〜ならいざしらず
関連|保留・除外を表す
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表記〜ならいざしらず・〜ならいざ知らず
〜は例外的な場合だから、ひとまず話から外して考えると言いたいときに使います。事態が〜と対極的な場合であることを強調して、その場合に対する判断や感想を述べる言い方です。
使うときの注意「〜」には、特別な場合、極端な場合を表す言葉がきます。「〜ならいざしらず」の後には、ふつう「〜」と対極的な事柄に対する話し手の判断や批判・驚きなどの感想を表す文がきます。対極的な事柄をはっきりと説明しないこともあります。
似ている表現
〜はいざしらず,
〜ならともかく,
〜ならともかくとして,
接続型
Ⅴ普通形+ならいざしらず
その辺の山にハイキングに行くならいざしらず、2000メートル級の山に登るのに、軽装ではだめだ。
お金がないならいざしらず、十分あるのだから、食事にはもっとお金を使って健康管理するべきだ。
何度もきちんと話し合ったならいざしらず、その場の感情で簡単に離婚を決めるなんて賛成できないなあ。
もう使えないほど壊れてしまったならいざしらず、まだ使える扇風機を買い替える気にはなれない。
「今日の会合のことは前もって知らせておいたよね。知らなかったならいざしらず、無断欠席はよくないよ」
接続型
i-A普通形+ならいざしらず
「職場が家からすごく遠いならいざしらず、歩いて10分ぐらいなのにどうしてバスに乗るの?」
手術後の経過があまりよくないならいざしらず、もうすっかり元気なんですから、きっと退院は予定より早いと思います。
「新人研修が特別に厳しかったならいざしらず、たった3日でギブアップはだめだよ」
看護師「10号室の林さん、全く痛くなかったならいざ知らず、眠れないほど痛かったのなら、早く知らせてくれればよかったのに」
接続型
na-A普通形+ならいざしらず (ただし、「na-Aだ」→「na-A+ならいざしらず」)
真っ暗ならいざしらず、月明かりがあるのだから、何も見えないわけはない。家まで歩いて帰ろう。
社会的に有名でないならいざしらず、芸能人はマスコミのゴシップの対象になりやすいから大変だ。
この仕事に特別な資格が必要だったならいざしらず、何の資格もないという理由で採用されなかったのは悔しい。
検討が十分でなかったならいざ知らず、あれだけ綿密に書かれた林さんの企画書を、社長はちゃんと読むべきだったと思う。
接続型
Nならいざしらず・N普通形+ならいざしらず(ただし、「Nだ」→「N+ならいざしらず」)
神様ならいざしらず、私たちにこの先どんな運命が待っているかなんてわかるものか。
文筆家ならいざしらず、文章が苦手な私は何かに感動してもなかなか文章にはできない。
素人の劇団ならいざしらず、我々はプロなんだからもっと真剣に稽古をしなければ……。
全国大会ならいざしらず、明日は練習試合なんだから、そんなに緊張することはない。
「プロでないならいざしらず、あなたは庭づくりの専門家なのですから、もう少しいい仕事ぶりを見せてくださいよ」
画家を目指したいと思ったが、親が金持ちだったならいざしらず、貧しい家庭で育った私は、卒業後定職に就かないなんてことはできるわけがなかった。
締切直前でなかったならいざしらず、あんなにぎりぎりになってから仕事を人に押し付けるなんて信じられない。
接続型
その他
重大な事態に直面したときは、専門家の意見を聞いた上でならいざしらず、個人の判断だけで結論を出すべきではないだろう。
普段着としてならいざしらず、フォーマルなパーティーにそんなTシャツは着て行けない。
長い時間をかけてならいざしらず、これだけの大作をたった1日で描きあげたとはすごい!
「理由を知らせてあったのならいざ知らず、無断で長期仕事を休んだら首になっても仕方ないよ」