〜ともなしに
1
様子|非意図を表す
★
〜する意図が特にない状態を表します。はっきりした意図や目的がない状態で「見る・聞く・考える」などの動作をするという意味で使います。
使うときの注意「〜」は行為の意志・意識がはっきり表に出ない「見る・聞く・考える」など限られた動詞だけです。「〜ともなしに」の後の文にも「〜」と同じか似た意味の動詞を使います。
似ている表現
〜ともなく
接続型
Vるともなしに
暇だと、見るともなしにSNSを見てしまう。
子どもたちの遊ぶ声を聞くともなしに聞いていたら、自分の子ども時代のことが懐かしくなった。
当時つき合っていた男性のことを思い出すともなしに思い出して、急に会いたくなった。
ホテルからの景色を見るともなしに眺めながら音楽を聴いている時間は最高だ。
2
様子|不特定を表す
★
はっきり〜と特定できない状態で、あることをする・あることが起きるということを表します。
使うときの注意〜には「誰」などの疑問詞か、「どこへ・いつから」など疑問詞に助詞がついた形、または疑問詞を含む文が来ます。後にはその状態で生じる動作や出来事を表す文がきます。
似ている表現
〜ともなく
接続型
Vるともなしに
誰に見せるともなしに、妻は小説を書き続けている。
何を考えるともなしに、ぼーっとしている時間も大切なのです。
接続型
Nともなしに
クラスリーダーなら村田さんだと、誰ともなしに言い出した。
入学当初の落ち着かない気持ちは、いつともなしに消えていった。
この曲を聴いていると何故ともなしに涙が出てくる。
接続型
その他
ローカル線に乗ってどこへともなしに旅をしてみたい。
林の中を歩いていたら、どこからともなしに蝶が飛んできた。
いつからともなしに私は彼が好きになった。