **よーづり【夜釣り】** 夜間にする釣り。 **よつんばい【四つん這い】** 〔「四つ這{ば}い」の転〕両手・両ひざを地につけてはうこと{姿勢}。 **よ‐てい【予定】** 《名・他サ》今後行うことなどを、あらかじめ決めること。また、決めた事柄。「出席をーしている」「ー通り」 **よ‐てき【余滴】** 〔文〕●筆の先に残ったしずく。●雨のあとのしたたり。●本筋からはずれた事柄。「研究―」 **よど【淀澱】** 水の流れがよどんでいる所。よどみ。 **よとう【与党】** ●議会政治において、政権を担当している政党。[対]野党。●〔文〕仲間の人々。 **よ‐どおし【夜通し】** 《副》夜を通して。一晩中。 **よーとぎ【夜伽】** ●看病・通夜などのために、夜通しねむらないでそばに付きそっていること{人}。「病人の―をする」●女が男と共寝して夜の相手をすること。 **よとく【余得】** 余分の利得。余禄。「かなりのーがある」 **よとく【余徳】** 〔文〕「余沢{よたく}」に同じ。 **よどみ【淀み・澱み】** ●水などが流れないでたまっている状態。また、その所。「―に浮かぶうたかた」●物事が順調に運ばないこと。「―なく(=物事が停滞せずなめらかに運ぶようす)」●活気がなくなること。「景気にーがみられる」 **よど・む【淀む・澱む】** 《自五》●水や空気などが、流れずにとどまっている。「部屋の空気が―・む」●しずんで活気がなくなる。「―・んだ目」なめらかに進まない。とどこおる。「―・まずに語る」●ものが底にしずんでたまる。「ごみが水底に―・む」 **よ・なか【夜中】** 夜の中ほど。夜ふけ。夜半。「―に目を覚ます」[類語]深夜。深更。[対]昼中。 **よ・なおし【世直し】** 《名・自サ》世の中の悪い状態をよくすること。「―を目指す」 **よ・なが【夜長】** 夜が長いこと。また、その季節。〔おもに秋の半ば過ぎにいう〕「秋のー」[対]日長。 **よーなき【夜泣き】** 《名・自サ》乳幼児が夜泣くこと。 **よなき【夜鳴き・夜啼き】** 《名・自サ》鳥などが夜鳴くこと。[―そば【―蕎麦】] 夜間、路上を売り歩くそば屋。また、そのそば。 **ヨナぬき・おんかい【四七抜き音階】** 四度{=ファ}と七度{=シ}の音がない五音音階。明治時代の唱歌などで用いられた。[参考]当時は、全音階の階名にヒフミヨイムナを使い、ヨは「ファ」、ナは「シ」にあたる。 **よーなべ【夜業】** 《名・自サ》〔昼間に引き続いて〕夜間に仕事をすること。また、その仕事。「―仕事」 **よな・よな【夜な夜な】** 《副》夜が来るごとに。夜ごと。「―幽霊が出る」[対]朝な朝な。 **よ・な・れる【世慣れる・世馴れる】** 《自下一》いろいろ経験して世間の慣行や実情になれる。「―・れた人」 **よーにげ【夜逃げ】** 《名・自サ》夜中に、こっそりとにげること。 <1502> >世の中・世間 [世の中・世間] **世の中**(世間)に出る/**世の中**(世間)を知らない/**世の中**(世間)に対して顔向けできない [世の中]いやな**世の中**になった/**世の中**のために尽くす/科学万能の**世の中** [世間]渡る**世間**に鬼はない/自分から**世間**を狭くする/**世間**体を気にする/**世間**知らずの学者先生 **よび・だし【呼び出し】** ●呼び出すこと。「―を食う」 ●大相撲で、東西の力士を土俵上に呼び出す役(の人)。呼出し。 ●「呼出し電話」の略。電話のない人がとりついでもらって使う、近所の電話。 **よ・にも【世にも】** 《副》とりわけて。ことのほか。非常に。「―不思議な物語」 **よ‐にん【余人】** →よじん(余人)。 **よね【米】** [文] ●こめ。 ●八十八歳。「―の祝い」 **よねつ【予熱】** 《名・他サ》器具類がすぐ使えるように、前もって熱しておくこと。 **よねつ【余熱】** さめきらないで残っている熱気。「ストーブの―」 **よ‐ねん【余念】** 当面している事とは関係のない考え。ほかの考え。他念。「―なく働く」 **―が無・い** 《句》〈「…に―・い」の形で〉他の事を忘れて、その事を熱心にする。「研究に―・い」 **よの【四幅・四布】** 反物で、並幅の布を四枚ぬい合わせた幅。よはば。「―の布団」 **よのう【予納】** 《名・他サ》[文]前納。 **よ‐の‐ぎ【余の儀】** 《連語》[文]ほかのこと。「―にあらず」 **よ・の・きこえ【世の聞こえ】** 《連語》世間の評判。「―をはばかる」「―が悪い」 **よ・の・ためし【世の例】** 《連語》世の常。世の習い。 **よ・の・つね【世の常】** 《連語》[文] ●世間でとかくそうなりがちなこと。世の習い。世の例。「出る杭は打たれるのが―だ」 ●世間で普通のこと。世間並み。「―ならぬ面白さ」 **よ・の・なか【世の中】** 人々が互いにかかわりあって生活している場。社会。「―のできごと」 [類語]世間。 **―は広いようで狭・い** 《句》世の中は広いようでも、思いがけなく近い所に知人・縁者がいるものであるということ。 **よ・の・ならい【世の習い】** 《連語》世間によく行われていること。世間のならわし。「栄枯盛衰は―でもある」 **よ・の・め【夜の目】** 夜間の(ねむるはずの)目。 **―も寝ずに** 《句》夜も寝ないで。「―仕事をする」 **よ‐は【余波】** ●風が静まった後も立っている波。「台風の―が残る」 ●ある物事が周囲におよぼす影響。あおり。「インフレの―を受ける」 [類語]影響。 **よ‐はい【余輩】** 《代名》[文]自分たち。われわれ。 **よばい【夜這い】** 昔、夜に、恋人の寝所へしのび入って情交を結んだこと。 [参考]「呼ばう②」の名詞形の転といわれる。 **よば・う【呼ばう】** 《他五》〔「呼ぶ」に接尾語「ふ」が付いた語〕 ●大声で呼ぶ。また、さけぶ。よばわる。「大声で友を―・う」 ●[古]男または女が恋する相手を呼びさそう。言い寄る。 **よ・はく【余白】** 紙の、文字などが書かれずに白く残っている部分。スペース。「―を埋める」 [類語]空白。 **よ‐ばたらき【夜働き】** 《名・自サ》 ●夜、働くこと。また、その仕事。 ●[俗]夜、盗みをする・こと(人)。 **よばなし【夜話・夜咄】** 夜に話をすること。また、その話。夜話{やわ}。 **よば・れる【呼ばれる】** 《自下一》〔「呼ぶ」の受け身形から〕 ●言われる。称せられる。「昔、神童と―・れていた」 ●招待される。「結婚式に―・れる」 **よばわり【呼ばわり】** 《接尾》〔相手をさげすむ意味のことばにつけて〕いかにもそうであると決めつける意。「泥棒―される」「馬鹿―する」 **よばわ・る【呼ばわる】** 《自五》大声で呼ぶ。さけぶ。 **よばん【夜番】** 夜、ねないで番をする・こと(人)。やばん。 [類語]夜まわり。 **よび【予備】** ●〔万一に備えて〕あらかじめ準備しておく・こと(もの)。「―の食糧」「―のタイヤ」 ●[法]犯罪を実現するための準備行為で、その実行の着手に至らないもの。 ●「予備役」の略。 **―えき【―役】** もと、常備兵役の一つ。現役を終えたあとの一定期間、非常時・演習時に召集されて軍務に服すもの。[対]現役。 **―ぐん【―軍】** ●予備のためにそなえておく軍勢。 ●予備役の兵によって編成されている軍隊。 ●やがてそうなりそうな・人(もの)。「生活習慣病の―」「タレント―」 **―こう【―校】** 上級学校(特に大学)の入学試験準備のための指導を行う施設。 **―ちしき【―知識】** あらかじめ身につけておくべき知識。 **よび・あ・げる【呼び上げる】** 《他下一》 ●大声で呼ぶ。 ●いくつかの物の名を次々に口に出して言う。「合格者名を―・げる」 **よび・おこ・す【呼び起こす】** 《他五》 ●声をかけて、ねむっている人を起こす。 ●記憶・感情などを刺激して、活動を起こさせる。「感動を―・す」 **よび・かけ【呼び掛け】** 呼び掛けること。「―に応じて同志が集まる」「―に答える」 **よび・か・ける【呼び掛ける】** 《他下一》 ●注意を向けさせるために、声をかける。「『おい』と―・ける」 ●賛同を求めて、見解や主張を述べうったえる。「有志に協力を―・ける」 **よび・かわ・す【呼び交わす】** 《他五》互いに呼び合う。「大声で名を―・す」 **よび・こ【呼び子】** 人を呼ぶ合図にふく笛。よぶこ。 **よび‐ごえ【呼び声】** ●呼ぶ声。「物売りの―」 ●評判。世間の聞こえ。「次期首相の―が高い」 **よび・こみ【呼び込み】** 呼び込むこと。呼びかけてさそい入れる・こと(人)。「劇場の一」 **よび・こ・む【呼び込む】** 《他五》呼んで中に入れる。「客を―・む」 **よび‐さま・す【呼び覚ます】** 《他五》 ●呼びかけて目をさまさせる。 ●記憶・感情などを意識の表面に現れるようにする。「幼時の記憶を―・す」「怒りの心を―・す」 **よび‐じお【呼び塩】** 食品の塩出しをするために、水につけて少量の塩を加えること。また、その塩。 **よび・すて【呼び捨て】** 人の姓・名に敬称をつけないで呼ぶこと。「親しげに―にする」 <1503> ない人がとりついでもらって使う、近所の電話。 **よび・だ・す【呼び出す】** 《他五》●呼んで、その場所まで来させる。また、連れ出す。「友人を駅前まで―・す」「電話口へ―・す」●コンピューターで、データを画面に表示させる。 **よび・た・てる【呼び立てる】** 《他下一》●声を張り上げて呼ぶ。「名前を―・てる」●わざわざ呼び出す。「出先から―・てられる」 **よび・つ・ける【呼び付ける】** 《他下一》●呼んで、自分の所へ来させる。「部下を―・ける」●呼びなれる。「―・けた名前」 **よび・と・める【呼び止める】** 《他下一》声をかけて立ち止まらせる。「警官に―・められる」 **よび・な【呼び名】** 正式の名前以外に、ふだん呼んでいる名前。通称。 **よび・ならわ・す【呼び習わす・呼び慣わす】** 《他五》習慣としていつもそう呼ぶ。「底なし沼と―・す」 **よび・ね【呼び値】** 取り引きで、売買当事者が意思表示するために示す値段。 **よび・みず【呼び水】** ●ポンプの水が出ないとき、水をさそい出すために上から水を注ぎこむこと。また、その水。「―をさす」●物事を引き起こすきっかけとなるもの。「ホームランが反撃のーとなった」[同]①②誘い水。 **よび・もど・す【呼び戻す】** 《他五》●呼んで元の所に帰らせる。呼び返す。「出張先から―・す」●きっかけを作って元の状態に返らせる。「遠い記憶を―・す」 **よび・もの【呼び物】** 興行や催し物で、人を集める人気のある出しもの。「早変わりがーの芝居」 **よびーや【呼び屋】** 〔俗〕外国の芸能人などを招いて興行を企画する人。プロモーター。 **よびょう【余病】** ある病気に伴って起こる別の病気。「―を併発する」 **よび・よ・せる【呼び寄せる】** 《他下一》呼んでそばへ来させる。「仲間を―・せる」[尊敬]召す。 **よび・りん【呼び鈴】** 人を呼ぶため、また、合図のために鳴らす鈴・ベル。「玄関のーをおす」 **よ・ぶ【呼ぶ】** 《他五》●〔答えるように〕相手の名またはそれにかわるものを言う。「名前を―・ぶ」「―・べば答える」声をかけて自分の所に来させる。「助けを―・ぶ」「社長が―・んでいます」[類語]呼び寄せる。[尊敬]御召しになる。●たのんで、来てもらう。「医者を―・ぶ」「タクシーを―・ぶ」客として招く。招待する。「パーティーに友人を―・ぶ」●引き寄せる。集める。「関心を―・ぶ」「人気を―・ぶ」●問題を引き起こす。「大臣の発言が論議を―・ぶ」●あるものを言うのにその名を用いる。称する。「この動物をパンダと―・ぶ」《文》《四》。 **よーふう【余風】** ●大風のあと、なおしばらくふく風。●残っている風習・習慣。 **よふかし【夜更かし】** 《名・自サ》夜おそくまで起きていること。「―は体に悪い」 **よーふけ【夜更け】** 夜がふけた時分。深夜。「こんな―に一体どうしたの」 **よぶ‐こ【呼ぶ子】** 「呼び子」に同じ。 **よぶこーどり【呼ぶ子鳥】** 「カッコウ」の別称。 **よふね【夜船】** 夜間、航行する船。やこうせん。 **よふん【余憤】** 〔文〕発散しきれずに残っている、いきどおり。「―がさめない」「―をもらす」 **よぶん【余分】** ●余った分。余り。残り。「ーがあったら、私にもください」●《名・形動》必要以上であること。よけい。「―な物まで買う」「―に働く」 **よぶん【余聞】** 本筋からはずれた、一般にあまり知られていない話。余話。「財界―」 **よーへい【余弊】** 〔文〕●のちのちまで残る弊害。「水害のー」●ある事に伴って生じる弊害。「文明の―」 **よ・ほう【予報】** 《名・他サ》前もって知らせること。また、その内容。「天気―」「―が外れる」 **よ・ぼう【予防】** 《名・他サ》災害や病気などを前もってふせぐこと。「生活習慣病をーする」[類語]防止。[―せっしゅ【―接種】] 感染症を予防するため、毒力を弱めた病原菌などを人体に接種して、人工的に免疫を与えること。[―せん【―線】] ●敵の攻撃などに備えてあらかじめ設置した警戒・監視などの手段。●あらかじめ手をうっておくこと。[コロ]「―を張る」 **よぼう【輿望】** 〔文〕世間一般の人から受ける期待。[コロ]「ーをになう」[コロ]「―を集める」 **よ・ほど【余程】** 《副》〔「よきほど」の転〕●普通の程度をこえているようす。相当。かなり。「―寒い国らしい」「―痛かったのだろう」●比較したときの差が大きいようす。「立っているほうが―楽だ」●もう少しでそうしようとするようす。よくよく。「―打ち明けようかと思った」=よっぽど。[表記]「余程」は当て字。 **よぼよぼ** 《副・形動・自サ》年老いて力がおとろえ、動作のしっかりしないようす。「ーのおじいさん」「―歩く」 **よまい‐ごと【世迷い言】** 他人には通じない不平やぐち{を言うこと}。「―を並べる」 **よ・まつり【夜祭り】** 夜間に行う祭り。 **よ・まわり【夜回り】** 《名・自サ「〔警戒のために〕夜間に見回って歩くこと{人}。〔類語〕夜番。 **よみ【読み】** ●〔文章を〕読むこと。「―、書き、そろばん」●漢字の読み方。特に、漢字の意味を国語にあてて読んだもの。訓。●碁・将棋などで、これから先の局面の変化を考えて見通すこと。●事態の成り行きを見通すこと。[コロ]「ーが深い」[コロ]「ーを誤る」 **よみ【黄泉】** 死者の魂が行くという所。あの世。冥土。よみの国。こうせん。 **よみ・あ・げる【読み上げる】** 《他下一》●声をあげて読む。「声明文を―・げる」●その全部を読み終える。「推理小説を一晩で―・げた」 **よみ・あわせ【読み合わせ】** よみあわせること。「台本のー」 **よみ・あわ・せる【読み合わせる】** 《他下一》●同一内容の二つの文書を、一人が読み上げ、他の一人がそれを聞きながら誤りを正す。●演劇などの稽古で、出演者が集まり、台本の各自のせりふを読み合う。 **よみうり【読み売り】** 江戸時代、社会の事件を瓦版{かわらばん}にし、読みながら売り歩いたこと{人}。 **よみ・かえ・す【読み返す】** 《他五》くり返して読む。「原稿を―・す」「名作を―・す」 **よみ・か・える【読み替える】** 《他下一》●一つの漢字を別な読み方で読む。●法令などの条文中にある語句に、それと同じ条件だと認められる他の語句をあてはめて適用する。 **よみがえ・る【蘇る・甦る】** 《自五》〔黄泉{よみ}から帰る意という〕●死んだものが生き返る。息を吹き返す。●一度消えうせたものが再び現れる。また、以前の状態を取りもどす。「記憶が―・る」「勇気が―・る」 <1504> **よみ・かき【読み書き】** 文字を読んだり書いたりすること{能力}。 **よみ・かた【読み方】** ●文字の発音の方法。また、文章を読み上げる方法。読みよう。「―がぎごちない」●文章を読んで内容を理解すること{方法}。「文学作品には文学作品の―がある」●旧制の小学校の教科目の一つ。文章の読解と発表とを学ぶ。 **よみきり【読み切り】** 〔雑誌などの読み物で〕一回で完結するもの。「―小説」 **よみ・くせ【読み癖】** ●普通の読み方ではないが、古くからの習慣として定まっている読み方。「紫宸殿{ししんでん}」「烏丸{からすま}」「春宮{とうぐう}」などの類。●その人特有の読み方。よみぐせ。 **よみ・くだ・す【読み下す】** 《他五》●文章を始めから終わりまでさっと読む。「書類を―・す」●漢文を日本語文の語順に直して読む。訓読する。「漢詩を―・す」 **よみごたえ【読み応え】** 読んで満足感を得るほど内容が充実していること。また、読むのに苦労すること。「―のある小説」 **よみ‐こな・す【読み熟す】** 《他五》読んで内容を十分に理解する。「専門書を―・す」 **よみ・こ・む【詠み込む】** 《他五》地名・人名などを、詩や歌に入れて作る。よみ入れる。「名所を―・んだ歌」 **よみ・こ・む【読み込む】** 《他五》●熟読する。「台本を―・む」●コンピューターで、記憶装置にあるデータを探し出してメモリーに取りこむ。 **よみ・さし【読み止し】** 読んでいるのを中途でやめること。また、その読み物。読みかけ。「―の小説」 **よみーじ【黄泉路】** よみの国へ{行く道}。冥土{への道}。[コロ]「―をたどる」 **よみ!する【嘉する】** 《他サ変》〔文〕神や身分の高い人などが、目下の人の行為をりっぱであるとしてほめる。よしとする。「功績を―・する」 **よ・みせ【夜店・夜見世】** 夜、道ばたなどに品物を並べて売る店。「―を冷やかして歩く」 **よみ・だ・す【読み出す】** 《他五》●読み始める。●コンピューターで、記憶装置にあるデータを探して取り出す。 **よ‐みち【夜道】** 夜の暗い道。夜、道を歩くこと。 **――に日は暮れぬ** 《句》おそくなったついでに、じっくりと腰を落ち着けるようにすすめることば。 **よみ・て【読み手・詠み手】** ●文章・書物などを読む人。読者。[対]書き手。●読む役の人。特に、かるた会などで、歌がるたの文句を読む役の人。●和歌・俳句の作者。また、和歌・俳句を作ることの上手な人。[表記]③は「詠み手」と書く。 **よみで【読みで】** 分量が多くて読みごたえのあること。「この本はーがある」 **よみ・と・く【読み解く】** 《他五》●読んで解釈する。解読する。「古典を―・く」●〔問題とする事柄の〕本質を明らかにする。「いじめの心理を―・く」 **よみ・と・る【読み取る】** 《他五》●読んでその内容を理解する。「要旨を―・る」●外面のようすから、その内にひそむものを理解する。「真意を―・る」 **よみ・なが・す【読み流す】** 《他五》●すらすらと読む。●深く調べたりせずにざっと読む。「軽く―・す」 **よみ・びと【詠み人・読み人】** その詩歌の作者。[―しらず【―知らず】] 和歌の撰集{せんしゅう}で、作者が不明のときや作者名の記載がはばかられるときに記すことば。 **よみ・ふけ・る【読み耽る】** 《自他五》夢中になって読む。「推理小説に―・る」[類語]耽読{たんどく}。 **よみ・ふだ【読み札】** 歌がるたで、読み手が読む方の札。 **よみ・ほん【読本】** 江戸時代後期の小説の一種。空想的・伝奇的な内容の長編が多く、複雑な筋をもつ。「南総里見八犬伝」「雨月物語」など。絵本{えほん}。 **よみ・もの【読み物】** ●書物などを読むこと。「机に向かってーをする」●読むための物。書物。「高校生向きの―」●新聞・雑誌などで、気軽に読めるように作った文章・記事。●講談師が語る題目。●一読に値する文章。「今月号のーはかの有名教授の論文だ」 **よ・みや【夜宮】** 「宵{よい}祭り」に同じ。 **よ・む【詠む】** 《他五》詩歌を作る。「和歌を―・む」「紅葉を句に―・む」[類語]詠じる。吟じる。[対]句作。作歌。[表記]「読む」とも書いた。《四》。 **よ・む【読む】** 《他五》●文字・文章などを見て、そのまま声に出して言う。「経を―・む」●文字・符号・図などを見て、その意味を理解する。「新聞を―・む」「グラフを―・む」「地図を―・む」[謙譲]拝読。拝見。拝誦{はいしょう}。●漢字が、ある決まった訓を表す。「木偏に黄と書いて何と―・むか」[表記]③は「訓む」とも書く。●そのものの意味するところを理解する。また、物事の成り行きを推量する。「顔色を―・む」「手の内を―・む」●数を数える。「票を―・む」「さばを―・む」●講談を演じる。「寄席で太閤記を―・む」●碁・将棋で、先の手を考える。「数手先を―・む」[参考]読める。《四》。 **よーめ【夜目】** 夜、暗い中で物を見ること。また、ときの目。[コロ]「ーがきく」〔「―にも・・・」の形で、その程度を強調する〕「―にも美しい桜並木」[―遠目笠の内] 《句》夜目に見たとき、遠くから見たとき、笠の下からのぞき見たときなどは、女性の顔が実際より美しく見えるものである。 **よめ【嫁】** ●結婚して夫の家族の一員になった人。「あの家の―は働き者だ」●息子の妻。「料理は―がしてくれる」●結婚する相手の女性。「―をむかえる」[尊敬]嫁御{よめご}。嫁御寮{よめごりょう}。[対]①~③婿。 **よめい【余命】** 〔文〕〔一生の終わりに近づいて〕これから先残っている命。[句]「―いくばくもない」 **よめいり【嫁入り】** 《名・自サ》嫁として夫の家にはいること{儀式}。輿入れ。「商家に―する」[対]婿入り。[―どうぐ【―道具】] 花嫁が嫁入りの時に持っていく家財道具。 **よめ・ご【嫁御】** 嫁の敬称。〔古風なことば〕 **よめ・じょ【嫁女】** 嫁。〔古風なことば〕 **よめ・とり【嫁取り】** 嫁をむかえること{儀式}。[対]婿取り。 **よめ・な【嫁菜】** キク科の多年草。秋、淡紫色で中央が黄色の花をつける。若芽は食用。はぎな。のぎく。 **よ・める【読める】** 《自下一》〔「読む」の可能形〕●読むことができる。「静かに本が―・める」●意味がわかる。「相手の心が―・める」●読む値打ちがある。「ちょっと―・める作品だ」 **よも【四方】** 〔雅〕東西南北の四つの方角。また、前後左右。しほう。[対]八方。●いろいろな方向{方面}。 **よも** 《副》〔文〕よもや。「―虚言ではあるまい」 <1505> **よもぎ【蓬・艾】** キク科の多年草。夏から秋に淡褐色の花をつける。若い葉を草餅に用いる。葉の裏の毛は、もぐさの原料となる。もちぐさ。 **よもぎ・う【蓬生】** 〔古〕ヨモギなどの生いしげった所。草深いあれ果てた所。 **よもすがら【夜もすがら】** 《副》〔雅〕夜どおし。一晩中。「―虫の声を聞く」「名月や池をめぐりて―〈松尾芭蕉〉」[類語]夜っぴて。[対]ひもすがら。ひねもす。 **よもや** 《副》実際に起こりそうにない事を仮定していう語。まさか。いくらなんでも。よも。〔あとに打ち消しの語を伴う〕「―負けるとは思わなかった」 **よもやま【四方山】** 〔「四方八方」の転〕さまざま。いろいろ。〔世間のできごとに言う〕「―話」 **よーやく【予約】** 《名・他サ》前もって約束すること。また、その約束。「航空券を―する」「―席」 **よ・ゆう【余裕】** あまっている部分。ゆとり。「時間の―がない」「―のある生活」 **よゆう・しゃくしゃく【余裕綽綽】** 《名・形動》ゆったりと落ち着いているようす。「―たる態度」 **よ・よ【世世・代代】** 幾代も続くこと。だいだい。 **よーよ【夜夜】** 毎晩。夜ごと。〔副詞的にも使う〕 **よよ** 《感》〔雅〕しゃくり上げて泣く声の形容。「―と泣く」 **より【寄り】** 《名》●人々が集まること。「―が悪い」●できものが一か所に集まって固くなったもの。●相撲で、組んだまま相手を土俵際におして行く技。「激しい―をみせる」「寄り付き」の略。■《接尾》その方に近い位置を示す意。「山―の畑」 **より【縒り・撚り】** よること。また、よった物。「―の強い糸」[―が戻・る] 《句》人と人との関係が元の状態にもどる。特に、別れた男女の仲がまた元の親密な状態になる。[―を掛・ける] 《句》●糸などによりをほどこす。●腕によりをかける。[―を戻・す] 《句》人と人との関係をもとの状態にする。特に、別れた男女が再びいっしょになる。 **より** 《格助》文語的空間的・時間的な起点や経過点などを表す。〔口語の「から」に当たる〕「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ〈島崎藤村・椰子の実〉」「朝より吹きそめし風次第に荒らく〈国木田独歩・源おじ〉」「つづれのきぬのやれまより身を刺す寒さいかほどぞ〈大和田建樹〉」●位置・時間を境界として区切り、起点や基準として示す。〔「から」に比べて、基準の意味合いが強い〕「今の位置よりやや右に寄せる」「その日より三日ほど前」(「より(は)」「より(も)」の形で)比較されるものの一方を基準として示す。また、比較対照されるものの一方を引き合いに出して示す。「栗(=九里)より(=四里)うまい十三里(=さつまいも)」「生活よりは芸術を優先させる」[参考]くずれた言い方では「・・・よりか(も)」とも。「アイスよりか(も)お菓子の方がいい」(多く「よりほか(に)」「よりほかには」の形で、下に打ち消しを伴い)それ以外(以上)はすべて否定し、それと限定するのに使う。「信じるよりほかはない」「たった三度よりほかには来たためしがない」●文語的〔動詞連体形について〕・・・するとすぐに。・・・が早いか。〔口語では「より早く」の形を使う〕「『しめた!』と言うより早く飛び出した」■《副》〔欧文の比較級を訳すために案出されたもの。日③の転。主に、形容詞・形容動詞に冠して〕程度を比較して述べるのに使う。それ以上に。いっそう。もっと。〔わずかに翻訳臭が残る〕「より速く、より高く、より遠く」「より効果的な利用法」 **より・あい【寄り合い】** ●雑多なものの集まり。他人どうしの集まり。「―所帯」●話し合いのための集まり。会合。「町内の―に出る」 **より‐いと【縒り糸・撚り糸】** 何本かの糸をより合わせて作った糸。[対]片糸。 **より・かか・る【寄り掛かる・凭り掛かる】** 《自五》●体を他の物にもたせかける。「机に―・る」●他の人の力をあてにする。「親に―・る」 **よりき【与力】** 江戸時代、諸奉行{しょぶぎょう}・所司代・城代などの配下で、部下の同心を指揮した下級役人。 **より・きり【寄り切り】** 相撲の手の一つ。組んだままおし進んで相手を土俵外に出す技。 **よりけり** 《連語》〔「因る」の連用形に詠嘆の助動詞「けり」のついた語〕〈「・・・に―」の形で〉場合によって決まることなので、一概には言えない。「さわぐのも時に―だ」 **より‐ごのみ【選り好み】** 多くのものの中から、好きなものだけを選び取ること。えりごのみ。「食べ物の―が激しい」 **より・しろ【依代】** 神霊が降臨して乗り移るとされるもの。樹木・岩石・人形・人間など。[参考]特に人間・人形の場合を「憑人{よりまし}」という。 **より・すが・る【寄り縋る】** 《自五》●寄りそうようにしてすがりつく。「―・って泣く」●他の力にたよりきる。「人の情けに―・る」 **より・すぐ・る【選りすぐる】** 《他五》多くのすぐれたものの中から、特によいものだけを選ぶ。えりすぐる。「―・った選手」 **より・そ・う【寄り添う】** 《自五》身をそばに寄せる。 **よりたおし【寄り倒し】** 相撲の決まり手の一つ。組んだまま押し進んで、土俵ぎわで相手をたおす技。 **より・つき【寄り付き】** ●取引所で、午前または午後の最初の取り引き。また、それによって決まった値段。寄り。[対]大引け。●はいってすぐの部屋。●庭園などに設けた、ちょっとした休み所。 **より・つ・く【寄り付く】** 《自五》●そばく近づく。近寄ってくる。「子供が―・かない」●取引所で、その日最初の立ち会いが成立する。寄る。 **より‐て【因りて・依りて・仍りて】** 《接続》〔文〕そのような理由や事情で。従って。よって。 **より・どころ【拠り所】** ●支えとして、たよりすがるもの。「心のー」「生活の―」●その事が成立するもとになるもの。依拠。根拠。「―のないうわさ」 **よりどり【選り取り】** 多くのものの中から自分の好きなものを自由に選び取ること。「―見取り」 **よりによって【選りに選って】** 《連語》もっとほかに選び方があるのに、ことさら(変なものを)選んで。えりにえって。「―あんなことを言わなくてもいいのに」 **よりぬき【選り抜き】** 選びぬくこと。また、選りぬかれた物{人}。えりぬき。「いずれもーの逸品ぞろい」 **より・まし【憑人・戸童・神子】** 神霊が降臨して宿るという、子供や女性など。託宣を告げる役をする。[参考]東北地方の口寄せ巫女{いたこ}もこの一つ。 **より・みち【寄り道】** 《名・自サ》目的の場所へ行く途中、ついでに立ち寄ること。また、回り道。 <1506> **より・め【寄り目】** ●左右の瞳{ひとみ}とを顔の中央に寄せること。また、そうした目。●「内斜視」の俗称。 **よ・りょく【余力】** ある事をやり終えてなお残っている力。「ーを残してゴールインする」 **よりより【寄り寄り・度度】** 《副》〔度{たび}を重ねた語〕たびたび。ときどき。〔古風な言い方〕「―話し合う」 **より・わ・ける【選り分ける】** 《他下一》〔ある基準にしたがって〕多くのものの中から選んで他と区別する。えりわける。「新鮮な野菜を―・ける」 **よる【夜】** 日没から日の出までの間。太陽がしずんでいる暗い間。や。よ。[対]昼。[類語と表現]>類語と表現「夜」 **よる【因る・縁る・由る・依る・拠る】** 《自五》●もとづく。●それが原因となる。起因する。「不注意に―・る事故」●物事がどうであるかということに関する。「時と場合に―・る」●たよる。依存する。また、手段とする。「生活費は年金に―・る」「―・って立つ所」●よりどころとする。●根拠地とする。「城に―・る」●根拠とする。のっとる。「法の定めるところに―・る」[表記]「因る」「縁る」「由る」、②は「依る」、③は「拠る」と書く。《四》。 **よ・る【寄る】** 《自五》●近づく。接近する。「池のそばに―・る」互いに一か所に集まる。「三人―・れば文殊の知恵」●重なりふえる。「年が―・る」[コロ]「しわが―・る」●端の方へ近づく。「道路の右側に―・る」●途中で立ち寄る。「友人の家に―・って帰る」●相撲で、組んだままの体勢で相手をおし進む。「回しを取って一気に―・る」●寄り付く②。●もたれかかる。「壁に―・る」[表記]⑧は「凭る」「倚る」とも書く。《文》《四》。[―らば大樹の蔭か] 《句》庇護{ひご}を頼むのなら、勢力のある人の方がよいというたとえ。[―ると触ると] 《句》寄り集まって話をするたびに。 **よ・る【縒る・撚る】** 《他五》細いものをねじり曲げる。また、ねじってからみ合わせる。「糸を―・る」《図》《四》。 **よ・る【選る】** 《他五》〔「える」の転〕えらぶ。えらび出す。える。「気に入った品を―・る」《文》《四》。 **よ‐るい【余類】** 〔文〕仲間のうちで戦いなどに生き残ったもの。残党。「平家の―」 **よる‐ひる【夜昼】** ■《名》夜と昼。昼夜。「―問わずかせぎまくる」■《副》夜も昼も。いつも。「子供のことが―心にかかってはなれない」 **よる‐べ【寄る辺】** たよって身を寄せることのできる人{所}。親類縁者の類。「―なき身」 **よる‐よなか【夜夜中】** 夜ふけ。真夜中。「―に大騒ぎするな」[対]昼日中。 **よ・れい【予冷】** 《名・他サ》野菜・果物の鮮度を保つために、出荷・貯蔵の前に摂氏三~五度に冷やすこと。 **よ・れい【予鈴】** 開始の合図の少し前に、予告として鳴らすベル。[対]本鈴。 **よれよれ** 《形動》衣服などが、古くなって張りがなくなり、よれたようになっているようす。「―の背広」 **よ・れる【縒れる・撚れる】** 《自下一》ねじれる。よじれる。「ネクタイがー・れる」《図》よ・る《下二》。 **よろい【鎧・甲】** 昔、戦場で身を守るために着用した武具。物の具。[参考]「一領{りょう}・・・」と数える。 **よろい・いた【鎧板】** 室内の採光・通風のために、窓の外がわに幅のせまい板を一定の間隔で横に何枚も取りつけた装置。 **よろいど【鎧戸】** 鎧板をとりつけた戸。●「シャッター②」に同じ。 **よろ・う【鎧う】** 《他五》〔文〕●甲冑{かっちゅう}を身につけて武装する。●おおいかくすように身につける。「もっともらしい理論で身を―・う」《図》《四》。 **よ・ろく【余禄】** 正規の収入のほかに得られる余分の利益。余得。「なにかと―のある仕事」 **よろく【余録】** 〔文〕ある記録の本筋からもれた記録。 **よろけ** ●よろけること。●「珪肺{けいはい}」の俗称。 **よろ・ける【蹌踉ける】** 《自下一》足もとがふらふらしてたおれそうになる。よろよろする。よろめく。「つまずいて―・ける」[表記]「蹌跟ける」などと当てる。《図》よろ・く《下二》。 **よろこばし・い【喜ばしい・悦ばしい】** 《形》喜ぶべきようすである。めでたい。《図》よろこば・し《シク》。 **よろこば・せる【喜ばせる・悦ばせる】** 《他下一》喜ぶようにする。よろこばす。「入試に合格して親を―・せる」《図》よろこば・す《下二》。 **よろこび【喜び・悦び・慶び】** ●喜ぶこと{気持ち}。「―にわく」[類語]喜悦{きえつ}。●めでたいできごと。おめでた。「―が続く」●祝いのことば。「―を述べる」 **よろこび・いさ・む【喜び勇む】** 《自五》喜びで心が勇み立つ。うれしくて勢いこむ。「―・んで出立する」 **よろこ・ぶ【喜ぶ・悦ぶ・慶ぶ】** 《他五》よいことに満足し、うれしい(ありがたい)と思う。こころよく感じる。めでたいと思う。「合格を―・ぶ」「母の―・ぶ顔が見たい」[対]悲しむ。《文》《四》。[類語と表現] **よろこんで【喜んで・悦んで】** 《副》こころよく。「―うかがいます」「―ちょうだいします」 **よろし・い【宜しい】** 《形》●「よい」の改まった言い方。ちょうどよい程度である。「湯加減は―・い」●さしつかえない。かまわない。「いつ帰っても―・い」●「よい」を丁寧に言う語。「お体はもう―・いのですか」■(終止形を感動詞的に用いて)「よし(感)①②」の改まった言い方。「―・い、そうしましょう」《図》よろ・し《シク》。 >類語と表現「喜ぶ」 > *「喜ぶ」は他動詞であって、ふつう、「娘の幸せを喜ぶ・大学に合格したことを喜ぶ」のように喜ぶべき対象を「~を」で受けて表現する。喜びの原因に注目して言うときは、「無事だとの知らせを聞いて喜ぶ・合格の知らせに喜ぶ」のように、「〜て」の形で動詞を受けたり、「~に」の形で名詞を受けたりして表現する。この場合、原因の表現の中に喜ぶべき対象が暗示される〔前述の例では「無事・合格」〕ことから、あえて「~を」という他動詞表現をとらず、自動詞的表現をとるのである。 > ●嬉しがる・嬉しく思う・幸せに思う・喜びを感じる・喜びとする・喜ばしき限りである・願ってもないことだ・欣快[欣幸・同慶・恐悦]に思う・法悦(の境)にある・天にも昇る心地がする・有頂天になる・悦に入る・笑壺{えつぼ}に入る・嬉し涙[歓喜の涙・随喜の涙]を流す・歓喜に咽ぶ・にんまりする・手の舞い足の踏む所を知らず/浮かれる・浮かれ出す・浮き立つ・浮つく/(名)喜悦・愉悦・満悦・満足・歓喜・欣喜雀躍・狂喜・狂喜乱舞・驚喜・随喜・大喜び/糠{ぬか}喜び <1507> **よろしき【宜しき】** 〔「よろしい」の文語「よろし」の連体形から〕〔文〕ちょうどよいこと{程度}。[句]「指導―を得る」 **よろしく【宜しく】** 《副》〔「よろしい」の連用形から出た語〕●悪くないように。適当に。「自分の判断でーやってください」うまくいくように。よしなに。「―頼む」「話がまとまるようーお願いします」「お母様に―」「よろしくお伝えください」の略。「―」●「よろしくおねがいします」の略。「この件についてはどうかー」●〔文〕〈「よろしく・・・べし」の形で〉ぜひとも・・・しなければならない。「―意を学業に注ぐべし」[参考]漢文訓読から出た用法。●(多く他の語の下について)いかにも・・・のようなようすで。「オペラ歌手―声を張り上げる」 **よろず【万】** 《名》〔雅〕●数や種類のきわめて多いこと{もの}。また、すべてのこと{もの}。「―の事を打ち明ける」■《副》すべて。いっさい。万事。「―御相談に応じます」 **よろず・や【万屋】** ●いろいろな生活必需品を売る店。●いろいろな事を、一通りはできる人。 **よろぼ・う** 《自五》よろよろと歩く。《文》《四》。 **よろ・め・く** 《自五》●→よろける。「押されて―・く」●[俗]誘惑などに乗せられる。特に、浮気をする。[表記]「蹌踉めく」などと当てる。 **よろよろ** 《副・自サ》〔副詞は「―と」の形も〕足もとがふらふらしてたおれそうなようす。よろけるようす。「―と歩く」 **よ‐ろん【輿論・世論】** (public opinion) 世間で一般に行われている議論。世間の人々に共通した意見。せろん。[参考]パブリックオピニオン。「―に訴える」「―を喚起する」[表記]「世論」は、「輿論」の言い換え語「せろん」を書き換え語と混同して用いられるようになった表記。 **よ・わ【余話】** 〔文〕こぼれ話。余聞。 **よーわ【夜半】** 〔雅〕夜中。夜。「―の月」 **よわ・い【齢】** 〔雅〕とし。年齢。[コロ]「―を重ねる」 **よわ・い【弱い】** 《形》●他と争えば負けるようすだ。力や勢いが少ないようすだ。「視力が―・い」「気が―・い」●音などがかすかだ。「声が―・い」「―・い響き」●不得意だ。苦手だ。「数学に―・い」●他からの力や刺激に対する抵抗力にとぼしい。「寒さに―・い植物」「病気にかかりやすい。「―・い体」[対]①~⑤強い。《図》よわ・し《ク》。 **よわ・き【弱気】** ●《名・形動》気力にとぼしいこと。弱々しいこと{気持ち}。「戦う前から―では困る」「―になる」[類語]気弱な。内気。●取り引きで、相場が下落すると予想すること。[対]①②強気。 **よわ・ごし【弱腰】** 《名・形動》〔腰の左右の細い部分の意〕相手に対する態度が消極的なこと。ひっこみ思案。「―で交渉してもだめだ」「―外交」[対]強腰。 **よ・わたり【世渡り】** 世の中に交わって暮らしを立てて行くこと。渡世{とせい}。処世。「―がうまい」 **よわ・ね【弱音】** 意気地のないことば。[コロ]「―をはく」 **よわび【弱火】** 煮炊きをするときの、火力の弱い火。とろ火。[参考]「とろ火」を「弱火」と書いたところから出た語。[対]強火・中火。 **よわま・る【弱まる】** 《自五》弱くなる。「風が―・る」「抵抗が―・る」[対]強まる。《文》《四》。 **よわ・ふくみ【弱含み】** 相場の動きが下がり気味であること。[対]強含み。 **よわみ【弱み】** 他よりもおとっている点。また、弱いところ。[コロ]「ーを見せる」[コロ]「ーにつけこむ」[対]強み。 **よわ・みそ【弱味噌】** ●質の悪い味噌。●弱い者をあざけっていう語。弱虫。 **よわむし【弱虫】** 弱い人。いくじのない人。 **よわ・める【弱める】** 《他下一》弱くする。「火を―・める」「勢力を―・める」[対]強める。《図》よわ・む《下二》。 **よわよわ・し・い【弱弱しい】** 《形》いかにも弱そうな感じである。「―・い子供」「―・い声」 **よわり・き・る【弱り切る】** 《自五》●すっかり弱くなる。「体が―・る」●困ってどうしていいかわからなくなる。「―・って助けを求める」 **よわり・め【弱り目】** 勢力がおとろえた時。困った時。[―に祟り目] 《句》困っている時に、さらに困るようなことが起こること。[類語]泣き面に蜂{はち}。 **よわ・る【弱る】** 《自五》●弱くなる。おとろえる。「足腰が―・る」●困る。「雨に降られて―・る」《文》《四》。 **よん【四】** よっつ。し。 **よん・きょう【四強】** ●四人・四つの強豪。●トーナメントで、準決勝に進出する人{チーム}。 **よん・ダブリュー・ディー【4WD】** →四輪駆動。four-wheel driveの略。 **よんどころ・な・い【拠所無い】** 《形》〔「よりどころない」の音便〕そうするよりほかに方法がない。やむを得ない。「―・い事情のために欠席する」 **よんびょうし【四拍子】** 音楽で、四拍がひとまとまりになってリズムの基礎をなしていること。 **よんもじ‐ご【四文字語】** (four-letter word)英語の卑猥語・タブー語。fuck(=性交), shit(=くそ)など。 **よんりん・くどう【四輪駆動】** 前後四つのタイヤにエンジンの駆動力が伝わる構造。また、その構造を持つ自動車。四輪駆動車。四駆。略語4WD <1508> **ら【等】** 《接尾》●体言について、複数を表す。人に関する体言につくときは、多く自分・対等以下の人に対して用い、謙譲・親愛・見下しの気持ちをふくんで、それと同類のものを漠然と指して言う。「子供―」●方向・場所・時などのおおよそを示す。「ここ―で一休みしよう」 **ら【羅】** 〔文〕●うすい絹織物。うすぎぬ。●「羅馬尼亜{ルーマニア}」の略。「羅甸{ラテン}」の略。●「羅馬{ローマ}」の略。 **ラーゲル** 捕虜収容所。ラーゲリ。▽{露}lager' **ラード** 豚の半固体のあぶら。豚脂。▽lard **ラーメン【拉麺】** 中華風の麺料理。しょうゆ・みそなどで味をととのえた汁にゆでた麺を入れ、肉・野菜などをそえたもの。中華そば。▽{中国}la-mian **ラーユ【辣油】** 植物油に唐辛子の辛味を加えた調味料。中国料理に用いる。▽{中国}la-you **らい【来】** 《接頭》「次に来る」の意。「―学期」[類語]次。[接尾]「・・・から今まで」の意。「昨夜―」 **らい【雷】** 〔文〕かみなり。「百ーのごとき音」 **らいい【来意】** 〔文〕●来訪した理由。「―を告げる」●手紙の趣旨。「ごーは了解しました」 **らいう【雷雨】** かみなりを伴って降る雨。 **らいうん【雷雲】** かみなりを起こす雲。かみなりぐも。[参考]多くの場合、発達した積乱雲。 **らい・えん【来援】** 《名・自サ》〔文〕助けに来ること。来て助けること。「―を求める」 **らい・えん【来演】** 《名・自サ》芸能人がその土地に来て、演技や演奏をすること。 **ライオン** ネコ科の動物。大形で、体色は褐色、雄にはたてがみがある。アフリカの草原などに群れをなしてすむ。獅子。[参考]百獣の王といわれる。▽lion **らい・か【雷火】** 〔文〕●いなびかり。いなずま。●落雷によっておこった火事。 **らいが【来駕】** 《名・自サ》〔文〕〈「御{ご}―」の形で〉他人が来訪することの尊敬語。来車。来臨。[類語]光来。 **らい・かい【来会】** 《名・自サ》〔文〕会合・催し物などの場所に来ること。「御ごーの皆様」 **ライカ・ばん【ライカ判】** 写真用フィルムの大きさの一つ。二四×三六{ミリ}の大きさの写真判。三五ミリ判。[参考]ライカ(Leica)はドイツのライツ社製の三五ミリカメラの商品名。 **らい・かん【来観】** 《名・自サ》〔文〕〔行事・催し物などを〕見物するために来ること。「―者」 **らいかん【来館】** 《名・自サ》博物館・美術館・図書館などに来ること。「一年で約五万人がーした」 **らい‐かん【雷管】** 金属製の容器に薬品をつめたもの。爆薬や火薬に点火するのに用いる。 **らい・きゃく【来客】** たずねて来る客。「―がある」 **らいぎょ【雷魚】** 「カムルチー」「タイワンドジョウ」の俗称。流れのゆるい湖沼などに生息する。 **らい‐げき【雷撃】** ●[文]かみなりにうたれること。●《名・他サ》魚雷で敵の艦船を攻撃すること。 **らいげつ【来月】** 今月の次の月。[類語]翌月。 **らい‐こう【来寇】** 《名・自サ》外国から攻めてくること。 **らい・こう【来校】** 《名・自サ"》外部の人が学校にやってくること。「生徒の保護者が―する」 **らい‐こう【来航】** 《名・自サ》外国から船に乗ってくること。「ペリーの浦賀―」 **らい‐こう【来貢】** 《名・自サ》〔文〕貢ぎ物を持ってやってくること。朝貢。[類語]入貢。 **らいこう【雷光】** 「いなずま」に同じ。 **らい・こう【雷公】** 〔俗〕かみなり。 **らいごう【来迎】** 《名・自サ》阿弥陀如来・諸菩薩などが、極楽浄土から臨終の人を迎えに来ること。[参考]御来迎{ごらいごう}。御来光{ごらいこう}。 **らい・おう【来往】** 《名・自サ》〔文〕「往来」に同じ。 **らいさん【礼賛・礼讃】** 《名・他サ》●仏を礼拝し、その功徳とをたたえること。●ありがたい、またはすばらしいと思ってほめたたえること。「先輩の業績を―する」[注意]「れいさん」は誤読。 **らいし【来旨】** 〔文〕手紙などの趣旨。また、来訪の趣旨。来意。 **らいーじ【来示】** 〔文〕〈「御{ご}―」の形で〉人が手紙で書いてきた事柄の尊敬語。「御――の趣承知しました」 **らい・しゃ【来社】** 《名・自サ》外部の人が自分の会社にやってくること。 **らい・しゃ【来車】** 《名・自サ》〔文〕〈「御{ご}―」の形で〉「来駕」に同じ。[コロ]「御―をあおぐ」 **らい・しゅう【来襲】** 《名・自サ》〔害をなすものが〕一斉におそって来ること。襲来。「敵のーをむかえ撃つ」 **らい・しゅう【来週】** 今週の次の週。次週。 **らいしゅう【来集】** 《名・自サ》集まってくること。「―する者数万人」 **らい・しゅん【来春】** 〔文〕来年の春。明春。みょうはる。 **らいしょ【来書】** 〔文〕「来信」に同じ。 **らい‐じょう【来場】** 《名・自サ》人が、その場所・会場などに来ること。「御ごーの皆様に申しあげます」 **らい・しん【来信】** 〔文〕よそから来た手紙。来書。 **らい・しん【来診】** 《名・自サ》医師が患者の家に来て診察すること。「高熱なのでーをたのむ」[注意]患者の側から言う語。医師の側から言う場合は「往診」。 **らいじん【雷神】** 雷をつかさどると考えられた神。鬼の姿をし、虎の皮の揮{ふんどし}をつけ、太鼓を輪形に連ねたものを背負い、手に撥{ばち}を持つ。かみなりさま。 **らいしんし【頼信紙】** 電報を打つときに電文を記入した所定の用紙。電報発信紙。[参考]今は使わない。 **ライス** 〔飲食店で〕飯。ごはん。▽rice[ーカレー] ◆カレーライス。▽rice と curry からの和製語。[ーペーパー] ●紙巻きたばこに使う、うすく良質な紙。●米粉をといた生地をうすく広げて加熱、乾燥させた食品。ベトナム料理、タイ料理などに用いる。 **らい・せ【来世】** 〔仏〕三世{さんぜ}の一つ。死後の世界。来生。[対]前世{ぜんぜ}・現世{げんぜ}。 **ライセンス** ●免許。また、免許状。●してもよいという認可。また、その認可証。「―生産」▽license **らい、だ【懶惰】** 《名・形動》〔「懶惰{らんだ}」の慣用読み〕◆らんだ。 **ライター** ●文章を書くことを職業とする人。著述家。▷writer作家。●記者。「スポーツー」「ルポー」 **ライター** たばこに火をつけるための用具。▽lighter **ライダー** 馬・オートバイなどの乗り手。▽rider **らいたく【来宅】** 《名・自サ》〔文〕他人が自分の家にたずねて来ること。 <1509> **らいだん【来談】** 《名・自サ》〔文〕やって来て話をすること。「ご不審の点はごーください」 **ライチー** れいし(荔枝)。▽{中国}li-zhi **らい‐ちゃく【来着】** 《名・自サ》〔文〕目的地に着くこと。「調査のため本日ーした」 **らい・ちょう【来朝】** 《名・自サ》〔文〕外国人がわが国に来ること。来日。「国王一家が―する」 **らい・ちょう【来聴】** 《名・自サ》〔文〕〔講演・演説などを〕聞きに来ること。「研究発表会にごーください」 **らい‐ちょう【雷鳥】** キジ科の鳥。羽毛は、夏は灰褐色、冬は白色になる。目の上部に赤い肉冠がある。日本では南北アルプスの高山にすむ。特別天然記念物。 **らい‐てい【雷霆】** 〔文〕かみなり。いかずち。 **ライティング** 《名・他サ》明かりをつけること。特に、舞台・映画などの照明。▽lighting **らい・てん【来店】** 《名・自サ》人が客として店に来ること。「御―をお待ちしています」 **らいでん【来電】** 〔文〕電報が来ること。また、その電報。「パリからの―で事の重大さを知る」 **らい‐でん【雷電】** 〔文〕雷鳴と雷光。雷と稲妻。 **ライト** 《名》●光線。光。●照明。灯火。「―を浴びる」■《造語》●「色が明るい」意を表す。「ーブルー」●「軽い」「手軽な」の意を表す。「―ミュージック」▽light[ーアップ] 《名・他サ》建造物・庭園などに夜間照明を当て、景観を美しく見せること。▽light up[ーきゅう【―級】] (lightweight) ボクシングで、重量別階級の一つ。プロで五八・九七~六一・二三{キログラム}、アマで五七~六〇{キログラム}。[―ノベル] 会話文を多用するなど、軽めで読みやすい文体で書かれた若者向けの娯楽小説。表紙やさし絵にアニメ・マンガ調のイラストを使用することが多い。ラノベ。▽light と novel からの和製語。[―バリュー] 写真で、フィルムの感光度と被写体の明るさとを合わせた光量を数値で表したもの。適正な露出を決める基準となる。光量値。▽light value[ーバン] 乗用自動車の型で、後部に荷物を積めるようにしたもの。バン。▽light と van からの和製語。 **ライト** ●正しいこと。正義。●権利。●右。右側。野球の右翼。また、右翼手。●保守的な立場。また、その人。[対]③~⑤レフト。▽right **らい・とう【来島】** 《名・自サ》島にやってくること。 **らい・どう【雷同】** 《名・自サ》自分の考えを持たず、やたらに他人の言動に同調すること。[四字]「付和―」[参考]雷の音に応じて万物が響く意から。 **ライトモチーフ** 歌劇や標題音楽で、反復して現れる短い主題楽句。主導動機。▽Leitmotiv **ライナー** ●〔野球で〕直線状に飛ぶ打球。●列車・バス・船・飛行機などの(快速)定期便。●服の、取り外しのできる裏地。「―付きコート」▽liner **ライナーノーツ** CDやレコードなどに付ける解説文。ライナーノーツ。▽liner note **らい‐にち【来日】** 《名・自サ》外国人が日本に来ること。来朝。「バレエ団の―公演」[対]離日。 **らい・にん【来任】** 《名・自サ》〔文〕任地に来ること。「支店長がーする」 **らい・ねん【来年】** 今年の次の年。明年{みょうねん}。[類語]翌年。[―のことを言うと鬼が笑う] 《句》未来のことは予知できないことのたとえ。 **らい・ねんど【来年度】** 今年度の次の年度。翌年度。次年度。明年度。[対]昨年度。 **らい・はい【礼拝】** 《名・他サ》仏を、うやまい拝むこと。「―堂」[参考]礼拝{れいはい}。 **らい・はる【来春】** らいしゅん。 **ライバル** ●好敵手。●恋敵。▽rival **らい‐ひ【来否】** 〔文〕来るか来ないかということ{の答え}。 **らいびょう【癩病】** 〔卑称〕「ハンセン病」の古い言い方。 **らい‐ひん【来賓】** 〔催し物・会合などに〕主催者が招待した人。「―の祝辞をいただく」 **ライフ** ●生命。命。●一生。生涯。また、経歴。人生。「ーヒストリー(=伝記)」●生活。「スクールー」▷life[ーサイエンス] 生命について研究する学問分野。生命科学。▽life science[ーサイクル] ●〔人や動物が〕生まれてから死ぬまでの、成長し変化する過程。●商品などの、市場に現れてから消えるまでの過程。「―の短いカメラ」▽life cycle[ージャケット] 救命胴衣。▽life jacket[ースタイル] 生活のしかた。生活様式。▽lifestyle[ーステージ] 人間の一生を少年期・青年期・壮年期・老年期などに分けた段階。また、入学・就職・結婚・出産など、生活の節目。▽life stage[ーセービング] 海水浴場などでの、人命救助活動。▽lifesaving[ーボート] 救命艇。救命ボート。▽lifeboat[ーライン] ●電気・ガス・水道など、生活にかかわるものの補給・線{路}。[参考]道路・鉄道・電話をふくめる場合もある。▷lifeline(=命綱)[ーワーク] 一生をかけてする大きな仕事。▽lifework **ライブ** ●生放送。●生演奏。「―ステージ」▽live[ーハウス] 生演奏をきかせる店。▽live と house からの和製語。 **らいふく【来復】** 《名・自サ》〔文〕一度過ぎ去ったものが、再びもどってくること。[四字]「一陽―」 **ライブラリー** ●図書館。また、音盤・映画・写真などを集めて保管したり、見せたり、聞かせたりする施設。「フィルムー」●叢書。シリーズ。〔多く、出版物の名につけて用いる」「科学―」●蔵書。▽library **ライフル** ●銃身の内側に刻まれた、らせん状のみぞ。●ライフルをほどこした小銃。ライフル銃。▽rifle **らい・ほう【来報】** 《名・他サ》来て知らせること。また、その知らせ。「友からのーを待ちわびる」 **らい・ほう【来訪】** 《名・自サ》人がたずねて来ること。「―者」[尊敬]光来。光臨。来駕。来臨。[対]往訪。 **ライム** ミカン科の常緑小高木。果皮は緑色で、香りがある。料理に添えたり、ジュースにしたりする。▽lime **ライむぎ【ライ麦】** イネ科の一、二年草。寒さに強い。種子は黒パンの原料。くろむぎ。 **ライム・ライト** 石灰片を酸水素ガス炎で熱して出す強烈な白光色。もと、舞台の集中照明用。▽lime light **らい、めい【雷名】** 〔文〕●世間になりひびいている名声・評判。「―をとどろかす」●〈「御{ご}―」の形で〉相手の名前の尊敬語。「かねがね御―は承っております」 **らい・めい【雷鳴】** 〔文〕かみなりの音。 **らい・ゆ【来由】** 〔文〕いわれ。おこり。由来。らいゆう。[古文書のーをたずねる] **らい・ゆう【来遊】** 《名・自サ」〔文〕遊びに来ること。 **らいらく【磊落】** 《名・形動》〔男性が〕度量が大きく、さっぱりしていること。[四字]「豪放―」 <1510> >ラ行変格活用 **ラ行変格活用** {らぎょうへんかくかつよう} **文語の動詞の活用形式の一つ。「ら・り・り・る・れ・れ」と活用する。「あり」「をり」「はべり」など。ラ変。** **ライラック** モクセイ科の落葉低木。春、紫・白・赤など、香りのある花を穂状につける。リラ。むらさきはしどい。 **らい・りん【来臨】** 《名・自サ》[文]〈「御ミー」の形で〉「来駕」に同じ。「御ーをたまわる」 **らい・れき【来歴】** [文] ●ある物事がこれまで経てきた筋道。「故事―」 ●経歴。「半生のーを語る」 **ライン** ●線。境界線。「―をひく」「合格―」 ●列。行。 ●輪郭。 ●船や航空機の通る道筋。また、ドライブの道筋。「エアー―」「スカイ―」 ●電線。また、電話回線。 ●企業で、生産・販売など直接的な活動を担当する部門。[対]スタッフ。 **―アップ** ●野球で、打順。 ●顔ぶれ。陣容。=ラインナップ。 **―ダンス** レビューで、大勢のダンサーが一列に並んで踊るダンス。 **ラインズ・マン** 球技で、線審。 **ラウ** きせるの、火ざらと吸い口の金具とをつなぐ竹の管。ラオ。 [参考]ラオスから渡来した竹を使ったことから。 **ラウド・スピーカー** 拡声器。 **ラウンジ** ●ホテルなどの社交室・休憩室。 ●空港の待合室。 [類語]②ロビー。 **ラウンド** ●丸いこと。〔他の語につけて使う〕「―テーブル」 ●ゴルフで、コースの一回り。 ●ボクシングで、一試合の小区分。一ラウンドは三分間。 **―カラー** 丸襟。 **―ナンバー** 一〇、一〇〇などのように、端数のつかない数。きりのよい数。 **ラオチュー【老酒】** 米・アワ・コーリャンなどを原料とした中国の醸造酒の総称。ラオチウ。 **ラガー** ラグビーの選手。 **ラガー・ビール** 〔生ビールに対して〕加熱処理をして、貯蔵に適するようにしたビール。ラガー。 [参考]本来は貯蔵タンクで熟成させたビールの意。 **らかん【羅漢】** 「阿羅漢」の略。 **らーがん【裸眼】** 眼鏡などを使わないときの視力。 **ら・ぎょう【裸形】** [文]裸の姿。裸形。「―像」 **らく【楽】** 《名・形動》 ●心身が安らかで悩みがないこと。また、苦労や心配がないこと。「親に―をさせる」「気が―になった」 [対]苦。 ●《名・形動》たやすいこと。「―に勝てた」 [類語]易しい。易い。容易。簡単。難なく。楽々。 ●《名・形動》かた苦しくないこと。「―な服装」 ●「千秋楽」の略。 ●「楽焼き」の略。 **―あれば苦あり** 《句》世の中のことはいつも楽しいことばかりではない。楽は苦の種、苦は楽の種。 **ラグ** 時間的なずれ。タイムラグ。 **ラグ** 部屋で部分的に敷く小さめの敷物。「―マット」 **らく‐いん【烙印】** ●焼いて物におす鉄製・銅製の印。昔、刑罰として罪人におした。焼き印。 **―を押さ・れる** 《句》消すことのできない汚名を受ける。また、周囲の人々から悪い評価をおしつけられる。 **らく‐いん【落胤】** [文]身分の高い男性が正妻以外の女性に生ませた子。おとしだね。「将軍様のご―」 **らく・いんきょ【楽隠居】** 《名・自サ》のんびりと安楽な隠居生活をする・こと(人)。「―の身」 **らく・えん【楽園】** 悩みや苦しみがなく、楽しみに満ちた所。楽土。パラダイス。 **らく・がい【洛外】** [文]都の外。特に、京都の市外。「―に居を構える」 [対]洛中。洛内。 **らくがき【落書き】** 《名・他サ》字や絵などをいたずら書きすること。また、その書いたもの。「壁の―」 **らく・がん【落雁】** ●[文]地上に降りようとするガン。「堅田{かただ}の―(=近江八景の一つ)」 ●干菓子の一つ。米・麦などのいり粉に砂糖や水などを加えてねり、型に入れて乾かしたもの **らく‐げつ【落月】** [文]沈もうとする月。 **らく‐ご【落伍】** 《名・自サ》〔隊伍から脱落する意〕仲間・集団についてゆけなくなること。「生存競争から―する」「―者」 [表記]「落後」で代用することもある。 **らくご【落語】** 寄席演芸の一つ。一人でこっけいに語って聴衆を笑わせ、終わりに落ちをつける話芸。おとしばなし。 **―か【―家】** 落語を演じることを職業とする芸人。噺家{はなしか}。 **らくさ【落差】** ●水が流れ落ちるときの水面の高低の差。「―の大きい滝」 ●二つの物事の高低の差。また、へだたり。「理想と現実の―が大きい」 **らく・さつ【落札】** 《名・他サ》入札の結果、目的物を自分の手に入れること。「名画を―する」 **らく‐じつ【落日】** [文] ●しずもうとしている太陽。落陽。 ●落ち目。没落。「インカ帝国の―」 **らく・しゅ【落手】** 《名・他サ》[文]受け取ること。落掌。「本日お手紙―しました」 [類語]入手。 ●碁・将棋で、悪手。 **らく・しゅ【落首】** [文]匿名で時事や人物を風刺した狂歌や狂句。 [参考]昔、政道批判の落書の一つ。 **らく・しょ【落書】** 昔、時事や特定の人物を風刺した匿名の文書。人目につく場所や該当者の家の門や壁にはったり、道に落としたりした。おとしぶみ。 **らく・しょう【楽勝】** 《名・自サ》楽に勝つこと。「ーの試合」 [対]辛勝。 **らく・しょう【落掌】** 《名・他サ》[文]「落手」に同じ。〔「落手」より改まった言い方〕「御芳書―致しました」 **らく‐じょう【落城】** 《名・自サ》 ●城が攻め落とされること。 ●[俗]くどかれて承知すること。 [類語]②陥落。 **らく・しょく【落飾】** 《名・自サ》〔身分の高い人が〕髪をそって仏門にはいること。 [類語]剃髪。[対]復飾。 **らく・せい【落成】** 《名・自サ》大きな建造物が、すっかりできあがること。「―式」 [類語]竣工 **らく・せき【落石】** 《名・自サ》上から石が落ちること。また、その石。「―の多い岩場を登る」 **らく・せき【落籍】** 《名・他サ》〔戸籍簿から名前がぬけ落ちている意〕芸者や遊女などを身請けしてやめさせること。 **らく・せつ【落雪】** 積もった雪がくずれ落ちてくること。また、その雪。 **らく・せん【落選】** 《名・自サ》 ●選挙に落ちること。[対]当選。 ●選にはいらないこと。[対]入選。 **らく・だ【駱駝】** ●ラクダ科の動物。背中に脂肪をたくわえたこぶをもち、数日間食物をとらずにいられるため、砂漠の生活に適する。乗用・運搬用。毛は織物用。 ●ラクダの毛で織った布。「―のシャツ」 **らくたい【落体】** [理]重力の作用で落下する物体。 <1511> >理性 「理性」とは、感情に走らず自己を抑制し論理的に思考し判断する能力をいう。印象などを直感的に感じ取る「感性」と対照的なものである。 近代以降、理性に基づく科学技術が進歩し、産業が発展した。同時に生産性や合理性が重んじられ、よりいっそう構造化された社会が形成されていく中、人々は理性的に生きることを強制され、「反理性的」な存在は排除されたり管理・支配の対象となった。 **らく‐ば【落馬】** 《名・自サ》馬から落ちること。 **らく・はく【落剝】** 《名・自サ》[文]はげ落ちること。剝落。「―の激しい壁画」 **らく・はく【落魄】** 《名・自サ》[文]落ちぶれること。「―した姿をさらす」 [類語]零落。 **らく・はつ【落髪】** 《名・自サ》[文]「剃髪」に同じ。 **らく‐ばん【落盤・落磐】** 鉱山やトンネルの坑道内で、天井や側面の岩盤がくずれ落ちること。「―事故」 **らく‐び【楽日】** 興行の千秋楽の日。楽。 **ラグビー** 一チーム一五人ずつ二組みにわかれて行う競技。楕円形のボールを持ったりけったりして運び、相手方のゴール内に手でつけることによって得点を争う。ラグビーフットボール。ラ式蹴球。 [参考]イギリスのラグビー校で初めて行われた。 **らく・ほく【洛北】** [文]都の北部。特に、京都の北部。 **らくめい【落命】** 《名・自サ》[文]命を落とすこと。特に、災難で死ぬこと。 **らく・やき【楽焼き】** ●ろくろをつかわず、指先で形をつけ、低い温度で焼いた陶器。 ●素焼きの陶器に絵などをかき、低い温度で焼きあげたもの。 **らくよう【洛陽】** ●中国、河南省北部の古都。名勝・古跡に富む。 ●「京都」の別称。 **―の紙価を高・める** 《句》著書が世に受け入れられて大いに売れる。 [故事]晋の時代、左思{さし}が三都賦を作ったとき、洛陽の人々が争ってこれを写したため、紙の価格が高くなったという故事から。〈晋書・左思伝〉 **らく‐よう【落葉】** 《名・自サ》木の葉がかれ落ちること。また、その葉。おちば。 **―じゅ【―樹】** 秋から冬に葉を落とし、翌年新しい葉をつける木。サクラ・イチョウ・ケヤキなど。[対]常緑樹。 **らく‐よう【落陽】** [文]「落日」に同じ。 **らくよう‐しょう【落葉松】** 「カラマツ」の別称。 **らくらく【楽楽】** 《副》〔「ーと」の形も〕 ●ゆったりしていて安楽なようす。「老後を―暮らす」 ●非常にたやすいようす。「難問題を―とこなす」 **ラグラン** 「ラグランスリーブ」の略。洋服の上着の袖つけが、えりあきから袖下にかけて斜めになっているもの。 **らく‐るい【落涙】** 《名・自サ》[文]涙を落とすこと。また、その涙。 [コロ]「―にむせぶ」 [類語]流涕。 **らく・だい【落第】** 《名・自サ》 ●試験・検査などにうからないこと。〔一定の条件を満足させない意にも使う〕「安全性の点で―だ」 [対]及第。 ●成績が悪くて進級できず、もとの学年にとどまること。 [類語]留年。 **ラグタイム** 一八九〇年ごろ、アメリカの黒人ピアニストたちが始めた音楽。シンコペーションを多用した独特のリズムを持つ。ラグ。 **らく・たん【落胆】** 《名・自サ》がっかりして気力をなくすこと。「失敗して―する」 [類語]気落ち。失望。 **らく‐ちゃく【落着】** 《名・自サ》物事に決まりがつくこと。「難航した交渉がーした」 [四字]一件― **らく・ちゅう【洛中】** [文]都の中。特に、京都の市中。洛内。[対]洛外。 **らく‐ちょう【落丁】** 本のページが一部分ぬけていること。 [参考]乱丁。 **らく‐ちょう【落潮】** [文] ●引き潮。落ち潮。 ●物事の勢いがおとろえること。落ち目。 **らく・てん【楽天】** 人生や社会に明るい見通しをもつこと。[対]厭世。 **―か【―家】** 楽天的な人。オプティミスト。[対]厭世家。 **―しゅぎ【―主義】** 世界や人生は善であるとする、または善は悪を圧倒するとする立場。また、一般に物事をすべてよい方向にだけ考えようとする傾向。オプティミズム。[対]厭世主義。 **―ち【―地】** 楽しく豊かに暮らせる土地。楽土。楽園。 **―てき【―的】** 《形動》物事をすべて明るく、よいほうに考えるようす。「―な性格」「―に生きる」 [対]悲観的。 **らく‐ど【楽土】** 楽園。パラダイス。 **らく‐ばく【落莫・落寞】** 《形動》[文]ものさびしいようす。「ーたる哀愁」 **ラクロス** 一チーム一〇人で二組みにわかれて行う、ホッケーに似た競技。ネットを張ったスティックでゴムボールを相手方のゴールに入れて得点を争う。 **ラケット** テニス・バドミントン・卓球などで、たまを打つための用具。 **らし** [文語] ■[助動:無変化型]確信のある推定を表す。…にちがいない。まちがいなく…らしい。「馬車着けるらし〈斎藤茂吉〉」 [参考]口語の「らしい」とは別語源。 ■《助動:シク型》〔「らしい」の文語形。中世以後の文語文に使われた〕>らしい(助動)。 **ラジアル・タイヤ** 自動車タイヤの種類の一つ。内部の繊維層が車輪の中心から放射状になっているもの。高速走行での安定性がよい。 **ラジアン** 《名・助数》〔数〕弧度。国際単位系で、平面の角度の単位。記号rad。 **らし・い** 《接尾》〔名詞(ときに副詞・形容動詞)について形容詞をつくる〕 ●…としての特質をよく備えている。「子供―・い」 ●…という気持ちを起こさせる。「わざと―・い」「もっとも―・い」「ばか―・い」 [参考]らしい(助動)。 **らしい** 《助動:形型》客観的な根拠・伝聞にもとづく推量を表す。また、婉曲な断定を表す。「事故があったらしい」「この米はうまいらしい」「犯人はどうやら女性らしい」「田中さんらしい人を見かけた」「明日の天気はおだやからしい」「駅から歩いてすぐらしい」 [接続]動詞・形容詞、助動詞「(ら)れる」「(さ)せる」「たい」「ない」「た」などの終止形につく。また、体言、形容動詞の語幹などにつく。 [参考]まぎらわしいものに接尾語の「らしい」がある。「いかにも物理学者らしい聡明な人だ」「子供らしい子供が好きだ」「いやらしい話」などは接尾語。「この法則を発見したのは高名な物理学者らしい」「花のように見えるが、実は葉っぱらしい」「彼はこの仕事が嫌いらしい」などは助動詞。後者はいずれも「〜であるらしい」とすることができる。 **ラジウム** 放射性元素の一つ。銀白色の金属で、キュリー夫妻が一八九八年に発見。医療・理化学研究に利用される。元素記号Ra **ラジエーター** ●蒸気や温水の熱を利用した暖房装置の放熱器。 ●自動車の水冷式エンジンの冷却に用いる放熱器。冷却器。 <1512> **ラジオ** 電波を用いる通信方式。●放送局から音声を電波にのせて放送し、受信機によって聴取者がその音声を受信して聞けるようにしたもの。また、その番組{の内容}。「FMー」●ラジオ②の受信装置。「カー―」▽radio[ーアイソトープ] 〔理〕放射性同位元素。▷radioisotope[ーカセット] ラジオとカセットテープレコーダーを組み合わせて一つにしたもの。ラジカセ。▽radio cassette recorder から。[ーコントロール] 無線操縦。ラジコン。▽radio control[ーコンパス] 船や航空機が地上局から発信される電波の方向を測り、自分の位置を知る計器。無線方向探知器。▽radio compass[ーせい【―星】] 強い電波を放射する天体の総称。電波星。電波天体。[ーゾンデ] 気球・ロケットなどにとりつけて打ち上げ、上層の温度・湿度・気圧・宇宙線などを電波で地上に送信する装置。▽Radiosonde[ーたいそう【―体操】] 放送局から放送される伴奏音楽や掛け声に合わせて行う体操。[ービーコン] 地上の一定の位置から電波を発信し、船や航空機に位置・方向を知らせる装置。無線標識。ビーコン。▽radio beacon[ーブイ] 船舶や航空機が海上で遭難したときに自動的に電波を発信し、所在を知らせる装置。▷radio buoy **ラジ・カセ** 「ラジオカセット」の略。 **ラジカル** 《形動》●根本的。「物事をーに考える」●急進的。「―な政治思想」=ラディカル。▽radical **ラジ・コン** 「ラジオコントロール」の略。 **らし・しょくぶつ【裸子植物】** 胚珠が子房に包まれていない植物。松・杉・ヒノキなど。[対]被子植物。 **らしゃ【羅紗】** 紡毛糸を原料とし、起毛した毛先を切りそろえるなどの仕上げをした、織り目のつんだ厚地の毛織物。▽{葡}raxa[ーがみ【―紙】] 外観や感触が羅紗に似た厚手の紙。壁紙・台紙などに使う。[ーめん【―綿】] 〔明治時代前期に〕西洋人の妾{めかけ}になった日本人の女性をいやしめて言った語。洋妾{ようしょう}。 **ら・しゅつ【裸出】** 《名・自サ》〔文〕むきだしになっていること。「地層がーする」 **ラショナリズム** 合理主義。▽rationalism **らしん【裸身】** 〔文〕「裸体」に同じ。「―をさらす」 **らしん・ぎ【羅針儀】** 「羅針盤」に同じ。 **らしんばん【羅針盤】** 方位を知るための装置。船・航空機の航行用や測量に用いる。羅針儀。コンパス。 **ラス** 漆喰{しっくい}・モルタルなどをぬるときに下地に使う材。メタルラス・ワイヤラスなど。▽lath **ラスク** パンをうすく切り、表面に粉砂糖と卵白を混ぜたものをぬってオーブンで焼いた菓子。▽rusk **ラスト** 最終。終わり。▽last[ースパート] 競走・競泳で、ゴールに近くなって、ありったけの力を出すこと。「―をかける」▽last spurt[ーネーム] 〔名に対し〕姓。ファミリーネーム。▽last name[ーヘビー] 最後のがんばり。▽last と heavy からの和製語。 **ラズベリー** バラ科キイチゴ属の落葉低木の総称。果実は、生食のほか、ジャム・ゼリーなどに用いる。フランボワーズ。▽raspberry **らせつ【羅刹】** 足が速く大力で、人を食うとされる悪鬼。のち、仏教の守護神となる。羅刹天。速疾鬼{そくしつき}。[参考]梵語rākṣasaの音訳。 **ら・ぞう【裸像】** はだかの体の像。裸体像。 **ら‐そつ【邏卒】** ●見回りをする兵卒。●明治時代初期の巡査の称。 **ら・たい【裸体】** はだかの体。裸身。ヌード。 **らち【埒】** 〔馬場の周囲のさくの意〕物事の、それ以上はこえられない範囲。限界。「忍耐の―を越える」「―を踏みはずす」[―が明・く] 《句》物事の決着がつく。〔多く、打ち消しの形で使われる〕「いくら交渉してもー・かない」[―も無・い] 《句》〔「埒もない」の転〕筋道だってないで、とりとめがない。「―・い論法」 **ら‐ち【拉致】** 《名・他サ》〔いやがる者を〕無理に連れていくこと。らっち。「重要人物をーする」 **らちがい【埒外】** ある一定の範囲の外。「法律の―にある家族内問題」[対]埒内。 **らちない【埒内】** ある一定の範囲の内。「学校のーで処理すべき課題」[対]埒外。 **らっ‐か【落下】** 《名・自サ》落ちること。「頭上、―物に注意」[ーさん【―傘】] 飛行中の航空機などから、人や荷物を安全に地上へ降下させるための布製のかさ状の用具。パラシュート。 **らつーか【落果】** 《名・自サ》〔文〕果実が木から落ちること。また、その果実。 **らつーか【落花】** 〔文〕(桜の)花が散ること。また、散った(桜の)花。 **ラッカー** 繊維素や合成樹脂の溶液に顔料をまぜた塗料。乾燥が速く耐水性にすぐれている。▽lacquer **らっかせい【落花生】** マメ科の一年草。受粉した花茎が地中にもぐり、まゆ形の殻をもった実を作る。種子は食用。ピーナッツ。なんきん豆。 **らっか‐ろうぜき【落花狼藉】** 〔文〕物が散り乱れているようす。「宴の後はーだった」 **らっ‐かん【楽観】** 《名・他サ》将来に対して明るい見通しをもつこと。「病状はーを許さない」[対]悲観。[―し【―視】] 《名・自サ》物事がうまく行くだろうと考え、心配しないこと。「戦況を―する」[―てき【―的】] 《形動》物事がうまくゆくと考えて心配しないようす。「―な考え方」[対]悲観的。 **らっ‐かん【落款】** 書や絵の作品に、作者が署名したり印を押したりすること。また、その署名や印。 **らっき【落暉】** 〔文〕沈む太陽。落日。入り日。 **ラッキー** 《形動》運がよいようす。幸運。[対]アンラッキー。▽lucky[ーセブン] 野球で、得点の機会が多いといわれる、第七回の攻撃。▽lucky seventh[ーゾーン] グラウンド側に特別に設けられた、ここに打球が直接入れば本塁打となる区域。[参考]現在日本にはない。▽lucky と zone からの和製語。 **らっ・きゅう【落球】** 《名・自他サ》一度受け止めたボールを落とすこと。 **らっきょう【辣韮・薤】** ユリ科の多年草。白色のりん茎には独特の香りがあり、食用。漬け物にする。 **ラック** 〔理〕ラックカイガラムシが分泌する樹脂状物質。また、それをアルコールやテレビン油にとかしたもの。食品の着色料、塗料などに用いる。シェラック。▽lac **ラック** 衣服・帽子をつるしたり、本などを立てかけておいたりするための棚。「マガジンー」▽rack **らっけい【落慶】** 《名・他サ》〔文〕神社・仏閣などの新築や補修の工事の落成を祝うこと。「―式」 **らっこ【猟虎・海獺】** イタチ科の動物。海面で、あお向けになって泳ぎ、胸の上に置いた石で貝を割って食べる。北太平洋の近海にすむ。▽rakko <1513> **らっし【臈次】** ●出家後の年数や、それによって決まる僧の位。●物事の順序。 **――も無い** 《句》埒{らち}も無い。 **ラッシュ** ●ある物事が、一時に集中して起こること。また、人々が殺到すること。「建設―」「帰省―」●ボクシングで、猛烈な攻撃。●「ラッシュアワー」の略。▽rush[ーアワー] 通勤・通学者などで交通機関が混雑する時間。▽rush hour **らっ!する【拉する】** 《他サ変》〔文〕拉致する。 **ラッセル** 気管支や肺胞に分泌物や血液がたまっているときに聴診器に聞こえる異常呼吸音。水泡音{すいほうおん}。▽{独}Rasselgeräuschから。 **ラッセル** ●《名・自サ》〔登山で〕雪をふみつけて道をひらくこと。●「ラッセル車」の略。▽russel[ーしゃ【―車】] 除雪車の一種。前部に排雪板をもち、機関車におされて線路上の雪をかき分けながら進む。 **らっち【拉致】** 《名・他サ》らち(拉致)。 **ラット** ネズミ。特に、実験・愛玩用に改良されたドブネズミ。▽rat **らっぱ【喇叭】** ●金管楽器の一つ。弁のない簡単なトランペット。信号用・軍隊用。●金管楽器の総称。あさがお形の拡声器。●大言壮語。大ぼら。[表記]「ラッパ」と書くことが多い。[参考]梵語ravaから、{葡}roeper からなど諸説がある。[―かん【―管】] →輸卵管{ゆらんかん}。[―のみ【―飲み】] 《名・他サ》らっぱをふくような格好で、びんからじかに飲むこと。「ビールをーする」[―を吹・く] 《句》大きなことを言う。ほらをふく。 **ラッピング** 《名・他サ》包装すること。▽wrapping **ラップ** 《名・他サ》食品包装用の透明なフィルム。また、それで包むこと。ラップフィルム。▽wrap(=包む) **ラップ** ●競走路の一周。また、プールの一往復。●「ラップタイム」の略。▽lap[ータイム] 陸上競技の中・長距離競走やスピードスケート・水泳などで、区切りのよい距離ごとに要した時間。途中計時。ラップ。▽lap time[ートップ] 膝の上に置いて使えるほど小型・軽量であること。「―パソコン」▽laptop **ラップ** 軽快なリズムに乗せて、早口でしゃべるように歌う・歌唱法{歌}。ラップミュージック。▽rap **らつ・わん【辣腕】** 《名・形動》〔あくどいと見えるほどに〕物事を処理する能力がすぐれていること。[コロ]「―をふるう」[類語]すご腕。 **ラディカル** 《形動》ラジカル。▽radical **ラディッシュ** 「はつかだいこん」に同じ。▽radish **ラテン** ■《造語》「中南米の」などの意。■《名》「ラテン語」「ラテン民族」「ラテン音楽」などの略。▽Latin(=古代ローマの)[―アメリカ] 中南米諸国のうち、ラテン語系のスペイン語・ポルトガル語を用い、ラテン文化の影響を受けつぐ国々の総称。▽Latin America[―おんがく【―音楽】] 中南米諸国でおこり、発達した音楽。タンゴ・サンバ・ルンバ・マンボなど。ラテンアメリカ音楽。ラテン。[―ご【―語】] インドヨーロッパ語族のイタリック語派に属する、古代ローマ帝国の公用語。現在でもローマカトリック教会の公用語や、学術用語・学名などとして使われる。[表記]「羅甸語」と当てる。[―みんぞく【―民族】] ラテン語を祖語とする、イタリア語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・ルーマニア語を話す人々の総称。[―もじ【―文字】] ローマ字。 **らでん【螺鈿】** 漆{うるし}工芸で、おうむ貝・あわび貝・夜光貝などの貝殻から真珠色の光を放つ部分を切りとって、漆器{しっき}などの表面にはめこむもの。 **らでん【驛馬】** 馬の雌とロバの雄との間にできた雑種。馬より小さいが、力があり丈夫。繁殖力はない。 **ラドン** 希ガス元素の一つ。ラジウムの崩壊によってできる放射性物質。無色の気体。{アルファ}線源として医療に使う。元素記号Rn。▷radon **ラ・ニーニヤ** 日付変更線より東の太平洋赤道海域で海水温が継続的に下がる現象。[参考]気候変動に影響をおよぼす。▽{西}La Niña (=女の子) **らぬき・ことば【ら抜き言葉】** 動詞の可能形から「ら」を省く話し方。「起きられる」「食べられる」を「起きれる」「食べれる」とするなど。[参考]られる。[>日本語「ら抜き言葉」] **ラノリン** 羊毛に付着する脂肪質の物質を精製したもの。軟膏{なんこう}や化粧品用。羊毛脂。羊毛蠟{ようもうろう}。▽lanolin **ラバー** ●ゴム。●消しゴム。▽rubber[ーソール] ゴム底{の革靴}。▷rubber sole **ら・ふ【裸婦】** はだかの女性。「―の絵」 **ラフ** ■《形動》●織物の目や物の表面が、あらいようす。また、ざらざらしているようす。「―な布地」●動作などが、あらっぽく、乱暴なようす。「―なプレー」●〔判断・仕事などが〕大ざっぱなようす。形式にこだわらないようす。「―なプラン」「―な服装」■《名》●ゴルフコースで、芝や雑草をかりこんでない地帯。●下絵。下書き。「まずーを描いてみる」▽rough[―スケッチ] ●絵の大まかな下書き。●大まかな構想。▽rough sketch **ラヴァ** 〔地〕溶岩。▽lava **ラヴァー** 恋人。ラバー。▽lover >日本語「ら抜き言葉」 >ら抜き言葉が問題になって久しい。「食べられる」というところを「食べれる」と言ってしまう類だ。「見れる」「着れる」「来れる」もら抜きだ。これについてはいろいろな議論があるが、私はら抜きでもかまわないと思う。ら抜き言葉は大正時代から現れていて、今に始まったことではない。ら抜き言葉は言葉の乱れではなく、言葉の変化と解したい。 >可能の意味を表す助動詞には「れる」と「られる」があるが、しかし、「れる」「られる」には可能の意味のほかに、尊敬・受身・自発の意味もある。「今日は朝から客に来られた」と言えば受身だが、「明日は来られますか」と言えば、可能にも尊敬にも取れる。それを「明日は来れますか」と言えば、可能の意味だけになって区別がはっきりする。ら抜きは可能の意味だけで使われるので、この区別をしていることになる。すでに江戸時代に発生し、ふつうに使われている五段活用動詞の可能形「書ける」「読める」「話せる」などが、他の活用形にも広がっていく例といえる。 >ただし、まだ違和感をもつ人もかなり多いので、使う人も場面によって使い分ける必要があるだろう。 **らでん【】** 放射線量の単位。一{ラド}は、物質一{グラム}当たりの吸収するエネルギーが一〇〇{エルグ}のときの線量をいう。記号rad。[参考]国際単位系では「グレイ」を用いる。一{ラド}は、〇・〇一{グレイ}にあたる。▽rad <1514> >可能動詞 **―される** 《助動:下一型》〔助動詞「れる」が、一段動詞・カ変動詞、および使役の助動詞「(さ)せる」「しめる」につくときの形〕→れる。「ネズミにかじられる」「門はかたく閉じられている」(直接的受け身)、「一晩中音楽をかけられたのでは眠れない」「君に辞められると困る」(間接的受け身)、「まずくて食べられない」「六時にはとても起きられない」「見たい時には、すぐに見られます」「歩いて十分で来られる」(可能)、「行く末が案じられる」(自発)、「部長、電話に出られますか」(尊敬) [参考]可能の意では、近年「見れる」「来れる」「出れる」「食べれる」など、可能動詞の形も広く行われるが、標準から外れるとする考えも強い。できるだけ「見られる」「来られる」「出られる」「食べられる」など、未然形+「られる」の形で使いたい。 **らんかん【卵管】** 輸卵管。 **らん‐かん【欄干・闌干】** 橋・階段などのふちに取り付けて、人や物が落ちるのを防いだり飾りにしたりするもの。 [類語]手すり。 **らぶ【愛】** ●《名・自他サ》恋愛。また、恋。愛。「プラトニック―」「―ストーリー」 ●テニスなどで、無得点。零点。「―オール」「―ゲーム」 **―アフェア** 情事。色事。 **―コール** ●熱心な勧誘。 [コロ]「―を送る」 ●恋人などへの愛の電話。 **―シーン** 映画・演劇で、男女の恋愛を演じる場面。濡れ場。 **―ホテル** 情事のためのホテル。ラブホ。 **―ラブ** 《名・形動》[俗]愛し合っていること。「―のカップル」 **―レター** 恋文。 **ラプソディー** 狂詩曲。狂想曲。 **ラベル** 小形のはり紙。レッテル。レーベル。 **ラベンダー** シソ科の常緑低木。青紫色の花をつける。香料・薬用にするラベンダー油をとる。 **ラボ** 「ラボラトリー」の略。「ランゲージー」 **ラボラトリー** ●実験室。研究室。 ●製作所。=ラボ。 **ラマ** チベット仏教の高僧。 [表記]「喇嘛」「刺麻」と当てる。 **―きょう【―教】** 「チベット仏教」の別称。チベット・モンゴルなどで行われている仏教。観音を信仰し、ダライラマ・パンチェンラマを活仏として崇拝する。 **ラミー** イラクサ科の多年草。苧麻{ちょま}の変種。茎からとれる繊維は織物・漁網用。 **ラミネート** アルミ箔{はく}やプラスチックの薄片などを重ね合わせること。「―加工」「―チューブ」 **らむ** 《助動》〔「らん」の古風な表記〕→らん(助動)。 **ラム【RAM】** →略語集(RAM)。 **ラム** 糖蜜などを原料としてつくる蒸留酒。飲用や、菓子の材料などに使う。糖酒。ラム酒。 **ラム** 子羊。また、その毛や肉。 **―ウール** 子羊の毛。柔軟で手触りがよく、高級毛織物の原料となる。 **ラムサール・じょうやく【ラムサール条約】** 水鳥の生息地である湿地を守るための国際条約。正式名「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。 [参考]一九七一年にイランのラムサール(Ramsar)で開かれた国際会議で採択された。 **ラムネ** 砂糖とレモン香料を加えた水に、炭酸ガスをとかしこんだ清涼飲料。ガラス玉のはいった特殊な形のびんにつめる。 [類語]サイダー。 **ラメ** ●金糸・銀糸のまざった糸。また、それで織った織物。 ●化粧品などに用いる微小な箔。 **ら‐り【乱離・羅利】** 《名・形動》「乱離骨灰」の略。 **ラリー** ●テニス・卓球で、ボールを続けざまに打ち合うこと。 ●指定されたコースを一定の条件で走る、自動車の長距離耐久競走。 **らり・こっぱい【乱離骨灰・羅利骨灰・乱離粉灰・羅利粉灰】** 《名・形動》乱雑になること。また、めちゃめちゃになること。らり。 **らり・る** 《自五》[俗]酒・薬物などの影響で、ことばや動作がおぼつかなくなる。 **らる** 《助動:下二型》[文語]〔文語助動詞「る」が、一・二段動詞、サ変動詞、カ変動詞、および助動詞「(さ)す」につくときの形〕→る。「むづ痒いやうに覚えられ〈幸田露伴・五重塔〉」(自発)、「竜華寺の坊さまにいぢめられんは心外と〈樋口一葉・たけくらべ〉」(受け身)、「この銭はいつまでも貯へらるるものぞと〈森鷗外・即興詩人〉」(可能)、「昨夜ここに着せられし天方大臣に附きてわれも来たり〈森鷗外・舞姫〉」(尊敬) **ラルゴ** 楽曲の速度を表す標語の一つ。「幅広く、ゆるやかに」の意。 **ら‐れつ【羅列】** 《名・自他サ》ずらりと・並ぶこと(並べること)。「問題点を―する」 **ラワン** フタバガキ科に属する常緑高木の総称。材はやわらかく良質で、合板用・建築用材・家具用材など。フィリピンで多く産する。 **らん【乱】** [文]秩序が乱れること。特に、戦いが起こり世の中が乱れること。「応仁の―」 [コロ]「治にいて―を忘れず」 [類語]内乱。反乱。動乱。 **らん【卵】** 雌性の生殖細胞。卵子。 **らん【欄】** ●印刷物などの紙面の、罫で囲んだりくぎったりした部分。「解答―」 ●新聞・雑誌などで、特定の記事をのせるために罫で囲んだ部分。また、記事の種類による紙面の区分。「投書―」 **らん【蘭】** ●ラン科の植物の総称。ひとつの花の開花期間が長く、多くは観賞用に栽培される。 ●「和蘭」の略。 **らん** 《助動:特殊型》[文語]推量を表す。「悪阻といふらんものならん〈森鷗外・舞姫〉」 [表記]「らむ」とも書く。 **ラン【LAN】** →略語集(LAN)。 **ラン** ●映画・演劇などの興行。「ロング―」 ●野球で、得点。「スリー―ホーマー」 ●ニット類の編み目がほどけること。 ●[電算]プログラムの実行。 **らん・うん【乱雲】** ●[文]乱れ飛ぶ雲。 ●[気]乱層雲の旧称。 **らんえん・けい【卵円形】** 卵の外形に似て一方が少しとがった円形。 [類語]卵形。 **らん・おう【卵黄】** 卵の黄身。脂肪・たんぱく質に富む。[対]卵白。 **らん・がい【欄外】** 〔新聞・書籍・文書などの紙面の〕文章を囲んだ枠・仕切りの外。 **らん・かいはつ【乱開発】** 《名・他サ》自然環境を考慮せずに、みだりに開発を行うこと。「丘陵地の―」 **らん・かく【卵殻】** [文]卵のから。 **らん‐かく【濫獲・乱獲】** 《名・他サ》鳥・獣・魚などをむやみに捕ること。「野鳥の―を防ぐ」 **らん・がく【蘭学】** オランダの学問。特に、江戸時代中期以後、オランダ語の書物によって西洋の学術を研究した学問。 [類語]洋学。 **らん・かつ【卵割】** 《名・自サ》動物の受精卵が分裂して多くの細胞に分かれること。分割。 <1515> **らん‐き【嵐気】** [文]山中の空気。また、山中に立つもや。山気。 **らん・ぎく【乱菊】** 花弁が長くてふぞろいな菊の花。また、その模様や紋所。 **らん・ぎゃく【乱逆】** [文]むほん。反逆。「―の徒」 **らん・ぎょう【乱行】** 乱暴なふるまい。また、みだらな行い。「酔って―におよぶ」 [類語]不行跡。 **らん・ぎり【乱切り】** 料理で、野菜などを、形をそろえずにだいたい同じ大きさに切ること。 **らん・きりゅう【乱気流】** [気]飛行機の航行に影響するほどの、不規則な気流。 **ランキング** 順位づけ。「世界―第一位に躍り出る」 **ランク** 《名・他サ》順位を定めること。また、順位。「最上位にーされる」 **らん・ぐい【乱杭・乱杙】 秩序なく打ち込んだくい。 **―ば【―歯】** ふぞろいに生えている歯。 **らん・くつ【濫掘・乱掘】** 《名・他サ》計画や方針を立てずに、鉱山などをむやみにほること。 **らん・ぐん【乱軍】** [文]「乱戦」に同じ。 **らん・けい【卵形】** [文]卵のような形。また、卵の縦断面のような形。たまごがた。 [類語]卵円形。 **ランゲージ** ことば。言語。 **―ラボラトリー** 外国語教育で使う、視聴覚機器を設備した教室。略語LL。 **らん‐げき【乱撃】** 《名・他サ》入り乱れて戦うこと。また、銃などを乱射すること。 **らんこう【乱交】** 《名・自サ》男女が集団の中の不特定の相手と性行為をもつこと。 **らん・こう【濫行・乱行】** [文]道にそむいた行い。 **らん・こうげ【乱高下】** 《名・自サ》[経]相場が短期間のうちに、激しく動くこと。乱調子。 **らんごく【乱国】** 内戦などで秩序が乱れている国。[対]治国。 **らんこん【乱婚】** 男女が特定の夫・妻を定めずに夫婦関係を結ぶこと。雑婚。 [参考]人類学者モルガン(L.H.Morgan)が原始的な婚姻形態として想定したもの。 **らん・さく【濫作・乱作】** 《名・他サ》作品を(質を考えず)むやみに多く作ること。「推理小説を―する」 **らん‐ざつ【乱雑】** 《名・形動》乱れて整理されていないこと。「―な部屋」「書類を―に散らす」 **らん‐し【乱視】** 目の水晶体や角膜が正しい球面をしていないため、光線が網膜上の一点に集まらず、物が重複して見えたり、ちらついて見えたりする状態。 **らん‐し【乱世】** 秩序の乱れた世の中。戦乱の世。らんせい。「―を生きる」「―の雄」 [対]治世。 **らん・し【卵子】** 雌の生殖細胞。精子と結合して一つの個体となる。卵細胞。卵。[対]精子。 **らんし・しょく【藍紫色】** あい色を帯びた紫色。 **らん‐しゃ【乱射】** 《名・他サ》弾丸などを目標を定めず、むやみに発射すること。「銃をーする」 **らん‐じゃ【蘭麝】** [文]蘭の花の香りと麝香の香り。転じて、よい香り。 **らん・しゅ【乱酒】** ●大勢が入り乱れて酒を飲むこと。 ●酒を過度に飲むこと。 **らん・じゅく【爛熟】** 《名・自サ》〔果実が熟しすぎる意から〕物事が、これ以上発達できないと考えられるほど発達すること。「―した江戸文化」「―期」 **らんじゅ・ほうしょう【藍綬褒章】** 公衆の利益、または公共の事業に大きく貢献した人に、国から与えられるあい色のリボンのついた記章。 [類語]→褒章。 **らん‐しょ【蘭書】** オランダの書物。また、オランダ語で書かれた書物。 **らんしょう【濫觴】** [文]物事の始まり。起源。「京浜間が日本鉄道網の―である」 [類語]嚆矢。 [語源]「長江も源流は觴{さかずき}を濫{うか}べるほど小さい流れである」という、荀子・子道篇のことばから。 **らん・しん【乱心】** 《名・自サ》心がくるい乱れること。精神が正常でなくなること。〔古い言い方〕「殿のご―」 [類語]狂気。発狂。 **らん・しん【乱臣】** 世を乱し主君に反逆をくわだてる臣下。 **―ぞくし【―賊子】** [文]世を乱す臣と、親に背く子。人の道にはずれた人のこと。 **らん‐すい【乱酔・爛酔】** 《名・自サ》ひどく酒にようこと。 [類語]泥酔。 **らんすう・ひょう【乱数表】** 0から9までの数字を無秩序に並べた表。統計や暗号などに用いる。 **らん・せい【乱世】** →らんし(乱世)。 **らん・せい【卵生】** 卵が、体外に産み出され、体外で発育してかえること。 [参考]胎生・卵胎生。 **らん‐せん【乱戦】** ●敵味方が入り乱れて戦うこと。乱軍。「市長選挙は保守・革新の―となった」 ●スポーツで、荒れ模様の試合。 [類語]②混戦。 **らん‐そう【卵巣】** 動物の雌性生殖器の一つ。卵子を生じ、女性ホルモンを分泌する。ヒトでは骨盤の内側に左右一対ある。[対]精巣。 **らん‐ぞう【濫造・乱造】** 《名・他サ》質や内容を考えず、むやみに多くつくること。 [四字]粗製― **らんそう‐うん【乱層雲】** [気]高度の低いところに広がる暗灰色の雲。雨・雪などを降らせる。雨雲。 **らん‐だ【乱打】** 《名・他サ》 ●むやみに打ちたたくこと。「太鼓を―する」 ●〔野球で〕安打を打ちまくること。「―戦」 [同]②乱れ打ち。 **らん・だ【懶惰】** 《名・形動》[文]なまけること。らいだ。「―な生活」 [類語]怠惰。 **らん・たいせい【卵胎生】** 卵生の動物であるが母体内で卵がふ化し幼生となって生まれること。タニシ・マシ・グッピーなど。 [参考]胎生・卵生。 **ランダム** 《形動》手当たりしだい。「街頭で―に意見を聞く」 **ーサンプリング** 統計調査・標本調査でサンプルを取り出す際に、かたよりがないように、全体から無作為に取り出す方法。無作為抽出(法)。任意抽出法。 **ランタン** 四面をガラス張りにした、角型の手提げランプ。角灯。ランターン。 **ランチ** ●[港内などを走る〕エンジン付き小型船。汽艇。 ●軍艦に積んだ連絡用の小艇。 **ランチ** 昼食。また、盛り合わせの定食。「ータイム」「お子様ー」 **らんちき・さわぎ【乱痴気騒ぎ】** 入り乱れて大騒ぎすること。「―をくりひろげる」 [類語]どんちゃん騒ぎ。 **ランチャー** ロケット・ミサイルなどの発射装置。発射筒。 **らんちゅう【蘭鋳・蘭虫】** 金魚の一品種。体が丸く、腹部がふくらんで、背びれがない。まるこ。 **らん・ちょう【乱丁】** 書物のページの順序が乱れて製本されていること。また、そのページ。 [参考]落丁。 <1516> >乱暴 「**乱暴**」 **《名・形動》《自サ》ふるまいが荒々しいこと。「―者」「―に扱う」 [類語]粗暴。 [参考]「強姦」の婉曲な表現としても使われる。** ●**言動などが粗雑で、筋道が立っていないこと。「―な議論」** **らんちょ** →らんちょう(乱丁)。 **ランチョン** 昼食。午餐。「―マット」 [参考]「ランチ」よりも形式ばったもの。 **ランディング** ●上陸。陸揚げ。 ●飛行機の着陸。また、スキーのジャンプなどの着地。 **ランデブー** ●(男女が)時・場所を決めて会うこと。あいびき。〔古風な言い方〕 [類語]密会。デート。 ●二つの人工衛星が、ドッキングを行うために軌道上の空間で近づくこと。ランデヴー。 **らん・とう【乱闘】** 《名・自サ》敵・味方が入り乱れて、たたかうこと。「両軍の選手が―を演じる」 [類語]乱戦。 **らん・とう【卵塔・蘭塔】** 台座の上の部分が卵形の墓石。多く禅僧の墓に用いる。 **―ば【―場】** 墓場。墓地。 **らん・どく【濫読・乱読】** 《名・他サ》手当たりしだいに書物を読むこと。「ミステリーをーする」 **ランドセル** おもに小学生が学用品を入れて通学する、背負い式のかばん。 **ランド・マーク** ●陸上の目印となる・もの(建造物)。 ●歴史的建造物。 **らん・どり【乱取り・乱捕り】** 柔道で、二人ずつ組んで、自由に技を出し合って行う練習。 **ランドリー** クリーニング店。「コインー」 **ランナー** ●陸上競技で、競走種目の選手。「長距離―」 ●野球で、走者。 **らん・にゅう【乱入】** 《名・自サ》荒々しく、無理矢理はいりこむこと。「敵陣にーする」 **ランニング** ●走ること。また、競走。 ●「ランニングシャツ」の略。 ●運営。運転。 **―コスト** [経]維持管理費。また、運転資金。 **―シャツ** 袖無しで、襟ぐりの大きいシャツ。ランニング。 **―ストック** [経]企業活動を続けるのに必要な在庫。正常在庫。[対]デッドストック。 **らん・ばい【乱売】** 《名・他サ》損得を度外視して、むやみに安く売ること。投げ売り。「―合戦」 **らん・ぱく【卵白】** 卵の白身。 [対]卵黄。 **らん・ばつ【濫伐・乱伐】** 《名・他サ》無計画に山林の木を伐採すること。「―の結果、山崩れが起こる」 **らん・ぱつ【濫発・乱発】** 《名・他サ》 ●むやみに放つこと。「野次を―する」 ●〔紙幣・債券・小切手などを〕むやみに発布・発行すること。「手形を―する」 **らん・はんしゃ【乱反射】** 《名・自サ》[理]光がさまざまな方向に反射すること。[対]整反射。 **らん‐ぴ【濫費・乱費】** 《名・他サ》〔金・品物・精力などを〕むやみについやすこと。「公金の―」 [類語]浪費。 **らん‐ぴつ【乱筆】** ●筆跡が乱れていること。また、その筆跡。 ●〔手紙文で〕自分の筆跡を謙遜して言う語。「―乱文にて失礼いたします」 [類語]拙筆。 **らん・ぶ【乱舞】** 《名・自サ》入り乱れてまうこと。また、激しく動き回ること。「ホタルがーする渓谷」 [四字]狂喜― **ランプ** ●石油などを燃料とする西洋風の照明器具。 ●電灯。 [表記]②とも「洋灯」と当てた。 **ランプ** 高速道路のインターチェンジで、立体交差した二つの道路をつなぐ傾斜道路。また、自動車専用道路の出入り口。ランプウエー。 **らん‐ぶん【乱文】** [文] ●乱れて整っていない文章。 ●〔手紙文で〕自分の手紙などを謙遜して言う語。「乱筆―をお許しください」 **らん‐ぺき【藍碧】** [文]あおみどり。 **らん‐ぽう【蘭方】** 江戸時代、オランダから伝わってきた医術・薬学。「―医」 **らん‐ぽん【藍本】** [文](藍は青の出るもとの意で)原本。原典。 **らん・ま【乱麻】** [文] ●乱れもつれた麻糸。 ●物事や世の中が乱れるたとえ。 [参考]快刀乱麻を断つ。 **らん・ま【欄間】** 天井と鴨居または長押との間に格子や、透かし彫りの飾り板などをとりつけた部分。 **らんまん【爛漫】** 《形動》[文] ●花が咲きほこっているようす。「春―」 ●形や枠にとらわれず明らかに現れるようす。 [四字]天真― **らんみゃく【乱脈】** 《名・形動》秩序や決まりがみだれて筋道が立たないこと。「―な経理」 [類語]不正。 **らん‐よう【濫用・乱用】** 《名・他サ》むやみやたらに使うこと。「職権の―」 **らんらん【爛爛】** 《形動》[文] ●光り輝くようす。「―たる満天の星」 ●眼光がするどく輝くようす。「トラが―と目を光らせる」 **らん・りつ【乱立・濫立】** 《名・自サ》 ●秩序なく立ち並ぶこと。「プラカードがーする」 [類語]林立。 ●多数のものがむやみやたらに立つこと。「候補者が―する」 **らん・りゅう【乱流】** [理]運動している流体において、速度や圧力が不規則に変化する流れ。 [対]層流。 **らん・りん【乱倫・濫倫】** [文]行いが人の道にはずれること。特に、男女の関係がみだらなこと。 [類語]不倫。 **らん・る【檻褸】** [文]ぼろ。ぼろきれ。 **り【裏】** 《接尾》その条件・状況の中にある意。…のうち。「暗々ーにさとる」「成功の裏に終わる」 **り【里】** 《名・助数》尺貫法の距離の単位。一里は、三六町(=約三・九三キロ)。 [参考]古代の一里は、六町。 **り【利】** ●もうけ。利益。「―を追う」 [コロ]「漁夫の―」 ●都合がよいこと。便利。 [コロ]「地の―を得る」 ●勝ちめ。「戦い―あらず」 ●利子。利息。「―がーを生む」 **―に聡・い** 《句》物事が自分に有利かどうかをすぐに見分け、常に有利な方を選ぶ。 **―を食・う** 《句》 ●元金に利子がつく。 ●相場の変動をうまくとらえ、株の転売や買い戻しで利益を得る。利食いをする。 **り【吏】** ■《名》[文]役人。「―の道に背く」 ■《接尾》「役人」の意。「税関―」 <1517> **り【理】** 〔物事に作用する〕原理。法則。「自然のー」●理屈。また、道理。[句]「盗人にも三分の一」[句]「―が通らない」「理科」「理学部」「物理学」の略。[―が非でも] 《句》理屈に合おうが合うまいが。[―が非にな・る] 《句》理屈に合っていて正しいにもかかわらず、誤解や権力者の思惑などによって誤りとされる。[―に落・ちる] 《句》理屈っぽくなる。[――に勝って非に落・つ] 《句》理屈の上では勝っても、実質上、負けたのと同じ結果になる。理を以て非に落ちる。理に勝って非に負ける。[――に適・う] 《句》理屈・道理にぴたりと合う。[――の当然] 《句》理屈からみて確かにそうであること。[――を分・ける] 《句》筋道をたてて説明する。 **り** 《助動:ラ変型》文語●継続を表す。・・・ている。「青く澄む空に群れ飛べる鳥影小さし〈岡野直七郎〉」●結果の存続を表す。また、単なる状態を表す。…ている。…てある。「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ・・・〈石川啄木〉」●完了(時に、過去)を表す。・・・た。「この時母上通りかかり給へり〈森鷗外・即興詩人〉」[参考]現在でも、連体形「る」の形は、優雅な表現として表題・標語などで使われる。多く連体詞的に働く。「生ける屍{しかばね}」「眠れる獅子{しし}」「怒れる若者たち」など。 **リア・エンジン** 車体の後部にエンジンを備えていること。[対]フロントエンジン。▽rear engine **リアクション** 反応。反動。反作用。▽reaction **りーあげ【利上げ】** 《名・自サ》利率を上げること。[対]利下げ。 **リアスしき・かいがん【リアス式海岸】** 〔地〕起伏の多い陸地が沈降してできた海岸線の、特に屈曲の複雑な海岸。三陸海岸・志摩半島など。リアス海岸。[参考]「リアス(Rias)」は、スペイン語のリア(=湾)にちなむ。 **リアリスティック** 《形動》●写実的。「―な描写」●現実的。実際的。「―な政治感覚」=リアリスチック。[同]②リアル。▽realistic **リアリスト** ●文学・美術などで、リアリズムを信奉する人。写実主義者。●現実主義者。実際家。=レアリスト。▽realist **リアリズム** ●文学・美術などで、自然や人生のありさまを忠実・客観的に描写することを重んじる立場。写実主義。②〔哲〕実在論。●現実的・実際的な事柄を重んじる立場。現実主義。=レアリスム。▽realism **リアリティー** ●現実感。真実らしさ。「―のとぼしい小説」●〔哲〕実在。実体。=レアリテ。▽reality **リアル** 《形動》●現実的。「―に生活を見つめる」●写実的。「―な描写」[同]①②リアリスティック。▽real[タイム] ●即時。同時。「―で映像が届く」[―タイム・しょり【―タイム処理】] (real-time processing)〔電算〕データが発生すると同時に処理し、その結果をただちに送り返す方式。即時処理。 **リーク** 《名・自他サ》秘密がもれること。秘密をもらすこと。機密漏洩{ろうえい}。[コロ]「情報を―する」▽leak **リーグ** 同盟。連合。連盟。特に、運動競技の連盟。「メジャーー」▽league[―せん【―戦】] 競技に参加した団体や個人が、すべての相手と試合をして優勝を決める試合方法。総当たり戦。[参考]トーナメント。 **リース** 《名・他サ》〔比較的長期の〕賃貸借契約。[類語]レンタル。▽lease **リース** 花輪。花冠。「クリスマスー」▽wreath **リーズナブル** 《形動》●合理的。●価格が、妥当であるようす。手ごろ。「―な商品」▽reasonable **リーゼント・スタイル** 男性の髪形の一つ。前髪を張り出させたオールバック。リーゼント。[参考]ロンドンのリーゼント街の若者たちの間で生まれた。▽regent と style からの和製語。 **リーダー** ●指導者。指揮者。また、主将。「チームー」●〔印刷で〕点線。破線。「―罫{けい}」▽leader[ーシップ] ●指導者としての地位または職責。指導権。「主流派がーをにぎる」[類語]へゲモニー。●統率力。指導力。「――に欠ける首相」▽leadership **リーダー** ●〔英語の読解用の〕教科書。●読者。②〔電算〕読み取り機。「マイクロー」▷reader **リーチ** ●腕をのばした長さ。特に、ボクシングで、相手まで届く腕の長さ。「―がある」▽reach **リーディング** ●読むこと。特に、学習のために外国の文章を読むこと。●朗読。朗読法。▽reading **リーディング・ヒッター** 野球で、一シーズンの打率が最もよい打者。首位打者。▽leading hitter **リート** ドイツの独唱用の歌曲。叙情的なものが多い。▷{独}Lied(=歌) **リード** 《名・他サ》〔集団や相手を〕指導すること。先導すること。「出版業界を―する」●《名・他サ》運動競技などで、相手を引きはなすこと。「一点―する」「―を許す」●野球で、走者が次の塁をねらって塁からはなれること。「―を大きく取る」●新聞や雑誌などで、記事の概要を書いて冒頭におく文章。前書き。前文。▽lead[ーオフ・マン] ●野球で、一番打者。●その道の先頭に立って他を導く人。「政界のー」▽lead-off man **リード** オーボエ・クラリネットやリードオルガンなどにとりつける細長い薄片。これを振動させて音を出す。簧{こう}。[―オルガン] ペダルをふみ、リードを振動させて音を出すオルガン。▽reed organ **リーフレット** 〔宣伝・案内などのための〕一枚刷りの印刷物。[類語]パンフレット。▽leaflet **リーベ** 《名・他サ》愛すること。●恋人。▽{独}Liebe **リール** 糸・つり糸・映画用フィルム・録音テープなどを巻き取るための軸や枠。▽reel **りーいん【吏員】** 地方公務員。〔古風な言い方〕 **リウマチ** 原因不明で関節や筋肉などが痛む、急性または慢性の病気の総称。リューマチ。リューマチス。ロイマチス。▷rheumatism **りーうん【利運】** 〔文〕よいめぐり合わせ。幸運。 **り・えき【利益】** ●金銭上のもうけ。「上半期のー」[コロ]「ーを上げる」[類語]利。利潤。収益。利得。●得になること。ためになること。「国民の―」「―代表」[注意]「りやく」と読めば別語。[―しゃかい【―社会】] 「ゲゼルシャフト」に同じ。[対]共同社会。 **り・えん【梨園】** 歌舞伎役者の社会。「―の御曹司{おんぞうし}」[故事]中国の唐の玄宗皇帝が、梨の木を植えた庭園でみずから舞楽を教えたことから。 **り・えん【離縁】** 《名・他サ》●夫婦または養親子{ようしん}の縁を絶つこと。●[法]養子縁組を解消すること。[―じょう【―状】] 昔、夫から妻に離縁のしるしとしてわたした書きつけ。[類語]三行半{みくだりはん}。去り状。 <1518> **リエンジニアリング** 企業がコスト・品質・サービスなどを改善するために、事業システムの根本的な再設計・再編成を行うこと。▷reengineering **り・か【李下】** 〔文〕スモモの木の下。[――に冠を正さず] 《句》実をぬすんでいると疑われるおそれがあるので、スモモの木の下で冠を直すべきではない。人から疑いをかけられるような行いはつつしむべきである。〈古楽府・君子行〉[類語]瓜田に履{くつ}を納{い}れず。 **り・か【梨花】** 〔文〕梨の花。 **リーか【理科】** ●学校教育における教科の一つで、自然界の事象や現象について学ぶもの。また、物理・化学・地学・生物など、自然科学方面の科目の総称。●大学で、自然科学を研究・教授する部門。[対]文科。 **り・かい【理会】** 《名・他サ》〔文〕物事の道理をさとること。「宇宙成立の原理を―する」 **り・かい【理解】** 《名・他サ》●物事の筋道・意味をさとること。「文章を―する」「―に苦しむ」「―力」[類語]納得。会得。得心。●他人の心・立場などを思いやること。「部下に対して―がある」 **り・がい【利害】** 利益と損害。[四字]「―得失」[句]「両者のーが一致する」[類語]得失。損得。損益。[―かんけい【―関係】] 同一の物事によって、同じ利益を得たり、利害が相反したりする関係。利害が影響し合う関係。 **り・がい【理外】** 〔文〕普通の道理では説明できないこと。[連語]「―の理(=普通の道理では説明できない不思議な道理)」 **り・かがく【理化学】** 物理学と化学。理化。 **り・かく【離隔】** 《名・自他サ》〔文〕はなれへだたるここと。また、はなしへだてること。隔離。 **りーがく【理学】** 自然に関する科学の総称。特に、物理学。「―博士」 **り・かん【罹患】** 《名・自サ》〔文〕病気にかかること。罹病。「インフルエンザにーした」「―率」 **り・かん【離間】** 《名・他サ》〔文〕〔故意に〕互いの仲を引きはなすこと。[コロ]「両国のーをはかる」 **りーがん【離岸】** 《名・自サ》〔文〕岸をはなれること。 **り・き【利器】** ●[文]するどい刃物・武器。[類語]利剣。●便利ですぐれた道具や器械。「文明の―」 **りき【力】** ■《名》〔俗〕ちから。体力。精力。「あの人にはーがある」[コロ]「―が入る」■《接尾》それだけの力がある意。「十人―」 **りき・えい【力泳】** 《名・自サ》力いっぱい泳ぐこと。 **りき・えん【力演】** 《名・他サ》力いっぱい演じること。「マクベスをーする」[類語]熱演。 **りき・がく【力学】** ●〔理〕物体間に作用する力と物体の運動の関係を研究する、物理学の一部門。「量子―」●集団内の力関係。「政治の―が働く」[―てき【―的】] 《形動》力学に関するようす。物体間に作用する力と物体の運動の関係にかかわるようす。 **りき・かん【力感】** 力強い感じ。「―あふれる作品」 **りきーさく【力作】** 精いっぱいの力をつぎこんで作り上げた作品。[類語]労作。 **りき・し【力士】** プロの相撲取り。 **りき・せつ【力説】** 《名・他サ》ある意見・主張などを力をつくして述べること。「土地政策の重要性を―する」 **りき‐せん【力戦】** 《名・自サ》「力闘」に同じ。 **りき・そう【力漕】** 《名・自他サ》〔ボートなどを〕力の限りこぐこと。 **りき‐そう【力走】** 《名・自サ》力の限り走ること。 **リキッド** ●液体。流動体。「―タイプ」●男性用の液体整髪料。ヘアリキッド。▽liquid **りき・てん【力点】** ●〔理〕てこやそれを応用した道具で物を動かすとき、力を加える箇所。[対]支点・作用点。●主眼とし、力をこめる箇所。「数学に―を置く」 **りき・とう【力投】** 《名・自他サ》野球で、投手が力の限り投球すること。 **りき・とう【力闘】** 《名・自サ》力の限りたたかうこと。力戦。「―むなしく敗れる」[類語]奮闘。奮戦。 **りきどう・かん【力動感】** 力強く、生き生きとした感じ。ダイナミックな感じ。「―あふれる動作」 **りき・む【力む】** 《自五》●息をつめて力を入れる。「バーベルに手をかけて―・む」●力があるように見せかける。勢いを張る。「優勝してみせると―・む」《文》《四》。 **り・きゅう【離宮】** 皇居・王宮などのほかに設けた宮殿。「赤坂―」[類語]御用邸。 **りきゅう・いろ【利休色・利久色】** 黒みがかった緑色。[参考]千利休が好んだという。 **りきゅう・ねずみ【利休鼠・利久鼠】** 利休色を帯びたねずみ色。 **リキュール** 洋酒の一つ。蒸留酒やアルコールに、糖類・香味料などを加えてつくった香気の高い混成酒。アブサン・キュラソー・ベルモットなど。▽liqueur **り・きょう【離京】** 《名・自サ》都をはなれること。特に、東京または京都をはなれること。 **リーきょう【離郷】** 《名・自サ》故郷をはなれること。 **りき・りょう【力量・力倆】** ある物事をするのに出し得る能力の程度。「教師としてのーが試される」 **りく【陸】** 地球表面の、水におおわれず岩石・砂れきなどでできている部分。[類語]陸地。[対]海。[りくのことう【―の孤島】] 《連語》陸続きなのに離れ島のように交通が不便な所。 **りく・あげ【陸揚げ】** 《名・他サ》船で運んで来た荷物を陸にあげること。荷あげ。揚陸。 **りーぐい【利食い】** 《名・自サ》〔経〕株の転売や買いもどしをして、差額をもうけること。「―売り」 **りく・うん【陸運】** 貨物・旅客などを陸上の輸送機関で運ぶこと。陸上運輸。[対]海運・水運。 **リクエスト** 《名・他サ》〔利用者・客などからの〕要望。注文。「―に応じる」「―曲」▽request **りく・かい【陸海】** ●陸上と海上。●陸軍と海軍。 **りくぎ【六義】** ●「詩経」の分類による漢詩の六体。風・雅・頌{しょう}・賦{ふ}・比・興の六つ。●「古今和歌集仮名序」の分類による和歌の六体。そえ歌・数え歌・なずらえ歌・たとえ歌・ただごと歌・祝い歌の六つ。●書道で、筆法・風情・字象・去病・骨目・感得裟の六つ。●「六書」に同じ。 **りく‐ぐん【陸軍】** 陸上での作戦を任務とする軍隊。[対]海軍・空軍。 **りくーさん【陸産】** 陸上で産出すること{もの}。[対]水産。 **りくしょ【六書】** ●漢字の成り立ちと使い方に関する六つの種別。成り立ちに関する象形・指事・会意・形声(諧声)と、使い方に関する転注・仮借{かしゃ}。六義。●「六体」に同じ。 **りくじょう【陸上】** ●陸の上。陸地。[対]海上。水上。●「陸上競技」の略。[―きょうぎ【―競技】] トラックやフィールドで、走る・跳ぶ・投げるの三つの基本動作を競う競技。 <1519> **りく・すい【陸水】** 海洋以外の、陸地に囲まれた水の総称。湖沼・河川の水および地下水。「―学」 **りく・せい【陸生・陸棲】** 《名・自サ》陸地に・すむ(生える)こと。「―動物」「―植物」 [対]水生。 **りく・せん【陸戦】** 陸上での戦闘。 [対]海戦・空戦。 **りくぜん【陸前】** 旧国名の一つ。今の宮城県の大部分と岩手県の一部。 **りく・そう【陸送】** 《名・他サ》トラック・鉄道などを用いて陸上を輸送すること。 [類語]陸運。[対]海送。 **りく・ぞく【陸続】** 《形動》[文]〔人・車などが〕絶え間なく続くようす。「購入者がーとやってくる」 **りく・たい【六体】** 漢字の六種の書体。大篆{だいてん}・小篆{しょうてん}・八分{はっぷん}・隷書・行書・草書。また、古文・奇字・篆書・隷書・繆篆{びゅうてん}・虫書。→六書。 **りく・だな【陸棚】** 「大陸棚」に同じ。 **りく‐ち【陸地】** 陸である土地。おか。 **りくちゅう【陸中】** 旧国名の一つ。今の岩手県の大部分と秋田県の一部。 **リーくつ【理屈・理窟】** ●物事の筋道。もっともな論理。道理。 [コロ]「―に合った議論」 [類語]筋。理。 ●こじつけの理論。へりくつ。 [コロ]「―をこねる」 **りく・つづき【陸続き】** 海などでへだてられずに、陸地から陸地に続いていること。 [類語]地続き。 **りくつ・つ・ぽ・い【理屈っぽい・理窟っぽい】** 《形》何事にも理屈をつけたがる傾向が強いようすだ。「―・い人」 **りく・とう【陸稲】** 「おかぼ」に同じ。[対]水稲。 **りくとう・さんりゃく【六韜三略】** ●中国古代の兵法書「六韜」と「三略」。 ●兵法の極意。 **りく・はんきゅう【陸半球】** [地]地球を水陸の分布状態から二分したとき、陸地の面積を広くふくむようにとった半球。[対]水半球。 **りくふう【陸封】** 海水と淡水との両方で生活する魚が、河川や湖などに閉じこめられて、そこにすみつくようになること。ベニマスに対するヒメマスの類。 **りくふう【陸風】** [気]晴天の日の夜、陸から海に向かってふく風。陸軟風。[対]海風。 **りく・ほう【陸棚】** 「大陸棚」に同じ。陸棚。 **りく・り【陸離】** 《形動》[文]光が美しく輝くようす。〔「光彩―」の形で使う〕 **りく・ろ【陸路】** 陸上の交通路。〔副詞的に用いて、「歩いて」「陸上の交通機関を用いて」の意を表す〕「―京におもむく」 [対]海路(水路)・空路。 **リクライニング・シート** 背もたれが後方にかたむき、その角度を変えられる座席。 **リクリエーション** →レクリエーション。 **リクルート** ●《名・他サ》人材を求めること。 ●学生が就職活動をすること。また、その活動。 **リケッチア** 細菌とウイルスの中間ぐらいの大きさをもつ微生物。発疹チフス・つつがむし病の病原体など。 **り・けん【利剣】** ●[文]切れあじのするどい刀剣。 [類語]利器。 ●仏教で、煩悩を打ち破る仏法の力。一般に、邪悪なものを打ち破るもの。 **り・けん【利権】** ある利益を自分のものにし得る権利。特に、業者が公的機関の財政経済活動と結託して手に入れる権益。「―を獲得する」「官庁の―に群がる業者」 **リーげん【俚言】** [文]卑俗なことば。また、田舎びたことば。俚諺。 **リーげん【俚諺】** 世間で広く言いならわされていることわざ。「負けるが勝ち」「急がば回れ」など。 **り‐こ【利己】** 他人のことを考えず、自分だけの利益をはかること。「―的な人」 [対]利他。 **―しゅぎ【―主義】** 自分の利益・快楽などをまず第一にし、他の人のいことをかえりみない考え方。主我主義。エゴイズム。[対]利他主義。愛他主義。 **り・こう【利口・利巧・悧巧】** 《名・形動》 ●頭がよいこと。かしこいこと。「―な子供」 [類語]利発。聡明。 ●〈多く「おー」の形で〉子供などが聞き分けがよくおとなしいこと。〔ふつう、大人が子供に向かって言うときに使う〕「おーにしているんですよ」 ●悪がしこく、抜け目のないこと。「―に立ち回る」 **り‐こう【履行】** 《名・他サ》義務や約束事などを実際に行うこと。「債務を―する(=借金を返す)」 [類語]実行。 **りーごう【離合】** 《名・自サ》はなれたり合わさったりすること。「政党のーが目まぐるしい」 **りごう・しゅうさん【離合集散】** 《名・自サ》はなれたり集まったりすること。「―をくり返す」 **リコーダー** 縦吹きの木管楽器。中世やバロックの音楽で重要な地位をしめた。素朴でやわらかい音色をもつ。ブロックフレーテ。 **リコール** 《名・他サ≫ ●[政]議会の解散や公職者の解職を請求すること。また、その請求に基づいて、解散・解職させること。解散請求。解職請求。 ●自動車などで、製品の欠陥がわかったとき、生産者が無料で回収・修理を行うこと。 **リコピン** 天然色素の一つ。トマト・スイカなどに多く含まれる赤い色素。 **リゴリズム** 道徳・規範を守ることを厳しく求める態度。厳粛主義。厳格主義。 **り・こん【利根】** 《名・形動》[文]生まれつき、かしこいこと。 [類語]利口。利発。[対]鈍根。 **り・こん【離婚】** 《名・自サ》夫婦が婚姻を解消すること。「―訴訟」「―届」 [類語]離縁。破婚。 **リサーチ** 調査。「マーケティングー」 **リザーブ** 《名・他サ》予約すること。 ●スポーツで、控え(の選手)。 **リーさい【罹災】** 《名・自サ》災害にあうこと。「―者」 [類語]被災。 **りーざい【理財】** ●[文]財産をうまく運用すること。「―の道に暗い」 ●「経済」の旧称。 **リサイクリング** →リサイクル。 **リサイクル** 《名・他サ》廃物の再利用。再生利用。リサイクリング。「資源の―」 [参考]リサイクルとリユースの二つと合わせて「3R」と呼ばれる。→リデュース。 **リサイタル** 独唱会。独奏会。 **り・さげ【利下げ】** 《名・自サ》利率を下げること。[対]利上げ。 <1520> **りーさつ**【利札】 りふだ。 **りーざや**【利、鞘】 取り引きで、売値と買値の差額によって生じる利益。売買差益。「ーをかせぐ」 **りーさん**【離散】 ●《名・自サ》人々がはなればなれになること。「一家がーする」 四字{よじ}「集合{しゅうごう}―」 類語{るいご}四散{しさん}。 ●[数]数値の変化が、連続的でないこと。 **りし**【利子】 金銭を貸すことに対する報酬として、その金銭の額に対して一定の割合で支払われる金銭。利息。類語{るいご}金利{きんり}。利{り}。対{たい}元金{がんきん}。 **\*り・じ**【俚耳】〔文〕「俗耳{ぞくじ}」に同じ。 **\*り・じ**【理事】 ●[法]法人の事務を処理し、その法人を代表して権利を行使する役職(の人)。参考{さんこう}株式会社では「取締役」と称する。 ●団体で、担当事務を処理する特殊な役職。 **\*り・しゅう**【履修】《名・他サ》 規定の学科・課程などをおさめること。「全課程を―する」 注意{ちゅうい}「履習」は誤り。 **\*り・しゅう**【離愁】〔文〕別れの悲しみ。 **りーじゅん**【利潤】 総収入から経費を差し引いた残り。もうけ。「―の追求を第一に考える」 類語{るいご}利益{りえき}。 **\*り・しょう**【利生】《「利益衆生{りやくしゅじょう}」の略》仏や菩薩が衆生に利益を与えること。また、その利益。 **\*り・しょう**【離床】《名・自サ》〔文〕〔病気が治ったり目がさめたりして〕寝床をはなれること。類語{るいご}起床{きしょう}。 **\*り・しょう**【離昇】《名・自サ》〔文〕飛行機が地上をはなれて上昇すること。 **\*り・しょう**【離礁】《名・自サ》 船が、乗りあげた暗礁からはなれること。 **\*り・しょく**【利殖】《名・自サ》 資金をうまく運用して財産をふやすこと。貨殖{かしょく}。「――に長{た}ける」 類語{るいご}理財{りざい}。 **\*り・しょく**【離職】《名・自サ》 ●職務からはなれること。 ●勤めをやめて職場をはなれること。「一者」 **りす**【栗鼠】 (「栗鼠」の唐音「りっす」の転)リス科の動物の総称。背は褐色、腹は白色で、尾は長くふさふさしている。森林にすんで木の実などを食べる。きねずみ。くりねずみ。 **\*り・すい**【利水】 水の流れをよくすること。また、水の利用をはかること。水利。「―事業」 類語{るいご}治水{ちすい}。 **\*り‐すい**【離水】《名・自サ》〔文〕〔水上飛行機などが〕水面から飛び上がること。対{たい}着水{ちゃくすい}。 **り・すう**【理数】 理科と数学。「―系」 **リスキー**《形動》 危険が大きいようす。▽risky **リスク** 〔損害を受ける〕危険。「―を伴う投資」▽risk **\*リ・せき**【離籍】《名・他サ》 民法旧規定で、戸主が家族に対して、家族としての身分を取り除くこと。 **リセット**《名・他サ》 ●〔操作中の機器・計器などの設定を〕始動時の状態に変えること。 ●〔俗〕やり直すこと。「生き方をする」▽reset **り・せん**【離船】《名・自サ》 乗船員・乗客などが船をはなれ去ること。類語{るいご}下船{げせん}。 **リスト** 目録。名簿。一覧表。「不要品の一を作る」「ブラックー」▽list **―アップ**《名・他サ》 ある条件にあてはまるものを選び出すこと。また、選び出して名簿などにのせること。▽listとupからの和製語。 **\*リスト** 〔スポーツで〕手首。「―が強い」▽wrist **―カット** 自殺や自傷行為として、自分の手首を切ること。参考{さんこう}俗にリスカとも言う。▽wristとcutからの和製語。 **リストラ**《他サ》 「リストラクチャリング」の略。企業がその構造や業務内容を再構築すること。特に、人員整理。▽restructuringから。 **リスナー** 聞き手。特に、ラジオ番組の聴取者。▽listener **リスペクト**《名・他サ》 尊敬すること。尊重すること。「先輩への―を欠く」▽respect **リズミカル**《形動》 リズムがあるようす。律動的。リズミック。「手足を―に動かす」▽rhythmical **リズム** ●規則的にくり返されるときの、規則的な動き。律動。「生活の―がくるう」 ●詩の韻律。また、声の強弱・抑揚から生じる快い響き。 ●メロディー・ハーモニーとともに音楽の三要素の一つ。音の強弱や長短が、一定の決まりに従って連続するもの。▽rhythm **―アンド・ブルース** 黒人音楽の一種。エレキギターなどでリズムを強調したブルース。R&B。 **り・する**【利する】 ■《他サ変》 ●利用する。「地形を―・した城」 ●利益を与える。「敵を―・する行為」 ■《自サ変》 役に立つ。「研究に―・する点が大きい」 **り・せい**【理性】 〔感性に対して〕物事を論理的・概念的に思考したり自己を抑制したりする能力。「人間は―の動物である」「―を保つ」「―を失う」 **―てき**【―的】《形動》 〔感情に走らず〕理性に使って冷静に判断し、行動するようす。「―な対応」 類語{るいご}理知的{りちてき}。対{たい}感情的{かんじょうてき}。 **\*り・せき**【離席】《名・自サ》 席をはなれること。対{たい}着席{ちゃくせき}。 > 評論文キーワード 理性 **「理性」**とは、感情に走らず自己を抑制し論理的に思考し判断する能力をいう。印象などを直感的に感じ取る「感性」と対照的なものである。近代以降、理性に基づく科学技術が進歩し、産業が発展した。同時に生産性や合理性が重んじられ、よりいっそう構造化された社会が形成されていく中、人々は理性的に生きることを強制され、「反理性的」な存在は排除されたり管理・支配の対象となった。 **り・そう**【理想】 最も完全なものとして、人が心にえがき求めるもの。「平和を―とする憲法」対{たい}現実{げんじつ}。 **―か**【―化】《名・他サ》物事を理想の状態において考えること。「母性をーする」 **―か**【―家】 理想ばかりを追い求める人。類語{るいご}夢想家{むそうか}。 **―きょう**【―郷】 理想としてえがく、完全で平和な社会。ユートピア。 **―しゅぎ**【―主義】〔哲〕道徳的・社会的理想の実現を追求することが人生の意義であるとする立場。アイディアリズム。対{たい}現実主義{げんじつしゅぎ}。 **―てき**【―的】《形動》状態が理想に合致しているようす。「―な環境」 **リゾート** 行楽・避暑・避寒などのために行く場所。保養地。「―ホテル」▽resort **り・そく**【利息】 「利子」に同じ。 **りーぞく**【俚俗】〔文〕 ●田舎の風習。また、いやしい風習。 ●《名・形動》田舎びていること。「―なことば」 **リゾット** イタリア風の米料理。バターでいためた米に魚貝・野菜などを加え、スープでたいたもの。▽risotto **りーそん**【離村】《名・自サ》 住んでいた村をはなれること。「過疎地の住民がーする」 **りった**【利他】 自分のことよりも他人の利益や幸福をは <1521> **リターナブル** 《名・形動》容器や瓶がが、回収して再利用の対象となること。「―瓶」▽returnable **リターン・マッチ** ●プロボクシングなどで、選手権をうばわれた者が、新しい選手権保持者の最初の挑戦者となって行う試合。●再挑戦。再戦。▽return match **リタイア** 《名・自サ》●自動車レースなどで、故障・事故などのために途中で退場・棄権すること。●引退・退職すること。「―してのんびり暮らす」▽retire(=退く) **りーたつ【利達】** 《名・自サ》〔文〕身分・地位などが高くなること。立身出世。[類語]栄達。 **りーだつ【離脱】** 《名・自サ》組織や状態などから、ぬけ出ること。「党籍を―する」「戦線―」[類語]脱退。 **リタルダンド** 演奏の速さの変化を表す標語の一つ。「しだいにおそく」の意。ラレンタンド。 **りーち【理知・理智】** 感情や本能に支配されず、論理的に物事の道理を判断する能力。[―てき【―的】] 《形動》理知によって判断し、行動するようす。「―で冷静な人」[類語]理性的。知性的。 **リチウム** 〔理〕アルカリ金属元素の一つ。銀白色でやわらかく、金属の中で最も軽い。有機化合物の還元剤、合金の添加剤、花火、医薬などに使う。元素記号Li。▽Lithium **りち‐ぎ【律義・律儀】** 《名・形動》かたく義理を守ること。実直なこと。「―な人だから時間通りに来る」「―にお返しの品を送る」 **りーちゃくりく【離着陸】** 《名・自サ》航空機の離陸と着陸。[類語]離発着。 **りつ【立】** ■《接頭》「・・・に立つ」「・・・を立てる」の意。「―候補」「―太子」■《接尾》「・・・によって設立された」の意。「島根県―」 **りつ【律】** ●おきて・法則。「因果の―」●奈良・平安時代、令{りょう}とともに律令制度の基本とされた法典で、刑罰に関して規定したもの。●雅楽で用いる旋法の一つ。りっせん。[対]呂。 **りつ【率】** ●ある部分の、全体に対する割合。比率。歩合{ぶあい}。「配当のーがいい」■〔接尾語的にも使う〕「合格―」●努力・労力に対する報いの程度。「もっとーのいい仕事はないか」 **りつ‐あん【立案】** 《名・他サ》●計画を立てること。「再開発計画を―する」●文書の下書きをつくること。[類語]②起案。 **りつーか【立夏】** 二十四節気の一つ。陰暦四月の節。太陽暦の五月五、六日ごろ。暦の上で夏が始まる日。 **りっ‐か【立花・立華】** 生け花で、中心になる枝をまっすぐに立てた型を基本とするもの。 **りつ‐がん【立願】** 《名・自サ》神や仏に願いをかけること。願かけ。願だて。りゅうがん。[類語]発願。 **りーつき【利付き】** 債券・株式に利札・配当がついていること。「―債券」 **りっきゃく【立脚】** 《名・自サ》そのものがよって立つ立場を定めること。「民主主義に―した政治」「―点」 **りっきょう【陸橋】** 道路や鉄道線路の上にかけたりっきょう【陸橋】橋。ガード。 **りっけん【立件】** 《名・他サ》訴訟事件とすべきことを立証すること。「贈賄事件として―する」 **りっけん【立憲】** 憲法を制定すること。[―せいじ【―政治】] 憲法に基づいた政治。[―せいたい【―政体】] 憲法を定め、司法・立法・行政の三権を分立させ、議会を通して国民が政治に参加する政体。 **りつ‐げん【立言】** 《名・自サ》〔文〕自分の意見をはっきりと述べること。また、その意見。「政策に関するー」 **りつ‐こう【力行】** 《名・自サ》〔文〕たえまなく力をつくし、はげむこと。[四字]「苦学―」 **りっこう【陸行】** 《名・自サ》陸路を行くこと。陸上の旅。りくこう。[対]水行。 **りっこうほ【立候補】** 《名・自サ》選挙で、候補者として名乗り出ること。「自治会の会長に―する」 **りっ‐こく【立国】** ●新しく国家を建設すること。建国。「―の精神」●ある産業を基本とする方針や計画によって、国家を存立・発展させること。「工業―」 **りっこし【律師】** 〔仏〕●戒律に通じ、徳望の高い僧。●僧都{そうず}に次ぐ僧の官位の名称。 **りっし【律詩】** 漢詩の一体。一句が五言または七言の、二句ずつからなる八句から構成されているもの。律。[七言―] **りっし【立志】** 志を立てること。人生に高い目標を定めて、それを成しとげようと固く決意すること。[―でん【―伝】] 逆境の中で志を立て、人一倍努力した末に成功した人の伝記。「―中の人(=立志伝に登場するような立派な人)」 **りっしゅう【律宗】** 仏教の一派。南都六宗の一つで、戒律を重んじる。七五四年、唐僧鑑真が来朝して伝えた。本山は唐招提寺{とうしょうだいじ}。 **りっしゅう【立秋】** 二十四節気の一つ。陰暦七月の節。太陽暦の八月七、八日ごろ。暦の上で秋が始まる日。 **りっしゅん【立春】** 二十四節気の一つ。陰曆正月の節。太陽暦の二月四日ごろ。暦の上で春が始まる日。[参考]八十八夜・二百十日・二百二十日は、立春から起算する。 **りっ‐しょう【立証】** 《名・他サ》ある物事の存在や真実性を、証拠立てて明らかにすること。証明すること。「新説の信憑性をーする」「無罪を―する」 **りっしょく【立食】** 〔洋式の宴会で〕立ったままで食べること{形式}。「ーパーティー」 **りっしん【立身】** 《名・自サ》人が社会的に認められ、よい地位につくこと。[四字]「―栄達」[類語]出世。 **りっしん・しゅつせ【立身出世】** 《名・自サ》社会的に高い地位につき、名声を得ること。 **りっしんべん【立心偏】** 漢字の部首「忄(心の変形)」の称。 **りっ・すい【立錐】** 〔文〕錐{きり}を立てること。[――の余地も無・い] 《句》〔錐を立てるほどのわずかなすきまもないの意〕人が密集して入りこめないようすの形容。「場内は―・い」 **りっ!する【律する】** 《他サ変》ある基準に従って物事を判断{処理}する。「自分の考えで他を―・する」 **りっせん【律旋】** 雅楽で用いる旋法の一つ。洋楽のレミファソラシドレに相当するもの。律。[対]呂旋。 **りつ・ぜん【慄然】** 《形動》〔文〕おそれ、おののくようす。ぞっとするようす。「被災地の惨状にーとする」 **りつ・ぞう【立像】** 立ち姿の像。たちみ。[対]座像。 **りっ・たい【立体】** 幅・奥行き・高さの三次元の広が「りをもって空間を占める物体。[―こうさ【―交差】] 道路・鉄道などで、二つの路線が上下に高さをちがえて交差すること。[―ずけい【―図形】] 立方体・直方体・球などのように三次元の広がりをもつ図形。[対]平面図形。[―てき【―的】] 《形動》●見た物が奥行きや深みや厚みをもっていて、立体の感じを与えるようす。「―な画面」●ある物事をいろいろな視点・立場からとらえるようす。「農村社会の構造をーに調べる」[対]②平面的。[―は【―派】] →キュービスム。 <1522> **りったいし【立太子】** 公式に皇太子を定めること。 **りっち【立地】** 社会的・自然的な条件を考えて、産業を営む土地を決定すること。「―条件にめぐまれる」 **リッチ** 《名・形動》裕福なこと。また、豊かなこと。[対]プア。▽rich **りっとう【立刀】** 漢字の部首の一つ。「刂(刀の変形)」の称。 **りっとう【立党】** 《名・自サ》新しく政党・党派を作ること。「一宣言」「―の精神」 **りっとう【立冬】** 二十四節気の一つ。陰暦一〇月の節。太陽暦の一一月七、八日ごろ。暦の上で冬が始まる日。 **りつ・どう【律動】** 《名・自サ》ある一定の規則でくり返される運動。「―美」[類語]リズム。[―てき【―的】] 《形動》規則的にくり返されるようす。「―な動き」 **リットル** 《名・助数》メートル法による体積の単位。縦・横・高さがそれぞれ一〇{センチ}の立方体に等しい体積。一〇〇〇立方{センチ}。約五合五勺。リッター。記号L。[表記]「立」と当てた。▽{仏}litre **りっぱ【立派】** 《形動》●堂々としていて見事なようす。また、技術・能力などがすぐれているようす。「―な邸宅」「―な腕前」●とやかく言うところがなく完全であるようす。「―に責任を果たす」「―な大人だ」 **リップ** 唇。▽lip[ークリーム] 唇につける荒れどめのクリーム。▽lipcream[ーサービス] 実行する気持ちのない口先だけの言葉。おせじ。▷lip service[ースティック] 棒状の口紅。棒紅。▷lipstick **りっぷく【立腹】** 《名・自サ》腹を立てること。 **りっぽう【立方】** 〔数〕《名・他サ》同じ数・式を三度かけあわせること。三乗。●長さを表す単位名の前につけて、体積の単位をつくる語。「五―センチ」●長さの単位のあとにつけて、その長さを一辺とする立方体を表す語。「三メートルー」[―たい【―体】] 〔数〕六面の等しい正方形で囲まれた立体。さいころ状の形。正六面体。 **りっぽう【立法】** 法律を定めること。「麻薬対策の―化を急ぐ」[―きかん【―機関】] 法律を制定する権限を持つ国家機関。立法府。日本では国会。[―けん【―権】] 国家の、法律を制定する権能。[参考]司法権・行政権とともに国家の三権の一つ。[―ふ【―府】] →立法機関。 **りーづめ【理詰め】** 理屈でおしとおすこと。「―で言い負かす」「―の論法」 **りつりょ【律呂】** 日本および中国の古い音楽の調子。ろれつ。 **りつ・りょう【律令】** 奈良・平安時代、隋・唐の制度にならって作られた、国の基本とされた法典。「大宝律令」「養老律令」などがある。 **りつ・れい【立礼】** 《名・自サ》立ってする敬礼。 **りつ‐ろん【立論】** 《名・自サ》議論の筋道を組み立てること。また、その議論。「―の根拠」 **りってい【里程】** 里{り}を単位としてはかった距離。里数。また、みちのり。「―標」 **リテラシー** ●読み書き能力。●ある分野や対象について情報を得て、それを活用する能力。「コンピューター―」▷literacy **りーてん【利点】** 物事の、有利・便利な点。「大量輸送のー」[類語]長所。メリット。 **り・とう【離党】** 《名・自サ》所属していた政党・党派をはなれること。「―勧告」[対]入党。 **リ・とう【離島】** ●陸地から遠くはなれている島。離れ島。[類語]孤島。●《名・自サ》島をはなれること。「就職のため―する」 **り・とく【利得・利徳】** 利益を得ること。また、得た利益。もうけ。「あっせん―処罰法」 **リトグラフ** 石版画。石版印刷。▽lithographe **リトマス** 〔理〕地衣類のリトマス苔にからとれる紫色の色素。酸にふれると赤くなり、アルカリにふれると青くなる性質がある。▽litmus[―しけんし【―試験紙】] 〔理]液体にひたして、その液体が酸性かアルカリ性かを判別するのに使う紙。リトマス紙。 **リトミック** 音楽教育法の一つ。運動と音楽を結びつけて、リズム感を養い、身体の感覚や機能を発達させ、心身の調和をはかるもの。 **リトル・リーグ** 九歳から一二歳までの少年少女が行う野球リーグ。硬式ボールを使用し、六イニングまで行う。▽Little League **りーどん【利鈍】** 〔文〕●刃物の切れ味が、するどいこととにぶいこと。●かしこいこととおろかなこと。 **リニア・モーター** 可動部分が直線運動をする構造の電動機。振動・騒音・故障が少ない。線型誘導電動機。[―カー] [参考]超高速鉄道の動力として利用される。▽linear motor(=直線状の発動機)[―カー] リニアモーターで駆動する鉄道車両。特に、電磁石により路面から車体を浮かせて高速走行するもの。リニア。▷linear motor と car からの和製語。 **りーにち【離日】** 《名・自サ》〔外国人が〕日本をはなれること。「インド大使が―する」[対]来日。訪日。 **りーにゅう【離乳】** 《名・自サ》歯の生えはじめた乳児が、乳以外の食べ物を少しずつとるようになり、しだいに乳からはなれること。乳離れ。「―食」 **リーてき【利敵】** 敵に利益を与えること。「―行為」 **リデュース** 廃棄物の発生を抑制し、減少させること。[参考]リサイクル。▽reduce(=減らす) **リニューアル** 《名・他サ》〔新しくする意から〕店舗などを改装すること。また、都市を再開発すること。▷renewal **リーにょう【利尿】** 尿の排泄を促進すること。「―剤」「―作用」 **り・にん【離任】** 《名・自サ》任務、任地からはなれること。「―式」[対]着任。 **り・ねん【理念】** ●ある物事が、どうあるべきかについての根本的な考え方。「憲法の一」●「イデア」に同じ。[―か【―化】] 《名・他サ》ある物事の本質に関する考えを理念の形にして明らかにすること。「市民運動の―」 **リネン** ●リンネル。●ホテルや病院などで、シーツ・枕カバー・タオルなど、布製品の総称。「―室」▽linen **りーのう【離農】** 《名・自サ》農業をやめて他の職業に転じること。「―者が増加する」 **リノリウム** 亜麻仁油の酸化物に樹脂・コルクくずなどを混ぜて、麻布に圧着させてつくった床敷き。 <1523> **りぼう【利望】** 《名・自サ》[文]利益を望むこと。 **リボルビング** クレジットカード発行時に月間利用限度わくを決め、毎月一定額を返済する方式。リボルビング方式。リボ。 **リハーサル** 演劇・演奏などの下げいこ。特に、本番の直前に(総出演で)行う総げいこ。「監督が―に立ち会う」 ●予行演習。「運動会の―」 **リバーシブル** 《名・形動》布や洋服が表裏両面ともに使えること。「―のオーバー」 **リバイバル** 古い歌謡曲・映画などが再び発売・上映されるようになること。再流行。「―作品」 **リバウンド** 《名・自サ》 ●バスケットボールなどで、シュートしたボールがゴールに入らずにはね返ること。 ●ダイエット・薬の服用などを急にやめた結果、状態がもとにもどったりさらに悪化したりすること。 **り・はつ【利発・悧発】** 《名・形動》〔「利口発明」の略〕かしこいこと。利口なこと。「―な子」 [類語]聡明。利口。 **り・はつ【理髪】** 《名・自サ》髪の毛をかって形をととのえること。「―店」 [類語]調髪。整髪。散髪。 **りはっちゃく【離発着】** 《名・自サ》〔空港での〕出発と到着。「―予定時刻」 [類語]離着陸。発着。 **りーはば【利幅】** 利益のはば。「―が小さい」 **リハビリ** 「リハビリテーション」の略。 **リハビリテーション** 傷病で長く社会生活をはなれていた人に対して、機能回復訓練や職業訓練などを行い、社会生活に復帰できるようにすること。リハビリ。 **りーばらい【利払い】** 利息をはらうこと。 **り・はん【離反・離叛】** 《名・自サ》はなれ、背くこと。「部下の―を招く」 **りーひ【理非】** 道理にかなっていることと外れていること。是非。「―をわきまえた行動」 [四字]―曲直 **リピーター** 同じ所に、何度も行く人。また、常連客。 **リピート** 《名・他サ》 ●くり返すこと。 ●音楽で、反復。「―記号」 ●再放送。再上演。 **リビドー** 精神分析学で、人間の行動の基底となる根元的欲望。 **りーびょう【罹病】** 《名・自サ》病気にかかること。罹患。「―率」 **リビング** ■《造語》「生活」「暮らし」「生きている」などの意を表す。「―ストック(=生活関連産業株)」 ■《名》「リビングルーム」の略。 **―ウイル** 過度の延命医療を拒否する旨を書き記した文書。 [参考]「生前に発効する遺言」の意。 **―キッチン** 居間と台所が一体になった部屋。略称LK。 **―ダイニング・キッチン** →略語集(LDK)。 **―ルーム** 家族団らんの中心となる、居間。リビング。 **リブ** ●〔牛などの〕肋骨周辺の肉。リブロース。 ●建築で、天井などに使う肋骨状の部材。 **リファイン** 《名・他サ》洗練すること。また、純化・精製すること。 **リフォーム** 《名・他サ》 ●衣服の仕立て直し。 ●建物の改築・増築。 **りーふじん【理不尽】** 《名・形動》物事の筋道が通らないこと。また、理屈に合わないことを無理におし通そうとすること。「―な要求」 [類語]不合理。 **りーふだ【利札】** 債券や証券類についている札で、それと引き替えに利子の支払いを受けるもの。利札{りさつ}。 **リフト** ●荷物を運ぶ(小型の)エレベーター。昇降機。 ●スキー場などで、ワイヤロープで客をのぼりおりさせる、いす式の装置。 ●フィギュアスケートのペア・アイスダンス種目で、女性選手を持ち上げる技。 **リプリント** 《名・他サ》 ●写真などを複写すること。 ●本を復刻すること。再版。重版。「―版」 **リプレー** 《名・他サ》録音・録画の再生。リプレイ。「ビデオをーする」 **リフレーション** [経]デフレ対策の一つ。下がりすぎた物価を引き上げるために、計画的に通貨量を増やすこと。統制インフレーション。 **リフレッシュ** 《名・自他サ》生き生きとよみがえること。また、よみがえらせること。「―休暇」「心身が―する」 **リベット** 鋼板をつぎ合わせるのに使う、大形の鋲。 **リベラリスト** 自由主義者。 **リベラリズム** 自由主義。 **リベラル** 《形動》 ●社会的な規律や慣習などにとらわれず、自由であるようす。「―な校風」 ●自由主義的。「―な考え」 **りーべん【利便】** 《名・形動》[文]つごうのよいこと。便利。「交通―の地」「―性を追求する」 **りべん・か【離弁花】** 花弁が、互いに分離している花。[対]合弁花。 **リベンジ** 《名・自サ》もう一度挑戦して、雪辱を果たそうとすること。 **りーほう【理法】** [文]物事の道理にかなった決まり。法則。「自然の―」 **リポーター** →レポーター。 **リポート** →レポート。 **リボ・かくさん【リボ核酸】** リン酸・糖・塩基が多数結合した高分子化合物。DNAの遺伝情報に従って、蛋白質の合成に主要な役割を果たす。略語RNA。 <1524> **リボン** テープ状の幅のせまい布。また、それを結んで飾りとしたもの。▽ribbon **りーまわり【利回り】** 債券・株券の買い入れ価格に対する配当金または利息の割合。「―が有利な債券」「高―」 **リミット** 限界。限度。また、範囲。「タイムー」▽limit **リム** ●車輪の外側の枠。自転車・自動車などのタイヤをはめこむ。●眼鏡のふち。▽rim **リムジン** ●箱型の高級乗用車。●空港への客の送り迎えに用いるバス。▽{英}limousine **リメーク** 《名・他サ》つくり直すこと。映画やCDなどで、以前につくられたものを、内容を大きく変えることなく新たにつくること。リメイク。▽remake(=作り直す) **りーめん【裏面】** ●物のうら側。うら側の面。●物事の、表面には現れない部分。「政界のーをあばく」[類語]内幕。[対]②表面。 **リモート・コントロール** 遠隔制御。遠隔操作。リモコン。▽remote control **リモ・コン** ●「リモートコントロール」の略。●遠隔操作するための装置。 **リヤ・カー** 手で引いたり、自転車などの後ろにつないだりして動かす、荷物運搬用の二輪車。リアカー。▽rear(=後部の)と car からの和製語。 **りーやく【利益】** ●〔多く「ごー」の形で〕神仏が授ける恵み。「御ーがある」●その物によって与えられる恵み・利益。[注意]「りえき」と読めば別語。 **りゃく【略】** ●[文]計略。「―を練る」●省略。「以下―」●あらまし。「―歴」 **りゃく・が【略画】** おおよその形をかいた絵。 **りゃく・ぎ【略儀】** 〔文〕正式のやり方によらない簡略にした形式。「―ながら書面をもって・・・」[類語]略式。 **りゃく・げん【略言】** ●《名・他サ》要約して述べること。「以上をーすれば・・・」[類語]約言。[対]詳言。●一語中のある音が省略される現象。また、そうしてできた語。略音。「あかいし」を「あかし」という類。 **りゃくご【略語】** 語形の一部分を省いて簡略にした語。ローマ字の頭文字だけ並べたものも言う。「テレビ(テレビジョン)」「パソコン(パーソナルコンピューター)」「PTA」など。[>日本語「あけおめ、ことよろ」] **りやく‐ごう【略号】** 簡単に表示するために使う記号。マグニチュードを「M」で表す類。 **りゃく・し【略史】** 概略を記述した歴史。[類語]概史。 **りゃく‐じ【略字】** 正字体の字画の一部を簡略にした漢字。「職」を「耺」、「繩」を「縄」と書く類。略体。[対]正字。 **りゃく・しき【略式】** 正式な手続きの一部を簡略にした形式。「―の結納」[類語]略儀。[対]正式。本式。[―てつづき【―手続】] 〔法〕公判を開かず書面審理だけで刑を決定する刑事裁判手続き。簡易裁判所で、低額の罰金・科料を科す場合に行われる。[―めいれい【―命令】] 〔法〕簡易裁判所が、軽微な事件について、書面の審理だけで言いわたす命令。 **りゃく・しゅ【略取】** 《名・他サ》●[文]兵力などを用いてうばい取ること。[類語]略奪。●[法]暴力・脅迫などを用いて、人をだまして連れ去ること。「―誘拐罪」 **りゃく・じゅ【略綬】** 略式の席などで、勲章・記章の代わりにつける略式の綬{じゅ}(=ひも)。 **りやく・じゅつ【略述】** 《名・他サ》要点以外を省いて、簡略に述べること。「これまでの経緯を―する」[類語]略説。[対]詳述。 **りゃく・しょ【略書】** 《名・他サ》〔文〕要点だけを簡略に書くこと。また、その書いたもの。 **りゃく・しょう【略称】** 《名・他サ》正式の名前の一部を省いて呼ぶこと。また、その名前。「高等専門学校」を「高専」、「国際連合」を「国連」と言う類。 **りゃく・しょう【略章】** 正式な勲章・記章などのかわりにつける略式の勲章・記章。 **りゃく・す【略す】** 《他五》略する。 **りゃく・ず【略図】** 要所だけを簡単に示した図。 **りゃく!する【略する】** 《他サ変》全体の中からある一部を省く。簡単にする。省略する。略す。「前置きを―・して本論に入る」 **りゃく・せつ【略説】** 《名・他サ》要点だけを簡略に説くこと。[類語]略述。[対]詳説。 **りゃく・そう【略装】** 略式の服装。略服。[対]正装。 **りゃく・たい【略体】** 簡略にした字体。略字。 **りゃく・だつ【略奪・掠奪】** 《名・他サ》暴力で無理にうばい取ること。奪略。[類語]強奪。略取。 **りゃく・でん【略伝】** ある人についての簡単な伝記。「野口英世の―」[類語]小伝。[対]詳伝。 **りゃく・ひつ【略筆】** 《名・他サ》●必要な事柄以外を省いて書くこと{文章}。「右要件のみ。―お許し下さい」●字画を略して書くこと{文字}。[同]②省筆。 **りゃく・ふ【略譜】** ●簡略に記した系譜。「武田家―」●〔五線譜を用いないで〕数字などを使って簡略に記した楽譜。[対]本譜。 **りゃく・ふく【略服】** 正服の代わりに着る、略式の服装。略装。「夏向きのー」[対]正服。 **りゃく・ほう【略報】** 大筋の要点だけを取り上げた報告。[対]詳報。 **りゃく・ほんれき【略本暦】** 本暦から日常生活に必要な事項をぬき出して作ったこよみ。略暦。[対]本暦。 **りゃく・れいそう【略礼装】** 略式の礼装。 **りゃく・れき【略暦】** 「略本暦」に同じ。 **りゃく・れき【略歴】** あらましの経歴。 **りゃつーかい【略解】** 《名・他サ》要点を簡単に解釈すること。また、その解釈。「論語―」[対]詳解。 >日本語「あけおめ、ことよろ」 >最近若者の間では、メールで「あけおめ(明けましておめでとう)」「ことよろ(今年もよろしく)」という言い方をすることがある。それで、送ったほうも受け取ったほうもうれしいのなら文句も言う筋合いはないが、味気ない気がする。「あざーす」「ちぃーす」という学生もいる。前者は「ありがとうございます」の略で、後者は「こんにちは」を短くした「ちわっ」を延ばしたもの。 >あいさつの言葉は昔から短くされてきた。「おっす」は「おはようございます」の省略形といわれるし、「らっしゃい」は「いらっしゃい」の略だ。 >もともと若者言葉には短縮形が多い。「じこちゅう(自己中心的)」「メル友(メール友達)」など、会話のテンポをよくするために生まれるもの。一般語としても残るものもあるが、すぐ消え去るものも多い。 <1525> **りゃくげ**【略解】《名・他サ》 要点をしぼって、簡略に解釈すること。また、その解釈。りゃくかい。[書物の題名に使われる]「論語―」対{たい}詳解{しょうかい}。精解{せいかい}。 **りゃっき**【略記】《名・他サ》 要点だけを簡略に記すこと。また、そのもの。対{たい}詳記{しょうき}。 **リャン・こ**【両個】〔俗〕(両刀を差していることから)武士をあざけっていう語。参考{さんこう}「両(liang)」は、中国語で二つの意。 **り・ゆう**【理由】 ●〔その結果・結論に至った〕事情。わけ。「反対のーを説明する」 類語{るいご}所以{ゆえん}。事由{じゆう}。 ●言い訳。口実。「病気を―に学校を休む」 **りゅう**【流】《接尾》 ●芸術・技芸などにおける流派・流儀の意。「観世{かんぜ}―」 ●特有なやり方・スタイルの意。「自己―」 類語{るいご}風{ふう}。 ●階級や等級の意。「二ーの役者」 **りゅう**【旒・流】《助数》 旗を数える語。ながれ。 **りゅう**【粒】《助数》 つぶ状のものを数える語。つぶ。 **りゅう**【竜】 ●想像上の動物。体はヘビに似て、四本の足と角を持つ。海中や湖沼にすみ、空にのぼって雲を起こし雨を降らせるという。竜{たつ}。参考{さんこう}中国では麒麟{きりん}・鳳凰{ほうおう}・亀とともにめでたい動物とされ、わが国でも海神・水神として信仰された。また、すぐれた人物のたとえにも使う。 ●将棋で、竜王②。 ●漢字の部首「龍・竜」の称。 **―は一寸にして昇天の気あり**《句》 すぐれた人は幼少の時から常人とはちがったところがあるたとえ。類語{るいご}蛇は一寸にして人を呑む。栴檀{せんだん}は双葉より芳し。 **りゅう・あん**【硫安】 「硫酸アンモニウム」の略称。 **りゅうあん・かめい**【柳暗花明】(ヤナギはしげってほの暗く、花はさいて明るく映えるの意で)〔文〕 ●春の野の美しいながめ。 ●花柳界{かりゅうかい}。遊里。「―の巷{ちまた}」 **りゅう・い**【留意】《名・自サ》 気をつけること。「―点」「健康に―する」 類語{るいご}注意{ちゅうい}。 **りゅう・いき**【流域】 川の流れに沿った地域。「信濃川{しなのがわ}―で栄えた文化」 **りゅういん**【溜飲】 飲食物が不消化のため、胸やけがしたり、すっぱい液がのどに出てきたりする症状。 **―が下・がる**《句》 不平・不満などが消えて、すっきりした気分になる。 **―を下・げる**《句》 不平・不満などをはらい去って、気分をさっぱりさせる。「たんかを切って―・げる」 **りゅうおう**【竜王】 ●[仏]仏法を守護する八部衆の一つ。蛇の形をした鬼神。竜神。 ●将棋で、飛車が成ったもの。成り飛車。竜。 **\*りゅう・か**【流下】《名・自他サ》〔文〕液状のものが、流れ下ること。また、流し下すこと。 **\*りゅう・か**【硫化】《名・自サ》〔理〕硫黄{いおう}と他の物質とが化合すること。「―物」「―水素」 **りゅう・かい**【流会】 予定した会合が取りやめになること。「委員会がーになる」 **りゅうがく**【留学】《名・自サ》 一定期間、他の土地(特に外国)に滞在して勉強すること。「―生」 **\*りゅう・かん**【流感】 「流行性感冒」の略。 **\*りゅう・かん**【流汗】〔文〕 流れ出るあせ。四字{よじ}「―淋漓{りんり}」 **\*りゅう-がん**【竜眼】 ムクロジ科の常緑高木。原産地は中国南部。春、香りのある黄白色の小花をつける。果実は球形で果皮に茶褐色の突起がある。食用・薬用。 **\*りゅうがん**【竜顔】〔文〕天子の顔。天顔。 **りゅう・き**【隆起】《名・自サ》 ●〔ある部分が〕高く盛り上がること。 ●土地が海面に対して高くなること。「珊瑚礁{さんごしょう}が―した島」「―海岸」対{たい}②沈降{ちんこう}。 **りゅうぎ**【流儀】 ●その家・流派などに古くから伝えられている・やり方(しきたり)。「剣法の―」 ●そのもの独特のやり方。「自分の―をおし通す」 **りゅうきへい**【竜騎兵】 昔のヨーロッパで、銃を装備していた騎兵。 **りゅうきゅう**【、琉球】 沖縄の古い呼称。琉球国。琉球王国。一八七九(明治一二)年に沖縄県が置かれた。 **\*りゅう‐ぐう**【流、寓】《名・自サ》〔文〕故郷をはなれて、各地を放浪しながら暮らすこと。 **\*りゅう・ぐう**【竜宮】 海底にあって、竜神や乙姫{おとひめ}が住むという想像上の宮殿。竜宮城。 **りゅう・けい**【流刑】 罪人を離島や遠方に追いやる刑罰。流罪{るざい}。流刑。「―地」 **りゅうけつ**【流血】 ●血が流れること。また、その血。「―を止める」 ●争い事・事故などのため、血を流すこと。「暴動で―の惨事を見る」 **りゅうげん**【流言】 根拠のないうわさ。流説。デマ。「―を飛ばす」 **りゅうげん・ひご**【流言飛語・流言蜚語】 世間に流れている事実無根のうわさ。 **りゅう・こ**【竜虎】 ●竜と虎。 ●すぐれた力量を持つ二人の英雄・豪傑。両虎。=竜虎{りょうこ}。類語{るいご}両雄{りょうゆう}。 **――相搏{あいう}・つ**《句》 実力の伯仲した英雄・豪傑同士が戦う。両虎相搏つ。 **りゅう・こう**【流行】《名・自サ》 ●感染症が一時的に広まること。はやること。「風邪がーする」 類語{るいご}蔓延{まんえん}。 ●世間に広く用い行われること。特に、服装やことばなどの新しい様式が、一時的にもてはやされ広まること。また、その様式。「―の先端をゆく」「―を追う」 ●〔文〕〔物事の本質が〕時代とともに移りかわること。四字{よじ}「不易{ふえき}―」 **―か**【―歌】 ある一時期に多くの人に歌われる(通俗的な)歌。はやり歌。参考{さんこう}特に、歌謡曲をさして言う。 **―ご**【―語】 ある一時期、多くの人々に使われることば。はやりことば。 **―じ**【―児】 ある一時期、世間からもてはやされる人。はやりっ子。 **―せい・かんぼう**【―性感冒】 インフルエンザウイルスによって起こる四類感染症。症状は感冒より激しい。インフルエンザ。流感。 **―せい・じかせんえん**【―性耳下腺炎】 ウイルスによる感染性の耳下腺の炎症。ほおから下あごにかけてはれ、発熱・疼痛{とうつう}を伴う。五~一五歳ごろに多い。おたふくかぜ。 **―びょう**【―病】 感染して流行する病気。はやりやまい。疫病。 **りゅうこつ**【竜骨】 ●船底の中心を船首から船尾までつらぬく材。船体の背骨に当たる重要な役割をもつ。キール。 ●地質時代に生息した巨大な動物の骨の化石。参考{さんこう}昔、薬として用いた。 **りゅう・さ**【流砂・流沙】 りゅうしゃ。 **りゅう・さん**【硫酸】〔理〕 無機酸の一つ。無色で粘り気のある液体。酸性が強く、金・白金以外の多くの金属をとかす。化学工業上広い用途をもつ。 **―アルミニウム**〔理〕 アルミニウムの硫酸塩。無色の針状結晶。水溶性。媒染剤{ばいせんざい}・消火剤・医薬品などに用いる。 **―アンモニウム**〔理〕 硫酸とアンモニアとを反応させてつくる、白色の結晶。水溶性。代表的な窒素質肥料で、通常、速効性肥料として追肥に用いる。硫安。 **―し**【―紙】 硫酸処理をほどこした、なめらかで透 <1526> り **りゅうざ―りゅうど** ▷る。 明な紙。耐水・耐脂性に富む。バター・薬品の包装などに用いる。パーチメント紙。 **りゅう・ざん【流産】**《名・自サ》 ●妊娠第二二週未満(狭義には一二週未満)に胎児が死んで母胎から出ること。参考早産。●計画・意図などが中途でだめになること。「法案が―に終わる」 **りゅう・ざん【流竄】**〔文〕 ●遠地をさすらい歩くこと。「諸国―の身」類語放浪。彷徨。●罪によって遠地に流されること。流刑。流罪。 **りゅう・し【粒子】**〔理〕《細かいつぶの意》 ●物質を構成している極小の粒。●画像を構成する小さな点。「―があらい画面」 **りゅう・しつ【流失】**《名・自サ》ものが水に流されてなくなること。「大水で橋がーする」 **りゅう・しゃ【流砂・流『沙】** ●流れる水に運ばれて来る砂。●水をふくんで流動しやすい砂。●〔文〕砂漠。=流砂。異笑の良さ **リュージュ** ブレーキもハンドルもない小型のそり。また、それを用いて氷のコースを滑走する競技。トボガン。▷luge **りゅう・しゅつ【流出】**《名・自サ》 ●液体が流れて外に出ること。「石油の―事故」●重要なものなどが、国や組織の外に出て行ってしまうこと。「頭脳の―」「顧客情報の―」「文化財が―する」団①②流入。四本心 **りゅう・しゅつ【留出・溜出】**《名・他サ》〔理]蒸留時に、ある成分が液体となって取り出されること。 **りゅうじょ【柳絮】**〔文]風に乱れ散る、ヤナギの綿毛のついた種子。参者降る雪の形容としても使われる。 **りゅう・しょう【隆、昌】**〔文]栄えること。隆盛。 **りゅうじょう【粒状】**〔文〕つぶのような形。つぶ状。 **りゅう・しょく【粒食】**〔文〕 ●穀物、特に米を食べること。●穀物をつぶの形のままで調理して食べること。対粉食。 **りゅう・じん【竜神】** ●竜を神格化して言う語。[仏]「竜王」に同じ。 **リユース**《名・他サ】再利用すること。再利用。参考◆リデュース。▷reuse **りゅう‐ず【竜頭】** ●釣り鐘の上部につける、竜の頭の形をした部分。●懐中時計・腕時計などの、ぎざぎざのついた丸いつまみ。「―を巻く」 **りゅう・すい【流水】**流れる水。また、川。「野菜を―で洗う」四字「行雲―」囡静水。止水。 **りゅうせい【流星】**〔天〕小さな天体が地球の引力に引き寄せられて大気層を落下するとき、大気との摩擦によって発光するもの。流れ星。参考隕石載。 **―ぐん【―群】**〔天〕流星の集団。地球が軌道上のある決まった位置に接近するごとにあらわれる。獅子座流星群・ペルセウス座流星群など。 **りゅうせい【隆盛】**《名・形動》勢いがさかんなこと。栄えること。隆昌{い}。「一族が―を極める」 **りゅう・せつ【流説】**世間に言い広められている、根拠のない説。流言。流説。 **りゅうぜつ‐らん【竜舌、蘭】**リュウゼツラン科の常緑多年草。原産地はメキシコ。葉は多肉で、ふちにとげがある。多数の淡黄色の花をつける。葉のしぼり汁からテキーラを醸造する。●出し寝・涙な ●あし・追涙ない出入では **りゅう・せん【流線】**〔理〕流体が規則正しく並んで流れるときに表す曲線。 **―けい【―型・―形】**物体が流体の中を運動するとき、流体から受ける抵抗が最も小さい形。魚の体のような形。 **りゅう・ぜん【流、涎】**〔文〕よだれを流すこと。また、ある物を非常に欲しいと思うこと。垂涎{すいぜん}。「―の思いだが、金がなくて買えない」 **りゅうぜんこう【竜、涎香】**マッコウクジラの腸内にできた結石からとる香料。高級品として珍重される。 **りゅう・そく【流速】**流体の流れる速さ **りゅう・たい【流体】**〔理〕液体と気体の総称。固定した形を持たず、流動しやすい。流動体。「―力学」 **りゅう・たい【隆替】**《名・自サ》〔文〕勢いが盛んになったり、おとろえたりすること。 **りゅう・だん【流弾】**目標からそれた弾丸。流れ弾。「―に当たる」 **りゅう・ち【留置】**《名・他サ》〔法〕人や物を一定の支配下にとどめおくこと。特に、犯罪の疑いのある者を取り調べるために、ある期間警察署に拘束しておくこと。 **―じょう【―場】**警察署内に設けて、犯罪容疑者などを拘束しておく場所。 **りゅうちょう【留鳥】**一年中、ほぼ同じ地域にすみ、季節による移動をしない鳥。スズメ・カラス・キジなど。対渡り鳥。 **りゅうちょう【流暢】**《形動》ことばが流れるようにすらすらと出て、よどみのないようす。「―にドイツ語を話す」 **りゅう・つう【流通】**《名・自サ》 ●とどこおることなく、流れ通うこと。「外気の―のよい部屋」●広く世間に通用すること。「貨幣の―」「世界に―する言語」[経]〔商品などが〕生産者から消費者へとどこおりなく移動すること。「―機構」 **りゅう・つぼ【立坪】**《名・助数》土砂などの容積を計る単位。六尺立方の容積を一立坪とする。たてつぼ。 **りゅうてい【流、涕】**《名・自サ》〔文]涙を流すこと。「―して哀訴する」類語落涙。 **りゅう・でん【流伝】**《名・自サ》〔文〕うわさが世間に広く伝わること。また、そのうわさ。るでん。 **りゅう・と**《副・自サ》服装や態度などがりっぱで、きわだつようす。「―した背広で出勤する」 **リュート** 弦楽器の一つ。胴は大きく、洋梨形。棹には短く、先端が直角に折れ曲がる。指ではじいて演奏する。中世ヨーロッパで使われた。▽lute **りゅうとう【流灯】**〔文〕「灯籠流し」に同じ。 **りゅう・とう【竜灯】**〔文〕 ●海上に灯火が連なったように見える光。参者海中の隣が発光するのを竜神がささげる灯火と見なして名づけたもの。●神社に奉納するともし火。神灯。心【定】心!示型门均へ **りゅう・どう【流動】**《名・自サ》とどこおることなく、流れ動くこと。また、さまざまに移り変わること。「―するアジア情勢」 **―しさん【―資産】**〔経]企業および個人がもつ資産のうち、現金、および一年以内に現金の形で回収できる資産のこと。団固定資産。 **―しほん【―資本】**一回の生産過程でその価値のすべてが生産物に移転する資本。賃金・原材料など。囡固定資本。 **―しょく【―食】**消化しやすい液状の食べ物。おも湯・果汁・スープなど。病人・幼児用の食べ物。 **―せい【―性】**物事が停滞せずにいられる流れ動きやすさ。また、その性質。「――が高い物質」 **―たい【一体】**流体。●流動する性質をもつもの。 **―てき【一的】**《形動》物事が停滞せずにた <1527> えず流れ動いているようす。また、成り行きが変化するようす。「現在のところ状況は依然としてーだ」 **―ぶつ【一物】**流動性のあるもの。特に、流動食。 **りゅうとう・だび【竜頭蛇尾】**《頭は竜で尾はヘビの意)始めは勢いがよいが、終わりはまったく勢いがなくなること。末細り。「――に終わる」 **りゅうど・すい【竜吐水】** ●水槽の上に押し上げポンプを装置し、横木を上下して水をふき出させるもの。昔、消火用具などとして用いた。●水鉄砲。〔古風な言い方〕 **りゅうにゅう【流入】**《名・自サ》 ●液体や気体が流れこむこと。●外部からはいり込んで来ること。「外国資本の―」①②流 **りゅう・にん【留任】**《名・自サ》同じ職務にそのまま竜吐水①とどまること。「外務大臣は―だ」 **りゅう・ねん【留年】**《名・自サ》学生・生徒が卒業・進級しないで、原級にとどまること。類語落第。 **りゅう・のう【竜脳】**竜脳樹からとる樟脳に似た香りの、無色の結晶。化粧品・医薬品などに用いる。 **りゅう・は【流派】**技芸などで、それぞれ独自の主義や手法を持って分かれ立っている一派。「―を立てる」 **りゅう・び【柳眉】**〔文〕ヤナギの葉のように、細く美しいまゆ。〔美女のまゆの形容〕 **――を逆立・てる**《句》美人が、まゆをつり上げて怒る。 **りゅうびじゅつ【隆鼻術】**鼻を高くするための美容整形術。 **りゅう・ひょう【流氷】**寒帯地方の海面にできた氷が割れ、風や海流によって運ばれ漂流するもの。 **りゅうへい【流弊】**〔文]前々から世間に広まっている悪いならわし。「買収の―を断つ」 **りゅう・べい【立米】**《名・助数》立方メートル。〔土木・建築などで言う〕 **りゅう・べつ【留別】**《名・自サ》〔文〕旅に出る人が、あとにとどまる人に別れを告げること。 **りゅう・ほ【留保】**《名・他サ》決定を後日に残しておくこと。保留。「回答を――する」②[法]権利・義務を残留・保持すること。 **りゅう・ぼう【流亡】**〔文]故郷をはなれてさすらい歩くこと。流民。 **りゅう・ぼく【流木】** ●海や川の水面にただよい流れる木。流れ木。●山からきり出して、上流から流しおろす木。流し木。 **リューマチ**→リウマチ。 **りゅう・みん【流民】**故郷や本国をはなれ、各地をさすらい歩く人民。流民。 **りゅう‐め【竜『馬】** ●〔文〕優れてりっぱな馬。竜馬{りょうま}。●将棋で、角の成ったもの。成り角。 **りゅう‐よう【柳腰】**〔文〕→やなぎごし。 **りゅう‐よう【流用】**《名・他サ》金品などを予定していた目的以外の事に使うこと。「寄付金を私的に―してはいけない」類語転用 **りゅうり【流離】**《名・自サ》〔文〕故郷をはなれて方々をさすらうこと。さすらい。「実をとりて胸にあつれば新たなりーの憂{うれ}い?〈島崎藤村・椰子の実〉」 **りゅう・りゅう【流流】**流派・流儀によっていろいろなやり方があること。「細工は―」 **りゅう・りゅう【隆隆】**《形動〃》 ●勢いの盛んなようす。「――たる国運」●盛り上がってたくましいようす。「――たる筋肉」 **りゅうりゅう・しんく【粒粒辛苦】**《名・自サ》 (穀物の一粒一粒は農民の辛苦によって作られる意》一通りでない苦労をすること。「――の末、家を建てる」 **りゅう・りょう【流量】**水・ガス・電気などが単位時間(普通は一秒)内にある断面を通過する量。「―計」 **りゅう・りょう【、圏、喨】**《形動外”》〔文]管楽器の音色や歌声がさえわたるようす。「―たる笛の音」 **りゅう・れい【流麗】**《形動》よどみがなく美しいようす。「―な文章」 **りゅう・ろ【流露】**《名・自他サ》心の内にあるものが、自然に外にあらわれること。また、外にあらわすこと。「悲哀のーした詩」類語発露。 **リュック・サック** 必要な品物を入れて背負う袋。リュック。ザック。▽ヅィ Rucksack **りよ【呂】**呂旋。対律。 **りゅうと―りょう** **り‐よう【利用】**《名・他サ》 ●役に立つように、うまく使うこと。「バスをーする」「余暇の―」類語活用。●自分の利益のための便宜的な手段として使うこと。「地位を―して私腹をこやす」 **―かち【―価値】**利用するに足る値打ち。「―のない人」 **り‐よう【理容】**理髪と美容。「―師」「―学校」 **り‐よう【里謡・・俚謡】**地方の民衆の間で歌われてきた歌。類語民謡。 **りょう【両輛】**《助数》汽車・電車・戦車などの台数を数える語。「七ー編成の列車」表記もと、もっぱら「輛」と書いた。 **りょう【了】**〔文〕ある物事が終わること。終わり。 **りょう【両】** ●相対して一組みとなるものの双方。「―の手」「―の肩」●二に。二つ。「―日」《名・助数》昔の貨幣の単位。江戸時代には、金貨で分{ぶ}の四倍、銀貨で四匁三分。参考俗に「円」と同義に用いる。 **りょう【令】**奈良・平安時代、律とともに国の基本とされた法典。行政法・民法などに相当する。 **りょう【寮】** ●寄宿舎。「独身―」●大宝令の制で、省に属する役所。大学寮・図書{ずしょ}寮など。 **りょう【料】** ●材料。「調味―」「研究のーとする」●代金。料金。「入場―」〔①②とも、多く接尾語的に使う〕 **りょう【梁】** ●川や鉄道線路などの上にかけた橋。●柱の上にわたして、屋根を支える材木。はり。 **りょう【涼】**〔文〕肌に感じる快い冷たさ。すずしさ。また、すずしい風。[コロ]「―を求める」 **―を取・る**《句》涼しさを求める。涼む。「縁側に出て―・る」 **りょう【漁】**《「猟」の字音の転用》魚・貝などの水産物をとること。また、その獲物。「しけでーができない」 **りょう【猟】**鳥や獣をとらえること。また、その獲物。狩り。狩猟。ハンティング。「――が解禁になる」 **りょう【稜】** ●[文]物のかど。●〔数]多面体で、となり合う二つの面が交わってできる線。 **りょう【糧粮】**旅行や行軍の際に持参する食べ物。 **りょう【良】** ●物の質や状態などがよいこと。「―不良を見分ける」●成績や品質の評価で、「優」の下、「可」の上。「英語の成績は―」 **りょう【諒】**〈「―とする」の形で〉事情をくんで納得 <1528> **りょうりょうこ** する。よしとする。諒する。[コロ]「部下の苦情を―とする」表記「了」で代用することもある。 **りょう【量】** ●物が空間でしめる大きさ。容積。かさ。「貯水池の水のーがへる」②〔物の〕目方。はかりではかった重さ。「―がかかる」●物のかず。数量。「蔵書の―」●限度となる分量。「酒の―を過ごす」●物事の多少の程度。「質よりー」「仕事の―」〔文]心の広さ。度量。器量。「指揮官の―を問う」 **りょう【陵】**天皇・皇后などの墓。陵墓{りょうぼ}。「仁徳{にんとく}天皇―」 **りょう【領】** ■《名》〔文〕領土。また、領分。参考接尾語的にも使う。「水戸{みと}ー」「イギリスー」日《助数》装束・よろいなどを数える語。「よろい一ー」 **りょう・あし【両足】**両方の足。因片足。 **りょう・あん【良案】**よい思いつき。類語名案。 **りょう・あん【諒『闇】**天皇・太皇太后・皇太后がなくなったときに、皇室及び国民が喪に服する期間。 **りょう・いき【領域】** ●領有している区域。特に、国際法上、国家の主権のおよぶ区域。領土・領海・領空からなる。「―を侵犯する」●関係・勢力のおよぶ範囲。「天文学の―」類語②領分。 **りょう・いん【両院】**両院制をとる議会を構成する二つの議院。参考日本では衆議院と参議院、英米では上院と下院。 **りょう・う【涼雨】**〔文]涼しい感じの、夏の雨。 **りょう・うで【両腕】**両方のうで。諸腕。 **りょう・えん【良縁】**よい縁組み。[コロ]「―に恵まれる」 **りょう・えん【遼遠】**《形動》〔文〕〔時間的にも空間的にも〕はるかに遠いようす。四字「前途―」 **りょう・か【寮歌】**学生寮などで、寮の気風などを盛り込んだ、寮生全員が歌うための歌。 **りょう・か【良家】**→りょうけ(良家)。 **りょう・か【良貨】**地金の品質のよい貨幣。実際の価格と法定価格との差が小さい貨幣。句「悪貨は―を駆逐する」対悪貨。 **りょうが【凌駕・陵駕】**《名・自サ》相手をしのいで上に出ること。他のものに勝ること。「生産高で他社をーする」 **りょう‐かい【了解・諒解・領解・領会】**《名・他サ≫ ●物事の筋道・事情などを、よく理解して承認すること。「上司の―を得る」類語了承。●〔無線通信などの対話で」「分かった」「聞こえた」の意で使う語。〔広く、「分かった」の意でも使う〕「その件は―した」参考ふつう上役には「承知」「拝承」などを使う。 **りょう・かい【領海】**〔法〕一国の周辺にあって、その国の主権のもとにある海。「――侵犯」团公海。 **りょう-がえ【両替】**《名・他サ》ある種類の貨幣をそれと同額の他の種類の貨幣にかえること。「一万円札を千円札一○枚にーする」 **りょう・かく【稜角】**〔多面体の〕とがった角。 **りょう-がわ【両側】**右と左、裏と表など、相対する二つの方向または面。「道路の―」「紙の―」囲片側。 **りょうかん【僚艦】**一緒に行動している軍艦。類語僚船。 **りょうかん【涼感】**涼しそうな感じ。「―のある意匠」 **りょう‐かん【猟官】**〔文〕官職にありつこうとして奔走すること。「――運動」 **りょう・かん【量感】**重量・分量のある感じ。ボリューム。「―のある料理」 **りょう・がん【両岸】**〔川の〕両側の岸。両岸。 **りょう-がん【両眼】**両方の目。双眼。両目。 **りょう・き【僚機】**編隊を組んでいるなかまの航空機。 **りょう・き【涼気】**涼しい空気。「―が流れ込む」 **りょう・き【漁期】** ●ある種の魚・貝・海藻などをとるのに適している時期。●ある種の魚・貝・海藻などの漁を許可されている期間。=漁期。 **りょう・き【猟奇】**奇怪なことや異常なことを好んであさり求めること。「―趣味」 **―てき【一的】**《形動》奇怪なもの、異常なものをあさり求めるようす。「―な犯罪」 **りょう・き【猟期】** ●ある種の鳥や獣をとるのに適している時期。●狩猟法で、猟を許可されている期間。 **りょうぎ【両義】**二つの意味。 **りょうぎゃく【凌虐・陵虐】**《名・他サ》〔文〕はずかしめ、いじめること。 **りょう・きょく【両極】** ●両方のはし。また、ひどくかけはなれている二つのもの。両極端。「自由主義と全体主義という―の思想」●〔理〕電気の陽極と陰極。また、磁石のS極とN極。●地球の南極と北極。 **りょう・きょくたん【両極端】**「両極」に同じ。「意見が―に分かれる」 **りょうぎり・たばこ【両切り『煙草】**両端を切りそろえただけで、吸い口のない紙巻きたばこ。両切り。 **りょう・きん【料金】**ものを使用・利用したり、サービスを受けたり、催し物を見たりしたときなどに支払う金銭。「水道―」「入場――」参者輸送機関では、運賃と区別して、輸送に直接関係しないものの代金をいう。入場料金・急行料金・寝台料金など。 **りょう・ぎん【両吟】**《名・他サ》連歌・俳諧などをよむ場合、二人で付け合って作る・こと(句)。团独吟。 **りょう‐く【猟区】**猟を許された区域。因禁猟区。 **りょうくう【領空】**一国の領土・領海の上空で、その国の主権がおよぶ空間。「―侵犯」「―権」 **りょうぐん【両軍】**〔戦う」両方の軍隊・チーム。「―が激突する」 **りょう・け【両家】**関係の深い両方の家。「御―にお慶びを申し上げます」 **りょう・け【良家】**家柄のよい家。また、教養があって中流以上の暮らしを営む家庭。「―の子女」 **りょう・けい【良計】**〔文〕よい計画。よい計略。良策。 **りょう・けい【量刑】**《名・自サ》〔法〕裁判官が法の範囲内で刑罰の程度を決めること。 **りょう・けん【料『簡・了見・量見】** ●考え。思案。意図。「けちなーを起こす」「―違い」●《名・自サ》思いをめぐらすこと。「さんざんーした上の結論」《名・他サ》我慢して許すこと。「悪気ではないから―してやる」 **りょう・けん【猟犬】**狩猟に用いる犬。 **りょう・げん【、燎原】**〈「―の火」の形で〉野原を焼く火のように勢いが激しくて防ぎ止めることができないことのたとえ。「暴動がーの火のごとく広がる」 **りょうこ【両虎】**〔文]「竜虎②」に同じ。 **―相搏う**《句》「竜虎相搏うつ」に同じ。 **りょうこう【良港】**船の出入り・停泊などによい <1529> 港。 **りょうこう【良好】**《形動》好ましい状態にあるようす。「感度―」「手術後の経過は―だ」団不良。 **りょうこく【両国】**関係する、二つの国。 **りょうごく【領国】**領地として所有している国土。 **りょうさい【良妻】**夫のためになるよい妻。因悪妻。 **―けんぼ【―賢母】**夫にとってはよい妻、子にとってはかしこい母。 **りょうざい【良材】** ●よい材木。また、良質の材料。●すぐれた人材。 **りょう・さく【良策】**よいはかりごと。よい方法。良計。 **りょうさつ【了察・諒察】**《名・他サ》事情を思いやってもっともだと思うこと。「事情を御―ください」 **りょうさん【両三】**〔文〕二か三。二、三。「―日」 **りょうさん【量産】**《名・他サ》大量に安く生産すること。大量生産。マスプロダクション。マスプロ。「自動車を―する」 **りょうざん・ぱく【梁山泊】**豪傑や野心家の集まる場所。語源中国山東省にある梁山に一○八人の豪傑が集まったという、水滸伝{すいこでん}の物語から。 **りょう・し【料紙】**〔文〕ある事に使う紙。用紙。 **りょう・し【漁師】**魚・貝・海藻などをとって暮らしを立てている人。漁夫{ぎょふ}。 **りょう・し【猟師】**鳥・獣をとって暮らしを立てている人。猟人{りょうじん}。狩人{かりゅうど}。 **りょう・し【量子】**〔理〕ある物理量が連続的な値をとらず、ある最小単位量の整数倍で表されるときの、その最小単位量。エネルギー量子・光量子など。「―力学」 **りょう・じ【両次】**第一次と第二次。「―の大戦」 **りょうじ【療治】**《名・他サ》〔あんま・はりなどを用いて」病気をなおすこと。〔古風な言い方〕「もみー」「温泉で―に専念する」 **りょうじ【聊、爾】**《名・形動》〔文〕 ●軽はずみで、いいかげんなこと。「―の沙汰さ」●ぶしつけなこと。失礼なこと。「―をわびる」 **りょう‐じ【領事】**外国に駐在して、自国の通商の促進や在留する自国民の保護などにあたる公務員。領事官。 **―かん【―館】**領事がその駐在都市で事務を取りあつかう役所。 **りょう・しき【良識】**物事を正しく判断する能力。「―がある」「―を疑う」 **―の「ふ【―の府】**《連語》参議院をさして言う語。 **りょうしょく【糧食】**〔文〕必要な場合にそなえた食糧。「―がつきる」 **りょうしょく【漁色・猟色】**→ぎょしょく(漁色)。 **りょうしつ【良質】**《名・形動》品質がすぐれていること。よい品質。「―の米」団悪質。 **りょうじつ【両日】**その両方の日。また、二日。 **りょう・しゃ【両者】**その両方の・人(もの)。「―の言い分が食い違う」 **りょう・しゃ【寮舎】**寮の建物。 **りょう・しゅ【良種】** ●よい品種。●よい種子。 **りょう・しゅ【領主】** ●荘園や村を直接的に治める人。●荘園の持ち主。●江戸時代、城主・国主に対して、領内をおさめた小大名。 **りょう・しゅう【涼秋】**〔文〕 ●涼しい秋。連「―の候」●陰暦九月の別称。 **りょう・しゅう【領収】**《名・他サ》金銭などを、受け取りおさめること。「年会費を―する」類語受領。 **―しょ【―書】**「領収証」に同じ。 **―しょう【―証】**金銭を受け取った人がその証拠として支払った人にわたす書きつけ。領収書。受取。 **りょう・しゅう【領袖】**〔文〕団体などの指導者。また、集団のかしら。「派閥の―」「領」は襟の意。襟と袖では人目につく重要な部分であるところから。 **りょうじゅう【猟銃】**狩猟に使う銃。 **りょう・しょ【両所】** ●二つの場所。●〈多く「御―」の形で〉「両人」を敬って言う語。おふたり。おふたかた。〔古風な言い方〕「御―、仲がおよろしい」 **りょう‐しょ【良書】**読んでためになる本。また、読んだ人が価値を感じた本。団悪書。 **りょうしょく【漁色・猟色】**→ぎょしょく(漁色)。語源後漢の陳寔{しんしょく}伝〉「ネズミ」の別称。 **―の君子**《句》 ●どろぼう。語源後漢の陳寔{しんしょく}が梁の上に泥棒がかくれていることを知り、子弟に「人の本性は善良だが、悪い習慣が身につくと梁の上の君子のようになるのだ」と言っていましめた故事から。〈後漢書・陳寔伝〉 **りょう・する【了する】**《他サ変》〔文〕《自サ》終える。また、終わる。「―・するに一年かかる」●さとる。了解する。「意味を―・する」 **りょう!する【漁する】**《他サ変》〔文]漁をする。魚・貝などをとる。 **りょう!する【猟する】**《他サ変》〔文〕 ●狩りをする。狩る。●あさる。強引に求めて手に入れる。 **りょう・する【諒する】**《他サ変》〔文〕事情をくんで承知する。諒とする。「多忙を―・して欠席を許す」 **りょう・する【領する】**《他サ変》〔文〕 ●土地などを自分のものとして支配する。また、ある感情などが心の中を占領・支配する。「山林を―・する大地主」「悲しみが心を―・する」●受け取る。了承する。 **りょうじょく【陵辱・凌辱】**《名・他サ》〔文〕 ●他人をはずかしめること。●〔女性を〕暴力を使って犯すこと。強姦。 **りょう・しん【両親】**〔その人の〕父母。ふたおや。 **りょう・しん【良心】**物事の善悪を区別し、正しい行いをしようとする心。「―がとがめる」 **―てき【―的】**《形動》良心に従って物事をするようす。誠実なようす。「―な商売」 **りょうじん【猟人】**〔文〕「猟師」に同じ。 **りょう・じん【良人】**〔文]おっと。 **りょう・すい【量水】**水量・水位をはかること。「―標」 **りょうすい【領水】**〔法〕国際法で、国家の領域に属するすべての水域。参考通常は「領海」と同義に用いられる。 **りょう・せい【両性】** ●男性と女性。雄性と雌性。「―の平等」●相異なる二つの性質。 **―か【―花】**一つの花の中におしべとめしべの両方を持つ花。両全花。雌雄同花。团单性花。 **―せいしょく【―生殖】**有性生殖のうち、雌雄両性の生殖細胞の合体(受精)によって新しい個体を生じるもの。因单性生殖。 **りょうこ―りょうせ** <1530> **りょうせ―――りょうび** **りょう・せい【両生・両、棲】**動物が、水中と陸上の両方にすめること。 **―るい【―類】**脊椎動物の一類。一般に、幼生時は淡水中にすんでえらで呼吸し、成長すると肺ができて陸上にもすむ。多くは卵生。カエル・イモリなど。 **りょう・せい【寮生】**寮で生活している学生・生徒。 **りょうせい【良性】**性質のよいこと。特に、病気が悪性でないこと。「―の腫瘍」悪性。 **りょう・せいばい【両成敗】**争い事の当事者を、両方とも罰すること。「けんかー」 **りょう・せん【僚船】**同じ仲間の船。類語僚艦。 **りょうせん【「稜線】**山の峰から峰へ続く頂の線。尾根。「なだらかなー」 **りょうぜん【両全】**両方とも完全なこと。また、二つとも全うすること。四字「忠孝―」 **りょう・ぜん【瞭然】**《形動犷》〔文〕明らかで疑う余地のないようす。「事の善悪は―だ」四字「一目―」 **りょう・ぞく【良俗】**〔文〕健全な風俗。四字「公序―」 **りょうぞん【両損】** ●同時に二つのものを失うこと。●両方とも損をすること。=両損。団①②両得。 **りょう・ぞん【両存】**《名・自サ》両者がともに存在すること。両存。 **りょう・だめ【両『為】**両方のためになること。〔古風な言い方」「仲よくしなさい。その方がーだ」 **りょう・たん【両端】**両方のはし。両端。 **―を持・す**《句》二つのうちのどちらにつこうかと迷って、心を決めかねている。 **りょう・だん【両断】**《名・他サ》まっ二つに断ち切ること。四字「一刀―」 **りょう・ち【了知】**《名・他サ》〔文〕十分に知ること。「その件はーしている」 **りょう・ち【料地】**ある事に使う土地。「皇室の御―」 **りょう・ち【良知】**〔文〕生まれつき持っている知能・良心。四字「致―良能」 **りょう・ち【領地】** ●昔、大名などの所有していた土地。●一国の主権がおよぶ範囲の土地。領土。 **りょう・ちょ【良著】**すぐれた内容の本。 **りょうちょう【寮長】**寮の責任者として、寮生を取りまとめる人。また、寮生の代表者。 **りょう・て【両手】**両方の手。もろて。翅片手。 **――に花**《句》二つの美しいものや、よいものを同時に手に入れることのたとえ。 **りょう・てい【料亭】**日本風の高級な料理屋。 **りょうてい【量定】**《名・他サ》軽重の程度を、はかり定めること。「刑のー」 **りょうてき【量的】**《形動》物を量の観点から見るようす。「―には十分だ」「―緩和政策」因質的。 **りょうてんびん【両天秤】**どちらか一方がだめになっても心配のないように、同時に二つのものに関係をつけておくこと。二股{ふたまた}をかけること。[コロ]「ーにかける」 **りょうど【両度】**二度。「――にわたる来日」。 **りょうど【領土】** ●領有する土地。●〔法〕一国の統治権のおよぶ地域。「―権」「――を保全する」=領地。 **りょう・とう【両刀】** ●大小二本の刀。太刀と脇差。「―をたばさむ」●「両刀づかい」の略。 **―づかい【一遣い】** ●大小二本の刀を両手に持ってたたかう・こと(人)。二刀流。●二つの物事が同時にできる・こと(人)。「翻訳と創作の―」●〔俗]甘い物も酒も好きな・こと(人)。●[俗]両性愛であること。また、そのような人。 **―ろんぼう【一論法】**〔論〕大前提として仮説に基づいた二つの命題を立てる特殊な形式の三段論法。「もしAならばCとなる、もしBならばやはりCとなる。AかBか、この二つ以外考える余地はないのだから、いずれにせよCとなる」の類。ジレンマ。 **りょうとう【両統】** ●両方の・系統(血統)。●〔歴〕南北朝時代に対立した二つの天皇の系統。大覚寺統(=南朝)と持明院統(=北朝)。四字「―迭立」 **りょう・とう【両頭】** ●一匹の動物に二つの頭があること。双頭。「―の鷲」●二人の支配者・権力者。「―政治」 **りょう・どう【両道】**〔文〕 ●二つの道。二つの地方。二道。「東海・山陽の―」●二つの方面。特に、文の道と武の道。四字「文武―」 **りょう・どう【糧道】** ●軍隊などへ食糧を送り届ける道。[コロ]「―を断つ」●生活の支え。また、資金を手に入れる方法。 **りょう・どうたい【良導体】**熱や電気をよく伝える物質。導体。因不良導体。 **りょうとう・の・いのこ【、遼東の豕】**《句》見聞がせまいため、つまらぬことを誇りに思ってうぬぼれる・こと(人)。語源遼東{りょうとう}(中国の秦代に置かれた都の名)では珍しがられた白頭のブタが、他の地方ではありふれたものであったということから。〈後漢書・朱浮伝〉 **りょうとく【両得】** ●一度に二つの利益を得ること。四字「一挙―」●両方とも利益を受けること。=両得。②両損。 **りょう・と・する【了とする・諒とする】**《連語》◆りょう(諒)。 **りょう・どなり【両隣】**その家・座席などの、右と左の両側の隣。右隣と左隣。「向こう三軒―」 **りょう・ない【領内】**領地の中。領域内。团領外。 **りょう・ながれ【両流れ】**建物の造りで、屋根の傾斜が棟の左右両方についているもの。また、その屋根。囡片流れ。 **りょう・にらみ【両、睨み】**両方に目を配ること。 **りょう・にん【両人】**→りょうにん【両人】両方の人。「―を引き合わせる」 **りょう・ば【両刃】** ●刀身の両面からV字形に刃を研ぎ出したもの。●両はしに刃をつけること。また、その刃物。「―のかみそり」同①②諸刃。②片刃。 **―の剣**《句》一方では役立つが、使い方を誤ると害も大きくなるもののたとえ。もろはのつるぎ。 **りょう・ば【漁場】**水産物がたくさんとれる場所。漁場{ぎょじょう}。 **りょう・ば【猟場】**狩りをする場所。狩り場。 **りょう・ば【良馬】**すぐれた馬。よい馬。「―を産する牧場」類語名馬,駿馬。 **りょう・はん【量販】**《名・他サ》同じ規格の商品を、一時に大量に販売すること。「大型―店」 **りょう・ひ【寮費】**寮で生活するために支払う費用。 **りょう・ひ【良否】**よいことと悪いこと。よしあし。「―を判断する」類語善悪。 **りょうびょう【療病】**〔文〕病気の治療。 **りょう-びらき【両開き】**扉などが真ん中から左右両側に分かれて開くこと。 <1531> **りょうひーりょくお** **りょう・ひん【良品】**品質のよい品。 **りょう・ふ【両夫】**〔文〕〔一人の女性にとっての〕二人の夫。二夫。 **りょう・ぶ【両部】** ●二つの部。両方の部分。両方の部門。●[仏]密教で、金剛{こんごう}界と胎蔵{たいぞう}界。●「両部神道」の略。 **―しんとう【―神道】**神道の一派。真言宗の金剛界と胎蔵界の教理によって教義を立て、神仏の一致を説く。中世に広まったが、明治時代以後、神仏混交の禁止により衰退。両部習合神道。 **りょう・ふう【涼風】**すずかぜ。 **りょう・ふう【良風】**よい風習・風俗。四字「―美俗」対悪風。 **りょうぶん【両分】**《名・他サ》〔文〕二つに分けること。二分。「財産を―する」 **りょうぶん【領分】** ●その人・国の領有する土地。●そのものの支配・勢力のおよぶ範囲。なわばり。「人の―に口を出す」「警察の―」類語①②領域。 **りょうへん【両辺】** ●両方の辺。二つの辺。また、道路などの両側。●〔数〕等号または不等号の両側にある二つの数式。右辺と左辺。 **りょう・ぼ【寮母】**寮に住んで、そこで生活している人の世話をする女性。 **りょう・ぼ【陵墓】**みささぎ。参考「陵」は天皇・皇后・皇太后・太皇太后の墓、「墓」はその他の皇族の墓。 **りょう・ほう【両方】**二つあるものの、どちらも。双方。「―の立場があり得る」囡片方。 **りょうほう【療法】**治療の方法。「対症―」 **りょうほう【良法】**よい方法。うまいやり方。「解決のーを編み出す」 **りょう‐まい【糧米】**食糧にするための米。粮米。 **りょうまえ【両前】**洋服の上衣やコートなどの前を深く重ね合わせ、ボタンを二列に並べたもの。ダブルブレスト。ダブル。因片前。 **りょう‐まつ【糧秣】**軍隊で、兵士の食糧と軍馬のまぐさ。 **りょう・み【涼味】**涼しい趣。「――満点の川遊び」 **りょう・みん【良民】**善良な人民。 **りょう・め【両目】**両方の目。両眼。因片目。 **りょう・め【量目】**はかりにかけてはかった重さ。目方。かけめ。「―不足」 **りょう・めん【両面】** ●両方の面。「窓ガラスのーを拭く」対片面。●二つの方面。「物心――から援助する」 **りょう・や【涼夜】**〔文]夏の、涼しい夜。 **りょう・や【良夜】**〔文〕月が明るく美しい夜。特に、中秋の名月の夜。 **りょう・やく【良薬】**よくきく薬。類語妙薬。 **――は口に苦し**《句》《よくきく薬は苦くて飲みにくい意》忠言は聞くのがつらいが、身のためになるというたとえ。 **りょう・ゆう【僚友】**同じ仕事や物事にたずさわる友だち。「会計課の―」 **りょう・ゆう【両雄】**〔互いに競いあう〕ふたりの英雄。類語竜虎”。両虎。 **――並び立たず**《句》勢力が同程度の英雄は必ず争ってどちらかがたおれる。〈史記・酈生伝」 **りょう・ゆう【療友】**同じ病院や療養所で療養する友だち。 **りょう・ゆう【良友】**よい友だち。因悪友。 **りょう・ゆう【領有】**《名・他サ》〔土地などを〕自分のものとして所有すること。「広大な耕地を―する地主」 **りょう‐よう【両様】**二つの様式。ふたとおり。二様。「―の解釈が成り立つ」 **りょう‐よう【両用】**《名・他サ》両方の目的や事柄に使うこと。「水陸ーの乗り物」類語兼用。>類義語の使い分け「兼用・両用」 **りょう‐よう【療養】**《名・自サ》病気やけがの治療をしながら養生すること。「自宅でーする」「―費」 **―びょうしょう【―病床】**医療法で、五つの病床の一つ。介護療養病床と医療療養病床の二つの類型がある(二○一七年末に廃止予定)。 **りょう‐よく【両翼】** ●鳥や航空機の左右両方のつばさ。●左右に広がっているものの両方のはし。「ーから攻めこむ」●野球で、外野の左翼と右翼。 **りょう・ら【綾羅】**〔文〕(あやぎぬとうすぎぬの意)美しい衣服。羅綾。四字「―錦繡(=美しい衣服)」 **りょうらん【繚乱撩乱】**《形動”》〔文〕 ●入り乱れるようす。「――たる光の群舞」●花がさき乱れるようす。四字「百花――」 **りょう・り【料理】**《名・他サ≫ ●物事をうまく(軽々と)処理すること。「敵を―する」●食べ物をつくること。また、その食べ物。「――教室」「家庭―」 **りょう・り【良吏】**〔文〕りっぱな官吏。よい役人。 **りょうりつ【両立】**《名・自サ》同時に、二つのものが成り立つこと。「学業と部活を―させる」 **りょうりょう【両両】**〔文〕両方とも。二つとも。連「―相まって(=両方が互いに助け合って)」 **りょうりょう【暁、喨】**《形動》らっぱなどの音が、すんで鳴りひびくようす。「―たるらっぱの響き」 **りょうりょう【、寥寥】**《形動》〔文〕 ●ひっそりとしてものさびしいようす。「―とした生活」●数などが非常に少ないようす。「賛成者は―たるものだ」 **りょうりょう【稜稜】**《形動》〔文〕 ●角ばっているようす。また、気性が強くきびしいようす。「気骨―」●寒気のきびしいようす。「月影―」 **りょう・りん【両輪】** ●一本の軸の両端についている二つの車輪。●両者が一組みになってはじめて十分な働きをするもの。「製作部門と販売部門は会社のーだ」 **りょう・る【料る】**《他五》料理する。〔「料理」を活用させた古風な言い方〕 **りょう・ろん【両論】**相対立する二つの議論。「―が並行する」四字「賛否―」 **りょーがい【慮外】**《名・形動》〔文〕 ●思いのほかであること。意外。「―の結果になる」「これは、―なことをおっしゃる」●無礼。失礼。「―者」 **りょ・かく【旅客】**(旅人の意)航空機・船・列車・バスなどに乗って旅行する人。旅客{りょきゃく}。「―の便をはかる」 **―き【一機】**旅客を乗せて運ぶための航空機。旅客機。 **りょーかん【旅館】**宿泊料をとって旅行者をとめる(日本風の)家。宿屋。 **りょーきゃく【旅客】**→りょかく。 **りーよく【利欲】**自分の利益を得ようとする欲望。 **りょく【力】**《接尾》その事に関する力・能力の意。「支配一」「吸引一」「理解一」次ページへ日本語 **りょく‐いん【緑陰】**〔文]青葉のしげった木陰。 **りょくおうしょく‐やさい【緑黄色野菜】**色素・カロテンを多くふくむ野菜の総称。カボチャ・ピーマン・ニンジンなど。濃色野菜。时淡色野菜。 <1532> **りょくか――りろん** **りょく‐か【緑化】**《名・他サ》→りょっか。 **りょくしゅ【緑酒】**〔文〕緑色にすんだ酒。〔うまい酒、上質の酒を言う〕四字「紅灯一」「ああ玉杯に花うけてーに月の影やどし〈矢野勘治〉」 **りょく‐じゅ【緑樹】**青葉のしげった樹木。 **りょくじゅうじ【緑十字】**白地に緑色の十字のしるし。労働災害の防止や、安全と衛生のシンボル。 **りょくじゅ・ほうしょう【緑綬褒章】**緑の綬{じゅ}のついた褒章。事業に精励した人や、徳行にすぐれた人に授与される。参考褒章。 **りょく‐そう【緑草】**緑色の草。青々とした草。 >「新しい言葉を作る接頭・接尾語」 >老人力という言葉以来だろうか。日本語力とか仕事力とか、いろいろ「力」のついた語が作られている。「力」は、能力や技術というだけでなく、もう少し基礎的で、基盤になって人や社会を動かすものの事を表すのだろ >う。最近、このように他の熟語にくっついて新しい概念を表す、接頭・接尾語の漢字が目だっている。 >―的・・・マニュアル的・マニアック的 >―性…居住性・採算性・公共性 >―然…学生然・学者然・若奥様然 >―系・・・癒し系・体育会系、美白系 >―超・・・超むかつく・超嬉しい >これからも、新しい概念が生まれると、新しい接頭・接尾語が考えられていくことだろう。 **りょく‐ち【緑地】**草木の青々としげっている土地。 **―たい【一帯】**緑の多い地域。特に、都市の中で、美観・保健・防災などのために草木を植えてある地域。グリーンベルト。 **りょく‐ちゃ【緑茶】**緑色の茶の総称。茶の若葉を蒸し、もみながら乾燥させてつくる。日本茶。 **りょく‐ど【緑土】**草木の青々としげった土地。 **りょく‐とう【緑豆】**マメ科の一年草。インド原産。種子を発芽させたものが「もやし」。また、製粉してはるさめの原料とする。 **りょく‐ないしょう【緑内障】**眼球内部の圧力が高くなるために起こる眼病。目の痛み、視力の減退をきたし、失明することもある。多くひとみが緑色を帯びる。あおそこひ。 **りょくのう・きん【緑膿菌】**嫌気性桿菌{かんきん}の一つ。みどり色のうみがでる。 **りょく‐ひ【緑肥】**青草のまま、田畑にすきこんで肥料にするもの。レンゲソウ・ウマゴヤシなど。草肥{くさごえ}。 **りょくふう【緑風】**〔文〕初夏の青葉をふきわたってくる、さわやかな風。みどりの風。「―薫るころ」 **りょく‐べん【緑便】**乳児が消化不良などによって出す緑色の大便。 **りょく‐もん【緑門】**〔文〕「アーチ②」に同じ。 **りょく‐や【緑野】**〔文〕青々としげっている野原。 **りょく‐りん【緑林】**〔文〕青々としげる林。 **りょ・けん【旅券】**国が、外国へ旅行する人の身分・国籍などを証明し、相手国にその保護を依頼する公文書。旅行免状。パスポート。「―事務所」 **りょこう【旅行】**《名・自サ》旅をすること。居所をはなれて他の土地へ行くこと。「日帰りー」「海外―」 **りょ・しゅう【旅愁】**〔文〕旅先で何となく感じる、わびしい思い。旅のうれい。類語旅情。 **りょ・しゅう【虜囚】**捕らわれている人。とりこ。捕虜。「生きてーのはずかしめを受けず」 **りょ・しゅく【旅宿】**《名・自サ》旅先でとまる・こと(宿)。やど。やどや。 **りょーじょう【旅情】**旅に出て感じるしみじみとした思い。「―をかきたてる」類語旅愁。 **りょーじん【旅人】**〔文〕旅行している人。たびびと。 **りょ‐せん【『呂旋】**雅楽で用いる旋法の一つ。洋楽のソラシドレミファソに相当するもの。呂。团律旋。 **りょ‐そう【旅装】**〔文〕旅行をするための身ごしらえ。旅のよそおい。旅じたく。[コロ]「―を解く」 **りょーだん【旅団】**陸軍の部隊編制上の単位の一つ。師団の下、連隊の上で、二、三個連隊からなる。 **りょつーか【緑化】**《名・他サ》草木を植えて国土を豊かにすること。緑化。「―週間」「―運動」 **りょ・てい【旅亭】**〔文〕やどや。旅館。 **りょーてい【旅程】**〔文〕旅行の道のり。旅行の行程。また、旅行の日程。「三泊四日のー」 **りよ‐ひ【旅費】**旅行の費用。「出張―」 **りよりよく【「膂力】**〔文]腕・肩などの筋肉の力。 **リラ**「ライラック」に同じ。▽ lilas **リラ**《名・助数》 ●イタリアの旧貨幣単位。●トルコの貨幣単位。▽ lira **リライト**《名・他サ》原稿・記事などに手を加えて書き直すこと。▽rewrite **リラクゼーション**緊張をほぐすこと。息抜き。気晴らし。リラクセーション。▽relaxation **リラックス**《名・自サ》心身の緊張をほぐすこと。くつろぐこと。「―して試合に臨む」 ▽relax **リリース**《名・他サ≫ ●機械などの設定を解除すること。●映画を公開すること。また、CDなどを発売すること。●つった魚をにがすこと。▽release (=解放する) **リリーフ**《名・他サ》野球で、登板している投手と交替して救援すること。▽relief **リリカル**《形動》叙情的。リリック。▽lyrical **りーりく【離陸】**《名・自サ》〔航空機が〕地面をはなれて空中に飛び上がること。因着陸。 **りりしい【凜凜しい】**《形》容姿や態度がひきしまっていて雄々しい。「―・い少年」図りり・し《シク》。 **リリシズム**叙情的な趣。叙情味。「―あふれる作品」▷lyricism **りーりつ【利率】**利息の元金に対する比率。 **リリック** ■《名》叙情詩。因エピック。《形動》叙情的。リリカル。▽lyric **リリ・ヤン**手芸材料の一つ。人絹などを細く編み込んだひも。編み物の材料やししゅう用に使う。また、この糸で小さな筒状の編み機でひもを編む手芸。リリーヤーン。リリアン。▽lily と yarn からの和製語。 **リレー**《名・他サ》 ●受けついで次に送り伝えること。中継。「―放送」「投手―」●「リレーレース」の略。●継電器。▽relay **ーレース** 陸上・水泳競技で、数人一組みで一定の距離を受け持ち、次々と引きついで速さを競う競技。リレー。▽relay race **りれき【履歴】**その人が今までに経てきた学業・職業などの事柄。経歴。「――に傷がつく」 **―しょ【―書】**履歴を書式に従って書き記した文書。 **りーろ【理路】**〔文〕話や議論などの筋道。四字「―整然」 **りーろん【理論】** ●筋道を立ててまとめられた知識体 <1533> **りんりんじ** 系。团実践。●特定の学者・思想家などがもつ系統的学説。「相対性―」●物事の筋道。理屈。「――家」 **―てき【一的】**《形動》理論にもとづいているようす。また、理屈にかなっているようす。 **りん【林】**《接尾》「はやし」の意。「原生―」「砂防―」 **りん【輪】**《助数》 ●花を数える語。「梅一――」●車に付いている車輪を数える語。「四―駆動車」 **りん【倫】**〔文〕程度が似たもの。仲間。たぐい。 **――を絶・する**《句》他に比べるものがないほどすぐれている。無類である。 **りん【厘】**《助数》一○○分の一の単位。●金銭の単位。円の一○○○分の一。銭の一○分の一。「一銭五―(=召集令状の俗称)」●長さで、尺の一〇〇〇分の一。寸の一○○分の一。分の一○分の一。●重さで、貫の一〇万分の一。匁の一〇〇分の一。●比率を表す単位。割の一○○分の一。分の一○分の一。○・一パーセント。「打率三割三分三―」 **りん【燐】**〔理〕非金属元素の一つ。酸化しやすく、暗い所で見ると青白い微光を放つ。有毒。マッチ・肥料・殺虫剤・殺鼠剤などの原料。元素記号P。 **りん【鈴】** ●すず(の音)。●ベル(の音)。●読経などのときに棒でたたいて鳴らす、小さな鉢形の仏具。 **りん【鱗】**〔文〕うろこ。目《助数》 ●うろこを数える語。●魚類を数える語。 **りん・う【霖雨】**〔文〕ながあめ。宿雨。 **りん・か【燐火】**墓地・沼沢などで、自然発火した燐が燃える青白い火。鬼火。狐火。 **りん・か【輪禍】**〔文〕自動車・自転車などにひかれたり、はねられたりする災難。「――にあう」 **りん・か【隣家】**となりの家。 **りんが【臨画】**〔文〕他の絵を手本にして、練習のために絵をえがくこと。また、その絵。 **りん・かい【臨海】**海に面していること。「―工業地帯」 **―がっこう【―学校】**夏休みなどに、海近くで児童・生徒が集団で学習しながら健康の増進をはかる教育行事。また、そのための施設。 **りん・かい【臨界】** ●さかいめ。境界。●[理]特に、物質が物理的・化学的な変化を起こして、ある状態から別の状態に移るさかいめ。「原子炉がーに達する」 **りんかく【輪郭・輪廓】** ●物の周囲の形を表す線。「画像に―をつける」②物事のあらまし。概要。アウトライン。「話の―が不明瞭だ」 **りん・がく【林学】**樹木に関する基礎理論や林業に関する技術・経営・経済などについて研究する学問。 **りん・かん【林間】**林の間。林の中。 **―がっこう【―学校】**夏休みなどに、山や高原で、児童・生徒が集団で学習しながら健康の増進をはかる教育行事。また、そのための施設。 **りんかん【輪姦】**《名・他サ》一人の女性を、大勢の男がかわるがわる強姦すること。 **りん・き【悋気】**《名・自サ》恋愛・情事などに関する事で相手を嫉妬{しっと}すること。やきもち。〔古い言い方〕 **りん・き【臨機】**時にのぞみ応じること。「―の処置」 **りん・ぎ【「稟議】**《「ひんぎ」の慣用読み)官庁・会社などで、担当者が案を作って関係者や上部組織に回し、承認を求めること。「――書」 **りんき・おうへん【臨機応変】**その時・その場にのぞみ、適切な手段をとること。「――の対応」 **りん・きゅう【臨休】**「臨時休業」「臨時休暇」「臨時休校」などの略。 **りん・ぎょう【林業】**森林を育て、経済的に利用できるものを生産する産業。 **りん・きん【淋菌”麻菌】**淋病{りんびょう}の病原体である双球菌。 **リンク**《名・他サ》 ●結びつけること。連結。「外交問題とーする」●ウェブサイト上で、関連する他のサイトにクリックするだけで行けるようにすること。また、行けるように表示してあるURLや見出しのこと。「各サイトに―を張る」 ▽link(=鎖の輪) **リンク**スケート場。スケートリンク。▽rink **リング** ●輪{わ}。●指輪。「エンゲージー」「イヤリング」の略。●ボクシング・プロレスなどの試合が行われる、囲いをした一段高い場所。「―サイド」▽ring **りんくう【臨空】**空港の周辺にあること。空港に近いこと。〔単独では用いない語〕「―一地域」 **りん・けい【輪形】**輪のような形。わがた。輪状。 **りん・けい【鱗形】**うろこのような形。鱗状。 **りん・けい【鱗茎】**地下茎の一つ。地中の短い茎のまわりに、養分をたくわえて厚くなった葉がたくさんついて球形になったもの。ユリ・タマネギなどにある。 **リンケージ**《名・他サ》関連づけること。連鎖。連関。「経済とーした問題」▽linkage **りん・げつ【臨月】**出産予定の月。うみづき。 **リンゲル**出血や衰弱が激しいときなどに体液の代用として注射する、食塩・塩化カリウム・塩化カルシウムなどをふくむ水溶液。リンゲル液。リンガー液。参考創製者リンガー (Ringer)の名にちなむ。 **りん・けん【臨検】**《名・他サ》その場所に立ち入って検査すること。立ち入り検査。「船舶を―する」 **りんげん【綸言】**〔文〕帝王が臣下に向かって言うことば。みことのり。類語勅語。 **――汗の如し**《句》出た汗が体内にもどらないように、帝王のことばは、ひとたび口から出れば取り消せないことのたとえ。〈漢書・劉向伝〉 **りん・こ【、凜、乎】**《形動》〔文〕態度などが、ひきしまって雄々しいようす。凜然{りんぜん}。「――たる気概をもつ」 **りんご【林檎】**バラ科の落葉高木。春、白色の五弁花がつき、秋、球形の果実がなる。果実は食用。寒地で栽培される。 **りん・こう【燐光】** ●黄燐が空気中で発する青白い光。●〔理〕ルミネセンスの一種。光を受けたある種の物質が、その光を取り除いた後も発光する現象。 **りんこう【臨幸】**《名・自サ》〔文〕天皇がその場所に出かけること。出御。「開会式にーされる」 **りん・こう【臨港】**港に面していること。港の近くにあること。〔単独では用いない語〕「―地帯」 **りんこう【輪講】**《名・他サ》数人の人が代わり合って講義をすること。 **りんごく【隣国】**となりの国。隣邦。 **りんざい・しゅう【臨済宗】**禅宗の一派。唐の臨済義玄{ぎげん}を開祖とする。鎌倉時代に栄西が伝えた。 **りん・さく【輪作】**《名・他サ》同じ耕地に、異なった種類の作物を一定の周期で順々にくり返して栽培すること。輪栽。「小麦と牧草を―する」団連作。 **りん」さん【林産】**山林から産出する・こと(産物)。 **りんさん【、燐酸】**〔理〕燐の酸化物が水と種々の割合に結合してできる酸の総称。無色の柱状結晶。医薬用・化学工業用。 **りんし【臨死】**瀕死の状態になること。「―体験」 **りんじ【臨時】** ●その時にのぞんで特別に物事を行う <1534> **りんしつ―りんめい** こと。「―休校」「―ニュース」●一時的であること。当面限りであること。「―収入」 **―こつかい【―国会】**必要に応じて臨時に召集される国会。法令上では「臨時会」と呼ぶ。参考通常国会・特別国会。 **りん・しつ【淋疾・「麻疾】**〔文〕◆りんびょう。 **りん・しつ【隣室】**となりの部屋。 **りんし、もく【「鱗翅目】**節足動物昆虫綱の一目。チョウ・ガの類で、種類が多い。全体が鱗粉でおおわれ、口は長い管状。鱗翅類。チョウ目。 **りん・しゃ【臨写】**《名・他サ》手本を見て、文字や絵をかき写すこと。 **りん・じゅう【臨終】**人の、今にも死のうとする間際{まぎわ}。死にぎわ。最期{さいご}。末期{まつご}。「―のことば」「御ーです(=お亡くなりになりました)」類語今際{いまわ}の際。 **りんしょ【臨書】**《名・他サ》〔文〕手本を見ながら書を練習すること。また、そうして書いた書。 **りん・しょう【臨床】**実際に患者に接して、診察・治療をすること。「―医学」「―尋問」 **りん・しょう【輪唱】**《名・他サ》同じ旋律を、二つ以上の声部が追いかけるようにうたう歌い方。ラウンド。 **りん・じょう【臨場】**《名・自サ》その場所にのぞむこと。「なにとぞ御ーください」 **―かん【―感】**その場に居合わせているかのような感じ。 **りん・じょう【輪状】**〔文〕輪に似た形。環状。輪形。 **りん・じょう【鱗状】**〔文〕うろこに似た形。鱗形。 **りん・しょく【「吝嗇】**《名・形動》〔文〕極端にものおしみすること。けち。しみったれ。「―家」。 **りん・じん【隣人】**となり近所の人。また、身近にいる人。「―愛」 **リンス**《名・他サ》洗髪後に髪を保護するためにすすぎ洗いをすること。また、それに用いる液。▽rinse **りん・ず【綸子】**絹製の紋織物の一つ。地織りと紋様が表裏反対になるように織ってある。光沢に富む。 **りん・せい【林政】**林業に関する行政。 **りん・せい【稟請】**《名・他サ》《「ひんせい」の慣用読み)〔文〕上役に請求すること。申請。 **りん・せい【輪生】**《名・自サ》茎の一つの節に三枚以上の葉が輪状につくこと。団対生・互生。 **りん・せき【臨席】**《名・自サ》その席にのぞむこと。会などに出席すること。「御ーの皆さま」 **りん・せき【隣席】**となりの座席。「―の乗客」 **りん・せつ【隣接】**《名・自サ》となり合っていること。また、すぐ近くにあること。「校舎に―した図書館」 **りん・せん【林泉】**〔文〕木立と泉・池などを配した庭園。 **りん・せん【臨戦】**戦争にのぞむこと。「―態勢」 **りんぜん【「凜然】**《形動”》〔文〕 ●寒さのきびしいようす。「―たる朔風{さくふう}(=北風)」●〔人の態度などが〕きりっとしてひきしまって威厳のあるようす。凜乎{りんこ}。 **りん・そう【林相】**森林の様相。 **りん・そん【隣村】**となりの村。となりむら。 **りん・タク【輪タク】**自転車の後方または側面に、幌{ほろ}張でおおった客用の座席をつけた三輪の乗り物。参考「タク」は「タクシー」の略。 **りん・ち【林地】**森林になっている土地。また、林業に用いる土地。 **りん・ち【臨地】**現地におもむくこと。「―調査」 **りん・ち【臨池】**〔文〕習字。手習い。中国後漢の張芝が池のそばで習字の練習を続けたため、池の水がすっかり黒くなったという故事から。〈王羲之・与人書〉 **リンチ**法律によらないで、かってに行う暴力的な制裁。私刑。「―を受ける」▽lynch (=もと、人名) **りん・てん【輪転】**《名・自サ》輪をえがいて回ること。 **―き【一機】**円筒形の印刷版を回転させ、これに巻き取り紙を接触させて高速で印刷をする機械。 **リンデンバウム**シナノキ科の落葉高木。夏、淡黄色の小花をたくさんつける。別名セイヨウボダイジュ。リンデン。▽ Lindenbaum **りんと【凛と】**《副》〔文〕 ●寒さが厳しいようす。「―した冬の朝」●「態度・顔つき・声が〕きりっとひきしまって、しっかりしているようす。「彼の声は―ひびく」 **りんどう【林道】**林の中につくった道。 **りんどう【『竜胆】**リンドウ科の多年草。秋、茎の先に紫色で釣り鐘形の花を上向きにつける。根は薬用。 **りんどく【淋毒麻毒】**淋病{りんびょう}の毒。 輪タク **りんどく【輪読】**《名・他サ》何人かが一冊の本を順番に読み、解釈・研究などをすること。「―会」 **りん・ね【輪、廻】**《名・自サ》 《「りんえ」の連声で)[仏]車輪がとどまることなく回転するように、霊魂が滅びないで転々と生まれ変わりをくり返すこと。転生{てんしょう}。流転{るてん}。 **リンネル**亜麻糸で織った丈夫でつやのある薄地の織物。夏服などに使われる。亜麻布。リネン。▽linière **リンパ**高等動物の身体組織の間を流れている無色の液体。組織内、栄養物を取り入れて老廃物を送り出すほか、細菌の侵入を防止する。リンパ液。表記「淋巴」と当てた。▽ Lymphe **―えき【―液】**「リンパ」に同じ。 **―かん【一管】**リンパが流れる管。全身に分布する。 **―きゅう【一球】**白血球の一種。免疫上重要な働きをもつ。 **―せつ【一節】**「リンパ腺」に同じ。 **―せん【一腺】**リンパ管の途中にある、米粒大からそら豆大の結節。リンパ球を作り、リンパ管に入ってくる病原菌をろ過して殺すとともに、これに対する抗体を作る。首・わきの下・もものつけねなどに多い。リンパ節。 **りんばつ【輪伐】**《名・他サ》森林をいくつかに区切り、決められた順番に従って切りたおしていくこと。 **りん・ばん【輪番】**大勢の人が順序を決めて番にあたること。回り番。「―制」「掃除は―で行う」 **りんびょう【淋病・麻病】**淋菌の感染によって起こる病気。おもに性交によって感染し、泌尿器・生殖器に炎症が起こる。淋疾{りんしつ}。トリッペル。 **りん・ぶ【輪舞】** ●《名・自サ》大勢の人が輪になって回りながら踊る・こと(舞踊)。●ロンド。輪舞曲。 **りん・ぷん【鱗粉】**チョウやガの羽の表面についているうろこ状の粉。毛の変化したもの。 **りん・ぺん【鱗片】**うろこの一片。また、うろこ状のこまかいかけら。 **りんぼ【隣保】**〔文〕となり近所の人々。また、その人々が互いに助け合うための組織。「―活動」 **りん・ぽう【隣邦】**〔文〕となりの国。隣国。 **りんぼく【林木】**〔文]森林の樹木。「―の伐採」 **りんぽん【臨本】**〔文]書画などを習うための手本。 **りん・めい【綸命】**〔文〕天皇の命令。 <1535> **るりんもーるいさん** **りんも【臨模・臨〝摸・臨摹】**《名・他サ》〔文]書画などの手本・実物を見ながら、かき写すこと。臨模{りんしゃ}。「古写本を―する」 **りん・もう【厘毛】**〔文〕《一厘や一毛の意から)ごくわずかなこと。ほんの少し。〔多く下に打ち消しの語を伴う」「―の狂いもない」類語毫末{ごうまつ}。 **りん・もう【「鱗毛】**茎・葉などの表面をうろこのようにしておおい守っている小さな毛。 **りん・や【林野】**林と野原。林や野原。「―庁」 **りんらく【「淪落】**《名・自サ》〔文]落ちぶれて身をもちくずすこと。「ばくちでーする」類語零落。 **りん・り【倫理】** ●人のふみ行うべき道。人倫の道。道徳。「政治―」類語道義。徳義。●〔個人や組織ごとに考えられた」道徳の規準。モラル。「企業の―が問われる」「倫理学」の略。 >【倫理】 >「倫理」とは、人間としてするべき行いや考え方の基準となるもの。「道徳」「モラル」と同義だが、倫理の方がより抽象的で広く万人に適応される。「道徳」や「モラル」は個人的な規範の意味合いが強い。 >例えば、科学が広く生命に対してもつべき規範として「生命倫理」とは言っても「生命道徳」とはふつういわない。倫理は「経済倫理」「政治倫理」「企業倫理」といった広い分野で用いられる。 **りん・り【淋漓】**《形動》〔文〕 ●多量の液体がしたたり落ちるようす。四字「流汗―」●感情・勢いなどが、表にあふれ出るようす。「――たる墨痕{ぼっこん}に」 **りん・りつ【林立】**《名・自サ》林のように数多く立ち並ぶこと。「ビルがーする」 **りんりん【凜凜】**《形動”》〔文〕 ●寒さなどが厳しくしく身にしみて感じられるようす。「―たる夜気」●勢いがみなぎり、勇ましくりっぱなようす。りりしいようす。四字「勇気―」 **りん・れつ【凜冽】**《名・形動》〔文〕寒さの厳しいこと。「―の気がみなぎる」 **りん・ろう【琳琅琳瑯】**〔文] ●美しい玉。宝石。●美しい詩文などをたとえて言う語。 **る** **る**《助動:下二型》文語《助動詞「れる」の文語形》●自発を表す。「台座より転び落給はんかと危ぶまるるやうなりく樋口一葉・たけくらべ〉」●受け身を表す。「またなき名誉なりと人にも言はれ〈森鷗外・舞姫〉」●可能を表す。「自分の家に飼たる馬にも乗られぬ程の〈福沢諭吉・学問のすすめ〉」●動作主に対する尊敬を表す。「上人・・・掌でに持たれし花を・・・〈幸田露伴・五重塔〉」接続四段・ナ変・ラ変動詞の未然形につく。その他の動詞、および助動詞「(さ)す」には「らる」がつく。 **るいえん【類縁】**(一族・親類の意)形状・性質・機能などの点で互いに近い関係にあること。「―関係」 **るい・おん【類音】**発音が似ていること。「―語」 **るい・か【累加】**《名・自他サ》次々に重なり加わること。また、重ね加えること。「赤字がーする」類語累積。 **るい・か【類歌】**〔発想・内容・表現が〕よく似ている歌。 **るい・か【類火】**類焼。もらい火。団自火。 **るいがいねん【類概念】**〔論〕ある概念が、より広い範囲の概念をふくむ場合、前者を後者の類概念といい、後者を前者の種概念という。たとえば「魚」は、「フナ」「コイ」などに対しては類概念、「動物」に対しては種概念となる。種概念。 **ルアー**本物の餌の形や動きに似せて、木やプラスチックなどで作った、擬似餌{ぎじえ}だ。▽lure **るい【塁】** ●〔文〕とりで。「―を築く」●野球で、ベース。「―に出る」 **―を摩ま・す**《句》敵陣にせまる。また、地位や力量がもう少しで他に匹敵するほどになる。 **るい【黒】**〔文]好ましくない影響。かかりあい。[コロ]「―がおよぶ(=迷惑がおよぶ)」類語まきぞえ。 **るい【類】** ■《名》 ●性質などが互いに似かよっている・こと(もの)。なかま。たぐい。「トラ・ライオンのー」●動植物の分類で、綱{こう}または目{もく}の代わりに慣用として用いる語。〔接尾語的に使う〕「両生―」日《接尾》「・・・のたぐい」の意。「魚介―」 **――が無・い**《句》似たようなものがない。大変にめずらしい。特殊である。「これまでに―・い事件」 **――は友を呼ぶ**《句》気の合う者や、似かよった志・趣味をもつ者同士は自然に集まるものである。 **――を異にに・する**《句》同類でない。まったく異なる。「これまでのものとは―・する作品」 **――を見・ない**《句》飛びぬけてすぐれている。また、特殊である。「他に―・ない高性能の機械」 **――を以って集まる**《句》良きにつけ悪しきにつけ、似た者同士は自然に寄り集まる。〈易経・繁辞上伝〉 **るいぎ‐ご【類義語】**意味がよく似ている二つ以上の単語。「ゆらぐ」と「ゆれる」、「母」と「おかあさん」「ママ」「おふくろ」など。類語。 **るい・く【類句】** ●内容・表現が似ている語句や俳句。●和歌・俳句などの第一句・第三句・第五句などを、検索の便のために五十音順などに配列したもの。 **るい・けい【累計】**《名・他サ》各部分の計を次々に加えて合計を出すこと。また、その計算の結果。累算。「鉄鋼生産の――を出す」類語総計。 **るい・けい【類型】** ●共通する点を取り出して、まとめた型。●個性の見られないありふれた型。注意「類形」は誤り。 **―か【化】**《名・他サ》物事を類型によって分けること。また、個性のないありふれたものにすること。「さまざまな事例を―する」 **―てき【―的】**《形動》型にはまっていて個性がみられないようす。ありふれていてたいくつな感じのするようす。「―な表現」 **るい・げつ【累月】**〔文]何か月も続くこと。「―におよぶ作業」 **るい、げん【累減】**《名・自他サ》〔文]次々に減ってゆくこと。また、次々に減らしてゆくこと。「人口がーの傾向にある」対累增。 **るいご【類語】**「類義語」に同じ。 **るいこん【涙痕】**〔文]涙の流れた跡。 **るいえん【涙、淵】**〔文〕悲しみの涙の深さを淵にたとえた語。 **――に沈・む**《句》ひどくなげき悲しむ。 **るい・さい【累歳】**〔文]「累年」に同じ。 **るいさん【累算】**《名・他サ》「累計」に同じ。 <1536> **るいーじ【累次】** 〔文〕幾重にも重なって続くこと。また、何度も引き続いて起こること。「―にわたる災害」 **るい・じ【類似】** 《名・自サ》互いに似かよっていること。「―品」「―点」「医療に―する行為は違法だ」[―せい【―性】] 互いに似かよっている性質。「二つのデザインには―が見られる」 **るいーじ【類字】** 形の似ている漢字。「大」と「太」、「爪」と「瓜」、「己」と「已」など。 **るいじつ【累日】** 〔文〕幾日も続くこと。連日。 **るい‐じゃく【羸弱】** 《名・形動》〔文〕体が弱いこと。ひ弱なこと。「―な幼児」[類語]虚弱。 **るいじゅ【類聚】** 《名・他サ》〔文〕同じ種類の事柄を集めること。また、集めたもの。類集。類従。「和名―抄」 **るい・じゅう【類従】** 《名・他サ》〔文〕事柄を種類別に集めること。また、集めたもの。類集。類聚。「群書―」 **るいしょ【類書】** ●ある書物と、内容・形式が同じ種類に属する書物。類本。●種々の書物を事項別に分類して編集した書物。 **るい・しょう【類焼】** 《名・自サ》他から出た火事が燃え移って焼けること。類火。もらい火。「失火で近所に―する」[類語]延焼。 **るい・じょう【累乗】** 《名・他サ》〔数〕同じ数をいくつかかけ合わせること。また、その結果得た数値。[―こん【―根】] 〔数〕それを累乗してある数値が得られたとき、その数値に対するもとの数の称。 **るい‐しん【塁審】** 野球で、一塁・二塁・三塁のそばにいる審判員。ベースアンパイア。[対]球審。 **るい・しん【累進】** 《名・自サ》●地位などが次々に上がっていくこと。「三〇歳で部長に―する」●数量が増すにつれてそれに対する比率も高くなっていくこと。「―課税」 **るいじん・えん【類人猿】** サル類の中で、最もヒトに近いもの。ゴリラ・チンパンジー・オランウータンなど。 **るい・すい【類推】** 《名・他サ"》●似た点をもとにして他のことを推し量ること。「ヒトからサルの社会をーする」●「アナロジー」に同じ。[>小論文のツボと「類推」] **るい!する【類する】** 《自サ変》似通う。同じ類に入っている。「随筆に―・する文章」 **るい・せい【累世】** 〔文〕「累代」に同じ。 **るい・せき【累積】** 《名・他サ》前からあるものに次から次へと積み重なる{積み重ねる}こと。「―赤字」 **るい・せつ【縲絏】** 〔文〕捕虜や罪人として捕らえられること。「―の恥ずかしめを受ける」 **るい・せん【涙腺】** 涙を分泌する腺{けん}。 **――が緩・む** 《句》涙をこぼす。また、涙もろくなる。「年のせいか―・んできた」 **るい・ぞう【累増】** 《名・自他サ》〔文〕数量などが次々にふえること。また、次々にふやすこと。[対]累減。 **るいだ【塁打】** 野球で、打者が安打で達することができた塁数。単打(ヒット)、二塁打(ツーベース)、三塁打(スリーベース)、本塁打(ホームラン)がある。[類語]安打。 **るいーだい【累代】** 〔文〕代を重ねること。代々。累世。「山田家―の墓」「―の家業」 **るいーだい【類題】** ●同じ種類の題。似かよった題名。●同じ種類の問題。似かよった問題。●和歌・俳句などを類似した題によって集めたもの。「―歌集」。 **るい・どう【類同】** 《名・形動》〔文〕「同類」に同じ。 **るい・ねん【累年】** 〔文〕年を重ねること。何年も続くこと。年々。累歳。「―の怨恨」 **るいはん【累犯】** ●〔文〕犯罪を重ねること。●〔法〕懲役に処せられた者が、刑の終了の日から五年以内に再び罪を犯して有期懲役に処せられること。[類語]再犯。 **るい‐ひ【類比】** 《名・他サ》比較すること。 **ルイベ** こおらせた鮭{さけ}の薄切り。[参考]アイヌ語から。 **るい・へき【塁壁】** 〔文〕とりで{の壁}。 **るい・べつ【類別】** 《名・他サ》種類ごとに分けること。「蔵書を作者ごとにーする」 **るい・ほん【類本】** 「類書」に同じ。 **るいらん【累卵】** 〔文〕積み重ねた卵。〔非常に不安定で、危うい物事のたとえに使う〕[―の危うき] 《句》きわめて不安定で危険な状態。「現状はーにある」 **るいるい【累累】** 《形動》〔文〕●物があたり一面に重なり合っているようす。[四字]「死屍―」●長く連なり続くようす。「―たる杉木立」 >小論文のツボ類推 >「類比推理」を語源とする「類推」とは、類似点をもとに、他のことについて推し量る方法である。同様の意味を持つことばとしては「アナロジー」がある。 >比喩(たとえ)を用いて説明を進めることは、類推のひとつの形式である。 >小論文を書く場合においては、自分が論じたい事柄と類似した別の事柄を示し、読み手に類推を促しながら説明を進める。 >(例)「尊厳死」という題で小論文を作成する場合 >[類似した別の事柄] >免許証や健康保険証の裏面に、脳死と判定された際に臓器提供を行うかどうかの意思を表明する欄が設けられるようになった。 >[自分が論じたい事柄] >それと同じように、尊厳死を実現するためには、公的な身分証明書などで、回復の見込みがない状態での延命治療を拒否する意思を表明できるような仕組みをつくるとよい。 >このような展開が、類推を利用した論の組み立てとして可能である。 >類推による論の組み立てが小論文としての説得力を持つためには、自分にしかわからないような特殊な事柄を示すのではなく、誰が読んでも類似点が見つけられるような、一般的で普遍性のある事柄を挙げる必要がある。 >参考小論文のツボ「具体例」・「抽象化」 <1537> **るいれい――ルビー** **るい・れい【類例】**似かよった例。「他に―がない事件」 **るい・れき【「瘰癧】**「結核性頸部リンパ節炎」の俗称。結核菌のために頸部のリンパ節がはれるもの。 **ルー**小麦粉をバターでいためたもの。カレー・シチュー・ソースなどの材料にする。▽roux(=褐色) **ルーキー**プロスポーツで、新人の選手。参考一般に、「新人」の意でも使う。▽rookie **ルージュ**口紅。▽rouge (=赤色) **ルーズ**《名・形動》物事をきちんとしないこと。また、だらしがないこと。「彼は時間にーだ」▽loose **―リーフ**用紙のとりはずしが自由にできるノート。▽loose-leaf notebookの略。 **ルーチン** ●決まりきった日常の仕事。「ーワーク」〔決まりきった動作・手順にも言う〕「試合前の―」●スポーツで、規定種目。●コンピューターのプログラムの中で、特定の機能を実行させる一連の命令。〔「プログラム」と同義にも使われる〕=ルーティン。▽routine **ルーツ** ●根源。物事の始まり。「ラーメンのーをさぐる」●始祖。祖先。「わが家の―」▷roots **ルート** ●〔数]根{こん}。特に、平方根。記号♪。②〔語学]「語根」に同じ。▷roots **ルート** ●道。道路。道筋。「南ーで登山する」●経路。手づる。「密輸―」▷route **ルーバー**よろい戸状の格子。また、それがついた開口部。日よけ・換気などの調節に用いる。▽louver **ルーフ**《造語》屋根。屋上。「―バルコニー」▽roof **ループ**輪。また、輪の形をしたもの。●衣服の、ボタンをかけるひもの輪。▽loop **―せん【一線】**急勾配{こうばい}の地に鉄道を敷設する際に、山を巻くようにしき、回り道をしながら高所に達する形式の路線。 **ルーブリ**《名・助数》◆ルーブル。▽rubl' **ルーブル**《名・助数》ロシア連邦の通貨単位。ルーブリ。表記「留」と当てた。▽ruble **ルーペ**虫めがね。拡大鏡。▽Lupe **ルーム**《造語》「部屋」の意を表す。▽room **―サービス**ホテルなどで、客室に飲食物を運ぶサービス。▷room service **―メート**下宿・寮などで、同室の者。同宿者。▽roommate **ルーラー**定規。▽ruler **ルール**規則。規定。「交通―」「―違反」▽rule **ルーレット**かけごとの一種。すり鉢状の円盤を回転させ、投げ入れた玉がどこに位置するかを当てるもの。また、その用具。▽ roulette **ルクス**《名・助数》照度の単位。光度一カンデラの光源から一間の距離にある、垂直な面における照度を一ルクスとする。ルックス。記号 1x。▽ lux **る・けい【流刑】**昔の刑罰で、罪人を遠くはなれた土地に追放するもの。流罪。流刑。「―地」、 **るげん【縷言】**《名・他サ》〔文〕くわしくこまごまと述べる・こと(ことば)。縷述{るじゅつ}。縷説{るせつ}。「それが優ることは―を要しない」類語詳述。 **ルゴール・えき【ルゴール液】**よう素・ヨウ化カリウム・グリセリンを混合して作った赤茶色の薬液。殺菌力があり、咽喉{いんこう}カタル・扁桃腺炎などの患部にぬる。ルゴール。参考の商標名。の創製したフランスの医師Lugol の名から。 **るこく【鏤刻】**《名・他サ》→ろうこく(鏤刻)。 **る‐こつ【、鏤骨】**〔文〕《骨を刻む意から》非常な苦心をすること。鏤骨{ろうこつ}。四字「彫心―」四字「―碎心」 **るーざい【流罪】**「流刑」に同じ。「―人」 **ルサンチマン**〔哲〕心に積もった恨み・憎悪・嫉妬{しっと}などの感情。▽ ressentiment **るじ【「屢次】**〔文〕たび重なること。しばしばであること。「―の大火で町並みが変わった」 **るしゃな‐ぶつ【「盧遮那仏】**「毘盧遮那仏{びるしゃなぶつ}」の略。 **るーじゅつ【、屢述】**《名・他サ》〔文〕何度も述べること。 **るーじゅつ【「縷述】**《名・他サ》〔文〕「縷言」に同じ。 **るーす【留守・留主】** ●《名・自サ》主人や家人などが不在の間、その家に残って番をする・こと(人)。留守居。留守番。「祖母に―をたのむ」●《名・自サ》外出して、家にいないこと。不在。「本人はあいにくーです」●他のことに気をとられて、すべき事がおろそかになること。「勉強がおーになる」 **―い【一居】**《名・自サ》◆留守。 **―ばん【一番】**《名・自サ》留守。 **―ばん・でんわ【一番電話】**自動的に応答し、メッセージを録音する電話。留守電。 **――を預か・る**《句》留守番をする。また、主人などが留守の間、代わりに責任を負う。「子供が両親の―・る」 **――を使・う**《句》不在を装う。居留守を使う。 **る・せつ【流説】**〔文〕 ●世間に言い広められた説。●世間に言い広められた根拠のないうわさ。流言。 **る・せつ【縷説】**《名・他サ》〔文〕細部にわたってくわしく説明する・こと(ことば)。纓言{るげん}。類語詳説。 **る・たく【流、謫】**〔文〕罪によって遠方へ流されること。りゅうたく。類語流罪。 **ルチン**〔理]ソバ・トマトなど五○種類以上の植物などにふくまれる成分。毛細血管の働きを正常に保ち、血管を強化する作用がある。▽rutin **ルック**服装がある傾向をもっていること。・・・風。「ミリタリーー」「大人{おとな}ー」▽look **ルックス**人の外見。容姿。「―がいい」 ▽looks **ルックス**《名・助数》→ルクス。▽ lux **る・つぼ【坩堝】** ●〔理〕物質をとかしたり強く熱したりするときに用いる、耐熱性の容器。●〔るつぼの中の物がわき立つように」そこにいる人々の感情が激しく高まっている状態や場所のたとえ。「興奮のーと化した」●種々のものがまじり合っている状態や場所のたとえ。「人種のー、アメリカ」 **る‐てん【流転】**《名・自サ》 ●とどまることなく移り変わること。「―の人生を送る」●[仏]霊魂が次々に生まれ変わって終わることのないこと。輪廻{りんね}。四字「生々{しょうじょう}―」 **る・にん【流人】**〔文]流刑になった人。流罪人。 **ルネサンス**一四世紀のイタリアに始まり、一六世紀に西欧全体に広がった、学問・芸術・文化上の革新運動。文芸復興。ルネッサンス。▽ Renaissance **ルバシカ**ロシアの民族衣装。ブラウス風の男性の上着。つめえりで、ウエストに細い帯を結び下げる。ルパシカ。▷rubashka **ルビ**ふりがな用の小さな活字。また、一般に、漢字のふりがな。語源和文の五号活字のふりがなとして、英国の活字、ルビー(五・五ポイント)とほぼ同じ大きさの七号活字を用いたことから。▽ruby **ルビー**鋼玉の一つで、赤色透明な宝石。七月の誕生石。紅玉。▽ruby <1538> **ルピー―れいがい** **ルピー**《名・助数》インド・パキスタン・スリランカ・ネパールの通貨単位。▽rupee **る・ふ【流布】**《名・自サ》世間に広くゆきわたること。「巷間{こうかん}に―するうわさ」 **ルフラン**リフレーン。▽ refrain **ルポ**「ルポルタージュ」の略。 **―ライター**ルポルタージュを専門に書く記者。参考「ルポ」と writer からの和製語。 **ルポルタージュ**〔特派記者による〕現地の報告。報告記事。ルポ。●〔現地報告による〕記録文学。報告文学。▽ reportage **る・また【ルヌ】**漢字の部首「殳」の称。殳旁{るまたづくり}。 **ルミノール**血液に加え、過酸化水素を作用させると蛍光を発する有機物質。「―反応」参考この反応を血痕{けっこん}の鑑識に利用する。▽luminol **るーみん【流民】**→りゅうみん。 **るーり【瑠璃琉璃】** ●美しい青色の宝石。七宝の一つとされる。●「ガラス」の古称。 **――も玻璃も照らせば光る**《句》《瑠璃も玻璃も光をあてれば輝くの意)よい素質や才能を持っている人は、だれでもみがけば立派に大成する。 **るり・いろ【瑠璃色琉璃色】**紫がかった美しい青色。 **るり・ちょう【瑠璃鳥琉璃鳥】**ツグミ科の小鳥のルリビタキとコルリ、ヒタキ科の小鳥のオオルリのこと。雄の頭と背は、るり色。 **るーる【縷縷】**《形動》〔文〕 ●こまごまと詳しく話を続けるようす。〔副詞的にも使う〕「――説明する」●細く長く、絶えないで続くようす。「煙がーとたなびく」 **るろ【流露】**《名・自他サ》→りゅうろ。 **る・ろう【流浪】**《名・自サ》あてもなくさすらうこと。「諸国を―する」「―の民」類語放浪。 **ルンゲ**肺臓。●「肺結核」の俗称。▽Lunge **ルンバ**四分の二拍子の、強烈なリズムのキューバ起源のダンス(音楽)。▽rumba **ルンペン**浮浪者。参考現在は用いない。▽Lumpen (=ぼろぎれ) **るんるん**《副・形動》《副詞は「―と」の形も)〔俗]心がはずむようす。「気分は―だ」 **れ** **れ**長音階の第二音、また、短音階の第四音の階名。 **レア**《名・形動》まれなこと。珍しいこと。「―なアイテムを手に入れた」「―もの(=希少価値のあるもの)」▽rare **ーアース**「希土類元素{きどるいげんそ}」に同じ。▽rare earth **ーメタル**希少金属。▽rare metal **レア**ステーキの焼き方の一つ。肉の中の方が生に近い焼き方。参考ウェルダン・ミディアム。▽rare **レアリスム**リアリズム。▽réalisme **レアリテ**◆リアリティー。▽réalité **れい【令】**《名》〔文〕命令。「―を下す」「―を守らない」日《接尾》公布された命令の意。「戒厳―」「大赦――」《接頭》尊敬の意を表す。「―夫人」 **れい【例】** ●同種類の多くの事柄を類推・理解させるために、そのよりどころとして示す事柄。「―をあげて述べる」●今までに行われている、同じようなこと。通例。「―のない大地震」「――にならって儀式を行う」●過去の事柄で、現在の典拠・基準となるもの。先例。慣例。「―に照らして裁く」●いつもと同じで、目新しくないこと。「―によって愚痴ばかり」参考例の。 **――に漏れず**《句》他のものがそうであるように。一般の例と同様に。 **――によって例のごと・し**《句》いつものとおりで変わりばえがしない。全くいつものとおりである。参考多く、軽蔑の意をこめて使う。 **れい【礼】** ●日常生活の規範として人の守り行うべき作法・儀式・制度など。礼儀。[コロ]「ーにかなう」[コロ]「ーをわきまえる」●頭を下げるなどして敬意を表すこと。おじぎ。「先生にーをする」「起立、―」●謝意を表すためのことばや金品。お礼。[コロ]「―を言う」類語謝礼。謙讓。薄志。薄謝。 **れい【零】**数量が全く無いことを言う語。ゼロ。 **れい【霊】** ●肉体に宿って、その行為を支配すると考えられるもの。たましい。精神。「――と肉の闘い」囡肉。●死者のたましい。霊魂。「先祖の―を祭る」●何かあると感じられるが、実体としてはとらえられない不思議な・現象(存在)。「山の―」 **レイ**ハワイを訪れる人に歓迎の意を表して首にかける花輪。▽lei **レイアウト**《名・他サ》新聞・雑誌・書籍・ポスターなどの紙面作製の際に、文字・さしえ・写真などを効果的に配置すること。割り付け。参考展覧会や商品展示などの立体的なデザインについても言う。▽layout **れい・あん【冷暗】**すずしくて日が当たらないこと。「―所に保存する」 **れいあん・しつ【霊安室】**〔病院などで〕遺体を遺族にわたすまで安置しておく部屋。 **れい・い【霊位】**〔文〕(死者のたましい(の宿る所)の意)位牌{いはい}。御霊代{みたましろ}。「――を安置する」 **れいい【霊威】**〔文〕神仏などの不思議な力。 **れいい【霊異】**〔文〕神仏などに関する、人間の知恵でははかり知れない不思議なこと。霊異{りょうい}。 **れい・いき【霊域】**神社・寺などのある神聖な区域。 **れい・う【冷雨】**〔文]冷たい雨。 **れい・えん【霊園】**公園風に造った共同墓地。 **レイ・オフ**企業が将来の再雇用を条件に労働者を一時的に解雇すること。一時帰休制。▽layoff **れい・おん【冷温】** ●冷たい・こと(もの)と温かい・こと(もの)。●低い温度。低温。「―で熟成させる」 **れい・か【冷夏】**例年に比べて気温の低い夏。 **れい・か【冷菓】**〔文〕アイスクリームのようにこおらせたりゼリーのように冷やしたりして作った菓子。 **れい・か【隷下】**〔文]その人に従属する・こと(人)。「山下将軍の―部隊」 **れいか【零下】**温度がセ氏の零度より低いこと。氷点下。 **れい・かい【例会】**日を決めて、定期的に開く会。 **れい・かい【例解】**《名・他サ》例をあげて解釈・説明すること。「国文法を―する」 **れい・かい【冷塊】**空気や潮流の冷たいかたまり。 **れい・かい【霊界】** ●霊魂の世界。死者の霊が住む世界。冥界。●精神の世界。因肉界。 **れい・がい【例外】**ふつうの例からはずれている・こと(もの)。「―は原則として認めない」 **―てき【一的】**《形動》ふつうの例から外れているようす。「―な措置」 <1539> **れいがい――れいしょ** **――の無い規則は無・い**《句》どんな規則にもかならず例外はあるものだ。 **れいがい【冷害】**夏の気温が異常に低かったり日照不足が続いたりして、農作物が受ける被害。「―にみまわれる」 **れい・かん【冷寒】**《名・形動》〔文〕つめたくさむいこと。寒冷。「―地」 **れい・かん【冷汗】**〔文]ひやあせ。 **れい・かん【霊感】** ●人の祈りに対する、神仏の不思議な反応。また、それを感知する能力。霊的なものを感知する心の働き。「―が働く」●〔神仏から啓示を受けたように」突然にひらめく、すばらしい考え。インスピレーション。「ーがわく」 **れい・がん【冷眼】**〔文〕人をばかにするような、ひややかな目つき。「―視する」 **れいかん・さんと【冷汗三斗】**〔文〕恥ずかしさやおそろしさのため、ひどくひや汗をかくようす。冷汗三斗{と}。「―の思い」 **れいかん・しょう【冷感症】**女性にみられる、性的な欲望の起こらない症状。不感症の強度のもの。 **れい・き【例規】**〔法令の解釈などで〕慣例から成り立つ規則。また、先例とする規則。 **れい・き【冷気】**[文]ひんやりして冷たい空気。「早朝のーがただよう」因熱気。 **れい・き【霊気】**神秘的な気配・雰囲気。「山の―」 **れい・ぎ【礼儀】**社会の秩序を保つために、人間が守らなければならない作法。特に、敬意を表す作法。礼儀作法。「―知らず」注意「礼義」は誤り。 **れい・きゃく【冷却】**《名・自他サ≫ ●ひえること。また、ひやすこと。「―水」●感情がしずまること。また、感情をしずめること。「熱意を―する」 **―きかん【期間】**争い事の当事者の、感情的対立を落ち着かせるために、交渉などをしばらく停止する期間。「―を置く」 **―ざい【一剤】**「冷媒{れいばい}」に同じ。 **れい・きゅう【霊柩】**〔文]死体を納めた棺。ひつぎ。 **―しゃ【―車】**霊柩を乗せて運ぶ車。柩車。 **れい・きん【礼金】**謝礼として出す金銭。特に、部屋や家を借りるときに、家主に謝礼という形で支払う一時金。参考敷金。 **れい‐く【麗句】**〔文〕美しくかざった文句。四字「美辞―」 **れい・ぐう【冷遇】**《名・他サ》ひややかにあつかうこと。冷淡な待遇。薄遇。「客を―する」団厚遇。優遇。 **れい・ぐう【礼遇】**《名・他サ》〔文〕礼儀をつくしてもてなすこと。「使節を―する」 **れい・けい【令兄】**〔文〕他人・相手の兄に対する敬称。参考多く手紙文で用いる。 **れい・けい【令、闇】**〔文〕「令室」に同じ。 **れい・けつ【冷血】** ●体温が低いこと。●人間らしいあたたかみがないこと。類語薄情。 **―かん【―漢】**人間らしいあたたかみを欠いた男。類語冷血動物。 **―どうぶつ(―動物】** ●「変温動物{へんおんどうぶつ}」に同じ。因温血動物。●冷酷・不人情な人。類語冷血漢。 **れい・げつ【例月】**いつもの月。「―どおり行う」 **れい・けん【霊剣】**〔文〕不思議な威力をそなえた剣。 **れい・げん【例言】**〔文〕 ●書物の凡例として述べることば。また、前書きの文章。●《名・自サ》例として述べる・こと(ことば)。 **れい・げん【霊験】**人の祈願・善行に対する神仏の不思議な反応。御利益{ごりやく}。霊験{れいげん}。「――あらたかな神」 **れい・げん【冷厳】**《形動》〔文〕 ●冷静で厳格なようす。「―な判決を下す」●ごまかしがきかないほど厳しいようす。「―な現実」 **れい・こう【励行・厲行】**《名・他サ》 ●はげみ行うこと。「冷水摩擦を―する」●規則・約束などを定められたとおり厳格に行うこと。「条約を―する」 **れいこく【例刻】**〔あらかじめ了解されている」いつもの決まった時刻。「―に集合する」 **れい‐こく【冷酷】**《名・形動》思いやりがなく、むごいこと。「―な処罰」 **れいこん【霊魂】**肉体に宿って精神的・生理的諸活動を支配し、肉体がほろんでもなお存在すると考えられているもの。たましい。霊。心霊。四字「―不滅」類語亡魂。尊敬御霊{みたま}。 **れいさい【例祭】**毎年決まった月日に行われる祭り。特に、神社で年一回行われる最も重要な大祭。 **れいさい【冷菜】**〔おもに中国料理で]冷たい前菜。 **れいさい【零細】**《名・形動》きわめて規模が小さく、貧弱なこと。「―企業」 **れいさつ【霊刹】**〔文]霊験あらたかな寺。霊寺。 **れいざん【霊山】**(神仏を祭った)神聖な山。 **れいし【令姉】**〔文]他人・相手の姉に対する敬称。参考多く手紙文で用いる。 **れい・し【荔枝】**ムクロジ科の常緑小高木。原産地は中国南部。果実は暗赤色の鱗片殻状の皮でおおわれ、果肉は白くゼリー状。食用。ライチー。 **れい・し【霊芝】**「万年茸{まんねんたけ}」に同じ。 **れいし【麗姿】**〔文]美しくととのった姿。 **れい・じ【例示】**《名・他サ》ある事柄を実例として示すこと。「記入法を―する」 **れい・じ【零時】**午後一二時(=午前零時)、あるいは午前一二時(=正午・午後零時)。 **れい・しき【礼式】**〔文〕 ●礼儀を表す決まったやり方。礼法。●礼意を表すための贈り物。 **レイシズム**人種差別主義。人種間には本質的な優劣の差があるとする態度や考え方。▽racism **れい・しつ【令室】**〔文〕他人・相手の妻に対する敬称。令閨{れいけい}。参考多く手紙文で用いる。類語内室。 **れい・しつ【麗質】**〔文〕(女性の)美しい、また、すぐれた素質。「親譲りのーにめぐまれる」 **れい・じつ【例日】**〔文〕いつもの日。また、定期的に決まっている日。「―どおりに出勤する」 **れい・しゃ【礼者】**〔文〕年賀のために回り歩く人。 **れい・しゅ【冷酒】** ●燗をしていない日本酒。ひやざけ。ひや。●ひやして飲むようにつくった酒。冷用酒。 **れい・じゅう【隷従】**《名・自サ》〔文]手下となって従うこと。隷属。「大国に―する」 **れい・じゅう【霊獣】**〔文〕めでたいしるしをもたらすとされる神聖な獣。鳳凰・麒麟{きりん}などの類。類語神獣。瑞獣{ずいじゅう}。 **れいしょ【令書】**〔文〕行政官庁の命令を書き記した文書。「徴税―」類語令状。 **れいしょ【隷書】**漢字の書体の一つ。篆書{てんしょ}を簡単にしたもの。隷。 **れいしょう【例証】**《名・他サ》実例を挙げて証明すること。また、証拠として挙げる例。「―を挙げて説明する」「相違点を―する」 **れいしょう【冷床】**人工的な温熱を与えず、太陽 <1540> **れいしょ――れいねん** 熱のみを利用した自然のままの苗床。对温床。 **れいしょう【冷笑】**《名・他サ》あざわらうこと。また、その表情。「―を浮かべる」類語冷嘲{れいちょう}。嘲笑。 **れいじょう【令嬢】**他人・相手の娘に対する敬称。「深窓の―」参考多く、手紙文で用いる。 **れい・じょう【令状】**命令を書き記した書状。「召集―」〔法]強制処分を行うとき、裁判所が与える命令書・許可書。召喚状・逮捕状など。 **れいじょう【礼状】**お礼の手紙やはがき。 **れいじょう【礼譲】**〔文〕礼儀として、へりくだった態度をとること。「――に富む」「――を厚くする」 **れいじょう【霊場】**神仏をまつってある神聖な場所。霊地。 **れいしょく【令色】**〔文〕気に入られようとする、こびへつらった顔つき。四字「巧言―」 **れい・じん【「伶人】**〔文]音楽、特に雅楽を奏する(職業の)人。楽人{がくじん}。 **れいじん【霊神】**〔文]霊験あらたかな神。 **れい・じん【麗人】**〔文〕顔や姿の美しい女性。美人。佳人{かじん}。「男装のー」 **れい・すい【冷水】**〔文〕つめたい水。因温水。 **―かい【一塊】**海水の温度が周囲より低くなる現象。漁場に影響を与える。 **―まさつ「―摩擦】**冷水でしぼった手ぬぐいで全身をこすること。血行がよくなる。 **―よく【一浴】**冷水をあびて、皮膚を強くすること。 **―を浴び・せる**《句》意気込む気持ち・情熱などをそぐことを言う。また、そのようなことをする。冷や水を浴びせる。「努力にー・せる発言」 **れい・すい【霊水】**〔文]不思議な効能がある神聖な水。霊験あらたかな水。 **れい!する【令する】**《他サ変》〔文〕命令する。 **れい・せい【令婿】**〔文]他人・相手のむこに対する敬称。 **れい・せい【冷製】**西洋料理で、冷たくして食べる料理。「―スパゲッティ」 **れい・せい【冷静】**《名・形動》落ち着いていて、一時の感情などに左右されないこと。「―な判断」類語沈着。 **れい・せつ【例説】**《名・他サ》〔文〕例をあげて説明すること。また、その説明。 **れいせつ【礼節】**〔文〕礼儀作法と節度ある行い。「―を重んじる」 **れいせん【冷戦】**(cold war)軍事行動には及ばないが、国と国が互いに敵視しあっている状態。冷たい戦争。参考第二次世界大戦後の、アメリカとソ連の関係を表した語。 **れいせん【冷泉】**鉱泉のなかで水温の低いもの。温泉法ではセ氏二五度未満のものをいう。 **れいせん【霊泉】**〔文〕不思議な効能のある泉・温泉。 **れい・ぜん【霊前】** ●死者の霊を祭った場所の前。「―に花をささげる」尊敬御霊前。類語仏前。●神仏を祭ってある場所の前。 **れい・ぜん【冷然】**《形動”》〔文〕感情を交えず、ひややかに物事に対するようす。「要求を―と拒絶する」 **れい・そう【礼奏】**《名・他サ》 ●演奏会でアンコールにこたえてする演奏。●儀礼としての演奏。「国歌の―」 **れい・そう【礼装】**《名・自サ》儀式に出るとき、礼式にかなった服装をすること。また、その服装。 **れい‐そう【霊草】**〔文〕不思議なききめのある草。 **れい・ぞう【冷蔵】**《名・他サ》飲食物などを、くさらせないために低温で貯蔵すること。 **―こ【―庫】**飲食物を冷蔵する箱型の装置。 **れい・ぞう【霊像】**〔文〕神仏の像。 **れい・そく【令息】**〔文〕他人・相手の息子に対する敬称。参考多く、手紙文で用いる。 **れいぞく【隷属】**《名・自サ》他者に支配され、つき従うこと。隷従。「権力者に―する」類語従属。 **れい・そん【令孫】**〔文]他人・相手の孫に対する敬称。参考多く、手紙文で用いる。 **れい・だい【例題】**例として出す練習問題。 **れい・たいさい【例大祭】**神社で、毎年決まった日に行う大祭。 **れい・たつ【令達】**《名・他サ》〔文〕命令を伝えること。また、その命令。 **れい・たん【冷淡】**《名・形動》 ●物事に関心・興味を示さないこと。「仕事には―だ」●不親切で思いやりのないこと。同情心のないこと。「部下に―な上司」類語つれない。冷たい。冷ややか。薄情。 **れいだん・ぼう【冷暖房】**冷房と暖房。「―完備」 **れいち【霊地】**「霊場」に同じ。 **れいち【霊知・霊、智】**〔文〕神秘的な知恵。 **れいちゃ【冷茶】**冷やした茶。冷たい茶。 **れい・ちょう【冷嘲】**《名・他サ》〔文]ひやかし、あざけること。「腹の底で―する」類語冷笑。 **れい・ちょう【霊鳥】**〔文〕めでたいしるしをもたらすという神聖な鳥。鳳凰{ほうおう}など。 **れいちょう‐るい【霊長類】**哺乳類の一目。哺乳類中最も高等なグループで、よく発達した大脳をもつ。人類やサル類がふくまれる。霊長目。 **れい・つくり【隷、旁】**漢字の部首「隶」の称。たいづくり。 **れいてい【令弟】**〔文〕他人・相手の弟に対する敬称。参考多く、手紙文で用いる。 **れい・てき【霊的】**《形動》霊や精神に関するようす。「―世界」「―な現象」因肉的。 **れい・てつ【冷徹】**《名・形動》〔文〕物事を冷静に深く鋭く見通していること。「―な判断力」 **れい・てん【冷点】**感覚点の一つ。皮膚・粘膜上に点在し、体温以下の温度を感じる。囡温点。 **れい・てん【礼典】**〔文〕礼に関する決まり(を書き記した書物)。 **れい・てん【零点】** ●点数・得点が全くないこと。ゼロ。●セ氏温度目盛りで、氷点。 **れいでん【霊殿】**〔文〕神仏または先祖の霊をまつってある建物。みたまや。類語霊廟{れいびょう}。 **れい・ど【零度】** ●温度の起点になる度。「セ氏―」●角・経緯度の大きさが、度にみたないこと。「―三〇分」「東経一五○分―」 **れい・とう【冷凍】**《名・他サ》生鮮食品などを長期保存や運搬のためにこおらせること。「―食品」団解凍。 **れい・どう【霊堂】**神仏・貴人の霊を祭った堂。 **れいにく【冷肉】**蒸し焼きにしたりゆでたりしたのち冷やした食肉。うすく切って食べる。コールドミート。 **れいにく【霊肉】**〔文〕霊魂と肉体。「―の相克」 **れい・ねつ【冷熱】**〔文] ●つめたいこととあついこと。「―の感覚」●冷淡さと熱心さ。 **れい・ねん【例年】**いつもの年。「―になく寒い」 <1541> **れいの――レーダー** **れい」の【例の】**《連体》いつもの。決まりきっている。〔経験によって、互いに知っている物事についていう〕」「―場所で会おう」「彼の―くせがまた出た」 **れい・のう【霊能】**霊魂・神霊を呼び出したり、対話したりする能力。「―者」「―予言」 **れい・ば【冷罵】**《名・他サ》〔文〕軽蔑して、ののしる・こと(ことば)。[コロ]「ーを浴びせる」類語嘲罵{ちょうば}。 **れい・はい【礼拝】**《名・他サ》キリスト教プロテスタントで、神を拝むこと。「―堂」参考礼拝{らいはい}。 **れい・はい【零敗】** ●《名・自サ》試合で得点を一点も取れずに敗れること。ゼロ敗。●試合で、負けた回数がゼロであること。無敗。「五勝―一分」 **れい・ばい【冷媒】**冷凍機などで、その中を循環しながら気化・液化をくりかえし、気化熱によって低温を与える物質。アンモニア・二酸化硫黄など。冷却剤。 **れい‐ばい【霊媒】**超感覚的な能力をもって神霊や亡霊に働きかけ、現実の人間と意思を通じさせるための媒介をする者。みこ・いちこ・心霊術者の類。 **れい・ひつ【麗筆】**〔文〕美しい筆跡や文章。 **れい・ひょう【冷評】**《名・他サ》冷淡で皮肉まじりの批評(をすること)。「ーを浴びせる」 **れいびょう【霊廟】**〔文〕先祖や偉大な先人の霊をまつった建物。みたまや。おたまや。類語霊殿。 **レイプ**《名・他サ》婦女暴行。強姦{ごうかん}。▽rape **れい・ふう【冷風】**冷たい風。因温風。 **れい・ふく【礼服】**儀式・儀礼などに着用する、正式の衣服。団平服。 **れい・ふじん【令夫人】**他人・相手の妻に対する敬称。「―もご一緒にお越し下さい」 **れい・ぶん【例文】**例として示された文・文章。 **れい・ほう【礼法】**礼儀作法。礼式。「―にもとる」 **れい・ほう【礼砲】**軍隊の礼式の一つで、敬意・祝意・弔意を表すしるしとして発する空砲。 **れい・ほう【霊宝】**〔文〕神聖な宝物。特に、社寺で尊ぶ宝物。 **れい・ほう【霊峰】**〔文〕神聖とされ、信仰の対象となっている山。霊山。「―富士」 **れい・ぼう【冷房】**《名・他サ》人工的にその室内の温度を外気の温度よりも低く保つ・こと(装置)。因暖房。 **れい・ぼう【礼帽】**〔文〕礼装用の帽子。 **れい・ぼく【零墨】**〔文]古人の筆跡で、わずかな断片として残っているもの。四字「断簡―」 **れい・ぼく【霊木】**〔文〕神社などで、神霊が宿っているとされる木。神木。 **れい・ほん【零本】**「端本」に同じ。因完本。 **れい・まい【令妹】**〔文〕他人・相手の妹に対する敬称。参考手紙文などに用いる。 **れい・まいり【礼参り】**神仏にかけた祈願がかなったお礼に寺社に参拝すること。お礼参り。 **れい‐まわり【礼回り】**恩を受けた人々の家を回って礼を述べて歩くこと。回礼。 **れいみょう【霊妙】**《名・形動》人間の知恵でははかりしれないほど、すぐれて尊いこと。また、きわめて神秘的なこと。「―な奇跡をあらわす」 **れい‐む【霊夢】**〔文〕神仏が現れてお告げをする不思議な夢。「御―をこうむる」 **れいめい【令名】**〔文〕すぐれているという評判。名声。[コロ]「―が高い」「世界に―をはせる」 **れい‐めい【、黎明】**〔文〕 ●夜明け。「―を告げる鶏の声」●新しい時代の始まり。「近代日本の―」 **―き【一期】**〔さらに進歩した〕新しい時代が始まろうとする時期。「情報社会のー」 **れいめん【冷麺】** ●冷やして食べるめん類。●朝鮮料理の一つ。そば粉とでんぷんで打っためんをゆでて冷やし、キムチ、肉などをそえ、冷たい汁をかけたもの。 **れい・もつ【礼物】**謝礼としておくる品物。お礼の品。〔古風なことば〕 **れい・やく【霊薬】**不思議なききめのある薬。 **れい‐よう【冷用】**冷たいままで飲むこと。また、冷やして飲むこと。「―酒」 **れい‐よう【羚羊】**ウシ科の動物のうち、ガゼル・インパラなど、足が細長いものの総称。草食で、走るのが速い。体毛は短く、角がある。アンテロープ。 **れい‐よう【麗容】**〔文〕美しくととのった姿や形。麗姿。「富士の―」 **れいらく【零落】**《名・自サ》おちぶれること。「―の一途をたどる」類語落魄。凋落。因栄達。 **れいり【怜悧】**《形動》〔文〕かしこいようす。頭の働きがすぐれているようす。「―な頭脳の持ち主」 **れい・りょう【冷涼】**《名・形動》〔文]ひんやりとすずしく感じること。「高原の―な空気」 **れいりょく【霊力】**神仏がもつ不思議な力。 **れいれい【麗麗】**《形動》〔文]麗々しいようす。「名刺にーと学位を刷りこむ」 **れいれい・し・い**《形》わざと人目につくように、はでにかざり立てているようすだ。おおげさでわざとらしい。「―・い宣伝文にまどわされる」図れいれい・し《シク》。 **れい・ろう【玲瓏】**《形動》〔文〕 ●美しくすみきっているようす。「―たる月光」「ーとそびえる富士」四字「八面——」●玉・金属の音や楽器の音・人の声などがすんでひびきわたるようす。「―たる美声」 **れい・わ【例話】**説明のために実例として語る話。 **レイン・コート**衣服が雨でぬれるのを防ぐ外套。レーンコート。類語雨合羽。▽raincoat **レイン・シューズ**雨天の時などにはく靴。雨靴。レーンシューズ。▽rain と shoes からの和製語。 **レーサー** ●競走者。特に、自動車レースをする人。●競走用の乗り物。自動車・オートバイ・ヨットなど。▽racer **レーザー**〔理〕電磁波の誘導放出現象を利用した、光の増幅・発振装置。その放射する光は、位相がそろっていて単色光に近く、広がりの少ない平行光線であるために、光通信・測定装置・レーダーなどに応用される。「―光」▽laser (light amplification by stimulated emission of radiationの略) **ーディスク**略語集(LD)。参考商標名。▽Laser-Disc **ーメス**レーザー光線を用いて、切開などを行う医療器具。▽laser と mes からの和製語。 **レーシング・カー**競走用の自動車。▽racing car **レース** ●糸をより合わせたり、組み合わせたりしてすかし模様をあらわした布地や編み地。「カーテンー」▽lace **レース** ●競走・競泳・競漕・競馬などの競技。「自動車―」「ボート―」●競争。「出世―」▽race **レーズン**ほしぶどう。▽raisin **レーゼドラマ**〔上演を考えず〕読まれることだけを目的とした戯曲。▷ Lesedrama **レーダー**電波を発射して遠方の物体に当て、そこから反射してくる電波の方向と往復時間によって、物体の <1542> **レートレクチャ** 位置・方向を測定する装置。電波探知機。▽radar(radio detecting and ranging の略) **レート**割合。歩合。率。「為替――」▽rate **レーベル**「ラベル②」に同じ。▽label **レーヨン**人絹(で織った布地)。▽ rayonne **レール**●鉄道車両の車輪を支え、その回転を円滑にして車両を走行させるための鋼鉄製の棒状の材。軌条。軌道。●戸車やカーテンを走らせるための、鋼製などの棒状のもの。「カーテンー」 ▽rail **―が敷かれる**《句》物事を順調に進めるための下準備がなされる。また、物事の方向性が定まる。「政治改革の―・れる」 **―を敷・く**《句》物事を順調に進めるための下準備をする。「紛争解決のための―・く」 **レーン**●ボウリングで、ボールを転がすコース。●陸上競技や競泳で各自に割り当てられたコース。●「車線」に同じ。「右折―」▽lane(=小道) **レーンジャー**→レンジャー。 **レオタード**バレエやスポーツをするときに着る、伸縮する服。▽leotard (=人名から) **レオポン**ヒョウの雄とライオンの雌との交配によってできた雑種。参考 leopard (=ヒョウ)とlion (=ライオン)とからの合成語。▽leopon **レガーズ**球技の選手などがすねにつける防護用具。すね当て。レッグガード。▷leg-guards **レガート**音楽で、「なめらかに続けて」の意。団スタッカート。▽ legato **レガッタ**ボート・ヨットなどの競技(大会)。▽regatta **れき【暦】**〔文〕こよみ。 **れき【礫】**〔文〕小さい石。小石。 **れき【鬲】**漢字の部首「鬲」の称。れきのかなえ。 **れき・がん【礫岩】**堆積岩の一種。海岸や川原に堆積した礫が砂や粘土といっしょに固まったもの。 **れきさつ【轢殺】**《名・他サ》〔文〕自動車・汽車・電車などでひき殺すこと。「――死体」 **れき・し【歴史】** ●人間社会が時間の経過に伴って過去から現在に至るまで移り変わってきた過程(の中で起きた出来事)。また、その記録。[コロ]「―に残る大人物」②ある事物・組織・人物などが現在まで経過してきた跡。「鉄道の―」●歴史を学ぶ学問。また、その学科。「―学」 **―じだい【一時代】**文献的史料によって歴史が解明できる時代。因先史時代。 **―てき【——的】**《形動》 ●歴史に関するようす。「―事実」●歴史の中で語られるほど、時代が古いようす。「―な技術」●歴史の中に残るほど価値のあるようす。「――な事件」「この演奏会はーだ」 **―てき・かなづかい【一的〈仮名〉遣い】**現代の発音によらず、平安時代中期以前の文献によって定めたかなづかい。旧かなづかい。団現代仮名遣い。 **――は繰り返・す**《句》過去にあった出来事は、その後同じような経路をたどって繰り返し現れる。ギリシャの歴史家トゥキディデスが著書「歴史」の中で述べたことば。 **れき・し【「轢死】**《名・自サ》自動車・汽車・電車などにひかれて死ぬこと。 **レキシコン** ●〔ギリシャ語・ヘブライ語・ラテン語などの〕古典語辞書。また、一般に、辞書。●特定の分野における語彙{ごい}。また、用語集。▽lexicon **れき‐じつ【暦日】**〔文〕 ●年月の経過。「山中ーなし」表記「歴日」とも書く。●こよみ。 **れき‐じゅん【歴巡】**《名・自サ》〔文〕順々にめぐり歩くこと。「欧米五か国を―する」類語歴訪。 **れき‐しょう【暦象】**〔文〕太陽・月・星などの天体の運行の現象。また、暦で天体の運行を推測すること。 **れき‐すう【暦数】**〔文〕 ●太陽や月の運行を測定して暦を作る方法。●自然にめぐってくる運命。めぐりあわせ。●年代の数。年数。「一三○○○年を経る」 **れき・せい【歴世】**〔文〕代々。歴代。 **れき・せい【歴青瀝青】** ●〔理〕天然の炭化水素混合物の総称。アスファルト・石油類・天然ガスなど。ビチューメン。●タールを蒸留したあとの、黒いねばねばした残りかす。木材の防腐剤・道路舗装などに使われる。 **―たん【―炭】**褐炭より炭化度が高い、黒くつやがある石炭。 **れき・せん【歴戦】**何度も戦場に出て戦った経験をもつこと。「―の勇士」 **れき・だい【歴代】**何代も、ある地位を占めること。代代。歴世。列世。「―の天皇」 **れき・だん【轢断】**《名・他サ》〔文〕列車などが体をひいて、切断すること。 **れき・ちょう【歴朝】**〔文〕代々の朝廷・天皇。 **れきてい【歴程】**〔文〕通り過ぎてきた道筋。また、時間的な経過。「遍路――」 **れき・ど【礫土】**〔文〕小石の多くまじった土。 **れき・にん【歴任】**《名・他サ》次から次へと種々の役職についてきたこと。「重要ポストを―する」 **れき・ねん【暦年】**〔文〕一月一日に始まり一二月三一日に終わる、こよみの上での一年間。 **れき・ねん【歴年】**〔文] ●年月を経てきたこと。「―の功」●毎年。「―一一月三日に大祭をもよおす」 **れき・ねんれい【暦年齢】**〔精神年齢に対して〕こよみによって数えた実際の年齢。生活年齢。 **れき・ほう【暦法】**日・月の運行など天文に関する法則。また、その法則によってこよみを作る方法。 **れき・ほう【歴訪】**《名・他サ》方々の土地や人を次々に訪ねること。「中東諸国を―する」類語歴巡。 **れき・ゆう【歴遊】**《名・自サ》〔文]「遊歴」に同じ。 **レギュラー**■《造語》「規則正しい」「正規の」などの意を表す。「―サイズ」「一会員」《名》「レギュラーメンバー」の略。▽regular **ーメンバー** ●スポーツ競技で、正選手。サブ(メンバー)。●放送の連続番組などで、常時出演する人。常連。対ゲスト。▽regular member **れきれき【歴歴】** 《名》身分・地位などの高い人々。〔「おー」の形で使うことが多い」「政界のおー」■《形動》〔文〕はっきりと見えて、疑いのないようす。歴然。「顔に不満が―と表れる」 **れき・ぜん【歴然】**《形動》きわめてはっきりとしているようす。歴々。「―たる事実」 **レギンス**●すね当て。●幼児用の、ズボン風の衣服。すそ口にゴムひもをつけて足裏にかける。●脚をぴったり包む、タイツのような衣服。腰からひざ、または足首までをおおう。参考女性がスカートなどと共に着用することが多い。▽leggings **レクイエム**鎮魂曲。▽requiem **レクチャー** ●講義。講演。●〔報道機関などに対する、当局者の〕解説・説明。「事件の―を受ける」●《自他サ》〔俗】説明。「新人に、商品について―する」類語ブリーフィング。=レクチュア。▽lecture <1543> **レグホン―れっきと** **レグホン**ニワトリの一品種。イタリア原産。最も広く飼われる卵用種で、白色のものが多い。▷Leghorn **レクリエーション**疲れをいやして活力をもりかえすための休養や娯楽。リクリエーション。リクレーション。▷recreation **レゲエ**■ジャマイカに生まれたラテン系音楽。躍動的なリズムを持つ。▽reggae (=もと、曲の名) **れこ**《代名》〔俗〕(「これ」を逆にした語》例のもの。「愛人」「金銭」など、はっきり言うことをはばかるものをそれとなく指していう。「あいにく―が無くて」 **レコーダー**●記録係。●記錄器。「タイムー」●録音・録画機。「テープー」▽recorder **レコーディング**《名・他サ≫ ●記録すること。●録音すること。吹き込み。▽recording **レコード** ●〔競技の〕(最高)記録。「――を破る」「ータイム」●らせん状に刻みこんだ溝に音を記録して、レコードプレーヤーによって再生する平たい円盤。レコード盤。音盤。▽record **ープレーヤー** レコード②から音を再生する装置。プレーヤー。▽record player **ーホルダー**競技の最高記録保持者。▽record holder **レザー** ●皮革。なめし革。●「レザークロス」の略。▽leather **ークロス**綿布などに塗料をぬって、なめし革に似せたもの。擬革{ぎかく}。▽leathercloth **レザー**西洋かみそり。レーザー。▷razor **レジ**「レジスター」の略。 **―ぶくろ【一袋】**スーパーなどで買い物をした際、レジで会計時にもらう袋。 **レシート**領収証。また、レジスターで金額などを印字した領収証。▽receipt **レシーバー** ●無線受信機。特に、ステレオで、アンプとチューナーが一体化したもの。●音声電流を音に変える装置で、直接耳に当てて用いるもの。類語イヤホン。ヘッドホン。●テニス・卓球などで、サーブを受ける人。対サーバー。▷receiver **レシーブ**《名・他サ≫テニス・バレーボール・卓球などで、相手の打った球を受け返すこと。「相手サーブをーする」対サーブ。▷receive **レジーム**(政治)制度。また、政権。▽régime **レジスター**金銭登録器。レジ。●商店・食堂・デパートなどで、金銭登録器をあつかう係(の人)。出納係。レジ。参考②は多く「レジ」と言う。▽register **レジスタンス**権力・圧力や侵略者などに対する抵抗。特に、第二次世界大戦中、ドイツ軍の占領地域におけるナチスドイツに対する、フランス市民の行った抵抗運動。「―の闘士」▽résistance **レシタティーブ**レチタティーボ。▽recitative **レシチン**燐脂質の一つ。体内では脳・脊髄{せきずい}・血液中に、食べ物では卵黄・牛乳・大豆などにふくまれ、細胞の新陳代謝を促進する機能をもつ。▽Lecithin **レジデンス**中高層の高級集合住宅。▽residence **レシピ**料理・菓子などの材料と作り方(を書き記したもの)。▽recipe **レシピエント**臓器の提供を受ける患者。団ドナー。▷recipient **レジャー**余暇を利用してする遊びや娯楽。「―産業」▷leisure **レジュメ**研究報告・講演などの要約。また、それを印刷したもの。レジメ。▽résumé **レス**〔インターネットなどで〕返事。返答。「―をつける」「参考「レスポンス」の略。 **レズ**「レズビアン」の略。参考今は略さずに用いる。 **レスキュー・たい【レスキュー隊】**人命救助を主な任務とする特殊部隊。(特殊)救助隊。参考レスキュー(rescue)は「救助する」の意。 **レスト・ハウス**観光地などにある休憩所や宿泊所。▷rest house **レストラン**西洋料理店。▽restaurant **レスト・ルーム**デパート・劇場などの休憩室。また、トイレ。▽rest room **レズビアン**女性の同性愛。また、その人。レス。レスビアン。▽lesbian (=もと、レスボス島の人の意から) **レスポンス** ●反応。応答。●コンピューターで、データ伝送に対する受信側からの応答。●自動車などで、運転者の操作に対するブレーキ・エンジンなどの反応。=リスポンス。▽response **レスラー**(プロの)レスリングの選手。▽wrestler **レスリング**二人の競技者がマットの上で素手で組み合い、相手の両肩をマットにつけたものを勝ちとする格闘技。▽wrestling **レセプション** ●客を歓迎するための(西洋風の)(公式の)宴会。歓迎会。招待会。●(ホテルの)フロント。(会社などの)受付。●バレーボールで、サーブレシーブ。▷reception **レセプト**医療機関が社会保険診療報酬を受ける際に提出する書類。診療報酬請求明細書。▽Rezept **レゾン・デートル**存在理由。存在価値。レーゾンデートル。▽raison d'être **レター** ●手紙。書簡。「ラブー」●〔ローマ字の〕字母。「キャピタルー(=大文字・頭文字)」▽letter **レタス**西洋野菜の一つ。チシャ。特に、結球性のタマチシャ。▷lettuce **レタリング**〔広告などで〕デザインとしての効果を考えて書かれた文字やその書体。▽lettering **レチタティーボ**オペラなどで、語るように歌う様式。叙唱。レシタティーブ。対アリア。▽recitativo **れつ【列】**《名》 ●いくつかのものが順に長く並んだもの。「ーを組む」類語行列。●身分・地位などによって位置づけられたなかま。「役員の―に加わる」日《助数》長く並んだ一続きを数える語。「三ーに並ぶ」 **れつ・あく【劣悪】**《形動》品質・能力などが、ひどくおとっているようす。「―な生活環境」 **れつい【劣位】**〔文〕他よりもおとっている地位・位置。「後輩よりーに立たされる」因優位。 **れっ・か【列火】**漢字の部首「灬(火の変形)」の称。連火{れんが}。 **れっ・か【劣化】**《名・自サ》時間の経過に従って品質などが悪くなること。「コンクリートがーする」 **れつーか【烈火】**〔文〕(激しい勢いで燃える火の意》激しい怒りの形容に使う語。句「―のごとく怒る」 **レッカー**クレーンを備えた自動車。故障車や駐車違反車をつるして運ぶ。レッカー車。▽wrecker **れっ‐かい【裂開】**《名・自他サ》〔文〕さいて開けること。また、さけて開くこと。「果実が熟して―する」 **れっき【列記】**《名・他サ》一つ一つ順に並べて書き記すこと。「出席者名をーする」類語連記。 **れっきとした【歴とした】**《連体》《「れきとした」の転)確かで疑う余地がないようす。ちゃんとした。 <1544> **れっきょ―――レパート** 立派な。「―家柄の紳士」「――証拠をそろえる」 **れっきょ【列挙】**《名・他サ》一つ一つ並べあげること。「好きな書物を―する」類語枚挙。 **れっきょう【列強】**強国とみなされる国々。「世界のーに肩を並べる」 **レッグ・ウォーマー**膝下から足首までをおおう、ニット製の防寒具。▽leg warmers **れつ‐ご【列、伍】**[文]列を組んで並ぶこと。また、きちんと並んだ列。 **れっこう【列侯】**多くの大名たち。諸侯。 **れつーこく【列国】**〔並び立っている〕たくさんの国々。諸国。「――間の友好をはかる」 **れつ・ざ【列座】**《名・自サ》〔文〕一員としてその場に並びすわること。列席。「壇上に―する講師陣」 **れっし【烈士】**〔文〕節操を守りとおす雄々しい男性。烈夫{れっぷ}。团烈女。 **れつ・じつ【烈日】**〔文〕 ●強く照りつける夏の太陽。「―のもと、大会を開く」●太陽のように激しい勢い。四字「秋霜―」「――の意気」 **れっしゃ【列車】**鉄道で、旅客または貨物の輸送などの目的で駅間を運行する車両(の連なり)。「貨物―」 **れつ・じゃく【劣弱】**《形動》〔文〕能力・体力・勢力などがおとっていて弱いようす。「――な装備」 **れつ・じょ【烈女】**〔文〕みさおをかたく守りぬく、気性の激しい女。烈婦{れっぷ}。团烈士。 **れっしょう【裂傷】**皮膚などがさけてできた傷。 **れつ・じょう【劣情】**〔文]動物的でいやしい情欲。[コロ]「ーを催す」 **れっ!する【列する】**■《自サ変》〔文〕 ●会合などの場に出席して居並ぶ。「宴席に―・する」●同じ資格で仲間として加わる。「大国に―・して発言する」《他サ変》〔文〕並べる。連ねる。「名を―・する」 **レッスン**課業。また、練習。特に、日時を決めて個人的に指導を受ける練習。「ピアノの―」▷ lesson **れっ・せい【列世】**〔文〕代々。歴代{れきだい}。列代。 **れっせい【列聖】**〔文〕代々の天子。 **れっせい【劣勢】**《名・形動》他より勢力がおとっていること。[コロ]「―に立たされる」対優勢。 **れっせい【劣性】**〔遺伝学で〕対立形質のちがった二品種を交配したとき、雑種第一代では外にあらわれず内にひそんでいて、それ以後の代であらわれる形質。「——遺伝」対優性。 **れっ・せき【列席】**《名・自サ》〔会合・儀式などに〕関係者の一員として出席すること。席に連なること。席に加えること。列座。「披露宴に―する」「―者」類語出席。 >類義語の使い分け 「列席・出席」 >[列席・出席]祝賀会に列席(出席)する/列席(出席)者多数 >[列席]殿下が列席して式典が挙行された/招待されて列席の栄に浴する/列席の栄をたまわる >[出席]大半の卒業生が同窓会に出席する/出席日数が不足する/では出席を取ります/出席と欠席 **れっちゅう【列柱】**何本も並んだ柱。 **レッテル**びん・かんなどの商品にはる、商標・品質などを印刷した紙のふだ。ラベル。▽袴 letter **――を張・る**《句》一方的な評価をする。〔多く、悪い意味で使う〕「無能という―・られる」 **れつでん【列伝】**たくさんの人の伝記を書き並べたもの。「英雄―」「―体」団本紀。 **レッド**赤色。▽red **―カード**サッカーなどで、主審が選手に対して退場処分の意で示す赤色のカード。▷red card **ーデータブック**絶滅のおそれのある野生生物の資料集。国際自然保護連合(IUCN)が刊行。▽Red Data Book **ーパージ**共産党員およびその同調者を危険人物とみなして、公職または民間企業から追放すること。日本では一九四九年ごろから連合国総司令部の指示により行われた。赤色追放。▽red purge **れっとう【列島】**一列に並んだように続いている島々。特に、日本列島。「千島―」「―改造論」 **れっとう【劣等】**《名・形動》程度・等級などが(水準より)おとっていること。「―な製品」囡優等。 **―かん【一感】**自分が他人よりもおとっていると思い込む意識。また、その時の不快な感情。インフェリオリティーコンプレックス。「―になやむ」対優越感。 **れっぱい【劣敗】**〔文]おとっているものが生存競争に負けること。四字「優勝―」 **れっぱく【裂、帛】**〔文〕(「帛」は絹布の意) ●きぬを引きさくこと。●声がするどく激しいこと。「―の気合い」 **れっぱん【列藩】**〔文〕〔並び立っている」いくつかの藩。諸藩。「―同盟」 **れっぷ【烈夫】**〔文〕「烈士。」に同じ。団烈婦。 **れっぷ【烈婦】**〔文]「烈女」に同じ。团烈夫。 **れっぷう【烈風】**激しい風。 **れつりつ【列立】**《名・自サ》〔文〕並び立つこと。 **れつれつ【烈烈】**《形動》〔文〕勢い・意気込みなどが激しいようす。「―たる闘志」 **レディー**《感》競走・競泳などのスタートで、「用意!」の意を表す語。▷ready **ーメード**洋服などの既製品。団オーダーメード。▷ready-made **レディー**●貴婦人。淑女。団ジェントルマン。●一般に、女性。「―用品」▽lady **ーファースト**女性を尊重して優先させる態度。▽ladies first から。 **レディース**女性用。女物。「―ファッション」対メンズ。▷ladies' **れ・てん【レ点】**漢文訓読の返り点の一つ。「`」のこと。下から上へ一字返ることを示す。かりがね点。 **レトリック**●文章などの表現効果を高めるための技法。また、修辞(法)。[コロ]「―を駆使した華麗な文体」●巧みな言い回し。▽rhetoric **レトルト**●〔理〕化学実験用具の一つ。フラスコの首を横に倒した形のもの。蒸留用。●「レトルト食品」の略。▽ retort **―しょくひん【―食品】**即席食品の一種。調理した食品を袋に入れて密封し、加圧・加熱・殺菌したもの。袋ごとあたためればすぐに食べられる。レトルトパウチ食品。 **レトロ**《名・形動》懐古趣味。回顧的。「――な雰囲気」▽rétro(=懐古) **レバー**機械・器具を操作する、握り部分。▽lever (=てこ) **レバー**〔食用としての〕鳥獣の肝臓。▽liver **レパートリー**●演奏・上演できるように用意してある(得意な)曲目・演目。演奏・上演目録。「――が豊かだ」●ある個人がいつでも示せる(自信のある)研究・技芸などの分野。「―が広い」▷repertory <1545> **レビュー―れんきん** **レビュー**評論。批評。「ブックー」 ▽review **レビュー**歌・踊り・寸劇・曲芸などを組み合わせて見せるはなやかなショー。▽ revue **レフ**「レフレックスカメラ」の略。●「レフレクター」の略。 **レファレンス**●参考。●照会。▽reference **―サービス**図書館の業務で、必要とする文献や参考図書について利用者に情報を提供したり検索に協力したりするもの。▽reference service **―ブック**●〔辞書・百科事典・地図帳・年鑑などの〕参考図書。●図書館で、禁帯出の参考図書。▽reference book **レファレンダム** ●国民投票。●外交代表が、問題事項に関して、本国政府の意思を問い合わせること。=レフェレンダム。▽referendum **レフェリー**〔レスリング・ボクシング・サッカー・ラグビー・バスケットボールなどの〕(主任)審判員。主審。審判長。参考ジャッジ。▽referee **レフト** ●左。左側。●〔政治・思想上の〕左翼。左派。進歩派。●野球で、左翼。また、左翼手。対①~③ライト。▷left **レプラ**「ハンセン病」に同じ。今は使わないことば。▽Lepra **レプリカ**複製。また、複製品。「クラシックカーのー」▷replica **レフレクター**反射板。反射鏡。反射装置。リフレクター。レフ。▽reflector **レフレックス・カメラ**レンズからの入射光を反射鏡で直角に曲げてピントグラスに送り、フィルム面と同じ像が見られる方式のカメラ。レフ。▷ reflex camera **レベル** ●(それと同程度の)水準。また、標準的な程度。「生活―が上がる」●段階。級。「トップー」「大使―の会談」●水準器。水準儀。▽level **―アップ**《名・自他サ》水準・程度が上がること。また、上げること。「学力をーする」団レベルダウン。▽level と up からの和製語。 **―ダウン**《名・自他サ》水準・程度が下がること。また、下げること。因レベルアップ。▽level と down からの和製語。 **レモネード**レモンの果汁に砂糖と水(または湯)を加えた飲料。レモン水。▽lemonade **レモン**ミカン科の常緑高木。果実は淡黄色の楕円形で、水分が多く酸味と香りがある。食用・香料用。表記「檸檬」と当てた。▽lemon **ースカッシュ**レモンの果汁にソーダ水を加えた清涼飲料。▽lemon squash **レモングラス**イネ科の多年草。細長くとがった葉にはレモンに似た香りがある。 **レリーフ**彫刻で、浮き彫り。▽relief **れる**《助動:下一型》 ●直接的受け身を表す。〔一般に、もとの文の「・・・を」「・・・に」、まれに「・・・と」「・・・から」が主格になる」「彼女は彼に愛されている」「門はかたく閉ざされている」「犬にかみつかれる」「彼女は本屋大賞を授与された」「彼は彼女から離婚された」「太郎はスリに財布をすられた」●間接的受け身を表す。〔一般に、他動詞にも自動詞にもつく。もとの文に現れない第三者が不利益を受ける意を表すことが多いことから、「迷惑の受け身」ともいう〕「私は君に去られると困る」「私は妹に先に結婚されてしまった」●可能を表す。・・・することができる。〔この意味の場合は、慣用的表現を除いて、近年可能動詞で表現することが多い。また、命令形がない」「ロケットで火星まで行かれる(=行ける)と思うかい?」「言うに言われぬ(=言えぬ)悩み」「越すに越されぬ大井川」●自発を表す。自然に・・・なる。「便りが待たれる」「失敗と思われる」●動作主に対する尊敬を表す。お・・・になる。〔第三者について使われることが多い。聞き手について使うときは、やや文語的な、または、改まった感じを伴うことが多い」「先生はもう帰られました」「披露宴には出席されますか」接続五段動詞・サ変動詞につく。サ変動詞の未然形は「さ」の形をとる。その他の動詞、および使役の助動詞「(さ)せる」「しめる」には「られる」がつく。参考文語助動詞の「る」にあたる。◆られる。 **レポ**「レポート」「レポーター」の略。特に、左翼運動・労働運動で、「連絡」「指令」「連絡員」などの意。 **レポート**●研究・調査などの報告書。●学生が提出する研究結果の小論文。●《名・他サ》取材して報告する・こと(記事)。=リポート。▽report **レポーター** ●報告者。●報道機関の取材記者で、現地報告をする役(の人)。=リポーター。▽reporter **れん【連】**《接尾》 ●「連中」の意。「御夫人――」《助数》 ●いくつかの物をひもなどで一続きに通したものを数える語。「三ーのネックレス」●《助数》洋紙を数える語。五○○枚、一〇〇〇枚などを単位とする。参考ream から。表記もと「連」と書いた。 **れん【聯】** ●壁面または柱などに左右一対にしてかけて飾りとする細長い書画の板。●〔漢詩の〕律詩の対句。聯句。 **れん・あい【恋愛】**《名・自サ》互いに相手にひかれて愛しあうこと。「――関係」類語恋。 **れん・か【廉価】**《名・形動》〔商品の〕値段が安いこと。安価。「―大販売」「―版」囡高価。 **れん・か【恋歌】**恋愛を歌った詩歌。〔特に和歌にいう]恋の歌{こいのうた}。 **れんが【煉瓦】**粘土に砂・石灰などをまぜて練り、かまで焼き上げたもの。ふつう、直方体の赤褐色のものをいう。土木建築用材料。「―塀」「―造り」表記「レンガ」とも書く。 **れんが【連歌】**日本文芸の一様式で、ふつう二人以上の人が、短歌の上の句(五七五)と、下の句(七七)とを交互によみつないで行く形式のもの。 **れん・かん【連関・聯関】**《名・自サ》互いに関係をもってつながっていること。関連。「地勢と生活様式には密接なーがある」 **れんが【連火】**→れっか(列火)。 **れん・き【連記】**《名・他サ》〔名前などを〕並べて書き記すこと。「―投票」類語列記。団単記。 **れん・ぎ【連木】**〔西日本地方で〕すりこぎ。 **――で腹を切・る**《句》やってもできるはずのないことのたとえ。不可能なことのたとえ。 **れん・きゅう【連丘】**〔文〕いくつも続いている丘。 **れん・きゅう【連休】**何日か休日が続くこと。また、連続する休日。「三ー」 **れん・ぎょう【連、翹】**モクセイ科の落葉低木。原産地は中国。早春、葉より先に黄色の花をつける。 **れん・ぎん【連吟】**《名・他サ》謡曲で、詞章の一部を二人以上で声をそろえてうたうこと。团独吟。 **れんきんじゅつ【錬金術煉金術】**(alchemy) 銅・鉛・すす・鉄などの卑金属を金・銀などの貴金属に変化させようとした、原始的な化学技術。古代エジプトに起こり、一六世紀ごろまでヨーロッパで流行した。 <1546> **れんくれんしょ** た。●お金をふやす技術。「――にたける」 **れん‐く【「聯句】** ●漢詩の形式で、何人かの人が一、二句ずつ作り、それを集めて一編の長詩とすること。また、その詩。●律詩{りっし}の対句。聯。 **れん‐く【連句】**〔文学〕俳諧{はいかい}の連歌の称。連歌と同様に数人で五七五と七七の句を交互によみ続けて作るもの。参考明治時代以後、連歌や、発句のみをさす俳句などと区別するために生まれた名称。 **れんげ【「蓮華】** ●〔文〕ハスの花。●レンゲソウ。 **れんげ・そう【「蓮華草】**マメ科の越年草。春、紅紫色の蝶形の小花をつける。牧草・緑肥・薬用となる。げんげ。れんげ。りれんげ。 **れんけい【連係・連繫聯繫】**《名・自サ》〔何かをする上で〕互いにつながりを持たせること。密接な関係をもつこと。「―を保つ」「―プレー」 **れん・けい【連携】**《名・自サ》同じ目的に従っている者同士が、互いに連絡をとり、協力し合って物事を行うこと。「国と民間が―した開発計画」 **れんけつ【廉潔】**《名・形動》〔文〕心が清らかで、行いが正しいこと。清廉潔白。「―の士」 **れんけつ【連結】**《名・他サ》〔一続きに〕つなぎ結ぶこと。「機関車に客車を―する」 **―けっさん【―決算】**〔経]親会社に関連の子会社をふくめた、その企業グループ全体の決算。 **れんこ【連呼】**《名・他サ》同じ語句を何度もくり返しさけび立てること。「選挙戦で候補者の名を―する」 **れんご【連語】**二つ以上の単語が結合して一つの観念をあらわすが、結合のしかたからみて、語としても文としてもあつかえないもの。「桜の花」「木の実」など。 **れん・こう【連行】**《名・他サ》本人の意思にかかわらずつれていくこと。特に、犯人・容疑者などを捜査当局へつれていくこと。「犯人を―する」「強制―」 **れんこう【連衡】**《「衡」は横(=東西)の意)中国の戦国時代、秦{しん}と東方の六国を東西に連ねて同盟させようとした外交策。張儀が主張したもの。参考合従連衡{がっしょうれんこう}。 **れんごう【連合・・聯合】**《名・自他サ》個々のものがまとまって一つになること。また、個々のものをまとめて一つの組織をつくること。「―政権」「国際―」 **―こく【一国】**二国以上の国が共通の利益目的のもとに連合したもの。特に、第二次世界大戦で日本・ドイツなどを相手として戦った、イギリス・フランス・ソ連・アメリカ・中国などの国々。 **れんごく【「煉獄】**カトリック教で、天国と地獄の間にあり、霊魂が天国にはいる前に、火によって苦しみを受けるとされる所。参考苦しみの多い環境のたとえとしても使う。 **れんこーだい【連子鯛】**タイ科の海魚「キダイ」の別称。全体的に黄色みを帯びる。れんこ。 **れんこん【「蓮根】**ハスの地下茎。筒状で中にいくつかの穴が通っている。食用。はすね。 **れん・さ【連鎖】**《名・自サ》くさりのようにつながっていること。「流通過程の複雑な―」「食物―」 **―きゅうきん【一球菌】**くさりの形につながっている球形の細菌。化膿・丹毒・扁桃炎などをひき起こす。連鎖状球菌。 **―はんのう【―反応】** ●[理〕一つの反応がきっかけとなって、同じような反応が次々とくり返されてゆく現象。原子炉内における核分裂反応など。●一つの事件の発生をきっかけとして、次々に同類の事件が誘発されること。「食中毒事件が―を起こす」 **れんげん【連言】**〔論〕二つの異なった命題が「かつ」「そして」「および」などでつながっている合成命題。それぞれの命題が真であるときにのみ全体も真となる。「Р>Q(PかつQと読む)」で表す。団選言。 **れん-ざ【連座・連、坐】**《名・自サ》他人の犯罪行為に関与すること。また、関与して処罰されること。連累。「汚職事件に―する」「―制」 **れん・さい【連載】**《名・他サ》小説・記事などを新聞・雑誌などに続き物として掲載すること。「小説をーする」 **れん・さく【連作】**《名・他サ》 ●同一作物を同じ土地に毎年続けて栽培すること。因輪作。●一人の作者が一連のテーマの下に次々と作品を作ること。また、その作品。「六つの―からなる短編集」●数人の作家が分担して執筆し、全体として一編の小説にまとめること。また、その作品。 **れん・さつ【憐察】**《名・他サ》あわれんで察すること。「何とぞ事情を御ーくださいますよう・・・」 **れんざん【連山】**いくつも重なるように続いている山々。「箱根―」類語連峰。 **れんし【連枝】**〔文〕(もとを同じくする枝をつらねる意)身分の高い人のきょうだいを尊敬していう語。 **れんじ【橘子・連子】**窓・欄間{らんま}などに、縦または横に一定の間隔をおいてとりつけた様々。「―窓」 **レンジ** ●調理用のこんろと天火を備えた金属製の台。「ガスー」「電子レンジ」の略。▽range **れんじつ【連日】**ある期間ひき続いて毎日。「―連夜の雨」 **れん・しゃ【連射】**《名・他サ》連続して発射すること。「ピストルをーする」 **レンジャー** ●〔軍隊で〕特別の訓練を受けた兵士。遊撃隊員。挺身隊員。「―部隊」●[アメリカで)森林警備隊員。●〔日本で〕国・公立公園管理員。=レインジャー。レーンジャー。 ▷ranger **れん・じゃく【連尺・連『索】**麻糸などで肩にあたる所を幅広く組んでつくった荷縄。また、それをつけた背負子{しょいこ}。「―商い(山行商)」 **れん・じゃく【連、雀】**レンジャク科の鳥の総称。複雑な模様のある羽と、頭頂の羽冠{うかん}をもつ。すずめの群れ。 **れんしゅ【連取】**《名・他サ》スポーツなどで、続けざまに点やセットを取ること。「二セットーする」 **れんじゅ【連珠聯珠】** ●〔文〕玉をつなぐこと。また、つないだ玉。●五目並べ。 **れんじゅ【連衆】**連歌や句会に同席する人々。転じて、連歌や俳句の楽しみを共にする人々。 **れんしゅう【練習】**《名・他サ》学問・技芸・スポーツなどを何度もくり返し習い行うこと。習練。「ピアノを―する」「―曲」類語稽古。 **れんじゅう【連中】** ●邦楽をいっしょにする仲間。「長唄―」表記現代仮名遣いでは「れんぢゅう」も許容。 **れんじゅく【練熟】**《名・自サ》〔文]「熟練」に同じ。 **れんしょ【連署】**《名・他サ》同一文書に、二人以上の人が署名すること。また、その署名。類語連名。 **れんしょう【連勝】** ●《名・自サ》二つ以上の戦争・ 連尺 <1547> **れんじょれんば** 試合などに、続けて勝つこと。「連戦―」表記「連捷」とも書いた。団連敗。●競馬や競輪で、一着と二着を組みにして当てるもの。「―複式」対単勝。 **れんじょう【恋情】**〔文〕人を恋いしたう気持ち。恋心。「―をつのらせる」 **れんじょう【「憐情】**〔文〕人をあわれむ気持ち。 **れんじょう【連乗】**《名・他サ》〔数〕三つ以上の数・式をかけあわせること。 **れん・じょう【連声】**〔語学〕前の音節が m.n.t で終わったとき、次にア行・ヤ行・ワ行のどれかが続くと、その部分がマ行・ナ行・タ行に変化する現象。「三位」を「サンミ」、「陰陽師」を「オンミョウジ」、「因縁」を「インネン」、「観音」を「カンノン」、「天皇」を「テンノウ」、「雪隠」を「セッチン」と言う類。 **レンズ**ガラスなどの透明な物体の両面または片面を球面とし、光線を収束または発散させて物体の像を結ばせるもの。▽lens **―つき・フィルム【一付きフィルム】**フィルムを、レンズとシャッターを収納したプラスチック製のボディーに組み込んだ使い捨てカメラ。 **れん・せい【連星】**〔天〕二つ以上の恒星が、引力で引き合いながら共通の重心のまわりを公転しているもの。 **れん・せい【錬成・練成】**《名・他サ》〔文〕〔人の心や体を〕十分にきたえてりっぱに仕上げること。錬磨育成。「心身の―」「―道場」 **れん・せつ【連接】**《名・自他サ》〔文〕関連をもってつながり続くこと。また、関連をもたせてつなぎ続けること。「―した段落」 **れんせん【連戦】**《名・自サ》続けざまに戦うこと。「三―」「―連勝」 **れんぜん・あしげ【連銭、葦毛】**馬の毛並みの一つ。葦毛のところどころに、灰色の円形の斑{ふ}があるもの。また、その馬。れんせんあしげ。円形の斑が、銭を連ねたように見えることから。 **れんそう【連奏聯奏】**《名・他サ》同種の楽器を二人以上で同時に演奏すること。類語連弾。 **れんそう【連想・聯想】**《名・他サ》一つの事柄とどこかつながりのある事柄を思い浮かべること。「富士山を見て白扇を―する」 **れんぞく【連続】**《名・自他サ》切れ目なく続くこと。また、切れ目なく続けること。「三日間―して休む」 **れん・だ【連打】**《名・他サ》 ●続けざまに打つこと。「太鼓の―」●野球で、連続してヒットを打つこと。 **れん・たい【連帯・聯帯】**《名・自サ》二人以上の人が、結びついていっしょに物事に当たること。特に、責任を共にすること。「―責任」注意「連体責任」は誤り。 **れん・たい【連隊聯隊】**旧陸軍の部隊編制単位の一つ。ふつう、三つの大隊から成るもの。 **れん・だい【蓮台】**仏像の台座。ハスの花をかたどっている。蓮華座{れんげざ}。はすのうてな。 **れん・だい【輦台】**昔、橋のない川で数人の人夫が旅客をのせ、かついで川をわたすときに使った台。表記「蓮台」とも書く。 **れんたい・けい【連体形】**活用形の一つ。体言につらなり、これを修飾するときの形。また、文語で係助詞「ぞ」「なむ」「や」「か」が上にある場合に文の結びとして用いられる形。 **れんたい・しゅうしょくご【連体修飾語】**修飾語のうち、特に体言を修飾するもの。 **れんたいし【連体詞】**品詞の一つ。自立語で活用がなく、体言を修飾する。「この」「あらゆる」の類。 **れん・だく【連濁】**二語が結合して複合語を作る場合などに、下の語の頭音が濁音になる現象。「川(かわ)」が「谷」の下にきて「谷川(たにがわ)」となる類。 **れん・たつ【練達】**《名・自・形動》練習・経験を積み重ねて、その道に熟達すること。「経済記事に―した記者」 **レンタル**比較的短期の、賃貸借。「―料」「ービデオ」類語リース。▽rental **れんたん【練炭煉炭】**石炭・木炭・コークスなどの粉をねりかためて、たてにいくつかの穴を通した円筒形の燃料。「―火ばち」 **れんだん【連弾・聯弾】**《名・他サ》一台のピアノ、一面の琴などを二人で同時にひくこと。類語連奏。 **れん・ち【廉恥】**〔文]心が清らかで、恥じるべきことを知る気持ちが強いこと。「―心」「破―」 **レンチ**ナット・ボルト・鉄管などを、その太さに合わせてねじって回す工具。スパナ。▽wrench **れん・ちゃく【恋着】**《名・自サ》〔文]深く異性をしたうこと。「―の情」 **れん・ちゅう【簾中】**〔文〕 ●すだれで仕切ってある内側。●身分の高い人の正妻の敬称。奥方。「御―」 **れん・ちゅう【連中】**仲間同士とみなされる人々。連中{れんじゅう}。〔軽い軽蔑の意をふくむ〕「金持ちーとはつきあいきれない」 **れん・ぢゅう【連中】**→れんじゅう(連中)。 **れん・ちょく【廉直】**《名・形動》〔文〕正直な心を持ち、曲がったことをしないこと。「―の士」 **れんてつ【錬鉄】**炭素の含有量が○・二裕も以下の軟鉄。鉄線・くぎなどをつくる。鍛鉄{たんてつ}。 **レント**楽曲の速度を表す標語の一つ。「ゆっくり」の意。▽ lento **れん・とう【連投】**《名・自サ》〔野球で〕ひとりの投手が二試合以上に連続して登板すること。「三―」 **れん・とう【連騰】**《名・自サ》〔物価などが〕続けざまに値上がりすること。 **れん・どう【連動聯動】**《名・自サ》主たるものの動きに伴って、関連する他のものが自動的に動きだすこと。「―装置」「物価と賃金は必ずしもーしない」 **レントゲン**■《名》 ●「レントゲン線」の略。エックス線。●「レントゲン写真」の略。エックス線で撮影した写真。「胸のーをとる」 ■《名・助数》放射線の強さを表す単位。記号R。参考ドイツの物理学者 Röntgenの名から。 **れん・にゅう【練乳・煉乳】**牛乳の水分を蒸発させて濃縮したもの。菓子用の加糖練乳(コンデンスミルク)など。表記もと、もっぱら「煉乳」と書いた。 **れん・ねん【連年】**〔文〕ある期間引き続いて毎年。年々。「―の豊作」 **れんぱ【連破】**《名・他サ》敵や競争相手を続けざまに負かすこと。「連戦―」「強豪をーする」 <1548> **ろれんばろう** **れん・ぱ【連覇】**《名・自サ》引き続いて優勝すること。「三―」 **れんばい【廉売】**《名・他サ》安売り。「―品」 **れん・ぱい【連俳】** ●連歌と俳諧。●俳諧の連句。 **れん・ぱい【連敗】**《名・自サ》引き続いて負けること。「五―」団連勝。 **れん・ぱく【連泊】**《名・自サ》連続して宿泊すること。 **れん・ぱつ【連発】** ●《名・自サ》続けざまに起こること。「事件がーする」類語続発。●《名・他サ》続けざまに放つこと。「質問を―する」「五―の花火」囲単発。 **れん・ばん【連番】**宝くじなどで、番号が連続していること。また、その番号。続き番号。 **れん・ぱん【連判】**《名・自サ》一つの文書に二人以上の人が連名で判をおすこと。れんばん。「―状」 **れん・びん【憐憫憐愍】**〔文〕かわいそうだ思うこと。あわれむこと。れんみん。「―の情をもよおす」類語惻隠{そくいん}。 **れん・ぶ【練武】**〔文]武術をねりきたえること。武術の鍛練をすること。 **れん・べい【連袂聯袂】**《名・自サ》〔文〕(たもとを連ねる意》何人かの人が行動・進退を共にすること。「―辞職」 **れん・ぺい【練兵】**兵士に戦闘訓練をすること。「―場」類語調練。 **れんぼ【恋慕】**《名・他サ》人を恋いしたうこと。「横―」類語愛慕。 **れんぼ【蓮歩】**〔文]美人のしなやかで美しい歩み。金蓮歩。中国の南斉{なんせい}の東昏侯{とうこんこう}が、寵愛{ちょうあい}する潘妃{はんぴ}に黄金製の蓮華{れんげ}の上を歩かせたという故事から。〈南史・斉東昏侯紀〉 **れんぼう【連峰】**いくつも連なる峰々。「谷川―」類語連山。 **れんぼう【連邦・聯邦】**〔政〕共通の目的をもつ複数の国が、統一的な主権のもとに平等な関係で結合している複合国家。連合国家。 **れん・ま【練磨・錬磨】**《名・他サ》心身や技術などをきたえみがくこと。「―した腕を十分に発揮する」四字「百戦―」類語鍛鍊。修練。陶冶。切磋琢磨{せっさたくま}。 **れんめい【連名】**二人以上の人が姓名を並べて書くこと。「―で手紙を書く」類語連署。 **れんめい【連盟聯盟】**共通の目的を達成するために、互いに助けあって行動することを申し合わせること。また、その組織体。同盟。「同業者間で―を結ぶ」「―を脱退する」 **れん・めん【連綿】**《形動”》〔文〕物事の長く続いてとぎれないようす。「―たる伝統」 **れん・や【連夜】**ある期間ひき続いて毎夜。「―の残業」 **れん‐よう【連用】** ●《名・他サ》同じ物を続けて使うこと。「薬の―をさける」●文法で、用言に続くこと。 **れんよう‐けい【連用形】**活用形の一つ。用言につらなる形。また、文が一時中止したり、「て」「た」につらなったり、体言と同資格になったりする形。 **れんよう・しゅうしょくご【連用修飾語】**修飾語のうち、特に用言を修飾するもの。 **れんらく【連絡聯絡】**《名・他サ》《自サ》〔別々のものの間に〕つながりがあること。つながりをつけること。「企業と官庁が―を結ぶ」「特急に―している船便」「―船」●情報などを・知らせる(知らせ合う)こと。「暴風雨のためーがだえる」 **れん・り【連理】**〔文〕 ●枝が他の木の枝とくっついて、木目が一つになっていること。●夫婦・男女の契りの深いことのたとえ。四字「比翼―」 **―の・えだ【ーの枝】**《連語》仲むつまじい夫婦・男女のたとえ。連理の契り。白居易「長恨歌」の一節、「天に在りては願はくは比翼の鳥とならん、地に在りては願はくは連理の枝とならん」から。 **―の・ちぎり【ーの契り】**《連語》「連理の枝」に同じ。 **れん・りつ【連立聯立】**《名・自サ》二つ以上のものが並び立つこと。また、そうしながら、全体として一つの形をなしていること。「―内閣」 **―せいけん【一政権】**協力する二つ以上の政党によって成り立っている政権。 **れん・るい【連累】**《名・自サ》〔文〕連座。また、連座する人。「汚職の―者」 **れん・れん【恋恋】**《形動”》〔文〕 ●恋慕の情を、思いきれないようす。「―たる思い」●未練がましいようす。「政権にーとして施策を誤る」 **ろ** **ろ【炉】** ●床を四角に切ってわくで囲み、中に灰を入れて火を燃やす所。暖をとったり、物を煮炊{にた}きしたりする。いろり。[コロ]「―を切る」●〔理〕物質を加熱して、溶融したり化学反応を起こさせたりするための、耐火物で囲まれた装置。溶鉱炉・原子炉・反射炉など。 **ろ【絽】**布地の縦あるいは横の方向にすきまをつくって織った絹織物。夏の和服用。絽織り。 **ろ【船橋】**和船をこぎ進める、さお状の道具。船尾にとりつけ、おしたり引いたりして進める。とも。 **ろ【鱸】** ●船の前部。船首。へさき。●船の後部。船尾。 **ろ【露】**「露西亜{ロシア}」の略。「―和辞典」「日―戦争」 **ろ―あく【露悪】**自分の悪いところをわざとさらけ出すこと。「―趣味」 **ろ‐あし【船脚櫓脚】** ●船をこぐときに船{ろ}が水につかる部分。●船で船を進めるとき、あとに立つ波の動き。 **ロイド・めがね【ロイド〈眼鏡〉】**セルロイド製の円形の太い縁をつけためがね。アメリカの喜劇俳優ハロルド=ロイド(H.Lloyd)が用いたことから。 **ロイマチス**リューマチス。参考古風な言い方。▽Rheumatismus から。 **ロイヤリティー**特許権・著作権などの使用料。ロイヤルティー。▽royalty **ロイヤル**《造語》「王室の」「皇室の」の意を表す。「―ファミリー」▽royal **ーゼリー**ミツバチの働きバチの分泌物で、将来女王バチとなる幼虫のえさになるもの。淡黄色のバター状の物質で、老化防止・強壮に効果があるといわれる。王乳。ローヤルゼリー。▽royal jelly **ーボックス**劇場・競技場などに設けた貴賓席。▷royal box **ろう【浪】**《助数》浪人した年数を言う語。「一―」 **ろう【労】**〔文]あれこれとその事につとめた苦労・努力。骨折り。「ーをねぎらう」 <1549> **ろう―ろうこう** い」「―をいとわない」 **――多くして功少なし**《句》苦労が多かったわりには効果が少ない。労して功無し。 **――を多と・する**《句》苦労をねぎらい感謝する。「救助隊員の―・する」 **――を執と・る**《句》〔他人のために〕わざわざある事をする。「仲人{なこうど}の―・る」「仲介の―・る」 **ろう【廊】**〔文〕●建物と建物とを結ぶ屋根のある通路。廊下。 **ろう【楼】** ■《名》〔文〕 ●高い建物。高殿{たかどの}。高楼。●遠くまで見わたせるように高くつくった建物。望楼{ぼうろう}。ものみやぐら。■《接尾》高い建物・旅館・料理屋などの名の下につける語。「東雲{しののめ}―」 **ろう【牢】**罪人などを閉じこめておく所。ろうや。「―に入れられる」「座敷―」 **ろう【老】** ■《名》〔文〕老人。囡幼。■《接尾》老人の名前の下につけて敬意を表す語。「吉田―」《接頭》「年を取った」の意。「―大家」「―先生」 **ろう【、聾】**〔文〕耳が聞こえないこと。「―学校」 **ろう【蠟】**脂肪酸とアルコールからなるエステル。熱によってとけやすく燃えやすい。ろうそく・化粧品・医薬などの原料。ワックス。 **ろう【鑞】**とかして、金属の接合に用いる合金の総称。はんだ・銀ろう・銅ろうなど。 **ろう【隴】**中国の地名。甘粛{かんしゅく}省の南東部地方。 **―を得て蜀を望む**《句》一つの望みがかなうと、次の望みが出てくる。欲をいえばきりがないことのたとえ。望蜀{ぼうしょく}。参考隴も蜀も中国の地名。光武帝が述べたことばから。《後漢書・岑彭伝〉 **ろう・あ【聾啞】**耳が聞こえない・こと(人)と、言語の発音ができない・こと(人)。 **ろう・えい【朗詠】**《名・他サ》漢詩・和歌などを、節をつけて声高くうたうこと。「詩歌を―する」類語吟詠。 **ろう・えい【漏洩・漏泄】**《名・自他サ》《「ろうせつ」の慣用読み》秘密がもれること。また、もらすこと。「極秘の人事が事前に―する」 **ろう・えき【労役】**課せられてする力仕事。 **ろう・おう【老桜】**〔文〕サクラの老木。 **ろう・おう【老翁】**〔文〕年とった男性。おきな。因老媼{ろうおう}。 **ろう・おう【老、鶯】**〔文〕春が過ぎても鳴いているウグイス。老いうぐいす。 **ろう・おく【陋屋】**〔文〕せまくてみすぼらしい家。陋居{ろうきょ}。陋宅{ろうたく}。〔自分の家を謙遜{けんそん}して言う〕「ーですが、一度おこし下さい」類語草庵。 **ろうか【廊下】**建物の中の部屋と部屋とをつなぐ細長い通路。廊。 **―とんび【―、鳶】**昔、遊女屋で廊下に出てうろつく・こと(客)。転じて、用もないのに廊下などをうろつく・こと(人)。 **ろうか【弄火】**〔文〕火あそび。火いたずら。 **ろうか【老化】**《名・自サ》 ●年をとるにつれて、身体的機能がおとろえること。「――現象」●ゴムなどの物質が時間の経過に従って変質・劣化すること。 **ろう‐かい【老、獪】**《名・形動》経験を十分積んで悪がしこいこと。「―に立ち回る」類語狡猾。 **ろう-がい【労、咳癆痰】**肺結核。〔古風な言い方〕参考もとは漢方医の用語。 **ろう-がい【老害】**年老いた経営者・政治家などが、いつまでも後進に道をゆずろうとしないために生じる弊害。 **ろう・かく【楼閣】**〔文〕高くてりっぱな構えの建物。高楼。「空中のー」 **ろう-がっこう【聾学校】**聴力障害者に対して、普通教育を行い、あわせてその障害を補うための知識・技能を授ける学校。参考二〇〇七年、学校教育法の改正により「特別支援学校」となった。 **ろう‐かん【琅玕】**暗緑色または青緑色で半透明の美しい宝石。特に中国で、同色の翡翠{ひすい}。 **ろう-がん【老眼】**眼球の調節機能が年齢とともにおとろえたため、遠視に似て近くのものが見えにくく・なること(なった目)。老視。 **―きょう【一鏡】**老眼を矯正するための凸レンズのめがね。 **ろう・き【、牢記】**《名・他サ》〔文〕忘れないようにしっかりと覚えておくこと。銘記。「師の言を―する」 **ろう・ぎ【老、妓】**〔文〕年とった芸者。 **ろうき・ほう【労基法】**「労働基準法」の略。 **ろう・きゅう【籠球】**〔文〕バスケットボール。 **ろう・きゅう【老朽】**《名・自サ》年をとったり長く使ったりしたために、役に立たなくなること。また、その人・物。「―した校舎を建てかえる」「―化」 **ろう・きょ【籠居】**《名・自サ》〔文〕家に閉じこもっていること。閉居。「病のためーの日々を送る」 **ろう・きょ【、陋居】**〔文〕「陋屋{ろうおく}」に同じ。 **ろう・きょう【老境】**〔世事から遠ざかって静かな毎日を送る〕老人の心境・境地。[コロ]「ーに入る」[コロ]「ーに至る」 **ろう・きょく【浪曲】**「なにわぶし」の別称。 **ろう・ぎん【労銀】**「労賃」に同じ。参考古風な言い方。 **ろう・ぎん【朗吟】**《名・他サ》漢詩・和歌などを、声高らかにうたうこと。類語朗詠。 **ろう‐く【労苦】**苦労と努力。骨折り。「―に報いる」 **ろう・く【老、軀】**〔文〕年をとっておとろえた体。老体。 **ろう・くみ【労組】**「労働組合」の略。ろうそ。 **ろう・けい【老兄】**〔文〕 ●年をとった兄。●年長の友人を敬って呼ぶ語。〔多く手紙文で使う〕 **ろう・けつ【臈纈蠟、細】**染色法の一つ。ろうと樹脂とをまぜ合わせた防染剤で布に模様をかき、染色液にひたしたあとで防染剤を取り除くもの。ろうけつ染め。ろうけち。ろう染め。 **ろうげつ【朧月】**〔文〕〔春の夜の〕ぼんやりかすんだ月。おぼろづき。 **ろう・げつ【、臘月】**〔文]陰暦一二月の別称。臘。 **ろう・けん【老健】**《名・形動》〔文]年をとっても体が丈夫なこと。 **ろう・けん【老犬】**年をとった犬。 **ろう・けん【陋見】**〔文〕 ●いやしい考え。あさはかでせまい見解。「―にとらわれる」●自分の考え・見解を謙遜して言う語。 **ろう・こ【、牢、乎】**《形動〃》〔文〕びくともしないようす。「―たる決意で臨む」 **ろう・こ【牢固】**《形動〃》〔文〕しっかり根づいて、たやすくくずれないようす。「――たる勢力」類語強固。堅固。 **ろう‐ご【老後】**年をとってからのち。「―に備える」 **ろう・こう【老公】**〔文〕年をとった貴人の敬称。「水 <1550> **ろうこう―ろうせき** 戸の御―」 **ろう・こう【老巧】**《名・形動》多くの経験を積み、やり方がたくみで抜け目のないこと。「―なリードを見せる捕手」類語老練。 **ろう・こう【「陋巷】**〔文〕むさ苦しい町なか。せまくてきたない裏町。「―に身をしずめる」 **ろうこく【漏刻】**水時計の一種。また、その目盛り。漏刻{ろうこく}。 **ろう・こく【鏤刻】**《名・他サ》〔文〕 ●金属・木などの面に文字や絵をちりばめて、ほること。●苦心して文章の字句を整えかざること。=鏤刻{るこく}。 **ろう・ごく【「牢獄】**捕らえた罪人を閉じこめておく所。牢屋。牢{ろう}。〔やや古風な言い方〕 **ろう・こつ【老骨】**〔文〕 ●年とっておとろえた(自分の)体。老体。老軀{ろうく}。句「―に鞭打つ」●老人が自分のことを謙遜{けんそん}して言う語。 **ろう・こつ【鏤骨】**→るこつ。 **ろう・さい【労災】** ●「労働災害」の略。労働者が業務上でこうむった負傷・疾病・死亡などの災害。「―事故」●「労働者災害補償保険」の略。労働者の業務上の災害による負傷・疾病・死亡などに対して、その療養ならびに生活保障を行う社会保険。労災保険。 **ろうさい【老妻】**年とった(自分の)妻。 **ろうざいく【「蠟細工】**ろうを使って細工・すること(したもの)。「―の人形」 **ろう・さく【労作】** ●苦心して仕上げた作品。「一○年を費やした―」類語力作。●《名・自サ》〔文〕労働。 **ろう・ざん【老残】**〔文〕おいぼれて生きながらえること。「―の身をさらす」類語衰残。 **ろう・し【労使】**労働者とその使用者。「―交渉」 **ろう・し【労資】**労働者と資本家。「―協調路線」 **ろう・し【浪士】**〔文]主家をはなれ、仕える主君をもたない武士。浪人。「赤穂{あこう}―」 **ろう・し【牢死】**《名・自サ》牢に入れられたままで死ぬこと。獄死。「―をとげる」 **ろう・し【老師】**〔文〕 ●年をとった先生。●年をとった僧に対する敬称。類語老僧。 **ろう‐じ【費児】**〔文〕耳の聞こえない子供。 **ろうしぐん【『娘子軍】**《「じょうしぐん」の慣用読み》→じょうしぐん。 **ろうじつ【老実】**《名・形動》〔文〕物事に慣れていて、まごころをもってよくつとめること。「―な召し使い」 **ろう‐じつ【臘日】**〔文〕おおみそか。 **ろう・しゃ【聾者】**〔文〕耳が聞こえない人。 **ろうじゃく【老若】**→ろうにゃく。 **ろうじゃく【老弱】** ●老人と子供。老幼。●《名・形動》年をとって体がよわっていること。「―の身」 **ろう・しゅ【楼主】**〔文〕楼と名のつく店の主人。 **ろう・しゅ【老手】**〔文〕老練な手並み(の人)。 **ろう・じゅ【老樹】**老木{ろうぼく}。 **ろう・しゅう【老醜】**年をとって心や姿がみにくくなった状態。[コロ]「―をさらす」 **ろう・しゅう【『陋習】**長い間続いてきた、悪い習慣。[コロ]「旧来の―を破る」 **ろう‐じゅう【老中】**江戸幕府の職名。将軍に直属して政務を担当した最高責任者。表記現代仮名遣いでは「ろうぢゅう」も許容。 **ろう・じゅく【老熟】**《名・自サ》多くの経験を積み、物事に熟練すること。「―した技術」類語老巧。 **ろう・しゅつ【漏出】**《名・自他サ》もれて出ること。また、もらして出すこと。「ガスの――事故」 **ろう‐じょ【老女】** ●年をとった女性。老婦。●武家時代に、将軍や大名の奥方に仕えた侍女の長。 **ろう‐しょう【朗唱】**《名・他サ》声高らかに歌うこと。「アリアをーする」 **ろう・しょう【朗、誦・朗唱】**《名・他サ》詩・文章などを、調子をつけて声高く読むこと。「漢詩を―する」類語朗読。 **ろう・しょう【老将】**〔文〕年をとった大将。また、多くの経験を積んだすぐれた大将。 **ろう・しょう【老少】**〔文〕年寄りと若者。 **ろう・しょう【老松】**〔文〕長い年月を経た松。 **ろう・じょう【楼上】**〔文〕高い建物の上。または上部。「―から見下ろす」 **ろう・じょう【老嬢】**〔文〕結婚の適齢期をかなり過ぎても独身でいる女性。オールドミス。 **ろう・じょう【籠城】**《名・自サ》 ●敵に囲まれて、城の中にたてこもること。●ある場所にひきこもって外に出ないこと。「大雨でホテルにーする」 **ろうしょう・ふじょう【老少不定】**[仏]人間の寿命は、年寄りが先に死に若者が長く生きるようには定まっていないということ。 **ろうしょく【朗色】**〔文]ほがらかな顔色・様子。「ーをとりもどす」 **ろう・しん【老親】**〔文〕年をとった親。「―と同居する」 **ろう・しん【老身】**〔文]年をとっておとろえた体。老体。 **ろう・じん【老人】**年をとった人。年寄り。類語老体。古老。尊敬老台。謙讓愚老。老骨。老生。老輩。 **―ホーム**老人の福祉を増進するため、老人を収容・養護する施設。参者もと、養老院と呼ばれた。 **―ほけん・しせつ【―保健施設】**入院するほどではないが、治療や看護・生活訓練サービスを必要とする高齢者のための施設。老人ホームと老人病院の中間的性格をもつ施設。 **ろうず**よごれたり傷があったりして、売り物にならないもの。きずもの。▽中国 lu-tou (蘆頭)から。 **ろう・すい【漏水】**《名・自サ》水がもれること。また、もれた水。水もれ。「―事故」 **ろう・すい【老衰】**《名・自サ》年をとって心身がおとろえること。「―死」 **ろう!する【労する】**■《自サ変》〔文]苦労する。骨を折る。「―・せずして億万長者となる」《他サ変》〔文]苦しませる。「親の病気で心身を―・する」 **―して功無し**《句》苦労ばかりで効果がない。また、苦労したかいがない。類語労多くて功少なし。 **ろう・する【弄する】**《他サ変》いろいろな手段をたくみに用いる。「言葉を―・して誘惑する」句「策を―・する」 **ろう・する【響する】**《自他サ変》〔文〕耳が聞こえなくなる。耳を聞こえなくする。「耳を―・する大歓声」 **ろう・せい【老成】**《名・自サ》 ●子供がおとなびた行動をすること。「年のわりには―した少年」●経験を積んで円熟すること。「―した人物」類語老熟。 **ろう・せい【老生】**《代名》《自称の人称代名詞》〔文]老年の男性が自分のことを謙遜{けんそん}して言う語。〔手紙文で使う」「―の願いをお聞き届け下さい」 **ろう・せき【蠟石】**脂肪のような光沢や、ろうのよう <1551> **ろう・ぜき【狼藉】** 〔狼藉が草を藉{し}いて寝たあとは草が散乱している意から〕●秩序なく散らかること。[四字]「落花―」[四字]「杯盤{はいばん}―」●乱暴なふるまい。ひどい乱暴。[コロ]「―を働く」 **ろう・ちん【労賃】** 労働に対する賃金。労銀。 **ろう・づけ【鑞付け】** 《名・他サ》金属をろうで接合すること。また、接合したもの。 **ろう・でん【漏電】** 《名・自サ》電気器具や電線の絶縁が不完全なため、他に電流がもれ流れること。 **ろう・そ【労組】** 「労働組合」の略。ろうくみ。 **ろう・そう【老僧】** 年をとった僧。[類語]老師。 **ろう・そう【老荘】** 中国古代の哲学者である、老子と荘子。「―思想(=無為自然に生きるべきとする考え)」 **ろうそく【蠟燭】** 糸などを芯にして円筒状にろうを固めたもの。芯に火をつけて、灯火とする。キャンドル。[参考]「一本・・・」「一丁(挺)・・・」と数える。 **ろう・ぞめ【蠟染め】** ろうけつ。 **ろう・たい【老体】** ●年をとっておとろえた体。老身。●老人。年寄り。〔「御―」の形で、敬って言う〕[類語]老人。 **ろう・たい【陋態・陋体】** 見苦しいありさま。醜態。 **ろう・だい【楼台】** 〔文〕●高い建物。[類語]高殿。●屋根のついた台。[対]露台。 **ろう・だい【老台】** 《代名》〔対称の人称代名詞〕〔文〕年長の男性に対する敬称。〔男性の手紙文で多く使う〕 **ろう・たいか【老大家】** 年をとったその道の大家。「文壇の―」 **ろう・たいこく【老大国】** 全盛期を過ぎて、今は国勢のふるわない大国。 **ろう・たく【浪宅】** 〔文〕浪人のすまい。 **ろう・たく【陋宅】** 「陋屋」に同じ。 **ろう・た・ける【老ける・長ける】** 《自下一》●美しく気品がある。また、洗練される。[参考]ふつう、女性にいう。「―・けた面ざし」●〔古〕年功を積んでりっぱになる。 **ろう・だん【壟斷】** 〔文〕《名・他サ》〔利益・権利などを〕ひとりじめにすること。独占。「市場をーする」[故事]貧しい男が高い丘の切り立っている所(=壟断)にのぼって市場を見回し、安い物を買いしめて高く売って利益を独占したという説話から。〈孟子・公孫丑下〉 **ろう・どく【朗読】** 《名・他サ》文章などを、声を出して読むこと。特に、小説・詩などを、そのおもむきを出して読むこと。[類語]朗誦{ろうしょう}。「郎読」は誤り。 **ろうと【漏斗】** 〔文〕「じょうご(漏斗)」に同じ。 **ろう・とう【郎等・郎党】** ●中世、武家の家臣で、主人と血縁関係がなく領地をもたないもの。郎従{ろうじゅう}。[対]家の子。●〔文〕家来。[四字]「一族―」=ろうどう。 **ろう・どう【労働】** 《名・自サ》●体力を使って働くこと。「重―」●〔経〕収入を得る目的で、物の生産や人に対するサービスのために、身体または精神を活動させること。[―いいんかい【―委員会】] 労働組合法によって設けられた機関。労働争議の調停と不当労働行為の審査・救済をおもな任務とする。[―うんどいう【―運動】] 労働者が団結して自分たちの労働・生活条件の改善や、経済的・社会的地位の安定と向上を目的として行う、自主的・組織的な社会運動。[―きじゅん・ほう【―基準法】] 〔法〕労働者の保護を目的として労働条件の最低基準を定めた法律。[―きょうやく【―協約】] 〔法〕労働組合と使用者またはその団体とが労働条件その他に関して結ぶ、文章による協定。[―くみあい【―組合】] 労働者が、労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を主目的として組織した団体。[―さいがい【―災害】] 労災。[―さんぽう【―三法】] 〔法〕労働関係について定めた三つの基本法。労働基準法・労働組合法・労働関係調整法の総称。[―しゃ【―者】] 労働を提供し、賃金を得て生活する者。賃金労働者。特に、肉体労働者。[―じょうけん【―条件】] 賃金・労働時間・休日などについて、労働者と使用者の間で取り決める条件。[―せいさんせい【―生産性】] 〔経〕投入された労働量と生産量との割合。国内総生産を就業者数で割って算出する。[―そうぎ【―争議】] 〔法〕労働者と使用者との間で利害の対立から起こる争議。[―りょく【―力】] 人間が労働する際の肉体的・精神的能力。また、それをもつ人。[類語]マンパワー。 >ろう・ぢゅう【老中】江戸幕府の職名。将軍に属し、政務を総轄した。 **ろうと・して【牢として】** 《副》〔文〕容易に動かしたり変えたりすることができないようす。「――破れぬ信念」 **ろう・に【老尼】** 〔文]年をとった尼。 **ろう・にゃく【老若】** 〔文〕年寄りと若者。[対]老幼。 **ろうにゃく・なんによ【老若男女】** 老いも若きも、男も女も。あらゆる人々。万人。 **ろう・にん【浪人】** 《名・自サ》●武士が、主家をはなれて禄{ろく}を失うこと。また、その武士。浪士。[表記]「牢人」とも書く。●その意志をもちながら進学や就職ができずにいること{人}。「一年―する」 **ろう・にんぎょう【蠟人形】** 蠟細工の人形。 **ろう・ねん【老年】** 年をとっていること。また、その年齢{の人}。老齢。「―期」 **ろう・のう【労農】** 〔文〕労働者と農民。 **ろうのう【老農】** 〔文〕年老いた農夫。年をとって、農業の経験の深い農夫。 **ろう・ば【老婆】** 年をとった女性。老女。[対]老爺。[―しん【―心】] 必要以上に気をつかい世話をやきたがる心。老婆心切。「――から忠告するが・・・」[参考]おもに他人に忠告するときに、謙遜{けんそん}して言う語。[―しんせつ【―心切・―親切】] 「老婆心」に同じ。 **ろう・はい【老廃】** 《名・自サ》〔文〕●年をとって役に立たなくなること。[表記]「老廢」とも書く。●古くなって役に立たなくなること。[類語]老朽。[―ぶつ【―物】] 物質交代の結果つくり出され、体外に排出される不用物。 **ろう・はい【老輩】** 〔文〕年をとった人たち。[参考]老人である自分を謙遜して言うときにも使う。 **ろう・ばい【狼狽】** 《名・自サ》あわてて落ち着きをなくすこと。うろたえ、さわぐこと。[四字]「周章―」 **ろう・ばい【老梅】** 〔文〕年を経た梅の立ち木。 **ろう・ばい【蠟梅・臘梅】** ロウバイ科の落葉低木。冬、葉より先に香りのある花をつける。からうめ。 **ろう・ばん【牢番】** 牢屋の見張りをする役目{の人}。牢屋番。[類語]看守。 <1552> **ろう・ひ【浪費】** 《名・他サ》〔金銭・時間などを〕役に立たないことに使うこと。むだづかい。[類語]濫費。 **ろう・ひ【老婢】** [文]年をとった下女。[対]老僕。 **ろうびょう【老病】** 〔文]老衰のために起こる病気。 **ろう・ふ【老夫】** 〔文〕年をとった男性。[対]老婦。 **ろう・ふ【老婦】** 〔文〕年をとった女性。[対]老夫。 **ろう・ふ【老父】** 〔文〕年をとった父親。[対]老母。 **ろう・へい【老兵】** ●年をとった兵士。●年をとって十分な働きができなくなった人。「―の出る幕ではない」 **ろう・ほ【老舗】** 〔文〕「しにせ」に同じ。 **ろう・ぼ【老母】** 〔文〕年をとった母親。[対]老父。 **ろう・ほう【朗報】** うれしい事柄の通知。「全員救助のーにわく」[対]悲報。 **ろう・ぼく【老僕】** 〔文〕年をとった下男。[対]老婢。 **ろう・ぼく【老木】** 年を経た立ち木。老樹。古木。 **ろうまん・しゅぎ【浪漫主義】** ◆ローマン主義。 **ろうまん・てき【浪漫的】** 《形動》◆ローマン的。 **ろう・む【労務】** ●賃金を得る目的で行う労働勤務。「―を提供する」●〔会社などで〕労働に関する事務。「―担当重役」 **ろう・もう【老耄】** 《名・自サ》〔文〕年をとって心身がにぶくなること。また、その人。耄碌{もうろく}。「―の身」 **ろう・もん【楼門】** 〔文〕寺院などの、二階造りの門。 **ろう・や【牢屋】** 捕らえた罪人などを閉じこめておく所。牢{ひとや}。牢獄。 **ろう・や【老爺】** 〔文〕年をとった男性。[対]老婆。 **ろう・やぶり【牢破り】** 牢屋をこわして、にげ出すこと。また、その者。脱獄。 **ろう・ゆう【老優】** ●年をとった俳優。●年功を積んで芸のうまい俳優。 **ろう・ゆう【老友】** 年をとった友人。 **ろう・ゆう【老雄】** 〔文〕年をとった英雄。 **ろう‐よう【老幼】** 〔文〕年寄りと子供。[類語]老若。 **ろうらい【老来】** 《副》〔文〕年をとってこのかた。「彼の芸は、―ますます円熟味を加えてきた」 **ろう・らく【籠絡】** 《名・他サ》〔文〕他人をうまく手なずけて自分の思いのままに利用すること。丸め込むこと。「賄賂{わいろ}で政治家を―する」[類語]懐柔。 **ろう・りょく【労力】** ●力をつくすこと。骨折り。「―をおしまず、せっせと働く」●生産に必要な人手。労働力。「―が不足する」 **ろう・るい【蠟涙】** 火をつけたろうそくから流れ落ちる、ろう。 **ろう・れい【老齢】** ひどく年をとっていること。頹齢{たいれい}。「―に達する」[類語]高齢。[類義語の使い分け]>類義語の使い分け「老齢・高齢」 **―ねんきん【―年金】** 老後の生活保障を目的とする年金。 **ろう・れつ【陋劣】** 《名・形動》〔行い・考え方などが〕いやしくて軽蔑すべきであること。卑劣。「品性―な男」「―きわまるやり口」 **ろう・れん【老練】** 《名・形動》多くの経験を積み、なれて上手なこと。「―な手腕」[類語]老巧。老成。熟練。 **ろう・ろう【浪浪】** 《名》〈「―の」の形で〉〔文〕●さすらうこと。「―の民」●職がなく、ぶらぶらしていること。「―の身をなげく」 **ろう・ろう【朗朗】** 《形動》声が大きくはっきりしているようす。「―とひびく声」[四字]「音吐―」 **ろう・わ【朗話】** 〔文〕人の心を明るくする内容の話。 **ろえい【露営】** 《名・自サ》●野外に陣営を構えること。また、その陣営。●野外にテントなどを張ってねること。キャンプ。「冬山でーする」[同]①②野営。 **ロー** ■《造語》「低い」の意を表す。[対]ハイ。■《名》自動車で、第一速度。低速。ローギア。▽low[ーコスト] 原価・経費などが安いこと。低コスト。▽low cost[ーティーン] 十代の前半の年齢{の少年少女}。一三~一五、六歳を言う。[対]ハイティーン。▽low と teen からの和製語。[ーヒール] かかとの低い女性用のくつ。[対]ハイヒール。▽low と heel からの和製語。[ーファット] 脂肪分が少ないこと。低脂肪。「―牛乳」▽low-fat[ーブロー] 《名・形動》教養が低いこと{人}。低級なこと{人}。ローブラウ。[対]ハイブロー。▽lowbrow **ローカル** 《名・形動》規模が国内の(中央からはなれた)ある一定の地域に限られること。地方に関すること。地方的。「―放送」▽local[ーカラー] その地方らしい感じ。地方色。郷土色。▷local color[ーせん【―線】] 幹線に対して、その地方内での交通を目的とする、鉄道・航空路などの支線。[ーばん【―版】] 「地方版」に同じ。 **ローション** アルコール分をふくんだ化粧水の総称。「アフターシェーブー」▽lotion **ロージン・バッグ** ◆ロジンバッグ。▽rosin bag **ロース** 牛・豚などの、あばら骨の上部から腰骨の近くまでについている上等な肉。「―ハム」▽roast(=蒸し焼きに適した肉)から。 **ローズ** バラ。また、バラ色。▽rose **ロースクール** 「法科大学院」に同じ。 **ロースター** 肉などをあぶって焼くための器具。焼き肉用オーブン。▽roaster **ロースト** 《名・他サ》●肉を・あぶる(蒸し焼きにする)こと。また、その料理。「―ビーフ」●豆などを、あぶりこがすこと。焙煎{ばいせん}。「コーヒー豆をーする」▽roast **ローズ・ヒップ** バラの花の後に生じる果実。ハーブティーなどに使われる。▽rosehip **ローズマリー** シソ科の常緑小低木。葉は松葉状で強い香りがある。▽rosemary **ローター** ●発電機・電動機・タービンなどの回転部。回転子。●ヘリコプターの回転翼。▽rotor **ロータリー** ●機械などで、回転するようになっているもの。●交通整理のため、市街地の交差点の中央に築いた円形地帯。▽rotary[ーエンジン] 自動車用エンジンの一つ。シリンダーの中の回転子(ローター)が回転して回転動力を直接得る。▽rotary engine[ークラブ] 社会奉仕と国際間の親交を目的とする実業家・知識人の団体。▽Rotary Club **ローテーション** ●物事を順繰りに交替するやり方。また、その順序。「夜勤のーを組む」●野球で、一チーム中の投手が試合に出場する順序。●バレーボールで、サーブの権利を得たチームの選手が、右方向に一人ずつ位置をかえること。▽rotation(=回転。循環) >類義語の使い分け「老齢・高齢」 >[老齢・高齢]老齢(高齢)に達する/もうかなりの老齢(高齢)だがまだまだ元気だ >[老齢]老齢年金の給付を受ける/老齢人口が年々増加する >[高齢]ご高齢なので健康が心配だ/九十歳という高齢で逝去された/高齢化社会が到来する/高齢出産 <1553> **ロード** ■《造語》●「道」「道路」の意を表す。「シルク――」●「地方の」の意を表す。▽road[ーゲーム] 野球で、本拠地以外の場所(で行う試合)。遠征試合。▽road game[対]ホームゲーム。[ーショー] 映画で、一般封切りに先立って特定の大劇場で行う、独占的な特別興行。▷road show[ープライシング] 都心の交通渋滞を緩和するために、自動車の乗り入れを有料にすること。▽road pricing[ーマップ] 運転者用の道路地図。ドライブマップ。▽road map[ーレース] 道路上で行う競走。▽road racingから。[ーワーク] スポーツ選手が路上で行う、ランニングを中心にした訓練。▽roadwork **ロートル【老頭児】** 年寄り。[参考]古風な言い方。▽{中国}lao-tour **ローブ** ●裾まで垂れる長くてゆるやかな上着。●裁判官などが着る法服。▽robe[ーデコルテ] 襟ぐりを深くして首筋や胸の部分をあらわにしたドレス。儀式・夜会用。▽{仏}robe décolletée **ロープ** 綱。なわ。「ワイヤー」▽rope[ウエー] 空中に張りわたした鋼索に運搬器をつるし、引き綱によって移動させ客や荷物を運ぶ装置。空中ケーブル。ケーブルカー。索道。▽ropeway **ローマ** ●イタリアの首都。●今のイタリア中部に興った古代都市国家。[表記]「羅馬」と当てた。▽Roma[ーじ【―字】] ●古代ローマで完成された文字で、現在、欧米でふつうに使われている表音文字。ラテン文字。日本語の表記に使われたローマ字)。ローマ字つづり。[―すうじ【―数字】] 古代ローマの数字で、ローマ字の大文字を用いたもの。I(一)…V(五)…X(一〇)…L(五〇)…C(一〇〇)…D(五〇〇)…M(一〇〇〇)など。[参考]アラビア数字・漢数字。[―ほうおう【―法王】] 「教皇」に同じ。[―は一日にして成らず] 《句》〔ローマ帝国が長い期間を要して建設されたように〕努力せずに、また短い期間に大事業は完成するものではないということ。 **ローマン・しゅぎ【ローマン主義】** 「ロマンチシズム」に同じ。[表記]古くは「浪漫・・・」と当てた。[対]写実主義。 **ローマンス** (清純な)恋物語。ロマンス。〔やや古風な言い方〕▽romance **ローマン・てき【ローマン的】** 《形動》「ロマンチック」に同じ。[表記]古くは「浪漫・・・」と当てた。 **ローム** 砂・細砂(シルト)・粘土をほぼ等量にふくむ風化堆積土。「関東―層」▽loam **ローヤル・ゼリー** ◆ロイヤルゼリー。▽royal jelly **ローラー** ●円筒形の回転物。ロール。●地ならしに使う機械。ロードローラー。▽roller[ーさくせん【―作戦】] 多くの人を集めて、ある地域の全体で一斉に物事を行うこと。[ースケート] 底に小さな車をとりつけた靴をはいて、コンクリートや床板の上をすべる遊び{スポーツ}。また、それに使う靴。▽roller skate **ローリエ** ◆ローレル。▽{仏}laurier **ローリング** 《名・自サ》船・航空機などが左右にゆれること。横ゆれ。ロール。[対]ピッチング。▽rolling **ロール** ●《名・他サ》巻きこむこと。巻きあげること。また、巻いたもの。「―ケーキ」●「ローラー」に同じ。[―キャベツ] ゆでたキャベツの葉でひき肉などを包み、スープでにこんだ料理。キャベツ巻き。▽roll と cabbage からの和製語。[コールシャッハ・テスト] 〔心〕インクのしみなどで作った模様が何に見えるかを答えさせて、その人の性格や精神状態を診断する方法。[参考]スイスの精神科医ロールシャッハの創案。▷Rorschach test **ロール・プレイング** ●ある場面設定の中である役割を演じさせ、さまざまな問題点やその解決法を考えさせる訓練法。役割演技法。●コンピューターゲームなどで、自分がゲームの世界の主人公になって物語を展開させること。「ーゲーム」▽role-playing **ローレル** 月桂樹。また、その葉を乾燥させて作った香辛料。ローリエ。▽laurel **ローン** 芝生。▽lawn[―テニス] 芝生のコートで行うテニス。また、テニス。▽lawn tennis **ローン** 貸し付け。貸付金。「住宅―」▷loan **ローンウルフ** 他人と協調せず単独行動をする人。一匹狼。▽lone wolf **ろ・か【濾過】** 《名・他サ》〔文〕液体をこして、まじっている固体粒子を取りのぞくこと。「不純物をーする」 **ろ・かい【船櫂・船櫓】** 〔文〕●船と{かい}。●船の道具の総称。船具。ろかじ。 **ろ・かい【蘆薈】** 〔{蘭}aloeの音訳「蘆薈」を漢音で読んだ語〕◆アロエ。 **ろ・かく【鹵獲】** 《名・他サ》〔文〕〔勝って〕敵の兵器・軍用品などをうばい取ること。ぶんどること。「―品」 **ろかじ【艫舵・櫓舵】** ●船と舵。●「船櫂②」に同じ。 **ろ・かた【路肩】** 道路の両はしの部分。特に、がけの上を通る道で、がけのふち部分。ろけん。「―駐車」 **ロカビリー** ロックンロールのリズムとヒルビリーとを合わせた、激しいリズムの音楽。ロッカビリー。▷rockabilly **ろーがん【露岩】** 表面が地表にあらわれている岩石。 **ろ・ぎょ【魯魚】** 〔文〕〈「―の誤り」の形で〉文字の誤り。[参考]「魯魚章草{ろぎょしょうそう}の誤り」とも言う。「魯」と「魚」、あるいは「章」と「草」とは字形が似ていて誤りやすいことから。[類語]烏焉{うえん}。 **ろぎん【路銀】** 旅費。路用。〔古風な言い方〕 **ろく【六】** 数の名で、五の一倍の数。むっつ。 **ろく【禄】** 武士の給与。家禄。俸禄。[―を食は・む] 《句》給料をもらって生活する。また、仕官する。 **ろく【陸・碌】** 《名・形動》〔文〕●物の面・形などの、平らなこと。「―屋根」●物事の正常なこと。まとも。〔下に打ち消しの語を伴う〕「―に食べてない」「―でもない話」[表記]ふつう、①は「陸」、②は「碌」と書く。ただし、「碌」は当て字。 **ログ** ●船の速さを測る測定器。●コンピューターが行った情報処理の内容の記録。履歴。また、そのファイル。ログファイル。「過去一ヶ月分の―」●〔数〕対数。[参考]ロガリズムとも言う。▽log[ーアウト] 《名・自サ》利用者情報の入力などを行って接続していたコンピューターに利用の終了を宣言すること。また、その操作。ログオフ。[対]ログイン。▽log out[ーイン] 《名・自サ"》コンピューターに利用者を示す情報(IDやパスワードなど)を入力して接続し、利用を始めること。また、その操作。ログオン。[対]ログアウト。▽log in[ーオフ] 《名・自サ》→ログアウト。▽log off[ーオン] 《名・自サ》→ログイン。▽log on <1554> **ろく・おん【録音】** 《名・他サ》音をレコード・テープ・CD・フィルムなどに記録すること。また、そのもの。 **ろく・が【録画】** 《名・他サ》映像をビデオテープなどに記録すること。また、そのもの。 **ろく・がつ【六月】** 一年の六番目の月。水無月{みなづき}。 **ろく・ざい【肋材】** 船舶の肋骨{ろっこつ}にする材料。 **ろくさん・せい【六三制】** 初等教育を六か年、前期中等教育を三か年とする義務教育制度。 **ろく・じぞう【六地蔵】** 〔仏〕六道のそれぞれにいて、衆生を教化・救済するという六種の地蔵菩薩。檀陀{だんだ}・宝珠・宝印・持地・除蓋障{じょがいしょう}・日光の六つ。異説もある。 **ろくじーの「みょうごう【六字の名号】** 浄土教でたえず唱える、「南無阿弥陀仏{なむあみだぶつ}」の六字。 **ろく・しゃく【六尺】** ●一尺の六倍。一間{けん}。約一・八{メートル}。●「六尺褌{ふんどし}」の略。長さ六尺のさらし木綿のふんどし。●「六尺棒」の略。長さ六尺ほどの、カシなどで作った棒。護身用の武器とした。 **ろく・じゅう【六十】** ●六の一〇倍。●六〇歳。むそじ。[――の手習い] 《句》年をとってから学問やけいこ事を始めること。晩学のたとえ。 **ろくじゅうろく・ぶ【六十六部】** 法華経を六六部書写して、日本六六か国の霊場におさめて歩く行脚僧。また、死後の冥福{めいふく}をいのるために経文を唱えて物ごいをして歩く巡礼。六部。 **ろく・しょう【緑青】** 空気中の水分や二酸化炭素の作用によって銅の表面にできる、青緑色のさび。 **ろく・しん【六親】** 最も身近な六種の親族。父・母・兄・弟・妻・子。または、父・子・兄・弟・夫・妻。りくしん。[―けんぞく【―眷属】] すべての親類・縁者。 **ろく・すっぽ【碌すっぽ】** 《副》〔俗〕《下に打ち消しの語を伴って〕満足に。ろくに。「けがで―練習できなかった」[表記]「碌」は当て字。 **ろく!する【録する】** 《他サ変》〔文〕記録する。「名を―・して後世に伝える」 **ろく!する【勒する】** 《他サ-変》〔文〕●まとめる。統御する。●刻みつける。また、後世に記録に残す。 **ろく・だいしゅう【六大州・六大洲】** アジア州・アフリカ州・北アメリカ州・南アメリカ州・ヨーロッパ州・オセアニア州(=大洋州)の総称。 **ろく・たいりく【六大陸】** 地球上にある六つの大陸。ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸。 **ろく・だか【禄高】** 武士が主君から受ける給与の額。[類語]石高{こくだか}。 **ろくでなし【碌でなし】** 〔俗〕のらくらしていて何の役にも立たない者。[表記]「碌」は当て字。 **ろく・どう【六道】** 〔仏〕衆生{しゅじょう}がこの世で行ったそれぞれの行為の報いとして、死後住まなければならない六つの世界。地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つ。六趣。六界。[ーりんね【―輪廻】] 〔仏〕衆生が六道で生死をくり返し続けること。流転{るてん}。 **ろくに【陸に・碌に】** 《形動》〔形容動詞「ろく」の連用形〕→ろく(陸) **ろく・ぬすびと【禄盗人】** 給与に応じた能力や働きがない人をののしっていう語。ろくぬすっと。[類語]月給泥棒。 **ログ・ハウス** 丸太を組み合わせてつくった建物。ログキャビン。▽log(=丸太)と house からの和製語。 **ろく・はらみつ【六波羅蜜】** 菩薩が悟りを得るために必要な六種の修行。布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧{ちえ}の六つ。ろっぱらみつ。 **ろく・ぼく【肋木】** 数本の柱を並べて立て、間に十数本の棒を横に平行に通した体操用具。 **ろく・ぶ【六部】** 「六十六部」の略。 **ろくぶん・ぎ【六分儀】** 〔天〕天球上の二点間の角度をはかる器械。航海・航空・測量用。セクスタント。 **ろく・まい【禄米】** 禄として武士が受け取った米。扶持米{ふちまい}。 **ろく・まく【肋膜】** ●胸腔の内面と肺の表面をおおう二重の漿膜{しょうまく}。胸膜。●「肋膜炎」の略。肋膜に起こる炎症。多くは結核菌による。熱が出て胸が痛み、呼吸が苦しくなる。胸膜炎。 **ろくめん・たい【六面体】** 〔数〕六つの平面で囲まれた立体。立方体・直方体など。 **ろくーやね【陸屋根】** 傾斜がほとんどない平らな屋根。りくやね。 **ろく‐よう【六曜】** 吉凶の基準とされる六つの日。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六種。六曜日。 **ろくろ【轆轤】** ●物を引いたり、上げ下げしたりするのに用いる滑車。●から傘の柄{え}の上端につけて傘の開閉に用いる、臼形の小さい器具。●「轆轤鉋{がんな}」の略。●「轆轤台」の略。[―がな【―鉋】] 回転軸に木地などをつけて回転させ、刃物を当ててけずる工具。ろくろがんな。ろくろ。[―くび【―首】] 首が非常に長くて、のびたり縮んだりする化け物。ろくろっくび。[―だい【―台】] 円形の陶器を作るのに使う、回転する円形の木製の台。ろくろ。 **ろく・ろく【碌碌】** 《副》〔下に打ち消しの語を伴って〕満足に。ろくに。ろくすっぽ。「昨夜は―寝ていない」[表記]「碌碌」は当て字。かなで書くことが多い。 **ろくろく・ばん【六六判】** 写真のフィルムで、大きさが縦横ともに六{センチ}のもの。二眼レフ用。シックス判。 **ロケ** 「ロケーション」の略。 **ロケ・ハン** 「ロケーションハンティング」の略。 **ロケーション** ●撮影所の外で映画・テレビの撮影をすること。野外撮影。ロケ。●立地条件。「工場建設にはーがいい」▽location[ーハンティング] ロケーションを行うのに適した土地をさがし歩くこと。ロケハン。▽location と hunting からの和製語。 **ロケット** 小さな容器に写真などを入れて、鎖で首から下げる金属製の装身具。メダリオン。▷locket **ロケット** 内部の燃料を燃焼させて高温・高圧のガスを噴出し、その反動で推力を得る装置{をもった飛行体}。「―弾」▽rocket **ろ・けん【路肩】** ろかた。 **ろ・けん【露見・露顕】** 《名・自サ》かくしていた秘密・悪事などが人に知られること。「裏工作がーする」[類語]発覚。 **ロゴ** 会社名やブランド名をマークのように表現したもの。意匠文字。ロゴタイプ。ロゴマーク。▽logo[ーマーク] →ロゴ。▽logo mark からの和製語。 >ろぐい【櫓杭】和船で、船尾のふなばたにとりつけてある小さなでっぱり。艪にある穴にこれをはめて、こぐときの支点とする。ろべそ。 <1555> **ロゴタイプ** →ロゴ。▽logotype **ろこう【露光】** 《名・自サ》写真で、撮影・焼き付けなどのとき、フィルム・乾板・印画紙などの感光材料に光をあてること。「―時間」[類語]露光。 **ロココ** 一八世紀中ごろ、フランスで流行した室內調度の装飾様式。複雑な曲線模様と華麗な色彩をもち、優雅・軽快な情調を特色とする。▽rococo **ロゴス** 〔言語の意から〕人間の理性的な知能から発して表現された諸活動。ことば・概念・意味・論理・理性・思想などの意に解される。▽{ギ}logos **ろ・こつ【露骨】** 《名・形動》〔感情・欲望などを〕そのままに表すこと。むきだし。あからさま。「―に敵意を示す」「―な要求」「―な描写」[類語]あけすけ。 **ろーざ【露座・露坐】** 《名・自サ》屋根のない所にすわること。[参考]特に仏像に言う。「―の大仏」 **ろ・ざし【絽刺し】** ししゅうで、絽織りの布のすいた目に絹糸をさし、図案を表すこと。また、そのもの。 **ロザリオ** カトリック教会で、祈りのときに用いる十字架のついた数珠{じゅず}。▽{伊}rosario **ろし【濾紙】** 液体をこすための紙。濾過紙。こしがみ。 **ろ・じ【路地】** 〔「露地」から出た語〕●人家の間のせまい通路。「表通りから―へと曲がる」●日本家屋の門内・庭内にある細い通路。「―門」「―口」[表記]②は「露地」とも書き、①はまれに「路次」とも当てる。 **ろ・じ【路次】** 〔文〕道の途中。途次。また、道筋。「大阪への―で恩師に会う」 **ろ・じ【露地】** ●屋根などのおおいがなく、雨や露がじかに当たる地面。「―栽培」●茶室へ通じる庭内の通路。また、茶室の庭。[表記]②は「路地」とも書く。 **ロジカル** 《形動》論理にかなっているようす。論理的。「―に話をすすめる」▽logical **ロジック** 論法。論理。また、論理学。「このレポートにはーがない」▽logic **ろしゅつ【露出】** 《名・自サ》●《他サ》おおいかくさ-れていたものを、現し出すこと。また、現れ出ること。「山肌がーしている斜面」●写真撮影で、シャッターを開いてフィルム・乾板などの感光材料に光を作用させること。[―きょう【―狂】] 「露出症」に同じ。[―けい【―計】] 写真を撮影するとき、被写体の明るさを計測して適正露出の絞りとシャッター速度の組み合わせを決めるのに使う計器。[―しょう【―症】] ●性器を他人に見せることによって性的快感を得ようとする性癖。露出狂。●過度に目立とうとする傾向。また、普通の人ならばかくそうとするような事柄を公表したがる性癖や態度。露出癖。 **ろ‐しょう【路床】** 舗装道路をつくる時に、地面をほり下げ、地ならしをして固くした地盤。[類語]路盤。 **ろーじょう【路上】** ●道の上。道路として区別されている領域。「―で遊ぶな」「―駐車」●どこかへ行く道の途中。「―で人に会う」 **ろ・じょう【露場】** 気象観測を行う屋外の場所。 **ろしん【炉心】** 炉の中心部分。特に原子炉の中心部分。「―溶融」 **ロジン** 精製した純粋な松脂。塗料・すべりどめ用。ロージン。▽rosin[ーバッグ] すべり止めに使う、松脂の粉のはいった袋。ロージンバッグ。▽rosin bag **ロス** 《名・他サ》失うこと。また、損失。むだ。「時間の―」「向かい風でタイムをーした」〔接尾語的に用いることもある〕「ペットー」▽loss[タイム] ●むだな時間。タイムロス。●サッカー・ラグビーなどで、負傷・反則などのためにプレーが止まった時間。後でその分試合を延長する。インジャリータイム。アディショナルタイム。▽loss と time からの和製語。 **ロストル** 〔暖炉や焼却炉などで〕燃料を支える格子。燃えかすを下に落とし、空気の流通をよくする。火格子。▽{蘭}rooster **ロゼ** 発酵の途中でぶどうの果皮を取り除いてつくる、うす紅色のぶどう酒。ロゼワイン。▽{仏}rosé(=バラ色の) **ろせい・の・ゆめ【盧生の夢】** 《句》「邯鄲{かんたん}の夢」に同じ。 **ろ・せん【路線】** ●鉄道・バス・飛行機などの交通機関が通っている道筋。「バスのーを増やす」●団体・組織などで、方針として掲げた一定の傾向。「平和―」 **ろ・だい【露台】** ●屋根のない台。[対]楼台。●「バルコニー」に同じ。 **ろ・ちりめん【絽縮緬】** 絽{ろ}のように、織り目にすきまをつくって織ったちりめん。 **ロッカー** かぎがかかるようになっている戸棚や箱。「コインー」▽locker **ろっ‐かせん【六歌仙】** 平安時代初期の六人の和歌の名人。在原業平{ありわらのなりひら}・僧正遍昭・喜撰法師{きせんほうし}・大伴黒主{おおとものくろぬし}・文屋康秀・小野小町{おののこまち}。 **ろっ・かん【肋間】** 肋骨と肋骨の間。「―神経痛」 **ろっきょく‐いっそう【六曲一双】** 屏風{びょうぶ}が、六枚一組みでできていること。「―の屏風」 **ロッキング・チェア** 脚の下に弓形の板を付け、前後にゆれるように作ってあるいす。揺りいす。▽rocking chair **ロック** 《名・他サ》錠をおろすこと。かぎをかけること。「ドアをーする」▽lock[ーアウト] 労働争議における使用者側の戦術で、事業所を閉鎖し、労働者である組合員をしめ出して仕事につかせず、その団結を打ちやぶろうとするもの。工場閉鎖。[参考]学生運動時の大学閉鎖などにも用いられた。▽lockout **ロック** ●岩石。また、岩壁。●「オンザロック」の略。「ウイスキーをーで飲む」▽rock[ークライミング] 登山で、特殊な道具を用いて高山の岩壁をよじ登ること。岩登り。▽rock-climbing **ロック** ロックンロール。また、それから派生した演奏様式。▽rock(=揺り動かす) **ロックン・ロール** 第二次世界大戦後、アメリカでおこった激しいダンス音楽。また、そのダンス。ロック。▽rock'n' roll(rock and roll の短縮形) **ろっこつ【肋骨】** ●胸部の内臓を保護し、胸郭を構成する左右一二対の骨。あばらぼね。●船体の外側を形づくる肋骨状の骨組み。 **ろつ・こん【六根】** 〔仏〕感覚・認識作用を生じ、また、迷いを生じるもととなる六つの器官。眼・耳・鼻・舌・身・意。六賊。六盗。 **ろっこん・しょうじょう【六根清浄】** 〔仏〕六根からくる迷いをたち切って、清らかな身となること。[参考]山参りの修行者や寒参りの人などが唱える文句。「―お山は晴天」 **ロッジ** 山小屋{ふうの簡易宿泊所}。▽lodge **ロッド** 細長い棒。特に、釣りざお。「グラスー」▽rod **ろっぱく【六白】** 〔文〕九星{きゅうせい}の一つ。星は金星、方位は西北に配する。 **ろつーぷ【六腑】** 〔文〕漢方で、大腸・小腸・胆・胃・三焦・膀胱{ぼうこう}の六つの内臓。 <1556> **ろっぽう【六方】** ●東西南北と天地の六つの方向。●歌舞伎で、役者が花道を通って揚げ幕にはいるときの、手足を大きくふりあげて歩く様式化された歩き方。[コロ]「―をふむ」[表記]②は「六法」とも書く。 **ろっぽう【六法】** ●現行成文法中の、六つの主要な法律。憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法。●「六法全書」の略。**―ぜんしょ【一全書】** 六法と、それに付属する法規のほか、種々の部門の主要法律を収録した書籍。六法。 **ろ・てい【路程】** ある地点から目的地までの道のり。また、目的地までかかる時間。道程。行程。 **ろ‐てい【露呈】** 《名・自他サ》〔よくない事柄が〕あらわになること。また、あらわにすること。「欠陥がーする」 **ロデオ** 暴れる馬や牛を乗りこなしたり、投げ縄で牛を捕らえたりする技を競う競技会。▽rodeo **ろ・てき【蘆荻】** 《蘆{あし}いと荻{おぎ}の意》水辺に生える草の総称。 **ろてん【露天】** 〔雨・露などにさらされる〕屋根のない所。野天。「一風呂」**―しょう【一商】** 露天で品物を広げて行う商売(をする人)。**―ぼり【―掘り】** 石炭や鉱石などを、坑道を作らずに地表から直接ほり取っていくこと。陸掘り。 **ろ・てん【露店】** 道ばたに台を置いて、物を売ったり食べさせたりする店。大道店。 **ろ・てん【露点】** 〔気〕水蒸気をふくむ空気が冷えて、露ができはじめるときの温度。 **ろ・とう【路頭】** 〔文〕道のほとり。道ばた。「―で商いをする」類語{るいご}路傍。 **―に迷・う** 《句》収入の道や住む家を失って日々の暮らしに困る。「会社が倒産して、大勢の社員が―・う」 **ろ・とう【露頭】** 地層・鉱床などが地表に露出している所。探鉱などの重要な手掛かりとなる。 **ろーどん【「魯鈍】** ●おろかで頭の働きのにぶいこと。●かつて、精神遅滞のうち、程度が最も軽いものをいった語。[参考]今は、軽度の「知的障害」という。 **ろは** 〔俗〕無料。ただ。[参考]「只」という漢字をかたかなのロとハに分けて言いかえた語。[表記]ふつうロハと書く。 **ろーば【「驢馬】** ウマ科の動物。耳が大きい。忍耐力が強く、おもにヨーロッパで農耕・運搬などに使われる。うさぎうま。 **ロハス【LOHAS】** 健康で環境を破壊せず維持できる生活様式。[参考]アメリカの社会学者ポール・レイの研究によって誕生した概念を表現したことば。▽lifestyles of health and sustainability の頭文字をとったもの。 **ろ・ぼ【鹵簿】** 〔文〕行幸・行啓のときの行列。 **ろぼう【路傍】** みちばた。路辺。**―の・ひと【―の人】** たまたま道で出会っただけの人。無縁の人。 **ロボット** ●人間に似た形態をもち、人間の労働の代替物として仮想された精巧な機械装置。人造人間。類語{るいご}サイボーグ。●複雑な操作・作業を自動的に行う機械・装置。「産業用―」●実力がなく地位だけを与えられて、他人の意のままに操られる人。類語{るいご}傀儡{かいらい}。▽robota (=労働)から生まれた語で、チェコの作家チャペックの造語。▽robot **ろ・ばた【炉端・炉『辺】** いろりばた。炉辺。 **ろーばん【路盤】** ●鉄道線路の土台。●舗装道路の表面部分と路床にはさまれた、砕石・砂などをしきつめた部分。「―が弱くて道路が陥没する」類語{るいご}路床。 **ロビー** ●ホテル・集会所などの玄関近くにある、控え室と応接間をかねた広間。類語{るいご}ラウンジ。●議院の中で議員が来客などと会う部屋。「―活動」▽lobby **ロビイスト** 《ロビー②にたむろする人の意》財界や圧力団体のために、その意図を政党や議員に取り次ぐ人。▷lobbyist **ろ‐ひょう【路標】** みちしるべ。道標。 **ろーびょうし【着拍子・櫓拍子】** 多くの船頭が、一斉にろをこぐ調子。また、それをそろえるための掛け声。 **ろ・びらき【炉開き】** 茶道で、陰暦一〇月一日に風炉を閉じ、地炉(=床に切った炉)を使い始めること。対{たい}炉塞ぎ。 **ロビング** 〔テニスで〕相手の後方へ落ちるように、高くゆるやかな球を打つ・こと(打球)。ロブ。▷lobbing **ろふさぎ【炉塞ぎ】** 茶道で、陰暦三月末日に、地炉{じろ}を閉じて風炉を使い始めること。対{たい}囲炉開き。 **ロブスター** アカザエビ科のエビの総称。大きなはさみをもつ。食用。オマールエビ。ウミザリガニ。▽lobster **ろーぶつ【露仏】** 〔文〕露天に置かれた仏像。 **ロフト** ●屋根裏の部屋。●倉庫の最上階。また、倉庫を利用したアトリエ・ホールなど。▷loft **ろ・べそ【膽、臍櫓臍】** ろぐい(膽杭)。 **ろ・へん【炉辺】** 〔文〕「炉端で」に同じ。**―だんわ【一談話】** (fireside chat)暖炉のそばでくつろいでするおしゃべり。炉端のよもやま話。 **ろへん【路辺】** 道のほとり。みちばた。路傍。 **ロマン。▽roma** **ロマネスク** 《名》一一~一二世紀、西ヨーロッパにおこった建築・彫刻・絵画の様式。ローマ・ビザンチンなどの影響を受け、重厚な教会建築などに特徴がある。▽Romanesque《形動》伝奇的。空想的。「―な世界を展開する小説」▽romanesque **ロマン** ●小説。物語。特に、長編小説。●夢や冒険に満ちた事柄。また、それにあこがれる気持ち。「海には男の―がある」「―をかきたてる」▽ roman **ロマンス** ●空想的・冒険的・伝奇的な要素の強い物語や小説。[参考]元来は、ヨーロッパ中世の騎士道や宮廷恋愛の物語。●恋愛に関する話や事件。「若いころのー」●吟遊詩人が歌った叙情的な物語風の楽曲。転じて、近代の叙情的な器楽の小曲。▽romance **ーカー** 座席がすべてロマンスシートの電車やバス。▽romance と car からの和製語。**ーグレー** 白髪まじりの髪(の中年男性)。▽romanceとgray からの和製語。**ーご【一語】** ラテン系言語の総称。フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・ルーマニア語など。**ーシート** 映画館・喫茶店・乗り物などで、(男女)二人が並んですわれるようにした座席。▽romance と seat からの和製語。 **ロマンチシスト** ロマンチシズムを信奉する芸術家の一派。浪漫派{ろうまんは}。ローマン主義者。●ロマンチックな考えを持つ人。空想家。夢想家。=ロマンチスト。ロマンティシスト。▽romanticist **ロマンチシズム** 一八世紀末から一九世紀にかけ <1557> **ロマンチシズム** 一八世紀末から一九世紀前半にかけて、ヨーロッパに興った文学・芸術上の思潮。古典主義に反抗し、個性・感情・情緒を重んじた。浪漫主義。ローマン主義。●非現実的で夢や空想の世界にあこがれ、感傷的な情緒を好む精神の傾向。「基盤のないー」ロマンティシズム。▷romanticism **ロマンチスト** ロマンチシスト。ロマンティスト。▽romanticist から。 **ロマンチック** 《形動》非現実的な甘い美しさを求めるようす。空想的。ローマン的。ロマンティック。「―な夢をえがく」「―な物語」▽romantic **ロム【ROM】** ▷read-only memoryの略語。 **ろ‐めい【露命】** 〔文〕露のようにはかない命。[―を繋ぐ] 《句》細々と生活してゆく。「アルバイトをしてー・ぐ」 **ろ・めん【路面】** 道路の表面。「―が凍結する」[―でんしゃ【―電車】] 道路にレールを敷設して走る電車。 **ろ‐よう【路用】** 旅費。路銀。〔古風な言い方〕 **ロリータ・コンプレックス** 小児性愛。幼女・少女を性愛の対象とする心理。[参考]アメリカの小説家ナボコフの作品「ロリータ」にちなむ。▽Lolita と complex からの和製語。 **ロリ・コン** 「ロリータコンプレックス」の略。 **ろれつ【呂律】** 発音するときの舌を動かす調子。ことばの調子。「―が乱れる」[参考]「呂律{りつりょ}(=音楽の調子)」のなまりという。[―が回ら・ない] 《句》舌がよく動かず、ことばがはっきりしない。「酔ってー・なくなる」 **ろん【論】** ●筋道を立てて事の是非を言い立てること。「ーをつくして説得する」[類語]理論。[尊敬]高論。[謙譲]拙論。愚論。愚説。●互いに意見を述べること。議論。[コロ]「―を戦わす」[句]「同日の一ではない(=いっしょに論じることは適当でない)」●考え方。意見。見解。[コロ]「ーが分かれる」〔接尾語としても使う〕「芸術―」「恋愛―」[―より証拠] 《句》物事を納得させるには、いろいろ議論するよりも証拠を示すほうが早くて確実だ。[―を俟{ま}た・ない] 《句》議論するまでもなく明白である。[―読みの論語知らず] 《句》書物にあることを知識としてもっていながら、それを生かして実行することに思い至らない人をあざけって言うことば。 **ろん‐がい【論外】** 《名・形動》●議論の範囲の外。「その件は今はーにしておこう」●論じる価値のないこと。また、もってのほかであること。「そんなとっぴな意見はーだ」[類語]問題外。法外。 **ろん・かく【論客】** ろんきゃく。 **ろんぎ【論議】** 《名・自他サ》ある問題について、互いに意見を述べ合って理非を明らかにすること。議論。「部内でーした末の結論」[類語]討論。討議。ディスカッション。 **ろん・きつ【論詰】** 《名・他サ》論じてなじること。言い込めること。「厳しく―された」 **ろん‐きゃく【論客】** 好んで議論をする人。また、議論のたくみな人。論客。「野党の論客」 **ろん・きゅう【論及】** 《名・自サ》〔文〕論議がその事におよぶこと。「私的な事には―しない」 **ろん・きゅう【論究】** 《名・他サ》〔文〕議論して道理を深くきわめること。「学説の当否をーする」 **ろん・きょ【論拠】** 議論の根拠となる事柄。議論のよりどころ。「―を明確にする」 **ロング** ■《造語》「長い」の意を表す。「―サイズ」「―ヘア」[対]ショート。■《名》「ロングショット」の略。▽long[ーショット] ●映画・テレビ・写真で、場面の全景を遠くから撮影すること。遠写し。ロング。●ゴルフで、長打。▽long shot[ステイ] 長期滞在。また、野外での長期滞在型の余暇。団ショートステイ。▽long stay[―セラー] 書籍などが、一時的な流行でなく長期間にわたって売れ続けること。また、そのもの。▽long seller[―ラン] 〔演劇・映画などで〕長期興行。▽long run **ろん‐けつ【論決】** 《名・他サ》〔文〕あれこれ議論した上で決定すること。また、その決定。「―を待つ」 **ろん‐けつ【論結】** 《名・他サ》〔文〕あれこれ議論した末に結論を出すこと。また、その結論。「―に入る」 **ろんご【論語】** 四書の一つ。孔子の言行、弟子との問答や高弟の言行などを編集した、儒教の聖典。 **ろん‐こう【論功】** 〔文〕功績の有無・大小などを論じて定めること。 **ろん・こう【論考・論攷】** 《名・他サ》ある事柄について論じ、考察すること。また、その内容を著した文章。「中国近世史―」 **ろんこう‐こうしょう【論功行賞】** 〔文〕論功により、それに相応した賞をあたえること。 **ろん・こく【論告】** 《名・他サ》〔法〕証拠調べが終わった段階で、検察官が法廷で公訴事実や法律の適用について意見を述べ、求刑すること。「検察官の―に入る」 **ろん・さく【論策】** 〔文〕時事問題や時の政治の方策などについて論じた文章。 **ろんさん【論纂】** 〔文〕●互いに議論して編纂すること{した本}。●一つの主題のもとに、多くの人の論文を集めた書物。論集。 **ろん‐し【論旨】** 議論の趣旨。「―明快」 **ろん・じゃ【論者】** 議論をする人。また、議論を述べている人。論者{ろんざ}。 **ろん・しゅう【論集】** 論文集。論叢{ろんそう}。論纂。 **ろん・じゅつ【論述】** 《名・他サ》筋道を立てて論じ述べること{述べたもの}。「研究成果を―する」 **ろん‐しょう【論証】** 《名・他サ》●証拠をあげ、正しい論理によって証明すること。「資料を用いて―する」●(proof)〔論〕ある判断が真実であることをはっきりさせるため、その根拠となる理由を提示すること。立証。証明。 **ろん・じる【論じる】** 《他上一》〔道理・是非などを〕筋道を立てて述べる。「憲法について―・じる」「文学を―・じる」[類語]論述。●互いに意見を出して検討する。また、議論する。論争する。「人生をー・じる」[類語]討議。討論。論議。●(下に打ち消しの語を伴って)取り上げて問題とする。問う。「男女を―・じない」「―・じるに足りない」=論ずる。 **ろん‐じん【論陣】** 〔反論する勢力に対して〕弁論を組み立て展開するための構え。[コロ]「―を張る」 **ろん!ずる【論ずる】** 《他サ変》論じる。 **ろん・せつ【論説】** 《名・他サ》(時事的な)事柄について説明し、その是非について自分の意見を述べること{述べた文章}。特に、新聞の社説。「―委員」 **ろん・せん【論戦】** 《名・自サ》議論を戦わせること。また、その議論。論争。「国会で激しいーを交える」[類語]舌戦。 **ろん‐そう【論叢】** 〔文〕論文集。論集。 <1558> **ろんそう―ワースト** 参考言い切りの形では主に男性が使う。「ぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ」●〔女性の口頭語〕 〔上昇調のイントネーションを伴って〕自得する形で、感動・詠嘆を表す。「私の思ったとおりだわ」「今日で私も二十歳になるわ」●そっけない響きをおさえ、表現をやわらげながら、意見や主張を述べるのに使う。〔軽い感動・詠嘆の気持ちがそえられる」「きっと参りますわ」「この本、面白いわよ」 **わあ**《感》驚き・喜び・悲しみなどの気持ちが極度に高まったときに発する語。「―、うれしい!」「ー、びっくりした!」 **ワーカホリック** 仕事を第一に考えて働いてばかりいること。仕事中毒。ワークホリック。{workaholic} **ワーキング** 働くこと。仕事をすること。また、作業をすること。▽{working} ープア 働いているのに、生活保護の水準以下の収入しか得られない人々。働く貧困層。▽{working poor} ーホリデー 国・地域同士の取り決めに基づき、青少年が海外旅行に出かけた相手国・地域で就労することを認める制度。「ービザ」[参考]ワーホリと略される。▽{working holiday} **ワーク**《造語》「仕事」「研究」「作品」などの意を表す。「ライフー」▽{work} ーアウト 体を動かしてきたえること。トレーニング。▽{workout} ーシェアリング 失業者の増加をおさえる方法の一つ。一人当たりの労働時間を少なくして仕事を複数で分け合うこと。▷{work sharing} ーショップ 意見を交換したり、技術の紹介をしたりする研究会。研究集会。▷{workshop}(=作業場)―ステーション 中央のコンピューターや他の端末とデータのやりとりができる、高い処理能力をもった端末装置。▽{workstation} ーブーツ 足首あたりまでの深さの編み上げ靴。ワーキングブーツ。▽{work boots} -ブック〔主として小・中学校で]教科書と併用して、あるいは教科書の代わりに用いられる学習帳。▽{workbook} ―ライフ・バランス 仕事で責任を果たすことと、私生活を充実させることが両立する状態。仕事と生活の調和。▽{work-life balance} **ワースト**《造語》「いちばん悪い」の意を表す。「ードレッサー」団ベスト。▽{worst} **ろんぽう【論鋒】**[文]●議論のほこさき。「―を内に向ける」●議論を進める勢い。「するどい―」[類語]筆鋒。舌鋒。 **ろんり【論理】**●議論や推論を進めてゆく筋道。ロジック。「―に飛躍がある」「あやふやなー」[類語]理屈。●思考および客観的事物の間にある、法則的な関係。「適者生存の―」●「論理学」の略。ーがく【―学】({logics}) 正しい判断や認識を得るために、思考のあり方、およびその法則や形式を明らかにする学問。―せい【―性】議論や思考が、論理にかなって筋道が立っていること。―てき【―的】《形動》議論や思考が、論理にかなっているようす。「―な主張」 [わ] ***わ【把】**《助数》束ねた物を数える語。束。「小松菜二―」〔上につく語によって「ぱ」とも〕 ***わ【羽】**《助数》鳥またはウサギの数を数える語。「スズメがニー」〔上につく語によって「ぱ」「ば」とも〕「ハトが六―。」「カラスが三―」 ***わ【倭】**七世紀ごろまでの中国・朝鮮で日本をさした称。「一人」 ***わ【和】**●仲よくすること。「人の―」●仲直りすること。「―を結ぶ」●いくつかの数を加えた値。「―を求める」[対]差。●日本。また、日本のもの。「―洋中の料理」 ***わ【輪・環】**●円形になっているもの。「――になって踊る」●車輪。●おけなどのたが。「おけのーがはずれる」 >――に輪を掛・ける《句》「輪を掛ける」を強めた言い方。 >――を掛・ける《句》程度をさらに激しくする。また、誇張する。「―・けて話が伝わる」 ***わ**《終助》(係助詞「は」の転) ●[下降調のイントネーションを伴う口頭語]自得する形で(軽く) 主張するのに使う。〔軽い感動・詠嘆の気持ちがそえられる]「これは、よくできてるわ」「もういいわ、その話ならよく分かったわ」●「・・・わ・・・わ」の形で、並立助詞的に使って]たたみこむ形で、感動・驚きの気持ちを表す。〔叙述に緊迫感をそえる]「雨は降るわ風は吹くわで大変だった」 ***ろん‐そう【論争】**《名・自サ》互いにちがった意見を持った者同士が、自分の説を主張してゆずらずに言い争う・こと(議論)。論戦。「友人と―する」 **ろん・だい【論題】**●議論の題目。●論文の題。 ***ろん・だん【論壇】**●演説・講演する人が立つ高い壇。演壇。●言論界。「一時の―」 ***ろん・だん【論断】**《名・他サ》論じて判断を下すこと。また、その判断。「簡単に―すべきではない」 **ろん・ちょう【論調】**議論の立て方や進め方についての調子・傾向。「各新聞の―を比較する」 **ろん‐てき【論敵】**論争の相手。 **ろん・てん【論点】**議論・論説・論文の中心となる事柄。また、論争などの問題点。「―があいまいだ」 **ロンド**〔楽曲の形式で〕同じ調子でくり返される主題の間に、別の副主題がはさまれるもの。舞曲風の快活なものが多い。ロンド形式。輪舞曲。回旋曲。▽{rondo} **ろん・なん【論難】**《名・他サ》〔文〕相手の欠点や誤りなどを論じて非難すること。「―の的になる」 **ろん・ぱ【論破】**《名・他サ》議論して相手の意見を言い負かすこと。「反対論を―する」[類語]説破。 **ロンパース** 上着とブルーマーとが続いている、幼児用の遊び着。▽{rompers} **ろん、ばく【論、駁】**《名・他サ》相手の意見や説などの誤りを論じて、非難し攻撃する・こと(議論)。「反論に対しーする」 **ろん・ぱん【論判】**《名・他サ》〔文〕●論じて是非を判定すること。また、その判定。●事の是非を言い争う・こと(議論)。 **ろん・ぴょう【論評】**《名・他サ》ある物事の内容について論じ、批評すること。また、その批評。[コロ]「ーを加える」 **ろん・ぶん【論文】**●ある事柄について筋道を立てて自分の意見を述べた文章。「試験科目に小ーを加える」●学問上の研究の成果を筋道を立てて書きまとめた文章。「卒業―」「博士―」 **ろんべん【論弁・論辨・論辯】**《名・他サ》〔文〕意見を述べて物事の理非を明らかにすること。また、その意見。「正当性を―する」 **ろん・ぽう【論法】**議論の運び方。「三段―」 <1559> **ワード―わかあゆ** わないこと。また、無線通信。無線。「―マイク」▽{Wireless} -ロープ 鋼鉄の針金をより合わせたロープ。索条。鋼索。 **わい・りょく【歪力】**「応力」に同じ。 **ワイルド**《形動》野性的で荒々しいようす。また、乱暴なようす。「―な感じの人」▽{wild} ーピッチ 野球で、投手の暴投。▽{wild pitch} **ワイル・びょう【ワイル病】**レプトスピラ(らせん菌の一種)による経口性の急性感染症。高熱、黄疸、粘膜・皮膚からの出血などの症状を起こす。農漁村に多い。黄疸出血性レプトスピラ病。[参考]ドイツの医師ワイル({Weil})の報告による。 **わい・ろ【賄賂】**公務員などが職権を利用して業者に特別な便宜をする見返りとして得る不正な金品。「―を要求する」[類語]収賄。袖の下。 **わいわい**《副》(「ーと」の形も)大勢の人が口々に大声をあげてさわぐようす。「―とやかましい」 **ワイン** ぶどう酒。▽{wine} **ワインド・アップ**《名・自サ》野球で、投手が投球直前にきき腕を大きくふりまわすこと。▽{windup} **ワイン・レッド** 赤ぶどう酒色。暗赤色。▽{wine red} **わ・おん【和音】**●〔中国音に対して〕日本的になまって発音される漢字の音。●高さの異なる二つ以上の音を同時にひびかせたときにできる音。「ドミソのー」 ***わか【若】**■《接頭》●「年若い・こと(人)」「年若くしてそうなる」の意。「―夫婦」「―向き」「一白髪」●「若い方の」「次の代の」の意。「―だんな」「―奥様」■《名》「若様」の略。 ***わ・か【和歌】**〔漢詩に対して〕上代から日本に行われている五音句と七音句の組み合わせによる定型的な歌。●長歌・短歌・旋頭歌の総称。やまとうた。●短歌。三十一文字。[参考]「一首いっしゅ」と数える。 **わーが【我が・吾が】**《連体》(代名詞「わ」+助詞「が」)〔文]わたし(たち)の。「―国」 >―意を得たり<句>まさしく自分の考えと一致した。はたして自分の思った通りで満足だ。 >―田へ水を引く<句>「我田引水」に同じ。 **わか・あゆ【若鮎】**若くて元気のいいアユ。「―のように」 **ワード**《造語》「ことば」「単語」の意を表す。▽{word} ――プロセッサー コンピューターで文書の作成・編集を行うソフトウエア。また、それらの機能専用に作られた機器。ワープロ。▷{word processor} **ワードローブ**●衣装戸棚。洋服だんす。●個人などの衣装全部。持ち衣装。▽{wardrobe}。 **ワープ**《名・自サ》●〔SFなどで〕宇宙船が、宇宙空間のひずみを利用して超高速航行をすること。●ある所からある所へと、瞬間的に移動すること。「異次元へ―する」▽{warp}(=ひずみ。ゆがみ) **ワー・プロ**「ワードプロセッサー」の略。ーソフト 文書の作成・編集を行うためのアプリケーションソフト。▷{word proccesing software}から。 **ワールド**《造語》「世界」「世界の」などの意を表す。▷{world} ーカップ スポーツ競技の世界選手権大会。特に、四年に一度行われるサッカーのワールドカップ。W杯。▽{World Cup} ーシリーズ アメリカのプロ野球(メジャーリーグ)の選手権試合。▽{World Series} ーミュージック ポピュラー音楽の一つ。世界各地の民族音楽を素材とする。エスノポップ。▽{world music} ーワイド・ウェブ インターネットの情報提供システム。ページ間をリンクすることで、利用者が世界各地のページに移ることを可能にする。ウェブ。略称WWW。▽{World Wide Web} **わあわあ**《副》(「―と」の形も) ●声をあげて激しく泣くようす。●やかましくさわぎ立てるようす。「―わめく」 ***わーい**《連語》(終助詞「わ」+終助詞「い」)→い(終助)。〔主に、高齢の男性が使う]「もういいわい」 ***ワイ【Y・y】**●数式で、第二の未知数を表す記号。表記「y」と書く。●「イットリウム」を表す元素記号。表記「Y」と書く。●日本の貨幣単位「円」を表す記号。表記ふつう「¥」と書く。▽{yen}(=円)の頭文字から。 **ワイ・エム・シー・エー【YMCA】**→略語集({YMCA})。 **わい・きょく【歪曲】**《名・他自サ》〔物事の内容を〕故意にゆがめること。また、ゆがんで本当の姿をとらえないこと。「事実を―する」 **わいく【矮軀】**〔文〕背丈の低い体。 **わい」ざつ【猥雑】**《名・形動》〔文]ごたごたしていて、下品な感じがすること。また、みだらでしまりがないこと。「―な都会」 **ワイシャツ** えりの形がネクタイをしめるようになっている、長そでのシャツ。表記俗に「Yシャツ」とも当てる。▷{white shirt}から。 **わい・しょう【矮小】**《形動》〔文]●たけが低く小さいようす。「―な体つき」●こぢんまりとして小さいようす。「問題を一化する」 **ワイじ‐ろ【Y字路】**Y字形の交差点。 ***わい・せい【矮性】**生物で大きく育たない性質。「―の植物」 ***わい・せい【矮星】**恒星のうち、直径や絶対光度の小さいもの。太陽をはじめ多くの恒星がこれに属する。[対]巨星。 **わいせつ【猥褻】**《名・形動》性に関して不快感を覚えるくらいにみだらでいやらしいこと。「―な行為」「――な話をする」[類語]淫猥。卑猥。 **ワイ・せんしょくたい【Y染色体】**性別を決定づける性染色体の一つ。人間の場合、男性だけにある。[対]X染色体。 **ワイ・ダブリュー・シー・エー【YWCA】**→略語集({YWCA})。 **わい・だん【猥談】**性に関するみだらな話。わいせつな話。 **ワイド**《名・形動》空間や時間を大きく占めること。「―スクリーン」「ーショー」▽{wide} ーばんぐみ【―番組】ラジオ・テレビの長時間番組。 **ワイナリー** ぶどう酒の醸造所。▽{winery} **ワイパー** 自動車・電車などの前方の窓に付いていて、雨滴などをふきとる装置。▽{wiper} **ワイフ** 妻。女房。[団]ハズバンド。▽{wife} **ワイプ** 映画、テレビなどで、場面を転換する技法の一つ。画面を片隅からふき去るように消していき(=ワイプアウト)、その後に次の画面を現していく(=ワイプイン)方法。▽{wipe} **わい・ほん【猥本】**性に関する内容を興味本位に書いた本。 **ワイヤ** 針金。●「ワイヤロープ」の略。●電線。●楽器の金属弦。ワイヤー。▽{wire}ーレス 電線を使わ <1560> **わかい**【和解】《名・自サ》 ●仲よくなること。仲直りすること。「長年のこだわりを捨てて―する」 ●〔法〕争っていた当事者同士が互いに譲歩して争いをやめること。また、その契約。「―勧告」「――が成立する」 **わかい**【若い】《形》 ●生まれてから、多くの年月を経ていず・元気である(世になれていない)。「―・い男女」「―・いころの思い出」 ●これから発展しようとしている。「戦後独立した―・い国」 ●他の人にくらべて年齢が少ない。年下である。「ご主人より三つ―・い」類語{るいご}年少{ねんしょう}。 ●体力・気力がおとろえていない。「六〇を過ぎたが、まだまだ―・い」 類語{るいご}若々しい。 ●経験が少なくて未熟だ。「考え方がまだ―・い」 ●順番を示す数値が少ない。「番号の―・い順に並ぶ」 **わかいしゅう**【若い衆】 年の若い男(たち)。若者。特に、祭礼などの世話をする若者。わかいしゅう。 **わかいつばめ**【若い燕】 年上の女性に愛される若い男性。 **わかがえる**【若返る】《自五》 ●若いころの状態にもどる。若々しくなる。「ランニングを始めて―・った」 ●組織・集団などで、以前よりも若い人(たち)に入れかわる。「チームはすっかり―・った」 **わかがき**【若書き・若描き】 作家・書家・画家などの、若いころの作品。 **わかぎ**【若木】 芽ばえてから年数の少ない木。「桜の―を植える」対{たい}老い木{おいき}。 **わかぎ**【若気】 わかげ。 **わかぎみ**【若君】 ●年若い主君。若殿{わかとの}。 ●貴人の年若い子弟の敬称。 **わかくさ**【若草】 春になって芽を出して間もない草。「―萌{も}え出る春」 **わかげ**【若気】 若い人の、血気にはやって思慮分別を忘れがちな心。 **―のあやまち**【―の過ち】《連語》 若気が原因となった失敗。「―ではすまされないぞ」 **―のいたり**【―の至り】《連語》 年が若いために血気にはやって、思慮分別を失うこと。また、その結果の失敗。「―で家を飛び出す」 **わがこと**【我が事】《連語》 自分に直接関係ある事柄。「―のように喜ぶ」 **わかさ**【若狭】 旧国名の一つ。今の福井県の南西部。若州{じゃくしゅう}。 **わがさ**【和傘】 竹の骨に和紙・絹布などを張った、日本の伝統的な傘。類語{るいご}唐傘{からかさ}。対{たい}洋傘{ようがさ}。 **わかざかり**【若盛り】 年が若くて最も・元気のよい(美しく見える)年ごろ。 **わかさぎ**【若鷺・公魚】 キュウリウオ科の魚。体長約一五で細長い。日本中部以北の湖にすむ。食用。 **わかさま**【若様】 貴人の子息に対する敬称。わか。 **わかざり**【輪飾り】 わらを輪の形に編み、下に数本のわらを垂らしたり裏白{うらじろ}の葉をつけたりした、正月の飾り物。室内・門松などにかけて、しめ縄の代わりにす **わかし**【若鰤】 ブリのいちばん若い幼魚。体長一〇~二〇のものをいう。 **わがし**【和菓子】 日本独特の菓子。まんじゅう・ようかん・ねりきり・せんべい・らくがんなど。対{たい}洋菓子{ようがし}。 **わかじに**【若死に】《名・自サ》 若いうちに死ぬこと。早死に。類語{るいご}早世{そうせい}。夭折{ようせつ}。夭逝{ようせい}。 **わかしゆ**【沸かし湯】 〔天然の温泉に対して〕わかして適温にした風呂の湯。 **わかしゅ**【若衆】 ●若者。わかしゅう。 ●江戸時代、元服{げんぷく}前の、前髪を立てている男子。わかしゅう。「―歌舞伎」 **わかしらが**【若白髪】 若い人にはえる白髪。 **わかす**【沸かす】《他五》 ●水などを熱して・沸騰させる(熱くする)。「水を―・す」「湯を―・す(=湯にする)」「風呂を―・す」「麦茶を―・す(=作る)」類語{るいご}煮立てる。 ●熱狂させる。「観客を―・す好プレー」「野球に血を―・す」 ●金属を熱してとかす。 **わかす**【湧かす・湧かす】《他五》 〔虫などを〕発生させる。「うじを―・す」 **わかぞう**【若造・若蔵・若僧】 年の若くて未熟な者。〔軽蔑の気持ちがこもる〕「―にばかにされる」 **わかったけ**【若竹】 ●その年に生えた竹。新竹。 ●わかめと筍{たけのこ}。「―煮」 **わかたず**【分かたず】《連語》 区別をしないで。分かず。「昼夜を―走り通す」 **わかだんな**【若旦那】 ●商家などで主人の跡取りの敬称。対{たい}大旦那{おおだんな}。 ●金持ちの家の子息の敬称。 **わかちあう**【分かち合う】。《他五》 互いに分担する。分け合う。「責任を―・う」 **わかちがき**【分かち書き・別ち書き】 文節と文節または語と語の間をあけて書くこと。参考{さんこう}「きょうは よい てんきだ」の類。 **わかちがたい**【分かち難い・別ち難い】《形》 わけることが難しい。「―・い縁で結ばれる」 **わかつ**【分かつ・別つ】《他五》 ●二つ以上の部分にはなす。別々にする。分ける。 ●〈たもとを―・つ」の形で〉人と別れる。また、交わりを絶つ。 ●区別する。 ●区分する。仕切る。「南と北に―・たれる気候」 ●判断して見分ける。弁別する。「事の白黒を―・つ」 ●分けて持ち合う。分配する。「食糧を―・つ」「二人で苦しみを―・つ」 **わかづくり**【若作り】 実際の年齢より若く見えるような化粧・服装をすること。「派手な服を着て―をする」 **わかづま**【若妻】 年の若い妻。 **わかて**【若手】 〔ある集団の中で〕若い部類に属する人。「―を起用する」「―実業家」 **わかとう**【若党】 ●若い侍。 ●若い郎等。 **わかどしより**【若年寄】 ●江戸幕府の職名の一つ。老中に次ぎ、おもに旗本・御家人その他の諸役人を統轄し、その政務をあつかったもの。 ●まだ若いのに老人のように元気のない人。「分別臭いーだ」 **わかとの**【若殿】 ●年若い主君。若君。 ●主君の跡取り。対{たい}大殿{おおとの}。 **わかどり**【若鳥・若鶏】 ●まだ成長しきっていない鳥。 ●生後三か月から五か月までの、産卵前の鶏。 **わかな**【若菜】 春の初めに生える、葉がやわらかくて食用になる草。「ーをつむ」 **わかぬ**【分かぬ】《連語》〔文〕区別がつかない。見分けがつかない。「文目{あやめ}も―真の闇」 <1561> **わがねる――わき** る」 **わが・ねる【綰ねる】**《他下一》細長い物を曲げて輪にする。「帯を―・ねる」わが・ぬ《下二》。 **わかば【若葉】**生え出て間もない葉。「―の季節」 >―マーク 免許取得後一年以内のドライバーが車につける、若葉をデザインしたマーク。初心者マーク。初心運転者標識の俗称。 **わが・はい【我が輩吾が輩】**《代名》(自称の人称代名詞)●男性が自分をさす語。わし。おれ。〔古風で尊大な言い方]「あいつは――の弟分だ」●われわれ。 **わかはげ【若禿げ】**年が若いのに頭がはげている・こと(人)。 **わかぶ・る【若ぶる】**《自五》若いように見せかける。若々しくふるまう。 **わかまつ【若松】**●松の若木。●正月の飾りに使う小松。 **わがまま【我が儘】**《名・形動》〔他人の迷惑を考えず〕自分のしたいままにふるまうこと。勝手気まま。自分勝手。「一(=身勝手なこと)を言う」 **わが・み【我が身】**●自分の体。自分。「―可愛さ」●自分の身の上・立場。「明日は―」 >―を抓って人の痛さを知れ《句》自分の苦痛にひきくらべて、他人の苦痛を思いやるべきである。 **わか・みず【若水】**元日の朝早く、その年最初にくむ水。その年の邪気をはらうといわれる。 **わか・みどり【若緑】**松の若葉。また、そのみずみずしい緑色。 苦しいことも苦労と感じない。[参考]榎本其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から。 **わがーや【我が家】**自分の家。 **わか・やか【若やか】**《形動》若々しいようす。「―にふるまう」 **わか・や・ぐ【若やぐ】**《自五》若々しくなる。若返ったようにはつらつとする。「―・いだ気分になる」 **わがよ・の・はる【我が世の春】**《連語》すべての事が自分の思いどおりになる、最も得意な時期。「―を謳歌する」 **わからず・や【分からず屋】**●物事の道理のわからない人。また、道理を聞き分けないこと。「―を言う」●人情の機微のわからない人。「彼はーだ」表記「没分暁漢」とも当てた。 **わかり【分かり】**わかること。理解すること。のみこみ。悟り。「―の良い学生」 **わか・る【分かる・判る・解る】**■《自五》●物事が明らかになる。見たり聞いたりして、知る事ができる。「居場所が―・る」「結果が―・る」●理解する事ができて、意味内容が明らかになる。また、了解される。「話の意味が―・らない」「私はドイツ語が―・る」「味が―・る」●人の気持ちや物事の事情を理解できる。「気心は―・っている」「話の―・る人」図わかる《四》。■《他五》●物事を明らかにする。理解する。「そのことばの意味を―・っているのか」●人の気持ちや物事の事情を理解する。「この点を―・ってほしい」[文]わかる《四》。 **わかれ【別れ】**●別れること。「―がつらい」[類語]別離。離別。●主たるものから分かれ出たもの。傍系。「先祖は源氏のーだ」表記②は「分かれ」とも書く。 **わかれ・ぎわ【別れ際】**別れるまぎわ。別れしな。 **わかれーじ【別れ路】**〔文〕人と別れて行く道。 **わかれ・しな【別れしな】**別れようとする時。別れぎわ。「―に手紙をわたす」 **わかれ・じも【別れ霜】**春の終わりごろにおりる霜。忘れ霜。「八十八夜のー」 **わかれ・ばなし【別れ話】**夫婦・恋人などが離別する話。「―が持ちあがる」 **わか・みや【若宮】**●幼い皇子。●皇族の子。