〜くせに
逆接|非難を表す
★
文体柔らかい言い方
〜から予想されることとは違う状況であることについて、相手や第三者を軽蔑・非難・批判したり、からかったりするときに使います。
「〜くせに。」の形で、文末にも使います。
使うときの注意「〜」と「〜くせに」の後の文の主語は同じです。
話し手自身についてはふつう使いません。
「〜くせに」の後には、話し手の意志を表す文や相手への働きかけの文はきません。
似ている表現
〜くせして
接続型
V普通形+くせに
山田君は彼女がいるくせに、かわいい女の子がいるとすぐにちょっかいを出す。
大学生の息子は実家の近くに住んでいるくせに、用事がない限り帰ってこようとしない。
うちの夫、子育ても手伝わないくせに、私の家事がなってないとか文句ばっかり言うんです。
妹は私の分のお菓子も食べてしまったくせに、知らんぷりしてる。
大して協力もしてくれなかったくせに、このプロジェクトの成功を自分の手柄みたいに言うのはやめてほしい。
接続型
i-A普通形+くせに
林君は本当は目がいいくせに、頭が良さそうに見せようとして眼鏡をかけている。
自分のことをわかってほしいくせに、相手のことをわかろうとしないのでは、人間関係はうまくいかないだろう。
お酒に強くないくせに、田中さんはよく飲みに行きたいと言う。
「ジェットコースター、全然怖くなかったよ」「本当は怖かったくせに。涙目になってるよ」
弟は試験の成績が大してよくなかったくせに、楽勝だったとか言っている。
接続型
na-A普通形+くせに(ただし、「na-Aだ」→「na-Aな+くせに」)
妹はピアノも英会話も中途半端なくせに、将来はピアノ留学したいなんて言っている。
「あの人、いつも忙しそうにしてるけど、本当は暇なくせに忙しい忙しいって言っているんじゃない?」
ただ恋人がほしいからってだけで、好きじゃないくせに付き合ったりするのは、相手に失礼だろう。
妻は家のリフォームには消極的だったくせに、両親がお金を出してくれるとわかったらすぐ乗り気になった。
妹は子どものころ、歌もダンスも全然得意じゃなかったくせに、アイドルになりたいとか言っていた。
接続型
N普通形+くせに(ただし、「Nだ」→「Nの+くせに」)
弟は大学生のくせに、親にお金を出してもらってぜいたくなマンションに住んでいる。
「こういうやり方は古いんじゃないですか」なんて、新人のくせに生意気なことを言うな。
芸能人の離婚のことをあれこれ詮索したって、当事者じゃないくせに何がわかるっていうんだ。
「高校生のときサッカー部だったくせに、サッカーのルールを知らないってどういうこと?」
「最近の学生って全然勉強しないよね」「あんた、自分が全然真面目な学生じゃなかったくせに、そんなこと偉そうに言えないでしょう」