〜ものだから
原因・理由|言い訳を表す
★★
文体柔らかい言い方
個人的な観点で物事の原因・理由を言うときに使います。おわびの場面でもよく使い、自分では状況を変えられず、しかたがないという意味で正当性を主張するときや、その事情について共感を求めるときに使うことが多いです。
「〜ものですから」は丁寧な形です。
「〜ものだから。・〜ものですから。」の形で文末に使うこともあります。
使うときの注意「〜」には、原因・理由がきます。「〜ものだから」の後には、その原因・理由から生じる事態を表す文がきます。
同じ表現の別の形
〜もんだから
接続型
Ⅴ普通形+ものだから
親が結婚に反対しているものだから、結婚式は挙げないつもりです。
夫は普段料理をしないものだから、塩やコショウがどこにあるかさえ知らないんです。
この事業は確実に採算が取れるという保証はあるのか、その点を疑問に思ったものですから、質問させていただきました。
「すみません。風邪をひいてしまったものですから、こんなひどい声で」
係員「あの、この項目が空欄になっているのですが……」利用者「すみません。どう書いたらいいかわからなかったものですから……。書き方を教えていただけますか」
接続型
i-A普通形+ものだから
仕事が忙しいものだから、帰宅はいつも11時過ぎで、入浴もせずに寝てしまうことが多いんだ。
客「あの、そちらで15人ほどの食事会を考えているんですが……」レストランの人「申し訳ございませんが、うちはそれほど広くないものですから、大人数でのパーティーはちょっと難しいと思います」
「先輩にゴルフを習ったけれど、あまりにも難しかったものだから、すぐにやめたんですよ」
私が就職活動していたころは景気がよくなかったものですから、いい就職先を見つけるのが大変でした。
接続型
na-A普通形+ものだから(ただし、「na-Aだ」→「na-Aな+ものだから」)
「この辺りは周りに何もなくて不便なものだから、どうしても車がないと生活できないんですよね」
手芸や裁縫は一切しないんです。器用じゃないものだから。
来日した当時はまだ日本語が下手だったものだから、お客様相手の接客の仕事はできませんでした。
結婚式の司会をお引き受けしましたが、あのような場は不慣れだったものですから、うまくできなくて……。
赴任先は治安が悪くて、バスや電車は安全じゃなかったものだから乗らないようにしていました。
接続型
N普通形+ものだから(ただし、「Nだ」→「Nな+ものだから」)
今日は、舞台初日なものだから、緊張しているんです。
「山田はまだ新人なものですから、至らないことが多くてすみません」
うちは余裕のある家庭じゃないものだから、奨学金をもらって大学に行けたらいいと思ってます。
「ごめんなさいね。この前は時間がなくて。仕事だったものだから」
「とにかく仕事の締め切りに間に合うかどうか気が気じゃなかったものだから、しばらく連絡できなくてすみませんでした」