「新宮」に同じ。 **わか・むき【若向き】**若い人に似合うこと。 **わか・むしゃ【若武者】**年若い武者。 **わか・むらさき【若紫】**うすい紫色。 **わかめ【若布・和布】**褐藻類コンブ科の海藻。冬から初夏に、沿岸の岩の上に生える。食用。 **わかめ【若芽】**生え出たばかりの草木の芽。 **わか・もの【若者】**年の若い人。青年。若人。 **わが・もの【我が物】**〔文〕自分の所有物。 >ーがお【―顔】《名・形動》自分だけのもののようにあつかうこと。また、勝手気ままにふるまうこと。「―に歩き回る」 >―と思えば軽し傘の雪《句》自分の利益になるなら、 **わかれ・みち【分かれ道・別れ道】**●道が分かれている所。また、物事の進む方向が二方に分かれる所。岐路。「一○○メートルほど先がーになっている」「人生のー」●本道から分かれ出た道。えだみち。 **わかれ・め【分かれ目】**●物が分かれている所。分岐点。「道の―」●物事がどのような結果になるかという境目。分け目。「勝敗の―」「生死のー」 ***わか・れる【分かれる】**《自下一》●一つのものが二つ以上のものになる。「道が三つに―・れる」●区別が生じる。「意見が―・れる」[類語]分離。分裂。分化。分散。図わか・る《下二》。[使い分け] ***わか・れる【別れる】**《自下一》いっしょにいたものが離れ離れになる。離別する。「長く付き合った恋人と―・れる」「駅で友人とー・れた」[注意]送りがなは「別かれる」としない。図わか・る《下二》。[使い分け]・次ページ[類語と表現] >使い分け「わかれる」 >分かれる〔一つのものがはなれて二つ以上になる〕道が二つに分かれる・六十余の国に分かれる・意見が分かれる・運命の分かれ目・五段階に分かれる評価 >別れる〔いっしょになっていたものが別々になる〕妻と別れる・母と死に別れる・駅で別れる・会談は物別れとなる **わかれ・わかれ【別れ別れ】**互いに別れはなれること。べつべつ。はなればなれ。「親子がーに暮らす」 **わかわか‐し・い【若若しい】**《形》いかにも若いという印象を与えるようすだ。「―・い老人」 ***わ・かん【和姦】**〔文〕男女が合意の上で行う姦通。[団]強姦。 **わ・かん【和漢】**●日本と中国。「―の書」[類語]日中。日華。●和学と漢学。●和文と漢文。 >―こんこうぶん【一混淆文】文語文の一種。和文体と漢文訓読体がまじった文体。平家物語・太平記などの軍記物に多く見られる。 >―やく【―薬】西洋の薬が入る以前から用いられてきた、和漢の医方の薬。生薬を主とする。 **わ・かんむり【ワ冠】**漢字の部首「冖」の称。 **わ・き【和気】**〔文〕なごやかな雰囲気。「―がただよう」 **わき【沸き】**沸くこと。「湯のーが速い」 **わき【脇】**●胸の両側面で腕の付け根の下の部分。「本を <1562> **わぎ――わきやく** をーにかかえる」[類語]脇の下。●衣服のわきにあたる部分。「―のあいた着物」表記①②は「腋」とも書く。●人・物の横に近い所。そば。「駅のーにある売店」[類語]傍。付近。●目ざすものからはずれた方向。横。「話をーにそらす」「恥ずかしくてーを向く」表記③は「傍」「側」とも書く。●芝居で主役を助ける役。脇役。「ベテランがーを固める」●能で、主役(シテ)に次ぐ演者。表記はふつう「ワキ」と書く。[対]シテ・ツレ。●連歌・俳諧で、脇句。 >―が甘・い《句》相撲で、脇がしまらず、相手に差されやすい。すきがあって、つけこまれやすい。 >[類語と表現]「別れる」 >「分かれる」のは人以外のもの、「別れる」のは人に限られる。もともと一人ずつだった者が二人いっしょになり、それが離れてもとの一人に戻る。会うはいも運命ならば、別れもまた運命である(会うは別れの始め)。別れにはふつう苦痛や悲哀がつきまとう(愛別離苦)。一方的な別れ(絶縁状をつきつける)もあれば、相互的な別れ(喧嘩別れ)もある。生別(子別れ)あり、死別(終の別れ)あり、永の別れあり、「水杯をくみ交わす」別れありで、「また明日」といった別れもある。人生の種々相に応じて、別れの表現は多彩だ。 >・生き別れる・死に別れる・立ち別れる・泣き別れる・離れ離れになる・別れ別れになる・送る・見送る・縁を切る・関係[交際・交わり]を絶つ・袂を分かつ・仲がさける・暇乞いする・さよならする・バイバイする/()離別・離縁・絶縁・訣別・送別・留別・告別・生別・死別・永別・永訣・辞去・拝辞・絶交・断交・義絶・勘当/別れ・離離・一別・哀別・惜別・子別れ・喧嘩別れ・今生との別れ・永の別れ・終の別れ・夫婦別れ・物別れ >[挨拶]さようなら・さらば・ではまた・ではこれで・また明日・グッドバイ・バイバイ・アデュー・オールボアール/お元気で・お大事に・気を付けて・道中ご無事で・行ってらっしゃいー行ってきます/お先に(失礼します)・お邪魔しました/○○さんによろしく **わ・ぎ【和議】**●仲直りの相談。和談。「両国間に―が成立した」●[法]債務者が破産の宣告を受ける状態にあるとき、破産からまぬかれるように債務者と債権者との合意によって結ばれる、債務整理に関する契約。 **わきあいあい【和気藹藹】**《形動》なごやかで楽しい気分が満ちているようす。「―とした会合」 **わき・あが・る【沸き上がる・湧き上がる】**《自五》●さかんにわく。にえ立つ。沸騰する。「湯が―・る」●雲や煙などが、下から出て上に上がる。「雲が―・る」表記②はもっぱら「湧き上がる」と書く。●感情や歓声などが、激しく起こる。「怒りが―・る」「笑い声が―・る」表記③は「湧き上がる」とも書く。 **わき・おこ・る【湧き起こる】**《自五》●盛り上がるように盛んに出てくる。「雲が―・る」●感情や音などが盛んに生じる。急に激しく起こる。「拍手が―・る」「喜びが―・る」表記②は「沸き起こる」とも書く。 **わき・が【腋臭狐臭】**わきの下の汗腺の異常分泌によって悪臭を放つ症状。腋臭症。 **わき・かえ・る【沸き返る】**《自五》●激しくわく。にえくり返る。「鉄瓶が―・る」●たえられないほど感情が高ぶる。怒りや興奮のため激しく動揺する。「怒りで胸の中が―・る」●興奮してさわぐ。熱狂する。「町中うわさで―・る」 **わき・く【脇句】**連歌・俳諧で、発句に続ける七・七の句。わき。「―を付ける」 **わき・げ【腋毛・脇毛】**わきの下に生える毛。 **わき・ざし【脇差・脇指】**日本刀の一種。腰の脇に差す長さ一、二尺の小刀。 **わき・し【脇師】**能楽で、ワキの役を専門とする役者。ワキ方。 **わき‐じ【脇士】**「脇立」に同じ。 **わき・だち【脇立】**「脇士」に同じ。 **わき・た・つ【沸き立つ・湧き立つ】**《自五》●盛んに沸く。にえ立つ。「湯が―・つ」●雲や煙などが、下から出て上に広がる。「噴煙が―・つ」表記②のみ、もっぱら「湧き立つ」と書く。●感情がひどく高ぶる。また、興奮してさわぐ。熱狂する。「―・つ心をおさえる」「熱演に場内が―・つ」表記③は「湧き立つ」とも書く。 **わき・づくえ【脇机】**机の横に置いて、上に物をのせたり引き出しを利用したりするもの。袖机。 **わき・づけ【脇付】**手紙のあて名の左下に書きそえて敬意を表す語。「侍史」「机下」「玉案下」など。 **わき‐づれ【脇連】**能楽で、ワキにつき従って演技する役者。わきつれ。表記ふつう「ワキツレ」と書く。 **わき・でる【湧き出る】**《自下一》●地中にある水が(絶え間なく多量に)地表に出てくる。「温泉が―・出る」●涙が目から流れ出る。「感涙が―・出る」●〔感情・才能など、普段は見えないものが〕急に表面に出てくる。急に現れる。「勇気が―・出る」 **わき・ど【脇戸】**中央の戸の脇に設ける小さい戸。また、正門の脇の出入り口。 **ワギナ** 膣。バギナ。▽ラ{vagina} **わき・の・した【腋の下・脇の下】**両腕の付け根の下側のくぼんだ部分。腋窩。「―をくすぐる」 **わき・ばさ・む【脇挟む・腋挟む】**《他五》わきの下にはさみ込む。わきにかかえる。「本を―・む」 **わき・ばら【脇腹】**●腹の側面。よこばら。●正妻でない女性の生んだ子。めかけばら。妾腹。 **わきまえ【弁え辨え】**わきまえること。「前後のーもなく」「善悪のーがない」 **わきま・える【弁える・辨える】**《他下一》●正しく判断して見分ける。識別する。「自分の立場を―・える」「場所柄を―・える」[類語]弁じる。分別。●物事を十分に理解して自分のものとする。よく心得る。「人情を―・える」「礼儀を―・えた人」図わきま・ふ《下二》。 **わき・み【脇見】**《名・自サ》わきを見ること。よそ見。わき目。「―運転」 **わき・みず【湧き水・湧水】**地下から自然にわき出る水。湧水。「――で工事が中断する」 **わき・みち【脇道】**●本道からわきにはいった道。●本筋からそれた道。また、正しくない方向。「話が―にそれる」[類語]②横道。枝道。 **わき・め【脇目】**●わきみ。●わきから見ること。よそめ。「―に見るほど楽ではない」 >―も振らず《句》そのことだけを一心にするようす。「―に勉強する」 ***わき・め【脇芽】**枝・茎の側方から出る芽。側芽。 **わき・やく【脇役・傍役】**●映画・演劇などで、主役を助けて演じる役(の人)。助演者。●中心となって <1563> **わぎゅう――わげもの** 活躍する人を補佐する立場(の人)。「――に徹して会長を助ける」[対]②主役。 **わ・ぎゅう【和牛】**日本で古くから飼われている、労役・食肉兼用の牛。黒色または褐色。「黒毛―」 **わ・ぎり【輪切り】**円筒形・紡錘形の物を、切り口が円形になるように切ること。また、その切ったもの。つつぎり。「レンコンのー」 **わーきん【和金】**金魚の一品種。体形はフナに似て、色は赤や赤白のぶちなど。 ***わく【枠】**●細長い材料を組み合わせて、器具の骨または縁としたもの。「窓の―」●印刷記事などの四方を取り囲む線。「黒―」●コンクリートを流し込むときに用いる箱形の板。●ある制限の範囲。「予算の―をこえる」 >――に嵌はま・る《句》考え方などが、型にはまっていて新鮮味がない。「―・った考え」 >――を嵌は・める《句》制限を設ける。「学生の活動に―・める」 ***わ・く【沸く】**《自五》●水などが熱せられて沸騰する。また、熱くなる。「湯が―・く」「風呂が―・く」[類語]沸き立つ。沸き返る。煮え立つ。煮えたぎる。●感情が高ぶる。興奮する。「逆転のゴールに場内が―・く」「ハイテク産業は好況に―・く」[使い分け] ***わ・く【湧く・涌く】**《自五》●水などが、地中から地表にふき出す。「泉が―・く」[類語]湧出。噴出。●汗・涙などが出る。「悔し涙が―・く」●ある感情などが生じる。「勇気が―・く」「希望が―・く」●虫などが一時に(大量に)発生する。「ノミが―・く」図わく《四》。 >使い分け「わく」 >沸く〔熱気があふれる。沸騰する〕湯が沸く・風呂が沸く・すばらしい演技に場内が沸く >湧く〔水・汗・涙・感情・虫などが外へ出る・生じる〕温泉が湧く・勇気が湧く >[参考]「沸」はあるものが熱せられて温度が上がる意、「湧」はあるものが内から外へ出る・生じる意で、語義による使い分けはわかりやすい。 **わく‐がい【枠外】**枠の外。一定の範囲・限界の外。「―の人員」[団]枠内。 **わく・ぐみ【枠組み】**●枠を組むこと。また、その枠。●物事の大まかな組み立て。「論文のー」 **わく・せい【惑星】**●恒星のまわりを公転し、それ自身発光しない大形天体の総称。太陽系には水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の八つがある。遊星。[因]恒星。●人物・力量などが未知であるが、有力と見られている人。「政界の―」 **ワクチン** 病原菌やウイルスを弱毒化したり死滅させたりしてつくった、感染症の予防接種に用いる免疫材料。▷{Vakzin}から **わく‐でき【惑溺】**《名・自サ》〔文〕その事にすっかり心をうばわれて、本心を失うこと。「子供への愛に―する」「酒色に―する」[類語]耽溺。 **わく・どり【枠取り】**《名・自他サ》●線を引くなどして枠をつけること。●ある制限の範囲を決めること。「予算のーをする」 **わく‐ない【枠内】**枠の内。一定の範囲・限度の内。「予算の―」[対]枠外。 **わくら・ば【病葉】**〔文〕病気で変色したり、かれたりした葉。また、夏、赤または黄白色に色づいた葉。 **わくらん【惑乱】**《名・自サ》〔文〕物事を冷静に判断できないほど、心が迷い乱れること。また、まどわし乱すこと。「人心を―する」 **わくわく**《副・自サ》《副詞は「――と」の形も)期待などで心が落ち着かないようす。「ーしてねむれない」 **わーくん【和訓・倭訓】**漢字・漢語を、それに相当する日本固有のことばをあてて読む・こと(読み方)。訓。 ***わけ【分け】**■《名》引き分け。「この勝負はーとしよう」■《接頭》のれん分けした店である意。[芸者屋などの名に使う]「一花の家」 ***わけ【訳】**■《名》●物事の筋道。道理。「ーの分からない人」[類語]条理。●事情。いきさつ。また、物事の原因・理由。「遅刻した―を話す」[類語]次第。子細。事由。●深い事情。いわく。特に、男女間の事情。●ことばの意味・内容。「―の分からないことば」[類語]意義。趣旨。■《形名》●帰結として当然そうなったということ。次第。「晴れたので、出かけた―です」●(下に打ち消しの語を伴って)否定の意をやわらげた言い方。「どうなるーでもない」●(あとに「いかない」という語を伴って)(理論的な帰結として)そうすることはできない。「承知する―にはいかない」 **わけ・あい【訳合い】**わけ。事情や理由。訳柄。「どうしても出席しなければならぬーがある」 **わけあり【訳有り】**《名・形動》〔俗]特別な事情があること。「―の人」「あの二人はーだ」 **わーげい【話芸】**たくみな話術で楽しませる芸。落語・漫才・講談など。 **わけい・せいじゃく【和敬清寂】**〔文]茶道で、穏やかで慎み深く、けがれなく落ち着いていること。表記「和敬静寂」とも書く。[参考]「和」と「敬」は主客の心得、「清」と「寂」は茶室・茶庭・茶器などの心得を示す。 **わけ・がら【訳柄】**「訳合い」に同じ。 **わけぎ【分葱・冬葱】**ユリ科の多年草。葉は二〇~三〇で細い。冬から春にかけて収穫される。食用。 **わ・げさ【輪袈裟】**布を輪の形にし、首にかけて胸にたらす略式の袈裟。 **わけ・しり【訳知り】**●物事の事情に通じている・こと(人)。●情事の機微や遊里の事情に通じている・こと(人)。 >ーがお【―顔】事情をよく知っているという顔つき。「―で得々と話す」 **わけても【別けても】**《副》とりわけ。「一数学が得意だ」 **わけ・どり【分け取り】**《名・他サ》分け合って取ること。「獲物をーする」 **わけ・な・い【訳無い】**《形》手間がかからない。簡単である。たやすい。「―・い仕事」 **わけへだて【分け隔て・別け隔て】**《名・他サ》相手によって扱いを変えること。「―なくつきあう」 **わけ、まえ【分け前】**めいめいに分け与えられる分。割り前。「―にあずかる」 **わけ・め【分け目】**●物を分けた境の所。「髪のー」●物事の決着がどちらにつくかという境目。分かれ目。「天下一の戦い」「生死の一」 **わげ、もの【輪物】**ヒノキ・杉などのうすい板を円形 <1564> **わける――わさんぼん** に曲げ、底板を取り付けた容器。曲げ物。 **わ・ける【分ける・別ける】**《他下一》●一つにまとまっているものを、二つ以上の部分にはなす。分割する。分かつ。「髪を七三にー・ける」「予算を月別にー・ける」●種類によって区別する。分類する。分かつ。「ことばを漢語と和語に―・ける」[類語]分別。類別。区分け。部分け。●一部分を他に与える。分配する。「食糧を―・ける」表記③は「頒ける」とも書く。●争っているものを引きはなす。また、引き分けにする。「けんかを―・ける」囡わ・く《下二》。 **わ・げる【綰げる】**《他下一》ヒノキ・杉などのうすくけずった板をたわめて、円形にする **わ・けん【和犬】**日本固有の犬。日本犬。[因]洋犬。 **わこ【和子】**〔文]貴人の男の子を親しんでいう語。坊ちゃま。「―様」 **わ‐ご【和語:倭語】**漢語の渡来する以前から日本に存在していた、日本固有の語。「あめつち(天地)」「やま(山)」「かわ(川)」など。やまとことば。字訓語。[参考]漢語。 >[日本語]「和語」 >和語は、単語のうち日本で作られた純粋な日本語の単語のことで、「あさ(朝)」「やま(山)」「はる(春)」「ひと(人)」「くる(来る)」「よい(良い)」など、親しい言葉はみなこれである。「白い」「早い」などの形容詞はほとんど全部が和語で、「は」「が」「を」「けれども」などの助詞もすべて和語である。 >和語は耳に聞いて分かりやすく、「朝露」「春霞」「三日月」「若草」のような美しい意味・響きのものがたくさんある。和歌・俳句・詩などに多く使われるが、「野分」「時雨」のように正体が分からなくなって使われなくなりそうなものもある。 >和語は、多くは漢字で書くことができるが、助詞や擬態語などは漢字では書かない。 **わこう【和寇倭寇】**鎌倉から室町時代にかけて、朝鮮・中国沿岸で略奪または密貿易に従事した日本人または中国人の集団を、中国・朝鮮側で呼んだ語。 **わごう【和合】**《名・自サ》〔文〕互いに仲むつまじくすること。むつみ合うこと。「夫婦―」 **わこうど【若人】**(「わかびと」の転)若者。青年。「―の集い」 **わこう・どうじん【和光同塵】**〔文〕自分の才能・智徳とをつつみかくし、俗世間に従いまじわること。[参考]老子のことばから。●[仏]仏・菩薩が智徳の光をかくして、煩悩の塵にまみれた人間界に現れること。本地垂迹。 **わーこく【和国・倭国】**●〔文〕日本の国。わが国。●中国・朝鮮で、「日本国」の古い呼称。倭。 **わ‐ごと【和事】**歌舞伎で、恋愛・情事の場面を演じる演技や演目。[因]実事・荒事。 **わ・ゴム【輪ゴム】**細い輪状のゴム。ゴムバンド。 **わーこん【和魂】**〔文〕日本人に固有の精神。やまとだましい。 ***わごん【和琴倭琴】**日本古来の琴で、現代の琴より小形。六弦で、雅楽に用いる。やまとごと。 ***ワゴン**●(料理などを運ぶ)手押し車。また、滑車つきの陳列台。「―サービス」「―セール」●「ステーションワゴン」の略。乗用・荷物輸送兼用の箱型自動車。▽{wagon}(=四輪の荷馬車) **わこん・かんさい【和魂漢才】**日本固有の精神と中国からとり入れた学問(を兼ねそなえていること)。古くは学者の理想とされた。 **わこん‐ようさい【和魂洋才】**(「和魂漢才」のもじり)日本固有の精神と西洋からとり入れた学問(を兼ねそなえていること)。 **わざ【業】**●〔意図をもってする〕行い。しわざ。「人間の―ではない」「至難の―」●勤めとして行う事柄。仕事。「炭焼きを―とする」 ***わざ【技】**●物事を行うための一定の型に基づく技術・技能。[コロ]「―をみがく」[類語]腕前。テクニック。●柔道・剣道・相撲などで、相手に仕掛けて負かすための、一定の型に基づく動作。「――をかける」「大技」 **わざ・あり【技有り】**柔道で、わざが完全には決まらないが、かなり有効だった場合の判定。二回とると「合わせて一本」となり、勝つ。 **わ・さい【和裁】**和服の裁縫。[因]洋裁。 **わざ‐ごと【業事】**特別な訓練を必要とする演技。 **わざし【業師】**●柔道・相撲などで技の特にたくみな人。●策略に富んだ人。策士。「政界の―」 **わざと【態と】**《副》意識的に何らかの行為をしかけるようす。故意に。わざわざ。「―試合に負ける」 **わざと・がまし・い【態とがましい】**《形》「わざとらしい」に同じ。「―・い親切」 **わざとらし・い【態とらしい】**《形》わざと行ったように見えるようす。わざとがましい。「―・く笑う」 **わさび【山葵】**アブラナ科の多年草。渓流に自生。栽培もする。根茎は強い辛味と香りをもち、香辛料とする。 >―づけ【―漬け】ワサビの根・茎・葉をこまかに刻んで酒粕につけた食品。 >――が利・く《句》言動などが、人にするどく強い印象を与える。「―・いた風刺」 **わざ・もの【業物】**名工がきたえた、切れ味のするどい刀。 **わざ・わい【災い・禍】**人を不幸にする悪い出来事。「口はーの門」[類語]災難。災厄。厄難。 >―も三年たてば用に立つ《句》災いでも時がたてばしあわせのもとになることがある。年月がたつと事情が変わるというたとえ。 >――を転じて福とな・す《句》災いにあっても、それを利用して、自分に都合のいいように事をはこぶ。 **わざわい・する**《自サ変》それが原因となって悪い結果を生じる。「正直がかえって―・した」 **わさ・わさ**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)落ち着かず、ざわついているようす。「―と落ち着かない」 **わざわざ【態態】**《副》●その事だけのために、特別に行うようす。「―手紙で礼を言う」●必要もないのに、特に意図的に事を行うようす。わざと。「一人の邪魔をする」 ***わ・さん【和算】**中国から伝来した算法をもとにして、江戸時代、日本で独自に発達した数学。[由]心算。 ***わ・さん【和讃】**〔仏〕日本語を用いた仏教賛歌。七五調の今様歌形式で、仏・菩薩の功徳をほめたたえたもの。[参考]梵語を用いるものは「梵讃」、漢文のものを「漢讃」という。 **わ・さんぼん【和三盆】**精製された上等の白砂糖。三盆。三盆白。[参考]中国から入ってきた砂糖を「唐三盆」と呼んだのに対していう。 <1565> **わし――わた** う。 ***わし【和紙】**日本古来の製法による手すきの紙。コウゾ・ミツマタ・ガンピなどの繊維を原料とする。鳥の子紙・美濃紙など。日本紙。[因]洋紙。 ***わし【鷲】**タカ科の鳥のうち大形の鳥の総称。翼は長大で、くちばし・つめはするどくかぎ状に曲がる。日本にはイヌワシ・オジロワシ・オオワシなどがいる。 ***わし【儂】**《代名》(「わたくし」の略)(自称の人称代名詞)〔共通語では〕多く、年配の男性が目下の人に対して用いる語。 **わじ【和字】**「国字②」に同じ。 **わ・しき【和式】**日本特有の様式。日本式。[因]洋式。 **わ・しつ【和室】**日本古来の建築様式による、畳敷きの部屋。日本間。[対]洋室。 **わしづかみ【鷲掴み】**鷲が獲物をとるように、指を広げて荒々しくつかむこと。「札束を―にする」 **わし・ばな【鷲鼻】**鷲のくちばしのように、先が下向きにとがっている鼻。かぎばな。わしっぱな。 **わ・しゃ【話者】**〔文〕話す人。話し手。[因]聴者。 **わ・しゅう【和臭】**日本のものらしい特殊な傾向や趣。日本(人)くささ。「―の漢文」 **わ・じゅう【輪中】**江戸時代、川中の州を利用した耕地や集落の水害を防ぐため、その周囲に堤防をめぐらしたもの。表記現代仮名遣いでは「わぢゅう」も許容。 **わーじゅつ【話術】**たくみに話す技術。話のしかた。 **わ・しょ【和書】**●日本語で書き著された書物。[因]洋書・漢書。●和とじの書物。 **わーじょう【和上・和尚】**師である僧。[参考]浄土真宗・律宗・法相宗・真言宗などで言う。おしょう。 **わ・しょく【和食】**日本風の食事。[因]洋食。 **わ・じるし【わ印】**〔俗〕(江戸時代の「笑い絵」や「笑い本」の頭文字から)春画。春本。 **わ・しん【和親】**《名・自サ》〔文]親しみ仲よくすること。特に、国と国との間の親交に言う。「―条約」 **わーじん【和人・倭人】**昔、中国人やアイヌ人が用いた、「日本人」に対する呼称。「魏志倭人伝」 **わずか【僅か・纔か】**《形動》《副》時間・数量・程度・価値などがきわめて少ないようす。「―一秒の差」「集まったのは――に五人だった」「――な金銭」[類語]少々。僅少。些少。微々。微少。「―に」の形で〉かろうじて。やっと。「――に口をしめらす程度の水」 **わずらい【煩い・患い】**心を悩ませること。病気。「長の―」表記②はもっぱら「患い」と書く。 **わずらい・つ・く【患い付く】**《自五》病気になる。「日ごろの無理がたたって―・く」 **わずら・う【煩う・患う】**■《自他五》●思いなやむ。心の中で苦しむ。「行く末を―・う」[類語]苦悩。煩悶。懊悩。●病気にかかる。病む。「胸を―・う」表記②はもっぱら「患う」と書く。[類語]罹患。罹病。図わずら・ふ《四》。■《接尾》●「・・・して苦しむ」の意。「思い―・う」●「・・・しかねる」「なかなか・・・できない」の意。「行き―・う」「言い―・う」[文]わずら・ふ《四》。 **わずらわし・い【煩わしい】**《形》面倒で、気が進まない感じである。また、手間がかかって面倒くさいようすだ。「外出さえ―・い」「―・い人間関係」[類語]煩雑。億劫。煩瑣。図わづらは・し《シク》。 **わずらわ・す【煩わす】**《他五》●心をなやませる。苦しい思いをさせる。「子は親を―・す」●世話を焼かせる。面倒をかける。「手を―・す」[同]わずらわせる。[文]わずらわ・す《四》。 **わ…する【和する】**《自サ変》●他とまじわって仲よくする。「他校の生徒と―・して語る」●他と、声・音などの調子を合わせる。「ピアノにー・して歌う」●他の詩歌にこたえて、それにかなった詩歌を作る。 >―して同ぜず《句》仲よく交際はするが、道理に合わないことにまで同調しない。〈論語・子路〉 **わすれ・がた・い【忘れ難い】**《形》〔文]忘れられない。いつまでも記憶に残る。「―・い思い出」 **わすれ・がたみ【忘れ形見】**●その人を長く忘れないための記念の品。●親の死後に残された子供。遺児。遺子。「夫の―」 **わすれーじも【忘れ霜】**「別れ霜」に同じ。 **わすれーっぽ・い【忘れっぽい】**《形》忘れやすい性質である。忘れがちである。「年を取ると―・くなる」 **わすれな・ぐさ【勿忘草】**ムラサキ科の多年草。原産地はヨーロッパ。春から夏にかけ、茎の先に青い小さな花が多数つく。わするなぐさ。[周]英語の{forget-me-not}の訳語から。 **わすれもの【忘れ物】**持って行くべき物を忘れて置きわいてくること。また、その物。「―をする」 **わす・れる【忘れる】**《他下一》●心にとめていたことが記憶から消える。「恩を―・れる」「昔のことを―・れない」[類語]忘却。失念。忘失。●〔他の事に心をうばわれて]気がつかないでいる。「寝食を―・れて働く」「時のたつのを―・れる」●〔持ってくるべき物を〕うっかりして置いてくる。「財布を―・れる」●すべきことをしないでいる。「宿題を―・れた」●〔過去のことを〕思い出さないようにする。「済んだ事は―・れよう」[類語]水に流す。図わす・る《下二》。 **わすれんぼ【忘れん坊】**物事をすぐに忘れてしまう人。忘れっぽい人。わすれんぼう。 **わせ【早生・早稲】**●〔農〕成熟の早い稲の品種。表記はふつう「早稲」と書く。[団]中稲・晩稲。●〔農〕野菜・果実などの生なり物で、成熟の早い品種。表記②はふつう「早生」と書く。[団]中手・晩生。●〔転じて〕成熟の早い人。 ***わ・せい【和声】**和音が進行していくときの調和した響き。旋律(=メロディー)・リズムと並んで、音楽をかたちづくる基本的な要素。ハーモニー。 ***わ・せい【和製】**日本製。[類語]国産。 >―えいご【―英語】日本で、英語らしく作った語。「アイビースタイル」「バックミラー」など。 **ワセリン** 石油を分留したかすを精製してつくる、白色・半透明のゼリー状物質。軟膏・さび止め剤などの原料。▽{Vaselin} ***わ・せん【和戦】**〔文〕●仲直りすることと戦うこと。「―両様の構え」●仲直りすること。「一条約」 ***わ・せん【和船】**日本固有の形式の木造船。 **わ・そう【和装】**●日本風の服装。和服姿。●日本風の装丁。和綴じ。「―本」[対]①②洋装。 **わーぞく【和俗】**日本のならわし・風俗。 ***わた【綿棉】**●アオイ科の一年草。果実は熟すと割れ、種子を包んだ白くて長い繊維を露出する。これを「綿花」といい、糸やもめん綿の原料とする。種子から油をとる。表記「棉」と書いた。●もめん綿・真綿などの総称。 >――のように疲・れる《句》くたくたになる。「全身―・れる」 **わた【腸】**はらわた。「魚のーをぬく」 <1566> **わたあめ――わたりぞめ** **わたあめ【綿飴】**綿のようにふわふわした駄菓子。ざらめをにつめ、噴射・冷却して、細い糸のようになったところを割り箸にからめとる。綿菓子。 **わーだい【話題】**●話の題目。話の材料。「―が豊富な人」●うわさ。評判。「今ーの商品」 >―せい【―性】うわさや評判になるような性質。「―のある女優」 **わた・いれ【綿入れ】**表布と裏布の間に綿を入れた防寒用の和服。「―のちゃんちゃんこ」 **わた・うち【綿打ち】**打ち綿を作る・こと(職人)。 >―ゆみ【―弓】「綿弓」に同じ。 **わたがし【綿菓子】**「綿飴」に同じ。 **わだかまり【蟠り】**誤解・不信・不満などがあって、さっぱりしない気持ち。「話し合って胸の―がとれる」 **わだかま・る【蟠る】**《自五》(とぐろを巻く意)晴れ晴れとしない複雑な感情が心につかえる。「不信感が―・る」[文]わだかま・る《四》。 **わたくし【私】**《名》〔文〕●自分だけについてのこと。個人的なこと。「―の感情」[団]公。●公然・公正でないこと。その人だけの秘密であること。「―に交渉する」●自分の都合・利益だけを本位とすること。「―をはかる(=私利・私欲をはかる)」■《代名》(自称の人称代名詞)話し手が自分自身をさす語。わたし。〔男女を通じて、標準的な、やや改まった言い方]「―にお任せ下さい」 >―ごと【―事】●個人的なこと。私事に。「―で恐れ入りますが・・・」●隠しごと。内緒ごと。 >―しょうせつ【一小説】ししょうせつ(私小説)。 >―リつ【一立】しりつ(私立)。[参考]市立と混同するのをさけて言う。 **わたくし・する**《他サ変》公共のものを自分のもののように使う。「公金を―・する」 **わた・ぐも【綿雲】**「積雲」の別称。 **わた‐くり【綿繰り】**●綿花から綿の種を取り去る作業。●「綿繰り車」の略。 >ーぐるま【一車】二本のローラーの間に綿花を通して種を取り除き、繊維だけを取り出す装置。 **わた・げ【綿毛】**綿のようにやわらかい毛。にこげ。 **わたし【渡し】**●人に物をわたすこと。「店頭―」「手―」●人や物を舟で対岸にわたすこと。また、その場所や舟。渡し場。渡し舟。「矢切のー」 ***わたし【私】**《代名》(「わたくし」の転)(自称の人称代名詞)話し手が自分自身をさす語。〔男女を通じて、標準的な言い方][類語と表現] >[類語と表現]「私」 >一人称の言い方がたくさんあることは、日本語を特徴づける一つと言ってよい。「ー」一本槍の英語とは大違いである。上下・親疎などの人間関係や老若・男女などの社会的立場を重視する日本の文化が背景にある。分かりきったことは言わないといったことや、主語に応じて述語が決まった形をとらないことなどのために、日本語の人称(特に一人称)は省略されやすい。子供に対しては、自分が相手にとって何に相当するかを考えて、それを自称にすることがある(お姉ちゃんが遊んであげるわ)。 >・私・あたし・あたい・あっし・儂・わて・わい・うち・僕・俺・おいら・おら・こちとら・こちら・こっち・自分・某・吾人・予・我々・我が輩・余輩・乃公・わらわ/朕(=天子・王の自称) >[謙称]手前・身ども・小生・小職・老生・愚生・愚老・野生・拙生・拙・拙者・拙僧・拙老・不肖 **わたし‐ば【渡し場】**渡し舟が往来する場所。渡船場。渡し。 **わたしーぶね【渡し舟・渡し船】**渡し場を往来して、人や物を対岸に渡す船。渡し。 **わたしもり【渡し守】**渡し舟の船頭。 **わた・す【渡す】**■《他五》●こちら側から向こう側へ送る。「船で人を―・す」「犯人を警察に――・す」●一方から他方にまたがらせる。かける。「橋を―・す」●二点の間に張る。「網を―・す」●手から手へ移す。「賞品を―・す」[類語]交付。授付。下付。譲渡。図わた・す《四》。■《接尾》その動きが全体にわたるようにする意。ずっと・・・する。「ながめ―・す」「見―・す」図わた・す《四》。 **わだち【轍】**●車が通ったあとに残る車輪のあと。「馬車の―」●〔俗〕車の輪。 **わたつみ【海神・綿津見】**(「わた」は海、「つ」は「の」、「み」は神の意)〔古〕●海の神。海神。[海。表記②は「綿津見」と書く。=わだつみ。 **わたぬき【綿抜き・綿貫】**綿入れの綿をぬいて、袷にすること。また、その袷。 **わた・の・はら【海の原】**〔古〕海原。 **わた・ぼうし【綿帽子】**●江戸時代、真綿をのばし広げてふのりで固めた、女子のかぶり物。のち、婚礼のとき新婦が用いるかぶり物。かずきわた。●山頂や木の枝などに積もった白い雪を帽子に見立てた語。 **わた・ぼこり【綿埃】**散らばった綿くずのほこり。また、綿のようにかたまったほこり。 **わた・ゆき【綿雪】**綿をちぎったように、大きな雪片となって降る雪。 **わた・ゆみ【綿弓】**繰り綿を打って不純物を取り去り、やわらかくする道具。竹を弓形に曲げ、弦を張ったもの。弦をはじいて綿を打つ。綿打ち弓。 ***わたり【渡り】**●わたること。また、川などのわたるべき所。渡し場。渡し。●外国から渡来すること。伝来。「オランダーのギヤマン」●渡り歩く・こと(人)。「一職人」●うまく通じ合うように連絡をとること。また、交渉・話し合いのてづる。●鳥類の季節的な大移動。「ガンのー」 >――に船《句》ちょうどその状況に合っていて、好都合なこと。「―の話」「―とばかりに申し出に飛びつく」 >――を付・ける《句》交渉などが自分に都合よく運ぶように、あらかじめ相手側と連絡をとっておく。「入札の前に担当者とー・ける」 ***わたり【辺】**〔古]あたり。「里のーの夕まぐれ」 **わたり・あ・う【渡り合う】**《自五》●議論し合う。また、張り合う。「外国人と英語で―・う」●切り合う。戦う。「敵兵と―・う」 **わたり・ある・く【渡り歩く】**《自五》(仕事を求めて)あちこちと移り歩く。「職場を転々とー・く」 **わたり・いた【渡り板】**その上を渡るための板。特に、船から岸へかけ渡して通路とする板。渡り。歩み板。 **わたりがに【渡蟹】**「ガザミ」の別称。 **わたり・ぜりふ【渡り台詞】**歌舞伎で、一続きのせりふを二人以上の役者が分担して順々に続けて言う・こと(せりふ)。最後の一句を全員で斉唱する。 **わたり・ぞめ【渡り初め】**〔一般の通行に先立って〕 <1567> **わたりどり――わびごと** 完成した橋を初めてわたること。また、その儀式。 **わたりーどり【渡り鳥】**繁殖地と越冬地の間を、毎年決まった季節に移動する鳥。夏鳥・冬鳥・旅鳥・漂鳥などに分けられる。候鳥。[団]留鳥。 **わたり・もの【渡り者】**●渡り奉公をする人。●一か所に落ち着かず、わたり歩いて暮らす人。「旅から旅のー」●他の土地からやって来た人。よそもの。 **わたり・ろうか【渡り廊下】**建物をつなぐ廊下。 **わた・る【渡る】**■《自五》〔間をへだてている所を通って〕一方の側から他方の側へ移動する。「橋を―・る」「川を―・る」●海をこえて、遠方へ行く。また、遠方から来る。「米国に―・る」「南へ―・る鳥」●通り過ぎて行く。「樹間を―・る秋の風」●世の中を生きてゆく。暮らしてゆく。「世の中を―・る」●他人の手に移る。他の所有するところとなる。「家が人手に―・る」●ある(広い)範囲にまでおよぶ。また、かかわる。「細部に―・って調べる」「東西に―・る学識」●ある期間中、引き続き行われる。「三か月に―・る旅行」表記⑥⑦は「亙る」「亘る」と書く。また、①⑥は「渉る」とも書く。わた・る《四》。■《自四》〔古〕「居る」「行く」「来る」の尊敬語。・・・でいらっしゃる。「美男に―・らせられる」■《接尾》「すみずみまでおよぶ」の意。「ひびき―・る鐘の音」「さえ―・る月」[文]わた・る《四》。 >――る世間に鬼はな・い《句》世の中には無慈悲な人ばかりがいるわけではない。情け深い人もいるものだ。 **わ・だん【和談】**〔文〕「和議」に同じ。「―が成立する」 **わちき**《代名》(自称の人称代名詞)江戸時代、吉原で、遊女たちが自分をさして言った語。 **わ・ちゅう【和衷】**〔文〕心をやわらげて互いに親しくすること。 >―きょうどう【一協同】〔文〕心を合わせて親しみ協力して物事を行うこと。 **わ・ぢゅう【輪中】**わじゅう。 **わっ**《感》おどろいたとき、また、おどろかすときに発する語。 **わっか【輪っか】**〔俗]輪。 **ワックス** つやを出したり滑りをよくしたりするためにぬる蠟。「スキーのー」「床に」をぬる」▽{wax} **ワッシャー**●ボルトとナットで物をしめつけるとき、間にはさむうすい金属板。座金。●「ワッシャー加工」の略。▽{washer} >―かこう【一加工】布地に、初めから洗いっぱなしのような自然なしわをつくる加工法。 **わっしょい**《感》大勢で重い物をかつぐときや、気勢を上げるときに発する語。「祭りだ祭りだ、――」 **ワッセルマン・はんのう【ワッセルマン反応】**梅毒の診断に用いる血清反応。[参考]ドイツの細菌学者ワッセルマン({Wassermann})が発見した。 **わっち**《代名》(自称の人称代名詞)〔俗〕「わたし」のなまった言い方。 ***ワット**《名・助数》〔理〕●仕事率(電気工学では電力)の単位。一ワットは一秒間に一ジュールの仕事をする仕事率。また、一ボルトの電圧で一アンペアの電流が一秒間に行う仕事率。記号W。●「ワット時」の略。▽{watt}(=人名から) >―じ【一時】《名・助数》仕事量(電気工学では電力量)の単位。一ワット時は一ワットの仕事率で一時間行ったときの仕事量。ワットアワー。記号Wh。 ***わっと**《副》●大勢の人が同時に集まるようす。「客が―おし寄せる」●急に大声を出すようす。「―おどろかす」●急に激しく泣くようす。「―泣きふす」 ***わっぱ【童】**(「わらは(童)」の転)〔俗〕子供をののしって言う語。わんぱく小僧。「こしゃくな小―め」 ***わっぱ【輪っぱ】**●輪の形をしたもの。●曲げ木細工の容器。 **わっぷ【割賦】**(「わりふ」の促音便)→割賦。 **ワッフル**●洋菓子の一つ。小麦粉に鶏卵・砂糖・牛乳・バターなどを混ぜて格子目のついた型で焼いたもの。形や食べ方はいろいろある。●格子状に浮き織りにした布。{waffle} **ワッペン** ブレザーコートなどの腕や胸にぬいつける、紋章風の模様のある布製の飾り。また、それに類したおもちゃ。▽{Wappen}(=紋章) **わて**《代名》(自称の人称代名詞)〔関西方言〕わたし。 **わ・とう【話頭】**〔文〕話の糸口。話の内容。話題。「―を転じる」「―に上る」 **わーとじ【和綴じ】**和紙を二つ折りにして重ね、その端を表紙の上から糸でかがる、和本のとじ方。「―の和歌集」[対]洋綴じ。 **わな【罠・羂】**(ひもなどを輪の形にしたものの意)●鳥獣を捕らえるため、縄を輪の形に作った仕掛け。また、網・落とし穴など、鳥獣を生け捕りにする仕掛け。[コロ]「ーをかける」●人をおとしいれる計略。[コロ]「敵の―にはまる」[類語]陥穽。 **わーなげ【輪投げ】**遠くの棒に輪を投げ入れる遊び。 **わななく【戦慄く】**《自五》〔恐れ・寒さ・緊張・怒りなどのために]体全体がぶるぶるとふるえる。おののく。「恐怖で全身が―・く」[文]わななく《四》。 **わ・なり【輪形】**〔文〕輪のような形。環状。 **わな・わな**《副・自サ》(副詞は「――と」の形も)感情の高まりや寒さで、小刻みにふるえるようす。[コロ]「怒りで手がーとふるえる」 **わに【鰐】**●ワニ目に属する爬虫類の総称。多くは熱帯・亜熱帯地方の川や湖にすむ。短い肢と長い尾を持つ。体は角質のうろこでおおわれ、後肢の指には水かきがある。●サメ類の古名。わにざめ。 **わに・あし【鰐足】**人が歩くときの足つきで、足首の方向が斜めになること。[参考]外側に向くのを外鰐、内側に向くのを内鰐という。 **わに・がわ【鰐皮・鰐革】**ワニの皮をなめしたもの。ハンドバッグ・ベルトなどに用いる。 **わにぐち【鰐口】**●社寺の拝殿の正面に綱とともにつり下げ、綱をふって打ち鳴らす金属製の法具。中空で下方が横に長くさけている。金鼓。●口の形が横に長い人をあざけって言う語。 **ワニス** つやのある透明な膜を作る塗料。ニス。▽{varnish}から。 **わ・ぬけ【輪抜け】**宙にある輪をくぐりぬける曲芸。 **わ・のり【輪乗り】**〔馬術で〕輪の形をえがくように馬を乗り回すこと。 ***わび【侘び】**●静かな生活の情趣を楽しむこと。「―住まい」●茶道や俳諧での理念で、閑寂質素で落ち着きのある・風情(境地)。表記もと「佗」と書いた。[参考]寂・撓り・細み。 **わび【詫び】**あやまちをわびること。また、そのことば。謝罪。陳謝。「被害者に心底からーを言う」 >―を入・れる《句》謝る。謝罪する。 **わび・い・る【詫び入る】**《自五》心をこめて相手にわびる。「―・らんばかりの風情で縮こまる」 **わび‐ごと【詫び言】**謝罪のことば。「―を言う」 <1568> **わびしい**【侘しい】《形》 ●心をなぐさめるものがなくてさびしい感じだ。心細い。「独り―・く暮らす」 ●さびしくてもの静かな趣がある。「―・い夕暮れ時」 ●貧しくみすぼらしい。「―・い食卓」 **わびじょう**【詫び状】 おわびの手紙。謝状。 **わびすけ**【侘助】 ツバキ科の常緑小高木。ツバキの変種。花は完全に開ききらない。茶花として好まれる。 **わびずまい**【侘び住まい】 ●貧しくみすぼらしくて、心細い暮らし。また、その住居。「アパートの―」 ●[文]騒々しい世間からのがれた、ひっそりとした静かな暮らし。また、その住居。「山里のー」 **わびちゃ**【侘び茶】 茶の湯の一つ。和敬清寂{わけいせいじゃく}の境地を重んじる。参考{さんこう}の桃山時代に千利休が完成させたとされる。 **わびね**【侘び寝】〔文〕さびしい思いでねること。独りわびしくねること。 **わびる**【侘びる】 ■《自上一》 ●〔古〕さびしく思う。もの悲しく思う。 ●[文]みすぼらしく見える。「山奥の―・びた住居」 ■《接尾》・・・する気力を失う。・・・しきれなくなる。「待ち―・びる」「さがしー・びる」 **わびる**【詫びる】《他上一》 謝る。謝罪する。「両手をついて―・びる」 **わふう**【和風】 日本独特の様式・風習。日本風。「―建築」対{たい}洋風{ようふう}。 **わふく**【和服】 日本の伝統的な衣服。着物。対{たい}洋服{ようふく}。 **わぶん**【和文】 日本語の文章。邦文。「―英訳」対{たい}漢文{かんぶん}・欧文{おうぶん}。 **わへい**【和平】〔文〕戦争をやめて平和になること。「―工作」「―の道をさぐる」 **わへい**【話柄】〔文〕話す事柄。話題。話のたね。「―を転じる」 **わほう**【話法】 ●話す技術。話のし方。「たくみな―」 ●文法で、ある発話を自分の発話の中に引用するときの表現形式。直接話法と間接話法がある。 **わぼく**【和睦】《名・自サ》〔文〕争いをやめて、仲直りをすること。「敵国とーする」 **わほん**【和本】 和とじの書物。和書。対{たい}洋本{ようほん}。 **わまわし**【輪回し】 子供の遊びの一つ。叉状になった棒の先を、鉄または竹で作った輪にはめて、たおれないように転がしていくもの。 **わめく**【喚く】《自五》 大声でさけぶ。また、大声を上げてさわぐ。「興奮して―・く」 類語{るいご}叫ぶ。 > 類義語の使い分け 「わめく・叫ぶ」 **「わめく・叫ぶ」** 「助けてくれ」と泣きながら大声でわめく(叫ぶ)/「痛い、苦しい」と泣きわめく(泣き叫ぶ) **[わめく]** 泣いてもわめいてももうおそい/わめきちらす **[叫ぶ]** 「火事だ」と叫ぶ/叫んでも遠くて声が届かない **わみょう**【和名・倭名】〔文〕日本での(古くからの)呼び名。日本名。わめい。対{たい}唐名{とうみょう}。 **わめい**【和名】 →わみょう。 ●動植物につけた、植物学上の日本での標準名。対{たい}②漢名{かんみょう}。参考{さんこう}たとえば、ホモサピエンス(=学名)に対する和名は「ヒト」。梧桐(=漢名)に対する和名は「青桐」。 > 類語と表現「詫びる」 **\*相手に迷惑をかけたときや礼を失したと思うときに人は詫びる。何を迷惑とし、何を失礼とするかは、文化によって、また人によって異なる。日本では、何か問題が生じたときに、まず互いに軽く詫びておいてから話し合いを始めるという傾向がある。詫びるということは、そこでは責任の所在を示すことではなく、不愉快になったことを互いに解消しあうための手段となっている(いやぁ、どうも不行き届きで・・・)。詫びる挨拶には、相手の許しをこうもの(ご免なさい。Excuse me.)と、反省しているという意味のもの(申し訳ない。I am sorry.)などがある。** ・謝る・謝する・謝罪する・陳謝する・深謝する・平謝りに謝る・謝意を表する・詫び入る・詫びを入れる・詫び言を連ねる・許し[御免]を請う・容赦[勘弁]願う **副詞的表現** 謹んで・衷心より・心から・幾重にも・ひとえに・ひたすら・土下座して・七重の膝を八重に折って **挨拶** ご免なさい・申し訳ありません・すみません・失礼しました・どうかお許しください・勘弁[堪忍]してください・ご海容のほどお願いします・お詫び申し上げます・お詫びの言葉もありません・不徳の致すところです・もう二度と致しません・深く反省しております・悔悟の涙に暮れております・痛惜の念にかられております・失礼・失敬・ご免・悪いなあ・すまん/妄言多謝 **わや**《名・形動》〔関西方言〕 ●道理に合わないこと。むちゃくちゃ。「―言うたらあかん」 ●効力がなくなること。駄目。「ビールの気がぬけてーになる」 **わやく**《名・形動》〔関西方言〕 ●道理に合わないこと。無茶。無法。 ●いたずら。わんぱく。「―な子」 **わやく**【和訳】《名・他サ》 外国語を日本語に訳すこと。「英文―」 **わよう**【和様】 日本固有の様式。対{たい}唐様{からよう}。 **わよう**【和洋】 ●日本と西洋。 ●日本風と西洋風。和風と洋風。 **わようせっちゅう**【和洋折衷】 和風と洋風とをほどよく取りまぜること。「―の料理」「―の建築」 **わら**【、薬】 稲・麦などの茎を干したもの。ふつう、稲のわらをさす。類語{るいご}藁{こうかい}。麦稈{ばっかん}。 **――にも縋る**《句》 大変に困って、わらのような頼りないものにもたよる。わらをもつかむ。「―・る思いで様々な治療法を試す」 **――をも掴む**《句》 「藁にもすがる」に同じ。 **わらい**【笑い】。笑うこと。笑う声。「―をさそう」 ●あざけり笑うこと。「識者のーを招く」 類語{るいご}失笑{しっしょう}。嘲笑{ちょうしょう}。冷笑{れいしょう}。 **―が止まら・ない**《句》 ●笑いをやめることができない。おかしくてたまらない。 ●物事がうまく運んで、喜びをおさえきれない。うれしくてたまらない。「新製品が売れに売れて―・ない」 **わらいえ**【笑い絵】 人を笑わせる、こっけいな <1569> **わらいぐさ――わらわせる** **わらい・ぐさ【笑い種・笑い草】**もの笑いのたね。お笑いぐさ。「老いらくの恋とはおーだ」 **わらい・くず・れる【笑い崩れる】**《自下一》姿勢をくずしてひどく笑う。 **わらい・こ・ける【笑いこける】**《自下一》〔腹をよじり体を激しく動かして〕ひどく笑う。笑い転げる。「冗談に―・ける」 **わらい‐ごと【笑い事】**笑ってすませるような軽い事柄。「―ではない」 **わらい・さざめ・く【笑いさざめく】**《自五》大勢がにぎやかに笑いさわぐ。「―・く声が聞こえる」 **わらい・じょうご【笑い上戸】**●酔うとやたらに笑う癖のある人。[対]泣き上戸。●ちょっとしたことにでもよく笑う人。 **わらい‐じわ【笑い皺・笑い皴】**笑ったときにできるしわ。 **わらい・たけ【笑い茸】**ヒトヨタケ科のキノコ。高さ約一〇。かさは半球状で、表面は赤茶色ないし淡灰褐色。馬糞などに生える。食べると中毒症状を起こし、異常な興奮状態におちいったり幻覚を生じたりする。おどりだけ。 **わらい・とば・す【笑い飛ばす】**《他五》笑って、まともに取り合わない。「心配事を―・す」 **わらい・ばなし【笑い話】**●こっけいな内容の短い話。笑話。●笑いながら話せる気楽な話。「その場のーですませた」 **わらい・もの【笑い物】**もの笑いのたね。わらいぐさ。「世間の―になる」 **わら・う【笑う】**■《自五》●うれしさ・おかしさ・楽しさの表現として、また、人間関係を円滑にするために、顔をやわらげたり、声を立てたりする。「楽しそうにー・う」 >「顔で―・って心で泣く」 「ひざが―・う(=ひざががくがくする)」●花のつぼみが開く。また、果実が成熟して皮が裂ける。[コロ]「花―・う」図わら・ふ《四》。■《他五》あざけり笑う。嘲笑する。「人の失敗を―・う」表記回は「嗤う」とも書く。図わら・ふ《四》。 >[類語と表現]「笑う」 >人はおかしくて笑うだけではない。楽しいときうれしいとき、思わず笑いがこぼれる(にこにこ・にんまり)。笑いは声にも現れる(くすくす・げらげら)。悲しみにしずむ人の一瞬の笑顔は人を安心させるが、それは笑顔そのものが希望の存在をはっきりと表してしまうからである。同様に、にこにこは上機嫌を、にんまりはひそかな満足を表す。人は相手を馬鹿にするときにも笑う。そのとき人は、顔面の弛緩や笑い声を伴わなくとも「笑う」ことができる。「笑う」は馬鹿にする意となり、他動詞に転じる(来年のことを言うと鬼が笑う・目糞鼻糞を笑う)。 >・笑む・微笑む・ほくそ笑む・にこつく・吹き出す・笑い崩れる・笑いこける・笑いさざめく・相好を崩す・笑壺に入る・嘲笑う・せせら笑う・笑い飛ばす・一笑に付する/()微笑・苦笑・大笑・哄笑・高笑・爆笑・談笑・嘲笑・嗤笑・冷笑・憫笑・失笑・呵呵大笑・破顔一笑・抱腹絶倒/大笑い・高笑い・馬鹿笑い・追従笑い・愛想笑い・作り笑い・忍び笑い・盗み笑い・独り笑い・含み笑い・照れ笑い・思い出し笑い・苦笑い・薄ら笑い・泣き笑い・物笑い >[オノマトペ]からから・げらげら・けらけら・くすくす・えへらえへら・へらへら/ははは・ひひひ・ふふふ・へへへ・ほほほ・おほほ/にやにや・にたにた・にこにこ・にこり・にっこり・にんまり **わら‐うち【藁打ち】**細工に適するように、わらをたたいてやわらかくすること。 **わら・える【笑える】**《自下一》(「笑う」の可能形)笑うことができる。おかしくて笑わずにはいられない。「―・える話」 **わら‐がみ【藁紙】**稲のわらの繊維を原料としてすいた粗悪な日本紙。 **わーらく【和楽】**《名・自サ》〔文〕皆でなごやかに楽しむこと。「―の時を過ごす」 **わらぐつ【藁沓藁履】**〔雪の中を歩くのに用いる〕わらで編んで作ったくつ。[類語]雪沓。 **わらさ【稚鰤】**成魚になる少し前のブリ。[参考]主に東京地方での呼び名。 **わらし【童・童子】**〔東北方言〕わらべ。子供。 **わらじ【草鞋】**(「わらぐつ→わらんづ→わらんぢ」と転化したものがさらに転じた形)わらで足形の台を編み、それにつけたひもで足に結びつけてはく履き物。 >一せん【一銭】わらじを買う金。転じて、わずかの・金銭(旅費)。 >―を脱・ぐ《句》●旅宿に着いてとまる。●旅を終える。●ばくち打ちなどが、ある場所に身を寄せる。 >―を穿は・く《句》●旅に出る。●ばくち打ちなどが迫っ手をのがれて旅に出る。 **わらしべ【藁楷】**稲のわらの芯。わらすべ。 **わら‐づと【藁苞】**わらを束ね、中に物を包み込むもの。つと。 **わら‐ばい【藁灰】**わらを燃やしてできた灰。火鉢に入れたり、肥料としたりする。 **わらばんし【藁半紙】**わらの繊維にミツマタ・コウゾの繊維をまぜてすいた、きめのあらい半紙。ざら紙。 **わらび【蕨】**ウラボシ科のシダ植物。山野に自生する。渦巻き状の若芽を食用とする。地下茎からとれるでんぷん(わらび粉)をのり・餅にする。 **わらぶき【藁葺き】**屋根をわら(特に麦わら)でふくこと。また、そうした屋根。 **わら‐ぶとん【藁布団】**わらをつめた敷き布団。 **わらべ【童】**(「わらはべ」の転じた「わらんべ」のさらに転じた形)〔文]子供。児童。 **わらべ・うた【童歌】**昔から子供たちが自然に習い覚え、口伝えに歌われてきた歌。 **わらや【藁屋】**わらぶき屋根の家。[類語]茅屋。 **わらわ【童】**一〇歳前後の子供。 **わらわ【妾】**《代名》(自称の人称代名詞)〔古〕わたくし。[参考]多く武家の女性がへりくだっていった。 **わらわせる【笑わせる】**《他下一》(「笑う」の使役形)●相手が笑うように仕向ける。「くすぐって―・せる」●(「嘲笑いや軽蔑の念をさそうようなありさまである」の意で)相手をあざけって言う語。「あれでも大学教授とは―・せる」「小娘呼ばわりをするとは―・せる」わらは・す《下二》。 <1570> **わり――わる** **わり【割り】**●割ること。割ったもの。●比率。割合。特に、損か得かという比率。「三人に一個の―」●互いに比例し合う物事について、一方の程度に応じた他方の程度。割合。「値段の―に質が悪い」「年の―にふけてみえる」■《名・助数》一〇分の一を表す単位。「三―の確率」表記②~④は「割」と書く。 >―が合・う《句》「割に合う」に同じ。 >―が良・い《句》他と比べて得である。よい報酬が得られる。「―・いアルバイト」 >―に合・う《句》労力などと利益がつり合う。引き合う。わりがあう。「―・わない仕事」 >――を食・う《句》損をする。「出来のいい兄と比べられててー・う」 **わり・あい【割合】**■《名》●全体または基準となるものに対してそのものの占める比率。割。「全体に占めるー」[類語]率。歩合。レート。●「割り③」に同じ。「年の―にませている」■《副》(「――に」の形も)●どちらかというと。比較的。「―(に)よく働く」●思いのほか。案外。「―に頑固だ」[参考]俗に「割合と」とも言う。[同]①②わりかた・わりと・わりに。 **わり・あて【割り当て】**割り当てること。また、割り当てた分量・役目・範囲など。「―量」 **わり・あ・てる【割り当てる】**《他下一》分量・役目・範囲などの全体をいくつかの部分に分けて、それぞれの人にあてがう。わりふる。「寄付金を均等に―・てる」「炊事係を―・てられた」[類語]配当。配分。分配。 **わり・いん【割り印】**二枚の書面が一続きである証明として、両方にまたがって印をおすこと。また、その印。割り判。 **わりーがき【割り書き】**《名・自サ》本文の途中に注などを細字で二行に割って書き入れること。また、その文字・文章。[類語]割り注。 **わり・かし【割かし】**《副》〔俗]◆わりかた(割り方)。 **わり・かた【割り方】**《副》割に。割と。割合に。「―元気だ」[参考]俗に「わりかし」とも言う。 **わり・かん【割り勘】**(「割り前勘定」の略)全体でかかった費用をその人数で割って、各人が平等に負担すること。また、各自が自分の分をそれぞれ支払うこと。 **わり・き【割り木】**細く割った薪。 **わり・き・る【割り切る】**《他五》●ある一つの原則にしたがって単純・明快に処理し結論づける。「仕事だと―・る」●割り算で、余りが出ないように割る。整除する。 **わり・き・れる【割り切れる】**《自下一》よく理解できてすっきりする。「―・れない表情」 **わりぐり・いし【割り栗石】**建築・土木工事などの基礎に用いる、小さくくだいた石。わりぐり。 **わり・げすい【割り下水】**掘り割りの下水道。 **わり・ご【破り子・破り籠】**白木の薄板で折り箱のように作り、中に仕切りをつけた弁当箱。 **わり‐こみ【割り込み】**割り込むこと。 **わり‐こ・む【割り込む】**《自五》●間や列におし分けてはいり込む。「二人の間に―・む」「乗客の列に―・む」●脇から口出しをする。「横あいから―・む」●相場が、ある値段より下がる。 **わり‐ざん【割り算】**〔数〕ある数が他の数の何倍にあたるかを見いだす計算法。除法。[団]掛け算。 **わり‐した【割り下】**(「割り下地」の略)しょうゆ・みりん・砂糖などで調味した、だし汁。なべ料理の煮汁などに使う。 **わりーぜりふ【割り台詞】**歌舞伎で、二人の役者がそれぞれのせりふをいくつかに区切って、交互に述べる・こと(せりふ)。最後の一句は同音で斉唱する。 **わりーだか【割高】**《形動》品質・分量などの割に値段が高いようす。また、同類の他のものに比べて値段が高いようす。「外食は―だ」[団]割安。 **わりーだし【割り出し】**割り出すこと。「犯人のーを急ぐ」 **わり・だ・す【割り出す】**《他五》●割り算をして答えを出す。算出する。「得票率をコンピューターで・す」●ある事柄をもとに、結論を導き出す。「指紋から犯人を―・す」 **わり・ちゅう【割り注・割り註】**本文の途中で、小さく二行にわたって書いた注。[類語]割り書き。 **わり・つけ【割り付け】**印刷物の作製にあたって、文字・図版・写真などの原稿を定められた紙面に効果的に配置すること。レイアウト。「広告のーをする」 **わりと【割と】**《副》〔俗]割合。「―親切だ」 **わり・な・い【理無い・別無い】**《形》筋道・道理をこえているようすだ。「―・い仲となる(=男女が親密な間柄となる)」 **わりに【割に】**《副》「割合」に同じ。「―よく聞く名前だ」 **わりばし【割り箸】**使うときに割りはなして二本にする、木や竹の箸。 **わり・ばん【割り判】**「割り印」に同じ。 **わり・びき【割引】**《名・他サ》●決められた額からある割合の金額を差し引くこと。「一度にたくさん買ったのでーしてくれた」[対]割り増し。●「手形割引」の略。●《名・他サ》物事を内輪に見積もること。「少しーして考える」 **わり・び・く【割り引く】**《他五》●決められた額からある割合の金額を差し引く。●手形割引をする。●物事を内輪に見積もる。「話を少し―・いて聞く」 **わり・ひざ【割り膝】**両方のひざがしらを少し開いて正座すること。 **わりーふ【割り符】**木片や紙片の札の中央に文字・証印をしるして二つに割り、後日、その札を合わせて証拠とするもの。符節。割り札。わっぷ。 **わり・ふ・る【割り振る】**《他五》「割り当てる」に同じ。「担当を―・る」 **わり・まえ【割り前】**分配や支払い分として割り当てること。また、割り当てられた分量・金額。 >―かんじょう【一勘定】「割り勘」に同じ。 **わりまし【割り増し】**《名・他サ》所定の金額に、ある割合の金額を加えること。また、その加えられた金額。「―を支払う」「一料金」[囡]割引。 **わり・もど・す【割り戻す】**《他五》一度受け取った金額の中から、その一部を支払い者に返す。「立て替え分を―・す」 **わり・やす【割安】**《形動》品質・分量などの割に値段が安いようす。また、同類の他のものに比べて値段の安いようす。「大量に仕入れるのでーになる」[囡]割高。 ***わる【悪】**●悪いこと。悪さ。「―をする」●悪い人。また、意地悪やいたずらをする人。「学校一のーだ」 ***わ・る【割る】**■《他五》●固まっている物に、力を強く加えて、全体にひびを入れたり全体をいくつかに分けはなしたりする。「ガラスを―・る」「薪を―・る」[類語]砕く。破砕。●心の奥や内情をあらわにする。さら <1571> **わるあがき――われさきに** け出す。 >「腹を―・る(=心情をあかす)」 >「口を―・る(=秘密を話す)」●一般に、一つのものをいくつかに分ける。●割り当てる。分け配る。「五人に―・る」「頭数で―・る」[類語]区切る。分かつ。●割り算をする。●分裂させる。「党を―・る」◎おし開くように分けはなす。「ひざを―・って(=開いて)すわる」●おし分ける。分けて間をはなす。「二人の仲を―・る」●ある液体に他の液体を入れてうすめる。「梅酒を水で―・る」●「手形を―・る」の形で〉割り引く。図わる《四》。■《自五》●ある境界線をやぶって外に出る。「ボールがラインを―・る」[コロ]「土俵を―・る」●数量が、ある数量以下になる。「投票率は五割を―・った」 **わる・あがき【悪足掻き】**《名・自サ》むだなことを、あせってあれこれと試みること。「この期におよんで―する」 **わる・あそび【悪遊び】**よくない遊び。特に、ばくち・女遊びなどを言う。 **わる・い【悪い】**《形》ある物事が、何らかの基準から外れたり何らかの要求に反したりするときに、それを、思わしくない、好ましくない、または望ましくないと評価して言う語。[注意]「よくない」に似るが、「よくない」よりも積極的・断定的な意味あいが強い。[対]良い。●言動などが道徳・法律・社会的規範から外れて、不都合である。適当でない。有害である。迷惑である。「―・い考えを起こす」「法を守らぬ―・いやつ」[類語]邪。邪悪。●能力的におとっている。「頭が―・い」「腕が―・い」●顔・体などの外見がおとっている。美しくない。みにくい。「顔は―・いが性格はよい」●心の状態や体の調子が通常とちがって思わしくない。「気分が―・い」「加減が―・い」●運・環境・状況などが好ましくない。「特に、物の状態に関する場合]「道が―・い」「―・い品物」〔特に、自然現象・社会現象などに関する場合」「政治が―・い」「天気が―・い」「日が―・○い」●〔特に、会話文中で、こちらの行為が相手に対して迷惑や不都合な影響をおよぼすことを言う場合〕気の毒である。申し訳ない。「待たせて―・かった」図わる・し《ク》。 >―いことは言わない《句》相手のためにならないことは言わない。相手に自分の言う通りにするようにすすめるときに言うことば。「―・ないから、もう帰りなさい」 >―い虫《句》●女性をたぶらかす悪い男性。「娘にーが付く」●癇癪。短気。 **わる・がき【悪餓鬼】**〔俗〕悪いことをする子供。 **わる‐がしこ・い【悪賢い】**《形》悪いことによく知恵が働くようすだ。悪知恵がある。[類語]狡猾。 **わるくすると【悪くすると】**《連語》悪い方向に進む場合を考えると。〔副詞的に使う]「―もう帰って来ないかもしれない」[参考]悪い結果を予想して言う。 **わる‐くち【悪口】**他人を悪く言う・こと(ことば)。悪口。わるぐち。「―を言う」[類語]悪態。悪罵。雑言。罵詈。 **わる‐ぎ【悪気】**相手を悪い状態にしようという気持ち。悪意。「――があった訳ではない」 **わる‐さ【悪さ】**●悪いこと。また、その程度。「気分の―といったらない」●いたずら。「――が過ぎる」 **わる‐ずれ【悪擦れ】**《名・自サ》人ずれして悪がしこくなること。「やり口がーしている」 **わるだくみ【悪巧み】**人をおとしいれる悪い計画。「―に加わる」「―がばれる」[類語]奸計。 **わる・だっしゃ【悪達者】**《名・形動》芸などがたくみではあるが、気品がないこと。「―な俳優」 **わる‐ぢえ【悪知恵】**悪事によく働く知恵。悪がしこい知恵。「――にたけた男」[類語]奸知。狡知。 **ワルツ** 四分の三拍子の優美・華麗な舞曲。また、その踊り。円舞曲。{waltz} **わる‐どめ【悪止め】**《名・他サ》帰ろうとする人をしつこく止めること。「―してはお客様に失礼だ」 **わる・のり【悪乗り】**《名・自サ》〔俗]調子や勢いに乗って、つい度を過ごしたり、好ましくない話などに乗ったりすること。「ーして皆のひんしゅくを買う」 **わる・ば【悪場】**登山で、通行が困難で危険な場所。 **わる・び・れる【悪びれる】**《自下一》気後れがして、はにかんだり卑屈な態度をとったりする。「注意してもー・れる様子もない」「―・れずに意見を述べる」 **わる・ふざけ【悪ふざけ】**《名・自サ》度をこしてふざけること。「調子に乗って―が過ぎた」 **わるぶ・る【悪ぶる】**《自五》わざと悪い人のようにふるまう。悪者ぶる。「―・ってたばこを吸う」 **わる・もの【悪者】**悪い事をする人。悪人。 **わる‐よい【悪酔い】**《名・自サ》気分の悪くなる酒の酔い方。「体調が悪くて―する」 **われ【我吾】**《代名》●〔文)(自称の人称代名詞)わたし。わたくし。「―こそは」●(対称の人称代名詞)おまえ。おのれ。〔古風で方言的な言い方]■《名》自身。自分。自己。 >――関せず《句》自分にはかかわりがない。無関心な態度をとるようすをいう。「我関せず焉」とも。[参考]「焉」は漢文の助辞で、語調を整える語。 >――と思わん者《句》自分がいちばんよいと思う人。自分が適任だと思う人。我と思う者。「―は集まれ」 >―とも知らず《句》思わず。我知らず。 >―ともなく《句》無意識のうちに。知らぬ間に。いつの間にか。 >――に返・る《句》意識を取りもどす。また、我を忘れていた状態から平常の状態にもどる。「麻酔から覚めて―・る」「―・ると、周囲には誰もいなかった」 >――にもあらず《句》●「我にも無く」に同じ。「一取り乱す」●不本意ながら。しぶしぶ。 >――にも無く《句》●自分らしくもなく。我にもあらず。「訃報を受けて、一取り乱す」●無意識のうちに。思わず。「はっとして、一立ち止まる」 >―も我もと《句》大勢の人が先を争っておしかけるようす。「ーバーゲン会場に客がおし寄せる」 >――を忘・れる《句》●物事に夢中になる。また、ある物事に心をうばわれる。「―・れて研究に没頭する」●興奮して理性を失う。「怒りに―・れる」 **われ・かえ・る【割れ返る】**《自五》「割れる」を強めていう語。すっかり割れる。特に、ひどくさわがしいことの形容として使う。「―・るような拍手」[文]われかえ・る《四》。 **われがち・に【我勝ちに】**《副》他人に負けまいと、互いに先を争うようす。われ先に。「いい席をとろうと―走り出す」 **われ、がね【割れ鐘・破れ鐘】**ひびのはいった鐘。〔にごった大きな声のたとえにも使う]「―のような声」 **われ・から【我から】**《副》〔文]自分から。みずから進んで。「―と会に参加する」「家のことを話す」 **われき【和暦】**●日本の年号や皇紀に基づく年の数え方。●日本式の暦法に基づく暦。 **われさきに【我先に】**《副》「われがちに」に同じ。 <1572> **われしらず――ワンタン** 「市民がーにげ出す」 **われ・しらず【我知らず】**《副》その事を意識せずに。思わず。「一居眠りする」 **われ・と【我と】**《副》自分から進んで。みずから。われから。「―わが身をさいなむ」 **われ・ながら【我乍ら】**《副》自分の事ではあるが。自分ながら。「―良い作品だと思う」 >[日本語]「人称代名詞」 >日本語の人称代名詞(人代名詞)は、英語のそれとははなはだしく違う。一人称は英語では{I}一語であるのに対して、日本語には「わたくし」「わたし」「ぼく」「おれ」・・・とたくさんあることはだれでも知っている。二人称は使うことは割合少なく、たとえば、両親とか兄・姉に対して{you}に当たる二人称の代名詞は使わない。「おかあさん」とか「おねえさん」とか、名詞を代名詞の代わりに使う。また、電話で「だれだ?」と聞かれて、名前を言わずに「わたしよ」と代名詞で答える人があるが、こんなことは英語ではないであろう。 >日本語の人称代名詞は、英語の代名詞に比べ、一般名詞に近いのである。英語では代名詞に修飾語がつけられないが、日本語では、川端康成氏の講演の題「美しき日本の私」のように、代名詞にも修飾語がつけられる。 **われ・なべ【割れ鍋・破れ鍋】**ひびのはいったなべ。[参考]にごった大きな声のたとえにも使う。 >―に綴じ蓋《句》(どんな人にでもそれにふさわしい配偶者はあるものだの意で)結婚は互いに似通った者どうしがすればうまくゆくものだ。 **われ・ひと【我人】**〔文〕自分と他人。自他。「―ともに喜び合う」 **われ・ぼめ【我褒め】**〔文〕自分で自分をほめること。自賛。「―が過ぎる」 **われめ【割れ目・破れ目】**割れたところ。[類語]裂け目。 **われもこう【吾木香・吾亦紅】**バラ科の多年草。秋、茎の先が枝分かれして、その先に暗紅色の花の穂をつける。根は漢方薬。 **われ・もの【割れ物・破れ物】**●割れた物。●〔陶磁器・ガラス製品など〕割れやすい物。「―注意」 **われら【我等】**《代名》(「われ」の複数) ●(自称の人称代名詞)われわれ。●(対称の人称代名詞)おまえら。[参考]②は、古風で方言的な言い方。なまって「わいら」とも。 **わ・れる【割れる】**《自下一》●強い力を加えられて、ひびがはいったりいくつかに分かれはなれたりする。「コップが―・れる」「地面が―・れる」[類語]砕ける。●〈「―・れるよう」などの形で〉●声・音がひどく大きいようす。「―・れるような歓声」●〔頭痛などが〕ひどいようす。「頭が―・れるように痛い」●一般に、一つのものがいくつかに分かれる。「党が二つに―・れる」「票が―・れる」●かくれていた物事があらわれ出る。ばれる。「犯人が―・れる」「尻が―・れる」図わ・る《下二》。 **われわれ【我我】**《代名》(自称の人称代名詞)われら。私たち。「この事件は―の手に負えない」 ***わん【椀碗】**飯・汁などを盛る木製または陶磁製の食器。表記木製のものには「椀」、陶磁器には「碗」を使う。 ***わん【湾】**陸にはいり込んだ海のうち、きわだって湾曲した海岸線によって囲まれた水域。「鹿児島一」 ***ワン** 一。一つ。▽{one} ークッション なめらかに事が運ぶように、間に設ける一段階。「―を置く」▽{one}と{cushion}からの和製語。―サイド・ゲーム 力の差が大きく、一方が終始圧倒的な優勢のうちに進められる試合。▽{one-sided game}から。ーステップ ●第一歩。一段階。●社交ダンスの一種。四分の二拍子の音楽に合わせて踊るもの。また、そのための楽曲。▽{one step} ーセット 一組み。一式。▽{one}と{set}からの和製語。ータッチ 一度手をふれること。また、一度手をふれて、簡単に操作などができること。▽{one}と{touch}からの和製語。ーパターン 《名・形動》一本調子で、変化がないこと。「―の発想」▽{one}と{pattern}からの和製語。ーピース 上衣とスカートを一続きに仕立てた女性用の洋服。ワンピースドレス。[対]ツーピース。▽{one-piece} ープライス 均一価格(であること)。「ーショップ」▽{one price} ーポイント ●[得点の]一点。●一か所。一地点。「―に的をしぼった攻撃」●服飾などで、一か所にだけ刺繍などをほどこすこと。ワンポイントマーク。▽{one point} ーボックス・カー 箱型の車体をもつ、貨物兼乗用の自動車。▽{one box car} ーマン ■《造語》「ひとり(だけ)の」「ひとりで活躍する」などの意を表す。「―チーム」「――運転」「ーバス」▽{one-man} ■《名》人の意見や世評にかまわず、思い通りに物事を推し進める人。独裁的な人。「一社長」▽{one}と{man}からの和製語。―マン・カー 運転手だけで車掌のいない電車。▽{one-man car} ーマン・ショー 一人のスターを中心に演じられるショー。▽{one-man show} ールーム 一室でリビング・キッチン・ベッドルームをかねている部屋。「―マンション」▽{one-room} **わん・おう【湾央】**湾の中央。 **わん・がい【湾外】**〔文〕湾の外側。[因]湾内。 **わんがん【湾岸】**湾に沿った岸。「―道路」 **わんきょく【湾曲彎曲】**《名・自サ》弓なりに曲がること。「背中がーしている」 **ワンゲル**「ワンダーフォーゲル」の略。 **わんこう【湾口】**湾の出入り口。 **わんこ・そば【椀子蕎麦】**椀に盛ったそばを客の椀が空にならないように次々に投げ入れ、もてなすもの。また、そのそば。岩手県盛岡地方の名物。 **わんこつ【腕骨】**手首の骨。八つの小骨が四つずつ二列に並んでいる。 **わんさ**《副》(多く「ーと」の形で)●大勢の人がおしかけるようす。わんさか。「申込者がーと来る」●たくさん。「金がーとある」「同じような人がーといる」 **わん・しょう【腕章】**洋服の腕に巻いたりつけたりして目印とする布・記章。 **ワンセグ** 携帯電話などの移動体通信機器を対象とする地上デジタルテレビ放送。ワンセグ放送。[参考]英語の{one-segment broadcasting}より。 **ワンダーフォーゲル** 青少年がグループで山野をめぐり歩き、自然に親しみ、体をきたえ、団結心を養うことを目的とする運動。ワンゲル。▷{Wandervogel}(=渡り鳥) **ワンダーランド** 不思議の国。おとぎの国。▽{wonderland} **わん・だね【椀種】**吸い物の実。具。 **ワンタン【餛飩・雲呑】**中国式の点心の一つ。小 <1573> **わんとう――を** 麦粉をこねてうすくのばした皮に調味したひき肉を包み、スープで煮たり、油で揚げたりした料理。▽中国{hun-tun}(=餛飩) **わん・とう【湾頭】**〔文〕湾に近い所。湾のほとり。 **わんない【湾内】**湾の内側。湾中。[因]湾外。 **わん・にゅう【湾入彎入】**《名・自サ》〔文〕海岸線が弓形に陸地にはいり込んでいること。「海が大きく―する」 **わんぱく【腕白】**《名・形動》子供が、いたずら・わがままなどの激しいこと。また、そういう子供。「―小僧」「―な男の子」 **わん・もり【椀盛り】**魚肉・鳥肉・野菜などを椀に盛り合わせ、汁を注いだ料理。茶碗盛り。 **わん・りょく【腕力】**●腕の力。うでぢから。「―には自信がある」[類語]腕っ節。膂力。●肉体を用いて相手をおさえつけたりなぐったりする力。「―にものを言わせる」 >[類義語の使い分け]「腕力・腕っ節」 >[腕力・腕っ節]体は大きくないが恐ろしく腕力(腕っ節)が強い >[腕力]腕力がある人/すぐに腕力を振るう乱暴な男 >[腕っ節]腕っ節をへし折ってやるぞ/頼りない腕っ節の男 **わんわん**■《副》(「―と」の形も)●犬のほえる声を表す語。●人が声をあげて泣くようす。「―泣く」●大きな声や音がやかましくひびくようす。「怒鳴り声が―ひびく」■《名》「犬」の幼児語。 **を** **を**《格助》(他動性の動詞を伴い)対象を表す。「~を」の表す意味と動詞の表す意味との関係から、おおむね次のような意味を取り出すことができる。●主体の動作・作用が直接的におよぶ対象。「火を消す」「ガラスを割る」「小包を送る」「手を洗う」「機械を動かす」「子供を使いに行かせる」●精神的働きかけの対象。「海を見る」「先輩を敬愛する」「友の死をいたむ」「休暇を楽しむ」●その動作・作用によって結果的に作り出されるもの(=作品)。「家を建てる」「手袋を編む」「仏像をほる」「本塁打を打つ」「お湯をわかす」「歌を歌う」「ダンスをおどる」[参考]ウのは「・・・を」に、いわゆる結果目的語をとるもの。「歌を歌う」「ダンスをおどる」などは、同属目的語をとった例で、内容を表す「真実を語る」「嘘をつく」などとともに、ここに位置づけられる。なお、「棒を立てる」「毛糸を編む」「木をほる」「直球を打つ」などは②の意。「四番を打つ」は囲の意。●使用・操作する対象としての道具。「鉄砲を撃つ」「ピアノを弾く」[参考]「鳥を撃つ」は①の意。「『月光の曲』を弾く(=演奏して作品を作る)」はウの意。●動作・作用の向かう対象としての場所。「庭をはく」「ペンキで壁をぬる」[参考]「壁にペンキをぬる」は⑦の意。「漆喰で壁をぬる(=作る)」は⑦の意。「庭の落ち葉をはく」は②の意。●主体の演じる役割。「ハムレットを演じる」「委員長を務める」「カルメンを歌う」「四番を打つ」[参考]「校歌を歌う」は②の意。●動作・作用の向かう対象としての方向。「西を向く」「磁針が北を指す」「青年は荒野をめざす」●(自動性の動詞が同属目的語を伴う形で)自動詞を一時的に他動詞化するのに使う。〔他動詞化して示すことによって、より細密・簡潔な表現を得ることが多い。なお、この場合、ウにいう「作品」の意は希薄となる]「苦難の人生を生きる」「決勝戦を闘う」「縄跳びを一○○回もとんだ(=縄跳びをして、一〇〇回もとんだ)」「マラソンを走る(=マラソン競技に参加して走る)」[参考]この種の表現には、「不幸な死を死ぬ」「贅沢な悩みを悩む」など、翻訳臭のある言い方も多い。なお、「高齢化社会を生きる」は⑥の抽象的用法。「マラソンコースを走る」は⑥⑦の意。●(「何を・・・か」などの形で、自動詞を伴い)問題点(の原因・理由)を聞くのに使う。また、反語に使う。何について・・・か。なぜに・・・か。どうして・・・なのだろう。「何を泣いてるの?」「何をもめているんだ」「何を大騒ぎすることがあろうか」[参考]他動詞を伴う場合(例、何をたべようか・何を作ろうか)は、①⑦⑦などの意。●(感情の表現で、形容動詞・形容詞を伴い)感情の向けられる対象を表す。「心から君を好きだ」「にえ切らない君を私はきらいだ」[参考]近年「ほしい」「恋しい」「したわしい」などでも「を」を使うことがあるが、一般には「が」を使う。特殊な文脈では「が」よりも「を」が普通である場合もある(だれがだれを好きだって?)。●(「・・・をする」の形で、動作性の名詞を伴い)その動作・行為を行う意を表す。「早起きをする」「英語の勉強をする(=英語を勉強する)」「彼女に恋をする」など。[参考]「手袋をして出かける」「青い目をした人形」など、「する」の意味・用法が形式化したもので、動作性の名詞を伴わない言い方もある。●(移動・経過を表す自動詞を伴い)●移動する場所を表す。また、経過点を表す。「道を歩く」「街道を行く」「空を飛ぶ」「東京を経由して日光に行く」「峠をこえる」「門をくぐる」「三遊間をぬく」[参考]「高齢化社会を生きる」「人生の修羅場を潜り抜ける」「当局の審査を経る」などは、これを抽象的に使ったもの。また、「雨の中を横断歩道をかけぬける」などのように「状況」を表す言い方もある。●相対的位置を表す。「先頭を走る」「トップを行く」●経過する時間を表す。また、時間的な経由点を表す。「昼休みを読書で過ごす」「ねむれぬ夜を明かす」「日々を気ままに送る」「今を時めく大作家」「思春期を経て大人になる」「もう一二時を過ぎた」●基準となる境界線を表す。「土俵を割る」「三〇度を超える」「平均点を上回る」「一〇〇人を下らない」●(離脱を表す自動詞を伴い)離脱点を表す。〔多く、起点を表す「から」で言い換えることができる]「部屋を出る」「故郷をはなれる」「大学を卒業する」「会社を辞める(=退職する)」「現役を引退する」「コースをそれる」「水たまりをさける」「攻撃をかわす」「非難をまぬかれる」[参考]「水たまりから身をさける」「攻撃から身をかわす」と言えば他動詞表現。「会社を辞める」は①の意の自動詞だが、「たばこを止める」は①の意の他動詞。「就任を辞退する」「申し出を遠慮する」なども、遠ざかりの表現としてここに位置づけられる。●(不在を表す自動詞を伴い)不在の場所や不参加の催しなどを表す。〔離脱の結果としての不在に注目して言う]「学校を休む」「春場所を休場する」「例会を欠席する」「授業をサボる」[参考]英語などでも、この意では離脱の表現をとる({absent from school})。 <1574> **をことてん――んば** **をこと・てん【乎古止点】**漢文を訓読するために、漢字の四すみ・上下などにつけて助詞・助動詞・活用語尾などを示した、点や線などの符号。[参考]漢字の右上の点が「ヲ」と「コト」を意味したことから言う。 **をして**《連語》[文語](格助詞「を」+「して」)●(「・・・をして・・・しむ」の形で)使役における動作の主体を表す。〔漢文訓読調の言い方〕「私をして言わしむれば」●「が」(格助)。 **をば**《連語》[文語](格助詞「を」+係助詞「は」の転)「を」のついた語を取り立て強めるのに使う。「万巻の書をば読まん」 **をや**《連語》[文語](間投助詞「を」+間投助詞「や」)●〔多く「いわんや・・・(において)をや」の形で、程度の軽い事例をあげた前文を受けて〕まして、この場合はなおさらであるの意を強く表すのに使う。〔漢文訓読調の言い方〕「幼児にして能くする。ましていわんや貴兄においてをや」 **ん** **ん**《造語》金額・年齢などをぼやかして言うときに、実際の数に代えて用いる語。「もうけは一万円だった」「彼女は三○―歳になる」表記ふつう「ン」と書く。 **ん**《感》「うん」に同じ。 **ん**《助動:特殊型》[文語]●推量を表す。・・・だろう。「彼ならばよき知恵を授けてくれん」●仮定を表す。「産れんは君に似て黒き瞳子とをや持ちたらんへ〈森鷗外・舞姫〉」●確実性の高い推量・当然などを表す。・・・はずだ。・・・にちがいない。・・・べきだ。「帰り来玉はずば我命は絶えなんを〈森鷗外・舞姫〉」●意志を表す。・・・しよう。「今こそ別れめ」●〈「・・・んとす」の形で〉意志を表す。特に、実現のために努力する意を表す。「紛争を解決せんとす」●実現しかけている意を表す。「将に命絶えんとす」●(副詞「いかで」、係助詞「ぞ・や」とともに使って)反語を表す。「何ぞ恐るるに足らん」[参考]古くは「む」と言った。口語助動詞「う」はこの語から発展した。表記「む」とも書く。 **ん**《助動》(打ち消しの助動詞「ぬ」の転)→ぬ。 **ん**《助》格助詞「の」のくだけた言い方。「家ん中」〔周囲の語が省略的になる場合がある]「ここんとこ(=ここのところ)」「僕んち(=僕のうち)」 **ん!だ**《連語》(「のだ」の転)「のだ」のくだけた言い方。「何をしてる―・だ」[参考]のだ。 **んーで**■《連語》●「ので」のくだけた言い方。↓ので(連語)。「こんなんでいいかい」●「ないで」の方言的な言い方。「そんなことは知らんんでもいい」■《接助》接続助詞「ので」のくだけた言い方。→ので(接助)。「急に怒り出したんでびっくりしたよ」 **ん・で・す**《連語》(「のです」の転)「のです」のくだけた言い方。「行かない―・すか」[参考]のです・のだ。 **んと!す**《連語》[文語](推量の助動詞「ん(む)」+格助詞「と」+動詞「す」)→ん(助動・文語)⑤。 **んば**《接助》[文語]〔漢文訓読で、接続助詞「ば」が、形容詞ならびに助動詞「べし・ごとし・たし」の連用形につくときの形。また、「ず」の未然形につくときの形]→ば(接助)。[参考]漢文的格調と力感をそえる。現代では、助動詞に接続する形が慣用的表現にわずかに残る。「言うべくんば」「宛然白露のごとくんば」「平家にあらずんば人にあらず」など。ずば。 <1576> **現代日本語の文法** > はじめに **文** 文法とは、小さい単位のことばが組み合わせられて大きい単位ができる場合の決まりのことで、これを研究する学問を文法論{ぶんぽうろん}(文法学{ぶんぽうがく})という。今日、これには、形式を重んじる立場、意味内容を重んじる立場などの違いによって、いろいろの説が行われている。本書本文では教育上の配慮を考え、いわゆる学校文法をもとにして個々の語を分類し、その文法的性質を説明するのを原則としているので、本稿でもおおむねそれによって概要を述べる。文法研究の単位として、ここでは、便宜的に①文、②文節、③単語を設ける。単語が文節を構成し、文節が文を構成する。 文は、内容的にはある一つのまとまった思想や感情を表し、外形的には一続きのことばで、音声を表す場合はその前後に音の切れ目があり、終わりにはある特殊な音調{いんちょ네ーしょん}。急なしり下がりと弱まり、しり上がりと強まり、その他)が加わるものをいう。文字で書き表す場合は、終わりに句点「。」をつけるのが普通である。 日本語が文の切れ目のはっきりした言語であると言われるのは、文の終わりに用いられる文節のパターンがおおよそ決まっていることによる。文についての研究は種々行われているが、日本語の特色をとらえた体系的研究はまだ十分とは言えないのが現状である。 単語より小さい単位には接辞{せつじ}(接頭語{せっとうご}・接尾語{せつびご})がある。これは単語を構成する要素(語構成要素{ごこうせいようそ}・造語成分{ぞうごせいぶん})の一つで、語の構成にあずかる点で、文法論・語彙論{ごいろん}の両方にかかわりを持つ重要な単位である。 二つ以上の単語が結合したものを、文節のように文の一成分として扱うのではなく、ひとまとまりの意味単位として扱いたいとき、これを連語{れんご}ということがある。本書で《連語》としたものがそれで、まとまった意味を表すが、一語とするには結合が弱すぎ、文をなすほど大きくはないものと言える。ことわざや慣用句などは広い意味の連語に含まれるが、本書ではこれらの見出しを《句》として、《連語》とは区別した。 **文節** 文を区切って言うときに、実際のことばとして不自然にならないように最も小さく区切った一区切り一区切りを、文節という。 久しぶりに――窮屈な――制服を――着て――学校へ――行ったら――正門前で――やはり――制服を着た――成瀬に会った。 右の文は一二の文節に区切ることができる。文は「火事だ!」のように、一つの文節で成り立っている場合もあるが、二つ以上の文節からなるのが普通である。文節は文を直接に構成する単位である。 **切れる文節と続く文節** 一つの文の中には、前の例の「会った」のように、文の最後に来て文を完結させて終わらせる文節がある。このような文節を「切れる文節」という。「会った」以外の文節は、そこで切れないで、それを受ける文節を要求している。このような文節を「続く文節」という。前の文節が後の文節に続くことを「係る」といい、後の文節はそれを「受ける」という。 文としてのまとまりは、このように二つ(またはそれ以上)の文節が「係る―受ける」の関係で結びつくことによって得られる。続く文節の受ける文節への続き方は、右の例では「窮屈な」は「制服(を)」に、「制服を」は「着て」に続くというように、すぐ次の文節に直接続く場合と、「久しぶりに」は「行ったら」に、「正門前で」は「会った」に続くというように、他の幾つかの文節を隔てて続く場合とがある。 **文節相互の関係とその種類** 二つ以上の文節が結びついて文の統一にあずかるのであるが、その結びつき方すなわち文節相互の関係を区分することが、文節の種類を分けることにもなる。文節相互の関係は、ふつう次の種類が考えられている。 **主語・述語の関係(主述関係)** 「何ガドウスル」「何ガドンナダ」「何ガ何ダ」という関係で結びついている文節の、「何ガ」を主語、「ドゥスル・ドンナダ・何ダ」を述語という。 鳥が鳴く。 (何ガドウスル型。動詞文) 鳥がかわいい。 (何ガドンナダ型。形容詞文) あれがひばりだ。 (何ガ何ダ型。名詞文) **修飾・被修飾の関係** 下の語の意味を詳しく説明したり、限定したりする文節の働きを修飾といい、それを受ける文節の働きを被修飾という。受ける文節が体言である場合の修飾を連体修飾、用言である場合の修飾を連用修飾という。 ①連体修飾・被修飾の関係 <1577> **現代日本語の文法** 私の手帳 (何ノ何型) 美しい本 (ドンナ何型) 折る紙 (ドウスル何型) ②連用修飾・被修飾の関係 本を読む。 (何ヲドウスル型) 山に登る。 (何ニドウスル型) 美しく老いる。 (ドンナニドウスル型) とてもすばらしい。 (ドンナニドンナダ型) 読めば分かる。 (ドウスレバドウスル型) 言ってもむだだ。 (ドウスレバドンナダ型) 「本を読む」「山に登る」の「本を」「山に」などを連用修飾としないで、文の組み立てに必須的な「補語」とする立場もある。「読めば分かる」「言ってもむだだ」の「読めば」「言っても」なども連用修飾としないで、「条件句」などとする立場もある。このように連用修飾については意見がまちまちであるのが現状である。 **対等(並立)の関係** 二つ以上の文節が、主述関係でも修飾・被修飾関係でもなく、意味上対等の内容で結びついている文節を対等または並立の関係にあるという。 山と川 (何ト何型) 安くてうまい。 (ドンナデドンナダ型) **補助・被補助の関係** 下の文節が上の文節に補助的な意味を添える働きで結びついている場合、下の文節と上の文節との関係を補助・被補助の関係にあるという。 吾輩は猫である。 (被補助 補助) 右の「ある」という文節は、「物が存在する」という実質的な意味を表す文節ではなく、「猫で」という文節を助ける働きをしている。補助語となる語には「ある・いる・おく・しまう・いく・くる・みる・やる・くれる・もらう・あげる・くださる…」などの動詞がある(補助動詞)。また、形容詞の「ない」「ほしい」も「高くない」「行ってほしい」のように用いられて補助語となる(補助形容詞)。 **接続の関係** 上にある文または文節が、下に順接や逆接あるいは条件の内容で続いていくとき、それを接続の関係にあるという。接続助詞で受ける句、および接続詞からなる文節がこの働きをする。 日中は暑いが、夜は涼しい。 女は弱し。されど、母は強し。 **独立語** 文中のある特定の文節と結びつかず、文全体の意味や他の文節どうしの関係に、意味の上でわずかにつながりを持つ文節をいう。品詞の上からは感動詞がこれにあたり、感動・呼びかけ・応答などの種類がある。 ああ、恐ろしい。 おい、それ、行くぞ。 いいえ、違います。 右のほか、 平成一〇年八月四日、この日は私の誕生日です。 なども独立の文節として扱う。 **単語** 庭の花がきれいに咲きました。 右の文は、①庭の ②花が ③きれいに ④咲きました。の四つの文節に区切ることができる。これらの文節を文から離して考えると、①の「庭」は常に「の」を伴うとは限らず、「庭が」「庭を」などと、「が」や「を」を伴って文節を作ることができるから、①の文節は「庭」と「の」に分けることができる。同様にして、右の各文節から多くの文節に共通する要素を取り出して、それ以上分けると意味をなさなくなる最小限まで分けると、 庭 の 花 が きれい に 咲き まし た の八つに分けることができる。このようにして得られた最小の意味単位を単語または語という。単語は文節を直接に構成する単位である。 **自立語と付属語** 右の例では、③の「きれいに」は、一つの単語で、それがそのまま文節を構成している。①②の文節は二つの単語からなり、④は三つの単語からなっているが、「庭」「花」「咲き」は、それぞれ単独でも一つの文節を作る性質を持っている。このように、それ自身単独でも一つの文節を作ることができる単語を自立語という。また、右の「の」「が」「に」「まし」「た」のように、単独では文節を作ることがなく、必ず自立語について文節を作り、単語と単語との結びつきの関係を示したり、いろいろ付属的な意味を添えたり、叙述を助けたりする単語を付属語という。 <1578> **現代日本語の文法** 一つの文節には、必ず一つの自立語が含まれ、付属語は「咲きました」のように二つ以上重なってもよいし、重ならなくてもよい。 **活用と活用形** 単語の中で、例えば「行く」は、用い方(切れるか続くか)によって、「行か{ナイ}」「行き{マス}」「行く。」「行く{トキ}」「行け{バ}」「行け。」と語形が規則的体系的に変わる。このような、用法による形の変化を活用といい、規則的体系的に語形を変える語を活用語という。「行く」では、「行」の部分が共通して変わらず、「か・き・く・く・け・け」の部分だけが変わっている。この変わらない部分を語幹といい、変わる部分を活用語尾または単に語尾という。「見る」「来る」のように、語幹と語尾とに分けられないものもある。 活用したそれぞれの形を活用形といい、ふつう、未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形(文語では已然形)・命令形の六形を立てる。 **活用形の用法** 六つの活用形の用法は、単独の用法と、助詞・助動詞をつける用法とに分けられる。以下に、口語の活用形の主な用法をあげる。 **未然形** ①単独用法はない。 ②助動詞「(ら)れる」「(さ)せる」「ない」「ぬ」「(よ)う」などがつく。助詞はつかない。 **連用形** ①単独用法に次のものがある。 ア 連用法 連用修飾語となるのをはじめ、他の用言に連なる。「話し始める」「寒くなる」「立派に成長する」 イ 中止法 文を中止し、下に対等の関係で続ける。「太郎は本を読み、花子はテレビを見る」 ウ その他 移動の目的を表したり、敬語表現にあずかったりする。「友を見送りに行く」「話をお聞きになる」 ②助動詞「ます」「た」「たい」「そうだ(様態)」、助詞「て」「ても」「たり」「ながら」がつく(このうち、「ます」「たい」「そうだ」「ながら」は動詞や一部の助動詞につく)。 **終止形** ①単独用法に終止法がある。 「友と将来の夢を語る。」「この花は赤い。」「海は静かだ。」 *この形は、活用形の中で最も基本になる形と考えられることから基本形ともいう。辞書の見出しに立つのはこの形である(形容動詞を除く)。 ②助動詞「らしい(動詞・形容詞、一部の助動詞)」「そうだ(伝聞)」、助詞「と」「か」「から」「けれども」「が」などがつく。 **連体形** ①単独用法に連体法(連体修飾語として用いる用法)がある。「走る電車」「青い花」「静かな海」 ②助動詞「ようだ」、助詞「の」「ので」「のに」「だけ」「ほど」「ばかり」などがつく。 **仮定形** ①単独用法はない。 ②助詞「ば」がつく用法のみ。「話せば分かる」 **命令形**(形容詞・形容動詞を除く) ①単独用法に命令終止法(命令・願望・放任などの意を含んで文を終止する用法)がある。 [コロ] | | 活用がある語(用言) | 基本形がウ段の音(文語ラ変は「り」) | … | 動詞 | | --- | --- | --- | --- | --- | | 自立語 | | 基本形が口語は「い」文語は「し」 | … | 形容(詞) | | | | 基本形が口語は「だ」文語は「なり・たり」 | … | 形容動詞 | | | 主語になりうる(体言) | … | … | 名詞 | | | 活用がない | 主として用言を修飾する | 体言だけを修飾する | 連体詞 | | | | | 接続語になる | 接続詞 | | | | | 独立語になる | 感動詞 | | 付属語 | 活用がある | … | … | 助動詞 | | | 活用がない | … | … | 助詞 | <1579> **現代日本語の文法** 「人の話をよく聞け。」「行きたいなら行け。」 ②助詞「よ」がつく。 **品詞** 単語を文法上の性質・機能の面から分類したものを品詞という。 ①自立語か付属語か。②活用があるかないか。③どのように活用し、言い切りの形はどうか。④どんな文節を作るか――の基準によって単語を品詞に分類すると、前ページの表のようになる。動詞・形容詞・形容動D詞の三つは、いずれも自立語で活用があるところから用言と呼ばれる。 **動詞** 用言の一つ。自立語で活用があり、文の中心部になることが最も多い。終止形がウ段の音で終わり(文語ラ変動詞だけはイ段の音の「り」)、主として事物の動作・作用・状態・存在などを表す(本文「動詞」を参照)。活用のしかたによって、次のように文語では九種、口語では五種に分類することができる(→は文語と口語の対応を表す)。 [コロ] | 文語 | | 口語 | | --- | --- | --- | | 四段活用 | → | 五段活用 | | ナ行変格活用 | | | | ラ行変格活用 | | | | 上二段活用 | → | 上一段活用 | | 下二段活用 | → | 下一段活用 | | 上一段活用 | | 上一段活用 | | 下一段活用 | | 下一段活用 | | カ行変格活用 | → | カ行変格活用 | | サ行変格活用 | → | サ行変格活用 | なお、動詞の活用語尾の初めの音は、音便形を除いて、原則として五十音図の同じ行の中で行われ、形容詞や形容動詞のように他の行にまたがらない、という語形上の特色がある(付録「動詞活用表」を参照)。 **補助動詞・独立動詞(本動詞)** ア 机の上に本をおく。 イ 戸を開けておく。 右のア・イの「おく」は、アの方は「ある場所に据える」意で、動詞本来の意味を表すのに対して、イの方は上の語(文節)に「前もって…する」意を添える働きをしている。後者のように動詞本来の意味が薄れ、他の語について付属的な意味を添える動詞を補助動詞といい、それに対して前者のように動詞本来の意味を表すものを独立動詞(本動詞)という。 **自動詞・他動詞** ア 水が流れる。授業が終わる。 イ 水を流す。授業を終える。 右のアの「流れる」「終わる」は、〈対象〉を表す目的語を必要とせず、それ自身の働きとして、充足した意味を表すことのできる動詞であり、イの「流す」「終える」は、ある事物(水・授業)に及んで、それに対する働きかけを表す動詞である。その場合、その事物に「を」を添えて表す。アの類の動詞を自動詞、イの類の動詞を他動詞といい、対応に応じて意味も異なる。「を」を受ける動詞がすべて他動詞かというとそうではなく、「家を出る」「零度を割る」「道を歩く」のように、離脱点や基準点や移動の場所などを表す「~を」の下にくる動詞は自動詞である。この「を」は〈対象〉を表してはいない(本文「を」を参照)。 自動詞・他動詞は、「結果が残っている」ことを言い表すときの違いによって区別することもできる。「戸が開いている」「戸が開けてある」のように、「ている」のついたものが自動詞、「てある」のついたものが他動詞であるが、この方法はすべての動詞に適用できないという弱点がある。 また、「犬が人をかむ→人が犬にかまれる」のように、直接的な受け身を作るかどうかも自他動詞の弁別のために使われるが、「犬が人にかみつく」のように「~に」をとるものも直接的な受け身を作ったり(人が犬にかみつかれる)、「私は右手を骨折した」などでは純然たる他動詞でありながら受け身を作らなかったりするので、これも自他動詞弁別の有効な手段とはならない。あくまで、〈対象〉の「を」をとるかどうかで他動詞と自動詞の区別がつけられることに注意したい。 自動詞・他動詞の対応は、「流れる/流す」「終わる/終える」のように、多く語幹または語幹の一部を等しくし、活用の種類および語尾の行を異にすることによって示される。しかし、「する」「吹く」「笑う」などのように同一語形で両方用いられるもの、「来る」「行く」「あわてる」などのように自動詞だけで他動詞の対応のないもの、「殺す」「飲む」「着る」「思う」などのように他動詞だけで自動詞の対応のないものもある。 また、「走る」「跳ぶ」「生きる」のように本来的な自動詞が、「~を」をとって他動詞に転じる用法もあり(マラソンを走る・三段跳びを跳ぶ・八十年の生涯を生きる)、本来的な他動詞(机を右に寄せる)を、「波が寄せる」のように自動詞として使う例もある。 <1580> **現代日本語の文法** 他動詞「替える」に対応する自動詞「替わる」には、「住所が替わる(自)」のほかに、「住所を替わる(他)」の言い方もある。「替わる」の他動詞表現は「住所を替える(他)」に比べて、動作主の〈意図性〉が穏やかな表現となっている。 「餅にかびが生じる(自)」「餅がかびを生じる(他)」、「解決には困難が伴う(自)」「解決は困難を伴う(他)」や、「字が上手に書けますか(自)」「字を上手に書けますか(他)」のように、自他動詞で意味が異ならないと考えられるものもあり、この意味では、日本語の動詞は自他に二分されるとするよりは、自動詞・他動詞・自他動詞に三分されると考えるべきかもしれない。「二〇〇ccの血を輸血する」「本丸を築城する」など、目的語を含み持つ漢語サ変動詞にとりわけこの傾向が強いようだ。 **可能動詞** 「行ける」「読める」「書ける」など、ある動詞の本来の意味に可能の意味を合わせて「…することができる」意を表す動詞を可能動詞という。これらは、もと五段動詞から作られたもので、語幹と活用の行とをもとのままにして、活用のしかたを下一段化したものである。ところが、近年上一・下一・カ変の語に可能の意を持たせたラ行下一段活用の動詞ができて話題になっている(「ら」抜きことば)。「見れる」「着れる」「出れる」「食べれる」「来れる」などがそれであるが、まだ標準的な言い方とはなっていない。可能動詞は動作を表すというよりは、可能/不可能といった形容詞に近い性質的意味を表すため、命令形はない。 **動詞の音便** 動詞の音便は五段活用の語の連用形に「て」「た」「たり」などが続くときにあらわれ、活用の行によって語尾の音が「イ」「ッ」「ン」に変わる。 イ音便 咲き→咲いて 仰ぎ→仰いで 促音便 持ち→持って 取り→取って 撥音便 呼び→呼んで 読み→読んで なお、「~ウ」となるウ音便も一部に、あるいは地方などに残っている。「問い→問うて」「買い→買うて」など。 **形容詞** 用言の一つ。自立語で活用があり、それだけで述語になることができ、事物の状態・性質や感情・感覚を表す単語をいう。終止形の語尾の音は「イ」である(文語では「シ」)。英語の形容詞が名詞を修飾するものであり、単独では述語になれないのに対して、日本語の形容詞はそれらの働きを持つほか連用修飾語にもなるなど、名称は同じでも文法上の働きは大いに異なる。 活用は、文語では「ク活用」「シク活用」の二種、口語では一種である。文語の形容詞には命令形があるが、口語にはない(付録「形容詞活用表」を参照)。 形容詞は語幹の用法が発達している。「おお、さむ(寒)」などのように単独で用いたり、「麗しの君」などのように体言のように用いたりする。また、接尾語の「さ」「み」をつけて「高さ」「弱み」のように名詞として用いたり、「楽しげだ(形容動詞)」「古くさい(形容詞)」「遠浅(名詞)」「近々(副詞)」など、派生語や複合語を作ったりする働きもある。 形容詞には、「良くない」の「ない」のように本来の意味を失い、形容詞・形容動詞などについて補助的な意味を添える働きを持つものがある。この「ない」は「行かない」などと言うときの、動詞につく「ない(助動詞)」と意味は同じ(打ち消し)であるが、用法は違い、「ない」とその上の語との間に助詞「は」「も」などを入れて、「良くはない」「良くもない」と言える。すなわち、助動詞に似ているが、単独で文節を作る点であくまでも形容詞である。このような「ない」は補助動詞の場合と同様に、本来の形容詞とは区別して補助形容詞という。口語の補助形容詞には、ほかに「来てほしい」などと使う「ほしい」がある。 **形容動詞** 用言の一つ。自立語で活用があり、それだけで述語になることができ、事物の状態・性質や感情を表す単語をいう。終止形の語尾の音は「ダ」である。表す意味が形容詞に近く、文語形容動詞の活用のしかたが動詞(文語ラ変)に似ていることから、「形容動詞」と呼ばれるようになったが、口語の活用は動詞とは全く趣の違ったものになっている(本文「形容動詞」を参照)。 活用は、文語では「ナリ活用」「タリ活用」の二種、口語ではふつうナリ活用の系統を引く「だろ・だっ・で・に・だ・な・なら・○」の一種とされるが、本書ではタリ活用の系統を引く連用形「―と」、連体形「―たる」も口語の形容動詞として認める立場をとった。前者をニナ型活用、後者をトタル型活用と呼ぶ(付録「形容動詞活用表」を参照)。 語幹の用法は形容詞よりも活発で、「まあ、きれい」のように単独で用いたり、「元気らしい」「静かです」「元気かね」のように直下に助動詞や助詞がついたりする。また、接尾語をつけて「穏やかさ」のように名詞になる。これは形容動詞の語幹の独立性が強いためで、その点で、形容動詞を認めず、語幹を体言とし、語尾を指定の助動詞とする立場もある。 <1581> **現代日本語の文法** 本書では、形容動詞は語幹で見出しを立てた。 **名詞** 自立語で活用がなく、単独で主語になることができる単語をいう。英文法などでは、名詞・代名詞・数詞は区別されるが、日本語の場合、代名詞も数詞も文法上の性質は名詞とはほとんど違わないので、右の基準によって代名詞と数詞を名詞の下位区分とするのがふつうである。 従来、英文法などの影響から名詞・代名詞・数詞を区別し、これらを一括して体言と呼んできたが、ここでの立場は代名詞・数詞を名詞の中に含めるので、名詞イコール体言ということになる。体言とは事物の実体概念を表す語の意で、用言に対する語である。 名詞の下位分類として、代名詞・数詞の区分のほかに、便宜的に普通名詞と固有名詞とを区別することがあり、実質的な意味を表すかどうかによって実質名詞と形式名詞とを区別することがある。 ①普通名詞は、同一種類の事物に通じて用いられる名称を言い、「山・川・人・愛・平和・…」などがある。さらに具体名詞(具象名詞)、抽象名詞に分けることもある。 ②固有名詞は、人名・地名・書名・国名など同一種類に属する個々の特定の事物を互いに区別するために与えられる名称をいい、「聖徳太子・京都・源氏物語・日本…」などがある。 ③形式名詞は、その表す意味が抽象的意味を持つ名詞をいう。常に上に実質的な内容を示す連体修飾語をとるのが特徴である。これに対して、実質的内容を表す一般の名詞を実質名詞という。「事を大きくする」は実質名詞の、「大きなことを言う」は形式名詞の例である。 ④数詞は、数量または数による順序を表す名詞をいう。これは、「一つ・二人・三本・四枚・五匹」など数量を表す基数詞と、「第一・二つ目・三番・四号・五等」など順序を表す序数詞に分けられる。また、「三本・三番」の「本・番」など数量や順序を表す接尾語を助数詞と言い、数だけを表す部分を本数詞ということがある。助数詞は、数えられる事物の種類や性質によって使い分けられることが多く、これが複雑に発達しているのは、日本語を含めてアジアの言語に見られる性質である。なお、数詞は他の名詞と文法上の働きを等しくするが、単独で連用修飾語になれる点が、他の名詞と異なる。これは「昔・今日・あした」など、時を表す名詞にも共通することで、これらは副詞に近いものと言うことができる(本文「助数詞」を参照)。 ⑤代名詞は、人・事物・場所・方角について、その名称を言わずに、それを話し手の立場から直接に指し示して表す語である。文法上の性質は他の名詞とほとんど変わらないが、他の名詞のように事物の概念を個々の名称によって表すものではなく、話し手と聞き手との関係に基づいて同一人物が「僕」「君」「彼」のように、同一事物が「これ」「それ」「あれ」のように異なった語で指示される点に特色がある。 代名詞の種類は、人に関するものとそれ以外のものとを区別して、人称代名詞(人代名詞)と指示代名詞とに分けられる(本文「人称代名詞」「指示代名詞」を参照)。次に口語の代名詞の主なものを挙げた。 [コロ] | | 自称 | 対称 | 他称 | | --- | --- | --- | --- | | 人称代名詞 | わたくし、わたし、ぼく、おれ | あなた、おまえ、君 | 彼、彼女 | | 指示代名詞 | | | 近称 | 中称 | 遠称 | 不定称 | | | 人 | お一方、この人、こちら | その方、その人、そちら | あの方、あちら | どの方、どなた、だれ | | | 事物 | これ、こいつ | それ、そいつ | あれ、あいつ | どれ、どいつ | | | 場所 | ここ | そこ | あそこ | どこ | | | 方角 | こちら、こっち | そちら、そっち | あちら、あっち | どちら、どっち | 自称(第一人称)は話し手が自分を指し、対称(第二人称)は相手を指し、他称(第三人称)は話し手の近くか、相手の近くか、双方から遠方かによって、近称・中称・遠称と、それに疑問と不定の意を表す不定称を加えた四種に分けられる。人称代名詞の各人称にいくつもの語があるのは、敬語の使い分けに応じるためである。 **副詞** 自立語で活用がなく、主語になることがなく、単独で連用修飾語になることができる単語をいう。 <1582> **現代日本語の文法** その表す意味や修飾のしかたによって次の三種に分けられる。 **情態副詞** 動作の行われる様子がどのようであるかを表す。主として動詞を修飾するが、まれに他の用法もある。「さっと・むっつり・がらりと」などの擬態語、「ますます・はるばる」などの畳語、「こう・そう」などの指示語、「しいて・かえって・あえて・改めて」などの動詞連用形+「て」から転じたもの、「一向・早速」などの漢語、その他種々のものを含む。 **程度副詞** 情態を表す語の上にあって、その情態がどの程度であるかを表す。主として形容詞・形容動詞を修飾するが、動詞も修飾する。また、その他にも種々の用法を持つ点で問題の多い副詞である。「かなり・ずっと・すこし・もっと・大変・ちょっと」など。 **叙述副詞** 用言の叙述のしかたを修飾する機能を持つ。述語の形式を定めて、これと呼応するところから呼応の副詞とも、文を述べおさめることを陳述と言うことから陳述副詞ともいう。次のようなものがある。 仮定条件と呼応……もし、たとい、万一、よし(文語) 推量と呼応…………おそらく、多分、けだし(文語) 打ち消しと呼応……少しも、全く、めったに、おさおさ、(文語) 打ち消しの推量と呼応…まさか、よもや 禁止と呼応…………決して、ゆめ(文語) 比況と呼応…………ちょうど、まるで、あたかも(文語) 願望・希望と呼応……ぜひ、どうか、どうぞ 疑問・反語と呼応……なぜ、どうして、いったい 強い確信と呼応………必ず、きっと 当然と呼応…………まさに、すべからく(文語のみ) 副詞は連用修飾語となるのが普通だが、他にも次のような用法がある。 ①程度副詞は他の副詞を修飾することがある。「もう少し欲しい」「もっとゆっくり話せ」「ずっとはっきりしている」 ②程度副詞は単独で時・数・方角・場所を表す名詞を修飾することがある。「ずっと昔」「もう一枚」「もっと右」 ③格助詞「の」を伴って連体修飾語になることがある。「やっとの思い」「かなりの寒さ」「まさかの場合」 ④助動詞「だ」「です」を伴って述語になることがある。「ちょうどぴったりだ」「もう少しです」 **連体詞** 自立語で活用がなく、単独で連体修飾語としてだけ用いられる単語をいう。この品詞に属する語は多くなく、いずれも他の品詞から転成したものか、あるいは連語だったものが一語化して連体詞となったものである。成立が比較的新しいために、連体詞に含めるかどうか迷うものもあり、また、口語と文語で取り扱いの異なるものもある。 例えば、「この」「我が」などは口語では連体詞であるが、文語では代名詞+助詞「の」「が」の連語である。それは、文語においては「こ」「わ」は独立して用いられ、種々の助詞に接続するが、口語においてはこの用法がなく、いつも「この」「わが」という形だけで文節を作り、一語として意識されるからである。 **接続詞** 自立語で活用がなく、もっぱら「接続の文節」となって、前後の事柄の関係を意味的にはっきりさせ、文脈を展開・誘導する役目を持つ単語をいう。その関係づけは話し手の立場からなされ、話し手の意図が反映されている単語と言うことができる。連体詞と同様、これに属する語の大部分は他の品詞から転じたものである。 接続詞はその条件的関係や表す意味によって次のように分類される。 ①順接を表す……だから、ゆえに、そこで ②逆接を表す………しかし、けれども、だが ③並列・添加などを表す…また、および、そして、それから ④選択を表す……あるいは、または、もしくは、ないしは ⑤話題の転換を表す…さて、ところで、では また、用法の上から次のように分けられる。 ①文をつなぎ合わせる。「彼は元気がなかった。しかし、頑張った」「もう少しで完成する。だから、元気を出せ」 ②文中の文節・連文節をつなぎ合わせる。「疲れていたし、それに急いでもいた」「雨はやんだが、しかし中止する」 ③単語をつなぎ合わせる。「鉛筆および万年筆」「英語またはフランス語」 <1583> **現代日本語の文法** **感動詞** 自立語で活用がなく、付属語をつけて用いることがなく、常に「独立の文節」となって、感動・呼びかけ・応答などを表す単語をいう。常に一語で一文を構成する単語であるとも言える。自分の気持ちを直接的に表現するもので、外界に指示対象を持たないといった特徴もある。 感動詞はその表す内容によって次のように分類できる。 ①感動を表す………ああ、おお、あっ、まあ ②呼びかけを表す…おい、もしもし、いや、こら ③応答を表す………はい、いいえ、うん ④かけ声を表す……よいしょ、どっこいしょ ⑤挨拶を表す………おはよう、こんにちは、さようなら 感動詞はまた、用法の上から「はい。」のように、それだけで一個の文(一語文)になるものと、「さあ、いらっしゃい。」のように、文中で独立語として用いられるものとに分けられる。 本書では、「拝啓・敬具・かしこ・草々」など、手紙文に用いられる挨拶語も意味・文法上の働きを考慮して感動詞に含めた。 **助動詞** 付属語で活用があり、常に他の語について一文節を構成し、上の語に一定の意味を加えたり、そのすぐ上の語にかかる文節までを含めた全体の叙述を助けたりする機能を持つ単語をいう。主として用言につくが、助動詞や助詞、名詞、副詞につく語もある。 助動詞の分類方法には、ふつう、の意味によるもの、活用の型によるもの、接続のしかたによるもの、の三つがあるが、次に示すのは意味によって分類したものである。(〔 〕内は文語) ①受身…れる られる [る らる] ②可能…れる られる [る らる] ③自発…れる られる [る らる] ④尊敬…れる られる [す さす しむ] ⑤使役…せる させる しめる [す さす しむ] ⑥希望…たい [たし まほし] ⑦打消…ない ぬ まい [ず じ まじ] ⑧推量…う よう まい らしい [む けむ らむ らし べし まし じ まし めり] ⑨過去…た [き けり] ⑩完了…た [つ ぬ たり り] ⑪断定(指定)…だ です [なり たり] ⑫比況…ようだ [ごとし ごとく なり] ⑬様態…そうだ(連用形接続) [なり] ⑭伝聞…そうだ(終止形接続) ⑮丁寧…です ます 右のうち、①から⑩までは上の語の意味を補う働きを持つもので、これらを接尾語とする説もある。⑪から⑮までは話し手の種々の判断のしかたを表すものである。 助動詞の重なり方の順序は、ほぼ次のような順序で一定している。 せる・させる・しめる→れる・られる→たい→ます→ない・ぬ(ん)→そうだ(そうです)〔様態〕→だ→た→らしい・です・ようだ(ようです)→う・よう・まい・そうだ(そうです)〔伝聞〕 *同じグループ内のものは相互に重ならない。また、*印の語は「た」の上に位置することがある。 最上位は、他の助動詞につくことのないグループで、各活用形がそろい、用言に近い性質を持ち、接尾語とも言われる。最下位は、他の助動詞がつくことのないグループで、語形変化がなく(あるいは、乏しく)、終助詞に近い性質のものである(活用の型についての分類や、各助動詞の活用のしかた及び接続については、付録「主要助動詞活用表」を参照)。 **助詞** 付属語で活用がなく、常に他の語について一文節を構成し、他の成分に対して、どのような関係にあるかを示したり、いろいろの意味を添えたりするときに用いる単語をいう。日本語が名詞の使われ方から膠着語に属すると言われるのも、この助詞が非常に発達し、文法上の重要な機能を発揮しているからである。 助詞の分類方法には種々のものが行われているが、本書では次の八種類に細分した。(学校文法では、ふつう格助詞、接続助詞、副助詞、終助詞の四つに分ける。これにならえば、本書の八種類のもののうち、準体助詞は格助詞に、並立助詞は格助詞または副助詞に、係助詞は副助詞に、間投助詞は終助詞に含めることになる) ①接続助詞 活用する語について、上の文と下に来る文とをいろいろな意味関係でつなぐ。 「時間が許せば、出席できるのだが」などと使って仮定条件を表す「ば」、「本を読んでいると、電話がかかってきた」などと使って時間的関連を表す「と」、「春になったが、まだ寒い」などと使う逆接の「が」、原因・理由を表す「から」「ので」、列挙や前後の事柄をつなぐ「て」などのほか、「ても」「つつ」「くせに」などがある。 <1584> **現代日本語の文法** ②格助詞 体言(準体言を含む)について、それが述語あるいは他の格を伴う成分とどういう資格で関係するかを示す。 主格を表す「が」、対格を表す「を」、位格を表す「に」、共同者格を表す「と」のほか、「へ」「から」「まで」「より」「で」「の」がある。所有などを表す「の」は述語との格関係を表示せず、もっぱら体言と体言との関係を示すため、新たに助詞の分類として連体助詞を立て、それに含める立場もある。係助詞の「は」「も」などとともに、日本語の文の組み立てにかかわる最も重要な助詞群である。 ③準体助詞 種々の語について、それを体言に準ずるもの(準体言)とする。「もっと赤いのがよい」「本を読むのが好きだ」などの「の」がこれに当たる。後者の「の」は形式名詞に近い。 ④並立助詞 種々の語について、対等の文節を作る。「AかBか」などと選択を表す「か」や、「AとB」などと並列を表す「と」、「おせんにキャラメル」などと使う「に」のほか、「の」「や」「たり」「とか」などがある。 ⑤副助詞 種々の語について、いろいろの補助的意味を添える。「漱石くらい読め」などと使う「くらい」、「愚痴ばかり言う」などと使う「ばかり」や、「母まで反対する」などと使う「まで」、「言うほどのことはない」などと使う「ほど」のほか、「だけ」「か」「さえ」「しか」「など」などがある。主として連用修飾語を作ると考えられて、「副助詞」の名称があるが、必ずしも適切ではないとする考えもある。係助詞との境界が微妙である。 ⑥係助詞 種々の語について、ある種の意(特に、とりたての意)を添える。「私はうそは言わない」などと使う「は」や、「明日も雨らしい」などと使う「も」のほか、「こそ」「しか」「とは」「ったら」「って」「てば」などがある。あとに来る述語に決まった勢力を及ぼす語とも言われるが、係り結びの法則を失った現代語では、必ずしも適切な規定ではない。 ⑦終助詞 種々の語について、常に文の終わりに位置し、話し手の疑問・禁止・詠嘆・勧誘・依頼・念押しなどの気持ちを表す。 「か」「な」「や」「よ」「わ」「ぜ」などのほか、他の助詞や名詞から転じた「の」「が」「もの」などがある。 ⑧間投助詞 種々の語につく。文の途中にも終わりにも位置して、語調を強めたり感動の意を添えたりする。 切れる文節、続く文節を問わず、必ず文節の最後に来る。「お兄ちゃんがね、ぶったの」などと使う「ね」や、「さ」「よ」「な」などがある。 **品詞の転成** ある単語が、意味や文法上の働きの上で本来の品詞としての特質を失い、他の品詞としての特質を持つようになることをいう。その主な例に次のようなものがある。 ①名詞への転成 ア 動詞の連用形から(光・謡・思い・受け・取り次ぎ) イ 形容詞の連用形・終止形・語幹から(遠く・すし・若い・赤) ウ 感動詞から(あわれ) ②副詞への転成 ア 名詞から(つゆ・いっぱい) イ 動詞から(あまり・ますます) ③接続詞への転成 ア 動詞から(及び) イ 副詞から(また) ウ 助詞から(が・と・けれども) ④感動詞への転成 ア 名詞から(くそ・畜生) イ 代名詞から(それ・あれ) ウ 動詞から(もし) エ 形容詞から(よし) オ 副詞から(ちょっと) ⑤連体詞への転成 ア 動詞から(去る・明くる) イ 形容動詞から(大きな・小さな) これらの中で最も多いのは、動詞の連用形が名詞に転じるもので、これを連用形名詞と言うことがある。ところで、「時計をお買い上げになる」は、全体で「買い上げる」の敬語を表す特殊な動詞とみなすことができるが、「時計をお買い上げのお客様」は上に対しては動詞の働きをし、下に対しては名詞の働きをするという二重の働きをする。また、「論文を執筆中の田中先生」なども同様である。これらはいずれも省略的表現で、連用形名詞と言うよりは、連用形の特殊な用法と言うべきものであろう。 <1585> **現代日本語の文法** **造語成分** 単語には、意味的にそれ以上小さな単位に分けられないもの(単純語)と、さらに小さく分けられるもの(複合語・派生語)とがある。前者に「山・春・花」など、後者に「山里・春めく・お花・山岳」などがある。後者におけるそれぞれの単位は、語を構成する単位となっているところから、語構成要素または造語成分と呼ばれる。これには本来単語として用いられる独立的なもの(山・里・春・花)と、単語としては決して用いられない非独立的なもの(めく・お・山・岳)とがある。 非独立的造語成分には、派生語を作る接頭語・接尾語(総称して、接辞)およびそれ以外のものとがある。非独立的造語成分から接辞を除いたものを特に語構成要素または造語成分、または語素と言うことも多く、本書で《造語》と表示したのはそれである。 **接頭語** 常に他の基本となる構成要素の上にあって、意味を添えたり語調を整えたりする造語成分。一般に、文法的性質を変える働きはないが、漢語の否定の意の「不・非」などは形容動詞語幹を作ることが多い。 **接尾語** 常に他の基本となる構成要素の下にあって、①主に体言について意味を添える造語成分と、②意味を添えると同時にその文法的性質を変える造語成分とがある。①には、敬意・親愛・軽卑、複数、数量、順序などを表すものがあるが、このうち数量、順序を表すものを特に助数詞という。これには、「五メートル」などの単位名も含まれる。②には、名詞・動詞・形容詞・形容動詞を作るものなどがある。 **接辞以外のもの** 「ほのめく・ほの暗い・ほのぼの」の「ほの」、「ひそまる・ひそひそ」の「ひそ」などは、単独で単語として用いられることがなく、しかも接頭語でも接尾語でもない造語成分の例である。ふつう語根と呼ばれるが、この用語は他の意味に用いられることがある。 ところで、「山岳・健康」の「山・岳・健・康」などは、それぞれある意味を表しているが、単独で単語として用いることはない。これらを単語相当のものとして認める立場もあるにはあるが、非独立的な造語成分(語素)として、3に含まれるものであることに変わりはない。このように、漢字一字の造語成分から構成された単語は複合語であり、特にこれらの漢語の場合には熟語と呼ばれることが多い。 **敬語** 敬語は、話し手(書き手)が聞き手(読み手)に対して敬意を表す場合と、話題中の人物に対して敬意を表す場合に分けて考えることができる。前者を「丁寧語」といい、後者はさらに動作をする人を敬うのか、動作を受ける人を敬うのかによって「尊敬語」と「謙譲語」とに分ける。 尊敬語は、話し手が主体を敬う敬語をいう。主体とは、ある動作をする人(動作の仕手)のことである。 謙譲語は、話し手が客体を敬う敬語をいう。客体とは、ある動作の及ぶ人(動作の受け手)のことである。この敬語が「謙譲語」と呼ばれるのは、現代語では動作の主体が話し手自身である場合が圧倒的に多く、そこから、自分をへりくだるという意識が出たためである。しかし、本来、主体のいかんに関係なく用いられるもので、敬意の向けられる対象が客体であることに変わりはない。 丁寧語は、話し手がその相手(聞き手)そのものに対する敬意を表すもので、話題中の主体・客体などに関係なく用いられる敬語である。「お米があります」の「お米」は、「アナタガメシアガルお米があります」の文脈では尊敬語として、「アナタニサシアゲルお米があります」の文脈では謙譲語として働いているが、店で「お米がありますカ?」と使う「お米」は、聞き手を意識して丁寧に言ったもので、この言い方が丁寧語である。これを「美化語」と言う意見もある。 敬語を語形の面から見ると、①敬語的成分(補助動詞・助動詞・接頭語・接尾語)を付け加えるものと、②「来るーいらっしゃる」のように普通の言い方と別の形をとるもの、とに分けられる(①は二つ以上を併用することがある)。 ①は、尊敬語に「お(御)…になる」「…てくださる」「…(ら)れる」「お(御)…」「貴…」「…様」「…殿」、謙譲語に「お(御)…する」「…ていただく」「お(御)…」「拝…」、丁寧語に「…(ござい)ます」「…です」「お(御)…」などがある。 ②は、尊敬語に「なさる」「おっしゃる」、謙譲語に「いただく」「うかがう」、丁寧語に「ございます」などがある。 [編集部注]以上は中島繁夫「文法について」(『学研国語大辞典』所収)に加筆し一部修正を加えたものである。 <1586> **動詞活用表** ○はその活用形がないことを示す。( )は語幹と語尾の区別がないことを示す。語の下の赤数字については「《解説》四、表の注」を参照。 **口語** | 種類 | 行 | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 五段 | カ | 歩く | ある | か | き | く | く | け | け | | | カ | 行く | い | か | き | く | く | け | け | | | ガ | 泳ぐ | およ | が | ぎ | ぐ | ぐ | げ | げ | | | サ | 話す | はな | さ | し | す | す | せ | せ | | | サ | 略す | りゃく | さ | し | す | す | せ | せ | | | タ | 打つ | う | た | ち | つ | つ | て | て | | | バ | 学ぶ | まな | ば | び | ぶ | ぶ | べ | べ | | | マ | 読む | よ | ま | み | む | む | め | め | | | ラ | 取る | と | ら | り | る | る | れ | れ | | | ラ | なさる² | なさ | ら | い | る | る | れ | い | | | ワア | 買う³ | か | わ | い | う | う | え | え | | | ナ | 死ぬ⁴ | し | な | に | ぬ | ぬ | ね | ね | | 上一段 | アララ | 有る⁶ | あ | ら | り | る | る | れ | れ | | | カ | 蹴る⁸ | け | け | け | る | る | れ | ろ | | | ヤ | 射る | い | い | い | る | る | れ | よ | | | ワ | 居る | い | い | い | る | る | れ | よ | | | カ | 着る | き | き | き | る | る | れ | ろ | | | ナ | 似る | に | に | に | る | る | れ | よ | **文語** | 種類 | 行 | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 四段 | カ | 歩く | ある | か | き | く | く | け | け | | | カ | 行く | い | か | き | く | く | け | け | | | ガ | 泳ぐ | およ | が | ぎ | ぐ | ぐ | げ | げ | | | サ | 話す | はな | さ | し | す | す | せ | せ | | 「略す」は文語ではサ行変格活用 | | | タ | 打つ | う | た | ち | つ | つ | て | て | | | バ | 学ぶ | まな | ば | び | ぶ | ぶ | べ | べ | | | マ | 読む | よ | ま | み | む | む | め | め | | | ラ | 取る | と | ら | り | る | る | れ | れ | | | ラ | なさる | なさ | ら | い | る | る | れ | い | | | ハ | 買ふ | か | は | ひ | ふ | ふ | へ | へ | | ナ変 | ナ | 死ぬ⁵ | し | な | に | ぬ | ぬる | ぬれ | ね | | ラ変 | ラ | 有り | あ | ら | り | り | る | れ | れ | | 下一段 | カ | 蹴る⁹ | け | け | け | る | るる | るれ | よ | | 上一段 | ヤ | 射る | い | い | ゐ | る | るる | るれ | よ | | | ワ | 居る | ゐ | ゐ | ゐ | る | るる | るれ | よ | | | カ | 着る | き | き | き | る | るる | るれ | よ | | | ナ | 似る | に | に | に | る | るる | るれ | よ | <1587> **動詞活用表** **上一段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ア | 干る | (ひ) | ひ | ひ | ひる | ひる | ひれ | ひよ | | マ¹⁰ | 見る | (み) | み | み | みる | みる | みれ | みよ | | ア | 強いる | | い | い | いる | いる | いれ | いよ | | カ | 老いる | お | い | い | いる | いる | いれ | いよ | | カ | 起きる | お | き | き | きる | きる | きれ | きろ | | カ | 飽きる | あ | き | き | きる | きる | きれ | きろ | | ガ | 過ぎる | す | ぎ | ぎ | ぎる | ぎる | ぎれ | ぎろ | | ザ | 閉じる | と | じ | じ | じる | じる | じれ | じろ | | タ | 落ちる | お | ち | ち | ちる | ちる | ちれ | ちろ | | バ | 浴びる | あ | び | び | びる | びる | びれ | びろ | | マ | 染みる | し | み | み | みる | みる | みれ | みろ | | ラ | 降りる | お | り | り | りる | りる | りれ | りろ | | ラ | 借りる | か | り | り | りる | りる | りれ | りろ | | ザ | 信じる | しん | じ | じ | じる | じる | じれ | じろ | | 口語「凪ぐ」は五段活用(文語では四段も) | | 口語「恨む」は五段活用(文語では四段も) | **下一段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ア | 心得る | こころ | え | え | える | える | えれ | えよ | | カ | 教える | おし | え | え | える | える | えれ | えよ | | ガ | 覚える | おぼ | え | え | える | える | えれ | えよ | | サ | 植える | う | え | え | える | える | えれ | えよ | | ザ | 分ける | わ | け | け | ける | ける | けれ | けよ | | タ | 上げる | あ | げ | げ | げる | げる | げれ | げよ | | ア | 乗せる | の | せ | せ | せる | せる | せれ | せよ | | ア | 混ぜる | ま | ぜ | ぜ | ぜる | ぜる | ぜれ | ぜよ | | ア | 立てる | た | て | て | たてる | たてる | たてれ | たてよ | **上二段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ハ | 干る | (ひ) | ひ | ひ | ふ | ふる | ふれ | ひよ | | マ | 見る | (み) | み | み | む | むる | むれ | みよ | | ヤ | 強ふ | | ひ | ひ | ふ | ふる | ふれ | ひよ | | カ | 老ゆ | お | い | い | ゆ | ゆる | ゆれ | いよ | | カ¹² | 起く | お | き | き | く | くる | くれ | きよ | | 文語は「飽く」で、四段活用 | | ガ | 過ぐ | す | ぎ | ぎ | ぐ | ぐる | ぐれ | ぎよ | | ダ | 閉づ | と | ぢ | ぢ | づ | づる | づれ | ぢよ | | タ¹³ | 落つ | お | ち | ち | つ | つる | つれ | ちよ | | バ | 浴ぶ | あ | び | び | ぶ | ぶる | ぶれ | びよ | | 文語は「染む」で、古くは四段活用 | | ラ | 降る | ふ | り | り | る | るる | るれ | りよ | | 文語は「借る」で、四段活用 | | 文語は「信ず」で、サ行変格活用 | | ガ | 凪ぐ | な | ぎ | ぎ | ぐ | ぐる | ぐれ | ぎよ | | マ | 恨む | うら | み | み | む | むる | むれ | みよ | **下二段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ア | 心得 | こころ | え | え | う | うる | うれ | えよ | | カ | 教ふ | おし | へ | へ | ふ | ふる | ふれ | へよ | | ガ | 覚ゆ | おぼ | え | え | ゆ | ゆる | ゆれ | えよ | | ワ¹⁴¹⁵ | 植う | う | ゑ | ゑ | う | うる | うれ | ゑよ | | カ | 分く | わ | け | け | く | くる | くれ | けよ | | ガ | 上ぐ | あ | げ | げ | ぐ | ぐる | ぐれ | げよ | | サ | 乗す | の | せ | せ | す | する | すれ | せよ | | ザ | 混ず | ま | ぜ | ぜ | ず | ずる | ずれ | ぜよ | | タ | 立つ | た | て | て | つ | つる | つれ | てよ | <1588> **動詞活用表** **下一段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ダ | 出る | (で) | で | で | でる | でる | でれ | でよ | | ダ | 撫でる | な | で | で | でる | でる | でれ | でよ | | ナ | 寝る | (ね) | ね | ね | ねる | ねる | ねれ | ねよ | | ナ | 尋ねる | たず | ね | ね | ねる | ねる | ねれ | ねよ | | ハ | 経る | へ | へ | へる | へる | へれ | へよ | | バ | 食べる | た | べ | べ | べる | べる | べれ | べよ | | マ | 止める | と | め | め | める | める | めれ | めよ | | ラ¹⁶ | 暮れる | く | れ | れ | れる | れる | れれ | れよ | **カ変** | | 来る | (く) | こ | き | くる | くる | くれ | こい | **サ変** | | する | (す) | し せ さ | し | する | する | すれ | せよ しろ | | ザ | 接する | せっ | し | し | する | する | すれ | せよ しろ | | ザ | 論ずる¹⁶ | ろん | じ | じ | ずる | ずる | ずれ | じろ | **下二段** | 行 | 基本形 | ( ) | | | | | | | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ダ | 出づ | (い) | で | で | づ | づる | づれ | でよ | | ダ | 撫づ | な | で | で | づ | づる | づれ | でよ | | ナ | 寝 | (ぬ) | ね | ね | ぬ | ぬる | ぬれ | ねよ | | ナ | 尋ぬ | たず | ね | ね | ぬ | ぬる | ぬれ | ねよ | | ハ | 経 | (ふ) | へ | へ | ふ | ふる | ふれ | へよ | | バ | 食ぶ | た | べ | べ | ぶ | ぶる | ぶれ | べよ | | マ | 止む | と | め | め | む | むる | むれ | めよ | | ラ | 暮る | く | れ | れ | る | るる | るれ | れよ | **カ変** | | 来 | (く) | こ | き | く | くる | くれ | こ | **サ変** | | す | (す) | せ | し | す | する | すれ | せよ | | ザ | 接す | せっ | せ | し | す | する | すれ | せよ | | ザ | 論ず | ろん | ぜ | じ | ず | ずる | ずれ | ぜよ | > 解説 一、口語五段動詞の未然形と連用形、およびサ変動詞の未然形の語尾の欄は、さらに二つあるいは三つに分けた。そのそれぞれの用法を示すと次のようになる。 **五段動詞未然形** 上段 助動詞「ない」「ぬ」「せる」「れる」「しめる」に続く。 下段 助動詞「う」に続く。 **五段動詞連用形** 上段 言いさすときと、「―はしない」「―もしない」「―さえすれば」のような連語の形に用いる。また、助動詞「ます」「たい」「そうだ(様態)」、助詞「ながら」、接尾語「たがる」に続く。 下段 助動詞「た(だ)」、助詞「て(で)」「たり(だり)」「ても(でも)」に続く。 **サ変動詞未然形** 上段 助動詞「ない」「まい」「よう」に続く。 中段 (「する」のみ) 助動詞「ぬ」「られる」「しめる」に続く。 下段 (「する」) 助動詞「せる」「れる」に続く。 (「接する」「論ずる」) 助動詞「ぬ」「させる」「られる」「しめる」に続く(ただし、上一段化する結果、「させる」「られる」に続くときは「接し」「論じ」となることが多い)。 二、口語五段動詞の「歩こう」「話そう」などは、歴史的かなづかいでは「歩かう」「話さう」などと書き、オ段の仮名は使われなかった。そのため、五段活用の動詞は、以前は文語の場合と同じく四段活用の動詞と呼ばれていた。現在でも歴史的かなづかいの立場ではこの名で呼ばれることがある。 この「歩こう」「話そう」は、本来「歩かむ」「話さむ」であり、従って文語では、打ち消しの形も推量・意志の形もともに語尾はア段の音であった。それが、推量の助動詞「む」の方に音の変化が起こり、歴史的かなづかいでは「歩かう」「話さう」と書いたものが、現代かなづかいでは発音に従うところから、「歩こう」「話そう」と書くようになった。 <1589> **動詞活用表** このように、現代かなづかいでは、打ち消しの形と推量・意志の形とでは活用語尾が変わるが、学校文法では、この「歩こう」などを単独の活用形として立てず、文語の活用形の用法に合わせてそのまま未然形としたため、五段活用の未然形にア段とオ段とが並ぶことになっている。 三、文語四段動詞の連用形の音便の形は、 サ行にイ音便がある。(話いて) ハ行に促音便のほかにウ音便がある。(買うて) バ・マ行に撥音便のほかにウ音便がある。(喜うで、頼うで) 「為す」「行く」はイ音便である。(行いて) などの点が違うほかは、その動詞の口語での活用の連用形下段の形とほぼ同じである。 四、表の注。 1 ラ行五段動詞の中には、「すべる」「しゃべる」のように、命令形が「――れ」の形のほかに、俗に「――ろ」の形になるものがある。 2 ラ行五段動詞「なさる」と同様の活用をする語は、ほかに「いらっしゃる」「おっしゃる」「くださる」「ござる」がある。これらの活用形の用法の中で注意すべき点は次のようである。 ア、未然形「―ら」は「せる」「れる」「しめる」にふつう続かない。 イ、連用形「―い」は「ます」に続くときだけに用いる。 ウ、命令形の二つの形のうち、「―れ」は文語的な言い方で、ふつうは「―い」を用いる。これは本来、連用形の音便形「なさい」に「ませ」が付いたものの省略形である。 3 「買う」の連用形下段の用法「買った」「買って」は、関西地方では「買うた」「買うて」となる。 4 ナ行五段動詞は「死ぬ」の一語のみ。 5 ナ変動詞は「死ぬ」「往ぬ」の二語のみ。 6 「有る」と同様の活用をする語は、ほかに「居る」がある。未然形の「―ら」はふつう「ない」に続かない。(打ち消しにはふつう単に「ない」を用いる。「あらず」「あらぬ」は文語、または文語的)また、命令形「―れ」も文語、または文語的。 7 ラ変動詞は「有り」「居り」「侍り」「いまそかり」の四語。 8 ラ行五段動詞「蹴る」は、複合動詞をつくるときは「蹴落とす」のように下一段活用となることも多い。(文語の残存) 9 文語の下一段動詞は「蹴る」一語のみ。 10 マ行上一段動詞「試みる」「夢見る」「かんがみる」などは、文語では古くはマ行上一段活用であったが、のち、「試む」「夢む」「かんがむ」のように、マ行上二段にも活用するようになった。 11 ア行上一段動詞「用いる」は、文語では、平安時代にワ行上一段の「用ゐる」とハ行上二段の「用ふ」の両形があり、中世以降、ワ行上二段の「用う」とヤ行上二段の「用ゆ」がある。 12 カ行上二段動詞「生く」には古く四段活用もあった。 13 タ行上二段動詞「満つ」には古く四段活用もあった。 14 ア行下二段動詞は「得」とその複合動詞のみ。なお、下二段動詞の「得」「出づ」(ダ行)「寝」(ナ行)「経」(ハ行)の四語は、語幹と語尾の区別がない。 15 ワ行下二段動詞は「植う」「据う」「飢う」の三語のみ。 16 口語ラ行下一段動詞の中で、「呉れる」のみは命令形が「呉れ」となる。 17 サ変動詞「する」と同様に活用するサ変複合動詞は数多くある。それらのうち、「愛する」「解する」「適する」の類は、「愛す」などの形をとって五段に活用する。(サ変の五段化) 18 サ変動詞「論ずる」と同様に活用するサ変複合動詞には、「感ずる」「信ずる」「命ずる」「通ずる」「甘んずる」「軽んずる」「先んずる」などがある。この類には上一段化した「――じる」の形が対応する。(サ変の上一段化) 五、補注。 * 五段動詞は、その多くについて、次のように可能の意味をもつ下一段動詞(可能動詞)が対応する。 歩く―歩ける 読む―読める 行く―行ける 取る―取れる 愛す―愛せる 可能動詞には、命令形がない。なお、五段動詞以外でも対応する可能動詞が用いられることもある(「来る――来られる」「見る――見られる」「出る―出られる」「食べる―食べれる」の類)が、まだ標準的な用法とはなっていない。 <1590> **形容詞活用表** ○はその活用形がないことを示す。 **口語** | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 高い | たか | かろ | く | い | い | けれ | ○ | | 美しい | うつくし | かろ | く | い | い | けれ | ○ | | むつまじい | むつまじ | かろ | く | い | い | けれ | ○ | > 解説 一、口語形容詞の連用形、および文語形容詞の連用形・連体形の語尾の欄は、さらに二つに分けた。そのそれぞれの用法は次のとおり。 **口語形容詞連用形** 上段 「言いさすとき、および連用修飾語として用いる。補助形容詞「ない」、助詞「て」「ても」に続く。 下段 助動詞「た」、助詞「たり」に続く。 **文語形容詞連用形** 上段 言いさすとき、および連用修飾語として用いる。補助動詞「あり」、助詞「て」「して」などに続く。 下段 助動詞「き」「けり」「つ」「ぬ(完了)」などに続く。 **文語形容詞連体形** 上段 連体修飾語として用いる。また、準体言として用いる。「ぞ」「なむ」「や」「か」を受けて文を終止する(係り結び)。助動詞「なり」「ごとし」に続く。 下段 助動詞「べし」「らし」「まじ」「らむ」「めり」などに続く。 二、口語形容詞の連用形が「ございます」「存じます」に続くときには次のような形がある。これは、もと連用形「――く」のウ音便による。(関西地方では「ございます」「存じます」以外の語にも広く続けて用いる。「寒うなった」など) **文語** | 種類 | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ク活用 | 高し | たか | から | く かり | し | き かる | けれ | かれ | | シク活用 | 美し | うつく | しから | しく しかり | し | しき しかる | しけれ | しかれ | | | むつまじ | むつまじ | しから | じく じかり | じ | じき じかる | じけれ | じかれ | ア、語幹の最終音がウ段の場合、ウ段の長音となる。「寒うございます」「暑うございます」 イ、語幹の最終音がオ段の場合、オ段の長音となる。「白うございます」「重うございます」 ウ、語幹の最終音がア段の場合、オ段の長音となり、語幹も変化して、「こう…」の形になる。「たか(高)くございます」→「たこうございます」、「あか(赤)くございます」→「あこうございます」 エ、語幹の最終音がイ段の場合、ウ段の拗音の長音「しゅう…」の形になる。「うれしくございます」→「うれしゅうございます」 三、文語形容詞の連用形「――く」「―しく」の音便の形はすべてウ音便。 四、文語形容詞の連体形「――き」「―しき」は、イ音便の形となることがある(連体形の口語化)。 五、文語のシク活用形容詞の活用語尾の「し」の部分は、各活用形にわたってあらわれるところから、語幹に含める考え方がある。この場合の活用は、終止形を除いてク活用と全く同じになる。これは、「なつかしの…」「美しさ」などの用法を語幹の用法としてク活用の場合と同様に説明できる利点があるが、終止形の語尾がなくなるため、活用表に終止形があらわれなくなり、語幹が終止形の用法を受け持つと説明せざるを得なくなる。そこで学校文法では、「し」の部分を語幹から外し、別の活用形式(シク活用)とする。 <1591> **形容動詞活用表** そして、語幹の用法は終止形がはたすと見る。 六、文語形容詞「ク活用」「シク活用」のうちで、「から・かり・かる・かれ」「しから・しかり・しかる・しかれ」という活用は、形容詞の連用形語尾「く」「しく」に「あり」が付いてできた活用で、本来の「○・く・し・き・けれ・○」「○・しく・し・しき・しけれ・○」の活用に対して補助的な役目を持つところから、形容詞の補助活用あるいはカリ活用ともいう。 **口語** | 種類 | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ニナ型活用 | 静かだ | 静か | だろ | だっ で に | だ | な | なら | ○ | | トタル型活用 | 堂堂たる | 堂堂 | ○ | ○ と | ○ | たる | ○ | ○ | > 解説 一、口語形容動詞の連用形、および文語形容動詞の連用形の語尾の欄は、さらに三つあるいは二つに分けた。そのそれぞれの用法は次のとおり。 **口語形容動詞連用形** 上段 助動詞「た」、助詞「たり」に続く。 中段 言いさすときに用いる。補助形容詞「ない」、補助動詞「ある」に続く。 下段 連用修飾語として用いる。 **文語形容動詞連用形** 上段 助動詞「き」「けり」「つ」「けむ」に続く。 下段 言いさすとき、および連用修飾語として用いる。助詞「て」(ナリ活用のみ)「して」に続く。 二、ニナ型活用は、本書では《形動》と表示してある。トタル型活用は、本書では《形動》と表示してある。 三、ニナ型活用は、丁寧な言い方をするときには、 静か でしょ・でし・です・です・○・○ となる。 四、トタル型活用の「―と」「―たる」は、学校文法では、それぞれ副詞・連体詞とする。 **文語** | 種類 | 基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | ナリ活用 | 静かなり | 静か | なら | なり に | なり | なる | なれ | なれ | | タリ活用 | 堂堂たり | 堂堂 | たら | たり と | たり | たる | たれ | たれ | しかし本書では、二つの活用形をもつ口語の形容動詞として認める立場をとった。 五、「同じだ」「こんなだ」「あんなだ」の類の形容動詞では、連体形「――な」は「ので」「のに」に続く場合にのみ用いられ、体言に続くときは語幹がそのまま用いられる。 六、「大きな」「小さな」などは本来形容動詞であり、その連体形「―な」のみ口語に残ったものである。従って、連体形のみの形容動詞とする説もあるが、「だ」で言い切れないなどの点から、本書では連体詞に転成したものと見る。ただし「目の大きな人」「声の小さな人」などの言い方がある点で形容動詞的であり、他の連体詞とは違いがある。 七、形容詞と形容動詞の間で、共通の語幹を持つものがある。「柔らかい―柔らかだ」「細かい―細かだ」など。 八、ニナ型活用の形容動詞の中には、「有能だ」のように副詞的な連用修飾語として用いる連用形「――に」の形のないものがある。 九、ニナ型活用の形容動詞の中には、「大幅だ」のように連体形「――な」のほかに「―の」の形をとるものがある。 十、トタル型活用の形容動詞は、おもに文章語として用いられる。 <1592> **主要助動詞活用表** ○はその活用形がないことを示す。( )はふつうには使われない形であることを示す。〈 〉は古風な書き方であることを示す。口語の活用表で、語の下の数字については「《解説》三、表の注」を参照。文語の活用表で、語の下の記号については「《解説》二、表の注」を参照。 **口語** | 種類 | 基本型 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 意味 | 接続 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 動詞下一段型 | せる | せ | せ | せる | せる | せれ | せろ せよ | 使役 | 未然形(五段・サ変の「さ」)。 | | | させる | させ | させ | させる | させる | させれ | させろ させよ | | 未然形(上一・下一・カ変・サ変の「せ」)。 | | | しめる¹ | しめ | しめ | しめる | しめる | しめれ | しめよ | | 未然形(動詞・文語形容詞・文語形容動詞)。 | | | れる² | れ | れ | れる | れる | れれ | られろ られよ | 受身・可能・自発・尊敬 | 未然形(五段・サ変の「さ」)。 | | | られる² | られ | られ | られる | られる | られれ | られろ られよ | | 未然形(上一・下一・カ変・サ変の「せ」、「せる」「させる」「しめる」)。 | | 形容詞型 | ない | なかろ | なかっ なく | ない | ない | なけれ | ○ | 打消 | 未然形(動詞、動詞型活用の助動詞)。〔サ変は「し」の形〕 | | | たい | たかろ | たく³ たかっ | たい | たい | たけれ | ○ | 希望 | 連用形(動詞、動詞型活用の助動詞)。 | | | らしい | | らしく³ らしゅかっ | らしい | らしい | ○ | ○ | 推定 | 終止形(動詞・形容詞・助動詞)。語幹(形容動詞、「そうだ」)。名詞など。 | | 形容動詞型 | だ | だろ | で だっ | だ | な⁴ | なら | ○ | 断定 | 名詞。ある種の助詞。〔未然形・仮定形は、動詞・形容詞・一部の助動詞の終止形にも〕 | | | そうだ | そうだろ | そうで そうに そうだっ | そうだ | (そうな) そうだ | そうなら | ○ | 伝聞 様態 | 終止形(用言・助動詞)。 | | | ようだ | ようだろ | ようで ように ようだっ | ようだ | ような | ようなら | ○ | 比況・推量 | 連用形(動詞・動詞型活用の助動詞)。語幹(形容詞・形容動詞)。 | | | みたいだ | みたいだろ | みたいで みたいに みたいだっ | みたいだ | みたいな | みたいなら | ○ | 比況 | 連体形(用言・助動詞)。助詞「の」。連体詞「この」「その」「あの」「どの」。 | | | た⁵ | たろ | ○ | た | た | たら | ○ | 過去・完了・存続 | 連用形(用言、「ぬ」「う」「よう」「まい」「そうだ(伝聞)」以外の助動詞)。 | | 特殊型 | です | でしょ | でし | です | です⁶ | ○ | ○ | 丁寧な断定 | 名詞。助詞。語幹(形容動詞・その型の助動詞)。終止形(形容詞・その型の助動詞)。〔未然形は動詞の終止形にも〕 | | | ます | ませ まし | まし | ます | ます | ますれ⁷ | ませ⁸ まし | 丁寧 | 連用形(動詞・動詞型活用の助動詞)。 | <1593> **助動詞活用表(口語)** **無変化型** | | う | ぬ | よう | まい | | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- | | 未然形 | ○ | ○ | ○ | ○ | | 連用形 | ○ | ○ | ○ | ○ | | 終止形 | う | ぬ⁹ | よう | まい | | 連体形 | う¹⁰ | ぬ⁹ | よう¹⁰ | まい¹⁰ | | 仮定形 | ○ | ○ | ○ | ○ | | 命令形 | ○ | ○ | ○ | ○ | | 意味 | 推量・意志 勧誘 | 打消 | | 打消の推量 打消の意志 | | 接続 | 未然形(動詞・文語形容詞・文語形容動詞・動詞型活用の助動詞および「ます」)。〔サ変は「せ」の形〕 | 未然形(五段動詞・形容詞・形容動詞、「ない」「たい」「だ」「ようだ」「そうだ」「ます」「です」「た」)。 | 未然形(上一・下一・カ変・サ変、動詞型活用の助動詞)。〔サ変は「し」の形〕 | 終止形(五段動詞、「ます」)。未然形(上一・下一・カ変・サ変、動詞型活用の助動詞)。〔カ変・サ変などは終止形にも〕 | > 解説 一、未然形は一般に「ない」「ぬ(ん)」「う」「よう」に続く形であるが、二つに分けた所は、上段が「ぬ(ん)」にのみ続き、下段が「う」にのみ続く形である。 二、連用形は、一般に、言いさすときおよび助動詞「た」に続くときに用いるが、二つに分けた所は、上段(「とう〔「たい」の連用形「たく」の変化〕」「らしゅう〔「らしい」の連用形「らしく」の変化〕」「ように」「みたいに」を除く)は言いさすときに用い、下段が「た」に続く形である。 ただし、このほかにも次のような用法がある。 (1)「ます」に続くもの 「せる」「させる」「しめる」「れる」「られる」の連用形。 (2)連用修飾語となるもの 「ない」「たい」「らしい」「そうだ(様態)」「ようだ(比況)」「みたいだ」の連用形「なく」「たく」「らしく」「そうに」「ように」「みたいに」。 (3)「ございます」に続くもの 「たい」「らしい」の連用形「たく」「らしく」の変化した「とう」「らしゅう」、「だ」「そうだ(伝聞・様態)」「ようだ」「みたいだ」の連用形「で」「そうで」「ようで」「みたいで」。 (4)「て」に続くもの 「せる」「させる」「しめる」「れる」「られる」の連用形、「ない」「たい」「らしい」の連用形「なく」「たく」「らしく」、「です」「ます」の連用形「でし」「まし」。 (5)補助動詞「ある」、補助形容詞「ない」に続くもの 「で」「そうだ(伝聞・様態)」「ようだ」「みたいだ」の連用形「で」「そうで(「ない」に続くのは様態の場合のみ)」「ようで」「みたいで」。 三、表の注。 1 「しめる」は主に文章語として用いられる。 2 「れる」「られる」は、自発・可能の意(ふつう尊敬の意の場合も)では命令形がない。 3 「たく」「らしく」は、「ございます」「存じます」に続くときには「とう」「らしゅう」となる。 4 「だ」の連体形「な」は、助詞「の」「ので」「のに」に続く用法のみ。 5 「た」は、ガ・ナ・バ・マ行の五段動詞に続くときには、音便の形に付いて濁音となる。「泳いだ」「死んだ」「学んだ」「読んだ」 6 「です」の連体形「です」は、助詞「ので」「のに」に続く用法のみ。 7 「ます」には、古風なスタイルの話しことばに用いられる形として、終止形・連体形に「まする」、仮定形に「ますれ」を認める見方もあるが、ここではこれらを別の助動詞として扱い、「ます」の活用形とはしなかった。本文の「まする」の項参照。 8 「ます」の命令形「まし」「ませ」は、「いらっしゃる」「おっしゃる」「くださる」「なさる」などの敬語動詞に付く。 9 「ぬ」の終止形・連体形の「ぬ」は主に文語的な言い方として用いられる。 10 「う」「よう」「まい」の連体形「う」「よう」「まい」は、ふつう形式名詞「もの」「こと」「はず」などに続く用法のみ。 <1594> **助動詞活用表(文語)** | 種類 | 基本型 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | 意味 | 接続 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 下二段型 | す | せ | せ | す | する | すれ | せよ | 使役・尊敬 | 未然形(四段・ナ変・ラ変)。 | | | さす | させ | させ | さす | さする | さすれ | させよ | | 未然形(四段・ナ変・ラ変)。 | | | しむ | しめ | しめ | しむ | しむる | しむれ | しめよ | | 未然形(上一・上二・下一・下二・カ変・サ変)。 | | | る | れ | れ | る | るる | るれ | ○ | 受身・可能・自発・尊敬 | 未然形(四段・ナ変・ラ変)。 | | | らる | られ | られ | らる | らるる | らるれ | ○ | | 未然形(上一・上二・下一・下二・カ変・サ変)。 | | ク活用型 | べし | べく べから | べく べかり | べし | べき べかる | べけれ | ○ | 推量・意志・可能・当然・命令・適当 | 終止形(ラ変・ラ変型は連体形)。「べき」は形容詞型活用。 | | | まほし | まほしく まほしから | まほしく まほしかり | まほし | まほしき まほしかる | まほしけれ | ○ | 希望 | 連用形(用言・助動詞)。 | | | たし | たく たから | たく たかり | たし | たき たかる | たけれ | ○ | 希望 | 連用形(用言・助動詞)。 | | シク活用型 | ごとし | ごとく | ごとく | ごとし | ごとき | ○ | ○ | 比況・例示 | 連体形(用言・助動詞)。名詞+「の」。体言。 | | | まし | ましか ませ | ○ | まし | まし | ましか | ○ | 反実仮想・推量・希望 | 未然形(用言・助動詞)。 | | | らし | ○ | らしかり | らし | らしき らしかる | らしけれ | ○ | 推定 | 終止形(ラ変・ラ変型は連体形)。助動詞「む」「けむ」「ず」「まし」の終止形など。 | <1595> **助動詞活用表(文語)** | 種類 | 基本型 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | 意味 | 接続 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 形容動詞型 | なり | なら | なり に | なり | なる | なれ | なれ | 断定 | 名詞。連体形(活用語)。副詞。助詞。 | | タリ活用型 | ごとくなり | ごとくなら | ごとくなり ごとくに | ごとくなり | ごとくなる | ごとくなれ | ごとくなれ | 比況・例示 | 連体形(用言・助動詞)。連体形+「が」。名詞+「の」。 | | | たり | たら | たり | たり | たる | たれ | たれ | 断定 | 名詞。 | | 無変化型 | ず | ず ざら | ず ざり | ず | ぬ ざる | ね ざれ | ○ ざれ | 打消・反実仮想 | 未然形(用言・助動詞)。 | | | まし | (ませ) | (まし) | まし | まし | ましか | ○ | 予想 | 連用形(用言・助動詞)。 | | | き | (せ) | ○ | き | し | しか | ○ | 過去(回想) | 連用形(用言・助動詞)。〔カ変・サ変は特別〕※ | | | けり | (けら) | ○ | けり | ける | けれ | ○ | 過去(伝聞・回想的) | 連用形(用言・助動詞)。 | | | む | (ま) | ○ | む | む | め | ○ | 推量・意志 | 未然形(用言・助動詞)。 | | | けむ | (けま) | ○ | けむ | けむ | けめ | ○ | 過去の推量 | 連用形(用言・助動詞)。 | | | らむ | (らま) | ○ | らむ | らむ | らめ | ○ | 現在の推量 | 終止形(ラ変以外の動詞・助動詞)。連体形(ラ変・形容詞・形容動詞・助動詞)。 | | | らし | ○ | (らし) | らし | らしき | ○ | ○ | 推定 | 終止形(ラ変以外の動詞・助動詞)。連体形(ラ変・形容詞・形容動詞・助動詞)。 | | | じ | ○ | (じ) | じ | じ | じ | ○ | 打消の推量・打消の意志 | 未然形(用言・助動詞)。 | > 解説 一、この表にあがっている助動詞の大部分は、平安時代の生きた口語だったので、それは現代の文語体が平安時代の口語をもとにしたものであることによる。和歌や俗語などはそれ以外の助動詞もまじるので、本文の中ではこれらのほかにもいくつかの助動詞も扱った。 二、表の注。 *「べし」の連用形「べく」、連体形「べき」、「たし」の連体形「たく」、連体形「たき」は、音便で、「べう」「べい」、「たう」「たい」となることがある。 ☆「べし」の連体形「べき」、「ごとし」の連体形「ごとき」は口語にも用いられる。これは文語的な言い方の残存したものである。 ※「き」は、カ変・サ変に対して次のように接続する。 サ変連用形「し」に付く。「しき」「ししか」 カ変には付かない。 サ変未然形「せ」に付く。「せし」「せしか」 カ変未然形「こ」に付く。「こし」「こしか」 カ変連用形「き」に付く。「きし」「きしか」 <1596> **『現代仮名遣い』** **現代仮名遣い** > 前書き * これは、昭和六十一年七月一日の内閣告示『現代仮名遣い』の「付表」を除く全文を掲載し、それに解説を付したものである。 1 この仮名遣いは、語を現代語の音韻〔1〕に従って書き表すことを原則とし、一方、表記の慣習を尊重して〔2〕一定の特例を設けるものである。 2 この仮名遣いは、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころ〔3〕を示すものである。 3 この仮名遣いは、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない〔4〕。 4 この仮名遣いは、主として現代文のうち口語体のものに適用する〔5〕。原文の仮名遣いによる必要のあるもの、固有名詞〔6〕などでこれによりがたいものは除く。 5 この仮名遣いは、擬声・擬態的描写や嘆声〔7〕、特殊な方言音〔8〕、外来語・外来音〔9〕などの書き表し方を対象とするものではない。 6 この仮名遣いは、「ホオ・ホホ(頰)」「テキカク・テッカク(的確)」のような発音にゆれのある語について、その発音をどちらかに決めようとするものではない〔10〕。 7 この仮名遣いは、点字、ローマ字などを用いて国語を書き表す場合のきまりとは必ずしも対応するものではない。 8 歴史的仮名遣いは、明治以降、「現代かなづかい」(昭和二十一年内閣告示第三三号)の行われる以前には、社会一般の基準として行われていたものであり、今日においても、歴史的仮名遣いで書かれた文献などを読む機会は多い。歴史的仮名遣いが、我が国の歴史や文化に深いかかわりをもつものとして、尊重されるべきことは言うまでもない。また、この仮名遣いにも歴史的仮名遣いを受け継いでいるところがあり、この仮名遣いの理解を深める上で、歴史的仮名遣いを知ることは有用である。付表において、この仮名遣いと歴史的仮名遣いとの対照を示すのはそのためである。 注 〔1〕現代語の音韻 「音韻」とは、同一言語社会に属する話し手たちが共有していると仮定される抽象的な言語音の意である。その場その場の具体的な音声(発音)とは区別される。 〔2〕助詞の「を・は・へ」や、「ちぢむ・つづく」の「ぢ・づ」や「いう(言う)」などのことを言っている。「本文・第2」で扱う。 〔3〕よりどころ この考え方は、昭和四十八年の『送り仮名の付け方』を最初として、『現代仮名遣い』『外来語の表記』でも踏襲された。ちなみに、『常用漢字表』ではほぼ同じ意味で「目安」という語が使われている。→付録「常用漢字表』注〔1〕 〔4〕個々人の表記にまで及ぼそうとするものではないということは、『常用漢字表』『外来語の表記』も同様である。 〔5〕近年、文語文を現代仮名遣いで書くことも行われないではないが、原則的には、文語文は歴史的仮名遣いで書かれるべきものである。口語文の中に混入する文語体については、一般には現代仮名遣いによるが、「出づ」「閉づ」と書くと、否定の「ず」と紛らわしいとして、例外的に「出いづ(出る)」「閉とづ(閉じる)」のように歴史的仮名遣いを用いる場合もある。 〔6〕固有名詞 例えば、「しづ子・かをる」などを「しず子・かおる」などとする必要はない。「小千谷・会津・神通川」などの仮名遣いについては、注〔19・20〕を参照。 〔7〕擬声・擬態的描写や嘆声 特に、擬声語・嘆声の場合はかたかなで書かれることが多く、外来語のように長音符号「ー」を用いることもある。呼びかけを表す感動詞[オーイ」は「おおい・おうい・おーい・オーイ」などの書き方がある。 〔8〕特殊な方言音 東京方言の「おとっつぁん」など。 〔9〕外来語・外来音 外来語・外来音はおおむね『外来語の表記』によることができるが、特殊な表記が用いられることもある。 〔10〕この文言を仮名遣いについて解釈しなおすと、現代語音[ホオ」には「ほお」、[ホホ」には「ほほ」という仮名遣いが認められるということになる。「てきかく・てっかく」なども同様である。 > 本文 > 凡例 1 原則に基づくきまりを第1に示し、表記の慣習による特例を第2に示した。 2 例は、おおむね平仮名書きとし、適宜、括弧内に漢字を示した。常用漢字表に掲げられていない漢字及び音訓には、それぞれ*印及び†印をつけた。 第1 語を書き表すのに、現代語の音韻に従って、次の仮名を用いる。 ただし、傍線(原文、下線)を施した仮名は、第2に示す場合にだけ用いるものである。 <1597> **『現代仮名遣い』** [コロ] | あ | い | う | え | お | | --- | --- | --- | --- | --- | | か | き | く | け | こ | | さ | し | す | せ | そ | | た | ち | つ | て | と | | な | に | ぬ | ね | の | | は | ひ | ふ | へ | ほ | | ま | み | む | め | も | | や | | ゆ | | よ | | ら | り | る | れ | ろ | | わ | | | | を | | が | ぎ | ぐ | げ | ご | | ざ | じ | ず | ぜ | ぞ | | だ | ぢ | づ | で | ど | | ば | び | ぶ | べ | ぼ | | ぱ | ぴ | ぷ | ぺ | ぽ | 1 直音 例 あさひ(朝日) きく(菊) さくら(桜) ついやす(費) にわ(庭) ふで(筆) もみじ(紅葉) ゆずる(譲) れきし(歴史) わかば(若葉) えきか〔1〕(液化) せいがくか〔1〕(声楽家) さんぽ(散歩) 2 拗音 きゃ きゅ きょ ぎゃ ぎゅ ぎょ しゃ しゅ しょ じゃ じゅ じょ ちゃ ちゅ ちょ ぢゃ ぢゅ ぢょ にゃ にゅ にょ ひゃ ひゅ ひょ びゃ びゅ びょ ぴゃ ぴゅ ぴょ みゃ みゅ みょ りゃ りゅ りょ 例 しゃかい(社会) しゅくじ(祝辞) かいじょ(解除) りゃくが(略画) 〔注意〕拗音に用いる「や、ゆ、よ」は、なるべく小書きにする。 3 撥音 ん 例 まなんで(学) みなさん しんねん(新年) しゅんぶん(春分) こんぶ(昆布) 4 促音 っ 例 はしって(走) かっき(活気) がっこう(学校) せっけん(石鹸) 〔注意〕促音に用いる「つ」は、なるべく小書きにする。 5 長音 (1) ア列の長音 ア列の仮名に「あ」を添える。 例 おかあさん おばあさん (2) イ列の長音 イ列の仮名に「い」を添える〔12〕。 例 にいさん おじいさん (3) ウ列の長音 ウ列の仮名に「う」を添える。 例 おさむうございます(寒) うれしゅう存じます〔13〕 くうき(空気) ふうふ(夫婦) ちゅうもん(注文) きゅうり〔13〕 ぼくじゅう(墨汁) (4) エ列の長音 エ列の仮名に「え」を添える。 例 ねえさん ええ(応答の語) (5) オ列の長音 オ列の仮名に「う」を添える〔14〕。 例 おとうさん とうだい(灯台) わこうど(若人) おうぎ(扇) おはよう(早) とう(塔) かおう(買) あそぼう(遊) ほうる(放) はっぴょう(発表) よいでしょう きょう(今日) ちょうちょう(*蝶々) 注 〔11〕「えっか・せいがっか」も行われるが、一般性を欠く。同様に「刻々・三角形・洗濯機・逆光線」などもなるたけ「こくこく・さんかくけい・せんたくき・ぎゃっこうせん」のようにしたい。「てっせん(鉄船)」「てっせん(鉄線・鉄扇)」のように区別する場合もある。 〔12〕「じっと」の強調形は「じいっと」。「二・二六事件」の場合は「にいにいろく…」となる。 〔13〕「うれしう存じます・きうり」などの形も行われるが、一般的ではない。「狩人・桐生(市)」なども、一般には「かりゅうど・きりゅう」。 <1598> **『現代仮名遣い』** 〔14〕「そうっと・ぼうっとする」なども「う」を用いる(「そおっと・ぼおっと」も行われるが、規範的には「う」)。また、歴史的仮名遣いで「あさふ」と書く「麻生」は現代語音に従って、「あそう」のほか、「あさお」とも書く(それぞれ仮名遣いの違いに応じて「アソー」「アサオ」と発音)。歴史的仮名遣いで「しもふさ」と書く「下総(旧国名)」も、現代語音に従って「しもうさ」と書くほか、「しもふさ」とも書く。これらは、語形のゆれに応じて仮名遣いがゆれている例である。 第2 特定の語については、表記の慣習を尊重して、次のように書く。 1 助詞の「を」は、「を」と書く。 例 本を読む 岩をも通す 失礼をばいたしました やむをえない いわんや…をや よせばよいものを てにをは 2 助詞の「は」は、「は」と書く。 例 今日は日曜です 山では雪が降りました あるいは もしくは または ついては いずれは さては ではさようなら とはいえ 惜しむらくは 恐らくは 願わくは これはこれは こんにちは〔15〕 こんばんは〔15〕 悪天候もものかは 〔注意〕次のようなものは、この例にあたらないものとする。 いまわの際〔16〕 すわ一大事 雨も降るわ風も吹くわ 来るわ来るわ きれいだわ 3 助詞の「へ」は、「へ」と書く。 例 故郷へ帰る…さんへ 母への便り 駅へは数分 4 動詞の「いう(言)」は、「いう」と書く〔17〕。 例 ものをいう(言) いうまでもない 昔々あったという こういうわけ どういうふうに 人というもの 5 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く〔18〕。 (1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」 例 ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる ちぢこまる つづみ(鼓) つづら つづく(続) つづめる(約) つづる(*綴) 〔注意〕「いちじく」「いちじるしい」は、この例にあたらない。 (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」〔19〕 例 はなぢ(鼻血) そこぢから(底力) ひぢりめん ちゃぢる(茶*汁) そえぢ(添乳) もらいぢち いれぢえ(入知恵) ちゃのみぢゃわん まぢか(間近) ちかぢか(近々) ここぢんまり みかづき(三日月) にいづま(新妻) たけづつ(竹筒) おこづかい(小遣) こころづくし(心尽) てづくり(手作) はこづめ(箱詰) かたづく うらづける つねづね(常々) つくづく あいそづかし ひづめ ともづな わしづかみ はたらきづめ ひげづら みちづれ(道連) こづく(小突) もとづく ゆきづまる ねばりづよい つれづれ なお、次のような語については、現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする〔20〕。 例 せかいじゅう(世界中) いなずま(稲妻) かたず(固唾) きずな(*絆) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく ひざまずく あせみずく くんずほぐれつ さしずめ でずっぱり なかんずく うでずく くろずくめ ひとりずつ ゆうずう(融通) 〔注意〕次のような語の中の「じ」「ず」は、漢字の音読みでもともと濁っているものであって、上記(1)、(2)のいずれにもあたらず、「じ」「ず」を用いて書く〔21〕。 例 じめん(地面) ぬのじ(布地) ずが(図画) りゃくず(略図) 6 次のような語は、オ列の仮名に「お」を添えて書く。 例 おおかみ おおせ(仰) おおやけ(公) こおり(氷・郡) こおろぎ ほお(頬・朴) ほおずき ほのお〔22〕(炎) とお(十) いきどおる(憤) おおう(覆) こおる(凍) しおおせる とおる(通) とどこおる(滞) もよおす(催) いとおしい おおい(多) おおきい(大きい) とおい(遠) おおむね おおよそ これらは、歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」又は「を」が続くものであって、オ列の長音として発音されるか、オ・オ、コ・オのように発音されるかにかかわらず、オ列の仮名に「お」を添えて書くものである。 <1599> **『現代仮名遣い』** > 付記 次のような語は、エ列の長音として発音されるか、エイ、ケイなどのように発音されるかにかかわらず、エ列の仮名に「い」を添えて書く。 例 かれい†(鰈) せい(背) へい(塀) めい(銘) かせいで(稼) まねいて(招) はためいて れい(例) えいが(映画) とけい(時計) ていねい(丁寧) 注 〔15〕「こんにちわ・こんばんわ」ではないことに注意したい。「こんにちは」の縮約形[チワー」では、「ちわー」なども行われる。注〔7〕参照。 〔16〕「いまわの際」の「わ」はもと助詞の「は」。「いまはの際」も好まれる。 〔17〕「言う」の発音は「ユー」であるが、「ゆいます」などの形はなく、すべての活用形の語幹に「ゆ」が現れることがないことから、歴史的仮名遣いを踏襲して「い」としたものである。 〔18〕「ちぢむ」などにおける「ち・ぢ」は同音を連呼したとはしがたいが、意味するところは本文の例示で明らかだ(「同音の連呼」は慣用的な表現によったもの)。なお、上に挙げられた例は、いずれも歴史的仮名遣いでは「ぢ・づ」と書いたものである。「いちじく・いちじるしい」は歴史的仮名遣いでも「じ」である。 〔19〕ここでは、連濁現象をおこした「ち・つ」が「ぢ・づ」になる場合のことを言っている。いずれも歴史的仮名遣いでは、「ぢ・づ」である。固有名詞の「小千谷・千々岩・会津・手塚」などは「二語の連合」とはしがたい面があるが、一般にこの項の規則を準用して「おぢや・ちぢわ・あいづ・てづか」のように書く(「じ・ず」でも誤りではない)。「愛想づかし(尽)・心づくし(尽)」の場合は「ず」は誤り、「腕ずく(†尽)・黒ずくめ(†尽)」の場合は「ず」が本則、「づ」が許容となって紛らわしいので注意したい。 〔20〕ここでは、本則が「じ・ず」、許容が「ぢ・づ」と書く場合のことを言っている。漢語の場合も、「心中・老中・輪中」などは「…じゅう」が本則、「…ぢゅう」が許容。「神通力(普通名詞)」の場合は「ずう」が本則、「づう」が許容。固有名詞「神通川」の場合は「じつう」も行われるが、「づう」が一般的。「天智天皇」の場合も「じ」も行われるが、「ぢ」が一般的。 〔21〕「じめん(地面)・ぬのじ(布地)」の「じ」も、「ずが(図画)・りゃくず(略図)」の「ず」も呉音で、これらはもともと濁音。「執着」の「着」も「しゅうちゃく」と書けば、漢音による表記、「しゅうじゃく」と書けば、呉音による表記。 〔22〕この語は「ホノー」のようにオ列長音で発音されることはない。 **外来語の表記** * これは、平成三年六月二十八日の内閣告示『外来語の表記』の付録「用例集」と「付」を除く全文を掲載し、それに解説を付したものである。(省略) * 現今、外来語・カタカナ語はすさまじい勢いでその数を増しているが、それらの表記は多くここに掲げられた表記のよりどころによるものとは言いがたい。よって、ここでは省略する。 <1600> **『送り仮名の付け方』** **送り仮名の付け方** > 前書き * これは、昭和四十八年六月十八日の内閣告示『送り仮名の付け方』の全文を掲載し、それに解説を付したものである。 一 この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によって現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころ〔1〕を示すものである。 二 この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない〔2〕。 三 この「送り仮名の付け方」は、漢字を記号的に用いたり、表に記入したりする場合〔3〕や、固有名詞を書き表す場合を対象としていない。 注 〔1〕「現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころ」を示すという考え方は、以後『現代仮名遣い』『外来語の表記』でも踏襲される。『常用漢字表』における「目安」とほぼ同じ意味を持つ。なお、送り仮名とは、一般に語形を明らかにする(その語が、その語であるということをはっきりさせる)ために送るものとされる。例えば「危い」と書いたら、「危うい」「危ない」との区別がつかなくなるから、区別がつくように送ろうというのが送り仮名である。 〔2〕これは、『常用漢字表』『現代仮名遣い』『送り仮名の付け方』『外来語の表記』にも共通する考え方である。 〔3〕「一月一日(晴)」「十二月二十一日生」などのことを言っている。 > 「本文」の見方及び使い方 一 この「送り仮名の付け方」の本文の構成は、次のとおりである。 **単独の語** 1 活用のある語 通則1 (活用語尾を送る語に関するもの) 通則2 (派生・対応の関係〔4〕を考慮して、活用語尾の前の部分から送る語に関するもの) 2 活用のない語 通則3 (名詞であって、送り仮名を付けない語に関するもの) **複合の語** 通則4 (活用のある語から転じた名詞であって、もとの語の送り仮名の付け方によって送る語に関するもの) 通則5 (副詞・連体詞・接続詞に関するもの) 通則6 (単独の語の送り仮名の付け方による語に関するもの) 通則7 (慣用に従って送り仮名を付けない語に関するもの) **付表の語** 1 (送り仮名を付ける語に関するもの) 2 (送り仮名を付けない語に関するもの) 二 通則とは、単独の語及び複合の語の別、活用のある語及び活用のない語の別等に応じて考えた送り仮名の付け方に関する基本的な法則をいい、必要に応じ、例外的な事項又は許容的な事項を加えてある。 したがって、各通則には、本則のほか、必要に応じて例外及び許容を設けた。ただし、通則7は、通則6の例外に当たるもの〔5〕であるが、当該する語が多数に上るので、別の通則として立てたものである。 三 この「送り仮名の付け方」で用いた用語の意義は、次のとおりである。 単独の語………漢字の音又は訓を単独に用いて、漢字一字で書き表す語をいう。 複合の語………漢字の訓と訓、音と訓などを複合させ、漢字二字以上を用いて書き表す語をいう。 付表の語………「常用漢字表」の付表に掲げてある語のうち、送り仮名の付け方が問題となる語をいう。 活用のある語…動詞・形容詞・形容動詞をいう〔6〕。 活用のない語…名詞〔7〕・副詞・連体詞・接続詞をいう。 本則……………送り仮名の付け方の基本的な法則と考えられるものをいう。 例外……………本則には合わないが、慣用として行われていると認められるものであって、本則によらず、これによるものをいう。 許容……………本則による形とともに、慣用として行われていると認められるものであって、本則以外に、これによってよいものをいう。 四 単独の語及び複合の語を通じて、字音を含む語は、その字音の部分には送り仮名を要しない〔8〕のであるから、必要のない限り触れていない。 五 各通則において、送り仮名の付け方が許容によることのできる語については、本則又は許容のいずれに従ってもよいが、個々の語に適用するに当たって、許容に従ってよいかどうか判断し難い場合には、本則によるものとする。 <1601> **『送り仮名の付け方』** 本文 [4]「勇む・勇ましい」「清い・清らかだ」「後ろ・後ろめたい」などが派生の例、「当たる・当てる」「変わる・変える」「始まる・始める」などが対応の例。 [5] 通則4では、慣用的に送り仮名を付けない語は、「例外」の項で扱われている。 [6] 助動詞も活用するが、これは仮名書きを原則とするので、送り仮名の対象とはならない。 [7]「彼」「私」などの代名詞を含む。 [8] 送り仮名は、和語(字訓語)を漢字を用いて書き表す場合に発生する問題である。ただし、形容動詞の場合、「活用語尾を送る」を本則とすると、和語「主だ」に準じて、漢語「勉強だ」なども送り仮名の問題となりかねない。通則の立て方にやや疑問が残るところである。 **単独の語** **1 活用のある語** **通則1** **本則** 活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は、活用語尾を送る〔9)。 [例]憤る 承る 書く 実る 催す 生きる 陥れる 考える 助ける 荒い 潔い 賢い 濃い 主だ **例外** (1) 語幹が「し」で終わる形容詞は、「し」から送る。 [例]著しい 惜しい 悔しい 恋しい 珍しい (2) 活用語尾の前に「か」、「やか」、「らか」を含む形容動詞は、その音節から送る。 [例]暖かだ 細かだ 穏やかだ 健やかだ 和やかだ 静かだ 明らかだ 平らかだ 滑らかだ 柔らかだ (3) 次の語は、次に示すように送る。 明らむ 味わう 哀れむ 慈しむ 教わる 脅かす{おどかす} 脅かす{おびやかす} 関わる 食らう 異なる 逆らう 捕まる 群がる 和らぐ 揺する [10] 明るい 危ない 危うい 大きい 少ない 小さい 冷たい 平たい 新ただ 同じだ 盛んだ 平らだ 懇ろだ 惨めだ 哀れだ 幸いだ 幸せだ 巧みだ (1) **許容** 次の語は、()の中に示すように、活用語尾の前の音節から送ることができる。 表す{表わす} 著す{著わす} 現れる{現われる} 行う{行なう} 断る{断わる} 賜る{賜わる} [2] [注意] 語幹と活用語尾との区別がつかない動詞は、例えば、「着る」、「寝る」、「来る」などのように送る。 > 注 [9]「覆がわる」「覆わす」「翻る」「翻す」「唆す」「伴う」「貫く」「陥る」「養う」「快だい」「潔だい」「幼い」などもこの本則による。 [10] ここに挙げられた一五語はいずれも、活用語尾の一つ前の音節から送るものである。活用語尾から送ったのでは、語形を明らかにしにくかったり、難読・誤読のおそれが生じたりするものが多い。また、「明らむ」「明るい」は、「明ける」「明かす」に準じて送るものではないことに注意したい。 [11] ここに挙げられた一八語はいずれも、活用語尾の一つ前の音節から送るものである。活用語尾から送ったのでは、語形を明らかにしにくく、難読・誤読のおそれが生じる。例えば、「すくなくない」を活用語尾から送った「少くない」は、「すくない」とも読めてしまう。 [12] 活用語尾から送るものが本則、一つ前の音節から送るものが許容。通則2の「許容」とは逆の関係になるので注意したい。この方式によると、単独の形では語形が明らかにならない「行って」と「行いって」、「断だって」と「断だって」も、文脈からは明らかになると考えてそれを本則としたもの。「表す」と「表わす」の場合は「謝意を表す」などに見えるように、文脈から語形を明らかにしない場合があるので、注意が必要。 **通則2** **本則** 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る(13)。(含まれている語を〔 〕の中に示す。) [例] (1) 動詞の活用形又はそれに準ずるものを含むもの。 動かす〔動く〕 語らう〔語る〕 浮かぶ〔浮く〕 照らす〔照る〕 計らう〔計る〕 向かう〔向く〕 生まれる〔生む〕 押さえる〔押す〕 捕らえる〔捕る〕 勇ましい〔勇む〕 輝かしい〔輝く〕 喜ばしい〔喜ぶ〕 <1602> **『送り仮名の付け方』** 晴れやかだ〔晴れる〕 及ぼす〔及ぶ〕 積もる〔積む〕 聞こえる〔聞く〕 頼もしい〔頼む〕 落とす〔落ちる〕 起こる〔起きる〕 暮らす〔暮れる〕 冷やす〔冷える〕 当たる〔当てる〕 終わる〔終える〕 変わる〔変える〕 集まる〔集める〕 定まる〔定める〕 連なる〔連ねる〕 交わる〔交える〕 混ざる・混じる〔混ぜる〕 恐ろしい〔恐れる〕 (2) 形容詞・形容動詞の語幹を含むもの。 重んずる〔重い〕 若やぐ〔若い〕 怪しむ〔怪しい〕 悲しむ〔悲しい〕 苦しがる〔苦しい〕 確かめる〔確かだ〕 重たい〔重い〕 憎らしい〔憎い〕 古めかしい〔古い〕 細かい〔細かだ〕 柔らかい〔柔らかだ〕 清らかだ〔清い〕 高らかだ〔高い〕 寂しげだ〔寂しい〕 (3) 名詞を含むもの。 汗ばむ〔汗〕 先んずる〔先〕 春めく〔春〕 男らしい〔男〕 後ろめたい〔後ろ〕 **許容** 読み間違えるおそれのない場合は、活用語尾以外の部分について、次の()の中に示すように、送り仮名を省くことができる[14]。 [例]浮かぶ{浮ぶ} 生まれる{生れる} 押さえる{押える} 捕らえる{捕える} 晴れやかだ{晴やかだ} 積もる{積る} 聞こえる{聞える} 起こる{起る} 落とす{落す} 暮らす{暮す} 当たる{当る} 終わる{終る} 変わる{変る} [注意] 次の語は、それぞれ〔〕の中に示す語を含むものとは考えず、通則1によるものとする[15]。 明るい〔明ける〕 荒い〔荒れる〕 悔しい〔悔いる〕 恋しい〔恋う〕 > 注 [13] この「本則」を別のことばで言えば、「派生・対応の関係にある語は、漢字の受け持つ部分が同じになるように送る」ということになる(「恐れる―恐ろしい」「動く―動かす」など)。ここから、「起きる」に合わせて「起こる」「起こす」が得られるが、「興」の場合は「おきる」などの対応の形がないので、「興る」「興す」のように、ともに活用語尾だけを送ることになる。 [14] ここに言う、活用のある語の送り仮名を省く方式は、法令・公用文書・新聞・放送などでは、一般に行われていない。 [15] ここに挙げられた四語は、「明るい」「明ける」のように、いずれも漢字の受け持つ部分の読みが異なるものである。注〔1〕を参照。 **2 活用のない語** **通則3** **本則** 名詞(通則4を適用する語を除く。)は、送り仮名を付けない[16]。 [例]月 鳥 花 山 男女 彼 何 **例外** (1) 次の語は、最後の音節を送る。 辺り 哀れ[17] 勢い 幾ら 後ろ 傍ら 幸い[18] 幸せ[18] 全て 互い 便り 半ば 情け 斜め 独り 誉れ 自ら 災い (2) 数をかぞえる「つ」を含む名詞は、その「つ」を送る。 [例]一つ 二つ [16] 「己」「塊」も、この項を適用して送り仮名をつけないが、誤読のおそれがあるとして、慣用的に「己れ」「塊り」も行われる。 [17] 「哀れ」は「哀れむ」「哀れだ」と、「幸い」「幸せ」は「幸いだ」「幸せだ」と同じ送り方になっている。これらは、いずれも「例外」による送り方である。 **通則4** **本則** 活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」、「み」、「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは、もとの語の送り仮名の付け方によって送る[19]。 [例] (1) 活用のある語から転じたもの。 動き 仰せ 恐れ 薫り 曇り 調べ 届け 願い 晴れ 当たり 代わり 向かい <1603> **『送り仮名の付け方』** 狩り 答え 問い 祭り 群れ 憩い 愁い 憂い 薫り 香り 極み 初め 近く 遠く (2)「さ」、「み」、「げ」などの接尾語が付いたもの。 暑さ 大きさ 正しさ 確かさ 明るみ 重み 憎しみ **例外** 次の語は、送り仮名を付けない。 謡 虞 趣 姿 汗 印 頂[18] 帯 畳 卸 煙 恋 志 次 隣 富 恥 話[18] 光[18] 舞[18] 折[18] 係{掛かり} 組 肥 並{なみ}[18] 巻 割[18] [注意] ここに掲げた「組」は、「花の組」、「赤の組」などのように使った場合の「くみ」であり、例えば、「活字の組みがゆるむ。」などとして使う場合の「くみ」を意味するものではない。「光」、「折」、「係」なども、同様に動詞の意識が残っているような使い方の場合は、この例外に該当しない。したがって、本則を適用して送り仮名を付ける。 **許容** 読み間違えるおそれのない場合は、次の()の中に示すように、送り仮名を省くことができる[19]。 [例]曇り{曇} 届け{届} 願い{願} 晴れ{晴} 当たり{当り} 代わり{代り} 向かい{向い} 狩り{狩} 答え{答} 問い{問} 祭り{祭} 群れ{群} 憩い{憩} > 注 [18] 「頂」「話」の場合は、上の(注意)によって、「山の頂/これは頂きだ」、「話を聴く/お話しになる・お話しする」のように使い分ける。後二者は、活用語尾を送る「お食べになる」「お聞きする」などの場合と同様である。「折」は、「折を見て話す・~する折に」のように、時間の意では送らない。「割」は「~割」の場合は送らない。「わりに」では「割りに」「割に」のようにゆれが見られる。「並」は「並の人」などの場合は送らない(複合の語「並肉」「並製品」なども送らない。「並木」は、慣用が固定しているとして送らない。ただし、「十人並み」「足並み」などでは「本則」では送るが、「許容」では省くことができる)。「光」は「光が反射する」の場合は送らない(ただし、複合の語「親の七光り」の場合は、「本則」を適用して送ることが多い)。「舞」は「舞を舞う」の場合は送らない(ただし、「きりきり舞い」「てんてこ舞い」の場合は、「本則」では一般に送る)。 [19] ここでいう単独の語の「許容」の形は、法令・公用文書・新聞・放送では、原則として行われていない。 **通則5** **本則** 副詞・連体詞・接続詞は、最後の音節を送る。 [例]必ず 更に 少し 既に 再び 全く 最も 来る[20] 去る 及び 且つ 但し **例外** (1) 次の語は、次に示すように送る。 明くる 大いに 直ちに 並びに 若しくは (2) 次の語は、送り仮名を付けない。 至って 次に 又 もっと (3) 次のように、他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔〕の中に示す。) [例]併せて〔併せる〕 至って〔至る〕 恐らく〔恐れる〕 従って〔従う〕 絶えず〔絶える〕 例えば〔例える〕 努めて〔努める〕 辛うじて〔辛い〕 少なくとも〔少ない〕 互いに〔互い〕 必ずしも〔必ず〕 > 注 [20] このように送るのは、あくまでも連体詞の場合である。「蒙古いきたる(文語動詞)」の場合は、「来たる」のように送る。 **複合の語** **通則6** **本則** 複合の語(通則7を適用する語を除く。)の送り仮名は、その複合の語を書き表す漢字の、それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。 [例] (1) 活用のある語 書き抜く 流れ込む 申し込む 打ち合わせる 向かい合わせる 長引く 若返る 裏切る 旅立つ 聞き苦しい 薄暗い 草深い 心細い 待ち遠しい 軽々しい 若々しい 女々しい 気軽だ[21] 望み薄だ <1604> **『送り仮名の付け方』** (2) 活用のない語 石段 山道 息切れ 大通り 丘陵 寒空 田植え 先駆け 日当たり 物干し 目安 値引き 手洗い 枠内 字引 仲間入り 振る舞い 脇見 身なり 息遣い 心構え 顔付き 手続き 丘陵地 押し入れ 物語 手渡し 建て前 取り分 乗り換え 日雇い 差し支え 立ち会い 問い合わせ 乗り越し 待ち合わせ 歩道橋 歩み寄り 申し込み 移り変わり 行き違い 抜け道 大筋 切れ端 組み立て 組み合わせ 度忘れ 忘れ物 近付き 後ろ姿 有無 立場 呼び声 置き手紙 (注意)「聞き苦しい・見苦しい」もこの「聞き苦しい」の「聞」と同じように送る。 **許容** 読み間違えるおそれのない場合は、次の()の中に示すように、送り仮名を省くことができる。 [例]書き抜く{書抜} 流れ込む{流込} 申し込む{申込} 打ち合わせる{打ち合せ・打合せ} 向かい合わせる{向い合せ・向合せ} 聞き苦しい{聞苦しい} 待ち遠しい{待遠しい} 振る舞い{振舞} 脇見{わき見} 脇目{わき目} 組み立て{組立} 組み合わせ{組合} 立ち会い{立会} 問い合わせ{問合せ} 乗り換え{乗換・乗替} 待ち合わせ{待合せ・待合} 歩み寄り{歩寄} 申し込み{申込} 移り変わり{移変り} 行き違い{行違} 抜け道{抜道} 置き手紙{置手紙} 差し支え{差支} (注意)この例外規定の適用に当たっては、個々の語に慣用が固定しているかどうかが問題になる。 **通則7** **本則** 複合の語のうち、次のような名詞は、慣用に従って、送り仮名を付けない。 [例] (1) 特定の領域や分野で、慣用が固定していると認められるもの。 ア 専門用語など 奥書 箇条書 寒冷前線 正当防衛 定期預金 付属明細書 流動資産 粒度分布 右側通行 当座預金 取扱注意 立入禁止 有価証券 イ その他 買値 売値 振替小切手 待合室 代引郵便 不渡手形 踏切 番付 場合 具合 合間 植木 日付 消印 建物 踏込 見出し 見積 歩合 割合 (2) 一般に慣用が固定していると認められるもの。 奥付 気付 小包 切手 消印 仲人 伝言 日付 祝着 別段 不動産 風情 普段 無頓着 野原 役割 (3)「し」、「み」などの接尾語を伴うもの。 乗換(乗替) 取扱(取次) 取引 所得 (4)「所」を伴うもの。 台所(23) 宿所(23) 長所 短所 便所 [22] 「当座預金」は、特定の専門分野の慣用として挙げたものである。法令・公用文書では、「当座預金」が一般に用いられており、新聞・放送でもこれによっている。「手形」も、もとは「為替手形」など専門用語であったが、今日では一般の社会生活に広く用いられるようになっている。 [23] 活用のない語から転じたものであり、(3)に含めてもよい。「居所」のように、もとの語の送り仮名の付け方によって送るものもあるが、ここでは、慣用として送り仮名を付けないものとして扱う。 <1605> **『送り仮名の付け方』** 建物 並木 巻紙 受付[24] 受取[24] 浮世絵 絵巻物 仕立屋 (注意) (1)「(博多)織」、「(売上)高」などのようにして掲げたものは、()の中を他の漢字で置き換えた場合にも、この通則を適用する。 (2) 通則7を適用する語は、例として挙げたものだけで尽くしてはいない。したがって、慣用が固定していると認められる限り、類推して同類の語にも及ぼすものである[25]。通則7を適用してよいかどうか判断し難い場合には、通則6を適用する。 > 注 [24] 「受付」は、「受付を務める・受付に聞く・右手に受付がある」など「役割・人・場所」を表す場合は送らない。「うけつけは九時から」などの場合は、「本則」で「受け付け」、「許容」では「受付け」。「受取」は領収証の場合にのみ使う。「うけとりに行く」などの場合は、「本則」で「受け取り」、「許容」では「受取り」。 [25] 新聞では「支払(い)」が、「人・日・金・手形・銀行」などに続く場合は、通則7によって「支払人・支払日・支払金…」などとし、「停止・方法・済み」などに続く場合は、通則6によって「支払い停止・支払い方法・支払い済み」などとするなどの処置が講じられている。 **付表の語** 「常用漢字表」の「付表」に掲げてある語のうち、送り仮名の付け方が問題となる次の語は、次のようにする。 1 次の語は、次に示すように送る。 浮つく お巡りさん 差し支える 立ち退く 手伝う 最寄り 次の語は、()の中に示すように、送り仮名を省くことができる。 差し支える{差支える} 立ち退く{立退く} 2 次の語は、送り仮名を付けない。 息吹 桟敷 時雨 築山 名残 雪崩 吹雪 迷子 行方 **常用漢字** <1606> **『常用漢字表』** **常用漢字表** **前書き** *これは、平成二十二年十一月三十日の内閣告示『常用漢字表』の「(付)字体についての解説」を除く「前書き」「表の見方及び使い方」の全文を掲載し、それに解説を付したものである。「本表」に掲げる常用漢字一つ一つの字種・音訓・語例等と「付表の語」については、付録「常用漢字小字典」を参照されたい。 1 この表は、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安[1]を示すものである。 2 この表は、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない[2]。ただし、専門分野の語であっても、一般の社会生活と密接に関連する語の表記については、この表を参考とすることが望ましい。 3 この表は、都道府県名に用いる漢字及びそれに準じる漢字を除き、固有名詞を対象とするものではない[3]。 4 この表は、過去の著作や文書における漢字使用を否定するものではない。 5 この表の運用に当たっては、個々の事情に応じて適切な考慮を加える余地のあるものである[4]。 > 注 [1] [目安] 『常用漢字表』(昭和五十六年内閣告示)の前身である『当用漢字表』『当用漢字音訓表』『当用漢字字体表』(それぞれ、昭和二十一年、二十三年、二十四年内閣告示)は、漢字の使用を制限するという色彩が強かった。「目安」は、「制限」でも「基準」でも「標準」でもないが、この語には漢字使用における努力目標といった意味合いがこめられている(無制限な漢字使用を容認するものではない)。「目安」の考えが明確に打ち出されたのは、改定『当用漢字音訓表』(昭和四十八年)以後のことである。 [2] 『常用漢字表』の、各種専門分野や個々人の表記にまで及ぶものではないという考え方は、『送り仮名の付け方』『現代仮名遣い』『外来語の表記』でも同様である。なお、出版物などでは、『常用漢字表』にない漢字(以下、「表外字」)や『常用漢字表』で認められていない音訓(以下、「表外音訓」)で表される語は、やさしいことばに言い換えたり、かなで書いたり、振りがなをつけたりすることが行われる。『常用漢字表』に従って表記しようとする場合、本書本文中の【】内の漢字につけられた「▼」(表外字)や「▽」(表外音訓)のついた語を用いる際には、相応の注意が必要である。 [3] 既に行われている地名・人名が、この表に拘束されることはない。ただし、新たに子供の名前をつけるときは、使用できる漢字に制限が加わる。→付録『人名用漢字』。 [4] 教育界では、この趣旨に従って、『学習指導要領』で小学校の各段階で学習する漢字(通称「教育漢字」「学習漢字」。一〇二六字)を示している。これがいわゆる「学年配当」である。教育漢字は義務教育で読み書きともに習得すべきものとされ、それ以外の常用漢字は中学校と高等学校で読みに慣れ、主なものを書けるようにするものとされる。 **表の見方及び使い方** 1 この表は、「本表」と「付表」とから成る。 2 「本表」には、字種[5]二一三六字を掲げ、字体[6]、音訓、語例等を併せ示した[7]。 3 漢字欄には、字種と字体を示した。字種は字音によって五十音順に並べた。同音の場合はおおむね字画の少ないものを先にした。字音を取り上げていないものは、字訓によった[8]。 4 字体は文字の骨組みである[9]が、便宜上、明朝体[10]のうちの一種を例に用いて「印刷文字における現代の通用字体」を示した。 5 「しんにゅう/しょくへん」に関係する字のうち、「辶/自」の字形が通用字体である字については、「辶/食」の字形を角括弧に入れて許容字体として併せ示した。当該の字に関して、現に印刷文字として許容字体を用いている場合、通用字体である「辶/食」の字形に改める必要はない。これを「字体の許容」と呼ぶ。 6 なお、当該の字の備考欄には、角括弧に入れたものが許容字体であることを注記した。また、通用字体の「謎」における「辵」についても「しんにゅう/しょくへん」の扱いに準じるものとして、同様の注記を加えてある。 7 丸括弧に入れて添えたものは、いわゆる康熙字典体[11]である。これは、明治以来行われてきた活字の字体とのつながりを示すために参考として添えたものであるが、著しい差異のないものは省いた。 8 音訓欄には、音訓を示した。字音は片仮名で、字訓は平仮名で示した。1字下げで示した音訓[12]は、特別なものか、又は用法のごく狭いものである。なお、1字下げで示した音訓のうち、備考欄に都道府県名を注記したものは、原則として、当該の都道府県名にのみ用いる音訓であることを示す。 9 派生の関係にあって同じ漢字を使用する習慣のある次のような類は、適宜、音訓欄又は例欄に主なものを示した。 <1607> **『常用漢字表』** 煙る 煙 けむる けむり けむい 煙い、煙たい、煙たがる 分ける 分かれる 分かる 分かつ わける わかれる わかる わかつ なお、次のような類は、名詞としてだけ用いるもの[13]である。 印 しるし 氷 こおり 10 例欄には、音訓使用の目安として、その字の当該音訓における使用例の一部を示した。なお、「案じる」「信じる」「力む」等のように字音を動詞として用いることのできるものについては、特に必要な場合を除き、示していない。 11 例欄の語のうち、副詞的用法、接続詞的用法として使うものであって、紛らわしいものには、特に〔副〕、〔接〕という記号を付けた。 12 他の字又は語と結び付く場合に音韻上の変化を起こす次のような類[14]は、音訓欄又は備考欄に示しておいたが、全ての例を尽くしているわけではない[15]。 納得{ナットク} 順応{ジュンノウ} 音頭{オンド} 金物{カナモノ} 格子{コウシ} 手綱{タヅナ} 夫婦{フウフ} 因縁{インネン} 春雨{ハルサメ} 13 備考欄には、個々の音訓の使用に当たって留意すべき事項などを記した。 (1) 異字同訓のあるものを適宜⇔で示し、また、付表にある語でその漢字を含んでいるものを注記した。 (2) 都道府県名については、音訓欄に「1字下げで掲げた音訓」が、原則として、当該の都道府県名を表記するために掲げた音訓であることを明示する場合に、「埼玉県」「栃木県」のように注記した。 また、都道府県名に用いられる漢字の読み方が、当該の音訓欄にない場合(例えば、大分県の「分」、愛媛県の「愛」「媛」など)、その都道府県の読み方を備考欄に「大分{おおいた}県」「愛媛{えひめ}県」という形で注記した。 したがって、全ての都道府県名を備考欄に掲げるものではない。 (3) 備考欄にある「*」は、「(付)字体についての解説」「第2 明朝体と筆写の楷書との関係について」の「3 筆写の楷書字形と印刷文字字形の違いが、字体の違いに及ぶもの」の中に参照すべき具体例があることを示す。当該字が具体例として挙げられている場合は、*の後に、[(付)第2の3参照]と掲げたが、具体例が挙げられていない場合は[(付)第2の3 【剣】参照]のように、同様に考えることができる具体例を併せ掲げた。 また、しんにゅうの字、及びしんにゅうを構成要素として含む字のうち通用字体が「辶」で示されている字については、上記「第2 明朝体と筆写の楷書との関係について」の「1 明朝体に特徴的な表現の仕方があるもの」の中に「え・・しーえ」が示され、「辶」も筆写では「辶」と同様に「之」と書くことから、上の「3 筆写の楷書字形と印刷文字字形の違いが、字体の違いに及ぶもの」の例に準じて、備考欄に「*」を付し、*の後に、[(付)第2の1参照]と掲げた。 なお、「*」の付いた字の多くは、昭和五十六年の制定当初から常用漢字表に入っていた字体とは、「臭⇔嗅」「歩⇔捗」「狭⇔頰」「道⇔遡」「幣⇔蔽」などのように、同じ構成要素を持ちながら、通用字体の扱いに字体上の差異があるものである。 14「付表」[16]には、いわゆる当て字や熟字訓[17]など、主として一字一字の音訓としては挙げにくいものを語の形で掲げた。便宜上、その読み方を平仮名で示し、五十音順に並べた。 **付** 情報機器に搭載されている印刷文字字体の関係で、本表の通用字体とは異なる字体(通用字体の「頰・賭・剣」に対する「頬・賭・剥」など)を使用することは差し支えない。 > 注 [5] [字種] ここでは、『常用漢字表』にとりあげられた漢字の種類を言う。漢字の異なり字数を問題にするときに使われる。 [6] [字体] 常用漢字の表内字はその字体を、表外字は康熙字典体(例えば「鷗」)を使うことが一般に行われてきたが、近年、字体は混乱状態にあるといえる。『常用漢字表』の字種・音訓は「目安」と呼ぶにふさわしいが、「字体」はそうではないことを意識したい。なお、平成十二年十二月、国語審議会は「印刷標準字体」「簡易慣用字体」を答申した。改定常用漢字で追加された漢字は両字体に従うものもある。 [7] ちなみに「本表」は次のような形で示される。字種は「亜・遺」で代表させる。 **漢字** **音訓** **例** **備考** **亜(亞)** ア 亜流、亜麻、亜熱帯 **遺** イ 遺棄、遺産、遺失 ユイ 遺言 「遺言」は、「イゴン」とも。 [8] [字音・字訓] 音訓のうち、音読みとして与えられるものが「字音」、訓読みとして与えられるものが「字訓」である(「哀」における「アイ」が字音、「あわれ」が字訓)。字音から成り立つ語が「字音語」、字訓から成り立つ語が「字訓語」。 <1608> **『常用漢字表』『人名用漢字』** [9] [字体は文字の骨組みである] 字体は、その文字のアイデンティティーをその文字みずからが主張する形で、一点一画が組み合わされて、その文字をその文字たらしめている要素の集合を言う。例えば、「画(新字体)」と「畫(旧字体)」は同字(起源を同じくし、音訓が同じで、相互に入れ換えても意味は変わらないもの。「異体字」「別体」とも)であるが、それぞれの文字を組み立てる点画が異なるので、「字体」が異なるとする。一方、教科書体「人」と明朝体「人」とは、字の形は全く同一というわけではない(「字形」が違う)が、これらは、互いに文字設計上のデザインの差異にすぎないとして、「書体」は違うが「字体」は同じであるとする。 [10] [明朝体] 本書の書体が明朝体(人)である。教科書体(人)やゴチック体(人)とは「書体」が異なるが、「字体」は同じ。注〔9〕を参照。 [11] [康熙字典体] 『康熙字典』は中国・清の康熙帝の命によって編纂された字典。ここに言う「康熙字典体」とは、俗字体に対して「正字体」、『常用漢字表』の新字体に対して「旧字体」と言われるものにほぼ相当する。「徑」は俗字体「径」に対しては「正字体」、常用漢字字体「径」に対しては「旧字体」。 [12] [一字下げで示した音訓] 例えば「遺」における「遺言」の「ユイ」、「雨」における「春雨」の「さめ」など。注〔7〕を参照。 [13] [名詞としてだけ用いるもの] これは、名詞の形でだけ掲げたものを動詞などの場合に援用することはできないことを意味する。例えば、「しるし(印)」「こおり(氷)」などを、「印礼す」「氷にる」などと読むことを『常用漢字表』では認めていない。一方、「頂」「帯」「隣」などは、「頂だく・頂錠」「帯びる・帯」「隣り合う・隣」のように、両様の読みが認められている。また、「哀」には「アイ・あわれ・あわれむ」の音訓が掲げられるが、「あわれ」から「哀れがる」が、「あわれむ」からは「哀れみ」の読みが認められる。 [14] [音韻上の変化を起こす次のような類] 「夫婦(ふうふ)」の場合を「延音」、「順応(じゅんのう)・因縁(いんねん)の場合を「連声」、「春雨(はるさめ)」などの場合を「転音」と言う。いずれも広い意味での「音便」で、表内音訓である。また、「暦(こよみ)←花暦(はなごよみ)」などの「連濁」、「学(がく)→学校(がっこう)」などの「促音便」も表内音訓である。 [15] [すべての例を尽くしているわけではない] 例えば、「火」には「カ・ひ・ほ」の音訓を掲げるが、「灯」には「トウ・ひ」の音訓しか掲げない。しかし、「火」が「火影」に見るように「ほ」と読める以上、「灯」は「灯影」と読めるとみなすことができる。同様に、「来」の場合も「来くる」と読める以上、「来こい」とも読める。 [16] [「付表」] 「付表」(一六八七ページ参照)に掲げられた一一六語(一二三表記)は「付表の語」と言われ、当て字や熟字訓などを語の形で掲げたものである。「田舎」を「片田舎」のように、複合語の構成要素の一部として使うこともできるし、「手伝う」「立ち退く」を「手伝い」「立ち退き」など名詞の形で使うこともできる。複合語の形で掲げた「差し支える」「三味線」「数奇屋・数寄屋」「立ち退く」「伝馬船」「八百長」や、「八百屋」などはその語にのみ適用されて、それを構成する「つかえる(支える)」「しゃみ(三味)」「すき(数奇・数寄)」「のく(退く)」「てんま(伝馬)」「やお(八百)」などには適用されないもの(表外音訓)とされるが、本書では便宜上「のく(退く)」「つかえる(支える)」の場合を除き、他を「付表」の語相当とみなして、表内音訓並みに扱っている。 [17] [当て字や熟字訓] 「付表」に掲げる「ともだち・へや・でこぼこ」などを「友達・部屋・凸凹」などと漢字で書くのが当て字。「明日・小豆・海女・田舎・乳母・叔父・伯母」などを「あす・あずき・あま・いなか・うば・おじ・おば」などと読むのが熟字訓。「かな(仮名)」「てつだう(手伝う)」などは、当て字でも熟字訓でもないが、「か」「つだう」は「仮」「伝」の音訓(この場合は、訓)として挙げにくいことから「付表」に入ったもの。 **人名用漢字** 子につける名は、「戸籍法」で「常用平易な文字を用いなければならない」と決められている。さらに「戸籍法施行規則」では、「常用平易な文字」を、 一 『常用漢字表』(平成二十二年内閣告示第二号)に掲げる漢字(括弧書きが添えられているものについては、括弧の外のものに限る。) 二 別表第二に掲げる漢字 三 片仮名又は平仮名(変体仮名を除く。) と、規定している。二に言う「別表第二」に掲げる漢字の表が、「人名用漢字」である。 「人名用漢字別表」に掲げられた漢字は八六三字で、改定後の常用漢字(二一三六字)と合わせると、合計二九九九字の漢字を子の名づけに用いることができる。「人名用漢字別表」は、『常用漢字表』に示された漢字とともに、〈政令文字〉とも言われ、その字体は常用漢字と同様に、一般に広く使われている。子に名づけるときにも、この字体を使わなければならない。漢字の読み方については、特別の規定は設けられていない。 *子の名づけに使用できる漢字については、付録「人名用漢字表」を参照されたい。この表は、平成二十四年二月二十九日法務省令第六号「別表第二 漢字の表」をもとに作成した、平成三十年十月現在のものである。 <1609> **常用漢字 小辞典** *これは、常用漢字のよりよき理解と使用のために、『常用漢字表』の「本表」に掲げられた漢字の、音訓・字体・意味やその使い方などについて、簡潔な解説を付したものである。また、使用の便を考慮して各漢字にその漢字の筆順を付した。『常用漢字表』の趣旨等については、付録『常用漢字表』を参照されたい。末尾に「付表」を掲げた。 **凡例** 1 親字の配列は『常用漢字表』の順序に従う。最初に、【】でくくった大きな字で常用漢字の字体を、()内に『常用漢字表』に示された康熙字典体(いわゆる旧字体)を示す。○は許容字体であることを、*は人名用漢字としての旧字体であることを表す。 2 次に、常用漢字の音(片仮名)と訓(平仮名)を示す。太字は本則(または例外)による送り仮名。傍線は用法の狭い特別な読み。 3 例欄に、その音訓を使用した語例・句例を示す。 4 表外欄に、『常用漢字表』で認められていない音訓(音は片仮名、訓は平仮名)を、→以下に音訓外の語の処理の仕方を示す。例えば、「愛」の項で、 ① めでる→かな書き ② おしむ→惜しむ ③ まな→愛娘で とあるのは、それぞれ、①「めでる」はかなで書くことを、②「愛しむ」と書かずに「惜しむ」と書くことを、③「愛娘」のように漢字に振りがなをつけて書くことを表す。訓は意味の記述をも兼ねる。 5 使い分け欄に、異字同訓語などの使い分けを示す。本文の解説や[囲み]で扱ったものは、その旨注記した。また、表内字と表外字、表内音訓の語と表外音訓を含む語の使い分けをも示す。 6 表記欄に、「同音の漢字による書きかえ」(昭和三十一年国語審議会報告)を示す。「同音の漢字による書きかえ」は、『当用漢字表』(『常用漢字表』の前身)の時代から行われてきた代用表記や統一表記についての注記である。「代用」とは、以前にその書き表し方がなかったもの、「統一」とは、二様三様の書き表し方の中から現代に最もふさわしいものとして統一的に表記されるようになったものの意である。国語審議会報告だけでなく、新聞・学術用語集などで行われるものをも含む。 7 参欄に、当該漢字の意味などについて注記した。 8 付欄に、「付表」の語を示す。 9 正字欄に、漢字表が掲げていない正字のうち、注意を要するもの、また掲げているが、画数に増減や字形に相違のあるものなどを示す。 10 部首欄に、部首を示す。末尾の①~⑥の数字は小学校で学習する学年を表す。(学年配当は、二〇二〇年施行予定学習指導要領案に従う) 11 ▽は表外音訓、▼は表外字。 12 ↓は参照項目。 <1610> **亜/哀挨愛曖/悪握/圧/扱/宛/嵐/安案暗/以衣位囲医依委威為畏胃尉異** **【亜(*亞)】** ア 例亜鉛・亜熱帯・亜麻・亜流。次ぐ意。表記「白堊」は「白亜」で代用(「堊」は白土)。「啞鈴」は「亜鈴」で代用(「啞鈴」はdumbbellの訳語)。部首二。 **【哀】** アイ、あわれ・あわれむ 例哀感・哀願・哀愁。かなしい。悲しい意。使い分け「哀れを催す・物の哀れ/〔憐憫〕同病相あわれむ・難民をあわれむ・あわれみの情をかける」のように使う。部首口。 **【挨】** アイ 例挨拶。そばに近寄る意。部首手。 **【愛】** アイ、愛する 例愛情・愛読・恋愛・愛する。表外めでる→かな書き、おしむ→かな書き、いとしむ→かな書き、まな→愛娘、うい→初々しい。愛媛県の「え」は表外音訓。「かなしい」とも訓ずる。部首心。④ **【曖】** アイ 例曖昧。表外くらい→暗い、ようすの意。部首日。 **【悪(惡)】** アク・オ、わるい 例悪人・悪質・悪寒が悪事、悪者。表外にくむ→憎む、あし(「善し」の対)→かな書き。部首心。③ **【握】** アク、にぎる 例握手・掌握・把握、握り締める。部首手。 **【圧(壓)】** アツ 例圧力・気圧・圧する、圧える・抑える。上から押しつける意。部首土。 **【扱】** あつかう 例しごく。表外こく(稲扱き)→かな書き。正字报。部首手。 **【宛】** あてる 例宛先。使い分け↓本文[囲み]あたる・あてる(当・充・宛)。部首宀。 **【嵐】** あらし 例砂嵐。部首山。 **【安】** アン、やすい 例安心・安価・安打・安定・安全・安静・案の定、安らか・安っぽい。表外いずくんぞ→かな書き。部首宀。③ **【案】** アン 例案文・案内・案じる、案に相違して。考える。表記「按文/案分」は「案分」で、「案分比例」で代用。部首木。④ **【暗】** アン、くらい 例明暗・暗示・暗殺・暗算・暗黙、暗闇・真っ暗。表外やみ→闇。表記「暗夜/闇夜」は「暗夜」で統一(「闇」は「暗」の別体)。部首日。③ **【以】** イ 例以上・以下。表外もって→かな書き、もちいる→用いる。部首人。④ **【衣】** イ・エ、ころも 例衣服・羽衣・更衣・白衣。表外きもの→着物、きる→着る。衣替え。部首衣。④ **【位】** イ、くらい 例位置・各位・学位・順位、気位が高い・位する。圏「三位」は連声。部首人。④ **【囲(圍)】** イ、かこむ・かこう 例包囲・範囲、囲み記事。表外めぐる→巡る。正-字圍。部首囗。 **【医(醫)】** イ 例医者・医学・医療・医術。表外くすし(医者)→かな書き、いやす→癒やす。「医・醫」は本来別字。「医」は矢を入れるうつぼ、「醫」はいやす意。部首医ーㄈ、醫ー酉。③ **【依】** イ・エ、よる 例依然・依託・依頼・依る、「依」は頼りにする。一般には「依託販売/委託販売、依拠/準拠、帰依/依属」のように使い分けることが多い(「依」は頼る、たよる、「委」はまかせる、「準」は基準、「拠」はよりどころ、「帰」は心を寄せる、「属」はしたがう意で、「依」に通じる)。表記新聞は「委託販売/依託射撃」などと使う)。部首人。 **【委】** イ、ゆだねる 例委任・委細・委する。表外つまびらか→かな書き、まかす→任せる、くわしい→詳しい。新聞は「萎縮」を「委縮」で代用(「萎」はなえる)。部首女。③ **【威】** イ 例威力・威嚇・威圧・威厳。表外たけし→武士、おどす→脅す。勢いを見せつけておどす意。部首女。 **【為(*爲)】** イ 例作為・為政者。なす、なる、ため、つくる。為替。部首為ー火、爲ー爪。④ **【畏】** イ、おそれる 例畏敬・畏怖。表外かしこまる→かな書き。使い分け↓本文[囲み]おそれる(恐・畏)。おそれ多い意で「かしこい」とも訓ずる。部首田。 **【胃】** イ 例胃腸・胃炎・健胃・胃袋。「▼冑(よろい)」「冑(かぶと)」は別字。部首肉。⑥ **【尉】** イ 例少尉・大尉。表外じょう→尉。部首寸。 **【異】** イ、こと 例異議・異質・異状・異常・異変・驚異、異なる。普通と違う意で「あやしい」とも訓ずる。正字-異。部首田。 <1611> **移萎偉椅彙意違維慰遺緯/域/育/一壱/逸/茨/芋/引印因咽姻員院淫陰飲** **【移】** イ、うつる・うつす 例移転・移動・推移、移り気・住所を移す。使い分け↓本文[囲み]うつる・うつす(移・映・写)。部首禾。⑥ **【萎】** イ 例萎縮。表外なえる→かな書き、しおれる→かな書き、しなびる→かな書き。部首艸。 **【偉】** イ、えらい 例偉業・偉人、お偉方。正字偉。部首人。 **【椅】** イ 例椅子。部首木。 **【彙】** イ 例語彙。表外あつまる→集まる、あつめる→集める。参「彙/緑・録」の字体に注意。部首彐。 **【意】** イ 例意見・意味・意地・意識。表外こころ→心、おもう→思う。意気地。部首心。③ **【違】** イ、ちがう・ちがえる 例違反・違法、食い違う・性格の違い。表外たがえる→かな書き。正字-違。部首辵。 **【維】** イ 例維持・繊維。表外つな→綱、つなぐ→かな書き、これ→かな書き。「維新」は、これ新たの意。「維」は発語の助辞。部首糸。 **【慰】** イ、なぐさめる・なぐさむ 例慰安・慰問・慰する、慰め事・手慰み。部首心。 **【遺】** イ・ユイ 例遺志・遺言・遺体・遺産。表外のこす→残す、わすれる→忘れる、おくる→贈る。あとに残す意。部首辵。 **【緯】** イ、よこいと 例緯度・経緯。参「緯」はよこ糸、よこ、「経」はたて糸、たての意。熟字訓。正字-緯。部首糸。 **【域】** イキ 例区域・地域・聖域・流域。表外さかい→境。囲まれた一定の区域の意。部首土。 **【育】** イク、そだつ・そだてる・はぐくむ 例育児・教育、都会育ち・子育て。正字-育。部首肉。④ **【一(壹)】** イチ・イツ、ひと・ひとつ 例一度・一般・一知半解、一息・一つ目小僧。「一」は連声。壱。一日・一人で。部首一。① **【壱(壹)】** イチ・イツ、ひとつ 例壱万円。表記証書類で「一」の代わりに使う。部首壱ー士、壹ー士。 **【逸(*逸)】**イツ 例逸話・逸品・逸材・逸話・逸する。表外イチ→逸早く、はやる→かな書き。表記「安逸/安佚」「散逸/散佚」は前者で統一(「逸・佚」は楽しむ、逃げる)。部首辵。 **【茨】** いばら 例茨城県。参「茨/姿・資・蓄」の字体に注意。部首艸。④ **【芋】** いも 例里芋・焼き芋・芋虫。参本来サトイモの意だが、イモ一般の意。部首艸。 **【引】** イン、ひく・ひける 例引率・引力・引用・引見・強引、潮が引く・身を引く・値引き・風邪を引く。参「曳く/貨車を牽く/同情を惹く・▼惹き起こす/くじを『抽く」なども「引」でまかなう。部首弓。② **【印】** イン、しるし 例印象・印鑑・印税・調印、目印・星印。表外しるす→かな書き。使い分け「印を付ける/〔標]感謝のしるし/[『験]薬のしるし/[『徴]噴火のしるし」のように使う。記号(をつける)の意。部首卩。 **【因】** イン、よる 例因果・原因。表外ちなむ→かな書き。使い分け「不注意に因る事故/〔拠〕城によって戦う/[『由〕よって来たるところ/[依]先例による」のように使う。部首囗。 **【咽】** イン 例咽喉。表外のど→喉、むせぶ→かな書き。部首口。 **【姻】** イン 例婚姻。参嫁ぎ先・縁組みの意。部首女。 **【員】** イン 例満員・定員・員数・社員。表外かず→数。人や物の数の意。部首口。③ **【院】** イン 例退院・入院・病院・議院・芸術院。貴人の住まい、役所の建物、大きな建物の意。部首阜。③ **【淫】** イン 例淫行・淫乱。参「淫」の「爪」の字体に注意。表外みだら→猥ら。みだりがわしい。部首水。 **【陰】** イン、かげ・かげる 例陰気・光陰・山陰、陰の声。表外オン→陰陽家。使い分け↓本文[囲み]かげ(影・陰)。「…のおかげ」は「蔭」も、「かげのある女」などでは「翳」も好まれる。日の当たらない側の意。部首阜。 **【飲】** イン・オン、のむ 例飲料・痛飲・酒飲み。表記「吞む(丸のみする)」「嚥む(ぐっとのむ)」「喫む(少しずつのむ)」は「飲」でまかなう。正字-飲。部首食。③ <1612> **隠韻/右宇羽兩/唄/鬱/畝/浦/運雲/永泳英映栄営詠影鋭衛/易疫益液駅/悅越** **【隠(隱)】** イン、かくす・かくれる 例隠居・隠語、神隠し・隠れんぼ。表外オン→隠密。表記「煙滅」は「隠滅」で代用(「湮・煙」はふさぐ、ほろびる)。部首阜。 **【韻】** イン 例韻文・脚韻・音韻・余韻。音の美しい響きの意。部首音。 **【右】** ウ・ユウ、みぎ 例右折・左右、右に出る者がない。表外たすける→助ける。天や神がたすける意で「佑・祐」に通じる。部首口。① **【宇】** ウ 例宇宙・堂宇・気宇壮大。大きな家、全空間の意。部首宀。② **【羽】** ウ、は・はね 例羽毛・羽根・羽を伸ばす・羽飾り。昆虫の助数詞では「わ(一羽)・ば(三羽)・ぱ(六、八羽)」となる。正字-羽。部首羽。② **【雨】** ウ、あめ・あま 例雨量・雨天、にわか雨・霧雨。助詞「が」を伴う「雨読」などは添音。五月雨・時雨・梅雨。部首雨。① **【唄】** うた 例小唄・長唄。使い分け↓本文[囲み]うた(歌・唄)。表記「梵唄」は熟字訓。部首口。 **【鬱】** ウツ 例憂鬱。表外ふさぐ→かな書き。部首鬯。 **【畝】** うね・せ 例一畝。表記(尺貫法の単位)→畝を。部首田。 **【浦】** ホ、うら 例津々浦々、浦風・田子の浦。表外ホ→曲浦。入り江・海岸の意で、地名・人名に多用。部首水。 **【運】** ウン、はこぶ 例運動・運搬、持ち運び。表外めぐる→巡る。表記「▼耘草」は「運草」で代用(「耘」は草を切る)。正字-運。部首辵。③ **【雲】** ウン、くも 例雲海・積乱雲・雲散霧消、雲隠れ。部首雨。② **【永】** エイ、ながい 例永遠・永久、永い眠り。表外とこしえ→かな書き。使い分け↓本文[囲み]ながい(長・永)。部首水。⑤ **【泳】** エイ、およぐ 例泳法・水泳・背泳、平泳ぎ・背泳ぎ。部首水。③ **【英】** エイ 例英雄・英語・英国・英断。表外はなぶさ→花房、ひいでる→秀でる。表記「英知/叡智」「英才/穎才」は前者で統一(「叡」は賢い、「穎」はさとい)。部首艸。④ **【映】** エイ、うつる・うつす・はえる 例映画・反映・映じる、鏡に映す。使い分け↓本文[囲み]うつる・うつす(移・映・写)。②「朝日に映える・夕映え・和服に帯が映える/栄えある勝利・出来栄え・見栄え」のように使う。部首日。 **【栄(*榮)】** エイ、さかえる・はえる 例繁栄・栄誉・栄養・栄光・光栄・見栄え・栄える。もと草木が盛んに茂る意。部首木。④ **【営(營)】** エイ、いとなむ 例営業・経営・陣営、営み。表外いとなみ→かな書き。陣営の意も。部首営ー⺍、營ー火。⑤ **【詠】** エイ、よむ 例詠唱・詠嘆・朗詠、題詠・雑詠・詠じる。表外うたう→歌う。使い分け↓読む。部首言。 **【影】** エイ、かげ 例影響・陰影・撮影、影絵・影が薄い。使い分け↓本文[囲み]かげ(影・陰)。表記「暗影/暗翳」「陰影/陰翳」は前者で統一(「影」は光が作る物の形、「月影」は月の光・月光が作る影、「翳」はかげ、かざす、かげる)。部首彡。 **【鋭】** エイ、するどい 例鋭利・鋭角・鋭敏・精鋭。正字-銳。部首金。 **【衛(*衛)】** エイ・エ 例衛生・護衛・守衛・防衛、近衛・門衛。表外まもる→守る。周りを囲んで守る意。部首行。⑤ **【易】** エキ・イ、やさしい 例貿易・不易・容易、易しい問題。表外かえる→換える、やすい→かな書き。「易断(えきだん)」は別字。部首日。⑤ **【疫】** エキ・ヤク 例防疫・免疫・疫病。流行病の意。部首疒。 **【益】** エキ・ヤク 例利益・有益・収益、益する・御利益。表外ます→増す、ますます→かな書き。表記「ますます」の形では「益々」も使うが、平仮名で書くのが一般的。部首皿。 **【液】** エキ 例液体・液化・血液・水溶液。部首水。⑤ **【駅(驛)】** エキ 例駅員・駅長・終着駅・駅。古代の宿駅制下のうまやの意。部首馬。③ **【悦】** エツ、よろこぶ 例満悦・喜悦・悦に入る。満足して喜ぶ意。正字-悅。部首心。 **【越】** エツ、こえる・こす 例越境・超越、峠を越す。表外オツ→越訴、エチ→越後。使い分け↓本文[囲み]こえる・こす(越・超)。部首走。 <1613> **謁閱/円延沿炎怨宴媛援園煙猿遠鉛塩演縁艷/汚/王凹央応往押旺欧** **【謁(*謁)】** エツ、まみえる 例拝謁・謁見・謁する。身分の高い人に会う意。部首言。 **【閲】** エツ 例閲覧・閲歴・校閲・閲する。表外けみする→検する。調べる・数える・経過する意。正字-閱。部首門。 **【円(圓)】** エン、まるい 例円滑・円満・円熟・円高。表外まどか→かな書き。使い分け↓丸い。部首囗。① **【延】** エン、のびる・のべる・のばす 例延長・延期、寿命が延びる・間延び・延べ人数・引き延ばし。表外ひく→引く。使い分け↓本文[囲み]のびる・のばす・のべる(伸・延)。表記「敷衍」は「敷延」で代用(「衍」は広がる、はこびる)。正字-延。部首廴。 **【沿】** エン、そう 例沿岸・沿革、線路に沿って歩く。使い分け↓本文[囲み]そう(沿・添)。部首水。 **【炎】** エン、ほのお 例炎上・炎天・炎症。表外ほむら→焔。表記「炎/焔」は「炎」で統一(火炎・気炎)。ともに、ほのおの意。部首火。 **【怨】** エン・オン、うらみ 例怨恨・怨念。表外うらむ→恨む。表記恨む。部首心。 **【宴】** エン、うたげ 例宴会・祝宴・観桜の宴。表外うたげ→かな書き。酒盛りをして楽しむ意。部首宀。 **【媛】** エン 例才媛。表外ひめ→姫。愛媛県。身分の高い女性の意。正字-媛。部首女。④ **【援】** エン 例援助・応援・救援・声援。表外たすける→助ける。表記「義捐金」は「義援金」で、「援護」は「掩護」で代用(「援護の手を差し伸べる/掩護射撃」のように使い分けることも多い)。「援」は引き上げて助ける、「捐」は捨てる、救済の金品を出す、「掩」はかばう意。正字-援。部首手。 **【園】** エン、その 例園芸・公園・花園・幼稚園。表外オン→祇園。表記「園地/苑地」は「園地」で統一(ともに庭の意)。部首囗。 **【煙】** エン、けむる・けむり・けむい 例煙突・喫煙、土煙。圏「畑」は別字。正字-煙。部首火。 **【猿】** エン、さる 例類人猿・犬猿の仲、手長猿。表外ましら→かな書き。表記十二支のさるは「申」。部首犬。 **【遠】** エン・オン、とおい 例遠近・久遠・遠大・敬遠、遠回り・遠眼鏡、気が遠くなる、遠出。圏「遠い・近い」は熟字訓。正字-遠。部首辵。② **【鉛】** エン、なまり 例鉛筆・亜鉛・鉛直線、鉛色。部首金。 **【塩(鹽)】** エン、しお 例塩分・食塩、塩辛い・塩加減・塩漬け。表外あんばい→かな書き。「塩梅」は「アンバイ」と読む。部首塩ー土、鹽ー鹵。 **【演】** エン 例演技・講演・演じる。表外のべる→延べる・述べる。原義は水を引く意。部首水。⑤ **【縁(*緣)】** エン、ふち・えにし 例縁故・血縁・絶縁・縁結び、額縁。表外へり→かな書き、ゆかり→かな書き、よすが→かな書き。「因縁」は連声。部首糸。 **【艶(艷)】** エン、つや・なまめかしい 例妖艶・艶麗。表外あで→かな書き、つややか→かな書き、あでやか→かな書き。部首色。 **【汚】** オ、けがす・けがれる・けがらわしい・よごす・よごれる 例汚点・汚名、汚れ・口汚し・汚れ物。部首水。 **【王】** オウ 例王子・帝王・女王・大王。表外きみ→君、おおきみ→大君。「勤王・尊王」などは連声。部首玉。① **【凹】** オウ、へこむ・へこます 例凹凸・凹レンズ。表外くぼむ→窪む、くぼます→窪ます。付凸凹。部首凵。 **【央】** オウ 例中央・震央。表外なかば→半ば。部首大。 **【応(*應)】** オウ、こたえる 例応答・応対・呼応・応じる。表外まさに→かな書き。使い分け応答。「反応・順応」などは連声。部首心。⑤ **【往】** オウ 例往復・往来・往事。表外ゆく→行く。帰りを予定して行く意で、「復」の対。部首彳。⑤ **【押】** オウ、おす・おさえる 例押収・押印、押入れ・後押し。使い分け↓本文[囲み]おさえる(押・抑)。おす(押・推)。「押さえる/抑える」の送りがなに注意。部首手。 **【旺】** オウ 例旺盛。表外さかん→盛ん。部首日。 **【欧(歐)】** オウ 例欧州・欧文・西欧・渡欧。圏「欧羅巴」の略。②原義は「嘔(はく)」と同義。部首欠。 <1614> **殴桜翁奧横/岡/屋億億臆/虞/乙/俺/卸/音恩溫穩/下化火加可仮何花** **【殴(毆)】** オウ、なぐる 例殴打、殴り込み。表外たたく→かな書き。表記本来「棒で殴る/平手で『撲る/『擲る」のように使ったが、今は多く「殴」でまかなう。部首殳。 **【桜(*櫻)】** オウ 例観桜・桜桃・桜色。圏「桜」は中国では桜桃の意。サクラは「桜花」。部首木。 **【翁】** オウ、おきな 例老翁。表外うぶ→かな書き。男性老人の敬称ともする(福沢翁の偉業)。「沙翁・奈翁」はシェークスピア・ナポレオン。部首羽。 **【奥(奧)】** オウ、おく 例深奧・奥義・奥さん、奥底・奥の手・奥様。圏音としての「オク」もある(奥義・奥妙)。部首大。 **【横(*横)】** オウ、よこ 例横断、横顔・横たわる。圏よこしまの意も(横領・専横)。部首木。③ **【岡】** おか 圏岡山県・静岡県・福岡県などの地名。部首山。 **【屋】** オク、や 例屋上・屋外、屋根・家屋。表外いえ→家、うち→家。家主・家賃のように使う。部首尸。 **【億】** オク 例億万・一億。圏「憶」と通じ、「億劫」の「劫」も巨数を表す助数詞。部首人。④ **【臆】** オク 例記憶・追憶。表外おぼえる(感知する)→覚える、おもう→思う。表記「臆(おしはかる)」に通じるところから、「臆」の代用も行われる(憶説・憶測)。部首心。 **【臆】** オク 例臆説・臆測・臆病。表記「臆説/憶説、臆測/憶測」は後者で書くこともある。部首肉。 **【虞】** おそれ 例虞犯少年。表記「風俗を乱す虞(おそれ)〔または「『惧れ」〕がある」のように使ったが、今は「恐れ」でまかなう。圏憲法に使われたことから、いまだに常用漢字表に残る。正字-虞。部首虍。 **【乙】** オツ・イツ、きのと 例甲乙・乙種・乙夜。表外きのと→乙。乙女。部首乙。 **【俺】** おれ 部首人。 **【卸】** おろす・おろし 例小売商に卸す・卸売・卸商。使い分け↓本文[囲み]おりる・おろす(下・降・卸)。表記商業用語は送らないが、「大根卸し・積み卸し」などは送る。圏「卸す/下ろす・降ろす」の送りがなに注意。部首卩。 **【音】** オン・イン、おと・ね 例音楽・福音・物音・音色。圏「観音」は連声。部首音。① **【恩】** オン 例恩情・恩人・恩義・謝恩会・親の恩。圏恵み・情けの意。部首心。⑥ **【温(*温)】** オン、あたたか・あたたかい・あたたまる・あたためる 例温暖・気温、温かな家庭・スープを温める。表外ウン→温州ミカン、ぬくい→かな書き。使い分け↓本文[囲み]あたたかい・あたたかだ(温・暖)/あたたまる・あたためる(温・暖)。部首水。③ **【穏(穩)】** オン、おだやか 例穏当・平穏・穏健・穏和・穏やかな口調。部首禾。 **【下】** カ・ゲ、した・しも・もと・さげる・さがる・くだる・くだす・くださる・おろす・おりる 例下降・下車、下見・足下・目下・部下・靴下・真下・軒下・川下・風下・山下・城下・天下・目下・年下、上手下手・上下・地下・下水・下流・下品・下等・下着・下調べ・下心・下地・下準備・下書き・下剤・下痢・下線・下巻・下段、下さる・見下す・書き下ろす・昼下がり・天下り。使い分け↓本文[囲み]もと(下・元・本・基)/さげる(下・提)/おりる・おろす(下・降・卸)。部首一。① **【化】** カ・ケ、ばける・ばかす 例化石・文化・化する・変化・化学・化粧・権化、お化け。正字-化。部首匕。 **【火】** カ、ひ・ほ 例火災・火山、火花・火影。使い分け「火が燃える・火に掛ける/灯がともる・街の灯」のように使う。部首火。① **【加】** カ、くわえる・くわわる 例加入・加工・加減、追加・参加・付け加える。部首力。 **【可】** カ 例可否・可能・許可。表外べし→かな書き。部首口。 **【仮(假)】** カ・ケ、かり 例仮説・仮免許・仮定・仮病、仮処分。仮名。部首人。 **【何】** カ、なに・なん 例幾何学、何者・何事・何本・何様・何人芸。表外いずれ→かな書き。圏「何時・何故」は熟字訓。部首人。② **【花】** カ、はな 例花弁・花壇・落花、花火・草花・花屋。使い分け「生け花の華・火事は江戸の華・華やか」のように使う。正字-花。部首艸。① <1615> **佳価果河苛科架夏家荷華菓貨渦過嫁暇禍靴寡歌箇稼課蚊/牙瓦我画** **【佳】** カ 例佳作・佳人・絶佳。表記「佳き日・佳い女」などで好まれる。圏めでたい、美しいの意。部首人。 **【価(價)】** カ、あたい 例価値・価格・定価・真価・評価、値段・評価する。使い分け↓値段。部首人。⑤ **【果】** カ、はたす・はてる・はて 例果実・果断・結果、果たして・果てしない。表記「涯(はて)」は「果て」でまかなう(「果て」は物事の最終点、「涯」は広がりの最終点)。果物。部首木。④ **【河】** カ、かわ 例河川・河口・運河。表記川。圏本来「黄河」の意。河岸・河原。部首水。 **【苛】** カ 例苛酷・苛烈。表外いらだつ→かな書き、さいなむ→かな書き。部首艸。 **【科】** カ 例科学・外科・百科。表外しな(等級・植物名)→かな書き、とが→かな書き、しぐさ→かな書き。科する。圏しな、しなもの、はかる、しわけ、しぐさ、とがの意も。「科白」は熟字訓。部首禾。② **【架】** カ、かける 例架空・書架、橋を架ける。使い分け↓本文[囲み]かかる・かける(掛・係・懸・架・賭)。部首木。 **【夏】** カ・ゲ、なつ 例夏期・夏至、真夏・常夏。部首夏。 **【家】** カ・ケ、いえ・や 例家屋・家庭・国家・作家・芸術家・専門家・読書家・本家、家主。表外うち→かな書き。使い分け↓屋。母家。部首宀。② **【荷】** カ、に 例荷物・入荷・出荷・積荷。表外になう(背に負う)→担う。原義は植物のハス。部首艸。③ **【華】** カ・ケ、はな 例華麗・華美・繁華・中華、生け花の華・道化の華。使い分け↓花。正字-華。部首艸。 **【菓】** カ 例菓子・製菓・茶菓。圏原義は果物、今は菓子の意で使う。部首艸。 **【貨】** カ 例貨物・金貨・雑貨・百貨店。値打ちのある品物の意。通貨。部首貝。 **【渦】** カ、うず 例渦中、渦潮・渦巻く。部首水。 **【過】** カ、すぎる・すごす・あやまつ・あやまち 例過度・過失・通過、過ちを犯す。表外よぎる→かな書き。使い分け↓本文[囲み]あやまる・あやまち(誤・謝・過)。正字-過。部首辵。⑤ **【嫁】** カ、よめ・とつぐ 例転嫁・嫁する、花嫁・嫁ぎ先。部首女。 **【暇】** カ、ひま 例余暇・休暇・寸暇、暇を取る・手間暇。表外いとま→かな書き。部首日。 **【禍(*禍)】** カ、わざわい 例禍福・禍根・災禍。表外まが→かな書き。部首示。 **【靴】** カ、くつ 例製靴、靴下・革靴。表記履物一般には「沓(くつ)」を使うこともある。圏革靴の意。部首革。 **【寡】** カ 例寡黙・寡婦・寡占・多寡。必ず少ない。圏ひとり・配偶者を亡くした人の意。部首宀。 **【歌】** カ、うた・うたう 例歌曲・唱歌、歌舞伎・短歌。使い分け↓本文[囲み]うた(歌・唄)。②「唱歌を歌う/謡曲を謡う/〔謳〕質実剛健をうたわれる・校則にうたう」のように使う。邦楽では「唄」が好まれる。圏節をつけてうたう意。 **【箇】** カ 例箇所・箇条。表記「箇所」は普通漢字で書くが、助数詞の場合は「一か所(一般)」のほか、「一カ所・一ヵ所・一ヶ所・一ヶ所(特殊)」がある。新聞は「箇所・箇条書き」には「個」を使う。部首竹。 **【稼】** カ、かせぐ 例稼働・稼業・共稼ぎ、出稼ぎ。部首禾。 **【課】** カ 例庶務課・日課・税を課する。割り当てられた仕事の意。部首言。 **【蚊】** か 例蚊柱・やぶ蚊。表外ブン→蚊。蚊帳。部首虫。 **【牙】** ガ・ゲ、きば 例牙城・歯牙・象牙。部首牙。 **【瓦】** ガ、かわら 例瓦解、瓦屋根。部首瓦。 **【我】** ガ、われ・わが 例我意・自我・忘我、我ら・我が国。圏「わ」は古訓。連体詞「我が」の形で使う。部首戈。 **【画(畫)】** ガ・カク、えがく 例画家・絵画・画面・映画・計画・区画・作画・図画、画する。表外え→絵、かく→描く。 <1616> **賀雅餓/介回灰会快戒改怪拐悔海界皆械絵開階塊楷解潰** **【賀】** ガ 例賀正・年賀・祝賀、賀状。喜び祝う意。②「横須賀」の「カ」は表外音訓。部首貝。④ **【雅】** ガ、みやび 例優雅・典雅・風雅、雅やか・雅び。表外みやび→かな書き。正しい。部首隹。 **【餓】** ガ、うえる 例餓死・餓鬼。表外かつえる→飢える。正字-餓。部首食。 **【介】** カイ、すけ 例紹介・介する、魚介。表外「貝」の当て字とする(魚介類)。圏仲立ちをする・助けるの意。部首人。 **【回】** カイ・エ、まわる・まわす 例回答・転回・次回・回向、回り道・手回し。表外めぐる→巡る。使い分け↓本文[囲み]まわり(回・周)。表記「回虫/蛔虫」は「回虫」で代用(「蛔」は腹の虫)。「回/廻」は同義の「回」で統一(回送・回転・回廊)。「低回/低徊」は同義の「低回」で統一(漱石の用字は「低徊」)。「回復/恢復」は類義の「回復」で統一。参「回」は古字。部首囗。 **【灰】** カイ、はい 例灰色・石灰・消石灰、灰・火山灰・灰褐色。圏「灰分」は、俗に「はいブン」とも。正字-灰。部首火。 **【会(會)】** カイ・エ、あう 例会話・会談・社会・会する・会釈。使い分け↓本文[囲み]あう(会・遭・合)。部首会ー人、會ー曰。② **【快】** カイ、こころよい 例快活・軽快・爽快、明快、快い春風。表外ケ→快楽。部首心。 **【戒】** カイ、いましめる 例戒心・戒律・警戒、戒め。表記「教誨」は「教戒」で統一(戒告・訓戒)。「誠」は言葉で戒める意。「モーゼの十戒」は「十誠」。「警める(気付かせて用心させる)」も「戒」でまかなう。部首戈。 **【改】** カイ、あらためる・あらたまる 例改革・更改、改めて・改心・気があらたまる」のように使う。圏「改める(改心する)」「検める(調べる)」「革める(新しいもの、よいものにかえる)」は「改」でまかなう(心を改める・荷札を改める)。部首攴。④ **【怪】** カイ、あやしい・あやしむ 例怪談・怪物・奇怪、怪しげ。表外ケ→怪我。使い分け↓本文[囲み]あやしい(怪・妖)。表記「妖しい(なまめかしい)女/異しい(変わった)気配/奇しい(珍しい)術」のように使うが、「妖」以外は「怪」でまかなう。圏実体が分からず不思議の意。部首心。 **【拐】** カイ 例拐帯・誘拐。表外かどわかす→かな書き。部首手。 **【悔(*悔)】** カイ、くいる・くやむ・くやしい 例後悔・懺悔、悔い・悔やみ・悔しがる。表外ケ→懺悔。「悔しい/悔いる・悔やむ」の送りがなに注意。部首心。 **【海】** カイ、うみ 例海岸・海水浴・航海、海鳴り。参「わた(海の古語)」とも訓ずる。海女・海人。部首水。② **【界】** カイ 例境界・限界・世界・学界。圏さかい・境・範囲の意。部首田。③ **【皆】** カイ、みな 例皆無・皆勤、皆さん。表外みんな→かな書き。部首白。 **【械】** カイ 例機械・器械。圏かせ・しかけの意。部首木。④ **【絵(繪)】** カイ・エ、え 例絵画・絵本・絵図・絵の具・口絵。圏「絵」は彩色画、「画」は線画の意。部首糸。② **【開】** カイ、ひらく・ひらける・あく・あける 例開始・展開、本を開く・窓を開ける。使い分け↓本文[囲み]あく。表記「開く/迷蒙を啓く」は「開」でまかなう。部首門。 **【階】** カイ 例階段・階級・地階。表外きざはし→かな書き。部首阜。③ **【塊】** カイ、かたまり 例塊状・山塊、ひと塊。使い分け↓固い。参もと、土くれの意。②慣用的に「塊り」とも送る。部首土。 **【楷】** カイ 例楷書。部首木。 **【解】** カイ・ゲ、とく・とける・とかす 例解決・解禁・理解・解する・解脱・分解、解熱剤・解せない、問題を解く・雪解け。表外ほどく→かな書き、わかる→分かる。使い分け↓本文[囲み]とく・とける・とかす(解・溶・説)。部首角。⑤ **【潰】** カイ、つぶす・つぶれる 例潰瘍・潰走。表外ついえる→かな書き。 <1617> **壞懐諧貝/外劾害崖涯街慨蓋該概骸/垣柿/各角拡革格核殼郭覚** **【壊(*壞)】** カイ、こわす・こわれる 例破壊・崩壊・決壊、全壊。表外やぶる→破る。表記「潰/壊」は後者で書くこともある(潰走/壊走、潰滅/壊滅、潰乱/壊乱、決潰/決壊、崩潰/崩壊、全潰/全壊)。「潰」はついえる意で、「壊」より意味が強く、別語意識があるが、混同もされた。部首土。 **【懐(*懷)】** カイ・エ、ふところ・いだく・なつかしい・なつかしむ・なつく 例懐中・懐古・述懐、懐手・内懐。表外いだく→抱く、おもう→思う。表記「手懐ける」(かな遣い)は、本来同様に付表に入れるべきものであろう(「懐ける/手懐ける」の関係は、「伝う/手伝う」の関係と同じ)。慣用的に「懐る」とも送る。部首心。 **【諧】** カイ 例俳諧。圏ととのえる、おもしろさの意。部首言。 **【貝】** かい 例貝細工・ほら貝。表外バイ→貝貨。圏介。部首貝。 **【外】** ガイ・ゲ、そと・ほか・はずす・はずれる 例外国・屋外・例外・除外・予想外、外出・外科・外道、外側・外見・その外・踏み外す・町外れ。表外ウイ→外郎(官名・菓子名)。使い分け↓本文[囲み]ほか(外・他)。部首夕。② **【劾】** ガイ 例弾劾。圏罪状をきびしく追求する意。部首力。 **【害】** ガイ 例害悪・被害・害する、公害・水害。表外そこなう→損なう。表記「妨害/妨碍(礙)」「障害/障碍(礙)」は前者で統一(「害・碍・礙」は妨げる)。正字-害。部首宀。④ **【崖】** ガイ、がけ 例断崖、崖下。部首山。 **【涯】** ガイ 例生涯。表外みぎわ→かな書き、はて→果て。表記↓果て。部首水。 **【街】** ガイ・カイ、まち 例街頭・街道・商店街、街角・学生の街。使い分け↓町。圏もと十字路の意。部首行。④ **【慨(慨)】** カイ 例慨嘆・憤慨・感慨。表外なげく→嘆く。参胸をつまらせてなげく意。正字-慨。部首心。 **【蓋】** ガイ、ふた 例頭蓋骨、火蓋。表外おおう→覆う、けだし→かな書き。圏もとしばしば「かさ」と読んだ。部首艸。 **【該】** ガイ 例該当・該博・当該。圏その、あてはまる、あたる意。部首言。 **【概(概)】** ガイ 例概念・概論・概況・概算、概して。表外おおむね→かな書き。参平らになおす、おおよそ、おもむき・様子の意も(気概)。正字-概。部首木。 **【骸】** ガイ 例形骸化・死骸。表外むくろ→かな書き。部首骨。 **【垣】** エン、かき 例垣根・人垣。表外エン→垣。圏「垣間見る」の「かい」は「かき」の音便。部首土。 **【柿】** かき 例渋柿。部首木。 **【各】** カク、おのおの 例各自・各人・各駅停車。表記「各各」より「各々」が好まれる。部首口。④ **【角】** カク、かど・つの 例角度、街角・角、牛の角・角笛。部首角。 **【拡(擴)】** カク 例拡散・拡大・拡張。表外ひろげる→広げる、ひろがる→広がる。表記しばしば「広」は形容詞に、「拡」は動詞(「拡げる・拡がる)に使った。部首手。⑥ **【革】** カク、かわ 例革新・改革・皮革・革命・革製品。表外あらためる(急変・改革)→改める。使い分け↓皮。表記「変革/変革」は類義。部首革。 **【格】** カク・コウ 例格式・規格・性格・人格・格安・格別・破格・体格・格子。表外キャク→格式高い。表記「格闘/挌闘」「骨格/骨骼」は前者で統一(「挌」はうつ、「骼」は骨組みの意で「格」に通じる)。「恰好」は「格好」で代用(「恰」はあたかも、ちょうど)。部首木。 **【核】** カク 例核心・中核・核兵器・結核。表外さね→かな書き。圏果実の中心にある種の意。部首木。 **【殻(殼)】** カク、から 例地殻、貝殻・抜け殻。部首殳。 **【郭】** カク 例城郭・外郭。表外くるわ→廓。表記「郭、廓」は「郭」で統一(輪郭・城郭・外郭・遊郭)。新聞は「廓清」を「郭清」で代用(「廓」はすっきりさせる、ただす)。「廓大」は類義の「拡大」でまかなう。部首邑。 **【覚(覺)】** カク、おぼえる・さます・さめる 例覚悟・知覚・発覚、覚え・目覚まし・目覚め。表外さとる→悟る。使い分け↓本文[囲み]さめる・さます(覚・冷)。圏知らないことがはっきりする意。部首見。 <1618> **較隔閣確獲嚇穫/学岳楽額顎/掛/潟/括活喝湯割葛滑褐轄且/株/釜鎌刈干** **【較】** カク 例比較。表外コウ→較量、くらべる→比べる。部首車。 **【隔】** カク、へだてる・へだたる 例隔週・隔世・隔離・隔月・間隔、隔て。正字-隔。部首阜。 **【閣】** カク 例内閣・閣議・高閣。参たかどのの意。②「太閤」の「閤」は別字。部首門。⑥ **【確】** カク、たしか・たしかめる 例確定・確認・確実・確保・正確。表外しっかり→かな書き。部首石。⑤ **【獲】** カク、える 例獲得・捕獲・漁獲高、獲物。表外とる→取る。使い分け↓得る。表記新聞は「一攫千金」を「一獲千金」で代用(「攫」は鳥獣を捕らえる意)。「捕獲/捕獲」は「獲物」の形で使う。正字-獲。部首犬。 **【嚇】** カク 例威嚇。表外おどす→脅す。圏強くしかる意。部首口。 **【穫】** カク 例収穫。表外とる→取る。作物を刈り入れる意。正字-穫。部首禾。 **【学(学)】** ガク、まなぶ 例学習・学校・科学、学びの庭。部首子。① **【岳(嶽)】** ガク 例岳父・山岳、富岳・○○岳。表記「岳/嶽」は「岳」で統一(「岳」は高い山、「嶽」は高い山・神々しい山)。「岳」は慣用音で、「ガク」が本来。岳父・岳神。部首山。 **【楽(*樂)】** ガク・ラク、たのしい・たのしむ 例音楽・楽園・快楽・娯楽、楽しげ・楽しむ。神楽。部首木。② **【額】** ガク、ひたい 例額縁・金額、富士の額。表外ぬか(ひたい)→かな書き、ぬかずく→かな書き。部首頁。⑤ **【顎】** ガク、あご 例顎関節。部首頁。 **【掛】** かける・かかる・かかり 例洋服掛け・掛け声・腰掛け、割り増しが掛かる・気がかり・掛。使い分け↓本文[囲み]かかる・かける(掛・係・懸・架・賭)。表記特定の仕事・業務を受け持つ役(の人)の意の「かかり」は「掛・係」どちらも使う。圏「掛」は「挂」と同義(ひっかける意)。部首手。 **【潟】** かた 例干潟、潟湖。表外セキ→潟湖。参「瀉(はく)」は別字。部首水。④ **【括】** カツ 例括弧・一括・包括・総括。表外くくる→かな書き、くびれる→かな書き。部首手。 **【活】** カツ 例活動・活力・生活。表外いきる→生きる。表記「快闊」は類義の「快活」で代用(「闊」は広い)。「活」は生き生きしている意、「快」は気持ちがよい意。「塩加減で味が活きる。活気は広い」などと使い分けることもあったが、今は「活気」も好まれる。部首水。② **【喝(喝)】** カツ 例一喝・恫喝・喝破・喝采。圏いかる、どなる意。叱咤激励・大喝一声のように使うことも多い。部首口。 **【渇(*渴)】** カツ、かわく 例渇望・渇水・枯渇・渇する、のどの渇き・愛に渇く。使い分け↓本文[囲み]かわく(乾・渇)。部首水。 **【割】** カツ、わる・わり・さく 例割愛・分割・割譲、割り引く、割引・役割・割合・割り算・割れ目・ひび割れる・時間を割く。使い分け↓本文[囲み]さく・さける(割・裂)。正字-割。部首刀。 **【葛】** カツ、くず 例葛藤、葛湯。表外かずら→かな書き。「葛/喝・渇・掲・褐・謁」の字体に注意。部首艸。 **【滑】** カツ・コツ、すべる・なめらか 例滑走・円滑・滑稽、滑り込み・滑り台・滑らか・滑る。部首水。 **【褐(褐)】** カツ 例褐色。圏黒ずんだ茶色の意。部首衣。 **【轄】** カツ 例管轄・直轄。圏くさび・取り締まる意。正字-轄。部首車。 **【且】** かつ 例且つ。表外まさに→かな書き。部首一。 **【株】** かぶ 例切り株・株価・株式。表外シュ→株。部首木。 **【釜】** かま 例鍋と釜。部首金。 **【鎌】** かま 例鎌倉時代。正字-鎌。部首金。 **【刈】** かる 例刈り入れ・稲刈り。部首刀。 **【干】** カン、ほす・ひる 例干渉・干潮・若干、干し場・干上がる・潮干狩り。表外おかす→侵す。表記「旱害」「旱天」は「干害」「干天」で代用(「干」は乾く、「旱」は日照り)。圏たて、ふせぐの意も(干戈を交える)。②「于(ここに)」は別字。部首干。① <1619> **刊甘汗缶完肝官冠卷看陥乾勘患貫寒喚堪換敢棺款間閑勧寛幹** **【刊】** カン 例朝刊・週刊・刊行・創刊。木にほって出版する意。部首刀。 **【甘】** カン、あまい・あまえる・あまやかす 例甘言・甘受・甘味料、甘み・甘える。圏「甘い」も「うまい(熟字訓)」も好まれる。部首甘。① **【汗】** カン、あせ 例汗顔・発汗、冷や汗・汗水。圏モンゴルの首長の「汗」では「ハン」とも。部首水。 **【缶(罐)】** カン 例缶詰・製缶・缶切り。参「缶・罐」は本来別字。「缶」はほとぎ(器)、「罐」はブリキかん・ボイラーの意。「缶詰」を表記するために「缶」を常用漢字に加えたが、「罐」をその旧字体としたため、「薬罐・汽罐」を「薬缶・汽缶」とする表記も行われる。正字-罐。部首缶ー缶、罐ー缶。 **【完】** カン 例完全・完成・未完、完成を全うする。表外まっとうする→全うする。部首宀。 **【肝】** カン 例肝心・肝臓・肝っ玉。圏「肝」は肝臓、「胆」は胆嚢。ともに、きもの意。部首肉。 **【官】** カン 例官庁・警官・官僚・器官・高官。表外つかさ→官。圏役所・器官の意。部首宀。④ **【冠】** カン、かんむり 例王冠・栄冠・冠する。表外かぶる→かな書き。「冠る」は頭にのせるの意。部首冖。 **【巻(*卷)】** カン・ケン、まく・まき 例巻頭・一巻、糸で巻く・巻き貝・巻の一。表外ケン→巻雲。圏巻き上げる意で「捲」に通じる(席捲・席巻)。②→絹。部首己。 **【看】** カン 例看護・看破・看板。表外みる→見る。圏手をかざして見る、病人をみとる意。部首目。 **【陥(*陷)】** カン、おちいる・おとしいれる 例陥落・陥没・欠陥。表外おちる→落ちる。部首阜。 **【乾】** カン、かわく・かわかす 例乾燥・乾杯・乾電池・乾物・乾杯、生乾き・干す。使い分け↓本文[囲み]かわく(乾・渇)。部首乙。 **【勘】** カン 例勘弁・勘当・勘案・勘定、勘がいい。表外かんがえる→考える。使い分け↓本文[囲み]カン(勘・感・観)。圏第六感の意も。部首力。 **【患】** カン、わずらう 例患者・疾患、長患い。表外ゲン→苦患、うれえる→憂える。使い分け↓煩う。部首心。 **【貫】** カン、つらぬく 例貫徹・一貫・貫禄、貫き通す・首尾一貫。表外ぬく→抜く。部首貝。 **【寒】** カン、さむい 例寒暖・厳寒・寒中・防寒、寒がる・寒空。圏貧しい意も(寒村・貧寒)。正字-寒。部首宀。③ **【喚】** カン 例喚問・召喚・叫喚。表外わめく→かな書き、よぶ→呼ぶ、めす→召す。部首口。 **【堪】** カン、たえる 例堪忍・堪能、堪え難い。表外タン→堪能、こたえる→かな書き、こらえる→かな書き。使い分け↓本文[囲み]たえる(耐・堪・絶)。部首土。 **【換】** カン、かわる・かえる 例交換・転換・変換、引き換え・乗り換える。使い分け↓本文[囲み]かわる・かえる(変・換・代・替)。部首手。 **【敢】** カン 例敢然・果敢・勇敢。表外あえて→かな書き。圏押し切ってする意。部首攴。 **【棺】** カン 例棺おけ・出棺・石棺。表記「棺」よりは「ひつぎ」が好まれる。部首木。 **【款】** カン 例定款・借款・落款。圏まこと、ひとまとまりの文章の意。喜ぶ意で「歓」に通じる(歓待・款待、交歓・交款)。部首欠。 **【間】** カン・ケン、あいだ・ま 例間隔・中間・世間・人間、間柄・客間・間違う。表外あい→幕間。圏暇の意で「閑」に通じる(閑話・間話、閑居・間居)。正字-閒。部首門。② **【閑】** カン 例閑静・閑却・繁閑。表外ひま→暇、しずか→静か。圏暇。部首門。 **【勧(勸)】** カン、すすめる 例勧誘・勧告・勧奨・勧める。使い分け↓本文[囲み]すすめる・すすむ(進・勧・薦)。正字-勸。部首力。 **【寛(寬)】** カン 例寛大・寛容・寛いだ処置。表外ひろい→広い、ゆるやか→緩やか、くつろぐ→かな書き。表記「寛骨(こしかけ)」は「寛骨」と書く。正字-寬。部首宀。 **【幹】** カン、みき 例幹線・幹事・幹部・根幹・幹。圏才能の意も(才幹)。部首干。⑤ <1620> **感漢慣管関歓監緩憾還館環簡観韓艦鑑/丸含岸岩玩眼頑顏願/企伎危** **【感】** カン 例感動・感謝・感想・感激・感慨・共感・予感・隔世の感・感じる。使い分け↓本文[囲み]カン(勘・感・観)。部首心。③ **【漢(*漢)】** カン 例漢字・漢語・漢文・漢詩、痴漢・門外漢。表記「漢」は、おおむね「唐」でまかなう。圏中国古代の王朝、男子の意。部首水。③ **【慣】** カン、なれる・ならす 例慣例・慣習・習慣・慣性、見慣れる・使い慣れる。使い分け「早起きに慣れる・体を慣らす/[馴]猛獣をならす」のように使う。部首心。⑤ **【管】** カン、くだ 例管理・管制・鉄管・血管・土管・管楽器。圏もと、笛の意。部首竹。④ **【関(關)】** カン、せき・かかわる 例関節・関係・玄関・難関・関税、関する、関取・関の山。表記「函数(functionの訳語)」は「関数」で代用(「函」は、はこ・入れる)。部首門。④ **【歓(歡)】** カン 例歓迎・歓声・歓喜。表外よろこぶ→喜ぶ。表記「交歓/交款」「交歓/交歓」は「交歓」で統一。部首欠。 **【監】** カン 例監督・監査・監視・監禁・学監。取り締まる、よく見る意。部首皿。 **【緩】** カン、ゆるい・ゆるむ・ゆるめる・ゆるやか 例緩和・緩慢・緩急・弛緩、ゆるい坂・気がゆるむ。部首糸。 **【憾】** カン 例遺憾。表外うらむ→かな書き。圏残り惜しく思う意。部首心。 **【還】** カン 例生還・返還・還元。表外ゲン→還俗、かえる→帰る。参もとへ戻る意。部首辵。 **【館】** カン、やかた 例館内・館長・旅館・図書館。圏公共の建物、大きな建物の意。②人名などに使う「たて・たち」は表外訓。③「舘」は俗字。正字-館。部首食。③ **【環】** カン 例環状・環境・循環。表外たまき→かな書き、めぐる→巡る。圏輪になって囲む意。正字-環。部首玉。 **【簡】** カン 例簡単・簡素・簡略。表記「書簡/書翰」「書筒/書翰」は「書簡」で統一(「翰」は文章の意)。圏原義は文字を書く竹の札、文章の意。部首竹。 **【観(觀)】** カン、みる 例観察・客観・壮観・直観・無常観・観じる。表外みる→見る。使い分け↓本文[囲み]カン(勘・感・観)。表記新聞は「鳥瞰図」を「鳥観図」で代用(「瞰」は見下ろす意)。正字-觀。部首見。④ **【韓】** カン 例韓国。表外から→韓。正字-韓。部首韋。 **【艦】** カン 例艦船・艦隊・軍艦。参いくさ船の意。②「ふね」とも訓ずる。部首舟。 **【鑑】** カン、かんがみる 例鑑賞・鑑定・図鑑・印鑑。圏模範・手本の意。②「鑒」は別体。部首金。 **【丸】** ガン、まるい・まるめる・まる 例丸薬・弾丸、丸太・丸洗い。使い分け「地球は丸い・背中を丸める・丸く治める/円く輪になる・人柄が円い。好まれる)。部首丶。 **【含】** ガン、ふくむ・ふくめる 例含有・含蓄・包含、含み・含め煮。部首口。 **【岸】** ガン、きし 例岸壁・対岸・彼岸、川岸。付河岸。部首山。③ **【岩】** ガン、いわ 例岩石・岩塩・火成岩、岩場。表外いわお→かな書き。部首山。② **【玩】** ガン 例玩具・愛玩。表外もてあそぶ→かな書き。部首玉。 **【眼】** ガン・ゲン、まなこ 例眼球・開眼、血眼。表外め→目。表記「象嵌」は「象眼」で代用(「眼」は目の玉、「嵌」ははめる)。付眼鏡。部首目。 **【頑】** ガン 例頑強・頑健・頑固・頑として。表外かたくな→かな書き。部首頁。 **【顔】** ガン、かお 例顔面・童顔・厚顔、笑顔・横顔。表外かんばせ→かな書き。正字-顔。部首頁。② **【願】** ガン、ねがう・ねがい 例願望・祈願・志願、願い・願わしい。部首頁。 **【企】** キ、くわだてる 例企画・企業、企て。表外たくらむ→かな書き。部首人。 **【伎】** キ 例歌舞伎。表外ギ→伎楽、わざ→技、わざおぎ→俳優。部首人。 **【危】** キ、あぶない・あやうい・あやぶむ 例危険・危害、危ながる・危うく。 <1621> **毀旗器畿輝機騎/技宜偽欺義疑議戯擬議議菊/吉/喫詰却客脚/逆虐九久** **【毀】** キ 例毀損・毀誉。表外こわす→壊す、こぼつ→かな書き。「破毀/破棄」は後者で書くこともある。②「毀・潟/児・稲・陥」の字体に注意。部首殳。 **【旗】** キ、はた 例旗手・国旗・万国旗、旗色。圏「幟」の意だが、「旗」で代用。部首方。 **【器(*器)】** キ、うつわ 例器量・器用・機器・石器・火器・電器。使い分け↓機械。部首口。 **【畿】** キ 例畿内・近畿。圏みやこに近い領地の意。部首田。 **【輝】** キ、かがやく 例光輝、輝かしい・輝き。部首光。 **【機】** キ、はた 例機械・機会・危機、機転。表外からくり→かな書き。使い分け「印刷機・通信機・電算機/変圧器・補聴器・電熱器」のように使う(本文[囲み]キカイ(機械・器械))。圏しかけ・前兆の意も。部首木。④ **【騎】** キ 例騎士・騎馬・騎乗・一騎当千。表外のる→乗る。部首馬。 **【技】** ギ、わざ 例技術・技師・特技、荒技。使い分け↓業。部首手。 **【宜】** ギ 例時宜・適宜・便宜。表外よろしく→かな書き、むべ→かな書き。参差し障りがない意。部首宀。 **【偽(*僞)】** ギ、いつわる・にせ 例偽名・真偽・虚偽、偽り・偽物・偽札。表記「贋物・贋札」も好まれる。部首人。 **【欺】** ギ、あざむく 例詐欺。圏うそを言ってだます意。部首欠。 **【義】** ギ 例義理・意義・正義。表外よし→善し。表記「恩義/恩誼」「情義/情誼」は前者で統一(「義」は立派な行為、「誼」はよしみ。しばしば混同される)。圏仮のの意も(義父・義歯)。部首羊。 **【疑】** ギ、うたがう 例疑念・疑問・質疑・容疑、疑わしい・疑いの念。部首疋。 **【議】** ギ 例議論・会議・異議・議する。表外はかる→謀る。圏寄り合って事の可否を論じ合う意。部首言。④ **【戯(*戲)】** ギ、たわむれる 例遊戯、戯曲。表外ギ→戯作、ざれる→かな書き。部首戈。 **【擬】** ギ 例擬音・擬人法・模擬・擬する。表外なぞらえる→かな書き、まがい→かな書き、もどき→かな書き。よく似せる意。部首手。 **【詰】** キツ、つめる・つまる・つむ 例詰問・難詰・面詰、詰め物・行き詰まる。表外なじる→かな書き。圏問い詰める意。部首言。 **【却】** キャク 例返却・冷却・棄却・却下・退却・売却。表外かえって→かな書き、しりぞく→退く。部首卩。 **【客】** キャク・カク 例客間・乗客・主客・来客・旅客・刺客、客死。部首宀。 **【脚】** キャク・キャ、あし 例脚部・脚本・立脚・脚立、行脚、雨脚。表外カク→脚気。使い分け↓足。部首肉。 **【逆】** ギャク、さか・さからう 例逆転・順逆・逆上・反逆・逆様。表外ゲキ→逆旅(宿屋)、むかえる→迎える。正字-逆。部首辵。⑤ **【虐】** ギャク、しいたげる 例虐待・虐殺・残虐。表外いじめる→かな書き。正字-虐。部首虍。 **【九】** キュウ・ク 例九九・九回・九分九厘、九日・九重。表記証書類では「玖」とも。部首乙。① **【久】** キュウ・ク、ひさしい 例永久・持久・耐久・久遠、久々。部首丿。 <1622> **『常用漢字表』** (1) 喜ぶ・喜ばしい。表記新聞は「嬉々」を「喜々」で代用(「嬉々」は笑いさざめく様)。手紙類では「慶ぶ」が好まれる(御健勝の段、お慶び致します)。部首口。 (2) キ、うえる 例飢餓・飢渇、飢え。表記「飢餓/饑餓」は「飢餓」で統一(「飢・饑」はうえる)。正字-飢。部首食。 (3) キ、いのる 例祈願・祈念、祈り。圏神に福を願い求める意。部首示。 (4) キ 例季節・季寄せ・四季・雨季。表外すえ→末。圏幼い、時節の意。部首子。④ (5) キ 例紀行・紀元・風紀。圏のり、順序立てて記すの意。「紀念(=記念)」は中国で好まれる。部首糸。⑤ (6) キ 例軌道・広軌・常軌。圏わだち・法則の意。部首車。 (7) キ、すでに 例既成・既婚・既決・既成・既往症。圏もはや、終わるの意。正字-既。部首旡。 (8) キ、しるす 例記入・記号・伝記・記事、記する。表記「徽章(身分を表す標章)」は類義の「記章(記念の標章)」で代用。部首言。② (9) キ 例規則・規律・定規。表外のり→かな書き。圏コンパス・標準の意。部首見。⑤ (10) キ、かめ 例亀裂。部首亀。 (11) キ 例奇襲・奇数・珍奇。表外くし→かな書き。表記「畸形」は類義の「奇形」で代用(「畸」はいびつ、「奇」は珍しい)。「奇人・奇談(風変わりな人・話)」は類義の「奇談」で代用。「綺想曲」は「奇想曲」で代用。「詭弁」は、新聞は「奇弁」で、学術用語集は「危弁」で代用(「詭」は偽る)。圏数寄。部首大。 <1623> **及弓丘旧休吸朽臼求究泣急級糾宮救球給嗅窮/牛/去巨居拒拠挙虛許** **【及】** キュウ、およぶ・および・およぼす 例及第・追及・普及、及び腰・A及びB。正字-及。部首又。 **【弓】** キュウ、ゆみ 例弓道・弓状・強弓、弓矢。圏「弓手(左手)」は「ゆみて」の転。部首弓。② **【丘】** キュウ、おか 例丘陵・砂丘、片丘。圏小高い所の意。部首一。 **【旧(舊)】** キュウ 例旧道・新旧・復旧・旧式・旧暦。表外もと(昔)→かな書き、ふるい→古い。正字-舊。部首旧ー日、舊ー臼。⑤ **【休】** キュウ、やすむ・やすまる・やすめる 例休止・休憩・休す、昼休み・気休め。表記就寝・休憩の意の「寝やむ・憩やむ」は「休」でまかなう。部首人。① **【吸】** キュウ、すう 例吸収・呼吸、吸い口。表記「たばこを喫う」も好まれる。正字-吸。部首口。 **【朽】** キュウ、くちる 例不朽・老朽、朽ち木。部首木。 **【臼】** キュウ、うす 例臼歯・脱臼。右臼。部首臼。 **【求】** キュウ、もとめる 例求職・求道・要求・追求、求め。表外グ→求道。部首水。④ **【究】** キュウ、きわめる 例究明・研究・探究、学問を究める。使い分け↓本文[囲み]きわまる・きわめる(極・窮・究)。圏深く研究して本質をつかむ意。部首穴。 **【泣】** キュウ、なく 例号泣・感泣、泣き声。使い分け↓鳴く。部首水。 **【急】** キュウ、いそぐ 例急速・急務・緊急、大急ぎ。表外せく→かな書き。正字-急。部首心。③ **【級】** キュウ 例級友・等級・上級・階級。圏順序・等級の意。正字-級。部首糸。③ **【糾】** キュウ 例糾弾・紛糾・糾合。表記「糾弾/糺弾」「糾明/糺明」は前者で統一(「糺」は「糾」の古字)。部首糸。 **【宮】** キュウ・グウ・ク、みや 例宮殿・宮廷・宮司・神宮・宮内庁、宮参り。表外クウ→内宮。部首宀。③ **【救】** キュウ、すくう 例救助・救済・救急・救出・救い。表外ク・グ→救世主、たすける→助ける。部首攴。⑤ **【球】** キュウ、たま 例球形・球技・地球・電球。使い分け↓本文[囲み]たま(玉・球・弾)。部首玉。③ **【給】** キュウ 例給水・配給・月給・給する。表外たまう→かな書き。圏あてがう・そなわる意。部首糸。④ **【嗅】** キュウ、かぐ 例嗅覚。部首口。 **【窮】** キュウ、きわめる・きわまる 例窮極・窮屈・困窮・窮する、窮まりない。使い分け↓本文[囲み]きわまる・きわめる(極・窮・究)。部首穴。 **【牛】** ギュウ、うし 例牛馬・牛乳・闘牛、種牛。表記十二支のうしは「丑」。部首牛。 **【去】** キョ・コ、さる 例去年・去就・過去・退去。表外コ→去年、いにし→かな書き。「去ぬ」とも訓ずる。部首厶。③ **【巨】** キョ・コ 例巨大・巨匠・巨万・巨人。表外コ→巨細、おおきい→大きい。正字-巨。部首工。 **【居】** キョ・コ、いる 例住居・同居・別居・隠居・居留守・芝居。表外コ→安居、おる→かな書き。居士。部首尸。 **【拒】** キョ、こばむ 例拒絶・拒否。部首手。 **【拠(據)】** キョ・コ 例拠点・占拠・根拠・証拠。表外よる(よりどころにする)→かな書き、よりどころ→かな書き。表記新聞は「醸出・醸金」を「拠出・拠金」で代用(「醸」は金品を出し合う意)。「急遽」を「急拠」と書くことも。部首手。 **【挙(擧)】** キョ 例選挙・列挙・一挙・快挙、挙手・挙国・壮挙、全力を挙げる・挙げて(副詞)。表外こぞる→かな書き。使い分け↓本文[囲み]あがる・あげる(上・挙・揚)。部首手。④ **【虚(虛)】** キョ・コ 例虚偽・虚栄・虚構・謙虚・虚無・空虚・虚脱。表外そら→空、むなしい→かな書き、うろ→かな書き。表記新聞は「廃墟」を「廃虚」で代用(「虚」は実体がない、「墟」は住居の跡)。部首虍。 **【許】** キョ、ゆるす 例許可・許諾・特許・免許、許し。表外もと→元、ばかり→かな書き。圏聞き入れる意。部首言。 <1624> **距/魚御漁/凶共叫狂京享供協況峡挟狭恐恭胸脅強教鄉境橋矯** **【距】** キョ 例距離。表外けづめ→かな書き。圏間をおく意。正字-距。部首足。 **【魚】** ギョ、うお・さかな 例魚類・鮮魚・金魚、魚市場・煮魚。表記「魚を釣獲」は誤り。雑魚。部首魚。② **【御】** ギョ・ゴ、おん 例御者・御意・制御・内御・御する・御飯・御殿、御中・御礼。表外お→かな書き、み→かな書き。表記「防禦」は「防御」で代用。「御者/馭者」「制御/制馭(禦)」は前者で統一。「御」は車馬を操る、「禦」は防ぐ、「馭」は馬を操る意。②近年、接頭語の「御」はかな書きの傾向が強い(ご案内)。正字-御。部首彳。 **【漁】** ギョ・リョウ 例漁業・漁船・漁獲、女色を漁する・漁師・大漁・不漁・カニを漁る。表外すなどる→かな書き、あさる→かな書き。圏「リョウ(慣用音)」は「猟」の音の転用。部首水。④ **【凶】** キョウ 例凶作・吉凶・大凶。表記「兇」は意味の広い「凶」で統一(凶悪・凶漢・凶器・凶行・凶刃・凶変・凶暴・元凶)。「凶」は災い・不吉・悪い・悪者、「兇」は悪い・悪者の意。もと、悪者の意では「兇」が優勢。部首凵。 **【共】** キョウ、とも 例共同・共通、共食い。表外ども→かな書き。部首八。 **【叫】** キョウ、さけぶ 例絶叫・叫び声。部首口。 **【狂】** キョウ、くるう・くるおしい 例狂気・狂言・狂信・熱狂・狂する、物狂い。部首犬。 **【京】** キョウ・ケイ 例帰京・上京・京浜・東京・京阪。表外キン→南京、みやこ→都。部首亠。② **【享】** キョウ 例享有・享受・享楽。圏神に供える、よいものを受ける意。②「亨(たてまつる・とおる)」は別字。部首亠。 **【供】** キョウ・ク、そなえる・とも 例供給・提供・供する・供物・供養、お神酒を供える・子供。使い分け↓本文[囲み]そなえる・そなわる(備・供)。表記「饗応」は、新聞は「供応」、一般には「供応」(「饗」はもてなす)、「響宴」を「供宴」で代用。部首人。 **【協】** キョウ 例協力・協会・妥協・協同組合。圏「かなう」とも訓ずる(古字の「叶」が好まれる)。部首十。 **【況】** キョウ 例状況・実況。表外いわんや→かな書き。圏「兄」は俗字。部首水。 **【峡(峽)】** キョウ 例峡谷・海峡・地中海。表外はざま→かな書き、かい→かな書き。部首山。 **【挟(挾)】** キョウ、はさむ・はさまる 例挟撃、挟み打ち。部首手。 **【狭(*狹)】** キョウ、せまい・せまい・せばめる 例狭量・狭義・広狭・狭苦しい。部首犬。 **【恐】** キョウ、おそれる・おそろしい 例恐怖・恐慌・恐縮、恐れ・恐らく。表外こわい→怖い。使い分け↓本文[囲み]おそれる(恐・畏)。表記「戦々兢々」は「戦々恐々」で代用(「兢」は慎む)。「恐」でまかなう。部首心。 **【恭】** キョウ、うやうやしい 例恭賀・恭順。部首心。 **【胸】** キョウ、むね・むな 例胸囲・胸中・度胸、胸当て・胸騒ぎ。部首肉。 **【脅】** キョウ、おびやかす・おどす・おどかす 例脅迫・脅威、脅し。表記「脅える」より「怯える」が一般的。部首肉。 **【強】** キョウ・ゴウ、つよい・つよまる・つよめる・しいる 例強弱・勉強・強引・強情、強がる・無理強い。表外こわい→かな書き、したたか→かな書き、あながち→かな書き。表記「鞏固」は類義の「強固」で代用(「鞏」は固い)。学術用語集は「鞏膜」を「強膜」で代用。参「强」は俗字。部首弓。② **【教】** キョウ、おしえる・おそわる 例教育・宗教、教え。正字-教。部首攴。 **【郷(鄉)】** キョウ・ゴウ、さと 例郷土・郷愁・故郷・在郷。表外ごう→郷。圏行政区画の名、ふるさとの意。部首邑。 **【境】** キョウ・ケイ、さかい 例境界・逆境・境内、境目。表記「辺疆」は「辺境」で統一(「疆」もさかいの意)。部首土。 **【橋】** キョウ、はし 例橋脚・鉄橋・歩道橋、丸木橋。部首木。③ **【矯】** キョウ、ためる 例矯正・奇矯、矯め直す。部首矢。 <1625> **競響驚/仰暁業凝/曲局極/玉/巾斤均近金菌勤琴筋僅禁緊錦謹襟/吟銀** **【競】** キョウ・ケイ、きそう・せる 例競争・競技・競馬、競い合う・競り合う。表外くらべる→比べる。部首立。④ **【響(響)】** キョウ、ひびく 例音響・反響・影響、響き。部首音。 **【驚】** キョウ、おどろく・おどろかす 例驚異・驚嘆、驚き。表記「母の死に愕(駭)く」は「驚」でまかなう。参馬がおびえ騒ぐ意から。正字-驚。部首馬。 **【仰】** ギョウ・コウ、あおぐ・おおせ 例仰天・仰角・信仰・渇仰、仰ぎ見る・仰せ付ける。表記「おっしゃる」は「この『有る』・『仰る』・『仰しゃる』などがある。部首人。 **【暁(*曉)】** ギョウ、あかつき 例暁天・通暁。表外さとる→悟る。部首日。 **【業】** ギョウ・ゴウ、わざ 例業績・職業・卒業・罪業・自業自得、仕業。使い分け「離れ業・至難の技・寝業師・早業/柔道の技・技あり」のように使う。部首木。 **【凝】** ギョウ、こる・こらす 例凝固・凝視、凝り性・目を凝らす。表外にごり→かな書き。部首冫。 **【曲】** キョク、まがる・まげる 例曲線・曲解・作曲・名曲、曲がり角。表外くせ→かな書き、くま→かな書き。部首日。 **【局】** キョク 例局部・時局・結局・薬局・郵便局。表外つぼね→局。部首尸。③ **【極】** キョク・ゴク、きわめる・きわまる・きわみ 例極限・終極・積極的・極上・極秘・至極、極め付き・極め手。使い分け↓本文[囲み]きわまる・きわめる(極・窮・究)。表記副詞の「ごく」は一般に仮名書き。「月極め契約」などと使われる。部首木。④ **【玉】** ギョク、たま 例玉座・宝玉、目玉・替え玉・悪玉。使い分け↓本文[囲み]たま(玉・球・弾)。部首玉。① **【巾】** キン 例頭巾・雑巾。表外はば→幅。部首巾。 **【斤】** キン 例斤量。表外おの→かな書き。圏尺貫法の単位。部首斤。 **【均】** キン 例均等・平均。表外ひとしい→等しい、ならす→かな書き。圏平らにならす、むらなくととのえる意。部首土。 **【近】** キン、ちかい 例近所・近代・接近・近眼、近道・間近。正字-近。部首辵。② **【金】** キン・コン、かね・かな 例金銀・金額・料金・現金、金色・黄金、金目、金物。部首金。① **【菌】** キン 例細菌・殺菌・保菌者。表外きのこ→かな書き。部首艸。 **【勤(*勤)】** キン・ゴン、つとめる・つとまる 例勤務・勤勉・勤行、朝のお勤め・会社勤め。表外いそしむ→かな書き。使い分け↓本文[囲み]つとめる(勤・務・努)。表記「参勤交替/参覲交替」は前者で統一(「覲」は君主にまみえる意。もと、多く「参覲交替」)。部首力。 **【琴】** キン、こと 例琴線。表外ゴン→和琴。圏五弦か七弦の「きんのこと」の意。今日の十三弦には「箏(そうのこと)」を当てることもある。部首玉。 **【筋】** キン、すじ 例筋肉・鉄筋、筋道・筋書き・大筋。部首竹。⑥ **【僅】** キン、わずか 例僅差。圏「僅・勤・謹」の字体に注意。部首人。 **【禁】** キン 例禁止・禁煙・厳禁・禁じる。とどめる意。部首示。⑤ **【緊】** キン 例緊張・緊密・緊急。表外しめる→締める。部首糸。 **【錦】** キン、にしき 例錦秋、錦絵。部首金。 **【謹(*謹)】** キン、つつしむ 例謹厳・謹賀・謹呈、謹んで。使い分け↓本文[囲み]つつしむ(慎・謹)。部首言。 **【襟】** キン、えり 例襟首・襟章。圏「衿」も同義。→領。部首衣。 **【吟】** ギン 例吟味・詩吟、うめき声。圏詩歌をくちずさむ、うめく意。部首口。 **【銀】** ギン、しろがね 例銀貨・銀行・水銀、銀色・山が白銀に輝く。表外しろがね→かな書き。部首金。③ <1626> **【区(區)】** ク く。部首区——二、區十二。③イヌ 区[囲み]あく・あける・あかす(空・明・開)。正字空。部首穴。 **【句】** ク 句例{れい}句集{しゅう}・字句{じく}句読点{くとうてん}・節句{せっく}。 **【苦】** ク くるしい・くるしむ・くるしめる・にがい・にがる 苦例{れい}苦心{くしん}苦労{くろう}、苦{くる}しがる・苦{くる}しみ・苦虫{にがむし}・苦{にが}り切{き}る。圏原義{げんぎ}は、にが菜{な}。部首艸。③ **【駆(驅)】** ク、かける・かる 駆例{れい}駆使{くし}・駆逐{くちく}・先駆{せんく}、抜{ぬ}け駆{が}け・駆{か}り立{た}てる。表記{ひょうき}俗字「駐」は「駆{か}ける」で好まれる。部首馬。 **【具】** グ 具例{れい}具体{ぐたい}・具備{ぐび}・道具{どうぐ}・具{ぐ}する。表外つぶさ→かな書{が}き、そなわる→備{そな}わる。圏必要{ひつよう}なものがそろう意{い}。正字具。部首八。③ **【惧】** ク 惧例{れい}危惧{きぐ}。周然{しゅうぜん}おそれる→恐{おそ}れる。 **【愚】** グ、おろか 愚例{れい}愚問{ぐもん}・愚鈍{ぐどん}、愚{おろ}か。部首心。 **【空】** クウ、そら・あく・あける・から 空例{れい}空想{くうそう}・上空{じょうくう}、青空{あおぞら}・空{あ}き巣{す}・家{いえ}を空{あ}ける・空手形{からてがた}。周外{しゅうがい}むなしい→かな書{が}き、すく↓かな書{が}き、うろ→かな書{が}き。 **【区】** ク 区分けをする意。正字圏。部首穴。 **【偶】** グウ 圏偶然{ぐうぜん}・偶数{ぐうすう}・配偶者{はいぐうしゃ}・偶像{ぐうぞう}。表外たまたま→かな書{が}き、たまに→かな書{が}き。圏対{つい}になる、人形{にんぎょう}の意{い}も。部首人。 **【遇】** グウ 遇例{れい}奇遇{きぐう}・境遇{きょうぐう}・待遇{たいぐう}・遇{ぐう}する。もてなす。注意。国字選。顔{かお}がけで出会{であ}う、もてなす意{い}。正字遇。部首是。目 **【隅】** グウ・ぐう 隅例{れい}一隅{いちぐう}、片隅{かたすみ}。圏すみ{すみ}の意{い}。「『角{かく}』」はへ状{じょう}の先端{せんたん}の意{い}。部首阜。 **【串】** セン・カン、つらぬく 串例{れい}串刺{くしざ}し・串焼{くしや}き。圏貫{つらぬ}く意{い}。部首口。 **【屈】** クツ・クッ、かがむ・かがめる 屈例{れい}屈辱{くつじょく}・屈伸{くっしん}・不屈{ふくつ}・屈{くっ}する。表外かがむ→かな書{が}き。表記「窟」はへこませる。部首尸。 **【掘】** クツ、ほる 掘例{れい}掘削{くっさく}・発掘{はっくつ}、堀割{ほりわり}。使い分{わ}け「穴{あな}を掘{ほ}る・芋{いも}を掘{ほ}る/仏像{ぶつぞう}を彫{ほ}る・浮{う}き彫{ぼ}り・木彫{きぼ}り」のように使{つか}う。表記「掘」は動詞{どうし}(掘{ほ}り進{すす}む)に、「堀」は名詞{めいし}(お堀{ほり}・釣{つ}り堀{ぼり})に使{つか}う。部首手。 **【窟】** クツ 窟例{れい}巣窟{そうくつ}・洞窟{どうくつ}。周然{しゅうぜん}いわや→岩屋{いわや}。表記「理窟{りくつ}/理屈{りくつ}」は後者{こうしゃ}で書{か}くこともある。部首穴。 >使い分け **【熊】** ユウ、くま 熊例{れい}白熊{しろくま}。部首火。④ **【繰】** ソウ、くる 繰例{れい}繰{く}り返{かえ}す・繰{く}り出{だ}す。部首糸。 **【君】** クン、きみ 君例{れい}君主{くんしゅ}・君臨{くんりん}・諸君{しょくん}・〇〇君{くん}。義兄{ぎけい}。 **【訓】** クン 訓例{れい}訓練{くんれん}・教訓{きょうくん}・訓読{くんどく}・音訓{おんくん}、訓{くん}ずる。表外キン→庭訓{ていきん}が、おしえる→教{おし}える、よむ→読{よ}む。部首言。④ **【勲(勳)】** クン 勲例{れい}勲功{くんこう}・勲章{くんしょう}・元勲{げんくん}・武勲{ぶくん}。表外いさお→かな書{が}き。部首力。 **【薫(薫)】** クン 薫例{れい}薫陶{くんとう}・薫育{くんいく}・薫{くん}ずる。使い分{わ}け「風{かぜ}薫{かお}る五月{ごがつ}/花{はな}が香{かお}る・香{かお}りが高{たか}い」のように使{つか}う。表記「燻製{くんせい}」は「薫製{くんせい}」で代用{だいよう}(但{ただ}し、「薫」はくすぶる意{い}で「燻」に通{つう}じる)。部首艸。 **【軍】** グン 軍例{れい}軍隊{ぐんたい}・軍備{ぐんび}・空軍{くうぐん}。表外いくさ→戦{いくさ}。圏軍隊{ぐんたい}の意{い}。部首車。④ **【郡】** グン 郡例{れい}郡部{ぐんぶ}・〇〇郡{ぐん}。表外こおり→郡。圏行政区画{ぎょうせいくかく}の一{ひと}つ。部首邑。④ **【群】** グン、むれる・むれ・むら 群例{れい}群居{ぐんきょ}・大群{たいぐん}・抜群{ばつぐん}、群{む}れ雀{すずめ}・群{むら}がる。部首羊。④ **【兄】** ケイ・キョウ、あに 兄例{れい}兄事{けいじ}・父兄{ふけい}・義兄{ぎけい}・兄弟{きょうだい}・符、兄上{あにうえ}。団 **【刑】** ケイ 刑例{れい}刑罰{けいばつ}・刑法{けいほう}・処刑{しょけい}・刑{けい}する。表外ギョウ→刑部{ぎょうぶ}。圏おしおき・しおきの意{い}。部首刀。 **【形】** ケイ・ギョウ、かた・かたち 形例{れい}形見{かたみ}・図形{ずけい}、本文囲{かこ}み形{かたち}(型)。部首彡。 **【系】** ケイ 圏つながる意{い}で「係」ともする。部首糸。◎ **【径(徑)】** ケイ 径例{れい}直径{ちょっけい}・小径{しょうけい}・直情{ちょくじょう}。表外みち→小道{こみち}。圏小道{こみち}・さしわたしの意{い}。部首彳。④ **【茎(莖)】** ケイ、くき 茎例{れい}球茎{きゅうけい}・地下茎{ちかけい}、歯茎{はぐき}・水茎{みずくき}。部首艸。 <1627> **【係】** ケイ、かかる・かかり 係例{れい}係累{けいるい}・関係{かんけい}・案内係{あんないがかり}。表然{ひょうぜん}かかわる→かな書{が}き。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]かかる・かける(掛・係・懸・架・賭)。表記「繋船」「繋属」「繋留」は「係船」「係属」「係留」で代用(「繋」はつなぐ意)。「係争/『繋争』」は「係争」が手。持つ役(の人)の意の「かかり」は「係・掛」どちらも使{つか}う。哪道人。③ **【型】** ケイ、かた 型例{れい}原型{げんけい}・模型{もけい}・典型{てんけい}、ひな型{がた}・型{かた}どおり、型破{かたやぶ}り。部首土。⑤ **【契】** ケイ、ちぎる 契例{れい}契約{けいやく}・契機{けいき}、契{ちぎ}り。表外キッ→契丹{きったん}。圏割{わ}り符{ふ}を合{あ}わせる意{い}。部首大。 **【計】** ケイ、はかる・はからう 計例{れい}計算{けいさん}・計画{けいかく}・寒暖計{かんだんけい}、まんまと計{はか}られ虫{ちゅう}。た・取{と}り計{はか}らい。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。団時計{とけい}。部首言。② **【恵(惠)】** ケイ・エ、めぐむ 恵例{れい}恵贈{けいぞう}・恩恵{おんけい}・恵方参{えほうまい}り、代用(「智慧{ちえ}」はさとい意。さとい意で「慧・恵」は通{つう}じる)。部首心。 **【啓】** ケイ、ひらく 啓例{れい}啓発{けいはつ}・啓示{けいじ}・拝啓{はいけい}・啓{けい}する。申{もう}す。圏知{し}らないことを明{あき}らかにする意{い}。発{ひら}く。増{ふ}す。正字啓。郭道口。 **【掲(揭)】** ケイ、かかげる 掲例{れい}掲示{けいじ}・掲載{けいさい}・前掲{ぜんけい}。部首手。 **【渓(溪)】** ケイ 渓例{れい}渓谷{けいこく}・渓流{けいりゅう}・雪渓{せっけい}。表外たに→谷。圏谷川{たにがわ}の意{い}。同義{どうぎ}の「谿」は別字{べつじ}。部首水。 **【経(經)】** ケイ・キョウ、へる 経例{れい}経費{けいひ}・経済{けいざい}・経験{けいけん}・経文{きょうもん}・写経{しゃきょう}、歳月{さいげつ}を経{へ}る。表外つね→常、たつ→かな書{が}き、たていと→縦糸{たていと}。圏「経{へ}る」を「える」としない。団読経{どきょう}。部首糸。⑤ **【蛍(螢)】** ケイ、ほたる 蛍例{れい}蛍光灯{けいこうとう}・「蛍光塗料{けいこうとりょう}」、源氏蛍{げんじぼたる}。副首虫。 **【敬】** ケイ、うやまう 敬例{れい}敬意{けいい}・敬服{けいふく}・尊敬{そんけい}。表外キョウ→愛敬{あいきょう}、つつしむ→謹{つつし}む。正字敬。部首攴。 **【景】** ケイ 景例{れい}景気{けいき}・風景{ふうけい}・光景{こうけい}。表外エイ→景印本{けいいんぼん}、かげ→影{かげ}。圏光景{こうけい}の意{い}。団景色{けしき}。部首日。 **【軽(輕)】** ケイ、かるい 軽例{れい}軽快{けいかい}。軽薄{けいはく}、軽率{けいそつ}。軽{かる}い。表外キン→剽軽{ひょうきん}。部首車。③ **【傾】** ケイ、かたむく・かたむける 傾例{れい}傾斜{けいしゃ}・傾倒{けいとう}・傾向{けいこう}。表外かしげる→かな書{が}き。部首人。 **【携】** ケイ、たずさえる・たずさわる 携例{れい}携帯{けいたい}・必携{ひっけい}・提携{ていけい}。部首手。 **【継(繼)】** ケイ、つぐ 継例{れい}継続中{けいぞくちゅう}・後継{こうけい}、跡{あと}を継{つ}ぐ・継{つ}ぎ目{め}。表外まま→かな書{が}き。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]つぐ(次・継・接)。即首糸。 **【詣】** ケイ、もうでる 詣例{れい}参詣{さんけい}、初詣{はつもうで}。部首言。 **【慶】** ケイ 慶例{れい}慶弔{けいちょう}・慶祝{けいしゅく}・慶賀{けいが}・慶{けい}する。表外キョウ→慶喜{きょうき}(喜{よろこ}びの意{い}の仏語{ぶつご})、よろこぶ→喜{よろこ}ぶ(喜)。部首心。 **【憬】** ケイ、あこがれる 憬例{れい}憧憬{しょうけい}。即道心。 **【稽】** ケイ 稽例{れい}稽古{けいこ}・滑稽{こっけい}。圏考{かんが}える意{い}。部首禾。 **【憩】** ケイ、いこい・いこう 憩例{れい}休憩{きゅうけい}・少憩{しょうけい}。圏途中{とちゅう}で休{やす}む意{い}。即直心。 **【警】** ケイ 警例{れい}警告{けいこく}・警戒{けいかい}・警察{けいさつ}。表外キョウ→警策{きょうさく}、いましめる→戒{いまし}める。正字警。部直言。 **【鶏(鷄)】** ケイ、にわとり 鶏例{れい}鶏卵{けいらん}・闘鶏{とうけい}・養鶏{ようけい}。異外{いがい}とり→かな書{が}き。表記十二支{じゅうにし}のとりは「酉{とり}」。圏「雞」は別体{べったい}。腳直鳥。 **【芸(藝)】** ゲイ 芸例{れい}芸「芸」は本{もと}来{らい}別字{べつじ}で、「藝術{げいじゅつ}・文藝{ぶんげい}」なども好{この}まれる。「芸」は香草{こうそう}、「藝」は植{う}える、わざの意{い}。本文囲{かこ}み「ウン」には、「芸」を使{つか}うことも多{おお}い。(芸亭{うんてい})。部首艸。④ **【迎】** ゲイ、むかえる 迎例{れい}迎合{げいごう}・歓迎{かんげい}・送迎{そうげい}、迎{むか}え酒{ざけ}・出迎{でむか}え。天然{てんねん}コウト来迎{らいごう}。正字迎。部首辶。 **【鯨】** ゲイ、くじら 鯨例{れい}鯨油{げいゆ}・捕鯨{ほげい}。图元来{がんらい}、雄鯨{おすくじら}の意{い}。雌鯨{めすくじら}は「鯢{げい}」。く。部首阜。 **【隙】** ゲキ・ケキ 隙例{れい}間隙{かんげき}・空隙{くうげき}。長記{ちょうき}「『隙間{すきま}』」は「透{す}き間{ま}」とも書{か}く。部首阜。 **【劇】** ゲキ 劇例{れい}劇薬{げきやく}・劇場{げきじょう}・演劇{えんげき}。表外はげしい→激{はげ}しい。周記{しゅうき}激{はげ}しい意{い}の熟語{じゅくご}は「劇毒{げきどく}・劇薬{げきやく}」を除{のぞ}いてもっぱら「激」を使{つか}う(激痛{げきつう}・激職{げきしょく}・激甚{げきじん}・激務{げきむ})。部首刀。 <1628> **【撃(擊)】** ゲキ、うつ 撃例{れい}撃退{げきたい}・攻撃{こうげき}・打撃{だげき}、早撃{はやう}ち・鳥{とり}を撃{う}つ。使い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]うつ(打・撃・討)。部首手。 **【激】** ゲキ、はげしい 激例{れい}激増{げきぞう}・感激{かんげき}、激{はげ}しい。表記「刺戟{しげき}」は「刺激{しげき}」で代用(「戟」はほこ)。劇。部首水。⑥ **【桁】** コウ、けた 桁例{れい}桁違{けたちがい}い・橋桁{はしげた}。卵直木。 **【欠(缺)】** ケツ、かける・かく 欠例{れい}欠席{けっせき}・欠点{けってん}、欠{か}く。表記「間歇泉{かんけつせん}」は「間欠泉{かんけつせん}」で代用(「歇」は尽{つ}きる)。圏「欠・缺」は本来{ほんらい}別字{べつじ}。「欠」は欠伸{あくび}、「缺」はかける。部首欠—欠、缺—缶。④ **【穴】** ケツ、あな 穴例{れい}穴居{けっきょ}・墓穴{ぼけつ}。表記通{とお}り抜{ぬ}けるあな(『孔{こう})も「穴」でまかなう。圏元来{がんらい}、奥{おく}がふさがった洞穴{ほらあな}の意{い}。部首穴。 **【血】** ケツ 血例{れい}血液{けつえき}・吐血{とけつ}・血統{けっとう}、血{ち}の海{うみ}。部首血。③ **【決】** ケツ、きめる・きまる 決例{れい}決心{けっしん}・決意{けつい}・決定{けってい}・解決{かいけつ}・決{きっ}する、取{と}り決{き}め・決{き}まり。表記「蹶起{けっき}」は類義{るいぎ}の「決起{けっき}(思{おも}いきて立{た}ち上{あ}がる)」で代用(「蹶」は勢{いきお}いよく立{た}つ)。「訣別{けつべつ}」は「決別{けつべつ}」で分{わ}かつ」に引{ひ}かれて「狭別{きょうべつ}」と書{か}くのは誤{あやま}り。圏「決」は俗字{ぞくじ}。即道水。③ **【結】** ケツ、むすぶ・ゆう・ゆわえる 結例{れい}結論{けつろん}・結婚{けっこん}・結納{ゆいのう}、髪{かみ}を結{ゆ}う・元結{もっとい}。天然{てんねん}ケチ→結縁{けちえん}。部首糸。④ **【傑】** ケツ 傑例{れい}傑物{けつぶつ}・傑作{けっさく}・豪傑{ごうけつ}。表外すぐれる→優{すぐ}れる。国王{こくおう}傑。部首人。 **【潔】** ケツ、いさぎよい 潔例{れい}潔白{けっぱく}・清潔{せいけつ}、潔{いさぎよ}さ。表記「屑{いさぎよ}しとしない」は「潔」でまかなう。圏清{きよ}い、さっぱりした意{い}。正字潔。部首水。⑤ **【月】** ゲツ・ガツ、つき 月例{れい}月曜{げつよう}・名月{めいげつ}・正月{しょうがつ}、月見{つきみ}・三日月{みかづき}。圏部首の「月」は旧字体{きゅうじたい}では「月(つき)—朗」「月(ふなづき)—服」「月(にくづき)—肌」を区別{くべつ}した。団五月{ごがつ}。・五月雨{さみだれ}。正字月。部首月。 **【犬】** ケン、いぬ 犬例{れい}犬歯{けんし}・愛犬{あいけん}・野犬{やけん}、犬{いぬ}ころ。部首犬。 **【件】** ケン 件例{れい}件数{けんすう}・事件{じけん}・条件{じょうけん}。表外くだり→かな書{が}き、くだん→かな書{が}き。部首人。⑤ **【見】** ケン、みる・みえる・みせる 見例{れい}見学{けんがく}・意見{いけん}・発見{はっけん}。表外ゲン→見参{げんざん}が、あらわれる→現{あらわ}れる、まみえる→かな書{が}き。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]みる(見・診)。部首見。 **【券】** ケン 券例{れい}乗車券{じょうしゃけん}・旅券{りょけん}・債券{さいけん}。圏割{わ}り符{ふ}の意{い}。正字劵。部首刀。⑥ **【肩】** ケン、かた 肩例{れい}肩書{かたがき}・比肩{ひけん}、なで肩{がた}。国{くに}だ。直撃。部首肉。 **【建】** ケン・コン、たてる・たつ 建例{れい}建築{けんちく}・建議{けんぎ}・封建的{ほうけんてき}・建立{こんりゅう}、二階建{にかいだ}て・銅像{どうぞう}が建{た}つ。使い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]たつ・たてる(立・建)。部首页。④ **【研(硏)】** ケン、とぐ 研例{れい}研究{けんきゅう}・研修{けんしゅう}・研磨{けんま}。天然{てんねん}みがく→磨{みが}く。圏鋭{するど}くする意{い}。部首石。③ **【県(縣)】** ケン、あがた 県例{れい}県庁{けんちょう}・県立{けんりつ}・〇〇県{けん}。圏原義{げんぎ}は縄{なわ}などで宙{ちゅう}づりにする意{い}。部首県—目、縣—糸。③直資。 **【倹(儉)】** ケン 倹例{れい}倹約{けんやく}・節倹{せっけん}。周然{しゅうぜん}つづまやか→かな書{が}き、つましい→かな書{が}き。圏質素{しっそ}なようすの意{い}。部首人。 **【兼】** ケン、かねる 兼例{れい}兼用{けんよう}・兼任{けんにん}・兼備{けんび}。参康熙字典体{こうきじてんたい}は「兼」、正字は「兼」。部首八。 **【剣(劍)】** ケン、つるぎ 剣例{れい}剣道{けんどう}・真剣{しんけん}、剣{つるぎ}。ぎ。別体{べったい}。部首刀。 **【拳】** ケン、こぶし 拳例{れい}拳銃{けんじゅう}・拳法{けんぽう}、握{にぎ}り拳{こぶし}。ち。部首手。 **【軒】** ケン、のき 軒例{れい}軒数{けんすう}・一軒{いっけん}、軒先{のきさき}・軒並{のきな}み。圏(貴人{きじん}の乗{の}った)車{くるま}の意{い}から、高{たか}く上{あ}がる意{い}も(意気軒昂{いきけんこう})。部首車。 **【健】** ケン、すこやか 健例{れい}健康{けんこう}・健闘{けんとう}・穏健{おんけん}、健{すこ}やか。書き、したたか→かな書{が}き。部首人。④ **【険(險)】** ケン、けわしい 険例{れい}険悪{けんあく}・危険{きけん}・冒険{ぼうけん}・保険{ほけん}。表記「険阻{けんそ}/嶮岨{けんそ}」は「険阻」で統一(「険・嶮・岨」はけわしい、「阻」ははばむ)。が。部首阜。 **【圏(圈)】** ケン 圏例{れい}圏内{けんない}・圏外{けんがい},成層圏{せいそうけん}。部首囗。 **【堅】** ケン、かたい 堅例{れい}堅固{けんご}・堅実{けんじつ}、堅{かた}い材木{ざいもく}・堅{かた}い商売{しょうばい}・堅苦{かたくる}しい。使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]かたい(堅・固・硬・難)。部首土。 <1629> **【検(檢)】** ケン、しらべる 検例{れい}検査{けんさ}・検討{けんとう}・点検{てんけん}・検{しら}べる。周外{しゅうがい}しらべる→調{しら}べる。部首木。⑤ **【嫌】** ケン・ゲン、きらう・いや 嫌例{れい}嫌悪{けんお}・機嫌{きげん}、嫌{いや}だ・嫌{きら}い・嫌気{いやけ}。表記「厭」は「嫌」でまかなう。圏疑{うたが}わしいの意{い}も(嫌疑{けんぎ})。正字嫌。部首女。 **【献(獻)】** ケン・コン 献例{れい}献上{けんじょう}・献身{けんしん}的{てき}・文献{ぶんけん}・献{けん}じる・献立{こんだて}、一献{いっこん}。表外たてまつる→かな書{が}き、ささげる→かな書{が}き。部首犬。 **【絹】** ケン、きぬ 絹例{れい}絹布{けんぷ}・人絹{じんけん}、薄絹{うすぎぬ}。周記{しゅうき}学術用語集{がくじゅつようごしゅう}は「『巻雲{けんうん}』「『巻積雲{けんせきうん}』」「『巻層雲{けんそううん}』」を「絹雲{きぬぐも}」「絹積雲{きぬ積雲}」「絹層雲{きぬ層雲}」で代用。部首糸。⑥ **【遣】** ケン、つかう 遣例{れい}派遣{はけん}・先遣隊{せんけんたい}。表外やる→かな書{が}き。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]つかう(使・遣)。正字遣。部首辶。 **【権(權)】** ケン・ゴン 権例{れい}権利{けんり}・権威{けんい}・権力{けんりょく}・人権{じんけん}・権化{ごんげ}・権現{ごんげん}。圏他{ほか}を服従{ふくじゅう}させる力{ちから}、はかりの意{い}。正字權。部首木。 **【憲】** ケン 憲例{れい}憲法{けんぽう}・憲章{けんしょう}・官憲{かんけん}。表外のり→かな書{が}き。圏基本法{きほんほう}の意{い}。正字憲。部首心。 **【賢】** ケン、かしこい 賢例{れい}賢人{けんじん}・賢明{けんめい}、賢{かしこ}い。表外まさる→勝{まさ}る。部首貝。 **【謙】** ケン 謙例{れい}謙虚{けんきょ}・謙譲{けんじょう}・謙称{けんしょう}。美外{みがい}へりくだる→かな書{が}き。正字謙。部首言。 **【鍵】** ケン、かぎ 鍵例{れい}鍵盤{けんばん}、鍵穴{かぎあな}。部首金。 **【繭】** ケン、まゆ 繭例{れい}繭糸{けんし}、繭玉{まゆだま}。部首糸。 **【顕(顯)】** ケン、あらわれる 顕例{れい}顕微鏡{けんびきょう}。生{なま}、明らか、あらわれる→かな書{が}き。圏未知{みち}のものがはっきりする意{い}。部首頁。 **【験(驗)】** ケン・ゲン 験例{れい}試験{しけん}・経験{けいけん}・霊験{れいげん}。表外{ひょうがい}しるし→かな書{が}き、ためす→かな書{が}き。参証拠{しょうこ}の意{い}。部首馬。④ **【懸】** ケン・ケ、かける・かかる 懸例{れい}懸垂{けんすい}・懸賞{けんしょう}・懸命{けんめい}、懸念材{けねんざい}・懸想{けそう}の、命懸{いのちが}け・月{つき}が中天{ちゅうてん}に懸{か}かる。使い分{わ}け本文{ほんぶん}「国」かかる・かける(掛・係・懸・架・退)。 **【元】** ゲン・ガン、もと 元例{れい}元素{げんそ}・元気{げんき}・四次元{よじげん}・元祖{がんそ}元日{がんじつ}元来{がんらい}、出版元{しゅっぱんもと}。表外はじめ→始{はじ}め・初{はじ}め。本文{ほんぶん}[囲み]もと(下・元・使い分け本・基)。部首儿。② **【幻】** ゲン、まぼろし 幻例{れい}幻滅{げんめつ}・幻覚{げんかく}・夢幻{むげん}、幻{まぼろし}の名作{めいさく}。部首幺。 **【玄】** ゲン 玄例{れい}玄米{げんまい}・玄関{げんかん}・幽玄{ゆうげん}。表外くろ→黒。圏明{あ}かりの及{およ}ばない深遠{しんえん}な所{ところ}、黒{くろ}いの意{い}。団玄人{くろうと}。部首玄。 **【言】** ゲン・ゴン、いう・こと 言例{れい}言行{げんこう}・言論{げんろん}・伝言{でんごん}・無言{むごん}、葉{ことば}・寝言{ねごと}。表記「云{い}う(同定{どうてい}する)」はかな書{が}き(~という人{ひと}・こういった類{たぐい}の話{はなし})。「謂{い}う(名付{なづ}ける)」は「言」でまかなう意{い}。・世{よ}に言{い}うところの)。圏物{もの}をいう、意{い}。部首言。 **【弦】** ゲン、つる 弦例{れい}上弦{じょうげん}・正弦{せいげん}。表記「旅」は「弦」で代用(弦歌{げんか}・管弦{かんげん}・弦楽器{げんがっき}・三弦{さんげん})。「絃」は楽器{がっき}の糸{いと}、 **【限】** ゲン、かぎる 限例{れい}限度{げんど}・制限{せいげん}・期限{きげん}、限{かぎ}り。麦外{ばくがい}きり→かな書{が}き。部首阜。⑤ **【原】** ゲン、はら 原例{れい}原因{げんいん}・原理{げんり}・原野{げんや}、天的{てんてき}。尋{たず}ねる。圏もとの意{い}で「源」に通{つう}じる(語原{ごげん}/語源{ごげん})。団海原{うなばら}、河原{かわら}・川原{かわら}。部首厂。 **【現】** ゲン、あらわれる・あらわす 現例{れい}現象{げんしょう}・現在{げんざい}・表現{ひょうげん}・現{あらわ}れる、怪獣{かいじゅう}が現{あらわ}れる・姿{すがた}を現{あらわ}す。表外うつつ→かな書{が}き、うつし→かな書{が}き。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]あらわす・あらわれる(表・現・著)。部首玉。 **【舷】** ゲン 舷例{れい}舷側{げんそく}・右舷{うげん}・左舷{さげん}。周的{しゅうてき}ふなべり→かな書{が}き、ふなばた→かな書{が}き。部首舟。 **【減】** ゲン、へる・へらす 減例{れい}減少{げんしょう}・減退{げんたい}・加減{かげん}・減{へ}じる、目減{めべ}り・人減{ひとべ}らし。圏「減」は俗字{ぞくじ}。部首水。 **【源】** ゲン、みなもと 源例{れい}源泉{げんせん}・資源{しげん}・語源{ごげん}・起源{きげん}。は楽器{がっき}の糸{いと}。部首水。 **【厳(巖)】** ゲン・ゴン、おごそか・きびしい 厳例{れい}厳格{げんかく}・厳重{げんじゅう}・威厳{いげん}・荘厳{そうごん}。表外いかめしい→かな書{が}き。表記「厳然{げんぜん}/儼然{げんぜん}」は「厳然」で統一(「厳・儼」は同義)。部首。◎ **【己】** コ・キ、おのれ 己例{れい}自己{じこ}・利己{りこ}・知己{ちき}・克己{こっき}、己{おのれ}を知{し}る。表外おの→かな書{が}き、つちのと→己。圏慣用的に「これもまたに)」は別字{べつじ}。部首己。 <1630> **【古】** コ、ふるい・ふるす 古例{れい}古代{こだい}・古典{こてん}、古株{ふるかぶ}・使{つか}い古{ふる}す。表外いにしえ→かな書{が}き、ふるい→古{ふる}い。部首口。② **【呼】** コ、よぶ 呼例{れい}呼吸{こきゅう}・呼応{こおう}、呼{よ}び声{ごえ}・呼{よ}び名{な}。周記{しゅうき}「宴席{えんせき}に『喚{よ}ぶ』/証人{しょうにん}を『喚{よ}ぶ』」も「呼」でまかなう。表記「枯渇{こかつ}/涸渇{こかつ}」は「枯渇」で統一(「涸」は水{みず}がかれる。もと「涸渇」が優勢)。「水{みず}が、涸{か}れる」「声{こえ}が、嗄{か}れる」はかな書{が}き。部首口。 **【固】** コ、かためる・かたまる・かたい 固例{れい}固定{こてい}・固有{こゆう}・堅固{けんご}、地盤{じばん}が固{かた}まる・頭{あたま}が固{かた}い。裏外{うらがい}もとより→かな書{が}き。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]かたい(堅・固・硬・難)。②「一固{ひとかた}まりの学生{がくせい}・汗{あせ}の固{かた}まり/脂肪{しぼう}の塊{かたまり}・欲{よく}の塊{かたまり}」のように使{つか}う。い。「断固{だんこ}/断乎{だんこ}」は前者{ぜんしゃ}で代用(「乎」は感動{かんどう}の助辞{じょじ})。付固唾{かたず}。部首囗。 **【股】** コ、また 股例{れい}股間{こかん}、大股{おおまた}。天然{てんねん}もも→かな書{が}き。部首肉。 **【虎】** コ、とら 虎例{れい}虎穴{こけつ}・猛虎{もうこ}。即道走{そくどうそう}。 **【孤】** コ 孤例{れい}孤児{こじ}・孤独{こどく}・孤立{こりつ}。表外みなしご→かな書{が}き。圏独{ひと}りぼっちの意{い}。正字孤。部首子。 **【戸】** コ、と 戸例{れい}戸外{こがい}・戸籍{こせき}・下戸{げこ}、雨戸{あまど}。圏地名{ちめい}などでは「へ」とも(戸贱{へぐり})。正字戶。部首戶。② **【故】** コ、ゆえ 故例{れい}故郷{こきょう}・故意{こい}・事故{じこ}・故〇〇氏{し}、故{ゆえ}に。表外もと→かな書{が}き、もとより→かな書{が}き、ことさら→かな書{が}き、ふるい→古{ふる}い。部首支。⑤ **【枯】** コ、かれる・からす 枯例{れい}枯死{こし}・枯淡{こたん}・栄枯{えいこ}、枯{か}れ木{き}・木枯{こが}らし。する意{い}。部首木。 **【個】** コ 個例{れい}個人{こじん}・個性{こせい}・一個{いっこ}。圏「箇条{かじょう}書{が}き」の「カ」は表外音{ひょうがいおん}。↓箇”。部首人。 **【庫】** コ・ク 庫例{れい}倉庫{そうこ}・文庫{ぶんこ}・車庫{しゃこ}。こんにちの意識{いしき}。因武器庫{ぶきこ}。部首广。 **【湖】** コ、みずうみ 湖例{れい}湖水{こすい}・湖沼{こしょう}・湖畔{こはん}。圏「うみ」とも訓{くん}ずる。部首水。③ **【雇】** コ、やとう 雇例{れい}雇員{こいん}・雇用{こよう}・解雇{かいこ}。表記用。正字雇。部首隹。 **【誇】** コ、ほこる 誇例{れい}誇示{こじ}・誇大{こだい}・誇張{こちょう}、誇{ほこ}らしい。圏大言{たいげん}を吐{は}いていばる意{い}。部首言。 **【鼓】** コ、つづみ 鼓例{れい}鼓動{こどう}・鼓舞{こぶ}・太鼓{たいこ}・鼓{つづみ}する、小鼓{こつづみ}。圏古{むかし}く「鼓」は名詞{めいし}、「鼓{つづみ}うつ」は動詞{どうし}に使{つか}った。「鼓」は俗字{ぞくじ}。部直鼓。 **【錮】** コ 錮例{れい}禁錮{きんこ}、圏おもに法令{ほうれい}で便{びん}。表記「禁固{きんこ}/禁錮{きんこ}」はどちらを使{つか}ってもよい。 **【顧】** コ、かえりみる 顧例{れい}顧慮{こりょ}・顧問{こもん}・回顧{かいこ}、過去{かこ}を顧{かえり}みる。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}、かえりみる(顧・省)。正字顧。部首頁。 **【五】** ゴ、いつ・いつつ 五例{れい}五穀{ごこく}・五感{ごかん}、五色{ごしき}・五目飯{ごもくめし}、五日{いつか}。圏証書{しょうしょ}類{るい}では「伍」とも。団五月{ごがつ}。・五月雨{さみだれ}信。部首二。 **【互】** ゴ、たがい 互例{れい}互角{ごかく}・互選{ごせん}・交互{こうご}。(かわら)」「『互{わた}る」は別字{べつじ}。部首二。 **【午】** ゴ 午例{れい}午前{ごぜん}・正午{しょうご}・子午線{しごせん}。表外うま→午{うま}ぁ、ひる→昼{ひる}。圏正午{しょうご}の意{い}。部首十。② **【呉】** ゴ 呉例{れい}呉服{ごふく}・呉越同舟{ごえつどうしゅう}。围外{いがい}くれ→かな書{が}き、くれる→かな書{が}き。圏古代中国{こだいちゅうごく}の王朝名{おうちょうめい}。正字吳。部首口。 **【後】** ゴ・コウ、のち・うしろ・あと・おくれる 後例{れい}後刻{ごこく}・前後{ぜんご}・午後{ごご}・後続{こうぞく}・後悔{こうかい}、後{のち}の世{よ}・後{うし}ろ姿{すがた}・後回{あとまわ}し・気後{きおく}れ。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]あと(後・跡・痕)/おくれる(遅・後)。部首彳。② **【娯】** ゴ 娯例{れい}娯楽{ごらく}。いい。ゆったりして楽{たの}しむ意{い}。正字娱。部首女。 **【悟】** ゴ、さとる 悟例{れい}覚悟{かくご}、悟{さと}り。圏心{こころ}の迷{まよ}いが開{ひら}ける意{い}。部首心。 **【碁】** ゴ 碁例{れい}碁石{ごいし}・碁盤{ごばん}・囲碁{いご}。圏碁(を石)。部首石。 **【語】** ゴ、かたる・かたらう 語例{れい}語学{ごがく}・新語{しんご}、単語{たんご}の意{い}。副直言。② **【誤】** ゴ、あやまる 誤例{れい}誤解{ごかい}・正誤{せいご}・錯誤{さくご}、誤{あやま}り。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]あやまる・あやまつ(誤・謝・過)。正字誤。部首言。 **【護】** ゴ 護例{れい}護衛{ごえい}・護身術{ごしんじゅつ}・救護{きゅうご}・保護{ほご}。表外まもる→守{まも}る。正字護。部首言。⑤ **【口】** コウ・ク 口例{れい}口実{こうじつ}・口調{くちょう}・口伝{くでん}・異口同音{いくどうおん}、口絵{くちえ}・出口{でぐち}。部首口。 <1631> **【工】** コウ・ク 工例{れい}工場{こうじょう}・加工{かこう}・工面{くめん}・細工{さいく}・大工{だいく}。周{しゅう}たくみ(木工{もっこう})→工匠{こうしょう}く。部首工。② **【公】** コウ、おおやけ 公例{れい}公平{こうへい}・公私{こうし}・公園{こうえん}。表外ク→公事{くじ}”。圏「きみ(爵位{しゃくい}の一{ひと}つ)」とも訓{くん}ずる。慣用{かんよう}で「公{おおやけ}」とも送{おく}る。部首八。② **【勾】** コウ 勾例{れい}勾配{こうばい}・勾留{こうりゅう}。表記↓拘。圏とめ金{がね}、まがる、とらえる意{い}。部首勺。 **【孔】** コウ 孔例{れい}鼻孔{びこう}・気孔{きこう}。表外あな→穴{あな}。圏突{つ}き抜{ぬ}けたあなの意{い}。部首子。 **【功】** コウ・ク 功例{れい}功名{こうみょう}・功罪{こうざい}・成功{せいこう}・功徳{くどく}。表外いさお→かな書{が}き。圏手柄{てがら}・働{はたら}きの意{い}。部首力。④ **【巧】** コウ、たくみ 巧例{れい}巧拙{こうせつ}・巧妙{こうみょう}・技巧{ぎこう}、巧{たく}みな術{じゅつ}。表外うまい→かな書{が}き。部首工。 **【広(廣)】** コウ、ひろい・ひろまる・ひろめる・ひろがる 広例{れい}広大{こうだい}・広告{こうこく}、広{ひろ}がり。周記{しゅうき}「広壮{こうそう}/『宏壮{こうそう}』」「広大{こうだい}/、宏大{こうだい}」は前者{ぜんしゃ}で統一(「広・宏」は広{ひろ}い)。「広報{こうほう}/弘報{こうほう}」は「広報」で統一(もと「弘報」が優勢)。「曠野{こうや}」は類義{るいぎ}の「広野{こうや}(広{ひろ}い野原{のはら})」で代用(「曠野」は限{かぎ}りなく広{ひろ}い野原{のはら}、曠野)。部首广。② **【甲】** コウ・カン 甲例{れい}甲乙{こうおつ}・装甲車{そうこうしゃ}・甲板{かんぱん}・・甲高{かんだか}い。天然{てんねん}きのえ→甲{きのえ}、よろい→かな書{が}き、かぶと→かな書{が}き。表記「肩胛骨{けんこうこつ}」は「肩甲骨{けんこうこつ}」で代用。圏種子{しゅし}の外皮{がいひ}、甲羅{こうら}の意{い}。部首田。 **【交】** コウ、まじわる・まざる・まぜる・かう・かわす 交例{れい}交通{こうつう}・交番{こうばん}・社交{しゃこう}、交{まじ}わり・交{ま}ぜ織{お}り・飛{と}び交{か}う。表外こもごも→かな書{が}き。◇使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]まざる・まじる・まぜる・まじわる(交・混)。表記「混淆{こんこう}」は「混交{こんこう}」で代用(「淆」はいりまじる。「交{まじ}わる・交{まじ}わる/交{ま}じる・交{ま}ざる・交{ま}ぜる」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。郭道土。② **【光】** コウ、ひかる・ひかり 光例{れい}光線{こうせん}・栄光{えいこう}・観光{かんこう}、光{ひか}り輝{かがや}く・親{おや}の七光{ななひかり}り・日{ひ}の光{ひかり}・稲光{いなびかり}。部首儿。② **【向】** コウ、むく・むける・むかう・むこう 向例{れい}向上{こうじょう}・傾向{けいこう}・趣向{しゅこう}・動向{どうこう}、顔向{かおむ}け・向{む}かいの家{いえ}・向{む}こう側{がわ}。表外キョウ→向来{きょうらい}(今{いま}まで)、さきに→先{さき}に。表記「意向{いこう}/意嚮{いこう}」は「意向」で統一(「向・嚮」は同義{どうぎ})。部首口。 **【后】** コウ・ゴウ 后例{れい}皇后{こうごう}・皇太后{こうたいごう}。表外ゴ→后(一般{いっぱん}には「午後」を使{つか}う)、のち→後、きさき→かな書{が}き。部首口。 **【好】** コウ、このむ 好例{れい}好人物{こうじんぶつ}・格好{かっこう}・絶好{ぜっこう}・友好{ゆうこう}・良好{りょうこう}、好{この}み・好{す}き嫌{きら}い。天然{てんねん}よしみ→かな書{が}き、よい→良{よ}い。部首女。④ **【江】** コウ 江例{れい}江湖{こうこ}、揚子江{ようすこう}。圏長江{ちょうこう}、大河{たいが}、入{い}り江{え}の意{い}。部首水。 **【考】** コウ、かんがえる 考例{れい}考慮{こうりょ}・思考{しこう}・参考{さんこう}、考{かんが}え。表記、「銓衡{せんこう}」は「選考{せんこう}(選{えら}び考{かんが}える)」で代用(「銓・衡」は、はかる)。部首老。② **【行】** コウ・ギョウ・アン、いく・ゆく・おこなう 行例{れい}行進{こうしん}・行為{こうい}・行列{ぎょうれつ}・行政{ぎょうせい}・行脚{あんぎゃ}・行火{あんか}、行{ゆ}く末{すえ}・行{おこな}い。このように使{つか}うのに行方{ゆくえ}を直行{ちょっこう}。道。 **【坑】** コウ 坑例{れい}坑道{こうどう}・炭坑{たんこう}・廃坑{はいこう}。表外あな→穴{あな}。圏採鉱用{さいこうよう}の穴{あな}の意{い}。部首土。 **【孝】** コウ 孝例{れい}孝行{こうこう}・不孝{ふこう}。圏先祖{せんぞ}や親{おや}によく仕{つか}える意{い}。部首子。⑥ **【抗】** コウ 抗例{れい}抗争{こうそう}・抗議{こうぎ}・対抗{たいこう}・抗{こう}する。天然{てんねん}あらがう→かな書{が}き。部首手。 **【攻】** コウ、せめる 攻例{れい}攻守{こうしゅ}・攻撃{こうげき}・専攻{せんこう}・速攻{そっこう}。「敵{てき}を攻{せ}める・水責{みずぜ}めの刑{けい}・責{せ}めをふさぐ」のように使{つか}う。部首攴。 **【更】** コウ、さら・ふける・ふかす 更例{れい}更新{こうしん}・更迭{こうてつ}・変更{へんこう}、夜更{よふ}かし。らたまる→改{あらた}まる、かわる→替{か}わる。表記「更生{こうせい}(立{た}ち直{なお}る)/『甦生{そせい}』」は「更生」で統一(「甦生{そせい}」は「甦生」の慣用読{かんようよ}み。「甦生」は普通{ふつう}「蘇生{そせい}」と書{か}く)。部首曰。 **【効(效)】** コウ 効例{れい}効果{こうか}・時効{じこう}・有効{ゆうこう}、効{き}き目{め}。使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]きく(利・効)。部首効—力、效—攴。⑤ **【幸】** コウ、さいわい 幸例{れい}幸福{こうふく}・不幸{ふこう}・行幸{ぎょうこう}、海{うみ}の幸{さち}・幸{しあわ}せな人{ひと}。表記「射幸心{しゃこうしん}/射倖心{しゃこうしん}」「薄幸{はっこう}/薄倖{はっこう}」は前者{ぜんしゃ}で統一(「倖」は思{おも}いがけない幸{しあわ}せ。もと多{おお}く「射倖心」)。腳直干。③ **【拘】** コウ、とらえる 拘例{れい}拘束{こうそく}、捕{と}らえる・捕{と}らえる。表記「勾引{こういん}」は「拘引{こういん}」で代用してもよい(但{ただ}し、法律{ほうりつ}では使{つか}い分{わ}ける)。圏とどめおく意{い}。表外訓「かかわる」は「~にかかわらず」の形{かたち}で使{つか}う。部首手。 **【肯】** コウ、うべなう 肯例{れい}肯定{こうてい}・首肯{しゅこう}、肯{うべな}う。なう→かな書{が}き、がえんじる→かな書{が}き。圏元来{がんらい}、肉{にく}と骨{ほね}の結合部分{けつごうぶぶん}の意{い}。部首肉。 **【貢】** コウ・ク 貢例{れい}貢献{こうけん}・進貢{しんこう}・年貢{ねんぐ}、貢{みつ}ぎ物{もの}。即道具。員。 <1632> **【侯】** コウ 侯例{れい}諸侯{しょこう}・王侯{おうこう}。圏の領主{りょうしゅ}の意{い}。②「公爵{こうしゃく}/侯爵{こうしゃく}」を区別{くべつ}して「公{こう}公爵{こうしゃく}/候{こう}侯爵{こうしゃく}」と言{い}うが、「候」は別字{べつじ}。 **【厚】** コウ、あつい 厚例{れい}厚情{こうじょう}・厚生課{こうせいか}・濃厚{のうこう}、厚{あつ}い壁{かべ}。使い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]あつい(暑・熱・厚)。部首厂。 **【恒(恆)】** コウ・ゴウ 恒例{れい}恒常{こうじょう}・恒久{こうきゅう}・恒{つね}に。使い分{わ}け。いつまでも変{か}わらない意{い}。部首心。 **【洪】** コウ 洪例{れい}洪水{こうずい}・洪大{こうだい}・洪積層{こうせきそう}。圈”。腳直人。④ **【皇】** コウ・オウ 皇例{れい}皇帝{こうてい}・皇室{こうしつ}・皇后{こうごう}・法皇{ほうおう}”。裏生{うらな}きみ→君、すめらぎ、あぜ→皇{すめらぎ}」で統{とういつ}」(「皇{さき}」は「塩」の意{い}の転用{てんよう}。慌{あわ}てる意{い})。圏「天皇{てんのう}」は連声{れんじょう}。部首白。 **【紅】** コウ・ク、べに・くれない 紅例{れい}紅茶{こうちゃ}、紅{べに}・紅茶{こうちゃ}・真紅{しんく}・深紅{しんく}・口紅{くちべに}・紅{べに}。参「もみ」とも訓{くん}ずる。団紅葉{もみじ}。部首団紅葉{こうよう}。即首糸。 **【荒】** コウ、あらい・あれる・あらす 荒例{れい}荒廃{こうはい}・凶荒{きょうこう}・荒{あ}れ地{ち}、庫{くら}荒{あら}らし。表外すさぶ→かな書{が}き。使い分{わ}け「波{なみ}が荒{あら}い・気{き}が荒{あら}い・金遣{かねづか}いが荒{あら}い/仕事{しごと}が粗{あら}い・きめが粗{あら}い・編{あ}み目{め}が粗{あら}い」のように使{つか}う。圏「荒{あら}い/荒{あ}れる・荒{あら}ぁらす」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。正字荒。部首艸。 **【郊】** コウ 郊例{れい}郊外{こうがい}・近郊{きんこう}・西郊{せいこう}。参町外{まちはず}れの意{い}。部首邑。 **【香】** コウ・キョウ、か・かおり・かおる 香例{れい}香水{こうすい}・線香{せんこう}・香車{きょうしゃ}、移{うつ}り香{が}・香{かお}る。部首香。④ **【候】** コウ、そうろう 候例{れい}候補{こうほ}・気候{きこう}・時候{じこう}・測候所{そっこうじょ}、侯{そうろう}文{ぶん}・居候{いそうろう}。部首人。 **【校】** コウ 校例{れい}校閲{こうえつ}・将校{しょうこう}・学校{がっこう}・校合{きょうごう}・校{こう}する。周{しゅう}学校{がっこう}・校倉造{あぜくらづく}り、かんがえる→考{かんが}える、くらべる→比{くら}べる。卵直木。 **【耕】** コウ、たがやす 耕例{れい}耕作{こうさく}・耕地{こうち}・農耕{のうこう}。部首耒。 **【航】** コウ 航例{れい}航海{こうかい}・航空{こうくう}・就航{しゅうこう}・欠航{けっこう}。圏海{うみ}や空{そら}をわたる意{い}に。「ゆく」とも訓{くん}ずる。部首舟。⑤ **【貢】** コウ・ク、みつぐ 貢例{れい}貢献{こうけん}・朝貢{ちょうこう}、年貢{ねんぐ}・貢{みつ}ぎ物{もの}。即道具。員。 **【降】** コウ、ふる・おりる 降例{れい}降雨{こうう}・降参{こうさん}・降伏{こうふく}が、乗{の}り降{お}り。表外ゴウ→降伏{ごうぶく}が、くだる→下{くだ}る。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]おりる・おろす(下・降・卸)。正字降。部首阜。◎ **【高】** コウ、たかい・たか・たかまる・たかめる 高例{れい}高低{こうてい}・高級{こうきゅう}・高{たか}じる、高揚{こうよう}」で代用(「昂」は意気{いき}があがる)。新聞{しんぶん}は「昂(亢)進」「(意気)軒、昂」を「高進」「(意気)軒高」で代用。「高騰{こうとう}/昂騰{こうとう}」は「高騰」で統一(もと「昂騰」が優勢)。部首高。② **【康】** コウ 康例{れい}健康{けんこう}・小康{しょうこう}。圏丈夫{じょうぶ}である、心配{しんぱい}がないの意{い}。部首广。④ **【控】** コウ、ひかえる 控例{れい}控訴{こうそ}、手控{てびか}え・控{ひか}え室{しつ}。表記「扣除{こうじょ}/控除{こうじょ}」は「控除」で統一(「扣」はひかえる、引{ひ}く)。 **【梗】** コウ 梗例{れい}脳梗塞{のうこうそく}、圏かたい棒{ぼう}、ふさぐ意{い}。部首木。 **【黄(黄)】** コウ・オウ、き・こ 黄例{れい}黄土{こうど}・黄金色{こがねいろ}・黄金{おうごん}。団硫黄{いおう}ぅ。部首黃。② **【喉】** コウ、のど 喉例{れい}咽喉{いんこう}、喉元{のどもと}。部首口。 **【慌】** コウ、あわてる・あわただしい 慌例{れい}恐慌{きょうこう}、大慌{おおあわ}て。正字慌。部首心。 **【港】** コウ、みなと 港例{れい}港湾{こうわん}・漁港{ぎょこう}・出港{しゅっこう}・空港{くうこう}、港町{みなとまち}。表記「湊」も「港」と書{か}く。正字港。部首水。③ **【硬】** コウ、かたい 硬例{れい}硬直{こうちょく}・硬化{こうか}・硬度{こうど}・生硬{せいこう}。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]かたい(堅・固・硬・難)。表記「硬骨{こうこつ}/鯁骨{こうこつ}」は「硬骨」で統一(「鯁」は魚{さかな}の骨{ほね}、かたい)。部首石。 **【絞】** コウ、しぼる・しまる・しめる 絞例{れい}絞殺{こうさつ}・絞首刑{こうしゅけい}、絞{しぼ}り上{あ}げ。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]しぼる(絞・搾)/しまる・しめる(締・閉・絞)。部首糸。 **【項】** コウ 項例{れい}項目{こうもく}・事項{じこう}・条項{じょうこう}。園然{えんぜん}うなじ→かな書{が}き。圏小分{こわ}けしたものの意{い}。部首頁。 **【溝】** コウ、みぞ 溝例{れい}側溝{そくこう}・下水溝{げすいこう}・排水溝{はいすいこう}。裏外{うらがい}どぶ→かな書{が}き。正字溝。部首水。 **【鉱(鑛)】** コウ 鉱例{れい}鉱物{こうぶつ}・鉱山{こうざん}・鉄鉱{てっこう}、異例{いれい}が金。表記「礦」は「鉱」で統一(鉱業{こうぎょう}・石炭鉱{せきたんこう})。「礦」は「鑊」の別体{べったい}。部首金。 <1633> **【構】** コウ、かまえる・かまう 構例{れい}構内{こうない}・結構{けっこう}、構{かま}え・構{かま}わない。正字りする意{い}。別語{べつご}が一語化{いちごか}した)。正字構。部首木。⑤ **【綱】** コウ、つな 綱例{れい}綱引{つなひ}き・横綱{よこづな}。圏おおもとの意{い}。も。部首糸。 **【酵】** コウ 酵例{れい}酵母{こうぼ}・酵素{こうそ}、発酵{はっこう}。圏酒{さけ}をつくるときのもとになるものの意{い}。部首酉。 **【稿】** コウ 稿例{れい}草稿{そうこう}・原稿{げんこう}・投稿{とうこう}。圏わら・下書{したが}きの意{い}。部首禾。 **【興】** コウ・キョウ、おこる・おこす 興例{れい}興行{こうぎょう}・復興{ふっこう}・振興{しんこう}・興味{きょうみ}・余興{よきょう}、産業{さんぎょう}を興{おこ}す。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]おこる(起・興)。表記「興奮{こうふん}/昂(亢)奮」は「興奮」で統一(「昂・亢」はたかぶる)。参「興{おこ}る・興{おこ}す/起{お}こる・起{お}こす」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。部首臼。⑤ **【衡】** コウ 衡例{れい}均衡{きんこう}・平衡{へいこう}・度量衡{どりょうこう}。表外はかり→かな書{が}き。表記考{こう}。参釣{つ}り合{あ}い、横{よこ}の意{い}。部首行。 **【鋼】** コウ、はがね 鋼例{れい}鋼鉄{こうてつ}・鋼材{こうざい}・鋼管{こうかん}・製鋼{せいこう}。部首金。 **【講】** コウ 講例{れい}講義{こうぎ}・講演{こうえん}・聴講{ちょうこう}・講{こう}じる。表記「講和{こうわ}/媾和{こうわ}」は「講和」で統一(もと「媾和」は男女{だんじょ}がむつまじくな和{な}ごむ意{い}から、国{くに}と国{くに}とが仲直{なかなお}りする意{い}に。部首言。⑤ **【購】** コウ、こうむる 購例{れい}購入{こうにゅう}・購読{こうどく}。圏買{か}い求{もと}める意{い}。あがなう→かな書{が}き。正字購。部首貝。 **【乞】** コウ 乞例{れい}乞食{こじき}・命乞{いのちご}い。使い分{わ}け↓→叫{さけ}ぶ。部首号—口、號—虍。口。③ **【号(號)】** ゴウ 号例{れい}号令{ごうれい}・号泣{ごうきゅう}・番号{ばんごう}、時。部首口。 **【合】** ゴウ・ガッ・カッ、あう・あわす・あわせる 合例{れい}合同{ごうどう}・合計{ごうけい}・合併{がっぺい}・合点{がってん}・合戦{かっせん}、試合{しあい}・合{あ}わせ鏡{かがみ}。使い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]あう(会・遭・合)/あわせる(合・会・併)。圏①「合{あ}わせる・会{あ}わせる/併{あわ}せる」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。②「合点」は「ガテン」とも。「ガッ」は「ゴウ」の転音{てんおん}。部首口。② **【拷】** ゴウ 拷例{れい}拷問{ごうもん}。圏罪{つみ}を白状{はくじょう}させるために打{う}つ意{い}。②「拷{た}え)」は別字{べつじ}。部首手。 **【剛】** ゴウ 剛例{れい}剛健{ごうけん}・剛直{ごうちょく}・金剛力{こんごうりき}・外柔内剛{がいじゅうないごう}。周外{しゅうがい}つよい→強{つよ}い。部首刀。 **【傲】** ゴウ 傲例{れい}傲然{ごうぜん}・傲慢{ごうまん}。表外おごる→かな書{が}き。邪道人{じゃどうじん}。 **【豪】** ゴウ 豪例{れい}豪傑{ごうけつ}・豪遊{ごうゆう}・豪雨{ごうう}・文豪{ぶんごう}・富豪{ふごう}。転{てん}じて、優{すぐ}れる意{い}。②「えらい」とも訓{くん}ずる。部首豕。 **【克】** コク 克例{れい}克服{こくふく}・克明{こくめい}・克{こく}する。天然{てんねん}かつ→かな書{が}き、よく♪かな書{が}き。表記「下剋上{げこくじょう}」は「下克上{げこくじょう}」で代用(ただし、「剋・克」は打{う}ちかつ意{い}で同義{どうぎ})。「相剋{そうこく}」は「相克{そうこく}」で代用。部首儿。 **【告】** コク、つげる 告例{れい}告示{こくじ}・告白{こくはく}・報告{ほうこく}・広告{こうこく}・警告{けいこく}。正字告。部首口。 **【谷】** コク、たに 谷例{れい}谷間{たにま}・峡谷{きょうこく}、谷川{たにがわ}。周仇{しゅうきゅう}きわまる→まる。圏「や」は表外訓{ひょうがいくん}(大谷石{おおやいし})。部首谷。 **【刻】** コク、きざむ 刻例{れい}彫刻{ちょうこく}・時刻{じこく}・深刻{しんこく}・刻{こく}する、刻{きざ}み。天然{てんねん}とき→かな書{が}き。参ほりきざむ意{い}。むごい意{い}で「酷」に通{つう}じる(残酷{ざんこく}・残刻{ざんこく})。即直刀。② **【国(國)】** コク、くに 国例{れい}国家{こっか}・国際{こくさい}・外国{がいこく}、島国{しまぐに}。腳首囗。 **【黒(黑)】** コク、くろ・くろい 黒例{れい}黒色{こくしょく}・黒板{こくばん}・暗黒{あんこく}、真{まっ}黒{くろ}・腹黒{はらぐろ}い。部直黑。② **【穀(穀)】** コク 穀例{れい}穀倉{こくそう}・穀物{こくもつ}。圏もみ・穀物{こくもつ}の意{い}。部首禾。 **【酷】** コク 酷例{れい}酷似{こくじ}・冷酷{れいこく}・残酷{ざんこく}。表外むごい→かな書{が}き、ひどい→かな書{が}き。圏⇨刻”。正字酷。部首酉。 **【獄】** ゴク 獄例{れい}獄舎{ごくしゃ}・地獄{じごく}・疑獄{ぎごく}。果然{かぜん}。ひとや→かな書{が}き。圏牢屋{ろうや}、裁判{さいばん}するの意{い}。部首犬。 **【骨】** コツ、ほね 骨例{れい}筋骨{きんこつ}・反骨{はんこつ}・骨子{こっし}・気骨{きこつ}、骨折{ほねお}り・気骨{きぼね}』。即首骨。 **【駒】** ク、こま 駒例{れい}持{も}ち駒{ごま}。即直馬。 **【込】** こむ・こめる 込例{れい}込{こ}み入{い}る・書{か}き込{こ}む、見込{みこ}み・やり込{こ}める。入{いり}こむ・こめる(混・込)。圏国字{こくじ}。②入{いり}こむ意{い}。正字込。部首辶。 **【頃】** ケイ、ころ 頃例{れい}日頃{ひごろ}・この頃{ごろ}だ。部首頁。 <1634> **【今】** コン・キン、いま 今例{れい}今後{こんご}・今日{こんにち}・今宵{こよい}・今朝{けさ}、今年{ことし}・昨今{さっこん}・今{いま}さら。木{き}。③上{うえ}・古今和歌集{こきんわかしゅう}、今{いま}し方{がた}。圏『未{いま}だに」・「今{いま}に」の「今」は俗字{ぞくじ}。団今日{きょう}・今朝{けさ}・今年{ことし}にも。部首人。② **【困】** コン、こまる 困例{れい}困難{こんなん}・困窮{こんきゅう}・困{こん}ずる。②サ変{へん}は音便{おんびん}で「因{こん}ずる」。部首囗。 **【昆】** コン 昆例{れい}昆虫{こんちゅう}・昆布{こんぶ}。圈「昆布」は「コブ」とも。部首日。 **【恨】** コン、うらむ・うらめしい 恨例{れい}遺恨{いこん}・悔恨{かいこん}、不幸{ふこう}を恨{うら}む/〔憾]公平{こうへい}を欠{か}くうらみがある。不幸{ふこう}を恨{うら}む・薄情{はくじょう}を恨{うら}む・恨{うら}み言{ごと})。参思{おも}いどおりにならずに無念{むねん}に思{おも}う意{い}。部首心。 **【根】** コン、ね 根例{れい}根拠{こんきょ}・根気{こんき}・根性{こんじょう}・平行根{へいこうこん}、根強{ねづよ}い・屋根{やね}。部首木。 **【婚】** コン 婚例{れい}婚約{こんやく}・婚姻{こんいん}・結婚{けっこん}・婚{こん}する。圏「『許{ゆる}す『婚{こん}かな」は熟字訓{じゅくじくん}。縁組{えんぐ}みの意{い}。部首女。 **【左】** サ、ひだり 左例{れい}左右{さゆう}・左翼{さよく}・左遷{させん}、左利{ひだりき}き。圏「たすける」とも訓{くん}ず。 **【混】** コン、まじる・まざる・まぜる・こむ 混例{れい}混合{こんごう}・混雑{こんざつ}・混乱{こんらん}・混{こん}じる、酒{さけ}に水{みず}が混{ま}じる・西洋人{せいようじん}の血{ち}が混{ま}じる・混{こ}む。物{もの}。本文{ほんぶん}「ほみ」(混込)/まざる・まじる・まぜる・まじわる(「混合{こんごう}・人混{ひとご}みは」は「こむ」と訓{くん}ずる。「込{こ}み合{あ}う・人込{ひとご}み」とも書{か}く。②「昏迷{こんめい}」は類義{るいぎ}の「混迷{こんめい}」で代用(「昏」は暗{くら}い)。部首水。⑤ **【痕】** コン、あと 痕例{れい}痕跡{こんせき}・血痕{けっこん}、傷痕{きずあと}。使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]あと(後・跡・痕)。部首疒。 **【紺】** コン 紺例{れい}紺青{こんじょう}・紺屋{こうや}・濃紺{のうこん}。圏赤{あか}みをおびた濃{こ}い青{あお}の意{い}。②「紺屋」は音便{おんびん}で「こうや」とも。卵直系。 **【魂】** コン、たましい 魂例{れい}魂胆{こんたん}・霊魂{れいこん}・商魂{しょうこん}、負{ま}けじ魂{だましい}。表外たま→かな書{が}き。「魂」、肉体{にくたい}を支配{しはい}する陰{いん}のたましいを「『魄{はく}」と区別{くべつ}した。部首鬼。 **【墾】** コン 墾例{れい}開墾{かいこん}・墾田{こんでん}。圏荒{あ}れ地{ち}を切{き}り開{ひら}いて耕{たがや}す意{い}。「ひらく」とも訓{くん}ずる。部首土。 **【懇】** コン、ねんごろ 懇例{れい}懇意{こんい}・懇談{こんだん}・懇願{こんがん}・懇切{こんせつ}・真心{まごころ}を尽{つ}くし切{き}にする意{い}。部首心。 **【佐】** サ 佐例{れい}佐幕{さばく}・補佐{ほさ}・大佐{たいさ}。表外すけ(次官{じかん})。「たけへ」の左手{ひだりて}でする動作{どうさ}(助{たす}ける)の意{い}。「佑」の対{たい}。部首人。 **【沙】** サ・シャ 沙例{れい}沙汰{さた}。表外すな→砂{すな}”。 **【査】** サ 査例{れい}査察{ささつ}・調査{ちょうさ}・巡査{じゅんさ}。圏「しらべる」とすることにする。よく見{み}て明{あき}らかにする意{い}。部首木。⑤ **【砂】** サ・シャ、すな 砂例{れい}砂丘{さきゅう}・砂糖{さとう}、砂{すな}。かな書{が}き。団砂利{じゃり}。部首石。 **【唆】** サ、そそのかす 唆例{れい}教唆{きょうさ}・示唆{しさ}。圏「唆{そそのか}かす」と送{おく}らない。部首口。 **【差】** サ、さす 差例{れい}差異{さい}・差別{さべつ}・誤差{ごさ}、差{さ}し潮{じお}・差{さ}し出{だ}す。表外シ→参差{しんし}(ふぞろい)。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]さす(差・刺・指・挿)。異記{いき}「交叉{こうさ}」は「交差{こうさ}」で釈用{しゃくよう}(「叉」はふたまた)。団差{さ}し支{つか}え。⑥ **【詐】** サ、いつわる 詐例{れい}詐欺{さぎ}・詐取{さしゅ}・詐称{さしょう}。周然{しゅうぜん}でいつわる→偽{いつわ}る。圏巧{たく}みな言葉{ことば}で欺{あざむ}く意{い}。部首言。 **【鎖】** サ、くさり 鎖例{れい}鎖国{さこく}・連鎖{れんさ}・封鎖{ふうさ}。表外とざす→閉{と}ざす。正字鎖。部首金。 **【座】** ザ、すわる 座例{れい}座席{ざせき}・座談{ざだん}・星座{せいざ}・オペラ座{ざ}。使い分{わ}け「椅子{いす}に座{すわ}る・末席{まっせき}に座{すわ}る/腰{こし}が据{す}わる・目{め}が据{す}わる・礎石{そせき}を据{す}える」のように使{つか}う。圏「座{すわ}ける/据{す}わる」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。②元来{がんらい}、分{わ}けた(坐禅{ざぜん}・連坐{れんざ}/座右{ざゆう}・台座{だいざ})。部首广。 **【挫】** ザ 挫例{れい}挫折{ざせつ}・頓挫{とんざ}。表外くじく→かな書{が}き。部首手。 **【才】** サイ 才例{れい}才能{さいのう}・才覚{さいかく}・秀才{しゅうさい}。表外ざえ→かな書{が}き。表記小学校{しょうがっこう}で「は「九才{きゅうさい}」のように「歳」の代用{だいよう}とする(ただし、「才月{さいげつ}」とはしない)。中学以上{ちゅうがくいじょう}では避{さ}けたい。部首手。② **【再】** サイ・サ 再例{れい}再三{さいさん}・再会{さいかい}・再選{さいせん}・再出発{さいしゅっぱつ}・再来年{さらいねん}。部首冂。 **【災】** サイ、わざわい 災例{れい}災害{さいがい}・災難{さいなん}、火災{かさい}。わいてきは火{ひ}。でまかなう。圏自然{しぜん}のわざわいの意{い}。部首火。 **【妻】** サイ、つま 妻例{れい}妻子{さいし}・夫妻{ふさい}・良妻{りょうさい}、人妻{ひとづま}・切{きり}妻{づま}。即直女。 <1635> **【采】** サイ 采例{れい}采配{さいはい}・喝采{かっさい}。参「とる」とも訓{くん}ずる。正字采。部首爪。 **【砕(碎)】** サイ、くだく・くだける 砕例{れい}砕石{さいせき}・砕氷{さいひょう}・粉砕{ふんさい}、腰{こし}を砕{くだ}く。親記{しんき}「破砕{はさい}/破摧{はさい}」は「破砕」で統一。部首石。 **【宰】** サイ 宰例{れい}宰領{さいりょう}・宰相{さいしょう}・主宰{しゅさい}。表外つかさ→宰{つかさ}わか、つかさどる→かな書{が}き。圏仕事{しごと}のきりもりをする意{い}。部首宀。 **【栽】** サイ、うえる 栽例{れい}栽培{さいばい}・盆栽{ぼんさい}・前栽{せんざい}。外國{がいこく}でうえる意{い}。部首木。 **【彩】** サイ、いろどる 彩例{れい}彩色料{さいしきりょう}・・色彩{しきさい}・淡彩{たんさい}、彩{いろど}り。表外あや→かな書{が}き。正字彩。部首彡。 **【採】** サイ、とる 採例{れい}採集{さいしゅう}・採用{さいよう}・採光{さいこう}、大卒{だいそつ}を採{と}る・決{けつ}を採{と}る。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]とる(取・採・捕・執・撮)。正字探。部首手。⑤ **【済(濟)】** サイ、すむ・すます 済例{れい}返済{へんさい}・決済{けっさい}・救済{きゅうさい}・経済{けいざい}、売約済{ばいやくず}み。表外セイ→多士済々{たしせいせい}、わたる→渡{わた}る、すくう→救{すく}う。部首水。◎ **【祭】** サイ、まつる 祭例{れい}祭壇{さいだん}・文化祭{ぶんかさい}、神{かみ}を祭{まつ}る・祭{まつ}り。も「祭」でまかなう。圏お供{そな}えをして儀式{ぎしき}を行{おこな}う意{い}。部首示。③ **【斎(齋)】** サイ 斎例{れい}斎場{さいじょう}・潔斎{けっさい}・書斎{しょさい}。表外ものいみ→物忌{ものい}み、とき(食事{しょくじ})→かな書{が}き、いつく→かな書{が}き。圏心身{しんしん}を清{きよ}め神{かみ}をまつる意{い}。斉化{せいか}。部首齊。 **【細】** サイ、ほそい・ほそる・こまか・こまかい 細例{れい}細工{さいく}・細部{さいぶ}・些細{ささい}・繊細{せんさい}・詳細{しょうさい}・明細{めいさい}、身{み}の腕{うで}・心細{こころぼそ}い・細{こま}かな注意{ちゅうい}。圏「くわしい」とも訓{くん}ずる。駅直糸。 **【菜】** サイ、な 菜例{れい}菜食{さいしょく}・野菜{やさい}、青菜{あおな}・新菜{しんざい}。英{えい}。正宮{せいきゅう}菜園{さいえん}。本文{ほんぶん}[囲み]のる・のせる(。部首艸。 **【最】** サイ、もっとも 最例{れい}最大{さいだい}・最近{さいきん}・最先端{さいせんたん}。使い分{わ}け「最{もっと}も新{あたら}しい/[『尤]もっともな意見{いけん}・もっとも賛成{さんせい}はすまい」のように使{つか}う。団最{も}寄{よ}り。部首曰。 **【裁】** サイ、たつ・さばく 裁例{れい}裁断{さいだん}・裁判{さいばん}・体裁{ていさい}・裁{さい}する、裁{た}ち物{もの}・裁{さば}き。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}『囲み』たつ(断・絶・裁)。表記「紙{かみ}を、截{た}つ」は「裁」でまかなう。部首衣。⑥ **【債】** サイ 債例{れい}債務{さいむ}・債券{さいけん}・負債{ふさい}・公債{こうさい}。参借金{しゃっきん}・負{お}い目{め}の意{い}。部首人。 **【催】** サイ、もよおす 催例{れい}催眠{さいみん}・開催{かいさい}・主催{しゅさい}・催{さい}※催事場{もよおしば}、催{もよお}し物{もの}。部首人。 **【塞】** サイ・ソク、ふさぐ・ふさがる 塞例{れい}要塞{ようさい}・閉塞{へいそく}。周然{しゅうぜん}とりで→かな書{が}き。部首土。 **【歳】** サイ・セイ 歳例{れい}歳末{さいまつ}・歳月{さいげつ}・十歳{じゅっさい}・二十歳{はたち}・歳暮{せいぼ}・万歳{ばんざい}。圏一年{いちねん}の意{い}。団二十歳{はたち}。国害成{こくがいせい}。部首止。 **【載】** サイ、のせる・のる 載例{れい}積載{せきさい}・掲載{けいさい}・記載{きさい}、棚{たな}に載{の}せる。部首車。 **【際】** サイ、きわ 際例{れい}際限{さいげん}・国際的{こくさいてき}・この際{さい}・下{した}に際{さい}して、際立{きわだ}つ。部首阜。 **【埼】** サイ 埼例{れい}埼玉県{さいたまけん}。部首土。④ **【在】** ザイ、ある 在例{れい}在宅{ざいたく}。存在{そんざい}をわれします→かな書{が}き。使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]ある(有・在)。部首土。⑤ **【材】** ザイ 材例{れい}材木{ざいもく}・材料{ざいりょう}・在幹{ざいかん}(才能{さいのう})・人材{じんざい}。表外サイ→材幹{さいかん}。圏丸太{まるた}の意{い}から原料{げんりょう}・才能{さいのう}の意{い}。部直木。 **【剤(劑)】** ザイ 剤例{れい}錠剤{じょうざい}・薬剤師{やくざいし}・消化剤{しょうかざい}。化{か}。医薬{いやく}(を混合{こんごう}する)の意{い}。部首刀。 **【財】** ザイ・サイ 財例{れい}財産{ざいさん}・私財{しざい}・文化財{ぶんかざい}・財布{さいふ}。天然{てんねん}たから→宝{たから}。圏財貨{ざいか}の意{い}。部首貝。⑤ **【罪】** ザイ、つみ 罪例{れい}罪悪{ざいあく}・謝罪{しゃざい}、罪人{つみびと}・罪深{つみぶか}い。即首网。⑤ **【崎】** さき 崎例{れい}長崎{ながさき}・宮崎{みやざき}。なつには「裁」で「岬{みさき}碕{さき}埼{さき}+」と同義{どうぎ}。「崎寄{さきよせ}」は俗字{ぞくじ}。部首山。 **【作】** サク・サ、つくる 作例{れい}作文{さくぶん}・作為{さくい}・著作{ちょさく}・豊作{ほうさく}・作業{さぎょう}・作用{さよう}・動作{どうさ}、作法{さほう}、作{つく}り方{かた}・米作{こめづく}り。表外なす→かな書{が}き、おこす→興{おこ}す。今{いま}使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]つくる(作・造・創)。部首人。② **【削】** サク、けずる 削例{れい}削減{さくげん}・添削{てんさく}、粗削{あらけず}り。周囲{しゅうい}をぐい→かな書{が}き。表記「掘{ほ}る、鑿{さく}」「、鑿岩機{さくがんき}」は「掘削{くっさく}」「削岩機{さくがんき}」で代用(「鑿」は、のみ・うがつ)。正字削。部首刀。 <1636> **【昨】** サク 昨例{れい}昨日{さくじつ}・昨年{さくねん}・一昨日{おととい}。圏前日{ぜんじつ}・前年{ぜんねん}の意{い}。団昨日{きのう}行{おこな}の。部首日。 **【柵】** サク 柵例{れい}鉄柵{てっさく}。表外しがらみ→かな書{が}き。部首木。 **【索】** サク 索例{れい}索引{さくいん}・思索{しさく}・鉄索{てっさく}。表外なわ→し。「もとめることずる。さびしい意{い}も(索漠{さくばく})。部首糸。 **【策】** サク 策例{れい}策略{さくりゃく}・対策{たいさく}・策{さく}する。表外むち→かな書{が}き、はかりごと→謀{はか}り事{ごと}、ふだ(文字{もじ}を記{しる}した竹{たけ}のふだ)→札{ふだ}。部首竹。 **【酢】** サク、す 酢例{れい}酢酸{さくさん}、酢{す}の物{もの}。表記「醋酸{さくさん}」は「酢酸」で代用(すっぱい意{い}では、もと「す」は「酢」を、「サク」は「醋」を使{つか}った)。部首酉。 **【搾】** サク、しぼる 搾例{れい}搾取{さくしゅ}・圧搾{あっさく}、乳{ちち}を搾{しぼ}る。文[囲み]しぼる(絞・搾)。圏国宇{こくじ}。圧力{あつりょく}を加{くわ}えて汁{しる}をとる意{い}。部首手。 **【錯】** サク 錯例{れい}錯誤{さくご}・錯覚{さっかく}・交錯{こうさく}。周必{しゅうひつ}ソ→結辞{けつじ}(語句{ごく}の配置法{はいちほう})、まじる→交{ま}じる、あやまる→誤{あやま}る。参食{く}い違{ちが}う意{い}。部首金。 **【咲】** ショウ、さく 咲例{れい}返{かえ}り咲{ざ}き。圏元来{がんらい}わらう意{い}。正字唉。部首口。 **【冊】** サツ・サク 冊例{れい}冊子{さっし}・分冊{ぶんさつ}・別冊{べっさつ}・短冊{たんざく}が。周然{しゅうぜん}ふみ→文。圏文書{ぶんしょ}の意{い}。正字册。部首冂。⑥ **【札】** サツ、ふだ 札例{れい}札入{ふだい}れ・表札{ひょうさつ}・改札{かいさつ}。 **【刷】** サツ、する 刷例{れい}刷新{さっしん}・印刷{いんさつ}・増刷{ぞうさつ}、する)→かな書{が}き。本文{ほんぶん}[囲み]する(刷・擦)。表記「版画{はんが}を、摺{す}る」なども「刷」でまかなう。部首刀。④ **【刹】** セツ・サツ 刹例{れい}古刹{こさつ}・名刹{めいさつ}・刹那{せつな}。セッ。部首刀。 **【拶】** サツ 拶例{れい}挨拶{あいさつ}。参ぎりぎりまでせまる意{い}。部首手。 **【殺(殺)】** サツ・サイ・セツ、ころす 殺例{れい}殺人{さつじん}・殺傷{せっしょう}・殺到{さっとう}、黙殺{もくさつ}・相殺{そうさい}・殺生{せっしょう}、見殺{みごろ}し。表外そぐ→かな書{が}き。圏「サイ」はそぎ削{けず}る意{い}。部首殳。 **【察】** サッ 察例{れい}察知{さっち}・観察{かんさつ}・考察{こうさつ}・警察{けいさつ}・察{さっ}する。周然{しゅうぜん}みる→見{み}る。圏念入{ねんい}りに細{こま}かく調{しら}べる意{い}。 **【撮】** サツ、とる 撮例{れい}撮影{さつえい}・撮要{さつよう}、写真{しゃしん}を撮{と}る。表外つまむ→かな書{が}き。わる→交{まじ}わる。圏証書類{しょうしょるい}で「三」の代{か}わりに使{つか}う。部首ム。 **【擦】** サツ、する・すれる 擦例{れい}擦過傷{さっかしょう}・摩擦{まさつ}。→かな書{が}き、こする→かな書{が}き、さする→かな書{が}き。使{つか}い分{わ}け♪本文{ほんぶん}【囲み」する(刷・擦)。部首手。 **【雑(雜)】** ザツ・ゾウ 雑例{れい}雑談{ざつだん}・雑音{ざつおん}・混雑{こんざつ}・雑炊{ぞうすい}・雑木林{ぞうきばやし}・雑兵{ぞうひょう}”。表外まじる→混{ま}じる。圏別種{べっしゅ}のものが入{い}り乱{みだ}れる意{い}。団雑魚{ざこ}だ。部首隹。 **【皿】** さら 皿例{れい}大皿{おおざら}・灰皿{はいざら}・銘々皿{めいめいざら}。部首皿。③ **【三】** サン、み・みつ・みっつ 三例{れい}三角{さんかく}・三三五五{さんさんごご}・再三{さいさん}、三日月{みかづき}・三日{みっか}・三{み}つ指{ゆび}。ウ」は表外訓{ひょうがいくん}。団三味線{しゃみせん}。部首一。 **【山】** サン、やま 山例{れい}山脈{さんみゃく}・高山{こうざん}・登山{とざん}・山車{だし}が・築山{つきやま}やき。部首山。 **【参(參)】** サン、まいる 参例{れい}参加{さんか}・降参{こうさん}・参{さん}じる。表例{ひょうれい}シン→参差{しんし}(入{い}りまじる)、みっつ→三{みっ}つ、まじわる→交{まじ}わる。 **【桟(棧)】** サン 桟例{れい}桟橋{さんばし}・桟道{さんどう}。参かけはし・さんばしの意{い}。団桟敷{さじき}。部首木。 **【蚕(蠶)】** サン、かいこ 蚕例{れい}蚕食{さんしょく}・養蚕{ようさん}。蛋{たまご}。圖蚕{かいこ}。参「蚕蠶」は本来{ほんらい}別字{べつじ}。「蚕”」はみみず、「蠶」はかいこ。正字蠶。部首虫。 **【惨(慘)】** サン、ザン・みじめ 惨例{れい}惨劇{さんげき}・悲惨{ひさん}・惨殺{ざんさつ}。表外むごい→かな書{が}き、いたましい→痛{いた}ましい・傷{いた}ましい。参残{のこ}。部首心。 **【産】** サン、うむ・うまれる・うぶ 産例{れい}産業{さんぎょう}・生産{せいさん}・産{さん}する、産{う}み月{づき}。◇使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]うむ・うまれる(生・産)。団土産{みやげ}ゃ。正字產。部首生。④ **【傘】** サン、かさ 傘例{れい}傘下{さんか}・落下傘{らっかさん}、雨傘{あまがさ}。「傘{かさ}を差{さ}す/[笠]かさをかぶる/[暈]月{つき}にかさがかかる」のように使{つか}う。部首人。 **【散】** サン、ちる・ちらす・ちらかす・ちらかる 散例{れい}散歩{さんぽ}・散文{さんぶん}・解散{かいさん}、散{ち}り散{ぢ}りに・散{ち}らし。表記「撒布{さんぷ}(まき散{ち}らす)」は「散布(散在{さんざい}・分布{ぶんぷ}する)」で代用。「撒水{さっすい}」は「散水(新造語{しんぞうご})」で代用。「撒布・撒水彩」は「サップ・サッスイ」の慣用読{かんようよ}み。 <1637> **【算】** サン 算例{れい}算数{さんすう}・計算{けいさん}・予算{よさん}・算{さん}する。かぞえる→数{かぞ}える。圏算木{さんぎ}の意{い}。部首竹。② **【酸】** サン、すい 酸例{れい}酸味{さんみ}、酸素{さんそ}、酸{す}っぱい。酸素{さんそ}の意{い}のほか、辛{つら}い意{い}も(辛酸{しんさん})。部首酉。 **【賛(贊)】** サン 賛例{れい}賛成{さんせい}・賛同{さんどう}・称賛{しょうさん}。表外たたえる→かな書{が}き、ほめる→褒{ほ}める、たすける→助{たす}ける。周記{しゅうき}「・讃」は「賛」で統一(賛仰{さんぎょう}・賛辞{さんじ}・賛嘆{さんたん}・賛美{さんび}〔歌〕・称賛{しょうさん}・賞賛{しょうさん})。「賛・讃」は褒{ほ}めたたえる意{い}。「讃」は「讃」の俗字{ぞくじ}で、広{ひろ}く使{つか}う。部首貝。⑤ **【残(殘)】** ザン、のこる・のこす 残例{れい}残留{ざんりゅう}・残念{ざんねん}、残{のこ}り・食{た}べ残{のこ}し。表外そこなう→損{そこ}なう。圏むごい意{い}で「惨」に通{つう}じる(惨忍{ざんにん}・残忍{ざんにん})。「敗残{はいざん}」の「残」は損{そこ}なう意{い}。団名残{なごり}だ。部首歹。④ **【斬】** ザン、きる 斬例{れい}斬殺{ざんさつ}・斬新{ざんしん}、人斬{ひとぎ}り。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]きる(切・斬)。部首斤。 **【暫】** ザン 暫例{れい}暫時{ざんじ}・暫定的{ざんていてき}。周外{しゅうがい}しばらく・しばし→かな書{が}き。即首日。 **【士】** シ 士例{れい}士官{しかん}・武士{ぶし}・紳士{しんし}。表外ジ→居士{こじ}、さむらい→侍{さむらい}。使{つか}い分{わ}け「栄養士{えいようし}・行政書士{ぎょうせいしょし}・計理士{けいりし}・無線技士{むせんぎし}・弁理士{べんりし}・税理士{ぜいりし}/教戒師{きょうかいし}・調理師{ちょうりし}・調教師{ちょうきょうし}・調律師{ちょうりつし}・美容師{びようし}・薬剤師{やくざいし}/児童福祉司{じどうふくしし}」のように使{つか}う。圏立派{りっぱ}な男子{だんし}、役人{やくにん}の意{い}。団海士{あま}・居士{こじ}・博士{はかせ}。部首士。 **【子】** シ・ス、こ 子例{れい}子孫{しそん}・女子{じょし}・帽子{ぼうし}・金子{きんす}・扇子{せんす}・様子{ようす}、親子{おやこ}。天然{てんねん}ね→子{こ}ね。団迷子様{まいごさま}い・息子{むすこ}です。部首子。 **【支】** シ、ささえる 支例{れい}支持{しじ}・支障{ししょう}・支店{してん}、支{ささ}え。表外つかえる→かな書{が}き。圏枝分{えだわ}かれの意{い}。団差{さ}し支{つか}える。部首支。⑤ **【止】** シ、とまる・とめる 止例{れい}止宿{ししゅく}・静止{せいし}・中止{ちゅうし}、行{ゆ}き止{ど}まり・歯止{はど}め。天然{てんねん}とどまる→かな書{が}き、やめる→かな書{が}き、よす→かな書{が}き。使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]とまる・とめる(止・留・泊)。団波止場{はとば}と。部首止。② **【氏】** シ、うじ 氏例{れい}氏族{しぞく}・氏名{しめい}・姓氏{せいし}・某氏{ぼうし}・源氏{げんじ}・〇〇氏{し}、氏神{うじがみ}。圏家柄{いえがら}を表{あらわ}す名称{めいしょう}。敬称{けいしょう}ともする(氏{し}の受賞{じゅしょう}を祝{いわ}う)。部首氏。④ **【仕】** シ・ジ、つかえる 仕例{れい}出仕{しゅっし}・給仕{きゅうじ}・奉仕{ほうし}、宮仕{みやづか}え。いつかまつ。当{あ}てる。な書{が}き。圏「する」の連用形{れんようけい}「し」に当{あ}てる(仕事{しごと}・仕手{して}・仕方{しかた}・仕草{しぐさ}・仕入{しい}れ・泥仕合{どろじあい})。部首人。③ **【史】** シ 史例{れい}史学{しがく}・歴史{れきし}・史料{しりょう}・世界史{せかいし}。史{ふひと}が。参歴史{れきし}の意{い}。部首口。 **【司】** シ、つかさどる 司例{れい}司会{しかい}・司令{しれい}・上司{じょうし}。表外ス→殿司{でんす}(禅宗{ぜんしゅう}の役僧{やくそう})、つかさ→司{つかさ}わか、つかさどる→かな書{が}き。「至」でまかなう(京都{きょうと}に至{いた}る・至{いた}る所{ところ})。圏使{つか}い分{わ}け士{し}。部首口。④ **【四】** シ、よ・よつ・よん 四例{れい}四角{しかく}・四季{しき}、四人{よにん}・四日{よっか}・四{よ}つ角{かど}。四回{しかい}。梵{ぼん}。表記証書類{しょうしょるい}では「肆」とも。部首囗。 **【市】** シ、いち 市例{れい}市況{しきょう}・市民{しみん}・都市{とし}・官{かん}役所{やくしょ}・市場{いちば}・競市{せりいち}。圏一画{いちかく}少{すく}ない「巿」(ひざかけ)は別{べつ}。字{じ}。部首巾。② **【矢】** シ、や 矢例{れい}一矢{いっし}を報{むく}いる、弓矢{ゆみや}・矢印{やじるし}・矢面{やおもて}も。部首矢。② **【旨】** シ、むね 旨例{れい}要旨{ようし}・趣旨{しゅし}・本旨{ほんし}、~の旨{むね}。表外うまい→かな書{が}き。部首日。 **【死】** シ、しぬ 死例{れい}死亡{しぼう}・死角{しかく}・必死{ひっし}・死{し}する、死{し}に絶{た}える・死{し}に神{がみ}。表記「『死体{したい}』」は「死体」で統一(「屍」はしかばね)。部首歹。③ **【糸(絲)】** シ、いと 糸例{れい}糸口{いとぐち}・絹糸{けんし}・製糸業{せいしぎょう}、綿糸{めんし}・蚕糸{さんし}。「糸・絲」は本来{ほんらい}別字{べつじ}。「糸」は細糸{ほそいと}、「絲」 **【至】** シ、いたる 至例{れい}至当{しとう}・至上{しじょう},夏至{げし}・冬至{とうじ}。も、特定の場所{ばしょ}や段階{だんかい}に達{たっ}する意{い}。部首至。 **【伺】** シ、うかがう 伺例{れい}伺候{しこう}。使い分{わ}け「御機嫌{ごきげん}を伺{うかが}う・お宅{たく}に伺{うかが}う/〔、窺:覗〕動向{どうこう}をうかがう・うかがい知{し}れない」のように使{つか}う。部首人。 **【志】** シ、こころざす・こころざし 志例{れい}志望{しぼう}、有志{ゆうし}、意志{いし}・三国志{さんごくし}の志{こころざし}、志{こころざし}が高{たか}い。然{ぜん}しるす→記{しる}す。部首心。 **【私】** シ、わたくし 私例{れい}私立{しりつ}・私腹{しふく}・公私{こうし}、私{わたくし}する。周仇{しゅうきゅう}ひそかに→かな書{が}き。部首禾。◎ **【使】** シ、つかう・つかい 使例{れい}使用{しよう}・行使{こうし}、使{つか}い走{ばし}り、猛獣使{もうじゅうつか}い、子供{こども}の使{つか}い。使い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]つかう(使・遣)。部首人。 **【刺】** シ、さす・ささる 刺例{れい}刺激{しげき}・刺客{しかく}・風刺{ふうし}・名刺{めいし}、目刺{めざ}し・刺{さ}し殺{ころ}す。 <1638> **【始】** シ、はじめる・はじまる 始例{れい}始終{しじゅう}・終始{しゅうし}・年始{ねんし}・開始{かいし}、会議{かいぎ}を始{はじ}める・始{はじ}まり。使い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]はじまる・はじめる・はじめ・はじめて(始・初)。部首女。③ **【姉】** シ、あね 姉例{れい}姉妹{しまい}、姉上{あねうえ}。圏女きょうだいの年上{としうえ}。「姐」は先輩格{せんぱいかく}の女性{じょせい}。団姉{ねえ}さん。部首女。 **【枝】** シ、えだ 枝例{れい}枝葉{しよう}・楊枝{ようじ}、枯{か}れ枝{えだ}。呢。圏本筋{ほんすじ}から分{わ}かれ出{で}たものの意{い}。部首木。 **【祉(社)】** シ 祉例{れい}福祉{ふくし}。表外さいわい→幸{さいわ}い。圏幸{しあわ}せの意{い}。部首示。 **【肢】** シ 肢例{れい}肢体{したい}・下肢{かし}・四肢{しし}・選択肢{せんたくし}。圏手足{てあし}の意{い}。部首肉。 **【姿】** シ、すがた 姿例{れい}姿勢{しせい}・姿態{したい}・容姿{ようし}・後{うし}ろ姿{すがた}。 **【思】** シ、おもう 思例{れい}思想{しそう}・意思{いし}・相思相愛{そうしそうあい}、親思{おやおも}い。表外おぼす→かな書{が}き、う・問題{もんだい}だと思{おも}う・思{おも}い切{き}り遊{あそ}ぶ)。「おも(もとる)」う」と訓{くん}ずる「『想{そう}(想像{そうぞう}する)」「『懐{かい}(思{おも}いを懐{いだ}く)」「『憶{おく}(記憶{きおく}する)」「『念{ねん}(思念{しねん}する)」「惟{ゆい}(思惟{しい}する)」は「思」でまかなう。部首心。② **【指】** シ、ゆび・さす 指例{れい}指示{しじ}・指導{しどう}・屈指{くっし}、指先{ゆびさき}・名指{なざ}し・指図{さしず}。表外ゆびさす→指{ゆび}さす。今から本文[囲み]さす(差・刺・指・挿)。部首手。③ **【施】** シ・セ、ほどこす 施例{れい}施工{せこう}・実施{じっし}・施美{せび}・布施{ふせ}。 **【師】** シ 師例{れい}師匠{ししょう}・教師{きょうし}・医師{いし}。使{つか}い分{わ}け士{し}。圏先生{せんせい}の意{い}。軍隊{ぐんたい}の意{い}も(出師{すいし})。団師走{しわす}しゃ・れは。部首巾。 **【恣】** シ、ほしいまま 恣例{れい}恣意{しい}・放恣{ほうし}。表外ほしいまま→かな書{が}き天姿{てんし}・資{し}・諮{し}の字体{じたい}に注意{ちゅうい}。部首心。 **【紙】** シ、かみ 紙例{れい}用紙{ようし}・新聞紙{しんぶんし}、紙{かみ}くず・厚紙{あつがみ}。部首糸。 **【脂】** シ、あぶら 脂例{れい}脂肪{しぼう}・油脂{ゆし}・樹脂{じゅし}。使{つか}い分{わ}け油{あぶら}。部首肉。 **【視(視)】** シ、みる 視例{れい}視覚{しかく}・視力{しりょく}・注視{ちゅうし}。表外みる→見{み}る。圏注意{ちゅうい}して調{しら}べてみる意{い}。部首見。 **【紫】** シ、むらさき 紫例{れい}紫紺{しこん}・紫煙{しえん}・紫外線{しがいせん}、紫色{むらさきいろ}・濃紫{こむらさき}にらさき。部首糸。 **【詞】** シ 詞例{れい}歌詞{かし}・作詞{さくし}・品詞{ひんし}。表外ことば→かな書{が}き。団。部首言。 **【歯(齒)】** シ、は 歯例{れい}歯科{しか}・乳歯{にゅうし}・義歯{ぎし}。表外よわい(年齢{ねんれい})→かな書{が}き。部首齒。 **【嗣】** シ、つぐ 嗣例{れい}嗣子{しし}・端嗣{たんし}。天然{てんねん}つぐ→継{つ}ぐ。圏財産{ざいさん}や名{な}などを受{う}け継{つ}ぐ意{い}。部首口。 **【試】** シ、こころみる・ためす 試例{れい}試験{しけん}・試作{しさく}・追試{ついし}。試{こころ}み。圏力{ちから}を調{しら}べるために行{おこな}う意{い}。部首言。 **【詩】** シ 詩例{れい}詩情{しじょう}・詩人{しじん}・詩歌{しいか}。表記美。る。圏「詩歌」は延音{えんおん}で「シイカ」とも。部首言。③ **【資】** シ 資例{れい}資本{しほん}・資格{しかく}・物資{ぶっし}・資{し}する。天然{てんねん}たすける→助{たす}ける。正字助{たす}ける。正字資。部首貝。 **【飼】** シ、かう 飼例{れい}飼育{しいく}・飼料{しりょう}、牛飼{うしか}い。部首食。⑤ **【誌】** シ 誌例{れい}誌面{しめん}・日誌{にっし}・雑誌{ざっし}。表外るす→記{しる}す。部首言。 **【雌】** シ、め・めす 雌例{れい}雌雄{しゆう}・雌伏{しふく}、雌花{めばな}・雌犬{めすいぬ}。圏、雌鶏{めんどり}、「めんどり」は表外訓{ひょうがいくん}。鳥以外{とりいがい}の家畜{かちく}では「牝」が一般的(牝馬{ひんば}・)。豚道佳{とんどうかい}。 **【摯】** シ 摯例{れい}真摯{しんし}。圏手{て}に取{と}る、行{ゆ}き届{とど}く。しく→敷{し}く。部首手。 **【賜】** シ、たまう 賜例{れい}恩賜{おんし}・下賜{かし}、賜{たまわ}り物{もの}。天然{てんねん}たまう→かな書{が}き。き。参「たまもの」とも訓{くん}じ、「賜物{たまもの}」とも書{か}く。部首貝。 **【諮】** シ、はかる 諮例{れい}諮問{しもん}、審議会{しんぎかい}に諮{はか}る。使{つか}い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。正字。部首言。 **【示】** ジ・シ、しめす 示例{れい}示談{じだん}・指示{しじ}・示唆{しさ}・黙示録{もくしろく}、指{ゆび}し示{しめ}す。圏新字体{しんじたい}の傷{きず}は「ネ」(祝・祈・礼・社など)。部首示。⑤ <1639> **【字】** ジ 字例{れい}文字{もんじ}・活字{かつじ}、大字{だいじ}。围外{いがい}あざな。字{あざな}。部首子。 **【寺】** ジ、てら 寺例{れい}寺院{じいん}・社寺{しゃじ}”(神社{じんじゃ}と寺院{じいん})・末寺{まつじ}、寺参{てらまい}り・尼寺{にでら}。部首寸。② **【次】** ジ・シ、つぐ・つぎ 次例{れい}次回{じかい}・次元{じげん}・目次{もくじ}・次第{しだい}、取{と}り次{つ}ぐ・次{つ}いで。→本文{ほんぶん}[囲み]つぐ(次・継・接)。正字大{だい}。部首欠。③ **【耳】** ジ、みみ 耳例{れい}耳鼻科{じびか}、早耳{はやみみ}。表外のみ(助詞{じょし})→かな書{が}き。部首耳。 **【自】** ジ・シ、みずから 自例{れい}自分{じぶん}・自由{じゆう}・自然{しぜん}。周外{しゅうがい}おのずから→かな書{が}き。圏「『自{より}〜至{いた}る〜」の形{かたち}で「〜より〜に至{いた}る」と訓{くん}じて、時間{じかん}・場所{ばしょ}の範囲{はんい}を表{あらわ}す。 **【似】** ジ、にる 似例{れい}類似{るいじ}・酷似{こくじ}・疑似{ぎじ}、似{に}る。 **【児(兒)】** ジ・ニ 児例{れい}児童{じどう}・幼児{ようじ}・赤子{せきし}。圏鹿児島県{かごしまけん}。団稚児{ちご}。部首儿。④ **【事】** ジ、こと 事例{れい}事件{じけん}・事故{じこ}・用事{ようじ}・無事{ぶじ}・行事{ぎょうじ}・好事家{こうずか}、仕事{しごと}・出来事{できごと}。表外つかえる→仕{つか}える。使{つか}い分{わ}け「事{こと}を起{お}こす・事{こと}を構{かま}える/行{おこな}ったことがある・上{うえ}に使{つか}う。表記新。は「食餌療法{しょくじりょうほう}」を「食事療法{しょくじりょうほう}」で代用(「食餌」は治療{ちりょう}のための食事{しょくじ})。部首亅。③ **【侍】** ジ、さむらい 侍例{れい}侍従{じじゅう}・侍女{じじょ}・侍医{じい}・侍{はべ}する、犬侍{いぬざむらい}の。終{おわ}。表外さぶらう→かな書{が}き、はべる→かな書{が}き。部首人。 **【治】** ジ・チ、おさめる・おさまる・なおる・なおす 治例{れい}政治{せいじ}・療治{りょうじ}・治安{ちあん}・生死{せいし}・自治{じち}・治{ち}する、国{くに}が治{おさ}まる・風邪{かぜ}が治{なお}る。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]おさまる・おさめる(収・納・修・治)/なおる・なおす(直・治)。部首水。④ **【持】** ジ、もつ 持例{れい}持参{じさん}・持続{じぞく}・支持{しじ}、手持{ても}ちぶさた・女持{おんなも}ち、裏圏{うらけん}チ→共持米{きょうじまい}。部首手。③ **【時】** ジ、とき 時例{れい}時間{じかん}・時候{じこう}・当時{とうじ}、時{とき}めく・時々{ときどき}。使{つか}い分{わ}け「二十歳{はたち}に達{たっ}した時{とき}/困{こま}ったとき(場合{ばあい})」のように使{つか}う。団時雨{しぐれ}・時計{とけい}。部首日。② **【滋】** ジ 滋例{れい}滋味{じみ}・滋養{じよう}。裏外{うらがい}うるおす→す。圏の滋賀県{しがけん}。②うるおう意{い}。正字滋。 **【慈】** ジ、いつくしむ 慈例{れい}慈愛{じあい}・慈善{じぜん}・慈悲{じひ}。 **【辞(辭)】** ジ、やめる 辞例{れい}辞職{じしょく}・辞任{じにん}・辞表{じひょう}、辞職{じしょく}の意{い}。部首辛。④む。表記「会社{かいしゃ}を辞{や}める/〔止]酒{さけ}をやめる。とば→言葉{ことば}、ことわる→断{ことわ}る、いなむ→否{いな}む。勝{か}ち。に使{つか}う言葉{ことば}、辞去{じきょ}・辞退{じたい}・辞職{じしょく}・式辞{しきじ}・辞{じ}する。天然{てんねん}こ。部首辛。④ **【磁】** ジ 磁例{れい}磁石{じしゃく}・磁気{じき}・陶磁器{とうじき}。圏鉄{てつ}。部首石。⑥ **【餌(餌)】** ジ、え・えさ 餌例{れい}餌食{えじき}、美食{びしょく}、圓好餌{こうじ}・食餅/飢・飲・飯など」の字体{じたい}に注意{ちゅうい}。②「餌」は許容字体{きょうようじたい}。部首食。 **【璽】** ジ 璽例{れい}国璽{こくじ}・御璽{ぎょじ}、裏外{うらがい}しるし→かな書{が}き。圏玉石{ぎょくせき}に刻{きざ}んだ印{いん}の意{い}。部首玉。 **【鹿】** ロク、しか・か 鹿例{れい}鹿{しか}を追{お}う・鹿{か}の子{こ}。鳴館{めいかん}。部首鹿。④ **【式】** シキ 式例{れい}儀式{ぎしき}・公式{こうしき}・書式{しょしき}。美國{びこく}式典{しきてん}・形式{けいしき}。決{き}まり・行事{ぎょうじ}の意{い}。即首弋。③ **【識】** シキ、しるす 識例{れい}見識{けんしき}・意識{いしき}・知識{ちしき}と面識{めんしき}、裏巻{うらまき}しる→知{し}る、し。意{い}記{しる}す。圏物事{ものごと}を見分{みわ}ける、記録{きろく}する。 **【軸】** ジク 軸例{れい}軸木{じくぎ}・車軸{しゃじく}・地軸{ちじく}、掛{か}け軸{じく}。圏物事{ものごと}の中心{ちゅうしん}の意{い}。部道車。 **【七】** シチ、なな・ななつ・なの 七例{れい}七五三{しちごさん}・七転八倒{しちてんばっとう}、七夕{たなばた}・七日{なのか}。圏「七日」は「なぬか」とも。②→漆{うるし}。団七夕{たなばた}燃{も}。部首一。 **【叱】** シツ、しかる 叱例{れい}叱責{しっせき}。部首口。 **【失】** シツ、うしなう 失例{れい}失言{しつげん}・失敗{しっぱい}・過失{かしつ}・失{しっ}する、銭{ぜに}を失{うしな}い。裏外{うらがい}うせる→かな書{が}き。部首大。④ **【室】** シツ、むろ 室例{れい}室内{しつない}・皇室{こうしつ}・居室{きょしつ}・温室{おんしつ}・密室{みっしつ}、室咲{むろざ}き・石室{いしむろ}。圏奥{おく}の部屋{へや}の意{い}。部首宀。② **【疾】** シツ 疾例{れい}疾患{しっかん}・疾走{しっそう}・疾風{しっぷう}・悪疾{あくしつ}。くむ→憎{にく}む、はやい→速{はや}い。圏はやい、急性{きゅうせい}の病気{びょうき}の意{い}。部首疒。 **【執】** シツ・シュウ、とる 執例{れい}執筆{しっぴつ}・執念{しゅうねん}・執心{しゅうしん}・我執{がしゅう}、事務{じむ}を執{と}る・執{と}り行{おこな}う。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]とる(取・採・捕・執・撮)。部首土。 **【湿(濕)】** シツ、しめる・しめす 湿例{れい}湿気{しっけ}・湿度{しつど}・湿地{しっち}。 <1640> **【嫉】** シツ 嫉例{れい}嫉妬{しっと}。表外ねたむ→かな書{が}き。部首女。 **【漆】** シツ、うるし 漆例{れい}漆器{しっき}・漆黒{しっこく}・乾漆{かんしつ}、漆塗{うるしぬ}り。圏証書類{しょうしょるい}では俗字{ぞくじ}「柒」とともに「七」の代{か}わりに使{つか}う。部首水。⑤ **【質】** シツ・シチ・チ 質例{れい}質問{しつもん}・質実{しつじつ}・本質{ほんしつ}・質屋{しちや}・人質{ひとじち}・言質{げんち}。表外ただす→かな書{が}き。部首貝。⑤ **【実(實)】** ジツ、み・みのる 実例{れい}実力{じつりょく}・実行{じっこう}・充実{じゅうじつ}・実{じつ}に、実入{みい}り・実{みの}り。異外{いがい}まこと→誠{まこと}。腳直さ。③ **【芝】** シ、しば 芝例{れい}人工芝{じんこうしば}・芝居{しばい}。表外シ→霊芝{れいし}(キノコの名{な})。団芝生{しばふ}。部首艸。 **【写(寫)】** シャ、うつす・うつる 写例{れい}写真{しゃしん}・写実{しゃじつ}・描写{びょうしゃ}・映写{えいしゃ}、写真{しゃしん}を写{うつ}す・写{うつ}し絵{え}。使{つか}い分{わ}け本文才{ほんぶんさい}「囲みつる・うっす(移・映・写)。腳首写。 **【社(社)】** シャ、やしろ 社例{れい}社会{しゃかい}・入社{にゅうしゃ}・社中{しゃちゅう}・会社{かいしゃ}・神社{じんじゃ}、奥社{おくしゃ}。部首示。② **【車】** シャ、くるま 車例{れい}車両{しゃりょう}・汽車{きしゃ}・電車{でんしゃ}、歯車{はぐるま}。圏人力車{じんりきしゃ}の場合{ばあい}は「伸(国字{こくじ})」も。団山車{だし}だ。部首車。 **【舎】** シャ 舎例{れい}舎監{しゃかん}・校舎{こうしゃ}・寄宿舎{きしゅくしゃ}。表例{ひょうれい}やどる→宿{やど}る。圏謙称{けんしょう}ともする(舎弟{しゃてい})。団田舎{いなか}。正字舍。部首人。 **【者(者)】** シャ、もの 者例{れい}学者{がくしゃ}・医者{いしゃ}・前者{ぜんしゃ}・後者{こうしゃ}・第三者{だいさんしゃ}、若者{わかもの}。高{たか}いかり「十八歳未満{じゅうはっさいみまん}の者{もの}/物{もの}を大切{たいせつ}に扱{あつか}う/正{ただ}しいものと認{みと}める」のように使{つか}う。「大物{おおもの}・小物{こもの}」は人{ひと}を指{さ}すときも「物」。団猛者{もさ}も。部首老。③ **【射】** シャ、いる 射例{れい}射撃{しゃげき}・発射{はっしゃ}・日射{にっしゃ}病{びょう}。名){な})、さす→差{さ}す、あてる→当{あ}てる。部首寸。 **【捨】** シャ、すてる 捨例{れい}取捨{しゅしゃ}・喜捨{きしゃ}、捨{す}て身{み}。正捨{せいしゃ}。部首手。 **【赦】** シャ 赦例{れい}赦免{しゃめん}・大赦{たいしゃ}・恩赦{おんしゃ}。表外。許{ゆる}す。圏罪{つみ}をないものとする意{い}。部首赤。 **【斜】** シャ、ななめ 斜例{れい}斜面{しゃめん}・斜線{しゃせん}・傾斜{けいしゃ}、斜{なな}め上{うえ}。周外{しゅうがい}はす→かな書{が}き。部首斗。 **【煮(煮)】** シャ、にる・にえる 煮例{れい}煮沸{しゃふつ}、煮豆{にまめ}・生煮{なまに}え・業{ごう}を煮{に}やす。部直火。 **【遮】** シャ、さえぎる 遮例{れい}遮断{しゃだん}・遮音{しゃおん}・遮二無二{しゃにむに}。正字遮。部首辵。 **【謝】** シャ、あやまる 謝例{れい}謝罪{しゃざい}・謝絶{しゃぜつ}・陳謝{ちんしゃ}・感謝{かんしゃ}。天然{てんねん}ことわる→断{ことわ}る。展記{てんき}「慰謝料{いしゃりょう}」は「慰謝料」で代用(「謝」は謝罪{しゃざい}する、「藉」は慰{なぐさ}める)。部直言。 **【邪】** ジャ、よこしま 邪例{れい}邪悪{じゃあく}・邪推{じゃすい}・正邪{せいじゃ}。麦出{むぎで}。よこしま→かな書{が}き。団風邪{かぜ}。正字邪。部首邑。 **【蛇】** ジャ・ダ、へび 蛇例{れい}蛇{じゃ}の目{め}・大蛇{だいじゃ}・長蛇{ちょうだ}の列{れつ}。支{えと}のへびは「巳・み」。部首虫。 **【尺】** シャク 尺例{れい}尺度{しゃくど}・尺貫法{しゃっかんほう}。表外セキ→咫尺{しせき}(ごく近{ちか}い距離{きょり})。参尺貫法{しゃっかんほう}の単位{たんい}。部首尸。◎ **【借】** シャク、かりる 借例{れい}借用{しゃくよう}・借金{しゃっきん}・貸借{たいしゃく}。字{じ}の六書{りくしょ}の一{ひと}つ)。部首人。④ **【酌】** シャク・くむ 酌例{れい}酌量{しゃくりょう}・晩酌{ばんしゃく}、酌{く}み交{か}わす。使{つか}い分{わ}け「酒{さけ}を酌{く}む/〔汲]水{みず}をくむ・流{なが}れをくむ」のように使{つか}う。表記「事情{じじょう}をくむ・意味{いみ}をくみ取{と}る」は多{おお}くかな書{が}き。正字酌。部直酉。 **【釈(釋)】** シャク 釈例{れい}釈明{しゃくめい}・釈放{しゃくほう}・解釈{かいしゃく}。国外美{こくがいび}セキ→釈奠{せきてん}、とく→解{と}く、すてる→捨{す}てる、おく→かな書{が}き、ゆるす→許{ゆる}す。圏解{と}きあかす意{い}。部首采。 **【爵】** シャク 爵例{れい}爵位{しゃくい}・公爵{こうしゃく}・天爵{てんしゃく}。圏貴族{きぞく}の階級{かいきゅう}を表{あらわ}す。本来{ほんらい}、さかずきの意{い}。正字爵。部首爪。 **【若】** ジャク・ニャク、わかい・もしくは 若例{れい}若年{じゃくねん}・若干{じゃっかん}、若{わか}い・若者{わかもの}・A若{も}しくはB。表外ニャ→般若{はんにゃ}、ごとし→かな書{が}き、しく→かな書{が}き、なんじ→かな書{が}き、もし→かな書{が}き。圏→弱。団若人{わこうど}だ。部首州。⑥ **【弱】** ジャク、よわい・よわる・よわまる 弱例{れい}弱点{じゃくてん}・強弱{きょうじゃく}・衰弱{すいじゃく}・虚弱{きょじゃく}、弱虫{よわむし}。圏若{わか}い、二十歳{はたち}の意{い}も(弱冠{じゃっかん})。若{わか}い意{い}で「若」に通{つう}じる(若年{じゃくねん}・弱年{じゃくねん}、若輩{じゃくはい}・弱輩{じゃくはい})。正字弱。部首弓。② **【寂】** ジャク・セキ、さびしい 寂例{れい}寂然{じゃくねん}・寂滅{じゃくめつ}・静寂{せいじゃく}・閑寂{かんじゃく}、寂{さび}しい・寂{さび}しさ。表外{ひょうがい}しずか→静{しず}か。圏「さび」は表内訓{ひょうないくん}(寂{さび}のある声{こえ})、「さびる」は表外訓{ひょうがいくん}(『寂{さび}さびた声{こえ})。部首宀。 <1641> **【手】** シュ・ズ、て・た 手例{れい}手腕{しゅわん}・上手{じょうず}・選手{せんしゅ}、手柄{てがら}・新{あたら}手{て}・素手{すで}・手綱{たづな}・手繰{たぐ}る。団上手{うわて}・下手{へた}・手伝{てつだ}う。部首手。 **【主】** シュ・ス、ぬし・おも 主例{れい}主人{しゅじん}・主権{しゅけん}・施主{せしゅ}・法主{ほっす}林坊主{りんぼうず}、残{のこ}り、地主{じぬし}・主{おも}な人々{ひとびと}。表外あるじ→かな書{が}き、つかさどる→かな書{が}き。部首丶。③ **【守】** シュ・ス、まもる・もり 守例{れい}守備{しゅび}・保守{ほしゅ}・厳守{げんしゅ}・留守{るす}、守{まも}り・お守{まも}り・子守{こもり}・灯台守{とうだいもり}。表外かみ(長官{ちょうかん})→守。部首宀。③ **【朱】** シュ 朱例{れい}朱肉{しゅにく}・朱筆{しゅひつ}・朱塗{しゅぬ}り。又。③「裏外{うらがい}でも未{いま}だ。さあかし、赤{あか}、ぁけ→かな書{が}き。参黄赤色{きあかいろ}の意{い}。部首木。 **【取】** シュ、とる 取例{れい}取捨{しゅしゃ}・取材{しゅざい}・先取{せんしゅ}・聴取{ちょうしゅ}、手{て}に取{と}る。本文国{ほんぶんくに}。 **【狩】** シュ、かり 狩例{れい}狩猟{しゅりょう}、鳥狩{とりが}り・紅葉狩{もみじが}り・ぶどう狩{が}り。副直犬。 **【首】** シュ、くび 首例{れい}首尾{しゅび}・首席{しゅせき}・自首{じしゅ}、首飾{くびかざ}りが。表外こうべ→かな書{が}き、ていは初{はじ}から。頭{あたま}の意{い}。元来{がんらい}。 **【殊】** シュ、こと 殊例{れい}殊勝{しゅしょう}・殊勲{しゅくん}・特殊{とくしゅ}、■殊{こと}に・殊{こと}の外{ほか}・殊更{ことさら}。部首歹。 **【珠】** シュ 珠例{れい}珠玉{しゅぎょく}・珠算{しゅさん}・真珠{しんじゅ}。表外たま→玉{たま}。圏真珠{しんじゅ}の意{い}。団数珠{じゅず}。部首玉。 **【酒】** シュ、さけ・さか 酒例{れい}酒宴{しゅえん}・飲酒{いんしゅ}・洋酒{ようしゅ}、酒好{さけず}き・酒屋{さかや}。圏「洒脱{しゃだつ}洒落{しゃれ}」の「洒」は別字{べつじ}。団お神酒{みき}。部首酉。③ **【腫】** シュ、はれる・はらす 腫例{れい}腫瘍{しゅよう}、腫{は}れもの。部首肉。 **【種】** シュ、たね 種例{れい}種類{しゅるい}・人種{じんしゅ}、菜種{なたね}・一種{いっしゅ}。表外くさ→かな書{が}き、うえる→植{う}える。部首禾。④ **【趣】** シュ、おもむき・おもむく 趣例{れい}趣向{しゅこう}・趣味{しゅみ}、趣{おもむき}がある。裏。部首走。 **【寿(壽)】** ジュ・ス 寿例{れい}寿命{じゅみょう}・長寿{ちょうじゅ}。周然{しゅうぜん}としい。年{とし}、ことほぐ→かな書{が}き。圏長生{ながい}きする意{い}。部首寿—寸、壽—士。 **【受】** ジュ、うける 受例{れい}受諾{じゅだく}・受領{ずりょう}・受付{うけつけ}・試験{しけん}に受{う}かる。表外ズ→受領{ずりょう}。圏獄{ごく}に入{い}れて自由{じゆう}を奪{うば}う意{い}。急{きゅう}。眼{まなこ}。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]うける(受・請)。正字受。部首又。③ **【呪】** ジュ・シュ、のろう 呪例{れい}呪縛{じゅばく}・呪文{じゅもん}。首{くび}。部首口。 **【授】** ジュ、さずける・さずかる 授例{れい}授業{じゅぎょう}・授与{じゅよ}・授受{じゅじゅ}・教授{きょうじゅ}、授{さず}かり物{もの}。国。授。部首手。⑤ **【需】** ジュ 需要{じゅよう}・需給{じゅきゅう}・必需品{ひつじゅひん}。表外もとめる→求{もと}める。部首雨。 **【儒】** ジュ 儒例{れい}儒学{じゅがく}・儒教{じゅきょう}・儒者{じゅしゃ}。圏孔子{こうし}の教{おし}え、学問{がくもん}、学者{がくしゃ}の意{い}。部首人。 **【樹】** ジュ、き 樹例{れい}樹木{じゅもく}・樹立{じゅりつ}・街路樹{がいろじゅ}。表外き→木、うえる→植{う}える、たてる→立{た}てる。参立{た}ち木{ぎ}の意{い}。部首木。⑥ **【収(收)】** シュウ、おさめる・おさまる 収例{れい}収穫{しゅうかく}・収入{しゅうにゅう}・収納{しゅうのう}・押収{おうしゅう}・回収{かいしゅう}、成功{せいこう}を収{おさ}める。いめる(収・納・修・治)。表記「・蒐集{しゅうしゅう}」は類義{るいぎ}の「収集{しゅうしゅう}」で代用(「蒐」は集{あつ}める)。部首収。 **【囚】** シュウ 囚例{れい}囚人{しゅうじん}・死刑囚{しけいしゅう}。表外とらえる→捕{と}らえる、とらわれる→②「『囚人{めしうど}説{せつ}』」は熟字訓{じゅくじくん}。捕{とら}。部首囗。 **【州】** シュウ、す 州例{れい}本州{ほんしゅう}・九州{きゅうしゅう}・欧州{おうしゅう}、州都{しゅうと}。中大。同義{どうぎ}の「州」で代用。もと「洲/州」は「中洲{なかす}・欧洲{おうしゅう}”/九州{きゅうしゅう}・奥州{おうしゅう}・州議会{しゅうぎかい}」のように使{つか}った。部首川。 **【舟】** シュウ、ふね・ふな 舟例{れい}舟運{しゅううん}・舟遊{ふなあそ}び、小舟{こぶね}。使い分{わ}け→船{ふね}。部首舟。 **【秀】** シュウ、ひいでる 秀例{れい}秀逸{しゅういつ}・秀才{しゅうさい}・秀作{しゅうさく}・優秀{ゆうしゅう}。翻首禾{ほんしゅのぎ}。 **【周】** シュウ、まわり 周例{れい}周知{しゅうち}・周囲{しゅうい}・円周{えんしゅう}。凡」周{まわ}り、池{いけ}の周{まわ}り・周{まわ}りの人{ひと}。園外{えんがい}めぐる→巡{めぐ}る。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]まわり(回・周)。正字周。部首口。④ **【宗】** シュウ・ソウ 宗例{れい}宗教{しゅうきょう}・改宗{かいしゅう}・宗家{そうけ}・宗匠{そうしょう}”・宗主{そうしゅ}。要然{ようぜん}むね→かな書{が}き。参おおもとの意{い}。部首宀。© **【拾】** シュウ・ジュウ、ひろう 拾例{れい}拾得{しゅうとく}・収拾{しゅうしゅう}・拾万円{じゅうまんえん}、拾{ひろ}い物{もの}、命拾{いのちびろ}い。圏証書類{しょうしょるい}では「十」の代{か}わりに使{つか}う。部首手。 **【秋】** シュウ、あき 秋例{れい}秋季{しゅうき}・秋分{しゅうぶん}・晩秋{ばんしゅう}、麦秋{ばくしゅう}・。表外とき→危急存亡{ききゅうそんぼう}の秋{とき}。部首禾。② <1642> **【臭(臭)】** シュウ、くさい・におう 臭例{れい}臭気{しゅうき}・悪臭{あくしゅう}・俗臭{ぞくしゅう}、臭{にお}み。使い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]におい・におう(臭)。記{き}学術用語集{がくじゅつようごしゅう}はを新造語{しんぞうご}「臭覚{しゅうかく}」で言{い}い換{か}える。部首自。 **【修】** シュウ・シュ、おさめる・おさまる 修例{れい}修学{しゅうがく}・修正{しゅうせい}・研修{けんしゅう}・修行{しゅぎょう}・修飾{しゅうしょく}・武者修行{むしゃしゅぎょう}。ない。↓本文{ほんぶん}[囲み]おさまる・おさめる(収・納・修・治)。部首人。 **【袖】** シュウ、そで 袖例{れい}長袖{ながそで}・半袖{はんそで}、袂{たもと}。 **【終】** シュウ、おわる・おえる 終例{れい}終了{しゅうりょう}・終始{しゅうし}・終日{しゅうじつ}・終電車{しゅうでんしゃ}・最終{さいしゅう}、終{お}わり。訓{くん}ずる。正字終。部首糸。③ **【羞】** シュウ 羞例{れい}羞恥心{しゅうちしん}。表外はじる→恥{は}じる、はずかしい→恥{はず}かしい、はじ→恥{はじ}。部首羊。 **【習】** シュウ、ならう 習例{れい}習得{しゅうとく}・習慣{しゅうかん}・練習{れんしゅう}、手習{てなら}い。表外ならわし→ならわし。使{つか}い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]ならう(倣・習)。正字習。部首羽。③ **【週】** シュウ 週例{れい}週刊{しゅうかん}・週末{しゅうまつ}・毎週{まいしゅう}。「週」は七曜{しちよう}に使{つか}う。巡{めぐ}る意{い}の熟語{じゅくご}は同義{どうぎ}の「周」を使{つか}う(周遊{しゅうゆう}・周回{しゅうかい})。正字週。部首辶。② **【就】** シュウ・ジュ、つく・つける 就例{れい}就任{しゅうにん}・就寝{しゅうしん}・去就{きょしゅう}・成就{じょうじゅ}、床{とこ}に就{つ}く・職{しょく}に就{つ}く。使{つか}い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]つく・つける(付・就・着・突)。部首尨。◎ **【衆】** シュウ・シュ 衆例{れい}衆寡{しゅうか}・民衆{みんしゅう}・大衆{たいしゅう}。おおい→多{おお}い、もろもろ→かな書{が}き。新色{しんしょく}。部首衣。 **【集】** シュウ、あつまる・あつめる・つどう 集例{れい}集合{しゅうごう}・集団{しゅうだん}・募集{ぼしゅう}、人集{ひとあつ}め・隼{はやぶさ}。いのに「特集{とくしゅう}/結」「編集{へんしゅう}叶草{かなえぐさ}/編輯{へんしゅう}」「集荷{しゅうか}/蒐荷{しゅうか}」「集落{しゅうらく}/聚落{しゅうらく}」は前者{ぜんしゃ}で統一(「輯」は集{あつ}めて一{ひと}つにする。「蒐」は寄{よ}せ集{あつ}める、「聚」は寄{よ}り合{あ}う)。 **【愁】** シュウ、うれえる 愁例{れい}愁傷{しゅうしょう}・哀愁{あいしゅう}・郷愁{きょうしゅう}、憂{うれ}い。使{つか}い分{わ}け憂{うれ}い。部首秋。 **【酬】** シュウ 酬例{れい}報酬{ほうしゅう}・応酬{おうしゅう}。表外むくいる→報{むく}いる。物{もの}を返{かえ}し。直近杯{ちょっきんはい}する意{い}から、受{う}けた物{もの}を返{かえ}す意{い}。部首酉。 **【醜】** シュウ、みにくい 醜例{れい}醜悪{しゅうあく}・醜態{しゅうたい}・醜聞{しゅうぶん}・醜怪{しゅうかい}・美醜{びしゅう}、顔{かお}さ。実{み}しこ→かな書{が}き。腳直西{あしちょくに}。 **【蹴】** シュウ、ける 蹴例{れい}一蹴{いっしゅう}、蹴散{けち}らす。部首足。 **【襲】** シュウ、おそう 襲例{れい}襲撃{しゅうげき}・襲来{しゅうらい}・襲名{しゅうめい}・世襲{せしゅう}、襲{おそ}いかかる。表外かさねる→重{かさ}ねる(ただし、「『襲{かさね}の色目{いろめ}」)、つぐ→継{つ}ぐ。正字襲。部首衣。 **【十】** ジュウ・ジッ、とお・と 十例{れい}十字架{じゅうじか}・十中八九{じっちゅうはっく}・十戒{じっかい}・十{とお}回{かい}・十{とお}日{か}・十色{といろ}。表記証書類{しょうしょるい}では「拾・仕」とも。圏「十回・十手・十足」などは、「ジッカイ・ジッテ・ジッソク」のようにしたい(常用漢字表{じょうようかんじひょう}では備考{びこう}として「ジュッ」の訓{くん}を示{しめ}す)。団十重{とえ}、二十重{はたえ}・二十歳{はたち}・二十日{はつか}。部首十。 **【汁】** ジュウ、しる 汁例{れい}果汁{かじゅう}・墨汁{ぼくじゅう}、汁粉{しるこ}・みそ汁{しる}。部直水。 **【充】** ジュウ、あてる・みちる・みたす 充例{れい}充実{じゅうじつ}・充電{じゅうでん}・補充{ほじゅう}・充満{じゅうまん}。使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]あたる・あてる(当・充・宛)。正字充。部首儿。 **【住】** ジュウ、すむ・すまう 住例{れい}住所{じゅうしょ}・住民{じゅうみん}・衣食住{いしょくじゅう}・住{す}まい。表記人{ひと}に使{つか}う。動物{どうぶつ}には「『栖{す}む・棲{す}む」も好{この}まれる。部首人。③ **【柔】** ジュウ・ニュウ、やわらか・やわらかい 柔例{れい}柔軟{じゅうなん}・柔道{じゅうどう}・柔和{にゅうわ}・柔弱{にゅうじゃく}、柔{やわ}らかな物腰{ものごし}・柔{やわ}らかい毛織物{けおりもの}。△使い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]やわらかい(柔・軟)。部首木。 **【重】** ジュウ・チョウ、え・おもい・かさねる・かさなる 重例{れい}重量{じゅうりょう}・重大{じゅうだい}・厳重{げんちょう}・重畳{ちょうじょう}・慎重{しんちょう}・貴重{きちょう}、重{おも}たい・重{かさ}ね着{ぎ}。団十重{とえ}二十重{はたえ}。部首里。③ **【従(從)】** ジュウ・ショウ・ジュ、したがう・したがえる 従例{れい}従事{じゅうじ}・従順{じゅうじゅん}・従業員{じゅうぎょういん}・服従{ふくじゅう}・従容{しょうよう}・従兄弟{いとこ}、従{したが}って。表外より→かな書{が}き。部首彳。 **【渋(澁)】** ジュウ、しぶる 渋例{れい}渋滞{じゅうたい}・苦渋{くじゅう}、しぶい・渋紙{しぶがみ}・渋{しぶ}み・出{だ}し渋{しぶ}る。