〜とみえる
根拠に基づく判断|推量を表す
★★★
表記〜とみえる・〜と見える
文体書き言葉的な言い方
実際の状況を根拠とした話し手の推測を表します。
使うときの注意ふつう過去形にはしません。
「〜」には話し手の現時点での推測がきます。「〜とみえて・〜とみえ」の後には、推測の根拠である状況を説明する文がきます。
文末に使う場合は、別の文で状況を説明することが多いです。
よく一緒に使う言葉よほど
接続型
V普通形+とみえる
一郎さんはさっきからずっとせきをしています。どうやら風邪をひいているとみえます。
山田さんは90歳だそうですが、とてもお元気です。健康にとても気をつけていらっしゃるとみえます。
あの人は、よほどお金があるとみえて、車を次々と買い替える。
カフェのテラス席に犬を連れて来ている人を見かけた。犬はよくしつけられているとみえ、おとなしく座っていた。
田中君はまたスマホでマッチングアプリを見ている。本当に恋人がいないとみえる。
ご病気がまだ完全に回復していないとみえて、会長は本日の株主総会を欠席された。
20キロのマラソンを終えた次郎は、座り込んでしまった。よほど疲れたとみえる。
朝方、雨が降ったとみえ、道が濡れている。
パク君は朝からあくびばかりしている。試験勉強で昨夜は眠れなかったとみえる。
今月も思ったように契約が取れなかったと見えて、一郎は元気がない。
接続型
i-A普通形+とみえる
この公園の桜のつぼみもほんのりと色づいてまいりました。開花も近いとみえます。
この子犬はよほど食べ物が欲しいとみえて、私のそばから離れない。
雪道で転んだと聞いて心配していたが、加藤さんのあの歩き方からすると、けがはさほどひどくないとみえる。
新しくできたラーメン屋はあまりおいしくないとみえ、いつ見てもすいている。
あんなにはしゃいでいた雪ちゃんがその場に立ち尽くして泣き出してしまった。私の犬がよほど怖かったとみえる。
湯が熱かったとみえて、太郎は真っ赤な顔をして風呂から出てきた。
新しい学校に慣れないのか、あやかには昨日の遠足もあまり楽しくはなかったと見える。
洋平だけが先生に褒められたのが面白くなかったと見えて、広司は学校からの帰り道、ずっと黙っていた。
接続型
na-A普通形+とみえる(「na-Aだ」→「na-A+とみえる・na-Aである+とみえる」の形になることもある)
こんな山道を 5キロも歩いてきたとは、あのおじいさんはかなりの健脚だとみえる。
アニメがよほど好きだとみえて、トム君はアニメのことなら何でも知っている。
あのお客さんはよほど暇とみえて、毎日、コーヒー1杯でこの店に3時間ぐらいいます。
佐々木さんは大変几帳面であるとみえ、机の上がいつも完璧に整理整頓されている。
欠勤もせず、毎日時間通りに出勤するところを見ると、健は今度の仕事は嫌いではないとみえる。
運動はあまり得意ではないとみえて、彼はみんなが参加しているこの工場のサッカーチームには加わっていない。
昨日の試合では、大石選手はよほど不調だったとみえ、何度もサーブを失敗した。
この町にはガラス製品を扱う古くて立派な店が多い。ガラス工芸が昔から盛んであったとみえる。
亡き祖母はずいぶんおしゃれだったと母は言うが、生前の写真を見ると、どこにでもあるような平凡な服を着ているものが多い。母が言うほどおしゃれではなかったとみえる。
猫は私の膝の上に飛び乗ってきたが、快適ではなかったと見えて、すぐ降りてしまった。
接続型
N普通形+とみえる(「Nだ」→「N+とみえる・N+であるとみえる」の形になることもある)
6時間たっても終わらないとは、母の手術はよほど難しい手術だとみえる。
バスは行ってしまったばかりだとみえて、バス停には誰もいない。
隣の家は留守とみえて、電気が消えている。
駅前に止まっている車は乗り合いタクシーであるとみえ、次から次へといろいろな客が乗り込んでいる。
この猫はきれいな毛並みをしているな。野良猫ではないとみえる。
今日は祝日だが、隣の家のご主人は休みではないとみえ、朝からスーツ姿で出かけて行った。
春香が子どもの頃から持っているといううさぎのぬいぐるみは、かなりぼろぼろだ。よほどのお気に入りだったとみえる。
道を尋ねたおじさんは地元の人だったとみえて、迷うこともなく、私たちを目当ての居酒屋まで連れて行ってくれた。
提示された契約金は小林選手が希望していたような額ではなかったと見え、小林選手と球団との交渉は決裂した。
接続型
その他
あの生徒たちは部活帰りなのだろうか。皆、よろよろと歩いている。よほど空腹なのだと見える。