〜かのようだ
たとえ|比喩を表す
★★★
物事の形・性質・様子などがイメージしやすいように、よく似た何かにたとえて表現するときに使います。実際はそうではないということをはっきり言う表現です。
使うときの注意「〜かのような・〜かのように・〜かのようで」のように、ナ形容詞と同じ形に変化します。「〜かのような」は後にくる名詞を説明します。「〜かのように」は後にくる動詞や形容詞を説明します。
よく一緒に使う言葉まるで、あたかも、さながら
似ている表現
〜みたい,
〜ようだ
接続型
V普通形+かのようだ
この島は素晴らしい楽園です。さながら天国にいるかのようです。
その青年は浜辺に座って長い間空と海を見つめていた。まるで、それ以外のものは目に入らないかのようだった。
休暇をとって田舎で2週間、毎日野原や小川で遊んだ。まるで子どもの頃に戻ったかのようで楽しかった。
ここから見る剣山の姿には圧倒される。まるで人間をあざ笑うかのような鋭さを感じる。
その女優が入ってきた瞬間、会場はまるで花が咲いたかのように華やかな雰囲気になった。
接続型
i-A普通形+かのようだ
うちの犬は、7歳の由美の言うことはまったく聞きません。まるで由美より犬の方が偉いかのようです。
リンさんはパーティー会場のざわめきを離れて、会場の外で一人ぼんやりとたたずんでいた。まるで人との交わりがうっとうしいかのようだった。
彼女は、誰とも話したくないかのような暗い表情だったので、そっとしておいてあげるのがいいと思った。
ずいぶん前に別れた男性と偶然街で出会った。ずっと私と親しかったかのような彼の口ぶりに戸惑ってしまった。
妹とけんかした。私は何も悪くないのに、全部私が悪いかのように親に言われて、本当に嫌だった。
この2本の線は、目の錯覚によって上のほうが下より長いかのように見えるが、実際には同じ長さである。
接続型
na-A普通形+かのようだ(ただし、「na-Aだ」→「na-A+かのようだ・na-Aである+かのようだ」)
ある時期この二人の結婚は確実かのようだったが、両人ともに結婚には興味がなかったらしく、そのまま別れてしまった。
医師の説明をうけて診察室から出てきた父は、まるで病状には無関心であるかのような表情だった。
立ち上げた事業はうまくいかなかったが、僕が無責任だったかのような評価はしないでほしい。僕なりに頑張ったんだから。
日本では、母親だけが子どもの世話をするのが当然であるかのようにふるまう父親がいまだに少なくない。
部長はこの計画の実行は全く困難ではないかのように落ち着きはらっているが、本当に大丈夫なのか心配だ。
接続型
N普通形+かのようだ (ただし、「Nだ」→「N+かのようだ・Nである+かのようだ」)
うちの母は、誰にでも命令ばかりする。この家の女王であるかのようだ。
オリンピックの出場メンバーの一人だった祖父は、当時の自慢話をよくする。まるで自分だけがヒーローだったかのようだ。
震災の跡地に作られたその公園は春の花がいっぱいで、あの出来事が現実ではなかったかのようだった。
謙虚さを忘れ、現在の幸せが当然得られるものであるかのような思い込みをしてしまうと、やがて幸せも逃げてしまうことになる。
あの島で見た日の入りの光景は今でも忘れられない。まるで現実ではないかのような崇高さがあった。
外国旅行が好きな妹は、まるで鳥か何かのように、身軽にすいすいと海外を飛びまわる。