圏「澀」は別体{べったい}。部首水。 **【銃】** ジュウ、つつ 銃例{れい}銃砲{じゅうほう}・銃弾{じゅうだん}・小銃{しょうじゅう}。國。表外つつ(銃身{じゅうしん})→筒{つつ}、つつ(銃全体{じゅうぜんたい})→銃{つつ}。正字銃。部首金。 **【獣(獸)】** ジュウ、けもの 獣例{れい}獣類{じゅうるい}・猛獣{もうじゅう}・鳥獣{ちょうじゅう}。園外{えんがい}けだもの→かな書{が}き。部首犬。 **【縦(縱)】** ジュウ、たて 縦例{れい}縦横{じゅうおう},縦断{じゅうだん}・操縦{そうじゅう}・放縦{ほうじゅう}、縦縞{たてじま}。横{よこ}。ショウ→放縦{ほうしょう}、はなつ→放{はな}つ、ゆるす→許{ゆる}す、ほしいまま→かな書{が}き、たとえ→かな書{が}き。表記考古学{こうこがく}では「竪穴{たてあな}」。部首糸。 <1643> **【叔】** シュク 叔例{れい}伯叔{はくしゅく}”。参父母{ふぼ}の弟{おとうと}の意{い}。団叔父{おじ}・叔母{おば}。部首又。 **【祝(祝)】** シュク・シュウ、いわう 祝例{れい}祝賀{しゅくが}・祝日{しゅくじつ}・祝{しゅく}する・祝儀{しゅうぎ}・祝言{しゅうげん}、入学祝{にゅうがくいわ}い。表外はふるき、のる(神{かみ}に告{つ}げる)→かな書{が}き。団祝詞{のりと}。部首示。 **【宿】** シュク、やど・やどる・やどす 宿例{れい}宿舎{しゅくしゃ}・宿泊{しゅくはく}・合宿{がっしゅく}、宿屋{やどや}・雨宿{あまやど}り。スク→宿世{すくせ}(前世{ぜんせ})、とまる→泊{と}まる。参もとからのの意{い}も(宿願{しゅくがん}・宿題{しゅくだい})。「『宿酔{ふつかよ}い』」は熟字訓{じゅくじくん}。部首宀。③ **【淑】** シュク 淑例{れい}淑女{しゅくじょ}・貞淑{ていしゅく}・私淑{ししゅく}。正字。天然{てんねん}よい→良{よ}い、しとやか→かな書{が}き。部首水。 **【粛(肅)】** シュク 粛例{れい}粛清{しゅくせい}・静粛{せいしゅく}・自粛{じしゅく}。周外{しゅうがい}のしむ→慎{つつし}む。圏心{こころ}を引{ひ}き締{し}め、かしこまる意{い}、また損{そこ}なう意{い}(粛殺{しゅくさつ})。部首聿。 **【縮】** シュク、ちぢむ・ちぢまる・ちぢめる・ちぢれる・ちぢらす 縮例{れい}縮小{しゅくしょう}・縮図{しゅくず}・短縮{たんしゅく}、伸{の}び縮{ちぢ}み・縮{ちぢ}れ毛{げ}。部首糸。⑥ **【塾】** ジュク 塾例{れい}私塾{しじゅく}・義塾{ぎじゅく}。圏私設{しせつ}の学校{がっこう}の意{い}。部首土。 **【熟】** ジュク、うれる 熟例{れい}熟練{じゅくれん}・成熟{せいじゅく}・熟語{じゅくご}・熟{じゅく}する。周外{しゅうがい}つらつら→かな書{が}き。こなす→かな書{が}き。部首火。 **【出】** シュツ・スイ、でる・だす 出例{れい}出張{しゅっちょう}・出勤{しゅっきん}・進出{しんしゅつ}・外出{がいしゅつ}・遠出{とおで}・出{だ}し入{い}れ。周然{しゅうぜん}いだす→かな書{が}き。部首口。 **【述】** ジュツ、のべる 述例{れい}述語{じゅつご}・述懐{じゅっかい}・叙述{じょじゅつ}・陳述{ちんじゅつ}・著述{ちょじゅつ}。正字述。部首辶。⑤ **【術】** ジュツ 術例{れい}術策{じゅっさく}・技術{ぎじゅつ}・芸術{げいじゅつ}。表外わざ→技{わざ}、すべ→かな書{が}き。部首目。正字術。部首行。・、平均属{へいきんぞく}。 **【俊】** シュン 俊例{れい}俊敏{しゅんびん}・俊秀{しゅうしゅう}・俊英{しゅんえい}・俊傑{しゅんけつ}。天外{てんがい}すぐれる→優{すぐ}れる。僕。園外{えんがい}すぐれる→優{すぐ}れる。表記「俊才{しゅんさい}/『駿才{しゅんさい}』」は「俊才」で統一。「俊足{しゅんそく}(俊英{しゅんえい}、優{すぐ}れた人{ひと})/、駿足{しゅんそく}(駿英{しゅんえい}、足{あし}の速{はや}い馬{うま}・人{ひと})」は類義{るいぎ}の「俊足」で統一。元来「駿」は優{すぐ}れた馬{うま}。足{あし}の速{はや}い馬{うま}の意{い}では「駿足」。部首人。 **【春】** シュン、はる 春例{れい}春季{しゅんき}・立春{りっしゅん}・青春{せいしゅん}】春{はる}、春{はる}めく、割、書{か}く「うすづく)」は別字{べつじ}。部首日。② **【瞬】** シュン、またたく 瞬例{れい}瞬間{しゅんかん}・瞬時{しゅんじ}・一瞬{いっしゅん}、瞬{まばた}き。異外{いがい}まばたき→かな書{が}き。正字瞬。部首目。 **【旬】** ジュン・シュン 旬例{れい}旬刊{じゅんかん}・上旬{じょうじゅん}・旬{しゅん}の野菜{やさい}。圏十世間{じゅっせけん}の意{い}。部首日。 **【巡】** ジュン、めぐる 巡例{れい}巡回{じゅんかい}・巡業{じゅんぎょう}・一巡{いちじゅん}、巡{めぐ}り歩{ある}く。表記「めぐる」と訓{くん}ずる「『回{まわ}る(回転{かいてん}する)」「廻{めぐ}(ぐるりと回{まわ}る)」「繞{めぐ}(取{と}り巻{ま}く)」「『循{したが}(あちこち回{まわ}る)」は「巡」でまかなう。圏ぐるりと回{まわ}り歩{ある}く、見{み}て回{まわ}る意{い}。団お巡{まわ}りさん。正字巡。部首巛。 **【盾】** ジュン、たて 盾例{れい}矛盾{むじゅん}、後{うし}ろ盾{だて}。「たて」は「楯」も好{この}まれる。 **【准】** ジュン 准例{れい}准将{じゅんしょう}・准看護師{じゅんかんごし}。圏「批准{ひじゅん}」の「准」は許{ゆる}す意{い}。なぞらえる意{い}では、もと「準」の俗字{ぞくじ}。②「淮」は別字{べつじ}。部首冫。 **【殉】** ジュン 殉例{れい}殉死{じゅんし}・殉教{じゅんきょう}・殉職{じゅんしょく}。追{お}って死{し}ぬ意{い}。部首歹。 **【純】** ジュン 純例{れい}純粋{じゅんすい}・純情{じゅんじょう}・純金{じゅんきん}。國真{くにまこと}・美特{びとく}・純。テ。部首糸。 **【循】** ジュン 循例{れい}循環{じゅんかん}・因循{いんじゅん}。表外したがう→従{したが}う、めぐる→巡{めぐ}る。部首彳。 **【順】** ジュン 順例{れい}順序{じゅんじょ}・順調{じゅんちょう}・従順{じゅうじゅん}・打順{だじゅん}・着順{ちゃくじゅん}。表外したがう→従{したが}う。表記学術用語集{がくじゅつようごしゅう}は「馴化{じゅんか}」を「順化」で代用(「馴」はならす)。新聞{しんぶん}は「遵法{じゅんぽう}・遵守{じゅんしゅ}」の「遵(表内字{ひょうないじ})」を同義{どうぎ}の「順」で代用(順法{じゅんぽう}・順守{じゅんしゅ})。「遵奉{じゅんぽう}」も「順奉」で代用することがある。これは「遵」は常用漢字表{じょうようかんじひょう}から削除{さくじょ}できるという考{かんが}えに基{もと}づく。部首頁。④ **【準】** ジュン 準例{れい}準備{じゅんび}・基準{きじゅん}・標準{ひょうじゅん}・準{じゅん}じる。表外なぞらえる→かな書{が}き。圏水準器{すいじゅんき}の意{い}から、目安{めやす}となるものの意{い}。②「準」は俗字{ぞくじ}。部首水。⑤ **【潤】** ジュン、うるおう・うるおす・うるむ 潤例{れい}潤色{じゅんしょく}・潤沢{じゅんたく}・湿潤{しつじゅん}。部首水。 **【遵】** ジュン 遵例{れい}遵守{じゅんしゅ}・遵法{じゅんぽう}・遵奉{じゅんぽう}。したがう→従{したが}う。圏→順。正字遵。部首辶。 **【処(處)】** ショ 処例{れい}処理{しょり}・処罰{しょばつ}・処方{しょほう}・処分{しょぶん}・処女{しょじょ}・処{しょ}する。夏外{かがい}ところ→かな書{が}き・所{ところ}(場所{ばしょ})、おる→かな書{が}き、おく→置{お}く。表記「場処」は避{さ}けたい。部首処—几、處—虍。⑥ **【初】** ショ、はじめ・はじめて・はつ・うい・そめる 初例{れい}初期{しょき}・初心者{しょしんしゃ}・最初{さいしょ}、冬{ふゆ}の初{はじ}め・初{はじ}めて・初雪{はつゆき}・書{か}き初{ぞ}め。表外うぶ→かな書{が}き。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]はじまる・はじめる・はじめ・はじめて(始・初)。部首刀。④ <1644> **【所】** ショ、ところ 所例{れい}所得{しょとく}・住所{じゅうしょ}・近所{きんじょ}、台所{だいどころ}。使{つか}いかけ「家{いえ}を建{た}てる所{ところ}・所番地{ところばんち}/今{いま}のところ・ところで・ところが」のように使{つか}う。正字所。部首戶。 **【書】** ショ、かく 書例{れい}書道{しょどう}・読書{どくしょ}・辞書{じしょ}・書{しょ}する、読{よ}み書{か}き。調然{ちょうぜん}ふみ→文。使{つか}い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]かく(書・描)。②「字{じ}を書{か}く/〔描〕絵{え}を描{えが}く/[画]図{ず}をかく」のように使{つか}う。部首曰。② **【庶】** ショ 庶例{れい}庶民{しょみん}・庶務{しょむ}・庶子{しょし}。围外{いがい}ちかい→近{ちか}い、もろもろ→かな書{が}き。参もろもろ、もろびと、非嫡出子{ひちゃくしゅつし}の意{い}。部首广。 **【暑(暑)】** ショ、あつい 暑例{れい}暑気{しょき}・残暑{ざんしょ}・酷暑{こくしょ}・避暑{ひしょ}、蒸{む}し暑{あつ}い。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}「囲み」あつい(暑・熱・厚)。部首日。③ **【署(署)】** ショ 署例{れい}署長{しょちょう}・署名{しょめい}・警察署{けいさつしょ}・署{しょ}する。圏の役所{やくしょ}、記{しる}すの意{い}。②「しるす」とも訓{くん}ずる。 **【緒(諸)】** ショ・チョ、お 緒例{れい}緒戦{しょせん}・由緒{ゆいしょ}・端緒{たんしょ}・情緒{じょうちょ}・、鼻緒{はなお}。表外いとぐち→糸口{いとぐち}。部首糸。 **【諸(諸)】** ショ 諸例{れい}諸君{しょくん}・諸国{しょこく}・諸般{しょはん}。周然{しゅうぜん}これ→かな書{が}き、もろ→かな書{が}き、もろもろ→かな書{が}き。部首言。◎ **【女】** ジョ・ニョ・ニョウ、おんな・め 女例{れい}女子{じょし}・少女{しょうじょ}・女人{にょにん}・天女{てんにょ}・女房{にょうぼう}・ふじ」かな書{が}き、のあわす→かな書{が}き。留海{りゅうかい}女詰{おんなづめ}・乙女{おとめ}。部首女。① **【如】** ジョ・ニョ 如例{れい}欠如{けつじょ}・突如{とつじょ}・躍如{やくじょ}・如果{じょか}・如実{にょじつ}だが・如来{にょらい}。周外{しゅうがい}しく→かな書{が}き、ごとし→かな書{が}き、もし→かな書{が}き。部首女。 **【助】** ジョ、たすける・たすかる・すけ 助例{れい}助力{じょりょく}・助監督{じょかんとく}・救助{きゅうじょ}、助{たす}けを呼{よ}ぶ・大助{おおだす}かり・助太刀{すけだち}。表外すけ(次官{じかん})→助。部首力。③ **【序】** ジョ 序例{れい}序幕{じょまく}・順序{じゅんじょ}・秩序{ちつじょ}。表外ついて→かな書{が}き。園順序{じゅんじょ}の意{い}。ぶ、都直手。 **【叙(敍)】** ジョ、のべる 叙例{れい}叙情{じょじょう}・叙述{じょじゅつ}・叙景{じょけい}・叙勲{じょくん}。一(「抒」も述{の}べる意{い}。もと、もっぱら「抒情」)。圏順列{じゅんれつ}に組{く}み込{こ}む意{い}も(叙勲{じょくん})。部首叙—又、敍—攴。 **【徐】** ジョ 徐例{れい}徐行{じょこう}、徐{おもむろ}に。現外{げんがい}おもむろに→かな書{が}き、しずかに→静{しず}かに。部首彳。 **【除】** ジョ・ジ、のぞく 除例{れい}除外{じょがい}・除数{じょすう}・解除{かいじょ}・控除{こうじょ}・除{じょ}する・権{けん}はり除{のぞ}く。表外はらう→払{はら}う、のける→かな書{が}き、よける→かな書{が}き。部首阜。◎ **【小】** ショウ、ちいさい・こ・お 小例{れい}大小{だいしょう}・小心{しょうしん}・縮小{しゅくしょう}、小{ちい}さな・小鳥{ことり}・小川{おがわ}・小暗{おぐら}い。表外さ→小夜{さよ}に。使{つか}い分{わ}け「過小{かしょう}・極小{ごくしょう}・弱小{じゃくしょう}・微小{びしょう}/希少{きしょう}・軽少{けいしょう}・年少{ねんしょう}・幼少{ようしょう}・少額{しょうがく}」「最少{さいしょう}/最小{さいしょう}」は意味{いみ}に応{おう}じて使{つか}い分{わ}ける。「少憩{しょうけい}/小憩{しょうけい}」「少食{しょうしょく}/小食{しょうしょく}」は同義{どうぎ}だが、対句表現{ついくひょうげん}では「小食・大食{たいしょく}にかかわらず…」などと使{つか}う。参「小路{こうじ}に」は延音{えんおん}。付小豆{あずき}す。部首小。 **【升】** ショウ、ます 升例{れい}一升{いっしょう}、升目{ますめ}。表外のぼる→上{あ}がる・昇{のぼ}る。圏尺貫法{しゃっかんほう}の単位{たんい}。部首十。 **【少】** ショウ、すくない・すこし 少例{れい}少年{しょうねん}・少女{しょうじょ}・少量{しょうりょう}。い→若{わか}い、しばらく→かな書{が}き。使{つか}い分{わ}け↓小。部首小。② **【召】** ショウ、めす 召例{れい}召喚{しょうかん}・召集{しょうしゅう}、お召{め}し。部首口。 **【匠】** ショウ 匠例{れい}師匠{ししょう}・巨匠{きょしょう}・意匠{いしょう}。思匠{ししょう}。周然{しゅうぜん}たくみ→かな書{が}き。圏大工{だいく}の意{い}。部直二。 **【床】** ショウ、とこ・ゆか 床例{れい}起床{きしょう}・病床{びょうしょう}、床{とこ}の間{ま}・寝床{ねどこ}、床下{ゆかした}。图本来{ほんらい}のとの俗字{ぞくじ}。「は」い」とも当{あ}てる。部首广。 **【抄】** ショウ、ぬく 抄例{れい}抄録{しょうろく}・抄本{しょうほん}・抄訳{しょうやく}・詩抄{ししょう}・手抄{てしょう}。天然{てんねん}すくい→かな書{が}き。圏抜{ぬ}き書{が}きする、写{うつ}すの意{い}。部首手。 **【肖】** ショウ 肖例{れい}肖像{しょうぞう}。→似{に}る、かたどる→かな書{が}き。あやかる→かな書{が}き、正字肖。部首肉。 **【尚】** ショウ 尚例{れい}尚早{しょうそう}・高尚{こうしょう}・尚武{しょうぶ}。麦然{ばくぜん}とうとぶ・たっとぶ→尊{たっと}ぶ、ひさしい→久{ひさ}しい、なお→かな書{が}き。正字尙。部首小。 **【招】** ショウ、まねく 招例{れい}招待{しょうたい}・招集{しょうしゅう}・招{まね}じる、招{まね}き。周然{しゅうぜん}よぶ→呼{よ}ぶ。ぶ。部首手。⑥ **【承】** ショウ、うけたまわる 承例{れい}承知{しょうち}・承認{しょうにん}・承諾{しょうだく}・継承{けいしょう}。國外{こくがい}うける→受{う}ける。表記「受{う}け『給{たま}わる」は避{さ}けたい。部首亅。 **【昇】** ショウ、のぼる 昇例{れい}昇降{しょうこう}・昇進{しょうしん}・上昇{じょうしょう}、日{ひ}が昇{のぼ}る。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]のぼる・のぼす・のぼせる(上・昇・登)。表記「陞叙{しょうじょ}/昇叙{しょうじょ}」は「昇叙」で統一(「陞」ものぼる意{い}。もと、もっぱら「陞叙」)。部首日。 <1645> **【松】** ショウ、まつ 松例{れい}松竹梅{しょうちくばい}・老松{ろうしょう}、松{まつ}・松原{まつばら}・門松{かどまつ}・本白砂青松{はくしゃせいしょう}。 **【沼】** ショウ、ぬま 沼例{れい}沼沢{しょうたく}・湖沼{こしょう}、沼地{ぬまち}・泥沼{どろぬま}。副首水。重糸{じゅうし}。 **【宵】** ショウ、よい 宵例{れい}春宵{しゅんしょう}・徹宵{てっしょう}・今宵{こよい}、宵{よい}の口{くち}。部首日。③ **【将(將)】** ショウ 将例{れい}将軍{しょうぐん}・大将{たいしょう}。天然{てんねん}ひきいる→率{ひき}いる、まさに→かな書{が}き。部首寸。 **【消】** ショウ、きえる・けす 消例{れい}消滅{しょうめつ}・消化{しょうか}・消極的{しょうきょくてき}・消費{しょうひ}、立{た}ち消{ぎ}え・消{け}しゴム。表記「消却{しょうきゃく}/銷却{しょうきゃく}」は「消却」で統一(もと「銷夏{しょうか}」は「消夏」で統一。「銷沈{しょうちん}」は「消沈」で代用。「銷」は消{け}す・なくす意{い}。正字消。部首水。③ **【症】** ショウ 症例{れい}症状{しょうじょう}・病症{びょうしょう}・後遺症{こういしょう}・炎症{えんしょう}・重症{じゅうしょう}・合併症{がっぺいしょう}。圏病気{びょうき}の意{い}。部首疒。 **【祥(祥)】** ショウ 祥例{れい}発祥{はっしょう}・吉祥{きっしょう}・不祥事{ふしょうじ}。表外さいわい→幸{さいわい}、さち→幸{さち}。圏めでたさの先触{さきぶ}れの意{い}。部首示。 **【称(稱)】** ショウ、となえる・ほめる 称例{れい}称賛{しょうさん}・称号{しょうごう}・名称{めいしょう}、自称{じしょう}。る→かな書{が}き、となえる→唱{とな}える。参名{な}づける意{い}。ほめる意{い}では「賞」に通{つう}じる(称賛{しょうさん}・賞賛{しょうさん})。部首禾。 **【笑】** ショウ、わらう・えむ 笑例{れい}笑覧{しょうらん}・微笑{びしょう}・談笑{だんしょう}、大笑{おおわら}い、ほくそ笑{え}む。団笑顔{えがお}。部首竹。④ **【唱】** ショウ、となえる 唱例{れい}唱歌{しょうか}・合唱{がっしょう}・提唱{ていしょう}、先唱{せんしょう}。歌{うた}。実記{じっき}「吟誦{ぎんしょう}」「愛、誦{しょう}」は「吟唱{ぎんしょう}」「愛唱{あいしょう}」で代用(「誦」は大声{おおごえ}で読{よ}む、そらんじる)。部首口。④ **【商】** ショウ、あきなう 商例{れい}商業{しょうぎょう}・商人{しょうにん}・通商{つうしょう}・貿易商{ぼうえきしょう}、商{あきな}い。天然{てんねん}はかる→謀{はか}る。部首口。 **【渉】** ショウ、わたる 渉例{れい}交渉{こうしょう}・徒渉{としょう}・渉外{しょうがい}・干渉{かんしょう}。わたる→渡{わた}る、かかわる→かな書{が}き。部首水。 **【章】** ショウ 章例{れい}憲章{けんしょう}・勲章{くんしょう}・文章{ぶんしょう}。圏印{しるし}・模様{もよう}・区切{くぎ}り・明{あき}らかの意{い}。部首立。③ **【紹】** ショウ 紹例{れい}紹介{しょうかい}。表外つぐ→継{つ}ぐ。圏引{ひ}き合{あ}わせる意{い}も。部首糸。 **【訟】** ショウ 訟例{れい}訴訟{そしょう}。圏うったえる→訴{うった}える。圏法廷{ほうてい}で争{あらそ}う意{い}。部首言。 **【勝】** ショウ、かつ・まさる 勝例{れい}勝敗{しょうはい}・勝利{しょうり}・優勝{ゆうしょう}・全勝{ぜんしょう}・名勝{めいしょう}、勝{か}ち星{ぼし}・勝{まさ}る。周的{しゅうてき}たえる→耐{た}える・堪{た}える、すぐれる♪かな書{が}き。周記{しゅうき}「勝負{しょうぶ}に勝{か}つ/匠[『克]苦難{くなん}にかつ・こにかつ」のように使{つか}う。正字勝。部首力。③ **【掌】** ショウ、つかさどる 掌例{れい}職掌{しょくしょう}・主掌{しゅしょう}・車掌{しゃしょう}。天外{てんがい}てのひら→手{て}の平{ひら}、たなごころ→かな書{が}き、つかさどる→かな書{が}き。部首手。 **【晶】** ショウ 晶例{れい}結晶{けっしょう}・水晶{すいしょう}。表外あきらか→明{あき}らか。圏きらめく意{い}。部首日。 **【焼】** ショウ、やく・やける 焼例{れい}焼失{しょうしつ}・燃焼{ねんしょう}、焼{や}き物{もの}・焼{や}き印{いん}・日焼{ひや}け・夕焼{ゆうや}け。使{つか}い分{わ}け「魚{さかな}を焼{や}く/『妬・『妹]人{ひと}の幸{しあわ}せをやく/「焦思慕{しぼ}に」。 **【焦】** ショウ、こげる・こがす・あせる 焦例{れい}焦土{しょうど}・焦慮{しょうりょ}・焦{こ}がし。黒焦{くろこ}げ・待{ま}ち焦{こ}がれる・焦{あせ}り。表外じらす→かな書{が}き。部首直火{ちょっか}。 **【硝】** ショウ 硝例{れい}硝石{しょうせき}・硝酸{しょうさん}・硝煙{しょうえん}。などの原料鉱石{げんりょうこうせき}の意{い}。正字哨。部首石。 **【粧】** ショウ 粧例{れい}化粧{けしょう}・新粧{しんそう}。表外ソウ→新粧{しんそう}ぶ、よそおう→装{よそお}う、めかす→かな書{が}き。圏おしゃれをする意{い}。部首米。 **【詔】** ショウ、みことのり 詔例{れい}詔書{しょうしょ}、改新{かいしん}の詔{みことのり}。圏天子{てんし}の命令{めいれい}の意{い}。部首言。 **【証(證)】** ショウ、あかし 証例{れい}証明{しょうめい}・証拠{しょうこ}・保証{ほしょう}・免許証{めんきょしょう}・証{しょう}する。周然{しゅうぜん}あかし→かな書{が}き。圏①事実{じじつ}によって明{あき}らかになる意{い}。②「証・證」は本来{ほんらい}別字{べつじ}。「証・※」はいさめる、「證。」は明{あき}らかにする意{い}。「證」は「~證券(会社名{かいしゃめい})」などで好{この}まれる。部首言。 **【象】** ショウ・ゾウ 象例{れい}象徴{しょうちょう}・対象{たいしょう}・現象{げんしょう}、象{ぞう}・巨象{きょぞう}”。天然{てんねん}かたち→形、かたどる→かな書{が}き。圏「ショウ(漢音{かんおん})」はのゾウの意{い}。部首豕。⑤ **【傷】** ショウ、きず・いたむ・いためる 傷例{れい}傷害{しょうがい}・負傷{ふしょう}・感傷{かんしょう}、古傷{ふるきず}・家{いえ}がいかな書{が}き。本文{ほんぶん}[囲み]いたむ・いためる(痛・傷・悼)。部首人。⑥ <1646> **【奨(奬)】** ショウ 奨例{れい}奨励{しょうれい}・推奨{すいしょう}。→かな書{が}き。参称{とな}。部首貝。⑤る。部首大。 **【照】** ショウ、てる・てらす・てれる 照例{れい}照明{しょうめい}・照会{しょうかい}・対照的{たいしょうてき}、日照{ひで}り。部首火。④ **【詳】** ショウ、くわしい 詳例{れい}詳細{しょうさい}・詳報{しょうほう}・未詳{みしょう}。周外{しゅうがい}つまびらか→かな書{が}き。部首言。 **【彰】** ショウ 彰例{れい}表彰{ひょうしょう}・顕彰{けんしょう}。表外あきらか→明{あき}らか、あらわす→かな書{が}き。部首彡。 **【障】** ショウ、さわる 障例{れい}障害{しょうがい}・障壁{しょうへき}・故障{こしょう}、目障{めざわ}り。使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]さわる(触・障)。表記法令{ほうれい}では、「牆壁{しょうへき}(垣根{かきね}と壁{かべ}、隔{へだ}て)」を類義{るいぎ}の「障壁(壁・障害・隔て)」で代用。部首阜。⑥ **【憧】** ショウ、あこがれる 憧例{れい}憧憬{しょうけい}。着{ちゃく}。参「憧憬」は「ドウケイ」とも。部首心。 **【衝】** ショウ 衝例{れい}衝突{しょうとつ}・衝動{しょうどう}。周然{しゅうぜん}つく。意{い}も(要衝{ようしょう}・折衝{せっしょう})。部首行。 **【賞】** ショウ、ほめる 賞例{れい}賞罰{しょうばつ}・賞与{しょうよ}・懸賞{けんしょう}・賞{しょう}する。る。表外ほめる→褒{ほ}める、めでる→愛{め}でる。 **【償】** ショウ、つぐなう 償例{れい}償金{しょうきん}・弁償{べんしょう}・代償{だいしょう}・補償{ほしょう}、償{つぐな}い。部首人。 **【礁】** ショウ 礁例{れい}岩礁{がんしょう}・暗礁{あんしょう}・さんご礁{しょう}。圏水面下{すいめんか}に隠{かく}れた岩{いわ}の意{い}。即直。石{いし}。 **【鐘】** ショウ、かね 鐘例{れい}半鐘{はんしょう}・警鐘{けいしょう}・鐘楼{しょうろう}、除夜{じょや}の鐘{かね}。使{つか}い分{わ}け「鐘{かね}をち→形{かた}。圏姿{すがた}・形{かたち}の意{い}で「さま」とも訓{くん}ずる。→情{なさけ}』。部首犬。⑤ **【上】** ジョウ・ショウ、うえ・うわ・かみ・あげる・あがる、のぼる。のせる・のぼす 嬢例{れい}上旬{じょうじゅん}・上昇{じょうしょう}・上品{じょうひん}・上述{じょうじゅつ}・身上調査{しんじょうちょうさ}・上人{しょうにん}・身上{しんじょう}』をつぶす、身{み}の上{うえ}・上着{うわぎ}・川上{かわかみ}ゞ・売{う}り上{あ}げ・値上{ねあ}がり・上{のぼ}り列車{れっしゃ}。表外たてまつる→奉{たてまつ}る。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]あがる・あげる(上・挙・揚)/のぼる・のぼす・のぼせる(上・昇・登)。団上手{じょうず}だな。部首一。 **【丈】** ジョウ、たけ 丈例{れい}丈六{じょうろく}の仏{ほとけ}・丈夫{じょうぶ}な体{からだ}・方丈{ほうじょう}、着丈{きたけ}・背丈{せたけ}。表外だけ(助詞{じょし})→かな書{が}き。圏尺貫法{しゃっかんほう}の単位{たんい}。部首一。 **【冗】** ジョウ 冗例{れい}冗談{じょうだん}・冗長{じょうちょう}・冗費{じょうひ}。周外{しゅうがい}むだ→無駄{むだ}。表記新聞{しんぶん}は「剰員{じょういん}」を「冗員」で代用(余{あま}る意{い}で「剰」に通{つう}じる)。また「饒舌{じょうぜつ}(多弁{たべん})」を「冗舌」で代用。圏「あまる」とも訓{くん}ずる。部首宀。 **【条(條)】** ジョウ 条例{れい}条理{じょうり}・条件{じょうけん}・条約{じょうやく}・箇条{かじょう}。表外えだ→枝{えだ}、すじ→筋{すじ}。圏箇条書{かじょうが}きにした文{ぶん}の意{い}。即直木{そくちょくき}。 **【状(狀)】** ジョウ 状例{れい}状態{じょうたい}・形状{けいじょう}・白状{はくじょう}・免状{めんじょう}。裏外{うらがい}かたち。 **【乗(乘)】** ジョウ、のる・のせる 乗例{れい}乗数{じょうすう}・乗車{じょうしゃ}・乗{じょう}じる、乗{の}り物{もの}。・本文{ほんぶん}[囲み]のる・の。 **【城】** ジョウ、しろ 城例{れい}城内{じょうない}・城郭{じょうかく}・築城{ちくじょう}・城下町{じょうかまち}、城跡{しろあと}。表外きずく→部首土。④、昭道夫{しょうどうふ}い鉄城県{てつじょうけん}・宮城県{みやぎけん}。正字城。 **【浄(淨)】** ジョウ 浄例{れい}浄化{じょうか}・浄財{じょうざい}・清浄{せいじょう}・不浄{ふじょう}。天然{てんねん}きよい、清{きよ}す→かな書{が}き。部首艸。◎い。実記{じっき}「洗、旅」は類養{るいよう}の「洗浄(洗{あら}い済{ず}める)」で代用(「滌」はそそぐ意{い}。「洗滌{せんでき}」は「センデキ」の慣用読{かんようよ}み)。腳直水。 **【剰(剩)】** ジョウ 剰例{れい}剰余{じょうよ}・過剰{かじょう}・余剰{よじょう}。表外あまる→余{あま}る、あまつさえ→かな書{が}き。圏余分{よぶん}な残{のこ}り物{もの}の意{い}で「冗」に通{つう}じる。↓冗。部首刀。 **【常】** ジョウ、つね・とこ 常例{れい}常備{じょうび}・日常{にちじょう}・非常{ひじょう}・異常{いじょう}、常{つね}に・世{よ}の常{つね}・常夏{とこなつ}。表外とこしえに→かな書{が}き。部首巾。⑤ **【情】** ジョウ・セイ、なさけ 情例{れい}情報{じょうほう}・情熱{じょうねつ}・人情{にんじょう}・風情{ふぜい}、情{なさ}けない。表外こころ→心。参有様{ありさま}の意{い}で「状」に通{つう}じる(状況{じょうきょう}・情況{じょうきょう})。正字情。部首心。⑤ **【場】** ジョウ、ば 場例{れい}会場{かいじょう}・入場{にゅうじょう}、場所{ばしょ}・広場{ひろば}・場合{ばあい}。圏「場」は俗字{ぞくじ}。部首土。② **【畳(疊)】** ジョウ、たたむ・たたみ 畳例{れい}畳語{じょうご}・重畳{ちょうじょう}、折{お}り畳{たた}み・畳表{たたみおもて}。圏「かさねる」とも訓{くん}ずる。部首田。 **【蒸】** ジョウ、むす・むれる・むらす 蒸例{れい}蒸発{じょうはつ}・水蒸気{すいじょうき}、蒸{む}し暑{あつ}い。部首艸。 **【縄(繩)】** ジョウ、なわ 縄例{れい}縄文{じょうもん}・一筋縄{ひとすじなわ}・自縄自縛{じじょうじばく}、縄張{なわば}り。圏常用漢字表{じょうようかんじひょう}では「縄張{なわば}り」を「縄張」とする。部首糸。④ **【壌(壤)】** ジョウ 壌例{れい}土壌{どじょう}・天壌無窮{てんじょうむきゅう}。ち→土{つち}の大地{だいち}の意{い}。 <1647> **【嬢(孃)】** ジョウ、むすめ 嬢例{れい}令嬢{れいじょう}・お嬢{じょう}さん。天然{てんねん}むすめ→娘{むすめ}。圏少女{しょうじょ}の敬称{けいしょう}。部首女。 **【錠】** ジョウ 錠例{れい}錠前{じょうまえ}・手錠{てじょう}・錠剤{じょうざい}・健胃錠{けんいじょう}。参じょうまえ・丸薬{がんやく}の意{い}。部首金。 **【譲(讓)】** ジョウ、ゆずる 譲例{れい}譲渡{じょうと}・譲歩{じょうほ}・謙譲{けんじょう}、席{せき}を譲{ゆず}り。部首言。 **【醸(釀)】** ジョウ、かもす 醸例{れい}醸造{じょうぞう}、酒{さけ}を醸{かも}す。圏「醸{かもし}しむ)」は別字{べつじ}。正字飾。部首酉。 **【色】** ショク・シキ、いろ 色例{れい}原色{げんしょく}・特色{とくしょく}・物色{ぶっしょく}・色彩{しきさい}・色調{しきちょう}、色{いろ}づく・色{いろ}ごと・声色{こわいろ}粉。団景色{けしき}。部首色。② **【拭】** ショク、ぬぐう 拭例{れい}払拭{ふっしょく}、汗{あせ}を拭{ぬぐ}う。。表外シキ→清拭{せいしき}。部首手。 **【食】** ショク・ジキ、くう・くらう・たべる 食例{れい}食事{しょくじ}・食物{しょくもつ}・食料{しょくりょう}・食{しょく}する・断食{だんじき}、食{く}い物{もの}・びんたを食{く}らう・食{た}べ物{もの}。表外はむ→かな書{が}き。表記「蝕」は「食」で代用(日食{にっしょく}・月食{げっしょく}・部分食{ぶぶんしょく}・金環食{きんかんしょく}・食尽{しょくじん}・浸食{しんしょく}・侵食{しんしょく}・海食{かいしょく}・水食{すいしょく}・波食{はしょく}・腐食{ふしょく}・耐食{たいしょく}・防食{ぼうしょく}〔剤〕)。「蝕」はむしばむ意{い}。正字食。部首食。② **【植】** ショク、うえる・うわる 植例{れい}植樹{しょくじゅ}・植物{しょくぶつ}・誤植{ごしょく}、植木{うえき}。圏定着{ていちゃく}させる意{い}で「権」に通{つう}じる(殖民{しょくみん}・植民{しょくみん})、腳直木。 **【殖】** ショク、ふえる・ふやす 殖例{れい}殖産{しょくさん}・生殖{せいしょく}・繁殖{はんしょく}・利殖{りしょく}・学殖{がくしょく}、財産{ざいさん}が殖{ふ}える。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]ふえる〈ふやす〉(増・殖)。参植{う}”。部首歹。 **【飾】** ショク、かざる 飾例{れい}装飾{そうしょく}・修飾{しゅうしょく}、飾{かざ}り。天記{てんき}「かざり職」は「『鉄(国字{こくじ})」が好{この}まれる。圏「筋」(つつ **【触(觸)】** ショク、ふれる・さわる 触例{れい}触媒{しょくばい}・触発{しょくはつ}・接触{せっしょく}・感触{かんしょく}、前触{まえぶ}れ・手{て}で触{ふ}れる・肌触{はだざわ}り。本文{ほんぶん}[囲み]さわる(触・障)。部首角。 **【嘱(囑)】** ショク 嘱例{れい}嘱託{しょくたく}・委嘱{いしょく}・嘱目{しょくもく}・嘱{しょく}する。参「たのむ」とも訓{くん}ずる。②頼{たの}む、寄{よ}せる意{い}。部首口。 **【織】** ショク・シキ、おる 織例{れい}織機{しょっき}・織物{おりもの}・紡織{ぼうしょく}・組織{そしき}が、織{お}り目{め}・織物{おりもの}・西陣織{にしじんおり}。部首糸。⑤ **【職】** ショク 職例{れい}職業{しょくぎょう}・職務{しょくむ}・就職{しゅうしょく}。め・仕事{しごと}の意{い}。②「有職{ゆうそく}故実{こじつ}」とよむ。艸。部首耳。⑤ **【辱】** ジョク、はずかしめる 辱例{れい}恥辱{ちじょく}・雪辱{せつじょく}・屈辱{くつじょく}、辱{はずかし}め。表外ニク→忍辱{にんにく}(仏語{ぶつご})、はじ→恥、かたじけない→かな書{が}き。部首辰。 **【尻】** コウ、しり 尻例{れい}尻込{しりご}み・目尻{めじり}。団尻尾{しっぽ}。部首尸。 **【心】** シン、こころ 心例{れい}心身{しんしん}・感心{かんしん}・関心{かんしん}・中心{ちゅうしん}、心{こころ}得{え}る・親心{おやごころ}。周記{しゅうき}中心{ちゅうしん}の意{い}で「芯」に、精神{せいしん}の意{い}で「神」に通{つう}じる(鉛筆{えんぴつ}の心{しん}・芯{しん}、喪心{そうしん}・喪神{そうしん})。「肝心{かんじん}/肝腎{かんじん}」はどちらで書{か}いてもよい(「腎」は腎臓{じんぞう})。団心地{ここち}。部首心。② **【申】** シン、もうす 申例{れい}申告{しんこく}・申請{しんせい}・内申書{ないしんしょ}、申{もう}し上{あ}げる。表外さる→申{さる}が。部首田。③ **【伸】** シン、のびる・のばす・のべる 伸例{れい}伸縮{しんしゅく}・伸張{しんちょう}・屈伸{くっしん}・追伸{ついしん}、背伸{せの}び・才能{さいのう}を伸{の}ばす。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]のびる・のばす・のべる(伸・延)。部首人。 **【臣】** シン・ジン 臣例{れい}臣下{しんか}・君臣{くんしん}・大臣{だいじん}。表外おみ(姓{せい}の一{ひと}つ)→臣。参家来{けらい}の意{い}。正字臣。部首臣。④ **【芯】** シン 芯例{れい}花芯{かしん}。参元来{がんらい}花{はな}のしんは「蘂」。「芯」は灯心{とうしん}の意{い}。即首。 **【身】** シン、み 身例{れい}身体{しんたい}・単身{たんしん}、身内{みうち}・親{おや}。身{み}が。圏財産{ざいさん}の意{い}も(身上{しんじょう}内{うち}・親身代{みしろ})。部首身。③ **【辛】** シン、からい・つらい 辛例{れい}香辛料{こうしんりょう}、辛{から}い・辛{つら}うじて。表的{ひょうてき}かのと→辛、つらい→かな書{が}き。部首辛。 **【侵】** シン、おかす 侵例{れい}侵入{しんにゅう}・侵害{しんがい}・後。本文{ほんぶん}[囲み]おかす(犯・侵・冒)。正字侵。部首人。 **【信】** シン 信例{れい}信用{しんよう}・信頼{しんらい}・信心{しんじん}・信{しん}じる。表外まこと→誠{まこと}。圏しるし・合図{あいず}の意{い}も(通信{つうしん}・信号{しんごう})。部首人。 **【津】** シン、つ 津例{れい}津々浦々{つつうらうら}。圏港{みなと}の意{い}のほか、わきでる意{い}がある。部首水。 **【神(神)】** シン・ジン、かみ・かん・こう 神例{れい}神聖{しんせい}・神経{しんけい}・精神{せいしん}・神社{じんじゃ}・神宮{じんぐう}、神様{かみさま}・神主{かんぬし}び・神々{こうごう}しい。表記心{こころ}。圏神奈川県{かながわけん}。団お神酒{みき}・神楽{かぐら}く。部首示。③ **【唇】** シン、くちびる 唇例{れい}口唇{こうしん}・下唇{したくちびる}。・びる。元来{がんらい}くちびるは「脣」。「唇」はふるえる意{い}。部首口。 <1648> **【娠】** シン 娠例{れい}妊娠{にんしん}。表外はらむ→かな書{が}き。参身{み}ごもる意{い}。部首女。 **【振】** シン、ふるう・ふるう・ふれる 振例{れい}振動{しんどう}・振興{しんこう}・木振{きぶ}り、羽振{はぶ}り。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}、ふるう(振・奮・震)。圏「振{ふ}るう/奮{ふる}う・震{ふる}う」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。部首手。 **【浸】** シン、ひたす・ひたる 浸例{れい}浸水{しんすい}・浸食{しんしょく}。表外{ひょうがい}しみる→染{し}みる、つかる→漬{つ}かる。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}、しみる(染)。表記「滲」は「浸」で代用。「滲」はしみ通{とお}る意{い}。正字浸。部首水。 **【真(眞)】** シン、ま 真例{れい}真実{しんじつ}・真理{しんり}・写真{しゃしん}・瀬真{せま}、真画{しんが}・真面目{まじめ}・真{まっ}赤{か}か・真{まっ}青{さお}。部首目。③ **【針】** シン、はり 針例{れい}方針{ほうしん}・長針{ちょうしん}・羅針盤{らしんばん}、運針{うんしん}・秒針{びょうしん}、で、「鍼」も「針」で代用(針師{はりし}・針治療{はりちりょう})。「針」は縫{ぬ}い針{ばり}、「鍼」は医療用{いりょうよう}の、り。釣{つ}りばりの「はり」は「鉤」。部首金。⑥ **【深】** シン、ふかい・ふかまる 深例{れい}深刻{しんこく}・深山{しんざん}・深夜{しんや}・水深{すいしん}、深入{ふかい}り・深{ふか}み・目深{まぶか}が。表外み→深山{みやま}・深雪{みゆき}。部首水。③ **【紳】** シン 紳例{れい}紳士{しんし}・貴紳{きしん}。圏身分{みぶん}や教養{きょうよう}の高{たか}い人{ひと}の意{い}。部首糸。 **【進】** シン、すすむ・すすめる 進例{れい}進級{しんきゅう}・進歩{しんぽ}・進言{しんげん}・前進{ぜんしん}・先進国{せんしんこく}、前{まえ}へ進{すす}む。本文{ほんぶん}[囲み]すすめる・すすむ(進・勧・薦)。正字進。副首辶。③ **【森】** シン、もり 森例{れい}森林{しんりん}。表記こんもりした森{もり}には「社{もり}でも好{この}まれもる。参厳{おごそ}かの意{い}も(森閑{しんかん}・森厳{しんげん})。部首木。 **【診】** シン、みる 診例{れい}診察{しんさつ}・診療{しんりょう}・往診{おうしん}、脈{みゃく}を診{み}る。使{つか}い分{わ}け↓本文{ほんぶん}[囲み]みる(見・診)。部首言。 **【寝(寢)】** シン、ねる・ねかす 寝例{れい}寝室{しんしつ}・寝具{しんぐ}・就寝{しゅうしん}、昼寝{ひるね}・添{そ}い寝{ね}。表外やすむ→かな書{が}き。圏「▼寐{ビ}(ねる)」はぐっすり眠{ねむ}る意{い}。部首宀。 **【慎(愼)】** シン、つつしむ 慎例{れい}慎重{しんちょう}・謹慎{きんしん}、身{み}を慎{つつし}む・酒{さけ}を慎{つつし}む・言葉{ことば}を慎{つつし}む。使{つか}い分{わ}け本文{ほんぶん}、つつしむ(慎・謹)。部首心。 **【新】** シン、あたらしい・あらた・にい 新例{れい}新年{しんねん}・新聞{しんぶん}、新{あたら}しい。だが”。新たな決意{けつい}・新妻{にいづま}。部首斤。② **【審】** シン 審例{れい}審判{しんぱん}・審議{しんぎ}・不審{ふしん}。表外つまびらか→かな書{が}き。参細{こま}かく調{しら}べる意{い}。部首宀。 **【震】** シン、ふるう・ふるえる 震例{れい}震災{しんさい}・地震{じしん}、身震{みぶる}い・大地{だいち}が養{やしな}える。使{つか}い分{わ}け。震{ふる}う(振・奮・震)。圏「舞{ま}う・奮{ふる}う/振{ふ}るう」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。部首雨。 **【薪】** シン、たきぎ・まき 薪例{れい}薪炭{しんたん}。表外まき→かな書{が}き。部首艸。 **【親】** シン、おや・したしい・したしむ 親例{れい}両親{りょうしん}・親友{しんゆう}・親切{しんせつ}、母親{ははおや}・親{した}しみ・慣{な}れ親{した}しむ。周然{しゅうぜん}ちかしい→かな書{が}き。参「みずから」とも訓{くん}ずる。部首見。② **【人】** ジン・ニン、ひと 人例{れい}人生{じんせい}・人類{じんるい}・人間{にんげん}・人情{にんじょう}・人形{にんぎょう}、旅人{たびびと}。団玄人{くろうと}・素人{しろうと}・仲人{なこうど}・若人{わこうど}ぞ・大人{おとな}・一人{ひとり}・二人{ふたり}。部首人。 **【刃】** ジン、は 刃例{れい}白刃{はくじん}・凶刃{きょうじん}、刃物{はもの}・両刃{りょうば}。表外ニン→刃傷{にんじょう}、やいば→かな書{が}き。正字刃。部首刀。 **【仁】** ジン・ニ 仁例{れい}仁義{じんぎ}・仁愛{じんあい}・仁術{じんじゅつ}る。品。圏人{ひと}の意{い}も(御仁{ごじん})。部首人。◎ **【尽(盡)】** ジン、つくす・つきる 尽例{れい}尽力{じんりょく}・無尽蔵{むじんぞう}、心尽{こころづ}くし・運{うん}の尽{つ}き・愛想尽{あいそづ}かし。表外ことごとく→かな書{が}き、〜ずく→かな書{が}き、〜ずくめ→かな書{が}き。表記「蝕甚{しょくじん}」は「食尽」で代用(「甚」は今{いま}は表内字{ひょうないじ})。部首尽—尸、盡—皿。 **【迅】** ジン 迅例{れい}迅速{じんそく}。圏天{てん}を飛{と}ぶようにやいい→速{はや}い。圏宙{ちゅう}を飛{と}ぶように速{はや}い意{い}。正字迅。部首辶。 **【甚】** ジン、はなはだ・はなはだしい 甚例{れい}甚大{じんだい}・激甚{げきじん}・幸甚{こうじん}・深甚{しんじん}。表記⇒尽。部首甘。 **【陣】** ジン 陣例{れい}陣頭{じんとう}・陣痛{じんつう}・円陣{えんじん}・大坂{おおさか}の。連{つら}ねる。参陣立{じんだ}ての意{い}。部首阜。 **【尋】** ジン、たずねる 尋例{れい}尋常{じんじょう}・千尋{ちひろ}の谷{たに}、尋{たず}ね人{びと}。周然{しゅうぜん}ひろ→かな書{が}き、ついで→次{つぎ}いで。へ使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]たずねる(尋・訪)。表記「訊問{じんもん}」は類義{るいぎ}の「尋問」で代用(「訊問」は罪状{ざいじょう}を取{と}り調{しら}べる意{い}の法律用語{ほうりつようご}、「尋問」は尋{たず}ねる意{い}の一般用語{いっぱんようご})。正字尋。部首寸。 **【腎】** ジン 腎例{れい}腎臓{じんぞう}・肝腎{かんじん}。/肝心{かんじん}」は後者{こうしゃ}で書{か}くこともある。る。部首肉。 **【須】** ス 須例{れい}必須{ひっす}。山。圏必要{ひつよう}とする意{い}。即首頁。 <1649> **【図(圖)】** ズ・ト、はかる 図例{れい}図画{ずが}・地図{ちず}・図書{としょ}・意図{いと}・壮図{そうと}、解決{かいけつ}を図{はか}る。使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。圏「図」は線画{せんが}、「絵」は彩色画{さいしきが}の意{い}。部首囗。② **【水】** スイ、みず 水例{れい}水分{すいぶん}・水陸{すいりく}・海水{かいすい}・防水{ぼうすい}、水浴{みずあ}び、「手」はてみず」の転{てん}。付清水{しみず}。部首水。 **【吹】** スイ、ふく 吹例{れい}吹奏{すいそう}・吹鳴{すいめい}・鼓吹{こすい}、風{かぜ}が吹{ふ}く。本女「囲み」ふく(吹・噴)。団息吹型{いぶきがた}・吹雪{ふぶき}。 **【垂】** スイ、たれる・たらす 垂例{れい}垂直{すいちょく}・垂涎{すいぜん}。とする→かな書{が}き。部首土。◎ **【炊】** スイ、たく 炊例{れい}炊事{すいじ}・自炊{じすい}・雑炊{ぞうすい}、使{つか}い分{わ}け「飯{めし}を炊{た}く/〔焚・焼〕雑木{ぞうき}をたく/〔焚・薫・炷〕香{こう}をたく」のように使{つか}う。部首火。 **【帥】** スイ 帥例{れい}統帥{とうすい}・元帥{げんすい}。表外ソツ→大宰帥{だざいのそつ}、ひきいる→率{ひき}いる。参将軍{しょうぐん}の意{い}も。②「師」は別字{べつじ}。部首巾。 **【粋(粹)】** スイ、いき 粋例{れい}粋人{すいじん}・純粋{じゅんすい}・精粋{せいすい}、粋{いき}がる。周辺{しゅうへん}がうし。んでる)」で統一(「萃」は集{あつ}める、「粋」は優{すぐ}れたものの意{い}だが、混同{こんどう}もされた。もと多{おお}く「抜{ぬ}く、萃{ぬきだ}す)」は類義{るいぎ}の「抜粋(抜{ぬ}きんく「抜萃」)。部首米。 **【衰】** スイ、おとろえる 衰例{れい}衰弱{すいじゃく}・盛衰{せいさい}・老衰{ろうすい}、衰{おとろ}え。表外サイ→持衰{じさい}(=斎戒{さいかい})。部首衣。 **【推】** スイ、おす 推例{れい}推進{すいしん}・推測{すいそく}・推量{すいりょう}・推薦{すいせん}・推{すい}する、会長{かいちょう}に推{お}す・推{お}し量{はか}る。使{つか}い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]おす(押・推)。部首手。 **【酔(醉)】** スイ、よう 酔例{れい}酔漢{すいかん}・麻酔{ますい}・心酔{しんすい}・陶酔{とうすい}。税。酉。 **【遂】** スイ、とげる 遂例{れい}遂行{すいこう}・未遂{みすい}・完遂{かんすい}。圏「『遂{つい}に」に引{ひ}かれて、「遂行・完遂花」と読{よ}むのは誤{あやま}り。正字途。部首辶。 **【睡】** スイ 睡例{れい}睡眠{すいみん}・熟睡{じゅくすい}・午睡{ごすい}。要外{ようがい}ねむる→眠{ねむ}る、ねむい→眠{ねむ}い。圏。部首目。 **【穂(穗)】** スイ、ほ 穂例{れい}出穂期{しゅっすいき}、稲穂{いなほ}。部首禾。 **【随(隨)】** ズイ、したがう 随例{れい}随意{ずいい}・随行{ずいこう}・追随{ついずい}・付随{ふずい}。天然{てんねん}した。まにまに。意{い}。部首阜。 **【髄(髓)】** ズイ 髄例{れい}骨髄{こつずい}・心髄{しんずい}・延髄{えんずい}。圏骨{ほね}の中心部{ちゅうしんぶ}にある組織{そしき}の意{い}。部首骨。 **【枢(樞)】** スウ 枢例{れい}枢機{すうき}・枢軸{すうじく}・枢密{すうみつ}・枢要{すうよう}・中枢{ちゅうすう}。表外くるる→かな書{が}き、とぼそ→かな書{が}き。圏かなめの意{い}も。部首木。 **【崇】** スウ、あがめる 崇例{れい}崇拝{すうはい}・崇高{すうこう}。表外とうとぶ・たっとぶ→尊{たっと}ぶ、とうととい→尊{とうと}い、あがめる→かな書{が}き。圏気高{けだか}く尊{とうと}い意{い}。「『崇{たた}る」は別字{べつじ}。 **【数(數)】** スウ・ス、かず・かぞえる 数例{れい}数字{すうじ}・数量{すうりょう}・年数{ねんすう}・人数{にんずう}・数奇屋{すきや}き。部首攴。② **【据】** すえる・すわる 据例{れい}据{す}え置{お}き・言{い}い据{す}える・腹{はら}が据{す}わる。一定{いってい}の位置{いち}にとどまって動{うご}かない意{い}。②「据{す}わる/座{すわ}る」の送{おく}りがなに注意{ちゅうい}。 **【杉】** セン、すぎ 杉例{れい}杉戸{すぎど}・杉木立{すぎきだ}ち。風{かぜ}」は国字{こくじ}。部首木。 **【裾】** キョ、すそ 裾例{れい}裾野{すその}”。即道衣{そくどうごろも}。 **【寸】** スン 寸例{れい}寸法{すんぽう}・寸暇{すんか}・一寸先{いっすんさき}。圈尺貫法{しゃっかんほう}の単位{たんい}。部首寸。 **【瀬(瀨)】** ライ、せ 瀬例{れい}瀬戸物{せともの}・浅瀬{あさせ}・早瀬{はやせ}のラン(急流{きゅうりゅう})。圏川{かわ}の浅{あさ}い所{ところ}。部首水。 **【是】** ゼ、これ 是例{れい}是非{ぜひ}・是認{ぜにん}・是正{ぜせい}・国是{こくぜ}。表外この→かな書{が}き、ここ→かな書{が}き、これ→かな書{が}き。圏正{ただ}しい意{い}。 **【井】** セイ・ショウ、い 井例{れい}井戸{いど}・油井{ゆせい}・市井{しせい}・天井{てんじょう}。「天井」の「井」は井{い}げたの意{い}。部首二。④ **【世】** セイ・セ、よ 世例{れい}世界{せかい}・世紀{せいき}・時世{じせい}・処世術{しょせいじゅつ}。参「卉」は俗字{ぞくじ}。部首一。③ **【正】** セイ・ショウ、ただす・ただしい・まさ 正例{れい}正義{せいぎ}・正誤{せいご}・訂正{ていせい}・正直{しょうじき}・正面{しょうめん}・正月{しょうがつ}、礼儀正{れいぎただ}しい・正夢{まさゆめ}。表外かみ(長官{ちょうかん})→正。使{つか}い分{わ}け「誤{あやま}りを正{ただ}す/[『質]真偽{しんぎ}をただす/〔糾]罪{つみ}をただす」のように使{つか}う。表記「『訂{ただ}す(訂正{ていせい}する)」は「正」でまかなう。部首止。① **【生】** セイ・ショウ、いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・おう・はえる・はやす・き・なま 生例{れい}生活{せいかつ}・先生{せんせい}・発生{はっせい}・生滅{せいめつ}・一生{いっしょう}・誕生{たんじょう}・生{しょう}じる、長生{ながい}き・生{い}け捕{ど}り・早生{はやうま}まれ・生{う}み出{だ}す・生{お}い立{た}ち・芽生{めば}え・生糸{きいと}と・生{なま}の野菜{やさい}・生水{なまみず}。表外なる→かな書{が}き。使{つか}い分{わ}け♪本文{ほんぶん}[囲み]うむ・うまれる(生・産)、表記「生息{せいそく},棲(酒){せいそく}。思{おも}は類息{るいそく}」に代用{だいよう}に来{らい}「生息」は人{ひと}に、「棲(栖)息」は動物{どうぶつ}に使{つか}った)。一般{いっぱん}に「棲・栖」は「生」で代用(両生{りょうせい}〔類〕・水生{すいせい}・陸生{りくせい})。「棲・栖」はすむ意{い}。団芝生{しばふ}。弥生{やよい}。部首生。 <1650> **【成】** セイ・ジョウ、なる・なす 成例{れい}成功{せいこう}・完成{かんせい}・賛成{さんせい}・成就{じょうじゅ}・成仏{じょうぶつ}、成{な}り立{た}つ・成{な}し遂{と}げる。正字成。部首戈。 **【西】** セイ・サイ、にし 西例{れい}西暦{せいれき}・西部{せいぶ}・西国{さいごく}・東西{とうざい}、西日{にしび}。部首襾。② **【声(聲)】** セイ・ショウ、こえ・こわ 声例{れい}声楽{せいがく}・声援{せいえん}・大音声{だいおんじょう}・呼{よ}び声{ごえ}・声色{こわいろ}。部首声—士、聲—耳。② **【制】** セイ 制例{れい}制度{せいど}・制限{せいげん}・統制{とうせい}・制{せい}する。圏定{さだ}める・おさえる意{い}。部首刀。② **【姓】** セイ・ショウ 姓例{れい}姓名{せいめい}・同姓{どうせい}・百姓{ひゃくしょう}。社此時{しゃこのとき}。表外かばね→姓。部首女。 **【征】** セイ 征例{れい}征服{せいふく}・遠征{えんせい}・出征{しゅっせい}。天然{てんねん}うつ→討{う}つ、ゆく、行{ゆ}く。配置ネ。 **【性】** セイ・ショウ 性例{れい}性質{せいしつ}・理性{りせい}・男性{だんせい}・性分{しょうぶん}・相性{あいしょう}・根性{こんじょう}。さが→さがし。かな書{が}き。圏の生{う}まれつきの意{い}。②「たち」とも訓{くん}ずる。部首心。⑤ **【青】** セイ・ショウ、あお・あおい 青例{れい}青空{あおぞら}・青天{せいてん}・青銅{せいどう}・青年{せいねん}・青{あお}・紺青{こんじょう}。正字青。部首青。 **【斉(齊)】** セイ 斉例{れい}斉唱{せいしょう}・一斉{いっせい}・斉{ひと}しい。等{ひと}しい。圏そろう意{い}。②「斎(書斎{しょさい}・潔斎{けっさい})」は別字{べつじ}。部首齊。 **【政】** セイ・ショウ、まつりごと 政例{れい}政治{せいじ}・政府{せいふ}・為政者{いせいしゃ}・明治維新{めいじいしん}・行政{ぎょうせい}・政策{せいさく}・摂政{せっしょう}。圏「まつりごと」は「政事」とも。正字政。部首攴。 **【星】** セイ・ショウ、ほし 星例{れい}星座{せいざ}・流星{りゅうせい}・衛星{えいせい}・明星{みょうじょう}、黒星{くろぼし}。部首日。② **【牲】** セイ 牲例{れい}犠牲{ぎせい}。表外いけにえ→かな書{が}き。参「犠牲」は熟字訓{じゅくじくん}。部首牛。 **【省】** セイ・ショウ、かえりみる・はぶく 省例{れい}反省{はんせい}・帰省{きせい}・省略{しょうりゃく}、内省{ないせい}する、省略{しょうりゃく}の省令{しょうれい}、外務省{がいむしょう}・省下{しょうか}、自{みずか}らを省{かえり}みる・むだを省{はぶ}く。使{つか}い分{わ}け→本文{ほんぶん}、かえりみる(顧・省)。部首目。④ **【凄】** セイ 凄例{れい}凄惨{せいさん}・凄絶{せいぜつ}。表外すさまじい→かな書{が}き、すごい→かな書{が}き。部首冫。 **【逝】** セイ、ゆく・いく 逝例{れい}逝去{せいきょ}・急逝{きゅうせい}。道。部首辶。 **【清】** セイ・ショウ、きよい・きよまる・きよめる 清例{れい}清潔{せいけつ}・清算{せいさん}・粛清{しゅくせい}・六根清浄{ろっこんしょうじょう}”。団清水{きよみず}。正字清。部首水。④ **【盛】** セイ・ジョウ、もる・さかる・さかん 盛例{れい}盛大{せいだい}・全盛{ぜんせい}・繁盛{はんじょう}、盛{も}り上{あ}がる・花盛{はなざか}り・盛{さか}んに。正字盛。部首皿。 **【婿】** セイ、むこ 婿例{れい}女婿{じょせい}だ、花婿{はなむこ}。圏「婿」「智」ともに俗字{ぞくじ}。部首婿—女、婿—土、智—耳。 **【晴】** セイ、はれる・はらす 晴例{れい}晴天{せいてん}・快晴{かいせい}・晴{は}れ、日本晴{にほんば}れ、気晴{きば}らし。竜点睛{りゅうてんせい}」の「晴(ひとみ)」は別字{べつじ}。正字晴。部首日。② **【勢】** セイ、いきおい 勢例{れい}勢力{せいりょく}・優勢{ゆうせい}・情勢{じょうせい}・姿勢{しせい}・運勢{うんせい}、勢{いきお}いがある。勢{いきお}い、大勢{おおぜい}、形勢{けいせい}・運勢{うんせい}、勢{いきお}いがある。部首力。 **【聖】** セイ 聖例{れい}聖書{せいしょ}・聖人{せいじん}・神聖{しんせい}。表外ショウ→聖人{しょうにん}、ひじり→かな書{が}き。圏清{きよ}らかの意{い}。正字聖。部首耳。 **【誠】** セイ、まこと 誠例{れい}誠実{せいじつ}・誠意{せいい}、誠{まこと}に。正字誠。部首言。 **【精】** セイ・ショウ 精例{れい}精神{せいしん}・精密{せいみつ}・精進{しょうじん}、不精{ぶしょう}。天然{てんねん}くわしい→詳{くわ}しい。圏まじりけのない意{い}。正字精。部首米。⑤ **【製】** セイ 製例{れい}製造{せいぞう}・製鉄{せいてつ}・鉄製{てっせい}・製{せい}する。表外つくる→造{つく}る・作{つく}る。圏原義{げんぎ}は衣服{いふく}を作{つく}る意{い}。部首衣。⑤ **【誓】** セイ、ちかう 誓例{れい}誓約{せいやく}・誓詞{せいし}・宣誓{せんせい}、誓{ちか}い。部首言。 **【静(靜)】** セイ・ジョウ、しずか・しずまる・しずめる 静例{れい}静止{せいし}・静穏{せいおん}・安静{あんせい}・動静{どうせい}・静脈{じょうみゃく}、静{しず}かさ・物静{ものしず}か・鳴{な}りを静{しず}める。使{つか}い分{わ}け本文{ほんぶん}[囲み]しずまる・しずめる(静・鎮)。正字静。部首青。 **【請】** セイ・シン、こう・うける 請例{れい}請求{せいきゅう}・申請{しんせい}・普請{ふしん}、請{こ}いに応{おう}じる・請{う}け合{あ}う・請負{うけおい}・下請{したうけ}。表然{ひょうぜん}ショウ→起請文{きしょうもん}本文{ほんぶん}[囲み]うける(受・請)/こう(請・乞)。正字請。部首言。 **【基】** キ、もと・もとい 基例{れい}基本{きほん}・基礎{きそ}・基盤{きばん}・基づく、基{もとい}。代曲五。 <1651> **昔**セキ、むかし 例往昔{おうせき}・今昔{こんじゃく}、昔話{むかしばなし}。部首日。③ **析**セキ 例析出{せきしゅつ}・分析{ぶんせき}・解析{かいせき}。表外さく→割く。[注意]主に分ける意で使う。②「折{お}る」「拆{わ}れる」「柝{き}」は別字。部首木。④ **席**セキ 例席上{せきじょう}・座席{ざせき}・出席{しゅっせき}・末席{まっせき}。即席{そくせき}の意。㋐寄席{よせ}。部首巾。④ **脊**セキ 例脊髄{せきずい}・脊柱{せきちゅう}。[注意]背骨の意。部首肉。⑤ **隻**セキ 例隻手{せきしゅ}・数隻{すうせき} [注意]一つの意。また、船を数える助数詞。部首隹。④ **惜**セキ、おし-い・おし-む 例惜敗{せきはい}・哀惜{あいせき}・愛惜{あいせき}、負け惜しみ。表外シャク→不惜身命{ふしゃくしんみょう}。部首心。③ **戚**セキ 例親戚{しんせき}。[注意]身内の意。部首戈。⑤ **責**セキ、せ-める 例責務{せきむ}・責任{せきにん}・職責{しょくせき}、責め落とす。表外シャク→呵責{かしゃく}。使い分け→攻。部首貝。⑤ **跡**セキ、あと 例追跡{ついせき}・旧跡{きゅうせき}・遺跡{いせき}、苦心の跡・跡を追う。[参考]「蹟」は「跡」で統一(遺跡・旧跡・古跡・史跡・奇跡・聖跡・手跡・筆跡・三跡)。「蹟」は「跡」の別体。もと「蹟」が好まれた。「遺跡」の意では「址」「阯」。部首足。④ **整**セイ 例整理{せいり}・整列{せいれつ}・均整{きんせい}・調整{ちょうせい}、身辺を整える。[使い分け]本文[囲み]ととのう・ととのえる(整・調)。表記「家を『斉える」は「整」でまかなう。部首攴。③ **醒**セイ 例覚醒{かくせい}。表外さめる→覚める。部首酉。⑦ **税**ゼイ 例税金{ぜいきん}。免税{めんぜい}・関税{かんぜい}・消費税{しょうひぜい}。[注意]税金の意。正字稅。部首禾。⑤ **夕**セキ、ゆう 例今夕{こんせき}・一朝一夕{いっちょういっせき}、夕方{ゆうがた}・夕べ。㋐七夕{たなばた}。部首夕。① **斥**セキ 例斥候{せっこう}・排斥{はいせき}。表外 しりぞ-ける→退ける。[参考]「うかがう」とも訓ずる。部首斤。④ **石**セキ・シャク・コク、いし 例石材{せきざい}・岩石{がんせき}・宝石{ほうせき}・磁石{じしゃく}・石高{こくだか}・千石船{せんごくぶね}、小石{こいし}。部首石。① **赤**セキ・シャク、あか・あか-い・あか-らむ 例赤色{せきしょく}・革命{かくめい}・発赤{ほっせき}・赤銅{しゃくどう}、赤字{あかじ}・赤ん坊{あかんぼう}。[使い分け]→明。真っ赤{まっか}。部首赤。⑦ **窃(竊)**セツ 例窃盗{せっとう}・窃取{せっしゅ}・窃用{せつよう}。表外ぬす-む→盗む、ひそ-か→かな書き。部首穴。⑤ **積**セキ、つ-む・つ-もる 例積雪{せきせつ}・蓄積{ちくせき}・面積{めんせき}、下積み{したづみ}・見積もり{みつもり}。[使い分け]本文[囲み]つむ(積・紡)。部首禾。⑤ **績**セキ 例紡績{ほうせき}・成績{せいせき}・業績{ぎょうせき}。表外つむ-ぐ→紡ぐ、う-む→かな書き。[注意]手柄の意も。部首糸。⑤ **籍**セキ 例書籍{しょせき}・戸籍{こせき}・本籍{ほんせき}。表外ふみ→文。[参考]「藉{か}りる」は別字。正字籍。部首竹。⑥ **切**セツ・サイ、き-る・き-れる 例切断{せつだん}・親切{しんせつ}・切に{せつに}・一切れ{ひときれ}、切り身{きりみ}の一切れ。[使い分け]本文[囲み]きる(切・斬)。部首刀。② **折**セツ、お-る・お-れる 例屈折{くっせつ}・骨折{こっせつ}、折り紙{おりがみ}・名折れ{なおれ}。[注意]「くじく」とも訓ずる。部首手。③ **拙**セツ 例拙劣{せつれつ}・拙速{せっそく}・巧拙{こうせつ}。表外まずい→かな書き。部首手。③ **接**セツ・ショウ、つ-ぐ 例接続{せつぞく}・接近{せっきん}・面接{めんせつ}、接ぎ木{つぎき}。表外まじ-わる→交わる、う-ける→受ける、は-ぐ→かな書き。[使い分け]本文[囲み]つぐ(次・継・接)。部首手。⑤ **設**セツ、もう-ける 例設立{せつりつ}・設備{せつび}・建設{けんせつ}。表外しつ-らえる→かな書き。[使い分け]「新しく支店を設ける・一席設ける/〔儲〕金をもうける・一子をもうける」のように使う。部首言。⑤ **雪**セツ、ゆき 例雪辱{せつじょく}・降雪{こうせつ}・積雪{せきせつ}、初雪{はつゆき}。表外すす-ぐ→かな書き。㋐雪崩{なだれ}・吹雪{ふぶき}。正字雪。部首雨。② **摂(攝)**セツ・ショウ 例摂取{せっしゅ}・摂理{せつり}・摂政{せっしょう}、摂する。表外と-る→取る。[注意]かねる、おさめる意も。部首手。⑤ **節(節)**セツ・セチ、ふし 例節約{せつやく}・季節{きせつ}・関節{かんせつ}・節{ふし}料理、節穴{ふしあな}。部首竹。④ **説**セツ・ゼイ、と-く 例説明{せつめい}・小説{しょうせつ}・演説{えんぜつ}。部首言。④ <1652> **舌**ゼツ、した 例舌端{ぜったん}・弁舌{べんぜつ}・筆舌{ひつぜつ}、猫舌{ねこじた}・二枚舌{にまいじた}。部首舌。⑥ **絶**ゼツ、た-える・た-やす・た-つ 例絶妙{ぜつみょう}・絶対{ぜったい}・絶好調{ぜっこうちょう}・断絶{だんぜつ}・中絶{ちゅうぜつ}、根絶やし{ねだやし}にする、命を絶つ。[使い分け]本文[囲み]たえる(耐・堪・絶)。部首糸。⑤ **千**セン、ち 例千円{せんえん}・千人力{せんにんりき}・千差万別{せんさばんべつ}、千草{ちぐさ}・千々に{ちぢに}。表記 証書類では「仟・阡」とも。部首十。③ **川**セン、かわ 例川柳{せんりゅう}・河川{かせん}、川岸{かわぎし}・小川{おがわ}。表記 もと「川/河」は、「日本の川/外国の大河」で使い分けた。今ではその意識は薄い。㋐川原{かわら}。部首巛。③ **仙**セン 例仙人{せんにん}・酒仙{しゅせん}・六歌仙{ろっかせん}。[注意]仙人、優れた人の意。部首人。② **占**セン、うらな-う 例占星術{せんせいじゅつ}・独占{どくせん}、買い占め{かいしめ}・星占い{ほしうらない}。部首卜。② **先**セン、さき 例率先{そっせん}、先立つ{さきだつ}・先生{せんせい}・機先{きせん}、かな書き。表記「尖鋭」「尖兵」は「先鋭」「先兵」で、「尖端」は類義の「先端」で代用(「尖」はとがる、「先」は物のはし)。部首儿。③ **宣**セン 例宣言{せんげん}・宣誓{せんせい}・宣伝{せんでん}・託宣{たくせん}・宣する。表外の-る→かな書き、の-たまう→かな書き、の-べる→述べる。[参考]多くの人に言い広める意。部首宀。③ **専(專)**セン、もっぱ-ら 例専制{せんせい}・専門{せんもん}・専一{せんいつ}、専ら。表記「専断/擅断」は「専断」で統一(「擅」はほしいままの意。別語が一語化した)。部首寸。⑤ **泉**セン、いずみ 例泉水{せんすい}・温泉{おんせん}・源泉{げんせん}。部首水。④ **浅(淺)**セン、あさ-い 例浅薄{せんぱく}・浅学{せんがく}・深浅{しんせん}、浅瀬{あさせ}・遠浅{とおあさ}。部首水。③ **洗**セン、あら-う 例洗面{せんめん}・洗礼{せんれい}・洗剤{せんざい}、洗い流す。部首水。◎ **染**セン、そ-める・そ-まる・し-みる 例染色{せんしょく}・染料{せんりょう}・汚染{おせん}・伝染{でんせん}・感染{かんせん}、染め物{そめもの}・汗染み{あせじみ}・染み抜き{しみぬき}。[使い分け]「色が布に染みる/〔沁〕目にしみる・心にしみる・身にしみる/〔滲]水がしみる・体液がし{泌}み出る」のように。部首木。⑤ **扇**セン、おうぎ 例扇子{せんす}・扇風機{せんぷうき}・扇状地{せんじょうち}、舞扇{まいおうぎ}。表外あお-ぐ→かな書き。㋐し、[注意]「煽動」「煽情」は「扇動」「扇情」で代用(「煽」はあおる)。正字扇。部首戶。④ **栓**セン 例栓抜き{せんぬき}・元栓{もとせん}・耳栓{みみせん}・給水栓{きゅうすいせん}・消火栓{しょうかせん}。正字栓。部首木。④ **旋**セン 例旋回{せんかい}・旋律{せんりつ}・周旋{しゅうせん}。表外めぐ-る→巡る、かえ-る→帰る。[注意]ぐるぐる回る意。部首方。④ **船**セン、ふね・ふな 例船員{せんいん}・汽船{きせん}、親船{おやふね}・大船{おおぶね}・船旅{ふなたび}・船荷{ふなに}。[使い分け]「船で世界を巡る/舟をこぐ・ささ舟・小舟」のように使う。[参考]「舩」は俗字。部首舟。⑥ **戦(戰)**セン、たたか-う 例戦争{せんそう}・苦戦{くせん}・論戦{ろんせん}・舌戦{ぜっせん}、戦い。表外いくさ→かな書き。[使い分け]本文[囲み]たたかう(戦・闘)。部首戈。④ **煎**セン、い-る 例煎茶{せんちゃ}、煎り豆{いりまめ}。[参考]「前/煎」の字体に注意。部首火。④ **羨**セン、うらや-む 例羨望{せんぼう}。[注意]「うらやむ」の意。部首羊。⑥ **腺**セン 例前立腺{ぜんりつせん}・涙腺{るいせん}。部首肉。 **詮**セン 例詮索{せんさく}・所詮{しょせん}。[注意]道理を明らかにする意。②「詮/全・栓」の字体に注意。部首言。 **践(踐)**セン、ふ-む 例実践{じっせん}。[注意]踏み行う意。部首足。 **箋**セン 例便箋{びんせん}・付箋{ふせん}。[注意]「箋/桟・浅・銭・踐」の字体に注意。部首竹。 **銭(錢)**セン、ぜに 例銭湯{せんとう}・金銭{きんせん}、小銭{こぜに}・身銭{みぜに}。表外かね→金。[参考]「ぜに」は「セン」の転。部首金。 **潜(潛)**セン、ひそ-む・もぐ-る 例潜水{せんすい}・潜在的{せんざいてき}・沈潜{ちんせん}、物陰に潜む・潜り込む。表外くぐ-る→かな書き。部首水。 **線**セン 例線路{せんろ}・線条{せんじょう}・点線{てんせん}・直線{ちょくせん}・北回帰線{きたかいきせん}。部首糸。⑥ **遷**セン 例遷延{せんえん}・遷都{せんと}・変遷{へんせん}。表外うつ-る・うつ-す→移る・移す。㋐[注意]「都を、遷す」と多用する。正字遷。部首辵。 <1653> **選**セン、えら-ぶ 例選択{せんたく}・選挙{せんきょ}・選集{せんしゅう}・当選{とうせん}・選する、選び出す。表外よ-る→かな書き。[使い分け]本文[囲み]えらぶ(選・択)。[表記]「『銓衡』は「選考」で代用(考)。新聞は「▼撰」を使う(勅撰集・貫之の撰・歌集を撰ぶ)。「撰」はより分ける意。正字選。部首辵。⑦ **薦**セン、すす-める 例推薦{すいせん}・自薦{じせん}、委員に田中君を薦める。[使い分け]本文[囲み]すすめる・すすむ(進・勧・薦)。部首艸。 **繊(纖)**セン 例繊維{せんい}・化繊{かせん}。表外ほそ-い・こま-かい・よわ-いとも訓ずる。部首糸。 **鮮**セン 例鮮魚{せんぎょ}・生鮮{せいせん}、色鮮やか{いろあざやか}。表外すくな-い→少ない。[注意]新しいの意も(鮮魚)。部首魚。 **全**ゼン、まった-く・すべ-て 例全部{ぜんぶ}・全国{ぜんこく}・全然{ぜんぜん}・完全{かんぜん}、全て、全うする。部首入。⑥ **前**ゼン、まえ 例前後{ぜんご}・以前{いぜん}・空前{くうぜん}、前もって。正字前。部首刀。② **善**ゼン、よ-い 例善悪{ぜんあく}、善処{ぜんしょ}・善戦{ぜんせん}・改善{かいぜん}・慈善{じぜん}・追善{ついぜん}、善い行い。[使い分け]本文[囲み]よい(良・善)。部首口。⑥ **然**ゼン・ネン 例当然{とうぜん}・自然{しぜん}・必然{ひつぜん}・天然{てんねん}。表外しか-り・しか-し・しか-れども→かな書き。部首火。④ **禅(禪)**ゼン 例禅宗{ぜんしゅう}・座禅{ざぜん}。[参考]位を譲る意も(禅譲)。部首示。 **漸**ゼン 例漸次{ぜんじ}・漸進的{ぜんしんてき}・漸近線{ぜんきんせん}。表外ようや-く→かな書き。㋐[注意]「ザン」と読むのは誤り。部首水。 **膳**ゼン 例配膳{はいぜん}。部首肉。 **繕**ゼン、つくろ-う 例修繕{しゅうぜん}・営繕{えいぜん}、取り繕う・身繕い{みづくろい}。部首糸。 **狙**ソ、ねら-う 例狙撃{そげき}。部首犬。③ **阻**ソ 例阻害{そがい}・険阻{けんそ}。表外けわ-しい→険しい。[表記]「阻止/沮止」は「阻止」で統一。「沮喪」は「阻喪」で代用。これに準じて、「沮喪」は「阻喪」で代用。部首阜。 **祖(祖)**ソ 例祖父{そふ}・元祖{がんそ}・祖述{そじゅつ}。表外おや→かな書き。[注意]祖先・おおもと・のっとるの意。②「お『祖』父さん」「お『祖』母さん」は熟字訓。部首示。⑤ **租**ソ 例租税{そぜい}・租借{そしゃく}・租界{そかい}。[注意]税金・借りるの意。部首禾。 **素**ソ・ス 例素材{そざい}・元素{げんそ}・炭素{たんそ}・平素{へいそ}・素顔{すがお}・素手{すで}・素性{すじょう}。[注意]原義は白絹の意。部首糸。⑤ **措**ソ 例措置{そち}・措辞{そじ}・挙措{きょそ}。表外お-く→置く。[注意]しばらくそのままにしておく、ふるまう意。部首手。 **粗**ソ、あら-い 例粗密{そみつ}・粗野{そや}・精粗{せいそ}・粗末{そまつ}・粗雑{そざつ}・粗品{そしな}。[注意]念入りにたたない意。部首米。 **組**ソ、く-む 例組閣{そかく}・組織{そしき}・組成{そせい}・改組{かいそ}。部首糸。② **疎**ソ、うと-い・うと-む 例疎密{そみつ}・疎外{そがい}・疎遠{そえん}、疎んじる。表外まば-ら→かな書き、おろそ-か→かな書き、おろ-か→かな書き。㋐[注意]「疏」は同義の「疎(するりと通る)」で代用(疎通・疎明)。これに準じて、「疏水→疎水」も行われるが、「疏水」が優勢。注釈の意ではもっぱら「疏」。部首疋。 **訴**ソ、うった-える 例訴訟{そしょう}・告訴{こくそ}・哀訴{あいそ}・訴え。部首言。⑦ **塑**ソ 例塑像{そぞう}・彫塑{ちょうそ}・可塑性{かそせい}。[注意]土をこねてかたどる意。正字塑。部首土。 **遡(遡)**ソ、さかのぼ-る 例遡及{そきゅう}・遡上{そじょう}。[注意]「遡・遜・謎/込・辺・迅など」の字体に注意。②「遡」は許容字体。正字遡。部首辵。 **礎**ソ、いしずえ 例基礎{きそ}。[注意]柱の下に置く石の意。部首石。 **双(雙)**ソウ、ふた 例双璧{そうへき}・双方向{そうほうこう}・無双{むそう}。表外なら-ぶ→並ぶ。㋐[注意]新聞では「▼叢書」を「双書」で代用(「叢」は集める、「双」は二つ)。ただし、ならびない本の意で「双書」ともする。部首又。 **壮(壯)**ソウ 例壮健{そうけん}・壮大{そうだい}・悲壮{ひそう}。表外さか-ん→盛ん。[注意]血気さかんの意。部首士。③ **早**ソウ・サッ、はや-い・はや-まる・はや-める 例早期{そうき}・早晩{そうばん}・早々{そうそう}・早急{さっきゅう}・早速{さっそく}。部首日。⑥ <1654> **争(爭)**ソウ、あらそ-う 例争議{そうぎ}・争乱{そうらん}・競争{きょうそう}・紛争{ふんそう}・争い。部首亅。④ **走**ソウ、はし-る 例走行{そうこう}・競走{きょうそう}・滑走{かっそう}・逃走{とうそう}、先走り{さきばしり}。㋐師走{しわす}。部首走。② **奏**ソウ、かな-でる 例奏楽{そうがく}・演奏{えんそう}・合奏{がっそう}・奏上{そうじょう}・奏する。[注意]申す。部首大。⑤ **相**ソウ・ショウ、あい 例相当{そうとう}・相談{そうだん}・真相{しんそう}・様相{ようそう}、首相{しゅしょう}・宰相{さいしょう}、相手{あいて}・相済まない{あいすまない}。表外み-る→見る、たす-ける→助ける。[注意]互いに・有様・大臣などの意。㋐相撲{すもう}。部首目。③ **荘(莊)**ソウ・ショウ 例荘厳{そうごん}・荘重{そうちょう}・別荘{べっそう}。表外ショウ→荘園。圏おごそか、いなかの仮ずまいの意。部首艸。 **草**ソウ、くさ 例草案{そうあん}・草稿{そうこう}・起草{きそう}、草花{くさばな}・語り草{かたりぐさ}。[注意]くさ、下書き、ぞんざいなどの意。㋐草履{ぞうり}。部首艸。③ **送**ソウ、おく-る 例送別{そうべつ}・放送{ほうそう}・運送{うんそう}・郵送{ゆうそう}、見送り{みおくり}。[使い分け]本文[囲み]おくる(送・贈)。正字送。部首辵。③ **倉**ソウ、くら 例倉庫{そうこ}・穀倉{こくそう}、倉敷料{くらしきりょう}。[使い分け]本文[囲み]くら(倉・蔵)。[表記]「船艙/船倉」は「船倉」で統一(「艙」はふなぐら。もと多く「船艙」)。皇。部首人。④ **捜(搜)**ソウ、さが-す 例捜索{そうさく}・捜査{そうさ}・博捜{はくそう}、部屋の中を捜す。[使い分け]本文[囲み]さがす(探・捜)。正字搜。部首手。⑥ **挿(插)**ソウ、さ-す 例挿入{そうにゅう}・挿話{そうわ}、挿し木{さしき}・挿絵{さしえ}。表外す-げる→かな書き。[使い分け]本文[囲み]さす(差・刺・指・挿)。部首手。 **桑**ソウ、くわ 例桑園{そうえん}、桑畑{くわばたけ}。[注意]クワの木の意。部首木。 **巣(巢)**ソウ、す 例営巣{えいそう}・卵巣{らんそう}・病巣{びょうそう}・帰巣{きそう}、巣箱{すばこ}・巣立つ{すだつ}。部首巛。④ **掃**ソウ、は-く 例掃除{そうじ}・清掃{せいそう}・一掃{いっそう}、掃きだめ。表外はら-う→払う。[注意]「剿滅」は類義の「掃滅」で代用(「剿」は殺す)。部首手。 **曹**ソウ 例法曹界{ほうそうかい}・軍曹{ぐんそう}・陸曹{りくそう}・御曹司{おんぞうし}。[参考]役人・仲間の意。部首曰。 **曽(曾)**ソウ・ゾウ 例曽祖父{そうそふ}・曽孫{そうそん}・未曽有{みぞう}。表外かつ-て→かな書き。部首曰。④ **爽**ソウ、さわ-やか 例爽快{そうかい}。部首爻。 **窓**ソウ、まど 例車窓{しゃそう}・同窓{どうそう}・深窓{しんそう}、窓口{まどぐち}・出窓{でまど}。圏、[窗]は別体。部首穴。⑥ **創**ソウ、つく-る 例創造{そうぞう}・独創{どくそう}・刀創{とうそう}、絆創膏{ばんそうこう}。[使い分け]本文[囲み]つくる(作・造・創)。部首刀。◎ **喪**ソウ 例喪失{そうしつ}・喪心{そうしん}・喪服{もふく}・喪中{もちゅう}。表外うしな-う→失う、ほろ-びる→滅びる。[注意]なくなる意。部首口。 **痩(瘦)**ソウ、や-せる 例痩身{そうしん}。部首疒。 **葬**ソウ、ほうむ-る 例葬式{そうしき}・葬儀{そうぎ}・埋葬{まいそう}。部首艸。 **装(裝)**ソウ・ショウ、よそお-う 例装置{そうち}・服装{ふくそう}・変装{へんそう}・装束{しょうぞく}・衣装{いしょう}、装い。[表記]「衣装/衣裳」は「衣装」で統一(「裳」はもすその意。元来別語だが、混同もされた。もと、もっぱら「衣裳」)。部首衣。 **僧(僧)**ソウ 例僧院{そういん}・高僧{こうそう}・尼僧{にそう}・禅僧{ぜんそう}。[注意]僧侶の意。部首人。 **想**ソウ・ソ 例想像{そうぞう}・感想{かんそう}・予想{よそう}・愛想{あいそ}・。表外おも-う→思う。[表記]「『想』う」は「母を想う・過ぎし日を想う・想い出」などで好まれる。[注意]思い浮かべる意。部首心。 **層(層)**ソウ 例層雲{そううん}・高層{こうそう}・断層{だんそう}・階層{かいそう}。[注意]積み重なる意。部首尸。 **総(總)**ソウ 例総合{そうごう}・総計{そうけい}・総理{そうり}・総領{そうりょう}。表外ふさ→房、すべ-て→かな書き。[表記]集めたばねる意。「総合/綜合」は「総合」で統一(「綜」は統べる意。「分析」の対語では、もと、もっぱら「綜合」)。「『惣菜』は「総菜」で代用(「惣」は全ての意)。部首糸。 **遭**ソウ、あ-う 例遭遇{そうぐう}・遭難{そうなん}、災難に遭う。[使い分け]本文[囲み]あう(会・遭・合)。正字遭。部首辵。 <1655> **槽**ソウ 例水槽{すいそう}・浴槽{よくそう}・歯槽{しそう}。表外おけ→かな書き、ふね→かな書き。部首木。 **踪**ソウ 例失踪{しっそう}。表外あと→跡。部首足。 **操**ソウ、みさお・あやつ-る 例操縦{そうじゅう}・操作{そうさ}・節操{せっそう}・志操堅固{しそうけんこ}、操り人形{あやつりにんぎょう}。表外と-る→執る。部首手。◎ **燥**ソウ 例乾燥{かんそう}・高燥{こうそう}、涙がかわく。[表記]「焦躁」は類義の「焦燥(焼け焦げる)」で代用(「躁」は騒ぐ意で「燥」に通じる)。部首火。 **霜**ソウ、しも 例霜害{そうがい}・晩霜{ばんそう}、初霜{はつしも}。[注意]年月の意も(幾星霜)。部首雨。 **騒(騷)**ソウ、さわ-ぐ 例騒動{そうどう}・騒乱{そうらん}・騒音{そうおん}・物騒{ぶっそう}、大騒ぎ、騒がしい。部首馬。 **藻**ソウ、も 例藻類{そうるい}・海藻{かいそう}。[注意]文章のあやの意も。(詞藻・文藻)。部首艸。 **造**ゾウ、つく-る 例造船{ぞうせん}・造花{ぞうか}・構造{こうぞう}・建造物{けんぞうぶつ}、庭園を造る、酒造り。表外みやつこ(姓の一)→造で、いた-る→至る。[使い分け]本文[囲み]つくる(作・造・創)。正字造。部首辵。⑤ **像**ゾウ 例肖像{しょうぞう}・現像{げんぞう}・想像{そうぞう}。表外かた-どる→かな書き、かた→形。部首人。⑤ **増(增)**ゾウ、ま-す・ふ-える・ふ-やす 例増減{ぞうげん}・増加{ぞうか}・激増{げきぞう}、数が増える・水増し。使い分け本文[囲み]ふえる・ふやす(増・殖)。部首土。 **憎(憎)**ゾウ、にく-む・にく-い・にく-らしい・にく-しみ 例憎悪{ぞうお}・愛憎{あいぞう}・憎さ・憎体・心憎い・小憎らしい・憎らしい。部首心。 **蔵(藏)**ゾウ、くら 例蔵書{ぞうしょ}・土蔵{どぞう}・蔵する、蔵屋敷{くらやしき}・蔵払い{くらばらい}。表外かく-す→隠す、おさ-める→収める。[使い分け]本文[囲み]くら(倉・蔵)。部首艸。 **贈(贈)**ゾウ・ソウ、おく-る 例贈与{ぞうよ}・贈呈{ぞうてい}・寄贈{きぞう}・贈り物{おくりもの}。[使い分け]本文[囲み]おくる(送・贈)。部首貝。 **臓(臟)**ゾウ 例臓器{ぞうき}・内蔵{ないぞう}・心臓{しんぞう}。[注意]はらわたの意から、体内器官の総称。部首肉。⑥ **即(卽)**ソク 例即位{そくい}・即興{そっきょう}・即する。表外つ-く→就く、すなわち→かな書き。[注意]ただちにの意。部首卩。 **束**ソク、たば 例約束{やくそく}・結束{けっそく}・二束三文{にそくさんもん}、花束{はなたば}・束ねる。表外つか→かな書き、つか-ねる→かな書き、たわ(束子)→かな書き。[注意]「棘(とげ)」は別字。部首木。 **足**ソク、あし・た-りる・た-す 例足跡{そくせき}・遠足{えんそく}・補足{ほそく}、足音{あしおと}・満足{まんぞく}・不足{ふそく}・舌足らず{したたらず}・足し算{たしざん}。[使い分け]「足/脚」は「人の足・机の脚・雨脚・船脚」のように使う。㋐足袋{たび}。部首足。⑦ **促**ソク、うなが-す 例促進{そくしん}・促成{そくせい}・催促{さいそく}。表外せま-る→迫る。部首人。 **則**ソク 例規則{きそく}・法則{ほうそく}・鉄則{てっそく}・変則{へんそく}。[注意]のり(法)・のっとるの意。部首刀。⑤ **息**ソク、いき 例休息{きゅうそく}・消息{しょうそく}・子息{しそく}、息巻く{いきまく}・吐息{といき}。表外やす-む→休む、いこ-う→憩う、や-める→かな書き。[表記]「終息/終熄」は「終息」で統一(「熄」もやめる意。もともっぱら「終息」)。「いき」は「『呼吸』(熟字訓)」とも。㋐息子{むすこ}。部首心。③ **捉**ソク、とら-える 例捕捉{ほそく}。[使い分け]本文[囲み]とらえる(捕・捉)。[注意]「捉える/捕とらえる」の送りがなに注意。部首手。 **速**ソク、はや-い・はや-める・はや-まる・すみ-やか 例速度{そくど}・敏速{びんそく}・時速{じそく}・早速{さっそく}、足が速い・回転を速める。[使い分け]本文[囲み]はやい・はやまる(早・速)。③正字速。部首辵。 **側**ソク、かわ 例側面{そくめん}・右側{うそく}・裏側{うらがわ}・片側{かたがわ}。表外そば→かな書き、かたわ-ら→傍ら。[注意]常用漢字表では備考に「がわ」の訓を示す。部首人。 **測**ソク、はか-る 例測量{そくりょう}・実測{じっそく}・観測{かんそく}・推測{すいそく}、血圧を測る。[使い分け]本文[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。部首水。⑤ **俗**ゾク 例俗事{ぞくじ}・俗悪{ぞくあく}・風俗{ふうぞく}・民俗{みんぞく}・世俗{せぞく}。部首人。 **族**ゾク 例家族{かぞく}・王族{おうぞく}・豪族{ごうぞく}・親族{しんぞく}・民族{みんぞく}。表外やから→族で統一(ともに群がり生える意。「簇生」は「ソウセイ」の慣用読み)。[表記]「簇生/族生」は「族生」で統一(ともに群がり生える意。「簇生」は「ソウセイ」の慣用読み)。[注意]原義は集まる意。部首方。③ **属(屬)**ゾク 例属性{ぞくせい}・従属{じゅうぞく}・金属{きんぞく}・属する。表外ショク→属目(=嘱目)、サカン(佐官)→属官。部首尸。⑤ <1656> **賊**ゾク 例賊軍{ぞくぐん}・盗賊{とうぞく}・賊する。表外そこ-なう→損なう、ぬす-む→盗む。正字賊。部首貝。 **続(續)**ゾク、つづ-く・つづ-ける 例続出{ぞくしゅつ}・続行{ぞっこう}・連続{れんぞく}、降り続く・手続き{てつづき}。表外ショク→続日本紀{しょくにほんぎ}、つ-ぐ→継ぐ。部首糸。④ **卒**ソツ・ゾッス 例卒業{そつぎょう}・脳卒中{のうそっちゅう}。表外しゅっ-する→かな書き、お-わる→終わる、ついに→かな書き、にわかに→かな書き。[注意]兵士の意も(兵卒)。②俗字「卆」は「卒寿」で好まれる。部首十。 **率**ソツ・リツ、ひき-いる 例率先{そっせん}・率直{そっちょく}・統率{とうそつ}・引率{いんそつ}・軽率{けいそつ}・比率{ひりつ}・能率{のうりつ}・百分率{ひゃくぶんりつ}。表外したが-う→従う、おおむ-ね→かな書き。正字率。部首玄。⑤ **存**ソン・ゾン 例存在{そんざい}・存続{そんぞく}・既存{きそん}・生存{せいぞん}、ご健勝に存じます。表外ながら-える→長らえる。部首子。 **村**ソン、むら 例村長{そんちょう}・村落{そんらく}・農村{のうそん}・漁村{ぎょそん}、村里{むらざと}。㋐[邨]は別体。部首木。 **孫**ソン、まご 例子孫{しそん}・皇孫{こうそん}・嫡孫{ちゃくそん}・末孫{ばっそん}、孫子{まごこ}。部首子。④ **尊**ソン、たっと-い・とうと-い・たっと-ぶ・とうと-ぶ 例尊敬{そんけい}・尊大{そんだい}・本尊{ほんぞん}、尊い犠牲・神仏を尊ぶ。表外みこと→尊。[使い分け]本文[囲み]とうとい・とうとぶ(貴・尊)。部首寸。⑥ **損**ソン、そこ-なう・そこ-ねる 例損失{そんしつ}・欠損{けっそん}・破損{はそん}・損する・お見損なう。[注意]減るの意も(損耗)。部首手。 **遜**ソン 例謙遜{けんそん}・不遜{ふそん}。表外へりくだ-る→かな書き、ゆず-る→譲る。[注意]「遡・遜・謎/込・辺・迅など」の字体に注意。②「遜」は許容字体。部首辵。 **他**タ、ほか 例他人{たにん}・他界{たかい}・排他的{はいたてき}・その他。使い分け本文[囲み]ほか(外・他)。部首人。③ **多**タ、おお-い 例多少{たしょう}・多数{たすう}・雑多{ざった}、甚だ多い。部首夕。② **汰**タ 例沙汰{さた}。部首水。 **打**ダ、う-つ 例打撃{だげき}・殴打{おうだ}・打算{ださん}、打っ飛ばす。表外チョウ→打擲{ちょうちゃく}。[使い分け]本文[囲み]うつ(打・撃・討)。部首手。③ **妥**ダ 例妥当{だとう}・妥結{だけつ}・妥協{だきょう}。[注意]おだやか、落ち着いている意。正字妥。部首女。 **唾**ダ 例唾液{だえき}・棄唾{きだ}、眉唾{まゆつば}。[注意]常用漢字表では備考に「つばき」の訓を示す。㋐固唾{かたず}。部首口。 **堕(墮)**ダ 例堕落{だらく}・堕胎{だたい}・堕する。部首土。 **惰**ダ 例惰眠{だみん}・惰性{だせい}・怠惰{たいだ}。表外おこた-る→怠る、なま-ける→怠ける。部首心。 **駄**ダ 例駄菓子{だがし}・駄作{ださく}・駄馬{だば}・無駄{むだ}。表外ゲ→下駄{げた}。[注意]荷物を運ぶ馬の意から、くだらない意。部首馬。 **太**タイ・タ、ふと-い・ふと-る 例太陽{たいよう}・太鼓{たいこ}・皇太子{こうたいし}・丸太{まるた}、太字{ふとじ}。表外はなは-だ→甚だ。[表記]「財産が太る/体が肥える」などと使ったが、今は「太」でまかなう。㋐太刀{たち}。部首大。② **対(對)**タイ・ツイ 例対立{たいりつ}・反対{はんたい}・対する・対句{ついく}・一対{いっつい}。表外むか-う→向かう、こた-える→答える。部首寸。③ **体(體)**タイ・テイ 例体格{たいかく}・人体{じんたい}・主体{しゅたい}・体する・体裁{ていさい}・風体{ふうてい}、体つき{からだつき}。[表記]「身体/『身』体(熟字訓)」も好まれる。[参考]「体・體」は本来別字。「体」は粗末、「體」はからだ。②「体」は俗字。部首人。② **耐**タイ、た-える 例耐久{たいきゅう}・忍耐{にんたい}、重圧に耐える。表外こら-える→かな書き。[使い分け]本文[囲み]たえる(耐・堪・絶)。部首而。 **待**タイ、ま-つ 例待機{たいき}・待望{たいぼう}・期待{きたい}、待ち遠しい{まちどおしい}。[表記]「後考に、俟つ」は「待」でまかなう。[注意]もてなす意も(待遇・招待)。部首彳。 **怠**タイ、おこ-たる・なま-ける 例怠惰{たいだ}・怠慢{たいまん}、怠け者{なまけもの}。部首心。 **胎**タイ 例胎児{たいじ}・受胎{じゅたい}・母胎{ぼたい}・胎動{たいどう}。部首月。 **退**タイ、しりぞ-く・しりぞ-ける 例退却{たいきゃく}・退陣{たいじん}・退屈{たいくつ}・進退{しんたい}。表外の-く→かな書き、すさ-る→かな書き、しさ-る→かな書き、ひ-く→引く。[表記]「褪色/退色」は「退色」で統一(「褪」は色がさめる意の表外字)。[注意]「退廃・廃退」は「退廃」で統一(「退」は崩れ衰える意。㋐立ち退く{たちのく}。正字退。部首辵。 <1657> **帯(帶)**タイ、お-びる・お-び 例携帯{けいたい}・地帯{ちたい}・連帯{れんたい}・帯する、角帯{かくおび}。部首巾。④ **泰**タイ 例泰然{たいぜん}・泰斗{たいと}・安泰{あんたい}。表外やす-い→安い。[注意]はなはだの意も〔泰西(=西洋)〕。部首水。 **堆**タイ 例堆積{たいせき}。表外うずたか-い→かな書き。部首土。 **袋**タイ、ふくろ 例風袋{ふうたい}・郵袋{ゆうたい}、紙袋{かみぶくろ}・お袋{おふくろ}。表外てい→布袋。㋐足袋{たび}。部首衣。 **逮**タイ 例逮捕{たいほ}・逮夜{たいや}。表外およ-ぶ→及ぶ。[注意]追うの意。正字逮。部首辵。 **替**タイ、か-える・か-わる 例代替{だいたい}・交替{こうたい}、替え歌{かえうた}・両替{りょうがえ}・内閣が替わる。[使い分け]本文[囲み]かわる・かえる(変・換・代・替)。㋐為替{かわせ}。部首曰。 **貸**タイ、か-す 例貸与{たいよ}・貸し借り{かしかり}。[使い分け]「資本を貸す/〔藉〕手を藉すに時をもってする(時間的猶予を与える)」のように使う。「藉す」は「仮す」とも。部首貝。 **隊**タイ 例隊列{たいれつ}・隊商{たいしょう}・軍隊{ぐんたい}・部隊{ぶたい}。[注意]軍隊・組の意。正字隊。部首阜。④ **滞(滯)**タイ、とどこお-る 例滞在{たいざい}・沈滞{ちんたい}・遅滞{ちたい}・滞り。部首水。 **態**タイ 例態勢{たいせい}・形態{けいたい}・容態{ようだい}。表外てい→体。わざ-と→かな書き。[注意]振る舞い・様子の意。部首心。⑤ **戴**タイ 例戴冠{たいかん}・頂戴{ちょうだい}。表外いただ-く→頂く。正字戴。部首戈。 **大**ダイ・タイ、おお・おお-きい・おお-いに 例大小{だいしょう}・大胆{だいたん}・拡大{かくだい}・大悪人{だいあくにん}・大和{やまと}・大衆{たいしゅう}・大して{たいして}、大通り{おおどおり}・大きさ{おおきさ}。㋐大人{おとな}。部首大。① **代**ダイ・タイ、か-わる・か-える・よ・しろ 例代理{だいり}・世代{せだい}・現代{げんだい}・千代{ちよ}・代物{しろもの}・苗代{なわしろ}。[使い分け]本文[囲み]かわる・かえる(変・換・代・替)。部首人。③ **台(臺)**ダイ・タイ 例台地{だいち}・舞台{ぶたい}。表外うてな→かな書き。[表記]「颱風」は「台風」で代用(「颱」は大風)。新聞は、機械の「抬」を「台」で代用(「抬」は「撞」の略字)。[注意]「台・臺」は本来別字。「台」は星の名、喜ぶ、「臺」はうてな。部首台―口、臺―至。② **第**ダイ 例第一{だいいち}・第三者{だいさんしゃ}・及第{きゅうだい}。表外テイ→第宅(=邸宅)。[注意]物の順序の意。部首竹。③ **題**ダイ 例題名{だいめい}・問題{もんだい}・出題{しゅつだい}・題する。[注意]見出し・問題の意。部首頁。 **滝(瀧)**たき 例滝つぼ{たきつぼ}。部首水。 **宅**タク 例宅地{たくち}・自宅{じたく}・帰宅{きたく}。[参考]住まいの意。部首宀。◎ **択(擇)**タク、えら-ぶ 例選択{せんたく}・採択{さいたく}。[使い分け]本文[囲み]えらぶ(選・択)。部首手。 **沢(澤)**タク、さわ 例光沢{こうたく}・潤沢{じゅんたく}・恩沢{おんたく}。[注意]うるおい・つや・湿地の意。部首水。 **卓**タク 例卓越{たくえつ}・卓見{たっけん}・卓球{たっきゅう}・食卓{しょくたく}。[注意]優れる、テーブルの意。部首十。 **拓**タク 例拓殖{たくしょく}・開拓{かいたく}。㋐拓本{たくほん}。部首手。 **託**タク 例託宣{たくせん}・委託{いたく}・結託{けったく}・嘱託{しょくたく}・信託{しんたく}・仮託{かたく}・託する。表外かこつ-ける→かな書き。[表記]任せる意で「托」に通じる(委託・委托)が、のせる意では「託」を「托」の代用とはしない(一蓮托生・托鉢)。部首言。 **濯**タク 例洗濯{せんたく}。表外すす-ぐ→かな書き、そそ-ぐ→かな書き、ゆす-ぐ→かな書き、あら-う→洗う。正字濯。部首水。 **諾**ダク 例諾否{だくひ}・承諾{しょうだく}・快諾{かいだく}・諾する。表外うべな-う→かな書き。部首言。 **濁**ダク、にご-る・にご-す 例濁流{だくりゅう}・濁音{だくおん}・清濁{せいだく}・連濁{れんだく}、濁り酒{にごりざけ}。表外ジョク→濁世。部首水。 **但**ただ-し 例但し書き{ただしがき}。表外ただ→かな書き。部首人。 **達**タツ、だっ-する 例達成{たっせい}・達人{たつじん}・上達{じょうたつ}・発達{はったつ}・伝達{でんたつ}・達する。表外たち(接尾語)→かな書き、さと-る→悟る。[注意]通じる、届く意。㋐友達{ともだち}。正字達。部首辵。④ **脱**ダツ 例脱出{だっしゅつ}・虚脱{きょだつ}・脱する、肌脱ぎ{はだぬぎ}。表外のが-れる→逃れる、ぬ-ける→抜ける。正字脫。部首肉。 <1658> **奪**ダツ 例奪回{だっかい}・強奪{ごうだつ}・略奪{りゃくだつ}、奪い取る。部首大。 **棚**たな 例棚上げ{たなあげ}・戸棚{とだな}・大陸棚{たいりくだな}。部首木。 **誰**だれ 部首言。 **丹**タン 例丹念{たんねん}・牡丹{ぼたん}。[注意]真心の意。部首丶。 **旦**タン・ダン 例一旦{いったん}・元旦{がんたん}・旦那{だんな}。表外あした→かな書き。部首日。 **担(擔)**タン、かつ-ぐ・にな-う 例担当{たんとう}・担保{たんぽ}・負担{ふたん}、担ぎ出す{かつぎだす}・担う。[使い分け]「税を払う/〔擔〕荷を擔う」のように使う。部首手。 **単(單)**タン 例単独{たんどく}・単身{たんしん}・単純{たんじゅん}・単位{たんい}、単に{たんに}・単衣{ひとえ}。㋐[注意]一つの意。部首單。 **炭**タン、すみ 例炭鉱{たんこう}・炭素{たんそ}・石炭{せきたん}、木炭{もくたん}・炭火{すみび}。部首火。 **胆(膽)**タン 例胆石{たんせき}・大胆{だいたん}・落胆{らくたん}・魂胆{こんたん}・心胆{しんたん}。表外きも→肝。[注意]「胆・膽」は本来別字。「胆」は肌脱ぎになる、「膽」はきも。部首肉。 **探**タン、さぐ-る・さが-す 例探究{たんきゅう}・探訪{たんぼう}・探知{たんち}、空き家を探す。[使い分け]本文[囲み]さがす(探・捜)。⑥部首手。 **淡**タン、あわ-い 例淡水{たんすい}・濃淡{のうたん}・冷淡{れいたん}・平淡{へいたん}。[注意]「うす」とも訓じ、「『淡』口」「『淡』茶」なども好まれる。部首水。 **短**タン、みじか-い 例短歌{たんか}・短気{たんき}・長短{ちょうたん}・短所{たんしょ}・短慮{たんりょ}、気短{きみじか}・短夜{みじかよ}。[注意]劣ったの意も(短所・短慮)。②慣用的に「気短か・短か夜」とも送る。部首矢。③ **嘆(歎)**タン、なげ-く 例嘆息{たんそく}・感嘆{かんたん}・詠嘆{えいたん}、嘆き節{なげきぶし}。[表記]「嘆/歎」は同義の「嘆」で統一(嘆声・嘆美・詠嘆・慨嘆・感嘆・驚嘆・賛嘆・悲嘆)。部首口。 **端**タン、はし・は・はた 例末端{まったん}・極端{きょくたん}・先端{せんたん}・端数{はすう}、端っこ{はしっこ}。[注意]まっすぐで正しいの意も(端正・端麗)。部首立。 **綻**タン、ほころ-びる 例破綻{はたん}。部首糸。 **誕**タン 例誕生{たんじょう}・生誕{せいたん}。[注意]生まれる意。いつわる意も〔誕言(大げさな話)〕。正字誕。部首言。 **鍛**タン、きた-える 例鍛錬{たんれん}、鍛え方{きたえかた}。[注意]「鍛(しころ)」は別字。㋐鍛冶{かじ}(音は「タンヤ」)。部首金。 **団(團)**ダン・トン 例団結{だんけつ}・団体{だんたい}・集団{しゅうだん}・楽団{がくだん}・布団{ふとん}。[注意]丸い、集まりの意。部首囗。⑤ **男**ダン・ナン、おとこ 例男子{だんし}・男女{だんじょ}・男性{だんせい}・美男子{びだんし}・長男{ちょうなん}、男らしい・優男{やさおとこ}。部首田。 **段**ダン 例段落{だんらく}・階段{かいだん}・手段{しゅだん}・算段{さんだん}。[注意]一区切り・手立て・階段などの意。部首殳。 **断(斷)**ダン、た-つ・ことわ-る 例断絶{だんぜつ}・断定{だんてい}・判断{はんだん}・断じて・断る、食事を断つ・縁談を断る。表外た-える→絶える。[使い分け]本文[囲み]たつ(断・絶・裁)。[注意]食事を断つ・縁談を断る。部首斤。⑤ **弾(彈)**ダン、ひ-く・はず-む・たま 例弾力{だんりょく}・爆弾{ばくだん}・弾圧{だんあつ}・弾劾{だんがい}、弾じる、琴を弾く・弾みがつく・鉄砲の弾。表外はじ-く→かな書き。[使い分け]本文[囲み]ひく(引・弾)/たま(玉・球・弾)。[注意]正す意も(糾弾・弾劾)。部首弓。 **暖**ダン、あたた-かい・あたた-まる・あたた-める 例暖流{だんりゅう}・温暖{おんだん}・寒暖{かんだん}、暖かい気候。[使い分け]本文[囲み]あたたかい・あたたかだ(温・暖)/あたたまる・あたためる(温・暖)。[表記]「暖/煖」は「暖」で統一(暖房・暖炉)。「煖」は俗字。もと、もっぱら「煖」。部首日。 **談**ダン 例談話{だんわ}・談判{だんぱん}・相談{そうだん}・談じる。表外かた-る→語る、はなし→話。部首言。③ **壇**ダン・タン 例壇上{だんじょう}・花壇{かだん}・文壇{ぶんだん}・土壇場{どたんば}。[注意]高い所、集まりの意。②「独壇場{どくだんじょう}」は「独擅場の~」の誤り。部首土。 **地**チ・ジ 例地下{ちか}・天地{てんち}・境地{きょうち}・地面{じめん}・地震{じしん}・地元{じもと}。表外つち→土。[注意]心地{ここち}・意気地{いくじ}。部首土。② **池**チ、いけ 例貯水池{ちょすいち}・用水池{ようすいち}・電池{でんち}、古池{ふるいけ}。部首水。 <1659> **知**チ 例知覚{ちかく}・知識{ちしき}・知人{ちじん}・予知{よち}・未知{みち}・了知{りょうち}・機知{きち}・無知{むち}・理知{りち}、物知り{ものしり}。[注意]「智(智慧・叡智・英智・機智・理智)」は認識の意で、古来「知」と混同(「智」は認識の意で多く「智」と書いたが、混同もされた)。部首矢。② **値**チ、ね・あたい 例価値{かち}・数値{すうち}・絶対値{ぜったいち}、値段{ねだん}・値する{あたいする}。[使い分け]「そのものの持つ値・xの値/商品の価」のように使う。部首人。 **恥**チ、は-じる・は-じ・はずか-しい 例恥辱{ちじょく}・無恥{むち}・破廉恥{はれんち}、恥・恥さらし。部首心。 **致**チ、いた-す 例一致{いっち}・合致{がっち}・誘致{ゆうち}・致死量{ちしりょう}、不徳の致すところ。[注意]至らせる。正字致。部首至。 **遅(遲)**チ、おく-れる・おそ-い 例遅刻{ちこく}・遅延{ちえん}、出遅れる・遅咲き。[使い分け]本文[囲み]おくれる(遅・後)。[参考]「仕事が遅い/夜も、晩い」のように使ったが、今は「遅」でまかなう。部首辵。 **痴(癡)**チ 例痴情{ちじょう}・愚痴{ぐち}。表外し-れる→かな書き、おろ-か→愚か。部首疒。 **稚**チ 例稚魚{ちぎょ}・稚拙{ちせつ}・幼稚{ようち}。表外おさ-ない→幼い、わか-い(子供っぽい)。部首禾。 **置**チ、お-く 例位置{いち}・放置{ほうち}・処置{しょち}、置き時計{おきどけい}。[使い分け]「机上に置く/[『措]彼をおいて適任者はない・さておく/〔擱〕筆をおく」のように使う。部首网。 **緻**チ 例緻密{ちみつ}・精緻{せいち}。[注意]こまかい意。部首糸。 **竹**チク、たけ 例竹林{ちくりん}・竹やぶ{たけやぶ}、竹刀{しない}。部首竹。 **畜**チク 例畜産{ちくさん}・牧畜{ぼくちく}・家畜{かちく}。[注意]羊。③ **逐**チク、お-う 例逐次{ちくじ}・駆逐{くちく}。表外お-う→追う、お-いかえす→追い返す。[注意]追うの意。正字逐。部首辵。 **蓄**チク、たくわ-える 例蓄積{ちくせき}・蓄電池{ちくでんち}・貯蓄{ちょちく}、蓄え。部首艸。 **築**チク、きず-く 例築港{ちっこう}・築城{ちくじょう}・建築{けんちく}・新築{しんちく}、築き上げる。表外つ-く(築く)→かな書き。㋐築山{つきやま}。部首竹。 **秩**チツ 例秩序{ちつじょ}・無秩序{むちつじょ}。部首禾。 **窒**チツ 例窒息{ちっそく}・窒素{ちっそ}。[注意]ふさがる、ふさぐ意。部首穴。 **茶**チャ・サ 例茶色{ちゃいろ}・茶番劇{ちゃばんげき}・番茶{ばんちゃ}・茶菓{ちゃか}・茶話会{ちゃわかい}・喫茶{きっさ}。[注意]「荼毘」の「荼」は別字。部首艸。② **着**チャク・ジャク、き-る・き-せる・つ-く・つ-ける 例着用{ちゃくよう}・着手{ちゃくしゅ}・土着{どちゃく}・執着{しゅうじゃく}・愛着{あいちゃく}、着物{きもの}・お仕着せ{おしきせ}・席に着く・こぎ着ける。[使い分け]本文[囲み]つく・つける(付・就・着・突)。[参考]もと「著」の俗字。部首羊。 **嫡**チャク 例嫡子{ちゃくし}・嫡流{ちゃくりゅう}。表外てきしゅつ→摘出。[注意]正妻が生んだ子の意。部首女。 **中**チュウ、なか 例中毒{ちゅうどく}・胸中{きょうちゅう}・世界中{せかいじゅう}、中庭{なかにわ}・真ん中{まんなか}。表外うち→かな書き、あ-たる→かな書き。[使い分け]「箱の中・両者の中に入る/仲がいい・仲を取り持つ・仲働き」のように使う。部首丨。 **仲**チュウ、なか 例仲介{ちゅうかい}・伯仲{はくちゅう}、仲間{なかま}。[使い分け]→中。㋐仲人{なこうど}。部首人。 **虫(蟲)**チュウ、むし 例虫類{ちゅうるい}・昆虫{こんちゅう}・幼虫{ようちゅう}・害虫{がいちゅう}、毛虫{けむし}・泣き虫{なきむし}。[参考]「虫・蟲」は本来別字。「虫」はマムシ、「蟲」はむし。部首虫。 **沖**チュウ 例沖積{ちゅうせき}・沖する、沖合{おきあい}。[注意]むなしい、とびあがる意。②「冲」も同義(俗字ともする)。部首水。 **宙**チュウ 例宙返り{ちゅうがえり}・宙づり{ちゅうづり}・宇宙{うちゅう}。[注意]大空の意。部首宀。 **忠**チュウ 例忠義{ちゅうぎ}・忠誠{ちゅうせい}・忠実{ちゅうじつ}・忠告{ちゅうこく}・尽忠{じんちゅう}。[注意]まごころの意。部首心。⑥ **抽**チュウ 例抽出{ちゅうしゅつ}・抽選{ちゅうせん}。表外ぬ-きんでる→抜きん出る。[注意]抜き取る意。「抽斗」は熟字訓。部首手。 **注**チュウ、そそ-ぐ 例注意{ちゅうい}・注目{ちゅうもく}・発注{はっちゅう}・注する、降り注ぐ{ふりそそぐ}。表外つ-ぐ→かな書き、さ-す→かな書き。[表記]「注/『註』」は「注」で統一(注記・注解・注釈・脚注・注文)。「注・註」はともに記す、解き明かす意。もと「註」が優勢。部首水。 <1660> **昼(晝)**チュウ、ひる 例昼夜{ちゅうや}・昼間{ひるま}・昼食{ちゅうしょく}・白昼{はくちゅう}・真昼{まひる}。部首日。② **柱**チュウ、はしら 例支柱{しちゅう}・円柱{えんちゅう}・電柱{でんちゅう}、帆柱{ほばしら}・大黒柱{だいこくばしら}。部首木。 **衷**チュウ 例衷心{ちゅうしん}・折衷{せっちゅう}・苦衷{くちゅう}。表外うち→かな書き。[注意]真心の意。部首衣。 **酎**チュウ 例焼酎{しょうちゅう}。[参考]濃い酒の意。部首酉。 **鋳(鑄)**チュウ、い-る 例鋳造{ちゅうぞう}・鋳鉄{ちゅうてつ}、鋳物{いもの}・鋳型{いがた}。部首金。 **駐**チュウ 例駐車{ちゅうしゃ}・駐在{ちゅうざい}・進駐{しんちゅう}。表外とど-まる→かな書き、と-める→留める。[参考]馬車がとまる意。部首馬。 **著(著)**チョ、あらわ-す・いちじる-しい 例著作{ちょさく}・顕著{けんちょ}・名著{めいちょ}・旧著{きゅうちょ}、書物を著す。表外チャク→著色(=着色)、ジャク→執著(=執着)、つ-く→着く、き-る→着る。[使い分け]本文[囲み]あらわす・あらわれる(表・現・著)。[注意]もと「着」の正字。部首艸。 **貯**チョ 例貯蓄{ちょちく}・貯金{ちょきん}・貯水池{ちょすいち}。表外たくわ-える→蓄える、た-める→本文[囲み]ためる(貯・溜)。[使い分け]「[『貯』]金をためる/[『溜』]ごみをためる」のように使う。部首貝。⑤ **丁**チョウ・テイ 例丁数{ちょうすう}・落丁{らくちょう}・二丁目{にちょうめ}・丁字路{ていじろ}・甲乙丙丁{こうおつへいてい}。表外ひのと→かな書き。[表記]「装幀」は「装丁」で代用(古来の用字は「装」は「幀」)。「丁重/▼町寧」は「丁寧」で統一(「寧」は「丁」の意で「丁寧」の意に通じる)。「符丁/符牒」は「符丁」で統一。長い物(銃・すき・包丁・三味線など)を数える助数詞の「挺」は「丁」(豆腐・町などに使った)。[注意]壮年男子(壮丁)、町の通路などの意。部首一。 **弔**チョウ、とむら-う 例弔問{ちょうもん}・弔辞{ちょうじ}・弔電{ちょうでん}。[注意]死者をいたむ意があるが、日本では俗字「吊」を別字意識で使う(吊り革)。部首弓。 **庁(廳)**チョウ 例庁舎{ちょうしゃ}・官庁{かんちょう}・県庁{けんちょう}。部首广。◎ **兆**チョウ、きざ-し 例兆候{ちょうこう}・前兆{ぜんちょう}・億兆{おくちょう}。[使い分け]「流行の兆し/死の『徴』し/若芽の『萌』きし」のように使ったが、今は「兆」でまかなう。部首儿。④ **町**チョウ、まち 例町内{ちょうない}・市町村{しちょうそん}、町外れ{まちへん}・町役場{まちやくば}・下町{したまち}。[使い分け]本文[囲み]まち(町・街)。[注意]尺貫法の単位の意も。部首田。① **長**チョウ、なが-い 例長短{ちょうたん}・長女{ちょうじょ}・長所{ちょうしょ}・成長{せいちょう}・延長{えんちょう}、年長{ねんちょう}。表外おさ→長、た-ける→かな書き。[使い分け]本文[囲み]ながい(長・永)。[表記]「伸暢」は類義の「伸長」で代用(「暢」はのびる)。部首長。 **挑**チョウ、いど-む 例挑戦{ちょうせん}・挑発{ちょうはつ}、挑みかかる{いどみかかる}。部首手。 **帳**チョウ 例帳面{ちょうめん}・帳簿{ちょうぼ}・通帳{かよいちょう}。表外とばり→かな書き。[表記]「手帳/手帖」は「手帳」で統一(「帳・帖」は帳面)。㋐蚊帳{かや}。部首巾。③ **張**チョウ、は-る 例張力{ちょうりょく}・拡張{かくちょう}・主張{しゅちょう}、欲張る{よくばる}・引っ張る{ひっぱる}・張り付ける{はりつける}。[使い分け]本文[囲み]はる(張・貼)。[表記]「膨脹」は「膨張」で代用(「脹」はふくれる意の表外字。本来は「膨脹」が正しいが、学術用語集や新聞などで広く代用表記が行われ一般化した)。部首弓。 **彫**チョウ、ほ-る 例彫刻{ちょうこく}・彫塑{ちょうそ}・木彫{もくちょう}。[使い分け]→掘。正字彫。部首彡。 **眺**チョウ、なが-める 例眺望{ちょうぼう}、眺め。[注意]右に左にと広く見渡す意。「望」は俗字。部首目。⑥ **釣**チョウ、つ-る 例釣果{ちょうか}・釣魚{ちょうぎょ}、釣り船{つりぶね}・釣り合い{つりあい}・お釣り{おつり}。[注意]はりでつりあげる意。つりさげる意では「吊る」が好まれる。↓弔。正字釣。部首金。 **頂**チョウ、いただ-く・いただき 例頂上{ちょうじょう}・頂点{ちょうてん}・絶頂{ぜっちょう}、頂き物{いただきもの}・山の頂{やまのいただき}。[表記]「頂く/『戴』く」では、後者により丁重な感じがこもる。部首頁。◎ **鳥**チョウ、とり 例鳥類{ちょうるい}・野鳥{やちょう}・一石二鳥{いっせきにちょう}、渡り鳥{わたりどり}。㋐[注意]十二支のとりは「酉」。部首鳥。② **朝**チョウ、あさ 例朝食{ちょうしょく}・早朝{そうちょう}、朝日{あさひ}・毎朝{まいあさ}。表外あした→かな書き。[注意]天子の政庁の意も(朝廷・王朝・帰朝)。㋐今朝{けさ}。正字朝。部首月。② **貼**チョウ、は-る 例貼付{ちょうふ}、貼り付ける{はりつける}。[使い分け]本文[囲み]はる(張・貼)。[注意]「貼付」は「テンプ」とも。部首貝。 **超**チョウ、こ-える・こ-す 例超過{ちょうか}・超高層{ちょうこうそう}・入超{にゅうちょう}・出超{しゅっちょう}、百人を超える。[使い分け]本文[囲み]こえる・こす(越・超)。部首走。 **腸**チョウ 例腸炎{ちょうえん}・大腸{だいちょう}・胃腸{いちょう}。表外はらわた→かな書き。部首肉。⑥ <1661> **跳**チョウ、は-ねる・と-ぶ 例跳躍{ちょうやく}、飛び跳ねる・縄跳び{なわとび}。表外おど-る→躍る。[使い分け]本文[囲み]とぶ・とばす(飛・跳)。部首足。 **徴(徵)**チョウ 例象徴{しょうちょう}・徴する。表外しるし→かな書き、め-す→召す、きざ-し→兆し。[参考]取り立てる意も(徴収)。部首彳。 **嘲**チョウ、あざけ-る 例嘲笑{ちょうしょう}・自嘲{じちょう}。部首口。 **潮**チョウ、しお 例潮流{ちょうりゅう}・満潮{まんちょう}・風潮{ふうちょう}・思潮{しちょう}、潮時{しおどき}・潮路{しおじ}。表外うしお→かな書き。[注意]朝しおの意。「『汐』」は夕しお。正字潮。部首水。 **澄**チョウ、す-む・す-ます 例清澄{せいちょう}、上澄み{うわずみ}・澄まし顔{すましがお}。部首水。 **調**チョウ、しら-べる・ととの-う・ととの-える 例調和{ちょうわ}・調査{ちょうさ}・調達{ちょうたつ}・調子{ちょうし}、取り調べ{とりしらべ}・味を調える。[使い分け]本文[囲み]ととのう・ととのえる(整・調)。正字調。部首言。③ **聴(聽)**チョウ、き-く 例聴覚{ちょうかく}・聴衆{ちょうしゅう}・聴問{ちょうもん}・傍聴{ぼうちょう}、音楽を聴く。[使い分け]本文[囲み]きく・きこえる(聞・聴)。部首耳。 **懲(懲)**チョウ、こ-りる・こ-らす・こ-らしめる 例懲罰{ちょうばつ}・懲戒{ちょうかい}・懲役{ちょうえき}・勧善懲悪{かんぜんちょうあく}、性懲りもなく{しょうこりもなく}。部首心。 **直**チョク・ジキ、ただ-ちに・なお-す・なお-る 例直立{ちょくりつ}・直接{ちょくせつ}・実直{じっちょく}・直角{ちょっかく}・垂直{すいちょく}・直訴{じきそ}・直筆{じきひつ}・正直{しょうじき}、故障を直す・手直し{てなおし}・仲直り{なかなおり}。表外あたい→値、す-ぐ→かな書き。[使い分け]本文[囲み]なおる・なおす(直・治)。[注意]「ひた・ジカ」とも読む(ひた隠し・『直』談判)。部首目。 **勅(敕)**チョク 例勅語{ちょくご}・勅使{ちょくし}・詔勅{しょうちょく}。表外みことのり→かな書き。[注意]「敕」は異字体とする説もある。部首力。 **捗**チョク 例進捗{しんちょく}。表外はかど-る→かな書き。[注意]「渉/捗・歩・類」の字体に注意。部首手。 **沈**チン、しず-む・しず-める 例沈滞{ちんたい}・沈黙{ちんもく}・浮沈{ふちん}、海底に沈める。表外ジン→沈丁花{じんちょうげ}(固有名詞)。[参考]「沉」は俗字。部首水。 **珍**チン、めずら-しい 例珍客{ちんきゃく}・珍重{ちんちょう}・珍妙{ちんみょう}、珍しがる。[注意]新聞は「椿事」を類義の「珍事」で代用(「椿・珍」はめずらしいの意で同義だが、両者は別語意識が強い)。㋐珎(和同開珎)は俗字。部首玉。 **朕**チン 例朕は国家なり。[注意]天子・君主の自称。正字朕。部首月。 **陳**チン 例陳列{ちんれつ}・陳謝{ちんしゃ}・開陳{かいちん}・陳じる。表外つら-ねる→連ねる、なら-べる→並べる、の-べる→述べる。[注意]ふるい(古い)の意もある。②「陳者」は熟字訓。部首阜。 **賃**チン 例賃金{ちんぎん}・賃貸{ちんたい}・家賃{やちん}。[注意]雇う、借りるの対価の意。部首貝。 **鎮(鎭)**チン、しず-める・しず-まる 例鎮座{ちんざ}・鎮静{ちんせい}・重鎮{じゅうちん}・文鎮{ぶんちん}、反乱を鎮める。[使い分け]本文[囲み]しずまる・しずめる(静・鎮)。部首金。 **追**ツイ、お-う 例追跡{ついせき}・追及{ついきゅう}・訴追{そつい}、追いかける{おいかける}。正字追。部首辵。③ **椎**ツイ 例椎間板{ついかんばん}・脊椎{せきつい}。表外しい→かな書き。部首木。 **墜**ツイ 例墜落{ついらく}・墜死{ついし}・撃墜{げきつい}。表外お-ちる→落ちる。[注意]事故で落下する意。正字墜。部首土。 **通**ツウ・ツ、とお-る・とお-す・かよ-う 例通行{つうこう}・通信{つうしん}・普通{ふつう}・通知{つうち}・食通{しょくつう}・通じる・通夜{つや}、通り{とおり}・通し矢{とおしや}・通い帳{かよいちょう}。正字通。部首辵。② **痛**ツウ、いた-い・いた-む・いた-める 例痛快{つうかい}・痛飲{つういん}・苦痛{くつう}、胸が痛む・腰を痛める。[使い分け]本文[囲み]いたむ・いためる(痛・傷・悼)。部首疒。 **塚(塚)**つか 例貝塚{かいづか}・一里塚{いちりづか}。表外チョウ→陪塚{ばいちょう}(従者の墓)。部首土。 **漬**つ-ける 例塩漬{しおづけ}。表外シ→浸漬{しんし}(ひたす)。[注意]元来、水にひたす意だが、多く漬(け)物を作る意に使う。本文表記は「漬け物」を採用。部首水。 **坪**つぼ 例坪数{つぼすう}・建坪{けんつぼ}・延べ坪{のべつぼ}。[注意]「建蔽率」を「建坪率」で代用することもある。㋐尺貫法の単位。正字坪。部首土。 **爪**つめ・つま 例生爪{なまづめ}・爪先{つまさき}・爪弾き{つまびき}。表外ソウ→爪牙。部首爪。 **鶴**つる 例千羽鶴{せんばづる}。表外カク→鶴首{かくしゅ}。部首鳥。 <1662> **低**テイ、ひく-い・ひく-める・ひく-まる 例低音{ていおん}・低気圧{ていきあつ}・低下{ていか}・高低{こうてい}、背が低い。部首人。 **弟**テイ・ダイ・デ、おとうと 例兄弟{きょうだい}・子弟{してい}、弟子{でし}・末弟{まってい}。部首弓。 **邸**テイ 例邸宅{ていたく}・官邸{かんてい}・私邸{してい}。[注意]貴人の住居の意。部首邑。 **呈**テイ 例呈示{ていじ}・進呈{しんてい}・贈呈{ぞうてい}。部首口。 **定**テイ・ジョウ、さだ-める・さだ-まる・さだ-か 例定価{ていか}・定食{ていしょく}・安定{あんてい}・固定{こてい}、定める・定め。使い分け本文[囲み]きまる・きめる(決・定)/さだまる・さだめる(定)。部首宀。③ **底**テイ、そこ 例底流{ていりゅう}・海底{かいてい}・根底{こんてい}・徹底{てってい}、底力{そこぢから}・川底{かわぞこ}。部首广。 **抵**テイ 例抵抗{ていこう}・大抵{たいてい}・抵当{ていとう}。[注意]くいとめる、あたる、さしひく意。部首手。 **廷**テイ 例宮廷{きゅうてい}・法廷{ほうてい}・入廷{にゅうてい}。部首廷。 **貞**テイ 例貞淑{ていしゅく}・貞節{ていせつ}・不貞{ふてい}。[注意]道義に堅い意。部首貝。 **帝**テイ 例帝国{ていこく}・皇帝{こうてい}・帝王{ていおう}。表外みかど→帝。部首巾。 **訂**テイ 例訂正{ていせい}・改訂{かいてい}。部首言。 **庭**テイ、にわ 例庭園{ていえん}・家庭{かてい}・校庭{こうてい}、庭先{にわさき}。部首广。 **逓(遞)**テイ 例逓信{ていしん}・逓減{ていげん}。[注意]順々に送る意。部首辵。 **提**テイ・チョウ、さ-げる 例提供{ていきょう}・提出{ていしゅつ}・前提{ぜんてい}・提灯{ちょうちん}、手提げ{てさげ}。[使い分け]本文[囲み]さげる(下・提)。部首手。 **程**テイ、ほど 例程度{ていど}・日程{にってい}・過程{かてい}・道程{どうてい}。部首禾。 **締**テイ、し-まる・し-める 例締結{ていけつ}・戸締り{とじまり}・取り締まる{とりしまる}。[使い分け]本文[囲み]しまる・しめる(閉・締)。部首糸。 **泥**デイ、どろ 例泥沼{どろぬま}・泥水{どろみず}・泥棒{どろぼう}。部首水。 **的**テキ、まと 例目的{もくてき}・標的{ひょうてき}・抽象的{ちゅうしょうてき}・部分的{ぶぶんてき}。部首白。 **笛**テキ、ふえ 例笛吹{ふえふき}・警笛{けいてき}・汽笛{きてき}。部首竹。 **適**テキ 例適度{てきど}・適切{てきせつ}・快適{かいてき}・適する。部首辵。 **滴**テキ、したた-る 例点滴{てんてき}・水滴{すいてき}、雨の滴{あめしたた}り。部首水。 **摘**テキ、つ-む 例摘発{てきはつ}・指摘{してき}、茶摘み{ちゃつみ}。部首手。 **敵**テキ、かたき 例敵意{てきい}・強敵{きょうてき}・素敵{すてき}・匹敵{ひってき}。部首攴。 **迭**テツ 例更迭{こうてつ}。[注意]かわるの意。「送」は別字。正字迭。部首辵。 **哲**テツ 例哲学{てつがく}・哲理{てつり}・哲人{てつじん}・先哲{せんてつ}・明哲{めいてつ}。表外さと-い→かな書き。[参考]道理に明るく、さとい意。部首口。 **鉄(鐵)**テツ、くろがね 例鉄道{てつどう}・鉄筋{てっきん}・鉄人{てつじん}・鋼鉄{こうてつ}・電鉄{でんてつ}。表外かね→かな書き。[注意]「かね」とも訓ずる(鬼に『鉄』棒)。部首金。③ **徹**テツ 例徹底{てってい}・貫徹{かんてつ}・徹夜{てつや}。[注意]貫き通す意。正字徹。部首彳。 **撤**テツ 例撤去{てっきょ}・撤回{てっかい}・撤退{てったい}・撤兵{てっぺい}・撤する。表外す-てる→捨てる。[注意]ひきあげる意。正字撤。部首手。 **天**テン、あめ・あま 例天地{てんち}・天然{てんねん}・雨天{うてん}、天の下{あめのした}・天の川{あまのがわ}・天下り{あまくだり}。表外そら→空。部首大。 **典**テン 例典拠{てんきょ}・古典{こてん}・式典{しきてん}。表外ふみ→文、のり(基準)→かな書き、つかさど-る→かな書き、サカン(佐官)→典。[表記]「香奠、奠」は「香典」で代用(「奠」は供え物)。部首八。④ **店**テン、みせ 例店舗{てんぽ}・開店{かいてん}・本店{ほんてん}、夜店{よみせ}・仲店{なかみせ}。[注意]「たな」とも訓ずる(大店)。部首广。② **点(點)**テン 例点線{てんせん}・点火{てんか}・点呼{てんこ}・点検{てんけん}・採点{さいてん}。表外とも-す→かな書き、た-てる→かな書き、つ-ける→付ける。[注意]ぽちの意。部首点―火、點―黒。② **展**テン 例展開{てんかい}・発展{はってん}・展示{てんじ}・展覧会{てんらんかい}。表外なら-べる→並べる、の-べる→延べる、ひら-く→開く、ひろ-げる→広げる。部首尸。 **添**テン、そ-える・そ-う 例添加{てんか}・添付{てんぷ}・添削{てんさく}、手紙を添える・連れ添う{つれそう}。[使い分け]→そう(沿・添)。正字添。部首水。 **転(轉)**テン、ころ-がる・ころ-げる・ころ-がす・ころ-ぶ 例転出{てんしゅつ}・回転{かいてん}・運転{うんてん}・転じる、寝転ぶ{ねころぶ}。表外うた-た→かな書き。[表記]「顚/転」は「転」で統一(転倒・転覆・転落・七転八倒)。「顚」は倒れる意。もと、もっぱら「顛」。部首車。③ **填**テン 例装塡{そうてん}・補塡{ほてん}。表外うず-める→かな書き。[注意]「塡/真・慎・鎮」の字体に注意。部首土。 **田**デン、た 例田地{でんち}・田畑{たはた}・水田{すいでん}・油田{ゆでん}、田植え{たうえ}・田舎{いなか}。部首田。① **伝(傳)**デン、つた-わる・つた-える・つた-う 例伝言{でんごん}・伝統{でんとう}・宣伝{せんでん}・遺伝{いでん}・伝する、言い伝え{いいつたえ}。表外つて→かな書き。[注意]「『伝』(熟字訓)」とも。㋐伝馬船{てんません}・手伝う{てつだう}。部首人。④ **殿**デン・テン、との・どの 例殿堂{でんどう}・宮殿{きゅうでん}、貴殿{きでん}・御殿{ごてん}。表外しんがり→かな書き。[表記]「沈澱」は「沈殿」で代用(「澱」はよどむ)。「臀部(しり)」を「殿部」で代用した時期もあったが、近年姿を消した。[注意]たかどのの意。部首殳。 **電**デン 例電気{でんき}・電報{でんぽう}・発電{はつでん}・超電導{ちょうでんどう}。表外いなずま→稲妻。[注意]電気の意。部首雨。② **斗**ト 例斗酒{としゃ}。表記「闘」を「斗」で代用するのは誤り(『斗』争)。[注意]ひしゃく・ますの意。尺貫法の単位ともする(四斗だる)。部首斗。 **吐**ト、は-く 例吐露{とろ}、吐き気{はきけ}。[注意]「ぬかす・つく」とも訓ずる。部首口。 **妬**ト、ねた-む 例嫉妬{しっと}。部首女。 **徒**ト 例徒歩{とほ}、徒競走{ときょうそう}・徒労{とろう}。表外かち→かな書き、いたずら-に→かな書き。[注意]弟子、仲間の意も(徒弟・生徒、徒党・教徒)。部首彳。 **途**ト 例途上{とじょう}・途中{とちゅう}・中途{ちゅうと}・帰途{きと}・前途{ぜんと}・用途{ようと}。表外ズ→三途の川{さんずのかわ}、みち→道。[表記]「杜絶」は「途絶」で代用(「杜」はふさぐ)。正字途。部首辵。 **都(都)**ト・ツ、みやこ 例都会{とかい}・都心{としん}・首都{しゅと}・都合{つごう}・都度{つど}、都落ち{みやこおち}。表外すべ-て→かな書き。部首邑。③ **渡**ト、わた-る・わた-す 例渡航{とこう}・渡河{とか}・渡世{とせい}・譲渡{じょうと}、綱渡り{つなわたり}・渡し船{わたしぶね}。[使い分け]「川を渡る・人手に渡る/[亙・渉〕一昼夜にわたる・すべてにわたる」のように使う。部首水。 **塗**ト、ぬ-る 例塗布{とふ}・塗装{とそう}・塗料{とりょう}、上塗り{うわぬり}・下塗り{したぬり}。[注意]「途」に通じ(塗説)、「みち」とも訓ずる。部首土。 **賭**ト、か-ける 例賭場{とば}・賭博{とばく}、賭け事{かけごと}。[使い分け]本文[囲み]かかる・かける(掛・係・懸・架・賭)。[注意]「賭・箸/者・煮・暑など」の字体に注意。部首貝。 **土**ド・ト、つち 例土木{どぼく}・国土{こくど}・粘土{ねんど}・風土{ふうど}、赤土{あかつち}。㋐土産{みやげ}。部首土。 <1664> **奴**ド 例奴隷{どれい}・農奴{のうど}・守銭奴{しゅせんど}。表外ヌ→奴婢、やつ→かな書き、やっこ→かな書き、め(接尾語)→かな書き。部首女。 **努**ド、つと-める 例努力{どりょく}、解決に努める。[使い分け]本文[囲み]つとめる・つとまる(努・勤・務)。部首力。④ **度**ド・ト・タク、たび 例度胸{どきょう}・制度{せいど}・緯度{いど}・限度{げんど}・度しがたい{どしがたい}・法度{はっと}・支度{したく}、度重なる{たびかさなる}。表外わた-る→渡る、(希望の助動詞)→かな書き。[注意]「タク」ははかる意(「忖度)。部首广。③ **怒**ド、いか-る・おこ-る 例怒号{どごう}・怒髪{どはつ}・喜怒哀楽{きどあいらく}、怒り狂う・怒られる。表外ヌ→憤怒。部首心。 **刀**トウ、かたな 例刀剣{とうけん}・名刀{めいとう}・小刀{こがたな}・大太刀{おおだち}・竹刀{しない}。部首刀。② **冬**トウ、ふゆ 例冬季{とうき}・冬至{とうじ}・越冬{えっとう}、冬枯れ{ふゆがれ}。正字冬。㋐冬。部首冫。 **灯(燈)**トウ、ひ・ともしび 例灯火{とうか}・電灯{でんとう}・街灯{がいとう}・灯台{とうだい}。表外チン→提灯{ちょうちん}、とも-す→かな書き。[使い分け]→火。[注意]「火(ひ・ほ)」に準じて、「灯(ほ)」も表内訓と認められる(灯影)。「灯・燈」は本来別字。「灯」はともしび、「燈」はともしび皿。部首灯―火、燈―火。④ **当(當)**トウ、あ-たる・あ-てる 例当選{とうせん}・当惑{とうわく}・当然{とうぜん}・妥当{だとう}・相当{そうとう}、当たり{あたり}・心当たり{こころあたり}・割り当て{わりあて}。表外まさ-に→かな書き、もっ-とも→本文[囲み]あたる・あてる(当・充・宛)。部首当―小、當―田。② **投**トウ、な-げる 例投資{とうし}・投与{とうよ}・投機{とうき}・意気投合{いきとうごう}・投じる、身投げ{みなげ}。㋐投網{とあみ}。部首手。 **豆**トウ・ズ、まめ 例豆腐{とうふ}・納豆{なっとう}・大豆{だいず}・小豆{あずき}、豆煮{まめに}。部首豆。③ **東**トウ、ひがし 例東西{とうざい}・東国{とうごく}、東側{ひがしがわ}。[注意]あずま。部首木。② **到**トウ 例到着{とうちゃく}・到来{とうらい}。表外いた-る→至る。[注意]目的地に着く意。部首刀。 **逃**トウ、に-げる・に-がす・のが-す・のが-れる 例逃走{とうそう}・逃亡{とうぼう}・逃避{とうひ}、夜逃げ{よにげ}・見逃す{みのがす}・一時逃れ{いっときのがれ}。[注意]「チョウ」は、「説」の音を当てた慣用音(逃散)。②正字逃。部首辵。 **倒**トウ、たお-れる・たお-す 例倒産{とうさん}・倒立{とうりつ}・圧倒{あっとう}・傾倒{けいとう}・打倒{だとう}、共倒れ{ともだおれ}。[表記]「斃(死んで倒れる)」「仆(横にのびる)」も「倒」でまかなう。[注意]「さかしま」とも訓ずる。部首人。 **凍**トウ、こお-る・こご-える 例凍結{とうけつ}・冷凍{れいとう}、凍死{とうし}・凍える{こごえる}。部首冫。 **唐**トウ、から 例唐本{とうほん}・唐土{とうど}・唐突{とうとつ}・唐織り{からおり}・唐草模様{からくさもよう}。[注意]「もろこし」とも訓ずる。常用漢字表では「唐織り」を「唐織」とする。正字唐。部首口。 **島**トウ、しま 例島民{とうみん}・半島{はんとう}・諸島{しょとう}・列島{れっとう}、島国{しまぐに}・離れ島{はなれじま}。[参考]①「島嶼」の「嶼」はこじまの意。②「嶋・鳥」は別体字。部首山。③ **桃**トウ、もも 例桃源郷{とうげんきょう}・白桃{はくとう}・桜桃{おうとう}・黄桃{おうとう}、桃色{ももいろ}。部首木。 **討**トウ、う-つ 例討伐{とうばつ}・討論{とうろん}・検討{けんとう}、敵討ち{かたきうち}。表外たず-ねる→尋ねる。[使い分け]本文[囲み]うつ(打・撃・討)。部首言。 **透**トウ、す-く・す-かす・す-ける 例透明{とうめい}・浸透{しんとう}・透視{とうし}、透き通る{すきとおる}・透き間{すきま}。表外とお-る→通る。[表記]「透き間」は「隙間」が好まれる。正字透。部首辵。 **党(黨)**トウ 例党派{とうは}・政党{せいとう}・与党{よとう}。圏[注意]「党・黨」は本来別字。「党」はタングート族、「黨」はとがら。部首党―儿、黨―黒。© **悼**トウ、いた-む 例悼辞{とうじ}・哀悼{あいとう}・追悼{ついとう}、死を悼む。[使い分け]本文[囲み]いたむ・いためる(痛・傷・悼)。部首心。 **盗(盜)**トウ、ぬす-む 例盗難{とうなん}・盗用{とうよう}・強盗{ごうとう}・窃盗{せっとう}、盗み。[注意]「盗人」は表外訓。部首皿。 **陶**トウ 例陶器{とうき}・陶酔{とうすい}・薫陶{くんとう}。[参考]やきもの(を作る)、教化する、うっとりするの意。②「すえ(焼き物)」とも訓ずる。部首阜。 **塔**トウ 例五重の塔{ごじゅうのとう}・鉄塔{てっとう}。[注意]卒塔婆、タワーの意。②「搭」は別字。部首土。 **搭**トウ 例搭乗{とうじょう}・搭載{とうさい}。[注意]乗る・載せる意。②「塔」は別字。部首手。 **棟**トウ、むね 例棟梁{とうりょう}・病棟{びょうとう}・別棟{べつむね}、棟上げ{むねあげ}・棟木{むなぎ}。[注意]むね。部首木。 <1665> **湯**トウ、ゆ 例湯水{とうすい}・熱湯{ねっとう}・銭湯{せんとう}、煮え湯{にえゆ}。表外タン→湯麺{タンメン}。部首水。 **痘**トウ 例種痘{しゅとう}・水痘{すいとう}・天然痘{てんねんとう}。表外もがさ→かな書き。[参考]天然痘の意。部首疒。 **登**トウ・ト、のぼ-る 例登場{とうじょう}・登校{とうこう}・登記{とうき}・登用{とうよう}・登山{とざん}・登城{とじょう}。[使い分け]本文[囲み]あがる・あげる/のぼる・のぼす・のぼせる(上・昇・登)。部首癶。③ **答**トウ、こた-える・こた-え 例答申{とうしん}・答案{とうあん}・応答{おうとう}・問答{もんどう}・解答{かいとう}・回答{かいとう}、受け答え{うけこたえ}。[使い分け]返事する意。「質問に答える/〔『堪』〕体にこたえる/〔応〕期待に応える/〔『対』〕恩愛にこたえる」のように使う。部首竹。② **等**トウ、ひと-しい 例等分{とうぶん}・等級{とうきゅう}・平等{びょうどう}・同等{どうとう}、等しい・並み。表外など→かな書き、ら(接尾語)→かな書き。部首竹。 **筒**トウ、つつ 例筒抜け{つつぬけ}・封筒{ふうとう}・水筒{すいとう}・円筒形{えんとうけい}、筒抜け{つつぬけ}。[注意]銃身・鉄砲の意。部首竹。 **統**トウ、す-べる 例統一{とういつ}・統括{とうかつ}・統合{とうごう}・統計{とうけい}・大統領{だいとうりょう}。[注意]血筋の意も(伝統・系統)。正字統。部首糸。⑤ **稲(稻)**トウ、いね・いな 例水稲{すいとう}、稲刈り{いねかり}・稲作{いなさく}・稲穂{いなほ}。[参考]早稲{わせ}・『晩』稲{おくて}は熟字訓。部首禾。 **踏**トウ、ふ-む・ふ-まえる 例踏破{とうは}・人跡未踏{じんせきみとう}・高踏的{こうとうてき}、足踏み{あしぶみ}。[表記]「踏/蹈」は同義の「踏」で統一(踏襲・踏破・舞踏・踏査)。部首足。 **糖**トウ 例糖分{とうぶん}・砂糖{さとう}・製糖{せいとう}。[注意]あめの意。正字糖。部首米。⑥ **頭**トウ・ズ・ト、あたま・かしら 例頭痛{ずつう}・音頭{おんど}、頭文字{かしらもじ}・頭打ち{あたまうち}。表外ジュウ→饅頭{まんじゅう}、かみ(長官)→頭、こうべ→かな書き。[注意]頭。部首頁。② **謄**トウ 例謄写版{とうしゃばん}・謄本{とうほん}。表外うつ-す→写す。正字謄。部首言。 **藤**トウ、ふじ 例葛藤{かっとう}、藤色{ふじいろ}。正字藤。部首艸。 **闘(鬪)**トウ、たたか-う 例闘争{とうそう}・闘志{とうし}・戦闘{せんとう}・決闘{けっとう}、病気と闘う。[使い分け]本文[囲み]たたかう(戦・闘)。[参考]「闘」の俗字が「闘」、「闘」はその略字。斗。正字鬪。部首闘―門、鬬―門。 **騰**トウ 例高騰{こうとう}・沸騰{ふっとう}。表外あ-がる→上がる、のぼ-る→上る。正字騰。部首馬。 **同**ドウ、おな-じ 例同情{どうじょう}・同一{どういつ}・異口同音{いくどうおん}、同じ年。[参考]「仝」は別字。部首口。② **洞**ドウ、ほら 例洞穴{どうけつ}・空洞{くうどう}、洞穴{ほらあな}。表外うろ→かな書き。[注意]見抜く意も(洞察)。部首水。 **胴**ドウ 例胴体{どうたい}・胴回り{どうまわり}・胴巻き{どうまき}。[参考]胴体の意。部首肉。 **動**ドウ、うご-く・うご-かす 例動物{どうぶつ}・活動{かつどう}・運動{うんどう}、動く・動かす。表外やや→かな書き。部首力。 **堂**ドウ 例殿堂{でんどう}・聖堂{せいどう}・講堂{こうどう}・堂々と{どうどうと}・お堂{おどう}、母堂{ぼどう}。[注意]御殿の意。部首土。 **童**ドウ、わらべ 例童話{どうわ}・童心{どうしん}・児童{じどう}、童歌{わらべうた}。[注意]「わらわ」とも訓ずる。部首立。③ **道**ドウ・トウ、みち 例道具{どうぐ}・柔道{じゅうどう}・報道{ほうどう}・言語道断{ごんごどうだん}・神道{しんとう}、近道{ちかみち}。表外い-う→言う。正字道。部首辵。② **働**ドウ、はたら-く 例労働{ろうどう}・実働{じつどう}、働き。[注意]国字。略字として「力」を使うのは避けたい。「(仂)」は別字。部首人。④ **銅**ドウ 例銅貨{どうか}・銅像{どうぞう}・金銅{こんどう}・青銅{せいどう}・赤銅{しゃくどう}。部首金。⑤ **導**ドウ、みちび-く 例導入{どうにゅう}・指導{しどう}・補導{ほどう}・半導体{はんどうたい}、導き。正字導。部首寸。⑤ **瞳**ドウ、ひとみ 例瞳孔{どうこう}。部首目。 **峠**とうげ 例峠道{とうげみち}・○○峠{まるまるとうげ}。[注意]国字。部首山。 **匿**トク 例匿名{とくめい}・隠匿{いんとく}・秘匿{ひとく}。表外かく-れる→隠れる、かく-す→隠す。正字匿。部首匚。 **特**トク 例特別{とくべつ}・特殊{とくしゅ}・特産{とくさん}・特徴{とくちょう}・特長{とくちょう}・独特{どくとく}・特に。[注意]原義は優れた種牛の意。部首牛。 **得**トク、え-る・う-る 例得意{とくい}・会得{えとく}・損得{そんとく}・得する。[使い分け]「勝利を得る・許可を得る・得物(武器)/獲物」のように使う。[注意]「うる」は文語の残存(得るところ大・書き得る)。部首彳。⑤ <1666> **督**トク 例督促{とくそく}・監督{かんとく}・督する。表外み-る→見る、かみ(長官)→督。[参考]うながす、見張る意。部首目。 **徳(德)**トク 例道徳{どうとく}・徳行{とっこう}・仁徳{じんとく}・恩徳{おんとく}・余徳{よとく}。[参考]道徳・恩恵の意。利益の意で「得」に通じる(得用・徳用)。部首彳。 **篤**トク 例篤農{とくのう}・懇篤{こんとく}・危篤{きとく}。[表記]真心がある、病気が重い意。「『篤』い」は、真心の意では「厚」でまかなう〔徳が厚い/病があつい(篤)〕。部首竹。 **毒**ドク 例毒薬{どくやく}・毒舌{どくぜつ}・中毒{ちゅうどく}・劇毒{げきどく}・害毒{がいどく}・毒する。部首毋。⑤ **独(獨)**ドク、ひとり 例独立{どくりつ}・独断{どくだん}・単独{たんどく}。[使い分け]「独り」は連れがない意に、「一人」は人数に注目して使う(独り者・独り言・独り占め/一人息子・一人旅・一人天下)。部首犬。 **読(讀)**ドク・トク・トウ、よ-む 例読書{どくしょ}・音読{おんどく}・講読{こうどく}・読本{とくほん}・句読点{くとうてん}。[使い分け]「本を読む・心を読む・秒読み/和歌を詠む・一首詠む」のように使う。[参考]「トウ」は区切りの意。㋐読経{どきょう}。部首言。② **栃**とち [参考]栃木県。部首木。④ **凸**トツ、でこ 例凸凹{でこぼこ}・凸面鏡{とつめんきょう}。[注意]中高の意。部首凵。 **突(突)**トツ、つ-く 例突出{とっしゅつ}・突破{とっぱ}・突端{とったん}・衝突{しょうとつ}、一突き{ひとつき}。[使い分け]本文[囲み]つく・つける(付・就・着・突)。[参考]急にの意も(突然・唐突)。部首穴。 **届(屆)**とど-ける・とど-く 例届け出る{とどけでる}・欠席届{けっせきとどけ}・不行き届き{ふゆきとどき}。正字屆。部首尸。⑥ **屯**トン 例屯所{とんじょ}・屯田兵{とんでんへい}・駐屯{ちゅうとん}。表外たむろ→かな書き。[参考]集団の意。重量の「トン」にも当てる(国字「噸」の略字)。部首屯。 **豚**トン、ぶた 例豚汁{とんじる}・養豚{ようとん}、子豚{こぶた}・豚肉{ぶたにく}。圏[豕]は別字。部首豕。 **頓**トン 例頓着{とんちゃく}・整頓{せいとん}。表外とみ-に→かな書き。[参考]落ち着ける、にわかにの意。必要に応じての意も(頓服)。部首頁。 **貪**ドン、むさぼ-る 例貪欲{どんよく}。部首貝。 **鈍**ドン、にぶ-い・にぶ-る 例鈍感{どんかん}・鈍角{どんかく}、鈍い・鈍る。表外のろ-い→かな書き。[注意]濃いねずみ色は「。鈍色」。部首金。 **曇**ドン、くも-る 例曇天{どんてん}、顔を曇らせる。表外タン→悉曇{しったん}。部首日。 **丼**どんぶり・どん 例丼飯{どんぶりめし}・天丼{てんどん}。部首丶。 **那**ナ 例刹那{せつな}・旦那{だんな}。正字那。部首邑。 **奈**ナ 例奈落{ならく}。表外いか-ん→かな書き。部首大。 **内**ナイ・ダイ、うち 例内外{ないがい}・内容{ないよう}・内服{ないふく}・内裏{だいり}・参内{さんだい}・境内{けいだい}、内側{うちがわ}。正字內。部首冂。② **梨**なし 例洋梨{ようなし}。表外リ→梨園{りえん}。部首木。④ **謎(謎)**なぞ 例謎解き{なぞとき}。[注意]「選・遜・謎/込・辺・迅など」の字体に注意。②「謎」は許容字体。部首言。 **鍋**なべ 例鍋料理{なべりょうり}。部首金。 **南**ナン・ナ、みなみ 例南北{なんぼく}・南端{なんたん}、南。部首十。 **軟**ナン、やわ-らか・やわ-らかい 例軟化{なんか}・軟弱{なんじゃく}、軟らかい話。[使い分け]本文[囲み]やわらかい(柔・軟)。部首車。 **難(難)**ナン、かた-い・むずか-しい 例難易{なんい}・難破{なんぱ}・困難{こんなん}・非難{ひなん}・論難{ろんなん}・難じる、許し難い{ゆるしがたい}・気難しい{きむずかしい}。表外にく-い→かな書き。[参考]常用漢字表では備考に「むつかしい」の訓を示す。部首隹。 **二**ニ、ふた・ふたつ 例二番目{にばんめ}・二分{にぶん}・十二月{じゅうにがつ}。表外ジ→。使い分け「二」は数に、「双」は対に注目して「二重まぶた・二つ返事・二つ折り/双子・双葉」のように使う。[参考]→弐。㋐二重{はたち}・二十歳{はたち}、二十日{はつか}・二日{ふつか}。部首二。 **尼**ニ、あま 例尼僧{にそう}・修道尼{しゅうどうに}、尼寺{あまでら}。表外ジ→仲尼(孔子のあざな)。部首尸。 **弐(貳)**ニ 例弐万円{にまんえん}。[注意]二つ。表記証書類で「二」の代わりに使う。部首弐―七、貳―貝。 <1667> **匂**にお-い・にお-う 例匂い袋{においぶくろ}。[使い分け]本文[囲み]におい・におう(匂・臭)。部首勹。 **肉**ニク 例肉類{にくるい}・肉親{にくしん}・肉体{にくたい}・肉薄{にくはく}・筋肉{きんにく}。[注意]「しし」とも訓ずる(太り『肉』)。「宍」に同じ。部首肉。② **虹**にじ 表外コウ→虹彩{こうさい}。部首虫。 **日**ニチ・ジツ、ひ・か 例日時{にちじ}・日光{にっこう}・毎日{まいにち}・連日{れんじつ}・平日{へいじつ}、日帰り{ひがえり}・十日{とおか}。㋐明日{あした}・昨日{きのう}の・今日{きょう}・一日{ついたち}・二十日{はつか}・日和{ひより}・二日{ふつか}。正字日。部首日。 **入**ニュウ、い-る・い-れる・はい-る 例入学{にゅうがく}・入唐{にっとう}・収入{しゅうにゅう}・乱入{らんにゅう}・加入{かにゅう}・記入{きにゅう}・寝入る{ねいる}・入り込む{はいりこむ}。表外ジュ→入内。[使い分け]本文[囲み]いる・いれる(入・要)。[注意]「入る/入る」の送りがなに注意。部首入。 **乳**ニュウ、ちち・ち 例乳児{にゅうじ}・牛乳{ぎゅうにゅう}、乳首{ちくび}・添え乳{そえぢ}。㋐乳母{うば}。正字乳。部首乙。 **尿**ニョウ 例尿意{にょうい}・尿素{にょうそ}・排尿{はいにょう}・夜尿症{やにょうしょう}。表外いばり、ゆばり→かな書き。部首尸。 **任**ニン 例任務{にんむ}・責任{せきにん}・任意{にんい}・就任{しゅうにん}・担任{たんにん}、任す・任せる。部首人。 **妊**ニン 例妊娠{にんしん}・懐妊{かいにん}・不妊{ふにん}。表外はら-む→かな書き。[注意]「みこもる」とも訓ずる。②「妊」は別体。部首女。 **忍**ニン、しの-ぶ・しの-ばせる 例忍者{にんじゃ}・忍耐{にんたい}、忍び足{しのびあし}・忍ばせる。[使い分け]「恥を忍ぶ/〔偲〕往時をしのぶ」のように使う。[注意]むごいの意も(残忍)。正字忍。部首心。 **認**ニン、みと-める 例認識{にんしき}・承認{しょうにん}・容認{ようにん}・否認{ひにん}、認め印{みとめいん}。表外したた-める→かな書き。正字認。部首言。 **寧**ネイ 例安寧{あんねい}・丁寧{ていねい}。表外やす-い(無事)→安い、むし-ろ→かな書き。[注意]気持ちが落ち着いている意。㋐丁寧。正字寧。部首宀。 **熱**ネツ、あつ-い 例熱病{ねつびょう}・熱湯{ねっとう}・熱線{ねっせん}・白熱{はくねつ}・情熱{じょうねつ}・熱する、熱い湯・お熱い仲。[使い分け]本文[囲み]あつい(暑・熱・厚)。部首火。④ **年**ネン、とし 例年度{ねんど}・年鑑{ねんかん}・少年{しょうねん}・豊年{ほうねん}、年子{としご}・年寄り{としより}。[注意]「年齢(熟字訓)」とも。㋐今年{ことし}。部首干。 **念**ネン 例念願{ねんがん}・信念{しんねん}・残念{ざんねん}・執念{しゅうねん}・念仏{ねんぶつ}、念を押す・念を入れる。[注意]心に思う意。部首心。④ **捻**ネン 例捻挫{ねんざ}・捻出{ねんしゅつ}。表外ひね-る→かな書き。㋐ひねくれる→かな書き。部首手。 **粘**ネン、ねば-る 例粘土{ねんど}・粘液{ねんえき}・粘着{ねんちゃく}・粘膜{ねんまく}、粘り気{ねばりけ}・粘り強い{ねばりづよい}。部首米。 **燃**ネン、も-える・も-やす・も-す 例燃焼{ねんしょう}・燃料{ねんりょう}・可燃性{かねんせい}、燃え尽きる{もえつきる}・燃やす。部首火。⑤ **悩(惱)**ノウ、なや-む・なや-ます 例悩殺{のうさつ}・苦悩{くのう}・煩悩{ぼんのう}、悩み{なやみ}・悩ましい{なやましい}。部首心。 **納**ノウ・ナッ・ナ・ナン・トウ、おさ-める・おさ-まる 例納入{のうにゅう}・納涼{のうりょう}・収納{しゅうのう}・納得{なっとく}・納豆{なっとう}・納屋{なや}・納戸{なんど}・出納{すいとう}、税を納める・御用納め{ごようおさめ}。表外い-れる→入れる。[使い分け]本文[囲み]おさまる・おさめる(収・納・修・治)。正字納。部首糸。⑥ **能**ノウ 例能力{のうりょく}・能楽{のうがく}・芸能{げいのう}・効能{こうのう}・才能{さいのう}。表外あた-う→かな書き、よ-くする→かな書き。部首肉。 **脳(腦)**ノウ 例脳髄{のうずい}・首脳{しゅのう}・頭脳{ずのう}。部首月。 **農**ノウ 例農業{のうぎょう}・農具{のうぐ}・酪農{らくのう}。[注意]耕し作る意。部首辰。③ **濃**ノウ、こ-い 例濃厚{のうこう}・濃密{のうみつ}・濃紺{のうこん}・濃淡{のうたん}、濃い。部首水。 **把**ハ 例把握{はあく}・把持{はし}。表外と-る→取る。[注意]手でつかむ意で「にぎる」とも訓ずる。②助数詞では「ワ(一把)・バ(三把)・パ(十把)」となる。部首手。 **波**ハ、なみ 例波長{はちょう}・電波{でんぱ}・風波{ふうは}・寒波{かんぱ}・余波{よは}。[注意]「『浪』・『濤』(なみ)」は大波の意。㋐波止場{はとば}。部首水。③ **派**ハ 例派遣{はけん}・派生{はせい}・派閥{はばつ}・流派{りゅうは}・宗派{しゅうは}・立派{りっぱ}。[注意]つかわす、わかれるの意。正字派。部首水。⑥ **破**ハ、やぶ-る・やぶ-れる 例破壊{はかい}・破産{はさん}・撃破{げきは}、型破り{かたやぶり}・破れかぶれ{やぶれかぶれ}。表外わ-れる→割れる。[使い分け]本文[囲み]やぶる・やぶれる(破・敗)。部首石。 **覇(霸)**ハ・ハク 例覇権{はけん}・制覇{せいは}・連覇{れんぱ}。[注意]力による支配の意。部首覇―西、霸―雨。 <1668> **馬**バ、うま・ま 例馬車{ばしゃ}・競馬{けいば}、絵馬{えま}・馬子{まご}・竹馬{ちくば}。[表記]十二支のうまは「午」。㋐伝馬船{てんません}・。部首馬。 **婆**バ 例老婆{ろうば}・産婆{さんば}。表外ばば・ばばあ→かな書き。部首女。 **罵**バ、ののし-る 例罵声{ばせい}・罵倒{ばとう}。部首网。 **拝(拜)**ハイ、おが-む 例拝見{はいけん}・拝啓{はいけい}・崇拝{すうはい}・拝する、拝み倒す{おがみたおす}。部首手。 **杯**ハイ、さかずき 例祝杯{しゅくはい}・銀杯{ぎんぱい}、乾杯{かんぱい}。[注意]俗字の「抔(など)」は別字。部首木。 **背**ハイ、せ・せい・そむ-く・そむ-ける 例背後{はいご}・背景{はいけい}、背丈{せたけ}・背中{せなか}・上背{うわぜ}・背く{そむく}。[使い分け]「命令に背く/〔叛〕国に叛く」のように使う。表記「侍」は「背」で統一(「侍」はもとる)。[注意]「脊(背骨)」は別字。部首肉。 **肺**ハイ 例肺炎{はいえん}・肺活量{はいかつりょう}。部首肉。 **俳**ハイ 例俳優{はいゆう}・俳句{はいっく}・俳味{はいみ}・雑俳{ざっぱい}。表外わざおぎ→かな書き。[注意]芸人・俳句の意。正字俳。部首人。 **配**ハイ、くば-る 例配達{はいたつ}・配給{はいきゅう}・配慮{はいりょ}・心配{しんぱい}・手配{てはい}、気配り{きくばり}。部首酉。 **排**ハイ 例排斥{はいせき}・排除{はいじょ}・排気{はいき}・排水{はいすい}・排他{はいた}。[注意]おす・押し開く、押しのける意。↓配。[参考]「排」に通じる(排列・配列)。正字排。部首手。 **敗**ハイ、やぶ-れる 例敗戦{はいせん}・敗北{はいぼく}・失敗{しっぱい}、勝負に敗れる。表外ま-ける→負ける、やぶ-る→破る。[使い分け]本文[囲み]やぶる・やぶれる(破・敗)。部首攴。④ **廃(廢)**ハイ、すた-れる・すた-る 例廃止{はいし}・廃物{はいぶつ}・荒廃{こうはい}、工場廃水{こうじょうはいすい}・廃する、流行が廃れる。[注意]旧字体で類似する「療(難治の病)」は別字。部首广。 **輩**ハイ 例先輩{せんぱい}・後輩{こうはい}。表外ともがら→かな書き、やから→かな書き。正字輩。部首車。 **売(賣)**バイ、う-る・う-れる 例売買{ばいばい}・売品{ばいひん}・商売{しょうばい}、売り出す{うりだす}・売値{うりね}・売れ行き{うれゆき}。表外マイ→売僧{まいす}。部首売―士、賣―貝。② **倍**バイ 例倍率{ばいりつ}・倍加{ばいか}・二倍{にばい}・倍する。表外ます→増す。部首人。③ **梅(梅)**バイ、うめ 例梅林{ばいりん}・紅梅{こうばい}・老梅{ろうばい}、梅見{うめみ}・梅酒{うめしゅ}。[注意]「梅」は別体。㋐梅雨{つゆ}。部首木。 **培**バイ、つちか-う 例培養{ばいよう}・栽培{さいばい}。部首土。 **陪**バイ 例陪席{ばいせき}・陪食{ばいしょく}・陪審員{ばいしんいん}。[注意]従う、つきそう意。部首阜。 **媒**バイ 例媒介{ばいかい}・媒体{ばいたい}・霊媒{れいばい}・冷媒{れいばい}。表外なかだち→仲立ち。部首女。 **買**バイ、か-う 例買収{ばいしゅう}・売買{ばいばい}・購買{こうばい}、買い物{かいもの}・売り買い{うりかい}。部首貝。② **賠**バイ 例賠償{ばいしょう}。表外つぐな-う→償う。[注意]損害を金銭で補償する意。部首貝。 **白**ハク・ビャク、しろ・しら・しろ-い 例白黒{はっこく}・白髪{はくはつ}・紅白{こうはく}・明白{めいはく}・告白{こくはく}、真っ白{まっしろ}・白壁{しらかべ}・白い歯{しろいは}・青白い{あおじろい}。表外もう-す→申す。㋐白髪{しらが}。部首白。 **伯**ハク 例伯仲{はくちゅう}・伯爵{はくしゃく}・画伯{がはく}。[注意]父の兄の意。㋐伯父{おじ}・伯母{おば}。部首人。 **拍**ハク・ヒョウ 例拍手{はくしゅ}・拍車{はくしゃ}・一拍{いっぱく}・三拍子{さんびょうし}。表外た-たく→かな書き。[表記]「搏」は「拍」で代用(脈拍・拍動・心拍)。「搏」は強くうつ意で「拍」に通じる。部首手。 **泊**ハク、と-まる・と-める 例停泊{ていはく}・宿泊{しゅくはく}・外泊{がいはく}、旅館に泊まる。[使い分け]本文[囲み]とまる・とめる(止・留・泊)。部首水。 **迫**ハク、せま-る 例迫真{はくしん}・圧迫{あっぱく}、押し迫る{おしせまる}。[注意]せまる意で「薄」に通じる(肉薄・肉迫)。「気魄」は「気迫」で代用(「魄」は肉体を支配するたましい)。正字迫。部首辵。 **剝**ハク、は-がす・は-ぐ・は-がれる・は-げる 例剥製{はくせい}・剥奪{はくだつ}。[注意]「剥・緑・録」の字体に注意。部首刀。 **舶**ハク 例舶来{はくらい}・船舶{せんぱく}。[注意]大きな船の意で、「ふね」とも訓ずる。部首舟。 **博**ハク・バク 例博物館{はくぶつかん}・博識{はくしき}・博士{はかせ}・博打{ばくち}。表外ひろ-い→広い。[注意]あまねく通じる意。㋐博士{はかせ}。正字博。部首十。④ <1669> **薄**ハク、うす-い・うす-める・うす-らぐ・うす-れる 例薄情{はくじょう}・薄謝{はくしゃ}・軽薄{けいはく}、薄着{うすぎ}・品薄{しなうす}・薄ら寒い{うすらざむい}。表外すすき→かな書き、せま-る→迫る、まぶ-し→かな書き。[表記]→迫・淡。正字薄。部首艸。 **麦(麥)**バク、むぎ 例麦芽{ばくが}・麦秋{ばくしゅう}、麦畑{むぎばたけ}。部首麥。② **漠**バク 例砂漠{さばく}・漠然{ばくぜん}・広漠{こうばく}。[注意]「寞(さびしい)」に通じる(寂寞・寂漠)。[注意]砂漠の意から、広々と果てしない意。部首水。 **縛**バク、しば-る 例束縛{そくばく}、捕縛{ほばく}・自縄自縛{じじょうじばく}、金縛り{かなしばり}。正字縛。部首糸。 **爆**バク 例爆発{ばくはつ}・爆弾{ばくだん}・自爆{じばく}、爆笑{ばくしょう}。表外は-ぜる→かな書き、はじ-ける→かな書き。部首火。 **箱**はこ 例箱詰め{はこづめ}・箱入り娘{はこいりむすめ}・小箱{こばこ}・箱庭{はこにわ}・百葉箱{ひゃくようばこ}。表外ソウ→。部首竹。③ **箸**はし 例箸箱{はしばこ}。[参考]「賭・箸/者・煮・暑など」の字体に注意。部首竹。 **畑**はたけ・はた 例田畑{たはた}・畑違い{はたけちがい}。[参考]国字。別体「畠」も国字。部首田。③ **肌**はだ 例肌色{はだいろ}・地肌{じはだ}・山肌{やまはだ}・柔肌{やわはだ}・美肌{びはだ}。表外キ→玉肌{ぎょっき}。[使い分け]「肌/『膚』」は美醜で使い分ける傾向がある(鮫膚・鳥膚)。[注意]「『肌理』」は「キメ」。部首月。 **八**ハチ、や・やっ-つ・よう 例八月{はちがつ}・八方{はっぽう}、八重桜{やえざくら}・八つ当たり{やつあたり}・八日{ようか}。[注意]末広がりの字として喜ばれる。㋐八百屋{やおや}・八百長{やおちょう}。部首八。 **鉢**ハチ・ハツ 例鉢植え{はちうえ}・植木鉢{うえきばち}・衣鉢{いはつ}。[注意]皿状の器物の意。部首金。 **発(發)**ハツ・ホッ 例発明{はつめい}・発見{はっけん}・発射{はっしゃ}・出発{しゅっぱつ}・突発{とっぱつ}・発する・発足{ほっそく}・発作{ほっさ}・発端{ほったん}・発起{ほっき}。表外はな-つ→放つ、ひら-く→開く、あば-く→暴く、た-つ(出発する)→かな書き、おこ-す→起こす。[表記]「活潑」は「活発」で代用(「潑」は勢いのよい様)。「反撥」は「反発」で代用(「撥」は跳ねる)。「醱酵」は「発酵」で代用(「醱」はかもす)。部首癶。③ **髪(髮)**ハツ、かみ 例頭髪{とうはつ}・白髪{はくはつ}、髪結い{かみゆい}・整髪{せいはつ}・油っこい髪{あぶらっこいかみ}・白髪{しらが}。部首髟。 **伐**バツ 例伐採{ばっさい}・間伐{かんばつ}・征伐{せいばつ}・殺伐{さつばつ}・乱伐{らんばつ}。表外き-る→切る、う-つ→討つ。部首人。 **抜(拔)**バツ、ぬ-く・ぬ-ける・ぬ-かす 例抜刀{ばっとう}・選抜{せんばつ}・奇抜{きばつ}・卓抜{たくばつ}、釘抜き{くぎぬき}・気抜け{きぬけ}・手抜かり{てぬかり}。部首手。 **罰**バツ・バチ 例罰金{ばっきん}・処罰{しょばつ}・天罰{てんばつ}・罰{ばち}が当たる。部首网。 **閥**バツ 例門閥{もんばつ}・財閥{ざいばつ}・学閥{がくばつ}・派閥{はばつ}。部首門。 **反**ハン・ホン・タン、そ-る・そ-らす 例反映{はんえい}・反対{はんたい}・反面{はんめん}・違反{いはん}・反する・謀反{むほん}・反物{たんもの}。表外かえ-す→返す、そむ-く→背く、かえ-って→かな書き。[使い分け]「体を反らす/〔『逸』]目をそらす」のように使う。[表記]「反/叛」は同義の「反(そむく)」で統一(反逆・反乱・反旗・背反・離反)。もと多く「叛」。部首又。 **半**ハン、なか-ば 例半分{はんぶん}・半面{はんめん}・大半{たいはん}、月半ば{つきなかば}。[表記]新聞は「脚、絆」を「脚半」で代用(「絆」はつなぎとめる)。正字半。部首十。② **氾**ハン 例氾濫{はんらん}。[注意]水があふれて広がる意。部首水。 **犯**ハン、おか-す 例犯罪{はんざい}・共犯{きょうはん}・侵犯{しんぱん}・窃盗犯{せっとうはん}、法を犯す。表外ボン→女犯{にょぼん}。[使い分け]本文[囲み]おかす、おかす(犯・侵・冒)。部首犬。 **帆**ハン、ほ 例帆船{はんせん}・帆走{はんそう}・出帆{しゅっぱん}・順風満帆{じゅんぷうまんぱん}、帆柱{ほばしら}。正字帆。部首巾。 **汎**ハン 例汎用{はんよう}・汎神論{はんしんろん}。[表記]「広汎/広範」は後者で書いてもよい。[参考]ひろく、あまねくの意。部首水。 **伴**ハン・バン、ともな-う 例同伴{どうはん}・随伴{ずいはん}・伴奏{ばんそう}、伴う。[参考]おともの意。正字伴。部首人。 **判**ハン・バン 例判定{はんてい}・判明{はんめい}・裁判{さいばん}・判決{はんけつ}・評判{ひょうばん}・判じる・大判{おおばん}。表外わか-る→分かる。[注意]はっきりする意。俗に「判が大きい」とも言うが、一般には「ハン」。常用漢字表の語例「大判」などは、「ハン」の連濁とも解せよう(「版」の場合は連濁)。正字判。部首刀。 **坂**ハン、さか 例坂道{さかみち}・急坂{きゅうはん}、上り坂{のぼりざか}。[注意]「阪」と同字。「大阪」はもと「大坂」(今、「大阪市/大坂城」などと書き分ける)。部首土。③ <1670> **阪**ハン 例阪神{はんしん}・京阪{けいはん}。[注意]大阪。部首阜。 **板**ハン・バン、いた 例甲板{かんぱん}・鉄板{てっぱん}・看板{かんばん}・黒板{こくばん}・掲示板{けいじばん}・板書{ばんしょ}、板戸{いたど}・板前{いたまえ}・俎板{まないた}。部首木。③ **版**ハン 例版画{はんが}・版元{はんもと}・版下{はんした}・写真版{しゃしんばん}・出版{しゅっぱん}。圏判。部首片。 **班**ハン 例班長{はんちょう}・救護班{きゅうごはん}。[注意]分ける、分かち与えるの意から、組の意。部首玉。 **畔**ハン、ほとり 例湖畔{こはん}・池畔{ちはん}。表外あぜ→かな書き、くろ→かな書き、そむ-く→背く。正字畔。部首田。 **般**ハン 例諸般{しょはん}・全般{ぜんぱん}・先般{せんぱん}・今般{こんぱん}。[参考]種類・時の意。部首舟。 **販**ハン 例販売{はんばい}・販路{はんろ}・市販{しはん}。[注意]商いをする意で、「ひさぐ」とも訓ずる。部首貝。 **斑**ハン 例斑点{はんてん}。[注意]まだら。新聞は「斑点」を「班点」で代用(「斑」はまだら)。部首文。 **飯**ハン、めし 例炊飯{すいはん}・赤飯{せきはん}、飯粒{めしつぶ}・五目飯{ごもくめし}・。正字飯。部首食。④ **搬**ハン、はこ-ぶ 例搬入{はんにゅう}・搬出{はんしゅつ}・運搬{うんぱん}。部首手。 **煩**ハン・ボン、わずら-う・わずら-わす 例煩雑{はんざつ}・煩悩{ぼんのう}、煩わしい。[使い分け]「思い煩う・人手を煩わす・心を煩わす/胸を患う・三年ほど患う」のように使う。部首火。 **頒**ハン 例頒布{はんぷ}・頒価{はんか}。[注意]分かち与える意。部首頁。 **範**ハン 例範囲{はんい}・模範{もはん}・規範{きはん}・師範{しはん}。[表記]「広汎/広範」は後者で書いてもよい(「汎」はあまねく、「範」は区切りの意。もと、もっぱら「広汎」)。部首竹。 **繁(繁)**ハン、しげ-る 例繁栄{はんえい}・繁殖{はんしょく}・繁茂{はんも}・繁華街{はんかがい}。表外しげ-く→かな書き。[表記]「繁殖/蕃殖」は「繁殖」で統一(「蕃」もしげる)。部首糸。 **藩**ハン 例藩主{はんしゅ}・廃藩置県{はいはんちけん}・○○藩{まるまるはん}。[注意]垣根の意から、諸侯の領地の意。部首艸。 **晚(晩)**バン、おそ-い 例晩夏{ばんか}・今晩{こんばん}・早晩{そうばん}、晩い。[注意]くれ。部首日。 **番**バン 例番人{ばんにん}・番組{ばんぐみ}・番茶{ばんちゃ}・番傘{ばんがさ}・順番{じゅんばん}・当番{とうばん}・番台{ばんだい}。表外つが-う→かな書き。[注意]順序、かわるがわる、見張りなどの意。部首田。② **蛮(蠻)**バン 例蛮行{ばんこう}・蛮人{ばんじん}・野蛮{やばん}。[表記]「蕃族」は「蛮族」で統一(「蛮」は南方の異民族、「蕃」は教化されていない人々の意だが、混同された)。部首虫。 **盤**バン 例基盤{きばん}・円盤{えんばん}・碁盤{ごばん}・盤台{ばんだい}。[表記]「磐石/盤石」は後者で統一(岩の意で「磐・盤」は通じる。もと多く「磐」)。[注意]物を載せる台。部首皿。 **比**ヒ、くら-べる 例比較{ひかく}・対比{たいひ}・比重{ひじゅう}、背比べ{せいくらべ}。表外たぐ-い→類い、なら-ぶ→並ぶ。[表記]「体重を比べる/腕を競べる・力を競べる」のように使ったが、今は「比」でまかなう。部首比。⑤ **皮**ヒ、かわ 例皮膚{ひふ}・皮相{ひそう}・樹皮{じゅひ}、毛皮{けがわ}・木の皮{きのかわ}・面の皮{つらのかわ}・化けの皮{ばけのかわ}。[使い分け]「皮のベルト・革靴」のように使う。部首皮。③ **妃**ヒ 例妃殿下{ひでんか}・王妃{おうひ}・皇太子妃{こうたいしひ}。表外きさき→かな書き。[注意]皇太子や皇族の妻の意。部首女。 **否**ヒ、いな 例否定{ひてい}・可否{かひ}・安否{あんぴ}、~や否や・否む{いなむ}。表外いや→かな書き。部首口。 **批**ヒ 例批判{ひはん}・批評{ひひょう}・批准{ひじゅん}・批准{ひじゅん}。[参考]品定めする意。部首手。 **彼**ヒ、かれ・かの 例彼我{ひが}・彼岸{ひがん}、彼ら{かれら}・彼女{かのじょ}。[表記]「かの(連体詞)」はかな書き(かの有名な画家)。部首彳。 **披**ヒ 例披見{ひけん}・披露{ひろう}。部首手。 **肥**ヒ、こ-える・こえ・こ-やす・こや-し 例肥大{ひだい}・肥料{ひりょう}・施肥{せひ}、下肥{しもごえ}・肥やす。表外ふと-る→太る。部首肉。◎ **非**ヒ 例非行{ひこう}・非道{ひどう}・非難{ひなん}・非常{ひじょう}・是非{ぜひ}。[表記]「菲才」は類義の「非才」で代用(「菲」は薄い)。[注意]悪い、背く、そしるの意も。部首非。 **卑(卑)**ヒ、いや-しい・いや-しむ・いや-しめる 例卑近{ひきん}・卑屈{ひくつ}・卑下{ひげ}・卑弥呼{ひみこ}。表外ひく-い→低い。部首十。 <1671> **ヒ、と-ぶ 例飛行{ひこう}・飛躍{ひやく}・飛散{ひさん}・飛躍{ひやく}、横っ飛び{よことび}。[使い分け]本文[囲み]とぶ・とばす(飛・跳)。[表記]「飛行機が飛ぶ」も好まれる。部首飛。 **疲**ヒ 例疲労{ひろう}・疲弊{ひへい}。表外つか-れる→かな書き。部首疒。 **秘**ヒ、ひ-める 例秘書{ひしょ}・秘密{ひみつ}・神秘{しんぴ}、胸に秘める。部首禾。 **被**ヒ、こうむ-る 例被告{ひこく}・被害{ひがい}・被災{ひさい}。表外おお-う→覆う、かぶ-る→被る、かぶ-せる→被せる。[注意]こうむる意のほか、受身の助字。部首衣。 **尾**ビ、お 例尾行{びこう}・末尾{まつび}・語尾{ごび}、しっぽ。部首尸。 **美**ビ、うつく-しい 例美醜{びしゅう}・美人{びじん}・美術{びじゅつ}、美しい。[使い分け]本文[囲み]うつくしい(美・麗)。部首羊。 **鼻**ビ、はな 例鼻孔{びこう}・鼻音{びおん}・耳鼻科{じびか}、鼻水{はなみず}・鼻血{はなぢ}。部首鼻。 **備**ビ、そな-える・そな-わる 例備品{びひん}・設備{せつび}・常備{じょうび}、備え付け{そなえつけ}。[使い分け]本文[囲み]そなえる(備・供)。部首人。 **微**ビ 例微妙{びみょう}・微行{びこう}・顕微鏡{けんびきょう}。[注意]かすか、こまかい、ひそかの意。部首彳。 **匹**ヒツ 例匹敵{ひってき}。表外ひき→かな書き。[注意]比べ合う、対等の意。部首匚。 **必**ヒツ、かなら-ず 例必然{ひつぜん}・必死{ひっし}・必要{ひつよう}・必須{ひっす}。部首心。 **筆**ヒツ、ふで 例筆者{ひっしゃ}・筆致{ひっち}・鉛筆{えんぴつ}・随筆{ずいひつ}、絵筆{えふで}・筆まめ{ふでまめ}。部首竹。 **百**ヒャク 例百円{ひゃくえん}・百貨店{ひゃっかてん}・百万{ひゃくまん}。表外もも→かな書き。㋐八百屋{やおや}。部首白。 **氷**ヒョウ、こおり・ひ 例氷山{ひょうざん}・氷結{ひょうけつ}、かき氷{かきごおり}・氷雨{ひさめ}。部首水。 <1672> **評**ヒョウ 例評価{ひょうか}・評判{ひょうばん}・定評{ていひょう}・評する。部首言。⑤ **漂**ヒョウ、ただよ-う 例漂流{ひょうりゅう}、花の香が漂う。[注意]さらす意も(漂白)。部首水。 **標**ヒョウ 例標準{ひょうじゅん}・標本{ひょうほん}・目標{もくひょう}・標識{ひょうしき}・道標{どうひょう}。表外しめ-す→かな書き、しる-す→記す。部首木。④ **苗**ビョウ、なえ・なわ 例種苗{しゅびょう}・痘苗{とうびょう}、苗木{なえぎ}・苗代{なわしろ}。表外ミョウ→苗字。㋐早苗{さなえ}。部首艸。 **秒**ビョウ 例秒速{びょうそく}・秒針{びょうしん}。[注意]時間・角度などの単位。部首禾。 **病**ビョウ・ヘイ、や-む・やまい 例病気{びょうき}・病根{びょうこん}・臆病{おくびょう}・看病{かんびょう}・疾病{しっぺい}、病み付き{やみつき}・気の病{きのやまい}。正字病。部首疒。③ **描**ビョウ、えが-く・か-く 例描写{びょうしゃ}・素描{そびょう}・点描{てんびょう}、描き出す{えがきだす}・絵描き{えかき}。部首手。 **猫**ビョウ、ねこ 例愛猫{あいびょう}、三毛猫{みけねこ}・犬猫病院{いぬねこびょういん}。部首犬。 **品**ヒン、しな 例品評{ひんぴょう}・作品{さくひん}・上品{じょうひん}・品行{ひんこう}、品物{しなもの}・手品{てじな}。表外ホン→一品料理{いっぴんりょうり}。部首口。③ **浜(濱)**ヒン、はま 例海浜{かいひん}・京浜{けいひん}、浜辺{はまべ}・砂浜{すなはま}。[注意]「浜・濱」は本来別字。「浜」は船を入れる溝、「濱」ははま。部首水。 **貧**ヒン・ビン、まず-しい 例貧富{ひんぷ}・貧弱{ひんじゃく}・清貧{せいひん}、貧しい・心が貧しい。[注意]「貪(むさぼる)」は別字。部首貝。⑤ **賓(賓)**ヒン 例賓客{ひんきゃく}・主賓{しゅひん}・来賓{らいひん}・国賓{こくひん}。[注意]敬うべき客の意。部首貝。 **頻(頻)**ヒン 例頻度{ひんど}・頻発{ひんぱつ}・頻繁{ひんぱん}。表外しき-りに→かな書き。部首頁。 **敏(敏)**ビン 例敏感{びんかん}・鋭敏{えいびん}・敏速{びんそく}・機敏{きびん}。表外すばや-い→素早い、さと-い→かな書き。部首攴。 **瓶(甁)**ビン 例瓶詰{びんづめ}・花瓶{かびん}・魔法瓶{まほうびん}。部首瓦。 **不**フ・ブ 例不当{ふとう}・不利{ふり}・不賛成{ふさんせい}・不作法{ぶさほう}・不用心{ぶようじん}。表外ず→かな書き。[注意]否定の意で「無」に通じる(無粋・不粋)。部首一。④ **夫**フ・フウ、おっと 例夫妻{ふさい}・農夫{のうふ}・凡夫{ぼんぷ}・夫婦{ふうふ}・工夫{くふう}。表外おとこ→男、それ→かな書き。[注意]「夫婦」は熟字訓。部首人。 **父**フ、ちち 例父母{ふぼ}・父兄{ふけい}・祖父{そふ}、父親{ちちおや}。㋐叔父{おじ}・伯父{おじ}・父さん{とうさん}。部首父。② **付**フ、つ-ける・つ-く 例付与{ふよ}・交付{こうふ}・給付{きゅうふ}・付する、名付ける{なづける}・気付く{きづく}。[使い分け]本文[囲み]つく・つける(付・就・着・突)。[表記]添え加える意の「附」に代えて使う(付録・付属・付則・添付・寄付)。与える意では、もっぱら「付」(給付・交付・送付・配付・納付)。部首人。④ **布**フ、ぬの 例敷布{しきふ}・分布{ぶんぷ}・布陣{ふじん}、布を敷く。[注意]「敷」に通じる(敷設・布設)。部首巾。⑤ **扶**フ 例扶助{ふじょ}・扶養{ふよう}・扶育{ふいく}。表外たす-ける→助ける。部首手。 **府**フ 例都道府県{とどうふけん}・首府{しゅふ}・政府{せいふ}・学府{がくふ}。[注意]学問の中心の府。㋐役所の意。部首广。④ **怖**フ 例恐怖{きょうふ}、怖い{こわい}。表外おそ-れる→恐れる、おそろ-しい→恐ろしい、お-じる→かな書き、お-びえる→かな書き。部首心。 **阜**フ 例岐阜県{ぎふけん}。部首阜。④ **附**フ 例附属{ふぞく}。表外つ-く→付く。[表記]→付。[参考]添え加える意。部首阜。 **訃**フ 例訃報{ふほう}。[参考]人の死を告げる意。部首言。 **計**フ、ま-ける・ま-かす・お-う 例負担{ふたん}・負傷{ふしょう}・勝負{しょうぶ}、勝ち負け{かちまけ}・背負う{せおう}。表外そむ-く→背く。[注意]マイナスの意も(負号)。正字負。部首貝。③ **赴**フ、おもむ-く 例赴任{ふにん}。[注意]目ざして駆けつける意。部首走。 **浮**フ、う-く・う-かぶ・う-かべる 例浮沈{ふちん}・浮力{ふりょく}・浮薄{ふはく}、浮き袋{うきぶくろ}・浮世絵{うきよえ}・浮かれ調子{うかれぢょうし}。㋐浮気{うわき}・浮つく{うわつく}。正字浮。部首水。 **婦**フ 例婦人{ふじん}・主婦{しゅふ}・新婦{しんぷ}・妊婦{にんぷ}・夫婦{ふうふ}。[注意]よめ・成人した女。圏妻の意。正字婦。部首女。⑤ **符**フ 例符号{ふごう}・切符{きっぷ}・護符{ごふ}・音符{おんぷ}。[注意]割り符の意。部首竹。 <1673> **富**フ・フウ、と-む・とみ 例豊富{ほうふ}・富豪{ふごう}・富士山{ふじさん}・富貴{ふうき}、富み栄える・富くじ{とみくじ}。[注意]富山県{とやまけん}。部首宀。④ **普**フ 例普通{ふつう}・普遍{ふへん}・普請{ふしん}。表外あまね-く→かな書き。部首日。 **腐**フ、くさ-る・くさ-れる・くさ-らす 例腐敗{ふはい}・腐食{ふしょく}、豆腐{とうふ}・気が腐る・後腐れ{あとぐされ}。[注意]心を悩ます意も(腐心)。部首肉。 **敷**フ、し-く 例敷設{ふせつ}・敷金{しききん}、座敷{ざしき}・屋敷{やしき}・倉敷{くらしき}。[注意]「布」に通じない(敷設・布設)。㋐屋敷。部首攴。 **膚**フ 例皮膚{ひふ}・完膚{かんぷ}。表外はだ→肌。[使い分け]→肌。部首肉。 **賦**フ 例賦与{ふよ}・月賦{げっぷ}・天賦{てんぷ}・賦する。[注意]割り当てて与える意。部首貝。 **譜**フ 例系譜{けいふ}・楽譜{がくふ}・年譜{ねんぷ}・音譜{おんぷ}。[注意]系統的に作った記録の意。正字譜。部首言。 **侮(侮)**ブ、あなど-る 例侮辱{ぶじょく}、侮り。部首人。 **武**ブ・ム 例武力{ぶりょく}・武器{ぶき}・武士{ぶし}・武者人形{むしゃにんぎょう}。表外たけ-し→かな書き。[参考]力で屈伏させる意。部首止。⑤ **部**ブ 例部分{ぶぶん}・全部{ぜんぶ}・一部{いちぶ}・本部{ほんぶ}・野球部{やきゅうぶ}。[注意]分け与える意。㋐部屋{へや}。部首邑。③ **舞**ブ、ま-う・まい 例舞踏{ぶとう}・舞台{ぶたい}・歌舞伎{かぶき}・鼓舞{こぶ}、舞い上がる・きりきり舞い・舞扇{まいおうぎ}。正字舞。部首舛。 **封**フウ・ホウ 例封鎖{ふうさ}・封書{ふうしょ}・密封{みっぷう}、動きを封じる・封建的{ほうけんてき}・素封家{そほうか}。[注意]「のし」は閉じる、禁じる意。㋐大名に封ずる。部首寸。 **風**フウ・フ、かぜ 例風俗{ふうぞく}・中風{ちゅうぶ}・風力{ふうりょく}・風上{かざかみ}。[注意]「諷」は「風」で代用(風刺・風詠)。「風」はほのめかす意で「諷」に通じる。㋐風邪{かぜ}。部首風。② **伏**フク、ふ-せる・ふ-す 例伏線{ふくせん}・起伏{きふく}・潜伏{せんぷく}・伏する、うつ伏せ{うつぶせ}・伏し拝む{ふしおがむ}。[注意]服従する意で「服」に通じる(降伏・降伏)。部首人。 **服**フク 例服装{ふくそう}・服従{ふくじゅう}・服毒{ふくどく}・心服{しんぷく}・一服{いっぷく}・服する。[注意]衣服、従う、飲むなどの意。↓伏。正字服。部首月。③ **副**フク 例副業{ふくぎょう}・副作用{ふくさよう}・正副{せいふく}。表外そ-う→添う、そ-える→添える。[参考]予備として助ける意。部首刀。④ **幅**フク、はば 例横幅{よこはば}・全幅{ぜんぷく}、幅を利かす。[注意]俗に略字として「巾」も使う(「巾」はふきん・布きれの意)。部首巾。 **復**フク 例復活{ふっかつ}・復帰{ふっき}・復旧{ふっきゅう}・往復{おうふく}・回復{かいふく}・復する。表外かえ-る→帰る、かえ-す→返す、ふたた-び→再び、また→又。[注意]→覆、複。⑤部首彳。⑤ **福(福)**フク 例福祉{ふくし}・福徳{ふくとく}・福音{ふくいん}・幸福{こうふく}。表外さいわ-い→幸い。部首示。③ **腹**フク、はら 例腹案{ふくあん}・空腹{くうふく}・山腹{さんぷく}、腹芸{はらげい}・太っ腹{ふとっぱら}。[表記]「肚が据わる」も好まれる。部首肉。⑥ **複**フク 例複雑{ふくざつ}・複数{ふくすう}・重複{ちょうふく}・複写{ふくしゃ}。[注意]かさねる意で「復」に通じる(復製・複製)。部首衣。 **覆**フク、おお-う・くつがえ-す・くつがえ-る 例覆面{ふくめん}・転覆{てんぷく}、覆い。[注意]繰り返し返す意で「復」に通じる(反復・反覆、復刻・覆刻)。正字覆。部首襾。 **払(拂)**フツ、はら-う 例払暁{ふつぎょう}・前払い{まえばらい}、月払い{つきばらい}。[使い分け]「金を払う・犠牲を払う/〔祓〕汚れをはらう」のように使う。部首手。 **沸**フツ、わ-く・わ-かす 例沸騰{ふっとう}、沸き返る{わきかえる}・湯沸かし{ゆわかし}。[使い分け]本文[囲み]わく(沸・湧)。[注意]「湯が沸く/〔湧〕泉が湧く・興味が湧く」のように使う。部首水。 **仏(佛)**ブツ・フツ 例仏事{ぶつじ}・仏教{ぶっきょう}・念仏{ねんぶつ}・仏様{ほとけさま}・生き仏{いきぼとけ}。表外フッ→仏文学{ふつぶんがく}。[表記]ほとけの意では、旧字「佛」も好まれる。部首人。 **物**ブツ・モツ、もの 例物資{ぶっし}・人物{じんぶつ}・動物{どうぶつ}・食物{しょくもつ}・進物{しんもつ}・禁物{きんもつ}、物語{ものがたり}・品物{しなもの}・大物{おおもの}・物する。[使い分け]形式名詞はかな書き(正しいものと認める)。↓者。㋐果物{くだもの}。部首牛。③ **粉**フン、こ・こな 例粉末{ふんまつ}・粉砕{ふんさい}・粉飾{ふんしょく}、小麦粉{こむぎこ}・粉雪{こなゆき}。部首米。⑤ **紛**フン、まぎ-れる・まぎ-らす・まぎ-らわす・まぎ-らわしい 例紛失{ふんしつ}・紛争{ふんそう}・内紛{ないふん}、諸説紛々{しょせつふんぷん}・紛れ込む{まぎれこむ}。表外まが-う→かな書き。[注意]もつれる意も(紛争・内紛)。部首糸。 **雰**フン 例雰囲気{ふんいき}。[参考]水蒸気・大気の意。部首雨。 <1674> **噴**フン、ふ-く 例噴火{ふんか}・噴水{ふんすい}・噴出{ふんしゅつ}、潮を噴く。部首口。 **墳**フン 例墳墓{ふんぼ}・古墳{こふん}。部首土。 **憤**フン、いきどお-る 例憤慨{ふんがい}・悲憤{ひふん}・憤り。部首心。 **奮**フン、ふる-う 例奮起{ふんき}・奮闘{ふんとう}・興奮{こうふん}、勇気を奮う。部首大。 **分**ブン・フン・ブ、わ-ける・わ-かれる・わ-かる・わ-かつ 例分離{ぶんり}・分析{ぶんせき}・分解{ぶんかい}・配分{はいぶん}・身分{みぶん}・気分{きぶん}・十分{じゅうぶん}・五分五分{ごぶごぶ}、分ける・分かる・分け前{わけまえ}・分かれ道{わかれみち}・分かち合う{わかちあう}。[使い分け]①「理解する・判明する意では『解る・判る』も好まれる。②「分ける/〔割〕りんごを割る・字数を割く/〔裂〕布を裂く」のように使う。[注意]①~③「理解する・判明する意では『解る・判る』も好まれる。②「分ける/〔割〕りんごを割る・字数を割く/〔裂〕布を裂く」のように使う。③「分かつ」は文語。部首刀。② **文**ブン・モン、ふみ 例文学{ぶんがく}・文化{ぶんか}・文字{もじ}・文章{ぶんしょう}・注文{ちゅうもん}・文句{もんく}、文箱{ふみばこ}。[注意]模様の意も(文様・紋様)。部首文。 **聞**ブン・モン、き-く・き-こえる 例新聞{しんぶん}・見聞{けんぶん}・前代未聞{ぜんだいみもん}、聞こえる。[使い分け]本文[囲み]きく・きこえる(聞・聴)。[参考]「評判」の意も(風聞)。部首耳。 **丙**ヘイ 例甲乙丙{こうおつへい}。表外ひのえ→かな書き。部首一。 **平**ヘイ・ビョウ、たい-ら・ひら 例平和{へいわ}・平均{へいきん}・平等{びょうどう}、平ら・平手{ひらて}・平社員{ひらしゃいん}。[注意]平易、安らかの意も(平易・平静)。部首干。 **兵**ヘイ・ヒョウ 例兵士{へいし}・兵糧{ひょうろう}・騎兵{きへい}・兵{つわもの}。部首八。 **併**ヘイ、あわ-せる 例併合{へいごう}・併用{へいよう}・合併{がっぺい}。部首人。 **並**ヘイ、な-み・なら-べる・なら-ぶ・なら-びに 例並列{へいれつ}・並行{へいこう}、町並み{まちなみ}・軒並み{のきなみ}・並べる・並びに。部首一。 **柄**ヘイ、え 例権柄{けんぺい}。表外つか→かな書き。[注意]「がら」とも(人柄)。部首木。 **陛**ヘイ 例陛下{へいか}・即位{そくい}・天皇陛下{てんのうへいか}。きざはしの意。部首阜。 **閉**ヘイ、と-じる・と-ざす・し-める・し-まる 例閉会{へいかい}・閉口{へいこう}・密閉{みっぺい}・閉店{へいてん}、閉じこもる・閉ざす・店を閉める・戸が閉まる。[使い分け]本文[囲み]しまる・しめる(閉・締)。部首門。 **弊**ヘイ 例弊害{へいがい}・疲弊{ひへい}・語弊{ごへい}。部首廾。 **餅**ヘイ、もちい 例餅{もち}・絵に描いた餅{えにかいたもち}。部首食。 **壁**ヘキ、かべ 例壁画{へきが}・城壁{じょうへき}・障壁{しょうへき}、白壁{しらかべ}。部首土。 **別**ベツ、わか-れる 例別居{べっきょ}・区別{くべつ}・差別{さべつ}・送別{そうべつ}、別れる。表外べっして→かな書き。[注意]区別、わかれるの意から、他、特別の意。部首刀。 <1675> **片**ヘン、かた 例片道{かたみち}・破片{はへん}・一片{いっぺん}。部首片。 **辺**ヘン、あた-り・ほとり 例周辺{しゅうへん}・近辺{きんぺん}・海辺{うみべ}、この辺{このあたり}・身の辺{みのほとり}。[使い分け]「あたり/〔当〕見当・日当り」のように使う。[注意]①「邊」の略字。②「辺・邊」は場所、「畔」は岸・あぜの意。部首辵。③ **返**ヘン、かえ-す・かえ-る 例返事{へんじ}・返済{へんさい}・返上{へんじょう}・返る・寝返り{ねがえり}。[使い分け]本文[囲み]かえる・かえす(返・帰)。部首辵。 **変(變)**ヘン、か-わる・か-える 例変化{へんか}・変更{へんこう}・大変{たいへん}、様変わり{さまがわり}。[使い分け]本文[囲み]かわる・かえる(変・換・代・替)。部首夊。 **偏**ヘン、かたよ-る 例偏見{へんけん}・偏食{へんしょく}・偏る。部首人。 **遍**ヘン 例普遍{ふへん}・遍歴{へんれき}・遍く{あまねく}。部首辵。 **編**ヘン、あ-む 例編成{へんせい}・編集{へんしゅう}・長編{ちょうへん}・前編{ぜんぺん}、毛糸を編む・編み物{あみもの}。[使い分け]本文[囲み]あむ(編・織)。部首糸。 **弁(辯・辨)**ベン 例弁解{べんかい}・弁護{べんご}・弁舌{べんぜつ}・弁当{べんとう}。表外わきま-える→かな書き。[表記]「弁」は「辯・辨・瓣」の統一字体。「辯」は言う、「辨」はわきまえる、「瓣」は花びらの意。部首廾。 **保**ホ、たも-つ 例保持{ほじ}・保存{ほぞん}・保証{ほしょう}・保険{ほけん}・確保{かくほ}、保つ。[表記]「保つ」は「持つ」でもまかなう(「持つ」は手に持つ意が原義)。部首人。 **捕**ホ、と-らえる・と-らわれる・と-る・つか-まえる・つか-まる 例捕獲{ほかく}・逮捕{たいほ}・捕鯨{ほげい}・捕吏{ほり}、召し捕る{めしとる}・捕まえる{つかまえる}・捕まる{つかまる}。[使い分け]本文[囲み]とらえる(捕・捉)。[注意]「捕らえる/捕とらえる」の送りがなに注意。部首手。 **補**ホ、おぎな-う 例補充{ほじゅう}・補足{ほそく}・補欠{ほけつ}・候補{こうほ}、補い{おぎない}。部首衣。 **母**ボ、はは 例母子{ぼし}・父母{ふぼ}・祖母{そぼ}・乳母{うば}、母親{ははおや}。㋐母さん{かあさん}。部首毋。 **募**ボ、つの-る 例募集{ぼしゅう}・応募{おうぼ}・募金{ぼきん}、寄付を募る。部首力。 **墓**ボ、はか 例墓地{ぼち}・墓参り{はかまいり}・墓穴{ぼけつ}。部首土。 **慕**ボ、した-う 例慕情{ぼじょう}・思慕{しぼ}・敬慕{けいぼ}、後を慕う{あとをしたう}。部首心。 **暮**ボ、く-れる・く-らす 例歳暮{せいぼ}・日暮れ{ひぐれ}・暮らす・一人暮らし{ひとりぐらし}。部首日。 **倣**ホウ、なら-う 例模倣{もほう}。部首人。 **俸**ホウ 例俸給{ほうきゅう}・減俸{げんぽう}。部首人。 **包**ホウ、つつ-む 例包囲{ほうい}・包括{ほうかつ}・内包{ないほう}・包む、包み紙{つつみがみ}・小包{こづつみ}。部首勹。 **坊**ボウ・ボッ 例坊主{ぼうず}・寝坊{ねぼう}・赤ん坊{あかんぼう}・お坊ちゃん{おぼっちゃん}。部首土。 **宝(寶)**ホウ、たから 例宝物{たからもの}・宝石{ほうせき}・国宝{こくほう}・財宝{ざいほう}。部首宀。 **奉**ホウ・ブ、たてまつ-る 例奉仕{ほうし}・奉納{ほうのう}・信奉{しんぽう}、奉る。部首大。 **封**ホウ、ほう-じる [注意]「封」の項参照。 **- 法**ホウ・ハッ・ホッ、のり 例法律{ほうりつ}・方法{ほうほう}・作法{さほう}・法度{はっと}・法華{ほっけ}、法{のり}。[注意]「ハッ」は「ハッと」の音便。「ホッ」は「ほっ」の音便。部首水。 **抱**ホウ、だ-く・いだ-く 例抱負{ほうふ}・抱腹絶倒{ほうふくぜっとう}、抱く{だく}・抱く{いだく}。[使い分け]本文[囲み]だく・いだく(抱)。部首手。 **泡**ホウ、あわ 例気泡{きほう}・水泡{すいほう}・泡と消える{あわときえる}。[使い分け]本文[囲み]あわ(泡・粟)。部首水。 **胞**ホウ 例細胞{さいぼう}・同胞{どうほう}。部首肉。 **倣**ホウ、なら-う 例模倣{もほう}。部首人。 **峰**ホウ、みね 例連峰{れんぽう}・最高峰{さいこうほう}、峰。部首山。 **蜂**ホウ、はち 例蜂起{ほうき}・養蜂{ようほう}、蜂の巣{はちのす}。部首虫。 **飽**ホウ、あ-きる・あ-かす 例飽和{ほうわ}・飽食{ほうしょく}、飽きる・聞き飽きる{ききあきる}。部首食。 **褒**ホウ、ほ-める 例褒章{ほうしょう}・褒美{ほうび}、褒める。部首衣。 **豊(豐)**ホウ、ゆた-か 例豊作{ほうさく}・豊富{ほうふ}、豊かな。部首豆。 **邦**ホウ 例邦人{ほうじん}・邦楽{ほうがく}・連邦{れんぽう}。部首邑。 **芳**ホウ、かんば-しい 例芳香{ほうこう}・芳名{ほうめい}、芳しい。部首艸。 **訪**ホウ、おとず-れる・たず-ねる 例訪問{ほうもん}・来訪{らいほう}・探訪{たんぽう}、訪れる・訪ねる。[使い分け]本文[囲み]たずねる(尋・訪)。部首言。 **放**ホウ、はな-す・はな-つ・はな-れる・ほう-る 例放送{ほうそう}・解放{かいほう}・追放{ついほう}・放火{ほうか}・放物線{ほうぶつせん}・放る{ほうる}、放す・放つ・放れる・放り出す{ほうりだす}。部首攴。 **倣**ホウ、なら-う 例模倣{もほう}。部首人。 **ほう** **報**ホウ、むく-いる 例報告{ほうこく}・情報{じょうほう}・予報{よほう}・報いる、恩に報いる{おんにむくいる}。部首土。 **奉**ホウ、たてまつ-る [注意]「奉」の項参照。 **- <ページ番号不明>** **方**ホウ、かた 例方向{ほうこう}・方法{ほうほう}・地方{ちほう}・行方{ゆくえ}・夕方{ゆうがた}、あの方{あのかた}・見方{みかた}。表外まさ-に→かな書き。[注意]①四角。②人、事柄の意も。部首方。 <1676> **【崩】** ホウ、くずれる、くずす 例 崩壊。崩御・崩{くず}れる、総崩{そうくず}れ・持{も}ち崩{くず}す。雪崩{なだれ}。正字崩。部首山。山广ガ肖肖崩崩崩 **【訪】** ホウ、おとずれる・たずねる 例 訪問・来訪・探訪、春の訪{おとず}れ・史跡を訪{たず}ねる。表外 とう→かな書き、おとなう→かな書き。言訪訪 **【報】** ホウ、むくいる 例 予報・情報・報道・速報・電報、恩に報{むく}いる。表外 しらせる→知らせる。部首土。⑤ +土圭幸幸郭郭報 **【蜂】** ホウ、はち 例 蜂起、蜜蜂{みつばち}。部首虫。□中虫虫が蜂蜂蜂 **【豊(豐)】** ホウ、ゆたか 例 豊年・豊作・豊漁・豊満・豊富、豊{ゆた}かだ・豊{ゆた}かに。圏人名などに使う「とよ」は表外訓。ㄇ曲曲曲兽兽豊 **【飽】** ホウ、あきる・あかす 例 飽和・飽食、食{た}べ飽{あ}きる。正字飽。部首食。今全食食食飽飽飽 **【褒(襃)】** ホウ、ほめる 例 褒章・褒賞、褒{ほ}め言葉、たしか圏「髪」は異体字とする説も訓ずる。正字砲。部首石。市店存葆葆褒褒褒 **【亡】** ボウ・モウ、ない 例 亡父・存亡・亡命・亡者{もうじゃ}、今{いま}は亡{な}き人・亡{な}くす・亡{な}くなる。表外 うせる→かな書き、ほろびる→滅びる、にげる→逃げる。使い分け↓無。参「亡い」は多く「亡き(文語)」の形で使う。↓滅。正字亡。部首亠。'亡 **【乏】** ボウ、とぼしい 例 欠乏・貧乏・耐乏、乏{とぼ}しさ。部首丿。 **【忙】** ボウ、いそがしい 例 多忙・繁忙。圏「せわしい」とも訓ずる。正字忙。部首心。忄小小心心忙忙 **【坊】** ボウ・ボッ 例 坊主・坊・赤ん坊・坊{ぼっ}ちゃん。圏原義は区画された町の意(坊間)。部首土。+ナガサ坊坊 **【妨】** ボウ、さまたげる 例 妨害、妨{さまた}げ。参「防」は別字。部首女。人女女女女妨妨 **【忘】** ボウ、わすれる 例 忘却・健忘・忘{わす}る、物忘{ものわす}れ。正字忘。部首心。⑥ 亡广忘忘忘 **【防】** ボウ、ふせぐ 例 防御・防災・防止・予防・防備・堤防、攻撃を防{ふせ}ぐ。部首阜。阝丁下下叶防防 **【房】** ボウ、ふさ 例 書房・文房具・暖房・冷房・独房・官房・女房、一房。部首戸。 **【法】** ホウ・ハッ・ホッ 例 法律・文法・法度{はっと}・仏法{ぶっぽう}。表外 のり→かな書き、のっとる→かな書き。部首水。④ ミシ汁汁法法 **【泡】** ホウ、あわ 例 気泡・水泡・発泡{はっぽう}剤、泡{あわ}立{だ}つ。周然あぶく→かな書き。正字泡。部首水。ミジカ沖泡泡 **【胞】** ホウ 例 同胞{どうほう}。参「同胞」は熟字訓。正字胞。部首肉。月月月月胞胞胞胞 **【俸】** ホウ 例 俸給・月俸・年俸・本俸。参給料の意。部首人。丁仁伊俠依依俸 **【倣】** ホウ、ならう 例 模倣、故人{こじん}に倣{なら}う。倣{なら}う(倣・習)。圏「見做{みな}す」の「做」は別字。部首人。イや竹仿仿仿做做 **【峰】** ホウ、みね 例 高峰・秀峰・霊峰・連峰、剣{けん}が峰{みね}。圏「峠」は別体。部首山。山山山以以岭峰峰 **【砲】** ホウ 例 砲台・砲弾・鉄砲{てっぽう}、大砲{たいほう}。圏もと、石を飛ばす兵器の意。正字砲。部首石。万石矽的砲砲 **【縫】** ホウ、ぬう 例 縫合・裁縫、縫{ぬ}い目。正字縫。部首糸。 **【包】** ホウ、つつむ 例 包囲・包容力・内包、包{つつ}み・小包{こづつみ}。表記「繃帯」は「包帯」で代用「庖丁」は台所)。部首勹。勹口尸巴包 **【芳】** ホウ、かんばしい 例 芳香・芳紀・芳志・芳名。表外 よし→かな書き。部首艸。一十艹艹芳芳 **【邦】** ホウ 例 邦楽・邦画・異邦人・本邦。部首邑。くに→国。国。一二三丰丰邦邦 **【奉】** ホウ、たてまつる 例 奉納・奉仕・奉公・信奉・奉{たてまつ}る・奉行。部首大。 **【宝(寳)】** ホウ、たから 例 宝物・宝石・国宝・財宝・宝船・子宝{こだから}。部首宀。宀宀宁宇宝宝 **【抱】** ホウ、だく・いだく、かかえる 例 抱負・抱懐・介抱、抱{だ}き締{し}める・反感を抱{いだ}く・一抱{ひとがか}え。正字抱。部首手。「オオオやや抱抱 **【放】** ホウ、はなす・はなつ・はなれる 例 放送・解放・追放・放火・放棄・奔放、放{はな}す・放{はな}し飼{が}い。使い分け↓本文[囲み]はなれる・はなす(放・離)。表記「放棄/拋棄」は「放棄」で統一。「拋物線」は「放物線」で代用。「拋」は投{な}げとばす意。部首攴。③ <1677> **【墨(墨)】** ボク、すみ 例 筆墨・白墨・遺墨、墨絵。部首土。口甲里里思思墨墨 **【撲】** ボク 例 撲殺・撲滅・打撲。裏外 うつ→打つ、なぐる→殴る。圏平手で殴る意。団相撲{すもう}。部首手。オギがやや撲撲撲 **【没】** ボツ・モツ、おぼれる・しずむ・ない 例 没収・出没・没{ぼっ}する。▼「歿」は「没」で統一(没年・病没・死没・生没・戦没)。「没」は水中{すいちゅう}に沈{しず}む意。死{し}ぬ意で「歿」と同義だが、もと、もっぱら「歿」。正字沒。部首水。ミジ沙沙没 **【勃】** ボツ 例 勃興・勃発。圏ぱっと頭を出{だ}す意。部首力。十片专李李勃 **【堀】** ホリ 例 堀端・内堀・釣{つ}り堀{ぼり}。表記「濠(ほり)」も好まれる。→掘。参掘{ほ}った水路の意。部首土。 **【本】** ホン、もと 例 本質・本来・資本、本{ほん}を正{ただ}す・基本。使い分け 本文[囲み]もと(下・元・本・基)。部首木。一十木木本 **【奔】** ホン 例 奔走・奔放・出奔{しゅっぽん}。表外 はしる→走る。圏勢{いきお}いよく走{はし}る意。正字奔。部首大。一ナ大太本车奔奔 **【翻(飜)】** ホン、ひるがえる・ひるがえす 例 翻意・翻訳。圏康熙字典では「飜」が別体、「覇」が正字。部首羽。 防某冒剖紡望傍帽棒貿貌暴膨謀/頰/北/木朴牧睦僕墨撲/没勃/堀/本奔翻 **【帽】** ボウ 例 帽子・脱帽・無帽。参帽子の意。正字帽。部首巾。中か炉炉帜帽帽帽 **【棒】** ボウ 例 棍棒・鉄棒。表外 ぼう→棒。部首木。木。一十木木杆桂林棒棒 **【貿】** ボウ 例 貿易。圏金銭で取引{とりひき}をする意。部首貝。⑤ 留留貿 **【貌】** ボウ 例 容貌・全貌・変貌・美貌。表外 かたち→形。部首豸。 **【暴】** ボウ・バク、あばく・あばれる 例 暴露・乱暴・凶暴・暴言・暴力、あばく・あばれる・大暴{おおあば}れ。然 あらす→荒らす、あれる→荒れる、にわかに→かな書き。表記「曝露」は「暴露」で代用(「曝」はさらす、「暴」はあばく意。混同されたが、本来別語)。部首日。⑤ ㄇ旦异显具暴暴暴 **【膨】** ボウ、ふくらむ、ふくれる 例 膨大・膨張、着膨{きぶく}れ・青膨{あおぶく}れ。表記「はれる」とも訓ずるが、「腫はれる」が好ましい(「厖大(巨大)」は形容動詞に、「膨大(大きく膨れる)」はサ変動詞に使った)。部首肉。月月財時時臆臆膨 **【謀】** ボウ・ム、はかる 例 謀殺・陰謀・権謀・謀略、暗殺を謀{はか}る。表外 はかりごと→かな書き。使い分け 本文[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。部首言。言言加加訓謀謀謀 **【頰】** キョウ、ほお 例 頬張{ほおば}る。圏常用漢字表では備考に「ほお」の訓を示す。「頬/峡・挟・狭」の字体に注意。一ㄏㄏㅉ夾頰頰頰 **【北】** ホク、きた 例 北上・北進・北方・敗北、北風{きたかぜ}・北半球。表外 ペ→北京、そむく→背く、にげる→逃げる。部首匕。11少北 **【木】** ボク・モク、き・こ 例 大木・土木・木造・樹木、並木{なみき}・木立{こだ}ち・木陰{こかげ}。表外 もとづく→基づく。団木綿{もめん}。一十木木 **【朴】** ボク 例 純朴・素朴・朴直。圏飾り気のない、ありのままの意。「僕」は同義。部首木。・オオオ木朴 **【牧】** ボク、まき 例 放牧・遊牧・牧畜・牧歌・牧師、牧場{まきば}。部首牛。レイキツ州牧牧 **【睦】** ボク 例 親睦・和睦。表外 むつむ→かな書き、むつまじい→かな書き。部首目。目时時時睦睦睦 **【僕】** ボク 例 公僕・僕{しもべ}の本{ほん}。表外 しもべ→かな書き、やつがれ→かな書き。直人本書表人。ミミ走走走世僕僕 ドゥウなどのふさの意。正字房。部首戶。一二三戸戸屋房房 **【肪】** ボウ 例 脂肪。表例 あぶら→脂。圏動物性のあぶらの意。部首肉。一刀月月月时肘肘肪 **【某】** ボウ 例 某氏・某国。異外 それ→かな書き、なにがし→かな書き。一十サヤ甘甘草某 **【冒】** ボウ、おかす 例 冒険・冒頭・感冒。使い分け 本文[囲み]おかす(犯・侵・冒)。参向こう見ずに進む意。正字冒。部首目。ㄇㄇ日早早冒冒 **【剖】** ボウ 例 解剖。表然 わける→分ける、さく→割く。圏二つに分ける意。部首刀。立产产音部剖 **【紡】** ボウ、つむぐ。例 紡績・紡織・混紡。茶茶約紡 **【望】** ボウ・モウ、のぞむ 例 望郷・希望・待望・願望、望{のぞ}ましい。実例 もち→望月。部首月。④ 土亡也切切切望望 **【傍】** ボウ、かたわら 例 傍線・傍聴・路傍、人の傍{かたわら}。傍輩{ほうばい}(仲間)。部首人。 <1678> **【未】** ミ、いまだ、ひつじ 例 未来・未満・前代未聞。表外 ひつじ→未{ひつじ}、いまだ→かな書き、まだ→かな書き。圏「末」は別字。部首木。④ 一二キ未未 **【味】** ミ、あじ、あじわう 例 味覚・調味料・意味・吟味・興味・人間味、味見{あじみ}。参「赤味{あかみ}・辛味{からみ}」の「味」は当て字(普通「み」と書く)。「『不味{まず}い」は熟字訓。団三味線{しゃみせん}。部首口。③ 口味味 **【魅】** ミ 例 魅力・魅惑・魅{み}する。圏もののけの意。部首鬼。门而由申鬼鬼魔魅 **【岬】** コウ、みさき 例 岬の灯台・○○岬。参「崎(さき)」と同義。部首山。 **【密】** ミツ、ひそか 例 密約・密会・密告・内密・精密・厳密・秘密。天然 こまやか、ひそか→かな書き、みそか→かな書き。圏「蜜」は別字。部首宀。宀少灾灾宓率密 **【蜜】** ミツ 例 蜜月。参蜂が集めた甘い汁の意。部首虫。宀宀少灾宓宓容蜜 **【脈】** ミャク 例 脈拍・山脈・文脈・命脈。原義は血管の意。②「すじ」とも訓ずる。③「脉」は俗字。正字脈。部首肉。月月月耶耶耶脈脈 **【妙】** ミョウ 例 奇妙・絶妙・珍妙・妙{たえ}だ。天然 たえ→かな書き。部首女。人女女女如妙妙 **【幕】** バク・マク 例 幕府・開幕・字幕・煙幕・幕僚。圏たれまくの意。部首巾。节芦苣莫莫幕幕 **【膜】** マク 例 膜質・鼓膜・粘膜。参臓器を包むまくの意。部首肉。月月月肘が肝膜膜 **【枕】** シン、まくら 例 枕元。表外 チン→枕席。部首木。「オオオキヤ材枕 **【又】** また 例 又聞{またぎ}き・又{また}は。表記「股・叉」。「叉」の代用とはしない。部首又。 **【末】** マツ・バツ、すえ 例 末代・末席・末尾・顛末・本来・粉末、末{すえ}っ子。圏「うら」とも訓ずる。「未」は別字。部首木。④ 一二キ末末 **【抹】** マツ 例 抹殺・抹消・抹茶・一抹・抹{まっ}する。圏こする、けす意。部首手。「ナオ打打井抹抹 **【万(萬)】** マン・バン 例 万一・万全・万事・万能・万端{ばんたん}。展外 よろず→かな書き。部首一。万一、萬―艸。② 一万万 **【満(滿)】** マン、みちる・みたす 例 満員・満足・満点・円満、満{み}ち潮{しお}。部首水。④ i氵泄洪浩満満満 **【慢】** マン 例 傲慢・我慢・怠慢・慢性・緩慢、高慢。表外 あなどる→侮る、ゆるい→緩い。圏ながびく、おそいの意も(慢性・緩慢)。正字慢。部首心。 **【漫】** マン 例 漫画・漫歩・漫談・散漫・放漫・漫然。飲みだりに→かな書き、すずろに・そぞろに→かな書き。正字漫。部首水。 **【凡】** ボン・ハン 例 凡人・平凡・凡例・非凡。表外 およそ→凡そ、すべて→全て→かな書き。参ありふれた意も。正字凡。部首几。丿几凡 **【盆】** ボン 例 盆栽・盆地・盆踊{ぼんおど}り・盆{ぼん}に盛{も}る。圏本来、洗面器状の器の意。部首皿。,八分分分岔盆盆 **【麻】** マ、あさ 例 麻薬・大麻、マニラ麻{あさ}。表記しびれる意で「麻」に通じる。今は「麻酔・麻痺」のように使うが、もと多く「麻酔・痲痺」。正字麻。部首麻。广广开床床麻麻 **【摩】** マ、する・さする 例 摩擦・摩滅・摩天楼、摩{ま}する。表外 する→擦る、さする→かな書き。表記擦る意で「磨」に通じる(磨滅/摩滅、研磨/研摩)。正字摩。部首手。 **【磨】** マ、みがく 例 研磨・錬磨、磨{みが}き粉。周然する、磨きぐ。周記「磨滅/摩滅、研磨/研摩」は後者で書くこともある。正字磨。部首石。广广广庆麻麻麻磨 **【魔】** マ 例 魔法・悪魔・邪魔。圏惑{まど}わすものの意。正字魔。部首鬼。广床底摩摩摩魔魔 **【毎(每)】** マイ 例 毎度・毎日・毎週・毎晩。表外 ごと→かな書き、つねに→常に。部首毋。@ **【妹】** マイ、いもうと 例 姉妹・義妹・令妹。圏いも→妹、いもうと。部首女。〈女女女女妹妹妹 **【枚】** マイ 例 枚数・枚挙・大枚・数枚。