〜にとどまらず
範囲|非限定を表す
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文体硬い言い方
ある事柄が〜という限られた範囲に収まらないで、もっと広い範囲にまで及ぶと言いたいときに使います。また、〜の他にもあると言いたいときにも使います。
使うときの注意「〜」には、文脈にある事柄や、その場面で予想しやすい事柄がきます。「〜にとどまらず」の後には、「〜」より広い範囲や「〜」より進んだ状態、「〜」より予想しにくい別の事柄を表す文がきます。
より程度の進んだ事柄、別の事柄を表す言葉には「も、さえ、まで」をつけることが多いです。より広い範囲を表す言葉にはつけません。
接続型
V普通形+にとどまらず
薬物は自身の心身の健康に害を及ぼすにとどまらず、犯罪や事故といった社会的問題を引き起こすものである。
不景気で失職が増えているにとどまらず倒産も相次いでいる。
彼はリーダーの資格があると言えるのか。判断力がないにとどまらず誠意に欠けているではないか。
そのテロ事件は、人々に大きな衝撃を与えたにとどまらず、その後の国家間の外交にも多大な影響を及ぼした。
彼は時の権力に屈しなかったにとどまらず、たぐいまれな指導力で民衆を自由平等運動へと導いた。
接続型
i-A普通形+にとどまらず
ここから見える山々の景色はただ美しいにとどまらず、神々しささえ感じさせる。
あの人が雑誌に投稿した文章はいい加減な点が多いにとどまらず、内容もつまらなかった。
半世紀前、この町の産業は非常に乏しかったにとどまらず、先行きの見通しもなかった。
その法改正は、好ましくなかったにとどまらず、危険でもあった。しかし、誰もそれを阻むことができなかった。
駅前の再開発計画は白紙に戻った。計画自体の見通しが明るくなかったにとどまらず、準備委員会のメンバーがどんどん辞めていくという事態にもなっていたのである。
接続型
na-A普通形+にとどまらず(ただし、「na-Aだ」→「na-Aである+にとどまらず」)
市長の答弁は無責任であるにとどまらず、住民の要求を無視したもののように感じられた。
その案は内容が生産的でないにとどまらず、一時的な打開案だという感が否めない。
田中氏の講演会で、聴衆は友好的だったにとどまらず、心から彼を崇拝している態度を見せた。
企画書は一部の計算が正確ではなかったにとどまらず、そもそも予算額が間違っていた。
接続型
Nにとどまらず・N普通形+にとどまらず(ただし、「Nだ」→「N+にとどまらず・Nである+にとどまらず」)
今や日本にとどまらず、世界中の研究者たちがその研究成果に注目している。
このアニメは子どもにとどまらず、大人にも人気がある。
A組の「あいさつ運動」の取り組みはクラス内にとどまらず、学校全体にいい影響を与えた。
山下さんのシャンソンは今や趣味にとどまらず、月1回のコンサートをするまでになった。
小林氏はこのオーケストラの指揮者であるにとどまらず、監査役でもある。
子どもの万引きは一過的な罪であるにとどまらず、その後の人格形成にまで大きく影響する。
この映画は不評だったにとどまらず、多くの倫理上の議論を巻き起こした。