〜なら
1
条件|仮定を表す
★★★★
接続型
V普通形(主に現在形)+なら
このホテルの部屋は1人1泊13,000円で、朝食をつけるなら15,000円です。
もし時間に余裕があるなら、駅から10分ほど歩いたところにある神社に行ってみてください。とてもいいところですよ。
卒業後はどうしようかな。もし留学するなら、今から準備を始めないといけないけど。
レジ袋は有料なので、もし買った物を入れる袋を持っていないなら、買わなければならない。
試験は60分間だが、もし早めに終わったなら、それより早く提出することもできる。
今日の会議でこの問題の結論が出るかどうかわからない。どうしても結論が出なかったなら、次回の会議に持ち越されることになる。
接続型
i-A普通形(主に現在形)+なら
もしこの問題が難しいなら、あなたの日本語のレベルは日本語能力試験のN4ぐらいです。
「もし窓側のほうがいいなら、席を代わりますよ」
もし美術館が駅からそれほど遠くないなら、歩いて行けます。
この英会話スクールのレッスンを試しに一度受けてみて、よかったなら入会したい。
このペースで走るのがそれほどつらくなかったなら、もう少しペースをあげてみよう。
接続型
na-A普通形(主に現在形)+なら(ただし、「na-Aだ」→「na-A+なら」)
自分が幸せなら、心に余裕ができて他人にも優しくなれる。
もし皿洗いが面倒なら、食器洗い機に入れてしまえばいい。
もう一度オーディションに挑戦してみて、それでだめなら俳優になるのはもう諦めよう。
もしこの分野の知識が十分ではないなら、入門書を紹介しましょう。
林さんは昔漫画家だったらしい。ある程度有名だったなら、インターネットで探せば情報が見つかるかもしれない。
食品の保存方法が適切でなかったなら、食中毒の危険性が高まる。
接続型
N普通形(主に現在形)+なら(ただし、「Nだ」→「Nなら」)
手術を受けるのが大学病院なら、症例も豊富だし、安心して任せられます。
街中ならすぐにタクシーがつかまえられます。
毎日運動している人なら、生活習慣病になるリスクは少ないです。
「藤田さん、ちょっと資料の整理を手伝ってほしいんだけど……」「すみませんが、急ぎの仕事があって。30分後ならお手伝いできそうですが……」
参加者がそれほど大人数ではないなら、打ち合わせはこの部屋でできます。
かつて仲の良かった友達でも、その後長い間音信不通だったなら、話が合わない場合もある。
大学の専門は慎重に選んだほうがいい。勉強する内容が自分の興味のあることでなかったなら、やる気は持続しないだろう。
2
条件|話題を表す
★★★★
話の現場で出てきたこと、または相手の態度などから推測されることを話題として取り上げ、それに関連した事柄を述べるときに使います。
使うときの注意「〜」には、相手の発言や態度、またはその場の状況から得られた情報がきます。「〜なら」の後には、その話題に対する情報提供・話し手の判断・意向を表す文や相手への働きかけの文などがきます。
接続型
V普通形+なら
「ちょっと駅前の本屋さんに行ってくる」「駅前に行くなら、スーパーに寄って卵買ってきて」
「健康のために、この頃、毎朝散歩してるんですよ」「そうですか。散歩するなら、さくら公園がいいですよ。広いし、緑も多いから気持ちいいですよ」
「あれ? 今日、山田君、来られないのか。来られないなら、もっと早く連絡してくれればいいのに」
「来年は就職活動だから、今やってる家庭教師のアルバイトはもうしないつもりなんだ」「君がしないなら、僕がその家庭教師引き受けようか」
「なんだかだるそうだね。疲れたなら早く寝たほうがいいと思うよ」
「すみませんが、明日は用事ができて、飲み会に行けなくなったんです」「わかりました。行けなくなったなら、しかたないですね」
接続型
i-A普通形+なら
「暑いの? 暑いならすぐエアコン入れるね」
「今日は忙しくて晩ご飯作れないかも」「そんなに忙しいなら、僕が作るよ」
子「ねえ、新しく出たゲームソフト買いたいから、お小遣いくれる?」親「お小遣いが欲しいなら、もっと家のお手伝いしなさいよ」
「食欲ないの? 食べたくないなら、無理に食べなくてもいいよ」
「パパ、今日動物園、楽しかったね」「そうか。楽しかったなら、また行こうな」
「お金がなかったから行けなかったけど、僕もみんなとスキーに行きたかったな」「そんなに行きたかったなら、お金をためてまた今度みんなと行けばいいじゃない」