麦外 バイ→枚を銜{ふく}む、ひら→かな書き。圏一つ一つ数える意。部首木。手。6 ・オオネギやや枚 **【昧】** マイ 例 曖昧・三昧{ざんまい}。部首日。 **【埋】** マイ、うめる・うまる・うもれる 例 埋蔵・埋没・埋葬。周例 うずめる→かな書き、いける→かな書き。もれ木。表外うずめる→かな書き、いける→かな書き。部首土。ナカヤ坦坦押埋埋 <1679> **【盟】** メイ 例 盟友・盟約・加盟・同盟・連盟。表外 ちかう→誓う。部首皿。ㄇ日明明明盟盟 **【銘】** メイ 例 銘柄・墓碑銘・銘記・銘々。使い分け→名。圏碑{ひ}にきざんで行跡をしるす文章、心にしるすの意。部首金。今金金金金銘銘銘 **【鳴】** メイ、なく・なる 例 鳴動・悲鳴・雷鳴{らいめい}、鳴き声。〈表記〉「鳥が鳴く・犬が鳴く/子供が泣く・泣き叫ぶ」のように使う。「啼{な}く」は「鳴」で、「哭{な}く」は「泣」で代用。部首鳥。口口미叩响申鳴鳴 **【滅】** メツ、ほろびる・ほろぼす 例 滅亡・絶滅・点滅・全滅、滅{めっ}する。表外 きえる→消える。表記「興」の対で、衰微・消滅の意。「亡」は「存」の対で、(個体が)非存在化する意。おおむね「平家が滅びる・賊を滅ぼす・国を滅(『亡)ぼす/身を『亡ぼす」のように使ったが、今は「滅」でまかなう。部首水。シ汀汀江派滅滅滅 **【免】** メン、まぬかれる 例 免許・免状・免税・免除・罷免、災いを免{まぬ}れる。表外 ゆるす→許す。圏常用漢字表では備考に「まぬがれる」の訓を示す。②「兎(兎は俗字)」は別字。部首儿。免—儿。許,免除免免圖免 **【面】** メン、おも・おもて・つら 例 面会・顔面・半面・反面・当面・対面・片面・方面・面{めん}する、川の面{おも}・面影・面長・細面・面魂{おもだましい}・鼻面{はなづら}。使い分け↓表。参「まのあたり」とも訓ずる。付真面目{まじめ}。部首面。③ 一ㄒㄒ币币而而面 **【綿】** メン、わた 例 綿密・連綿。表記「綿花/棉花」は「綿花」で統一(「棉」はワタの木に、「綿」はその製品に使ったが、混同もされた。もと多く「棉花」)。圏細かい、連なるの意も(綿密・連綿)。団木綿{もめん}。部首糸。⑤ ㄠ华糸糸綿綿綿綿 **【麺(麵)】** メン 例 麺類・製麺。部首麥。一+き麦麵麵麵麵 **【茂】** モ、しげる 例 繁茂、生{お}い茂{しげ}る・茂{しげ}み。部首艸。+艹サ芦花茂茂 **【模】** モ・ボ 例 模範・模型・模様・大規模・小規模、模擬・模倣・模写・模する。表外 かたどる→かな書き。表記「模索/摸索」は「模索」で統一(「模」はさぐる意で「摸」に通じる。また、「摸」はかたどる意で「模」に通じ、「模倣・模擬・模造」などとも書いた)。部首木。木木がやや植模模 **【毛】** モウ、け 例 毛髪・毛布・毛頭・毛細管・不毛・羊毛・毛糸・抜{ぬ}け毛。部首毛。② 一二三毛 **【妄】** モウ・ボウ 例 妄信・妄想・迷妄・妄動・妄言。周飲 みだりに→かな書き。正字妄。部首女。亡方安妄 **【民】** ミン、たみ 例 民族・民主的・国民・人民、亡国の民{たみ}。部首氏。④ **【眠】** ミン、ねむる・ねむい 例 不眠・睡眠・冬眠、眠{ねむ}り・眠{ねむ}たい・眠気{ねむけ}・居眠{いねむ}り。部首目。 **【矛】** ム・ボウ、ほこ 例 矛盾{むじゅん}、矛先{ほこさき}をかわす。表記「ほこ」は「鉾・鋒」とも。部首矛。ママヱ予矛 **【務】** ム、つとめる・つとまる 例 事務・業務・公務・勤務・義務、主婦の務{つと}め。使い分け↓本文[囲み]つとめる・つとまる(努・勤・務)。部首力。予矛矛矛狄務 **【無】** ム・ブ、ない 例 無名・無料・無事・無念・無理・皆無・有無、無礼・無愛想。使い分け「金が無い・無い物ねだり/亡き父」のように使うが、「無」はかな書きも多い。圏不。部首火。④ **【夢】** ム、ゆめ 例 夢幻・夢想・夢中・悪夢、夢心地{ゆめごこち}・夢見{ゆめみ}る・初夢{はつゆめ}。正字夢。部首夕。⑤ 一共拍超越夢 **【霧】** ム、きり 例 霧笛・濃霧・噴霧器、霧雨{きりさめ}・朝霧{あさぎり}。部首雨。哈哈蟲蟲蟲與霧霧 **【娘】** ジョウ、むすめ 例 娘心・一人娘・娘子{じょうし}軍。部首女。女女炒炉炉娘娘娘 **【名】** メイ・ミョウ、な 例 名誉・氏名・有名・姓名・人名・地名・名字・本名・大名・名前。表然 なづける→名付ける。使い分け 「名」は有名な、すぐれたの、「銘」は特別の名を持つの意で、「名作・名曲・名菓・名酒/銘菓・銘木・銘酒・銘刀」のように使う。る団仮名{かな}・名残{なごり}。部首口。ノクタ名名名 **【命】** メイ・ミョウ、いのち 例 命令・命題・運命・生命・宿命・寿命{じゅみょう}、命{めい}じる・命{いのち}がけ。圏さだめなどの意も。「命」の「命」は名(を記した戸籍)の意。部首口。③ 人公个合合命命 **【明】** メイ・ミョウ、あかり、あかるい、あきらか、あける、あく、あかす 例 明暗・説明・鮮明・明日・光明・灯明、薄明{うすあ}かり・明{あか}るい・明{あき}らかだ・夜明{よあ}け前・明{あ}くる日・種明{たねあ}かし。天然 ミン→明朝体。〈表記〉本文[囲み]あく・あける・あかす(空・明・開)。②「空が明{あか}らむ/顔が赤{あか}らむ」のように使う。圏「明ぁかり・明ぁける・明ぁく・明あぁくる・明あぁかす/明るい・明るむ・明らむ・明らか」の送りがなに注意。団明日{あす}。正字明。部首日。② 昭倉口 ㄇㄇ日目明明明 **【迷】** メイ、まよう 例 迷路・迷惑・迷信・昏迷、迷{まよ}い・迷{まよ}う。団迷子{まいご}。正字迷。部首辵。**米迷迷 **【冥】** メイ・ミョウ 例 冥福・冥加・冥利{みょうり}。圏くらい(暗い)意。部首冖。一口口口官官屋冥 <1680> **【役】** エキ・ヤク 例 役所・役人・役員・現役・配役・懲役・使役・兵役。部首彳。ㄔㄔ牟平役役 **【約】** ヤク 例 約束・契約・節約・婚約、新約聖書{しんやくせいしょ}、約{やく}する・約{つづ}める。表外 つづまやか→かな書き、節約する。部首糸。幺幺幺糸糸約約 **【訳(譯)】** ヤク、わけ 例 訳文・翻訳・通訳・英訳・訳{やく}す、内訳{うちわけ}・申{もう}し訳{わけ}。部首言。© **【薬(藥)】** ヤク、くすり 例 薬剤師・薬局・火薬、飲{の}み薬{ぐすり}。一艹甘甘落莱薬 **【躍】** ヤク、おどる 例 躍動・躍起・飛躍、胸が躍{おど}る・躍{おど}り上{あ}がる。麦ヤ、はねる→かな書き。使い分け→本文[囲み]おどる(踊・躍)。正字躍。部首足。足罗罗罗躍躍躍躍 **【闇】** オン、やみ 例 闇夜。表外 アン→暗、くらい→暗い。表記「暗」。部首門。門門門問閣閣 **【油】** ユ、あぶら 例 油脂・油田・石油、油絵。使い分け「油を流したような水面・ごま油・水と油・火に油を注ぐ/脂が乗る・脂性」のように使う。「膏」は「血と膏・がまの膏」のように使う。部首水。③ **【喩】** ユ、たとえ 例 比喩。表外 さとす→諭、たとえる→かな書き、たとえ→かな書き。参「喩/愉・癒・諭・輸」の字体に注意。部首口。以哈哈哈哈喻喩 **【愉】** ユ 例 愉快、愉悦。圏たのしい意。正字儉。部首心。八个个个恰恰愉愉 **【諭】** ユ、さとす 例 諭旨・教諭・説諭・勅諭。表外 さとる→悟る。正字諭。部首言。言言曾計論論論諭 **【輸】** ユ 例 輸出・輸送・運輸・輸{ゆ}する。天然 シュー→輸贏(勝敗)、いたす→致す。圏車などで運ぶ意。正字輪。部首車。⑤ 旦車車車輪輪輪輸 **【癒】** ユ、いえる・いやす 例 癒合・治癒・快癒・平癒、傷が癒{い}える。圏「なおる」とも訓ずる。正字癒。部首疒。疒や本疥瘡痂癒癒 **【唯】** ユイ・イ 例 唯一・唯物論・唯美主義、唯々諾々{いいだくだく}。表然 ただ→かな書き。圏それだけの意。部首口。ㅁㅁ머메吖吖唯唯 **【盲】** モウ 例 盲点・盲従・盲腸・盲人。正字盲。部首目。'오는뉴肓盲盲 **【耗】** モウ・コウ 例 消耗・心神耗弱。ルツルック。表外 へる→減る。圏体力などが衰える意。正字耗。部首耒。三丰丰耒末耒养耗 **【猛】** モウ 例 猛烈・勇猛。異然 たけし→かな書き。圏たけだけしい意。付猛者{もさ}。部首犬。 **【網】** モウ、あみ 例 網膜・魚網・通信網、網{あみ}の目・投網{とあみ}。正字網。部首糸。「細」は別字。因投女冬系約網網網網 **【目】** モク・ボク、め・ま 例 目撃・注目・目的・目標・科目・項目・目{もく}する・面目{めんぼく}、結{むす}び目・目{め}の当{あ}たり・目深{まぶか}。表外 サカン(佐官)→目が。表記「目」はまぶたの開閉で見え隠れする部分(の働き)の意、「『眼ぁ」は目玉(の働き)の意で、おおむね「目を覚ます・目にとまる・目につく・青い目(眼)の外国人/眼を病む・眼がいい・鋭い眼の光・白い眼で見る・眼医者」のように使ったが、今は「目」でまかなう。団真面目{まじめ}。部首目。1ㄇㄇ月目 **【黙(默)】** モク 例 黙認・暗黙・沈黙。見込、実例 もだす→かな書き。簡直黙ㄇ日甲里里默默默 **【門】** モン、かど 例 門戸・門下生・門跡・専門・部門、門口{かどぐち}・門出{かどで}。コ「門戸戸門門門 **【紋】** モン 例 紋章・家紋・指紋・波紋。参織物の模様・紋所の意。「文」に通じる(文様・紋様)。部首糸。②ㄔ。③ **【問】** モン、とう 例 問答・質問・学問・訪問、問{と}いに答{こた}える・問屋{といや}。〈表記〉「責任を問う/道を問う・事情を問(訊)う/〔『訪〕史跡をとう」のように使う。部首口。③「「PP甲門門問 **【冶】** ヤ 例 冶金・陶冶・鍛冶{たんや}。属をとかして細工する意。団鍛冶{かじ}。部首冫。、广ץ沙治治治 **【夜】** ヤ、よる・よ 例 夜間・徹夜・白夜・昼夜、夜{よ}が明{あ}ける・夜昼{よるひる}なく。部首夕。②・广广广夜夜夜 **【野】** ヤ、の 例 野外・野性・野卑・野球・分野・平野、野{の}に下{くだ}る、野原・野放{のばな}し・野{の}に置く。圏「埜」は古字。「別墅(別荘)」の「墅」は俗字。団野良{のら}。部首里。② ㄇ日甲里里里野野 **【弥(彌)】** ミ 例 弥勒{みろく}。天然 いや→弥。周然 よる(起因する)→かな書き。圏いよいよ、ますますの意。団弥生{やよい}。弓引沙弥弥弥弥 **【厄】** ヤク 例 厄年{やくどし}・厄日・災厄。表外 わざわい→災い。部首厂。1 <1681> **【友】** ユウ、とも 例 友人・親友・学友、竹馬{ちくば}の友。団友達{ともだち}。部首又。② 一ナ方友 **【有】** ユウ・ウ、ある 例 有無・国有・所有・有効、有{あ}り金。周例 もつ→持つ、たもつ→保つ。使い分け→本文[囲み]ある(有・在)。正字有。部首肉。③ ノ一个冇有有 **【勇】** ユウ、いさむ 例 勇敢・勇気・武勇、勇{いさ}み足・勇{いさ}ましい。正字勇。部首力。④ 一マ宀吊角函勇 **【幽】** ユウ 例 幽閉・幽境・幽玄・幽霊・幽{ゆう}する。表外 くらい→暗い、かすか→かな書き。部首幺。 **【悠】** ユウ 例 悠然・悠長・悠々。表外 はるか→かな書き。参ゆったりしたようすの意。部首心。ノイタ和竹竹攸悠 **【郵】** ユウ 例 郵便・郵送・郵政。圏官営の郵便制度の意。部首邑。 **【湧】** ユウ、わく 例 湧水・湧出、湧{わ}き水。使い分け 本文[囲み]わく(沸・湧)。②沸。正字湧。部首水。 **【猶】** ユウ 例 猶予。園外 なお(ちょう)→猶。部首犬。33ぞ労猶猶猶 **【裕】** ユウ 例 裕福・富裕・余裕。表外 ゆたか→豊か。参「『余裕{よゆう}」は熟字訓。部首衣。ラネネネギ於裕 **【遊】** ユウ、あそぶ 例 遊園・遊説・遊離・交遊・回遊・豪遊・周遊・遊山{ゆさん}、遊{あそ}び相手。表記「游泳・巡游」などの「游」は「遊」と書く。正字遊。部首辵。③・ウカガが存游遊 **【雄】** ユウ、お・おす 例 雄大・英雄・雌雄{しゆう}、雄{お}しべ・雄牛{おうし}・雄々{おお}しい・雄犬{おすいぬ}。〈表記〉鳥以外の家畜には「牡が(おす)」が好まれる(牡馬・)。圏「『雄鶏{おんどり}」は表外訓。部首佳。一广太太太太雄雄 **【誘】** ユウ、さそう 例 誘導・誘致・勧誘、誘{さそ}い水。表外 いざなう→かな書き。部首言。加加語誘誘 **【憂】** ユウ、うれえる・うれい・うい 例 憂鬱・憂慮・一喜一憂、憂{う}き目・物憂{ものう}い・憂{うれ}う。使い分け「後顧{こうこ}の憂{うれい}・災害を招く憂いあり/春の愁{うれ}い・愁いに沈む」のように使う。圏「憂い」は「憂え」とも。②「憂き目」は文語「憂し」の連体形。部首心。一万瓦瓦恩憂憂憂 **【融】** ユウ 例 融解・融和・融通・金融、氷が融{と}ける。裏圏 とける→溶ける、とかす→溶かす。正字「極」融。 **【優】** ユウ、やさしい、すぐれる 例 優秀・優良・優越・優柔不断・俳優、優{やさ}しさ・優男{やさおとこ}・人並{ひとな}み優{すぐ}れる。表外 ウ→優曇華(伝説上の花)、まさる→勝る。部首人。「佢佢憑憑優優優 **【与(與)】** ヨ、あたえる、くみする 例 給与・授与・関与。天然 くみする→かな書き、あずかる→かな書き、ともに→共に。部首与―一、與—臼。一与与 **【予(豫)】** ヨ 例 予定・予備・予言・予算、天気予報。表外 あらかじめ→かな書き、かねて→かな書き。圏「予・豫」は本来別字。「予」は与える・われ、「豫」はあらかじめ。部首予――、豫一豕。③ ママヱ予 **【余】** ヨ、あまる・あます 例 余分・余剰・余地・残余・余韻、余{あま}り・余{あま}すところなく。圏「余・・餘」は本来別字。「余」はわれ、「餘」は余す。部首余―人、餘―食。 ,人公会全余余 **【誉(譽)】** ヨ、ほまれ 例 栄誉・名誉、誉{ほま}れ高い。める→褒める。部首言。“业兴兴滋滋誉誉 **【預】** ヨ、あずける・あずかる 例 預金・預言・預託、預{あず}け入{い}れ・預{あず}かり物。表然 あらかじめ→かな書き。使い分け 「金を預かる/「『与」相談にあずかる」のように使う。 **【幼】** ヨウ、おさない 例 幼児・幼虫・幼稚、幼友達・幼子{おさなご}。圏慣用で「幼な友達・幼な子・幼な妻」のように送ることもある。部首幺。ㄑㄍㄠ幻幼 **【用】** ヨウ、もちいる 例 用件・用事・用意・用心・費用。天記「屈」は「雇用」で代用(「傭」は雇う)。学術用語集は「▼傭船」を「用船」で代用。部首用。② 1冂月月用 **【羊】** ヨウ、ひつじ 例 羊毛・山羊。い。表記十二支のひつじは「未」。部首羊。③ 以兰兰羊 **【妖】** ヨウ、あやしい 例 妖怪・妖艶。使い分け本文[囲み]あやしい(怪・妖)。部首女。【女女女女好妖 **【洋】** ヨウ 例 洋画・洋式・洋食。圏大海、西洋の意。部首水。③ "ジジジ洪洋洋 **【要】** ヨウ、いる、かなめ 例 要求・要項・要点・要人・要約・要注意・重要・需要・要{よう}する、金が要{い}る。◇使い分け↓本文[囲み]いる・いれる(入・要)。表記新聞は「邀撃」を「要撃」で代用(「邀・要」はともに迎える意だが、両者は別語)。正字要。部首襾。下戸石而西西更要 **【容】** ヨウ 例 容器・容易・容姿・許容・内容・美容、罪人を容{い}れる。れる→入れる、ゆるす→許す。圏「すがた」とも訓ずる。部首宀。⑤ 生宀内空突突容容 <1682> **【庸】** ヨウ 例 凡庸、中庸。然つね→常、もちいる→用いる。部首广。广广户户户肩肩庸 **【揚】** ヨウ、あがる・あげる 例 高揚・掲揚・抑揚・発揚、気運が高揚{こうよう}する、帆を揚{あ}げる、名を揚{あ}げる、天ぷらを揚{あ}げる・花火が揚{あ}がる。使い分け→本文[囲み]あがる・あげる(上・挙・揚)。部首手。才打护具早掲揚揚 **【摇(搖)】** ヨウ、ゆれる・ゆる・ゆらぐ・ゆるぐ・ゆする・ゆさぶる・ゆすぶる 例 動揺、揺{ゆ}り返{がえ}し・揺{ゆ}るぎない・貧乏揺{びんぼうゆ}すり。表外 うごく→動く。部首手。キ打护押担抨摇摇 **【葉】** ヨウ、は 例 葉緑素・言葉・落葉・紅葉、枯{か}れ葉・落{お}ち葉。表外 ショウ→迦葉(人名)。団紅葉{もみじ}。部首艸。####芭芭華葉 **【陽】** ヨウ 例 陽光・陽気・陰陽・太陽。表外 ひ→日、ひなた→かな書き。部首阜。③ **【溶】** ヨウ、とける・とかす・とく 例 溶液、絵の具を溶{と}く。使い分け ☆本文[囲み]とく・とける・とかす(解・溶・説)。表記「熔・鎔」は「溶」で代用(溶解・溶岩・溶鉱炉・溶接・溶鉄・溶融)。「溶」は固体を液体にとかしこむ意。部首水。シジジややや炉波溶 **【腰】** ヨウ、こし 例 腰痛・腰部、腰{こし}ぎんちゃく・物腰{ものごし}。正字腰。部首肉。月月肥肥肥腰腰腰 **【様(樣)】** ヨウ 例 様式・仕様・模様、○○様。表外 ざま→様/ザマ。圏助動詞「すだ」はほかな書き(生きているようだ)。木术样样样様様様 **【瘍】** ヨウ 例 潰瘍・腫瘍。部首疒。疒疗疤疤痕瘍瘍瘍 **【踊】** ヨウ、おどる・おどり 例 舞踊、盆踊{ぼんおど}り、踊{おど}り・踊{おど}り子。使い分け↓本文[囲み]おどる(踊・躍)。部首足。早早足足足跖踊踊 **【窯】** ヨウ、かま 例 窯業。〈表記〉「窯で陶器を焼く/〔釜]かまで飯をたく/〔罐〕機関車のかま」のように使う。部首穴。中空中窒窯窯 **【養】** ヨウ、やしなう 例 養成・教養・栄養・養殖・養子・療養、精力を養{やしな}う。正字養。部首食。④ “兰美养豢養養 **【擁】** ヨウ 例 擁護・擁立・抱擁・擁{よう}する。表外 いだく→抱く。部首手。才が杉杉挤挤挤擁 **【謡(謠)】** ヨウ、うたい・うたう 例 歌謡・童謡・民謡、謡{うたい}・謡曲を謡{うた}う。使い分け↓歌。部首言。評謡謡 **【曜】** ヨウ 例 曜日・七曜表・日曜日。参七曜の意。正字曜。部首日。② **【抑】** ヨク、おさえる 例 抑圧・抑制、怒りを抑{おさ}える。表外 そもそも→抑。使い分け 本文[囲み]お、さえる(押・抑)。「抑える/押ぁさえる」。ナカガ **【沃】** ヨク 例 肥沃。圏土地が肥えている意。部首水。ミジ戸チ沃 **【浴】** ヨク、あびる・あびせる 例 浴場・入浴・海水浴・浴{あび}する、水浴{みずあ}び・浴{あ}びせる。団浴衣{ゆかた}。部首水。④ ミジジジ浴浴浴浴 **【欲】** ヨク、ほっする・ほしい 例 欲望・欲情・食欲・意欲・貪欲、欲心・欲張{よくば}る。表記「慾」は「欲」で統一(愛欲・強欲・色欲・食欲・性欲・大欲・物欲・無欲・名誉欲)。「欲」は動詞に、「慾」は名詞に使ったが、混同もされた。部首欠。◎ 、父谷谷谷欲欲欲 **【翌】** ヨク 例 翌日・翌春・翌年・翌々日。表外 あくる→明くる(連体詞)。正字翌。部首羽。② **【翼】** ヨク、つばさ 例 翼下・右翼・左翼・尾翼。異例 だすける→助ける。正字翼。部首羽。習習習習習翼 **【拉】** ラ、らっする 例 拉致。震外 ひしぐ→かな書き。圏両手で引っ張る意。部首手。オオギガ抑抑 **【裸】** ラ、はだか 例 裸体・裸身・全裸・赤裸々、丸裸{まるはだか}。部首衣。拉拉拉 **【羅】** ラ 例 網羅・羅列・一張羅{いっちょうら}・修羅・阿修羅、羅針盤。参あみ・つらねる・薄ものなどの意。部首网。イネネ祁神起裸裸裸 **【来(來)】** ライ、くる・きたる・きたす 例 来客・往来・以来・将来、来る・来る年・来る○日・支障を来{きた}す。圏「来る」は連体詞。動詞の場合は「来たる」「来きたる(文語)」。正字来。部首人。一トワエ平来来 **【雷】** ライ、かみなり 例 雷雨・落雷・地雷・魚雷、雷鳴{らいめい}・雷{かみなり}おやじ。異外 いかずち→雷。部首雨。千雨雨雨霄雷雷雷 **【頼(頼)】** ライ、たのむ・たのもし 例 依頼・信頼・信頼・無頼漢、神頼{かみだの}み・頼{たよ}りない。表記「衆を、恃{たの}む(頼りにする意)」も「頼」でまかなう。部首頁。台東東東勅賴賴賴 **【絡】** ラク、からむ・からめる 例 連絡・短絡・脈絡、絡{から}み付{つ}く。もつがるの意も(連絡)。部首糸。ㄠ午糸糸祭終絡絡 **【落】** ラク、おちる・おとす 例 落第・落下・墜落・部落・集落・落語・脱落・落胆、落{お}ち着{つ}く・気落{きお}ち。表記「飛行機が『墜ちる/地獄に『堕ちる」も「落」でまかなう。圏できあがる、村里の意も(落成・集落)。部首艸。③ <1683> **【酪】** ラク 例 酪農・乾酪{かんらく}(チーズ)・牛酪{ぎゅうらく}(バター)。圏乳製品の意。部首酉。门西西西習酪酪 **【辣】** ラツ 例 辛辣・辣腕。圏びりっとからい、きびしいの意。部首辛。→☆프辛辛辣辣 **【乱(亂)】** ラン、みだれる・みだす 例 乱戦・混乱・反乱・謀反・動乱、心{こころ}が乱{みだ}れる。〈表記〉「濫(表内字)」を「乱」で代用(乱獲・乱用・乱売・乱発・乱伐・乱立・乱作・乱費)。「波瀾」は「波乱」で、「腐、爛」は「腐乱」で代用。「濫」はみだりに、「瀾」は大波、「爛」はただれる意。部首乙。◎ ノニキチ千舌舌乱 **【卵】** ラン、たまご 例 卵黄・卵巣・鶏卵・産卵、卵焼{たまごや}き・生卵{なまたまご}。部首卩。下身的卵卵的 **【覧(覽)】** ラン 例 観覧・展覧・一覧・閲覧・高覧・ご覧{らん}なさい。表外 みる→見る。部首見。「下戶臣臣覧 **【濫】** ラン 例 濫伐・濫用・濫費。表外 みだりに→かな書き。表記「乱」で代用することも多い。↓乱。部首水。 **【藍】** ラン、あい 例 出藍、藍色、藍染{あいぞ}め。 **【欄(欄)】** ラン 例 欄干・空欄。表外 てすり→手すり。部首木。木村术相椚櫚欄欄 **【吏】** リ 例 官吏・能吏・執達吏(執行官)。圏役人の意。部首口。 **【利】** リ、きく 例 利益・利子・利発・営利・勝利・権利・有利・便利・利用・利{り}する、左利{ひだりき}き・口利{くちき}き・機転が利{き}く。へ使い分け→本文[囲み]きく(利・効)。表記「利口/悧口」は「利口」で統一(「利」は賢い、「悧」は利口の意。別語が混同され一語化した)。団砂利{じゃり}。部首刀。④ 一二千禾禾禾利 **【里】** リ、さと 例 里程・郷里・千里眼、里心{さとごころ}・村里{むらざと}。表記「俚(俚諺・俚謡)」は「里」で代用(「俚」はひなびた、俗なの意で、「里」に通じる)。部首里。② ㄇ口日甲甲里 **【理】** リ、ことわり 例 理解・理想・理念・理論・料理・物理・地理・真理・理科・理由・理性・条理・整理・処理。表外 ことわり→かな書き、おさめる→治める。部首玉。② 王王尹尹尹理理理 **【痢】** リ 例 赤痢・疫痢・下痢。圏腹下りの意。部首疒。 **【裏】** リ、うら 例 裏面・表裏・脳裏・心裏・内裏{だいり}、裏口・裏目・屋根裏。衣。「表外 うち→かな書き。圏「裡」は俗字。「成功裡」など「~裡(のうちに)」の形で使う。广宀白审車車裏裏 **【履】** リ、はく 例 履歴・履行・草履{ぞうり}、履物{はきもの}。表外 くつ→かな書き、ふむ→踏む。圏本文表記は「履き物」を採用。団草履{ぞうり}。部首尸。尸犀犀犀犀犀履履 **【璃】** リ 例 玻璃・浄瑠璃。部首玉。才才对玻玻璃璃璃 **【離】** リ、はなれる・はなす 例 離婚・離別・離陸・距離・分離・流離、職を離{はな}れる。なす(放・離)。部首隹。★由离离暫離離 **【陸】** リク・ロク、おか 例 陸地・陸橋・大陸・着陸・上陸。→かな書き。圏証書類で「六」の代わりに使う。部首阜。④ 阝下什陆陆陸陸陸 **【立】** リツ・リュウ、たつ・たてる 例 立案・立春・起立・中立・対立・独立・建立、立場・夕立{ゆうだち}・立{た}て札{ふだ}、席を立{た}つ。使い分け ☆本文[囲み]たつ・たてる(立・建)。団立ち退{の}く。部首立。エナウ立 **【律】** リツ・リチ 例 規律・法律・旋律・一律・律{りっ}する・律儀。表外 のっとる→かな書き。圏おきて、音楽の調子の意。部首彳。17行行行律律 **【慄】** リツ 例 慄然・戦慄。表外 おののく→かな書き。部首心。 **【略】** リャク 例 略式・略字・省略・計略・侵略・戦略、略{りゃく}す・略{ほぼ}。表外 はぶく→省く、ほぼ→かな書き。表記「略/掠」は「略」で統一(略奪・奪略・侵略)。かすめとる意で「略・掠」は通じる。圏「客」は別体。部首田。⑤ 川田田田略略略略 **【柳】** リュウ、やなぎ 例 柳腰・花柳界・川柳、柳{やなぎ}に風。圏同訓の「楊」は川やなぎ。部首木。「オオギギ柏柳柳 **【流】** リュウ・ル、ながれる・ながす 例 流行・流通・合流・血流・潮流・一流、流{なが}れ星・川の流れ、流罪{るざい}、流{なが}れ着{つ}く。正字流。部首水。③ ミジジ沙沙疗流流 **【留】** リュウ・ル、とまる・とめる 例 留意・留学・逗留・保留・留守{るす}・抑留、書留{かきとめ}・歩留{ぶど}まり。表外 とどめる→かな書き、とどまる→かな書き。使い分け本文[囲み]とまる・とめる(止・留・泊)。表記「溜」は「留」で代用(乾留・蒸留・分留)。新聞は「溜飲」を「留飲」で代用。「溜」はたまる意。部首田。⑤ ´ㄈㄈ幻如留留 **【竜(龍)】** リュウ、たつ 例 竜巻・恐竜・竜頭蛇尾{りょうとうだび}・竜神・竜王。表外 リョウ→竜神。圏十二支のたつは「辰」。部首龍。土中立产产音音竜 **【粒】** リュウ、つぶ 例 一粒・米粒・微粒子、粒{つぶ}ぞろい・豆粒{まめつぶ}・数粒{すうつぶ}。部首米。*****籽粉粒 <1684> **【隆(隆)】** リュウ 例 隆起・隆盛・興隆。表外 たかい→高い、さかん→盛ん。部首阜。Fㄗㄗ即降降降隆 **【硫】** リュウ 例 硫酸・硫化銀。圏いおうの意。団硫黄{いおう}。正字硫。部首石。「石矿矿矿矿硫硫 **【侶】** リョ 例 僧侶・伴侶。圏なかまの意。部首人。イイアアア侶侶 **【旅】** リョ、たび 例 旅行・旅情、旅先{たびさき}・船旅{ふなたび}。正字旅。部首方。③ ウカガガが放护旅 **【虜(虜)】** リョ 例 捕虜。表外 とりこ→かな書き。参いけどる意。部首虍。广广卢膚膚虜 **【慮】** リョ 例 遠慮・考慮・思慮・憂慮・配慮、百年の計。表外 おもんぱかる→かな書き。部首心。・广广卢虎膚慮 **【了】** リョウ 例 完了・終了・校了。表外 おわる→終わる、しまう→かな書き、さとる→悟る。表記「了/諒」は「了」で統一(了承・了解)。「丁(説明らか)」はな書き。関認しのぐ意では普通「・」を互いに通じるが、「諒(と)する」には及ぼさない。「了する」は完了する意。部首亅。一了 **【両(兩)】** リョウ 例 両親・両立・両側・両替。表外 ふたつ→二つ。表記「両/輛」は「両」で統一(五両・車両)。「両」は車を数える助数詞として「輛」に通じる(もと、もっぱら「輛」)。部首一。両——一、兩入。③ **【良】** リョウ、よい 例 良好・良心・良質・優良・善良、仲良{なかよ}し・奈良県。②すぐれる、けがれのない意。団野良{のら}。部首艮。④ →本文[囲み]よい(良・善)。表記「『好ょい **【料】** リョウ 例 料金・料理・原料・材料・香辛料・給料。表外 とが→かな書き、はかる→量る。部首斗。④ 平米米米米米料 **【涼】** リョウ、すずしい・すずむ 例 涼風・涼味・清涼飲料、涼{すず}しい・涼{すず}む・夕涼{ゆうすず}み。圏「凉」は俗字。部首水。ジ忙忙冲冲涼涼涼 **【猟(獵)】** リョウ 例 狩猟・猟犬・密猟、猟{りょう}する。天外 かり→狩り。圏野山の鳥獣を捕らえる意。部首犬。 **【陵】** リョウ、みささぎ 例 陵墓・御陵・丘陵。表外 おか→丘、しのぐ→かな書き。圏しのぐ意では普通「凌」を使うが、「陵」とも(陵駕・陵辱)。部首阜。 **【量】** リョウ、はかる 例 重量・分量・多量・大量・軽量・音量・雨量・計量・数量、量{はか}る・量{かさ}、度量{どりょう}。使い分け本文[囲み]はかる(計・測・量・図・謀・諮)。〈表記〉「技倆」は「技量」で代用(「倆」は腕前の意で「量」に通じる)。圏才量の意も(力量・器量)。部首里。④ ㄇ르르륵昌最量量 **【僚】** リョウ 例 僚友・官僚・同僚。表外 とも→友。参同役の仲間、役人の意。部首人。广竹竹竹停停僚僚 **【領】** リョウ 例 領土・領海・領空・占領・領収・要領・綱領・本領・大統領・管領・領{りょう}する。表外 レイ→管領、えり→かな書き。えとの意 かなめ、かしら、手に入れる。^^今令令領領領 **【寮】** リョウ 例 寮生・寮母・独身寮。生つかさ→寮約。圏寄宿舎の意。部首宀。山火灾农农寮寮寮 **【療】** リョウ 例 療養・医療・治療。異外 いやすい→かな書き。副首疒。广广夾夾來瘁療療 **【瞭】** リョウ 例 明瞭。麦生 あきらかの意。部首目。「昨旷的肺腑睁睁瞭 **【糧】** リョウ・ロウ 例 食糧・兵糧。図「線」は倍字。部首米。米籽料將帽糧糧 **【力】** リョク・リキ、ちから 例 協力・能力・実力・勢力・権力・努力・腕力{わんりょく}、力仕事。表外 つとめる→努める。部首力。 **【緑(綠)】** リョク・ロク、みどり 例 緑茶・緑陰・新緑・緑地、若葉色・深緑{ふかみどり}・青{あお}緑{みどり}、薄緑{うすみどり}。部首糸。③ ☆冬糸糸祭紓紓緑 **【林】** リン、はやし 例 森林・山林・林道・林立、松林{まつばやし}。郭道木。オオオ木村材林 **【厘】** リン 例 九分九厘。参貨幣・長さ・小数などの単位。②「燈」の略字から。部首厂。一ㄏㄏ斤斤后原厘 **【倫】** リン 例 倫理・人倫・不倫・絶倫。表外 つね→常、たぐい→かな書き。圏人が修めるべき道の意。部首人。1个个个个价倫倫 **【輪】** リン、わ 例 指輪・車輪・一輪・輪番、輪{わ}切{ぎ}り・首輪{くびわ}。圏「めぐる・まわる」とも訓ずる。→環。部首車。④ 巨車車車車輪輪輪 **【隣】** リン、となる・となり 例 隣室・隣接・近隣、隣{とな}り合{あ}う・両隣{りょうどなり}・隣近所{となりきんじょ}。圏「鄰」は別体。正字隣。部首阜。意江西送麵隣隣隣 **【臨】** リン、のぞむ 例 臨時・臨床・臨終・君臨。使い分け↓。部首臣。⑥ 「FF臣臣臨臨 **【瑠】** ル 例 瑠璃・浄瑠璃。部首玉。 <1685> **【涙(淚)】** ルイ、なみだ 例 感涙・催涙・声涙・落涙、涙{なみだ}ぐむ・涙{なみだ}する。圏「泊」は別体。部首水。シシジ戸沪沪涙涙 **【累】** ルイ 例 累計・累積・累進・累代。かさねる→重ねる、わずらわす→わずらわしい→かな書き。圏原義は糸を重ねる意。三田甲里思累累累 **【塁(壘)】** ルイ 例 塁審・塁打・盗塁・敵塁・土塁。表外 とりで→かな書き。部首土。ㄇㄇ田田甲男塁 **【類(類)】** ルイ、たぐい 例 類型・種類・分類・人類・同類、類{るい}する、○○の類{たぐ}い。部首頁。④ "*米类類類類 **【令】** レイ 例 法令・命令・号令・辞令・指令・発令、令{れい}する。リョウ→律令。表記小学校では「年齢」を「年令」で代用。中学以上の表記としては避けたい。参言いつける、おきてなどの意。部首人。④ 人へ今令 **【礼(禮)】** レイ・ライ 例 礼儀・礼節・礼服・謝礼・非礼・無礼・礼{れい}する・礼拝{れいはい}・洗礼・巡礼・礼賛{らいさん}。部首示。③ ・ラオネ礼 **【冷】** レイ、つめたい・ひえる・ひや・ひやす・さめる・さます 例 冷静・冷酷・冷却・冷淡・寒冷・冷蔵、冷{つめ}たさ・底冷{そこび}え・冷{ひ}や汗{あせ}・冷{ひ}やし中華・冷{ひ}やかし・湯冷{ゆざ}め・湯冷{ゆざ}まし。圏「冷(清らか)」は別字。部首冫。 **【励(勵)】** レイ、はげむ・はげます 例 奨励・激励・精励、励{はげ}み。部首力。1厂万历历励 **【戻(戾)】** レイ、もどす・もどる 例 返戻・後戻{あともど}り、差{さ}し戻{もど}し・後戻{あともど}り。表外 もとる→かな書き。部首戸。戸戶房戻 **【例】** レイ、たとえ 例 例題・例外・凡例・用例・実例・条例。周然 ためし→かな書き。表記従来「例える」は例をあげる意で使った(例えば・例えを引く・例えに漏れない)。近年、比喩の意でも「例え話・美人を花に例える」のように使うが、慣用になじまない。表外字であるが「譬える」、表外訓であるが「喩える」が好ましい。部首人。④ ノイイ卩仍任何例 **【鈴】** レイ・リン、すず 例 風鈴・予鈴・振鈴・電鈴、呼{よ}び鈴{りん}、鈴{すず}なり。部首金。人会金金金金鈴鈴 **【零】** レイ 例 零下・零細・零点・零落。表外 おちる→落ちる、こぼれる→かな書き、ふる→降る。参「ゼロ」に当てる(零歳児)。部首雨。「中西西质灾零零 **【霊(靈)】** レイ・リョウ、たま 例 霊魂・霊感・幽霊・悪霊、霊{たま}屋。展外 たましい→魂。圏「すだま」とも訓ずる。部首雨。 **【隷】** レイ 例 隷属・隷従・奴隷。参つきしたがう意。正字隸。部首隶。 **【齢(齡)】** レイ 例 年齢・老齢・樹齢・妙齢。裏外 よわい→かな書き、とし→かな書き。表記「令」。部首齒。卜止步步来歯歯齡 **【麗】** レイ、うるわしい 例 麗人・美麗・華麗・端麗、麗{うるわ}しの君。表外 うららか→かな書き。部首鹿。阿阿阿麗麗 **【暦(曆)】** レキ、こよみ 例 西暦・旧暦・陰暦・陽暦・太陽暦、花暦{はなごよみ}。部首日。一ㄏㄏㄏ圧麻暦曆 **【歴(歷)】** レキ 例 歴史・学歴・経歴・遍歴・職歴、歴{へ}る。表記明らかの意も(歴然)。学術用語集は「瀝青(炭)」を「歴青(炭)」で代用。「瀝」はしたたる意。部首止。⑤ **【列】** レツ 例 整列・行列・配列・列島・列車・陳列・列{れっ}する。異外 ならぶ→並ぶ、つらなる→連なる。部首刀。③ 一厂万歹歹列 **【劣】** レツ、おとる 例 劣等・劣悪・卑劣・劣勢・優劣。部首力。*小少劣劣 **【烈】** レツ 例 烈火・壮烈・痛烈・猛烈・苛烈・熱烈・強烈。周外 はげしい→激しい。圏原義は火が激しく燃える意。部首火。7万歹歹列列烈 **【裂】** レツ、さく・さける 例 決裂・破裂・分裂、八{や}つ裂{ざ}き。表外 きれ→切れ。使い分け 本文[囲み]さく・さける(割・裂)。部首衣。一万万习观测到裂 **【恋(戀)】** レン、こう・こい・こいしい 例 恋愛・失恋・悲恋、恋{こ}い慕{した}う・初恋{はつこい}・恋{こい}する・恋{こい}しがる。部首心。广方亦亦恋恋 **【連】** レン、つらなる・つらねる・つれる 例 連続・連日・連休・関連・国連・一連、連{つら}なる・連{つら}ねる・連{つ}れて。むらじ(姓での一)→連し、しきりに→かな書き。〈表記〉(連係・連座・連想・連珠・連邦・連合・連盟・連鎖・連弾・連絡・連綿・連立)。「聯」も連なる意。もと多く「聯」。圏「連なる・連ねる/連れる」の送りがなに注意。正字連。部首辵。「戸戸百亘車連 **【廉】** レン 例 廉価・清廉潔白・破廉恥。表外 かど→かな書き、やすい→安い。圏行いが正しい、値段がやすい意。正字廉。部首广。广产产彦彦廉廉廉 **【練(練)】** レン、ねる 例 練習・訓練・洗練・熟練、策を練{ね}る。表記「煉炭」「煉乳」は「練炭」「練乳」で代用(「煉」はこね鍛える、「練」は糸をねり鍛える)。「試練/試煉」「洗練/洗煉」は前者で統一(もと多く「煉」。「煉瓦{れんが}」の場合は「煉」)。部首糸。ㄠㄔ糸細細練練練 <1686> **【錬(鍊)】** レン 例 錬金術・百戦錬磨。周外 ねる→練る。圏金属をねり鍛える意。部首金。△△金金金銅鋅鍊 **【呂】** ロ 例 風呂。表外 リョ→呂律。参「呂律」は「ロレツ」とも読む。「リョリツ」の転という。部首口。 **【炉(爐)】** ロ、いろり 例 炉辺・炉端{ろばた}・暖炉・原子炉。部首火。ケ炉炉炉 **【賂】** ロ 例 賄賂。表外 まいない→かな書き。部首貝。日貝貝貝膠賂賂賂 **【路】** ロ、じ 例 路上・道路・進路・販路・要路、家路{いえじ}・旅路{たびじ}。天外 みち→道。部首足。3 **【露】** ロ・ロウ、つゆ 例 露店・露出・暴露{ばくろ}・吐露、朝露{あさつゆ}・披露、夜露{よつゆ}。異外 あらわれる→現れる、あらわ→かな書き。部首雨。市西區西雲露露露 **【老】** ロウ、おいる・ふける 例 老人・老練・老衰・長老、年老{としお}いる・老{ふ}け役{やく}。付老舗{しにせ}。部首老。④ 一十土中央老 **【労(勞)】** ロウ 例 労働・苦労・徒労、功労・疲労・慰労、労{ろう}する。天外 ねぎらう→労う、いたずき→かな書き。表記「漁撈」は「漁労」で代用(「労」は働く、「撈」は水中のものをすくう)。部首力。④ 心心学労 **【弄】** ロウ、もてあそぶ 例 愚弄・翻弄。部首廾。一ㄒㄒ王王手弄 **【郎(郎)】** ロウ 例 郎党。・・一姫二太郎{いちひめにたろう}。表外 おとこ→男。圏原義は清らかな男の意。部首邑。①か ㄣㄣ白良良良郎 **【朗(朗)】** ロウ 例 朗読・朗報・朗々{ろうろう}、明朗、朗{ほが}らか。表外 あきらか→明らか。正字朗。部首月。⑥ ㄣㄣ白良良朗 **【浪】** ロウ 例 波浪・放浪・浪人・浪費。天然 なみ→波。圏大波、さまよう、みだりにの意。部首水。ミジジ沖沖浪浪浪 **【廊(廊)】** ロウ 例 廊下・回廊・画廊。参廊下の意。部首广。广广百唐唐唐廊廊 **【楼(樓)】** ロウ 例 楼閣・高楼・望楼・蜃気楼{しんきろう}。裏き たかどの→高殿。の高い。オギギギギ楼楼楼 **【漏】** ロウ、もる・もれる・もらす 例 漏電・漏水・遺漏・脱漏、雨漏{あまもり}・情報漏{じょうほうも}れ。部首水。ミジア泥泥漏漏漏 **【籠】** ロウ、かご・こもる 例 籠城、鳥籠{とりかご}。表外 こめる→込める。圏「『旅籠{はたご}」は熟字訓。②「籠/篭・滝」の字体に注意。部首竹。金嘗嘗普普籠籠籠 **【六】** ロク、む、むつ、むっつ、むい 例 六月・六法・丈六、六{む}つ切{ぎ}り・六日{むいか}・六{む}つ。表外 リク→六書。圏陸”。部首八。「十六六 **【録(錄)】** ロク 例 録音・記録・実録・付録・目録・登録・採録、録{ろく}する。表外 しるす→記す。〈表記〉「〜を録(しる)す」は、新聞は「後を録(しる)す」を「後を追う」で、「音楽を録(と)る」を「音楽を録音する」で代用。部首金。④ 今全金金舒舒舒錄 **【麓】** ロク、ふもと 例 山麓。部首鹿。*林越楚楚楚楚麓 **【論】** ロン 例 論証・論理・論議・議論・結論・論{ろん}じる。周外 あげつらう→かな書き。部首言。◎ 言言言言討論論論 **【和】** ワ・オ、やわらぐ・やわらげる・なごむ・なごやか 例 和解・平和・温和・柔和、和服{わふく}・和風{わふう}、和{あ}える。い→かな書き。団大和{やまと}(大和絵・大和魂など)。部首口。③ ニチチ禾禾和和 **【話】** ワ 例 電話・対話・談話・神話・実話・童話、話{はなし}言葉・お話{はなし}・話{はな}す・お話{はな}しになる・話{はなし}を聞{き}く・立{た}ち話{ばなし}。表記「噺(国字)」は「話」でまかなう。「咄」は「落とし咄・咄家」などで好まれる。「譚」は物語の意(出生譚)。部首言。② 一言言言話話話話 **【賄】** ワイ、まかなう 例 収賄・贈賄、賄{まかな}い付{つ}き。表外 まいない→かな書き。圏「賄賂」の「賂」もまいないの意。部首貝。「目貝貝貝財財賄 **【脇】** キョウ、わき 例 脇腹・両脇。表外 キョウ→脇息。部首肉。月月月昭昭膀脇脇 **【惑】** ワク、まどう・まどわす 例 困惑・当惑・誘惑・惑星、迷惑{めいわく}。部首心。一口可或或或惑惑 **【枠】** わく 例 枠組{わくぐ}み・枠内・窓枠・黒枠。参国字。部首木。「オオオやや枠枠 **【湾(灣)】** ワン 例 湾内・湾岸・港湾・台湾。表記「彎曲」は「湾曲」で代用(「湾」は入り海、「彎」は弓なりに曲がる)。「湾入/彎入」は「湾入」で統一。部首水。ジジ沙沙沙湾湾 **【腕】** ワン、うで 例 腕章・腕力・敏腕、腕前{うでまえ}。表外 かいな→かな書き。部首肉。月月月月府府腕 <1687> **付表** あす 明日 あずき 小豆 あま 海女/海士 いおう 硫黄 いくじ 意気地 いなか 田舎 いぶき 息吹 うなばら 海原 うば 乳母 うわき 浮気 うわつく 浮つく えがお 笑顔 おじ 叔父/伯父 おとな 大人 おとめ 乙女 おば 叔母/伯母 おみき お神酒 おまわりさん お巡りさん おもや 母屋 かあさん 母さん かぐら 神楽 かし 河岸 かじ 鍛冶 かぜ 風邪 かたず 唾 かな 仮名 かや 蚊帳 かわせ 為替 かわら 河原 きのう 昨日 きょう 今日 くだもの 果物 くろうと 玄人 けさ 今朝 けしき 景色 ここち 心地 こじ 居士 ことし 今年 さおとめ 早乙女 ざこ 雑魚 さじき 桟敷 さしつかえる 差し支える さつき 五月 さなえ 早苗 さみだれ 五月雨 しぐれ 時雨 しっぽ 尻尾 しない 竹刀 しにせ 老舗 しばふ 芝生 しみず 清水 しゃみせん 三味線 じゃり 砂利 じゅず 数珠 じょうず 上手 しらが 白髪 しろうと 素人 しわす(しはす) 師走 すきや 数寄屋/数奇屋 すもう 相撲 ぞうり 草履 だし 山車 たち 太刀 たちのく 立ち退く たなばた 七夕 たび 足袋 ちご 稚児 ついたち 一日 つきやま 築山 つゆ 梅雨 でこぼこ 凸凹 てつだう 手伝う てんません 伝馬船 とあみ 投網 とうさん 父さん とえはたえ 十重二十重 どきょう 読経 とけい 時計 ともだち 友達 なこうど 仲人 なごり 名残 なだれ 雪崩 にいさん 兄さん ねえさん 姉さん のら 野良 のりと 祝詞 はかせ 博士 はたち 二十/二十歳 はつか 二十日 はとば 波止場 ひとり 一人 ひより 日和 ふたり 二人 ふつか 二日 ふぶき 吹雪 へた 下手 へや 部屋 まいご 迷子 まじめ 真面目 まっか 真っ赤 まっさお 真っ青 みやげ 土産 むすこ 息子 めがね 眼鏡 もさ 猛者 もみじ 紅葉 もめん 木綿 もより 最寄り やおちょう 八百長 やおや 八百屋 やまと 大和 やよい 弥生 ゆかた 浴衣 ゆくえ 行方 よせ 寄席 わこうど 若人 ※以上に挙げられている語を構成要素の一部とする熟語に用いてもかまわない。 例 「河岸(かし)」→「魚河岸(うおがし)」/「居士(こじ)」→「一言居士(いちげんこじ)」 <1688> **人名用漢字表** **一 人名用漢字** 注「-」は、相互の漢字が同一の字種であることを示したものである。 丑 丞 乃 之 乎 也 云 亘-亙 些 亦 亥 亨 亮 仔 伊 伍 伽 佃 佑 伶 侃 侑 俄 俠 俣 俐 倭 俱 倦 倖 偲 傭 儲 允 兎 兜 其 冴 凌 凜-凛 凧 凪 凱 函 剃 刷 剣 甚 叉 叡 叢 叶 只 吾 吞 吻 哉 啄 哩 喬 喧 喰 喋 嘩 嘉 嘗 嘘 嘛 噂 圃 圭 坐 尭-堯 坦 垢 堰 堺 堵 填 塙 壕 壬 壮 壱 夷 奄 奎 套 娃 姪 姥 娩 嬉 孟 宏 宥 寅 寓 寵 尖 尤 屑 峨 峻 嵩 嶺 巌-巖 巳 巴 巽 帖 幌 幡 庄 庇 庚 庵 廟 廻 弛 彗 徠 忽 怜 恢 恰 恕 悌 惟 惚 悉 惇 惹 惺 惣 慧 憐 戊 或 戟 托 按 挺 挽 掬 捲 捷 捺 捧 掠 揃 摑 摺 撒 撰 撞 播 撫 - 丑 丞 乃 之 乎 也 云 亘-亙 些 亦 亥 亨 亮 仔 伊 伍 伽 佃 佑 伶 侃 侑 俄 俠 俣 俐 倭 俱 倦 倖 偲 傭 儲 允 兎 兜 其 冴 凌 凜-凛 凧 凪 凱 函 剃 刷 剣 甚 叉 叡 叢 叶 只 吾 吞 吻 哉 啄 哩 喬 喧 喰 喋 嘩 嘉 嘗 嘘 嘛 噂 圃 圭 坐 尭-堯 坦 垢 堰 堺 堵 填 塙 壕 壬 壮 壱 夷 奄 奎 套 娃 姪 姥 娩 嬉 孟 宏 宥 寅 寓 寵 尖 尤 屑 峨 峻 嵩 嶺 巌-巖 巳 巴 巽 帖 幌 幡 庄 庇 庚 庵 廟 廻 弛 彗 徠 忽 怜 恢 恰 恕 悌 惟 惚 悉 惇 惹 惺 惣 慧 憐 戊 或 戟 托 按 挺 挽 掬 捲 捷 捺 捧 掠 揃 摑 摺 撒 撰 撞 播 撫 斌 斐 斎-斉 斑 斡 斧 斬 旋 斡 旺 昌 昴 晏 晃-晃 晒 晋 晟 晦 晨 智 暉 暢 曙 曝 曳 朋 朔 杏 杖 杜 李 杭 杵 杷 枇 柑 柘 柊 柏 柾 柚 桧-檜 栞 桔 桂 栖 桐 栗 梧 梓 梢 梛 梯 桶 梶 椛 梁 棲 椋 椀 楯 楚 楕 椿 楠 楓 椰 楢 楊 榎 樺 榊 榛 槙-槇 槍 槌 樫 槻 樟 樋 橘 樽 橙 檎 檀 櫂 櫛 櫓 檎 殆 毅 毘 毬 汀 汝 汐 汲 沌 沓 沫 涜 涯 涼 淳 渚-渚 淀 淋 渥 渾 湘 湊 湛 溢 滉 溜 漱 漕 漣 澪 濡 瀕 灘 灸 灼 烏 焰 焚 煌 煤 煉 熙 燕 燎 燦 燻 燼 爛 爸 爾 牒 牟 牡 牽 犀 狼 猪-猪 獅 玖 珂 珈 珊 珀 玲 琢-琢 琉 瑛 琳 瑚 瑞 瑶 瑳 瓜 瓢 甥 甫 畠 畔 留 畦 畢 疋 疏 皐 皓 眸 瞥 矩 砦 砥 砧 硯 碓 碗 碩 碧 磐 磯 祇 祢-禰 祐-祐 祷-禱 禄-祿 禎-禎 禽 禾 秦 秤 稀 稔 稟 稜 穣-穰 穹 穿 窄 窪 窺 窯 竣 竪 竺 竿 笈 笹 笙 笠 筈 筑 箕 箔 篇 篠 簞 簾 籾 粥 粟 糊 紘 紗 絢 綺 綜 綴 緋 綾 綸 縞 徽 繫 繡 纂 纏 羚 翔 翠 耀 而 耶 耽 聡 肇 肋 肴 胡 脩 腔 脹 膏 舜 舵 芥 芹 芭 芙 芦 苑 茄 苔 苺 茅 茉 茸 茜 莞 荻 莫 莉 菅 菲 菊 菌 菩 萌-萠 萊 菱 葦 葵 萱 葺 萩 董 葡 蓑 蒔 蒐 蒼 蒲 蒙 蓉 蓮 蔭 蔣 蔦 蓬 蔓 蕎 蕨 蕉 蕃 蕪 薙 蕾 蕗 藁 薩 蘇 蘭 蝦 蝶 螺 蟬 蟹 訊 訣 註 詢 詫 誼 諏 諄 諒 謂 諺 讃 豹 貰 賑 赳 跨 蹄 蹟 輔 輯 輿 轟 辰 迂 迄 辿 迪 逗 逸 遼 邦 郁 祁 邵 酉 酌 醇 醐 醍 醬 釉 釘 釧 銑 銘 鋳 錘 錐 錆 錫 鍬 鎧 閃 閏 閤 闇 陀 隈 隼 雀 雁 雛 雫 霞 靖 鞄 鞍 鞘 鞠 鞭 頁 頌 頗 顚 颯 饗 馨 馳 駕 駿 驍 魁 魯 鮎 鯉 鯛 鰯 鱒 鱗 鳩 鳶 鳳 鴨 鷲 鷺 鷹 麒 麟 麿 黎 黛 鼎 <1689> .11 注 括弧内の漢字は、戸籍法施行規則第六十条第一号に規定する漢字であり、当該括弧外の漢字とつながりを示すため、参考までに掲げたものである。 壽(寿) 暑(暑) 惡(悪) 奧(奥) 價(価) 壞(壊) 懷(懐) 樂(楽) 氣(気) 戲(戱) 虛(虚) 峽(峡) 狹(狭) 響(響) 曉(暁) 勤(勤) 鷄(鷄) 藝(芸) 儉(倹) 圈(圏) 廣(広) 恆(恒) 國(国) 黑(黒) 碎(砕) 雜(雑) 祉(祉) 實(実) 社(社) 者(者) 煮(煮) 祝(祝) 暑(暑) 署(署) 緒(緒) 諸(諸) 敍(叙) 將(将) 祥(祥) 涉(渉) 燒(焼) 獎(奨) 條(条) 狀(状) 乘(乗) 淨(浄) 剩(剰) 疊(畳) 釀(醸) 眞(真) 寢(寝) 醉(酔) 齊(斉) 靜(静) 攝(摂) 節(節) 專(専) 戰(戦) 纖(繊) 禪(禅) 祖(祖) 壯(壮) 爭(争) 莊(荘) 搜(捜) 巢(巣) 曾(曽) 裝(装) 僧(僧) 層(層) 瘦(瘦) 騷(騷) 增(增) 憎(憎) 藏(蔵) 贈(贈) 臟(臓) 卽(即) 帶(帯) 滯(滞) 彈(弾) 單(単) 轉(転) 傳(伝) 燈(灯) 盜(盗) 稻(稲) 德(徳) 突(突) 難(難) 拜(拝) 拔(抜) 髮(髪) 晚(晩) 蠻(蛮) 卑(卑) 賓(賓) 敏(敏) 冨(富) 侮(侮) 福(福) 拂(払) 佛(仏) 勉(勉) 步(歩) 峯(峰) 墨(墨) 飜(翻) 每(毎) 萬(万) 默(黙) 彌(弥) 藥(薬) 様(様) 謠(謡) 來(来) 賴(賴) 覽(覧) 欄(欄) 龍(竜) 虜(虜) 涼(涼) 綠(緑) 淚(涙) 壘(塁) 類(類) 禮(礼) 曆(暦) 歷(歴) 練(練) 鍊(鍊) 郞(郎) 朗(朗) 廊(廊) 錄(録) <1690> **あからさまなり**《形動ナリ》 ●急だ。突然だ。「草中よりー・に出でて人を逐ふ(=(怒ったいのししが)草の中から急に出てきて人を追う)」〈日本書紀・雄略〉 ●ちょっと。「―・にいだきて遊ばしうつくしむほどに(=ちょっとだいて遊ばせたりあやしたりしているうちに)」〈枕草子・うつくしきもの〉 **あかる**【明かる】《自四》 あかるくなる。「やうやう白くなり行く山ぎはすこしー・りて(=だんだんと白くなっていく空の山の稜線に接するあたりが、少しあかるくなって)」〈枕草子・春はあけぼの〉 **あきらむ**【明らむ】《他下二》 ●明らかにする。はっきりさせる。「何事なりとも―・め申さん(=どのようなことでも明らかに説明いたしましょう)」〈徒然草・一三五〉 ●心配をなくして、心を晴れ晴れとさせる。心を明るく楽しくする。「嘆かしき心の中もー・むばかり(=悲しい心の中も晴れ晴れとさせるほどに)」〈源氏物語・早蕨〉 **あく**【飽く】《自四》 ●十分に満足する。「いかで芋粥に―・かん(=なんとかして、十分に食べていもがゆに満足したい)」〈宇治拾遺物語・一・一八〉 ●いやになる。あきる。「愛敬づきありて、ことば多からぬこそ、―・かず向かはまほしけれ(=やさしくてことばの多くない人こそ、あきることなくいつまでも向きあってすわっていたい)」〈徒然草・一〉 **あくがる**【憧る】《自下二》 ●心が、身からはなれてさまよう。うわの空になる。「物思へば沢の蛍もわが身より―・れ出づる魂かとぞ見る(=物思いにしずんでいると、沢に飛びかうホタルの光の玉も、あの人を恋いしたうわが身からはなれてさまよい出たたましいかと見えるよ)」〈後拾遺和歌集・雑六〉 ●さまよう。「都をいでて、嵯峨の方へぞー・れゆく(=都を出て、嵯峨の方にさまよいゆく)」〈平家物語・一〇〉 ●はなれる。疎遠になる。「御仲も―・れてほど経にけれど(=ご夫婦の仲も疎遠なまま久しくなってしまったけれど)」 **あけぼの**【曙】《名》 明け方。夜明け。「弥生も末の七日―の空朧朧として(=三月二十七日、夜明けの空はぼんやりとかすんで)」〈奥の細道・旅立〉 **あさまし**【浅まし】《形シク》 ●おどろくばかりだ。「このゐたる犬のふるひわななきて、涙をただ落としに落とすに、いとー・し(=このうずくまっている犬が身をふるわせて、なみだをしきりに落とすので、ほんとうにおどろくばかりだ)」〈枕草子・上にさぶらふ御猫は〉 ●興ざめである。情けない。「もののあはれ知らずなりゆくなん―・しき(=物事のおもむきもわからなくなってゆくのは実に情けない)」〈徒然草・七〉 ●見苦しい。「わがかたちの醜く、―・しきことを(=自分の顔がみにくく、見苦しいことを)」〈徒然草・一三四〉 **あし**【悪し】《形シク》 ●悪い。「重ねて辞せばー・しかりなん(=このうえ辞退したら悪いだろう)」〈平家物語・一一〉 ●下手だ。「年ごろ、不動尊の火炎を―・しくかきけるなり(=長年の間、不動明王の火炎を下手にえがいていたのだ)」〈宇治拾遺物語・三・一八〉 ●身分が低い。「ある男の中に、―・しからずと見ゆる男が)」〈徒然草・二三二〉 **あした**【朝】《名》 ●朝。「霜いと白うおける―(=霜の真っ白におりている朝)」〈徒然草・一九〉 ●翌朝。「また、野分の―こそをかしけれ(=秋はまた、台風の(あった)翌朝もおもむきがあるものだ)」〈徒然草・一九〉 **あそぶ**【遊ぶ】《自四》 ●(詩歌・音楽・歌舞などで)楽しむ。「このほど三日うちあげー・ぶ。よろづの遊びをぞしける(=この三日間、宴会をして舞や音楽を楽しむ。あらゆる詩歌・音楽・舞いなどの遊びをした)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 ●遊戯する。楽しんで過ごす、働かずに過ごす。「昔、田舎わたらひしける人の子ども、井のもとにいでてー・びけるを」 <1691> **古語 あだなり――あやしがる** **あだ・なり【徒なり】** 《形動ナリ》●はかない。もろい。「わが身と栖と、はかなく―・なるさま(=自分の身と住む家とが、たよりなく、はかないようすは)」〈方丈記〉 ●誠実でない。浮気である。「この男を―・なりと聞きて(=女は、この男を浮気な人だと聞いて)」〈伊勢物語・四七〉 **あたら・し【惜し】** 《形シク》もったいない。おしい。「きはことに賢くて、直人にはいと―・しけれど(=身分は格別にすぐれていて、臣下にするのはおしいけれど)」〈源氏物語・桐壺〉 **あぢきな・し【味気なし】** 《形ク》●つまらない。「おろかなる人の目をよろこばしむる楽しみ、また―・し(=おろかな人の目をよろこばせる楽しみも、またつまらないものだ)」〈徒然草・三八〉 ●不快である。にがにがしい。「―・う人のもてなやみぐさになりて(=にがにがしく、人のなやみの種になって)」〈源氏物語・桐壺〉 **あづま【東】** 《名》 ●京都から見て、関東地方。東国。「―の方に住むべき国求めにとてゆきけり(=東国の方に住めそうな国をさがしに行こうと思って出かけて行った)」〈伊勢物語・九〉 ②鎌倉・江戸のこと。 **あて・なり【貴なり】** 《形動ナリ》●身分が高い。家柄がよい。「―・なるも賤しきも(=身分が高い者も低い者も)」〈竹取物語・貴公子たちの求婚〉 ●上品で美しい。「ただ文字一つにあやしう、―・にもいやしうもなるはいかなるにかあらむ(=ほんの言葉づかい一つで不思議に、上品にも下品にもなるというのはどういうわけなのだろうか)」〈枕草子・ふと心おとりとかするものは〉 **あな** 《感》ああ。まあ。「―めでたや(=ああすばらしいことよ)」〈徒然草・二三六〉 **あながち・なり【強ちなり】** 《形動ナリ》●無理だ。身勝手だ。強引だ。「桜の散らむは、―・にいかがはせむ(=さくらの花が散るのは、無理にどうすることができようか、できはしない)」〈宇治拾遺物語・一・一三〉 ●ひたすらだ。ひたむきだ。一途だ。「―・に恋ひ奉りて、端近くながめるたるに(=いちずにお慕い申し上げて、端近く(=部屋の外に近いあたり)で物思いにふけっていると)」〈今物語・桜木の精〉 ●はなはだしい。ひどい。「二条院よりぞ、ー・にあやしき姿にてそぼち参れる(=二条院(の紫の上の所)から(使いが)、ひどくみすぼらしい格好でびしょぬれで参上した)」〈源氏物語・明石〉 **あに【豈】** 《副》どうして・・・だろうか、いや・・・ない。 [参考]「あに・・・んや」の形で反語の意味に用いる。 **あはれ** 《感》ああ。まったく。「―、弓矢とる身ほど口惜しかりけるものはなし(=ああ、武士の身ほど情けないものはない)」〈平家物語・九〉 《名》しみじみとしたおもむき。「心なき身にも―は知られけり(=出家の身にもしみじみとしたおもむきは感じられることだ)」〈新古今和歌集・秋上〉 **あはれ・なり** 《形動ナリ》●しみじみとしたおもむきがある。「みつよつ、ふたつみつなど、飛び急ぐさへ―・なり(=カラスが、三羽四羽、また二羽三羽など、急いで飛んでいくのさえしみじみとしたおもむきがある)」〈枕草子・春はあけぼの〉 ●悲しい。かわいそうだ。「―・なることなど、人の言ひ出で(=かわいそうなことなどを、人が話しだして)」〈枕草子・はしたなきもの〉 [参考]現代の「あわれ」のもとになったことば。 **あ・ふ【会ふ・逢ふ】** 《自四》●出会う。巡り合う。「もの心細く、すずろなるめを見ることと思ふに、修行者―・ひたり(=なんとなく心ぼそく、思いがけないひどい目にあうことよと思っていると、修行者が(我々と)出会った)」〈伊勢物語・九〉 ●結婚する。「つひに本意のごとく―・ひにけり(=とうとうかねてからの願いどおり結婚したのだった)」〈伊勢物語・二三〉 ●対する。向かう。「かたへに―・ひて「御子はおはすや」と問ひしに(=そばの人に向かって、「お子さんはおいでか」と質問したところ)」〈徒然草・一四二〉 ●争う。戦う。「香具山と耳梨山と―・ひしとき立ちて見に来し印南国原(=香具山と耳梨山が争ったときに(天照大神が)立って見に来た印南国原よ)」〈万葉集・一四〉 **あ・ふ【合ふ】** 《自四》●一つになる。一致する。「この夢―・ふまで、また、ひとにまねぶな(=この夢が(事実と)一致するまでは、決して、だれにも言うな)」〈源氏物語・若紫〉 ●調和する。似合う。「げに今日の気色にいとよう―・ひたるも(=本当に今日の気分にぴったり似合っているにつけても)」〈枕草子・二月つごもり頃に〉 ■《補動四》〔動詞の連用形について〕みなで・・・する。互いに・・・し合う。「すでにし出だしたるさまにて、ひしめき―・ひたり(=(ぼた餅を)すでに作り上げたようすで、みなで騒ぎあっている)」〈宇治拾遺物語・一・一二〉 **あまた【数多】** 《副》●数多く。たくさん。「いづれの御時にか、女御・更衣―さぶらひ給ひける中に(=どの帝の御代であったろうか、女御や更衣がたくさんお仕えしておられたなかに)」〈源氏物語・桐壺〉 ●非常に。はなはだ。「草枕旅行く君を人目多み袖らずして―悔しも(=旅に出るあなたを、見送る人の目が多いので、袖を振らずに別れて非常に後悔されることだ)」〈万葉集・三一八四〉 **あや・し** 《形シク》●【怪し・奇し】 ●神秘的である。不思議である。変だ。「よしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、―・しうこそものぐるほしけれ(=つまらないことを、順序もなく書きつけていると、不思議なほど心が高ぶって妙な感じがすることだ)」〈徒然草・序〉 ●けしからぬ。たいへん悪い。「―・しき業をしつつ(=けしからぬことをしては)」〈源氏物語・桐壺〉 ●【賤し】 ●みすぼらしい。粗末である。「―・しき家に(=粗末な家に)」〈徒然草・一九〉 ●身分が低い。「―・しき下衆なれども(=身分が低い者ではあるが)」〈徒然草・一〇九〉 [参考]現代の「あやしい」のもとになったことば。 **あやしが・る【怪しがる】** 《他四》不思議に思う。「―・りて寄りて見るに(=不思議に思って近づいて見ると)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 [参考]「がる」は接尾語。 <1692> **古語 あらまし――いたづら** **あらまし** 《名》予定。計画。予想。「かねての―(=かねてからの予定)」〈徒然草・一八九〉 **あらまほ・し** 《連語》あってほしい。望ましい。「少しの事にも、先達は―・しきことなり(=ちょっとしたことにも、案内者はあってほしいものだ)」〈徒然草・五二〉 **ありあけ【有り明け】** 《名》●まだ月が空に残っているうちに夜が明けること。そのころの夜明け。「志賀の浦や遠ざかりゆく波間より凍りて出づる―の月(=琵琶湖の西岸、志賀の浦は、汀から沖へ湖面が凍ってゆく。それにつれて遠ざかってゆく波の間から、あたかも凍っているかのように寒々と光りながら出てくる有明の月よ)」〈新古今和歌集・冬〉 [参考]陰暦で十六日以後、特に二十日過ぎについていうことが多い。 ●夜が明けてもまだ空に残っている月。「―のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし(=明け方のそっけない月のように、あなたが薄情に見えたあの別れ以来、夜明け前ほど、つらく情けないものはない)」〈古今和歌集・恋三〉 [参考]秋の季語。有明の月が空に残ったまま夜が明けることをいうが、特に二十日余りの月が代表的で、男女の朝の別れの情景に取り上げられることが多い。 **ありがた・し【有り難し】** 《形ク》●めったにない。まれである。「―・きもの。舅にほめらるる婿(=めったにないもの。しゅうとにほめられるむこ)」〈枕草子・ありがたきもの〉 ●生きにくい。すごしにくい。困難である。「世の中は、―・く、むつかしげなるものかな(=世の中は、すごしにくく、わずらわしいものであるよ)」〈源氏物語・東屋〉 [参考]のちに「おそれ多い」「もったいない」の意味になり、さらに、感謝の意味をもつようになる。 **あり・く【歩く】** 《自四》●歩く。外出する。「五月終りばかりなどに山里に―・く、いみじくをかし(=五月のころなどに山里に出かけるのは、たいへんおもしろい)」〈枕草子・五月ばかりなどに山里にありく〉 ●動きまわる。歩きまわる。「人のしりさきに立ちて―・くもをかし(=人の後ろや前に立って歩きまわるのもおもしろい)」〈枕草子・うつくしきもの〉 **いう・なり【優なり】** 《形動ナリ》 ●すぐれていて立派だ。すばらしくすぐれている。「かぐや姫のかたち―・におはすなり(=かぐや姫の容貌はすばらしくすぐれていらっしゃるそうだ)」〈竹取物語・御門の求婚〉 ●上品で美しい。優雅だ。優美だ。「なほ事ざまの―・におぼえて、物の隠れよりしばし見るたるに(=(自分は)それでもやはり、(この家に住む)人のようすが優雅に感じられて、物陰からしばらく見つづけていると)」〈徒然草・三二〉 **いかが【如何】** 《副》●〔疑問を表す〕どのように・・・か。どんなに・・・か。「この雪―見ると一筆のたまはせぬほどのひがひがしからん人の仰せらるること、聞き入るべきかは(=この雪をどのように見るかと、手紙に一言もおっしゃらないほどの情趣を解さないような人が言われることを、聞き入れることができようか、いや、できない)」〈徒然草・三一〉 ●〔反語を表す〕どうして・・・か、いや、そんなことはない。「いはむや、竜の頸の玉は―取らむ(=まして、竜の首の玉などどうして取ることができようか、いや、とてもできない)」〈竹取物語・竜の頸の玉〉 ●〔ためらいや、心配する気持ちを表す〕どんなものだろうか。どうしたものだろうか。「げにもまことに野も山も海も川も、みな敵でありけり。―せん(=本当に、野も山も海も川も、みな敵だらけだ。どうしたものか)」〈平家物語・五・富士川〉 ●〔相手に問いかける語〕どのようであるか。どうであるか。「「御心地は―思さるる」と問へば(=「ご気分はどのように感じていらっしゃるか」と尋ねると)」〈竹取物語・燕の子安貝〉 [参考]「いかにか」から転じた語。 **いかで【如何で】** 《副》●なんとかして。「―このかぐや姫を得てしがな(=なんとかしてこのかぐや姫を手に入れたいものだ)」〈竹取物語・貴公子たちの求婚〉 ●どうして・・・か。「―月を見ではあらむ(=どうして月を見ないでいられましょうか)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **いかでか【如何か】** 《連語》●〔反語を表す〕どうして・・・か、いや、そんなはずはない。「いざ、かぐや姫、汚き所に、―久しくおはせむ(=さあ、かぐや姫よ、(このような)けがれたところ(=この世)に、どうして長い間いらっしゃることがあろうか、いや、ない)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ●〔疑問を表す〕どうして。どのようにして。「かかる道は―いまする(=このような道にどうしていらっしゃるのか)」〈伊勢物語・九〉 ●〔願望を表す〕なんとかして。「―心にいらんと思ひたる郎等の(=なんとかして気に入られたいと思っている家来の)」〈宇治拾遺物語・四・七〉 **いかに【如何に】** 《副》●どのように。 ●なぜ。「―ぞかし。「もののあはれもなからん」」〈徒然草・七〉 ●なんとまあ。「世は―興あるものぞや」〈大鏡・序〉 ■《感》おい。もしもし。「―、あの扇のまんなか射て」〈平家物語・一一〉 **いさ** 《副》さあどうだか。「人は―心も知らずふるさとは花ぞむかしの香に匂ひける(=あなたについては、さあどうだか、お心のうちはわかりませんが、このなじみの土地では、梅の花が以前と同じように香ってますね)」〈古今和歌集・春上〉 **いざ** 《感》〔人を誘うときに発する語〕さあ。「―、かもちひせむ(=さあ、ぼた餅を作って食べよう)」〈宇治拾遺物語・一・一二〉 ●〔行動を起こすときに発する語〕どれ。さあ。「名にし負はば―言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(=「都」という言葉を名として持っているのなら、さあ、都のことをたずねよう。都鳥よ。私の恋しく思っているあの人は健在かどうかと)」〈伊勢物語・九〉 **いそぎ【急ぎ】** 《名》準備。したく。「公事ども繁く、春の―にとり重ねて(=朝廷の行事と新春の準備とを重ねて)」〈徒然草・一九〉 **いた・し【痛し・甚し】** 《形ク》●いたい。つらい。「胸―・きこと、なしたまひそ(=胸がいたむことをおっしゃるな)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ●すばらしい。「娘かしづきたる家、いと―・しかし(=むすめを大切に育てている家は、たいへんすばらしいものです)」〈源氏物語・若紫〉 [参考]現代の「いたい」のもとになったことば。 **いたづら・なり【徒らなり】** 《形動ナリ》●役に立たない。むなしい。「上人の感涙、―・になりにけり(=上人の感激のなみだはむだになってしまった)」〈徒然草・二三六〉 ●ひまだ。「船も出ださで、―・なれば(=船も出さないでいて、ひまなので)」〈土佐日記・一・一八〉 [参考]現代の「いたずらに(徒に)」のもとになったことば。 <1693> **古語 いたはる――いも** **いたは・る【労る】** ■《自四》●気をつかう。苦労する。骨を折る。「「・・・」と申させたれば、「さもや―・らまし」と大殿も思いたるを(=(惟光は源氏に)「・・・」と申し上げたので、「そのように骨を折ってやろうか」と大殿(=源氏)もお思いになったのを)」〈源氏物語・少女〉 ●病気になる。「をりふし―・る事候ひて、下り候はず(=ちょうどその時病気することがございまして、下って来ません)」〈平家物語・一〇〉 ■《他四》●ねぎらう。手厚くもてなす。「蘇生の者に会ふがごとく、且つ悦び且つ―・る(=生き返った人に会うかのように、一方では(私の無事を)喜び、一方ではねぎらってくれる)」〈奥の細道・大垣〉 ●治療する。休養する。「此このほどあまりに乗り損じて候ひつるあひだ、しばらく―・らせ候はんとて(=このところあまりに乗りすぎて疲れさせてしまいましたので、しばらく休養させようと思いまして)」〈平家物語・四〉 **いち** 《副》●〔下に打ち消しの語を伴って〕まったく。少しも。「―早く追ひつかむ(=少しも早く追いつけない)」〈源氏物語・少女〉 **いつ・く** ■【斎く】《自四》けがれを除き、身を清めて神に仕える、大切に祭る。「春日野に―・く御諸の(=春日野に大切に祭っている神社の)」〈万葉集・四二四一〉 ■【傅く】《他四》神に対するように大切に世話をし育てる。かしずく。「帳のうちよりも出ださず、―・き養ふ(=(翁はかぐや姫を)垂れぎぬの中からさえも出さないで、大切に養い育てる)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 **いつしか【何時しか】** 《副》●いつになったら。早く・・・してほしい。「―その日にならなむと(=早く祭りの日になってほしいと)」〈枕草子・正月一日は〉 ●いつのまにか。早くも。「―、物づつみする身となりて(=いつのまにか、遠慮する身となって)」〈枕草子・すさまじきもの〉 **いつ・なり【何角】** 《副》いつ。どの時。いつも。「―この御文を御覧ぜよ(=いつもこのお手紙をごらんください)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **いづく【何処】** 《代名》〔不定称の指示代名詞〕どこ。どちら。「予も、―の年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず(=私もいつの頃からか、ちぎれ雲が風に誘われて流れ行くように、流浪の旅をしたいという思いがおさまらずに)」〈奥の細道・旅立〉 ●〔不定称の指示代名詞〕どこ。どちら。「―の山か天に近き(=どこの山が天に近いか)」〈竹取物語・ふじの山〉 **いづれ【何れ】** 《代名》●〔不定称の指示代名詞〕どれ。「―の御時にか、女御・更衣あまたさぶらひ給ひける中に(=どの帝の御代であったろうか、女御や更衣がたくさんお仕えしておられたなかに)」〈源氏物語・桐壺〉 ●〔不定称の指示代名詞〕どちら。「さて、今のはそれがしが負けか」「―、お勝ちとは見えませぬ」(=「さて、今の勝負は私の負けか」「いずれにしても勝ちとは見えません」)」〈狂言・文相撲〉 [参考]「いづれ」は事物・時・場所などについて、多くのものの中から不定の一つを選ぶ場合に用いる。 **いで** 《感》●さあ。「―、君も書い給へ(=さあ、あなたもお書きなさい)」〈源氏物語・若紫〉 ●いやもう。実にもう。「―、いとわろくこそおはしけれ(=いやもう、あなたはほんとうに人が悪くていらっしゃいますね)」〈枕草子・大進生昌が家に〉 **いと** 《副》●たいそう。ひじょうに。「山の端は―近うなりたるに(=夕日が、山の端にたいそう近くなったころに)」〈枕草子・春はあけぼの〉 ●たいして。それほど。「都の人のゆゆしげなるは睡りて、―も見ず(=都の人で身分の高そうな人はねむって、たいして見もしない)」〈徒然草・一三七〉 **いとけな・し【幼けなし・稚けなし】** 《形ク》幼い。あどけない。子供っぽい。「―・き子の、なほ乳ちを吸ひつつ臥せるなどもありけり(=幼い子が(母が死んでも)依然として乳を吸いながら横たわっているのなどもあった)」〈方丈記〉 [参考]「いときなし」とも。 **いとど** 《副》さらにいっそう。ますます。「えさらぬ事のみ―重なりて(=さけられないことばかりがますます重なって)」〈徒然草・五九〉 **いとほ・し** 《形シク》●かわいそうだ。「あまりに―・しくて、いづくに刀を立つべしとも覚えず(=あまりにもかわいそうで、どこに刀をつきさしたらいいかもわからないで)」〈平家物語・九〉 ●かわいい。「宮は、いと―・しと思す中にも(=大宮は、孫たちをたいへんかわいいとお思いになっているが、その中でも)」〈源氏物語・少女〉 [参考]現代の「いとおしい」のもとになったことば。 **い・ぬ【去ぬ・往ぬ】** 《自ナ変》行ってしまう。すぎ去る。「もの心細く、すずろなるめを見ることと思ふに、修行者―・ひたり(=なんとなく心ぼそく、思いがけないひどい目にあうことよと思っていると、修行者が(我々と)出会った)」〈伊勢物語・九〉 **い・ふ【言ふ】** 《他四》●言う。話す。 ●詩歌を詠む。 ●〔「・・・といふ」の形で〕呼ぶ。「それを隅田川と―・ふ(=それを隅田川と呼ぶ)」〈伊勢物語・九〉 ●うわさをする。 ■《自四》●鳴く。「「鹿の―・ふなり」と言ふ(=「鹿が鳴いているようだ」と言う)」〈蜻蛉日記・中〉 ●求婚する。 **いふかひな・し【言ふ甲斐無し】** 《形ク》●言ってもしかたがない。どうしようもない。「―・くぞこぼれ破れたる(=どうしようもないほど壊れ傷んでいる)」〈土佐日記・二・一六〉 ●情けない。ふがいない。つまらない。「女、親なく、たよりなくなるままに、もろともに―・くてあらむやはとて(=女が、親がなくなり、よりどころがなくなるにつれて、(男はこの妻と)ともに、ふがいないさまでいてよいだろうか、よくはないと思って)」〈伊勢物語・二三〉 ●身分が低い。いやしい。「―・き人の郎等に組み落とされさせ給ひて(=誰ともわからぬいやしい人の家来に組み落とされなさって)」〈平家物語・九〉 ●たわいない。幼稚である。「いで、あな幼や。―・うものし給ふかな(=いやもう、まあ子供っぽいことよ。たわいなくいらっしゃることよ)」〈源氏物語・若紫〉 [参考]「いふかひなう」はウ音便。動詞「いふ」の連体形に名詞「かひ」と形容詞「なし」がついて一語化したもので、「言うだけのかいがない」が本来の意味。 **いまいま・し【忌ま忌まし】** 《形シク》●けがれていてつつしむべきだ。不吉だ。「聞くも―・しうおそろしかりし事どもなり(=聞くだけでも不吉でおそろしいことである)」〈平家物語・五〉 ●にくらしい。はらだたしい。「かかることな言ひそ。さまにも似ず、―・し(=そんなことは言うな。がらにもなく、にくい)」〈宇治拾遺物語・一二・一一〉 [参考]現代の「いまいましい」のもとになったことば。 **いまめか・し【今めかし】** 《形シク》現代風である。目新しくて、しゃれている。「―・しくきららかならねど(=現代風できらびやかではないが)」〈徒然草・一〇〉 **いみ・じ** 《形シク》●はなはだしい。「―・じく静かに(=たいそう静かに)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ●ひどい。おそろしい。「あな―・じや(=ああおそろしい)」〈源氏物語・若紫〉 ●すばらしい。立派である。「世は定めなきこそ、―・じけれ(=この世は無常であるからこそ、すばらしいのだ)」〈徒然草・七〉 **いも【妹】** 《名》●〔男性から女性を親しんで呼ぶ語〕妻。恋人。姉妹。「筒井づつの井筒にかけしまろが丈過ぎにけらしな―見ざるまに(=筒井を囲む井筒と背比べした私の背丈は、井筒を越してしまったらしいよ。あなたと会わずにいる間に)」〈伊勢物語・二三〉 ●〔対称の人称代名詞的に用いて、女性から親しい女性を呼ぶ語〕あなた。「風高く辺へ、には吹けども―がため袖さへ濡れて刈れる玉藻ぞ(=風は激しく岸に吹くが、あなたのために袖までぬれて刈った玉藻であるよ)」〈万葉集・七八二〉 <1694> **古語 いやし――うるはし** **いや・し【卑し・賤し】** 《形シク》●身分が低い。地位が低い。「世界のをのこ、貴なるも―・しきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがなと(=世の中の男たちは、高貴な者も身分が低い者も、どうにかしてこのかぐや姫を妻にしたい、結婚したいと)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 ●粗末である。みすぼらしい。「何事も辺土は―・しく、かたくななれど(=何事につけても片いなかは粗末で、粗野であるけれども)」〈徒然草・一一〇〉 ●けちだ。さもしい。いじきたない。「いかに―・しく物惜しみせさせ給ふ宮とて(=どんなにさもしく物惜しみをなさる宮だといって)」〈枕草子・関白殿、二月二十一日に〉 ●下品だ。「ただ文字一つに、あてにも―・しうもなるは、いかなるにかあらむ(=ほんの言葉づかい一つで、上品にも下品にもなるのは、どういうわけだろうか)」〈枕草子・ふと心おとりとかするものは〉 [参考]「いやしう」はウ音便。 **いら・ふ【答ふ】** 《自下二》返事をする。こたえる。「「えい」と―・へたりければ(=「はい」と返事をしたので)」〈宇治拾遺物語・一一一〉 **うけたまは・る【承る】** 《他四》●〔「受く」の謙遜した言い方〕いただく。お受けする。「かしこき仰せ言を、たびたび―・りながら(=(帝の)恐れ多いお言葉を、なんどもいただきながら)」〈源氏物語・桐壺〉 ●〔「聞く」の謙遜した言い方〕うかがう。お聞きする。「平朝臣清盛公と申しし人のありさま伝へ―・るこそ、心も言葉も及ばれね(=平朝臣清盛公と申した人の有り様は、伝えうかがうにつけても、想像することも言い表すこともできないほどである)」〈平家物語・一〉 ●〔「承諾する」「引き受ける」の意味の謙遜した言い方〕ご承諾申し上げる。お引き受け申し上げる。「心強く―・らずなりにしこと(=(宮仕えを)強情にお引き受け申し上げなかったことを)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **う・し【憂し】** 《形ク》●つらい。苦しい。「何とてかかる―・き目をば見るべき(=どうしてこんなつらい思いをするだろうか)」〈平家物語・九〉 ●気にいらない。いやだ。「宮仕へ人はいと―・き事なり(=宮仕え人となるのは、とてもいやなことだ)」〈更科日記・宮仕へ〉 **うしろみ【後ろ見】** 《名》陰にあって人を助け世話すること。また、その人。後見だ。 [参考]臣下が主君を補佐するような場合にも、親が子、妻が夫、守り役が幼児を助ける場合にもいう。 **うしろめた・し【後ろめたし】** 《形ク》先が気がかりだ。心配だ。「乳母かへてむ。いと―・し(=猫のおもり役をかえてしまおう。とても心配だ)」〈枕草子・上にさぶらふ御猫は〉 [参考]現代の「うしろめたい」のもとになったことば。 **う・す【失す】** 《自下二》●なくなる。「七宝の散り―・せて(=七種の宝は散ってなくなり)」〈奥の細道・平泉〉 ●死ぬ。「その人、ほどなく―・せにけり(=その人は、まもなく死んでしまった)」〈徒然草・三二〉 [参考]現代の「うせる」のもとになったことば。 **うたて** 《副》●ますますひどく。いっそう。「見まくぞ欲しき―このごろ(=ますます会いたいと思うこのごろだ)」〈万葉集・二四六四〉 ●不快に。いやに。「人の心はなほ―覚ゆれ(=人の心というものは、やはりいやに思われる)」〈徒然草・三〇〉 **うつく・し【愛し・美し】** 《形シク》●愛らしい。かわいらしい。「三寸ばかりなる人、いと―・しうてゐたり(=背たけが九センチメートルぐらいの人が、たいへんかわいらしいようすですわっている)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 [参考]鎌倉時代に美を表すようになって、現代の「美しい」となった。 **うつつ【現】** 《名》●現実。現生。実在。「駿河なる宇津の山べの―にも夢にも人に逢はぬなりけり(=駿河の国の宇津の山のあたりでは、その「うつ」の名のように現実にはもちろん夢にさえあなたに会わなかったよ)」〈伊勢物語・九〉 ●正気。「―にも似ず、たけく厳きひたぶる心出で来て(=(六条の御息所には)正気とは思えない、荒々しく激しいいちずな心が出てきて)」〈源氏物語・葵〉 ●〔「夢うつつ」と続けて言うところからの誤用〕夢心地。正気を失った状態。「皆入興まして、―のごとくなりにけり(=みな興に乗って、夢心地のようになってしまった)」〈太平記・二五〉 **うつろ・ふ【映ろふ】** 《自四》●光やかげなどがうつっている。うつる。「にほの海や月の光の―・へば波の花にも秋は見えけり(=琵琶湖よ。秋の色に変わった月の光が映るので、秋がないといわれる波の花にも、秋の色は見えることだ)」〈新古今和歌集・秋上〉 **うつろ・ふ【移ろふ】** 《自四》●移動する。うつり住む。「東山なる所へ―・ふ(=東山にある家へうつり住む)」〈更科日記・東山〉 ●うつりかわっていく。変化する。「色見えで―・ふものは世の中の人の心の花にぞありける(=色も見えないでうつりかわっていくものは、他ならぬ人の心の花だったのだなあ)」〈古今和歌集・恋五〉 **うと・し【疎し】** 《形ク》●親しくない。疎遠だ。「―・き人にしあらざりければ(=親しくない人ではなかったので)」〈伊勢物語・四四〉 ●よく知らない。関係がうすい。「わが身に―・き事(=自分に関係のうすい事がら)」〈徒然草・八〇〉 ●無関心である。「後の世の事、心にわすれず、仏の道―・からぬ(=来世の事をいつも心にわすれないで、仏教の道に無関心でないのが)」〈徒然草・四〉 [参考]現代の「うとい」のもとになったことば。 **うるさ・し** 《形ク》●めんどうだ。わずらわしい。「あまり―・くもあれば、このたび出でたる所をば、いづくとなべてには知らせず(=(人の口が)あまりわずらわしくもあるので、今度退出した所は、どこと一般の人には知らせない)」〈枕草子・里にまかでたるに〉 ●わざとらしくていやみだ。「見苦しとて、人に書かするは―・し(=(字が)下手だからといって、他人に書かせるのはわざとらしくていやみだ)」〈徒然草・三五〉 ●立派だ。すぐれている。「―・き兵の妻とこそ思ひつるに(=立派な武士の妻だと思っていたのに)」〈今昔物語・二八・四二〉 ●ゆきとどいている。気配りがされている。細心だ。「いと―・くて候ひし宿りにまかりて(=とてもゆきとどいておりました家にうかがって)」〈大鏡・道長下〉 **うるは・し【麗し・美し・愛し】** 《形シク》●壮大で美しい。壮麗だ。立派だ。「倭やまは国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる倭し―・し(=大和は国のなかでも最もすぐれた国だ。重なりあう青い垣、その山に囲まれた大和はなんと美しいことか)」〈古事記・景行・倭建命〉 ●きちんとしている。整っていて美しい。端正だ。「同じ小柴なれど、―・しうしわたして(=(ほかと)同じ小柴垣だが、きちんと作りめぐらして)」〈源氏物語・若紫〉 [参考]「うるはしう」はウ音便。 ●きまじめで礼儀正しい。堅苦しい。「この中納言参り給へれば、―・しくなりて、ゐなほりなどせられければ(=この中納言が参上なさったので、皆が堅苦しくなって、いずまいを正したりなさったので)」〈大鏡・道隆〉 ●親密だ。誠実だ。しっくりしている。「昔、男、いと―・しき友ありけり(=昔、男が、とても親密な友人をもっていた)」〈伊勢物語・四六〉 ●色鮮やかだ。「くさぐさの―・しき貝・石など多かり(=いろいろの色鮮やかな貝や石などがたくさんある)」〈土佐日記・二・四〉 ●まちがいない。正しい。本物である。「故左馬頭義朝の―・しきかうべとて(=亡き左馬頭義朝のまちがいない首だといって)」〈平家物語・九〉 <1695> **おきつ**【掟つ】《他下二》 ●あらかじめ決めておく。計画する。「仏などの―・て給へる身なるべし(=仏様などがあらかじめ決めておきなさったわが身なのだろう)」〈源氏物語・幻〉 ●指図する。命令する。「高名の木のぼりといひしをのこ、人を―・てて、高き木にのぼせて(=有名な木登りと(世間の人が)言った男が、人を指図して、高い木に登らせて)」〈徒然草・一〇九〉 ●取り計らう。管理する。「出納・小舎人童など、平張りのうちにて、皆これを―・てつ(=出納(=文書・雑具を管理する役人)や小舎人(=雑用をする役人)などが、幕を張って作った仮小屋の中で、すべてこれを管理した)」〈今昔物語集・二八・三五〉 **おこす**【遣す】 ■《他下二》 こちらへ送ってくる。よこす。「―・せたる者は「よき馬」とぞ言ひたる(=こちらへ送ってきた者は「よい馬だ」と言っていた)」〈今昔物語集・二五・一二〉 ■《補動下二》〔動詞の連用形について〕こちらへ・・・する。こちらを・・・する。「月の出でたらむ夜は見―・せ給へ(=月の出ているような夜は、こちらを見てください)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **おこたる**【怠る】《自四》 ●とぎれる。休む。「―・る間まなく漏りゆかば(=水が、休む間もなくもれていけば)」〈徒然草・一三七〉 ●病気がよくなる。「―・りたる由は、消息聞くも、いとうれし(=病気がよくなっているという知らせをもらうのも、とてもうれしい)」〈枕草子・うれしきもの〉 **おこなふ**【行ふ】《自四》 ●(仏道の)修行をする。勤行をする。「この聖のー・ふ山の中に飛び行きて(=この聖が仏道の修行をする山の中に飛んで行って)」〈宇治拾遺物語・八・三〉 ■《他四》 ●執り行う。実行する。「仁王会などー・はるべしとなむ聞こえ侍りし(=仁王会などが執り行われるであろうと耳にしておりました)」〈源氏物語・明石〉 ●処理する。治める。支配する。「世の人の飢ゑず、寒からぬやうに、世をば―・はまほしきなり(=世の中の人が飢えることなく、寒い思いをしないように、世を治めてほしいものである)」〈徒然草・一四二〉 **おとど**【大殿・大臣】《名》 ●〔貴人の住まいや部屋のうやまった言い方〕御殿。お部屋。 ●大臣・公卿のうやまった言い方。 **おとなし**【大人し】《形シク》 ●大人びている。ませている。「程より大きに、―・しう、清らにて(=お年のわりに大きく、大人びて、おきれいで)」〈源氏物語・澪標〉 ●年をとっている。年配である。「―・しくもの知りぬべき顔したる神官(=年配でいかにもものを知っていそうな顔つきをしている神官)」〈徒然草・二三六〉 **おとなふ**【音なふ・訪ふ】《自四》 ●音をたてる。「木の葉に埋もるる懸樋のしづくならでは、つゆー・ふものなし(=木の葉でうずまっている懸樋からあふれて落ちるしずくのほかには、まったく音をたてるものもない)」〈徒然草・一一〉 ■《他四》 ●たずねる。訪問する。「―・ひ聞こゆる人もなかりけるを(=おたずね申す人もなかったのだから)」〈源氏物語・末摘花〉 **おどろかす**【驚かす】《他四》 ●気づかせる。注意を促す。「「明け果てぬ先に」と、人々、しはぶき―・し聞こゆ(=「夜が明けきってしまわないうちに」と、供の者たちが咳ばらいをしてうながし申し上げる)」〈源氏物語・浮舟〉 ●驚かせる。びっくりさせる。「これ、ただ御手一つあそばして、山の鳥もー・し侍らむ(=これ(=琴)を、ほんの一曲だけお弾きなさいまして、山の鳥もびっくりさせてやりましょう)」〈源氏物語・若紫〉 ●目をさまさせる。起こす。「この児も、さだめてー・さんずらんと、待ち居たるに(=この稚児は、きっと(だれかが自分を)起こそうとするだろうと、待っていたところ)」〈宇治拾遺物語・一・一二〉 **おどろく**【驚く】《自四》 ●はっと気がつく。「風の音にぞー・かれぬる(=風の音に秋のおとずれをはっきりと気づかされたよ)」〈古今和歌集・秋上〉 ●目をさます。「あまたたび言ふ声にぞー・きて見れば(=幾度も言う声に目をさまして見ると)」〈枕草子・大進生昌が家に〉 **おのづから**【自ら】《副》 ●自然に。いつのまにか。「一人に向きて言ふを、一人も聞くにこそあれ(=一人に向かって言うのを、自然にほかの人も聞く <1696> > **おはしま・す**【御座します】■《自四》[うやまった言い方]●おられる。いらっしゃる。「昔、惟喬の親王と申す親王―・しけり(=昔、惟喬の親王と申す親王がいらっしゃった)」〈伊勢物語・八二〉●来られる。おいでになる。いらっしゃる。「その宮へなむ―・しける(=その離宮へおいでになった)」〈伊勢物語・八二〉■《補動四》●[用言の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」、またそれらに助詞「て」がついた形について、尊敬を表す]・・・て(で)いらっしゃる。・・・てあらせられる。「おのれが主にて―・しつる人の失せ給へるを(=私の主人でいらっしゃった人がお亡くなりになられたのを)」〈今昔物語集・二九・一八〉●[尊敬の助動詞「す」「さす」の下について、高い尊敬を表す]・・・ていらっしゃる。・・・てあらせられる。「上うも聞こしめして、興ぜさせ―・しつ(=帝もお聞きあそばされて、お楽しみなさっていらっしゃった)」〈枕草子・五月ばかり、月もなう〉 > **おは・す**【御座す】■《自サ変》[うやまった言い方]●おられる。いらっしゃる。「竹の中に―・するにて(=竹の中にいらっしゃるので)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉●おいでになる。いらっしゃる。「くらもちの皇子―・したり(=くらもちの皇子がおいでになった)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉■《補動サ変》[用言の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」、またそれらに助詞「て」がついた形について、尊敬を表す]・・・て(で)いらっしゃる。・・・て(で)おいでになる。「容貌のいとめでたく―・しければ(=(二条の后の)ご容貌がたいそうすばらしくていらっしゃったので)」〈伊勢物語・六〉 > **おほせ・らる**【仰せらる】《連語》●ご命令になる。お命じになる。「『この翁丸な打ちてうじて、犬島へつかはせ。ただ今』と―・らるれば(=「この翁丸(=犬の名)を打ちこらしめて、犬島へ追放せよ。すぐさま」と(帝が)お命じになるので)」〈枕草子・うへにさぶらふ御猫は〉●おっしゃる。「『少納言よ、香炉峰の雪いかならむ』と―・らるれば(=「清少納言よ、香炉峰の雪はどんなであろう」とおっしゃるので)」〈枕草子・雪のいと高う降りたるを〉[参考]動詞「おほ(仰)す」の未然形+尊敬の助動詞「らる」。 > **おぼつかな・し**【形ク】●ぼんやりしている。はっきりしない。「藤の―・きさましたる(=藤がはっきりしないようすでさいている)」〈徒然草・一九〉●不安だ。気がかりだ。「―・きもの。十二年の山ごもりの法師の女親(=不安なもの。比叡山に一二年こもって修行している法師の女親)」〈枕草子・おぼつかなきもの〉●会いたい。待ち遠しい。「恋しう―・き御さまを(=お会いしたく思っていたお姿を)」〈源氏物語・明石〉[参考]現代の「おぼつかない」のもとになったことば。 > **おぼしめ・す**【思し召す】《他四》お思いになる。お思いあそばす。「心得ず―・されつらめども(=納得いかないとお思いでしょうけれど)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 > **おぼ・す**【思す】《他四》[「思ふ」のうやまった言い方]お思いになる。「―・しいづるところありて、案内せさせて入り給ひぬ(=思い出しなさった家があって取り次ぎをさせてお入りになってしまった)」〈徒然草・五三〉 > **おぼ・ゆ**【覚ゆ】■《自下二》●自然に思われる。感じられる。「この木なからましかばと―・えしか(=この木がなかったらよかったのになあと思われた)」〈徒然草・一一〉●思い出される。「うちある調度も昔―・えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ(=なにげなく置いてある道具類も昔が思い出されて落ち着いているのこそ、奥ゆかしいことだと思われる)」〈徒然草・一〇〉■《他下二》思い出す。「ただ今―・えむ古き言に一つづつ書け(=今すぐ思い出す古い歌を一首ずつ書け)」〈枕草子・清涼殿の丑寅のすみの〉 > **おほやけ**【公】《名》●朝廷。政府。「―には、『筑紫の国にゆあみにまからむ』とて、暇を申して(=朝廷には「筑紫の国に湯治に参ろう」と、休暇を願い出て)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉●[皇后や中宮を含むときもある]天皇。「いみじく静かに、―に御文奉り給ふ(=(かぐや姫は)たいそう静かに、天皇にお手紙を差し上げなさる)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●公的なこと。社会的なこと。表向き。「―・私の大事を欠きて、煩ひとなる(=公・私ともに大切な事をおろそかにして、面倒なことになる)」〈徒然草・一七五〉 > **おまへ**【御前】《名》●神仏や身分の高い人の前を尊敬していうことば。貴人の前。おそばちかく。「―に人のいと多くさぶらへば」〈枕草子・御かたがた、君たち〉●身分の高い人を尊敬していうことば。「――おはしまさば御覧ぜさすべきを(=中宮様がいらっしゃるならば御覧にいれられように)」〈枕草子・頭の中将の〉■《代名》●相対する人を尊敬していうことば。あなたさま。●その人を直接ささないで尊敬の意味を表すことば。あのおかた。「これはーに参らせ給へ(=これはあの方にさし上げてください)」〈源氏物語・玉鬘〉 <1697> **おもしろし**【面白し】《形ク》 ●おもむきがある。すばらしい。「その沢に、かきつばた、いと―・く咲ききたり(=その沢にかきつばたがたいそうおもむき深く咲いている)」〈伊勢物語・九〉 **おもふ**【思ふ】《他四》 ●感じる。考える。 ●心配する。なつかしむ。 ●恋しく思う。 ●願う。「―・ふことならでは世の中に生きて何かせむ(=願うことが成就しなくては、この世に生きていていったい何になろうか)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉 ●予想する。 **おろかなり**【疎かなり・愚かなり】《形動ナリ》 ●おろそかだ。いいかげんだ。「わづかに二つの矢、師の前にて一つを―・にせんと思はんや(=たった二本の矢、先生の前でこれを射るのにその一本をおろそかにしようと思うだろうか)」〈徒然草・九二〉 ●十分でない。言いつくせない。「返す返すもすさまじと言ふは―・なり(=どう考えても、がっかりしたとか、おもしろくないとか、そんなことばでは言いつくせない)」〈枕草子・すさまじきもの〉 **か**《係助》 ●・・・か。・・・のか。「山の名を何と―申す(=山の名前は何と言いますか)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉 ●〔反語を表す〕・・・か(いや・・・ではない)。「いかで―知らん(=どうして知ろうか)」〈徒然草・二三〉 **かげ**【影・景】《名》 ●(日・月・灯火などの)光。「渡る日のーも隠らひ(=空を渡る太陽の光も隠れ)」〈万葉集・三一七〉 ●(人や物の)姿・形。「後ろーの見ゆるまではと見送るなるべし(=(見送りの人々は)後ろ姿が見えなくなるまではと、見送ってくれるのであろう)」〈奥の細道・旅立〉 ●(心に思い浮かべる)顔・姿。面影。「母御息所は、だに覚え給はぬを(=母である御息所のことは、面影さえおぼえていらっしゃらないが)」〈源氏物語・桐壺〉 ●(人や物の)影。「わが子どもの、―だに踏むべくもあらぬこそ口惜しけれ(=私(兼家)の子息たちが、(四条大納言の)影さえ踏むこともできそうにないのは残念なことだ)」〈大鏡・道長上〉 ●(実体のない)影。「このかぐや姫、きとーになりぬ(=このかぐや姫は、さっと(実体のない)影になってしまった)」〈竹取物語・御門の求婚〉 **かこつ**【託つ】《他四》 ●かこつける。「酔ひに―・ちて、苦しげにもてなして(=(夕霧は)酒の酔いにかこつけて、苦しそうなふりをして)」〈源氏物語・藤裏葉〉 ●恨みごとを言う。嘆く。「逢はで止みにし憂さを思ひ、あだなる契りを―・ち(=恋人と会わないで終わってしまったつらさを思い、実現しなかった恋人との約束を嘆き)」〈徒然草・一三七〉 ●頼る。「よからぬ人こそ、やむごとなきゆかりは、―・ち侍るなれ(=身分の低い者は、高貴な縁者を頼るものです)」〈源氏物語・花宴〉 **かしかまし**【囂し】《形シク》 やましい。うるさい。「あやしき家のみどころもなき梅の木などには、―・しきまでぞ鳴く(=みすぼらしい家の枝ぶりも悪い梅の木などには、やかましいくらい鳴いている)」〈枕草子・鳥は〉 **かしこし**《形ク》 ●【畏し】 ●おそろしい。「大海の波はー・し(=大海の波はおそろしい)」〈万葉集・一二三二〉 ●おそれ多い。とうとい。「帝の召してのたまはむこと、―・しとも思はず(=天皇がおまねきになっておっしゃるようなことは、おそれ多いとも思いません)」〈竹取物語・御門の求婚〉 ●【賢し】 ●頭がよい。かしこい。「―・き人の、この芸のおろかなるを見て(=かしこくはあるが、この芸に下手である人を見て)」〈徒然草・一九三〉 ●すぐれていて立派だ。「昔より、―・き人の富めるは稀なり(=昔から立派な人で金持ちだった人はめったにないものである)」〈徒然草・一八〉 ●はなはだしい。「いと―・く遊ぶ(=たいそう盛大に音楽の遊びをする)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 **かたくななり**【頑ななり】《形動ナリ》 偏屈だ。頑固だ。「いとど人わろう、―・になり果つるも、前の世ゆかしうなむ(=いっそう人聞きも悪く、偏屈になってしまうにつけても、前世の因縁が知りたくて)」〈源氏物語・桐壺〉 ●無教養だ。愚かだ。「ことに―・なる人ぞ「この枝かの枝散りにけり。今は見どころなし」などは言ふめる(=とくに無教養な人が、「この枝も、あの枝も(花は)散ってしまった。今はもう見る価値がない」などと言うようだ)」〈徒然草・一三七〉 ●粗野だ。見苦しい。「何事も辺土はいやしく、―・なれども、天王寺の舞楽のみ都に恥ぢず(=何事につけても片いなかは粗末で、粗野であるけれども、天王寺の舞楽だけは都に劣らない)」〈徒然草・二二〉 **かたはらいたし**【傍ら痛し】《形ク》 ●そばで見聞きしていて、苦々しい。「すべて、いとも知らぬ道の物語したる、―・く聞きにくし(=何事も、たいして知りもしない方面の話をしているのは、苦々しくて聞きぐるしい)」〈徒然草・五七〉 ●そばで見聞きしていて、気の毒だ。心苦しい。「簀の子は―・ければ(=簀の子にすわっていただくのは気の毒なので)」〈源氏物語・朝顔〉 **かたみに**【互に】《副》 たがいに。かわるがわる。「―ゐかはりて(=たがいに、いる場所をかわりあって)」〈枕草子・鳥は〉 **かち**【徒・徒歩】《名》 乗り物に乗らないで、歩くこと。徒歩。「ただひとり、ーよりまうでけり(=ただ一人で、徒歩でお参りしたそうだ)」〈徒然草・五二〉 **かつ**【且つ】《副》 ●〔二つの事柄が並行して行われていることを表す。「かつ・・・かつ・・・」の形、また、単独でも用いられる〕一方では。同時に一方で。「蘇生の者に会ふがごとく、―悦びーいたはる(=生き返った人に会うかのように、一方では(私の無事を)喜び、一方ではねぎらってくれる)」〈奥の細道・大垣〉 ●すぐに。次から次へと。「―あらはるるをもかへりみず、ロにまかせて言ひ散らすは(=(話しているはしからうそが)すぐにばれるのも気にかけないで、口からでまかせに勝手なことを言うのは)」〈徒然草・七三〉 ●ちょっと。ほんの少し。わずかに。やっと。「心をぞわりなきものと思ひぬる―見る人や恋しかるらむ(=心というものを、わけのわからないものと思ったよ。ちょっと会った人がどうしてこんなに恋しいのだろうか)」 <1698> > **かづ・く**【潜く】■《自四》水中にもぐる。「にほ鳥の―・く池水(=かいつぶりがもぐる池の水よ)」〈万葉集・七二五〉■《他下二》水中にもぐらせる。「鵜を八つ―・け(=鵜をたくさんもぐらせて)」〈万葉集・三八八二〉 > **かづ・く**【被く】■《他四》●頭にかぶる。「鼎を、頭に―・きたれば(=鼎を、頭にかぶったところ)」〈徒然草・五三〉●身分の高い人から衣服をいただく。また、それをかたにかける。「―・きてまゐるもをかしう見ゆ(=いただいた衣服をかたにかけて帰っていきますのもおもしろく見える)」〈枕草子・職の御曹司におはします頃、西の廂にて〉■《他下二》身分の高い人が下の人に衣服や品物をあたえる。「御衣ぬぎて―・け給ひきつ(=衣服をぬいでおあたえになった)」〈竹取物語・燕の子安貝〉 > **かな・し**【愛し・悲し・哀し】■【愛し】《形シク》●いとしい。かわいい。「何ぞこの子のここだ―・しき(=どうしてこのむすめが、これほどいとしいのか)」〈万葉集・三三七三〉●心にしみておもしろい。すばらしい。「塩釜の浦こぐ舟の綱手な―・しも(=塩釜の浦をこぐ舟を陸から綱で引いていくようすが、心にしみておもしろいよ)」〈古今和歌集・一〇八八〉■【悲し・哀し】●悲しい。「人の亡きあとばかり―・しきはなし(=人のなくなったあとほど悲しいことはない)」〈徒然草・三〇〉●かわいそうだ。いたましい。「翁をいとほしく、―・しと思はしつることも(=竹取の翁をいとしい、かわいそうだとお思いになっていたことも)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉[参考]①は、現代の「かなしい」のもとになったことば。 > **かねて**【予ねて】■《副》前もって。あらかじめ。「―思ひつるままの顔したる人こそなけれ(=あらかじめ思っていたままの顔をした人はいないものだ)」〈徒然草・七一〉■《連語》[多く日数を表す語について]・・・以前に。今まで・・・にわたって。「試楽といふこと、三日―せしめ給ひしになむ、まゐりて侍りし(=舞の予行ということを、(法会の)三日以前になさったさいに参詣いたしました)」〈大鏡・道長上〉[参考]動詞「かぬ」の連用形+接続助詞「て」。 > **か・る**【離る】《自下二》●[空間的に]遠ざかる。離れる。「年ごろの蓬生を―・れなむも(=長年住み慣れたこの荒れた屋敷を離れてしまうのも)」〈源氏物語・若紫〉●[時間的に]間があく。途絶える。「山里は冬ぞさびしさまさりける人めも草も―・れぬと思へば(=山里は、冬には寂しさがひとしお感じられることだ。人の訪れも途絶えて、草も枯れてしまうと思うと)」〈古今和歌集・冬〉●[心理的に]疎遠になる。離れる。「相思はで―・れぬる人をとどめかね(=お互い愛し合うことなく離れていってしまった人を引き止めることができず)」〈伊勢物語・二四〉 > **かん・ず**【感ず】■《自サ変》●心が動かされる。●ほめる。「沖には、平家ふなばたをたたいてー・じたり」〈平家物語・一一〉■《助動》[過去を表す]・・・た。「ゆかしかりしかど(=そのときは、行って見たいと思ったが)」〈徒然草・五二〉[参考]活用語の連用形につく。カ変・サ変の動詞には特別のつき方をする。「(せ)―○―きーしーしか―○」と活用する。 > **きこしめ・す**【聞こし召す】《他四》[うやまった言い方]●お聞きになる。「かぐや姫のかたちの、世に似ずめでたきことを、帝―・して(=かぐや姫の容貌の、世に類いなく美しいことを、天皇がお聞きになって)」〈竹取物語・御門の求婚〉●めしあがる。「きたなきところの物一・したれば(=けがれた下界の物をめしあがったので)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●お治めになる。「わご大君の―・す天の下に(=わが大君がお治めになる天下に)」〈万葉集・三六〇〇〉 > **きこ・ゆ**【聞こゆ】■《自下二》●聞こえる。「楫の音と―・ゆ(=舟をこぐかじの音が聞こえる)」〈万葉集・二〇二九〉●評判になる。「これ、昔、名高く―・えたるところなり(ここは、昔、有名で評判になったところです)」〈土佐日記・二・九〉●理解できる。わかる。「―・えぬことども言ひつつ(=わけのわからないことばかり言っては)」〈徒然草・一七五〉[参考]現代の「聞こえる」のもとになったことば。■《他下二》[謙遜した言い方]申しあげる。「御はいらへもえー・えたまはず(=ご返事も申しあげることがおできにならないで)」〈源氏物語・桐壺〉■《補動下二》[動詞の連用形について、謙譲を表す]お・・・する。・・・申し上げる。「竹の中より見つけー・えたりしかど(=竹の中から見つけ申し上げたけれども)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 > **きぬ**【衣】《名》衣服。着物。「形見とて、ぬぎ置く―に包まむとすれば(=形見として、ぬいで残して置く着物につつもうとすると)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 > **きよげ・なり**【清げなり】《形動ナリ》すっきりとしていて美しい。きれいだ。「まことしうー・なる人の(=誠実そうで、きれいな人が)」〈枕草子・野分のまたの日こそ〉 > **きよら**【清ら】《名》美しさ。はなやかさ。また、ぜいたく。「万にーをつくして(=すべてにぜいたくの限りをつくして)」〈徒然草・二〉 > **きよら・なり**【清らなり】《形動ナリ》●気品があって美しい。輝くように美しい。「世になくー・なる玉の男御子さへ生まれ給ひぬ(=世にまたとなく気品があって美しい玉のような男の御子までもお生まれになった)」〈源氏物語・桐壺〉●はなやかで美しい。華美だ。「立てる人どもは、装束のー・なること、物にも似ず(=立っている(天)人たちは、装束がはなやかで美しいことがたとえようもない)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉[参考]「きよらなり」は「きよげなり」よりも上の、第一級の美しさをいう。 > **ぐ・す**【具す】■《自サ変》●いっしょに行く。連れ立つ。「われは一門に―・して(=私は一門の人々といっしょに行って)」〈平家物語・七〉●そなわる。そろう。「親うち―・し(=両親がそろっていて)」〈源氏物語・桐壺〉■《他サ変》●連れて行く。ともなう。「飛ぶ車一つ―・したり(=飛ぶ車を一つともなっている)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●そろえる。そえる。「かの奉る不死の薬に、また、壺一・して(=あのたてまつった不死の薬にまた壺をそえて)」〈竹取物語・ふじの山〉 > **くちを・し**【口惜し】《形シク》相手が期待はずれで、残念だ。がっかりだ。「よびにやりたる人の来ぬ、いと―・し(=よびにやった人が来ないのは、とてもがっかりだ)」〈枕草子・すさまじきもの〉 <1699> **くちをし**【口惜し】《形シク》 ●残念だ。がっかりだ。「仁和寺にある法師、年寄るまで、石清水でを拝まざりければ、―・くおぼえて(=仁和寺にいる法師が、年をとるまで、石清水八幡宮に参拝したことがなかったので、残念に思われて)」〈徒然草・五二〉 **くまなし**【隈無し】《形ク》 ●〔満月のようす〕かげりがない。「花は盛りに、月は―・きをのみ見るものかは(=桜の花は満開のときに、月はかげりがない満月のときにだけ見るものであろうか、いや、そうではない)」〈徒然草・一三七〉 ●〔光がすみずみまで照らしているようす〕陰になるところがない。「―・き夕日にいとどしく清らに見え給ふを(=陰になるところのない夕日に(照らされ)一段と美しくお見えなさるのを)」〈源氏物語・薄雲〉 ●抜け目ない。精通している。ゆきとどいている。「おのれもー・き好き心にて(=自分も抜け目のない色好みの心で)」〈源氏物語・夕顔〉 ●あけひろげだ。「僧都の御心は、聖といふ中にも、あまり―・く物し給へば(=僧都のご気性は、同じ聖の中でも、あまりあけひろげでいらっしゃるので)」〈源氏物語・夢浮橋〉 **けうなり**【希有なり・稀有なり】《形動ナリ》 ●不思議だ。めったにない。「物を繰り出いだすやうに言ひ続くる程ぞ、まことに―・なるや(=糸か何かを順々に引き出すように次から次へと話し続けるようすは、本当に不思議であるよ)」〈大鏡・時平〉 ●とんでもないことだ。思いもかけない。「かく大臣・公卿七、八人、二、三月のうちにかきはらひ給ふこと、―・なりし業なり(=このように大臣や公卿が七、八人、二、三か月の間にみなお亡くなりになることは、思いもかけなかったことである)」〈大鏡・道長上〉 **けうらなり**《形動ナリ》 光り輝くように美しい。清らかで美しい。「この児のかたちの―・なること世になく(=この子(=かぐや姫)の容貌の清らかで美しいことといったら世にまたとなく)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 **けしき**【気色】《名》 ●日・風・雲などのようす。「まいて空のーもうらうらと(=空のようすも一段とうららかで)」〈枕草子・正月一日は〉 **けっぱつ**【結髪】《名・自サ変》 元服すること。 **げに**【実に】《副》 いかにも。ほんとうに。なるほど。「―いとあはれなりなど(=ほんとうにたいそうかわいそうだなどと)」〈枕草子・はしたなきもの〉 **けむ**《助動》 ●〔過去のことを推量する意味を表す〕・・・であっただろう。「さこそ異様になりけめ(=さぞかし風変わりであっただろう)」〈徒然草・五三〉 ●〔過去のことの原因を推量する意味を表す〕・・・たのだろう。「重ねて辞せば悪しかりなんとや思ひー(=このうえ辞退したら悪いだろうと思ったのであろうか)」〈平家物語・一一〉 **けり**《助動》 ●〔過去を表す〕・・・た。・・・たそうだ。「今は昔、竹取の翁といふ者ありー(=今ではもう昔のことだが、竹取の翁という者がいたそうだ)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 ●〔詠嘆を表す〕・・・だったのだなあ。・・・ことよ。「上臈はなほもやさしかりー(=身分の高い人は、やはり風流であることよ)」〈平家物語・九〉 **ここち**【心地】《名》 ●気持ち。気分。「翁、―あしく、苦しきときも、この子を見れば、苦しきこともやみぬ(=(竹取の)翁は、気分が悪く、苦しいときでも、この子を見ると、苦しいこともなくなってしまう)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 ●心。心構え。考え。「さる―に道心おこして、つき歩くらむよ(=そんな(米つき虫の)心にも仏道を求める心を起こして、頭を下げて歩き回っているのだろうよ)」〈枕草子・虫は〉 ●感じ。ようす。気配。「なよ竹のーして、さすがに折るべくもあらず(=しなやかな竹のような感じがして、いくらなんでも折ることができそうもない)」〈源氏物語・帚木〉 ●病気。「中納言忽ちに御ーも止みてめでたし(=中納言はたちまちご病気も治り、喜ばしいことだ)」〈落窪物語・三〉 **こころう**【心得】《自下二》 ●理解する。さとる。「宮仕へ仕うまつらずなりぬるも、かく煩はしき身にて侍べれば、―・えず思し召されつらめども(=帝にお仕え申し上げないままになってしまったのも、このように面倒な身の上でございますので、納得いかないとお思いでしょうけれど)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ●精通する。心得がある。「よろづの道に―・えたるよしのさしいらへ(=どんなことにも精通しているような受けこたえ)」〈徒然草・七九〉 ●引き受ける。承知する。「「まづそれにお待ちやれ」「―・えました」(=「まあそこで待ちください」「承知しました」)」〈狂言・末広がり〉 **こころうし**【心憂し】《形ク》 ●情けない。つらい。心苦しい。「仁和寺にある法師、年寄るまで、石清水でを拝まざりければ、―・くおぼえて(=仁和寺にいる法師が、年をとるまで、石清水八幡宮に参拝したことがなかったので、情けなく思われて)」〈徒然草・五二〉 ●不快だ。あってほしくない。「かぎりなく妬くー・しと思ふを、忍ぶるになむありける(=この上なくいまいましく不快だと思っているのを、じっと我慢しているのであった)」〈大和物語・一四九〉 **こころぐるし**【心苦し】《形シク》 ●気の毒である。かわいそうだ。「小次郎がうす手負ひたるをだに、直実は―・しうこそ思ふに(=わが子の小次郎が軽いけがを受けたのでさえ、直実はかわいそうに思うのに)」〈平家物語・九〉 ●自分の心に苦しい。やりきれない。「やすかるべきことはいと―・し(=やさしいはずのことは、ひどく心に苦しく思われる)」〈徒然草・一八九〉 **こころにくし**【心憎し】《形ク》 つつしみ深くおくゆかしい。「うちうちよく習ひ得てさし出いでたらんこそ、いとー・からめ(=内々でよく習ってから人の中に出てやって見せるほうが、ほんとうにおくゆかしいであろう)」〈徒然草・一五〇〉 **こころもとなし**【心許無し】《形ク》 ●待ち遠しい。じれったい。「年ごとに賜る足利の染め物、―・く候ふ(=毎年いただく足利の染め物が、待ち遠しゅうございます)」〈徒然草・二一六〉 ●不安である。「ーき日かず重なるままに(=不安な日が重なるうちに)」〈奥の細道・白河の関〉 **ござる**【御座る】《自四》 ●〔「居る」「行く」のうやまった言い方〕いらっしゃる。「上座に―・る御宿老(=上座にいらっしゃるご老人)」〈狂言・末広がり〉 ●〔「有り」の丁寧な言い方〕あります。ございます。「ちと好みが―・る(=少し注文があります)」〈狂言・末広がり〉 ●〔「・・・て(で)ござる」などの形で〕・・・であります。・・・でございます。「これが末広がりで―・る(=これが末広がりであります)」〈狂言・末広がり〉 <1700> > **ことわり**【理】《名》●道理。「まことにさること―なり(=ほんとうにそういう道理である)」〈枕草子・五月ばかり〉●わけ。筋道。「かかる―こそはべりけれ(=こういうわけがあったのですね)」〈伊勢物語・一二〉●[多く「ことわりなり」の形で]当然である。もっともだ。「人のそしりをもえ憚らせ給はぬ―なり(=人が非難するのも気兼ねなさることができないのはもっともだ)」〈源氏物語・桐壺〉 > **こまやか・なり**【細やかなり】《形動ナリ》●色が濃い。「―・なる衣の色など(=濃い衣の色など)」〈枕草子・野分のまたの日こそ〉●情愛が深い。心がこもっている。「―・にもてなし聞こえ給ふ(=情愛深くお世話申しあげなさる)」〈源氏物語・若菜下〉●繊細で美しい。「いと―・に、様をかしう(=たいそう繊細で、姿が美しい)」〈枕草子・清涼殿の丑寅のすみの〉 > **こよな・し**【殊無し】《形ク》[多く「こよなく」の形で]格段に違っている。はなはだしい。「―・う思ひ入りて(=はなはだしく思いつめて)」〈徒然草・一三七〉 > **さ**【然】《副》そのように。そのとおりに。そう。「―言へば、いとどあはれはまされども(=そのように言うと、いっそうしみじみとした思いは深まるけれども)」〈枕草子・すさまじきもの〉 > **さいな・む**【苛む】《他四》しかる。責める。「妻の―・めば(=妻が責めるので)」〈今昔物語集・二八・四二〉 > **さうざう・し**【寂々し】《形シク》もの足りない。さびしい。「かたはなる人の、―・き夜、うちふしたる(=不完全な人が、もの足りない夜に、横になっているの)」〈枕草子・ありがたきもの〉 > **さうなし**【双無し・左右無し】■【双無し】《形ク》二つとない。比べるものがない。「―・き者(=並ぶ者のない者)」〈宇治拾遺物語・一・一〉■【左右無し】●あれこれ考えない。ためらわない。「―・く矢を抜いて(=ためらわず矢を抜いて)」〈平家物語・九〉 > **さかし・い**【賢しい】《形ク》●かしこい。賢明だ。「心の―・きは、賢きを尽くして、愚かなるにいたれ(=心の賢明な人は、賢さをきわめつくして、愚かなふりをするにいたれ)」〈徒然草・二一七〉●気がきいている。じょうずだ。「―・きやうに、物の後ろを聞き、もしは知らぬ人などの名を言ひ出でたる(=気がきいているかのように、物事の裏事情を聞き出し、または知らない人の名前などを言ったの)」〈枕草子・さかしきもの〉●しっかりしている。「―・き人の、物言ふを聞けば(=しっかりしている人が、話すのを聞くと)」〈枕草子・さかしきもの〉●こざかしい。なまいきだ。「―・きことすんな(=こざかしいことをするな)」〈徒然草・一一〇〉 > **さがな・し**【性無し】《形ク》●意地が悪い。たちが悪い。「―・きわらはべどもの(=意地の悪い子供たちが)」〈徒然草・二三六〉●いたずらだ。やんちゃだ。「―・き童部ども、奇怪なことをするかな(=いたずらな子供たちが、とんでもないことをするなあ)」〈宇治拾遺物語・一・四〉 > **さだめて**【定めて】《副》きっと。かならず。「―ならずはあらじと思ふ心、まづいとはかなくあやし(=きっと成功しないことはないだろうと思う心は、まずたいそうむなしく不思議だ)」〈徒然草・一〇六〉 > **さながら**【然ながら】■《副》●そのまま。もとのまま。「身を―、投げ入れつ(=身をそのまま、投げ入れた)」〈宇治拾遺物語・一・一一〉●全部。すべて。「―、かの国の人になりにければ(=すべて、あの(蝦夷の)国の人になってしまったので)」〈今昔物語集・二九・二〉■《接続》しかしながら。「―、夜うち更くるほどのかたち、いづれも捨てがたし(=しかしながら、夜が更けていくときの風情は、どれも捨てがたい)」〈徒然草・二一〉 <1701> **さた**【沙汰】《名・他サ変》 ●協議。評議。裁定。訴訟。さばき。「雨降りてのち、いまだ庭の乾かざりければ、いかがせんとーありけるに(=雨が降ってその後、まだ庭が乾かなかったので、(蹴鞠を)どうしようかと評議があったときに)」〈徒然草・一七七〉 ●処置。始末。「同じくは、かのことーしおきて(=どうせ同じことなら、あのことを処置しておいて(から出家しよう))」〈徒然草・五九〉 ●指図。命令。仰せ。「かへって叡感にあづかっしうへは、あへて罪科のーもなかりけり(=かえって(上皇の)おほめをいただいた以上は、まったく処罰の命令もなかった)」〈平家物語・一・殿上闇討〉 ●知らせ。音信。報告。「「さらんには力なし」とて、その後ーもなかりしを(=「そういうことならやむを得ない」と言って、その後音信もなかったのだが)」〈平家物語・四〉 ●うわさ。評判。「二間口の棚借りにて千貫持ち、都のーになりしに(=(男は)二間間口の店を借りる身で千貫目持ち(の長者)ということで、都の評判になっていたが)」〈日本永代蔵〉 ●手配。支度。準備。「これまた綸言なれば、雑色・牛・車きよげにーして(=これもまた天皇のおことばなので、下働きの従者や牛や車を立派に支度して)」〈平家物語・六〉 **さながら**【宛ら】《副》 ●そのまま。「―内にありけり(=そのまま家の中にいた)」〈宇治拾遺物語・三・六〉 ●残らずすべて。すっかり。「七珍万宝——灰燼となりにき(=たくさんのすばらしい宝物が、残らずすべて灰やもえがらになってしまった)」〈方丈記〉 **さはる**【障る】《自四》 ●妨げられる。邪魔される。「雨にも―・らず、夕方行きたいけるに(=雨にも妨げられず、夕方出かけていったところ)」〈今昔物語集・二五・一二〉 ●都合が悪くなる。用事ができる。「―・ることありて、なほ同じところなり(=都合が悪くなることがあって、やはり同じところである(にいる))」〈土佐日記・一・八〉 **さぶらふ**【侍ふ・候ふ】《自四》 ●〔へりくだった言い方〕 ●お仕えする。おひかえ申し上げる。「物語などして集まりー・ふに(=話などをしながら集まっておひかえ申し上げていると)」〈枕草子・雪のいと高う降りたるを〉 ●参る。「―・はむはいかに(=うかがったとしたら、どうか)」〈枕草子・大進生昌が家に〉 ●あります。ございます。「御前にいでー・ふ物は(=お手元にございます物は)」〈枕草子・無名といふ琵琶の御琴を〉 ●(貴人のそばに)あります。ございます。「物語の多く―・ふなる(=物語がたくさんございますそうですが)」〈更級日記・かどで〉 ■《補動四》〔活用語の連用形または接続助詞「て」について〕・・・ます。・・・あります。・・・ございます。「けふしも、かしこく参り―・ひにけり(=今日という今日に、ちょうど細く参りました)」〈宇治拾遺物語・九・三〉 **さらなり**【更なり】《形動ナリ》 ●〔「言へばさらなり」「言ふもさらなり」の形で〕今さらでおかしい。今さらという感じがする。「面つき・まみの薫れるほどなど、言へば―・なり(=(明石の姫君の)ほおのあたりのようすや目もとのつややかで美しいようすなどは、言うのも今さらという感じがする)」〈源氏物語・薄雲〉 ●〔「言へば」「言ふも」が略された形〕言うまでもない。もちろんだ。「夏は夜。月のころは―・なり(=夏は夜(がいい)。月の眺めのよいころは言うまでもない)」〈枕草子・春はあけぼの〉 **さらに**《副》 ●改めて。新たに。事新しく。「ここに六十の露消えがたに及びて、―末葉の宿りを結べることあり(=さて六十歳という露(のようにはかない命)の消えようとするときになって、改めて残りの命を過ごす住居を造ったことである)」〈方丈記〉 ●その上。重ねて。いっそう。ますます。「人々出でて見るに、車宿りに―引き入れて(=人々が(迎えに)出てみると、(牛車を邸内の車寄せに止めないでその上)車庫にいっそう引き入れて)」〈枕草子・すさまじきもの〉 ●[下に打ち消しの語を伴って]全然・・・(ない)。決して・・・(ない)。少しも・・・(ない)。「倉の主も、―すべきやうもなければ(=倉の主も、まったくどうしようもなかったので)」〈宇治拾遺物語・八・三〉 **さり**【然り】《自ラ変》 そうだ。「「おい、―・り。おい、ー・り」とうなづきて(=「ああ、そうだ。ああ、そうだ」とうなずいて)」〈源氏物語・玉蔓〉 **さるは**《接続》 ●[順接を表す]そうであるのは。それというのも実は。「ねびゆかむさまゆかしき人かなと目とまり給ふ。―、限りなう心を尽くし聞こゆる人に、いとよう似奉れるが、まもらるるなりけり(=これから成長してゆくようすが見たい人だなあと、(源氏は若紫に)目がおとまりになる。それというのも実は、(源氏が)この上もなく心からお慕い申し上げている方(=藤壺)に、実によく似申し上げているので、自然と見つめないではいられなかった)」〈源氏物語・若紫〉 ●そのうえ。「聞き伝ふるばかりの末々は、あはれとやは思ふ。―、跡とふわざも絶えぬれば(=(故人のことを)聞き伝えているだけの子孫は、(その故人のことを)しみじみと思うだろうか、いや思いはしない。そのうえ、死後を弔うことも絶えてしまうと)」〈徒然草・三〇〉 ●[逆接を表す]そうではあるが。そうはいうものの。「望みて預かれるなり。―、たよりごとに物も絶えずえさせたり(=(先方から)望んで(私の家を)預かったのである。そうではあるが、(預けた私の方から)機会のあるたびに、贈り物も絶えず与えてきた)」〈土佐日記・二・一六〉 **さるべき**【然るべき】《連語》 ●当然である。そうなるはずの。「―契りこそはおはしましけめ(=こうなるべき前世からのお約束ごとがあったのだろう)」〈源氏物語・桐壺〉 ●立派な。ちゃんとした。「―故ありとも法師は人にうとくてありなん(=ちゃんとした理由があったとしても、法師というものは世間の人に疎遠であるのがよいだろう)」〈徒然草・七六〉 **されば**【然れば】《接続》 いったい。そもそも。「こは、―何事さぶらふぞや(=これは、いったいどうしたことでしょうか)」〈平家物語・一〉 **し**《副助》 上の語句を強める意味を表す。「名に―負はばいざ言問はむみやこ鳥わが思ふ人はありやなしやと(=都ということばを、名として持っているのならみやこ鳥よ、さあたずねよう。私が恋しく思う人はすこやかでいるかどうかと)」〈伊勢物語・九〉 <1702> **じ**《助動》 ●〔打ち消しの推量を表す〕・・・ないだろう。・・・まい。「勝つべきいくさに負くること、よもあらー(=勝つはずのいくさに負けることはまさかないだろう)」〈平家物語・九〉 ●〔打ち消しの意志を表す〕・・・するつもりはない。まい。「京にはあらー(=都には住むまい)」〈伊勢物語・九〉 **しか**【然】《副》 ●〔先に述べた事柄をさす〕そう。そのとおり。そのように。「一生の間でもまた―なり(=一生の間もまたその通り(=予想とは異なる)である)」〈徒然草・一八九〉 ●〔相手の言うことを肯定して相づちを打つ意を表し、感動詞的に用いる〕そのとおり。そう。「「内裏がよりか」とのたまへば、「―。まかで侍るままなり」(=「宮中からか」とおっしゃると、「そのとおり。(宮中を)退出しましてそのまま(こちらへ参上したのです)」)」〈源氏物語・末摘花〉 **したたむ**【認む】《他下二》 ●始末をつける。整理する。「行く末難なく―・めまうけて(=将来非難されることがないように整理をしておいて)」〈徒然草・五九〉 ●用意する。したくする。「破籠・小筒など、こまやかに―・めさせ(=弁当箱や、酒を入れる竹の筒などを、こまごまと用意させ)」〈奥の細道・種の浜> **しのぶ**【忍ぶ】《他上二》 ●こらえる。我慢する。「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへばー・ぶることの弱りもぞする(=私の命よ、絶えてしまうのならば絶えてしまえ。このまま生き長らえれば、(恋心を)人に知られまいと耐え忍んでいる力が弱って(人に知られてしまって、)いけないから)」〈新古今和歌集・恋一〉 ●つつみかくす。秘密にする。「―・ぶるやうこそはと、あながちにも問ひ出で給はず(=(夕顔が素性をかくすのは)秘密にするわけが(あるのだ)と、(源氏は)無理に聞きだそうとはなさらない)」〈源氏物語・夕顔〉 ■《自四》 ●こらえる。我慢する。「めでたう覚ゆるに、―・ばれで(=人々がすばらしいと感嘆するにつけても、(お供の人々は)悲しい思いをこらえられなくて)」〈源氏物語・須磨〉 ●人目を避ける。隠れ忍ぶ。「わざとならぬ匂ひ、しめやかにうちかをりて、―・びたるけはひ、いとものあわれなり(=わざわざ焚いたとも思われない(香の)かおりが、もの静かに薫って、世間を避けて住んでいるようすがとても感慨深い)」〈徒然草・三二〉 **しむ**《助動》 ●〔使役を表す〕・・・させる。・・・せる。「人を喜ばしめんと思はば(=人を喜ばせようと思ったならば)」〈徒然草・一三〇〉 ●〔尊敬を表す〕お・・・になる。・・・なさる。「中納言喜び給ひて、・・・取らしめ給ふ(=中納言はお喜びになって、・・・お取りになる)」〈竹取物語・燕の子安貝〉 **しるし**【著し】《形ク》 ●はっきりしている。目だっている。「―・き事ありて、なやみわたるが(=はっきりとわかる病状で病み続けたのが)」〈枕草子・うれしきもの〉 ●予想どおりだ。そのとおりだ。「世のみだるる瑞相とか聞けるも―・く(=世の中がみだれる前ぶれだとか聞いたのも、いかにもそのとおりで)」〈方丈記〉 **しろしめす**【知ろしめす・領ろしめす】《他四》 ●〔「知(領・治)る(=治める)」のうやまった言い方〕領有なさる。統治なさる。お治めになる。「天皇の、天の下―・すこと(=天皇が天下を統治なさることが)」〈古今和歌集・仮名序〉 ●〔「知る」のうやまった言い方〕知っていらっしゃる。ご存じである。「さる者ありとは、鎌倉殿までもー・されたるらんぞ(=そういう者がいるとは、鎌倉殿までもご存じでいらっしゃるであろうぞ)」〈平家物語・九〉 **す**《助動》 ●〔使役を表す〕・・・せる。・・・させる。「妻の嫗にあづけて養はー(=妻であるおばあさんにあずけて育てさせる)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 ●〔尊敬を表す〕お・・・になる。・・・なさる。「魂をとどめたる心地してなむ、帰らせ給ひける(=天皇は、魂をあとに残した気持ちでお帰りになられた)」〈竹取物語・御門の求婚〉 **ず**《助動》 〔打ち消しを表す〕・・・ない。・・・ぬ。「京には見えぬ鳥なれば(=京では見かけない鳥なので)」〈伊勢物語・九〉 **すくせ**【宿世】《名》 前世からの因縁。宿命。「なほのがれがたかりける御ーをぞ、命婦はあさましと思ふ(=やはりのがれることのできなかった宿命を、命婦はなげかわしく思う)」〈源氏物語・若紫〉 **すごし**【凄し】《形ク》 ●きみが悪い。 ●ぞっとするほどさびしい。「いと―・く霧きり渡りたるに(=たいそうさびしく霧が一面にたちこめているときに)」〈更科日記・かどで〉 ●ぞっとするほどすばらしい。「なまめかしく、―・くおもしろく(=優雅で、すばらしくて興味深く)」〈源氏物語・若菜下〉 **すさまじ**【凄じ】《形シク》 ●不調和でおもしろみがない。しらけている。「―・じきもの。昼ほゆる犬(=不調和でおもしろみがないもの。昼間に吠える犬)」〈枕草子・すさまじきもの〉 ●さむざむとしている。「―・じきものにして見る人もなき月の(=さむざむとしたものであって見る人もない、冬の月が)」〈徒然草・一九〉 **すずろなり**【漫ろなり】《形動ナリ》 ●なんとなく。「―・にあはれと思ひ出で給へば(=なんということもなくしみじみなつかしいと思い出してくださるので)」〈更科日記・子猫〉 ●思いがけない。「―・なる目を見ることと思ふに(=思いがけない目にあうことだと思っていると)」〈伊勢物語・九〉 ●むやみに。「―・に飲ませつれば(=むやみに酒を飲ませてしまうと)」〈徒然草・一七五〉 **すなはち**【即ち・則ち】 ■《名》 その時。当時。「ほととぎす鳴きしー君が家に行けと追ひしは至りけや(=ほととぎすが鳴いたその時、あなたの家へ行けと追いやった、そのほととぎすは行き着いたであろうか)」〈万葉集・一五〇五〉 ■《副》 ●すぐに。ただちに。即座に。「立て籠めたるところの戸、―ただあきにあきぬ(=閉め切っておいた所の戸が、すぐにただもうどんどん開いてしまった)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ■《接続》 ●とりもなおさず、言うまでもなく。つまり。「一時の懈怠、―一生の懈怠となる」 <1703> る)」〈徒然草・一八八〉●そういうわけで。そこで。「おのづから短き運を悟りぬ。{ー}、五十の春を迎へて、家を出でて世を背けり(=自然に自分の不運を悟った。そういうわけで五十歳の春になって、出家して俗世間から離れた)」〈方丈記〉 **せうそこ【消息】** ■《名》手紙。便り。「日ごろ経るまで、{ー}もつかはさず、あくがれまかりありくに(=何日かたつまで、(女に)手紙もやらず、ふらふらとさまよい出歩いておりますうちに)」〈源氏物語・帚木〉■《名・自サ変》訪問すること。取り次ぎを依頼すること。「わざと{ー・し}、よびいづべきことにはあらぬや(=わざわざ取り次ぎを依頼し、呼び出さねばならないほどのことでもないよ)」〈枕草子・大進生昌が家に〉 [参考]「消」は死ぬ、「息」は生きるの意味で、安否などの状況の意味。 **せむかたな・し【為む方無し】** 《形ク》なすべき手段や方法がない。どうしてよいかわからない。どうしようもない。「よろづに過ぎにしかたの恋しさのみぞ{ー・き}(=あれこれと過ぎてしまった(昔の)ころの恋しさばかりはどうしようもない(=おさえようがない))」〈徒然草・二九〉 [参考]「せんかたなし」とも。 **せめて** 《副》●しいて。むりに。「{ー}しぼり出でたる声々(=むりにしぼり出した声々)」〈枕草子・正月に寺にこもりたるは〉●はなはだしく。ひどく。「{ー}おそろしきもの夜鳴る神(=ひどくおそろしいもの夜鳴るかみなり)」〈枕草子・せめておそろしきもの〉 **そ** 《終助》・・・しないでくれ。・・・するな。「胸痛きこと、なしたまひ{ー}(=胸のいたくなるような悲しいことをおっしゃるな)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 [参考]多く「な・・・そ」の形で使われ、禁止の意味を表す。 **ぞ** 《係助》上の語句を強める意味を表す。「扇は空へ{ー}あがりける(=扇は空へまい上がったよ)」〈平家物語・一一〉 [参考]「ぞ」が文中に使われる場合、「ぞ」を受ける文末の活用語は、係り結びの法則により連体形となる。 **そこはかとな・し** 《連語》●どことはっきりしない。どこ言うこともない。「{ー・き}虫の声々聞こえ(=(鳴いているところが)どことはっきりしない虫の声々が聞こえ)」〈源氏物語・帚木〉●とりとめもない。何ということもない。「心にうつりゆくよしなしごとを、{ー・く}書きつくれば(=心に浮かんではきえてゆくたわいもないことを、とりとめもなく書きつけていると)」〈徒然草・序〉 **そこら** 《副》〔数量の多いさま〕多く。たくさん。「{ー}の年ごろ、一の黄金に給ひて(=多くの年月の間、たくさんの黄金をくださって)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉〔程度のはなはだしいさま〕はなはだしく。非常に。たいそう。「{ー}遙かに、いかめしう、占しめて造れるさま(=たいそう遠くまで、厳重に、土地を占領して(屋敷を)造ってあるようす)」〈源氏物語・若紫〉 **それがし【某】** 《代名》●だれそれ。何々。「{ー}という僧にあつらへて、書き供養せさせて給べ(=これこれという坊さんにたのんで、書いて供養させてください)」〈宇治拾遺物語・八・四〉●わたくし。「{ー}、多くの丈六仏をつくり奉れり(=わたくしは、たくさんの一丈六尺の仏像をおつくり申し上げた)」〈宇治拾遺物語・四・一一〉 **たが・ふ【違ふ】** 《自四》●ちがう。「かぐや姫のたまふやうに{ー・はず}つくり出でつ(=かぐや姫がおっしゃるとおりに、それにちがうことなくつくりあげた)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉●そむく。さからう。「仏の御教へに{ー・ふ}らん(=仏のお教えにそむいているだろう)」〈徒然草・一〉《他下二》そむく。「かの遺言を{ー・へ}じ(=あの遺言にそむくまい)」〈源氏物語・桐壺〉 [参考]現代の「たがう」のもとになったことば。 **たけ・し【猛し】** 《形ク》●勇ましい。勇猛だ。気丈だ。「いかに{ー・く}ましますとも(=どんなに勇猛でいらっしゃっても)」〈平家物語・一一〉●勢いが盛んだ。激しい。荒々しい。「{ー・き}者もつひには滅びぬ(=勢いが盛んな者も最後には滅びてしまう)」〈平家物語・一〉●精いっぱいだ。せいぜいである。「面影そひて忘れがたきに、{ー・き}こととはただ涙に沈めり(=(源氏の)面影が目先にちらついて忘れられないので、(明石の上は)精いっぱいのできることとしてひたすら泣き沈んでいる)」〈源氏物語・明石〉●まさっている。すばらしい。「逃げ隠れ給ふとも、何の{ー・き}ことかあらむ(=逃げ隠れなさっても、どれほどまさっていることがあろうか)」〈源氏物語・玉蔓〉 **たてまつ・る【奉る】** 《他四》●〔「贈る」の謙遜した言い方〕さしあげる。「公に御文{ー・り}給ふ(=天皇にお手紙をさしあげなさる)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●〔「飲む」「食ふ」「着る」のうやまった言い方〕めしあがる。おめしになる。「壺なる御薬{ー・れ}(=壺にあるお薬をめしあがれ)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉《自四》〔「乗る」のうやまった言い方〕お乗りになる。「御輿に{ー・り}てのちに(=お輿にお乗りになってから)」〈竹取物語・御門の求婚〉《補動四》〔動詞や受身・使役の助動詞の連用形について、謙譲を表す〕・・・申し上げる。「あながちに恋ひ{ー・り}て(=いちずにお慕い申し上げて)」〈今物語・桜木の精〉 **だに** 《副助》せめて・・・だけでも。「昇らむを{ー}見送り給へ(=せめて天に昇っていく姿だけでも見送ってください)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **たの・む【頼む】** ■《他四》●頼りにする。あてにする。頼る。期待する。「{ー・み}たる方の事は違ひて、思ひ寄らぬ道ばかりはかなひぬ(=期待していた方のことは期待に違い、思い当たらない(=期待していない)方面だけはうまくいってしまう)」〈徒然草・一八九〉●頼って仕える。主人とする。「頼朝を{ー・ま}ば助けて使はんは、いかに(=頼朝を頼って仕えるならば、助けて家臣として使ってやるが、どうだ)」〈平家物語・一二〉■《他下二》頼りにさせる。あてにさせる。期待させる。「待つ人は障りありて、{ー・め}ぬ人は来たり(=待っている人には差し障りがあり、来ることを期待させない人はやってくる)」〈徒然草・一八九〉 **たまは・る【賜る】** 《他四》●〔「受く」「もらふ」の謙遜した言い方」いただく。ちょうだいする。「禄いまだ{ー・ら}ず(=褒美をまだいただいてはおりません)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉●〔「与ふ」のうやまった言い方」お与えになる。くださる。「備前の児島を佐々木に{ー・り}ける(=備前の国(岡山県)の児島を佐々木にお与えになった)」〈平家物語・一〇〉 [参考]鎌倉・室町時代以降の用法。 《補動四》〔動詞の連用形につく〕 <1704> 用形、また、それに接続助詞「て」がついた形について、謙譲を表す〕・・・ていただく。「まげて許し{ー・ら}む(=ぜひともお許しいただきたい)」〈徒然草・八七〉 [参考]平安時代末期以降の用法。 **たま・ふ【賜ふ・給ふ】** 《他四》〔「与ふ」「授く」のうやまった言い方〕おあたえになる。くださる。「多くの銭は{ー・ひ}て(=たくさんのお金をくださって)」〈徒然草・五一〉《補動四》〔動詞や助動詞などの連用形について、尊敬を表す〕お・・・になる。・・・なさる。「まさなうも敵に後ろを見せさせ{ー・ふ}ものかな(=見苦しくも敵に後ろをお見せになることよ)」〈平家物語・九〉 **たより【便り】** 《名》よいついで。機会。「都へ{ー}を求めて文やる(=都の自分の家へ、よいついでを求めて手紙を送る)」〈徒然草・一五〉 **たより【頼り】** 《名》縁。ゆかり。「「栗」といふ文字は西の木と書きて、西方浄土に{ー}あり(=「栗」という字は、西の木と書いて、西方の極楽浄土に縁がある)」〈奥の細道・須賀川〉 **たり** 《助動》●〔活用語の連用形について〕〔動作・作用がひき続いていることを表す〕・・・ている。・・・てある。「むらさきだち{たる}雲(=むらさき色がかっている雲)」〈枕草子・春はあけぼの〉〔動作・作用が終わっていることを表す〕・・・た。・・・てしまった。「やがてうち続いてうち入れ{り}(=すぐに続いて馬を川に乗り入れた)」〈平家物語・九〉 [参考]①は現代の助動詞「た」のもとになったことば。●「体言について」・・・である。・・・だ。「器量{たる}によって(=名人であるので)」〈平家物語・九〉 [参考]は「たらーたりーたりーたるーたれーたれ」、①は「たらーたり・とーたりーたるーたれーたれ」と活用する。 **ちぎり【契り】** 《名》●約束。「あだなる{ー}をかこち、長き夜を独り明かし(=むだになってしまった約束を嘆き、長い夜を独りで明かして)」〈徒然草・一三七〉 [参考]男女の間の恋の約束をもいう。●前世からの約束。宿縁。因縁。「前の世にも御{ー}や深かりけむ、世になく清らなる玉の男御子にさへ生まれ給ひぬ(=前の世においてもご宿縁が深かったのであろうか、この世にまたとなく気品があって美しい玉のような男の御子までもお生まれになった)」〈源氏物語・桐壺〉 **つ** 《助動》〔動作・作用がすでに終わっていることを表す〕・・・た。・・・てしまう。・・・てしまった。「なよ竹のかぐや姫とつけ{つ}(=なよ竹のかぐや姫と名づけた)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉●きっと・・・。必ず・・・。「盗みもし{つ}べきことなり(=ぬすみもきっとしてしまいそうなことである)」〈徒然草・一四二〉 [参考]活用語の連用形につく。「てーてーつーつるーつれーてよ」と活用する。 **つごもり【晦日・晦】** 《名》●月の最後の日。みそか。「{ー}の夜、いたう暗きに、松どもともして(=(十二)月の最後の日の夜、とても暗いときに、松明を手に手にともして)」〈徒然草・一九〉●月の終わりごろ。下旬。月末。「富士の山を見れば、五月の{ー}に、雪いと白う降れり(=富士の山を見ると、五月の下旬だというのに、雪がとても白く降り積もっている)」〈伊勢物語・九〉 [参考]「月隠り」の変化した語。 **つかうまつ・る【仕う奉る】** ■《自四》〔「仕ふ」の謙遜した言い方〕お仕え申しあげる。「宮仕へ{ー・ら}ずなりぬるも(=帝にお仕え申し上げないままになってしまったのも)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉■《他四》〔「す」「行ふ」「作る」などの謙遜した言い方〕してさし上げる。し申し上げる。「箏の琴に{ー・り}給ふ(=源氏は箏の琴を演奏し申し上げなさる)」〈源氏物語・花宴〉《補動四》〔動詞の連用形について、謙譲を表す〕・・・申し上げる。「なづさひ{ー・り}けむ身もいたはしうかたじけなく思ほゆべかめれば(=(乳母として源氏に)慣れ親しみ申し上げたような自分の身も大切にもったいなく思われるようなので)」〈源氏物語・夕顔〉 **つかまつ・る【仕る】** ■《自四》〔「仕ふ」の謙遜した言い方〕お仕え申しあげる。「堀河の左大臣殿は、御社まで{ー・ら}せ給ひて(=堀河の左大臣殿は、神社まで(中宮様にお供として)お仕え申し上げなさって)」〈大鏡・道長下〉■《他四》●〔「す」「行ふ」などの謙遜した言い方〕してさしげる。し申しあげる。「後の御孝養をこそ{ー・り}候はめ(=亡きあとのご供養を、わたくしがしてさしあげましょう)」〈平家物語・九〉●〔「す」「行ふ」などの丁寧な言い方〕いたす。します。「あやまちは、やすきところになりて、必ず{ー・る}ことに候ふ(=けがは、たやすいところになって、必ずいたすものでございます)」〈徒然草・一〇九〉 **つきづき・し** 《形シク》似つかわしい。ふさわしい。「いと寒きに、火など急ぎおこして炭もてわたるも、いと{ー・し}(=たいそう寒いので、火などを急いでおこして、炭をもって来るのも、まことに冬の朝に似つかわしい)」〈枕草子・春はあけぼの〉 **つたな・し【拙し】** 《形ク》●愚かだ。劣っている。「和殿の{ー・く}て、この盗人をば逃がしつるぞ(=おまえが愚かだから、この盗人を逃がしてしまったのだぞ)」〈今昔物語集・二八・四二〉●未熟だ。「これは知りたることぞかし。などかう{ー・う}はあるぞ(=これ(「古今和歌集」の歌)は覚えているはずのことだよ、どうしてこう未熟で(覚えが悪く)あるのか)」〈枕草子・清涼殿の丑寅のすみの〉 [参考]「つたなう」はウ音便。●運が悪い。「我も人も宿世の{ー・かり}ければ、ありありてかくはるかなる国になりにたり(=私も(娘の)おまえも前世の因縁で運が悪かったので、とどのつまりこのような遠く離れている国の国司になってしまったのだ)」〈更級日記・子忍びの森〉●見苦しい。みすぼらしい。「よからぬ物たくはへ置きたるも{ー・く}(=つまらない物をたくわえているのも見苦しく)」〈徒然草・一四〇〉 **つつ・む** 《他四》●【包む】●包む。●隠す。包み隠す。「いみじう{ー・み}給へど(=たいそう包み隠しておいでになるが)」〈源氏物語・若紫〉●【慎む】気がねする。はばかる。遠慮する。「人目も今は{ー・み}給はず泣きたまふ(=人目も今ははばかりなさらずにお泣きになる)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **つとめて** 《名》●早朝。「冬は{ー}(=(すばらしいのは、)冬は早朝である)」〈枕草子・春はあけぼの〉●なにかあったその翌朝。「その夜、南の風ふきて波いと高し。{ー}、・・・(=その夜は南風がふいて波がひどく高い。翌朝、・・・)」〈伊勢物語・八七〉 **つゆ【露】** ■《名》〔消えやすいものとしてとらえることが多い」露。「あるいは{ー}落ちて花残れり(=ある場合は、露が落ちて花が残っている)」〈方丈記〉●涙(のしずく)のたとえ。多くの意味をかけて用いる。「いう{ー} <1705> とどしく虫の音しげき浅茅生に{ー}おきそふる雲の上人(=虫の音がしきりに聞こえる草深い荒れはてた家に、(ただでさえ悲しみの涙にくれているのに)いっそう涙の露を置き加える、宮中からの使いの方よ)」〈源氏物語・桐壺〉●はかなくきえやすいもののたとえ。「{ー}のあはれをばさしおきて、ただならず嘆きつつおはす(=露のようにはかない無常ということをさしおいて、ひとかたならず嘆き続けていらっしゃる)」〈源氏物語・夕霧〉●ほんのわずかなこと。少しばかりのこと。「{ー}にても心にたがふ事はなくもがな(=ほんのわずかなことについても(夫の)心にそむくことはないようにしたい)」〈源氏物語・帚木〉●狩衣・直垂などの、袖でくくりの紐の下へ垂れた部分。「柿の衣の{ー}を結んで肩に掛け(=柿色の法衣の袖くくりの紐の先を結んで肩に掛けて)」〈太平記・二〉■《副》〔下に打ち消しの語を伴って〕少しも。まったく。「木の葉に埋もるる懸け樋の雫ならでは、{ー}おとなふものなし(=木の葉にうずもれている、懸け樋の雫以外には、まったく音をたてるものはない)」〈徒然草・一一〉 **つら・し【辛し】** 《形ク》●薄情だ。冷淡だ。つれない。「いとは{ー・く}見ゆれど、志はせむとす(=(留守番の人は)とても薄情にみえるけれど、お礼の贈り物はしようと思う)」〈土佐日記・二・一六〉●たえがたい。苦痛だ。つらい。「命長さのいと{ー・う}思ひ給はるるに(=命を長らえていることが、とてもたえがたく思われますのにつけても)」〈源氏物語・桐壺〉 [参考]「つらう」はウ音便。 **つれづれ【徒然】** 《名》●手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。「僧たち、宵の{ー}に(=坊さんたちは、宵の手持ちぶさた(の時)に)」〈宇治拾遺物語・一・一二〉●しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。「明け暮れのもの思はしさ、{ー}をもうち語らひて(=(私は乳母と)日々の物思いや、しんみりしたもの寂しさをも語り合って)」〈源氏物語・薄雲〉 **つれづれ・なり【徒然なり】** 《形動ナリ》●することがなくて、退屈だ。「{ー・なる}ままに、日暮らし硯に向かひて(=退屈なのにまかせて、一日じゅう硯に向かって筆をとり)」〈徒然草・序〉●しんみりと物思いにふけっている。もの寂しくぼんやりしている。「年ごろ、{ー・に}ながめ明かし暮らしつつ(=(出仕前は)長年、しんみりと物思いにふけってぼんやりと明け暮れ過ごしながら)」〈紫式部日記・寛弘五・一一・一〉 **つれな・し** 《形ク》●思いやりがない。冷たい。薄情だ。「{ー・かり}ける女に(=自分に冷たかった女に)」〈伊勢物語・五四〉●そしらぬふうである。平気である。「あかあかと日は{ー・く}も秋の風(=(立秋もすぎたのに、)夕日はそしらぬふうに赤々と照りつけ、残暑はきびしいが、さすがに風だけは秋の気配を感じさせる)」〈松尾芭蕉の句〉 [参考]現代の「つれない」のもとになったことば。 **で** 《接助》〔打ち消しながら下へ続ける」・・・ないで。・・・なくて。「つひに回ら{で}(=とうとう回らないで)」〈徒然草・五一〉 **て** 《接助》・・・ても。・・・でも。「二人行け{て}行き過ぎかたき秋山を(=二人で行くときでも、いつもさびしくて通り過ぎにくい秋の山を)」〈万葉集・一〇六〉 **ときめ・く【時めく】** 《自四》●格別に目をかけられる。特別に愛される。寵愛される。「すぐれて{ー・き}給ふありけり(=たいそう(天皇から)特別に愛されていらっしゃる方がいた)」〈源氏物語・桐壺〉 **とく【疾く】** 《副》●急いで。すぐに。「{ー}帰るべし(=すぐに帰るがよい)」〈徒然草・一七〇〉 **と・し【利し・鋭し】** 《形ク》●【利し・鋭し】刃物がするどい。「剣太刀諸刃の{ー・き}に足ふみて(=剣の両刃のするどいものを足でふんで)」〈万葉集・二四九八〉●【敏し】すばしっこい。また、感覚がするどい。「耳{ー・き}人(=耳のするどい人)」〈枕草子・大蔵卿ばかり〉●【疾し】早い。速い。「いと{ー・く}咲きにけるかな(=桜の花は、たいそう早く咲いたことだなあ)」〈枕草子・関白殿、二月二十一日に〉 **としごろ【年頃】** 《名》●長年の間。長年。数年間。数年来。「{ー}経るほどに、女、親なく、たよりなくなるままに(=数年がたつうちに、女は、親が死に、よりどころがなくなるにつれて)」〈伊勢物語・二三〉●年かっこう。年ごろ。「父いまだ生きてましまさば、御僧の{ー}にこそわたらせ給ふべきに(=父がまだ生きておられましたならば、あなた(僧)の年ごろでいらっしゃったであろうに)」〈三人法師・御伽〉 [参考]古くは「としころ」とも。 **とぶら・ふ【訪ふ】** 《他四》おとずれる。みまう。「「あさましきこと」とて、人ども来{ー・ひ}けれど(=「たいへんなことですね」と言って、人々が来てみまったけれど)」〈宇治拾遺物語・三・六〉 **ども** 《接助》・・・ても。「いかなる大事あれ{ー}、人の言ふこと聞き入れず(=どんな大事があっても、人の言うことを聞き入れないで)」〈徒然草・六〇〉 **な** 《終助》〔希望することを表す〕・・・たい。・・・しよう。「家聞か{な}告らさね(=家が聞きたい、おっしゃいよ)」〈万葉集・一〉 **な** 《副》〔上代語〕〔すぐ下の動詞の表す動作を禁止する意味を表す〕・・・(する)な。・・・(してくれる)な。「君があたり見つつ居をらむ生駒山雲{な}たなびき雨は降るとも(=君の家のあたりを見続けていよう。生駒山に、雲よたなびかないでくれ。たとえ雨は降っても)」〈万葉集・三〇三二〉〔終助詞「そ」と呼応した「な・・・そ」の形で」・・・(し)てくれるな。〔終助詞「な」に比してもの柔らかで、あつらえに近い禁止を表す〕「物知らぬこと{な}のたまひそ(=物の道理をわきまえないことをおっしゃらないでください)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 [参考]下に動詞の連用形(カ変・サ変は未然形)を伴う。①②とも、奈良時代以前から用いられているが、②は平安時代末期以降、「な」が省略され、「そ」のみで禁止を表す用法も見られる。 **なかなか** 《副》かえって。むしろ。「心づきなきことあらん折は、{ー}その由をも言ひてん(=気乗りがしないことがあるようなときは、かえってその理由を言ってしまうのがよい)」〈徒然草・一七〇〉 **なかなか・なり** 《形動ナリ》中途はんぱである。かえってよくない。「{ー・なら}む(=答えたら、かえってよくないだろう)」〈枕草子・五月ばかり、月もなういと暗きに〉 **なが・む【眺む】** 《他下二》●物思いにふけりながらぼんやりと物を見る。「暮れがたき夏の日ぐらし{ー・む}れば(=なかなか暮れない夏の暑く長い日を、一日中物思いにふけってぼんやりしていると)」〈伊勢物語・四五〉 <1706> 眺める。見やる。見渡す。「向かひのつらに立ちて{ー・め}ければ(=向かい側に立って眺めていると)」〈宇治拾遺物語・三・六〉 **ながめ【眺め】** 《名》物思い。「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふる{ー}せしまに(=桜の花の色はあせてしまったなあ。むなしくわたしがこの世にすごして物思いにふけっていた間に、ふり続く長雨に打たれて)」〈古今和歌集・春下〉 **なさけな・し【情け無し】** 《形ク》思いやりがない。無情である。つれない。「{ー・う}も討ちたてまつるものかな(=無情にもお討ち申したことよ)」〈平家物語・九〉 [参考]現代の「情けない」のもとになったことば。 **なつか・し【懐かし】** 《形シク》親しみがもてる。好ましい。「いと{ー・しう}住みなしたり(=たいそう好ましく住んでいる)」〈徒然草・一〇四〉 [参考]現代の「懐かしい」のもとになったことば。 **なづ・む【泥む】** 《自四》●行き悩む。停滞する。「天性その骨でなけれども、道に{ー・まず}(=生まれつきその道の奥義を習得する勘がなくても、その道に停滞せず)」〈徒然草・一五〇〉●悩み苦しむ。「この君、{ー・み}て、泣きむつかり、明かし給ひつ(=この若君は、悩み苦しんで、泣いてすねて、一夜をお明かしになった)」〈源氏物語・横笛〉●こだわる。気にする。「死を軽くして、少しも{ー・ま}ざるかたの潔く覚えて(=死を軽く思って、少しも気にしないところが思い切りがよく思われて)」〈徒然草・一一五〉 **など** 《副》どうして。なぜ。「{ー}か習はざりけん(=どうして習わなかったのだろう)」〈徒然草・一六七〉 **なほ【猶・尚】** 《副》●依然として。相変わらず。やはり。「{ー}、同じ所に日を経ることを嘆きて(=依然として、同じ所に(とどまって)日を送ることを嘆いて)」〈土佐日記・二・四〉●なんといっても(やはり)。それでもやはり。「されど、{ー}夕顔といふ名ばかりはをかし(=しかし、なんといってもやはり夕顔という名前だけは興味深い)」〈枕草子・草の花は〉●さらにいっそう。ますます。「かかるうちに、{ー}悲しきにたへずして(=こうした(騒ぎの)中で、さらにいっそう悲しさにこらえきれないで)」〈土佐日記・二・一六〉●ふたたび。やはりまた。「同じき年の冬、{ー}この京に帰り給ひにき(=(天皇は)同年の冬にふたたび平安京にお帰りになった)」〈方丈記〉 **なほざり・なり【等閑なり】** 《形動ナリ》●本気でない。いいかげんだ。注意を払わない。おろそかだ。「{ー・に}秋の山辺を越え来れば織らぬ錦を着ぬ人ぞなき(=(降りかかる落ち葉に)注意を払うこともなく秋の山辺を越えて来たので、織らない錦(=紅葉の錦)を着ていない人とてないことよ)」〈後撰和歌集・秋下〉●あっさりしている。ほどほどだ。「よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、興ずるさまも{ー・なり}(=教養のある人は、いちずに情趣を好もしがるようにも見えないし、おもしがるさまもあっさりしている)」〈徒然草・一三七〉 **なまじひ・なり【生強ひなり・憖なり】** 《形動ナリ》●できもしないのに、無理にする。無理やりだ。「物思ふと人に見えじと{ー・に}常の面ありぞかねつる(=物思いをしていると他人に見られまいと、無理やり普通の顔をしようとしてもとてもできなかった)」〈万葉集・六一三〉●しなくてもよいのにしてしまう。なまじっか。「よくせざらん程は、{ー・に}人に知られじ(=(芸を)上手にやれないうちは、なまじっか人には知られまい)」〈徒然草・一五〇〉●中途半端だ。いいかげんだ。「今生も後生も{ー・に}損じたる心地にてありつるに(=現世も来世も中途半端にやりそこなった気持ちがするので)」〈平家物語・一〉 [参考]「なましひなり」とも。 **なまめか・し** 《形シク》●みずみずしい。わかわかしい。「わかう{ー・しき}御さまなり(=わかくてみずみずしいごようすである)」〈源氏物語・若菜上〉●優雅である。上品である。「七夕まつるこそ{ー・しけれ}(=秋は、七夕を祭るようすがまことに優雅である)」〈徒然草・一九〉 [参考]現代の「なまめかしい」のもとになったことば。 **なむ** 《係助》〔「なん」とも〕上の語句を強める意味を表す。「名をば、さかきの造と{なむ}言ひける(=名前を、さかきの造と言ったそうだ)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉 [参考]「なむ」が文中に使われる場合、「なむ」を受ける文末の活用語は、係り結びの法則によって連体形となる。 **なめげ・なり** 《形動ナリ》無礼だ。失礼だ。「心強く承らずなりにしこと、{ー・なる}ものにおぼしめしとどめられぬるなむ、心にとどまりはべりぬる(=(宮仕えを)強情にお引き受け申し上げなかったことを、(天皇が)無礼な者だとお思いになり心に留めてしまわれたのが、残念でございました)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 [参考]「げ」は接尾語。 **なや・む【悩む】** 《自四》病気になる。病気で苦しむ。「いと、いとほしきわざかな。例もかうや{ー・み}たまふ(=まったくお気の毒なことです。ふだんもこんなにお苦しみになるのですか)」〈枕草子・八月ばかりに、白き単〉 **なり** 《助動》■〔名詞や活用語の連体形などについて」〔断定を表す〕・・・である。・・・だ。「月の都の人{なり}(=月の都の人である)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉〔存在を表す]・・・にある。・・・にいる。「京{なる}医師のがり(=京にいる医者のところへ)」〈徒然草・五三〉■〔活用語の終止形について〕〔伝聞を表す〕・・・だそうだ。・・・という話だ。「男もす{なる}日記といふものを(=男も書くという日記というものを)」〈土佐日記・一二・二一〉〔推定を表す〕・・・のようだ。・・・らしい。「明け侍りぬ{なり}(=夜がすっかり明けたようだ)」〈枕草子・大納言殿まゐり給ひて〉 [参考]日は「ならーなり・にーなりーなるーなれーなれ」、目は「○ー○ーなりーなるーなれー○」と活用する。 **にく・し【憎し】** 《形ク》●しゃくにさわるようす。にくらしい。「{ー・き}もの。急ぐ事ある折に来て長言する客人(=しゃくにさわるもの。急ぎの用事があるときに来て長話をする客)」〈枕草子・にくきもの〉●みっともない。見苦しい。「これはこのごろやうの事なり。いと{ー・し}(=これは今風のものだ。ひどくみっともない)」〈徒然草・二〇八〉 [参考]現代の「憎い」のもとになったことば。 **にほ・ふ【匂ふ】** ■《自四》●美しく色づく。色にそまる。「紅に{ー・ふ}桃の花(=真っ赤に美しく色づいている桃の花)」〈万葉集・四一三九〉●つややかで美しい。「紫草の{にほへる}妹(=紫草のようにつややかで美しいあなた)」〈万葉集・二一〉●よいかおりがする。「花ぞ昔の香がに{ー・ひ}ける(=梅の花が以前と同じように香っていることよ)」〈古今和歌集・春上〉■《他下二》 <1707> **ぬ**《助動》 ●〔完了を表す〕・・・た。・・・てしまう。・・・てしまった。「前の年、かくのごとく、からうじてくれー(=前の年は、このようにしてやっと年がくれた)」〈方丈記〉 ●〔意味を強める〕きっと・・・。必ず・・・。「落ちーべき心地する(=空からきっと落ちてしまいそうな気持ちがします)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **ねたし**【妬し】《形ク》 腹だたしい。いまいましい。「かく辛き目にあひたらん人、―・く、口惜しと思はざらんや(=このようにひどい目にあったような人は、腹だたしく、くやしいと思わないであろうか)」〈徒然草・一七五〉 **ねんごろなり**【懇なり】《形動ナリ》 ●手厚い。親切だ。丁寧だ。入念だ。「朝には夕あらんことを思ひて、重ねて―・に修せんことを期す(=朝には夜があることを思って、もう一度入念に身につけることの心積もりをする)」〈徒然草・九二〉 ●(仲が)親密だ。懇意だ。むつまじい。親しい。「思ひわびて、―・に相語らひける友だちのもとに(=思い悩んで、親しく交際していた友人のもとに)」〈伊勢物語・一六〉 ●一途だ。本気だ。まともだ。正直だ。「世俗の虚言を、―・に信じたるもをこがましく(=世間のうそを、正直に信じているのもばかげていて)」〈徒然草・七三〉 **ねんず**【念ず】《他サ変》 ●心の中で神・仏にいのる。「そなたに向きてなむ、―・じくらし給ひける(=宮廷の方に向かって、長い間おいのりなさっていたということだ)」〈枕草子・清涼殿の丑寅のすみの〉 ●こらえる。我慢する。「―・じて射んとすれども(=我慢して弓を射ようとするけれども)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 **のたまふ**【宣ふ】《他四》 ●〔「言ふ」のうやまった言い方〕おっしゃる。「母君も、とみに、え物も―・はず(=お母さまも、すぐにはなにもおっしゃらない)」〈源氏物語・桐壺〉 **ののしる**【罵る】《自四》 ●やかましくさわぐ。「ものを食ひ、酒を飲み、―・りあへるに(=ものを食い、酒を飲んで、やかましくさわぎあっているのに)」〈枕草子・すさまじきもの〉 ●世間で評判になる。「勢ひ猛に、―・りたるにつけて(=勢いがさかんで、世間で評判になっているにつけても)」〈徒然草・一〉 **は**《係助》 **ば**《接助》 ・・・ので。・・・から。「京には見えぬ鳥なれー、皆人見知らず(=都では見かけない鳥であるので、だれもみんな鳥の名がわからない)」〈伊勢物語・九〉 **はかなし**【果敢無し】《形ク》 ●たよりない。むなしい。あっけない。「―・く、口惜しと思して(=あっけなくて残念だとお思いになって)」〈竹取物語・御門の求婚〉 ●ちょっとした。なんということもない。「―・き文(=ちょっとした手紙)」〈枕草子・木の花は〉 ●取るに足りない。粗末である。「いと―・き家に泊まりたりしに(=たいそう粗末な家に泊まったところ)」〈枕草子・九月二十日あまりのほど〉 **はかばかし**《形シク》 ●てきぱきしている。はきはきしている。「―・しうも、のたまはせやらず(=はきはきと、終わりまでおっしゃることができないで)」〈源氏物語・桐壺〉 ●しっかりしている。たよりになる。「―・しき後ろ見(=しっかりした後ろ立ての人)」〈源氏物語・桐壺〉 **はしたなし**【端なし】《形ク》 ●中途はんぱである。ふつりあいである。「思ほえずふるさとに、いと―・くてありければ(=思いがけず、さびれた旧都に、美しい女がたいそうふつりあいなようすでいたので)」〈伊勢物語・一〉 ●きまりが悪い。みっともない。「―・きもの。異人を呼ぶに、我ぞとてさし出でたる(=きまりが悪いもの。ほかの人をよんだのに、わたしですと言って出ていくとき)」〈枕草子・はしたなきもの〉 **はた**【将】《副》 ●また、その上に。「風の音、虫の音など、―いふべきにあらず(=風の音、虫の音など、さらにまた言うまでもない)」〈枕草子・春はあけぼの〉 ●とはいうものの、やはり。「宇治山の坑にかくれしを、―深し獲られて(=宇治山の山中に穴を掘ってかくれたけれど、やはり探し出されて)」〈雨月物語・白峰〉 ■《接続》 ●あるいは。もしや。「いかに老いさらぼひてあるにや、―死にけるや(=どんなに老いぼれているのだろうか、あるいは死んだのだろうか)」〈奥の細道・福井〉 **はづかし**【恥づかし】《形シク》 ●気がひけるようす。きまりが悪い。「程経て見るは、―・しからぬかは(=久しぶりに会うのは、きまりが悪くないであろうか)」〈徒然草・五六〉 ●こちらがはずかしいほど立派である。「―・しき人にもの言はむとするに(=立派な人になにか言おうとすると)」〈枕草子・人ばへするもの〉 **はべり**【侍り】《自ラ変》 ●〔「あり」「居り」の謙遜した言い方〕身分の高い人のそばにお仕えする。「なげかせたてまつらぬほどまで―・らで(=なげかせ申し上げないときまで、そばにお仕えしないで)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 ●〔「あり」「居り」の丁寧な言い方〕あります。ございます。「明くるまで月見ありくこと―・りしに(=夜が明けるまで月を見て歩くことがありましたが)」〈徒然草・三二〉 ■《補動ラ変》〔活用語の連用形について〕・・・ます。・・・でございます。「涙を落とし―・りぬ(=(昔を思って)涙を流しました)」〈奥の細道・平泉〉 **ばや**《終助》 ・・・したい。「ちと承らー(=少々おうかがいしたい)」〈徒然草・二三六〉 **ひがひがし**【僻僻し】《形シク》 ●ひねくれている。素直でない。情趣を解さない。「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどのー・しからん人の仰せらるること、聞き入るべきかは(=この雪をどのように見るかと、手紙に一言もおっしゃらないほどの情趣を解さないような人が言われることを、聞き入れることができようか、いや、できない)」〈徒然草・三一〉 ●みっともない。見苦しい。非常識だ。「着たる物の人ざまに似合はぬは、いと―・し(=着ている物がその人のようすに似合わないのは、とても見苦しい)」 <1708> [参考]「ひがひがしう」はウ音便。●調子が変だ。ふつうでない。「年ごろ、かく埋もれて過ぐすに耳なども少し{ー・しく}なりたるにやあらむ(=長年このように世の中から引きこもって過ごしているから、耳なども少し調子が変になっているのだろうか)」〈源氏物語・若菜下〉 **ひごろ【日頃】** 《名》何日かの間。数日。「{ー}経へて(=数日たって)」〈伊勢物語・八三〉 **びんな・し【便無し】** 《形ク》都合が悪い。ぐあいが悪い。感心できない。「{ー・き}ところにて、人にものを言ひけるに(=ぐあいが悪いところで、男と話をしているときに)」〈枕草子・びんなきところにて〉 **ふみ【文・書】** 《名》●学問。また、特に、漢学。「まことしき{ー}の道(=本格的な学問の道)」〈徒然草・一〉 **ふ・る【旧る・古る】** 《自上二》●年月がたつ。年月がすぎる。年月を過ごす。「松柏年{ー・り}(=松や児手柏(などの常緑樹)は年月を重ねて(老木となり))」〈奥の細道・立石寺〉●年をとる。老いる。「今はかく{ー・り}ぬる齢に(=今はこのように老いてしまった年齢で)」〈源氏物語・少女〉●古びる。ありふれる。「世に{ー・り}たることなれど、なほ、めづらしくも、はかなきことを、しなし給へりしかな(=世間でありふれたことだが、やはり目新しいものに、ちょっとしたことを、(工夫されて)なさったのだなあ)」〈源氏物語・朝顔〉 **ふるさと【古里・故郷】** 《名》●さびれた旧都。「思ほえず、{ー}に(=思いがけなくも、さびれた旧都に)」〈伊勢物語・一〉●なじみの土地。「{ー}は花ぞ昔の香ににほひける(=このなじみの土地では、梅の花が以前と同じように香っている)」〈古今和歌集・春上〉 **ほい【本意】** 《名》本来の願い。本来の目的。「神へ参るこそ{ー}なれと思ひて(=神にお参りするのが本来の目的だと思って)」〈徒然草・五二〉 **まう・く【設く・儲く】** 《他下二》●準備する。用意する。「杉の渡しより寄せんとて{ー・け}たる舟どもを(=杉の渡し場から攻めようとして用意していた舟々を)」〈平家物語・四〉●作り構える。こしらえる。「草の御蓆でも、この坊にこそ{ー・け}侍るべけれ(=旅の仮寝のお宿も、この僧坊に作り構えるべきでしょう)」〈源氏物語・若紫〉●(妻や子を)持つ。「妻を{ー・け}てけり(=妻を持っていた)」〈大和物語・一四九〉●得をする。手に入れる。「からき命{ー・け}て、久しく病みゐたりけり(=あやうい命を手に入れて(=助かって)、長い間病気で苦しんでいた)」〈徒然草・五三〉●かかる。「財を失ひ、病を{ー・く}(=財産を失い、病気にかかる)」〈徒然草・一七五〉 **まう・す【申す】** 《他四》●〔「言ふ」の謙遜した言い方〕申し上げる。「熊谷涙をおさへて{ー・し}ける(=熊谷が涙をこらえて申し上げたことは)」〈平家物語・九〉●〔「言ふ」の丁寧な言い方〕言います。「山の名を何とか{ー・す}(=山の名前をなんと言いますか)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉《補動四》〔動詞の連用形について〕お・・・申し上げる。「何事なりとも明らめ{ー・さ}ん(=どんなことでも明らかにご説明申し上げましょう)」〈徒然草・一三五〉 [参考]現代の「申す」のもとになったことば。 **まう・づ【参づ・詣づ】** 《自下二》●うかがう。参上する。「睦月に拝みたてまつらむとて、小野に{ー・で}たるに(=正月にお目にかかろうと思って、小野に参上したところ)」〈伊勢物語・八三〉●神社や寺にお参りする。「あるとき思ひ立ちて、ただひとり、徒歩より{ー・で}けり(=あるとき思い立って、たったひとりで、徒歩でお参りした)」〈徒然草・五二〉 [参考]現代の「詣でる」のもとになったことば。 **まか・づ【罷づ】** 《自下二》身分の高い人のところからおいとまする。退出する。「{ー・で}て聞けば(=宮中を退出して聞くと)」〈枕草子・鳥は〉 **まか・る【罷る】** 《自四》●おいとまする。退出する。「憶良らは今は{ー・ら}む(=憶良はもう退出しましょう)」〈万葉集・三三七〉●〔「行く」「来る」の謙遜した言い方〕参る。「文を書きおきて{ー・ら}む(=手紙を書き残して参りましょう)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●〔他の動詞の上について〕・・・申し上げる。・・・ております。「船に乗りて{ー・る}に(=船に乗ってあちらこちらをまわっておりますが)」〈竹取物語・竜の頭の玉〉 **まし** 《助動》もし・・・としたら・・・だろう。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけから{まし}(=世の中にまったく桜がなかったとしたら、春のころの人々の心はのんびりした気分であろうに)」〈古今和歌集・春上〉 [参考]活用語の未然形につく。「ませ・ましかー○ーましーましーましかー○」と活用する。 **まじ** 《助動》●〔打ち消しの推量を表す〕・・・ないだろう。・・・そうにない。・・・まい。「冬枯れの景色こそ、秋にはをさをさおとる{まじけれ}(=冬枯れの景色は秋にほとんどおとらないだろう)」〈徒然草・一九〉●〔打ち消しの意志を表す〕・・・ないつもりだ。・・・まい。「ただ今は見る{まじ}とて(=今すぐは見ないつもりだといって)」〈枕草子・頭の中将の〉●〔不適当な事態を表す〕・・・てはならない。・・・ないほうがいい。「妻といふものこそ、男の持つ{まじき}ものなれ(=妻などというものは、男は持ってはならないものであるよ)」〈徒然草・一九〇〉 [参考]活用語の終止形につく。ラ変活用のことばには連体形につく。「まじく・まじからーまじく・まじかりーまじーまじき・まじかるーまじけれー○」と活用する。連体形「まじき」は現代でも使われる。 **ましま・す【坐します】** 《自四》〔「あり」のうやまった言い方」いらっしゃる。おいでになる。おありになる。「御身は金の色にして、三十二の相{ー・す}(=お体は黄金色で、(仏のみが備えた)三十二のすぐれた特徴がおありになる)」〈今昔物語集・一・二〉《補動四》〔用言の連用形、助動詞「なり」「す」「さす」の連用形、またそれらに助詞「て」がついた形について、尊敬を表す」・・・て(で)いらっしゃる。・・・て(で)おいでである。「いかに猛う{ー・す}とも(=どんなに強くていらっしゃっても)」〈平家物語・一一〉 [参考]平安時代以降見られるが、特に鎌倉時代に入って盛んに用いられる。平安時代の和文では、同義の「おはします」に比べて語例が少なく、しかもその主語が神・仏であるときに特に用いられる傾向があった。 **まど・ふ【惑ふ】** 《自四》●道にまよう。「道知れる人もなくて、{ー・ひ}行きけり(=道を知っている人もなくて、道にまよいながら行った)」〈伊勢物語・九〉●心がみだれる。思いなやむ。「血の涙を流して{ー・へ}ど(=血のなみだを流して思いなやんだが)」〈竹取物語・ふじの山〉 <1709> [参考]現代の「まどう」のもとになったことば。 **まほし** 《助動》〔希望する意味を表す〕・・・たい。・・・てほしい。「少しのことにも、先達はあら{まほしき}ことなり(=ちょっとしたことにも、案内者はあってほしいものだ)」〈徒然草・五二〉 [参考]活用語の未然形につく。「まほしからーまほしく・まほしかりーまほしーまほしき・まほしかるーまほしけれー○」と活用する。 **まぼ・る【守る・護る】** 《他四》●見つめる。見守る。「月の顔のみ、{ー・ら}れ給ふ(=月の面ばかり見つめていらっしゃる)」〈源氏物語・須磨〉●見守って世話をする。守護する。「ここに社を移し作り斎ひ給へ。さらは、いかにも{ー・り}奉らん(=ここ(=皇居)に社を作っておまつりなさい。そうすればどのようにも守護してさしあげよう)」〈宇治拾遺物語・一二・二二〉 [参考]「まもる」の変化した語。 **まめやか・なり** 《形動ナリ》本格的だ。「{ー・に}降れば(=雨が本格的にふるので)」〈枕草子・五月の御精進のほど〉 **まらうと【客人】** 《名》客。「急ぐ事ある折に来て長言する{ー}(=急ぎの用事があるときに来て長話をする客)」〈枕草子・にくきもの〉 **まゐら・す【参らす】** ■《他下二》●差し上げる。たてまつる。「薬の壺に御文そへて、{ー・す}(=薬のつぼにお手紙をそえて、天皇に差し上げる)」〈竹取物語・ふじの山〉■《補動下二》〔動詞の連用形について〕・・・し申し上げる。「恋しく思ひ{ー・せ}給ふ(=恋しく思い申し上げなさる)」〈徒然草・六二〉 **まゐ・る【参る】** 《自四》〔謙遜した言い方〕●身分の高い人のところに参上する。うかがう。「宮にはじめて{ー・り}たるころ(=中宮様の御殿にはじめて参上したころ)」〈枕草子・宮にはじめてまゐりたるころ〉●神社・寺にお参りする。参詣する。「神へ{ー・る}こそ本意なれ(=神にお参りするのが本来の目的だ)」〈徒然草・五二〉 [参考]現代の「参る」のもとになったことば。■《他四》●〔「与える」の意味の謙遜した言い方」差し上げる。「大神酒{ー・る}(=親王に、お酒を差し上げる)」〈伊勢物語・八二〉●「食ふ」「飲む」のうやまった言い方〕めし上がる。「酒など{ー・り}(=酒などをめし上がり)」〈大和物語・一二五〉 **みそか・なり【密かなり】** 《形動ナリ》こっそり振る舞っている。ひそかだ。「難波に{ー・に}持て出でぬ(=(玉の枝を)難波までこっそりと持ち出した)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉 [参考]「みそかなり(みそかに)」は平安時代の和文に多く用いられ、漢文訓読文では「ひそかなり(ひそかに)」を用いた。 **みだ・る【乱る】** ■《自下二》秩序や規律がみだれる。混乱する。また、心がみだれる。思いなやむ。「世も{ー・れ}悪しかりけれ(=世の中もみだれて悪くなったのだ)」〈源氏物語・桐壺〉 [参考]現代の「みだれる」のもとになったことば。■《他四》秩序や規律をみだす。混乱させる。また、心をみだす。思いなやます。「天下を{ー・ら}んとする企てあり(=天下を混乱させようとする計画がある)」〈平家物語・一〉 **みども【身共】** 《代名》われ。われら。 [参考]武士などが同輩以下に対して用いた。 **む** 《助動》〔「ん」とも表記される〕〔推量を表す〕・・・だろう。「香炉峰の雪いかなら{む}(=香炉峰の雪はどんなだろう)」〈枕草子・雪のいと高く降りたるを、例ならず御格子まゐらせて〉〔意志を表す〕・・・よう。・・・う。「念じて射{む}とすれども(=我慢して弓を射ようとするけれども)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉 [参考]活用語の未然形につく。「○ー○ーむーむーめー○」と活用する。現代の助動詞「う」のもとになったことば。 **むくつけ・し** 《形ク》●きみが悪い。「いとめづらかに{ー・けれど}(=霊があらわれるという話は、たいへんあやしく、きみが悪いけれど)」〈源氏物語・夕顔〉●むさくるしい。無骨である。「{ー・き}心の中に(=田舎者の、無骨な心の中に)」〈源氏物語・玉蔓〉 **むげ【無下】** 《形動語幹》むげなり。「{ー}の瑕瑾もありき(=ひどい欠点もあった)」〈徒然草・一五〉 **むげ・なり【無下なり】** 《形動ナリ》●あまりにひどい。非常によくない。「殊勝のことは御覧じとがめずや。{ー・なり}((こんな)すばらしいことを見てお気づきにならないのか。あまりにひどい)」〈徒然草・二三六〉●甚だしい。むやみだ。「{ー・に}仲良くなりて、よろづのこと語る(=むやみに仲良くなって、いろいろなことを話す)」〈枕草子・職の御曹司におはします頃、西の廂にて〉●まさにその通りである。まぎれもない。「まして底に書ける物を見るに、{ー・に}落窪の君の手なれば(=いうまでもなく底に書いた物を見ると、まぎれもなく落窪の君の筆跡なので)」〈落窪物語・三〉●〔「むげに」の形で、下に打消・否定表現を伴って〕まったく。全然。「法師の{ー・に}能なきは(=法師がまったく技芸のないのは)」〈徒然草・一八八〉 [参考]連用形「むげに」が現代語の「むげに」のもとになった。●は副詞とする説もある。 **むす・ぶ【掬ぶ】** 《他四》てのひらで水などをすくう。「袖ひちて{ー・び}し水の凍れるを(=夏の日に袖がぬれるまでにして手にすくった水が、冬の間こおっていたのを)」〈古今和歌集・春上〉 **むつか・し【難し】** 《形シク》●いやな感じである。きみが悪い。「手にきりつきて、いと{ー・しき}ものぞかし(=手に(蝶の羽の粉が)ついて、たいへんいやなものであるよ)」〈堤中納言物語・虫めづる姫君〉●うっとうしい。また、わずらわしい。「雨のふるときに、ただ{ー・しう}(=雨がふるときには、ただもううっとうしくて)」〈枕草子・成信の中将は〉 [参考]現代の「むずかしい」のもとになったことば。 **むつま・し【睦まし】** 《形シク》●親しい。仲がよい。親密である。「{ー・しき}かぎりは、宵により集ひて(=親しい人々は全員、(前の)晩から集まって)」〈奥の細道・旅立〉●慕わしい。懐かしい。「見し人の煙を雲と眺むれば夕べの空も{ー・しき}かな(=契りを結んだあの人を火葬にした煙を雲として眺めると、夕方の空も慕わしいことだ)」〈源氏物語・夕顔〉 [参考]鎌倉・室町時代末ごろから「むつまじ」とも。 **むな・し【空し・虚し】** 《形シク》●からっぽだ。中に何もない。「主もなき{ー・しき}舟は、潮に引かれ、風に従つて、いづくをさすともなく揺られ行くこそ悲しけれ(=乗り手のいないからっぽな舟は、潮に流され、風に吹かれて、どこを目ざすともなく揺られていくのが悲しい)」〈平家物語・一一〉●うそだ。事実無根だ。「相人の言に{ー・しから}ず(=人相見の言葉はうそではない)」〈源氏物語・澪標〉●むだだ。効果がない。「御所望{ー・しく}て御帰り候ひぬる(=(小人たちが)お望みのかいもなくお帰りになります(ことは))」〈古今著聞集・一六・二五〉 <1710> はかない。かりそめだ。「世の中は{ー・しき}ものと知る時しいよよますます悲しかりけり(=この世はむなしいものだと悟ったときに、私はさらにいっそう、悲しいことよ)」〈万葉集・七九三〉●(からだだけあって)魂がない。死んでいる。「{ー・しき}御骸を見る見る(=魂がない(桐壺更衣の)ご遺体を目の前に見ながら)」〈源氏物語・桐壺〉 **めざま・し【目覚まし】** 《形シク》●心外である。気にくわない。「{ー・しき}者におとしめそねみ給ふ(=気にくわない者として軽蔑し、ねたみなさる)」〈源氏物語・桐壺〉●思いのほかすばらしい。「うち解けたるもてなし、髪のさがりば、{ー・しく}もと見給ふ(=きちんとしたふるまいや、髪のたれぎわのようすなどは思いのほかすばらしいと、ごらんになる)」〈源氏物語・夕顔〉 [参考]現代の「目覚ましい」のもとになったことば。 **め・す【召す】** ■《他四》●〔「呼ぶ」「招く」のうやまった言い方〕お呼びになる。お召しになる。「宇治の里人を{ー・し}て、こしらへさせられければ(=(後嵯峨)宇治の里の人をお呼びになって、(水車を)こしらえさせなさったところ)」〈徒然草・五一〉●〔「取り寄す」のうやまった言い方〕お取り寄せになる。持って来させなさる。「人召し、「篝火の台一つ、こなたに」と{ー・す}(=人をお呼びになって「篝火の台を一つ、こちらに」とお取り寄せになる)」〈源氏物語・常夏〉●〔「食ふ」「飲む」のうやまった言い方〕召し上がる。お食べになる。お飲みになる。「いざ給へ、出雲拝みに。かいもちひ{ー・さ}せん(=さあ、いらっしゃい、出雲神社の参拝に。ぼたもちを召し上がらせよう(=ごちそうしよう))」〈徒然草・二三六〉●「着る」のうやまった言い方〕お着けになる。お召しになる。「御直衣{ー・し}て(=ふだんのお着物をお着けになって)」〈源氏物語・末摘花〉■《自四》〔「乗る」のうやまった言い方〕お乗りになる。「人びと皆、御舟に{ー・す}(=(平家の)人々はみんな、お舟にお乗りになる)」〈平家物語・七〉《補動四》尊敬の意味の動詞について、さらに尊敬の気持ちを高める。 **め・づ【愛づ】** 《他下二》●愛する。したう。「音に聞き{ー・で}てまどふ(=うわさに聞き、したって思いみだれる)」〈竹取物語・貴公子たちの求婚〉●ほめる。「今に人々{ー・で}あへり(=今にいたるまで人々はほめあっている)」〈宇治拾遺物語・三・六〉 [参考]現代の「めでる」のもとになったことば。 **めづら・し【珍し】** 《形シク》●愛すべきである。すばらしい。「朝に日に常に見れども{ー・し}わが君(=朝に昼にいつも見ているけれど、見あきず、愛すべきあなたよ)」〈万葉集・三七七〉●見なれない。また、目新しい。「この獅子の立ちやう、いと{ー・し}(=この獅子の像の立ち方は、まことに見なれない)」〈徒然草・二三六〉 [参考]現代の「めずらしい」のもとになったことば。 **めでた・し** 《形ク》●すばらしい。美しい。「かぐや姫、かたちの世に似ず{ー・き}ことを(=かぐや姫は顔だちがこのうえなく美しいことを)」〈竹取物語・御門の求婚〉●立派である。みごとである。「思ふやうにめぐりて水を汲み入るること、{ー・かり}けり(=水車が思うように回って水をくみ入れることは、みごとであった)」〈徒然草・五一〉 [参考]現代の「めでたい」のもとになったことば。 **めやす・し【目安し】** 《形ク》見た目に感じがいい。見苦しくない。「長くとも四十などに足らぬほどにて死なんこそ、{ー・かる}べけれ(=長生きしても四〇歳にならないぐらいの年で死ぬようなのが、見苦しくないであろう)」〈徒然草・七〉 **めり** 《助動》〔見て推量する意味を表す〕・・・のように見える。・・・のようだ。「子となり給ふべき人な{めり}(=子におなりになるはずの人のようだ)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉●〔遠回しに言う意味を表す〕・・・のようだ。・・・かと思われる。「「・・・」と、人ごとに言ふ{めれ}ど(=「・・・」と、だれもが言うようだけれど)」〈徒然草・一九〉 [参考]活用語の終止形につく。ラ変活用のことばには連体形につく。「○ー○ーめりーめるーめれー○」と活用する。 **もちづき【望月】** 《名》満月。陰暦の十五日の夜の月。「{ー}のくまなきを、千里の外まで眺めたるよりも(=満月の一点のくもりもない光を、はるかかなたまで見通せるように眺めているよりも)」〈徒然草・一三七〉 [参考]秋の季語。 **ものう・し【物憂し】** 《形ク》なんとなくおっくうである。気が進まない。「もし、念仏{ー・く}、読経まめならぬときは(=もしも、念仏がなんとなくおっくうで、経を読むことに身がはいらないときは)」〈方丈記〉 [参考]現代の「ものうい」のもとになったことば。 **もの・す【物す】** 《自サ変》●いる。ある。「いと押し立ち、かどかどしきところ{ー・し}給ふ御方にて(=たいそう我を張り、とげとげしいところがおありになるお方であって)」〈源氏物語・桐壺〉●行く。来る。「中将は、いづこより{ー・し}つるぞ(=中将はどこから来たのか)」〈源氏物語・野分〉●生まれる。死ぬ。「御子の{ー・し}給はで(=お子様がお生まれにならないで)」〈源氏物語・橋姫〉《他サ変》〔いろいろな動作を表すのに用いる〕おこなう。する。「物も{ー・し}給はで(=物もめし上がらないで)」〈土佐日記・一・九〉 [参考]現代の「物する」のもとになったことば。《補動サ変》〔尊敬の補助動詞「給ふ」を伴って〕(・・・で)おありになる。(・・・で)いらっしゃる。「いで、あな幼や。いふかひなう{ー・し}給ふかな(=いやもう、まあ子供っぽいことよ。たわいなくいらっしゃることよ)」〈源氏物語・若紫〉 **や** 《係助》●〔相手にたずねる意味を表す〕・・・か。「蓑・笠{や}ある(=蓑と笠があるか)」〈徒然草・一八八〉●〔反語を表す〕・・・か(いや・・・ではない)。「「しばし」と{や}言ふ(=「ちょっと待って」と言うだろうか、いや言わない)」〈徒然草・五九〉 [参考]「や」が文中に使われる場合、「や」を受ける文末の活用語は、係り結びの法則によって連体形となる。 **やうやう【漸う】** 《副》だんだんと。しだいに。「{ー}白くなりゆく(=だんだんと白くなっていく)」〈枕草子・春はあけぼの〉 [参考]現代の「ようよう」のもとになったことば。 **やがて【鑣て】** 《副》●そのまま。「{ー}起きもあがらで、病みふせり(=そのまま起きあがりもしないで、病みふせっている)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●すぐに。「名を聞くより、一面影は推しはからるる心地するを(=名前を聞くと、すぐにその顔かたちは推測できるような気がするのに)」〈徒然草・七一〉 <1711> **やさ・し【恥し・優し】** 《形シク》●身も細るほどである。たえがたい。「世の中を憂しと{ー・し}と思へども(=世の中を、つらい、身も細るほどだと思うけれども)」〈万葉集・八九三〉●はずかしい。きまりが悪い。「人聞き{ー・し}(=世間の評判がはずかしい)」〈竹取物語・御門の求婚〉●上品である。風流である。「上臈はなほも{ー・しかり}けり(=身分の高い人はやはり風流なものよ)」〈平家物語・九〉 [参考]現代の「優しい」のもとになったことば。 **やす・し** 《形ク》●【安し】●心が穏やかだ。平穏だ。不安がない。「同じ程、それより下臈の更衣たちは、まして{ー・から}ず(=桐壺更衣と同じ身分や、それより低い身分の更衣たちは、いっそう心が穏やかではなく)」〈源氏物語・桐壺〉●気軽だ。軽々しい。安っぽい。「心に任せて、身を{ー・く}も振る舞はれず(=自分の好きなように気軽に行動することもできず)」〈源氏物語・橋姫〉●【易し】●易しい。たやすい。容易だ。「過ちは、{ー・き}所になりて、必ずつかまつることに候ふ(=失敗は易しい所になってから、必ずいたすものでございます)」〈徒然草・一〇九〉 [参考]難し。●簡単だ。無造作だ。あっさりしている。「いみじう{ー・き}息災の祈りななり(=ずいぶん簡単な、災いよけのおまじないであるようだ)」〈枕草子・御前にて人々とも〉■《補形ク》〔動詞の連用形について、その動作が容易に行われる意味を添える」・・・しやすい。・・・しがちだ。「あなづり{やすき}人ならば、「のちに」とてもやりつべけれど(=軽く扱いやすい人であるならば、「後で」と言って返してしまうこともできるだろうが)」〈枕草子・にくきもの〉 **やすら・ふ【休らふ】** 《自四》●ためらう。「{ー・は}で寝なましものを(=昨夜はためらわないで寝てしまえばよかったものを)」〈後拾遺和歌集・恋二〉●休む。たたずむ。「岩に腰かけてしばし{ー・ふ}ほど(=岩に腰かけてしばらく休んでいるうちに)」〈奥の細道・出羽三山〉 **やむごとな・し** 《形ク》「やんごとなし」とも表記される」●身分が高貴である。たいへんとうとい。「いと{ー・き}際にはあらぬが(=たいして高貴な身分ではない方で)」〈源氏物語・桐壺〉●このうえない。格別である。「よろづにその道を知れる者は、{ー・き}ものなり(=万事につけて、その道をよく知っている専門家というものは、このうえないものである)」〈徒然草・五十〉 **や・る【遣る】** 《他四》●行かせる。出発させる。派遣する。「人を{ー・り}て見するに、おほかた逢へる者なし(=(女の鬼がいるというので)人を行かせて(ようすを)見させるが、いっこうに(鬼に)会った者がいない)」〈徒然草・五〇〉●(手紙や物を)送る。届ける。贈る。「人のがり言ふべきことありて、文を{ー・る}とて(=ある人のところに言ってやらなければならない用事があって、手紙を届けようとして)」〈徒然草・三一〉●晴らす。気を晴らす。なぐさめる。「酒飲みて心を{ー・る}にあにしかめやも(=(夜光る玉であろうと)酒を飲んで心をなぐさめるのにどうしてまさろうか、いや、まさりはしない)」〈万葉集・三四六〉●与える。払う。「明日その値を{ー・り}て牛を取らんといふ(=(牛を買う人は)明日その代金を払って牛を受け取ろうという)」〈徒然草・九三〉《補動四》〔動詞の連用形について〕〔その動作が遠くまで及ぶことを表す〕遠く・・・する。はるかに・・・する。「鳥辺野の方見{ー・り}たるほどなど(=(火葬場のある)鳥辺野の方をはるかに見わたしたときなど)」〈源氏物語・夕顔〉〔多く下に打ち消しの語を伴って〕〔その動作が最後まで行われたという意味を表す〕すっかり・・・する。最後まで・・・しきる。「言ひも{ー・ら}ず、むせかへり給ふほどに(=(母君は悲しみのために)最後まで言うこともできず、むせび泣きなさっているうちに)」〈源氏物語・桐壺〉 [参考]「やる」が自分の方から他の方へ動作が及ぶのに対して、他の方から自分の方へ動作が及ぶ意味を表す語に「おこす(遣す)」があり、「やる」と「おこす」は対立する言葉(対義語)となっている。 **やをら** 《副》〔物事が静かに進行するさま」ゆっくり。静かに。そっと。「谷の底に鳥の居るやうに、落ちにければ(=谷の底に鳥がとまるように、静かに落ちたので)」〈宇治拾遺物語・七・四〉 [参考]「徒然草」には一例もない。平安時代の、女性的な感じの強い語である。 **ゆゑ【故】** 《名》●原因。理由。わけ。「深き{ー}あらん(=なみたいていではないわけがあるのだろう)」〈徒然草・二三六〉●素性。由緒。由来。「母こそ{ー}あるべけれ(=母こそ由緒ある人なのであろう)」〈源氏物語・若紫〉●風情。趣。「造りざま{ー}ある所の(=家の作り方も風情ある所で)」〈源氏物語・手習〉●縁故。ゆかり。「もし旧き男にてありし人の{ー}などにてもやおはしますらむと思ひつれば(=ひょっとしたら昔の夫であった人のゆかりの人などでいらっしゃるのだろうかと思ったので)」〈今昔物語集・三〇・四〉●さしさわり。支障。「何のつつましき御さまなければ、{ー}もなく入り給ひにけり(=何の遠慮すべきごようすもないので、支障もなくお入りになってしまった)」〈堤中納言物語・思はぬ方にとまりする少将〉●〔体言や活用語の連体形について〕〔順接的に原因・理由を表す〕・・・によって。・・・のために。「子{ー}にこそ、万のあはれは思ひ知らるれ(=子(を持つこと)によってこそ、すべての(人の)情けは思いあたって理解できるものである)」〈徒然草・一四二〉〔逆接的に原因・理由を表す」・・・なのに。「紫草の匂へる妹を憎くあらば人妻{ー}に我恋ひめやも(=紫草のように美しいあなたをいやに思うならば、(あなたは)人妻なのに、どうして私が恋い慕うことがあるだろうか、決してそんなことはないよ)」〈万葉集・二一〉 <1712> [参考]「ゆゑ」は本質的な原因・理由を表すが、類義語の「よし(由)」は、物事のよりどころとしての理由を表すことが多い。 **よし【由】** 《名》●理由。いわれ。わけ。「心づきなき事あらん折は、なかなかその{ー}をも言ひてん(=気にくわないことがあるようなときには、かえってその理由をも言ってしまうのがよい)」〈徒然草・一七〇〉●口実。言い訳。「妹が門行き過ぎかねつひさかたの雨も降らぬかそを{ー}にせむ(=彼女の家の門を通過できなくなってしまった。雨でも降らないかなあ。それを口実に立ち寄ろう)」〈万葉集・二六八五〉●手段。方法。手だて。「つれづれのながめにまさる涙川袖でのみひぢてあふ{ー}もなし(=降りつづく雨にすることもなく物思いに沈んでいると、あなたのことがいよいよ恋しく、落ちる涙の川は水かさがまして袖はぬれますがあなたにお会いする手段とてありません)」〈伊勢物語・一〇七〉●事情。いきさつ。「その{ー}、いささかに、ものに書きつく(=その(旅の)事情を、少しばかり紙に書き付ける)」〈土佐日記・一二・一一〉●趣旨。「ただおぼえぬ穢らひに触れたる{ー}を奏したまへ(=ただ思いがけない汚れに触れた趣旨を奏上なさってください)」〈源氏物語・夕顔〉●縁。ゆかり。「奈良の京春日の里に、しる{ー}して、狩りにいにけり(=奈良の都の春日の里に領地を所有する縁があって、鷹狩りに出かけた)」〈伊勢物語・一〉●情趣。風情。「木立いと{ー}あるは、何人の住むにか(=木立がたいそう風情がある所は、どんな人が住んでいるのであろうか)」〈源氏物語・若紫〉●そぶり。ふり。「寝たる{ー}にて、出で来るを待ちけるに(=寝ているふりをして、出来上がるのを待ったところ)」〈宇治拾遺物語・一・一二〉 **よに【世に】** 《副》●たいそう。非常に。まったく。「梨の花、{ー}すさまじきものにして(=梨の花は、まったくおもしろみのないものとして)」〈枕草子・木の花は〉●〔下に打ち消しの語を伴って〕決して。全然。「夜をこめて鳥の空音ははかるとも{ー}逢坂の関はゆるさじ(=まだ夜が明けないうちに、鶏の鳴きまねをしてだまそうとしても、(中国の故事にあった函谷関はなら開きましょうが、)逢坂の関は決して開かないでしょう。(うまいことをおっしゃっても、私はあなたに逢うことはありますまい))」〈後拾遺和歌集・雑二・清少納言〉 **よのなか【世の中】** 《名》●人の一生。「{ー}はまこと二代は行かざらし(=人の生涯はほんとうに二度とはないようだ)」〈万葉集・一四一〇〉●現世。この世。「世の中は{ー}しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり(=この世はむなしいものだと悟ったときに、私はさらにいっそう、悲しいことよ)」〈万葉集・七安時代には一つの語(動詞)として用いられるようになった。〉●(天皇の)治世。政治。「{ー}改まりて、ひきかへ今めかしき事ども多かり(=治世が変わって、ひきかえ当世風なことが多い)」〈源氏物語・澪標〉●世間。社会。世の中。「{ー}にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(=世の中に、まったく桜がなかったとしたら、春のころの人々の心はのんびりした気分であったろうに)」〈伊勢物語・八二〉●世情。世間の情勢。世間の出来事。「{ー}などさわがしと聞こゆるころは(=(悪疫流行の)世情などが騒がしく評判されるころは)」〈枕草子・胸つぶるるもの〉●世評。世間の人気。「父殿うせたまひにしかば、{ー}おとろへなどして(=父の殿がお亡くなりになったので、世の評判もだんだん下降気味になったりして)」〈大鏡・兼通〉●身の上。境遇。「(親なくて){ー}かたほにありとも(=親がなくて身の上が不十分であるとしても)」〈源氏物語・梅枝〉●男女の仲。夫婦の仲。「歌はよまざりけれど、{ー}を思ひしりたりけり(=歌は詠まなかったが、男女の仲のことについてはよくわきまえていた)」〈伊勢物語・一〇二〉●周囲の状況。●世間一般。世の常。 **よば・ふ【呼ばふ】** 《他四》●呼び続ける。何度も呼ぶ。「後ろより{ー・ひ}て、馬を馳せて来る者あり(=後ろから呼び続けて、馬を走らせて来る者がいる)」〈宇治拾遺物語・九・一〉●言い寄る。求婚する。「昔、男ありけり。女のえ得まじかりけるを、年を経て{ー・ひ}わたりけるを(=昔、ある男がいた。女で男が手に入れることができそうもなかった人を、何年も言い寄り続けていたのを)」〈伊勢物語・六〉 [参考]「婚ふ」とも書く。 [参考]元来は動詞「よぶ」の未然形に、反復継続の助動詞「ふ」がついた言葉だが、平安時代には一つの語(動詞)として用いられるようになった。 **よろこび【喜び・悦び】** 《名》●喜ぶこと。「都近くなりぬる{ー}に堪へずして(=都が近くなった喜びにこらえきれないために)」〈土佐日記・二・七〉●喜び事。祝い事。慶事。「嘆きも{ー}もありて、人多く行きとぶらふ中に(=嘆き事も喜び事もあって、人が多く訪問する中に)」〈徒然草・七六〉●任官・昇進などの慶事。「たのむ人だに、人のやうなる{ー}してばとのみ思ひわたる心地、たのもしかし(=頼みとする夫さえ、人並みに任官の喜びを得てくれたらとばかり思い続ける気持ちは、楽しみなことである)」〈更級日記・初瀬〉●お礼。「{ー}に取らすべきもののなかりければ、小さやかなる紅き小袴を持ちたりけるを、取らせてけり(=(女の召し使いに)お礼にあげる物がなかったので、小さなあかい小袴を持っていたのを与えた)」〈古本説話集・観音のご加護〉●お祝いの言葉。祝辞。「にはかに冠賜はれりければ、{ー}言ひ遣はすとて(=急に位階(五位)をいただいたものだから、お祝いの言葉を言ってやるといって)」〈古今和歌集・雑上〉 **よろ・し【宜し】** 《形シク》●まずまずである。悪くない。「{ー・しう}詠みたると思ふ歌を(=まずまずの程度に詠んだと思う歌を)」〈枕草子・すさまじきもの〉●ふつうである。平凡である。「桜を{ー・しう}思ふ人やはある(=桜を平凡だと思う人がいるだろうか、いやいないだろう)」〈枕草子・節は五月にしく月はなし〉 [参考]現代の「よろしい」のもとになったことば。 **よろづ【万】** ■《名》●たくさんあること。●あらゆること。「{ー}の遊びをぞしける(=あらゆる音楽を演奏した)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉■《副》万事につけて。「{ー}え言ひ放たず(=万事につけて遠慮せずにきっぱりと言うことができない)」〈徒然草・一四〉 **らうた・し** 《形ク》かわいらしい。いとしい。「かいつきて寝たる、いと{ー・し}(=愛くるしい赤ん坊が、抱きついて寝てしまったのは、とてもかわいらしい)」〈枕草子・うつくしきもの〉 <1713> **らむ** 《助動》〔「らん」とも表記される。