〜にしては
程度|不相応を表す
★★
〜という基準から常識的に予想されること、期待されることとは違っていると言いたいときに使います。
使うときの注意「〜」には幅のない特定のことを表す言葉がくることが多いです。「〜にしては」の後には、事実についての話し手の評価を表す文がくることが多いです。
接続型
V普通形+にしては
「この部屋は一人で住んでいるにしては、家具が多いですね」
「さゆりちゃん、お金がないってよく言ってるけれど、お金がないにしては、いつもきれいな格好してるよね」
料理が不得意な姉が作ったにしては、その料理はおいしかった。
林君は2時間しか勉強しなかったにしては、テストの点数はよかったようだ。
接続型
i-A普通形+にしては
木村さんは映画のことをよく知っているというが、映画に詳しいにしては、見ていない有名な作品もけっこうあるようだ。
会社の売り上げがよくないにしては、ボーナスはよかった。
今年の夏のイベントは、準備期間が今まででいちばん長かったにしては盛り上がりがなかった。
「今日は油っこいものは食べたくないって言ってたよね。食べたくなかったにしては、天ぷらとか注文しているじゃないの」
接続型
na-A普通形+にしては(ただし、「na-Aだ」→「na-A+にしては・na-Aである+にしては」
アキは自分では几帳面って言っているけど、几帳面にしてはいつも部屋が散らかっていて、やることもおおざっぱだ。
両幹部の関係が険悪であるにしては、このプロジェクトに対する互いの協力体制はしっかりとれていた。
弟は日ごろ勉強に熱心じゃないにしてはテストの点はいい。
犯行は計画的だったらしいが、計画的だったにしてはずさんな点が多い。
試験の内容が簡単ではなかったにしては、クラスの平均点はよかったようだ。
接続型
N普通形+にしては(ただし、「Nだ」→「N+にしては・Nである+にしては」)
あの子は10歳にしては、大人っぽく見える。
私たち、兄弟にしてはあまり似てないってよく言われるんです。
昨日泊まったホテルは、ビジネスホテルにしては部屋が広かった。
「それ、結婚式に着ていく服にしては、ちょっと地味すぎるんじゃないの」
このシャツはたったの1000円だったけど、それにしては縫製がしっかりしていて、着心地もいい。
この墓はこの地方のかつての支配者のものだそうだが、権力者の墓であるにしては質素に見える。
兄はもう未成年ではないにしては親に甘えすぎだ。
「あの二人、初対面だったにしてはよく話をしていたね。まるで古くからの友達みたいだった」
美容師志望の友達に髪をカットしてもらったことがある。まだプロじゃなかったにしては、すごい技術だった。