〜ところだ
1
出来事の局面|開始直前を表す
★★★★
一連の動作・出来事の流れの中で、〜の動作・出来事の直前の時点であることを特にはっきり表す言い方です。まもなく〜が始まる・〜になるというタイミングなのでちょうどいい、あるいは悪いということを伝えたいときによく使います。
使うときの注意「〜」は動詞の辞書形です。
「〜」の動作・出来事が実現することが確実にわかっている場合にだけ使います。
「〜ところ」を名詞として扱い、「〜ところではない・〜ところだった・〜ところで・〜ところの」などのような形で使います。
よく一緒に使う言葉今、今から、これから、ちょうど、間もなく
接続型
Vるところだ
時刻は間もなく7時になるところです。
今、太陽が昇るところです。東の空が真っ赤です。
これから決勝戦が始まるところです。会場では大勢の人が試合開始を待っています。
「お母さん、今から飛行機に乗るところ。元気に行ってきます」
「もしもし、田中ですが」「あ、田中さん。すみませんが、これから出かけるところなので、後でこちらからお電話してもいいですか」
山田君にばったり会った。駅へ友達を迎えに行くところだったようだ。
2
出来事の局面|進行|進行中の動作を表す
★★★★
一連の動作・出来事の流れの中で、〜の動作・出来事が進行中であることを特にはっきり表す言い方です。
使うときの注意「〜」は動詞の「〜ている」の形です。
「調べる・話し合う・作る・準備する」など、継続的な動作・出来事を表す動詞がきます。
「〜ところ」を名詞として扱い、「〜ところではない・〜ところだった・〜ところで・〜ところの」などのような形で使います。
よく一緒に使う言葉今
接続型
Vているところだ
「レポート、出来上がった?」「うん、今、見直しをしているところだよ」
「昼ご飯、どこで食べるの?」「ちょっと待って。ネットでいい店を探しているところだから」
先生「文化祭の準備は進んでいますか」生徒「はい、今、当日の進行を相談しているところです」
客「ピザを注文したんですが、まだですか」店員「すみません、ただいま作っているところですので、もう少しお待ちください」
まもなく全国野球大会の開会式が始まります。選手たちは今、入場行進の準備をしているところのようです。
3
出来事の局面|終了直後を表す
★★★★
一連の動作・出来事の流れの中で、〜の動作・出来事が完了直後であることを特にはっきり表す言い方です。
使うときの注意「〜」は動詞のタ形です。
「着く・終わる・出発する」など、瞬間的な動作・出来事を表す動詞がきます。
「〜ところ」を名詞として扱い、「〜ところではない・〜ところだった・〜ところで・〜ところの」などのような形で使います。
よく一緒に使う言葉今、たった今、ちょうど
接続型
Vたところ
「今日の決定事項をみんなに知らせておいてくださいね」「はい、今メールを送ったところです」
「もしもし、私。今、空港に着いたところ」「お帰りなさい。待っていたよ」
今、コンサートが終わったところらしい。たくさんの人がホールから出てくる。
バス停に着いたら、ちょうどバスが出たところだった。
岩下さんが慌てて入ってきたが、もう会議は終わって、後片づけを始めたところだった。
4
出来事の局面|進行を表す
★★★★
一連の動作・出来事の流れの中で、その時点まで〜の動作が進行中だったことを特にはっきり表す言い方です。それがちょうど何かのタイミングだったと言いたいときに使います。
使うときの注意「〜」は動詞の「〜ていた」の形です。
「考える・話す・掃除する」など、継続的な動作・出来事を表す動詞がきます。
「〜ところ」を名詞として扱い、「〜ところではない・〜ところだった・〜ところで・〜ところの」などのような形で使います。
よく一緒に使う言葉今、ちょうど
接続型
Vていたところだ
「あ、桜井さん、ちょうどあなたのことを話していたところです。お元気でしたか」
「こんばんは」「あ、いらっしゃい。今、晩ご飯を作っていたところ。もしよかったら、食べていってね」
インターネットで注文したお菓子が届いた。ちょうど実家に送る荷物をまとめていたところだったので、そのお菓子も半分、荷物の中に入れた。
小川さんから電話がかかってきた。ちょうど小川さんにメールを書いていたところだった。
「あ、林さん、私たち今からランチに行こうって相談していたところなんだけど、一緒にどう?」