〜と
1
条件|必然を表す
★★★★
〜という条件が成立した場合には、必ずあることが成立すると言いたいときに使います。一般的な物事の関係を言う場合にも、ある場面での必然的な結果の推量を言う場合にも使います。必然的に悪い結果になるという気持ちで相手に警告する意味で使うこともあります。
使うときの注意「〜と」の後には、「〜」の条件で必ず起こる事柄を表す文がきます。話し手の意向を表す文や相手への働きかけの文はきません。
接続型
Vると/Vないと
1に2をたすと、3になる。
夜になると、気温が下がる。
地球温暖化が進むと、世界の気候が大きく変化する。
「この部屋の電気は、このスイッチを押すとつきますよ」
次の角を右に曲がって少し行くと、スーパーがあります。
褒められると、やる気が出ます。
春にならないと、桜の花は咲きません。
運動しないと、筋力が弱くなってしまう。
6時の電車に乗らないと、待ち合わせに遅刻してしまいます。
「一生懸命勉強しないと、希望の大学に入れないよ」
接続型
i-Aいと/i-Aい+くないと(ただし、「いい」→「よくないと」)
天気がいいと、気持ちが明るくなる。
ご飯がおいしいと、つい食べすぎてしまいます。
睡眠時間が少ないと、健康によくない。
忙しいと、友達と会って話す時間もありません。
「せっかく沖縄に来ているけど、明日天気が悪いと泳げないかもね」
ある程度手元が明るくないと、本が読めない。
家が丈夫でも、地盤が強くないと、地震の被害を受けやすい。
接続型
na-Aだと/na-Aで(は)ないと
授業が退屈だと、眠くなります。
部屋がきれいだと、気持ちがいいです。
「そんなにわがままを言ってはいけないよ。あまりわがままだと、人に嫌われるよ」
妹は楽天的だが、あまり楽天的だとかえって心配になる。
登山道が安全でないと、事故につながる可能性があります。
子どもが好きじゃないと、保育士の仕事は続けられないと思います。
接続型
Nだと/Nで(は)ないと
ここから東京駅まで車だと1時間かかります。
雨だと、マラソン大会は中止になるそうです。
「赤ちゃんは飛行機に乗れるのですか」「生後48時間以内だと乗れませんが、それ以上なら乗れますよ」
このけがは病院でないと処置が難しいようだ。
この店は現金じゃないと支払いができないかもしれない。
平日はとても忙しいので、休日じゃないと家事ができません。
2
条件|必然|反復・習慣を表す
★★★
〜が成立する場合、決まってあることを行う、ある事態になるという繰り返しの動作、習慣や出来事を表します。過去の反復・習慣についても言うことができます。
よく一緒に使う言葉いつも、決まって、必ず
接続型
Vると/Vないと
私は冬になると、毎年、友達とスキーに行きます。
彼は酔っ払うと、いつも私に電話をかけてくる。
図書館に行くと、たいてい佐藤さんがいます。
母はお金が足りなくなると、決まって祖母に借りに行った。
独身時代は、夏休みが始まるとすぐ故郷に帰っていた。
あの子は宿題の答えがわからないと、いつも私に見せろって言うから嫌だ。
子どものころ、ご飯を全部食べないと、よく親に叱られた。
接続型
i-Aいと/i-Aい+くないと(ただし、「いい」→「よくないと」)
祖父は機嫌がいいと、いつもお小遣いをくれる。
以前は娘の帰りが遅いと心配になったものだが、もう慣れた。
子どものころ、姿勢が悪いといつも母に注意された。
生徒たちは先生の話が面白くないと、おしゃべりをしはじめる。
接続型
na-Aだと/na-Aで(は)ないと
お化け屋敷に入って、中が真っ暗だと、決まって子どもは悲鳴をあげる。
昔、母は子供が邪魔だと「あっちで遊んでね」と言うのが常だった。
妹に体にいいストレッチを教えても、やり方がよほど簡単じゃないと、面倒くさがってやらない。
接続型
Nだと/Nで(は)ないと
うちの子どもたちは、夕食がカレーだといつもお代わりをします。
昔から父はゴルフが大好きで、仕事が休みだと毎回のようにコースに出ていた。
あの人はけちなので、安いものじゃないと買いたがらない。
リーさんは、以前は漢字の少ない文章でないと読めなかったが、最近は難しい文章も頑張って読んでいる。
3
条件|前置きを表す
★★★
後に続く内容(発言・判断・考えなど)を、どのような条件・立場・観点から述べるのかを前もって言ったり、注釈したりするときに使います。
使うときの注意「〜」には、「言う・見る・考える」など、発言、思考などを表す動詞がきます。
似ている表現
〜ば,
〜たら
接続型
Vると
本当のことを言うと、私、吉田さんのことが好きなんだ。
正直に言うと、大学では経済学ではなくて心理学を学びたかったんです。
自分の人生をふり返ってみると、苦労もあったけれども楽しいこともたくさんあったように思えます。
「隣のお子さん、去年と比べると、かなり背が伸びたね」「そうね。ちょっと大人っぽくなったね」
経済的な観点からみると、企業にとってAIは救世主だ。
田中君は言いたいことをはっきり言う性格だったけれど、今考えてみると、率直でいい人だったなあ。
父に言わせると、今の子どもたちは塾通いで遊ぶ時間もなくてかわいそうだって。