〜てる
1
出来事の局面|進行|進行中の動作を表す
★★★★★
文体くだけた言い方
動作や出来事が、進行中・継続中であることを表します。
「〜ている」が音声的に変化した形です。
使うときの注意「〜」には、「読む・待つ・働く・降る」など、継続的な動作や出来事を表す動詞がきます。
同じ表現の別の形
〜ている
接続型
Vてる
「私? 今、ショパンを聴いてる。洋君はそっちで何してるの?」
もう30分も友達を待ってるけど、まだ来ない。
「2階の部屋で本を読んでるから、用事があるときは呼んでね」
「テレビ見てないで、ここ片づけて。ねえ、聞いてる?」
「今、体育館で卓球の試合やってるから見に行かない?」
「台風の影響、どう?」「さっきまでだいぶ強い風が吹いてたけど、今はおさまったみたい」
2
出来事の局面|継続|継続・反復を表す
★★★★★
接続型
Vてる
うちの猫には1日2回缶詰のえさをあげてます。
「食事、どうしてるの?」「たいてい何か自分で作って食べてる。心配しないで」
「また傘、なくしたの? 月に1度はなくしてるね」
「僕たち、練習中に本当によく怪我してるよね。もっと注意しなきゃね」
「子どものころは、夕方テレビでいろんなアニメが放送されてて、よく見てたよ。最近はあんまり放送されてないみたいだけど」
「はじめまして。兄がいつもお世話になってます」
「お母さんは、お勤めは?」「母はしばらくデパートに勤めてましたけど、だいぶ前にやめました」
「私、中学のとき、生徒会長をやってたんです」
3
出来事の局面|経験|経験・完了を表す
★★
文体くだけた言い方
過去に経験したことを表します。そのことが現在の状況に影響を及ぼしている場合に使います。
「〜ている」が音声的に変化した形です。
同じ表現の別の形
〜ている
似ている表現
〜ことがある
接続型
Vてる
あれ、この映画、前に見てる。これはそんなに面白くなかったから、ほかのにしよう。
「今度の試合の相手校は10年前に全国優勝してるんだ。油断できないよ」
弟はタイが好きで3回も行ってるから、私が行くときはおすすめの場所を教えてもらおう。
一度軽い交通事故起こしてるんで、車の運転はちょっと怖い。
その人は遠い親戚らしいけど、私は一度も会ってないから、よく知らない。
4
出来事の局面|完了を表す
★★
文体くだけた言い方
ある動作や出来事が、ある時点よりも前に完了した状態であることを表します。
「〜ている」が音声的に変化した形です。
よく一緒に使う言葉もう(〜てる)、まだ(〜てない)
同じ表現の別の形
〜ている
接続型
Vてる
「冷凍庫の氷、もうできてる?」「ううん、まだできてない。さっき水入れたばっかりだから」
客「あのー、注文したコーヒー、まだ来てないんですが」
「このデータの入力は?」「それなら、もう済んでます」
私が店に行ったときには、一番人気のからあげ弁当はもう売り切れてました。
帰りが遅くなってしまった。私が家に着くころには、子どもたちはもう寝てるだろうな。
5
出来事の局面|結果の状態を表す
★★★★
文体くだけた言い方
〜という出来事や動作の結果がそのまま続いている状態を表します。対象の状態だけに注目する言い方です。その変化が人の行為で起こった変化か自然に起こった変化かは意識していません。
「〜ている」が音声的に変化した形です。
使うときの注意「〜」には、状態が変化することを表す動詞がきます。「壊れる・消える・開く」など、瞬間的な動きを表す自動詞を使うことが多いですが、「目を開ける・手を挙げる」など、体の一部の変化を表す他動詞、「着る・かぶる」など、服装などの着脱を表す他動詞も使います。
同じ表現の別の形
〜ている
接続型
Vてる
「見て、きれいな花がたくさん咲いてるよ」
あ、爪が伸びてる。切らなくちゃ。
穴があいてる靴下をはいてきちゃった。
「この意見に賛成の人は? ……あ、5人が手を挙げてるね」
あのサングラスをかけてる人は誰だろう。
あれ、ドアに鍵がかかってない。かけ忘れたのかな。
「このコップ、ひびが入ってて危ないね」
6
様子|状態を表す
★★★
文体くだけた言い方
物の外見・様子・状態などを説明するときに使います。一時的な様子や状態ではなく、その物が持つ変わらない特徴や形状などを言います。
「〜ている」が音声的に変化した形です。
同じ表現の別の形
〜ている
接続型
Vてる
この道は右に左にカーブしてるから、運転に気をつけないと。
「ほら、私の中指、少し右に曲がってるでしょ。祖母の遺伝なの」
「あの山頂がとんがってる山は、何ていう山?」「ああ、あれは剣岳だよ」
私、接客の仕事、向いてないのかな。頑張ってもうまくいかない。
「うちの猫、背中の模様がハートの形になってて、かわいいでしょう」