「新商品の売れ行き、今月もいまひとつですね」「今月もよくなかったなら、プロモーションを改善しないといけないかもしれませんね」
接続型
na-A普通形+なら(ただし、「na-Aだ」→「na-A+なら」)
「なんか暇そうだね。暇なら掃除手伝ってよ」
「友達からお金を貸してほしいって言われているんだ。ほんとは嫌なんだけど、なかなか断れなくて……」「だめだよ。嫌ならきっぱりと断らなきゃ」
「今度のアルバイト、あまり大変じゃないみたいだ」「大変じゃないなら私にも紹介してよ」
「直子おばさん、元気だったよ」「あ、そう。元気だったなら安心、安心」
「この前勧めてくれた漫画は、あんまり好きじゃなかった」「あ、そう。あれが好きじゃなかったならこれはどう?」
接続型
N普通形+なら(ただし、「Nだ」→「N+なら」)
「おいしいラーメンが食べたいな」「ラーメンなら、このすぐ先にあるところが安くておいしいよ。行ってみる?」
「あれ、車の鍵、どこにおいたかな」「鍵ならリビングのテーブルの上にあったよ」
「マラソンのオリンピック代表は小林選手でしょうかね。このところ調子が上がっているから」「あの調子なら、期待に応えてくれそうですね」
「さっき2人で見たの、幽霊じゃないよね」「幽霊じゃないなら、何だったの?」
「昼は焼肉食べた」「昼が肉だったなら、晩ご飯は魚がいいかもね」
「旅行先はどこもいい天気じゃなかったよ」「いい天気じゃなかったなら、あまり楽しめなかったでしょう」
「明日は雨らしいよ」「それならキャンプは中止かな」
3
条件|反事実を表す
★★
実際には事実でない(事実でなかった)ために、実現しない(実現しなかった)と言いたいときに使います。
使うときの注意「〜」には事実ではないことがきます。「〜なら」の後には、実現しないことや実現しなかったことを表す文がきます。
現在のことについて言っていても、「〜」を過去形にすることがあります。
文末に「〜のに・〜のだが」を加えると、実現しなくて残念だという気持ちがはっきりします。
よく一緒に使う言葉もし、もしも
似ている表現
〜ば,
〜たら
接続型
V普通形+なら
ああ、1日が30時間あるなら、もっといろいろなことができるのに。
もしも生まれ変われるなら、何になりたいですか。
世の中に競争というものが全くないなら、もっと気楽に暮らせるのだが。
もしあの時別の道を選んだなら、きっと後悔していただろう。
もし母が生きていたなら、私が今まで頑張ってきたことをきっと褒めてくれるだろう。
海でおぼれそうになったあの時、彼が助けてくれなかったなら、私の命はなかったと思う。
接続型
i-A普通形+なら
すいか、高いなあ。もっと安いなら買うんだけど。
日本の夏は猛暑だ。こんなに暑くないなら夏休みにもっと旅行できるんだけどなあ。
ああ、明日またテストか。テストがいつもあんなに難しくないならいいんだけど、そうじゃないからなあ。
この家がもっと広かったなら、友達みんなを招待できるのに。
マラソン大会のとき、途中から少し足が痛くなってしまったんです。足が痛くなかったなら、もっといい記録が出せたと思うんですが。
接続型
na-A普通形+なら(ただし、「na-Aだ」→「na-A+なら」)
アルバイトがもっと楽ならいいのに。でも、時給が高いんだからしかたがないか。
あの人、あんなにせっかちでないなら、変なミスをしないですむのに。
私はどうも料理が下手だ。料理が好きで得意だったなら、毎日の食事作りが楽しいだろうけど。
私はすぐに感情的になってしまう。あのときもう少し冷静だったなら、妹と大げんかにはならなかったはずなのに。
このタレント、特に才能があるとは思えない。親が有名人でなかったなら、有名にはなれなかっただろう。
接続型
Ǹ普通形+なら(ただし、「Nだ」→「N+なら」)
姉は私にいつも命令口調だ。私の方が年上ならあんな言い方は許さないんだけど、年下だからしかたがない。
この靴、1万円以下なら買えるんだけど……。やっぱり諦めるしかないな。
マンションじゃなくて一戸建てで庭がある家なら、もっとガーデニングが楽しめるのに。
このイベント、面白そうだなあ。この日が仕事の日でないなら、絶対行くんだけど。残念。
もし私が社長だったなら、あんないいかげんな社員は絶対に首にする。
すごい大雨だ。昨日が今日みたいな天気だったなら、運動会はできなかっただろう。
オーディションはだめだった。志願者があんなに大勢でなかったなら、私も合格できたかもしれないのにな。