〜ものを
逆接|反事実を表す
★★
〜で仮定したことが実現すれば問題がなかったのに、実際はそうではなかったため残念な結果になったことを表します。
使うときの注意「〜」には、実際とは異なる理想の状態を仮定する文がきます。ふつう「〜ば・〜ても」などの仮定表現を使います。「〜ものを」の後には、残念な結果を説明する文や話し手の不満を表す文がきます。
「〜ものを。」の形で、文末にも使います。
接続型
V普通形+ものを
イベント会場まで本来なら30分で行けるものを、最短ルートを知らなかったので1時間もかかってしまった。
何もしなければ目立たないものを、服にあいた穴を自分で直そうとして、かえって変になった。
病院の開院時間なんて、インターネットで調べればすぐわかったものを。
反対方向の電車に乗ってしまった。きちんと行き先を確認すれば間違えなかったものを。
接続型
i-A普通形+ものを
熱があるなら休めばいいものを、佐藤さんは仕事がたまるのが嫌だからと無理に出社してきたらしい。
賞味期限内に食べればおいしいものを、いつまでも食べずにおいておくから、味が悪くなってしまうのだ。
上着を着れば寒くないものを、そんな薄着で我慢していたら、風邪を引くだろう。
急ぎの買い物でないなら、セールの期間に買えば安かったものを。
休みの初めに宿題を終わらせてしまえば、今ごろつらくなかったものを。ぎりぎりになってやろうとするから大変なんだよ。
接続型
na-A普通形+ものを(ただし、「na-Aだ」→「na-Aな+ものを」)
「新幹線で行けば楽なものを。あんなに遠くまで車を運転して行くの?」
この大学なら、努力すれば合格も不可能ではないものを。あの子はあまり努力する気がないのだろう。
家族4人、何事もなければ十分幸せだったものを、父が株に手を出して大損してしまったので、家を売って引っ越さなければならなくなった。
このミスがなければ作業はそれほど大変ではなかったものを。修正のために徹夜になってしまった。
接続型
N普通形+ものを(ただし、「Nだ」→「Nの+ものを・Nな+ものを」は、あまり使わない)
経験者でなければ今回の採用対象ではないものを、知人の娘だからと社長は無理を言って採用したがっている。
惜しい。この問題さえ間違えなければ、満点だったものを。
もう少し早い時間に出発していれば、電車はこれほどひどい混み具合ではなかったものを。