〜なくて
原因・理由|原因・理由を表す
★★★★
物事の原因・理由を表します。直感的、感覚的に判断した因果関係を示すときに使います。
使うときの注意「〜なくて」の前後の文の主語は、同じでも同じでなくてもいいです。
「〜」が動詞の文で、その主語が「〜なくて」の後の文と同じ場合、「〜」には話し手の意志を表さない動詞(意志的な行為を表さない動詞(「治る・見つかる・間に合う」など)・可能の動詞(「見える・わかる・できる」など)がきます。「〜」の主語が「〜なくて」の後の文と同じではない場合は、どんな動詞の文でもいいです。
「〜なくて」の後には、感情・感謝・謝罪・不可能・体の状態・意図せず起こった結果などがきます。相手への働きかけ、話し手の意志や希望を表す表現はきません。
対立する表現
〜て,
〜で
接続型
Vない+なくて
「今日は早く帰らないといけないので、お手伝いできなくて、ごめんなさい」
せっかく東京に来たのに、友達に会えなくて残念です。
時間に間に合わなくて、予定の新幹線に乗れなかった。
「ご質問の意味がよくわからなくて、何度も聞き返してしまって、失礼しました」
車の流れがなかなか途切れなくて、道路を渡るのが難しい。
仕事が思うようにいかなくて、いらいらする。
もう出発しないといけない時間なのに、車の鍵が見つからなくて困っている。
軽い風邪をひいたようだが、せきがひどくならなくて、まずは安心した。
接続型
i-Aい+くなくて(ただし、「いい」→「よくなくて」)
今年の冬はあまり寒くなくて過ごしやすい。
初めて自分で作った料理がおいしくなくてがっかりした。
あ、あそこが病院だ。駅からそれほど遠くなくてよかった。
今日は昨日ほど体がだるくなくてふつうに仕事ができます。
よかったなあ。今度の先生、あまり厳しくなくて。
接続型
na-Aで(は)なくて
この文章は、説明が具体的でなくて、わかりにくい。
駅のトイレがあまり清潔でなくて、嫌な気分がした。
最終確認が十分ではなくて、忘れ物をしてしまった。
子どものころ、体があまり丈夫じゃなくて、よく学校を休んだ。
ネットショップで野菜スライサーを買ってみたが、それほど便利じゃなくて、すぐに使わなくなった。
「あなたはいつも仕事が丁寧じゃなくて困るんですよ。しっかり見直しをしてください」
接続型
Nで(は)なくて
テストが返ってきた。自信があったのに満点でなくて悔しい。
精密検査の結果が出た。重い病気でなくて安心した。
「この自転車、新品でなくて申し訳ないけど、あげるよ」
退院はしたが、まだ本調子ではなくて、あまり外出はできない。
社員旅行の行先が北海道に決まった。夏休みに家族と行った沖縄じゃなくてよかった。