〜れる・〜られる
1
受身|直接受身を表す
★★★★
話し手(または心理的に話し手に近い人)が、ほかの人の行為や出来事の影響を直接的に受けることを表します。
使うときの注意行為や影響を受ける人(話し手または心理的に話し手に近い人)を主語にします。
行為をする人や影響を与える出来事を「〜に」で表します。
行為を受ける人が話し手自身のときは、主語として文中に示さないことが多いです。
「〜」は他動詞です。
接続型
V(受身の形)
子どものころ、私は歌が得意でよくみんなに褒められた。
兄が交通事故でけがをして、救急車で病院に運ばれました。
間違えて立ち入り禁止の場所に入ってしまったが、誰にも何も言われなかった。
友達に薦められた問題集は、私には難しかった。
「お母さん、頼まれていたハーブティーを買ってきたよ」
「知らない人に声をかけられても、ついて行っちゃいけないよ」
隣の家の工事の音に邪魔されて、試験勉強ができなかった。
友達の言葉に励まされて、もう一度頑張ってみる気になった。
2
受身|間接受身を表す
★★★★
話し手(または心理的に話し手に近い人)が、ほかの人の行為や出来事の影響を間接的に受けて、そのことを迷惑だと感じていることを表します。
「〜てしまう」をつけて使うことも多いです。
使うときの注意行為や出来事の影響を受ける人(話し手または心理的に話し手に近い人)を主語にします。
行為する人や影響を与える人を「〜に」で表します。
「〜」は他動詞で表される行為でも、自動詞で表される行為や出来事でもいいです。
接続型
V(受身の形)
旅館の主人「昨年の秋は、台風のため次々に予約をキャンセルされました。本当に大変でした」
うちの店の前に車を停められると、困るんです。
「この会議室が使えるのは8時までだよ。早く出ないと電気を消されてしまうよ」
川で遊んでいたらカエルがいた。捕まえようと思ったけど、逃げられてしまった。
前を走っていた車に急停車されて、危なかった。
うちの前の空き地に高いビルを建てられて、ここから海が見えなくなってしまった。
家に帰る途中で雨に降られてびしょ濡れになっちゃった。
3
受身|所有者の受身を表す
★★★★
話し手(または心理的に話し手に近い人)の体の一部や持ち物が、ほかの人の行為や、出来事の影響を受けると言いたいときに使います。そのことを話し手(または心理的に話し手に近い人)が迷惑だと感じている場合が多いです。
「〜てしまう」をつけて使うことも多いです。
使うときの注意行為や影響を受けたものの所有者(話し手または心理的に話し手に近い人)を主語にします。
行為をする人や影響を与える出来事を「〜に」で表します。
接続型
V(受身の形)
ああ、困った。犬に眼鏡を壊された。
取っておいたケーキを妹に食べられてしまった。残念。
「あれ、私の傘がない。おかしいな、確かにこの傘立てに入れておいたのに……」「誰かに間違って持って行かれたんじゃない?」
警官が強盗に頭を撃たれたらしい。
クレジットカードを不正利用されないようにするには、どうしたらいいですか。
我が家の突然の破産に、私は留学のチャンスを奪われてしまった。
今日、みんなに新しいヘアスタイルを褒められて、うれしかった。
4
受身|非情の受身を表す
★★★★
ある物が人の行為や、出来事の影響を直接的に受けることを表します。
使うときの注意行為をする人が特定の人でない場合、ふつう、文中に示しません。特定の人の場合は「〜によって」で表します。
接続型
V(受身の形)
大豆からいろいろな食品が作られる。
この歌は私の国でもよく歌われている。
オランダの美術館でゴッホの絵が盗まれたという事件があった。
水害の後、大量の支援品が届けられて、現地の人は喜んでいる。
シャープペンシルは日本人によって発明された。
世界遺産の東大寺が建てられたのは8世紀です。聖武天皇によって建てられました。