〜からとて

逆接ぎゃくせつ譲歩じょうほを表す
文体言葉ことばてきかた
〜という事実じじつからある状況じょうきょう成立せいりつするとふつうはかんがえるが、それが成立せいりつしない場合ばあいもある、または予想よそうまったおな状況じょうきょう成立せいりつしないといたいときに使つかいます。〜という理由りゆうだけで結論けつろんづけてはいけないというはな気持きもちをあらわします。
使うときの注意「〜」には客観的きゃっかんてき事実じじつがきます。「〜からとて」のあとには、「〜」から予想よそうされることを否定ひていするぶんがきます。「〜とはかぎらない・〜とはいえない・〜わけではない」などの表現ひょうげん使つかったぶんおおいです。
似ている表現 〜からといって
接続型 V普通ふつうけい+からとて
英語えいごはなせるからとて待遇たいぐうのいい仕事しごとつかるとはかぎらない。
この仕事しごとれているからとて油断ゆだんすれば失敗しっぱいまぬがれない。
かねがないからとて他人たにんのおかねぬすんでもいい理由りゆうにはならない。
そのくになんねんんだからとて、そのくに国籍こくせきるのは簡単かんたんなことではない。
成功せいこうしなかったからとて一度いちどであきらめるべきではない。
接続型 iA普通ふつうけい+からとて
あたまがいいからとて他人たにん気持きもちを完全かんぜん理解りかいできるとはかぎらない。
たかくないからとて、モデルになるゆめをあきらめることはない。
当時とうじ給料きゅうりょうやすかったからとて仕事しごとめるべきではなかった。
注文ちゅうもんした料理りょうりがおいしくなかったからとて、こんなにものこすのはつくってくれたひと失礼しつれいだろう。
接続型 na-A普通ふつうけい+からとて
きだからとて何事なにごとせばがいになる。
結婚式けっこんしき新婦しんぷくろいドレスをることは一般いっぱんてきではないからとて、それが禁止きんしされているというわけではない。
高校こうこう卒業そつぎょうはじめての一人暮ひとりぐらしが不安ふあんだったからとてらずのひと同居どうきょすべきではなかった。
業績ぎょうせき好調こうちょうではなかったからとて社員しゃいん解雇かいこすることはできない。
接続型 N普通ふつうけい+からとて(「Nだ」→「Nである+からとて」のかたちになることもある)
外国がいこくじんからとて税金ぜいきんはらわなくてもいいということにはならない。
新入しんにゅう社員しゃいんであるからとて、どんな失敗しっぱいでもゆるされるわけではない。
わるひとではないからとてなんでもかれはなすのはやめておいたほうがいい。
そのとき入院にゅういんちゅうだったからとて家賃やちんはらわなくてもよいということではない。
ひとからもらったプレゼントがこのみじゃなかったからとててるのは失礼しつれいだ。