現在直接には見ていない事柄を推量する意味を表す〕今・・・しているだろう。「子泣く{らむ}そを負ふ母も吾を待つらむ(=家では、今ごろ子供は泣いているでしょう。その子を背負っている母もわたしを待っているでしょう)」〈万葉集・三三七〉 [参考]活用語の終止形につく。ラ変活用のことばには連体形につく。「○ー○ーらむーらむーらめー○」と活用する。 **らる** 《助動》〔受け身を表す〕・・・られる。・・・れる。「舅にほめ{らる}る婿(=しゅうとにほめられるむこ)」〈枕草子・ありがたきもの〉〔可能を表す〕・・・することができる。「弓矢して射{られ}じ(=弓矢で射ることはできないだろう)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉〔自発(自然にそうなること)を表す〕自然と・・・される。・・・られる。「恋しう思ひ出で{らる}る(=なつかしく思い出される)」〈徒然草・一九〉〔尊敬を表す〕・・・なさる。お・・・なる。「水車を造らせ{られ}けり(=水車を造らせなさった)」〈徒熱草・五一〉 [参考]活用語の未然形につく。「られーられーらるーらるるーらるれーられよ」と活用する。現代の助動詞「られる」に当たる。 **り** 《助動》〔完了を表す〕・・・た。・・・てしまった。「のぼり給へ{り}(=都へおのぼりになった)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉〔動作・作用の結果が残っていること(存続)を表す」・・・ている。・・・てある。「雪いと白うふれ{り}(=雪がたいそう白くふり積もっている)」〈伊勢物語・九〉 [参考]四段活用の動詞の已然形につく。サ変動詞には未然形につく。「らーりーりーるーれーれ」と活用する。 **る** 《助動》〔受け身を表す〕・・・れる。・・・られる。「人には木の端くれのやうに思は{るる}よ(=人には木の端くれのように思われることよ)」〈徒然草・一〉〔可能を表す〕・・・することができる。「冬はいかなるところにも住ま{る}(=冬はどんなところにでも住むことができる)」〈徒然草・五五〉〔自発(自然にそうなること)を表す」自然と・・・される。・・・れる。「いかでか人より先に聞かむと待た{る}て(=なんとかして人より先に聞きたいものだと、待たれるうちに)」〈枕草子・鳥は〉●「尊敬を表す」・・・なさる。お・・・なる。「御前にだにて争はせ{ーべ}し(=天皇のお前で論争なさるがよい)」〈徒然草・一三五〉 [参考]活用語の未然形につく。「れーれーるーるるーるれーれよ」と活用する。現代の助動詞「れる」に当たる。 **わたり【辺り】** 《名》●付近。あたり。「この{ー}に見知れる僧なり(=このあたりで見知っている僧である)」〈徒然草・八九〉●〔人や人々を間接的にさしていう〕かた。あたり。「すこしゆゑづきて聞こゆる{ー}は(=少し風情があるようにうわさのあるかたは)」〈源氏物語・末摘花〉 **わた・る【渡る】** ■《自四》●越える。渡る。「渡守、「はや舟に乗れ、日も暮れぬ」と言ふに、乗りて{ー・ら}むとするに(=渡し舟の船頭が「早く舟に乗れ、日も暮れてしまう」と言うので、乗って渡ろうとするが)」〈伊勢物語・九〉●移動する。移る。「住む館より出でて、船に乗るべき所へ{ー・る}(=住んでいる官舎から出て、船に乗ることになっている所へ移る)」〈土佐日記・一二・二二〉●行く。来る。通り過ぎる。「ちご遊ばする所のまへ{ー・る}(=赤ん坊を遊ばせている前を通りすぎるの(は心がどきどきする))」〈枕草子・心ときめきするもの〉●(年月が)過ぎる。経過する。(年月を)過ごす。(年月を)送る。暮らす。「日を消し、月を{ー・り}て一生を送る、もっとも愚かなり(=日を過ごし、月を送って(つまらない)一生を送るのは、実に愚かなことである)」〈徒然草・一〇八〉●行き渡る。広く通じる。及ぶ。「このいましめ、万事に{ー・る}べし(=この訓戒は、すべての場合に広く通じるにちがいない)」〈徒然草・九二〉●〔多く「せ給ふ」とともに用いる。「あり」のうやまった言い方〕いらっしゃる。おられる。「高倉の宮の御子の宮たちあまた{ー・ら}せ給ひ候ふなる(=高倉の宮のお子様の宮たちが大勢いらっしゃいますそうです)」〈平家物語・若宮出家〉■《補動四》〔動詞の連用形について〕●一面に・・・する。広く・・・する。「夕霧立ち{ー・り}て(=夕霧が一面に立ちこめて)」〈更級日記・かどで〉●ずっと・・・しつづける。絶えず・・・する。「女のえ得まじかりけるを、年を経てよばひ{ー・り}けるを(=女で自分のものにできそうもなかった人を、何年もずっと求婚しつづけていたのを)」〈伊勢物語・六〉 **わづらは・し【煩し】** 《形シク》●面倒である。やっかいである。「かく{ー・しき}身にて侍れば(=(わたしは)このように面倒な身の上でございますから)」〈竹取物語・かぐや姫の昇天〉●病気が重い。「なほ{ー・しく}なりて死にけり(=いっそう病気が重くなって死んでしまった)」〈徒然草・四二〉 [参考]現代の「わずらわしい」のもとになったことば。 **わび・し【侘し】** 《形シク》●やるせなくつらい。やりきれない。「またかく{ー・しき}目を見ず(=またこのようなつらい目にあったことはない)」〈竹取物語・竜の頸の玉〉●興ざめでつまらない。情けない。「思はるる、思はれぬがあるぞ、いと{ー・しき}や(=愛される者と愛されない者があるのは、実に情けないことだよ)」〈枕草子・世の中になほいと心憂きものは〉●心細い。ものさびしい。「山里は秋こそことに{ー・しけれ}(=山里は秋こそが特にものさびしい)」〈古今和歌集・秋上〉 [参考]現代の「わびしい」のもとになったことば。 **わ・ぶ【侘ぶ】** 《自上二》●なげく。思いなやむ。「限りなく遠くも来にけるかなと{ー・び}あへるに(=限りなく遠くまでもやって来てしまったことよとなげきあっていると)」〈伊勢物語・九〉●つらいと思う。さびしく思う。「つれづれ{ー・ぶ}る人は(=手持ちぶさたで退屈なのをつらく思う人は)」〈徒然草・七五〉《補動上二》〔動詞の連用形について〕・・・しかねる。・・・しきれない。「念じ{ー・び}つつ(=我慢しきれなくなって)」〈方丈記〉 [参考]現代の「住ぁびる」のもとになったことば。 **わらは【童】** 《名》●元服前の子供。「まだ{ー}なる君(=まだ元服前の若者)」〈枕草子・小白河といふ所は〉●召し使いの少年・少女。「使はれむとて、つきて来る{ー}あり(=使ってもらおうとして、ついてくる少年がいる)」〈土佐日記・一・二一〉 **わりな・し** 《形ク》●むりやりである。むやみである。「{ー・く}通はん心の色こそ(=むりに行き通う恋心こそ)」〈徒然草・二四〇〉●つらい。苦しい。言いようもない。「寒きこといと{ー・く}(=寒いことは言いようもなく)」〈枕草子・節分違へなどして〉●やむを得ない。しようがない。「路次の煩ひとなれるこそ{ー・けれ}(=道中のやっかいものとなったのは、しようがないよ)」〈奥の細道・草加〉 <1714> **わろ・し【悪し】** 《形ク》●よくない。「友とするに{ー・き}者(=友人とするのによくない者)」〈徒然草・一一七〉●みにくい。「火桶の火も、白き灰がちにな{ー・し}(=丸火鉢の炭火も白い灰が目立つ状態になって、みっともない)」〈枕草子・春はあけぼの〉●へたである。「年ごろは{ー・く}描きけるものかな(=長年の間、(絵を)へたに描いていたものだなあ)」〈宇治拾遺物語・三・六〉 **ゐる【居る】** 《自上一》●すわる。また、すわっている。「いとうつくしうてゐたり(=たいへんかわいらしいようすですわっている)」〈竹取物語・かぐや姫の生ひ立ち〉●そこにいる。とどまる。「ひさしう里にゐたり(=長い間、里にとどまっていた)」〈枕草子・殿などのおはしまさで後〉《補動上一》〔動詞の連用形について」ずっと・・・ている。・・・しつづける。「さだめておどろかさむずらむと、待ちゐたるに(=(この稚児は)きっと(だれかが自分を)起こそうとするだろうと、待っていたところ)」〈宇治拾遺物・一・一二〉 [参考]現代の「いる」のもとになったことば。 **ゐる【率る】** 《他上一》ひき連れる。ひきいる。「人もあまたゐておはしまさず(=供の人もたくさんは連れていらっしゃらない)」〈竹取物語・蓬莱の玉の枝〉 **ゑ・む【笑む】** 《自四》にっこり笑う。ほほえむ。「ほとほと{ー・み}ぬべかりしに(=もう少しで笑いそうになったが)」〈枕草子・里にまかでたるに〉 [参考]現代の「えむ」のもとになったことば。 **をか・し** 《形シク》●おもむきがある。風情がある。「ほのかにうち光りて行くも{ー・し}(=(蛍が)かすかに光って飛んでいくのもおもむきがある)」〈枕草子・春はあけぼの〉●美しい。「{ー・し}の御髪や(=美しい髪だこと)」〈源氏物語・若紫〉●こっけいである。おかしい。「{ー・しき}を念じて(=おかしいのをこらえて)」〈源氏物語・紅葉の賀〉 [参考]現代の「おかしい」のもとになったことば。 **を・し** 《形シク》●【惜し】残念である。おしい。「飽かず、{ー・し}と思はば(=人の長い命を不足に思い、おしいと思うならば)」〈徒然草・七〉 [参考]現代の「惜しい」のもとになったことば。●【愛し】いとしい。かわいい。「人も{ー・し}人も恨めし(=人をいとしく思い、また人を恨めしく思う)」〈続後撰和歌集・雑中〉 <1715> # **ローマ字のつづり方** **まえがき** 1 一般に国語を書き表わす場合は、第1表に掲げたつづり方によるものとする。 2 国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限り、第2表に掲げたつづり方によってもさしつかえない。 3 前二項のいずれの場合においても、おおむねそえがきを適用する。 [第1表] a i u e o ka ki ku ke ko kya kyu kyo sa si su se so sya syu syo ta ti tu te to tya tyu tyo na ni nu ne no nya nyu nyo ha hi hu he ho hya hyu hyo ma mi mu me mo mya myu myo ya (i) yu (e) yo ra ri ru re ro rya ryu ryo wa (i) (u) (e) (o) ga gi gu ge go gya gyu gyo za zi zu ze zo zya zyu zyo da (zi) (zu) de do (zya) (zyu) (zyo) ba bi bu be bo bya byu byo pa pi pu pe po pya pyu pyo 〔( ) は重出を示す。〕 [第2表] sha shi shu sho tsu cha chi chu cho fu ja ji ju jo di du dya dyu dyo kwa gwa wo [(編集部注)] 第1表はもとの訓令式のつづり方である。第2表のうち、上5段は標準式、下4段は日本式のつづり方で、それぞれ第1表の該当するつづりの代わりに用いる。 標準式では、はねる音をp, b, mの前ではmで書き、つまる音を chの前ではtで書く。 日本式では, wo は助詞に限って用い、また、名詞の語頭はいつも大文字で書く。 **そえがき** 前表に定めたもののほか、おおむね次の各項による。 1 はねる音「ン」はすべてnと書く。 2 はねる音を表わすnと次にくる母音字またはyとを切り離す必要がある場合には、nの次に ' を入れる。 3 つまる音は、最初の子音字を重ねて表わす。 4 長音は母音字の上に ^ をつけて表わす。なお、大文字の場合は母音字を並べてもよい。 5 特殊音の書き表わし方は自由とする。 6 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。 [〔編集部注〕] そえがきの各項の例を示すと、1はkokumin(国民)、sinbun(新聞)など、2はken'ei(県営)、sen'yaku(先約)など、3はgakki(楽器)、itten(一点)など、4はgenkô(原稿)、raisyû(来週)、Ômiya・ÔMIYA・OOMIYA(大宮)など、5はotottsan・otottuan(おとっつぁん)、fâsuto・huasuto(ファースト)など、6はNippon(日本)、Tukue ga aru(机がある)などである。 <1716> **時刻** わが国の時法には、古く定時法と不定時法の二種があった。定時法は一日を一二等分するもので、一時は二時間に当たる。不定時法は昼と夜をそれぞれ六等分するもので、季節により、一時の長さが異なる。これは江戸時代に広く行われていた。 **方位** 三百六〇度を一二等分して、それぞれに十二支を当てはめ、北を「子」、南を「午」などと呼んだ。また、北東を「艮」、南東を「巽」、南西を「坤」、北西を「乾」と呼んだ。陰陽道では、艮を「鬼門」、坤を「裏鬼門」と称し、不吉な方角とした。 **十干** 中国古来の学説で、天地の間をめぐり動いて万物を組成するとされる木・火・土・金・水の五行を、それぞれ兄(陽)・弟(陰)に分け、甲・乙・丙・・・など一〇の文字に当てたもの。「きのえ」「きのと」「ひのえ」・・・と読む。 **十二支** 一年一二か月を表す子・丑・寅・・・・など一二の文字にそれぞれ動物名を当てはめて、「ね」「うし」「とら」・・・と読むもの。時刻・方位を示すのに用いる。 **干支表** 十干と十二支の組み合わせを「干支」と書いて「えと(かんし)」といい、六〇組みできる。年の順序では六一年目にもとにもどり、数え年の六一歳(満六〇歳)を還暦という。 <1717> # **二十四節気・雑節** [季節] 春 **立春**{りっしゅん} [陰暦] 正月節 [陽暦] 二月四日ごろ [雑節名(陽暦)] 節分(二月三日ごろ) **雨水**{うすい} [陰暦] 正月中 [陽暦] 二月一八、一九日ごろ [雑節名(陽暦)] 彼岸(春分を中日とする七日間) **啓蟄**{けいちつ} [陰暦] 二月節 [陽暦] 三月五、六日ごろ **春分**{しゅんぶん} [陰暦] 二月中 [陽暦] 三月二〇、二一日ごろ [雑節名(陽暦)] 社日(春分に最も近い戌{いぬ}の日) **清明**{せいめい} [陰暦] 三月節 [陽暦] 四月四、五日ごろ **穀雨**{こくう} [陰暦] 三月中 [陽暦] 四月二〇ごろ [雑節名(陽暦)] 土用(立夏前一八日間) [季節] 夏 **立夏**{りっか} [陰暦] 四月節 [陽暦] 五月五、六日ごろ [雑節名(陽暦)] 八十八夜(五月一、二日ごろ) **小満**{しょうまん} [陰暦] 四月中 [陽暦] 五月二一日ごろ **芒種**{ぼうしゅ} [陰暦] 五月節 [陽暦] 六月五、六日ごろ [雑節名(陽暦)] 入梅(六月一〇、一一日ごろ) **夏至**{げし} [陰暦] 五月中 [陽暦] 六月二一、二二日ごろ [雑節名(陽暦)] 半夏生(七月一、二日ごろ) **小暑**{しょうしょ} [陰暦] 六月節 [陽暦] 七月七日ごろ **大暑**{たいしょ} [陰暦] 六月中 [陽暦] 七月二二、二三日ごろ [雑節名(陽暦)] 土用(立秋前一八日間) [季節] 秋 **立秋**{りっしゅう} [陰暦] 七月節 [陽暦] 八月七、八日ごろ [雑節名(陽暦)] 二百十日(八月三一日、九月一日ごろ) **処暑**{しょしょ} [陰暦] 七月中 [陽暦] 八月二三日ごろ [雑節名(陽暦)] 二百二十日(九月一〇、一一日ごろ) **白露**{はくろ} [陰暦] 八月節 [陽暦] 九月七、八日ごろ **秋分**{しゅうぶん} [陰暦] 八月中 [陽暦] 九月二二、二三日ごろ [雑節名(陽暦)] 彼岸(秋分を中日とする七日間)、社日(秋分に最も近い戌{いぬ}の日) **寒露**{かんろ} [陰暦] 九月節 [陽暦] 一〇月八、九日ごろ **霜降**{そうこう} [陰暦] 九月中 [陽暦] 一〇月二三、二四日ごろ [雑節名(陽暦)] 土用(立冬前一八日間) [季節] 冬 **立冬**{りっとう} [陰暦] 一〇月節 [陽暦] 一一月七、八日ごろ **小雪**{しょうせつ} [陰暦] 一〇月中 [陽暦] 一一月二二、二三日ごろ **大雪**{たいせつ} [陰暦] 一一月節 [陽暦] 一二月七日ごろ **冬至**{とうじ} [陰暦] 一一月中 [陽暦] 一二月二一、二二日ごろ **小寒**{しょうかん} [陰暦] 一二月節 [陽暦] 一月五、六日ごろ **大寒**{たいかん} [陰暦] 一二月中 [陽暦] 一月二〇、二一日ごろ [雑節名(陽暦)] 土用(立春前一八日間) # **月の異称** [季節] 春 **一月** むつき(睦月) [その他の異称] 孟春{もうしゅん}・初春{しょしゅん}・祝月{いわいづき} **二月** きさらぎ(如月) [その他の異称] 仲春{ちゅうしゅん}・梅見月{うめみづき} **三月** やよい(弥生) [その他の異称] 季春{きしゅん}・晩春{ばんしゅん}・花見月{はなみづき} [季節] 夏 **四月** うづき(卯月) [その他の異称] 孟夏{もうか}・初夏{しょか}・卯花月{うのはなづき} **五月** さつき(皐月) [その他の異称] 仲夏{ちゅうか}・五月雨月{さみだれづき} **六月** みなづき(水無月) [その他の異称] 季夏{きか}・晩夏{ばんか}・常夏月{とこなつづき} [季節] 秋 **七月** ふづき(文月) [その他の異称] 孟秋{もうしゅう}・初秋{しょしゅう}・七夕月{たなばたづき} **八月** はづき(葉月) [その他の異称] 仲秋{ちゅうしゅう}・月見月{つきみづき} **九月** ながつき(長月) [その他の異称] 季秋{きしゅう}・晩秋{ばんしゅう}・菊月{きくづき} [季節] 冬 **一〇月** かんなづき(神無月) [その他の異称] 孟冬{もうとう}・初冬{しょとう}・時雨月{しぐれづき} **一一月** しもつき(霜月) [その他の異称] 仲冬{ちゅうとう}・霜降月{しもふりづき} **一二月** しわす(師走) [その他の異称] 季冬{きとう}・晩冬{ばんとう}・春待月{はるまちづき} # **月齢表** **新月**{しんげつ} **二日月**{ふつかづき} **三日月**{みかづき} **七日月**{なのかづき} **八日月**{ようかづき} **九日月**{ここのかづき} **十日余りの月**{とおかあまりのつき}(一一日ごろ) **十三夜の月**{じゅうさんやのつき} **望月(満月)**{もちづき まんげつ}(一五日ごろ) **十六夜の月**{いざよいのつき} **立待ち月**{たちまちづき}(一七日ごろ) **居待ち月**{いまちづき}(一八日ごろ) **臥待ち月**{ふしまちづき}(一九日ごろ) **更待ち月**{ふけまちづき}(二〇日ごろ) **二十日余りの月**{はつかあまりのつき}(二二日ごろ) **二十三夜の月**{にじゅうさんやのつき} <1718> **主要季語一覧** **春 (立春~立夏の前日まで)** **時候** | **天文/地理** | **行事/生活** | **動物** | **植物** --|---|---|---|--- 啓蟄・冴返る・春暁・早春・遅日・夏近し・長閑・八十八夜・花冷え・彼岸・弥生・余寒・立春 | 淡雪・朧月・陽炎・霞・東風・残雪・菜種梅雨・花曇・春一番・忘れ霜・薄氷・雪崩・雪解け・水温む・山笑う・雪代 | 涅槃会・針供養・雛祭り・復活祭・草餅・蚕飼い・汐干狩り・卒業・田打ち・凧・種蒔き・茶摘み・野焼き・畑打ち・花衣・風船・山焼き | 浅蜊・鶯・馬の子・雁が帰る・蛙・雉子・お玉杓子・蚕・仔猫・囀り・田螺・白魚・雀の子・蝶・燕・鳥雲に入る・蜂・蛤・雲雀・若鮎・公魚 | 薊・梅・梅が香・桑・木の芽・桜・シクラメン・芹・薇・蒲公英・土筆・躑躅・椿・菜の花・海苔・蘩・花散る・桃の花・柳・山吹き・蓬・ライラック・落花・若草・若布 (春の代表句) 雉子の眸のかうかうとして売られけり 加藤楸邨 ぜんまいののの字ばかりの寂光土 川端茅舎 梅が香にのっと日の出る山路かな 松尾芭蕉 雪とけて村一ぱいの子どもかな 小林一茶 **夏 (立夏~立秋の前日まで)** **時候** | **天文/地理** | **行事/生活** | **動物** | **植物** --|---|---|---|--- 暑し・炎昼・夏至・三伏・涼し・大暑・梅雨明・土用・熱帯夜・入梅・薄暑・半夏生・梅雨・短夜・麦の秋・夕涼み・夜の秋・立夏・冷夏 | 朝焼け・油照り・卯の花腐し・片蔭・雷・雲の峰・五月雨・涼風・虹・雹・夕立・夕焼け・青田・泉・清水・雪渓・滝・出水・土用波 | 葵祭・朝顔市・川開き・薪能・夏越・鬼灯市・甘酒・鵜飼い・団扇・髪洗う・蚊遣火・行水・更衣・早乙女・新茶・田植え・花火・プール・風鈴・祭・浴衣 | 雨蛙・鮎・蟻・蚊・蝸牛・鰹・郭公・兜虫・閑古鳥・金魚・金亀子・蝉・天道虫・熱帯魚・蚤・蠅・斑猫・蟇・蛍・時鳥・山時鳥 | 青葉・紫陽花・あやめ・苺・卯の花・瓜・杜若・桑の実・罌粟の花・さくらんぼ・早苗・芍薬・菖蒲・空豆・筍・月見草・茄子・蓮・万緑・向日葵・牡丹・麦・夕顔・百合・若葉 (夏の代表句) 万緑の中や吾子の歯生え初むる 中村草田男 滝落ちて群青世界とどろけり 水原秋櫻子 涼風の曲がりくねって来たりけり 小林一茶 牡丹散ってうちかさなりぬ二三片 与謝蕪村 <1719> <1720> **WYSIWYG** [what you see is what you get] コンピューターで文字や図形などが画面で表示されたとおりに印刷されるシステム。 **X** 未知のもの。不確定要素。 **X線** [X-ray] レントゲン線。→エックス線。 **X線バースト** [X-ray burst] ある天体から放出されるX線が数分程度の時間、爆発的に強くなる現象。 **X線CT** [X-ray computerized tomography] X線コンピューター断層撮影装置。X線とコンピューターとを組み合わせて人体の断層{だんそう}(断面)写真を撮る。 **Xデー** [X day] 世間の関心を集めていることが実行される予定日。 **Xリーグ** [X league] 日本のアメリカンフットボールの社会人リーグ。◆1996年より開幕。 **X理論** [theory X] 人間は本来怠惰で労働を嫌うので、強制・命令・処罰によって厳しく管理しなければならないとする考え方。[参考]アメリカの心理学者D. マグレガーの説。→Y理論。 **XDSL** [x digital subscriber line] デジタル加入者回線。既存の電話回線を用いて高速データ通信を行う技術の総称。ADSLはその代表。 **XL** [extra large] (衣類などの)特大。 **Xmas** [Christmas] クリスマス。[参考]Xはキリストを表すギリシア語Christos(Ch=X)からの略語。 **XML** [Extensible Markup Language] 文章構造の記述言語の一つ。文法の平易なHTMLと、文書の構造を記述できるSGMLの双方の長所を合わせもつ。 **XO** [extra old] 長年月貯蔵された超高級ブランデー。→VO, VSO, VSOP。 **XO醤**{ジャン} 干し貝柱や干しエビに香味野菜・香辛料・調味料を加えてつくる中国料理の調味料の一つ。[参考]XOは超高級ブランデーから。 **XY型** 遺伝子の性染色体による性決定様式の一つ。X染色体とY染色体の二つがあり、雄がXY, 雌がXXとなるもの。 **X-Yプロッター** [X-Y plotter] 図形出力装置の一つ。直交座標グラフ上に出力する装置。 **Y** ① [yellow] イエロー。黄色。② [yotta-] ヨタ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10²⁴。③ [yukawa] ユカワ。原子物理学で用いる長さの単位。1ユカワは1フェルミと同値。[参考]日本で、物理学者湯川秀樹にちなんで設けられた単位。 **y** [yocto-] ヨクト。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10⁻²⁴。 **Y理論** [theory Y] 人間は自己の能力を発揮する場として労働を望んでいるので、理想の環境があれば強制しなくても働くという考え方。[参考]アメリカの心理学者D. マグレガーの説。→X理論。 **YAGレーザー** [yttrium aluminum garnet laser] イットリウム・アルミニウム・ネオジムの各酸化物から成る、ガーネット構造の固体レーザー。 **yd** [yard] ヤード。ヤードポンド法での長さの単位。 **YGテスト** [Yatabe-Guilford personality test] 矢田部・ギルフォード性格検査。性格検査法の一つ。 **YH** [youth hostel] ユースホステル。 **YMCA** [Young Men's Christian Association] キリスト教信仰にもとづいて理想社会の建設をめざす、世界的な青年団体。キリスト教青年会。→YWCA。 **YS-11** 戦後初の国産ターボプロップ旅客機。[参考]YSは輸送・設計の頭文字。 **YWCA** [Young Women's Christian Association] キリスト教信仰にもとづいて理想社会の建設をめざす、世界的な女子青年団体。キリスト教女子青年会。→YMCA。 **Z** ① [zetta-] ゼタ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10²¹。② [impedance] インピーダンス。コイルまたはコンデンサーで構成されている交流回路における電圧と電流の比。直流回路における抵抗に相当する。単位Ω。 **z** ① [zone] ゾーン。地帯。② [zepto-] ゼプト。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10⁻²¹。 **Z項** [Z-term] 緯度変化を表す公式の補正項。[参考]1902年に木村栄が発見したことから木村項ともいう。 **Z理論** [theory Z] セオリーZ。日本的経営とアメリカ的経営のそれぞれの長所を生かした経営を目指す理論。[参考]アメリカのW. オーウチ教授の理論。 **ZERI** [Zero-Emission Recycle Initiative] ゼロエミッション計画。ある産業の廃棄物を別の産業で利用することによって廃棄物をゼロにしようとする国連大学の開発計画。 **ZIFT** [zygote intrafallopian transfer] ジフト法。接合子卵管内移植。不妊症の治療法の一つ。体外に取り出した卵子と精子を授精させてから母体の卵管に戻す方法。 **ZIP**{ジップ} [zone improvement plan] アメリカの郵便物の集配区域改善計画。[参考]これに基づく郵便番号をZIPコードという。 **Zn** [zinc] 亜鉛の元素記号。 **ZTT** [zinc sulfate turbidity test] 硫酸亜鉛混濁試験。血清たんぱく質の組成異常を調べる検査。肝障害の有無を見分ける検査として用いる。 **ZZZ** 「グーグー」。「ズーズー」。コミックなどで、いびき、寝息を表す記号。 <1721> **WCS** [World Conservation Strategy] 世界自然資源保全戦略。◆1980年にWWFなどが発表。 **4WD** [four-wheel drive] 車で、四輪駆動。→四輪駆動。 **WDM** [wavelength division multiplexing] 波長分割多重光伝送。より多くの情報を伝えるために、光信号を多重にして伝送する方式。 **Webサイト** [Web site] インターネット上で、WWWの方式に基づいてサーバーからの情報の提供などのサービスが行われる場所。Webページの1まとまり。[参考]「サイト」という場合、一般にこのWebサイトを指す。 **Webページ** [Web page] Webサイト上で公開されている、それぞれの情報ページ。◆ホームページと同義に用いられることもある。 **Webメール** [Web mail] インターネットのWebページ上で利用することができる電子メールのサービス。また、そのメール。 **WEC** [World Energy Council] 世界エネルギー会議。エネルギー問題を研究・討議する非営利組織。 **WECPNL** [weighted equivalent continuous perceived noise level] 加重等価感覚騒音レベル。航空機騒音を表す国際単位。 **Wed.** [Wednesday] 水曜日。 **WESTPAC**{ウエス トパック} [Cooperative Study of the Western Pacific] 西太平洋海域共同調査。IOC(政府間海洋学委員会)の下で実施されている。 **WFC** [World Food Council] 国連の世界食糧会議。 **WFMH** [World Federation for Mental Health] 世界精神保健連盟。◆1960年設立。 **WFP** [World Food Program] 世界食糧計画。最貧国などの飢餓救済のため食糧援助を行う国連機関。◆1961年設立。 **WFTU** [World Federation of Trade Unions] 世界労働組合連盟。◆1945年設立。 **WG** ① [World Games] ワールドゲームズ。オリンピックの種目にないスポーツを集めた国際大会。② [working group] ワーキンググループ。作業部会。 **WHO** [World Health Organization] 世界保健機関。国連の専門機関の一つ。すべての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的としている。◆1948年設立。 **WID** [women in development] 開発と女性。開発における女性の役割。開発途上国の開発において、女性が積極参加できるようにする考え方。 **Windows**{ウィンドウズ} アメリカのマイクロソフト社製のパソコン用OS。 **WIPO**{ワイポ} [World Intellectual Property Organization] 国連の世界知的所有権機関。特許権・著作権などの保護が目的。◆1970年発足。 **WMD** [weapons of mass destruction] 大量破壊兵器。大量破壊や大量殺戮をもたらす兵器。核兵器や生物兵器・化学兵器などをさす。 **WMO** [World Meteorological Organization] 世界気象機関。国連の気象専門機関。 **WOCE**{ウォース} [World Ocean Circulation Experiment] 世界海洋循環実験計画。 **WPC** ① [wood plastic combination] スーパーウッド(合成樹脂などを注入した木材)の一つ。木材のすきまにプラスチックを注入してあるため、寸法の狂いが少なく腐りにくい。② [World Petroleum Congress] 世界石油会議。◆1933年結成。 **WPI** [wholesale price index] 日本銀行が発表した卸売物価指数。◆2002年、基準が改定され、CGPI(企業物価指数)に移行した。 **WPW症候群** [Wolff-Parkinson-White syndrome] 先天性不整脈の一つ。急に動悸{どうき}がして息苦しくなる発作性頻拍。 **WR** [wide receiver] アメフトで、ワイドレシーバー。外側に位置してパスを受ける選手。 **WRC** [World Rally Championship] 世界ラリー選手権。 **WS** ① [workstation] ワークステーション。高性能パソコンの一つ。単独でも高い処理能力をもつ端末装置。② [world scale] ワールドスケール。標準石油タンカーの1航海での石油1トン当たり運賃を100とした場合の運賃指数。 **WSSD** ① [World Summit on Sustainable Development] 持続可能な開発に関する世界首脳会議。2002年に南アフリカのヨハネスブルグで行われた地球サミット(国連環境開発会議)をいう。地球温暖化などの地球環境問題の対策を進めるものでヨハネスブルグ宣言を採択した。② [World Summit for Social Development] 国連社会開発サミット。◆1995年コペンハーゲンで。 **WTB** [wing three-quarter backs] ラグビーで、ウイング。左右両端のポジション。また、その選手。 **WTC** [World Trade Center] 世界貿易センター。 **WTI** [West Texas Intermediate] アメリカ産標準油種。アメリカで生産される代表的な軽質原油。ニューヨーク商品取引所が先物取引の代表銘柄に指定。 **WTO** ① [Warsaw Treaty Organization] ワルシャワ条約機構。旧ソ連・東欧の軍事機構。◆1991年解体。② [World Trade Organization] 世界貿易機関。ガットに代わり、ウルグアイラウンドで合意した協定を管理・運営する国際機関。◆1995年設立。[参考]加盟国間の貿易の紛争解決のほか、原則として自由貿易の推進を目指す。 **WWB** [Women's World Banking] 女性の世界銀行。女性事業家の経済的自立を世界的に支援するための国際組織。 **WWF** [Worldwide Fund for Nature] 世界自然保護基金。世界の野生生物を保護するため寄付を募り、各国へ配分する民間団体。[参考]旧称は「世界野生生物基金(World Wildlife Fund)」。 **WWW** ① [World Weather Watch] 世界気象監視計画。世界気象機関による、世界規模の気象観測ネットワークの整備・応用計画。② [World <1722> **VJ** [video jockey] ビデオジョッキー。テレビなどで、ビデオ映像を流し番組を進行させる人。 **VLBI** [very long baseline interferometer] 超長基線電波干渉計。クエーサーからの電波を受信し、地球上の各地点間の距離を精密に測定する。 **VLDL** [very low density lipoprotein] 超低密度リポたんぱく。トリグリセリド(中性脂肪)を多く含む。 **VLF** [very low frequency] 超長波。→UHF, VHF。 **VLSI** [very large-scale integration] 超大規模集積回路。→超LSI。 **VMX** [voice mailbox] ボイスメールボックス。電話によるメッセージを業者のメールボックスに録音し、外から聞くことができるサービス。 **VO** [very old] 貯蔵年数の少ないブランデー。→VSO, VSOP, XO。 **VOD** [video-on-demand] ビデオオンデマンド。見たいときにその番組や映画を家庭のテレビに呼び出せるサービス。 **VoIP** [Voice over Internet Protocol] ボイスオーバーIP。インターネット技術を使って音声を電送する技術の一つ。インターネット電話などで応用されている。 **vol.** [volume] ボリューム。書物やビデオソフトなどの、巻。▷~1。 **VP** [video package] ビデオパッケージ。映像が記録されている市販用ビデオソフトなどの総称。 **VPN** [virtual private network] 仮想私設通信網。通常の電話回線を使って点在する事業所などを仮想的に接続し、企業内の内線電話のように利用する通信網。 **VR** [virtual reality] 仮想現実感。→バーチャルリアリティー。 **VRA** [voluntary restraint agreement] 輸出自主規制協定。貿易摩擦解消のために輸出国側による輸出規制を取り決めた2国間協定。 **VRAM** [video RAM] ビデオRAM。画面表示用RAM。→RAM。 **VRE** [vancomycin-resistant enterococcus] バンコマイシン耐性腸球菌。強力な抗生物質であるバンコマイシンも効かない腸内細菌。日和見感染を起こす。→MRSA。 **VRML** [virtual reality modeling language] インターネット上で3次元グラフィックを表示するためのプログラミング言語。 **VS** [vital signs] バイタルサイン。生命(生存)徴候。生きている徴候。呼吸・心拍・血圧など。 **VS.** [versus] 「…に対して」「…対…」の意。バーサス。*vs.とも。赤組~白組。 **VSAT** [very small aperture terminal] 超小型地球局。双方向衛星通信のための小型送受信設備。 **VSO** [very superior old] 貯蔵年数12~17年の中級ブランデー。→VO, VSOP, XO。 **VSOP** [very superior old pale] 貯蔵年数18~25年の高級ブランデー。→VO, VSO, XO。 **VT** ① [verotoxin] ベロ毒素。病原性大腸菌O157などが人の腸内で増殖したときに出す毒素。② [virtual terminal] 仮想端末。端末装置をソフトウエアで仮想的に表現したもの。③ [video-tape] →ビデオテープ。 **VTOL**{ブイトール} [vertical takeoff and landing] 垂直離着陸機。 **VTR** [video tape recorder] ビデオテープレコーダー。映像と音声をビデオテープに記録し再生する装置。また、その記録したもの。 **VXガス** [venom X gas] 有機リン系の神経ガスの一つ。無色・無臭の液体で、きわめて毒性が強い。 **W** ① [watt] ワット。仕事率や電力の単位。② [west] 西。→E。③ [waist] ウエスト。胴回りの寸法。④ [double] →ダブル。 **W杯** [World Cup] ワールドカップ。スキーやラグビーなど、スポーツの世界選手権大会。特にサッカーで、FIFAが主催する各国・各地域代表チームによる世界大会。年齢制限のないフル代表の大会は4年に1回、オリンピックの中間年に開かれる。 **W粒子** [weak boson] ウイークボソン。素粒子間に作用する力で、弱い相互作用を媒介する粒子。 **WAN**{ワン} [wide area network] 広域ネットワーク。広域化した情報空間。LANのある拠点をつなぐネットワーク。 **WAP** [wireless application protocol] ワイヤレスアプリケーションプロトコル。携帯端末でインターネットを利用できる通信規格。独自のマークアップ言語をもとに作られている。 **WB** [warrant bond] ワラント債。新株引受権付き社債。株価の変動とは無関係に、一定の価格で発行会社の株式を購入する権利をつけた債券。 **Wb** [weber] ウェーバー。国際単位系(SI)の磁束の単位。[参考]ドイツの物理学者W. E. ウェーバーの名から。 **WBA** [World Boxing Association] 世界ボクシング協会。 **WBC** ① [white blood cell] 白血球。白血球数。② [World Boxing Council] 世界ボクシング評議会。◆1960年代に、アメリカ中心だったWBAから独立した汎世界的な組織。③ [World Baseball Classic] ワールドベースボールクラシック。野球の国別対抗世界選手権大会。 **WC** 便所。 **WCC** [World Council of Churches] 世界教会協議会。 **WCL** [World Confederation of Labour] 国際労連。国際労働組合連合。 **WCP** ① [World Climate Program] 世界気候計画。国連の気象機関WMOの提案に基づく国際的な研究計画。② [World Council of Peace] 世 <1723> **UPOV条約** [United Protection of Vegetation Act] 植物の新品種保護に関する国際条約。 **UPU** [Universal Postal Union] 万国郵便連合。国連の専門機関の一つ。◆1874年設立。 **URL** [uniform resource locator] インターネット上で個々のホームページ(Webページ)に割り当てられたアドレス。 **USA** [United States of America] アメリカ合衆国。*USとも。 **USB** [Universal Serial Bus] パソコンと周辺機器をつなぐシリアルインターフェースの新規規格。 **USBメモリー** [USB memory] コンピューターのUSB用コネクターに直接接続して使用する小型の記憶装置。 **USFJ** [United States Forces, Japan] 在日アメリカ軍。*USF-Jとも。 **USGA** [United States Golf Association] 全米ゴルフ協会。 **USO** [unknown swimming object] 未確認水泳物体。ネッシーなどを指す。UFOのもじり。 **USSR** [Union of Soviet Socialist Republics] ソビエト社会主義共和国連邦。◆1991年12月崩壊。 **USTR** [United States Trade Representative] アメリカ通商代表部。アメリカの通商政策全般を作成・実施している機関。 **USTS** [United States Travel Service] アメリカ政府観光局。 **UT** [universal time] 世界時。→グリニッジ時。 **UTC** [universal time coordinated] 協定世界時。→グリニッジ時。 **UTMS** [Universal Traffic Management System] 警察庁が開発する新交通管理システム。 **UV** [ultraviolet rays] 紫外線。▷~カット、~ケア。 **UVA** [ultraviolet-A] 紫外線のA波。長波長紫外線。肌の奥まで吸収され、日焼けの原因となる。雲やガラスをも透過し、長期的に浴びると肌の老化や皮膚病の原因となる。→PA。 **UVB** [ultraviolet-B] 紫外線のB波。中短波紫外線。肌の表面に吸収され、日焼けの原因となる。→SPF。 **V.** [verb] 動詞。 **Vシネマ** [video cinema] ビデオソフト用に製作・販売される映画。 **V字飛行** スキーのジャンプ競技で、スキーの先を開いてV字形で飛ぶ方法。一般に飛距離が出やすい。 **Vチップ** [V-chip] テレビに装着し、暴力や過剰な性表現のテレビ番組を自動的にカットするチップ(集積回路)。[参考]Vはviolence(暴力)の略。 **Vネック** [V-neck] V字形の襟。 **Vリーグ** [V league] 日本バレーボール協会が主催するバレーボールリーグ。◆1994年、日本リーグを改称。[参考]Vはvolleyballとvictoryの略。 **VA** [value analysis] バリューアナリシス。価値分析。製造過程などの分析・改善によって価格の引き下げを図ること。 **VAN**{バン} [value-added network] 付加価値通信網。一般公衆通信網を使って特定の情報処理サービスを付加した通信を行うネットワーク。 **VAT** [value-added tax] 付加価値税。流通の各段階で新たに増加した価値に対し課税される間接税。 **VB** [venture business] ベンチャー企業。→ベンチャービジネス。 **VC** ① [venture capital] ベンチャーキャピタル。ベンチャービジネスを金融面から指導・育成する企業。また、その資本。② [voluntary chain] ボランタリーチェーン。任意連鎖店。複数の独立店舗が協力して共同仕入れなどを行う方式の店舗。 **vCJD** [variant Creutzfeldt-Jakob disease] 変異型クロイツフェルトヤコブ病。CJD(クロイツフェルトヤコブ病)の一つだが、発病年齢・進行速度・脳波所見・病理組織像などで相違点がある。BSEとの関連性が指摘されている。→BSE。 **VCR** [video cassette recorder] ビデオカセットレコーダー。ビデオデッキ。映像と音声をビデオテープに記録して再生する装置。 **VD** [videodisc] ビデオディスク。画像と音声を記録した円盤。テレビ受像機やパソコンで再生する。 **VDT** [visual display terminal] ビジュアルディスプレー装置。ブラウン管表示装置。 **VDT症候群** [visual display terminal syndrome] パソコンやワープロなどのディスプレーを見続ける人に起こる障害。目の疲労・頭痛・肩凝り・精神的ストレスなど。*OA病とも。 **VE** ① [value engineering] バリューエンジニアリング。価値工学。② [video engineer] ビデオエンジニア。テレビカメラの映像を調整し、最良の状態に維持する技術者。 **VER** [voluntary export restraint] 輸出自主規制。→VRA。 **VFR** [visual flight rules] 航空機の有視界飛行方式。パイロット自身の判断で飛行できる方式。 **VFX** [visual effects] 映画などで、特殊視覚効果技術。[参考]SFXとほぼ同義だが、特に撮影後にCGなどで加工する技術・映像を指す。 **VHD** [video high-density] ビデオディスクの溝なし針式静電容量方式。 **VHF** [very high frequency] →超短波。→UHF, VLF。 **VHS** [Video Home System] 家庭用ビデオテープレコーダーの一方式。 **VICS**{ビックス} [Vehicle Information and Communication System] 道路交通情報通信システム。道路工事や渋滞など情報をカーナビゲーションやラジオで伝える。 **VIP**{ビップ} [very important person] 政府の要人や国賓・皇族など、特別の待遇を要する重要な人 <1724> **UNCTAD**{アンクタッド} [United Nations Conference on Trade and Development] 国連貿易開発会議。先進国と開発途上国が貿易・開発上の問題で協力し、格差是正に取り組むもの。 **UNDCP** [United Nations Drug Control Program] 国連薬物統制計画。国連における、麻薬などの薬物対策活動の中心機関。 **UNDD** [United Nations Development Decade] 国連開発の10年。1960年代の第1次に始まり、2000年代は第5次。 **UNDOF** [United Nations Disengagement Observer Force] 国連兵力引き離し監視軍。イスラエル・シリア間の停戦監視や兵力引き離しを行う。◆1974年設立。 **UNDP** [United Nations Development Program] 国連開発計画。国連による開発途上国への技術協力や環境問題など幅広い活動の核となる機関。◆1966年発足。 **UNEF**{ユネフ} [United Nations Emergency Forces] 国連緊急軍。第1次は1956~67年の第2次中東戦争時、第2次は73~79年で第4次中東戦争時に活動。 **UNEP**{ユネップ} [United Nations Environment Programme] 国連環境計画。人間環境の保護と改善を目的とする国際機関。◆1972年発足。 **UNESCO** [United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization] 国連教育科学文化機構。→ユネスコ。 **UNF** [United Nations Forces] 国連軍。国連憲章に基づき国際平和の侵略行為に対し組織される軍隊。[参考]正規の国連軍は組織されたことはない。 **UNFCCC** [United Nations Framework Convention on Climate Change] 気候変動枠組み条約。地球温暖化防止条約。温室効果ガスによる地球温暖化の問題に関し、国際的取り組みの原則や実施方法などを定めたもの。◆1992年リオデジャネイロでの地球サミットで採択。→COP。 **UNFPA** [United Nations Fund for Population Activities] 国連人口活動基金。発展途上国などの人口問題解決が目的。◆1969年設立。 **UNGA** [United Nations General Assembly] 国連総会。総会。全加盟国によって構成される国連の主要機関。→UNSC。 **UNHCHR** [United Nations High Commissioner for Human Rights] 国連人権高等弁務官。国連の人権関連機関の統括責任者。 **UNHCR** [Office of the United Nations High Commissioner for Refugees] 国連難民高等弁務官事務所。難民の保護や、避難先での援助などを行う機関。 **UNIC** [United Nations Information Center] 国連広報センター。 **UNICEF** [United Nations Children's Fund] 国連児童基金。→ユニセフ。 **UNIDO** [United Nations Industrial Development Organization] 国連工業開発機関。開発途上国の工業化を促進するため1967年設立。 **UNIKOM** [United Nations Iraq-Kuwait Observation Mission] 国連イラク・クウェート監視団。イラクとクウェートの国境沿いの非軍事化地帯の監視などを行う。◆1991年設立。 **UNITA**{ユニタ} [União Nacional para a Independencia Total Angola] アンゴラ全面独立民族同盟。アンゴラの反政府武装組織。◆1966年設立。→MPLA。 **UNIX**{ユニックス} アメリカのベル研究所が開発したOSの一つ。ワークステーション(高性能パソコンの一つ)などに用いられている。 **UNMOGIP** [United Nations Military Observer Group in India and Pakistan] 国連インド・パキスタン軍事監視団。◆1949年設立。 **UNMOVIC** [United Nations Monitoring, Verification and Inspection Commission] 国連監視検証査察委員会。イラクの大量破壊兵器廃棄のため、1999年にUNSCOM(国連特別委員会)に代わって、設置された国連組織。 **UNRWA** [United Nations Relief and Works Agency] 国連難民救済事業機関。パレスチナ難民の救済を目的とする。 **UNSC** [United Nations Security Council] 国連安全保障理事会。安保理。国際平和維持を任務とする国連の主要機関。中国・フランス・ロシア・イギリス・アメリカの5常任理事国と、総会で選ばれる非常任理事国10か国で構成される。[参考]常任理事国が拒否権をもつため、大国の利害のからむ問題には適正に対処できないという問題点も指摘されている。*SCとも。→UNGA。 **UNSCOM** [United Nations Special Committee] 国連特別委員会。大量破壊兵器廃棄特別委員会。◆イラクの大量破壊兵器の廃棄を目的として1991年設置。99年UNMOVIC(国連監視検証査察委員会)に変わった。 **UNTAC**{アンタック} [United Nations Transitional Authority in Cambodia] 国連カンボジア暫定統治機構。1992年から93年の暫定国民政府発足までの間に活動。 **UNTAET** [United Nations Transitional Administration in East Timor] 国連東ティモール暫定行政機構。◆1999年設立。[参考]東ティモールは76年、インドネシアが併合。99年住民投票で独立支持派が勝利したものの、併合派が武力行動を開始。国連はUNTAETを設立し、多国籍軍を派遣した。2002年,独立達成。 **UNTC** [United Nations Trusteeship Council] 国連信託統治理事会。一定の領土を特定の国や国連がおさめる信託統治での国連の監督機関。 **UNTSO** [United Nations Truce Supervision Organization] 国連休戦監視機構。イスラエルと近接アラブ諸国間の休戦協定遵守状況の監視などを行う。◆1948年設立。 **UNU** [United Nations University] 国連大学。本部は東京。 **UNV** [United Nations Volunteers] 国連ボランティア。開発途上国への開発援助のために多様な分野の専門家を派遣する機関。 **UNWC** [United Nations Water Conference] 国連 <1725> **TSマーク** [traffic safety mark] 道路交通法の基準に適合した自転車に付けられる安全マーク。 **TSE** [Tokyo Stock Exchange] 東京証券取引所。◆1949年設立。 **TSL** [techno super liner] テクノスーパーライナー。関東一九州間を10時間程度で走る次世代の超高速貨物船。 **TSS** [time-sharing system] タイムシェアリングシステム。時分割処理システム。1台のホストコンピューターを多数の端末で共有するために、実行時間を細かく分割して順々に割り当てること。 **TSWV** [tomato spotted wilt virus] トマト黄化壊疽{おうかえそ}ウイルス。トマトやピーマンなどの農作物を枯らせたり腐らせたりするウイルス。[参考]ミカンキイロアザミウマという昆虫が媒介する。 **TT** ① [technology transfer] 技術移転。特に先端技術を企業間や国家間で供与し合うこと。② [telegraphic transfer] 電信為替。③ [team teaching] チームティーチング。数人の教師がチームを組んで教える教授法。 **TTC** [total traffic control] 列車運行総合制御装置。CTCの機能をさらに向上させたもの。 **TTL** [transistor-transistor logic] 回路の主要部分がトランジスターで構成されている論理素子。デジタルICの主流。 **TTL方式** [through-the-lens meter] 露出計内蔵一眼レフの測光方式。レンズからの透過光を測光する。 **TTT** ① [thymol turbidity test] チモール混濁試験。血清たんぱく質の組成異常を調べる検査。肝障害のスクリーニング検査として用いられる。② [time temperature tolerance] 許容温度保持時間。食品の鮮度が一定温度下で何時間保たれるかを示す数値。 **TUAC** [Trade Union Advisory Committee] OECD(経済協力開発機構)の労働組合諮問委員会。 **Tues.** [Tuesday] 火曜日。 **TV** ① [television] テレビ。→テレビジョン。② [transvestite] トランスベスタイト。異性装者。異性の格好をしたがる人。 **TWI** ① [training within industry] 企業内での監督者訓練。② [tolerable weekly intake] 耐容週間摂取量。ダイオキシンなどの毒性物質の1週間あたりの許容摂取量。→TDI。 **U** ① [Uran] ウランの元素記号。② [under] アンダー。下の。以下の。…歳以下の。英語でunderは「…未満の」の意。 **Uカー** [used car] ユーズドカー。中古車。 **Uターン** [U-turn] ①逆戻りすること。②地方出身で大都市に住んでいる人が出身地に戻って就職・再就職などをすること。②は和製用法。 **Uボート** [Unterseeboot] 第1次・第2次世界大戦で使用されたドイツ軍の潜水艦。 **UA** [uric acid] 尿酸。尿中に多く含まれる二塩基性の有機酸。 **UAE** [United Arab Emirates] アラブ首長国連邦。 **UD** [universal design] ユニバーサルデザイン。障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる設計・デザイン。[参考]その根底には、高齢者も障害者も、健常者とかわりなく暮らせる社会が当然であるとするノーマライゼーション(等生化)の理念がある。 **UDC** [universal decimal classification] 図書の整理に使われる国際10進分類法。 **UEFA**{ウエファ} [Union of European Football Associations] ヨーロッパサッカー連合。 **UFO** [unidentified flying object] 未確認飛行物体。→ユーフォー。 **UHF** [ultrahigh frequency] 極超短波。デシメートル波。300~3000メガヘルツの周波数帯。テレビや移動無線通信に利用される。→超短波。→VHF, VLF。 **UI** ① [university identity] ユニバーシティーアイデンティティー。大学のアイデンティティー。学風の統一などによって個々の大学が独自性や存在意識を高めること。② [union identity] ユニオンアイデンティティー。労働組合のアイデンティティー。愛称の採用や活動方針の変更などにより、組合のイメージアップを図ること。 **UK** [United Kingdom] 連合王国。イングランドのほか、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドまで含めたイギリスの呼称。 **ULA** [ultralight airplane] ウルトラライトプレーン。超軽動力機。エンジン付きハンググライダーや簡易構造の飛行機。 **ULSI** [ultra large-scale integration] 超々LSI。超LSIを超えるLSI。 **UMIN**{ユーミン} [University Medical Information Network] 大学医療情報ネットワーク。国立大学付属病院間を結ぶ医療情報ネットワーク。 **UN** [United Nations] 国連。→国際連合。 **UNC** [United Nations Charter] 国連憲章。国連の目的・原則・機能などを規定した基本的文書。◆1945年発効。 **UNCD** [United Nations Conference on Desertification] 国連砂漠化防止会議。 **UNCDF** [United Nations Capital Development Fund] 国連資本開発基金。UNDPとともに、発展途上国の援助などを行う。 **UNCED** [United Nations Conference on Environment and Development] 国連環境開発会議。◆1992年リオデジャネイロ、2002年ヨハネスブルグで開催された地球サミット。 **UNCHS** [United Nations Center for Human Settlements] 国連人間居住センター。環境問題や人口問題の中で、人間の安定した居住生活の確保に向けて国際協力の推進を図る機関。 **UNCRD** [United Nations Center for Regional Development] 国連地域開発センター。アジア・アフリカなどの地域開発が目的。 <1726> や研究機関での研究成果を特許化したり企業に橋渡しする機関。 **TM** ① [Thema+music{和}] テーマミュージック。主題曲。{参考}英語はtheme tune. ② [trademark] トレードマーク。商標。また、その人やものを特徴づけるしるしや性質。 **TMD** [theater missile defense] アメリカの戦域ミサイル防衛。NMDと異なり、在外米軍と同盟国を防衛しようとしたもの。◆MD③. **TMO** [town management organization] タウンマネージメント機関。地方都市の中心市街地などの活性化を目指して商工会や商店街の人々が設置する街づくりのための組織。 **TMV** [tobacco mosaic virus] タバコモザイクウイルス。タバコの葉に緑色の斑紋が現れるモザイク病の病原体。{参考}1935年に結晶として抽出された最初のウイルス。 **Tn** [transposon] トランスポゾン。染色体間を動く遺伝子。 **TNC** [transnational corporation] 多国籍企業。 **TNF** [tumor necrosis factor] 腫瘍壊死因子。がんなどの悪性細胞を攻撃する。 **TNT** [trinitrotoluene] トリニトロトルエン。トルエンを硝化してつくる淡黄色の結晶。爆薬の一つ。 **TOB** [take-over bid] テークオーバービッド。株式公開買い付け。企業の経営権を支配するため、買い付け期間・株価・株数を一般に公開して株を買い集めること。 **TOD** [total oxygen demand] 総酸素要求量。水の汚れを示す指標。 **TOEFL**(ト) [Test of English as a Foreign Language] 英語を母語としない人の英語コミュニケーション能力を測るテスト。 **TOEIC**(ト) [Test of English for International Communication] 国際コミュニケーション英語能力テストの商標。 **Tokamak**(ト) 輪切り状の磁場コイルを用いて高温プラズマを閉じこめる方式の核融合実験装置。{参考}ロシア語のtok(電流), kamera(容器), magnit(磁場), katushka(コイル)の略。 **TOP**(トップ) [The Olympic Program] IOC (国際オリンピック委員会)がスポンサー料を受け取るための組織。スポンサー料を出した企業は五輪マークが使える。 **TOPIX**(ト) [Tokyo Stock Price Index] 東京証券取引所株価指数。東京証券取引所が、一部上場全銘柄を中心に、その時価総額をもとに発表している株価指数。◆1969年より発表。 **toto**(トト) スポーツ振興くじ(サッカーくじ)の愛称。Jリーグの試合結果などを予想するもの。 **TP** ① [total protein] 総たんぱく質。臨床血液検査の1項目で、血清中のたんぱく質の総量。肝障害・腫瘍などの原因で増加する。② [transparency] トランスペアレンシー。トラペン。オーバーヘッドプロジェクター用のスライド。{参考}原義は「透明」。 **t-PA** [tissue plasminogen activator] 組織プラスミノーゲン活性化物質。血栓溶解剤になる。 **TPE** [thermoplastic elastomer] 熱可塑性エラストマー。高温では可塑性、常温ではゴム状の性質を示す高分子。 **TPO** [time, place and occasion] 時間・場所・目的に応じて、服装などの使い方に区別をつけること。「一に気を配る」 [欧] **TPP** [Trans-Pacific Partnership] 環太平洋パートナーシップ協定。環太平洋経済連携協定。広域な輸出入分野を対象とし、それらの全品目の関税を完全に撤廃する自由貿易協定。{参考}日本では加盟について、経済の活性化から期待する声があるが、農業従事者などからの自国の経済を揺るがすものとしての反対意見も根強くある。 **TPT** [triphenyltin] トリフェニルスズ。防腐剤として船底や漁網に塗る有機スズ化合物。神経障害を引き起こす猛毒物質。 **TQC** [tariff quota] タリフクォータ。関税割当制。割当数量までの輸入には低税率を適用し、それを超過する分には高税率を適用する二重関税制度。 **TQC** [total quality control] 総合的品質管理。 **TR** [thermal reactor] サーマルリアクター。新しい空気を送り込んで、排ガス中の未燃焼ガスを完全に燃焼させる装置。 **TRAFFIC**(トラ) [Trade Records Analysis of Flora and Fauna in Commerce] 野生動植物国際取引調査記録特別委員会。不法な野生動植物取引を調査するための国際機関。{参考}日本の委員会をトラフィックジャパンという。 **TRIM**(トリ) [trade-related investment measures] 貿易関連投資措置。海外から直接投資を受ける際に政府がとる規制や要求の措置。 **TRISTAN**(トリ) [Transposable Ring Intersecting Storage Accelerators in Nippon] 電子と陽電子を逆方向に加速して正面衝突させる方式の大型加速器。 **TRMM** [Tropical Rainfall Measuring Mission] 熱帯降雨観測衛星計画。熱帯域を中心に日米共同で降雨を観測する。 **tRNA** [transfer RNA] トランスファーRNA (リボ核酸)。転移RNA。細胞質にあるRNAの一つ。アミノ酸をたんぱく合成の場まで運び、mRNAが運んでくる遺伝子暗号に従ってたんぱく質を組み立てる役目をもつ。◆mRNA. **TRON**(ト) [the real-time operating system nucleus] リアルタイム性(応答が速く瞬時に処理できること)を重視して設計されたオペレーティングシステム。ITRON, BTRON, CTRON, MTRONなどがある。{参考}日本の坂村健が提唱。 **TRT** [Trademark Registration Treaty] 商標登録条約。 **TS** ① [transsexual] トランスセクシュアル。自分の性に違和感(性同一性障害)を覚えている人で、実際に性転換を行った人。また、性転換を望んでいる人。◆GID, TG①. ② [tracking stock] トラッキングストック。事業部門株。特定の事業部門や子会社の業績のみを対象とし <1727> **TB** ① [three quarters] ラグビーで、スリークォーター。② [total bilirubin] 総ビリルビン。臨床血液検査の1項目で、直接ビリルビンと間接ビリルビンを合わせたもの。③ [Treasury bill] トレジャリービル。アメリカ財務省が発行する割引短期国債。④ (Treasury bond) トレジャリーボンド。アメリカ財務省が発行する長期債券。 [欧] **TBT** [tributyltin] トリブチルスズ。有機スズ化合物、毒性がある。TBTO。 **TSTO** [tributyltin oxide] トリブチルスズオキシド。有機スズ化合物の一つ。漁網などの汚染防止剤や船底塗料として使われたが、現在使用禁止。 **TC** ① [total cholesterol] 総コレステロール。ネフローゼ症候群や閉塞性黄疸{えん}では血中濃度が上昇し、栄養障害や重症の肝障害では低下する。② [traveler's check] トラベラーズチェック。旅行者用小切手。 **TCA回路** [tricarboxylic acid cycle] クレブス回路。摂取した栄養素が呼吸とともに酸化し、二酸化炭素と水に分解される代謝回路。{参考}イギリスの生化学者H.A. クレブスが解明。 **TCAS**(テ) [traffic alert and collision avoidance system] 航空交通警報および衝突防止システム。航空機の操縦席に他の航空機との距離や方位を表示してニアミスや空中衝突を防ぐ。 **TCDD** [tetrachlorodibenzodioxin] 有機塩素化合物の一つ。ダイオキシン類の中で最も毒性が強い。枯れ葉剤・除草剤に用いる。 **TCP/IP** [transmission control protocol/internet protocol] インターネットで用いられる通信プロトコル体系。TCPとIPの二つのプロトコルから成り、ともにインターネットの基盤をなす。 **TD** ① [technical director] テクニカルディレクター。番組や映画制作に携わる技術スタップの最高責任者。② [touchdown] アメフトで、タッチダウン。相手のエンドゾーンにボールを持ち込んで得点すること。 **TDB** [(United Nations) Trade and Development Board] 国連貿易開発理事会。UNCTAD(国連貿易開発会議)の常設執行機関。*UNTDBとも。 **TDI** [tolerable daily intake] 耐容1日摂取量。ダイオキシンなど毒性物質の1日あたりの許容摂取量。TWI②。 **TEE** [Trans-Europe Express] 欧州横断国際特急列車。 **TEFL**(テ) [teaching English as a foreign language] 外国語としての英語教授法。日本・ドイツ・フランスなど、英語を常用しない環境での英語教育。 **tel.** ① [telegram] 電報。② [telephone] 電話。* Tel, TELとも。 **TEPP** [tetraethyl pyrophosphate] テップ剤。稲の害虫駆除に用いる有機リン系殺虫剤。日本では使用禁止。 **TES** [thin and economical system] ガスによる温水暖冷房システム。室外の熱源装置で作った湯を室内の暖房・給湯・乾燥などに利用する。▷〜式床暖房。 **TESL**(テ)[teaching English as a second language] 第2言語としての英語教授法。英語を常用する環境での英語教育。英語圏に住むが、英語を母語としない留学生などが対象。 **TESOL**(テ) [Teachers of English to Speakers of Other Languages] 英語以外の言語を話す人たちに英語を教える教師の組織。 **TeX**(テ) 文書整形システムの一つ。大型コンピューターからパソコンまで使用可能なシステム。{参考}スタンフォード大学のクヌースが考案。 **TFR** [total fertility rate] 合計特殊出生率。一人の女性が一生に平均して何人の子供を産むかという推計。{参考}日本はこの低下が年々進み、社会全体で子供の数が少なくなる「少子化」の問題が指摘されている。 **TFS** [tin-free steel] 錫を使わない缶用表面処理鋼板。{参考}ブリキ缶の代わりとして、1960年代に開発された。 **TFT** ① [thin film transistor] 薄膜トランジスター。また、それを使った液晶ディスプレー装置。② [table for two] 対象の定食・食品を購入すると、一食につき20円が開発途上国の給食として寄付されるしくみ。 **TFTR** [Tokamak Fusion Test Reactor] アメリカの臨界核融合実験炉。 **TFX** [Tokyo Financial Exchange Inc.] 東京金融取引所。 **TG** ① [transgender] トランスジェンダー。自分の性に違和感(性同一性障害)を覚えている人。特にそのなかで、手術による肉体の転換を望まない人。→GID, TS①.② [triglyceride] トリグリセライド。中性脂肪。体にとって効率的なエネルギー源だが増えすぎると肥満などの原因となる。 **TGV**(テ) [train à grande vitesse{フランス}] フランスの超高速列車。◆1981年開業。 **Thurs.** [Thursday] 木曜日。*Thur., Th.とも。 **Ti** [titanium] チタンの元素記号。 **TIA** [transient ischemic attack] 一過性脳虚血発作。脳の循環障害により一時的に生じる疾患。 **TIBOR**(タ) [Tokyo Interbank Offered Rate] 東京外国為替市場における銀行間取引金利。 **TICAD** [Tokyo International Conference on African Development] アフリカ開発会議。アフリカ開発をテーマとする国際会議。◆1993年,東京で第1回会議(TICAD1)開催。◆UNDP。 **TIFF** [Tokyo International Film Festival] 東京国際映画祭。国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。◆1985年より開催。 **TIFFE** [Tokyo International Financial Futures Exchange] 東京金融先物取引所。 **TKO** [technical knockout] テクニカルノックアウト。ボクシングなどで、一方の選手の試合続行不可能をレフェリーが判断し、勝敗を決する。 **TLO** [Technology Licensing Organization] 技術移転機関。大学等技術移転促進法に基づき、大学 <1728> て感染し、おう吐や下痢などを引き起こす。 **SS** ① [suspended solid] 懸濁物質。浮遊物質。水面または水中に濁りの形で含まれる粒子状物質。② [Schutzstaffel] ナチスの親衛隊。 **SSD** [super Schottky diode] スーパーショットキーダイオード。超伝導体と半導体を組み合わせたダイオード。超高周波電波の検出器に用いる。 **SSE** [supply-side economics] サプライサイドエコノミックス。需要面よりも供給面を重視する経済政策上の考え方。 **SSH** [super science high school] スーパーサイエンスハイスクール。科学技術者育成のために全国の高校の中から指定された研究開発校。◆文部科学省が2002年度より導入。 **SSI** [small-scale integration] 小規模集積回路。 **SSL** [secure socket layer] サーバーとクライアント間で情報を安全に送受信するための技術の一つ。オンラインショッピングでクレジットカードの番号を入力する画面などで使用されている。 **SSRI** [Selective Serotonin Reuptake Inhibitor] 選択的セロトニン再取り込み阻害薬。抗うつ薬の一つ。 **SST** [supersonic transport] 超音速輸送機。超音速旅客機。コンコルドが代表。 **SSW** [school social worker] スクールソーシャルワーカー。学校と家庭のパイプ役となって非行や不登校などの相談に当たる人。 **ST** ① [sensitivity training] 感受性訓練。集団生活を通して、他人の考えや感情などに対する感受性を高めるための訓練。② [speech therapist] スピーチセラピスト。言語聴覚士。言語障害者の治療や訓練を行う専門技術者。 **St.** [saint] セント。聖人。聖。 **STマーク** [safety toy mark] 製品安全協会の安全基準に合格した玩具へんにつけるマーク。 **START**(ス) ① [Strategic Arms Reduction Talks] アメリカと旧ソ連の戦略兵器削減交渉。② [Strategic Arms Reduction Treaty] アメリカと旧ソ連の戦略兵器削減条約。{参考}2011年にアメリカとロシアで新START(第4次戦略兵器削減条約)が発効。 **STD** [sexually transmitted disease] 性行為感染症。性行為によって感染する病気の総称。 **STF** [step over toe hold with face lock] うつぶせになった相手の足を固め、両腕で相手の顔面を絞り上げるプロレス技。 **STM** [scanning tunneling microscope] 走査型トンネル顕微鏡。トンネル効果を利用した顕微鏡で、原子レベルの観察が可能。◆1983年,IBM社のG. ビーニッヒらが開発。 **STOL**(ス) [short takeoff and landing] 短距離離着陸機。短い滑走路で離着陸でき、上昇・降下が速やかにできる。騒音も少ない。 **STS** ① [serologic test for syphilis] 梅毒血清反応。② [space transportation system] 宇宙輸送システム。スペースシャトルが代表。 **STZ** [Super Technology Zone] スーパーテクノゾーン。創造的経済発展基盤地域。複数の県にまたがる広域産業の基盤づくりを図る経済産業省の構想。 [欧] **Sun.** [Sunday] 日曜日。 **SUV** [sport utility vehicle] スポーツ用多目的自動車。 **Sv** [sievert] シーベルト。国際単位系(SI)の放射線の線量当量の単位。{参考}スウェーデンの物理学者R.M. シーベルトから。 **S-VHS** [S-Video Home System] 高画質のVHS規格。 **SW** ① [short wave] 短波。② [switch] スイッチ。 **SWAT**(ス) [Special Weapons and Tactics] アメリカの特別任務用機動隊。 **SWOT**(ス)分析 [strength, weakness, opportunity, threat] 企業の経営戦略などでの分析方法の一つ。分析対象を、強み・弱み・機会・脅威の四つの面から判定するもの。 **SWU** [separate work unit] 分離作業単位。天然ウランから濃縮ウランをつくる際の仕事量単位。 **T** ① [tera-] テラ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、1兆倍(10¹²)を表す語。② [tesla] テスラ。磁石の力(磁束密度)の強さを表す単位。1ガウスの1万倍。③ [try] ラグビーで、トライ。 **T細胞**[T-cell] 骨髄でつくられ、胸腺{えん}で成熟する細胞。B細胞の抗体生産を調節したり、標的となる細胞を攻撃したりする。*Tリンパ球とも。{参考}Tは胸腺(thymus)から。 **Tシャツ** [T-shirt] 襟のない、ふつう木綿製で半袖{はんそで}のシャツ。 **Tゾーン** [T-zone] 額と鼻筋とで構成する、顔のT字形の部分。汗や皮脂の分泌量が多いため、スキンケアで重要といわれる。 **Tバック** [T-back] 腰の後部がT字形になった下着や水着。 **Tボーンステーキ** [T-bone steak] ヒレとサーロインをいっしょに骨ごと切り分けて焼いた大形ステーキ。{参考}骨がT字形であることから。 **TA** ① [terminal adapter] ターミナルアダプター。ISDNなどのデジタル信号を処理し、パソコンのインターネットやファックスなどにつなぐための装置。② [transactional analysis] トランザクショナルアナリシス。交流分析。グループワークなどを用いた精神分析療法の一つ。{参考}アメリカの精神科医E. バーンが提唱。③ [traffic advisory] 航空機の衝突防止装置(TCAS)によって出される、他機との接近警報。 **TAC** [total allowable catch] 漁獲可能量。資源が減っている魚類に対し、総漁獲量の上限が定められる制度。 **taspo**(タ) 自動販売機でタバコを買うために必要な、成人識別カード。{参考}tobacco(タバコ), access(アクセス), passport(パスポート)を合わせた造語。 <1729> **SNM** [special nuclear material] 特定核物質。核分裂を起こすウラン235・233、プルトニウム239。 **SNP**(ス) [single nucleotide polymorphisms] 一塩基多型。一塩基多型。DNA塩基配列が1こか所だけ違っていること。{参考}ヒトの遺伝子は皆、ほとんど同じだが、こうしたわずかの差によって個人差が生まれるため、SNPの解析をもとにしたオーダーメード医療(遺伝子の個人差に基づいた個人医療)の進展が期待されている。 **SNRI** [Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor] セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬。抗うつ薬の一つ。 **SNS** [Social Networking Service] ソーシャルネットワーキングサービス。会員どうしでの友人紹介や、ブログや掲示板の公開など、Web上でコミュニティーをつくるためのサービス。 **SO** ① [sneak out] スニークアウト。音や音楽が小さくなって消えていくこと。SI③。② [Special Olympics] スペシャルオリンピック。4年ごとに行われる、知的発達障害の人々の国際スポーツ大会。 **SOC** [social overhead capital] 社会資本。社会的間接資本。毎年の公共投資の結果形成された産業基盤施設・国土保全施設・生活基盤施設などの総称。 **SOD** [super-oxide dismutase] 老化や発がんと関係のある活性酸素を分解する酵素。 **SOFAR** [sound fixing and ranging] 海難救助用の水中測音装置。 **SOHO**(ソ) [small office, home office] パソコンやネットワーク回線を十分に活用して、自宅などで仕事をすること。 **SOL** [sanctity of life] 生命維持や治療効果だけを重視し。患者の意思を考慮しない医療的立場。{参考}原義は「生命の神聖さ」。QOL。 **SOR** [synchrotron orbital radiation] シンクロトロン放射光。シンクロトロンによって光の速度近くまで加速された電子が円の接線方向に放出する電磁波(光)。 **SORT** [Strategic Offensive Reductions Treaty] モスクワ条約。アメリカとロシア間の戦略核弾頭の削減条約。◆2002年調印。 **SOx**(ソ) [sulfur oxide] 環境汚染となる硫黄酸化物の総称。一酸化硫黄や二酸化硫黄など。◆NOx. **SP** ① [sales promotion] 消費者に購買意欲を呼び起こし、製品販売の増加を図る・こと(活動)。販売促進。セールスプロモーション。② [security police] 要人の身辺を警護する(私服の)警察官。セキュリティーポリス。③ [standard playing record] 一分間に78回転する昔のレコード。SP盤。④ [short program] フィギュアスケートで、ヨートプログラム。規定されたジャンプやスピンなどの要素で構成する1種目。 **SP株価指数** [Standard & Poor's Stock Price Index] アメリカのS&P社が開発した加重平均株価指数。 **SPring 8** [Super Photon Ring-8] 兵庫県の播磨科学公園都市にある大型放射光施設。強力なX線を出す。◆1997年運転。 **SPA** [specialty store retailer of private label apparel] 製造小売業。特に、ファッション商品の企画・製造から販売まで自社で手がける事業形態。 [欧] **SPC** [special purpose company] 特定目的会社。資産の譲り受けとその資産を担保にした証券の発行を目的とする特例会社。企業や金融機関などが設立する。▷〜法。 **SPD** [Sozialdemokratische Partei Deutschlands] ドイツ社会民主党。 **SPF** ① [South Pacific Forum] 南太平洋フォーラム。オセアニアの地域協力機構。太平洋諸島フォーラムの旧称。◆PIF。② [specific pathogen-free] 特定病原が不在であること。◆SPF豚。③ [sun protection factor] 日焼け止め指数の一つ。サンケア指数。UVB(紫外線B波)の防御効果を表す数値で最高値は50+。数値が大きいほど効果が大きい。◆UVB, PA③。 **SPF豚** [specific pathogen-free pig] 特定の病原菌を保有していない肉豚。 **SPI** [service price index] 企業向けサービス価格指数。サービス部門の価格変動を把握するための物価指数。 **SPM** ① [scanning probe microscope] 走査型プローブ顕微鏡。先のとがった探針を試料に近づけて原子・分子レベルの微細構造を観察する装置の総称。② [suspended particulate matter] 浮遊粒子状物質。PM(粒子状物質)のうち、大気中に浮遊する直径10マイクロメートル以下の物質。{参考}ディーゼル車の排ガスなどに含まれ、人体に吸収された場合の発がん性などが指摘されている。 **SQ** [special quotation] 特別清算指数。株式の先物取引を現金決済するときの価格。 **SQL** [structured query language] 構造化問い合わせ言語。データベースの操作・検索・紹介などに用いられるコンピューター言語。 **SQUID**(ス) [superconducting quantum interference device] 超伝導量子干渉素子。ジョセフソン効果を利用した超高感度磁場測定素子。 **SRAM** [static random-access memory] スタティックRAM。再書き込みしなくても記憶内容を保持できる半導体記憶素子。→DRAM。 **SRC** [steel reinforced concrete] 鉄筋コンクリート。 **SRI** ① [socially responsible investment] 社会的責任投資。株価や配当だけではなく、企業の環境保護や人種・性差別撤廃への取り組みも評価して株式投資を行うべきだとする考え方。② [Stanford Research Institute] スタンフォード研究所。アメリカ有数のシンクタンク。 **SRS** [supplemental restraint system] 車の乗員保護補助装置。一般的には、エアバッグを用いたシステムを指す。 **SRSV** [small round structured virus] 急性胃腸炎を起こす小型の球形ウイルス。飲食物を通じ <1730> イエンスフィクション。② [semifinal] セミファイナル。準決勝。 **SF商法** 催眠商法。無料や安売りなどと称して商品説明会を開き、実際には高額な商品を売りつける詐欺商法。{参考}最初にこれを行った業者の頭文字から。 **SFマーク** [safety fireworks mark] 日本煙火協会の安全検査に合格した玩具{がんぐ}用花火につけられるマーク。 **SFF** [split-fingered fastball] スプリットフィンガードファーストボール。野球で、人さし指と中指の間をやや広げた手に球を握って投げる変化球。 **SFM** [scanning force microscope] 走査型表面力顕微鏡。半導体など超微細構造観察に用いる。 **SFU** [Space Flyer Unit] 宇宙実験・観測フリーフライヤー。回収・再利用の可能な観測衛星。 **SFX** [special effects] 映画などで、特殊撮影技術。特殊メークや、光学処理,CGによる合成処理などを用いた特殊視覚効果技術。{参考}effectsの発音がFXのように聞こえることから。 **SGマーク** [safety goods mark] 特定製品以外の生活用品に対する安全基準合格マーク。 **SGML** [Standard Generalized Markup Language] 汎用マークアップ言語の一つ。電子出版や大規模文書処理用の文章の標準化言語。 **SH** ① [shoot] サッカーやバスケットなどで,シュート。② [scrum half] ラグビーで、スクラムハーフ。スクラムの周辺にいてスクラムから出てきたボールを処理するハーフバック。 **SHF** [superhigh frequency] センチ波。波長が1〜10cmの電波。衛星通信・衛星放送・テレビ中継などに用いる。 **SI** ① [system integration] システムインテグレーション。異なった機種のコンピューターや周辺機器を組み合わせ統合的コンピューターシステムを構築すること。② [system integrator] システムインテグレーター。システムインテグレーションを行う専門家や企業。③ [sneak in] スニークイン。音や音楽が入り次第に大きくなること。SO①。 **Si** [silicon] ケイ素の元素記号。 **SI単位系** [Système International d'Unités{仏}] 国際単位系。 **SI値** [spectral intensity value] 地震の際の建物の揺れの大きさを数値化したもの。 **SIA** [Semiconductor Industry Association] アメリカの半導体工業会。◆1977年設立。 **SIDS** [sudden infant death syndrome] 乳幼児突然死症候群。乳幼児の原因不明の突然死。 **SIM** [Simultaneous Interpretation Method] 同時通訳方式。同時通訳の訓練方法を体系化した、英語の学習法。 **SIM**(シ)カード [Subscriber Identity Module Card] 携帯電話の加入者情報が書き込まれたICカード。他の電話機にこれを挿し込むことで、そのまま使用が可能となる。 **SIMEX**(シ) [Singapore International Monetary Exchange] シンガポール国際先物取引所。アジアで最初の金融先物取引所。◆1984年設立。 **SIPRI** [Stockholm International Peace Research Institute] ストックホルム国際平和研究所。◆1966年開設。IIPCR。 **SIS** [strategic information system] 戦略情報システム。コンピューターなどを使って構築される、経営戦略上の情報収集・分析・活用システム。 [欧] **SIT**(シ) [Special Investigation Team] 特殊捜査班。誘拐や立てこもり事件などに対応する警察の特殊部隊。SAT。 **SITA** [Société Internationale de Télécommunications Aéronautiques{仏}] 国際航空通信協会。世界の航空会社加盟の企業間ネットワーク。 **SL** [steam locomotive] 蒸気機関車。 **SLBM** [submarine-launched ballistic missile] 潜水艦から発射される戦略用弾道ミサイル。 **SLE** [systemic lupus erythematosus] 全身性エリテマトーデス。膠原病の一種。高熱や皮膚の赤斑・脱毛・関節や筋肉の痛み等が現れる難病。 **SLORC** [State Law and Order Restoration Council] ミャンマーの国家法秩序回復評議会。ミャンマー軍事政権の最高意思決定機関。 **SLSI** [super large scale integration] 超LSI。超大規模集積回路。 **SLT** ① [single lane transit] 自動運転軌道バス。無人運転のシャトルバス。② [solid logic technology] 固体論理技術。VLSI(超大規模集積回路)などのシリコンウエハー上に論理回路を作成する技術。 **SM** [sadism and masochism] サドとマゾ。サディズムやマゾヒズム。 **SMA** [shape memory alloy] 形状記憶合金。一度形を与えておくと、変形させても一定温度で元の形に戻る合金。 **SMO** [site management organization] 治験施設支援機関。医療機関が治験を実施する際に、CRC(治験コーディネーター)を派遣して、各種事務手続きを行う組織。◆CRC②. **SMTP** [simple mail transfer protocol] インターネットなどで電子メールを送信するためのプロトコル。POP3。 **Sn** [stannum{ラ}] スズの元素記号。 **S-N比** [signal to noise ratio] 信号と雑音の比。{参考}単位にはふつうデシベルを用いる。 **SNA** [system of national accounts] 国民経済計算体系。国連が定めた国際標準の勘定体系。 **SNC** [Supreme National Council] 1991年の内戦終結後に発足した、カンボジアの最高国民評議会。{参考}1993年,暫定国民政府の発足により廃止。 **SNG** ① [satellite news gathering] 通信衛星を利用したニュース画像の送受信システム。② [synthetic natural gas] 合成天然ガス。石炭・石油・LPGなどをガス化させ、そのガス成分をメタン化してつくった人工ガス。 <1731> **SAM** [sequential access method] データ検索の際の、順次アクセス方式。 **S&L** [savings and loan association] アメリカの貯蓄貸付組合。小口の預金を集め住宅ローンなどで融資する地域金融機関。[参考]1980年代に地価下落で経営危機になるものが相次いだ。 **S&P** [Standard and Poor's] スタンダード&プアーズ。アメリカの格付け会社の一つ。 **SANE**{セイン} →NCSNP。 **SAP** ① [structural adjustment programs] 構造調整プログラム。開発途上国の債務問題解決のため、IMFや世界銀行がその国の経済構造の調整を行うこと。② [special automobile policy] 自家用自動車総合保険。対人賠償保険・対物賠償保険・無保険車傷害保険・自損事故保険・搭乗者障害保険・車両保険などがセットになった保険。 **SARS**{サーズ} [Severe Acute Respiratory Syndrome] 重症急性呼吸器症候群。高熱・呼吸困難などを伴う新型の感染症。感染力が強く、死亡率も高い。俗に新型肺炎ともいう。 **SAS** ① [Special Air Service] イギリス空軍の特別部隊。② [sleep apnea syndrome] 睡眠時無呼吸症候群。睡眠時に、10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、または1晩7時間に30回以上ある状態。[参考]肥満や、顎{あご}の小さい人に多く見られる。 **SAT**{サット} [Special Assault Team] 特殊急襲部隊。テロなどに対応する警察の特殊部隊。→SIT。 **Sat.** [saturday] 土曜日。 **SB** ① [store brand] ストアブランド。スーパー独自のブランド商品。② [station break] ステーションブレーク。番組と番組の間の短い切れ目。③ [sideback] サッカーなどで、サイドバック。フィールドの左右のサイド後方を守る選手。→CB。 **sb** [stilb] スチルブ。輝度の単位。 **SBS** [shaken baby syndrome] 揺さぶられっ子症候群。乳幼児を強く揺することにより脳組織に加速度損傷や打撃損傷が加わり、頭蓋内出血や眼底出血などが引き起こされるもの。[参考]親による虐待が原因の場合が多い。 **SBU** [strategic business unit] ストラテジックビジネスユニット。戦略的事業単位。企業で、戦略的経営計画構築のために設置される組織。 **Sc** [scandium] スカンジウムの元素記号。 **SCC** [Security Consultative Committee] 日米安全保障協議委員会。日本とアメリカの安全保障に関する協議機関。 **SCM** [supply chain management] サプライチェーンマネジメント。受注から資材調達・生産・在庫管理・発送に至るまでの流れをコンピューターを使って管理する経営システム。 **SCMS** [serial copy management system] デジタル方式の音声データ複製防止システム。コピーしたディスクから再度のコピーはできない。 **SCO** [Shanghai Cooperation Organization] 上海協力機構。中国やロシア、中央アジア諸国から成る多国間協力組織。◆2001年設立。 **SCR** [silicon controlled rectifier] サイリスター。シリコン制御整流子。トランジスターにはできないような高電圧・高電流の制御に使用される。 **SCSI**{スカジー} [small computer system interface] コンピューターの周辺機器を接続するための規格の一つ。◆1986年ANSI(アメリカ国家規格協会)が制定。 **SCT** [sentence completion test] 文章完成検査。性格検査の一種である投影法の一つで、不完全な文章を完成させるもの。 **SCU** [stroke care unit] 脳卒中患者の集中治療室。 **SD** [standard deviation] 標準偏差。 **SDI** [Strategic Defense Initiative] アメリカの戦略防衛構想。飛来する敵のICBMが到達する前に迎撃・破壊するもの。→MD③。 **SDP** [Social Democratic Party] (日本の)社会民主党。 **SE** ① [sound effects] サウンドエフェクト。→音響効果。② [systems engineering] システムズエンジニアリング。システム工学。複雑なシステムの計画・設計・評価を行うための基礎的工学。③ [system engineer] システムエンジニア。コンピューターのシステム設計・分析に当たる技術者。④ [sales engineer] セールスエンジニア。技術的な専門知識を持っている営業職。 **SEANZA**{シアンザ} [Southeast Asia, New Zealand and Australia] 東南アジア・ニュージーランド・オーストラリアの中央銀行総裁会議。 **SEC** [Securities and Exchange Commission] アメリカの証券取引委員会。◆1934年設立。 **sec** [second] セコンド。セカンド。秒。 **SEKマーク** 抗菌・防臭加工を施し、一定の品質基準に合格した繊維製品につけられるマーク。[参考]実施機関の繊維製品衛生加工協議会の頭文字から。 **SELA**{セラ} [Sistema Económico Latinoamericano] ラテンアメリカ経済機構。中南米の経済問題を協議する。◆1975年23か国で設立。 **SEM** [search engine marketing] サーチエンジンマーケティング。インターネットの検索サイトを用いたマーケティング手法。[参考]SEOはその代表。→SEO。 **SEMATECH**{セマテック} [Semiconductor Manufacturing Technology Institute] アメリカでの官民共同による次世代半導体の開発計画。 **SEO** [search engine optimization] サーチエンジン最適化。企業がインターネットの検索サイト上で、上位に掲載されるようなマーケティング戦略を行うこと。 **SEPAC**{セパック} [Space Experiments with Particle Accelerators] 日米共同の粒子加速器による宇宙科学実験。 **Sept.** [September] 9月。 **SESC** [Securities and Exchange Surveillance Commission] 証券取引等監視委員会。 **SF** ① [science fiction] 科学的空想によって常識をこえた世界を描いた物語。空想科学小説。サ <1732> 制限酵素の部位の変異。遺伝病の原因となったDNAの突然変異を探すのに用いられる。 **RFP方式** [reverse field pinch-] 逆磁場ピンチ方式。核融合装置の一つ。 **RG** [right guard] アメフトで、ライトガード。 **Rh因子** [rhesus factor] 赤血球中にふくまれる抗原の一つ。この因子をもつ血液(Rh陽性)ともたない血液(Rh陰性)とがあり、Rh陰性の人がRh陽性の人からくり返し輸血をうけると、溶血反応をおこす。{参考}「Rh」は、この因子が発見されたアカゲザル(英名rhesus)にちなむ。 **RHS** [retired husband syndrome] 主人在宅ストレス症候群。定年退職した夫が1日中家にいることで生じる妻のストレス。 **RI** [radioisotope] ラジオアイソトープ。放射性同位体。放射線を出して崩壊し、他の原子核にかかわる性質をもった同位体。 **RIMPAC**(リ) [Rim of the Pacific Exercise] アメリカ海軍の第3艦隊が主催してハワイ周辺などで行う環太平洋合同演習。 **RIN** [Rassemblement pour l'Indépendance Nationale{仏}] カナダのケベック州の分離独立党。{参考}ケベックはフランス人が入植した地域で,現在もカナダからの独立を主張する人々が多く残る。 **RNA** [ribonucleic acid] リボ核酸。塩基・糖(リボース)・リン酸から成る核酸DNAの遺伝情報にしたがって、たんぱく質を合成する役割を担う。 **ROA** [return on assets] 総資産利益率。資産に対する利益の比率。限られた条件の下で,この比率をいかにして高められるかが経営戦略とされる。 **ROE** [return on equity] 株主資本利益率。企業が株主資本(自己資本)からどれくらいの利益を得ているかを示す指標。 **ROI** [return on investment] 投資利益率。投資した資本に対し得られる利益の割合。 **ROM**(ロ) [read-only memory] 読み出し専用記憶素子。ランダムアクセスができる半導体記憶素子のうち、読み出しのみが可能な記憶素子。→RAM. **ROV** [remotely operated vehicle] 有索無人探査機。遠隔操作で海底の観察や試料採取を行う。 **RPF** [refuse paper and plastic fuel] 再利用が不可能な古紙やプラスチックを原料としたリサイクル固形燃料。◆RDF。 **RPG** ① [report program generator] 報告書作成のためのプログラム生成用言語。② [role-playing game] ロールプレイングゲーム。コンピューターゲームの一つ。主にプレーヤーがゲームの主人公になり、ゲームの世界を旅しながら物語を展開させていくもの。 **RPS** [renewables portfolio standards] 再生エネルギー割当。風力や太陽光などの再生可能エネルギーから得られる電力供給を、各電力会社の販売量に応じて割り当て、義務付ける制度。{参考}2003年4月,RPS法(「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」)施行。 **RR** ① [railroad] レールロード。鉄道。鉄道線路。② [rear engine rear drive] リアエンジンリアドライブ。後部エンジン、後輪駆動の自動車。③ [risk return] 資金運用の際の、損をする危険性と儲もうかる可能性。{参考}証券投資信託協会がRR1〜5に分類。数値が大きいほどハイリスクハイリターン(高収益だが危険も大きい)になる。 [欧] **rRNA** [ribosomal RNA] リボソームRNA。リボソーム(細胞内で、たんぱく質合成を行う小粒子)を構成するRNA。 **RSS** [Rich Site Summary] Webサイト上の記事や見出しなどを要約して配信する文書書式。 **RTOL**(ア) [reduced takeoff and landing] 離着陸距離減少機。短距離離着陸機。 **RV** [recreational vehicle] レクリエーショナルビークル。レジャー用の車で,多くは4WD。ワンボックスカー・ステーションワゴン・クロスカントリーなどの総称。 **RWD** [rear wheel drive] リアドライブ。後輪駆動。FWD。 **S** ① [sulfur] 硫黄の元素記号。② [south] 南。Ⓝ. ③ [second] 車で、セカンド。第2速のギア。④ [second] セコンド。秒。⑤ [small] スモール。小さい。▷〜サイズ。Ⓛ. ⑥ [strike] 野球で、ストライク。 **S波** [secondary] 地震波のうち、P波の後に観測される横波(振動の方向が波の進行方向と垂直である波)。振幅が大きい。◆P波。 **SA** ① [service area] ⇨ サービスエリア。② [system analysis] システムアナリシス。システム分析。特にコンピューターによる種々のシステム構築に当たり、その効果的な処理方法の研究・分析を行うこと。③ [store automation] ストアオートメーション。OA機器を用いて店舗の運営・経営を省力化・自動化すること。 **SAARC**(サ) [South Asian Association for Regional Cooperation] 南アジア地域協力連合。インド・パキスタンなど7か国が、1985年に設立。 **SaaS**(サ) [Software as a Service] コンピューターのソフトウエアを、パッケージ販売ではなくインターネット経由で提供するサービス。 **SACO** [Special Action Committee on Facilities and Areas in Okinawa] 沖縄に関する特別行動委員会。日米政府が設けた沖縄のアメリカ軍基地問題検討のための委員会。◆1995年設置。96年最終報告をまとめた。 **SAJ** [Ski Association of Japan] 全日本スキー連盟。 **SAL便** [surface airlifted mail] 日本から相手国までは航空便だが、相手国に着いてからは船便扱いの陸上輸送になる郵便。 **SALT**(サ) [Strategic Arms Limitation Talks] アメリカと旧ソ連の戦略兵器制限交渉。◆1972年締結。91年,STARTに変わった。 <1733> す。 **Q**{胆} [Quality music] すでに発売された、評価の高いレコードやCDの再プレス盤。 **Qマーク** [quality mark] 繊維業界の自主品質基準に合格した繊維製品につけられるマーク。 **Q&A** [question and answer] 質疑応答。 **QB** [quarterback] アメフトで、クォーターバック。4人のバックスの1人。 **QbA** [Qualitätswein bestimmter Anbaugebiete{独}] ドイツの指定栽培地域で生産された上級ワイン。 **QC** [quality control] クオリティーコントロール。品質管理。 **QCサークル** [quality control circle] 企業内で,生産性・品質向上のためにつくられる、少人数の活動グループ。 **QCD** [Quantum Chromodynamics] 量子色力学。クォーク間に働く強い力を、赤・青・緑の3色によって表現する理論。 **QE** [quick estimation] 四半期ごとに発表される国民所得統計の速報値。 **QmP** [Qualitätswein mit Prädikat{独}] ドイツの指定栽培地域で、規定に適合した品種・収穫方法でつくられた最上級ワイン。 **QOL** [quality of life] クオリティーオブライフ。量より質を重視した生活観。特に医療や福祉で、生命の質・生活の質を重視する考え方。延命治療よりも苦痛の軽減など、患者の生活の向上を重んじるもの。{参考}その背景には、患者の自己決定権重視の考え方がある。SOL。 **QR** [quick response] クイックレスポンス。小売り段階の販売情報を生産工程に反映させることで、商品の早期発注・納品を可能とするシステム。 **QRコード** [quick response code] 2次元コード(正方形をしたバーコード)の一つ。これを読み取ることで、インターネットに簡単にアクセスできる。 **QSO** [quasi-stellar object] クエーサー。準星。準恒星状天体。強い電波星雲で膨大なエネルギーをもつ。 **QSTOL**(ク) [quiet short takeoff and landing] 静粛型短距離離着陸機。短距離離着陸の特性を生かして周辺騒音を大幅に低下させる航空機。 **R** ① [right] ライト。右。右翼。②[roof] ルーフ。屋根。屋上。③ [Restricted] 年齢による映画鑑賞制限を示す記号。{参考}日本では18歳未満をR18,15歳未満をR15 (R指定),12歳未満をPG12に区別している。アメリカは準成人映画の意。 **R因子** [resistance factor] 細菌の中にできる、薬物に耐性を示す物質。 **3R運動** [reduce, reuse, recycle] ごみの減量,ものの再使用,資源の再生利用を進め、資源循環型の社会を目指す運動。 **R指定** ⇨ R③。 **Rマーク** 本や雑誌の無断複写を禁止するマーク。複写権を日本複写権センターに委託した出版物の奥付などについている。◆1992年9月導入。{参考}Rはreprography (複写)とright (権利)から。 [欧] **Ra** [radium] ラジウムの元素記号。 **rad** ① [radian] ラジアン。弧度。角度の単位。② [radiation] ラド。放射線の吸収線量の単位。1ラドは0.01グレイ。◆現在はグレイ (Gy)を用いる。 **RAM**(ラ) [random access memory] ランダムアクセスメモリー。随時書き込み読み出し記憶素子。パソコンでは特に電源を切ると内容が失われる本体メモリーをいう。→ROM。 **R&A** [Royal and Ancient Golf Club of St Andrews] セントアンドリュースゴルフクラブの略称。また、英国ゴルフ協会。 **R&B** [rhythm and blues] リズムアンドブルース。ブルースに軽快なリズムが加わった音楽。 **R&D** [research and development] 研究開発。 **RB** [running back] アメフトで、ランニングバック。 **RBC** [red blood cell] 赤血球。赤血球数。 **RC** ① [Red Cross] 赤十字。② [remote control] リモートコントロール。遠隔操作。遠隔制御。 **RCC** [Resolution and Collection Corporation] 整理回収機構。破綻金融機関からの不良債権買い取りや回収等を行う。◆1999年設立。 **RCU** [respiratory care unit] 呼吸器疾患集中治療室。 **RDB** [relational database] リレーショナルデータベース。データ要素を行と列の2次元の配列で関係づけ、それに基づいて構成したデータベース。 **RDF** [refuse-derived fuel] ごみ固形燃料。産業・一般廃棄物から分別し、乾燥・圧縮・固形化した燃料。◆RPF。 **RDS** ① [random digit sampling] 電話による世論調査方法の一つ。地域別の人口比に応じてコンピューターが無作為に選んだ電話番号を使う。② [respiratory distress syndrome] 新生児呼吸窮迫症候群。 **RE** ① [reverse engineering] リバースエンジニアリング。他のメーカーの完成品を分解・分析し、その原理や設計思想を知り、自社の製品の開発に役立てること。② [right end] アメフトでライトエンド。③ [rotary engine] 自動車用エンジンの一つ。▷〜車。⇒ロータリーエンジン。 **REIT**(リ) [Real Estate Investment Trust] 不動産投資信託。投資家から資金を集めて不動産を購入し、賃料収入や売却益を分配する金融商品。 **rem**(レ) [roentgen equivalent man] 放射線の線量当量の単位。◆現在はシーベルト (Sv)を用いる。◆Sv。 **RFLP** [restriction fragment length polymorphism] 制限酵素断片長多型。DNAを切断する <1734> private partnership] パブリックプライベートパートナーシップ。効率のよい高品質の公共サービス提供を目指し、行政が民間企業と協力し合うこと。一般にPFIに比べ、PPPの方が行政とのかかわりは強い。◆PFI。 **ppq** [parts per quadrillion] 「1000兆分の・・・」。ダイオキシンなどの濃度を表すのに用いる。 **PPS** ① [Peter Pan syndrome] ピーターパンシンドローム。いつまでも少年のままでいたいという傾向。② [polyphenylene sulfide] ポリフェニレンサルファイド。耐熱性にすぐれたエンジニアリングプラスチックの一つ。③ [Prospective Payment System] 医療費の包括支払い方式。実際に診察にかかった額にかかわらず、一定の診断名や状態に対して一定の診療費が支払われるもの。 **ppt** [parts per trillion] 「1兆分の・・・」。ダイオキシンなどの濃度を表すのに用いる。 **PPV** [pay-per-view] ペイパービュー。加入者が見た番組の本数や時間数に応じて料金を支払う有料テレビ方式。 **PQS** [percentage quota system] 貿易の比例割当制。業者などの輸出実績に応じて輸出枠を決める方式。 **PR** [public relations] 企業・官公庁が、広く大衆に、事業の内容、製品の価値、施設の重要性などを理解してもらうために行う宣伝。▷自分を世界に〜する。 **Prof.** [professor] プロフェッサー。教授。 **PROLOG**(プ) [programming in logic] 推論ができる人工知能用言語。第5世代コンピューターの中核言語。 **PROM**(プ) [programmable read-only memory] 記憶内容の変更が可能な読み出し専用記憶素子。EPROMやEEPROMなど。 **pron.** [pronoun] 代名詞。 **PRTR** [pollutant release and transfer register] 環境汚染物質排出・移動登録。企業が有害化学物質の排出量を行政に報告し、発表する制度。 **PS** ① [patient satisfaction] 患者満足度。② [payload specialist] ペイロードスペシャリスト。宇宙船で実験を行い、データの分析をする科学者。③ [Pferdestärke{独}] 馬力。 **P.S.** [postscriptum] (手紙の)追伸。{参考}英語はpostscript。 **PSCマーク** 国の安全基準を満たした特定製品につけられるマーク。対象は登山用ロープ・ヘルメット・圧力なべなど。{参考}PSはproduct safety, Cはconsumerの意。 **PSEマーク** 国の安全基準を満たした家電製品につけられるマーク。{参考}PSはproduct safety, Eはelectrical appliance & materialsの意。 **PSI** [proliferation security initiative] 大量破壊兵器拡散防止構想。大量破壊兵器イニシアティブ。アメリカが提唱した、核兵器やその関連物質の不正流出を防止する構想。{参考}アメリカなど5大国の核保有はNPT(核拡散防止条約)体制のなか、認められている。 **PSR** [price to sales ratio] 株価売上高倍率。企業の時価総額を年間売上高で除して求められる株価水準をはかる指標。 **PSW** [psychiatric social worker] 精神科ソーシャルワーカー。精神保健福祉士。精神病院や保健所などで精神障害者の社会復帰を助ける人。 **PT** ① [physical therapist] 理学療法士。患者の運動機能の回復訓練に対し、指導・援助を行う人。OT。② [project team] プロジェクトチーム。新しい計画や事業のために設けるグループ。 [欧] **pt.** [pint] パイント。ヤードポンド法の液量単位。 **PTA** ① [Parent-Teacher Association] 学校ごとに置かれ、児童・生徒の保護者と先生とが協力して教育に奉仕する会。{参考}現在は、「保護者会」が一般的。② [percutaneous transluminal angioplasty] 経皮経管的血管形成術。{参考}心臓の冠動脈に対して行うPTAはPTCAという。 **PTBT** [Partial Test Ban Treaty] 部分的核実験禁止条約。大気圏内での核実験を禁止する条約。◆1963年調印。→CTBT。 **PTCA** [percutaneous transluminal coronary angioplasty] 経皮的冠動脈形成術。心臓の冠動脈疾患の治療法の一つ。 **P.T.O.** [please turn over] 「裏面に続く」。 **PTSD** [post-traumatic stress disorder] 心的外傷後ストレス障害。死や負傷などの危機に直面した人がかかる幻覚や精神的不安定などの障害。▷〜症候群。{参考}日本では震災などのほか、親の虐待によるPTSDなども問題視されている。 **PV** [public viewing] パブリックビューイング。スポーツ・音楽・演劇などを街頭や公園、競技場などの大型スクリーンやテレビで一般公開する。 **PVA** [polyvinyl alcohol] ポリビニールアルコール。水溶性の高分子化合物の一つ。フィルム・接着剤などに用いる。 **PVC** [polyvinyl chloride] ポリ塩化ビニール。塩化ビニール樹脂(塩ビ)。塩化ビニールを重合してつくる代表的な熱可塑性樹脂。 **PVS** [Post-Vietnam Syndrome] ベトナム後症候群。ベトナム戦争から復員したアメリカ軍人に見られる精神障害。 **PWM** [pulse width modulation] パルス幅変調。→PAM. **PWR** [pressurized water reactor] 加圧水型原子炉。冷却材に用いる軽水を約160気圧に加圧し沸騰を抑え、蒸気発生器で蒸気をつくり発電する。 **Q** ① [question] クエスチョン。質問。疑問。問題。② 級。級数。写植用の活字の大きさを表す単位。0.25mm角が1級。{参考}Qはquarter (4分の1)から。③ [queen] クイーン。 **Q熱** [Q-fever] リケッチアによる感染症。家畜からダニなどを介して感染し肺炎などを引き起こ <1735> PKF-PPP つ。両チームから五名ずつ出て、交互にペナルティーキックを行い、ゴール数で勝敗を決める方法。 **PKF** [peace-keeping forces] 国連平和維持軍。国連の平和維持活動のために送りこまれる国際混成部隊。交戦部隊の引き離しや国内の治安回復が主な任務。 [欧] **PKI** [public key infrastructure] ネットワーク上での公開鍵かぎ暗号技術を進めるための環境基盤。 **PKK** Partiya Karkerên Kurdistan{クルド}] クルド労働者党、トルコからの分離独立を掲げるクルド人の政党。{参考}英語はKurdistan Workers Party. **PKO** [peace-keeping operations] 国連の平和維持活動。主な活動は、紛争の拡大防止や停戦の監視・選挙監視など。 **PL** ① [phospholipid] リン脂質。臨床血液検査の1項目。② [product liability] プロダクトライアビリティー。製造物責任。製品の欠陥による損害は、製造者に過失がなくても損害賠償請求に応じる責任があるとする制度。 **P/L** [profit and loss statement] 損益計算書。 **PL/1**(ピ) [Programming Language One] IBM社が開発した事務計算・科学計算両用の汎用プログラム言語。 **PL法** [product liability -] 製造物責任法。製造物責任(PL)を定めた法律。◆PL②. **PLA** [Palestine Liberation Army] パレスチナ解放軍。PLOの正規軍。 **PLC** [Power Line Communications] 電力線通信。電力搬送通信。通常の電力線にデータ信号を乗せて通信回線として利用する仕組み。 **PLI** [people's life indicators] 新国民生活指標。国民個人個人の豊かさを総合的に測定した指標。{参考}NSI(国民生活指標)を1992年に改変。 **PLM** [product life cycle management] 製品ライフサイクル管理、製品の企画・研究開発から販売後のアフターサービスや製品廃棄までの情報を統合的・包括的に管理するシステム。 **PLO** [Palestine Liberation Organization] パレスチナ解放機構、パレスチナ人を公的に代表する政治組織。◆1964年, アラファトらが結成。 **PM** ① [phase modulation] 位相変調。搬送波の位相を信号波によって変化させること。② [prime minister] プライムミニスター。首相。総理大臣。③ [particulate matter] 粒子状物質。ばい煙や排ガス中に含まれる化学物質で、健康被害をもたらす主要因。SPM②。 **P.M.,p.m.** [post meridiem{ラテン}] 「午後」の意を表す。5:00P.M. (p.m.)のように用い、日本独自の用法としてP.M. (p.m.) 5:00がある。A.M.。 **PM2.5** 微小粒子状物質。PM (粒子状物質)のうち、直径2.5マイクロメートル以下のもの。◆PM③. **PMC** [private military company] 軍の委託を受け、戦闘から軍事訓練,軍事整備など多様な軍事に関する業務を行う民間企業。 **PMS** [premenstrual syndrome] 月経前症候群。女性が月経前に心身が不安定になる症状。 **PMTC** [professional mechanical tooth cleaning] 歯科医師や歯科衛生士らによる、特殊な医療器具を使った歯面のクリーニング。 **PNdB** [perceived noise decibel] PNデシベル。知覚される騒音レベルの単位。 **PNF** [proprioceptive neuromuscular facilitation] 固有受容性神経筋促通法。筋肉の伸縮を感知する器官に刺激を与えて筋肉の働きをよくするトレーニング法。 **POP** [post office protocol] インターネットなどで電子メールを受信するためのプロトコル。⇒SMTP. **POP**(ポ)広告 [point of purchase advertising] 購買時点広告。小売店に設置するポスターやディスプレーなどによる店頭・店内広告。 **POPs** [persistent organic pollutants] 残留性有機汚染物質。ダイオキシン・PCB・有機塩素系農薬など、生体内に残留性のある有機物質。 **POS**(ポ)システム [POS system] 販売時点情報管理システム。商品のバーコードを自動読み取り装置に読み取らせ、コンピューターで販売管理・顧客管理・在庫管理・仕入れ管理などを行うシステム。{参考}POSはpoint of salesの略。 **PP** ① [pole position] ポールポジション。自動車やバイクレースの決勝スタートで、先頭の位置。予選1位の者に与えられる。② [polypropylene] ポリプロピレン。プロピレンを重合してつくる軽くて熱に強い合成樹脂。③ [physical protection] 核物質防護。{参考}IAEAが1979年に、核物質の不法な取得・使用を防ぐためPP条約(核物質保護条約)を策定・採択した。 **pp** [pianissimo{伊}] ⇨ ピアニシモ。 **ppb** [parts per billion] 「10億分の・・・」。超微量の濃度を表すのに用いる。 **PPC広告** [pay per click advertising] インターネット上の広告形態の一つ。Webサイト上に掲載された広告に対し、ユーザーがアクセス(クリック)することで広告料が発生するシステム。 **pphm** [parts per hundred million] 「1億分の・・・」。超微量の濃度を表すのに用いる。 **PPM** ① [product portfolio management] プロダクトポートフォリオマネージメント。多角化した企業で、自社の製品や事業を分類して経営戦略を練る手法。② [pulse position modulation] パルス位置変調。◆PAM。 **ppm** [parts per million] 物質の含有量を表す単位。大気中の亜硫酸ガスや一酸化炭素の量などを表すのに用いる。百万分率。 **PPP** ① [polluter pays principle] 環境汚染者負担の原則。公害防止費は公害発生者が負担すべきであるという原則。{参考}1972年にOECDによって示された。現在、EPR(拡大生産者責任)の考え方も定着し始めている。EPR②。② [purchasing power parity] 購買力平価。各国通貨の対内購買力で示される物価指数の一つ。③ [point-to-point protocol] 電話回線などでネットワークにダイヤルアップ接続するためのプロトコル。プロバイダーに電話をかけてインターネットに接続するときなどに使われる。④ [public <1736> 物質。 **PD** [program director] プログラムディレクター。ディレクター。番組演出の責任者。 **PDA** [personal digital assistant] 通信機能を備えた携帯型情報端末。 **PDB** [paradichlorobenzene] パラジクロロベンゼン。パラジクロルベンゾール。ベンゼンを塩素化して得る無色の固体。衣類などの防虫剤に用いる。 **PDCA** [plan, do, check, action] 方針・計画(P),実施・運用(D),点検・評価(C),改善(A)。業務遂行を効率的・合理的に進めるための経営管理用語。{参考}この循環をPDCAサイクルともいう。 **PDF** [Portable Document Format] インターネット上で、配信者のデータの体裁を忠実に保ちながら送信できる電子文章の規格。アドビ社が開発。 **PDL** [page description language] ページ記述言語。プリンターの出力を制御する言語の一つ。行単位ではなく、ページ単位で指定する。 **PDP** [plasma display panel] プラズマディスプレーパネル。ネオンなどのガス放電による光を利用し文字や図形の表示をする発光型のディスプレー装置。 **PDS** [public domain software] パブリックドメインソフト。無料公開されるパソコンのソフトウエア。 **PEG** [Percutaneous Endoscopic Gastrostomy] 経皮内視鏡的胃瘻造設術。胃内腔と腹壁の間にバイパスをつくり、そこにカテーテルを挿入して、水や栄養物を直接供給する医療法。 **PEN** [International Association of Poets, Playwrights, Editors, Essayists and Novelists] 国際ペンクラブ。各国間の相互理解を深め、表現の自由を擁護することを目的とする文化組織。 **PER** [price earnings ratio] 株価収益率。 **PERT**(パ) [program evaluation and review technique] プロジェクトを計画・管理する工程管理技術。▷〜図。 **PET** [polyethylene terephthalate (resin)] ポリエチレンテレフタレート(樹脂)。加工しやすく,軽く、割れにくいので、清涼飲料などのボトル材料として使われる。⇒ペットボトル。 **PFC** [perfluorocarbon] パーフルオロカーボン。代替フロンの一つ。半導体の洗浄などに使うが、温室効果ガスとして規制されている。 **PFCバランス** [protein, fat, carbohydrate balance] たんぱく質 (P) ・脂肪(F)・炭水化物(C)の三大栄養素から取り入れる熱量の割合。 **PFI** [private finance initiative] プライベートファイナンスイニシアティブ。公共事業などの社会資本整備に、民間活力を導入すること。 **PFLP** [Popular Front for the Liberation of Palestine] パレスチナ解放人民戦線。PLOに参加する一組織。 **PFP** [Partnership for Peace] 平和のための協力協定。北大西洋条約機構(NATO)が旧ワルシャワ条約機構加盟国と軍事的協力について結ぶ協定。 **PG** ① [parental guidance] アメリカで、年齢により親の指導が望ましいとする映画。▷〜13。→PG12. ② [penalty goal] ラグビーなどで、ペナルティーゴール。ペナルティーキックによる得点。③ [prostaglandin] プロスタグランディン。生理機能を調節する作用をもつ高級不飽和脂肪酸の総称。{参考}子宮収縮作用があるものは人工妊娠中絶剤として用いられる。 [欧] **Pg** [picogram] ピコグラム。1兆分の1g。 **PG12** (日本で) 12歳未満の鑑賞は保護者の同伴が望ましいとした映画。R③. **PGA** [Professional Golfers' Association] アメリカのプロゴルフ協会。 **PGD** [preimplantation genetic diagnosis] 着床前診断。受精卵診断。妊娠後,子供が生まれる前に、胎児の障害の有無などを調べる診断。 **PGP** [pretty good privacy] インターネットで電子メールを交換するときの暗号技術の一つ。公開鍵かぎ方式によって暗号化や解読を行うもの。 **PGR** [psychogalvanic response] 精神電気反応。ポリグラフ(うそ発見器)を使ったときに現れる現象。 **PH** [pinch hitter] ピンチヒッター。野球で代打。 **pH** [potential hydrogen] 水素イオンの濃度を表す指数。酸性・中性・アルカリ性を表すのに用いる。pH7は中性、これより小さい値は酸性、大きい値はアルカリ性を表す。ペーハー。 **PHC** [primary health care] プライマリーヘルスケア。予防・健康増進・治療・社会復帰・地域開発活動などのすべてを含む統合的な医療活動。 **PHS** [personal handyphone system] 簡易型携帯電話。アナログ式のコードレス電話をデジタル化したもの。 **PI** ① [portfolio insurance] ポートフォリオインシュアランス。株式で資金を運用する際、最悪の場合でも元本は確保するという投資法。② [price index] 物価指数。◆INP。③ [public involvement] 住民参画。公共事業などに際し、行政側が一方的に事業を進めていくのではなく、随時ヒアリング等を行い、住民の意見を反映させていく方法。 **PIF** [Pacific Islands Forum] 太平洋諸島フォーラム。南太平洋域内の独立国・自治政府による首脳会議。◆2000年にSPF (南太平洋フォーラム)を改称。 **PISA** [Programme for International Student Assessment] 国際学習到達度調査。OECDが15歳の生徒を対象に、国際的な学力調査。読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーを主要3分野として調査する。 **PK** [penalty kick] ① サッカーで、ペナルティーエリア内で守備側が反則をしたとき、攻撃側に与えられる、キーパーと一対一のキック。②ラグビーで、反則があったとき、相手チームに与えられるキック。 **PK戦** [penalty kick] サッカーで時間内に勝敗が決まらないとき、勝者を決める方法の一 <1737> **Ox** [oxidant] 強酸化性物質。*OXとも。⇨オキシダント。 **OY** [optimum yield] 最適生産量。◆MSY。 **P** ① [phosphorus] リンの元素記号。② [parking] 駐車場。③ [poise{仏}] ポアズ。CGS単位系の粘度の単位。1ポアズは1g/cm・秒。④ [point] ポイント。活字の大きさの単位の一つ。 **p** [piano{伊}]「弱く」。⇒ピアノ①。 [欧] **P5** 国連安全保障理事会の5常任理事国。米・英・仏・中国・ロシアの5か国。{参考}PはPermanent Member(常任理事国)から。 **P型半導体** [P-type semiconductor] シリコンに不純物を微量加えて正孔が電子より多くなるようにした半導体。{参考}Pは電子の電荷が正(positive)であることから。N型半導体。 **P波** [primary wave] 地震波のうち、最初に観測される縦波(振動の方向が波の進行方向と同じ波)。S波。 **Pマーク** [privacy mark{和}] プライバシーマーク。個人情報保護を厳格に行っている事業者に与えられるマーク。 **PA** ① [public acceptance] 社会的受容。企業が事業を始める際の、地域住民の同意と承認。② [parking area] パーキングエリア。駐車場。駐車区域。また、高速道路の休憩所。③ [protection grade of UVA] 日焼け止め指数の一つ。UVA(紫外線A波)の防御効果を「+」「++」「+++」の3段階で表すもの。「+」が多いほど効果が大きい。◆UVA, SPF③。 **PAC** [political action committee] アメリカの政治活動委員会。企業・労働組合などが選挙で献金するための組織。 **PACS** [picture archiving and communication system for medical application] 医療用画像保管電送システム。病院内で撮影した画像情報をコンピューターで管理するシステム。 **PAL** [phase alternation line] カラーテレビのパル方式。ヨーロッパを中心に用いられている。 **PAM** [pulse amplitude modulation] パルス振幅変調、パルスの振幅や位相を変調させるパルス通信の一つ。{参考}アナログでは、このほかにPWMやPPMがあり、デジタルではPCMなどもある。 **P&A** [purchase and assumption] 金融機関の破綻{はたん}処理方法の一つ。破綻銀行を他銀行が買収し、資産と負債を継承する。 **P&R** [park and ride] パークアンドライド。最寄りの駅やバス停まで自分の車で行き、そこから列車やバスに乗り換えて目的地に行くこと。{参考}渋滞解消や、排ガス削減、省エネルギーといった面から注目されている。 **PAP** [package automobile policy] 自動車総合保険。対人賠償保険・対物賠償保険・無保険車傷害保険・自損事故保険・搭乗者傷害保険などがセットになった保険サービス。 **pat.** [patent(ed)] 特許。特許権。 **PB** ① [private brand] プライベートブランド。自家商標。製造業者商標(ナショナルブランド)に対して、大手販売業者が独自につける商標。 **PBT** ① [polybutylene terephthalate] ポリブチレンテレフタレート。150℃以上でも変形しない熱可塑性樹脂。ガラス繊維で強化して電気・機械部品に用いる。② [paper-based testing] 紙の解答用紙を使った、従来の試験。{参考}CBTと区別するために用いる。CBT。 **PC** ① [personal computer] パソコン。⇒パーソナルコンピューター。② [politically correct] ポリティカリーコレクト。1990年代アメリカで盛んになった人種差別や性差別の是正運動。③ [polycarbonate] ポリカーボネート。エンジニアリングプラスチックの一つ。機械的強度・耐熱性・透明性・電気絶縁性などにすぐれる。④ [prestressed concrete] プレストレストコンクリート。鋼線を強く引っ張った状態で埋め込んだコンクリート。⑤ [precast concrete] プレキャストコンクリート。あらかじめ工場で製造されたコンクリートの部材やパネル。⑥ [Pacific Community] 太平洋共同体。南太平洋地域の経済・社会協力機構。◆1997年にSPC(南太平洋委員会)を改称して設立。 **pc** [parsec] パーセク。天体の距離の単位。1パーセクは約3.26光年(30兆8600億km)。 **P-3C** アメリカ海軍の主力対潜哨戒機。日本の海上自衛隊も導入。{参考}Pはpatrolに由来。 **PCボード** [printed-circuit board] プリント基板。穴のあいた絶縁体の板の上に導体の薄膜でできた電子回路のパターンを貼り付けたもの。 **PCB** [polychlorinated biphenyl] ポリ塩化ビフェニール。コンデンサーの絶縁油などとして利用された。{参考}生体に蓄積して害をおよぼすため、一九七二年に生産が中止された。 **PCDF** [polychlorinated dibenzofuran] ポリ塩化ジベンゾフラン。ダイオキシンの一つ。 **PCFR** [price cash flow ratio] 株価キャッシュフロー比率。株価を1株当たりのキャッシュフローと対比した数値。 **PCM** [pulse code modulation] パルス符号変調。オーディオなどで、信号をデジタル化して2進符号化し、0か1かのパルスで表すこと。雑音に強い。▷〜放送。◆PAM。 **PCMCIA** [Personal Computer Memory Card International Association] パソコン用の多機能カードの規格を決めている国際的団体。また、その規格。 **PCP** ① [pentachlorophenol] ペンタクロロフェノール。防腐剤・水田除草剤・殺菌剤などに用いられる。② [phenylcyclohexyl piperidine] フェンシクリジン。フェンサィクリジン。麻薬の一つ。 **PCR** [polymerase chain reaction] ポリメラーゼチェーンリアクション法。DNAの複製をつくり出せる酵素(ポリメラーゼ)の性質を利用し、DNA分子の特定の部分を大量に増やす技術。 **PCT** ① [Patent Cooperation Treaty] 特許協力条約。◆1975年発効。② [polychlorinated triphenyl] ポリ塩化トリフェニール。PCBに似た有毒 <1738> **O₃** [ozone] オゾンの化学式。⇨オゾン。 **0157** 病原性大腸菌の一つ。菌体から放出されるベロ毒素により、激しい腹痛・下痢などの症状を引き起こす。{参考}○は菌がもつ○抗原に由来。 **OA** [office automation] コンピューターなどの情報機器を導入して、早く確実に事務処理を行い、経営の合理化をはかること。 **OANA** [Organization of Asian News Agencies] アジア通信社連盟。◆1961年設立。 **OAPEC**(オ) [Organization of Arab Petroleum Exporting Countries] アラブ石油輸出国機構。サウジアラビア・クウェート・エジプトなどが構成する協議機関。◆1968年結成。 **OAS** [Organization of American States] 米州機構。南北アメリカの地域協力機構。 **OAU** [Organization of African Unity] アフリカ統一機構。◆2002年発展改組しAUが設立。 **OB** ① [old boy] 卒業生。先輩。② [out of bounds] →オーピー。 **OCA** [Olympic Council of Asia] アジアオリンピック評議会。アジアのNOCの集合組織。アジア競技大会などを主催。 **OCHA** [United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs] 国連人道問題調整部。各国政府や国際赤十字などの人道支援機関を調整し、効率的な救済活動を行う。 **OCR** [optical character reader] 光学式文字読み取り装置。 **Oct.** [October] 10月。 **OD** [overdoctor{和}] オーバードクター。博士浪人。博士課程修了者が就職できずにいる状態。 **ODA** [official development assistance] 先進国から開発途上国や国際機関に対して供与する援助資金。政府開発援助。 **ODP** ① [Ocean Drilling Program] 大洋底掘削計画。海洋底の掘削調査を行う国際プロジェクト。② [Ozone depletion potential] オゾン破壊係数。オゾンを破壊する力を示す国際基準。フロン11を1として算出する。 **OECD** [Organisation for Economic Co-operation and Development] 経済協力開発機構。先進諸国が国際経済全般について協議するために設立した機構。開発途上国への援助、経済成長の維持、世界貿易の拡大などを目的としている。 **OECD-NEA** [OECD Nuclear Energy Agency] OECD(経済協力開発機構)の原子力機関。 **OECF** [Overseas Economic Cooperation Fund] (日本の)海外経済協力基金。{参考}1999年,日本輸出入銀行と統合してJBICとなった。 **OEIC** [opto electronic integrated circuit] 光電子集積回路。 **OEM** [original equipment manufacturing] 自社で生産した製品に相手方の製造業者の商標をつけて、供給すること。相手先商標製品の受注生産。 **OFF-JT** [off-the-job training] オフザジョブトレーニング。職場外訓練。職場を離れて行う教育研修。OJT。 **OG** [old girl{和}] 女性の卒業生。先輩。 **OHP** [overhead projector] 書かれた絵や文字をスクリーンに映し出す装置。 **OIC** [Organization of the Islamic Conference] イスラム諸国会議機構。イスラム教諸国の連帯強化を目的とする国際機構。◆1971年設立。 **OJT** [on-the-job training] オンザジョブトレーニング。現場研修。実際に仕事をしながら一定の技能を習得させる従業員の訓練法。⇒OFF-JT. [欧] **OL** ① [office lady{和}] 会社・役所などに勤める女性。② [Orientierungslauf{独}] ⇨オリエンテーリング。 **OOC** [Olympic Organizing Committee] オリンピック組織委員会。 **OP** ① [opening] オープニング。開始。始まり。② [octylphenol] オクチルフェノール。工業用洗剤の原料などに用いられている化学物質。環境ホルモンの一つとされている。 **op** [opus{ラ}] オプス。作品。特に音楽の作品番号。 **OPCS** [Oligomeric Proanthocyanidins] ぶどうの種子などに含まれる抗酸化物質。 **OPCW** [Organization for the Prohibition of Chemical Weapons] 化学兵器禁止機関。化学兵器禁止条約に基づき、世界的な化学兵器の軍縮や不拡散を目指す国際機関。◆1997年設立。 **OPEC**(オ) [Organization of Petroleum Exporting Countries] 石油輸出国機構。{参考}1960年,中東を中心とする産油国が国際石油資本(メジャー)に対抗して結成。 **OPP** [ortho-phenyl phenol] 柑橘{かんきつ}類用の白かび防止剤。ワックスに混ぜて塗る。 **OR** [operations research] オペレーションズリサーチ。経営を合理的に行うための調査・研究。 **ORS** [oral rehydration salts] 経口補水塩。下痢性脱水症を抑えるための糖類と塩分の調合剤。 **OS** [operating system] コンピューターの基本ソフト。オペレーティングシステム。 **OSB** [Oriented Strand Board] オリエンテッドストランドボード。木質資材の一つ。長方形の薄い木片(ストランド)を重ね樹脂接着剤を使い、熱圧成型した板。建築用の下地や家具、ツーバイフォー工法の住宅などに使用される。 **OSCE** [Organization for Security and Cooperation in Europe] 欧州安全保障協力機構。東西ヨーロッパを中心にアメリカ・カナダを加えた諸国の安全保障に関する協議機構。{参考}1995年にCSCE(全欧安保協力会議)を改称したもの。 **OT** [occupational therapist] 作業療法士。患者の社会での適応回復訓練について、指導・援助を行う人。◆PT①。 **O.T.** [The Old Testament] 旧約聖書。N.T. **OTC** [over-the-counter] 医師の処方箋{せん}なしで買える医薬品。 **OTEC**(オ) [ocean thermal energy conversion] 海洋温度差発電。熱帯海域海面付近の高温海水と深さ500m内外の低温海水の温度差を利用する発電。 <1739> **Ni** [nickel] ニッケルの元素記号。 **NICU** [neonatal intensive care unit] 新生児集中治療処置室。未熟児や先天性異常児の治療を集中的に行う。 **NIE** [newspaper in education] 「教育に新聞を」。新聞記事を学校教材に利用しようという運動。 [欧] **NIEO** [New International Economic Order] 新国際経済秩序。◆1974年の国連本会議で採択。 **NIES**(ニ) ① [Newly Industrializing Economies] 新興工業経済地域。1988年のトロントサミットの経済宣言でNICS(新興工業国)を改めた。② [National Institute for Environment Studies] 国立研究開発所。特定地域で発生する公害から、地球規模の環境問題にまで取り組む国立機関。 **NK細胞** [natural killer cell] ナチュラルキラー細胞。リンバ細胞の一つ。がん細胞などを破壊する作用をもつ。 **NLD** [National League for Democracy] 国民民主連盟。ミャンマーの政党。 **NLL** [Northern Limit Line] 北方限界線。黄海上における韓国と北朝鮮との間の軍事境界線。◆北朝鮮側はこれに反発している。 **NLP** [night landing practice] 艦載機の夜間離着陸訓練。空母甲板への夜間着陸のために、日ごろから陸上基地で訓練を行う。{参考}騒音などの問題から、各地で住民の反対もある。 **NMD** [National Missile Defense] 米本土ミサイル防衛。長射程の弾道ミサイルからアメリカ本土を防衛する構想。MD③。 **NMF** [natural moisturizing factor] 天然保湿因子。皮膚の角質中にあって、肌をみずみずしく保つ。 **NMR** [nuclear magnetic resonance] 核磁気共鳴現象。磁場の中で、ある種の原子核が特定の周波数の電磁波に共鳴し、電磁波の吸収・放出を行う現象。 **NNE** [net national expenditure] 国民純支出。国民総支出から減価償却分を差し引いたもの。 **NNP** [net national product] 国民純生産。国民総生産から減価償却を差し引いたもの。 **NNW** [net national welfare] 国民純福祉。 **NOAA**(ノ) [National Oceanic and Atmospheric Administration] アメリカ海洋大気局。商務省の一部局で、海洋の環境保全と資源の保護・開発を任務とする。 **NOC** [National Olympic Committee] 各国の国内オリンピック委員会、IOC,JOC。 **NOTAM**(ノ) [notice to airmen] 操縦士向けの航空情報。 **Nov.** [November] 11月。 **NOW** [National Organization for Women] 全米女性連盟。 **NOx**(ノ) [nitrogen oxide] 環境汚染となる窒素酸化物の総称。一酸化窒素・二酸化窒素など。 **NPA** [New People's Army] 新人民軍。フィリピンの反政府共産組織。 **NPB** [Nippon Professional Baseball] 日本プロ野球組織。また、これを運営する(社)日本プロ野球機構。ともに日本のプロ野球を統轄する。{参考}日本プロ野球組織のコミッショナーが日本プロ野球機構の会長となる。 **NPM** [New Public Management] ニューパブリックマネージメント。行政や公的機関において、民間企業の経営技術・手法を導入し、効率化を目指す考え方。 **NPO** [non-profit organization] 民間非営利団体。市民運動やボランティア活動などを行う人々の組織。 **NPO法** [non-profit organization] 特定非営利活動促進法。NPOの法人格を認め、活動を支援する法律。◆1998年施行。 **NPT** [Nonproliferation Treaty] 核拡散防止条約。核兵器保有国に非保有国への拡散防止義務を,非保有国にはその受取の禁止などを定めたもの。◆1970年発効。 **NR** ① [noise reduction] ノイズリダクション。録音テープの雑音を減らすための回路。代表的なものにドルビーがある。② [no-return] ノーリターン。戻ってこないこと。 **NRA** [National Rifle Association] 全米ライフル協会。アメリカで銃規制に反対する圧力団体。 **NRC** [Nuclear Regulatory Commission] (アメリカの)原子力規制委員会。 **NSA** [National Security Agency] (アメリカの)国家安全保障局。 **NSC** ① [National Security Council] 国家安全保障会議。国家の安全保障に関わる政策の立案や審議・調整等を行う組織。▷アメリカ〜、日本版〜。② [Nuclear Safety Commission] 原子力安全委員会。内閣府に設置された機関で、原子力利用の安全確保の活動を行う。 **NSI** [new social indicators] 国民生活指標。国民生活の豊かさを健康・教育・文化などから示したもの。◆経済企画庁が1986〜91年に公表。→PLI. **N.T.** [The New Testament] 新約聖書。⇌O.T. **NTB** [nontariff barrier] ノンタリフバリア。非関税障壁。関税以外の輸入抑制手段。輸入数量制限や輸出自主規制強要など。 **NTP** [normal temperature and pressure] 標準状態。圧力1気圧、温度0℃の状態。 **NTSC方式** [National Television System Committee standard] 主に日米で用いられているカラーテレビの放送方式。 **NTT** [Nippon Telegraph and Telephone Corporation] 日本電信電話株式会社。 **NYMEX**(ナ) [New York Mercantile Exchange] ニューヨーク商品取引所。 **NYSE** [New York Stock Exchange] ニューヨーク証券取引所。ニューヨーク市ウォール街にある世界最大規模の証券取引所。 **NZ** [New Zealand] ニュージーランド。 **O** ① [oxygen] 酸素の元素記号。② [out] 野球で、アウト。 <1740> の。 **n** ① [noun] 名詞。② [nano-] ナノ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10⁻⁹。 **N型半導体** [N-type semiconductor] シリコンに微量の不純物を加え、電子が正孔より多くなるようにした半導体。{参考}Nは電子の電荷が負(negative)であることから。P型半導体。 **Nゲージ** [nine gauge] 軌間が9mmの鉄道模型。 **Nシステム** [N-system] 自動車ナンバー自動読み取り装置。高速道路や主要幹線道路などに設置され、通過車両に赤外線を照射し、ナンバーをカメラで読み取り記録保存する。読み取ったデータは犯罪車両追跡などに用いる。{参考}Nはnumberから。 **Na** [Natrium{ラ}] ナトリウムの元素記号。 **NAACP** [National Association for the Advancement of Colored People] 全米黒人地位向上協会。◆1909年設立。 **NAFTA** [North American Free Trade Agreement] 北米自由貿易協定。 **NAL** [National Aerospace Laboratory] 航空宇宙技術研究所。◆2003年統合されJAXAとなった。◆JAXA。 **NASA**(ナ) [National Aeronautics and Space Administration] アメリカ航空宇宙局。宇宙開発計画を研究・実施するアメリカ大統領の直属機関。◆1958年設立。 **NASCAR**(ナ) [National Association for Stock Car Auto Racing] 全米自動車競走協会。市販の自動車によるナスカーレースを主催。 **NASDA**(ナ) [National Space Development Agency of Japan] 宇宙開発事業団。◆2003年統合されJAXAとなった。◆JAXA。 **NASDAQ**(ナ) [National Association of Securities Dealers Automated Quotations] アメリカ店頭市場のコンピューターによる相場報道システム。全米証券業協会が管理。 **NAT** [North Atlantic Treaty] 北大西洋条約。この条約に基づいて1949年NATOが発足した。 **NATO**(ナ) [North Atlantic Treaty Organization] 北大西洋条約機構。北大西洋条約(NAT)に加盟しているアメリカと西欧諸国などでつくられた集団安全保障の組織。 **NB** ① [national brand] ナショナルブランド。全国的規模で販売されているメーカーの商品や商標。② [narrowband] ナローバンド。狭帯域。伝送路が狭い帯域で低速な通信回線。 **NBA** [National Basketball Association] アメリカのプロバスケットボールリーグ。 **NBC兵器** [nuclear, biological and chemical weapons] ABC兵器。 **NC** ① [numerical control] 数値制御。工作機械などを数値によって制御すること。② [network computer] ネットワークコンピューター。インターネット利用を目的に開発された、最小限の機能だけをもつ低価格のパソコン。 **NC工作機械** [numerical controlled machine tools] 数値制御で自動的に作業する工作機械。 **NCNA** [New China News Agency] 中国の新華社通信。 **NCSNP** [National Committee for a Sane Nuclear Policy] 全米健全核政策委員会。アメリカが行う核実験への反対と世界平和を訴える民間組織。*SANE(セイン)とも。◆1957年結成。 **NCU** [nervous care unit] 脳神経疾患集中治療室。ICUの一つ。 [欧] **NDAC** [Nuclear Defense Affairs Committee] 核防衛問題委員会。NATOの常設機関。 **NDC** [Nippon Decimal Classification] 日本図書10進分類法。 **NDP** [net domestic product] 国内純生産。 **NDT** [non-destructive testing] 非破壊試験。X線を使って製品の傷を調べる方法。 **Ne** [neon] ネオンの元素記号。 **NEA** [Nuclear Energy Agency] 経済協力開発機構原子力機関。OECD傘下の、原子力エネルギーの研究・開発・普及を目的とする機関。 **NED** [Netherlands] オランダ。ネーデルランド。 **NEDO** [New Energy and Industrial Technology Development Organization] 新エネルギー産業技術総合開発機構。新エネルギーや省エネルギー技術などの開発を担う独立行政法人。 **NEET**(ニ) [not in education, employment or training] 若年無業者。非労働力人口のうち、家事も通学もしていない人。{参考}厚生労働省では15〜34歳の人を対象に、定義づけている。 **NEPAD** [New Partnership for Africa's Development] アフリカ開発のための新パートナーシップ。南アフリカ・ナイジェリア・セネガル・アルジェリア・エジプト等で策定されたアフリカ開発計画。 **NFC** [National Football Conference] アメフトで、アメリカのプロリーグの一つ。→AFC, NFL。 **NFL** [National Football League] 全米プロフットボールリーグ。アメフトのプロリーグ。{参考}NFL所属のリーグにAFCとNFCがある。 **NG** [no good] 「だめ」「良くない」の意を表す。▷この企画は〜だ、ーワード。 **NGF** [nerve growth factor] 神経成長因子。神経栄養因子。神経細胞の増殖を促進する成長因子の一つ。 **NGL** [natural gas liquid] コンデンセート。油井{ゆせい}から出るガスを精製し、低級炭化水素を分離した天然ガソリン。 **NGO** [nongovernmental organization] 非政府組織。開発途上国などで援助活動を行う民間団体。{参考}規模は小さくとも、国家レベルの利害に影響されにくく、小回りもききやすいとして、その活動に期待する声も多い。IGO。 **NGOフォーラム** [NGO forum] 政府間ではなく、民間で行われる国際会議。 **NHK** [Nippon Hoso Kyokai] 日本放送協会。日本の公共放送局。 **NHL** [National Hockey League] アメリカとカナダにまたがる、アイスホッケーのプロリーグ。 **NI** [national income] 国民所得。国民全体が一定期間(通常1年)に生産した財と用役の価値の総額。 <1741> 量の送信が可能なパケット転送技術の一つ。 **MPR** [Madjelis Permusjawaratan Rakjat{イ}] インドネシア国民協議会。 **MPU** [microprocessor unit] マイクロプロセッサー。1個ないし数個のLSIチップを使った超小型の演算処理装置。 **MR** [medical representative] 医薬情報担当者。製薬会社で医薬品の情報提供等を担当する人。 [欧] **MRヘッド** [magneto-resistive head] ハードディスク用の情報読み取り素子。ハードディスクの大容量化に欠かせない技術。GMRヘッド。 **MRA** [magnetic resonance angiography] 磁気共鳴血管撮影。{参考}脳の磁気共鳴検査では、脳の全体像を見るMRIと、脳の血管の微細な状態を見るMRAがある。 **MRAM** [Magnetoresistive Random Access Memory] 磁気抵抗メモリー。磁性体を用いて、データを記憶する。高速で読み出しや書き込みができるため、次世代のRAMとして期待されている。 **MRF** [money reserve fund] 公社債投資信託。証券総合口座に利用される。 **MRI** [magnetic resonance imaging] 磁気共鳴画像診断装置。人体を強い磁場の中に置いて電磁波を照射し、その共鳴の度合いから断層像をつくる診断装置。⇒MRA. **mRNA** [messenger RNA] メッセンジャーRNA(リボ核酸)。伝令RNA。細胞内でたんぱく質が合成される際、DNAの遺伝情報を写し取ってリポソームに伝える役目をもつ。→tRNA. **MRSA** [methicillin-resistant staphylococcus aureus] メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。多くの抗生物質が効かない化膿{かのう}の菌。また、それによる感染症。{参考}VRE, レジオネラ菌などとともに院内感染の原因となり、問題視されている。→VRE. **MRTA** [Movimiento Revolucionario Tupac Amaru{ス}] トゥパクアマル革命運動。ペルーの武装左翼ゲリラ組織。{参考}1996年12月のリマ日本大使公邸占拠事件で知られる。 **MS** ① [manuscript] マニュスクリプト。写本。原稿。② [mission specialist] ミッションスペシャリスト。スペースシャトル搭乗者で、科学実験も行う飛行士。③ [meal solution] ミールソリューション。スーパーマーケットなどで、インスタント食品や調理済み総菜などを提供すること。また、その売り場。{参考}原義は「食事(の悩み)解決法」。 **MSC** [Manned Spacecraft Center] アメリカのNASAの有人宇宙船センター。 **MS-DOS**(エ) [Microsoft Disk Operating System] アメリカのマイクロソフト社が開発・販売したパソコン用OSの一つ。 **MSF** [Médecins Sans Frontières{仏}] 国境なき医師団。自然災害や大事故・戦争などの緊急時に活躍する民間の国際的医療奉仕団。 **MSI** [medium scale integration] 中規模集積回路。 **MSW** [medical social worker] メディカルソーシャルワーカー。医療社会福祉事業に携わる人。 **MSY** [maximum sustainable yield] 最大持続生産量。資源の再生力の範囲内に漁獲などを抑えようとする場合の目安。 **MT** ① [magnetic tape] 磁気テープ。② [manual transmission] 手動式変速装置。車で、クラッチペダルを使ってエンジンの動力を車輪に伝える装置。AT③. ③ [medical technologist] 衛生検査技師。 **Mt.** [Mount] 山。 **Mt** [megaton] メガトン。核兵器の威力を表す単位。 **MT管** [miniature tube] 小型真空管。 **MT車** [manual transmission car] マニュアル車。クラッチ・アクセル・ブレーキの三つのペダルを操作し、ギアを手動で切り替える自動車。 **MTB** [mountain bike] マウンテンバイク。山野や起伏の多いところを走り回るのに適した自転車。 **MTBE** [methyl tertiary butyl ether] 石油精製の際の副生ガスとメタノールからつくるオクタン価向上剤。 **MTCR** [Missile Technology Control Regime] ミサイル関連技術輸出規制。弾道ミサイル技術の拡散防止を目的とした国際的規制。 **MTR** ① [material testing reactor] 材料試験炉。強い放射線の中で材料を試験するための原子炉。② [multitrack recorder] マルチトラックレコーダー。主に音楽制作に用いられる、複数の録音用トラック(4〜48)をもつレコーダー。 **MTSAT**(エ) [Multi-functional Transport Satellite] 運輸多目的衛星。{参考}「ひまわり5号」の気象業務を引き継ぐとともに、航空管制機能も備えた複合衛星として、1999年第1号打ち上げ。 **MUF** [material unaccounted for] 核物質不明量。計量誤差や溶液漏れなどの原因で、核燃料再処理工場などで行方不明になった核物質の量。 **MVNO** [Mobile Virtual Network Operator] 仮想移動体通信事業者。NTTなどの第一種通信事業者から通信設備を借り受け、移動体通信サービスを行う業者。 **MVP** [most valuable player] プロ野球などのスポーツで、最優秀選手。 **MWD** [megawatt day] メガワット日。核燃焼率を表す単位。1メガワット日は、1gのウラン235が完全に核分裂を行ったときのエネルギー。 **Mx** [maxwell] マクスウェル。CGS単位系の磁束の単位。1マクスウェルは1億分の1ウェーバー。 **N** ① [nitrogen] 窒素の元素記号。② [newton] ニュートン。力の単位。{参考}イギリスの物理学者Ⅰ. ニュートンの名から。③ [north] 北。Ⓢ. ④ [nuclear] ニュークリア。原子核の。原子力 <1742> MIDI(ミデ) [musical instrument digital interface] シンセサイザーなどの電子楽器を演奏させたり制御したりするデジタル信号の統一規格。 **MiG**(ミ) 旧ソ連の代表的戦闘機。{参考}設計者ミコヤンとグレビッチから。 **MIGA** [Multilateral Investment Guarantee Agency] 国際投資保証機構。債務の累積した開発途上国への投資を促す機関。◆1988年発足。 **MIME**(マ) [Multipurpose Internet Mail Extension] 電子メールで、ファイルや画像データなど文字情報以外の情報を扱えるようにされた規格。 **min** ① [minimum] ミニマム。最小限。最小。⇔max. ② [minute(s)] 分。 **MIP** [most important person] 最重要人物。 **MIPS**(ミ) [million instructions per second] コンピューターの処理能力を表す単位。1秒間に実行できる命令の個数を100万単位で表示したもの。◆FLOPS, LIPS。 **MIRV**(マ) [multiple independently targetable reentry vehicle] 個別誘導複数目標核弾頭。最終段階で個別誘導され、複数の目標を攻撃する。 **MIS** [management information system] 経営情報システム。経営管理に役立つ情報を収集・処理し、タイムリーに提供するシステム。 **MKS単位系** [meter-kilogram-second system] 長さにメートル、質量にキログラム、時間に秒を採用した単位系。◆CGS単位系, MKSA単位系。 **MKSA単位系** [meter-kilogram-second-ampere system] MKS単位系に電流の単位アンペアを加えた単位系。◆CGS単位系, MKS単位系。 **ML** [mailing list] メーリングリスト。インターネット上の特定のグループ内で、そのメンバーがメールを送るとグループ全員に配信されるシステム。 **MLB** [Major League Baseball] メジャーリーグ。アメリカのプロ野球で最上位のリーグ。ナショナルリーグとアメリカンリーグがある。 **MLIT** [Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism] 国土交通省。 **MLS** ① [microwave landing system] マイクロ波着陸装置。空港に進入してくる航空機をマイクロ波によって誘導するシステム。② [Major League Soccer] メジャーリーグサッカー。アメリカのプロサッカーリーグ。 **MMA** [money market deposit account] アメリカの銀行が発売した高利回りの金融商品。 **MMC** ① [mitomycin] マイトマイシン。放線菌から得られる抗生物質の一つ。抗がん剤に用いられる。② [money market certificate] 市場金利連動型定期預金。金利が譲渡性定期預金の利率に連動するもの。◆日本では1985年に登場。 **MMF** [money market mutual fund] 短期金融商品を中心に運用する投資信託。{参考}日本のMMFはmoney management fund (マネーマネージメントファンド)の略。◆MMA. **MMPI** [Minnesota Multiphasic Personality Inventory] ミネソタ多面的人格目録法。質問紙法形式の性格検査の一つ。 **MMRワクチン** [MMR-vaccine] 3種混合ワクチン。measles(はしか), mumps (おたふくかぜ), rubella(風疹)の生ワクチン。副作用のため、3種混合としては1993年中止。 **MNLF** [Moro National Liberation Front] モロ民族解放戦線。フィリピンのイスラム教組織。 **MNP** [mobile number portability] ナンバーポータビリティー。番号ポータビリティー。契約している携帯電話会社を替えても同じ電話番号を引き続き使用できること。◆2006年実現化。 **modem**(モ) [modulator-demodulator] 変復調装置。⇨モデム。 [欧] **MOD** [Ministry of Defense] 防衛省。 **MOE** [Ministry of Environment] 環境省。 **MOF**(モ) ① [Ministry of Finance] 財務省。② [Minister of Finance] 財務大臣。③ [multiple organ failure] 多臓器不全。重要臓器が同時、または相次いで機能不全に陥ること。 **MOFA** [Ministry of Foreign Affairs] 外務省。 **MOJ** [Ministry of Justice] 法務省。 **MOL**(モ) [manned orbiting laboratory] アメリカの有人軌道実験室。 **MOM** [man of the match] マンオブザマッチ。スポーツで、一つの試合における最優秀選手。 **MoMA**(モ) [Museum of Modern Art] ニューヨーク近代美術館。後期印象派から現代美術作品までを数多く収蔵する。◆1929年開館。 **Mon.** [Monday] 月曜日。 **MOR** [middle-of-the-road] イージーリスニング。気軽に聴けるポピュラー音楽。 **MOSS** [market oriented sector selective] 市場重視型個別協議。日米間の市場開放問題を製品分野別に討議する方式。 **MOT** [management of technology] 技術経営。技術力・開発力を戦略的に企業利益に結びつける経営マネージメント。 **MOX**(モ) [mixed oxide] 天然ウランに使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを添加した混合酸化物燃料。 **MP** [military police] アメリカ陸軍の憲兵。 **MP3** [MPEG audio layer 3] MPEGによる音声圧縮技術の規格の一つ。圧縮率が最も高く、現在インターネットの標準フォーマットとなっている。 **MPAA** [Motion Picture Association of America] アメリカ映画協会。映画の自主的倫理規制を行う。◆1919年,映画製作配給業者が設立。 **MPD** [maximum permissible dose] 放射線の最大許容線量。 **MPEG**(エ) [motion picture experts group] 動画像の圧縮方法を世界的に定めた団体。また、その規格。◆JPEG。 **MPLA** [Movimento Popular de Libertação de Angola{ポ}] アンゴラ解放人民運動。{参考}アフリカのアンゴラでは、1975年の独立以来,MPLAとUNITAの間で内戦が続いていた。2002年内戦終結。◆UNITA. **MPLS** [multiprotocol label switching] 高速大容 <1743> **MAD** [mutual assured destruction] 相互確証破壊。核兵器による先制攻撃を加えても、報復として相手国の核兵器による壊滅的な攻撃を受ける可能性があること。 **MAFF** [Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries] 農林水産省。 **M&A** [merger and acquisition] 企業の合併と買収。 **Mar.** [March] 3月。 [欧] **MARC** [machine readable catalog] 出版物の書名・著者名・出版社・発行年などをデータベースに収録した国会図書館の目録法。 **MAVR** [modulating amplifier by variable reactance] 可変誘導抵抗による変調増幅装置。 **max**{さ} [maximum] マキシマム。最大限。最大。⇔min①。 **MB** [megabyte] メガバイト。情報量の単位。1メガバイトは1000キロバイト(100万バイト)。 **mb** [millibar] 圧力の単位の一つ。⇨ミリバール。 **MBA** [Master of Business Administration] 経営学修士。経営管理学修士。欧米のビジネススクール(経営大学院)を卒業した者に与えられる修士号。 **MBD** [minimal brain dysfunction] 微細脳損傷。脳の小さな傷による学習・行動機能障害。 **MBE** [molecular beam epitaxy] 分子線エピタキシー。半導体の単結晶をつくる方法。 **MBO** ① [management by objectives] 目標による管理。P.F. ドラッカーが提唱。② [management buyout] マネージメントバイアウト。経営者が自社株を買い取り、株式を非公開にすること。合併・買収に対する防衛策の一つ。 **MC** ① [machining center] マシニングセンター。各種の加工作業を行うために、何種類もの工具を自動的に交換する工作機械。② [marginal cost] マージナルコスト。限界費用。生産量を1単位増やすために必要となる総費用の増加分。③ [moving coil] 可動コイル。④ [master of ceremonies] 司会者。また、コンサートなどで曲と曲の間の歌手のおしゃべり。 **MCA** [multi-channel access system] 多数の利用者が複数の周波数を共同利用する無線方式。運送業界などで用いられる。 **MCLS** [mucocutaneous lymphnode syndrome] 急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群。川崎病。 **MD** ① [minidisc] ミニディスク。録音・再生ができる直径64mmの音楽用・光磁気ディスク。~コンポ。② [medicinae doctor{ラテン}] 医学博士。③ [Missile Defense] ミサイル防衛。弾道ミサイルを人工衛星やレーダーなどで探知し迎撃するシステムの総称。特に2001年にアメリカが発表した。それまでのNMDやTMDを統合したものを指す。 **MDC** [more developed country] 中進国。経済的には豊かな開発途上国。 **MDMA** [methylenedioxymethamphetamine] 覚醒剤の一つ。乱用すると神経が破壊され、死亡する。{参考}俗にエクスタシーともいう。 **ME** ① [medical electronics] 医用電子工学。② [medical engineering] メディカルエンジニアリング。医用工学。コンピューターや電子機器を応用した医療。③ [microelectronics] マイクロエレクトロニクス。集積回路の高密度化・微小化を追求する電子工業技術。 **Med.** [Mediterranean] 地中海。 **MERCOSUR**(メ) [Mercado Común del Sur{西}] 南米南部共同市場。ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・ベネズエラから成る自由貿易圏を目指す共同市場。 **METI** [Ministry of Economy, Trade and Industry] 経済産業省。 **MEXT** [Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology] 文部科学省。 **MEY** [maximum economic yield] 最大経済生産量。 **MF** ① [medium frequency] 中波。ヘクトメートル波。② [midfielder] サッカーなどで、ミッドフィールダー。フォワードとディフェンダーの間の中盤に位置するポジション。また、その選手。 **MFA** [multinational fiber arrangement] 多国間繊維取り決め。開発途上国などの安い繊維が大量に輸入されることを規制する取り決め。 **MFLOPS**(メ) [Mega floating-point operations per second] スーパーコンピューターなどの科学技術用コンピューターの計算能力を表す単位。1秒間に実行できる浮動小数点演算の数を100万単位で表示したもの。→GFLOPS。 **MFN** [most favored nation] 最恵国。通商・航海・入国・居住などに対し、最もよい待遇を与えられる。通商条約締約国。 **Mg** [magnesium] マグネシウムの元素記号。 **MHC** [major histocompatibility complex] 主要組織適合遺伝子複合体。白血球などにある、たんぱく質をつくる遺伝子の複合体。{参考}ヒトにおけるMHCはHLA。 **MHD発電** [magnetohydrodynamics power generation] 電磁流体発電。電気を通す流体が磁場を高速でよぎったときに電気が生じることを利用した直接発電。 **MHLW** [Ministry of Health, Labour and Welfare] 厚生労働省。 **MHz** [megahertz] メガヘルツ。周波数の単位。100万ヘルツ。 **MI** [misery index] ミザリー指数。国の経済困難の程度を示す指数。消費者物価指数の上昇率と失業率を合計したもの。 **mi** [mil] ミル。ヤードポンド法の長さの単位。1ミルは1000分の1インチ。針金の単位などに用いる。 **MIC** ① [Ministry of International Affairs and Communications] 総務省。② [management (of) indirect cost (s)] 経理・総務・人事などの事務部門を合理化し、経費節減によって効率を高める経営手法。 **MICR** [magnetic ink character reader] 磁気インク文字読み取り装置。 <1744> L/G [letter of guarantee] ①貿易関連の荷物引取保証状。②輸入国銀行発行の保証状。 **LHC** [Large Hadron Collider] セルン(欧州合同原子核研究機関)が建設する大型ハドロン衝突型加速器。 **Li** [Lithium] リチウムの元素記号。 **LIBOR** [London Interbank Offered Rate] ロンドン銀行間取引金利。 **LIFFE** [London International Financial Futures Exchange] ロンドン国際金融先物取引所。 **LIFO**(ラ) [last-in, first-out] ①在庫に関する後入れ先出し法・買入れ順法。②データの入力と逆の順序で処理する、後入れ先出し方式。⇔FIFO。 **Linux**(リ) パソコン用OSの一つ。プログラムを無料公開したので世界中の技術者によって改良が進んでいる。{参考}フィンランドの大学生Linus Torvaldsを中心に1991年ごろから開発された。 **LIPS**(リ) [logical inferences per second] コンピューターが一群の論理計算を1秒間に何回実行できるかの単位。◆MIPS, FLOPS。 **LK** [living room, kitchen{和}] 住宅の間取りで、リビングルーム(=居間)とキッチン(=台所)が一体になった部屋。 **LL** ① [language laboratory] 視聴覚教材を備えた語学教室。②洋服などのサイズで、特大。 **LL牛乳** [long life milk] ロングライフ牛乳。長期間保存に耐えられる牛乳。 **LLC** [limited liability company] 合同会社。◆2006年5月施行の新会社法で創設。{参考}出資者によって組織を運営する内部自治原則と,その責任が出資額の範囲で限定される有限責任制が特徴。 **LLDC** [least less developed countries] ⇨ LDDC。 **LLP** [limited liability partnership] 有限責任事業組合。有限責任組合。個人または法人が共同で営利を目的とする組合組織。 **lm** [lumen] ルーメン。単位時間当たりに放出される可視光線の量の単位。 **LME** [London Metal Exchange] ロンドン金属取引所。非鉄金属の総合市場。◆1877年設立。 **LNG** [liquefied natural gas] 液化天然ガス。天然ガスを-162℃に冷却・圧縮して液化したもの。都市ガスや火力発電などに利用。主成分はメタン。~船。 **LOCA** [loss of coolant accident] 冷却材喪失事故。原子炉の冷却材が流出する事故。 **LOHAS**(ロ) [Lifestyles of Health and Sustainability] 健康や地球環境に配慮した生活スタイル。また、そうした価値観。 **LORAN**(ロ) [long-range navigation] 船・航空機などが電波を使って自分の位置や航路を割り出す装置。 **LP** ① [linear programming] リニアプログラミング。線型計画法。ある条件下で、利益を最大に、コストを最小にするオペレーションズリサーチの手法。② [line printer] ラインプリンター。行印字機。1行分を一度にまとめて印刷する装置。③ [long play] 1分間33 1/6回転のレコード。LP盤。 **LPG** [liquefied petroleum gas] ガス状の炭化水素を常温で圧力を加えて液化したもの。プロパン・プロピレン・ブタン・プチレンなどが主成分。ボンベにつめて、家庭用のほか、自動車などの燃料に利用する。液化石油ガス。LPガス。 [欧] **LPGA** [Ladies Professional Golf Association] アメリカの女子プロゴルフ協会。 **LRT** [light-rail transit] ライトレールトランジット。軽快電車。LRVを導入した新交通システム。路面電車の一形態。{参考}環境保全を重視した都市交通機関として期待される。◆LRV①。 **LRV** ① [light-rail vehicle] LRT用の軽快な車両。② [lunar roving vehicle] アメリカの最初の有人月面車。◆1971年アポロ15号で打ち上げ。 **LS原油** [low-sulphur crude oil] ローサルファ原油。含有硫黄分が重量比1%以下の軽質油。 **LSD** [lysergic acid diethylamide] 無色透明で、無味・無臭の薬。ごく微量の服用で一時的に幻覚作用を起こす。麻薬として規制されている。 **LSI** [large-scale integration] 大規模集積回路。集積回路(=IC)をさらに発展させて高密度にしたもの。ICを使うより信頼度が高く、電子機器を一段と小型化できる。 **LSS** [life-support system] 宇宙飛行士の生命維持装置。 **LST** [local standard time] 地方標準時。 **LTA** ① [Lawn Tennis Association] イギリスのテニス協会。ウィンブルドン選手権大会の主催団体。