〜もので
原因・理由|言い訳を表す
★★
文体柔らかい言い方
個人的な観点で物事の原因・理由を言うときに使います。おわびの場面でもよく使い、自分では状況を変えられず、しかたがないという意味で正当性を主張するときや、その事情について共感を求めるときに使うことが多いです。
後の文のない「〜もので。」の形で使うこともあります。
使うときの注意「〜」には、原因・理由がきます。「〜もので」の後には、その原因・理由から生じる事態を表す文がきます。
同じ表現の別の形
〜もんで
接続型
Ⅴ普通形+もので
「帰りませんか」「あ、今日はまだ仕事が残っているもので、すぐには退社できないんです」
「今日は、おじいさんは?」「祖父はひどい風邪をひいたもので、ここ1週間寝込んでいるんです」
「お待たせしてすみません。連絡したかったんですが、スマホを忘れたもので」
「すみません。子どもが風邪をひいて保育園に預けられないもので、今日は欠勤させていただきます」
友達に教えてもらったテスト範囲が間違っていたもので、昨日の英語のテストは半分も書けませんでした。
時間がなかったもので、まだレポートは完成していないんです。
接続型
i-A普通形+もので
駅前のマンションがいいんですが、あまりにも家賃が高いもので、まだ迷っています。
「大学生活はどう?」「やっと慣れてきたんですけど、何しろ家から遠いもので、通学が大変なんです」
「ご無沙汰ばかりしていてすみません。ここのところ忙しかったもので」
客「マスター、昨日の午後、臨時休業だったね。どうかしたの?」店主「昨日はちょっと体調がよくなかったもので午後早めに店じまいしまして……」
その病院は対応がよくなかったもので、すぐに転院しました。
接続型
na-A普通形(ただし、「na-Aだ」→「na-Aな+もので」)
「お宅のお庭は、いつもお花の手入れが行き届いていますね」「暇なもので、他にやることがないんですよ」
反抗期だからしかたないかもしれませんが、息子が素直じゃないもので、手を焼いています。
先を急いでいたんですが、あまりにも夕焼けがきれいだったもので、思わず見入ってしまいました。
僕は料理が得意じゃなかったもので、子どもたちによく文句を言われていました。
「すみません。わさびを抜いてもらえますか。苦手なもので」
接続型
N普通形+もので(ただし、「Nだ」→「Nな+もので」)
「ごめんなさい。せっかく誘ってもらったけれど、母が入院中なもので、なかなか出かけられないんです」
「すみません。父は留守で、私は本人じゃないもので、その件についてはわからないんです。また後でお電話いただけますか」
「悪いことをしたら叱らないといけないとは思っていましたけど、5歳頃まで病弱な子だったもので、ついつい甘やかしちゃって……」
お恥ずかしい話ですが、去年までは社会人じゃなかったもので、親からお年玉をもらってました。