〜とく
1
出来事の局面|準備・放置|準備を表す
★★★★
文体くだけた言い方
先のことを考えて、そのときうまくいくように、あるいは困らないように、あらかじめ〜すると言いたいときに使います。
「〜ておく」が音声的に変化した形です。
使うときの注意行為の結果の状態が残る場合に使います。
「〜」には、「買う・考える・準備する」など、意志的な行為を表す動詞がきます。
同じ表現の別の形
〜ておく
対立する表現
〜ないどく
接続型
Vて+とく(ただし、て形が「〜んで・〜いで」の動詞の場合は、「Vで+どく」)
母「健太、お客さんが来るから、トイレの掃除、しといて」
あさっては引越しだ。皿やカップはこの段ボール箱に入れとこう。
あすは一日中忙しい日だ。今日はよく寝とこう。
あ、コーヒーがない。家族みんなコーヒーを飲むから忘れないで買っとかないと。
「明日、東京駅に8時集合だよ。早いよ」「うん、もう着る服も出しといた」
「船に酔いやすい人は、乗船の前に酔い止めの薬を飲んどいたほうがいいよ」
2
出来事の局面|準備・放置|放置を表す
★★★★
文体くだけた言い方
ある意図があって、今の状態のままに放置・放任すると言いたいときに使います。
「〜ておく」が音声的に変化した形です。
使うときの注意「〜」には、「置く・開ける・出す」など、意志的な行為を表す動詞や、「遊ばせる・やらせる」など、動詞の使役の形がきます。
よく一緒に使う言葉このまま、そのまま、しばらく
同じ表現の別の形
〜ておく
対立する表現
〜ないどく
接続型
Vて+とく(ただし、て形が「〜んで・〜いで」の動詞の場合は、「Vで+どく」)
「もうすぐお父さんが帰ってくるから、玄関の電気は、このままつけとくね」
「お母さん、僕の机の上はしばらくこのままにしといてよ。後で自分で片づけるから」
「脱いだ服はこんなところに置いとかないで、ちゃんと片付けてよね」
「ねえ、『積ん読』って何?」「買った本をすぐには読まないで、ひとまずどこかに積んどくことだよ」
悪口なんか気にしない。言いたい人には言わせとけばいい。
3
出来事の局面|準備・放置|処置を表す
★★★★
文体くだけた言い方
ある意図があって今の状態のままに放置・放任しないで、何らかの処置・処理をすると言いたいときに使います。
「〜ておく」が音声的に変化した形です。
使うときの注意「〜」には、「戻す・片付ける・修理する」など、意志的な行為を表す動詞がきます。
同じ表現の別の形
〜ておく
対立する表現
〜ないどく
接続型
Vて+とく(ただし、て形が「〜んで・〜いで」の動詞の場合は、「Vで+どく」)
「ただいま。車の鍵、ここに置いとくね」
「使ったお皿やコップはシンクに入れといてよ」
今日着たシャツ、汚れたから今日中に洗っとこう。
「自転車がパンクしました。後で取りに来ますから、修理しといてくれませんか」
「この荷物、ここに置かないでガレージに運んどいたほうがいいよ」