② [lighter-than-air] 空気より軽い航空機。飛行船・気球など。HTA。 **Ltd.** [limited] 有限会社。株式会社。主にイギリスで社名の後に付記する。{参考}アメリカではInc.やCorp.などを用いる。 **LTP** [low temperature passivation] 半導体の低温処理。半導体の薄膜をつくる技術の一つ。 **LTTE** [Liberation Tigers of Tamil Eelam] タミルイーラム解放のトラ。スリランカからの分離独立を求めるタミル人の武装組織。 **LV値** [light value] ライトバリュー。光量値。写真撮影時に得られる光量を示す値。 **LW** [long wave] 長波。→LF。 **LWR** [light water reactor] 軽水炉。炉心から熱を取り出す冷却材と中性子のスピードを緩める減速材に軽水(ふつうの水)を用いる原子炉。HWR. **lx** [lux] 照度の単位。⇨ルクス。 **M** ① [magnitude] ⇨マグニチュード。② [magenta] マゼンタ。明るくさえた赤色。③ [male, monsieur{仏}] 男性。Ⓕ. **mマーク** [merchandising mark] 家庭用木製家具の品質推奨マーク。 **MA** ① [Master of Arts] 修士。修士号。特に文学修士。② [mental age] 精神年齢。→CA①。 <1745> 人間には感染しない。 **KK** [Kabushiki Kaisha] 「株式会社」の略語。社名の前後につける。 **KKK** [Ku Klux Klan] クークラックスクラン。南北戦争後に結成されたアメリカの白人秘密結社。白衣・白頭巾を着用して暗躍し、黒人・ユダヤ人・東洋人などを排斥。 **KO** [knockout] ⇨ノックアウト。 [欧] **KP** [kommunisticheskaya partiya{ロ}] (各国の)共産党。 **K-POP**(ケ) [Korean popular music] 韓国の若者向けポピュラーミュージック。 **KS鋼** [KS steel] 鉄にコバルト・タングステンなどを加えた永久磁石合金。{参考}KSは研究費を出した住友吉左衛門の頭文字から。 **KSC** [Kennedy Space Center] ケネディ宇宙センター。アメリカのフロリダ州メリット島にあるNASAのロケット発射基地。 **KSF** [key success factor] キーサクセスファクター。成功要因。▷〜の発見。 **L** ① [large] ラージ。大きな。広い。▷〜サイズ。⇔S. ② [left] レフト。左。左翼。⇔R. **l** ① [line] (文章の)行。② [length] 長さ。 **L波** [long wave] 地表波。地震のとき震央から地表に沿って伝わる波長の長い地震波。{参考}ラブ波とレーリー波がある。 **LA** ① [laboratory automation] ラボラトリーオートメーション。研究所・開発部門などでの研究開発業務の自動化。② [Los Angeles] ロサンゼルス。アメリカ西海岸の都市。 **LAK療法** [lymphokine-activated killer therapy] 活性化リンパ液移入療法。患者から採取したリンパ球を活性化して患者に戻し、リンパ球の中のキラーT細胞によってがんを治療する方法。 **LAN**(ラ) [local area network] 同一企業内,同一建物内など、限られた範囲内での情報通信網。 **LANDSAT**(ラ) [land satellite] アメリカが打ち上げている資源探査衛星。 **LAP** [leucine aminopeptidase] ロイシンアミノペプチダーゼ。胆道酵素の一つ。肝臓・胆道の障害があると血中濃度が上昇する。 **LAS** [linear alkylbenzene sulfonate] リニアアルキルベンゼンスルホン酸塩。合成洗剤の成分の一つ。 **LASH** [lighter-aboard-ship] ラッシュ船。貨物積み込み用のはしけをそのまま積み込んで運ぶ船。 **LB** [linebacker] アメフトで、ラインバッカー。 **LB膜** [Langmuir-Blodgett's membrane] 単分子膜(分子が一層に並んでできた膜)をいくつも積み上げてつくった膜。 **LBG** [liquefied butane gas] 液化ブタンガス。ライターの燃料などに用いられる。 **LBO** [leveraged buyout] レバレッジドバイアウト。買収者が被買収企業の資産を担保に銀行などから資金を調達して買収する方法。 **L/C** [letter of credit] 信用状。 **LCA** [life cycle assessment] ライフサイクルアセスメント。製品のライフサイクルの各段階で、環境への影響を評価すること。 **LCC** [Low Cost Carrier] 格安航空会社の通称。 **LCD** [liquid crystal display] 液晶ディスプレー。液晶を用いた表示装置。今日では液晶テレビやパソコンの画面など、多様な製品に利用されている。 **LCM** [lowest common multiple] 最小公倍数。 **LD** ① [Laser Disc] レーザーを用いる、光学方式のビデオディスク。光ディスクに記憶させた音声と画像をレーザー光を当てて再生する。{参考}商標名の「レーザーディスク (LaserDisc)」の略。② [laser diode] レーザーダイオード。レーザー光を出す半導体ダイオード。電子機器や光通信の光源に用いる。③ [learning disabilities] 学習障害。学習困難。④ [lethal dose] 薬物の致死量。{参考}LD50は、実験動物の50%が死に至る投与薬物量。 **LD転炉** [LD converter] 炉の上から銑鉄に酸素を吹き付ける方式の製鋼用転炉。{参考}LDはオーストリアのリンツ(Linz)・ドナビッツ(Donawiz)両製鉄所の頭文字。 **LDC** [less developed country] 開発途上国。 **LDDC** [least developed among developing countries] 後発開発途上国。最貧国。*LLDCとも。 **LDEF** [long duration exposed facility] 長期暴露実験装置。宇宙空間に各種材料を長期間置いたとき、どのような影響を受けるか調べる装置。 **LDH** [lactate dehydrogenase] 乳酸脱水素酵素。肝臓・心筋・骨格筋に多く含まれ、心筋梗塞では血中濃度が上昇する。 **LDK** [living room, dining room, kitchen{和}] 住宅の間取りで、リビングルーム(=居間)とダイニングキッチン(=食堂兼台所)が一体になった部屋。 **LDL** [low density lipoprotein] 低密度リポたんぱく質。悪玉コレステロール。コレステロールを約半分含む、動脈硬化の促進因子。HDL. **LDP** [Liberal Democratic Party] (日本の)自由民主党。 **LDR** [London Depositary Receipts] ロンドン預託証券。ADR, JDR②。 **LE** [left end] アメフトで、レフトエンド。 **LED** [light emitting diode] 発光ダイオード。電流の変化を光の強弱に変換するダイオード。 **LEP** [large electron-positron collider] CERN(欧州合同原子核研究機関)の巨大素粒子加速器。 **LETS**(レ) [Local Exchange Trading Systems] 地域交換取引制度。また、地域通貨。地域内だけで流通する通貨を発行し、財やサービスを交換しあうもの。 **LF** [low frequency] 低周波。現在では、特に長波をいう。⇨長波。 **LF牛乳** [low-fat milk] ローファット牛乳。脂肪分を低く抑えた牛乳。 **LG** [left guard] アメフトで、レフトガード。 <1746> 頂に建設した大型光学赤外線望遠鏡。 **JNTA** [Japan National Tourist Association] 日本観光協会。 **JNTO** [Japan National Tourist Organization] 日本の国際観光振興会。 **JOC** [Japan Olympic Committee] 日本オリンピック委員会。国際オリンピック委員会の日本支部。 **JOCV** [Japan Overseas Cooperation Volunteers] 青年海外協力隊。開発途上国へ派遣されて奉仕活動を行うボランティア組織。国際協力機構が派遣する。 **JOTNW** [Japan Organ Transplant Network] 日本臓器移植ネットワーク。患者と臓器提供者との間で橋渡しをする全国ネットワーク。◆1995年,日本腎臓移植ネットワークとして発足。97年、JOTNWに改称した。 **JP** [Japan Post Holdings, Co., Ltd.] 日本郵政株式会社。日本郵政グループ4社を傘下に置く持ち株会社。また、そのグループ4社。 **JPA** [Japan Patent Association] 日本特許協会。 **JPBL** [Japan Professional Basketball League] 日本の男子プロバスケットボールのリーグ。通称Bリーグ。◆2016年開幕。 **JPC** [Japan Productivity Center] 日本生産性本部。 **JPEG**(ジ) [joint photographic experts group] コンピューターにおける静止画像の圧縮方法を世界的に定めた団体。また、その規格。→MPEG. **JPF** [Japan Platform] ジャパンプラットフォーム。NGOの国際緊急援助活動を支援・推進するために、政府や財界,民間企業などが協力して2000年に設立した組織。 **JPGA** [Japan Professional Golfers Association] 日本プロゴルフ協会。 **JPN** ① [Japan] 日本。② [Japanese] 日本人。 **J-POP**(ジ) [Japan popular music] 日本のポピュラーミュージック。 **JPS** [Japan Photographers Society] 日本写真家協会。日本最大のプロ写真家の団体。 **JR** [Japan Railway] 日本国有鉄道の分割・民営化によって生まれた六旅客鉄道会社と日本貨物鉄道会社との共通の呼称。「JR北海道」「JR貨物」などと略称する。 **JRA** [Japan Racing Association] 日本中央競馬会。 **JRCS** [Japan Red Cross Society] 日本赤十字社。IRC。 **J-REIT**(ジ) [Japan Real Estate Investment Trust] 日本版の不動産投資信託。◆REIT。 **JRFU** [Japan Rugby Football Union] 日本ラグビーフットボール協会。 **JSD** [Japanese Standard of Dietetic Information] 日本食品栄養成分表示基準。 **JSPS** [Japan Society for the Promotion of Science] 日本学術振興会。 **JST** ① [Japan Standard Time] 日本標準時。② [Japan Science and Technology Agency] 科学技術振興機構。日本の科学技術基本計画の中心的実施機関となる独立行政法人。 **JT-60** [JAERI Tokamak-60] 日本原子力研究所(現JAEA)のトカマク型大型核融合実験装置。 **JTA** [Japan Tennis Association] 日本テニス協会。◆1922年設立。 **Jul.** [July] 7月。 **Jun.** [June] 6月。 [欧] **JV** [joint venture] ジョイントベンチャー。①共同企業体。大規模な工事を複数の企業が請け負うとき、一時的に結成される事業体。②合弁会社。外国資本とともに事業を行う国際的な共同出資会社。 **JVA** [Japan Volleyball Association] 日本バレーボール協会。 **JVC** [Japan Volunteer Center] 日本国際ボランティアセンター。難民を救援する民間組織。 **JWA** ① [Japan Weather Association] 日本気象協会。② [Japan Whaling Association] 日本捕鯨協会。 **K** ① [Kelvin temperature] ケルビン温度。⇨絶対温度。② [Kalium{独}] カリウムの元素記号。③ [kitchen] キッチン。台所。④ [king] キング。王。⑤野球で、三振。 **K-1**(ケ) 両手にグローブをはめ、殴るけるなど立ち技を用いて行う格闘技。また、その世界大会。{参考}Kは、空手・拳法・キックボクシングなどの頭文字から。1は「ナンバー1」の意。 **K2**(ケ) カラコルム山脈の最高峰。標高8611mで、エベレストに次いで世界第2位。{参考}測量局番号「カラコルム第2号」から。 **K点** [Kritischer Punkt{独}] スキーのジャンプ競技で、その先まで飛ぶと危険とされる地点。{参考}原義は「極限点・危険地点」。 **KB** [kilobyte] キロバイト。コンピューターの記憶単位。1キロバイトは1024バイト。 **KD輸出** [knockdown export] ノックダウン輸出。部品セットを現地で組み立て完成品にする輸出方式。 **KE** ① [knowledge engineer] ナレッジエンジニア。知識工学者。② [knowledge engineering] ナレッジエンジニアリング。知識工学。 **KEDO**(ケ) [Korean Peninsula Energy Development Organization] 朝鮮半島エネルギー開発機構。北朝鮮の軽水炉転換を支援する国際組織で、アメリカ・韓国・日本などが1995年に設立。 **KEW** [kinetic energy weapon] 運動エネルギー兵器。弾薬などの破砕物をもたず、目標を衝突エネルギーだけで破壊する兵器システム。 **KGB** [Komitet Gosudarstvennoi Bezopasnosti{ロ}] 国家保安委員会。旧ソ連の秘密警察。◆1991年解体。{参考}「カーゲーベー」とも。 **kgf** [kilogramme-force] キログラム重。 **KHV** [Koi Herpes Virus] コイヘルペスウイルス病。ヘルペスウイルスによる鯉の感染症。{参考} <1747> J-Alert-JNLT **J-Alert**(ジ) 総務省消防庁の全国瞬時警報システム。{参考}Japanの頭文字とalert(警報)を結びつけた造語。 **JAMA** [Japan Automobile Manufacturers' Association] 日本自動車工業会。 **JAN** [Japanese article number code] 日本工業規格(JIS)制定の標準商品表示。 **Jan.** [January] 1月。 [欧] **JAPIO** [Japan Patent Information Organization] 日本特許情報機構。 **JARL** [Japan Amateur Radio League] 日本アマチュア無線連盟。 **JARO**(ジ) [Japan Advertising Review Organization] 日本広告審査機構。広告の自主規制や苦情処理を行う機関。 **JAS**(ジ) [Japanese Agricultural Standards] 日本農林規格。日本国内における農林水産物およびその加工品の品質や表示を定めた国家規格。{参考}合格品にはJASマークが付けられる。 **JASA** [Japan Amateur Sports Association] 日本体育協会。日本のアマチュアスポーツを統括する全国組織。◆1911年設立。 **JASDAQ**(ジ) [Japan Securities Dealers Association Quotation System] 日本のベンチャー向け株式店頭市場。また、そのシステム。証券会社と日本店頭証券を通信回線で結び売買などをするもの。{参考}アメリカのNASDAQ(ナスダック)に倣ったもの。 **JASF** [Japan Amateur Swimming Federation] 日本水泳連盟。 **JASRAC**(ジ) [Japanese Society for Rights of Authors Composers and Publishers] 日本音楽著作権協会。作詞家・作曲家などから著作権の管理委託を受けて活動を行う。 **JATA** [Japan Association of Travel Agents] 日本旅行業協会。 **Java**(ジ) アメリカのサンマイクロシステムズ社が1996年に開発したプログラミング言語。 **JAXA**(ジ) [Japan Aerospace Exploration Agency] 宇宙航空研究開発機構。◆ISAS(宇宙科学研究所), NAL(航空宇宙技術研究所),NASDA(宇宙開発事業団)が統合し、2003年10月設立。 **JBC** [Japan Boxing Commission] 日本ボクシングコミッション。 **JBIC** [Japan Bank for International Cooperation] 国際協力銀行。◆1999年,OECF(海外経済協力基金)と日本輸出入銀行が統合して発足。 **JC** ① [Japan Junior Chamber] 日本青年会議所。② [Japan certificate] 日本身代わり証券。日本国内で外国企業の株券を扱う方法の一つ。 **JCA** [Japan Consumer Association] 日本消費者協会。消費者運動の推進機関。 **JCI** [Junior Chamber International] 国際青年会議所。 **JCP** [Japan Communist Party] 日本共産党。 **JCSAT**(ジ) [Japan Communications Satellite] 日本の通信衛星。日本衛星通信(JSAT)が運用。 **JCT** [junction] ジャンクション。接合点。道路の合流点。 **JDR** ① [Japan Disaster Relief Team] 国際緊急援助隊。国際協力機構や自衛隊が海外の大災害に対して派遣する。② [Japanese Depositary Receipts] 日本預託証券。海外企業が株式を日本の信託銀行に預け、その代替として,日本市場で発行される証券。制度導入が検討されている。 **JEIDA**(ジ) [Japan Electronic Industry Development Association] 日本電子工業振興会。 **JEM** [Japanese Experiment Module] アメリカの宇宙ステーション計画に日本が参加する実験モジュール。 **JERS** [Japan Earth Resources Satellite] 日本の地球資源衛星。 **JET** [Joint European Torus] EUが建設したトカマク型核融合実験装置。 **JETRO**(ジ) [Japan External Trade Organization] 日本貿易振興機構。海外市場の調査や日本商品の広報などを行う独立行政法人。 **JFA** [Japan Football Association] 日本サッカー協会。FIFAに所属し、アマチュアからプロまでを統括する。◆1921年設立。 **JGA** ① [Japan Golf Association] 日本ゴルフ協会。② [Japan Gymnastic Association] 日本体操協会。 **JH** [Japan Highway] 日本道路公団。◆1956年に設立された特殊法人。{参考}2005年10月の分割民営化にともない、東日本高速道路・中日本高速道路・西日本高速道路などの株式会社が新たに設立され、同公団は解散した。 **JICA**(ジ) [Japan International Cooperation Agency] 日本の国際協力機構。政府開発援助に基づき、開発途上国への技術援助,青年海外協力隊の派遣などを実施する独立行政法人。◆1974年,国際協力事業団として設立。 **JIS**(ジ) [Japanese Industrial Standard] 日本産業規格。日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた国家規格。{参考}合格品にはJISマークが付けられる。 **JIS**(ジ)コード [JIS code] コンピューター上で文字や符号を出力するためのJIS規格。英数字・かな・漢字・記号についてコードが割りつけられている。 **JLA** [Japan Library Association] 日本図書館協会。 **JLC** [Japan linear collider] 日本の超大型線型加速器。全長約25kmの電子陽電子衝突型加速器。▷〜計画。 **JLPGA** [Japan Ladies Professional Golfers' Association] 日本女子プロゴルフ協会。 **JMA** [Japan Meteorological Agency] 気象庁。 **JMTDR** [Japan Medical Team for Disaster Relief] 日本国際救急医療チーム。 **JMTR** [Japan Material Test Reactor] 日本原子力研究所の材料試験用原子炉。 **JNLT** [Japanese National Large Telescope] すばる。日本の国立天文台がハワイ島マウナケア山 <1748> 営管理システムが認証を受ける。◆1996年制定のISO14001が代表。◆ISO。 **ISO9000シリーズ** ISOの、製品の品質管理に関する国際規格。 **ISP** [internet service provider] プロバイダー。インターネットの接続を提供する業者。 **ISPA** [International Society for the Protection of Animals] 国際動物愛護協会。 **ISS** ① [ionosphere sounding satellite] 電離層観測衛星。② [International Space Station] 国際宇宙ステーション。アメリカ・ヨーロッパ・カナダ・日本・ロシアなどが参加して地上約400kmに建設中の有人宇宙ステーション。◆ISSP。 **ISSP** [International Space Station Program] 国際宇宙ステーション計画。国際宇宙基地計画。 **ISTP** [international solar-terrestrial project] 太陽・地球系物理観測計画。 **ISU** [International Skating Union] 国際スケート連合。◆1892年設立。 **IT** [information technology] 情報技術。インターネットや遠距離通信・移動体通信などの情報通信技術、またそれらを用いたデータ収集・処理技術。{参考}通信事業者・ソフト開発会社・システム開発会社など、従来のハイテク業界を含めIT産業という。 **IT革命** [information technology] 情報技術の発達と普及にともなって起こる、社会の変化。 **ITC** [International Trade Commission] アメリカの国際貿易委員会。 **ITER** [International Thermal Nuclear Experimental Reactor] 国際熱核融合実験炉。EU・アメリカ・ロシア・日本が共同で設計作業を進めている。 **ITF** [International Tennis Federation] 国際テニス連盟。◆1913年設立。 **ITFコード** [Interleaved 2 of 5 Code] 物流バーコード。物流自動化のため、段ボールなどに印刷し、スキャナーで読み取るバーコード。 **ITI** [International Theater Institute] 国際演劇協会。 **ITP** [idiopathic thrombocytopenic purpura] 特発性血小板減少性紫斑病。難病の一つ。 **ITS** [Intelligent Transport Systems] 高度道路交通システム。情報通信技術を用いた事故や渋滞などの交通情報提供や、有料道路での自動料金収受システムなどを備えたもの。 **ITTF** [International Table Tennis Federation] 国際卓球連盟。◆1926年設立。 **ITTO** [International Tropical Timber Organization] 国際熱帯木材機関。◆1986年設立。 **IU** [international unit] 国際単位。特に食物中のビタミン量などを表す。 **IUCN** [International Union for Conservation of Nature and Natural Resources] 国際自然保護連合。 **IUCW** [International Union for Child Welfare] 国際児童福祉連合。◆1946年設立。 **IUD** [intrauterine device] 子宮内避妊リング。 **IUGG** [International Union of Geodesy and Geophysics] 国際測地学・地球物理学連合。 **IUPAC** [International Union of Pure and Applied Chemistry] 国際純正応用化学連合。 **IUPS** [International Union of Physiological Sciences] 国際生理学連合。 **IUS** [International Union of Students] 国際学生連盟。 [欧] **IVA** [intra-vehicular activity] 宇宙船での船内活動。EVA②。 **IVF** [in vitro fertilization] 体外受精。母体外で受精が行われること。特に、体外に卵子を取り出して精子と受精させ、受精卵を子宮に移植する生殖技術・医療。1978年にイギリスで初めて成功した。{参考}不妊症治療などに大きな役割を果たす一方で、生命操作にもつながるため、生命倫理などの見地から否定的な意見もある。 **IVH** [intravenous hyperalimentation] 中心静脈栄養法。栄養分を輸血で補給する方法。 **IWC** [International Whaling Commission] 国際捕鯨委員会。鯨の捕獲数の決定や制限など、鯨資源の乱獲を防ぐための国際機関。 **IX** [internet exchange] インターネット相互接続点。インターネットプロバイダー(ISP)を相互に接続する機能・拠点。各ISPどうしが接続するよりも、巨大な接続点であるIXを用いることで低コストで最適な伝送径路が確保できる。 **J** ① [Japan] ジャパン。日本。② [joule] ジュール。国際単位系(SI)の仕事・熱量・エネルギーの単位。③ [jack] ジャック。トランプの絵札の一つ。兵士を表す。 **Jカーブ効果** [J-curve effect] ①為替レートが変動しても、すぐには輸出入の調整効果が現れず、一時的に反対方向の動きが見られること。②適量に飲酒をする人がまったく飲まない人や大量に飲む人より死亡率が低いこと。{参考}①②ともにグラフにするとアルファベットのJをさかさまにした形を描くことから。 **Jターン** [J-turn{和}] 地方出身で大都市に住んでいる人が、出身地まで帰らずその途中の地域に就職・再就職すること。◆Uターン。 **Jリーグ** [J-League] 日本プロサッカー・リーグの通称。◆1993年リーグ開幕。 **JA** [Japan Agricultural cooperatives] 農業協同組合。農協。 **JAAF** [Japan Amateur Athletic Federation] 日本陸上競技連盟。 **JABA** [Japan Amateur Baseball Association] 日本野球連盟。日本のアマチュア野球の統括団体。NPB。 **JABBA** [Japan Basketball Association] 日本バスケットボール協会。 **JAEA** [Japan Atomic Energy Agency] 日本原子力研究開発機構。2005年に設立された、独立行政法人。 **JAF** [Japan Automobile Federation] 日本自動車連盟。自動車オーナーの団体。 <1749> レベル7の評価がなされた。 **INGO** [International Non-Governmental Organization] 非政府間国際機構。 **INMARSAT**(イ) [International Maritime Satellite Organization] 商業用の国際海事衛星。また、それを用いる国際海事衛星機構。 [欧] **INP** [index number of prices] 物価指数。基準時点を100とし、一定期間の財やサービスの価格を平均して物価水準の動きを示した指数。*PIとも。{参考}消費者物価指数と卸売物価指数が代表的。 **INTELSAT**(イ) [International Telecommunications Satellite Organization] 国際電気通信衛星機構。通信衛星の開発・打ち上げ・管理運営を行う商業衛星通信組織。◆1964年設立。{参考}現在は民間企業の名称となっている。 **I/O** [input/output] データの入出力。 **IOC** ① [Intergovernmental Oceanographic Commission] 政府間海洋学委員会。② [International Olympic Committee] 国際オリンピック委員会。オリンピック競技の運営・開催都市の決定などを行う国際スポーツ組織。 **IOE** [International Organization of Employers] 国際経営者団体連盟。◆1920年設立。 **IOJ** [International Organization of Journalists] 国際ジャーナリスト機構。◆1946年設立。 **IOM** [International Organization for Migration] 国際移住機構。移民・難民・避難民の移送などを支援する政府間組織。 **IORARC** [Indian Ocean Rim Association of Regional Cooperation] 環インド洋地域協力連合。経済活動や科学技術の開発などにおいて協力関係を結ぶもの。◆1997年設立。 **IOSCO**(イ) [International Organization of Securities Commissions] 証券監督者国際機構。証券取引の国際基準などを討議する国際機構。 **IP** ① [information provider] インフォメーションプロバイダー。情報提供者。マルチメディア用コンテンツを提供する業者。② [internet protocol] インターネットプロトコル。インターネットの標準通信規則・通信規約。 **IPアドレス** [internet protocol address] インターネットアドレス。アドレス。インターネット接続のために各コンピューターに割り振られる番号。 **IPA** [icosapentaenoic acid] イコサペンタエン酸。EPA①。 **IPB** [International Peace Bureau] 国際平和ビューロー。◆1892年設立。 **IPC** ① [International Paralympic Committee] 国際パラリンピック委員会。② [Intellectual Property Committee] アメリカの知的所有権委員会。 **IPCC** [Intergovernmental Panel on Climate Change] 気候変動に関する政府間パネル。{参考}2007年ノーベル平和賞受賞。 **IPM** [Integrated Pest Management] 総合的病害虫・雑草管理。従来の化学農薬だけではなく、熱水消毒や天敵の導入など多様な方法を組み合わせた、病害虫・雑草防除システム。 **IPO** [initial public offering] 新規株式公開。未上場企業が新たに株式を上場すること。また、その株式。 **IPR** [intellectual property rights] 知的所有権。知的財産権。 **iPS細胞** [induced pluripotent stem cell] 人工多能性幹細胞。誘導多能性幹細胞。卵子や受精卵を用いず、体内の組織から他の細胞に分化させることができる細胞。万能細胞の一つ。{参考}2012年、研究・開発した山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞。 **IP-VPN** [internet protocol-virtual private network] 通信業者のインターネットプロトコルを利用し構築される、企業向けの仮想私設通信網。 **IQ** ① [import quota] 輸入割当。▷〜制。② [intelligence quotient] 知能指数。⇨知能指数。 **IR** ① [information retrieval] 情報検索。② [investor relations] インベスターリレーションズ。企業の投資家向け広報活動。▷〜サイト。 **IRA** [Irish Republican Army] アイルランド共和軍。北アイルランド独立を目指して活動する組織。{参考}2005年7月,武装闘争の終結を宣言。 **IRAS** [Infrared Astronomical Satellite] 赤外線天文衛星。1984年打ち上げ。 **IRC** [International Red Cross] 国際赤十字。 **IRCAM** [Institut de Recherche et de Coordination Acoustique/Musique{仏}] 音響・音楽の探究と調整センター。パリにある現代音楽の国際的研究機関。 **IRI** [Istituto per la Ricostruzione Industriale{伊}] イタリアで、政府出資による国家持ち株会社。 **IRO** [International Refugee Organization] 国連の国際難民救済機構。 **IRRI** [International Rice Research Institute] 国際稲作研究所。 **ISAM**(ア) [indexed sequential access method] データベースなどの検索で、索引順次アクセス方式。 **ISAS** [Institute of Space and Astronautical Science] 宇宙科学研究所。文部科学省宇宙科学研究所(旧ISAS)を母体に、2003年に設立した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の組織の一つ。 **ISBN** [International Standard Book Number] 国際標準図書番号。全世界で出版される書籍につけられる13桁の国際共通番号。▷〜コード。 **ISDN** [integrated services digital network] 総合デジタル通信網。各種通信サービスを一元的に取り扱い、デジタル化して伝送する通信網。ナローバンド(狭帯域)通信に相当。 **ISDR** [International Strategy for Disaster Reduction] 国際防災戦略。21世紀における災害軽減を目的とする国連活動の一つ。 **ISO**(ア) [International Organization for Standardization] 国際標準化機構。各国の工業規格を標準化することによって、貿易を容易にする目的でつくられた。*アイソとも。 **ISO14000シリーズ** ISOの、環境に関する国際規格。環境管理・監督の国際標準を満たした経 <1750> 胞質内精子注入法。◆顕微受精方法の主流。 **ICT** [information and communication technology] 情報通信技術。従来の情報技術に加え、その社会的活用にも重点を置く。 **ICU** [intensive care unit] 集中治療室。重症患者や手術直後の患者だけを治療する病院内の施設。二四時間態勢で患者の治療を行う。 **ID** ① [identification] 身分証明。また、同一であることの確認。同一のものであるという意識。② [identification] データ通信でユーザーを識別するための暗証番号。③ [industrial design] インダストリアルデザイン。工業デザイン。④ [industrial designer] インダストリアルデザイナー。工業デザイナー。 **IDカード** [ID card] 身分証明書。 **IDA** [International Development Association] 国連の国際開発協会。◆1960年設立。第二世界銀行ともいわれる。本部はワシントン。 **IDB** [Industrial Development Board] 国連の工業開発理事会。 **IDL** ① [international date line] 国際日付変更線。② [Interface Definition Language] インターフェース定義言語。異なるプログラム言語間でオブジェクト(処理対象)が作用するようにインターフェースを記述した言語。 **IDR** [International Depositary Receipt] 国際預託証券。◆ADR, JDR②。 **IE** [industrial engineering] インダストリアルエンジニアリング。生産工学。産業工学。 **IEA** [International Energy Agency] 国際エネルギー機関。石油消費国がエネルギー問題を協議する機関。◆OECD(経済協力開発機構)の下部機関として1974年設立。 **IEEE** [Institute of Electrical and Electronics Engineers] 電気通信技術者協会。 **iEPG** [Internet Electronic Program Guide] インターネットを用いたテレビ番組録画予約方式。 **IETF** [Internet Engineering Task Force] インターネット技術標準化委員会。インターネットに関する技術の標準を定める組織。 **IF** ① [index fund] インデックスファンド。株価指数に連動して運用される投資信託。② [interferon] インターフェロン。ウイルス感染細胞がつくるたんぱく質。ウイルス感染症・悪性腫瘍などの治療に応用される。*IFNとも。 **IFC** [International Finance Corporation] 国際金融公社。開発途上国への、国連の金融機関。 **IFR** [instrument flight rules] 計器飛行方式。航空管制機関の指示にしたがい、飛行する方式。 **IFRC** [International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies] 国際赤十字・赤新月社連盟。 **Ig** [immunoglobulin] イムノグロブリン。血液中にあり、免疫反応の抗体となるたんぱく質。 **IGF** [International Genetics Federation] 国際遺伝学会。 **IGO** [Intergovernmental Organization] 政府間国際組織。NGO. **IGOSS** [Integrated Global Ocean Service System] 全世界海洋情報サービスシステム。海洋の観測データの収集と交換を目的とする国際事業。 **IGU** [International Geographical Union] 国際地理学連合。 **IH** [induction heating] インダクションヒーティング。電磁誘導加熱。◆IH調理器。 [欧] **IH調理器** [induction heating] 金属に磁力線を通す際に発生する熱を利用した調理器。{参考}一般に熱効率が高く、火を使わないため安全性も高いとされる。 **IHO** [International Hydrographic Organization] 国際水路機関。◆国際海図の刊行など、世界的な航海の安全化を目的に1967年に設立された政府間機関。 **IHRLA** [International Human Rights Law Association] 国際人権法学会。 **IIF** [Institute of International Finance] 国際金融協会。日本・アメリカ・ヨーロッパの民間銀行で組織。◆1983年設立。 **IIHF** [International Ice Hockey Federation] 国際アイスホッケー連盟。 **IIPCR** [International Institute for Peace and Conflict Research] 国際平和紛争研究所。◆1966年開設のSIPRI(ストックホルム国際平和研究所)が改称されたもの。 **IISI** [International Iron and Steel Institute] 国際鉄鋼協会。◆1967年設立。 **IJF** [International Judo Federation] 国際柔道連盟。◆1951年設立。 **IL** [interleukin] インターロイキン。リンパ球またはマクロファージがつくり出す生体機能調整物質の中で、遺伝子が明らかになっているもの。 **ILO** [International Labor Organization] 国際労働機関。国際連合の専門機関の一つ。労働条件の改善や社会的安定を図ることを目的とした国際機関。 **IMADR** [International Movement Against All Forms of Discrimination and Racism] 反差別国際運動。1988年に日本で成立した、世界から一切の差別撤廃を目指す国連NGO。 **IME** [input method editor] ウィンドウズで、かな漢字変換を行うシステムの総称。 **IMF** [International Monetary Fund] 国際通貨基金。国際通貨の秩序維持と世界経済の発展をめざす。{参考}加盟国は、割り当て額に応じて自分の国の通貨を出資する義務がある。◆1947年設立。 **IMO** ① [International Maritime Organization] 国連の国際海事機関。② [International Mathematical Olympiad] 国際数学オリンピック。 **Inc.** [incorporated] 株式会社。{参考}イギリスではLtd.。 **INCB** [International Narcotic Control Board] 国連の国際麻薬統制委員会。 **INES** [International Nuclear Event Scale] 国際原子力事象評価尺度。{参考}福島第一原発の事故は、INESにおける「深刻な事故」に相当する <1751> 欧 代の高速商用輸送機。 **HSGT** [high-speed ground transportation] 超高速陸上輸送機関。 **HSST** [high-speed surface transport] 常電導磁気浮上式リニアモーターカー。磁気で浮上し、リニアモーターで推進する新交通システム。 **HST** [Hubble Space Telescope] ハッブル宇宙望遠鏡。1990年にスペースシャトルから打ち上げられた空飛ぶ天文台。 **Ht** [hematocrit] ヘマトクリット。赤血球容積量。血液中に赤血球が占める容積の割合。 **HTA** [heavier-than-air] 空気より重いふつうの航空機。LTA②。 **HTGR** [high temperature gas-cooled reactor] 高温ガス冷却原子炉。 **HTLV** [human T-cell leukemia virus] ヒトT細胞白血病ウイルス。成人型T細胞白血病の病原体であるウイルス。*ATLVとも。 **HTML** [hypertext markup language] インターネット上にWWWの機能に対応したページをつくるためのプログラミング言語。 **HTTP** [hypertext transfer protocol] インターネット上でHTMLの文書を送受信するために用いるプロトコル(手順)。[参考]先頭にhttpを入力することで目的のアドレスにアクセスできる。 **HUS** [hemolytic uremic syndrome] 溶血性尿毒症症候群。O157などが出すベロ毒素による病気。腹痛・下痢・鮮血便などの症状を呈する。 **HWR** [heavy water reactor] 重水炉。中性子の減速材に重水を用いる原子炉。LWR。 **Hz** [Hertz] ⇒ヘルツ。 **I** [iodine] ヨウ素の元素記号。 **IAAF** [International Amateur Athletic Federation] 国際陸上競技連盟。 **IABP** [intra-aortic balloon pumping] 大動脈バルーンパンピング。胸部大動脈内にバルーン(風船)を入れて心臓のポンプ機能を補う治療装置。 **IAC** [International Apprentices Competition] 国際職業訓練競技大会。技能オリンピック。 **IAEA** [International Atomic Energy Agency] 国連の国際原子力機関。原子力平和利用の推進を目的とする。1957年設立。 **IAS** [International Accounting Standards] IASC(国際会計基準委員会)が設定した、国際会計基準。 **IASB** [International Accounting Standards Board] 国際会計基準審議会。会計基準の国際的な信頼性と統一性確保を目的とする組織。◆2001年設立。前身はIASC。 **IASC** [International Accounting Standards Committee] 国際会計基準委員会。◆2001年IASBに改称。◆IASB. **IB** ① [incubation business] インキュベーションビジネス。ベンチャー企業に対して必要な援助をする事業。② [International Baccalauréat] インターナショナルバカロレア。大学入学のための国際資格制度。 **IBA** ① [International Bar Association] 国際法曹学会。② [International Baseball Association] (アマチュア野球の)国際野球協会。◆2000年、IBAF(国際野球連盟)に改称。 **IBAF** [International Baseball Federation] 国際野球連盟。◆2000年改称。 **IBF** [International Boxing Federation] 国際ボクシング連盟。 **ibid.** [ibidem] 「同じ箇所に」「同書に」。引用した書名などの繰り返しを避けるために用いる。 **IBRD** [International Bank for Reconstruction and Development] 国連の国際復興開発銀行。世界銀行。経済復興と開発途上国の開発のために長期的な貸し付けを行う。◆1946年設立。 **IBS** [irritable bowel syndrome] 過敏性腸症候群。ストレスなどが原因となって起きる下痢や便秘。また、それが続く状態。 **IC** ① [integrated circuit] 集積回路。[参考]集積密度に応じSSI、MSI、LSI、超LSI(VLSI、SLSI)と呼ぶ。② [interchange] インターチェンジ。高速道路と一般道路をつなぐ所。 **ICカード** [IC card] ICを組み込んで、データを電子的に記録するカード。 **ICタグ** [IC tag] IC(集積回路)を内蔵し、電波などで交信ができるチップ。[参考]商品にこれを取り付けることで、接触せずに商品識別が可能となる。 **ICBL** [International Campaign to Ban Landmines] 地雷禁止国際キャンペーン。世界中に存在する対人地雷の廃絶を求めて活動する国際組織。[参考]1997年にノーベル平和賞を受賞。 **ICBM** [intercontinental ballistic missile] 大陸間弾道弾。他の大陸を射程距離におさめる弾道ミサイル。 **ICC** [International Criminal Court] 国際刑事裁判所。戦争犯罪や大量虐殺などの国際人道法を犯した個人を裁く常設裁判所。◆オランダのハーグに2003年設立。 **ICE** [Intercity Express] ドイツの超高速列車。営業速度は時速250km。1991年営業開始。 **ICFTU** [International Confederation of Free Trade Unions] 国際自由労働組合連合。 **ICJ** [International Court of Justice] 国際司法裁判所。本部はオランダのハーグ。 **ICOMOS** (イコモス) [International Council of Monuments and Sites] 国際記念物・遺跡会議。 **ICPD** [International Conference on Population and Development] 国際人口開発会議。◆1994年にカイロで開催。 **ICPO** [International Criminal Police Organization] ⇒インターポール。 **ICRC** [International Committee of the Red Cross] 赤十字国際委員会。◆1863年設立。 **ICSI** (イクシ) [intracellular seminal injection] 卵細胞質内精子注入法。 <1752> **H-Ⅱロケット** 国産の2段式大型ロケット。*H2型ロケットとも。◆初打ち上げは1994年2月。[参考]H-IIAロケットが2001年以降打ち上げられている。 **HABITAT** (ハビタット) 国連人間居住会議の通称。都市環境悪化の防止、持続可能な都市づくりなどを討議する会議。[参考]1976年にバンクーバーで第1回、96年にイスタンブールで第2回が開かれた。 **HACCP** (ハサップ) [hazard analysis critical control point] 危機分析重点管理制度。食品の原料から製造・消費に至るまでの全過程で、予想される汚染源や異物の混入をチェックする衛生管理体制。[参考]アメリカで宇宙食管理用として開発された。 **HB** ① [halfback] ラグビーやアメフトなどで、ハーフバック。中衛。② [hard and black] 鉛筆の芯{しん}の硬度(または濃度)がHとBの中間の鉛筆。 **Hb** [hemoglobin, Hämoglobin] 血色素{けつしきそ}。⇒ヘモグロビン。 **HC** ① [House of Commons] イギリスの下院。[参考]上院はHL (House of Lords)という。② [hydrocarbon] ハイドロカーボン。炭化水素。 **HCB** [hexachlorobenzene] ヘキサクロロベンゼン。有機塩素系化合物の一つ。人体に有害であるので製造・使用が規制されている。 **HCF** [highest common factor] ⇒GCM。 **HCFC** [hydrochlorofluorocarbon] ハイドロクロロフルオロカーボン。代替フロンとして使われていたが、塩素を含むため2030年までに全廃予定。 **HD** ① [hard disk] 磁気記憶装置の一つ。⇨ハードディスク。② [holdings] ホールディングス。ホールディングカンパニー。持ち株会社。▷学研~。 **HDレコーダー** [hard disk recorder] 記憶装置として、磁気ヘッドのハードディスクを用いた再生装置。 **HDD** [hard disk drive] ハードディスクドライブ。ハードディスクの駆動装置。ハードディスクで、特に読み込み・書き込みをする部分を指す。[参考]ハードディスクと同義にも用いられる。 **HDI** [Human Development Index] 人間開発指標。国連開発計画(UNDP)がつくった各国の国民生活の発展段階を示す指標。 **HDL** [high density lipoprotein] 高密度リポたんぱく質。善玉コレステロール。組織中のコレステロールを運んで代謝させるので、動脈硬化の予防因子として注目されている。LDL。 **HDTV** [high-definition TV] 高品位テレビ。高精細度テレビ。走査線の数を増やして画像の精度を高めたもの。 **HE** [human engineering] ヒューマンエンジニアリング。⇨人間工学。 **He** [helium] ヘリウムの元素記号。 **HEV** [hybrid electric vehicle] ハイブリッド電気自動車。 **HF** [high frequency] 高周波。◆現在は特に短波をいう。⇨短波。 **HFC** ① [hydrofluorocarbon] ハイドロフルオロカーボン。オゾン層を破壊しない代替フロンの一つ。冷蔵庫の冷媒などに使われるが、温室効果ガスとして規制される。② [hybrid fiber coaxial] 光同軸ハイブリッド伝送方式。CATV網のネットワーク構成方法の一つ。 **Hg** [hydrargyrum] 水銀の元素記号。 **HGH** [human growth hormone] ヒト成長ホルモン。 **hi-fi** (ハイファイ) [high fidelity] ビデオデッキなどで、原音を忠実に録音・再生すること。また、その装置。 **HIP** [hot isostatic pressing] 熱間静水圧プレス。セラミックスを焼き固める際に用いる高温・高圧プレス装置。 **HIPCs** [heavily indebted poor countries] 重債務貧困国。 **HIV** [human immunodeficiency virus] ヒト免疫不全ウイルス。リンパ球を破壊して、人間が本来持っている抵抗力を弱める。エイズの病原体。 **HKD** [Hong Kong dollar] 香港ドル。 **HLA** [human leucocyte antigen] ヒト主要組織適合性抗原。白血球の型の一つで、型が一致しないと臓器移植の際に拒絶反応が起こる。[参考]HLAの型は親子鑑定などにも利用されている。 **HMR** [home meal replacement] 家庭料理代替食。スーパーなどが家庭の食事を丸ごと提供する。 **H5N1型** 鳥インフルエンザのウイルスの型の一つ。強い毒性を持つ。 **HND** [Tokyo International Airport (Ha-neda)] 東京国際空港(羽田)の空港コード。 **HOPE-X** [H-II Orbiting Plane-X] 日本が開発中の宇宙往還技術試験機。 **HP** ① [home page] インターネット上のホームページ。② [horsepower] 馬力。③ [halfpipe] ハーフパイプ。スノーボードのフリースタイル種目の一つ。半円筒状のコースで、ジャンプや宙返りなどの技を競うもの。 **HR** ① [human relations] ヒューマンリレーションズ。人間関係。特に企業体や組織体での人間関係をいう。② [home run] 野球で、ホームラン。 **HR図** [Hertzsprung-Russell diagram] ヘルツシュプルングラッセル図。縦軸に恒星の明るさ、横軸に表面温度やスペクトル型をとり、各恒星を点で表した図。[参考]デンマークのヘルツシュプルングとアメリカのラッセルの名から。 **HRM** [human resources management] ヒューマンリソースマネージメント。人的資源管理。人材の採用・配置・育成などの人事を、経営戦略に基づいて合理的に行うシステム。 **HRT** [hormone replacement therapy] ホルモン補充療法。女性の更年期障害の治療に女性ホルモンを用いる方法。 **HSCT** [high-speed commercial transport] 次世代の高速商用輸送機。 <1753> 欧 **GM** [general manager] ゼネラルマネージャー。総監督。総支配人。 **GMDSS** [global maritime distress and safety system] 衛星通信・デジタル通信を取り入れた全世界的な海上遭難・安全通信システム。[参考]国際海事機関(IMO)が推進し、日本でも1999年よりモールス符号の代わりに採用されている。 **GMO** [genetically modified organism] 遺伝子組み換え作物。除草剤や害虫に強いといった特徴がある一方で、その安全性も問題視されている。*GM作物とも。 **GMP** [Good Manufacturing Practice] アメリカの医薬品製造と品質管理に関する規定。 **GMRヘッド** [giant magneto-resistive head] 磁気的感度の高い読み取り素子。MRヘッド以上にハードディスクの大容量化を可能にする。 **GMS** [Geostationary Meteorological Satellite] 日本の静止気象衛星。 **GMT** [Greenwich mean time] 世界時。⇨グリニッジ時。 **GN** [global negotiation] 国連の包括的交渉。 **GND** [gross national demand] 国民総需要。 **GNE** [gross national expenditure] 国民総支出。国民総生産を支出面からとらえたもの。国民が一定期間に購入した財貨やサービスの合計で、国民総生産と同額。 **GNI** [gross national income] 国民総所得。 **GNP** [gross national product] 国民総生産。一国において、一定期間に生産された財貨とサービスの総額。国の経済規模を図る尺度の一つ。→GDP。 **GNS** [gross national supply] 国民総供給。 **GOLKAR** (ゴルカル) [Golongan Karya] インドネシア大統領スハルトを支えていた翼賛政党。 **GOT** [glutamic oxaloacetic transaminase] グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ。心臓や肝臓に多く含まれるアミノ酸代謝酵素。心筋梗塞や肝障害の際に血中濃度が高くなる。 **GP** [grand prix] グランプリ。大賞。 **GPCP** [global precipitation climate program] 全球降水気候計画。大気・海洋・降水などの気候系を全地球規模で観測するシステム。◆1990年の世界気象会議で提唱。 **GPS** [global positioning system] 全地球測位システム。人工衛星を使った高精度の航法・位置把握システム。カーナビゲーションなどに用いる。 **GPT** [glutamic pyruvic transaminase] グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ。肝臓に多く含まれるアミノ酸代謝酵素。肝障害の際に血中濃度が上昇する。 **GPWS** [ground proximity warning system] 地上接近警報装置。航空機が一定の高度以下に下がると、警告音などで乗員に危険を知らせる。 **GRC** [glass fiber reinforced concrete] ガラス繊維強化コンクリート。 **GRO** [Gamma Rays Observatory] ガンマ線天文台。宇宙のガンマ線を観測するためにアメリカのスペースシャトルで打ち上げた宇宙天文台。 **GS** ① [gasoline stand和] 自動車の給油や洗車などをするところ。ガソリンスタンド。② [geodetic satellite] 測地衛星。アメリカのラジオス、日本の「あじさい」など。③ [group sounds和] グループサウンズ。1960年代に流行したロックまたはポップス系グループの総称。 **GSM** [groupe spéciale mobile] 欧州各国で統一規格として採用されているデジタル方式の自動車電話・携帯電話システム。欧州の広い範囲で国境に関係なく通話できる。 **GSR** [galvanic skin response] 電気皮膚反応。ポリグラフ(うそ発見器)に応用される。 **GT** ① [grand touring car] グランドツーリングカー。高速・高性能で長距離走行に適した普通乗用車。GT車。② [group technology] グループテクノロジー。多品種少量生産の際、類似部品をグループ分けし、標準化することによって効率を高める方法。 **GTL** [gas to liquids] 天然ガスの化学反応によって製造される液体燃料。また、その技術。軽油・メチルエーテル・メタノールなど。 **GTO** [Gran Turismo Omologato] GT(グランドツーリングカー)として正式に認定された車。 **γ-GTP** [γ-glutamyl transpeptidase] ガンマグルタミールトランスペプチダーゼ。アミノ酸の代謝に関係する酵素。肝疾患時に血中に増加する。 **GUI** [graphical user interface] アイコンなどの絵記号を利用してユーザーとコンピューターのやりとりを媒介するインターフェース。[参考]ユーザーにとって、そうした環境をGUI環境という。 **GUT** [grand unified theory] 大統一理論。自然界の四つの力(重力・電磁力・強い相互作用・弱い相互作用)を統一的に説明する理論。 **GVH反応** [graft-versus-host reaction] 他人のリンパ細胞を輸血や骨髄移植によって体内に注入したとき、T細胞(リンパ細胞の一種)が元からあった組織細胞を攻撃する反応。→GVHD。 **GVHD** [graft-versus-host disease] GVH病。移植片対宿主病。GVH反応が起こって患者の臓器が攻撃される病気。 **GW** [golden week和] ゴールデンウイーク。 **GWP** [global warming potential] 地球温暖化係数。さまざまな温室効果ガスの地球温暖化に対する効果を、二酸化炭素を基準値1に定めた上で相対的に示した数値。[参考]地球温暖化防止策を協議するためのIPCC(政府間会議)で規定。 **Gy** [gray] グレイ。放射線の吸収線量の単位。 **H** **H** ① [hit] 野球で、ヒット。② [hip] ヒップ。腰回りの寸法。③ [hydrogen] 水素の元素記号。④ [hard] 鉛筆の芯{しん}の硬度を表す記号。数値が大きいものほどかたい。エッチ。B。 **HOゲージ** [half of 0-gauge] 軌間幅が16.5mmの鉄道模型。 <1754> 内の数字にコード化した、録画予約コード。[参考]商標名。 **Gマーク** [good design mark] 経済産業省が優秀なデザインであると認めた商品にはることが許されるマーク。グッドデザインマーク。 **GA** [genetic algorithm] 遺伝的アルゴリズム。生物の進化の過程を工学的にモデル化したもの。人工知能などに応用される。 **GAAP** (ギャープ) [generally accepted accounting principles] 一般に公正妥当と認められた会計原則。財務諸表の作成にあたり、その基準となる会計基準や実務体系。 **GAB** [General Arrangements to Borrow] 国際通貨基金(IMF)の一般借り入れ取り決め。 **GABA** (ギャバ) [γ-aminobutyric acid] ガンマアミノ酪酸。酒酔いを引き起こすとされる神経抑制物質。 **GAN** [global area network] 広域通信網。全国的・国際的な通信網。 **GAP** [Good Agricultural Practice] 適正農業規範。農産物の安全性を阻害する危害要因を分析し、生産・出荷・輸送まで適正な管理を行う制度。 **GATT** (ガット) [General Agreement on Tariffs and Trade] 関税と貿易に関する一般協定。1995年、世界貿易機関(WTO)に吸収された。◆WTO②。 **GAW計画** [Global Atmosphere Watch Program] 全球大気監視計画。WMO(世界気象機関)が推進する地球温暖化・酸性雨などの監視計画。 **GB** [gigabyte] ギガバイト。コンピューターの記憶容量の単位の一つで、1バイトの10億倍。 **GCC** [Gulf Cooperation Council] 湾岸協力会議。ペルシア湾岸の産油6か国が集団安全保障体制確立のために設立した機構。◆1981年設立。 **GCM** [greatest common measure] 最大公約数。*HCFとも。 **GCOS** [Global Climate Observing System] WMO(世界気象機関)が推進する全球気候観測システム。 **GCP** [good clinical practice] 医薬品の臨床試験の実施に関する基準。 **GDE** [gross domestic expenditure] 国内総支出。 **GDP** [gross domestic product] 国内総生産。一国の経済活動で、生産総額から原材料、中間生産と海外での生産分を差し引いたもの。[参考]GNPと異なり、海外との利子所得の受け払いなどを含まないため、国内の経済活動をより密接に表す指標ともされる。 **GEF** [Global Environment Facility] 地球環境ファシリティー。開発途上国の環境保全計画に対する融資システム。 **GEM** [gender empowerment measure] ジェンダーエンパワーメント指数。女性が社会進出して能力をどの程度発揮できるかを測るもの。国連開発計画が導入。 **GEMS** [Global Environmental Monitoring System] 地球環境モニタリング(監視)システム。地球の環境問題に対して、長期・継続的に監視し把握していこうというもの。 **GEOS** (ジオス) [Geodetic Satellite] アメリカの測地衛星。 **gf** [gram force] グラム重。重量(力)の単位。 **GFLOPS** (ギガフロップス) [giga floating-point operations per second] スーパーコンピューターなどの計算能力を表す単位。1秒間に実行できる浮動小数点演算の平均値を、10億を単位として表示したもの。◆MFLOPS。 **GFP** [Green Fluorescent Protein] 緑色蛍光たんぱく質。オワンクラゲが持つ蛍光たんぱく質。[参考]発見、抽出、精製した下村修は2008年にノーベル化学賞を受賞。 **GFRP** [glass fiber reinforced plastics] ガラス繊維強化プラスチック。 **GG原油** [government to government crude oil] 政府間取引原油。産油国と消費国の両政府が協定に基づいて取引するもの。 **GGG** [gadolinium gallium garnet] ガドリニウム・ガリウム・ガーネット。記憶素子の材料。 **GHG** [greenhouse gas] 温室効果ガス。地球の温暖化に関係する大気中の気体。[参考]二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素・フロンなどがGHGだとされる。 **GHQ** [General Headquarters] 総司令部。特に第2次世界大戦後の連合国最高司令官総司令部。 **GI** [government issue] アメリカの徴募兵。また、アメリカ兵の俗称。 **GI値** [glycemic index] グリセミックインデックス。血糖上昇反応値。食品ごとの血糖上昇作用を、ブドウ糖50gの血糖上昇値を100として比較した数値。[参考]数値が高い(上昇反応が早い)ほど、ブドウ糖が中性脂肪として蓄えられ、肥満の原因となる。 **GID** [gender identity disorder] 性同一性障害。自分の生物学上の性に対して不快感や違和感をもち、反対の性の方が自然だと考える状態。TGやTSなどの総称。[参考]2003年の性同一性障害特例法により、一定の要件のもとでの戸籍上の性の変更が可能になっている。 **GIGO** [garbage in, garbage out] 信頼性の低いデータからは正しい結果が得られないこと。[参考]「ごみを入れるとごみが出る」ということから。 **GII** [Global Information Infrastructure] 地球的規模で張り巡らせたコンピューターネットワークによって世界情報基盤を構築しようという構想。 **GIS** [geographic information system] 地理情報システム。コンピューター上の白地図に種々の情報を入力して地域の状態をつかむシステム。 **GIT** [group inclusive tour] パック旅行。 **GK** ① [goalkeeper] サッカーなどで、ゴールキーパー。② [goal kick] サッカーやラグビーなどで、ゴールキック。 **GLP** [Good Laboratory Practice] 医薬品の安全性試験の実施に関する基準。 **GLU** [glucose] グルコース。特に血液中のブドウ糖の量として、血糖値を表す。糖尿病などの際に血中濃度が上昇する。 <1755> **FIV** [feline immunodeficiency virus] ネコ免疫不全ウイルス。ネコエイズの病原体。 **FIVB** [Fédération Internationale de Volleyball] 国際バレーボール連盟。 **FK** [free kick] サッカーやラグビーなどで、フリーキック。相手の反則などで与えられるキック。 **FLOPS** (フロップス) [floating-point operations per second] コンピューターが1秒間に何回浮動小数点の演算ができるかを示す単位。MIPS、LIPS。 **FLQ** [Front de Libération du Québec] カナダのケベック解放戦線。→RIN。 **FM** [frequency modulation] ①周波数変調。②FM①の方式によるラジオ放送。雑音が少ない。FM放送。参考AM。 **FMS** [flexible manufacturing system] フレキシブル生産システム。産業用ロボットなどを利用して多品種少量生産を行う方式。 **FOB** [free on board] 本船渡し。商品を本船に積み込むまでの一切の経費とリスクを売り主が負担する取引条件。 **FOMC** [Federal Open Market Committee] アメリカの連邦公開市場委員会。FRB②が開く、金融政策の意思決定会合。 **FOR** [free on rail] 貨物の鉄道渡し。指定の貨車に貨物を積み込むまでが売り主の責任となる。 **FORTRAN** (フォートラン) [formula translation] 科学技術向けの高水準プログラム言語。 **FP** [financial planner] ファイナンシャルプランナー。資産設計・資産運用などの助言を行う専門家。 **FPU** ① [field pickup unit] マイクロ波送受電信装置。テレビ塔などに設置される。② [floating point unit] 浮動小数点の演算を高速で行うハードウエア。 **FR** [front engine rear drive] フロントエンジンリアドライブ。前部エンジン後輪駆動。 **FRA** [forward rate agreement] 金利先渡し契約。将来のある期日に取り引きする金利をあらかじめ設定しておき、取り引きの際に市場金利との差額を決済するもの。 **FRB** ① [Federal Reserve Bank] アメリカの連邦準備銀行。② [Federal Reserve Board] アメリカの連邦準備制度理事会。日本の日本銀行に相当する中央銀行制度。 **FRC** [fiber reinforced concrete] 繊維強化コンクリート。炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維などを用いたコンクリート。[参考]ガラス繊維のものは特にガラス繊維強化コンクリート(GRC)という。 **FRG** [Federal Republic of Germany] ドイツ連邦共和国の英語名の略称。◆BRD。 **Fri.** [Friday] 金曜日。 **FRM** [fiber reinforced metal] 繊維強化金属。 **FRN** [floating rate note] フローティングレートノート。6か月ごとに利率が変動する債券。金利不安定な市場で発行される。 **FRP** [fiber reinforced plastics] 繊維強化プラスチック。炭素繊維やガラス繊維などを合成樹脂で固めたプラスチック。 **FRS** [Federal Reserve System] 連邦準備制度。アメリカの中央銀行制度。◆1913年設置。 **FS** [fighter support] 支援戦闘機。敵機や敵艦船の攻撃、味方の地上部隊の支援を行う戦闘機。 **FSLN** [Frente Sandinista de Liberación Nacional] ニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線。左派政党。 **FSP** [frequent shoppers program] 小売業におけるマーケティング手法の一つ。ポイントカードなどの顧客カードを活用するもの。 **FTA** ① [Free Trade Agreement] 自由貿易協定。貿易や経済活動の活性化のため、特定の国・地域間で結ばれる関税廃止やサービス自由化などの協定。② [fluorescent treponemal antibody] 蛍光抗体法。血清反応による梅毒検査法の一つ。 **FTC** [Federal Trade Commission] アメリカの連邦取引委員会。 **FTP** [file transfer protocol] TCP/IPネットワーク上でファイル転送などを行うプロトコル(通信規約)。 **FTTH** [fiber to the home] 家庭に光ファイバーケーブルを張るブロードバンド通信の一つ。 **FTZ** [free trade zone] フリートレードゾーン。自由貿易地域。空港・港湾など、関税免除などの措置がとられている地域。 **FW** ① [forward] サッカーやラグビーなどで、フォワード。前衛。⇨フォワード。②インターネットなどで、メールやデータを転送すること。 **FWD** ① [four-wheel drive] 車で、四輪駆動。⇨四輪駆動。② [front wheel drive] 車で、フロントドライブ。前輪駆動。⇌RWD。 **FX** ① [fighter-X] 航空自衛隊の次期戦闘機。② [foreign exchange] 外国為替。また、外国為替証拠金取引。取引業者に一定の保証金を預けることで外国為替の売買取引が行える。 **G** **G** ① [gauss] ガウス。磁束密度の単位。② [guide number] ガイドナンバー。ストロボなどの露光係数。 **g** [gravity] 重力加速度。*Gとも。 **GⅠ** (ジーワン) 競馬で、GI、GII、GIIIの中の最上位レース。ダービー・天皇賞など16レースある。[参考]Gはgrade(等級)の頭文字。 **G7** (ジーセブン) [Group of 7] 7か国蔵相(財相)・中央銀行総裁会議。日・米・英・仏・独にカナダとイタリアを加えた国際通貨問題を調整する会議。 **G8** (ジーエイト) [Group of 8] ロシアを含めた主要8か国。また、この8か国による首脳会議。[参考]1997年よりG8としてロシアが正式参加。 **Gコード** [Gemstar Code] テレビ番組を八桁以内の数字にコード化した、録画予約コード。[参考]商標名。 <1756> イドに変化し全身の臓器に沈着する疾患。 **FAQ** ① [fair average quality] 標準品。農産物などの売買契約締結時に用いられる平均的な品。② [frequently asked questions] インターネットなどで、よく聞かれる質問とその回答をまとめたもの。 **FARC** [Fuerzas Armadas Revolucionarias de Colombia] コロンビア革命軍。コロンビア最大の左翼系反政府組織。 **FAS** [free alongside ship] 船側渡し。貨物を船積み港の本船のそばで買い主に引き渡すまでの一切の費用とリスクを売り主が負担する取引条件。 **FAX** [facsimile] ファックス。⇨ファクシミリ。 **FAZ** [foreign access zone] フォーリンアクセスゾーン。輸入促進地域。輸入拡大を図るために、国際空港・港湾付近に輸入関連事業や施設を集中させた地域。 **FB** ① [financial bill] ファイナンシャルビル。政府短期証券の総称。財務省証券・食糧証券・外国為替証券など。② [firm banking] ファームバンキング。企業と銀行を通信回線で結び、人手を介さずに各種金融業務を行うシステム。③ [fullback] ラグビーなどで、フルバック。後衛。 **FBE** [foreign bill of exchange] 外国為替手形。 **FBI** [Federal Bureau of Investigation] アメリカ連邦捜査局。アメリカ国内の全国的な犯罪の捜査などを担当する。 **FBR** [fast-breeder reactor] 高速増殖炉。核分裂で発生する高速中性子を減速しないで利用する原子炉。運転しながら新たに燃料をつくり出す。 **FC** ① [franchise chain] フランチャイズチェーン。本部会社が独立の加盟店を組織した小売り形態。② [fine ceramics] ファインセラミックス。電子材料や機械・医療材料などに用いられる高精度のセラミックス。③ [football club] フットボールクラブ。サッカーの球団。▷~東京。 **FD** ① [floor director] フロアディレクター。テレビやラジオの演出助手。② [floppy disk] ⇨フロッピーディスク。③ [freeze-dry] 凍結乾燥。⇨フリーズドライ。 **FDA** [Food and Drug Administration] アメリカの食品医薬品局。 **FDD** [floppy disk drive] フロッピーディスク駆動装置。⇨フロッピーディスク。 **FDM** [frequency-division multiplex] 周波数分割多重化方式。複数の周波数帯域を用い、一つの伝送路で複数の通信を行うもの。 **FDR** [flight data recorder] 自動飛行記録装置。⇨フライトレコーダー。 **Fe** [ferrum] 鉄の元素記号。 **Feb.** [February] 2月。 **FED** [field emission display] 電界放出ディスプレー。電子が蛍光体に衝突した際に発光する原理を用いた表示装置。発光原理はブラウン管(CRT)と同じだが、電子放出源の形状などを変え、薄型大画面のディスプレーに対応できるようにしてある。 **FeliCa** (フェリカ) 非接触型ICカード技術の一つ。不揮発性メモリーと無線チップを内蔵し、読み取り装置にかざすだけでデータのやりとりが行える。商標。[参考]Suicaなど多様なカードに採用されている。 **FEMA** [Federal Emergency Management Agency] アメリカの連邦緊急事態管理庁。核攻撃や地震などの自然災害に備えて1979年に発足。 **FET** [field-effect transistor] 電界効果トランジスター。3つの電極から成り、中央の電極の電圧を変えることによって他の2極間に流れる電流を制御するトランジスター。 **FF** ① [front engine front drive] フロントエンジンフロントドライブ。前部エンジン前輪駆動。② [forced flue] 石油やガスのストーブで、屋外から給気し、燃焼後の排ガスを屋外に出す方式。 **ff** [fortissimo] ⇨フォルティシモ。 **FFレート** [federal funds rate] フェデラルファンドレート。アメリカの銀行が支払い準備金調節のため貸借する短期資金の金利。 **FFP** [frequent flier program] マイレージサービス。航空会社が乗客の利用飛行距離に合わせて無料航空券などを提供するサービス。 **FFTアナライザー** [fast Fourier transform analyzer] 高速フーリエ変換分析装置。波動や振動などの現象をフーリエ変換という数学的手法によって高速に分析する装置。 **FIA** [Fédération Internationale de l'Automobile] 国際自動車連盟。 **FIBA** [Fédération Internationale de Basketball] 国際バスケットボール連盟。 **FIFA** (フィファ) [Fédération Internationale de Football Association] 国際サッカー連盟。ワールドカップを始めとする国際大会を主催する。 **FIFO** (ファイフォ) [first-in, first-out] ①在庫に関する先入れ先出し法。買入れ逆法。②データの入力順や取引順に処理する先入れ先出し方式。LIFO。 **FIG** [Fédération Internationale de Gymnastique] 国際体操連盟。 **FILA** [Fédération Internationale de Lutte Amateur] 国際レスリング連盟。 **FIMS** [Fédération Internationale de Méde-cine Sportive] 国際スポーツ医学連盟。 **FINA** (フィナ) [Fédération Internationale de Natation Amateur] 国際水泳連盟。 **FIO** [free in and out] 積み荷・揚げ荷の費用が船主負担でなく荷主負担となる荷役契約。 **FIS** ① [Fédération Internationale de Ski] 国際スキー連盟。② [Foreign Industrial Standard] 海外工業規格。 **FISU** [Fédération Internationale du Sport Universitaire] 国際大学スポーツ連盟。ユニバーシアード大会を主催。 **FIT** [foreign independent travel] 旅行会社のパッケージツアーではなく、自分で日程や宿泊施設などを設定して行う旅行。 **FIU** [financial intelligence unit] 金融情報機関。マネーローンダリング(資金洗浄)を監視する組織。[参考]1998年のサミットで、先進国間にFIUの設置が義務づけられた。 <1757> 欧 きる初期胚から採取した細胞。[参考]神経・筋肉・血液などあらゆる種類の細胞に分化でき、臓器や組織を再生させる再生医療への応用が期待されている。 **ESA** [European Space Agency] 欧州宇宙機関。アリアンロケットの打ち上げ、スペースラブの開発などを進めている。 **ESC** ① [Economic and Social Committee] 経済社会評議会。EU内で、経営者・労働者・利害関係者などから成るグループが経済や社会問題を論議する。② ECOSOC。 **ESCAP** (エスキャップ) [Economic and Social Commission for Asia and the Pacific] 国連のアジア太平洋経済社会委員会。[参考]1974年にECAFE(アジア極東経済委員会)を改称したもの。 **ESCB** [European System of Central Banks] 欧州中央銀行制度。ECB(欧州中央銀行)とEU(欧州連合)内の各国中央銀行から成る。ユーロ圏の物価の安定などを図る。 **ESOP** [employee stock ownership plan] 従業員持ち株制度。企業が従業員に自社株の保有を奨励する制度。 **ESP** [extrasensory perception] 第六感。超感覚的知覚。霊感。 **Esq.** [Esquire] 手紙のあて名などにつける敬称。「…殿」。「…様」。*Esqr.とも。 **ESR** ① [electron spin resonance] 電子スピン共鳴(現象)。磁場の中の電子が特定の電磁波に共鳴して電磁波を吸収し、その後放出する現象。② [erythrocyte sedimentation rate] 赤血球沈降速度。血沈。 **ESWL** [extracorporeal shock wave lithotripsy] 体外衝撃波破砕術。体外から衝撃波を当て、体内の結石を砕く方法。 **ET** ① [enterostomal therapist] ストーマ療法士。人工肛門・膀胱をもつ患者のケアを行う専門家。② [extra-terrestrial] 地球外生物。[参考]同名の映画で知られる。 **ETA** [Euskadi ta Askatasunaバスク] バスク祖国と自由。スペインからの独立を目指すバスク人の民族主義組織。 **ETC** [electronic toll collection system] ノンストップ自動料金収受システム。料金所のセンサーと車の通信機を用い、車を止めずに有料道路の料金が支払えるもの。渋滞の解消などを目的に、導入が進んでいる。 **etc.** [et cetera] エトセトラ。「…など」。 **ETF** [Exchange Traded Funds] 株価指数連動型投資信託。特定の株価指数への連動を目的に運用、取引所に上場され売買される。 **EU** ① [European Union] ヨーロッパ連合。欧州連合。⇨イーユー。② [enriched uranium] 濃縮ウラン。天然ウランに含まれるウラン235の割合を人工的に高めたウラン。 **EUC** [end-user computing] エンドユーザーコンピューティング。最終的なコンピューター利用者がみずからシステムを設計・構築・運用すること。 **EURATOM** (ユーラトム) [European Atomic Energy Community] 欧州原子力共同体。 **EV** [electric vehicle] 電気自動車。蓄電池を用いて走る車。騒音や排ガスがなく低公害。 **eV** [electron volt] 電子ボルト。素粒子・原子核・原子などのエネルギーを表す単位。 **EV値** [exposure value] カメラの露光指数。 **EVA** ① [economic value added] 経済付加価値。投じた資本に対して、一定期間にどれだけの経済価値を生み出したのかを表す、企業の業績評価指標の一つ。② [extravehicular activity] 宇宙船外での活動。⇌IVA。 **EWS** [engineering workstation] エンジニアリングワークステーション。理工学研究用高機能小型コンピューター。 **EXW** [exercise walking] エクササイズウオーキング。健康増進のために歩くこと。 **EZLN** [Ejército Zapatista de Liberación Nacional] サパティスタ民族解放軍。メキシコで、先住民(インディオ)による政権奪取を目指す武装組織。 **F** **F** ① [Fahrenheit] (温度計の)華氏。② [firm] 鉛筆の芯{しん}の硬度がHBよりやや硬いことを表す記号。③ [fluorine] フッ素の元素記号。④ [farad] ファラド。コンデンサーなどの静電容量の単位。⑤ [floor] 建物の階(フロア)数を表す記号。▷1~。⑥ [female] 女性。M。 **f** ① [femto] フェムト。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10⁻¹⁵。② [focus] レンズの焦点距離を表す記号。 **f** [forte] 「強く演奏せよ」。⇨フォルテ。 **F1** [Formula one] 国際自動車連盟の規定による最上級クラスのレーシングカー。また、これによって行われるレース。 **Fリーグ** [F・LEAGUE] 日本フットサル連盟によって設立された、フットサルの全国リーグの愛称。◆2007年設立。 **FA** ① [factory automation] ファクトリーオートメーション。産業用ロボットやコンピューターを利用して工場を自動化すること。② [focus aid] フォーカスエイド。カメラの合焦点表示機能。 **FA制** [free agent system] フリーエージェント制。プロ野球で、同一球団に一定期間在籍して一定の条件を満たした選手が他球団に移籍できる制度。 **FAA** [Federal Aviation Administration] アメリカの連邦航空局。 **FAIS** [Foundation for Advancement of International Science] 国際科学振興財団。 **FAO** [Food and Agriculture Organization] 国連食糧農業機関。国連の専門機関の一つで、食糧・農業問題のほかに地球環境に関しても積極的活動を行う。◆1945年設立。 **FAP** [familial amyloid polyneuropathy] 家族性アミロイドポリニューロパシー。肝臓で異常に作られたトランスサイレチンという物質がアミロイドに変化し全身の臓器に沈着する疾患。 <1758> **EHF** [extremely high frequency] 極超短波。超高周波。 **EIA** [environmental impact assessment] 環境影響評価。⇨環境アセスメント。 **EIB** [European Investment Bank] 欧州投資銀行。◆1958年設立。[参考]現在はEU(欧州連合)内で長期貸付などの業務を行う。 **EIP** [Enterprise Information Portal] 企業内情報ポータル。企業が社内のさまざまなデータベースを集約し、それらを従業員がブラウザー上で一元的に検索・閲覧できるようにしたシステム。 **EKG** [Elektrokardiogramm] 心電図。 **ELEC** [English Language Education Council] 英語教育協議会。日本の英語教育の改善・発展を図るための財団法人。 **ELT** [English Language Teaching] イギリスの英語教育法。英語以外の言語を話す人たちへの英語指導。[参考]アメリカのTESOLに当たる。 **EMC** [electromagnetic compatibility] 電子機器の電磁環境両立性。多くの電磁波が飛び交う環境下で、電磁波を送受信する機器を置いたときに生じる問題に対処すること。 **EMG** [electromyogram] 筋電図。 **EMI** ① [European Monetary Institute] 欧州通貨機関。ECB(欧州中央銀行)の前身。◆1994年設立。② [electromagnetic interference] 電子機器の電磁波障害。◆EMC。 **EMIF** [Emerging Market Investment Fund] 途上国市場ファンド。発展途上国の経済発展のため、機関投資家からの資金を途上国株式に投資するファンド。 **EMS** ① [European Monetary System] 欧州通貨制度。EU内の通貨安定を図るための制度。② [express mail service] 国際エクスプレスメール。最優先で届く国際郵便。③ [environmental management system] 環境マネージメントシステム。企業が、環境への影響を把握しながら業務方針や目標を設定し、その達成に向けて取り組んでいく経営管理システム。④ [Electronics Manufacturing Service] 電子機器受託製造サービス。自社ブランド製品はもたず、外部から受託生産を専門に行うエレクトロニクスのビジネス。⑤ [electrical muscles stimulation] 電気刺激。また、電気刺激を与えて筋肉を鍛えること。⑥ [electromagnetic susceptibility] 電子機器の電磁感受性。多少の電磁波障害(EMI)を受けても阻害を受けない感受性の高さを表す値。 **EMU** [Economic and Monetary Union] 経済通貨同盟。EU加盟国の通貨を一つにまとめ、各国の中央銀行の上に欧州中央銀行を設立するという構想。[参考]この構想のもとにユーロやECBが設立された。 **ENA** [École nationale d'administration] フランスの国立行政学院。高級官僚を育成する。 **END** [European Nuclear Disarmament] 欧州核兵器完全廃絶運動。 **EOS** [electronic ordering system] コンピューター回線を使って受発注作業を行うシステム。 **EP** ① [electronic publishing] 電子出版システム。② [extended play] 1分間45回転のレコード。◆LP③。 **EPA** ① [eicosapentaenoic acid] エイコサペンタエン酸。青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸の一種。コレステロールを溶かし、中性脂肪を低下させる。[参考]正式にはイコサペンタエン酸(IPA)という。② [Environmental Protection Agency] アメリカの環境保護局。 **EPG** [electronic program guide] 電子番組表。電子番組ガイド。デジタル放送のテレビの画面上で見ることができる番組表。 **EPIRB** (イーパブ) [emergency position-indicating radio beacon] 衛星非常位置指示無線標識。GMDSSの一つで、通信衛星を使って海上での位置を知らせるもの。◆GMDDS。 **EPO** (エポ) [erythropoietin] エリスロポエチン。人工透析を受けている人の貧血治療薬などに使用されている。[参考]持久力を高める作用もあるため、ドーピング検査対象物質ともなっている。 **EPR** ① [European Pressurized Water Reactor] 欧州加圧水型原子炉。ドイツとフランスが共同開発中。② [extended and shared producer responsibility] 拡大生産者責任。拡大製造者責任。製造者が廃棄後の処理まで責任を負うという考え方。PPP①。 **EPROM** (イープロム) [erasable programmable read-only memory] 消去・再書き込みが可能な読み出し専用ROM。⇒PROM。 **EPS** [earnings per share] 1株当たり利益。企業の収益性をみる指標で、税引き利益を発行済み株式数で割ったもの。 **EQ** ① [educational quotient] 学力の程度を示す教育指数。② [emotional quotient] 感情指数。心の知能指数。③ [equalizer] イコライザー。録音時の処理を再生時に補正する回路。 **ER** [emergency room] 病院の緊急救命室。 **ERA** [Equal Rights Amendment] アメリカの憲法修正条項が規定しようとした男女平等の原則。[参考]採用されなかった。 **ERM** ① [exchange rate mechanism] 欧州為替相場安定制度。EU加盟国がユーロ導入時に、各国の為替相場に基準相場と変動幅を設け、その基準を守らせようとしたもの。ユーロ導入後、ERM2としてユーロ圏以外の国との相場安定を図っている。② [enterprise risk management] 全社的リスク管理。企業組織全体の視点からリスクを削減できる経営システム構築を目指すもの。 **ERPパッケージ** [enterprise resource planning package] 総合業務パッケージ。企業の基幹業務に関するアプリケーションソフトを連係させ、総合的に利用できるようにしたもの。 **ERS** [earth resources satellite] 地球資源衛星。[参考]日本ではJERSとして打ち上げられている。 **ES** [employee satisfaction] 企業内での従業員の満足度。◆CS②。 **ES細胞** [embryonic stem cell] 胚性幹細胞。万能細胞の一つ。受精卵が分裂を繰り返してできる初期胚から採取した細胞。[参考]神経・筋肉・血液などあらゆる種類の細胞に分化でき、臓器や組織を再生させる再生医療への応用が期待されている。 <1759> **E** [exa] エクサ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10¹⁸。 **Eコマース** ⇨EC①。 **Eシネマ** [electronic cinema] フィルムを使わず、デジタルデータ化した映画をスクリーンに投影する方法。デジタルシネマ。 **eチケット** [electronic ticket] 電子チケット。インターネット上で申し込みや購入ができるチケット。 **Eメール** [E-mail, e-mail] 電子メール。コンピューターのネットワークを用いて送るメッセージ。 **Eラーニング** [electronic learning] パソコンなどを利用した学習方法。 **EAP** [employee assistance program] 従業員支援プログラム。うつ病など、従業員の健康問題や生活全般を支援するプログラム。 **EB** [electronic banking] エレクトロニックバンキング。銀行と企業や家庭を通信回線で結んだサービスシステム。 **EBウイルス** [Epstein-Barr virus] ヘルペス型のウイルスの一つ。成人になってから感染すると、しばしば伝染性単核症などを発症させる。*EBVとも。[参考]EBは発見者の名にちなむ。 **EBM** [evidence based medicine] 根拠に基づく医療。医師の判断や経験だけに頼るのではなく、最新の医療技術と研究結果を加え、患者の病状や価値観に合わせて行う医療。⇒EBN。 **EBN** [evidence-based nursing] 根拠に基づいた看護。EBM。 **EBO** [employee buy-out] 企業経営者や幹部社員でない一般の従業員による企業買収。従業員を買い手とした営業譲渡。 **EBRD** [European Bank for Reconstruction and Development] 欧州復興開発銀行。旧ソ連と東欧諸国の経済改革を支援する目的で、1991年に設立された国際金融機関。 **EC** ① [electronic commerce] 電子商取引。インターネットなどを使って、取引のすべてを電子的に処理すること。*Eコマースとも。② [European Community] ヨーロッパ共同体。⇨イーシー。 **ECA** [Economic Commission for Africa] 国連のアフリカ経済委員会。開発支援や地域経済統合などを目的に1958年設立。 **ECB** [European Central Bank] 欧州中央銀行。EUの通貨統合によって、1998年に設立された中央銀行。◆本部フランクフルト。 **ECCS** ① [electronic concentrated engine control system] 車で、燃料噴射・点火時期・アイドリング回転などエンジンのさまざまなコントロールを精巧に行うシステム。② [emergency core cooling system] 緊急炉心冷却装置。原子炉の冷却装置が故障した際の安全装置。 **ECE** [Economic Commission for Europe] 国連の欧州経済委員会。ヨーロッパと北アメリカ間の経済協力フォーラム。◆1947年設立。 **ECG** [electrocardiogram] 心電図。 **ECM** [electronic countermeasure] 電子妨害手段。電子機器を使って相手のレーダーなどの電子装置を無力化すること。 **ECO** [Economic Cooperation Organization] 経済協力機構。イラン・トルコ・パキスタンが1993年に設立した経済協力機構。[参考]のち旧ソ連のイスラム系共和国なども加盟した。 **ECOSOC** (エコソック) [Economic and Social Council] 経済社会理事会。国連の重要機関の一つ。*ESCとも。 **eCRM** [electronic customer relationship management] 電子カスタマーリレーションシップマネジメント。インターネットや電子メール、携帯電話などを利用したCRM。 **ECT** ① [electronic controlled transmission] 車の電子制御自動変速装置。② [emission computed tomography] エミッションCT。体内に放射線放出薬剤を投与し、その放射線を検出器で検出して体の断層像をつくる装置。 **ECU** (エキュ) [European Currency Unit] 1991年のマーストリヒト条約で決められた欧州通貨単位。◆1999年1月、ユーロに変更。 **ED** ① [elemental diet] 成分栄養食。② [Erectile Dysfunction] 勃起不全症。勃起障害。[参考]もとは医療用語。インポテンツと同義。 **EDカード** [embarkation disembarkation card] 出入国記録カード。 **EDB** [ethylene dibromide] 二臭化エチレン。殺虫剤・ガソリン添加物。発がん性の疑いがある。 **EDI** [electronic data interchange] 電子データ交換。企業間の商取引にかかわるデータのやりとりを、企業のコンピューターネットワークを介して迅速に処理すること。 **EDLP** [everyday low price] エブリデーロープライス。よい商品を恒常的な低価格で販売する考え方。 **EDTV** [enhanced definition television] 高画質テレビの規格の一つ。◆2011年終了。 **EEカメラ** [electric eye camera] 自動的に適正露出が得られるAEカメラの旧称。 **EEA** [European Economic Area] 欧州経済地域。EUと、欧州自由貿易連合(EFTA)のノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインの国々から成る経済圏。 **EEC** [European Economic Community] 欧州経済共同体。◆1958年にフランスや西ドイツなどが設立。67年よりECの機関の一つとなる。現在はEUに継承。 **EEPROM** (イーイープロム) [electrically erasable and programmable read-only memory] 消去・再書き込みが可能な読み出し専用メモリー。⇒PROM。 **EEZ** [exclusive economic zone] 排他的経済水域。⇨経済水域。 **EFTA** (エフタ) [European Free Trade Association] 欧州自由貿易連合。◆EECに対抗し、イギリスなどが1960年に設立。現在、アイスランド・ノルウェー・スイス・リヒテンシュタインが加盟。◆EEC, EU。 **EGF** [epidermal growth factor] 上皮細胞成長因子。皮膚細胞の増殖に寄与する因子。 <1760> **DPA** [Deutsche Presse-Agentur] ドイツ通信社。 **DPE** [development, printing, enlargement] 現像・焼き付け・引き伸ばし。また、それを行う写真店。*DPとも。▷~店。 **DPF** [Diesel Particulate Filter] ディーゼル微粒子除去装置。PM(粒子状物質)削減のため、ディーゼル車などに付ける除去フィルター。◆PM③。 **dpi** [dot per inch] ドットパーインチ。文字や画像を構成するドット数が1インチ当たり何個あるかによって解像度を表す単位。プリンター・スキャナーなどの解像度を表す。 **DR** [Depositary Receipt] 預託証券。◆ADR、JDR②。 **Dr.** [doctor] ドクター。医者。博士。 **DRAM** (ディーラム) [dynamic random-access memory] ダイナミックRAM。コンデンサーに電荷を蓄え記憶を行うICメモリー。⇒SRAM。 **DRG** [Diagnosis Related Groups] 疾患別関連群。国際疾患分類(ICD)にある病名コードを、患者への治療の内容によって整理・分類した方法。⇒DRG/PPS。 **DRG/PPS** [Diagnosis Related Group/Prospective Payment System] 診断別定額支払い方式。DRG別に診察費を定額支払いすること。医療費を患者別でなく疾患別に捉{とら}えるもの。 **DS** [discount store] ディスカウントストア。家庭用品や雑貨などを大量に仕入れ、安売りをする小売店。 **D.S.** [dal segno] ダルセーニョ。楽譜で、※記号まで戻って演奏をくり返すことを指示する語。 **DSA** [digital subtraction angiography] 血管造影法の一つ。コンピューター処理によって血管だけを映し出す。 **DSB** [Dispute Settlement Body] WTO(世界貿易機関)に設けられている紛争処理機関。 **DSL** [digital subscriber line] デジタル加入者回線。◆ADSL, xDSL。 **DSM** ① [Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders] アメリカ精神医学会が定めた、精神障害に関する診断と統計のマニュアル。精神疾患患者を診断するのに使われる。② [demand-side management] デマンドサイドマネージメント。電力などの公益事業者が消費者に働きかける需要量の制御・調節のための活動。 **DSP** ① [digital signal processor] デジタル信号の処理を目的とした専用IC。② [digital sound processor] ライブハウスなどの音響を再現するマイクロプロセッサー。 **DSRC** [dedicated short range communications] 狭域通信。限定された場所での無線通信。ETC技術を応用したもの。 **DSS** [decision support system] 意思決定支援システム。コンピューターの処理能力をもとに、経営者らが意思決定するための情報を提供するもの。 **DST** [daylight saving time] 日照活用時間。夏時間制度。⇨サマータイム。 **DSU** [digital service unit] デジタル回線終端装置。ISDNなどのデジタル通信回線を端末機とつなぐための中継器。 **DTC広告** [direct-to-consumer advertising] 医薬品の一般消費者への直接広告。製薬会社が広告媒体を用いて行う医薬品の啓蒙活動。[参考]アメリカなどで広く普及している。 **DTM** [desktop music] パソコン上で作曲やミキシングをすること。 **DTP** [desktop publishing] コンピューターで、文字の入力・レイアウト・印刷など出版のための作業を行うシステム。また、それを行うこと。デスクトップパブリッシング。~印刷。 **DTPR** [desktop presentation] コンピューターの画面上で、会議などの発表用のスライドやビデオ制作を行うシステム。*DTPとも。 **DU** [Dobson unit] ドブソン単位。大気中のオゾン量を0.01mm単位で表したもの。 **DV** [domestic violence] 家庭内暴力。⇨ドメスティックバイオレンス。 **DVカメラ** [digital video camera] デジタルビデオカメラ。映像と音声をデジタル信号に変換して記録・再生するビデオカメラ。 **DV防止法** ドメスティックバイオレンス防止法。配偶者などからの暴力を禁じ、被害者を保護するための法律。被害者の申し立てによって地方裁判所が保護命令などを出せる。*DV法とも。◆2001年施行。 **DVD** [digital versatile disc] デジタルバーサタイルディスク。映像や音声をデジタル信号で記録するディスク。直径12cm。2枚張り合わせた構造で、厚さ1.2mm。一般にCDなどに比べ記録容量が大きい。[参考]かつてはdigital video discといった。 **DVD-R** [DVD recordable] 一度だけデータの書き込みが可能なDVD。 **DVD-RAM** [DVD-random access memory] データの消去や書き換えが自由にできるDVD。VTRの代替用やパソコンの記録媒体になる。 **DVD-ROM** [DVD read-only memory] 再生のみで書き込みのできないDVD。CD-ROMなどより記録容量が大きい。 **DVD-RW** [DVD rewritable] 何度でも映像の書き込み記録・消去が可能なDVD。 **D-VHS** [Digital-VHS] デジタル方式を採用したVHSの規格。VHSと互換性がある。 **DWT** [deadweight ton] 重量トン。貨物船の貨物の積載量を重量で表したもの。*dwtとも。 **DX** [de luxe] ⇨デラックス。 **dyn** [dyne] ダイン。力の単位。[参考]1ダインは1gの物体に1cm毎秒毎秒の加速度を起こさせる力。 **E** **E** ① [east] 東。W。② [exa] エクサ。国際単位系(SI)の単位用接頭語で、10¹⁸。 <1761> 害・不妊症などの治療に用いられたが、発がん性があるとされ、現在は使用禁止。 **DF** ① [defense] ディフェンス。守備。防御。② [defender] サッカーなどで、ディフェンダー。後方での守備に当たるポジション。また、その選手。 **DFDR** [digital flight data recorder] デジタル式飛行記録装置。記録方式に磁気媒体などを使用したフライトレコーダー。⇨フライトレコーダー。 **DG** [drop goal] ラグビーで、ドロップゴール。 **DGB** [Deutscher Gewerkschaftsbund] ドイツ労働総同盟。 **DH** [designated hitter] 野球で、投手に代わって打席に立つ打撃専門の選手。指名打者。 **DHA** [docosahexaenoic acid] ドコサヘキサエン酸。魚の油に多く含まれる不飽和脂肪酸の一つ。[参考]脳の働きをよくし、血中コレステロールを下げる働きがあるとされる。 **DHC** [district heating and cooling] 地域熱供給。一定規模以上の設備をもつ地域冷暖房事業。 **DHEA** [dehydroepiandrosterone] デヒドロエピアンドロステロン。副腎皮質でつくられる男性ホルモンの一つ。関節痛など、老化症状を抑える。 **DI** ① [diffusion index] ディフュージョンインデックス。(1)景気動向指数。内閣府が毎月発表する、景気の転換点を示す指数。(2)業況判断指数。日本銀行が企業を対象に調査し、四半期ごとに発表する日銀短観の中の指数の一つ。② [discomfort index] 不快指数。⇒不快指数。 **DIA** [Defense Intelligence Agency] アメリカの国防情報局。 **DIC** [disseminated intravascular coagulation] 血管内凝固症候群。血管内に血栓が多発するもの。 **DID** [densely inhabited district] 人口集中地区。1960年より設定された、国勢調査の統計データに基づく人口密集地区。 **DINKS** (ディンクス) [double income no kids] 子供をつくらない共働き夫婦。 **DIPファイナンス** [Debtor In Possession Finance] 民事再生法や会社更生法などの適用を申請し、再建途上にある企業に対する融資一般。[参考]DIPは「占有継続債務者」の意。 **DIQ** [deviation IQ] 偏差知能指数。IQと偏差値の両方の考えを取り入れたもの。IQの修正版。 **DIS** [Disaster Information System] 地震防災情報システム。GISを利用して地震前後の情報を迅速に把握するシステム。⇒GIS。 **DIY** [do-it-yourself] ドゥーイットユアセルフ。日曜大工。既製品を買わず自分で作ろうということ。 **DJ** [disc jockey] ⇨ディスクジョッキー。 **DK** [dining kitchen和] 台所と食堂をかねた部屋。ダイニングキッチン。 **DL** ① [disabled list] 故障者リスト。主に野球のメジャー・リーグで怪我や病気で出場不可能な選手の名簿。② [download] ⇨ダウンロード。 **DM** [direct mail] あて名広告。⇨ダイレクトメール。 **DMB** [dual-mode bus] デュアルモードバス。一般道路では有人運転、専用道路ではコンピューター制御による無人運転で走るバス。 **DME** [distance measuring equipment] 距離測定機材。航空機の運航で、定点までの距離を計測する航法用機器。 **DMNA** [dimethylnitrosamine] ジメチルニトロソアミン。発がん性物質の一種。 **DMT** [dimethyltryptamine] ジメチルトリプタミン。幻覚剤の一種。 **DMV** [Dual Mode Vehicle] 列車のレールと自動車用の道路のどちらも走行できる車両。デュアル・モード・ビークル。 **DMZ** [demilitarized zone] ①非武装地帯。②インターネットで、公開サーバーなどを不正アクセスや攻撃から守るため設けられた領域。 **DNA** [deoxyribonucleic acid] デオキシリбо核酸。生物の細胞の中にあって遺伝情報を伝える遺伝子の本体。 **DNA鑑定** [DNA testing] 遺伝子の本体であるDNAを処理したときに現れる個人に特有の縞{しま}模様を利用した鑑別法。*DNA指紋法とも。 **DNC** [direct numerical control] コンピューターの直接数値制御。 **DNR** [do not resuscitate] 蘇生ではなく、尊厳死を望むという患者の意思表示。 **DNS** ① [debt for nature swap] 環境スワップ。自然保護団体が集めた金を対外債務に悩む国々の債務にあてる代わりに、債務国政府は特定地域の自然を保護するという環境保護策。② [domain name system] ドメイン名とIPアドレスを対応させ、相互の変換を行うシステム。 **DO** [dissolved oxygen] 溶存酸素量。水中に溶けている酸素の量。 **DOC** [denominazione di origine controllata] イタリアで、ワインの原産地統制名称。銘醸産地名を製品に表示できる資格を法律で定めたもの。また、そのワイン。 **DOD** [Department of Defense] アメリカの国防総省。 **DOE** ① [Department of Energy] アメリカのエネルギー省。② [dividends on equity] 株主資本配当率。配当総額を株主資本で割った数値で、株主から預かった元手に対する配当の還元率。 **DOHC** [double overhead camshaft] ツインカム。1個のシリンダーの頭部に2本のカムシャフトを取り付けた高速車用のエンジン方式。 **DOMP** [disease of medical practice] 医原病。医療行為によって起こる病気。 **DOP** [dioctyl phthalate] フタル酸ジオクチル。ポリ塩化ビニールの可塑剤。 **DOS** (ドス) ① [disk operating system] 磁気ディスク記憶装置と接続したシステムを動かすためのOS。②MS-DOSの略称。→MS-DOS。 **DOS/V** (ドスブイ) [disk operating system/V] IBM社がPC/AT互換機上でMS-DOSを日本語で使えるようにしたOS。 <1762> スとなるパソコン本体にアプリケーションソフトなどのオプションを注文次第で加える生産方式。BTO。 **C to B** [consumer to business] インターネットなどを使い、消費者がみずからほしいものの情報を、企業に対し伝えること。*C2Bとも。 **C to C** [consumer to consumer] インターネットなどを用い、消費者どうしが商取引をすること。*C2Cとも。 **Cu** [cuprum] 銅の元素記号。 **CUG** [closed user group] インターネットなどで、特定の会員や契約者だけに提供する情報サービス。また、そのネットワーク。 **CVD** [chemical vapor deposition] 化学的気相成長。特定の気体の化学反応を利用してシリコン基板上に単結晶半導体や絶縁膜などをつくる薄膜形成技術。 **CVR** [cockpit voice recorder] ⇨ボイスレコーダー。 **CVS** ① [computer-controlled vehicle system] コンピューター制御による無人操縦交通システム。② [convenience store] コンビニ。⇒コンビニエンスストア。 **CVT** [continuously variable transmission] ベルトを使用した無段階変速機。[参考]この変速を電子制御しているものをECVTと呼ぶ。 **C/W** [coupling with] CDシングルで、シングルレコードのB面に当たる同時収録曲。 **CWC** [Chemical Weapons Convention] 化学兵器禁止条約。化学兵器の使用や開発、貯蔵などを禁止し廃棄を義務づけたもの。◆1997年発効。 **D** **D** ① [Dioptrie] レンズの屈折度の単位。⇨ジオプトリー。② [denier] 生糸や合繊糸の太さを表す単位。③ [deuterium] 重水素。 **Dレンジ** [dynamic range] ダイナミックレンジ。オーディオや計測機器で、最大入力と最小入力との範囲。それらの比をとりデシベルで表す。 **DAC** [Development Assistance Committee] OECDの開発援助委員会。 **DAD** [digital audio disc] 音楽信号をデジタル化して記録したディスクの総称。 **DAE** [Dynamic Asian Economies] ダイナミックアジア経済地域。NIES(韓国・台湾・香港・シンガポール)にタイ・マレーシアを加えた国・地域。 **DAG** [Development Assistance Group] 開発援助グループ。OECDの組織の一つ。開発途上国への援助を目的とする。 **DAGMAR** (ダグマー) [defining advertising goals for measured advertising results] コミュニケーションの目標を設定し、広告効果を測定し、広告活動を目標達成対比方式で管理する手法。 **DARPA** [Defense Advanced Research Projects Agency] アメリカ国防総省の防衛先端研究計画局。 **DAT** [digital audio tape recorder] デジタル信号で録音・再生できるカセットレコーダー。 **DB** ① [data bank] データバンク。情報銀行。② [database] データベース。各種データをコンピューターなどに体系的に記憶させ、自由に取り出せるようにしたもの。③ [direct bilirubin] 直接ビリルビン。血清ビリルビンの一つで、肝障害や閉塞性黄疸{おうだん}の際に血中濃度が上昇する。 **DBA** [Doctor of Business Administration] 経営学博士。経営学博士号。MBA(経営学修士)の上位に位置する。→MBA。 **DBMS** [database management system] データベース管理システム。データベースの一元的な管理やサービスを行う体系化されたプログラム群。 **DC** ① [decimal classification] 図書の10進分類法。② [direct current] 電気の直流。⇒AC②。③ [dark change] 演劇で、ダークチェンジ。暗転。 **D.C.** [da capo] ダカーポ。「最初からもう一度演奏せよ」の意。 **DCブランド** [designer's and character brand] 有名デザイナーのブランド商品。デザイナーの個性などを強く打ち出した衣料品。 **DCF** [discounted cash flow] ディスカウントキャッシュフロー。割引現在価値。将来の収益や資産売却での収入推計から金利収入などを割り引いて出す価値算定方式。 **DD** ① [direct deal] 直接取引。銀行どうしがブローカーを通さず、直接為替の売買を行うこと。② [direct drive] ダイレクトドライブ。回転型の機器で、モーターと回転軸が直結している方式。 **DD原油** [direct deal crude oil] 産油国がメジャー(国際石油資本)を通さないで直接取引する原油。 **DDI** [dideoxyinosine] ジデオキシイノシン。一般名は、ジダノシン。エイズウイルスの増殖を抑える薬の一つ。 **DDS** [drug delivery system] ドラッグデリバリーシステム。薬剤が最適な時間に必要な部位に到達し効果的に作用するように工夫した薬剤投与法。 **DDT** [dichloro-diphenyl-trichloroethane] 有機塩素系化合物の殺虫剤の一つ。害虫駆除に使われたが、残留性が強く環境や人体に悪影響をおよぼすため、現在は使用禁止。 **Dec.** [December] 12月。 **DEHP** [diethylhexyl phthalate] フタル酸ジエチルヘキシル。有機化合物の一つで、調理用手袋やラップ類などの塩化ビニール製品に可塑剤として使用される。環境ホルモンの一つといわれる。 **DEP** [diesel exhaust particle] ディーゼル車排ガス粒子。浮遊粒子状物質の一つ。発がん性があり、喘息症状なども誘発するとされる。 **dept.** [department] 部門。部。課。学科。 **DES** ① [Data Encryption Standard] アメリカの商務省が公布した暗号化方式。② [diethylstilbestrol] 女性ホルモンの一つ。月経不順・更年期障害・不妊症などの治療に用いられたが、発がん性があるとされ、現在は使用禁止。 <1763> **CPA** ① [certified public accountant] 公認会計士。② [cardio pulmonary arrest] 心肺停止。 **CPI** ① [character(s) per inch] 磁気テープなどの1インチ当たりの記録。② [consumer price index] 消費者物価指数。消費者が購入する財・サービスの小売価格の変動を示した指数。◆総務省が毎月発表。 **CPK** [creatine phosphokinase] クレアチンフォスフォキナーゼ。心筋梗塞の際には血中濃度が上昇する。 **CPM** [critical path method] 大型プロジェクトを遂行する際、費用最小となるように各作業ごとの工程を計画管理する方法。 **CPP** [casein phosphopeptide] 体内でカルシウムなどのミネラルの吸収をよくする物質。 **CPR** ① [cost per response] コストパーレスポンス。広告の効果の経費効率。② [cardio pulmonary resuscitation] 心肺蘇生{そせい}法。気道確保・人工呼吸・心臓マッサージ・AEDなどによって心臓や肺の機能を維持させること。→AED。 **CPRM** [Content Protection for Recordable Media] DVD規格で採用されている、記録可能なメディアに対する著作権保護技術の一つ。 **CPSC** [Consumer Product Safety Commission] アメリカの消費者製品安全委員会。 **CPT** [cost per thousand] コストパーサウザンド。広告対象者1000名に広告が到達するまでの経費。 **CPU** [central processing unit] コンピューターの中央処理装置。→シーピーユー。 **CQ** [call to quaters] アマチュア無線家(ハム)が相手を呼び出すときの信号。 **CR** ① [card reader] カードリーダー。カード読み取り装置。② [consumers' research] コンシューマーズリサーチ。消費者調査。③ [creatine] クレアチン。筋肉中に多く含まれる、筋収縮のためのエネルギーを貯える物質。 **Cr** [Chrom] クロムの元素記号。 **CRC** ① [cycle redundancy check] 巡回冗長検査。データの伝送時のエラー検出方式の一つ。② [clinical research coordinator] クリニカルリサーチコーディネーター。治験コーディネーター。医薬品の臨床試験において被験者と治験との調整を行い、治験責任医師を支援する役割。 **CRE** [creatinine] クレアチニン。血液中に含まれる生理的代謝生成物。腎臓疾患では高く、筋肉疾患では低くなる。*CRNとも。 **CRM** ① [customer relationship management] 顧客との良好な関係を維持し、多様な情報を収集することで、より効率的な利益を目指す経営手法。② [cockpit resource management] コックピット資源管理。コックピット乗員の能力を高め、航空機の安全性の向上を図るもの。 **CRO** [contract research organization] 医薬品開発業務受託機関。製薬会社と契約し、新薬開発を支援する組織。→CRC②。 **CRS** [computer reservation system] コンピューターによる航空券の予約・販売システム。 **CRT** [cathode-ray tube] 陰極線管。▷~ディスプレー。→ブラウン管。 **CS** ① [communications satellite] 通信衛星。② [customer satisfaction] カスタマーサティスファクション。商品に対する客の満足度。[参考]CSを数値化した顧客満足度をCSI(顧客満足度指数)という。③ [container ship] コンテナ船。貨物を収容したコンテナを運搬する専用貨物船。④ [chemical sensitivity] 化学物質過敏症。通常は問題にならない微量の化学物質が原因で起こる多様な症状。目の充血・のどの痛み・頭痛・めまい・湿しんなど。 **C/S** ① [cycle per second] 1秒間の周波数。② [client-server system] クライアントサーバーシステム。パソコンどうしのネットワーク方式の一つ。データやプログラムを提供するサーバーを中心に利用者のパソコンを接続する。 **CSデジタル放送** [CS digital broadcasting] 通信衛星(CS)を使って行うデジタル放送。デジタル化により多チャンネル・高画質などが可能になった。 **CSD** [Commission on Sustainable Development] 持続可能な開発委員会。[参考]「持続可能な開発」とは、開発の際に資源や環境を復旧可能な状態にとどめておこうとする理念。 **CSF** [colony stimulating factor] コロニー刺激因子。体内で白血球やマクロファージ(老廃物を消化する細胞)がつくられるように刺激する物質。[参考]化学療法や放射線療法の際、白血球減少の改善などに利用する。 **CSR** [corporate social responsibility] 企業の社会的責任。企業は、法令遵守だけではなく、社会全体や地球環境にまで配慮した行動を取るべきだとする考え方。 **CSU** [Christlich-Soziale Union] ドイツのキリスト教社会同盟。 **CT** [computerized tomography] 人体に各方面からエックス線を当て、コンピューターで処理して体を輪切りにした形の画像を作って診断する方法。コンピューター断層撮影法。 **C/T** [cable transfer] 電報為替。電信為替。 **CTスキャナー** [CT scanner] コンピューター断層撮影装置。→CT。 **CTスキャン** [CT scan] CTスキャナーを用いて検査すること。→CT。 **CTB** [center three-quarter backs] ラグビーで、中央のスリークォーターバックス。 **CTBT** [Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty] 包括的核実験禁止条約。核実験全面禁止条約。地下実験を含めた、すべての核実験を禁止する条約。◆1993年条約作成。96年の国連総会で調印。しかしアメリカ・中国などが未批准で発効の見通しは立っていない。 **CTC** [centralized traffic control] 列車集中制御装置。列車の運行状況と信号の状態を一か所の指令室に集め、一括して制御する装置。 **CTO** [configure to order] 注文仕様生産。ベー <1764> **CIQ** [customs, immigration and quarantine] 税関・出入国管理事務所・検疫所。出入国にかかわる行政機関の総称。 **CIS** ① [Commonwealth of Independent States] 独立国家共同体。旧ソ連の共和国によって創設された共同体。◆1991年発足。② [critical incident stress] 非常事態ストレス。事故・災害時に救援活動を行う消防・警察関係者が、悲惨で危険な状況に直面することで生じるストレス。 **CITES** (サイテス) [Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora] 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」の通称。ワシントン条約。 **CJD** [Creutzfeldt-Jakob disease] クロイツフェルトヤコブ病。脳神経がおかされ、痴呆{ちほう}症状が急速に進む難病。病原体はプリオン。[参考]1921年、ドイツの医師クロイツフェルトとヤコブが報告。 **CK** [corner kick] サッカーで、コーナーキック。守備側が自陣のゴールラインからボールを出したとき、攻撃側がコーナーエリア内から行うキック。 **CKD** [completely knocked down] (製品の)完全現地組み立て。 **CL** [Champions League] サッカーなどで、チャンピオンズリーグ。特にヨーロッパNo.1のクラブチームを決めるヨーロッパチャンピオンズリーグを指す。ACL。 **Cl** [Chlor] 塩素の元素記号。 **CLI** [computer-led instruction] コンピューターと教育機器を組み合わせて行う一斉授業。 **CM** ① [commercial message] 〔民間放送などで放送する〕広告の文句。コマーシャル。② [command module] コマンドモジュール。宇宙船の母船。司令船。③ [construction management] コンストラクションマネージメント。工事管理の専門家による総合的な建築管理。▷~方式。 **CMC** [carboxymethyl cellulose] カルボキシメチルセルロース。増粘剤・粘着剤などとして用いられる。 **CMI** [computer-managed instruction] 成績の記録や分析などの教育事務管理をコンピューターで行うシステム。◆CBI①。 **CMOS** (シーモス) [complementary metal-oxide semiconductor] 相補性金属酸化膜半導体。動作速度は若干遅いが、消費電力の少ない半導体素子。 **CMS** [cash management service] キャッシュマネージメントサービス。資金管理サービス。企業や個人の資金を管理する銀行のサービス。 **CMYK** [cyan, magenta, yellow, key plate] カラー印刷などで使われる、色の表現方法。シアン(青系)、マゼンタ(赤系)、イエロー(黄)、黒の4種類であらわす。 **CMV** [cytomegalovirus] サイトメガロウイルス。免疫力低下時に、肝炎・肺炎・聴力障害などを引き起こす。 **CNC** [computerized numerical control] コンピューターを使用した数値制御。 **CND** [Campaign for Nuclear Disarmament] 核兵器廃絶運動。イギリスの非核武装キャンペーン。 **CNG** [compressed natural gas] 圧縮天然ガス。 **CNN** [Cable News Network] アメリカのニュース専門のテレビ局。24時間ニュース番組を流す。 **CNP** [chlornitrophen] クロルニトロフェン。水田用除草剤。発がん性の疑いから1994年に製造・販売を自粛した。 **CO** ① [carbon monoxide] 一酸化炭素。② [conscientious objector] 良心的兵役拒否者。みずからの思想・道徳的見地から兵役を拒否する人。③ [corporate officer] 執行役員。取締役会から選任され、企業経営を行う役員。 **Co.** [company] カンパニー。会社。株式会社。 **c/o** [care of] 「…方」。「…気付」。 **COBOL** (コボル) [common business oriented language] 一般事務用のプログラミング言語。 **COD** ① [cash on delivery] キャッシュオンデリバリー。代金引き換え払い。② [chemical oxygen demand] 化学的酸素要求量。水中の有機物を酸化剤で分解するのに消費される酸素量。河川などの汚染度を示す数値。→BOD。 **COE** [center of excellence] 中核的研究拠点。優れた人材をそろえ、基礎研究の拠点となる機関。 **Co., Ltd.** [company limited] 株式会社。有限会社。 **COMDEX** (コムデックス) [Computer Dealer's Exposition] 大規模なコンピューターの展示会。アメリカを中心に世界各地で開催されている。 **COMECON** (コメコン) [Council for Mutual Economic Assistance] 東ヨーロッパの経済相互支援会議。◆1949年設立、91年解体。 **conj.** [conjunction] 接続詞。 **COO** [chief operating officer] チーフオペレーティングオフィサー。企業などの最高執行責任者。[参考]アメリカなどではCEOの次にランクされる。 **coop** (コープ) [cooperative] 生活協同組合。消費生活協同組合。生協。 **COP** [Conference of the Parties] 二酸化炭素など温室効果ガスと呼ばれるガスの削減を目的とした、気候変動枠組み条約(地球温暖化防止条約)の締約国会議。[参考]1995年以降、ほぼ毎年開催。97年には京都で第3回(COP3)が開催され京都議定書が採択された。 **COSMETS** [Computer System Meteorological Services] 気象資料総合処理システム。◆1988年運用開始。 **CP** ① [cerebral paralysis] 脳性麻痺{まひ}。② [cleaner production] クリーナープロダクション。省資源を実現しながら廃棄物を最小限に抑える生産方式。③ [commercial paper] コマーシャルペーパー。企業が短期資金調達のために短期金融市場で発行する無担保証券。④ [counter purchase] 見返り輸入。輸出代金の一部でその国の生産物を買うこと。⑤ [circular pitch] サーキュラーピッチ。円ピッチ。歯車の歯の1点から次の歯車の同じ点までの円弧の長さ。 <1765> **CD-R** [CD-recordable] 1回だけ自分で書き込みができるようになっているCD。→CD-RW。 **CD-ROM** [compact disc read-only memory] 書き込まれたデータを読み出して利用する、コンピューター専用のコンパクトディスク。 **CD-RW** [CD-rewritable] いったん書き込んだデータの消去可能なCD。CD-Rと異なり、何度でも書き込みができる。→CD-R。 **CDS** [credit default swap] 信用リスクの取引の一つ。 **CDU** [Christlich-Demokratische Union] キリスト教民主同盟。カトリック教徒を支持団体とするドイツの保守政党。 **CE** ① [customer engineer] カスタマーエンジニア。コンピューターの保守・管理を担当する技術者。② [Council of Europe] 欧州会議。または、欧州評議会。加盟国の外相により構成され、ヨーロッパの経済・社会の統合を目指す国際組織。◆1949年設立。③ [clinical engineer] クリニカルエンジニア。臨床工学技師。 **CEA** [Council of Economic Advisers] アメリカの大統領経済諮問委員会。 **CELSS** [closed ecological life support system] 閉鎖生態系生命維持システム。宇宙基地のような外部から隔絶された状況で、人間が酸素・水・食料などを自給自足するシステム。 **CEO** [chief executive officer] チーフエグゼクティブオフィサー。社長・取締役会長など企業の最高責任者。 **CEPT** [common effective preferential tariff] 共通効果特恵関税。ASEANが自由貿易圏実現のため打ち出した段階的な関税引き下げ。→ASEAN。 **CERN**{セルン} [Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire] 欧州合同原子核研究機関。◆1952年設立。 **CF** ① [commercial film] コマーシャルフィルム。② [center forward] サッカーやアイスホッケーなどで、センターフォワード。③ [cross-fade] クロスフェード。音響技術で音声を徐々に小さくして、他の音楽・音声と入れ替えること。 **cf.** [confer] 「参照せよ」。「比較せよ」。 **CFE条約** [Treaty on Conventional Armed Forces in Europe] 欧州通常戦力条約。◆1990年全欧安保協力会議の首脳会議で調印。 **CFF** [compensatory financing facility] 輸出変動補償融資制度。1次産品輸出国などの輸出落ち込みに伴う国際収支赤字を補填するためのもの。◆IMFが1963年に創設。 **CFO** [chief financial officer] チーフファイナンシャルオフィサー。最高財務責任者。企業の会計・財務部門を取り仕切る最高責任者。 **CFP** [certified financial planner] ファイナンシャルプランナー(顧客の総合的な資産設計・運営を図る専門家)の国際ライセンス。→ファイナンシャルプランナー。 **CFRC** [carbon fiber reinforced concrete] 炭素繊維強化コンクリート。 **CFRP** [carbon fiber reinforced plastics] 炭素繊維強化プラスチック。 **CFS** [chronic fatigue syndrome] 慢性疲労症候群。疲労感が続き、微熱やうつ状態などが生じる原因不明の病気。 **CG** [computer graphics] コンピューターグラフィックス。コンピューターによる作図やデザイン。 **CGI** ① [computer-generated image] 航空機の操縦訓練のためのコンピューターグラフィックス模擬視界装置。② [common gateway interface] WWWのサーバーと外部のプログラムなどとをつなぐインターフェース。BBSなどに利用する。→BBS, WWW。 **CGPI** [corporate goods price index] 企業物価指数。企業間で取り引きされる商品価格から算定される物価指数。日本銀行が2000年を基準年として毎月公表している。◆2002年、WPI(卸売物価指数)から改称。 **CGS単位系** [centimeter-gram-second (system of) units] 長さにはセンチメートル、質量にはグラム、時間には秒を基本単位とする単位系。→MKS単位系, MKSA単位系。 **CGT** [Confédération Générale du Travail] フランス労働総同盟。 **CHE** [choline esterase] コリンエステラーゼ。神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素。肝機能検査の一つになる。 **CHS** [Century Housing System] センチュリーハウジングシステム。国土交通省の推進する耐用期間100年の住宅建設計画。 **CI** ① [corporate identity] コーポレートアイデンティティー。企業のイメージを明確にするための総合的な広報戦略。② [composite index] コンポジットインデックス。景気総合指数。景気変動の大きさや速度などを示す指数。③ [Consumers International] 国際消費者機構。消費者団体の国際連絡組織。◆1960年、IOCU(国際消費者機構)として設立。95年に現在の名称に変更。 **CIA** [Central Intelligence Agency] アメリカ中央情報局。諜報{ちょうほう}を収集・調査・分析する大統領直属の機関。 **CIAB** [Coal Industry Advisory Board] IEA(国際エネルギー機関)の石炭産業諮問委員会。 **CIF**{シフ} [cost, insurance and freight] 保険料・運賃込み価格。輸出商品の船積み価格に保険料・運賃を加えたもの。 **CIM** [computer integrated manufacturing] コンピューターによる総合生産管理システム。コンピューターで生産体制や工程を総合的に管理し、経営情報と結び付けてシステム化すること。 **CIO** [chief information officer] チーフインフォメーションオフィサー。最高情報責任者。経営 <1766> **CAM** (キャム) [computer-aided manufacturing] CADによって作成したモデルを基に、コンピューターを利用し実際の製品を製造するシステム。CAD。 **CAO** [Cabinet Office] (日本の)内閣府。 **C&C** [cash and carry] キャッシュアンドキャリー。現金払いでの持ち帰り制。 **C&I** [cost and insurance] 保険料込みの価格。CIFから運賃込み条件を除いたもの。◆CIF。 **C&W** [country and western] カントリーアンドウェスタン。アメリカの南部の大自然を背景に生まれ育った大衆音楽。 **CAPD** [continuous ambulatory peritoneal dialysis] 連続携帯型腹膜透析。腎不全の患者が、通院することなく、自宅などでも透析できるようにしたもの。 **CARICOM** (カリコム) [Caribbean Community] カリブ共同体。英語圏カリブ諸国の経済統合機構。◆1973年発足。ACS。 **CART** [Championship Auto Racing Teams] アメリカのフォーミュラカーのレースを運営する団体の一つ。インディ500などを主催する。 **CAS** [Court Arbitration for Sport] スポーツ仲裁裁判所。選手の出場資格から、国際競技連盟の決定の是非まで、さまざまな問題の調停にあたるIOCの機関の一つ。◆1996年設立。 **CATV** [cable television] ①テレビ電波の届きにくい地域で、共同でアンテナを設け、良好な画面を各家庭に送る方式。②同軸ケーブルを使って、加入者に送信できる有線テレビジョン。ケーブルテレビ(ジョン)。 **CB** ① [citizen's band] 一般市民が近距離の連絡に使う携帯無線。また、その周波数。② [convertible bonds] 転換社債。③ [center back] サッカーなどで、センターバック。フィールドの中央後方を守る選手。◆SB③。 **CBC** [Canadian Broadcasting Corporation] カナダ放送協会。 **CBI** ① [computer-based instruction] コンピューターを利用した個別学習。CAIやCMIなどの総称。⇒CAI、CMI。② [Confederation of British Industry] イギリス産業連盟。経営者の団体。 **CBO** [community-based organization] 主として国内の地域で活動するNGOの団体。 **CBS** [Columbia Broadcasting System] コロンビア放送網。アメリカの三大放送網の一つ。 **CBT** ① [Chicago Board of Trade] シカゴ商品取引所。② [computer-based training] コンピューターを使用した学習支援システムの総称。CD-ROMを使うもののほか、インターネットを使用したEラーニングなどがある。③ [computer-based testing] コンピューターを使用した試験方式の総称。また、試験にかかわるすべてのプロセスをコンピューター化すること。[参考]試験会場のパソコンを使用して解答するものなど、さまざまな形で普及している。PBT②。 **CC** ① [country club] ⇨カントリークラブ。② [cold chain] ⇨コールドチェーン。 **cc** [cubic centimeter(s)] ①立方センチメートル。② [carbon copy] カーボンコピー。電子メールで、同じメールを複数のあて先に送付する機能。bcc。 **CCコンポジット** [carbon reinforced carbon composite] 炭素繊維強化炭素複合材料。 **CCCD** [copy control CD] コピーコントロールCD。パソコン上でCD-Rなどへのコピーができないようにした音楽CD。 **CCD** ① [charge-coupled device] 電荷結合素子。光の強弱を電気信号に変換する固体撮像素子として、小型ビデオカメラなどに用いる。② [Conference of Committee on Disarmament] 国連の軍縮委員会会議。ジュネーブ軍縮委員会会議。◆CD⑤。 **CCI** [Chamber of Commerce and Industry] 商工会議所。 **CCS** [carbon dioxide capture and storage] 二酸化炭素固定。火力発電所などから大量に排出される二酸化炭素を回収し、水中や地中に人為的に貯留・隔離する技術。 **CCU** [coronary care unit] 冠状動脈疾患集中治療室。各種の心臓病患者を対象とする。 **CD** ① [compact disc] デジタル方式で記録・再生する光ディスクの総称。⇒コンパクトディスク。② [cash dispenser] 現金自動支払い機。キャッシュディスペンサー。③ [certificate of deposit] 譲渡性預金。他人に譲渡できる定期預金証書。*NCDとも。④ [creative director] クリエーティブディレクター。広告の企画・立案・制作を統括する人。⑤ [Conference on Disarmament] 軍縮会議。ジュネーブ軍縮会議。国連や他の国際機関から独立した多国間軍縮交渉機関。CCDを経て、1984年よりこの名称となっている。 **CDシングル** [CD single] シングルレコードに相当する音楽CD。*シングルCDとも。 **CDDB** [Compact Disc DataBase] 音楽CD情報データベースの一つ。CDのタイトルやアーティスト名、曲目などをオンラインで検索できる。 **CDDP** [cis-Diaminedichloroplatinum] シスプラチン。プラチナ製剤の抗がん剤。 **CDE** [Conference on Disarmament in Europe] 欧州軍縮会議。 **CDI** [conventional defense initiative] 通常戦力防衛構想。非核防衛構想。核の抑止力への依存度を抑えようとする考え。 **CDM** [clean development mechanism] クリーン開発メカニズム。先進国と開発途上国が共同で温室効果ガス削減計画を実施した際に、途上国の削減分の一部または全部を先進国の削減実績と見なす制度。1997年の京都議定書で認められた。 **CDMA** [code division multiple access] 符号分割多元接続。携帯電話などの移動通信用の新しい多元接続技術で、混信を防ぐもの。 **CDO** [Collateralized Debt Obligation] 資産担保証券の一つ。企業が発行した社債や金融機関が持つローン債権(貸付債権)などを担保として発行する証券。 <1767> **B/L** [bill of landing] 船荷証券。船積荷物に対して発行される有価証券。 **BLマーク** [Better Living mark] 優良住宅部品認定制度で、すぐれた住宅部品や設備に付けられるマーク。 **BM** ① [Baccalaureus Medicinae] 医学士。② [ballistic missile] 弾道ミサイル。 **BMD** [ballistic missile defense] 弾道ミサイル防御。MD③。 **BMI** [body mass index] 体格指数。肥満度を判定する指数。体重(kg)を身長(m)の二乗で割って算出する。[参考]標準値は22。 **BMR** [basal metabolic rate] 基礎代謝率。生命維持に必要な最小のエネルギー代謝率。 **BMX** [bicycle motocross] バイシクルモトクロス。自転車で山林や原野を走る競技。 **BOD** [biochemical oxygen demand] 生物化学的酸素要求量。微生物が水中の有機物を酸化・分解するのに必要な酸素量で、河川などの汚染度を示す数値。◆COD②。 **BOP** [balance of payments] 国際収支。 **BPO** [Broadcast Ethics & Program Improvement Organization] 放送倫理・番組向上機構。 **Bq** [becquerel] ベクレル。放射能の強さを表すSI単位。 **BRC** [Broadcast and Human Rights/Other Related Rights Committee] 放送と人権等権利に関する委員会。 **BRD** [Bundesrepublik Deutschland] ドイツ連邦共和国。1990年東西ドイツの統一により成立。*FRGとも。 **BRICS** (ブリックス) [Brazil, Russia, India, China, South Africa] ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ共和国の5か国。広大な国土や豊富な天然資源をもとに経済成長を続ける。 **BRM** [biological response modifier] 生物応答調節物質。生体の免疫機構に関与し、異物に対する防御力を高めるものの総称。 **BS** [broadcasting satellite] 放送用の人工衛星。放送衛星。 **B/S** [balance sheet] バランスシート。⇨貸借対照表。 **BS放送** [broadcasting satellite -] 放送衛星(BS)を利用したテレビ放送。[参考]2000年末にはBSデジタル放送も開始。 **BSE** [bovine spongiform encephalopathy] 牛海綿状脳症。狂牛病。体内たんぱく質のプリオンが変異した異常型プリオンが原因で、脳がスポンジ状になり死に至る。[参考]人にも感染するといわれる。 **BSEC** [Black Sea Economic Cooperation Organization] 黒海経済協力機構。黒海沿岸の国々の経済協力機構。◆1992年11か国で発足。 **BSI** [business survey index] ビジネスサーベイインデックス。景気動向指数。企業経営者が自社の業況や景気見通しなどについて「強気」「弱気」の度合いで表示したもの。 **BT** [biotechnology] 生物工学。生命工学。⇨バイオテクノロジー。 **Bt** [baht] バーツ。タイの通貨単位。 **BTO** [built to order] 受注生産。パソコンなどで、注文を受けてから組み立て、完成品を仕上げるシステム。在庫を抱える必要がなく、顧客の好みの仕様を安価で提供できる。*ATOとも。→CTO。 **B to C** [business to consumer] インターネットを通じてメーカーや小売業が消費者に直接販売を行う消費者向け電子商取引。*B2Cとも。[参考]企業向け電子商取引はB to B (B2B)。 **BTR** [bicycle trial] バイシクルトライアル。専用の自転車を使い、一定時間内にいかにうまく障害物を乗り越えるかを競うスポーツ。 **BU** [business unit] ビジネスユニット。企業などで、合理化や効率化を目的に細分化された組織・業務単位。 **BUN** [blood urea nitrogen] 血中尿素窒素。[参考]腎臓障害では血中濃度が上昇し、尿毒症では低下する。 **BW** [biological weapons] 生物兵器。細菌やウイルスなどの病原性の微生物を利用した兵器。 **B/W** [black and white] 写真・テレビ・本のページなどの白黒。 **BWC** [Biological Weapons Convention] 生物・毒素兵器禁止条約。開発・生産・保有を含めた生物兵器の全面禁止と廃棄を目指す。◆1972年国連で調印。 **BWR** [boiling water reactor] 沸騰水型原子炉。冷却材に用いる軽水を炉心で沸騰させたまま取り出して発電する。 **BWV** [Bach Werke-Verzeichnis] J.S.バッハの作品総目録番号。 **C** **C** ① [carbon] カーボン。炭素の元素記号。② [Celsius scale] セルシウス温度。摂氏温度。③ [cyaan] シアン。青色。 **©** [copyright] コピーライト。著作権。版権。 **CA** ① [chronological age] 生活年齢。暦年齢。MA②。② [Consumers' Association] イギリスの消費者協会。③ [capital account] 資本収支。一国の対外債権・債務の増減を記録したもの。④ [current account] 経常収支。貿易収支・サービス収支・所得収支・経常移転収支の合計。⑤ [cabin attendant] 旅客機などの客室乗務員。⇨キャビンアテンダント。 **Ca** [calcium] カルシウムの元素記号。 **CAD** (キャド) [computer-aided design] コンピューターを利用した設計。また、それを行うソフト。 **CAE** ① [computer-aided education] ティーチングマシーン(自己学習装置)など、コンピューターを使って行う教育。② [computer-aided engineering] CADで作成したモデルの強度や安全性などを、コンピューターを使って検討すること。⇒CAD。 **CAI** [computer-assisted/computer-aided instruction] コンピューターを使用して生徒の適性や能力に合った学習プログラムを選び、個別に指導する教育。CBI①。 <1768> **ATM** [automatic teller machine] 現金自動預け入れ支払い機。キャッシュカードなどを使用して現金の払い出しや預け入れを行う装置。 **ATO** ① [automatic train operation] 自動列車運転装置。ATCの機能を強化し、発進から加速、減速、停止まで列車の運転を自動的に制御する。② [assemble to order] ⇒BTO。 **ATP** [adenosine triphosphate] アデノシン三リン酸。アデニン・リボースと3個のリン酸から成る物質。◆ADP。 **ATR** [advanced thermal reactor] 新型転換炉。改良型の熱中性子炉。 **ATS** [automatic train stop] 自動列車停止装置。電波信号を用いて、走行中の列車を自動的に停止させる。 **ATV** ① [all-terrain vehicle] 全地形万能車。どんな地形でも走れるレクリエーション用の4輪車。② [advanced television] EDTV、HDTVなどの高品位・高画質のテレビ方式。 **AU** ① [African Union] アフリカ連合。アフリカ諸国の政治・経済統合を目指す連合体。◆2002年発足。② [astronomical unit] 天文単位。1AUは太陽と地球との平均距離(約1億5000万km)。 **Au** [aurum] 金の元素記号。 **Aug.** [August] 8月。 **AUP** [acceptable use policy] インターネットの利用目的を制限する規定。学術インターネットを商業利用することはできないなど。 **AV** ① [audio-visual] オーディオビジュアル。視聴覚。② [adult video] アダルトビデオ。成人向けのビデオソフト。 **AVMシステム** [automatic vehicle monitoring system] 車両位置等自動表示システム。GPSを応用したもので、バスやトラックなどの運送業界を中心に利用されている。 **AZT** [azidothymidine] アジドチミジン。エイズの治療薬の一つ。 **B** **B** ① [black] 鉛筆の芯{しん}の硬度が軟らかいことを表す記号。② [boron] ホウ素の元素記号。③ [basement] 地階。地下室。④ [bust] バスト。胸回りの寸法。⑤ [ball] 野球で、ボール。 **B級映画** 低予算でつくった娯楽映画。 **B級グルメ** [- gourmet] 高級レストランの料理ではなく、どんぶり物など庶民的な料理の味覚を探求する人。 **B細胞** [B-cell] 抗体(免疫グロブリン)をつくる細胞。骨髄でつくられる。*Bリンパ球とも。[参考]Bは骨髄(bone marrow)から。◆T細胞。 **Bリーグ** [B league] 日本の男子プロバスケットボールリーグの通称。◆2016年開幕。 **Ba** [Barium] バリウムの元素記号。 **B&B** [bed and breakfast] 寝室と朝食だけを提供する民宿や低価格のホテル。 **BASIC** (ベーシック) [Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code] プログラム言語の一つ。パソコン用言語として急速に普及した。 **BB** [broadband] ブロードバンド。広帯域の伝送路。⇨ブロードバンド。NB②。 **BBC** [British Broadcasting Corporation] イギリス放送協会。 **BBS** [bulletin board system] 電子掲示板。インターネットなどで、掲示板のように自分の意見を書き込み、それをだれもが見ることのできるシステム。 **B.C.** [before Christ] 西暦紀元前。A.D.。 **BC兵器** [biological and chemical weapons] 生物・化学兵器。*CB兵器とも。 **bcc** [blind carbon copy] ブラインドカーボンコピー。電子メールで、同じメールを複数のあて先に送付する機能。[参考]ccと異なり、他のだれに送付したのか受信者にはわからない。 **BCD** [binary-coded decimal] 2進化10進数。2進法の表現を用いて0~9までの数字を表したもの。コンピューター符号方式に用いる。 **BCG** [bacille bilié de Calmette et Guérin] 結核を予防するためのワクチン。ツベルクリン反応の陰性者に接種する。 **BCM** ① [black contemporary music] ブラックコンテンポラリーミュージック。1970年代以降の黒人ポップミュージックの総称。② [Business Continuity Management] 事業継続管理。災害時や有事の際に、速やかに中核事業を再開できるように図る、企業の危機管理手法。 **BCR** ① [bar code reader] バーコードリーダー。バーコード読み取り装置。② [bioclean room] バイオクリーンルーム。無菌室。 **BD** ① [bank draft] 銀行手形。② [Blu-ray Disc] ブルーレイディスク。次世代大容量光ディスク。 **BDシャツ** [button-down shirt] ボタンダウンシャツ。両襟の先をボタンでとめたシャツ。 **BE** ① [bioengineering] バイオエンジニアリング。生体工学。② [bill of exchange] 為替手形。 **Be** [beryllium] ベリリウムの元素記号。 **BGM** [background music] 映像で背景に流す音楽。また、工場などで環境づくりのために流す音楽。⇨バックグラウンドミュージック。 **BGV** [background video] 風景などの映像を映して雰囲気をつくりだすビデオ。バックグラウンドビデオ。環境ビデオ。 **BHA** [butylated hydroxyanisole] ブチルヒドロキシアニソール。油脂・マーガリンなどの酸化防止剤。発がん性が高いとされる。 **BHT** [butylated hydroxytoluene] ブチルヒドロキシトルエン。油脂・マーガリンなどの酸化防止剤。発がん性が高いとされる。 **BIAC** [Business and Industry Advisory Committee] 経済産業諮問委員会。OECD所属の民間機関。 **BIE** [Bureau International des Expositions] 万国博覧会国際事務局。◆1928年開設。 **BIS** (ビス) [Bank for International Settlement] 国際決済銀行。本部はスイスのバーゼル。[参考]BISが民間銀行の自己資本比率について定める統一的規制をBIS規制という。 <1769> ように用い、日本独自の用法としてA.M. (a.m.) 9:00がある。P.M. **AMDA** [Association of Medical Doctors of Asia] アジア医師連絡協議会。[参考]難民救済などのため1984年結成。 **AMEDAS** [Automated Meteological Data Acquisition System] ⇨アメダス。 **AMSAT** (アムサット) [amateur satellite] アマチュア無線通信用衛星。 **Amtrak** (アムトラック) [American (travel by) track] 全米鉄道旅客輸送公社。 **AMU** [Arab Maghreb Union] アラブマグレブ連合。1989年に設立した北アフリカ5か国の地域経済協力機構。 **ANA** [anti nuclear antibody] 抗核抗体。細胞核に含まれるさまざまな抗原物質に対する自己抗体の総称。 **ANC** [African National Congress] アフリカ民族会議。南アフリカ共和国の黒人解放運動組織・政党。[参考]1994年4月の選挙で第1党となる。 **Ans.** [answer] 答え。解答。 **ANSA** (アンサ) [Agenzia Nazionale Stampa Associata] イタリア国営通信社。 **ANSI** (アンシ) [American National Standards Institute] アメリカ国家規格協会。 **ANZUS** (アンザス) [Australia, New Zealand and the United States] 太平洋安全保障条約。アメリカとオーストラリアの2か国間条約。1951年ニュージーランドをまじえ、3か国間条約として締結。 **AO入試** [admission office -] 入学者選抜方法の一つ。入試事務局(=AO)を設けて、学力・課外活動の実績・面接の結果などによって人物を総合的に判断するもの。 **AOC** [appellation d'origine contrôlée] フランスで、醸造産地名をラベルに表示できる、一定の基準を超えた上級ワイン。 **AOR** [adult-oriented rock] カントリーロックやイージーリスニングなどの影響の強い、大人向けのロック。 **AP** [alkaline phosphatase] アルカリフォスファターゼ。胆道酵素の一種。肝臓・胆道障害の際に血中濃度が上昇する。 **APA** [advance pricing agreement] 事前確認制度。企業が海外輸出時に、その国の税務当局と税務上の事前確認をすませておく制度。 **APD** [avalanche photodiode] アバランシュフォトダイオード。光の照射によって発生した電流を増幅する機能をもつフォトダイオード。 **APEC** (エイペック) [Asia-Pacific Economic Cooperation (Conference)] アジア太平洋経済協力(会議)。 **Apr.** [April] 4月。 **APS** [Advanced Photo System] フィルムサイズを小型化して、撮影やプリントのデータ、また、現像所での処理データなどを書き込む記憶機能を持たせるようにした世界標準規格の写真システム。 **AQ** [achievement quotient] 学力指数。成就指数。学業不振の判定に使用する。 **AR** [augmented reality] 拡張現実感。専用メガネなどを用いて3D映像などを体験できるもの。 **Ar** [argon] アルゴンの元素記号。 **ARC** [AIDS-related complex] エイズ関連症候群。HIV感染者で、エイズは発症していないものの、免疫機能が低下しそれに似た症状が現れる状態。◆AIDS。 **ARDF** [Amateur Radio Direction Finding] 無線方位測向。また、その競技大会。隠された無線送信機を、受信機を使って探し出す。 **ARF** [ASEAN Regional Forum] アセアン地域フォーラム。アジアの安全保障を討議する機関。⇒ASEAN。 **ARPANET** (アーパネット) [Advanced Research Project Agency Network] アメリカの国防総省高等研究計画局が構築した研究機関間のコンピューターネットワーク。[参考]インターネットの母体といわれる。 **ASBJ** [Accounting Standards Board of Japan] 企業会計基準委員会。国際会計基準審議会(IASB)と連携し、日本の企業会計基準の開発・調整を図る組織。*ASBとも。◆IASB。 **ASEAN** [Association of Southeast Asian Nations] 東南アジア諸国連合。タイ・マレーシア・シンガポールなど一○か国で構成され、加盟国の経済・社会・文化に相互協力することや、社会の進歩の推進を目的としてつくられた機構。▷ASEAN (Association of Southeast Asian Nationsの略) **ASEM** (アセム) [Asia-Europe summit meeting] アジア欧州会合。アジア欧州会議。アジア諸国と欧州諸国の首脳会議。 **ASR** [airport surveillance radar] 空港監視レーダー。空港周辺空域の航空機の進入や出発管制を行うためのレーダー。 **ASV** [advanced safety vehicle] 事故防止のための高度な機能をもつ先進安全自動車。 **AT** ① [alternative technology] オルターナティブテクノロジー。代替技術。エネルギー浪費型の在来技術に対し、資源循環や省エネルギーを目指す新しい技術。② [autogenic training] 自律訓練法。自己暗示法の一つ。③ [automatic transmission] オートマティックトランスミッション。自動変速装置。車で、クラッチやペダルを使わずにエンジンの動力を車輪に伝える装置。MT②。 **AT車** [automatic transmission car] 変速を自動化し、足元にアクセルとブレーキペダルをつけた車。自動変速装置付きの自動車。オートマチック車。オートマ車。 **ATC** ① [automatic train control] 自動列車制御装置。指令速度を受信し、走行中の列車速度を自動的に制御する。② [automatic tool changer] 自動工具交換装置。NC工作機械に取り付け、工具を自動的に交換する。→NC工作機械。 **ATL** [adult T-cell leukemia] 成人型T細胞白血病。T細胞のがん化によって起こる白血病。輸血や母子間で感染する。病原体はHTLV。HTLV。 <1770> **AED** [automated external defibrillator] 自動体外式除細動器。胸にパッドをつけ、心臓の震え(心室細動)を自動的に電気ショックで取り除く医療機器。公共の場所に設置され、救急現場に居合わせた一般の人が使用できるようになっている。 **AEROSAT** (エアロサット) [aeronautical satellite] 航空衛星。航空機との通信に利用する人工衛星。 **AET** [assistant English teacher] 公立の中学校・高校に派遣される外国人の英語指導助手。→ALT。 **AF** ① [Air Force] 空軍。② [autofocus] オートフォーカス。自動焦点。カメラの焦点合わせを自動的に検出すること。▷~カメラ。 **AFC** ① [American Football Conference] アメリカのアメフトのプロリーグの一つ。◆NFC、NFL。② [automatic frequency control] 自動周波数制御。受信周波数を安定化する回路。③ [Asian Football Confederation] アジアサッカー連盟。 **AFM** [atomic force microscope] 原子間力顕微鏡。原子レベルの微細構造の観察用。 **AFP** ① [Agence France-Presse] フランス通信社。フランス最大の通信社。② [alpha feto-protein] 胎児性血清たんぱく質。妊娠後期や肝臓がんなどの際、血清中に増加する。 **AFTA** [ASEAN Free Trade Area] アセアン自由貿易圏。アセアン域内で貿易の自由化を実現しようという構想。 **Ag** [argentum] 銀の元素記号。 **AGA** [Androgenetic Alopecia] 男性型脱毛症。 **AGF** ① [Asian Games Federation] アジア競技連盟。1982年まで、アジア競技大会を主催した。現在はOCAが主催。◆OCA。② [angiopoietin-related growth factor] アンジオポエチン関連成長因子。肝臓から分泌されるたんぱく質。 **AGIL図式** [AGIL paradigm] 社会システムの存続・維持に関するモデル。適応・目標達成・統合・潜在的パターンの維持の4つの機能が要件とされる。[参考]AGILは、適応(adptation)、目標達成(goal attainment)、統合(integration)、潜在的パターンの維持(latency)から。 **AGT** [automated guideway transit] 自動運転軌道交通機関。無人自動運転による新交通システム。1981年開通の神戸ポートライナーや、東京のゆりかもめなど。 **AGV** [automatic guided vehicle] 無人搬送車。磁気や光センサーを使い、コンピューター制御によって製品や資材を工場内で運搬する台車。 **AHC** [acute hemorrhagic conjunctivitis] 急性出血性結膜炎。[参考]1969年アポロ11号月面着陸のころ、ガーナで流行したためアポロ病ともいう。 **AHS** [Advanced Cruise-Assist Highway Systems] 走行支援道路システム。道路上と車に取り付けた通信装置による情報の双方向伝達を行い、事故防止や渋滞削減を目指す。◆ITS。 **AHT** [animal health technician] アニマルヘルステクニシャン。獣医看護師。獣医の助手。 **AI** ① [artificial intelligence] アーティフィシャルインテリジェンス。⇨人工知能。② [Amnesty International] アムネスティーインターナショナル。⇨アムネスティー。 **AIBA** [Association Internationale de Boxe Amateur] 国際アマチュアボクシング協会。 **AICO** [ASEAN Industrial Cooperation] アセアン産業協力計画。アセアン域内の複数国で生産分業する企業に特恵関税を与える仕組み。ASEAN。 **AID** ① [Agency for International Development] アメリカ国際開発局。1961年に設立された開発途上国援助機関。② [artificial insemination by donor] 非配偶者間人工授精。夫以外の男性の精子を使った人工授精。[参考]アメリカなどで認められているが、倫理面などから問題視する声も多い。◆AIH。 **AIDS** [Acquired Immunodeficiency Syndrome] 後天性免疫不全症候群。エイズ。 **AIH** [artificial insemination by husband] 配偶者間人工授精。夫の精子を使った人工授精。AIDA。 **AIPPI** [Association Internationale pour la Protection de la Propriété Intellectuelle] 国際知的財産保護協会。 **AL** ① [Arab League] アラブ連盟。1945年に発足したアラブ民族主義の国際機構。② [Awami League] アワミ連盟。バングラデシュの政党。 **Al** [aluminium] アルミニウムの元素記号。 **ALB** [albumin] アルブミン。生体内に存在する一群の可溶性たんぱく質の総称。 **ALC** [autoclaved lightweight concrete] 軽量気泡コンクリート。一般に、軽量にもかかわらず、高い強度をもつ。 **ALFLEX** (アルフレックス) [automatic landing flight experiment] 自動着陸実験機。ヘリコプターから投下して自動着陸システムや誘導能力などの技術を実証する試験機。 **ALM** [assets and liabilities management] 資産・負債管理。▷年金~。 **ALOS** (エイロス) [Advanced Land Observing Satellite] 陸域観測技術衛星。◆JAXAが2006年打ち上げ。 **ALS** ① [Advanced Launch System] 宇宙への大量輸送手段としてアメリカが開発中のロケット。② [amyotrophic lateral sclerosis] 筋萎縮性側索硬化症。運動神経がおかされ、筋肉が萎縮されていく進行性の神経難病。[参考]アメリカの野球選手ルー・ゲーリックが罹患したことからゲーリック病ともいう。 **ALT** [assistant language teacher] 日本の中学校・高校で、外国人の外国語指導助手。AET。 **ALU** [arithmetic and logic unit] コンピューターの算術論理演算装置。 **AM** [amplitude modulation] ①振幅変調。②振幅変調方式によるラジオ放送。AM放送。参考→FM。 **A.M.,a.m.** [ante meridiem] 「午前」の意を表す。[参考]ふつう横書きで、9:00A.M.(a.m.)のように用い、日本独自の用法としてA.M.(a.m.)9:00がある。P.M. <1771> **A** **AA** ① [Asian-African, Afro-Asian] 「アジア・アフリカの」の意を表す。▷~会議。② [affirmative action] アファーマティブアクション。差別修正措置。社会的・構造的な差別により不利益を被っている人々を積極的に採用し、差別待遇の改善を図ること。 **AAT** [animal assisted therapy] アニマルアシステッドセラピー。動物介在療法。動物とのふれ合いによる心理療法。 **ABC** [American Broadcasting Companies] アメリカのABC放送。[参考]CBS、NBCと並ぶ三大放送網の一つ。 **ABC兵器** [atomic, biological and chemical weapons] 原子兵器・生物兵器・化学兵器の総称。原水爆・細菌兵器・毒ガスなどのこと。 **ABCC** [Atomic Bomb Casualty Commission] 原爆傷害調査委員会。1946年、広島・長崎にアメリカが設置した。被爆者の長期観察・調査をする一方、治療などは一切行わなかった。 **ABS** [anti-lock brake system] アンチロックブレーキシステム。車が急ブレーキをかけたとき、車輪がロックしてスリップするのを自動的に防止するシステム。 **ABS樹脂** [acrylonitrile-butadiene-styrene resin] アクリロニトリルとブタジエンとスチレンを共重合した合成樹脂。自動車部品などに用いる。 **ABWR** [advanced boiling water reactor] 改良型沸騰水型原子炉。発電用原子炉の沸騰水型軽水炉に改良を加えたもの。 **AC** ① [Advertising Council] 公共広告機構。② [alternating current] 電気の交流。DC②。③ [adult children] アダルトチルドレン。虐待や過保護な教育を受けて育ち、その精神的後遺症や影響に悩む人。大人・子供を問わずに用いる。[参考]もとはアメリカで、アルコール依存症の親に虐待されて育った人を指した。 **ACAP** (エイキャップ) [Association of Consumer Affairs Professionals] 消費者関連専門家会議。企業における、消費者問題を改善するために設立された社団法人。 **ACL** [AFC Champions League] アジアチャンピオンズリーグ。サッカーで、アジアNo.1のクラブチームを決める大会。AFC③。 **ACLU** [American Civil Liberties Union] アメリカ自由人権協会。国連の諮問機関。 **ACP** [acid phosphatase] 血清酸フォスファターゼ。臨床血液検査の1項目で、前立腺{ぜんりつせん}がんの際に、血中濃度が上昇する。 **ACS** [Association of Caribbean States] カリブ諸国連合。カリブ海地域の国々から成る経済協力機構。◆CARICOMを母体に1995年設立。 **ACSA** (アクサ) [acquisition and cross-servicing agreement] 物品役務相互提供協定。輸送などの役務や燃料などの物品を相互に提供する、アメリカと同盟諸国間の協定。 **ACT** [Assertive Community Treatment] 包括型地域生活支援プログラム。重度の精神障害者が地域で自立して暮らしていけるように支援するプログラム。 **ACTH** (アクース) [adrenocorticotrophic hormone] 副腎皮質刺激ホルモン。 **A.D.** [anno Domini] 「西暦紀元」の意を表す。[参考]ふつう横書きでA.D.4または4A.D.のように用いる。B.C. **AD** ① [assistant director] アシスタントディレクター。テレビの演出助手。② [automatic depositor] オートマチックデポジター。自動預金機。 **ADA** [Americans with Disabilities Act] アメリカ障害者差別禁止法。[参考]ノーマライゼーション(等生化)に基づく、障害者の自立支援において、最も進んだ法律ともいわれる。 **ADB** ① [African Development Bank] アフリカ開発銀行。*AfDBとも。② [Asian Development Bank] アジア開発銀行。アジア・太平洋地域の発展途上国向けに資金融資を行う。 **ADC** [analog-to-digital converter] アナログデジタル変換器。アナログ電波をデジタル数値に変換する機器。 **ADEOS** (アデオス) [advanced earth observing satellite] 地球観測プラットフォーム技術衛星。海洋用と陸用の観測センサーをもち、地球環境の変化を観測する衛星。◆宇宙開発事業団(現JAXA)が1996年打ち上げ。 **ADESS** (アデス) [automatic data editing and switching system] 気象庁の気象資料自動編集中継システム。COSMETSの一つ。 **ADF** ① [Asian Development Fund] アジア開発基金。② [African Development Fund] アフリカ開発基金。 **ADHD** [attention deficit hyperactivity disorder] 注意欠陥多動性障害。注意の持続が困難な子供の行動障害。 **ADI** [acceptable daily intake] 一日当たりの有害物質摂取許容量。 **ADL** [activities of daily living] 日常生活動作。高齢者などが自立生活を営むために必要な動作能力。介護の必要度の判定などに用いられる。 **ADP** [adenosine diphosphate] アデノシン二リン酸。アデニン・リボースと2個のリン酸から成る物質。◆ATP。 **ADR** [American Depositary Receipt] 米国預託証券。アメリカ国外の企業が、その株式をアメリカの銀行に預け、代替としてアメリカ市場で発行できる証券。 **ADSL** [asymmetric digital subscriber line] 非対称デジタル加入者回線。電話加入者と電話局との回線に高い周波数を用いて情報を高速伝送する技術。ブロードバンド通信の一つ。[参考]利用者にとって、受信速度が送信速度より速くなっているので「非対称」と呼ばれる。 **AE** ① [automatic exposure] カメラの自動露出調整。▷~カメラ。② [account executive] アカウントエグゼクティブ。広告代理店を代表して広告主と連絡・折衝に当たる人。